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  1. 常総市議会 2018-02-01
    常総市:平成30年2月定例会議(第21回会議) 本文


    取得元: 常総市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-12
    本文へ移動 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1              〔議長風野芳之君議長席に着く〕  開 議 ◯議長(風野芳之君) おはようございます。  御報告を申し上げます。ただいまの出席議員数は18名であります。    ─────────────────────────────────                 午前10時00分開議 2 ◯議長(風野芳之君) これより第21回会議を開きます。  別紙会議日程により議事を進めます。    ───────────────────────────────── 3 ◯議長(風野芳之君) 日程第1に入る前に、保健福祉部長より発言の訂正の申し出がありましたので、これを許可いたします。保健福祉部長。              〔保健福祉部長吉原克美君登壇〕 4 ◯保健福祉部長吉原克美君) 皆様、おはようございます。  昨日の堀越道男議員一般質問の1、自治体が自治体でなくなる公共施設等総合管理計画批判、2)公立保育所統廃合関連の質問に対する答弁の中で、第二保育所の統廃合の時期につきましては、平成30年度末をもって統廃合する方向で検討しておりますと御答弁をさせていただきましたが、正しくは平成31年度末をもって統廃合する方向で検討しておりますと、年度の間違った御答弁をいたしましたので御訂正をお願いいたします。大変申しわけございませんでした。  以上でございます。    ─────────────────────────────────  日程第1 会議録署名議員追加指名について 5 ◯議長(風野芳之君) 日程第1に入ります。  会議録署名議員追加指名について。  2月28日第18回会議において指名いたしました4番寺田 洋君から、本日遅参届が提出されておりましたので、会議規則第88条の規定により議長において追加指名をいたします。6番堀越輝子君を指名いたします。    ─────────────────────────────────
     日程第2 一般質問 6 ◯議長(風野芳之君) 日程第2に入ります。  昨日の会議に引き続き一般質問を行います。通告順に従いまして発言を許します。  なお、質問並びに答弁は簡潔明瞭に行うよう議事進行に御協力をお願いいたします。  最初に、20番中村安雄君。                〔20番中村安雄君登壇〕 7 ◯20番(中村安雄君) おはようございます。足元の悪い中、傍聴の大変多くの皆さん、ありがとうございます。今月は3月でございますが、年度末ということでございまして、今回退職される市の職員の皆さん、議場においでになる方もそうですが、16名の方が退職されるということを聞いております。いろいろな思いはあると思います。倉持議員からも発言があったようでありますが、特に27年の大水害がありました。新庁舎もつくって11月に竣工した翌年が水害で水没し、大変残念な結果であったわけでありますが、こんなことも退職される皆さんもともに思い出に残るものと思います。常総市も合併して13年ということでございます。水海道が昭和29年に市政をしかれております。そういう意味では、大変長い歴史、64年目に入りますか、そういうようなことでございます。そういった長い長い歴史の中でさまざまな思いを寄せられて、私も市会議員35年になりますので、落合市長に仕えましてから神達さんの今回の市長の段階で7人目の市長にかかわっております。長い期間、いろいろな思いがあります。今回もそういった中で、合併をして初めて合併特例債というお金があてがわれた内容を議会の中でこれから申し上げたいと思います。  私はたまたま小泉純一郎さんが内閣総理大臣のときに議長をやらせていただいてございます。東京に議長として呼ばれますと、合併なくして地方自治体はありませんということで、合併を促進されておりました。片山虎之助さんが総務大臣という立場にありまして、当時やはり合併すればたくさんの財源を地方自治体にあげますよということで、合併特例債の話がありました。そういったことで、当市も平成18年に石下と合併してスタートしたところでございます。そういったときに与えられたのが合併特例債というお金で、常総市に160億6,000万円というお金があてがわれたところでございます。  このお金は3分の2が国の負担、3分の1が常総市の負担ということになっております。これらを含めまして合併特例債事業をただいままで推進しているところでございます。そういった内容でありますが、このお金はそれぞれ10年間という期限もありました。期限がつきまして、平成18年ですから27年ということですね。当初は10年間ということで、平成27年までの中でこのお金は与えられた期間で使うということだったんですが、東日本大震災がありまして、これによってまた10年間延長されました。ということは、平成37年までこのお金は有効に使えるということでございます。いろんな事業をやっておりますので、これらについて申し上げていきたいと思います。  この政府資金ですが、大変いろんな意味で有効な使い方をさせていただいてございます。特にこの中で大きいお金が使われたのが西幹線道路、これは鹿小路細野線という名称がついています。細野から鹿小路までということは、鹿小路に至る手前の玉台橋の通りが今回は起点でございます。その間4.9キロありますが、そこに使われているお金が一番大きい支出がされております。この沿線は坂手工業団地がありまして、また内守谷の工業団地もかかわってまいります。そういった、大変常総市にとっては雇用の面、そして財政の面で大変大事な、重要なところでございます。工業団地から得られる収入、これは大変大きいものがありますので、やはり今現在一番問題化されているのは人口減少ということでございます。企業の誘致と雇用の場、そして財政の確立という面からは、地域でも大変大事な路線であるというふうに思っております。圏央道のインター等も常総市にできましたし、こういった面でいろいろな交通の便が速やかに各方面に走ることができるということでございます。  まず一つは、西幹線道路について少し申し上げます。この西幹線道路4.9キロの中で、坂手の貫通道路のほうから今度は内守谷の玉台橋の通りまで3.7キロございます。この3.7キロの予算が、平成22年に予算化された合併特例債、これは本来であれば県の事業でありますが、県の予算等の関係もありまして市に頼られまして、市の合併特例債を適用したところであります。金額が当初36億円という予算が要求されまして、3.7キロに36億円を予算化したところでございます。しかし、この場所は田んぼがありまして、南に行く田んぼが2カ所、内守谷、坂手から菅生に行くところがみんな田んぼであります。こういった場所が大変地盤がよくないということで、思いもよらないほど大きいお金の要求がされました。36億円に対して新たに9億円、そしてまたさらに9億、そしてまた最後に6億円、24億円というお金が後から追加されまして、予算化を議会としては認めてきたわけでありますが、当初予算に対して167%になってしまったというような内容であります。  これらについては、普通はあり得ない補正予算を議会は認めてきたわけですが、これはやはり道路ですから、途中で放置して道路の工事をストップさせるということもできません。やむを得ずそういったことをやってまいりました。しかも、予算をつけた割には仕事が思うようにはかいっていないというので、昨年の暮れには市長をはじめ県会議員の皆さんにお骨折りいただいて、県庁まで出向いて道路の促進をすることをお願いをしてきたところであります。今年度、30年に内守谷の玉台橋の通りまでは開通するというふうなことになりましたが、非常に24億円というお金が追加されたわけでありますが、地方の生活道路等で考えますと、大体100本くらいできる予算ですよね。100カ所くらい24億円があればできるというくらいのお金を、西幹線に追加で支出をせざるを得ないということになってしまったところでございます。  そういうところでありますので、とりあえずこの合併特例債の使い方についていろいろな使い方があります。これらについて内容的な報告をいただきまして、さらに残金が数十億円まだあるわけですから、これらの使い方についても御説明をいただくということで、第1点目の内容で質問しておきたいというふうに思いますので、よろしくお願い申し上げます。  質問席に戻ります。 8 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方は議場にお入りください。  これより答弁を求めます。総務部長。               〔総務部長荒木悟志君登壇〕 9 ◯総務部長荒木悟志君) おはようございます。それでは、中村安雄議員の質問にお答えいたします。  合併特例債候補事業は平成17年度から検討を始め、西幹線整備事業つくば下総広域農道事業石下庁舎建設事業の3事業を共通事業として位置づけました。さらに、生活道路の整備、石下中学校及び水海道西中学校の建てかえ、絹西小学校の整備などを一般事業と区分し、共通事業一般事業合わせて合併特例債活用限度額を当初115億円と定めました。しかしながら、平成23年に発生いたしました東日本大震災により、石下西中学校校舎や市役所の旧庁舎が損壊をいたしまして使用不能に陥ったため、早急な復旧が必要となりました。東日本大震災の被災地は、合併特例債発行可能期限の延長が平成37年度まで、先ほど議員おっしゃられたとおりですが、それまで認められたことから、平成23年度に活用限度額を135億円に引き上げ、対象事業の見直しを行ったところであります。  さらに、昨年11月の議員全員協議会におきまして御説明いたしましたとおり、今後の事業見込みを勘案いたしまして、活用限度額発行可能上限額の160億6,290万円まで引き上げをいたしました。平成30年度は、西幹線整備事業生活関連道路整備事業を予定しておりまして、平成30年度末の合併特例債発行総額は約143億円となる見込みでありまして、今後の活用限度額は160億からマイナスしますと約17億円ということになります。  今後、合併特例債を充当する事業といたしましては、旧県道高崎坂東線整備事業生活関連道路整備事業などを想定しております。事業の選定に当たりましては、新市建設計画に基づき事業内容を精査するとともに、国・県の補助事業などの財源につきましても検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 10 ◯議長(風野芳之君) 中村安雄君。 11 ◯20番(中村安雄君) 答弁、ありがとう。特例債を発行することによりまして当市の起債がふえますが、先ほど西幹線道路については合併特例債の当市の支払い分が3分の1ということを申し上げましたが、今回の西幹線については県が持っている分が何割かあるわけですね。70%というようなことを聞いております。そうなりますと総額の1割、10%でこの道路は完成するということになりますが、そのような理解でよろしいんですか。  それと、もう一つはこのような形で3分の1という当市の持ち出しに対して、西幹線は70%の補てんがされるということですが、そういったものがほかにもあるんですか。それと学校建設等については特に別個なお金があてがわれている、資金があるというふうに思われるんですが、そういった面での補助事業はどういうふうになっておりますか。その辺もお答えいただければというふうに思います。 12 ◯議長(風野芳之君) 総務部長。 13 ◯総務部長荒木悟志君) お答えいたします。  まず、1点目の県の支援ですが、合併支援道路ということで元利償還金交付税算入額の残りの70%を県で補助していただけるということで、結果的には市の負担は10.05%になるということになります。全体の10.05%が市の負担になるということです。  それから、事業に関しましては、この西幹線整備事業つくば下総広域農道事業、その2本が合併支援道路として補助対象になっているということです。  あと、学校の事業に関しましては、特別の起債というのはないんですが、国の補助をいただいて事業を行っている。残りを通常なら学校の起債で行うのが普通なんですが、合併特例債を使ったほうが有利ということがありますので、現在、合併特例債を使用しているということになります。  以上です。 14 ◯議長(風野芳之君) 中村安雄君。 15 ◯20番(中村安雄君) そういったさまざまな面で特例債がお役に立っているわけでありますが、それにしても160億にも及ぶお金が一方的に西幹線にだけ使われたというのが、全体の40%にも値するくらいのお金でありますから、大変大きい負担ということになってしまいます。  西幹線道路は、この先を考えますと、鬼怒川を渡って守谷のほうへ行かなければ本来の西幹線道路の活用は好ましくない。守谷市にとっても一番下流の滝下橋の上流へこの橋がかかることは、都市計画までが決定をされているというところであります。下流の滝下橋が一時事故によって通行ができないということを考えました。あの通りはあっちもこっちもいたるところが大渋滞を起こしていますね。滝下橋の通行量が1日1万4,000台というような数字は私どもの想定外で、そんなにあそこの橋を車が走っているというふうには思っておらなかったんですね。ところが、実際にああいった事故がありまして通行ができませんと、いかに周辺に与えるダメージが大きいかということがはっきりと証明されたところでございます。  要するに、常総市は東に小貝川、ど真ん中に鬼怒川、そして西にかすめるように坂東太郎利根川が流れているということで、きのうの小林議員の話もありましたが、ああいったよき時代は川によってもたらされたというような過去の時代もあったところでありますが、今回大水害がありまして、川に対する危険性をもう一度改めて考えさせられたところでございます。特に、私も鬼怒川のほとりは親が住んでいる場所がそうだったものですから、昭和13年にあった大水害は西も東も全く真っ白になったというようなことがあったし、そしてまた、大正12年の関東大震災は川が下流から上流に流れたというようなことがいろいろありました。  