常総市議会 > 2008-03-11 >
常総市:平成20年第1回定例会(第2号) 本文 開催日:2008-03-11
常総市:平成20年第1回定例会(第2号) 名簿 開催日:2008-03-11

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  1. 常総市議会 2008-03-11
    常総市:平成20年第1回定例会(第2号) 本文 開催日:2008-03-11


    取得元: 常総市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-12
    本文へ移動 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1             〔議長山本幹男君議長席に着く〕  開 議 ◯議長(山本幹男君) 御報告申し上げます。  ただいまの出席議員数は23名であります。  市広報から、議場内の写真撮影の申し出がありましたので、許可をいたしております。    ─────────────────────────────────                午後1時31分開議 2 ◯議長(山本幹男君) これより本日の会議を開きます。  議事日程第2号により議事を進めます。    ─────────────────────────────────  日程第1 一般質問 3 ◯議長(山本幹男君) 日程第1に入ります。  一般質問を行います。  一般質問の通告者は全部で16名であります。通告順に発言を許します。  なお、質問並びに答弁は簡潔明瞭に行うよう、議事進行に御協力をお願いします。  最初に、14番中島亨一君。              〔14番中島亨一君登壇〕 4 ◯14番(中島亨一君) それでは、通告に従いまして一般質問を始めさせていただきます。  最初に、学童クラブ設置地域の今後の施策について。  菅原、大花羽、五箇、大生の各小学校区の学童クラブの設置予定と方法を示せということで、学童クラブの必要性については、議会の一般質問において幾たびも行ってまいりました。また、平成17年の次世代育成支援地域行動計画の策定に当たりましては、その座長としても、学童クラブの必要性を強く訴えてまいってきたところでございます。行政当局の御理解と努力により、豊岡小学校はじめ三妻、菅生と各学校区に学童クラブが設置され、ことしの4月には絹西小学校学童クラブが開設される運びとなりました。執行部に対して感謝を申し上げたいと思います。しかしながら、水海道地区においてはまだ菅原、大花羽、五箇、大生の4校区に学童クラブが未設置であります。県内32市の中で少子化対策保育行政がいまだ十分とは言い切れません。
     厚生労働省の発表によれば、政府は19年2月、子どもと家族を応援する日本重点戦略を取りまとめ、結婚や出産、子育てに関する国民の希望を実現するために、一つ、ワークライフバランスの実現、一つ、新たな次世代育成支援の枠組みの構築、この二つに取り組み、車の両輪として進めていくとしています。そして、希望するすべての人が、安心して子供を預けて働くことができる社会を実現し、子供の健やかな育成に社会全体が取り組むための重点戦略に盛り込まれました。仕事と生活の調和やサービスの質の確保等の視点を踏まえ、保育所等待機児童解消をはじめとする保育施策を質、量ともに充実、強化し、推進するため、新待機児童ゼロ作戦を展開するとしています。  この中で10年後の目標として、放課後児童クラブの提供割合を、現行の19%から60%にするとしています。基本方針の中で、小学校就学後も引き続き放課後等の生活の場を確保するため、放課後児童健全育成事業にも施策対象を拡大する。また、保育サービス放課後児童クラブについて女性の就業率の高まりに応じて必要となるサービスの中長期的な需要を勘案し、その絶対量を計画的に拡大するとしています。  また、具体的施策の中で、放課後児童健全育成事業の推進、放課後子どもプラン等に基づき、学校の余裕教室を活用して、留守家庭児童に対して安心感のある安定した生活の場を確保し、多様なニーズ等に対応するため、放課後子ども教室推進事業と連携しつつ、必要な全小学校区での設置を図る。そして、質の向上等に資する取り組みの推進として、質の高い放課後児童健全育成事業の推進、放課後児童クラブガイドラインを踏まえた質の高い放課後児童健全育成事業の推進を図るとあるが、水海道地区においてもいまだ4小学校区に未設置の状況を今後どのようにしていくのかをお聞きしたいと。  また、独立行政法人国民生活センターが実施した学童保育の実態と課題に関する調査研究の中で、公的サービスとして施設間の格差是正が必要とある。施設数が小学校数を下回る空白小学校区がある自治体は全体で60%。実施している自治体にあっても、希望しても入所できない待機児童は1万1,000人を超えていると。校区内に学童保育がない場合は、他校区の学童保育を探し、往復の子供の安全確保に配慮が必要となるとある。これら国の施策を勘案して、当市の取り組みをお聞きしたい。  次に、あすなろの里の運営について。  あすなろの里の運営の赤字縮小への具体的施策を示せ。理事会のあり方について、理事会開催後の運営実績は、どのようになっているのか。理事会の役割と理事の職責を、どのように考えているか。  あすなろの里の運営の赤字縮小についての具体策を示せということで、この件に関しては18年の第4回9月定例会においても質問している。前回の答弁では、常総市にとって貴重な財産であるがゆえに、今後も変わらぬ運営を続けていくとのことであったが、今でもそのように考えているのか。  また、総予算額1億2,303万7,000円のうちの約6割が人件費となっているが、このことについてどう考えているのか。  次に、NPOスローライフあすなろとの管理運営に関する協定によって、増収増益を図るとなっていたが、その後どのようになっているのか。団塊の世代をターゲットとした集客、都市と農村の交流、グリーンツーリズム等を考えていたと思うが、どうなっているのかと。公の施設であるから、赤字でも仕方がないという考えが、職員はじめ管理する側全体にあるのではないだろうか。もし、そのような考えを持っているとしたら、今世間で騒がれている独立行政法人や政府系の財団法人と同じになってしまうのではないだろうか。しっかりとした目に見える赤字縮小への具体策を示していただきたい。役務費、それから委託業務等のしっかりとした見直しを行い、少しでも赤字縮小への道筋を立てていただきたい、このように思うわけであります。  理事会のあり方について。  財団法人水海道あすなろ里寄附行為によれば、第8条この法人の事業計画及びこれに伴う収支予算は、毎会計年度開始前に理事長が作成し、理事会の議決を経て定めなければならない。また第9条にも同じようなことが書かれておりますが、第8条にもあるこの法人の事業計画とこれに伴う収支予算は、理事会の議決を経るとあるが、毎事業年度赤字であることを理事会が認めていることになります。また、監事も同様であります。第14条に、理事長はこの法人を代表してその職務を総理するとあるが、毎年毎年一般財源から多額の税金を投入していることについて、どう考えていますか。  また、第14条の4に、理事は理事会を構成し、業務を執行するとなっているが、その業務に事業計画の実施案や赤字解消のための施策の研究、対策は入っていないのでしょうか。この点について理事を代表して理事長である副市長に答弁をお願いしたいと思います。  以上、2点について、答弁をよろしくお願いいたします。 5 ◯議長(山本幹男君) これより答弁を求めます。保健福祉部長。             〔保健福祉部長篠崎幸男君登壇〕 6 ◯保健福祉部長(篠崎幸男君) それでは、中島議員の御質問にお答えをいたします。  放課後学童クラブにつきましては、現在、絹西学童クラブ絹西小学校敷地内に、この4月開設に向けて建設工事が進められております。これにより、水海道地区は9学校区中、5学校区に学童クラブが整備されます。また石下地区は全小学校を対象に、平成15年度にさくら児童クラブ、平成17年度に石下児童クラブが開設され、市と委託契約を結んで、現在運営されております。市全体では6カ所、286人の児童が現在利用しております。議員御指摘のとおり、現在の未開設学校区として4学校区が残っているわけでございます。  これまで水海道地区では、学童クラブ開設の基準として、1学校区利用者を20人以上と定めておりましたが、未設置の学校区は、児童が家に帰ったとき家族がいる世帯が多く、また1学年1クラスと児童の総人数も少ない学校のために、開設基準に該当せず現在に至っているわけでございます。これまでにも何人かの議員から開設に向けての一般質問や、未開設学校区に通う保護者の方から開設の要望が出されておりました。  この間、市といたしましては、保護者へのアンケート調査とあわせ、次世代育成支援地域行動計画による子育て家庭への支援策として、設置基準の緩和を含め開設に向けて検討してまいりました。その結果、各学校区の学童クラブ利用者数が多いところで十数人、少ないところで四、五人と、開設運営をしていく上で利用者が少ない場合、国からの運営費補助が受けられない。また、学童クラブ施設として利用できる余裕教室の位置が教育現場と並行しておりまして、運営するときに騒音など教育環境面において難しいなど、財政、施設面などから1学校区1学童クラブとして開設するのに厳しい条件下にあったわけでございます。  このようなことから、施設を管理する教育委員会及び学校側の協力を得、新たな開設プランを検討しております。具体的には大花羽小学校の別棟にある余裕教室を改修し、学童クラブを開設いたしまして、隣の菅原小学校学童クラブ利用者を車等によって搬送し、合同による保育をする。また、大生、五箇小学校の利用者につきましても、車等によって既存の三妻学童クラブに搬送し、合同で保育できないかなどを視野に入れて検討しております。  開設時期につきましては、今後関係する部署との協議を進めまして、早期開設に向け努力を続けてまいります。これらが開設されますと、市内すべての小学校区で学童クラブを利用できる体制が整備されることになるわけでございます。  それから、昨年の12月の一般質問においてもお答えしておりますが、学童クラブ利用料金につきまして、学童クラブ利用時間は、平日学校の授業終了時から保育時間が長い人で4時間、学校休業日など1日利用の場合には10時間の保育時間になるわけです。これまで水海道地区においては無料で保育を実施しておりましたが、学童保育を利用する場合に、保護者が就労等により昼間家庭にいない小学校低学年の児童と、規定により学童保育サービスを受けられる人と、受けたくても受けられない人との学童保育サービスの公平性や、石下地区においても利用料金を徴収していることなどから、学童保育を希望する保護者の方に平成20年度、来年度に説明会等を行いまして、平成21年度から利用料金の負担をお願いしたいというふうに考えております。  今後も子育て家庭が安心して子育てができるよう、放課後学童クラブのさらなる充実を図り、地域における子育て支援体制の整備を推進してまいりますので、今後ともよろしくお願い申し上げたいと思います。  以上でございます。 7 ◯議長(山本幹男君) 次に、産業労働部長。             〔産業労働部長齊藤忠工君登壇〕 8 ◯産業労働部長(齊藤忠工君) それでは、中島議員あすなろの里の運営について、私のほうからは1)番のあすなろの里の運営の赤字幅縮小への具体的施策を示せについてお答えいたします。  まず第一に、人件費及び各種委託料を極力削減し、経費を縮小することであります。  議員の質問にもありましたように、20年度予算では、あすなろ里管理費は1億2,303万7,000円であります。そのうち、人件費が約7,000万円ということで、予算の57%を占めております。収入は4,700万円を計上しておりまして、持ち出しは約7,500万円になる見込みでございます。現在、財団職員は8名でございますが、20年度、21年度、それから23年度末にはそれぞれ1名ずつ退職し、20年度が人件費の予算でいいますとピークでございます。今後は、年々減少していく傾向にありますが、それに伴う職員の補充については十分に検討して、これから補充していきたいというふうに思っております。  また、第2になりますけれども議員御指摘のように、利用者は近隣に新たな施設もでき、大きな伸びは見込めないのは実情であります。そこで、毎回お答えしているわけでございますけれども、年間40万人の利用者のある隣接する県立自然博物館と密接な連携を保ち、各種イベントを通し集客活動を行い、利用者の増加に努め、使用料の増収を図りたいと考えております。  また三つ目としましては、2月27日の理事会で事務局より提案しましたが、使用料料金の定期的な見直しも必要であろうというようなことで、今後は使用料の見直しを検討しなければならないと考えております。  また、先ほど具体的な質問の中で、赤字についてのことがありましたけれども、職員は赤字については重々承知しております。今後は議員御指摘のように、役務費、委託料の精査をし、縮減し、それから職員みずからできるものについては職員で行うようにしていきたいと考えております。  また、NPO法人スローライフあすなろについても御指摘がございましたけれども、現在の活動実績は少ししかありません。協定書を結んで行っているわけでございますけれども、スローライフあすなろについては、今後その協定書も見直し、または解消というような方向で考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  以上でございます。 9 ◯議長(山本幹男君) 次に、副市長。              〔副市長長 行雄君登壇〕 10 ◯副市長(長 行雄君) 中島議員一般質問の中で、あすなろの里の運営についての中の理事会のあり方ということについて、私のほうから答弁させていただきたいと思います。  ただいま、産業労働部長のほうから、理事会の現状について御説明ありましたとおり、大変赤字が多いということは以前から全く言われているとおりでございます。できるだけ赤字幅を減らしていこうというようなことで、この理事会についても検討されたところがございます。あすなろの里を効率的に管理運営を行う目的を持つ法人でありまして、その目的を達成するための職務を行う役員が理事であり、理事により構成された理事会は、各種の提言を取りまとめ、積極的な活動を推進する意思決定機関というふうに考えます。例年2回程度、必要に応じて理事長が招集することはできますが、理事会を開催し、施設改修や新設の提言がなされ、これを受けて市は、平成10年には研修センター改修工事、そして浴場新設工事などを行い、平成13年にはロッジ及び食堂等の改修工事を行いまして、時代に即応した施設づくりを実施し、それによって入園者の増加を図ろうということにしてまいりました。  なお、今後も、特に都会の利用者の方から要望が出ております和式トイレを洋式に改修する、こういった希望がありますので、そういうところも今後改修していかねばならないかなというふうなことを考えております。そういった、できるだけ現在の施設に即した環境の施設づくりを今後も進めていく方針でございます。これも理事会においてもいろいろと検討されております。そういうことで、この施設の改修は、今後の課題となってまいります。  また、平成12年、13年、18年の理事会においては、施設改修を行いましたそういう関係で、料金等の改正の提言もございまして、改正を行い、そのときには収入増というふうになった経過がございます。先ほど、産業労働部長からの答弁にもありましたように、今後も料金改正というものも一つの課題として、今後取り組んでいくというようなところで現在思っております。  