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  1. 常総市議会 2018-08-01
    常総市:平成30年8月定例会議(第9回会議) 本文


    取得元: 常総市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-12
    本文へ移動 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1              〔議長風野芳之君議長席に着く〕  開 議 ◯議長(風野芳之君) おはようございます。御出席をいただきましてありがとうございます。  御報告申し上げます。ただいまの出席議員数は20名であります。    ─────────────────────────────────                 午前10時00分開議 2 ◯議長(風野芳之君) これより第9回会議を開きます。  別紙会議日程により議事を進めます。    ─────────────────────────────────  日程第1 一般質問 3 ◯議長(風野芳之君) 日程第1に入ります。  昨日の会議に引き続き一般質問を行います。通告順に従いまして発言を許します。  なお、質問並びに答弁は簡潔明瞭に行うよう、議事進行に御協力をお願い申し上げます。  最初に、16番茂田信三君。  茂田信三君のほうから説明用のパンフレット冊子の持ち込みを許可しております。                〔16番茂田信三君登壇〕 4 ◯16番(茂田信三君) 傍聴の方、おはようございます。水野議員のお話を聞きに来る、その前に私のを聞いてくれましてありがとうございます。何か人のふんどしで相撲をとっているような感じで、頑張りますから。通告に基づきまして、16番の茂田信三でございます。  どういう通告をしたかというと、道の駅について、何度か私ども質問しているんですが、ちぐはぐというか、肝心なことはまだ決まっていないとかでお聞きすることができませんでしたので、きょう徹底的にお聞きしたいと思います。  あらかじめ傍聴の方並びにここの議場の方にお話ししておきますけど、あまりにも無責任で予算の無駄遣いですから、私のことを知っている方は、随分茂田議員はきょう興奮しているなと、あんなに怒ったとき、見たときないなと思う方もおりますけど、きょうは多分ヒートアップします。皆さんの税金の本当に無駄遣いで、常総市、これからどうするんだと、言っていることとやっていることが違うだろうと、執行部が。ですから、多少は大きい声を出すと思いますから、何分皆様の税金の無駄遣いを阻止するためですから御了承お願いしたいと思います。 5 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方、議場にお入りください。
     これより答弁を求めます。都市建設部長。              〔都市建設部長木村茂樹君登壇〕 6 ◯都市建設部長(木村茂樹君) おはようございます。茂田議員より、過去の議会も含めて御質問をいただいている件についてお答えをさせていただきます。  まず一つ目、経営母体についてどうするか、だれが赤字を負担するかにつきましては、民間ノウハウを最大限に生かすため、運営につきましては指定管理制度による民間事業者を想定しております。当市の道の駅は、指定管理料を支払わず、施設利用料として、指定管理者から施設利用料をいただくような形を目指してまいります。  二つ目としまして、道の駅の土地単価、坪13万2,000円、その価格なのかということにつきましては、まだ売買単価が確定をしているわけではございません。土地区画整理の事業計画をもとに、想定をしているものでございます。  なお、農地エリアを除く都市エリアの基盤整備費は約60億円であります。これはすべて土地売却をもって事業費を回収する仕組みとなっておりますので、あくまで現時点での想定の単価ということでございます。  三つ目としまして、事業費15億から18億の回収についてどう考えるかにつきましては、道の駅につきましては全体約45ヘクタールのエリアとしたアグリサイエンスバレー構想実現のための中心的な施設であるため、45ヘクタール全体の費用対効果で考えております。まだ試算ではございますが、年間で都市エリアの税収約2億円と道の駅の施設利用料約1,500万円、10年間で約21億5,000万円程度がこの事業全体から得られる直接効果と想定をしております。  四つ目の道の駅は民間にやらせるべき、官がやるものではないにつきましては、道の駅につきましては国土交通省の登録上、公共施設として整備することが義務づけをされております。民間施設として設置することはできないことを御理解いただきたく存じます。  なお、運営方法につきましては、先ほど述べさせていただきましたように、運営方法については経営母体である指定管理者制度による民間ノウハウの活用を想定しております。  当市の道の駅は、指定管理料を支払わず、施設利用料として指定管理者から施設利用料をいただくような形を目指しております。  五つ目としまして、委託業務3,100万円の根拠につきましては、先導的官民連携支援事業が1,600万円、本事業は国から100%の補助を受けて実施したものでございます。アグリ構想実現に向けて、道の駅や公園などの公共施設用地、農地を含む民間用地の連携方法について、具体的な手法を検討するために、農地エリアも含む45ヘクタール全体のアグリ構想実現のため、いかに民間の資金力とノウハウを取り入れられるかという調査をしたものでございます。検討した中の一つには、その有効的な手法として、官民共同出資会社の運営具現化なども調査いたしました。既に報告書につきましては内容が認められ、調査の成果という形で国土交通省のホームページでも公開をされております。  次に、道の駅の基本構想・基本計画検討書が約1,500万円でございます。これにつきましては、今後道の駅の整備を進めるために、例えば公的補助金の申請時に必要不可欠な計画書でございます。道の駅設置に向けては必ず必要なものであります。これがないと、次の段階に進むことができません。また、他の自治体の計画書と比較しましても、内容的にも、金額的にも大きな差はございません。いずれも適正な委託業務であったものと認識をしております。  六つ目といたしまして、6次産業化はだれがやるのか、市内の農家はだれも参加しないのではないかにつきましては、農地エリアで検討しております大規模施設園芸につきましては、もうかる農業のモデル地区として、市内の複数の農業生産法人や市外の企業等からもお問い合わせをいただいております。  なお、どこが参入するかにつきましては、地権者で構成をする推進協議会において決定されるものでございます。  また、市内への波及効果といたしまして、新規就農者の技術習得や次世代農業への転換を見据えた生産技術の波及等の効果を想定しております。  最後に、広報に掲載された内容につきまして、意見募集中とのことでありますが、意見がなければ賛成という形で判断をするのかということにつきましては、決してそういった意味ではございません。広報8月号では、市民の皆様に道の駅事業に対する関心を高めていただき、またアイデアや御提案を寄せていただくために掲載をいたしました。市民意見の聴取につきましては、7月から対話型のワークショップやアンケートを実施しております。インターネットによるアンケートも実施しております。インターネットのアンケートでは、昨日までの5日間で154件の回答をいただいております。その中では、道の駅をよりよいものにするための具体的で建設的な意見や、道の駅に対する熱い期待感がほとんどでございました。引き続き議会の皆様の御支援もいただきながら、市民との対話を大切にした協働のまちづくりとして積極的に進めてまいります。  以上でございます。 7 ◯議長(風野芳之君) 茂田信三君。 8 ◯16番(茂田信三君) 御苦労さま。全然わからないね、話聞いてもね。型通り。  まず、環境部長だっけか、前回の質問で、先ほど1,500万、1,600万という冊子のことは、これですよね。これが適正だ、これがないとまず先へ進めないと、関係ないでしょう、これなくたって、あったって。申請できないとか、法律に書いてないよ。この冊子がなければ先へ受け付けないとか。だめだよ、そういう適当なこと言っては。今の話を聞くと、これがないと先へ進めないという話でしょう。こんなものなくたって進めるでしょうよ。  まず、皆さんに、傍聴の方に言います。先ほど3,100万というのは、これは45ページ、1,600万とか、こっちの22ページ、合わせて3,100万なんですよ。県の職員の方が、8月の最初のころ違う用事で来まして、これを見せたら、何でこれで3,100万かかるんですかと、市役所の職員もそうです。前もお話ししましたけど、パソコンの得意な人は全部これパソコンでは出るんですよ。私が持っているスマートフォンで呼び出すと出てくるんですよ。何で3,100万かかるんですか。まず、前にあなたが、部長、私に言ったよな。私に言いましたよね。あなたが個人だったら、3,100万支出するかと。うちへ来たとき、だれも言ってないよ、そういうこと。もう一度それを聞きたい。そんなこと言われて私は黙っていないよ。これ、ちゃんと監査の方にお願いして監査してもらうから。どういう状態で3,100万か。早く、時間ないからしなよ。 9 ◯議長(風野芳之君) 答弁願います。都市建設部長。  〔「いや、部長に聞いてるんじゃない、言った人に聞いてるんだから」と呼ぶ者あり〕 10 ◯議長(風野芳之君) 産業拠点整備課長。 11 ◯産業拠点整備課長(川沼一巳君) ただいまの茂田議員の御質問にお答えいたします。  先ほどの2冊ございますが、そちらのほうが道の駅の基本構想と基本計画書ということで、そちらのほうが1,500万でございます。プラス、その1,600万に関しましては、先導的官民連携支援事業といいまして、もう1冊、ピンク色の冊子があると思うんですが、そちらのほうの内容でございます。  以上でございます。 12 ◯議長(風野芳之君) 茂田信三君。 13 ◯16番(茂田信三君) どうしても3,100万なんか、かかるわけないでしょう、これ考えたって。戸田建設の皆さん、聞いている方にお話しするけど、戸田建設と1社契約なんですよ。随契って、随意契約。そんなもの世の中通ったら、だれも税金なんか払う人いないよ。顔上げなさいよ、あんた。私に堂々と言ったんだろう、私は買いますって、価値あるって。うちへ来た方、全員に聞いてるよ。何百人かはなってるよ。だれも3,100万の価値あるって言わないよ。私でもできるって言ってるよ、これ。100万もかからないって。あとのお金、どこ行ったの。ちゃんと答えなさいよ、言われたことを。 14 ◯議長(風野芳之君) 産業拠点整備課長。 15 ◯産業拠点整備課長(川沼一巳君) ただいまの御質問にお答えいたします。  先ほども部長のほうでお答えしましたとおり、道の駅の基本構想・基本計画のほうで1,500万ということで、整備を進めるための必須の計画書でございます。こちらのほうは、他の自治体と比較しましても内容的にも、金額的にも大きな差はございません。  先ほど申し上げた1,600万の先導的官民連携支援事業に関しましては、道の駅に限らず、アグリ構想全体のほうを回していく仕組みのほうを検討したものでございまして、こちらのほうは国の補助金100%いただいて実施しております。  以上でございます。 16 ◯議長(風野芳之君) 茂田信三君。 17 ◯16番(茂田信三君) あなたと二人に言っておくな。他市町村で払えば、払うということなの。他市町村が明らかに高いでしょう、どこだって。そうすると右にならえしちゃうの。  まず、戸田建設、随契というの、おかしいよ。それ答えて。簡単に言いなさいよ。こっちも真剣にやっているんだから。 18 ◯議長(風野芳之君) 産業拠点整備課長。 19 ◯産業拠点整備課長(川沼一巳君) ただいまの御質問にお答えさせていただきます。  こちらの委託業務に関しましては、アグリサイエンスバレー構想実現のための道の駅という特性を生かした検討及びその全体を民間ノウハウを最大限活用するために検討ということで、その実施エリアでございます常総インター周辺の整備検討を官民連携事業として実施しております戸田建設に随契するということで、適切であると考えて実施をいたしました。  以上でございます。 20 ◯議長(風野芳之君) 茂田信三君。 21 ◯16番(茂田信三君) どう聞いても、あなたらの適切だとかというのは社会じゃ通用しないんだよ。これがそんなに価値あるんだったら、300人か400人に聞いてるんだから、1割はごもっともだと言うはずだよ。だれも言ってないんだよ。市の職員も言ってないんだよ、まず。私は名前なんか、決して口かたいから言わないけどね。市の職員も言ってないんだよ。ちゃんと監査しますからね、監査かけますから、調べてくれって。よく防衛庁のミサイルのお金払ったとか、何々が高いといって返却になるでしょう。専門的に調べたら、人件費水増しとか、そんなのしてないと。それと同じでしょうよ。まして随契で。もう幾ら話したって時間の無駄だから、ちゃんと法的なあれで調べるから。これも全部、マスコミに私、ちゃんと発表して、マスコミで全部聞かせてもらいますよ。幾ら話しても無駄なこと、私は無駄なことはやらない主義ですから、幾らやったって無理。  あと、今までの審査ですね。実は1週間くらい前ですか、マツモトさんって、きょう傍聴にお見えになっていますが、その方が泣きながら来たんですよ、ある議員の紹介だと。茂田さんが質問するからと。マツモトさん、泣いてましたよ。何でかというと、今開発予定のところ、私は判こを押してないんだと。申請するとき、判こを押してないのに、裁判も辞さないということを文書で出してるんですって。それ、どうして県は通っているんですか、許可が。これ、難しい言葉で言うと土地の侵奪罪に当たると私は思いますよ。侵奪というのは、侵す、奪う。許可もないのに、どうしてその申請を出すの。申請の許可をするほうもおかしいよ。  この同じ事例が、私どもも被害に遭ったときあるんですよ。十一面山ってありますよね。ちょうど興正寺、私は興正寺というお寺の住職をしておりますから、鬼怒川が流れて、興正寺から約1キロから1キロ半、500メートル上流に十一面山ってありまして、そこを市民公園にするんだと。興正寺の土地がかなり入ってたんですよ。違う方も入っていました。ここで私、名前出していいかどうか、許可をいただいていませんから名前出しません。その方に聞いても、おれも判こを押してない。何でそこが市民公園で、勝手に人の土地へ入るんですか。今回の堤防の、3年前の、間もなく3年前になりますが、堤防の拡幅工事で国交省、国のほうから買収させてくれというから、幾らでもお金は結構です、安くても何でも結構ですと言ったら、たくさんのお金で買収してくれまして、今は国有地になっております。その当時は宗教法人興正寺の土地なんです。何でそれ勝手に、地主の許可なく公園にするんですか。公園にするということは、勝手に入っていいということなんですよ。私は、皆さんが喜ぶんだと思って大げさにしなかったんですよ。うちでもそこへ入ったときないし、管理もそんなにしてないから、私は黙っていたんです。今回は財産権の侵害でしょうよ。マツモトさんの財産権の侵害でしょうよ。侵奪でしょうよ。百歩譲って、代執行の許可でももらっているなら構わないですよ。代執行の許可をもらっているんでしたら、これはやぶさかじゃないですよ。まず、そこ、事実確認をしたい。私は公の場できょう聞くのは初めてなんです。ここにマツモトさんの書類がありますけど、市のほうには、私は断じて賛成しませんと、市長のところに行っていると思いますよね。裁判やりますから、裁判に負けたら市長の職を辞せと、辞しなさいと書いてありますよね。あと、担当課の部長か何かにも2通か、私はちらっとしか見ませんが、内容はそういうことなんです。それについて、まず市長からお聞きしたい。 22 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 23 ◯都市建設部長(木村茂樹君) それでは、土地区画整理事業の申請から認可に至るまでの経緯についてお答えをさせていただきます。  土地区画整理法上、地権者の3分の2以上の同意があれば申請を受け付けていただけますが、県の指導で9割以上ということもありますので、それをクリアした上で地権者の合意形成のもと、組合を結成する段取りをとって申請をいたしました。結果、県の審査を受け、本年の3月で認可を取得したという経緯でございます。  以上です。 24 ◯議長(風野芳之君) 茂田信三君。 25 ◯16番(茂田信三君) これはまず、だれもというか、ほとんどの方があいまいだと思いますが、どういう組合か。9割の賛成をもらえれば人の土地を侵奪できるかと。私の考えでは、許可をもらえなければ申請出せないですよね。地方自治、常総市の名のもとにおいて人の土地をこうやって侵奪できるのかと。これは横暴でしょうよ。ここの国民は、自分の財産を守るということは憲法に保障されているんですよ。まして、母体が戸田建設でしょうよ。こういうことを看過したらとんでもないことですよ。それ、もう一回お聞きしたい。9割で賛成もらえれば、人の財産を侵すことができるか。また、この組合はどういう組合の位置づけで、代執行もできるのか。最終的には代執行するか、しないか。それによっては地主さんのお考えも違うと思いますよ。簡単にね。 26 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 27 ◯都市建設部長(木村茂樹君) お答えいたします。  土地区画整理法に基づく事業でございます。事業自体は、組合施行ということになりますので、市の施行ではなく、地権者の組織であります組合施行の土地区画整理事業でございます。戸田建設におきましては、組合から委託を受けた業務代行という立場でございます。  それと、代執行ということでございますが、代執行という言葉は土地区画整理法では使用しませんで、地権者の意に沿わない換地という形で、土地区画整理法に基づいて換地ができるということでございます。 28 ◯議長(風野芳之君) 茂田信三君。 29 ◯16番(茂田信三君) 今、言いましたよね。代執行できないということは、マツモトさんが反対すればできないということです、これね。換地も、そこじゃ嫌だと言えば。  あと、もう一つ、組合施行と言いましたが、組合施行の場合は、私の知識では、赤字になった場合は組合の人がお金を持つんですよね。それをちょっとお聞きしたい。 30 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 31 ◯都市建設部長(木村茂樹君) お答えいたします。  地権者にそのようなリスクが及ばないように、業務代行者である戸田建設が土地の先行取得ということで、誘致される企業が来ない場合にもリスクが及ばないような仕組みで事業を進めております。 32 ◯議長(風野芳之君) 茂田信三君。 33 ◯16番(茂田信三君) 私が言っていることに答えてないでしょうよ、全然。私は、組合施行の場合は、戸田が執行とかそんなの聞いてないですよ。今回の関空の大水で、みんなびしょ濡れになっちゃって、車流されちゃったとか、あれ想定していますか。戸田がプラスになるように、高いお金を市に押しつけるの。私が聞いたのは、組合施行だから、赤字の場合は、組合ということは地主のことだよね。地主が損害を負うか負わないか聞いてるんでしょうよ。戸田がどうのというのは、1回も聞いたときないですよ、私は。負うか負わないかだよ。簡単だろうよ、そんなの。 34 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。簡潔にお願いいたします。 35 ◯都市建設部長(木村茂樹君) 今回の土地区画整理事業では、地権者の皆様にはそういうリスクを負わない形で進めております。        〔「なった場合、どうするんだというんだよ」と呼ぶ者あり〕 36 ◯都市建設部長(木村茂樹君) もう既に土地は業務代行者である戸田建設が取得しておりますので、地権者の皆様には金銭的なリスクは及ばないというふうに考えております。 37 ◯議長(風野芳之君) 茂田信三君。 38 ◯16番(茂田信三君) それじゃあ、リスクを負わないかわりに、坪2万3,000円で買ったのを13万2,000円で市に押しつけるわけですね。それじゃ、市はたまらないでしょうよ、納税者は。そのための13万2,000円だな。それじゃ、たまらないでしょうよ、市は。  まず、聞きたいことはたくさんありますからね。順序追って聞きますね。まず、地主の承諾なしで県の承認を得られるかって、得られるということですよね。この場合は、地主さんの換地の了解が得られればいいということで、換地しないというんだよ、まず。代執行もできないということだね、今話を聞いたのはね。そうでしょう、部長。代執行できないと言っていましたよね。換地の場合はできると。そう言っているんだからしようがないよ、もう。  あと、これがきょうのメインかどうかわかりませんが、すごい常総市の方にとってとんでもないことなんですよ。先ほど、土地を買い上げて、1反歩ですから300坪か。700万で買い上げて、そうすると、我々の世代とか、土地はどうしても平米より坪ですから。坪のほうが早いですから。そうすると、1坪2万3,000円なんですよ。平米にすれば3.3で割ればいいことなんですよ。どうして2万3,000円で買ったのを、13万2,000円だっけ、さっき言ったのは。まだこれははっきりわからないと逃げてましたが、13万何がしで売るんだと。ここには税金で5億円かかってるんですよ、まず。調査とか、地盤整備だとか排水で5億かかってるんですよ、税金が。まず、今までかかった人件費を簡単に言ってもらいたい。人件費というのは、当然わかりますよね。500万、職員がもらっているということは、保険だ何だ、退職金積み当て、倍だから1,000万かかっていることですよ。何年から始まって、何人へばりついてるか、ここへ。また、今度道の駅整備推進室とかつくりましたよね、産業拠点整備課とか。そうすると、1年でまず何人ここに、へばりついてると言っちゃおかしいけど、任に当たっているか、それをまず聞かせてもらいたい。 39 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 40 ◯都市建設部長(木村茂樹君) お答えいたします。  この事業を推進するべく、平成25年から産業拠点整備課が設置されました。設置当初は、課員5名でございます。現在は10名でございます。          〔「何年から10名になりましたか」と呼ぶ者あり〕 41 ◯都市建設部長(木村茂樹君) 10名になったのは、5年間です。 42 ◯議長(風野芳之君) 茂田信三君。 43 ◯16番(茂田信三君) そうすると、25年だけ5名で、あと10名ということは、5年間か、6年間か。10名掛ける6年。そうすると、1人1,000万かかってるんですよ、人件費。高い人もいる、安い人もいる。そうすると、持ち出しが約1,000万。年間1億かかってるんですよ、人件費が。6年だから、もう6億かかってるんですよ。ここに10名いなければ、新規採用も少なくて済むんですよ。年間1億かかってるんですよ、10名ということは。そうでしょう。10名で1人1,000万、年間1億、6年だから6億。6億でしょう。最初5億やってるんですよ。5億。11億かかってるんです、ここ。  まず、皆さんにお聞きしたいのは、議員の方で不動産業を生業としている方、いらっしゃるんですよ。その方にお聞きしたら、まずこういうおんぶに抱っこ、ないって。農地転用したのも、最初六十何町歩が今、38とか、二転三転四転かかっているから、さっぱりわからないんですよ、正直なところ。六十数ヘクタールが三十数ヘクタールになっているんですよ。この転用も、全部市でやってるんでしょう。そのほか15億出してるんですよ、人件費入れて。何で戸田で坪2万3,000円で買い上げたのが、13億も出さなくちゃならないんですか。これ、官民一体の土地転がしでしょうよ、まず。不動産会社の社長に聞いても、こんなのあり得ないと言ったよ、どの世界見ても。土地転がしと同じでしょうよ。減歩とか何とかは、組合でもこういう土地整理には当然つきものだけど、何で2万3,000円で買い上げたのが4倍にもはね上がっちゃうの。それをきょうお聞きしたいよ。私は土地転がしだと絶対、99.999%あると思う、だと思う。