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  1. 常総市議会 2019-02-01
    常総市:平成31年2月定例会議(第20回会議) 本文


    取得元: 常総市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-12
    本文へ移動 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1              〔議長風野芳之君議長席に着く〕  開 議 ◯議長(風野芳之君) おはようございます。御出席をいただきましてありがとうございます。  御報告申し上げます。ただいまの出席議員数は20名であります。    ─────────────────────────────────                 午前10時00分開議 2 ◯議長(風野芳之君) これより第20回会議を開きます。  別紙会議日程により議事を進めます。    ─────────────────────────────────  日程第1 一般質問 3 ◯議長(風野芳之君) 日程第1に入ります。  昨日の会議に引き続き一般質問を行います。通告順に従いまして発言を許します。  なお、質問並びに答弁は簡潔明瞭に行うよう、議事進行に御協力をお願い申し上げます。  最初に、20番中村安雄君。                〔20番中村安雄君登壇〕 4 ◯20番(中村安雄君) 皆さん、おはようございます。大変多くの皆さんに傍聴いただきましてまことにありがとうございます。市民の皆さんの関心の高い内容でもって質問をさせていただくということでございます。  まず第1に、市民の広場とカスミ跡地の計画・水海道公民館の移設についてということでございます。  この問題については、今回で7回取り上げている内容でございます。水海道の市街地の状況は、皆さん御存じのとおり、大変人の歩きもまばら、商店街の閉店が相次いでいるのが現状でございます。過去の時代を振り返りますと、水海道のにぎわいは天下一であったというぐらいにぎわった時代があったところでございます。水運によってこの地域が開かれたということであるというふうに思います。それが今現在、あまりにもその状況は惨たんたるものだというふうに思っているところでございます。  そういった面で、今、何とかしようということで、2代前の市長が市民の広場ということでその計画を実行しようとしてかかったところでありますが、やはり実行しようとして、計画をして実行するまで一定の期間がかかります。その間に選挙でその問題を取り上げ、そして攻撃の材料にするんですね。幾多の姿を私は見ております。私は昭和58年に当選しておりますので、落合市長、それから神林市長遠藤市長杉田市長長谷川市長、そして高杉市長、現市長の神達市長でございます。7人目ということになるわけでありますが、その選挙の姿は、いずれも現市長を攻撃する態勢でもって選挙が始まります。そういったことで物事が達成できる前に引退せざるを得ないというふうなのが今までの流れでございます。何をやってるんだと、あなた方は市長に出て、物事を壊すつもりであんたは市長に出てくるのかということなんです、要するにね、そうやってものを考えれば。市民の願いはかなわない。やっぱり執行権が強いですから。議会も、当選するとそっちへなじんじゃうんですよ、どうしてもね。これは甚だ議員としてはだらしがない話だと私は思います。確かにこれは筋を通して、物事を考えて……。                 〔発言する者あり〕
    5 ◯20番(中村安雄君) いや、自分も言いますよ、それは。あなたが言う前に私は言いますよ。あなたもそうだろう。そんなこと言ってるんじゃないよ。要するに、人の質問しているときは静かにして聞いてろよということ。  要するに、そういったことがあっては問題が複雑になりますので、いい方向で、今回多くの市民の皆さんが、そこのカスミの跡地、そして市民の広場含めまして、これの署名活動がなされるということでありますから、大変心強く思っているところでございます。  そして、この問題を推進する前に、今現在の水海道公民館と武道館が、今度新店舗のカスミの北側にございます。これらは大変老朽化して傷んでおります。公民館については昭和48年に建設をされているということでありますが、この公民館も雨漏りはするし、壁ははがれている、状態は甚だよくない。そういったのが今の姿でございます。そして、武道館についても文化財としての指定がされているということでありますが、これも昭和7年ころなんですね。だから、今から87年くらい前の建物のために土台等が腐食しちゃってきているということで、建物いずれも好ましくない状態だということであります。  それと同時に、その土地の面積が約2,000平方メートル、約600坪なんだそうですね、大体総面積が。そうしまして、そこに建物が建っているということで、昭和48年ですから、当時は自転車か何かでやっぱり公民館へ行ったのではないのかなと思うんですが、今は車の社会なんですね。人が集まれば、駐車場がなければ利用できない。生涯学習センター等も満杯に入ったときに、学習センターに対する駐車場が不足するんですね。そんな時代が今の時代になったわけでありますので、そういう意味からしますと、あそこの今の水海道公民館の施設のある場所についても大変好ましくないということでありますので、こちらの、今の市民の広場、そして旧カスミの跡地も含めますと9,000平方メートル、2,700坪がありますから、この辺に駐車場もゆとりがあります。300台ぐらいの車は駐車できる、そして建物も建つというふうな場所である。しかも、今回の大水害、3年半前にありましたが、この鬼怒川の大水害でも、この高台に位置する場所はほとんど水害になっていないんですね。  この庁舎は1メートル四、五十センチ、水没した。ふだん車に乗っていますと、この高低差はあまり意識しないんですが、実際にこの水害があって初めて、私どももこの高低差がわかりました。それほど水害には大変弱いこの地域であったと。この庁舎も、前の年の11月に竣工して、翌年の9月に水没してしまった。情けない話この上ないということですが、この大水害の脅威には勝てないというようなことで、今、堤防の工事がやられておりますが、17%の改修率が95%まで改修するということですから、今後は大変安全な地域にはなると思いますが、しかしながら、あの水害によって当市の土地の価格が大暴落している、それによって当然固定資産税の税収も減収につながってくるというふうなことになるわけでありますので、そういう面も大変大事なところであるというふうに思います。  それで、本題なんですが、要するに、今お願いして、皆さんに署名活動がこれから大々的に取り上げられているようでありますが、これらは皆さんの力を総結集していただいて、もう選挙戦で戦いの材料にできない、しかも、このことに逆らうことは市民に逆らうんだというようなことの体制づくりのために努力をしていただきたいと。そして、何としてもやはり一定の人数の会議ができる施設をこの9,000平方メートルの土地につくって、皆さんに、市の活性化にも寄与していただければというふうに思うところであります。  だから、公民館の問題、武道館の問題、前回も答弁をいただいてありますが、今回あれからまだ3カ月しかたっていないんですが、今回、私は何でこれを取り上げたかというと、市民の皆さんが立ち上がって、この場を何とかしようというような気持ちで署名がされているわけでありますから、それらになお一層私どもとしても力をつけていきたいというふうに思いましたので、きょう質問に入ったわけであります。  この場所は、カスミが撤退する前に、既に、当時ノムラキヨシさんが区長会長だったんですが、そのときに地元から署名が出たんですね。それで、多目的な施設をつくるということで6,600万の予算がついておったわけでありますから、その予算に従ってやろうとしたところが、反対があってできなかったわけですから、そういったことと、今度はまた別個に、そのカスミの問題がプラスアルファになって9,000平米になったわけですから、今度規模の違うものが建設できればというふうに思います。  ただ、常総市も財政が大変厳しいことは、今現在そういったことでもありますから、財政の面での確保も必要だというふうに思います。そういうことで、どういった答弁をいただけるか、この前の答弁とは違って前進のある答弁をしていただけますようにお願い申し上げます。私のほうから、そういったことで公民館と、要するに今の武道館のほうが、どういうことで予算化、300万か予算化をして、精査をして内容を前進させるというような、3カ月前の私に対する答弁がありましたから、その答弁がどういうふうにきょうは皆さんの前で前進のある内容でもってお答えをしていただけるか、楽しみでありますので、いい答弁をしていただけますようお願い申し上げまして、質問席に戻ります。  以上です。 6 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方、議場にお入りください。  これより答弁を求めます。教育部長。             〔教育委員会教育部長沼尻秀子君登壇〕 7 ◯教育委員会教育部長沼尻秀子君) おはようございます。中村議員の御質問にお答えいたします。  議員がおっしゃるとおり、水海道公民館は昭和48年の建築で、既に45年以上が経過し、修繕箇所の増加や一部に耐震が不足しているとの診断がされています。また、建設当時からでは交通環境も変化し、駐車場不足も課題となっております。武道館についても、昭和7年の建築で老朽化が激しい状況です。特に武道館は、国の登録文化財として、また旧水海道小学校の遺構としても貴重な建物であり、利用者も多いことから、活用しながら保存していきたいと考えております。  あわせて、市指定文化財報徳銀行登録文化財の二水会館など、市街地に点在する歴史資産の再活用についても、市民の広場やカスミ跡地の利用と一体的に検討していく必要があることから、庁内にプロジェクトチームを立ち上げ、協議を重ねてまいりました。  その中で、武道館などの改修費用まちづくり中心市街地の活性化につなげるための方向性、さらには用地取得の妥当性とその方法などが課題となっています。これらの解決には建築などの専門知識が必要であることから、専門家に調査業務を委託し、各施設の有効活用の方向性を示したいと考えております。  以上でございます。 8 ◯議長(風野芳之君) 中村安雄君。 9 ◯20番(中村安雄君) どうもありがとう。前回の内容と、プロジェクトチームをつくってということでありますから、そのプロジェクトチームがどういう会議を持って、何回ぐらいの話し合いをしてこられたかということも少しお尋ねをしたいんですが、要するにこのことを総合的に、カスミとの関係ですね、まずね。公民館と今の指定文化財、これをどうするかは、やっぱり県の指定等は県の了解をとるとかということもまず必要になってきますから、それらに対しての解決策はあるんですか。公民館は常総市のものですから、公民館そのものは解体して移設することは可能だ。だけど、指定文化財のほうは、一たん解除をして移設することはできるのではないかと思うんですね。だから、腐れたまま、土台が腐食したまま放置しておくということになればもっともっとひどくなるわけですし、床も、この前の水海道中学校でしたか、床の問題がありましたね。体育館か何かのね。だから、あれと同じように、今の武道館の床も好ましくない状態ではあるというような話も、剣道か何かやっている皆さんからそういう話が出ていますので、それらも今後改修して、ずっと継続して使っていくということであれば、そういう形をとらざるを得ないと思うんですが、その辺はどういうふうに考え、どういうふうな方向で行きますか。担当課長のほうから答弁ください。 10 ◯議長(風野芳之君) 生涯学習課長。 11 ◯生涯学習課長土井義行君) おはようございます。ただいまの中村議員の質問にお答えさせていただきます。  まず、プロジェクトチームにつきましてでございます。平成29年度から設置しておりまして、平成29年度については4回、平成30年度、本年度ですね──につきましては3回の会議を持っております。また、この間、株式会社カスミ様とも二度ほど直接お話し合いをする機会は持たせていただいておりますが、方向性、お互いの思惑の違いなどもあるのかというようなことで、なかなか結論的なところまでは至っていないと私は認識しております。  もう1点、武道館の移設は可能なのかというような御質問だったと思うんですが、法令的には可能と考えております。やはり、その先、技術的に可能なのか、あるいは技術的に可能であっても費用はどのくらいかかるんだ、それが私どもにも算出できないというところでございまして、その辺も含めて補正予算で御審議いただきました調査費の計上ということになっておりますので、これを活用しましてその辺の問題をクリアしていきたい、解消していければと考えております。  以上です。 12 ◯議長(風野芳之君) 中村安雄君。 13 ◯20番(中村安雄君) 今の武道館の問題、そして過去には坂野家住宅の問題があったんですね。坂野家住宅の土地はみんな買収をしました。坪8万何千円かで買収をしたというふうに私は記憶しています。だから、2億何千万か何かの金で買収したと思いますが、そして、建物は、今度あれは全部、一たん解体したものをつくりかえたんですね。補助事業で、70%か何か補助事業で改修することができたんですね。だから、今回のやつはそういった文化財で指定されたもので改修をするということは、今のような補助体制はあまり期待できないんですか。そういった要望したり働きかけをすれば、そういう財源が確保できるようにも思うんだけど、どうですか、それは。 14 ◯議長(風野芳之君) 生涯学習課長。 15 ◯生涯学習課長土井義行君) ただいまの御質問にお答えします。  御承知のように、議員御指摘のとおり、坂野家住宅につきましては国指定の重要文化財ということもございまして補助金が相当見込めました。ただ、今回武道館の話になりますと、登録文化財、いわゆる登録台帳に登録したという状態で、記憶で申し上げていて申しわけございませんが、設計費の一部とか計画をつくる、そこについては補助は見込めるんですが、登録文化財そのものについては解体とか移転の費用については補助金が見込めないと考えております。  ただ、そうしますと、どこかほかのところが、ほかから持ってこれるような適当な事業があるのかというのも含めまして、調査した上で検討していきたいと考えております。  以上です。 16 ◯議長(風野芳之君) 中村安雄君。 17 ◯20番(中村安雄君) では、そのプロジェクトチームとは別に、これはまさに政治的な配慮があれば可能になる可能性もあるんだ、多分、私はそういうふうに思います。だから、そういった面での働きかけをしながら、文化財を維持していこうということであれば、予算的な面でということが一番大切ですから、最後はね。そういった面で、ひとつ働きかけをしながら、何とか予算が確保できるように努力するような体制づくりをしてくださいよ、できればね。これはトップのほうの答弁でそういったこともお願いするつもりではおりますが、じゃないと財政がやはり厳しいというふうなことになります。  坂野家のやり方を、あれも指定されておったものですから、そういったことが、あれは70%台、多分補助ですよね。そういったことで可能になったわけですから、そういう面も、過去を振り返って、できればそうしていただければ、あそこの場所をやっぱりきれいにして、カスミが使うのにはもってこいなんですよ、あそこの駐車場は。だから、ああいったものをこっちへ移設して、こっちは向こうをあげるということであれば、それが最もふさわしいやり方だなというふうに思っていますので、答弁は要らないですが、そういうふうにひとつ考えて努力をしてください。ずっと、これからあと4年、私、当選できるかどうかわかりませんが、よく見守っていきたい。しかも、完成をさせてからやめていきたいというふうに思っていますから、何としても完成させてもらわないとやめられないから、11期なんてやれないですから、もう10期であと4年ですからね、大変なんですが、そういうこともひとつお考えいただいて、人のことよりも自分のことが大事かわからないですが、とりあえずそういう努力を惜しまずに、市民の願いをかなえてやってくださいよね。そうしてください。  次には、やっぱりこの大もとのカスミの跡地と市民の広場の問題になりますね。市民の広場、今回署名が上がってくることになってきております。これは私ずっと、今回で7回目ですからですが、このことを全く、その署名の内容は、それそのものなんですね。ずっと過去を振り返りながら、報徳銀行の問題等も出てきておりますが、報徳銀行も当時買う買わないというような、いろいろありましたが、あれを取得して、あれを守っていこうということで報徳銀行も買収したところが、耐震の問題でもって使い物にならない。あれを改修して全面的に使おうとすると、多額の費用が必要になってくるんだということですから、そんな費用をかけるんだったら、こっちのほう、別個なところをやれよということにもなるぐらい、高杉市長の段階で、途中でストップみたいな形をとって今現在に至っているんですね。  だから、その前の市長の段階で取得したものですから、そういうふうにとらえ方が全部、市長がかわりますと考えが変わってきますから、ああいうふうな形になってしまったんですが、この市民の広場、そしてカスミの跡地ですね。これに対してはどうしても常総市、水海道については、大きい建物だとすれば、今の生涯学習センター固定椅子が145、椅子を入れて二百四、五十みたいな場所しかないんですね。ここの敷地内に市民会館がありました。これは1,200ぐらいの席があって、建物が古かったために耐震強度がないということで解体したんですが、当時はよく天井にアスベストを使ってあったんですね。そのアスベストを除去したりなんか、何千万かの金かけてやりましたね、あれもね。ところが、それよりももう耐震不足だということのほうが問題になって、解体をせざるを得なかったというようなことでありました。  そういったことで、集会の場所がないんですね。石下には交流センター、豊田城があって、中央公民館がありますから、すべてそちらで、今現在水海道の地区の皆さんはそちらでお世話になっているということが多いわけであります。そういった面で、水海道のこの場所にはそういった場所があるんだから、せめて、交流センターみたいな大きいものは必要もないと思いますので、お金の問題になります、当然予算化の問題にもなりますから、大変なことになると思いますが、いずれにしても、今のカスミの建物そのものは改修して、何かに利用できるような可能性というのはないのかどうかということだよね。結構面積がありますから、あれを会議の場所に使えるとか何かということであれば改修ができて、解体すると莫大な解体費用がまたかかりますから、そういった利用の仕方で、一時財源がある程度回復できるようであれば、それでつくりますが、私この前申し上げたのは、うちのこの新庁舎をつくったときに、16億円ぐらいの金でできているんですよ。坂東市の庁舎は70億かかっているんですよ。坂東市。5万3,000の人口、私のほうは人口が今6万300ぐらいしかないですが、最高6万7,000ぐらい、合併した当時の常総市はあったんです。それからすれば、よくもまあ5万3,000ぐらいで、財政あまりよくないのに、思い切った70億もの庁舎をよくつくったなと、私、選挙のときにあちらの応援演説のとき、それを言ったんですよ。だから、財政をよく見ながら、議会はチェック機能を果たさなければだめなんじゃないの。