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  1. 常総市議会 2017-08-01
    常総市:平成29年8月定例会議(第8回会議) 本文


    取得元: 常総市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-12
    本文へ移動 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1              〔議長風野芳之君議長席に着く〕  開 議 ◯議長(風野芳之君) おはようございます。  御報告申し上げます。ただいまの出席議員数は19名であります。    ─────────────────────────────────                 午前10時00分開議 2 ◯議長(風野芳之君) これより第8回会議を開きます。  別紙会議日程により議事を進めます。    ─────────────────────────────────  日程第1 議案第35号 財産の取得について                                    (上程、説明) 3 ◯議長(風野芳之君) 日程第1に入ります。  議案第35号財産の取得について、以上の件を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。藤島副市長。                〔副市長藤島忠夫君登壇〕 4 ◯副市長(藤島忠夫君) 改めまして、皆さんおはようございます。  提案理由を御説明いたします。お手元の議案書のその2をごらんください。  議案第35号財産の取得について。この議案は、去る8月31日に指名競争入札を行った消防ポンプ自動車2台の取得について、予定価格が議会の議決に付すべき契約及び財産の取得、または処分に関する条例に定める額を超えていることから、落札者と仮契約を締結いたしましたので、これを提出するものでございます。  詳細な内容につきましては、市長公室長から御説明申し上げますのでよろしく御審議のほどお願いいたします。 5 ◯議長(風野芳之君) 続いて市長公室長
                  〔市長公室長染谷佳男君登壇〕 6 ◯市長公室長染谷佳男君) おはようございます。議案第35号財産の取得について御説明申し上げます。議案参考資料その2の1ページをお開き願います。  火災等の各種災害対応における車両や資機材につきましては、市民生活の安心、安全を確保するためにも、災害現場での故障や不具合があってはならず、必要な車両等の更新整備を行い、消防体制の充実強化を図る必要があることから、更新計画の策定した上で計画的な更新を予定しております。  今回、更新を予定する消防ポンプ自動車は、水海道支団第4分団及び第6分団の車両で、どちらも導入から20年を経過しようとしており、性能の低下や経年劣化による車輛の腐朽が著しく、近年では板金塗装の剥離や機器の不具合等による修理が増加しているとともに、一部部品の生産終息により消防車両としての維持管理が困難な状況となっております。  消防ポンプ自動車の調達につきましては、指名競争入札に付し、8者からの応札の結果、小池株式会社が落札し、平成29年8月31日に仮契約を締結いたしました。  これは、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得、または処分に関する条例第3条の規定に該当しますので、地方自治法第96条第1項8号の規定により、議会の議決をお願いするものです。  続きまして、2ページのほうをごらんいただきたいと思います。  こちらは、消防ポンプ自動車更新計画書になります。消防ポンプ自動車につきましては、初年度登録からおおむね20年、10回目の車検時を目安とし、この計画書に基づきまして更新をおります。  以上、御審議のほど、よろしくお願いいたします。    ─────────────────────────────────  日程第2 一般質問 7 ◯議長(風野芳之君) 日程第2に入ります。  一般質問を行います。一般質問の通告者は全部で17名であります。通告順に従い、発言を許します。  なお、質問並びに答弁は簡潔明瞭に行うよう議事進行に御協力のほどお願い申し上げます。  最初に、13番岡野一男君。                〔13番岡野一男君登壇〕 8 ◯13番(岡野一男君) 皆さん、おはようございます。13番岡野一男でございます。  私は水海道有料道路の利用と、そして近隣の市町村との交通体系の連携につきまして質問をいたします。  ことし6月から水海道有料道路の朝の時間帯が無料化されました。おかげさまでスムーズな通行ができてきておりまして、これにつきましては大変感謝をしているところでございます。当然、緩和ということでございますので、この6月実施以前と以後につきましては通行量の変化というのがあったかと思います。この6月以前、6月以後の通行量の数字を教えていただければというふうに思っております。よろしく御答弁、お願いいたします。 9 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方は議場にお入りください。  これより答弁を求めます。都市建設部長。              〔都市建設部長木村茂樹君登壇〕 10 ◯都市建設部長木村茂樹君) おはようございます。1番目の無料措置以前と実施後の交通量につきましてお答えをさせていただきます。  水海道有料道路における通行料金無料措置につきましては、茨城県道路公社並びに茨城県道路維持課の協力のもと、本年6月1日より平日の午前6時から午前8時までの2時間において、全車種を対象として実施をしております。通行量の調査につきましては、茨城県道路公社で実施をしておりまして、6月の平日における午前6時から午前8時までの日平均通行量につきましては、実施前の5月と比較しますと2.58倍、台数でいいますと704台から1,817台の増加となっております。上下線別につきましては、上り、坂東方面になりますが2.39倍、台数にしますと389台から929台、下りとなりますつくば方面は2.81倍、台数につきましては316台から888台の増加となっております。また、7月の日平均通行量におきましても、実施前の5月と比較しますと2.65倍、台数でいいますと704台から1,863台の増加となっております。当市では、開始初日の6月1日と道路美化活動を実施しました8月28日において、関係機関とともに料金所周辺で周知用ののぼりを持ち、無料措置に対するPR活動を実施いたしております。微力ながら交通量増加に貢献できたかと思っております。  周辺道路の影響につきましては、無料措置実施前の5月に豊水橋、美妻橋、豊岡町地内の通学路において交通量調査を実施しておりまして、夏休み期間が過ぎた10月に再度交通量調査を実施し、無料措置の効果検証を行いたいと考えております。  以上でございます。 11 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 12 ◯13番(岡野一男君) 御答弁、ありがとうございました。ただいま5月とそれ以後の数値の比較を教えていただきました。ちょっと書きとめできなかったところもありますので、議長、後でこの数値につきましては資料の提出をお願いしたいと思うんですが、よろしくお願いいたします。  ただいま部長から県の道路公社のほうでこの調査を進めてきたというお話でございます。確かにこの有料道路は県で管理しております。この事業の遂行に当たっては市のほうですよね。市のほうで独自の調査というのはやらなかったんですか。例えば、道路公社でやった分の補てんというような形の中で、あるいは10月に交通量の再調査をするということでございますが、これの実施主体はどちらなんでしょうか。 13 ◯議長(風野芳之君) 都市計画課長。 14 ◯都市計画課長藤川裕之君) お答えいたします。  利用前、6月1日以前の調査につきましても常総市の主体で調査を行っております。こちらは5月24日に水海道有料道路につきましては道路公社なんですけども、市のほうで行ったのは豊水橋、また美妻橋、豊岡の小学校の通学路、この3カ所で行っております。  以上です。 15 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 16 ◯13番(岡野一男君) ありがとうございました。それじゃ、議長、大変申しわけないんですが、この市のほうで行った調査につきましても、後日数値をいただきたいと思うんですが、よろしくお願いいたします。 17 ◯議長(風野芳之君) 資料について、そのようにいたします。 18 ◯13番(岡野一男君) 先ほど部長の答弁の中でも、かなりの台数がふえてきたということで、確かに豊水橋、美妻橋の渋滞緩和にはつながってきている、そして橋の長寿命化にも大変いい影響を与えているというふうに感じているところでございます。  それでは、2点目の質問に入ります。近隣市町村の市民が利益を受けるのであれば、応分の負担は当然と思うが、市ではどのように考えているかというふうな内容でございます。  今回、常総市単独の予算で道路通行料金の無料化を行ってまいりました。道路はいろいろあります。市町村道、県道、国道、それぞれに分かれておりまして、それぞれの地域の中で管理されているということでございます。市町村道で、例えば狭い、細い、そういう市民の方しか利用できないような道であれば市のほうでやっていくのはいいんでしょうけども、今回この路線は多くの人が通行している国道354号線でございます。それを市の単独の予算で無料化するということは、税金の公平な分配という観点からも私自身、大変疑問に思っております。ここを通行する人が無料化という行政サービスを受けるのであれば、だれもが応分の負担をしてもよいのではないかというふうに感じております。これにつきましてお考えをいただきたいと思います。 19 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。都市建設部長。 20 ◯都市建設部長木村茂樹君) 2番目の御質問についてお答えをさせていただきます。  国道354号線は、平成27年8月に岩井バイパスが全線開通となり、先に開通をしました水海道有料道路区間とあわせまして常総市と坂東市を結ぶ全長13.4キロメートルのバイパスが供用開始をしております。また、平成29年2月に首都圏中央連絡自動車道常総インターチェンジが供用開始されたことにより、当市を含みます近隣市町村における渋滞緩和や地域経済の活性化にも寄与することが期待され、交通量も増加をしております。  平成29年度は水海道有料道路における通行料金無料措置につきまして、常総市内における通勤時間帯の交通渋滞緩和と通学路の安全性を確保する目的で、常総市が減収分に相当する費用を負担することで実施をしております。今後は、当然ながら広域的な見地から、つくば市、坂東市、つくばみらい市などの近隣の自治体にも御協力をしていただきたいと考えておりますので、負担割合通行車両の調査方法などについて関係自治体と協議をしてまいりたいと考えております。現時点では、説明資料等の作成、関係課との調整を進めております。今議会終了後に、周辺の工業団地内の企業に対し利用促進についてのPR活動を実施し、関係自治体につきましては10月からの協議をさせていただく予定で考えております。  以上です。 21 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 22 ◯13番(岡野一男君) 水海道有料道路利用促進に当たりましては、過去2回ほど無料化という社会実験を行ってまいりました。御承知のように、1回目は平成20年1月から3月までの3カ月間、このときは国の地域活性化経済危機対策臨時交付金によりまして無料化ということで社会実験を行ったわけでございます。このときの無料化の前の年、平成21年1月から3月までの通行車両は1日当たり2,309台でございました。この社会実験のおかげで3カ月間の1日当たりの通行量は1万389台、約4.5倍の通行量でございました。大変好評でございました。それじゃ、ずっと続けてもらえないかというふうな話もございました。そういうわけで、2回目も実施されたわけでございます。  このときは我が市とお隣の坂東市、その申し入れによりまして、やはり平成23年1月から3月までの3カ月間実施をいたしました。このとき、全額無料ということを期待していたわけですが、残念ながら半額ということになって終わりました。半額ということもあって、この1月から3月までの通行車両は1日当たり3,294台、通常の1.43倍でした。半額から全額無料にいけば、当然喜ぶといいますか流れとしてはスムーズ、しかし全額から半額ということになったわけでございまして、こんな数字になったのかなというふうに感じております。そして、この2回目の実施のときは、常総市、坂東市と道路公社と三者でやったわけですが、それぞれの地元負担金は500万でございます、総額。常総市の負担割合は85%、坂東市が15%、なぜこのような負担割合が出てきかといいますと、前回の無料化のときの調査によりまして、坂東市の通行量は利用率16%程度であったということでございます。このときの数値16%というのを使いまして85対15とした経緯でございます。当然、第2回目のときはお隣の坂東市と協議を行ったわけでございますが、今回第3回ということになりますけども、この実施に至って当然私どもはお隣の坂東市との経緯もありますから、実施に当たっては協議したというふうに思っております。この実施に至る経緯というものを教えていただきたいと思います。 23 ◯議長(風野芳之君) 都市計画課長。 24 ◯都市計画課長藤川裕之君) お答えいたします。  坂東市との協議についてですが、昨年10月18日に坂東市役所へ企画部と一緒に都市建設部で伺って、料金の半額措置をしたときの負担比率も協議してきましたが、実際に今回の6月の今年度の実施については、なかなか協力のほうが得られなかったということでございます。  以上です。 25 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 26 ◯13番(岡野一男君) 今回の実施に先立ちまして、前回一緒にやった坂東市と協議を行った結果、協力が得られなかった。それじゃ、単独でやろうという経緯になったわけですね。それでそのまま、じゃいいですよということになってきたのかなというふうに見ているわけなんですが、それについてはちょっと納得がいかない、そんなふうに受けとめております。と言いますのは、坂東市域のほうにも平日6時から8時全車種無料という看板が354号線沿いにあります。当然、これは坂東市にも許可といいますか、いただきますよね。私どもはこういうふうにやっていくんだと。でも協力が得られなかった。10月に協議をしたということでありますが、それは1回で、私のほうではやりませんから、どうぞ勝手にやってくださいということで、1回だけの協議だったのかどうか。その点をお聞きします。 27 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 28 ◯都市建設部長木村茂樹君) 昨年度における坂東市との協議は1回ということでございます。 29 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 30 ◯13番(岡野一男君) これだけの大きな事業、しかも神達市長の目玉事業でございます。それについて1回しか協議を行ってこなかった、しかもお断りされたので、いいですよということになってきた。それじゃ、市単独でやりましょうということになったわけでしょうけども、それではちょっと私は腑に落ちない、納得できない面があります。と言いますのは、国道354号線整備促進協議会ってありますよね。