• 岡野裕(/)
ツイート シェア
  1. 常総市議会 2016-08-01
    常総市:平成28年8月定例会議(第10回会議) 本文


    取得元: 常総市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-12
    本文へ移動 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1              〔議長風野芳之君議長席に着く〕  開 議 ◯議長(風野芳之君) 御報告申し上げます。  ただいまの出席議員数は21名であります。    ─────────────────────────────────                 午前10時00分開議 2 ◯議長(風野芳之君) これより第10回会議を開きます。  別紙会議日程により議事を進めます。    ─────────────────────────────────  日程第1 一般質問 3 ◯議長(風野芳之君) 日程第1に入ります。  昨日の会議に引き続き一般質問を行います。通告順に従いまして発言を許します。  なお、質問並びに答弁は簡潔明瞭に行うよう議事進行に御協力をお願い申し上げます。  最初に、10番倉持 守君。  議員の皆様にお伝えを申し上げますが、倉持議員のほうから資料として各議員にプリントが出ていると思いますので、よろしくお願いをいたします。                〔10番倉持 守君登壇〕 4 ◯10番(倉持 守君) 皆さん、おはようございます。早朝よりの傍聴の皆さん、足元の悪い中ありがとうございます。議席番号10番倉持 守です。  そして、新市長の神達市長、就任おめでとうございます。トップリーダーとしての御活躍、そして常総市発展のための御活躍、心よりお願いを申し上げて、冒頭にさせていただきます。  本日の質問ですけども、2点ほどさせていただきます。1点目の質問でございますけども、菅生沼の位置づけあすなろの里の展望についてお伺いいたします。  先ほど、議長からお話ありましたけども、菅生沼に関するタチスミレのパンフレットを配付しましたので、ごらんいただきたいと思います。
     この菅生沼は、茨城県にとっても、当市においても自然環境豊かな沼でございます。ここには、絶滅危惧種タチスミレハナムグラなどの植物が生息しております。冬には白鳥も飛来して、皆さんの目を楽しませていただいていることと存じます。また、釣り人もかなり多く、この菅生沼の昔から生息している魚、それを求めてやってきているところでございます。そして、この菅生沼を考える会と博物館の方々や、そして地域の皆様が一緒になり、この菅生沼を守っております。  この中で、今出ました菅生沼を考える会、この考える会の活動と組織を御紹介いたします。平成3年に飯沼川の改修工事があり、それによって菅生沼の環境悪化を懸念して、四つの目標を掲げて菅生沼を考える会が発足いたしました。この目標というのは、菅生沼の水深確保、そして2番目が、菅生沼の東側に小水路をつくることから沼が分断される懸念があるというために、橋梁の設置の要望、そして3番目、菅生沼周辺散策路設置、4番目、後世に以前のような自然豊かな菅生沼を残したいという目的で、菅生、大塚戸の人たちで平成8年に48名で結成されました。現在では108名を募っているかと思います。そして、皆さんから会費をいただきまして、周辺の清掃、そして自然博物館の指導のもとで、タチスミレを守るために野焼きをしております。  そしてまた、茨城県には、この水深を深めるということ、環境保全ということから、結成されて以来3度目の要望をいたしました。3年前ではありますが、今の現市長、当時、神達県議会議員でございました。その当時に、地区から1,800名の署名をいただき、現市長、県議会時代に一緒に要望書を提出いたした経緯があります。この要望でありますけども、やはり沼の環境ということで、水深を深めるということを要望しました。そして、やっと要望が届き、昨年より、あすなろの里と博物館を結ぶふれあい橋、その下の水深を深めるということで作業が始まったところでございます。  そして、この考える会の皆さんは、地域の人たちと一緒に、やはり駐車場がなくては困るということから、地区で申しますと中郷の菅生沼付近に駐車場を整備するために樹木の伐採を計画しまして、やはり今、3年目になりますけども、やっと駐車場がそこにできたということです。この駐車場ができ、この5月にはタチスミレを観賞するということから、地域の人たち約二百数名の方がそこに来てタチスミレを観察していただきました。  そして、そこにあるタチスミレでございますけども、これは絶滅危惧種ということで、常総市の教育委員会のほうにお願いをいたしまして、天然記念物の指定をお願いしたところであります。このタチスミレ、配付の中にありますけども、やはり一番多いのはこの菅生沼でございます。そして、小貝川にも少しあります。それから、九州、この地点にちょっとあるだけのような御説明を前に博物館の先生からいただいた経緯があります。  このように、この菅生沼を考える会の皆さんは、菅生沼の自然を守るために、後世に残すために活動しております。そして、あすなろの里、これに続く散策路、これは菅生沼の、先ほど申しました中郷付近からあすなろの里の下に今、工事用の鉄板が敷かれております。工事は、当時の飯沼川の改修工事の鉄板でございますけども、工事予定が大分遅くなっておるために鉄板が現在敷かれております。そして、この鉄板を逆に利用して、散策路がなかなかできなければ、この鉄板を散策路としてあすなろに結んでいただき、菅生沼の周遊を図ったらよいではなかろうかと考えているところでございます。このようなことを前提にいたしまして、菅生沼の現状はどうなっておりますか。そしてまた、今後の常総市としてどのような位置づけをしていくかということを1番目の質問にさせていただきますので、答弁よろしくお願いします。 5 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方、議場にお入りください。  これより答弁を求めます。産業労働部長。              〔産業労働部長小室孝二君登壇〕 6 ◯産業労働部長小室孝二君) おはようございます。倉持 守議員の菅生沼の位置づけあすなろの里の展望についてのうち、菅生沼の現状はどうなっているのか、また、今後市はどのような位置づけをしていくのかについてお答えいたします。  菅生沼は、常総市と坂東市にまたがり、周囲にはヨシやヤブコウジ-スダイの群生、ヒノキ、杉の植生からなる優れた自然環境を有してございます。また、議場のほうに配付されてございますとおり、タチスミレなど絶滅危惧植物も生息してございます。こうした動植物を含む自然環境を維持していく湖沼といたしまして、県の自然環境保全地域の指定を受けてございまして、地域における自然の宝庫であるというふうに考えてございます。  また、質問の中にもございましたが、隣接して設置されておるあすなろの里につきましても、昭和54年に学童農園施設として整備されまして、利用者の約7割が児童・学童、小学生で占められるなど、豊かな自然環境を生かした学童・児童の環境教育に大きな役割を果たしているというふうな状況でございます。  また、あすなろの里につきましては、映画やドラマのロケ地としても大変活用されてございまして、常総市の地域の宝と、そういうふうに認識してございます。  このため、こうした菅生沼周辺地域の持つ豊かな自然を生かすため、県が設置しております自然博物館あるいは菅生沼、それから菅生沼と、今改修中でございますけど、ふれあい橋で結ばれるあすなろの里、こういった施設の連携を一層図りまして、地域の資源として活用していきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 7 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 8 ◯10番(倉持 守君) 答弁ありがとうございました。今、部長から答弁の中にあったように、菅生沼、先ほど私も冒頭にお話ししたように、やはり県下有数な沼でございます。この沼を、今の部長からの答弁の中で、やはりあすなろと自然博、一緒に考えながら、これからの菅生沼を発展させたい、皆さんに観光地として訴えていくような、私もそんなふうに思っているところでございます。  しかしながら、それは今までだれもがおっしゃることでございます。この自然環境豊かな菅生沼、そうしていきたい、これは理想論でございます。私も理想論です。先ほどお話しした中で、この菅生沼を考える会というお話をしましたけども、やはり初めは要望、それから始まりまして、やはり要望だけではなかなか県も市も動いてくれないということから、みずから、初めは清掃作業、周囲のごみ拾い、清掃であったわけでございますけども、みずから立ち上がって、やはりこの沼をきれいにするために伐採とかもやったわけでございます。こういうことをかんがみますと、やはり皆さん、会費を募って活動したわけでございますけども、この中で、やはり行政に強く訴えないとできないということから、常総市のほうにも、茨城県のほうにも要望書を募って訴えてきたわけでございます。その中で、やっと県のほうが腰を持ち上げていただいた。先ほどお話ししたように、ふれあい橋の下、この水深を深めるために掘削工事が昨年より行われた。これは、当時、やはり、ここにいらっしゃいます神達市長、大分この菅生沼にも力を入れていただいた経緯があります。市長も県議時代は一般質問でこの菅生沼を取り上げて質問した経緯があるかと私も伺っております。なおさら、この神達市長になったわけですから、菅生沼、もっと重視した政策、理想論ではなくて、これからどういうふうな方向性を示してやっていただけるかというのを本当は、私は聞きたいのが本音でございます。  予算的に申しますと、今までは県予算でやっていただきましたけども、駐車場整備においては常総市の財源を使っていただいて、駐車場のさくをつくっていただきました。非常にありがたく思っておるところです。これからも、でも、やはり会員だけではできない、地域の人たちではできない、この自然環境の豊かな菅生沼を残していくためには、やはり行政の力が必要です。行政として、これからもっともっとこの菅生沼に力を入れていってほしいと私は思っているところでございます。  この前、昨年の9月10日、関東豪雨によって常総市、東側がほとんど壊滅状態になりまして、その後、復興に関する復興会議が持たれまして、その中で復興の基本的姿勢というのが打ち出されました。その基本的姿勢の中には、「川と向き合い、川とともに育ち、「住みたい」を大切にする」という、川に対する常総市の基本姿勢が掲げられました。この菅生沼も、飯沼川と通じた川でございます。この常総市、鬼怒川、小貝川、そして飯沼川、あるわけでございますけども、やはり川と向き合い、ということは、そして川と育ち、これはやはり川でも少し観光、そしてまた遊べるようなところも私は必要ではなかろうかと考えているところでございます。  この菅生沼、先ほど申したように駐車場、500坪あたりの駐車場整備をしたわけでございますけども、やはりまだまだこれを利用するには皆さんの力、行政の力が必要です。そして、より一層川と向き合って、川とともに暮らしていけるような菅生沼に私はしたいと考えておりますので、再度、部長答弁、行政のこれからの強い方向づけがあったら、ひとつお答えをいただきたいと思います。 9 ◯議長(風野芳之君) 産業労働部長。 10 ◯産業労働部長小室孝二君) お答えいたします。  今、議員御指摘のとおり、菅生沼の自然環境のほうの保全と、それからそういった自然環境のほうを、樹木を生かしていったほうがいいというようなことの御指摘だと思いますので、そういった方向でぜひ検討してまいりたいというふうに考えてございます。 11 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 12 ◯10番(倉持 守君) それでは、菅生沼と関連いたしますので、あすなろの里の展望ということをお聞きしたいと思います。  あすなろの里でございますけども、開設が昭和54年からでございまして、三十数年の経過がしております。そして、このあすなろの里、市民の皆様をはじめ多くの皆様から愛され、親しまれております。そして、スタート当時、学童農園として、子どもたちを中心とした研修、そして宿泊学習、キャンプ等に使われてきました。その当時、多いところに聞きますと、十数万人の来場があったかのように伺っております。最近は、6年前の震災の影響もありまして低迷をしておりましたが、昨年の水害前にはもう少し復活の感じを感じたところでございまして、職員の努力、そして皆様方の努力によって新しく新規事業でできましたホタルの集い、そしてどろんこバレーピザづくり、そして従来からありました研修、そして今ではサッカーの皆様が大分宿泊に使っているというお話も聞いております。このように、あすなろの里の来場者の回復の兆しが見えているような感じをいたします。  そういうところに、昨年は関東豪雨で避難所としてあすなろの里を使いました。このあすなろの里、やはり避難所のときに、後から考えてみれば、やはり宿泊施設、そして大きな展望風呂、これがあったために、やはり宿泊、ここに避難した人たちではなくて、外からもお風呂に来られました。非常にこのお風呂が役に立ったと私はそのとき感じておりました。  このように、あすなろの里、非常にこの常総市にとってはやはり大切な施設でございます。しかしながら、財源のほう、やはり人数のほうと並行して考えますと、開設以来、財源はなかなか、同じような財源で、8,000万から1億という財源を市では使っております。これはやはり、この財源というものを考慮しながら、あすなろの里の発展、これを考えると、やはり前に、これは2年前になりますか、あすなろの里の一般財団法人に変更ということがありました。この一般財団に変更するということで、私は期待をしておりました。当時、理事も2年間やらせていただきまして、この中で発言もいろいろさせていただきました。そして、施設の改善、改修、その点を言いますと、やはりその当時、プールの改修、そして施設の改善、トイレの改善、それが今やっていただいて、皆さんによかったなという感じを伺っております。  でも、やはりあすなろの里、これから先々を考えていきますと、やはり今の所管、これは農政課所管で行っております。この農政課だけの所管で私はいいのかどうかと考えたこともあります。先ほど言ったように、子どもさんなんかの研修、生徒の研修なんかも使いますし、これは教育委員会だと思います。そしてまた、先ほど菅生沼というお話の中で、菅生沼の観光ということも目指すならば、やはり商工観光課、これも力を入れていかなければならないと考えております。  こういうふうなことをかんがみますと、やはり一般財団法人に変更した、当時2年前ですか、そこから、この財団の変更にあわせて所管の変更もしたらということで私も一般質問した経緯がありますけども、これをどのような形であすなろの里をやっていくのか、所管の変更ができるのかどうか、そしてこの一般財団法人に変えたわけですから、あすなろの里にある程度全面的な運営を任せられるのか、その点をお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 13 ◯議長(風野芳之君) 産業労働部長。 14 ◯産業労働部長小室孝二君) お答えいたします。まず、あすなろの里の利用状況でございますが、こちらのほうから答弁させていただきます。  平成25年度以降の利用者の推移のほうをちょっと申し上げたいと思うんですが、入園者、宿泊者を合わせました全体の利用者というふうな形になりますけれども、25年度が4万6,855人、26年度が5万1,363人、御指摘もございましたが、27年度は4万1,072人となってございます。平成27年度につきましては、9月から約3カ月間、関東・東北豪雨での避難所というふうな形で一般の利用が停止といいましょうか、そういった形をとらせていただいた関係もございまして、前年に比べまして利用者が減少しているというふうな状況でございます。  現在の取り組みでございますけれども、昨年度から、議員のほうからもお話ございましたが、例えばどろんこバレーボール大会の開催でありますとか、あるいは今年度からですと、体験イベントバームクーヘンづくり、こういったものを実施してございます。  また、従来からのイベントにつきましても、例えばゴールデンウィークや夏休み、あるいは9月の連休、週末、こういった時期の開催をふやすというふうな工夫をしてございますし、あと、どうしても冬場、冬期に利用が低調だという部分もございますので、例えば年末に門松づくりイベントを行うなど、年間を通じて利用者の確保に努めているところでございます。  それから、今後の展望のお話もございましたので、あわせて御答弁させていただきたいと思うんですが、あすなろの里の隣に、隣接いたしまして自然博物館がございます。自然博物館につきましては、今、年間約40万人の来場者がいるというふうな状況でございます。議員さんのほうの質問の中にもございましたが、現在自然博物館あすなろの里を結ぶふれあい橋、こちらのほうの改修が進められてございまして、来年度に改修が完了するというふうな状況になってございます。これを契機に、自然博物館のほうに来場された方につきましても、あすなろの里に来ていただくような方策をぜひとも検討していきたいと。  あわせて、タチスミレですとか、そういった自然環境豊かな部分を生かした、例えばネイチャーウオッチングを実施するとか、そういった菅生沼の持つ豊かな自然環境を生かしましたイベント等の実施につきましても、きょうもいらっしゃっていますけど、菅生沼を考える会ですとか、そういったボランティアの皆様を含めまして、自然博物館、坂東市、あるいは常総市というふうな形でぜひ検討させていただきたいというふうに考えてございます。  また、今後の展望というようなことで、あすなろの里につきましては、冒頭の答弁の中でも触れましたが、もともと学童農園施設という形で、当時の農水省の補助金で整備されたというふうな経緯がございます。それ以降36年が経過しているわけでございまして、施設の老朽化も顕著になってきていると。それから、36年経過してございますので、どうしても時代と合わなくなってきているというんでしょうかね。時代に合わせたような、やっぱり魅力ある施設として機能の見直しも求められているというふうな状況にあるのかなというふうに考えてございます。  このために、市といたしましては、昨年度、水害で一時中断したんですが、市役所の中の関係部署からなるワーキングチーム、あり方を見直すためのワーキングチーム、こういうのをつくりました。