こういうこと、あり得ないでしょうよ、まず。 44 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 45 ◯都市建設部長(木村茂樹君) お答えいたします。  最初に、債務負担の承認いただいております5億円につきましては、議会でも過去、答弁をさせていただいておりますとおり、基盤整備までの間にということでございますが、地権者の合意形成、土地交換業務、認可取得までの申請図書等の作成業務などに、認可前までに約7億8,000万円かかっております。そのうちの4億円を債務負担の合計の中から支出させていただいております。残る1億円で農地エリアのほうの事業認可、工事等を行う予定でございます。ということでありますので、始まります土地区画整理事業の工事自体には、市のお金は一切入りません。事業費が60億ということで想定しておりますので、60億を回収するための平米単価ということでございます。 46 ◯議長(風野芳之君) 茂田信三君。 47 ◯16番(茂田信三君) 私の頭ではさっぱりわかりません。2万3,000円が、どうして13万2,000円になるか。今の部長のお答えでは、私の頭じゃさっぱりわかりません。私、ばかなんですかね。今聞いて、わかる人いないと思いますよ。私、能力ないんですかね。全然わからないよ、いつ考えたって。  私とあなた方、話したって、あなたは守るだけ。税金を、自分のお金じゃないから、湯水のように使って、私は市民の代表ですから、一応代表と自分で思っていますから。税金をいかに無駄遣いさせないというのが私のあれなんですよ。これですよ。上場会社とか、大きい会社でやったら背任ですよ。背任って意味わかりますか。会社は株主に対して責任があるんですよ。小さくたって、でかくたって、上場会社だろうが、非上場だろうが、会社は株主に対して責任があるんですよ。執行部は市民に対して責任があるんですよ。こういう損害かけて、これはだれも思うよ。これは背任でしょうよ、市民に損害かけてるんだもん。  あと、もう一つね。もうちぐはぐで、あっち行ったりこっち行ったりして申しわけないけどね。先ほど、あたかも1,500万のテナント料入ると、よそではやってないと。感覚おかしいんじゃないの。18億プラス30億くらいかかってるんですよ、この道の駅ですよ。さっき15億か18億でしょう。人件費10億かかってるんですよ。道の駅ばっかりじゃないですがね。そのほか5億出してるんでしょうよ。15億と18億といったら33億でしょう。1,500万ってどういう感覚なの。30億にしたって、年利で利息が今1%、3,000万円ですよ。そんなのは使用料じゃないでしょうよ、まず。使用料というのは、30億かかれば8年で回収すること。テナントで大家さんが店子さんに貸して、8年で取らなければその会社はもうだめなんですよ。指定管理者というのは、はき違ってるんじゃないの、まず。よく教えてやるから、私がな、わからなければ。指定管理者というのは、市長、よく聞いときな。市役所とか運動公園とか、体育館、それを管理するのが指定管理者でしょうよ。これはテナントで、事業でやってるんでしょう、道の駅という。道の駅という名前で建てられなければ、法律で建てられなければ、違う名前で民間にやらせればいいでしょう。さっき抜けてた。道の駅、道の駅って盛んにことわって、道の駅じゃなければできないって。そんなに魅力的だったら、道の駅じゃなくて、イオンさんで言えばイオン何とかとか、そういう形の名前にして、民間で募集すればいいでしょうよ。三十何億もかけて道の駅つくってくれ、だれが言ってるんですか。  広報にもそうですよ。予算書いてないでしょうよ、どれだけ使ったか。だから、みんな、ああ、これはできていいなって。私もこれ見ましたよ。あまりばかばかしいから目だけ通しただけ。詳しいこと、書いてないでしょうよ、何にも。お祭り気分でやってるんじゃないの。インターネット、アクセスして、いいですとか、自分らの税負担ってどれだけだかわかるの。そうでしょう。それをお聞きしたいよ、まず。 48 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 49 ◯都市建設部長(木村茂樹君) お答えいたします。  道の駅につきましては、他の道の駅でもそうなんですが、市内、市外、県外からも年間数十万人が訪れる施設となっておりますことから、当市の新しい顔として、交流人口拡大に向けた情報発信基地として最適と考えております。公共施設であることから、持続的に地域活性化に取り組むことが可能と考えております。このように、将来的に市民の誇りとなるまちづくりのための投資と考えております。  以上です。 50 ◯議長(風野芳之君) 茂田信三君。 51 ◯16番(茂田信三君) きのうの一般質問で2回言っていましたよね、部長。部長が言ったのと、執行部かな、部長も執行部ですが、このようなことを言ったんですよ。部長の責任でやると、みんな部長の責任でやるって、事業。市長、そういうことを言ってましたよね。あなたらの言う部長の責任って、どういうことだって、まず。簡単に部長の責任でやるって、きのうの質問で言ったよ。私の頭に入っているから、2回言ったよ、二人な。二人で言ってるから、そのあなた方の言う部長の責任というのはどういうことかと。  あと、三十何億の回収はどうするんだと、投資したの。まず、1,500万じゃ回収できないでしょう。まず回収をどうするのか、それを聞きたい。 52 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 53 ◯都市建設部長(木村茂樹君) お答えいたします。  回収につきましては、先ほども述べさせていただいたとおりでございますが、都市エリアに誘致される企業等からの税収で、土地・建物で約2億円を想定した場合に、10年間で20億円、プラス指定管理制度を活用した場合の施設使用料で年間1,500万円を足しますと、21億5,000万ということでございます。 54 ◯議長(風野芳之君) 茂田信三君。 55 ◯16番(茂田信三君) 何回言ってもわからないの。施設使用料というのは、回収金を含むんだろうよ。1,500万では利息にならないでしょう、まず。私、これは事実だから構わないけど、このことについて議長とも話し合ったの。風野議長にも意見聞いたら、イオンとか大和ハウスさんとか、こういうやり方、やってるかっていうの、1,500万で。30億かかって、施設使用料じゃ利息にもならないでしょうよ。頭、考え大丈夫なの。使用料というのは、今までかかって回収しなけりゃ、これはさっき言ったように学校とかの指定管理者じゃないんだよ。普通の一般企業、私の実家でもイオンさんに入っていますけど、多分場所の広いところじゃ、相当な億単位のお金入れるんですよ、保証金。駐車場1台当たり幾ら、取られるんですよ、月。売り上げの2割か、詳しいこと聞いてないですけど、売り上げの2割とか3割とか、イオンさん納めるんですよ。1,500万じゃ何にもならない、利息にもならないでしょうよ、30億かかってて。0.5%で1,500万ですよ。今度、その利息は市民が持つの。事業者なってみなさいよ。1,500万、どうやって今度、壊れたらどうするんですか。市でお金払うんでしょうよ。先ほど言ったように指定管理者制度というのは、体育館の受付の人件費を、そっちのほうが安いからしてるんでしょうよ、プールの管理とか。これは根本的に違うでしょう、指定管理者なんか合わないでしょうよ。税金で30億も使って1,500万じゃ、利息にもならないでしょうよ。前の環境部長も自慢そうに言って、1,500万入るんですって。あと、固定資産税で何億入るって、前は六十何町歩の計算で出したんでしょう。今度、三十何町歩でしょうよ。  あと、大義名分で、ここにも書いてあったよね。6次産業って意味わかるんですかね。1次、2次、3次産業で6次でしょう。その業者が入ってないでしょうよ。今になって問い合わせとか。問い合わせと、ここへ入って、私は命かけてやりますというのは違うんだよ。問い合わせは、だれだっておもしろ半分に問い合わせできるでしょうよ。職員に、全然問い合わせないとまずいからアクセスしろって、今問題になってるでしょうよ。それだって問い合わせ1件でしょうよ。前はもっとばかなこと言ってたよ。こんなにお金使って、太陽光発電やって、その下へ、タマリュウって、リュウノヒゲを改良した短い、あれを入れると言って私に怒られたでしょうよ。あれは、だれでも、一芽ずつふえれば、やって、あんなもので何十億もやる事業のところにやる事業じゃないだろうと私に怒られたでしょうよ。タマリュウやるだとか。6次産業でどういう具体的に進んでいるか、その話、ちょっと聞かせてくれる、まず。
    56 ◯議長(風野芳之君) 答弁願います。産業拠点整備課長。 57 ◯産業拠点整備課長(川沼一巳君) ただいまの御質問にお答えいたします。  6次産業化につきましては、今、農地エリアのほう、約14ヘクタールになりますが、大規模施設園芸、そして観光農園のほうを検討しております。先ほども申し上げましたとおり、市内の複数の農業生産法人、市外の企業等からもお問い合わせをいただいておりまして、参入については地権者で組織する地権者協議会のほうで決定をすることになります。  また、市内の波及効果としまして、新規就農者の技術習得、あわせまして次世代農業への転換を見据えた生産技術の波及等の効果を想定しております。  以上でございます。 58 ◯議長(風野芳之君) 茂田信三君。 59 ◯16番(茂田信三君) それじゃあ、三十数億、道の駅とか、かかって、回収しないということですね。そう言ってましたよね。市民、納得しますか。じゃなくても、きのうの一般質問でもこれからの財源どうするんだと。福祉のほうも税金が高い。きのう、小林議員からの質問ありましたよね。常総市、税金高いんですね。私もびっくりしましたよ。介護保険で、今度65歳になったから、年金から引かれてるんですよ。1万8,000円かな、引かれたの、月ね。年金をもらうの、幾らもないんです。私は介護保険、多分一番上の、高いのはわかってますよね、これは収入多いんですから。おかげさまで議員の報酬と、お寺からいただいていますから、これはたくさんいただいていますから、税金たくさん払うの当然ですよ。国民年金2万、3万の方はどうするんですかね。介護保険高い、今度医療費もまた負担率上がるんでしょう。  総務部長だっけ、きのう言ってたの。みんなもう危機感持ってるんでしょうよ。普通の管理職の、普通の頭のある人だったら危機感持つよ。危機感持たなけりゃ、市役所にいないのがいいですから、管理職やらないのが。みんな管理職は危機感持ってるんですよ。危機感持ってるにもかかわらず、こういう、市のプラスになんかならないよ。来て帰っちゃうだけだよ。私、言ってるでしょうよ。交流センターのところへ農地の直売所をやればいいだろうって。提言もされてるでしょうよ。それはやらない。  お金いっぱい使うと、何か市長とか執行部にメリットあるんですか、いっぱい使うと。よく、市長がやってるとか何とかって言わないよ、名誉棄損になっちゃうから。よその市町村とか、首長が逮捕されてるでしょう、お金もらったとか。そういうことでやってるんですか。おれは市長がやったなんて言わないからね。おれはばかじゃないから、確定したことは言わないから。ただ、世間ではよく逮捕されてるでしょう、賄賂もらって。最近も静岡県であったでしょう。ホテルの要らないの、どんどん値段つり上げて、買い取って。市長、逮捕されましたよね。こういうお金いっぱい使えば、何か得なことあるんですか。  李下に冠を正さずという言葉、知ってるでしょう。スイカ畑で靴ひも直すな。李下と言ったって、今、リカさんとかいるから。リカさんとか、ミカさんとか、その人だと思って誤解与えちゃうから。李下というのは、今の旬のナシですよ。ナシ畑で冠、帽子を直したり、髪を直すというと、ナシを取ってるように思われる。先月の8月、7月のスイカ畑で、こごんで靴ひも直すと、あの人、スイカ盗んでるんだろうと、そういうことわざ、あるでしょうよ。市長にお聞きしたいよ。みんな、私はそういうつもりないって、逮捕される人、最初そう言うんですよね。事業やれば、何か市長としてこれほど。  帰り、これ必ずやってくれますか。傍聴の方に、30億も使って道の駅をつくったほうがいいか悪いかとアンケートとってください、まず。私の話、ちゃんと聞いてるんですから。私、とってやりましょうか。私が後ろ向いて傍聴の方と話すと、議長に言われますからね。議長、1分だけちょうだいね。傍聴の方、道の駅つくったのがいいと思う人。30億かかって、税金の負担が多くなります。反対の人。6:4だ。──はい、いいです。多分賛成の方は、私の親戚とかそういう方じゃないですからね、きょう来た方はね。水野議員の後援会の方、私のお呼びしたわけじゃないですからね。まず、これが縮図だと思いますよ。 60 ◯議長(風野芳之君) 茂田信三君、傍聴の方のいわゆるアンケート等、そういうことに関しての議場の振る舞いはやめていただきたい。 61 ◯16番(茂田信三君) わかりました。 62 ◯議長(風野芳之君) お願いします。 63 ◯16番(茂田信三君) 最初に、だから断ったでしょう。まあ、いいや。ちらっと見て6:4でしょう。これが市民の縮図じゃないですか。  だから、市長、もう時間もないですから、事業をやると、これだけ危険な、百歩譲ってですよ。きのう、もうかる事業をやると言ってましたよね。財政入る事業。私は工業団地とか誘致して、生産性、市に落ちるんだったら大いに結構ですよ。もしくは、絶対市でもうかるからやらせてくれと言えば、市でやればいいでしょうよ、まず。責任ついて。管理者だけやって、お金だけさんざっぱら使って、1,500万の使用料、これは使用料じゃないからね。利息にもならない。よっぽど自信あるんだったら、もうかる事業やると言っていましたよ、きのう、一般質問で。市でやったらいいでしょうよ、まず。そんなにもうかるなら。それで、だめだったら責任とればいいでしょうよ、弁償するとか。それやらないで、全部税金使って、1,500万の利息にもならない、指定管理者に任せて、おれは知らないって。それはちょっと無責任でしょうよ。きのうの言ってること、やってること、全然違うでしょうよ。きのうはもうかることやると言ったんですよ、財政で。財政立て直すためにもうける。これは立て直すどころじゃなくて、マイナスでしょうよ。あと、仮に何年に1回とか、メンテナンス、故障、そういう修繕費は、私は認めてないからね。どういうふうに考えてるの、まず。それ、もう時間ないから、お願いします。 64 ◯議長(風野芳之君) 産業拠点整備課長。 65 ◯16番(茂田信三君) いや、市長に聞いてるんだよ。いっぱい事業やる……。 66 ◯議長(風野芳之君) いや、まず産業拠点整備課長より答弁させます。 67 ◯産業拠点整備課長(川沼一巳君) ただいまの御質問に関しまして、御回答のほうをさせていただきます。  税金の回収についてでございますが、他市の道の駅に関しましては、単独でやっておりまして、約20億円をかけて第三セクターに運営をさせて、イニシャルコストもかけて、ランニングコストもかけてやっているような状況でございます。それでもやるのが地域活性化、地方創生のためでございます。  当市に関しましては、アグリ構想の中の全体45ヘクタールの中の道の駅ということで、立地企業の税収が年間で約2億円、指定管理料に関しましては、利益が上がる施設ということで、逆に施設利用料をいただくような形を考えております。ということで、イニシャルを回収できまして、ランニングもかからないような形でやり方を検討しておりますので、御理解のほう、よろしくお願いいたします。 68 ◯議長(風野芳之君) 市長、御答弁の用意ありますか。神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 69 ◯市長(神達岳志君) 茂田信三議員の質問にお答えいたします。  アグリサイエンスバレー構想、道の駅について質問をしていただいて、今、常総市としてもこれからの20年先、30年先を考えた中での一番の大プロジェクトでございます。そういった意味で、市民の皆さんへの対話、またはインターネットでの御意見の募集、常総市を挙げて市民の皆さんに関心を持っていただこうという中でのこの一般質問、大変ありがたく感じております。  もうかるか、もうからないか、これは常総市として市民のために、これから市の税収の危機感を払拭するためにも、常総市のためになると確信をするからこそ、この道の駅構想をやるというふうな決断でございます。  以上です。 70 ◯議長(風野芳之君) 茂田信三君。 71 ◯16番(茂田信三君) 何回も言うようですけど、まず、お金を回収するというのがあれでしょうよ、使ったお金を。だから、年間3億円の賃貸料もらわなけりゃ回収できないんだよ、まず。8年で回収しなければ、こういう民間でなんかやってるとこ、ないよ。自分の回収しなくて、もうかる事業だとか、ないでしょうよ。そんなにもうかるんだったら、命かけて、市の直営でやればいいでしょうよ。1,500万で管理させて、それで、私はこれだ、そんな話ないよ。構わないよ、指定管理頼んだって。年間3億もらえば24億でしょう、8年で。8年かその辺で資金回収しなきゃだめだよ。これからどんどん、8年、10年たつと傷むんだもん。1,500万じゃ利息にならないだろうよ。使用料じゃないでしょうよ。頭、何回言えばわかるの。さっきから、何だ、使用料。使用料じゃないだろうよ。利息の半分だってならないでしょうよ。使用料というのは、回収して、かかったほかに払うのが使用料というんだよ。そんなのわからないで、何回言われてわからなくて、任せられるわけないでしょうよ。使用料なんていうのは、ちゃんと返して、二十何億かかってるんだから、30億くらい返して、そのほか幾らというのが使用料でしょうよ。何にもやらないで、30億やって、1,500万もらって、それでいいの。市長、よく、もう一回言いなよ。考えがおかしいんだよ。使用料じゃないでしょう。利息だってならないでしょうよ。指定管理、学校のプールの管理と、これは根本的に違うんだよ。こっちは商売だから。毎日毎日、議会のたびにあすなろの赤字、あれは教育の一環で始まったんでしょうよ。それを赤字、赤字って、これはプラスになるのが望ましいよ。しかし、根本的に違うでしょうよ。これはプラスの事業でやることなんでしょう。だから、回収しなくちゃいけないと言ってるんだよ。 72 ◯議長(風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 73 ◯市長(神達岳志君) 端的に申し上げます。約15億、投資をするわけでございますけども、それは先ほど答弁したように、年間、固定資産税、その使用料は別にしても、2億円入る予定になっております。そうすると、10年で20億円、七、八年でその投資のもとは取れると、回収は取れるというふうに確信しております。  以上です。 74 ◯議長(風野芳之君) 茂田信三君。 75 ◯16番(茂田信三君) その固定資産税と、道の駅の使うのは話が違うだろうというんだよ、おれは。工業団地は固定資産税入るでしょう。工業団地の工場、市町村で建ててるの。違うでしょうよ、根本的に。当然これは営業すれば固定資産税発生するよ。道の駅の固定資産税と、建物は市でやって、それは根本的に違うでしょうよ。まだわからないの、言って。固定資産税、建物と土地全体の根本的に違うでしょうというの。 76 ◯議長(風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 77 ◯市長(神達岳志君) アグリ構想全体44ヘクタールの全体の都市エリア、また土地、建物の固定資産税でありまして、道の駅は市の所有の土地、建物ですから、道の駅からの固定資産税の収入はありません。それ以外の、都市エリアからの固定資産税等の収入のことであります。御理解いただければと思います。 78 ◯議長(風野芳之君) 茂田信三君。 79 ◯16番(茂田信三君) そうでしょう。固定資産税入るわけないでしょう、市の建物だもん。だから、別個でしょうよ。固定資産税なんか入るわけないでしょうよ。私に言われて初めて気がついたんでしょう。市の建物だもん、入るわけないでしょう、土地でも。  以上。 80 ◯議長(風野芳之君) 暫時休憩といたします。                 午前11時01分休憩    ─────────────────────────────────                 午前11時10分再開 81 ◯議長(風野芳之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を継続いたします。  次に、19番水野 昇君。                〔19番水野 昇君登壇〕 82 ◯19番(水野 昇君) 19番の水野でございます。これから一般質問をさせていただきますので、少々の時間、皆さんに御静粛に聞いていただきたいと思います。きょうは嵐ということで、大変な、いろいろ各地区で災害が起こっている中で傍聴に来ていただきましてありがとうございます。  私は、今回の一般質問については、高崎坂東線ということで通告をしておきました。それはどういうことかといいますと、高崎坂東線は常総市に石下町が合併した当時の市長である遠藤市長のときから、私たちの地元の課題で、皆さんの負託にこたえられるようということで、地元の代弁者として頑張ってきたつもりでありますけども、いろいろな皆さんの、どうしても議員の皆さんの意見もあろうかというふうに思いますけども、反対意見が11対10で否決されまして、茨城県のほうでも聞きましたが、大体県で初めてだという話でした、反対。やってやるというのをやらないでいいということになったのは。それは大体の話は、水野のこといろいろあって、私も44歳から転業して宅建業になりましたので、いろいろ地元の人間たちも、いろいろ水海道の議員たちに吹聴していて、誤解している部分もあるんだがという支援の言葉もいただきましたが、世の習いで、人に言われるのは当たり前だと、半分は敵、半分は味方というふうに私はとらえていますから、間違っていなければ構わないということで、一生懸命皆さんの声を聞いて進めてまいりました。  そのような中でやってまいりましたけども、ここで聞きづらい人もいるかもしれませんが、事実ですからね。石下町では、皆さん御存じのように、皆さんから、歩いたときに、新年会や何か歩いても必ず言われるんです。水野、いまだに、やるということに決定したということでありますけども、何でまだできないんだとか、事業計画があるならもらってこいとか、担当課にはいろいろお願いして、もらってきた、渡したこともあります。しかしながら、まだ今、今度執行部から説明してもらいますけども、いろいろな細かい説明もありますから、私から言われるより、執行部の話をちゃんと聞いて、地元へ帰ったら皆さんにお伝えいただければ大変ありがたい、このように思っております。  これは、今回は一問一答方式ということで質問してありますので、席へ戻ってから質問させてもらいますけども、私も病があったものですから、大分皆さんのところに、どうして一般質問もやらないんだなんて、いろいろ言われていますけども、はっきり言って私自身の、年が年ですから、病もありまして薬飲んでいるものですから、皆さんのところにも言葉が幾らかずれ込むというか、聞こえづらいところもあるかということも前置きしておきまして、御了解いただければ大変ありがたいというふうに思っております。それでも、年が年でも、体調は戻ってきましたので、きょうは皆さんにちゃんとした執行部の答えを聞いていただきながら、よく聞いて帰っていただいて、皆さんに言ってもらいたいということであります。  それともう一つは、きょうは一般質問に入れていなかったんですが、私の地元で30戸前後が今家が建っているんですが、昔の開発で、できなかったこと、当時の石下町時代に、手法は今細かく、後で一問一答式の中でお話をさせてもらいますけども、そのようなことでやれるのか、やれないのか、検討してみると担当課で言うので、市長と副市長にも言っておきましたので、それら検討してもらうように、午後、ちょうどお昼休み時間にお願い、一緒に行ってもらうということにしましたので、御了解いただければ大変ありがたい。そうじゃないと、時間が1時間のもらった時間ですからね。間に合わなくなりますので、そういうことで了解していただくことを前提にお話しさせていただきまして、私がこれから一般質問に入らせていただきます。よろしくお願いします。  きょうは本当に御苦労さまです。よく聞いていってください。 