これは10の市と町で構成されております。当市も当然入っております。10市町の首長、そして議長で構成されております。現在の会長は土浦市長かと思いますが、こういう路線の整備というものであれば、もう少し私は近隣の坂東市、第2回目のときに協力をいただいた、お互いに申し入れをしてやってきた経緯があるということであれば、もう少し私は協議していけばよかったのかなと感じております。これについては、答弁が1回しかやらなかったということなのでできないのかなと思いますが、その当時、坂東市の背景を見ていきますと、ことし4月2日に坂東市長選の投票があった。皆さんは市長選があるので新しく選ばれる市長に再度協議をしていこうということで、その辺を推しはかって1回だけの協議で終わりにしたのかどうか、その辺のところも教えてください。 31 ◯議長(風野芳之君) 都市計画課長。 32 ◯都市計画課長藤川裕之君) お答えいたします。  議員も御存じかと思うんですが、ことしに入ってから坂東市議会にもいろいろな委員会等が設置されまして、その辺の部分も考慮いたしまして、年内に入ってから協議ができなかったという点もございます。  以上です。 33 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 34 ◯13番(岡野一男君) すみません、ちょっと意味不明なところがあったんですが、その辺のところというのは何でしょうか。 35 ◯議長(風野芳之君) 都市計画課長。 36 ◯都市計画課長藤川裕之君) お答えいたします。  百条委員会が設置されたことによりまして、なかなか協議というものができなかったという点でございます。  以上です。 37 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 38 ◯13番(岡野一男君) 坂東市の都合ということでございますね。わかりました。  次年度の予算はことしの12月ごろまでに各課取りまとめて、次の年の1月下旬に市長査定があるというのが毎年のパターンでございます。そういうわけで、いつも私は予算に関する問題は8月の定例会議に質問して、翌年の予算に計上できればいいのかなという形の中でやってきているわけでございます。そういうわけで、これからはつくばみらい市、つくば市、坂東市と協議をしていくというお話でございます。予算といいますと、ことしの3月に予算は通過しました。6月から事業を開始したので、もう3カ月になります。これからどういう形の中で近隣の市町村と協議をしていくのかという点につきましてお伺いいたします。 39 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 40 ◯都市建設部長木村茂樹君) それでは、3番目の御質問につきましてお答えをさせていただきます。  今回の無料措置実施に当たりましては、平成29年2月議会におきまして近隣自治体からの財源の確保ができない場合には、次年度以降の当事業の実施は認められないとの附帯意見が出されております。このことにつきましては真摯に受けとめておりまして、平成30年度の予算編成に向けては対応をしていきたいと考えております。  水海道有料道路につきましては、料金徴収期間が30年以内と定められております。その期間は平成9年から平成39年までと伺っております。市民の方からは、通学路の渋滞が緩和されたことや通勤時間が短縮されたなどの意見が多数寄せられており、好評を得ているところでございます。当市といたしましては、県道土浦坂東線、主に美妻橋と国道354号線、主に豊水橋の交通渋滞緩和と通学路の安全性確保及び市内の産業発展のためにも当分の間は無料措置を実施していきたいと考えております。関係自治体にも協力をしていただけるよう、協議、検討を重ね、努力をしてまいりますので御理解のほどよろしくお願いしたいと思います。  以上です。 41 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 42 ◯13番(岡野一男君) 3点目の御答弁をいただきました。ありがとうございます。私は、今後これから他市との協議を行っていくかということで、その具体的な協議の内容が決まっていれば教えていただきたいということでお尋ねをしたわけでございます。この点につきまして御質問いたします。 43 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 44 ◯都市建設部長木村茂樹君) お答えいたします。  先ほど答弁をさせていただきましたとおり、他市町村におきましては10月から協議をさせていただくという予定でおりますので、現時点につきましては、そのときの説明資料等の作成、関係課との協議を行っているというところでございます。 45 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 46 ◯13番(岡野一男君) 10月から協議を進めていくというお話でございます。当然、予算編成の12月までにはほぼ完了いたしまして、方向づけ等々につきましてなされていくかというふうに思っております。そのとおり、まとめはぜひお願いしたいと思います。  今回の予算成立のときには所管の委員会から附帯決議が出されました。当時の委員長からこのような報告があったものでございます。この附帯決議というのは、希望、意見、要望等を取りまとめたものでございます。ただ、法的な拘束力はございません。しかし、この内容につきましては委員会の意思でございます。委員会全体の意思でございます。この委員会の意思というものを執行部の皆さんはどのように受けとめているのかお考えをお聞かせ願いたいと思います。 47 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 48 ◯都市建設部長木村茂樹君) 先ほどの答弁と繰り返しになって申しわけございません。3番目の質問ということでお答えをさせていただきます。  今回の無料措置実施に当たりましては、平成29年2月議会において近隣自治体からの財源の確保ができない場合には、次年度以降の当事業の実施は認められないとの附帯意見が出されております。このことにつきましては、真摯に受けとめておりまして、平成30年度の予算編成に向けて対応をしていきたいと考えております。先ほども申し上げましたとおり、水海道有料道路につきましては、料金徴収期間が30年と定められており、その期間は平成9年から39年までとなっていると伺っております。市民の方からは通学路の渋滞緩和、通勤時間の短縮など多数寄せられ、好評を得ているところでございますので、当市といたしましても、県道土浦坂東線、国道354号線の渋滞緩和と通学路の安全性確保及び市内の産業発展のため、当分の間は無料措置を実施していきたいと考えております。関係の自治体にも協力をいただけますよう、協議、検討を重ね、努力をしてまいりますので御理解のほどよろしくお願いをしたいと思います。  以上です。 49 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 50 ◯13番(岡野一男君) すみません、もう一回ちょっとその辺のところを整理して私も受けとめてはいるんですが、もう一度お答え願いたいと思います。平成39年、あと10年ですが、それまでに償還期限はやってきます。あと10年間です。その間、各近隣自治体との協議が調わない、不調に終わった場合、これはこの地域の経済活性化、あるいは通学路の安全確保、そして橋の通行量の渋滞緩和等々を勘案して、今後も各自治体の協力が得られなくてもやっていくのかどうか、その辺をちょっと明確にお答えいただきたいと思っております。 51 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 52 ◯都市建設部長木村茂樹君) お答えをさせていただきたいと思います。  関係自治体の協力を得るという前提で、当分の間は進めたいという考えでございます。 53 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 54 ◯13番(岡野一男君) 何か部長の答弁の内容を聞いていますと、所管の委員会の意思という大事な部分から、真摯に受けとめるとか何とかって先ほどの部長の答弁とは、ちょっと逆行するのかなと思うんですが、市長、どうですか。これは来年度以降も今後10年間、他市の協力が得られなくも実施していくのか。確かにこの事業は市民の皆さんから好評をいただいております。私もそれは実感しております。ただ、この支出の案分については、いささか税金の公正な分配という点からも疑義を感じておりまして質問をしているわけでございます。来年度以降もこの協議が調わなくても今後続けていくのか、10年間はやっていくのか、その辺の方針をお聞かせ願いたいと思います。 55 ◯議長(風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 56 ◯市長(神達岳志君) 岡野一男議員の質問にお答えをいたします。  水海道有料道路の通学、通勤時間帯、朝の時間帯の無料化措置でございますけども、6時から8時までということで今現在進めております。この課題については、先輩方が多い中ですから、今20年たっております。歴代の市長も代々課題としてこの常総市議会も水海道市議会時代からさまざまな議論がされてきた課題だと思います。なかなか風穴をあけることができなかった、私も常総市選出の県議会議員として県議会の場でも3回質問をして無料化を訴えてまいりました。先ほどお話をされた協議会、中川土浦市長が会長で関係し、354の協議会がございます。こちらの場でも無料化を訴えて、協議会としても県への要望の中に無料化の要望ということで毎年のせている事案でございます。なかなか風穴があかなかった、そういう部分に関してやり方を具体的にどうすればいいかということで今回御提案をさせていただいた内容でございます。もちろん、議員がおっしゃるとおり、私の意思としても坂東市、つくばみらい市、つくば市、関係自治体にも御協力をお願いしたいということで、これから具体的な協議に入っていくわけでございますけども、協議に入る上でも実際にこれを無料化することによって、どういった効果があったのか、そしてあるのかというものもしっかりとデータを収集するようにということで、今指示をしているところでございます。市民の方からも御好評をいただいて、さまざまな声をいただいておりますから、単純に費用対効果だけでは推しはかれない部分もあるかと思いますけども、議会の委員会の附帯意見を真摯に受けとめて、来年度以降実施するかについては、その市民の意向、または関係市町村との交渉、また議会の皆さんの御指導もいただきながら、この20年間これまでの歴史の経緯、これからの10年間を考えた上で、その都度御指導をいただければありがたいと思っております。  以上です。 57 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。
    58 ◯13番(岡野一男君) 大変丁寧な御答弁でございました。ただ、やはり次年度以降という点もありますし、他市町村との協議事項もあるから具体的な御答弁はできなかったのかなというふうに思っております。今市長がおっしゃったように、通行量の調査は確実に実施していただかないと、次の事業に進む資料が全くなくては予算も計上することができない、市民の方々、議会にも納得してもらえない、そういうこともございます。県道路公社にお願いしているだけではなくて、市のほうでも独自に調査というものをやって、そしてこれだけの効果があって、これだけ皆さんが喜んでいるというふうなものを数字的にあらわしていかなければ、事業展開というのはできないと思っております。今、市長がおっしゃったように指示するということでございますから、もう既に6月から実施しているわけですから、早急にこれはやっていただきたい。あそこの有料道路だけではなくて、豊水橋、あるいは美妻橋も含めて、そういう調査はぜひ行っていただきたい。あと住民の皆さんの以降調査ですよね。そういうものも含めてお願いしたいと思います。  この各市町村にまたがる交通体系の整備、これは広域連携が私は必要と思います。そのために協議会とかそういうものもできているし、これから関係近隣市町村と十分協議を進めてもらいたい。そういうことで要望いたしまして、私の質問をこれで終わりにしたいと思います。ありがとうございました。 59 ◯議長(風野芳之君) 暫時休憩といたします。                 午前10時41分休憩    ─────────────────────────────────                 午前10時55分再開 60 ◯議長(風野芳之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を継続いたします。  次に、8番小林 剛君。                〔8番小林 剛君登壇〕 61 ◯8番(小林 剛君) 8番小林 剛でございます。通告に基づきまして広域連携による公共交通についてということで質問をいたします。  まず初めに、高齢による免許返納制度などにより増加する交通弱者への市民サービスは、近隣自治体と比べ、かなり劣っていると思うがいかがということで答弁のほうをよろしくお願いします。 62 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方、議場にお入りください。  これより答弁を求めます。総務部長。               〔総務部長荒木悟志君登壇〕 63 ◯総務部長(荒木悟志君) おはようございます。それでは小林議員の御質問にお答えいたします。  地域公共交通につきましては、つくば市、守谷市、坂東市などコミュニティバスの運行により、地域間における市民の移動手段が確保されております。本市の公共交通施策といたしましては、デマンド型交通の常総市予約型乗合交通ふれあい号により、交通空白地帯を解消しており、利用者からは好評を得ているところであります。しかしながら、各自治体においてそのあり方に苦慮しているところであり、人口減少や少子・高齢化が進む中、通勤、通学などの移動手段の確保のためには地域の実情に応じた公共交通が求められており、国においても高齢者の移動手段の確保に当たっては、交通政策部門と福祉行政が連携した検討が行われております。本市といたしましては、近隣自治体に商業施設や病院があることから、広域的な連携は利便性の高い公共交通ネットワークの構築に効果的であると考えております。公共交通の拡充につきましては、今後も、国、県、近隣自治体の動向に注視しながら、広域連携についても調査、研究してまいりたいと考えております。  以上でございます。 64 ◯議長(風野芳之君) 小林 剛君。 65 ◯8番(小林 剛君) 今、広域連携による公共交通ということで答弁をいただきました。これについては、私も何度かしました。また、ほかの議員も何人もこれについては質問を今までしております。これから研究するということでは、かなり遅いんですね。みんながこれをやめたのは、皆さんが検討するとか、そういうことだったのでみんな質問をしなくなってきたわけです。  今、デマンドタクシーの件で答弁をいただいたんですけども、デマンドタクシー、これは関議員の質問だったかな、昨年の11月。市長の答弁に、私も住民の皆様からデマンドタクシーの不便さを伺っておりますと。その不便さを伺っているというのは、要するに困っている人がいるということだと思います。さらに、市長は、市民の困ったをよかったにと、これは常々言っている言葉だと思いますが、就任から1年ということで、そろそろこれは着手するべきだなというふうに思っております。どのようにこの不便さが今まで議員、また一般市民から伝えられて、どのように改善していったのかをお答えいただきたいと思います。 