そんな70億も金使って庁舎なんか建ててるより、もっと大事なところ、金使うところあるんじゃないのかなんて私は言ったことがありました。人のところへ行ってそんな余計なことを言っても、私の権利はなかったんですが、そういうふうに、あまりにも大きい財政負担をかけて庁舎をつくったということは、我々には想定できないぐらいのお金ですよね。それは議会が認めたからできたわけですから、何でも最後は議員の責任にも値するということになってくると思います。  そういうことで、今のカスミの建物は平屋の建物でありますが、ああいったものも一時利用しながら、会議室として、天井を上げたり何かすればできそうな感じもするし、地震で耐震の能力があるんだかないんだか、そこがちょっとわかりませんが、執行部、市長だよな。市長の答弁になると思いますが、どういうふうに物事を考えて、何とか早急にこの市民の願いをかなえてくれるつもりなのかどうか。今回の署名が数万人という数であったとすれば、これほど力強い支援体制はないんですよ。だから、そういった面も、市民がどんなにそのことに対して物事を解決したいという願いがこもっているかということをよく、その数字でわかってくると思いますから、そういうのもよく、慎重にとらえていただきたいというふうに思います。  とりあえず答弁ください。それからまた再質問しますから。 18 ◯議長(風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 19 ◯市長(神達岳志君) おはようございます。中村安雄議員の質問に答弁をさせていただきたいと思います。  今、中村議員がおっしゃったとおり、この長年の課題である水海道の中心市街地の活性化の課題でありますけども、これについては何度も答弁もさせていただきました。これは水海道の商店街だけではなくて、常総市全体の問題だと私も認識をしております。これは水海道の駅前、石下の駅前もそうですけども、こういった旧商店街をいかに復活、再生、創生させるかということが私に課せられた使命でもあると認識をしております。  そのために、300万の補正予算を組ませていただきました。今、土井課長からも答弁させていただいたとおり、具体的に今進めております。これは武道館またはカスミ跡地、こういった中心市街地にある現在の資産というものをいかに建築または解体または移築、そういうものに関してどのぐらいの費用がかかって、法的な問題はどういうものかというものもしっかり精査するための調査費用として300万を計上させていただきましたけども、これはもう今月、具体的にプロポーザルに入ります。業者選定をしっかり、今月中に、今年度中に決めて、そしてその後、どういう動きをするかということについては、その選定業者と行政と、まさに今署名活動を頑張っていただいている市民の皆さんはじめ商店街の方、また商工会、さまざまな皆さんと、その専門家を交えて、行政も、私も入って、これから対話の場をどんどんつくっていきたいと思っています。その中で、どういった全体像のあり方が、この水海道の中心市街地にとって一番あるべき姿なのかという全体像を、その具体的な数値をもとにつくり上げていきたいというふうに思います。  もちろん、その水海道の武道館をどうする、公民館をどうする、カスミ跡地をどうする、報徳銀行をどうする、市民の広場をどうする、二水会館をどうする、こういう問題がございますけども、これ一つ一つをどういうふうにするかというよりも、10年後のこの商店街のあり方というものを具体的にイメージをしっかりつくった上でないと、個別のものを移動したり、建築をしたり、解体をしたりするだけでは、これは商店街の活性化にはつながらないと確信をしています。  そういった意味で、私も市長就任以来、こういったことを課題解決している各市、県の視察に行ってまいりました。一つは熊本県の八女市、ここも同じような旧市街地の活性化、これに対して学生また民間の力を活用して、ずっと空き家になっていた、空き店舗になっていたものを古民家再生をして、昭和初期のまちづくりをして、今、次から次へと学生また起業家が集まるまちへと変貌しました。  また、近くでいきますと川越市です。川越なんかも、ずっと空き店舗だらけだった商店街が生まれ変わりました。この近隣でいきますと、真壁のひな祭りのあの商店街もそうですけども、いろいろな補助金を活用して、民間の力を活用して、空き店舗がどんどん開いてきている現状もございます。  ということを考えると、行政で建物、箱物を建てるだけでは商店街は活性化しないという事実があるわけです。こういった中で、その空き店舗をどういうふうに活用してくれる商店街の力、または若い力、また市民の力、また市外から常総市のあの商店街でお店を開きたいと思っていただける方がたくさん訪れるような仕掛けであったり、意匠であったり、デザインであったり、そこに思いであったり、パッションであったりというものが何よりも重要になってくると感じています。  そういった中では、大改革を、商店街をやるんだと、その上では10年先ぐらいのビジョンをつくって、では、ことしはこういった形でまずは公民館の移設をしようとか、武道館をこうしようとかというものはそこから発生してくる。その10年後のビジョンというものを、市民の皆さんと思いを共感、共有していく、それに向かって行政だけでなくて市民の皆さんと一緒になってこの商店街の活性化づくりというものを、市内外からの知恵、英知というものも集中しながら、それをつくっていくための第一歩が今回の300万の補正予算でいただいた調査費であります。ですから、これをもとに、ことしの10月をめどにこの調査結果、また市民の皆さんとの対話、そういったものも含めて、結果を10月には具体的にお示しができると考えております。また、その結果をもとに、市民の皆さんとの対話も含めて、10年後のビジョンづくり、そのために具体的に10年間の計画、来年はどこをどうするという部分も具体的にもうつくり込みに入っていきたいと思っておりますので、ぜひそういった部分も含めて考えていきたいと思います。  そのほかの作業としても、今、商工観光課を中心に調査を進めているところであります。これは何かといいますと、中心市街地の空き店舗の状況、この空き店舗の活用方法も今補助金制度をつくっておりますので、去年、おととしから2店舗、空き店舗が創業、創業塾またはビジネスプランコンテストで創業していただきました。この2店舗の実績もございますけども、それと加えて、どこに空き店舗があるのか、駅通りのどこに空き店舗があるのか、大通りのどこが空き店舗なのか、プラス、跡取りがいる、いない、担い手がいるかいないかというものもマーキングをしてもらいました。これを見て、やっぱり想像以上に大変な状況だということが出てきました。ほとんど跡取りの方がいらっしゃらない、そういった中で10年後を考えると、開いているお店がどこにあるのかという部分も具体的に今データ化をしているところでございます。そういった現状も市民の皆さんによく御理解をいただいて、お示しをして、具体的なデータ、また市民だけでなくて、ほかから常総市に訪れてくれる方は何を望んで商店街に来るのか、こういった部分のニーズ調査、そういったものもしっかりした上で、生まれ変わった水海道中心市街地、石下中心市街地をつくっていきたいと考えております。  以上です。 20 ◯議長(風野芳之君) 中村安雄君。 21 ◯20番(中村安雄君) どうもありがとうございます。さまざまな内容でもって説明をいただいたところであります。なかなか、じゃあ解決策の一番いい方法は何だということでありますが、やはり人が集い合えるような場所がないことも今の一つの市街化の地域の、今の現状であることだけは確かにあると思います。  駅通りに防犯灯がなくて、暗くて、懐中電灯を持って歩いているんだって、天下の水海道の駅前が懐中電灯つけなきゃ歩けないほど真っ暗けの駅通りなのかということをこの前申し上げて、防犯灯を16基つけていただいたということでありますが、それほど商店の1軒1軒のお店が廃業に追い込まれたり、休業に追い込まれたりというような実態が現実だということであります。  私は米屋の代表です。米屋もございません。みんな米屋も、ほとんどが廃業しちゃっているというような実態になっていると。米屋もない、酒屋もないなんていうようなまちになってきた。大手がありますから、そちらへ客が流れるところもあるというふうには思いますが、それにしても、人の動きがないほど辛い、その地域として惨めな姿はないというふうに思いますので、そういったことよりも、人が集えるようなものもやっぱりないからそういうことにもなってくるわけですから、それらもよく反省して取り組んでください。  ということで、予算化もしてあるようでありますが、10月までにということも今、市長の答弁にあります。署名がたくさん集まって、来年の8月の市長の選挙、これに絶対的に、相手方が戦いに臨んでも、とてもとても戦いには、その相手にならないほど、もう強固な神達市政だというふうに言われるように万全を期してくださいよ。それはやはり皆さんの力になる、市民の願いをかなえるということにもつながってくるわけですから、そういう体制づくりに最善を尽くしてやってください。  ということで、次に入ります。2番目に入ります。 22 ◯議長(風野芳之君) 次の質問に移りますので、答弁関係者の方、入れかえをお願いいたします。  中村安雄君、質問を継続してください。 23 ◯20番(中村安雄君) では、大項目で農業問題、現在と今後についてということで通告してございます。  農業問題も大変厳しい時代を迎えております。これはやはり、食料の自給率等も大変落ち込んでおりますが、やはり外国との関係なんですよね。どうしてもこの問題。戦中から戦後、食料がものすごく不足した時代がありました。米を食べるとばかになるから、小麦でパンを食べろといって、外国の小麦をどんどん輸入した時代が戦後の時代でございます。しかも、食料は最悪の時代、法律をつくって、その法律をつくった人間が、食料自給率が少ないためにヤミ米を買わない、絶対に買わない、そして配給の制度にだけ従って食料を自給した。これはもう餓死したんですね。やっぱり食料がないから、食べられない、食べ物がないわけですから。そうやって、そんな極端にひどい時代が当時、昭和20年代があったんですね。そういうことがあった話も前にしたこともありました。  終戦のときの米の値段が、60キロ、1俵60円、ただの60円ですよ。学校の先生は2カ月働かなきゃ米1俵買えないなんて、大変失礼な話ですが、そのぐらい賃金との格差があったんですよ。昭和26年になったら、その米が1俵1,850円、これはもう全部、食料管理法で政府が管理している米です。昭和17年に食料管理法ができました。これによって全部、世の中の食料すべて、たばこだとか何かまで配給制度なんですよ。配給通帳がないと米だとかたばこも買えない、そういった時代があったわけですが、昭和20年に米1俵60円が、昭和26年に1,850円になって、その1,850円が、ヤミ米は8,000円したんですよ。そんなことがあったんです。だから私、坂手の山1反歩2,000円から2,500円だから、米1俵で山3反も取りかえたんだと。それで、その山が昭和61年に1坪30万で返した。30万というのは、1反歩にしたらば9,000万だ。9,000万、3反歩取りかえたんだから、2億7,000万。米1俵2億7,000万になったんだという話になっちゃうんですよ、そうなれば。そのぐらい、そういった物価の差があった。だから、山だとか山林だとかはもう二束三文、米をつくる場所が一番大事な農地だったということですよね。田んぼで、米をたくさんとれるところへお嫁に行ったほうが経済が楽だというふうな時代であったわけですよ、その当時は。  ところが、今はどうですか。1日働くと米1俵買えるんですよ。2カ月も働かなきゃ買えない時代、80分の1ですよ、今、労働賃金からすればの話ですよ。そんな時代になって、今もっと困っているのは、このTPPですよ。しかも、外国から入ってくる米、関税をかけることによって、77万トンだけは、今もアクセス米は関税をかけない米なんですよ。それで、77万トン、要するに日本の米の必要量は720万トン弱なんですよ。720万トン。最大にできたときの米の量は1,200万トンなんですよ。これは昭和30年代から40年代ですよ。1,200万トンもできちゃったんです。今度は米がとれ過ぎたので、昭和46年から減反制度が始まったんですよ。ずっと減反をやってきて、現在の米の生産量は720万トンぐらいなんですよ。720万トンというような数字が現在であります。  しかしながら、外国から入ってくる米が、今言った77万トンの中に、10万トンは主食用の米が入ってきます。また値段が安いんですね。これはもう到底、日本の米は価格的には競争できません。ところが、TPPで今度は、アメリカを除いた11カ国で決まった話ですが、このやつは、今度米はどうなったかというと、この米が、今まで外国から入ってくる米は9月に入札が始まったんですよ。ところが、今度は南半球の米が入ってくるんですよ、オーストラリア。この米は入札が4月なんですよ。3カ月たつと、日本へ新米が入ってくるんですよ。これは6,000トンから8,400トンまでの枠があるんですよ。この米が、4月に入札やりますと、日本でできる新米よりも早く、外米の新米が出てくるんですよ、日本に。そういったことが、安倍総理大臣は何で、どうやって考えてこういうことをやっているのかわからないですが、とりあえずそういったものが入ってくることによって、日本の米の価格は、またせっかく上がってきたものが、一定のところでもうストップがかかっちゃうというようなことですから、今でも農業を廃業して、もうやろうとする人がどんどん少なくなって、数えるぐらいしか農家をやる人がいなくなってきているんですよね。そういったときにそれですから、なおさらのことだと思います。  関税というのは、ものすごく高い関税をかけておったんですね。一番高い関税というのは、1,700%という関税がありますよね。これは特殊なものなんですが、そういった関税があったり、米も結構高い関税をかけてきておったんですが、とにかく食べる量が年間、人口減少にも伴って、今現在、毎年毎年10万トンくらいずつ減ってきているんですよ、自給率というか消費量が。それで、実際には、今言ったように1人当たりの消費量が約54キロ。昔は1石と言ったんですよね。1石というのは150キロですからね。54キロというと、3分の1しか食わないということになりますから、昔は1日4回食べたのが普通ですからね。4回なんです、3回じゃないんです。朝とお昼と夕飯じゃないんですよ。そうじゃないの。もっと早い話は、4回食べたんだよ。──そういう余計なこと言ってるから雑音が入ってくるんだよ。そういう内容の時代があったわけです。だけど、今はいろいろな食べ物がありますから、54キロが米の消費量。  ところが、残飯も54キロだそうですから、イコールなんですね、今。残飯が54キロ、米の消費が54キロですから。残飯ですから、食べ残しが54キロ出ると。米だけじゃないですよ、これは。すべてに対してのことですが、そういった時代になってきた。  だから、奨励金を出したりなんかして常総市も農業者の育成を図っています。4,500万のお金を補助金として今まで出して、良質米奨励金だとかなんかも出してきましたが、今度は国の直接払いがなくなりましたから、それは今度は常総市もできないですね。常総市単独でその米にだけ対する補助金の扱いができないので、違った、加工米ですとか飼料米ですとか、転作するものに対しての補助金という形をとって、約4,100万か、3,800万かの金を今現在補助金として出しております。  だから、このまま行きますと農家の耕地が空いちゃうんですね、どんどん。それは、最後は荒廃地になっちゃいますよ。荒れ地ですよ。そうなりますと、これはまたもとに戻すなんていうことは、もうできないですよ、なかなかね。私ら坂手のほうの場所は、今現在太陽光が10町歩、10町5反ぐらいありますかね。太陽光になっていますが、これは谷津田を埋め立てして耕作をできるようにしようとしたら、そこへ不正な埋め立てですよ、みんな。石が入っているとか、もう機械を使えないですね。だから、機械を使えないから、そんな農地は使いようがないから放置しておこうといって放置したところに、太陽光が入っちゃったというようなことで、坂手は今、7.5メガぐらいの、7,500キロワット、二千何百軒分の太陽光が、一般家庭で間に合うだけの太陽光があそこへふえたというようなことであります。  そういった農地が、みんなそういうふうに利用されてきているのが現実でございます。だから、やはり、今度、これから常総市の農業、地域農業をどういうふうにして守っていったらいいんだろう、その辺ちょっとお答えください。あまり演説やっていると3問まで行かなくなっちゃいますので、すみません、答弁してください。 24 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。経済環境部長。              〔経済環境部長宮田道夫君登壇〕 25 ◯経済環境部長(宮田道夫君) 改めまして、おはようございます。農業問題につきましてお答えいたします。  当市の米の生産量につきましては、減少傾向にございますが、米の消費量についても、これまで政府は年間8万トンの減少の需給見通しでしたが、31年産米からは9万トンから17万トンの幅を持った減少量ということで、厳しい見通しをしております。先ほど議員がおっしゃいましたTPP11によりまして、安価な農産物の輸入が増加することが確実になってきてしまっております。  その中に、議員がおっしゃいますオーストラリア産米、これは遅くとも7月か8月ぐらいに6,000トン輸入されるというふうに聞いております。主に業務用米だと思いますが、その輸入された安価な米が市場に流通いたしますと、国産米の価格が引き下げられるということも十分に考えられます。稲作が中心の当市におきましては、担い手の農業所得に大きな影響を与えます。また、営農意欲の減退や農業経営の不安定化を招き、結果、食料自給率がさらに減少する可能性があります。  当市といたしましては、高品質な、また付加価値のついた安全で安心な農産物の生産、また海外市場、輸出などの取り組みも視野に入れまして支援をしていくとともに、現在進めておりますアグリサイエンスバレー構想においても、水田を畑地化して農産物全般の生産振興を図り、もうかる農業の実践に取り組むことによりまして、食料自給率の向上、また米価の下落、担い手の高齢化や後継者不足といった課題解決につながることを期待しております。  いずれにいたしましても、今後の国の動向を注意深く見守る必要があると考えております。 26 ◯議長(風野芳之君) 中村安雄君。 27 ◯20番(中村安雄君) 農業問題、要するに日本の国内でだけ採用することができない、海外との関連でもって大きく方針が変わってくるということが、厳しい内容であることは確かだと思います。  いずれにしても、昨年の米の品質が非常によくなかった。カメムシの発生があったというようなこともありますから、空中防除等はその辺もよく注意をしながら、指導して、適期にそういった防除もするようにしてください。そして、農業の育成にも力を入れるような、行政として取り組みをしてください。  以上で結構でございます。次に入りますから。 28 ◯議長(風野芳之君) 次の質問に入ります。答弁関係者の方、入れかえをお願いいたします。時間がございません。スムーズな入れかえをお願いいたします。  中村安雄君、質問を継続してください。 29 ◯20番(中村安雄君) では、大項目3番ですね。要するに高齢者・後期高齢者等の保険利用の実態と対応についてということであります。  