83 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方、議場にお入りください。  これより答弁を求めます。都市建設部長。              〔都市建設部長木村茂樹君登壇〕 84 ◯都市建設部長(木村茂樹君) それでは、水野議員の御質問にお答えさせていただきます。  高崎坂東線バイパスにつきましては、向石下から古間木までの区間を平成25年9月議会におきまして、市道2-0116号として路線認定が採択され、平成26年度から事業に着手をしております。  事業につきましては、平成29年11月議会議員全員協議会で進捗につきまして御質問をいただき、質問回答書にて平成32年度の供用開始に向けて事業を着々と進めていることを御報告させていただいております。  現在の進捗状況でございますが、未買収地の用地取得につきましては、対象件数22件に対しまして残り3件となっております。また、工事につきましては、当初計画の中で軟弱地盤対策の3カ所、蔵持、古間木、篠山地区の盛土工事を主に実施をしております。蔵持地区の盛り土工事につきましては、平成29年度で完了し、現在沈下もおさまり、道路改良工事ができる状況になっております。篠山地区につきましては、2回に分けて盛土工事を行う計画としておりますが、1回目の盛り土は平成29年度に完了し、今年度2回目の盛り土を行ってまいります。古間木地区におきましては、平成31年度に盛土工事を行う計画でおります。約4カ月で安定する計画でございます。  今後の予定といたしましては、未買収となっております残り3件の用地の取得と、2カ所、篠山と古間木地区でございますが、盛土工事とあわせて、沈下がおさまったところから道路改良工事を行いまして、平成32年度の供用開始に向け、事業を進めてまいりたいと考えております。  以上です。 85 ◯議長(風野芳之君) 水野 昇君。 86 ◯19番(水野 昇君) ただいま答弁をいただきました。部長から答弁をしていただければ、皆さんもはっきりわかってもらえると思うので、そのほうがいいと思ったのでお願いしたわけですから、今後ともよろしくお願いします。担当課でも、これが反対になったから大変苦慮しているんですよ。大変な人件費をふやして、何度地権者のところへ行っているかわかりません、はっきり言って。私も関係課から頼まれておりましたので、私は商売だから、まちのほうとして、私事、もうけることについて、手間をもらうことについてはやらないということで徹底しているんですが、まちの代弁者として使われているからには、頼まれればやる、それは当たり前ですからね。たくさんの給料、私ももらっていますから、月30万の。だから、一生懸命お返ししなくちゃならないんです。そういうことでやらせてもらっているつもりでありますが、まちからの報酬は、そのほかは一切もらう考えはありませんので、その分で協力はしていきますということを職員の皆さんにも、傍聴で聞いている皆さんにもはっきりと申し上げておきたいというふうに思います。そういうことで話を進めさせてもらいます。  今、部長から説明されたように、大体は……。 87 ◯議長(風野芳之君) 水野議員、もう少しマイクをこっちへ曲げていただけますか。 88 ◯19番(水野 昇君) そういう話で、私も20カ所ぐらい、新年会も歩くんですよ。そういうところで説明はさせてもらっておりますが、なかなか広報紙でも、今後いつまでにやるとか、どれだけの積算でかかるとかというのは発表しておりませんから、どうなっているんだということも聞かれますので、間違いないように、今言ったように、発表してもらったようなわけでございますから、本当にありがとうございます。  大体わかったと思いますが、ただ、住民の皆さんからは、反対した人らには責任を持ってもらいたい。責任はとりようがないんだということは私から説明しているんですが、だから、これからこういう関係もいろいろあると思います。だから、同志の皆さんでも、理由はあると思っているんですよ、当時のね。私個人のことだと言われているんですが、うわさでは。石下にそういう人がいたというふうに言われているんですよ。それはもう言わなくたって、職員の皆さんも傍聴の皆さんも知っているかもしれませんが、そういうことで叩かれたんですよね。だから、私自身も耳にして、それは聞いています。そんなことで、そんなの幾ら言われたって、私は屁とも思っていませんから、受け付けませんから構いませんけども、そのようなことで反対されたのかなと。大義名分がないと。  ここにもきょう来ていますから、自治会長、役員の皆さん、そういう人たちに頼んで、この高崎坂東線をやってもらうような方法は、請願という形で、8,000名からの署名を集めて出させてもらって、関係の皆さんには大変な御支援と御協力をいただいた経過もありますので、そこらも考えてみたときに、ただ反対すればいいやということで、当時、どういう理由か聞いたのを、ここにも役員で来ていますけども、聞いて歩いても、石下地区かと思うんですが、だれも言わない。何の理由だということを言わない。その人たちがやめちゃっているんですよね、5人いたんですが、4人は。やめちゃっているんです。怒っていても、やめちゃった人を怒ってもしようがない。私に怒られても、私も答弁のしようがないんだ。それで、その人らに金を持ってこないと、今からかかる予定があるとすれば。まだ発表はされていませんので、私はここで公人として言いませんが、うわさでは、この2キロ、キダストアーから2キロですよね。高崎坂東線、あそこまではもう完成しちゃっているんですよ。あそこから2キロで大体18億前後がかかるんじゃないかというふうなうわさは聞いております。  そのようなときに、何億を、皆さんのそういう、議決機関のあれで、皆さんの尊い血税を使わなくちゃならないと考えたときは、いろいろこの常総市になると範囲も広くなるので、これからもあると思うのでお願いしておくんですが、私は軽々に、感情的に、だれごとがおもしろくない、だれが商売やってるから、これの手柄になるんだと、もうけつくなんだと、軽々な判断で反対運動されたのではたまったものじゃない。裏をわかる町民の皆さんとかね。議員の皆さんもそうでしょうけども、それまで承知の上でやっていたのか、やっていないのか、私はわかりませんけども、少なくても公人という立場であれば、私たちは報酬は手取りで30万数千円もらっているんですよ、毎月。だれも同じ、議長とか副議長は違いますけどね、もらっているわけですから。一生懸命代弁者としてやるのが務めだというふうに思っていますので、寿命というか、私の使ってもらう期間中は、皆さんの負託にこたえられるようにしっかりやりたいというのが私の考えでありますので、御理解いただければ大変ありがたい。職員の人にも同志にも、傍聴の皆さんにもこれはお願いしているんですからね。だれがいいとか悪いとかじゃないです。人間は考え方がみんな違いますから、先ほどの茂田議員も聞かせてもらいましたけども、みんなそれぞれ違いますからね。やっぱり、この高崎坂東線に限って、きょうは質問させてもらいますけども、私のわからないところを執行部の人たちに指導、あわせて傍聴の皆さんにも答弁を重ねて聞かせてもらえば、理解してもらえるのではないかというふうに思っております。  きょうの大きな1番、2番という問題では、高崎坂東線の進捗状況についてということが1点と、2点目は都市計画一部見直しについてということで、これは石下地区なんですが、それで提出をさせてもらっておきましたけども、そのようなことで質問を進めさせてもらいますけども、今、部長から説明受けたように、32年とかって言ってたよね、開始予定がね。だから、それまでに担当課の課長等々も勘案してもらって、できるだけ早く、できるだけの協力は私らとしてもしますし、声はかけて、できるだけの支援体制はとりたいというふうに思っていますので、どうしたんだと言われているのも事実でありますから、各自治会長、班長を集めて、八千幾らもこの道路については請願で出してあるわけですから、その皆さんの負託にもこたえなくちゃならないというのが私の責任かというふうに思っていますので、そこらも考えたときに、間違いなくやってもらうように、普通の一般の市民は読めないと思うんですよ、進捗状況も何もね。だから、そこらをしっかりとわかるように説明。  ただ、先ほどの答弁の中にあったように、まだ3名の反対者がいるということでしょう。この3名の反対者も、それは私、わからないですが、1人は私が話をつけたので納得してくれたと思うんですが、また1人は、くどい人は、それも始まってね、やっていたんですが、また方向、申し込みが違ったということで話して、抑えられたので、じゃあ、よかったと、何とかなれば、大変でもやってくださいよということでお願いしておくのが現状であるというふうに、地元の議員でも、同じ同志の議員、反対した人はね。反対しちゃったんだから、事情は今言ったようにわかりませんけども、いいやじゃ私は済まないんですよね。当選当時から、石下時代から、そこは危険な土地であるから、ちゃんとしなくちゃならないという地元の要望を聞いて、私はこの曲がった、くねった、事故が多い道路を何とかしたい、要望にこたえて、お願いしていたつもりなんですよね。そういうことで、今後とも1年でも早く、32年というふうに、あと2年ですか、それでできるんでしょうかね。ちょっとひとつ聞かせてください。進捗状況を見て、何とかやれるのか。お願いします。 89 ◯議長(風野芳之君) 道路建設課長。 90 ◯道路建設課長(石塚茂彦君) 水野議員の御質問にお答えさせていただきます。  私どものほうとしては、計画32年、こちらについてはまず間違いなくできるということで進めておりますが、軟弱地盤があるというふうなお話も若干させてもらってございます。こちらについては、すべてがもう安定しているわけではございませんので、目標としては32、頑張っていきます。ただ、状況によっては若干のおくれる可能性もあるということだけ、頭に入れていただければなというふうに考えてございます。 91 ◯議長(風野芳之君) 水野 昇君。 92 ◯19番(水野 昇君) わかりました。私もわかったんですが、傍聴の人もわかったと思うんですが、軟弱地盤、それははっきり言って、坂手のほうから来ている、やっているところも軟弱地盤で崩れちゃって大騒ぎしていることもありますので、大変苦労しているのではないかというふうに私は、執行部もね、みんな苦労しているのではないかというふうに思います。  この反対するというのは、やっぱり2回やっちゃったからね。はっきり言いますけども、2回の買収交渉もやったでしょう。そういうことで、恐らく単価の面と条件の面、いろいろな条件の面で反対しているのかなというふうに私は思いますので、そこらも兼ね合って、私ら個人の事業者と違ってあれですから。中には、はっきり言いますけども、石下時代にいた同志の中には、何でもかんでも親分の後くっつけて、寄らば大樹の陰ですよ。そういう形で、何だかんだ言っているの、水海道の議員たちにも吹聴して、悪いこと、ないこと、あること、吹聴して、いろいろやっているのは聞いていますよ。でも、それはそれとして、私が悪いことあれば、正々堂々と言ってもらえば受けて立ちますから、どこまででもね。私はやったつもりないんです。代弁者として、使うときは、姑息なことはやるんじゃないと、親父から言い伝えて、つまらないことやったら、つまらない泥棒やったり何かしたら、孫末代まで騒ぐから。絶対にやるなと、それは家訓で、言いつけでありますから、私はそういうのを身にしみて、やるつもりもありませんし、これまでいろいろやらされても、やってきたこともありませんし、石下町長時代から6人もの首長に仕えてきましたけども、議員という立場でね。それでも今まで個人的にやられたことはありません。商売では裁判までやられたことは何回かありますけども、訴えられたこと、一つも負けたことありません。それははっきり言っておきますから。私はそういうつもりで、皆さんの代弁者として使ってもらっているわけですから、今まではそういうことはありません。これから老化して、老化現象でどうぼけてくるか知らないが、もし私がこういう質問の中でも間違いがあったときは、先もってお話しさせてもらいますけども、修正も謝罪もしますから、訂正してくれるようにこの場をかりてお願いしておきます。  そういうことで、話を進めてもらいますけども、今、課長からも説明ありましたように、傍聴の人もわかったというふうに思いますから、なるたけ、私も協力は惜しみませんから、やりますからね。そういうことで、大変でも、大変ですよね。議員の皆さんだってわからないですからね、職員の苦労は。私は聞いているからわかっているんです。でも、私が言ったからできるものじゃないし、これね。それは承知の上で、知っている人もいるから、じゃあ、協力しますということですからね。これはわかっていると思うんですよね。でも、1回反対して、反対理由も言わないで反対するというのは、私は議員としてちょっとお粗末じゃないかというふうに思っています。私だったら、どういう理由で反対する、はっきり言いますよ。そうでしょう。聞いている皆さんだって、議員の同志の皆さんだって……。 93 ◯議長(風野芳之君) 水野議員、簡潔に、前に進めていただきたいと思います。 94 ◯19番(水野 昇君) いや、簡潔にといったら、老化しているから、しゃべりづらいので勘弁してください。じゃあ、進めますけども、そういうことで今、執行部にお願いしていることですから、多少は言ってこいと言われているからね。言わなくちゃならない部分もありますので、はっきり申すんです。言いづらいことがあってもね。同志の皆さんに、反対したなんていうのは言いづらいですよ。でも、それでは先へ進まない。今までの議会の、これからの常総市の将来の展望を担うときに、悪いときは悪い、自分の意見をはっきり言って、何で水野、言わないんだなんて地元からもおしかり受けますから、言っているんですから、御了解いただければありがたいというふうに思っております。  その件についてですが、2番目のほうへ、時間も半分過ぎちゃいますから、2番目のほうの都市計画の一部見直しについてということで、これは石下地区なんですが、お願いしておきましたね。 95 ◯議長(風野芳之君) 水野議員、これは次の質問に移りますので、答弁者の入れかえをいたします。答弁関係者の方、入れかえをお願いいたします。  水野 昇君、質問を継続してください。 96 ◯19番(水野 昇君) はい、続けて質問させてもらいます。  都市計画は、石下地区と水海道地区は合併当時から違っているんです。高杉市長のときに、私は高杉市長が市長になられたときに、一国二制度、一つの市になって二つの制度があるんだと、それをどういう方向で首長としては考えているんだと、将来の方向性づくりの中で。そうしたところが、一国二制度とは何ですか。ある議員、ここにいますけども、同志から、市長が反問するというのはできないんだよなんて言われてやめましたけども、私も、この人に言ってもらちがあかない、これだけのスタッフをそろえておいて、それでそんな話をされたのでは、とてもとても話にならないからやめた。それから一切、その話はしませんでした。これだけの何十年も、前からいた職員がいるんですから、ノウハウは大体聞いてわかるわけです、頭いい人たちですから、首長になるような人たちはね。私はそう思っていますから。私らのように学もない人はそうはいきませんけども、立場に立つ人は、そのくらいはもう、言い方が、表現が悪いかもしれませんが、部長、課長、係長、専門家がいるんですから、そこで聞けばそのくらいわかると思ったので言ったんですが、そういう答弁で、会議録も、目が涙目になっているので見てきませんでしたが、間違いなく言っているというふうに私は記憶しております。それから言った覚えがないんです。  それとあわせてですが、都市計画、ちょうど遠藤さんが市長であるときですよね、石下町と合併したのは。そのときに、今の都市計画の、石下地区はいじらないで、このままで、将来都市計画が違うんだが、合併してもらえるのかと、そのようにお願いしたいということでやってきたつもりなんですが、ところが、ある地権者も今、子どもたちも仕事をやらない、機械買ったら大変だから、水野さん、何とか売ってくれないかということで来たときに、売る準備をしたんですよ。まだ契約していなかったからよかったんですが、そしたら、担当課長、当時、私一人じゃないですよ。一人だと言った言わない、聞いた聞かないの話になりますから。私とここにいる同志の中にも一人いて、この人が欲しいという話で行ったんですよ。ところが、ここは一種農地になっているからだめだと、見直しで、長谷川さんの時代だと思うんですが、言われたときにね。長谷川市長の時代です。だから、今の副市長いたよね、その当時は。そのときに、担当課に行って尋ねたところが、何年に見直ししたんだと、どういう見直ししたんだと、説明をしてくれと言って、今度のかわった現在の課長、部長にも聞いたんですが、やってないとか、やっている、話が一転二転しているので、はっきり言います、これも。倉持さんなんですよ。倉持さんとかも立ち会ってもらって、役所へも行きました。だけども、言っていることが、担当課もかわってくるから間違いとか、答弁も、答えも間違うのも当たり前かもしれませんが、私は間違えることはないと思うんですよね、書類がみんなあるんですから。書き送りでね、先輩らが。そんなことで、どうしても納得いかないという地権者、きょうも来ているかもしれませんが、杉山地区と、一部なんですが、見直しをやっちゃったんですよね。だから、そういうのをどういうふうな、今まで現状、見直しする場合はどういうのがあったのか、どういう見直しをしたのか。  はっきり言いますけども、農用地ですから、一種農地になると、3万にも売れたやつが、今度100万に、一種農地になっちゃった。それがみんな、家とか工場とかできていて、その間までくくっちゃっているんですよ。現状見てもらえばわかりますけどね。石下時代はそういうことはなかったんですよ。だから、地権者は当然、当たり前ですよ、どうしたんだというのは。そのことも、私も体調も、幾らか痛みがとれてきましたので、今回はそのこともあわせて質問させてもらうことにしましたので、そこらをあわせてひとつお願いしたい。答弁をお願いします。 97 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。農業委員会事務局長。             〔農業委員会事務局長森田 修君登壇〕 98 ◯農業委員会事務局長(森田 修君) おはようございます。水野議員の御質問にお答えいたします。  まず、第1点としまして、都市計画の見直しという話が出ましたが、都市計画の見直しは石下地区については行っておりません。  議員御指摘の場所につきましては、一種農地という話がありましたが、こちらは都市計画ではなくて、農地法上の転用基準における一種農地を言っているものと思われます。議員御指摘の場所につきましては、転用するに当たりましての農地転用許可基準のうちの立地基準、こちらにおきまして第一種農地に当たるために、転用は原則不許可とされまして、例外として転用を許可できるのは、例外規定に定められたもののみとなりまして、例えば同一大字内もしくは近隣大字であれば、500メートル以内に企業がありまして、その企業の業務上必要な施設等に限られているためでございます。  以前に当該地区で農地転用の許可を受けられたのは、当時、当該地区にありました工場の付帯施設としまして従業員駐車場が必要なため、認められたということでございますので、都市計画の変更とは関係ございません。  以上でございます。 99 ◯議長(風野芳之君) 水野 昇君。 100 ◯19番(水野 昇君) 今の部長の答弁に、またお聞きしたい。どういうことかというと、私が言ったように、何年に改正は、しないと言っていたんですが、中川補佐から電話がありました、すぐ。都市計画は見直ししてある。だから、見直しは何でしたのかと。やってないんですか、見直し。都市計画と言わないと、一般論としては通せないんです、なかなか。一種農地とか、農用地とか。
    101 ◯議長(風野芳之君) 農業委員会事務局長。 102 ◯農業委員会事務局長(森田 修君) お答えいたします。  先ほども申し上げましたとおり、都市計画の見直しは行っておりません。話の中で見直しとありましたのは、農地法の大きな見直しが平成21年にございました。その中で、農地転用の厳格化がありましたので、そのことを言ったものと思われますが、この場所につきましてはその厳格化の影響を受けた場所ではございませんので、直接的な関係はございません。  以上でございます。 103 ◯議長(風野芳之君) 水野 昇君。 104 ◯19番(水野 昇君) だから、私が言ったのは、一人で言ったんじゃなく、同志もいて聞いたんですから、当時の部長とか課長はいなくなっているかもしれませんが、何でずれてくるのかと、農地法の見直しでも何でも、私がさっき言ったように、都市計画とあわせて言ったのが、だれも聞いている人、わかるでしょう。都市計画法の一部と私は言ったんですよ。直してもらったんですよ。だから、それを何でやったのか、理由の根拠を聞きたい。ちゃんと理由があるから、私が聞いた関係では、国の方針で5年の見直しでやったというふうに聞いたんですが、間違っているんですかね。 105 ◯議長(風野芳之君) 農業委員会事務局長。 106 ◯農業委員会事務局長(森田 修君) お答えします。  再度の繰り返しになりますが、都市計画の見直しではなくて、農地法でございます。この農地法につきましては、先ほど直接的な関係はないと答弁いたしましたが、このときに農地法の厳格化ということで、かなり大きな改正がありました。ただし、その当時の説明のときに、担当者がその大きな改正があったものと、その辺を含めましてその言葉を出したものと思われます。当時の担当者に確認しましたが、詳細な記憶がないということで、今の法律に基づきまして、当時の資料等を調べましたが、それ以上わかりませんでしたので、今の法律に基づいてお答えしております。  以上でございます。 107 ◯議長(風野芳之君) 水野 昇君。 108 ◯19番(水野 昇君) 答弁いただきました。だから、私が言いたいのは、役所仕事と一般の市民感覚というのはずれているところがあるんですよ。そこまで細かく、細密に、国県の指導で、指導を受けているわけじゃないですからね。だから、農振地区の見直しでやっても、それだったらばそれなりの、なぜ周知徹底をして、見直しをやる前にやるべきじゃないの。役所から言えば、工事はしたよと、玄関の入り口に小さい紙で書いたって、一般の市民の人、それはわかりませんからね。私ら商売やっていたって、いつ工事されるのか、広報紙ずっと目を通すと、わかりませんので、そこらを徹底してもらわなかったのかなと。なぜ、今の趣旨はわかりましたよ。私はわかっても、一般の地権者はわかりませんからね。わかるのは、今まで3万で売れたのが、何回も言うように、重複しますけども、今100万ですからね、農地。田んぼが30万、40万ですからね。 〔「ちゃんと言わなきゃだめです。3万は坪で、100万は1反でしょう」と呼ぶ者あり〕 109 ◯19番(水野 昇君) 今言ったのも、昔の頭ですから、頭が古いので、反とか、平米で言うのが今の時代当たり前でしょうけども、坪単価で言っていますけども、坪単価で3万も売れたやつが、今は1反歩売るのに、1,000平米ですよ、それが100万になっちゃうんですよ、御存じのように。みんな職員のお宅の土地だって今、100万も300万も売れますよ、普通じゃね。今度のアグリサイエンスバレーだって700万で買ってくれる。ほかでも今度買いに来ている人が700万、800万で買う。時代が変わったので、見直しもこれはあるのが当たり前ですよ、国はね。でも、じゃあ何で、遠藤市長にも聞いてきましたが、やるときはちゃんとやってくれないのかというのが私の懸念なんですよ。そうでしょう、先輩らがやったとしてもですよ。だって、そういうふうに、死活問題になりますから、うちによってはね。大変なんですよ。  当時は、石下時代は、ある程度の猶予はきいたんだと思いますが、みんな調べたんですか、そうするとね。工場とか、後ろにでかいキヤノンケミカルがありましたから。それの駐車場もつくりました、みんな。それで、戻しちゃったんですよね。戻しちゃったところもあるんですよ。今度は、今言ったように、500メートルは入れないだとか、地元の人だけじゃだめだという規定が入ってくると、一般の地権者、在の農家の人、わかりませんよ、そんな話はね。私らから言っても、うーん、市のほうで決められちゃったのかなという話で、わからないんですよね。そこらも勘案して説明を求めているわけですから。