そんなこともありますが、いずれにしても今の時代は車の時代でありますから、橋がなければ川を渡ることができないということで、常総市の今の大事な部分はそういった交通網の整備、それによって企業の誘致や人口減少を抑えるような形をとれることが一番望ましいということでありますから、お金は大変大事なものでありますから有効に合併特例債も使って、よいこれからの常総市を築き上げていっていただきたいというふうに思います。  お金の問題は財政課が頭が痛いくらい、常に何かをやればお金ということになってまいりますが、できるだけ有効な使い方をしていただくと同時に、財源を確保できるような行政運営をする必要があると思います。金もうけといえば、これは格好はよくないし、聞きにくい話ではあると思いますが、行政としてもそういったことにも一部頭を切りかえていただいて、地域が潤っていくためには必要があるというふうに思います。今回の圏央道に対する開発、こういったことも大事な事業の一つだと思いますし、また工業団地に対する企業の誘致等も大変大事な役割だというふうに思っておりますので、そういう面で、特にこれは新進気鋭の市長が今回当選して席についておりますので、そういった面で市長にも一言いただければというふうに思いますので、よろしくお願いします。財政面でどうぞひとつお願いします。 16 ◯議長(風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 17 ◯市長(神達岳志君) おはようございます。中村安雄議員の質問にお答えをいたします。  合併特例債の使用の仕方ということで、今後の常総市にとっても大事な質問をいただきましてありがとうございます。御指摘のとおり、常総市にとって大事なこの西幹線事業がこういった形で予算をオーバーして追加、追加という形になってしまいましたけども、やっと見通しが立ってきた、またその先の目標、先ほどお話が出たような、新滝下橋も含めて守谷との連結をしていくということは、常総市にとっても大きな課題であると認識しています。  鬼怒川を挟んで東側は294で南北につながっておりますし、常総線でも南北につながっています。鬼怒川の西側には南北につながる幹線道路がないということがございますので、この西側地区も今回の水害で安全な広陵地区にあるということも認識をされましたため、災害の際には西側が東側を助けるということもございました。そういう部分も含めて、西側に1本南北に通る道路、これは西幹線から含めて高崎坂東線も連結をして、ずっと南北につながる道というのは、常総市にとっても大きな将来構想の核になってくる道路事業ではないかと思っております。そういう部分も含めて、合併特例債をしっかりと無駄なく使っていく、また、今御指摘のように、自主財源を積極的にこれから常総市としてもつくっていく、そういったものを中心に財源確保に努めてまいりたいというふうに考えております。 18 ◯議長(風野芳之君) 中村安雄君。 19 ◯20番(中村安雄君) しっかりとした答弁をいただきまして、ありがとうございます。いずれにしても当市の議会もそうですが、執行部の市長としての立場は、特に今後の市民のための市政ということで期待しておりますので、頑張っていただきたいというふうに思います。  それでは、次の質問に移ります。 20 ◯議長(風野芳之君) 次の質問に移ります。答弁関係者の方は入れかえをお願いいたします。  中村安雄君、質問を継続してください。 21 ◯20番(中村安雄君) 農政の問題でございます。農政問題については、私は職業的にもそちらの仕事でございます。特に地元の常総市とか守谷市とか坂東市、つくばみらい市とかの関係でございますが、私はもともと米屋でございます。親の先代、先々代というような時代からでありますので、場所は転々と変わってはおりますが、仕事の中心的な事業はそういったものでございます。農業とは大変深い関係を持っているということであります。今回、経済環境部長が、まだ正式には聞いておりませんが県のほうに戻られるみたいな、何となくそういったうわさ的なことも多少ありましたし、そういった感じもありましたので、これを逃しては答弁はいただけないと思いましたので、特に農業問題を取り上げたところでございます。  今まで経済面、環境面についてよく頑張って、答弁もやはり勉強されているなというふうな、努力もされている部長であったということもよく評価をしております。これらは、やはり知識もあるだろうし、それに伴って勉強もしたし、努力もしているというふうに見ております。そちらへ帰られるのがもったいないぐらいに思っていますので、とどまっていただくというわけにもいかない、時期が来れば県のほうに戻られるということであるというふうに思っております。そういったこともこの機会を逃して、あのときにやっておけばよかったなというふうな悔いの残らないきょうは質問をしておきたいというふうに思いましたので、あえて質問をさせていただきます。  農政問題は大変目まぐるしいくらい大きく変わります。TPPの話もありますが、やはり国内農業をいかに保護していくかということもありますが、当市の場合は特に米が主体でございます。ここで米じゃなくて野菜が大暴騰しているんですね。昨年、一昨年、ことし、これも田んぼの1町歩は畑の1反歩で幾らでもお金になるぐらい、畑の有効活用によって売り上げを伸ばしている。農家の方も規模が大きいんですね。10町歩単位になりますからね。野菜をつくって、外国人を雇い入れてつくるということで、当市の米の売り上げは恐らく全数量でも30億円くらいかというふうに思うんですが、野菜はけた違いですよね。何百億になってきますからね。これは八千代あたりもそうだと思いますが、当市でも1軒の大きな農家が何億の単位ですよね。そのくらい売り上げている。そういうことで、こういった売り上げがあれば税収にも結びつきますから大変ありがたい話なんですが、そのくらいここ二、三年の野菜の暴騰はすごいというように思われます。  ただ、米についても、ここにきて大変値上がりがすごいですね。これらは何でこういったことになったかということでありますが、米は減反が始まったのは昭和46年です。減反が平成29年度までということですから、47年間この制度が続いたわけですね。今回は、減反は国の直接払いというお金、1万5,000円が7,500円になりましたが、これが今回は打ち切られるということになりました。これによって、安定した農業が営めるか営めないか、これから問題が本年もあると思いますが、今の見通しとすれば、飼料米等の耕作が推移して、今までどおりいくのであろうというふうに思われておりますので、それほどにダメージのあるようなことはないと思います。  問題は、一般家庭の消費の減退、大体年間に8万トンくらいずつ消費が減退しているということであるようであります。それと外国から入ってくるミニマムアクセス米、この米がやっぱり業務用米に影響をさせるんですね。外国から入ってくる米は1キロ200円くらいで入ってくる。日本の内地の米は300円台ということになりますから、業務用米ということであれば、企業等が使う加工米とかそういったものにはどうしても安いものが使われるということで、国内の米は高いということで嫌われるところがあるようであります。  そういった非常に難しいところがさまざまありますが、何といっても、これは国の政策でありますから思うようにならないんですが、政権がかわるたびに、自民党から民主党にかわって、また自民党に戻ったというようなことでありますから、土地改良等についても個人の農家に対しても国の方針が政権のかわるたびに大きく変わってきます。これによって、農家の経営にも大きな影響を与えるというようなことでありますので、これらは投票によって国民が選んでいる政権でありますから、そういったことではどうこう言うわけにもいかないところでありますが、地方も農業を離れる農家が大変数多いですね。水害によってどの程度の農家の数が減りましたかという数の話が石川議員からですか、昨日あったようですが、これによって減った戸数は270軒とか260軒とかということで、全体からしたらほんのわずかの軒数に聞こえました。それ以上に、高齢化とともに採算の合わない農業と縁を切っていくというようなことで離れていく、耕作を放棄して一定の規模の農家に貸しつけるというふうなところが大変多くなってきておりますので、そうなってきますと、大変また違った形で農業も推移していくのかなというふうに思います。  特にそういったことを考えまして、当市の霞用水等もありますが、先般も霞用水の研修をやってまいりまして、新たにその規模の大きさ、そして事業の大きさも考えさせられたところでございます。霞用水も質問の中に入れてありますが、そういったすべての面に対して今後常総市の農業をどういう形で導いていったら一番よろしいかというふうなこともありますので、市の現在までやってこられました市独自の予算等、きのうも話がありましたが、4,500万というような補助金を良質米の奨励金等に含めまして予算化してきております。今回、直接払い、減反の達成者という話はなくなりますので、そういったお金はそちらのほうへは今度は振り向けるというようなことにはできないというふうなことであります。常総市が出したお金のために、隣の坂東市も出しましたね。それなりに常総市からの影響が他市にまで与えているということでございます。守谷市とも私も関係していますので、守谷市もこの話をしましたところ、守谷市も1,700万の予算を組んであります。この予算もちゃんと減反のない30年についても予算化をしていくというふうなことの回答がございました。当市も4,500万じゃなくて3,600万とか何かというような減額をされた内容でありますが、それは違った形で4,500万円に近いお金をどういうふうに出されるか。とりあえず4,500万についての平成30年度の取り組みについては回答をいただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。 22 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。経済環境部長。              〔経済環境部長小室孝二君登壇〕 23 ◯経済環境部長(小室孝二君) 改めましておはようございます。また、中村議員からは大変な御配慮をいただきまして、また御質問の中でも身にあまるようなお言葉をいただきまして大変恐縮でございます。  御質問のございました水稲に関する市の単独補助という形で御答弁させていただきます。  まず、米の生産数量目標を達成した生産者に対する助成といたしまして、生産調整推進対策事業費、こういったものがございます。この実施状況でございますが、良品質米に1袋当たり250円、特別栽培米に10アール当たり3,000円を助成するものでございます。本年度は良品質米、特別栽培米を合わせまして4,129万6,138円、この金額を交付したという形になってございます。また、これとは別に米の品質向上、生産安定のため、水稲農林航空防除を実施している農家に対しまして10アール当たり300円を助成しておりまして、今月中に405万円になりますけども、交付する予定としてございます。  それから、御質問の中で農政の関係のお話もいただいてございます。30年度のお話もいただいてございますので、続けて答弁をさせていただきたいと思います。  国のほうでは平成30年から主食用米の作付に対しまして、これまで国が示していました都道府県別の生産数量目標の配分を廃止いたします。これに伴いまして、生産者に対し支払われていました米の直接支払交付金、10アール当たり7,500円になるわけでございますけれども、この助成も廃止されるというような形になります。  この政策変更に伴いまして、主食用米が過剰作付になるのではないかといった指摘もあることから、県では平成30年産米の米価の安定を図る取り組みといたしまして、主食用米及び新規需要米の作付に当たり、国にかわり生産数量目標に相当する数値の設定を行い、市町村を通じまして各生産者に生産目標の周知を行うこととしてございます。生産者の皆様におかれましては、この数値をひとつの目標としていただき、市場の動向や販売実績等を踏まえた作付を行っていただくという形になります。  市では、主食用米の過剰作付を抑制する取り組みといたしまして、主食用米から他の作物への転換をする農家に対しまして、国の交付金に上乗せする形で新たに助成制度を設けることとしております。今議会にも提出しております平成30年度一般会計予算に計上させていただいておりますので、御審議のほどよろしくお願いしたいというふうに思います。  いずれにいたしましても、国の米政策の大きな転換期となっておりますので、関係者の御意見なども伺いながら、今後も国、県等関係機関と連携し、需要に応じた作付を推進いたしまして、農業者の経営安定や農家所得の向上を支援してまいりたいというふうに考えてございます。  以上です。 24 ◯議長(風野芳之君) 中村安雄君。 25 ◯20番(中村安雄君) ありがとうございます。直接払いがなくなりまして、当市の良質米奨励金の500円も違った形での補助という形をとっていくというようなことも聞いておりますが、そういったことで頑張ってください。  それと、農政の変わり方が今後、空中防除等ですとか、そういったものもこれから大手の農家になりますと、ドローンで農薬を散布するとか、そういった時代にすぐ入っていくと思いますね。ドローンで使うような農薬というのは特別じゃないんですね。これは、やはりドローンそのものが大量の薬剤を積載して散布するということはできませんから、濃度の強いものを少しでも効果のある形でもって、ドローン用にそのような形で農薬の散布ができる薬を開発するというふうなところでも話がもう既に出ているようであります。  それと、私どもの買い入れには米は一等、二等、三等までございます。一等、二等、三等、四等、五等まであったんですが、それが三等までになっております。一類、二類というようなランクづけもございます。当市ではコシヒカリが主体的な米というふうでありますが、今は北海道が非常にランクづけがよくなってきております。これは暖冬化しているということでそういったことだと思いますが、そういった非常に大きく地域が変わってきているのも現実でございます。  そういった意味で、これから米の検査等についても大きく変わる。今までの一等、二等、三等という検査の規格を見直すというような話が出てきております。これは、等級を廃止するということになりますから、70年から続けてきた等級のあり方が変わってくる。機械的な分析ですとか何かが簡単にできるような時代に入ってきているんですね。米の水分が1分ぐらいの中で分析できるというような機械が今は導入されておりますから、米の味が即座にわかるんですね。  私ども茨城県は特Aという米は昨年、一昨年はなかったんですね。