こういった中で、今申し上げましたとおり、老朽化の解消でありますとか、あるいは機能面の見直し、こういったものの検討を進めたいとは思っているわけでございますけれども、それにあわせまして、議員のほうから御指摘ございました、将来どういった形であすなろを持っていくのかと、それが前提になるかとは思うんですが、それにあわせた、例えば所管はどこがいいのかとか、あるいはその施設の管理運営方法はどういった形がいいのか、そういったものをあわせて検討していきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 15 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 16 ◯10番(倉持 守君) ありがとうございました。今、部長から答弁いただいた中で、これからの方針、ふれあい橋を利用した博物館との連携、そういうことも、ふれあい橋が改修されたら早く実施したいという方向でお伺いしましたので、あそこの木戸というか、門、その点も検討がされるかと思います。ありがとうございます。  今の1番目の質問、菅生沼とあすなろの里ということで、市長からまた答弁をいただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 17 ◯議長(風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 18 ◯市長(神達岳志君) 倉持 守議員の質問にお答えをいたします。  質問の中でもお話をいただきました。私も菅生沼を考える会の会員の一人でもございますし、昭和54年にあすなろの里は開館をしました。ちょうど私が小学校4年生のときでした。そのときからずっと、親しみのあるあすなろの里、また菅生沼、その何十年も前からこの地域を守ってきていただいた地元の方々をはじめ、今現在も汗を流していただいている菅生沼を考える会の皆さんと、しっかりと次の時代に菅生沼周辺の環境を残していこうという尊い活動をされている皆さんに、改めて感謝と敬意を表するところでございます。  地域の宝という部長からの答弁もございました。私も同感でありまして、全く、この常総市全体を考えたときに、何がこの常総市の有利性、特異性なのか。常総市、これから地方創生に向かっていく中で、ないものねだりでなくて、あるものをさらに生かしていくまちづくりが必要だと思っています。そういった中では、都心にこれだけ近くて、あれだけの大自然が残っていて、しかも自然体験もできて、また教育の場でもあって、さまざまな要素が、可能性があるあの菅生沼周辺地域だと思っています。そういった中で、私も県議会で4回ほど一般質問もさせていただきました。常任委員会も含めると、もう神達県議というと菅生沼と、また菅生沼かと言われるくらいの質問を何回もしてきましたけども、それくらい思い入れがある場所であるし、可能性を感じている場所でもあります。  これは、私が県議時代からもお話をしていますが、あすなろの里を単体で考えるよりも、菅生沼を単体で考えるよりも、自然博物館を単体で考えるよりも、ここを一体的な売り出し方、または情報の発信の仕方というのが、今の現状ではなっていないという部分が私の感じているところです。自然博物館は県の所管、また菅生沼を取り巻く環境は、河川関係は土木部、そして環境関係は生活環境部、またはふれあい橋は教育庁所管、県でも所管がばらばらになっています。ですから、これを一体的に県でも、横ぐしを通してくれというものをずっと活動してまいりました。まさしく、先ほど倉持議員がお話をされたとおり、常総市でも同じ状況にあると思います。農政課、また商工観光課、または教育委員会、こういった部分で分かれている部分をいかに横ぐしを通していくか、また、それに加えて、常総市だけでなくて、坂東市といかに連携をしていくか、そういった部分も含めて、坂東市の吉原市長とも議論をしているところでありますが、県とも連携を図って、この一体的な情報発信の仕方、先ほど来お話があるように、自然博物館は年間40万人、来場者が訪れます。これは、全国の自然史系博物館では断トツの日本一であります。その40万人のうち、あすなろの里は年間4万人です。その自然博物館にふれあい橋でつないで、40万人の1割の方があすなろの里に来場、または宿泊していただければ、簡単にあすなろの里の来場者は倍になるという計算であります。そういった部分も含めて、県との連携、または共通チケットなどの案もたびたび出ておりますが、これをさらに連携強化をして、一体的な情報発信、または政策づくり、アイデアづくりというものをこれからも前に進めていきたいと思っております。 19 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 20 ◯10番(倉持 守君) ありがとうございました。これから、菅生沼を取り囲むあすなろの里、博物館、これを一体として考えていくという力強い答弁をいただきまして、御期待を申し上げて、この1点目の質問を終了させていただきます。ありがとうございました。 21 ◯議長(風野芳之君) 次の質問に移りますので、答弁関係者の方、入れかえをお願いいたします。  倉持 守君、質問を継続してください。 22 ◯10番(倉持 守君) それでは、2点目の質問、自動車リサイクル法に基づき設置されているヤードに関する条例についてお伺いします。  まず、このヤードと申します説明をちょっとさせていただきます。このヤードというのは、私が申しているのは、自動車リサイクル法に基づく、これは自動車屋の、簡単に言うと解体する場所です。そして、とめておく場所です。これが平成14年にリサイクル法に基づくヤード設置条例ができたと私は記憶しております。  そして、この条例というものは県条例でありまして、茨城県が条例を認可していると思います。14年に条例ができまして、先ほど言ったように目的は、この中で車を解体するというのが目的であります。そうしますと、今までは露天で解体をやっていたわけです、この14年以前は。なぜ、このヤードを設置したかと私は思うと、やはり中で解体したものがほかに飛ぶとか、そして環境的に見て悪いとか、そういうことでヤードを設置したかと自分では認識しております。これがヤードの目的だと、私は自分なりに思っているところです。  しかしながら、このヤードができたために、平成十七、八年ころから自動車盗難、農機具盗難がかなりふえてきました。これはヤードができたためというと、ちょっとヤードをやっている人に怒られちゃうかもわかりませんけども、そのヤードの中に盗難品が隠されているというのも何点か、捜査の結果で出ているのは確かでございます。それを踏まえて、今お話ししたということを御了承していただきたいと思います。  当市においても、24年に茨城県警本部のほうに盗難を減少させるために要望書を持っていった経緯がございます。提出した経緯がございます。その中で、やはり条例というものが出てまいりまして、条例は県条例ということなので、やはり県のほうで改正してくださいというお話で、現市長、そして飯田県会さん、そういうのが県議会の中で、特に神達県会、強く何度か発信していただいて、県条例の中でヤードを点検する、これは県のほうでそこに、ヤードに踏み込むということも進んだかと聞いております。  それでもなおかつ、なおかつというより、それでも盗難は一向に減りません。今月初めのころの新聞にも、やはり茨城県、車、そして農機具の窃盗、ワーストということで新聞に出ておりました。このようなことをかんがみまして、今回このヤードについての質問をさせていただいた経緯でございます。  1番目の質問ですけども、ヤードの設置申請時、常総市はどのような説明をしているかということを、県条例ではありますけども、常総市に先に聞きに来るんじゃなかろうかと思ったので、この1番目の常総市がどのような説明をしておるかという質問を上げさせていただきましたので、御答弁お願いしたいと思います。 23 ◯議長(風野芳之君) 市民生活部長。              〔市民生活部長須藤一徳君登壇〕 24 ◯市民生活部長(須藤一徳君) お答え申し上げます。  解体業を行おうとする者は、使用済み自動車の再資源化に関する法律、通称自動車リサイクル法と申しますけれども、こちらに基づきまして、当事業を行おうとする事業所の所在地を管轄する都道府県知事の許可を受けなければなりません。つきましては、解体業を行おうとする事業者が、同法律に基づきまして直接県に申請することになります。そういうことから、市において申請時における説明というものは行っておりません。  以上です。 25 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 26 ◯10番(倉持 守君) それでは、ほとんどが県管轄ということで、市では、もちろん聞きに来る人はあろうかと思うんですけども、説明はしていない。ヤードをこのような状態ということは、市では関知していないというのが、今のこのヤード条例、設置に関することですね。はい、わかりました。ありがとうございます。  それでは、2点目の質問、この常総市に設置されているヤードの件数は幾つあるか、そしてまた、盗難件数はどのぐらいあるか、わかれば単年度ごとに何点かあればお答えをしていただければありがたいと思います。 27 ◯議長(風野芳之君) 市民生活部長。 28 ◯市民生活部長(須藤一徳君) お答えいたします。  現在、市内に設置されているヤードの数は14でございます。平成28年1月から7月末現在の市内の自動車盗難件数は44件で、そのうち約半数の20件が貨物自動車となっております。盗難台数につきましては、常総警察署でも把握していないとのことでございます。  また、車種別につきましては、一番多いのは貨物自動車、続いて乗用自動車、続いてトラクター、重機等の特殊自動車、このような順に多く発生しているということを常総警察署から伺っております。  以上です。 29 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 30 ◯10番(倉持 守君) 盗難件数44件、ヤードが14件、確認していただきましてありがとうございます。  そして、このヤードの立ち入りのほうに戻りますけども、これは後から質問します。今の件数はこれで終わりにして、3点目の県条例に基づき許認可がされておりるヤード、これと盗難との関連性をかんがみると、当市としてもやはりこのヤードに関する、私はここで条例制定の必要があるのかどうかというふうに質問を出しましたけども、当市としてもやはりヤードに何らかの形で、これを関与して、管理していかなければならないと私は考えて、この条例制定もどうかという質問をここで上げたわけでございます。  この県条例に従ってやりますと、やはり先ほど、このヤードの、これから立ち入り検査等、これはやはり県でしかできないと思います。常総市に県から移管されて、常総市でも見ることができるとは思いますけども、この同じ常総市においては、やはり県のほうからだと目が届かないということから、私はこの条例というものを、どうかということをここで訴えたいんですけども、ヤード自体の認識というか、それはやはり皆さん御承知のとおり、ヤードは鉄のさくで囲われています。四方、これが全部見えないようになっているのが現状です。そうしますと、ここに立ち入り検査ということが、やはり県で、見えないから立ち入り検査ということでやっているかと思います。そういうことを踏まえまして、このヤード設置に関して、鉄のさく以外で見えるように、そこに編み目のようなやつとか、縦型のさくとか、そういうふうな状態では、県条例ではつくるようにはなっているのかどうか、わかっている範囲でお答えいただければ、県条例でその鉄さくしか、1点しかないのかどうか、それをわかっている範囲でお答えいただければと思いますので、よろしくお願いします。それから3点目の質問をします。 31 ◯議長(風野芳之君) 市民生活部長。 32 ◯市民生活部長(須藤一徳君) お答えいたします。  現在、市内にある自動車解体業のヤードのところの多くは、四方が見えない塀に囲まれております。ほとんどがそうでございます。盗難の関係性が疑われることも、議員がおっしゃられるとおりかと思います。四方の塀につきましては、県に確認しましたところ、現在は中を確認できるようにするよう申請時に指導しているというような状況であるとのことでございます。しかしながら、法律的には塀の構造に指定がございませんので、事業者次第というのが現状でございます。  それらのことから、現在は県、市、警察署が連携して立ち入り調査等を行っていると、疑わしいときにはそういう立ち入り調査を行っているというようなことでございます。  以上です。 33 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 34 ◯10番(倉持 守君) ありがとうございました。県条例の中では、指導しているということなので、見えるようなさくを設ければという指導をしていると、これは指導ですね。条例の中では、やはり申請時に絶対的に鉄のさくをしなさいということを言っているわけではないんでしょうかね。もう一度その点確認したいので、お願いします。 35 ◯議長(風野芳之君) 市民生活部長。 36 ◯市民生活部長(須藤一徳君) お答えいたします。  先ほど、リサイクル法の施行規則の中になるんですが、許可の基準の中に施設の項目がございまして、使用済み自動車または解体自動車を保管する場合にあっては、みだりに人が立ち入るのを防止することができる囲いが当該場所の周囲に設けられ、かつ当該場所の範囲が明確であること、このようにうたってあるだけでございますので、中が見えるようにとか、そういうふうな指定はないのが実情でございます。  以上です。 37 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 38 ◯10番(倉持 守君) わかりました。それでは、私なりに解釈をさせていただきますと、指導のときに見えるようなさくをつくれという指導を今していると県ではおっしゃったような感じにとりますけども、実際的には今、常総市に新しくヤード設置もなされているところもあるわけです。これもやはり見えないさくです。県の指導が本当にそこまでやっているのかどうか。だから、条例の中で、県条例ですから、県条例の中で、見えるようなさくを使用するということを明記してもらえれば一番いいかなという感じは、今のあれではしております。しかしながら、これは、私この3番目の質問、条例が必要かどうかという、常総市において、質問に上げましたけども、できれば県のほうともう一度この点を確認していただき、県のほうでヤードの設置時に、条例をもう少し変更するのかどうか、ヤードというものは見えないさくで覆われていいのか、それとも見えるようなおり型のやつにしていいのかどうかも確認していただきたい。これは今、執行部に要望します。  そして、この結果、要するに県として促すだけであったら、私は常総市にもやはりヤード条例が必要ではなかろうかと。要するに常総市としての条例としては、やはり見えるような、立ち入り検査も行かなくて、見えるようなおりというか、さくというか、そのようにしていただきたいと私は感じていますけども、もう一度、今の要望を含めて答弁お願いします。 39 ◯議長(風野芳之君) 市民生活部長。 40 ◯市民生活部長(須藤一徳君) お答えいたします。  こちらの解体につきましては、先ほど申し上げましたけれども、使用済み自動車の再資源化に関する法律でございます。国の法律でございまして、茨城県はその法律に基づきまして事前審査要領等をつくって、その許可をするような事務を進めております。ですが、もとが法律でございますので、この法律を改正するというのは県でも難しいというか、できないことになります。さらに、市でその基準を厳しくする基準というか、それを設けるというのも、なかなかこれも難しい、ハードルが高い問題でございます。  当市における条例の制定についてでございますけれども、近隣では、隣の坂東市が今年の7月から施行という形で市条例を設けております。やはり内容を見ますと、そのような法律の基準にかかわるようなところは書いてございません。それは法律に基づいたものでやるというようなことでございます。何が違うかといいますと、立ち入りの権限を設けるとか、あとは届け出をさせるとか、市条例で定められるのはその辺が限界なのかなと現実的に思います。  ただ、それを市条例で定めて、その条例がどのくらいの効果があるのかというのも、まだ隣の坂東市で定めたばかりでございますので、その辺のところの状況を見ながら、当市といたしましては現在その事務を行っています茨城県、あとは犯罪に絡みます警察署、あと近隣市町を含めましたそういう関係部署と連携をとって、意見なんかを聞きながら今後その条例制定についてはどのように進めていくか、その辺を検討させていただきたいなと思っております。  以上です。 41 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 42 ◯10番(倉持 守君) ありがとうございました。条例設置というのは、なかなか国のほうの法律に基づいてやるので、つくっても難しいと、その国のほうを改正しなければならないというのが執行部、今の部長の意見のように私は感じました。