後期高齢者・高齢者、大変大きい数字になってきております。1番として、高齢者数・後期高齢者数ということですね。この数字とともに、パーセントです。後期高齢者の人数と割合、高齢者と後期高齢者の人数等をとりあえず最初に質問として、答弁をしていただきますようにお願いします。 30 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。保健福祉部長。              〔保健福祉部長吉原克美君登壇〕 31 ◯保健福祉部長(吉原克美君) おはようございます。それでは、中村議員の高齢者数及び後期高齢者数につきましてお答えいたします。  これは、数字的には平成30年12月末の市の全体の高齢者数になりますけども、いわゆる前期高齢者、65歳から74歳までの人数につきましては9,438人、それと、後期高齢者、75歳以上ですが、8,571人、総人数ですと1万8,009人となっております。  なお、保険利用の実態という形で、国民健康保険に加入している保険者のうち前期高齢者につきましては、これは平成29年度末の人数になりますが、6,864人、これは国保加入者全体の約4割となっています。また、75歳以上の加入する後期高齢者医療保険の被保険者数につきましては、同じく平成29年度末で8,678人となっております。  以上でございます。 32 ◯議長(風野芳之君) 中村安雄君。 33 ◯20番(中村安雄君) 高齢者の割合が大変多くなってきております。これから、なおさら、25年生まれの数字、これが頂点に達するのがあと6年後かなと、2025年に昭和15年、25年生まれの方が65に、75になるというふうな時期が、高齢化率が最も高くなってくる時期であろうというふうに思います。その数字を少し出してください。あと6年後の数字ですよ。 34 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 35 ◯保健福祉部長(吉原克美君) お答えいたします。  ちょっと推計という形でお答えしたいと思います。2025年につきましては、前期高齢者が8,181人、75歳以上が1万70人、全体で1万8,251人ということで、これは住民基本台帳をしたコーホート変化法による推計という形の数字となっております。  以上でございます。 36 ◯議長(風野芳之君) 中村安雄君。 37 ◯20番(中村安雄君) こういった数字がどんどん上昇してくるわけでありますが、それに伴って介護保険ですとか、この保険の金額がどんどん上がるわけですよね。今現在でも介護保険、12段階くらいあるようですが、1万7,973人という、これは30年9月の資料ですが、あります。保険料も最大16万4,400円、最低が3万円、標準が6万6,000円というふうな数字であります。毎年上がってきます。何年に1回ですか、2年に1回見直しか何かしていますね。3年ですか。ということで、これも大変な差が出てきている。  この保険を使わない、国保も含めましてですね。使わない高齢者の人も一部いるというふうに思うんですね。私が言いたいのは、保険も使わないで、健康で貢献してくれている人に対して、やはり特殊な表彰制度だとか、前にはあったんですよ、そういったことがね。だから、どこへその数字を合わせるかはいずれにしても、そういった保険も使わないで保険料だけ払ってくれている高齢者がいるとすれば、それらに対する扱いを考えたらいいだろうということですから、そのところ、ちょっと時間ないけど、答弁してください。
    38 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 39 ◯保健福祉部長(吉原克美君) お答えいたします。  ただいま3番の質問という形で、優良健康高齢者に対する表彰制度の取り組みについてでございますが、議員がおっしゃいますとおり、評価に値するとは考えております。何らかの形でたたえられればとも考えております。しかし、まず、その判断基準と評価内容をどうするかが課題でありまして、単純に先ほどの無受診者全員を評価するのは簡単でございますが、受診の抑制にならないように、健康診断を受診していることも大前提とし、その結果、健康であり、当分の間受診の必要性がなかった方を表彰すべきと考えております。  以上でございます。 40 ◯議長(風野芳之君) 中村安雄君。 41 ◯20番(中村安雄君) その数字は全く出ないんですか、それは。その数字、ちょっと出してくださいよ。 42 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。時間がございません。簡潔にお願いします。 43 ◯保健福祉部長(吉原克美君) 前期高齢者については、無受診者が505人、後期高齢者だと420人となっております。  以上でございます。 44 ◯議長(風野芳之君) 中村安雄君。 45 ◯20番(中村安雄君) これはやっぱりすごいですよね。これだけ財政負担をかけないで、保険料だけの支払いですからね。これは何らかの形をとってその評価をしてやることも、なおさらそういった努力をするようにみんながなる可能性もありますから、そういう方向で進めてやってくださいよ。 46 ◯議長(風野芳之君) この際、暫時休憩といたします。                 午前11時02分休憩    ─────────────────────────────────                 午前11時10分再開 47 ◯議長(風野芳之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を継続いたします。  次に、4番寺田 洋君。                〔4番寺田 洋君登壇〕 48 ◯4番(寺田 洋君) 4番寺田 洋です。通告に基づきまして、一問一答方式で2点ほど質問をさせていただきます。  私は、一般質問は議員の権利でもありますし、義務でもあると思っております。したがいまして、当然のことながら毎回必ず一般質問を行っております。また、一般質問という名称ではありますが、単なる質問や要望よりも、提案に重きを置いております。  質問のほうに入ります。まず、大項目1番目の質問に移ります。  ポイントサービスの導入についてという項目ですが、結論から申しますと、自治体ポイントシステムを常総市に導入してみてはどうかという提案です。前回の質問の続きとなりますが、この自治体ポイントについて、カードを使うのではなく、スマホで決済するというのが今回の質問の趣旨です。いわゆるQR決済ということです。いずれ、この決済もキャッシュレスにつながるかと思いますが、今回はポイントのみのQR決済です。  ここで言う自治体ポイントとは、市民が常総市の行政活動に参加するたびにポイントがつくというシステムです。例えば、各種イベントへの参加、健康づくり活動、介護活動、乳幼児健診、がん検診、図書館ポイントや各種ボランティア活動等が挙げられます。これらの活動に参加するたびにポイントをつけようという発想です。  ポイントを受け取る市民側にとっては全く損のない、得することだけの政策でありますし、行政側にとっても市民活動の活性化等の利点があります。また、失効ポイントは全額市に還元させるという特色を持っておりますし、市の財源にも少し寄与されます。  1)番の質問に移ります。スマートフォンを活用した地域活性化策が今後有効になってくると思われますが、当市では行政におけるスマートフォンの活用を検討する考えはありますでしょうか。 49 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方、議場にお入りください。  これより答弁を求めます。市長公室長。               〔市長公室長小林昭仁君登壇〕 50 ◯市長公室長(小林昭仁君) おはようございます。それでは、寺田議員の一つ目の御質問にお答えします。  近年、スマートフォンの普及は目覚ましく、所有率で申しますと70%を超えるとも言われております。インターネットを利用した情報取得の手段の主流となりつつあります。  このような中、行政におけるスマートフォンの活用という点でございますが、近隣市町村では守谷市で市民生活総合支援アプリという、スマートフォンやタブレット等で市の情報を閲覧・取得する仕組みを取り入れております。総合支援という名称のとおり、市民生活に関するさまざまな情報が一つの入り口に集約されており、手軽に、またリアルタイムで必要な情報を取得できるため、情報発信手段として有効であると同時に、行政と市民、双方の情報発信による情報の共有の手法としても活用できるものと思っております。  本市におきましても、本会議初日の議員全員協議会でお示しをいたしました第3次常総市地域情報化計画において、健康・観光・生活環境・生涯学習等におけるスマートフォンアプリの活用と複数アプリの集約について検討する施策を掲げております。今後におきましても、市民の皆様と行政が必要な情報を必要なときに共有できる仕組みの構築を進め、情報通信技術活用による地域活性化を目指していきたいと考えております。  以上でございます。 51 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 52 ◯4番(寺田 洋君) 今、説明を受けましたが、守谷市においてやっております、もりんふぉについて、少し補足説明をしたいと思います。  これは、守谷市民がスマートフォンを利用して行政のさまざまな情報、例えばイベント情報だったり、市の広報だったり、防災情報、最近守谷市ではこの防災情報を特に力を入れているそうですが、常総市は、うちの市長が防災先進都市ということで、常総市のほうがこれに対してははるかに優れているとは思っておりますが、そういった配信を受けることができるというシステムです。  また、守谷レポートという形で、逆に地域の課題、例えばごみの投棄だったり、防犯灯のたま切れ、道路の陥没等なんですが、こういったものを市に報告することもできる、双方向の通信手段となっております。  しかし、現在の契約者数は、守谷の人口約6万5,000に対して、現在は、始まったばかりということもあるんですが、4,500人ということで、せいぜい7%にとどまっており、まだまだ普及しているとは言いがたいものがあります。  当常総市では、これを一歩進め、内容の充実はもちろんのことですが、これに自治体ポイントシステムをプラスしてはという提案です。市民がお得感を実感すれば、契約者数は格段に伸びると思っております。これに対しては回答は結構ですが、2の質問に移ります。  スマートフォンを活用してのポイントサービスがほかの自治体でも実施され始めていますが、当市でも検討はされておりますでしょうか。 53 ◯議長(風野芳之君) 市長公室長。 54 ◯市長公室長(小林昭仁君) お答えします。  スマートフォンを活用したポイントサービスの実施につきましては、議員の御質問にありますように全国の自治体で実施事例がございます。例えば、栃木県の宇都宮市ですが、ウォーキングやサイクリングなど健康づくり活動に対してポイントが付与されたり、山梨県甲斐市では、スポーツ教室や自然観察ツアーなどの健康づくり事業に参加するなどによりポイントが付与されるということでございます。また、自治体によっては、たまったポイントを図書カードや市の施設利用券などに交換したり、特産品の抽選に応募することができるようでございます。  当市におきましては、さきに答弁しましたとおり、まだやっていないんですが、スマートフォンアプリの活用に向けた検討を進めていく予定です。アプリの構築に当たっては、ポイントサービスとの連携も視野に入れながら検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 55 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 56 ◯4番(寺田 洋君) 先月ですが、男性のみの介護推進員の集まりというのがございました。私ももちろん、この介護推進員というのになっておりますので、参加しましたところ、その場所でこの自治体ポイントの話をしましたら、現在はこの介護推進員の活動も単なるボランティア活動ということだったんですが、このポイントシステムの導入によりまして介護支援活動の励みにもなりますし、活動も活気づくのではないかというような意見を市民の皆さんからちょうだいいたしました。自治体ポイントシステムを導入しますと、こういったいろいろな市民活動も活発になりますし、また市民の行政に対する関心も深まります。  ちょっと話は違うかもしれませんが、現在、市の活動をやるとき、パブリックコメントというのを出すんですが、現在では非常に少なくて、時にはゼロというのもあると聞いておりますし、まだまだ市民が行政に対して参加しているというようなことにはなっていないような気がします。自治体ポイントを使いますと、またそのほか健康にも留意するようになりまして、健康寿命の伸びも期待できますし、いろいろトータル面で市にとって大変にプラスになるのではないかと考えております。  また、このシステムは、先ほどちょっと公室長も述べましたとおり、今回は質問を省略しておるんですが、自治体ポイントのみならず、民間ポイントも同時にためるというようなシステムを持ち合わせております。ただ、問題点は、これにかかわる市の財政負担と、それから国がこれからどういう政策をというより、どういう補助体制をとってくるかに注目していかなければならないと思っております。  3番の質問に移ります。総務省管轄でのマイキープラットフォーム構想及び自治体ポイント管理クラウドを活用したポイントサービスの導入を検討していますかという質問なんですが、これと並行して、まだ皆さん、このマイキープラットフォーム、自治体ポイント制、まだなじみが、行政の方は大変勉強していらっしゃるのでよく知っていると思いますが、皆さん、よくわからないと思いますので、回答方々、この簡単な説明をよろしくお願いいたします。 57 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。市長公室長。 58 ◯市長公室長(小林昭仁君) それでは、寺田議員の三つ目の御質問にお答えします。  マイキープラットフォーム構想につきましては、マイナンバーカードを活用し、公共施設などのさまざまな利用者カードを1枚にするとともに、各自治体から付与されるポイントやクレジットカードなどのポイント、マイレージ等を地域経済応援ポイントとして合算し、さまざまな住民の公益的活動の支援と地域の消費拡大につなげることを目的とした事業でございます。  11月定例会議でも答弁させていただきましたが、自治体ポイント制度につきましては、この事業の一環として構築されたポイント制度であり、例えば市のイベントや教室、ボランティアへの参加者に自治体ポイントを付与したり、たまったポイントを商品購入や公共施設の利用料、オンラインでの地域特産品の購入などに利用できるということでございます。  また、自治体ポイントは、民間事業者が運用するポイントカードと連携し、そのポイントをマイナンバーカードの自治体ポイントに交換して使用することが可能となっております。  自治体ポイントのほうなんですが、運用するには総務省が組織するマイキープラットフォーム運用協議会に加入し、自治体ポイント管理クラウドというクラウドシステムを活用するということになります。今のところ、本市では実施しておりませんが、今年度、庁内でワーキンググループを組織し、自治体ポイント制度の調査・研究・検討をスタートいたしました。さらに、この2月には、マイキープラットフォーム運用協議会に加盟したところでございます。  今後も、庁内での関係部署との調整を図りながら、民間ポイントとの連携も視野に入れながら、検討を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 59 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 60 ◯4番(寺田 洋君) このマイキープラットフォーム構想、一昨年の9月に総務省が発表した案なんですが、自分も前回質問のときに驚いたんですが、常総市ではもう既にこのマイキープラットフォーム構想ですか、この運用検討シートがつくられておりまして、さすが常総市の職員たちは優秀だなと、そう感じました。他市に、例えば守谷市とか行ってきたんですが、その時点ではまだほかの市は考えていなかったので、いやあ、さすが常総市はすごいなと感心した次第です。  ただ、私が今、このマイキープラットフォーム構想を言っているんですが、私自身は、実はこのマイキープラットフォーム構想、現在まだあまり進展が見られていないように考えておりまして、ここにあるマイナンバーの活用を考えるのはあまりいい策ではないかなと考えております。  かわりに、常総市独自の自治体ポイントシステムを構築しまして、市民生活の向上を目指すほうが今は良策ではないかと考えております。ただ、先ほど説明もありましたとおり、これから予算も考慮しなくてはなりませんし、検討課題としてはたくさん残っているとは思っております。しかしながら、自治体ポイントサービスは市民生活の向上に大きく貢献するものと思っております。最良の策を見出し、自治体ポイントシステムの導入をスピード感を持ちまして実施できるよう検討していただきたいと思っております。  まず、公室長の答弁をお願いします。 61 ◯議長(風野芳之君) 市長公室長。 62 ◯市長公室長(小林昭仁君) お答えします。  議員の御指摘のとおり、そのカード、マイナンバーカードにいたしましても、スマートフォンのポイント制度にしましても、かかる費用というものがございます。  ただ、そのポイントシステム制度等を設定する場合に、問題となるのは協賛いただける企業、または協力いただける企業等がふえていかないと、ポイントもつけにくいというところと、あと、先ほど議員が述べられましたとおり、自治体ポイントの場合、ポイントのほうの財源が自主財源ということで、まだ国県のほうの補助もないという状態ですので、全部市が自主財源として加算しなきゃいけないというところの問題も発生しております。現在、ICTの進歩につきましては、想像以上の加速力で進歩していると思います。ですので、国県のほうも今後そのことについての検討は入っていくかなと思われますので、あわせてその動向を見ながら、常総市としても進めていきたいと思っておりますので、お願いしたいと思います。  以上でございます。 63 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 64 ◯4番(寺田 洋君) ありがとうございました。市長にも、ここら辺について一度お伺いして、話をさせていただいたことがございます。急で申しわけございませんが、市長のお考えをできれば聞かせていただけると助かるんですが。 65 ◯議長(風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 66 ◯市長(神達岳志君) 寺田 洋議員の質問にお答えをいたします。  自治体ポイント、またマイキープラットフォームでございますけども、毎回いい御提案をいただいて、本当にありがとうございます。常総市も今年度から研究をスタートしているところでございますけども、これはいずれにしても、早かれ遅かれ、もう5年以内には全国の自治体がやってくる事例になってくると思います。ですから、いかに早く取り組むかということで、2020年度には常総市もこれを実施に向けて今スタートをして、情報化計画の中にもそれを盛り込ませていただきました。