• 苫小牧(/)
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  1. 常総市議会 2014-08-01
    常総市:平成26年8月定例会議(第8回会議) 本文


    取得元: 常総市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-12
    本文へ移動 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1               〔議長岡野一男議長席に着く〕  開 議 ◯議長(岡野一男君) 皆さん、おはようございます。  御報告申し上げます。8月29日に陳情1件を受理してございます。別紙請願・陳情文書表のとおり所管委員会に付託をいたしました。  会議に入るに先立ち、去る8月27日総務委員会正副委員長が辞任届を提出し、同日同委員会においてこれを許可されております。それに伴い、同委員会で正副委員長の互選が行われ、総務委員長に篠崎孝之君、同副委員長に堀越道男君が選出された旨の報告が議長にありました。また、同日付で喜見山 明君から議会運営委員会委員の辞任届が提出され、議長において許可をいたしておりますのであわせて御報告申し上げます。  ただいまの出席議員数は18名でございます。    ─────────────────────────────────                 午前10時05分開議 2 ◯議長(岡野一男君) これより第8回会議を開きます。  別紙会議日程により議事を進めます。    ─────────────────────────────────  日程第1 選任第1号 常総市議会議会運営委員会委員の選任について 3 ◯議長(岡野一男君) 日程第1に入ります。  選任第1号常総市議会議会運営委員会委員の選任について、以上の件を議題といたします。  これより議会運営委員会委員の選任を行います。議会運営委員会委員の選任については、委員会条例第7条第1項の規定により議長において指名いたします。  選任第1号として印刷して御配付のとおり、篠崎孝之君を指名いたしたいと思います。  お諮りいたします。選任第1号は以上のとおり指名することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 4 ◯議長(岡野一男君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしましたとおり、篠崎孝之君を議会運営委員会委員に選任することに決定いたしました。    ─────────────────────────────────
     日程第2 一般質問 5 ◯議長(岡野一男君) 日程第2に入ります。  一般質問を行います。一般質問の通告者は全部で15名でございます。通告順に発言を許します。  なお、質問並びに答弁は簡潔明瞭に行うよう議事進行に御協力をお願いいたします。  最初に、7番中村博美君。                〔7番中村博美君登壇〕 6 ◯7番(中村博美君) 皆様、おはようございます。7番中村博美です。通告に従いまして本日は2点の質問をさせていただきます。御答弁、よろしくお願いいたします。傍聴の皆様、お忙しいところ、またお足元の悪いところをお越しくださいましてありがとうございます。  それでは、1点目、議会傍聴について質問いたします。  地方議員の質を問われる今、多くの市民の方々に議会を傍聴していただき、議員を評価し、それが議員の緊張感につながると私は考えます。私の場合、一般質問は11年5カ月の議員活動の中で与えられた権利としての46回中、本日は37回目の一般質問となります。一般質問ができなかった理由は、夫の病気発覚での入院のためでした。平成22年9月議会には、闘病中夫は最初で最後になった私の議会に傍聴に来てくれ、友人たちを驚かせました。その後、体調が急変し翌年3月5日に他界しました。夫他界後は、私自身全く力が出ず1年間休んでしまい、24年6月にやっと再開しました。質問を休むということは、議員としての義務を果たせないという申しわけなさでいっぱいでした。しかし、心がなえてしまい、力が出ませんでした。  一般質問は議員に与えられた権利で、これにより首長や行政へ市民皆さんの要望や議員本人の要望を提示し、やるべきことをやってもらう手段だと私は考えています。また、議員は首長や行政の無駄を監視し、暴走をとめる役割や予算案の修正など、常に市民皆さんと活動をともにしてそれらに目を配らせることも大切な仕事だとも考えています。議員一人一人はそれらの活動ができているのか、議会の傍聴に来ていただき評価を受け、議員も成長していくのではないでしょうか。  大分前になりますが、活動をともにしていた子育てクラブのお母さんに方に、議会の傍聴に来てねとお願いすると、子ども連れではだめでしょうと言われ、娘にも傍聴に来てよと話すと、また子ども連れではだめでしょと言われました。  先々月の7月30日、長野県塩尻市へ議会運営委員会で視察研修に行き、議会傍聴時の託児と手話通訳の導入を研修し、今回の質問としました。塩尻市では、議員としての活動の透明性に加え、議会の役割を再確認するために議会基本条例を策定し、議会の能力を高めようとさまざまな取り組みを行っていました。その中の一つが開かれた議会のための傍聴者へのノーマライゼーションの理念だそうです。市民皆さんだれもが議会を傍聴できる、私の場合、今回は37回目ですが、過去36回で延べ人数約1,200人の方々が傍聴に来てくださっています。私が議会を傍聴するなんて思ってもみなかった、一度傍聴したかったけれど敷居が高くて行けなかった、私の傍聴の方々は女性の方が9割です。敷居が高かった議会に大勢の女性の方々が傍聴に来てくださる。あるときは町内のシルバークラブの皆さんが全員で来てくださり、帰りに市長室で市長と記念写真を撮っていただき、喜んで帰られました。子育て中の方は、なかなか傍聴など行けないけれど、託児があれば行ってみようかなという方々が一人一人ふえることを期待して1点目の質問をいたします。  1、議会傍聴について、1)開かれた議会運営を目指し、多くの方々に議会傍聴に来ていただくための取り組みとして、託児(子ども預かり)、手話通訳などノーマライゼーション的考えを希望するが、予算化する考えはあるか、市長に尋ねます。御答弁、よろしくお願いいたします。  それでは、続いて2の質問、市民の健康増進と医療費削減に大いに関係する、あなたの足に合った靴選び教育年代別取り組みについてを質問します。  本日の質問は、専門的な立場から健康づくり施策を具体的に取り上げてみます。私の職業は水泳指導員と健康運動指導士です。水泳は靴を履かないけれど運動やスポーツには靴が欠かせないものです。その靴選びを間違えると運動すればするほど体を壊してしまいます。3カ月前まで私はきぬ総合公園体育館内のトレーニングルームの講師を7年間務めていました。政治倫理云々とやらできっぱりと5月31日で交代しました。その講習会で、私は毎回靴と健康の話をしてきました。その経験を話しますと、運動する人の中で腰痛、股関節痛、ひざ痛などを抱えている人たちがそれらの疾患が靴と大きく関係しているという認識がありませんでした。小さな靴、大きな靴、かかとのつぶれた靴、靴底が偏ってすり減った靴、どれもが危険な靴です。また、日常履いている靴も運動時と同様、足にぴったりと合った靴を履かないと体を壊します。大きな靴をずるずる引きずっている人に腰やひざの痛い人が多い、靴底の減りに偏りがある人に股関節やひざが痛い人が多いなどです。足を持ち上げればきちんと靴が持ち上がる、そのような靴を履くととても快適で、体の調子がよくなるのです。そして、これが健康増進と医療費削減につながるのです。  講習会で靴と健康の話をすると、もっと早く知りたかったと多くの方が言われました。足に合った靴を履くことは、よちよち歩きのころから大切です。乳幼児期は足の骨が柔らかく、足に合った靴を履かないと足の変形を起こす危険もあります。足に合った靴を履くことで運動能力に大きな差が出ますし、転びにくくけがも防げます。またまた医療費の削減につながるのです。小中学生のころは足の成長が著しく、靴が傷む前にサイズを交換することで大き目の靴を履かせたいのが親の経済的な考えだと思います。しかし、これが運動能力の低下につながり、けがの原因となります。また、小中学生は、自分の靴を自分の手で手入れすることで自分の健康や自分の体をいたわる気持ちが芽生え、自立心も高まると思います。  以上のことを踏まえて以下の4点を質問します。  1)乳児健診時に靴選び教育を取り入れることを希望するが、考えはあるか尋ねる。2)幼稚園児、保育園児の靴選び教育を保護者対象に取り入れることを希望するが、考えはあるか尋ねる。3)小中学生に靴選び、履き方、手入れ方法などを学び、自分の体に気を配る教育が必要と思われるが、取り入れる考えはあるか尋ねる。4)成人の方々に靴と健康の教育が必要と思うが、取り入れる考えはあるか尋ねる。5)靴選び日本一の常総市の取り組みを希望するが、考えはあるか市長に尋ねる。  以上です。御答弁をよろしくお願いいたします。後ほど再質問いたします。 7 ◯議長(岡野一男君) 答弁関係者の方、議場にお入りください。  これより答弁を求めます。最初に高杉市長。                〔市長高杉 徹君登壇〕 8 ◯市長(高杉 徹君) 中村博美議員の第1の質問に答えたいと思います。質問の内容は、議会に関心を持っていただき、かつ傍聴者が少しでもふえるように、一つは託児についての提案、もう一つは耳が聞こえない方でも傍聴に参加できるように手話通訳を入れたらどうか、この二つであったと思います。私はこの二つとも非常に大事な提案だと思っておりますし、重要なことだと考えております。  一つは、では託児の場所をどこにするかという物理的な問題があります。もう一つは、手話通訳と託児室にもやはり一人くらい専門の方を入れなくてはならないかなというふうに考えておりますので、場所の問題と人の問題、この二つの問題をクリアしていかなければならないというふうに思っております。これも含めて、どんな方法なら小さいお子さんを抱えたお母さん方、あるいは耳が聞こえない方でも来られるか、この二つの実現に向けて前向きに検討していきたい、そのように考えております。 9 ◯議長(岡野一男君) 保健福祉部長。              〔保健福祉部長石塚 隆君登壇〕 10 ◯保健福祉部長(石塚 隆君) それでは、中村議員の二つ目の質問、年代別のあなたの足に合った靴選び教育について御答弁申し上げます。  議員御指摘のとおり、靴選びは年代を問わず発育や健康にとって重要な影響を及ぼすと考えられております。当市での現状は、乳児健診等の際に現在ではこの指導は実施していないということになります。ただ、乳児の足や関節は小さく柔らかいので足の発達に影響し、サイズが小さ過ぎるものや足の形と相性の悪いものを無理に履かせると、足をしっかりと使った歩き方ができないために筋肉が弱り、偏平足や外反母趾、足の指が浮いたままで地面につかない症状などの足のトラブルにもつながっています。今後は、個別の保健指導の際、靴選びについて相談や助言をしていこうということで考えております。  同様に、幼稚園や保育園、あるいは小中学校においても靴選び教育についての取り組みの検討を今後していきたいというふうに考えています。成人については、通年実施の女性のための健康教室、骨粗鬆症予防教室や各健康教室で運動実技を行う際に、正しい選び方、履き方、合わない靴による身体への弊害等の説明を現在実施しているところです。生涯を通じてどの年代においても足に合わない靴は正しい歩行姿勢がとれず、足をしっかりと使った歩き方ができないために筋力が弱り、ひざ痛や腰痛など体に痛みが出てきています。体のバランスが崩れることで巻きづめや陥入爪、外反母趾、内反小趾、O脚など関節の変形が起きています。このことにより運動能力の低下、転倒による骨折などが起こり、寝たきりともなる要因にもなりかねません。通年実施してきた各教室とあわせて介護予防教室などを通じて、高齢者の皆さんにも靴選びの重要性について今後普及を図っていきたいと思います。  また、靴選びについては知識が十分に社会に普及していないというか、そういう現状もありますので、こうした正しい知識の普及のためにも各教室で指導するとともに、広報等を通じた靴選びの正しい知識の啓発をしていきたいということを考えております。よろしくお願いいたします。 11 ◯議長(岡野一男君) 中村博美君。 12 ◯7番(中村博美君) 大きな1番、市長からの答弁でどんな方法がいいのか前向きに検討して実行していってくださるということの答弁で、本当にありがたいことだと思っています。  塩尻市では、託児の方に時給でお幾ら払って、要請があったときにお願いできる人が常時いらっしゃるということでした。要請があったときということで、いつもいつもその方を置いておいても、子どもさんを連れて来ないとだめなので、子どもさん連れの方には子連れで行きますということを前日か何かにでも言っていただいて、それに対応できる方を充てていただくというような方法だったそうです。手話通訳もそうですけど、いつも手話通訳の方がいるわけじゃなくて、手話を必要とされる方も前日までに事務局のほうに手話でお願いしますということで、そのときに手話の方がすぐに来ていただける態勢をとっているというふうにお聞きしていました。塩尻市のお話では、託児も手話通訳も制度を取り入れたときは利用者がすごく多かったそうです。子ども連れの方も。でも、徐々に少なくはなってきていますけれども、制度としてやっぱり必要で、制度がなければならないですねというお話をされていましたので、それらも含めて実行していただけるということですので、どうぞよろしくお願いします。要望して1番は終わります。  2番なんですけど、部長からの答弁は乳児健診と幼児健診なので、小中学生というのは答弁はどなたが。ちょっとお聞きしたいんです。それが終わってからまた一つずつ質問をさせていただきます。 13 ◯議長(岡野一男君) 保健福祉部長。 14 ◯保健福祉部長(石塚 隆君) 今の小中学生ということで、先ほど私が冒頭申し上げた答弁の中では、現在実施するということはございませんので、今後保育所、幼稚園、小中学校とも含めて実施していけるような形で検討していきたいということでお答えを申し上げたところです。 15 ◯議長(岡野一男君) 中村博美君。 16 ◯7番(中村博美君) じゃあ、乳児健診だけじゃなくて、乳児、小中学生ともに今何も実施していないので、実施していく方向だということでよろしいですね。  乳児健診はお母さん対象にということで、幼稚園は保護者対象ということなので、ちょっと具体的にどんなことを考えていらっしゃるかというのはありますか。各保育園、幼稚園に一斉に同時に何かをやるとか。そんなのはまだ。お答えください。 17 ◯議長(岡野一男君) 保健福祉部長。 18 ◯保健福祉部長(石塚 隆君) 今、きょうの時点で具体的に例えば一斉で何か指導会みたいのをやるとか、そういった具体策まではまだ申しわけございません、検討している状況ではございません。 19 ◯議長(岡野一男君) 中村博美君。 20 ◯7番(中村博美君) そうですね。ここを書いたときに皆さんちょっと困惑されるかなというような書き方で大変申しわけなかったと思うんですけど、赤ちゃんから幼稚園児、保育園児、小学生、成人。この成人の中に幼稚園の保護者たち、若い成人の方ですよね。若い成人の方に、子どもも対象だけど親も対象にできるようなことを実施していただきたいと思いますので、これは要望ですのでよろしくお願いします。  小中学生なんですけれども、何も実施していないということなんです。この記事、2013年12月15日、教育長、すごいですね。茨城県の中学2年生の男女、全国体力テストで本県が1位ですね。すばらしいですね。これは靴教育がなくてもこんなにすばらしい結果が出ているということなので、ぜひもう少し靴に力を入れられたら、もちろんこれは持続できますし、中学2年生だけじゃなくて全小学校1年生から中学3年生までが全国トップレベルになるようなことが必要かなと思います。これは古い記事ですけど、これを読んだときに、すごいな、茨城県の子どもたちは頑張っているなと思いましたので、ぜひ教育長にもお願いしたいんですけど、各学年に徹底して靴を選んでちゃんと履けよというような指導で、どんどん運動能力を高めていってほしいなと思っています。これも小中学生も要望ですので、よろしくお願いします。  成人です。今、部長からすごくいい御答弁をいただいて、介護予防教室などでということで。常総市には介護予防推進委員がたくさんいらっしゃって、その推進委員本人もやっぱりきちっとした靴を履いて介護予防指導に当たっていらっしゃることが必要だと思いますし、シルバーリハビリ指導士も市内でもたくさんふえてきましたので、それらの人たちにもそういう靴選びが体の健康につながるんだよということで、知識として普及していただきたいと思っています。  あと、広報等で啓発していきたいと、私が再質問で言ってお答えいただこうと思っているものをすべてみんなお話ししてくださったし、外反母趾に内反小趾まで名前が出てきてびっくりしたんです。外反母趾は親指が内側にいくということで、小指が内側にいくのが内反小趾というんですけど、そこまで部長がお話ししてくださってびっくりしています。もう再質問でも申すことはございません。申すことはないくらい立派な答弁をいただきまして、ぜひ実行していただきたいと思います。  市長に質問をする前に、これもちょっと記事なんですが、市長に最後に質問しますね。これは26年7月12日、茨城新聞の適切な靴の選び方助言という記事をちょっと切ってあるんです。先ほど部長が答弁してくださったことが重なりますけれども、子どもの靴選びの関心が高まっている。子どもの足は繊細で発育も早く、選択を誤れば偏平足や腰、ひざの痛みに悩まされかねないからだ。成長期の子どもの足は柔らかく不安定、3歳から6歳までの未就学児の靴選びには特に注意が必要だ。とりわけ体を支える土台の役目を果たすかかとの骨、踵骨が大切だという。生後直後は柔らかく成長とともに完全な骨になっていくが、ここにゆがみが生じると体全体のバランスが崩れ、ひざの痛みや腰痛を引き起こすからだということですね。サイズの小さい靴や足先のとがった流行のシューズを履くと指の運動が拒まれて土踏まずが形成されず、偏平足や外反母趾や内反小趾を招くこともあるという、この記事を読んだときに、前から体育協会の常任理事をやらせていただいていて、体育協会の方たちとも靴の話をしたこともありますし、今常総スポーツクラブが子どもから成人までの教室を開催していらっしゃるので、スポーツクラブの人とも足と靴の健康のことだけ話すような講座も考えてみたらいいかもしれないねという話をしていたことがあるので、ちょっとこの記事とともに今回その質問をさせていただきました。  最後に市長、この日本一というやつですね。市長は図書館日本一を推奨されていて頑張っていらっしゃいますけど、私は常総市を靴選び日本一にしたらどうかと思うんですね。これは市長も所信表明でおっしゃっている医療費削減、本当に具体的なことなので、これは難しくもないし簡単だし、だれにもわかりやすいし、これで少しでも医療費が削減できたらいいなと思います。  金曜日に一般質問を提出した朝に市長にお会いして、市長、靴を見せてと言ったら、市長はいいひも靴を履いていらっしゃいますねと言って、ちょっとすみません、ズボンのすそをちょっと引っ張り上げたら緩いんです、ひもが。皆さん、自分の靴をちょっと見てくださいね。今ごろはひも靴を履いていらっしゃる方はとても多いです。私の議員の仲間の人たちも黒いカジュアルなひも靴を履いていらっしゃる方が多いんですけど、大体の方、半数以上の方はひもが緩いです。そのひもをちょっと締めていただけたら足を上げても靴がちゃんと持ち上がって健康状態がよくなりますよということで。議会初日には市長、どうですかとめくって、まだ全然ひもを締めてなかったので、片方だけ意地悪で左の足だけひもを締めて、市長、きょう27日一日これで歩いてくださいと言ったんですけど、先ほど聞いたらあまり違いがわからなかったって。それは、市長が忙しくて頭が靴のほうにいってないからかなと思いますけど、本当はそうじゃないかなと思うんですけどね。いかがでしょうか。その感想と靴選び日本一にする取り組みを何かやっていただけるかなということで質問します。お願いします。 21 ◯議長(岡野一男君) 高杉市長。                〔市長高杉 徹君登壇〕 22 ◯市長(高杉 徹君) まず、靴選び日本一についてお答えしたいと思います。  実は、先日、中村博美議員が私のところにいきなり来て、足をつかまえて〔「いや廊下で会ったのよ」と呼ぶ者あり〕──そしてひもをいきなり強く結ばれてしまいました。実際にやってくれということでやってみたんですけども、実際にどうだったかというのは正直言ってそれほど効果のほうはよくわかりません。ただ、靴選びが大事だなということは私も常日ごろから感じております。特にスポーツ選手なんかは靴を選ぶのにものすごく神経を使って、そこにオリンピック選手なんかはメダルの可能性を見出しているくらい、非常に重要な分野であるということは常日ごろ感じておりました。