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  1. 常総市議会 2019-08-01
    常総市:令和元年8月定例会議(第13回会議) 本文


    取得元: 常総市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-12
    本文へ移動 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1              〔議長倉持 守君議長席に着く〕  開 議 ◯議長(倉持 守君) 皆さん、おはようございます。  御報告申し上げます。ただいまの出席議員数は22名であります。    ─────────────────────────────────                 午前10時00分開議 2 ◯議長(倉持 守君) これより第13回会議を開きます。  別紙会議日程により議事を進めます。    ─────────────────────────────────  日程第1 一般質問 3 ◯議長(倉持 守君) 日程第1に入ります。  昨日の会議に引き続き一般質問を行います。通告順に従いまして発言を許します。  なお、質問並びに答弁は簡潔明瞭に行うよう、議事進行に御協力をお願いします。  最初に、20番中村安雄君。                〔20番中村安雄君登壇〕 4 ◯20番(中村安雄君) おはようございます。傍聴者の皆さんには朝早く傍聴いただきましてありがとうございます。  今回、私が取り上げました件、2点ございますが、1点は常総広域ということでございますので、4市の、常総市水海道、そして守谷市、それからつくばみらい市、取手市というような広域の事業に関しての質問をいたします。2点目は夜間の中学、今回県内最初に、44市町村中最初に常総市がこの中学校を来年から開校するということでございます。それらに対しての質問をいたしたいと思います。  常総広域ということで質問するということでありますが、これは石下につきましては合併しても下妻広域ということで、ごみ処理のほうは別個になってきております。大変残念ながら、市が一つになってもこの事業だけは別々だということで、県内にも他にはない自治体の一つでございます。この問題の中で、ごみ処理問題、大変この辺については重要な問題でございます。このごみの現状を少し申し上げて、その後答弁をいただく形をとっていきたいというふうに思います。  常総広域市町村圏のごみの現状は、常総市、そして取手、守谷、つくばみらいということで4市ですね。人口約26万から排出される約7万5,000トン、年間の量でありますが、7万5,000トンのごみを処理しているところでございます。市民から分別されたごみは各市が収集して、常総環境センターの搬入後、可燃ごみは焼却しまして、資源物はリサイクルをいたしております。焼却後の焼却灰や飛灰の固化物、不燃残渣は、県内外の民間の最終処分場埋め立てをしていただいてございます。  最終処分場の必要性でありますが、ただいま申し上げましたようなものを最終的には処分場で処分をして埋め立てをしていただくということであります。現在行っている焼却灰の最終処分場は、県内では下妻市、そして笠間市で約70%が最終処分をしております。県外は山形県米沢市、秋田県ということで30%。ということで、100%、そういった形で処理をしているわけでありますが、距離が遠いだけに大変運送に負担がかかってくるというようなことでもございます。
     当市は、私、このことを取り上げたことそのものは、この4市の問題ではありますが、処分場の候補地として常総市水海道の菅生町にこの処分場の候補地がございます。ふさわしい適地と言っても過言でないぐらいの場所がございます。約10万平方メートル、3万坪ですね。深さが約9メートル。これは自然にそのような形で、谷津田として、過去には水稲の栽培等が行われた場所でございます。非常に地の利は最高によろしいです。4市の中にもこういった場所はございません。この場所は、特に11年前、平成19年から20年にかけまして、このところに何とかしようということで、皆さんで努力はしたんですが、やはり議会の一部からも反対がありました。特定の議員ですね、この反対した議員もおります。  やはり埋め立てをするということは、民間の業者もここには目をつけております。当然、今申し上げましたような面積と深さがある場所でありますから、そういったことなんですが、行政が、坂手なんかも、私のところもそうですが、埋め立てをやったんですが、結果的には石だらけで農地として使えないで放置しておきましたところ、太陽光が目につけて、太陽光の企業が太陽光をやったというようなところがうちのほうでもございます。しかしながら、やはり行政がやった場合は、そういったことはないだろうというふうに思います。  それと、この処分場はつくるまでに一定の期間かかります。約4年ぐらいはかかるだろうというふうなことを言われておりますだけに、そういった面で時間もかかるし、費用もかかるということでございます。そういったことがありましたので、これを何とかしていくために、どういうふうにしていったらいいかということで、きょうは皆さんの議員の協力、そして執行部としてもそれだけのPRをしたり、説得をして了解をとっていくと。公害が出ないような、下妻も笠間もそうですが、全く環境には十分配慮しながらこの問題に取り組んでおりますから、垂れ流しみたいなことはございません。これはもうしっかりした形でもって、基準値にすべて、ダイオキシンだとかというような入った物質も抑えることができるというような指導がされておりますので、国の基準に従った形をとれるというふうに思いますので、それらも含めまして、自席に戻って、最初には、1問目、県内の廃棄物の処分場が今後五、六年で終了すると聞いているが、市の認識はどのように認識をしておりますかということから御答弁をいただきます。よろしくお願いします。 5 ◯議長(倉持 守君) 答弁関係者の方、議場にお入りください。  これより答弁を求めます。産業振興部長。              〔産業振興部長小島裕治君登壇〕 6 ◯産業振興部長小島裕治君) おはようございます。中村議員の一つ目の質問にお答えいたします。  現在、茨城県内における公立の一般廃棄物最終処分場につきましては、11施設ございます。10年後には8施設が計画処理量を超え、埋め立て終了を迎えてしまうと予測されております。  常総環境センターの焼却灰などの排出先でもあり、県全体の埋め立て容量の半数以上を受け入れしている最終処分場エコフロンティアかさまにつきましても、あと7年程度でいっぱいになるとのことでございます。  これらの状況をかんがみて、常総地方広域事務組合において平成23年度から最終処分場検討委員会を開催し、処分場のあり方、また候補地選定の考え方などを検討し、当委員会の検討結果を踏まえ、圏域内に最終処分場建設候補地を選定すべく努めているところでございます。  また、クリーンポート・きぬの焼却灰の排出先でもある最終処分場クリーンパーク・きぬにつきましても、令和7年度には埋め立て容量がいっぱいになる見込みでございます。  このように、どちらの施設につきましても、あと7年から8年で容量がいっぱいになると認識しております。  以上でございます。 7 ◯議長(倉持 守君) 中村安雄君。 8 ◯20番(中村安雄君) ただいま部長からの答弁がありましたが、そういった5年、6年、7年程度で処分場が満杯になってしまうということになってきたところでございます。先ほど申し上げました常総市の菅生地区大谷津地区は、処理場から5キロ程度ですよね。四、五キロの場所。そして、高台の中に9メートルもの深さのある谷津田があるということで、大変そういった面では地の利はいいし、使い勝手はいい場所だと思います。  あそこには、約四百数十町の水田が下に広がっています。これは利根川から分離して堤防をつくって、それで水田開発をした、60年ぐらいになりますかね、そんな昔の時代にそういった形をとったんですが、この地区は、御存じのように我が常総市、ちょうど平成27年9月10日、間もなく9月10日が間近いですが、そのときの水害でも、この地域はやはりそういった面で水害が一定の水量になりますと遊水地帯ということで、地域を守るためにそこへ水が利根川から入水するような仕組みになっております。それで地域を守るということですが、これは利根川の取手にも1,000ヘクタールからありますが、あそこもそういったことで利根川の増水に伴って、そこで調整できるような水田があるわけであります。  ここも、菅生もそういった場所なんですが、問題はその地域の中で今の処理施設をつくった場合、水田のお米に影響があるのではないかというようなことも言われたこともございます。そういった面は、冒頭、先ほど申し上げましたが、環境基準に合った形をとって、そういうことがないようにできるということでもありますし、排水路を流末の利根川のところまでパイプで持っていくということも可能であるというふうに思います。そんなふうなことでもありますので、この10ヘクタール、高台ですから、その穴が埋まれば公園敷地としても使えますし、避難所としても有効に使える。今我々の地域も、30年の間に70%の確率で地震とか災害が起きるだろうということを言われています。東海村の原発でも、常総市に1万6,000人とかというような受け入れが、大変な数字が出たようでありますが、実際に受け入れるということになりますと、敷地や施設、そういった面の設備がなければ受け入れはできません。そういう面で、この地は大変そういう面で有効な土地の利用もできるようにも思われます。  工事は、1期、2期、3期と期間を区切って工事を進めるということでやっていくことになるというふうに思いますが、とにかく、前回もそうですが、先ほど言ったように、これがただ選挙の材料になるんですよね、当然ね。立候補した人が、またこのことに対して疑念を持ったり、今公害問題を話題に出してきたりというようなことになりますと、また難しい話になってしまうということでありますから、今までずっとその繰り返し、行政運営に対してそういったことが現実に行われています。それが市民生活に及ぼす影響、そして市民のための市政ではないのではないかというふうなことも私は、今回の市長を含めて7人目の市長との出会いがあります。それだけに、過去のことをずっと思い起こせば、何回となく繰り返しやっているんですね。本当の姿で市民のための市政を、建設をして、市民の期待にこたえていくということが当然な話でありますから、そういう面で取り組んでいくことであれば、この迷惑施設的なもの、守谷とすれば、今回特に福島の原発、あれの水素爆発したときに、気流に乗ってこの地域に雨が降ったんです。