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03月04日-03号

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  1. 龍ケ崎市議会 2019-03-04
    03月04日-03号


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    最終取得日: 2021-05-02
    平成31年  3月定例会(第1回)              平成31年 第1回          龍ケ崎市議会定例会会議録(第3号)                                           平成31年3月4日(月) 午前10時 開 議                                   議事日程 第1 一般質問                                   出席議員           19番  寺 田 寿 夫  議長           1番  金剛寺   博  議員           2番  伊 藤 悦 子  議員           3番  岡 部 賢 士  議員           4番  石 引 礼 穂  議員           5番  久米原 孝 子  議員           6番  山 宮 留美子  議員           7番  深 沢 幸 子  議員           8番  札 野 章 俊  議員           9番  福 島 正 明  議員           10番  山 崎 孝 一  議員           11番  後 藤 光 秀  議員           12番  滝 沢 健 一  議員           15番  椎 塚 俊 裕  議員           17番  大 竹   昇  議員           18番  後 藤 敦 志  議員           21番  鴻 巣 義 則  議員           22番  大 野 誠一郎  議員                                   欠席議員           20番  杉 野 五 郎  議員                                   地方自治法第121条の規定による本日の出席説明員           中 山 一 生  市      長           川 村 光 男  副   市   長           平 塚 和 宏  教   育   長           荒 井 久仁夫  総 務  部 長           龍 崎   隆  市 長 公 室 長           足 立   裕  福 祉  部 長           石 引 照 朗  健康づくり推進部長           斉 田 典 祥  市 民 生 活 部長           宮 川   崇  産 業 経 済 部長           宮 本 孝 一  都 市 整 備 部長           松 尾 健 治  教 育  部 長           落 合 勝 弘  法 制 総 務 課長           大久保 雅 人  秘 書  課 長           松 本   大  シティセールス課長           由 利   毅  道の駅・牛久沼プロジェクト課長           服 部 一 郎  こども家庭 課長           吉 田 宜 浩  保 険 年 金 課長           木 村 博 貴  交 通 防 犯 課長           佐 藤 昌 一  商 工 観 光 課長           菅 沼 秀 之  農 業 政 策 課長           富 塚 健 二  環 境 対 策 課長           清 宮 恒 之  都 市 計 画 課長           油 原 一 彦  道 路 整 備 課長           飯 田 光 也  教 育 総 務 課長                                   議会事務局職員出席者           黒 田 智恵子  局      長           松 本 博 実  次      長           矢 野 美 穂  係      長                                                 午前10時04分再開 ○寺田寿夫議長  前回に引き続き会議を再開いたします。 本日の欠席議員は,20番杉野五郎議員,以上1名であります。開   議 ○寺田寿夫議長  定足数に達しておりますので,これから本日の会議を開きます。 地方自治法第121条の規定により,議長において出席を求めた者の職氏名は,お手元に配付の印刷物のとおりであります。 △日程第1 一般質問 ○寺田寿夫議長  日程第1,これから一般質問に入ります。 発言の通告が議長の手元に提出されておりますので,順次発言を許可いたします。 8番札野章俊議員。     〔8番 札野章俊議員 登壇〕 ◆8番(札野章俊議員)  議場の皆様,おはようございます。 雨の中,足元の悪い中,議場に足を運んでいただきましてありがとうございます。また,インターネット通信で議会をごらんの皆様,おはようございます。 それでは,通告に従いまして一般質問を行います。 本日の一般質問は,1,児童虐待防止について,2,統計調査について,3,駅前ロータリー改修工事についての3点を質問させていただきます。児童虐待と統計調査の問題については,メディアで連日報道されておりますので,当市において同様の問題が発生しないよう確認したいと思います。また,佐貫駅ロータリー改修工事については,その計画のあり方に問題提起をしたいと思います。 まず,児童虐待防止についてですが,昨年6月,目黒区において5歳の女の子が父親からの虐待を受け亡くなりました。真冬に冷水をかけられ,食事も満足に与えてもらえなかった体は,足には重度の凍傷があり,内臓は通常の5歳児の5分の1まで委縮していたそうです。そして,今年に入ってからは,野田市で小学4年生の女の子が父親からの暴力により幼い命が奪われました。彼女もまた真冬に冷水を浴びせられ,13時間もの間,暴行が繰り返され,眠ることすら許されませんでした。何とむごいことでしょうか。しかし,自分を守る術を持たない幼子たちは自分自身を責めます。自分が親の言うことを聞かないせいだと。もっといい子になれば親は怒らない,暴力を振るわないのだと。残念ながら同様の児童虐待は,大なり小なり全国至るところで起きております。龍ケ崎市では,絶対にこのような事件は起こしたくない。何としても未然に防ぎたいとの思いから質問に取り上げさせていただきました。 まずは,当市において児童虐待の実態についてお聞きします。過去5年ほど,当市に児童虐待の案件があったのか,またその件数などをお示しください。 次からは質問席にて行います。 ○寺田寿夫議長  足立福祉部長。     〔足立 裕福祉部長 登壇〕 ◎足立裕福祉部長  当市におきます直近5年間の児童虐待に関する相談件数を申し上げます。 平成26年度は55件,平成27年度は38件,平成28年度は70件,平成29年度は59件,平成30年度につきましては4月から12月までのデータでありますが44件となっております。 次に,虐待の種類別件数ですが,殴る,蹴る,たたくなどの身体的虐待,また食事を与えない,ひどく不潔にするなどのネグレクト,養育放棄です。次に,言葉によるおどかし,子どもの目の前で家族に対して暴力を振るうなどの心理的虐待,現在,面前DVなどと言うときがあります。また子どもへの性的行為を行う,また性的行為を見せるなどの性的虐待がございます。 ○寺田寿夫議長  8番札野章俊議員。 ◆8番(札野章俊議員)  当市において,それほどに虐待の案件があったとは非常に残念であります。虐待の種類も暴力から性的暴力まで多岐にわたっている。かつ乳幼児期から小学生まで,様々な虐待行為があるとは聞いておりましたが,実際の数字を聞いて絶句をしております。非常に残念です。 市としては,児童虐待を防止し,未然に防ぐ体制は検討されているのでしょうか,お聞かせください。 ○寺田寿夫議長  足立福祉部長。     〔足立 裕福祉部長 登壇〕 ◎足立裕福祉部長  児童の虐待を防止するために,当市では行政だけではなく地域や学校,幼稚園,保育園などの関係機関が連携し,虐待予防,早期発見に努めています。 具体的な事例を申し上げますと,竜ケ崎警察署,児童相談所,民生委員,児童委員,教育センターなどをメンバーとする龍ケ崎市子どもを守るネットワーク会議を組織し,その中でも代表者会議,実務者会議,個別ケース検討会議を開催し,その家庭の状況に応じ適切な支援に努めております。特に個別検討会議では情報の共有や支援方針の確認,役割分担などを協議しており,ケースの進行管理に重要な役割を果たしております。また,保健センターでは,平成28年4月に,子育て世帯包括支援センターを設置し,妊娠期の母子健康手帳交付時から母親との信頼関係を築き,赤ちゃん訪問乳幼児健康診査のとき悩み相談を行うなど,個々に寄り添った支援を行うことで虐待の予防に努めております。 そのほかにも教育現場では,児童の衣服の汚れ,傷やあざ,給食の様子など日々の観察を行っており,気になる児童がいた際には,直ちに学校で本人に聞き取りや家庭訪問などを行い,その状況を教育センターなど関係部署に連絡し対応しております。あわせて,スクールカウンセラーや龍の子さわやか相談員を全校に配置し,児童との相談体制の整備を図っております。 ○寺田寿夫議長  8番札野章俊議員。 ◆8番(札野章俊議員)  ありがとうございます。 子どもを守るネットワークですとかを一応つくっていただいているということと,保健センターですとか教育現場でも,それぞれに手は打っていただいているということはお聞きしました。 乳幼児の場合等は,なかなか他人の目が届かないケースもあるかと思うんですけれども,保育園に入りました後,保育園や小学校なら,教育現場でも子どもたちのことをよく観察していれば早期に発見ができるのではないかなというふうに考えています。 しかし,担任の先生が発見できたときに,児童相談所であるですとか警察と強い連携がとれるような体制になっていなければ,子どもたちを救うチャンスを逸してしまうと,このように考えています。 当市の場合,教育現場,児童相談所,警察との連携強化を図るためには,どのようなことを行っているのかお示しください。 ○寺田寿夫議長  足立福祉部長。     〔足立 裕福祉部長 登壇〕 ◎足立裕福祉部長  政府は増加する児童虐待に対応するため,昨年7月20日に,児童虐待防止対策の強化に向けた緊急総合対策を閣議決定いたしました。それによりますと,緊急時に緊急的に講ずる対策として,児童相談所と警察の情報共有の強化,二つ目に,子どもの安全確認ができない場合の対応の徹底,三つ目に,子どもの安全確保を最優先とした適切な一時保護や施設入所等の措置を行うこと,これらが明記されました。 なお,茨城県は,昨年1月から県内にある三つの児童相談所で対応した全ての児童虐待のケースを県警に情報提供し,連携の強化を図っております。 当市におきましては,龍ケ崎市子どもを守るネットワーク会議におきまして,支援を必要とする児童として登録しているケースにつきましては,隔月を期に実務者会議を開催し,児童相談所,教育センター,社会福祉課,健康増進課,そしてこども家庭課において情報の共有を図っております。 さきの野田市の事件後ですが,保育所,幼稚園等で2月1日以降,通園していない児童がいるかどうかの調査を実施しています。また先般,安倍総理大臣は,児童相談所が把握している虐待が疑われる全てのケースについて安全確認を行うよう,各都道府県に対して指示を行いました。現在,茨城県では対応を協議中であり,今後,市町村に何らかの形で協力依頼がある可能性があると思いますので,全力で協力していきたいと考えております。 ○寺田寿夫議長  8番札野章俊議員。 ◆8番(札野章俊議員)  ありがとうございます。 当市でも,また国・県においても,様々な試みが行われて,当市において,市の職員の皆様方の努力によって,虐待防止の体制づくりや教育現場,児童相談所,警察との連携が行われているというふうに思います。 ただ,それは既存の虐待防止法にのっとって行政の手順が定められたにすぎないのではないかなというふうに思っています。私は,もう少しきめ細かく,虐待防止のために現場の声を聞いて条例をつくる必要があるのではないかなというふうに考えております。確かに問題は大きく,人口8万に満たない市で手に負える案件ではないと言われるかもしれません。しかしながら,児童虐待は早期に発見できたとしても,その家庭に深く入り込んでいかなければ現状の把握もできませんし,虐待の現状が把握できたとしても,家庭の方針,しつけと,まず親たちの壁が立ちはだかると思います。また,家庭に行政が介入すべきではないと反対する意見もあると思います。ですが,この龍ケ崎市から絶対に不幸な児童虐待問題を出したくない,子どもたちが,いつも元気で健やかに育つ環境をつくってあげたいと強く思っております。 確かに条例をつくるとなりますと,作業的にも大変です。議員の有志と関係職員のワーキングチームをつくってもいいかなというふうに思います。当市独自の幼児虐待防止条例を定めるべきと考えます。所見をお伺いいたします。 ○寺田寿夫議長  足立福祉部長。     〔足立 裕福祉部長 登壇〕 ◎足立裕福祉部長  昨年11月に,平成30年第4回茨城県議会定例会で,議員提案条例,茨城県子どもを虐待から守る条例が議決され,今年の4月から施行されることになります。本条例につきましては,全国でも児童虐待防止に関して10番目の条例制定となり,改めて県の責務,市町村の役割,保護者の責務,県民の責務が明記されました。また,児童相談所が把握した全ての児童虐待のケースを警察に情報提供することや,支援をしている家庭が転居する場合は適切な引き継ぎを行うことなど茨城県独自の規定が盛り込まれております。当市といたしましては,茨城県子どもを虐待から守る条例の基本理念を踏まえ,関係機関と連携をし,また連携を強化し,児童虐待防止について取り組んでいく考えでおります。まずは県の条例を守り,龍ケ崎市で虐待をなくす取り組みをしてまいりたいと考えております。
    寺田寿夫議長  8番札野章俊議員。 ◆8番(札野章俊議員)  状況はよくわかりました。県のほうで方針が出ているのであれば,まずはその県の方針に従ってやってみるというのも大切なことかなというふうに思います。 ただ,あわせて現場での声も大切にしていただきたいなというふうに思います。大体,こういった場合に,上からの指示がほとんどだと思うんです。現場のほうでは様々な困難に立ち向かって,いろいろと悩みながら,恐らく幼児虐待に対して苦労されていらっしゃるのではないかなというように察します。足りないなと思いましたら,すぐにやはり龍ケ崎独自の条例をつくる,これが子育て環境日本一をうたっている当市の責務ではないかなというふうに思います。 通告に市長の答弁を求めることはしておりませんでしたから,これは求めませんけれども,より大きな問題だというふうに私も感じております。ぜひ,教育長とあわせて検討いただければと思います。 私は,児童虐待問題をある特定の異常な親の問題と考えてはいないんです。親が子どもに暴力を振るってしまうまでには,様々な原因があると思っています。職場や家庭でのストレスや親自身の育児に対する不安などから,ちょっとしたきっかけから注意が暴言になり,そして暴力になり,それが日常して虐待へと発展する。最初から虐待したいと思っている親はいないというふうに信じたいんです。親を救ってあげることが,結果,子どもたちを救うことになるというふうに考えています。その意味において,親たちを巻き込んだ虐待防止のキャンペーンや子育てに関する教育が必要ではないかなというふうに考えています。市で積極的に虐待防止のキャンペーンを行うべきと考えますが,所見をお聞かせください。 ○寺田寿夫議長  足立福祉部長。     〔足立 裕福祉部長 登壇〕 ◎足立裕福祉部長  これまでにも家庭相談室に寄せられたケースでは,産後鬱病など精神的に不安定な状況,また被虐待経験,育児に対する不安やストレス,また仕事によるストレスなどを抱え,虐待しそうになるなどの相談がありました。このような虐待につながる可能性のあるケースでは,相談する場所がなく孤立し,ストレスを抱えてしまうという傾向があります。そのようなことから,今後も児童虐待に関する認識を,より多くの方々に知っていただくための啓発や家庭児童相談室子育て世代包括支援センターなどの相談窓口を周知していく考えでおります。 なお,先ほど申し上げました茨城県子どもを虐待から守る条例の施行に向けまして,県は2月24日に新聞折り込みで,「ひばり」広報でその内容を取り上げました。市の広報紙でも3月後半号で案内をしてまいる考えです。 そのほか,毎年,厚生労働省が児童虐待防止推進月間として定めた11月に,広報紙やホームページを活用し,当市の児童虐待の内容や件数,緊急通報先189(いちはやく)をかけますと,児童相談所に直通されるわけですが,この記事を掲載し,児童虐待防止問題に対する深い関心と理解を得られるよう努めてまいります。 ○寺田寿夫議長  8番札野章俊議員。 ◆8番(札野章俊議員)  ありがとうございます。 朝からとても重い問題に真摯にご検討いただき感謝いたします。 それでは,この問題はこれぐらいにいたしまして,次の質問に移ります。 今国会では,厚生労働省の毎月勤労統計調査に不安があると問題になっております。アンケート等により国民の声を統計するものが,先に結論ありきでデータをつくったということが事実であれば言語道断であります。当市もよもやそんなことはないと信じておりますが,確認の意味で質問をさせていただきます。 まず,当市の市民アンケートの実施状況をお聞かせください。 ○寺田寿夫議長  龍崎市長公室長。     〔龍崎 隆市長公室長 登壇〕 ◎龍崎隆市長公室長  お答えをいたします。 まちづくり市民アンケートは,市民のまちづくりに関する満足度や,本市が実施している施策,サービスに対する市民の評価を把握し,その結果を第2次ふるさと龍ケ崎戦略プランの進捗評価をはじめ,新規施策の企画立案の際の基礎資料として活用することを目的に,おおむね2年に一度実施をしております。アンケートは,主に市全体の印象や暮らしの充実度など市政全般にわたるものや,市からの情報発信,龍・流連携事業,公共交通などの個別の課題について,それぞれ満足度や認知度などを問う幅広い構成となっており,対象者にも偏りなどが出ないよう,調査範囲となる地区,あるいは年齢層などに配慮しながら実施をしております。 また,各設問は経年変化を見るため,過去のアンケートと同様の問いをしているものや,現在のトレンドを見るための問いなど,様々な内容となっております。 なお,参考といたしまして,今年度実施したまちづくり市民アンケートは,平成30年9月19日から10月15日までを調査期間とし,本市の住民基本台帳に登載されている18歳以上の方4,000人を無作為に抽出し,郵送により配布,回収を行いました。回収数については1,569票,回収率については39.4%でございます。 ○寺田寿夫議長  8番札野章俊議員。 ◆8番(札野章俊議員)  ありがとうございました。 市民の声をしっかりと集めているということです。 では,当市の最上位方針の市民の声を集めて,市長がビジョンとして出されました第2次ふるさと龍ケ崎戦略プランが出されましたけれども,この重要事項評価指数,この中でいわゆるKPIと書いてありますけれども,大まかで結構ですので,中間報告などいただければと思います。 ○寺田寿夫議長  龍崎市長公室長。     〔龍崎 隆市長公室長 登壇〕 ◎龍崎隆市長公室長  お答えをいたします。 本市においては,第2次ふるさと龍ケ崎戦略プランや各種計画などに位置づけられた施策を,効率的かつ効果的に推進していくために,前戦略プランや各種計画などの実績,あるいは市民アンケートの結果などをもとに適切な数値目標を設定しております。また第2次ふるさと龍ケ崎戦略プランにおける戦略目標を計画的に推進するため,毎年,施策評価を実施しております。その中で取り組み状況の評価とあわせて,目標値である重要業績評価指標(KPI)の進捗状況について評価を行っております。 戦略プランの中で採用されているそれらの指標,KPIなどについては,庁内での確認のみならず,最終的には外部の有識者や市民公募の委員で構成する附属機関,行政経営評価委員会で,市民目線や専門的知見から詳細に踏み込んで議論され,評価を受け,その内容については広く公表しているところでございます。これらの評価の仕組みの中では段階を踏んで,様々な視点からKPIを含んだ事業実績を客観的に評価しており,それらの指標(KPI)については,適切な設定がなされているものと認識をしております。 ○寺田寿夫議長  8番札野章俊議員。 ◆8番(札野章俊議員)  ありがとうございます。 適切に定期的に,しかも外部の有識者も入れて委員会を設けてチェックをしているということをお聞きしましたので,ちゃんとしているということは確認できたんですけれども,今回の私の質問で要望したいなと思っていたことが,実際にこういった形で形に出てくるのが第1次が終わって第2次の5年のサイクルだったものですから,24年から28年までのふるさと龍ケ崎戦略プランを踏まえて,それを29年から33年までの第2次ふるさと龍ケ崎戦略プランを作成しております。この5年ごとの結果報告で戦略プランを繰り返すのではなくて,先ほど外部有識者も入れてやっているということをお聞きはしましたけれども,そもそもの目標設定が正しかったのか,サンプルを抽出する対象が現状のままでよかったのかというふうな自問自答といいますか,その部内の検討というのが必要なのではないかなというふうに思いました。 例えばこの中で,市民活動の促進の項目の中に,市民ボランティアボランティア活動に参加したことがある市民の割合というのがありますけれども,平成28年度のベース値で69.1%の市民がボランティア活動に参加しているとあります。ですが,これはどうでしょうか,市内一斉清掃に,つい昨日も見ましたけれども,参加した方の数が,そのまま入っているのではないのかなという気がしたんです。7割の方がボランティアに参加しているというのは,非常に市民の7割が参加している,非常に多いというふうに思います。本来の市が目指している市民活動からはかけ離れているのではないだろうかという疑問が少し湧きました。 また,市民アンケートも,市民の数と,発送数と回収数,今お聞きしましたけれども,市民人口で割りますと,まだまだ少ない統計を基準にしているのではないかなという心配も少しあります。