また、あすなろの里の縮小に関しましては、理事会でも大いに話題というふうになったところでございます。去る2月27日の理事会の開催、議案は一たん終了し、その他の欄で、利用者の増加、そして収入の増加を図るためにはどのようにしていくのがよいのかというようなことで、いろいろな意見をいただいたところでございます。県立博物館の利用者を何とかあすなろの里のほうへ迎え入れられないだろうかとか、県立博物館といいますと大体は見るだけの施設でございまして、あすなろの里はいろいろな体験ができるというところを非常に強くアピールして、あすなろの里の魅力をPRして、こちらに来園していただく方策を検討していくべきであるというふうな意見も出されました。  また、入園者の増加につなげていくためには、リピーターの増加を図るということも非常に重要であると。したがいまして、一度来られた方が、その魅力を感じてまた来ていただくというようなことも、今後、どういうふうに図っていくかというような案も出されております。  そのほかでは、昼間の入浴者を増加させることはできないか。5時から10時は大体が宿泊する方が入るようになっちゃいますので、一般の人の利用はちょっと難しいかなということでございますが、昼間の入浴者を増加させることはできないかというようなことも意見として出されております。  また、今、あすなろの里では年間80日ぐらい無料でバスで送迎しておりますが、これについてもこういう時世でございます。燃料等も上がっておりますので、バスの一部負担金の徴収というようなところも、課題というふうに出されております。  こういったところ、いろいろと理事の皆様に意見をいただきまして、今後、引き続き検討していくということになりました。これまでのやり方でなく、もうちょっと踏み込んだPRをしていくよう、理事会としても後押ししていくというようなことで考えております。そういうことで、今後もあすなろの里の利用者の増加、それから収入増というものについては、理事会も一緒になって考えていきたいというふうに思っておりますので、どうぞ御理解をいただきたいと思います。 11 ◯議長(山本幹男君) 14番中島亨一君。 12 ◯14番(中島亨一君) 前向きな答弁が、学童クラブについてはあったと感じております。絹西小学校、ことしの4月に学童クラブが開設されるわけでございますけれども、その間、菅生小学校にバスをもって送っていっているという現状がございます。ですから、学校区において設置ができないのであれば、そのような対策をもって、迎えは保護者がするので、送るのだけはきちんとやるという形でやっていくという方法がないわけじゃないという、そういう答弁でございますので、形はどうであれ各学校の子供たち、特に学童クラブ待機児童が存在しているわけでございますので、それをカバーするように、国のほうもそういう施策を今練っているわけでございますから、十分に各課努力をして、何とか学童クラブの空白区がなくなるよう、お願いしたいと思います。これは答弁は要りません。  あすなろについては、毎回、今、部長からお話があったように、県立自然科学博物館との連携をするということでやっているわけでございますけれども、この連携とは一体何を指すのだろうかと。毎回このような答弁が返ってくるわけでございますが、具体的に県との打ち合わせで一体何をやってきたのかと。そこら辺が不明確であり、また、実績につながっていない点ではないかというふうに思います。この点、施策があったならばお聞かせ願いたい。  また、部長の答弁の中に、職員ができることはなるたけみずからやると、これは大切なことであると思います。例えば、今、北海道の夕張市では財政が破綻して、何もかも業務委託ができなくなって、職員がみずから何でも行っているとこういう状況でございます。例えばあすなろの里が一つのそういう団体として見れば、例えば行政からの補助金7,500万円が人件費として行かなければ、例えばその半分しか行かなかったらどうなるのかというのを考えれば、当然、業務委託の中でみずからできることはやると。事業費の中でも縮小すべきものは縮小していくという考えを持ってやらざるを得ないというふうに思います。  ただ、赤字解消といってもこれは縮減だけが──赤字を縮減する方法というのはやっぱり人件費を削減したり、業務委託を少なくしたりするだけじゃなくて、逆に集客を図って、その集客の増収によって赤字を解消する方法もあるわけでございます。その点で理事会に何をやっているのかと。どういうような行動をとってきたのか、また施策を打ってきたのかと。どんな考えを持っていたのかということをお聞きしたわけでございますけれども、あまりこれといった方法が示されませんでした。そこら辺はちょっと残念ですが、今後の対策のあり方について期待を申し上げると。今後はもう少しはっきりした施策を打ち出して、赤字解消に向けて頑張っていただきたいというふうに思います。公営施設でございますから、黒字になるとか赤が極端に少なくなるということは私も考えてはおりませんが、現状ではあまりにも毎年度毎年度、行政からの一般財源からの持ち出しが大き過ぎると。これは市民が聞いたならば、大変びっくりするだろうという額でありますので、これの縮減に向けて、しっかりとした対策を打っていただきたい、こういうふうに思います。  答弁のほうは、県立博物館との今までの連携の実績だけをちょっとお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いします。 13 ◯議長(山本幹男君) 産業労働部長。             〔産業労働部長齊藤忠工君登壇〕 14 ◯産業労働部長(齊藤忠工君) 県立博物館との連携ということでございますが、先ほどちょっと言い忘れたんですが、例えば各種イベント、特にネーチャーウオークラリーというようなことが博物館と一緒に共同でやっているというようなことで、やはりただ博物館に行ってもなかなかあすなろの里にお客を引っ張るというのは難しいと思います。ですから、やはりこういうイベントを通して、共同でやれるものについてこれからも検討していきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 15 ◯議長(山本幹男君) 中島亨一君。 16 ◯14番(中島亨一君) その程度かなと。県の施設でございますのであまりこっちからどうのこうのは言っていけないと思いますので、できる限りお願いしたいと思います。  とにかく、赤字縮減に向けて、職員はじめ管理する側が一体となって達成できるようお願いして、質問を終了します。 17 ◯議長(山本幹男君) 次に、25番五木田良一君。              〔25番五木田良一君登壇〕 18 ◯25番(五木田良一君) 2番目の質問でありますけれども、グローバルな地球温暖化と書いてありますけれども、これはこの常総地域が一番そのうち関係してくるであろうという予想のもとに質問を始めたいと思います。  まず、県の流れと世界の流れから、その基本方針を始めたいと思います。  世界は今、核兵器の拡散防止、テロとの闘い、地球温暖化や資源エネルギー問題など、各国が協力して取り組んでいかなければならないような問題を抱えております。特に、地球環境問題は21世紀の人類にとって最も深刻で困難な問題であり、7月に開催される北海道洞爺湖サミットでは、温暖化の原因とされる温室効果ガスの削減が主要テーマの一つとして挙げられております。今後世界は英知を結集し、温室効果ガス削減に向けた実効性のある対策に全力で取り組んでいかなければなりません。このような中で、資源小国の我が国が地球温暖化対策を進めながら、経済成長を維持し、今後も繁栄していくためには、創造的な技術革新により環境対策と経済成長を両立させ、社会経済の持続的な発展を図っていかなければなりません。  幸い本県には、最先端の科学技術や高度なものづくり産業が集積していることに加え、年内にはJ-PARCも稼働の予定であり、高性能の燃料電池や自家用車の軽量化に向けた素材の研究と、これらの技術革新をリードしていくことができる基盤が整いつつあります。今後、企業や研究者が活動しやすい環境づくりや産学官の連携に努め、本県が科学技術創造立国日本の一翼を担い、地球環境問題の解決にも寄与できるように、新たな産業の創出などに努めてまいります。これが県の主な方針なんですね。  そのほか、財政からいうと第一は、地方財政の危機的状況についてであります。  三位一体の改革の過程で、地方交付税は大幅に削減され、多くの地方自治体は極めて危機的な財政状況に陥っており、国を上回る行財政改革に懸命に取り組んでいるところでございます。教育部門では、1,800人の定員を削減するとともに、事務事業の徹底した見直しを、公共投資の縮減、重点化に加え、職員の給与カットまで行い、歳出削減に努めてまいりました。しかしながら、地方交付税の大幅な削減や、医療福祉関係などの義務的な経費の増嵩により、財政状況は好転せず云々とありますね。これは茨城県がそれで一番問題になったのが、テレビでやっているとおり、ことし600億円、恐らく47都道府県の中で上から何番目というほど国の許可をもらって退職者、その他の費用を捻出したベスト10ぐらいに入っている県なわけですね。それで経済状況がこうだと。  ただし、第二は活力ある茨城づくりであります。  人口減少時代にも、茨城の活力を維持していくためには、人、物、情報の交流基盤の整備を進めるとともに、商工業や農業の振興を図り、雇用の場を確保していくことが大切であります。ここからが幾らかおかしいんだけれども、このため、北関東自動車道路、常陸那珂港、茨城空港などの整備の促進を図ってまいります。これ、ばかじゃないかと思っているんだけれども、北関東自動車道路というのは、ほとんど観光用、あまり産業地域が密集していないんですね。それから常陸那珂港、これ600億円ぐらいかけて魚釣り師が5人ぐらいしかいなかった港ですね。茨城空港、いよいよオープンします。もうあの近くの道路の整備は全部百里基地に向かってできているわけですね。ところが、そこへ参入してくる航空機関は1件もまだないんです。要するにあそこから飛行機に乗っていくという人がいるんだろうかと思うのが、これ三つだけ挙がっているんですよね。本当はこの北関東自動車道路よりも先に圏央道の促進のほうが先なんですよ。前にも県知事に言ったんだけれども、ここらから声を上げるのが少なかったものだから、これ置き忘れちゃったような話で、それで今この三つ、これはジェスチャーじゃないかと思っているんですけれども、茨城県知事の。  そういうことで、また東海村に建設中の世界最先端の大強度陽子加速器、J-PARCがいよいよ本年12月に稼働する予定である。科学技術を生かした新分野の産業創出が大いに期待されるところであります。J-PARC内に本県が独自に整備を進めている日本の中性子ビーム実験装置については、産業界が利用しやすいよう、ワンストップの利用窓口を設置するほか、産学官連携による利用の促進、県内中小企業の中性子利用に対する助成などにより、最先端企業の育成を図ってまいります。これはちょっと、先のほうでいいのはいいんだけれども、今ちょっと無駄な投資みたいなものだけれども、まあ少し先を見ていただきたい。ちょうど岐阜県の山奥につくったカミオカンデ、ニュートリノを発見した小柴博士がノーベル賞をもらったけれども、何の役にニュートリノが立ちますかといったら、しばらくの間は役に立ちませんというやつでも、世界最先端のやつを、日本は外国におだてられて、アメリカあたりがこれを使うんだけれども、そのビームを今建設中であります。何年か先には恐らく使えると思いますけれども、今すぐには役に立たないなんていったんじゃ失礼だけれども、大変最先端の、使えば最高なものだか使うだけの機械はできたが頭がない、そういう状況のやつなんですね。頭は急いでつくってもらう。  農業につきましては、食料自給率が低下しておりますが、本県は日本有数の農業県であり、我が国の食を支える重要な拠点として、本県農業をより一層発展させていかなければならないと考えております。これ、当たり前の話なの。  それから、第三は環境対策の推進であります。  地球温暖化が進行すると、大洪水や干ばつなどの異常気象、海面上昇による砂浜損失、農林水産業への悪影響、健康面での被害などが懸念されるなど、人類の大きな脅威となっております。このため、県では大好きいばらき県民会議などを連携したエコライフ県民運動を展開し、地域や家庭、学校、事務所等で省エネ、省資源に向けた取り組みを推進するなど、地球温暖化対策のすそ野を広げる事業に取り組んでおります。  さらにまた、本県では、県北地域や筑波山周辺を中心に分布する森林や、霞ケ浦をはじめとする湖沼・河川など豊かな自然環境に恵まれておりますが、これらの自然環境は、地球温暖化を防止するほか、水源の涵養、県土の保全、保健休養など、多様な公的機能を有しており、その恩恵をすべての県民が今後ともひとしく享受できるよう、県民全体で守り育てていかなければなりません。このため来年度から新たに森林湖沼環境税を導入し──また税金を取られるんだよな──森林の保全整備や湖沼等の水質改善のための施策を、これまで以上に積極的に展開してまいります。  そしていよいよ教育。教育の再生であります。  2006年のOECDの国際科学到達度調査結果によりますと、日本の高校生の学力は大幅に低下し、特に科学への関心は参加国中最下位でありました。今後グローバル化がますます進展する中で、日本が厳しい国際競争に勝ち抜いていくためには、教育の基本的改革が急務であり、政府の教育再生会議の最終報告では、ゆとり教育の見直しのほか、小中学校における理科や算数などの専科教員を配置することなどが提言されたところです。  一方、本県の児童・生徒の学力につきましては、昨年の全国学力学習状況調査において、中学生の国語を除き、全国平均をわずかではありますが下回る結果となりました。また、算数が好きと答えた小学6年生の割合も、全国平均を下回っていることが明らかになりました。こういう背景なんですね。  それで、人が輝く茨城づくりについてであります。  未来を担う人づくり、まずは学力の向上につきましては、昨年の全国調査を踏まえ、算数・数学に学力向上対策プロジェクトチームを新たに設置し、学校改善支援プランの活用を促進するとともに、学校訪問指導や模範授業を実施するなど、教員の指導力向上を図ってまいります。さらに、理数への興味、関心を持たせるため、科学館等のスタンプラリーや高度な算数・数学の問題に積極的に取り組ませる算数・数学博士チャレンジ道場等を実施するほか、科学者等による講演会を開催するなど、発展段階に応じた理数教育を推進し、未来の科学者や研究者を目指す児童・生徒の育成に努めてまいります。  これが茨城県がことし2月下旬に、全部、茨城県の情勢と日本の国内の状況をあわせて、こういう方針で行きますよということで発表したものであります。  さて、それから地球温暖化であります。  これは温室効果ガスでありますが、温暖化の元凶である赤外線──これは赤外線が温暖化じゃないんだから。地球へ入ってくる赤外線が全部外へ向かって放射されるときに、上へバリアの幕を張っちゃって、その赤外線が出られなくなっちゃうから中が温暖化するんですね。それでそのガスは何だといったらば、この6種類を制定しまして、赤外線を通しにくいガスが6種類、一番先にCO2、炭酸ガスをはじめとして水蒸気、メタン、亜鉛化窒素、オゾン、代替フロン、Pカーボン等である。特に炭酸ガスは石油、石炭から多く発生し、現在の巨大化した高度化した経済活動と密接に結びついており、1997年の世界排出量、これは1997年というのは京都議定書をつくった年ですね。その年の世界排出量は232億トンで、日本はその5%、11.6億トンが発生しております。これは後で減らせと言われたんだけれども、5%を減らす努力をしたらば8%ふえちゃったんだよな。