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常総市:平成25年第4回定例会(第3号) 名簿 開催日:2013-09-10
常総市:平成25年第4回定例会(第3号) 本文 開催日:2013-09-10

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  1. 常総市議会 2013-09-10
    常総市:平成25年第4回定例会(第3号) 本文 開催日:2013-09-10


    取得元: 常総市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-12
    本文へ移動 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1              〔議長岡野一男君議長席に着く〕  開 議 ◯議長(岡野一男君) 皆さん、おはようございます。  御報告申し上げます。ただいまの出席議員数は15名であります。    ─────────────────────────────────                 午前10時02分開議 2 ◯議長(岡野一男君) これより本日の会議に入ります。  議事日程第3号により議事を進めます。    ─────────────────────────────────  日程第1 一般質問 3 ◯議長(岡野一男君) 日程第1に入ります。  先日の会議に引き続き一般質問を行います。通告順に従いまして発言を許します。  なお、質問並びに答弁は簡潔明瞭に行うよう、議事進行に御協力を願います。また、質問中並びに答弁中は私語を控えていただき、議場の秩序維持に御協力をお願いいたします。  最初に、5番倉持 守君。                 〔5番倉持 守君登壇〕 4 ◯5番(倉持 守君) 皆さん、おはようございます。5番倉持でございます。早朝よりの傍聴ありがとうございます。  3日前は、東京オリンピック招致決定しまして、日本にとって非常に喜ばしいニュースでございます。東京オリンピックに向けて日本の経済再生、そして雇用、観光すべてにおいて期待がされると思っております。この常総市においても、圏央道の開通、それに伴って圏央道インター付近の開発、これも東京オリンピック決定したわけでございますので、早急にオリンピックに向けてインター開発もやっていかなければならないと考えております。  そしてまた、話は変わりますけども、ことしは異常気象ということで、各地で川の氾濫、そしてまた近くでは越谷市、野田市、栃木県においては竜巻災害、非常な被害がありまして、大変だったと感じております。でも、この常総市においては災害、被害もなく、稲の刈り入れ等が行われ、安堵している次第でございます。この米作に関して、私はきょうの一般質問菅生沼黄金地帯の評価額、課税額の見直しについて質問をさせていただきます。  この質問は、6月議会、中村安雄議員のほうから出ておりまして、非常に私も菅生の市民として痛感しておる次第でございます。それにも増して、この質問の後、菅生の市民の方から、倉持、この質問、中村さんのは非常に菅生にとってはよかった、そういう関係で、倉持、何とかこの税金の見直しに対しても早めにやるようにというお話もいただきまして、本日の質問にさせていただきました。  前の質問でございますけども、これは中村さんの中にあったように、この菅生沼黄金地区、これは国交省の河川敷の遊水池になっております。この遊水池、約180ヘクタールが菅生の人の耕作になっております。そして、守谷市の耕作者が200ヘクタール、そして野田市の方もここに耕作をしております。菅生の方は500名余り、500件が耕作農家としてここでやっておるわけでございます。
     思い起こせば、昭和30年近く、30年ごろだと思いますけども、私、この菅生の地で生まれ育っておりますので、いろいろ考えますと、今までに三度か四度、この水田に水が入った記憶がございます。私が幼少のころの記憶だと、この浸水に関してはどこから流れたか私もわかりませんけども、家屋、そして家畜、牛、豚等も水の中に入っていた記憶がございます。このように、昔は大変な災害でございました。その後、土地改良区が設立され、越流堤建設も終わって、この菅生沼黄金地区、非常に耕作地帯、田んぼとしては大変よくなりました。  その中においても、やはり税金の面から比較しますと、守谷市が1,000平米、約1反目868円、常総市は1,582円ということで、712円の差が出ております。私は考えまするに、遊水池ということで、この税金はやはり守谷も常総も条件が同じではないかと考える次第でございます。この常総市においては、旧水海道時代、平成3年、平成6年に1万、また1万という2万の課税を、見直しのときに値上げをしております。私、考えるに、やはりこの見直し、ちょっとおかしかったのかなという感じをいたしております。なぜならば、先ほど申し上げましたとおり、ここは遊水池になっており、やはり今までの過去の例からして何度か浸水に侵され、米が取れなかったことがあるわけでございます。この値上げに対しても、そのときそういう議論がなされたのかどうか、私は今つくづく感じておる次第でございます。  この点におきまして、税金の見直し、これをやはり、今度の見直し時期は27年かと思いますけども、それまでには見直しを決定していただくようにここに強く、一般質問で質問させていただきたいと思います。答弁のほう、よろしくお願い申し上げます。 5 ◯議長(岡野一男君) それでは、答弁関係者の方、議場にお入りください。  それでは、これより答弁を求めます。総務部長。               〔総務部長門井信夫君登壇〕 6 ◯総務部長門井信夫君) おはようございます。それでは、ただいま議員のほうから御質問がございました黄金地区の課税の見直しについて、御答弁をさせていただきます。  今、議員のほうからもお話がございましたように、本年6月の議会におきまして中村議員からも御質問がございました。その際、関係市の状況等を調査し、精査をさせていただくというようなことで御答弁をさせていただいているところでございます。  この黄金地区の農地につきましては、利根川の遊水池でございまして、増水に伴う河川の氾濫・洪水防止のために一時的に貯水をしておくという施設でございます。遊水池が所在する市につきましては、常総市を含めまして守谷市、野田市、我孫子市、柏市ということで、5市が土地を所有しておるわけでございます。その評価方法につきまして調査をいたしましたところ、各市の遊水池の地目の認定につきましては、登記上河川区域と記載があるなしにかかわらず、現況の地目でございます田んぼ、畑ということで認定をしているところでございます。  また、各市の遊水池の評価単価額につきましては、柏市が平米当たり77円から111円、我孫子市が平米当たり74円、野田市が平米当たり79円、守谷市が平米当たり62円、常総市につきましては平米当たり113円ということになっておりまして、平成9年度から据え置きでこの価格となっているところでございます。  標準単価額の算出につきましては、各市とも国の定める固定資産評価基準に基づきまして、標準的な土地の価格を参考にし算出をしておりますので、当市と同様に算出がされているところでございます。  常総市とほかの4市との違いでございます。評価単価額でありますので、黄金地区の農地が適正な価格で評価されているかを精査するため、平成25年度・26年度は、27年度に行われます3年ごとの評価がえに向けての準備期間でございますので、今年度において不動産鑑定士に鑑定を依頼いたしまして、価格の見直しの必要性を判断したいと考えております。 7 ◯議長(岡野一男君) 倉持 守君。 8 ◯5番(倉持 守君) 答弁ありがとうございました。不動産鑑定士に、25年・26年度に依頼して再鑑定ということを答弁の中でいただきましたけども、不動産の鑑定、私ちょっと疑問を抱くところがありますので、そのときに追加事項として、これは遊水池としてという条件を不動産鑑定士にも言ってもらいたい、これは私からの要望でございますけども、そのようなつけ加えがないと、やはり一般的評価不動産鑑定がなされるおそれがあると思います。この点を含めて、ことし、来年の評価のときにはぜひその点を強く要望していただきたい。  そしてまた、こういう結果が出ておりますので、この点、質問、市長にお伺いしたいと思いますので、市長のほうはこの評価額の見直し、そしてこの菅生沼黄金地帯の減額、これから27年度に向けてどう考えているか、お聞かせをいただきたいと思います。よろしくお願いします。 9 ◯議長(岡野一男君) 高杉市長。                〔市長高杉 徹君登壇〕 10 ◯市長(高杉 徹君) この問題につきましては、6月議会で中村議員からも指摘をされております。特に、お隣の守谷市と比べて倍近い価格差ということが、私は常総市民にとっては非常に大きな、公平性の観点から、特に何とかしてほしいという声が強くなるのは当然だと考えております。ですから、27年度に評価がえがあります。そのためには、もう今年度からきちっとした見直しを含めた、これは調査をしなければなりませんので、先ほど言われました遊水池という視点も当然勘案をしながら、この土地の評価についてきちんとした不動産鑑定士を入れて検討をしていきたいと思います。 11 ◯議長(岡野一男君) 倉持 守君。 12 ◯5番(倉持 守君) ありがとうございました。市長のほうの意見も、この評価に対して強く私、先ほど言ったように遊水池ということも言っていただくということは、これから期待できると思いますので、この質問に対してはこれで終わりにしたいと思います。ありがとうございました。 13 ◯議長(岡野一男君) 続きまして、次の質問に移りますので、答弁関係者の方、入れかえをお願いいたします。  倉持 守君、次の質問にお移りください。 14 ◯5番(倉持 守君) それでは、2点目の質問に入らせていただきます。予約型乗合交通利用状況と今後の運営のあり方について問いたいと思います。  1番目の質問として、乗合交通利用状況、私、市のホームページを見せていただきまして、約100人ぐらい、平成21年10月から乗合型交通が利用されているようでございますけども、当初、何カ月かはなかなかその水準には達しなかったけども、100人ぐらいの人数が利用されていることだけを確認しました。その点を含めて、この利用状況、詳しくお答えいただければと思っておりますので、よろしくお願いします。 15 ◯議長(岡野一男君) これより答弁を求めます。企画部長。               〔企画部長岩瀬勝彦君登壇〕 16 ◯企画部長岩瀬勝彦君) おはようございます。それでは、倉持議員の御質問にお答えをいたします。  予約型乗合交通ふれあい号の利用状況につきましては、平成25年8月末現在で運行当初からの累計で延べ9万600人の方に御利用いただいておりまして、1日当たり平均で97.5人、1便当たり2.03人となっております。この数値は、県の交通対策室の話では、運行方法は異なるものの、県内でデマンド交通を運行しております21自治体での平均が1.5人程度となっておりますので、当市は平均よりも上回る数値となっているということでございます。  次に、利用者の目標値でございますが、平成21年度に常総市地域公共交通総合連携計画を策定した際に、1日当たり120人程度の利用者を目標といたしました。これは1便当たりにしますと2.5人となります。利用状況を見ますと、1日当たり120人を超える日も週に数日はございますが、平均いたしますと目標値には届いていない状況でございます。目標値に到達しない理由といたしましては、目的地や乗降場所がそれぞれ乗る方によって違うことや、1時間ごとの運行となるため、無理な予約を入れると1時間以内で回ることができなくなってしまうことなどが挙げられます。  以上でございます。 17 ◯議長(岡野一男君) 倉持 守君。 18 ◯5番(倉持 守君) ありがとうございました。今の状況を聞きまして、120人が目標ということ、目標は確認できました。そしてまた、1日当たりにしますと97.幾つということで、ちょっと足りないかなとは思っておりますけども、この利用状況でございますけども、利用状況の前に、要するに利用券ですか、利用券の購入、ホームページの結果を見ますと利用者のほとんどが医者通い、病院に行くということが大半以上でございます。この利用者の中で、ちょっと質問の方向が変わりますけども、利用券を買っている世帯というのがわかれば教えていただきたい。要するに私考えるに、同じ利用者がずっと長く持続しているのかなという感じもしますので、この点をちょっと確認できれば、その人数じゃなくて、100人という1日の人数はわかりますけども、それが同じ人で、違う人は利用できないんじゃないか、利用していないんじゃないかという疑念があるわけでございます。そうすると、世帯で、どのような世帯、何件ぐらいの世帯がこの利用券を買っているか、それをちょっとお聞きしたいと思います。 19 ◯議長(岡野一男君) 企画課長。 20 ◯企画課長増田哲也君) お答えいたします。  今、倉持議員がおっしゃったように、いろいろな方がいるわけですけども、世帯については残念ながら統計をとっておりません。ただ、昨年度1年間の運賃収入というのが433万5,000円ございました。これは人数に換算しますと1,734人分でございました。統計的にはこれしか持ってございませんので、すみません。 21 ◯議長(岡野一男君) 倉持 守君。 22 ◯5番(倉持 守君) わかりました。統計的に、一千五百何人という統計は出ているそうでございますけども、1世帯当たり、一人にするとやはり1,500世帯かなという感じもします。そして、拡大するのは、次の質問でやらせていただきますけども、この利用に関して、私はやっぱり一方通行ではなかろうかと、要するに世帯割でもこれからある程度データの把握をしなければならないかという感じをしております。初めの質問は利用ということでお聞きしたので、これで終わりにして、2の質問に入ります。  2番目の質問は、どうすれば利用しやすくなるか、どのような改善策を行っているか、この2点について質問させていただきます。よろしくお願いします。 23 ◯議長(岡野一男君) 企画部長。 24 ◯企画部長岩瀬勝彦君) ただいまの御質問にお答えをいたします。  予約型乗合交通の運行の際には、全世帯に保存可能な公共交通のリーフレットを全戸配布いたしました。そして、各自治区長宅へ全職員が直接訪問し、制度の説明も行いました。その後は、広報紙やホームページを活用して情報提供を行っております。今月の9月号にも掲載しております。また、そのほかに地域の介護予防教室等にも出向きまして、ふれあい号の制度説明及び登録申請の受け付けも行いました。また、シルバークラブ連絡協議会の定期的な集会におきまして、社会福祉協議会の協力のもと、担当職員が制度説明を行うなど、市民への周知を図ってまいりました。  なお、現在の登録者数は6,472人で、人口の1割程度でございまして、新規登録者も毎月約30人ずつ増加している状況でございます。しかし、まだまだ市民への周知は十分とは言えませんので、地域の皆様方から御要望いただければ、こちらから現地に赴いて積極的に制度説明を行っていきたいと思っております。  それと、予約が取りづらいという意見もございまして、そちらの改善策といたしましては平成23年度にお昼休みの時間帯の車両数の減少に対応するために1便を増便いたしました。これにより以前よりも予約が取りやすい状況になりました。  以上でございます。 25 ◯議長(岡野一男君) 倉持 守君。 26 ◯5番(倉持 守君) ありがとうございました。今の答弁で1便増加したというお話を伺いまして、そうすると合計7台ということ、1日使用しているわけでございます。そして、先ほど市民への皆さんの周知ということで、私もこの質問に当たり考えておりましたけども、やはり保存版、これは必要かと思いました。そういう結論、答弁をいただきまして私も安堵しております。要するに、この利用する方、インターネット、ホームページでは非常に詳しくQ&Aで答えておりますけども、実際利用する方は、データを見ますとやはりお年寄りの方が多いかと私も思います。そしてまた、病院に通う方が多いかと思います。その点を含めて、今の周知、徹底した周知で皆さんに知っていただくということは非常によかったかなと思っております。  そしてまた、1便の増加、これに当たりまして、今までの予算よりは増加だと思います。この点、どんなふうにお考えになっておりますか、予算的なことは。御答弁よろしくお願いします。 27 ◯議長(岡野一男君) 企画課長。 28 ◯企画課長増田哲也君) セダンタイプですと、1台増便しますと大体400万円ぐらいの経費がかかると思います。──間違えました。480万円でした。すみません、申しわけございません。 29 ◯議長(岡野一男君) 倉持 守君。 30 ◯5番(倉持 守君) 今、セダンタイプというお答えでしたけども、7台のうち乗合型の、バス型というか、ワゴン型と乗用車の形態は何台と何台になっておりますか。 31 ◯議長(岡野一男君) 企画課長。 32 ◯企画課長増田哲也君) セダン型が4台、ワゴン型が3台となっております。 33 ◯議長(岡野一男君) 倉持 守君。 34 ◯5番(倉持 守君) 統計ではどちらのほうが利用しておりますか。 35 ◯議長(岡野一男君) 企画課長。 36 ◯企画課長増田哲也君) どちらが多いかという統計は特に持っておりませんが、順番に空いている便を回しますので平均化されていると考えております。 37 ◯議長(岡野一男君) 倉持 守君。 38 ◯5番(倉持 守君) わかりました。それでは、違う方向から質問させていただきます。  この時間帯の利用ですけども、時間帯では市民の皆様から時間がちょっと短いとか、そういうお話は聞かれておりますか。その点お答えください。 39 ◯議長(岡野一男君) 企画課長。 40 ◯企画課長増田哲也君) 朝は8時から運行しておりますが、最後が4時の便ですので、5時あたりまで運行してほしいという話はこちらに参っております。 41 ◯議長(岡野一男君) 倉持 守君。 42 ◯5番(倉持 守君) わかりました。5時まで、できれば検討して、市民の要望にこたえていただき、利用できるような方向でやっていただければと思っております。  また、土日の利用ですか、その点についてもお聞きしたいと思います。 43 ◯議長(岡野一男君) 企画課長。 44 ◯企画課長増田哲也君) 現在は土日は運行しておりませんが、特に土曜日ですね、土曜日は運行してほしいという声はたまに来ております。 45 ◯議長(岡野一男君) 倉持 守君。 46 ◯5番(倉持 守君) ありがとうございます。やはり、120人の予定、目標をしておりますので、市民の皆さんの要望にこたえて、できれば時間、延長1時間、それから土日の運行、それも入れれば120人の利用目標には達するかなと私思っておりますけども、この点はどんなふうに感じていますか。 47 ◯議長(岡野一男君) 企画課長。 48 ◯企画課長増田哲也君) 全体的に、例えば皆さん、市民の方々の要望としては予約が取りづらいということでございますので、例えば考えられるのは、増車、あるいは時間の延長、あるいは土日の運行ということになりますが、協議会に諮って、この中にはタクシー業者やいろいろな関係団体の方々が入っておりますので、そういった協議会の場で今後協議してまいることといたします。 49 ◯議長(岡野一男君) 倉持 守君。 50 ◯5番(倉持 守君) ありがとうございました。目標達成、一応目標基準を定めてあるものですから、できるだけ市民の要望にこたえて、目標に向かってやっていっていただきたいと思います。  そしてまた、この目標に対して、これから財政負担がなされるかと思いますので、最後に市長にお聞きしますけども、市長はこの120人、もっと要望があれば、もっと私はふやしてもいいかなと思っておる次第でございますけども、予算的配慮はこれからしていくつもりはありますか。その点お答えください。 51 ◯議長(岡野一男君) 高杉市長。                〔市長高杉 徹君登壇〕 52 ◯市長(高杉 徹君) 私の政策の柱の一つに、公共交通機関の充実ということが掲げてあります。前議会で否決はされてしまいましたけれども、その中の一つとして、私は当初市内循環バスも含めて高齢化社会の中で病院に通ったり、あるいは買い物に通ったり、公共施設に通ったりということで、これからだんだん高齢者がふえていく中で、やはり公共交通機関、充実させていく必要があると今でも考えております。その一つの方策として、今既に実施されているデマンド交通についても、私は充実させる方向で積極的に考えていきたいと思っておりますので、例えば時間帯の延長であるとか、あるいは土曜日の運行であるとか、協議会の中で議論として挙げていきたいと思っております。 53 ◯議長(岡野一男君) 倉持 守君。 54 ◯5番(倉持 守君) ありがとうございました。前向きな姿勢、ありがとうございます。  そしてまた、執行部にお尋ねしますけども、Q&Aの中で出ております、常総市以外の利用、この点についての協議はなされておりますか。その点をお聞かせください。 55 ◯議長(岡野一男君) 企画課長。 56 ◯企画課長増田哲也君) 現在行っております乗合交通は、区域内運行と申しまして、常総市に限定して運行しております。