それが本年は茨城県の北のほうで特Aが出ております。ところが、北海道ですとか青森だとか、昔だったら一番最低のランクづけの米の場所が最高の場所に変わってしまったんですね。これは暖冬化ということでそういったふうになってきたんだと思いますが、北海道は昔は五類といって一番最悪の米の産地だった。青森は四類という。この関東地方は一類から三類までというようなことであります。そんなことがあった時代があったんですが、今は等級を一等、二等、三等を廃止するというふうなことで進めるような時代になってきております。  いろいろな意味で国の方針も大きく変わりまして、本年度は問題的にはいろいろありましたが、補助金の方法が国は新規に減反を拡大したところには1万円あげますとか、田んぼを畑に転換した場合については、面積は一定の面積があるようでありますが、10アール当たり10万5,000円を払いますということなんですね。  この間、部長にちょっと申し上げましたが、太陽光で、私どもの坂手地区は約10町歩にも及ぶ、10ヘクタールにも及ぶ面積が太陽光に変わっています。これはどういったことでという理由があります。これは、もう25年も前の話なんですが、当時、埋め立てをして陸田を高くして利用しようとしたんですね。陸田では機械が重いので使えないから。ところが、埋めたのは砂利が入った、石のたくさん入った残土を持ってきて埋められたんですね。要するに機械を使えば機械が壊れるわけですよね。特定の農家に農地をお願いしたところが、とてもそれは使えない、私らは機械が壊れるから勘弁してくださいということで、結果的には農地を使わずに放置しておったというようなことであったんですが、そこに目をつけたのが太陽光ということであります。この太陽光をやる場所ですと、田んぼが、田んぼは減反の対象になってきておる田んぼでありますから、これをうまく使えば今の10万5,000円の対象になるのではないかと。これは、市にはお金は来ないです。県のほうに来るわけですが、市町村が請求して県からいただくとか、そういったことで田んぼを約10町歩近くありますが、全部は田んぼというわけにはいかないと思います。そういった面もひとつ配慮をいただければというふうに思いますので、その辺も考えていただきたいと思います。  もう一つありますので、そちらも含めて答弁していただければというふうに思います。もう一点は、霞用水です。この間、現地を見させていただきました。さすが霞ヶ浦の水、これは霞ヶ浦の大きい面積に当たる水がめでありますから、あの水はどんなになくなっても1メートルが……。 26 ◯議長(風野芳之君) 中村議員、一問一答でいきますので、一つ答弁が終わった後にまた霞ヶ浦を入れて。答弁を求めます。経済環境部長。 27 ◯経済環境部長(小室孝二君) お答えいたします。  議員のほうからドローンのようなお話、あるいは北海道、青森で米の品質が大分向上しているとか、そういったお話をいただいてございます。いずれにしましても、農業技術のほうも日々進歩している、そういった時代になってございますので、大事なことは時代に合わせて農業のほうも見直していくといいますか、新しいことに取り組んでいく、そういったことだろうと思いますので、市のほうでそういった形で考えてまいりたいと思ってございます。  あと、畑地転換のお話、10万5,000円をいただいてございます。こちらのほうにつきましては、平成30年度からの新しい国の制度というようなことでございますので、ちょっと現時点ではまだ情報が必ずしも十分でございませんので、これは国の情報を収集しながら適切に対応してまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 28 ◯議長(風野芳之君) それでは、質問を継続してください。 29 ◯20番(中村安雄君) 霞用水については、現地を研修させていただきました。要するに、霞ヶ浦の水を57メートルの筑波山の高台まで持って上げまして、それを今度は配水をしていくということで、工業用水、水道、農業用水が一番大きいですね。水道用水、工業用水というような3用水が満たされているわけですが、当市も農業用水として菅生地区に48ヘクタールですか、石下ですが、鴻野山が28ヘクタールということで、畑地に灌水ができるということでございます。この灌水ができることによって、安心して野菜関係等も含めましてつくることができるわけですから、これらはやはりこの水を有効に使えるような、作物、先ほど野菜の話も申し上げましたが、この辺も主導的な農政の指導も必要かなというふうに思いましたので、この辺についても答えをいただければというふうに思います。よろしくお願いします。 30 ◯議長(風野芳之君) 経済環境部長。 31 ◯経済環境部長(小室孝二君) お答えいたします。  霞ヶ浦用水関係の御質問をいただきましたが、霞ヶ浦用水事業は昭和54年に農林水産省、当時の水資源開発公団等々によりまして、用水供給を目的に昭和55年に事業に着手をいたしまして、平成6年にかけて整備されたわけなんですが、かすみがうら市にございます水資源機構の用水機場から筑波山を経由いたしまして、県央、県南、県西地域11市2町に水を供給するといった事業になってございます。  この事業によりまして、当市では水道用水、工業用水、農業用水というようなことで供給を受けているわけでございますが、特に農業用水につきましては、現在進められております2つの畑地帯総合整備事業、菅生地区、鴻野山地区では水の供給を受けるという計画になってございます。菅生地区につきましては、整備面積が38.8ヘクタールほどございまして、13年から補助事業の採択を受けまして、今年度で完了する予定になっているという状況でございます。  現在の状況でございますが、整備面積の大体90%で、麦、大豆、牧草、ヤーコン、ブドウ、こういったものの耕作が行われているという状況でございます。また、鴻野山地区につきましても17.2ヘクタールほどございまして、こちらにつきましては平成32年が完成というようなことなんですが、現在、完成に向けて整備が進められている状況でございまして、一部地域で白菜、ネギ、レタス、チンゲン菜の作付が行われているというようなことでございます。  議員御指摘のとおり、霞ヶ浦用水を使う、利用するということは、干ばつ等の天候に左右されることなく、安定して耕作ができるという大きなメリットがございます。このため、県の農業改良普及センターと連携しながら、畑総事業の先進的な農家の取り組みの実践者でございまして、県知事の嘱託を受けました畑かんマイスターという方がいらっしゃいますので、こういった方の指導も受けながら、高収益の野菜に転換を進めるなど、整備された畑地の有効な土地利用に努めてまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 32 ◯議長(風野芳之君) 中村安雄君。 33 ◯20番(中村安雄君) ありがとうございます。教育関係に移ります。 34 ◯議長(風野芳之君) 次の質問に移ります。答弁関係者の方は入れかえをお願いいたします。  中村安雄君、質問を継続してください。 35 ◯20番(中村安雄君) では3問目です。教職員の長時間勤務その後についてということでありますが、教育長に長い間教育行政に携わっていただきました。7年間という年数だそうでありますが、長谷川市長、高杉市長、今回の神達市長、3人の市長に教育行政の中で努力をされたということで、大変努力をいただきましたことを感謝を申し上げます。ありがとうございました。  教育行政の中でも、特に残業が学校の教員の苦労の種だというようなことは聞いております。しかも、これで3回目の質問でありますから、国も県も取り上げているようであります。80時間という数字が当市の中学校教員の1カ月当たりの残業時間だということで聞いておりますが、これらについて、その後改善がどの程度までされたか、そして今後の見通しからいけば、当然これらは教員じゃなくちゃならない部分はともかくとして、一般の教員以外の方の部活動に対する取り入れ等もできれば、大変よろしいのかなというふうに思いますので、その辺の前進した、今現在の状況等をお答えいただければというふうに思います。よろしくお願いします。 36 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。山口教育長。             〔教育委員会教育長山口 大君登壇〕 37 ◯教育委員会教育長(山口 大君) おはようございます。中村安雄議員の御指摘のとおり、教員の勤務時間の縮減は現在喫緊の課題でありまして、早急に働き方の改善を図っていく必要がある、そのように考えています。  まず、一つは部活動の問題ですが、ことしの1月にスポーツ庁で「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」の骨子案が示されました。この中では、中学校の運動部活動での休養日のことやオフシーズンを設定することなどを挙げてあります。常総市では、またそれに先立ちまして、1週間に2回の部活動休養日を現在設定しております。これにより、すべての部活動が平日1日と土日いずれか1日を休養日とできております。さらに、ことしですが、11月からこの3月いっぱいまでの部活動の朝練習につきましては、実施しないという申し合わせをそれぞれ学校でも了解していただきまして、これらの取り組みは現在、教員の業務時間の削減にもつながっております。  それから、もう一つ御指摘いただきました学校業務の外部委託の件ですが、これは昨年12月に文科省から、「学校における働き方改革に関する総合的な方策(中間まとめ)」が示されております。この中では、例としまして、基本的には学校以外が担うべき業務として、登下校の指導や放課後の見回りなどが例示されております。また、学校の業務であるが、必ずしも教師が担う必要のない業務としましては、学校内での清掃や部活動などが位置づけられております。これを受けまして、茨城県でも現在、業務の外部委託の検討が進められております。来年度、県内10校のモデル校を設定してやろうというふうなことになっております。  また、常総市では、今申し上げたこと以外に、来年度平成30年度からですが、夏季休業中に長期の学校閉庁日、これは具体的にはお盆なんですが、お盆の期間中は学校閉庁日としてその4日間分だけでも勤務時間の軽減を図ろう、そのように考えているところです。
     今後もいろいろな情報に耳をそばだてながら、教員の長時間勤務の現状改善、これを行っていきたい、そしてより質の高い教育を実現していけるよう取り組んでまいりたいと思います。よろしくお願いします。 38 ◯議長(風野芳之君) 中村安雄君。 39 ◯20番(中村安雄君) 大変前進がされたということでありがとうございます。教師は教師としての指導のあり方、そして教師じゃなくて済むものについては外部委託でもしながら、健全な学校教育ができるように、どうかひとつ今後ともに御配慮いただきたい。  また、今回で教育長は退職される、引退されるということでありますが、7年間にわたって学校教育に対しまして手厚い指導をいただきましてありがとうございました。退職された後も知識のたくさんある豊富な経験を地域に反映をさせていただきたいというふうに思います。  教育行政は大変難しいところがたくさんあります。今回、県内でいじめが1万件以上というふうな小学校の数字が新聞等で報道されております。これらもちょいちょい変わってまいりますが、いじめはあまりないというようなことがありながら、また1万件以上もいじめがあるという数字も出ておりますので、常にそういった面での指導にも当たられるということで、いろいろ大変なことではありますが、次代を担う青少年のためにどうかひとつ、これからも教育関係の担当課は特によろしくお願いしたいというふうに思います。  大変長時間、ありがとうございました。これからも頑張ってください。よろしくお願いします。 40 ◯議長(風野芳之君) 暫時休憩といたします。                 午前11時02分休憩    ─────────────────────────────────                 午前11時11分再開 41 ◯議長(風野芳之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を継続いたします。  次に、17番喜見山 明君。               〔17番喜見山 明君登壇〕 42 ◯17番(喜見山 明君) 通告に従いまして一般質問をさせていただきます。足元の悪い中、寒いところを傍聴の人、御苦労さまでございます。  農業委員会に関する法律改正法が平成28年4月1日に施行され、農業委員会においては農地等の利用の最適化の推進が最も重要な必須事務として明確に位置づけられました。平成29年9月29日付けにて常総市の農地等の利用の最適化の推進に関する指針が定められ、具体的な目標と推進方法が示されました。常総市でも、平成29年8月31日に新しく改正された農業委員及び新設された推進委員の連携により、農地等の利用の最適化の推進をどのように考えているか、まず担い手への農地利用の集積、集約について質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 43 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方は議場にお入りください。  これより答弁を求めます。農業委員会事務局長。             〔農業委員会事務局長森田 修君登壇〕 44 ◯農業委員会事務局長(森田 修君) おはようございます。  喜見山議員の農地等の利用の最適化の推進及び農業委員活動の実態についての1)担い手への農地利用の集積、集約化についてお答えいたします。  議員のほうから、先だって平成25年から平成29年の5年間の推移について聞かれましたので、そちらについてお答えいたします。  平成25年から平成29年の5年間の集積の推移につきましては、平成25年度末の担い手への集積面積は耕地面積6,040ヘクタールのうち1,409ヘクタールで集積率は23.3%でございます。平成26年が1,407ヘクタールで、こちらは小数点の関係で同じく23.3%でございます。平成27年が1,594ヘクタールで26.5%、平成28年が1,717ヘクタールで28.7%、平成29年が1,727ヘクタールで28.9%となっております。  以上でございます。 45 ◯議長(風野芳之君) 喜見山 明君。 46 ◯17番(喜見山 明君) その流動化の傾向は。 47 ◯議長(風野芳之君) 農業委員会事務局長。 