常総市にはほとんど影響がなかったですね。一番南の外れの内守谷地区の公園等にちょっと蓄積したので芝を張りかえた、これはあります。守谷とか取手とか、柏とか、そちらの南のほうが大変被害が多かったんですね。それで、その焼却灰は放射能で汚染された灰があります。137とか、135とかという数値の放射能があるんですが、この放射能の汚染したものは他へ持っていって処分することができないですから、やっぱりそこで処分するということになってきました。そしたら、守谷の地元の皆さんから、何でそういったものばっかり、守谷へばっかり頼るんだと、環境面でおかしいだろうというようなことも何回か言われています。確かに、守谷にすべてお願いしてきてございます。ただ、つくばみらい市にも常総市水海道し尿処理場等でお世話になっています。そんなことで、地域でそれぞれそういった迷惑施設も、できれば分散しながら、お互いに自治体として協力し合っていくことも大事なことではないのかなというふうに思います。  そんなことで、今回この候補地が、早期に建設が必要であること、要するに今申し上げましたように、4年間くらいの期間がかかって建設が可能だというようなことを言われていますので、それなりに時間と、あとは財源、これも大変なお金がかかるようでございます。これらについては4市の中で当然分担して、人口割で試算をしてもらうとか、そういう形で財源を確保するということになると思います。そんなこともありますので、それらも含めてしっかりとした形でこのことに対して取り組む唯一の、この4市の中では場所でもあるだけに、他市の皆さんは金銭的な負担は当然ですが、この水海道地区について、議員と、そして執行部、これが本当にこのことに対して真剣に取り組むことができるか、できないか。  要するに、選挙になったときに、その反対を張ることになる人が出てくれば、それだけやはり難しい問題になってきます。しかしながら、迷惑施設は必ず必要なんです。下水処理場もそうです。これもできないために、本来であれば東側へつくるべきものを私のところの坂手へ持ってきたんですね。坂手まで持ってくるということは、普通はあり得ないですね。向こう側にはほとんどないんですよ、市街化区域は。だから、公共下水道ですから、事業費は、農集の集落事業とは違います。農水省の事業ではありませんから、これは当然国交省の事業ということであれば、市街化区域が中心になりますから、東側へつくれということで、落合市長の時代ですから、今から考えますと35年も前の、40年近くも前の話なんですが、当時そういったことで事業ができれば、下水道の補助金は補助率が70%あったんだそうでございます。ところが、それが時代とともに今は50%を切るような時代になってきていますが、あの当時、やはりこちら側へできればそれで済んだんですが、坂手へできたというのは、水管橋ができたために坂手へ持っていくことができたんですよね。だから、私は坂手なくして水海道なしと言ったことが何回かございます。水道も下水道も、全部坂手あって通過をして、水海道に入ってきているだけに、そういったことに対しての地域的な問題は、それぞれの地域でみんなで協力をし合って地域をつくり上げることが望ましいんだろうというふうに思います。  私、いろいろちょっと申し上げ過ぎましたが、現実的なことを申し上げたわけでありますから、これらの取り組みについてはやはり行政側、議会側、何回も言いますが、そういった一つの力となって、問題のないものを何とか自前で。国は、このことについては特に、自区内処理をしなさいということを国は明らかにしているんですよね。だから、できればそうして、どうしてもできなければ、やっぱりどこかへお世話になることになりますが、今言った秋田県、山形県米沢、そこまでもやはり大変な距離でありますが、今回の水害は全国の皆さんにお世話になって、そういった大変なごみ処理をしたことも、まだ4年前の話でございます。そういうことを含めまして、どうですか、市長の答弁のほうがよろしいですか、これは。首長として特に、4市の中の一人、4市には4市の市長がおりますが、このことについてはトップが副管理者になっていますし、守谷が管理者になっていますから、そういうことも考えていただいて、そういうふうに執行部のほうで考えをお聞かせください。 9 ◯議長(倉持 守君) 産業振興部長。 10 ◯産業振興部長小島裕治君) 私のほうから先に答弁させていただきます。  当時の経緯のほうから説明させていただきますと、平成19年度に行われた常総地方広域市町村圏事務組合管理者会議及び常総地方広域市町村圏事務組合の議会により、常総市の菅生町、議員がおっしゃるとおり、大谷津地区内におきまして一般廃棄物最終処分場整備予定地の計画が決定され、翌平成20年6月に地権者説明会が実施されたところでございます。  しかし、最終処分場廃棄物処理施設につきましては、いわゆる迷惑施設ととらえられ、周辺住民の理解が得られず、環境への影響が不透明であるなどのことから土地の確保が困難な状況にありました。  確かに、一般廃棄物の自区内処理が求められているところでございますが、地域住民の同意を一番と考え、他の構成自治体と慎重に協議をし、候補地を含めた施設の整備計画を進める必要があると考えております。  以上でございます。 11 ◯議長(倉持 守君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 12 ◯市長(神達岳志君) おはようございます。中村安雄議員最終処分場の問題について答弁をさせていただきます。  これは本当に大変大切な、重要な案件であると認識をしています。このことについては、歴史的な背景も今るるお話をいただきましたけども、常総市内の子どもたちも、自分が捨てたごみをどういうふうな過程を通って最終的にごみの処理がなされるかという作文を書いてくれたり、いろいろな部分で、ただごみは捨てるだけでなくて、その後の処理というものにも大変な労力がかかっているんだということを教育もしているところでありますけども、やはり私たち市民一人一人が、この出したごみについて、どういった経路で、どういうところにお世話になって最終的に処理されているかという部分は、もっともっと認識をしていかなきゃいけないなというふうにも感じております。  常総広域管理者、副管理者、この管理者会でもたびたび議論になっております。先だっては常総広域の議会、管理者で、中村安雄議員が議長ということで、県内の最終処分場エコフロンティアかさま、また下妻にあるクリーンポートも視察をいただきました。そこで、いろいろな予算、またはどのくらいの負担がかかるのかというものを視察、研究をされているところでありますけども、管理者、副管理者の間でも、これはやっぱり先延ばしをしている問題ではないと、いずれどこもいっぱいになってきたときにどうするという問題は、もう見えているわけですから、しっかりと議論をしていきながら、ましてや候補地という部分がありますので、やっぱり今、部長から答弁させていただいたように地権者の同意というのはもちろん、近隣住民の部分も含めて、同意というのはもちろん大事な部分でありますけども、そういった部分も含めて、または予算配分であったりとかという部分も含めて、議論を積極的に進めていって、まずは常総広域全体の中で積極的に議論をしていきながら、またそれぞれの議会の皆さんにも相談をさせていただきながら、進めていきたいというふうに考えております。  以上です。 13 ◯議長(倉持 守君) 中村安雄君。 14 ◯20番(中村安雄君) 答弁ありがとうございます。管理者同士での話し合いもあったということでありますが、やはりこれは、今回の問題は、4市が広域の関係団体、行政としても、その中で常総市の水海道がこの場所、適地に値する場所でありますから、地元の住民ですね、それから地元の関係者、土地改良の皆さん含めまして、これはその問題に取り組んで解決をすることが望ましいということで、私は何人かの関係者に話は、地権者にもしております。  一番問題は、水稲の栽培が主体になっておりますが、それが汚染されるようなことがあれば、私も米屋でございますから、買い取りをしている業者でありますから、それは自分らの立場も困りますし、評判的な面でマイナスが生じるようなことも困ります。現在、新米が出てきておりますが、今は米は1分から1分30秒で分析できちゃうんですよ、米の成分を。あっという間に成分分析できます。そうしますと、この成分の分析は、味だとか、いろいろな意味でこのことを評価することができる。人間が鑑定して、肉眼でものを鑑定するというようなものではございません。その正確性は抜群です、今の機械は。そのような機械が、私らも持っておりますが、これによってすべてわかると。だから、化学物質を分析する精度というのは、ここへ来てものすごく時代が大きく発展してきているんですね。だから、今言ったダイオキシンだのカドミウムだとか、問題の物質がそこにあれば、それはもう完全に水の検査で分析が可能ですから。地域を汚染するようなものを流すなんていうことは、もう今はどんなことでもできるんですよね。過去の時代とは違います。10年前の話とは全く今は違いますよ、そういった面では。だから、ちゃんと水処理の場所もつくるし、それからそういった灰の分析もしながら、その地域に絶対的に迷惑がかからないような埋め立てができると。  これは埋め立ての数量が26万立方メートルですね。その中で、土を間へ切っていきますから、16万立方メートルが埋め立て焼却灰等の量でございます。あとは覆土用に10万立方メートル、両方で26万立方メートルのものが入ってくることになります。こういったものができることによって、地域としては自区内処理ということで、国の方針に従った形が完成するわけでありますから、そういうこともひとつ今回のこの問題だけは、特に時期を待つことができません。ということは、年数が大変かかるんだそうですね。それと、やはり膨大なお金、100億単位のお金がかかるということを言われておりますから、何でそんな何百億もの金がかかるのかなというふうに思っておりますが、化学物質の除去施設をつくったり、いろいろなシートを下へ張って、それがほとんど永久的に下へ汚泥が漏れるようなことがないように、そういった探知機までつけるとか、そういったことであると数百億円のお金が、設備投資が必要なんだということを言われておりますから、何百億もかかるのであれば、遠いところでもいいからほかへお世話になったほうがいいんじゃないかというようなことにも最後はなってくるのかなというふうに思いますが、それを言ったら、じゃあ自区内処理は当然、もともと取り上げないのがいいことになってしまいますので、とりあえず協議を重ねながら、この話は、やるのであれば、積極的に議員も執行部も一体となって、みんなでもってこのことを、完成に向かって取り組むということの必要があるというふうに思います。  