これは、他市においてもほとんど市内を運行しているんですが、たまに違う例がありますのは、そこの市民がある隣接する市の例えば医療機関等に行くことが多い場合は、特別そういったものも運行している場合もあるようです。 57 ◯議長(岡野一男君) 倉持 守君。 58 ◯5番(倉持 守君) わかりました。今の他市に行く場合の運行でございますけども、今の乗合型交通、常総市内ということが限定ということで、これは了解しました。他市の病院に行きたいという方もいるわけでございます。ちょっと話がずれるかもわかりませんけど、私は他市に行く場合、これ、1台当たり、一人当たりの算出を──他市じゃなくて、今の利用を算出しますと、大体1,500円ぐらい一人頭でかかるのかなという積算を自分なりにしましたけども、他市に行きたい人だったら1,500円、それぐらいの今度補助金、今の乗合型とはちょっと話がずれると思いますけども、他市に行きたい方、病院に行く方には補助金なりの検討もこれから検討課題ではなかろうかなと、これは私、思っているだけでございますけども、今企画課にこの点を質問してもちょっとおかしいかなと思うんですけども、先々、他市に行きたいという方も何人か、市民からの要望がもっとあろうかと思いますので、この点含めまして、後でまた執行部のこれからの協議事項に、頭に入れておいていただければと思っております。  以上、この件については質問を終わりにしたいと思います。ありがとうございました。 59 ◯議長(岡野一男君) それでは、次の質問に移ってまいりますので、答弁関係者の方の入れかえをお願いいたします。  それでは、倉持 守君、次の質問にお移りください。 60 ◯5番(倉持 守君) 3番目の質問をさせていただきます。3番目の質問は、庁用バスの利用状況ということで質問をさせていただきます。  この庁用バス、今、常総市では何台使用して、時間帯、そしてまた何団体が使用しているか、御答弁お願いしたいと思います。 61 ◯議長(岡野一男君) これより答弁を求めます。企画部長。              〔企画部長岩瀬勝彦君登壇〕 62 ◯企画部長岩瀬勝彦君) ただいまの倉持議員の御質問にお答えをいたします。  庁用バスにつきましては、現在、財政課1台、社会福祉課1台、学校教育課2台の計4台を保有しております。年間の稼働日数につきましては、100日から160日程度でございまして、主に市の行事や小中学校の校外学習で利用しているほか、利用目的が公共的なものにつきましては補助団体への貸し出しも行っております。  利用可能時間につきましては、常総市庁用バス運行管理要項上は原則午前8時から午後5時となっておりますが、利用形態に応じて午前8時前の運行や、帰庁が午後5時以降になる場合も柔軟に対応しているところでございます。具体的には、バス4台の利用延べ日数は492日で、79日が時間外にて対応しております。そのうち、最も早い出発時間は午前6時、最も遅い帰庁時間は午後6時となっております。  運転手につきましては、社会福祉課は嘱託職員、その他のバスは外部に委託しておりまして、すべて一人体制で運行しております。近年は、無理な運行計画によるバス事故の報道等も多く聞かれるようになり、運転手に対する健康管理や無理のない運行計画が重要視されるようになっております。このような理由から、安全を第一に考えて運行することを最優先にして対応していきたいと考えております。  以上でございます。 63 ◯議長(岡野一男君) 倉持 守君。 64 ◯5番(倉持 守君) ありがとうございました。今の運行状況の報告、まだ70日の余裕があるということで安堵いたしました。そしてまた、時間的配慮でございますけども、8時から5時が規定でございまして、6時から、そしてまた帰りの6時、そういう延長ということも配慮していただいて、私、この点も安心しました。  しかし、利用する方から私も問われたもので、この一般質問を挙げたのです。少年野球のことで、開会式に、とてもバスでは間に合わないと、8時開会だと思いましたけども、そのときに、6時からだったら私は間に合ったかなとも今この答弁を聞いて思いましたけども、その点、私におっしゃった方が6時からということを、返事を聞かなかったのか、こちらで説明しなかったのか、私もちょっとそれはわかりませんけども、そういう6時からのスタートではできるかなということも今痛感いたしました。それでは、臨機応変にして、最悪の場合には5時半出発ということも考えられると想定してよろしいのでございますか。その点もお聞かせください。 65 ◯議長(岡野一男君) 財政課長。
    66 ◯財政課長(荒木悟志君) 今、部長が申し上げましたとおり、やはり安全な運行、あと乗務員の健康管理、これを勘案しますと、やはり6時からでお願いしたいと思っております。 67 ◯議長(岡野一男君) 倉持 守君。 68 ◯5番(倉持 守君) 安全と健康ということを言われると、その先、何も言うことないんですよね。市民の総意に沿っていただくためにも、やっぱり安全と健康が第一ですから、わかりました。その点は、後で利用する方と相談に行ったときにはそういうふうなお答えでしていただければ納得するかなと思いますので、この質問も終わりにさせていただき、きょうの私の質問をこれで終わりにしたいと思います。ありがとうございました。 69 ◯議長(岡野一男君) この際、暫時休憩いたします。                 午前10時39分休憩    ─────────────────────────────────                 午前10時50分再開 70 ◯議長(岡野一男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を継続いたします。  17番中村安雄君。                〔17番中村安雄君登壇〕 71 ◯17番(中村安雄君) 大変傍聴者の皆さん、御協力いただいてありがとうございます。一般質問ですが、3月から一問一答方式ということで、過去の総括方式からこのような方式に変わったんですが、ここずっと議会の皆さんの質問に対する執行部の答弁が、かなり解決している部分が多いと、これはやはり質問回数ですね、これによって制限されないということですから、非常に追い込みやすいと言っては失礼ですが、議会側とすれば非常にやりやすい体制ができたと、これはやはり役所のほうが理解を示してくれましたので、こんなふうな民主的な議会ができたというふうに私は思っております。そういう意味で、答弁者は大変御苦労が多いと思いますが、職員の今後の成長にもつながることでありますから、そういったいい面でひとつ御理解をいただきたいというふうに思います。  それでは、質問は通告してある3問ですね、これに対して質問させていただきたいと思います。  まず第一に、当市は合併して8年になります。合併した時点において、合併特例債というお金が、この合併自治体に対して国のほうから金額が提示されてきております。特に当市は、人口規模、当時、これは国勢調査の数字でございます。国勢調査において6万6,245人という数字で金額が算定されております。その算定額は大変大きい金額でございます。169億841万2,972円という細かい金額まで入ります。この金額の95%が当市に割り振りをされて、169億841万の95%、160億6,290万円、これが常総市で認められている特例債の総額だというふうに説明を受けているところでございます。  この特例債、大変内容等いろいろございますが、これは議会の皆さんもこのことをよく認識をしていただかないと誤解が生じてしまうということでありますから、その辺も、内容的な面、よくきょうは皆さんにも理解をいただく必要もあるというふうに思っております。  この特例債は、10年間という期限がついております。当時、平成18年が合併初年度でありますから、当然これは平成27年までという期限で特例債が、利用期間が決められております。特に1期の議員、まだ当選していない前にこのことが決まっておりますから、その辺もよくお聞きいただきたいんですが、それで、この特例債については、10年間の中で事業を起こして、それを執行していくわけですが、その自治体の負担金額の割合は33.5%、国の交付税措置が66.5%、3分の2は国が交付税で措置するということであります。当然これは事業の内容によって期間が違います。当然これは自己資金を5%、自治体が出します。その95%は借金をします。起債をします。借金ですね──をします。その総額の66.5%が国の交付税措置だということは、金利に対しても負担をしてくれるということだそうでございます。その辺は、大変大きい負担ですね、国の負担。  私は、議長の時代に、小泉純一郎さんが内閣総理大臣です。東京の都市センターで、行きますと、総理大臣のあいさつ、そして、合併なくして地方自治体はあり得ないというような演説をよく聞きました。片山虎之助総務大臣、これはやはり交付税の話でございます。合併したところとしないところ、要するにあめとむちの話になりますが、合併をしたところには優遇措置を与えますよということですね。それらを考えますと、この合併特例債、これなんかもまず第一のあめのほうに部類する内容だなというふうに思っております。  そういうことで、特例債、どのような形で決められておるかわかりませんが、当市に対しては基準的には、算出の例の中に180億円という金額が出ております。180億円掛ける合併後の人口、10万人掛ける、AプラスBと、いろいろ計算式があるようですが、そんなことで算出されている金額であります。  この金額と期限、期間は、最初私は5年間延長になったなというふうに思っておったんです。なぜかというと、このことについては、私、議運の委員長をやらせていただいておりますので、にぎわい再生事業を1年延期したんですよね。それで、ことしの3月までに完成させるということで1年送って、ことしの3月になったわけですが、私は、これはにぎわい再生事業を1年延期することができるのであれば、合併特例債も延期はできるんじゃないのかなというふうに思いました。それで、皆さんに御協力いただいて、その意見書を国に提出したところでありますが、たまたま偶然、この震災等があったりいろいろなことがありましたので、それらが延期に認められたんですね。5年間延期になったということで大変喜んでおったんですが、いや、5年じゃないんだよ、その後またもう一回、5年間延期になったんだよというような話を聞きました。それは、私もこの前、つい今回聞いた話でありまして、議員の皆さん、そこまでそういったことを理解されておったかどうかわかりませんが、私は知らなかったんですね。10年間になったんだということは、平成27年でこの期限が来るやつが、10年間ですから、平成37年までこのお金は使えるということです。  それと、今回、最初に160億のお金をどう使うかの話では、まず第一にこのお金の75%を使おうということですね。そういった計画をしました。このお金の75%という金額は、約120億円です。120億円を予算化して、まず一番大きいお金をかけたのが、坂手の貫通道路から内守谷の玉台橋までの道路、西幹線道路と通称言っております。3.7キロあります。この道路に34億円のお金をかけるということで、合併協議会の中で話がされ、それが、本来は県がやる道路ですが、市にそれを委ねたということで、3分の1を市が負担するということになりますから、10億から出すんですが、そのお金に70%、県が出してくれるということで、3億幾らというお金でこの34億円の、3.7キロの道路が完成するというようなことでございます。  その他、さまざまな生活道路を含めまして、120億円の予算をつけて事業がスタートしたわけですが、御存じのように3.11ですか、3月11日の東日本大震災で当市も大変公共的なものが破壊されたというふうなことで、また予算を変えたわけですが、その予算を変えて、135億ぐらいだと思いますが、そのお金も今度は大変な、代議士等の働きもあったようですが、市民会館の解体費も無料というか、補助金で解体することができた。石下の西中学校も補助金が、大変大きい金額をあてがうことができた。そして、今度、今建てようとしている庁舎ですね。この庁舎においても、旧庁舎分の二千何百平方メートルかの分については補助事業でやれるということで、大変、当初考えたよりも合併特例債の利用率が少なくなってきたというようなことだというふうに思います。  そういったことを含めまして、執行部のほうから、きょうは、議員としてもその認識をきちんとしておく必要があるということであるというふうに思いますので、その内容を、今申し上げました地元の自治体が負担しなきゃならない割合、それとか期限の問題、それと、あとは内容的には、減額されて補助金でもって、特例債を使わないで済む部分、それらもマイナスをしていくと、今の現実的に残されている特例債の総額、それからその特例債を今後、あと2年残っていますから、それらの中でどういうふうに有効に使っていくかと、3分の1しか負担しないで済むというような補助金というのはあまりないですから、上手に使っていけば大変これは自治体のためには有効な使い方がそれぞれできるのではないかなというふうに思っております。  そういうところで、それらのことを執行部のほうから答弁をいただいて、また細かい点については再度質問させていただくというふうに思っておりますので、御答弁のほうをよろしくお願い申し上げます。 72 ◯議長(岡野一男君) それでは、答弁関係者の方、議場にお入りください。  これより答弁を求めます。企画部長。               〔企画部長岩瀬勝彦君登壇〕 73 ◯企画部長岩瀬勝彦君) それでは、中村議員の御質問にお答えをいたします。  合併特例債につきましては、平成の大合併により合併した市町村が、新市の一体感の醸成によるまちづくりを推進するために、合併時に策定いたしました新市まちづくり計画に基づいて行います事業や基金の積み立てに要する経費に活用が可能でございまして、そのうち、特に必要と認められる事業費の95%に充当でき、70%が交付税措置されるといった、大変有利な地方債でございます。  合併特例債の発行期間につきましては、市町村合併の特例等に関する法律の中で、平成17年度までに合併した市町村には、合併年度及びこれに続く10カ年度に限り活用できるものとされておりました。しかし、平成23年3月に発生いたしました東日本大震災を受けまして、同年8月に東日本大震災による被害を受けた合併市町村に係る地方債の特例に関する法律が国会で可決されまして、合併特例債を活用する市町村であって、東日本大震災に対処するための特別財政支援及び助成に関する法律に規定する特定被災市町村に限っては、10年間とされていた特例債の発行期間を5年間延長した15年に延長できることになりました。  しかし、合併特例債につきましては、以前から10年間といった発行期間では事業が完了できないといった声が合併市町村から出ていたほか、さきの法整備を受けまして、被災地以外の合併市町村にも類似の措置を講ずるべきとの意見も多かったことから、再度国会にて審議されまして、平成24年6月に、さきに申し述べました東日本大震災による被災を受けた合併市町村に係る地方債の特例に関する法律が一部改正となりまして、被災地以外の合併市町村につきましても発行期間を10年から15年に延長可能とするとともに、被災地におきましてはさらに5年延長した20年にわたり特例債を活用することができるようになりました。  次に、当市の合併特例債の活用事業につきましては、平成23年6月の議員全員協議会におきまして合併特例債事業の見直し、第2回の中間報告といたしまして、東日本大震災の復旧・復興事業を優先的に推進させることを目的に、特例債活用事業を一部見直すとともに、活用上限額を115億円から135億円に増額した案をお示ししたところでございます。その後、震災復興に係る国の財政支援策として、新たに震災復興特別交付税や緊急防災・減災事業債が創設されたことに伴いまして、それまで特例債事業として予定しておりました事業を一部これらの財源に振りかえて推進する調整等を行っていたこともありまして、第2回目以降の当市の特例債事業の案をお示しすることはできませんでした。  市の特例債事業につきましては、発行期間が10年延長されたこともございますので、今後は交付税の合併算定がえの期間を見据えた中で、毎年の起債償還額の平準化を考慮して借り入れ期間の検討を行うほか、国等の補助制度の積極的活用を前提に事務の選定を行いまして、12月議会に第3回目の合併特例債事業の見直し(案)をお示ししたいと考えております。  以上でございます。 74 ◯議長(岡野一男君) 中村安雄君。 75 ◯17番(中村安雄君) ありがとうございます。期間の延長については、5年間ということであったわけですが、当市は今回の東日本大震災の被災地だということによって5年間さらに延長になったということは、被災地だけが20年になったと。一般の合併特例債の地区については15年だということですね。20年は特定の場所だけが20年だというようなことでよろしいということですね。  ということと同時に、この金額が大きく見直されたと、交付税措置があったために特例債のほうの使うお金が減額することができたんだというような答弁であったわけですから、これらを今後活用していくということになりますと、お金の使う道はいくらでもあります。特に今回、圏央道のインターですね。このインターチェンジのところに敷地を62ヘクタールですか、求めますよというような、借地も含めましてということですが、その中で市が買収するという面積が約20ヘクタール、22でしたかね、20ですか、20から22ヘクタールということですが、こういったものを特例債事業で利用するとすれば、これは道路の買収額が非常に高い買収額で水田等も買収されていますね。こういった面で、どの辺までだったら買収できるか、金額はそのとおりの、国交省がというか、道路で買収した金額同様に買収するかどうかわかりません。このことは答弁は必要ないですが、それにしても、20ヘクタールを1,000万で買いますと20億必要になりますよということになりますから、これは大変大きいお金になってきます。  私どもは、常にこの議会で市民の皆さんの要望を聞いております。大変下水道が当市はおくれている。下水道にかかわる予算が減額されているために事業が前進しないんですね。それと、毎度出てきておるのが生活道路ですね。こういったものがもう切りもなく出てきます。これらは、地域の生活道路が、幅員が狭い、それからU字溝の設置がされていない、排水ができないというようないろいろな問題があるわけです。それらを解決していくのも自治体の役目でありますが、その事業の内容を、どこに焦点を絞っていくかですね。例えば10億円使えば、生活道路だったら約2,000万かけても50本できますね。今、300本くらい、恐らく出ていると思います。そういったものの解決をするとか、いろいろな事業を今後展開することになると思いますが、いずれにしても、今回庁舎を建てるについても、今ニュースなんかでも報道されていますが、このオリンピックの関係で建設株が上がったり、いろいろなところへメリットが出てきているところもあるようです。しかし、人手が足りなくなってくるんだろうと、人件費が上がるだろう、資材も高騰するだろうということになります。これは、それによって今までの予算は何割か、やはりその分で負担せざるを得ないというふうなことに恐らくなってくるのではないかと。地区によっては、入札しても入札が不調に終わっている部分が非常に多い。当市もここ何件か不調が出ているようでありますが、そういったこともあるというふうに思います。そういう面で、使い道ですね、これらも私らは今のインターチェンジのほうのお金は何とか違ったところで予算をつけて、この特例債は下水道や生活関連の生活道路だとか、そういう面に使えるようなことも考えていただきたいというふうに特にお願いをしたいんですが、その辺も答弁してください。 76 ◯議長(岡野一男君) 企画課長。 77 ◯企画課長増田哲也君) お答えいたします。  合併特例債の事業につきましては、議員のおっしゃるように10年間、今後期間が延びることになりました。これを踏まえまして、現在企画課のほうから関係各課のほうに現在活用している事業の事業費の精査、また新たに合併特例債を活用したいといった事業、こういったものの洗い出しを行いまして、9月中にはその洗い出しを終えて、そのヒアリングを行いまして、12月議会に新たな見直し案として御報告できるように今考えてございます。 78 ◯議長(岡野一男君) 中村安雄君。 79 ◯17番(中村安雄君) 大変補助金が、いろいろな意味で国から交付税が措置されてきたということが、合併特例債の金額に余裕ができたということですから、この余裕を最大限に生かして、高杉市政が円滑な回転ができるようにこれは取り組んでいただきたいというふうに思います。お金の使い方によっては、うまい自治体の運営ができるかできないか、これは大変大きい差が出ますから、そういう意味でひとつ、入札問題もいつも取り上げられておりますが、入札もこういった異常な物価の高騰ですとか人件費の高騰になりますと大変難しいところもいろいろあると思います。監査のほうも検証しながらやってくれるというようなことでありますから、まともな形で入札が進行できるようにということもお願いをしたいと思います。  一応、以上でこの特例債問題は終わりにさせていただきます。よろしくどうぞ。 80 ◯議長(岡野一男君) 次の質問に移りますので、答弁関係者の方は入れかえをお願いいたします。  中村安雄君、次の質問にお移りください。 81 ◯17番(中村安雄君) では、2番目に通告をしておきましたにぎわい再生の問題ですね。