今言ったって、ここにいる人だって、一種農地とか、農地はどういう規定があるんだか、指導を受けていないですから、国県からはね。わかりませんよ、なかなか。私らが業者として説明責任があるのかと思って役場へ行ったところ、そのような話で、役場の話も一転二転していたんですからね。  それはそれで、今、部長が言ったことで、みんなも聞いてるからね。かえって言ってもらえば、わかってもらえるというふうに思っていますのでやめますけども、あと一つ、この高崎坂東線の見直しについてですが、それはそれとして、今度は高崎線から、うちのほうから今、キダストアーというところがあるんですが、水海道から古間木までの2キロの範囲で、この高崎線は今請願をやって、進捗状況、進めているわけですから、それにあわせて、今度は常総市という大きな、全部の区間を考えたとき、守谷から来ている鹿小路細野線もいろいろと今問題を議会からも提起されて、やっていますよね。大橋下とか何とかといって、よく理解できない部分があるんですが、地理的にはね。そういうところもあわせて見直しをやる、新しく高崎線も一部は私道ですからね。あわせて、一般の道路では、昔、私ら合併前は50メートルぐらい除外されていたんですよね。そういうこともあわせて聞かせてもらいたい。これから高崎坂東線とか、鹿小路細野線、西幹線とも言われていますが、その道路ができたときは、一体構築の中で、常総市の中の石下町まで道路は接続されるのではないかというふうに予想されますからね。その中でどういうふうに考えているか聞かせてください。やれるのか、やれないのか、見直しは。 110 ◯議長(風野芳之君) 経済環境部長。              〔経済環境部長宮田道夫君登壇〕 111 ◯経済環境部長(宮田道夫君) 私のほうから、農業振興地域の見直しについて説明いたします。  旧石下町につきましては、議員おっしゃるとおり、沿道50メートルというのがございました。現在も合併時と同じで、農振の見直しにつきましては平成23年度に見直しして以来、見直しはやってございません。個々の、個別の対応につきましては、年に2回、一部除外を受け付けております。一部除外ができる農用地の除外の判断基準でございますが、そこの土地に必要、緊急性があるか、対外性、そこの土地じゃなければどうしてもだめだとか、農用地区域の分割してしまうとか、そのような状況、並びに、先ほど農業委員会事務局長もおっしゃったとおり、農地転用の手続で、農地転用の許可の見込みがあるかどうかというものにつきまして、1筆農用地の除外を年2回受け付けているところでございます。  全体的な見直しについては、現在まだ計画されておりませんので、今後ほかの計画と同時に農業振興地域の変更の見直しの予定は、現在のところございません。  農業振興地域整備計画の変更について回答させていただきました。 112 ◯議長(風野芳之君) 水野 昇君。 113 ◯19番(水野 昇君) 今、答弁いただきましたけども、私も商売ですから、そのくらいのことは大体わかってはいるんですよ。わかっているから、今度も間違い起こさないで済んだということですね。  私が言っているように、当時、私が言ったのは都市計画全般を見直ししないで、このままで合併──水海道地区とは違うのに、合併して、恐らくやりよくなる部分はあると思うんですが、やりづらいところもあろうと思って、先ほど言ったように当時の市長にも言ったし、合併当時の市長にも聞いてきました。そういうふうに、合併するとき、私らがお願いした、石下議会でですよ。そのときに、こういう附帯意見をつけてあるのにかかわらず、やらなかったのか。いや、じゃあ地元で、ちゃんと地元なり県で調べてくれと、やってあるわけだ。やってあるわけなのに、今やってないともらいましたけども、やってなくても、農振地区でも、一部、一種農地でやると、確かに難しいところはあります、除外したりするのに。でも、それは今、部長が言われるとおり、これやらなくちゃならない、国県のあれですからね。でも、私は、逆行しているんですよ、今の国の政策と。思うんですよ。国は、田んぼの中のアグリサイエンスバレーだって、発足当時は全然受け付けなかったでしょう。それで、今は田んぼの中こういう時代になったので、隣接の市町村だって受け付けして、工業団地にしているんですよ。わかってるでしょう、言わなくたって、そんなことはみんな。執行部の優秀な皆さんですから。学問が優秀でも、実態とじゃかみ合わないところがあるんですよ。それは立場上、私はいいとか悪いとか責めませんよ、執行部にね。国県の主導でやらなくちゃならないところもありますしね。やらなくちゃならない部分もありますし、まじめにやっているのは、私はわかっていますよ。  しかしながら、そういう規制も撤廃するところは、この道路だってね。今度新しい道路、今言ったように想定されるところ、高崎坂東線、小林議員からもありましたけども、西幹線、そういうところが県道に昇格すると思うんですが、した場合に、一部やれば、今の水害で常総市が大変、地域制度、地主制度でやったまち、昔発展したまちですから、道路もはっきり言って石下町よりもおくれていますよね、拡幅もできなくて、住居が並んでいて。職員だってみんな、ほかの市町村に逃れている。  要因はいろいろあると思いますけども、私はそういう中で、なぜ当時の首長たる者が、今度は神達市長が首長ですが、そういうとめる、いろいろな議員からも意見が出ていますよ。それの策もまだ発表されていないですが、さっき言ったように、話を聞いていると9割も何だかんだと言っていましたけどね。理屈は、間違ってしまうとしようがないので省きますけども、それでやるんだったら、私の持論なんです、駅南の農地を住宅地にして、皆さんに買ってもらって、張りつかせるようにすればいいんじゃないかということで言っているんですが、幸いにして、これ質問しようと思っていたところへ、きのうの茨城新聞、見たと思うんですが、皆さん。優秀な職員の皆さんですし、議員の皆さんですからね。まちづくりに、一長一短はあるでしょうけども、区域指定というのが茨城県では20市町村も決められている。それで、そういう対応ができるようになっていると、書いてあるんですよね。時間がないので、長くなりますから、これ持ってきているんですが、その中で、常総市も入っているんですよね。ある議員に聞いたら、それは知っていた。知っていても、石下町ではそういう先入観がありますので、わからなかった、知らなかった。一部やっているんだ。そういう対応策もやっているんでしょうかね。それもあわせて聞かせてもらいたい。水海道地区だけなんでしょうかね。石下地区は、そういうのをあわせたとき、こういうところ、農振地区だの、一種農地だのと言わなくたって、工場ができたり、わきに駐車場あったり、民家がそろっている、そういうところを、国県に話をつけたってできるんじゃないかと私は思うんですが、そこらどうなんですか。答弁をお願いしたい。 114 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。              〔都市建設部長木村茂樹君登壇〕 115 ◯都市建設部長(木村茂樹君) ただいまの御質問ですが、都市計画サイドとして答弁をさせていただきます。  今、地区計画であるとか、区域指定であるとかという制度をおっしゃっていたわけなんですが、石下地区につきましては非線引き都市計画区域ということでございますので、今、何の立地条件が出されていないというところでございますので、その上に地区計画であるとかというものをかけるとすれば、縛るものをかける以外にないんです。今、ゼロなところに、プラスでかけるとすれば、縛るほうをかけざるを得ないので、石下地区につきましては非線引き都市計画区域ということで、ただいまおっしゃられたような都市計画法の制度は逆に縛りを入れるということでございます。 116 ◯議長(風野芳之君) 水野 昇君。 117 ◯19番(水野 昇君) 答弁をもらいました。今のことについても、私は反論したいんですよね。なぜかというと、それは担当課からも聞きましたよ。だから、昔の石下時代の白地になっているところと変更はしていない。あと、図面が役場には保管されていますからね。でも、今言ったように、今茨城県でも20市町村もこういう見直しをやって、私ども常総市も入っているんですよね。私、知らなかったの。そういうことをあわせて、今こういう時代になったから、農振地区でも一部、場所によっては見直しもきくんじゃないかということで、特に県道沿いなんかはやってもらわないと、地域によっては、ほかへ転出していく人だって、しないで済むようなことにもなりかねない。一長一短はあると思いますよ、この制度について。そういう活用方法、常総市でももっと真剣に考えてもらわなくちゃしようがないんじゃないかと思っているんですが、どうなんですか、今後。 118 ◯議長(風野芳之君) 都市計画課長。 119 ◯都市計画課長(藤川裕之君) 水野議員のただいまの御質問にお答えいたします。  この区域指定制度でございますが、常総市の旧水海道市の調整区域にかけたものでございます。この区域指定制度と申しますのは、地域のコミュニティを守るために、地域に関係のない方でもそこに一定の住宅、住居に限って建てられるという制度でございます。石下地区に関しましては、そういった市街化区域、調整区域の区域区分という制度をとっておりません。線引きという制度をとっておりませんので、その制度自体を必要としない、そういう地域というふうに認識しております。  以上でございます。 120 ◯議長(風野芳之君) 水野 昇君。 121 ◯19番(水野 昇君) ありがとうございました。そういう説明も受ければわかるんですが、私も商売やっていて、意気地ないんですが、もう年が年ですからね。でも、それは趣旨徹底はして。最初から言っているように、一つの市で二つの制度があるわけですからね。ちゃんと合併した当時からやるべきなんですよ。と思うんですよ、私はね。そうでしょう。どのくらい合併後、水海道地区で逃げ出しているか。逃げ出しているという言い方は、言いづらいんですが、転出しちゃってるのか。石下地区はどうなのか。皆さんいるところで発表してください。そのくらいが、議会からでも、地域からの要望だということで、やる気になれば国県だって、動かせない部分もあると思いますが、動かせる。私ははっきり思っていますから。さっきの茂田議員からも関連しますが、この高崎坂東線も、一人が反対して頑としてできなかったんです。おくれたんですよ、これ当時から。わからないでしょう、みんな。私は知っているんですよ。そのときに、ある人が、ある県の有力者に頼んで除外しちゃったんですよ。それで、道路が、高崎線も曲がっちゃうと。うちの道路をはかって、そんな協力はできないということで、徹底して、10年前後、返事しなかった。お父さんが亡くなって、今度せがれになったので、協力して今度できたんですと、うちの事務所のキダストアーのところまでね。そういう経過もありますので、人の権利を動かすというのはなかなか難しい。  私は、さっきから聞いていたんですが、アグリサイエンスバレーだって、裁判やってまでやるような仕事なのか。たとえ一人でも、二人でもね。大変な問題ですよ、これ。私の考え、間違っているか知りませんが、恐らく裁判を起こせば、うみはお互いに出る、このように思っています。そんなに官民一体だと言ったって、話は違いますけども、そういうことも感じていましたし、今ほかのことまで言って申しわけない点もあったかもしれませんが、そういうふうに高崎線だって十何年もできなかったんですからね。知らないでしょう、恐らく今の職員の皆さんは。名前だって、言ってくれといえば言いますよ。記憶で残っていますから。そういう時代で、時代は変わろうとも、やっぱり住民であって、納税者であれば、何事でもやってもらいたいよね、話し合いで、解決の糸口できれば。ところが、一方通行でやられたんじゃ、だれでも、これできませんからね。それでも、できちゃうところもあるんですよ、実際に。ここまでの話にしておきます。おれが言っちゃうとね、自分じゃ何やったんだと。自分でだってやったことありますからね、県のほうに頼みに行ったことも。それでもある程度の余裕はきかせてもらったところもあります。あまり細かく言うと、それでまた突つかれてもしようがありませんのでやめますけども、そんなことですので、じゃあ、できないということでいいんですね、見直しは。やる気がない。努力はしない。 122 ◯議長(風野芳之君) 農業委員会事務局長。 123 ◯農業委員会事務局長(森田 修君) 今の御質問ですが、見直しといいますのは、今の水野議員の質問の中に三つの法律が絡んでおります。まずは都市計画、次に農振地区の見直しということだと思うんですが、これが農振法、私ども農業委員会で管理していますのが農地法でございます。ただいまの見直しといいますのは、市が行うものは農振の見直しでございますので、そちらでよろしいのでございますか。 124 ◯議長(風野芳之君) 水野 昇君。 125 ◯19番(水野 昇君) 答弁いただきました。それは当然、役場というのは連携していると思っていますから、一般の市民はね。私だってそう思いますよ。1課でできるわけじゃないです。だから、首長を筆頭にして副市長、あわせて、それでやるのが当たり前。それで住民の負託にこたえていきたい。  どこもやれと言っているんじゃないですよ。もし、あわせて、小林議員の質問にあわせて、高崎坂東線とあわせて、将来、常総市になって、南から北へ行く道路が県道になったとき、そういうことも考えていないのかと、それとも努力する気はないのか。連携してやるべきだというふうに私は思っていますので、聞いているわけですから。そこらを聞いているわけです。1課でやってくれなんて、一つの課でやってくれなんてお願いしていませんからね。 126 ◯議長(風野芳之君) 農業委員会事務局長。 127 ◯農業委員会事務局長(森田 修君) お答えいたします。  ただいまの農振につきましては、農業委員会では所管しておりませんので、私からは答えられません。農振につきましては、常総市農業振興地域整備協議会で決めるものでございます。  以上でございます。 128 ◯議長(風野芳之君) 水野 昇君。 129 ◯19番(水野 昇君) だから、今聞いていてわかるように、一般の地権者が行ったって、そういう答弁をされたのでは大体らちがあきませんよね。私ら事業やって、商売やっていたって、それでは答弁になっていない。一応、できるかできないかは、連携して、首長はじめとして、緩和策でも何でもやって、協力、努力してみましょうぐらいな、そこらまで、部長、言ってもらわないと、聞いている人も唖然としちゃうよ、そういう答弁では。これはお決まりの役人答弁というんですよ、そういうのはね。そこらもあわせて、私はお願いしているわけですから、やれなければ、やれなくていいですよ。 130 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 131 ◯都市建設部長(木村茂樹君) 既存の工業団地につきましては、前にもお答えをさせていただいたように、いっぱいのような状態でありますので、新たな産業用地の創出という観点からは、西幹線沿線も含んで、適地を調査して、将来的に産業団地を形成できるようなエリアを見つけていくということで、その際には農振除外、農転も絡んできますので、総合的に調査検討してまいりたいと思います。  以上です。 132 ◯議長(風野芳之君) 水野 昇君。 133 ◯19番(水野 昇君) 続けて答弁もらいましたけども、じゃあ、私からも一話させてもらっておきます。石下地区には、都市計画はあっても、農用地になったり、農振地区になっているところ、一種農地になっているところもあって、ゴルフ場もつくるなんていう話で、みんな知っていると思うんですが、大沢から水海道の工業団地に行っている道路、奥になんて何町歩もありますよ、まだ。決まりつかないところ。そういうところも、合併して、首長は当然、何を産業拠点にしていくの。相談なんかないでしょう。私は記憶ないのでね。私は商売ですから、だんだん、旧石下町のことは把握しているんですよ。だから、そういうところも活用して、みんな貸したり、売りたくている人もいるんですよ。ところが、町でやらないとできないところもあるわけですね、道路問題とか何とか重なってきますから。そこもあわせて、今後の考え方、方針として、ちゃんと知っている人、わかる人、地権者に聞いて進めてもらえば、まだやる余地はいっぱいありますよ。水海道の工業団地の一部増設だのと言ってなくたってね。やるところありますから。やるところ、わからなかったら来てください、教えますから。私は自分のもうけだけでやっているんじゃないから、住民のためになればいいという観点もありまして、私は皆さんから、この年になっても三十数万円ももらっているんですから、一生懸命やっていますから。任期与えられたうちはね。落とされちゃ別ですよ。そんなことで、覚悟は決めてあるんですが、そういうことで理解してもらえばありがたい。  これを言えば、頭いい皆さんですから、じゃあ、石下のほうでも水海道でも、やる区域があったら、市でやればできるんでしょう、いろいろ話を聞いているとね。やってくださいよ、活性化のために、将来の展望のために。私はそういうこともあわせて、この場で皆さんにお願いして、終わりにしたいと思いますけども、大変言いづらいこと、聞きづらいところもあったかと思いますが、もし間違っていることがあったらば、私に、議員の皆さんでも、同志の皆さんでも、職員でも、指摘してください。謝罪するなり、訂正するなりしますからね。会議録へ残りますから。役所というのは大体わかりますけど、そういうことで、前に決めたことは、約束守ってないで、見直ししたり、悪く言えば、一般の住民は理屈じゃどっちみち適わないですから、皆さんにはね。商売やっていたって適わないと思いますよ、なかなか。担当課が違うとか何かなっちゃうからね。そういう話じゃなく、やっぱり住民の負託を受けて、優秀な皆さんですから、試験を受けて入っているんですから、やっぱりそこらは理解して、必要であれば国県にも申し込んで、緩和できる範囲ではどの辺まで緩和できるか、お願いしてやるべきだと、私はそういうことまで言って、発言させてもらって、終わりますけども、お願いしますよ。そうじゃないと、いつまでも役所仕事で進まない部分があります。そういうこともあわせて、何回もお願いして、私の質問を終わります。どうもありがとうございました。 134 ◯議長(風野芳之君) 暫時休憩といたします。                 午後0時09分休憩    ─────────────────────────────────                 午後1時00分再開 135 ◯議長(風野芳之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を継続いたします。  次に、14番遠藤正信君。                〔14番遠藤正信君登壇〕 136 ◯14番(遠藤正信君) 14番遠藤正信でございます。通告に基づき、質問いたします。  初めに、防災行政無線と戸別受信機についてお伺いいたします。  それは、東日本大震災の際、市民への情報伝達が旧石下地区と水海道地区で大きな違いがあることがわかりました。市民からの苦情、それは市の広報車等、多くの方にお知らせする観点もあったと思いますけども、早く過ぎ去って聞き取れない、より不安が募ったなど、また、あわせて調査の結果わかったことは、防災行政無線の設置済みの石下地区と、未設置の水海道地区とを証明されておりました。当時は、石下地区にアナログ式の防災行政無線が設置されていました。旧役場に親機が設置されていたので、石下新庁舎への移設、設置後、年数が経過しており、機種もアナログからデジタルへと移行し、問題が山積しておりました。合併に伴い、石下新庁舎開庁し、旧役場からの親機移設、当初移設費は7億とも5億とも、いつ起こるかわからない災害に備え、中島議員とともに当時の長谷川市長に予算を要望し、議員の皆様と執行部の英断で常総市全域に防災行政無線が設置されましたことは周知の事実であると思います。  そこで、平成27年供用開始されましたその後、聞き取れないとの市民の要望があったと伺っているが、その地域は解消されるのか、お尋ねをいたします。答弁よろしくお願いします。 137 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方、議場にお入りください。  これより答弁を求めます。市長公室長。               〔市長公室長小林昭仁君登壇〕 138 ◯市長公室長(小林昭仁君) 遠藤議員の御質問にお答えします。  防災行政無線につきましては、市内で聞き取れない場所がないように、設置場所の調査、選定を専門業者に委託し、その結果をもとに市内全域に整備いたしました。しかしながら、整備後に放送内容が聞こえにくいという声があり、そのような声が多数あった地域につきましては防災行政無線の増設で対応してまいりました。  なお、雨風等の気象による影響で、放送内容が聞こえにくいという問い合わせがあった場合には、市職員による現地確認を行うほか、録音された放送内容を確認できるテレフォンサービスと、ことしから運用を開始しました常総市防災アプリダウンロードをあわせて御案内しておるところでございます。  以上でございます。 139 ◯議長(風野芳之君) 遠藤正信君。 140 ◯14番(遠藤正信君) 答弁ありがとうございました。当初27年、200弱というふうに私のほうも記憶しておりますけども、運用開始当初の子局の数は幾らかどうか、お聞かせいただきたいと思います。 141 ◯議長(風野芳之君) 市長公室長。 142 ◯市長公室長(小林昭仁君) お答えします。  平成27年4月から運用開始をしました防災無線ですが、当初子局数は旧石下町に71局、旧水海道市域に125局、市全体では196局でございます。 143 ◯議長(風野芳之君) 遠藤正信君。 144 ◯14番(遠藤正信君) ありがとうございます。そうしますと、今、当初は196、それでやっぱり市民からどうしても聞き取れない、住宅の機密性とか、そういった問題じゃなくて、聞き取れないというか、放送が、スピーカーを幾ら方向を向けても解消できなかったと、こういう形で、年度で何回かの子機を増加したと、こういうふうに私ども伺っていますけども、今現在は幾つあるわけですか。 145 ◯議長(風野芳之君) 市長公室長。 146 ◯市長公室長(小林昭仁君) 追加で増設した数ということで御説明させていただきます。  平成28年度に4局、平成29年度に2局、いずれも水海道地区で増設をしており、運用開始当初から本日までの合計が、計6局追加ということでしております。  以上でございます。 147 ◯議長(風野芳之君) 遠藤正信君。 148 ◯14番(遠藤正信君) ありがとうございました。それで、大体の子機の設置によって、聞き取れないというか、そういった平等性に欠けるというか、聞き取れないものは解消したと、こういうことでありますね。  それでは、現状、先ほどもちょっとお話し申し上げましたけども、風の強い日、また深夜など、機密性に優れた家屋が多く、だれもが常総市内にあって、野外でも、屋内、うちの中でも防災行政無線が聞き取れるよう、戸別受信機を早急に配備を要望してありました。私ども、要望なんですけども、その反応、そのときに、この常総市は、総務省だと思いますけども、試験的にその戸別受信機を配備された、こういうお話を伺っておりますが、それは何機なんでしょうか。 149 ◯議長(風野芳之君) 市長公室長。 150 ◯市長公室長(小林昭仁君) お答えします。  議員御指摘のとおり、総務省のほうの補助事業で100カ所の設置をしております。  以上です。 151 ◯議長(風野芳之君) 遠藤正信君。 152 ◯14番(遠藤正信君) ありがとうございます。その100カ所でありますけども、これはどういう形で配備基準を決めたのか、その状況をちょっと聞かせていただけますか。 153 ◯議長(風野芳之君) 防災危機管理課長。 154 ◯防災危機管理課長(横島義則君) お答えいたします。  100カ所の選定についてですが、総務省の実験事業ということで、情報弱者の方々を主に設定させていただきました。中身といたしましては、社会福祉施設、それから外国人の方が集う店舗、それから障がいのある方々、それから外国人の方、それから高齢者というふうな選定を行いました。  以上でございます。