私はもっと基礎データを増やすために,市役所にご来庁された方に対して,またコミセンですとか,いろんなところ,保健所ですとか,そういった各窓口に相談や申請に来られた方についても,簡単なアンケートを実施していただいて,そのデータ数を増やすべきではないかなというふうに思います。そして,できればなんですけれども,アンケートに答えていただいた方には,ちょっとしたノベルティーといいますか,例えば,まいりゅう君のシールですとか,そういった余りお金のかからないようなものを,お礼に差し上げてもいいのではないかなという気もします。 シールはともかく,窓口アンケートに関してご意見を伺います。 ○寺田寿夫議長  龍崎市長公室長。     〔龍崎 隆市長公室長 登壇〕 ◎龍崎隆市長公室長  お答えをいたします。 本市では,まちづくり市民アンケートだけではなく,各課等において,必要と思われるものについては,その調査目的に沿って,対象者や標本数,調査時期,内容などを検討の上,最も有効な手段により,市民の意向把握に努めております。手法としましては,例えばウエブモニターに代表されるインターネットを利用したもの,そのほかイベントなど,市民と触れ合う機会を利用して,職員が街頭で直接行うもの,事業の利用者などに文書を郵送するタイミングに合わせて行うものなど様々な手法を用いて調査目的に応じた情報の収集を行っております。 また,各公共施設においても利用者にアンケート調査を実施しており,利用者のニーズ把握や運営の改善に生かしております。窓口の来庁者の待ち時間を利用したアンケート調査につきましても,これまでも適宜実施をしているところでありますが,今後も調査目的などを勘案しながら,必要に応じて工夫を凝らして行っていきたいと考えております。 ○寺田寿夫議長  8番札野章俊議員。 ◆8番(札野章俊議員)  ありがとうございます。 いろいろと工夫をいただいて,既に実行もしていただいているということですけれども,そもそも,いろいろなアンケートが今,私の家にも着くんですけれども,アンケートにお答え,今後の会社の方針にしたいですとか経営の方針にしたい,またお客様の声を商品に生かしたい等々のアンケートがあって,いろいろなアンケートが送られてくるんですけれども,忙しい中に,そういったアンケートが送られてくるには,後で書いてもらうには,余りにもちょっと一方的に,書いて送ってくださいというふうな,送ってもらって当たり前的な態度は,ちょっと無礼かなという気がしておりまして,やはりその労力をお願いするに当たっては,上から目線ではなくて,ともに市民としてご協力をお願いしたいという,例えば市長からの一筆のご案内ですとか,そういうのがあってもいいかなという気もしております。 市民アンケートは,大切な基礎データとなりますので,ぜひ今後も様々な方法をご検討いただいてということをお願いいたしまして,次の質問に移りたいと思います。 最後の質問になります。最後の質問は,駅前ロータリー改修工事についてであります。 まずは,計画の進捗状況を教えていただければと思います。よろしくお願いします。 ○寺田寿夫議長  宮本都市整備部長。     〔宮本孝一都市整備部長 登壇〕 ◎宮本孝一都市整備部長  佐貫駅東口ロータリーの改修計画につきましては,昨年3月に基本設計策定が終了いたしまして,5月には市内4カ所のコミュニティセンターで開催されました市民の皆さんと市長との懇談会において,市民の皆様にもご説明させていただいたところでございます。 その後7月に,実際の工事を発注するために必要な実施設計の委託業務契約を締結いたしまして,現在,策定に向け作業を進めているところでございます。 また委託業務と並行いたしまして,改修後のバス・タクシーロータリー内の運用方針について,他市の事例等を確認し,検討しているところでもございます。 以上でございます。 ○寺田寿夫議長  8番札野章俊議員。 ◆8番(札野章俊議員)  ありがとうございます。 基本プランは拝見させていただきまして,こういった方向で進めるというのも報告もいただきました。これから詰めて実施設計に入っていくよということなんですけれども,当市の駅前ロータリー改修工事がなぜ必要なのかというふうに問題視されたのは,そもそも朝晩の送り迎えの車と関東鉄道バスにより,ロータリー内が大混雑するということによるものです。 今回,改修工事をするに当たってのデータといいますか,改修工事計画の基礎となる朝晩の車の台数を,できれば時間帯別に教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○寺田寿夫議長  宮本都市整備部長。     〔宮本孝一都市整備部長 登壇〕 ◎宮本孝一都市整備部長  佐貫駅東口の駅前の交通量調査につきましては,ロータリー改修を計画するに当たり,平成27年度に日本大学理工学部との委託契約の中で,車両が集中する朝7時から8時30分までの1時間30分と夕方5時から9時までの4時間につきまして,天候が晴れの日と雨の日の2日間,実施しております。その結果,バス,タクシーにつきましては,天候に影響はございませんでしたが,一般車につきましては,朝夕ともに約1割程度車両が増えている調査結果が得られました。 ご質問いただいております実数につきましては,晴れの日の調査結果として,朝は30分ごとに,夕方は1時間ごとに,バス,タクシー,一般車,個々の台数を紹介させていただきます。 まず,朝7時から7時30分までの30分間では,バスが10台,タクシーが3台,一般車が287台となっております。続きまして,朝7時30分から8時までの30分間でございます。バスが19台,タクシーが1台,一般車が289台でございます。続きまして,朝8時から8時30分までの30分間では,バスが22台,タクシーが5台,一般車が218台です。 続きまして,夕方5時から6時までの1時間では,バスが26台,タクシーが11台,一般車が207台となっております。続きまして,夕方6時から7時までの1時間では,バスが32台,タクシーが6台,一般車が245台です。夕方7時から8時までの1時間では,バス24台,タクシーが12台,一般車が285台です。続きまして,夕方8時から9時までの1時間では,バスが20台,タクシーが12台,一般車が234台となっております。 以上です。 ○寺田寿夫議長  8番札野章俊議員。 ◆8番(札野章俊議員)  ありがとうございます。 朝は30分ごと,夕方は1時間ごとになっていますので,夕方はこの数字を半分にすれば,ほぼほぼ30分ごとのイメージで考えてと思います。 これを見てもわかるように,一般車の台数が多過ぎて,ロータリー内が飽和状態になっているということが数字でもわかるかと思います。朝は,何とタクシーが3台しかいないのに,一般車のところは非常に混んでいると。また,7時半から8時は,タクシーは1台しかいないのに,ほかのところは大変になっている。こういうのも数字を見ると非常によくわかります。 当市のロータリー改修計画では,バス,タクシーと一般車両を完全に分けて,流れを変えることにより混雑緩和を狙っております。しかも,今のバス停留所スペースと一般車両スペースを完全に入れかえての計画ですが,ただ,ロータリーの面積は変わりませんので,ロータリー内に収容できる絶対数,ロータリーですから,道路ですから収容とは言わないのかもしれませんけれども,進入される絶対数というのは変わらないのではないかなという気がします。物理的に駅前ロータリーの面積を大きくすることはできませんので,朝晩のロータリー進入車両を少なくするしかないというふうに考えております。 減らすといいましても,バスは本数を減らすと公共交通の意味がなくなりますし,一般車を減らすには,バスをもっとたくさん利用していただければ解決するんですけれども,運賃が高いために,お母さん方は,ご主人や子どもたちのために,毎日,朝晩,駅に送迎に行きますよね。何も行きたくて行っているわけではないと思うんです。では,何を減らせばいいか。このほとんど来ていないタクシーのスペースを減らせばいいんじゃないかなと単純に思ったんですけれども,朝晩の混雑時に客待ちをしているタクシーは必要ないのではないかなというふうに思います。昼間でもたくさんタクシーが並んでいる光景を見ますと,非常に非効率的だなというふうに思っております。今は無線も携帯電話も積んでおりますので,近くの別の場所で待機していただいて,必要なときに呼べばいいのではないでしょうか。そうすれば,タクシープールがいつもあいていて,一般車両も送迎車両も,またそこでプールすることもできるのではないかなと考えています。この計画なら,現在の駅前ロータリーを大規模改修しなくとも,一部改修工事で済むのではないかなというふうに思います。タクシープールをロータリーから移動して混雑緩和をさせるといった,こういったアイデアについて所見をお伺いします。 ○寺田寿夫議長  宮本都市整備部長。     〔宮本孝一都市整備部長 登壇〕 ◎宮本孝一都市整備部長  市といたしましては,現在の佐貫駅東口ロータリーにおける問題点は,朝夕の通勤通学時における混雑のほかに,歩行者の安全確保の面で,駅舎前にある距離の長い横断歩道,またバスロータリーが一般車ロータリーの奥に位置していることから,一般車,タクシーと,車体の大きいバス等がロータリー内で混雑しており,双方でのトラブルが発生していることと把握しております。これらを改善するに当たりましては,タクシープール付近の一部改修だけでは難しいことから,ロータリー内の全面改修が必要と考えているところでございます。 以上でございます。 ○寺田寿夫議長  8番札野章俊議員。 ◆8番(札野章俊議員)  歩行者の安全確保,そうですよね,確かに人命が最重要であるということはよくわかります。ロータリー改修工事をして事故が多くなっては本末転倒になると思います。しかしながら,本当に工夫はできないでしょうか。アクションプラン事業費内訳,つい先日配られたものを見ますと,ロータリー改修工事費に8億4,600万円の事業費が計上されております。しかも,これにバス停の雨よけシェルターが別途必要だというふうに伺っています。交差点のつくりかえに伴う工事費も加算されるのではないかなと心配をしております。当市が平成35年(2023年)までに計画している建設事業は,これ以外に,新保健福祉施設,佐貫3号線設備,給食センター等々,合計で87億3,600万円にもなります。市長をはじめ,市職員の皆さん方の努力で,当市は健全に向かいました。様々な建築事業は絶対に必要な事業ばかりです。今回の私のこういったアイデアも,一部ちょっとご参考にご検討も踏まえて予算圧縮できないか,検討することをお願いいたしまして,私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○寺田寿夫議長  以上で札野章俊議員の質問を終わります。 17番大竹 昇議員。     〔17番 大竹 昇議員 登壇〕 ◆17番(大竹昇議員)  市民の皆さん,こんにちは。 このたびの第1問の一般質問は,まち・ひと・しごと創生による龍ケ崎市独自のオランダ式スマート農業をはじめ,観光農業を目指し,交流人口,定住人口の構築に向けての質問と,第2問目は,サプラ周辺の商業地の活性について,第3問目は,住居表示の変更と中心市街地の観光地としての活性に向けての質問をいたします。 それでは,まず最初に,新しい農業への挑戦として,水稲面積及び畑作面積と山林及び竹林の面積の最新の統計値をお答えください。また,各地の荒廃農地面積をお答えください。 次からの質問は質問席から行います。 ○寺田寿夫議長  宮川産業経済部長。     〔宮川 崇産業経済部長 登壇〕 ◎宮川崇産業経済部長  農地及び山林の面積の統計値についてでございます。 まず,農地面積につきましては,龍ケ崎市農業委員会の平成30年4月現在の農地台帳によってお答えいたします。 田が2,414ヘクタール,畑が961ヘクタール,合計で3,375ヘクタールとなっております。 続きまして,山林及び竹林の面積でございますが,個別ごとの山林の面積調査は行っておりませんので,竹林の面積は把握はしていないところです。農林水産省が発表しております2015年農林業センサスでは,竹林を含む山林全体の面積といたしまして659ヘクタールとなっております。 次に,荒廃農地の面積についてですが,農業委員会におきまして毎年実施しております農地の利用状況調査,これによりますと市内全域では約33.6ヘクタールの荒廃農地が確認されております。各地区の荒廃農地の面積は,龍ケ崎地区が約3.4ヘクタール,大宮地区が約2.1ヘクタール,長戸地区が約7.8ヘクタール,八原地区は約11.7ヘクタール,馴柴地区が約6.1ヘクタール,川原代地区が約1.3ヘクタール,北文間地区が約1.3ヘクタールという状況でございます。 ○寺田寿夫議長  17番大竹 昇議員。 ◆17番(大竹昇議員)  各地の荒廃農地面積がかなり増えていますね。そして,特に八原地区11.7ヘクタール,非常にこれからの農地のスポンジが始まっているという状況がよく見えました。そういう中で,私はオランダ式のスマート農業を進めていく中で,今の統計の中で,竹資源の最大容量がつかめないというのがちょっと残念なんです。なぜかといいますと,スマート農業の事業において,特に必要な要素はエネルギー問題なんです。三つほど挙げさせていただきますけれども,エネルギー利用技術として天然ガスのガスエンジンや温泉熱のヒートポンプや,木質チップ,竹資源のバイオマスボイラーなどが挙げられております。ローコスト運営に間伐材や竹資源は最適なので,そういう中では早急に統計値を出していただけることをご要望申しまして,次の質問に移ります。 オランダ型スマート農業に最適な作物はどのようなものがあるかお聞かせください。 ○寺田寿夫議長  宮川産業経済部長。     〔宮川 崇産業経済部長 登壇〕 ◎宮川崇産業経済部長  はじめに,オランダの農業につきまして簡単に説明をさせていただきます。 オランダの農業は,チューリップ畑と風車に象徴されるのどかな田園風景をイメージされますけれども,農林水産省のデータによりますと,農地面積は日本の約440万ヘクタールに対しまして約184万ヘクタールと規模は小さく,さらにやせた土地も多く,年間を通じて日照時間も短いことや,北海からの強風が常に吹き寄せるため気温も低く,農業にはなかなか厳しい環境条件となっていると言われております。1980年代当時の欧州諸共同体(EC)が進めます貿易の自由によりまして,スペインやギリシャなどの南欧の安価な農産物に対抗するため,産業構造を輸出型農業へと変化させまして,ICT技術をフル活用しましたスマート農業技術を導入し,付加価値の高い作物を極めて高い効率で生産する農業に取り組んでおります。 このオランダのスマート農業は,軒が高く多連棟でガラス材を用いた施設でございまして,室内はITを活用した温度や湿度,二酸化炭素などの施設内の環境制御,これを高度にコンピューター等で管理しており,太陽光を利用する植物工場とも呼ばれております。このように気候や長期取りのできる農産物の販売等の条件により,オランダのスマート農業では利益の出る作物,品目を集中させまして,トマトやパプリカなどの果菜類,それからチューリップなどの花卉を中心に栽培されております。 ○寺田寿夫議長  17番大竹 昇議員。 ◆17番(大竹昇議員)  オランダという国は,日本でいえば九州ぐらいの面積だと思っております。そういう中では,オランダが輸出では10兆円もやっている。そして日本の場合には,輸出に関しては農作物は7,000億円と。そのような中で,国のほうも,このオランダ式スマート農業をしっかりと奨励しているわけでございますが,先ほどの答弁の中で,オランダ型スマート農業はAI,ICT等,発展著しい先端技術を活用して農作物の生産性を飛躍的に高め,またその中で今現在,トマトやパプリカなどの果菜類やチューリップなどの花卉が中心とお答えいただきました。 そういう中で,次なる質問は,オランダ型スマート農業に取り組む国内企業を幾つかお答えください。また,運営に当たって課題等もお聞かせください。 ○寺田寿夫議長  宮川産業経済部長。     〔宮川 崇産業経済部長 登壇〕 ◎宮川崇産業経済部長  オランダ型スマート農業の取り組みや課題でございます。オランダのスマート農業に取り組む企業についてですが,一般社団法人日本施設園芸協会,これが公表しております内容によりますと,平成28年2月時点で,施設面積がおおむね1ヘクタール以上の太陽光利用型の植物工場及び大規模施設につきましては,全国で79カ所ございます。 一例を申し上げます。JFEエンジニアリング株式会社では,2013年11月に,スマートアグリ事業の実証及び商品を目的といたしまして,北海道の苫小牧市に株式会社Jファームを設立し,オランダ型の高度栽培制御システムにより,JFEエンジニアリングのエネルギー利用技術を組み合わせまして,高収穫,高品質な農産物の栽培技術を蓄積し,プラント技術や栽培技術を,これをもとに農業事業者にスマートアグリプラントの提供を行っております。 もう一つは,オリックス株式会社では,2015年に,長野県諏訪郡に太陽光利用型の大規模施設でありますオリックス八ヶ岳農園を設立し,NECと連携したICTクラウドサービス,これによる施設の栽培の管理のもと,水耕栽培でホウレンソウやルッコラなどを栽培しております。 さらには,2016年に設立されましたスマートアグリカルチャー磐田では,富士通,オリックス,種苗会社の合弁会社で,富士通のICT技術を活用いたしました太陽光利用型の大規模施設,これでは,トマト,パプリカ,その他,シュンギクやクレソンなどの水耕葉物野菜を栽培をしております。 これらの太陽光利用型の植物工場及び大規模施設の課題についてですが,本市にも以前,オリックス株式会社農事業部の農業参入について協議を行っておりましたが,そのときの条件といたしまして,幹線道路への接続や上下水道,都市ガス,電気などのインフラの有無,それから地形の造成が安易であること,そういったことに加えまして大きな農地面積の借地が必要であることなどが課題とされてきました。また,作物の栽培に当たりましては,夏場の太陽光利用型の大規模施設の温度上昇の管理,それから安定して栽培できる品目の選定,これらが課題でもあり重要であると考えております。 ○寺田寿夫議長  17番大竹 昇議員。 ◆17番(大竹昇議員)  ありがとうございました。 ちょっとズームアップしていただければ,ちょっとわかると思うんですけれども,オランダ農業というのは,たった7メートルぐらいの大きなガラス製とアルミ製のハウスをつくるわけであって,どんどん坪効率をよくするために,トマトを上へ伸ばしていくんですね。このような形で伸ばしていくんです。そういう中で,先ほどのお話の中でJFEやオリックス,はたまたスマートアグリカルチャー磐田の合弁会社の話もいただきました。磐田においては水耕葉物栽培という形で回転率のいい,もうかる水耕栽培をやっている,スマート農業をやっていると思われます。そして,その課題としてオリックスの話が出ました。インフラの有無や地形の造成等の問題点や,はたまた夏場の太陽光利用型施設の温度上昇対策や,地域に合った栽培品目の選定を挙げてくれました。いろいろこれから課題を克服していかなければならないと思っております。 そういう中で,次の質問は,スマート農業に必要な要素であるエネルギー利用技術であります。そこで,竹林を活用しての里山おこしや温泉事業などを行っている実例をお聞かせください。また,国・県・市の支援策などがあれば詳しくお聞かせください。 ○寺田寿夫議長  宮川産業経済部長。     〔宮川 崇産業経済部長 登壇〕 ◎宮川崇産業経済部長  竹林を活用した事例でございますが,ちょっと遠いんですが,兵庫県淡路市淡路島の取り組みの事例を申し上げます。 淡路島では放置竹林の拡大が原因となりまして,里山の生物多様性の低下やイノシシなど野生鳥獣被害の拡大,森林の水源涵養機能の低下による土砂災害の危険性の拡大,美しい自然環境の崩壊など様々な課題が発生していたところです。このような課題解決のために,淡路県民局では,あわじ竹資源プロジェクト,これを立ち上げまして,あわじ竹資源エネルギー5カ年計画を策定し,竹林管理から竹資源の有効利用について様々な取り組みを行っております。 その取り組みの一つといたしまして,竹チップボイラーを開発,普及させることで,竹資源をバイオマスエネルギーとして利用し,島特有の再生可能エネルギーを創出しております。この竹を燃やして給油する竹チップバイオマス温水ボイラーにつきましては,淡路市内の福祉施設や,カーネーションを栽培する園芸施設,工場において活用され,そのほかにも兵庫県内の温浴施設に導入されるなど,再生可能エネルギーの活用による重油使用量の減少,二酸化炭素の削減を目指しております。 このような木質資源を活用いたしました事業への支援制度につきましては,環境省の二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金などのほか,林業が盛んな岐阜県や高知県では,木質バイオマス利用施設導入促進事業費補助金や,木質資源利用促進事業補助金など,独自の支援制度を設けている自治体もございます。 ○寺田寿夫議長  17番大竹 昇議員。 ◆17番(大竹昇議員)  当市においても,放置竹林の拡大は否めない状況だと私は思っております。そういう中で,今,淡路島の竹林の活用のお話をいただきました。竹チップバイオマス温水ボイラー,このボイラーに関して,国・県・市で補助金を出し,なおかつ先ほど環境省のほうからも補助金をいただいたというお話ですけれども,二酸化炭素排出抑制対策事業費等の補助金を得たという話でございます。そういう中では,これからのスマート農業におきましても,間伐材や竹チップの利活用によってエネルギーの削減になっていくという形で私は考えております。そういう中でも,しっかりとした資源を活用していくことが大切ではないかなと思っております。 それでは,オランダ型スマート農業の誘致に関してでございますけれども,市のお考えをお聞かせください。 ○寺田寿夫議長  川村副市長。     〔川村光男副市長 登壇〕 ◎川村光男副市長  オランダ型スマート農業の誘致についてのご質問でございます。 まず,現在の農業情勢についてでありますが,全国的に農業従事者の高齢,そして就農者の減少によります担い手の不足,農産物価格の下落や農業資材等の高騰による低所得,さらには農地の荒廃による活力低下など,農業の体力が低下してきておりまして,様々な課題に直面しているところでもございます。 こうした背景から,農林水産業におきましては,ICTやロボット技術等が急速に発展している現在,この先端技術を農林水産業に応用して,若者が積極的に参入できるような希望の持てる強い農業への変革を目指しているところでもございます。成長産業させるための戦略として,日本の先端技術を活用したスマート農業を推進し,さらには,農業を新たな成長エンジンと位置づけまして,攻めの農業として規制緩和による農業経営の大規模や機械による効率で国際競争力を強化する目標を掲げております。