ですから、今、議員の御提案もあったとおり、市民の皆さんの利益になるような形、または行政と市民の皆さんの情報共有という部分もこれからますます重要になってきますから、そういった部分では自動決済システムも含めてさまざまな、こういったもの、自動の交付機も含めて、もうスピードは相当早くなってきていますので、そういった時代の変化に柔軟に対応ができる常総市を目指していきたいと思います。  御提案ありがとうございます。 67 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 68 ◯4番(寺田 洋君) ありがとうございます。さすが神達市長で、こういった新しいものは、どうせやるなら県内1番を目指して、一番先に実行できるような方向で、スピード感を持って検討していただきたいと切に願いまして、1番目の質問を終わります。 69 ◯議長(風野芳之君) 次の質問に移りますので、答弁関係者の方、入れかえをお願いいたします。  寺田 洋君、質問を継続してください。 70 ◯4番(寺田 洋君) 大項目2番目の質問に移ります。  今回、市のほうから包括施設管理業務委託の導入案が示されましたが、それを道路に特化しての包括管理ということの質問です。  昨年10月23日に、建設経済委員会、総務委員会と合同で長野市に行政視察に行ってまいりました。道路に特化しての包括契約した理由及び成果についてという質問をしまして、詳細な説明を受けましたが、結果として、課題は多少あるものの全体的にはおおむね好評、つまりこれを実行してよかったなというような向こうの回答を受けました。  道路行政における包括管理導入についてということで、まず質問します。1)、まず現状の道路管理体制の説明及び他市での道路に関する包括管理の実情について御説明願います。 71 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。都市建設部長。              〔都市建設部長木村茂樹君登壇〕 72 ◯都市建設部長(木村茂樹君) お答えをいたします。  地方自治体が管理をする道路に関しまして、業務の見直し等によるコスト削減の取り組みの一つとしまして、既に民間事業者への包括的な維持管理の委託を導入しているところや、今後導入に向け検討を始めている自治体があることにつきましては承知をいたしております。  当市におきましても、舗装・側溝の補修や草刈りなど、道路の維持管理に係る要望は多数寄せられております。そのすべてに迅速な対応ができているかということを問われますと、緊急性を要する危険箇所につきましては、業者及び職員による直営作業により即時対応をし、それ以外の箇所については必ずしも対応が追いついていないのが実情でございます。  全国的にも当該事業を導入しているところは少なく、近隣市町村での事例はないようでございます。議員よりお話のありました長野市のほか、東京の府中市におきましても道路等包括管理事業として運用され、道路の維持補修をはじめ植栽・街路灯の管理、日常パトロール、苦情・要望対応など、従来個別に委託をしていた業務や市が行っていた業務の一部を民間に委ねているということでございます。  参考までに、茨城県常総工事事務所におきましては、管理をする国道、県道の維持修繕について年間委託契約を行い、所管区域内の2市1町を3地区に分けて実施をしております。常総工事事務所の管理延長は約234キロメートル、平成29年度の実績は776件で、約1億5,000万円の委託費と伺っております。  以上でございます。 73 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 74 ◯4番(寺田 洋君) 一応県の数字を出していただいたので、234キロでしたっけ。ちなみに市道、どのぐらいの距離で大体幾らぐらいのお金、現在はかかっているのか、ついでにお示しいただけますでしょうか。 75 ◯議長(風野芳之君) 道路維持課長。 76 ◯道路維持課長(戸塚 勇君) 寺田議員の御質問にお答えいたします。  当市で管理しております市道の総延長は、約1,500キロでございます。それで、年間の道路維持の管理費につきましては、約2,000万から3,000万が小規模なものでございます。全体を含めますと、1億以上の予算があるんですが、そちらは国の補助事業の舗装工事及び単独の箇所づけをしている箇所でございます。 77 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 78 ◯4番(寺田 洋君) 県では結局、包括管理にある程度なっていると。ただ、市としては道路の長さ、道路延長1,500キロですか、多いし、予算的にも二、三千万と少ないので、今のところ包括管理というよりも、市の職員が一生懸命頑張っているということですよね。  ですが、本年3月3日、つい先日なんですが、茨城新聞におきまして、AI、人工知能が路面破損診断という記事が載っておりました。つくば市なんですが、走行中の車から道路を撮影し、人工知能を使い道路のひび割れや陥没等を検出する実証実験を始めた──という内容でした。これまでは、市職員が道路パトロール車で市内を回り、目視で破損箇所を見つけ、補修すべきかを判断していました。それをAIが車載カメラを映像解析することにより代行するということで、AIの検出精度は8割、9割の高さということでした。常総市も今現在は市職員が道路パトロールしているというのが現状だと思います。
     それとともに、旧石下の自動車教習所、市長の大変な努力によりセンスタイムジャパンに売却をしまして、非常に、2億数千万ですか、市の財政になりましてすごくよかったんですが、ここでは自動運転の実験を行っておりまして、もう公道実験も視野に入っているというふうなことを聞きました。つまり、どういうことかといいますと、自動運転で人工知能を登載した車を走らせ、人間が今までやっていたことを無人の車がすべてやると。判断すべき箇所をすべて出しまして、どんなやつをやったらいいかも人間が判断せずにできるようになると。こういうことは加速度的に進みますので、あっという間に、もう1年、2年たてばすぐ現実のものになるのではないかと思っております。  行政のほうも、科学技術の発達等を考慮に入れながら、こういった管理体制の将来構想を練らなくてはならないかと思っております。それを踏まえて、2の質問です。  常総市での今後の道路に関して包括管理についての考えを伺います。 79 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。都市建設部長。 80 ◯都市建設部長(木村茂樹君) お答えをいたします。  道路の包括管理につきまして、長野市での行政視察において見聞された貴重な事例を御提案いただきましてありがとうございます。  今後、道路の維持管理手法としましては、効果的であろうと想定できますが、検討すべき課題、管理瑕疵・要望受付・道路管理者の権限等の業務内容が多岐にわたるため、現時点では具体的な検討に至っていないというのが現状でございます。  しかしながら、先ほど申し上げました長野市は人口37万人、府中市が26万人と、当市の6万人規模の人口で事業を進めるためには、まず状況を把握し、同様にできるか検討する必要があると考えております。  また、常総工事事務所が管理する道路の延長は約234キロメートルということで先ほども申し上げたところでございますが、常総市が管理する市道は大小合わせまして約1,500キロメートルに及び、総延長だけでも6倍を超えております。単純に工事費も比例して1億5,000万円の6倍になるというものではございませんが、予算上考慮すべき値になるというふうに考えられます。  当該事業の導入に当たりましては、議員から御指摘のありましたメリットのほか、デメリット等も含めた情報収集を十分に行いながら、少ない予算で最大限の効果を出す方策を検討してまいりたいと考えております。  また、先ほど、旧石下町の自動車学校のほうに昨年立地されました、世界トップクラスの映像認識システムを持つ企業が当市にも創業ということになっておりますので、つくば市の検証結果をもとに、市長トップセールスにより技術協力をしていただき、業務の効率化を担う、よりよいシステムを構築して、道路維持に活用できるように進めるということも検討していきたいと思います。  以上でございます。 81 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 82 ◯4番(寺田 洋君) 答弁ありがとうございます。さすがにこのつくば市でやっているAIのやつとか、常総市がやっています、センスタイムジャパンの研究結果、こういうのを結びつけて、行政のほうにも反映していただきたいと思います。  そこで、市長にですが、このセンスタイムジャパンについてちょっと御説明願いたいのと、これは非常に市民とか、もちろん常総市にとってすごくいいことなんですが、まだまだ市民の皆様、すごいことなんですけど、知らない方もたくさんいらっしゃいますので、一応PRも含めまして、市長のお考えを少しお聞きしたいと思います。 83 ◯議長(風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 84 ◯市長(神達岳志君) 質問にお答えをいたします。  自動車学校跡地に、人が自動車の運転を学んだ場所が、まさに今、AIが自動運転を学ぶ場所に生まれ変わったということで、今月の広報紙にも市民の皆さんにお知らせをしたところでございます。  この企業立地に関しては、さまざまな、これからの常総市が抱える課題が解決できるエッセンスがたくさん含まれていると感じております。もう実際に先方の社長とも会談もさせていただきまして、連日のように先方も市役所に訪れて、担当課と協議、打ち合わせを進めておりますし、県のほうも含めて、あわせて期待をいただいているところでございまして、先だって大井川知事のところにも御報告に伺って、知事もぜひこの自動運転、乗りたいということで、今日程設定をしているところでもございます。  この自動運転は、常総市において今一番の課題になって、私も要望をたくさんいただいているのが、高齢者の移動手段、これについて、病院に行く、買い物に行く、薬をもらいに行く、友達と遊びに行くときの移動手段が、今はデマンド交通だけでありますけども、そういった部分も含めて、新たな高齢者の移動手段としての可能性も大きく前進をいたしました。  また、インター周辺開発の道の駅に関しても、45ヘクタールという広大な敷地でございますから、この敷地内を移動する上でも、この自動運転というものがあると大変この移動にも便利性が出ると。  それだけでなくて、農業の6次産業化、新しい先進農業ということを考えたときにも、この自動運転による農機具、耕運機、そういったものも含めての共同研究、こういったものもスタートしようと。また、さまざまな市民サービスに向けても、今のAI、また顔認証システムの世界最高峰の企業でございますから、つくば市が始まった道路のそういった点検も含めて、人の顔、もの、これを認証する仕組みはこの企業が世界最大手ということでもございますから、そういう部分についても、いかにこういったAI技術を生かして、市民サービス、市民の困ったをよかったに変えていけるかというものも含めて、常総市とセンスタイムジャパンとの協定に向けて、今、協議が具体的に進み始まったところでございます。いろいろな意味で、これは世界的にも大きく進歩が、スピードが、もうものすごいスピードで始まっているということでございますから、そういった部分の世界的な企業が常総市に立地をいただいたということは、まさにこれからそういった部分の先進地になるというふうにも思いますし、先ほどお話があった自動決済システム、セブンイレブンで具体的にもう始まっていますけども、そういった無人のコンビニエンスストアであるとか、また自動決済システム、顔認証によっての銀行引き落としであったりとか、商店街活性化であるとか、いろいろな意味での雇用不足という部分にも寄与できるように、大きく転換ができてくるというふうにも感じておりますから、そういった部分で、AIの技術を生かした市民サービスというものを積極的に取り入れていきたいと考えております。  以上です。 85 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 86 ◯4番(寺田 洋君) いろいろとありがとうございます。今回は道路の包括管理ということで質問はしたんですが、前に質問しましたとおり、じょうそう未来創生プランにおいてももう少しAIの活用を重視したほうがいいんじゃないかという提案もさせていただいたんですが、今の市長の答弁にもありましたとおり、これからはやっぱりこういうAI関係、IT技術、これを考慮に入れて行政のほうもいろいろなことを進めていかなくちゃならない時代だとは思っております。  今まではこうだったということだけでは、行政もこれからやっていけない。日本で一番、何度も言いますが、ポイントサービスも含め、最先端を目指すような形で、職員の皆様にもいろいろこれから頑張っていただきたいと。私どもも勉強もしますけど、お互い勉強し合って、よりよい方向に持っていきたいと思っております。  以上で質問を終わります。 87 ◯議長(風野芳之君) この際、暫時休憩といたします。                 午前11時50分休憩    ─────────────────────────────────                 午後1時00分再開 88 ◯議長(風野芳之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を継続いたします。  次に、3番坂野茂実君。                〔3番坂野茂実君登壇〕 89 ◯3番(坂野茂実君) 3番坂野茂実でございます。議長から発言のお許しをいただきましたので、一般質問を行います。  4年間の任期の最後になりますが、本日の質問は選挙の投票率を上げる策についてと、この1点、しっかり質問してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。  先日、何気なく当市のホームページをあちらこちらながめているときに、選挙人名簿登録者数というページに行き着きまして、そこにある投票区の面積という項目に目がとまりました。そこで、唖然といたしました。面積、かなりの大きな違いがあるんです。その投票率を調べてみると、こちらにもびっくり、右肩下がりに下がっておりました。どこまで下がるのか、有権者の皆様の清き1票、貴重な1票が生かされないのではないかという不安を覚え、何とかできないものかと考え、今回の質問に至りました。  4月の市議選には到底間に合わないでしょうが、近い将来の投票率向上に寄与できればと考えまして、本日の質問となります。しっかり御答弁をいただきまして、有権者の皆様にはもちろんですが、新たに議員となられる方々や執行部の皆様にも意義あるものになるよう、質問を進めてまいりたいと思います。いつものようにわかりやすい質問を心がけてまいりますので、御答弁もぜひわかりやすくお願いいたします。  それでは、最初の項目、現在の常総市の投票区の数はについて伺いますが、ここで早々におわびがございます。通告書の要旨1で、投票率を伺うという文言が抜け落ちておりました。答弁をされる総務課には口頭でその旨を申し上げ、答弁のための資料を御準備いただくようお願いをしております。それでは、御答弁をよろしくお願いいたします。 90 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方、議場にお入りください。  これより答弁を求めます。総務部長。               〔総務部長荒木悟志君登壇〕 91 ◯総務部長(荒木悟志君) それでは、坂野議員の御質問にお答えいたします。  現在の常総市の投票区は、水海道地区が23投票区、石下地区が13投票区の36投票区でございます。  以上でございます。 92 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 93 ◯3番(坂野茂実君) ありがとうございます。現在は36投票区。これ、以前は水海道が29、石下地区が14、合計43ということで、7地区減っているわけですが、続きまして投票率、こちらをお願いしてあるので、大丈夫ですか。お願いします。 94 ◯議長(風野芳之君) 総務課長。 95 ◯総務課長(吉山貴司君) お答えいたします。  投票率でございますが、平成11年、水海道地区の市長選挙は82.25%、同じく市議選は82.24%、続きまして石下地区の町議選は83.51%になっております。  15年、水海道地区の市長・市議選は78.55%、このとき石下地区におきましては無投票となっております。  19年は、市長・市議74.67%、23年は市議選が63.14%、24年は市長選59.6%となっております。  以上でございます。 96 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 97 ◯3番(坂野茂実君) ありがとうございます、細かく御答弁いただきまして。11年が82.25、82.24、83.51と、大変高い投票率となっておりますが、徐々に下がってきておりまして、78.55、74.67、63.14、59.6と、かなり低下をしているのが見て取れるわけですが、15年、19年は市議会・市長選の同日選挙となっておりまして、23年は市議会選挙のみと、24年が市長選のみと、条件は多少違っておりますが、この選挙のたびに落ちているというのが見て取れます。  投票率の低下、要因はいろいろ考えられると思います。選挙人の高齢化によるところ、今のこの少子高齢化の時代ですね。また、選挙に対する興味や関心が低下していると、こちらの要因が大きいのではないかと思います。また、ほかの要因も推察されますが、ここを改善したら上がるのではないかというような簡単な問題ではないというふうに考えております。  私たち議員も、市民の皆様に関心を持ってもらえるような議会を進めていく責任があるのではないかと考えますが、やはりここは、何より身近な投票所の見直し、こちらが市民の皆様が投票に行きやすい環境の整備につながるのではないかと考えております。  続いて、2番の質問に入りますが、投票区面積の上位と下位、広い順、小さい順ですね、5地区程度で結構です。どの程度の面積があるのか、お尋ねいたします。 98 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。総務部長。 99 ◯総務部長(荒木悟志君) お答えいたします。  まず、広いほうですが、1番が五箇地区の五箇公民館、こちらは面積が7.40平方キロメートル、12月1日の名簿登録者数は1,578人でございます。続きまして、大生地区の大生公民館、7.36平方キロメートル、1,354人です。続きまして、豊田地区の豊田文化センター、6.80平方キロメートルで2,087人、豊岡地区の豊岡公民館が6.34平方キロメートル、2,143人、5番目が大花羽地区の大花羽公民館で、6.26平方キロメートル、1,235人となっております。ちなみに、議員の地元の菅原公民館はその次、6番目で、5.88平方キロメートル、1,780人となっております。  それから、小さいほうですね。小さいほうから順に、一番小さいのが内守谷地区のきぬの里自治会館、こちらは0.46平方キロメートルで1,810人、新石下の稲荷会館が0.5平方キロメートルで638人、豊岡地区の第一保育所が0.68平方キロメートル、656人、中妻地区の千代田団地集会所が0.92平方キロメートル、1,101人、5番目が森下町の保健センターで1.25平方キロメートル、1,897人です。  