    155 ◯議長(風野芳之君) 遠藤正信君。 156 ◯14番(遠藤正信君) ありがとうございます。それでは、その100カ所に設置をして、皆さんにその感想とか、そういった反応というか、そういったものは今掌握できているんでしょうか。その件について、ありましたら教えていただけますか。 157 ◯議長(風野芳之君) 防災危機管理課長。 158 ◯防災危機管理課長(横島義則君) お答えいたします。  すべてを包含したアンケートはまだ実施できておりませんで、これは年度内に行う予定でございますが、何件か施設もしくは個人にお話を伺った限りでは、おおむね好評な感想をいただいております。 159 ◯議長(風野芳之君) 遠藤正信君。 160 ◯14番(遠藤正信君) ありがとうございます。これ、実を言うと、いろいろな形で私のほうに電話をいただいてわかったんですけども、非常に私の受けた印象では反応がよかったですね、正直言って。実を言うと、危機管理課のところにも1台ございますよね。その件についてどうですか。あそこに設置してあったようでしたけど。見本というか、なかったですかね。庁舎内にはなかったですか。聞かせてください。 161 ◯議長(風野芳之君) 防災危機管理課長。 162 ◯防災危機管理課長(横島義則君) お答えいたします。  テスト機を防災危機管理課の事務室内に設置いたしております。感度は良好です。 163 ◯議長(風野芳之君) 遠藤正信君。 164 ◯14番(遠藤正信君) 当然親機のすぐ近くですからね、反応いいと思います。実を言いまして、私ども、そういう相談があったものですから、どういったものなのかなということで危機管理課にお邪魔したら、あそこですと、こう言って見せてもらいました。  それはどこのメーカーでやっているのかなという形でお話をしましたら、私どもに資料をいただきました。これは、内容的に、もしよろしかったら、私どもここに資料がありますのでわかりますけども、やはりああいったところにあって、我々は求めることができないのかというのが市民から私のところに、実を言うと、ごらんになった人から電話があったんです。そういった形で、概要なり、そういったところのメリットなり、もしよろしかったらお聞かせいただきたいと思います。 165 ◯議長(風野芳之君) 防災危機管理課長。 166 ◯防災危機管理課長(横島義則君) お答えいたします。  戸別受信機の今実験事業で導入した端末のメリットですが、まず最大のメリットは、防災行政無線の発報と同時に送信されると、同時性。それから、人間の音声、例えば緊急の放送を行った場合に、マイクでしゃべった言葉がそのまま送られる。それから、これは実験事業の付加機能ではあるんですが、テロップの表示機能もついております。さらに、これはまたコントローラーを外部につけなくちゃいけなくて、若干お値段は張るんですが、テレビを自動起動させて、そのテレビに防災無線の内容を表示させるといった形で、これは主に施設向けに効果が見込まれるんじゃないかというような機能もついてございます。  以上でございます。 167 ◯議長(風野芳之君) 遠藤正信君。 168 ◯14番(遠藤正信君) ありがとうございます。これは、どうなんでしょうか。私ども、これを見て大体わかるんですけども、これは通常はどういう方法でやるんですか。ACの100ボルトでやるのか、例えば電池でやるのか、どういうあれなんでしょうかね。その辺、具体的にちょっと教えていただけますか。 169 ◯議長(風野芳之君) 防災危機管理課長。 170 ◯防災危機管理課長(横島義則君) お答えいたします。  通常は100ボルト電源につないでおきまして、万が一停電した際には内蔵の乾電池で動作するという仕様になってございます。 171 ◯議長(風野芳之君) 遠藤正信君。 172 ◯14番(遠藤正信君) ありがとうございます。実は、私どももその重さから、概要のものから、ちょっとお伺いしたときに見せてもらって、なるほどなと、こう思ったわけです。  ですから、電源に通常はセットしておくと、コンセントを差し込んでおくけども、災害時というのは停電は結構ね、今回の台風でも停電があったというふうに報告をいただきましたけども、自動的に電池を入れておいて、そこに設定されて、いつでもそういうような防災無線のものが伝達できると、こういうシステムで考えてよろしいわけですね。 173 ◯議長(風野芳之君) 防災危機管理課長。 174 ◯防災危機管理課長(横島義則君) はい、議員御指摘のとおりでございます。 175 ◯議長(風野芳之君) 遠藤正信君。 176 ◯14番(遠藤正信君) ありがとうございます。そうしますと、具体的になりますけども、例えば試験的に常総市に100台のそういう戸別受信機が配備され、試験的に今設置したと、こういうことであります。  実を言うと、あそこのところにアンテナがついていました。これを見ると、室外にもアンテナをつければ、なおその感度というか、性能よく受信できるとあるんですけども、今100機つけた、試験的につけたところは、その受信機についているアンテナ操作、これは昔からのラジオのアンテナみたいな、ああいうものだけで可能だったのか、それともやっぱり屋外に受信アンテナも設置したのかどうか、ちょっと教えていただきたいです。 177 ◯議長(風野芳之君) 市長公室長。 178 ◯市長公室長(小林昭仁君) お答えします。  基本的に内蔵アンテナで適用できるんですが、今回実証実験ということで、外部アンテナをほぼ全体につけてセットはしております。  以上です。 179 ◯議長(風野芳之君) 遠藤正信君。 180 ◯14番(遠藤正信君) ありがとうございます。その外部というのは、ちょっと私、確認してくればよかったんですが、物々しいBSのアンテナとか、そういったものじゃなくして、壁につけるような簡単なあれですか。表のほうにアンテナをつけるというふうな、簡易なものなのかどうか、ちょっと聞かせてください。 181 ◯議長(風野芳之君) 防災危機管理課長。 182 ◯防災危機管理課長(横島義則君) お答えいたします。  全長1メートル程度の簡易なアンテナです。テレビに使ったような、ヤギアンテナみたいなものでなくて、簡易なものでございます。 183 ◯議長(風野芳之君) 遠藤正信君。 184 ◯14番(遠藤正信君) ありがとうございます。わかりました。じゃあ、大体あれですね、やっぱりアンテナを設置、同時にしたほうがより鮮明に伝えられると、こういうことで、今100機のところは全部つけてある、こういうことなわけですね。  それは具体的に、これは大体1機どれぐらいするんでしょうかね。アンテナがつけてあるということであれば、アンテナを含めて、消費税含めて幾らぐらいになるのか。 185 ◯議長(風野芳之君) 防災危機管理課長。 186 ◯防災危機管理課長(横島義則君) お答えいたします。  機能を選べるという意味で、録音機能つきと機能なしで比べますと、録音機能なしの場合は8万から10万、それから録音機能つきの場合は9万から11万程度を想定しております。 187 ◯議長(風野芳之君) 遠藤正信君。 188 ◯14番(遠藤正信君) ありがとうございます。そうしますと、アナログの当時の、要するに各戸にあった電池を内蔵してつけるようなあれとは全く異なったものということですね。私もこれを見ましたら、自動的にそういう放送になれば音量が高くなって、なおかつ、今ついているものは、そうしますと、すべてを録音装置もなったものがついていたわけですか、100機について。ちょっと聞かせていただけますか、試験的な。 189 ◯議長(風野芳之君) 防災危機管理課長。 190 ◯防災危機管理課長(横島義則君) お答えいたします。  すべて録音機能つきでございます。 191 ◯議長(風野芳之君) 遠藤正信君。 192 ◯14番(遠藤正信君) そうしますと、11万ぐらいでアンテナが全部、大体つくというような判断でよろしいわけですね。  実際問題、どうしても必要な人は11万でも出して安全を買うというか、求めるということは、これはあれでしょうけども、なかなか市民の全戸にこれを普及するということは、かなり難しい問題であると思うんです。現実的に、一昨日の質問の内容から見ても、補助制度の見直しとか、こういうお話もございました。大変恐縮するわけでございますけども、担当課として、例えば1機11万するということであれば、例えば市民の要望で100機とか、100台とか1,000台とか、こうやった場合の、そういうメーカーとのちょっと下調べというか、そういうようなお話をした経緯があるかどうか、ちょっとお聞きしたいんです。 193 ◯議長(風野芳之君) 防災危機管理課長。 194 ◯防災危機管理課長(横島義則君) お答えいたします。  一応、発注生産なものですので、100台単位でどの程度の単価かというような調査は行っております。先ほどの単価につきましては、その調査に基づいたものでございます。 195 ◯議長(風野芳之君) 遠藤正信君。 196 ◯14番(遠藤正信君) ありがとうございます。これがメーカーの希望というか、あれじゃなくて、100機ぐらいが注文あって、製造するというか、つくると、こういうようなシステムなんですか。そうすると、今、例えば1台で求めたいとすれば、どれぐらいするんですか。さっき、それを聞いたつもりだったんですが、本来は。 197 ◯議長(風野芳之君) 防災危機管理課長。 198 ◯防災危機管理課長(横島義則君) 汎用品ではございませんで、専用機でございますので、つくり置きをしてございません。そういった形で、なかなか100台以上ではないとその発注が受けていただきづらいというようなところで、そういった単価になっておるというところでございます。 199 ◯議長(風野芳之君) 遠藤正信君。 200 ◯14番(遠藤正信君) なるほどね、わかりました。試験的に総務省から提供されて今やっているので、現実的には、基準としての市民が、100台ぐらいの単位であれば、先ほどの値段で購入は可能じゃないかと。  これは、アンテナなんかはやっぱり素人でつけられるんですかね。ちょっとその件、教えてください。 201 ◯議長(風野芳之君) 防災危機管理課長。 202 ◯防災危機管理課長(横島義則君) お答えいたします。  元請けのメーカーとの機種の相性とかの問題はございますが、基本的には電気屋さんだったらだれでもつけられるような内容でございます。 203 ◯議長(風野芳之君) 遠藤正信君。 204 ◯14番(遠藤正信君) そうですか。やっぱり専門的というか、電気屋さんでもないと、素人ではつけられないと、こういうような感じのわけですね。  そうしますと、なかなか金額的にも、性能がよくて録音機能もあってというふうに求めますと、なかなかね。求める人もたくさんいらっしゃると思います。ですから、今後こういった形で、やはりホームページなどでこの感想とか、そういったものがありましたら、こういうものも実験的でやって大変好評であるなり、今の反応ではそうだということですから、うちに入っているのではすごく、何で私たちのうちもつかないんだろうというから、いやいや、ちょっと私、わかりませんということで、そっちから聞いて初めてわかったんです、正直言うと。それで、慌てて危機管理課に行って見せていただいたり、お話を若干お聞きしたと、こういう経過でございます。  そうしますと、担当課として、今後将来的に補助を幾らにして、受益者負担が安価に、どれぐらいというか、そういうような今後の見通しで、市として考えはあるのかどうかもちょっとお聞かせいただければ、お願いします。 205 ◯議長(風野芳之君) 防災危機管理課長。 206 ◯防災危機管理課長(横島義則君) お答えいたします。  なかなかその情報伝達、難しい面がございます。議員御指摘のとおり、屋外のスピーカー方式にも限界がございます。そういった中で、また、その戸別受信機のほうもかなり実験結果良好だったのもございます。一方で、スマホの防災アプリのほう、なかなかこちらのほうもダウンロードが進まないんですが、肌身離さず持っていらっしゃるという意味では、これも進めていきたいとは思ってございます。  やはり、費用対効果を考えますと、10万という数字は重い数字かなと思っております。発災直後に行ったアンケートによりますと、5,000円以内の自己負担だったら入れてもいいというような市民の方の御意見が圧倒的で、2番目が、お金を出すのでは要らないというような回答もありました。そこら辺を踏まえて検討していきたいと考えてございます。 207 ◯議長(風野芳之君) 遠藤正信君。 208 ◯14番(遠藤正信君) ありがとうございました。そういった要望があり、かつ、東日本大震災、また関東豪雨、もう3年になろうとするわけでありますけども、一昨日の21号台風、今までにかつてない、そういう強風の台風であったということで、まさにいつ起こるかわからない災害に対して、やはり市民の情報伝達というのは非常に、減災については有効ではないかと私は考えるんですね。ですから、今後において、市民からの要望があれば、100台であったり、それは1,000台申し込めるのかわかりませんけども、今後市民からの反響で、要望があれば、そのあっせんというか、そういう窓口となって、安価な値段で市民にも提供できるような、今後は努力されていくのかどうか、計画はあるのか、ちょっとお聞かせいただきたいと思います。 209 ◯議長(風野芳之君) 防災危機管理課長。 210 ◯防災危機管理課長(横島義則君) お答えいたします。  率直に申し上げまして、いかにも単価が高いという壁がございまして、これにつきましては、一方で議員御指摘のとおり有効性も確認できております。これにつきまして、内部で早急に協議していきたいと考えております。 211 ◯議長(風野芳之君) 遠藤正信君。 212 ◯14番(遠藤正信君) そういったことで要望して、この質問は終わりにさせていただきたいと思います。  続いて、次の質問は、このままでよろしいんですか。 213 ◯議長(風野芳之君) 排水対策にはまだ入れないですね。 214 ◯14番(遠藤正信君) これは戸別受信機とあれですから、全部第1項目については終わりましたので、大きく第2の質問に移らせていただきたいと思います。 215 ◯議長(風野芳之君) それでは、次の質問に移ります。答弁関係者の方、入れかえをお願いいたします。  遠藤正信君、質問を継続してください。 216 ◯14番(遠藤正信君) それでは、第2の質問に入りたいと思います。  本当に、早速、あってはならないんですけども、今までかつてない大型台風、21号という形で、常総市の職員の皆さんも、危機管理課をはじめ、市長はじめでございますけども、大変心配され、体制を組まれたということで、けさのこの報告がございました。うちがよければ、ほかはどうでもいいというわけではございませんけども、本当に被害の割には、常総市も、軽度と言ってはあれですけども。  私も考えるんですが、これは私、もうちょっと調べてくればよかったんですが、西日本の豪雨災害においては、雨量ではもうちょっと高かった県があったというふうに私は伺っているんですね、正直言って。これは聞いてみると、高知県が雨量が多かったという話、私は聞いたんです。かつ、被害が少なかったのも高知県だったんですよね、正直言って。  それはどういうことかなということで、すべて、全部高知県の県庁に問い合わせたり、いろいろしたわけではございませんので、じゃあ、おまえ、定かでないような話はするなよとなるかもしれませんが、やはり減災についての、そういった形での、この常総市の関東・東北豪雨の、こういう形でも、かなり、正直言って常総市に視察があったんです。そういった経験を踏まえて、早めに対応して対策をしたというのが原因じゃないかと、こういう話をいただきました。それは本当によかったですねと、そういうお話をした経緯がございます。  それで、きのうも本当に、雨量はそんなに多くなかったかもしれません。私、実を言うと31日、東海道新幹線で、同僚3人と、要するに全国市町村の国際研修所で財政についての講習会に、議会の合間にちょっと行かせていただきました。早速、この状況で、どうなんだろうと、雨量がね。そうしましたら、常総市は停電が2,500カ所、それで、道路冠水ありというふうにスマホに出てきたというので、遠藤さん、どうなんだろうというわけで、じゃあ、我々まともに帰れるのかと、こういう話もした記憶もございます。  そのときに、実を言うと確認はしておりませんが、主に市道及び関連する道路への豪雨時の排水対策についてと、こういうことなもので、実際問題、私が求めているのは、やはり市道よりは県道または国道、接合する部分ですね、その側溝排水の。当然、県道のほうが大きい場合もあれば、逆の場合もあるということは、そういうことはあると思います。現実、常総市の流末に関係もしてまいりますけども、道路の側溝排水の基準、これは国か茨城県で決まっているのか知りませんけども、その辺の対策と、今現状の常総市のそういった、今お話しした、県道は市のあれじゃないよと言われればそれまでですけども、これはかかわっていかなきゃならない部分だと思うんですね、正直言って。このすぐ近くにもございます。これを数言ったら、ちょっと数が多いので割愛はしますけども、常総市としてどういう対応をして、今後どうする考えがあるのか、その辺もあわせてお聞かせいただければ幸いです。お願いします。 217 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。都市建設部長。 218 ◯都市建設部長(木村茂樹君) 遠藤議員の御質問にお答えをさせていただきます。  西日本を中心に全国的な被害をもたらした本年7月豪雨など、本年も大規模な災害が発生をしております。  当市におきましても、台風や、近年多発する局地的な集中豪雨など、短時間の間に急激に雨量が増加することで、側溝など道路の排水機能が追いつかず、冠水する箇所がございます。石下地区におきましては、本石下のトライアル・コメリ付近、水海道地区におきましては、相野谷団地、豊岡町の出山地区などがございます。降水状況にもよりますが、市内に21カ所の冠水箇所が存在しております。  これらにつきましては、気象情報などを収集しながら、台風の接近など豪雨が予想される際には、事前に排水ポンプを設置するなどの対策をとっているところでございます。  また、恒久的な排水対策の一環としまして、相野谷団地では排水能力確保のため流末の整備を行うとともに、引き続き雨水排水対策の検討を実施、豊岡町の出山地区につきましては、国道354号側からの雨水流入対策といたしまして、茨城県と協力し、排水の分離工事を行っているところでございます。  議員御指摘のとおり、道路排水につきましては、市道に接道する国県道との関係性も重要となりますので、排水の整備等に当たりましては、国県と連携を図り、対応させていただいているところでございます。  なお、道路側溝につきましては、茨城県土木部道路建設課より配布をされております道路計画・設計マニュアルに基づき、整備を行っております。排水施設の断面決定につきましては、標準3年確率とし、1時間に降り注ぐ雨量が90ミリ、10分で15ミリの雨量で設定をしておりますので、この量を超える集中豪雨の際などに冠水が発生する可能性が高くなる状況となっております。
     冠水の要因につきましては、複合的なものが多く、道路の排水対策のように個別の対応で一気に状況が改善することは困難なことから、総合的な整備計画の策定が必要となるため、先般、庁内における雨水対策部署を対象にしまして、茨城県及び茨城県建設技術公社によります雨水対策研修会を開催し、現在の状況の把握及び情報の共有などを部内において行っております。  以上でございます。 219 ◯議長(風野芳之君) 遠藤正信君。 220 ◯14番(遠藤正信君) ありがとうございます。現実的に、温暖化対策というのか、実際問題は想定内の雨量で計画せざるを得ないわけですよね。かといって、あまり大きいからいいというものでは、もう経費が増大して、費用対効果の部分もあると思います。しかしながら、今排水ポンプで一時そこへ排水するとか、時には、今道路がほとんどアスファルトなり、そういう形で整備されます。だから、道路に浸透するというのはあまり期待はできない。浸透する道路もありますよ、それは当然ね。ところが、それが100%までは至っていないと、こういう現状なので。だから、実際問題、今、市でそういった接合、流末の部分も含めて21カ所と、こういうお話もございました。やはりこの21カ所にわたる部分の住民の方は大変、やはり雨が降ったり、その情報はテレビから発信されたりする、大変危機感を感じて心配していると。だから、雨水対策も当然ながら、早めの避難というか、それは指示を出せるのは市長であると思うんですけども、そういう連携をとりながら、流末の整備をするなり、やはり一日も早く住民が安心して生活できるような、そういう整備に当たっていただきたいことを、この部分については要望で終わらせていただきます。  2問の質問をこれで終了させていただきます。大変ありがとうございました。 221 ◯議長(風野芳之君) 暫時休憩といたします。                 午後1時36分休憩    ─────────────────────────────────                 午後1時49分再開 222 ◯議長(風野芳之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を継続いたします。  次に、21番堀越道男君。                〔21番堀越道男君登壇〕 223 ◯21番(堀越道男君) 21番堀越道男です。ただいまから一般質問を行います。  今、スポーツ問題で大変な話題が提供されております。アメフトから始まり、ボクシング、そして塚原さん問題、塚原体操問題でね。非常に何か、起こる大きな問題の背景には何があるのかなというと、やはり至上主義といいますか、何が何でも1位になるというようなものと利権が結びつくという、何かすごい構造的なものを感じているわけなんですが、いずれにしても今回、部活動についての指針がスポーツ庁なり、それから県でも出されているようです。あまり教師の負担、それから親の負担等々も含めて、改善しようという動きだろうというふうに思います。そういう面では、例えば部活動を平日は2時間、休日は3時間程度、高校はちょっと違うのかな、同じですね。休養日を2日とるというようなこと。県のほうでは、中学校は2日で、高校が週1日以上休養日としようと。活動時間については、中学校で2時間、休日3時間程度、高校は2時間で、休日は4時間程度にすると。スポーツ庁とちょっと違うのは、県は独自に朝練は原則行わないというようなことを出されてきているわけなんですが、実際これは、今これから問題だというふうなことになるわけですが、常総市の現状は一体どういうふうになっているのか、そして、今後のこれを受けてどういうやり方をしようとしているのか、その点についてお伺いいたします。 224 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方、議場にお入りください。  これより答弁を求めます。教育長。             〔教育委員会教育長岡野克巳君登壇〕 225 ◯教育委員会教育長(岡野克巳君) 堀越道男議員の御質問にお答えいたします。  今、堀越道男議員が細かい部分を御存じということでお答えいただきましたので、用意したものをごく短く、違う視点で読ませていただきますので、読むというか、お答えさせていただきますので、少しちぐはぐする部分は御勘弁願いたいと思います。  まず、学校の教職員の部活動に対する御質問をいただきまして本当にありがとうございます。現状の部活動の中では、こういう議論は避けては通れないものと当然認識しております。  部活動に関しましては、当然、いろいろな生徒のニーズがございます。ただ、全体としましては、学校教育の一環としての運動部活動、生徒の自主的、自発的なもの、その中には、優勝したい、1位になりたい、技能を高めたい、記録を伸ばしたい、こういうものも当然ございます。ただ、そればかりではなく、スポーツに親しみたい、放課後を有意義に過ごしたい、信頼できる友達をつくりたい、最終的には生涯にわたってスポーツに親しむ、そのようなものが求められると認識しております。  さて、ダブる部分が若干ありますけども、今、堀越議員がおっしゃられたように、平成30年3月にスポーツ庁から運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン、そして5月に県教育委員会より茨城県運動部活動の運営方針にのっとり、本市では常総市運動部活動運営の方針を7月に策定いたしました。