     しかしながら、先ほど言ったように、このヤードに関する、要するに鉄のさくではなくて、やはり見えるような、おりの形式によるものが私は必要と思います。そのようなことを県のほうに指導ということも、先ほど県でしているということなので、強くその点も常総市からお願いしていただきたいと思います。  このヤードに関して、市長、前にも質問、県議会時代もしていただきましたので、市長から少しお話をお伺いしたいと思います。 43 ◯議長(風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 44 ◯市長(神達岳志君) 倉持 守議員の御質問にお答えをいたします。  ヤード規制条例に関しましては、県議時代に常総市内の自動車盗が大量発生をしているという現状を踏まえて、常総市議会の皆さんと一緒に県警本部、また県に陳情に行った経緯もございます。  そういった中で、その後に、このヤードが自動車盗難の温床になっているというものが、結果として県警本部長からもお伺いをすることができました。それであれば、このヤードをしっかりと規制する必要があるだろうということで、私も当時、自民党の青年局長として政策部会を担当しておりましたので、議員提案条例を、茨城県のヤード規制条例をつくろうということで動き出した経緯がございます。そのときには、自動車盗が全国で発生している、多いのは千葉県、茨城県と、同時に千葉県は当時、そのヤードの規制条例の設置にも動き出していたという経緯もございまして、千葉県がヤード規制の条例を敷いたらば、自動車盗は茨城にもっと流れてくるだろうという危機感がありました。そういった意味から、県の執行部と勉強会を重ねて、議員提案条例をつくろうということで、10回ほどですか、勉強会を重ねた経緯があります。  今、部長からの答弁があったとおり、これは法律の競合という難しい問題があります。廃棄物処理法、または古物商法、いろいろな問題が、こっちを立てるとこっちが立たないという法律の競合が生じてしまって、県の条例でどこまでできるかという問題が出てきて、頓挫をした経緯があります。かといって、千葉県の規制条例の効果、または坂東市で今制定をされた市の条例の効果というものが果たしてどこまであるのかというものも注意深く見ている現状でございます。  いずれにしても、この前もこのヤードに件に関しては、本市に危機管理監が9月1日に赴任をしましたし、そういった部分も含めて、上空から今の形でのいろいろな、ドローンですか、ああいうものを使って上空から監視をするであるとか、いろいろな方法がこれから考えられるであろうと、そのための、立ち入り検査というのは県でもやっていますし、または監視カメラの設置等々は、これは廃棄物処理の関係でも県でも行っていますけども、そういった部分、総合的に勘案して、いずれにしても、私も被害に遭っていますが、自動車盗難、この数を少しでも減らしていくという形にはどういった方策がいいかというものも含めて、県または千葉県、また坂東市の条例、そういったものも踏まえて、今後注意深く検討していきたいと思っています。 45 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 46 ◯10番(倉持 守君) ありがとうございました。このヤード条例、できれば私もこれからほかの議員の皆さんと勉強しながら、前向きに、この常総市から盗難をなくすために、ヤードの条例をつくるか、つくらないか、勉強していきながら、また執行部の皆さんにも、やはり県のほうに監視等がもう少し簡単にできるようなさくができるかどうか、それも検討していただくように要望して、一般質問をこれで終了させていただきます。ありがとうございました。 47 ◯議長(風野芳之君) 暫時休憩といたします。                 午前10時59分休憩    ─────────────────────────────────                 午前11時10分再開 48 ◯議長(風野芳之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を継続いたします。  次に、8番小林 剛君。                〔8番小林 剛君登壇〕 49 ◯8番(小林 剛君) 皆さん、おはようございます。傍聴の皆さん、雨の中、本当に大変御苦労さまでございます。8番小林です。通告に基づき質問をいたします。  質問に入る前に、8月より常総市長として就任をいたしました神達市長、まことにおめでとうございます。防災先進都市を目指すということで、大いに期待をしているところでございます。また、二元代表制ということで、議員としては行政の監視と予算のチェック、その他、是は是、非は非ということで対応してまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いを申し上げます。  それでは、質問に入ります。防災関係についてということで、1番目の安全な地域(鬼怒川西地区)に防災の拠点となる複合施設の建設についてということで、答弁をいただきたいと思います。  この防災関係については、水害前にも何度かしております。それから、水害の後、今回で4回目となります。どうぞよろしくお願いいたします。 50 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方、議場にお入りください。  これより答弁を求めます。市民生活部長。              〔市民生活部長須藤一徳君登壇〕 51 ◯市民生活部長(須藤一徳君) お答えいたします。  昨年9月に発生した関東・東北豪雨では、鬼怒川の堤防が決壊したことにより大規模な浸水被害が発生し、災害対応の拠点となる市役所本庁舎が浸水いたしました。  水害時におきましては、鬼怒川西地区は丘陵地ということもあって、一部の地域を除き比較的高い場所が多く、安全な地域であると言えます。また、先月8月2日、国土交通省下館河川事務所が公表した、鬼怒川がはんらんした場合に浸水が想定される区域、予想される水深及び浸水時間を示した鬼怒川洪水浸水想定区域図では、鬼怒川東地区と比較すると鬼怒川西地区は洪水浸水想定区域が少ないため、水害の影響を受けにくいと、そういうことから防災拠点施設を設置するには適している地域であると思われます。  これらのことから、当市といたしましては、市長の公約で述べているとおり、国や県といった関係機関の協力を得ながら、防災の拠点となる複合施設の設置に向けて、今後積極的に進めていきたいと考えております。  以上です。 52 ◯議長(風野芳之君) 小林 剛君。 53 ◯8番(小林 剛君) ありがとうございます。今、積極的に進めていきたいという答弁をいただきました。本当にありがとうございます。前回は、昨年の12月3日、同じ質問をしているんですね。それで、企画部長のほうから、重要な課題であるので議論していきたいということがさらに進んだというふうな答弁というふうに受けとめました。これは、普通検討しますとか言うと議員の質問はそこで終わるんですね。便利な言葉だなというふうに思っていたんですが、さらに進んだということで大変うれしく思っております。  まず、安全な地域、これは鬼怒川の西地区が認めていただけたこと、本当にうれしく思います。洪水のハザードマップ、それと地震の危険度マップですか、あれを見ても、やはり西地区が一番安全というふうに思っております。  それと、この前、伝達演習ですか、あれは体育館で行ったと思います。あれはなぜ、この対策本部のある市役所でやれなかったのか、ちょっとお聞きしたいと思います。 54 ◯議長(風野芳之君) 市民生活部長。 55 ◯市民生活部長(須藤一徳君) お答えいたします。  この間の月曜日に行いました水害時の演習におきましては、想定が河川事務所と茨城県と常総市と、その情報の伝達、それをスムーズにどういうふうに伝達して避難勧告指示等を出していくかというような訓練が主なものでございます。そういうことから、下館河川事務所と県とを、通常でしたらば場所が違うところ、それぞれの事務所間の電話等、ファックス等のやりとりなんですが、想定で、同じ場所に会場をつくってその連絡をわかりやすいような形でやる、そういう目的がございましたので、広い会場が必要でございました。ですから、常総市の災対本部だけじゃなくて、下館河川事務所のそういう事務所、県の事務所、それを合わせた面積が必要でございましたので、きぬ総合公園の体育館の会場を設定したものでございます。  以上です。 56 ◯議長(風野芳之君) 小林 剛君。 57 ◯8番(小林 剛君) 大災害ともなれば、あのぐらいの規模の本部というか、そういうことになるかと思います。そうしますと、この前、対策本部の場所、これは場所を移動したらどうかという提案があったので、議会棟の2階の大会議室に移すというふうにありました。  それと、今の演習の件ですが、普通は訓練とか演習、これは現場にあわせて、現場でやるのが通常だと思います。例えば学校の避難訓練でも、企業の避難訓練でも、その現場でやりますね。そういう大きいから体育館を使用したということであれば、大きくなる可能性もあるというふうに考えられます。  それと、あの体育館は安全な場所だということでやったんでしょうか。それと、今、最初に言いました、新庁舎から議会棟の2階の大会議室に対策本部を移すということですが、そのとおり進めていくんでしょうか。それをお聞きします。 58 ◯議長(風野芳之君) 安全安心課長。 59 ◯安全安心課長(斎藤健司君) お答えいたします。  まず、災害対策本部、本庁舎議会棟の2階に設置するということにつきましては、災害が発生する前の情報収集とか、県、国との連絡ということにつきまして住民に周知するという意味では、防災無線の親局が本庁舎に設置されています。また、災害が発生したときに、地上回線での連絡ができないというときには、茨城県で整備されています茨城県防災情報ネットワークシステムによって衛星通信での通信設備というのも本庁舎のほうに設置しているということもありまして、当初の情報収集とかそういうものにつきましては、やはり本庁舎のほうに災害対策本部を設置するということになるかと思います。  その後、やはり水害においては当然、昨年本庁舎のほうが水没したということでございますので、その辺のところの災害対策本部の別の場所への移動につきましては、今回、総合体育館で合同での情報伝達訓練を行いましたけども、あそこは浸水区域には想定されていないということもありますので、その西側の地域に移せるような方向でよく検討して進めていきたいと考えています。 60 ◯議長(風野芳之君) 小林 剛君。 61 ◯8番(小林 剛君) わかりました。やっぱり、移動は考えておかなければならないというふうに思います。それと、体育館は、この前の水害のときの体育館の状況、わかっていると思いますから、あの体育館は使用できないと思います。救援物資であるとか、避難者、あそこにおりました。ということなので、ぜひ、先ほど部長の答弁にあったように進めていただければというふうに思っております。  それと、この件に関しては、会派未来のほうから提言、要望ということで出しております。ちょっと読んでみます。安全な地域、鬼怒川西地区に防災の拠点ともなる複合施設の建設、水害、大地震に備え、また東海村原発30キロ圏内の避難に常総市は1万6,000人の受け入れを表明していることから、安全な地域に大規模避難所施設や市役所業務のできる防災の拠点となる複合施設の建設を早急に進めるということで、提言、要望をしております。  ですから、これに沿ってやっていただければと、そして市長のあらゆるつてといいますか、パイプを使って、何とかつくっていただければというふうに思います。  では、次の質問に移ります。  全国の地震、水害等、大災害の被災自治体とのネットワークの構築についてということですが、これ、地震、水害、被災自治体だけではなくて、それを予想される自治体などとのネットワークであるとか、協定、姉妹都市、そういうものを結んでいけたらいいかなというふうに思っております。これは、お互いの勉強にもなるし、今後予想されるのであれば、それは予習にもなるということ、それ以外にも、やっぱり常総市の発展、経済的にもそういう提携を結んでいければいいのかなというふうに思っております。これについていかがでしょうか。これは市長に答弁いただきたいんですが、考えがあるかどうかということでお願いします。 62 ◯議長(風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 63 ◯市長(神達岳志君) 小林 剛議員の質問にお答えをいたします。  防災拠点も含めて、他市、または東京都も含めての連携、また協定という御質問でございますけども、私も以前から、これは県議時代からも考えており、提言もしてございました。首都直下型地震が、これから想定がされています。確率的には70%から、学者によるともう9割近くの予想をしている地震学者もいるほど、首都直下型地震、または南海トラフ地震はいつ起こってもおかしくないという状況にある。また、先ほどお話があったように、茨城県としてもEPZ、東海第二原発の避難者、90万人近くをどう受け入れるかという計画を今立てているところでありまして、ほとんど半分以上は県内で受け入れられない状況で、他県に茨城県としてもお願いをしているという現状もございます。また、この常総市の立地というものを考えると、首都直下型地震、また南海トラフの地震のときに、圏央道も開通をして、いろいろな部分で距離的にも近いということも考えると、東京のバックアップ地域として茨城県南西地域の果たす役割というのは大きいものがあるというふうに考えております。  そういった意味も含めて、東京都のある区、どこかの行政自治体と常総市が防災協定をはじめさまざまな関係を構築して、ふだんから交流を進めていく、例えば防災訓練であるとか、または避難訓練、いろいろな意味でそういった部分を共有していくという必要があると思っております。  私も就任をしてから、これまで幾つかの東京都の区と情報交換をして、防災協定ができないかというものを動き出しているところでもございます。これは防災協定にとどまることなく、ふだんからの交流、例えば人口交流、またはこの地域での農産物、そういったものを直接東京都の協定をした区と提携をしていく、または行政的なつながりの連携だけでなくて、市民と区民とのふるさとの縁づくり事業というのも、私はマニフェストにも掲げております。そういった意味も含めて、これから前向きに検討して、なるべく早い段階で協定にこぎ着けたいと考えております。 64 ◯議長(風野芳之君) 小林 剛君。 65 ◯8番(小林 剛君) ありがとうございます。ぜひ進めていただきたいと思います。期待をしております。  それでは、次に移ります。  3番、危機管理監の責任と市の防災予算についてということですが、防災先進都市を目指す市長と自衛隊出身である危機管理監ということで、市民もかなり期待をしているのではないかというふうに思っております。また、危機管理監のほうの溝上さんについては、自衛隊出身ということで、私も自衛隊のOBとして何か親近感を覚えますので、今後とも頑張って協力していきたいというふうに思っております。  それと、危機管理監の責任といっても、着任したばかりでまだ状況を把握できていない部分もあるのかなというふうには思いますが、9月1日着任ということで、9月1日着任と同時にその責任は発生しているということは自覚していただけていると思います。ですから、本音を言えば、極力、なるべく早い時点で、前回の水害も含めて把握をしていただきたいというふうに思っております。  それと、予算についてということなんですが、室長ですかね、これだけやれば6万市民の生命と財産を守れるんだという考えがあると思います、計画が。そんな中で、それだけの予算がつけられるかどうか。これだけやればというのはかなりの広い範囲になると思いますが、それには大きな予算も必要になってくると思います。ですから、その室長の考え方、それの50%だけ予算をつけると、そこまでしかできないということになれば、市民の安全は50%しか守れないというふうにとらえています、私は。ということなので、ちょっと、せっかくですから室長のほう、この防災に関してありましたら、一言、意気込みでも聞かせていただければと、市民に安全だというふうに安心感を持たせていただきたいというふうに思います。 66 ◯議長(風野芳之君) 危機管理室長。 67 ◯安全安心課副参事(溝上 博君) まず初めに、危機管理監としての責任ということでお答えいたします。  一言で申しますと、災害等から常総市民の生命と財産を守るという職責を有する市長を補佐することであります。具体的に申しますと大きく二つございまして、一つは防災危機管理体制の整備、二つ目は災害等発生時の対策業務ということで、二つあります。  一つ目の体制の整備ということにつきましては、各種防災に関する計画、マニュアルの見直し、査定、それからそれに基づく訓練の計画、実施であります。  二つ目の災害等発生時の対策業務につきましては、情報の収集、分析、そして本部長である市長の方針等決定の補佐ということで、二つございます。議員の先生方から貴重な御意見をいただきまして、しっかりと取り組んでまいりたいと思います。  以上です。 68 ◯議長(風野芳之君) 小林 剛君。 69 ◯8番(小林 剛君) 今の室長の答弁、私は安心をいたしました。ネットで配信しておりますので、これを見ている常総市民も安心をしているのではないかというふうに思っております。それでは、予算のほうもしっかりとつけて、常総市だけは絶対に守るんだというふうな考えでしっかりと吟味していただければというふうに思います。  それと、せっかくですので、安全安心課にお聞きしたいというか、確認をしておきたいと思います。それは、職員の中にも、議員の中にも、また市民の中にも、避難所と避難場所の違いについて、これをわかっていない人が結構いるんですね。ですから、その点、ちょっとお答えしていただければというふうに思います。 70 ◯議長(風野芳之君) 安全安心課長。 71 ◯安全安心課長(斎藤健司君) お答えいたします。  避難所につきましてですけども、昨年の水害のときなどに、自分の身を守るということで緊急的に、一時的に避難をする場所が避難場所です。避難所につきましては、その後、長期の避難生活、もとに戻れないとか、その避難生活が必要であるときに、避難所に移るということです。  以上です。 72 ◯議長(風野芳之君) 小林 剛君。 73 ◯8番(小林 剛君) わかりました。それで、市民の人はわかったかなというふうに思います。  それと、これも大分前に、長谷川市長のころに質問をしたんですが、常総市はいまだに避難所、避難場所の案内板、変えていないですね。世界共通のマークにしたらどうかというのは、もう本当に何年も前に質問して、そのときは検討しますということで終わったんですけども、もう大分たつので検討の結果も出ているんじゃないかと思うんですが、それはそのまま放置されているというふうにしか思えません。  それと、その世界共通のマーク、近隣市町村みんなやっていますよ、もう既に。防災先進都市が、これをおくれていてどうするのかなと。外国人も多い中、これは真剣に取り組んで、早急に設置したらどうかと思いますが、どうでしょう。  また、検討しますではちょっと、私は答弁だと思っていませんので、その辺気をつけて答弁をお願いしたいと思います。 74 ◯議長(風野芳之君) 安全安心課長。 75 ◯安全安心課長(斎藤健司君) 表示につきましては、今後外国語の表示等も含めまして早急にやるように、私どものほうも考えていきたいと思います。 76 ◯議長(風野芳之君) 小林 剛君。 77 ◯8番(小林 剛君) 前回、最初の質問なんですが、これも企画部長から早急に議論しますということで、では、早急に議論して報告をお願いしますということでありました。今の答弁も早急にしたいということなんですが、これ、年度内、予算はつけられるんじゃないですか。早急にというのはそういうことだと思いますが。どうでしょう、市長に聞いたほうがいいですね。