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令和元年 第4回定例会(第3日11月14日)

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  1. 下妻市議会 2019-11-14
    令和元年 第4回定例会(第3日11月14日)


    取得元: 下妻市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-26
    令和元年 第4回定例会(第3日11月14日)              令和元年第4回下妻市議会定例会会議録(第3号)          ────────────────────────────────              令和元年11月14日(木曜日)午前10時00分開会   令和元年11月14日(木)午前10時 第1  会議録署名議員の指名 第2  一般質問           ───────────────────── 本日の会議に付した案件  〇日程第1 会議録署名議員の指名  〇日程第2 一般質問           ───────────────────── 出 席 議 員(20名)  1番 宇 梶 浩 太 君             11番 原 部   司 君  2番 矢 島 博 明 君             12番 須 藤 豊 次 君  3番 岡 田 正 美 君             13番 柴   孝 光 君  4番 塚 越   節 君             14番 中 山 政 博 君  5番 平 間 三 男 君             15番 山 中 祐 子 君  6番 程 塚 裕 行 君             16番 増 田 省 吾 君
     7番 斯 波 元 気 君             17番 田 中 昭 一 君  8番 小 竹   薫 君             18番 平 井   誠 君  9番 松 田 利 勝 君             19番 山 﨑 洋 明 君 10番 廣 瀬   榮 君             20番 篠 島 昌 之 君           ───────────────────── 欠 席 議 員(0名)           ───────────────────── 説明のため出席した者  市長        菊 池   博 君   建設部長     渡 辺   尚 君  副市長       齋 藤   章 君   教育部長     高 橋 浩 之 君  教育長       横 瀬 晴 夫 君   秘書課長     倉 持 総 男 君  市長公室長兼市民協働課長          企画課長     保戸山 正 浩 君            大 月 義 男 君  総務部長      飯 塚 誠 一 君   総務課長     飯 田 博 之 君  市民部長      杉 山 照 夫 君   財政課長     塚 田   篤 君  保健福祉部長兼福祉事務所長         会計管理者会計課長            寺 田 武 司 君            塚 越   剛 君  経済部長      鈴 木 伸 一 君   農業委員会事務局長                                 小 林 正 幸 君           ───────────────────── 会 議 書 記  議会事務局長    飯 村 孝 夫 君   主幹       大 野 久美子 君  議会事務局長補佐兼庶務係長兼議事係長    主事       草 間 直 哉 君            小 島 英 之 君           ─────────────────────                  一般質問通告書                                  令和元年第4回定例会 ┌─────┬───────┬───────────┬─────────────────┬─────┐ │通告順  │通告者    │発言事項       │発言の内容            │答弁を  │ │     │(質問方式) │           │                 │求める者 │ ├─────┼───────┼───────────┼─────────────────┼─────┤ │ 1   │塚越  節  │1 水害を想定    │(1) 初動体制について     │市長   │ │     │(一問一答) │  災害時対策について│    対策会議の開催、災害対策本│関係部長 │ │     │       │           │    部の設置のタイミング   │     │ │     │       │           │(2) 「避難勧告」「避難指示」を│     │ │     │       │           │    どの段階で出すか。    │     │ │     │       │           │(3) 独居老人等要支援者の避難対│     │ │     │       │           │    応の今後の問題      │     │ │     │       │           │(4) 北台川・糸繰川の水位情報に│     │ │     │       │           │    関する県との連携について │     │ │     │       │           │(5) 床下浸水の件数確認の方法に│     │ │     │       │           │    ついての問題点      │     │ │     │       │           │(6) 避難所のエアコン設置につい│     │ │     │       │           │    て            │     │ │     │       │           │(7) 残土問題のその後について │     │ │     │       │           │(8) 操法大会の参加の有無につい│     │ │     │       │           │    て            │     │ │     │       ├───────────┼─────────────────┼─────┤ │     │       │2 道の駅駐車場等の改│(1) 梨選果場駐車場との相互協力│市長   │ │     │       │  善方法について  │    の可能性         │関係部長 │ │     │       │           │(2) 雨よけシェードの設置により│     │ │     │       │           │    、歩道スペースの有効利用を│     │ ├─────┼───────┼───────────┼─────────────────┼─────┤ │ 2   │岡田 正美  │1 地域の消防防災を担│(1) 消防団の現状と課題について│市長   │ │     │(一問一答) │  う消防団の現状と課│(2) 団員のなりて不足などの課題│関係部長 │ │     │       │  題、そして民間の無│    はないか         │     │ │     │       │  料低額宿泊所の設置│(3) 操法大会の現状と課題は  │     │ │     │       │  不安や市内の防犯、│(4) 民間の無料低額宿泊所設置│     │ │     │       │  治安維持について │    伴う現状と課題について  │     │ │     │       │           │(5) 近接自治体の凶悪犯罪から、│     │ │     │       │           │    本市における防犯、治安維持│     │ │     │       │           │    の現状と課題は      │     │ ├─────┼───────┼───────────┼─────────────────┼─────┤ │ 3   │増田 省吾  │子供達に夢のある未来を│ 今期最終議会において市民の方々 │市長   │ │     │(一括)   │1 これからの下妻に期│ との意見交換をふまえての声を市政│関係部長 │ │     │       │  待するもの    │ に届け、今後の市の取り組みに期待│     │ │     │       │           │ するものです。         │     │ │     │       │           │(1) 西部地区(サンビーチ跡地)│     │ │     │       │           │    開発について、現在と今後は│     │ │     │       │           │    。            │     │ │     │       │           │(2) 大学誘致について、現在と今│     │ │     │       │           │    後は。          │     │ │     │       │           │(3) 国の機関の誘致について、ど│     │ │     │       │           │    のように考えられるか。  │     │ │     │       │           │(4) 学生等から駅周辺が暗く不安│     │ │     │       │           │    である。駅前広場周辺のライ│     │ │     │       │           │    トアップ。       │     │ │     │       │           │(5) TXの導入について、オール│     │ │     │       │           │    下妻と近隣自治体との連携取│     │ │     │       │           │    り組みで実現の可能性が見え│     │ │     │       │           │    てくるのでは。      │     │ │     │       │           │(6) 下妻の社会資源、人材資源を│     │ │     │       │           │    生かしてのオール下妻での魅│     │ │     │       │           │    力UPを進めては。    │     │ ├─────┼───────┼───────────┼─────────────────┼─────┤ │ 4   │宇梶 浩太  │1 消防団詰所について│(1) 市内にある消防団詰所20箇│市長   │ │     │(一問一答) │           │    所のうち、公有地、民有地の│関係部長 │ │     │       │           │    割合。          │     │ │     │       │           │(2) 民有地に詰所が建っている場│     │ │     │       │           │    合、その地代はどこが負担し│     │ │     │       │           │    ているのか。       │     │ │     │       │           │(3) (2)の地代を、自治区が負│     │ │     │       │           │    担している場合、同じ消防団│     │ │     │       │           │    組織にも拘らず、地代無料の│     │ │     │       │           │    所と格差ができていると思う│     │ │     │       │           │    のですが、これについての見│     │ │     │       │           │    解をお伺いいたします。  │     │ │     │       ├───────────┼─────────────────┼─────┤ │     │       │2 防災行政無線につい│(1) 防災無線の内容について、市│市長   │
    │     │       │  て        │    のHPのスマートフォンサイ│関係部長 │ │     │       │           │    トのわかりやすい位置に、内│     │ │     │       │           │    容が載っていますでしょうか│     │ │     │       │           │    。            │     │ │     │       │           │(2) 建物火災発生時の放送の「場│     │ │     │       │           │    所のわかりにくさ」を指摘さ│     │ │     │       │           │    れることがあるが、そもそも│     │ │     │       │           │    これは、誰に向けた放送です│     │ │     │       │           │    か。           │     │ │     │       │           │(3) 消防団員には、火災現場の詳│     │ │     │       │           │    しい地図付きメールが、決め│     │ │     │       │           │    られた数人に対して送信され│     │ │     │       │           │    るが、これを全団員に送信す│     │ │     │       │           │    ることはできませんでしょう│     │ │     │       │           │    か。           │     │ │     │       ├───────────┼─────────────────┼─────┤ │     │       │3 「機能別」消防団員│(1) 茨城県内他市町で採用されて│市長   │ │     │       │  制度について   │    いる「機能別」消防団制度に│関係部長 │ │     │       │           │    ついて。         │     │ ├─────┼───────┼───────────┼─────────────────┼─────┤ │ 5   │平井  誠  │1 大災害から市民の命│(1) 大災害に対応できるよう、市│市長   │ │     │(一括)   │  、くらしを守れる市│    役所正職員の増員が必要です│関係部長 │ │     │       │  政をめざして   │    。            │     │ │     │       │           │(2) 西南広域消防の職員も増員し│     │ │     │       │           │    なければ大災害に対処できな│     │ │     │       │           │    いのではないか。     │     │ │     │       │           │(3) 避難所は早目に設営を。  │     │ │     │       ├───────────┼─────────────────┼─────┤ │     │       │2 子育て支援の拡充に│(1) 八千代町で実施されている「│市長   │ │     │       │  ついて      │    出産子育て奨励金」制度を │教育長  │ │     │       │           │    下妻市にも新設を求めます。│関係部長 │ │     │       │           │(2) 幼保無償化をめざして給食費│     │ │     │       │           │    の補助額増を求めます。  │     │ │     │       │           │(3) 国保税均等割(一人当り)の│     │ │     │       │           │    18歳未満の子供へは免除す│     │ │     │       │           │    るよう求めます。     │     │ │     │       ├───────────┼─────────────────┼─────┤ │     │       │3 交通弱者の足の確保│(1) 高齢者福祉タクシーを利用で│市長   │ │     │       │  について     │    きる対象者を65歳以上まで│関係部長 │ │     │       │           │    拡大を求めます。     │     │ │     │       │           │(2) 高齢者福祉タクシー制度の今│     │ │     │       │           │    年度から拡充された部分の周│     │ │     │       │           │    知について。       │     │ │     │       │           │(3) シモンちゃんバスは市中心部│     │ │     │       │           │    だけでなく、周辺地域も回し│     │ │     │       │           │    て。           │     │ │     │       ├───────────┼─────────────────┼─────┤ │     │       │4 夜間応急診療所に代│(1) これまで検査、医療機器に対│市長   │ │     │       │  わる医療の確保につ│    する老朽化対策はどうしてい│関係部長 │ │     │       │  いて       │    たのか。         │     │ │     │       │           │(2) 今後の休日、夜間の医療の確│     │ │     │       │           │    保について。       │     │ │     │       │           │(3) 今後の休日、夜間の医療相談│     │ │     │       │           │    体制は続けられるか。   │     │ └─────┴───────┴───────────┴─────────────────┴─────┘           ─────────────────────                 午前10時00分 開会 ○議長(原部 司君) 改めまして、おはようございます。  前回に引き続き会議を開きます。           ─────────────────────  出席議員及び欠席議員の報告、開会宣告 ○議長(原部 司君) ただいまの出席議員は20人であります。定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。  これより本日の会議を開きます。           ─────────────────────  議会に出席を求めた者の報告 ○議長(原部 司君) 地方自治法第121条の規定により、議長において出席を求めた者は、前回のとおりであります。  会議書記についても、前回のとおりであります。           ─────────────────────  議事日程の報告 ○議長(原部 司君) 本日の日程は、印刷物をもって配付の日程表のとおりであります。           ─────────────────────  【日程第1】 会議録署名議員の指名 ○議長(原部 司君) これより本日の日程に入ります。  日程第1 会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、議長において、   18番 平井 誠君   19番 山﨑洋明君  以上2人を指名いたします。           ─────────────────────  【日程第2】 一般質問 ○議長(原部 司君) 日程第2 一般質問を行います。  通告順により、順次発言を許します。4番 塚越 節君、登壇願います。                〔4番 塚越 節君登壇〕 ○4番(塚越 節君) 改めまして、おはようございます。議長の許可をいただきましたので、通告書に沿って、1、水害を想定、災害時対策について、2、道の駅駐車場等の改善方法についての2点について、一問一答方式にて質問いたします。質問席に移ります。 ○議長(原部 司君) 塚越 節君。 ○4番(塚越 節君) 台風19号は、列島各地に甚大な被害をもたらしました。関東地方においては、10月10日夜から12日夜にかけて大雨に見舞われ、大荒れとなりました。下妻市においては、越水、農作物被害等こそありましたが、周辺地域に比べ、比較的軽度の災禍で済みました。とはいえ、将来の常総地域における災害の可能性を考えたとき、大地震を別にすれば、改めて鬼怒川、小貝川の河川氾濫が一番に想定されます。天候異常により、水害に対する準備は過去の経験でははかり知れない時代を迎えたようです。台風19号の対策を検証することにより、来るべき災害対策の試金石とすることを目的に、幾つかの質問を投げかけたいと思います。  そこで、初めに、(1)初動体制について。対策会議の開催、災害対策本部の設置のタイミングについて、どの時点で何を参考に判断されたのかを説明願いたいと思います。 ○議長(原部 司君) 答弁を求めます。飯塚総務部長、登壇願います。               〔総務部長 飯塚誠一君登壇〕 ○総務部長(飯塚誠一君) おはようございます。お答えいたします。  台風第19号の接近に伴う本市の初動体制でございますが、勢力が急速に強まった10月8日火曜日に、消防交通課及び総務課において、避難所開設の可能性のある施設の空き状況や職員配備体制などについて検討を行いました。台風の上陸及び本市への接近の見込みが強まったことから、10月10日木曜日の午前11時30分に第1回対策会議を開催し、台風の状況確認や自主避難の可能性等の検討を行いました。翌11日金曜日の午前10時には第2回対策会議を開催し、自主避難所の開設を決定することから、同会議を第1回災害対策本部会議に移行し、自主避難所を総合体育館に開設することなどを決定いたしました。災害対策本部会議は計8回開催し、小貝川黒子水位観測所の水位が氾濫注意水位を下回った10月13日日曜日午後10時30分に災害警戒本部に移行しております。なお、災害警戒本部につきましては、黒子水位観測所の水位が水防団待機水位を下回ったことから、10月14日月曜日午前9時に解散いたしました。以上でございます。 ○議長(原部 司君) 塚越 節君。 ○4番(塚越 節君) それでは、次の質問に移ります。(2)避難勧告、避難指示をどの段階で出すか。  避難勧告並びに全員避難を意味する避難指示の発令は市町村に委ねられております。発令の判断は災害気象情報によるところ大と認識しておりますが、特に19号のように深夜の豪雨の場合、避難時の二次災害のリスクを考え、判断をちゅうちょする場合もあるように聞いております。避難勧告を発令した常総市との比較の上で、今回の経緯をご説明願いたいと思います。 ○議長(原部 司君) 答弁を求めます。飯塚総務部長。 ○総務部長(飯塚誠一君) お答えいたします。  避難勧告、避難指示の発令のタイミングでございますが、本市における風水害に対する避難情報の発令につきましては、内閣府が定める避難勧告等に関するガイドラインに沿って判断の基準を設けております。  警戒レベル3の避難準備・高齢者等避難開始につきましては、鬼怒川では川島水位観測所の、小貝川では黒子水位観測所の水位が避難判断水位に到達し、さらに水位の上昇が見込まれる場合、また、水位予報でさらに上の氾濫危険水位への到達が予想される場合などに、河川事務所との情報交換などを経て、災害対策本部長である市長が判断し、発令いたします。  警戒レベル4の避難勧告につきましては、両河川の各水位観測所水位が氾濫危険水位に到達し、さらに水位の上昇が見込まれる場合、また、水位予報で堤防天端への到達が予想される場合などに同様に発令いたします。  常総市と本市において、避難情報の発令に違いがあったことに関しましては、常総市では10月12日午後10時22分に大雨特別警報が発表されました。大雨特別警報は警戒レベル5の災害発生情報の発令を判断するための情報であり、常総市では翌13日午前5時15分に警戒レベル4の避難指示を発令いたしました。本市におきましては、水位は上昇したものの、特別警報の発表がなかったこと、危険を伴う夜間の避難は避けるべきと判断したこと、下館河川事務所との共有した情報等を考慮し、避難情報の発令を行わなかったものでございます。以上でございます。
    ○議長(原部 司君) 塚越 節君。 ○4番(塚越 節君) 再質問を申し上げます。  今、常総市に関しましてご説明があったわけですけども、再度確認しますと、大雨特別警報が12日の22時22分と、災害対策本部の設置が同23時、避難勧告が翌13日、深夜1時20分、そしてその後、避難指示まで行ったわけでございます。非常にこの避難指示というのは、いわゆる船でいうと総員退避ということで、重い決断であります。深夜に避難勧告を出した時点で、私の調査するところによりますと、約300名の対象エリアの自治区長に対して連絡を行い、30名が熟睡中だろうということで出なかったそうでありますが、私はこの深夜にちゅうちょなく連絡を試みたことに、日ごろの連携の緊密さ、災害に対する、あの大きな災害を受けた後ではありますが、常総市の覚悟を見る思いがいたしました。ここに学ぶべき点もあるのかなと思いますが、どのように受けとめられておられるでしょうか。 ○議長(原部 司君) 飯塚総務部長。 ○総務部長(飯塚誠一君) お答えいたします。  特別警報が、常総市、夜の10時22分に発令されております。下妻ではそれが発令がなかったということで、まず一つは特別警報という大きな気象情報、レベル5にも達するような大きな情報ですので、そういうものが出たらば遅滞なく今後は避難所の開設等もやっていかなければならないと、その中でも深夜というのも大きな決断だったのかなと思います。深夜は暗い夜道の中、側溝でも内水等がありますので、そういう危険をはらみますので、そこのところは重々対策本部の中でも協議し、発令のほうを検討していきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(原部 司君) 塚越 節君。 ○4番(塚越 節君) まさに部長答弁のおっしゃるとおりであると思います。日ごろの現場との連携というのが大きな課題であるのかなと感じました。  続きまして、(3)独居老人等要支援者の避難対応の今後の課題について質問いたします。いわゆる災害時の要支援者対策に関する質問であります。  具体的に4つの質問をいたします。要支援者のリスト化はなされているか。次に、ケースごとに誰が支援するかは明確になっているか。民間福祉避難所等施設活用の協定は進んでいるか。最後に、どのタイミングで避難実行をするか。お答え願いたいと思います。 ○議長(原部 司君) 答弁を求めます。寺田保健福祉部長兼福祉事務所長、登壇願います。          〔保健福祉部長兼福祉事務所長 寺田武司君登壇〕 ○保健福祉部長兼福祉事務所長(寺田武司君) お答えいたします。  初めに、避難行動要支援者名簿のリスト化についてでございますが、平成25年6月の災害対策基本法の改正により、避難行動要支援者名簿の作成が市町村に義務づけられました。本市では、介護保険制度における要介護3以上の方、ひとり暮らし高齢者で高齢者福祉サービス受給者及び障害者手帳所持者などを避難行動要支援者として名簿を作成しており、現在、約2,300名が登録されております。  次に、避難への支援でございますが、避難行動要支援者の避難支援につきましては、行政による避難誘導だけではなく、要支援者の家族を初め、地域の人々による共助が重要であると考えております。支援者としましては、民生委員、自治区長及び消防団員、介護ヘルパーなどとともに、近隣住民の方々の協力が必要であると考えております。  次に、福祉避難所との連携でございますが、災害発生時における福祉避難所の設置運営につきましては、市と協定を締結している施設は、下妻特別支援学校を初め、市内特別養護老人ホーム5施設、介護老人保健施設2施設の計8カ所がございます。災害発生時は、一般避難所が開設された後、必要に応じて市が開設を要請することになっております。  また、どのタイミングでの避難というようなことになるかと思いますが、避難のタイミングにつきましては、警戒レベル3の避難準備・高齢者等避難開始の発令は、夜間や風雨が激しくなってからの時間帯では安全な避難が困難であると考えております。気象状況を初め、河川の水位や避難所の開設状況など、さまざまな要素を総合的に判断し、最適なタイミングで避難発令をすることが必要であると考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(原部 司君) 塚越 節君。 ○4番(塚越 節君) 再質問であります。いわゆるマイ・タイムラインということで、今、ご答弁いただきました要支援者の対象者リストが2,300人に及ぶと。大変な数であると思います。そのお一人お一人ごとにどう避難をさせるかという非常に困難な、これは下妻に限らずの案件であると思いますが、個別支援計画作成が本当に今後の課題であると、大変な作業と認識するのですが、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(原部 司君) 寺田保健福祉部長兼福祉事務所長。 ○保健福祉部長兼福祉事務所長(寺田武司君) お答えいたします。  個別の避難計画につきましては、地域の特性や実情を踏まえつつ、市町村またはコーディネーターが中心となり、要支援者と打ち合わせを行い、具体的な避難方法等について、個別に策定することとなっております。支援者の人材をいかに確保し、ネットワーク化することが課題であり、今後の対応といたしましては、災害時避難行動要支援者の支援マニュアル等の作成など、具体的な取り組みを検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(原部 司君) 塚越 節君。 ○4番(塚越 節君) これは非常に重要な、今回の私にとっても質問のポイントかなと思いますので、再々質問いたします。  今、福祉担当部長からご答弁いただいたんですけど、改めて、内閣府、消防庁が出されている水害、土砂災害の防災情報の伝え方変更ということで、先ほどの答弁にもありましたんですが、警戒レベルでレベル4が全員避難でありますが、その前段階のレベル3における高齢者避難を呼びかけております。つまり早目早目の避難がもう絶対必要であるということでございます。そうなりますと、いわゆる避難所の準備とか、その辺が、今度は受け入れ体制ということになると思うんですが、必要な準備をどのように考えておるか、担当部長のご答弁をお願いいたします。 ○議長(原部 司君) 寺田保健福祉部長兼福祉事務所長。 ○保健福祉部長兼福祉事務所長(寺田武司君) お答えいたします。  議員ご指摘のとおり、要支援者の方は避難に時間を要することから、警戒レベル3、避難準備・高齢者等避難開始の発令は、災害対策本部において適切なタイミングで発令するよう協議しております。  また、夜間に避難の可能性がある場合には、日中の明るいうちに避難所を開設し、発令の準備を完了し、避難情報の発令に備えているところでございます。以上でございます。 ○議長(原部 司君) 塚越 節君。 ○4番(塚越 節君) 改めて大変な作業になると思うんですが、非常に重要なことでございますので、よろしくお願いいたします。  次に、(4)北台川、糸繰川の水位情報に関する県との連携について質問いたします。  都道府県の管理するいわゆる中小河川による被害が大きかったことが参議院の国土交通委員会でも取り上げられたと聞いております。北台川、糸繰川の水位計、監視カメラ、夜間監視能力の向上について、現状と課題のご報告を願います。 ○議長(原部 司君) 答弁を求めます。飯塚総務部長。 ○総務部長(飯塚誠一君) お答えいたします。  北台川や糸繰川など、茨城県が管理する河川につきましては、毎年、茨城県と本市とで共同点検を実施し、重要水防箇所などの確認をしております。水位を常時監視するテレメータ水位計につきましては、平成30年度に北台川と糸繰川に3基、本年度は八間堀川に1基の計4基設置され、また、河川の水位が一定以上上昇した場合に水位を計測する危機管理型水位計が平成30年度に北台川と糸繰川に各1基設置されたところでございます。  今後、茨城県により基準水位や浸水想定区域が示された場合には、速やかに周知等をしてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(原部 司君) 塚越 節君。 ○4番(塚越 節君) ご承知のとおり、今回も、特に北台川がほとんどその後、湖状態になってしまったという、恐らく、私も当日、市役所等の様子を見ていて、情報の共有化ということでは課題があるのかなと思いましたので、今後、よろしくお願いいたします。  次の質問に移ります。(5)床下浸水の件数確認の方法についての問題点。  さきの10月月例会におきまして台風19号の被害報告があり、市内の床下浸水、平沼地内の1件とあり、私は違和感を感じました。答弁では、自己申告による報告数である旨、事実であればデータとしても客観性に欠け、何よりも被害者に対する行政側の寄り添う姿勢に改善の余地があるのではないかということで、現状と対策をご答弁願いたいと思います。 ○議長(原部 司君) 答弁を求めます。飯塚総務部長。 ○総務部長(飯塚誠一君) お答えいたします。  台風第19号による大雨により、本市におきましても住宅への床下浸水の被害が発生しております。住宅の被害につきましては、市災害対策本部あるいは消防署に通報があり対応したもの、市民からの申請によるものなどがあり、台風第19号による本市の被害は、床下浸水1件、屋根などの一部損壊3件となっております。  現在、被害の把握につきましては、災害の規模を考慮し実施しており、東日本大震災の際には、全庁を挙げて職員を班編成し、市内全域のブロック塀や家屋の損壊状態など、目視でわかる部分について確認作業をいたしました。  大雨による家屋の浸水につきましては、市内全域の確認はしておりませんが、今後は、特に内水被害が発生する地区につきましては、正確な情報を得るために、現在行っておりますパトロールのほか、浸水を防止するための措置や被害の申請についても周知してまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(原部 司君) 塚越 節君。 ○4番(塚越 節君) 再質問であります。2つございます。  1つは、私の知る限りでも、砂沼新田地区で床下浸水に相当するお宅から被害状況を直接伺っております。また、上宿地区の住宅地では、土のう対策と水没対策のため、乗用車の一時避難が日常化していると聞いております。その現状と対策をご答弁願いたいと思います。  2つ目として、申すまでもなく、家は個人にとって最大の財産であります。道路の冠水が日常的だった本城町地内においては、暗渠工事により水の引きが大きく改善されたとも聞いておりますが、一方、砂沼新田地内の調整池計画において、実施に当たり、事業用地の取得ができなく、借地契約であることが課題の一つとなるものと考えますが、借地契約書を拝見しますと、その第3条に期間として、ただし、この契約は、次条(雨水調整池及び駐車場)の使用目的の存続する間は毎年更新されるものとするとあることから、調整池等の公共施設を借地上に設置することについては、将来的に撤去を求められることはなく、特に支障はないものと考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(原部 司君) 渡辺建設部長、登壇願います。               〔建設部長 渡辺 尚君登壇〕 ○建設部長(渡辺 尚君) お答えいたします。  上宿地内の教職員住宅付近においては、豪雨時に排水がはき切れず、たびたび道路冠水や床下浸水が発生しており、土のうによる防止対策をしていただいているところでございます。  原因といたしましては、道路側溝の排水流末先が愛宕都市下水路となっており、都市下水路の計画降水量を超える降雨により排水が都市下水路へ流入できず、一時的に冠水が発生している状況でございます。  現在、大雨の際の冠水解消の排水対策が可能かどうか、現地調査を実施しながら検討しているところでございます。  次に、砂沼新田地内については、図書館通りの市道1408号線において、台風による大雨やゲリラ豪雨等により道路冠水や床下浸水がたびたび発生していることから、その対策として、平成29年度に雨水調整池設置の基本詳細設計を実施したところでございます。雨水調整池予定箇所については、現在、借地契約を締結し、用地を確保しておりますが、将来の維持管理やコスト面等を考慮すると、公共の施設用地については市で取得することが望ましいと考えており、今現在、用地交渉を続けておりますが、用地取得の合意には至っていない状況でございます。  しかしながら、毎年のように自然災害による冠水が発生しておりますので、早期に冠水対策が実施できるよう、今後も継続的に用地交渉を実施してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(原部 司君) 塚越 節君。 ○4番(塚越 節君) 改めて再々質問であります。  いわゆるこれまで借地上に公共施設を設置する事例がないということでありますが、たびたび冠水が発生している地域の場合、いわゆるこれは政治的判断といいますか、先ほど契約書に関しては問題ないだろうと私は判断するわけなんですが、その辺のところ、ぜひここは、市長、ご答弁いただきたいなと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(原部 司君) 菊池市長、登壇願います。                〔市長 菊池 博君登壇〕 ○市長(菊池 博君) 塚越議員の再々質問にお答えします。  まず、借地による事業用地での公共施設の例ですけども、これはやすらぎの里があります。これは以前の一般質問で、やすらぎの里の借地料と期間及び今後の方針についての一般質問がありました。そのときに私は、借地について、再考する必要があるというふうに答弁させていただいております。そして、今回の雨水調整池の整備につきましては、同様の考えでありまして、用地を取得することが望ましいと考えておりまして、今後も継続的に用地交渉を実施してまいりたいと思っています。つまり公共事業のときには、一般的にですけども、公共事業の用地につきましては、未来永劫使用する土地を借地するということは、これは半永久的な債務負担行為の連続となるわけです。したがいまして、個人と個人だったらあるかもしれませんけども、役所の場合にはずっと続くことを考えますと、この先30年、50年ずっと借地でいいのかという問題が発生しますので、基本は、これは取得が望ましいと思っております。  したがいまして、議会でも先日そういった質問があったわけでありますので、ここは借地ですと、議会の皆さん、あるいは市民の皆様にも説明がしづらいということも一つあります。そして、冠水の事実、あるいは住民の皆さんの不安というのはよくわかります。塚越議員も、台風第19号の暗くなってから、かっぱで来ていただいて、今の地域が冠水しているよということを私に訴えてくれました。