ちなみに、投票区の平均面積につきましては、約3.43平方キロメートルとなっているところでございます。 100 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 101 ◯3番(坂野茂実君) ありがとうございます。今、御答弁いただきましたが、上と下、大変大きな差があります。最も広い面積の地区が7.4平方キロメートル、一番小さい地区が0.46平方キロ、比較いたしますと16倍になるわけですよね。平均値と比較しても倍近い面積になるということでございまして、この広い投票区、こちらが高齢者にとってどれだけ不便を強いているか、困らせているか、御存じだとは思いますが、投票所まで2キロ、3キロもある地区もあるということで、投票に行きたくても行けない、行くすべがないという方がたくさんいらっしゃいます。  現在の常総市の高齢化率、27.4と記憶したんですが、きのうの答弁で28.4と上がっているということで、非常にこの数字も高いです。また、車の運転免許の返納も進めているという現状で、意に沿わない棄権という判断をしなければならない高齢者の方がいらっしゃることを忘れてはならないと思います。事実、遠くて行けないよという声も何人かの方からいただいておるところです。  高齢化が進む今後、だれの手も借りずに自分の足で出掛けられる方は年々減少していくと推察されます。現在でも老夫婦だけの家庭や独居の高齢者、肢体に障がいをお持ちの方など、行けたら行きたいという方がたくさんいらっしゃいます。市民の皆様の数少ないこの権利、選挙権あるいは参政権、行使できない環境をつくってはならないと考えておりますが、どのようにお考えなのか、お尋ねいたします。 102 ◯議長(風野芳之君) 総務部長。 103 ◯総務部長(荒木悟志君) お答えいたします。  議員の御指摘のとおり、参政権の行使は大切な基本的人権と考えております。有権者が置かれた環境によりまして参政権の行使が妨げられることのないよう、投票しやすい環境づくりにつきましては工夫してまいりたいと考えております。 104 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 105 ◯3番(坂野茂実君) ありがとうございます。そうですね、ぜひそこらのところはお願いしたいと思います。  続いて、3番なんですが、なぜ面積にこのような大きな差が生じるのか、その辺を御説明いただきまして、またこれに対してどのように考えているかというようなことをお尋ねいたします。 106 ◯議長(風野芳之君) 総務部長。 107 ◯総務部長(荒木悟志君) それでは、投票区の設定の考え方につきまして御説明申し上げます。  まず、各地域における一定の自治区のまとまりを基本といたしまして、その地域の有権者数を考慮した上で、お年寄りや体の不自由な方々への配慮や、有権者が利用できる駐車場の確保などの利便性の観点から、投票所を選定しているところでございます。このため、各投票区の面積につきましては、その広さに隔たりが生じてしまうところではありますが、投票所から遠方の方には御不便をおかけしているものと感じているところでございます。 108 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 109 ◯3番(坂野茂実君) ありがとうございます。今の御答弁をお聞きしまして、何点かの利便性の観点から選定しているという答弁がございましたが、不便を感じているという有権者の方がたくさんいるわけです。ひとつその辺を肝に銘じていただきまして、何らかの対策を講じてほしいというふうに考えております。  また、先ほどの答弁で挙げていただきました、投票の広い地区の中には、投票所が廃止になった地区が何地区かございます。豊岡地区については、これは浜砂原公民館と読むんでしょうかね。細野中農村集落センター、大花羽地区では下花島公民館、羽生町公民館、先ほど部長がおっしゃってくれた菅原地区、これは6番なんですが、こちらでは笹塚新田町集会所、また三坂新田町では中下公民館と、こちらが廃止になっておりまして、それによって投票区が拡大されたというのもあると思います。住民に不便な環境を強いているというふうに考えられるわけです。  調べてみますと、廃止になった地区、こちらは15年、19年、23年と、70%以上か、それに近い投票率があった、高い地区なんです。選挙に対しても関心の高い地区であったというふうに考えられますが、その廃止によって住民の関心が低下することが非常に懸念されるところでございます。住民の皆さんの利便性からすれば、廃止ではなく、投票区の広さから見て増設をするくらいの配慮をするべきじゃなかったのかなというふうに考えます。  また、18歳の若い有権者、こちらについてもしかりです。車を持たない若者が自転車でわざわざ投票に出掛けてくれるのかなという心配もされるところですよね。行政が、投票に行ってくださいと啓発、呼びかけ、していると思うんですが、言葉はこれが適当かどうかわかりませんが、弱者と言われる方々に手を差し伸べて、行きやすい環境を整備していくこと、こちらが必要ではないのかなと考えていますが、それについていかがでしょう。お尋ねします。 110 ◯議長(風野芳之君) 総務部長。 111 ◯総務部長(荒木悟志君) お答えさせていただきます。  投票しやすい環境づくりにつきましては、投票率の向上に有効であり、民主政治の根幹を支えるものと認識をしております。投票しやすい環境づくりの方法につきましては、総務省の事例などを参考にいたしまして、有効かつ実現可能な方法の検討をしてまいりたいと考えているところでございます。 112 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 113 ◯3番(坂野茂実君) ありがとうございます。いろいろ参考にされて、ぜひ進めていただければというふうに考えております。  続きまして、投票所の廃止や変更がこれまで何回かされております。こちらについても、その理由と変更する場所、こちらを設定する基準について伺いたいと思います。 114 ◯議長(風野芳之君) 総務部長。 115 ◯総務部長(荒木悟志君) お答えいたします。  投票所の廃止、変更の理由及び変更場所の設定基準についてですが、平成21年に総務省から、行政刷新会議による評価結果を踏まえた執行経費の大幅な削減が通知されたため、一つの投票所当たりの有権者数の目安をおおむね1,000人程度とした上で、投票区の統合について検討を開始いたしました。それぞれの地域の自治区長や班長、さらには議員の皆様の御意見や御協力をいただきまして、平成24年に43投票区から37投票区に再編したところでございます。  また、平成28年には、本豊田及び曲田地区の自治区長から豊田地区統合の要望がございましたので、有権者の皆様の御意見を十分に確認させていただいた上で、南宿公民館を投票所とする区域を統合し、現在の36投票区に至っているところでございます。 116 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 117 ◯3番(坂野茂実君) ありがとうございます。行政刷新会議というものに基づいてということでございますが、今、一つの投票所おおむね1,000人程度に統合したということでございますが、先ほどの、また広いところになりますが、有権者が倍の2,000人以上のところもありますし、2,000人弱というところが複数ありましたよね。これは大幅にこの1,000人を超えております。中には区長からの要望で統合されたというような地区もあるようですが、まず住民の声を聞くことが行政の最初の第一歩だと考えております。このような場所について、どうでしょう、見直し等は考えられませんか。いかがですか。 118 ◯議長(風野芳之君) 総務部長。 119 ◯総務部長(荒木悟志君) お答えいたします。  先ほども申し上げましたが、遠方から投票にお越しいただいている皆様には御不便をおかけしているものと認識しております。有権者の皆様から御要望がございましたら、真摯に耳を傾けてまいりたいと考えております。  ちなみに、前回の市長選のデータですが、面積の広い五箇地区につきましては、五箇公民館ですね、投票率が第4位となっております。一方、面積が一番小さいきぬの里自治会館、こちらは投票率最下位ということになっておりますので、面積と投票率の関係につきましても、なお慎重な検討は必要ではないかとは考えているところでございます。 120 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。
    121 ◯3番(坂野茂実君) ありがとうございます。五箇公民館が第4位、一番広かったんですよ、五箇はね。きぬの里、こちらが最下位ということでしたが、確かにこれ、立候補しているかどうかというところにもかかわってくるだろうし、その関心度というところがあるかと思うんですが、案外このきぬの里って本当に投票率は低いんですよね。ぜひ、それを上げられるように御配慮いただきたいと思います。  それでは、投票率を上げるために、各世代に合った施策が必要と考えられますが、どのようなものが考えられるでしょうか。お願いします。 122 ◯議長(風野芳之君) 総務部長。 123 ◯総務部長(荒木悟志君) 議員の御指摘のとおり、有権者が投票しやすい環境を一層整備し、投票率の向上を図っていくことは選挙管理委員会の責務でもあり、引き続き重要な課題と認識しております。委員会では、これまでも通常の選挙の啓発で防災行政無線による投票参加や投票の棄権防止の呼びかけ、期日前投票制度の周知、市広報紙やホームページ、フェイスブック等に掲載をすると同時に、幅広い層をターゲットに市内の大規模小売店において選挙啓発品の配布をしております。当然、投票の際に一番重要となる選挙公報についても、各世帯へ配布をしております。  また、教育委員会と連携を図りながら、主権者教育にも力を入れ、中学3年生及び高校3年生を対象に、よくわかる選挙の話という冊子を配布しております。  さらに、昨年12月執行の茨城県議会議員選挙から期日前投票所を増設いたしまして、さらなる投票率の向上に努めているところです。  今後も有権者の意識を改革していくために、地道な啓発の積み重ねや投票環境を向上することが肝要であると認識しているところですので、より多くの方が投票しやすい環境を整備していきたいと考えているところでございます。 124 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 125 ◯3番(坂野茂実君) ありがとうございます。さまざまな啓発活動、こちらを行っていることは理解をできました。しかしながら、これまでも同じように啓発、呼びかけ、行ってきたわけですよね。にもかかわらず、率が向上することなく低下しているというのが現実なんです。  また、新しい試みとしまして、先日の県議選の際の期日前投票所、こちらの設置については私も承知をしておりますが、鬼怒川西部の大型小売店の敷地内に2カ所、店名は言わないでおきますが、期日前投票所の設置をしたということで、その効果に大きな期待を寄せていたものと思います。残念ながら、県議選が無投票ということで、その効果を確認することができませんでした。ほかの自治体の様子などを伺いますと、この期日前投票所、大変好評で便利に利用されていると、よい結果が出ているというような自治体もあるというふうなお話を聞いております。  この期日前投票所については、確認をしましたところ入場券や印鑑がなくても投票ができるということですので、ちょっと買い物ついでに投票してみようかという気軽な投票ができるというのが非常に市民の皆さんに受けるのではないかなと、非常によい試みであると考えます。この制度を市民の皆様に周知を徹底されまして、次回の選挙にはまたたくさんの方の投票を期待したいと思うところですが、この期日前投票所、これは試みとして1回で終わるんですか。それとも、今後も続けていくのか、その点お尋ねします。 126 ◯議長(風野芳之君) 総務部長。 127 ◯総務部長(荒木悟志君) 今後も続けていく予定でございます。 128 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 129 ◯3番(坂野茂実君) ありがとうございます。続けていくということで、ますます投票率が上がることを期待しております。  それで、私なりにこの投票率を上げる策というものをちょっと考えてみました。最後にお伺いしますが、御意見がありましたらお聞かせいただきたいと思います。  最も手っ取り早く効果が期待できそうなのは、やはり当日投票所の設置数をふやし、投票区の面積を縮小することではないかというふうに考えております。  あと、二つ目ですが、投票日に限って、デマンドタクシー、これを乗り合いで利用できるようになればさらにいいのかなと思いますね。実際、土日はたしか使えないんですよね、デマンドタクシーは。それを選挙当日、特別に使えるように、何人か乗り合いで使えたらいいのかなというのが二つ目。  三つ目は、やはり先ほどよかった期日前投票所の設置数、こちらをふやしたらどうかなと。終日ということではなく、時間限定、何時間かの、10時から4時とか、5時とかという時間限定でやることも可能ではないのかなと思います。  あと、常総にはこれが合うかどうかわかりませんが、移動投票所、こちらも山間部などではやっている自治体もあるようですよね。1カ所二、三時間を使ってやっているというような自治体もあるようでございます。これらについて、何か御意見等ありましたらお聞かせいただきたいんですが。 130 ◯議長(風野芳之君) 総務部長。 131 ◯総務部長(荒木悟志君) それでは、お答えいたします。  まず1点目の投票所の増設ですね。やはり、利便性の拡大のためには有効な手段ではないかと考えております。一方、投票所がどこであるかという誤りなく認識していただくこともかなり大切ではないかと考えるところでございます。  それから、先ほどの市長選の例もちょっと申し上げましたが、広さだけではないというのもありますので、その辺は利便性などといろいろ総合的に考えてまいりたいと思います。  それから、2点目のデマンドタクシーが使えないかという件ですが、議員も御承知のとおり投票日である日曜日については御利用いただけないというのが現状でございます。平日はデマンドタクシー、運行しておりますので、平日に期日前投票所にデマンドタクシーを御利用なさって、期日前投票所を御利用なさるというのは可能ですので、そうやっていただければとは考えているところです。  それから、期日前投票所の増設とか短時間ということはありますが、まずは2カ所、先ほど議員が御指摘のとおり、川西地区に2カ所、増設しております。ただ、無投票だったところで結果は出ておりませんので、その増設したところの、どのくらい上がるかとか、効果を検証した上で今後の増設等も考えていきたいと思っております。  それから、最後に移動投票所というものですね。島根県の浜田市で実際に現在やっているところですが、対象としている区域は統合した8カ所の投票所で、選挙人名簿登録者が10人ないし28人と極めて小さい投票所について移動式で行っているということでございますので、常総市と合うかどうかというのは、なお検討が必要かなと思います。  やはり、これらにつきましては、市の地勢、それから投票所の有権者数、投票率の動向を踏まえまして、総合的に考えてまいりたいと考えております。 132 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 133 ◯3番(坂野茂実君) ありがとうございます。そうですね、デマンドタクシー、平日だったら使えるんですもんね。期日前投票所に使うと、これいいんじゃないですか。ぜひその辺はPRしていただいて、市民の方にどんどん利活用いただくという方法もいい策かなと思います。  また、この移動投票所、10人から28人ということで、常総市には私もどうかなとは思ったんですが、とりあえず御提案をということで提案させていただきました。  ぜひ、これらの策を、いいものを見つけていただいて、常総に合った策を見つけていただいて、進めていただければと思います。  この質問に対しまして詳細な御答弁いただきましてありがとうございました。今後、有権者の皆様が、投票に行きやすくなったよと言われることを願いつつ、早々ではございますが、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 134 ◯議長(風野芳之君) この際、暫時休憩といたします。                 午後1時36分休憩    ─────────────────────────────────                 午後1時47分再開 135 ◯議長(風野芳之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を継続いたします。  次に、10番倉持 守君。                〔10番倉持 守君登壇〕 136 ◯10番(倉持 守君) 議席番号10番倉持 守です。通告に基づきまして一般質問をさせていただきます。  その前に、本年度退職される職員の皆様、そして中島議員、石川議員、遠藤議員、長年にわたり常総市発展のために御支援いただきまして、活躍、非常に感謝しているところでございます。ありがとうございました。  本日の一般質問、公共交通の利用状況と運営ということで出させていただきました。  これは、昨年2月にも一般質問をさせていただきました。私、この一般質問、合わせて5回になるかと思います。そして、数多くの議員の皆様からもこの質問は出たかと思います。常総市公共交通の導入ということ、以前は循環バス、そして福祉タクシー、福祉タクシーは現在も使用しております。循環バスは平成21年にデマンドタクシーとして、循環バスを廃止しデマンドタクシーに変更した経緯でございます。この当時は、平成20年度だと思いますけども、全国では700市町村が始まったと思いますけども、常総市も翌年、21年に導入して、現在に至っております。  このデマンドタクシー、非常に便利でございます。電話予約でうちに来ていただき、また、送っていただき、ドア・ツー・ドアということで、玄関から玄関までということで非常に便利なタクシーでございます。しかしながら、平成22年度には、前の質問で回答を得た中では、年間に2万5,000台というような記憶をしております。それから、2万台平均というような感じで至っているかと思います。このような状況で、何度かこのデマンドタクシーに対して質問をした経緯でございます。その質問は、なぜかというと、やはりこの利用者の拡大、そして利用しやすい状況ということで質問をしました。今回もそれは同じです。  まず初めに聞きたいことは、利用状況ということで質問をさせていただきます。この利用状況におきまして、聞いた後に改善ということ、今後の拡大ということをさらにお聞きしたいと思いますので、御答弁よろしくお願いします。 137 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方、議場にお入りください。  これより答弁を求めます。総務部長。               〔総務部長荒木悟志君登壇〕 138 ◯総務部長(荒木悟志君) それでは、倉持議員の御質問にお答えいたします。  