ただ、私は靴選びで日本一を目指すということのスローガンは掲げたいとは思いません。申しわけない。  というのは、私は、先ほど中村議員が言ったように健康政策、介護予防、そして医療費総体をできるだけふやさないような政策というのは一貫して行ってきております。ですから、その政策の中の一つとして位置づけることはしたいと思います。ですから、靴選びも大事なんだ、そして靴のひもをきつく結んだほうが健康にいいんだということについて〔「きつくじゃなくてぴったり」と呼ぶ者あり〕──ああ、ぴったり。常日ごろちょっと緩過ぎるからもっとぴったり結んだほうがいいんだという点については、これから意識的に考えていきたいと思っております。ですから、幅広い健康政策、あるいは介護予防政策、医療費削減政策の中の一つとしては、しっかりとこれから位置づけていきたいと思っております。  中村議員、実は医療費削減効果が出てきたんですよ。今度の国民健康保険特別会計の決算書をよく読んでいただければわかりますが、常総市の国民健康保険の保険給付医療費、対前年比でマイナスになりました。24年度の決算が保険給付費50億9,000万、50億9,000万ですよ、医療費。それが今度の決算を見ますと50億3,000万まで6,000万カットできました。これは初めてですよ、今までは医療費はずっと伸びてきたわけですから。なおかつ、今決算においても介護支援金と後期高齢者支援金はふえていますから、そういう中にあって医療費そのものは減らすことができた。  なぜかと言うと、中村議員も今までずっと質問をしてこられましたけど、さまざまな健康政策、あるいは介護予防政策の効果が少しずつ私は出てきたんだと思うんです。特定の一つのことが原因ではないと思います。例えば、子どもたちのすくすく医療費を中学3年まで拡大したことも一つの要因であろうと思うし、インフルエンザに対する助成政策をどんどん拡大してきましたよね。ことしの4月からは乳幼児にも拡大しました。こういうワクチンや予防政策もどんどん充実してきた、それもあると思います。あるいは、ジェネリック医薬品の普及も進んでいる、これも一つの要因だと思います。それから、特に常総市の介護予防政策ハッピー体操、こういうものの普及、これも大きいと思います。つまりさまざまな健康政策、介護予防政策が全体として実を結んで見事に国民健康保険特別会計の中の医療給付費50億9,000万から50億3,000万へ6,000万1年間で減らすことができた、このようになっていることを御報告したいと思います。 23 ◯議長(岡野一男君) 中村博美君。 24 ◯7番(中村博美君) ありがとうございます。幅広い健康政策の中に取り入れていただくということで、それで満足でございますので。部長からもあったけど、広報なんかでたびたびお知らせするという方法をとっていただけたらなと思います。  今、オリンピック選手の話が出ましたので話したいと思うんですけど、靴の正しい知識はもちろん登山家、マラソン選手やオリンピック選手など、チャンピオンスポーツに挑戦しているアスリートは特に気を使っていると思います。私も学生時代はチャンピオンスポーツとしてハンドボールをしていました。ちょっとでも油断をすると足を傷めてしまうような経験も何度かしています。しかし、さっき述べましたきぬ総合公園体育館内のトレーニングルームでトレーニングをしている方々は、学生時代や社会人になっても何のスポーツもしたことがないよと言う方がたくさんいらっしゃいました。そんな方に、冒頭に話したように靴と健康の話をすると、ああもっと早くこういう話を聞きたかったと言う方が多いということを部長も市長も皆さんも気にとめていただきたいと思います。  最後ですけれども、値段の高い靴を薦めているわけではありませんが、私は運動グループの方々に、子どもさんやお孫さんが何か誕生日プレゼントをしようというときには、母の日とか父の日とかありますね。そういうときには、子どもたちでお金を出し合ってもらって少し上等なひもつきの運動靴をプレゼントしてもらってね、おねだりしてねというふうにお話ししているんですね。それが運動靴をきっちりとひも結びをして日常生活に取り入れることで、それを生活習慣としてやっていくことを常総市で広めていきたいと思います。市長、どうぞよろしくお願いします。これは要望です。私の質問はこれで終わります。御答弁、ありがとうございました。 25 ◯議長(岡野一男君) この際、暫時休憩をいたします。                 午前10時40分休憩    ─────────────────────────────────                 午前10時50分再開 26 ◯議長(岡野一男君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  次に、9番吉原光夫君。                〔9番吉原光夫君登壇〕 27 ◯9番(吉原光夫君) 9番吉原でございます。大分先ほど傍聴者の方がいっぱいいましたけども、これだけ残っていただいてありがとうございます。  通告に基づきまして3点ほど質問をさせていただきたいと思います。  まず初めに、常総インター周辺整備事業についてということでお聞きしたいと思います。この事業は、安倍政権が進めている攻めの農林水産業の政策のように、インター周辺に農業の6次産業化の拠点となるべく集約施設をつくりまして、これを核として、市全体の農業の発展につなげていこうという構想であると私は理解をしているところでございます。この事業を考えたときに、私は事業を行う環境としては、あらゆる角度から見ても今最高の時期ではなかろうか、今やらなくてはいつやるんだと言ってもいいくらい一番適した環境にあるのではなかろうかと私は思っています。国の政策のほうも、先ほど申し上げましたように、攻めの農業、もうかる農業の促進ということでいろいろな補助金や施策も出てきておりまして、その一環として6月には水戸市にジェトロ茨城が開設をしております。これは日本貿易振興機構の茨城の出張所みたいなものでございまして、県内の農畜産物の海外へのPRや輸出拡大のための手助けをしてくれる、そういう組織であると理解してよろしいんじゃなかろうかとそんなふうに思っております。今回の市の補正予算の中にも、たしかこのジェトロ茨城に対しての負担金が計上されているようでございます。そういうことで、これからの農業は生産規模におきましても販売方法にしましても、またそのほかいろいろな面において大きく変わろうとしていると言ってもいいんではなかろうかと私は思っております。  一つ例を挙げますと、これは私個人的なことになってしまうのでまことに恐縮ではございますけども、私の知り合いの中に稲作の大規模経営をしている人がおります。内容的には米が約60町歩、そして麦、小麦、大豆を含めると何と100町歩ほどやっておるわけでございますけども、その人がことしからニューヨークのスーパーで米を販売し始めました。驚いたのはその単価なんですね。1俵8万円から10万円で売っておりました。ちなみにことしの米の値段というのは、つい先ほどJA米の単価が発表されましたけども、1俵コシヒカリで9,000円です。そういうことで約10倍の値段で売っているということになります。私も信じられませんでしたので、彼と一緒にこの7月に現場に行って確かめてきましたけども、本当に7万円から10万円で売れているんです。当然、買う人というのはいわゆる富裕層といわれる人たちに限られているようでございますけども、ただどんな米でもそれだけ高く売れるということではありません。彼の売っている米というのは、無農薬有機米といわれるものでございまして、当然農薬は一切使わない、化学肥料も使わない。そしてまたなおかつ、オーガニックという国際的な厳しいルールがあるんですが、それをクリアした製品なんですね。オーガニックという表示ができる、そういう厳選された米なわけでございますけども、それにしても日本の10倍の単価で売れているというのは現実でございます。  そういうことで、やり方によっては実際に8万から10万の単価で売れているわけですから、これからの農業というのは大きく変わっていくんではなかろうかと、やり方によっては。そんなふうに私は思っています。先ほどジェトロ茨城のオープンの話もありましたように、グローバル的な考え方を含めて、やり方によってはまだまだ発展する余地は十分にあると私は思っているところでございます。何と言っても、日本の農産物というのは、皆さん海外に行かれた方は十分にわかっていると思いますけども、私は世界一であると思っております。  そういうことで、前置きが長くなりましたけども、質問に入らせていただきたいと思います。この常総インター周辺の整備事業につきましては、今までに2度ほど検討委員会も開かれまして、並行して地権者に対する説明会なども進んでいると聞いているところでございますので、これまでのこの事業の進捗状況を含め、通告に従って質問をしていきたいと思いますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。それでは、席を変えて質問をさせていただきたいと思います。 28 ◯議長(岡野一男君) 答弁関係者の方、議場にお入りください。  吉原議員、ここで1)の質問をお話しください。ここでやってください。 29 ◯9番(吉原光夫君) 失礼しました。では、1点目をこの場所から質問させていただきたいと思います。  インター周辺の整備計画です。私は、当然アグリサイエンスバレーという計画が始まって、それが最初の周辺の整備事業だったのかと認識しておったわけでございますけれども、何か聞くところによるともっと以前からこういう計画、6次産業化の拠点ということではないと思うんですが、そういう計画はもうあったんだよというようなことを聞いておりますので、インター周辺の計画というのはいつごろからあったのか、その辺をひとつお聞きしたいと思います。  以上です。 30 ◯議長(岡野一男君) これより答弁を求めます。都市建設部長。              〔都市建設部長飯田昭典君登壇〕 31 ◯都市建設部長(飯田昭典君) おはようございます。ただいまの御質問についてお答えいたします。  計画についてでございますが、圏央道インターチェンジ誘致に合わせまして、昭和61年度から茨城県、それから関係市町村によりまして各種の構想策定や調査が行われ、平成2年度に圏央道のインターチェンジの誘致計画が活性化いたしまして、平成6年度に圏央道本線とともにインターチェンジが都市計画決定されました。当初計画では、圏央道の広域交通機能を生かしました物流拠点を視野にしておりましたが、御存じのように区域全体が市街化調整区域かつ土地改良事業実施済みの優良農地でありまして、農振除外を含む農林調整がほぼ不可能だとの見解が示され、工業系、住宅系などの都市型開発につきましても同様の扱いになる旨の見解が示されておりました。  計画の転換といたしましては、合併後の平成21年3月に策定しました水海道インターチェンジ周辺物流拠点整備計画で農産品処理、貯蔵、加工施設など地域の特性を生かした農業物流拠点地区という農業系の開発について初めて触れられるようになりました。また、平成22年度に策定いたしました常総市都市計画マスタープランにおきましても、農業系を含む開発という位置づけがなされました。ただ、単に農業系を含む開発と申しましても、事業手法、事業主体、事業費など、どう開発していくのかというのが課題でございまして、それらをまとめたものが昨年度策定いたしました農業との融合による産業団地の形成、アグリサイエンスバレー構想となっております。  以上でございます。 32 ◯議長(岡野一男君) 吉原光夫君。 33 ◯9番(吉原光夫君) そうしますと、昭和60年のころからこういう物流拠点計画、そういうものが既にあったということなんですね。当然、私は今回のアグリサイエンスバレー計画がインター周辺の開発事業としては初めてのことだったのかと今まで解釈していたものですから、わかりました。ありがとうございます。  次に、当然この事業は今までにも検討委員会も2回ほど進めてきておりますし、また並行して地権者の同意というものもとっておると聞いておりますので、一番大事な地権者の同意について現況はどういうふうになっているのか、その辺をひとつお聞かせいただきたいと思います。 34 ◯議長(岡野一男君) 都市建設部長。 35 ◯都市建設部長(飯田昭典君) それでは、お答えいたします。  本年度の常総市圏央道常総インターチェンジ周辺地域実施計画策定業務委託契約を受けまして、7月14日より地権者104名の方の意向調査を戸別訪問して実施しております。8月20日現在の調査状況を申し上げますと、104名中99名の地権者とヒアリングを実施しております。パーセントにいたしますと約95%となっております。  ヒアリングの内容でございますが、現在の耕作状況、今後の耕作方針、後継者の有無、事業の検討、土地交換について、市街化される土地について、農地区画後の土地利用など、それぞれの地権者と面談してお伺いしてまいりました。その結果、事業推進につきましては、約90%以上の地権者の方に賛同をいただいております。  以上でございます。 36 ◯議長(岡野一男君) 吉原光夫君。 37 ◯9番(吉原光夫君) 104名のうち99名と話し合いをして90%が賛成をしているということですね。私も地元の知り合いもいるものですから、中には土地の交換分、これについてちょっと反対のような意見があったということも聞いております。当然、土地の交換分合ですから、生産エリアと販売するであろう企業エリアを一緒にして、それをみんな平等に扱うということですから、企業エリアに持っている方が何で生産エリアのほうの分まで持たなくちゃならないんだと、そういう疑問があったようでございます。そういうふうな質問とかはありませんでしたか。 38 ◯議長(岡野一男君) 都市建設部長。 39 ◯都市建設部長(飯田昭典君) 今、議員がおっしゃるように、今回62ヘクタールの部分で市街地にする部分とそのまま農地で残す部分、それぞれ地権者がおりまして、土地を交換して皆さんに同じ権利を持ってもらうというのは、地権者の方の説明会を3回地元で開いているんですが、当初からその説明をいたしました。今回の事業は、やはりその62ヘクタールを一体として計画をして成り立つ事業ということをまず一番最初に説明いたしまして、この事業に対しては一番は新しい農業を地元のために考える、それが主題となっております。そのためにその20ヘクタールもあえて市街地にして農業の基盤を手助けする、そういうストーリーを今度は一戸一戸の地権者にお話ししましたので、これがすべて一緒になってゴールに向かわないと、その20ヘクタール、40ヘクタールにつきましては一向に前に進むことができませんと、そういう説明をしてまいりましたので、皆さん、これはやはり20ヘクタール、40ヘクタール、合計合わせて60ヘクタールは運命共同体ということを皆さんに理解していただきましたので、その点で御理解願ったものだと考えております。 40 ◯議長(岡野一男君) 吉原光夫君。 41 ◯9番(吉原光夫君) そうしますと、具体的に言うと、生産エリアがあって初めて企業エリアの転用が可能になるんだというような説明をしたんですか。はい。結局は納得をいただけたと思うんですが、先ほど104名の地権者の中で99名、話し合いをして90%以上が賛成だったと言われました。実際反対だ、おれは絶対反対だよという方は何名ほどおりましたか。 42 ◯議長(岡野一男君) 産業拠点整備課長。 43 ◯産業拠点整備課長(大滝達彦君) ただいまの御質問にお答えいたします。
     実際に明確に反対だと表明された方は2名でございました。それも事業について反対という方と、行政の今までの態度、そういうものについて不満を持っているよと、そういう御意見もいただいたところでございます。  以上です。 44 ◯議長(岡野一男君) 吉原光夫君。 45 ◯9番(吉原光夫君) そうすると、確実に反対という意見は2名だったと。その中で1名は今までの行政に対しての不信感が原因だと。その2名以外のまだ賛成に至っていない方たちというのは、どういうふうな意見を持っているんですか。 46 ◯議長(岡野一男君) 産業拠点整備課長。 47 ◯産業拠点整備課長(大滝達彦君) その他の方で意思表明がはっきりされてない方につきましては、農業エリアの計画がまだはっきりしていない、そういうことと、あと企業エリアにどういう企業が具体的に進出して来るんだ、そういうものもまだはっきりしていない状況なので、今のところ保留だというようなお考えだそうでございます。  以上です。 48 ◯議長(岡野一男君) 吉原光夫君。 49 ◯9番(吉原光夫君) わかりました。内容的にまだはっきりしていないので、今のところは保留だということなんですね。ということは、90%以上賛成で確実に反対しているのは2名だと。それ以外の人は内容をちゃんと見てからということなんですね。はい、わかりました。  3番目として、企業エリアの売買価格と農業生産エリアの借地料についてということで聞きたいんですが、以前にこの企業エリアの売買価格というのは平米7,000円というようなことを聞いております。これは多分変わってないと思うんですが、農業生産エリアの借地料はどういうふうな方法で試算をするのか、その辺のところをちょっと聞かせていただきたいと思います。 50 ◯議長(岡野一男君) 都市建設部長。 51 ◯都市建設部長(飯田昭典君) お答えいたします。  圏央道南側の企業誘致エリアにつきましては、現在土地区画整理事業で対応する案となっておりますが、その事業認可を取得することと保留地処分や造成工事などについて事業協力者である民間事業受託者が行うことを前提といたしまして、事業受託者が認可後に1平方メートル当たり7,000円程度で買収する計画となっております。圏央道の北側の約40ヘクタール、こちらにつきましては農業生産エリアと設定しておりまして、土地改良事業による農地集積などの事業手法につきましては、現在検討中でございます。農業生産法人などに貸せる土地を生み出していく考えでございます。  御指摘の農地の借地料でございますが、周辺におけます農地の借地料をひとつの参考例にいたしまして、土地改良区への水利費といった諸条件を含めた上で、地権者の不利益にならないよう配慮してこれから検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 52 ◯議長(岡野一男君) 吉原光夫君。 53 ◯9番(吉原光夫君) 当然、これは農業エリアですから生産がここで行われるわけですけども、地権者としてその土地に自分の土地がある人と、全く外部から入る人と、これは条件が違うと思うんですよね。ですから、その辺のところはどんなふうに考えているんですかね。まだ検討中ということでしょうけども、ちょっと今の時点で考えがあったらお聞かせいただきたいと思います。 54 ◯議長(岡野一男君) 産業拠点整備課長。 55 ◯産業拠点整備課長(大滝達彦君) 今後、地元の企業体、また外部からの生産法人、あと大規模な生産法人等が入ってくると思います。この借地料につきましては、今後地元の協議会等もつくりまして、その中で十分協議をしながら詰めていきたいと考えております。  以上です。 56 ◯議長(岡野一男君) 吉原光夫君。 57 ◯9番(吉原光夫君) わかりました。これから地元の協議会の中で検討をしていくということですね。  次に4番、生産エリアについてということでちょっとお聞きしたいと思います。当然生産エリアですから農産物を生産するわけでございますけども、土地だけを貸すのか、それとも今構想の中にあるのは施設園芸ということを言われています。ですから、上物も含めて貸すのか、その辺のところはどんなふうになっていますか。 58 ◯議長(岡野一男君) 都市建設部長。 59 ◯都市建設部長(飯田昭典君) お答えいたします。  農業生産エリアの提案内容といたしましては、先ほど議員がおっしゃいました現政府が推進している攻めの農業に準ずる事業展開を検討しております。具体的には、農地の大規模化、高生産性施設園芸の導入、新技術の導入など、これまでの農業経営形態から一歩先を行く農業の新しい取り組みの転換を提案されております。また、現在の水田のまま営農を継続されたいという地権者の方の御意向がもしあれば、集積の上、水田エリアとして存続するという考えも検討しております。  農業生産エリアにつきましては、大規模営農だけでなく地元農業生産法人や共同経営体の参入も期待しておりまして、地元ならではの特色ある取り組みも今後支援していく計画でございます。  以上でございます。 60 ◯議長(岡野一男君) 吉原光夫君。 61 ◯9番(吉原光夫君) 今の答弁は私の質問にちょっと合ってないと思うんですが、私が言っているのは、当然施設園芸ということをやっているんだから、土地だけを貸すのか上物も含めて貸すのかということを聞いているんですよ、貸す場合に。それをちょっと聞かせて。 62 ◯議長(岡野一男君) 産業拠点整備課長。 63 ◯産業拠点整備課長(大滝達彦君) 今年度、この委託契約を受託しました戸田建設なんですが、農業に参入するということに大変な熱意を持っておりまして、今後この近郊に実証ハウスを設置しまして、適正作物の実証試験、あとシステムの検討をしながら地権者にそれを見せて、その事業に対する理解を十分深めていただきたいというような計画でおります。