この問題は、たまたま私が委員長だったんですね。この審議をさせていただいております。この問題は、試験的にはまちづくり事業の補助金15億、これは遠藤市長の時点であてがわれた金額だそうですが、その事業費を使うということが大きい財源の一つであります。この財源で予算化したのが、総額5億7,900万円という金額で計画がされました。これは、大変地元からもこの事業に対する反対が出ました。請願者は、高杉議員の名前で出てきたと思います。紹介議員ですね。古性君だそうですね、提出者はね。出されまして、1,720名かなんかの署名をつけてこられました。その中に、土地謄本がついてきたんですね。私も長い議員生活、30年やっておりますが、土地謄本がついてきたという、つけてまでというようなことはないんですね。土地謄本、何でつけたかということが、目的としてはいろいろあると思います。それは、土地謄本の中には、過去のずっと、その会社の過去の銀行とか金融機関との保証段階の金額がすべて載っております。そういったことを訴えるために出してくれたのかなというふうに思いまして、私は、これは場合によっては会社に対して大変ダメージが大きいのではないかなと、これを出しちゃいますと。このものは、とりあえず審議をするに当たっては、この人が借金幾らしているから、この場所がにぎわい再生に向くとか向かないとかという審議ではないということで考えれば、この謄本は取り下げてもいいんじゃないですかということを申し上げました。ところが、取り下げるということはしないままに審議をさせていただいたということでございます。  見れば、皆さん、もう今でもすぐにわかるとおり、このまちの中の姿はあまりにも衰退してしまっていると。私ども市会議員もそうですし、首長もそうです。このまちを必ず活性化させましょう、努力しますということで訴えながら選挙戦を戦ってきております。そういったことがありますが、長い──私、6人の市長とのかかわりを持っていますが、このことに対して積極的に手をかけた人はいないんですよね、実際には。このまちを改革しようとか、活性化をしようというふうな気持ちで取り組んだ人がいないと。残念ながら、言葉の上では出てきます。しかしながら、活性化をしようということは大変難しいことだと思いますね、実際には。今回、にぎわい再生をやればうんと活性化するかということを言われますと、それでさえ不安はたくさんございます。しかしながら、やはり何らかの手も打たないで見逃しているということは、政治責任としては大変重大だというふうに私も思います。そういう意味で、あそこへにぎわいの拠点をつくって、皆さんがあそこで何かの形でもって人が集まるようなものができれば、それはそれなりにいいのかなというふうに思いまして、議会としては承認をして可決したというところでございます。  しかし、今回の選挙戦、市長選の戦いの中では、高杉市長のほうではその問題は取りやめをすると、公園づくりもやらないし、道路もつくらないし、建物もつくらない、箱物をつくれば箱物も大変な費用がかかるんだというようなことで、箱物もつくらないというようなことでやってしまったところでございます。  先ほどのお金の問題ですが、このお金は、総額約5億8,000万円なんですが、実際に市が持ち出すお金は当時の計算式では8,620万円なんですよ。これは総額の14.9%です。14.9%を持ち出せば、この5億8,000万の事業は完成したんですよ。これによって、これは大部分、15%出せば全部、85%は国の交付税措置や補助金でできちゃったわけですから、これを見逃したんですよね。それで、トイレもつくらない、箱物も何もない、今は単なる広場、駐車場、それで、昨年の12月議会に請願書が出ました。この請願書、これは野村区長会長が代表で出してきた請願書の内容でございます。当時614名ですが、最終には715名の皆さんからの請願が出ました。多目的施設建設に関する請願という請願書です。これは全部読むと時間がかかりますから、とりあえず大事な部分だけを申し上げたいと思います。  にぎわい再生・交流施設の構想ですというような文面の下に、しかし、高杉市長は竹村酒造等跡地の利用について、次に掲げるような方針で進めていくらしいとお聞きしております。まず前提として建物、トイレ等はつくらない。1として、イベント広場として使用する。2、無料駐車場として使用する。3として、緊急避難場所として使用する。そして、建物を設置しない理由として、建物をつくり人員を配置すれば、維持費が発生して財政を圧迫するとお聞きしています。ですが、前記の3案として使用する場合でも人が多数集まるわけですから、最低限、常設のトイレは必要かと思います。また建物があれば野外ではできないイベントがいつでも実施できますし、緊急時の防災資機材を備えておくスペースも確保できると思います。なお維持費に関しては極力かからないシステムにし、経費については使用者が応分の負担をすることとしてはどうでしょうか。管理運営については、近くに住む私たちができる限り協力を惜しみません。このような理由で私たちは竹村酒造等跡地に多目的施設の建設を要望しますという請願書が提出されています。  この請願書に対して、私どもは可決しておりますが、これは会派の代表の皆さんに全部集まっていただいて、市長に直接このことを議会として訴えました。これは、空き地があれば建物を、そして人が集まればトイレは絶対必要なんだからということで、選挙戦で約束したからといっても、本来の市民の立場を尊重すれば、必ずこれは必要なものは必要なんですよ。やっぱり物事、素直に考えれば、これはやるべきことはやらなきゃ物事は成り立たないし、有効な利用はできないはずですから、そういう意味でこれは考えをそのように変えるべきなんだ、本来は。選挙でこういった約束しちゃったからということだって、約束をしたということでも、やっぱり考えてみたらそうじゃなかったよということは必ず出てくると思うんですよね。これは無理な選挙をやって戦うからこういったことが出てくる。しかも、前にもあるということを私は述べていますが、学習センターだってそうですよ、選挙の争いですよ。みんなああやって小さくしたり、規模が縮小されたりしているわけですから。しかしながら、考えれば、今だってあの学習センター、ちゃんとしたものをつくっておけば、今みんな、こんな惨めな思いしなくても済む。そのぐらい施設が今はフルに使われていますよね。間に合わないぐらいでしょう。しかも、値段も下げたから余計利用率が高くなっているかもしれない。  そんなこともありますので、やはり政治というのは、地域の今現在の皆さんがどういうふうにして一番有効に使ったり、にぎわいが戻ってくるかということも考えていけば、無理して、選挙でこう言っちゃったんだから、もう絶対だめなんだなんてやっていることのほうが逆におかしいというふうに私は思うんですね。その辺、よく考えて、物事は正確な、正常な形で判断をしていただきたいというふうに思います。  私、演説ばかりやっていると、答弁する人が答弁できなくなりますから、答弁もしていただくことになりますが、いずれにしても常総市は財源が厳しくて破綻するんだとか、そんなこと並べて──きょうは来ていませんよね、傍聴に。きのうは、ちょっと来たんだよ、古性君が。古性君、あした私がやりますからね。あなたのこと、名前、名指しするかわからないよと言ったんだよ。あなたが言ってきたことというのは、ごじゃらっぺも、でたらめも随分多過ぎだと、夕張市を取り上げて常総市が破綻するんだと、だから、そういったことはもうやらないのがいいんだよというようなことまで言ってきているわけですから。選挙のためだけであって、何でもないですよ、そんないいかげんな、でたらめ並べて。オンブズマンというのは、正確なことをきちんと市民に訴えるのが確かなオンブズマンだぞと言った。そんなでたらめ言って、みんなのことをだますようなことやったら、いい結果にはならないんだ、常総市がどんどん沈んでいっちゃうんだ、そういうことをやれば。そういったことをちょっと申し上げたから、きょうは来ていないですね。本来、来れば、そういったことを申し上げたかったぐらい、大変残念だというふうに私は思っています。  とりあえず、今申し上げたこと、これはやっぱり、言えば部長は当時課長ですよ。私は推進の立場でやったわけですから、あなたは推進したわけです。ところが、今度は逆に、あなたは大変厳しい立場ですよね。今、部長ですが。そういったことになるわけですから。だから、市長はこの部長の辛さや職員の辛さ、こういったことも考えないと、自分が勝手に、市長だから私は今度こうなんだよとやっちゃいますと、あまりにもこれは、実態はそれとは違うのではないのかなというふうに私は、市民の声そのものを平均的に聞けば、選挙で訴えて、財政破綻だからつくらないんだよと言えば、それも正しい受けとめ方はできるでしょう。しかし、実態はそうじゃないですよ。今、常総市の財政規模から言ったって、そんなひどい自治体ではないですから。今、12.何%ぐらいでしょう、この常総市の比率はね。借金の比率はそうでしょう。これ恐らく、起債の内容ですが、実質公債費比率から言ったって、一番最悪になっても、この最初の計画で考えても13.4%ですよ。もう25%以上とか30%以上になって、夕張市なんていうのは40だの何だのってとんでもない数字ですからね。これはもう問題じゃない。だけど、常総市は上位からだって、44市町村の中でも上位からだって20番目ぐらいに入っているんですよ。だから、悪くないのに、悪いんだ悪いんだと決めつけて、そういったことにしたことのほうが責任は重大ですよ、これは。それで、選挙戦を有利に戦う材料をつくったんでしょう。それはだめなんだ、それは。  そういうことなので、箱物をつくらないで、これからもずっとそういうことをやっていくつもりなのか、ここで違った、やっぱり考えを見直して、やる気になったかどうかだよね。やる気になってもらわなきゃ困るんだよ、あのままでは。あれは、だれが見たってあの空き地、1年間に4回か3回のお祭りだとか、千姫まつり、花火使いますよと言ったって、これは本当に年間のうちの何十分の1、何百分の1でしょう、それは。100分の1ぐらいでしょう、3日か4日しか使わないんだったら。そういうことではだめだということを言っているわけですから、ひとつその辺はもとにきちんと戻った考えでもって、地域の活性化だとか発展だとかを考えてくださいよ。そうなれば、高杉市長が言った報徳銀行だって生きてきますよ、これは。あそこも一体化をすれば。そういった質問もあしたあるようでありますが、それらも考えて、ひとつ答弁は、これは市長答弁のほかないんじゃないですかね。これ、そちらの皆さん、役所の立場でそれを答弁すると言ったって、どうしたらいいんだかと言ったって、あなた方はどっちを、市長が言われれば何でも市長の言うことを聞かなきゃならないよね、これは執行権持っていますから。我々の言うことよりも市長の言うこと聞くほかないですから。でも、本来、恐らく進めた段階では、そういったつもりで進めてきて、議会も、私らもそれを承認したわけですから、それが正しい形だというふうに思っていると私は思っているんですが、それどっちなんだと聞いたって残酷な話になりますから、それは答弁はいいですが、とにかく、これは本当にあの空き地を有効に使って、今の報徳銀行を有効に使うということであれば、あそこへも人が集まってくるだろうというふうに考えるわけですから、その辺は市長、考えを変えていただいて、お金、返しちゃった6,600万は大変残念だというふうに思いますが、それよりも、これよりも、今後のことを考えるのが政治ですから、それをひとつここで御答弁ください。市長のほうがいいですね。 82 ◯議長(岡野一男君) これより答弁を求めます。高杉市長。                〔市長高杉 徹君登壇〕 83 ◯市長(高杉 徹君) それでは、中村議員の質問にお答えをいたします。  まず初めに、現在の市民の広場の利用状況について、まず報告させていただきたいと思います。その次に私の考えを述べさせていただきます。  まずは、市街地にぎわい再生事業については、当初1年間延期をした中で、平成24年度に無事終了をいたしました。年度内に事業が終結をしたということで、一たんは終了したわけです、現在。その中で、現在市民の広場がどのように活用されているかということについて、まずお話ししますと、5月12日に千姫まつりが開催されまして、これが市民の広場の事実上のオープン式になりました。市民の広場、目いっぱい活用させていただきまして、非常ににぎわいのある千姫まつりが実行できたと思っております。  その後、千姫まつり以降、実はイベント、結構実行されております。具体的に言いますと、フリーマーケットで、今二つの団体が毎月定期的にフリーマーケットを実施しております。それから、7月には水海道の祇園祭が行われましたけれども、その祇園祭においてあそこの場所も使われております。それから、同じく7月ですけれども、青年会議所があの広場で夜スクリーンを設置しまして、サッカーの日本代表の試合を観戦するイベントも開かれまして、これは夜だったんですけどね、非常に多くの方たちが観戦をして、成功したと聞いております。  また、8月31日の花火大会のときに、昼間あそこにスーパーカー30台が陳列をされまして、スーパーカーショーが行われております。これも青年会議所が主催をして、あとは駅通り商店街の方が主催をして行いました。このときも、スーパーカー30台、あの広場全体に展示ができまして、その際には千姫ちゃま等も参加をして、子どもたちも結構大勢集まった、にぎわいの広場が実現できたものと思っております。  また、今後は、10月の12日から17日まで、まちなか展覧会の会場としてあの広場が活用されることになっております。さらには、今までは石下のほうで行われておりました福祉まつり、これがことしはあの市民の広場で開催をされるということが決定をしております。そのほかにも、商工観光課に来ている予定の中を見ますと、野菜の軽トラ市であるとか、あるいはブラジルのサンバ踊り等も予定されているそうでありますから、5月にスタートをして4カ月くらいですけれども、私としては市民の広場として徐々に有効活用され、当初の目的どおりのにぎわいを、部分的にではありますが、いろいろな団体が活用しているというふうに思います。  それから、もう一つ、駐車場についてなんですけれども、カスミのほうの配慮によって裏口に出入り口を設置したことによって、カスミも含めて周辺商店街に買い物に来るお客様の有効利用はされておりまして、私は商店街の活性化にもつながっていると思っております。ですから、結論からすれば、まだ4カ月ではありますけれども、イベント広場としても、また商店街の共通駐車場としても有効活用されているというふうに私は考えております。  次に、今、中村議員からお話があった、これからあそこをどうやってもっと有効活用して、これから中心市街地をどのように盛り立てていくかという中で、今のままだけではなくて、新たに、例えばトイレの設置等も含めて、もう少し有効活用できるような方策を考えてほしいという提案がありました、今。そして、これは3月議会でもさまざまな議員から提案がありました。一つは、マンホールトイレも設置してはどうかという提案もありましたから、それらも含めて私は議会の皆さんの意見を真摯に受けとめて、今後あそこをどのように有効活用していくかということについては、皆さんの意見も真摯に受けとめて、真剣に今後のあり方については検討していきたいと思っております。 84 ◯議長(岡野一男君) 中村安雄君。 85 ◯17番(中村安雄君) 今の答弁では、ほぼ十分な活用がされておるというふうな内容に聞こえたんですが、それが十分であったとすれば、あまりにも、私らが考えればとても納得がいかない使い道ではないのかなと。むしろ、確かなることの使い方をして、やはり今、ことしは特に猛暑でひどかったですよね。あそこに建物があれば、それは建物の中に人は寄っていくでしょう。しかし、あの炎天下のところ、どうしますか。寄れないでしょう、あんな暑いところへ、何もないところへは。それらはやっぱり、人が集まるということは、やっぱり屋根が必要だとか、お手洗いが必要だとかということになってくるんですよ。しかも、箱物は人件費がかかるとか管理費がかかるという話でしょう。そうじゃないんですよ。この人たちはみずからでもある程度管理をしたり、それからある受益者、使う皆さんからは一部のお金はいただいたらいいだろうということも言っていますよ。  恐らく、今あそこに建物があって開放されれば使いますよ、これは。合併特例債のさっき話をしました。そして、かなりの余裕があります。そういったものでもいいですよ。せっかく、6,600万返すこと、そのものはもう取り返しつかない話ですが、でも、いずれにしてもだれが市長になっても、今度、例えば市長がかわったら、今度は市長やることになりますよ、これは。絶対それ、恐らくなります。そういったことにならないように、今現在の姿で、これはやっておくべきじゃないですかということを私は申し上げているんですよ。〔「変わるよ、きっと」と呼ぶ者あり〕──変わるでしょうよ、これは絶対に。だれがやったって、だって今の姿を見れば、あんな使い方はないだろうということが非難の的ですからね。〔「市長がかわったらもうだめだよ」と呼ぶ者あり〕──それは、現職の前では失礼な話になりますからですが、いずれにしても、これはやることはやってやってくださいよ。それが、やはりこちらのほうの義務でしょうよ。だから、任務をよく考えていただきたい。特例債だってあるんだから、使うとき使えば物事できるんだよ。  部長、答弁しますか、ちょっと何となく。答弁しにくいだろうけど、もう一回指名するから答弁したほうがいいよ。これは、皆さんだってそう考えてるんだと思うんだから、職員も。職員は、市長に言われているからやむを得ずああいった形をとっているんじゃないの。どうなんですか。何となく答弁したらいいですよ。せっかくの機会でしょう。なかなか機会がないから。指名してくださいよ。 86 ◯議長(岡野一男君) 高杉市長。                〔市長高杉 徹君登壇〕 87 ◯市長(高杉 徹君) これは、中村議員、これは政治判断によってなされた事業の転換ですから、前市長の時代と今の市長の時代の政治判断の違いによって変わった事業ですから、これは職員に言うのは酷だと思いますので、私から答えます。  ですから、私は一切今のままだというふうには言っておりません。それは3月議会でも議員の皆さん何人かからいろいろな提案がありました。トイレの提案もあったし、それから報徳銀行の活用もありましたし、私はそれを真摯に受けとめます。ですから、今のままでずっと行くということではありません。もちろん皆さんの意見を聞きながら、これから有効活用するのにはどんな方法がいいか、どんなあり方がいいか、今、真摯に受けとめながら検討しているところであります。 88 ◯議長(岡野一男君) 中村安雄君。 89 ◯17番(中村安雄君) 真摯に受けとめていただくということで、形をきちんとつくって、本当の姿、市民の本当に要求するところ、選挙でこうやって言っちゃ、財政破綻するんだから、箱物つくったらまた負担がかかるからだめだよということで説明すれば、じゃあ、そのほうがいいよ、しかも市長50%給与もカットしてくれたんだよという数字が成り立つんですよ、その説明の仕方によっては。しかしながら、それは現実じゃない説明をしているわけですから、それはだめなんですよ。そうじゃなくて、本来の姿に戻って、やはり使い勝手もいいように、みんなが集まりやすいようなものに変えることにしていただけるというふうに期待していますから、このことについてはもう一回という必要もないでしょう。もう真摯に受けとめたということでありますから、とりあえずこのことでは質問終わります。時間がないし、最後のまだ10分間ありますから、農政問題ありますから、大変ありがとうございました。皆さんに答弁させないで、本来は答弁に来たんですからね。まあ、いいです、結構です。 90 ◯議長(岡野一男君) それでは、次の質問に移りますので、答弁関係者の方は入れかえをお願いいたします。  中村安雄君、次の質問にお移りください。 91 ◯17番(中村安雄君) 最後の3問目ですが、これは私、農業問題と自給率というような文面で質問して漠然としていますが、農業問題は大変、自給率の問題含めまして事は重大です。我が国も先進国に入っています。オリンピックも招致できたし、これは国民としても喜びだと思います。しかしながら、自給率は一向に上がらない。本年、米の作況が当市はやや良だということでありますから、まだ、まあまあ豊作に部類しておりますが、とにかく米が余り抜いているということですね。昨年の米が数百万トンも余っているということですよね、要するに。これは、米の消費が減退していると。一人当たり1日平均しますと百四十何グラム、150グラムも食べないんですね。150グラム、400日掛けますと60キロになるんですよ。だから、当然1俵は食わないということになりますね。  そういった食生活の変化がいろいろの意味をしていると思いますが、しかしながら、米は余り抜いておりますが、小麦は10%しかない、大豆は5%しかない、しかも中国は大豆だけでも500万トンも輸入をするということですね。中国でさえ最近は輸入に回ってきています。それから、世界の異常気象によって穀物の生産も安定はしていないと。人口80億が限界だということを言われていますね。しかしながら、後進国、どんどん人口がふえています。餓死する人、栄養失調の人が600万とか何とかという数字が出ておりますが、そのくらい、食料の危機に遭遇してきているということであります。しかし、我が国の農業、見ればわかるとおり、もう高齢化しております。