求められたのは8月ということでしたが、夏休み前にということで策定いたしました。当然、これは学校にも伝達してございます。ですから、学校のほうはこれを受けまして、10月に保護者、地域に公表するということになっておりますが、夏休み中の長期休業中にはほぼそれにのっとって生徒の健全な発達のための負担の削減、教職員の働き方の改革、そういう視点からもほぼ実施されているところと認識しております。  具体的には、今、堀越議員がおっしゃられましたように、休養日については週当たり2日以上、これは今ではなくて、昨年、その前からもそういう原則で実施しておりますが、明確に指針に入っております。土曜日、日曜日は1日以上の休日を設ける。長期休業中につきましても同様の休日を設け、今年度から設定しました学校閉庁日、これは以前アナウンスさせていただいておりますので御存じと思いますが、明確にやらないということで設定しております。  また、活動時間につきましては、先ほど堀越議員が言われましたように平日2時間、休日3時間程度、また生徒の下校時の安全確保の意味でも、最終下校時刻、これは学校によって現実まちまちでございました。ただ、市としても最終下校時刻を市内で統一して表明しております。ただ、そこまでやるということではなくて、天候その他の条件に応じて、学校の通学距離等に応じて、最低の、ここまでには絶対帰すという意味で設定してございます。  また、朝の活動は、これは原則やらない。これは茨城県の方針をしっかりと受けとめまして、あるいは近隣の市町村とも情報共有をして、統一しているという意味ではございません。情報を共有して、原則として行わない。ただし、総合体育大会、夏の大会、あと新人大会、秋の大会の1カ月前は、保護者の理解を得た上で行うことを可とするという内容で行っております。  文化部につきましても、同様に現在は行ってくださいということで発信しております。  今年度、市のほうは策定いたしました。学校のほうも間もなく公表になります。ただ、これはあくまでも現在進行形と理解していただいて結構です。この後、状況が変わったり、いろいろなことが変わっていけば、よりよい方向に変える、全くこれはやぶさかではございませんので、現在進行形ということで、いろいろな御意見をいただくつもりでおります。  最後に、最初に申し上げましたように、生徒のいろいろなニーズをしっかり踏まえて、よりよい部活動が義務教育の中で行われるように考えておりますので、いろいろな御意見、御理解をいただければと思います。  終わります。 226 ◯議長(風野芳之君) 堀越道男君。 227 ◯21番(堀越道男君) 今の、これからのガイドラインに沿った方針、やり方というか、いろいろ説明していただきまして、これからやるということなんでしょうが、茨城新聞などを見ますと、やはりそうは受け取れないよというような先生方もいらっしゃるようなことで、大論争があるような感じもするんですが、ただ、先ほど言ったように新人戦だとか総合体育大会の大きな大会前にして、一時にはやっぱりふだんとは違う活動になるということになるのは、これは親との理解というのが先ほど出されましたが、やっぱりそういうのがないと、大きな、親にとっても不満になるし、一番大きいのは担当の教員の立場じゃないのかなというふうに思うんですが、いろいろなところでの意見で、例えば今までやっていた先生方が、例えば夜遅くまでやっていて、しかも朝も早く起きてやることと同時に、学校の仕事があるわけですよね。中村先生、よく出されますが、教師の残業問題含めて長時間労働というのがあります。これは、そういうものがある中で運動もやるということですから、先生にとってみれば、へとへとに疲れているという状況で、本来の教師の問題として、教育に臨む立場というのがやはりその運動によって妨げられるという意見というのは、いろいろな意見で出されていますよね。そういう問題として、やはり今後考えられる論争の中で、どういう立場でやろうとしているのか、もうちょっと、この方針は出したけど、でも、これが現場ですごく、すぐ入るのかどうなのかといったときの決め手といいますか、こういうふうに向かっていくんだという、もう一つお願いしたいと思うんですが。 228 ◯議長(風野芳之君) 教育長。 229 ◯教育委員会教育長(岡野克巳君) お答えさせていただきます。  本当にありがたいと思っております。今、堀越議員がおっしゃられたのは、いろいろな方の御意見を本当にわかってくださった上での質問と理解しております。これはちょっと個人的になりますけども、私、部活動に関しましては三つ四つの体験をしております。まずは、自分が生徒としてある種目の部活動を中学、高校、大学、社会人と続けてやったという、プレイヤーとしての経験、そして、中学校で十数年間、部活動の顧問をさせていただいた実績と苦労、正直言って家族にはかなり迷惑をかけた部分は反省しております。そのときに、違う部活動を二つほど経験させていただきました。これは自分の経験のない部活動ということです。そのような経験のもとに、今、堀越議員が質問してくださったこと、本当にしみじみ感じております。  その中で、やはり生徒のニーズ、保護者の期待、そして職員の働き方改革というのを耳をそむけることなく受けとめて、進行形で行くつもりです。ただ、このような部活動に関する議論が、ちょっと偏って始まりますと、どうしても負の部分の、マイナスの部分のことがニュースになりがちだと思います。そうではなくて、教師の部活動にかける熱い思い、生徒の思い、そういうのにもきちんとこたえたり、あるいは、そうではないニーズの子どもたちにはどうするかというのを、今までの経験した者ではない、いろいろな人の意見も聞きながら、進行形で行く。進行形というのはそういう意味も含めて、御理解いただければと思います。  答えになっていないかもしれませんが、あくまでも進行形ということで、よりよい常総市の義務教育になっていただければ、そして将来、子どもたちがいい意味で生涯スポーツに親しんでいただければ、そう考えております。 230 ◯議長(風野芳之君) 堀越道男君。 231 ◯21番(堀越道男君) 今後ということですから、いいんですが、ただ、いろいろ話を聞く中で、例えばこういう問題、直接的なものじゃないんですが、例えばある部、例えば剣道部ということで言いますと、非常に防具とか何かがあって、そういうのを持ちながら歩くという、その負担というのもやはり親にとってみればどうなんだろうなという思いが出されているわけなんですが、非常に荷物が多い。最近、ランドセルが重いというのがありますよね。テレビできょうもやっていたかな、いろいろ今A4判になって、しかも写真でやるから重いと、子どもの半分ぐらいな目方になるそうですね。10キロもあるのかな。そうなったときに、大変な苦労をするということですけども、やっぱり運動部なんかでもそうでしょうし、そういうものとのかかわりで相当苦労している、通学とか何かにもそういう持ち歩くというようなことで、非常に御負担を感じているという声も聞くんですが、そういう道具だとか何かの問題との兼ね合いですかね。  例えば、ほかの文化部で言うならば、よくこれは中学校のとき、私らよく聞かされたんだけども、とにかく吹奏楽というのがあるとすると、要するに楽器が高いわけですね。これが何十万とするわけですよ、トランペットにしても、クラリネットにしてもね。一流のものを目指していくというふうになると、やっぱり相当な金がするというのと、それから、ハープなんかは移動にものすごいお金がかかるということを聞きまして、そういうのがみんな、言うならば親の負担なり何なりになるということで、そういう問題の負担というのも、実はそういう活動の中にはあるわけですよね。だから、そういうものが、時間の問題と、そういう装備の問題、それからもろもろの問題が、やはり学校教育とは言いながらも、そのほかでいろいろなお金がかかる、負担があるというのに対する問題も同時に出されているわけなんですが、そういう点についての改善というか、何かお考えがあればひとつお願いしたいですが。 232 ◯議長(風野芳之君) 教育長。 233 ◯教育委員会教育長(岡野克巳君) お答えいたします。  今回の私の答弁は、ほとんど活動に関するものでしたので、今の質問について抜けていた点があったかと思います。  費用の面、あるいは荷物の面という部分で保護者に負担がかかる、これについては私も学校現場で当然直面してまいりました。ただ、今ここで決定的な答えというわけにはいきません。先ほど申し忘れましたが、私、自分で経験したのと同時に、保護者としても今言われたようなことも含めて、上の子どもは吹奏楽部で、かなり高価な楽器というのもありました。まさしくよく実感できますので、そういう視点も忘れずにしっかりと調査、あるいは知恵を出し合いながら、忘れずに取り組みたいと思います。  答えになっておりませんが、本当にありがとうございました。 234 ◯議長(風野芳之君) 堀越道男君。 235 ◯21番(堀越道男君) なかなか、当事者としての文化部だとか何かやっている親としては、言いづらいことであるとは思うんです。まあまあ、そういう現場ではそういう話が、びんびん私らにも聞かされていたものですから、こういうのは何とかしなきゃならないのかなという思いと、やはりそういう練習時間の問題も含めて、単に夜遅くまでやっているというのはどうなんだという意見あったときには、何とか時間をうまく使ってというようなことで、実も上がるような指導も含めてやっていただければという思いがありますから、そういうことをお願いしました。そういう方向で、今後ひとつ意見にとめていただきたいなということを思いまして、この質問を終わります。 236 ◯議長(風野芳之君) 次の質問に移ります。答弁関係者の方、入れかえをお願いいたします。  堀越道男君、質問を継続してください。 237 ◯21番(堀越道男君) 防災問題ということで、3点ほどやります。  ちょっと部門が違うところもありますが、最初に、災害時の医療費等免除についての市の対応についてです。  3年前の9月10日、鬼怒川の決壊で常総水害、被害に遭われたわけですが、そのときの被災者への医療費の免除、あるいは国保の減免、こういうことはどういうふうにされたのか、まずお聞きしたいと思います。 238 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。保健福祉部長。              〔保健福祉部長吉原克美君登壇〕 239 ◯保健福祉部長(吉原克美君) それでは、堀越議員の大きな2番、防災問題、災害時の医療費等の免除についての市の対応につきましてお答えいたします。  当市におきましては、関東・東北豪雨災害により被災した被保険者の皆様に対しまして、常総市国民健康保険一部負担金の減免等に関する取扱要綱に基づき、平成27年9月から平成28年2月診療分までの最長6カ月間の医療費の免除を行いました。  災害時における財政支援といたしましては、特殊事情による財政難の不均衡を調整するための特別調整交付金が交付されることとなっておりますが、減免程度の認定方法が実損害額等による区分すべきところを、被災者負担軽減と迅速な実施を図るために罹災証明等により区分したことや、医療費等に対する減免の割合が基準を満たさなかったため交付金の申請には至りませんでした。  今後につきましては、国の制度改正等に注視しつつ、災害時はその災害の規模に応じ、国や県と協議しつつ、被災者の皆様の手続上の負担軽減を配慮の上、交付金等の申請にのっとった減免方法により、財源の確保に努めていきたいと存じます。  なお、今年度から、県では国の交付金の補完として、自然災害による減免に要した費用に対する新たな支援策を講じていただいておりますことを御案内させていただきます。  以上でございます。 240 ◯議長(風野芳之君) 堀越道男君。 241 ◯21番(堀越道男君) 今、答弁いただきましたように、常総市としては被災された月から6カ月程度で終わったと、その後は損害の基準値に行かない、要するに医療費の3%ですか、総額の3%に達しなければ申請もしなかったんですよね。これは、やはり災害のときの被災者に寄り添うという立場での行政のあり方なのかなということを問いたいんですよね。先ほど、県からの指導方針が変わったということで出されました。県としては、交付されなくても8割程度は保障しますよというふうなことをやる。ところが、常総市の場合は、この間、石川議員の質問等もあるんですが、その答弁で、微妙に対応が違うというか、国保の主体は市なんですよね。市が主体なんです。ところが、その主体者が損害についてのあれを、3%行かないから申請もしないという、こういうやり方はやはり被災者の身になって考えている行政のあり方ではないというふうに思うんですよね。  また、国保税の減免についても、例えば一般の社会保険とは違うんじゃないかと、社会保険のほうが出されていないのに、こちらに出すのは不公平なんだというような答弁もありました。これもおかしい話で、国保の主体はあくまでも常総市、ここなんですよね。だから、ここで物事を考えるのに、社会保険のほかの団体のことを考えてやるというのは、全く考え方として、皆さんもやってくださいよというならわかりますよ。それを入れないから、うちのほうもやりませんというやり方は、やはりこれは、一体その被災を受けたところの当事者としての、国保の考え方としていかがなものかということですよね。要するに、県が今回、今度からということで、たどることはできないんだろうけども、要するに国の基準の交付に行かなくても、8割出しますよというふうに言った本音は、本質というのは、やっぱりそこだと思うんだよね。そこが3%行かなくちゃ、もう申請もしないという、この姿勢というのはやはり問題だと思うんですが、今見てどういうふうに考えますか。 242 ◯議長(風野芳之君) 健康保険課長。 243 ◯健康保険課長(堀 洋信君) お答えさせていただきます。  災害時、当市としましても、県にも交付金申請を視野に入れた相談をしております。ただ、減免の認定方法や医療費に対する減免割合等について、申請は困難との回答を当時得ている次第でございます。  以上です。 244 ◯議長(風野芳之君) 堀越道男君。 245 ◯21番(堀越道男君) そうすると、困難だということ、申請はしたと、だけども困難だということが向こうからあったということなんですか、それは。 246 ◯議長(風野芳之君) 健康保険課長。 247 ◯健康保険課長(堀 洋信君) お答えします。  相談の上で、申請が困難というふうな口頭での回答を得たところ、実際の申請までは至りませんでした。  以上です。 248 ◯議長(風野芳之君) 堀越道男君。 249 ◯21番(堀越道男君) そのときの腰の引き方、今回の件がそういうふうに交付に至らなくても、国の交付が受けられなくても8割出すという、この限られた考え方というのは、やっぱり常総市みたいなことをやってはだめだというようなことの結果なんじゃないかというふうに思うんですが、そういう面ではどうですか。今になって、相談だけで、向こうからだめだよと言われて、ああ、そうですかと引き下がったというのは、やっぱり被災者に寄り添うという面ではちょっと落ち度があったのではないかなというふうに思うんですが、そういう点でどうですかね。 250 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 251 ◯保健福祉部長(吉原克美君) 御答弁させていただきます。  ただいま課長より、申請が困難だったという形でお話をさせていただきました。その当時、そうしますと、実際申請をする場合には、保険給付金等も入っている金を実損害額から差し引いた額で申請をするという形で、被災者にとって手間と時間がかかるというような形で、当時につきましては罹災証明の区分により迅速に被災者救援に当たったということでございます。  以上でございます。 252 ◯議長(風野芳之君) 堀越道男君。 253 ◯21番(堀越道男君) 言っていること、よくわからないんだけど、被災者救援の証明を出すほうにだけかかわって、実際に対話しなかったというように聞こえるんだけど、要するにその精神として、何か市の、市長が言ったやつだけども、いろいろなことを嘆くよりも前に明かりを照らせなんて言ったけども、そういう面から見ると、ちょっと落ち度じゃないかなというふうに思うんですよね。災害のときの対応として、やはり十分なことをやり切ったということよりは、そういう国のいいままで、あるいは相談だけで、あるいはいろいろな諸事情があるからやらない。実際にあの後でも苦しんでいる人はいますね。さらに、東北の東日本の大震災では、今でも免除しているということがあるというのは、やはり災害で6カ月以上、またその後にも病気が続く人はいるわけですよね。簡単に6カ月で治るなんていう問題じゃないわけだ。だから、そういうことを考えると、やはり今回の県の方針というのも、これは全く妥当だし、そういう点で、常総市の担当者として、あそこはもっと押すべきだったなというふうに考えてほしいなというふうに思うんですが、そういう点で、そういう面での感想というのはちょっとお聞かせ願いたいんですが。 254 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 255 ◯保健福祉部長(吉原克美君) お答えいたします。  先ほど、ちょっと最初の答弁でお答えしたとおり、今後につきましては国の制度を注視しつつ、やはり被災者の皆さんの負担軽減を配慮の上、交付金等の申請にのっとった減免方法により財源の確保に努めていきたいと思います。  ただ、状況によっては変わりますので、状況に応じてということをつけ加えさせていただきますのが、そのような形でやらせていただきます。  以上でございます。 256 ◯議長(風野芳之君) 堀越道男君。 257 ◯21番(堀越道男君) 災害は、1回来たらもう来ないということはあり得ないわけですし、きのうもいろいろな形で大変な災害があったわけですよね。今後とも考えるといったときに、そういう対応をしたときに、やっぱり被災者に寄り添うという立場をもっと真剣に考えて、施策は打つべきだというふうに思います。そういう点で、今のところでは、あのときのことについて、ちゃんとは言っていないですけども、そういうこともないように今後はお願いしたいなということです。  以上、この点については終わりにしたいと思います。次に入ります。 258 ◯議長(風野芳之君) 質問を継続してください。 259 ◯21番(堀越道男君) 関東・東北豪雨災害及び西日本の豪雨災害に見られる堤防のあり方、ちょっともったいぶったような話なんですが、これも前の質問と似ているかと思うんです。  今回の西日本の豪雨水害のニュースをやるときに、まず常総のあの水害の、堤防の破堤のところを映すんですね。その後、真備なんかの被害の状況を映すということで、要するに堤防が崩れている状況の瞬間をとらえたというのは、あの常総の水害のニュースなんだろうと思うんですね。それだけものすごいインパクトがありますし、一番の、この近年にない大きな災害の生き証人というふうなことになるんですよね。  その後はいろいろなるわけなんですが、今回の真備の高梁川からの小田川の決壊というのは、やっぱりこれは鬼怒川の堤防の決壊と全く同じですよね。地形も何か似ているわけですね。うちには利根川があって、鬼怒川は支流ですからね。だから、あそこでバックウオーター現象が起きたというんだけども、昔、私ら小さいころは、利根川が張った水は鬼怒川に流れ込んでいくんですね。ですから、見ていると、上から来る大水じゃなくて、南から押し寄せてくるんですよね。それで豊岡のグラウンドに水が入るんです。そういう状況があって、ここも同じように高梁川の流れが大き過ぎて小田川が逆流しちゃうわけですね。逆流することによって堤防が決壊すると。堤防が決壊することによって水害が起きるというわけですね。この7カ所から8カ所、7カ所ですか、崩れたと。  ここは、河口をもっと先のほうに伸ばそうというような計画もあったそうですが、それがまだできなくて、さらに小田川に雑木、要するに木がいっぱい生えていたそうですね。それを取れ、取れと、日本共産党の地元の人らは要望していたんだけども、そういうことをやれなかった。水害が起こったら、国土交通省、きれいに取っちゃったそうですね。うちのとも似ていますよね。若宮戸の堤防の決壊のときも、その直前にはいいかげんな土嚢を積んでいて、終わったらものすごい、3段の、両側のシート張って、ある面では完全な応急処置をしたというね。応急処置できるんだから、いつもできたんじゃないかという思いがありますが、こういうようなことで堤防の決壊ですね。しかもこれは、何回も言うように、内のり面が崩れたんじゃなくて、外のり面の粗掘りで決壊をして、あれだけの水害が起きたと。4.8メートル、2階まで水が来て、51名の方が亡くなるというふうなことが起きました。  もう一つ、私は、教訓にしなきゃならないのは、愛媛県の肱川の問題ですね。ここに野村ダムと鹿野川ダムというのがあって、これが危なくなっちゃって流すわけですね。受け入れる水と流す水というのをうまくやっているというんだけども、このときの措置って異常洪水時防災操作というんだって。要するに、流入量まで放流量をふやす措置と。だけども、流す水というのは通常の6倍になっちゃったわけですね。6倍の水が流れてしまう。しかも、警告をしたのは、指示したのは、その流すよと言った5分前なんですね。水が一気に流れ込んで、洪水を起こすようなはんらんをしたわけですね。  鬼怒川でもやっぱり四つのダムがあって、大丈夫だというふうなことを言っていたわけですよね。でも、四つのダムがあっても、結果的には流したことによって鬼怒川の決壊につながったというふうになります。  だから、こう見ますと、ダムというのは安全じゃないんだと、ダムがあるから洪水は防げるということじゃなくて、逆にダムがあるからこそ洪水が起きるんだというようなことになる。だから、今の国土交通省とか、全体は、ダムがあって安全が守られる、こういうふうに言ってきたわけですね。だから、向こうにばかりお金を使って、堤防に対してはあまりお金を使わなかったということがあると思うんです。こういうことを見ますと、やはり鬼怒川の水害というのは、こういう今の大きな、想定外の水が来たときにはもう対応できない、そういう時代に突入しているんだから、改めてこの堤防の問題については、もっともっと目を光らせなきゃいけないし、そこが常総水害での一番の要じゃないかなというふうに思うんですが、そういう点で市のほうの見方として、この西日本の水害なんか見て、どういう考え方をお持ちでしょうか。 260 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。都市建設部長。              〔都市建設部長木村茂樹君登壇〕 261 ◯都市建設部長(木村茂樹君) ただいま堀越議員より御質問につきましては、堤防整備の状況という形でお答えをさせていただきます。