その中で、実証ハウスにつきましては、もし地元でそれが必要であれば、そういうものについても提供していきたいというような考えではおります。  以上です。 64 ◯議長(岡野一男君) 吉原光夫君。 65 ◯9番(吉原光夫君) ちょっとまだ答弁が合ってないと思うんですが、いいんですよ、実証ハウスどうのこうのじゃなくて。その中身によって土地だけを貸すのか、上物も含めて貸すのかということを聞きたかっただけです。時間がなくなりますから。  それと、盛り土というものを計画していらっしゃいますよね。計画にはどのくらいの盛り土というものを考えているのかちょっとお聞かせいただきたい。生産エリアと企業エリアで別々に。 66 ◯議長(岡野一男君) 産業拠点整備課長。 67 ◯産業拠点整備課長(大滝達彦君) まず企業エリアなんですが、約1メートルの盛り土を考えております。ただ、地盤が大変弱いところですので2倍以上の余盛りをいたしますので、その余盛りが終了した時点でその土につきましては生産エリアのほうに有効に利用したいと考えております。それで、生産エリアのほうの土盛りですが、平均50センチの土盛りを考えております。  以上です。 68 ◯議長(岡野一男君) 吉原光夫君。 69 ◯9番(吉原光夫君) ありがとうございました。ということは、企業エリアは1メートル、生産エリアは50センチの盛り土を考えていると。私は問題だと思うのは、企業エリアは別に大丈夫かと思うんですが、生産エリアについて。これは計画ではほとんど水耕栽培というものを計画しているようでございます。しかしながら、ここに参入する農業法人に関しては、私は水耕栽培をやりたくない、従来の土耕でやりたいんだ、あるいはまた水耕栽培というのは、今は大分いいように言われておりますけども、逆な形で水耕から土耕に戻るというような傾向も見られます。オランダなんていうのはほとんど水耕ですけども、決して水耕栽培でできたものが土耕にまさるということはありません。どちらかというと土耕のほうが、多分日本人の感覚としては優れていると私は思っていますので、ここに参入するときに盛り土したものが、例えば残土を盛った場合に土耕での栽培が不可能になるわけですよね。そういうことで、そこに参入する企業が、土耕栽培も希望するよと言った場合には、土質そのものをその部分だけ土耕栽培も可能なような方法がとれるんですか。 70 ◯議長(岡野一男君) 都市建設部長。 71 ◯都市建設部長(飯田昭典君) 今のお考えでございますが、現在の田んぼは優良な土質になっていると思います。今後、その上に当初の計画では、先ほど課長が言ったように余盛りしましたプレイロートで使った土をその上に約50センチ乗せるという計画でございましたが、今議員がおっしゃるように、せっかくいい土をその下に埋めてしまうというのももったいないという考えもございますので、その土と盛り土するときにそれを寄せておいて、逆に下にしていい土を上に乗せる、そういうことを考えれば、将来的に水耕栽培ばかりではなくて次の方法も得られるということで、それはうちのほうもその御意見に対しては慎重に検討してまいります。  以上でございます。 72 ◯議長(岡野一男君) 吉原光夫君。 73 ◯9番(吉原光夫君) わかりました。その辺のところは非常に大事な部分です。後からでは取り返しがつきませんので、よく検討して考えていただきたい、そのように思います。  それと、戸田建設が協力企業として参加するわけでございますけども、この40ヘクタールの生産施設、こういうものにも戸田建設というのがかかわってくるんですか。その辺のところをひとつお聞かせください。 74 ◯議長(岡野一男君) 産業拠点整備課長。 75 ◯産業拠点整備課長(大滝達彦君) この事業はトータルで進めなければなかなかできない事業だと考えております。そこで、生産エリアにつきましても、大規模施設園芸につきましては戸田建設のほうで誘致したいという考えでございます。そして、大規模施設園芸の生産法人が来るんですが、実際に当初はそういう大きなところでいたしますが、中で実際に作業をする方というのは、やはり地元の生産法人の御協力を得ないと作物をつくっていくということは難しいと聞いておりますので、地元の雇用にもつながっていくんじゃないかと考えております。  以上です。 76 ◯議長(岡野一男君) 吉原光夫君。 77 ◯9番(吉原光夫君) 専門的になりますけども、当然施設が大規模になっても結構ですけども、中のつくる作物によって施設というのは全部違うわけですよね。ですから、そこに参入する生産法人、あるいは農業者、そういう方たちの施設に対する要望というのは当然聞いてくれると思うんですが、その辺はどうなんでしょうかね。 78 ◯議長(岡野一男君) 産業拠点整備課長。 79 ◯産業拠点整備課長(大滝達彦君) 施設に対する要望に対しましては、いろいろな生産法人の方が参加されてくると思いますので、その都度御要望をお聞きしながら対応できるところは対応していきたいと考えております。 80 ◯議長(岡野一男君) 吉原光夫君。 81 ◯9番(吉原光夫君) 時間がないので急ぎますけども、次にソーラーシェアリング、これは太陽光発電と農産物の生産を並行してやりまして、片や売電をして収益を得て、片や農産物を生産して収益を得るというような考え方だよね。私も最初はこんなことできるわけないだろうと、そんなふうに思っていました。しかしながら、最近大分民間の企業もいろいろな研究をしております。ものによっては、その下で作物を栽培して収益を得ているという例も随分出てきております。逆に、光線の少ない農産物を栽培するということだけではなくて、最近の異常気象によって山梨とか埼玉、あの辺で心配されているのはブドウの栽培なんかは光線が強過ぎるんですね、今。着色も悪くなる、そういうところでまた逆に日陰をつくることがいいブドウをつくるのにつながっているんだという研究の成果も出ておりました。ですから、最初は朝鮮ニンジンなんて言っていましたから、そんなの無理だろうと私も思いましたけども、いろいろ調べてみるとソーラーシェアリング事業についてもまんざらでもないなと、最近私はそんなふうに思っているところでございます。  そういうことで、時間がないのでそういうこともこれからはひとつよく検討していただきたい、そのように思っています。  次に5番として、事業であれだけのいろいろな施設ができるわけですから雇用者数、どのくらいの雇用者数を見込んでいるのか、その辺のところをお聞かせいただきたい。 82 ◯議長(岡野一男君) 都市建設部長。 83 ◯都市建設部長(飯田昭典君) お答えいたします。  本事業により見込まれる雇用者数につきましては、あくまでも希望的な推計でございますが、類似事例を参考に試算しますと、企業誘致エリアで約1,000人程度、農業生産エリアで約200名程度、合計で1,200名程度が見込まれると考えております。この数字につきましては、企業誘致エリアについては加工や物流といった企業を誘致していく計画でございます。産業系のほかの事例を調べましたところ、物流倉庫では約14ヘクタールで720名、加工工場で約3ヘクタールで60名程度といった雇用者数を参考に試算した結果、約1,000名程度が見込まれると計算しております。農業生産エリアにつきましては、福島県のいわき市小名浜のトマトを主体とする大規模施設園芸の事例を見ますと、約10ヘクタールの規模で180名が雇用されておりまして、本事業を試算した結果、約120名の雇用創出が見込まれるものと考えております。このほか、中小規模的な園芸施設におきましても、1,000平方メートル当たり2名から3名の雇用者が見込まれるものと考えまして80名程度が見込まれるものと考えております。なお、今回の事業につきましては、女性、高齢者、障がい者の方々への雇用機会の創出にもつながるものと考えております。  以上でございます。 84 ◯議長(岡野一男君) 吉原光夫君。 85 ◯9番(吉原光夫君) ありがとうございました。今のお話を聞きますと、企業誘致エリアで約1,000人ということですね、1,000人。私は企業誘致エリアのほうはちょっとよくわかりませんけども、生産エリアのほうは私も農業法人を経営しておりますのでわかりますけども、随分少ない計算ですよね。私は10アール当たり2人は必要だと思いますよ。40ヘクタールでしょう。ざっと計算して800人、少なく見ても500人は必要になってくるんじゃないか、私はそんなふうに思っています。この人数じゃやっていけませんよ。これは1団地でまとまっているからやっていますけども、これがもっと大きくなって広がったらばこの人数ではとても無理だと思います。ですから、少なく見ても1,500人くらいの雇用者は埋まるんではないのか、私はそんなふうに考えています。  どんどん時間がたちますので急ぎます。6番目の企業エリアにおける転用後の効果について。当然転用するわけですから、市街化区域に編入して固定資産税とか都市計画税が当然生まれてくるわけですよ。そういうことで転用する前と転用した後、固定資産税とか都市計画税はどんなふうに変わっていくのか、その辺のところをわかったらちょっとお聞かせいただきたい。 86 ◯議長(岡野一男君) 都市建設部長。 87 ◯都市建設部長(飯田昭典君) お答えいたします。  企業誘致エリアの約20ヘクタールの市街化について考えますと、現在の農地として入っている固定資産税は約40万円でございます。これを市街化区域に編入した場合を考えますと、都市計画税を含めますと約4,300万程度の税収になりまして、差し引き4,200万円の増加と考えております。  また、どのような建物が建つかということはまだわかりませんが、こちらにおおむねの試算として計算いたしますと、約1棟当たり1ヘクタールの倉庫を10棟建てたと想定いたしました。この建物の固定資産税で約7,000万円でございます。合計いたしますと、年間土地、建物の固定資産税を合わせますと1億1,000万円程度の税収があるものと見込んでおります。そのほかに、また企業誘致する法人の法人市民税や工場内に機械等を設置した場合の償却資産にかかわる固定資産税を含めますと、先ほどの1億1,000万円を上回るような税収が年間に上がるものと考えております。  以上でございます。 88 ◯議長(岡野一男君) 吉原光夫君。 89 ◯9番(吉原光夫君) そうすると、転用前は固定資産税が約40万、転用後は固定資産税、都市計画税、土地のほう合わせて4,200万、ここに家屋に対する固定資産税、都市計画税が約7,000万、ということは開発前は40万であったのが開発後は1億1,000万になるということですね。これは間違いないですね。わかりました。  時間がないから進みます。バイオマス発電事業、戸田建設の計画の中にありますけども、これについてはどういうお考えですか。簡単にお願いします。 90 ◯議長(岡野一男君) 都市建設部長。 91 ◯都市建設部長(飯田昭典君) お答えいたします。  このバイオマス事業に関しましては、今日本各地で再生エネルギー事業の取り組みが注目を集めております。そして、今回戸田建設の提案として民間企業が事業主体となって、メタン発酵系バイオマス発電事業を提案しております。これによりまして、温室栽培施設から出る農業廃棄物、食品加工工場や学校給食センターから出る食品残渣、さらには市内の河川、それから公園等で発生する雑草、これを発電事業で利用する構想としております。特に、河川や公園から出る雑草処理につきましては多額の費用負担が生じておりますので、こちらにつきましては、国の機関を含めまして本事業について御期待をいただけるものと考えております。  このように、バイオマス発電事業を取り入れることによりまして、売電による利益のほか発電施設から出る堆肥、余熱、二酸化炭素を温室栽培施設に利用するなど完全なリサイクルが実現可能になることから、今後につきましても地権者の意向を踏まえながら検討してまいります。  以上でございます。 92 ◯議長(岡野一男君) 吉原光夫君。 93 ◯9番(吉原光夫君) このバイオマス発電事業というのは、私は非常にすばらしいと思っています。現に常陸太田市のほうでもこの木質バイオマス発電の計画が出ていますけども、やはり廃棄物を処理できる、堆肥の製造もできる、また余熱を利用して施設園芸に利用できる。このCO2ですが、わざわざ施設園芸というのは二酸化炭素、炭酸ガスを発生する機械を買ってガスを燃やしてつくっているんですよね。そういう経費も落とせるということで、私はぜひやってほしいですよね、この事業をやるのであれば。あとは河川の草の話も出ましたけども、ちょっと私は調べてみました、国交省のほうを。鬼怒川の堤防はここの管区ですと守谷の滝下橋から下妻の長塚橋までなんですよね。小貝川は水海道の川又橋から千代川の愛国橋まで、これで大体600トンの草が出るんですよ、600トン。これを産廃処理だとキロ18円、約1,080万の費用がかかるというようなことを国交省のほうで言っていました。こういうものも有効に利用できるわけだよね。  先ほども言いましたけども、施設園芸なんていうのを今は水耕栽培なんて言っていますけども、土耕栽培であればそこにうなえ込めることができる。しかしながら、水耕栽培、隔離床栽培のほうはどうしても残渣の処分というのがネックになっております。そういうことを含めて、このバイオマス発電事業は非常に効果的な事業だなと思っておりますので、戸田ではどういうふうにこれを検討していくかわかりませんけども、ぜひこの事業を進めていくのであれば、これも一緒に進めていっていただきたいと思っています。  それと、その後、当然この事業には農政課のほうも絡んでくるわけでございます。今までは農政課に質問しましてもまだその段階ではないというようなことで答弁をいただいておりますけども、ここまでくると当然農政課の協力というものが必要になってくるのではなかろうか、拠点整備課だけでは対応できない。そういうことで農政課としてはこの事業に関してどういう考えを持っているのか、またこれからどういう施策をして協力をしていくのか、その辺のところをお聞かせいただきたいと思います。 94 ◯議長(岡野一男君) 産業労働部長。              〔産業労働部長塩畑 実君登壇〕 95 ◯産業労働部長(塩畑 実君) 議員のただいまの御質問にお答えいたします。  圏央道常総インターチェンジ周辺整備事業につきましては、常総インターチェンジの設置という大きな情勢の変化を踏まえた構想であり、今後の常総市発展の核となる計画です。〔「部長、短くていいからね、時間がないから」と呼ぶ者あり〕──はい、わかりました。この計画は、大きく北側の農業生産エリアと南側の企業誘致エリアに分けられますが、農業生産エリアにつきましては、現時点の構想としては大規模施設園芸や農産物の販売所などが想定されています。このため、これら施設の実現可能性については引き続き関係機関と協議しなければなりませんが、農政課としてもこれらは国のもうかる農業の施策にも合致すると考えますので、適切な補助事業の情報収集、提供に努めるとともに、例えば大規模施設園芸を展開する場合はその作業効率を高めるため、農地の集積や集約化が必要だと思いますので、そのような取り組みも行っていきたいと考えております。また、本計画の最大の課題であります一部市街化区域編入に伴う農振除外、農地転用といった農林調整につきましては、県や国との協議について積極的にその役割を果たしていく考えであります。  さらには、当計画にも影響があると思いますが、国においては現在、植物工場、販売加工施設等の農業の6次産業化に資するものについては、より円滑な転用を可能とする観点から見直しを行う等の動きもあることから、こうした国等の動向や農業関係の適切な補助事業情報の収集や提供に努めてまいります。いずれにしましても、本事業は常総市にとって大変重要な事業でありますので、これまで以上に産業拠点整備課をはじめとした関係各課と協力し、一体となって進め、インターチェンジの整備効果を常総市全体の農業発展にも生かせるよう取り組んでまいりたいと考えております。 96 ◯議長(岡野一男君) 吉原光夫君。 97 ◯9番(吉原光夫君) 時間がないのでただ早く読んでいただいただけかなと思うんですが、当然これから生産エリアに関しては、いろいろな形で農政課というのは関係してくると思うんですよ。例えば、生産施設においても、あるいはまた加工販売施設、そういうことももっと具体的に調査したり、あるいはまた常総市の農業経営の方々の意見を聞いたりいろいろあると思うんで、ひとつ拠点整備課と協力してこれからやっていただきたいと思います。  大分急いできたので2点ほど抜けてしまったんですが、時間がないのでやめます。  この事業の今後の進め方ということで一つお聞きしたいと思います。簡単で結構ですから。 98 ◯議長(岡野一男君) 都市建設部長。 99 ◯都市建設部長(飯田昭典君) 今後のスケジュールでございますが、本年度は常総インターチェンジ周辺地域実施計画書策定に向け、スケジュールを組んでおります。既に7月14日から地権者の意向調査を実施しております。それで、先ほど申したように、おおむね90%の地権者の皆様から御賛同をいただきましたので、次の段階に一歩一歩進めてまいりたいと考えております。今後は、地権者から成る地権者協議会を本年度中に立ち上げまして、スムーズな事業推進に当たりたいと考えております。同時に、平成28年3月に予定されております茨城県の都市計画定期見直しを見据えておりまして、スピード感を求められることから、そのためにも地権者の皆様の合意形成をいち早くされますように全庁体制で今後努めてまいりたいと考えております。  また、市議会から代表者8名を含みます検討会議におきまして課題等について検討していただきまして、議員全員協議会へ報告しながら事業推進に努めてまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。 100 ◯議長(岡野一男君) 吉原光夫君。 101 ◯9番(吉原光夫君) 地権者が90%以上賛成しているということで、当然この事業はその他の方々からも理解を得られているんではなかろうかと思うわけでございますから、これからはひとつスピード感を持って進めていただきたい、そんなふうに思っています。  最後になりますけど、いろいろと答弁をいただきまして、本当に地権者がこれだけ理解を示していただいてよかったなと思っているところでございますけども、やはり地権者の動向としては、今のこの農業情勢というものが非常に反映しているんじゃなかろうか、そんなふうに思っています。先ほども言いましたように、米1俵が9,000円になってしまったということで、当然今までは農業者は先祖代々の土地を守るというような概念の中でやってきたと思うんですが、これからの若い人たちは多分そういうものは通らないのではないかと思っているところでございます。そういうことで、この事業はこの一帯の農業者の方々には、多分喜んでいただける事業になるのではなかろうか、そんなふうに思っています。  いずれにしましても、この計画、事業というのは非常にいろいろメリットが多いなと思っています。雇用が生まれたり、あるいは税収がふえたり、地権者が安定した収入を得られる、大型販売施設などもできて、非常にいろいろな意味で費用対効果というのが期待できるのではなかろうかと思っているところでございます。こういう事業を進めていくのには、やはりトップの市長のきちっとした気構えがないとなかなか難しいと思うんですよ。ですから、職員が本当に胸を張って働く、やる気がわいてくる、そういう環境をつくるのが市長の役目だと思います。もう時間がないので最後に一言、市長にお願いします。 102 ◯議長(岡野一男君) 高杉市長。                〔市長高杉 徹君登壇〕