このスマート農業につきましては,NTTデータ経営研究所によりますと,日本の市場規模は2020年度に300億円になるとも予想されておりますことから,農業の新たな時代を切り開く鍵になることが期待されているところでもございます。 オランダ型のスマート農業についてでありますが,太陽光利用型の植物工場や大規模施設を活用するため投資も莫大となり,資金力の豊富な企業による参入に限られますこと,また,徹底的なコンピューター管理によるコスト削減によりまして,雇用の創出が見込めるかの課題に加えまして,天然ガスなどのエネルギー事情,気候や国土の違いもございます。しかしながら,栽培品目の選択と集中でありましたり,知識,経験を持った農業コンサルトの存在や人材育成の投資など,学べるところもあると考えております。オランダ型のスマート農業からは,作業の効率,低コストの技術,経営ノウハウ等がすぐれているところを,学べるところを学びまして,本市の特性を踏まえたスマート農業を目指すことが肝要であると考えております。 当市におきましても,農業の活性を図るために独自の支援策に取り組んでいるところでもございます。販路の拡大や農業者の育成の場としてのたつのこ産直市場事業でありましたり,さらに龍ケ崎しんりょく会事業が若手農業者の成長の場として提供されているところでもございます。 また,茨城県が県内に農業法人等を誘致することを目的に新たに設置されました茨城県農業参入支援センターを活用した事業では,現在,若柴地区において農地中間管理事業を活用した農地集積を図りましたところ,東京に本社を置く企業が,約2ヘクタールの農地を借り受けまして,当市への参入が決定したところでもございます。 今後も,順次経営面積を拡大していく計画でもありまして,ICTを活用したデータ管理なども検討していくとのことでもございます。 いずれにしましても,オランダ型スマート農業のような企業による最先端な大規模農業の導入や企業の誘致につきましても視野に入れながら,龍ケ崎の強い農業を目指して取り組んでまいりたいと考えております。 以上です。 ○寺田寿夫議長  17番大竹 昇議員。 ◆17番(大竹昇議員)  非常に前向きなご答弁,ありがとうございました。 私が,そのオランダ型スマート農業の投資に対して聞き及んでいる形だと,大体その水田の4ヘクタール,その中で2ヘクタールの施設を構築して,投資額は5億円と言われております。その半分2億5,000万円は国から補助金が出るというふうに聞き及んでおります。そういう中では,今こそがチャンスではないかと,かように思っております。 先ほど皆様にお示ししたのは,JFEの苫小牧の概要でございました。今,新潟市,それから栃木県,特に栃木県では,今,JFEのほうでは工事を進めているという話でございます。そういう中で,当市が茨城県で一番最初に,このオランダ式スマート農業,もちろん,それだけではなく,日本版DM型の観光地域づくり,そして六次産業に向かう加工場等をしっかりと観光農園にしていくならば,当然ながら,インバウンド観光になると私は思います。そういう中で,どんどん観光入り込み客数を増やしていき,なおかつ,それが雇用促進に向かっていくことを切にお願いしながら,オランダ式スマート農業の質問を終わりにさせていただきます。 次に,サプラ周辺の商業地の活性についての質問に当たり,茨城県下におけるイトーヨーカ堂の状況をお話ししますと,2017年からうわさに上っていた古河市のヨーカ堂が本年2月17日に退店しました。日立市もうわさには上っていましたが閉店しないと聞き及んでおります。 そこで,サプラ周辺の商業地の活性について質問いたします。 サプラと市の連携については,どのように考えておられますか,お答えください。 ○寺田寿夫議長  宮川産業経済部長。     〔宮川 崇産業経済部長 登壇〕 ◎宮川崇産業経済部長  サプラと市の連携についてでございます。 ショッピングセンターサプラが立地しております北竜台地区は,にぎわいのある商業地が充実を図る地域と位置づけまして,北竜台防犯ステーションや市民窓口ステーションを開設するとともに,乗り合いタクシーやコミュニティバスの運行経路とし,民間事業者のバスとあわせまして交通結節点としていることに加え,イベントを開催するなど,同地域の活性や利便性の向上に努めているところです。 さらに,筑波都市整備株式会社との間に,平成27年4月でございますが,災害時における支援協力に関する協定を締結し,被災者の一時避難場所の提供やトイレ設備,井戸などの給水設備の提供などに協力をいただくことで,災害対策の充実を図っているところです。 また,ショッピングセンターサプラは,茨城県が大規模小売店舗と地域が連携した活力あるまちづくりや,地域商業の活性などの取り組みをより促進するために定めました茨城県大規模小売店舗の地域貢献活動に関するガイドライン,これの適用対象店舗ともなっておりまして,小・中学生の職場体験学習の受け入れや,地区の夏祭りへの協力など,その活動は地域づくりに欠かすことのできないものとなっております。これからもにぎわいのある地域づくりのために本市も連携を密にしまして取り組みを進めてまいりたいと考えています。 ○寺田寿夫議長  17番大竹 昇議員。 ◆17番(大竹昇議員)  一部公共施設の支援や交通体系の協力のお話,はたまたにぎわいのある地域づくりをこれから進めていくという,そういう形で連携をとっているというお話をお伺いしました。 今,大型店は結構厳しい状況にあります。龍ケ崎市の将来を鑑みた場合に,経済環境がどのように変わろうとも,当市の商業の顔としてセブン&アイを守らなければならない,そのように私は思っております。 そこで,最近,サプラ周辺にフィットネスの出店がありましたが,その影響をお答えください。 ○寺田寿夫議長  宮川産業経済部長。     〔宮川 崇産業経済部長 登壇〕 ◎宮川崇産業経済部長  ショッピングセンターサプラ及びその周辺は,市内外の方には多く利用されている利便性の非常に高い商業施設がございまして,にぎわいのある地域となっております。また,フィットネスクラブ,これが出店したことによりまして,サプラの個店の一部におきましては,フィットネスクラブと連携したサービス,例えば昇級をしたりした場合に,その昇級の証明書なりを持っていくと何かのサービスを受けられるといったような連携したサービスを行っている個店もあるということで相乗効果を上げているというふうな事例がございます。商業活動の活性につながっているものと考えております。 ○寺田寿夫議長  17番大竹 昇議員。 ◆17番(大竹昇議員)  フィットネスクラブが隣地に出店したことによって,その専門店との連携が組まれ,その商業活動の活性がなされているというお話でございました。専門店ゾーンが好転しているということに対しては,本当にいい話だと思っております。ただ,私がサプラ周辺を歩きめぐっている中では,土日祭日も見てきましたけれども,特にセブン&アイ・ホールディングの2階の売り場が,どんどん売り上げが伸びているように,にぎわいを持っているような感じはしません。なおかつ,また専門店の生鮮産品売り場もぱっとしていない。そういう中で,先ほども申しましたけれども,古河市の人口が13万人もいるのに,セブン&アイが,ヨーカ堂が閉店したというのが事実でございます。中山市長への前回の質問で,筑波都市整備株式会社がサプラ経営計画に着手しているとのことでしたので,その経営計画はどのくらい把握しているのか,また把握した上で,市としての関与がどのくらいあるのか,ご答弁をお願いいたします。 ○寺田寿夫議長  中山市長。     〔中山一生市長 登壇〕 ◎中山一生市長  大竹 昇議員のご質問にお答えいたします。 先日,市民活動フェアがにぎやかに開催をされておりましたショッピングセンターサプラでございますけれども,様々なイベント等で大変手厚いご協力をいただき,市民の情報発信の場としても大きくご貢献をいただいているところでもございます。平成11年3月にオープンいたしましたけれども,やはり全国ブランドでありますイトーヨーカ堂というビッグネームの与えるインパクトは,この市内にとどまらず,近隣周辺にも大きく波紋を広げていったのではないかなという思いもございます。 市民においても,所在地であります北竜台地域,そして隣接する馴柴地域にとどまらず,龍ケ崎全域から,今でも買い物に足を運ぶ方が多いのではないかなと,そういうシンボリックな場所にもなっているというふうに考えているところでもございます。 ただ,残念ながら人口減少社会に入ってきてしまいました。そんな中で,イーアスつくば,土浦イオン,そしてつくばイオン等,ライバルが続々と周辺地域に乱立をするような状況にもございます。市内においても龍ケ岡地区に,たつのこまちのショッピングセンターが開設されるなど,やはり競争が厳しい中にあるというふうに考えているところでもございます。 ご質問の経営計画という前回の質問があったということではございますけれども,私が取締役を務めさせていただいております筑波都市整備株式会社でございますが,前市長であります串田市長をはじめ,歴代市長として,そのお役目を務めさせていただいているところでもございます。今,申し上げましたように,民間事業者として大変厳しい競争の中で経営が行われているわけでもございますので,経営に関する事項については,細かなことなども含め,この場で公にすることができないことはご理解をいただければと思います。しかし,今,長寿社会の中で少子が深刻する,そういう時代,人口減少社会の中では,やはり民間の企業であるとしても,その公共的役割はしっかり自覚をしていただかなければならない時代でもあると考えております。ちょっと例は違いますが,例えばコンビニエンスストア,ライバル他社と大変厳しい競争を繰り広げていらっしゃるわけですし,今,24時間営業のあり方について,新聞報道などでもにぎやかになっているところでもございます。その競争の激しいコンビニエンスストアは,しかし,市民,住民にとっては,その公共的役割は大変大きなものになっていると考えております。そういう意味も踏まえて,AEDの設置をお願いをしてきたところですが,将来的には,そういう公共性も自覚した中で,自前で自らAED設置を行っていただければなということを市長会などを通して私もお願いをしているところでもございます。 やはり地方公共団体としての龍ケ崎市といたしましても,そのような公共性の高い民間企業とはしっかりと連携をしていかなければならない。そして集客施設でもあります市民がたくさん足を通わせていただけるような,そのような取り組みに関しましては,先ほども部長の答弁にもありましたけれども,HBSや市民窓口ステーション,大変大きな市民からのご利用をいただいている場所ともなっているのではないかなと思います。そしてまた土地柄,そして施設の大きさなどからも防災機能なども含めて防災協定を結ぶ中で,やはりそういう公共性もしっかりと役割を果たしていっていただかなければならないということで,龍ケ崎市としましては,公共的役割,その存在を今後も龍ケ崎市の持っている公共性,公共サービス役割などと連携ができることが,まだまだあるのではないか,その場所柄ですか,地域特性も含めて,今後もサプラショッピングセンターさん,また筑波都市整備さんとは協力できることがあれば,積極的に協議を進めていくべき価値があるのではないかなというふうに考えているところです。 ○寺田寿夫議長  17番大竹 昇議員。 ◆17番(大竹昇議員)  サプラ周辺の商業の活性についてで,今,市長のほうの答弁の中で,経営計画,私の頭の中では,経営計画というのは,サプラの増床計画ではないかというような頭が動いているわけでございますけれども,その辺の詳細については,守秘義務の世界でお話しできないというお話でありましたけれども,サプラ自体が公共性のある民間であるとも,公共性があるということに対して,これからもしっかりと連携をとっていくという強いお言葉をいただきましてありがとうございます。 そういう中で,少しでも市長に,これからもしっかりと連携をとっていただくために,大型店と行政のかかわりを,近隣の例や,また私が調べた内容の中でのご説明をちょっとさせていただきます。 近隣の例としては,牛久市のエスカード,イズミヤが退店して,第三セクターが運営会社が資金のショートするんではないかという中で,牛久市が条件付きで4億円を貸し出したというのが議会で決定したとお話を聞いております。 また,大阪の泉大津市でございますけれども,ダイエーの業績不振に対して行政が不採算スペースを公共施設として図書館にするという情報も得ております。 はたまた残念な例としては,岡山ヨーカ堂が2017年2月に退店し,跡地利用として地上37階のマンションの起工式が今年行われたというようなお話も聞いております。 サプラ周辺,特にイトーヨーカ堂を引きとめておくべき対策として,サプラやサプラ周辺の商業地の活性の見取り図等々をしっかりと中山市長,筑波都市整備株式会社,またイトーヨーカ堂との三者の協議を進めていただくことを強く要望しまして,サプラ周辺の活性についての質問を終わりにします。 続きまして,住居表示の変更と中心市街地の観光地としての活性に向けて質問いたします。 市内における大字のない区域をお聞かせください。 ○寺田寿夫議長  荒井総務部長。     〔荒井久仁夫総務部長 登壇〕 ◎荒井久仁夫総務部長  お答えいたします。 市内における大字,いわゆる町名のない区域についてです。 昭和29年の市町村合併以前から,旧龍ケ崎町の区域であったところは,現在でも住所の表示では大字,町名がなく龍ケ崎市何番地といったように,龍ケ崎市の後に直接番地が続く表記となっております。具体的には中心市街地を中心に,その表記が多く存在しており,小字名で申し上げますと,根町,米町,新町,上町,横町,下町,砂町のほか,高砂,直鮒,立野,川余郷,六斗蒔,さらには寺後,奈戸岡,平畑,柏ケ作,姫宮,出し山,野原,下地内,谷道,大座などの地区が該当するところです。 地番で申し上げますと,龍ケ崎市1番地から11700番地台くらいまでが大字,町名がない地区となっているところです。 ○寺田寿夫議長  17番大竹 昇議員。 ◆17番(大竹昇議員)  何と龍ケ崎市1番地から11700番地ぐらいまでが,その大字がないと聞かされまして,本当にびっくりしております。住居表示制度とは,そもそも明治の初めに市に徴税の目的を持って土地につけられた符号の地番が,不動産登録制度の実施と戸籍法の改正で番地という呼び方で使われたものが現在の住所の表示として一般したものと言われています。市民の皆さんの声は,字名のないところや町内の境界がはっきりしていないところなどは,消防車の緊急車両や郵便物,宅配小荷物などの配達業務にも支障が出ているとのことです。また,市外の人から龍ケ崎市何番地の誰々のところに行きたいという問いがされても,訪ね人に道先案内もできません。ぜひともその昭和37年5月に住居表示に関する法律が制定されているので,当市でも早急に実現しなければならないと思いますが,いかがなものでしょうか。 ○寺田寿夫議長  荒井総務部長。     〔荒井久仁夫総務部長 登壇〕 ◎荒井久仁夫総務部長  お答えします。 当市の住所の表示につきましては,現在,土地の地番を用いる方法により行っているところです。土地の表示には,大字と小字名を表記しますが,住所の表示には小字名は表記しないこととなっております。旧龍ケ崎町の区域においては,もともと大字がなく,そのまま昭和29年の合併により市制施行となったことから,小字と地番がそのまま残り,複雑に存在しているところです。外部から訪れた方からは,住所がわかりにくいなどのご不便をおかけしているところです。 次に,緊急車両や郵便配達等における大字がないことへの対応についてです。 稲敷広域消防本部に確認をしたところ,119番などの緊急通報受信時には,正しい住所地番を通報していただければ,通信指令システムを使って現場を特定するとともに,同システムに連動したルート案内装置があるため,大字名がなくても不都合なく緊急車両が現場にたどり着けるとのことでありました。また,郵便局でも小字名ごとの郵便番号や事業所単位での郵便番号を付しており,支障なく郵便業務が行われているところです。 さらに,現在はスマートフォンやタブレットなどの携帯端末が普及し,住所検索機能も充実してきていることから,目的の場所にたどり着くという点においては,より利便性が向上しているものと認識をいたしております。 ○寺田寿夫議長  17番大竹 昇議員。 ◆17番(大竹昇議員)  先ほど私が申しましたように,部長の答弁も外部から訪れた方からは住所がわかりにくいなどのご不便をおかけしているというお話もいただきました。ただ,その消防関係や,それから郵便局関係においては,GPS,そういう時代に入ってきている中で,また郵便局においては郵便番号をつけている中で,余り支障ないというようなご答弁でございました。 しかしながら,龍ケ崎市商店街における中で,私の中では観光地をすることができるのではないかなというようなところでご質問しているわけでございますけれども,旧龍ケ崎町の区域は,昭和29年の合併により市制施行となったことから地番がそのまま残り,複雑に存在しているので,外部から訪れた方からは,本当に先ほども申したように住所がわかりにくく不便であると指摘されているんです。 そこで,前回も質問しましたけれども,現在,住居表示の変更を実施した場合の事業費はどのぐらいかかるのかお聞かせください。 ○寺田寿夫議長  荒井総務部長。     〔荒井久仁夫総務部長 登壇〕 ◎荒井久仁夫総務部長  お答えします。 住居表示を実施した場合の事業費についてです。現時点での住居表示に関する正確な事業費は把握してございませんので,前回と同じになりますが,平成16年に専門の業者から聴取した参考見積額でお答えをさせていただきます。旧龍ケ崎町に当たる区域を対象として住居表示を実施した場合の直接的な事業費です。まず基本設計策定業務委託費として約430万円,整備事業業務委託費として約6,920万円,合計で7,350万円となっております。 その後の人件費や消費税率の上昇を考慮しますと,直接的な事業費はより増大しているものと考えております。 さらに,間接的な事業費として,市役所庁内の住民情報基幹系システムや総合福祉システムをはじめ,その他関連する各種電算システムデータ修正作業に要する費用も発生しますので,最終的には億単位の事業費になるものと認識をいたしております。 ○寺田寿夫議長  17番大竹 昇議員。 ◆17番(大竹昇議員)  その平成16年のときの試算内容だと7,350万円,しかし,現在だと住民情報基幹系システムや総合福祉システム等々のデータ修正作業に伴う費用がかなりかかる,それが億単位だという今ご説明でございました。その辺もしっかり精査していただきたいと思います。分割でもできると思いますので,その辺の費用に関しての精査をお願いしたいと思います。 次の質問に移ります。 当市は観光地として牛久沼ばかりではないと私は思っているわけでございます。龍ケ崎中心市街地東には,字名で言うと砂町,ここには医王院,はたまた西,米町には薬師堂,下町には龍泉寺があり,また根町には般若院のシダレザクラが有名でございます。また,大統寺など由緒ある神社仏閣があり,過去に産業文化祭では稚児行列や商店主による砂町のびっくり市や,米町の門前の市などでにぎわっておりました。そのように歴史と伝統と文化のあるまちであります。必ずや磨けば光る中心商店街の活性のためにも,大字名を生かした住居表示の改称ができないでしょうか,お答えください。 ○寺田寿夫議長  荒井総務部長。     〔荒井久仁夫総務部長 登壇〕 ◎荒井久仁夫総務部長  お答えいたします。 住居表示を実施することによって,目的地を探しづらいなどのご不便を解消するといったメリットがございます。一方で,住居表示の実施には,先ほども申し上げましたが多額の事業費がかかることや,該当区域の住民の方々や法人にとりましては住所の変更に伴う法務局への届け出や運転免許証をはじめとした各種変更手続が必要になるなど,市民生活に大きな影響を及ぼすところです。また,過去には実施に向けての地元や関係者との懇談会などを実施してきた経緯もありますが,合意解決には至らなかった難しい状況もありまして,市としての大きな課題であると認識をいたしております。 したがいまして,住居表示につきましては,住民の皆様の機運の高まりと合意形成が何よりも必要となる事業であると,このように考えております。 ○寺田寿夫議長  17番大竹 昇議員。 ◆17番(大竹昇議員)  住居表示については,住民の皆さんの機運の高まりと合意形成が何よりも必要と言われましたけれども,少し角度を変えて質問させていただきます。 今,龍ケ崎市は立地適正計画制度をしっかりやっております。そういう中でコンパクトシティという形で,この立地適正計画に基づく竜ヶ崎駅及び新都市開発エリアでの再開発が行われる際には,住居表示の変更の可能性もあると思いますが,いかがなものでしょうか。 ○寺田寿夫議長  荒井総務部長。     〔荒井久仁夫総務部長 登壇〕 ◎荒井久仁夫総務部長  お答えします。 新たな市街地の形成ということで,新たな町名を検討する場合には,住居表示やそのほか町会町名整理方式などがございますが,こういった有効な手段がございます。そのようなことから検討の余地はあるものと考えておりますが,やはり地元の合意形成,これは必要不可欠となると思っております。 ○寺田寿夫議長  17番大竹 昇議員。 ◆17番(大竹昇議員)  大変結構なお言葉,ありがとうございました。 以上で私の一般質問を終わりにします。ありがとうございました。 ○寺田寿夫議長  以上で大竹 昇議員の質問を終わります。 11番後藤光秀議員。     〔11番 後藤光秀議員 登壇〕 ◆11番(後藤光秀議員)  改めまして,皆さん,こんにちは。 まさか午後1時からだと思っておりましたので,ちょっとあたふたしてしまいますが,よろしくお願いいたします。 今回もご意見をお預かりいたしました市民の要望を踏まえて,できるだけ簡潔明瞭に質問を行いたいと思います。 今回は,大きく4つの項目で,まず1点目は,当市での動物愛護の取り組みについて,2点目は,龍ケ崎FMラジオ開局について,3点目は,空家問題重点地域への対策について,最後に,出し山町と野原町の安全対策について,4つの大項目から提案を含めて質問をさせていただきたいと思います。 はじめに,動物愛護の取り組みについてであります。 動物愛護に関しての質問は,これまで私自身何度も取り上げさせていただきました。しかし,やはり動物愛護の向上に向けて,市政でできることを考えれば考えるほど,様々なハードルや課題等も多いものと私自身,よく痛感しているところでもございます。 例えば,簡単に動物好きな方も嫌いな方も様々でございますし,愛犬とともに生活をしている方もいれば犬嫌いな方も猫嫌いな方もいる。さらに,野良犬や野良猫の問題,また公園でのペットのふん尿の問題も含めてみましても,全体意見を反映させることは極めて難しいのではないか,そういったことが,まず行政サービスのはじめの課題ということも私なりに理解しているつもりでもございます。 