48 ◯農業委員会事務局長(森田 修君) 傾向でございますか。 49 ◯議長(風野芳之君) 喜見山 明君、もう一度質問をしてください。 50 ◯17番(喜見山 明君) その流動化の傾向です。特に平成27年9月の水害後の流動化、農家の廃止ですね、農業をやめた人。その傾向を報告してください。 51 ◯議長(風野芳之君) 農業委員会事務局長。 52 ◯農業委員会事務局長(森田 修君) それでは、お答えいたします。  平成27年9月に水害がありまして、水害後の集積推移につきましては、水害後の平成27年10月の利用権設定面積のうち、新規受け付け分は約53ヘクタール、翌年2月の新規受け付け分は約145ヘクタールでありました。これは、水害1年前の同時期と比べまして、それぞれ約26ヘクタール、80ヘクタール増加しております。この中に水害により離農された方の分も入っていると思われますが、正確には把握できておりません。  以上でございます。 53 ◯議長(風野芳之君) 喜見山 明君。 54 ◯17番(喜見山 明君) 次に、農地等の利用の最適化推進に関する指針について、担い手への農地利用の集積、集約化をお願いいたします。 55 ◯議長(風野芳之君) 農業委員会事務局長。 56 ◯農業委員会事務局長(森田 修君) 担い手への集約面積につきましては、先ほどもお答えいたしましたが、現在29年度で28.9%となっております。ただ、こちらのほうの担い手と申しますのは、認定農業者、もしくは新規就農者、認定農業者の扱いが決まっておりまして、実際に担い手、認定をとっていない地元の農業者、そういう方にも集まっているのがございます。ただ、こちらで28.9%と申し上げたのは正式な認定農業者等に集まっている数字でございますので、それ以外の認定をとっていない方への集積等を含めますと、もっと数字は大きくなると思われます。  以上でございます。 57 ◯議長(風野芳之君) 喜見山 明君。 58 ◯17番(喜見山 明君) 次に、耕作放棄地、遊休農地の発生防止・解消、平成35年度43.1ヘクタールから34.5ヘクタールと8.6ヘクタールの解消面積目標になっておりますが、その後どうなっておりますか。 59 ◯議長(風野芳之君) 農業委員会事務局長。 60 ◯農業委員会事務局長(森田 修君) お答えいたします。  耕作放棄地の解消につきましては、ただいま議員がおっしゃいましたとおり、35年度までに目標を設定して解消するとなっております。こちらは1年間当たり約1.23ヘクタールの解消面積でございますが、現在、平成29年の利用状況調査によりますと、昨年に比べてことしは数値の発生と解消の差額になるんですが、8.2ヘクタール前年対比で解消となっております。  以上でございます。 61 ◯議長(風野芳之君) 喜見山 明君。 62 ◯17番(喜見山 明君) 新規参入の促進について、15経営体から35経営体、20経営体の新規参入経営の目標と農地等の利用の効率化と高度化の促進を行う目標ですが、達成可能なのですか。 63 ◯議長(風野芳之君) 農業委員会事務局長。 64 ◯農業委員会事務局長(森田 修君) お答えいたします。  新規参入の目標数に関しましては、当市の農業経営基盤の強化の促進に関する基本的な構想における新たに農業経営を営もうとする青年等の育成確保に関する目標に合わせ、年間5経営体、7年間では35経営体に設定しております。現在、29年度は今のところ2経営体が新たに新規就農をしております。目標達成につきましては、なかなか5経営体は厳しいとは思いますが、新たに設置されました推進委員、農業委員力を合わせて目標達成に向けて鋭意努力しているところでございます。  以上でございます。 65 ◯議長(風野芳之君) 喜見山 明君。 66 ◯17番(喜見山 明君) 農業委員及び新設された推進委員の連携について、農業委員と推進委員の役割分担について、農地利用状況調査等の農地利用意向調査の実態状況をお願いします。 67 ◯議長(風野芳之君) 農業委員会事務局長。 68 ◯農業委員会事務局長(森田 修君) 農業委員及び新たに設置された推進委員の連携、役割分担についてお答えいたします。  まず、農業委員と推進委員の役割分担についてでございますが、農業委員はこれまでどおり毎月の総会において、農地法に基づく農地の権利移動、農地転用などの許可等を合議体として決定することが主な任務でございます。それに加えまして、新たに農業委員会の事務となりました農地利用の最適化への推進につきまして、推進委員と連携、協力して取り組んでおります。  推進委員につきましては、市内17地区ごとに各1名の17名を委嘱しており、その主な役割は、その担当地区における現場活動でございます。具体的には、農地の出し手及び受け手への戸別訪問による農地の集積、集約化の推進や農地パトロールによる遊休農地の発生防止、遊休農地の現状把握のための農地利用状況調査などを行っております。また、毎月の農地調査会に農業委員とともに出席し、権利移動等の申請案件や農地利用の最適化の推進について情報の共有を図っております。  続きまして、農地利用状況調査と農地利用意向調査の実施状況につきましては、29年度は昨年10月から11月にかけて全農地を対象に、農業委員と推進委員が協力して行いました。その結果を受けまして、昨年12月から本年の1月にかけて遊休農地の所有者に対しまして利用意向調査を行っております。対象世帯は約300世帯でございます。1月末の解消率は約50%であったことから、新たに設置されました推進委員が戸別訪問を行い、解消率のアップに動いているところでございます。  以上でございます。 69 ◯議長(風野芳之君) 喜見山 明君。 70 ◯17番(喜見山 明君) 貸し渋り等はないのか、指針による農地等の利用の最適化の推進はどういうふうに進んでいるのか。 71 ◯議長(風野芳之君) 農業委員会事務局長。 72 ◯農業委員会事務局長(森田 修君) お答えいたします。  先ほどの利用意向調査、この結果を見る限りでは、土地持ち非農家、一般の農家に限らず、特に貸し渋りの傾向は見られません。逆に、貸したくても、耕作放棄ですので条件が悪く、借りてもらえない農地が多いのが現状でございます。  以上でございます。 73 ◯議長(風野芳之君) 喜見山 明君。 74 ◯17番(喜見山 明君) なかなか耕作放棄地がふえる傾向だと思うんです。農家の方が高齢化、そういう中において国の指針で耕作放棄地を減らしなさい、今まで減反、休耕しなさいということなので、条件が先ほど中村議員からもありましたように、状況が変わってきております。その中で一生懸命農業委員、推進委員で耕作放棄地をなくすように頑張って、目標に向かって到達するよう要望いたします。  次に質問が変わりますので。 75 ◯議長(風野芳之君) 次の質問に移りますので、答弁関係者の方は入れかえをお願いいたします。  喜見山 明君、質問を継続してください。 76 ◯17番(喜見山 明君) 水海道の排水機場の件でございます。今後、どのような形になるかお願いいたします。 77 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。経済環境部長。              〔経済環境部長小室孝二君登壇〕 78 ◯経済環境部長(小室孝二君) 水海道排水機場の御質問にお答えをいたします。  昨年8月の定例会一般質問でも答弁させていただきましたが、水海道排水機場は土地建物等が江連八間土地改良区の所有となっております。昨年秋、同土地改良区から宅地化が進み、農地の湛水防除の役割は終わったとして機場を市に移譲したい、そういった御相談をいただいているというような状況でございます。このため、平成27年の関東・東北豪雨災害や、昨年10月の台風21号での道路の冠水等の被害がございましたことから、治水面での利用が可能かどうか、現在関係機関との協議を進めているというような状況でございます。  以上でございます。 79 ◯議長(風野芳之君) 喜見山 明君。 80 ◯17番(喜見山 明君) 水海道排水機場ですけども、江連八間から外されまして、現在はポンプ、モーターが壊れている状況で、いつ水害が来るとも想像つきませんけど、これをどういうふうに市で管理していくのか、またこれを県のほうへ移行するのか、それとも小貝川の河川敷なので国のほうへお願いするのか、建設省ですね。その辺、わかりましたら考え方をお願いいたします。 81 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。              〔都市建設部長木村茂樹君登壇〕 82 ◯都市建設部長(木村茂樹君) 治水面からということでございますので、私のほうから答弁をさせていただきます。  経済環境部長の答弁と重複する部分もございますが、土地改良区からは、農地の湛水防除を目的に設置されたものであり、農地が宅地化されたことなどから廃止をしたい旨の口頭での相談を受けたということは承知しております。また、八間堀が市街地から排水樋管を管理しております都市建設部内でも検討をしております。水海道排水機場を運転する場合には、新八間堀川から旧八間堀川への流入を防ぐため、石洗堰の水門を閉めることが必要となろうかと思います。そうなりますと、旧八間堀川に市街地から流入している7カ所の樋管からの排水との関連性の検証、あるいは現時点で運転できない状態ということでありますので、修理などをしてということになり、昨年の8月議会の経済環境部長の答弁にもありましたが、農政サイドからの補助による改修は難しいということであり、県の河川課からも難しい旨のお話を聞いております。また、農地の灌水防除を目的としていたものを治水でという利用となることから、目的外になりますので、国とのさらなる協議が必要と考えられます。  このように、さまざまな角度からの検討、あるいは国県などの関係機関との密なる調整が必要となりますので、今後、総合的な排水対策の中で水海道排水機場につきましても検討してまいりたいと考えております。  以上です。 83 ◯議長(風野芳之君) 喜見山 明君。 84 ◯17番(喜見山 明君) 今の都市建設部長の答弁では、非常に県のほうもうまくいかないという状況なので、市民としては早急に修理して稼働できる状況にしていただかないと、不安で寝てもいられない状況なのですけど、一日も早くその辺の国とのつながり等をお願いしたいと思います。ただ、私も考えてはいるんですけれども、行政のつながりのことはいきませんけど、なかなかこれは非常に難しい課題だと思うんです。市長、すみませんけども、どういうふうに考えておられるか、もしあれでしたら一言お願いいたします。 85 ◯議長(風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 86 ◯市長(神達岳志君) 喜見山議員の質問にお答えをいたします。  水海道排水機場の課題は、先ほど部長から答弁させていただいたとおりでありますけれども、治水面からの総合的な県、また土地改良区との連携、さまざまな樋管も含めて八間堀川の樋管、また旧八間の樋管、水海道排水機場を総合的に勘案して、今度地域住民も含めたタイムラインの作成、また防災訓練も3月末に計画をしているところであります。昨年の台風21号のときのああいったことがもう二度とないような形に、いかにしたらできるかという部分も含めて、移動式のポンプ車も含めて検討をしているところでございますので、関係機関とよく連携をしていきたいと考えております。 87 ◯議長(風野芳之君) 喜見山 明君。 88 ◯17番(喜見山 明君) ありがとうございました。市民としては、やはりいつ災害が来るかわかりませんので、一日も早くその辺を進めていただかないと安心した生活ができないものですから、よろしくお願いいたします。市長、ありがとうございました。終わります。 89 ◯議長(風野芳之君) 暫時休憩といたします。                 午前11時33分休憩    ─────────────────────────────────                 午後1時00分再開 90 ◯議長(風野芳之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を継続いたします。  次に、1番関 優嗣君。                〔1番関 優嗣君登壇〕
    91 ◯1番(関 優嗣君) こんにちは。1番関 優嗣でございます。通告に従いまして一般質問のほうをさせていただきます。今回は大項目二つの質問をさせていただきたいと思います。  まず大項目一つ目ですが、2019年、平成31年の9月28日から10月18日の21日間にわたって、我が県であります茨城県、また常総市でも国体の競技が開催される予定になっております。これまで、開催が決定されてからさまざまな場面、さまざまな形でPR等を展開されてきたことは私も目にしておりますし、皆さんも御存じのことかと思います。ただ、果たしてこのPRによってどの程度までの周知がされているのか。まだまだ、もしかしたら開催されることを知らないという方もいらっしゃるのではないか、また、それは茨城県内だけで知っているだけでいいのかということも踏まえまして、今回の質問に入らせていただきます。ちょっと国体という言葉がついていますので、答弁の担当課が若干ずれてしまう部分もあるかと思いますが、何とぞ誠意ある答弁をよろしくお願いいたします。  それでは、今回のまず小項目1番目としまして、国体に向けた当市のPRや、また今後周知をしていく上での取り組みについてお聞かせください。よろしくお願いいたします。 92 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方は議場にお入りください。  これより答弁を求めます。教育部長。             〔教育委員会教育部長沼尻秀子君登壇〕 93 ◯教育委員会教育部長(沼尻秀子君) それでは、関 優嗣議員の御質問にお答えいたします。  いよいよ来年開催されます「いきいき茨城ゆめ国体」では、常総市はハンドボール競技会場となります。そして、ことし8月にはリハーサル大会があり、同じくハンドボール競技会場となる守谷市、坂東市との3市において組織する実行委員会で準備を進めているところです。また、常総市では独自の取り組みとして、庁内推進本部を設置し、常総市市民協働アクションプランの策定を進めています。その中で掲げる取り組みの一つは、市民一人一人が主体的にかかわる大会にしようということで、大会運営に係る各種ボランティアや市民による競技応援への参加、幼稚園、小中学校の運動会等における国体ダンスの実施など、市民と協働で大会を盛り上げてまいります。  