市長、ハッパかけてもらって、防災先進都市を目指しているわけですから、他市町村からおくれていたのではとてもかけ離れたものになってしまいますので、市長のほうからも強く、早急に実施できるようお願いをいたします。  それでは、4番目、災害時及び平時における水海道有料道路の無料化についてということで質問いたします。 78 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。              〔都市建設部長小林 茂君登壇〕 79 ◯都市建設部長(小林 茂君) それでは、私のほうから小林 剛議員の4)について答弁いたします。  まず、災害時の水海道有料道路の無料化でございますが、昨年9月の関東・東北豪雨による水害の際には、茨城県が県道路公社に無料化に伴う減収分を補てんするという協定書を締結していただいたことにより、9月10日から10月18日までの39日間、水海道有料道路の無料開放を実施することができました。  現在、このような災害発生時に無料開放ができるという内容の協定書の締結について、茨城県や県道路公社に確認したところ、県内での締結例はないということでございました。今回の水害発生時の混乱のときに、復旧作業などを円滑に進めることができたこともあり、今後はこの協定書については積極的に検討、協議を進めてまいりたいと考えております。  次に、平常時についてでございますが、議員も御承知のとおり、社会実験を平成22年1月から3月までは料金の無料化、平成23年1月から3月までは料金の半額化の2回、実施をいたしております。その結果、料金を無料化したときは平常時の4.5倍に、また料金半額のときは1.4倍に水海道有料道路の通行量が増加をしております。反面、豊水橋や美妻橋は大型車両の通行量が減少しており、渋滞緩和には十分な成果があったものと考えております。  そこで、この無料化でございますが、今後も継続的に実施していくためには、減収となる通行料金の額を補てんすることとされておりますので、茨城県に無料化に伴う補てん額を推計していただいたところ、午前6時から午前8時までの2時間で月額約488万円、また午後3時から午後5時までの2時間で月額約188万円となるそうでございます。これらを合計すると、いわゆる通勤通学の時間帯である午前中2時間、午後2時間の無料化に伴う補てんの費用が、推計ではございますが、月額約676万円、年額ですと約8,112万円必要となります。この全額を当市のみで負担することが困難なため、この無料化が進まない現状にありました。  このような中、ことしの国道354号整備促進協議会総会において、国道354号の県内区間で唯一の有料道路区間である水海道有料道路の無料化を協議会として要望していただきたい旨の提言も行っております。また、無料化については市長の公約でもございますので、一日でも早く実現できるよう茨城県や県道路公社を含め、近隣自治体と協議の上、協力を得ながら進めていきたいと考えております。  以上です。 80 ◯議長(風野芳之君) 小林 剛君。 81 ◯8番(小林 剛君) 本当に、大変難しい問題だと思います。ただ、今気になったのは、災害時の協定ということで、道路公社との締結、これはしてある自治体はどこもないということで、どこもないからできないということではなくて、どこもないなら一番最初にやったらどうでしょうね。そういうふうに前向きに、チャレンジャーであってほしいですね。周りを見て、周りがやってないからできないよというふうな考え方じゃなくて、どんどんチャレンジしていってほしいと思います、前向きに。恐らく、市長はそういうタイプじゃないかなというふうに思っています。  また、平常時における無料化というのは大変難しい問題だと思いますが、これは市民はみんな豊水橋の混雑と美妻橋の混雑、これは本当にみんな困っている問題です。ですから、何とか頑張って、これを無料化、完全無料化ではなくてもいいと思います。やっぱり単独では難しいとも思いますので、近隣の市町村と連携しながら、何とか少しでも前に進めていただけたらというふうに思います。
     最後に、映画で「シン・ゴジラ」、今やっていますけども、見た人いますかね。〔「はい」と呼ぶ者あり〕──1名。議員の中で若干1名いました。この「シン・ゴジラ」、危機管理監見ていないですか。これはぜひ見てください。災害関係者、特に職員の皆さんも絶対これは見るべきです。これはトップの責任であるとか、トップの判断、決断、そして自衛隊、消防、警察、それらの活用、そして企業の活用、そういうものも大変勉強になります。そして、行政のあり方、そして法は人を守ると思っていますが、法が人を殺すこともあるというふうなこともわかると思います。この件について、皆さんにぜひこれを見て勉強していただければというふうに思います。  これで質問を終わります。ありがとうございました。 82 ◯議長(風野芳之君) 暫時休憩といたします。                 午前11時41分休憩    ─────────────────────────────────                 午後1時00分再開 83 ◯議長(風野芳之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を継続いたします。  なお、次に質問を予定しております茂田信三君に、参考として書類の持ち込みを許可しております。  次に、16番茂田信三君。                〔16番茂田信三君登壇〕 84 ◯16番(茂田信三君) 16番の茂田です。通告に基づいて質問させていただきます。  まず、市長に、冒頭にお聞きいたしますが、大部分の議員は初めに市長就任おめでとうございますと言って、何か習わしかどうかわかりませんが、私も言ったほうがいいですか。〔「できればね」と呼ぶ者あり〕──はい。じゃ、どうもおめでとうございます。私、それと引きかえに、6万一千何百人の市民が幸せになるような市政をお願いします。私からは交換条件でそれをお願いいたします。よろしいですか。  それでは、質問に入らせていただきます。きのうときょう、市長の答弁を聞いて、またその前の全協、いろいろ、もろもろの答弁を聞いて、私は勉強はできませんが、頭の回転は早いと思いますが、私と同じか、同じ以上に頭の回転が早いです。前の市長のときは随分ね、私ども大きい声を出して、質問が終わると、家へ帰るとのどがすごい痛いんですよ。私、もともと慢性の喉頭炎なものですから、その次に法事とか何とかで、ああ、議会の次、声出し過ぎてのど痛いな、かすれたなと、多分今度の市長のときはないでしょう。回転も早いし、是は是、非は非ですから、多分ないと思います。  それでは、質問に入らせていただきます。傍聴の方も、お手元に質問通告書というのをお持ちだと思いますが、まず大きい1番、入札の件について。なぜ入札の予定価格を公表するのか。そのやり方では競争原理が働かないのではないかと。  これはどういうことかというと、前回の議会のときに、大きい入札の件で予定価格を事前に発表してあるわけです。それでは全然競争の原理も働かないし、いつも、毎回毎回この議会で問題になることは、落札率があまりにも高過ぎると、まず素人か、素人というか、私から見ても神わざですよ。98.9とか、中には99%近いのもありましたし、その差が、何億に対して10万とか、多分そういうのもあったと思いますよ。公正な土壌で、公平で土壌で、お互い競争し合って、じゃなくても、仕様書というんですか、県でよくこれは幾らですよとか、ありますよね。あれは高く設定してあるみたいですよね。私ども、随分個人的に仕事を頼んで、そういうカタログを持ってきますと、大体普通のメーカーで例えば10万という表示が出ていれば、5万か6万ですよね。40%引きとか、中には50%引き。あの仕様書でやると、あのとおりやるとかなりもうけが出るんじゃないかなと思います。予定価格を事前に教えると、みんなどういうわけか、それに合わせた札を入れるわけです。  二、三日前ですかね、職員の方、この担当の、一々名札も見ませんし、茂田さん、どういうことなんですかと聞きましたから、この入札制度で、入札をあらかじめ幾らってやると、それに合わせて競争原理が働かないだろうと、そしたらその職員の方が言うのには、今、電子入札だから、それをやらないと一日じゅうパソコンならパソコンにへばりついてなくちゃいけないんだと、だから、あらかじめ予定価格を公表するんだということを、わけのわからないこと言ったんですよね。一日いたっていいでしょうよ。8時15分から5時までで。だって、その職員は、いたからといって超過勤務とかなるわけじゃないでしょう。よっぽどそのほうが安いでしょうよ。  まず、これを、どうして予定価格を教えるのかと。みんな今、わいろとか贈収賄で捕まるのは、予定価格を教えた業者と、予定価格を漏らせと、教えろと、そのかわり接待してお金をその職員にやって、その職員と二人捕まるんですよ。予定価格というのは、それほど危険な、身をかえりみずするわけでしょう。それ、どうして教えるんだと、私はいつも疑問に思うんですよ。まず、それはやめてもらいたい。予定価格を教えたり、それをやめてもらいたい。  これ、いつも言うように、市税というのは皆さんの、当然市長もおわかりのように皆さんの税金なんですよ。幾らでも安く工事をさせる、その金額で与える、それが一番市民のためになるんでしょうよ。入札価格が安ければよい品物ができないって、それは管理するほうがまずいんでしょうよ。ちゃんと設計から管理して、どういう材料を使って、コンクリートの強度は幾つ、生コンの強度は幾つって検査すれば、安い入札価格でもいい仕事ができるでしょうよ。そうですよね。ですから、その最低価格とか、入札の予定価格を事前に教えるのはやめてもらいたい。  第2点目ですね。大きい2番、十一面山と常総市市民の森に関する条例について。ここ、お読みしますね。  小さい1番、十一面山は、常総市市民の森に関する条例に基づき、市民の森に指定されたが、地権者の同意を得ているのか問う。これ、地権者の同意を得ていないんですよ。同意を得ていなくて、当然これは公園とした場合は無効ですよ。  その2)、十一面山の大部分は、築堤のため国有地となったが、市民の森の指定から外れたわけではないと。条例では、所有者等に対して維持管理に必要な経費の支援を行うことができると。国有地になったところへ市税を入れるということは、あたかも国定公園へ常総市の予算を投入するということなんですよね。これはどう考えても間違いだと思いますね。それ、前回でしたっけね、委員会でもそのことを提案しましたら、これは市のほうへ是正するように委員会からもするということなんです。  そうか、自席へ戻ってから詳しいこと話しましょうか。第2番目も第1番目も前の市長のやったことですから、今の市長には全然、当然責任もないし、市長のことを責めているわけでもないですから、ただ、道義的に、公園にするのに地権者の同意を得ないで公園というのは、これはあまりにも乱暴な話なんですよ。それについて、順次質問席へ行ってお聞きしたいと思います。  以上でございます。 85 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方、議場にお入りください。  これより答弁を求めます。総務部長。               〔総務部長沼尻貴如君登壇〕 86 ◯総務部長(沼尻貴如君) 茂田議員の1点目の御質問にお答えいたします。  これまでの予定価格の公表のタイミングにつきましては、平成21年10月に一般競争入札の予定価格条件を2,000万円から500万円に引き下げて、入札参加者の範囲を拡大したことにあわせ、それまでの事前公表を試行的に事後公表に変更いたしました。しかし、規定の入札回数でも予定価格に達しない案件もあり、最低入札者との見積もり合わせによる随意契約がふえるようになりました。また、翌平成22年度の電子入札導入後も、落札率は決して低くはなりませんでした。そのため、平成23年6月から、一部の大型案件を除き、予定価格を事前公表に戻し、平成25年10月からはすべての入札について事前公表として現在に至っております。  予定価格の事前公表につきましては、予定価格を探るなどの不正行為を防止する利点がありますが、同時に積算能力が不十分な業者でも予定価格を参考に入札するというデメリットも考えられるところでございます。しかし、当市の場合、入札金額に対する内訳書の提出の義務づけをしていますので、積算せずに応札することは非常に困難なことであり、入札業者は必要な積算を行い、適正な入札金額で応札することになりますので、競争の原理が働いているものと考えております。  また、茨城県及び県内多くの自治体で事前公表を実施しているのが現状でございます。当市も、今後の入札形態の動向を注視し、より公平で公正な入札制度を確立していきたいと考えておりますので、御理解のほど、よろしくお願いいたします。  以上です。 87 ◯議長(風野芳之君) 続いて、市民生活部長。              〔市民生活部長須藤一徳君登壇〕 88 ◯市民生活部長(須藤一徳君) 2番目の御質問、十一面山と常総市市民の森に関する条例についての一つ目の御質問であります、地権者の同意の件につきましてお答えいたします。  常総市市民の森に関する条例につきましては、常総市環境基本条例の規定による環境の保全及び創造に関する施策として、特に保全をする必要があると認められる山林を市民の森として指定し、これを自然に親しむための市民の憩いの場として開放し、もって、市民の自然保護に対する意識の高揚を図り、環境の保全及び創造に資することを目的といたしまして、平成27年4月に施行いたしました。当条例に基づきまして、十一面山を昨年、常総市民の森第1号として指定した次第でございます。  御質問の市民の森として指定されている十一面山の土地につきましては、十一面山のすべてが指定されているわけではございません。指定をした土地につきましては、地権者からの同意があるものに限られております。  続きまして、二つ目の御質問についてお答えいたします。  十一面山は、常総市市民の森として約11万2,000平方メートルを指定していましたが、今回の築堤工事に伴い、国土交通省による土地の買収により約4万4,000平方メートルの民有地が国土交通省の所有地となりました。今回の所有者の変更により、条例上、所有者変更の届け出が市に提出されることとなります。これらのことから、十一面山を今後市民の森としてどのように維持管理していくのか、関係機関及び団体と協議していきたいと考えております。  当市といたしましては、常総市総合計画において、潤いのある快適なまちづくりの中で、自然環境の保全と活用を進め、環境と共生するとうたっております。十一面山は、市内の良好な平地林であり、市民の憩いの森として有益であると考えておりますので、今後も適正な維持管理を行っていけるよう、対応策について検討してまいりたいと考えております。  以上です。 89 ◯議長(風野芳之君) 茂田信三君。 90 ◯16番(茂田信三君) それでは、改めてまた質問いたします。  まず、入札の件ね、1番のほう。毎回毎回同じなんですよね。今度は、もう何回か私ども、ほかの議員も質問しておりますが、努力する、落札率を下げるように努力する。学園の、つくば市ですか、ちらっと見ましたら八十何%とか、落札率が、七十何%、低いのは。常総市みたいに全部押しなべで、金太郎あめみたいに、どこを切っても97%とか98%という市町村は類を見ないのかなと。この常総市の建設会社さんの体質なのかなと思います。  先ほど部長が言ったのは、この入札価格を公表することによって不正を防止するのに役立つって、最低価格が漏れたり、それを防止するって。まず、最低価格とか教えるというのがおかしいでしょうよ。公務員の服務規程に書いてあるはずでしょう。そうでしょう。そうやらなくちゃ防げないの。そんな公務員はやめてもらえばいいでしょうよ。秘密厳守というのは、これは公務員の服務規程の第1番でしょうよ。これね、詳しく言うと、職務上知り得た秘密をほかの人に話してはいけないと書いてあるでしょう。こんなことやらなくたって、服務規程第1番に書いてあることでしょうよ。電子マネーにしたから、一日へばりついていなくちゃならないから、予定価格を事前に公表するなんて、そんなの言いわけにならないでしょう。ずっと予定価格の番してなくちゃならないってことでしょう。番させたらいいでしょうよ。まさか夜中までしてろと言っているわけじゃないから、市役所の時間、8時15分から5時15分か、勤務時間ね。その時間だけはいればいいでしょうよ。だから、あえて予定価格を知らせる必要ないでしょうよ。  あと、ペナルティの業者に対する、これ一括して言いますけどね。ペナルティ業者に対するあれが甘過ぎるんだよ。前も県のほうで、新聞で摘発された業者が1年か半年くらいで戻ってきちゃっているんですよね。1回やった人は、またやるんですからね。談合で摘発されて。今回東日本大震災でしたっけ、あれでみんな、またゼネコンと道路、談合で今になって捕まっているでしょうよ。前もってもう捕まっている業者ですよ。大手の舗装会社。1回やった人はやるんですよ、こういうの。だから、これも、何回も何回も、97%の落札率なんかあり得ないんだから、教えたらだめだよ。最低価格低くしたっていいじゃない、ちゃんと仕様書でなっているんだもん。鉄筋は何部使うとか、生コンは強度幾つとか、全部それ検査するのが設計者、払っているんでしょう、監理に。設計監理というのか、その設計監理の請け負った人に、けつたたいて、ちゃんと調べさせればいいでしょう。だから、もっと下げなくちゃだめだよ。  市長の掲げている防災日本一の自治体にそのお金を回せば、幾らでもできるでしょうよ。市民の安心安全に回せるでしょうよ。それ、ちょっと答えていただけますか。 91 ◯議長(風野芳之君) 総務部長。 92 ◯総務部長(沼尻貴如君) それでは、最初のメリットの点でございます。予定価格を教えてはならない、これは当然のお話でございます。ただ、職員に対して予定価格を探る行為、業者側から。そういったのも出てくる、出てきやすいというんですかね。そういうことを防ぐためにも予定価格というのを事前に公表しているというところでございます。実際のところ、予定価格の公表のメリットというのは、そこのところでございます。  それと、ペナルティの件ですけれども、その行為自体によって、案件案件で考えていきたいと考えております。  以上でございます。 93 ◯議長(風野芳之君) 茂田信三君。 94 ◯16番(茂田信三君) 部長はまだ答弁なれていないから、割り引いても、予定価格を漏らさないために、業者が探り入れるために、そのために予定価格を事前に公表するなんて、そんな答え、ないでしょうよ。そんな予定価格を漏らした職員はクビだよ、もう。当たり前でしょうよ。それでふらふらしている職員なんか、常総市に要らないでしょうよ。ね、市長。