しかしながら,当市でも様々な懸念を抱えながらも,迷い犬預かりサポーター制度や市民健康の森へのドッグラン整備を開始してくださっていること,私自身,これまでこういったドッグランの必要性ですとか可能性ですとか,さらに動物愛護の向上の提案など質問させていただきましたことからも,執行部の皆様方には,心からまずもって,そのご尽力に感謝,御礼を申し上げる次第でもあります。 しかしながら,全国的に考えてみましても,まだまだ茨城県は動物の殺処分ワーストの脱却に向けて,取り組みの課題は山ほど抱えているところと考えます。 そこで,まずはじめに,当市における動物愛護の取り組みとして,現状をお伺いしたいと思います。龍ケ崎市におきまして,動物愛護に関する取り組みの現状をお聞かせください。 次からは,質問席にて発言をいたします。 ○寺田寿夫議長  宮川産業経済部長。     〔宮川 崇産業経済部長 登壇〕 ◎宮川崇産業経済部長  動物愛護に関します主な取り組みについてでございます。 本市では,市民により迷い犬や猫,これを保護した場合,あるいは飼い主や猫がいなくなったとの情報が寄せられたときには,多くの方にそういった情報をお知らせするために,迷い犬や猫の保護情報並びに逸走情報を市のホームページ等に掲載するとともに,警察署や周辺自治体とも情報を共有し,飼い主のもとに戻ることができますよう対応しているところです。 また,市民の方が迷い犬や子猫を保護した後,市に引き渡されたときには,茨城県動物指導センターに引き渡しをすることになりますが,市では犬や猫が飼い主のもとに戻れる機会が少しでも増えますよう,1週間程度世話をした後に引き渡しをしております。 さらに,今年度より龍ケ崎市迷い犬預かりサポーター制度,これを創設いたしました。この制度は,市で保護した迷い犬をさらに期間を延長して,サポーター登録者のご自宅で預かっていただくことにより,迷い犬が飼い主のもとに戻れる機会がさらに増え,殺処分されるような犬が少なくなることを目指した本市独自の取り組みで,現在7名の登録をいただいております。 なお,茨城県では,地域住民と飼い主のいない猫の共生を目指して,地域猫活動推進事業を平成29年度から始めております。この事業は野良猫の数が増えることを抑えることを目的として,野良猫に避妊去勢手術,これを施し,もとの地域に戻すものですが,今年度,本市を経由して同事業の申請が行われ,市内の松ケ丘地区において地域猫活動が実施されております。そのほか公益財団動物基金が実施しております無料避妊手術助成事業の行政枠,これを活用いたしまして,野良猫の不妊手術が市内の貝原塚町と馴馬町の2地区で実施されております。市内の一部ではありますが,野良猫を増やさない,こういった対策も始まっているところでございます。 ○寺田寿夫議長  11番後藤光秀議員。 ◆11番(後藤光秀議員)  ありがとうございました。 当市でも今年度からの迷い犬預かりサポーター制度が創設されたということと,現時点で7名の方から登録していただけているということで,本当にありがたいことです。今後におきましても,ぜひ,サポーター登録者増を目指して,市としても情報発信など,ぜひ積極的に行っていただきたいなと思いますので,よろしくお願いいたします。 それでは次に,今後の課題についてをお伺いをいたします。 先ほど冒頭にもお話ししましたとおり,動物愛護に関する様々な懸念や課題も抱えているところと思いますけれども,現在,当市ではどういったことを今後,課題としているのかお聞かせください。今後の課題について,また方向性につきましてもお尋ねをいたします。 ○寺田寿夫議長  休憩いたします。 午後1時,再開の予定であります。              午前11時59分休憩                                                 午後 1時02分再開 ○寺田寿夫議長  休憩前に引き続き会議を再開いたします。 宮川産業経済部長。     〔宮川 崇産業経済部長 登壇〕 ◎宮川崇産業経済部長  動物愛護の取り組みについての課題と方向性についてでございます。 本市では,野良猫がふえないよう猫の室内飼いを推奨するとともに,犬や猫に対しまして避妊去勢手術を施すことが無秩序な繁殖に有効であることから,広報紙などを通しまして市民の皆様にお知らせをしているところです。 しかし,今年度1月までの10カ月間に当市を通して茨城県動物指導センターに引き渡されました猫は11頭,犬が1頭で,ちなみに昨年度は猫が27頭,犬が4頭で,犬につきましては徘徊していたところを保護されたものですが,猫につきましては多くは子猫で,野良猫が産み落としたものでございます。 こうした状況は減少傾向にあると捉えてはおりますが,今後も地域猫活動などについての広報を通しまして,地域猫活動に対する認知度を上げることなどが必要であると考えております。今後とも犬猫の終生飼養や不幸な命を産まないことにつながりますような取り組み,これを進めてまいりたいと考えております。 ○寺田寿夫議長  11番後藤光秀議員。 ◆11番(後藤光秀議員)  ご答弁ありがとうございました。 それでは,次にお伺いいたしますのは,当市での動物愛護に関することや迷い犬,迷い猫,様々な動物問題に対応されている市役所の業務体制についての質問に移らせていただきます。 これまでもこのように一般質問でこのように取り上げさせていただいても,また意見交換の場でも,執行部の方々と相談をさせていただいたときも,まずどこか,先ほどのご答弁の中にもありましたけれども,民間の団体あるいはボランティアで動いてくれる市民がいればですとか,NPOですとか,動物愛護協議会をつくるにしても,やはりそういったボランティアで管理してくれそうな団体がいないか,そういった声をよくお聞きします。やはりまず,当市が市役所の中で3人でも4人でも少数でもいいと思いますので,そういった担当グループをつくってからでないと,市民に募集をかけてもどこか何か投げやりに聞こえるというか,やるならどうぞやってくださいに聞こえてしまうんですよね,温度的に。 これは以前,動物愛護に関する意見交換会の際に実際に私がお聞きしたことなんでございます。現在,当市のこういった動物の担当職員は,あくまでも実質的になんですけれども,1人だと私は伺っております。それではやはり幾ら環境対策課が窓口となっていても,担当職員が足りていないんじゃないかなというふうに思うんです。まずは,こういった市の受け入れ体制が万全でないと考えます。 そこで,このような動物愛護やペット・動物対応の職員の増ですとか,このような担当グループの組織・強化でサービスや対応の強化・拡大への期待がさらに一歩前進できるのではないかなと考えるんですけれども,これについていかがなものでしょうか。市の見解をお聞かせください。 ○寺田寿夫議長  宮川産業経済部長。     〔宮川 崇産業経済部長 登壇〕 ◎宮川崇産業経済部長  動物愛護担当職員の増員ですとか,担当グループ新設などでの体制の強化についてでございますが,動物愛護につきまして,現在は環境対策課環境保全グループの5名で業務を行っているところです。そのうち動物愛護に関係する業務につきましては,主担当が1名,副担当1名で対応しておりまして,それぞれが環境保全に関する別の業務と兼務をしているという状況です。 なお,狂犬病の集合注射などで人員が必要なときは,課内のほかのグループ職員が協力して対応をしております。 近隣自治体,牛久市や取手市,稲敷市等の職員体制につきましても本市同様,主担当者1名で別の業務と兼務しているというような状況でございました。 いずれにいたしましても,市としましては動物愛護に関連した新たな取り組みや業務などを実施する際には,市民サービスを第一といたしまして適切に対応していきたいと考えております。 ○寺田寿夫議長  11番後藤光秀議員。 ◆11番(後藤光秀議員)  ありがとうございます。 今,動物愛護について環境対策課のグループ5名で業務を行っていると,そのうち動物愛護に関する業務については担当1名と副担当が1名というふうにおっしゃったんですけれども,よくわからないんですよ。5名なのか,1名なのか,2名なのかよくわからないなというふうに思うので,そういったところでやっぱりグループというか,強化していったらいいんじゃないのかなというふうに,窓口として,思いますので,そういった趣旨ですのでご検討いただきたいなと思いますのと,また近隣自治体の職員も当市と同様といった内容かもしれませんけれども,私は今よりもさらにこの当市のサービスや対応の強化が期待できるのではないかといった趣旨で質問をしておりますので,別に近隣自治体と足並みをそろえる必要はなくて,むしろほかよりもやらなきゃという意味で問いかけをしています。 市民サービスが,また最後に,第一とありましたけれども,これも当然のことだと思います。私が言っているのは,あくまでも動物のサービスを上げましょうではなくて,動物が好きな市民,動物愛護に取り組む市民へのサービスだと思っていただきたいんです。なので,ぜひ職員の皆様にももっと負担を抑えるためにも,またはもっと効率的かつサービスの対応の強化にもつながるように行政も体制をつくる,そういった意味でぜひ今後の検討課題にしていただきたいなと思いますので,これは私からの意見として申し添えておきます。 それでは,最後にお伺いをいたしますのは,猫の避妊手術の助成金についてであります。 ここで言うものは先ほども少し内容に出てきましたけれども,飼い主のいない猫ですとか野良猫ですとか,去勢不妊手術費用の助成金サービスのことなのですけれども,近隣では牛久市ですとか阿見町も助成制度を行っていると伺っております。このような飼い主のいない猫への助成金サービスが当市独自にできないかどうかお聞かせいただければと思います。 ○寺田寿夫議長  宮川産業経済部長。     〔宮川 崇産業経済部長 登壇〕
    ◎宮川崇産業経済部長  本市を通して茨城県動物指導センターに引き渡されている犬や猫につきましては子猫が多い状況でありますことから,殺処分を減らすためには,飼い主のいるペットはもとより,野良猫に対する避妊去勢手術,これの実施が一定の効果があると考えております。 県内自治体におきます猫の避妊去勢手術に対する助成制度につきましては,今ご紹介ありました牛久市,阿見町,河内町のほか,合計16の自治体で導入をしているところです。また,飼い主のいない猫に対します助成制度につきましても,県内では4自治体が制度をしております。 避妊去勢手術を施すことにつきましては,原則,飼い主の責任において行うべきであるという考え方もございますので,当市単独の助成制度,これの導入につきましては研究課題とさせてください。よろしくお願いいたします。 ○寺田寿夫議長  11番後藤光秀議員。 ◆11番(後藤光秀議員)  ぜひ研究していただきたいと思います。 ヒアリングでお伺いしていないことなんですけれども,もしお答えできればでいいんですけれども,今のご答弁の中で飼い主のいない猫に対する助成制度は県内で4自治体が制度しているといったことですが,その4自治体ってどちらかわかりますか,それに加えて,もしその助成金額もわかれば。わからなかったら別に結構です。 ○寺田寿夫議長  宮川産業経済部長。     〔宮川 崇産業経済部長 登壇〕 ◎宮川崇産業経済部長  4自治体でございますが,現在手元にある資料では2自治体,牛久市と阿見町は把握しておりますが,そのほかはちょっと不明ですので後ほどでございます。 助成金額でございますが,牛久市の場合は猫の場合,雌が3,000円,雄が2,000円,飼い主のいない雌猫,これが1万4,000円で,雄猫が9,000円,それから阿見町につきましては,犬猫ともに雌が4,000円で,雄が3,000円,飼い主のいない猫の雌が1万4,000円,雄が1万円という状況です。 ○寺田寿夫議長  11番後藤光秀議員。 ◆11番(後藤光秀議員)  すみません,突然の質問,ありがとうございました。 こういった助成金額って多分どこもばらつきがあると思うんです,金額に。ただぜひ検討課題としていただけるということですけれども,まずは先進事例をぜひ調査研究していただきたいなと思います。猫の避妊手術をしていくのは,やはり原則,飼い主の責任といった内容のご答弁の言葉もありましたけれども,飼い主の責任というのは当然のことなんですけれども,飼い主のいない猫への当市の考え方について,やはり今後,建設的に課題としていただきたいなと思いますので,取り上げさせていただきました。ぜひ前向きに柔軟に,まずは先進事例を知ることからでも進めていってください。龍ケ崎でも動物愛護条例の制定,さらに動物の担当職員グループとしての組織あるいは強化をぜひ前向きに調査研究していただけますよう最後に要望とさせていただきまして,この動物愛護の取り組みについての質問は終わりにいたします。 次の質問で,龍ケ崎FMラジオ開局についての項目に移りたいと思います。 このFMラジオについてのご提案は過去に,6年,7年前ですか,平成24年の9月議会でも一般質問で取り上げさせていただいたことがございます。県内では,つくば市,日立,水戸,鹿嶋市でもコミュニティFMを活用しておりまして,以前の質問の際にもご答弁の中に,情報発信のみならず災害時も情報提供の強みがある,また地域密着の幅広い情報ツールの一つとして可能性のある選択肢でもある,こういった答弁内容としましては前向きに捉えられる検討段階にあったんじゃないかなというふうに受け取れました。 このコミュニティラジオFMを開局するに当たっては,やっぱり情報発信の観点からも大きな期待も考えられるところでありますことからも,再度当市の見解を伺いたいと思います。これまでも着々と新しいことにもチャレンジしようと中山市長をはじめ,執行部の皆様方には龍ケ崎行政としての様々な事業にご尽力いただきまして,このようにぽんぽん提案を次から次へとしても恐縮なんですけれども,こういったコミュニティラジオ開局に向けての,何というんですか,すごく魅力があるのに,開局した後の運営コストの問題なども含めて様々な課題も実際あるんだろうと私自身,認識はしております。 しかし,まだまだ市民の方々,そして市民活動団体の方々,多くの期待の声は今現在も私にでさえ聞こえる範囲で,なぜ龍ケ崎ではコミュニティラジオがないの,できないの,やらないのか,そういったご意見も実際まだまだございます。 そこで1点目は,改めてこのコミュニティラジオの見解をお尋ねいたします。当市の考え方をお聞かせください。 ○寺田寿夫議長  龍崎市長公室長。     〔龍崎 隆市長公室長 登壇〕 ◎龍崎隆市長公室長  お答えをいたします。 コミュニティFM放送は地域密着型のメディアであり,平成4年の放送法施行規則改正による規制緩和により制度されて以降,現在では全国で300を超える放送局が開局しております。県内におきましては,現在7局開局しております。市町村の範囲程度を放送エリアとするメディアの性質から,行政情報や観光情報をはじめ,地域のきめ細やかな情報をリアルタイムで発信することができ,また市販のラジオで手軽に受信できるため,インターネットをふだん利用していない高齢者層等への情報伝達メディアの一つとしても有効であると認識をしております。 また,災害時におきましては,その即時性を生かし,伝達手段の一つとして活用できるものと考えております。 一方で,放送局の運営につきましては,第三セクターや民間企業が運営するケースのほか,最近ではNPO法人が運営するケースなど様々な運営形態がございますが,自治体からの出資を受けながらも,開局後に経営が続かず廃局になるケースもございます。持続可能な運営体制の構築が課題であると,このように認識しているところでございます。 ○寺田寿夫議長  11番後藤光秀議員。 ◆11番(後藤光秀議員)  ありがとうございます。 行政情報ですとか観光・地域情報など,また災害時の即時性というんですか,情報伝達の有効活用ができるという内容と,また一方で,やはり運営の継続の難しさといった,そういった含めてのご見解ということなんだと思います。 それでは次に,当市で龍ケ崎コミュニティFMラジオを開局した場合,現在当市では,どのように考えられるかをお聞かせいただきたいと思います。例えば当市において開局した場合に想定されるメリットや効果などについてお尋ねいたします。 ○寺田寿夫議長  龍崎市長公室長。     〔龍崎 隆市長公室長 登壇〕 ◎龍崎隆市長公室長  当市においてコミュニティFMの放送局を開局した場合,幾つかの想定される効果につきましてはお答えをいたします。 1つ目の効果といたしましては,地域密着型メディアの特性を生かし,市民や周辺地区の住民の方を対象とした即時伝達が必要な臨時情報や,地域のイベント情報等をリアルタイムで発信できるといったメリットがございます。 2つ目といたしましては,市民の方や地元の企業などが番組放送や番組制作に参加することにより交流・連携が生まれ,地域コミュニティの活性にも寄与することが期待できます。 また3つ目といたしましては,災害時において当市におきましても,地域の形状や放送塔の配置による音声の反響などにより防災行政無線が聞こえにくい難聴地域が存在いたすため,補完する手段としては大変有効であり,メール配信やツイッター,フェイスブックなどのSNSに加え,FM放送の活用が期待できるものと考えております。 ○寺田寿夫議長  11番後藤光秀議員。 ◆11番(後藤光秀議員)  ありがとうございました。 ただいまのご答弁ですと,対象とした地域への臨時情報ですとか,またはイベント情報などリアルタイムでお伝えすることができる,また市民や企業など,番組放送といった地域コミュニティですとか,3つ目ですか,やはり災害時の有効な手段となるんじゃないか,こういったこれらをお聞きしても,やはりコミュニティラジオの魅力も期待も十分,当市も認識をしていると捉えさせていただきます。 それでは最後にお伺いいたしますが,このコミュニティFM,ラジオ局を開局するための条件整備としましてはどのように捉えているのか,コミュニティラジオを開局するためにずばり当市の条件をお伺いいたします。開局するためにクリアしなければならない課題ですとか条件など,いろいろあるかと思うんですけれども,その点をお聞かせいただければと思います。 ○寺田寿夫議長  龍崎市長公室長。     〔龍崎 隆市長公室長 登壇〕 ◎龍崎隆市長公室長  お答えをいたします。 コミュニティFM放送局の開局に当たっての課題についてでございますが,一番大きなハードルとなっておりますのは,放送局の運営を担う団体の選定を含む運営方法の問題,また開局及び運営に必要な多大な経費でございます。 総務省の調査によりますと,コミュニティ放送の現状といたしまして放送局の約4割が赤字経営となっており,制度以降,300を超える放送局のうち二十数局が廃止に至っております。運営経費につきましては,県内のある自治体の例を申し上げますと,初期導入経費といたしまして放送スタジオの改修費用,設備設置工事及び開局準備経費等を含め,自治体が三千数百万円を出資したと伺っております。 また,放送局の運営におきましても自治体直営ではございませんが,自治体が運営費の一部として年額約1,900万円を負担しているとのことでございます。 また,総務省の「平成29年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」によりますと,各メディアを利用されている方の割合,いわゆる行為者率におきまして,全年代平均でテレビの視聴が80.8%,ネット利用が78.0%,これに比べましてラジオ聴取が6.2%と非常に低い割合となっております。ネット利用者は毎年増加傾向にある一方で,ラジオ聴取者は減少しております。このことからも,当市でもリアルタイムでラジオを聴取している方は少ないものと推測され,費用対効果の面からも大きな課題であると認識しているところでございます。 ○寺田寿夫議長  11番後藤光秀議員。 ◆11番(後藤光秀議員)  やはり運営するに当たっての経費というのが課題かなという印象なんですけれども,総務省の調査と言ったんですか,それが結果によると4割が赤字経営となっているというふうなお話があったかと思います。 また,県内のほかの自治体での例からも,スタジオ改修ですとか設備準備経費など多くのお金が必要だということも,それなりのやはり機材ですとか設備をかけるには,当然かかるものは,かかってくると思います。 ただ私から最後に言っておきたいんです。今のご答弁の中で,総務省ですか,その調査結果の4割が赤字だとしても,反対に6割は黒字なんじゃないんですか,もしくは,とんとんなんじゃないでしょうか。そういったところの捉え方も一つだと思うんです。やはり失敗しているところを例にするのはできませんから,また今のご答弁の中にもありましたスタジオの設備のことなんですけれども,例えばですけれども,先ほど大竹議員からもサプラの話がありましたけれども,そういったショッピングセンターの中で店舗の中の一角を使ってのオープンスペースでも,やろうと思えばできるんじゃないかと思いますし,先ほどの情報発信メディアの調査結果というのがありましたけれども,ラジオが6.2%といったんでしたっけ,ですよね,ネット利用率が増加して七十数%というところでありましたけれども,今はその反対にネットでラジオを聞く時代になっているんですよ,サイマルラジオというんですけれども。なので,費用対効果の課題が大きいことというのは,もう本当にもちろん十分前例を例えに挙げるとわかるんですけれども,そうならばいかに費用を抑えて市民サービスをやるかという考え方も一つの研究課題として,ぜひ捉えていただきたいなと思うんです。 市民活動日本一を目指している当市でもありますし,本当に市民活動団体が実際多いじゃないですか。先ほども市民活動フェアのお話もありましたよね。僕も今,理事として活動しておりますけれども,音楽協会だってもう数百団体ですよ,個人からバンドから団体を合わせればですし。文化団体も多くある中で,当市でもコミュニティFMが実現できれば,もっともっと文化芸術,市民活動の全て,さらには商店街や市内の飲食店,企業,各協会団体,そして行政の情報の発信サービスの充実,防災情報手段の拡充,費用・経費を抑えて数多くの逆にこのメリットを考えれば,少しぐらい赤字ぶっても,赤字ぶってもなんて言っちゃったら怒られるかもしれないんですけれども,それより4割の赤字組を気にするんではなくて,その6割を気にしていただきたいなと思いました。ぜひ,これは今後の検討課題として研究していただきたいんですけれども,まずは試験的スタートからでも前向きに考えてみようという,そういった龍ケ崎であってほしいなと願っておりますので,いろいろ難しい課題等あることも承知の上でありますけれども,今後ぜひ前向きに調査研究を進めてほしい,このように要望とさせていただきますので,よろしくお願いをいたします。 次の質問で空家問題重点地域への対策についてお伺いをいたします。 