    103 ◯市長(高杉 徹君) インター周辺の開発計画、これは今の我々にとって最重要課題だと位置づけておりますから、全庁的に取り組んでいきたいと思いますし、また議員の皆さん、議会の皆さんとも協力しながら、まさに常総市全体で全力で取り組んでいきたいと思っております。 104 ◯議長(岡野一男君) 吉原光夫君。 105 ◯9番(吉原光夫君) そういうことで、信念を持ってトップとしてこれから頑張ってください。お願いします。  時間がありませんけども2点目に入らせていただきます。 106 ◯議長(岡野一男君) 答弁関係者の方の入れかえをお願いいたします。  それでは、次の質問をお願いいたします。 107 ◯9番(吉原光夫君) 2点目として常総市環境基本計画について。常総市環境基本計画についてという中で、環境基本条例が制定されたわけでございますけども、基本計画の推進状況と十一面山の位置づけについてということでお聞きしたいと思います。  この件につきましては、今までに何回となく質問をさせていただいておりますので、具体的なことは申し上げませんけども、今までに目に見えた前進がありませんでした。そういうことでここまで引きずってしまったような気がしますが、それでも前回の1年前の9月議会では多少明かりが見えてきたような答弁もいただいております。前回の質問の中では十一面山を自然保全区域として市の管理下に置くのはいろいろな条件もあり、またほかの地域との兼ね合いもあるのでちょっと難しい面があるという答弁だったかと思いますけども、その中で、当時の部長から十一面山を一つのモデル地区として方策を考えていきたいという答弁をいただいております。そしてまた、並行して環境基本計画も策定していきますのでその中で自然保全区域等の指定等もしていきたいということを聞いております。あれから1年たちまして、環境基本計画の進捗状況と十一面山をモデル地区として進めていくという考え方、方策はどこまで進んでいるのか。もう時間がありませんので簡単にお答えください。 108 ◯議長(岡野一男君) これより答弁を求めます。市民生活部長。              〔市民生活部長須藤一徳君登壇〕 109 ◯市民生活部長(須藤一徳君) 御質問にお答えいたします。  昨年3月に環境基本条例が制定され、その中で環境の保全及び創造に関する施策を総合的かつ計画的に推進するための環境基本計画の策定が定められました。進捗状況につきましては、現在環境基本計画の策定に向けて準備しているところでございます。具体的には、今後市民や事業所、中学生を対象に市民意識調査をアンケートという形で実施し、環境基本計画策定のための下地といたします。そして、環境基本計画策定委員会を発足させ、本格的な検討作業に入っていく予定でございます。順調に進めば来年度には環境基本計画が完成する予定でございます。  さて、環境基本計画の中での十一面山の位置づけについてでございますが、市内の貴重な自然環境を有する地域でありますので市の総合計画にうたわれていますように、水と緑の環境保全の趣旨に基づいた身近な緑の保全の対象であります里地里山の保全地域、あるいは平地林の保全地域という位置づけを考えております。  以上です。 110 ◯議長(岡野一男君) 吉原光夫君。 111 ◯9番(吉原光夫君) 答弁漏れですよ。このモデル地区として方策を考えていきたいという前の部長の考えはどうなりましたか。それをまだ述べてないですよね。早く、時間がないんだから。 112 ◯議長(岡野一男君) 市民生活部長。 113 ◯市民生活部長(須藤一徳君) お答えいたします。  モデル地区という構想につきましては生活環境課内では検討しております。ただ、まだ発表の段階までいっておりませんで、検討しているのは事実でございます。簡単に申し上げますと、茨城県で自然環境条例に基づいた自然環境保全地域、緑地環境保全地域というのがございまして、市内では菅生沼と大生郷の地区が指定されているわけでございますが、それの常総市版といった形の要綱をつくりましてやっていこうかなというように考えております。  以上です。 114 ◯議長(岡野一男君) 吉原光夫君。 115 ◯9番(吉原光夫君) 今の答弁は全く3年前と進んでない、それは。モデル地区として考えると言ったのに何も前進してないじゃない、そんなの。時間がないからいいけども、ただ一つだけ約束してくださいよ。今までどおりで結構ですから、もう。幾ら言っても前進がないんだから。ただ市長、お願いしたいのは、市として自然保全区域なんだという指定だけはしてくださいよ。何も要りませんよ。  なぜそれを言うかと申しますと、協議会のメンバー、あるいはボランティアがただ民地をきれいにしているというだけじゃなくて、自然保全区域と市が指定した場所を我々はきれいにしているんだという大義が欲しいんですよ。だから言っているんですよ。大義が欲しいんですよ。ただ人の山をきれいにしているんじゃなくて、自然保全区域として指定された場所を我々は整備をしているんだという大義が欲しいんです。ただそれだけでいいんですよ。何も要らないよ、あとは。どうせ幾ら言ったってやらないんだから。  ひとつその辺を、もう時間がないから要望して終わります。 116 ◯議長(岡野一男君) この際、暫時休憩をいたします。                 午前11時50分休憩    ─────────────────────────────────                 午後1時00分再開 117 ◯議長(岡野一男君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  次に、10番中島亨一君。                〔10番中島亨一君登壇〕 118 ◯10番(中島亨一君) 皆さん、こんにちは。10番の中島です。通告に従いまして一般質問をさせていただきます。総括、一問一答方式で行います。  最初に小中学校の空調整備について、市長、教育長に問うということで平成28年度整備完成を目指せということでございます。大分地球の温暖化が叫ばれて久しくありますが、このごろはその温暖化の影響か、気温が真夏に40度になるというふうな日々を迎える昨今であります。これは大人でも大変厳しい状況ですが、体温調整の機能が完璧ではない子どもたちにとっては、なおさら大変かと思います。そういう中にあって、6月後半から7月、8月、9月と大変厳しいときに教室の中で勉強を行う、これは大変に厳しいものがあるんじゃないかということで、このように暑くなる前でございますが、平成14年12月議会において、一番最初に空調問題を取り上げました。それから既に12年ですか、おととしの24年にも行いましたが、12年間という大変長い時間をかけて小中学校の空調の整備を市当局に訴えてまいりました。おかげさまで、新築された中学校等には空調整備が入ったようでございますが、なかなかそのほかのものには入っておりません。  そこで、どんどん進めていただきたいというふうに、私以外の議員たちもたくさん市のほうに要望していただいて、来年はおかげさまで残りの中学校は既にことしの6月までに補助金申請が終わっていますので、来年空調整備ができるということになっておりますが、小学校については平成30年までの5カ年計画ということで随時進めていく、そういう話を聞いております。しかし、子どもたちの勉強の環境整備に差があってはいけない、そういうふうに私は考えております。ですから、何が何でも特に小学校の空調に関しては28年度いっぱいで整備を終えるようにということで、再三教育委員会、また教育部長、教育長にもお願いをしてまいりました。また、市長にも何回も市長室に行ってお願いをしてきました。おかげさまで、きょうは色のよい返事が聞けるんじゃないかというふうに自分なりに期待はしているんですが、答弁者の答弁によってどのように変わるのかわかりません。  しかし、今のように熱中症が頻繁に発生するような状況においては、子どもたちを取り巻く勉学の環境をいち早く整える、これは大変重要なことだろうと私は考えておりますので、教育長、市長、28年度終了までには必ずや小学校の空調整備を完成させていただきたいというふうにお願いをしたいところでございます。御答弁をお願いします。  次に、地域包括ケアシステム構築の進捗状況について。ただいま大体日本には高齢者が1,400万人、そして2025年問題といわれるように、ベビーブームに生まれた団塊の世代が75歳後期高齢者を迎える2025年、そのころになると大体2,000万人、この中にも団塊の世代の人がいると思いますが、そうすると2,000万人の高齢者をどういうふうに、その方たちをケアしていくのか。当然、人間ですから75を超えればいろいろな面で体に不都合が生じてくる。そういう方たちをどうするのかということで、今、政府は地域包括ケアシステムの構築ということでしっかりと取り組んでいるというふうに私は聞いていますが、では常総市ではどのような取り組みを行っているのか。  常総市においても約2,350人、これはことしの6月時点で私が聞いた数字ですからもっとふえているかもしれませんけども、1万6,500人くらいの高齢者数に対して2,350人くらいの認定者数がいる。この認定者数2,350人にかかっている介護保険の費用は47億円です。一口に47億円といってもこれは大変なお金です。これが2025年には多分62億円くらいになるだろうというふうな試算をしているところでございます。既に介護保険も破綻状態でございます。これは一般会計から繰り入れをしているので何とか形態は保っておりますが、国民健康保険と一緒で既に破綻状態にある。法定外繰り入れをどれだけ入れるか、それはその市の状況によって変わってくるでしょうけども、通常で行う形ではもう既に破綻状態にある、アップアップだと。これは国も一緒ですから地域包括ケアシステムというものが考案されたというふうに思っております。この地域包括ケアシステム、住みなれたところで最後まで生活者として生活し、そして最期を迎えている、そういう方向性を持ってつくられております。そこで、当市のケアシステムの構築についての進捗状況、これをどのようになっているかお聞きをしたいと思います。  次に3番目のいきいきクラブ事業の取り組み方とその目的のとらえ方を問うということで、介護関係施設の現況とデイサービスのあり方について。6月の一般質問のときにもいきいきクラブ事業を聞きました。どのようになっているかと。何かやるんだかやらないんだかわからないような話をしていましたが、市長が絶対やります、平成29年介護事業から要支援1、2が切り離されて地域支援事業に移ってくる、そのための施策として、今、包括支援センター内でいきいき支援事業をいろいろ考えていらっしゃる。いきいき支援事業課というか、そこでやっていると思いますが、どのような形になっているのか。テストですから、総合福祉センターを活用してやっていくという話は聞いております。概要でいいので説明を願いたい。また、介護施設の現況ということで、この前8月24日付の茨城新聞に施設の囲い込み、介護施設側の囲い込みが今問題になっている。当市においては社会福祉法人等に全面的に委託しているわけではございませんので、ケアプランの作成においては地域包括支援センターがある程度はやっていると思いますが、どのくらいの率でやっているのか、また一般事業者、社会福祉法人等に委託しているのはどのくらいあるのか、そこら辺も含めてお答えをいただきたい。  そして、デイサービスのあり方、前回も申しましたが、埼玉県和光市では取り組みによって要支援から要介護から自立への復帰、そういうものが認められております。残念ながら常総市において要支援、要介護からの復帰はゼロでございます。要介護1から要介護2、要介護2から要介護3、3から4というふうに悪くなることはあっても、要介護者が自立に戻って来る、生活者として生活機能を改善して自立できるようになったという話は聞いておりません。これは、短期的に入所されている事故等で要介護状態になっている方を除いて通常の急性期を脱した慢性期に移った要介護者が自立したという話は聞いていないということです。ですから、その辺のことを含めてデイサービスは一体何を目指しているのか。常総市のデイサービスの方向性、それについて介護長寿課、また保健福祉部長のほうから答弁をいただきたいというふうに考えております。  4番目の市内防犯灯のLED化の一括施工について。私もこのたび4月から水海道淵頭町内の自治区長を仰せつかっております。この防犯灯については、皆さんもよく御存じだと思いますが、防犯灯の電気代は受益者負担ということで各自治区が支払っております。ですから、面積の大きい、また暗いところのたくさんある自治区においては防犯灯の数はかなりあります。その電気代たるや、ここへきてかなり上がってきております。私のところでも年間30万円を超すような状況になってきております。これは自治区長として私が大変危惧していることでございますけども、自治会の運営というのはそんな簡単なものではございません。私も責任者として、副責任者としては12年以上自治会の副会長をやっておりました。このたび区長になったわけでございますけども、実際には大変なお金が出ていってしまう。できればこれをLED化することによって電気代を半分にしてもらいたい。半分にすることによって、そのお金を別の方面でまた活用できるんじゃないかというふうに考えております。  これはどの自治区も抱える大きな問題です。自治会のお金というのは自治区に住まわれている市民の方々が納めているお金ですから、それを十分に活用するためにも電気代はなるだけ安いほうがいい。今は国産のメーカーで10年間のメンテナンスをつけてリースとかレンタルでやってくれる、そういうところもあるそうです。公明党としてもリース、またはレンタルでやることを私のところも薦めておりますので、今回自治区長としてはLED化を早急に進めていただいて、自治区の負担を少しでも減らしていただきたいという考えから、今回この質問をしているわけです。市長にも市民部長にも安全安心課長にも何回も何回もお話をしておりますので、この辺も色よい返事をいただけたらと思いますので、よろしくお願いします。  以上です。 119 ◯議長(岡野一男君) 答弁関係者の方、議場にお入りください。  これより答弁を求めます。教育長。             〔教育委員会教育長山口 大君登壇〕 120 ◯教育委員会教育長(山口 大君) 中島議員の御質問にお答えします。  小中学校の空調整備につきましては、これまでも何度かお答えしてきていると思います。中島議員が御指摘のように、近年の夏の異常高温は常態化してきており、施設の老朽化対策とは切り離して早急に整備を行うことが必要な状況と考えております。子どもたちの学習環境、学校の教育環境について前向きにいろいろ考えていただいて本当にありがたいと思います。  現在の整備計画としましては、今年度中学校の3校の実施設計を行い、来年度設置工事を行う予定です。小学校につきましては、それに引き続き早急に整備を行っていく、そういう計画を立てておりました。ただし、中島議員御指摘のように、28年度単年で小学校全校を一斉に空調の整備を行うには平成27年度にやはり同様に一斉に設計を行う必要がございます。ここで一つ触れておきたいのは、来年度は一つは学校設備を考えますと絹西小学校のグラウンド拡張工事がございます。それから、大生小、大花羽小耐震化工事が2件、最後の工事が残っております。また、中学校の空調設置工事が先ほど申しましたように3件、屋内運動場等の天井落下防止対策工事が23件ほどということで、大規模な工事が27年度に予定されているのが現状です。これで28年度に単年でやろう、これは本当にできたら私はうれしい、ありがたいことなんですが、この空調設置工事に関しましても主要な工事が夏休み等に集中することから、施設の整備に必要な体制整備、これも一つ大きな問題となっておりまして、これがないとなかなか対応が非常に難しいという現状もございます。そういったものも含めながら、子どもたちの健康面を考慮して中島議員に御心配していただいたことに対しましても、最善の努力をしてまいりたい、そのように考えております。 121 ◯議長(岡野一男君) 保健福祉部長。              〔保健福祉部長石塚 隆君登壇〕 122 ◯保健福祉部長(石塚 隆君) それでは、中島議員の御質問の2番目についてまずお答えします。  地域包括ケアシステムについての進捗状況ということでございます。  御存じの地域包括ケアシステムは、地域の実状に応じて高齢者が可能な限り住みなれた地域でその有する能力に応じて自立した日常生活を営むことができるよう、医療、介護、介護予防、住まい及び自立した日常生活の支援が包括的に確保される体制を構築されることとされています。その実現に向けて市町村が重点的に取り組むことが重要というふうにいわれていまして、以下の4項目が特に取り組む事項として挙げられています。  在宅医療と介護連携の推進、二つ目に認知症施策の推進、生活支援、介護予防サービスの基盤整備の推進、高齢者の居住安定に係る施策との連携などになっています。実は、今年度当市ではこれらの対策を今年度より開始していまして、在宅医療、介護連携の部分に関しては医療、介護の専門職や介護予防推進員などの皆さんを対象にした、この事業を進めるに当たっての説明会を今、実施してきているところです。二つ目としましては、ひとり暮らしや高齢者のみの世帯を中心にした日常生活についての困りごと調査を既に実施しています。3番目には、認知症施策の充実に向けた近隣市との連携会議等を進めているところです。医療、介護の専門職などにする説明会はことしの5月29日に開催して、きぬ医師会病院や市内の歯科医師会、調剤薬局団体や訪問看護ステーション、居宅介護支援事業所、警察署、商工会、県の理学療法士会、常総保健所、介護予防推進員の皆さんなど代表67名が参加して実施してきているところです。今後は、包括ケアシステムの構築に向けて国の補助事業を有効に活用しながら実施を進めていきたいというところで、現時点では今、説明会に参加された皆さんから要望のある先進地の視察や勉強会等を今後進めていくということで、今準備をしているところでございます。  次に、困りごと調査は3,961名の皆さんに郵送させていただき、現時点で約60%を回収ということで2,356通戻って来ていますが、その困りごとの内容などについて集計の途中になっています。  続きまして、認知症の施策については、認知症集中支援チーム等の設置や徘回高齢者等SOSネットワークの構築を今、計画をしています。認知症集中支援チームは、今後必要な認知症対策の一つとして国が示しているところですが、認知症と診断された方に認知症の症状の悪化予防や、本人や家族の不安を軽減させる目的で早期からかかわるシステムです。現在、きぬ医師会病院との打ち合わせを進めているところです。徘回高齢者等SOSネットワークは、認知症の方が行方不明になった場合に早期に発見、保護につなげるため、関係機関とのネットワーク構築や発見、保護に協力するボランティアの皆さんの育成などを目指しています。現在、警察署やつくばみらい市と共同で協議を進めているという状況です。今後、早期の実現に向けて取り組んでいきたいということを考えております。  続いて、3番目の御質問でありますいきいきクラブの取り組みの進捗状況ということ等についてお答えをしたいと思います。  現在、市内には介護保険施設が特別養護老人ホーム7カ所、454床、老人保健施設2カ所、200床、介護療養型病床群が1カ所、16床、合計で670床でございます。平成26年6月末現在559名の方が入所をされています。一方、通所介護サービスやデイサービスなどについては、市内に18事業所、349人の定員がありまして、同じく6月末現在、要支援者と要介護者合わせて758名の方が利用されています。厚生労働省の介護給付実態調査によりますと、要介護が改善される割合はすべての要介護度でほぼ1割程度である、大半は要介護度の変化がないとなっています。要介護度が変化しないということは、現在の体の状態を維持していると考えられると思いますが、介護保険サービスは利用者に有効であるという評価になっています。なお、国は介護保険改正の中で、次期事業計画施行時より新規の施設入所者を原則要介護3以上の重度者に限るとし、在宅サービスとの差別化を図ろうという方針を打ち出しています。また、デイサービスにつきましては、小規模デイサービスを中心に、日中預かるだけの事業所に対しては介護報酬を下げるとの考えを示しています。  今年度実施を計画しておりますいきいきクラブ事業については、29年4月からの制度改正による新しい総合事業での予防給付にかわる通所型サービスの受け皿の一つとしてなり得ることを試行する選択型通所事業として、本年10月から石下総合福祉センターを会場に実施する準備を現在進めています。新規事業の特徴としましては、一つとして参加者自身が活動内容を選ぶ、二つ目として参加者や教室での活動を支援する介護予防推進員などのボランティアの皆さんのアイデアや意見を中心に運営する事業であることと考えています。新規事業は、同じ会場内で部屋単位で同時間帯に異なる活動を行います。手芸や工作、介護予防体操、健康介護予防、生活に関する講話、レクリエーションなどの分かれて活動を行い、これらの活動メニューの中から体力や体調に合わせて参加者自身に活動内容を決定していただきます。  具体的な内容は、参加者へのアンケート調査や聞き取りで得られた意見を踏まえて、介護予防推進員等のボランティアの方々と協議して決定していきたいと思っています。特に手芸や工作活動は、新規事業開始当初から介護予防推進員などによる企画、指導を計画していて、手芸や工作に協力すると意思表示をいただいている皆さんは8月末現在で50名を超えているところです。今後、徐々にボランティアの皆さんによる指導、見守り等の役割や活動の場をふやし、将来的にはボランティアの皆さん、あるいは参加者主導による事業運営となるよう、さまざまな実施方法を試行をしていきたいと考えております。  新規事業が介護保険サービスの改正に伴う受け皿として運営が可能であるかは、現時点ではまだ不明なところもありますが、運動機能や認知力低下の予防には外出する機会をふやすことや地域や家庭での役割を持つことが重要であると言われており、新規事業は、これまでさまざまな理由で地域の介護予防教室に参加できなかった方の介護予防活動の取り組みのきっかけや、市内全域の介護予防推進の交流の機会にもつながると考えています。新規事業の名称については、現時点では仮称としていきいきクラブという名称をつけておりますが、この名称についても参加者や介護予防推進員、あるいはボランティアの皆さんなどの御意見を聞きながら、今後名称についても考慮していきたいというようなことが今の現状でございます。  以上です。よろしくお願いします。 123 ◯議長(岡野一男君) 市民生活部長。              〔市民生活部長須藤一徳君登壇〕 124 ◯市民生活部長(須藤一徳君) 議員の4番目の御質問、市内防犯灯のLED化の一括施工についてお答えいたします。  