本当にその気持ちはわかっておりまして、こちらもなかなか把握できなかった。しかし、塚越議員は私のところに訴えてきた。その気持ちはよくわかっています。しかし、そういうことはあるんですが、ただ、将来の下妻市、SDGsの理念といいますか、持続可能な下妻市を考えたときには、判断としては取得が一番いいと思っておりまして、ここは一刻も早く用地を取得させていただきたいというのが一番です。そして、私の基本的な考えですが、取得というのが一番ですので、それをできれば塚越議員にもお力添えいただければと思っています。以上です。 ○議長(原部 司君) 塚越 節君。 ○4番(塚越 節君) いわゆる公共事業と借地の問題というのは、これは今後大きく恐らく社会全体としては見直すときに来ているんじゃないかなと思いますが、あとは気になるのは、この現地が今、棚上げ状態になってしまっていて、ごみが投げ捨てられると、また、蚊が大発生しているという、次の災害が起きちゃっているというようなことがありますので、改めてご検討をよろしくお願いいたします。  次の質問に移ります。(6)避難所のエアコン設置についてということで、文化会館建設後には、広域避難所の見直しも考えておられるようでありますが、現状を考えると、コインシャワーの設置もある総合体育館等が避難所適地と考えます。他の広域避難所も含め、課題はここにエアコンが設置されていないことであります。コストが課題と考えますが、奈良県葛城市では、熱中症対策と相まって、スポットクーラーを設置して、通常エアコンに比べ10分の1程度の予算と聞きますが、下妻市としては検討の余地はありませんでしょうか。 ○議長(原部 司君) 答弁を求めます。飯塚総務部長。 ○総務部長(飯塚誠一君) お答えいたします。  台風第15号、前の台風ですけれども、本市に接近いたしましたのは9月の上旬ということで、暑さを考慮し、自主避難所を総合体育館ではなく、エアコンの設置された下妻公民館といたしました。  今回の台風第19号につきましては、本市への接近が10月ということで、総合体育館ほか6カ所を自主避難所といたしました。  避難所での暑さ・寒さ対策につきましては、災害の規模などを考慮いたしますと、時期によっては必要であると考えております。平成25年8月に内閣府から発出されました避難所における良好な生活環境の確保に向けた取り組み指針におきましても、暑さ・寒さ対策を含めて、避難所の生活環境の改善対策が求められているところでございます。  避難所へのエアコンの設置につきましては、体育館は空間が広く、冷暖房に時間がかかること、多額の費用が必要であることから、現在のところ設置は困難でありますが、配慮が必要な方には空調管理のできる校舎の一室を活用するなど検討してまいりたいと考えております。  なお、平成30年度には、市内の基幹避難所14カ所に工業用扇風機を58台配備いたしました。  エアコンの設置につきましては、今後も国の財政支援などを注視し、研究してまいりたいと考えておりますが、先ほどスポットクーラーについてのご質問がございましたので、確かにこれは、調べさせていただきましたらば、スポットクーラーについては、馬力があって、排気熱をも屋外に排出できる、また、そういう効率面、それからコスト面でも通常のものよりも10分の1程度でできるという情報がありますので、こちらにつきましては、今後研究させていただければと考えております。以上でございます。 ○議長(原部 司君) 塚越 節君。 ○4番(塚越 節君) 次の質問に移ります。(7)残土問題のその後について。  台風前、半谷地区住民より、不適正土砂堆積現場の盛り土が流出するのではないかとの不安の訴えがありました。平成31年初頭、同地区及び北大宝地区における不法残土の問題が議会でも取り上げられ、執行部としても対応をされたわけですが、その後の経過報告並びに今後の対応、あわせて、現在、市が認識する不法残土箇所を公表願いたいと思います。 ○議長(原部 司君) 答弁を求めます。杉山市民部長、登壇願います。               〔市民部長 杉山照夫君登壇〕 ○市民部長(杉山照夫君) お答えいたします。  市内の不正残土事案の件数でございますけれども、平成23年度以降で把握した件数は14件でございます。このうち8件は指導に基づき改善されたもの、残り6件は、指導を行ったものの、改善がされず、不適正な状態が続いている事案でございます。  このうち、先ほどありました半谷の事案でございますけれども、半谷の事案は、平成28年度に土砂が搬入されたということでございますけれども、この事案につきましては、本年2月4日に隣接する市道に土砂及び土抱えのための丸太が崩落をしまして、道路の通行に支障が生じる状況となりました。丸太が道路を塞ぐ状態でありましたので、本市において丸太の撤去及び柵板を支える工事を実施した上で、土砂の堆積を行った事業者に対しまして、文書及び口頭により安全対策の速やかな実施を指示いたしました。あわせて、条例に基づく行政処分として、措置命令書を発出しております。内容は、災害防止対策を本年3月末日までに、堆積土砂の撤去を7月末日までに完了するよう命じたものでございます。  その後は、命令の履行状況及び土砂崩落の再発予兆を早期に把握するためのパトロールを行っておりますが、現在に至るまで命令が履行されない状況が継続しているというのが現状でございます。  今後の対応につきましては、柵板、丸太等の腐食が進行することにより、再び崩落の危険が考えられますので、事業者に対し措置命令の履行を求める働きかけを継続するとともに、現場状況の把握のためのパトロールについても引き続き実施をしてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(原部 司君) 塚越 節君。 ○4番(塚越 節君) 残り時間のこともございますので、要望として申し上げますが、ぜひこれは刑事訴追も含めて、今後も同様事例が発生することは十二分に考えられますし、また、生活の安全という面から考えれば、業者がやらなければ、市が別の方法を考えなくちゃいけないということも今後の課題だと思いますので、これは要望とさせていただきます。  次に、(8)操法大会の参加の有無について質問いたします。  言うまでもなく、消防団の存在は、災害対応における最大、最強の実動部隊であります。一方、社会の複雑化、勤務体制等を背景に、団員の募集に苦慮している話もよく耳にします。次年度より操法大会に出動しないという下妻分団長以上の会議の決定では、決定は団員への負担を少しでも減らしたいとの熟慮の末の決断であると認識しますが、全国規模で行われる同大会への参加は、簡単に崩せない重みもそこにあると認識しております。消防団関係者みずからが判断すべきことであり、行政が安易に口出しする課題ではないと了解した上で、看過できないことでもあり、現状の報告をお願いいたします。 ○議長(原部 司君) 答弁を求めます。飯塚総務部長。 ○総務部長(飯塚誠一君) お答えいたします。  消防ポンプ操法競技大会につきましては、毎年、県西地区の10市町において県西地区大会が行われており、本市では、消防団の7つの分団の輪番制で出場しております。出場する分団は、出場に向けて毎年6月から7月に訓練を開始し、初めは週に数回、1回につき約2時間程度の訓練を行っております。訓練の回数、頻度は分団が決めておりますので、多少の差はございますが、おおむね50日程度の訓練となっております。  消防ポンプ操法の訓練は、消防ポンプの基本的な操作や無駄のない動きによる安全の確保など、消防団員としての技術の習得という部分におきましては、大変有意義なものであると考えておりますが、同時に、訓練期間の長さや早朝、夜間の訓練が続くことで、団員本人の心身への負担、また、家族の負担も大きなものとなっているなどの意見もいただいております。  消防団におきましては、分団長以上の会議を例年以上に重ね、来年度以降の出場に関しましては、現在、消防団において協議しているところでありますので、その協議を見据えていきたいと思います。  本市といたしましては、消防団は地域の防災のかなめでありますので、万一の災害に備えていただくとともに、消防団の運営が円滑に行われますよう、引き続き支援してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(原部 司君) 塚越 節君。 ○4番(塚越 節君) まさにご答弁のとおりであります。非常に気になるところでありますが、改めて現場の団員一人一人が胸を張ってこの業務に当たれますように、新しい一つの体制ができることを願っております。  次に、大きな2番、道の駅駐車場の改善についてに移ります。
     (1)梨選果場駐車場との相互協力の可能性について質問いたします。  梨選果場と申しましたが、正確には道の駅の道路を挟んで北隣、育苗施設駐車場、JA常総ひかりの管理地でありますが、当地をお借りできないかという提案であります。現在、道の駅駐車場は、平日昼前後、満杯の状態。応急措置として交渉されてはいかがかという提案でございます。 ○議長(原部 司君) 答弁を求めます。渡辺建設部長。 ○建設部長(渡辺 尚君) お答えいたします。  道の駅しもつま北側に位置するJA常総ひかり下妻育苗センターとの相互協力でございますが、道の駅側でJA施設の駐車場をお借りした実績といたしましては、平成27年9月に道の駅リニューアルオープンイベントを開催した際、多くのお客様の来場が見込まれたことから、JA常総ひかりに相談し、下妻育苗センターの駐車場をお客様用の臨時駐車場として利用させていただいたことがございます。また、近年は、主に道の駅で大きなイベントを実施する際に、関係者用の臨時駐車場としてJA施設の駐車場を利用させていただいているとのことでございます。  一方、JA常総ひかりにおきましても、毎年秋に開催しておりますJA秋祭りの会場が下妻育苗センターとなっていることから、その日は道の駅及びJA常総ひかりの双方で警備員を手配し、それぞれの施設の駐車場を共用して利用しているとのことでございます。  今後も引き続き、イベント時などの相互利用を図るとともに、通常時の相互協力体制についても検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(原部 司君) 塚越 節君。 ○4番(塚越 節君) 再質問でありますが、現地を私も調査しましたところ、もともと白線が引かれていたわけですが、それがほぼ消えかかっております。現状の実際の利用のためには、ライン工事等が必要な措置と考えられますが、この場合、どのような方法が考えられるでしょうか。 ○議長(原部 司君) 渡辺建設部長。 ○建設部長(渡辺 尚君) お答えいたします。  下妻育苗センターの駐車場でございますが、こちらはおよそ40台程度とめられるような状況でございます。また、隣にございます下妻梨第二選果場、こちらも線を引けば40台程度とめられまして、合わせて80台程度確保ができると考えておりますが、市の施設ではございませんので、区画線の引き直し費用を市で負担することは難しいと考えております。  しかしながら、道の駅の利用促進や利便性向上のためには、活用することも考えられますので、こちらにつきまして、株式会社ふれあい下妻で費用を負担することは可能であると考えておりますので、よろしくお願いいたします。以上です。 ○議長(原部 司君) 塚越 節君。 ○4番(塚越 節君) 最後の質問になります。  今、非常に梨の海外販売等、ブランド力のアップということで、下妻も市長を中心にやっているわけですが、ぜひこの梨の即売会とか、いろんなイベントの会場としても、JAさんとの協力体制というのは非常に有意義なことなんじゃないかなと思います。  それで、(2)雨よけシェードの設置により歩道スペースの有効利用という質問でございますが、今議会、予算特別委員会における補正予算、道の駅しもつま格子柵撤去工事は、歩道部分の動線を明るくして、あわせて花木売り場を入り口付近に設置、華やかさを演出する狙いと聞いておりますが、マルシェ等、歩道スペースのイベント等への有効利用、そのための風雨をしのげる雨よけシェード等の設置は有用と考えます。近隣市町村でも今、道の駅の設置準備が進んでおるわけですので、対抗力アップといいますか、ぜひこの辺、ご検討いただければと思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(原部 司君) 答弁を求めます。渡辺建設部長。 ○建設部長(渡辺 尚君) お答えいたします。  議員ご指摘のとおり、歩道スペースへの雨よけシェードの設置については、荒天時の通行帯やイベントブースとして、また、雨よけシェードにミストシャワーを設置することにより、近年の猛暑対策とすることも可能となり、大変有効な施設であると思われます。  一方で、多くのお客様が利用する施設であることから、強風で飛ばされることのない安全性の高い構造の雨よけシェードの設置が不可欠であり、その整備には多額の費用が見込まれることから、市単独で設置するには大変難しい状況であると考えております。  現在、茨城県が管理する駐車場エリアに設置してある障害者用駐車場についても、雨よけがない状況でございます。茨城県管理区域への雨よけシェード設置の協議も今後進めながら、道の駅のさらなる利便性向上を図るため、今後、国の補助制度なども含め、研究を進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(原部 司君) 塚越 節君。 ○4番(塚越 節君) 以上で一般質問を終了いたします。ありがとうございます。 ○議長(原部 司君) 以上で塚越 節君の一般質問を終わります。  一般質問の途中でありますが、暫時休憩いたします。再開はおおむね11時5分といたします。                 午前10時49分 休憩           ─────────────────────                 午前11時05分 再開 ○議長(原部 司君) 休憩前に戻り、会議を開きます。  次に、3番 岡田正美君、登壇願います。                〔3番 岡田正美君登壇〕 ○3番(岡田正美君) 改めまして、おはようございます。議長から発言の許可をいただきましたので、一般質問をさせていただきます。  私が発言する内容は微妙なものがあるので、ちょっとだけ前置きをさせていただきたいと思います。  元市役所職員だったということもあって、執行部が答えにくいことを質問したりすると、今までに、何で元職員なのにそういう執行部を困らせるんだなんて言われたことがあるんですが、私がこれから話すのは、組織とはどういうものなのか、いわゆる組織です、そういったものと微妙に関連します。一例で申し上げますと、今から4年前ですか、当時の市長部局で100万円がなくなった話を持ち出して、どうなったんだと聞いたことがありますね。これは、お金がなくなったら職員からお金を集めてそれで弁済するのでは職員が余りにもかわいそうだと、そんな道理がない。職員を守るために言ったんですよ。それから、市役所という信頼できる組織を守るためです。組織を、きちんとした公正、公平な市役所を守るために言っているんです。ところが、何でそういう職員をいじめるんだなんていうお門違いなことが聞こえてきました。論点というのは正しく見詰めてみないと組織をどうするかということにならないので、これから話すことは、いわゆる消防、防災に関すること、これは組織に関連します。あるいは民間のことも述べますが、これは余り組織とはかかわりありませんけれども、先ほどの塚越議員の答弁を聞いていて、ふと思ったものですから、今、前置きさせていただきました。  さて、本題に入ります。  最近は、特に災害が多発していることもありまして、防災、災害対策など、防災組織体制などの関心が高まっております。また、治安維持については、不可解な事件や、なぜそのような事件が起きるのだろう、社会に漂う安心・安全が脅かされる嫌な感じがあります。  2つのことがありますので、要点を申し上げますと、1つは、全国的な問題でもあります消防団のなり手不足、その原因や課題、特に操法大会が現在問題になっておりますが、このなり手不足は大変な問題ですので、ここはしっかりと対応しなければなりません。  2つ目は、近隣自治体における凶悪犯罪発生から、本市でも他人事ではないと思われますので、犯罪や治安維持について、そして、西町に設置されようとしておりますNPO法人経営の無料低額宿泊所ですが、周辺住民というよりも、隣接の自治会も含めてですが、大変な不安を抱いております。根底にあるのは、安心・安全で暮らしたい、未経験の施設に対する不安、治安維持の観点からさまざまな心配、それがあって反対運動が起こっている状況であります。  こうしたことについて、質問席に移って順次お伺いいたしますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(原部 司君) 岡田正美君。 ○3番(岡田正美君) まず、消防団の現状や課題からですが、先ほど申し上げましたように、いわゆるテレビ報道などでも災害現場で活動する消防団の姿には胸を打たれます。本市でも消防団のさまざまな活動を見聞きするときに、地域の安心を支える消防団の方々の日々の活動に頭が下がります。心から敬意を表する次第でございます。  そうした中で、近年は、消防団のなり手が少ない原因や対策をしなければ大変なことになります。現状を理解し、課題を明らかにし、現在問題となっている操法大会のことなど、みんなで情報を共有して、この問題解決になればと思い質問するわけですが、昨年、宇梶議員の一般質問で、消防団について諸々ありましたので、概略は承知していますが、本題前の再確認、共通理解ということで、まず、組織体制など、分団の体制や人数、報酬や身分保障やけが補償などについて、ご説明をお願いいたします。 ○議長(原部 司君) 答弁を求めます。飯塚総務部長、登壇願います。               〔総務部長 飯塚誠一君登壇〕 ○総務部長(飯塚誠一君) お答えいたします。  下妻市消防団の組織体制でございますが、7分団20部で構成されており、本年4月1日現在の団員総数は381名でございます。  次に、団員の報酬等でございますが、報酬は、一般団員では年額3万7,000円、班長4万4,000円など、団員の階級によって異なっております。身分は特別非常勤職員、けが等の補償につきましては、消防団員等公務災害補償制度や消防団員等福祉共済制度などを活用しております。以上でございます。 ○議長(原部 司君) 岡田正美君。 ○3番(岡田正美君) ありがとうございます。  答弁によりますと、現在381名の消防団員がおられるということですが、たしか定員は390人だったと思いますけれども、欠員が生じているということでよろしいでしょうか。確認させてください。 ○議長(原部 司君) 飯塚総務部長。 ○総務部長(飯塚誠一君) お答えいたします。  条例定数は390名でございます。 ○議長(原部 司君) 岡田正美君。 ○3番(岡田正美君) それでは、定数が390であると、9人の欠員が生じているということが確認されました。  次、団員のなり手不足などの課題に入ります。  幾つかありますので申し上げますが、各分団におけるこの件での現状をお伺いするわけです。把握している範囲で結構ですので、よろしくお願いします。 ○議長(原部 司君) 答弁を求めます。飯塚総務部長。 ○総務部長(飯塚誠一君) お答えいたします。  各分団における団員のなり手不足の現状でございますが、全ての分団において、新規入団団員の確保は大変厳しい状況であり、5年以上消防団活動に貢献いただいている団員は、本年4月1日時点で約42.5%となっております。以上でございます。 ○議長(原部 司君) 岡田正美君。 ○3番(岡田正美君) 各分団では非常に厳しい状況にあるということは、恐らく答弁をいただくまでもなく、ここにおられる全員がそのようなことを認識しているのではないかと思うんですが、そこで、次に、なり手不足の理由というのはどのようなことが考えられるのか、このところをよろしくお願いします。 ○議長(原部 司君) 飯塚総務部長。 ○総務部長(飯塚誠一君) お答えいたします。  なり手不足にはどういった理由があるかということでございますが、さまざまな要因が考えられますが、例えば職業等の変化があると考えております。