66 ◯議長(風野芳之君) 行政経営課長。 67 ◯行政経営課長(小林寛明君) 小林議員の御質問にお答えいたします。  デマンド交通につきましては、当初、時間帯の設定でお昼時間帯がどうしても事業者も昼休みをとらなきゃならないということで、そこが手薄になっておりました。この部分を車両1台増便することで解消させていただきました。その後は、利用時間帯に応じた運行にはなってはいるんですが、やはり規制がございまして、最大で6便の運行ということではあるんですが、その中でうまくローテーションをしているというところでございます。現在の利便性を高める検討についてなんですが、実は昨年度まで利用券を農協に御協力をいただいて販売していたんですが、農協の統廃合によりまして支所が少なくなってしまった、利用券の販売箇所が減っているということもございまして、現在利用券の販売箇所をふやすことについての検討を行っているところでございます。  以上でございます。 68 ◯議長(風野芳之君) 小林 剛君。 69 ◯8番(小林 剛君) 多少検討して改善されたかとは思いますが、それで何の不便も感じないということであれば、今私がここで質問しないわけであります。まだまだ一般市民からそのような意見があります。ですから、それでは解消できないということだと思います。  それで、私がここで何を言いたいかと言いますと、やはり高齢者や交通弱者の足としては公共交通のコミュニティバスは必要なんじゃないかなというふうに思っております。先日、坂東市の企画のほうでいただいてきたんですが、これだけ市内を走っているわけです。ですから、これについては坂東市民はそれほど文句もないような、そんな感じがいたします。  これについてもう何年も前からコミュニティバスの件はやっておりますが、赤字だからとか、そういう理由だったんですね。これはどこも赤字だと思いますね。ただ、弱者ということだから、それを救済するためにやっているものだと思います。今後、そういうコミュニティバスを運行させる予定はないか、これを検討していただきたい、早急に。ということで、この件について、コミュニティバスについてお聞かせをいただきたいと思います。 70 ◯議長(風野芳之君) 行政経営課長。 71 ◯行政経営課長(小林寛明君) ただいまの小林議員の御質問にお答えさせていただきます。  コミュニティバスの検討につきましては、検討までは至ってはいないんですが、実際に今年度もシミュレーション的に調査、研究はさせていただいております。大ざっぱな数値でございますけども、以前運行されておりました福祉循環バス、石下地区と水海道地区で合わせて9便なんですが、こちらを仮に同じ便で同じ路線で1日当たり1路線当たり4便を運行しますと、年間で1億2,000万円程度の経費がかかるかと想定しております。そういった中で、ただ1日4便ということで、今小林議員がおっしゃったように、住民が利用したいときに利用できるコミュニティバスの公共交通手段の実現になるのかといったこともございますので、これを仮に1日当たり倍の8便にいたしますと、当然2億5,000万といった数字になりますので、その辺のところの費用面で非常に大きな経費となりますので、今後、議会の皆様にも御意見を賜りながら検討という文字にかえさせていただければと考えております。  以上でございます。 72 ◯議長(風野芳之君) 小林 剛君。 73 ◯8番(小林 剛君) 検討はやらないということですよね。今までも何年も聞いてますけども、検討で今まで実現したのはあまりないですよね。ですから、これは実際やってもらいたいんです。やってもらわないと、市長が言っている市民の困ったをよかったにできないんですね。よかったにならなくてもいいんでしょうか、これは。常総市民の中に困った人がいれば、これは市長の責任ですから。みんなが便利になってよかった、幸せだという、そういうところに持っていかなかったら、恐らくここに定住しようとか常総市はこういうふうに便利だから行こうとか、何かポイントがないと離れるだけ、人口増加についてもつながっていくんじゃないかなというふうに思いますよ。近隣のコミュニティバスは本当に交通弱者を救っています。赤字だとか、これは収益事業じゃないですからね。福祉の増進でしょう、これは。こういうものにはお金はかかって当然。坂東市なんかは、これは地域創生の推進交付金というですか、こういうものを利用しながらやっているんですよね。研究するということは、補助金だとかそういうものまで研究しているわけでしょうから、ぜひともコミュニティバスを知らせてもらいたい。市民の中に困った人がいないようにしてもらいたい。  最初にこれは言いましたけども、免許の返納を今考えている人は、危ないんだけど返納するとどこへも行けなくなっちゃうというふうに思っていて、だから返納しないんだと言っていると、また事故が起こる可能性もあるということなんですね。どこかでこれをカバーしないとよくなっていかないというふうに思いますので、これはぜひとも公共交通を充実させてもらいたいというふうに思います。  それと、さっきのデマンドの件、あれでは市民は納得していません。あれで便利になったとは思っておりません。そのことをお伝えしておきます。  2番目に移ります。守谷駅直行坂東号バスの路線を連携することで相互にメリットが生じる。協議すべきと思うがいかがかということで、答弁よろしくお願いします。 74 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。総務部長。 75 ◯総務部長(荒木悟志君) それでは、2番目の御質問にお答えいたします。  現在、坂東市では社会実験として岩井バスターミナルと守谷駅西口を結ぶ直行型路線バス、守谷駅直行坂東号を関東鉄道へ委託し、運行されているとのことです。運行本数は岩井バスターミナル発が朝6時台の2便、守谷駅西口発が夕方5時から9時台の4便となっておりますが、停留所は坂東市内のみとなっております。この守谷駅直行坂東号の運行を坂東市と連携して、常総市内に停留所を設置することが可能であるかという御提案ですが、これが実現できれば守谷市と坂東市との公共交通ネットワークが確立され、市民生活の利便性の向上が期待されると考えられます。また、市内外及び県外から多くの方々が訪れるあすなろの里入り口などへ停留所を設置することができれば、今以上の来園者も期待できるほか、広域連携の観点からもさまざまな分野へ波及効果があると考えられます。実現に向けましては、停留所や運行時間、運行本数、また運行経費などの課題が多くありますが、まずは坂東市と協議を行いまして、連携の可能性を積極的に図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 76 ◯議長(風野芳之君) 小林 剛君。 77 ◯8番(小林 剛君) 全くそのとおりだと思います。岩井から守谷駅の直行便なんですが、これも地域創生の資金を使っているわけですね。これは岩井のバスターミナルから4カ所とまって、岩井方面から来て神田山の十字路を右折、菅生南を左折、294まで出て守谷駅まで行く、これは全然停留所なしでやっているわけですが、単独で。これは連携すると、お互いにメリットが出てくるというふうに思います。  これは自分が地元だから言っているわけではなくて、大塚戸にはあすなろの里があります。以前は大型バスも持っておりました。それも廃車になりました。それから、高速バスがあすなろの里の入り口でとまっていました。それもなくなりました。ということで、今東京からエクスプレスであすなろに来る人は、あすなろの里は安くて子どもたちも一緒に遊べるということで都内から来る人も多くなっているんですが、そこからあすなろまでの足がないんですね。坂東市の企画の方と話したんですが、やはりこの路線も乗降客はそれほど多いとは言えないということですから、バス停を1カ所、2カ所つくったことによって乗る人が多い、収益も上がる、お互いさまじゃないかということで話はしてきたんですけども、これは乗り気、そんな感じを受けました。あとは各部署でこれを交渉してもらえればうまくいくんじゃないかなというふうに思っております。  先ほどの話ですが、協議して1回行って失敗してそれきりという、そんな交渉じゃ交渉にならないかなというふうに思います。1回、2回行ってだめなら最後はトップが話に行くというところまでやらないと、1回、2回が無駄になってしまうということだと思います。  それでは、この件について、すぐにやってもらえますかね、話し合いは。坂東市と。 78 ◯議長(風野芳之君) 行政経営課長。 79 ◯行政経営課長(小林寛明君) 御答弁させていただきます。  早速、坂東市のほうに伺いまして協議をさせていただきたいと考えおります。よろしくお願いします。 80 ◯議長(風野芳之君) 小林 剛君。 81 ◯8番(小林 剛君) 早速ということで、早速あしたにでも行ってもらえればというふうに思います。よろしくお願いします。  それでは、3番目に入ります。水海道有料道路時間帯無料化による豊水橋、美妻橋、通学道路の緩和の状況、無料化前との比較というのは、先ほど交通量がふえたという話は聞きましたけども、そうじゃなくて、豊水橋を通る台数がどのくらい減ったのか、それと通学道路はどのくらい減ってきたのか、美妻橋はどのくらい減ってきたのかという数字がわかりましたらお願いします。 82 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。都市建設部長。              〔都市建設部長木村茂樹君登壇〕 83 ◯都市建設部長木村茂樹君) それでは、小林議員三つ目の有料道路無料措置における豊水橋、美妻橋、通学道路の緩和状況につきましてお答えをさせていただきます。先ほどの岡野議員への答弁と重複する部分がございますので御了承いただきたいと思います。  無料措置を6月1日から実施しておりますが、実施前の5月24日に豊水橋、美妻橋、豊岡地内の通学路におきまして交通量の調査を実施しております。実施後の調査につきましては、夏休みが入っておりますのでそれが過ぎた10月に再度交通量調査を予定しております。その調査結果をもちまして無料措置の効果検証を行いたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。 84 ◯議長(風野芳之君) 小林 剛君。 85 ◯8番(小林 剛君) わかりました。自分で通っていても豊水橋は大分緩和されたなと実感はするんですが、やはり数字を出さないと次に進んでいかないのかなというふうに思っております。夏休みが入ったから10月というのはうまいなというふうに感じておりますが、ぜひともこれはチェックしてもらって次に生かしてもらえればというふうに思っております。一般市民の方もかなり助かったと喜んでおります。ですから、これを継続してやっていただければというふうには私は思っております。  しかし、4番に入ります。無料化の負担金を常総市単独で負担するのであれば、次年度以降の事業の実施は認められないとの附帯意見にどのように対応しているのか、その進捗状況を伺うということで。先ほど聞いたんですが、10月に交渉に行った、その交渉は1回でだめだという回答だったんだと思いますよね。これはきっとそれだけの資料も用意できてなかったのかなと第1回目は、というふうに思います。それで、何で1回でやめたのか、そこをちょっと聞きたいんですね。よろしくお願いします。 86 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。都市計画課長。 87 ◯都市計画課長藤川裕之君) お答えいたします。  先ほど岡野議員の質問にも回答いたしましたが、ことし1月に入ってから坂東市議会のほうでの百条委員会等の設置もありまして行けなかったということでございます。  以上です。 88 ◯議長(風野芳之君) 小林 剛君。 89 ◯8番(小林 剛君) これは1月でしょう。10月に行ったんだよね。10、11、12と3カ月あるでしょう。それは理由にならないですね。どういう交渉をしてきたのかわかりませんが、1回でやめるというのはもうそこは敗北ですよね。もう市長も負けてきたのと同じですよ、それは。これを進めようと言って行った者が、はいそうですかと帰ってきたんでは、それは交渉と言わないですね。始まったら勝つまでやる、どうしてもだめなら、これは市長が出て行く。それは普通だと思いますよ。市長もこれに関してはではないんですが、昨年11月議会で、関議員の質問に対する答弁で、広域連携というものをさらに積極的に、トップみずから各市町とも話し合っていきたいというふうな抱負を述べているわけですから、最後はやっぱりトップ同士の話し合いということになるんじゃないでしょうか。そこまで話をしたのかどうかお聞きします。 90 ◯議長(風野芳之君) 都市計画課長。 91 ◯都市計画課長藤川裕之君) お答えいたします。  昨年の10月18日に伺った際には、まだデータ等もそろっておりませんでしたので、本当の依頼というだけでございました。トップの関与というか、お願いすることもその後いたしておりません。  以上です。 92 ◯議長(風野芳之君) 小林 剛君。 93 ◯8番(小林 剛君) データもそろわないで交渉に行ったというのが考えられないんですよね。それはお金を出してくださいっていう交渉に行ったんでしょう。データも持って行かないであいさつに行った程度なんじゃないんですかね。交渉というのはそういうものじゃないと思います。どうですか、神達市長。営業プロですからね、その辺いかがなものでしょう。お聞かせください。 94 ◯議長(風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 95 ◯市長(神達岳志君) 小林 剛議員の質問にお答えをいたします。  小林議員がおっしゃるとおり、交渉になっていない交渉だったんではないかなということで私も指示をしたところでございます。トップ同士の話ということで、坂東市の前市長と私の間では話をしておりました。具体的な数値、データをもとに、私は大体の部分では、先ほど岡野議員が言った15%という割合でどうだろうというふうな話もしておりました。それじゃ、事務方レベルでということでなりましたけども、まずは常総市が8割5分、85%常総市の本気度を見せるためにも常総市単独でまず始めて、その後での具体的な調査の数字が出てくるだろうから、それからまた再度ということでどうだろうという話までしていたところでございます。今後につきましては、今の利用状況の数値が具体的にも出てきますし、さまざまな利用では常総市が85%、坂東市が15%だけでなくて、データ、数字によってはもっと坂東、つくば、つくばみらいの通行量というのもあるというふうなケースも考えられますから、そこも含めて具体的なデータ、予算の提示ということも含めて、トップ同士での話し合いも積極的に進めていきたいというふうに考えております。 96 ◯議長(風野芳之君) 小林 剛君。 97 ◯8番(小林 剛君) 自分なりにいろいろと原因を探っていくと、まずこの無料化に当たっては、最初から近隣と話し合ってやるべきだったんだなというふうに思います。というのは、あまり詳しくは言えませんけども、単独で既にやってしまった、それに対して近隣の自治体のトップがどのように思っているかと考えたときに、これはちょっとへそが曲がっちゃった部分もあるのかなというふうに思っております。前回は交流のあった坂東市長、そのときにこういう交渉が成立しなかったということであれば、さらに難しくなってきているというふうに思いますが、そこは職員の皆さんの能力とトップの能力で何とかこれをやっていただきたいというふうに思っております。  これは今年度から私が建設経済委員会なものですから、今言っておかないと来年度予算まで否決することになります。私個人の考えとしては、前任の建設委員会の皆さん、先輩議員の皆さんですが、その人たちの附帯意見は尊重したいというふうに考えておりますので、今回これを出しておかなかったら大変なことになるのかなという警告ではありませんけども、前もって注意しておきたいというふうに思って、今回この質問をいたしました。  