今後、私も広域の議員として、このことについてはしっかりと皆さんには賛成、同意をしていただいて、協力をしていただくことを冒頭にお願いしてございます。それ以上に、常総市議会として、そういった面で執行部とともに、そういう形が、やる以上はみんなで応援をしていただいて、国の方針に従った自区内処理ができるように取り組んでいければ幸いだというふうに思っております。  一番大事なお金の問題になってきますと、これは大変負担がのしかかってきますから、どういうもんですが、その辺ですね。お金のことについての見解は幾分か話し合いを持ったことが、この11年前につくった計画書がありますから、この当時はそのことまでも一応は話題にはなったものと思いますが、その辺はどうですか。 15 ◯議長(倉持 守君) 産業振興部長。 16 ◯産業振興部長小島裕治君) お答えいたします。  金銭面の話ですと、例えば直近ですと、水戸市のほうでつくられた施設で参考にいたしますと、水戸市では約33億なんですが、実際の容量的には7万4,000立方メートルと、常総市の先ほど中村議員がおっしゃった26万とはかなり面積が違いますので、それを逆算いたしますと、やはりおおむね金額的には80億から100億ぐらいはかかる計算となります。  以上でございます。 17 ◯議長(倉持 守君) 中村安雄君。 18 ◯20番(中村安雄君) お聞きしますと、やはり百何十億、150億とか140億とかという話が出ますから、そうすると随分、1立方メートル当たりの残土の処分料が、計算するとそっちよりも費用のほうが高くついてくるみたいにも考えられる部分も出ちゃうんですよね。だから、その辺が、確かな数字だかどうかはちょっとわかりませんが、とりあえずこの処分場を完全な形でつくって、しかも環境汚染にならないような設備を持った施設としてつくり上げるためには、そういった大変なお金がかかるということも言われておりますが、ただ、あそこのあの場所はあのまま放置しておく場所ではないと。確かにあの土地、10ヘクタール使うことができれば、公園敷地なり避難場所に使ったり、何にでも使える場所ですよね。あそこ全部、10ヘクタール買収したとしても2億円か何かのお金、二、三億のお金だと思いますが、田んぼですからそんな高い値段はつかないとは思いますが、それにしても、あれだけ10ヘクタールという土地は、3万坪という土地はなかなか高台では手に入る場所はないと思います。そんなことも考えましたので、有効な常総市の土地利用にも将来はつながってくるものというふうに思いますので、何とか、私とすれば、広域の議員としてもこのことについては重要視して考えていきたいと考えておりましたので、申し上げたところでございます。  そういうことで、答弁といっても、ここだけで解決する問題ではありません。しかしながら、最後まで、スタートした以上はみんなで応援をしていただくということを私は申し上げることがきょうの第一の仕事であります。このことを念頭に、今後選挙戦があっても反対運動を、このことに関して絶対やれば、私は反対のまた反対をやりますから、その人に対して抗議をします。とりあえず、いずれにしても皆さんで応援していただいて、よりよい地域づくりにしていければというふうに思いますので、申し上げたところでございます。よろしくお願い申し上げます。答弁はよろしいですか、もうこの先は。せっかくですから、最後に。 19 ◯議長(倉持 守君) 産業振興部長。 20 ◯産業振興部長小島裕治君) お答えいたします。  答弁につきましては重複いたしますが、中村議員がおっしゃっているとおり、まず地元住民の同意、あと環境面ですね、あと予算面も含めまして、今後協議しなければならない課題がたくさんありますので、その辺も慎重に協議しながら進めていきたいと思います。よろしくお願いします。 21 ◯議長(倉持 守君) 中村安雄君。 22 ◯20番(中村安雄君) 1問目は、そういったことで何分よろしくお願いを申し上げます。 23 ◯議長(倉持 守君) それでは、次の質問に移りますので、答弁関係者の入れかえをお願いします。  中村安雄君、質問を継続してください。 24 ◯20番(中村安雄君) では、次に夜間の中学校についてということで質問をいたしたいと思います。  夜間中学校につきましては、常総市は県内で初めてということで、44市町村の中では初めてということでございます。来年4月にオープンするということで計画をされておりますし、説明会が6月23日に行われました。私も、2時からでありましたが、市民ホールでこのお話は聞かせていただいてございます。  今現在、常総市、人口が大分減少しております。合併当初6万7,000からあったんですが、今は6万切れるということであります。しかしながら、外国人は、前に議会のほうからも一般質問の中で話がありました。人数が大変、外国人の数が多くなってきております。五千何百人かですね。10%弱が外国人の方だというようなことも言われておりますし、人手不足が大変ここへ来て深刻になってきています。企業側から言えば、そういった面で外国人でも仕事はできるということでありますから、外国人の採用が多くなっています。私どもの坂手にも日本ハム食品がありますが、やはり外国人が三百数十人雇用されて仕事をやっているようであります。当然家庭を持っている方が多くなっておりますだけに、子どもさんがおります。やはり外国人が多ければ、言葉の問題がやはり仕事にも差し障りをするということは明らかです。そんな面で、外国人の入る、まず保育所も今つくっております。民間保育所ということでありますが、これも10月ころはオープンができるかなというふうに思っております。外国人と日本人、両方使える保育所ということであります。民間保育所ですから、補助金が70%、4分の3が補助金というようなことも聞いております。  そういったことで、やはり中学校についても、不登校で中学校を卒業できなかったり、また外国人で日本語の勉強をしたいという人の希望をとったということでありますが、現在まで2回説明会をやってありますね。1回目が18人とか20人とか希望があったんだというふうな話も聞いておりますので、その辺はどういうふうに、2回やった数字ですよね、要するに。それからちょっとお答えをいただきたいと思います。 25 ◯議長(倉持 守君) これより答弁を求めます。教育長。             〔教育委員会教育長岡野克巳君登壇〕 26 ◯教育委員会教育長(岡野克巳君) 中村安雄議員の御質問にお答えさせていただきます。  御質問の中にもありましたように、6月23日に第1回目の夜間中学校の説明会を行いました。そして、その後4回の予定で、今度は入学希望者の説明会を実施中です。1回目が8月8日、2回目が8月25日に、あくまでも入学希望者の説明会を行いました。この後、9月13日、10月11日と、あと2回残しております。  さて、今の御質問にありました人数の件ですが、8月8日、入学希望者説明会、20名の方が席に着いてくださいました。2回目、8月25日は32名の方が席に着いてくれました。ただし、この数字が入学希望者というわけではございません。御家族の方や会社関係の方が入っておりますので、今4回の入学希望者説明会を行うと申し上げましたが、これで決定ではございません。その中で、一人一人面接をその後行うという日にちを決めております。  戻りまして、8月8日、8月25日の希望者説明会では、合計しまして12名の方が入学を希望する意思を表明してくださっております。現在の時点で12名の方が入学を希望する意思を表明してくださっております。この後、2回のまた同じような説明会を行います。そして、同時進行で個別の面談を行います。この辺は慎重に、きちんと行わせていただくということです。そして、10月中に入学許可の通知を出すと、さらに3月には事前の入学説明会を行うという流れになっております。そして、12名のうちですが、外国籍の方は5名です。日本国籍の方が7名、現時点では12名中5名が外国籍、7名が日本の方という現状でございます。  以上です。 27 ◯議長(倉持 守君) 中村安雄君。 28 ◯20番(中村安雄君) 2回ですか、8月8日、8月25日、家族まで含めて説明会に参加をした人数が20名の32名ということだそうですが、今現在は面接をやって、12名が入学の希望者ということなんですね。  20名という数字が出されておりますからですが、日本の方が今その中で、5名が外国人だということで、7名が日本の方ですね。これは外国ということだと、今、常総市に入国している外国の国籍が40カ国ぐらいあるんだというふうなことを私、担当課からちょっと確認したんですが、そんなに多い国籍の違いがあるんですかね。まず、そちらのほうから。それと、そのことによって指導する側も、やはり何カ国語ぐらいまで指導するか、その辺のこともあると思うんですが、その辺もちょっとお聞かせください。今後20名までふえるんでしょうから。 29 ◯議長(倉持 守君) 教育長。             〔教育委員会教育長岡野克巳君登壇〕 30 ◯教育委員会教育長(岡野克巳君) 今の日本語の指導をどうするんだということが最終的な御質問かと思いますが、外国籍、何カ国いるかというのは、正直言いまして正確には現在把握してございません。一番多いのがブラジル、そしてフィリピンということで、そのほかはそのときの状況によって、リアルタイムで変わっている状況があるかと思います。  そして、先ほど言いました12名の希望者ですが、まだこの方が決定ではございません。個人面接を全員まだ終わっていませんので、現在進行中ということで御理解ください。  そして、日本語の指導はどうするんだということですが、やはり夜間中学校の原点としましては、日本の中学校の教育課程を修了して卒業資格が取れるということですね。そして、対象の方たちは、日本人で中学校の卒業資格のない方、これはかなり御高齢の方で、現在はそういう方はいらっしゃいません。来ておりませんが、あとは中学校の資格を取りたい方、あとは不登校などで、もう一回学び直しをしたいなどでということですけども、そういう方も対象になっております。そして、外国籍の方も、今言った二つのことに対して決して除外するものではないということが原点でございます。したがって、日本語学校ではございませんというのは最初から言っておりますが、すべて来た人に日本語を指導するというニュアンスではございません。ですから、中学校の資格を取りたいということで、日本語の状況はどの程度できますかということで、ですから、個人にもうちょっと日本語の力量を上げてくださいというようなことも個別の面談の中ではあるかもしれませんということで、すべて日本語の指導のために対応するという状況ではございませんので、御理解いただければと思います。  そうは言いましても、学ぶ意欲のある人たちに対して、現在の義務教育の中でも日本語指導教室はございます。