まずはじめに,当市におきましても昨年の平成30年3月に龍ケ崎市空家等対策計画が策定されたところでありますが,改めて特に空家問題重点地域といっていいのかわからないんですけれども,例えば老朽が進んで危険な状態となった空き家等の対策について,まず当市では現在どのようにされているのか,現状についてお聞かせください。 ○寺田寿夫議長  斉田市民生活部長。     〔斉田典祥市民生活部長 登壇〕 ◎斉田典祥市民生活部長  お答えいたします。 危険な状態となった空き家等の対策についてでございます。 老朽した空き家等が多く分布する龍ケ崎市街地や築年数が経過しておらず利活用が比較的容易である空き家等が発生しつつある北竜台市街地など,地域によってその空き家等の状態は様々なものとなっております。 このようなことから,当市では特に重点的に対策を講じる地域を定めず,市内全域を対象として空き家等の状態に応じた空き家等対策に取り組んでいるところでございます。 その中でも建物の老朽や庭木の繁茂など,その状態がひどく,危険な状態の空き家等につきましては,まずは所有者等に改善に向けた情報提供や助言などをしております。その結果,今年度は1月までに確認できたものとして8軒の空き家が解体除去され,またそのほかにも1軒,遺産分割協議をまとめた上で,隣のお宅とのマッチングを行いまして売買に至っております。 ただそれでもなかなか改善が図られない物件もございますので,その場合は昨年12月21日に龍ケ崎市空家等の適正な管理に関する条例も施行となりましたが,所有者等の同意のもとに必要最低限の危険回避のための措置を講じているところでございます。本年度は,これまでにトタンの壁や剥がれ飛散しそうであった部分を剥がす,開放された玄関をベニヤ板で打ちつける,さらには相続放棄による相続人不存在の物件の庭木の伐採など,合計11件について対応しております。 また,危険な空き家等の所有者には,龍ケ崎市老朽空家等解体費補助金制度の活用についても積極的に周知を行いまして,本年度には小学校に近接し,多くの小学生の通学路に面したブロック塀が傾いている老朽空き家に対し,補助金を交付し解体除去に至ったという事例もございます。 以上でございます。 ○寺田寿夫議長  11番後藤光秀議員。 ◆11番(後藤光秀議員)  ありがとうございました。 席に着いて大変恐縮なんですが,すぐ課題をお聞かせください。危険な状態となっている空き家等の対策に関する課題,お聞かせください。 ○寺田寿夫議長  斉田市民生活部長。     〔斉田典祥市民生活部長 登壇〕 ◎斉田典祥市民生活部長  危険な状態となった空き家等の対策に関する課題でございます。老朽が進み危険な状態となった建物や,管理が行き届かず道路等に著しく繁茂した庭木などの対応における課題でございます。 周辺の住環境に影響を与えるまでひどい状態となった空き家等には,本来管理をすべき所有者等が様々な事情を抱えております。具体的には,空き家等が相続登記なされておらず,相続関係が複雑になってしまっているケース,所有者等が解体除去や修繕等を行おうとしても金銭的に困難であるケース,所有者等が高齢のため施設等に入所・入院しているケース,さらには空き家に対する所有者等の意識が低いことなどがございます。 市といたしましては,これらのケースごとに優先順位を付しながら,所有者等の親族や関係機関などと連携し,その対応に努めているところでございます。 以上でございます。 ○寺田寿夫議長  11番後藤光秀議員。 ◆11番(後藤光秀議員)  ありがとうございました。 先ほどのご答弁の中にも,特に重点的に捉える地域は定めていないといったお話がありましたよね。今のご答弁の中でも優先順位をしっかり対処しながらといったところでありました。 それでは次は,それらの課題を踏まえた上で重点地域への対応について市の考え方をお伺いいたします。 例えば,これは私自身が松葉地域の主婦の方からいただいたご意見です。その方のご自宅のお隣がちょうど空き家になっておりまして,そこは鍵があいているのか,深夜に人がその空き家に入っていたり,外国人のようなんですけれども,この場合はですよ,またハクビシンが出てきたり,さらにその近隣では不審者を見かけたり,不審者情報でも流していたこともあったそうです,市からのメールで。男性でももちろんこれは安心できないでしょうし,女性の方からすれば特に怖い思いを何度もしているといった,そういったご意見でした。 そこで,例えばこのような,こういった面で安全ではない空き家,そういった防犯も含めてなんでしょう,そういったところの安全でない空き家も実際にあることからも,不審者が侵入する,そういった可能性のある空き家等を監視する対策として,例えば地元自治会などからその場所への防犯カメラの設置の要望があれば,市として例えばその防犯カメラを設置するための補助金を出すことは,防犯面,安全・安心面としても一つの対策となるのではないかと考えますが,いかがでしょうか。 ○寺田寿夫議長  斉田市民生活部長。     〔斉田典祥市民生活部長 登壇〕 ◎斉田典祥市民生活部長  いわゆる防犯カメラに関します諸補助金の件についてでございます。 当市には安全で安心なまちづくりを推進するため,自主防災活動の補完として防犯カメラ等を設置する住民自治組織等に対し,その設置費用の一部に補助金を交付しております。しかしながら,特定の空き家や空き地等を監視する目的で設置する防犯カメラにつきましては,当該補助金を交付することができません。空き家等のドアが未施錠や窓が開放状態であることから,不審者が出入りしている可能性がある場合や,動物がすみついている場合には,交通防犯課のほうにご連絡をいただければ担当者が現場を確認し,まずは所有者等に連絡し改善をお願いするとともに,必要に応じまして防犯サポーターによる見回りや竜ケ崎警察署に協力をお願いするなど,その都度,個別に対応してまいります。 以上でございます。 ○寺田寿夫議長  11番後藤光秀議員。 ◆11番(後藤光秀議員)  ただいまのご答弁によりますと,特定の空き家を監視するための目的でのカメラ設置というのはできませんと,はっきりおっしゃていましたよね。実際にこの空き家に不審者が出入りしているところなんです。ハクビシンなどの動物がすみついている場合は,交通防犯課に連絡をして現場確認して,所有者に連絡をしていただけるといったことだったと思うんですけれども,また,防犯サポーターと警察署に協力してもらうというような内容だったと思います。 ただやはり,この空き家問題の一番の課題は,そもそもその所有者との連絡がつかない,つきにくい,といったことも大きな課題であると思いますし,それを何というんですか,そういった重点地域といっていいのかちょっとわからないんですけれども,そこの安心・安全面の対策としては,やはりそういった防犯カメラの設置要望は地域から,自治会からの要望であれば,まずは所有者に連絡してみますといった回答であれば,どこまで本気でこの問題に取り組んでくれるんだろうと,やっぱり既に今現在,不安・恐怖を感じている市民からすれば,やっぱりそんなもんかと思っちゃいますよ。ぜひ,今後の研究課題としてこういった要望が地域からあれば,まずはほかの事例なども参考にしながらでも検討しますぐらいのご答弁は難しいでしょうか。市民に説明できないじゃないですか,僕も。こういった住民が不安を感じている,恐怖を感じている,たかが防犯カメラの設置くらい,完全に管理し切れていないところの空き家の安心・安全対策の一つとしてももう少し前向きに検討していただきたいんですけれども,もう一度ぜひ,副市長,ご指名でご答弁お願いします。 ○寺田寿夫議長  川村副市長。     〔川村光男副市長 登壇〕 ◎川村光男副市長  質問にお答えしたいと思いますが,特定の空き家・空き地等を監視する目的での防犯カメラの設置についてでございますけれども,基本的には市のほうの交通防犯課にご連絡をいただいて,こちらの手法として例えばどうしても防犯カメラを設置して監視する必要性があれば,こちらで対応できるところは対応していきたいなというふうに考えていますので,そういったことも踏まえて研究させていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。 ○寺田寿夫議長  11番後藤光秀議員。 ◆11番(後藤光秀議員)  すみません,ありがとうございました。 まずはこういった空き家問題の中にもこういう不審者が目撃されていたり,あとは安心できない安全でない箇所については,ぜひ改めて調査していただきたいと思いますので,これは要望とさせていただきますので,よろしくお願いをいたします。 それでは,最後の質問です。 出し山町・野原町の安全対策についての質問に移ります。 まず1点目は,今回の平成31年度の予算書に計上されております転落防止柵の設置について,詳しく詳細を伺いたいと思います。 この出し山町と野原町に係る龍ケ崎小学校の脇を流れる大正堀川に沿ったガードレールのところについてでありますけれども,反対側の城下と緑町側は高い位置までフェンスが設置されているのに対して,出し山と野原町側には腰よりも低い位置のガードレール,老朽がもう進んでさびてゆがんでいる状態で,さらに結構前なんですけれども,転落死亡事故もあったところでもあります。3年以上前からこういった一般質問でも何度か取り上げさせていただきました。だからこそ今回やっとこの予算に計上されたことが本当に私も住民の一人としてやっとの思いで,市の対応にまずもって感謝申し上げる次第なんですけれども,これは予算委員会で質疑しようとも考えたんですけれども,この一般質問でこれまで触れさせていただいておるところでございますので,まずこの転落防止柵について,どんな転落防止柵を予定しているのか,そして工事の期間や今後の予定など,その内容について詳細をお聞かせください。 ○寺田寿夫議長  宮本都市整備部長。     〔宮本孝一都市整備部長 登壇〕 ◎宮本孝一都市整備部長  平成31年度の予算に計上しました出し山町・野原町地区の水路転落防止柵設置工事についてでございます。 当該水路は龍ケ崎小学校裏の出し山町から野原方面へ,大正堀川や市道と並行して流下しております。その間の約980メートルについては,市道にガードレールが設置されておりますが,転落防止等については万全とは言えない状況でございます。このため,歩行者や自転車利用者などの安全対策として転落防止柵の設置を計画したものでございます。 工事の内容といたしましては,高さ1.5メートルのネットフェンスの設置,老朽したガードレールの更新,維持管理用の出入り口の設置等で全長約980メートルを平成31年度から3年間で整備しようと計画しているものでございます。平成31年度の工事予定箇所につきましては,龍ケ崎コミュニティセンター及び龍ケ崎小学校北側の約300メートルで,工事期間は約5カ月ほど見込んでいるものでございます。工事の時期についてでありますが,早期発注に努めるなど,年内の完成を目指したいと考えているところでございます。 以上です。 ○寺田寿夫議長  11番後藤光秀議員。 ◆11番(後藤光秀議員)  ありがとうございました。 それでは次に,出し山町のセブンイレブン裏手にあります交差点の安全強化について質問をいたします。 これまでもこの出し山町セブンイレブン裏手の交差点箇所の安全対策としまして,地元の要望としてお願いをさせていただいてきましたが,電柱のところへの注意看板ですとか,一時停止を促すあの黄色いパンダシールですとか設置されてきました。 ただ,やはりこの交差点は私自身もすごく近所なので,ほぼ毎日通るんです。なのでよくわかるんですけれども,ちょうどセブンイレブンの裏手の通りってスクールゾーン,通学路になっているんですよ,小学生の。毎日地域の防犯パトロールで地域巡回員の方々によって安全確保にご尽力いただいているところなんですけれども,通学路の直線ラインといったらいいんでしょうか,何ていったらいいのか,東西方向よりも南北方向がどうしてもこの横方向に車が減速しない傾向にあるんじゃないかなと思うんです。この交差点での車の事故も実際何度か起きていると伺っております。 電柱に取りつけていただいた注意看板ですとか,迅速にご対応いただいたパンダシールも本当に感謝しているところではありますけれども,正直,目立たないんですよね。なので,そこで改めて今回も,連日防犯パトロールで小学生児童の登下校を見守ってくださっている地域巡回員の方々より,これは要望としてお預かりしておりますのでお聞きします。 この出し山町セブンイレブン裏手の交差点に対するさらなる安全確保のための対策を再度改めて要望しますが,市の見解を伺います。 ○寺田寿夫議長  斉田市民生活部長。     〔斉田典祥市民生活部長 登壇〕 ◎斉田典祥市民生活部長  出し山町セブンイレブン裏の交差点への安全強化についてでございます。 当市では,これまで地元からの要望に基づきまして,当該交差点付近の電柱に「学童多し注意」,「スピード落とせ交差点注意」の看板を設置するとともに,東西方向の道路交差点手前の路面には,一時停止を促すパンダの絵柄のついたストップマークを設置したところでございます。主となる南北方向の通行につきましては,過去に竜ケ崎警察署より4方向における一時停止の交通規制は実施しないとする見解をいただいておりますが,当市といたしましても交差点に対する注意を促す路面ペイントや新たな場所への注意喚起の看板等の設置など,さらなる安全対策について検討してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○寺田寿夫議長  11番後藤光秀議員。 ◆11番(後藤光秀議員)  交差点への注意を促す路面ペイントですとか,新たな場所への注意看板等の設置などご検討いただけるといった前向きなご答弁と受けとめさせていただきます。 今ご答弁の中にありました警察署から4方向における一時停止の交通規制は実施しないという内容があったと思うんですけれども,私も以前そんなふうにお聞きしたんです。その理由ってあるんですか。4方向に一時停止規制しているところってほかにありますよね。実際あるんですよ。例えば根町,撞舞通り,ありますよね。そういったところってあると思うんですけれども,何かその理由ってわかりますか。ご答弁いいです,すみません。それ後でわかったら教えてください。実際ほかにも見かけるなと思っているので,何か理由あるのかなというのは,実は聞くんです。なので,その辺わかれば今後教えてください。 また,先日に課長にもお伝えさせていただきましたけれども,パンダシールでも範囲が短いというか,小っちゃいんですよ。なので,歩いている人には気づくかもしれませんけれども,通学している小学生たちは気づくんですけれども,気づいてほしいのは車なので。なので,もうちょっと,せっかく設置するならもっとどーんと目立つようにお願いします。あそこは車で走れば本当にわかると思うんですけれども,ミラーもないし,停止ラインもないので,減速しようと気づく方って少ないと思うんです。なので,さらなる安全対策として効果的な対策をご検討いただけますよう改めてお願いを申し上げます。 次の質問です。 野原町への横断歩道設置の要望についてです。 今のこの出し山町セブンイレブンの前から野原町に真っすぐ向かっていくと,コスモスタンドがあります。そのコスモスタンドから東側に真っすぐ進んだ1つ目の交差点があるんですけれども,わかりますか。昔,靴屋さんで,今は新聞屋さんで,その前が今空き地になっているんですけれども,ヤグチ花屋さんでしたっけ,昔。その十字路のことなんですけれども,ちょうどコスモスタンドの前の白線,ゼブララインというんですかね,このしましまになっている,あのラインが差しかかるところというか,そこでストップするんですという理由からなのかわからないんですけれども,はっきりとしたお答えがわからないんですが,以前そういったそこに差しかかってしまうから,そこに横断歩道の設置は難しいんだよという警察署の回答があったというような,地元の方からお聞きしたんです。 ただこの交差点,今言っている交差点から本当に信号まで数十メートルしかないと思うんですけれども,確かに。その交差点って,実は以前,歩いて横断する際に交通事故に遭った方もいて,やはりこのまま無視するわけにはいかないスポットなんじゃないかなって本当に聞いていると思うんですよ。ご存じでしょうか,その事故。ちなみにこれも死亡事故なんです。歩いて横断する方が車にはね飛ばされた死亡事故なんです。なので,これもヒアリングの際にもお話ししましたけれども,たとえその交差点から数メートルずらしても,数十メートル離れたところでもいいと思うんですけれども,そういったところに横断歩道の設置を市としてもご検討いただきたく要望させていただきたいんですけれども,いかがでしょうか。 ○寺田寿夫議長  斉田市民生活部長。     〔斉田典祥市民生活部長 登壇〕 ◎斉田典祥市民生活部長  野原町への横断歩道設置の検討についてでございます。 横断歩道の設置につきましては,交通規制に関するものでありますことから,竜ケ崎警察署の所管となるところでございます。ご要望いただきました交差点への横断歩道設置につきましては,先般,地元より竜ケ崎警察署にご要望を出されたと伺っておりますが,再度竜ケ崎警察署に確認しましたところ,県公安委員会への上申はしたものの,信号機の設置されている出し山町交差点からの距離が近いため,横断歩道の新規設置はできないとのことでございました。 ただもう少し東方向へ信号機から離れた位置への横断歩道の設置であれば,歩行者がどの程度いるのか,なぜそこを渡らなければならないのか,また車両の交通量はどの程度なのかといった様々な状況を勘案し,設置を再検討することもできるとも伺っております。 当市といたしましても,地域住民の方々からいただきました交通規制等の要望を取りまとめた上,年2回,7月と2月でございますが,竜ケ崎警察署へ要望をお伝えしておりますので,引き続き設置をご希望の場合には,新たな設置場所をご検討の上,交通防犯課までご相談いただきますようお願い申し上げます。よろしくお願いします。 ○寺田寿夫議長  11番後藤光秀議員。 ◆11番(後藤光秀議員)  ありがとうございました。 信号から離れた場所での設置であれば再検討しますよといった警察からの回答だったということですよね。わかりました。改めて地元の希望・要望等を整理して再度ご相談させていただきたいと思いますので,またそのときは改めてぜひともお力になっていただけますようお願いを申し上げます。 それでは,最後の質問でございます。 これは質問タイトルの安全対策という項目のくくりとは少し変わってしまうのかもしれません。ただこれも地元の要望としてお預かりしておりますので,お尋ねをいたします。 最後に,コミュニティバスの停留所についての質問なんですけれども,はじめに簡単に申しますと,野原町内にはコミュニティバスの停留所が一カ所もございません。なぜ野原町には一カ所も停留所がないのか,そういった地元の方々からのご意見が多くございます。出し山の郵便局のほうから考えて,神田書店の前に1カ所,出し山にあって,今言っていたコスモスタンドを右折して,居酒屋のタコ一さんの前あたりにあって,緑町は。要は野原町を通らないんですよ。 そこでお聞きしたいんですけれども,なぜ野原町にはコミュニティバスの停留所がないのでしょうか,お聞かせください。 ○寺田寿夫議長  斉田市民生活部長。     〔斉田典祥市民生活部長 登壇〕 ◎斉田典祥市民生活部長  コミュニティバスの停留所につきましては,人口や店舗などの施設の集積により一定の利用が見込めること,バスの運行に必要な道路幅員が確保できること,代替交通機関の利用が難しいことなど様々な条件を加味した上でルートを決定し,その上で交通量や交差点からの距離などから安全な乗りおりが可能な場所を選定して設置してございます。 野原町につきましては循環ルートによる対応になろうと思いますが,その中では,バス運行における効率性の視点から野原町地内を通過するルート設定にはなっておりません。徒歩での利用が可能な緑町または出し山町の停留所等をご利用いただければというふうに考えてございます。 以上です。 ○寺田寿夫議長  11番後藤光秀議員。 ◆11番(後藤光秀議員)  ご答弁ありがとうございますと言いたいところですけれども,徒歩で利用が可能な緑町または出し山の停留所をご利用いただきたいという今のご答弁じゃ駄目ですよ。駄目です。 人口や店舗など一定の利用が見込まれること,また道路幅が確保できるといったそういった内容もあるかと思うんですけれども,まずこの一定の利用が見込まれることとありますけれども,一定の利用が見込まれることって,見込まれないような利用率の少ないところって,ほかだって多分あると思いますよ,逆を言えば。それと人口や店舗,そして道路幅も十分その条件を満たしているといえるかと思います。 今のままの答弁内容ですと,出し山か緑町まで歩いて利用してくださいねと言っているだけの内容にしか聞こえませんので,せめて真っすぐ行けば,数十メートル行けばもう野原町のメーン通りなんですから,ぜひちょっと迂回してでも野原町を走っていただけるようなルートの見直しですとか,もうちょっと前向きなご答弁をいただきたいんですよ。最後の要望ですので,ぜひ中山市長,改めてご答弁をお聞かせください。 ○寺田寿夫議長  中山市長。     〔中山一生市長 登壇〕 ◎中山一生市長  後藤光秀議員のご質問にお答えいたします。 停留所の設置の要望という質問が間に入るのかなと思っていましたので,ちょっと確認をしてしまいました。ということで手を挙げるのも遅くて大変失礼いたしました。 先ほどの答弁,確かに現状のままご利用くださいというような答弁でもございましたが,これまでも長い期間をかけてコミュニティバスの再編について議論を深掘りしてきたところでもございます。議員の皆様からも様々なご質問も受けましたし,議員の皆様への経過報告または概要説明などもしてまいりましたし,これからも9月の再編に向けて,報告は怠らないようにしていかなければならないなと考えているところでもございます。 今回の再編は,もう何度も説明していますけれども,簡単に私からももう一度申し上げさせていただきますけれども,やはり地域の皆さんの声はもちろんですが,実際に日々利用されている利用者の皆さんの声を重く受けとめまして,やはり利便性を高めていくことが利用者の増加にも深まるという考え方を一つの考え方といたしまして,利便性の向上を重視した再編になっております。交通結節点,ハブとなる場所を設定いたしまして,そこで乗り継ぎ券を発行するということもございますが,乗り継ぎをすることによって,おおよそ大体の場所には行ける,なおかつダイヤの設定なども乗り継ぎがスムーズいくように大変工夫をしているところでもございます。これからまだまだこれは詰めていかなければならない部分かと思いますけれども,ストレスのないような形で乗り継ぎをしながら,龍ケ崎市内,コミュニティバスが運行しているところには行っていただけるような再編を目指しているところでもございます。 そんな中で,やはりこの地域公共交通協議会においても様々な議論をしてきたところでもございますし,現在はそこで承認をいただいた上で,茨城運輸支局へ申請手続をしているところでもございます。