それから、ちょっと戻りますが、有料道路の通行時間帯が6時半から8時半に変更できるかという、そんな意見もあるようです。それと6時から8時半と30分延長すると費用負担はどのくらいになるかというのは、今ここで答えるわけにはいかないと思いますので、後で計算してもらえればと思います。  最後に、市長が常総市長になったその要因の一つに、近隣自治体のパイプ、県、国とのパイプ、それも大きかったのではないかなというふうに思っております。ですから、今後それを生かされまして常総市発展のために頑張っていただければと思っております。これで質問を終わります。ありがとうございました。 98 ◯議長(風野芳之君) 答弁者の方は退席願います。  次に、10番倉持 守君。                〔10番倉持 守君登壇〕 99 ◯10番(倉持 守君) 10番倉持 守です。通告に基づきまして一般質問をやらせていただきます。  大項目2点を掲げておりますうちの1点目、水害後の常総市における人口問題について御質問をさせていただきます。常総市は平成27年9月10日に大水害が起こりまして、関東・東北豪雨という災害でございます。これから2年経過いたしまして常総市の復興道半ばでございます。そして、常総市の人口でございますけども、平成17年に合併して以来、人口減少が進んでおることは皆さんも御承知かと思います。この平成27年9月10日の水害が発生しまして、さらに人口減少が加速したことも御承知かと思います。それによって約5,000人近くの人口が減少してまいりました。こういう経過の中でことし平成29年5月時点では、私の調べたところでは人口は減少しておるものの、世帯数は平成27年5月時点にやや戻ったという感じをいたしております。この点、世帯数と人口について小項目1で掲げておりますけども、ここ5年間の人口と世帯数の数値をお聞きしたいと思います。この世帯数が増加しております要因についてもお伺いしたいと思います。転入転出という点も数値としてお伺いしたいと思いますので、よろしく御答弁のほどお願いします。 100 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方は議場にお入りください。  これより答弁を求めます。市民生活部長。              〔市民生活部長柴 典明君登壇〕 101 ◯市民生活部長(柴 典明君) 改めておはようございます。倉持議員の質問にお答えいたします。  当市の住民基本台帳に基づく過去5年間の人口と世帯数を比較しますと、平成24年度末の人口が6万6,246人です。平成28年度末の人口が6万4,181人です。その差は2,065人減少しております。世帯数のほうに目を向けますと、759世帯増加しております。その要因として考えられますのは、1)として人口については少子・高齢化が進んでいること、また死亡者数が出生者数が上回っている状況が続いているというようなことが考えられます。2)の世帯数については、核家族化が進んでいること、就職関係等で単身世帯がふえているということ、また経営規模の拡大を図る農業経営者の労働力確保のため、外国人による技能実習生の受け入れ等の制度がありまして、その結果、受け入れた単身研修生の世帯が増加しております。なお、転入転出者の数字ですが、過去5年間を集計しますと、転入者が1万2,918人、転出者が1万4,199人で、その差が1,281人、転出者が多くなっております。今後も転勤、就職、結婚等で転出する方が多くなっていくと思われます。  以上でございます。 102 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 103 ◯10番(倉持 守君) 答弁、ありがとうございました。過去5年間のデータをただいまお聞かせいただいたわけでございますけども、要因は1人で仕事に来た方も1世帯ということで、それも世帯の増加、核家族ということの増加、そういう面で理解をしております。  それでは、今数値をお尋ねしたところでございますので、これに関することで2、3、4という小項目を掲げておりますので、順次質問をさせていただきます。2の質問に移りたいと思います。これは関東・東北豪雨災害において被災して、市外の県営住宅等アパートに住んでいる世帯数とその人数、また絆再生補助金の申請数ということでお聞きしたいと思います。申請はしたものの、どのくらいあったかという中で、まだ市内に戻れない方は現時点で何人いるのかということもお答えいただきたいと思います。よろしくお願いします。 104 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。保健福祉部長。              〔保健福祉部長吉原克美君登壇〕 105 ◯保健福祉部長(吉原克美君) 倉持議員の2)の御質問にお答えします。  関東・東北豪雨災害において被災したことにより、市内外の公的住宅に避難されている世帯と人数につきましては、8月29日現在で45世帯、112人となっております。内訳としましては、みなし仮設住宅が6世帯18人、県営住宅が12世帯30人、国家公務員宿舎が27世帯64人となっております。  次に、被害が甚大であった全壊世帯52世帯に対し、住まいを新築、あるいは修繕する費用の一部を支援する地域の輪(絆)再生事業補助金についてでございますが、全壊世帯52世帯のうち、民間賃貸住宅に住んだ方を除く44世帯が補助金の対象世帯となっております。申請数につきましては、8月29日現在で36世帯の方が申請済みとなっており、8世帯が未申請となっている現状です。この補助事業により、市内に家を新築するか迷っている方がもとの住所に家を新築する意向を固めたり、市外の民間賃貸住宅に移り住んだ方から、市内に家を新築すれば補助の対象になるのかという問い合わせもあることを踏まえますと、当補助制度は被災者の市内への定住促進に効果があったと考えております。
     最後に、現時点で市内に戻れない方は何人いるかとの内容ですが、御質問については公的住宅に避難されている45世帯のうち35世帯が市内、または市外に住まいが決まっておりますので、残り10世帯は民賃のアパート等の方向性は決まっておりますが、いまだ住まいが決まっていない状況にあります。  以上でございます。 106 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 107 ◯10番(倉持 守君) 答弁、ありがとうございました。  ただいまの答弁の中でちょっと2点ばかりお聞きしたいと思います。44世帯のうち、絆補助金等の申請が36世帯あったというお話をお伺いしました。この中で残った方、申請をしていない方、これから申請があるような感じを受けておりますかどうでしょうか。その点をお聞きしたいと思います、まず1点目。 108 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 109 ◯保健福祉部長(吉原克美君) ただいまの御質問にお答えいたします。  未申請8世帯のうち、申請や修繕が終わっている方の状況につきましては、新築済みが1世帯、修繕済みが2世帯、この3世帯については後ほど申請がなされるものと思っております。残り5世帯につきましては、新築意向が1世帯、あとは県営住宅に1世帯、民間賃貸住宅が1世帯、本当に方向性が決まっていないのが2世帯という状況でありますので、残り5世帯のうちでも1世帯の新築意向の方は申請がなされるものと思っております。  以上でございます。 110 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 111 ◯10番(倉持 守君) ただいま申請を出していない方、今申請中ということもありまして、この絆補助金は非常に災害後の全壊世帯に対していい政策をとったと私は思っているところでございます。その中で、もう一つ絆補助金以外に、戻れない方がまだいらっしゃるわけでございます、ほかに住んでおりまして。この方に関しましてこれからどのような政策をとっていくのかということも継続的なものがあるかどうか、それをちょっとお聞きしたいと思います。 112 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 113 ◯保健福祉部長(吉原克美君) ただいまの御質問にお答えします。  先ほど申し上げました市外の公的住宅で残り10世帯につきましては、先ほど答弁の中で申し上げたとおり、民賃のアパートとの方向性は決まっておりますので、これからも民賃のアパートの紹介等、その他生活支援制度の紹介等をしながら、なるべく早く住まいが決まるように支援していきたいと思います。  以上でございます。 114 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 115 ◯10番(倉持 守君) 生活支援制度を対応するという手厚い制度でございますので、継続してお願いしたいと思います。  それでは、2の質問から3の質問に移らせていただきます。今年度新たな施策として打ち出したいきいき住マイル支援補助金の申請は現時点で何世帯あったか、現状をまずお聞きして、それから詳細なお答えをいただきたいと思います。よろしくお願いします。 116 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。市民生活部長。 117 ◯市民生活部長(柴 典明君) 倉持議員の御質問3)、今年度の新たな施策として打ち出したいきいき住マイル支援補助金の申請は現時点で何世帯あったか、現状を聞きたいについてお答えさせていただきたいと思います。  常総市では、市からの転出抑制や市への定住を促進することを目的として、市内において専用住宅を新築や改築、増築されたり、中古住宅を取得されたり、リフォーム修繕をする予定の46歳未満の若年夫婦世帯や中学生以下の子どもを養育する子育て世帯を支援するいきいき住マイル支援補助金制度を平成29年4月1日より施行しております。平成29年8月31日現在では、12世帯から補助金申請がございました。その申請の詳細につきましては、住宅新築への補助が10件で450万円、中古住宅取得への補助が1件で35万円、リフォーム修繕への補助が1件50万円でございます。また、申請世帯のうち5世帯が市外からの転入世帯となっております。なお、制度に関する市民からの問い合わせは、4月から現在まで通算で183件ございました。したがいまして、補助申請される件数はこれからもふえていくものと思われます。  以上でございます。 118 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 119 ◯10番(倉持 守君) 今の答弁の中で12世帯が今回申請適用をなさったということで、非常にこの制度もこれから若い世代が中心ではございますけども、いい制度かと私も思っているところでございます。この中で、今現在申請のあった地域というか、細かくではなくて、水害後ということが私の質問になっておりますので、鬼怒川を挟んで東地区なのか西地区なのか、その件数をわかれば、まずお示しをいただきたいと思います。 120 ◯議長(風野芳之君) 市民協働課長。 121 ◯市民協働課長(土井義行君) ただいまの御質問にお答えさせていただきます。  12件の申請のうち、いわゆる鬼怒川の西、東ともにちょうど6件ずつという結果となっております。  以上です。 122 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 123 ◯10番(倉持 守君) 東というと水害に遭った地域でもあったかと思います。西側には水害被害はなかったかと思います。東地区、西地区と分けた中で、もう少し詳細に聞きたいと思いますけども、区域指定という常総市、これは全国的に同じですけども、区域指定という、そこに住宅が建てられるという場所がある、また市街化区域とはだれでも建てられる、こういう中であったかと思いますが、この区分もわかれば区域指定に建てたところがあったのかどうか。なぜ私がこの質問をここでするかと言うと、私の近く、菅生というところでございますけども、菅生には私の知る限り、区域指定の場所でございます。8件がここ1年で新築されたというのを私は見ております。もう1件は分家かなという感じもしておりますので、この質問をさせていただきたいと思いますので、12世帯の中で区域指定なのか市街化区域なのか、わかる範囲でお答えいただければありがたいです。 124 ◯議長(風野芳之君) 市民協働課長。 125 ◯市民協働課長(土井義行君) ほぼという答えで大変恐縮なんですが、現在市街化している地域に当たっているかと認識しております。 126 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 127 ◯10番(倉持 守君) 今の答弁は市街化に当たっているかと思われるということは、私の知る限りのところは区域指定でございますので、この申請はしなかったと。ほかからの転入者かもわからない、この制度を知らなかったかもわからないという感じがしております。ただ、これから先々、このいきいき住マイル補助金等の制度も活用しながら、私は前にも述べたと思うんですけども、住居区域の拡大ということで区域指定の拡大も図ればよかろうかなという主張もしたことがありますので、この点も今回、こういう制度のほかに区域指定の拡大も要望しておきたいと思います。よろしくお願いします。  それでは、4の質問に移りますのでよろしくお願いします。千年に一度の水害の表示についてということでお尋ねします。5月、6月議会で千年に一度の予想水位という表示で、3人の議員から質問があったと思います。私もそのとき、その質問を拝聴させていただきました。この千年に一度の水害の表示、そのときの答弁でございますけども、表示の根拠は国交省が示したからという根拠でございました。まず、今回の質問に当たりまして、まず先にその根拠はどこを根拠にしたのかお聞きしたいと思います。根拠とは雨量、水量、そしてまた堤防の決壊とかいろいろあろうかと思いますけども、この根拠も、今回被害を大きくもたらしました関東・東北豪雨災害と比較したもののほうが私は聞きやすい、理解しやすいかなと思いますので、雨量とか水量、堤防の決壊、そういうことも含めて根拠をお示しいただければ幸いでございます。 128 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。市長公室長。               〔市長公室長染谷佳男君登壇〕 129 ◯市長公室長染谷佳男君) 倉持議員御質問の千年に一度の表示を行いました、これの根拠についてでございますが、これは国土交通省が公表した千年に一度の確率で発生する降雨、これの洪水による鬼怒川がはんらんした場合の浸水区域ということでございます。この降雨量の基本的な考え方でございますが、国内の降雨特性が類似する地域、北海道南部、東北南部、関東など15のブロックに分けまして、それぞれの地域で観測された最大の降雨量を設定して試算したデータでございます。以上が根拠となっております。よろしくお願いします。 130 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 131 ◯10番(倉持 守君) 漠然としたお話なので、私はちょっとピンとこないんですけども、先ほど私がお話ししました、今の関東・東北豪雨災害の何倍とか、堤防はどこが切れそうだとか、そういうふうなことはまた国交省のあれなのでわかっておらないというのが現状ですね。それはわからないということで、私もこの質問についてはこれ以上追求しません。ただ、千年に一度というのが鬼怒川河川流域で表示したものかと私は思います、今回の常総市。鬼怒川河川、上は下館から下は取手までございます。