     平成27年9月の関東・東北豪雨災害では、常総市若宮戸地区では溢水、また三坂町地先では鬼怒川堤防が決壊し、市の3分の1に当たる40平方キロメートルが浸水いたしました。このことから、国、県、7市町が主体となり、ハードとソフトが一体となった緊急的な治水対策、鬼怒川緊急プロジェクトを実施しております。  下館河川事務所に確認をしましたところ、平成30年5月議会でも3月末時点での進捗を答弁させていただいておりますが、その後の6月末時点での進捗状況につきましては、計画全体で用地取得は約83%、河道掘削が約60%、堤防整備につきましては整備中のものも含めて約33%と聞いております。現在も工事は進められておりまして、平成31年度の出水期前までには大形橋までの区間の堤防整備がおおむね完了すると聞いております。このことによりまして、常総市の区間につきましてはおおむね完了ということでございます。  なお、堤防整備に必要となる用地につきましては、これまでに8割以上の取得が完了したと聞いておりまして、住民の皆様と一緒に進めてきた結果と考えております。引き続き、住民の皆様から協力をいただきながら、国、県と一体となって事業を推進してまいりたいと考えております。  当市は被災地であります。鬼怒川下流改修維持期成同盟会の事務局でもございますから、さらなる河川改修事業のスピードアップが図られるよう河川改修予算の確保を国に要望してまいります。また、ソフト対策といたしましては、国、県、市が連携をして、マイ・タイムラインの検討など、地域住民の皆様とともに防災意識の向上を図っているところでございます。  以上です。 262 ◯議長(風野芳之君) 堀越道男君。 263 ◯21番(堀越道男君) 意のするところと違うことばかり答えているのであれなんですが、あれから1%ですか、5月の段階から比べると進捗率は33%、1%ふえたということだけは成果かなというふうに思いますよ。  ただ、ああいう水害が起こって、同じように堤防が破綻しているというのを見たときに、常総水害としては、やはり一番大きなニュースでもなるんですから、堤防の決壊の現場を映している写真というのはないんですよね。フィルムがないわけだ。あれの恐ろしさというのは、やっぱり本当に、もっと真剣に考えなきゃならないだろうと思うんだよね。大体、予想外の雨だと言っているんですよね。今、想定外の雨が降るんですよね。これはもう温暖化ですから、どうしようもないですよね。我々も含めて温暖化に協力して、つくっちゃってきているわけだから、海水が27度になれば、幾らでも台風が発生するというわけでしょう。しかも、それが日本の近郊から出てくるわけですよね。フィリピン沖のほうから、ずっと向こうから、昔のようにぐるっと来たわけじゃなくて、今はすぐに、直接ものすごい風で来ると。だから、想定外の想定を、この前出ていたけども、そういうことを考えなきゃならない。そのためには、今のこの鬼怒川の堤防のあのつくり方でいいのかということが本当に問われるんじゃないかなというふうに思うんですよ。やっぱり、堤防が破綻したら水害が起きるんですよ。財産も何もみんななくなるんですよ。堤防が壊れなければ、はっきり言って水が流れるだけですから、これは大した被害にはつながらないんですよ。  今はもう、ダムが無駄になってきたというのは、もう、あのとおりはっきりしているわけですよね。自分らで持ち切れないからすぐに流すんです。流したことは、的確な判断だったとみんな言っていますからね。これについて、いろいろ裁判とかなんかが起こるだろうと思うんですが、いずれにしても国は当然だと、当たり前だと、ダムを守るためには下の住民はどうなっても構わないというのが本音ですからね。だから、こういうのとの、はっきり言ったら戦いやらなきゃならないんですよ、下の我々下流にいる人間としてはね。それはやはり一番の解決は、何と言ったって堤防の強化ですよ。要するに、アーマーレビーという方法でくるんじゃうというのが一番なんです。そういうことを、本来ならば常総市としてはそういうことなんじゃないのかと。じゃないと、解決になりませんよというふうなことが、はっきり言って技術の部門だって、都市建設部長だってそのぐらいのことを言う必要があるというふうに私は思うんだよ。そんなわけで、ちょっとそういう意見としては、いや、そうじゃないと言えますか。 264 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 265 ◯都市建設部長(木村茂樹君) お答えさせていただきます。  鬼怒川緊急プロジェクト、一日も早い全体工事の完了を願うとともに、国、県と連携、協力をして今後もまいりたいと考えております。  以上です。 266 ◯議長(風野芳之君) 堀越道男君。 267 ◯21番(堀越道男君) それ以上言わないですね。本当のところは、堂々と国に文句を言わなきゃだめですよ。だって、ダム神話だとか何とかでずっとやってきているわけだから、そういうのを打破しなきゃいけない。そういうのはもう当たり前ですよ、我々の生活を守る、特にこの常総の、水海道の大地を守るのには、水海道というのは水が集まる、新開地なんですから、この運命的なところにいる我々としては、断固それは国に言わなきゃならないところですよね。その先頭に立っているんだというのが、そういう思いが必要ですよ。こうやらなきゃ、今の水害から守れないよというぐらいのことを言う。それが防災都市宣言ですよ。  堤防については、非常に、あそこの市というのはもう大変だと、うるさくて、うるさくて、言うこときかなきゃ大変だというぐらいなものがないと、国は動かないからね、絶対。要するに、簡単に言ったら、構造的に、ダムというのはゼネコンですからね。大型予算でぼんぼん計画的につくられている。そんなのは国家的なあれですからね。そういうものの流れをとめるというか、もっと堤防、身近なところを守るほうに予算をどんどん使わせるというのが、今の水害の、想定外の災害から守る大きな一つの手段ですよ。一つの正解、これが。ダムを幾らつくったってだめ。そういうのはもう、そういう時期になっている。そのことをやはり常総市は発言しなきゃいけないというふうに私は思います。そういうことで、それ以上言わないだろうから、この点はいいです、それでね。  もう一つ、最後に、先ほど遠藤議員からも出されました戸別受信機の問題についてです。  先ほど、100個が、総務省消防庁の災害情報伝達手段等の高度化事業の実証事業団体に採択されて、それでやったということで、先ほど、録音機能の12万から何万もするような大きな話で、ちょっとやる気を見せないような答弁がありました。桜川へこの間行きました、選挙の応援にね。そしたら、もう12時になるとラジオからビーンと鳴るし、5時になったらまたサイレンが鳴るしね。戸別の受信機があそこは全部入っているんですね。非常に、ええっと思うほど、そういうことでした。  そういうところではやられているんですよ。あそこは防災無線もありますから、当然そういうものも兼ね備えてやった。山なので聞こえないんだと、最初からそういう方針なんですね。今回の、先ほど言った肱川のときの避難指示を出して5分後に水が来た、そのときの指示なんか全然下まで行かない。そのときに、防災無線を出したんだけど、大雨で何にも音が聞こえなかったというのが、あのところの実態ですね。ラジオのあった人が聞いたと、これで助かったというのが今回出されています。  防災無線は、結局災害放送のあれは、例えば常総での経験だけども、あの大型、自衛隊のヘリコプターが来たらほとんど聞こえないわけですね。あと、風向きによっても聞こえない。実際にその場にあっては、全然役に立たない代物になっちゃうんですよね。それだけに、やはりこの防災ラジオというのは、どうしても戸別受信機は必要になってくる。  それで、今回、相当テレビでも各解説者が、もうこれは必需品だというようなことを声高に言っていたんですよ。それだけに、今の常総市として、ああいう経験をした、災害先進都市のところでの、そういう一つ一つの防災の器具とかなんかのそろえ方というのは、やはり全国に先駆けていっていいんじゃないでしょうかね。  それと、先ほど発注製作、要するに申し込まないと数はそろえられない。それは全国に呼びかけて、もう皆さん、これじゃなきゃもうだめですよというぐらいなことで大量生産をお願いするということで、結果的に安価なところに持っていくというか、そういう呼びかけというのかな、それが必要なんだろうというふうに思うんですよね。何か聞いていると、災害も甘んじて受けますね。それから、鬼怒川の水も甘んじて受けます。災害も何でも文句も言いません。それで、お願いするぐらいの話で、そういう根性って全く情けないなというふうに思うんだよね。災害先進都市というなら、やっぱりそこらのことの思い切った判断が必要なんじゃないですかね。その旗振りが求められていると思いますよ。じゃないと、やっぱりみんなついていかないですよ。市長ね。あるところでは、災害の放送も市長がやったほうがいいというんだよね。知っている人が言わないとだめだ。ですます調もだめだと。やっぱり緊急な言葉で言えというふうなこともいろいろ出されている。そういうマニュアルとか何かというのは、常総の場合はものすごく蓄積しているはずなんですよね。ですから、そういうものを発信するというのが、やっぱりこれは先進防災都市の役割ではないかなというふうに改めて思うんですよ。だから、そういうところで、ちょっと何か、住民にはタイムラインでいろいろ言うけども、それも大事です。だけども、やっぱりもっと、我々の身の回りを守る、いろいろなものについて、ああ、市は本当に先頭切ってやってくれるなという心構えが今必要なんじゃないかなというふうに思うんですよ。そういう問題で、堤防のことは言わないけど、そういう防災の問題について、住民を守る手段として、これは一日も早く必要だという立場で示してほしいなということですよね。  あと、ちょっと豊岡小学校でこの間防災をやったときに、ハザードマップを上から見ているだけじゃ、やっぱりだめだなというふうに私は思いました。断面で切ったやつで、断面図を見せたんですよね、子どもたちに。一番驚いたのは私ですけどね。やっぱり豊岡小学校が高いところに位置して、大変な低さで下へ落ちるわけ。こんなに落差があるのかぐらいの状況がよくわかる。ああいうのが、やはりハザードマップとしては、断面図が必要だなというふうに改めて感じました。そういうものも含めて、やっぱりああいう水害を経験したところでの発想というのが、ほかと違って、ほかの人がまねする、あるいは、いいなというものをつくる必要があるのではないかなというふうに改めて思いましたので、そういう面でちょっと市長、お願いしたいんですが、そういうことの構え。 268 ◯議長(風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 269 ◯市長(神達岳志君) 堀越道男議員の質問にお答えをいたします。  防災先進都市について、さまざまな御提言をいただきましてありがとうございました。きのう、中村博美議員の御質問にもお答えをしたとおり、私自身としてもこれで万全とは全く思っていませんし、忸怩たる思いをしているのも現実であります。今、堀越議員から御提言をいただいたものも含めて、防災先進都市に向けて、ほかもまねをしたくなるような取り組みというのを、どこもやっていない取り組みというのを先進的に進めていくというものが、まさに求められていることだと思いますから、そういった部分も御提言、アイデアも含めまして積極的に推進してまいりたいと思います。 270 ◯議長(風野芳之君) 堀越道男君。 271 ◯21番(堀越道男君) 市長のその決意を買って、質問を終わります。 272 ◯議長(風野芳之君) 暫時休憩といたします。                 午後2時42分休憩    ─────────────────────────────────                 午後3時00分再開 273 ◯議長(風野芳之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を継続いたします。  次に、1番関 優嗣君。                〔1番関 優嗣君登壇〕 274 ◯1番(関 優嗣君) こんにちは。本日最後の順番をいただきまして、すがすがしく質問をさせていただきたいと思います。今回、大項目三つほど通告をさせていただきました。その通告に従いまして、順次質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。  まず、大項目一つ目として、常総市の農業についてということで質問させていただきます。  当市は、御存じのとおり、広大な農地を有する市であります。また、さまざまな環境等の整備も整いまして、とても近隣の地域と比べますと、もっと力を入れて取り組んでいくことでさらなる発展が望める地域ではないかという視点から、今回の質問に至りました。  それでは早速、小項目一つ目、当市の農業の現状について、まずお聞かせください。 275 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方、議場にお入りください。  これより答弁を求めます。経済環境部長。              〔経済環境部長宮田道夫君登壇〕 276 ◯経済環境部長(宮田道夫君) それでは、当市の農業の現状についてお答えいたします。  全国的に農業従事者の高齢化や人口減少が続く中、常総市においても農業者の高齢化や後継者不足により農業者の減少が続き、今後さらなる農業生産力の低下が懸念されております。次世代の農業を支える担い手の確保が急務となっております。  人材を確保するためには、新規就農者の支援を図ることにより、農業経営の安定化及び農業所得の向上を目指しまして、魅力ある農業経営に結びつくよう支援していく必要があると思います。  また、高齢化や離農により耕作放棄地が増加する状況が続いていることから、農地中間管理事業を活用いたしまして、耕作放棄地の減少に加え、担い手の農地の集積、集約を推進し、農作業の効率化を図り、さらなる経営規模拡大につなげるよう努めてまいります。  以上でございます。 277 ◯議長(風野芳之君) 関 優嗣君。 278 ◯1番(関 優嗣君) 現状としてさまざまメリットというか、いい面もあれば悪い面もあるということで、そうした部分、現状を踏まえた上で常総市の今後の農業という部分に関して可能性というものを行政としては感じておられますか。その可能性を、もし今の時点でわかっている部分があればお聞かせください。 279 ◯議長(風野芳之君) 経済環境部長。 280 ◯経済環境部長(宮田道夫君) それでは、農業の今後の可能性についてお答えいたします。  議員おっしゃるとおり、当市は肥沃な農地を有し、また首都圏に近く、圏央道の整備により大消費地と直結するなど、地理的条件に恵まれております。このため、計画されている圏央道常総インター周辺整備、アグリサイエンスバレー構想の中でも、大規模農業生産法人による先進技術を用いた収益性の高い次世代施設園芸への転換、また観光体験農園などの導入を図るとともに、農業の生産物の加工、流通を目的とした産業物流系の企業誘致を進め、道の駅等の集客施設も絡めて、農業との融合により産業団地形成を目指しているところでございます。  この常総インター周辺整備事業を当市の基幹産業である農業を生かしたまちづくりの核とし、その効果を市全体の農業の活性化に波及させることによりまして、米づくりに依存した農業からバランスのとれた農家所得の向上につながる農業に転換していきたいと考えております。  そのほか、販路拡大といたしまして、国内の需要が伸び悩む中、海外での日本農産物の需要が高まっていることから、付加価値を高めた米、果樹等の農産物の海外市場の参入についても検討し、農協など関係機関と協力しながら、輸出に必要なGAP、農業生産工程管理ですが、GAPの認証の推進に努めてまいりたいと思います。 281 ◯議長(風野芳之君) 関 優嗣君。 282 ◯1番(関 優嗣君) さまざまな面で可能性にも満ちた、とても恵まれた環境にあることはもう十分に御承知ということも今わかりました。そうした中で、最初の1番目の質問の答弁にもありましたように、耕作放棄地、また就農者の高齢化ということから考えますと、今後その部分をそのままにしてしまっては、せっかく恵まれた環境にあるこの常総市の農業が衰退していってしまう、これでは今後、さらに拡大をしたり、積極的に農業に取り組んでいこうと思っていらっしゃる農業に従事している方々の環境が今度は悪くなってしまう、また、そこに負担ばかりがかかってしまうという難題も迫っているのではないかと思います。  そういう部分に関して、今、新たな新規就農者であったり、地元からの就農希望者に限らず、都会のほうから、ちょっと前からはやってきたかと思うんですが、休日の空いた時間を利用して、ちょっとドライブがてらに訪れて、1週間前に植えた苗が、まいた種の芽が出たかというのを楽しみにしている方々がいることもよく報道等でされているかと思います。そういう小さな趣味的なものから、農業に可能性を見出して、一念発起して、脱サラしてでも、これからの人生を農業で食っていこうという思いで、その……。 283 ◯議長(風野芳之君) 質問中でございますので、私語が聞こえます。お静かにお願いします。 284 ◯1番(関 優嗣君) その行き先を常総市に向けていただけるためにも、そういう人たちに対してのサポートであったり、誘致というか、ぜひ常総市に来て、こんなすばらしいところで農業を営んでみませんかというような呼びかけをするにしても、ただ、来てくださいでは、だれも、本当にそこでいいのかなという不安もあるでしょうし、じゃあ、もうこれ以上ない十分なサポートといえば、きりがないかもしれませんが、来ていただくためには、その方々の今後のスタートを切るに当たっての不安の解消という部分の片棒を担ぐ意味でも、サポートが必要なのかなと。今現在、常総市として市内で新規就農を考えている方に対して、また県外から、市外からという方も含めた中で、新規就農者に対するサポート等ありましたらお聞かせください。 285 ◯議長(風野芳之君) 経済環境部長。 286 ◯経済環境部長(宮田道夫君) それでは、農業従事者また新規就農者へのサポートについてお答えいたします。  現在は、担い手農家に対しまして、農業機械、施設導入費等の一部補助に加えまして、農地の集積・集約により作業効率を高めることで経営拡大、また収入安定につながるよう努めております。  生産量や品ぞろえの面で、市場に出荷が難しい小規模農家、農業者に対しましては、少しでも収入増につながるように、今月15日にはあすなろの里物産館のオープン、また、ふるさとまつりや常総朝市などの軽トラ市など、市のイベントを活用した販売のできる場所確保に努めております。今後も生産者と売り手のネットワークを構築できるような体制づくりを各関係団体の皆さんと協力しながら進めていきたいと思っております。  また、新規就農者に対しましては、最初、収入の不安定な開始5年間につきまして、生活費の補助といたしまして年間150万を交付する次世代人材投資交付金制度がございます。現在、3組の就農者が活用しております。  この事業では、金銭的なサポートのほかに、新規就農者が抱える経営・栽培技術、また営農資金の確保、また農地の確保の課題に対応できますよう、事業採択時に専属の担当者を決めまして、交付期間中、栽培技術や経営確立に向けた指導、相談などのサポートを実施しております。  また、市独自の事業といたしまして、常総市で新たに就農を希望する方が本格的に農業を始める前に、自分が本当にやりたい農業を見つけるための、市内の専業農家におきまして無料で農業体験をできる制度もございます。  さらに、市内で活躍されている農業経営士、青年農業士、女性農業士をはじめとした先導的若手農業者の皆様にも御意見や御協力をいただきながら、新規就農者の育成に取り組んでまいりたいと思います。  また、経営面につきましては、NPO法人と協力いたしまして、農業をビジネスとして進めていくための講座、企農塾を15回にわたりまして開催して、農業者の経営力強化につながるものと考えております。  また、県内各地で開催される相談会などに積極的に参加いたしまして、農業を始めたいという希望者と接する機会を多くつくることで、一人でも多くの方が常総市で農業を営んでもらえるよう努めてまいります。  また、市内だけではなくという新たなサポートにつきましては、新規就農するに当たっては農地を5,000平方メートル以上確保しなければならないほか、居住地も同時に確保する必要があるため、かつて農業を営んでおりましたところの離農し、かつ空き家となっているような農家住宅と農地とセットで借りられるような支援が就農への近道となると思われます。その一つの方法といたしまして、今年度から市で運用されている空き家等バンクに登録されている農家住宅と、また近隣の農地物件を随時把握した上で、新規就農を希望する方へセットで御案内したいと考えております。  また、農地中間管理事業において、市内全農家に対しまして意向調査を行うことで、今後農業をやめて農地を機構へ貸しつける方の情報も把握できることから、使わなくなった農機具、またはハウスなどの資材を、新規就農を希望する方へ提供できるかの意向確認も同時に行っていきたいと思っております。  そのほか、現在農業分野で深刻になっている人材不足を解消するため、農家が障がい者を雇用する、いわゆる農福連携事業の取り組みも進めております。ことしの5月には市内の障がい者施設に在籍する障がい者が、市内の農家におきまして農作物の選別、または箱詰めの作業を行いました。これは、農家の人材不足を解消するほか、障がい者の就労訓練や雇用の場にもなり得るため、今後は個々の障がい者に適した作業を掘り起こし、農家と福祉事業所とのマッチングなども積極的に行っていきたいと思っております。  また、新たなサポート体制の一つとして、今年度7月より募集を開始いたしました、常総市農業ヘルパー事業がございます。この事業は、雇用を希望する農家と農業に従事したい方を募集いたしまして、互いに閲覧できる台帳に登録しまして、相対で雇用契約を結んでいただくもので、労働力不足解消や雇用機会の拡大、また農業者と市内外の住民との交流を図ることも目的としております。  今後も、常総ひかり農協や、結城地域農業改良普及センターなど関係機関とともに、さらなるサポート体制がとれるよう努めてまいりたいと思っております。 287 ◯議長(風野芳之君) 関 優嗣君。 288 ◯1番(関 優嗣君) 農業と一言で言うと、本当に何か、イメージとすれば朝から晩まで、年間を通してやることが絶え間なく、後を追ってくるように大変なイメージというものが、どうしても一部分であるのかなと。そういう中で、やはり後継者不足であったりという部分で、労働力の足りない、本当に猫の手も借りたいというような現状があるのが正直なところだと、私も同じ農村地域に生活をする中で、やはりお話を伺う中では、暑い中、寒い中、本当に、きょうは休みたいなと思いながらも、その一日を休むことで作物に与える影響というものを考えると、どうしても行かなくちゃならない。行かなかったことによって、おのずと、はっきりと成果があらわれるのが所得の部分に反映してきてしまうと。あのとき怠けなければ、もうちょっと稼げたのかなという、後で後悔ばかりが残ってしまう、だから毎日行くんだよと、どんなに暑くても、どんなに寒くても、本当に自分の子どもを育てるかのように毎日、さほど変わりもない様子でも、ちょっと大きくなったかな、ちょっと伸びたかなと、こんなところに草が生えちゃったと思いながら、手をかけ、本当に思いをかけて毎日その作物たちと生活をしている農業者の方々を思えば、本当にすばらしい、ただ農業だけではなく、多方面にわたっての取り組みが今、当市では行われているという現状が、お聞かせいただいたことによってとても安心というか。でも、まだまだそういう体制を、実際に労働不足に悩んでいる農業者の方々が、それを知っているかどうか、またそういう制度、体制があるというものを発信しているのか、また発信しているならば、それが十分なのかどうかという部分で、そういう制度について農業者の方々には何らかの形でお知らせ、周知というのはされていますか。 289 ◯議長(風野芳之君) 農政課長。 290 ◯農政課長(猪瀬敏雄君) 質問にお答えします。  現在、農政課、私もですが、いろいろな会議を、協議会とか会議の総会とか、そのたびにそのような、こういう制度を設けましたと、皆さん御協力をお願いしますという話もしていますし、個人的にも農家の方と、私は友達がたくさんいますので、その方にも会うたびにこういう話をさせていただいて、お互いに協力して進めていきたいという話はさせていただいています。  以上です。 291 ◯議長(風野芳之君) 関 優嗣君。 292 ◯1番(関 優嗣君) もっともっとたくさんの方に知っていただいて、その制度を活用していただいて、さらなる充実した就農、また営農、そして所得の向上というものにつなげていけるよう、私も一人の代弁者として情報発信をしていきたいと思います。  先ほどの答弁の中にもありましたように、また今回の一般質問の中でもよく耳にしました、定住人口、交流人口という部分もあります。他の行政では、新たに施設を設けて、そこに滞在型の農業体験をするようなブースを設けたような行政もあることは知っておりますが、新たに何かを設けるというのでは、またこれ時間もかかったり、費用もかかったりという部分で、なかなかたどり着けない課題、乗り越えなきゃならない課題もあると思います。そんな中で、やはり水害によって人口が流出してしまっている、また、さまざまな事情によって空き家になってしまっている、その空き家の対策についても難しい課題の一つなのかなと。ちょっと区別された部分に、滞在をして、生活をして、自分の畑だけを見て、また自分の生活するところへ帰るというのでは、常総市の中を知っていただく、常総市に触れていただくという面でいうと、とても薄いのかなと。そうした意味で言えば、例えば集落の中にある、たまたまできてしまった空き家、そしてさらに欲を言えば、農業を営んでいた世帯の空き家ということであれば、機械もあり、すべてがそろっている。