本市で運行しております予約型乗合交通ふれあい号は、市内の交通空白地帯を解消するとともに、公共交通を補完し、市内全域の公平な移動手段を供給するため、平成21年10月より運行しております。利用状況につきまして、年度別に申し上げます。  平成28年度が2万239人、1日平均に直しますと84.3人になります。平成29年度は1万9,949人、1日当たり82.8人です。平成30年度、今年度ですが、1月末現在で1万7,701人、1日平均で88.12と増加しているという状況になっております。  以上でございます。 139 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 140 ◯10番(倉持 守君) ただいま人数の報告をいただきました。28年、29年、30年と、30年はまだ途中ではございますけども、88人の使用と、これは1日平均ですね。そうすると、若干はふえたのかなという感じであります。これは、このまま1の質問は終わりにさせていただきまして、2の質問に移りたいと思います。  2の質問は、これに関する質問でございまして、デマンドタクシーの利用者をよりふやすための改善策についてお尋ねをしたいと思います。よろしくお願いします。 141 ◯議長(風野芳之君) 総務部長。 142 ◯総務部長(荒木悟志君) お答えいたします。  利用者をふやす近年の改善策といたしましては、昨年1月から利用券の車内販売を開始したところです。その効果もあってか、今年度の利用者数は、事業者が廃業し車両が1台減少しているのにもかかわらず、前年度、前々年度を上回っている状況であります。また、利用者の声をお聞きしまして改善策を探すために、昨年9月にアンケートを実施しましたが、利用券の車内販売については非常に好評であるという結果が示されております。  なお、本年度の新たな取り組みといたしましては、茨城県の補助制度を活用いたしまして公共交通ガイドを作成いたしました。こちらは、ふれあい号の利用方法や本市の交通マップ、さらには公共交通の啓発目的に、3月7日の広報とあわせて全戸配布を予定しているところでございます。  議員御質問の利用者をふやす改善策につきましては、引き続き利用者の御意見をお聞きしながら公共交通活性化協議会の場で協議していきたいと考えております。まずは、その前段といたしまして、高齢者の交通手段を含めた公共交通全般について庁内に対策検討会議、こちらを設置いたしまして、関係各課と協議を行った上で、平成31年度、来年度の上半期を目途に庁内での方向性を見出したいと考えているところでございます。よろしくお願いいたします。 143 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 144 ◯10番(倉持 守君) ただいま回数券の販売、そしてまたアンケート、協議会等のお話ということ、手段的にはやっていただいていると思います。この中で、アンケートについてちょっとお聞きしたいんですけども、アンケートは、前にちょっと伺ったとき、乗った方だけのアンケートのような感じをお聞きしたような経緯がありますけども、この点再確認したいと思います。 145 ◯議長(風野芳之君) 総務部長。 146 ◯総務部長(荒木悟志君) 対象につきましては、平成29年度にふれあい号を複数回利用した方からアンケートをいただいております。 147 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 148 ◯10番(倉持 守君) やはり、乗った方、使用した方、そして複数の方。乗らない方にはアンケートはとってないんですよね。市民の方で乗らない方、乗ろうとしたけども、なかなか面倒くさいとか、利便性がないとか、そういう方からの御意見なので私も一般質問に取り上げた次第なんですけども、やはりアンケート自体、乗っている方はそんなにはきっと、悪いとかというのはなかったと思います。これは今想像ですよ、聞かなかったですけども。乗らない方にやはり聞かないと、乗れない方に聞かないとアンケートの効力というものはないような感じがします。  そして、市民の方が利用しにくいというのは、私の伺った範囲ではやはり電話の受け付け、この前の質問でも私お話ししたと思いますけども、受け付けの時間帯もあるわけですよね。4時までが締め切り時間でありまして、そして、当日すぐ乗ろうと思ってもやっぱり乗れない、そのような状況もありますので、協議会の中でのお話、それをちょっと詰めてお聞きしたいと思います。どのような内容でこの協議会の内容、市の担当課の人も行っていると思います。そして、主体は社会福祉協議会とタクシー会社だと思います。何回協議会を開いて、内容的にはどのような御意見が出たか、お聞きしたいと思いますので、よろしくお願いします。 149 ◯議長(風野芳之君) 行政経営課長。 150 ◯行政経営課長(小林寛明君) 倉持議員の御質問にお答えいたします。  常総市公共交通活性化協議会、昨年度は1回の開催でございます。その中で審議いたしましたのが、当該年度の平成30年度の事業計画、そして予算、前年度の事業報告、それと現状報告と決算、監査報告というふうな内容でございました。  以上でございます。 151 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 152 ◯10番(倉持 守君) 私は非常に理解しがたいんです。昨年協議会がなかったという。昨年の2月、私はここで一般質問をしました。そのときは、市長も喫緊の課題だと言っております。そして、公室長も、これは早急な改善をしなければならないという答えもいただいております。そういう答えもある中で協議会を開かないということは、ちょっと納得しないかなという感じであります。なぜ協議会を開かなかったのか、議会でこういうことがあっても開かないというのはどういう意向なのか、お答えください。 153 ◯議長(風野芳之君) 行政経営課長。 154 ◯行政経営課長(小林寛明君) 倉持議員の御質問にお答えいたします。  協議会は一度開きました。先ほど申しましたように、当該年度の予算ですとか、事業計画、そして前年度の事業報告ですか、それとか決算ですね。今、倉持議員がおっしゃっている課題についての検討ですね、実はこちらにつきましては、4月20日に、この公共交通活性化協議会に議題として上げられるかどうか、このデマンド交通の利用の方法について事業者との懇談会を行いましたが、協議会に上程するまでの案件ができませんでしたことから、協議会では通常の予算決算の報告、事業計画等にとどめたということになっております。  以上でございます。 155 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 156 ◯10番(倉持 守君) 協議会の中で予算決算ということも今お伺いしましたけども、この中で、市が社会福祉協議会、ここに昨年の質問の答弁では1,400万というお金を、全額預けているんですけども、タクシーの運行料とは今別にした金額を私は申したところなんですけども、実際タクシーに使っているのは3,200万ぐらいだと思います。これは補助金を活用した中の全部の総額です。それに300万の別途な通話料というか、システム料、そのような答えをお聞きしました。このような中で、この決算、もう大体同じだと思いますけども、社会福祉協議会はこのデマンド交通に何人従事しているんでしょうか。 157 ◯議長(風野芳之君) 行政経営課長。 158 ◯行政経営課長(小林寛明君) 倉持議員の御質問にお答えいたします。  社会福祉協議会では、正職員が1名、それと臨時職員が7名登録されております。その中で、実際に運行の予約の業務に携わっているのが、午前中が3名、午後が2人の臨時職員でございます。  以上でございます。 159 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 160 ◯10番(倉持 守君) そうすると、1日5名といいますけども、これ、午前中と午後に分けますから、要するに2.5の給料計算でいいわけですよね。そうすると、2.5掛ける20日では50万、これは私の算出、簡単な計算ですけども──50万じゃない、1日5万ぐらいの計算かと思います。1万にしても、2.5人だから2万5,000円ですから。そうすると、社会福祉協議会に1,400万の経費というのは高く感じませんか。その高いか安いか、お答えください。 161 ◯議長(風野芳之君) 行政経営課長。 162 ◯行政経営課長(小林寛明君) 倉持議員の御質問にお答えいたします。  社会福祉協議会への運行委託費なんですけども、こちらについては私どもの思いといたしましては、他市の状況と同じぐらいと、同程度と考えております。  以上です。 163 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 164 ◯10番(倉持 守君) 他市と同じような感じでやっていると。でも、他市は別として、私、今個人の意見で、日給というか、それに換算した金額を述べましたけども、1人頭大体1万で計算すると、常時3人いるんだったら3万ですよね。20日の運行ですから、20日の運行で掛け算はできないんですけども、休みの日も受けるかもわかりませんので、ただ、土日は受けていないと思うんですよね。そういうことを換算して、ちょっと予算的に多いんじゃないかなと私は思います。1,400万という予算は。これは、部長答弁する前に、後で検討課題だと思います。  もう一つ、私から言いたいことは、社会福祉協議会に委託しているわけですよ、早い話がね、全部。協議会等は市のほうからも出ていますけども、やはり市の考え、思い、私たち議会でも発言したこと、そういうことも含めてやはり改善を図っていくように、行政のほうから強く言わないと改善はできないと思います。まず一つは、今の社会福祉協議会の経費、1,400万、タクシーが3,200万ですから、実働する人と事務方でそれだけの差があるというのは、私は大変これは差があるかなと思っているところでございます。  タクシーのほうは、今、1台換算すると2万ですよね、1日8時間で。これは社会的な賃金体制においても、上げろとは言いませんけども、でも、社会的情勢から見ると、10年間上がっていないんですよ、タクシー料金。ガソリンの高騰、あります。人件費の高騰もあります。これをもって、やはりタクシー会社に賃上げをしないでやっていると、いい働きはしてくれないと思います。今の日本の賃金上昇率を考えれば、なぜタクシーだけが10年このまま置き去りになっているのか。人数が少ないからそのままなのか、そこもやっぱり考慮しながら、私なりにこの分配をした感じでは、社会福祉協議会の運行にかかわる経費とタクシーの経費と、もう少し配分のし直し、これは私の考えですよ。受け付け業務をしている方、これは半分でできます、前にも言ったように。700万でできます。私、ほかで調べました。どことは言いませんけど。そこじゃないんですよ。1日2人から3人、3人いても、その3人の日給で換算すれば半分でできるんですよ。そういう換算はしたことないんでしょう、恐らく。予算計上するときにも。  そういうことを考えれば、高い安いじゃなくて、今回予算を上げろと言っているんじゃないんです。そういうふうな内部の使い分けによって、もう少しやる気が起きるんじゃないかというのも、これは私の考えです。それについては、答弁を求めても恐らく今検討するとしか出ないと思うので、だから、協議会を開くときには、先ほどは若干の、1日の人数はアップしたというような感じはしていますけども、これに関しても、やはり働く人の身にもなって考え、そこらも必要かと思いますので、これは頭に入れておいて、協議会に臨んでいただきたい。私の今の考えで、ちょっと答弁あれば聞かせてください。 165 ◯議長(風野芳之君) 行政経営課長。 166 ◯行政経営課長(小林寛明君) 倉持議員の御質問にお答えいたします。  今おっしゃっていたタクシー事業者への借上料ですか、それと、予約センターの運営経費ですね。こちらについては、公共交通活性化協議会の中に、実は運輸支局、こちらについては交通手段の許認可を持っている運輸支局の専門官がお二人、それと県の交通対策課の課長が入っております。  その中で、まずタクシー料金の借上料につきましては、運輸局のほうで各タクシー事業者の収益が報告されています。これをかんがみて、チェックというか、指摘というか、大きく差がある場合には指摘をするというふうな形になっております。
     また、予約センターの運営に係る経費なんですけど、こちらについては茨城県の交通対策課のほうで、例えばデマンド交通、今、県内24自治体がやっているわけなんですけども、そこで大きな差がある場合には、やはり指摘事項として指摘をいただくみたいな形で、チェック機能は働いております。ですから、そういった意味では、今のところ私どもの運行に係る経費についても、市町村では平均であるのかなというふうに考えております。  以上でございます。 167 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 168 ◯10番(倉持 守君) 今の答弁、市町村では平均、私も近隣市町村調べてまいりました。今回、守谷市でも新規にデマンドを導入するわけです。守谷市もこれに見習って、同じような借上料です。どこがいいのか悪いのか、私はわかりませんけども、初めの発進して、それからぐっと一緒なんです、10年ね。その点も、これはその協議会等でやはり検討しなければならない。県のそういう機関が来て、そういう指導があったにしろ、やはり働き方改革ということもあるわけですから、その点も考慮していただきたい、これは私の要望です。  そして、今、常総市、本題に戻りますけども、人数が拡大できないというのは、先ほどの中でのまずアンケート、一つ、これは利用していない人にもアンケートをとるということはお願いしたいと思います。  そして、今皆さん求めているのは、ほとんどが病院なんですよね。病院が80%、平均的に。70から80ぐらいだと思います、昨年の答弁からすると。そして、1日の使用料が1台当たりで十四、五人ですから、もう少し配車の手順をうまくすればもっと乗れる。これも、ほかの通信をやっているところ、これはタクシー会社のほうで調べてまいりました。運行を管理している社会福祉協議会のそういうやり方が、あまり上手じゃないのかなとも思っております。そういう点もやっぱり会議等で修正を求めていかなければならない点かと思います。  そして、もう一つ、平成25年だったと思いますけども、私ここで一般質問をさせていただき、その中で、市民に周知を徹底しなければならないという、部長は御存じだと思いますけども、そういう話で、その当時の企画部ですか、そこから市民に周知するということで、このふれあい号の。保存版のような格好の周知する用紙を各家庭へ配布したわけでございます。それもやはり、それからすると5年、6年経過しているわけでございます。その中で変わっているのが、タクシーの中での販売、当時はタクシーの中で販売というのは書いてなかったわけですね。そういうことも、やはり周知の徹底が必要かと思います。  そして、もう一つ、今の運行している社会福祉協議会の受け付け業務、これは前回でも言いましたけども、この時間の延長なんかはできないものでしょうか。そういうのは課題には上がっていなかったんでしょうか。タクシーの延長じゃないですからね。受け付け時間ですからね。 169 ◯議長(風野芳之君) 行政経営課長。 170 ◯行政経営課長(小林寛明君) 倉持議員の御質問にお答えいたします。  先ほど、利用者アンケートをさせていただいてという話をさせていただきましたが、その中で、時間に関係なく予約を受け付けてもらいたいといった意見が1件ございましたが、そのほかに時間延長での予約の受け付けをお願いしたいという要望というか、答えはございませんでした。  仮に、今4時までの受け付けになっているんですが、これを6時まで受け付け時間を延長したといたしますと、人件費等でやはり年間で80万近くかかるという計算が出ております。そうやって考えますと、実際の運行が午前8時から午後5時までですので、そういったことを比較しまして、今後効果があるか検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 171 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 172 ◯10番(倉持 守君) アンケートの中では、車内アンケートですから、当初言ったように。今乗っている方。乗らない方にやはり聞かないと、乗っている方は同じ病院ですから、大体病院も。だから、そのアンケートの拡大も必要だと。  そういう中で、既存のままではやはり改善はされないと思います。あと、前にもこれはほかの議員からも、私からも、市民の方がしていただきたいということは、市外のところに乗り入れ、どの辺の範囲までできるか。これはやはり市外を求める人は病院だと思うんですけども、常総市ではこのほかに福祉タクシーというものも使っておりますから、その点も考慮しながらということで前回の答弁はいただいたわけでございますけども、今回、他市町村のことを申しますと、隣の坂東市、これは医療機関が少ないのかどうか、大きな病院は一つありますけども、常総市の病院と境にある病院、乗り入れようというような、今回の議会で審議されるかと思います。このようなことを踏まえて、常総市のデマンドタクシーの拡大というものは考えていますか。 173 ◯議長(風野芳之君) 総務部長。 174 ◯総務部長(荒木悟志君) お答えいたします。  拡大と申しますのは、今、議員から多々御指摘がありましたが、ここで今拡大を考えているとかという答弁はちょっと控えさせていただきますが、議員御指摘をいただいた内容につきましては、先ほど申し上げたとおり、来年度、31年度の上半期にはもう庁内の検討会議、その辺でそういう御指摘をいただいた件をすべてもませていただきまして、結論を出していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 175 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 176 ◯10番(倉持 守君) わかりました。では、この次の庁内での検討会、期待して、この質問は終わりにします。ありがとうございました。  続きまして、3番目の質問でございます。福祉タクシーの利用状況、簡単で結構でございますので、御答弁お願いします。 177 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。保健福祉部長。              〔保健福祉部長吉原克美君登壇〕 178 ◯保健福祉部長(吉原克美君) 倉持議員の福祉タクシーの利用状況につきまして、お答えをいたします。  現在、福祉タクシーにつきましては、重度の心身障がい者等に対しましてタクシー料金の初乗り運賃を助成しております。  福祉タクシーの利用状況につきましては、平成31年2月25日現在で225名の方に4,380枚のタクシー券を交付しております。内訳としましては、重度の障がいのある方の中で107人に対して2,436枚、特定疾患医療の受給者6人に対しまして132枚、人工透析療法を受けている方13人に対しまして624枚、65歳以上の寝たきりの高齢者及び65歳以上の一人暮らしの高齢者であって市外の病院に通院されている方99名に対しまして1,188枚となっております。  以上でございます。 179 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 180 ◯10番(倉持 守君) 今の答弁の中で、4,380枚ということは、ここにタクシーの初乗り料金の金額を掛ければよろしいんですね。