鬼怒川河川に隣接する市町村の現状表示はしてあるのかどうか、その点はわかると思いますので、それをお答えしていただきたいと思います。 132 ◯議長(風野芳之君) 市長公室長。 133 ◯市長公室長染谷佳男君) ただいまの近隣自治体の設置状況でございますが、鬼怒川、小貝川両周辺市町村の設置状況を確認いたしましたところ、坂東市、古河市、境町は既に設置が完了しております。そのほかの自治体につきましては、予算等もございますので、設置方法等について現在協議中ということでございます。  以上です。 134 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 135 ◯10番(倉持 守君) 鬼怒川に隣接した市町村ということで私は質問したつもりでございます、公室長。今の答弁は、境、坂東、これは利根川流域でございます。鬼怒川も遠くはございませんけども、その点は理解をしていただきたいと思います。要するに、私の想像でものを言っては失礼かと思うんですけども、関東・東北豪雨災害でございます。これは利根川も関連はもちろんしているわけでございます。利根川がいっぱいになって水はけができなければ鬼怒川は水はけができないんです。そういうことからしたらと私なりに想像しております、坂東、境ということは。これは利根川が水がいっぱいになると、鬼怒川はなかなか水がはけにくいということも、利根川に落ちるということもあるんですよ。そうじゃなくて、鬼怒川流域ということを質問したんですけども、ほかの自治体ではしていない、心配していないのかどうか、それはわかりませんけども、常総市として千年に一度の表示ということ、いいか悪いかでございますけども、これについて4番目の質問に挙げた中で、設置した表示に人口流失とか流入、人口に及ぼす影響があるというのをどんなふうに考えているか。本題でございますのでお願いします。 136 ◯議長(風野芳之君) 市長公室長。 137 ◯市長公室長染谷佳男君) 表示板の設置によります人口との関係でございますが、現在のところ、市のほうでは影響が出ているというような感触をつかんではおりません。しかし、想定外の異常気象が現在は常態化し、全国でさまざまな災害が頻繁に発生しておりますので、今後も表示板の設置の意義、必要性等について市民に十分御理解いただけるよう、周知してまいりたいと考えております。  以上でございます。 138 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 139 ◯10番(倉持 守君) 私もそうかと思います。千年に一度というのは夢のような話でございます、正直言って。千年に一度あるかないかの災害で表示するということですから、そんな漠然としたもので私は表示する必要もなかったかなと思いますし、それによって安心も得るのかなというのもあるし、またこの前の6月議会の議員の一般質問の話の中から、やはりこれはそういうふうな表示をすると、非常に胸が痛むという方もいらっしゃるというお話もありました、その当時。千年に一度という表示は国の方針かもしれませんけども、私はそんな夢のような話じゃなくて現実を見た、水害ということに関して現実を私たちは目の前で見たわけでございますので、せめて百年に一度あるかないかくらいの話をしていただければよかったかなと思っているところでございます。この点については終わりにしたいと思います。ありがとうございました。 140 ◯議長(風野芳之君) 次の質問に移ります。答弁関係者の方は入れかえをお願いいたします。スムーズにお願いいたします。  倉持 守君、質問を継続してください。 141 ◯10番(倉持 守君) 2点目の質問でございますけども、害虫、害鳥、害獣、の被害状況と対策についてお伺いしたいと思います。今、常総市におきましては、お知らせ版等でこの前私も拝見しましたけども、害鳥に関しましては石下地区で猟友会にお願いして害鳥駆除を8月15日から1カ月間するというように私も確認はしております。こういう点で、まず被害についてお伺いしたいと思います。 142 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。経済環境部長。              〔経済環境部長小室孝二君登壇〕 143 ◯経済環境部長(小室孝二君) 害虫、害鳥、害獣の被害状況とその対策についてお答えいたします。  鳥類、または哺乳類に属する在来の野生動物は、鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律、いわゆる鳥獣保護法と呼ばれているものでございますが、これによりまして保護管理の対象とされておりますが、ハクビシンなどが人や家畜、農作物などに被害を与える場合には有害鳥獣として捕獲が認められております。この捕獲に当たりましては、原則といたしまして鳥の侵入を防ぐネットでございます防鳥網、または防護さくの設置、それから害虫などを近づけさせないために用いる薬剤でございます忌避剤の散布、追い払い等の防除対策によってもなお被害が防止できないと認められる場合、農家等からの申請により、ハクビシンを含む20種類は市が、これ以外は県が捕獲の許可を出すことになってございます。また、アライグマなど明治以降に我が国に移入され、外来生物法により指定された特定外来種はこの法律の対象外となってございます。当市でも、近年、ハクビシンやアライグマなどによる被害が増加してきており、箱わななどの貸し出し、駆除業者の紹介を行い、対応しているところでございます。  昨年度の農作物への被害の状況でございますが、個体数が増加している在来種であるハクビシンや特定外来生物に指定されておりますアライグマなどによりまして、市内で91件の被害の報告があり、被害農家からの相談、捕獲の申請を受け、箱わなの貸し出しにより、ハクビシン12匹、アライグマ37匹が捕獲されております。今後も、箱わなの貸し出しなどを通じ、増加傾向にありますハクビシン、アライグマなどからの被害の防止に向け、適切に対応してまいりたいと考えてございます。  それから、鳥獣の関係でございますけれども、またカラス類、ムクドリなど農作物への被害のおそれがある鳥類に対しましては、猟友会に委託し、年2回、生息数を適正な水準に減少させる予察捕獲と申しますが、予察捕獲を実施することにより対応してございます。  害虫関係でございますが、県内でヒアリの関係で御答弁させていただきたいと思います。ヒアリにつきましては、まだ県内での確認はされてございませんけれども、県のほうで海運業者に対しましてヒアリ対策の周知を行っているというようなことで、現在のところ水際での駆除を指導して対応しているというような状況でございます。  以上でございます。 144 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 145 ◯10番(倉持 守君) どうもありがとうございました。今の91件という被害状況、かなり多いなという感じはしております。その中で、これは農作物等への被害かと思うんですけども、私が聞くところによりますと、ハクビシンが天井裏などに住みついているようなことも聞いております。こういう被害届というものはあったかどうかお聞かせいただければと思います。 146 ◯議長(風野芳之君) 経済環境部長。 147 ◯経済環境部長(小室孝二君) お答えいたします。  私のほうで先ほど91件というようなことで御答弁させていただきましたが、農作物等への被害というようなことでお話をいただいてございまして、議員から今お話がございました家屋にハクビシンが侵入するというか住みつくとか、そういった形での被害というのは御相談をいただいてないという状況でございます。 148 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 149 ◯10番(倉持 守君) わかりました。私はそういうふうな情報も聞いておりますので、そういう被害があったときには対策のほうを、先ほどのわなの貸し出しとか駆除対策等のアドバイスなりをしていただければと思います。そしてまた、ヒアリに対してですけども、これは市としては国、県が対策しておりますので強い対策はしていないと思いますけども、コンテナ、海外から輸入物を入れて船に積んで、トラックに積んで持って来るというコンテナですね。この中にヒアリが入っている可能性があるということなので、注意喚起は市としても促すことは必要かと思います。発生元はどこか私もわかりませんけども、コンテナで輸入した材木、そのほかいろいろあろうかと思いますけども、注意喚起だけは市からも促したほうがよかろうと思いますので、それを要望して質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 150 ◯議長(風野芳之君) 暫時休憩といたします。                 午後0時00分休憩    ─────────────────────────────────                 午後1時00分再開 151 ◯議長(風野芳之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を継続いたします。  次に、3番坂野茂実君。                〔3番坂野茂実君登壇〕 152 ◯3番(坂野茂実君) 3番坂野茂実でございます。通告に基づきまして一問一答にて質問をさせていただきます。本日は今年度から指定管理者制度に移行した放課後児童クラブの現状と課題についての1点のみとさせていただきます。  現在、常総市に限ったことではございませんが、女性の社会進出や就労体系の多様化、核家族化に伴い、子育て世代の共働きの家庭が増加しております。共働き家庭等の小学生に遊びや生活の場を提供して健全な育成を図る施設が放課後児童クラブです。そこで、大項目1番、児童クラブ放課後児童健全育成事業の現状と課題について、現在の児童クラブの詳細について伺います。よろしくお願いいたします。 153 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方は議場にお入りください。  これより答弁を求めます。保健福祉部長。              〔保健福祉部長吉原克美君登壇〕 154 ◯保健福祉部長(吉原克美君) ただいまの坂野茂実議員の現在の児童クラブの詳細につきましてお答えいたします。  放課後児童クラブは、保護者の方が就労等の理由により、児童の面倒を見ることができないとき、小学生児童に対して授業の終了後の放課後、長期休業等に適切な遊びや生活の場を提供し、児童の健全な育成を図ることを目的としております。  当市の利用条件につきましては、一つ目として本市に在住、または在学する小学生児童であること、二つ目として保護者の就労等が月に15日以上かつ1日5時間以上であること、三つ目として保護者の就労、疾病、親族の介護等により、家庭で適切な支援を受けることができない児童であること、以上の三つの条件を満たす児童となっております。現在、当市の児童クラブは公立10カ所16施設、民間3カ所3施設、計13カ所で19施設を運営しており、開所日につきましては、学校の授業日、土曜日、長期休業日、振替休業日であり、開所時間については公立が午前8時から午後6時30分、民営が最長で午前7時から午後7時15分までであり、開設場所につきましては、小学校の空き教室及び学校の敷地内、敷地外施設、民間保育園の敷地内で実施をしております。利用料につきましては無料で実施しておりまして、おやつ代、イベント代、保険料のみ保護者に負担していただいております。  現時点の登録数につきましては、水海道小学校160名、三妻小学校105名、大花羽小学校68名、豊岡小学校83名、絹西小学校207名、菅生小学校52名、岡田小学校89名、石下小学校125名、豊田小学校77名、飯沼小学校62名、石下幼稚園40名、さくら保育園45名、東さくら保育園18名で、合計1,131名となっております。  以上でございます。 155 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 156 ◯3番(坂野茂実君) ありがとうございます。公立が10カ所16施設、民間が3カ所3施設合計19施設。この中で4カ所設置されてない学校があるんですよね。これでいくと、菅原、大生、五箇、玉小、これはなぜ開設していないのかというのと、待機児童はいるんでしょうか。また、この開設していないというところの学区に対してはどのような対応をしておりますか。また、今後開設の予定等はありますか。いかがでしょう。 157 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 158 ◯保健福祉部長(吉原克美君) ただいまの御質問にお答えします。  大生小学校につきましては余裕教室がなかったというのが理由でございます。菅原小学校、五箇小学校につきましては、利用平均人数が定数に満たないため開設をしていないという状況であります。また、玉小学校につきましては、平成31年度に開所予定、そういった状況になっております。  また、児童クラブの待機児童については現在はおりません。  それと、各小学校につきましては、大花羽小学校であったり三妻小学校等でワゴン車で送迎し、違う児童クラブで対処していただいているという状況でございます。  以上でございます。 159 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 160 ◯3番(坂野茂実君) ありがとうございます。菅原、五箇が定数不足ですね。大生が余裕教室がないということでよろしいですね。この少子化の時代ですので教室はあいていそうなものなんですが、あいてなかったんでしょうかね、当時は。保護者から耳にしたことなんですが、合同で開設しているクラブでは子どもたちの間で学校絡みのトラブルがたびたび発生しているということを耳にしております。そういうトラブルも発生しますので、玉小は31年度開所予定ということでございますが、ほかの3カ所、こちらについては計画的に順次開設されるよう強く望んでおりますが、その点よろしくお願いいたします。  続いて、先ほどお答えいただいた4カ所の児童は学校からクラブまで市が借り上げているワゴン車で送っているということでよろしいですよね。費用は保護者の負担なんでしょうか。また、保険、おやつ、イベント費用は別途徴収するということなんですが、ほかに費用がかかるものはありますか。また、利用対象外と申請書に出ておりますが、それの詳しい御説明、要件等御説明ください。よろしくお願いします。 161 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 162 ◯保健福祉部長(吉原克美君) ただいまの御質問にお答えします。  公立のワゴン車送迎につきましては無料で行っております。それと民営につきまして、8時から午後6時30分以外につきましては利用料を取っているという状況になっています。それと、民間の場合は1日利用日の給食費を徴収しているような状況でございます。また、先ほど御質問にあった利用対象外要件につきましては、保育可能な祖父母等が同居、または隣居している家庭等及び育児休暇中の家庭につきましては利用対象外の要件となっている状況でございます。