初めに、市内の防犯灯の設置状況について御説明いたします。防犯灯は市内に5,667灯あります。そのうち4,316灯、約4分の3ですが自治区で電気料金を御負担いただいている状況でございます。現在、市に各自治区長より電気代の負担の少ないLED電灯に交換してほしいという要望が寄せられております。しかしながら、現在の予算の中では年間100灯程度が限界であり、市内すべての防犯灯をLED化するには長い年月が必要となります。  そこで、議員提案の一括施工についてでございますが、既に茨城県内においても取手市や笠間市で実施しておりまして、市民からも好評を得ているようでございます。一般的に防犯灯をLED化しますと大幅に電気代が安くなります。市内全域を一括施工した場合、常総市自治区においても電気代の負担が大幅に軽減されると思われます。今後、市内すべての防犯灯をLED化するべく先進地への調査を行い、早期に実現できるよう努力してまいりたいと考えております。  以上です。 125 ◯議長(岡野一男君) 高杉市長。                〔市長高杉 徹君登壇〕 126 ◯市長(高杉 徹君) 私のほうからは、まず最初の質問、特に小学校の空調整備についてお答えしたいと思います。  先ほど教育長が答弁したとおりで、まず平成27年度については中学校をすべて完了する予定です。そして、当初の予定だと28、29、30の3年間で小学校についてやろうという計画でしたが、これを見直してできるだけ28年度中に小学校についてもやれるように、あとは人の問題とか設備や物理的な問題はありますけれども、できるだけ小学校についても一斉に28年度中にやれるような方向でいきたいと思っております。 127 ◯議長(岡野一男君) 中島亨一君。 128 ◯10番(中島亨一君) 答弁、ありがとうございました。今、最初の質問に対して市長から28年度中にできるだけやりたいというふうな答弁でございますので、しっかりとお願いしたいと思います。隣のつくばみらい市も学校を二つ建てる、そして空調も全部一遍にやっております。ですから、常総市ができないというふうな話はないと思います。やるかやらないかだけですから、そこら辺は教育委員会がどれだけ真剣にやるか、そこなんですね。私はよく見ていますから、しっかりと。県の財務課長が言うには、もう常総市から28年度施工用の小学校の補助金については要望がありましたということですから。ことしの要望は9月で打ち切られたそうです、文科省のほうは。当然、今暑いですからね、小中学校の空調整備については全国から要望が文科省に上がっております。県を通して行うので、来年度、再来年度のものに関しても来年6月の申請にしっかりと載せていただいて、9月、12月、2月とあるそうですけども、ほとんどことしは9月いっぱいで切られたということですから、部長においてはしっかりと申請をしていただいて、要望だけじゃなくて申請をしていただいて補助金を獲得していただいて、お金のほうはあまり心配はしませんけども、人員と体制をしっかりとつくっていただいて28年度に完成ということを何とかお願いしたい。しっかりと見ていきますのでよろしくお願いします。  次に、地域包括ケアシステムの進捗状況ということで、今、保健福祉部長から大分丁寧にお話をいただきまして、大変にすばらしいと思っておるところでございますが、先ほど言いましたように、それでは常総市ではどのぐらい要介護、要支援から自立に戻って来たのか。全国では厚労省の調査で1割がそうらしいですが、常総市では果たしてどのぐらいだったのかなと。  それともう一つ、先ほど包括支援センターの役割について、ケアプランの作成においては老人の窓口相談は包括支援センターで受けていますが、全部が受けているわけじゃないと思いますね。どのぐらい一般の社会福祉法人のほうに流れているのか。今、常総市はまだ包括支援センターが1カ所ございますからいいですが、大都市なんかではほとんど社会福祉法人に委託している、抱え込みがかなりひどくて、そういうものを防ぐためにも公平に要介護者の介護プランの作成をしなきゃいけない、ケアマネに投げなきゃいけない。そういう点ではその辺はどうなっているのか、ひとつお願いしたいと思います。 129 ◯議長(岡野一男君) 保健福祉部長。 130 ◯保健福祉部長(石塚 隆君) それではお答えします。  最初に、ケアプランの委託に関してですけど、60%弱が、実は今、委託をしております。40%は直営ということでございます。これは、要支援者の包括支援センターで担当するべき数の中では今申し上げた数字でございます。 131 ◯議長(岡野一男君) 介護長寿課長。 132 ◯介護長寿課長(古谷仁志君) それでは、中島議員の質問にお答えしたいと思います。  常総市の場合、要介護度の変化がどのように起きているかという御質問だと思うんですが、ほぼ国の統計と同じような結果が出ております。約7割の方が現状維持、軽くなった方が10%、重くなった方が20%というような形で国とほぼ同じような結果が出ております。  以上です。 133 ◯議長(岡野一男君) 中島亨一君。 134 ◯10番(中島亨一君) あとで差し支えなければ、ケアプランの作成をどこの社会福祉法人に委託しているか一覧表で、何件どこどこ、何件どこどこという形でお知らせ願いたいと思います。  それから、今介護長寿課長のほうから10%が軽くなっているんだという状況ですが、6月のときにはゼロでしたけども、それは10%一挙によくなったのかなと。お願いします。 135 ◯議長(岡野一男君) 介護長寿課長。 136 ◯介護長寿課長(古谷仁志君) 前回のお答えと若干違うかと思うんですが、考え方を変えまして、25年4月から26年3月まで要介護認定を受けてサービスを受けている方の要介護度がどのように変化したというような形で答えを求めたところです。なぜそのような答えを求めたかと言いますと、国が8月19日に介護給付実態調査というようなものを発表した中で、そういう計算式で答えを求めておりました。そのため、うちのほうも同じような形で求めたところ、同じような回答が出ているということでございます。 137 ◯議長(岡野一男君) 中島亨一君。 138 ◯10番(中島亨一君) そういう見方があるんだということでわかりました。  それでは、同じ介護についてですけども、今後介護について包括ケアシステムについて基本的な考え方、数値目標、例えば出現率を今14.7ですけども、それを14%台、13%台に持っていくと、要するに予防のほうに力を入れるとかそういう考え方、そしてこれはケアシステムの作成、構築に当たっては、自助、互助、共助、公助とありますけども、これらの考え方の中に地域が入っているんですね。地域コミュニティーの再生にもつながるという話が出ております。そこら辺のことはどのようにとらえているのか、またそれは多分地域コミュニティーに関しては市民協働課だから市民部長か。そこら辺の取り組みについても、包括ケアシステムをやっていく上でどのように考えているのか。前回も言いましたけども、地域コミュニティーが崩壊しつつあるんですね。私も自治区長をやっていてわかるんですが、大変なんです、実際は。独居老人の単独世帯、高齢者の単独世帯、そういうのがふえていて、実際の地域コミュニティーで地域全体として支えていくというふうな中に地域コミュニティーにも入っているわけですね。そういうものを今後どうするのか。そういうような考え方を市民部長、できればしていただきたい。二人でよく考えて答弁をお願いしたい。 139 ◯議長(岡野一男君) 保健福祉部長。 140 ◯保健福祉部長(石塚 隆君) 今の御質問にお答えします。  正直申し上げてとても難しい課題というか、今おっしゃられたように、例えば独居の方であるとか、あるいは御高齢だけの世帯であるとか、そういった部分をどう地域で支えていくかという必要性は当然あるんですけれども、具体的に今どういう形でやっていこうかということに関しては、正直なところ。ただ、今、地域包括ケアシステムの中で、実際に先ほど申し上げたように二千数百の回答が、そういう対象の中に例えば独居の方であるとか御高齢だけの世帯などにもアンケートなどをとっていまして、そういう方々から具体的には実際の日常生活などで困っていることが恐らく上がってきているはずですので、そういったものをどういうふうにカバーしていくかということは、行政とあわせて確かに地域の皆さんの力も借りていって進めていかなければならないということは言えるかと思うんですが、具体的に今この時点でどういうふうにやっていくかというところまで、正直なところ、今の時点では申し上げるものを持っておりませんので。申しわけございません。 141 ◯議長(岡野一男君) 中島亨一君。 142 ◯10番(中島亨一君) 今、数値目標についても聞いたんですけども。今、高齢者に対してアンケート調査を行ったということで、前回も同じような質問をしたんですよ。前回のときも大体そういう話だったんですが、前回の質問のときに私が言ったのは、回答が来なかった世帯、要するにアンケートを出して回答を得られなかった世帯についてのフォローはどうなっているかと。回答をしたくてもできない、寝たきりで回答ができない、または回答しようとしても中身が理解できない、いろいろな状況が発生していると思うんです。だから、回答してきてくれた人はいいんですよ。回答をできなかった方についてのフォローをきちんとしなければだめなんだということをこの前もお話ししたんです。覚えていますか。  ですから、なぜ回答できなかったのかなと。面倒くさいからやらなかったんだというふうな人はまだいいんですよ。じゃなくて、いろいろな状況が重なっていて回答したくてもできなかったというふうな人が潜在的に存在していたら、そういう人たちのニーズをだれが拾うのかという問題なんです。そういう中に本当の高齢者対策の介護対策の解決のヒントがあるかもしれない。そういうところをしっかりとフォローして常総市の目指すべき介護包括ケアシステムの姿、常総市はどういう包括ケアシステムの形を考えていくのかというのを、そのアンケートとかアンケートに答えられなかった人たちのフォローをしながら、今後あと2年しかないですよ、27年と28年しかない。29年4月には移行しちゃうんだから、そういうのを考えた上でしっかりとしたシステム構築を行っていただきたいというふうに考えますので、これはまた要望にしておきますから、よろしくお願いします。  それから、最後のLEDですけども、先進地視察、取手と笠間、しっかりと行っていただいて。行政にとっても負担が減るわけですから、自治区も負担が減る、お互いにやっていただきたい。私たち大変なんです、実際に電気代を払うのが。行政だって街路灯から防犯灯から相当なものをもっていますね、メンテナンス料から。そういうものを考えたら、当然のごとくやったほうが簡単ですよ。そうでしょう、安全安心課長。自分たちのメンテナンスに取られる時間帯とかそういうのを考えたら絶対必要だと思うので。これはちょっと市長、答弁をお願いします。 143 ◯議長(岡野一男君) 高杉市長。                〔市長高杉 徹君登壇〕
    144 ◯市長(高杉 徹君) 先ほど部長が答えたように、一括施工方式の実現に向けて具体的に動き出したいと思います。 145 ◯議長(岡野一男君) 中島亨一君。 146 ◯10番(中島亨一君) ありがたい話ですね。具体的に動き出したいということですから、来年度はできるんだろうというふうに期待しております。これを常総市の全自治区の区長たちはしっかりと見ていますからね。できないなんていう話になったらば大変なことですから、市長、よろしく頼みますよ。きょうは優しく。じゃあ、よろしくお願いします。  以上で終わりにします。 147 ◯議長(岡野一男君) この際、暫時休憩いたします。                 午後1時47分休憩    ─────────────────────────────────                 午後2時00分再開 148 ◯議長(岡野一男君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  次に、1番金子晃久君。                〔1番金子晃久君登壇〕 149 ◯1番(金子晃久君) 1番金子晃久でございます。通告に基づきまして一般質問をさせていただきます。  1番目、高杉市長の2年間の市政について問う。任期前半を過ぎましたが、高杉市政2年間の率直な感想をお聞かせください。 150 ◯議長(岡野一男君) これより答弁を求めます。高杉市長。                〔市長高杉 徹君登壇〕 151 ◯市長(高杉 徹君) まず、市長になって2年間、率直な感想をということで、感想としては述べるとそれこそたくさんあるんですが、私はきょうは1点だけ述べさせていただきたいと思います。それは、市長になって感じたことは、一つの政策、一つの事業、あるいは一つの企画、これを実現するのにはやはり2年間くらいはどうしてもかかるんだな、時間がある程度かかるなというのを今痛感しています。その事例を二つほど簡単に挙げてみたいと思います。  例えば、先日8月1日から10日まで星野富弘さんの詩画展をやりました。この話が最初に私にあったのは私が市長になって1カ月後の2年前の9月でした。そこからいろいろ準備を進めて、1年後に群馬県の星野富弘先生の自宅まで行って直接お会いして段取りについて打ち合わせをし、それから予算計上について担当課と話をしたわけですから、実際に実現するのにやっぱり2年間かかってしまったということで、やはり一つの事業、一つのいい企画を実現するのには2年間くらいかかるのかなというのが正直な感想です。  それともう一点、後ほどいろいろな項目について私の公約について検証していきますが、実は財政再建についてこの2年間取り組んできた結果、今年度の決算を見てみますと、地方債の累積額が対前年比でマイナスに転じました。これは、常総市ができてことしで9年たちますけれども、初めてのことです。ようやく累積負債額が対前年比で減額しました。金額的には平成24年度の決算の地方債の累積額が451億6,000万だったのが、今回の25年度決算一般会計、特別会計を含めて地方債の累積額が450億4,000万円、マイナス1億1,800万円減らすことができました。これは初めてのことです。これも2年間かかって、少しずつ少しずつ積み上げた結果がこうなったのかなというふうに思っておりますから、やはり政策が実現するのには最低2年、あるいは3年くらいかかるんだなというのが正直な感想であります。 152 ◯議長(岡野一男君) 金子晃久君。 153 ◯1番(金子晃久君) はい、ありがとうございます。では、この2年間の中で市長が選挙で市民の皆様に公約をした、その公約についてどういうふうに取り組んでいっているかという基本理念の部分、気持ちの部分の基本理念をお聞かせいただければ。端的にお願いいたします。 154 ◯議長(岡野一男君) 高杉市長。                〔市長高杉 徹君登壇〕 155 ◯市長(高杉 徹君) 私の選挙のときの公約、金子議員の資料を見ますと七つほど掲げてありますね。その七つ以外にも実は幾つかあるんですけれども、その公約の実現について正直言ってこれは4年間かけて何とか結果を出したいというふうに思っておりますので、なかなか2年間では十分な結果が出ていないと思います。ただし、簡単なものは実現できたものが幾つかありますよね。例えば、市長給与の50%カットとかそういうことはできましたけども、やはり大きな政策については少なくとも4年間の時間をいただきたいというのが私の基本的な立場であります。 156 ◯議長(岡野一男君) 金子晃久君。 157 ◯1番(金子晃久君) それでは具体的に一つずつお伺いしてまいります。  市政一新の政策の優先順位が大切かというふうに最初おっしゃられたと思いますが、七つ書き出してみました。それに関しまして、簡単で結構ですのでどういうふうな進捗状況で、どういうふうに今実践をしているかということをお伺いしたいと思います。  まず、まちなか公園事業、これはそのまま市長選挙のときの言い回しで使いました。これを凍結、見直し、無駄な事業の削減を公約されておりました。これにつきましてはどういうふうに、今実践されてきたのでしょうか。端的に申し上げれば、多分三つの部分に関して、災害の拠点、市のにぎわいの拠点、みんなが集まるスペースの拠点、あと駐車場をつくるという三つのことを市長になられてからおっしゃったと思います。残念ながらこれに関しましては、私ども市長選の公約としてとらえるときに、あの事業に関しては凍結もしくは中止というイメージを非常に打ち出された戦略でやられたと思います。それについてのギャップというものが、今も私はぬぐい去れておりませんので、その部分は市長になられてから凍結もしくは中止という言い回しに関して、どういうふうに実践されていったのかというものをお聞きしたいと思います。 158 ◯議長(岡野一男君) 高杉市長。                〔市長高杉 徹君登壇〕 159 ◯市長(高杉 徹君) じゃあ、一つ一つやっていきたいと思います。  まず、まちなか事業について。これは私が市長に当選した当時、既に事業自体は半分以上の予算が投入されておりました。土地の購入もされておりました。残りは平成24年度中には完了しなければならない事業だったわけですから、私が市長になったのが平成24年8月3日、ですから平成25年3月31日までにこの事業はもう期限が来ますから、その範囲内でどれだけやれたかということで言えば、私はあそこのまず整備をしました。整備をして駐車場を確保する。しかし、箱物はつくらないということで決着をさせていただいたということであります。 160 ◯議長(岡野一男君) 金子晃久君。 161 ◯1番(金子晃久君) また少しその辺は疑問が残るところであります。まちなかに公園をつくらないという大きなスローガンが掲げられていたと思います。しかしながら、私の目から見る限りでは、残念ながらあそこが有効的に活用されているかというとそうではないし、あそこを公園かと言われれば、どちらかといえば空き地なのかなというふうに私はとらえている次第です。しかしながら、この前の中村安雄議員の一般質問のときに、何らかのここに対しては有効的な市民の集いの広場となれるようなものを考えていくというふうにおっしゃっていたと思います。何というんですか、残念ながら市長のおっしゃるまちなか公園事業、にぎわい再生事業5億8,000万のお金を使って24年度中に終わりにすると言ったその内訳に関しましては、3億2,000万が国の補助であって合併特例債が2億4,000万、市の負担が実際1億3,000万、もしこれを何らかの具体的な施設を今後つくっていく、有効なものをつくっていくとしたら、残念ながらそれに関しましては今までの補助の対象から外れてしまい、我々の市税の投入が非常に大きくなってしまうのではないかと私は危惧をしております。  それに関しましては、どういう方法が打ち出せるかはわからないんですが、この2年間事業凍結を訴えたところで、あそこは2年間もっと活用できる余地があったのに活用し切っていないんじゃないのかなというのが率直な感想でございます。  次の質問に移ります。2番目、市庁舎の再建と学校建設、耐震化を優先化させるというふうにおっしゃっておりました。これについていかがでしょうか。 162 ◯議長(岡野一男君) 高杉市長。                〔市長高杉 徹君登壇〕 163 ◯市長(高杉 徹君) 2番目の公約であります市庁舎の再建と学校の耐震化及び石下西中の建設ですね。これについて簡単に報告します。  まず、石下西中の早期建設については、私が当選をした6日後の臨時議会の場で議決をいただきましたので、すぐに施工を開始することができまして、昨年11月に石下西中の校舎は完成し、ことし2月28日の時点で体育館も完成しましたから、私は石下西中の早期建設については実行できたと思っております。また、市内小中学校の耐震化、これはあと二つの学校で終わります。先ほど教育長が答弁されたように、平成27年度中には小中学校のすべての耐震が完了します。ですから、これも任期中には完了できるということでよかったかなと思っております。  それから、市庁舎の再建についてですけれども、これは今の予定ですと11月25日にオープンできるということであります。ただ、この点に関しましては、私は当初、選挙中及び選挙の直後には、もう一回計画をゼロベースに戻して市民の意見を聞いて、場所も含めてやろうというふうな考えをしていましたが、それをやると期間的にも、あるいは予算の面でも膨大にかかってしまうということで、率直に言って私はこの点については私の公約を変えました。そして、早期実現に向けて1カ月で切りかえて現状のような形で進んできたということであります。 164 ◯議長(岡野一男君) 金子晃久君。 165 ◯1番(金子晃久君) 震災後、石下西中の再建は非常に大きな問題となりまして、前市長の長谷川政権でもこれを1年生が入って3年生の10月までには完成させるというふうに私は記憶しています。残念ながら、これに関しましては、その前の政権と今の高杉市政の違いというものが実はわからないんですよ。その当時、どういうふうにこれは考えていましたか。高杉市長も選挙前に関しましては、具体的な耐震化スケジュールだったり西中の件だったり、庁舎に関しましてもことしの10月をめどに完成させるというようなことで進められていたと思います。