だから、日本はまだ一つも達成していないと。全大気中のCO2の濃度は、年間0.5%ずつ増加して、現在は363ppmとなっており、産業革命以来30%ふえちゃったんです、炭酸ガスの量が。それからメタン窒素は、年0.3%と少しずつ上昇しているけれども、メタンは炭酸ガスの13倍から21倍といわれているんだけれどもそのくらい強い温室効果があるわけですね。ましてこのフロン系は1万倍の温室効果ガスになっちゃうんです。ですから大変な量だけれども、ただし皆さんが使用している自動車とか電気に関する燃料のCO2排出量は、その全部の60.1%に当たりますので、このCO2の対策が一番であろう、これは世界じゅうがそういうふうに既定しているわけです。  地球の気温が二酸化炭素の温室効果ガスにより高まり、自然や生活環境に悪影響が生じる減少を、IPCC(気象変動政府間パネル)が2001年4月に発表した第三次報告書によると、何も対策をとらなかった場合に、2100年の平均気温は、今2008年ですからあと90年以内に、1990年に比べ1.4から5.8度C上昇する。1度C上昇するだけでも大変なんですね。どのくらい大変かというとグアム、サイパン、この間だれか捕まった人がサイパンにおりますけれども、あのサイパンで、空をセスナで300メートルぐらい飛んで手をかざすと、下から水蒸気の蒸気が手に当たってくるんですね。それがぐうっとねじれてくると、台風の子供になる。その温度が1度上がると倍の量だけ水蒸気が蒸発する。だから1度といったって100度のうちの1度じゃなくて、非常に重い1度。それが5.8度も上がったら大変なことになるわけですね。そういうことですから、海面は9~88センチメートルの上昇。だから最悪の場合は、約1メートル近く海面が上昇すると、南の島々は大体1.5から2メートルが海抜ですから、ほとんど潜ってしまう。そういうことで、じゃあ南の島はいいけれども、私のほうは大丈夫だ、全部海岸沿いはこれで高波でやられてしまいます。  ですから、こういう問題が起こってくるときに、この温暖化は農林業にも大きなダメージを与え、ブラジル、アフリカ、東南アジア、そこらはまだいいんだけれども、旧ソ連のアジア側──今、お相撲さんもそっちのほうから来ている、それから、中国などは気候変動に対応できない可能性が大であるというふうな、対応できない可能性が大じゃなくて、あの中国大陸の真ん中の砂漠地方は、本当はだめになりますよとこれは言っているけれども、ああいう政府間パネルというのは、なりますよと言っちゃまずいので、なりそうだぐらいのことしか言わないんですね。  それで特に、こういう島国やさっきの海岸の低地ではもう住めるところがないから、環境難民が大量に発生して、またオゾン層が破壊されると皮膚がん、白内障、免疫力の低下、さらに農作物の収穫の減少、それから海洋プランクトンが減少すると魚が食えないから魚、魚類へのダメージが大きくなる、などが発生し、さらに光化学スモッグは全く同じ条件になります。  だから水海道の時代にオーストラリアへ海外旅行へ行った人は知っていると思いますが、あのオーストラリアの夏の海岸、大変暖かくていいけれども、今、オーストラリアの白人の子供たちは、夏の海水浴場は全部マントかかっぱの長そでを着て歩いているわけですね。全部皮膚がんにやられるんです、オゾン層から来る有害紫外線が全部通っちゃっているんですね。あのころは通っていなかったと思います。相当早い勢いで通っているんです。だから今オーストラリアへ行って、シドニーあたりを歩いてもらうと、日本人はあまり影響はありませんが、白人は全部夏は長そで、もちろんそのくらい皮膚がんに影響が相当出てきている状態なんです。1985年にオゾンホールの存在が発表されると、世界に衝撃を与え、ここ数年来最大の規模となり、南極以外の高中緯度の地域や日本でもオゾン層の減少が見られ始めていると、そういう状況。これは四、五年前の報告書も含まれていますから、もっと今ひどい状況になっているわけです。  さらに、酸性雨が今度は多く発生するわけですね。硫酸や硝酸を含んだ強い酸性の雨が降るもので、自動車や工場の廃気により、硫黄酸化物や窒素酸化物が大気中に長時間、長距離漂い、その間に酸化が進み雨などによって降下している。例えば、私が旅行した五、六年前かな、ドイツの有名な黒い森、ドイツの東のほうはアルプスのすそ野になりますから森が黒く見える。大変緑に富んでいるんだが、向こうは黒い森といって喜んでいるんですね。それがみんな枯れちゃって茶色い森になっちゃった、みんな赤く毛を染めたみたいになっちゃったわけですね。そういう状況で、これ数年前の話ですからね。  ここにその政府間パネルから報告があると、ヨーロッパ全域、ドイツの東部、それから北米、中東部の広い範囲で問題化している。中国でも空中鬼として問題視されている。ところが、この中国の空中鬼が問題で、日本列島へすぐ風で吹いてくる。だから中国のあのものすごい煙で工場を今やっているところの、ほとんどの害は日本が引き受けるということになります。だから、そういう問題も、中国はもちろん地元ですから引き受けてもらわなくちゃ困るんですけれどもそういう状況。森林や農作物の枯死、湖沼の酸性化と魚類の死滅、地下水の酸性化等が発生するんです。  さらに森林の減少はこれに追い打ちをかけ、多くの野生動物に生息地を与え、土壌の保全、水源涵養、または炭酸ガスの吸収、固定といった環境調整機能を有し、木材の供給源でもあるこの森林、多目的価値を持つこの自然資源が焼き畑や開墾や、過度のまき、炭の採取、それから放牧のやり過ぎにより、これは減少しているんです。どのぐらいかというと、東京都ぐらいの面積が1日になくなっていくわけですね。ゴルフ場200個分と書いてあるけれども同じぐらい。人口の増加や貧困社会や、それから経済的要因がこういうものをふやしている、増進させているわけですね。日本は南洋材丸太──ラワンとかああいうものですね──南洋材丸太の世界貿易量の半分以上を占める最大輸入国である。熱帯雨林破壊の原因の一端が我が国にあるとなれば、世界世論は極めて厳しいものがあると。世界に率先して熱帯林の保全に取り組まなければならないだろうと言われております。  そういうことで、そのため、世界は1994年に発行した、ちょうどそのころから世界が大変だと動き始めたんですね。地球温暖化防止条約により、先進国に対して2000年までにCO2の排出量を1990年レベルに戻すことを求めたが、法的拘束力がなくて努力目標だけなものですから、2000年以降の明確な規定策がないことが問題になり、いよいよ1997年──京都議定書ですね──第3回目の京都での会議で2000年以降の地球温暖化に対する議定書を採択することに全会一致で決定したわけです。そして1997年12月に京都で開かれた第3回締約国会議、これ180カ国以上あるんだ。COP3で全会一致で採択され、6種類のさっき言った温室効果ガスを対象として2008年から2012年の間に、先進締約国全体で1990年比5%以上削減するとの法的拘束力のある数値目標が定められたのは、もう皆さん御存じのとおり。  ところが、アメリカが、そのときは一生懸命中心的動きを示したのに対して、ころっと変わっちゃった。2001年にブッシュ政権になったときに、京都議定書はアメリカ経済に悪影響を与え、この議定書は発展途上国に排出責任を示していないとして、京都議定書不支持を表明して離脱したんですね。ですからその後、アメリカも反省して、長くかかって、5年ぐらいかかって反省して、アンブレラグループとして地球温暖化問題の主要グループ、問題にする主要グループに入ったわけです。日本、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ロシア、ニュージーランド、ノルウェー、アイスランド、ウクライナ、これが今言った何とかしましょうという、もう一回集まり直したアンブレラグループ、それにG77の発展途上国、東南アジア一帯全部そうですね、それに中国が交渉グループとして存在しております。ただし交渉グループ、やってくれるんじゃない、今から話しましょうというグループなんですね。このように、温暖化が刻々と迫っており、対策の実行が迫られている中、世界にはまだ実行に移しているのはヨーロッパの国々だけが先行している現在で、アメリカ、中国、発展途上国とロシアがおくれているわけです。日本もやっているが、達成しない不十分さが指摘されている現在でございます。  以上の経過をとらえ、このような背景の中で、茨城県の先ほどの報告書もあわせた中で我が常総市は、どのような立地でどのような対策をしなければならないかが問題であります。  私の結論から申し上げます。今言ったまで、大変世界が努力して苦労しているんですけれども、温暖化は当分の間まずとまりません。100年間は無理でしょう、これは私の結論。何でかというと、地球のおくれ効果がまず10年かかるんですね。今皆さんが発生している温暖化ガス、要するに自動車で走っても出ますけれども、あれ効果が出てくるのが5年後なんです。今皆さんがここで暑いだの何だの温暖化を言っているのは、5年前から10年前のガスが今やっているんですね。だから、あと5年やそこらおくれて、この話を決めて実行に移すと十二、三年かかる。その後、十二、三年かかって一生懸命始めてその効果が出るのは10年後だから、二、三十年かかっちゃうんです。はっきり言うと、こういうのは一生懸命努力してもらって結構だと。ただ、これは世界的な話だから我々がちょっと努力してもどうにもならない話で、そのほうへ向いていけばいいんだけれども、この常総市、これは今言ったようなすべての背景の中で、何をやったらいいかということが問題。何をやったらと常総市が何かできるのかいなんて話だけれども、これができるんです。日本国は温暖化に関するすべての技術で世界の最先端を行っております。それからもう一つ。茨城県は先ほどもちょっと申しましたが、47都道府県中、温暖化に関するすべての食料、平地の生産、それから平地保有率、幾ら面積が大きい福島県でも、山ばかりじゃ農林水産業が発達しないんですね。平らでしかも水の非常に豊富な地域、これが茨城県なんです。全国で恐らく2番目ぐらいだと思いますね。 19 ◯議長(山本幹男君) 簡潔にひとつお願いしたいと思います。 20 ◯25番(五木田良一君) はい、じゃあもうちょっと簡潔にやるけれども。  それで、ここは極めて温暖化に強い。温暖化というのは、ただ暖かくなって台風が来て大変だというだけじゃないんですね。地球が温暖化で緩むと全部中のマグマが外へ出てきますから、地震とかそれから海流、台風、ハリケーン、サイクロン、それからほとんどさっき言った国の、中国とかああいう大陸の真ん中は全部砂漠化、もう砂漠化しちゃったら幾ら植物を植えても、水をかけてもだめ、そのときだけ、だから無駄なんですね。砂漠化しちゃうのは間違いないとさっき言ったのは、IPCCのパネルなんです。  そういうところでこの茨城県は、大地震の予兆の活断層もないのは前にも報告したとおりであります。日本列島98の活断層、阪神・淡路大震災のマグニチュード8.3、あれはちょうど高速道路がひっくり返る震度なんですね。そういうやつよりも大きい活断層が幾つもあります。活断層というのは、50年から300年の間にまた地震を起こしますよという断層が活断層。それは茨城県にはないんです。河川断層はありますから震度3ぐらいは来ますけれども、震度5.5強とか6なんていうのはもう来ないんですね。それが来るころはほかはもう全滅していますから。ですから、この近くにあるのは東京湾のディズニーランド周辺にある東京湾活断層、それからあとは千葉県の先にある鋸山活断層、三浦半島の先にある三浦半島四連断層、それあたりがここへ影響があるであろう。ただし震度3から3.5ですから、ときどき大きい地震、皆さん感じている程度のものだということで、大変ここはうけのいい地域、そういうことであります。  ですから、この常総市というのは、大人口の消費地の東京、横浜、それから埼玉県の各都市、浦和を中心に、そういうものが圏央道でつながれた場合には、東京はもう常磐道でつながっています。そういうところに、今言った非常に安全な地帯と、それから万が一大きな食品需要が不足に陥ったときに、生産して届けられる一番近いところというのは、これが常総市を中心としたつくば南周辺なんですね。ですから茨城県は、先ほど言ったように大変力を入れているんです。  特に農業につきましては、世界的気候の変動によりまして、ことしはオーストラリアの小麦の全滅や、アメリカ、メキシコのコーンの燃料用開発による需要の変更によって、世界的不足を生じてきたわけですね。だんだん食べ物が足りなくなってきたんですよ。先進7カ国の中で、食料自給率39%なんていうのは日本だけなんです。ほかの6カ国は85%から120%の自給率であります。このもうすぐにでも食料不足になるよと予測される現況の中、当地域はどうすればいいか、おのずとわかるはずでございます。もう小麦は、私は専門家じゃないんだけれども、ここにも専門家の議員がおりますけれども、3カ月で恐らく倍ぐらいで売れたんじゃないかと思います。それで私は、売り買いは別としまして、ラーメンが好きでインスタントラーメン、いつも90円か八十幾らのを買ってきますが、今全部同じメーカーのやつが138円、わずか2カ月ですよ。そのくらいにもうなっちゃっているんですね。これは小麦ですから、あのオーストラリアの大干ばつによる小麦、その影響と、アメリカから輸入されてくるそういうアルコール化できる、発酵できるものがすべて自国優先でだんだん回してこなくなっちゃっている。こういう現象はほんの一部であります。これから大変な物価と品不足になることが想定されるのは当然であります。  そして先般、各テレビ局で報じられたものの中で、大手ショッピングセンターの食料品売り場と、コンビニエンス食料品の30%が、完成品として廃棄されていると報じた問題があるんですね。これは、テレビでやっていた、外国からも言われているんだけれども、テレビの画面の一番上に、こんな文化でいいのか?と書いてあるわけです。年間2,320万トンの廃棄処分、これは食べられなくなったものを廃棄するんじゃないんだから、食べられる完成品を30%廃棄するようなシステムなんですけれども、今まで1年間に2,320万トン廃棄しているんです。捨てる前から捨てる前提で多くつくる食べ物、これは何でかというと、30%多く陳列しないと売れないんだそうです、こういうの。日本だからこれはやれるんだ。何でかというと、コストの安いところから仕入れればいいんだから。CO2を使って世界から運ぶ500円の弁当、例えばノルウェーから魚、アルゼンチンから鳥、オマーンからインゲン、USAからレタスなど世界一のマイレージで食品を運んでいる。もちろん船で運ぶから安いよ、だけれどもこういうものの完成品の30%をそのまま捨てる文化はいいんですかあなた方というふうにこれは世界から問われ始めたわけですね。このような流通システムが世界で通用しているのは日本さん、あなただけですよと。全世界から批判を受け始めていることは御存じのことかと思いますけれども、まだテレビ放映してわずか20日以内のことであります。そして以上のような背景のもとで常総市は、この恵まれた環境を生かして農産物の生産と準備を進めなければならないでしょう。これは当然であります。  既に農水省の研究機関では、その地域の気候と立地に合わせて麦、米、その他の植物の研究が進みつつありまして、例えば小麦だったらもう御存じの議員もおりますけれども、数年前の茨城県議長会議で、つくば市にある農水省研究機関を訪問した際に、説明を受けたときに、富士山から排出した火山灰で関東ローム層ができ上がっておりますこの粘土層、ここだけは日本全国の指定された小麦では一番育たないのが関東ローム層、ほかの地域の小麦はちゃんと育っています。じゃあ何で関東ローム層専用の、そういう粘土層のところへつくった小麦で質の違うのを農水省研究所さんはつくっていないんですかと言ったら、いや、もう既にできているんですよと。こういう質の粘土層というのは鉄分が多いですから、全然同じものでつくるよりそれに合ったやつが、丈夫なのができているんですよ。何でそれをやらないんですかと言ったら、それは農協さんが、その小麦の種は補助金がつかないから、補助金がつく種をまいてつくっているだけだと。そういうことでこれは、もう既にここに合った小麦は用意できていますよと。つくば市の谷田部のところにある研究機関です。できているけれども、それをとりに来ないシステムをつくっているのは人的要素ですから、それさえ直していただければ、だから関東6県、またはそれに及ぶところだけ、富士山の火山灰が降ったところだけは、補助金はそっちの種でもいいですよと言ってくれれば、一発でもっといい小麦はできるんですよ。来ないのはこっちから宣伝に──研究機関は宣伝に行きませんからね。来ていただかない、そういう人的な資源のためにこういうのが起きているんですね。こんなのは改良すれば幾らでも直ります。だからもう既に、幾らでもこの地域のこの気候に合わせた植物が、ここだけまずいなんていうのは全部改良できていますよ。そういうことです。ですから、先ほど申したように、小麦が倍から3倍、それからコーンの輸入がだんだん減ってきた。そういう問題はすべてこの気候温暖化に起因するところが多いんです。ところがここだけは、ここだけはと言ったって、筑波山南部から県西南地区については、それに対して非常に強い地力を持っているわけですね。  さらに、今度は圏央道ができるとさっきおれは文句を言ったけれども、これはだれか県へ行って文句を言ってくれるか、後ろに議長がいるから、後で申しておきます。圏央道は産業製品と農業製品の近県への輸送には一番の道路となり、この進捗の速さが当地域の発展の礎となる最大のファクターでもあります。よって、この早期実現にはもっと力を入れるべきであり、だから期成同盟会があるんだから、隣の市長が親分だと思うんだけれども、早く推進してください。じゃないとさっきの茨城の報告書みたいに、圏央道が書いていなくて北関東だの魚釣り師ばかりいる港だの、飛んでこない飛行場だのばっかり並べなくちゃならなくなっちゃうんですね。