     以上でございます。 163 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 164 ◯3番(坂野茂実君) ありがとうございます。民間についてはワゴン車送迎費が有料でしたか。有料。1日利用日の給食も有料、ということは公設の場合、1日利用日のワゴン車の送迎はどうなんでしょう。 165 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 166 ◯保健福祉部長(吉原克美君) ただいまの御質問にお答えします。  公立の場合はワゴン車は決められた時間内なので無料です。民間の場合は決められた時間内は無料なんですが、民間のほうが公立より長い時間開いておりますので、その時間外については送迎を有料化しているというような状況。あと、先ほど1日給食というのは長期休業中でして、公立の場合は給食設備がありませんので、弁当とかそういったものを持参という形で、民間の場合は給食提供ができる施設を持っていますので、その分はお金を取るというようなことでございます。  以上でございます。 167 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 168 ◯3番(坂野茂実君) 1日利用日の民間の場合の送迎にはワゴン車は使うんですか。それとも家庭での送迎になるんですか。 169 ◯議長(風野芳之君) こども課長。 170 ◯こども課長(森田正史君) お答えいたします。  民間のほうでよろしいですよね。公立のほうですか。公立のほうで1日利用の場合には直接親御さんたちが送迎します。 171 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 172 ◯3番(坂野茂実君) それと、申請案内を見ているんですが、利用対象外要件に保育可能な祖父母等が同居、または隣居している家庭とありますが、隣居とはどの程度の範囲を指しますか。 173 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 174 ◯保健福祉部長(吉原克美君) お答えいたします。  隣居といいますのは、児童の歩きの時間で自宅から5分以内の距離に祖父母が住んでおられるというような状況です。  以上でございます。 175 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 176 ◯3番(坂野茂実君) わかりました。さまざまその状況はあると思いますが、どの程度なのかと思って今お聞きいたしました。  続いて、申請案内2のほうで保護者の就労が1日5時間以上、月15日以上とあり、満たない家庭は対象外となる旨ありますが、(3)で保護者の就労、疾病、親族の介護により適切な支援を受けることができない児童となっておりますよね。2で対象外となった児童も適切な支援を受けられないと認められる場合には例外的に利用することが可能と読み取れますが、そのように理解してよろしいんですか、これは。 177 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 178 ◯保健福祉部長(吉原克美君) 御質問にお答えいたします。  家庭の状況はさまざまでございますので、確かに2番の中で対象外となった家庭においても、家庭の状況等を詳細にお聞きしまして、内容によっては実際に利用可とした判定も出ております。  以上でございます。 179 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 180 ◯3番(坂野茂実君) ありがとうございます。そうですよね。規定だけではじくというのもどうなのかなと思っていたんですが、そういう温情ある判定もあるわけですね。  私はいろいろ資料を見まして、ちょっと気になったところがあったんですが、法律上の保護者とはどなたを指すのか。父母だけか祖父母も含まれるのか、この辺をはっきり教えてください。 181 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 182 ◯保健福祉部長(吉原克美君) お答えいたします。  児童福祉法第6条の前文に、保護者とは親権を行う者、未成年後見人、その他の者で児童を現に看護する者をいうという形になっております。通常、親権を持っている父母がいる場合は保護者はその方を指しますし、父母がいない場合は祖父母等が保護者となり得るような状況もあろうかと思います。  以上でございます。 183 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 184 ◯3番(坂野茂実君) 通常の場合は両親が保護者ということでいいようですね。私もそうとは思ってはいたんですが、どこにも明示していなかったものでちょっとお聞きしました。先ほどの対象外要件に保護者の就労ということで出ていますので、どうなのかなという部分もあるんですが、常総市の場合、対象外要件で祖父母の隣居ということが明記されておりますので、その部分には今回は触れませんが、できれば法律にのっとって判定をしてほしいと、ここでは要望しておきます。  続いて、夏休みの質問をさせていただきますが、夏休みが終わったばかりでちょっとタイミングが悪いんですが、年間で最も利用が多いと思われますが、利用の状況等を教えてください。また、学校や先生方はどのようにかかわっているのか。これは夏休みだけじゃなく、年間を通してということでよろしくお願いします。 185 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 186 ◯保健福祉部長(吉原克美君) 先ほど申し上げました数字1,131人は、現在夏休み期間中でありますので、そのときの登録人数です。そのため、長期休業中のみ利用する児童数は238名、ですから夏休み期間中はその人数がふえていると認識していただければと思います。また、学校や先生方がどのようにかかわってきているかと申しますと、気になる児童の情報交換や行事予定及び下校時刻表の提供、下校時における下校班の整列、校庭、体育館等の施設の使用許可、また必要に応じた児童のケア会議等を施設から児童個人に至るまで全体を通しての協力をいただいております。  以上でございます。 187 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 188 ◯3番(坂野茂実君) ありがとうございます。1,131名プラス長期のみ利用者が238名、合計1,369名……。 189 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 190 ◯保健福祉部長(吉原克美君) すみません、先ほどの答弁で1,131名が現在の登録者数なので、その内数として長期が238名が利用しているという状況です。  以上でございます。 191 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 192 ◯3番(坂野茂実君) ありがとうございます。そのうち238名ということですね。約20%ということでよろしいんですね。夏休みにもうちょっと多いのなと思っていたんですが、案外少ないのか多いのか、その辺は微妙な数字ですが。わかりました。  また、学校との関係も一番心配される部分だったんですが、子どもたちの健康、生活面で情報交換をされまして、さまざまな場面で連携がとれているということで、まず一安心ですね。子どもたちの安全な保育のために保護者、クラブ、学校と三者がより連携を強く持って運営されていくことが必要かと考えております。  また、公設の学童保育では基本的に学習指導は行わないですよね。夏休みの長期の1日の利用日のときに自主的に宿題や予習をするのは別に問題にはならないですよね。わかりました。ありがとうございます。子どもを持つ就労家庭の皆さんが児童クラブの利用ができない場合、仕事をやめたり、勤務時間を変更したり、就労体系を変更せざるを得ない状況、いわゆる小1の壁、これに直面するわけでございます。さまざまな事情がある保護者の皆さんが安心して働くためにも児童クラブの役割は大変重要で、大きな期待をされております。早いうちに希望者全員を受け入れできるよう強くお願い申し上げまして、小項目1の質問を終わります。  続きまして、小項目2に入らせていただきます。全児童に対して利用者数の割合はどの程度か、また今度は児童クラブの施設の詳細について伺います。 193 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 194 ◯保健福祉部長(吉原克美君) 坂野議員の2番目の御質問にお答えします。  利用者数と全児童に対しての割合についてでございますが、平成29年8月1日現在で先ほど申し上げましたとおり、登録者数は1,131名でございます。小学校児童数が3,261名でありますので、小学校全児童の約35%が児童クラブに登録しているような状況であります。  続きまして、児童クラブの施設の詳細についてでお答えいたします。  施設の要件といたしましては、1単位、1施設40名以下及び1人当たり1.65平方メートルの確保が条件となっております。各児童クラブについては1名以上の有資格者の配置となっている状況でございます。現在、各クラブによってはこの二つの要件を満たしているクラブ、満たしていないクラブがある状況となっています。現在は平成31年度までの経過措置期間中であり、この条件が猶予されている状況でございます。今後につきましては、1単位40名超、または1人当たり1.65平方メートル未満のクラブにつきまして指導員配置数を増員して対応するとともに、今年度豊岡小学校と岡田小学校につきましては増設整備を進めているところでございますが、残る施設につきましても順次整備を進めていきたいと考えております。  以上でございます。 195 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 196 ◯3番(坂野茂実君) ありがとうございます。3,261名中1,131名、35%ですね。この数字も多いのか少ないのか微妙な数字なんですが。申請案内によりますと、省令基準で示された1単位40人の倍数ではなく、定数が50、60、70となっておりまして、40人クラスを2単位に設置することが必要だと考えておりますが、この数字はどのような根拠で出されておりますか。 197 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 198 ◯保健福祉部長(吉原克美君) お答えいたします。  定数40名につきましては、通常空き教室等を利用していますので、その中で1.65、先ほど申し上げました人数換算で定数40名という基準、もしくは国のそのような数字を面積から換算しなさいという指針がありますので、そのような数字をとっている次第であります。  以上でございます。 199 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 200 ◯3番(坂野茂実君) 経過措置期間ということで、多少この基準に当てはまらなくても猶予が見られるというところかなと思いますが、定数60でも1単位、おおむね40ですから、2単位を設置することが運営に関する基準で規定されているわけですよね。定数80人2単位とするべきだとは思いますが、措置期間中ということで、これは現在しようがないのかなということで。ぜひ措置期間が終了する31年度までには、ひとつ基準に合った整備をお願いいたしまして、子どもたちが安心して過ごせる生活の場の環境をつくっていただきたいと思います。小項目2番の質問は終わりにさせていただきます。  続いて、小項目3番指定管理者制度導入後、どのような変化が見られたか、こちらをお答えください。 201 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 202 ◯保健福祉部長(吉原克美君) それでは、3番の指定管理者制度の導入後の変化につきましてお答えいたします。  指定管理者制度導入後の管理体制につきましては、新たに常総市児童クラブ全体の管理を賄う統括責任者1名及び専任指導者2名を常勤で配置しております。各児童クラブには主任指導員及び副主任指導員を各1名以上配置して組織体制を強化し、さらに毎月指導員に対して研修会を実施し、指導員の質の向上を図っております。  運営につきましては、新たに児童クラブだよりを月1回発行し、保護者との個別面談、月2回のイベント、子どもたちからの意見や要望を聴取するための子ども会議の開催を実施しております。今後につきましては、玩具の充実、おやつの改善、地域を巻き込んだクラブ運営委員会の設置、保護者へのアンケート、利用状況予定カードの発行などの実施を予定しておりまして、内容のさらなる充実、情報発信、ニーズの把握、安全対策に努めていきたいと思っております。  以上でございます。 203 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 204 ◯3番(坂野茂実君) 今現在、50、60という定数ですが、指導員は2人置いて、1人は有資格者という規定がありますが、これは今現在も定数が50、60と多いにもかかわらず有識者の指導員は1人ということでよろしいですか。 205 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 206 ◯保健福祉部長(吉原克美君) お答えいたします。  現在、先ほど申し上げました猶予の経過措置期間中でございますので、1人のところもあれば2人のところもあるような状況でございます。なるべく31年度までですので、そちらにつきましても経過措置が終わりましたら適切な実施をしたいと思っています。  以上でございます。 207 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 208 ◯3番(坂野茂実君) ありがとうございます。やはりここにも経過措置期間という猶予が出てきちゃいますよね。わかりました。  続いて、指定管理者制度を導入してから、子どもたちの様子、保護者の意見や評価、こちらはどのように変わりましたか、いかがでしょう。 209 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 210 ◯保健福祉部長(吉原克美君) ただいまの御質問にお答えいたします。  指定管理が4月から開始されまして、子どもたちの様子、保護者の意見と評価は聞いておるんですけども、実際にははっきりとした変化というのを聞いておりません。今後、アンケート調査を実施しながら、指定管理者制度導入後に対してどのように変わったかということをお聞きしたいと思っています。  以上でございます。 211 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 212 ◯3番(坂野茂実君) ありがとうございます。はっきりとした御意見等は聞いてはいない、耳にはしているわけですよね。よい部分とか改善すべき部分、必ずこれはあると思うんですよね。子どもたちや保護者の声を聞いて、それの対応、対策というのは必ず必要になってくると思いますので、アンケートを実施するということですが、早急にひとつお願いしまして、改善の手だてにしていただければと思います。  次に、今年度と昨年度の利用者の増減、昨年度は指定管理者導入をしておりませんでしたけども、ことしと増減はどのように違うでしょう。 213 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 214 ◯保健福祉部長(吉原克美君) 先ほど登録者数1,131人ということでございますけども、ちなみに平成28年8月で1,097名という形ですので、微増ですけどもふえております。  以上でございます。 215 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 216 ◯3番(坂野茂実君) 40名までいってないんですね。微妙にふえているというところでしょうが、この少子化の時代ですのでこれもいたし方ないのかなと思います。増加している理由、微増なんですがどのような理由が考えられるでしょう。いかがでしょう。 217 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 218 ◯保健福祉部長(吉原克美君) お答えいたします。  やはり両親の就労等によるものが原因かと。また、先ほどの前の議員のときに市民部から報告があったと思いますが、核家族化しているのも要因の一つかと思われます。  以上でございます。 219 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 220 ◯3番(坂野茂実君) そうですよね。やはり今答弁された二つの理由は大変大きなウエートを占めていると思いますが、またこんなことも考えられるんじゃないかなと思いますが、現在子どもたちを取り巻く環境が大きく変化しておりまして、安全安心を望む保護者が大変ふえているのではないか。事件に巻き込まれたりというようなこともありますので。また、これが無料であるというのも大きな要因の一つになっているのではないかなと思います。この制度が必要とされるすべての家庭に対して公平に利用できるようお願いいたしまして、この小項目3の質問を終わります。  続いて4番、運営上の問題点と今後の課題を伺います。お願いします。 221 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 222 ◯保健福祉部長(吉原克美君) お答えいたします。  現在、一部の保護者の方より、朝夕の利用時間の延長の要望があります。当市では、公立につきましては利用料は無料でございます。民間につきましては、公立の同じ時間帯について無料なんですが、延長分については有料となっておりますので、そのような不公平感と、こちらのほうがこのまま延長となりますとさらなる市の財政圧迫が想定できます。また、児童クラブは就労等をしている家庭のみの利用が対象でありますので、利用者が限定されるということから、受益者負担の原則を踏まえますと、先ほど議員からもあったとおりに今後は有料化も視野に入れながら十分に審議していかなければならない課題になっているかと思います。  以上でございます。