市長もわきで苦笑いしていて、いや、また茂田議員に突っ込まれるななんて顔してたよ、私の顔見て。それ、全然答えにならないよ。予定価格を漏らさないために予定価格を公表するの。そんな話ないでしょうよ。そういうのはもう綱紀粛正で職員をぴしっとやって、おまえさん、こういうことやると、この役所には置いとけなくて懲戒免職になるからなって、もうちゃんと植えつけるんだよ。だから、最近、私あまり三面記事っていうの、エッチな週刊誌とかあまり読む趣味じゃないけど、毎日毎日テレビでやっていた、何とか太って人ね。あれはちゃんと親が教えなかったんですよ。こういうことやるとこうなるんですよって。だから、ああなっちゃうんです。それと同じでしょうよ。業者に言い寄られたから教えちゃうの、ちょっとだけいいよなんて。そのうち、どこかへお食事でも行きましょう、ああ、そうですかなんて。それはもう職員の資格ないよ、それは。そのために事前に公表していたの、それやめてよ。そんな教えれば、懲戒免職覚悟で教えればいいでしょうよ。20万、30万もらって教えたって、退職金何千万パァなんですよ。その後の恩給パァなんですよ。命かけるほどの見返りないでしょうよ。だから、そのために教えているのか。だめだよ、そんなことやったら。  部長は今度入ったばかりですけども、何月だ、4月あたりか。もうだめだよ、そういうことやったらね。わかりました。わかれば、とことん言わないのが私の主義ですから。  第2点に入りましょう。今、全然、須藤部長の言ったのは、私は個人的におつき合いというか、いろいろ時々酒飲んだり、勉強会開いたりしていますが、ふだんは真面目なのわかっている。そういうところでもう十分に部長の人柄もわかっているし、ただ一つ、何点かあったのは、きょう、議長に許可をもらってきて、まず何を持ってきたかと。私は宗教法人の代表役員をやっておりますから、当宗教法人興正寺も、あそこ、かかったんですよ。かかったといっても、何がかかったかわからないですがね。築堤のほうで買収の対象になりまして、喜んで御協力しますと。思いがけないお金が、二百何万入って、うちも1,500万くらい水害で損害被りましたから、そこへ補てんできたんですよ。220万くらいかな。そのときの契約書に、何という住所だかわかりますか、あそこ。十一面なんですよ。興正寺の今回あったところは十一面何番地というんですよ。私、その条例つくるときに、興正寺の土地もあるんですよって、そこはかかってませんからと言うんですよ。かかっている、かかっていないもないでしょうよ。十一面山の公園なんでしょう。じゃあ、かからないところをまず、入れないようにしてあるんですか。私はもう協力してくれと言えば喜んで協力しましたよ。先ほど言った十一面山の同意をもらえないというところは、さくしてあるんですか、ここから入っちゃいけませんって。それをまずお聞きしたい。 95 ◯議長(風野芳之君) 市民生活部長。 96 ◯市民生活部長(須藤一徳君) お答えいたします。  先ほど申し上げましたように、すべては指定されておりません。さくにつきましても、さくも設けてございません。自由に入る気になれば入れるような状態ではございます。 97 ◯議長(風野芳之君) 茂田信三君。 98 ◯16番(茂田信三君) あと、きょう出がけに、これこそ個人情報になりますから、仮にIさんとしましょう。Iさんのところへお電話して、8時ころかな、7時ころ電話したら、折り返し電話ありまして、多分その方は一番いいところのほとんどの所有者ですよ。うちも来ていませんと。ここ、十一面山の公園にしますけどって。その前に言っておきますけど、現在は、ことしの6月に売買契約を結びましたから、その十一面の買収になったところは今、国有地、国の財産です。しかし、これは遡及ってありますよね、わかりますよね。前もって、さかのぼって、これは当然契約というか、条例をつくったときには宗教法人興正寺の名義ですから、その承諾がないということは、今は国有地です、もう。遡及すれば完全に無効ですよ。さくがないところ一帯が十一面で、何で都合悪いところは印鑑もらわないから、一帯だとしたら、そこは入ってきているんです、みんな。これは土地の侵奪罪に値するでしょうよ。私はそういう細かいことは言わないけどね。市のほうがそうだったら、侵奪罪ですよ。人の土地、勝手に入っているんですもん。そしたら、市に責任があるわけでしょうよ、公園に指定しちゃったんですもん。  部長、そんな子どもだましと、法治国家においてそんな答弁許されないよ。全部十把一からげで公園にして、ここは一帯で入っていなくて、真ん中は。ここは一帯だけど、もらっていないから入っていない。そういう話ってないでしょうよ。何でまずその公園にする前に、その地権者に声をかけなかったのかと。声をかけて承諾をもらえなかったかと。  どうして私、今回言うか話しましょうか。これと同じことが、石下町時代ですから、合併する10年くらい前ですか、当時の町長、飯塚町長が興正寺の参道を町道にしちゃったんです、勝手に。それで、ここにいる水野議員も全部知っていますけど、ある議員は、わざわざ知っていて、当然法務局の台帳は載せられないですよね。興正寺の参道を町道にしちゃったんです。私が異議申し立てたら、もうここは町道になっているんだって。宗教法人の土地を、名義を移転するというのは大変なんですよ、まず。責任役員の全部判こをもらって、茨城県の機関の、宗教法人の茨城事務所からもらって、本庁のお墨つきもらえないと売買も移転もできないんですよ。で、何代前かの遠藤 利市長に、その飯塚町長、前石下の町長が、あれは買い上げてくれと言うんですよ。買い上げて、市のほうにしたのがいいでしょうって進言したと遠藤市長は私におっしゃっていました。何でかというと、勝手にやったから、これ、公文書偽造でしょうよ。私は、宗教法人の土地は売れないからと、売却はできないと、これは大変なんですよ、売却。お貸しするのは構わないですよ、そのかわり契約を結びましょうと。そしたら、時の遠藤市長が、ライフラインも入っているし、ぜひ売却してくれと。私はこれ、一存で決められませんから、責任役員を開くと。責任役員で最初決まったのは、やっぱり売却はまずいから賃貸にしてくれと。今まで全然地代ももらっていなかったんですよ。そして、また遠藤市長に呼ばれて、とにかく議員さん、売却じゃないと、ライフラインも入っているから困るんですよって。もう一度、3回くらい開きましたかね、責任役員会。そこまで言うんでしたら、曹洞宗本庁のお伺いを立てると、そういうことじゃ仕方ないでしょうと。そして、売却したんですよ。何か家へ送ってきた手紙を見ると、遠藤市長に頼んで売却、お世話になったって、とんでもない話でしょうよ。うちのほうは売りたくない、売りたくないと言ったのを、市のほうは、貯水槽、あといろいろ下水道入っているから売却してくれと。  そういうこと、また二の舞になっては困るから、きょう言っているんですよ。人の土地を勝手に、市の事業をやるからといって地権者の承諾なしに、勝手に人様の土地を市民の森にするから網掛けるって、とんでもない話でしょうよ。一帯掛けたからといって、あなたのところはもらっていませんよ、一帯ですからって。入っているんですよ、実際。これは侵奪罪でしょうよ。人の土地、勝手に入って。それ、市で進めているんですよ。公園ですからどうぞ利用してくださいって。部長の家が、私、行ったときないけど、市民部長の家が、とてもいい景色だから、中に皆さん入ってくださいって、どうぞ家の中見てくださいって、許しますか、それ。それと同じでしょうよ。幾ら市だって、市町村並びに国も、公共の福祉に反しない限り制限できるというんですよ。何も公共の福祉に反しているわけじゃないし、そこへ入れないといったって。それしか日本の憲法は認めていないんですよ。公共の福祉に反しない限りなんですから。全然反しないでしょう、あそこ。それ、市長にお聞きしたい。人の土地を勝手に市が公園にするからといって網を掛けて、できるかどうか、承認なしでできるかどうか。できないんだったら、これ取り消してもらいますよ。その当時は、宗教法人興正寺、だれだれさんの名義で勝手にやったんですから。  あと、もう一つ、幾ら風光明媚で、そこの景色がいいからといったって、国のところへどうして一常総市の予算を投入できるんですか。日光の国立公園でも、つくばでも、常総市でやるんですか、補助。それは国でやるべきでしょうよ。委員会でもそう出たんですよ。即行、今度整備とか、国に、市長お願いします。常総市はそこまでやる余裕ないと思いますよ。もう国に売却したんですから。今度また興正寺のちょうど西のところに、興正寺の土地が残っていたんですって。私、幾らだか知りませんが。即測量をして、そこも買収したいという、工事の方が言っていました。はっきり決まったわけじゃありませんが、今度また道路を、興正寺から十一面の手前に行くところを拡幅するから、それで今はかっているんですよって。そしたら、なくなっちゃうでしょうよ、ほとんど。さっきの話だと、4割はもう売却済みでしょう。また何割かするんですよ。何でそこへ常総市税を入れるんですか。それはおかしいでしょうよ。委員会でもちゃんと言っているはずですよ。委員会でもちゃんと、予算のときか、ちゃんと付帯条件つけていますよ。それはもうあらかじめわかっていたことですから、委員会ではこの予算を否決する話までなったんですよ。ちゃんと見ればわかるでしょうよ。それに対してまたつけるということは、これは委員会軽視でしょうよ。委員会軽視より、もともとそんな法律おかしいでしょうよ。国有地に市税を投入して。国にやってもらってくださいよ。市長ね、国の財産を国でやるべきでしょう。じゃなくたって、常総市はもう予算ないんですよ。国は相当お金あるでしょうよ。国にやってもらってくださいよ。  あと、市長、先ほど言ったお答え願いたい。 99 ◯議長(風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 100 ◯市長(神達岳志君) 茂田議員の御質問にお答えをいたします。  茂田議員がおっしゃるとおり、土地の所有権というのは、その財産権、その本人にあるわけですし、もちろん、その御本人、土地の所有者の同意がなければそういったものはできないというふうに私自身も認識しております。  以上です。 101 ◯議長(風野芳之君) 茂田信三君。 102 ◯16番(茂田信三君) その条例のときに、私と──私の今記憶ですからね、あと水野さん、反対したのは。あと岡野一男さんも多分反対したと思うんですよね。してますよね。あと、遠藤章江さんは反対したんですよ。私は、このことを知っていたから反対したんです。だから、これは1回取り消してくださいよ。地主の承認なしで。  先ほど須藤部長の話だと、一帯がなっていて、そこだけは通らないわけないんです、中へ入っているんですから。あともっと、ほとんどの、何割か地主持っている人のところも、承認、きょうの朝確認したら、もらっていないそうです。その母親のところも来ていないそうです。それを許したら、今度ほかの皆さんの家もそうなるんですよ、いずれ。ナチスと同じに。人の土地だから、うちだって使っていないから構わないし、重要な土地で、いざ開いてみたら公園になっちゃっていましたって。私、承諾してませんと。皆さんの土地だってなるんですよ。私も懲りてるんですから。凝りはしないけど、参道が、先ほど言った、勝手に町道になっちゃったんですよ。何でも判こ持っているからできる、ペン一つでできる、そんな大間違いですよ。やっぱり市長は正しい見解の持ち主ですよ。やっぱり私、見抜いたとおりだよ。これは間違っていますって。間違ったことやったんだから、まずこれは取り消さなくちゃだめでしょうよ。幾ら今、平成28年6月に売買契約したって、その公園の条例をつくったときは宗教法人興正寺、まただれだれさんの名義で、勝手にやったことですから。私は何度かやろうと思ったんですがね、幾ら言ってもわからない市長だからやらなかったんですよ。あとほかに聞くこともあったし。今回は白黒はっきりさせますよ。  あと、もう一つ言いたかったのは、その参道の件で、私が売却したくないのに、市のほうで何回も何回も売ってくれ、売ってくれと、それで売った挙げ句、だれだか知らないけど、遠藤市長に頼んで買ってもらった、とんでもない話だよ。うちは言っとくけどね、そんなに金なんか困ってないからな。売ったのが4,000万くらいで、四千何百万か。それで、山門でつくって、あそこ整理したら、その倍かかったんですから、お金、8,000万くらい。全部私のポケットマネーでやっているんですよ。4,000万金もらったって、人に頭下げるほど私はこんな、そんな金がつがつしてないし、そんな大金も持っていないけど、そのくらいで人にぺこぺこするような男じゃないから。そういうことがあるから、きょう持ち出したんだよ。参道の土地を、遠藤 利さんに頭下げて、ゴマすって、そのようなこと書いてあったな、くだらないの。それで、頼んだから、遠藤章江さんに応援しなくちゃならないって。  私、はっきり言うけどね、今回の選挙はだれも行かなかったんですよ。行かなかったでしょう、私うそつかないから。水野さんだって知っていますよ。水野さん、頼むよっていうから、遠藤章江さん頼むよって、私は行ってないもん。行かないよって。現市長は、大澤が応援しているっていうから、大澤、かわいがっているんだから、そうかって、じゃあ中立だって。そういう話だよ。大澤君はだれを応援したかわからないけど、そういう話になったから、私、だれも応援してないもん。何で応援しなかったか知っていますか。はっきり言っておきますよ。市長の、会ったりしてお話をしたりするけど、政策とかわからないし、そうでしょう、性格もわからないし、何十回とお会いして、別に嫌いじゃないし。嫌いな人のとき、私は一切話しないから。話すとけんかになっちゃうでしょう。話、しないもん。きょうもラブコール送ったからね。それは是は是、非は非。それでやったんですよ。そういう、人が土地売ったからって、市のほうで売却してくれ、してくれと来て、そういうことがまたあったら困るから、今回またこの件を、ちゃんと精査して、戻してもらいたい。もう国にほとんど土地行っているから、その分、市の予算少なくていいでしょう。大澤君、今言ったこと、取り消すって言えば、取り消してやるよ。だれが応援したからわからないから、仮にそういう話になっても、私は、ここで本当に言うけど、だれも応援もしていないし、行ったときもないし、選挙は白票です、私は。市長選は白票です。市会議員のときは、私は自分の、茂田信三で書いています。家内は、あと息子はだれか入れたと思います。  ということで、そういうことがあっては困るから言っているんですよ。市長、もう一回それ頼みます。承認もらっていなければ、当然取り消ししなくちゃいけないですよね。あと、国有地には市の税金は投入できないですよね。それちょっとお聞きしたい。 103 ◯議長(風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 104 ◯市長(神達岳志君) お答えいたします。  先ほど述べたとおり、個人の所有財産というものはその個人に既得権があるわけですから、しっかりと同意を得る必要があると思います。  また、国交省の土地については、国交省の意向も、これも国交省の土地でございますから、国交省の意向もしっかりと把握をしなくてはいけないと思っております。  以上です。 105 ◯議長(風野芳之君) 茂田信三君。 106 ◯16番(茂田信三君) そうすると、けんかにならないんだよね。何っていうと、こっちものど痛くなるほどやらなくちゃならないし、言いたくないことも言わなくちゃならないし、市長だって聞いちゃやだという、不愉快な思いもしなくちゃならないことも私も言わなくちゃならないし、最高によかったよ。それしか答えられないものね。だから、今の市長、私、要約すると、まず地権者の同意なくてこういうふうにしたというのは間違いですよね、間違いだと言っているんですよ。これはあくまで遡及できるんですからね、その時点に返るのはできるんだから。地権者が同意していないでやったら、当然これは網外さなくちゃならないでしょうよ。また、そのほかにも、私どもというか、宗教法人の土地はあるんですから、そのほかにも。当然これは網を外さなくちゃならないし。普通の会社だったら、そのときの市長、近くだから前の市長を呼んできたいですよ。近くでしょう、ここからね。ここから歩いて5分か10分ですから、呼んで、参考人としてお呼びしたいけど、やめた人間だからね、これはしようがないし。そのときのまだ部長もいるはずですよ、係も。ということで、もう時間も15分前ですから、終わりにしましょう。  以上でございます。 107 ◯議長(風野芳之君) 暫時休憩といたします。                 午後1時46分休憩    ─────────────────────────────────                 午後1時56分再開 108 ◯議長(風野芳之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を継続いたします。  次に、1番関 優嗣君。                〔1番関 優嗣君登壇〕 109 ◯1番(関 優嗣君) 皆さん、こんにちは。まず、質問に入ります前に、台風10号の影響によりましてお亡くなりになられました方々の御冥福をお祈りしますとともに、被災されました多くの方々に対しまして心よりお見舞いを申し上げたいと思います。そして、一日も早い復旧、復興が進みますことをお祈りいたします。  また、傍聴席には多くの方々、そしてネット配信によって傍聴していただいている皆様、ありがとうございます。しっかりと質問したいと思います。  そして、神達市長、御就任おめでとうございます。持ち前のフットワークとネットワークを最大限に発揮していただきまして、次代に誇れる常総市をつくるべく御尽力いただければと思います。よろしくお願いいたします。  それでは、通告に従いまして、二つの大項目について一問一答方式で質問させていただきます。よろしくお願いいたします。  まず、一つ目の大項目ですが、以前にも私自身、質問として取り上げさせていただきました水海道有料道路についてお聞きしたいと思います。  早速ですが、まず、現在1日の利用状況についてお聞かせください。 110 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方、議場にお入りください。