これは許認可の規制の問題でもございます。ルートなどは,やはり変更することの難しさというのは,私が申し上げるまでもなくご理解はいただけると思いますけれども,やはり利便性を向上するという視点から考えれば,まだまだいろいろな検討する余地があるのかなというふうに考えているところでもございます。 郵便局から野原のほうに向かっていってコスモの交差点の話が何度も出ましたが,あそこの交差点の名前は何という名前でしたか。コスモの交差点の名前は。あそこは野原町……交差点の名前は何でしたっけ。あそこは出し山でしたっけ。ということで,あそこを過ぎると野原ということもありますので,そこから右折しているというようなことも考えながら,野原の皆さんに納得していただけるような形でのこの再編をどのように生かすかというのは検討していかなければなりませんし,今後の検討課題ともいえると思います。 先ほど申し上げましたように,とにかく利用者の利便性向上でございますので,今回もあらゆるところで様々な知恵を絞ってまいりました。担当者からすれば,公共交通会議などにおいても,皆さんにおいてもそうだと思うんですけれども,知恵を絞って絞り尽くしたぐらいの感覚を持っているんではないかなと思います。そんな中で一番重要なのは,ルートの見直しや再編をする中で,やはり利用者がふえていただかなければならない。いざ,例えば停留所一つとっても,停留所一つ要望があったからつくったのに,実際停留所をつくってみたら,ほとんど誰も乗らなかったでは意味がなくなってしまうわけですので,再編の経過報告はいたしますけれども,今度は再編の暁の際には,議員の皆様にもご利用いただきながら,市民の皆様にもっともっとご利用いただけるように,使ってみると本当に意外性の便利さがあるこのコミュニティバスでもありますので,さらにその利便性を上げていく取り組みでもありますので,ぜひその点については議員の皆様にもご協力をいただければなと思っているところです。 答弁になっていないかもしれませんが,以上でございます。 ○寺田寿夫議長  11番後藤光秀議員。 ◆11番(後藤光秀議員)  市長,ありがとうございました。 今の市長のご答弁の中で,いっぱいあったと思うんですけれども,利便性の向上という言葉が何度も出てきたと思います。恐らくそのとおりだと思いますし,あと検討課題にしていきたいというところもあったと思うんですけれども,ぜひ利便性の向上というのは,やはり市長の答弁の中でもありましたけれども,地域の声というのがやっぱり僕は一番だと思うんです。地元の方々だからこそ気づく点としてご意見をこのような私のような市議会議員にも期待を込めていただいているところでもございます。ですから,ぜひ前向きにご検討いただきたいなと,ルートの見直し,その辺を改めて要望とさせていただきたいと思います。 市内全体で見れば,ほかにも多くの危険箇所ですとか改善しなければならない地域,箇所など数多くあることももちろん承知の上ですけれども,やはり今後市役所としてもそうですけれども,龍ケ崎市内を今後どう発展させていくか,そういった方向性は大切ですけれども,やっぱり地元に住んでいるからこそ気がつく点,子どもたちからご高齢者の方々まで,ふだんどんな状況でどこに危険性があるのか,そういったことはやっぱりどうしても地元の地域住民の声が一番だと思います。今回もご意見をいただけた皆様方の,市民の方々のやっぱり安心して暮らせる住みよいこの地域づくりを目指していきたいと思いますので,ぜひ執行部の皆様方にもご尽力のお願いを最後に申し上げたいと思います。 また最後に,この優先順位ですとか,例えば予算もかかることですし,課題ですとか,今の利便性の向上ですとか,もちろん政策ですとか,たくさんの事情がありながらの行政の仕事ではありますけれども,市役所行政からできないと言われてしまえば,市民からしたらそれまでです。なので,今後のぜひ龍ケ崎市の市民サービスのさらなる向上とますますの発展を切にお願いを申し上げまして,市議会議員2期目,今任期最後の一般質問とさせていただきます。ありがとうございました。 ○寺田寿夫議長  後藤議員。ここで宮川産業経済部長から発言の申し出がありましたので,これを許可いたします。 宮川産業経済部長。     〔宮川 崇産業経済部長 登壇〕 ◎宮川崇産業経済部長  先ほど答弁できませんでした飼い主のいない猫に関する助成についての4自治体についてです。牛久市,阿見町のほか,やはり河内町,それから鹿嶋市でございました。 河内町につきましては,先ほど申し上げました飼い主がいる場合と同額でございまして,雄が3,000円,雌が4,000円でございます。 鹿嶋市につきましては,飼い主の有無にかかわらず,雄,雌ともに3,000円という助成ということでございます。 ○寺田寿夫議長  よろしいですか。 以上で後藤光秀議員の質問を終わります。 12番滝沢健一議員。     〔12番 滝沢健一議員 登壇〕 ◆12番(滝沢健一議員)  通告に従いまして一般質問を行います。 今回は大きく分けて3つの質問をさせていただきます。よろしくお願いします。 はじめに,小・中学校におけるトイレの洋式について質問をいたします。 学校のトイレは,以前は和式トイレがほとんどでしたが,生活様式が変わってきて各家庭でも洋式トイレになってきたこともあり,当市の学校もトイレの洋式が進められています。人によっては和式のほうがよいということもありますが,高齢のお年寄りや足腰が弱っている方には洋式のほうが立ち上がりもしやすく,また安全でもありますし,子どもたちもふだん家で使いなれている洋式のほうが使いやすいのではないかと思います。 そこでお尋ねいたします。当市の学校における洋式トイレの数と洋式率を小・中学校ごとに教えてください。また,今後トイレの洋式をどのように進めるのか,計画などがあれば教えてください。 次の質問からは質問席にて行います。 ○寺田寿夫議長  松尾教育部長。     〔松尾健治教育部長 登壇〕 ◎松尾健治教育部長  お答えいたします。 本市の小・中学校における洋式トイレの設置状況について,設置数及び洋式率ともに多目的トイレを含んだ便器の数でお答えをさせていただければと思います。 はじめに,小学校でございます。全体で522基のうち洋式が245基,洋式率では47%です。 次に,中学校です。全体で321基のうち洋式が139基,洋式率は43%となっております。 小・中学校の合計では,843基のうち洋式が384基,46%の洋式率というようになっております。 本市の洋式便器の設置割合につきましては,文部科学省が公表しております全国平均値を若干上回るような状況でございます。 また,洋式便器の設置場所につきましては,校舎は各階のトイレに男女とも1基以上が設置されております。そのほか小・中学校全17校のうち14校の体育館及び中学校の武道館のトイレにも洋式便器が設置されている状況でございます。 次に,トイレの洋式の計画でございます。 現在,洋式に当たっては,本市の中期事業計画に位置づけた上で,学校の要望等を踏まえながら便器の数を基に各階に設置をしているところでございますが,今後は各校の児童・生徒数に応じて,便器1基当たりの利用者数なども考慮したトイレの洋式を進めてまいりたいと考えております。 ○寺田寿夫議長  12番滝沢健一議員。 ◆12番(滝沢健一議員)  ありがとうございました。 小学校が47%,中学校が43%で,全体で龍ケ崎市の洋式率は46%ということで,全国の小・中学校の平均より上回っているということでした。そして,今後は学校ごとの単なる洋式トイレの数ではなく,児童・生徒数に応じて洋式トイレの数が平準になるように洋式を進めていきたいということでした。私としてもトイレの洋式はぜひ進めてもらいたいと思っていますし,子どもたちも洋式のトイレのほうがなれて使いやすいだろうと思います。 ただ,聞くところによると,学校では和式トイレのほうが使われているということで,これはどういうことなんだろうといいますと,洋式トイレは座ると冷たいから和式トイレを使っているということらしいです。確かに夏の時期なら冷たさは感じませんが,今のような寒い時期は,座ると冷たいのは確かです。私もこれは同じように感じるところはあります。 ただ,今では家庭の洋式トイレは,ほとんどが暖房便座でウォシュレットがついていますので冷たく感じることはありませんが,学校のトイレはこのような機能がありません。 そこでお尋ねします。要望にもなりますが,今後トイレを洋式していくときには,暖房便座機能がついた洋式トイレにすることはいかがでしょうか。来年度は2つの学校で洋式を予定しているようですが,便器をグレードアップすればできるのではと思います。便器の金額は高くなりますが,トイレは学校生活でも必要なものですので,ぜひ洋式の際にはウォシュレットまでとは言いませんが,子どもたちが座ったときに冷たくないような便座にしてもらいたいと思います。その辺をどのようにお考えかお聞かせ願います。 ○寺田寿夫議長  松尾教育部長。     〔松尾健治教育部長 登壇〕 ◎松尾健治教育部長  お答えいたします。 本市の小・中学校のトイレの改修におきましては,まずは洋式そのものを推進するため,極力コストを抑制するよう,トイレの間仕切り,この既存のブースの変更や給排水管のつけかえなどの大規模な改修にならないよう,設計を工夫して洋式工事を行ってまいりました。 さて,ご指摘の暖房便座につきましては,学校においては普及途上にありますが,今後,学校施設の老朽に伴う大規模な改修等の機会を捉えた改善に加え,そのほかの機会においても改善が図れないか検討してまいりたいと考えております。 ○寺田寿夫議長  12番滝沢健一議員。 ◆12番(滝沢健一議員)  和式を洋式に変えるのは大規模改修というか,確かに工事的には大変なことですが,現在ある洋式便所がウォシュレット,上を交換して電気を引っ張ればできる工事ですので,来年度予算でも2校が洋式になっていきますけれども,これはもうこの3月の議会で予算を通すわけですから,それに予算がつきませんが,せっかく洋式にしても使わないことにお金をかけるのでは,やっぱりお金が生きてきませんので,できる限り,値段は少しかかってしまいますけれども,ニーズがやっぱりそういうものを子どもたちが求めているということであれば,やっぱり教育委員会サイドでもぜひとも検討していただけないかなというふうな思いで,うちはたまたま女の子2人で,2人とも聞いたら,やっぱり女の子は毎日トイレに行きますけれども冷たくて,せっかく変えたのに和式トイレのほうが使う子が多いというものですから,それじゃやっぱりせっかく交換したのに余り意味がないかなというふうに思いましたので,今回このような質問をさせてもらいました。ぜひとも,確かにお金はかかることですけれども,今エアコンのときもそうでしたけれども,昔はエアコンなんかなかったんだから要らないよなんてよく話をされますけれども,これは今回龍ケ崎市は特別教室にまでエアコンがつく時代で,トイレは毎日使うものですから,やっぱりその辺の利便性を今度は上げていただきたいなと要望いたしまして,次の質問に移りたいと思います。 いよいよ昭和49年以来,45年ぶりに本県で開催されますいきいき茨城ゆめ国体開会まであと208日となりました。当市では10月5日から7日までの3日間にわたり,柔道競技がたつのこアリーナにおきまして熱戦が繰り広げられることとなります。国体の開催に当たり,選手,役員,視察員,観客など,全国から大勢の方々が当市を訪れます。大会の成功はもちろんですが,また龍ケ崎に来てみたいと思えるような温かい心でおもてなしができることを願っています。 そこで何点かお聞きします。 土浦の花火大会と柔道競技の日程が重なるとも聞いております。選手や監督,関係者の宿泊はどのようになるのでしょうか。また,競技会場周辺の駐車場は足りるのでしょうか。さらには,たつのこアリーナの席数は決して十分とは言えません。どのように対応するのでしょうか。このような国体開催に向けた課題と対応及び進捗状況についてお尋ねいたします。 ○寺田寿夫議長  松尾教育部長。     〔松尾健治教育部長 登壇〕 ◎松尾健治教育部長  お答えいたします。 国体の開催に当たりまして,ただいま議員からもご指摘がありました宿泊施設やたつのこアリーナの観客席数の確保などが課題と考えられておりました。その現状についてでございます。 はじめに,宿泊です。先催県の例などから柔道競技における宿泊は1日当たり,選手,監督,約600名,それから早朝からたつのこアリーナで競技の準備・運営を行う競技役員などが約80名,また競技前日のレセプションに出席する競技会役員約100名の方のお部屋の確保が必要となります。国体における宿泊の調整業務は,茨城県が宿泊センターを設け,茨城国体全体で必要となる宿泊施設を確保し,各会場地市町村は,この宿泊センターと連携して具体的な宿泊施設や人数を決定していくというような取り組みになります。昨年から本市,茨城県の宿泊センター及び茨城県柔道連盟が協議を重ねてまいりまして,選手・監督を成田市内,競技役員を龍ケ崎市内,競技会役員をつくば市内への宿泊とする調整がほぼ固まったところでございます。 このため,成田市内やつくば市内の宿泊施設とたつのこアリーナ間の輸送につきましては,借り上げバスによる輸送を行います。また,一般観客者等のJR佐貫駅からたつのこアリーナへの移動につきましては,既存の公共交通機関の利用をお願いすることとなります。 なお,路線バス事業者から,これは具体的に関東鉄道様になりますけれども,増便の内諾を得ているところでもございます。 次に,自家用車による来場も多いと予想しておりますけれども,会場周辺の駐車場に関しましては約750台分が確保できる見込みとなっております。この750台で十分な数ではあると考えておりますけれども,万全を期して白羽臨時駐車場で約230台分も確保しているところでございます。 次に,会場の観客席でございます。たつのこアリーナの常設席は352席です。国体柔道競技における観客者数は,近年ピーク時に1,000人を超えております。このため,たつのこアリーナの1階及び2階に仮設席を設けます。これにより昨年の福井国体柔道競技会場と同等以上の席数を確保する見込みとなっております。 また,現在,国体時の売店の出店者を募集しており,本市や県内の物産品などを紹介し,知名度アップ,認知度アップにつなげていければと考えております。 このように茨城県柔道連盟をはじめ,全国柔道連盟など関係団体の皆様のご指導・ご協力によりおおむね順調に準備が進んできているところでございます。いよいよ本年10月5日から7日にかけまして3日間,本市において国体の柔道競技会が開催されます。国体を本市の魅力を全国にPRする好機と捉えており,競技を適正に推進することはもとより,全国からの選手や関係者,お客様を楽しく安全にお迎えできる大会となるよう努めてまいりたいと考えております。 ○寺田寿夫議長  12番滝沢健一議員。 ◆12番(滝沢健一議員)  今,部長からも答弁ありましたように,国体は全国から選手や関係者,観覧者が多数集まります。本市をPRする絶好の機会でありますので,答弁は求めませんが,ぜひ国体担当ばかりではなく,観光や物産,シティセールスの観点からも全庁一丸となって知恵を絞り,本市の魅力を全国にアピールしていただけるよう要望いたします。 次の質問に移ります。 国際大会におけるキャンプ地招致の状況についてであります。 今年はアジア圏初となるラグビーワールドカップが日本で開催をされます。また,茨城県では国体が開催をされ,龍ケ崎市は柔道競技の会場となっています。そして,来年2020年には夏季オリンピックとして56年ぶりに東京でオリンピック・パラリンピック大会が開催されます。 私は当初よりスポーツによる地域活性策の一つとして,事前キャンプ地招致の推進を提案してまいりました。これまでも何度かお伺いしていると思いますが,ニュースや各種メディアでの露出も高まり,国際的なスポーツ大会に注目が集まるこの時期に改めて龍ケ崎市における2020年オリンピック東京大会に向けた取り組みの現況について,また茨城県内の状況もあわせてお伺いしたいと思います。 ○寺田寿夫議長  龍崎市長公室長。     〔龍崎 隆市長公室長 登壇〕 ◎龍崎隆市長公室長  お答えをいたします。 来年に開催が迫っております2020年オリンピック・パラリンピック東京大会でございますけれども,はじめに茨城県内の取り組み状況について申し上げます。 桜川市のモンゴル射撃や,つくば市のスイス陸上,柔道,体操など,本市を含めた9つの自治体が諸外国と事前キャンプ実施に関する基本合意書を締結し,本番に向けて準備を進めている状況でございます。 本市におきましては,平成29年度より流通経済大学運動部関係者を中心メンバーとした龍ケ崎市国際スポーツ大会キャンプ等招致活動委員会を立ち上げ,早い時期から事前キャンプ地招致活動を展開してきたところでございます。これまでに龍ケ崎市国際スポーツ大会キャンプ等招致活動委員会のご意見を伺いつつ,本市のスポーツ拠点である総合運動公園施設の活用や茨城国体で本市が担当する柔道競技との関連性などを考慮し,キューバ共和国柔道チーム,タイ王国陸上競技チーム,オセアニア地域柔道チームと基本合意書の締結に至り,事前キャンプの実施が決定しております。引き続き本市でも人気の高い種目である野球や,現在,計画されているマラソン大会を踏まえてマラソン競技などの招致活動を進めてまいりたいと思っております。 また,事前キャンプの受け入れ体制につきましても,世界的なスポーツの祭典を市民の皆様にも直接かかわりを持ち体感していただくため,市民主体による受け入れ組織であります龍ケ崎市スポーツ交流協会を昨年9月に設立いたしました。この龍ケ崎市スポーツ交流協会につきましては,市民主体の受け入れ組織ということで,県内初ということで注目を受けているところでございます。現在,龍ケ崎市スポーツ交流協会では,市内イベントでの招致活動PRや龍ケ崎市にゆかりのあるオリンピアンや招致国の大使館職員を講師に招き,オリンピック精神や招致国の文化などを学ぶオリパラ教育講演会を市内小・中学校で実施しており,大変好評を博しているところでございます。 引き続き龍ケ崎市スポーツ交流協会と連携し,市民を挙げて2020年オリンピック・パラリンピック東京大会を盛り上げていくとともに,招致国の皆さんが万全なコンディションで2020年オリンピック東京大会に出場できる環境を整えながら,様々な形で市民の皆様との交流の機会を企画していくなど,本市の活力につなげてまいりたいと思っております。 以上です。 ○寺田寿夫議長  12番滝沢健一議員。 ◆12番(滝沢健一議員)  先ほどの龍崎室長の答弁からもわかるとおり,龍ケ崎市は早い段階から事前キャンプの招致活動を行い,事前キャンプの受け入れ体制においても県内で進んだ自治体となっています。 また,様々なPR活動やイベントを開催するなど,2020年に向けた機運醸成は図られていると感じております。テレビや新聞でも拝見しておりますが,本市がホストタウンとなっている国等の大使館等や本市に関係するオリンピアンによる講演は,本市の小・中学生に対し,よい教育となっているのではないでしょうか。 ただこのキャンプ地招致は,単なる招致活動にとどまってはいけないのではないかと思います。そこでキャンプ地招致の目的やキャンプ地招致後に何が残るのかをお聞かせください。 ○寺田寿夫議長  中山市長。     〔中山一生市長 登壇〕 ◎中山一生市長  滝沢健一議員のご質問にお答えいたします。 スポーツ健幸日本一を目標としているこの龍ケ崎市にとって,今回のキャンプ地招致をはじめ国際大会のレガシーのきっかけとなるような,そういうこの2年間にしていかなければならないというふうに考えているところです。 まずは,前回の東京オリンピック以来,56年ぶりに東京で開催されることになります2020年のオリンピック・パラリンピック東京大会でございますけれども,残念ながら私はまだ56年前というか,1964年はまだ2歳でございましたので,当時の興奮を体感する年齢にはなっておりませんでしたけれども,ただし日本の高度成長にこのオリンピックの果たした役割というのは大変大きいものであったというふうに言われているところでもあります。今,人口減少の厳しい時代にはなりましたが,今後の日本の行く末にとって,やはりこのオリンピック・パラリンピックを大切な大会であったといえるようにしていかなければならないというふうに考えているところでもございますので,そういう意味では,全国が一体となってこのオリンピック・パラリンピックを盛り上げていくことがやはりその一つの大きな要因,力になっていくというふうに考えているところでもございます。 そういう思いもあって今回のキャンプ地招致も進めてきたところでございます。何といっても龍ケ崎市においては,流通経済大学という全国でトップレベルの活動をしている運動部もある大学でもございますので,今回のキャンプ地招致においても,この流通経済大学の存在というのは大変大きなものでありました。感謝を申し上げるところでもございます。このキャンプ地招致,そしてこのレガシーをつくっていく上でも,この流通経済大学の存在というのは大変大きなものになっていくというふうに考えておりますので,今後も龍・流連携も含めて,連携を強めていかなければならないのかなと考えているところでもございます。 今年は,アジア圏初というお言葉がございましたが,ワールドカップラグビーが日本で初めて開催をされます。こちらは公認キャンプ,事前キャンプなども情報が飛び込んできましたが,残念ながら宿泊施設のハードルが高いなど条件が厳しいということもありまして,招致には至りませんでした。 そして,何といっても本年,大きなスポーツイベントは,いきいき茨城ゆめ国体,そしてゆめ大会が茨城県で開催をされます。茨城県にとっては,この茨城国体,そしてワールドカップラグビー,オリンピック・パラリンピック東京大会と,この3つの大きなスポーツ大会が続く,このスポーツで盛り上がっていく千載一遇のこの2年間になるんではないかなという思いがございます。 国民体育大会におきましては,新しい元号になって初めての,そして新しい天皇陛下をお迎えして初めての国民体育大会になるわけでもございます。初めて天皇陛下として出席をされる開会式も,もう本当にだんだん日々近くなっているところでもございますので,これは県民一体となって,柔道競技はもちろんですが,それぞれの競技はもちろんですけれども,県民が一つとなってこの大会を盛り上げていくことが,この茨城の盛り上がりにもつながっていくと私は考えておりますし,それをやっぱり龍ケ崎の盛り上がりにもつなげていきたいというふうに考えているところです。 先ほど部長の答弁にもございましたが,この大きな大会が続く中で,龍ケ崎市ではスポーツ交流協会が発足をいたしました。この交流協会,もう既に,特に若い人の参加を希望して募集をしたところでもございますけれども,高校生など多くの若い方々が参加の応募をしていただいているところでもございます。