    223 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 224 ◯3番(坂野茂実君) 時間外保育ということで7時からの1時間と夕方は7時15分まででしたか、その時間帯は民間は有料であるということですが、公設のほうにもそれが求められているということですよね。やはりその辺は民間が有料であれば無料でというのもなかなか難しいかなとは思うんですが、しっかりその辺は議論をして今後進めていくことが必要なのかなと思います。  先ほどちょっと出たことで申しわけないんですが、クラブ内に未資格者が多数いるというお話でしたよね。指定管理者導入後も指導員の有資格者の確保、これは市のほうで行うものなんですか。 225 ◯議長(風野芳之君) こども課長。 226 ◯こども課長(森田正史君) お答えいたします。  指定管理者で今、葉隠勇進というところでやってもらっています。毎年毎年、研修の案内が県から来るので、それを葉隠勇進のほうにお渡しして研修を順次行っていただいて、有資格者をふやしていくというような計画でございます。  以上です。 227 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 228 ◯3番(坂野茂実君) ですから、市のほうでこれを探して確保するということではないわけですよね。管理者のほうでやっているわけですよね。わかりました。ぜひ、猶予期間というとどうしてもそこに甘えがちだと思うんですが、少しでも早い対応をお願いしたいと思います。  続いて、現在児童クラブの利用は全額市のほうで負担しておりまして、これは市民の皆様から公平に納めていただいた税金で賄われているのが現状です。利用申請をしても却下され、働きたいのに働けないという不公平が発生している場合もあります。税の利用の公平性に欠けるのではないかと思います。希望者全員が安心して預けられ、安心して働ける環境を整備してほしいと、ここは強く要望としておきますが、御答弁は求めませんが、最後に詳細にわたり、質問に御答弁いただきありがとうございました。現在の常総市の児童クラブは県内でも数少ない利用料負担なしという、保護者の皆様にとっては本当にすばらしい、ありがたい制度であると考えております。この制度は財政的にも大変厳しい現状の中、継続には大変な努力が必要と考えられますが、できる限り続けていただきまして、就労家庭にとって安心して働くことができる助けとなるよう、ひとつお願いしたいと思います。また、単なる預かりではなく、学校や保護者の連携で子どもの発達を支える、またクラブを通して異年齢、異世代間のコミュニケーション不足にも一役買っていける場であることをお願いし、この制度が市内外の若い世帯の家庭に周知されまして、人口減が危惧される常総市にとって定住人口アップにつながることを願ってやみません。  以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。 229 ◯議長(風野芳之君) 暫時休憩といたします。                 午後1時43分休憩    ─────────────────────────────────                 午後1時55分再開 230 ◯議長(風野芳之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を継続いたします。  次に、4番寺田 洋君。                〔4番寺田 洋君登壇〕 231 ◯4番(寺田 洋君) 4番寺田 洋です。通告に基づきまして一問一答形式にて質問をいたします。今回は国の重要文化財にも指定されている坂野家住宅の活用についてと雨水対策についての2点です。  坂野家住宅に休憩所、レストランをつくってみてはどうかということと、課を超しての雨水対策室の設置、もちろん災害対策とセットということにはなりますが、それを考えてみてはどうかという2点です。  では、具体的に質問に入らせていただきます。まず1番、坂野家住宅の活用ということです。現在の利用状況と現在催されている各種イベントについてお知らせください。 232 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方は議場にお入りください。  これより答弁を求めます。教育部長。             〔教育委員会教育部長沼尻秀子君登壇〕 233 ◯教育委員会教育部長(沼尻秀子君) 坂野家住宅の活用について、寺田議員の御質問にお答えいたします。  まず、現在の利用状況ですが、ことし4月から7月までの入館者数は4,204人です。また、ドラマやプロモーションビデオの撮影のほか、今年度新たな取り組みとして開校した茶道講座と生花講座などの施設使用が12団体ございました。昨年度1年間の入館者数は8,260人、施設使用団体数は17団体でございました。イベントにつきましては、風情ある坂野家住宅で季節や歴史を感じてもらえる事業を実施しております。ひな祭りの時期にはひな人形を、子どもの日には五月人形を飾り、季節感と日本の伝統を演出しました。また、10月8日には竹林や中庭をライトアップし、コンサートを行う第9回坂野家住宅お月見と音楽のつどいを開催します。  以上でございます。 234 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 235 ◯4番(寺田 洋君) 4月から7月までで4,204人ということで、特に春の利用客が多いと思われますが、これは何かの理由があるんでしょうか。 236 ◯議長(風野芳之君) 教育部長。 237 ◯教育委員会教育部長(沼尻秀子君) お答えいたします。  坂野ガーデンのバラの見ごろがちょうど5月から6月になります。そこでは、坂野家住宅の見学者も大幅に増加いたします。また、その時期は休館日である月曜日を開館してお客様をお迎えしております。  以上です。 238 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 239 ◯4番(寺田 洋君) その際に、坂野家住宅には休憩所というものがない、飲み物を飲むことができない、もちろん自販機を含め全然ないんです。そういう不満を聞いておるんですが、どのように感じておられますでしょうか。 240 ◯議長(風野芳之君) 教育部長。 241 ◯教育委員会教育部長(沼尻秀子君) お答えいたします。  担当課のほうにもそのようなお声を入館者の方から承っております。休憩所につきましては、薬医門を入って右手にございます新蔵の一部に長いすを置く方向で、また自販機の設置につきましては、景観上問題がないかどうかを県に確認をしながら設置の方向で検討いたしますので、少しお時間をいただきたいと思います。 242 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 243 ◯4番(寺田 洋君) 具体的には3)において質問をさせていただきます。  2番に移ります。類似施設の活用例をお聞かせください。 244 ◯議長(風野芳之君) 教育部長。 245 ◯教育委員会教育部長(沼尻秀子君) 文化財の施設を利活用した例につきましては、県北芸術祭の会場にもなった高萩市の県指定有形文化財穂積家住宅が期間限定でレストランとして活用しています。地元の食材を生かしたメニューが提供され、盛況だと聞いております。坂野家と同じ国指定重要文化財に指定された建造物は県内に32件ございますが、自治体所有の重要文化財で飲食の提供をしている事例はほとんどない状況です。  民間所有の重要文化財では、牛久市のシャトーカミヤの貯蔵庫がレストランとして営業しています。この貯蔵庫は既にレストランとして営業されていたものが重要文化財に指定されたケースです。また、県外では、明治期の土蔵づくりの店舗をカフェに改装した函館市の太刀川家住宅店舗や明治期の民家建築のかまどを利用して御飯炊き体験を行っている島根県大田市の熊谷家住宅などがございます。  以上です。 246 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 247 ◯4番(寺田 洋君) 今言われました高萩市の穂積家住宅ですか、萩の茶屋レストラン。私も行きました。ここにいらっしゃる公室長や生涯学習課長とも一緒に食事をしたんですが、昼前に着いたんですが満席でした。地産地消をうたって特色ある開発、ここではパティシエにヨリヅカさんを呼んで開発したらしいんですが、ということで人気が出てくると思っております。  3番に移ります。今回言いたかったのは3番だけなんですが、先月の茨城新聞8月12日付けなんですが、文化財改修、市町村へ権限という新聞記事が載りました。国の重要文化財の管理を市のほうに移す、地方分権の一つだとは思いますが、要は最終的なはんこを押すのは市だということになります。裏面には文化財保護法改正方針、自治体活用の追い風にという見出しで、これは2面にも載りました。1面、2面両方に載りました。まずこのことについてどのように思われておりますか。 248 ◯議長(風野芳之君) 教育部長。 249 ◯教育委員会教育部長(沼尻秀子君) 文化財保護法改正方針を踏まえての今後の活用については、文化財を改修する際に国が行っていた原状変更許可の権限を市に移譲することが見込まれており、市の責任が重くなる一方、活用の幅が広がる可能性もあると考えています。現時点では、国、県からの改正内容についての通知等がございませんが、引き続き情報の収集に努めてまいります。また、活用の中心となる主屋のカヤぶき屋根がふきかえから10年以上経過し、傷みが大分目立ち、土間の一部で雨漏りも見られる状況です。新たな活用を考えていくためにも、劣化が見られる表門とあわせて、国、県との調整の上、早期に改修を行っていきたいと考えております。  以上です。 250 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 251 ◯4番(寺田 洋君) ちょっと話はずれるかもしれませんが、先ほど倉持議員からアライグマの被害があるというお話が出たんですが、坂野家住宅においてもそのようなことがあると聞いたんですが、現実かどうか。あと、その対策は今どのようにしているかお聞かせ願えませんでしょうか。 252 ◯議長(風野芳之君) 生涯学習課長。 253 ◯生涯学習課長(町田春吉君) お答えいたします。  アライグマの被害が確認されまして、駆除のための網を設置したところでございますが、アライグマは結局捕まりませんでした。今回、人間が入れる屋根裏は掃除等をしたんですけども、屋根裏に入れないところもありまして、そこにつきましては県と協議をしながら清掃をしていきたいというふうに思います。  以上です。 254 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 255 ◯4番(寺田 洋君) それはそれできちんと管理するようにお願いします。  私は坂野家住宅にフレンチレストランかイタリアンレストランみたいなのを、できれば設置してみてはどうかと考えています。先ほどの穂積家住宅と同じようにですね。そもそもこの質問自体が友達と食事中に、常総市でも特色のあるレストラン、おいしくて環境のいいところでどうかという話が出ていまして、ちょうど新聞に文化財保護法改正ということがありましたので、きょうの質問に至っているわけです。圏央道インターも近くにできまして、交通の便も非常によくなりました。アグリサイエンスバレー構想ということで、インター付近で戸田建設によりイチゴ栽培等も開始される予定です。これもジェラードとかの目玉として使えそうです。それに、先ほど申しましたとおり、バラ園もすぐ近くにあり、現在バラ園ツアーというのもありまして、常総市を見てつくば市を見て、つくば市のほうで食事をとっているというような予定を組んでいるらしいのですが、こういったお客さんも常総市の坂野家住宅に取り入れられるんじゃないかと考えています。また、長塚節等の古民家もありますし、古民家めぐりツアーというものも考えられると思います。先ほど春ごろは特に多いということが、時期によりましては常総市の名産品をお土産に、お土産の販売とかも考えられると思います。市のPRにもなりますし、市の発展にもつながると思われます。市長はどのようにお考えになりますでしょうか。 256 ◯議長(風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 257 ◯市長(神達岳志君) 寺田 洋議員の質問にお答えをいたします。  先ほどの茨城新聞掲載の文化財保護法案の改定案ということで、来年の通常国会に提案をされて来年度中の実施ということで、私もわくわくして、大変歓迎をする記事が載っておりました。この案は、いろいろ事情を聞いてみますと、文化財保護法案というのは先ほど部長からも答弁があったとおり、保護を規定にしておった形ですから、県内の何十カ所もある国の文化財の中でもレストランや飲食をやっているところがない、保護ばかりをやってきたというところで、これからは保護だけでなくて活用も含めてやっていこうというのがこの法案の骨子になるのではないかということでございます。市町村に権限が移譲されるということですので、その上で市町村で文化財において、例えば坂野家の保護、または活用に関しての基本計画を策定するということになっております。ですから、スピーディにこれにも取りかかっていきたいと思いますし、寺田議員の御提案、発想のとおり、私も同じように坂野家の風情のある場所で飲食ができたり、市内外の皆さんがお越しをいただける場所にしたらどうだということは、庁議でも執行部にもお伝えをしておりますし、その方向で協議もスタートしております。