     これより答弁を求めます。都市建設部長。              〔都市建設部長小林 茂君登壇〕 111 ◯都市建設部長(小林 茂君) それでは、関議員の1番の1)の御質問に答弁いたします。  茨城県道路公社の実績通行台数に基づく、平成28年4月から6月における水海道有料道路の交通量でございますが、上下線合わせて平日1日平均約3,000台となっております。  以上です。 112 ◯議長(風野芳之君) 関 優嗣君。 113 ◯1番(関 優嗣君) ありがとうございます。この数字というのは、28年の4月から6月における交通量ということですが、もしおわかりでしたら、昨年の8月以前で交通量調査等で得られていますデータがありましたらお教えください。 114 ◯議長(風野芳之君) 都市整備課長。 115 ◯都市整備課長(藤川裕之君) お答えいたします。  26年度の通行、1日平均当たり約2,200台となっております。岩井バイパスが開通したのが平成27年の8月12日となっておりますので、以前のデータとしては26年が直近でございます。  以上です。 116 ◯議長(風野芳之君) 関 優嗣君。 117 ◯1番(関 優嗣君) ありがとうございます。質問の趣旨をくみ取っていただきまして、岩井バイパスの開通以前と開通後ということの比較をちょっとしてみたいと思いまして、質問させていただきました。  単純に見ますと、そんな大きな違いはないのかなと思うところもあるのですが、大体800台ということで、何らかの影響はある、通るべくして、利便性を感じて通行し始めた方もいらっしゃるのかなと思います。そういった数字も、当市のほうとしては把握した上で今までおられたでしょうか。交通量が変わったということについて、検討されたりしたことはありましたでしょうか。 118 ◯議長(風野芳之君) 都市整備課長。 119 ◯都市整備課長(藤川裕之君) お答えいたします。  多少の増減は考えてもおりましたが、今回、関議員の質問があるまでは、これほど具体的に800台、パーセントにして36%ほどふえているということは考えてもおりませんでした。  以上です。 120 ◯議長(風野芳之君) 関 優嗣君。 121 ◯1番(関 優嗣君) 確かに、以前の社会実験等見ますと、無料ですと台数が変わったりとかという部分もあったような記憶があります。以前質問したときの回答の中で、無料であれば交通量が大幅にふえるんですけれども、じゃあ半分にしたら、そのふえ方が半分かというと、全くふえないに近い、コンマ以下の数字でしか変わらなかったというような御報告も受けた記憶がございます。  やはり、状況が変われば利用者の認識等も変わってくる部分があるというのが、この数字にあらわれてきているのかなと思います。そういった意味を踏まえると、当市における今後の状況の変化といえば、目前に控えております圏央道の開通なども含めると、やはりその辺で利用台数等が大幅にふえる、または常総市に対して流入してくる車両の台数であったりとか、もしくは車両の車種等によっても今の交通状況が大きく変わってくるような可能性も踏まえているのかなということをちょっと考えられるのかなと思います。  そうした中で、1日の交通量の変化については、今お聞きしたとおりですが、その1日の交通量、さらに時間帯別等でもしおわかりになれば教えていただければと思います。 122 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 123 ◯都市建設部長(小林 茂君) それでは、関議員の2)の質問になるかと思いますが、時間別ということでございまして、先ほど言いましたように県の道路公社の実績通行台数に基づく平成28年、ことしの4月から6月における時間別の交通量ということでございまして、いわゆる通勤通学の時間帯ということでございますので、午前6時から9時までで1,177台、15時、午後3時から、18時、午後6時までで575台となっております。  以上です。 124 ◯議長(風野芳之君) 関 優嗣君。 125 ◯1番(関 優嗣君) ありがとうございました。この結果というか、この数字というのは、恐らく、聞かずともといっては失礼ですが、大体予測のついた数字なのかなというふうに思います。  そうした中で、一番考えられるのが、その時間帯で最も交通量の多い6時から9時の時間帯に重なります小学生、中学生等の登校時間が、この通勤時間帯と重なるということで、非常に交通の往来が激しい時間帯に登校しなくてはならないということで、どういうことが考えられるかというと、やはり、私自身もそうですし、皆さんも経験があるかと思いますが、やはり橋を越えなきゃならないという、その条件のもとでいきますと、長い渋滞の列の一番後ろにつくのではなくて、ちょっとでも、回り道をしてでも橋の一番たもとに出たい、短縮したいという意識が持たれるのかなと思います。ということで、本来、大通り、幹線道路であるところを通っている方も、その時間の短縮をねらって、子どもたちが歩く狭い道路を我先にと急いで、子どもたちに意識を置いて減速してくださる方は当然いらっしゃると思いますが、そうでない方という方も当然いると思います。そうした中で、大きな事故というのは幸いにもそれほど報告は受けていないのかなと思いますが、小さな接触であったりとかというものが起きているということも御報告として受けている現状で、できればそういうものを回避したい、回避できればという思いも強く持っております。そうした中で、子どもたちの通学路の危険度の上昇というものを考えたときに、当然橋での交通渋滞というものは当市だけではなくて、近隣の行政との関係も出てくるとは思います。そういった要因というか、危険性を回避するために、情報交換というか、他の行政等、ほかの団体、組織等との情報交換みたいな形で、何らかの緩和対策的なものの協議、検討などを今までにしてきたようなことはございますか。 126 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 127 ◯都市建設部長(小林 茂君) 今まで他の自治体とのそういうような、無料化に向けた協議というか、そういうことがあったかどうかということかと思いますが、先ほど小林議員の質問にも答弁をさせていただきましたが、ことしの国道354号線の整備促進協議会の中で、県内で唯一の有料道路の区間である水海道有料道路については、協議会として無料化というのを要望していきたいと、これは354号線の沿線市町村でつくっている協議会でございますので、その協議会として無料化というのを要望していきたいというような提言を行っておりますので、今後こういうような協議会を通して無料化というのは、協力体制を整えながらも要望はしていきたいと思っております。  以上です。 128 ◯議長(風野芳之君) 関 優嗣君。 129 ◯1番(関 優嗣君) ありがとうございました。先ほどの小林議員の質問の答弁の中でも、やはりクリアしなきゃならない課題というものが大きくあるのかなという部分で、逆にその課題がわかっているだけに、それに対する手だて、対策というものについて、当市として何らかの方針、考えというものを、今の時点ではまだはっきりとした形ではない。当然、先ほどの時間帯の試算でいえば、約8,000万の補てん額分について、当然当市で太っ腹なところを見せて出せればそれが一番短縮できる解決策かとは思うんですが、現状そういった部分、当然難しい話でありますし、じゃあ、どうしたらいいのかというところで、以前は開通していなかった、さきの岩井のバイパスについてもそうですが、関係している行政が、数がふえたのかなと、以前の質問のときよりも数がふえたのかなということも考えられますし、当然、数がふえれば、それぞれの行政の負担額、ただただ一律で分配するのではなくて、その関係性等をうまく精査した中で、皆さんが納得いくような形での分配というものができればなという部分、強く希望したいと思います。  実際のところ、何回も重なってしまうかもしれないんですが、完全無料化、それが最終的な目標というか、一番の望むところではありますが、時間帯的、限定した形での無料化というものを取り組むに当たって、当然当市としては先頭に立って取り組んでいっていただけるのでしょうか。 130 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 131 ◯都市建設部長(小林 茂君) 当市が検討いたすかということでございますが、もちろん有料道路があるのは当市でございます。ただ、先ほど言いました354の整備促進協議会の会長市は土浦市でございますので、土浦市ともこれは歩調を合わせる必要、あるいは御相談する必要があるかと思いますし、先ほど言いましたように、その市以外の、いわゆる沿線市とも今後は当然協力を得ながら進めていかなければならないのかなというふうに考えております。  ただ、言いましたように有料道路があるのは当市でございますので、当市が一番声を大きくさせていただく必要があるかというふうには思っております。  以上です。 132 ◯議長(風野芳之君) 関 優嗣君。 133 ◯1番(関 優嗣君) ありがとうございました。まさか土浦市までが関係しているということは今初めて知りまして、ますますエリアが拡大して、当然かかわってくる、分配する、担わなきゃならない行政が多いということが改めてわかりましたので、積極的にまた取り組んでいただければと思います。  そうした中で、市長、県議時代からこの件につきましては積極的な取り組みをされてきた経過があると思います。その辺も含めまして、市長になった今、市長としてどのようにこの案件について今後進めていこう、また進めていきたいという、当然市長のマニフェストの中にも掲載されていましたことについて、展望などをお聞かせいただければ、よろしくお願いします。 134 ◯議長(風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 135 ◯市長(神達岳志君) 関 優嗣議員の質問にお答えをいたします。  水海道有料道路の無料化、これは私も県議時代に県議会の一般質問で3回ほど質問もさせていただきました。また、県議会の土木企業委員会の委員長としても、地元の飯田県議とともにこの問題に真正面から取り組んできました。市民の皆さんの声を伺っても、何で無料にならないんだという声が多いということは重々私も認識をしての県議会での活動でありました。その中での成果としては、完全に無料化というものは大変厳しいという現実がわかったと。では、大変難しい現実でなくて、打開策は何かということで私のマニフェストに掲げさせていただいたのが、通学時間帯の無料化ということでございます。  御承知のとおり、有料道路は30年事業といいまして、あと11年で黙っていても無料化にはなります。これが水海道有料道路です。ただ、今現在はあれを、借金を返済している状況です。市民の皆さんからもいろいろな声を伺いますが、あそこで料金を徴収している方々の人件費で全部消えてしまっているんじゃないかという声も多々伺っています。そういった部分も細かく、土木委員長時代にデータを出していただきました。年間の通行の料金の売り上げといいますか、収入というのは、恐らく1億4,000万ほど、年間で収入があります。そのうちの半分、7,000万ほどが、先ほどの人件費であるとか草刈りであるとか、道路の維持管理費に使われていると。残りの7,000万が借金の返済に当てられていると。じゃあ、7,000万を、10年で7億ということですけども、現在借金が残っているのは、もう四十数億も残っていると。この全額をどこかで負担しなければ無料化は難しいということで、完全無料化は難しいという結論に至ったわけです。  それであれば、通学時間帯、通勤時間帯の混雑、また当市だけでなくて近隣市町村に与える交通渋滞の影響等もかんがみて、この時間帯の無料化をするには意味があるんじゃないかと、先ほど関議員もお話をしたように、坂東の354バイパスも昨年開通をいたしました。そして、台数がアップしているのも私も承知をしておりました。また、これから圏央道が来年開通いたします。工業団地は常総市の西側にほぼ位置をしています。坂東市も354のバイパス沿いに工業団地が位置をしていると、そういった部分で、通勤通学時間帯を全部無料化して、基礎自治体で負担をする8,000万、この8,000万を負担すれば無料化は可能だという返答もいただいております。  ただ、この8,000万というもののその負担をどういうふうにしたらいいのか、また、そういった部分も含めて経済効果というものを御理解いただけるのではないかという意味も含めて、今、私のマニフェスト、公約の実現、早期実現に向けて工程表をつくってくれということで、部長以下、指示をしているところです。一日も早くこれが実現できるように、県または関係市町村と連携を図って、調査研究または実施の時期等も明確にこれからしていきたいと思います。よろしくお願いします。 136 ◯議長(風野芳之君) 関 優嗣君。 137 ◯1番(関 優嗣君) ありがとうございました。本当に切れのいい、期待どおりの答弁ということで、まさにネットワークを最大限に、有効に活用していただいて、早期実現について取り組んでいただきたいと思います。私たちも、ぜひとも前向きに考えていきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。  それでは、この1点目の質問、以上で終わらせていただきます。 138 ◯議長(風野芳之君) 次の質問に移りますので、答弁関係者の方、入れかえをお願いいたします。  関 優嗣君、質問を継続してください。 139 ◯1番(関 優嗣君) 大項目、2点目の質問に入らせていただきます。災害時の応援・協力体制についてということで、幾つかお聞きしたいと思います。  当然、昨年の災害発生の折には、各方面、協力、支援いただいたと思います。一応確認の意味で、当市として発災の危険性がある場合、または発災した場合において、協力体制の依頼についてはどのような先があるのか、お聞かせください。 140 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。市民生活部長。              〔市民生活部長須藤一徳君登壇〕 141 ◯市民生活部長(須藤一徳君) お答えいたします。  災害時の応援・協力先として、国や県など多数の関係機関がございます。自衛隊、警察、消防署、河川事務所、工事事務所、県、近隣自治体、あとさまざまな協定を結んでいる、あるいは結んでいない事業所等からも協力等はいろいろいただいております。  その中で、ふだんから市と連携をとっているものとしては、一番に市の消防団が挙げられます。昨年の水害時におきましては、消防団の方には並々ならぬ活動、御協力をいただきました。消防団の皆様には大変感謝している次第でございます。今後も市としましては、引き続き災害時等をはじめさまざまな場合において御協力をお願いしたいと考えております。  以上です。 142 ◯議長(風野芳之君) 関 優嗣君。 143 ◯1番(関 優嗣君) ありがとうございました。県、国は当然、各方面への依頼ということで、そうした中で、災害後、皆さん、各議員の方も質問等で取り上げていただいていたというか、取り上げられていた中に、やはり自助という部分でいいますと、一番地元、地域に密接している消防団というものが真っ先に活動できる場面があるんじゃないかなと思われます。  そうした中で、今回この質問を取り上げさせていただく過程の中で、つい先日の台風によって小貝川が増水をしました。私も微力ながら、パトロールではないですが、巡回をしていた中で、地元の消防団の方と合流をする機会がありました。そこでちょっとお話をされたことがありまして、市のほうからも待機をしてくれと、備えてくれという指示があって待機はするんですが、ただ待機であって、何もなければ、もういいよという、待機を解除されて、皆さん帰宅されたり、おのおのの時間に戻るということなんですが、その待機の仕方について、団員としてもとてももどかしい部分を感じながら待機をしていたということを伺いました。今現在、待機を依頼する段階で、その危険度、災害の状況の危険度によって待機の仕方、もしくは待機中の対応について何らかの取り決め等、指示等はされていますか。 144 ◯議長(風野芳之君) 安全安心課長。 145 ◯安全安心課長(斎藤健司君) お答えいたします。  消防団に対して、待機を発令する場合ですけども、河川の水位に基づいて待機というものをお願いするわけですけども、常総市の場合には、基本的には小貝川については黒子の水位を基準にして、水防団待機水位というものが超えたときに、水防警報ということで待機というのが発令されます。それが常総市にファックスで届いた段階で、消防団に対して待機というものをお願いするわけです。その後、水防のはんらん注意水位ということになったときには、水防団の出動という水防警報が発令されます。水防の待機であっても、場合によっては当然河川の危険箇所の調査というのを、今年度も5月ごろに下館河川事務所及び各自治区長とともに消防団の方もその持ち場の区間を調査しておりますので、そういうところの調査、巡視ですね、そういうものをしていただくようにということでお願いをしているところでございます。  以上です。 146 ◯議長(風野芳之君) 関 優嗣君。 147 ◯1番(関 優嗣君) ありがとうございます。水位によって体制が変わってくるということですが、消防団と一口に言いましても、長年にわたって携わっている方もいれば、経験の浅い方というものもいらっしゃいます。そうした中で、当然災害時にすべて経験の豊富な方が待機に回れるかというと、そうじゃない場合も想定できるのかなと。いかなる場面にも対応するべく、何らかのマニュアルというものがあれば、消防団としても、経験の長い団長、副団長、役付の方がいないときに、指示待ちではなくて、自主的に、当然前倒しで活動ができていれば、さらに危険度が上がったときにすばやい対応ができるんじゃないかというようなお話も伺いました。今現在、そのような形、またはマニュアル等の指示はありますか。 148 ◯議長(風野芳之君) 安全安心課長。 149 ◯安全安心課長(斎藤健司君) お答えいたします。  市では、震災につきましては、平成24年に常総市消防団震災時活動計画というものを作成しております。震災においては、その計画に基づいて消防団の方が動いていただくということになっています。  水害に関しましては、昨年の水害時、消防団のほうから、やはり先ほど関議員がおっしゃったとおりに、毎年退団される方もいますし、入団される方もいるということで、新しい方はなかなか、どういうことをしていいかわからないというふうなお話がありまして、そのマニュアルについての御相談がありましたので、現在事務局のほうでマニュアルを作成中であります。この案ができましたら、消防団のほうにお示しして、今後打ち合わせをして、最終的なマニュアルを作成するということで進めております。  以上です。 150 ◯議長(風野芳之君) 関 優嗣君。 151 ◯1番(関 優嗣君) ありがとうございます。