しかも、この荒廃地、どのくらいあるか。常総市、5,000ヘクタール以上の農地があると思いますが、その中で何割かの耕地はもう耕作不能の土地が出てきていると思います。  そういったことで考えますと、農政をどうしたらいいかの話は国政の問題になってきますからね。常総市の農政の皆さんに答弁していただいてどうしようということは大変難しいというふうに思いますが、いずれにしてもこの問題、TPPの前に既にもういろいろなつまずきが出ちゃっていますね。米をつくっても、大体米が2割、昨年からしますと安い価格で取引がされております。これらは、昨年とんでもない損害を被っているんですよ、米をたくさん持っている人は。もうある農協では3億円から4億円も損害金を、その手当てをしなきゃならないというふうなこともあります。そんなことも今言われているぐらい、大変な事態になってきておりますから、農政だって今後長い期間の中では、農業の後継者は当然育つことはないということですね。そんなことも考えますと、私、このことを、漠然とした質問の内容ではありますが、これはまず大変なことになってくるのではないかなというふうに思います。  いずれにしても、役所のほうも農政に対して努力はいただいていることも、私も集荷業者として感謝を申し上げます。しかしながら、これは、事は大変重大なことになってくる可能性もありますから、きょうは答弁、きっともう資料が出されて、つくられておりますからね。まだ答弁、これで間に合うか、5分ありますから、ひとつ答弁だけ、せっかくですからしてください。  以上。 92 ◯議長(岡野一男君) これより答弁を求めます。産業労働部長。              〔産業労働部長浅野 忠君登壇〕 93 ◯産業労働部長(浅野 忠君) 現在、政府によるTPP(環太平洋パートナーシップ協定)交渉が本年6月より進んでおりますが、詳細については私どももマスコミ報道で聞くだけということで、不透明な部分がたくさんあります。また、農業に関する多くの課題についても、議員おっしゃるように同時に考えていかなければなりませんので、大変難しい問題であると認識しているところでございます。  農業従事者の高齢化による離農者の増大や、農業収入の低所得化による後継者不足の問題など、耕作放棄地の拡大につながる要因がますます増大しつつあります。このような問題に対し、国は未来の地域農業を維持するため、人・農地プランの作成に着手し、効率的な農地集積を進め、地域農業を守る対策を推進しております。内容としては、受け手となる地域の担い手農家や、新たに農業を始める新規就農者への支援策や、農地の出し手となる農家に対する協力支援策を打ち出しております。  当市においても、平成24年度に第1回目のプランを策定いたしました。市内の農業者の皆さんに今後の農業経営・後継者問題・担い手への集積希望などアンケート調査を行ったところでございます。しかしながら、農家の関心が薄く、まだまだ初期段階のプランですが、今後さらに周知を進め、認定農業者をはじめとした地域の中心となる経営体への農地の集積を図り、効率的な生産により競争力を高め、あわせて地域農業を守っていきたいと考えております。  食料自給率についてでは、TPP交渉により主要5品目、米・麦・牛肉・豚肉・乳製品・サトウキビ等については、国として保護する方向で調整を図ろうとしているようですが、関税撤廃というようなこととなれば輸入が拡大し、ますます自給率の低下に歯どめがきかず、国が目指す食料自給率の向上は非常に厳しい状況になると考えられるものでございます。  以上です。 94 ◯議長(岡野一男君) 中村安雄君。 95 ◯17番(中村安雄君) ありがとうございました。大変難しいTPPの問題等も、正規の5品目はなかなか難しいというようなことも言われているようでありますが、しかしながら、自給率が、国内はできるだけ5%になるようなことが可能になるように、とりあえず見守っていきたいと思います。  いずれも答弁ありがとうございました。時間でありますが、いずれにしても、今後皆さんそれぞれが、部課長が、職員一体となって市政に対して最善を尽くしてもらうほかないんですよね。ばらばらやっているようでは、部課長とか市長がばらばらではとても一緒に、これは発展性はないですから、これはみんなの力が市政を変えていくわけですからね。これはひとつ守って、これからも一体的な力を挙げて前進をしてください。終わります。どうもありがとうございました。 96 ◯議長(岡野一男君) この際、暫時休憩いたします。                 午前11時50分休憩    ─────────────────────────────────                 午後1時01分再開 97 ◯議長(岡野一男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を継続いたします。  1番金子晃久君。                〔1番金子晃久君登壇〕
    98 ◯1番(金子晃久君) 1番金子晃久でございます。ちょっと本日はのどの調子が悪いもので、お聞き苦しい点等あると思いますが、お目をつぶっていただければと思います。  公共施設の運用方針についてお伺いをいたします。  まず、この質問の意図ですが、個々、個別の施設の方針ではなく、常総市が保有、管理する大型の公共施設すべてを対象として、その運用方針、統廃合、建てかえなどの計画があるかをお尋ねいたします。  現在、さまざまな公共施設が老朽化を迎え、修繕もしくは建てかえを検討しなければならない時期を迎えております。現在、築30年の施設が10年たてば、もちろん当然ながら築40年になるわけでございます。これは当たり前のことを言っているようではございますが、非常に重要な問題としてとらえられるべきであり、言いかえれば、今後10年の間には大がかりな工事が必要となってくるものが数多くあり、それ相当の財政需要が発生するということです。  さらに、現在重立って使用していないような施設、例えば石下旧庁舎や自動車学校等の今後の方針、何らかの公的運用か売却かなどの方針に関して、明確なビジョンが示されないままで保留されているものもございます。国土交通省の大臣官房官庁営繕部が監修した構築物のライフサイクルコストというものによれば、建物が新設されてから廃棄されるまでのコストは、新設費用が約25%、その間運用していく運用管理コストが71%を占めるとのことであり、使われていない公共建築物をそのままにしておくと、その分運用管理費をむだに支出していくことになります。実際、このような状況は、当然ながら全国の自治体も同様の問題を抱えている状況であり、公共施設の再配置、統廃合の計画、長寿命化計画を策定し、実施している自治体もございます。  当市では、今議会に提出されました補正予算の中に、小中学校の老朽化対策マスタープラン委託料も盛り込まれており、まさにこういった中長期的な公共施設の見通しをはかるような政策や計画方針が必要ではないかと私は考えています。そうすることで、計画的な財政負担やメンテナンスコストを算出できるばかりか、市民に対しても行政の明確な責任が果たせるのではないでしょうか。  さらに、関東地区を震源とする大規模な大震災の予想がなされる中で、公共施設は避難、救助、救援のかなめとなる存在でございます。いざというときに公共施設が万全の機能を果たせるように備えるためにも、また、昨年起きたような笹子トンネル天井崩落のような公共インフラの老朽化に伴う大規模な事故を防止する観点からも、今後の中長期的な公共施設全体を網羅した運用方針、計画は必要と考えますが、執行部のお考えをお伺いします。よろしくお願いします。 99 ◯議長(岡野一男君) それでは、答弁関係者の方、議場にお入りください。  これより答弁を求めます。企画部長。               〔企画部長岩瀬勝彦君登壇〕 100 ◯企画部長岩瀬勝彦君) 金子議員の御質問にお答えをいたします。  本市では、昭和30年代後半から50年代にかけての高度経済成長期に、市民生活の向上等に対応すべく多くの公共施設を整備してまいりました。そのため、市民サービスの提供の場となっております多くの施設は、ほぼ同時期に更新時期を迎える結果となっております。現状といたしましては、施設の不具合箇所を随時修繕している状況でございまして、計画的な更新は図られてはおりません。  市の公共施設の更新につきましては、老朽化に伴う修繕等の費用もさることながら、更新計画の策定においてもその調査費に多大な費用が発生することが予想されております。これに対応していくためには、国等の補助制度を活用するなど、いかにして財源を確保するかが課題であり、さらには更新費用負担のピークを見きわめ、いかに分散しながら計画的に更新を行っていくかが大きな課題となります。  そのような状況の中、国は公共施設の老朽化のための補助事業活用の要件として、中長期的な更新計画の策定を求めておりまして、本市におきましても橋梁の長寿命化計画をはじめ上下水道や公営住宅などの中長期的な更新計画の策定に着手、または策定の準備を進めておりますが、残念ながら市の公共施設全体をまとめた中長期的な更新計画は策定されていない状況でございます。  議員御指摘のように、市政運営を安定的に推進していくためには、これら公共施設の維持管理の問題は非常に重要であり、統廃合を視野に入れた更新計画の策定は必要であると考えます。今後は、各施設の更新の必要性や更新計画の有無・策定予定を全庁的に集約し、費用負担の平準化を図りながら、年次的な施設更新が図れるようにしてまいりたいと思います。  以上でございます。 101 ◯議長(岡野一男君) 金子晃久君。 102 ◯1番(金子晃久君) 御答弁ありがとうございました。お伺いしたいと思います。  今、例えば学校だったり、公民館は教育委員会だと思うんですけど、保健施設だったり、庁舎がいろいろなところにあると思うんですが、これに関しまして、そういう例えば計画を策定する場合、現在は各部署部署によって、それの修繕だったり、建てかえが必要だったりというようなものというのは各部署単位で行われているのか、それともある程度、財政課だとか企画部だとかがある程度は一つ母体となって、そこで判断しているのか、どちらでしょうか。 103 ◯議長(岡野一男君) 企画部長。 104 ◯企画部長岩瀬勝彦君) ただいまの御質問にお答えをいたします。  各修繕等につきましては各課が対応しておりまして、予算を上げる段階で財政課のほうに上がってまいるような状況でございます。計画自体は各担当課のほうで行っております。 105 ◯議長(岡野一男君) 金子晃久君。 106 ◯1番(金子晃久君) ありがとうございました。各担当課ということで、そうするとある程度その担当課の判断基準といいますか、全庁的な基準ではなく、各担当課の基準ということですね。そうすると、ロスだったりというのが生まれるような私は気がします。ある程度、行政のアセットマネジメント、一元化してある部署で管理していくほうが私はいいのかなというふうに、今聞いていて感じました。  それは以上なんですが、ちょっと市長にお尋ねしたいと思います。よろしいでしょうか。市長の今までの御発言等、方針を聞いておりますと、まず箱物に関しては極力つくらない、それはある程度の維持、メンテナンスコストが、今後、それをつくってからどんどんかかってしまう、それがまず第1点と。もう一つは、行政は最大のサービス産業だというふうな方針をお聞きしまして、ある程度の市長の方針としては、コンパクトシティじゃないですけど、そういうような行政というものを、行政の設備投資等を抑えながら、かつ必要なところに対してはそのサービスを広げていく。一元集中ではなくて、例えば学区単位だったりというふうに広げていく。今、川西のほうに自動発券機というんですか、あれを置いたような、そういうものを実現していると思うんですが、これに関して、今後の公共施設等に関してのお考えとしては、新しく大きなものをどんとつくるのではなくて、ある程度統廃合だったり、ある程度営繕して、それを活用していくというような方針と私どもは受けとめてよろしいでしょうか。その具体的な計画とかというのはないというふうにおっしゃったんですが、漠然とした中の市長自身が考えている方針、公共施設に関するお考えというものをお聞かせいただければと思います。 107 ◯議長(岡野一男君) 高杉市長。                〔市長高杉 徹君登壇〕 108 ◯市長(高杉 徹君) それでは、金子議員の公共施設に対する全体の、しかも将来の構想について、今、私が考えていることを述べさせていただきたいと思います。  まず、今回の補正予算の中に、これからの将来の方向性を占うものが二つ入っております。一つは、小中学校に関しては、一つひとつ学校から要望があったことをその都度やるのではなくて、少なくとも小中学校等教育施設については、トータル、全体のまず問題点を出していただいて、その中で優先順位をつけて、全体計画の中でやっていこうというマスタープランの費用が掲げられます。ですから、これからは、少なくとも今回の補正予算にあらわれたように、まずは教育機関についてはそれぞれに個別に対応するのではなくて、全体計画の中に位置づけて、その中で優先順位の高いものからやっていこうというふうに今回、マスタープラン策定の費用を上げさせていただきました。これが一つ。  もう二つ目は、これも補正予算に計上されておりますが、公共施設整備基金というものに今回3億円ほど積立金を確保しました。これは、まさに今、金子議員からおっしゃられたように、これから更新時期に来るいろいろな公共施設、これは学校だけではありません──があるわけです。そうすると、これも要望があったところに個別に対応するのではなくて、常総市全体の公民館や福祉センターや、学校も含めた全体の公共施設の整備、これについてもやっぱりトータルな計画を立てて、そしてトータルな財源を基金として積み立てて、これも優先順位をつけてやっていこうという二段構えです。  ですから、学校施設についてまずマスタープランをつくります。それから、それだけではなくて、すべての公共施設についても今回整備基金3億を積み立てましたが、さらに今後も積み立てをし、財源を確保し、かつ、こちらの計画についても全庁的に検討していきたいと思っております。  それと、もう一つなんですけれども、実はこれから日本全体が少子・高齢化社会を迎えます。これもかなり急速な勢いで行きます。そうすると、日本全体に社会資本が余ってくるという時代に入ってきます。また、同時に社会資本の修繕がどんどん出てきます。高度経済成長時代につくった建物がたくさんありますから。そうすると、どういうことが起こるかというと、今のまま行くと、恐らく20年後、30年後には日本社会全体が修繕国家になっちゃう可能性があって、新しい施設をつくるだけの社会資本の財源がなくなるという、私はそういう時代も来るかと思います。そうすると、当然必要でない施設については、これは縮小していくということも考えざるを得ないと思っております。その辺も念頭に置いて、まずは常総市の中で公共施設の全体計画、中長期的なものをこれからつくっていきたい、そのように思っております。 109 ◯議長(岡野一男君) 金子晃久君。 110 ◯1番(金子晃久君) ありがとうございました。まさに私も、その後半の部分に関して今から御指摘をしようと思ったところなんですが、今までちょっとハード面のものに関して、この建物はいつやっていくのか、この建物はいつやっていくんだという大きな計画というハード面のことでちょっと申し上げたんですが、実際のところ、ハード面だけではなくてソフト面、確かに今後迎える、今ももう迎えている超高齢社会、かつ今後の大きな経済成長というのは望めないような時代、その中にあって自治体の財政運営というのは非常に厳しい時代を迎えているというふうなものを勘案しながら、かつ、個別個別の常総市内、例えば学区単位で言うなら、三妻だったら三妻、五箇だったら五箇、大生だったら大生というような、ある程度の個々、個別の、ある程度区切った個別の行政需要といいますか、公共施設に対する需要というものも全部勘案しながら、ある程度の計画というものを立てていったほうがいいんじゃないか、それこそ全庁的に、各部署部署単位ではなく、ある程度まとめていくというようなものがいいんじゃないかというふうに考えています。  私、ちょっとそういうふうな考えでおりまして、いろいろと調べたところですが、東京や埼玉、千葉などでもう先行してやっぱりこのような事例がございました。取手のほうなんかは、公共施設マネジメント白書といいまして、本当にこれは窓口機能から公民館、図書館、学校施設、保育所、子育て支援センターとか、全部にわたってある程度網羅された計画がございます。もちろんここには、今後この市の人口動態がどうなっていくか、どこの地域がどういうふうに人口減少していくのか、かつ職員も、今後、高杉市長がおっしゃったように、人口が減少していく中で行政サービスに携わる職員数もまさに減ってくるというふうにおっしゃっておりますし、私もそう思っていますし、ある程度、すべてを勘案した中で、やはり計画というものが本当に必要な時期に迫っているのではないかと思います。  先ほど、一番最初に企画部長のお答えにもありましたように、計画を策定するというのも非常に莫大なお金がかかる。今回の小中学校の老朽化マスタープランにも大きなお金がかかっておりますので、これは一概に全部を網羅してつくっていくというような面では、確かにお金はかかるかもしれません。ただ、ある程度、ここの年度にここ、これが建てかえられる、これが建てかえられてこうしていくという見通しがあれば、その間のメンテナンスコストをどのくらい見積もったほうがいいのか、あるいは突発的なものに対して、あと何年だからこうなのかというものを財政的に、効率的に考えられるんじゃないかなというふうに考えています。多分、皆さんも全然、私よりも進んで考えられていると思いますので、ぜひそれを要望して、1番目の質問を終わりにしたいと思います。どうもありがとうございました。 111 ◯議長(岡野一男君) それでは、次の質問に移りますので、答弁関係者の方は入れかえをお願いいたします。  金子晃久君、次の質問にお移りください。 112 ◯1番(金子晃久君) 2番目の質問です。2番目の質問は、常総きぬ川花火大会について質問をさせていただきます。  ことしも8月31日に、まだ皆さんの記憶にも新しいと思うんですが、盛大に花火大会のほうが開かれました。まさにまちなかも、スーパーカーの展示だったり、花火の前のさまざまな余興、羽田美智子さんとかがいらっしゃっていただいて、大変皆様のおかげでこの花火大会を盛り上げていただいたと私は思っております。  一方で、ことしは福知山の、非常に何人もの犠牲者が出ました大きな事故等が起こっています。近隣でも、境町が火災を起こして20分で花火大会が終了になってしまった、そういう痛ましい事故が起こっております。もちろんのこと、常総きぬ川花火大会でもそのような懸念というお声が、恐らく実行委員会等でも上がったのではないかというふうに私は考えています。その中で、執行部の皆様、商工会の皆様がとられた花火大会に関しての安全対策、これをお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 113 ◯議長(岡野一男君) これより答弁を求めます。産業労働部長。              〔産業労働部長浅野 忠君登壇〕 114 ◯産業労働部長(浅野 忠君) 8月31日に実施しました花火大会は、多くの関係者の御協力により、台風の影響が心配される中、約11万人の観客を動員し、無事に開催することができました。また、議員の皆様におかれましても御支援、御協力をいただき、この場をおかりして御礼を申し上げます。ありがとうございました。  御存じのとおり、ことしは各地の花火大会で打ち上げ現場の火災、ゲリラ豪雨による開始後の中止、露店商の爆発事故など多くのアクシデントが発生をいたしました。当市といたしましても、来場者の安全確保のため、例年以上の安全対策に努めたところでございます。  まず1点目、火災防止対策としては、水海道消防署と常総警察署の立ち会いのもと、現地を確認し、危険箇所については除草し、大会当日夕方5時には水海道消防署の協力で打ち上げ現場付近への散水を実施し、飛び火等に備えました。  2点目は、ゲリラ豪雨や地震に備えて、来場者の誘導方法を事前に係員に配布し、周知徹底を図りました。  3点目は、福知山花火大会における露店での爆発事故で記憶に新しいところでございますが、露店の安全対策については万全の体制をとることといたしました。事前の警備会議で対策を検討し、火器取扱店への消火器の設置やガソリン携行缶の持ち込み禁止などを決定し、出店者に対し注意喚起のリーフレットを作成し、郵送いたしました。さらに、大会当日は常総警察署、水海道消防署、大会本部役員並びに街商組合代表者の組み合わせで班を2班ほど編成し、出店状況の巡視を行い、指示事項が守られているかを確認しながら、再度リーフレットを配布し、安全な火器取り扱いを徹底いたしました。  以上のようなことから、大会当日は大きな事故もなく、無事終了することができたものでございます。  以上です。 115 ◯議長(岡野一男君) 金子晃久君。 116 ◯1番(金子晃久君) ありがとうございました。続けて聞きたいと思います。  この花火大会の予算、そして経済効果を教えていただければと思います。 117 ◯議長(岡野一男君) 産業労働部次長。              〔産業労働部次長飯田 茂君登壇〕 118 ◯産業労働部次長(飯田 茂君) 御質問の花火大会の予算につきましては、本年度3,530万円で、市商工会の事務局が担当となっております。  