     ですから、人口が減少するのがはっきりした現在、この地域の──この地域ってここだよ、この地域の発展は人口の増加ではありません。無理にアパートだの何だのつくっても、すぐ頭打ちになります。立地を生かした生産力の確保と、今まで住んでいた人の生活圏の向上をやっていただければ住みたくなるんですね。老人人口の多い当地域の条件に合わせた再開発を市民と知恵を絞って行わなければなりません。目先の収入減に走り過ぎて、過ちを犯して、そういうことは避けなければならない。そして、新しいことや近未来を予測できることに、思い切ってトライすることであると言っているわけです。  今度は町の話になりますけれども、日本全国、地方都市はドーナツ化現象により、中心部が荒廃しました。そのもととなった大型店──大店法ですね──それの乱立が今年度で歯どめがかかり、自動的に大店同士の競合、頭打ちの状態が近く崩れ始めております。既に守谷のロックシティの中にも退店する店があらわれ始めています。知らないか、まんじゅううまいを売っていたあんこ屋さんが、今度はたこ焼き屋さんになっちゃうんだと。いや、それは一例だけれども。それから、その過当競争が、今世界の食料と炭酸ガスの増加を増進させ、無駄を生み出して、世界から非難を受け始めているところです。以上のような急激な変化の社会情勢を読み取って、常総市は住んでいる人の安住策、これは逃げ出さないためのいろいろな施策、早急に進めるべきであります。それには、今までの町の中心文化を含めた再開発に力を与えなければなりません。これは難しいんだよ、でも既に海外はやっているんですね。  イギリスではもう既に地方都市は回復し、無駄な競合による社会変動は少なくなり、自然を乱す開発も安定しました。これは有名なシェフィールド、ノッティンガム、私が前の議長のとき、十二、三年前、そのときに初めて──イギリスは斜陽の国。時計でいえば夜11時半の国。日本は日が上る国、8時前後の国。だからどんどん上っていけば大変よくなるという、有名な副知事前田正博がそのとき言ったんですね。ところが今日本、ずっと8時のまま動かない。イギリスは夜中の時計が一回りして戻って、今真っ昼間の11時近いところを指している。今言ったのは、シェフィールドやノッティンガムというのはここでいえば、大洗とかああいうところの海岸の町、タウンです。そこが全部整備されて、もとあった、生き生きとした商店街が生き返っていると。  それからまして、その近くのオランダを含むベネルクス3国。四、五年前に議長会でオランダへ行ったんですけれども、もうエコタウンまで進めていて、町の中へは車ははいれない。東西南北4カ所に駐車場があり、すべて自転車が用意してあり、その自転車で全部中に入ってくる。だから交通事故をしたってすりむく程度で、全部自転車です。そのぐらいのエコタウンをつくっているんですね。ベネルクスですから、オランダ、ベルギー、ルクセンブルグ、こういうものは既にそれを通り越してやっているんですよ、エコタウンなんていうのはもう。  さあ、常総市。そこらは行くんじゃないかと。それをやれというんじゃないよ。固定資産税と都市計画税の重税を背負った市の中心部は町の収入源となった上、今滅びようとしているのです、なんて書いてあるわけで、これ静かに読んでいるけれどもそうなんだよ。何も現状を知らないでほうっておく政治は、知っていて行わない政治よりも、これはちょっとひどいんだよ。ということは、知っていればいつかは手当てを行うものだから、裸の王様と同じになっちゃう。一言で言うと、この水海道の中心部の回復は、この原因を取り払えば、いい方向に向かうんです。  どういうことかというと、二つあるけれども、一つは他市よりも少し重い税金、これ税率は同じなんだから。ただし、水海道の中心部と守谷の五差路は県が指定した評価は全く同じ。そうしたらどっちで先に商売をやりたいと思ったらみんな向こうへ行っちゃうだろう。そこらのところを改正して、しかも守谷の掛け率は、評価したとおり税金はかけませんからね。0.4ぐらいでかけているんだよ。ここは目いっぱいの0.7でかけているからこっちのほうが高くなっちゃっている。だから高いと言っているの。これ県はそのとおりですよといったら、県はちゃんとかけてくるだけなの。そういうものの上に、そんだけならまだいいんだよ。町の中心部というのは二重課税といって、都市計画でその上にのせている。同じ都市の税金をかけるというのは──石下のほうはなっていません。これにかけるというのはもともと、本当は二重課税はとるべきではないんですね。うんと発展しているところだったらいいんだけれども。ただ、東京から50キロ圏内だから、これをかけてもいいんだということになっているんですよ。だからそのかけ方、かけたら使えばいいのに、使いはぐっちゃって向こうの国道のほうの道路の歩道の舗装なんかやっているわけですね。本当は中心部が出したんだから中心部へそれを、例えば車で入ってきた人がぶつからないように角を切るとか、そういう非常にスムーズに入りやすい方向づけをするとか、そういう努力は一切なされていないし、考えてもいなかった。そういうことです。  それで、2番目。豊水橋の大渋滞。  これは岩井はおろか、西側から来る客層がほとんどなくなってしまったというのは、うちあたりは名簿がちゃんと今2,400名ぐらいあるわけですね。その人の住所が全部入っている。それで何月何日から買いにこなくなっちゃったか全部出ている。どのぐらいのものを幾つ買っていくか、年齢別とそれが全部チェックしてあるわけです。そういうのをやっていなかった店は、どこから客が来ているかわからないから宣伝のしようがなかったから、だんだん大変なことになっちゃったの。そういうのから結論を出しているから、私が言っているのは当てずっぽうで言っているんじゃなくて、これは全部数字があって言っている話なの。だから西側から、例えば豊岡の向こうに住んでいる人、豊水橋が込んでいれば買い物に行くのが10分でできるどこかのショッピングセンター、石下のほうへ行ったほうが早いかもしれないんだよ、そういう意味です。  この豊水橋の大渋滞というのは、改善しなければだめなのはわかっているけれども、特に車社会が拡大したこの地域においては──これは茨城県でこの地域、水海道、岩井、石下、八千代、あの辺が日本で一番の自動車保有地区になったことがあるわけですね、一家に4台とか4.5台とか。そういう地域だからほとんど車を使うんですよ。渋滞したところになんて、これは行きません。しかも、この豊水橋の渋滞は、新しい橋ができているんだから、これを早く──用のない車まで豊水橋を通っているわけだから、逃がしてやるのが、これはだれが悪いというと、政治的方法をとらなかった人が一番悪いんで、個人が一生懸命いって自動車はすみません向こうへ行ってくださいというわけにはいかない。これは、上で大きな金を握って動かした政治家、そういうものの努力でこんなのはすぐ改善できる。これで50%町は回復します。それだけの地力があるんですね。  例えば余談だけれども、じゃあ地力じゃないよ、今度はどんな話かというと、実は余談ですが私の家、うちは小間物屋なんだ。糸、針、ボタンから化粧品から人間は売らないけれどもあとは何でも売っている。実は、岩井や守谷や遠くからうちへ買いにくるんだよ、みんな向こうで買えばいいのに。そしたらほとんど、糸や針やボタンやその他の細かいもの、例えば太さの違う編み棒とかそんなものは売っていないんだと。ところが実はうちでも、こんなのばんばん売れれば置いておくよ。でも、昔から置いてあるから置いておくようなもので、1年に1人か2人しか買いにこない品物は、今のどこのコンビニエンスでもショッピングセンターでも置かないんだから。しようがなくてうちまで買いにくるわけですよ、しようがなくて買いにくるんだよ。このしようがなくて買いにくるけれども、何を言いたいかというと、こういう店は昔各地にあったんです、どこにも。ほとんどなくなっちゃった。なくなっちゃったというのは、みんな便利にかまけて、自分で必要なものを必要なところで買わなかったんですね。だから今、例えば、皆さんの靴は靴屋で修理すればいいなんていうが、靴とかかたい布とか腰かけとか修理するのに、こういう長い、革を縫える針なんていうのは今どこにも売っていない、うちにしか売っていない、宣伝しているわけじゃないからな。それから、菅糸といって、たこ糸よりも細くて普通の木綿糸より──よく引っ張ると切れるから──より強い糸なんていうのもどこにも売っていない。そういうのを買いに来るんだよ。ところがこんなの1年に1人ぐらいしか買いにこないんですね。絶対利益なんか求めていないです、こんなの売っても食べるほど食っていけない、こういうの二、三百円の商品ですから。 21 ◯議長(山本幹男君) そろそろその辺で、ひとつお願いしたいと思います。簡潔に。 22 ◯25番(五木田良一君) いや、これはこの地域の一番大切な部分をしゃべっているんですよ、実は。これは世界の話よりもっと大切。これが残らなかったら、皆さんは全部業者に物を頼むか、子供にそれを直すための文化をさげることが全然できなくなっちゃうんですね。これはうちだけじゃない、金物屋、左官屋、そういうのもちゃんとあるんですけれども、そういうやりっ放しの文化がそろそろ外国から指摘されていますよと、そういう時代になってきたというのをちょっと感じてもらえばいいんですね。私のところで針を買えなんてだれも言っていません。そういう店がなくなっちゃっているんですよ。  これは何でなくなったかというと、売れないからなくなったんじゃなくて、みんな便利なもののほうへ取りついたんで必要なものが必要なところに要らなくなっちゃったんですね。それで必要なときに買いに行こうと思ったら、守谷の人らは水海道のかぎ三といったって、私のうちまで道を方々曲がってくるのにうちがわからないで、30分もかけて聞き聞きして入ってきたというんだから、そういう状況なんです、今。日本の文化がそういうことなんですね。ですから、こういうのを踏まえた上で、今一番のチャンスである常総市、これを中心部から発展させないと。大店法で大型店をつくったって、今言ったようなものは一つも置かないからね。そういうものを残さなくちゃならない時期にそろそろ来て、人口なんかふえないからもう。これは私が言わなくたって、県のほうから全部指令で、統計で出ちゃっているから仕方がない。そういうことなんですね。  それを、今度は日本をバックアップして支えていくのが教育になります。今度は教育に入ったから2番目で終わりだから大事だから。  世界の動向として、ハイテク技術やコンピューター、先端技術、宇宙工学、バイオテクノロジー、このために学校の科学と物理と数学と生物が求められているわけですね。日本は世界におくれをとり始めた。なぜかというと多くの起因があるが、要因が三つぐらい挙げられる。  一つ目は、子供の遊び道具の多さと、それを導く親の面倒くさい生活感と現況にあるんですね。  どういうのかというと、今、結構皆さん子供らは金を持っていますから、どうやって持っているか知らないが、パソコンやそれからゲーム機、そういうものが非常に、下手をすると携帯電話で遊んでいる者までいますからね。そういうものが大変多くて、そっちのほうのがおもしろい。だから数学なんて試験問題が出たってやる気もしない。  ところが、これは偶然だけれども、これも数年前だがアメリカのグランドキャニオンに行ったんですよ。アメリカは──ちょっと飛ぶんだけれども、あの有名なラスベガスから飛行機で約1時間ちょっとでグランドキャニオンへ落っこちそうなセスナでおりていくわけですね。そしたらそこに1軒小学校があった。こういうグランドキャニオンの小学校というのは、松林の中にある地元の、幾らか原住民も一緒になって行っている学校なの。ところがこのグランドキャニオン小学校は、アメリカの全小学校のナンバーワンの学力の小学校なの。何でナンバーワンなんだと思って、全部教えてもらってきました。これはテレビがないんです、各家庭に。グランドキャニオンの各家庭、3割ぐらいは地元のインディアンが結構多いですからね、そこの各家庭にテレビがほとんどない。全部図書館へ行っちゃうんですね。だからいろいろな本があります。全部それで頭へ入ってきたから、アメリカ平均学力ナンバーワンは、テレビのない小学校だったんですね。小学校にはテレビはあるよ、でも子供は小学校まで行ってテレビは見ていかないから、うちにテレビがないんです。  要するに全部与え過ぎても、やり過ぎたものが多いところは、日本はちょっと子供の遊び道具の多さと、それを今度は導く親の面倒くさい、面倒くさい生活感というのはどういうことかというと、働くので精いっぱいなんだよ。子供の面倒を見ている時間がないほど働いているんですね。これはこの市のせいだとは言いません。だけれども、こういう環境が今の現況なの。だからさっき言ったグランドキャニオンの小学校というのは、おやじがいようがいまいが、まず一生懸命遊びに行くのは、図書館に行くほかなかったんですね。そしたら出てくる問題が全部読んだ本に書いてあるわけです。これは早いですよ。それから、本は何回でも読めるから、頭へ幾らでも入ってくるんです。それからイマジネーション、本を読んでも絵がかいてあるわけじゃないから、全部は。そうすると頭の中で自分で想像するわけ。だから、これが全然違うんです。テレビを見ているのとは意味が全然違います。  2番目、詰め込みだけで試験をパスすればいいと思っている学校と社会と親。試験に受かっちゃえばあとはみんな忘れちゃってもいいんだよ。だから暗記なんていうのは数字だけで、特に社会なんていうのは年号と事件だけべらべらくっつけて紙で覚えて、試験に通ればみんな忘れちゃう、これは何の役にも立たない、時間つぶし。もちろん試験は受かるよ。今からは、学校の収容人数のほうが生徒数より多いんです。