ことしの11月に新庁舎もでき上がるというところで、その違いに関しまして、非常に訴えられたことに対してちょっとギャップが生じておりますので、そのとき御自身はどこをどう変えたんだというところをお示しいただきたいんですが。私はそこの違いというものが実はわからないんです。 166 ◯議長(岡野一男君) 高杉市長。                〔市長高杉 徹君登壇〕 167 ◯市長(高杉 徹君) 石下西中の早期建設、庁舎の早期建設、学校耐震化の建設、これはもちろん長谷川市長も言っておりましたし、私も公約に掲げたのは、とにかくここを最優先で早期にやるということだけであります。 168 ◯議長(岡野一男君) 金子晃久君。 169 ◯1番(金子晃久君) 市長になられる方でしょうから、市民の、特に子どもたちのさまざまなものを考えて、同じような思いで語られたんだと認識をいたしました。  続いて、これに関しましては先ほどいただいたと思いますので、財政再建に関しましては省略いたします。  続きまして、積極的な経済雇用政策に関して、常総市の再生をうたっておられました。これに関してお願いいたします。 170 ◯議長(岡野一男君) 高杉市長。                〔市長高杉 徹君登壇〕 171 ◯市長(高杉 徹君) それでは、積極的な経済産業政策、雇用政策についてお答えしたいと思います。  これについては、具体的に4点ほど答えたいと思います。  まず一つですけれども、平成24年8月に私は市長に就任しましたけれども、それ以来、企業の誘致、工業団地の拡張をして少しでも企業を呼び込みたい、そういうことで努力をしてきました。まず最初に決まった事例が平成24年秋に大生郷の工業団地の日立マクセルがあいておりました。あそこにハリガイ工業という製造業が秋に入って来ることが決定をしたということが一つ。それから、平成25年12月、内守谷の工業団地、あそこは地区計画で拡張したところですね。あそこにプロロジスティック社が竣工できまして、ことしの11月には完成をする予定であります。これが二つ目の企業の誘致です。三つ目は、ことしの6月に、まだこれは決まったばかりですけれども、内守谷工業団地の旧アキヤマ機械の跡地にオリックス不動産が土地を新たに購入してそこに工場を建設することが決定をし、そこに物流企業、製造業を呼び込むということで、来年2月に着工が始まるということが決まりました。この3点が経済政策としては具体的な企業の進出が決まっているということであります。  それから、4点目は何といっても、先ほど吉原議員が質問をされました圏央道のインターチェンジ周辺の開発、これに全力で今、取り組んでいます。これが当初の予定どおり、農業系を中心にした振興政策が実現できれば、先ほどの吉原議員への答弁にあったように、雇用増でもって1,000人から1,500人くらい、それから1年間で固定資産税を含めて1億以上の税収の確保ができる、さらには環境のリサイクル方式もバイオマスでできるということですから、非常に経済雇用の活性化が実現できると思いますので、当面この4点において計画を進めているということであります。 172 ◯議長(岡野一男君) 金子晃久君。 173 ◯1番(金子晃久君) ありがとうございました。プロロジスを含め、さまざまなところで新たに常総市に進出して来る企業が高杉市政になって起こってきた。それに関しましては、高杉市長が大きなお力を働かせて企業誘致をしたのではないか、もしくはさまざまなイニシアティブをとられたのではないかという、さまざまな町中の評判もございます。それは間違いなく高杉市長時代になされたのは事実であるというふうに述べさせていただきます。  続きまして、コミュニティバスの導入に関して公共交通、これを非常に訴えていらっしゃいました。どうでしょうか。 174 ◯議長(岡野一男君) 高杉市長。                〔市長高杉 徹君登壇〕 175 ◯市長(高杉 徹君) コミュニティバスの導入についてですけれども、昨年6月議会で何とかコミュニティ循環バスを導入したいということで補正予算を計上して、まずスタートは市民の意識調査からやろうということでアンケート調査費用を計上させていただきました。これが残念ながら議会で全員反対ということで否決をされてしまったわけですね。ただ、その中の否決の理由には、全員がこのコミュニティバスに反対ではなかったですね。何人かの議員は、逆にもう少しコミュニティバスを積極的に導入するためには、アンケートの方法も見直しながらやりなさいという声もあったことも事実ですから、これは私は議会がすべて反対したとは受け取っておりません。したがって、議会の中にもやはりコミュニティバスの導入に賛成の方もいるわけですから、私はこれからも粘り強く、どんな方法がいいのかということで考えていきたい。  具体的に私は二つほど今考えていることがあるんですが、一つは前回金子議員と質問でやりとりしたときに、常総広域の中で常総市だけがコミュニティバスを出すのではなくて、広域で取手、守谷、つくばみらい、常総、これで共通で例えば1台のバスを入れて、守谷第一病院へ行ったり、あるいは守谷駅まで行ったりとか、例えば常総広域の中で一つ各それぞれの自治体にメリットがあるような公共交通の導入は可能なのではないかという議論を今しておりますから、それは非常に私はいいなと思っております。  もう一つは、これは先ほど中島議員の質問にもあったんですけれども、ことしの10月から石下の総合福祉センターで65歳以上の高齢者を中心に健康政策をやるわけですよ。そうすると、そのときに人を集めるに当たって中型のバスを動かします。常総市内の北と南二つに分けて2台の中型バスを回して、各地区の公民館3カ所くらい乗せて来ますから、これは福祉目的に限定したある種のコミュニティバスになり得るかなと思っておりますから、この行方を注目していきたいと思っております。  以上、2点です。 176 ◯議長(岡野一男君) 金子晃久君。 177 ◯1番(金子晃久君) ありがとうございます。議会でアンケートを否決されて、その中で今まで議会のほうに公共交通、とりわけコミュニティバスに関して何ら具体的な提案がなされていなかったというのは、少し残念に感じます。そういう意味で、前回の一般質問のときには広域連携による形を考えて、それを具体的に市だけではなくさまざまなところに行け、さまざまな市民のニーズを満たせるようなところに公共交通を配備するという考えに関しては、私も賛同でございますので、その市長の公約に関しましてこの2年間ではなかなか見えなかった部分ですので、あと2年間に期待をしていきたいと思います。  あともう一つ、公共交通に関しましてのデマンドタクシーです。前、長谷川市長時は250円で70歳以上を半額補助して125円で乗れていた、それがなくなったということに関しましては、非常に地元のほうからも少し利便性が落ちたというふうに言われておりますので、これは御承知いただきたいと思っております。それは御存じですよね、市長。はい、わかりました。ありがとうございます。  続きまして、買い物難民をなくすための身近なところに商業施設の誘致確保ということですが、これに関しましてはプラザの件だと思いますので、それはちょっと時間の都合上省きたいと思います。  7番に関しましても、こういうふうな政策について市長がさまざまな放射線対策に乗り出していることは私も承知しているところでございます。  その中で、先ほど財政再建のことをおっしゃっていただきました。財政再建に関しましては、非常に私も顕著に覚えておりますのが、常総市は夕張のような財政破綻状態の市になってしまうというようなことを選挙の公約ではないんですが、スローガンとして掲げていらっしゃいましたよね。これは事実ですよね。それは言ってないんですか。 178 ◯議長(岡野一男君) 高杉市長。                〔市長高杉 徹君登壇〕 179 ◯市長(高杉 徹君) 私は選挙のときにそのような発言は一切しておりません。 180 ◯議長(岡野一男君) 金子晃久君。 181 ◯1番(金子晃久君) 一切していないという市長の言葉ですから、これに関しましては私どもは残念ながらそれを記憶している、しかしそういうふうに言ったことはないという相違については埋められないところだと思います。しかしながら、累積債務残高474億円をどうにかしなければならないというふうに訴えられ、そこから派生して夕張のようになってしまわないようにということで、尾ひれといいますか例えとしてそれがあったのかもしれません。その中で、実際平成24年度の決算状況、これを常総市の家計簿という冊子が出ているじゃないですか。それを見ますと、市債残高の推移という欄の中にこう書いてあります。「市債残高は交付税制度の見直しによる臨時財政対策債の増額や合併特例債の大量発行でふえ続け、平成24年度末で286億円に達しました。増加の主な要因としては、臨財債で約970億円の残高を有しております」、ここからが重要なんですが、「元利償還金の100%が普通交付税に算入されます」と書いてあります。「臨財債以外の建設事業に係る市債の平成24年度残高は約189億円となり、12年前と比較して1割程度減少しております」というふうに書かれております。  その中で474億円の財政をどうにかしなければならない、これは財政破綻になってしまう、先ほどちょっと誤解があったかもしれないんですが、財政に関して危機的状況であるというふうに述べられたことは間違いないと僕は思っているんです。474億円という数字について、御自分で臨財債に関しましては100%交付税算入ということで言っておりますので、間違いなくこれは夕張のような破綻自治体にはならないと御自分で言っていると私は解釈をしております。その中で、平成20年度から平成23年度長谷川政権がやってきました財政に関しまして、今の現状と財政再建の度合を家計簿で12年前と比較して1割程度どんどん低くなっているという状況を踏まえて、高杉市政独自の財政再建が本当になっているのかという疑問が残るところでございます。それに関して御意見を伺いたいんですが、財政再建というものが高杉市政になってドラスチックにするほど変わっているのか。この記述ではなかなかそれは見えてこない部分でありますので、よろしくお願いします。 182 ◯議長(岡野一男君) 高杉市長。                〔市長高杉 徹君登壇〕 183 ◯市長(高杉 徹君) まず、金子議員がおっしゃったのは平成24年度の決算をもとにと言われましたか。24年度というのは、8月までは長谷川さんがやっていましたから、24年度については私は9月以降からしかタッチしていないので、24年度の決算では私の色は出せないというのがまず一つですね。金子議員、いいですか。だから、私が丸々1年間のトータルで出たのは今回の25年度決算が初めてであります。  それから、臨時財政対策債の考え方ですが、これは地方債を発行するけども交付税措置があるということで、そういうことですよね。臨時財政対策債は。先ほど金子議員が上げられたのは、あくまで一般会計だけの話だったと思います。私が言っているのは、特別会計も含めた常総市の借金累積額の話をしております。ですからその点がちょっと違うかなと思うんですが、常総市の一般会計、特別会計を含めた地方債の累積額が、先ほどおっしゃったように平成24年度の決算では451億6,000万あったわけですね。それが今年度の決算で初めてマイナスに転じたわけです。特別会計も含めた地方債の累積額ですよ。450億4,000万、つまり対前年比で1億1,800万ほど減少したということはこれは事実でありますから、このように財政再建策は地道ではあっても今進めているということであります。なお、もし時間を許されるのであれば詳細に7点についてお話をしたいんですが。いいですか。 184 ◯議長(岡野一男君) 金子晃久君。 185 ◯1番(金子晃久君) 先ほどの1億1,800万の減ということは、非常にこれは私も認めるところであります。しかしながら、最初の474億円の内訳を見ますと、臨財債が100%交付税に算入されるというふうな言い方に関しましては、474億円という中にそのことが含まれている。それは明らかに私はおかしいというふうに今も感じておるところでございます。  最後の質問になりますが、市長が市政一新というところでさまざまなものを掲げたと思います。その市政一新がどれほど今達成されているのか、御自分が掲げた市政一新という言葉にどれほど高杉市政が今順応してきているのかという中間の御報告をお願いしたいと思います。 186 ◯議長(岡野一男君) 高杉市長。                〔市長高杉 徹君登壇〕 187 ◯市長(高杉 徹君) 市政一新というのは、選挙のときの政策じゃなくてスローガンですから、それが今どうなっているかと、私が自分で述べるというのはちょっとふさわしくないと思います。やはり、これは市民の皆さんが、確かに高杉になってこういう点が変わったなというふうに判断していただけるかどうかというレベルですから、私自身がそれについてこうだということはちょっと言えないかなと思っております。 188 ◯議長(岡野一男君) 金子晃久君。 189 ◯1番(金子晃久君) ありがとうございました。確かに、自分で市政一新がどこまで進んでいるかというふうなことは明確に言えないとは思いますが、私のほうから見る限りでは、市政が丸々一新されたという感想は今は持っておりません。その中で残り2年間の任期をしっかりと力強く歩んでいっていただきたいと思います。これで1点目の質問を終わりにさせていただきます。 190 ◯議長(岡野一男君) 金子晃久君、次の質問にお移りください。 191 ◯1番(金子晃久君) 2点目の質問に移ります。三妻小学校のバス、電車に関するさまざまな費用負担が存在しているということを今までの一般質問の中で再三申し上げてきたところでございます。これに関しまして、地元の皆様からの署名をいただきましてそれを高杉市長に持って行きました。そして、さまざまな事務当局との話し合いを含めまして、今までの過程を市長に御理解いただいているかとは思います。今回、率直に聞きたいと思います。これを踏まえまして、今現在、バスや電車で負担している保護者の方への補助等に関して検討、やるかやらないかをお伺いしたいと思います。 192 ◯議長(岡野一男君) これより答弁を求めます。高杉市長。                〔市長高杉 徹君登壇〕 193 ◯市長(高杉 徹君) まず、この問題については一応基礎的な前提をちょっとお話ししたいんですけれども、現在市内の小学生の中で3キロ以上の通学距離がある小学生、これは1年生も含めて何人いるかというと、これは教育委員会が出してきた資料ですけれども、市内で484名の小学生の皆さんが3キロ以上歩いて来なくちゃならないということですね。この中で金子議員おっしゃる三妻の学区が140名ですね、非常に多いです。なお、絹西小学校学区93名いますが、これはバスで行っております。そうすると、三妻小と絹西小学校の人たちを除くと251名のまだまだ小学生が3キロ以上の通学になっているというのがまず現状です。この中でどうするかということをまず考えていきたい。  そこで出てきたのは、三妻小学校区については現在バスと電車があるわけですよね。ほかの小学校はバスも電車もないんですけども、ですから少なくともバスや電車を使って小学生が通学する点については、これは義務教育だからしっかりと補助しなさいという請願を受けました、要望を。これについて、一番ネックなのは251名の三妻小学校以外、絹西小学校以外の子どもたちを逆にどういう形でケアするか、これがクリアできれば私は三妻に対する補助はできると思います。 194 ◯議長(岡野一男君) 金子晃久君。 195 ◯1番(金子晃久君) ありがとうございます。まさにその行き着くところはそうだと思います。遠距離の通学児童に関しまして、すべてを網羅するような施策というものが結論としてはそこに行き着くべきだと思っております。しかしながら、実際に三妻小学校で今現在、電車やバスという手段によって通って、月2,000円から5,000円、6,000円の金額を自腹で出して通学を余儀なくされているという現状ではないのですが、実際負担をしているというものは事実であります。きぬの里には地域促進バスというものがあって1万円で走っている。そこに関しましては学校等がつくれなかったという経緯がありますが、それに関しましても地元で言われている限りでは1万円であちらのほうでは行けるのに、なぜこちらは行けないんだ、さまざまな議論があるとは思うんですが、そういうふうに市のほうとして、間違いなくその部分では補助が出ている。ということは、間違いなくすべて公平性を担保するようにやるというような手順を最初から掲げるということは、僕自身は少しそれは納得がいかない。まずは、今現在負担をしている人たちに対してそれをすくい上げて、そこからまず始めればいいんじゃないですか。  これは、実はバスと電車に関しまして調べたところによりますと、総負担額が300有余万だというふうに教育委員会のほうから聞いています。年間300有余万の金額がバス、電車通学にかかる費用だと。総計ですよ、総計。この300万というものに対して、実際バスを走らせている内守谷と比較しましても、補助をしても大きな金額に上るかというと、私はそうではないと思います。ましてや、これが全額とは言わないです。例えば半額の補助でやりますと150万円の補助、150万円は超えると思います。そういうふうなところ、実際に今、市民の皆さんが出費をしているというものを考えたら、まずそこの痛みというものを少しでも緩和して、そこからまず大きなところ、全体への先ほどの結論に向けて動き出すべきなんじゃないかと私は考えているんですが、いかがでしょうか。 196 ◯議長(岡野一男君) 高杉市長。                〔市長高杉 徹君登壇〕 197 ◯市長(高杉 徹君) 先ほど金子議員が言われたように、三妻小学校に仮に全額費用を出すとしても、教育委員会から上がってきた資料を見ますと、350万の予算があれば救うことができるわけですよね。ですから、私は財政的に見ればそれほど問題はないとは思っています。ただ一番クリアしなくちゃならないのは、じゃあ、251名のほかの小学生が歩いて来る、逆に言えばバスも電車もない、そこをどうするんですかというのがないと、なかなかね。金額的な問題じゃないんですよ、これは。