以前と比べ会社勤めの方が増え、勤務時間、勤務地などによって消防団活動が難しい状況があると考えております。以上でございます。 ○議長(原部 司君) 岡田正美君。 ○3番(岡田正美君) まさに、今、答弁いただいたようなことが私もなり手不足の原因ではないかと思っておりますが、次に入ります。  サラリーマンの増加とか、そういったものは同感でございますが、さらに、社会的な変化というのがありますよね。いわゆるコミュニティーの崩壊であるとか、崩壊と言っては失礼ですね。コミュニティーの希薄化というんですかね。あるいは社会的な影響のもの、これについてはどのようにお考えなのでしょうか。 ○議長(原部 司君) 飯塚総務部長。 ○総務部長(飯塚誠一君) ただいまの質問にお答えいたします。  サラリーマンなどの社会的な変化ということで、確かにコミュニティー不足という部分も非常に高かろうと思います。自治区の中でもそういった協力体制等、そういうところでもなかなか協力が得られない方もいらっしゃいますし、そういう協力をしなければ、消防団活動というのはなかなかこれはうまくいかない。繰り返しになってしまいますけども、会社勤めの方というのは、勤務地、下妻だけではなく、市外の勤務地もございます。そうなってきますと、日常的な日中の災害、消防活動にもそういう部分で出られないと、そういうことで出動がおくれてしまったりとか、そういうこともあろうかと思いますけれども、一つにはそういうコミュニティー不足も考えられると思っております。以上でございます。 ○議長(原部 司君) 岡田正美君。 ○3番(岡田正美君) ありがとうございます。  社会的な変化やこういったサラリーマン化する状況、本当にこれは時代とともに変わるんですよね。昔はこうだけど今はこうなる。消防団の団員のなり手不足というのは、これは避けて通れない状況であるということですよね。したがって、どうしたらいいのかということをこれから考えるのが大切であるということになります。  それでは、次に、操法大会の現状と課題についてお伺いしたいと思うんですが、私は、この操法大会が消防団員のなり手不足の原因の一つだというふうに聞き及んでおります。それは、いわゆるそういう観点から、ただ操法大会をやるんじゃないと言っているわけじゃないんです。操法大会をやる意義もあるだろうし、団結力や、いわゆる技術の向上、そういったことも、先ほど塚越議員の一般質問の中でも技術の向上であるとか、それは十分理解した上でいろいろお尋ねするわけでございますが、操法大会の現状と開催目的、改めて簡潔に、先ほど伺ったんですが、よろしくお願いします。 ○議長(原部 司君) 答弁を求めます。飯塚総務部長。 ○総務部長(飯塚誠一君) お答えいたします。  操法大会の現状と開催目的ということでございますが、操法大会の正式名称は茨城県消防ポンプ操法競技大会県西地区大会で、毎年開催されております。  県西地区大会の実施要領には、目的といたしまして、消防団員の強固な消防精神を養成し、厳正な規律と旺盛な士気のもとに、消防ポンプ操法の熟練と敏速、確実な団体行動の徹底を図り、もって火災防御上の諸般の要求に適応させることを目的とするとあります。以上でございます。 ○議長(原部 司君) 岡田正美君。 ○3番(岡田正美君) 操法大会の目的とは、今ご説明あったようなことだと、私も同感に思いますが、これは後になって申し上げることになるんですけども、操法大会をやらなくても消防の訓練というのは各分団で自主的にできるんじゃないかという意見もあるので、これは後で申し上げていきたいと思います。  それでは、次に、開催に関する経費でございますが、各市町村の経費はどのようになっているのだろうか。いわゆるその大会の経費ですね。あと負担金なんかもありますけれども、そういった経費について、ご説明をお願いいたします。 ○議長(原部 司君) 飯塚総務部長。 ○総務部長(飯塚誠一君) お答えいたします。  開催に関する経費でございます。各市町村の経費でございますが、開催費用は、県西地区大会実施細目に、大会経費は茨城県消防協会の補助金、関係市町の負担金より賄うものとするとあります。関係市町、10自治体ございますが、この負担金として各10万円となっております。なお、開催地は各自治体の持ち回りとなっておりますが、補助金、負担金では費用が不足するため、開催自治体では別途費用を負担しております。  下妻市が開催地となった平成28年度でございますが、補助金と負担金の総額は115万8,400円、そのほかに154万844円を本市が負担しております。以上でございます。 ○議長(原部 司君) 岡田正美君。 ○3番(岡田正美君) ここに平成30年度の歳入歳出決算書を持ってきたので、ここで消防費のほうを確認させてください。  負担金のところで、茨城県消防協会負担金に9万4,000円、日本消防協会、これは福祉ですからあんまり関係ないんですけれども、いわゆる県からの補助金ということになりますと、それは茨城県の予算から支出されるものだと解釈できるんでしょうか。この決算の中にはなかなか見えてこないので、いわゆる消防ポンプ操法競技県西地区大会負担金は10万円とあるんですけれども、操法大会の経費というのは、市町村じゃなくて、県がかなりの部分で持っているのかなという気がしますので、どのくらいの県の補助金というのが来ているんでしょうか。わかれば教えてください。 ○議長(原部 司君) 飯塚総務部長。 ○総務部長(飯塚誠一君) お答えいたします。  今、議員がお持ちなのは平成30年度の決算書ということでよろしいでしょうか。下妻市が開催になったのは平成28年度ですので、28年度の決算にはあらまし出ていると思うんですが、先ほどの負担金、各10市町から10万円いただいております。そのほかに、県の消防協会から28年度の操法大会のときにいただいている金額ですが、15万8,400円ということになっております。ですので、30年度の決算にはその部分は含まれておりませんので、ご了解願います。以上でございます。 ○議長(原部 司君) 岡田正美君。 ○3番(岡田正美君) わかりました。県は15万8,400円を出す。開催市町村が先ほどの答弁である115万8,400円プラス154万円ということで、開催市町村が多くを持つという解釈でよろしいでしょうか。 ○議長(原部 司君) 飯塚総務部長。 ○総務部長(飯塚誠一君) お答えいたします。  県ではなくて、県消防協会でございます。それが15万8,400円。それで、10万円ずつで100万円ということで、まずそれは操法大会を運営する部分であって、それ以外に先ほど150万円ほどかかるというのは、それは会場の設営であったりとか、あとは水槽であったりとか、照明であったりとか、そういうものは別途負担で市の負担ということになります。以上でございます。 ○議長(原部 司君) 岡田正美君。 ○3番(岡田正美君) 私の発言が不適切でした。消防協会ということ、大変失礼いたしました。
     この消防協会というのは、後でまた題材にさせていただくことになるんですが、それでは、次に入ります。  操法大会の開催といわゆる団活動における関連性、そして操法技術と現場のこと、団員に求める専門性との関連でございます。これは、私なりに見聞きしたところ、いわゆる実際の火災現場における消防団員の諸所の活動と、操法大会に求められる、これは競技ですから、また別な意味合いを持つのだと、いわゆる競技ですから、ある人が言うんですが、岡田さん、あれはオリンピックみたいなものなんだよと言うんですよ。そんなふうなことなので、操法技術と現場のことと団員に求める専門性との関連を改めて確認させていただきたいと思います。 ○議長(原部 司君) 飯塚総務部長。 ○総務部長(飯塚誠一君) お答えいたします。  大会開催と団活動における関連性、団員に求める専門性との関連ということでございますが、操法大会の目的にございますように、消防ポンプ操法と火災防御を習得することで、火災消火活動における技術の習得並びに団員自身の安全を確保するものでございます。  消防ポンプの操法には、独自の操作方法や知識の習得、各団員の連携、指揮命令の徹底などがございます。これは操法大会の操法の訓練において習得できるものと考えております。以上でございます。 ○議長(原部 司君) 岡田正美君。 ○3番(岡田正美君) お答えにありますように、確かに操法大会を行うことの意義というのは多々あるものと推測されます。しかし、私が最近聞いたところによりますと、昨年、本市は県西大会で優勝したという輝かしい操法大会での成績がございましたが、その後、各消防団の分団長以上の会議において、操法大会は参加について余りにも団員の負担が多いから、嘆願書が出されて、操法大会をこれからはやめてほしいと出したんだそうです。ところが、ことし、令和元年度ですね、出ないことに決定したんだけれども、そこを何とかことしだけでも出てくれと頼まれたので、大宝、騰波ノ江のほうの分団が、じゃあ何とか努力してことしだけは出ようということで出たんだそうです。ところが、その後、ことしその操法大会が終わったら間もなく、いや、そんなこと言わないで、また来年からも出てくれというようなことがあって、今、消防団員の中では、こんなことでいいのだろうかという疑問が投げかけられているわけです。  そして、嘆願書というのは、これは出されたのは市ではなくて消防団長宛てだというふうに推測されますが、この操法大会というのは一体誰が決定して、参加者は誰が決定して、その参加については消防団員の意思は尊重されるのだろうかと。この辺のところをご説明お願いいたします。 ○議長(原部 司君) 飯塚総務部長。              〔「済みません」と呼ぶ者あり〕 ○議長(原部 司君) 岡田正美君。 ○3番(岡田正美君) わかりやすくするために細分化したものですから、再々質問であるということが回数増えるのは大変失礼なので、要約して申し上げますが、いわゆる大会参加は、消防団の意思は尊重されるのだろうか、そして大会に参加しない場合は消防団活動にどのような影響があるのか、そのようなことについてお伺いいたします。 ○議長(原部 司君) 飯塚総務部長。 ○総務部長(飯塚誠一君) お答えいたします。  大会の開催、参加の決定についてということで、まずお答えいたします。  この開催に当たりましては、大会に参加しています関係市町10自治体の会議において決定しております。参加につきましては、関係市町10自治体の構成自治体でありますので、これまでは出場してまいりました。先ほど今までは7分団で、輪番制で、そういうところはご協力いただいております。分団の中でもそういう中で参加に向けてということでやっていただいております。  それで、ここのところにつきましては、そういう議員がご指摘いただいておりますように、消防団のほうでもいろいろ意見があります。そういうことを鑑みまして、今現在、分団長会議において、来年度の出場につきましては、そちらの中で、今、協議の最中ということでございますので、そこの部分についてはご配慮をいただければと。  その中で、参加しない場合どうなるかということでありますと、大会の目的でもありますような消防ポンプ操法の熟練、それから確実な団体行動、特に火災防御、そちらの徹底ということの向上が見込まれておりましたけども、不参加になりますと、先ほど言いましたように短期間でその部分を集中的に行うと、日常的にいいますと、市が関与する部分では、半日の基礎訓練、それから1日の消防学校、それ以外については各分団のほうの自主訓練ということにお任せしております。そういう中で、短期間での操法訓練、そういう集中的にやるということは、ある部分、そういう技術的な向上、それから団員のきずなといいますか、そういう部分についてはいくと思うんですが、それがなくなるとすると、新たな訓練の計画を策定して、習熟度の低下に備える必要があると考えております。以上でございます。 ○議長(原部 司君) 岡田正美君。 ○3番(岡田正美君) こういうふうに一般質問をしても、この場で結論は出ないんだろうとは思いますけれども、大切なことは、消防団員の9割以上の人が嘆願書を出して操法大会の辞退をしているという中で、恐らく消防団長という人も、あるいはその幹部さんも、上部団体から言われて、板挟みになっているんじゃないかなと推測されます。下からは言われる。上からは言われる。そして、消防費を見てみますと、いわゆる消防費は全体で8億2,300万円ぐらい決算で出ていまして、常備消防費、これは茨城西南地方広域に5億8,000万円、非常備消防費、いわゆるこれが5,000万円と、そして消防施設費を入れると、もろもろ入れて大体1億円弱、こういったいわゆる非常備消防のほうに主として支出しているわけです。したがって、消防団の問題だから、消防団でというわけにいかないと思うんです。この消防団の重要性から考えると、どうか消防団の皆さんの意見を市としても酌み取っていただいて、消防団だから市は口を出せないじゃなくて、何とかその辺のところを指導力の発揮とかできないものでしょうか。1億円弱出して、維持して守っている大事な組織なんです。その辺のところを、市長、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(原部 司君) 菊池市長、登壇願います。                〔市長 菊池 博君登壇〕 ○市長(菊池 博君) ただいまの質問にお答えします。  先ほど部長からありましたように、現在協議中ですので、私のほうからは述べることはありません。今、見守っているというか、見据えているところですので。現在協議中ということで、私は何も申すことはありません。以上です。 ○議長(原部 司君) 岡田正美君。 ○3番(岡田正美君) それでは、協議中ということで、消防団員の嘆願書の趣旨をどうか尊重していただきますように、これはお願いを申し上げまして、次の質問に入りたいと思います。  民間の無料低額宿泊所の現状と課題についてでございますが、市内に既存の施設が1カ所、これはあじさいの郷というんですけれども、そして最近開設される予定の1カ所、これは市内西町、下妻乙ですね、ここにひなげしの郷というのが計画されておりまして、近隣の住民が不安を抱いています。この件に関しては、去る9月議会で斯波元気議員の一般質問での回答でさまざまな答弁をいただきました。また、市長会を通じて国に法令改正を働きかけ、自治体がこれらの施設について指導等ができるように要望していきたいとの説明がありました。私もこの件については6月から関心を持ち、担当部局に問い合わせをしたり、いわゆる届け出制から許可制にすべきではないかというような動きをしてまいりましたけれども、こうした働きかけが今後功を奏するように願っております。  こうした状況から、現時点では、法的には法律改正までは市がこの件について指導等の介入は困難な状況にあると、このように認識しておりますが、私どももこうして関心は持ちながらも、見守っているというか、見守るしかないという状況であります。しかし、何もしないというわけにはいきません。  そこで、いわゆる状況を把握しながら、今後の対策のために、まず、既存のあじさいの郷における入所人数、トラブルの有無などはあるか、その状況把握、そして市内西町に設置されようとしているひなげしの郷について、その後の動向は、こういうことについてお伺いいたします。よろしくお願いします。 ○議長(原部 司君) 答弁を求めます。寺田保健福祉部長兼福祉事務所長、登壇願います。          〔保健福祉部長兼福祉事務所長 寺田武司君登壇〕 ○保健福祉部長兼福祉事務所長(寺田武司君) お答えいたします。  あじさいの郷下妻の9月1日現在の入所者数は65名でございます。  また、入所者によるトラブル等の有無でございますが、施設から生活保護を実施している市町村に報告されることになっておりますが、本市の受給者による事件、トラブル等の報告は受けておりません。  しかしながら、他市町村からの生活保護受給者のトラブル等については、把握することができない状況ではございますが、下妻警察署との連絡、近隣住民の方との情報交換を行うなど、状況把握に努めてまいりたいと考えているところでございます。  次に、西町に設置されようとしております無料低額宿泊所のその後の動向ということでございますが、西町に開設予定の無料低額宿泊所につきましては、先ほど議員からご説明ありましたとおり、市としましては、施設開設の手続を都道府県知事への届け出制から市町村長の同意を踏まえた許認可制への法改正について、茨城県市長会、茨城県市議会議長会、茨城県町村会及び茨城県町村議会議長会の4団体による要望活動を厚生労働省、地元選出の国会議員に対し、市長が先頭に立って行ってきたところでございます。  また、施設開設予定の事業者に対しましては、近隣住民の方の理解を得る旨の調整を依頼しており、去る11月8日には住民説明会が開催され、地域の安全・安心の確保などについて話し合われましたが、今後も協議を継続するということになっておるということを聞いておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(原部 司君) 岡田正美君。 ○3番(岡田正美君) ご答弁いただきましたが、あじさいの郷におけるトラブルについては、各生活保護の関連した自治体に報告があるということでございます。わかりました。  入所者数の65名のうちの年代構成がわかったら教えていただきたいと思います。  それから、下妻市内の福祉事務所経由で入所した人数は何人いるのか。そして、その人たちのトラブルはあったのかなかったのかについて教えていただきたいと思います。  そして、市内西町に設置されようとしているひなげしの郷については、これは11月8日、説明会をやったと。私も行ってみたんですが、非常に拒否反応が強いようです。拒否反応というか、いわゆるわからないから不安なのか、そしてそういった施設ができること自体が不安なのかもこれから明らかになってくるわけでございますが、市としては、現在、注視しているという状況でございますが、市長が先頭に立って法改正をしてくださっていると、働きかけをしてくださっていると、これについて、非常に力強く思うわけでございますが、この西町のほうにつきましては、市のほうもどうか設立NPO法人と連絡を密にしていただくように、これは要望したいと思います。  あじさいの郷について、答弁をお願いいたします。 ○議長(原部 司君) 寺田保健福祉部長兼福祉事務所長。 ○保健福祉部長兼福祉事務所長(寺田武司君) お答えいたします。  あじさいの郷の入所者数の年齢構成の内訳でございますが、施設からの報告によりますと、入所者数の年齢構成は、本年9月1日現在で、20代、1名、30代、3名、40代、4名、50代、7名、60代、32名、70代、17名、80代、1名でございます。そのうち市内からの入所者数は9名でございます。  また、市内の入所者によるトラブル等でございますが、こちらは報告は受けておりませんので、よろしくお願いします。 ○議長(原部 司君) 岡田正美君。 ○3番(岡田正美君) それでは、次の質問に入る前に、今、20代が1人いて、30代が3人がいて、40代が4人いると、こういった年齢構成を伺うたびに、西町の方々が不安を抱くのは、こういういわゆる実態がわからないから余計不安になるんだと思いますので、きょうはこれ、私が年齢構成を伺ったのは、今度、ひなげしの郷というときに、この無料低額宿泊所というのは一体どんなものなのかということ、何で30代とか40代の人がいるんだろう、こういうふうなこともよく説明しなきゃならないんじゃないかなと思うわけです。差別と分断があってはいけないという一方で、安心・安全な暮らしというのも必要です。その辺のところをどうか市としてもひとつ力を注いでいただければと、これはお願いを申し上げたいと思います。  次の質問に入ります。よろしいでしょうか。  近隣自治体の凶悪犯罪から、本市における犯罪、治安の現状と課題でございますが、このような事件は外国人の犯罪だということで、非常に不安感を持っている市民もいると考えますので、現状把握として、市内の外国人の人数や近年の外国人犯罪状況の把握について知りたいと思います。  そして、外国人に対する差別や偏見がある、その分断があってはいけないと思いますが、孤立や疎外感が犯罪を誘発する可能性も否定できません。