今現在進行形ということで、取り組んでいらっしゃるということで、逆にちょっと言わせていただきますと、24年に地震に関してのマニュアルが制定されていながら、この地域においてはまず一番の危険性があるのは水害、過去にも当然数々の水害を経験してきている地域でありながら、やはり自主防災、消防団というところに対して明確なそういうマニュアル等がなかったということが、ちょっと残念かなと思います。24年に地震が想定されたのであれば、追って水害に対するマニュアル等の作成に当たっていただけていたら、タラレバの話になってしまうんですが、昨年の災害のときにもまた違った対応がとれていたのかなということも、どうしても考えてしまう部分になってしまいますので、ぜひとも、団のほうからもそういう要望が上がっていますし、事務局としてもそういう取り組みをされているということで、当然防災先進都市として目指すところは高い部分があると思います。ぜひとも、一日も早いマニュアルの現実化ということで、各団員の方に配っていただいて、ただ配っただけではなくて、それをもとに実際の、ただ机上でのマニュアル等での物覚えではなくて、実際体を動かして、単純にいえば土のう一つとっても、ただ袋に土を入れてどんと置けばいいのかと、そうじゃないはずです。素人目に見ては、ただただ簡単につくれる土の袋が何で来ないんだよという文句にもなってしまう部分があると思います。そうじゃないんだよと、こういうふうにつくるんだよと、逆にその団員の方が地域の方にお知らせをして、地域の方同士が、じゃあ試しにやってみようというような広がりが持てていく地域になっていただければなと思います。  ほかにも、今現在、自主防災について市のほうから発信する形として、そういうマニュアル等の作成に当たっている部分というのは、もしあれば、消防団に限らず、お聞かせください。 152 ◯議長(風野芳之君) 市民生活部長。 153 ◯市民生活部長(須藤一徳君) お答えいたします。  消防団員の対応マニュアルというものは、先ほど課長がお話ししましたように今作成してお示ししたいと、それも消防団ですので、各地域に各分団がありまして、分団長を頭として行っておりますので、相談してやっていきたいと、そのように思っております。  御指摘の自主防災組織でございますが、こちらにつきましては以前からも自主防災組織の必要性というのは感じておりまして、昨年の水害においてはさらに必要性というのは、これは絶対に必要だと。今回の市長からの公約でもありますように、自主防災組織は強固につくっていくんだと、そういう方針でございます。ですから、自主防災組織をつくっていただくというか、これは地域ごとに、自主防災ですので、自主的につくっていただくというのが基本になります。それをつくるに当たっても、やはり何もなくてはそのきっかけもございませんので、そういうようなものは当然市のほうで用意というか、考えていきたいと思っています。これらについては本当に準備していきたいと、そのように考えております。  以上です。 154 ◯議長(風野芳之君) 関 優嗣君。 155 ◯1番(関 優嗣君) ありがとうございました。すべてが前向きな回答、答弁だったのかなと思います。まさに今、進行形で取り組まれているということもありますので、ぜひともすばらしいマニュアル等を作成していただけますことをお願いいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 156 ◯議長(風野芳之君) 暫時休憩といたします。                 午後2時29分休憩    ─────────────────────────────────                 午後2時50分再開 157 ◯議長(風野芳之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を継続いたします。  次に、21番堀越道男君。                〔21番堀越道男君登壇〕 158 ◯21番(堀越道男君) 21番の堀越です。議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。  皆さんもいろいろ水害の問題に取り組まれる中での防災計画等ありましたけども、私のほうからも質問させていただきたいと思います。  あれだけの水害に襲われて、1年を迎えようとしている常総市であります。まだまだ防災計画は、先ほどの答弁を聞いていましても途中、あるいはこれからということです。論議の中にもありましたが、災害はもはや忘れたころにやってくるではないと、毎日来ると、今の温暖化の中では、これから4℃上がるというんですからね。そういう中では、1000年に一度だとか、100年に一度なんていうタイムスケジュールはない。もう本当に、あした、あさってというようなことになるかと思うんです。  先ほどの地震もありましたが、ある学者は、これは関東大震災の前触れだと、茨城県の南西部で起こる、50キロあたりで、震度4なんていうのがこういうふうに連続して起こるというのはまずないんですね。これは以前とは違いますよというふうに言っています。まして、大正12年に起こった関東大震災から92年、全然動いていないんですね。地震というのは120年に1回起こるんですね。熊本は130年に1回起こったんですが、130年となりますと記憶にないですからね。だれも生きていた人いません。ですから、地震がないというふうにあそこは言ったんです。ですから、耐震度が5でもっても大丈夫だといったら、7が来て、耐震オーケーだった建物が倒れたんですね。こういう状況が今回出てきていて、まさに以前のような尺度というか、物差しは全然通用しない、そういう時代になったなというふうに思います。  そこで、昨年に、ちょうど私はこの一般質問で水害が来る前に国分寺の防災計画と常総市の防災計画というのを見比べたんです。そしたら、常総市の防災は、平成25年にあの東北の大震災を迎えて、あの地震でいろいろなところが変えたりなんかしたわけですね、現実的にね。それが、そういうのを読み取れないようなのが常総市で、ですから平板なやつでしたね。ですから、マニュアルがないとかいろいろありました。ただ、国分寺のほうは具体的に事細かくすべて書いてあって、まちづくりもずっと長い間やってきていますから、非常に住民目線が、低いといいますか、物事に。今でも読んでみますと非常に、読んでいて楽しくなるといいますか、この間神戸の防災計画がいいなんていう朝日新聞に書いてあって、150万都市のあれをとったんですが、一つ一つ見るとこんなページ厚くなっちゃって、とてもじゃない、読んでもさっぱりわからないというか、難しい言葉で書いてあるということで、一つも市民のためにならないなというふうに感じました。それに比べると、国分寺のは読んでみると非常に、住民がこうやらなきゃならないだとか、読んでいて非常にわかりやすいものに、平板になっているというのは明らかだと思うんです。  そこで、その防災計画のつくり方ですけども、今ちょうど、まだ途中でしょうから、この間で国分寺市の防災計画にかかわった人がいろいろ言っていることなんですが、非常に今までの災害に対して、政策的には、防災に対して命は守るが財産は守らない、これがやっぱりなんです。今、私どももやはり常総の水害で、いろいろな形で審議して苦しんでいるのは、この財産の問題ですね。命はみんな必死になって頑張ったと思うんです、自衛隊の皆さんや、危険を冒してまで救うわけですよね。だけども、あとの財産を守るというのにはなかなか目がいかない。そのことによって我々が苦しむ。大体水害というのは、ああやって命もありますけども、財産が奪われるんですね。特にその被害は、社会的に富裕層というよりは弱者ですね、要するに年金生活している高齢者とか、あるいはひとり身だとか、障害者だとか、そういう人らのところへ押し寄せていくものなんです。ですから、それだけに、そういう人たちをどう守らなきゃならないのは、やはり防災計画の中にそこが打ち出されていないと、本当の意味での住民目線に立った防災計画にならないのではないかということなんです。  ただ、ここの状況を見ても、歴史的に見ても防災というのは、最初にできたのは1959年の伊勢湾台風、このときの経験を擁して1961年に災害対策基本法が制定されたんだと。基本計画もそのときにできて、63年ですけども、一貫して応急対策を重視した対策が進められて、要するに財産だとかそういうものを守るという恒常的なものよりも、あるいは未然に防止するという観点よりも、やっぱり対症療法、そのときにどうしようかと。だから、先ほど言ったように避難所と避難場所の問題で、避難場所しかはっきり言って位置づけられないという、こういう思想になってきているわけなんです。それが、1995年に阪神・淡路大震災の直後に改正されたけども、これは応急対策が不十分であったという認識があって、何をやったかといったら、もっと危機管理的な防災対策をやろうということで、そのほうへ特化されたと。逆に未然防止対策は重視されていない。恒常的なものについてはやはり目がいかない。憲法25条の生存権、これに対する制度というか、観点は抜け落ちているということなんです。
     まさに常総市で見ると、そういう防災の問題で、例えば家が流されちゃって戻れない、その人に対する援助というのが本当にないわけですよね。300万の支援金といっても、国のほうでは、これはこういうものにも影響しているわけなんですが、私的財産については援助しないと、経済的な何か生み出すものについては援助しませんよと。だから、被災者再建支援法の真髄も、見舞金ですというふうに言っているわけですよね。だから、この範囲でいくと、本当に幾らでも狭められちゃいます。要するに、立ち直って生業ができるまで、ひとり立ちできるまでの施策にはならないのではないかなというふうに思うんですが、そういう面で非常に応急的な対症療法じゃなくて、やはりそういう生活を守る上での計画といいますか、そういうのが必要なのではないかなという思いで質問させていただきます。そういう観点が、この常総市の災害計画にあるのかどうなのか、まずその点をお聞きしたいと思います。  以上です。 159 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方、議場にお入りください。  これより答弁を求めます。市民生活部長。              〔市民生活部長須藤一徳君登壇〕 160 ◯市民生活部長(須藤一徳君) お答えいたします。  地域防災計画でございますが、災害対策基本法の規定に基づきまして計画的に定めた計画でございます。先ほど議員からおっしゃられたそのものでございます。  それで、現在の常総市地域防災計画でございますが、風水害等対策、震災対策、原子力災害対策の構成となっておりまして、生命を災害から守ることを最優先とした計画となっております。御指摘のように、昨年の水害や近年多発するゲリラ豪雨などによりまして、人命のほかに財産を失う災害も多発しております。当市では、地域防災計画の見直しを行っておりますけれども、財産を守る視点から考えれば、市民、企業の取り組みといいますか、その辺のところも必要であると思います。このようなことから、今後でございますが、防災・減災対策として災害時における市民、市のあり方、こちらの検討をするとともに、市・市民・企業の役割を明確にした協力体制づくりについても検討していきたいと、そのように考えております。  以上です。 161 ◯議長(風野芳之君) 堀越道男君。 162 ◯21番(堀越道男君) 生命を守るのが大事だと、財産についてははっきりした線が出ていないように感じます。ないんですよね。実際にほかを見ても全然ないの。やはり今、本当に悩んでいるのは、生命の問題は一過性と言っては申しわけないけども、後の問題で今つまずくわけですよね。これは、やはりもう財産権、生存権の問題として大きく問われなきゃならないんじゃないかなというふうに思うんです。  常総市の防災計画先進地というふうに言うんですから、やはりほかから見ても、いや、これはすごいなと、たまげたものだと、こういうものをつくらなきゃ意味ないと思うんですよね。普通のをつくっていたのでは、やはり先進地になりません。  前にもちょっと言って、ちょっとひんしゅくを買ったようなところがあるんですが、要するにどういうことが必要なのかといった場合に、ある国の話と言っておきますね。災害で家が流された場合に、仮設住宅や本格住宅をつくるときに必ず被害者、被災者がかかわるんだということですね。被災者が仮設住宅をつくるのに参加するんです。それには技術者、設計者だとかが1人、あと大工さんが2人、そこへ被災者が参加すると。傍観していないんですよ。自分で家をつくるんですよ。そのときの、これは時間をかけて住宅をつくる、要するに急いでつくっちゃって、それはやはり時間をかければそれだけお金がもらえるというふうなこと。これ、被災者が自分の家をつくるのにお金がもらえる。これは国ですよ、もちろんね。そういうことで、給料が出て、生活もできる。そして、でき上がったらその家が自分のものになるということなんです。  この間、東北のほうの人との話もあって、やはり今苦しんでいるのは、住宅が、仮設住宅をずっとたらい回しにされているようなものがあって、そこは2年、4年というふうに延びてきているんだけども、それ自体は被災者災害救助法で認められた話ですから、あるわけなんですが、しかし、帰って、その地域に戻って生活したいというのがみんなの意見でしょう。きのうも出ましたよね。そういうことのものを勝ち取るのには、やはり本当にそういう具体的な政策があって初めて保障できるんだろうというふうに思うんですよ。これは非常にすばらしいものだというふうに私は思うんですよ。これは後々までのことを考えた政策になります。常総市でそれができるかというのは、ちょっとあれなんですが、そういうものがやはり視点として必要なんじゃないか。  もう一つは、避難のあり方なんです。さっき避難場所の問題ですね。この問題についても、ある国です。ある国では、災害危険から待避する避難場所には医師や看護士、栄養士や獣医師、ベッドまで備えられていると。それで、被災者は、政府・国が手配したバスやトラックでペットとともに避難すると、ここが大事なのね。さらに、政府は、住民の要望があれば重要な家具類を安全な倉庫に確保すると。この間、5月11日に行ったときに、熊本では地震があって家が倒れているんだけども、物が出せない、大雨になる、家具がみんな土砂降りになっちゃう、これを何とかしてくれということがあったんですよね。それにはコンテナを用意してくれというね。こんなのは普通、そういう避難を考えるときに当たり前の話であると思うんですが、そういうことがやられていると。  そういうことは、やはり避難所というのが、畳もないような状況の中で過ごされるような今の日本の現状じゃなくて、やはり人間らしい生活ができる、プライバシーが守られる、そういうところが本当の避難所なんだと思うんですよね。そういう展望がなければ、やはりこの大きな水害を経験した常総市のアドバルーンにはならないんじゃないかなというふうに改めて私は思うんです。だから、偏狭な、何かつまらない防災計画をつくらないでほしいというふうに思うんですよ。そういう方向が必要なんじゃないかなというふうに思うんですが、そういう見ていて見事だなと思えるような、そういう防災計画の位置づけがあるのかどうか、もう一回ちょっとお聞きしたいんですがね。 163 ◯議長(風野芳之君) 市民生活部長。 164 ◯市民生活部長(須藤一徳君) お答えいたします。  現在の防災計画は、3.11の後に作成したものでございます。その防災計画によって、昨年の水害は対応したわけでございますが、不十分な点も見えております。今年度、来年度で見直しをしていきたいと、そのようには考えております。  その見直しの内容でございますが、まず基本はやはり先ほども申し上げましたけど、人命の最優先を確実なものにできるような、今の計画をより完璧なものといいますか、そのようにつくりたいとは考えております。そのつくり方におきましては、当然我々執行部が中心になってつくるわけなんですけれども、関係各機関の協力も必要でございます。警察ですとか、自衛隊等ですか、その辺ちょっとよく調べないとわからないんですが、地域防災計画をつくるに当たりましては、そういう手順といいますか、そういう作成委員会のようなものを立ち上げましてつくることになりますので、その関係機関とさらに市民からの意見等も取り入れるような、そういうことも考えてつくっていければと、そのように思っております。  以上です。 165 ◯議長(風野芳之君) 堀越道男君。 166 ◯21番(堀越道男君) 意見を取り入れるというのは大事なことだと思うんですよね。高杉前市長がした参加した東大での話でも、避難指示とかなんかというのは難しいということで、もっとわかりやすい言葉にしてくれ、これもあると思うんですよね。避難勧告だ、避難指示だと言われても、やはり伝わらなければどうにもならないわけで、それをどう伝えるのかというやつは行政側からだけで言っていたのでは恐らく変わらないですよね。これは実際にあれを経験した中で、例えば外国人の、ブラジル人などは放送を聞いてもわからないわけですよね。一言、デンジャーと言ってもらえばわかる、そういう発想ですよね。そういう、何か計画に、具体的に我々が経験した内容がどんどん反映されるものが、やはり今回の計画には必要なものだというふうに思うんですよね。そういう洗いざらしのもの、検証委員会でいろいろなことが書いてあるけども、ああいう否定的な話ばかりじゃなくて、やはり積極的に生かせる方向、ここ常総市での経験が全世界にまで本当に広がるような、やっぱり方針が必要なんだなというふうに改めて思うんですね。それでこそ先進地だなというふうに思うんですが、そういう面でのとらえ方で、今、この間でいろいろやってきた中で、今苦しんでいる問題として、打開できないというのは生活、財産の問題なんですね。このやつについての例えば制度的なもの、あるいはここが不備じゃないか、こういうものを国へ要求すべきじゃないかとかという、そういうことの要求というのは今後当市としてもそういうものとして要求していくのかどうなのか、そういう点、ちょっと市長にもお聞きしたいと思うんですが、その点ひとつお願いします。 167 ◯議長(風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 168 ◯市長(神達岳志君) 堀越道男議員の質問にお答えをいたします。  まずもって、地域防災計画のあり方について、貴重な御提案をいただきましてありがとうございます。私も国分寺の防災計画、全部ではありませんけども、一部読ませていただきました。大変現実感を持った防災計画であるというふうにも思いますし、私自身の公約の中にも、住民の皆さんと一緒につくる地域防災計画というものをうたわせていただきました。