二つ目は、全国からのお客様をおもてなしの心で温かく迎える大会としようということで、競技会場や駅、市の公共施設などを中心に花いっぱい運動を展開するための花の育成、全国から参加する選手を応援するための手書きののぼり旗の作成や、常総市の食材を使用したおもてなし料理の振る舞いなどを実施いたします。  三つ目は、常総市の魅力を発信する大会になるよう、特産品や食文化を紹介するパンフレットの作成や観光ボランティアを活用した市の歴史、文化の紹介です。国体開催が常総市を全国にアピールする絶好の機会と捉え、リハーサル大会も含めて市民と協働し、常総市の魅力を発信できるよう市全体で取り組んでまいります。  また、今後のPRにつきましては、まず私たち職員が国体ポロシャツを着てPRをしていくほか、市内のさまざまなイベントでマスコットキャラクター、いばラッキーを活用し、オリジナル国体ポロシャツの販売や国体ダンスの披露をしながら周知を図ってまいりたいと思っております。  以上でございます。 94 ◯議長(風野芳之君) 関 優嗣君。 95 ◯1番(関 優嗣君) ありがとうございます。これまでもさまざまなPR等を展開してきていただいて、またさらに新たな取り組みとしてさまざまなPRを行っていく、またパンフレットを作成したりということも構想の中にあるということで、実際そのパンフレットを作成したもの等はどういう形で配布、また拡散をしていく予定でしょうか。 96 ◯議長(風野芳之君) スポーツ振興課長。 97 ◯スポーツ振興課長(古谷克美君) ただいまの御質問にお答えいたします。  実際にパンフレットを作成した後、競技会場での配布、また駅等に置いて、いらっしゃる方々へ御案内するといった内容で周知をしていきたいというふうに考えております。 98 ◯議長(風野芳之君) 関 優嗣君。 99 ◯1番(関 優嗣君) ありがとうございます。ちょっと私は早合点をしました。パンフレットというのは大会期間中、会場等で配布をする常総市のPRに対するパンフレットということだったのでしょうか。 100 ◯議長(風野芳之君) スポーツ振興課長。 101 ◯スポーツ振興課長(古谷克美君) そのとおりでございます。 102 ◯議長(風野芳之君) 関 優嗣君。 103 ◯1番(関 優嗣君) ありがとうございます。それでは、ちょっと話を戻します。  実際、その開催の周知というもの、開催されるというものを、大半の方であればさまざまなメディアによって告知などもされているので、今度は茨城県で開催されますよということは知り得ることができるのかなと思うのですが、そうした中でも少数になってしまうのか、またそれはどの辺の方々が対象になるのかというのは難しいところなんですが、当然国体ですので県のほうが中心になって取り組む部分でもありますでしょうし、当市で開催されるハンドボール競技においては当市がまた中心になって、守谷市であったり坂東市というところとの連携をとりながらの運営になっていくのかと思うのですが、そういったものをもっともっと知らせる必要性というものは、今十分かどうか、その辺の認識をちょっとお聞かせください。 104 ◯議長(風野芳之君) スポーツ振興課長。 105 ◯スポーツ振興課長(古谷克美君) お答えいたします。  今現在、我々スポーツ振興課で考えられる市の広報紙、スポーツプレス、その他市から出しています、例えば農業委員会の農業委員会だよりとか、そういったものへの国体のキャラクターのマークを入れてもらえるよう、また市から発行する市民の皆さんへのお手紙の中の封筒にキャラクターを盛り込むといったような方法で、我々が考えている中でのあらゆる手段、市から発信できる情報ソースを使って、今のところ周知、御案内、PRをさせていただいているような形にはなっております。また、今後いろいろなアイデアが出されるかと思いますので、そういったものも積極的に取り入れていきたいというふうに考えます。 106 ◯議長(風野芳之君) 関 優嗣君。 107 ◯1番(関 優嗣君) その対象の中心は、今の答弁でいいますと市内の方が中心なのかなと思われますが、逆にもっと大きく見た場合、市外の方に対しては何かお考えはありますか。 108 ◯議長(風野芳之君) スポーツ振興課長。 109 ◯スポーツ振興課長(古谷克美君) お答えいたします。  先ほど部長がお答えしたように、3市の実行委員会が中心になった組織のほうもございます。そちらのほうは、独自のホームページを開きまして、さまざまな方々、昭和49年の国体に参加された方々、関係された方々のメッセージボードとか、そういったものもコーナーの中に入れて、国体が身近なもの、県民、そして市民にとって身近なものをイメージしていただくような形での情報発信はさせていただいております。  以上でございます。 110 ◯議長(風野芳之君) 関 優嗣君。 111 ◯1番(関 優嗣君) 当然、心配というかお節介にもなってしまうかと思うのですが、さまざまな形が今の時点でも考えられているということで、また今後、新たに出されたアイデア等があれば、それも当然まな板に乗せ、協議をした上で取り入れていけるというような寛大な間口を持ったスタンスでいるのかなというところにちょっと安心をしました。  また、先ほど部長の答弁の中にもありましたが、ポロシャツを職員の方が着てさまざまなイベントなど活動の中でPRをしていくアイテムの一つということで、お考えもあるということでしたが、いっそのこと思い切って庁内のある程度の時期を設定して、ポロシャツですので、今からというのはかなり過酷な条件にもなるかと思うのですが、ちょっと時期がよくなったころには、職員の方が全員業務中にポロシャツを着用するなどという案はいかがでしょうか。 112 ◯議長(風野芳之君) スポーツ振興課長。 113 ◯スポーツ振興課長(古谷克美君) お答えいたします。  ありがとうございます。今後、先ほど答弁いたしました庁内推進本部の中には、各課の課長がそれぞれ部会員としての組織をしておりますので、そういった場を設けて御協力を促していきたいというふうに思います。 114 ◯議長(風野芳之君) 関 優嗣君。 115 ◯1番(関 優嗣君) それをやるに当たっては、身なりであったりとか、そういう部分に細かい方もいらっしゃるので、市民の方はお客様をお迎えするのにポロシャツは失礼じゃないかなどという意見もあるかと思いますが、ただ多くを知っていただく、展開していく上では多少のそういう小言も覚悟の上で進めていければなと思います。  また、ちょっとヒントをいただいて、事前にちょっとお話もさせていただいた経緯はあるのですが、既に県庁のほうで導入されて展開をされているということなのですが、外部からの電話が当然代表番号に入ったり、または直接担当課に入って担当の職員につなぐまでの間、実は何気に保留音で過ごすことがあることに気づきまして、その時間帯をうまく使う策はないのかなと。そうしましたら、既に県庁のほうでは保留音がオリジナルのPRであったり、ガイダンスというものになっているということなのですが、ちょっと担当課としてどうかというのは難しいと思うんですけども、庁内の電話の保留音をそういう形にするのはシステム上可能なのかどうか。 116 ◯議長(風野芳之君) 教育部長。 117 ◯教育委員会教育部長(沼尻秀子君) お答えいたします。  システム上では可能だと思います。私も県のほうへ電話をしたときに、「そして未来へ」のテーマ曲と国体のPRが流れていることも確認できまして、PRとしては有効かと思いますので、関係課のほうと協議をさせていただきたいと思います。  以上です。 118 ◯議長(風野芳之君) 関 優嗣君。 119 ◯1番(関 優嗣君) ありがとうございます。実はそれも先行してアポをとってありまして、そのガイダンスをそのまま使ってくださいというお返事も実際のところいただいている部分もあるので、当市でそのガイダンスを使いたいという申し出をすれば、システム上可能であればそれを使わせていただけるのも簡単な形で進められるそうなので、ぜひ取り組んでいただきたいと思います。  また、その次の質問に関係してくるんですが、今後、国体等でパンフレットを会場で配り、当市のPRというところにもつなげていけるというところは最大限に活用して、PRの場として使うべきだと思います。ただ、国体があることをPRをしてきた、その流れも国体が終わったから終わりということではなくて、せっかくそのような電話の保留音であったり、今までただオルゴールが流れたり、音楽が流れたりというだけで過ごしてしまっていた部分を、今度は国体が終わってからでも、市の催し物であったりとかというもののPRに、そのシステムが組めればそのガイダンス、音声だけをつくりかえることで、また違う形への展開もしていけるんじゃないのかなと思うんですが、今、システム上可能ということのお返事をいただいたので、その辺も含めて担当課としては難しいですかね、答弁は。 120 ◯議長(風野芳之君) 教育部長。 121 ◯教育委員会教育部長(沼尻秀子君) お答えいたします。  システム上可能ではありますが、今すぐガイダンスのテープがあったら取りかえられるということではなくて、ガイダンスを今流れている保留音から変えるためには費用をかけて改修をする必要というのは発生しますので、うちの課だけでは回答できないというところで協議はさせていただきます。ほかのイベント等のときに、それがPRとしてというところでもスポーツ振興課、教育委員会だけでは回答ができないところです。申しわけありません。 122 ◯議長(風野芳之君) 関 優嗣君。 123 ◯1番(関 優嗣君) それは重々承知の上で今聞かせていただきました、すみません。  それでは常総市営業本部長にお伺いいたします。今、国体をきっかけとして、また国体のPRに向けて整備をするシステムの導入に当たって、部長からもありましたように、そのシステムを組む上では当然費用が必要になってくる部分でありますし、その辺も含めまして、またそのシステムを組むことによって、さらにこの先の常総市のPR、また市内外の方へのPRというものにもつながっていく起爆剤になるんじゃないかなと思いますので、その辺、市長、営業本部長としての御回答、答弁をお願いします。 124 ◯議長(風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 125 ◯市長(神達岳志君) 関 優嗣議員の質問にお答えをいたします。  営業本部長ということで御指名をいただきましてありがとうございます。国体は、私が常総市長として、常総、守谷、坂東、この実行委員会の会長もあわせて仰せつかることになっておりまして、現在も生涯学習センターに実行委員会を移設中でございます。そういう意味も含めて、音声ガイダンスという御提案を関議員からいただきまして、私も茨城県庁のほうに電話をしてみました。そうすると、確かに茨城県庁の保留ガイダンスは国体のPRというふうになっております。そういった部分も含めて、常総市でも積極的にこういったガイダンスを取り入れたらどうだというのが、この前の答弁調整会議でも出ました。ということでありますので、この効果というものをしっかり検証して、担当課とも協議をしてまいりたいと思いますし、国体が終わった後も活用ができるような、例えば防災の部分であったりとか、インター周辺開発の部分であったりとか、またこの国体を契機としたスポーツコミッション、こういったものの大会誘致であるとか、そういう何かメッセージ的なものに仕組みとして有効な活用の仕方ができるのであれば、積極的に活用してまいりたいというふうに考えています。 126 ◯議長(風野芳之君) 関 優嗣君。 127 ◯1番(関 優嗣君) ありがとうございます。営業本部長、しっかりとお金も引っ張ってきてください。よろしくお願いします。  それでは、1問目の質問は以上で終わらせていただきます。ありがとうございました。 128 ◯議長(風野芳之君) 次の質問に入ります。答弁関係者の方は入れかえをお願いいたします。  関 優嗣君、質問を継続してください。 129 ◯1番(関 優嗣君) それでは、大項目2番目の質問に入らせていただきます。  近年ですと、やはり情報の量であったり、また対応の迅速化ということで、庁内だけで見ても、かなりの紙としての資料が出ているのではないかなと。当然、議会の開催に当たっても決算書であったり予算書であったり、また議案書であったりというもので、庁内でかなりの量のペーパー、紙が出ているのではないかと思います。それをペーパーレス化、最近はよく聞くようになりましたが、ペーパーレス化を進めることによって、微々たるものではあるかもしれませんが、経費の削減であったりという部分にもつながっていくのではないかなと思います。現在、当市においてペーパーレス化については、当然、庁議メンバーの方にはタブレットの導入があり、進んでいる部分もあると思いますが、今後さらに展開があるのか、その辺をお聞かせください。 130 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。市長公室長。               〔市長公室長染谷佳男君登壇〕 131 ◯市長公室長(染谷佳男君) それでは、関議員の御質問に御答弁させていただきます。  常総市のペーパーレス化の取り組みにつきましては、平成26年4月に策定をいたしました第2次常総市地域情報化計画の中に位置づけまして、全庁的に推進しているところでございます。具体的な取り組みにつきましては、高齢福祉課で行っております介護認定審査会に昨年4月から会議システムを導入いたしました。導入によりまして審査会で大量に使用していた紙の削減と、事務作業の効率化を現在図っているところでございます。  また、議員の御質問でも申されましたように、現在準備を進めているところでございますが、庁議及び部課長会、こちらのほうにも今年度内にペーパーレス会議のシステムを導入いたします。庁議、部課長会議では、平成28年度末より職員各自がパソコンを持参して会議に参加するよう、ペーパーレス化を図ってまいりましたが、この会議システムを導入していなかったということで、紙の削減には有効でございましたが、会議の円滑化という点では効果が得られない状況でございました。今回導入します会議システムでございますが、印刷経費の削減に加え、参加者全員のパソコンの画面を連動させたり、附属の電子ペンで説明する箇所を示すなどの機能もございますので、会議の進行の円滑化が図られますとともに、会議資料の効率的な管理など利便性も大きく向上してまいります。  今後は、庁議の各種会議、研修会等に会議システムの利用を広げまして、引き続き全庁的にペーパーレス化を推進していく予定でございます。  