本市としてやっていること、取り組んでいることなど、今後のことがあればお示し願いたいと思います。  次に、ひなげしの郷などを含め、市外から流入してくる方々にはさまざまな方がおられます。差別や偏見はよくないのですが、一方で、治安維持も重要であり、安心・安全な地域社会の維持を図りたいものですが、そのため、行政として、あるいは地域として何ができるのか、何らかの対策は必要と考えるので、例えば地域住民による地元見守り組織、自警団みたいなもの、そんなふうな何かお考えがあればお示し願いたいと思います。  そして、犯罪の防止になる防犯カメラの役割というのは大きいものがあります。公共空間でのカメラの設置状況や今後の予定について、いわゆる増やす考えはないか、その辺のことについてお伺いいたします。 ○議長(原部 司君) 岡田議員、一括方式的な感覚で聞いていますので、一問一答方式でございますので、それに沿っての質問としていただければと思います。よろしくお願いします。  答弁を求めます。飯塚総務部長。 ○総務部長(飯塚誠一君) お答えいたします。ただいま4点だと思うのですが、4点についてお答えいたします。  まず1点目、市内の外国人の人数でございます。本年10月31日現在、2,103人でございます。  外国人犯罪の状況でございますが、平成30年度中に県内で検挙した来日外国人犯罪は、検挙件数647件、検挙人数388人となっており、このうち下妻警察署管内では、検挙件数50件、検挙人数43人でございます。  次に、2点目、現在取り組んでいることと今後の考えということだと思います。  本市へ転入、転出する外国人のために、4カ国語の異動届を、また、ごみ収集カレンダー裏面を外国人向けごみ分別パンフレットとして8カ国語で作成しております。そのほか、本市で作成したものではございませんが、各言語のパンフレット、例えばメディカルハンドブックや災害時マニュアル等を置いております。今後は、近隣自治体の取り組みなどを研究していきたいと考えております。  次に、3点目、安心・安全な地域社会の維持のための対策でございますが、治安維持に向けた市の役割といたしましては、下妻警察署、防犯協会、防犯ボランティア団体、地元自治会の方々が一体となって情報共有や連携を密にするとともに、防犯パトロールの実施や犯罪を未然に防ぐ活動等を通して、市民の安全意識や安心感を向上させることが重要であると考えております。  次に、4点目、防犯カメラの設置状況でございます。  犯罪の防止、その他公共の安全の維持を目的として、公立保育園や幼稚園、小・中学校、そして市役所を初め、図書館、下妻駅、Waiwaiドームしもつまなどに39カ所設置されております。昨年度は茨城県街頭防犯カメラ設置促進事業補助金を活用し、茨城国民体育大会の競技会場周辺及びアクセス道路上へ4カ所8台設置しております。設置に当たりましては、県警本部及び下妻警察署と協議、検討を重ね、犯罪抑止力効果を最大限に発揮でき、かつ犯罪発生時の的確な対応に有効な場所に設置してございます。  今後、市といたしましては、活用できる補助金等があれば、下妻警察署と設置箇所等について協議、検討し、努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。以上でございます。 ○議長(原部 司君) 岡田正美君。 ○3番(岡田正美君) ありがとうございます。  2,103人ということで、たくさんの外国人の方がおられます。外国人にかかわらず、ひなげしの郷を含めて、市外からの流入する方々、皆さんで調和しながら、安全・安心な社会づくりのために、ひとつ執行部でも今後ともたゆまぬ努力をお願いいたしまして、要望でございます。  以上で私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(原部 司君) 以上で岡田正美君の一般質問を終わります。  一般質問の途中でありますが、昼食のため暫時休憩いたします。                 午前11時51分 休憩           ─────────────────────                 午後 1時00分 再開 ○議長(原部 司君) 休憩前に戻り、会議を開きます。  次に、16番 増田省吾君、登壇願います。                〔16番 増田省吾君登壇〕 ○16番(増田省吾君) 皆さん、こんにちは。ただいま議長の許可をいただきましたので、通告に従いまして一般質問をさせていただきたいと存じます。  私は、「子どもたちに夢のある未来を」を議員活動のスタンスとして議員活動を行っております。子どもは地域の宝であり、世界の宝であります。次世代を担う子どもたちのために、私たち大人があらゆる面をさらに磨き、本来の幸福を実感できる社会の実現に全力で取り組むべきと思い、議員活動を進めています。  そのような観点から、今期最終の議会に当たり、地域の方々との触れ合いを通して得た貴重な意見と私の熱い思いのたけを市政に届け、今後のさらなる下妻市発展の一助になればと思い、これからの下妻市に期待するものとして質問させていただく次第であります。  今回通告した細かいタイトルについては、前後したり膨らんだりしますが、これからの下妻市にとって期待するがゆえだと思っていただき、ご理解をいただき、市長の熱い答弁をいただければありがたいと存じます。  それでは、西部地区開発、サンビーチ跡地についてから始めさせていただきます。  昨年12月に県に廃止の報告をされ、菊池市長からは、県西地区一帯の拠点となるような施設を目指し、要望を進めるとのことですので、私も以前にも、下妻中学校を西町にある下妻神社北側で結城街道からトップ下妻工場までの空き地スペースを生かせたら、広くて400メートルのトラックもつくれ、砂沼に近く、静かで筑波山もよく見える絶好な環境の中、陸上競技大会などの県大会も誘致でき、下妻の新しいスポットとしてさらに魅力アップできますし、何といってもサンビーチから中学校、亜麻工場跡地まで一体としての活用ができるので、県や国に働きかけたらいかがでしょうかと以前に一般質問で伺ったこともありました。残念ながら聞いてはいただけなかったですが、その当時からサンビーチの存続は課題になっていたのです。魅力的な場所を提供して県や国に関心を持っていただけるような展開ができたらと、今でも悔やんでなりません。  現在、下妻中学校も新築され、グラウンド整備をし、仕上げの段階に来ていますが、ことしの下妻中学校の体育祭にお邪魔した際に、南向きでサンビーチ側を向いて会場が設営され、保護者や観客席の人からは、何かもったいないなとの声も聞かれ、グラウンドも東側の砂沼を臨み、百名山でもある紫峰筑波山を見渡せるロケーションを生かせるようにレイアウトを考えるべきと思われますが、いかがでしょうか。  江連用水のほうでも近年、砂沼のヘドロが堆積し、底が浅くなって、水量が少なく、ヘドロを浚渫して深くして水量を多くしたいので、砂沼の中に中州か島でもつくってほしいとの話がありましたので、私は、中学校からサンビーチの入り江のところを囲ってヘドロを入れて、一帯として学校のグラウンドとして使えたら、400メートルのトラックもつくれるので、市に提案してみますと江連の理事長さんに話をした経緯もあり、そうなると、砂沼や筑波山が臨めるすばらしいグラウンドを有する県西一番の中学校になり、多くの大会の誘致も見込めるのではないでしょうか。  また、サンビーチも撤去解体のスケジュールが示され、いよいよ今後の新たな施設整備に市長が述べた県西地区全体の拠点となるようなものを提案しなければなりません。そこで、市民の方々との話の中で、私は、まずコンセプトをしっかり決めて、そのコンセプトを見据えて多くの方のご意見やヒントをいただいて進めてはよいのではないかと思っております。  私のコンセプトは「子ども」です。子どもたちが下妻の子どもの国に行きたいと言われるようなスポットにできたらと思っております。市民の方々も、子どもがいいな、子どもが来たくなったら大人も来たくなるし、高齢者の方もお孫さんたちと来られ、なるほど子どもが喜ぶ場がいいと言ってくれました。これは私の一案ですが、まずはコンセプトをしっかりと確立するということはいかがでしょうか。現在と今後について、あわせて伺います。  また、前後しますが、下妻の顔とも言われる下妻駅ですが、市民の方から、これから日もつまり、暗くなるのが早くなって、学生やほかの地域から来られた方々が駅周辺が暗くて不安ですとの声が聞かれますので、駅前や駅周辺をもう少し明るくしてほしいと言われております。市のシンボルでもある駅と駅前周辺が暗いなど、魅力的な町を目指すにはマイナスなポイントではないでしょうか。どのようにお考えか、当局の見解を伺います。  また、私が若いときに下妻青年会議所ができ、チャーターメンバーとして稲葉冨士夫OB議員や前稲葉市長、現職の山﨑議員とともにまちづくり運動を展開しておりました。その折に、私は茨城ブロックに出向し、茨城ビジョンという委員会にお世話になりました。当時の委員長はひたちなか市の砂押委員長で、委員長の妹さんが当時茨城の若手代議士だった塚原俊平代議士の奥様で、そんなこともあり、当時の竹内知事と意見交換をする機会を得たり、竹内知事の諮問機関のメンバーでもあった茨大の帯刀功教授などからの話を聞かせていただいたことがあります。また、国会近くの永田町で代議士や秘書さんたちと懇談をし、夢を語り合いました。  その後、竹内知事が懇談会の席で、20町歩の土地を探したら大学を持ってくるからとの話があり、早速、当時の鳩貝市長に知事が20町歩の土地があれば大学を持ってくるとの話をすると、学園ライブラリーに登録したからと、こう言っていただきました。場所は小貝川の脇の、現在はJAのカントリーエレベーターの付近の弁能堂がいいかなと言ってくれましたが、その後、体調を崩し、亡くなってしまい、一つの夢が頓挫したかと思いましたが、その遺志を継いで横島市長が誕生し、鳩貝市長からの思いもあったのか、現在のビアスパーク一帯の土地を生かそうと言ってくれて、当時のまちづくりメンバーである興市研究会のメンバーで竹内知事にお願いに行ってまいりました。残念ながら阿見町に決まってしまったとのことで、非常に残念でしたが、またほかの話があったらつなぐからと言われ、期待して現在に至っております。  私が青少年を育てる会の会長を務めさせていただいたときには、育てる会の総会である市民大会の講師に帯刀教授に来ていただき、講演をしていただいたものでした。休憩時間に帯刀教授に、私が大学誘致の話を提案しても無理だとの一点張りで、子どもの少子化等や、こんな何もないところに来やしないとのことで取り合ってもらえず、私も落ち込んでいますと言いますと、教授は、下妻は県西で一番可能性があるところだよ。鉄路はあるし、何といっても昔から水戸、土浦、下妻と、県内では教育文化の高い町でしょう。一高、二高といったナンバリングスクールがあり、そのOB、OGの方々の協力をいただいたら、可能性がさらに高まるでしょう。これから少子化で各大学も生き残りをかけて統廃合を進めるので、必ずチャンスが訪れるから、市長が一高のOBなら、そのネットワークを徹底的に生かし、下妻の総力を結集して臨めば、県西で一番可能性があるでしょう。ぜひトライするだけの価値はありますねと言われ、それから現在まで諦めないで訴えているところであります。現在と今後は、そのことに関して、何かお考えはあるか伺いたいと存じます。  また、ことしの正月にこのたび第25代経済産業大臣になられた梶山代議士にお会いし、下妻の魅力等を訴えてまいりました。その際、国の機関がたくさんあるが、京都に文化庁だけ移転したが、他の自治体では手が挙がらなかったのだとの話を聞き、それでは、下妻市周辺の自治体と力を合わせ、一緒にすばらしいこの地域をPRして、国の機関の誘致をトライしてもいいのではと思う次第でありますが、いかがお考えか伺います。  また、TXの導入をですが、今回の土浦市長選において女性市長が誕生し、TXの延伸を訴えて勝利しました。TXの及ぼす影響を引き込み、市の活性化につなげると述べているようです。  当市においてもTXの効果が一番の即効性があることは否めないことであり、まさしく一点突破、全面展開ではないでしょうか。期待されるところであります。  下妻の恵まれたこの地域一帯の社会資源や人材資源のフル活用をして磨き上げることによって、魅力的な地域になるのです。筑波サーキット、鬼怒川沿い一帯、砂沼周辺、砂山周辺、クリーンポート周辺、中心市街地、下妻の各駅周辺、やすらぎの里周辺、小貝川沿いの一帯、大宝八幡神社、道の駅等々、まだまだ切りがないほど社会資源がたくさんあるのです。人材資源も豊富で、横瀬夜雨先生、門井八郎先生、飯村丈三郎さん、錦戸観さん、市村緑郎先生ほか、たくさんの著名人がおられます。また、下妻にかかわる多くの方々のご支援とご協力をいただけたら、多くの課題も一つずつ解決の兆しも見えると思われます。市長が言われるオール下妻で一丸となって取り組むことで、可能性が見出されるものではないかと信じています。  私もにぎわいのあるまちの実現に全力で取り組む決意ですので、微力ではありますが、地域の方々に少しでも理解を得るために、否定的な意見ではなく、市の総合計画やビジョンに対し、こんなやり方があるとか、さらによくなるにはこういう方法があるとかという建設的な意見をいただきたいのですと訴えてきました。  また、前向きな発展的な意見もいただきました。それは多くの方の意見と同じく、効果に対する不安もある。だからこそもっと思い切った大胆な事業を進めて、人口増が確実に実現できるもの、TXの導入の実現が一番なのではないでしょうか。  そのためには、以前から申しております市執行部と議会が一丸となって、そこに地元選出の県会議員の先生の力で後押しをしていただければ、県、国の力も得られるような運動を力強く展開できるのです。そして、その場をさらに魅力アップし、市民誰もが望むシンプルでわかりやすく、夢が持てる下妻の魅力を最大限プレゼンテーションしてください。小手先ばかりの事業ではなく、市民が期待できるような大胆な事業を望んでいるのです。たとえハードルが高くても、もう決まってしまった、既に始まっているからではなく、さらに10年後、20年後、30年後を見据えて実践してほしいとの市民の声ですので、私も市民の声を市政に届け、魅力ある地域づくりの実現のため、精いっぱい協力していきたいと思っています。  今、まさに最大のチャンスです。市長の思いのたけをお聞きしたく、以上で一般質問といたします。よろしくご答弁のほどお願い申し上げます。
    ○議長(原部 司君) 答弁を求めます。渡辺建設部長、登壇願います。               〔建設部長 渡辺 尚君登壇〕 ○建設部長(渡辺 尚君) 私からは、子どもたちに夢のある未来をのうち、(1)と(4)についてお答えいたします。  初めに、(1)西部地区(サンビーチ跡地)開発について、現在と今後はについてでございますが、砂沼サンビーチの解体工事につきましては、既にご報告のとおり、茨城県開発公社により令和2年8月から工事を開始し、令和3年9月に完了する予定でございます。その後の跡地利用につきましては、茨城県において実施していくこととなりますが、市といたしましても、下妻市開発公社の所有地やビアスパークしもつまなどの施設と一体的に整備することも視野に入れ、検討していく考えでございますので、議員ご指摘のとおり、さまざまなご意見をいただきながら、今後、茨城県と情報交換や意見交換を進めてまいりたいと考えております。  次に、1の(4)駅前広場周辺のライトアップについてでございますが、現在、下妻駅前西口広場については市で管理を行っており、広場敷地内に3基の照明器具が設置されております。下妻駅につきましては、議員ご指摘のとおり、下妻市の顔でございますので、照明器具の増強について、今後検討してまいりたいと考えております。  また、駅西口から県道下妻停車場線の約200メートルの区間が市のメインの通りなのに暗くて不安との声があったとのことでございますが、当該区間につきましては、現在、防犯灯が1基、そのほか商店街の街灯が17基設置されております。商店街の街灯には一部点灯していないものもございますが、市の防犯灯設置の基準が約50メートルに1カ所でございますので、それ以上設置されている状況でございます。  今後もパトロールなどを通して現状の把握に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(原部 司君) 次に、大月市長公室長兼市民協働課長、登壇願います。           〔市長公室長兼市民協働課長 大月義男君登壇〕 ○市長公室長兼市民協働課長(大月義男君) 私からは、子どもたちに夢のある未来をのうち、(2)、(3)、(5)、(6)についてお答えいたします。  初めに、(2)大学誘致についてでございますが、大学誘致への取り組みは、魅力ある地域づくり、文化的な環境づくり、若者が定住する地域づくりを進める上で意義深いものであり、地域経済への波及効果は非常に大きいものと認識しております。  しかしながら、近年では少子化の影響により、定員割れする大学や地方大学の閉校のほか、校舎の統廃合による都心回帰が進むなど、地方への大学誘致の環境は厳しい状況が続いております。  こうした状況を踏まえ、今後の本市の取り組みといたしましては、大学誘致という大きな視点だけではなく、まずは関係人口の拡大の視点からの取り組みを検討してまいりたいと考えております。例えば大学生などがスポーツや文化活動の拠点として日帰りや合宿利用などで本市を定期的に訪れていただけるようなまちづくりについて、先進事例などを調査研究し、関係機関と連携しながら取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  次に、(3)国の機関の誘致についてでございますが、政府機関の地方移転につきましては、平成26年12月のまち・ひと・しごと創生総合戦略に位置づけられたことにより、これまでに文化庁が京都府へ、消費者庁の一部機能が徳島県庁へ移転することが公表されております。一方、政府機関の地方移転は、危機管理や国会対応が難しくなることに加え、企業や関係団体が東京に集中するため、行政処分や調整といった業務効率が下がる課題などが憂慮され、進んでいないという現状もございます。  今後、国の機関の誘致につきましても、大学誘致同様、国、県や各機関などからの情報収集に努め、対応してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  次に、(5)TXの導入についてでございますが、議員ご指摘のとおり、つくばエクスプレスの導入が実現すれば、将来にわたり地域経済の発展や人口増など、本市のまちづくりに大きく寄与するものと考えております。現在、常総線につきましては、枕木やレール、踏切、車両整備などを進め、常総線の利便性や速達性の向上を図っているところでございます。常総線の電化、複線化やつくばエクスプレスとの相互乗り入れにつきましては、沿線自治体と連携しながら実現に向けた問題や課題などの議論を進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  次に、(6)下妻の社会資源、人材資源を生かしたオール下妻での魅力アップについてでございますが、本市には、県内有数の進学校であります下妻一高や甲子園出場実績のあります下妻二高など、教育環境が充実していることや、中心市街地に砂沼広域公園やWaiwaiドームがあり、四季折々の自然の中でスポーツや散策などを楽しむことができるなど、教育、健康の分野で若い世代を呼び込むPRポイントがあると認識しております。  また、これまでまちのにぎわいの創出、若者、子育て世代の定住促進、雇用の創出などを図るための事業を下妻市まち・ひと・しごと創生総合戦略に掲げ、地方再生コンパクトシティモデル事業や企業誘致など、地方創生に向けた取り組みを推進し、魅力あるまちづくりの事業を展開してきているところでございます。  今後も魅力あるまちづくりをさらに効果的、相乗的に推進するため、議員ご指摘のように、各界で活躍する本市ゆかりのある人材や下妻一高、二高のOB、OGなどの人材を積極的に生かしながら、魅力あるまちづくりに取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。