次に、経済効果でありますが、非常に算出が難しいところあります。交通費、宿泊費、飲食費等もろもろ想定されますが、金額等については推定になりますこと、御了承願います。  まず初めに交通費でありますが、交通機関や自家用車等の来場者が多いと推定しております。水海道駅に問い合わせましたところ、花火大会の時間帯での利用者数、約6,000人ということで、昨年の利用者数2,400人を大きく上回りました。また、臨時列車を出して対応したと聞いております。  宿泊費につきましては、駅前の二つのビジネスホテルが満室になり、シングルの部屋をダブルにして対応したということです。  飲食費では、特別観覧席内に臨時売店を設置した商工会においても、200万円以上の売り上げがあったと聞いております。また、会場周辺の居酒屋、コンビニ等では、平常時の2倍の売り上げがあったと聞いております。その他、スーパー等で材料を調達し、自宅からお弁当や飲み物を用意して家族や友人と花火を楽しんだ人、観覧場所を確保し、まちの中で食事をとった人、露店で買い物を楽しんだ人などを考慮し、一人当たり消費単価を2,000円、橋本運動場、それから豊岡球場の両会場での観客数約5万人と推定した場合に、約1億の経済効果があったのではないかと思います。  また、会場に来られずに自宅や鬼怒川、小貝川の堤防上から観覧しました人を含めますと、かなりの経済効果があったのではないかというふうに思っております。 119 ◯議長(岡野一男君) 金子晃久君。 120 ◯1番(金子晃久君) ありがとうございました。経済効果も1億円ということで、オリンピックがもたらされると3兆円の経済効果があるという、その3万分の1でも非常に大きな経済効果ではなかったかなと思います。  私も、とりわけ、観覧席のほうに御招待いただきまして、拝見させていただきました。本当にこの花火大会、各方面で楽しみにしている、私も親戚なんかに声かけると、行くよ行くよみたいな話になって、市内外からたくさんのお客さんが来て、常総で花火を見ていただき、土手のところに行きまして、ちょっと入っちゃいけないところもあるかもしれないんですが、土手沿いが観客の皆さんのブルーシートだったり、人だったりで埋められて、ああ、常総市、こんなに人がいるというのがただ単純に私はうれしいなというような感覚を覚えました。  そして、この花火大会、全国で上位に位置するというふうに最初の開会式のあいさつで高杉市長おっしゃっていて、ちょっと調べたんですが、きのうの私の検索方法がまずかったのかどうかわかりませんが、何位という明確なものはちょっと見つからなかったんですが、本当に上位に位置しているという話は各方面からよく、非常に聞いております。これもひとえに、開催をしていただく主催者の皆さん、そして常総市の花火大会を支えていただきましたスタッフの皆さん、準備、後片づけ、設置、運営、商工会の方々も焼きそばを焼いていただいたりというようなこともございました。本当に皆さんのお力でこのような盛大に花火大会が開かれて、しかもそれが全国で上位に位置するというようなものになるということは、やはり常総市、皆さんの力を合わせれば非常に高いポテンシャル、全国から人を集めて、全国に誇るような一大イベントが開かれるというような潜在意識を確認したところでございます。  その中に、ちょっと最後に、これは要望という形になってしまうんですが、一つ、多分皆さん思っているかもしれないんですが、花火大会、非常に一つ大きなネックとしては、やはり交通対策、駐車場問題だろうと思っています。具体的な策等に関しては、さまざまな、行政だけでは解決できないところもありますので、その辺は民間の皆さんたちとさまざま協議をしながら、できる限り安全に、かつ多くの方々がまたこの常総の花火大会に寄っていただくようにお願いして、さらに全国の上位、もっともっと上位の花火大会、みんな、この茨城県内でも土浦は有名でございますが、水海道に来たい、そして東京からも今つくばエクスプレスが開通しまして、たくさんのポテンシャルがまだまだあると思います。その辺の発掘、引き続きしていただきますようにお願い申し上げまして、また各方面への御礼も兼ねまして、私の一般質問を終わらせていただきたいと思います。どうもありがとうございました。 121 ◯議長(岡野一男君) この際、暫時休憩いたします。                 午後1時32分休憩    ─────────────────────────────────                 午後1時41分再開 122 ◯議長(岡野一男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を継続いたします。  18番堀越道男君。                〔18番堀越道男君登壇〕 123 ◯18番(堀越道男君) 通告に従いまして、一般質問させていただきます。  9月1日は、関東大震災が起きてということで、90年になりますかね。そういうことで、大きくは防災対策ということでやりたかったんですが、やはり個別、地元の問題ということに絞りまして、しかも理論的というよりは、情念、感情的に訴えたい問題がありまして質問させていただきます。  防災・治水対策についてですけれども、その1点ですけども、グリーンヒル団地内の治水対策の見直しについてです。グリーンヒル団地というのは、旧水海道市で最初に線引きがなされたもとでの土地区画整理事業において、農協が主体で事業をやって開発した旧水海道線引き最初の団地であります。80戸数はあると思うんですが、もともと田んぼだったところを埋め立てての団地造成ですから、地盤が非常に軟弱といいますか、盛り土した、下はビニールシートを敷いて埋め立てたわけですから、そういう工法でやられたところです。当初の計画から見ると、大変土を厚く埋めるという予定だったものが、そこの住む人の話ですけども、これで終わりなのかなと、そういう水準で終わって、非常に最初の計画がどうなったのかなというところは今でも疑問なところなんですが、そういうふうに当初の計画高とはやっぱり低い地点で終わったと。最初は道路等も含めて非常にすばらしい、そういう景観を示していたわけです。私もそれは見て覚えているわけですが、もともと地盤が軟弱なために、長年たちまして、極端な話で言いますけども、山裾は下がり、沼地があったところの西側、これが若干隆起するという、そういう地形に全体はなったわけであります。今は、ほぼ固定か、あるいは微妙にうねりといいますか、そのものが移動したりということになっているところであります。  そこの地域に、ことしの6月22日ですね、30分で32ミリのゲリラ豪雨ですね、これが降りました。そしてさらに、8月21日にも夜ゲリラ豪雨がありました。このゲリラ豪雨にあって、あの地域には道路の下に調整ポンプがあるわけですけども、それが飲み切れずにあふれてしまったということ、あっという間に床下、低いところで50センチぐらいが、水が冠水するわけですね。これ、そこに住んでいる人にとっては、年々ひどく、悪くなるというのはやはり我慢ができないということだと思うんですね。雨が降るたびごとに、家のガレージから車を移動させなきゃならない、大雨の中、そして夜中というふうになります。このことが、この夏に何回も起きたということですね。  あの道路下にある調整ポンプですけども、これは神林市長時代に、坂巻樋からよく台風のときに水が漏れて道路冠水ということが、内部に入ってくるということで大変問題になりまして、その道路を穴掘って、そこにポンプを埋めて強制排水を始めたわけであります。最近の豪雨で、この水を飲み切れなくて洪水状態、これがたびたび起こるようになったということですね。最近、そういう面で地元の区長含めて、公共下水道の早期着工とあわせてこの排水問題を市のほうにも、市長のほうに要請に参ったかと思うんです。  そこで、改めてお聞きしたいと思いますが、このグリーンヒル団地内の排水対策の改修について、今後の展望をひとつお聞かせ願いたいと思います。そのことを申し述べて、一問一答の質問に入らせていただきたいと思います。  以上です。 124 ◯議長(岡野一男君) それでは、答弁関係者の方は議場にお入りください。  これより答弁を求めます。都市建設部長。              〔都市建設部長飯田昭典君登壇〕 125 ◯都市建設部長(飯田昭典君) それでは、議員御質問のグリーンヒル団地内の治水対策の見直しについてお答えいたします。  豊岡町前河原地区のグリーンヒル団地の雨水等の排水につきましては、坂巻排水樋を通じて鬼怒川に排水しておりますが、グリーンヒル団地中央部が地盤沈下したことにより流下能力が減少しております。そのために、台風や大雨による道路の冠水被害がたびたび発生するようになりまして、平成4年より鬼怒川に直接排水する排水ポンプ場や、道路上に口径150ミリの排水ポンプを設置しまして、内水の排水を行ってまいりました。しかし、地盤沈下や近年の異常な豪雨によりまして、道路冠水が相次いで発生しているために、平成22年度に新しいポンプの交換を行うとともに、冠水対策を進めてまいりました。  また、ことしの6月以降も数回にわたりまして道路冠水が発生しておりまして、この対策が急務であると考え、排水ポンプを増設するための設計業務委託料及び工事請負費を今回の補正予算でお願いしております。議決いただけますれば、早期設計を実施いたしまして、来年の雨季までには工事を完了する予定でございます。  以上でございます。 126 ◯議長(岡野一男君) 堀越道男君。 127 ◯18番(堀越道男君) 御答弁いただいて、今回排水ポンプの増設を予算化する、設計の予算化をするんだと、議会へ出すんだということなんですが、当初、当局との話し合いの中で、どういうやり方が一番いいのかなということが若干あったと思うんですが、この増設でそれは十分、今回可能だということで見ているということの結論なんでしょうか。その点。 128 ◯議長(岡野一男君) 道路課長。 129 ◯道路課長(柴田 稔君) 雨水対策につきましては、何通りかの方法が考えられました。その中で、一番初めに考えたのが道路を上げる方法、これなんですけど、これにつきましては、地盤沈下がひどいところですし、既に1メートルも沈下しているということもございまして、さらに盛り土した場合にはさらに周りの人家までまた影響が出てしまうと、多額の費用がかかってしまうというおそれがありまして、それについてはちょっと難しいかなということです。  それから、大きな、調整池ではないんですけど、貯留槽を設ける方法、そういう方法もございます。それにつきましては、道路の中に貯水槽の大きいようなものをつくるわけでございます。これに関しましては、道路の下につくるしか方法ないものですから、実質的にかなり大きな、ちょっと大きさまではあれなんですけど、30メートルを超えるような大きな貯留槽が必要になります。ですから、それもちょっと物理的に無理だと考えました。  あともう一つの方法が、今ポンプを設置してあるところが、樋の直接の落とし口、そこには内径900ミリのヒュームになってございます。そこに直接接続する方法なんですが、それにつきましてもちょっと大きさが1メートル900ミリ、700とか800ミリとか、そういう大きいものを埋設しますし、かなり深く掘る必要がございますので、それも周りの人家への影響、さらにはあの地区で浄化処理施設ですか、そういう配管とかもございまして、かなり難しいのではないか。また、将来的には公共下水道を入れる予定でおりますので、そういうものを入れるとさらに障害になってしまうということを総合的に考えまして、やっぱりポンプの増設によってもう1本配管するという方法がベストと考えています。  今現在あるポンプにつきましては、内径150ミリでございます。ですから、できればそれより能力の大きいもの、200ミリないし300ミリぐらいのポンプを設置したいと考えております。200から300ミリのポンプを増設しますと、大体断面積に比例しますので、仮に300ミリとすれば4倍の能力ということになりますので、ことしになりまして30ミリとかという豪雨で、ちょっと50ミリとか冠水しておりますけど、そういうものはある程度解消できるのではないかと考えております。  以上でございます。 130 ◯議長(岡野一男君) 堀越道男君。 131 ◯18番(堀越道男君) いろいろなやり方の中で、今ポンプの増設でやりたい、そういう方向で決めたようですので、ぜひともそういう方向をお願いしたいというふうに改めてお願いしたいと思います。  次に入りたいと思いますが、今、個別の、グリーンヒル団地内のポンプの問題について伺いましたけれども、あそこにグリーンヒル団地と市の開発した出山団地があります。そのほかに民間で開発した団地があって、それぞれ150戸程度、もっとあるかもわかりませんが、そういう戸数があるわけですね。この団地から浄化槽を通って浄化した水が今言った坂巻樋のほうに、雨水も流れ込むわけですね。今出されたように、流末にあるのがこの坂巻樋で、今言われたように900の大きさを持つ樋ですね。かつては、私が小さいころの記憶では、600ぐらいな、簡単な、手で回すような貧弱な樋だったような記憶がありますけども、それが900の大きな、最近の近代的なものになったような感じしますけども、その樋にしても、出山団地がつくられたときですけども、出山団地、それからグリーンヒル団地つくって、排水の樋の大きさが問題になりまして、私はそのとき、担当者の係、部長かと思うんですけども、その話をしたときに、二つの団地の開発で、もうこれ以上は900の、渠部では精いっぱいだというような話を聞いております。そういう面で、これ以上の団地開発は無理だということを言っていたわけだと思います。  ところが最近、雑木林のところに、伐採をして、新たに家が建つような状況になってまいりました。これは市街化地域ですから、地主さんの意向なり、あるいはこの買った人の意向でいくらでも家が建てられるところだと思うんですが、私個人はやはりあの山がそのまま残ってほしいというふうにいつも思っているんですね。あれ以上建ててもらっては困るということはいつも考えているんですが、ただ、それを強制するものはありませんよね。やっぱり開発されて、山削られて、うちをつくられるというのは、これはしようがないことになるんだろうと思うんですが、そういったとき、今の樋、かつての部長の答弁のように、もうあれで精いっぱいですよと、900でね。これ以上団地がふえれば、それ以上もっと大きくしなければできないんだというようなことであるならば、今後の課題として、この坂巻樋の改修といいますか、これはやはり展望に入れなきゃならないんじゃないかなというふうに改めて感じるんですが、もっと近くにあるポンプの改修もありますけれども、大きくは将来的にこの坂巻の改修は、やはりその展望といいますか、先ほど言ったように公共施設の改修とかなんかのあれに入れる必要があるんじゃないか、特に土手の堤防のかさ上げ等があるわけですが、そこは樋は抜かれているわけですよね。ですから、やはり江島にしても、こっちの坂巻樋にしても計画がないわけですけども、そういったところのやはり必要性というのは今後求められるんじゃないかなというふうに思うので、そこらのところでちょっと市のほうの考え方、市の直接の樋の管理じゃありませんけれども、市としてどういう対応をするのか、ちょっとお願いしたいと思います。
    132 ◯議長(岡野一男君) 都市建設部長。 133 ◯都市建設部長(飯田昭典君) それでは、坂巻排水樋の改修についてお答えいたします。  まず、今、議員のおっしゃいました樋本体の口径でございますが、こちらにつきましては現在1,100ミリで対応しております。樋までの道中が900ミリで来て、樋本体の排水口は1,100ミリということで改修されております。  それで、坂巻排水樋でございますが、こちらは御存じのように鬼怒川右岸の豊水橋下流約120メートルに位置しておりまして、昭和12年に水海道が設置いたしまして、昭和48年に国に引き継がれまして、平成4年に樋の改築工事が行われております。この工事でございますが、樋本体も含めました大規模な改築工事でございました。  現在、鬼怒川において国が管理しております直轄の樋の数でございますが、73カ所でございます。それで、設置後50年を経過しているという樋が約半数を占めているところでございます。そのために、茨城県内の鬼怒川流域7市町で構成いたします鬼怒川下流改修維持期成同盟会というものがございますが、こちらでは老朽樋の改築について国に対しまして毎年強く要望を行っているところでございます。  なお、この坂巻排水樋の改修でございますが、国土交通省下館河川事務所に確認しましたところ、現時点での改修の予定はありませんが、今後はほかの樋も含めまして老朽化の状態、それから樋周辺の状況を考慮いたしまして、緊急性の高い箇所から順次改修してまいると、そのような回答を得ておりますので、これから国交省のほうと一体となってこの改修には全力を尽くしてまいりたいと思います。  以上でございます。 134 ◯議長(岡野一男君) 堀越道男君。 135 ◯18番(堀越道男君) そういう緊急性の高いところで見て、坂巻樋は一番じゃないかなというふうに思うんですが、要するに今後うちが建ったりなんかする、それから水の今の多さとか、最初から低いところですからね、流れてくる。山がどんどん削られていっちゃ、保水能力なくなりますからね、滝みたいに水が流れ落ちていますよね。そういうことでのやっぱり地元の不安というのがますます募るわけで、それの解消といいますか、安心して住める地域にしていきたいということならば、させたいということならば、そういうこともいずれやりますよと、第一級緊急課題だというふうに改めて私も思いますので、そういう立場でひとつお願いをしていきたいというふうに考えます。  以上です。 136 ◯議長(岡野一男君) 1番はおしまいですね。それでは、次の質問に移りますので、答弁関係者の方は入れかえをお願いいたします。  それでは、堀越道男君、次の質問にお移りください。 137 ◯18番(堀越道男君) 次に、公共下水道について入ります。  ここに第三次工区見直しというふうに書きましたが、第三次とかなんか使ってないというふうな話を言われて、認定区域だというふうな、そういう意見も言われたわけですけども、私の記憶では、最初公共下水道の工事は第一次、第二次、第三次と、こういうふうに工区で記憶しておったことがあって、そういうふうになっているわけですけども、当然その最初の計画というのは、第一次というのは旧水海道のまち内の中で、常総線の西側、八間堀の南側と、この区域だということがあったわけですね。でも、やっていく中で、その駅南団地が入り、354の南側からという、当初の八間堀よりもさらに手前になって東側にふくらんだということがこの間の流れとしてありまして、その工区の見直しそのものについて私は反対はしませんし、そういうことで、できるだけ奥へ行ったほうがいいというふうに思っていましたのであれなんですが、いずれにしても私どもの豊岡の地域というのは、そのときで言うならば二次が橋本、森下含めた小山戸あたりまでの話で、さらに第三次が豊岡と中妻というふうな話があったわけですね、当初ね。そういうことで、一日も早い工事の着工をということで、ずっと長い間願ってきたわけです。そういうことで、3月の議会では私がこの公共下水道の今後の見通しということと、それからやはり何としても鬼怒川西ということをお願いしたわけです。中村議員も6月議会で坂手の処理場のあるところが一番だということで、それは大いに私認めますよ。いずれにしても、西側へ来ないと話にならないわけですから、そういうことで、そういう思いが出されたと思います。そういうことで、今後の見直しとして、今の時点でどういうふうなことになるのかということを改めてお聞きしたいと思います。  そういうことと、質問を一緒にしたいと思うんですが、その工事の問題でいろいろ進まない話が出されておりますよね。なかなか進捗率が進まないという中で、あるところで聞いたんですけども、下水道の着工、要するに公共ますから個人のつなぐまでの、その間、3年以内にということがある面では強制的になされるわけですね、強制的にね。でも、実際になかなかそれが常総市の場合守れていないといいますか、なかなかそこまで取っかかりがないと、お金の問題あるいは時期の問題とか、いろいろさまざまな意見があるわけですよね、やる側にとってみればね。でも、あるところでは3年間の中で1年目に加入した人には3万円補助を出す、2年目には2万円、3年目になった人には1万円というような、そういうようなものを出しているという、これは新聞記事をちょっと読んだんですが、市の方も、ある人が、私もそういうことを提案したことあるんだよというようなことがあって、そういうのも事業を進める上で一つの手じゃないか、手というのも変な言い方ですが、そういう市独自の進めるための手だてというのは必要じゃないのかというふうに考えまして、改めてそういうことがとれないかどうかということをあわせてお聞きしたいと思います。 138 ◯議長(岡野一男君) これより答弁を求めます。都市建設部長。              〔都市建設部長飯田昭典君登壇〕 139 ◯都市建設部長(飯田昭典君) それでは、公共下水道についてお答えいたします。  まず、認可区域拡大の見直しでございますが、第3回定例会の一般質問でもお答えいたしましたが、本年度末で水海道中央公共下水道の事業認可が期限切れとなります。そのことに伴いまして、現在コンサルタントに事業認可変更業務を委託しているところでございます。  