やっぱり行政的につくる地域防災計画、これはもちろん行政で案をつくっていかなければいけないと思いますけども、いかに防災計画というのは実効性のある計画にするか、現実感を持った計画にするかというのが大事な観点になるかと思います。  そういった意味では、多くの市民の皆さんも、計画がこんなに市にあっても、市民の皆さんがそれを知らない、中身を知らないという形では、実効性のある防災計画とは言えないんじゃないかという部分も含めて、私の公約にもある地域の自主防災組織、そこでも各地域ごとの防災計画というものを考えていただく、そこから参加していただくことが、私たちが考えたから私たちが動けるんだというような実効性のある防災計画づくりが大事なのではないかと。また、貴重な検証委員会の報告もございますから、そういった部分も踏まえて、また市の職員もそれぞれ、昨年の災害では課題を経験いたしました。その課題を克服できるような防災計画づくりを指針として作成していきたいと思っています。  また、先ほどの質問の中にあったように、今回の水害で財産面も、この助成というのは、堀越議員がおっしゃったとおり、命を守ることを優先していて、被災者生活再建支援法も財産形成に寄与しない助成ということであの限度が決められているというものも、私も承知をしております。そういった意味では、私の公約の中にもありますように、常総市に戻ってきたくて戻ってこれない方、80世帯、この方を一日も早く生活の再建をしていただきたい、そして自立の支援をしていきたい、そういった私の思いもございますので、その弊害になっているのは、一番はやっぱり財産形成であるというのは共通認識を持っています。そういったものを、被災を経験した常総市として、県、国、また今回同じような被災を経験している岩手、また北海道、またこれまで同じような被災を経験した京都の福知山、そういった皆さんの関係自治体と連携をとって国へ要望していきたいと考えております。 169 ◯議長(風野芳之君) 堀越道男君。 170 ◯21番(堀越道男君) 一応、方向性の共通なあれではあったなというふうに思います。そういうことで、災害の防災計画、本当に見ていて平板でいながら、中身がしっかりしているという、あの精神ね。住民が見てわからなくちゃしようがないんですよね。難しい言葉を並べられると、やっぱりほかのを見ると難しいこと、マニュアルなんか難しく書いてあるね。もう1ページ、2ページ見るとうんざりしちゃうんだけども、やっぱり国分寺なんかはそうではないですよね。具体的に細かく、きめ細かくいろいろなものが、数字的にも含めて、制度的なものも含めて、どこが、だれが何をやるのかというのが目に浮かぶような方針ですから、そういうものをちゃんとつくっていただければというふうに思います。  それでは、2点に入らせていただきます。よろしいですか。 171 ◯議長(風野芳之君) はい、続けてください。 172 ◯21番(堀越道男君) これも同じような観点なんですが、常時洪水地帯、あるいは危険地帯の対策を、やはりちゃんと防災計画に入れるべきだということですね。  日本の土地利用といいますか、この間、高度経済成長の中で、住宅というのがいろいろつくられてきたわけですね。我が地域においてもそうですが、ただ、いいところの土地でつくってきたというならこれは問題ないんですが、残念ながら家が足らない、何が足らない、あるいは土地が高いところ、手を出さない、安いところに手を出して、そして盛り土でやるわけなんだが、もともとの自然立地条件、要するに元沼だったとか、それからそういう条件が悪かったところを埋め立てて、何とか丘とする。うちのほうでいいますと、グリーンヒルというね。皆さん言いますけども、グリーンバレーだと、丘にはなっていない。そういうところに住宅を建てて、地盤沈下とかいろいろ起こして、そこが連日、きょうもそうでしょうけども、この間、本当に毎日毎日、水の問題で悩まされております。  これは市長、よく知っていると思うんですが、こういうような安全性を考慮した日本の住宅事情というのは、恐らくないわけですね。建築基準法を見ても、こういう地域はだめですよとかなんかというのはない。ただ、条件が合えば家を建てられる。  そういう中で、そういう条件の悪いところに土地を求めてやってきているわけなんですが、非常に、見た目には大変すばらしい、最初造成したときには見違えるほどの土地だったんですよね、実際ね。昭和50年、私、選挙に出るときに、あそこら演説しているときに、全然陥没も何もしていないし、いいというのがあったんですが、それが時とともに地盤沈下も起こすということが起きてきまして、今では水害、雨が降ると常時その水の恐ろしさといいますか、玄関口まで押し寄せてくるような状況になってきて、何度かの工事をやるんだけども、結局、今の下水道なんていうのは、大体50ミリ以上降ると漏れるようにできているんですよね。もうそれ以上になると、本当に吹き出すような状況になるわけで、それのようなもの、低くてもとにかく水がたまってくると。幾らポンプを入れても、満水のときには動いていないような状況で、水だけがかさが上がるんですよね。そういうところの地域、要するに安全ではない地域の改善策というのは、基本的にはこの防災計画の中にちゃんと入れるというのが必要なんじゃないかなというふうに思うんですが、そういうことでの対応というのはありますかということをひとつお願いしたい。 173 ◯議長(風野芳之君) 市民生活部長。 174 ◯市民生活部長(須藤一徳君) お答えいたします。  これまで、市内において集中豪雨によりたびたび冠水する地域がございます。このような危険箇所等の対応、対策について、どのような形になるかはまだ明確ではございませんけれども、今後の地域防災計画の見直し時において、その計画の中に反映して明記できるような、そのような形をとっていきたいと、そのように考えております。  以上です。 175 ◯議長(風野芳之君) 堀越道男君。 176 ◯21番(堀越道男君) そこで、その防災計画に明記すると同時に、どういうようなあれが必要なのかということで、例えばこれは牛久市の根古屋川流域の雨水対策でやったということなんですが、非常に牛久沼のわきの住宅が道路冠水と、それから洪水対策で大変悩まされていたという、300町歩もあるんですから、またえらいところだと思うんですが、いずれにしても大変な洪水の問題で、雨水の集中豪雨の中では大変苦労していたと。そこに対して、やはり遊水池もつくって、強制ポンプ排除もしてということで大がかりな工事をやったと、そのことによって雨水対策ができたということがあります。  そういう面で、この防災計画の中で、今までやっちゃったんだけども、その負の遺産といいますか、要するに雨水がたまるような、そういう集中豪雨されるような地域についての改善策といいますか、それをやはりどういうふうにやるのかというのを、はっきり言うなら地元の人と一緒にあわせてその計画性を示していくということが大事なんじゃないかなというふうに思うんですよね。毎日毎日来ていて、本当に逃げ出したくなると言っています。今、常総市の人口もどんどん減っている、3,000人減ったということですから、これ以上いろいろな形でこの地を後にされては、やはり私たちとしても大変残念だし、そういうことをさせてはならないというふうに思うんですよね。それだけに、そういうところに住んでいる方が恒常的にいつもやられるわけですから、これはやはり何とか改善しなければならない。そのためには、洪水、たまるところの敷地を買い上げてでも、あるいは遊水池にもして、そういうところへ、また新たなところへ、高台に住居を移すなり、そういうふうな大きな工事も考えるような対策というのが必要なんじゃないかなというふうに思うんですが、これは重点的に、どこもここもじゃないですよね。さっき言ったように何カ所かの中での地域だと思うんですよ。ここをやはり改善しない限りは、安全というのが、常総市の中で本当に安全な対策が保障できるのかなというふうに思いますので、そういう点で、前に市長も地元から言われたということがあると思うので、そこらのもし感想があれば、ひとつ市長お願いしたいと思うんですが。 177 ◯議長(風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 178 ◯市長(神達岳志君) お答えをいたします。  まさに問題意識を共有していると思います。実は、就任をして初めての庁議の後、台風7号による警戒態勢になりました。そのときに、庁議でも指示をしたことがあります。それは今、まさに堀越議員がお話をされたとおりのことでありまして、常総市内、例えば40ミリ以上降った場合には、どことどこの地域が冠水をする、50ミリ以上降ったときにはどことどこの地域、60ミリのときはどうと、これは大体把握をしていると。その把握をしているのであれば、そこの地域の慢性的に大雨、集中豪雨が降ったときの地域の地図を防水のマップとして、これを共有しようということで指示をしました。  プラス、今のハザードマップというのは、洪水、鬼怒川とか小貝川とか、川のはんらんによるハザードマップですから、それと違って豪雨対策のハザードマップというものをつくるべきだろうということを検討してくれということを指示いたしました。  それとあわせて、慢性的に、私の地元であるグリーンヒルズもそうですけども、慢性的にそういった形で水に悩んでいる地域の抜本的な解決策、こういったものの検討をスタートしてくれという指示をいたしました。  あわせて、元県の土木部長であったりとか、国交省の方々にも相談をしておりまして、近々そういった豪雨対策の抜本解決の方策についての勉強会というものを提案してもらうようにもお願いをしてあります。これは場所によって相当なお金の費用がかかる場所もあるでしょうし、解決策としてはやっぱり強制排水というものが必要になってくる場所がほとんどでありますし、その強制排水をする場所の問題もございますし、そういったものを抜本的に、計画的に、現状把握をしっかりして、将来、今慢性的に水に苦しんでいらっしゃる住民の皆さんの安心につながるような計画づくりをスタートしていきたいと思っています。 179 ◯議長(風野芳之君) 堀越道男君。 180 ◯21番(堀越道男君) 非常に心強く思っております。ただ、その上で、やはり住民の声を反映させてほしいというふうに思います。これは、上からつくってやるからということでは解決しないと思うんですね。ともに悩み合いながらというか、そういう問題を共有し合いながら、やはりどういったのが一番いいのかというのを、いろいろな政策なり何なり、あるいはやったところの地域だとかも見ながら、改善策を進めていくべきだろうというふうに思うんです。そういう防災計画、実のあるものをつくっていただきたいというふうに思います。ひとつよろしくお願いします。  もう一つですね、いいですか、3番目ね。 181 ◯議長(風野芳之君) はい、続けてください。 182 ◯21番(堀越道男君) これは、皆さんからも出されておりますが、マンパワーの問題と地域コミュニティ、自主防災組織というのは、先ほど言ったように、市のほうは地元の自主性に任せるんだというふうにあるんですが、私はこれは間違いだなと、正しいようだけど間違いだなというふうに思います。自主性でやると、やっぱりでこぼこができますよね。行政は、やっぱり公平性というのがありますから、皆さん、どうですかと呼びかけをやるはずですよね。その呼びかけがないと、やはり触発はされないと思います。  ですから、前に八十幾つも自主防災組織あるんだと聞いたときには、びっくりしましたけどもね。内実言ったらほとんど稼働していないところもあって、一番やったのは、やはりこの間の、1年前の幾つかの自主防災組織のあるところで相当な活躍がされたわけですね。だから、結果はわかっているわけですね。自主防災組織があれば相当なことができると。公の役割というのはそこだと思うんですよね。  災害に遭ったときに、公ではできないから自助、共助でやれよというのは、これは要するに公的な立場の人が責任を投げ捨てる話ですからね。そうじゃなくて、事前に備えをつくるのが公なんですよ。実際に災害が起きたときに動くのが自であり、助なんですよね。ただ、それだけの意識が高まっていないと自分で動けない。災害教育というのは、年じゅうやらないとやっぱり危機意識を持たないわけですよね。あのとき、私のほうでも、堤防から水が越したときに、子どもさんだとか親が来て、水の中で飛んだり跳ねたりしていたんだよね。崩れるというのがわからないんだよね。思い切り怒鳴り上げましたけど。でも、そういうような危機意識というのは確かに薄れていると思うんですよ。  私、9月10日に、夜中の10時ごろ、354から出たと思ったとき、へそまで水が来ていたんですよね。ここでとまると思っていましたからね。これ以上水は来ないだろうと。それよりもさらに大きかったわけでしょう。そういうところの想像性というのは、確かに我々としても少なくなっている。それだけに、自主防災組織というかな、そういうのをつくって、地域の力というのを育て上げるというのがやっぱり必要だと思うんですよ。だから、市長が全職員にというふうに声をかけましたけども、私は職員よりも、実は住民じゃないかなというふうに思うんですよ。  国分寺は、長い間そういうふうに市が独自でまちづくり学校、市長が校長でやってきて、1年間の講義を通してやってきているというのを紹介したんですが、そういうことをやって、あのときの数で660人もいて、その人らが地域に入ってハザードマップをつくると。だから、今回の問題でもハザードマップがよく問題になりますが、2009年につくったときに、我々の力でつくったわけじゃないんですよね。残念ながら、ひょいっと、国のほうでつくれ、つくれというふうな方針があって、それで各市町村一斉につくったわけですよね。それで、出されたときに、残念ながら我々の力でつくったものじゃありませんから、当然認識的に薄かったといいますかね。ただ、小谷沼あたりが5メートルも水が来るなんて見たときには、ええっと私も思ったんですが、その程度ですよね。全体的な、水がこう流れてくるなんていうのは、あまり重きを置かなかった。そういうのがあって、あの水害で大変みんなからたたかれるわけですね。我々自身もたたかれる。ああいうのがあって何やっていたんだというふうなことが相当ある。  だから、そういう反省の上に基づいて、やはりそういう地域に根ざしたところでのハザードマップ、そうなると、先ほど言ったように洪水の問題も含めて、自分の地域でこういうのがあるよと、これを改善しようじゃないかという問題提起になってきますよね。そういう下から立ち上げるものについては、やはりそういう自主防災といいますか、そういう組織が必要だというふうに改めて思うんですが、そういう点での今の中で、もう一歩突っ込んだ、ほかに、1年間20名で、それに補助金出してやるというだけでいいのかなというふうな思いが正直あるんですよね。だから、それをもっと、多くの人間をつくる。  これは、何も今、防災だけじゃなくて、いろいろなところで地域活動をやっていると非常に感じるんですが、非常にパワーがなくなっていますよね。地域共同体のパワー。例えば子ども会の運動にしても、年配者は相当な力を持っているからいろいろなことをやれるんだけども、今の、申しわけないけども、若い子ども会の親らは、はっきり言ってどんと焼きの組み立てもできなければ、神輿も組み立てられない。何もできないで、やらない。そのうち、会費も集めない。ということになると、もう何にもやる気がないわけだな。いろいろなことを創造的にやろうじゃないか、あれやろう、これやろうというよりは、もう撤退してしまうというようなことがあると、こういう地域でいいのかなというのを、やっぱりちょっと今危機に感じるんですよね。  この防災の中で、やはり助け合いが必要だというときに、そういうものがなければ、やはり地域は守れないというふうに思うので、そこらの防災意識をつくりながらも、なおかつ地域のいろいろな共同体の強化をしていくという方向は、是が非でも必要なんじゃないかなというふうに思うので、そこらのところの、もっと、20人ぐらいじゃなくて、もっと大幅にやります、あるいは常総市がそういう責任を持ってつくりますよという構えができないのかどうなのかということを改めて質問させていただきます。 183 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。市民生活部長。              〔市民生活部長須藤一徳君登壇〕 184 ◯市民生活部長(須藤一徳君) お答えいたします。  災害が発生したときとか、災害に対する備えにおきまして、地域コミュニティ、自主防災組織の活動というのは非常に重要であるというのは、もう再三感じているところでございます。今後でございますけれども、何度も申し上げておりますが、自主防災組織というものを強化していくのは、それはまず第一に考えていきたいと考えております。  具体的にでございますけれども、補助金といいますか、今までやっていることの引き続きなんですが、また新たにどういうふうな援助といいますか、バックアップといいますか、市からできるものについても、先ほどから出ております国分寺のまちづくり学校なんかも参考にしながら、あらゆるものを参考にしてやっていきたいと。具体的には、今のところまだでございますけれども、そのようなふうに考えております。  以上です。 185 ◯議長(風野芳之君) 堀越道男君。 186 ◯21番(堀越道男君) 今回の質問というのは、まさに1年を通しての、やはり常総市の水害に遭って、ここからどう教訓を導き出して、言うならば、この水害の問題を本当に乗り切ったというのは、そういう計画も含めて、相当練られているものを出してきたなというのが必要だと思うんですよね。そういう面では、防災先進市というのもあるけども、この防災とかなんかを売り物にすると言っては申しわけないけども、そういうものを、ピンチをチャンスに変える大きな機会なんじゃないかなというふうに改めて思うんです。  そういった面での、本当に住民の立場に立った防災づくりをするべきだし、そういうものを表に出していく、このことが今求められているんじゃないかなということを思いまして、そのことを期待して質問を終わらせていただきます。  以上です。    ─────────────────────────────────  散会の宣告 187 ◯議長(風野芳之君) 本日の一般質問はこの程度にとどめ、散会といたします。御苦労さまでございました。                 午後3時31分散会 当サイトのコンテンツ(文章、画像、図表)は、常総市議会の著作物です。無断で複製、転載することを禁止します。 Copyright (c) Joso City Council Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...