総合計幾らになりますか、予算的に。 181 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 182 ◯保健福祉部長(吉原克美君) お答えいたします。  180万となります。  以上でございます。 183 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 184 ◯10番(倉持 守君) 昨年よりは若干のアップなのかなとも思いますけども、昨年も、1年前に質問しました。65歳以上の一人世帯じゃなくて、そこに何人かお住まいになっている、2人住まいかもわかりません、3人住まいかもわかりません。それで、昼間、要するに病院に行くわけですよね。夜は病院ほとんどやっていないでしょうから。そのときに、自宅に送っていく人がいないということで、私、去年質問したかと思うんです。65歳以上であっても、自宅に一緒に住んでいる方がいた人も、できれば適用していただきたいということは検討したかどうか、お聞かせいただきたいと思います。 185 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 186 ◯保健福祉部長(吉原克美君) お答えします。  4番目の質問の内容ということで理解してよろしいでしょうか。──はい、それではお答えいたします。  福祉タクシーの対象者につきましては、先ほど議員の御質問にありました、日中独居等の対象者拡大、こちらにつきましてはやはり高齢化社会が進む中で、交通弱者である高齢者の移動手段は重要な課題ということで認識はしております。日中独居に限らず、そういった形で高齢者の移動手段対策としまして、まず県主催の移動支援研修会に各関係課、NPO法人、社会福祉協議会が参加いたしまして、関係機関の研鑽を行うとともに、NPO法人と連携いたしまして移動支援を担うボランティア不足を補うために、介護予防推進員を対象に移動支援に必要な講習会に参加していただくようお願いするといった、まずは移動手段の基礎づくりを行っているところでございます。  今後につきましては、交通弱者と言われる方々のためにも、先ほど総務部長がお答えしたとおり、福祉部局もその協議の場に参加いたしまして、移動手段等の確保に努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。 187 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 188 ◯10番(倉持 守君) なかなか、やっぱり手順を踏むと、NPO法人とも協議をするということで時間がかかると思いますので、やはり喫緊の課題と私も認識しておりますので、早急なる、できる限りは、本当は予算をアップすればできる話なんですけども、その条例改正と。これを検討していただきたいと思いますので、今年度の予算は今これからですから、このまま予算計上しておりますので、次年度にはぜひこの予算、アップして、65歳の人でも行けるような体制づくりをしていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。  これにて私の一般質問を終わりにします。ありがとうございました。 189 ◯議長(風野芳之君) この際、暫時休憩といたします。                 午後2時21分休憩    ─────────────────────────────────                 午後2時40分再開 190 ◯議長(風野芳之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を継続いたします。  次に、1番関 優嗣君。                〔1番関 優嗣君登壇〕 191 ◯1番(関 優嗣君) 皆さん、こんにちは。議席番号1番関 優嗣です。議長に許可をいただきましたので、通告に従いまして、今回は大きく三つの質問をさせていただきます。  質問に先立ちまして、今定例会は今年度最終、また私たち議員にとっては今期最終の質問になります。4年間にわたってさまざま質問をさせていただきましたが、全部で16回の機会をいただきまして、すべての16回の機会を有効に使わせていただきまして、質問をさせていただきました。ですので、今回は最終16回目の質問になります。  これまで、1年生の駆け出しの、本当に未熟な私にさまざま御教授をいただきまして、ここまでやり遂げることができましたこと、また執行部の皆さん、また御指導いただきました議員の先輩方、この場をおかりしまして深く感謝を申し上げます。ありがとうございます。そうした機会、経験を生かしながら、今回最終質問とさせていただきます。  それでは、早速一つ目の質問、私、子育て現役世代代表としまして質問させていただきたいと思います。  まず、1)番として、政府において本年2月12日に閣議決定をされました、幼児教育・保育の無償化についてということで、この決定を受けまして、これまでなかった新たな動きがさまざま起こってくるのではないだろうかと、さまざまな家庭環境であったり、経済状況によって思いとどまっていた方、また預けられなかった方などもいらっしゃるのではないかと思います。そういった意味も含めて、今回、まだ閣議決定はされて一月弱という時期でありますので、おおよその概算的な部分でしかないのかもしれませんが、今ある情報をどの程度まで受け取って市のほうでは検討、協議をされているのかということをお聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。 192 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方、議場にお入りください。  これより答弁を求めます。保健福祉部長。              〔保健福祉部長吉原克美君登壇〕 193 ◯保健福祉部長(吉原克美君) 関議員の1番、幼児教育・保育無償化について、どの程度の情報が届いているかにつきましてお答えをいたします。  ことし10月よりスタートする幼児教育無償化は、すべての子どもに質の高い幼児教育を保障することを目指し、幼児教育・保育に係る費用を無償化するというものでございます。3歳から5歳児のいる世帯は、全世帯が対象となりまして、0歳児から2歳児がいる場合には住民税非課税世帯が対象となります。無償化となる範囲につきましては、認可された施設に加えまして認可外保育や幼稚園の預かり保育も対象となる予定でございます。  今後、無償化導入に伴いまして利用者が増加することが想定されますが、平成30年4月1日現在の3歳から5歳児の人口1,435人に対しまして、2,008人の定員が確保されておりますので、現在のところは十分な受け皿があるものと考えております。  ただし、今後、公立幼稚園・公立保育所の施設整備を検討しておりますので、今回の無償化に伴う利用者増と0・1・2歳児の待機児童数をかんがみながら、各施設の利用定員の見直しを図っていくことも視野に入れなくてはならない状況となっております。  以上でございます。 194 ◯議長(風野芳之君) 関 優嗣君。 195 ◯1番(関 優嗣君) まだ閣議決定をされて間もないということもありますが、本当に一般的な情報としての部分でしか来ていないのかなと思いますが、またこれが実際運用され始まってみて、さまざまな問題等も出てくるのかなと思います。そうしたときに、即座に対応するべく、今の時期から、今の段階で、その時々の仕入れられた情報をもとに常に検討、協議をしていくことで、何か発生したとき、問題が起きたときに、一番本当に大事な部分ですので、スピーディーな対応ができる備えとして、この後、あわせて情報が入ってくるかと思いますが、順次対応していただければなと思います。  また、この無償化によって、ただ、ただになるということではなくて、今まで当然保育料を支払いしてお預かりしていたわけですから、その分をどこかが負担しなければならないということになるかと思います。その情報の中で、今後市のほうとして財政負担等がどの程度まで、大きくなるのか、また削られる部分があるのかという部分、お聞きしたいと思います。 196 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 197 ◯保健福祉部長(吉原克美君) お答えいたします。  無償化によりまして、幼児教育・保育に対する市の財政負担に変化は生じるのかということにつきましてお答えいたします。  無償化による問題点につきましては、今、議員がおっしゃいましたとおり、市の負担につきましては今後増加することが見込まれます。1年間、要するに年度を通して実施した場合、約1億9,000万の負担増が見込まれます。負担増の内訳といたしましては、公立・民間保育所の保育料が約1億1,400万の負担増、公立幼稚園につきましては保育料が1,300万の負担増、認定こども園等の施設に対する給付が約8,200万円の負担増となります。  また、一方で、逆に負担軽減がされるものもあります。現制度の幼稚園就園奨励費が10月から子育てのための施設等利用給付費として名称が変更されまして、これにつきましては約560万の負担が軽減されます。また、保育所におきまして国・県からの施設型給付費負担金は約1,300万円の収入増となる見込みですが、プラスマイナスを相殺しますと、冒頭に述べました約1億9,000万円の負担増が見込まれます。2019年の10月からの半年分の市の負担増になる部分については、国が全額負担する見込みとなっておりますが、2020年度以降につきましては地方消費税の増収分と地方交付税で対応することとされております。ただ、この制度につきましては、まだ未確定な部分もありますことを御了承いただければと思います。  以上でございます。 198 ◯議長(風野芳之君) 関 優嗣君。 199 ◯1番(関 優嗣君) 今年度分のスタートする10月からの分については、国のほうで見ていただけるということですが、20年度以降、当然この、実際のところは、正確なところはあれですが、概算で1億9,000万の負担増が見込まれるということですが、そうした状況がわかっている上で、またこうしてお話をするのは大変酷なんですが、1)の質問の答弁にもありました、施設の箱物としては、まだ市のほうとして受け入れる、利用者が今後、今までは保育料がかかる、利用料がかかるので、ちょっと預けるのにはということで躊躇していたりした方が、無償になるのであれば預けて自分も働きに出るということを考える方が多くなり、確かに利用者増というのは自然な流れになってくるのかなと思うんですが、そうしたときに、施設のキャパはあります。でも、今の職員数で今後、答弁にありましたように2,008名分の定数が全部でありますよと。現在の人数から差し引きますと573名ほどになるのかなと思うのですが、その方たちが全員来た場合のことを想定したときに、職員、保育士さんの数というのは今の現状では対応できませんよね。その辺はどうなんでしょうか。 200 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 201 ◯保健福祉部長(吉原克美君) お答えいたします。  先ほど申し上げました、3歳から5歳につきましてが一番定員割れの大きいところです。そちらについては、先生1人当たり20人ないし30人という基準でやっていますので、そちらにつきましては現保育所数でしたら対応できる、先ほど申し上げたとおりの定員の余裕がありますので、受け入れはできるものと考えております。  以上でございます。 202 ◯議長(風野芳之君) 関 優嗣君。 203 ◯1番(関 優嗣君) ということは、今、職員は、ちょっと言葉が適正かどうかわかりませんが、だぶついている状態と言ってよろしいんですか。 204 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 205 ◯保健福祉部長(吉原克美君) お答えいたします。  だぶついているわけではなく、3歳、5歳の定員が、仮にですけど、30人のところ15人とか、そういった状況で、まだ1人当たり見る数について余裕があるというような状況であります。  以上でございます。 206 ◯議長(風野芳之君) 関 優嗣君。 207 ◯1番(関 優嗣君) わかりました。すみません、私の勘違いでしたね。  その3歳から5歳という部分については、余裕がありますよということでしたが、近年利用がふえている、また利用希望が見込まれている0・1・2歳に関してのキャパ、また職員数についても、どうなんでしょうか。 208 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 209 ◯保健福祉部長(吉原克美君) お答えいたします。  未満児、先ほど言いました0・1・2歳児につきましては、やはり今後、市としても整備しなければならない課題となっております。今回、当初予算で第六保育所の未満児の増築工事の予算を計上させていただいていますが、そういったことも並行しながらやっていかなければならない状況となっております。  以上でございます。 210 ◯議長(風野芳之君) 関 優嗣君。 211 ◯1番(関 優嗣君) ありがとうございます。確かに、今のお話というのは、保育所、市役所が関係する保育所、水海道でいえば第一から第六保育所、石下でいえば幼稚園の部分も含まれるんでしょうか。公立の幼稚園まで含まれて対応が可能かというところをお聞きできますか。 212 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 213 ◯保健福祉部長(吉原克美君) 公立保育所及び公立幼稚園は可能となっております。  以上でございます。 214 ◯議長(風野芳之君) 関 優嗣君。
    215 ◯1番(関 優嗣君) 今回のこの措置というのは、公立の部分だけではなくて、民営の保育施設に関しても該当になるということですが、認定こども園などは今まで幼稚園で運営をされていた、また保育園で運営をされていたという、どちらかの単体運営をしていた部分が、幼保同時の保育をする、教育をするという施設への切りかえをして生まれたのが認定こども園なのかなというふうに私は解釈をしているのですが、その場合は、例えばその認定こども園に入るにも、一応役所で世帯台帳を作成して、保育所に入るのと同じような手続を踏んで、その認定こども園のほうへ書類を提出する、また入園、入所の判定をしていただく場合にも、その部分が必要になるということですが、市のほうとしてはその辺のキャパも把握はしておりますか。ちょっとこれ、質問の趣旨とは変わってしまうので、もしお答えの書類がなければ、後でまたお伺いしたいと思いますが。 216 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 217 ◯保健福祉部長(吉原克美君) 先ほど、冒頭でお答えした2,008人の定員に対しましては、認定こども園も含めた市の全体的な定数になりますので、全体を見ればまだ余裕があるということでございます。  以上でございます。 218 ◯議長(風野芳之君) 関 優嗣君。 219 ◯1番(関 優嗣君) 今の現時点ですべての該当する幼児が利用を希望した場合でも、すべてが受け入れできるというお答えかなと思いまして、その点については大変安心しました。  ただ、現場として、たまたま私もちょっと機会があってお話をすることがあったあるところで、実際のところは、施設的にはまだ余裕がある、ただ、職員がなかなか来ない。来ないという言い方も語弊がありますが、近隣の行政等の措置などを見ますと、職員に対して手当等のプラスアルファの部分が出されていたりとかという部分があって、大変財政的には厳しい中で、さらに負担増がふえる中でこのようなお話をするのはどうかと思いますが、ただ、今後利用希望者がふえることが想定される中で、仮にそういう情報を仕入れたり、また何らかの事情でそちらのほうへ保育士が流れてしまうようなことも、これは役所としてというか、担当としては懸念しなければならないと思うのですが、その辺について、今現時点で、近隣との比較というのもちょっと私はあまり好きではないのですが、ただ、ほかでプラスアルファがあるとなると、当然そちらに行きたくなるのが人の心理ですから、その辺について何か対策というものがあればお聞きしたいと思います。 220 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 221 ◯保健福祉部長(吉原克美君) お答えいたします。  保育士の確保というのは、やはり当市も課題はあります。議員がおっしゃいましたように、ほかの市ではプラスアルファの、給与ですか、加算しているところもあります。そういったことを含めて、ただ常総市がそれに対抗してプラスアルファのものをやるかというと、それは自治体間での今度は競争になって、さらなる財政圧迫ということも考慮しなければならないかと思います。そういったことを含め、やはり保育士の数というのは現実なかなか確保も難しいという状況もありますので、市としてはいろいろな面で考えていく策を検討していきたいと思います。よろしくお願いいたします。  以上でございます。 222 ◯議長(風野芳之君) 関 優嗣君。 223 ◯1番(関 優嗣君) 確かにそのとおり、向こうが、A市が上げたので、じゃあ、うちもそれにならって上げよう。また、今度B市はそれよりも高いところを出したと言えば、それに追いつくように出そうとやれば、当然行政間での競争になってしまいますし、結局打ちどめという部分はなくなってしまう。では、それがどこに行くかというと、やはり財政的な部分への負担増がどんどんかさんでいくだけという結末を迎えるんだろうなと思いますし、それが、実際出しているところがある。けど、出していないところもある。じゃあ、出していないところはそのままでいいのかというのではなくて、やはり、そこはある程度周りとの調整というか、周りを参考にしながら、全く置いてきぼりにされちゃうという事態がないような形で、今も申しましたように、いいところがあれば当然そこに行きたくなる、行ってしまう。せっかく常総市がいい、常総市に住みたいとして定住をしてくれた今後の若い世代の人たち、子育て世代の人たちが来て、いざ預けようとしたときに預けられない。でも、教室は空いているのに何で預かってくれないの、職員がいないんですと、こんな寂しい話はないと思いますので、より常総市の人口をふやしましょうということを今していながら、そういう部分に関しての手入れがなされないというのは、本当に人口がふえてほしいと願っているとは思えない部分にもなってしまいますので、その辺も含めた中で、大変財政的には厳しいと思います。今までなかった部分を負担しなければならないという部分、ただ、それは利用者にとって、子育てをしている真っ盛りの人たちにとっては大変ありがたい措置ですので、その部分を重視した上で、そこだけにとらわれるのではなくて、万遍なくなる部分もあると思いますが、できる限りの措置、それは利用者に関してもそうですし、働く保育士たちのことも考慮した上で、よりよいものに検討、協議をしていっていただきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。  この質問は以上で終わりにしたいと思います。 224 ◯議長(風野芳之君) 次の質問に移りますので、答弁関係者の方、入れかえをお願いいたします。  関 優嗣君、質問を継続してください。 