現在、水海道中央公共下水道事業は、水海道市街化区域の整備面積が平成24年度末におきまして約89%の進捗状況であり、認可区域拡大の目安である80%を達成しているところから、今回の期間延伸とあわせまして区域の拡大を計画しております。  拡大区域でございますが、浄化センターの所在地であります、最下流部に位置しました坂手地区内の都市計画区域44.7ヘクタール及び下水道早期着工の要望書が地域ぐるみで提出され、公共下水道への集団加入が望めます豊岡地区のきぬ住宅団地・豊岡グリーンヒル団地の5.8ヘクタール、合計50.5ヘクタールの拡大を予定し、現在茨城県と協議中でございます。  なお、下水道認可区域に指定されますと、常総市浄化槽設置事業補助金交付要綱に明記されてありますように、浄化槽設置の補助対象外区域となりますので、さらなる区域拡大につきましては、今後の整備状況を見据えまして、順次区域の拡大を行っていく予定でございます。  続きまして、既存設置区間の早期需要を開始させるための補助金の導入についてお答えいたします。  市では、下水道法第9条第1項の規定により公示された下水の処理を開始すべき日から3年以内に改造工事をする方に、常総市水洗便所改造資金助成制度によりまして、その工事に資する資金の一部として助成金を交付しております。助成金の額でございますが、1世帯につき1万3,000円を限度といたしまして、貸家・アパート等につきましては1世帯につき7,000円を限度で5世帯までを助成金の対象としております。  また、改造工事をするために必要な資金の融資あっせん及び当該融資に係る貸付利子補給制度の常総市水洗便所改造資金の融資あっせん及び利子補給に関する規則があります。融資あっせんの額は、1世帯につきまして100万円を限度としまして、貸家・アパート等については改造工事1件につき30万円を限度で6件までとしております。  現在、このような助成制度を広報紙等により周知いたしまして、早期使用開始に向け推進しております。  以上でございます。 140 ◯議長(岡野一男君) 堀越道男君。 141 ◯18番(堀越道男君) まず、公共下水の問題ですが、そうしますと、354、前からの地域ですよ。354の南側ということが主たる、坂手の地域との、認可区域の見直しの最初になるということの理解でよろしいですか、それはね。だから、その後の問題として、今回豊岡の場合は市街化の皆さんがというふうに今回頑張って出したと思うんですが、そこいらはまた後に続いてやるというふうな区域としての理解でいいんですか。その点、ひとつもう一回お願いします。  それと、私が言ったやつだと、独自に市がやっているということなんですが、推進といいますか、働きかけるために、1年目にやると3万円というふうな、これは1万5,000円を平たく出しているというよりもはるかに効果があるんじゃないかなというふうに思うんですが、これは、そのほか工事の終わりに、今100万円だとか、それから30万とか出しているような話がありますけども、いろいろつける人は、簡単につけられるところはいいんですが、今までのし尿くみ取りだとすると、水洗化から始まっていろいろなものまで、あるいは台所まで、風呂場まで変えなきゃならないなんていう人も出てくるわけですよね。そうなると、そのお金というのはいくらあってもいいというふうになると思うんですが、そういう問題で、できるだけ推進策としてやるわけですから、平べったくじゃなくて、最初の1年目にやった人には3万円だとか、その差をつけるといいますか、そういうのもやはり必要なことなんじゃないのかなというふうに思うんですが、そこらの改善はないですか。 142 ◯議長(岡野一男君) 下水道課長。 143 ◯下水道課長(古谷幸悦君) それでは、堀越議員の御質問にお答えします。  最初に、前河原地区、旧国道354南側の拡大ということですけども、今回認可申請をします地域としては354の南側のグリーンヒルと絹の台の面積5.8なんですけども、そのほかにつきまして、豊岡の市街化区域の東側のほうにつきましては、先月、前河原地区の方と懇談をしたんですけども、今回の申請の段階ではそのグリーンヒルと絹の台の5.8ですけれども、これが進捗することによって、目先が見えてきた段階において、区域拡大は可能ですので、その段階において残りの豊岡の市街化区域を拡大して整備していくというふうに考えております。  続きまして、補助金の関係ですけども、まだ他市のそういった状況をこちらで把握しておりませんでしたので、また今後、他市の状況等を見直しまして検討させて、議員の御意見を参考にしながら水洗化率の向上に努めてまいりたいと考えます。  以上でございます。 144 ◯議長(岡野一男君) 堀越道男君。 145 ◯18番(堀越道男君) 了解といたします。次に移ります。  大生郷特定公共下水道の一般住宅用下水道への転換策ということですけども、これは特定という名前がついている工業団地の汚水処理施設ですよね。この特定ということは、どういうことなのかなということなんですね。ここの浄化槽は、私ども議員になってすぐできたようなところで、もう30年ぐらいたつわけですね。ですから、この間、装置の入れかえ、修正やりました。ここは、浄化槽は円板方式、曝気方式じゃなくて、円板がぐるぐる、そこにバクテリアがついていて、汚水をきれいにしていくという装置で、この装置ならば特別に何か、要するに金属を食べるような、そんな浄化をしているというようには私は見えません。実際に工業団地内の生活排水、トイレの水の浄化、これがほとんどだというふうに思うんです。だから、そういう面で、特別な特定の意味はあるのかなという気持ちがあるということもあって提案するんですけども、また、装置が半分しか、50%しか稼働していないということで、やったんだけども、結局動いていなくても大規模改修をやらざるを得ないというふうになりましたね。この間、企業の撤退もあって、大きく使用料金が減りました。かつて建設委員会へ行ったときに聞いたら、7割減だというふうにもおっしゃっておりまして、ええっというふうなことで聞いたわけですけども、それもやはり企業が張りつかない、あるいは排水を流さなくなったら、それは使用料金が大きく減るわけですね。そういうことになると、いわゆる会計上も基金もたまらんし、それから装置も新しくするということに、いろいろ問題点が出てくるんじゃないかというふうに考えます。  今後の常総市の下水道整備ということを考えた場合に、残った地域というのを考えたとき、うちのほうを先にやってもらいたいと言っておきながら、ほかもなんていうのはちょっとおこがましい話なんですが、ただ、将来のこととして、ほかの菅原地域だとか、あるいは石下の一定の地域にそういう大生郷の工業下水道、特定という名前がついていても、それは一般の下水道に切りかえても、切りかえというか、それにやって、下水道料金を、使用料金を上げていくということは現実的な課題なんじゃないかなというふうに思うので、そういう考え方、思考があるのかどうなのかということをお聞きしたいと思います。 146 ◯議長(岡野一男君) 都市建設部長。 147 ◯都市建設部長(飯田昭典君) それでは、大生郷特定公共下水道の一般住宅用下水道への転換策についてお答えいたします。  大生郷特定公共下水道は、大生郷工業団地内の汚水を処理するために昭和56年4月1日に71.5ヘクタールを供用開始いたしました。  今、議員おっしゃいました、この特定公共下水道の定義でございますが、特定の事業者の事業活動に主として利用される公共下水道ということでございますので、大生郷の工業団地に展開する企業さんに向けた下水道でございました。それを踏まえまして答弁させていただきます。  今の下水道でございますが、こちらはまた平成14年度に花島工業団地が新たに開設されまして、8.4ヘクタールを処理区域に加えさせていただき、現在79.9ヘクタールの処理をしてございます。  今回の御質問の一般住宅用下水道との共用でございますが、都市計画法、それから下水道法に基づく手続、それから一般家庭からの汚水量に一定の制限量はございますが、接続は可能と考えております。今後、下水道の利便性、それから経済性を考慮いたしまして、また地元住民の皆様の意見などを踏まえた上で、転換に向けて検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 148 ◯議長(岡野一男君) 堀越道男君。 149 ◯18番(堀越道男君) 非常にうれしい返事でしたね。そういうふうに、前には特定というのは特別なものとして、何か工業団地じゃなきゃだめだという制限があってというのがあったわけで、今は特定の事業体だと、そこのね。汚水の処理のやり方には変わらないんですよね。何か特別金属だとかなんかをきれいにするような装置がいっぱいあって、一般の家庭はだめだというような形で、そういうことなのかと思ったら、内容は生活排水とトイレの水の浄化ですから、当然企業が抜けて生活排水を使わなければどんどん利用料金は減っちゃうということになりまして、当然最初のもくろみから今度外れていく、そういう面では経済的に赤字とは言わないまでも大変低い使用料金になったということだろうと思うので、そういう面では経済性と言いましたけれども、別に装置のやり方に、浄化に問題ないし、一般家庭を入れても問題ないというならば、そういう方向で検討はひとつお願いしたい。そういうことでひとつよろしくお願いしたいということでね。 150 ◯議長(岡野一男君) 次に入ります前に、答弁関係者の方々の入れかえがございますので、少々お待ちください。  それでは、堀越道男君、次の質問にお移りください。 151 ◯18番(堀越道男君) 3点目に入ります。河川の除草対策についての一考察といいますか、これは最後のことになるわけですけども、最近、非常に、きのうの公園の雑草の除草の問題もありましたし、季節柄、やはり相当身の回りに起こるやつが若干感情的にもなるし、それからいろいろ皆さんの間で不満が高まっているということもありまして、直接私どもにもいろいろな意見がぶつけられるということで、そんな中で考えたことでもありますので、ひとつこういう考え方はどうなのかなという立場で質問したいと思います。  ここに書いたように、堤防の除草ばかりでなく川底、また堤防の側面に、のり面に繁茂する雑木の除去についてということで多少お伺いしたいんですが、ただ、常総市管理の河川ってないよと、こういうふうに言われたんですが、そうなっちゃうとこれ、持っていきようがないんですが、ただ、市民から言われるのは、中小河川、例えば豊坂川とか、仁連川とか、いろいろな河川ありますね。そういうのに対する苦情というのは議員のところに来るんですよね。何だというようなことで来まして、それを言うと、いや、これは市じゃなくてあっちだ、県だというふうになるんですが、これは市民の立場から言ったら、要するにどこの領域だろうといいんですよね。それはやっぱりきれいにしてもらえばということなんですが、ただ、話していきますとこの領域論でぶつかってくるというのがありますので、そういう点を乗り越えた形でちょっとお話ししたいなということです。  今回、経験したことなんですが、豊坂川の例ですけども、河川の改修を今やっておりまして、非常にきれいになってきたわけですが、最近、もとのもくあみというんじゃないけども、川底に草、ガマの穂、アシ、ヨシだとかなんかが入っちゃって、川底の浅いところですね。深いところは水が流れておりますし、橋の、浜宿橋だっけか、あそこらは深いので非常に草なんかは生えておりません。しかし、それがずっと下っていきますと、やはり昔も草だらけで水がすぐにあふれちゃって、道路のほうへ来るような状況、これがなくてよかったなと思ったら、やっぱりそういうところはまた草が生えてくるんですね。もとにどんどん戻りつつあるんです。そこの川底の草を何とかしてくれというのが今回出されました。  さらに、のり面に生えている木ですね。雑木。これ、何とかならないかということになってきたわけです。このことを県議会の神達議員とともに県のほうにお話しさせていただいて、県の職員も吹っ飛んできて、そういう現場確認もしながらやったわけですけども、そのときの意見なんですが、除草とのり面の木の伐採はお金が違うんですよと。のり面の除草はお金を取ってあるわけけども、木の伐採はお金はありませんと、こういう話なんですね。全く別だそうです。でも、市民、ほかの人が見れば同じですよね。のり面に木が生えているんですから。これは除草と同じじゃないかと考えるのは当たり前ですよね。それが県のほうではそうじゃないと、これは違う予算なので、そっちは予算取っていなくてありませんという話を言うものですから、ええっというふうになるわけですよね。それは市民はなかなか理解できないし、何言ってるんだということになります。そういう面で、早急にやっていただきましたが、残念ながらきれいにとはいきません。ない予算を絞り出したみたいな話で、またこの次ねというような形で、ちょこっとやっただけで帰られているわけですが、そういう面で非常に、こののり面の問題というのは、仁連川も同じですよね。せっかく上のほうを刈っても、川底まではきれいにはならない、さらには雑木は生えっ放しということで、非常に除草の問題として、問題が残るところがいっぱいあるということです。  また、さらに、この間、花火大会前後にして土手等の草刈りもありました。しかし、やはりこれも市の管理部門と、それから県の河川局といいますか、領域があるみたいで、そういう面だと、市のほうが土手の上から1メートルぐらい刈ればいいと、後は置いてきぼりになってくるというか、ある程度途中までしかやらないと、非常に残されたところがあったということで意見をいただいたんですけども、後でそれは対応していただきましたけども、土手でも何でも領域があるというのは、市民にとっては全然関係ないことなんですね。草というのは下から生えて、道路にはい上がっていきますから、途中、上っ面だけやっても、やはり大もとは残るというふうになると思うんですね。そういう問題で、その除草の問題について、あまり領域主義的に対応されては非常に困るということもありまして、そういう点について、もっと積極的な対応が必要なんじゃないかということです。  それから、通学路の問題にしても、非常に、いつも草が繁茂するわけですけども、ある人にも最近言われたんですが、私のことをつかまえて、あんた、ここを何回通っているんだと、草がこういうふうに生い茂ってるのわかるだろうということで、その人は自分で刈り出したんですね。御苦労さまでしたと声かけたのに、えらい怒られましてね。何だということで怒られました。見りゃわかるだろうという話で、だから、おれは我慢ならないから自分でやってんだということで、そういった面について、見ればこれだけのものがあって、子どもさんなんか通うときに危ないじゃないかと、そういう気持ちというのはわからないのかということで、そういう状況についてはやはり市民は厳しいですよね。ですから、そういう問題について、至るところにある、そういう雑草ですかね。そういうのについてもやはり、うちのほうとは違うとかなんかじゃなくて、早めに対応するというのが必要なんじゃないかなというふうに思います。  それは後の問題になっちゃいますが、そういう面で、河川の川底、あるいはのり面での雑木だとか、どうしても置いていかれちゃうようなところに対する総合的な見解といいますか、これはもうあわせて必要なんだと、特に川底は、やはりそのままにしておくとどんどん堆積して上がっちゃいますよね。これはやはり、どういうふうにやるのかというのは、ほとんどの河川では置いていかれていますから、そこらのところの考え方というのは、うちのほうの持ち物じゃないということで見ていくのか、それともそういうところまで含めてきれいにすべきじゃないのかというふうに考えていくのか、そういう点、ちょっとお聞かせ願いたいと思います。 152 ◯議長(岡野一男君) これより答弁を求めます。都市建設部長。              〔都市建設部長飯田昭典君登壇〕 153 ◯都市建設部長(飯田昭典君) それでは、3番、河川の除草対策についてお答えいたします。  鬼怒川及び小貝川の堤防の除草につきましては、環境の保全及び堤防上道路の安全確保、そして堤防の亀裂や沈下、陥没などの現状を確認するために、梅雨時期や台風時期前に河川事務所が実施しております。  また、市道として堤防上を占用している部分の除草につきましては、路肩から1メートルの範囲は市が実施することになっております。こちらにつきましては、経費削減のために河川事務所が委託しました業者に同時に除草を委託しております。  河川敷内に繁茂する雑木の除去につきましては、河川事務所が管理する範囲となっておりますが、今回の常総きぬ川花火大会において豊岡側から雑木が繁茂して花火が見にくいため、市及び花火大会実行委員会から河川事務所に要望しましたところ、実施していただいたと聞いております。  今回、御質問にあります河川敷内に繁茂する雑木の除去について、要望すればすぐに実施してもらえるのかという御質問かと思いますが、河川事務所に伺ったところ、やはり予算の状況によるが、河川の管理上必要なところについては順次実施していくという回答を得ております。  以上でございます。 154 ◯議長(岡野一男君) 堀越道男君。 155 ◯18番(堀越道男君) 今、鬼怒川の、今回花火実行委員会が要望して鬼怒川の高水敷のところの雑木がきれいにされまして、地元でちょっとちょっかいする人もいましたけれども、自然破壊だと言う人もいましたが、私もそれを聞いて自然破壊なのかどうか尋ねたわけですが、そうじゃなくて、残すべきような木はなかったということもあってやりましたということと、高水敷という、川底、川が流れている底から若干高い、昔、砂からと言ったところですね。そこらの流域、流れを邪魔する、障害になる木がいっぱいあると、これはやっぱり除去したいんだということで地元とのお話があって、河川事務所もやりたいと、地元もやってくれということでやったんだということで、そういう形で私も理解して納得したわけなんですが、ただ、昔は、やっぱり花火を見たくて、うちのほうの若い血気盛んな人らが川の中の木をみんな切るからということで、おれらが切っちゃうべとやったんですよね。で、河川局へ行ったらだめだと、勝手にやるんじゃないということと、それから洪水のときにああいう雑木は流れを抑えるんだと、だから洪水を一気に流さないで緩衝役になるんだと、だから切っちゃだめなんだというふうなことを言われていたわけなんですね。で、あきらめたというのがありますけども、そういうことで、そういうものかなと思っていたら今回、一気に高水敷はやったものですから、そこらのことを河川局の人にも聞いたわけですね。そしたら、要するにそういうところのじゃまになるものとして、流れをとめるものについては切るんですよという話を改めて今回受けて、じゃあ、前の見解とは全く違うんですねという話は確認してきたところなんですが、それとて勝手にやるというわけにはいかないわけで、いずれにしても川の中の雑木についてはきれいにするという意義はあるんだなというふうに改めて感じたところなので、そういう立場で河川の、豊坂川なんかの、せっかくきれいにしたのにまたアシが入り、ガマも生え、またまた川底が上がって、流れがとまって、流れがとまればくさくなりますからね、水はね。濁るというのはそういうことですから、そうなっちゃうと近所の人らも非常に迷惑だというふうになりますので、そういう観点で川底の清掃についてはやはり県挙げてひとつ大いに進めていただきたいということを要望しておきたいと思います。  そういうことで、2)に入ります。  これは、そういう6月、7月、8月、9月、そうでしょうね、大体そういう4カ月ぐらいの間に草は生えるわけですから、かつては除草というのは年に2回ないし3回はやられていたと思うんです。ところが、最近やはり経費節減ということもあって、一番ここが節約されたんじゃないかなというふうに私思うんですよ。大体1回しかやらない、しかもずっと草が生えるときよりも、もう生えないような時期に1回やれば済んじゃいますから──ということで、夏の盛りの一番激しいときにはあまり手を出さずに、ずっと待っていると。私らの身長と同じなんですよね。うちの木をやっていても、草生えてても、もうそのうちにはかなくなるだろうかというと、背の高くなるような状況になって、それから必死にやるから大変な話になるわけですよね。だから、何回もやるとむだなようなことに見ますけれども、やはり数回の除草は必要だと思うんですよね。  最近気がつくんですが、ここあまりやっていないところを見ますと非常に草の質が悪くなりまして、一つは、ツタのこういうやつはものすごいですね、繁茂の仕方が。それから、笑い話みたいだけれども、犬との散歩なんかしていると、よくこういうところに毛玉みたいのがつきますね、手榴弾みたいのね。これがなかなか取れない。うちへ来て、みんなこれを取って、犬のを取って庭へ捨てるわけです。そうすると、うちの中、それだらけになっちゃうんだね、うちの庭もね。そうすると、これがものすごい勢いで伸びるんですよ。あと、いろいろ服についたものとかなんかというのがあって、それで繁茂するというのが最近多くなってきて、とても中へ入るのに痛くてしようがなくて、犬も参っちゃうね。そういうことで、非常に劣悪な草がどんどんふえているというふうになります。それだけに、やはり何といいますか、この間やられたような緊急雇用対策費みたいなものを国のほうにも要求して、あるいはつくっていただいて、自治体独自で、シルバー人材に委託するからいいよということじゃなくて、失対事業というふうに言いましたけど、要するに仕事がないような人とか、あるいはこの期間、これならやれるというような人を集めて、そうした草刈りに特化するような、何かそんな事業ができないのかなということで、そういう事業体の創出はどうでしょうかと、これ、一考察になりますので、よろしくひとつお願いします。 