    198 ◯議長(岡野一男君) 金子晃久君。 199 ◯1番(金子晃久君) まさにそこの食い違いであって、まず地域促進バスを出していること、これは悪いとは言いませんけど、そこに対しては突き詰めていけば公平性はそこでは担保されないと言っているんですよ。そして、その中で今悩んでいる、実際お子さんが3人いたとしたら、年数万円、十何万円に上ってしまうような金額負担を迫られている人たちに、実際に痛みを感じている人たちに対して、それは何らかの手当をまずそこからやって、その後にどんどんと3キロだったり4キロ以上の方々をすくい上げるような、他市でもやっているような遠距離児童に対する手当というものをやっていけばいいんじゃないのかなというのが私の考えです。これは、ぜひ今後検討していただきまして、次年度予算に反映してください。  続いての質問に移ります。領土教育の取り組みに関しましてお伺いをしたいと思います。下村博文文科大臣は領土教育の会見の中で、我が国の領土に関する教育については、日本人としてのアイデンティティーを備え、グローバルに活躍できる人材を育成していくことが求められる中で、我が国の将来を担う子どもたちに自国の領土を正しく理解できるようにすることは、極めて重要であるというふうに述べております。  ことし1月、中学校、高校の学習指導要領課程の一部改訂が行われました。その中で領土問題に関して何と書いてあるかというものを、今皆さんにちょっとお知らせしたいと思います。具体的に北方領土、竹島、これに関しましては日本の固有の領土であって、しかしながら今現在、ロシアと韓国によって不法に占拠されているような状態である。しかしながら、我々日本国というのは、この問題に関しましては我が国が正当に固有の領土であるということを主張しているという立場を踏まえまして、生徒に理解を求めさせることを明記をいたしました。また、尖閣諸島につきましては、今まで学習指導要領の一部解説には全く記述がなかったものを、今回加えました。我が国の固有の領土であり、また我が国はこれを友好的に支配しており、何ら国際社会において解決するべき領土問題は存在しないということを明記しているところでございます。  子どもたちにこのような国家の領土の範囲というものを教えるということは、決して特別なことではないと私は考えます。至極当然のことであり、これに関しまして詳しく子どものときからさまざまな知識を得ていかなければならないんだと私は感じております。  その中で、先ほど下村大臣の会見の中で、グローバルに活躍できる人材を育てるということがありました。実は、市長のさまざまな施策の中でグローバルに活躍できる人材というものを育てる、これは一つの目標として上げられていたと思います。じゃあ、グローバルに活躍できる人材というのは何なんだ。知識や語学が堪能というだけでは、これは真の国際人とは呼ばないと思います。出身国の文化や伝統やアイデンティティーをしっかりと理解した上で、自分の生まれ育ったところをアピールでき、自分のところを誇りに思う人材こそ、今後のグローバル社会の中で通用する人材、そしてグローバル社会の中で信頼を勝ち取っていけるような人材になるんじゃないかというふうに考えております。  以上のことを踏まえて教育長にお伺いいたします。領土教育の重要性についてどう考えているかお願いいたします。 200 ◯議長(岡野一男君) 答弁関係の方、議場にお入りください。  これより答弁を求めます。教育長。             〔教育委員会教育長山口 大君登壇〕 201 ◯教育委員会教育長(山口 大君) 金子議員の領土に関する教育についてお答えいたします。  我が国の領土に関する教育につきましては、今金子議員が触れられましたように、グローバルに活躍できる人材を育成していくことが求められる現在において、自国の領土を正しく理解できるようにすることが重要なことであると、下村文部科学大臣が平成26年1月28日の記者会見で述べております。これまでも各学校において領土に関する教育が行われてきたところではありますが、特に平成26年1月28日に現行の学習指導要領の内容が一部改訂され、日本の領土をより明確に指導することが示されました。具体的には、これまでの北方領土に関する記述に加え、竹島、尖閣諸島についても我が国の固有の領土であることが明記され、指導の充実を図ることが示されました。この学習指導要領に沿って日本の固有の領土について、今後はこれまで以上に正しく指導していくことが大切なことであるというふうに認識しております。 202 ◯議長(岡野一男君) 金子晃久君。 203 ◯1番(金子晃久君) まさに指導要領の一部は私のあれとかぶるところでございますので、そういうような重要であるという認識を持っていただくことは、非常によかったなというふうに思っております。  続いては、その領土教育において最も重要な教材となる日本全図に関してお伺いをいたしたいと思います。日本全図、日本地図、皆さん思い浮かべてみてください。大きなポスターの中に北海道があって本州があって四国があって九州がある。しかしながら、この端のほうに枠で沖縄が示されてないだろうか。枠に小笠原諸島が南西諸島が示されていないだろうか。実は、残念なことに日本地図の結構大きな部分でそのように日本の全体像ではなく、さまざまな離島が省かれてしまっているという地図が多く見受けられます。私は、これは本当の地図のよさではないと思うし、もし学校教育の中でこのような地図を掲げられているということがあれば、非常にこれは残念に思っております。日本の大きさというものを本当に小学校のうちから認識しないといけないと思います。大きな地図で見たとき、日本列島は北から南に長いというふうに認識があると思いますが、これは実は違うんですね。  議長に許可をいただきましてお配りした資料をごらんください。日本の最北端択捉島、最南端沖ノ鳥島というふうにありますが、実際にこの距離が約2,800キロなのに対しまして、西から東の与那国島、南鳥島の距離というのは実に約3,100キロ、日本というのは本当は南北に長いんじゃなくて東西に長い国なんだということをぜひ小学生、もしくは中学生に理解をしてもらいたい、私はそう思っております。子どもたちがこのように日本の領域、領空、領海、それをしっかりと認識をして、他国とどういう関係にあるのか、どういう位置関係にあるのかと理解を深めさせることがひとつ重要になってくると思います。そして、日本というのは領土、領海だけではありません、排他的経済水域EEZ、これに関しても本当に多くの部分があります。日本というのは実際世界第6位の紛れもない海洋大国なんです。そういうものを小さいうちからぜひ認識を持っていただきたい。そのために学校教育で私の言う日本全図、すべて書かれている日本全図というものを各小学校、そして各教室に掲げていただきたいという要望でございます。これに関してはいかがでしょうか。 204 ◯議長(岡野一男君) 教育長。             〔教育委員会教育長山口 大君登壇〕 205 ◯教育委員会教育長(山口 大君) 今、金子議員に御質問いただきました日本全図のことについてお答えいたします。  小中学校の社会科の、特に地理的分野の学習では、地図をはじめ統計資料、新聞資料、写真、紀行文などの各種の資料が子どもたちの学習に役立てられています。ですが、その中でも最も重要な役割を果たしているのが地図であると、文部科学省の学習指導要領解説にも記述されているところです。現在、各小中学校においては、北海道や本州、九州、四国などが大きく示され、小笠原諸島や沖縄などの位置をずらして拡大した、そのような形で記載された一般的な日本地図が、特に沖縄などは、これはもちろん教員の説明が必要になるんですが、九州のすぐ西側あたりに沖縄などが記載されている、そのような地図を見なれていると思います。これに対し、金子議員が御指摘のように、最近では日本の地域構成を大観させるというねらいのもとで、同じ縮尺で日本の領土すべてが記載されている日本全図が地図資料としてその効果などが注目されています。特に社会的な事象については、位置や距離関係などを直接確認しながら地図上でとらえることが大変重要なことであることから、学習指導要領改訂の趣旨を周知することとあわせて、日本全図を積極的に活用することを検討したい、そのように考えております。 206 ◯議長(岡野一男君) 金子晃久君。 207 ◯1番(金子晃久君) ありがとうございます。まさに小学生、中学生のうちから国土、日本の領域、領海、領空というものを認識させることについて同じ認識であると思っています。  では、我々大人のほうに振り返ったときの話をしたいと思います。我々の同士で日本全土の地図というものを普及しようということで懸命に活動されている方がいらっしゃいます。その方は日本全土の地図を活用、皆さんに配っているそれだけではないんですね。ちょっとアブノーマルな地図なんですが、日本全土の北と南を逆転させた地図を配っている。何が目的か。実際大陸のほうから日本というものを眺めたときにどういうふうに見えるのかというものをその人は教えようとしています。  先ほどの資料の2番目の世界の排他的経済水域EEZ、これをごらんになってください。中国は内陸国なんですが、それはそのままの形を有しております。日本はこの薄緑のところにありますが、これは広大な国土を持つ中国に若干2分の1程度で小さいんですが、これでも排他的経済水域の範囲を持っています。この地図から見ると、韓国や中国、ロシア、北朝鮮などさまざまな国家がいかに太平洋に利権を得るか、いかに太平洋に進出していくかというときに、日本がどれくらい邪魔になるのかというのを如実にあらわした地図なんですね。  ここではあまり触れませんが、今、憲法に関してさまざまな議論がされております。先ごろも政府が集団的自衛権の憲法解釈をいたしました。その中で常総市議会も今議会中に憲法改正に関しての意見書を上げるというような動きが進んでおります。我々は、今こそ本当に考えなければならないことが一つあります。この憲法の前文に何が書いてあるか。これは教育者としてもそうです、我々為政者としてもそうです。そして、皆さん行政マンとしてもそうだと思います。憲法前文に何が書いてあるか。平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して我らの安全と生存を保持しようと決意した、こんなことが書いてあるんです。実際、今、日本の隣国を見てください。平和を愛好しない、公正に欠け、信義に欠ける国があったらどうするんだ。今、北朝鮮ではことしに入って、何発実験と称したミサイル発射を行っているか、皆さん御存じでしょうか。もう既に13回も日本海に向け、現在ミサイルの発射を行っている状態です。そして中国、さまざまな問題を抱える中国ですが、中国というのは尖閣諸島にも絡む問題です。尖閣諸島の中で彼らは革新的利益という標榜で、この尖閣やチベット、そしてウイグルを取っていこう、武力に頼ってでも取っていこう、これはまさに中国が自分たちの利益に直結するところを武力によって進出していこうというところが掲げられています。もう一度言います。憲法前文には平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、我らの安全と生存を保持しようと決意した、こんなばかな憲法の前文があるんでしょうか。我々全員がそれをしっかりと認識をしていただきたいと思います。このような時だからこそ、今、日本の将来を担う子どもたち、これに歴史教育を含め、領土教育に力をいかに注ぐべきかというものを腐心して考えていかなければならないと私は思っているんです。  「蛍の光」という曲を御存じですか。これの4番があることを御存じでしょうか。今からちょっと歌わせていただきます。「千島の奥も沖繩も八洲の内の護りなり、至らん國に勲しく、努めよ我が背、恙無く」、そうなんです、本当に千島の奥も沖縄もすべてこの本州日本というものの一つを形づくっているところなんですよ。それが今の地図に省かれてしまうような現実は私は要らないと思う。そういうものを学校教育の中に掲げられているという現状を私は看過できない。この歌を通じて、我々が今何を祖先たちに訴えられているかというものを深く考えるべきなんだと私は思っています。すばらしい国をつくるということは、すばらしい常総市をつくり、すばらしいふるさとをつくる、まさにこれではないでしょうか。  もう一度教育長にお伺いをいたします。早急にこの日本全土地図、学校に掲げるのはもとより、学校教育のまさに現場である教室に掲げるよう強く要望いたします。御回答のほうをよろしくお願いいたします。 208 ◯議長(岡野一男君) 教育長。             〔教育委員会教育長山口 大君登壇〕 209 ◯教育委員会教育長(山口 大君) 金子議員の要望をしっかり受けとめました。あすからこれをやるという返事は私は今ここではできません。もちろんこの日本全図のすばらしさ、これは十分わかります。ですが、小学生がこの日本全図を見たときに茨城県がわからない、これでは使えないんですよ。ですから、今これまで使われてきた日本地図の有効性も私はそれは十分教育に資してきた、そのように考えています。ですので、日本全域、日本という地域を理解する、そういった意味での日本全図の使い方、これについては今後教育現場でも十分研究して、郷土愛、愛校心、それがゆくゆくは国を愛する気持ち、そのように育っていけるように、そんな子どもたちを育てていきたい、そのように考えています。 210 ◯議長(岡野一男君) 金子晃久君。 211 ◯1番(金子晃久君) 常総市に山口先生のような教育長がいていただくことを非常に誇りに思う一方でございます。実際、熊本県、岐阜県や熱海市などでも各学校、そして各教室にこの日本全土の地図を現在配置しています。ぜひその領土教育というものをどういうふうに考えるかというものを、本当に腐心して今後の日本を担う子どもたちに適切な教育、私が申し上げているすべてが適切だとは思わない方もいらっしゃると思いますが、そのような一つの角度があるということをここに明言をし、そしてまたすばらしい国、日本というものをしっかりと今後もつくっていく、取り戻していくということを私自身戒めとして今後も掲げていくということを明言いたしまして、質問を終わりにさせていただきます。ありがとうございました。 212 ◯議長(岡野一男君) この際、暫時休憩いたします。                 午後2時58分休憩    ─────────────────────────────────                 午後3時21分再開 213 ◯議長(岡野一男君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  11番茂田信三君。                〔11番茂田信三君登壇〕 214 ◯11番(茂田信三君) 11番の茂田です。通告に基づいて一般質問させていただきます。  第1点、JAの入札の件、第2点、PCBが常総市には未処分約220キロあるそうです。その2点について質問させていただきます。  前回の一般質問において、JAの政治倫理条例で、とても条例を尊重していると思えない答弁がありましたので、その後どうなっているかお聞きしたい。まず、お互いの会社と会社、また民間と官でも一緒ですが、大きな入札のときには会社の定款というのが必要だと思います。この会社は資本金でどのような体制で会社をしているとか、資本金どのくらいとか、それを添付してから取り引きをすると思います。  前回、これほど問題になっている議員の報酬、年間5万円をいただいている企業とは常総市は取り引きをしない、入札をかけないということで、JAは理事が約50万、その定款を変えないで一人だけが4万8,000円にしたと。これはどう見ても正常じゃないやり方ですよね。それに対して私どもが質問したら、前回の議会だよりを改めて見ますと、このように書いてあるんですね。「私どもが今回も当議員は農協請願の紹介議員になっているが、これも圧力をかけ、便宜を図ると思われる。金額の報告だけでは私は断じて認めることはできない」と。それについて、定款を提出してもらったのか、またそのことについて市長の姿勢を問うということを質問したところ、今回の改正は非常に厳格な内容で評価している。農協では理事会を開き、条例に抵触していない形で結論を得たと理解している。定款の提出は求めていない。全然これは答えになってないですね。非常に厳格な内容で評価をしている、市長、それに沿った回答を出さなければこれは骨抜きでしょうよ、まず。どうしてそこで言って後で条例に抵触してない形で結論を得たというのは、日本語がおかしいんじゃないですか。  前もお話ししたように、全員が4万8,000円だったら納得する、これはだれもそうですよ。また名前を出すとあれですが、前にそのような趣旨を発言した議員の方が、私はそう言ったんじゃないんだ、ゼロが望ましいんだと。4万8,000円もらっちゃいけないんだと。ゼロが望ましいと。良識のある方はそう思うでしょうね。4万8,000円というのはおかしいよね。×××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××× 215 ◯議長(岡野一男君) 茂田議員、個人的な名前とかそういうのは出さないでください。全体的な中で質問をしてください。 216 ◯11番(茂田信三君) わかりました。全体の中で質問しますから。  そういう方もいらっしゃるんですよね。だから、これはどうやってもおかしいですよ。疑義だらけですよ。その後どうなったのか。もしこのような条例があったにもかかわらずそのようなことをするならば、私どもの権利として当然倫理条例に、法律用語では提訴というんですけど、これは提訴ということでもないですが何と言ったらいいでしょうね。申し込みを行います、どうなっているか。せっかくそういう条例をつくって条例に違反というか、条例を守らない、遵守しないということは、そういう手段に出なければ動こうとしないですよね。何をもってそういうことを実践しないのか。だれかにまず圧力をかけられているのか、それをお聞きしたい。  よいとか悪いとか、それも聞きたいです。よいとか悪いとかの分別ができているのか。こういうことをしては悪いとか、悪いというか条例を守っていないとか、そういう理解する能力があるのか。理解する能力のない人に言っては無駄だと思いますが、大体そこに並んでいる方は私はある程度の能力、自浄作用というのはあるとみなしていますよ。  また、ここにもこう書いてあるんですよね。これがきょうの一番の勘どころですよ。次の質問で私どもはこう言ったんですね。この金額どうのこうのというより、3月議会でのある議員の、個人名を言わないようにと言われましたから、政治倫理とは金銭の問題じゃない、ぎりぎりのところで法律に触れていないから構わないというのはおかしい。そしたら、市長がこのように答弁しているんですね。市長や議員がみずからの倫理を正す、それには自分が自分を律しないことには政治倫理条例を制定した意味がないと言うんですよ。守らなければ制定した意味がないんでしょうよ。これは取り引きにおいて定款を提出するというのは常識ですよ。それは100円とか千円の品物を買うとかそういう場合は一々省略しますが、何百万とかで定款を提出しないというのはおかしいですよ。現に市役所の大きい工事の契約のときには定款が必要じゃないんですか。もし必要じゃないとしたら、これからつけなくちゃだめですよ。取り引きには定款が必要なんですから。お金を払えば領収書を切る、これは資本主義の社会活動においてイロハのイの字ですよ。お金を50円でも30円でも千円でも買ったならば、その代価として払ったならば必ず領収書をくれるんですよ。スーパーでも何でもレジでお金を通すとレジのレシートをくれるでしょうよ。それと同じですよ。市長、わかりますかね。それが一般の常識なんですよ。市役所だけが常識の外ということはないですよ、まず。これがもう一般常識なんですよ、社会の運営上。銀行だってお金を預かれば預かり証というのを書くでしょう。何月何日5万円預かりました、だれのだれべえと判こを押して。今度正式に通帳に入れましたと交換になりますと交換するでしょうよ。それについてお聞きしたい。  第2点目、PCB。アスベストばかり問題になっておりますが、PCBというすごい猛毒の薬があるんですよね。コンデンサーとかいろいろなものに入っている薬品です。これは絶対自然界では分解しないんですよ。昔、私が若きころ、会社へ勤めているときに鐘淵化学、今はカネカというんですが、その会社のカネミ油にPCBが混入しちゃったんですよ。いろいろな障害が出た赤ちゃんが生まれたり、神経障害を起こしたり。それから一躍クローズアップされてこれはいけないと。そういうことで法律ができました。  どうしてこれを一般質問にしたかと言うと、8月5、6、7日に私どもの会派創政会とメンバーは水野会長、会計が創政会風野さん、茂田、あと友和会会長中村博美さん、中村安雄議会運営委員長、岡野一男議長、その6人で室蘭に行って来たんですよ。これは風野さんの発案というか計画で。まず苫小牧の1,000ヘクタールの大規模な、今やっている常総市の62ヘクタールよりすごいスケールの大きいところの工業団地の視察。今度、一路移動して室蘭に行ったんです。その室蘭がまたひどいんですよ。ゴーストタウンなんです。全部シャッターで。歩いている方は少ないんです。ご飯を食べるといってもご飯を食べるところが少ないんですよ。常総市もこうなっちゃ大変だなとつくづく思いまして、よっぽど市長のかじ取り、執行部が勉強して、また議員の皆さんも一生懸命目を光らせて協力するところは協力して、だめなところはだめと言って、この市政に携わらなければ室蘭みたいになったら大変だなと6人で話して。それから、結構北海道はかかるんですよ、移動が。ちょっと行っても3時間ですから。  PCBのところでスライドを見せていただいて説明をいただいて、私かだれかが質問したんですよね。常総市にもあるんですか、現存しているんですかと。約220キロあるんですって、常総市にも。そのときにみんなに話したんです。そういう危険なものがまだ常総市にあるんじゃ、早く処分するように一般質問しますということでしたんですよ。これは常総市の倉庫とかにあるわけじゃないんですよ。常総市の各企業が県に提出して各企業が多分保存しているか、ぶん投げちゃったどうかわかりませんが、県の記録では220キロあると。これは法律があるんですよ。最初は28年までに必ず処分すると。ただじゃないんですよ、その処分が。お金がかかるんですよ。だがら、いきおいあした、あしたでずっと。法律ができたり問題になったのはもう40年近く前ですから。ずっと処分しないまま放置されているんですよ、どこにあるかわかりませんが。県ではわかっているそうです。それを一刻も早く市のほうで県に問い合わせて、そうすると企業がわかりますから。企業に処分するようにしなくちゃ、これはだめだなと。万が一破損して食料品とか田んぼとかに入ったらとんでもないことになりますから。  先ほど私と廊下で話した職員の方、何年か延長になったんですよと言うんですね。平成28年から39年とか何とか言っていました。ああそうなんて私は聞いていましたが、延長したからすぐやらなくていいという話じゃないですから。早急にそれは回答をお願いしたいと思います。  以上でございます。 217 ◯議長(岡野一男君) 答弁関係者の方、議場にお入りください。  これより答弁を求めます。総務部長。               〔総務部長岡田健二君登壇〕 218 ◯総務部長(岡田健二君) 茂田議員の1番、JAの入札の件について、政治倫理条例を尊重しているか大いなる疑問を感じるが見解を問うにお答えいたします。  本年3月の市議会定例会において改正されました常総市政治倫理条例に関しましては、市長もしくは議員、またはその配偶者等が関与する企業は市との契約を辞退しなければならないとする規定が厳格化され、その関与する企業の範囲について顧問料等その名目を問わず、市長または議員が年額5万円以上の報酬を受けている企業がその範囲に加えられたものでございます。  議員お尋ねのとおり、常総ひかり農業協同組合の理事として議員の方お一人が就任されていらっしゃるとのことでしたので、条例施行後に改正内容を農協へ説明したところ、その後に臨時の理事会が開催され、理事の報酬額が変更されたとのことでございます。