その辺のスキルを十分生かして、できる範囲で、できる限り対応させていただければ、そんなふうに考えております。  以上でございます。 31 ◯議長(倉持 守君) 中村安雄君。 32 ◯20番(中村安雄君) ただいまの答弁の中で、現在はない、過去に学校に行けなかった方が学びたいというような、12名の中のお話だったかなと思うんですが、今現在でも大変不登校ですとか、いじめとか、問題があって報道されている部分が多いと思います。退学してしまったとかいうようなこともあるのではないのかなというふうに逆に思うんですが、今回は外国籍の人に対しての中心的な考え方で物事を進めるのかなと思ったんですが、意外とそうではなくて、やはり日本人の指導が主体的になってくるようなことなのかなというふうに思います。  何でも、中学校を卒業して、今外国人が教えを請うとしても、日本語は大変、平仮名があったり、片仮名があったり、漢字があったり、そこのところで大変悩みも多いのではないかなと思いますし、企業に勤務されてもやっぱり言葉が大変大事な部分でもあると思いますので、今外国籍の、先ほど日本に籍がある方が5,088人だそうですね。8月1日現在の数字だそうですが、5,088人という数字があります。これは籍がちゃんと入っているわけですが、入ってない人も含めますとかなりの、6,000人にも及ぶのかなというふうに思われますが、いずれにしても、その人たちの、家族を持って、子どもさんが保育所へ行ったり、外国人の保育所を今つくっている話も、外国人だけの保育所ではないんですが、そうやったものを指導しながら、今度は小学校、そして中学校というような、外国人の人生を歩んでいく方も多いと思いますが、今、小中学校でも外国人の入学生というのが、これはきょう通告はしていないんですが、実際には小学校で何人、中学校で何人くらい外国人の方が教育を受けているか、これは通告なしなんですが、わかればちょっと教えてください。お願いします。 33 ◯議長(倉持 守君) 教育長。             〔教育委員会教育長岡野克巳君登壇〕 34 ◯教育委員会教育長(岡野克巳君) 通告外といいましても、夜間中学校に関して、その御家族、そういう関係で関連ありますので、手元の資料で答えさせていただきます。  現在、常総市内の小中学校に在籍している外国人児童生徒数、これは現在といいますか、5月1日現在ですが、合計360人、7.5%ということで、19校におります。 35 ◯議長(倉持 守君) 中村安雄君。 36 ◯20番(中村安雄君) 大体、じゃあ外国人の今の入国している数字とほとんど同じですよね。今、人口が大体6万弱ですから、そこへ5,033人というのが、籍が入っている人の数字ですから、8%ぐらいになると思います。そうなりますと、何かその数字そのものが、小中学校、そのほか保育所なんかも一部あると思いますからね。幼稚園、保育所あると思いますから、この数字は何かパーセントでいくと、そのパーセントそのものが、学校のほうまで同じような数字が出てきているということで、360人という数字、小中学生の数字ですからね、今の話はね。これはすごいですね。それは私は到底、それほどだとは思っていなかったんですが、それほど在籍して。だから、これは籍があって、中学校まで行くか、また帰国しちゃうか、それはわからないわけですよね、そんな話はね。だけど、これらは今、指導するに当たっては、言葉の問題の抵抗というのはかなりあるように思われますが、いかがなんですか、その辺の指導する側の問題点は。 37 ◯議長(倉持 守君) 教育長。             〔教育委員会教育長岡野克巳君登壇〕 38 ◯教育委員会教育長(岡野克巳君) 今、360名という外国籍の数字をお話ししましたが、その中で日本語指導が必要な子どもたち、これは約200名でございます。当然程度の差はございますが、半数以上、半数を超える子どもたちが日本語指導が必要ということで、今御質問にあったとおり、日本語指導に関しては教職員の研修、十分と言えるかどうかはいずれにしましても、それをもとに適切に指導しておりますが、苦慮している状況は否めない状況です。 39 ◯議長(倉持 守君) 中村安雄君。 40 ◯20番(中村安雄君) いろいろ苦労は当然あると思います。言葉の抵抗は、それぞれ国によって違っているわけですから、全国に33校しかないと言っていましたかね、この前、外国人も含めた夜間中学校はですね。そういった、まだ数少ない中で、常総市、外国人のパーセンテージが多いということでもあって、こういう形をつくることになったんですが、これは他市でも、やはり外国人が多い地区があるわけですけど、やっぱりこの夜間中学や保育所の問題、幼稚園の問題、教育的な問題の必要性に迫られてくることは違いないのではないかなというふうに思います。  だから、指導する側は、夜間ですから、5時半からというような時間帯が書いてあるようでありますが、前に私は学校の教員がいかに残業を大幅にやっていて、大変な教員生活を送っているというようなことを申し上げたことがあります。昼間教えた先生がまた夜教えるんじゃなくて、夜指導する先生は、昼間その時間をとって、余裕を持った指導をするということになるんですかね。そうじゃないと、昼間やった人が延長でまたずっと、朝の8時から夜の10時ごろまでやっているわけは──今でも10時ごろまでやっているようでありますが、それはちょっと異常な話ですが、その辺はどうなんですかね。延長なんですか、昼間の。 41 ◯議長(倉持 守君) 指導課長。 42 ◯指導課長(蛯原高司君) お答えいたします。  夜間中学に勤務する職員は、夜間中学専門の教員という形になりますので、昼間の部の教員が夜間中学まで延長して教えるということはございません。高校の定時制の勤務のような形になるというふうになっています。今の予定では、昼の12時ごろに出勤してまいりまして、勤務を始めるという形で県のほうとは打ち合わせを進めております。  以上です。 43 ◯議長(倉持 守君) 中村安雄君。 44 ◯20番(中村安雄君) そういったことであればいいですが、昼間の先生が夜までやっているのでは、じゃなくてもお疲れのようですから、なお一層負担が重荷になってくるのかなと思ったんですが、じゃあ、それは心配ないということですね。  でも、英語だとかポルトガル語ですか、今のブラジルのほうは何かポルトガル語だそうですから、多国籍の言葉を必要とするようなことになりますと、これもいろいろ負担が多くなってくると思いますので、やはり先進地ですか、茨城県にはありませんから、他県ですね、京都だとか何か、前からやっているところがあるようでありますので、そういった場所の研修等もやりながら、今回できる中学の指導に当たっていただければというふうに思います。  この指導については、今後、今1年生が今回最大20名ということですね。あと2年生が来年、再来年か、その翌年がまた3年生ということになると、60名までになることになるようですが、そういったことになるんですか、計画としては。学校の教室は大丈夫なんですか、その辺は。 45 ◯議長(倉持 守君) 教育長。  これは3番目の今後の予想される課題ということでよろしいんですね。             〔教育委員会教育長岡野克巳君登壇〕
    46 ◯教育委員会教育長(岡野克巳君) 募集の生徒数と今後の課題ということで、ちょっと端的にお答えさせていただきます。  20名ということですが、学び直しの場合には1年生で入学して3年間やるということだけではございません。1年間で学び直しをしたいとか、2年かけたいとか、要するに卒業するためには3年間が必要です。日本人の学び直しの場合には、1年間で終わる場合も、これは個別の面接でどういうふうにやるかということですので、実際に、現在の義務教育のように1年生20名という、これは限定された数字ではございませんで、実際、今12名の入学希望者、あと2回残って、その辺で現実的な数字かなということで認識していただければと思いますので。  最終的に課題としましては、今申し上げように一人一人が学習したいという思いを持って入ってくるわけです。それをできるだけ応援して、しっかり支えてあげる、それを外さないようにして、課題としてとらえて対応できればと考えております。  以上です。 47 ◯議長(倉持 守君) 中村安雄君。 48 ◯20番(中村安雄君) 2年目は2年生になると思うんですよね、2年間教わる人は。そういう人もできるんじゃないんですか、どうなんですか。そういうのはないんですか。1年間で打ち切るんじゃなくて、2年生になったり、来年入った人が再来年3月に卒業したとすれば、まだ継続で入っている人は2年生になるということで、そういう形がとられることになりますか。それはわからないんですか、そういうのは。 49 ◯議長(倉持 守君) 指導課長。 50 ◯指導課長(蛯原高司君) お答えします。  日本の中学校を卒業している、不登校の方で入学を希望された方は、中学校の卒業証書を、卒業資格を持っておりますので、3年生に入るという形を希望された場合には、入ることができます。ただ、学び直しで1年からしっかりやりたいという場合には、1年生から入ることもできます。〔発言する者あり〕──いるかもしれないということになります。  以上です。 51 ◯議長(倉持 守君) この際、暫時休憩いたします。                 午前11時01分休憩    ─────────────────────────────────                 午前11時12分再開 52 ◯議長(倉持 守君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を継続します。  次に、15番岡野一男君。                〔15番岡野一男君登壇〕 53 ◯15番(岡野一男君) おはようございます。15番岡野一男でございます。  今回、私、3点ほど通告をいたしました。1点目は、小中学校の統廃合の問題、そして2点目は、幼稚園・保育所の再編計画について、そして、3点目は学校給食の無償化の問題でございます。  私、ことしになりまして学校関連の質問をやってまいりました。2月の定例会議では、教育環境の整備の一環といたしまして、スクールバスの運行等につきまして質問を行ってまいりました。また、5月には学校適正配置審議会の答申につきまして質問を行ってまいりました。今回、その延長で学校関係の質問を行っていきたいということでございます。そういうわけで、一部内容的には重複するかとは思いますが、丁寧なる御答弁よろしくお願いしたいと思います。具体的な質問に入ります。  子どもたちが大変少なくなってきました。また、学校施設の老朽化という問題もございます。そういう中で、小中学校の統廃合につきまして教育委員会内部で検討されているのか、してきたのか、その辺につきましてお尋ねをしていきたいと思います。