こんなことやらなくても大丈夫になるのに、ただこれをやらないと今度は親に怒られる。うちの子供に教えないのかということで。ここらのシステムなんですね、ここらがちょっと今までずっこけて狂っている。外国はもう全然違うところまで行っていますから。  それから3番目、応用問題をトリックと間違っている教育者が悪い。あとで具体的に言うけれども。  実は、こういうこの三つ、これを直せば素材は幾らでもあるんですよ。素材って、その辺の兄ちゃんでも、ノーベル賞をもらえるぐらいの兄ちゃんは水海道にも何人かはごろごろしているんですよ。うちの隣のマルトヨという洋品屋の2番目──1番目のほうがよくできたんだけれども店で今、番をしている──2番目は、有名な小柴博士のニュートリノ、スーパーカミオカンデの助手をやっていたわけですね。今、アメリカのカリフォルニア工科大学だと思いますけれどもそこへ行って研究をやっています。じゃあそんないい人、東大を出ていますから、そんな偉い人がいたのかと兄貴のほうがよっぽどすぐれているんだよ。ただ店で物を売っているだけの話で。だからそういう素材は幾らでもいるんです。こういう人はだれもいるわけじゃないよ、それは何百人かに1人の能力の人で、暇と金があって、遊ばせてくれればそういうふうになるわけですね。今言ったように全部暗記させれば弁護士になっちゃうし、全部想像力をたくましくさせて、科学のほうへ導けば、あとでやりますけれども、そっちのほうの脳がずっと発達していく。だから、その程度の素材は、4万人の人口がいれば300人やそこらはいるんです。だから、こういうもの、今言った1番と2番と3番、子供の遊び道具をあまりくれ過ぎるとそっちばかりうまくなっちゃう。ゲームの天才なんていうのばかり出てくるわけですね。何の役にも立たない。  実は四、五日前、NHKの教育に関する番組の中で、文化女子大教授の野原明が言っていたのは、何が教育を停滞させているか。これは知識の量ではなくて深さであると。それからフジテレビで放映の尾木直樹教授の調査では、フィンランドでは幼稚──フィンランドは知っているだろう。北欧の中で、スカンジナビア半島というのはへの字になっている。上のほうがノルウェーなんですね、その下が有名なノーベル賞受賞のスウェーデン、スウェーデンと言うんじゃないんだ、書いてあるのは日本語の間違い、スウィーデンなんですね。そのこっち側の出っ張りのところにフィンランド、有名なヘルシンキオリンピックをやったところがあるわけ。  そのフィンランドが、ちょうど100年くらい前です。ロシアから侵攻を受けたときに、フィンランドは、人口は全部で今500万人を割っていますからね。北欧4カ国は全部人口500万人ぐらいですね、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、デンマークもそうです。その国は、全部500万人前後の人口。ただし、スウェーデンだけが800万人ぐらいの人口なんだ。そこへロシア軍が大挙押し寄せてきた、20倍。ですから1人に対して20人の兵士が全部グリーンのロシアの制服を着て、半長靴を履いて全部銃を持ってきたわけですね。フィンランドが全部制服はシロクマの毛皮と真っ白い上着で応戦したわけです、ノルディックのスキーを履いて。それで1人で20人ずつ殺せばどっこいどっこいだけれども、全部自爆覚悟でやったらしいですね。いよいよあと3日で──どうせ勝てないから20倍の兵力と20分の1の兵力では。それであと3日で、あの有名なヘルシンキ陥落というときに、ある日忽然としてロシア軍がいなくなったんですね。全部引き揚げちゃった。日露戦争が勃発した。だから北欧へ行って、フィンランド周辺、あの辺へ行くと、日本は神様扱いになっているんですね。ああジャパン、ただのジャパン、日本人かと言っているわけじゃない。大変な──だからオランダからフィンランドの間は、日本人がもうちょっと威張って歩いていってもいいんですよ。それなりにね。そのくらいの国なんですよね、対日感情は100%よろしい。その国が今教育で世界ナンバーワンになっているわけです。何でそんなことになったかというと、当時逆だったからね。フィンランドは攻め落とされてあと3日でだめになりはぐった、ロシアにまるっきりとられたかとられないかの国だからね。白装束で自爆覚悟のフィンランド兵は全部雪の中に潜ったまま、1週間も2週間も狙撃兵だから待っているわけです。それでロシア兵は多勢に無勢、全部緑の格好いいんだよな、ところが雪の上で緑の格好なんてみんな目立っちゃうから全部撃たれちゃうわけですね。これもあまり利口な話じゃないんだけれども。まあこれは余談ですから。それで、大変な犠牲者を出したけれども、最後にはロシアが引き揚げたのは日露戦争のちょうど勃発したときに、あっという間に1日で全部引き揚げて、すぐにシベリア鉄道で東へ向かったんですね、ロシア軍は全部。これは日本に向けたわけです。そのために助かったんですね。  そのフィンランドの教育は、幼稚園から発想力を育てて、例えば野に出て草を見たときに、日本の場合にはこれはオオバコ、かえるっぱといって、こうこうこうで平べったくてなかなか抜けないんだというのは先生が教えちゃうんですね。ところが、フィンランドの場合にはそうじゃない。あなた自分で引っこ抜いてみなさいと。細いか太いかみんな植物で違いますからね。それで何でこんな格好をしているんだか考えなさいというのが、これはもう幼児教育からフィンランドは全部これをやったわけです。名前なんていうのはあとでどうでもいいんだと。どうしてこの草はここにこの状態で生えているのかというのを、全部子供らにやらせたんですね。それでどうしてもわからないときだけ、先生が一緒に考えてやる。これが教育のもと。日本は違うんだよ。あれはとげが生えている何とかイバラで、これは毒がある何とかだまでと言っておいて食べちゃだめだよなんて、そういうのは上から教えちゃうんですね。これ違うんです。全部自分でやりなさいと。そこへ、そのフィンランドの発想力を、全部子供らの発想力、いろいろ間違った発想もあるそうです。どんどんやらせて、その考え方で手に負えないところだけ先生が助言する。全部この方式でやったんですね。そして、考えさせて、その考えに先生が後から入っていくというのがフィンランドの教育。まして、今度、今のはフジテレビ。NHKではこのフィンランドの教育を自分で考えさせ、意見を見つけさせ、発想をさせることを全員に教えるのが主であり、こういう考え方で、今は世界有数の学力を持った子供たちが育っていったそうなんです。  ところが、フィンランドだけじゃないんだよ、イギリスはもっとすごい。そして一方イギリスでは、英才教育を行っていた。すぐれた子供を集め、さらに上位の者には特別なお茶菓子──これはパイです──パイを与えて、できなかった者は、こっちはお茶だけ。こっちの腰かけのほうはできた者、おいしいパイ、それを用意して、それでできなかった者は飲み物だけで、これは休憩時間にやったんだよ、NHKはやや批判的にこのイギリス方式を報じておりました。ただ、私はそうは思わない。世界最高の頭脳を育てあげるには、全員でなくていいの。全員そんなによくならないからね。そのうちの何ぼかよくなりゃいいので、少数でも世界第一級の頭脳が欲しいんです、イギリスは。どんなことかというのは後で言いますが、科学の先端を揺り動かす考え方を実現した国が先を行く時代なんです、今は。あとは技術者がついてくればいい。だから頭脳の質はさっき言ったように、当市でも結構ごろごろしているんですよ。だからそれをあとは育てられるかどうか。これができれば日本の最先端を引っ張る人材が育ち、フィンランド方式では、多くのアイデア、テクノロジーが生まれる国になろうと。  これはどんなことを言っているかというと、実は、じゃあどういうものに役立つかということをちょっとお話しします。面倒くさいから具体的なもの。  さて、例を挙げてみよう。1番目メタンハイドレード、2番目ポアンカレ予想とニュートリノ。これ世界最高の数学者の話ですからね。それから3番目、昔の堆積物だけが燃料の、非常に頭が貧しいオイルだけ重視している今の人類。何でかというと、オイルというのは、昔の死んだ動物か植物の腐ったものが地中に埋まって、圧力で全部油になっちゃったか、石炭になっちゃったかしているやつなんですね。あんな捨てたものだから本当は非常にあまり品質のいいものではない。それに火がついて燃えるから、じゃあちょうどいいからと燃料にしている程度の文化なの。これを直さなくちゃならないというのが、実は教育の最先端。さっき変なことを言ったでしょう、J-PARCと言ったのは、もう既に中性子の問題が、茨城県には世界最先端の中性子の放出実験場が12月に稼働するということになっている。これは意味が全然違うんですけれども、ここに書いた2番目のポアンカレ予想とニュートリノ、これに入ってくるんです。このくらいの技術者を育てないと、今の日本は追いつかない。1番だけ説明しておくから。  メタンハイドレードというのは、非常にクリーンなメタンガスは天然ガスとして利用されている。ただし、このメタンハイドレードは、炭酸ガスが低温で数十気圧の水圧の中──これは海の中です──これを水と結合して、固まったものが大陸斜面のマイナス700メートルから4,000メートルの間に広く分布している。これを取り出せば、石油も何も要らないんですね。ところが、さっきメタンと言ったのは、実はCO2の13倍から21倍の温室効果ガスになると言ったよな。そういうのは、化学変化を起こしてならないように研究すればいいんですね。全部今そういう──ところがそういう研究者がまだ育っていない、世界じゅうで。これだけという意味じゃないよ、もっといろいろな物質があるんだけれども、そういう能力がまだできていない、ただ掘り出した石油だけ細かく分析してガソリンにしたり灯油にしたりいろいろ使っているわけです、ビニールにしたり。そういうものが今言ったメタンハイドレード一つだけとっても、これ無尽蔵にありますからね。ですから、こういうメタンガスが数億年前に海水に溶けて、その水圧というのは10メートルで1気圧ですから、100メートルで101気圧。これ大体50気圧ぐらいからメタンハイドレードになってきますから、数百メートルになると数百気圧ですから、非常にメタンハイドレードがたくさんある。何でメタンハイドレードがたくさんあるかというと、どこにもCO2があったのが海水が吸収して沈んだだけだから、しかもそこで固まった、圧力があるとこだけ。それから、そういう固まったのが沈殿して、そこからメタンガスがぽこぽこわいているから、うんとあるところのわいたところへパイプをおろすと非常に純粋なメタンガス、これは最高のクリーンな天然ガスとしてとっているところがあるわけですね。そのぼこぼこ出ているんじゃなくて、出ているもとをとれば無限にありますよと、今の石油よりもっとあるんですね。こういうものはどうやったら、今言った炭酸ガスの12倍も二十何倍もなる温室効果にならないで済む化学結合ができるかというのは……〔「書いてないよ」と呼ぶ者あり〕──ここ、ここ。それを育てるというのがさっき言った教育なんですね。これで第一段階は──あと2番目は後からまた、休憩だそうですから。 23 ◯議長(山本幹男君) この際、暫時休憩いたします。                午後3時10分休憩    ─────────────────────────────────                午後3時30分再開 24 ◯議長(山本幹男君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を継続します。五木田良一君の質問を継続いたします。なお、質問は簡潔明瞭にひとつお願いいたします。              〔25番五木田良一君登壇〕 25 ◯25番(五木田良一君) 大変失礼いたしました。  先ほどまで、例を挙げたやつの2番目と3番目だけしゃべればいいんだから。  2番目は、これ何でかというと教育がどこのところが欠けているのかというのを皆さんに考えてもらう話なんですよ。  ポアンカレ予想とニュートリノというのは、何だか変なの書いてきたなと思うだろうが、ニュートリノは皆さん御存じのとおり、137億年ぐらい前に宇宙が創世したとき、地球は46億年ですからそれよりはるか昔ビックバンがあったときから、宇宙を飛び交っている細かい粒子ニュートリノ、今地球、こういうところ全部通り抜けていっている粒子ですね、それをとらえたのが先ほど言ったカミオカンデ。神岡鉱山の山の中で地下1,000メートルのところへ東京大学物理学部が設置したやつで感知したわけですね。そんなのは何の役に立つんだということなんです。  もう一つポアンカレとおれは言ったよな。実はこのポアンカレというのは100年前に亡くなったフランスの画家でもあり数学者でもあるんですね。宇宙の形を決めるための提案だけしたんです。ビックバンだから宇宙がバーンと爆発したときに、そのまま今赤方変異ですからどんどん遠い星ほど赤方変異で遠ざかっているんです。それがある物質がその積力よりも重力のほうが強ければ1回収縮してくるか、それとも行きっ放しかというやつを提案したやつなんですね。これは細かいことは言いません、長くなっちゃうから。〔「よく知っていますな」と呼ぶ者あり〕──そうですよ。  このポアンカレ予想というのも、有名なソ連のベレリマン博士というのが数学で解いたんですよ。これ100年かかって解いたんです、全世界の数学者が解けなかった。しかも、これ本当は理論物理学かそういうもので解くべき問題だったんですね。宇宙の膨張と積力と重力のどっちのほうが多いかという話ですから。ところがこのポアンカレが予想した発想の答えは数学で解いた。数学で解いたから偉いとかなんとかじゃないけれども、この人は100年たってから解いたんで今でも生きています。ソ連の高校生の時代に解いちゃったんですね。このベレリマン博士というのは、あまり頭がよ過ぎたので、少しおかしくなって、レニングラード周辺、有名なサンクトペテルブルグという都市の近郊に今住んでいるけれども、少しかたくなになっちゃって、たった1人でもくもくと住んでいると、だからここまでやらなくていいんだけれども。  このニュートリノは、今言った宇宙創世期の物質をとらえたわけですね。どういうのかというと、実はさっきJ-PARCという話が出ましたね。中性子を放出してという話、あれに絡んでくるんです。ニュートリノ自体は、小柴博士はニュートリノの研究は何の役にも立たないんだと言ったけれども、実は反重力といって反陽子、例えば真ん中が核のプラスの原子を持って、周りは全部電子はマイナスで回っているわけですね。この物質、全く反対のがちょっと前に見つかったわけですね。真ん中がマイナスで回っている電子が全部プラスを帯び、だから性質が全く逆のもの、だから反発するんです、磁石を逆にくっつけるとぽんとはじけるでしょう。あれと同じ物質なんですね。こういうものの研究はニュートリノとかそういうのを捕まえてやらないとわからないんです。ニュートリノでも4種類ありますから。  それで、こういうのをやると、実は──だからもうちょっと能力、今の連中じゃ足りないのか知らないが、実はUFOの映画を見たことがあるでしょうけれども、地球上の飛行物体は全部空気で上がっていくでしょう。ロケットだって空気抵抗を受けて上がっていくんだから、下からもちろん噴射していますけれども。それで、ところが今言った反陽子の場合には、ニュートリノの研究とさっきの中性子の研究を進めると、こういうふうに移動できるわけです。要するに重力に対して全く反重力で、だからその研究の端についたわけですよね。だから言っているんです、さっきから。そういう人を育てる方法はイギリスのほうがちょっと上でないかと。でも、このぐらい世界でやっているんだよ、日本じゃこんなことだれも考えていないで、いい人だけ一生懸命金を払ってやっているだけの話なの。だから今言ったニュートリノとポアンカレ予想については、そこまで世界は進んでいるんですよと。