225 ◯1番(関 優嗣君) それでは、続いて、二つ目の質問に入らせていただきたいと思います。  私の子どもも小学校に通っておりまして、また先日の市内一斉の防災訓練のときにも、それ以外でも学校のほうにはたびたびおじゃましているのですが、なかなか体育館のトイレに入る機会がなかったもので、先日の防災訓練のときに入ることがありまして、ちょっとのぞきましたら、たしか大生小学校の体育館の男子トイレは、男性用のトイレが三つで、大をするほうが一つというふうな配置がされているかなと思います。その中で、大小それぞれあっても、実際四つの便器がある中で、二つが使用不可というような状態になっている現状を目の当たりにしまして、これは果たして大生小学校だけの問題なのかなと、ほかの学校を見ましても、最近建てかえた、また長寿命化の措置をとった小中学校に関しては、当然きれいに整備をされたのかなと思うのですが、やはり古いところは古いままになっているでしょうし、使用期間も長いですから、さまざまな諸問題も派生してきているのかなと思います。  以前、同様の質問を新田議員のほうがされた経緯があるかなと思いますが、その後の改修また整備の状況についてお聞かせください。よろしくお願いいたします。 226 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。教育部長。             〔教育委員会教育部長沼尻秀子君登壇〕 227 ◯教育委員会教育部長沼尻秀子君) 関議員の御質問にお答えいたします。  まず、小中学校のトイレ設備の改修・整備状況ですが、小中学校のトイレについて耐震補強工事の実施や、今年度実施している長寿命化工事とあわせて洋式化を行ってまいりました。現在、当市の各小中学校の洋式トイレは、866基あるトイレのうち424基が洋式化となっております。それで、大生小学校の使用不可のトイレがあったということですが、現在故障等の不具合により使用できない小中学校のトイレは、男子用の小便器を含む1,428基のうち27基となっております。  以上でございます。 228 ◯議長(風野芳之君) 関 優嗣君。 229 ◯1番(関 優嗣君) 大生小学校、すごい確率で二つ当たってしまっているということが非常に残念です。ただ、あの体育館も、記憶をさかのぼりますと、私が両親に手を引かれて大生小学校に、入学前の年の運動会に宝拾いに行ったときに、まだ仮囲いがしてあって、その次の年から、私たちが1年目の1年生だったのかなというような記憶をしております。ということは、もう30年の余、たつのかなということからしても、その間にも水害等がありまして改修等もしていただいた経緯はあると思いますが、現状、今使われていない。また、使えないトイレ、これは2)番のほうでお聞きしようかと思っていたことまでお答えいただいて、27基でしたっけ、使用できないところがあるということですが、実際この27基の中で改修がなかなか難しい、例えば簡単な詰まりであったりとかというものであれば、早急に改修をしていただきたいと思うのですが、そうではない、予算的にも、期間的にもかかるということで、この27基は今保留の状態になっているのでしょうか。 230 ◯議長(風野芳之君) 教育部長。 231 ◯教育委員会教育部長沼尻秀子君) お答えいたします。  トイレの配管全体にかかわる故障がほとんどのために、単体ではなく、大がかりになってしまうものが多いのは事実でございます。ただ、至急、再度調査をしまして、単体工事で直るものについてはすぐに修理をするようにということで指示をしたところです。 232 ◯議長(風野芳之君) 関 優嗣君。 233 ◯1番(関 優嗣君) また、今の生活環境というか、家庭環境の中でも、大方のお宅が洋式化されているのが現状なのかなと思います。なので、生まれて初めてトイレを覚えたときにはもう洋式だということで、中には和式での用を足すことがなかなか困難というか、すんなりできていない。また、上級生になればこなせるんでしょうが、やはり1年生であったり、小さいお子さんについてはなかなかその辺をクリアするのが大変なようなこともお伺いしておりますので、これはピンポイントにトイレだけ、便器を取りかえればいいとかというだけではない問題も今お答えいただきましたが、なかなかすんなりクリアできるものではないのかなというふうには踏んでおりますが、実際これで、今の現時点で和式であるところを洋式化する予定になっている、計画などがある場所があれば、教えてください。 234 ◯議長(風野芳之君) 教育部長。 235 ◯教育委員会教育部長沼尻秀子君) お答えいたします。  現在、トイレの洋式化のみの計画はございません。  ただ、今後、今年度屋内運動場の長寿命化工事を実施した水海道中学校と水海道西中学校の2校については、改修工事とあわせてトイレの洋式化を行ったところです。  以上でございます。 236 ◯議長(風野芳之君) 関 優嗣君。 237 ◯1番(関 優嗣君) 必ずこの言葉をつけ加えてしまうのですが、常総市、神達市長も防災先進都市という部分を目指して、掲げておりますので、当然学校の体育館等は災害の際、避難所の指定をされているのかなと思います。一番困るのは、やはりそういう排泄の問題であったりという部分もあると思いますので、現状、ただ単に簡単な処置で改修が進む、使用が再開できるようになるということばかりではないというのは、今の答弁でもいただいてわかるのですが、ただ、だからそのままでいいのかというのではなくて、これは本当に、今はトイレの問題で私も質問させていただいておりますが、学校の問題ってトイレだけではない、トイレを直す、例えば水道を直す、昇降口の何かが壊れているから直す、そのピンポイント、ピンポイント、学校の施設の点の部分だけではなくて、これってもっと大きなくくりの中で考えていく必要があるのかなというふうに、ここ最近、私個人的には思っている部分があります。ただ、それを言ってしまうと、またさまざま諸問題が発生してしまいますので、それについては今回のこの質問の中ではあえて発言を控えさせていただきますが、今後の常総市の教育現場、また教育施設の充実という部分を踏まえて言いますと、本当に大きな部分で検討していかなければならない部分なのかなというふうに強く感じている次第でございます。  だからといって、直してくれと言って直せないというのはもう十分わかりましたし、ただ、そのままではいけない。だから、この後、10年、20年先を見据えて、子どもたちがよりよく学べて、万が一何かが発生したときには皆さんが安心して避難ができる、そしてそこで避難生活が、たとえ短い時間であっても過ごせる、よりどころになるような施設としてのスタイルを目指していければなと思いますので、今後、またさらに協議、検討をしていっていただければなと思います。  ちょっと中途半端なんですが、今までの大項目1、2を踏まえて、市長、お願いします。 238 ◯議長(風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 239 ◯市長(神達岳志君) 関議員の質問にお答えをいたします。  今も、1番目の幼児教育無償化、また2番目の小中学校のトイレ整備、これはすべて、今回のこの議会でもそうでしょうけども、やっぱり公共施設の老朽化問題、これが、過去のツケが今回ってきているということがあるかと思います。今、きのうの答弁にもありましたけども、これから将来にツケを残さない、そのためには何をしなければいけないかということで、今その真っただ中にいるのがこの常総市ではないかなというふうに感じています。  保育所の統廃合の問題も、方針が変わったというふうにも言われていますけども、環境が変わったので方針を変えざるを得なかった。第二保育所の閉所も含めて、いろいろな方針案を検討しておりましたけども、やっぱりこの耐震がない、そのほかの保育園、幼稚園に関しても耐震性がだめだという結果が出た。また、それにあわせて国の方針も大きく転換されて、無償化になった。それに応じて、今、部長から答弁があったように、毎年2億円弱の費用負担が増になったと、こういうことをかんがみると、やっぱりこれから将来にわたって大きくこの方針をしっかりと踏まえた上で、次の時代にツケを残さないための策というものをしっかりと検討していかなければいけない。また、保育士の職場環境という面も考えて、給与の面だけでなくて、老朽化してぼろぼろの中での保育士の職場環境というものの整備というものも踏まえると、小中学校も含めて、全体的に新しい校舎の中で、園舎の中で、先生方にもしっかりとした保育、教育というものをやっていただかなければいけない。また、教育環境、保育環境というものを整備していかなければいけない。それはもう真っただ中に来ているということで、そのための解決策として、しっかりとことし方針を出していきたいと考えております。  以上です。 240 ◯議長(風野芳之君) 関 優嗣君。 241 ◯1番(関 優嗣君) 本当に今、市長の答弁にもありましたように、市長きのうも答弁しておりましたが、やはりいろいろと要望が出てくるのは当たり前のことで、その要望一つ一つにどうしようかと対応を仰ぐだけではなくて、やはりできるものはできる、できないものはできないとはっきりと仕分けというか、線引きをしていきながら、優先順位をつけて、どこを一番先にやるか、その緊急性だったり、生命・財産への危険性があるものに関してはもう早急に処置、対応していただかなければならないと思いますが、やはりその辺の選択をしっかりとしていかなければならない、今後の行政運営というのはそういう部分も求められてくるのかなと思いますし、私たちもただ地域を回って要望を聞いて、必ずやりますということではなくて、やはり地域の方にも協力をしていただきながら、地域と行政がより密になることで、これまた防災に関して言えば、さまざまな災害が発生したときに、行政と地域とがより密着に、また情報共有をすることで起きてしまった災害を小さな被害でとどめられるということにもつながっていくと思いますので、私たちもこの地域によりそういう声をかけて歩きながら、行政との密着を深めていけるような活動をしていければなと思いますので、また今後とも御相談させていただく機会があるかと思いますが、そのときはどうぞ御指導よろしくお願いいたします。  それでは、これで2番目の質問を終わりにいたします。ありがとうございます。 242 ◯議長(風野芳之君) 次の質問に移りますので、答弁関係者の方、入れかえをお願いいたします。  関 優嗣君、質問を継続してください。 243 ◯1番(関 優嗣君) それでは、三つ目の質問に移らせていただきます。  三つ目の質問は、水海道有料道路の今後の方向性ということについてお聞きしたいと思います。この水海道有料道路に関しては、私、議員とならせていただいて初めての質問の際にも、この有料道路の無料化ということについて質問をさせていただいた経緯があります。今期最終ですので、この質問で最後閉じたいと思いまして、この質問をさせていただきます。  先日の全協の中でも報告を受けましたが、これまで2年間実施をしてきました通学時間帯2時間の無料措置に関して、次年度、来年度は一度休止をするということになった報告を受けました。その報告を受けまして、その休止が1年間の本当に休止で終わるのか、また違う形になってしまうのか、それは考えたくありませんが、今後の水海道有料道路、1年間休止をしまして、その間何をするのか、その後どういうふうな形に持っていきたいのかという部分を、ここでもう一度お聞かせください。 244 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。都市建設部長。              〔都市建設部長木村茂樹君登壇〕 245 ◯都市建設部長(木村茂樹君) 水海道有料道路の方向性につきましてお答えをさせていただきます。  鬼怒川に架橋されております豊水橋や美妻橋は、朝夕の通勤時間帯において渋滞が激しく、その周辺の市道にも抜け道として車両が流入し、通学する児童等にとって危険な状態になっておりました。  そこで、その解決策の一環として、平成29年6月から朝の通勤時間帯の無料措置を実施いたしました。その結果、水海道有料道路におきましては日平均通行量が1,100台増加いたしました。一方で、豊水橋では坂東方面140台、つくば方面272台がそれぞれ減少し、美妻橋では坂東方面44台、土浦方面193台がそれぞれ減少しており、渋滞が緩和されました。また、豊岡小学校通学路におきましては、南に向かう車両85台、北に向かう車両67台が減少しており、それ以外の狭隘なわき道への通行量減少にもつながりました。  これらのデータが示すとおり、安全性確保に大きく貢献する結果が得られたことから、好評いただいているところでございます。  しかしながら、この事業につきましては、常総市単独での費用負担に対する附帯意見が市議会から二度提出されるなど、課題もございます。そのため、市の取り組みといたしまして周辺企業や有料道路利用者に対するアンケートを実施するなど、利用実態の把握を行うとともに、負担金削減に向けて努力してまいりました。茨城県道路公社に対しては、実際の通行量に基づき、補てん額の減額交渉を行った結果、当初の年間5,400万円から4,300万円になり、1,100万円減額するという成果が見られました。一方で、茨城県や近隣自治体からの金銭的負担を求めましたが、困難であるとの回答も得ております。  また、当市としましては、圏央道開通による影響を考慮することで補てん額のさらなる減額が可能ではないかと主張しており、その確認のためにも平成31年度はこの事業を一たん休止するという結論に至りました。休止期間中におきましては、改めて交通量調査を実施し、圏央道開通後の通行量を明確にした上で、茨城県及び茨城県道路公社と調整を図ってまいります。また、近隣自治体に協力を要請し、連携を図るとともに、協賛をしていただける企業を募集するなど、負担金削減について施策を検討し、事業を再開したいと考えております。  以上でございます。 246 ◯議長(風野芳之君) 関 優嗣君。 247 ◯1番(関 優嗣君) 今後の方向性については理解ができました。そこで、大変恐縮なんですが、しつこいようですが、そもそもこの事業の当初の、本来のねらい、目的というのは何だったのかということを一度確認の意味でお聞かせください。 248 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 249 ◯都市建設部長(木村茂樹君) お答えさせていただきます。  先ほど答弁させていただいておりますけれども、朝夕の通勤時間帯に市道を通り抜けとして使う車両が多いということで、通学する児童等にとって危険な状態を解決したいというところでございます。 250 ◯議長(風野芳之君) 関 優嗣君。 251 ◯1番(関 優嗣君) わかりました。すみません、ちょっと黙っていてもらっていいですか。  これまで、この事業についてさまざまな場面で、さまざまな議論をされてきました。その議論を進める上で、どこが、方向性がちょっとずつずれたのかなと思うような部分も私はちょっと感じ取れましたので、今ここで再度確認をさせていただいたんですが、この水海道有料道路の2時間の無料の措置というのは、子どもたちの通学路の安全確保ということが今、再度確認をとらせていただきまして、この事業のねらいはそこにあるということがはっきりとまたわかりました。  実際のところ、その措置をとってから、狭隘道路への車の流入であったりという部分が、実際数字としてもあらわれているわけですから、これは十分な成果ですし、これは評価せざるを得ないものだと思います。これを休止してしまうというのは大変残念なことですが、やはり新しい道路が通れば当然車の流れも変わりますでしょうし、水海道有料道路の利用台数ももしかしたら減っているのかもしれないし、逆にふえているのかもしれない。これは実際調査してみないと、正確な数字はわからない。もし減っているのであれば、これはその台数に見合った負担を常総市がすればいいということになれば、それは負担の軽減にもつながるでしょうし、当然近隣への協賛であったり、財政的な負担の分散というものも今後また積極的に続けていっていただきたいのは当然ですが、現状、私もPTA等の活動をさせていただく中で、さまざまな父兄の方とお話をする機会に、この時間帯だけでも無料化してくれて、本当に子どもたちが毎日ミラーすれすれで歩いていたのが、台数が減っただけでも本当に安心して朝見送れるよという、本当に切実というか、実際のお言葉をいただいておりますので、これは、私は本当であれば休止をせず、続けていただきたい。ただ、現状をしっかりと把握した上で、負担の軽減につながるのであれば、この一時休止もやむを得ないのかなと思います。  答弁いただいたように、子どもたちの命というものは、確かにお預かりした税金を無料措置の負担に充てているという現状は確かにありますが、その税金の使い道の平等性、公平性という部分でいえば、確かにさまざまな、賛否両論されても仕方ありませんが、本来の目的というものが、常総市の今後、10年後、20年後を担う子どもたちの通学路の安全確保、命を守るための4,300万であれば、じゃあ仮に、あってはいけない、あってほしくない交通事故で小さな、小学校に通うお子さんの命がなくなってしまった。それを4,300万で、じゃあ4,300万出すから、うちの子返してくれと言われたら、返ってきますか。来ないんですよね。それを考えたら、4,300万で常総市の未来を担って立つ子どもたちが安全に登下校ができるというのであれば、私は決して高くないと思いますし、これは続けていただきたい。ですので、当然今後その財政負担の軽減というものを図る上で、今回新たに企業への協賛依頼も進めるということですので、必ず1年後には今よりも財政負担が軽減された状態で、よりよい事業としてもう一度再開をしていただきたい。  恐らく担当の執行部の方も同じ思いでいらっしゃると思いますので、その部分は共有しながら、微力ながら私もどこか協賛いただけるような企業がありましたらお話を進めていきたいと思いますし、担当のほうでも積極的に、企業だけではなくて、やはり今までちょっと難題だった近隣行政にも、引き続き呼びかけをしていっていただいて、できることならば市の財政負担が小さくなって、子どもたちの命がより安全に守られるという事業に、すばらしい事業にしていきたいと思っておりますので、今後とも交渉のほうを進めていただいて、よりよいもので再開を強く要望しまして、この3番目の質問を終わりにしたいと思います。  また、今回最終議会ということですので、この場をおかりしまして、これまで本当に、当初は、冒頭にもお話ししましたが、1年生議員の私をさまざま御指導していただきました、今年で退職を迎える職員の皆さん、本当にありがとうございました。長い間御苦労さまでした。今後は第2の人生ということで、今までやりたかったこともさまざま我慢した部分もあるかと思いますが、ちょっとの間ゆっくりとリラックスをして、また第2の人生を歩むスタート、すばらしいスタートを切っていただければなと思います。本当にありがとうございました。  以上で終わりにします。    ─────────────────────────────────  散会の宣告 252 ◯議長(風野芳之君) 本日の一般質問はこの程度にとどめ、散会といたします。                 午後3時31分散会 当サイトのコンテンツ(文章、画像、図表)は、常総市議会の著作物です。無断で複製、転載することを禁止します。 Copyright (c) Joso City Council Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...