よろしく御答弁のほどお願いいたします。 54 ◯議長(倉持 守君) 答弁関係者の方、議場にお入りください。  これより答弁を求めます。教育長。             〔教育委員会教育長岡野克巳君登壇〕 55 ◯教育委員会教育長(岡野克巳君) 岡野一男議員の御質問にお答えさせていただきます。  小中学校の適正配置につきましては、もう10年以上前になりますが、常総市立学校適正配置審議会が設置され、答申をいただいております。その答申では、「適正配置・適正規模及び通学区域の検討にあたっては、将来の児童・生徒数の動向を十分に考慮して計画的に実施する」と提言をいただいております。十分重く受けとめております。何よりも、よりよい学習環境を子どもたちに提供するという、この思いをしっかり受けとめて現在行っております。  教育委員会では、この答申を踏まえ、さらには多くの議員さん方からの御質問に答えたとおり、今後の推移というよりも、直近の6年後までは実際の子どもたちの数字はもう推移ではなく現実的にわかりますので、その辺も十分踏まえて、学級編制、複式学級、さらには学校施設にとどまらず、その他の公共施設の老朽化状況の把握や学校の建物の利用方法あるいは子どもたちの通学範囲等、さまざまな観点からデータを整理しまして、内部において調査・研究を行っております。  以上でございます。 56 ◯議長(倉持 守君) 岡野一男君。 57 ◯15番(岡野一男君) ありがとうございました。  今、学校適正配置審議会の答申につきましては十分重く受けとめていると、そういう御回答でございました。そして今、調査・研究に入っているということではございますが、私流に解釈していけば、8年間も経過しておるわけでございます。前にもお話ししたかとは思うんですが、進展は見られていないというふうに受けとめております。むしろ私は、避けているんじゃないのかなというふうな、きつい言葉ですが、そんなふうに感じているわけでございます。  今、教育長が申し上げた新入学児童数でございますけども、これ、平成31年4月1日現在での住民基本台帳を見ていきますと、今後6年間の年度別の新入児童数がわかってまいりました。住基台帳の数値は正確でございます。まだ生まれていない人は推定ということになりますが、この数値は実数でございます。  教育は、10年あるいは50年、あるいは100年というスパンの中で見ていくのが教育なのかなというふうに私は受けとめております。この住基台帳の数字、実数を見て、将来予測を打ち立てて、そして政策を具現化していくということは、現在の行政を預かっている皆さんの責務かなというふうに思っております。今まで絹西小学校、大変児童数の伸びが大きかったんですが、この6年間の推移を見ていきますと、この伸びてきた絹西小学校でさえも減少傾向にあります。ただ、玉小学校や石下小学校、豊田小学校、飯沼小学校につきましては現状維持というふうな数値は出されておりますが、全体的にはこの6年間で114名の子どもたちが減少していくという数値が出ております。  学校施設の老朽化ということも大きな問題点でございます。この子どもたちの減少と、そして社会全体の人口の減少という中で、我々常総市が同じ学校数を建設、維持していくということは今後可能であるかどうか、その辺につきまして御質問いたします。 58 ◯議長(倉持 守君) 学校教育課長。 59 ◯学校教育課長(西村 聡君) それでは、岡野議員の御質問にお答えしたいと思います。  同じ数だけの学校施設をこのまま将来的に維持していくことが可能かどうかという御質問かと存じますが、これにつきましては、やはりこれからの老朽化のぐあい、あるいは今後さらに老朽化が進んでくるということになってまいりますので、その辺につきましては、適正配置という観点から今後の学校の配置も考えていくという形で検討のほうを進める必要があるというふうに考えてございます。  以上でございます。 60 ◯議長(倉持 守君) 岡野一男君。 61 ◯15番(岡野一男君) 御答弁ありがとうございました。大変難しい課題であろうかと思います。簡潔に言うならば、適正配置をやっていく、検討していくということでございますが、1日目の一般質問の中で、これは堀越議員の質問の中で市長が答弁したのかなと思いますが、集中と選択、そして苦渋の選択という言葉が出てまいりました。確かにそうであろうかと思います。このままだらだらとやっていくのでは何の意味もございません。ある時期になりましたら、この苦渋の選択というのも必要になってくるかと思っております。  現在、今を見過ごすということは、私は行政の怠慢であろうというふうに思っております。この行政をチェックする議会も怠慢と言われるかもしれませんが、あえて言いますと、学校の統廃合、この検討につきましては今この時期で立ち上がるべきだというふうに考えておりますが、行政ではどんなふうに考えていらっしゃるか、お答え願いたいと思います。 62 ◯議長(倉持 守君) 教育長。             〔教育委員会教育長岡野克巳君登壇〕 63 ◯教育委員会教育長(岡野克巳君) 岡野一男議員の厳しいお言葉、まさしくしっかり胸にとめさせていただいております。  適正配置につきまして、教育委員会内で検討しているということを先ほど申し上げましたが、これまで学校、地域に育てられ、地域にかわいがられ、地域にお世話になり、地域に貢献してということも決して無視できるものではございません。したがいまして、適正配置におきましては、保護者はもちろんですけども、地域の方、住民の方としっかりひざを突き合わせ、今後どうすべきか、これは長い時間をかけるという意味ではございません。これが絶対に必要になるかなと、その場合に、どんなシミュレーションがこちらで提供できるかということで現在内部で資料を整理しているというところでございます。スピード感を持って、ひざを突き合わせる場面を想定して資料を用意させていただいております。  以上でございます。 64 ◯議長(倉持 守君) 岡野一男君。 65 ◯15番(岡野一男君) ありがとうございました。学校の統廃合問題は、古くて新しい問題でございます。水海道地区でいいますと、私どもの絹西小学校もその統合の一環でございます。それから、中学校では鬼怒中学校、そして水海道西中学校も統合という道を歩んでまいりました。これは今だけの問題ではなかったはずです。過去にこういうふうな先例がございますので、教育長はこれから内部で整理していく、検討していくというお話ですが、今すぐ立ち上げていくべきというふうに私は考えております。教育長も今までは残任期間ということでやっておりましたが、これからは4年間ですよね。しっかりと腰を据えてこの問題、やっていっていただきたい、このように思っているわけでございます。  この教育委員会というのは、教育改革の一環といたしまして大変首長の権限が強くなってまいりました。この問題につきましては、市長からもぜひ御答弁をいただきたいと思います。 66 ◯議長(倉持 守君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 67 ◯市長(神達岳志君) 岡野一男議員の質問にお答えをいたします。  統廃合、学校の適正配置についてということでございますけども、教育長ともたびたびこの議論はしているところでございます。また、私自身も保護者の皆さん、またいろいろなスポーツ関係をやっている監督、コーチとも懇談をする場面がありますけども、日に日にやっぱり統廃合すべきだという声をたくさんいただくようにもなってきているのも事実でございます。  ただ、やっぱりこの地域のシンボル的な部分が小中学校にはございます。また、その地域によって文化、歴史というものも違うことも事実でございますし、また防災という観点からしても地域の小中学校というのは避難所にもなっている部分もございますし、いろいろなことを考えていかなきゃいけないと思っています。  その中でも、保育所、幼稚園の統廃合を今進めておりますけども、それと同じように、一義的に一番考えなきゃならないのは子どもたちの教育環境の整備、これが第一に考えられると思います。その教育環境の整備というのは、一言では言いあらわしがたいですけども、一番はやっぱり建物の老朽化、この環境の問題も、ハード的な問題もそうでありますし、また教育的な環境から見ると、多様性を学び合うという部分からすると適正な人数の規模、こういったものも大事になってくる。あまりに少ない人数での教育環境というものが本当に果たしていいのか、それともある程度の人数、適正な人数の中で教育が行える環境というものは、いつぐらいの時期まで大丈夫なのか、そういったものも含めて総合的に勘案をしていくことがまず第一義的だと思っておりますし、何よりも地域の皆さん、この地域のシンボルとなる地域の皆さんとの対話というものを慎重に進めていって、御理解をいただけるような形で適正配置を進めていきたいというふう考えております。 68 ◯議長(倉持 守君) 岡野一男君。 69 ◯15番(岡野一男君) ありがとうございました。市長のその思いというものは、確かに私も受けとめているところでございます。ただ、スピーディにすべてやっていただきたい、それは老朽化の問題もあるし、子どもたちの減少というのもございます。今、市長がおっしゃった内容は、この答申の中にいろいろな面で出てきております。これ、平成22年8月に出されております。さっき申し上げました、8年前です。教育長は、これを大事に机に載せていつも見ているんだというふうなお話を伺っております。見ているのであれば、これからはぜひ庁内でよく検討していただいて、私は小中学校だけの統廃合の問題とは考えておりません。6歳未満の子どもたちのことも考えてやっていきたいというふうに考えているわけでございます。時間がありません。一刻も早くこの問題に真剣に取り組んでいただきたいというふうに思っております。  それでは、2点目の質問に移りたいと思います。小中一貫義務教育学校化に向けた検討をしているかという質問でございます。  児童生徒数、学校施設の老朽化という大きな問題の中で、統廃合を検討していく中で出てくるのは、やはり義務教育9年間の一貫教育ではないかというふうに考えております。この一貫校は、義務教育学校あるいは併設型の小中学校、あるいは連携型の小中学校、幾つかの実施形態はあろうかと思いますが、内部で整理していくというお話でございましたけども、具体的にはこの内容等につきまして検討されたことがあるのかどうか、お伺いしたいと思います。 70 ◯議長(倉持 守君) 教育長。             〔教育委員会教育長岡野克巳君登壇〕 71 ◯教育委員会教育長(岡野克巳君) お答えさせていただきます。  程度の差によりますけども、全くないかというと、全くないわけではございません。