以上でございます。 ○議長(原部 司君) 以上で答弁を終わります。  再質問ありませんか。16番 増田省吾君。 ○16番(増田省吾君) いろいろ答弁をいただきましてありがとうございます。  いずれにいたしましても、これからの下妻がさらに魅力を増して、活気に満ちる、そういうふうな町にするために、いろいろ市民の皆さんからいただいた声を届けたわけですけれども、おざなりのそういうような回答だけではなくて、市長みずからが自分の気持ちでこういうふうに下妻をリードしていくよと、いろんなことに関してトップセールスをしたり、いろいろやってくれていることは非常に理解もしておりますが、一番肝心なことは、下妻はこうだよと、こういうふうな町にしていくんだよということが市民の皆さんに伝わる、そういうようなアクションといいますか、それが必要なんじゃないのかなと思うわけですね。  ですから、先ほどサンビーチのことを言いましたけれども、ただこうですよではなくて、コンセプトを、こうあるべきじゃないかと、こういうことですよというようなことをきちんと決めて、市民の皆さんの声を聞くのもいいですよ。聞いても、いずれにしてもコンセプトがきちっと決まらないとぶれますよ。ですから下妻はこんな感じですよと。先ほども質問の中でも申しましたけども、下妻のカラーというのは、先人の皆さんから培われた教育文化の高いまちなんですよ。ですから、細かいこともいろいろありますけれども、教育文化にかけることにやったほうが道が早いですよというふうなことを言っているわけですね。  そういう中でも子ども、私の政治信条もそうですけども、子どもたちに夢のある未来をですけれども、子ども、次の世代に託すこと、それは、先ほど言いましたようなコンセプトがしっかりしていませんと、その聞いた子どもたちがぶれちゃうんですね。だから下妻の少なくとも市としては、もう常に子どもたちのことを中心に、次の世代がいい環境をつくることが我々の役割なんですから、それを徹底してやるということをいかがですかと聞いたわけなんですね。そのことに関してはずれているものですから、その辺のところを再度お聞きしたいということなんですね。  いろんな話を聞いて、定住人口や何だとかということは誰も同じことでありまして、大変なものに取り組む、これは市長が一人で頑張っても当然無理なこともあるでしょうし、ですからこそ議会であったり、いろんな地域の方々との総力を挙げてやらないとできないんじゃないですかということで、それはやるというようなことでしたけども、私も、小倉元市長に、一高のOB会長が小倉元市長ですので、一高のOBのネットワークをきちんとつくっていただいて、それを市長につないでもらって、それでオール下妻と、一高、二高のOB、OGだけじゃありませんが、そのネットワークを十分生かしてもらいたいんだと、これはいろんな市民の皆さんの声なんですよ。だから首長には資格があるというのはそこなのね。誰が市長でもいいなんていうわけじゃないんですよ。少なくとも昭和の年代の人たちは、一高のOBとかいうようなことじゃないと、一般の市民の皆さんもそこはきちんと理解しているのですよ。だから菊池市長も先ほど言いました小倉元市長も一高のOBであり、下妻二高のPTA会長なのね。だからこそさらにその力を十分おかりして、そして何としても大きな課題にトライしましょうということなんですね。なかなか声をかけても動きませんよ。でも市長であれば、その辺のところをきちんとつなげば、協力する体制というのはできているんですから、それを生かしたら、想像もつかないくらいな事業ができますよと。それにTXなんかが値するんじゃないですかということなんです。  TXが万が一来たらですよ、どなたもわかるでしょうけど、一瞬にして変わりますよ、まちが。少なくとも、前にも言っていますけども、下妻だの、旧石下町は無指定ですから、TXが来るといったら電車よりも早くビルが建ちます。そんなのはぱっと誰でもわかりますよ。でもみんなできない理屈ばかり言うんですよ。特に私が行政の皆さんに言いたいのは、できない理由なんか言う必要はないです。できる理由を1つでもいいんですよ。それを市長と一緒になって何とかしたいなというようなことをみんなで、私らもそうです。議会も一緒になって、下妻をよくするためには協力しましょうというふうなことで、市がよくなれば、市民の皆さんは必ず理解もできますし、その大きな課題に向かって挑戦をすれば、一生懸命やる人にだけ応援する人がつくんですね。ですから私もそういうふうに先輩から言われて、一生懸命やらんと協力する人はいないぞと、ですからいろんなところで一生懸命やって、それでいろんな方のご支援をいただくというふうなことなんですね。その辺を当然市長にしても執行部の皆さんもご存じだと思いますが、改めてその辺のところをこれからきちっとやっていけば、見えないところが明かりが差して、必ずや期待できるような方向に一つ一つ近づいていくのかなと思っておるのですね。ですからその辺のところを期待を込めて、要は、何だかんだ言っても下妻をリードする下妻の顔として、それは市長ですから、市長にその思いのたけをきょう伺って、私の一般質問とします。よろしくお願いします。 ○議長(原部 司君) 再質問に対する答弁を求めます。菊池市長、登壇願います。                〔市長 菊池 博君登壇〕 ○市長(菊池 博君) 再質問にお答えいたします。  まず、増田議員の力強いお言葉、そしてご支援等々、本当にありがとうございます。力が湧いてきました。ありがとうございます。  思いは同じでして、下妻は、地理的条件とか、あるいは社会資源、あるいは人材、インフラ等々、どれをとってもこの近辺には負けない、そういった資産、財産があると思っています。特に、東京から60キロ圏内でありますから、地理的条件は本当にあるし、繰り返しになりますけども、いろんなものがある。そういった今までの歴代の市長が築いてきたインフラがあります。そういったものをいかに融合させて、磨き上げていくのが私の仕事だと思っております。  その中で、先ほどありましたサンビーチの件、あるいはビアスパーク、あるいはテイセン産業跡地、これらを砂沼サンビーチの跡地とシナジー効果といいますか、相乗効果をもって砂沼西岸をやっていこうということは、これは去年の12月に知事にお会いしたときもそのようにお話ししています。知事もシナジー効果をもってやっていこうということは一致しております。ただ、具体的にはまだ決まっていませんけども、しかし、そういったことを、インフラをいかに有効に活用するか。そして、先ほど議員おっしゃられたように、下妻には一高、二高という人的な資源があります。そういった一高のOBの方、二高のOGの方、OBの方、すごく立派な方がたくさんいらっしゃいます。そういった方のお力をかりながら、インフラあるいは人的資源を生かしながら、新しい下妻市、どんな下妻市をつくっていくのが一番いいかという意見を聞きながらやっていくのが私の仕事だと思っています。  そういう中で、先ほど議員おっしゃられたように、私一人では何もできないというか、限界があります。したがいまして、市議会の皆様、そして市民の、あるいは多くの皆様の力をおかりしながら、そしてまとめて新しい方向に導くのが私の仕事だと思っていますので、ぜひご支援、ご協力をお願いします。  繰り返しになりますけども、先ほど議員おっしゃられたように、オール下妻で未来に向かって進んでいきたいと思いますので、よろしくお願いします。  具体的な内容ではありませんけども、気持ちは一緒ですので、よろしくお願いします。以上です。 ○議長(原部 司君) 以上で再質問に対する答弁を終わります。  再々質問はありませんか。 ○16番(増田省吾君) ありません。 ○議長(原部 司君) 以上で増田省吾君の一般質問を終わります。  次に、1番 宇梶浩太君、登壇願います。                〔1番 宇梶浩太君登壇〕 ○1番(宇梶浩太君) ただいま議長より発言のお許しを得ました。質問に先立ちまして、9月、10月に来襲しました台風と豪雨で被害に遭われました方にお見舞い申し上げます。  また、10月に行われました第70回消防ポンプ操法競技大会県西地区大会に出場されました消防団員の皆様、全てのサポートの皆様、ご家族の皆様に深く敬意を表する次第であります。  それでは、消防団について、防災行政無線について、通告書に沿って質問席にて質問いたします。 ○議長(原部 司君) 宇梶浩太君。 ○1番(宇梶浩太君) では、消防団の詰所についてお伺いいたします。  市内には、消防団の詰所、いわゆる消防車両の車庫ですが、これが20カ所あります。この詰所が建っている場所なんですが、公有地なのか、民有地なのか、民有地の場合、借地料、地代ですね、これが発生しているのは何件なのか、それぞれの数をお聞きいたします。 ○議長(原部 司君) 答弁を求めます。飯塚総務部長、登壇願います。               〔総務部長 飯塚誠一君登壇〕 ○総務部長(飯塚誠一君) お答えいたします。  市内にある消防団詰所20カ所のうち、公有地にあるものが8カ所、民有地にあるものが12カ所でございます。  民有地の借地料でございますが、無償が9件、有償が3件でございます。以上でございます。 ○議長(原部 司君) 宇梶浩太君。 ○1番(宇梶浩太君) 借地料が発生しているところがあるということなんですが、その借地料の出所、市が負担しているのか、それとも地区の自治会もしくは消防団が負担しているのか、お聞きいたします。 ○議長(原部 司君) 飯塚総務部長。 ○総務部長(飯塚誠一君) お答えいたします。  有償で借地をしている詰所3カ所の借地料につきましては、全て消防団の部で支払っているとのことでございます。なお、本市が借地料を支出しているところはございません。以上でございます。 ○議長(原部 司君) 宇梶浩太君。 ○1番(宇梶浩太君) 消防団で負担しているところが3件ということで、地元が負担しているということになるかと思うんですが、同じ市の組織、消防団として、負担があるところとないところがあるというのは公平ではないと思うんですね。昔からの自治消防の流れをくんでいるというようなところもあると思うんですが、今後、この格差をなくすように要望をいたします。ご見解をお聞かせください。 ○議長(原部 司君) 宇梶浩太君、要望。質問。 ○1番(宇梶浩太君) 今後のご見解というか、お伺いをいたします。 ○議長(原部 司君) そのときは要望という言葉は極力避けてください。 ○1番(宇梶浩太君) ごめんなさい。わかりました。 ○議長(原部 司君) 飯塚総務部長。 ○総務部長(飯塚誠一君) お答えいたします。  民有地にございます消防団詰所の借地料につきましては、新たに建てかえる場合においても、市の施設でございますけれども、各地域の防災拠点であるということから、地権者のご理解、ご協力をいただき、無償で借地する契約をさせていただいております。自治区などで負担している経緯につきましては把握しておりませんが、議員ご指摘の借地料負担による格差につきましては、他市の状況等を確認してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(原部 司君) 宇梶浩太君。 ○1番(宇梶浩太君) 先ほどは失礼いたしました。  今後、格差のないようにご要望申し上げます。  では、2番項のほうで、防災行政無線についてお伺いをいたします。  防災行政無線は、旧型式のものよりも、リニューアルをいたしまして、人工的にしゃべる女性の口調が聞きにくいと最初は評判が悪かったのですが、ここのところ、調整されたということで、そのかいもあり、割合聞きやすくなりました。関係各位に感謝申し上げます。  内容についてでありますが、市のホームページのスマートフォンのわかりやすい位置に防災無線の内容が掲載されていますでしょうか。過日発生しました台風のときに、市内では停電が起こり、スマートフォンのみが情報源という方がたくさんおられました。その方々から、避難所の情報などが市のホームページからではよくわからなかったという声が聞かれましたので、お聞きいたします。 ○議長(原部 司君) 答弁を求めます。飯塚総務部長。 ○総務部長(飯塚誠一君) お答えいたします。  先日の台風第19号、そのときの防災行政無線の内容については、スマートフォンのホームページには載せてございませんが、自主避難所の開設情報ということで、災害時には市のホームページのトップページをまず通常のモードから、防災情報をより取得しやすくするために、災害時用ということに切りかえて掲載しております。台風第19号の接近に際しましては、10月12日土曜日の午後4時25分から災害時用のトップページに切りかえをいたしました。  スマートフォンサイトへの掲載位置でございますが、トップページの新着情報というところに掲載いたしました。しかし、画面を下に移動させる必要がありまして、わかりにくかったかなと感じております。  自主避難所の開設情報というものは、台風対応の中でも特に重要な情報でございますので、今後、わかりやすく掲載していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(原部 司君) 宇梶浩太君。 ○1番(宇梶浩太君) ありがとうございます。避難情報は命にかかわることですので、しっかりとわかりやすいところに掲載されますよう、強く要望いたします。  次に移ります。  建物火災の発生時にサイレンと場所を示す放送が流れるのですが、この放送の場所のわかりにくさというものを指摘されることがあります。そもそもこの放送は誰に宛てたものなのかをお伺いいたしたいと思います。 ○議長(原部 司君) 飯塚総務部長。 ○総務部長(飯塚誠一君) お答えいたします。  建物火災発生時の防災無線による放送につきましては、主に消防団員を招集することを目的といたしております。以上でございます。 ○議長(原部 司君) 宇梶浩太君。 ○1番(宇梶浩太君) 消防団員の招集のためと伺いましたが、避難が必要な大規模火災が発生しないとも限りませんので、わかりやすく場所を今後していただければと、私も現役の消防団員としてそう願いたいと思う次第でございます。  では、次に行きます。  消防団員には、火災現場の詳しい地図つきメールが各分団で決められた人数に対してのみ送られてまいりますが、これを全団員に送ることはできないでしょうか。プライバシーの問題もあると思いますが、市民の生命、財産を守るのが消防団員の責務であります。一分一秒でも早く現場に到着できるように、例えば団員の方には秘密をむやみに広げない誓約書を差し入れていただくとかの方法で、多くの団員に地図つきメールを送信できないか、ご見解をお伺いいたします。 ○議長(原部 司君) 答弁を求めます。飯塚総務部長。 ○総務部長(飯塚誠一君) お答えいたします。  地図つきメールは、火災発生時にいばらき消防指令センターから火災指令として、目標地点の表示と災害地点を表示した地図のついたメールが送信されるものでございます。現在のところ、消防団へは、本部団員、各分団の分団長、副分団長、各部2名の団員、合計62名に送信しております。全団員への配信につきましては、今後、消防団員の情報管理等を勘案して検討してまいります。  そして、ただいま消防団員への守秘義務ということがありましたので、消防団員の定員、任命、給与、服務等に関する条例というのがございまして、その第10条のところに、団員は、職務上知り得た秘密をほかに漏らしてはならないと、こういう規定もございますので、これらのところを団員のほうにも再度お願いし、今後については検討させていただければと思います。以上でございます。 ○議長(原部 司君) 宇梶浩太君。 ○1番(宇梶浩太君) ほかの自治体でも導入されているところがあるようですので、ご検討いただけるということで、安心をいたしました。  では、次に、機能別消防団についてお伺いするわけなんですが、まずは、本市において、平日昼間の火災で団員の不在、消防車はあるのだけれども、出動できない分団や部があるのを把握されていますでしょうか。お答えをお願いいたします。 ○議長(原部 司君) 答弁を求めます。飯塚総務部長。 ○総務部長(飯塚誠一君) お答えいたします。  昼間の火災で出動できない部についてでございますが、原則、消防団の出動につきましては、消防ポンプ車を操作する関係で、最低3名で乗車することを申し合わせております。消防団に確認いたしましたが、平日昼間の時間帯に3名がそろうのは困難な部もあり、中には非常に厳しいという部もございました。団員の勤務の関係もございまして、特に平日の昼間は十分な体制を確保することが困難な状況にあると認識しております。以上でございます。 ○議長(原部 司君) 宇梶浩太君。
    ○1番(宇梶浩太君) 機能別消防団とは、平日の昼間などの一般団員を集めるのが難しい時間帯の火災などに、消防団OBの方などに出動のご協力をいただくというものであります。この消防団OBに限らず、何らかの形で機能別消防団員制度を導入することができないかどうか、ご見解をお伺いいたします。 ○議長(原部 司君) 飯塚総務部長。 ○総務部長(飯塚誠一君) お答えいたします。  本市における機能別消防団員制度の導入についてでございますが、機能別消防団員は、消防団員が不足する状況の中、より多くの方に消防団の活動に参加いただくため、特定の消防団活動や時間の許す範囲での活動ができる者で、火災予防や広報活動のみを行う団員、また、消防団を引退した方がその豊富な経験を生かして消防団の活動に携わるOB団員などがございます。  機能別消防団員につきましては、県内では、古河市、龍ケ崎市など13の市町で導入しておりますので、これらの状況を確認し、今後研究してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(原部 司君) 宇梶浩太君。 ○1番(宇梶浩太君) 前向きにご検討いただけるというようなご答弁だったと私は思っております。午前中の岡田議員の質問にもありましたが、サラリーマン消防団員が多くなっているご時世でございます。有事の際の団員の確保、初動体制の強化のためにも機能別消防団の導入を希望いたしまして、私の一般質問を終わりたいと思います。 ○議長(原部 司君) 以上で宇梶浩太君の一般質問を終わります。  次に、18番 平井 誠君、登壇願います。                〔18番 平井 誠君登壇〕 ○18番(平井 誠君) それでは、私からは、通告しました4項目を一般質問いたします。  最初に、大災害から市民の命、暮らしを守れる市政を目指してということで質問いたします。  10月12日から13日にかけて東日本を縦断した過去最強クラスの台風19号は、55河川、79カ所の堤防が決壊して、住宅地も農地も何もかも濁流にのみ込みました。そして関東、東海、信越、東北の広範囲な地域に甚大な被害をもたらしました。ことしほど大型台風や豪雨による風水害が集中した年はないのではないかと思われます。そして、今後も地球温暖化の影響でスーパー台風の発生頻度が増えることが予想されると言われております。下妻市においては、2011年の東日本大震災や4年前の豪雨による鬼怒川堤防の決壊、越水による水害被害もありました。  そこで、私は、下妻市において大きな自然災害が発生した場合のことについて考えてみますと、今の市役所の職員数、特に正職員が少なく、被災者救援や災害復旧、または避難所の設置、運営に手が届かないのではないか、さらに、道路整備や被災者の出すごみなどの収集もあります。そして、避難所には温かい食事を出せるようにしますと、これは10月19日に武田防災大臣が日本共産党の志位和夫委員長からの要請に応えていますが、下妻市の場合は、道路整備等を担当する現業職員も、学校給食が自校方式のところで調理する職員のそのほとんどの職員は非正規の職員です。現在、下妻市役所職員の約4割の方、240名余が非正規職員とのことです。こんな状況にあって、もしも下妻市が大地震や大型台風や大豪雨に襲われたとき、現在の市役所正職員での対応は無理なのではないでしょうか。大きな自然災害等に備えるためにも、市役所職員を増やすこと、さらに、現在いる非正規職員のうち、希望者は正職員にするようにできないのかということで質問いたします。  