以上でございます。 132 ◯議長(風野芳之君) 関 優嗣君。 133 ◯1番(関 優嗣君) ありがとうございます。会議システムの導入によって紙の使用量が大幅に削減できたという実績も答弁の中にありました。もしおわかりであればなんですが、年間で資料印刷物等にかかっています事務経費の紙代としていかほどかお聞かせください。 134 ◯議長(風野芳之君) 情報政策課長。 135 ◯情報政策課長(宮田道夫君) 関議員の質問にお答えいたします。  全会議は調査してございませんが、庁議に関しまして年約26回程度年間で使用した枚数が約2,860枚、経費、再生紙、印刷するインクトナー代を含めまして約4万5,000円程度が年間かかっております。先ほど公室長が説明したとおり、部課長会議等もあります。それと平成30年度におきましては、指名選考委員会等、関係部局の会議にも使用する予定でございますので、この4万5,000円掛けるプラスアルファが想定されるものと思っております。  それと、事務局の資料作成の面で、当然、前日または当日資料の差しかえ等があります。その部分につきましては人件費、事務局が製本したところを外してまた入れるというふうな人件費もございますので、人件費に関してはちょっと計算しておりませんが、その部分を含めまして経費節減になっていると思っております。  以上でございます。 136 ◯議長(風野芳之君) 関 優嗣君。 137 ◯1番(関 優嗣君) ありがとうございます。単純に紙代だけ、またインク代等だけでの金額というのは確かに微々たるものなのかもしれませんが、やはりその差しかえ、今答弁の中にもありましたように、作業事務に対する人件費というものは、なかなか計算しにくい部分もあるのかなと。ただ、はっきりと言えるのは人件費の部分が一番大きいんじゃないのかなと。その事務作業に当たっている時間を、また違う市民の方に対するサービスに徹することができれば、より市民の方に喜んでいただける市民サービスができるのではないかなと。ただただ内部の、ただただという言い方も失礼かもしれませんが、内部で行われる会議の資料づくりに時間を費やしてしまうよりも、1分でも1秒でも市民の方へのサービスに職員の方が取り組める体制をつくっていく上でも、ペーパーレス化というのは積極的にもっと進めていっていいのではないかなと私は個人的に思っておりまして、今回のこの質問をさせていただいた経緯がございます。  また、今部長の答弁の中にもありましたように、全庁挙げて、今後、ペーパーレス化会議システム等の導入を進めていき、ペーパーレス化に努めていくということでしたが、これは当然なのか。私は当然なんじゃないかなと思いながら、これからしゃべらせていただきますが、庁内がどんなにそのような情報化が進み、ペーパーレス化が進んで、快適な労働環境があったとしても、両輪である片側の議会がその辺に対しても積極的に取り組んでいく必要があるのかなと。それをすることによって、また議会の開催の各議事録であったりとか予算書、決算書というものがかなりの量になっているのは、皆さん御存知のとおりですし、またそれをいろいろな事情によって差しかえなければいけない、訂正箇所が見つかったなどということで出てきている部分もあると思います。これからはよりスピード感をもった対応なども求められてくるのではないかなと思います。刷り直したものを職員の方が届ける、また郵送するというアナログ的な感覚ではなくて、同じ情報をすべてのシステム、ある程度のセキュリティーのもとで閲覧をしながら、その情報の共有を進めていくことができるのであれば、そのほうがより整った情報の推進であったりという部分につながっていくのではないかなと思うんですが、その辺については現時点で担当課ではどの程度までお考えがありますか。  議会に関しては、ぜひやってくださいとかやらなくていいですよとかということは、なかなか難しいとは思います。議会は議長を中心として、また議会運営委員会のほうで進めていかなきゃいけないのかなと思いますし、現在設置してあります議会改革特別委員会の中でも、タブレット導入であったりという部分については協議をした経緯もございます。その結果、積極的な検討を進めていきましょうという段階までの協議になっております。市のほうとしてはどうでしょうか。 138 ◯議長(風野芳之君) 情報政策課長。 139 ◯情報政策課長(宮田道夫君) お答えします。  ちなみに、近隣の状況でございます。県西地区においては、執行部、議会とも、常総市の執行部が今年度入れるのみとなっております。県南地区におかれましては、執行部で導入しているところがつくば市、稲敷市、かすみがうら市の3市でございます。議会に関しましては守谷市、稲敷市、美浦村ということになっております。  先ほどちょっとセキュリティーの話が出ましたので、セキュリティーの確保について、今回導入するペーパーレスシステムですが、市役所内の回線を利用したものを使用しまして、庁内にあるサーバーでやりとりするということになっておりまして、外部のインターネットのほうには出ていかないということになっておりますので、セキュリティーの確保も十分配慮されたシステムとなっております。  以上でございます。 140 ◯議長(風野芳之君) 関 優嗣君。 141 ◯1番(関 優嗣君) ありがとうございます。やはり近隣でも取り組んでいる行政であったり、今後検討している行政だったりということで、さまざまな、今ちょうどその辺の判断をしている時期なのかなと思います。後からまねをしたような形で導入をしていくのではなくて、たまには常総市早かったねと言われるような体制つくりをしていってもいいのではないかなと思います。やはりクリアしなきゃならない問題等はあるのかなと思いますが、それが何のためかということを考えたときに、やっぱり一番は市民の方へのサービスの時間をより確保するということが、優先順位を上に置かなきゃいけない部分なんじゃないかなと思います。会議の資料をつくることで時間を費やしてしまうのではなくということを踏まえた上で、ぜひともペーパーレス化を進めていくことで、職員の方の作業の割合が変わってくるのではないか、また軽減にもつながっていくのではないかと思われます。ぜひともその辺は積極的に、既にもう進み始まっている常総市ですから、またさらに歩数を進めるのは意外と簡単なのではないかなと思います。ぜひ進めていっていただきたいと思います。  また、ペーパーレス化とはちょっと違いますが、情報の共有等は市長が就任当初より、さまざまな形を使って庁議メンバーであったりとか執行部の方々との連携などをとってきた経緯があるかと思います。今後、当然執行部の方と議会とをつなぐ意味でも、そのつながりをより太いものにしていく上でも、スピーディな情報の共有、伝達というものをより強くしていく必要があるのではないかと思います。ペーパーレス化を含めた上での今後の展開、また市長のお考えをお教えください。 142 ◯議長(風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 143 ◯市長(神達岳志君) 御質問にお答えをいたします。  ペーパーレス化、これは今答弁をさせていただいたとおり、県西地区では一番早い導入の常総市になりつつあると思いますけれども、議会も守谷市議会がペーパーレス化を進めているということでもございます。事務作業、いろいろな印刷物といった部分の経費削減、また人件費、手間の部分の削減というのは大きな効果が期待できるものでありますし、こういったICT、またはSNS、ホームページ、こういう時代の潮流に合った形で、スピーディにお金をかけずに情報共有ができる仕組みというのは、これからますます需要が高まってくると思います。私も就任してすぐ庁議メンバーのみのライングループを作成いたしまして、庁議メンバーとラインで情報共有をしておりますし、また市長公室の危機管理課においては、災害の情報、火災の情報、だれが出動してどこにいるという情報、現場の写真等もこのラインのグループにおいて頻繁に行っております。だれがどこにいて何をしているかというものも情報共有ができている状況にもございまして、こういった取り組みを庁内全体に、また市民の皆さんとも共有をしながら情報の共有化、またはこのICT技術を生かした今後の取り組みというものを積極的に進めていきたいと考えております。  以上です。 144 ◯議長(風野芳之君) 関 優嗣君。 145 ◯1番(関 優嗣君) ありがとうございました。防災先進都市を掲げる市長であるゆえの前向きな答弁、ありがとうございました。  今回2項目の質問をさせていただきましたが、とても私としては納得のいくというか、すっきりとした質問ができたと思っております。2番目の質問も以上で終わらせていただくのですが、最後になりますが、今議会が今年度最後の議会になるかと思われます。また、私の最後の質問に答弁していただきました市長公室長、現役最後の答弁ということで大変ありがとうございました。また、今年度をもって退職される職員の皆様方には、一年生議員として市議会に携わらせていただくようになりまして、さまざま無謀な、無知な質問、問い合わせ等させていただいた経緯がございます。皆様のお力があってこそ、私もきょうまで頑張ってこられたと思います。今後もまた私も皆様からの御指導を胸に、より一層市政活動に取り組んでいけるよう努力してまいりたいと思います。退職されて、今後もお体には気をつけ、市政をしっかりと見守っていただければありがたいと思います。
     以上で私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 146 ◯議長(風野芳之君) この際、暫時休憩といたします。                 午後1時40分休憩    ─────────────────────────────────                 午後1時50分再開 147 ◯議長(風野芳之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を継続いたします。  次に、9番新田宏安君。                〔9番新田宏安君登壇〕 148 ◯9番(新田宏安君) 9番新田です。通告に従いまして質問を行いたいと思います。  きょうの質問の大項目は常総市の業務委託についての問題なんですが、市が現在、外部に業務委託している事業数はどれくらいあるかと、1)番として。今現在、幼稚園の統廃合とかいろいろな規制緩和という中で、スリムということが望まれているのかどうか。外部に委託している、予算、決算を見ると、もう業務委託、委託、委託といろいろいっぱい書いてあるんですよ。何のやつでも委託、委託って。ただ、予算、決算だけ見ている限りでは、どういったところにどういうものが委託されているのかということもわからないし、その辺のことをちょっと伺いたいなと思って、1)についてはそういうことです。  委託した先といいますか、そういう中で実際、市の臨時職員も昨日も数字が出ていましたけど、職員なんかが委託するとか何かによって、こんなふうに職員は必要なくなったんですよとか、例えば市役所の常総市所有の車がこれに委託することによって稼働日数が減るから効率的になっているんですよとか、何らかのことがあるのかどうかということ。あと、先日、公共施設マネジメントの勉強会をやりましたよね。それでいろいろもっともらいしなって感じで私も最初は聞いていたんですけど、あんまりにもいい話過ぎるんじゃないかっていう感じもするので、そういうふうに利用者が減ったとか、何がどうしたとかということになれば、今後もどんどん管理業務というんですか、委託するというような方向性で、市としては市長が考えることでしょうけど、考えているのかどうか、そういうことを質問させていただきますのでよろしくお願いします。 149 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方は議場にお入りください。  これより答弁を求めます。総務部長。               〔総務部長荒木悟志君登壇〕 150 ◯総務部長荒木悟志君) それでは、新田議員の御質問に順次お答えいたします。  まず、1点目の業務委託している事業数及び内容につきましては、平成29年度に市がこれまで発注した業務等の委託契約の件数は278件となります。これらの業務のうち、各施設に共通する主なものといたしましては、清掃の管理業務、火災報知機等の保守管理業務、浄化槽保守点検業務、エレベーター自動ドア等の保守点検業務などが挙げられます。  続きまして、費用対効果についてお答えいたします。  市では、施設を維持管理するための委託業務を対象とした公共施設において、一括して発注する包括施設管理業務委託の導入を検討しているところです。現在、包括管理の対象とした99の施設は、16の課にまたがって維持管理されております。この16課では、施設を管理する職員がそれぞれの課の仕様により維持管理を行っているところです。施設の機能や性能に明らかな不都合が生じた場合、専門性の高い対応が必要なことが多く、専門業者の手配から修繕に着手するまでに多くの時間と労力を費やしている状況であります。  今後、一斉に更新時期を迎える公共施設の更新問題に対応するためには、各施設の状況や課題を集約する必要があります。そのため、この分割された縦割りで維持管理されている状況から、総合的かつ計画的に管理できる包括施設管理を導入し、施設を業者の専門的な目で直接見ることにより、これまで施設によってまちまちだった管理レベルを統一された一定水準に保つことができるようになります。また、施設の状況がよりはっきりわかるようになるため、どの施設に優先的な予算をつけて、どのように対処すべきか明確になります。さらに、分割管理されていた職員の施設管理業務は省力化されることにより、職員は施設管理以外の行政業務に注力でき、さらなる市民サービスの向上へ寄与することができます。  続きまして3点目です。包括管理委託の取り組みについてお答えいたします。  今後迎える公共施設の更新問題に対応するためには、適正施設維持管理を実現する包括施設管理の導入は必須であると考えております。市では、この包括施設管理業務委託を平成31年度から導入する方向で検討しております。今後は、1月に実施した民間事業者との対話による調査によって得られた情報により、委託費の設定、所管課調整によるさらなる対象業務の検討、地元業者への説明などに努めてまいります。これをもとに、5月議会におきまして債務負担行為の設定について御審議をいただき、プロポーザル方式による業者選定に入る予定となっております。  以上でございます。 151 ◯議長(風野芳之君) 新田宏安君。 