ただ、小中一貫義務教育学校化に向けた検討につきましては、本市では現時点では具体的な検討は行っておりません。しかし、今後小中学校の適正配置を議論する中では、ハード的な部分、今、岡野一男議員からありましたように、幾つかの形態の部分、そういうのも含めて選択肢の一つとしては念頭に置いた中で議論がされていくものと考えます。  ちなみに、平成28年度から小中一貫教育が義務教育学校という新たな学校として制度化されました。県内におきましても、つくば市の春日学園義務教育学校、あるいは桜川市の桃山学園はじめ9校が設置されております。さらに、県立高等学校改革プランの中で、中高一貫の併設型の制度が2020年度から始まります。近いところでは、下館一高が来年度から募集します。これは小学校6年生が下館一高の中学部に入るということです。これ、3年間の計画がございまして、今の小学校4年生が6年生になったときの中学校の選択の中に、近隣では水海道一高と下館一高が中高一貫の中で教室が始まります。常総市、両方にもかかわるような、ありがたいような、微妙な位置関係にございますが、それらの動向、事例等も見ながら、岡野一男議員から提案がございました小中一貫も含めて、慎重に検討させていただきたいと考えております。  以上です。 72 ◯議長(倉持 守君) 岡野一男君。 73 ◯15番(岡野一男君) ありがとうございました。制度上28年からできたということで、この近辺ではつくば市あるいは桜川市、水戸でもありますよね。9校、現在県内ではつくられてやっているということでございます。その背景には、私どもと同じような条件下で進んできまして、そしてこの形をつくってきたというふうに思っておりますが、ただその準備期間は長かったと思います。  私は、今やらなくちゃいつできるんだということを言いたいわけです。検討、検討は大変結構なお話でございます。内部的にもこれから調整してやっていくんだということでございますが、近隣にそういう学校が現実にできて運営されているということであれば、ぜひそれを参考にしながら、当市の実情に合わせて進めていっていただきたい、こう願っているわけでございます。今回の私の学校関係の質問の終点は、そこでございます。  というわけで、この小中学校の統廃合につきましては質問を終わりにしたいと思います。次の質問に移りたいと思います。 74 ◯議長(倉持 守君) 次の質問に移りますので、答弁関係者の入れかえをお願いします。  岡野一男君、質問を継続してください。 75 ◯15番(岡野一男君) 2点目は、幼稚園・保育所の再編についてでございます。  1)の再編計画の具体的進捗状況はどうなっているのかという問題につきましては、この問題につきましては初日から先輩議員からも、あるいは同僚議員からもたくさんの質問をいただいてきたわけでございますので、この点につきましては私は割愛をさせていただきます。  ただ、二つほど提案がございます。説明の中で、保護者説明会の参加者が私は非常に少ないというふうに感じました。少ない理由をよく吟味していただいて、何度でも父兄の皆さんに来ていただくような、そういう説明会を開いていただきたい。そしてもう一つは、議員の皆さんからもお話がありましたように、スピーディにやってほしいということでございます。この2点を要望といいますか、提案いたしまして、1)の質問は終わりにしたいと思います。  それでは、2)の運営の実態について御質問いたします。この資料を前にいただきました。この中から御質問いたします。第五保育所は民設民営というふうになってございます。これはどういう形態を指しているのか、お伺いしたいと思います。  令和5年度に開園するということでございます。今年度公募を行いまして、2年度に民間に移行するということですが、そういうことになりますと、間もなく公募が始まるということでございます。この実態につきまして御説明をお願いしたいと思います。 76 ◯議長(倉持 守君) 答弁を求めます。保健福祉部長。              〔保健福祉部長吉原克美君登壇〕 77 ◯保健福祉部長(吉原克美君) それでは、御答弁させていただきます。  まず最初に、少し再編計画の基本的な考え方、そちらにつきまして述べさせていただきます。この再編計画の基本的な考え方といたしまして、適正規模を確保しながら、老朽化、そういった形で公立と民営の枠を超えて適正配置を盛り込むというような形をとっています。その中で、ただいま御質問にありました第五保育所につきましては、民間で新しく一新をさせ、運営も民間で行うというような内容の形となるということでございます。  以上でございます。 78 ◯議長(倉持 守君) 岡野一男君。 79 ◯15番(岡野一男君) ありがとうございました。なぜ他の保育所と同じように公営公設でやっていかないのか、経費が安くなるからこういう形をとっていくんだということなのか、その辺、ちょっともう一度御答弁願いたいと思います。 80 ◯議長(倉持 守君) こども課長。 81 ◯こども課長(飯野あや子君) ただいまの御質問にお答えいたします。  今回、民営化に第五保育所ということで計画を定めておりますが、民間のメリットとしては早朝、残留、そういったところで保育の時間をかなり長く運営できるというところのメリットもあります。また、例えば市のほうで時間を延長するといった場合には条例の改正ですとか、そういった時間的なところもかなりかかってきてしまいますので、もちろん岡野議員がおっしゃるように建設費ですとか、そういった面では特に補助が国、県のほうからおりますので、そういったメリットも民営化の考えられるところではありますが、そういった独自の保育サービスですとか、そういったところで民営化を今回考えて、第五保育所とさせていただきました。  以上でございます。 82 ◯議長(倉持 守君) 岡野一男君。 83 ◯15番(岡野一男君) ありがとうございました。保育サービスが充実してくるということでございますが、今の体制でもそれは可能なんじゃないでしょうか。条例改正は議会に諮ればいいんですよ。ですから、すぐにこれはできると思います。我々ここで待機していますから。審議して、よければ可決ということになるわけですから、別段条例改正に時間がかかることはありません。  民営だからよいサービスができるかというと、私はそれは限らないと思います。一つの保育所がなくなる、公立ではなくなるということであれば、そこに在籍している保育士の皆さんはいなくなってしまうんですよ。私、市役所のよいところは、この立派な庁舎ではないと思っています。それは、人材の豊富さ、その職員の皆さんの厚みであるというふうに受けとめております。私、何度も、臨職は減らして正職をふやしてくださいと主張続けてまいりました。理由は簡単です。人材はすぐに集まらない、人を育てることには時間がかかるということであります。一度失った人材の回復というのは非常に難しい。市役所が声をかければ、人は簡単に集まってくるというふうにお考えなのかどうか、この辺につきまして御回答いただければありがたいです。 84 ◯議長(倉持 守君) こども課長。 85 ◯こども課長(飯野あや子君) 現状、公立においても民間においても、保育士の不足は同じような状況でございます。もちろん、正規職員としてお声かけをすれば、当然のことながらすぐ集まるだろうという認識では、議員のほうもいらっしゃるかとは思うんですけれども、ただ、こういった現状、公立の再編計画を立てた以上、今後正規職員のほうは反対に減らしていく方向にはなってしまうと思うんですね。保育士の数も減っていきますし。そういったところで、現状としては公立においても民間においても臨時保育士もなかなか集まらない状況ですので、確保としては難しい状況となっております。 86 ◯議長(倉持 守君) 岡野一男君。 87 ◯15番(岡野一男君) 何かちょっと消化できない御答弁なんですが、人材というのはすぐに集まらないんですよね。こんな立派な市役所が、来てくださいよということをやってもなかなか集まらない。これは課長おっしゃったように、民間でも公立でも同じ、保育士の不足というのは今言われております。そして、給料の高いほう、手当のいいほうに行ってしまうというのも現状であろうかと思います。それは何度も何度も説明を受けておりますので、わかっております。ただ、私は、市の職員の人たちを新たに育て上げるというのは時間がかかるということで、一たん失った人材というのはすぐ回復できないということを申し上げているんです。ですから、私は保育士の皆さんを手放すということには反対でございます。  スリム化して、子育て施策の拡充を図るということだろうと思いますが、人と金を使わないで子育てを守れるというふうに感じているわけですか。 88 ◯議長(倉持 守君) 保健福祉部長。 89 ◯保健福祉部長(吉原克美君) お答えします。  ただいまの6個ある保育所の職員の現状でございますが、正規職員が約55%、臨時職員が約45%のような状況となっております。そのような状況で、やはり待機児童が発生していますということは、その部分に対しての職員の手当てもできない部分もあります。そういった中で、施設の集約化をすることによりまして正規職員の比率を高める、このようなねらいもあるのかなと思います。当然、議員がおっしゃっているとおり、正規職員等々と臨時職員の待遇面というのも違いますし、その期間というのも違ってきますので、正規職員の比率につきましてはそのような形で対処できる、実際正規職員の数を減らすとか、そういった数ではないかなと思います。  以上でございます。