ベレリマン博士はちょっと頭が狂っちゃったけれども、それでもそれだけの能力は、ソ連の高校生ですからね、そのころが一番やわらかいんだけれども。そのくらいでできるんですよ、やらせれば。同じ能力のある日本の高校生はゲームに夢中になって、電話の最高の物を買ってきて写真ばかり撮りまくっているなんていうのは、全然レベルが違うの。  最後に3番目。昔の古い堆積物だけが燃料の人類は、これ腐った動植物の塊を油にしただけのを一生懸命分析して燃しているんだから。これ捨てた地中のごみを燃しているんだよ。だから、これをもうちょっと考えると、人類のエネルギーは古い堆積物の燃焼だけでは害だけで益はない。新エネルギーの探求には重水素は──重水素なんていうのは、海水の中全部重水素だからな。あれは水素爆弾の原料になります。みんな爆弾というと一度に爆発するから爆弾で、ゆっくり燃せば燃料なんですね。そのゆっくり燃す技術がないんですよ。だからこういう人を育てるのに、さっき言ったフィンランド方式かイギリス方式じゃないと出てこないと。みんな一緒に同じのを暗記させて、こうやっていったって暗記が終わるころに、高校が終わったころは思考能力がもうそこでとまっちゃっているからだめなの。だからそういう問題で、必要な人材が今求められている、具体的に挙げたのはそういう問題を先に解決した国が勝ちですよと。もちろんもっといっぱいあるよ、例を三つだけしか挙げないからな。〔「それだけで十分です」と呼ぶ者あり〕──そう。  それでNHKで最近、知識と応用という、4日前にやったよな、番組が放映された。多くの日本の代表者は、20人ばかりいたんだ、方々の知識人。知識を多く取り入れ、基礎ができていなければならないと言っていた。応用はそれからだと。これ、ばかなんだよ、こんなこと言っちゃ悪いけれども、応用は知識と違い、すぐには得られないんです。子供のころからいろいろな応用をしていないと、知識、例えば、いろいろな言葉、内容、それを覚えても組み合わせることができない。だから応用と知識は全然違う時点でやらなくちゃならないし、知識は後からでもくっつくんです。読めばわかるんだから。ところが応用というのは、読んでわからない。子供は子供のうちの応用、それから頭がちょっと発達すると、小学生低学年の応用。それから高校になると高校の応用をやらないと、頭の中にイマジネーションはわかないんだよ。  どういうことを言っているかというと、E=nc2──これはエネルギーですね──は質量とc2は光の速度の自乗。これはアインシュタインが原子爆弾をつくるときの最初の公式が、これは大学を出た人は全部わかっているわな。これ、おれは間違いじゃないかと思っている。それで……〔「多分それは間違いです」と呼ぶ者あり〕──いや、これよ。こうやって見ているとE=nc2なんておれも昔聞いたからこんな覚えている。覚えているだけじゃだめなんだ。エネルギーというのは、これは爆発した後のやつですね。nc、これはnが問題なんだよ、質量。原子爆弾の場合には、これはウランを使ったわけですね。菜種なんか使ったんじゃ幾らも燃えないから。質量ですから質量の重い物で、爆発しやすいものがウラニウムだったんです、放射性物質ですから。それで、このc2が問題なんだよ。物が爆発するときに、全部原子同士がぶつかるわけです。綿火薬と同じでマッチで火をつけなくちゃ、綿は手でこすったって燃えないから。そういう起爆剤はありますから、原子爆弾も起爆剤は別にあって、それで起爆させてそのウランが自分で原子核反応を起こすわけですね。それで原子核同士がお互いぶつかり合って、エネルギーを出すのが原子爆弾。そのぶつかり合ったとき──だから頭の中でそれを考えられるかどうか、ぶつかり合ったときに、原子同士がさっき言った真ん中がプラスで周りがマイナスの電子が光の速度でぶつかっている。だからこれc2なんですよ。でもc2というのはおかしいんだから。秒速30万キロの光の速さで、電子も同じスピードで動いているわけ。それ同士がぶつかるでしょう、c2というのは平面上なんです。物質というのは立体だから。紙みたいに平べったい物質なんていうのはそうないから。そうすると、平面上で動かないから、こういうふうにも爆発物というのはぶつかり合うわけですね、核爆発の場合は全部。そうするとcの3乗になるんですよ。後でアインシュタインに聞いてもらえればわかるけれども。だからこれ間違った──何でそういうふうにいうかと言うと、そこのところ、おれが間違っているかもしれないんだよ。だけれども、そういうふうに頭の中へ、イメージ以外で物を発想しないと、これが応用なんです。そういうふうに発想しないと、だからおれはこれは最後まで間違いだと思いますよ、アインシュタインのnc2。ただ、これはロスが出るから爆発物には、完全な燃焼というのはないんですね。だからちょうど自乗ぐらいでよかっぺとここらにしちゃったのかもしれないんだけれども、本人がいないからだめだけれども。  こういう考え方、これを高校まで全部暗記だけでやらせると出てこなくなっちゃうんだよ。子供のころからいろいろな、だから一つだけ例を挙げると、もう先生らのほうが知っているな。日本の数学は1足す2は3という、答えのところ3のところだけ丸が抜けていて幾つですかと、こう出てくる。外国のやつは丸足す丸は5と書いてあるから、2足す3でもいいし1足す4でも何でもいいわけですね。そこらの発想と全然、こういう発想はそういう発想なの。そういう教育をやらないと、上から全部教えて答えだけ求めるとその式しか頭に入らないんだ。同じ学年で同じ紙だけで同じ点数をくれても、外国の場合には答えは出ているけれども、途中の式がいろいろ変化して結構ですよと。そういう考え方。だから教え放しだの上から考えさせるやつ、さっきのフィンランドと同じで、教えちゃわないで考えさせるんです。  偶然私も考えさせてだまされたことがあるんですけれども、有名な中島という校長をやってやめた、死んじゃった先生ですけれども、私が小学校3年生のときに、ちょうど戦後ですから何もないときに、自分の住んでいるうちの蚊帳を破いて捕虫網をつくってきてくれた。おまえら四、五人裏の土手へ昆虫採集へ連れていくからと行った。いたのはモンシロチョウばかり、そらそうだ春だから。5月ごろです、それでモンシロチョウばかりいっぱいとったら1匹だけちょっと黄色っぽいチョウが入っていた。これがモンキチョウなんですけれども、その先生にうまくひっかかっちゃったのは、五木田、こんな珍しいものをおまえがとって、おれにくれって始まったわけで、先生はだましてだからね、嫌だって言っておれもそれを持ち帰ってうちで一生懸命広げて展翅して、それでモンキチョウというのはモンシロチョウとどこが違うか図鑑を見つけてきてこうやって調べた。そしたら、よくつかまえればそこらに幾らでもいるやつだったんだよね。でもそれだけ興味を持っちゃうと、後でそれじゃないのをまたつかまえに行かなくちゃならないんですよ。飲み屋と同じで、だんだん新しいのが出てくると行きたくなるのと同じで、その子供の── 子供だから行かないよ、子供のころのそういう気持ちをうまく言ってくれたわけですね。その中島先生、これはモンキチョウだからそこら10匹に1匹はこれがまざっているんだと言ったらそれで終わり。おれは生物はやらなかった。ところがだまされて、こんな珍しいのおまえおれにくれるかと言ったんで、いやだめだと言っておれが取り返したわけ。そうしたら、まんまとひっかかっちゃったわけですね。  この教え方、こういう教育、今言った最高のポアンカレ予想のばかになった博士よりも、そこまでやらなくてもいいから、こういうものを頭の中で考えて答えを持っていく方法をやらないと、全部暗記して答えが出る学問ではもう行き詰まります。もうある大学では、計算する能力は結構だと。考える能力優先だと。全部計算機を持たせて試験をやるんだもんな。だから、掛ける、足す、割る、自乗、そういうのは全部これでいいですよと。そうじゃないんだと。これをどっちへ持っていったらこの答えが出るかという、そういうものを考えさせなさいよと。ただし大学生にやったんじゃ遅いんです、これ。頭が固まっちゃっているから。これは小学校低学年かその下からこれをやっておかなくちゃだめなんですね。  ところがさっき言ったように、日本の家庭は、一番先に子供の遊び道具の多さと、導く親の面倒くさい生活感と現況で、これを阻害しているんですね。だからさっき言ったグランドキャニオンの小学校みたいに、何もないところで図書館ばかり行っていたほうがよくなっちゃう。どっちがいいとは言わないよ、そんな生活をさせる必要はないんですけれども、それのいいところをちゃんととりなさい。フィンランドとイギリスはちゃんととったわけです。もちろん修正していますよ、欠点のある部分もありますから。イギリスみたいに、じゃあパイを食いはぐった人はどうなっちゃう、しょげちゃうのかというと、そこらはうまく補正していると思いますけれども。  こういう教育の内容については、ひとつ私よりもこっち側にいる人らのほうがはるかにたけているわけですね。ですから、そろそろさっき、茨城県が国語を除くそのほかの学問が全国平均よりも落ちておりますという報告、あれを受けてここらだけはひとつそういうことのないようにお願いしたいというので、よりよい答弁──きれいに答弁できたらば文科省あたりにきっと呼ばれるかもしれませんから、そこまでやらなくてもいいですから、よろしくお願いいたします。 26 ◯議長(山本幹男君) これより答弁を求めます。産業労働部長。             〔産業労働部長齊藤忠工君登壇〕 27 ◯産業労働部長(齊藤忠工君) それでは、五木田議員の地球温暖化と常総市の今後についてということで長い質問がありましたけれども、私のほうから農業サイドでお答えしたいと思います。  まず、一つ目の地球温暖化が進む中で当市の地域的特徴や地の利を活かした将来における常総市発展のための対策をどう考えるかについて、お答えいたします。  常総市の発展は、基幹産業であります農業の振興が第一と考えられると思います。農業の振興には、農地の保全が重要な課題と考えております。これから農地の保全には、認定農業者等の意欲的な担い手の育成と、農作業の受委託や省力化などを促進する農地基盤の再整備と利用集積、さらには新たな作物栽培の導入、農業体験、帰農など観光交流と連携した農業、ふるさと定住促進と連携した農業を取り入れるなど、遊休農地の有効な再利用の促進が考えられます。当市の遊休農地の活用については、去る3月5日に自民党の伊吹幹事長がお見えになりまして、大生郷、菅生地区において実施されている遊休農地を活用した肥育牛の一貫経営を視察に来られた事例もあります。  常総市の地域的特徴としましては、日本列島のほぼ中央にあり、地球温暖化に左右されにくい作物であります水稲、小麦を水田地帯は生産するのに適していることから、今後もそれらの生産を推進していくことになります。ただここで一番問題になっているのは、米の生産調整が大きな課題となっていることは議員も御承知と思います。  また、畑地帯の農業としては、経営形態、作付作物の検討が必要な時期と考えられ、消費者に喜んで買ってもらえる安全・安心な新規園芸作物の作付体系の確立が必要となっております。  経営の改善には、農業改良普及センター、関係機関等と連携、協議しながら推進していきたいと考えております。  次に、二つ目の地球温暖化という問題の中で、当市圏央道の建設や農業、商工業をどのように進展させるかについてお答えいたします。  圏央道の開通が平成24年度に予定されております。また、つくば下総広域農道につきましても、平成23年度ごろ開通が予定されておるわけでございます。圏央道を活用した常総市の発展は、国道294号とのインターチェンジ付近の物流拠点としての土地利用が考えられます。しかし、インターチェンジ付近は現在は農振、農用地となっており、農業振興地域の整備に関する法律、それから農地法等により法規制の地域となっており、そのため農地の保全が図られているところでございます。簡単に転用はできないような区域となっているわけでございます。  また、農業の振興策として、圏央道、広域農道、国道294号を活用した都市近郊型農業として、関東一円に及び農産物、商業圏の拡大が可能となり、農産物の有利販売展開が図れるものと考えられます。ただ、ここで今考えているのは、農政サイドでは農地は守りたいと。ただもう一方では、常総市の発展には開発もやむを得ないという相反することでございます。そういうことで、今後開発等につきましては、慎重に対応していきたいと考えておりますので、御理解のほどを賜りたいと思います。  以上でございます。 28 ◯議長(山本幹男君) 教育長。            〔教育委員会教育長大塚 修君登壇〕 29 ◯教育委員会教育長(大塚 修君) 五木田議員の2の1)子供の総合的能力を向上させる教育をどう取り入れていくのかという御質問にお答えしたいと思います。  現在の教育界の大きな動きとしましては、世界の教育の流れや日本の教育課題を受け、教育基本法や学校教育法などの改正がなされ、今後の学校教育の指針となる学習指導要領の改定が行われているところでございます。現在、1月17日の中央教育審議会答申を受け、2月15日に新しい学習指導要領改定案が発表され、現在多方面からの意見を受け付けているところでございます。この新しい学習指導要領の中に、現行学習指導要領の理念である生きる力をその基本理念として引き継ぐことが明記されています。  御質問の子供の総合的能力は、換言すればこの生きる力そのものであると考えられます。さきの中教審答申の中でも、具体的にこれからの知識基盤社会においては、課題を見出し、解決するための思考力、判断力、表現力等、また生涯にわたってみずから学ぶこと。他者や社会、自然や環境とともに生きること、そういうことが求められています。さらに我が国の子供たちの学力の状況も、経済協力開発機構(OECD)の学力調査の結果から見ると、思考力、判断力、表現力等を問う読解力や、記述式問題に対応する力が、フィンランド等の世界トップクラスの国から比較しますとやや劣ると指摘されているところです。  また、昨年4月に実施された全国学力学習状況調査結果では、基礎的、基本的な知識技能については、おおむね身についているものの、知識技能を生活に直結して活用する問題については、課題があることがわかりました。  このような現状と課題を踏まえ、当市としましても、生きる力をはぐくむという学習指導要領の基本理念を実現するために、移行措置期間を含めて、平成23年度からの完全実施を念頭に、一層の指導の充実を図ってきているところでございます。実際の学習指導の場面で申しますと、特に基礎的、基本的な知識技能の習得の徹底に努めるとともに、観察、実験、レポートの作成、論述、話し合いといったそれぞれの教科の知識技能を活用する学習活動を展開して、議員御指摘の応用力を育てる教育にも力を入れているところでございます。  教科でいえば、国語科においては、従来の読み書き中心の学習に加え、話す聞くといった言葉を通して的確に理解し、論理的に思考する能力や、言葉で伝え合うといった表現力、コミュニケーション能力の育成にも重点をおいた指導の展開に努めております。  算数・数学においては、ただ単に問題を解いて答えを出す学習ではなく、ふだんの生活に関連するような問題を提示し、回答を導く前の段階でお互いの考え方の相違点を話し合ったり、みんなの前で自分の考えを説明したり、時には文章にあらわしてみたりと、さきの国語で培った能力をフルに活用して学習するような授業の展開にも努めております。子供の総合的な能力を高めることについては、総合的な学習の時間においてもねらいとしているところでございます。  とにかく教育委員会としましては、市内各学校すべての教職員が、新学習指導要領の趣旨をきちんと理解し日々の教育に生かせるよう、あらゆる研修の機会を通じて、その徹底に努めていきたいと考えております。