152 ◯9番(新田宏安君) ありがとうございました。特に自分がその業務委託の中で、今答弁いただいたわけですが、3番目の点について特になんですが、今までの……。 153 ◯議長(風野芳之君) 新田宏安君、一問一答にかわっておりますので、1番目から順を追って質問をいただければ大変ありがたいと思います。 154 ◯9番(新田宏安君) 1番目については、業者数がこれほどあるということはちょっと自分で想像になかったものですから。1番については短期的なものとか長期的な、その場だけの業務委託みたいなものがあると思うんですが、そういうことですよね。そのときだけ何かの修繕とか、そういうので委託しているものも含まれての二百幾つだと思うんですよね。  それで、長期的なもの、長期的契約みたいなものもあると思うんです。その主なものはどんなもので、特に高額と思われるものなどを教えてもらえればありがたいんですが。 155 ◯議長(風野芳之君) 総務課長。 156 ◯総務課長(諏訪勝彦君) お答えいたします。  長期的な業務委託に関しまして代表的なものは、庁舎管理の業務委託等が挙げられます。  以上です。 157 ◯議長(風野芳之君) 新田宏安君。 158 ◯9番(新田宏安君) それで今言ったわけですが、金額的にはどのくらい庁舎の管理だけで予算的には使われているわけですか。 159 ◯議長(風野芳之君) 総務課長。 160 ◯総務課長(諏訪勝彦君) お答えいたします。  庁舎管理につきましては、常総市市有施設管理業務ということで、4,498万6,543円でございます。 161 ◯議長(風野芳之君) 新田宏安君。 162 ◯9番(新田宏安君) ありがとうございます。今、四千何百万ということでお答えいただいたわけですが、ほかの業務委託でもかなり5,000万、6,000万、4,000万いっているものがたくさんあるんじゃないかなとは思うんですが、そういう中で費用対効果についても、確かに職員でできないものがほとんどでしょうから、業務委託するのはやむを得ないことだと思うんです。  それで、3番目の質問にかかわるんですが、この間勉強会をやったときの本当にもっともらしいんで、なるほどなるほどって聞くわけですが、ところが、もうその中で常総市としては10社を想定しているんですよね。想定した資料をいただきましたよね。10社が想定されているみたいなんですが。これはそのままプロポーザル方式といいましたか。それをお願いします。 163 ◯議長(風野芳之君) 行政経営課長。 164 ◯行政経営課長(小林寛明君) 新田議員の御質問に御答弁させていただきます。  先日、勉強会でお示しいたしましたのは、事業者は先進的にやられている事業者で、包括管理委託のほうですが、それをやられている事業者からの聞き取りを行っただけで、正式にこういった事業を発注するに当たっては、公募をかけてその後プロポーザルを行いたいと考えております。  以上でございます。 165 ◯議長(風野芳之君) 新田宏安君。 166 ◯9番(新田宏安君) わかりました、ありがとうございます。10社ほど載っていましたので、御丁寧にもうそういうことまで想定して。あれはあくまでそういったことで、気にしなくていいというようなことでよろしいんですね。自分の知っている会社なんかもあるものですから、そこがそういう仕事をできるのかなという名前の会社なんかもあったものですから、手回しがいいなと思って、ちょっと感心したものですから。長くこれを質問することじゃなくて、業務委託というのが、繰り返しになりますけど、決算書とかを見ただけでは一つもわからないような状態なので、どうかなということでちょっと質問をさせてもらったんです。  規模とかそういうことについても、資料にも載っていましたので、大体見ればわかるので。  北海道とかああいうところなんかでも、単線を廃止するとか、最近テレビなんかでもよくやっていますけど、秘境の駅とか何とかといってやったりしていて、だめだから廃止するとか、だめだかなくするということじゃなく、効率化だからこれは仕方ないんだということじゃなく、やっぱりこれだけは守るというようなことを考えながら、幾ら効率的、商売じゃないんですから、経営の商売だったらこれはだめだ、撤退するときは撤退するということがあると思うんですが、あくまでも一番は市民サービスということですから、その辺をちゃんと市民との対話もしながらいろいろ実施していただきたいというのがありまして、きょうは質問をさせてもらったんです。  今のこれだけは守っていくんだとか、そういう中で、やっぱりこうせざるを得ないだとかという部分で、大変でも、今後まだまだそういう構想があるのかどうか、市長のほうから答弁をいただければありがたいと思います。よろしくお願いします。 167 ◯議長(風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 168 ◯市長(神達岳志君) もう一度、すみません。質問の要旨をいただければありがたいと思います。 169 ◯議長(風野芳之君) 新田宏安君。 170 ◯9番(新田宏安君) ですから、業務委託とか統廃合とかいろいろなことで、ますます業務委託をふやしていくのかどうか。やむを得ないときはやむを得ないかもしれないんですよね。だけど、これだけは守るとか、これだけは意地でも市民のサービスのためにも低下させるわけにはいかない、守っていくんだとかという、そういうものを考えながらやっていただきたいという中で、今後もほかにも業務委託、包括管理、施設の管理、それと一緒にいろいろなことを考えているのかどうかということをちょっと市長に伺いたいと思ったんですが。そういうことです。 171 ◯議長(風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 172 ◯市長(神達岳志君) 御質問にお答えをいたします。  先ほど総務部長から御答弁をさせていただいたとおり、31年度から包括管理委託ということで検討を積極的にこれは進めております。これから市民サービスが一番というのは新田議員がおっしゃるとおりでありますから、市民サービスを向上させるために包括管理委託を積極的に進めていくということでございます。  以上です。 173 ◯議長(風野芳之君) 新田宏安君。 174 ◯9番(新田宏安君) 最後に一つ、施設管理についての業務の内容、規模とかはこの間の資料を見ればわかるものですからあれなんですが、やっぱりかなりのものがほとんどその1社に集中して委託するような形になるんですよね。それでいいのかどうかという。やっぱりそれだけのものをたった1社に任せちゃって、どこでどう管理するのか、そこの業者が。これは要望ということで結構ですけど、やっぱり1社じゃなく、2社なり何社かに、選ぶときじゃないですよ。選ぶときじゃなくて、1社に定着させるんじゃなくて、2社なりに何かの形で分散するとか、業務形態でもいいし。そういうような形でのことをちょっと考えていただければありがたいなと思っている次第なんです。1社に集中するというのは、何から何までの工事からとか、そういう話ですから、この間の勉強会でもね。やっぱりまずいのかなというような感じがするものですから、それをお願いして質問はこれで終わりにしたいと思います。ありがとうございした。 175 ◯議長(風野芳之君) 短く休憩を入れさせていただきたいと思います。暫時休憩いたします。                 午後2時08分休憩    ─────────────────────────────────                 午後2時14分再開 176 ◯議長(風野芳之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を継続いたします。  次に、16番茂田信三君。                〔16番茂田信三君登壇〕 177 ◯16番(茂田信三君) 通告に基づきまして質問させていただきます。16番の茂田信三でございます。答弁する方も肩の力を抜いてリラックスして正直なことでお願いします。国会のほうではいろいろ二転三転しておりますが、この常総市議会は誠実と正直をモットーで答弁、質問もします。真剣にしますから、真剣にお答えをお願いしたいと思います。  まず、大きい1番です。産婦人科医の設立進捗状況について。大きい2番、石下総合福祉センター南側市有地についてという大きいタイトルです。  1番は、市長が去年1年半くらいですか、8月だからね。2回目の議会のときに、坂東市では市を挙げてこういう取り組みをしている、どこではこういう取り組みをしていると提案しまして、常総市には産婦人科はないんですね。ですから広域で、例えばつくばみらい市、守谷市、坂東市もないですから坂東市、広域で話し合ってくれということで、どのような話し合いになって、どのくらい進んでいるか。  2番目の石下総合福祉センター南側市有地についてというのは、以前総合振興計画というんですか、それで諮問をして答申が返ってきたわけですね。空き地が無駄だから物産展、15億もかけなくて鉄骨の売り場だけつくるように提案したら、そういう考えもいい考えだなと。当然、お願いしますと諮問したんですから、答申が返ってきたならば答えを出さなくちゃいけないんですね。もうあれから1年たっていますから、どのような結果が出たか。その2点をお聞きしたいと思います。では、質問席に戻ります。 178 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方は議場にお入りください。  これより答弁を求めます。保健福祉部長。              〔保健福祉部長吉原克美君登壇〕 179 ◯保健福祉部長吉原克美君) 茂田議員の1点目、産婦人科医の設立の進捗状況についてお答えいたします。  平成29年2月定例会議におきまして、茂田議員より、市単独で無理ならば複数の市町村で誘致すれば予算的にも軽減できるとの御意見をいただきました。そこで、現在、本市が取り組みを進めております広域連携、定住自立圏構想におきまして、ワーキンググループ会議の協議案件として提案をしております。その具体的な協議につきましてはこれからというような現状にあります。また、状況の確認といたしまして、昨年8月、本市出身で現在は他県で産婦人科医として勤務されている方の御実家に伺い、父親に面会し、将来市内で産科医療を行う意思をお持ちであることの再確認をさせていただきました。その際に、産科は医療訴訟のリスクが高く、また分娩は時間を選べないため24時間体制が必要なことから、医師1人での開業は極めて困難であるというお話も聞いております。  このような状況の中、本市と坂東市、つくばみらい市で構成されるきぬ医師会病院運営協議会の中で、本市出身の産婦人科医と坂東市の奨学金による養成中である医師との連携による開設の可能性についても検討されており、引き続ききぬ医師会を中心とした開設及び広域連携による誘致の可能性に向けて協議検討を重ねてまいりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。  以上でございます。 180 ◯議長(風野芳之君) 続いて総務部長。               〔総務部長荒木悟志君登壇〕 181 ◯総務部長荒木悟志君) それでは、茂田議員の大きい1番の2点目、出生率1.75の根拠について御説明申し上げます。  平成28年6月に策定しました人口ビジョン総合戦略は、国が公表する長期ビジョンと整合させ、2060年までの人口目標を推計しております。国の長期ビジョンでは、将来にわたって活力ある日本社会を維持するためには、2060年に1億人程度の人口を確保する必要があり、合計特殊出生率の改善が不可欠であるとして、改善に当たっては2030年に1.8人へ上昇させ、2040年に2.07人まで回復した場合に1億人程度の人口を確保することができるという試算をしております。本市におきましても、国や茨城県、近隣自治体との整合性を図り、2030年に1.8人、2040年以降に2.1人へと上昇するように設定をいたしました。  議員御質問の常総未来創生プランの合計特殊出生率につきましては、人口ビジョン総合戦略の推計に換算して計画終了年度の2027年において1.75人とした上で、人口5万7,000人を維持することとしております。本市といたしましては、人口ビジョン総合戦略の四つの戦略分野に掲げる105の施策を実施していくことで人口減少、少子高齢化対策を進めていくところであります。  続きまして、2点目の石下総合福祉センター南側市有地について御答弁いたします。  現在、石下総合福祉センター南側市有地につきましては、ふれあい広場用地、東部統合幼稚園用地とも鬼怒川堤防整備に伴う発生土のストックヤードとして国土交通省に貸し付けを行っております。こちらにつきましては、貸付料が年額1,180万3,500円で、平成29年4月から平成31年3月までの契約となっております。  農産物直売所の計画につきましては、現在当該地から3キロ程度しか離れていない圏央道インターチェンジ周辺地域整備計画の中で、同様の物販施設の検討を行っているほか、石下体育館前で21年間営業されてきた石下生活改善グループの農産物直売所が、体育館廃止に伴い、営業場所を見直さなければならない状況もあることから、ふれあい広場での農産物直売所の計画につきましては再考をしているところでございます。  しかし、復興計画並びに常総市まち・ひと・しごと創生人口ビジョン総合戦略の中で、地域交流センター本体の改革、その周辺の景観整備、さらには周辺にある公共施設用地を活用し、文化的施設を集約するなど地域交流センターと周辺の一体的な整備をしていくことが位置づけられておりますし、石下町時代からふれあい広場の1施設として農産物直売所の整備計画が検討されてきたという背景もあります。これらのことを踏まえまして、地域交流センター周辺の全体的な整備計画の中で農産物直売所のあり方を検討する必要があると考えております。  未利用市有資産の有効活用は、市民サービス向上と財源確保を目的とするため、既存の考えにとらわれることなく、さまざまな検討を加え、最大の効果を引き出すような活用策を検討するべきものです。そのためにも、各部局が連携して東部拠点、石下駅前広場、旧石下庁舎跡地、石下体育館跡地など、東部地域にある市有資産の潜在力を最大限に引き出せる活用方法の検討を行っていきます。  以上でございます。 182 ◯議長(風野芳之君) 茂田信三君。 183 ◯16番(茂田信三君) 今、総務部長からるる説明がありましたが、まず1.5人というんですか、出生率。1.75。どうやったら1.75が出るんですかね。今、日本の国が1.40でしたか、さっき調べましたら1.40、1.75。  市長にまずお聞きします。子どもの人口がふえる条件を市長にお聞きしたい。 184 ◯議長(風野芳之君) 茂田信三君、項目1番の件はよろしゅうございますか。1)はよろしゅうございますね、2番のほうを先に。 185 ◯16番(茂田信三君) これね、分けましたが全部つながっているんですよ。どうして産婦人科が必要かというのをお聞きしたいんですよ、まずそれを聞いて。それから大丈夫ですからね。オーケー、オーケー。言って。 186 ◯議長(風野芳之君) 一問一答なものですから、1)から入ってもらったほうが答弁がわかりやすい。 187 ◯16番(茂田信三君) わかりました。以前質問をした産婦人科の設立の進捗状況は先ほど聞きまして努力しているのはわかります。常総市の出身者の産婦人科医って、だれも考えることは一緒ですよね。坂東市と連携したり。当然、24時間体制だから1人じゃこれは無理ですよね。だれも考えることは一緒なんですよ。それはわかりました。  市長、こっちから答えを出しますね。市長と多分同じ考えですよ。定住人口を定着させるということは、まず雇用ですね、働く場所。例えば常総市になければ近くに行く。通勤可能な場所に、あまり時間がかからないところに雇用のある工場とか会社とかがあることがまず条件。そうですよね。ぴったりでしょう。  2番目の、議長がさっき順序が違うと言うから、2番目がまず産むところですよ。お産するところがなければ住まないでしょうよ。そうですよね。雇用の確立されているところ、その次は安全なお産、そうですよね。あと、いつも持論で言っている、子どもたちの教育、医療、多分その三つかなと思うんですよ。2番目に言った産業婦人科がないところにだれが住みますか、まず。自分が若くて25とか30で結婚して、自分だけじゃないんですよ。結婚して子どもさんが生まれたら、その子どもも20年、25年たつとお産の時期になるんですよ。ないところにだれが住みますか、まず。