また、兼業なのかもしれないけども、専業ではないにしても、同じように限られた時間で農業を営んでいるということで言えば、条件が同じような方々同士が交流することで、もっと密接な、常総市に対する触れ方というものがしていただける。何かのイベントで来て、常総市のおいしいお店があるね、いいところがあるね、それも大事かもしれませんけども、やはり常総市のよさと言えば、この常総市に住んでいる人と触れ合っていただいて、より地域に深く溶け込んでいただいて、こんなところだったらば、ここで本当に農業をしてみたいなと思えるような活動につながるのかなと。なので、この空き家の問題を解消するとともに、交流人口をより定住人口につなげる形になるのかなと思いました。私もちょっと今提案させていただこうかなと思っていたところでした。  さらに、もっと言いますと、どうしても、ちょっと言い方に語弊はあるかもしれませんが、年を召されて、それまでは、ちょっと前まで一線で農業に従事していたおじいちゃん、おばあちゃん、だれよりもこの田んぼで、この畑で何をつくったらどんなによく育つのかと一番知っている方々が、行くと転ぶから、行ってけがされちゃ困るからうちから出ないで、家にいろよと言われて、遠くから、ああ、あんなに草が生えちゃって、おれがやっていたころはあんなじゃなかったのにと思いながら毎日寂しそうにその畑を見ている姿が、必ず常総市のどこかにあるはずなんです。そういう、もう生きた教科書というか、だれよりもその土地の、土のことを知っている先生が常総市には多分相当な数いるんじゃないかな。であれば、その人たちに、もうおれらはあの畑に行って作物、草を抜くこともないのかなと思っていた人たちに先生になっていただいて、ここではこういうのを、ここは豆がいいんだよ、ここは芋がいいんだよ、教わりながら触れることで、本当に最初失敗するかもしれないという不安を取り除きながら、よりスムーズに就農していける、それが趣味のレベルであったとしても、楽しみになっていく、生きがいになっていく。それは教える側の生きがいでもあって、ただ家にいて、本当に何の刺激もなく過ごしていては、どうなるかというものは予想がつくと思います。でも、そうやって、これどうやったらいいの、ここの畑には何をつくったらいいのと聞かれながら、自分が一生懸命やっていたときの記憶を呼び起こしながら、これがいいんだよ、あれがいいんだよと言うことで、それは今度、健康寿命、大きなくくりになってしまいますけども、健康寿命という部分でいったら、そういうところの働きかけにもなるのかなと。  ただただ、一つ農業、じゃあ、どうやってつくって、何をつくって、どうやって売ったらいいというだけではなくて、もっと広い、大きな部分で見たとらえ方をしていけたら、これがまた一つの常総市の取り組み、また常総市のブランド的な部分につながっていくのかなと。その販路、そうした先生方の教えをいただきながらつくったものを、じゃあ、どうしようと言ったときに、本当にもうすぐにでもオープンが控えている、そういう物産館、また直売所、またJAとの連携という部分をいえば、本当に常総市はすばらしいところですし、もっと自信を持って、来ていただいて、体験していただいて、そこに根をおろしていただけるような活動がしていければなと思います。どうしても定住人口、定住人口というと、ただ漠然としていて、どこにどう絞っているのかというものもなかなか見えてこない部分だと思うんですけども、アプローチの仕方一つで、より積極的に、より深いところまでの情報収集をしながらの対話をしながら、要望なども聞きながら対応ができるのかなと。その一つとして、やっぱりこのすばらしい農地を抱えている常総市とすれば、その部分に特化した部分で取り組んでいけることも、今後考えていく必要があるんじゃないかなと思っております。  当然、前回の質問で、今回の質問じゃなく、前回の議会のときの質問でもさせていただいた、やはり食品をつくったものをどうするか、ただ自分たちで食べるだけでは、数に限りがありますから、せっかくつくったものを対価にすることで、また一つ喜びがふえ、やりがいがふえるということでいえば、本当に工業団地等も含め、連携させていけるところは多々あると思います。ぜひ、そういう部分に絞った取り組みというものを今後とっていただければと思うんですが、いかがでしょうか。 293 ◯議長(風野芳之君) 農政課長。 294 ◯農政課長(猪瀬敏雄君) 質問にお答えします。  現在、新規就農者、常総でやられている方、豊岡のほうでやっているんですが、農地の倉庫がございまして、農業をやめた方が新規就農者にその倉庫を貸しまして、2階を住まいにして農業をやっている方もいらっしゃいます。その方も、やはり常総市の農家の方は皆さん、心の優しい方で、近所の方も、当然新規就農者ではJAさん、普及センター、市として指導もしていますけども、近所の方も応援してくれているという話は聞いております。  そういう中で、今後も、議員のおっしゃるとおり、新しく農業を始めたい方については、市としてもサポートしていきたいというふうに考えております。  以上です。 295 ◯議長(風野芳之君) 関 優嗣君。 296 ◯1番(関 優嗣君) それだけ、しっかりと、今後見据えた中での取り組みをされているのであれば、新規就農者も当然ですが、現在就農している方に対しても、また一つでも二つでもモチベーションにつながるような制度等、それは金品の補助というだけではなく、やはり人であったり、さまざまな部分あると思いますので、一緒に検討しながら、また多く周知しながら進めていければと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。  以上で、まず1番目の質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。 297 ◯議長(風野芳之君) 次の質問に移りますので、答弁関係者の方、入れかえをお願いいたします。  関 優嗣君、質問を継続してください。 298 ◯1番(関 優嗣君) それでは、大項目二つ目に移らせていただきます。  御存じのとおり、常総市防災アプリというものの運用が開始されております。何か変わりがあるのかな、これは、そのアプリが作動しないほうがいいのかなと思いながら、毎日ちょっと触ってみたりして、開いているんですが、毎日特に変わりがないんですね。
     実際、この運用の状況というのは、今どういう状況なのでしょうか。 299 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。市長公室長。               〔市長公室長小林昭仁君登壇〕 300 ◯市長公室長(小林昭仁君) 関議員の御質問にお答えします。  現在の運用状況につきましては、防災行政無線の緊急放送を行うべき災害が発生、または発生のおそれがあった場合について、避難指示や避難場所開設等の情報を発信する仕組みとなっております。  しかしながら、導入以降、緊急を要するような状況が幸いなことに発生がないために、具体的な運用はまだ実績としてはない状況が現在です。  以上です。 301 ◯議長(風野芳之君) 関 優嗣君。 302 ◯1番(関 優嗣君) やっぱり私が思っていたとおり、あれが作動するときはあまりよろしくない、好ましくない事態が迫っているということなので、あれが動かないことがいいことなんだなということが今わかりました。  ただ、今現状、あのアプリが作動すべき事態が起きていないから動いていない。これ、もし何かそういうものが迫っているときに、実際どういうふうな動き方をするのかというものが、恐らくわからないまま、その事態を迎えるのではないかなと思うのですが、それに備えた、模擬的にそれを作動させる、防災訓練等で実際そこに反映させてみるというような考えというか、今後取り組みはありますか。 303 ◯議長(風野芳之君) 市長公室長。 304 ◯市長公室長(小林昭仁君) お答えします。  今後、どのような運用をしていくかという形での御質問かと思われるんですが、日ごろから定期的な試験運用、または防災訓練における訓練、配信を重ねていき、基本的には緊急用に限定しておりますが、アプリ自体の認知度向上に努めることで、より迅速な対応につなげられるよう進めてまいりたいということが現在のところです。 305 ◯議長(風野芳之君) 関 優嗣君。 306 ◯1番(関 優嗣君) その試験的な運用をした中で、さまざま見えてくる課題というか、もし改善したほうがいいだろうというような部分も含めて、このアプリ自体、今のままがずっとなのか、さらに違うものへのリンクであったりとかという拡張性というものは、あるのかどうかお聞かせください。 307 ◯議長(風野芳之君) 市長公室長。 308 ◯市長公室長(小林昭仁君) このアプリにつきましては、総務省の消防庁情報伝達多様化に伴う高度化事業というところによる、調達した経緯もございます。こちらにつきましては、このアプリ、現在は防災に特化した仕様となっております。このアプリは防災行政無線の緊急放送の発信した内容を確実に伝えるための一つのツールという形で導入しましたが、議員おっしゃるように拡張性という形でいくと、あり得るかなという考えはございます。今後、災害や防災の緊急情報以外の運用を行う場合、この場合には消防庁との協議が絶対必要ということがありますので、当然欲しい情報を迅速に幅広く取得できるような機能の拡張は、市民サービス向上につながりますので、こちらについて考える必要があるなかということは思っております。  以上です。 309 ◯議長(風野芳之君) 関 優嗣君。 310 ◯1番(関 優嗣君) 導入のきっかけに関して、ある程度の縛りがあるということはしようがないのかなと。ただ、常総市が今後さらに、これだけ今ネットの社会の中で、いろいろな部分でそのアプリ、何かにつけてアプリというもので対応している現状があります。さらに今後ふえていくであろうといったときに、防犯に関したアプリも欲しい、また違うアプリも欲しいといったときに、常総市防災アプリがあって、さらに防犯アプリがあって、さらに何とかアプリがあってと、どんどんふえるのではなくて、常総市に関することのアプリはこの中、一つでできるよというような形をとっていければいいのかな、またそういう可能性はあるのかな、これは確認していかなきゃいけない部分だと思いますし、そうしたときに、私も以前に質問をさせていただいた経過があるんですが、今、さまざま、とても心を痛めるような事件等も起こっております。登下校中の子どもたちが連れ去られてしまう、また放課後、外出している際にいなくなってしまう、またスペシャルなボランティアの方が見つけてくれた失踪などもありました。また、それとは逆に、高齢者の徘徊というものも大きな課題、またそういう高齢者を抱える世帯にとっては頭を悩ませる、とても負担になっている部分だと思います。  そういう部分に関して、子どもたちは今、小学校に入学すると防犯ブザーをいただいて、ランドセルにぶら下げているかと思います。防犯ブザーは、自分で防犯ブザーを引いて、あのブザーが鳴るからこそ役目を果たすものであって、なおかつ、そのブザーの音を聞く方がいるから何かが起きたと思って周りを警戒してくれる大人の方がいる。けど、今の世の中の現状で言えば、家の中にいて、あれほど大きな声で流れている行政防災無線が聞こえないという問い合わせがある中で、あの小さなブザーが鳴ったことを家の中にいて聞き取れるかと思えば、あの防犯ブザーではなく、もっと、今では利用価値のあるアイテムが出てきています。  それは、以前にも質問の中で御提案させていただいたかと思うんですが、小さなGPSを備えたものを持ち歩くことで、なおかつ、そのGPSを持っている子ども、またお年寄りとすれ違うときに、あるアプリをダウンロードしていれば、必ずそのすれ違った場所が地図上にポイントとして落とされる。であれば、何時ごろいなくなった、もしくは、うちのお父さんがいなくなっちゃったんだけど、どこ行ったろうと、あるネットを開けば、最後にすれ違った、お父さんがいるであろう場所が示されるようなアプリもあります。なので、防犯という部分で言えば、このアプリをもっと拡張して、防災アプリに限定せずに、常総市の一つのアプリとして、防災アプリは防災アプリで、もうこれはどうしようもないというのであれば、またこれは別な話で、新たにアプリを導入していただくようになるのかもしれませんが、その辺も踏まえた上で、何か一つに特化した部分ではなくて、そこで始めるのであっても、さらに先を見た導入時の選定というものが好ましいのではないかなと思うのですが、その辺については、もうこれだよということで提示されたアプリがこれだったということですか。 311 ◯議長(風野芳之君) 市長公室長。 312 ◯市長公室長(小林昭仁君) 議員も御存じかと思うんですが、現在の防災アプリに関しましては項目が防災行政無線の聴取、または災害情報の閲覧、あとは常総市への連絡、あと避難所施設の閲覧という形で、4項目という形になっているんですが、先ほど言ったようにこのアプリというのは当市が購入をしたという形ではなくて、この事業で総務省消防庁のほうからお借りしているアプリということになっているんですね。ですので、ここにオプションとして今言った防犯、あとは介護関係等々のものを入れる場合には、いま一度消防庁のほうに相談した上での、あとは費用面、あとはアプリの拡張、可動域等を調べてみてからでないと、ここに組み込めるか否かというのは判断できないというところもありますので、その辺も前向きに考えていきたいとは思うんですが、あくまでこのアプリは借りているアプリという考え方ですので、その辺を御理解していただきたいと思います。 313 ◯議長(風野芳之君) 関 優嗣君。 314 ◯1番(関 優嗣君) わかりました。では、もし可能性があるならば、お借りしているのではなくて、新たに何かアプリをといったときには、その辺までを含めた、さまざまな分野にオプションとしてつくのか、また一つで賄えるのかという部分も踏まえた上での選定に当たっていただけますよう強く要望して、この質問を終わりにしたいと思います。ありがとうございます。 315 ◯議長(風野芳之君) 関 優嗣君、そのまま継続してください。 316 ◯1番(関 優嗣君) それでは、大項目3番目の質問に移らせていただきます。  市長就任当初より掲げております防災先進都市を目指すというところに関して、2年が経過してまいりました。これまでさまざまな取り組みをされてきたかと思うのですが、現在までの取り組み、また、できたものについてお聞かせください。 317 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。市長公室長。 318 ◯市長公室長(小林昭仁君) それでは、関議員の第3項目の防災先進都市についてお答えします。  当市では、関東・東北豪雨からさまざまな経験と教訓を得ました。当時の状況を俯瞰的に見ていた神達市長が、この経験を生かして前向きに取り組んでいきましょうということで公約として防災先進都市を掲げました。また、この被災により、ひと・もの・資金以外にもたくさんの真心を全国から届けていただきました。さきの西日本災害では、いち早く広島県呉市には支援物資、また岡山県倉敷市真備町にはボランティアの派遣など、恩返しを含めたという形での支援を行っております。こうした支援と教訓を今後いかに生かすかという責務が当市にはあると考えており、それが当市の防災先進都市の考え方につながるのかなと思われます。  それを踏まえて、現在までの取り組みでございますが、当市におきましては、全国に先駆けて国や県及び近隣自治体と構成した大規模氾濫に関する減災対策協議会の立ち上げ、タイムラインやマイ・タイムラインの実証事業や事業の推進を行ってきました。  また、わが家の防災ガイドブックにつきましては、特に高齢者・障がい者に必要な事項を記載し、メディア等も取り上げられ、多くの反響を得ております。  そして、防災士の育成にも力を注ぎ、9月9日には連絡協議会の設立に向け準備を進めているところでございます。この後の二つ目の御質問にも関係してしまうところなんですが、地域防災力が市全体の底上げであり、マンパワーになるものと思っております。  以上です。 319 ◯議長(風野芳之君) 関 優嗣君。 320 ◯1番(関 優嗣君) 先日、小中学校で行われた防災訓練の際にも、私の子どもたちが通う小学校に同席させていただいて、ことしもまた、去年もやったんですが、やっぱり1回だけではだめなので、定期的にそういう確認をするという意味で今回もマイ・タイムラインの作成というものを行いました。やはり1回目よりも2回目で、前回のことを踏まえて、子どもたち、去年は何をやっていいのかわからず、大人の誘導を待つ場面が多かったんですが、今回は、これじゃない、あれじゃないというような子どもたち同士のやりとりもあったということで、より実になっているのかなという部分はすごく感じられました。  今の答弁の中で伺うと、どちらかというとソフト面の部分が主なものであって、欲を言えばもっと違う形のものがあらわれてきてもいいのかなと思っているところです。そうしますと、前回の関東・東北豪雨の際に同じように犠牲者も出された境町のほうにおいては、先日は避難タワーの建設、また竣工が行われ、なお、西日本豪雨災害に対しては大きな防災グッズも送られたというようなお話も伺っております。防災先進都市、果たして、マイ・タイムライン、またガイドブック等々だけでこれを掲げていき続けられるのでしょうか。そのソフト面の部分も充実させていくことは当然大事だと思いますが、ハード面の部分に関して何か今の時点でお考えありますか。 321 ◯議長(風野芳之君) 市長公室長。 322 ◯市長公室長(小林昭仁君) ハード面という面でいうと、どうしても常総市の場合には鬼怒川の決壊等々もございましたので、鬼怒川緊急プロジェクトで土手の整備等を行っていると思うんですが、それ以外のハードと、議員の御指摘なんですが、なかなかハード面での強化という項目でいくと、行政面で何かに特化したものをつくるとか、そういったもの等に関しましては現在のところは担当としてはなかなか考えにくいというところが本音です。 323 ◯議長(風野芳之君) 関 優嗣君。 324 ◯1番(関 優嗣君) 今は考えにくいけども、考える余地はありますか。 325 ◯議長(風野芳之君) 市長公室長。 326 ◯市長公室長(小林昭仁君) 今後の災害の状況にもよるとは思うんですが、当然水害、地震等の二つが、メインの大きな災害となってくると思いますので、その辺の建物の強度化とか、そういうもののハード面の体系は整えていかなければいけないかなと思っております。  以上です。 327 ◯議長(風野芳之君) 関 優嗣君。 328 ◯1番(関 優嗣君) それであれば、どうしても一度経験している、今後ないほうがいい、あってほしくはないと思いますが、やはり常総市で考えられるのは一番に水害という部分だと思います。これまで常総市で、あのときにも同じような声を聞きました。また、西日本のときにもマスコミ等で報道されている中に、なぜ逃げなかったのか、避難の指示が出ているのになぜ逃げなかったのか。指示があったら逃げましたか、いや、おれはここにいた、そういうやりとりがなされた部分を目にした方もいらっしゃると思います。でも、いざとなったときに、もうこれはやばいと、自分の判断、自己判断の中で、どうせまだ大丈夫だよと思っていたら、急に水がふえてどうにも動きがとれなくなったというような声もありました。そうした部分に関して、やはり境町等が取り組みました避難タワー、これをどこもかしこにもということではなくて、やはり垂直避難が困難であるような地域等に、各地域に小中学校がありますから、垂直避難をするには、場所としてはあるかもしれませんが、どうしても距離感の中でちょっと困難になるなというようなところの選定等も今後含めた中でやっていって、そう遠からずにそういうものが実現できたらいいのかなと思います。  また、その災害後、ある方から御提案をいただいて、どうしても発災後というのは、水害もそうですし、地震で地盤が悪くなっているようなところでの活動等もふえてくると思います。そうしたときに、簡易的にヘリポートができる、またそのヘリポートのために置くパネルみたいなものがあるんですけども、そういうものの整備をすることによってより物資の搬入だったり、もちろん人的な、救助してきた方々の動きというものもとりやすい環境が整えられるのかなということで、御提案いただいているようなものもありますので、これを単独、常総市だけで取り組むということも一つでしょうし、また消防等と連携する、また近隣自治体との連携をとりながら、多方面で活用できるような整備の仕方というものも、何も常総市だけでひとり占めする必要はないと思いますし、場合によってはこれが小貝川の北側であれば、つくばみらい市等で水害に遭うおそれもあるでしょうし、そうしたときにはつくばみらい市でも活用ができる等々含めて、単独ではなく、広域で所有することで費用負担面という部分もそれぞれで持ち分ができるのかなと思いますので、そういう意味も含めて、今後そうしたソフト面というだけではなくて、目に見えて形があるもの、またいろいろな意味で多方面に活用がきくようなものの整備というものも検討していっていただければなと思います。  あと7分ありますので、市長、1番から3番まで含めて総括をお願いいたします。 329 ◯議長(風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 330 ◯市長(神達岳志君) 関 優嗣議員のすがすがしい質問にお答えをいたします。  防災先進都市からお答えさせていただきたいと思いますけども、ありがたい御提案をいただいたというふうに感じております。ハード面の整備で一つ言えば、関議員、また大澤議員にも大変御尽力いただきましたけども、大生地区では公民館、これが垂直避難ができる、大生地区は本当に低い立地がありますから、そういう部分からするとあの大生公民館は立派な避難タワーの一つにもなっているんじゃないかなというふうにも感じておりますし、また今後のそういったハード対策、これは鬼怒川の緊急プロジェクトのハード対策も含めて、市で細かい部分で何かできることという部分では、今のヘリポート関係も、私もお伺いをしました。いろいろな意味で広域連携も含めて模索していくべきじゃないかなと、その費用対効果ということも考えてですね、市民の命を守るために必要な部分であると認識ができれば、広域的な形で運用も考えていきたいなというふうにも思っております。  いずれにしても、先ほども、今回のほかの議員も防災先進都市について大変御心配をいただいている質問も多くいただいております。これからも市民の皆さんはじめ議員の皆さんからいろいろな御提案をいただきながら、費用対効果を考えて、積極的に防災先進都市に向けて頑張っていきたいと思います。  また、冒頭の農業に関しても、アグリサイエンスバレー構想も含めてそうでありますけども、私が今、この2年で大変実感しているのは、常総市の農家の方々と大分接して意見交換、懇談会等も重ねております。その中で一番感じているのは、認定農業者、または農業三士の皆さん、特に若手の農家の皆さんの成長が著しい、また大変もうけていらっしゃる新たな農業を展開している方も次々と出てきているというものを把握しておりますし、こういった方々の夢やビジョンも伺って、共感を大変しているところでありますし、行政で御支援できるところは積極的に支援をしていって、ある青年農業者の方なんかは、北海道から沖縄まで、大学卒業の新規就農者をたくさん集めて農業塾も開いていただいているところでもあります。そういった若手の、これからの、次の時代の農業を担う皆さんと一緒に、農業先進都市としても頑張っていく覚悟でございます。  以上です。 331 ◯議長(風野芳之君) 関 優嗣君。 332 ◯1番(関 優嗣君) 最後に、新たなワードをいただきました。農業先進都市、ぜひ目指して頑張っていきたいと思います。ありがとうございました。    ─────────────────────────────────  散会の宣告 333 ◯議長(風野芳之君) 本日の一般質問はこの程度にとどめ、散会といたします。                 午後3時56分散会 当サイトのコンテンツ(文章、画像、図表)は、常総市議会の著作物です。無断で複製、転載することを禁止します。 Copyright (c) Joso City Council Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...