そして、大災害が発生したとき、被災者救援、消火、けがや急病に対する救急業務、予防業務、消火などなど、第一線で活動されるのが広域消防の消防職員です。茨城西南地方広域市町村圏事務組合消防本部の、これは略しまして西南広域消防と言わせていただきますが、職員総数は平成30年4月1日現在で452名だそうです。そのうち石下分署、八千代分署を含むいわゆる下妻消防署管内の職員数は120名です。それでも西南広域消防の職員数は不足していることを以前から聞かされていました。現在でも消防自動車1台が出動するには消防職員5人が必要と言われていますが、現状は3人で対応しているということです。また、地域の消防団員からは、きょうはいろんな議員からも出されていました。操法大会に向けた練習が早朝で、日数も多くて、操法大会への出場はやめてほしいとの声もあります。ですから、消防団の団員確保が非常に難しくて、長年消防団員として働いてこられた方が退職できなくて困っている話もよく聞きます。そういう現状からも、西南広域消防の職員を増やして、大災害、当然大火災も含めてですが、それらに対応できる人員確保が必要です。これほどの大風水害が何度も起きていますから、来年度の新規採用から取り組んでいただくことを求めまして質問いたしますが、これは西南広域消防の、今、副管理者である菊池市長に答弁を求めます。  次に、避難所設営をより早くして、一人でも多くの命が守られるようにと質問いたします。  台風19号のときには、市内7カ所に避難所が設営されましたが、市民の少なからぬ人からは、明るいうちに避難したいとか、大雨や大風が来ないうちに早く避難したいとの声があり、その方々からは、今回の避難所設営は時間的に遅過ぎたのではないかという声もあります。そしてさらに、もし利用者がなくて空振りとなっても避難所は早目に設営してほしいという要望もありました。  今回の台風19号のときも、その前の台風15号のときも、市の職員さんは庁舎に寝泊まりしたり自宅待機したりと、通常より体力、気力も使われて、本当に大変だったと思います。お疲れさまでした。  今回、家屋や電柱の倒壊もなかったようですけども、より大きな被害が出そうなとき、市民一人でも命を落とすことがないように、今回の風水害の被災地の対応なども参考にしていただいて、特に障害者や高齢者、あるいは乳幼児とか児童など、一人では避難所まで行けない市民の避難をどうしたらいいのかなど、検証していただきたいと、大災害が予想されるときは、まずは避難所を安全・安心な場所に早急に設置することを求めます。何よりも大災害の対応には正規の市の職員増と西南広域消防の職員の増が必要なことを訴えまして、この質問を終わります。  2点目に入りますが、子育て支援の拡充について。  私は、下妻市が子育てしやすいまちを目指して、これまでも子育て支援策の拡充を求める一般質問を何度かしてきました。ことしの第2回市議会定例会でも子育て支援策の拡充についての一般質問をして、隣の八千代町では、第2子については出産時5万円を、3歳誕生日時には5万円を、そして小学校入学時には10万円を支給していること、これはことしからだそうですが、そして、これまでは八千代町では第3子に対しては出産時に10万円を、3歳誕生日時には10万円を、そして小学校入学時にも10万円をお祝い金として支給している。出産子育て奨励金という形で支給していること、これを前の議会でも述べました。その中で、坂東市では、第3子以上の出産時には50万円の出産祝い金が支給されていることや、古河市や常総市にも出産祝い金制度があることも述べました。下妻市でも八千代町のように出産子育て奨励金制度のようなものがつくれないのかと質問したのですが、当時、菊池市長からは、下妻では一番最初に待機児童の解消、それから新しい事業を着実に進めたい旨の答弁がありました。今年度の学童クラブは2カ所増えまして、18施設になりました。待機児童はこれで解消されたのでしょうか、伺います。私は、隣の八千代町で実施されている出産子育て奨励金制度のような子育て支援となる制度を下妻市でも年度、つまり来年度からつくるよう求めて質問いたします。  それでは、2点目に移りますが、10月28日の、これは茨城新聞のトップ記事に、幼保無償化独自の支援の大見出しで、リード文では、認可保育所や幼稚園、認定こども園に通う3歳から5歳児の保育料を原則無料とする幼児教育・保育の無償化が10月からスタートする。県内の自治体では、無償とならない0歳から2歳児への対象拡大や保育料の値下げ、給食費の補助など、独自の支援策を打ち出し、少子化による人口減が課題となる中、手厚い支援策で子育て世代の囲い込みを図りたい狙いがあるとのリード文です。本文の中には、国の制度では、0歳から2歳児の保育料無償化の対象は住民税非課税世帯に限られている。それ以外は第2子が半額、第3子は無償だ。省略しますが、これまで保育料に含まれていた給食費は実費負担となることから、補助を行う自治体も少なくない。茨城県内での給食費を無償としているのは境町、城里町の2自治体で、一部補助をしているのは下妻市や鉾田市など7自治体あることなどを記事にされています。  下妻市のこの給食費の補助額は月額900円ですが、来年度にはその補助額を増額して、子育て支援にできないのか質問いたします。  この中での3点目に入りますが、国保税の中の均等割の軽減を求めることを質問します。  前回の第3回市議会定例会での私の一般質問でも取り上げましたが、その中での部長答弁では、下妻市の国保加入、被保険者数は、ことし6月現在で1万1,373人、そのうち18歳未満の子どもの数は1,223人で、またそのうち第3子以降は137人ですと、均等割は年額で2万2,500円ですので、18歳未満の子どもの均等割は全体では2,751万7,500円で、そのうち第3子以降の137人分の均等割は308万2,500円ですとのことでした。  私は、そのときの再々質問で、下妻市の国保特別会計への一般会計からの法定外繰入額は3,000万円で、近隣他市と比べて少な過ぎるから、法定外繰入額を約400万円増やせば、第3子以降の子どもに課している均等割分は免除できるのではないかという再質問に対して、部長の答弁は、国の方針は法定外繰り入れを解消する方向ですという旨の答弁です。  国は、法定外繰り入れを解消する方向を一度出しましたけれども、その後、国はこの方向を自治体に押しつけないことを国会でも答弁したのではないでしょうか。平成30年度の近隣他市町の法定外繰入額を調べてみましたところ、常総市が2億9,411万円、筑西市が4億3,806万円、桜川市、1億5,000万円、古河市、11億8,300万円、隣の八千代町は9,999万円、結城市、これは少なくて2,079万円、坂東市はゼロ円でした。ちなみに下妻市は30年度は5,000万円でした。  今年度は、先ほど3,000万円と言いましたけれども、これは決算の数字になるかと思いますが、3,820万円でした。下妻市には財政調整基金、これは何にでも使っていいというため込み金が15億円余あり、また、そのほかに国保支払い準備基金も、これも4億円余もあります。この一部を取り崩せば、18歳未満の子どもに課している均等割を免除することはできるのではないでしょうか。質問いたします。  ここで、菊池市長にも言いたいんですが、下妻市は子育て支援にもっと力を入れていただきたい。住みよい下妻市にしていただきたく質問いたします。  3点目に入ります。交通弱者の足の確保について。  下妻市の高齢者福祉タクシー利用料金助成事業は、今年度、大幅に拡充されました。昨年度までは4月から9月末までの申請者には12枚分を、そして10月から3月末までの申請者には6枚の支給でしたが、今年度からそれぞれが24枚分と12枚分に倍増されました。また、昨年までは1回の利用に1枚の助成券を使用できるというのが、今年度からですけども、1回の利用で2枚までは使用できるようになりました。これは状況にもよって多少違いますけども、そういうふうに拡大されました。そして対象者も、これまで75歳以上の高齢者のみ世帯と80歳以上の高齢者でしたが、今年度からは75歳以上の方で自動車の運転免許証を保有していない方と65歳以上の方で自動車の運転免許証を自主返納した方も対象に加えられました。  このように大幅に拡充された背景には、私が平成30年第1回市議会定例会での一般質問で、高齢者福祉タクシー利用料金助成事業の拡充についてのところで、対象者の拡大と交付枚数の増を求めた質問に対して、当時の保健福祉部長は、交付枚数についても1人当たりの使用枚数や使用率の状況等を勘案し、さらに交付対象基準の見直しなど、高齢者に優しい制度として検討したい旨の答弁がありました。その結果、今年度から交付枚数の倍増や対象年齢の拡大、1回で使用できる枚数の拡大など、この制度の内容が大幅に拡充されました。  私は、まず、高齢者福祉タクシー利用料金助成事業が今年度から大幅に拡充された背景には私の一般質問があったことを確認のため、これまでの経過を申し上げました。このことは、ある議員が発行したビラには、その議員が提言して実現したかのように書かれていたからです。そして、そのビラの中で、下妻市の一般会計平成30年度歳出決算が1,688億12万4,000円と書かれていました。そのことを申し上げまして、質問にまた入りますが、下妻市の高齢者福祉制度では、対象者が65歳以上のひとり暮らしの方、または高齢者のみ世帯というのが大半です。ですから、この高齢者福祉タクシー利用料金助成事業の対象者も、これも65歳以上の高齢者にできないでしょうか。75歳未満の方で自動車を運転しない方は自転車や徒歩で買い物や病院や公共施設などに行き来していますが、交通事故の要因にもなりかねません。そしてまた、荷物を持っての買い物では、これもまた大変なようです。ぜひ前向きな答弁を期待して、この質問をいたします。  さらに、交付対象年齢が長い間これまでは80歳以上でしたが、今年度から75歳以上に拡大されたことが十分市民の間には周知されていないということが最近わかりました。この変更部分をもう一度といいますか、もう既に一度は広報などに載せていただきましたから、もう一度周知していただきたいということで、これも質問します。  次に、シモンちゃんバスの運行についてですが、平成29年1月23日から運行開始されて既に2カ年9カ月経過し、いまだにビアスパークと小貝川ふれあい公園との間を行き来する1ルートのみで、私は、平成30年第4回市議会定例会の一般質問でも運行ルート増は検討されているかを伺いました。そのときの市長公室長からの答弁は、地域公共交通活性化協議会において、中略しますが、方向性を定めていきたい旨の答弁がありました。その後、約1年経過していますが、市民からは、交通の便の悪いところへシモンちゃんバスを回してほしいとの声が前々から、そして今も出されています。これらの市民の声は検討されているのでしょうか。そして、シモンちゃんバスのルートの増は具体化されるのでしょうか。伺います。  4点目に入ります。夜間応急診療所にかわる医療の確保についてという題であります。  ことし9月に行われた第3回市議会定例会での私の一般質問の保健センターで行われている休日夜間応急診療事業を継続することを求める質問に対し、寺田保健福祉部長からは、保健センターにある検査・医療機器の老朽化により、最低限の検査、問診、診察しかできない現状です。安全性の面でも続けるのは難しい。事前の電話相談の段階で他の病院を紹介する件数が増えています。今後、診療所廃止による市民の不安、心配を解消する対応策を検討し、広く周知したい旨の答弁がありました。  確かに電話による問い合わせ状況は、決算資料によりますと、平成29年度、99人に対し、今度は平成30年度にはこれが141人と大幅に増えています。とにかく市民からは、保健センターでの休日夜間応急診療所は、長年にわたり頼りにされてきたので、30数年間これは続いていると思います。  そこで伺いますが、1点目に、先ほど述べました検査機器や医療機器の老朽化が廃止の一因のようですけども、長年使っていれば老朽化するのは当たり前のことですから、これまでこれらを新しくする等の対応はとってこなかったのかということを伺います。  そして、2点目には、今後、休日、夜間の医療の確保についてはどうするのかということで伺います。  3点目、今後、休日、夜間の緊急な医療相談体制、今現在はこれがあるわけですけども、それは今後どうなるか。これはぜひ続けてほしいという思いがあって質問いたします。市民からは、休日、夜間に家族に緊急事態が起きたとき、電話で相談できる場所があるだけでも助かるという声があるので、こういう質問をいたします。以上です。 ○議長(原部 司君) 一般質問の途中でありますが、暫時休憩いたします。再開はおおむね14時30分といたします。                 午後2時16分 休憩           ─────────────────────                 午後2時30分 再開 ○議長(原部 司君) 休憩前に戻り、会議を開きます。  答弁を求めます。飯塚総務部長、登壇願います。               〔総務部長 飯塚誠一君登壇〕 ○総務部長(飯塚誠一君) 私からは、1、大災害から市民の命、暮らしを守れる市政を目指してのうち、(1)及び(3)についてお答えいたします。  初めに、(1)職員の増員についてでございますが、本市職員数は、下妻市と千代川村が合併した平成17年度は375人でございましたが、合併による合理化に取り組み、平成26年度、27年度には318人となりました。その後、国、県からの権限移譲、新規事業への取り組み、各種団体への義務的派遣、専門的な資格を有する職員の確保等の必要が生じたため、職員数は増加傾向に転じ、本年4月1日現在、329人となっております。  本市といたしましては、今後も災害対応を含めた行政ニーズを総合的に判断し、必要な職員数を確保してまいりたいと考えております。  なお、災害の規模が大きくなり、市の職員のみで対応が困難となった場合には、総務省が定める被災市区町村職員確保システムにより、茨城県を通じて県内の市町村に応援を要請し、さらに不足する場合は、関東、さらに全国へと要請を行うこととなります。  今後も市民の安全・安心の確保に向け、庁内体制を整えるとともに、災害対応のための職員訓練等に取り組んでまいります。  次に、(3)避難所の早期設営についてでございますが、台風第19号がまだ父島の南西海上にあった10月10日木曜日午前11時30分、自主避難所の開設に向けた対応を協議するため、対策会議を開催し、同日午後3時の第2回災害対策本部において、12日土曜日午前8時に総合体育館を自主避難所として開設することを決定いたしました。その後、台風の進路、気象状況、河川の水位の見込み等を総合的に判断し、午前10時に千代川中学校に、午後3時に上妻小学校ほか4カ所の計7カ所開設いたしました。最大で約260名の自主避難者がいましたが、鬼怒川、小貝川の流域市町では、本市は比較的早い段階での開設であったと認識しておりますが、毎年のように大規模災害が続発している状況でありますので、早期開設に向け、対応していきたいと考えております。 ○議長(原部 司君) 次に、大月市長公室長兼市民協働課長、登壇願います。           〔市長公室長兼市民協働課長 大月義男君登壇〕 ○市長公室長兼市民協働課長(大月義男君) 私からは、1の(2)及び3の(3)についてお答えいたします。  初めに、1、大災害から市民の命、暮らしを守れる市政を目指してのうち、(2)西南広域消防の職員の増員についてでございますが、茨城西南地方広域市町村圏事務組合職員定数条例における消防職員の定数は460名となっており、これに対し、本年4月1日現在の職員数は451名でございます。  また、全ての消防車両等に定員が乗車し、24時間365日の勤務形態を想定して算出する国の基準値は585名でございますので、充足率は77.1%でございます。  消防職員の増員につきましては、複雑多様化、また大規模化する災害に対しまして、適正な組織人員、体制の確立を図りながら、定数の確保を目指しているとのことでございますので、よろしくお願いいたします。  次に、3、交通弱者の足の確保についてのうち、(3)シモンちゃんバスについてでございますが、市コミュニティバス、シモンちゃんバスは、平成29年1月から実証運行を開始いたしまして、平成29年度の利用人数は1万1,181人、月平均932人でございました。本年度は10月末時点で1万1,259人、月平均1,608人となっており、平成29年度からは1.7倍増というふうな状況でございます。着実に市民の足として定着しているものと考えております。  議員ご指摘の郊外の公共交通につきましては、本年度、下妻駅と筑西市の川島駅周辺を結ぶルートといたしまして、筑西市との広域連携バスについて調査を実施しております。この路線のメリットは、市内の公共交通空白地域の中でも最大の人口集中地域となる上妻地区について、筑西市と経費をお互いに負担し合いながら運行できる点でございます。今後、下妻市地域公共交通活性化協議会における意見や筑西市の意向も踏まえながら、来年度からの実証運行に向けて事務を進めてまいりたいと考えております。  また、その他の公共交通空白地域につきましても、人口の多い地域から順次ニーズ調査の実施や実証運行を計画してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。以上でございます。 ○議長(原部 司君) 次に、寺田保健福祉部長兼福祉事務所長、登壇願います。          〔保健福祉部長兼福祉事務所長 寺田武司君登壇〕 ○保健福祉部長兼福祉事務所長(寺田武司君) 私からは、2、子育て支援の拡充について、3、交通弱者の足の確保についてのうち(1)、(2)、4、夜間応急診療所にかわる医療の確保についてお答えいたします。  初めに、2の(1)出産子育て奨励金制度の新設についてでございますが、出産子育て奨励金制度につきましては、現在、財政状況を踏まえると、市単独事業での実施は困難であり、今後、国、県の補助事業として利用できるものがあるか、引き続き調査研究してまいりたいと思います。  また、保育施設等の待機児童についてでございますが、公立保育園の保育士不足や幼児教育・保育無償化制度の影響もあり、11月1日現在で28名となっております。放課後児童クラブにおいては、低学年の優先利用を引き続き実施している状況であることから、それに伴う高学年の潜在的待機児童があるものと考えております。これらのことを踏まえ、保育施設等では、保育士不足解消のためさらなる処遇改善に重点を置き、保育体制の充実と計画的な施設整備を図りながら、待機児童解消に努めてまいりたいと考えております。また、放課後児童クラブでは、他事業を含めた一体的な放課後児童の居場所づくり事業を進めていくことにより、待機児童解消を図ってまいりたいと考えております。  次に、(2)給食費の補助額増についてでございますが、10月からの幼児教育・保育無償化制度開始に伴い、これまで保育料に含まれていた副食費は保護者が負担する実費徴収となります。無償化の対象外となりました。国の副食費基準額は、月額4,500円となっておりますが、本市では保護者の負担軽減及び幼児教育・保育施設の給食提供の均衡を図るため、市単独補助としまして月額900円を上限に副食費補助を実施したところでございます。また、年収360万円未満相当の世帯及び第3子以降の子どもにつきましては、国の制度に基づき副食費が免除されております。副食費補助につきましては、県内でも実施している市町村はまだ少なく、本市では独自に子育て世帯の支援施策として、幼児教育・保育無償化制度開始に合わせ、いち早く導入したところでございます。補助額の増額でございますが、現在のところは考えておりませんが、今後、国の子育て支援施策の動向、他市の子育てに係る補助事業の状況等を注視し、本市の財政状況を勘案しながら、さらに子育て支援の充実が図れるよう、調査研究してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  次に、(3)国保税均等割の18歳未満の子どもへの免除についてでございますが、本市の国民健康保険税の減免につきましては、国の通知に基づき、下妻市国民健康保険税条例で定めており、地方税法においては、災害その他特別の事情がある場合に、個々の状況に応じて判断するものとされております。