    90 ◯議長(倉持 守君) 岡野一男君。 91 ◯15番(岡野一男君) ありがとうございました。なかなか私の考え方とかみ合わないところもあるんですが、市役所は市民の福祉の向上のために努力されて、やられております。だからこそ市民から感謝をされておりまして、尊敬といいますか、そういう目で見られているわけでございます。市役所がそういう効率性だけの追求をしていけば、私は市民の皆さんから感謝も尊敬もされないというふうに感じているわけでございます。もう一度市役所の原点に戻りまして、再検討されてはどうなのかなというふうに考えているわけでございます。  この表の中に、民間事業所の御意見でございますが、公立保育所の民営化は時代の流れ、最終的には公立の施設はなくてもよいのではないかというふうな御意見も書かれてありました。最近、他の市町村で、保育所には限りませんが、委託した施設がもとに戻ったということも聞いております。公立の施設はなくてもよいというふうに市では考えているのか、この辺のところをお伺いしたいと思います。 92 ◯議長(倉持 守君) 保健福祉部長。 93 ◯保健福祉部長(吉原克美君) お答えいたします。  こちらの再編計画につきましては、すべての保育所を民間化するものではございません。当然公立のメリットというのもあります。一例を挙げますと、要配慮児童ですか、そちらの手厚い支援や、あと見回りの対応というのは、やはり公立のほうに分があるというようなこともありますので、そういった点で公立、または先ほど課長から前段の部分で説明させていただきましたけども、民間のメリット等もありますので、そこら辺を盛り込んでいくというような再編計画となっております。  以上でございます。 94 ◯議長(倉持 守君) 岡野一男君。 95 ◯15番(岡野一男君) ありがとうございます。施設の老朽化あるいは子どもさんの数が少なくなってきている、こういう現状を踏まえれば、再編というのは避けることはできないと私もそれは強く感じております。では、再編後は民営でやるのがいいのか、あるいは公立でやるのがいいのかということは、今後大きな課題になろうかとは思うんですが、ここまで再編計画が打ち出されてきております。これをもう少し丁寧に私は進めていくべきだというふうに、丁寧にというのは説明も加えてですよ。それは必要じゃないかなというふうに考えております。今後の再編につきまして、市長としてのお考えはどんなものをお持ちになっているのか、お伺いしたいと思います。 96 ◯議長(倉持 守君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 97 ◯市長(神達岳志君) お答えをいたします。  まさに岡野議員がおっしゃるとおり、丁寧な説明、この再編計画を案としてお示しをしておりますから、その部分も一人一人御理解がいただけるように何度でも対話を重ねるようにというふうに指示をしております。  また、公立のよさ、また民間のよさ、また保護者のニーズも多様化してきているのも現実でございますし、保育園、幼稚園においては民間幼稚園等々の人気も大分出てきていると、その部分で民間になかなか入れないので、そこが待っていても入れないので公立に来ているという保護者も大分いらっしゃるのも事実です。ですから、そういう部分からして、公立を全部なくすという気は毛頭ございません。公立はしっかりと残していく、そして民間のよさも発揮していく、または保護者のニーズに対応ができるような再編計画にしていく、それは何よりも子どもたちの数、または先ほど申しましたように保育環境の整備、こういったものを含めてこれはやらなきゃいけないという決断で今、案をお示しして御説明を継続しているということでございます。 98 ◯議長(倉持 守君) 岡野一男君。 99 ◯15番(岡野一男君) ありがとうございました。今、市長の言葉の中に、保護者の方々のニーズの変化、これは確かにありますよね。私どもが親として子育てをやっていたころとはまた違った対応と、考え方というのもあろうかと思います。そのためには、こちらに最初ありました保護者の説明会、これもきちんとやっていただきたい。でも、参加者が少ない。そこには理由があると思います。その理由をよく吟味、精査していただいて、何度でも何度でも、市ではこういうふうにやっていきたいんだ、メリットはこう、デメリットはこうというのを具体的に説明してやっていただきたい。そして、地域の皆さんにも、それは保護者だけではなく、やっていただきたい。再編というのは、減少する可能性も非常にあるということでございます。それを要望して終わりにしたいと思います。これからも、この問題は時間がありません。先ほどの小中学校と同じように時間が非常に追ってきております。スピーディに対応していただきたいということでございます。よろしくお願いいたします。  以上で終わります。 100 ◯議長(倉持 守君) 次の質問に移りますので、答弁関係者の入れかえをお願いします。  岡野一男君、質問を継続してください。 101 ◯15番(岡野一男君) それでは、3点目の学校給食について御質問いたします。  憲法第26条第2項には、義務教育の無償制度を定めております。私はこの観点から、以前給食費の無償化につきまして一般質問を行った経緯がございます。その当時の回答は、学校給食法では給食費、教材費ですけども、それについては保護者の負担というふうに規定されていますので、無償化はできないというふうな説明を受けてまいりました。上位法であります学校給食法に反する条例制定はできないと私自身も思いましたので、この件につきましては断念したような経緯がございます。  しかし、近年、小中学校の学校給食を無償化する動きが広まってきております。2017年度までに無償化や補助をしている自治体は、全国で424自治体に上がっております。2018年10月1日の時点で、全国の自治体数は1,741自治体でございます。実施している自治体は24%になってきております。現時点ではもう少しふえているのかなというふうに感じているわけでございます。現時点でこの無償化を行っている自治体は、それではどのくらいあるのか、この点につきまして御質問いたします。 102 ◯議長(倉持 守君) これより答弁を求めます。教育部長。             〔教育委員会教育部長飯村順子君登壇〕 103 ◯教育委員会教育部長(飯村順子君) ただいまの岡野議員の御質問にお答えいたします。  無償化を実施している自治体数につきましては、茨城県内の状況でお答えさせていただきます。形態はさまざまでございますが、8市4町、合計で12自治体が実施しております。  以上でございます。 104 ◯議長(倉持 守君) 岡野一男君。 105 ◯15番(岡野一男君) ありがとうございます。県内44、たしかありますよね。その中で8市4町、12市町がこの無償化に取り組んでいるということでございます。大分来ているのかなというふうに感じているわけでございます。  私がこの問題について改めて質問を行う趣旨は、少子化や子どもの貧困問題の対策として、この学校給食の無償化が位置づけられてきたという背景があるからでございます。もう一つは、首長選挙におきましてこの学校給食の無償化が公約の一つとして挙げられている、こういう時代背景がある、この2点から今回取り上げさせていただきました。  それでは、具体的に質問いたしますが、この上位法であります学校給食法の規定に反する条例が制定できるのかどうか、これを確認していきたいと思います。 106 ◯議長(倉持 守君) 学校給食センター所長。 107 ◯学校給食センター所長(森田正史君) お答えいたします。  岡野議員のおっしゃっているのは、実施している自治体で法律に抵触しているのか、無視しているのかというところだと思うんですけれども、実施している自治体につきましては、法律を無視しているわけでも抵触しているわけでもございません。  以上です。 108 ◯議長(倉持 守君) 岡野一男君。 109 ◯15番(岡野一男君) 無視していない、抵触もしていない、それでは具体的にお尋ねいたしますが、この自治体はどんな手法で無償化に取り組んでいるのか、お聞きしたいと思います。 110 ◯議長(倉持 守君) 学校給食センター所長。 111 ◯学校給食センター所長(森田正史君) お答えいたします。  同じ県西管内の結城市でございますけれども、無償化ではなく、一たんは給食費として納めていただき、その後、完納を確認した上で児童生徒に給食費を補助金として助成しているとのことです。  以上でございます。 112 ◯議長(倉持 守君) 岡野一男君。 113 ◯15番(岡野一男君) それは条例化して、そのような施策を行っているのかどうか確認したいと思うんですが、条例化しているわけでございますか。 114 ◯議長(倉持 守君) 学校給食センター所長。 115 ◯学校給食センター所長(森田正史君) お答えいたします。  そこまでは確認はしていなかったんですが、少なくても学校給食センターで補助しているのではなくて、ほかの課で、他部署でお返し、補助しているということですので、何らかの条例というか、つくっていると思われます。 116 ◯議長(倉持 守君) 岡野一男君。 117 ◯15番(岡野一男君) ありがとうございました。教育委員会の管轄でなくて、その支援については他の課のほうで行っている、そういう手法で実質的に学校給食の無償化を図っているということであろうかと思います。  そういたしますと、無償化への道というのは開かれてきているのかなということを受けとめているわけですが、では、具体的に言いますが、当市ではこの無償化を実施していく考えがあるのか。ただ、課長に聞いても、申しわけありませんが難しいと思いますので、この件につきましては市長から答弁をいただきたいと思います。 118 ◯議長(倉持 守君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 119 ◯市長(神達岳志君) お答えいたします。  確かに我々首長の間でも、たびたびこの議論は話題に出てまいります。学校給食費無償化をしている自治体が県内でも今十幾つあると、ただ、これは完全無償化ではありません。3人目のお子さんについてはとか、限定があったり、今お話をしたように給食費を無償化しているのではなくて、子育て政策の一環として、給食費は全部いただいて、別の子育て政策の一環として助成金を出しているという現状がございます。  今、常総市は少子化問題について全庁挙げて取り組んでいるところですから、そういった部分での子育て政策の一環として有効であるかどうか、こういった部分をしっかり検証して、来年度予算に向けて今準備を進めているところでございますから、給食費を無償化することがどうかという部分でなくて、別の観点での子育て政策というものを打ち出していく準備を進めていきたいと考えております。  以上です。 120 ◯議長(倉持 守君) 岡野一男君。 121 ◯15番(岡野一男君) ありがとうございました。首長間で話題になっているというお話、これは首長選挙の公約でもかなりやられておりますから、当然そういうお話が出されているかと思います。それで、今、市長からお話があったように、子育て政策の一環としてやっていければということで、来年度予算の中にも反映していきたいというお話でございます。大変いい方向であろうかと思います。  私も、義務教育は無償化でやるというふうな基本的な考えでおります。しかし、財政的にはかなり厳しい状況下にありますので、一部無償化というふうなことも、それは一つの方法論だというふうに感じております。家庭にとりまして、給食をやっていただけるというのは大変ありがたいことでございます。お弁当づくりがいかに大変かということは、子育てを経験した者にとりましては非常に身に沁みているものでございます。これだけの金額で毎日毎日食べられるものではありません。ただ、この金額は大きいものでございます。1人、2人、3人、そして4人ともなれば、大変な額が毎月毎月家庭の負担になっているということもあります。ぜひその辺のところを含んでいただきまして、例えば具体的に言いますが、1人目だけで、2人目以降は無償化の道を選ぶというふうなことも可能であろうかと思います。