活発に既に昨年のいがっぺ市などでもPRをしてくださったところでもございますし,今はオリパラ教育講演会の話もございましたけれども,各国の大使館関係者,スポーツ関係者などに小学生や中学生などを対象にこの講演会を既に幾つかやっているところですが,これからも行ってまいりたいと思っておりますし,このスポーツ交流協会の活躍が,これはオリンピック・パラリンピックが終わってこれを解散するものではないと思いますし,今後も今回友好関係を結ぶことができた各国,さらにはそこにとどまらず,スポーツを通して龍ケ崎市市民と諸外国,また龍ケ崎市外の皆さんと交流をしていく上での大きな活躍をしてくださる団体になるんではないかなと期待をしているところでもございます。これも今後活躍をしていけば,このオリンピックのレガシーとなっていくんではないかなというふうに考えております。 スポーツ健幸日本一という観点においては,マラソン大会も予定,オリンピック・パラリンピックの年に計画を進めているところでもございますので,このマラソン大会にとどまらず様々な形で,この今回の大きなスポーツ大会を契機としたスポーツ健幸につながる取り組みがまたレガシーになっていくことが必要であろうというふうに考えているところでもございます。 その3つの大きな大会のレガシーをどのようにこの龍ケ崎に残していくかというのは,今紹介したもののほかにも,この関係がきずなを結んだホストタウンとして登録されている国々などとの交流をいかに図っていくかということもこの大きなテーマであると思っております。 先日グアムの観光庁の方がオリパラ教育講演会で市役所に来ていただいた際,私もお目にかからせていただきましたけれども,今後やはりこの龍ケ崎市とグアムとの交流というのは,お互いに望んでいるものであるということを確認し合うことができました。今後もタイ,そしてキューバ,そしてオセアニアの国々,これらホストタウンとして決定しているこの国々とは,今後このオリンピック・パラリンピックの応援,そしてキャンプ地招致をして応援をしていくことを通じて,今後の交流につなげていかなければならないというふうに考えているところです。 ○寺田寿夫議長  12番滝沢健一議員。 ◆12番(滝沢健一議員)  様々な招致ができたということは,これ非常にすばらしいことで,いろいろ手を挙げた中でも採用されなかったところもありますし,そんな中で当市は東京でやるオリンピックに当たって,事前キャンプ地で招致活動ができるということは,非常にこれはすばらしいことじゃないかなというふうに捉えていますし,私も前回の東京オリンピックは生きておりませんので,初めて母国で見られるんじゃないかなというふうに思うところですけれども,ぜひ機会があれば実際に行って体験してみたいなというふうに思います。 2020年のオリンピック東京大会には,当市出身の選手の出場が考えられます。スポーツクライミングの野口選手には,ふるさと大使で尽力いただいているところですので,野口選手が出場する際には市としてもできる限りの応援をすべきと考えます。 また,龍ケ崎市出身など,ゆかりのある選手の出場は市の知名度アップにも大きく貢献するものと思われます。龍ケ崎市出身の選手がオリンピック東京大会に出場した場合,市としてはどのような応援体制を考えていますか。 また,例えば応援ツアーの実施等は可能でしょうか,お尋ねいたします。 ○寺田寿夫議長  龍崎市長公室長。     〔龍崎 隆市長公室長 登壇〕 ◎龍崎隆市長公室長  お答えをいたします。 オリンピック・パラリンピック東京大会には,今ご紹介をいただきました龍ケ崎市ふるさと大使でスポーツクライミングの野口啓代選手,そしてサッカーの中山雄太選手,陸上競技の斉藤真理菜選手,あるいは流通経済大学関係者をはじめとする本市にゆかりのある選手の出場が期待されるところでございます。過去,本市ゆかりの選手がオリンピックに出場した際には,壮行会の開催や懸垂幕の掲出,広報紙,市公式ホームページ,SNS,佐貫駅デジタルサイネージなど様々な媒体で周知を行ってまいりました。今回も同様に積極的な周知に努めてまいりたいと考えております。 次に,ご提案の観戦ツアーあるいはパブリックビューイングも応援の一つとして考えられ,実施してまいりたいと考えておりますけれども,現時点の情報では,観戦ツアーは東京2020オフィシャル旅行サービスパートナーが販売すると伺っており,自治体による団体チケットの確保やツアー実施が可能か公表されていない状況でございます。 また,パブリックビューイングは今後,自治体向けの募集要項が大会組織委員会から提示される見込みでございます。引き続き実施に向けまして情報収集を行ってまいりたいと思います。 なお,野口選手へは,たつのこアリーナの一部をスピード競技の練習のために貸与しているほか,パネル展示による応援コーナーを設置し,オリンピック出場に向けた支援・応援を既に行っているところでございます。 いずれにいたしましても,市を挙げた応援体制を構築し,本市ゆかりの選手への積極的な応援を通じ,シビックプライドの醸成につなげてまいりたいと考えております。 ○寺田寿夫議長  12番滝沢健一議員。 ◆12番(滝沢健一議員)  2020年オリンピック東京大会に向けて着々と取り組みがされていることがわかりました。この取り組みが市民の方々の心に残り,有意義なものとなるよう,さらに進めていただくことを期待して一般質問を終わりにいたします。どうもありがとうございました。 ○寺田寿夫議長  以上で滝沢健一議員の質問を終わります。 4番石引礼穂議員。     〔4番 石引礼穂議員 登壇〕 ◆4番(石引礼穂議員)  改めまして皆さん,こんにちは。 わくわく楽しい龍ケ崎をつくっていきたいという思いで,この4年間,一般質問を行ってきました。今回は,利便性という観点から交通動線についてと情報発信についての質問をしていきます。 今後の龍ケ崎の住みやすさをどうつくっていくかと考えていきますと,まず交通動線について一般質問をしていきたいと思っています。 今後の龍ケ崎市の経済的な維持発展のためには,まずは交流人口,そしてポイント,ポイントへの定住人口を増やす必要があるのではないかと思います。その中で今後も続くと予想される車社会という点では,龍ケ崎市内は少しちょっと動きづらいと感じられるかもしれません。特に生活インフラが整っていながら高齢と人口減少が著しい旧市街地エリアにおいては,定住人口を少しでも増やし,まちとしての機能を維持していく必要があると思います。 そのためには,まず知ってもらうために,どう交流人口を増やしていくのかということが必要になってくると思います。冷静にターゲット像となる市外在住者の目線から見てみると,現実は旧市街地あたりの交通動線が非常に弱く,特に車で動く人たちにとっては,南北方向には比較的多くの通りがありますが,東西に動くのが不便といわれています。 そして,市内を動くと思ったより丁字路が多くて,移動するのに何度も右折や左折を繰り返す場合もあり,運転が余り上手でない方,私のような方にとっては非常にストレスに感じることもあるのではないでしょうか。 東西方向はスムーズに国道まで出られる道路が少なくて,大動脈である6号国道からは東西に動ける主な道路が2本しかありません。1本はニュータウン地区を東西に抜ける2車線の大通りがありますけれども,もう1本は片側1車線の比較的細く古い道路しかないのが現実です。 そして,市街地に人口がふえたとき,交通キャパシティーという点でも片側1車線の道路が多く路面店が張りついているため,出入りの車による渋滞も考えられるなど,少し不安が感じられます。 今から交通動線をじっくり考え,計画をあらかじめ持った上での計画的な住民の誘致などを行えれば,生活インフラが整っている分,車での移動が便利に感じられれば魅力的な場所に映るかもしれません。 そこで質問ですが,今ある交通動線を効率よく利活用するために,交通量などのデータとかがないと今後の対応等も立てられないのではないかと思いますが,交通量の調査データなどはあるのでしょうか。市内でも交通量が多く,渋滞する場所が幾つかあると思います。例えば潮来街道の佐貫周辺,ニュータウン内の東西道路の大きな交差点付近,工業団地入り口付近などは朝晩は結構な渋滞になると聞いています。このあたりの交通量のデータはとっているのでしょうか。とっているのであれば,それについて今後どのような対応策を考えているのかお聞かせください。 次からの質問は質問席にて行います。 ○寺田寿夫議長  宮本都市整備部長。     〔宮本孝一都市整備部長 登壇〕 ◎宮本孝一都市整備部長  交通量調査につきましては,市独自での調査は行っておりません。 しかし,潮来街道と県道美浦栄線が交差する半田町の交差点につきましては,地元からの要望を受け,県職員と市職員による状況確認を行っており,当該交差点における交通状況について把握しているところでございます。この交差点における対応といたしましては,交差点改良を実施していただけるように茨城県のほうへ要望をしているところでございます。 また,工業団地入口の交差点につきましても,つくばの里工業団地運営協議会からの要望を受け,以前から県道部の交差点改良について竜ケ崎工事事務所に要望しており,新年度予算として交差点付近の一部改良に向けて委託業務費用を要求していただいていると伺っているところでございます。 以上でございます。 ○寺田寿夫議長  4番石引礼穂議員。 ◆4番(石引礼穂議員)  ありがとうございます。 先ほどだと工業団地のほうは,つくばの里工業団地と一緒に要望をされているということで,交差点の整備もちょっと予算の中に入ってきたということだったので,よかったなと思います。 あとは半田町の交差点は,地元からの要請があって交通量のデータをとって,その後把握して,今,県との対応をしているということだったんですよね。 そうすると,やはり市民からの要望があって半田町の交差点は調査をしたということは,要望がないと今のところほかは何も調査はしていないよということなんですよね,ほかのところは。ということは,やはりここの半田町のところは,すごく要望があったから動いたけれども,ほかの地区でも要望は出ていないけれども,やはり混雑をしていて非常に不便だと思っているところの地区も結構あると思いますので,そういう声をやはり行政としても受けとめて,聞き入れて,声を拾って,実際に交通データの調査をするということがやはり市民の利便性につながることだと思いますので,ちょっと手数はかかると思うんですけれども,今後の対応を含めて,そういうことは地道にやっていってもらいたいなと思います。 これからのまちづくり,先ほど今回の議会でも何回も言葉が出ておりますが,人口減少の社会になっています。この人口減少の流れにあって,いかに利用者の目線でまちの仕組みをつくれるかというところが非常に重要なところじゃないかと思います。 先ほどの例でいえば,交通量のデータをきちんととることで県と協力して要請ができる,効果が上がるというような,そのデータをきちんと活用して,きちんとした計画を立てて,それを市民の方々やこれから市民となられる可能性のある方々にやっぱり発信して共有していき,龍ケ崎の未来はこんな感じになるんですよ,もっと住みやすくなるんですよと思ってもらえる,ああ龍ケ崎っていいまちなんですよと思ってもらえるような,いいまちだなと思われるように目指していけば,定住人口も大きく減少することなく,むしろ龍ケ崎に住みたいって思ってもらえる一つの要素になるんじゃないかと思います。 やはりデータがなくて,やみくもに道路計画を行うのは非常にまずいことだと思いますし,ニーズとのミスマッチを起こして無駄な投資を繰り返すことになってしまうかもしれません。どうすれば龍ケ崎はもっと住みよくなるのか,交通動線の面からもぜひ考えていっていただきたいと思います。 次に今ある交通動線,これをどう効率良く活用するかという点も重要だと思います。市民の方に交通動線について不満点やストレスを感じるようなところって何かありますかと具体的に聞いてみました。イトーヨーカドーのところの信号のタイミングが最近変わって流れが悪くなったという不満の声ですとか,久保台地区の方からは,中根台の交差点の分離型信号への変更に伴う渋滞回避の車が周辺の住宅道路に流入して,子どものいる家庭の人たちは非常に不安に思っていますよとか,細かい具体例もお伺いしました。 このような住民の不満や不安を解消するために,一つのこととして信号のタイミング等の調整等で既存の道路の流れをよくする工夫も考えられるのではないかなと思いますけれども,どのように考えていらっしゃいますか。 ○寺田寿夫議長  斉田市民生活部長。     〔斉田典祥市民生活部長 登壇〕 ◎斉田典祥市民生活部長  信号処理と交通渋滞についてでございます。 信号処理の関係で交通渋滞が生じているといったご指摘を市民の方からいただいた際には,まず交通防犯課のほうでその状態を確認した上で,竜ケ崎警察署交通課とその都度協議をさせていただいております。 その際に交通課からお伺いしておりますのは,信号処理,いわゆる信号の点滅時間につきましては,当該交差点の主・従道路のそれぞれの交通量に加え,一定の交通量が発生している主道路の交差点に設置されたほかの信号と連動する仕組みであることから,最も車両がスムーズに通行できるよう総合的に勘案して設定しているとのことでございます。 沿道の人口や店舗の張りつきの状況などにより常に交通量は変化しておりますので,今後もそういった車両の流れについては注視してまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○寺田寿夫議長  4番石引礼穂議員。 ◆4番(石引礼穂議員)  ありがとうございました。 今回の答弁もやはり市民の方から苦情といいますか,ここをどうなっているんですかというお話があってやっと初めて動くということだったと思うんです。警察の交通課の方,話す。信号機も連動しているので,先ほどおっしゃっていました時間帯によっても交通量が大分変わってくると思いますので,信号の連動のタイミングもその時間帯によってずらしたりとかすると,交通渋滞というのも防げるのではないかと思いますので,やはりここも市民の声を上げてくださる方がたくさんいればいいと思うんですけれども,黙っていらっしゃる,何も言わない方もやっぱり多いと思うんです。そういう部分をどうやって行政としてくみ上げていくかという点もこれから必要になってくると思いますので,今後ともよろしくお願いします。 道路に関しては右折だけではなくて,左折というのも車の流れを滞らせてしまう一つの要因だと言われていると聞いています。2車線が難しいところは交差点に左折レーンを新設するなどして,流れをいかにスムーズにできるかというのも一つの対策として有効なのではないかと思いますので,今後の検討課題として考えていただければ幸いです。 では,次の質問です。 将来的に道の駅が6号沿いにでき上がると,龍ケ崎市内へのアクセスポイントとしての役割も期待されるところです。現在建設中の国道6号牛久バイパスが開通した場合の想定される交通量の基礎データをもとに,どのくらいの人にどうやって龍ケ崎市内に立ち寄ってもらうかなど,導入策,何か考えていらっしゃいますか。 ○寺田寿夫議長  休憩いたします。 午後3時15分,再開の予定であります。              午後2時58分休憩                                                 午後3時16分再開 ○寺田寿夫議長  休憩前に引き続き会議を再開いたします。 宮本都市整備部長。     〔宮本孝一都市整備部長 登壇〕 ◎宮本孝一都市整備部長  牛久土浦バイパスを今後どのように生かしていくかというご質問に対してお答えいたします。 牛久土浦バイパスは,国道6号の牛久駅周辺における慢性的な渋滞を緩和し,道路交通機能を回復させることを目的に計画された,牛久市の遠山付近から土浦市の中村陸橋付近までを区間とする,延長15.3キロメートルの道路でございます。 また,牛久土浦バイパスは,国道6号における渋滞の緩和だけではなく,圏央道へのアクセス道路としての機能もあわせ持っており,本市方面から圏央道への交通アクセスの向上に期待できるものであります。 このように,牛久土浦バイパスが有する整備インパクトを今後のまちづくりに活用できるよう,本市では,平成28年に策定した常磐線佐貫駅周辺地域整備基本構想において,中長期的な事業として位置づけた県道佐貫停車場線から国道へのアクセス道路の整備に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。 その中で,牛久土浦バイパスと龍ケ崎市街地との連絡性を高め,市外から人を呼び込むための新たな動線を創出することで交流人口の増加を図り,本市のにぎわい活性につなげてまいりたいと考えております。 ○寺田寿夫議長  4番石引礼穂議員。 ◆4番(石引礼穂議員)  ありがとうございました。 佐貫停車場線から国道へのアクセスということも考えていらっしゃるということで,その後,旧市街にどう車の流れを持っていくかというのは,今後の課題だと思いますので,いろいろ考えていくとおっしゃっていましたので,ぜひ具体的に計画を練っていってほしいと思います。 道の駅をつくる予定でおりますが,6号牛久バイパスが完成すると,チャンスとピンチが一緒に龍ケ崎に訪れるんじゃないかなと私は思っています。道路が便利になる分,龍ケ崎にも来やすくなりますけれども,6号からの動線がある程度使いやすいものでないと,やはり利用者からは,あの道はだめだ,通らないほうがいいと思われかねないと思うんですね。 先ほどもいろいろ市民のお話で,交通量の調査をしたりとか,信号機の時間を変えたりとかというのは,やはり市民の方の声からというお話だったんですけれども,一般の来訪者の方は基本的にサイレントユーザー,結局,サイレントユーザーというのは,ものを言わない利用者だと思うんですね。つまり,一々役所に不満の声を届けてくれるという方ではなくて,知らないのは役所ばかりとなってしまうと,やはりいつの間にか,龍ケ崎は通過するだけの場所になってしまうのではないかと。訪れる人がいなくなる可能性というのもないわけじゃないと思うんですね。 やはりここは想像力を生かしてもらって,自分が利用者だったらどう思うか,利用者視点,市民目線で物事を考えていきながら,道路づくりというのを考えていってほしいと思います。 ただの通過点になるのか,それとも道の駅を核として龍ケ崎に寄ってもらえる機会が増えるのか,こちらの準備次第でどちらにも転ぶ可能性があると思います。龍ケ崎を訪れてくれる人が増えるということは,商業機会の増大にもなりますし,龍ケ崎を知ってもらうということで,将来的に龍ケ崎に住んでみようかなと思ってくれる人を増やすことでもあります。 今住んでいる方の利便性を向上させるのはもちろんですが,経営的観点から考えると,これからのお客さん,つまり,将来,龍ケ崎に住んでくれる人を増やすことがとても大事なんだと思います。そのためにも,6号から市内へのスムーズな交通動線を確保するということは,とても重要なポイントになると思います。 私の意見としては,以前にもお話があったかもしれませんけれども,現在の国道6号の諸岡前の交差点から台の下を通って佐貫停車場線に接続して,停車場線の4車線,佐貫停車場線の市内側のアクセスを現在の丁字路で千葉龍ケ崎線に突き当たる形になっておりますが,突き当たるだけの形でなく,その先を潮来街道のバイパスにスムーズに合流できるように接続するのが,一番流れがつくりやすいんじゃないかなと思います。 この市役所庁舎の老朽も,今後考えていかなければならない問題だと思います。市役所周辺地域の動線の計画と連動させて,庁舎の移転なども考えるべきなんじゃないかと思いますので,その点も含めて今後の課題として研究していただきたいなと思っています。 では,次の質問です。 道の駅の予定地近くにニュータウン地区から6号への合流箇所があるんですが,今現在も結構な渋滞ポイントになっています。道の駅ができることによって,さらに渋滞ポイントが予想され,市民の方から,近所の方々からも様々な憶測や不安,不満が寄せられています。 周辺の6号国道の早期4車線も含め,諸岡前の信号との距離が近過ぎることによる渋滞誘発などに対して,どう対応していこうと考えているのかお聞かせください。 まず,現在,渋滞ポイントとなっている6号への合流箇所の今後の対応について,何か対応策はお考えでしょうか。 ○寺田寿夫議長  宮本都市整備部長。     〔宮本孝一都市整備部長 登壇〕 ◎宮本孝一都市整備部長  龍ケ崎市内における6号国道につきましては,藤代バイパスの一部として片側1車線の暫定開通区間となっていることもございまして,時間帯によっては県道八代庄兵衛新田線との接続となっております竜ケ崎大橋からの合流付近において,混雑していることを把握しているところでもございます。 市といたしましては,既に事業されております牛久土浦バイパスが開通した際には,さらなる混雑が想定されることから,昨年度,市長が国土交通省に取手市長とともに,藤代バイパスの4車線実現に向け要望活動を実施しております。 また,今年度においても,6号国道沿線の各自治体の長が会員となっている茨城県国道6号整備促進協議会において,国土交通省並びに財務省に対して要望活動を実施しているところでございます。 以上です。