国民健康保険では、高齢者や低所得者の加入率が高く、医療費が高額になるといった構造的な問題を抱えていることもあり、18歳未満の子どもの減免制度を導入するために一般会計からの繰入金の増額や国民健康保険支払準備基金を取り崩すことは、市民全体の負担が増え、税の公平性を欠くことや、ほかの国民健康保険被保険者の負担額が増額になることとなります。法定外繰入につきましては、国において早期解決に向け、基本方針の中で来年度から法定外繰入解消の進捗状況等により、特別調整交付金に含まれる補助額が減額となる制度が導入されます。また、基金の取り崩しにつきましても、平成30年度国民健康保険特別会計の単年度収支では赤字となっており、国民健康保険事業運営において今後も厳しい財政状況が予想されるため、難しいものとなっております。こうしたことから、国民健康保険財政を健全かつ安定的に運営していくためには、繰入金の増額または基金の取り崩しにより減免を行うことは考えておりませんので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。  次に、3、(1)高齢者福祉タクシー利用対象者の拡大についてでございますが、高齢者福祉タクシー利用料金助成事業につきましては、議員がおっしゃりました一般質問も踏まえて、これまで事業内容の検討を行うなど段階的な事業の拡充を図ってきております。本年度は、本事業の拡充を施政方針の一つに掲げ、本年度予算において重点施策の一つとし、対象者及び使用制限の拡大を図り、利便性を高めたところでございます。さらなる利用対象者の拡大につきましては、本年度事業拡充を図ったところであり、財政負担が伴うことから当面の間は利用状況を把握し、市民の要望等も十分に聞き入れながら経過を見守ってまいりたいと考えております。  次に、(2)高齢者福祉タクシー制度の拡充部分の周知についてでございますが、各戸配布のお知らせ版、広報紙及び「ご利用ください福祉の制度」のほか、市のホームページ、民生委員協議会での定例会において周知を図ってまいりました。対象者の要件の緩和により、新たに制度を必要としている方の申請漏れがないよう、これまでの周知方法を活用しながら年間を通し繰り返し案内するなど、機会を増やしてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  次に、4、(1)検査・医療機器に対する老朽化対策についてでございますが、開設当初ではレントゲンや超音波、血液検査ができる機器など非常に高額な機器を備えておりましたが、使用できる医師がいなくなったことや、受診者が減少し使用頻度が少なくなったこと、維持管理費が高額だったことなどもあり、使用を中止するとともに、人工蘇生器などについては開設当初から買いかえは行っていない状態でございます。これまで簡易的な機器の買いかえは行ってまいりましたが、必要最低限の検査・医療機器を点検・修繕しながら使用している状況であり、医療従事者による毎月の点検及び年1回の定期点検を実施し、検査・医療ミスにつながらないよう適切な機器の維持管理に努めているところでございます。  次に、(2)今後の休日、夜間の医療の確保についてでございますが、現在、日曜祝日、年末年始の午前9時30分から午後4時までの時間で、真壁医師会下妻支部のご協力により、市内17医療機関において交代制で診療を行う休日在宅当番医事業を行っております。また、夜間や急病の小児救急患者の対応につきましては、茨城西南地方広域市町村圏内の4つの医療機関が交代制で救急医療を担っており、本市においても小児救急医療輪番制事業として負担金を拠出しております。また、筑波メディカルセンター病院においては、365日、24時間体制で重症、緊急の小児救急に対応し、子どもの休日、夜間の医療体制を整えております。さらに、市内の病院を含む茨城西南地方広域市町村圏内の7つの医療機関においては、輪番制により休日及び夜間における重症・救急患者の受け入れ体制を確保しており、今後もこれらの医療体制を継続していくことも市民の皆様への周知を図っていきたいと考えております。  次に、(3)今後の休日、夜間の医療相談体制の継続でございますが、茨城県では365日、24時間利用することができる茨城県子ども救急電話相談及び茨城県おとな救急電話相談を開設しております。電話相談では、看護師等が病気やけがの症状を聞き取り、救急車の必要性や応急手当てのアドバイス、受診可能な医療機関の案内など、判断に迷ったときや急病で不安な場合にいつでも相談できる体制を整えており、現在、本市の夜間応急診療所で行っている電話相談と同じサービスを受けることができるものと考えております。また、休日や夜間に診察してもらえる医療機関がわからないときは、下妻消防署に連絡していただきますと、相談者から一番近い医療機関を紹介してもらえることが可能となっております。夜間応急診療所を廃止することにより、市民の方々が不安、心配にならないよう、これらの医療相談体制につきましても広報紙やホームページ等を活用し、あらゆる機会を通じて周知してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。以上でございます。 ○議長(原部 司君) 以上で答弁を終わります。  再質問ありませんか。18番 平井 誠君。 ○18番(平井 誠君) 最初に、大災害から市民の命を守れる市政を目指してのところで再質問します。  市民の命、財産を守るために、市役所の正職員や西南広域消防の職員、消防士の増員を求めましたが、今の答弁の中では今すぐに対応という感じではなかったんで再質問しますが、市民の命や財産を守るわけですから、人件費とかいろいろ問題はあるのだとは思いますけども、そういう点では多くの市民からも、これはまさに理解される内容だと思うんですね。そういう点でぜひこれを市の職員のさらなる増員、あるいは少なくとも大災害時には対応できるだけの増員が必要だろうと思います。そしてまた西南広域消防の消防士の増員も、先ほどの答弁では充足率が今でも77.1%だというのですから、これも早急な対応が必要であろうということで、緊急課題の中に入るのではないかということもあります。  もう一つは、この間の台風第19号ですか、あの後の被災地への支援の問題でも、今どこの市町村でも職員の数が減らされている状況のもとで、十分な支援ができていないというのが、これもニュースなどで流されていましたから見ている人も多かったと思いますが、そういう状況にあるんですから、少なくともこういう大災害のときにはお互いに助け合うことができる程度の職員の数は必要だろうということで、さらなる増員を私は求めたいということで、再質問いたします。  もう一つ、ここで再質問では、大雨のときに、下妻市の地形を見た場合、真っ平らなところが非常に多いですが、例えば豊加美小学校区あるいは宗道小学校区とか、鬼怒川の東側で見ますと鎌庭地区なども含まれると思うんですけども、そういうところでは浸水が予想される場合に本当に避難所の確保が難しいとは思うんですが、そして今回、19号の被害の状況を見ますと、車で避難しても、その車が今度は駐車場で水につかってしまうという状況もありましたから、そういう点では早目早目に、本当にここなら大丈夫だというところを今のうちから考えておいて、そしてまたそのことを市民にも早目早目に周知徹底していただきたいということで、再質問といたします。  次に、子育て支援のところでは、これは菊池市長に聞きますが、菊池市政になってから子育て支援策という点では、はっきりと菊池市長の姿勢が見えないと私は思っています。そこで、先ほど言いました国保税の中の均等割、これは前回、全国の知事会とか全国市長会とか、全国町村会とか、全国市議会議長会、いわゆる地方5団体ですか、が国に対しては、ここをなくすようにということで1兆円の金を国に要求しているということも述べました。そういう中で、それはまだ実現していませんけども、下妻市においては均等割の対象者のうち第3子以降は137人分だと、その金額も308万2,500円だということですから、これは少なくとも市長の判断でも何とかなるではないかとして、私はこのことに対する市長の考え方を伺います。  3点目の、交通弱者の足の確保の中ですが、先ほどの答弁で拡充がされたので非常に当面は難しいんだと、これから拡充するのは難しいということでした。しかし、高齢者福祉タクシーは、免許証を自主返納した方は、今もう既に65歳から対象になっています。もともと自動車の運転免許証を持たない方もこの対象としてほしいんだよという私の質問ですけども、そういう点ではよく市民への公平なことに対してよく答弁で言いますけども、そういう点では本当に市民に対する公平な対処、いわゆる運転免許証を持つ、持たないにかかわらず、年齢によってきちんと対象にしていいんではないかということで、再度これは答弁を求めます。  それから、シモンちゃんバスの交通の便の悪いところに本当は必要なんだよという質問をしていますが、上妻地区は筑西市との関係から、そのうち回れるようになるのかなと伺いましたが、上妻地区も含めて具体的には本当にその周辺部、いつごろから実際シモンちゃんバスが回っていくのかどうかも、何度も何度も、私ばかりでなくてほかの議員も質問していますんで、もうそろそろ具体的な計画が出されてもいいんじゃないかということで、これは質問しておきます。  4点目の夜間応急診療所にかわる医療の確保については、今後、休日、夜間の医療体制が確保できない場合は、現在の検査・医療機器、これは高額なんだと、あるいは使える医者がいなくなってしまったというようなことが今、答弁の中で言われましたけれども、本当にこれが使えないならば、使えるような医者を探して、あるいは機器を新しくしてでも診療事業は、市民の声からすれば継続することが必要ではないかと思うんですが、それは全く考えられないということなのかどうか。もう一つ、休日、夜間の医療相談体制も、茨城県のどこどこがそういう同じような体制をとっているよということで、それらを利用すればという意味の答弁だと思うんですけども、そういう点では、この下妻市の保健センターで今までやられてきた休日、夜間の医療相談体制も廃止されてしまうのか、そこはもう一度伺います。  最後に、要望になりますけども、設備の老朽化が保健センター内の検査・医療機器の問題で休日夜間応急診療所が廃止されるというようなことがこれまで何度か言われました。しかし、今までいろいろ見ていますと、下妻市では市民文化会館や下妻公民館などもこの閉館の理由が、老朽化でありますので、そういう点ではこういう市の所有している設備、建物などは、定期的に点検しながら少しでも長く使えるように本当に点検し、修理をしていただいてきちんと対応してもらいたいと。そういうものを本当に大事にしながら、少しでも経費を少なくするという立場から、そういう点での力を入れてほしいということで、これは要望しておきます。以上です。 ○議長(原部 司君) 再質問に対する答弁を求めます。菊池市長、登壇願います。                〔市長 菊池 博君登壇〕 ○市長(菊池 博君) 私から、子育て関係ということで再質問にお答えさせていただきます。  まず、子育て関係、その前にいろいろ要望がありますけれども、実施したいというのは、これは本音なんで、いろんなことは実施したいんですけども、物事に順番がありますので、一気にはできませんので、少しずつできるものから、あるいはやらなきゃならないものからやっていこうというのが基本的な考えであります。  先ほどの答弁の中でありました、まず今回の幼保の無償化、これに伴いまして副食費月額900円の補助、これはまずこれに合わせてやるんだということで、金額は別にして、スピード感を持ってやらせていただきました。そのほか、昨年の6月の議会のときには、医療費の18歳未満までの無償化というのも実現させていただいておりますし、今回、先ほど説明ありました、今、待機児童が28人になっていますので、来年度はこれをまず解決しないと、今回の無償化の潜在的な待機児童もありますんで、そういったものも含めてまずやっていかなきゃならない課題かなと思っています。  したがいまして、先ほど言いましたように幾つかやることありますけども、財政状況とか見ながら、子育てに関してはソフトの部分では教育長がいろんな英語教育に力を入れるんだということもありますんで、そういったことを総合的にやっていきたいと思っています。以上です。 ○議長(原部 司君) 次に、飯塚総務部長。 ○総務部長(飯塚誠一君) 私からは、1の大災害から市民の命を守るということで、職員の増員ということの質問でございます。  最近の災害、大規模化になっていて、非常に読みにくい気象情報ということがあります。そういうこともあって、そういう対応にも、これからは危機管理部門の充実ということが必要になってくると思います。そういうことも踏まえまして行政ニーズを総合的に判断して、必要な職員数を確保してまいりたいということで考えております。  それからもう1点、早目の開設ということで、先ほど言いましたようにこの間の台風第19号、非常に5時間の中で今までかつてなかったような降り方だった、これは気象庁のほうに確認したんですけども、想定できなかったという、そういうことです。それによって、2つ、両河川ありますので、その気象情報、それから雨の降り方、そういうのも総合的に考えて、間違った方向に避難所を開設することはできませんので、ただ、逃げおくれゼロ、これをなくすがために我々一生懸命努力しますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(原部 司君) 次に、大月市長公室長兼市民協働課長。 ○市長公室長兼市民協働課長(大月義男君) 私からは、西南広域職員の増と、シモンちゃんバスについての、2点の再質問にお答えいたします。  最初に、西南広域の職員の増でございますが、西南広域でも適正な組織の人員、体制の確立を図りながら、まずは定数の確保を目指していきたいというところでございます。構成市町の本市といたしましても、常備消防である消防署員の職員の適正配置をお願いしてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  2点目のシモンちゃんバスの件でございますが、先ほど申しましたように、筑西市との広域連携バスを来年度実証運行に向けて筑西市と協議し、来年の実証運行に向けて進めてまいりたいと考えております。そのほかの空白地域につきましても、一度に全ての地域を回すことは財源的にも一定の計画を立てなくちゃならないということもございますので、まずはそのほかの空白地域につきましても、つくば市や八千代町との連携なども見据えながらニーズ調査を行い、空白地域の実証運行に向けて計画していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。以上でございます。
    ○議長(原部 司君) 次に、寺田保健福祉部長兼福祉事務所長。 ○保健福祉部長兼福祉事務所長(寺田武司君) お答えいたします。  まず初めに、高齢者福祉タクシー利用事業の65歳以上への対象者拡大でございますが、こちらの事業につきましては、市の単独事業ということもございまして、非常に財政が伴うというのも、先ほどもさせていただきました。また今年度新たに拡充したところでもございますので、今後、当面の間は利用状況の確認や利用率向上等を図りながら、市民の要望等も十分に聞き入れまして、経過を見守ってまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いします。  次に、夜間応急診療所医療機器の老朽化関係でございますが、こちら開設当初に設置しました機器等でございますが、現在の医療では医師のほかに、機器を扱うには専門の技師を配置するとか、そういった細かい要件が厳しく定められてきております。そういった関係で、機器を置いておいても技師等、さらにスタッフといいますか、そういった方々も配置しなければ利用できなくなってきているという状況もございます。  また、機器につきましては、非常に高価というようなこともありまして、維持管理費が非常に高額な部分もあります。また、救急医療、夜間応急診療でございますが、医療環境や救急医療体制などが近年非常に大きくなってきております。夜間応急診療では、緊急時の初診診察というのが主な目的かと思うんですが、正式な症状や正確な疾病を判断、治療するには、専門的な病院等医療機関での治療が重要と考えておりますので、そういったことも含めまして、機器の老朽化に伴う更新等は実施していない状況でございますので、ご理解のほどをお願いいたします。 ○議長(原部 司君) 以上で再質問に対する答弁を終わります。  再々質問ありませんか。平井議員。時間を考慮して再々質問をお願いしたいんですけども、時間の関係で答弁は厳しいかと思いますけども、答弁が途中で終わる可能性、質問も含めてありますけど、ご配慮をお願いいたします。残り1分少しです。 ○18番(平井 誠君) 再質問に対する答弁漏れが2点ほどあったと思います。それを指摘しますが、まず、交通弱者の足の確保のところでは、1つは、筑西市のところは今、答弁されましたけども、その他の地域についてはいつから回せるかという点では、調査をしてということなので、そこは具体的には出てこないということかどうか。それから、答弁漏れですが、これは夜間応急診療のところでは、休日、夜間の医療相談体制は、これ下妻の場合は廃止されてしまうのかという質問をしています。再質問しています。  それともう一つ、子育て支援の拡充について、これは市長に、特に国保税の均等割対象者が第3子以降の137人分については補助しようとはできないかという再質問したんですが、答弁がありませんでした。以上、3点。 ○議長(原部 司君) 答弁漏れに対する答弁を求めます。菊池市長、登壇願います。                〔市長 菊池 博君登壇〕 ○市長(菊池 博君) 失礼しました。答弁漏れに対してお答えさせていただきます。  先ほど部長からありましたように、繰り返しになりますけども、一般会計からの繰入金の増額あるいは市民全体での負担が増えちゃう、そして公平性に欠くということから、今の時点は考えておりません。以上です。 ○議長(原部 司君) 次に、大月市長公室長兼市民協働課長。 ○市長公室長兼市民協働課長(大月義男君) 私からは、公共交通空白地域について、上妻路線以外の部分、いつというような再々質問にお答えいたします。  先ほど申しましたように、人口の多い地域から順次どれだけ必要であるかというニーズ調査をまずは実施させていただいて、その調査に基づいて段階的に実証運行を行って計画してまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。以上でございます。 ○議長(原部 司君) 次に、寺田保健福祉部長兼福祉事務所長。 ○保健福祉部長兼福祉事務所長(寺田武司君) 先ほどの答弁漏れについてお答えいたします。  休日、夜間応急診療所の相談体制でございますが、こちら休日、夜間応急診療所の廃止に伴いまして、相談体制に対しましても廃止となりますが、それらに市民の方の不安が起きないよう周知等を早い段階から徹底してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(原部 司君) 以上で答弁漏れに対する答弁を終わります。  終了時間を超えていますので、速やかに終了願います。  以上で平井 誠君の一般質問を終わります。  お諮りいたします。  定刻までにはまだ時間がございますが、本日はこれにて散会いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(原部 司君) ご異議なしと認めます。よって、本日はこれにて散会することに決しました。  本日はこれにて散会いたします。  次回は、11月15日金曜日、定刻より本会議を開き、引き続き一般質問を行います。  大変お疲れさまでした。                 午後3時12分 散会           ─────────────────────   会議録署名人    下妻市議会 議  長   原 部   司          署名議員   平 井   誠          同      山 﨑 洋 明...