その中で、一人一人の子供に基礎、基本を確実に身につけさせ、みずから課題を見つけ、主体的に判断し、よりよく問題を解決する資質や能力、すなわち総合的な能力を高めていきたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。 30 ◯議長(山本幹男君) 25番五木田良一君。 31 ◯25番(五木田良一君) 大変難しい話で、今のような方向でいいんだけれども、実はその前の産業労働部長、基本的なものだけれども、農振地域その他にも簡単に転用できず、当たり前ですね、これ、慎重に考えるというのはいいことなんだよ。それで、おくれてもいいんです。というのは、あまりこういうものは、1回違う用途に使った場合には戻しがきかないんだ。  だから例えばパリのルーブル美術館、その反対側にあるオルセー美術館というのは、オルセー駅をやめちゃったから、パリの高速鉄道のほうへ行っちゃったから。それで20年間ぶん投げておいて何にしたらいいかというのを考えた上、初めて1800年代前半の有名な印象派の美術品が全部そこへ並んだわけですね。それまでは体育館にしろだのデパートにしろだのいろいろな案が出たんだそうです。これは、今この常総地域がそういうものを一番目をつけられているというより、非常にそのうちわかるけれども、日本の貴重な場所だというのがもっともっとわかってきます。ですから、幾らかおくれてもいいから慎重にやってもらうというのは、こういうものの決定でいいと思う。道路だけは慎重に慎重にと最後にできなくしちゃだめだから、予定線は早目にやってもらう。ただし、こういうものについては慎重で結構だと。  そういうことで、ただし、研究しておかないでぶん投げておいて慎重だ慎重だとやっているのと、よく調べて慎重だとやっているのは中身が全然違うんだから、さっきの話じゃないが。だからそこらはうまく運用していただきたいと。  それから、教育のほうについては、それ以上の答えは、あまり下のほうから率先的な答えを出しちゃって、中教審と一つも合わなくなったら教育長が責任をとらなくちゃならないから、これまた大変な話で。恐らく、自分で考えは、それぞれ各地域によって違うだけ、それぞれの特徴としてあると思うんで、特に茨城県はさっき申したように、非常に科学技術、数学に対しておくれているんですね。  特に数学というのは、昔は数学とほかの学問というのは分かれていたんだ。ところが数学というのは、今はどの学問にも全部つきますよと。算数・数学は同じだけれども、算数はその下の段階。それはなぜかというと、ゲーム機にしても遊びにしてもすべて数学が入ってきてしまう。ですからその能力を養わないと、立体的に物の判断が組み立てていかない。ですから、こういうところの会議と違って井戸端会議みたいに方々からつついてきて答えが出せなくなっちゃう部分が出てくる。だからそこらについては、非常に茨城の欠点である理数系のやつについては、さらにどうやったらいいかということを考えていただいて、これは要望でございますので結構でございます。  以上でございます。 32 ◯議長(山本幹男君) それでは次に、8番遠藤正信君。               〔8番遠藤正信君登壇〕 33 ◯8番(遠藤正信君) 8番遠藤正信です。通告に基づきまして一般質問をさせていただきます。  一番最初、市内の公園に設置されている遊具の現状について。2番目には学校給食より排出される残渣、残飯の処分について。それから最後に3番目には、福祉循環バスの運行見直し計画のその後についてお尋ねいたします。  初めに、市内の公園に設置されている遊具の状況について。  現実、石下地区になりますけれども、公園には児童公園、それから農村公園とか、それと鬼怒川の自然公園、こういう形で私も拝見させていただき、活用させていただいております。そういった中で今回はその児童公園について、いろいろ市民の方から要望もあり、かつ安全性に欠けるのではないかと、こういった御指摘があり、そういった形で行政としてどういう考えを持っているのか、この部分についてお尋ねしたいと思います。  具体的に言いますと、あまり長く話してもあれですけれども、まず児童公園の中において、駅東の第一児童公園というところがございます。そういった形で、私もそういうお話を承りましたので、何度かお邪魔させていただきました。そういった中に、すばらしい遊具があったわけでございますが、一番当初に行ったときには、そこの部分は危ない、危険とも書いていません。ロープで近寄れないようなさくを講じておりました。そういった形で、実は困って役所のほうには電話したんですけれども、なかなか予算的な関係で取り壊すこともできない、改善する修理することもできないんだと、こういう答えが返った、こういうことなんです。一応、ロープが緩んだりして、小さい子供がそれをおもしろがってむしろ、ロープを活用して遊んでしまうような、こういう結果になるんで、何とか配慮していただきたいと、こういうことでありました。  それで早速行ってみましたら、今度は、その上のほうにまた約30センチぐらいの高さに二重にロープをしてあったと。私もしばらくそこで見ていました。そうしたならば、あるところの親子連れが来ました。やっぱりその人は親がついてきましたので、それは危ないんだよ、こういうところへ行っちゃだめよということで小さい子供は我慢したようでございます。しかし、児童、確かに小学校の子供が来たら、それをおもしろがって、ロープをまたいだりして、結局、その遊具で遊んでいるという。どれが危険なのかなとちょっとそういう部分もありました。専門的には私はわかりませんので、例えばそこの渡る部分のところが腐食しているのか、それともその遊具の部分に、コンクリみたいなそういった部分ですから、剥離されていて危険なところがあるのか、具体的に近寄れませんから、目視するだけですからわかりませんでした。ところがそこにいたお年寄りの方が、みんな危ないよと言うんだけれども、むしろおもしろがって小さな子供がそういったところに何回も行くわけですね。それで私もそのときはジャージを着ていったものですから、どこのおじさん、うるさいのがいるんだみたいな感じで、なかなか聞き入れていただけない現状でございました。  そういった形で、第一点目については、遊具の現状はどのようになっているのか。二つ目には遊具の安全性をどのように考えているのか。それから3番目に、壊れている遊具等はどう今後対処していくのか。このままやっぱり予算がない何ではない。やはり全国的にいろいろ新聞報道でも私たちも耳にするわけでございますけれども、少子化対策と言いながら、一面こういったものには予算がないでけがをしたり、万が一手を損傷して指をもぐようなことがあったり、まあその程度ではいいとは言いません。本当にこれから日本を担っていく児童・生徒をはぐくんでいく、ここの場合にはいいか悪いかは別としても、御年配の方がゲートボールというか、片隅で活用させていただいて、そういう活用もございましたけれども、そういった考えるときに、やはり大人から見てその安全性というのは子供はわからないわけです。だからそういった形で、確かに予算もないと思いますけれども、そういった部分で立ち寄れない、さくをするとか、外観とかじゃなくして、やっぱり安全第一という形で、これは行政として計画していただきたいと、こういうことでございます。  2点目の学校給食より排出される残飯、一番最初にいえることは学校給食、きょうも本当に議運のお計らいによって、私も行政区の常総市立西石下中学校の卒業式に、巣立ちの集いに参加させていただきました。そういったときには、その体育館の中は花いっぱいのところで、本当にこれから未来を期待される、社会人というか義務教育を巣立っていくわけでございます。自分の責任といろいろな皆さんのやはり御配慮なり御指導なりがあって、そうして巣立っていく姿を見たときに、私も本当に涙があふれる思いをいたしました。  そういったことを考えたときに、本当にその給食の一環という、そういった考えたときに、前年度は私は文教厚生委員をさせていただいたときに、ある子供さんは給食を主食として命をつないでいたと、こういうお話も承りました。そういった形で、主食である3食をちゃんと食するという、まず健康を管理し、体の基礎をつくるという部分からいうならば、本当に大事なことなんだな、こういう思いできょうの巣立ちを見させていただきました。ややもすると今の子供は、こういう形になりますけれども、私も校歌を一緒に歌わせていただいたときに、本当にすごいなと、人心美しくて、とこ永遠に変わることなく、進みゆく世に我らありという、まさに本当に日本の宝が巣立っていくな。  その一環としての給食で、確かに余らしちゃいけないところは、そういった形を言うわけじゃないんですが、実はおかげさまで石下地区水海道地区に倣って、給食補助員という制度を設けていただき、本当に学校側も助かっているようでございます。それを考えたときに、本当に残す量が多いというんですね。どうしてあんなに真心込めて安い単価で、みんなに平等に、それで給食をあれしているんだけれども、保護者から結構私のところに電話がございました。何であんなに余るんだろうと、正直な話。いやどういうことですかと私は聞きました。そうしたならば、やっぱり余る量が、本当に目に余るものがあるというぐらいなお話でした、厳しい話でした。  じゃあ現実どういうことなんだということで、私も常総・下妻広域の給食の議員ということで、いろいろ資料を見させていただきました。大体、低学年が結構残す率が多いんですね、パーセントからいくと。じゃあそれらはどういったことだということをお聞きしました。やっぱり学校等でいろいろな形でアンケートをとっていただいたようでございます。そういった中において、残菜、残す原因については、どういったことがあるのかなという形でアンケートをとった結果がここにございます。まず嫌いなものがあるから残すんだというのもありました。それから、これは一部でしょうけれども、低学年の場合量が多過ぎるという。それから、時間が少ないということが、これは第一だったようでございます。それから、給食を全部配らず食缶に残しておく学校が多いという。要するにどうせ配っても──ごめんなさいね、すべてじゃございませんから。配っても残す人がいるんじゃもったいない。それならば生徒によって、やっぱりもっと食したいとか足りないという人もいると、生徒が。だったら、遠慮なくそこからおわんにもって食べられるので、じゃあ大体ある程度の、そこの学校のクラスの今までの経過を見て、そしてみんなに盛りつけると、こういう結果で、結果的にはやっぱりその後勇気をもってわんにもって食べるという生徒が少なくて、ついつい余したというのもありますよと。こういうようなお話も承りました。  そういったことで私自身も、いろいろ我が党のほうも交流のそういう機会がございまして、こういう問題はほかにないのかなという形でいろいろ御質問してみました。幸いかな、牛久のほうにこういった形でかなり先進的な事例を設けているところがございました。やはりいろいろな形をすると、食に関しては先ほど五木田議員が詳しくいろいろあれで説明していただきましたので割愛しますが、本当にその中を考えたときに、ある大臣はもったいないということで、世界の流行語の形で、やっぱり食に関して見直しを図り、食の必要性、有限される食に対してもう一度考えてみようと、こういう形があったようでございます。  そういった中に、今、牛久ではどういうことをやっているかというと、その残った残渣をコンポストと、よく今、市でも補助をしておりますけれども、余ったものの残渣をそのプラスチックみたいな容器、私も見てまいりました。うちは実際やっていないんで。どういったものがあるんだろうと、そうしたらそういうプラスチック製のバケツを逆さにしたような、ふたつきのもので、一部分は土に埋めて、そして余った残渣をそこにあれをして、媒体するそういったものを補うなり、そうして腐食させて堆肥にしていくと、こういう形。ただし、次から次へと足すといつまでたっても出ませんので、大体普通の場合は二つぐらい設けまして、片方が腐食したら次のものにするという、こういう形で肥料化して使っていると。ただ、残念なことにそういったときに何が残るかというと、やっぱり害虫が発生したりにおいが出るんだと。現実、冬期間が困るんだそうです。堆肥化されないんですね、気温が低いので。やっぱり学校も同じことだったです。  でも現実的に、それをやって学校でよかったということは、やはりそこの食に対して、感謝を持てるという。私自身も今61歳になりつつありますけれども、米は私も議会質問のときにあまりわからなかったんです。私は農家生まれですけれども、春の農繁期には稲をかごに背負って田んぼのほうに行ってまく手伝いとか、秋になれば稲穂をかける手伝いをしたりとか、そういう体で知ってきたんですけれども、本当にお米は八十八手も手を携えて、そして成長して米になるんだという、こういうあたりで、本当に改めてそういったところを学んだわけでございます。  牛久は、そういった形で余ったものを全部例えば里山、裏の山を持ち主に一部借りたり、校庭の余っている土地にそういったものを設けて堆肥にして、それは補助員がやるとかそういうのじゃなくて、上級生とか皆さんでそういう形でその当番制を設けるなり、重いものは下級生が持つというわけにはいきませんから、それで堆肥化をして、要するに学校などの花卉──花物ですね──そういったものとかいろいろなものに堆肥に還元されてきた。そして余ったものは必要な人には学校を通じて、もらいに来た人にはお分けしている、そういった形で食に関して、やはり自分の肌身でそうして学んでいくという、こういうような経過でございました。  本当に常総市においては、結果的に残飯というかそういったものを、残渣にしてみれば産業廃棄物になってしまうわけですね。ただの生ごみにはならないわけです。そういった形で、その経費はキロ18円ほど、残渣に関してはそんなにないというんですね。普通、家庭でも破砕機を設けたり、今言うようなコンポストを設けたり、例えば今文化的な生活ではディスポーザーという、もう本当に厨房の流し台の下についちゃっているんですね、破砕機と乾燥する。そういったものですぐそういったやり方に変えられるというやり方に今なっていますけれども、でも現実的にそう考えたときに、費用対効果で本当に一石三鳥にもなるような、経営削減というのはわずかだと思います。脱水機にかければ、ほとんどもう粉砕されて水分は除去されますので、ごくわずかだとは思うんですけれども、そういった考えでその経費を削減した部分で何とか、学校すべてあるわけじゃないんですけれども、学校教育の中の一環として、食物はこうしてつくられる、こういう循環型社会というか、やはり米を残して捨てるんじゃなくして、そういうものを再資源を利用して、こういう農作物の糧になっていくと。そりゃ確かに空気や水や、そういったものは必要ではございますけれども、植物の三要素はありますから。でも現実的にそういった形で、そういう先進事例もありますので、どうかそういったことも考慮して検討されてはいかがでしょうかと、こういう形を提案したいわけでございます。  3点目の運行見直し計画の進捗状況を尋ねたいということで、一昨年の第3回6月の定例会で私は質問させていただいた記憶がございます。そういった答弁の中には、福祉巡回バスの運行見直しは、調査検討委員会を設置して検討していきたい。目途は20年の、この4月を目途にしたい、それは現実、それを責めるという意味じゃございません。現実、予算書を見させてもらったら、あまり何ら変わっていないみたいですから、大変じゃあどういうふうにその経過はなっているのか、こういう形で。まず、そのときにいろいろなアンケート、市民の声に趣を置いて、市民が要望されるような、そういう費用対効果を生んでいきたい、こういうような私も回答をいただいた記憶がございます。そういった形で、そのときには一部はコミュニティー化、有料化になってもいいんじゃないかと。