それを後押ししてくれる法案になるということですから大変歓迎をしておりますし、具体的な動きとしては県北芸術祭でも大変御活躍をいただいた畑、青山のイタリアンのシェフを招いて坂野家を見ていただいて、どういう活用の仕方があるか、または県北芸術祭の先生方の芸術的観点から活用の方法はないかというものも実際に見ていただいている部分もございますから、そういった皆さんのアドバイスをいただきながら飲食も含めて御提案ができるように、これから協議を進めてまいりたいと思います。  以上です。 258 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 259 ◯4番(寺田 洋君) ありがとうございました。先ほど部長の答弁にもありましたとおり、まだ国では国の重要文化財ではないということなので、思い切って常総市が先駆けてやってみても、これこそPRということで話題性も出るので、非常におもしろいんじゃないかと思っています。少しお金がかかることがあると思うんで、行政のほうで何とか補助金の活用をうまくしていただきたいと思います。また、大々的にレストランが無理ならば、先ほど言いましたジェラードとか特産品の販売だけでも期間限定ということでやってみてはどうかと思っております。検討のほうをぜひよろしくお願いします。  1番については終わりにいたします。 260 ◯議長(風野芳之君) 次の質問に移りますので、答弁関係者の方は入れかえをお願いいたします。  寺田 洋君、質問を継続してください。 261 ◯4番(寺田 洋君) 雨水対策について質問いたします。先月の台風3号の折、常総市にも大雨が降り、各所で道路の冠水が見られました。通行どめを行った箇所とかもあると聞いており、水海道小学校のところでは車の水没等も見られました。私も夜中に見回りに出かけましたが、長靴を履いても道路を横断できないという箇所も多数ありました。商店街の中では土のうを用意して実際に積んでいたところもありました。今すぐ改善というのは、お金が大変かかりますので難しいんじゃないかとは思いますが、今後の総合的な計画についてお聞きしたいと思います。まず、現在、特に冠水がひどいと思われる箇所をお聞かせください。 262 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。都市建設部長。              〔都市建設部長木村茂樹君登壇〕 263 ◯都市建設部長木村茂樹君) それでは、寺田議員2番目の雨水対策につきましてお答えをさせていただきます。  市内の冠水箇所、冠水状況でございますが、市内におきましても台風や近年多発をする局地的な集中豪雨などで短時間に急激に雨量が増加することで道路の排水機能が追いつかず、道路が冠水する箇所がございます。一例を申し上げますと、元石下のトライアル・コメリ付近、相野谷団地、豊岡町の出山地区などがございまして、降水状況にもよりますが、市内に20カ所以上の冠水箇所が存在をしております。冠水箇所状況の把握の方法でございますが、市民の皆様からの通報などのほか、職員による道路パトロールにより情報収集を行っております。状況により、通行どめ措置をするなどの対応も同時に実施しているところでございます。  昨今の地球温暖化との関連も指摘される局所的な集中豪雨が増加傾向にあり、内水はんらん被害が頻発し、その対策が喫緊の課題となっております。このような被害をできる限り軽減させるためには、雨水の排除のみに依存するのではなく、雨水の浸透率を高め、もしくは貯留をすることで雨水の流出を抑制するという視点も取り入れ、地域全体での雨水の流出抑制、すなわち雨水が流出しにくいまちづくりに取り組むことが重要と考えております。  以上のようなことを考慮し、今後もまちづくりを視野に入れ、総合的な雨水排水の対策を検討していきたいと考えております。  以上でございます。 264 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 265 ◯4番(寺田 洋君) 今、原因について少し説明を受けたんですが、私は今栄町に住んでいるんですが、水海道一高、水海道小学校のある亀岡台地がありますよね。大体この周囲で全部冠水しているんですね、何カ所が有名なところ、知っていると思いますが。本町だったり栄町だったりするんですが、これは先ほど言いました排水能力の減、宅地開発により土地がなくなったというかコンクリート化されて、水を処理する能力が減ったのでその周りに水があふれちゃう。シモダさんだったり小林靴屋さんだったり、セワヤさんだったり、カスミの後ろ側とか、みんな亀岡台地の周辺なんですね、栄町付近では。今言いましたトライアルだったり相野谷団地ですか、それもそういった原因などは具体的につかんでいるものなんでしょうか。何かわかっているんでしょうか。 266 ◯議長(風野芳之君) 道路維持課長。 267 ◯道路維持課長(戸塚 勇君) 寺田議員の御質問についてお答えいたします。  議員御指摘のように、丘陵地帯では低地へと雨水が流下し、以前は周辺の土地が保水地などの役割を果たしていたと思われます。現在は土地利用が全く変わりまして、周辺整備により今の市街地ができ上がっているような状況になっております。それによりまして、雨水の保水、舗装による浸透というものがなくなっているというのが原因になっておるのではないかと思われます。最大の原因といたしましては、やはり土地利用の大きな変化及び地球温暖化による異常気象並びに一部箇所の雨水排水路の断面等の不足が要因になっているのではないかと思われます。  以上でございます。 268 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 269 ◯4番(寺田 洋君) 道路の新設並びに整備について、側溝の整備というのはどのような基準で行われておりますでしょうか。 270 ◯議長(風野芳之君) 道路維持課長。 271 ◯道路維持課長(戸塚 勇君) お答えいたします。  常総市をはじめ、茨城県では茨城県土木部道路建設課より配付されております道路計画設計マニュアルに基づき側溝の整備を行っております。  以上でございます。 272 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 273 ◯4番(寺田 洋君) そのマニュアルなんですが、現実とはちょっと合わないなと感じられるときがありますでしょうか。 274 ◯議長(風野芳之君) 道路維持課長。 275 ◯道路維持課長(戸塚 勇君) ちょっと専門的な話になってしまうんですが、このマニュアルの中では、排水施設、側溝の断面を決めるに当たりましては、まずは集水の面積を拾い上げる、あとは降水隔年、3年に1度に降る雨ということで、一般的な市道はそちらになっております。交通量が多いとそれが5年、10年というふうに上がっていくんですが、一般の市道の場合には3年確率、それと降雨強度、1時間に90ミリが茨城県での標準でございます。1時間に90ミリというのは、60分のうち10分で90ミリではなく、1時間60分をかけて90ミリならしてということですので、10分にしますと10分当たり15ミリ雨量、これこが続くということなんです。それでトータル1時間90ミリということですので、これに耐えられるものというのが今のU字溝、私たち、先輩たちがつくった道路の設計の中でやってきたものであり、議員のおっしゃる、これが合っているのかということになりますと、ゲリラ豪雨的な、時間90ミリというのは60分の90ミリではなく、10分で15ミリが1時間降り続いたということになりますので、そういう設計のもと、私たちは今道路を計画していく中で進めているというのが状況でございます。  以上です。 276 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 277 ◯4番(寺田 洋君) その数字についてなんですが、一高の下では1時間50ミリくらいの容量しかないということを聞いたんですが、それはどうなっているんでしょうか。 278 ◯議長(風野芳之君) 下水道課長。 279 ◯下水道課長(横川 均君) 寺田議員の御質問にお答えいたします。
     雨水確率につきましては、5年確率で降雨強度が1時間当たり45ミリから50ミリで想定して計画して整備を行っております。ただ、範囲が広くなってございますので、市道よりもかなり広い範囲でということになりますので、50ミリというふうになっております。  以上でございます。 280 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 281 ◯4番(寺田 洋君) では、例えば1時間100ミリの雨が降ったと仮定します。その場合、亀岡台地に降りました、その100ミリの水はどこにどのような量が流れるという、常総市全部に本当はやってほしいんですが、水の流れのシミュレーションというものをやったことはございますでしょうか。または考えたことがございますでしょうか。 282 ◯議長(風野芳之君) 下水道課長。 283 ◯下水道課長(横川 均君) 寺田議員の御質問にお答えいたします。  雨水の流れる経路についてでございますが、水海道地区については釜屋堀川、八間堀川、千代田堀川となりまして、石下地区につきましては、江連都市下水路等となります。最終的には鬼怒川に放流という形になります。また、流下経路のシミュレーションについてでございますけれども、流下区域が市内全域が対象となるため、現時点では行ってはおりません。  以上でございます。 284 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 285 ◯4番(寺田 洋君) 最後にもう一度言うんですが、対策をとるためには多少原因と現状がわかってないと、当然対策がとれないのは当たり前なので、今の技術をもってすれば、常総市は優秀ですので、このくらいのシミュレーションはできるんじゃないかと思うんですが、これは要望でいいですよね。できればお願いします。  次にその雨水対策、これはもちろん災害対策と一緒になっちゃうんですが、調整池は雨水対策においても有効だとは思うんですが、それは考えられておられますでしょうか。 286 ◯議長(風野芳之君) 下水道課長。 287 ◯下水道課長(横川 均君) 御質問にお答えいたします。  調整池等という言葉が発出されましたが、調整池につきましては、現時点では検討は行っておりません。先ほどの答弁でも申し上げましたが、下流からの整備が原則となります。その整備が困難な場合は一時貯留施設、いわゆる調整池等などが必要になってくるかとは思っております。  以上でございます。 288 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 289 ◯4番(寺田 洋君) 雨水対策においては、調整池というのは全然有効とは考えてはないんですか。 290 ◯議長(風野芳之君) 下水道課長。 291 ◯下水道課長(横川 均君) 調整池というのは、かなり有効な手段ではあるかと思いますが、そのほかにも地下の貯留槽、池の調整等など考えられますので、その辺につきましては今後総合的な考え方になってくるかというふうに思っております。  以上でございます。 292 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 293 ◯4番(寺田 洋君) 極端な話は冠水しているところの地下に大きな力が加われば冠水は起こらないんですよね。もちろんお金の問題とかいろいろあって、そうは簡単にはいかないと思うんですが。ただ、理想的に直そうとすると、この前部長ともお話ししたんですが、鬼怒川そのものから直さなくちゃならない、根本的に冠水を直すとしたら。それはさすがに無理な話なので、地下タンクを含め、調整池というのは結構手っ取り早いんじゃないかとは思っております。  最後に質問に移らせていただきます。言いたかったのはここから先のことだけなんですが。今後、ゲリラ豪雨の回数もふえますし、またその規模も年々大きくなってくると思われます。また、大きな災害にいつ襲われるかもしれません。雨水対策も水害対策もセットで考えなくてはなりません。対策を講じるためには、先ほど言いましたとおり、現状把握がまず大切です。農業用水、農業排水も含めた総合的な見地から水対策を考えなくてはならない時代です。課を超えての雨水対策室というものを考えなくてはならないのでしょうか。責任の所在をはっきりさせ、具体策をつくらねばなりません。市長の考えを伺います。 294 ◯議長(風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 295 ◯市長(神達岳志君) 寺田議員の質問にお答えをいたします。  ちょうど昨年の今ごろだったと思います、台風13号、15号が2週連続で来ました。そのときに前庁議メンバーでございましたけども、警戒態勢の中で私も指示をいたしました。前々回の議会でも答弁したかと思いますが、こういった冠水箇所は必ず毎回起こるところは同じような場所だ、そこをしっかりと原因と対策の究明をするようにということで、全調査をした結果が先ほど部長から答弁をさせていただいた市内20カ所でございます。それぞれの場所において原因と対策等々は違いますけども、共通して言えるのは、この原因は寺田議員がお話をしたように、一つは今までの計算を超える降雨量が短時間にあること、または周りの今までしみ込んでいた部分が舗装などでしみ込まなくなってきた、うちの地元の豊岡の出山団地なんかはまさにそうでありますけども、そういう二つの要因が大きく考えられます。  これによって、いつまでも同じような場所が同じように浸水するという状況のままではいけないという認識は寺田議員と全く同じでございますので、私も県の土木委員長時代にもお世話になった方々にお越しをいただいて、茨城県の建設技術公社の方々にも相談をしました。その結果、常総市役所の中でも道路維持課、下水道課、農業排水関係は農政課、また水害と同等と考えると危機管理課というふうに多岐にわたってきますので、責任の所在が明確でないという部分もございます。こういった職員も対象に全体的な専門家が不足しているということもございますので、県技術公社の方々を講師に招いて指導、または対策等の研修会を重ねていきたいと、今後の対策としては考えておりますし、またそういった部分も含めて専門の部署が必要かどうかの前に、まずはこの横連携をしっかりして、それぞれの職員の技術レベル、知識レベルをまずは上げなければいけない。それまでは、そういった県の技術公社のお力添えをいただきながら危機管理に努めていきたいというふうに考えております。  以上です。 296 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 297 ◯4番(寺田 洋君) ぜひ検討していただきたいんですが、その部署に、もちろん専門家は必要でしょうが、常総市のことでもありますので、常総市で経験した方、下水道課なり都市建設部にいたOBとかの活用とかも図って、その人を専従に置いてみるようなことも考えていただければよいと思っています。また、先ほどの冠水なんですが、市民からの苦情としまして、冠水した後は結構ごみが来ちゃう、意外とにおいもある。季節によると思いますが、そちらの衛生面も含め、気をつけて見回っていただきたいということを要望いたしまして、質問を終わりにさせていただきます。ありがとうございました。    ─────────────────────────────────  散会の宣告 298 ◯議長(風野芳之君) 本日の一般質問はこの程度にとどめ、散会といたします。御苦労さまでございました。                 午後2時35分散会 当サイトのコンテンツ(文章、画像、図表)は、常総市議会の著作物です。無断で複製、転載することを禁止します。 Copyright (c) Joso City Council Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...