報酬額につきましては、議員の御質問にありました農協の定款等を取り寄せ調べたところなんですけども、定款には記載がなかったために臨時の理事会の会議資料及び会議録を確認させていただきました。その結果、農協理事として受け取られる顧問報酬額としましては、条例に定める規定に抵触する金額ではないことから、引き続き農協との取り引きを継続しているところでございます。  以上です。 219 ◯議長(岡野一男君) 市民生活部長。              〔市民生活部長須藤一徳君登壇〕 220 ◯市民生活部長(須藤一徳君) 議員の2点目の猛毒のPCBの処理についてお答えいたします。  PCBは、熱に対して安定で電気絶縁性が高かったことから、以前は電気機器の絶縁油、熱交換器の触媒、ノンカーボン紙などさまざまな用途に使用されておりました。しかし、毒性が強く、食物連鎖などで人の体内に入った場合は蓄積し、濃縮され、人体に極めて悪影響を及ぼす物質であることがわかったことから、現在は製造が中止されております。また、PCBを含む電気機器等が廃棄物となった場合には、廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づいて適正に保管しなければなりません。さらに、平成13年に施行されましたポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法によりまして、PCB廃棄物を所有する事業者には保管状況の届け出と一定期間内に適正に処分することが義務づけられております。処分期限についてでございますが、当初ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法では、平成28年までとなっておりました。しかし、専門の処理工場のおくれ、微量PCB汚染危機等の存在が法施行後に判明したことにより期限内の処理が困難となったため、平成24年12月の同法施行令の改正によりまして、現在処分期限は平成39年3月31日までに延長されております。なお、PCB廃棄物の保管についての届け出等は都道府県の管轄であります。市内のPCB廃棄物の保管状況につきましては、茨城県に問い合わせましたところ、現在42の事業所等に保管されております。  以上のように、法律上、PCBにつきましては県の管轄でございますので、行政指導は県で実施いたしますが、市も県と連携して対応してまいりたいと考えております。  以上です。 221 ◯議長(岡野一男君) 茂田信三君。 222 ◯11番(茂田信三君) 2点目の答えはばっちりです。結構です。やっぱり39年までだね。さっき私が廊下のところでお会いした職員が言っていましたから。よく県と連携して。オーケーです。合格です。  今度は市長に答弁してもらうけど、さっきの答えは全然なってないね。さっきの部長の答弁なら、だれもが4万8,000円ということなんでしょう。私は会議録なんか必要とか言ってないよ。会議録で部長の言うのを百歩でも何歩でもいいや、譲ってね。そしたらだれもが4万8,000円でしょうよ。だれもが4万8,000円なの。そんなの答えじゃないでしょうよ。そんなので答弁だと思って納得すると思いますか。答弁というのは、市民生活部長が言ったのが答弁だろうよ。こういうのは時間の浪費というんだよ。  さっき質問をするまで全然力が入らなくてどうしようかなと思ったら、今の答えを聞いたら力が入るようになっちゃったよ。力が入らない、どうしよう、どうしようと思っていたのに。まず市長が話して。あなたはいいよ、市長に答えてもらうよ。あんなものを何回聞いたって同じだから。 223 ◯議長(岡野一男君) 高杉市長。                〔市長高杉 徹君登壇〕 224 ◯市長(高杉 徹君) 今回の政治倫理条例では、市長または議員が年額5万円以上の報酬を受けている企業がその範囲ということが位置づけられておりますから、この条例に違反していなければ取り引きはできるということで理解をしております。 225 ◯議長(岡野一男君) 茂田信三君。 226 ◯11番(茂田信三君) あと43分あるけど、それをずっと繰り返すの。私が同じことを言ってまた同じことを言うの。そうじゃないでしょうと言っている、私は。必ず会社には定款があるはずでしょうよ。ほかの理事も4万8,000円なの。それだったら私は納得すると言っているでしょうよ。小手先で、政治倫理条例で4万5,000円にしたらまた4万4,800円にするの。全員のことを聞いているんだよ、全員のこと。法律とか条例というのは万人に対してで一部に対して言うのは法律とか条例じゃないでしょうよ、まず。日本国憲法だって18歳以上といったら18歳以上の方、何かで体の都合で該当しない方も中にはいるから、そういうのは別にして、普通の人は18歳以上といったらだれもが該当するんだよ。今回はだれも該当してないじゃない。そんな小手先でちょこちょこやっていいものなの。  60分でしょう、時間は。35分を引くと何分か、残っているのが35分か。こうやって頭だって変になっちゃうよ。そんな変な答えをするからこっちだって変になっちゃうよ。60から35を引くのがわからなくなっちゃって。発言残時間と書いてあるんだな、わかった、わかった。あと残り時間を同じことをやっているの。またやって、またやって。前回から言ったんでしょうよ。〔「議長、動議」と呼ぶ者あり〕──何で動議なの。 227 ◯議長(岡野一男君) 一般質問の途中ですが、どのような動議ですか。 228 ◯9番(吉原光夫君) 今の茂田議員の質問というのは、質問という範囲からかけ離れていると私は思います。質問というのは何をやってもいいということではない。常総市議会の会議規則の中にもあるように、思想、市の行政全般について市長、あるいは執行部に対して質問するというのが質問です。それからかけ離れているもの、個人的なもの、そういうのは私は質問ではないと、そんなふうに思っております。大体聞いておりますと、農協のことを聞いたり、あるいはある議員というのは個人を指しているんですよ。農協のことを何でここで質問するんですか。農協の内容をだれも答えられないでしょう。質問の範囲からかけ離れているんですよ、これは。倫理というのは、個人個人の…… 229 ◯議長(岡野一男君) 吉原議員、これは議事進行上の動議なんですか。 230 ◯9番(吉原光夫君) この質問に対しての動議です。 231 ◯議長(岡野一男君) 質問に対しての動議ですか。 232 ◯9番(吉原光夫君) 直ちに一般質問はどういうものかということを審議してくださいよ。 233 ◯11番(茂田信三君) 議長、当事者がこういうのを言うのはおかしいよ。 234 ◯議長(岡野一男君) ちょっと待ってください。ただいまの吉原議員の動議の内容は、議事進行の件とはちょっと離れていると思いますので、議事進行につきましては私のほうから茂田議員に申し上げますから。  茂田議員、先ほどもお話ししましたように…… 235 ◯9番(吉原光夫君) 質問に対しての内容に何を言ってもいいわけじゃないでしょう。こんなのを許しておいていいんですか、議長。個人的なことを質問の範囲内を超えていることを許していいんですか。あなたがきちっと調整しないから今までいろいろな問題が起きるんですよ。質問というのは、わかっているんですか、議長。 236 ◯議長(岡野一男君) 吉原議員、起立してお願いします。 237 ◯9番(吉原光夫君) 質問というのは、先ほども言いましたように、何を言ってもいいということではないんですよ。これは、当然質問の範囲というのは決まっていますよ。市の行政全般に対して質問するというのが質問です。それの範囲を越えた場合、あるいは個人的なことを質問した場合、それは質問じゃないんです。それをちゃんと整理するのが、議長、あなたの役目でしょう。何を言ってもいいんですか、ここでは。ちゃんと調べてくださいよ。常総市の市議会規則の中にきちっと書いてありますから。そういうことを許していたのでは、この市議会は秩序もなくなる、品位が落ちる、どうにもならない議会になりますよ。ですから、直ちにこれを中止して、皆さんで審議していただくことを私は要望します。 238 ◯議長(岡野一男君) この際、暫時休憩いたします。                 午後3時52分休憩    ─────────────────────────────────                 午後4時12分再開 239 ◯議長(岡野一男君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  茂田議員、一般質問を継続してください。 240 ◯11番(茂田信三君) 何を言うか忘れましたよ。議長に、皆さんおわかりにならない方もいるようですが、人の質問をとめたりすることはできないんですよ。まずよっぽどの差別発言、また人身に対する中傷、私どもが話しているのは議会の倫理条例についてここで質問をしているわけですよ。アメリカのサンフランシスコの話じゃないんですよ。ウクライナの話じゃないんですよ。常総市の条例について一般質問をして、どうして私が的外れているんですか。議長に言われるのでしたら、指摘を受けるのでしたら、これは議長というのは議会の整理権を持っていますから。今度、議長もそういう場合はそういう方を無視して議事進行をお願いします。じゃないと、ぷっつんしちゃうと何を言っているかわからなくなっちゃいますから。  ××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××  ということで市長、幾らやっても、私がさっき35分とか言ったのは、同じなんですよ、幾ら言っても前回と同じで。議長ともさっき控室でお話しして、茂田さん、幾ら言っても同じで茂田さんの言うことはわかると。聞いているほうだって嫌になっちゃうでしょうよ。また、それはおかしいだろうとまた戻って、またおかしいだろうって。35分やらなくちゃなりませんから。  私は、これは条例で一人の議員だけクリアすればいいと書いてないんですよ、あの条例には。当該議員と書いてあるということは、今議長とお話ししましたが、当該議員でいるということは全理事にも当てはまるんですよ、あれ。一人だけ小手先を変えればいいという問題じゃないんですよ。もしそれで認められるならば、そこにただし書きを書けば私は一切反論もしないし、異議も申し立てないですよ。どういうただし書きかというと、ただしその議員だけが5万円以下であれば結構ですと。どこを見ても書いてないんですよ。それは、当然大いなる疑義を持つわけですよね。  また名前を出すと名前を出さないでくれとなるから、事務局の前である議員の方がこのように言っていました。やっぱり市と契約する以上は定款に金額も、それが争点なんでしょう。倫理条例の争点というのは、5万円以上もらっている議員のいる企業とは取り引きは議員をやっている間はしないというのが争点なんでしょうよ。当然、市長から、あと総務部長からJAのほうへ申し立てるのは当然でしょう。そういうことに載っているんだから、そのように言って、指導義務というのがあるはずですよ。ただ向こうから出されて会議録で一人が4万8,000円だから。聞かなかったんですか、まず。それをお聞きしたいよ。だれもが4万8,000円になったんですか。普通聞きますよね。それが争点なんですから。総務部長に、市長に、担当者、だれもが4万8,000円ですかと聞くのが当然でしょうよ。こっちは入札をかけるんですよ。入札をしてくださいと呼びかけるんですよ。立場上、これをやるのが職責に値するでしょうよ。そして、一人だけですと言ったらこれはおかしいんじゃないんですかって。まず、理事の8人とか9人とか、人の会社、企業の、うろ覚えでわかりませんが、何人か知りませんが、大体定款にかかわらず理事何名、給料幾らと。ちょこちょこ変えるのは定款じゃないですよ、思いつきとその場しのぎで5万円の下で4万8,000円でいいだろうと。そういうのは一流企業のすることじゃないですよ。今はモラルハザードっていつも叫ばれているでしょうよ。
     私ども、政治倫理条例委員は何をやったんですか、何回も何回もやって。委員の方も今言っていましたよ、私ら何やったんだって。これは話したって無駄なんでしょう。多分、市長にしても、私の顔、ちょこっと目で合いましたね、部長。部長でも頭の中ではわかっていますよ、絶対。こういうことじゃまずいんだなって。  市長と部長に聞いてみる。こういうやり方でいいか悪いか答えてくれますか。あと、よい分別であるかと、2点まず聞きますよ。何を聞いているかわかるでしょう。一人だけ4万8,000円であとの人が現状で、それでいいのかどうか、正しいか。あと、これほど問題になっていることで定款を提出しろと、定款に入っていないというので、それで取り引きしていいのかどうか。それを二人にお聞きしたい。 241 ◯議長(岡野一男君) 高杉市長。                〔市長高杉 徹君登壇〕 242 ◯市長(高杉 徹君) 茂田議員、今回の事案については、当該議員についても、あるいは農協についてもこの政治倫理条例には違反しておりません。 243 ◯議長(岡野一男君) 茂田信三君。 244 ◯11番(茂田信三君) 私は違反しているとかしてないじゃなくて、これで正しいのか正しくないのかと聞いたんだよ。一般常識に照らしてみて。ある議員と言うからね、ある議員が言ったでしょう。政治倫理条例というのは倫理なんだって。自分でも言っているでしょうよ。自分でも言っているでしょう、ここで。  今回の改正は非常に厳格な内容で評価をしている、農協では理事会を開き、条例に抵触しない形で結論を得たと理解していると。厳格だったらこの答えが理解なんかできているわけないでしょうよ。最後に言っているでしょうよ、市長や議員がみずからの倫理を正すって。それには自分が自分を律しないことには政治倫理条例を制定した意味がないって。制定した意味がないでしょうよ。自分で言って全然違うんじゃないの、答弁と。私がまず聞いたのは、正しいか正しくないかと聞いたんだよ。正しいと言うなら私は私で考えがありますから。そういう判断の持ち主とはどのようにつき合うかというのを今後変えなくちゃならないから。言ってくれる、二人。 245 ◯議長(岡野一男君) 高杉市長。                〔市長高杉 徹君登壇〕 246 ◯市長(高杉 徹君) 問題は二つあるわけですよ。一つは条例に違反していないかどうか、これについては違反はしておりません。それからもう一つ言ったことについては、個人の判断が、政治倫理条例というのは自分で自分を律するものですから、それが先ほど茂田議員がおっしゃられたように、これは一般社会から見てどうかということは、それはそれぞれの方が自分で判断をするわけです。 247 ◯議長(岡野一男君) 茂田信三君。 248 ◯11番(茂田信三君) じゃあ、あの自分の言っていることと行いは違うんですか。厳格でいいと言っておいて、最後は個人の判断と。どうしてまず定款を求めないのか。定款に金額が書いてなければ入れさせればいいでしょう。それを聞きたいよ。 249 ◯議長(岡野一男君) 高杉市長。                〔市長高杉 徹君登壇〕 250 ◯市長(高杉 徹君) 定款の提出は求めました。定款には報酬は記載されておりません。したがって、報酬が記載されているものを書類として取り寄せて確認をしておりますから、問題はありません。 251 ◯議長(岡野一男君) 茂田信三君。 252 ◯11番(茂田信三君) これで最後にするからね。もう言っても無駄だから。  あと2回だな。片方が50万前後で、上いってないから50万弱、片方が4万8,000円で何とも疑義を感じなかったかな。それをまず聞いてくれますか。 253 ◯議長(岡野一男君) 高杉市長。                〔市長高杉 徹君登壇〕 254 ◯市長(高杉 徹君) ですから、そういうレベルについては、それぞれの個人が判断するものと思います。 255 ◯議長(岡野一男君) 茂田信三君。 256 ◯11番(茂田信三君) 市長、一般質問で私は個人的なことを聞いているんじゃなくて、そういうのは詭弁というんだよね。私が聞いているのは感じなかったか感じたか。その感じた4文字、感じない5文字、それで言ってよ。どっちかで。 257 ◯議長(岡野一男君) 高杉市長。                〔市長高杉 徹君登壇〕 258 ◯市長(高杉 徹君) その点について、私がどう感じるかということについては、私は答える必要はないと思います。 259 ◯議長(岡野一男君) 茂田信三君。 260 ◯11番(茂田信三君) もうこれ以上話してもだめだからね。ほかの人も嫌になっちゃうから何回も聞いていてね。この話はしない。  以上でいいですよ。 261 ◯議長(岡野一男君) 以上で終了ですか。〔「はい、もう無理だもん」と呼ぶ者あり」〕  吉原議員。 262 ◯9番(吉原光夫君) 先ほど私もちょっと勘違いしておりましたので、会議途中で動議を提出しましたけども、改めて動議を提出させていただきます。  提出理由を述べてもよろしいですか。 263 ◯議長(岡野一男君) もちろんそうですね。 264 ◯9番(吉原光夫君) 先ほど申しましたように、一般質問というのは何を言ってもいいというものじゃないと私は思っています。質問の範囲というのは、やはり市の行政全般について市長及び執行部に対して質問をすることが質問の範囲内です。個人的なこと、それから離れたことというのは質問ではないと私は思っています。これは、きょうこのごろ始まったことではないんですよね。前回の6月議会も全く同じようなことを質問の中で発言しております。議会としては、こういうことをこの際きちっとしておかないと、何でも自由に発言できるというようなことになってしまうのではないかと私は思います。どんどん議会の秩序、そして品位というのがますます失われていくんじゃなかろうかと、そんなふうに私は思っているところでございます。市民から見たら、議会は何をやっているんだと、そう言われても私はおかしくない状態ではなかろうかと思っております。  この発言については、大事なのは、よく聞いてくださいよ。ここで発言されたものが議事録にそっくり載ります。議事録に載ります。その議事録をもとにして議会だよりはつくられます。ですから、この場で訂正しないと全部議事録に載ったものが議会だよりに書かれるんですよ、どんなことでも。これは、当然議会だより編集委員会がちゃんと精査してやってくれているんでしょうけども、前回の議会だよりを見て、私は農協の役員をやっています、先ほど言っているのは私のことを言っていますからね。農協では大きな問題になっています。 265 ◯議長(岡野一男君) 動議の内容はどういうことなんですか。 266 ◯9番(吉原光夫君) 具体的になりますけども、農協の報酬というのは理事会で決定するということになっています。幾ら幾らというのは決まっていません。毎年理事会にかけて報酬は決まります。そこで決まったものが、たとえだれが幾らであろうと理事会で決まったものはそれで決定されるんです。ですから、何でその理事会で決まったものを市会議員だからといって幾らだと言われる筋合いがあるんだと、そういう意見が出ています。  それは別にしましても、ここで言った文言がそっくり議事録に載るわけですから、それがまた議会だよりに載る。前回の紙面を見てくださいよ。私は思いますよ。この紙面を利用して個人攻撃ですよ、全く。卑劣なやり方です。私はそんなふうに思っています。  そういうことで、本当に市民というのは議会を知るのは議会だよりを見ているんですよ。 267 ◯議長(岡野一男君) 吉原議員、どのような内容の動議なんでしょうか。具体的に上げてください。 268 ◯9番(吉原光夫君) こういうことは、議会の中で何を言ってもいいことでなくて、こういうことを節目として、やはり正常な議会に戻したらよろしいんじゃないかと。これは議会の中で何を言ってもいいということはないんですよ。ルールが守られていないでしょう。ですから、きちっと議会のルールに合った正常な議会に戻してほしいと私は言っているんですよ。そういうことを望みます。 269 ◯議長(岡野一男君) 議会進行につきましては、これから全協の中でも検討課題としていきます。ですから、今の議会進行というのは、議長のほうに要望という形で私は受けとめておきます。動議はまだ成立しておりません。どのような趣旨の動議ですかというふうにお尋ねしたんです。 270 ◯9番(吉原光夫君) 一般質問の内容が質問の範囲を超えている、こういうことを許しておいてよろしいんですかと。それに対して私は動議を提出しているんです。 271 ◯議長(岡野一男君) 吉原議員、これは動議の内容というよりは議会進行にかかわる問題ですから、議員全員協議会の中でみんなで検討していく課題であるというふうに思います。ですから、これは全協の中で皆さんと一緒になって協議していきましょう。    ─────────────────────────────────  散会の宣告 272 ◯議長(岡野一男君) 本日の一般質問はこの程度にとどめ、散会といたします。                 午後4時34分散会 当サイトのコンテンツ(文章、画像、図表)は、常総市議会の著作物です。無断で複製、転載することを禁止します。 Copyright (c) Joso City Council Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...