     また一つには運行見直し、ここでちょっと一つだけお話しさせていただきますけれども、現在おかげさまで、旧水海道地区と旧石下地区ではやっぱり連絡経路、単独で石下は石下で回っておりました。水海道地区水海道地区で回っていました。じゃあ連絡は何もできないんじゃないかと、そういった形でお話しをしていましたら、おかげさまで南石下行きの前でクロスしまして、それで利便性を図って石下の人が常総市の本庁とか、例えばこちらに来るときに活用できる、こういう話も承っております。  どうかひとつ早急に、やはり一部では空気を運んでいるバスなのかななんていう、本当に言われた記憶もございます。どうかそういった形で、この進捗状況について、お話を承りたいと思います。  以上で質問を終わりますけれども、御答弁をよろしくお願いします。 34 ◯議長(山本幹男君) これより答弁を求めます。都市建設部長。             〔都市建設部長鈴木忠男君登壇〕 35 ◯都市建設部長(鈴木忠男君) それでは、遠藤議員の市内の公園に設置されている遊具の現状について、1)から3)につきましてお答えいたします。  現在、市内には遊具が設置されている公園は23カ所あり、約100種類の遊具が設置されてあります。公園内の遊具は設置当時のままであり、老朽化がかなり進んでいるのが現状であります。このため、常総市においては、昨年11月に遊具の保守点検を委託業者に依頼し、実施したところ、約13種類の遊具につきまして撤去の指摘を受けております。数多くの遊具が、また修繕等の指摘を受けております。  次に、遊具の安全性につきましては、最近特に公園内での遊具の事故が全国的に相次いで多発しています。その対策といたしまして、保守点検で指摘事項があった遊具の修繕を実施し、日本公園施設協会が作成しました日常点検マニュアルに基づき、日常点検を定期的に実施しております。当市においては、月曜と金曜、週2回実施しています。これによりまして子供たちが楽しく安全に遊べるよう、公園の遊具管理に努めていきたいと考えております。  最後に、壊れている遊具等の対処につきましてですが、遊具の撤去の指摘を受けたところにつきましては、順次撤去を進めていきたいと考えています。特に去年ここで指摘されました件数は13カ所ございまして、4件につきましては19年度予算で対処し、残りにつきましては新年度予算で対処したいと考えております。  また、遊具の修繕につきましても順次対応していきたいと考えておりますので、遊具の新設につきましても同じく検討したいと考えておりますので、御理解をよろしくお願いいたします。 36 ◯議長(山本幹男君) 教育次長。           〔教育委員会教育次長小川正美君登壇〕 37 ◯教育委員会教育次長(小川正美君) それでは、遠藤議員の御質問にお答えをいたしたいと思います。私のほうからは2の1)、学校給食により排出される残飯はどのように処分されているかということで、また、今後どのような処分を考えているのかということについてお答えをいたしたいと思います。  現在、常総市の学校給食センターにおきましては、旧水海道地区小中学校12校、約3,600食の学校給食を実施しております。ちなみに、常総・下妻学校給食組合、旧石下地区でございますが、7校で2,450食となってございます。これらの学校給食における残量、残飯でございますが、これにつきましては、先ほど議員からもお話がございましたが、昨年の5月、学校給食の残量調査というものが実施されております。  その結果、残量の全体量でございますが、これは水海道の給食センターのお話をさせていただきますと、1日平均236キログラムありました。ちなみに常総・下妻は石下地区の分だけですが190キログラムでございます。その内訳といたしましては、牛乳が全体量の31.3%、これは水海道のほうですが74キログラム。パンにつきましては5.1%で12キログラム。ソフトめんにつきましては1.7%で4キログラム。米飯につきましては32.2%で76キログラム。主菜・副菜につきましては、29.7%ということで70キログラムという、こういう結果が出ております。  それでこの処分に、先ほど議員からもございましたが、いわゆる処分にかかる費用もちょっと試算してみました。水海道市のほうと常総市のほうで合わせて残飯にかかる、いわゆる残ったものを処理するためにかかるものについてでございますが、全体で130万円程度かかっております。それで、その内訳でございますが、水海道市のセンターのほうでは主菜・副菜、具体的にいいますと肉・魚類、ハンバーグ、フライ等の加工品ですね。それと野菜のくずでございます。これで約31万円ぐらいかかっています。常総市のほうでは、やはり同じく30万円と、大体概算で60万円弱ぐらいの残飯にかかる処理費がかかっているということでございます。これは参考でございます。  先ほど、このお話もございましたが、残量の発生する主な原因でございますが、子供たち個人差で嫌いなものがある、今までに食べたことがない、あるいは味の好みが合わない。低学年の場合には先ほどございましたように、量が多過ぎる等が挙げられると思います。  議員御質問のこの処分につきましては、先ほどちょっと量についてはお話をいたしましたが、どのように処分されているのかということでございますが、主食のパン、それからソフトめん、米飯及び牛乳につきましては、それぞれの納入業者が学校から直接引き取りまして処分しております。したがいまして、これはお金はかかっていないということでございます。また、主菜・副菜、先ほど言いました魚とかハンバーク、野菜のくず、そういうものは一たんこの処分につきましては、学校において所定の容器に子供たちが食べた後入れまして、それを配送車で給食センターのほうに回収いたしまして、その回収した残滓を処理機にかけて、細かく砕いて水分を除去して、その残渣、いわゆる残りかすにつきましては可燃ごみとして処理していると。常総広域のほうへ出していると、こういうようなことで、それが先ほどのあの程度のお金がかかっているというようなことでございます。  また、今後どのような処分計画を考えているかということでございますが、当面はこれまで同様の方法で処分していくというふうに考えております。  いずれにいたしましても、この学校給食における残飯を減らすということが一つの課題になっているわけでございます。今回を含め、このような中で、今後はこの対策といたしましては、献立の内容を工夫したり、あるいは毎月開催しております給食主任による献立会議等により、学校の現場と連携を図りながら、よりよい方法を協議してまいりたいというふうに考えております。  またあわせて、給食学校訪問による食育の指導というのがございますが、これにおいても少しでも残さず食べられるよう指導していきたいというふうに考えております。  また、先ほど議員より御提案がありました給食残飯での生ごみリサイクル、有効利用についてでございますが、先ほどは牛久市の例のお話がございましたが、茨城県の旭村の旭北小学校というようなところでもやはり同じようにコンポストで、4年生から5年生の高学年の子供たちによって、残ったものを入れて堆肥にして、花壇の堆肥にしていくというようなことでやられているというのを聞いております。この辺のリサイクル関係のことにつきましては、やはり学校現場でのこととなりますので、このような先進の事例等を参考といたしまして実施できるかどうか、これから今後の研究課題というふうなことにさせていただきたいというふうに考えておりますので、御理解を賜りたいというふうに思います。  以上でございます。 38 ◯議長(山本幹男君) 保健福祉部長。             〔保健福祉部長篠崎幸男君登壇〕 39 ◯保健福祉部長(篠崎幸男君) それでは、私のほうからは、遠藤議員御質問の3番福祉循環バスの運行見直し計画のその後についてお答えいたします。  福祉循環バスの運行等の見直しにつきましては、先ほど議員が言っておりましたが、遠藤議員のほか高杉議員からも同じような一般質問が出されまして、そのときの答弁の中で、本年6月中に関係各課で構成する福祉循環バス等調査検討委員会を設置し、コミュニティーバスの導入等によるバスの有料化を含め、市全域におけるバスの運行コースや運行形態等について検討を行う予定であると。そして早ければ平成20年度には、新たな循環バスの運行ができるように努力していきたいというような旨の答弁をさせていただいたところでございます。  これらを受けまして、昨年の7月上旬に関係9課で構成する福祉循環バス、スクールバス等の運行形態や方法等を検討する検討委員会を設置いたしまして、実情の検討に入ったところでございます。これまでに各課長で構成する検討委員会を2回、各課の担当係長で構成する専門部会を5回ほど開催しております。そこでコミュニティーバスやデマンド方式による有料タクシーの導入を視野に入れ、さらにスクールバスとしての利用を含め、調査検討を行っているところでございます。  特に検討に際しましては、市民の声を聞くことが重要でありますので、昨年の12月に利用者150人から直接聞き取りによるアンケート調査を行っております。それから1月中旬から2月中旬にかけて、市内の20歳以上の男女1,500人を対象といたしまして、郵送による生活交通手段に関するアンケート調査を行っております。このアンケート調査の結果によりますと、今後、市が検討する公共交通としては、どれが適当と思いますかという質問に対しましては、有料のコミュニティーバスの導入が適当と、4割強の方が答えております。次いで、現在のような福祉循環バスが3割、乗り合いタクシーが2割弱の順となっております。  また、有料に対しては、どの程度の料金が適切かの問いに対しましては、97%の方が200円以下と答えております。  一方、今後コースなどの見直しがされた場合、どこへ行きたいかという質問に対しましては、これまでの目的地のほかに、石下地区の市民の方が水海道地区の市役所、それから水海道駅、生涯学習センター、きぬ医師会病院等への利用を希望しておりまして、水海道地区の市民の方では石下地区のアピタやコメリ、ホームジョイ本田、長塚節の生家、地域交流センターなどを望んでいる結果が出ております。  今後はこれらの市民の声を尊重いたしまして、常総市にふさわしい運行方法や形態等について、費用対効果も考慮しながら、さらなる検討を重ね、平成20年度中に運行方法やコストの具体的な見直しを進めまして、新たな公共交通手段を整備していきたいというふうに考えておりますので、御理解いただきたいと思います。  以上でございます。 40 ◯議長(山本幹男君) 8番遠藤正信君。 41 ◯8番(遠藤正信君) 御答弁ありがとうございました。  再質問でありますけれども、1番の13種類、そういった形で改善、撤去、そういった形で4件、それが実現できると。じゃあその残りの9件でありますけれども、先ほどお話ししたように、私ども全13カ所、種類を見たわけじゃありませんので、すべてはわかりませんけれども、どうか本当に丁寧にロープを張っていただいているわけでございますが、やはりむしろ子供はさっきも言ったように、それを遊びの道具にするような形で乗り越えたりするものですから、何とか見た目よりも安全性を第一としながら、楽しく公園で過ごせるような、そういう配備をお願いしたいと思います。もしよろしかったら、後からその4件について教えていただければ。これは要望でありますので、またよろしくお願いします。  続いて、学校給食。  私、旭村のほうのことはわかりませんので、コンポストという、多分家庭にあるような100リットル単位だとか、幾つの単位かわかりませんが、現実、市でも各家庭なり1世帯2基という形で、いろいろな形で収集ゴミの減量化という形と資源の有効利用を図るために、要するに最高限度額2万円という形で今補助金を支給していると思います。私は産業廃棄物じゃなくて、可燃物のごみという形で主に双方の広域組合のほうに搬入していると、今お話を聞いて初めてわかったわけでございますけれども、どうかひとつ、先ほど130万円と、経費だけ言うんじゃないんですけれども、コンポスト一つの量を見ても、私も3カ所しか店舗を回っていないので、値段的な差異はわかりませんが、多分100リットルあるあたりで1万円ぐらいだったかな、ちょっと定かでなくて申しわけないんですが、あれを見ましたらね。各学校大体二、三基ぐらいつくれば、そしてスペース的にそんなに広くなくても済むという。確かに牛久のように、後ろに里山があって農家の人の協力があって、普通コンポストじゃなくてやっているところもありました。校庭の片隅に、やっぱり校舎の後ろ側というかあまり表向き、やはり害虫が出たりにおいが発散すると困るものですから、人通り、生徒が少ない、通らないようなところに設置してあったのを見受けました。  大変、そういったことで、循環型食生活改善ということで、地域を挙げていろいろやっているところもございますので、どうか先進事例を見て今後検討したいということなものですから、今後また私もお話を承りたいと思いますので、この部分もあわせて何とか御検討いただきたい。もっといいものもあるかもしれませんね、確かに。だからそういった費用は、やっぱりそれ以上の経費をかけることはできませんので、何とかコストで、食に対する考えも、やはり情操教育というかそういったものを含めながら、確かに先ほどいろいろな形で学校でも、各先生方もそういう形で丁寧に給食の必要性を順々と諭して教えていただいている結果もございます。  私も保健統計について、私ども取り寄せたものがございますけれども、主食についてはそういったことで業者が回収するということでは、副菜ですからそんなにはないと思うんですね。そういった形で丁寧に金額まで教えていただいてあれですけれども、まず一つには、大体半分以上食べるというのは87%いるというのは私どものデータに出ております。牛乳では大体6割、94%ぐらい、大体完食しているという、こういう形。汁物とか要するにサラダ関係とか、副菜になるそういったものが若干落ちて82%と、こういうふうに聞いております。どうかひとつ、全部食べていただいて、その栄養源を吸収していただけると。これがもっともの給食のあり方で、もう本当にあのような安価な値段で、供給してあげるというのは、本当に父兄も深く感謝しているようでございました。だからそういった面を含めながら、いろいろ横の行政の連携をしながら、費用対効果を本当に検討していただきながら、推進していただきたいと思います。これも要望で結構でございます。  最後になりますけれども、福祉循環バス、本当に、皆さんで時間を費やしていただき、本当に市民が要望しているような、やっぱりそういう運行見直しをはじめ、いろいろな計画をされているということをお聞きしました。そういったアンケートもとって、多くの市民の声もいただいたわけでございますので、どうか市民から空気を運ぶんじゃないかとか、本当にいろいろなそういうお話がございました。どんないいことをやってもそういう意見は一部あると思います。どうかそういった意味で、何とか一日も早く、その二千三百何がしを、経費をかけても行っておるわけでございますので、いろいろ知恵を出し合って、市民の声を生かして、何とか一日も早く実現していただきたいことを要望いたします。  すべて要望で結構でございます。ありがとうございました。    ───────────────────────────────── 42 ◯議長(山本幹男君) それでは、本日の一般質問はこの程度にとどめ、散会いたします。                午後4時41分散会 当サイトのコンテンツ(文章、画像、図表)は、常総市議会の著作物です。無断で複製、転載することを禁止します。 Copyright (c) Joso City Council Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...