156 ◯議長(岡野一男君) 都市建設部長。 157 ◯都市建設部長(飯田昭典君) それでは、お答えいたします。  現在、道路課では、平成21年度から平成24年度の4カ年におきまして、失業者に対する短期の雇用や被災地域における安定的な雇用を創出するための県の基金事業であります緊急雇用創出事業を活用いたしまして、シルバー人材センターとの業務委託契約により2名体制で簡易な道路補修や路肩の除草を実施しております。平成25年度からは、制度見直しによりまして緊急雇用創出事業の対象事業とならなくなってしまったために、市単独事業といたしまして引き続きシルバー人材センターとの業務委託契約によりまして業務を行っております。そういうことで、現在のところ除草作業に限った事業体での創出につきましては検討はしてございません。  以上でございます。 158 ◯議長(岡野一男君) 堀越道男君、残が2分となっております。 159 ◯18番(堀越道男君) 要望的に言います。今、2名でやってきて、この間の緊急雇用対策創出事業としてやってきたと、そういうのではいいことだと思うんですが、やはり2名でやっているというのは、今の事業に応じて合わないんじゃないかと、足らないんじゃないかということですよね。ですから、もっとスピードを上げるためにも、あるいは地域的にも、もっとやっていただきたいということになれば、もっと独自の対策はとるべきじゃないのかということで、ひとつそこらのところを厚めに、やはりそういう、きれいにすることですからね、これは悪いことじゃないですよね。やはりその地域の発展というのは、そういう草だらけでどうにもならないほどのまち並みがあって発展しているとは思いません。そういう意味では、やはりきれいに、そこにいてすがすがしい気持ちになれるのだったら、やはりこれはいいあれだと思うので、そういうことを目指すということも本気になってちょっと考えて、これの厚みを今後やっていただきたいというふうに改めて思います。  以上です。 160 ◯議長(岡野一男君) お疲れさまでございました。  この際、暫時休憩いたします。                 午後2時41分休憩    ─────────────────────────────────                 午後3時01分再開 161 ◯議長(岡野一男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を継続いたします。  14番石川栄子君。                〔14番石川栄子君登壇〕 162 ◯14番(石川栄子君) それでは、通告に従いまして質問を行います。お疲れさまです。最後になります。よろしくお願いいたします。  まず、3点質問を行いますが、1点目の生活保護行政について、これにつきましては3月議会において取り上げましたが、国のほうでまだはっきり決まっていないからということで明確な答弁はいただけなかったと思います。今回は、8月から当市でも引き下げを行っているということですので、改めて質問をすることといたしました。  昨年の国会では、消費税増税法案とともに、税と社会保障の一体改革の審議が行われましたが、その流れの中でというよりは、その途中でと言ったほうがいいかもしれませんが、お笑いタレントの親の保護受給が不正受給だというバッシングがありました。実は、生保の受給者がふえていることを理由に、何とか受給の見直しをしようとしていた矢先の出来事でしたので、テレビに出てそれなりにギャラをもらっている人の親がなぜ保護を受けているんだとか、子どもだったら親の面倒は当然見るべきだというような心情的なバッシングとなって、テレビ番組でも、週刊誌や新聞など大々的に取り上げられました。  あたかも、ほとんどの生保受給者の方が不正受給をしているかのような大騒ぎでした。実際には、こうした不正受給は全国的には0.4%しかないということなんですね。このバッシングがきっかけとなって、生活保護改悪へと進んでいったのではないかというふうに思います。  その一つが、扶養義務者に対する調査権限を強化し、申請するときに書類の添付を義務づけました。別れた夫や息子、遠くに嫁いでいる娘にまで書類の提出を義務づけています。これは申請を困難にする水際作戦と言われることの、一つの合法化と見られます。早くに別れた妻や息子に生活保護を受けなければ暮らしていけない恥をさらすのが本当に辛い、参った参ったと頭を抱えて悩んでいた方、病気になって少し後遺症のある方なんですが、病気であのとき死んでしまっていたらよかったのにと、ちょっと一言漏らした言葉に私もどっきりいたしました。  今回の法案には、生活保護の受給者の義務として、みずから健康の保持及び増進に努め、収入支出その他生計の状況を適切に把握すると明記されました。自助努力、親族相互の努力を基調にし、そして公的制度への依存を減らすこととあります。自分の食事を減らしても、仏様にはきれいなお花を飾ったりしたい人もいますし、たまには新しい服も買いたいと思うでしょう。知人のお見舞いやお葬式にはなかなか行けない。何の趣味も持てないような、こういうすべての金銭の出入りを明らかにする、こういうことが強制されます。人権としての社会保障を変えるためには、まず生活保護の改悪があるというわけです。  いつ、だれが受給者になるかもしれない、どんなことがあるかもしれない、そういうわけですから、しっかりと生活を支えるものになっていなければだめなんだというふうに思います。生活保護を受けている人がふえているから、何とか受給しないように法案によって締め出す、こういう考えです。  前回の私の一般質問に対して、生活保護がふえた原因について、部長から、大きくは景気の低迷が原因であるとして、細かく言うと、派遣社員や契約社員などの不安定雇用にあるとの答弁をいただきました。私もまさにそのとおりで、景気が悪くなれば簡単に首を切れる、雇用形態によって生保受給者が急増したのかなというふうに考えます。受給者数なんですが、今、215万人と言われています。史上最高というふうにマスコミは伝えています。  厚生労働省の資料によりますと、保護世帯の割合がふえているのはその他の世帯、つまり現役世代なんです。もちろん、母子家庭や高齢者世帯もふえているようなんですが、それよりもふえ方が大きいわけです。現役世帯で低所得者がふえているんですから、親の面倒を見るどころじゃないというふうにも思います。これは自己責任でも何でもない、こうした雇用形態を放置したまま、あるいは失業したときの手当を受けられない状態のまま放置しておく、働く者を大切にしない企業、政府のありよう、こういうことが浮かんでまいります。  70歳以上の人たちは、老齢加算の廃止で既に生活扶助が引き下げられているのに、またさらに引き下げます。せめて69歳までの人との差額分は、3,000円ちょっとだと思うんですが、上がるだろうと予想していたのに上がらなくて、さらに切り下げるということです。  また、母子家庭や子どものいる家庭では、子どもの多い家庭ほど引き下げ幅が大きいということですが、家族構成別に、これは1)の質問ですが、生活保護引き下げに伴う各世帯への影響について伺うというところで、家族構成別にそれぞれどのくらい引き下げが行われましたかということで、まずそれをお知らせいただきたいというふうに思います。  きょうは一問一答方式を選択しましたので、そちらに戻って、また質問させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 163 ◯議長(岡野一男君) それでは、答弁関係者の方、議場にお入りください。  これより答弁を求めます。保健福祉部長。
                 〔保健福祉部長山本 宏君登壇〕 164 ◯保健福祉部長(山本 宏君) それでは、石川議員の生活保護行政の、今回の基準改定に伴う各世帯への影響についてお答え申し上げます。  生活保護における生活扶助基準については、国の社会保障審議会生活保護基準部会における検証結果や物価動向を勘案するという考え方に基づき、必要な適正化を図ることとした上で、平成25年度予算成立後に告示の改正及び通知があったことにより、今年8月支給分から改定となりました。  改定内容について簡単に説明しますと、生活扶助の算定基礎となる食費や被服費といった個人的経費を賄うものとして年齢別に金額を設定している第1類、水道光熱費などの世帯共通経費を賄うものとして、世帯人数別に金額を設定している第2類について、あらかじめ、平成27年4月の基準額を設定した上で、世帯構成員の数に応じた逓減率を乗ずるなどを含む計算式を用いて、約3年かけて、3回に分けて見直しを行うものであります。見直しの時期については、平成25年8月、平成26年4月、平成27年4月を予定しております。  ただし、激変緩和措置として見直しの影響を一定程度に抑える観点から、現行基準からの増減幅はプラスマイナス10%を限度とすることとされております。  以上の改定に基づき、ことしの8月・9月分を支給したところでございますが、当市においては基準改定に伴い生活保護の廃止に至るようなケースはございませんでした。また、被保護者からの反響も特に生じていない現状でございます。  次に、第1回である今回の改定前後の基準額を比較して、その引き下げ額を幾つかの事例をもとに検証してみますと、基準改定の際に基軸となる標準世帯として、4歳の子を持つ33歳と29歳の夫婦で2,540円の減、70歳単身者で180円の減、4歳と2歳の子と30歳の母の母子家庭で460円の減となっております。  以上です。 165 ◯議長(岡野一男君) 石川栄子君。 166 ◯14番(石川栄子君) そうしますと、今回の8月の引き下げ分については、多いところでは2,540円というのがございますが、大体例に挙げていただいた家族ではそんなに多くはなかったと。前にお伺いしたところ、だれからもクレームつかなかったと、文句が出なかったということもお聞きしましたが、実際には少し減っているなと思っていても、何で減ったのか、どうして減らしてしまったのかなんて問い合わせできない遠慮があった、引け目を感じてのことではないだろうか。強く言い出せない気持ち、おわかりになるでしょうか。この8月に減額になる分のお知らせについては届いていたのかどうか、まずその点お伺いします。  また、その後、3年かけて、プラスマイナス10%というわけですから、1割近く減額になる分のお知らせですよね。1割近く減る世帯があるようなんですが、そして来年、再来年というふうに続けて減額になる。3年間で1割近く減るという、こういう通知は出しているのかどうか、お聞きしたいと思います。当然、実際に試算してわかっていることですので、すぐに知らせるべき大事なことだなというふうに思います。先ほど例に挙げた世帯で結構ですから、3年後の減額と受け取る額について、お願いしたいと思います。そして、受給者の方々に対しては、いつ、どのような形でこの1割近くも減ってしまうんだよ、8月はまず第1回目だから、びっくりさせないようにというか、少しだよということなんでしょうけども、いつ、どのような形でお知らせをするのか、ぜひ早めに、いろいろ計画もあることでしょうから、早めに知らせてあげるべきだと思います。その点について答弁を求めます。 167 ◯議長(岡野一男君) 社会福祉課長。 168 ◯社会福祉課長(石塚 洋君) ただいまの質問にお答えします。  この保護費の減額については、事前に、減額があるたびに通知をしております。  それと、3年後、27年の4月の減額ですが、先ほど申しました子ども一人、夫33歳、妻29歳の標準世帯でございますが、生活扶助と住宅扶助4万6,000円をもらっておりまして、合計で18万140円になるんですが、それが8月の基準改正で17万7,600円、27年の4月ではおよそ17万2,520円、その差額7,620円ということになります。  また、70歳、単身、住宅扶助3万5,400円と生活扶助費で9万4,570円の生活保護費を受給している世帯ですと、今回の8月で9万4,390円、180円の差額、それが27年4月になりますと9万4,010円、差額が560円となります。  また、母子世帯ですが、母親30歳、子どもが4歳と2歳、生活扶助のほかに住宅扶助4万6,000円を受給している世帯ですと、25年4月では20万1,760円、今回の8月の基準改定で20万1,300円、その差額、答弁で申し上げたように460円、これが27年4月になりますと20万1,090円、差額が670円となっております。  それと、本年度分は既に基準改定分が電算化されておりますので、正確な数字ですが、26年、27年についてはまだ電算化プログラムがされていないため、概算ですが、常総市地区が基準改定が適用されています3級地-2を使用しているため、実数字に近い数値となっております。  以上でございます。 169 ◯議長(岡野一男君) 石川栄子君。 170 ◯14番(石川栄子君) ありがとうございました。  3年間で、実際には、子どものもっといる世帯だと一人当たりの数があれしてふえるのかなという感じがしますけれども、御夫婦で子ども一人で7,620円、きょう、今お知らせ願った世帯の中ではこの方が一番減額が大きいのかなというふうに思います。これはいつお知らせいたすんですか。この3年間でこれだけ減りますよというお知らせはいつお出ししますか。早目にって。まだお知らせしてないですよね、この3年間でこれだけ減るんだというのはね。 171 ◯議長(岡野一男君) 社会福祉課長。 172 ◯社会福祉課長(石塚 洋君) ただいまの質問にお答えします。  いつ減額になるかというのは、伝えようがないのでございます。 173 ◯議長(岡野一男君) 石川栄子君。 174 ◯14番(石川栄子君) いや、違う。減額になるというお知らせをいつ出しますか。いつ、この受給者の方にお知らせするんですかということなんですよ。今回、8月はもうもらっているし、知らせもしてあるということでしょう。だけど、早めに、こういうふうに3年かけて減っていくんですよというお知らせは必要だと思うんですよ。だれでも、例えば給料であれば、こんなに減っていくというのも自分で知らなくちゃならないわけですから、生活設計も立ちません。 175 ◯議長(岡野一男君) 社会福祉課長。 176 ◯社会福祉課長(石塚 洋君) 今回、8月の分についてはお知らせはできましたが、26年、27年の分については、まだそのはっきりした額が決定されておりませんので、正確な数字はお知らせすることはできません。 177 ◯議長(岡野一男君) 石川栄子君。 178 ◯14番(石川栄子君) わかりました。じゃあ、正確な数字がわかり次第、早めにお知らせをすべきだというふうにと思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、2)の質問に移ります。子どものいる世帯で、減額が大きいと、3年目を想定した場合に生保受給できなくなる世帯があるのかどうか、生保が受給できなくなると考えますと、就学援助を受けられない、それよりもちょっと、生保よりもちょっと上行っている世帯、常総市では生保基準額の1.5倍の方まで就学援助広げているようなので、その就学援助を受けられない世帯が生まれてくるんじゃないかなというふうに思うんですが、その点についてはどうでしょうか。 179 ◯議長(岡野一男君) これより答弁を求めます。教育部長。             〔教育委員会教育部長坂巻幸一君登壇〕 180 ◯教育委員会教育部長(坂巻幸一君) 就学援助についてお答え申し上げます。  その対象者は、生活保護法第6条第2項に該当する要保護者及び要保護者に準ずる程度に困窮していると認められる準要保護者です。それに加え、特別支援学級に就学する障がいのある児童生徒の保護者に支援をしております。準要保護者の基準については、市税が非課税、減免されていること、児童扶養手当の支給を受けていること、所得が著しく低いなどのほか、生活保護法に基づく保護の停止者または廃止者である場合としておりますが、認定がえの事務手続により期間をあけないように継続して援助しているのが現状です。  それで、8月からの生活扶助基準が見直されたことに伴い、8月の申請について、この新基準で算定を行った結果、就学援助を受けられないケースは生じておりません。今後、新基準で対応していくことになりますが、本年4月から7月までの間の準要保護認定者におきましては本年度中継続認定することと配慮しているところでございます。 181 ◯議長(岡野一男君) 石川栄子君。 182 ◯14番(石川栄子君) 私の質問は、3年目だよね。3年目を想定すると、受給できなくなる人がふえるんじゃないかという思いで、そのときに市としてどういう補助を、独自で援助すべきだと思うんだけど、どうなんだろうと、今回の8月は本当に少ないですよね、1回目だから。だから、そのときは生じないというのはわかっておりましたので、3年目を想定するとという質問、私したんですが、よろしくお願いします。 183 ◯議長(岡野一男君) 教育次長。 184 ◯教育委員会教育次長(深作明男君) それでは、お答えいたします。  一つは、要保護があります。要保護の場合、生活保護が受けられない者につきましては、直ちに、先ほど部長が答弁したとおり、準要保護に切りかえて行いますので、問題ないかと思います。  それと、準要保護、石川議員おっしゃったとおり、基準額の1.5倍をうちのほうは算定基準としていますが、それには該当すると思います。  3年後、どうなるかちょっとわかりませんけども、その基準額を変えるところ──今のところはその1.5倍でやっていくつもりであります。  ちなみに、先ほど申しましたとおり、8月の認定したときには該当者はおりませんでしたので、そういう形で、それともう一つ、きょうも来ているんですが、国のほうから生活扶助基準見直しに伴う就学援助制度に生じる影響というのが、国の通達が来ています。その中でも、国はそういうふうに見るから、引き続き準要保護につきましては、認定が市町村になるものですから、市町村においてもその旨配慮願いますというふうなことが来ておりますので、また3年後に額が確定しましたら、そういう形で検討はしていきたいと思います。  以上です。 185 ◯議長(岡野一男君) 石川栄子君。 186 ◯14番(石川栄子君) ありがとうございました。それでは、3年目を想定しても何らかの形で今までどおり、非課税世帯もふえてくると思うんですけどね、今までどおり援助していただけるというふうに考えてよろしいということでしょうか。 187 ◯議長(岡野一男君) 教育次長。 188 ◯教育委員会教育次長(深作明男君) 先ほど答弁したとおり、1.5倍は内規でありますので、このことにつきまして、今、改正することは検討しておりませんので、先ほど申しましたとおり、3年後にその額が確定したときに検討するということで、必ずやりますというようなことは今ここで申し上げられないと思います。  以上です。 189 ◯議長(岡野一男君) 石川栄子君。 190 ◯14番(石川栄子君) 何か難しいというような答弁でしたけれども、特に子どもたちが学校に自由に行けるようにという保障ですので、3年目もぜひよろしくお願いをいたします。  それで、3番目に移らせていただきます。3)、これは、3月議会のときに、生保受給者に与える影響についてということで部長の答弁をいただいたんですが、自立支援医療の負担上限額の段階区分が変わるとのことでしたけども、障がいの方の負担がふえるというふうに思うんですが、こちらについても市独自で軽減策について何かあるのか、お伺いしたいというふうに思います。 191 ◯議長(岡野一男君) 保健福祉部長。 192 ◯保健福祉部長(山本 宏君) 今回の生活扶助基準の引き下げの制度改正は、27年を最終年度とした初年度の改正でもあり、先ほども申し上げたとおり生活保護基準引き下げによって保護対象が外れるという影響は現時点では生じておりません。  今回の生活扶助基準の見直しに伴う他制度に生じる影響について、国の対応方針として、それぞれの制度の趣旨や目的、実態を十分に考慮しながら、できる限りその影響が及ばないように対応することを基本的な考え方とするとございますので、石川議員御指摘の自立支援医療制度につきましては、仮に今回の生活扶助基準の見直し制度によって生活保護から外れるようなことになると、確かに低所得1という区分になり、月額2,500円の自己負担が発生するということにはなります。  しかし、既に生活扶助基準の見直しは今年8月から適用されておりますが、保護を外れる方はおりませんでした。したがいまして、今回の改正による自立支援医療制度の援助策は、本年度につきましては必要はなく、今後、26、27年の段階的に実施されます生活扶助基準の見直しの動向と国の対応策を引き続き見守っていきたいというふうに考えております。 193 ◯議長(岡野一男君) 石川栄子君。 194 ◯14番(石川栄子君) この3番につきましても、3年目を想定してということで、8月はちょこっとしか減っていないのでそんなに影響はないというのは私でもわかっておりましたので、まあ、いいです。どっちみち減るということですよね。減るということ、何らかの策も今回は、今の時点では考えていないということなのかなというふうに思いますが、ここら辺を助ける、何か福祉の制度というのができればいいなということを、つくっていただきたいということを、検討していただきたいということを求めて、次に移らせていただきます。  