     過日、私どもの知人の娘さんが出産しまして、大学病院ですと出産費用が高いんですってね。筑波大学とか。その方は下妻の宇津野さんという産婦人科でお世話になったと。その方がおっしゃっていましたよ。市にあればいいんだよね、広域でもあればいいんだよねって。一回大学病院のほうへ行くと高いんですって。普通分娩じゃなくていろいろな特殊な技術とかで高いから、それがネックになっているんじゃないですかと言うんですよ。1.75と掲げても受け皿がなくちゃ絵にかいたもちですよ。机上の空論というんですか。何もなくて1.75なんかできるわけないでしょうよ。まして2.幾つなんかできるわけないでしょうよ。これからの労働人口は、私が前から申し上げているように、海外からちゃんとしたルートで国の保証つきの人の労働人口でなければ、日本はもう労働人口はだめですよ。だから、70とか80まで働くわけないでしょうよ。後継ぎがいないとか、おれは仕事が好きだって言うけど、普通じゃしないでしょうよ。  アメリカがなぜ産業が伸びているかわかりますか。移民の労働力ですよ。日本だって頼らなくちゃならないでしょうよ。実際、黙認かどうか知らないんですけど、海外の不法労働者がたくさん働いているでしょう。日本は日本人だけの労働力じゃやっていけないですよ。だから、いつになっても日本は不況から脱出できないんですよ。若年層がいないから。生産人口がいないところは国は滅びるんですよ。イギリスもそうだったんですよ、以前。それがEUに入って労働者がヨーロッパから垣根なく来た、隣の国の垣根が外されたものですから立ち直ったんですよ。日本はどうしますか。うちの近所で子ども会があって、前はマイクロバスを借りて行ったんですって。子どもが2人しかいないんですよ。乗用車で行けるんですって。笑い事じゃないですよ、本当に。  まず、受け皿をつくってから1.75というのを掲げたらどうなんですか。途方もない数字ですよ。それを私は最初に市長にお聞きしたかったんですよ。定住人口の条件。まず会社。会社は今は坂手とか工業団地の増設とかいろいろ計画して、徐々に来ておりますよね。だめだっていうの、まず受け皿がないと。前も議会でお話ししましたが、去年3月14日にうちの愛犬に生まれまして、そのときちゃんと寒いですからお産の小屋をつくって周りに毛布をかけて、そうやって準備してお産するんですよ。人間様の人口をふやしてください、子どもをふやしてくださいって、受け皿がなくちゃだれも来ないでしょう、危なくて。取手でしたか、常磐線で医者に行く途中にお産して。あんなに予定日が離れていてもそういう事態になるんですよ。遠いところじゃ、まず不安でしょうよ。それを市長にお聞きしたい。 188 ◯議長(風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 189 ◯市長(神達岳志君) 茂田信三議員の質問にお答えをいたします。  産婦人科をどうしても常総市につくりたいという思いは茂田信三議員と全く一緒でありまして、先ほどお話が出たように、昨年から鋭意努力を重ねてまいりました。その中で、先ほどの答弁では、御子息で産婦人科医を今現在やられている方が、地元に戻ってきてやりたいとおっしゃっていただいているというありがたい声をいただいて、直接訪問もさせていただきました。また、広域連携ということで坂東市、つくばみらい市との協議も重ねて、思いは一つになっております。そういった中で、またもう一人石下地区でも地元に戻って産婦人科医をやりたいとおっしゃっていただいた方が出てまいりました。このお二人の方を大事にして、また坂東市、つくばみらい市、きぬ医師会も含めて、定住自立圏構想も広域連携ということも含めて、何とか産婦人科を常総市にという形の実現に向けて、一歩一歩努力を重ねてまいりたいと思っています。 190 ◯議長(風野芳之君) 茂田信三君。 191 ◯16番(茂田信三君) すごい明るいニュースですね。これは、幾らそういうやるとかネタがあっても、実際に実行して実現しなければいけないんですよね。嘆願書というんですか、要望書というんですか、お願い書というんですか。議会とかたくさんの方の署名をもらって、その方のところにお持ちしたらどうなんですか。市役所の職員は書いても構わないんですよね。当然議員、私も近所の方からいただいてきますよ。その何千人を持っていけば心が動かされるんじゃないんですか。それは市長とか福祉部長に行っていただくのは心強いですけど、そのほかそういうのをやりましょうよ。何が何でも。どうしても常総市単独で無理だったら広域、二つやってみて、一人じゃ無理ですよね。その方のつてを頼んでもう一人お願いするとか。要望書というかお願い書を書きましょうよ、みんなして。いつでも動きますから、暇ですから大丈夫です。  これで大きい1番は、進捗状況を聞きましたから大丈夫です。油断しないでずっと頑張ってください。  2点目に入ります。 192 ◯議長(風野芳之君) 茂田信三君、質問を継続してください。 193 ◯16番(茂田信三君) 1番の2番のことですか。市の計画では出生率1.75という。 194 ◯議長(風野芳之君) それに納得ということであれば、2番の石下総合福祉センター南側市有地について続けてください。 195 ◯16番(茂田信三君) 最後、もう一回つけ加えますね。さっき聞いた出生率1.75というのは机上の空論ですよね。とても実現できないと思います。国で1.40がおぼつかないという状態ですから、もう少し現実に合った数字を書くように。消しゴムで消しますか、この1.75というのを。そういうわけにいかないでしょう、本に書いたんですからね。もっと現実味を帯びている数字で書かなければ、真剣に読む気がしないですよ。産婦人科もないところに1.5なんかあり得ないですから、今のところは。もう少し現実を見て、なるほどなって。低くたっていいでしょうよ、できないものはできないんだもん。仮に常総市で1.75を早急に達成したならば、国から来ますよ、モデル都市として。もう少し現実味を帯びた数字で書いてください。こっちも真剣に読んでいるんですから。 196 ◯議長(風野芳之君) ここも含めて総務部長より答弁をさせます。総務部長。 197 ◯総務部長荒木悟志君) 先ほど御説明いたしましたが、国から来た数字をそのまま使っているというのが市町村の現状ですので、その辺御理解いただきたいと思います。 198 ◯議長(風野芳之君) 茂田信三君。 199 ◯16番(茂田信三君) そんなことをやらなければ手を挙げなかったんですよ。国からやったんじゃ、国のやつにお金をかけないでそっくりやればいいでしょうよ。そういう考えはだめだよ。そういうのは蛇足っていうの。絵をかいて最後にヘビに足をかいちゃったんですよ。蛇足っていうの。国のをそっくりやるなら、私らが英知を使ってつくりましたなんて、そんな言うことないでしょうよ。国のをやったら全職員要らないでしょう、全部国からコピーをもらってきてそれを議員に渡せばいいでしょうよ。そういう考えは直してください。 200 ◯議長(風野芳之君) 茂田信三君、質問を継続してください。2番目に入ってください。 201 ◯16番(茂田信三君) それでは、第2点目に入ります。石下総合福祉センター南側市有地について。私は通告に載せていませんでしたから、圏央道近くの15億の道の駅には当然通告を出しておりませんでしたから触れる予定がなかったんです。先ほどの答弁で、15億があるからこっちはどうのこうのって言うから、あえて言わせてもらいますよ。私は15億でつくれなんて言ってないんですよ。どだい15億でつくってどうやって回収するんですか。私は通告にないからそういうことはルール違反だから言いませんと思ったんですよ。そちらから言ってきたんでしょう、15億の道の駅をつくるからこっちはその次、近くに何キロ以内にあるからこっちは眼中にないようなこと。それと話が違うでしょうよ。私が言ったのは、調査費とかを持ち出す前に言った話でしょうよ。  諮問して答申が出たら、答申に沿うように努力しなくちゃ諮問の意味がないでしょうよ。部長、そんな諮問なんかやらなけりゃいいでしょうよ、まず。何々委員にお手当払っているんでしょう。日当っていうんですか、交通費とか。答申に沿うことができなければ諮問なんかかけることないでしょうよ、まず。あの答申では、体育館のところなんかは一言も言ってないですよ。何か履き違えちゃっているんじゃないの。周りのどうのこうのとか、そんなこと言ってないですよ、あの答申では。南側の遊休地は非常に高額なお金で買って利用しないというのはおかしいって。早急に利用するようにという答申ですよ。それも物産展がいいだろうって、お金がかからないように。お金がかからないの。鉄骨でやって、安全のほうはやらなくちゃなりませんが、そんな15億も何億もの話じゃないですよ。多分、さっき言ったのは石下のもとの庁舎のことを言っているんですかね。そんなことは答申では出てないですよ。市の庁舎、石下庁舎、あと福祉センター、その遊休地のことを答申で言っているんですよ。何か履き違っているのと違うんですか。履き違っているんじゃないんですか。何キロ以内にあるとか。こっちの答申のほうが早いんですよ、そもそも。アドバルーンを揚げたからその答申を軽視したり、とんでもない話だと思うよ、私は。答申の意味がないでしょうよ。あの答申では、庁舎とか体育館とか言ってないですよ。体育館のところでは既得権のある人ばっかりですよ、やっているのは。武道館のところの。既得権のある人ですよ、やっているのは。一般の方は参入できないでしょうよ。それで常総市の米ブランドどうのこうのと言ったって売る場所がないでしょうよ。圏央道からおりて何百人買いに来ますか、お米。あそこだったら立地条件いいでしょうよ。バイパスから近いし、ゴルフ場の帰りでも近い、観光地も近い、市に用事のあった人にも近い。私は一言も旧体育館、今度壊す予定か知りませんが、そこの何かに触れたことはないですよ。答申でもないですよ。もう一回言ってくれますか。そんな気分悪いことを言われて黙っちゃいられない。 202 ◯議長(風野芳之君) 総務部長。簡潔にお願いをいたします。 203 ◯総務部長荒木悟志君) 石下東部地区につきましては、総合的に、一体的に、潜在力を最大限に引き上げるように活用していきたいと考えております。 204 ◯議長(風野芳之君) 茂田信三君。 205 ◯16番(茂田信三君) 市長にお聞きしたい。諮問をかけておいて、何回もやった。あれは総合振興計画というのかな、正式名はわかるから。諮問をかけておいて、3回か4回で答申が来て、その答申をどう考えているかお聞きしたい、まず。 206 ◯議長(風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 207 ◯市長(神達岳志君) 質問にお答えします。  市民の皆さんに答申をいただいたということは、市民の皆さんの声でもございますから、その答申の内容をしっかりと吟味をさせていただいて、中身を盛り込んで今後の東部開発拠点のアイデアとして取り入れていきたいと思っています。 208 ◯議長(風野芳之君) 茂田信三君。 209 ◯16番(茂田信三君) どうして私が質問をするとしーんとなっちゃうんでしょうね。市長、そうですよね。せっかくみんなお忙しいところを来て、私も審議委員になっているんですが、私は職責で来るのは当然ですよ。皆さんの税金で40万いただいていますから、報酬。ほかの人は自分の仕事をお持ちの上、なおかつそれをほかの約束を曲げて来られているんですよ、何回も。諮問をかけられたから答申した。それをおざなりじゃ、今度やる必要ないですよね。もう一度それをお聞きしたい。 210 ◯議長(風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 211 ◯市長(神達岳志君) もう一度お答えをいたします。  答申の結果というのは重要な市民からの御提案ということでございますから、それを十分に吟味して東部拠点の開発に生かしていきたいと思っています。 212 ◯議長(風野芳之君) 茂田信三君。 213 ◯16番(茂田信三君) 以上、終わり。御苦労さまでした。    ─────────────────────────────────  散会の宣告 214 ◯議長(風野芳之君) 本日の一般質問はこの程度にとどめ、散会といたします。  御苦労さまでございました。                 午後2時47分散会 当サイトのコンテンツ(文章、画像、図表)は、常総市議会の著作物です。無断で複製、転載することを禁止します。 Copyright (c) Joso City Council Minutes, All 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