1軒につきお一人とか、具体的にはそこまで御検討されているのかどうか、最後、お答え願いたいと思います。 122 ◯議長(倉持 守君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 123 ◯市長(神達岳志君) 給食費に限定して言えば、そういった部分も含めて検討は進めているところでありますし、また、そのほかにもさまざまな、少子化を少しでも抑えられる政策というものを今全庁的に検討しているところですから、そこも含めて議員の提案と受けとめて、検討してまいりたいと思っています。  以上です。 124 ◯議長(倉持 守君) 岡野一男君。 125 ◯15番(岡野一男君) ありがとうございました。検討課題ということで、お話、市長から直々あったものですから、期待して3月定例会議を待っているわけでございます。ともかく、いずれにしてもスピーディ感をもって政策の具現化、具体化はしていただきたい、このように要望して私の質問を終わりにしたいと思います。ありがとうございました。 126 ◯議長(倉持 守君) 通告による一般質問は終了いたしました。  この際、暫時休憩いたします。                 午後0時05分休憩    ─────────────────────────────────                 午後1時00分再開 127 ◯議長(倉持 守君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。    ─────────────────────────────────  日程第2 議案第17号ないし議案第21号について                               (一括質疑、委員会付託) 128 ◯議長(倉持 守君) 日程第2に入ります。  議案第17号常総市消防団条例の一部を改正する条例について、議案第18号常総市長等の給与及び旅費の特例に関する条例の一部を改正する条例について、議案第19号常総市森林環境譲与税基金条例について、議案第20号常総市印鑑条例の一部を改正する条例について、議案第21号常総市税条例等の一部を改正する条例について、以上5件について、これより一括質疑に入ります。  質疑のある方の発言を許します。質疑ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 129 ◯議長(倉持 守君) 質疑なしと認めます。質疑を終結いたします。  議案第17号ないし議案第21号、以上5件は総務委員会に審査のため付託いたします。    ─────────────────────────────────  日程第3 議案第22号及び議案第23号について                               (一括質疑、委員会付託) 130 ◯議長(倉持 守君) 日程第3に入ります。  議案第22号常総市子どものための教育・保育給付に係る利用者負担額等を定める条例の一部を改正する条例について、議案第23号常総市立幼稚園保育料等徴収条例の一部を改正する条例について、以上2件について、これより一括質疑に入ります。  質疑のある方の発言を許します。質疑ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 131 ◯議長(倉持 守君) 質疑なしと認めます。質疑を終結いたします。  議案第22号、議案第23号、以上2件は文教厚生委員会に審査のため付託いたします。    ─────────────────────────────────  日程第4 議案第24号ないし議案第31号について                               (一括質疑、委員会付託) 132 ◯議長(倉持 守君) 日程第4に入ります。  議案第24号市道の路線の廃止について(3387号線)、議案第25号市道の路線の変更について(3388号線)、議案第26号市道の路線の変更について(3390号線)、議案第27号市道の路線の変更について(3389号線)、議案第28号市道の路線の変更について(3867号線)、議案第29号市道の路線の変更について(3882号線)、議案第30号市道の路線の変更について(3885号線)、議案第31号建設工事委託に関する協定の一部を変更する協定の締結について、以上8件について、これより一括質疑に入ります。  質疑のある方の発言を許します。質疑ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 133 ◯議長(倉持 守君) 質疑なしと認めます。質疑を終結いたします。  議案第24号ないし議案第31号、以上8件は建設経済委員会に審査のため付託いたします。    ─────────────────────────────────  日程第5 議案第32号ないし議案第34号について                               (一括質疑、委員会付託)
    134 ◯議長(倉持 守君) 日程第5に入ります。  議案第32号令和元年度常総市一般会計補正予算(第2号)、議案第33号令和元年度常総市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)、議案第34号令和元年度常総市大生郷特定公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)、以上3件について、これより一括質疑に入ります。  質疑のある方の発言を許します。質疑ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 135 ◯議長(倉持 守君) 質疑なしと認めます。質疑を終結いたします。  この際、お諮りいたします。  予算関係につきましては、議長を除く議員全員を委員とする予算特別委員会を設置し、審査のため、これに付託いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 136 ◯議長(倉持 守君) 異議なしと認めます。よって、以上のとおり決しました。  議案第32号ないし議案第34号、以上3件は予算特別委員会に審議のため付託いたします。    ─────────────────────────────────  日程第6 認定第1号について                                 (質疑、委員会付託) 137 ◯議長(倉持 守君) 日程第6に入ります。  認定第1号平成30年度常総市一般会計歳入歳出決算認定について、以上の件について、これより質疑に入ります。  質疑のある方の発言を許します。質疑ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 138 ◯議長(倉持 守君) 質疑なしと認めます。質疑を終結いたします。  この際、お諮りいたします。  決算関係につきましては、議長並びに議会選出監査委員を除く議員全員を委員とする決算特別委員会を設置し、審査のため、これに付託いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 139 ◯議長(倉持 守君) 御異議なしと認めます。よって、以上のとおり決しました。  認定第1号、以上の件は決算特別委員会に審査のため付託いたします。    ─────────────────────────────────  日程第7 認定第2号ないし認定第8号について                               (一括質疑、委員会付託) 140 ◯議長(倉持 守君) 日程第7に入ります。  認定第2号平成30年度常総市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について、認定第3号平成30年度常総市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について、認定第4号平成30年度常総市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について、認定第5号平成30年度常総市介護サービス事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第6号平成30年度常総市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第7号平成30年度常総市大生郷特定公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第8号平成30年度常総市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について、以上7件について、これより一括質疑に入ります。  質疑のある方の発言を許します。質疑ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 141 ◯議長(倉持 守君) 質疑なしと認めます。質疑を終結いたします。  認定第2号ないし認定第8号、以上7件は決算特別委員会に審査のため付託いたします。    ─────────────────────────────────  日程第8 認定第9号について                                 (質疑、委員会付託) 142 ◯議長(倉持 守君) 日程第8に入ります。  認定第9号平成30年度常総市水道事業会計決算認定について、以上の件について、これより質疑に入ります。  質疑のある方の発言を許します。質疑ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 143 ◯議長(倉持 守君) 質疑なしと認めます。質疑を終結いたします。  認定第9号、以上の件は決算特別委員会に審査のため付託いたします。    ─────────────────────────────────  散会の宣告 144 ◯議長(倉持 守君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。  本日はこれにて散会いたします。                 午後1時10分散会 当サイトのコンテンツ(文章、画像、図表)は、常総市議会の著作物です。無断で複製、転載することを禁止します。 Copyright (c) Joso City Council Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...