4)ですね。生活保護を受けている人が多くなったからと、生活保護を引き下げるのではなくて、生保を受ける人を少なくするには、まず問題になっている雇用形態を変えていくこと、ここが大事かなというふうにも思っております。  それから、エアコンの設置ですよね。生保や低所得者の方に対してのエアコンの設置を求めるということでお伺いしたいと思います。  ことしの夏、本当に猛暑、暑さは格別でした。多くの皆さんが熱中症で搬送されました。テレビでも熱中症対策としてエアコン使用を呼びかけておりました。生保受給者の方々に、ある方なんですが、久々にお電話をしましたところ、暑くて暑くてぐあい悪くなってしまったと、気持ち悪くて、熱中症の一歩手前ということで医者に行ってきたと言われました。エアコンはないんですね。これでは、あの暑さの中では当然だったなというふうに思います。エアコンつけるのには、社協等で一時的に借り入れをして、今度は自分で節約をして月々返却をしていくことになると思うんですよね。そういうことで、買ってつけた方もいらっしゃいましたけども、この制度を利用した方からは、その間、本当に苦しかったと、食事を減らしたり、節約して返していったんだということを伺いました。ぜひ、何らかの補助、生活保護を受けている方に対して何らかの助成をお願いしたいというふうに思います。 195 ◯議長(岡野一男君) 保健福祉部長。 196 ◯保健福祉部長(山本 宏君) 生活保護世帯のエアコンの設置状況につきまして、改めて調査しておりませんけども、一般家庭と比較すると設置率も使用率も低いように伺えます。しかしながら、エアコンの設置費用を担う扶助費がないというのは確かに現状でございます。  原則、受給中の一般的な借入金は、収入認定されるということになっておりますが、冷暖房の購入に係る借入金は収入しない旨の通知が平成23年7月19日付で厚生労働省から出ておりますので、社会福祉協議会の生活資金などの借り入れにより購入していただくほかないという状況でございます。  また、茨城県の福祉指導課に確認したところ、県内でこういう補助を実施している福祉事務所は確認できていないということでございまして、当市でも現時点では購入費用の補助は考えてございません。 197 ◯議長(岡野一男君) 石川栄子君。 198 ◯14番(石川栄子君) わかりました。また、エアコンがあっても、実際に電気代がかさむのが恐ろしくて、さっき食事減らして買ったという方にお聞きしましたら、やっぱり体調が悪いので、暑いから外にも出ださないでうちにじっとしていたら、エアコン代だけで8,000円もかかっちゃったというんですよね。冬には灯油代なんかで助成しているかと思うんですが、エアコンの電気代の補助については私は必要だと思うんですが、どのように考えているか、お伺いしたいと思います。 199 ◯議長(岡野一男君) 社会福祉課長。 200 ◯社会福祉課長(石塚 洋君) 電気代等につきましては、生活保護費の中の2類の中で対応しておりますので、そちらで対応願いたいと思います。 201 ◯議長(岡野一男君) 石川栄子君。 202 ◯14番(石川栄子君) そうすると、その分、領収書か何かをつければ幾らか余分にいただけるという制度なんでしょうか。 203 ◯議長(岡野一男君) 社会福祉課長。 204 ◯社会福祉課長(石塚 洋君) お答えします。  最初から算定されておりますので、領収書があるからといって別立てで補助をということではございません。普通の電気料です。 205 ◯議長(岡野一男君) 石川栄子君。 206 ◯14番(石川栄子君) じゃあ、夏はそこに加算されているということでよろしいんですか。 207 ◯議長(岡野一男君) 社会福祉課長。 208 ◯社会福祉課長(石塚 洋君) 加算はされてございません。 209 ◯議長(岡野一男君) 石川栄子君。 210 ◯14番(石川栄子君) だから、夏、電気代がかさむので、それに対してないということですね。わかりました。いいです、答弁は。  実際には、エアコンの補助もいただけないということなんですけれども、熱中症で搬送された方、うちの近くにいらっしゃいましたのでお話をお聞きしましたところ、MRIとかCT、そして全身検査、そういった全身検査を受けて、点滴なども受けて、それでも食欲がなくて、この方は1週間、大体5日ぐらいは入院するそうなんですが、入院していたということなんですね。そうすると、こうした医療費負担、ふえますよね。そういうことを考えると、エアコンの補助したほうが財政的にはいいんじゃないか、医療費かさむほうが大きいんじゃないかなというふうに、私はこちらのほうが心配なんですが、苦しい思いをさせないで、テレビでも言ってますよ、エアコンをつけてくださいと言ったって、ない人はつけられないじゃないですか。ぜひ、そういったところを、ほかがやっていないからやらないということじゃなくて、先進的にやるということは、これはすばらしいことだというふうに思いますので、ぜひ検討をお願いしたいと思います。来年はことしより暑いかもしれないです。ぜひ、よろしく検討のほどをお願いいたしまして、1番については終わりにさせていただきます。 211 ◯議長(岡野一男君) 次の質問に入りますので、答弁関係者の方は入れかえをお願いいたします。  それでは、石川栄子君、次の質問にお移りください。 212 ◯14番(石川栄子君) それでは、大きな2点目の平和行政について、移ります。  私は、平和という言葉、いつも平和を大切に考えています。例えば、隣の国とのことはもちろんなんですけども、何でもお互いにしっかり話し合い、もめ事を解決していく、こういう方法で行きたいなというふうに考えております。ものを投げ合ったり、大きな罵声を浴びせるなんて、毎日、特に顔を合わす人とは、おはようとか、こんにちはぐらいのあいさつはしたいものだというふうに考えております。  平和というと、平和憲法、9条が考えられますが、今回は憲法96条について考えてみたいというふうに思います。  参議院選挙前に、安倍政権は高い支持率を背景に、選挙で憲法96条の是非を問うと言っておりました。現行憲法96条では、衆参両院のすべての議員の3分の2とされている改憲発議要件を過半数に緩和しようというわけです。憲法を変えるハードルを下げてしまえば、変えるのが簡単になってしまうわけです。一般の法律のように、過半数で決めてしまっていいのかという思いは、私はあります。過半数の発議で成立するなら、国会で議員の皆さんが強行採決で成立させてしまう、こういう可能性もあるわけです。でも、3分の2であれば、冷静に、しっかりと反対する、野党も説得して合意を形成するところまで話し合う、そういう論議をしなければなりません。  憲法なんだから、主権者、国民による国民投票だけで決めてもいいんじゃないかという人もいますが、これも違うかなというふうに思います。政治家が間違いを犯すように、当然私たち主権者も弱い人間だし、ムードに流されたり、情報捜査に惑わされたりして間違いを犯す可能性があります。やっぱり勢いだけで進むと危険です。  例えば、多数派の意に沿う改革が少数派の弾圧につながる、こういうことだってあり得ると思います。だから、その歯どめの意味でも、国民投票の前に国会議員の3分の2で合意形成することが大事、こういうふうに思うわけです。これは、国民自身の自己抑制、謙虚さを保証する仕組みでもあると、政治家だけを牽制しているわけではないんだという、これはある本で読んだことをそっくり言ってみました。私もこれ、納得したものですから。  このように、憲法を変えるためのハードルは3分の2と高くしておくのが、これはどこの国でも当たり前になっているんですね。なぜ、簡単に憲法を変えようとしているのか。本当のねらいは、9条を変えることにあるのではないかというふうに考えます。日本の憲法が平和憲法と言われて世界の人たちに誇れるのは、9条の戦争放棄、戦力不保持、交戦権拒否があるからです。この9条を変えて、自衛隊を国防軍にし、集団的自衛権の行使で日本の国が海外で戦争できる国にしよう、こういうふうに安倍首相、言ったこともありました。しかし、96条の改憲反対論が自民党の中からも、この96条に、改憲するなと反対する、こういう論が自民党の中からも起こりました。そして、小林節さんですけれども、元ハーバード大学の研究員、現在慶応大学教授をしております先生なんですが、この先生は憲法を変えたほうがいいと言っている先生なんですよね。改憲派の論客として知られる、この小林先生も、96条を変えることには絶対反対というふうに回ったわけです。テレビでも出たりして、討論にも参加してお話ししていらっしゃいました。そんなこともあってか、96条改憲には、トーンダウンしたように見えます。憲法解釈の中で集団的自衛権の行使を考えているようです。私としては、何としても平和を守っていく立場から、しっかり注目し、監視していかなくてはならないというふうに考えております。  そこで、質問なんですけれども、市長にお伺いします。憲法96条改定についての市長の見解を求めたいと思います。時間の関係で、申しわけありません、コンパクトシティじゃないですけど、コンパクトな答弁をよろしくお願いいたします。 213 ◯議長(岡野一男君) これより答弁を求めます。高杉市長。                〔市長高杉 徹君登壇〕 214 ◯市長(高杉 徹君) それでは、コンパクトに答えます。  私、憲法96条の改定については、二つの側面があると思います。一つは、憲法96条そのものの条文についての問題、もう一つは、憲法96条を改正することによって、先ほど石川議員言ったように憲法9条の改正につながると、この二つの問題点があると思います。  まず、96条の条文そのものについての自分の考えを述べたいと思います。憲法96条は、衆議院、参議院それぞれの3分の2以上の議員の発議というふうになっています。そして、その中で国民全体の投票の過半数です。私は、憲法は一般の法律や条例よりも、当然国の基本を定めるものですから、ハードルは高くて結構だと思いますから、このままで変える必要はないと思います。  それから、憲法96条のねらいは、憲法9条改正にあるという意見については、私も同感であります。私は、日本の憲法9条は、世界じゅうで最もラディカルな平和主義だと思っております。戦争をしない、そして戦力も持たない、私はこれは世界に誇るべき日本の宝物であると思います。  以上です。
    215 ◯議長(岡野一男君) 石川栄子君。 216 ◯14番(石川栄子君) ありがとうございました。今後ともその立場を貫いて、非核宣言都市の市長としてよろしくお願いいたします。  それでは、2)に移らせていただきます。これは、新庁舎ができたときに、非核宣言都市を標榜する印として、証として、看板等の設置を求めるという質問に移ります。  非核宣言都市につきましては、平成7年に私が初めて議員になって平和行政について質問したときに、垂れ幕は掲げていただいたものなんですよね。なので、今度はそういうぱたぱたとした、すぐに汚れたり傷んでしまう垂れ幕ではなくて、きちんとした看板ですね、それを掲げてもらいたい、設置をしてもらいたいということでございます。  この非核都市宣言につきましては、この近隣市町村では本当に先進的に、この宣言が行われたわけです。本当に誇れることですので、目立つところにしっかりとした看板を立てていただきたいということでお願いをしたいと思います。 217 ◯議長(岡野一男君) これより答弁を求めます。企画部長。               〔企画部長岩瀬勝彦君登壇〕 218 ◯企画部長岩瀬勝彦君) ただいまの御質問にお答えをいたします。  当市におきましては、昭和61年12月25日に、当時の水海道市議会の議決を受け、あらゆる核兵器の廃絶と軍縮の推進を訴えた非核平和都市宣言を宣言いたしました。さらに、昨年の10月には、核兵器のない平和な世界の実現に取り組んでいく平和首長会議にも加盟いたしました。また、市役所の正面玄関わきに「非核平和都市宣言 常総」の懸垂幕を掲げて市民への周知を図り、平和運動の推進に努めてまいっておるところでございます。  この懸垂幕につきましては、長期の使用による文字の剥離など老朽化が著しく、旧石下庁舎に設置していたものは破損してしまい、水海道庁舎のものは平成20年3月に新調して現在掲示しているところでございます。  今後の掲示におきましては、新水海道庁舎の完成に合わせ、石下庁舎との2カ所において懸垂幕の掲示に努めてまいりたいと思います。  なお、常設の広告塔の設置も視野に入れ、新たな周知方法も考えてまいりたいと思います。  以上でございます。 219 ◯議長(岡野一男君) 石川栄子君。 220 ◯14番(石川栄子君) ありがとうございました。やっぱり、すぐに風でおかしくなったり、汚れたり破損したり、そういう軽いものじゃなくて、この宣言都市、重いものですよ。特に今のこの時代、戦争が、アメリカとシリアとの関係ね、何となく起きそうな、そんなときだからこそ、この重みというのは考えなくちゃならない、看板は立てるべきだというふうに私は思います。それこそ、前に言われていましたけど、植え込みのところの横にすっきりと並べるとか、何か後で検討して考えていただきたいというふうに思います。  それでは、最後の質問ですね。 221 ◯議長(岡野一男君) ちょっとお待ちください。それでは、次の質問に入りますので、答弁関係者の方は入れかえをお願いいたします。  それでは、石川栄子君、次の質問にお移りください。 222 ◯14番(石川栄子君) 大きな3番で、公共交通についてということでお伺いします。公共交通として、市民の足として小型バスによる運行を求めるということでの質問です。  午前中、乗合交通について、これも公共交通の一つであるということで質問した議員もいらっしゃいました。その日の予約では大体乗れない、午前中には乗れないというのが普通になりました。利用者がふえていますのでね。3日前からの予約だと、今度はもろもろの用事やら体調不良、そういうことで出かけられなくなってしまったりと、キャンセルして文句を言われた人もいると。行きは予約して行っても、病院で見てもらえるのが遅くなると、その予約車に乗れず、さんざん待たされたと。民間のタクシーで全額支払い帰ってきたと、いろいろあります。多分、議員の皆さんもいろいろお聞きしているかと思います。そういう不備な点、たくさんございます。  そういうことを、そういう心配から離れるというか、解決するという意味では、小型のバスなら定時定点、今まで知っていた循環バスの小型ですよね。いつも同じ時間に、同じところに来てくれるという、お年寄りの皆さんはこの安心感があるので、利用しやすい、いいんだよなということなんですよね。これが1点目。  それから、市長の公約としても、実施するための提案はまず必要なのかなというふうに思います。  3点目としては、さきの市議会でアンケートに反対したのは、あのアンケート調査ではバスを運行するような答えが返ってこないんじゃないかという思いがあったんです。わざわざお金かけてバスは出さないでいいという答えが多くなるようなアンケートはやらなくてもいいんじゃないかなというふうに、お金かけて、やらなくていいというふうに思ったんです。毎日運行すると幾らかかるとか、ちょっと見ただけで、本当にちょっと見だけだと随分運行費用かかるんだなという印象を受けてしまうのではないでしょうか。  それから、公共交通活性化協議会の中での答申では、もう出さなくてもいいというようなのあったんですか。そうしますと、ここに出ている方は、もう現役のばりばりというか、実際にいい車を運転して、どこでも自分の車で自由に出かけられる人です。もう福祉バスなんて要らない、小型バスなんか要らないという人でしょうよ。だから、その人たちの考えと、私たちが接する老人会の人とか、あとは病気で運転ができなくなっちゃったというような人は、やっぱりこういうバスが必要なんじゃないかというふうに考えていると思います。自分の足としての公共交通が必要になる、病気になって、運転する、そういう足を失ってしまうと、必要になってくるんだというふうに思います。  この前もお話ししましたが、高齢者の交通事故、多くなっているわけなので、免許証の返納を促す意味でも、交通事故を減らす意味でも、定時定点での小型バスの運行は望ましいというふうに考えます。ぜひ、このことについて、どのように執行部としては考えているか、そのことについて答弁をお願いしたいと思います。 223 ◯議長(岡野一男君) これより答弁を求めます。企画部長。               〔企画部長岩瀬勝彦君登壇〕 224 ◯企画部長岩瀬勝彦君) ただいまの御質問にお答えをいたします。  市内循環バスの運行につきましては、市長の重要政策の一つとして交通弱者の方々の移動手段を確保するため、福祉タクシーの初乗り料金の助成事業と現在運行している予約型乗合交通ふれあい号の効率化と改善を図るとともに、以前運行しておりました福祉循環バスとは異なった小型車両でのバスの運行を検討しておりました。  しかし、平成25年第3回議会におきまして、市内循環バス運行に関する市民アンケート調査の補正予算案が否決という結果になりましたことを真摯に受けとめ、現在、市内循環バスの導入という特化した事業だけではなく、鉄道、路線バス、タクシー、そして現在市で運行しております予約型乗合交通ふれあい号の運行も含めて、引き続き常総市の交通体系を総合的に見直していきたいと考えております。  今後も、市公共交通活性化協議会や関係機関と協議しながら、鉄道、路線バス、タクシー、ふれあい号の課題と、市内循環バス運行への要望を整理し、市内におけるより効率的で持続可能な公共交通体系を構築してまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 225 ◯議長(岡野一男君) 石川栄子君。 226 ◯14番(石川栄子君) ありがとうございました。アンケートの反対、もちろん自分もしたんですが、その意味合いがちょっと違っていたかとは思うんですよね。そうした議員の方々の反対、また公共交通活性化協議会の方々での答申もあったりということで、今すぐ提案しても難しいことだというふうには私自身も感じてはいたんですが、やっぱり地元の皆さんから、どうしたんだよ、どうしたんだよという声は聞きますので、やっぱりここでそういう反対があったんだけども、私は皆さんの声を伝えましたよという形でやらせていただきました。やっぱりちょっと難しいかなと、すぐにはね。すぐにとはいかないまでも、多くの交通弱者にとっては、乗合タクシーだけでは不十分なんです。そのことについてはおわかりいただけたかと思うんですが、どうでしょうか。答弁いただけますか。 227 ◯議長(岡野一男君) これより求めますので、ちょっとお待ちください。企画課長。 228 ◯企画課長増田哲也君) 乗合交通の運行につきましては、平成20年10月に福祉循環バスですか、福祉タクシー等の見直しを含めまして、全体的に常総市の公共交通を考えて、今のデマンド体制がいいだろうということで、協議会で相談しまして、議会のほうでも議決をいただいてやっているものでございます。その後の不備といいますか、要望等につきましては、できる限り協議会に諮って、増車等の措置をいたしまして、市民の方々の利用しやすい方向にただいまでも検討を続けているところでございます。 229 ◯議長(岡野一男君) 石川栄子君。 230 ◯14番(石川栄子君) ありがとうございました。そうすると、乗合タクシー、このデマンド交通一本やりで、そちらの充実でやっていけると、市民の足をすべてすくい上げることができる、足で、自由に自分の足を使って行けるような感じでやれるんだというふうにお考えなのでしょうか。 231 ◯議長(岡野一男君) 企画課長。 232 ◯企画課長増田哲也君) 例えば、先ほどおっしゃった、病院の帰り等に予約が取りづらいとか、予約ができないといった点につきましては、診察の終了時間がなかなか読めないので使い勝手が悪いという御指摘がございますが、余裕を持った時間で予約をいただくとか、あるいは運行時刻の1時間前まで予約ができますので、病院等に着いてから、ちょっと順番等の様子を見て再度予約をし直すということも可能でございますので、そういったことをもう少し続けていただきたいと考えております。 233 ◯議長(岡野一男君) 石川栄子君。 234 ◯14番(石川栄子君) はい、わかりました。そうしますと、今のところは乗合タクシー一本やりと、福祉タクシーもありますけれども、考えていくと、そちらのほうの充実で市民の足、すくい上げることができるんだというふうなお考えだと思うんですが、どうしてもお年寄りの方には、向こうへ行ってからの予約とか、本当に不便なんだという声、たくさん聞いておりますので、ぜひこうした声に耳を傾けて、実現に向けて、小型バスも視野に入れて、改めて検討していってほしいという、以上、これは要望ですけれども、申し上げまして、質問を終わりにいたします。ありがとうございました。 235 ◯議長(岡野一男君) お疲れさまでございました。    ─────────────────────────────────  散会の宣告 236 ◯議長(岡野一男君) 本日の一般質問はこの程度にとどめ、散会といたします。                 午後4時01分散会 当サイトのコンテンツ(文章、画像、図表)は、常総市議会の著作物です。無断で複製、転載することを禁止します。 Copyright (c) Joso City Council Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...