    寺田寿夫議長  4番石引礼穂議員。 ◆4番(石引礼穂議員)  ありがとうございます。 要望活動も今,一生懸命やってくださっているということで,やはり国土交通省ですとか関係各所とのコミュニケーションを密にとっていただいて,データの共有を図りながら渋滞緩和に向けて頑張ってもらいたいと思います。 次に,道の駅の入口に信号を設置するという話なんですが,ここに信号を設置しないと道の駅に車が入れないので,信号を設置するというお話だったんですが,ここに信号を設置すると,さらに渋滞するのではと考えますけれども,その対応については何か対策はありますでしょうか。 ○寺田寿夫議長  龍崎市長公室長。     〔龍崎 隆市長公室長 登壇〕 ◎龍崎隆市長公室長  お答えをいたします。 道の駅整備に伴いまして,国道6号の渋滞が懸念されるわけでございますけれども,東京方面へ直進する自動車への影響を最小限とするよう,道の駅の進入路となる右折専用レーンの設置を伴う道路改良を道路管理者である国土交通省が行うこととなっております。 また,道の駅の駐車場につきましても,国土交通省との協議により,国道6号藤代バイパスの将来的な4車線を見据えた計画交通量に応じて国が算出した必要台数に,さらに上乗せした台数の小型駐車場を確保するとともに,大型車両と小型車両の駐車場を南北で分けることで車両の混雑を極力避けるなど,可能な限りスムーズな車両誘導を行うこととしております。 ○寺田寿夫議長  4番石引礼穂議員。 ◆4番(石引礼穂議員)  藤代バイパスや牛久沼大橋の4車線は,龍ケ崎市民の住みやすさのためにも,やはり周辺自治体の住民の利便性のためにも,龍ケ崎市として関連自治体と連携して,国が調査するということですが,こちらでもきちんと調査をして,国に提言できるぐらいのこともしていく必要があるんじゃないかと思いますので,ぜひ連携して働きかけていってほしいと思います。 では,次の項目の質問に移ります。 今まで何度か質問していますが,龍ケ崎市の情報発信についてお伺いします。 先日,ニュータウン地区の方々の会議にお邪魔して,様々な問題をお伺いする機会がありました。その中で,たまたま問題として上がっていたのが,防災無線が聞こえない,どうすればいいんだろうかということでした。そこに参加されていた市の職員の方がいらっしゃったんですけれども,非常にいろいろな方法がありますと,丁寧にメール配信もあります,電話サービスとかもありますと説明していただけたんですが,住民の皆さんは知らなかったとおっしゃる方が多かったんですね。 「20年も龍ケ崎市に住んでいるんだけれども,はじめて聞いた」という人もいらっしゃいました。まだまだ情報発信に関しては万全ではないなと,そのとき深く感じました。やはり一度や二度情報を出しただけでは,そのとき,たまたま「りゅうほー」を見ていなかった,そもそも「りゅうほー」見ていないしといった方々も多くいるようです。様々な手段で龍ケ崎の関連情報を提供しなければならないなと感じています。 前にも発言しましたが,情報発信は,情報の受け手を1つのツールで網羅することは不可能で,やはり何種類もの情報ツールを使って発信して,情報取得率というんでしょうか,市民に情報がいかに届くかの割合を上げていく必要があるんだと思います。 高齢者の中には,デジタルツールやインターネットなど苦手な方も多いと思いますので,その方に対しては,「りゅうほー」や防災無線など,従来のアナログツールを最大限活用することが重要だと思います。 壮青年世代の中にも,パソコンは使うけれども,タブレットは使っていないという方も多いので,その方々にも,やはりアナログツールとホームページのような従来型のインターネットでの情報発信は有効だと思います。 青年層,若年層になると,ほぼスマホを使っていますし,タブレットなどの活用している人も多いです。情報の窓口は携帯端末だけといった人も少なくありません。そして,この世代は,プッシュ型という情報の受け取り方に非常になれていて,アプリから送られてくる情報を上手に判別して活用しているようです。 IT関係者の中で話題になっているのは,家庭から今後10年でパソコンがなくなるだろう,仕事で使う人以外は,スマホ・タブレットで十分生活に必要な情報を得られるようになり,ホームページのようなウエブという情報発信形態は,企業間の取引を除いては衰退していく可能性が高いということでした。 そして,テクノロジーが進化していく現在,アプリの構築にも新しい流れが起きているようです。アプリの基礎部分,プラットフォームだけをつくり出すような会社も今現在あります。詳しい方から話を聞きましたら,今現在では,そのプラットフォームの使用権だけを買い取り,中身はそれぞれのクライアントの要望に合わせてつくりかえ,いわゆるカスタマイズするという手法をとられているようで,その場合のコストは,従来のようにアプリを基礎からつくるのに比べ,数分の1で済むようになっているようです。 そこで,今回もアプリについての質問です。 まず,現状の龍ケ崎市が提供するアプリの利用状況について伺います。 ○寺田寿夫議長  龍崎市長公室長。     〔龍崎 隆市長公室長 登壇〕 ◎龍崎隆市長公室長  お答えをいたします。 市で導入しましたスマートフォンアプリの主な状況でございます。 まず,平成28年12月にサービスを開始いたしました龍ケ崎市電子母子手帳サービス「たつのこたっち」でございますが,このアプリは,お子様の成長記録や健診データを登録することにより,家族でデータを共有することができるほか,予防接種の管理や市からの健診やイベントのお知らせをプッシュ通知で受信することができるものでございます。本年2月18日現在,930人の方が登録をしております。 次に,平成29年12月に開始いたしました「タッポくん健幸マイレージ」でございます。これは,歩数をカウントするアプリ「RenoBody」を利用し,自分で歩いた歩数を記録・管理できるほか,それにより獲得したポイントや交換メニューの管理もできるシステムでございます。本年2月18日現在,1,069人の方が登録をしております。 さらに,平成30年7月に,無料行政情報アプリ「マチイロ」を導入し,広報紙「りゅうほー」の電子データを配信しております。広報紙が発行されるとアプリにプッシュ通知され,データをダウンロードすることにより,いつでも読むことができます。また,興味のあるカテゴリーを登録することにより,市公式ホームページの関連する新着情報などをプッシュ通知で受け取ることが可能となっております。本年2月18日現在,188人の方が登録しております。 ただいま申し上げましたそれぞれのアプリは,若年層や子育て世代,また健康に関心を持つシニア世代など,様々な年代の方々にご利用いただいております。今後におきましても,これらのアプリをさらに多くの方にご利用いただけるよう,市公式ホームページや広報紙等で広くご紹介してまいりますとともに,市民の皆様のニーズに応じて,新たなアプリの導入についても調査・研究してまいりたいと考えております。 ○寺田寿夫議長  4番石引礼穂議員。 ◆4番(石引礼穂議員)  ありがとうございました。 電子母子手帳の「たつのこたっち」は28年12月からなので,丸2年で930人ぐらい登録していただいているということで,割と早いスピードで人数,登録されているんじゃないかなと思います。 タッポくんも1,000人を超えているんだと思って非常びっくりしたところです。「マチイロ」の話もヒアリングのときにちょっと聞いたので,私もこの188人のうちの1人で登録させていただきました。「りゅうほー」電子版で入っていたんですけれども,登録するときに自分の住所,龍ケ崎市まで書くんですけれども,茨城県龍ケ崎市,そして自分の年代,何歳から何歳と括弧するところがあるんですが,自分の年代,そして男性か女性か,それで,自分が欲しい情報は何かというところを選択して登録するアプリでした。 この登録形態は,結局,自分用にカスタマイズされて提供できるものなんだなと思って,導入に関してはなかなかいいアプリなんじゃないかなと思ったんですが,行政全体のものが入っているので,割と龍ケ崎だけの情報というわけにはいかないものなので,新着情報を今見たんですけれども,茨城県の情報が結構出ているんですね。細かく見ると,茨城県龍ケ崎市と入っていて,龍ケ崎の情報が見られるというものでした。なので,これだともうちょっと惜しいなという感じで私は見ていました。 様々な形で利用推進のために広報しているんだと思うんですけれども,違った形でのアプローチも必要じゃないかなと私も感じています。「りゅうほー」だけではなく,例えば地元の事業者にも利用推進普及活動の一端を担ってもらえるようにお願いをするとか,様々な形での連携が必要になってくるんだと思います。 2017年のデータなんですが,利用者がアプリをダウンロードする割合は,その利用者の86%の方が3カ月以内に1個から5個のアプリをダウンロードしている状況です。さらに多くのアプリをインストールしては,必要のないアプリは削除していくという傾向が進んでいるそうです。スマホがアプリだらけですと,操作が面倒になってしまいますし,アプリを探すのも面倒なので,多くのアプリをスマホにインストールしておくことを嫌がる傾向にあるようです。であれば,1つのアプリの中に龍ケ崎の情報を入れて,その中から利用者がカスタマイズできるようにすれば,より利便性が高まるんじゃないかなと思います。 社会一般的に,もうアプリが常識になっています。多くの会社や組織がサービスやビジネスでアプリを提供し始めています。ということは,利用者側で選択と集中が始まっているんです。あまり使わないアプリは削除されるということが今後顕著になっていきそうです。 そんな中でも,地元の情報を欲しいというニーズも必ずあるそうで,特に若年層の中には,地元に根づいて生活している層も多くいらっしゃって,地元の飲食や買い物などの生活情報を様々なアプリ媒体から取り入れているそうです。 例として,飲食店がありますが,地元の様々な事業者との情報発信連携を行えば,様々な利用促進連携も生み出せます。市民が欲しい情報を全て得られるような総合アプリをつくることが一番なんじゃないかなと最近確信しておりますが,龍ケ崎の総合アプリについてはどうお考えなんでしょうか。 商業も大手からどんどんアプリが加速され,プッシュコミュニケーションで利用者に情報を送る時代,行政サービスもアプリが必須な時代になってきています。特に今の10代から30代が10年後,社会の中心になると,情報取得の中心は間違いなくスマホになります。先手を打って龍ケ崎市の先進的な部分もPRし,その世代の人たちが龍ケ崎に興味を持ってくれ,今住んでいる若手世代が龍ケ崎に住み続けるきっかけになるかもしれません。また,新たな市民の獲得のためのツールとして活用できる可能性もあります。 実は,アプリのプラットフォームは格安でつくれるようになっており,さらに技術革新も進んでいると聞いています。先ほどお話ししたように,以前提案した頃に比べると,全体予算で数分の1で作成可能ということもあり,ほかの自治体よりは先に,やはり地元龍ケ崎市が情報発信のリーダーになってくれることを非常に期待しています。当市の今後の龍ケ崎総合アプリについての見解をお伺いします。 ○寺田寿夫議長  龍崎市長公室長。     〔龍崎 隆市長公室長 登壇〕 ◎龍崎隆市長公室長  市の総合アプリについてお答えをいたします。 先ほどもお答えをいたしましたが,市では,これまで市民の皆様のニーズに合わせ,個別のアプリを導入してまいりました。総務省の通信利用動向調査によりますと,2017年の個人のインターネット利用率が80.9%であり,そのうちスマートフォンが59.7%と最も高く,パソコンの利用率52.5%を上回っております。今後もスマートフォンの利用率は増加するものと思われ,スマートフォンの利用を前提とした情報発信は,ますます重要度が高まってまいります。 市公式ホームページにつきましても,昨年3月にリニューアルを行い,スマートフォンに対応した表示を可能とし,利便性の向上を図ったところでございます。 ご提案の利用者が自由にカスタマイズでき,それぞれのアプリのプラットフォームとなる総合アプリでございますが,いろいろなアプリをセットで導入でき,入り口が共通であることは大変便利であると考えますが,この統合におきましては,これまでに導入したアプリやサービスの仕組み上の違いによる技術的な問題や開発元ベンダーの違いによる権利上の問題など,様々なクリアしなくてはならない課題もございます。 市といたしましては,アプリを利用される方のニーズの把握と利便性の向上に努めますとともに,今後ますます進化すると思われますアプリの技術的進歩やトレンドなども見きわめ,効果的かつ費用対効果の高い,経費を極力抑えたような形での導入方法につきまして,引き続き研究してまいりたいと考えております。 ○寺田寿夫議長  4番石引礼穂議員。 ◆4番(石引礼穂議員)  ありがとうございました。 総合アプリにするには,既存のアプリを導入するのはなかなか難しい壁があるという話だったんですが,その壁が難しいからといって,また市民のニーズに応え,1つずつ違うアプリをつくっていってしまったら,先ほどもお伝えしたように,要らないアプリは削除され,どんどん削除される運命にあると私は思います。 なので,その課題はあるのかもしれませんけれども,これからやはりアプリを使って何か市の情報であるとか,市内の飲食店の情報をそこで全部提供するなど,いろいろな連携ができる可能性があると思いますので,ここはひとつ前向きに,前向きに,前向きに考えていただきたいと思います。 やはりアプリを使っている若手世代が定住しないと,龍ケ崎の未来も先行き不安なものになっていくかもしれないと思うんですね。その総合アプリの普及・推進ということで考えれば,また若手事業者に光を当てるという意味でも,情報発信ツールを彼らに活用してもらって,彼らの事業を通して魅力ある便利な龍ケ崎を発信してもらうという方法も考えられると思うんです。 アプリは,何も情報だけのものではなくて,市の情報だけというよりも市内で飲食店がここにありますと,市の事業者たちと一緒になってそれが点在するような地図アプリをつくったりとか,そういうこともアイデアはいっぱいあるはずなんです。だから,行政だけで考えるのではなく,やはり事業者の方たちと連携をするということも必要になってくると思います。 以前も提案したと思うんですけれども,まずはちょっとつくってみて,市役所の職員の方でテストして使ってみてもらうであるとか,例えば消防団員向けのアプリというのも以前提案したことがあるんですけれども,消防団員向けのアプリも組み込んで,まず消防団の皆さんに使ってもらって,テスト期間を経て一般にリリースするという手法もあるんだと思います。そうすると,職員と消防団員の皆さん合わせて約800人のテストケースができるんです。その中でこういうものもあったらいいね,こういうものも龍ケ崎にあるとちょっと便利なんじゃないかという声は絶対出てくるはずなんです。 大変だと思います。だけれども,こういうことをしていかないと,やはり龍ケ崎の情報というのは発信できないと思うんです。龍ケ崎のよさをやはり皆さんに知ってもらわないと,交流人口も増えないですし,では,龍ケ崎に住んでみようという人も少ないというか,いなくなっちゃうと思うんです。なので,これはあくまでも一つのツールですけれども,絶大な効果を出せるツールなんだと思っています。ぜひアプリを完成形の形にして,いろいろ市からの情報を提供していくべきなんじゃないかと思います。 そして,龍ケ崎の後継者という意味でも,若い事業者たち,若い人たちの声もぜひ取り入れて,その方たちに光が当たるような機会もぜひ与えてあげてほしいと思っていますので,前向きに,前向きに,前向きにぜひ検討をよろしくお願いします。市長,よろしくお願いします。 以上で私の一般質問を終わります。4年間どうもありがとうございました。 ○寺田寿夫議長  以上で石引礼穂議員の質問を終わります。 2番伊藤悦子議員。     〔2番 伊藤悦子議員 登壇〕 ◆2番(伊藤悦子議員)  日本共産党の伊藤悦子です。 今日最後の質問となりました。傍聴の皆様,雨の中ありがとうございます。また,インターネットでごらんの皆様,ありがとうございます。 通告に従いまして,4つの一般質問を行います。 はじめに,市民の命と健康を守る国民健康保険についてです。 国民健康保険は,公的医療機関の一つです。自営業者や無職の人や他の公的医療機関に加入できない人たちを対象にしており,国民皆保険を支える重要な支柱となっています。 国民健康保険法第1条では,「この法律は,国民健康保険事業の健全な運営を確保し,もつて社会保障及び国民保健の向上に寄与することを目的とする。」とあり,社会保障制度です。 そこでお伺いいたします。 被保険者の状況についてです。 被保険者数,所得状況,滞納状況,短期保険証発行数,資格証明書の発行数についてお伺いをいたします。 次からは質問席にて行います。 ○寺田寿夫議長  石引健康づくり推進部長。     〔石引照朗健康づくり推進部長 登壇〕 ◎石引照朗健康づくり推進部長  お答えいたします。 はじめに,国民健康保険被保険者数及び所得状況についてです。 平成30年度本算定の平成30年6月時点になりますが,被保険者数は1万9,298人,所得状況につきましては,500万円以上の被保険者が437人,250万円以上500万円未満の被保険者が1,396人,100万円以上250万円未満の被保険者が4,378人,50万円以上100万円未満の被保険者が2,141人,50万円未満の被保険者が1万288人となっており,残りは未申告の方になります。 次に,国民健康保険税の滞納状況についてです。 平成31年1月末時点になりますが,滞納者数は3,860人,全体の約20%で,滞納金額は現年度分が1億4,944万5,557円,過年度分が1億1,150万9,036円,合計で2億6,095万4,593円になっております。 最後に,短期被保険者証及び資格証明書の交付状況ですが,短期被保険者証は,平成30年4月1日現在で1,156世帯,1,843人でしたが,平成31年2月末現在で518世帯,861人となっており,比較しますと638世帯,982人減少している状況です。 資格証明書は,平成30年4月1日現在で12世帯,13人でしたが,平成31年2月末現在で6世帯,6人となっており,比較しますと6世帯,7人減少している状況です。 ○寺田寿夫議長  2番伊藤悦子議員。 ◆2番(伊藤悦子議員)  今,被保険者の加入状況をお聞きしました。被保険者数が1万9,298人のうち,所得が50万円未満の方が1万288人で53.3%,半数以上です。滞納者数も2割に達していることは,加入者にとって保険税の負担は大変だということを示していると思います。 今,全国各地で国民健康保険の保険料を滞納する世帯の増大という問題が起きています。この問題の背景の一つには,国民健康保険の加入世帯の高齢と貧困という構造的な変化があります。国や自治体に求められているのは,こうした加入世帯の変化を踏まえた制度改革であると考えます。それには,1984年から削減されてきた国庫負担金を増やす以外にはないと考えます。国庫負担増を国に求めることを引き続き強く要望いたします。 次です。次に,平成31年度の国民健康保険税についてです。 市町村の国民健康保険は,昨年から県が財政運営を行うことになり,都道府県となって2年目になります。保険税の値上げが心配されます。保険税は,事業費納付金によります。平成31年度の国民健康保険事業費納付金と保険税はどのようになるのかお伺いをいたします。 ○寺田寿夫議長  石引健康づくり推進部長。     〔石引照朗健康づくり推進部長 登壇〕 ◎石引照朗健康づくり推進部長  お答えいたします。 平成31年度国民健康保険事業費納付金額が本年1月22日に茨城県より示され,平成31年度の納付金額は20億9,757万8,409円,これは平成30年度と比較すると2億5,489万2,727円の減額,また,あわせてこの納付金を納めるに当たっての保険料必要額として18億3,536万4,094円が示されました。 このような中,平成31年度歳入予算では,保険税総額が16億5,487万4,000円となる見込みであり,県から示された保険料必要額との間で約1億8,000万円不足する見込みとなりました。 本来ならば,この不足額を補うためには税率改正をしなければなりませんが,今後予定されます保険者努力支援制度などの交付金で不足額が補填されることとなり,今回,県より示された保険料必要額と保険税総額には差がありましたが,税率を改正することなく,歳入歳出予算収支におきまして均衡のとれた予算編成となったところです。 また一方で,このたびの納付金の算定に当たっては,茨城県全体の医療費見込みの算出方法が変更になるなど,いまだ不明確な部分があることなどを考慮すれば,当市の保険税率等を改正するに当たりましては慎重にならざるを得なく,去る2月13日に開催された平成30年度第3回龍ケ崎市国民健康保険運営協議会において,据え置きは妥当である旨の答申をいただいたことを考慮し,平成31年度の保険税率は据え置きとしたところであります。 ○寺田寿夫議長  2番伊藤悦子議員。 ◆2番(伊藤悦子議員)  昨年に続き,国民健康保険税の税率に改定がないということで安心をいたしましたが,本来なら加入者の皆さんはもっと引き下げてほしい,こういうことだと思います。 国民健康保険事業費納付金が減額になったということですが,その理由についてお伺いをいたします。 ○寺田寿夫議長  石引健康づくり推進部長。     〔石引照朗健康づくり推進部長 登壇〕 ◎石引照朗健康づくり推進部長  お答えいたします。 国民健康保険事業費納付金の減額理由ですが,主に保険給付費の推計方法が変更されたことによります。 具体な保険給付費の推計方法の変更点ですが,平成30年度の推計方法が過去6年間,平成23年度から平成28年度の実績を用いた茨城県全体の保険給付費の伸び率を平成29年度の保険給付費の見込みに乗じて算出しておりましたが,平成31年度の推計方法は,近年の被保険者数の急激な減少傾向を反映できるよう,1人当たりの保険給付費推計値に被保険者数推計値を乗じて算出することを基本といたしました。 なお,1人当たりの保険給付費推計値では,負担区分ごとに具体には70歳未満,70歳以上,70歳以上現役並み,そして未就学児といった年齢構成別に推計するなど,より細かい算出方法となっております。 これにより,保険給付費の推計につきましては,短期的な傾向に偏り過ぎることなく,長期的な推計値に基づき算出したことで,保険給付費見込額は,より実態に近いものになると思われます。 ○寺田寿夫議長  2番伊藤悦子議員。 ◆2番(伊藤悦子議員)  そうしますと,前年度の納付金額の計算の仕方は,ちょっとオーバーだったのかなというふうに私は感じるところです。 私は,今までに何度となく,この議会の中で保険税を引き下げてほしいということを言っています。先ほどもそのことを言ったわけですが,加入者の方から,やはり高い保険料を下げてほしいと強い要望がいまだに届いています。 納付金が減額されていること,予算編成では先ほどのところでは基金の積み増しがあるようなことも感じました。このことで保険税を引き下げることはできないでしょうか,いかがでしょうか。 ○寺田寿夫議長  石引健康づくり推進部長。     〔石引照朗健康づくり推進部長 登壇〕 ◎石引照朗健康づくり推進部長  お答えいたします。 平成31年度は,新たな国民健康保険制度の仕組みがスタートし,2年目を迎える年度となりますが,被保険者の急激な減少や1人当たりの医療費が増加している中,平成31年度の国民健康保険事業費納付金の算定基礎となります茨城県全体の保険給付費見込みの算出方法が変更されるなど,いまだ検討しなければならない課題がある状況となっております。 このような中,平成31年度当初予算案では,支払準備基金への積み増しが可能となる見込みとなりましたが,単年度収支の見込みだけで保険税率等を改定するに当たっての状況としては十分ではなく,保険税率等を引き下げることについては慎重にならざるを得ません。 したがいまして,平成32年(2020年)度に行われる平成30年度の国民健康保険事業費納付金の精算状況など県の動向を注視した上で,国民健康保険運営協議会からの意見等も伺いながら,引き続き税率のあり方について検討していかなければならないと考えています。 ○寺田寿夫議長  2番伊藤悦子議員。 ◆2番(伊藤悦子議員)  今のお話ですと,平成30年度の保険事業費給付納付金の精算を考えれば,先ほどの給付費が大分下がっているということでは,期待ができるのかなというふうには私は感じるところですので,ぜひそういうことであれば,検討してほしいと思うところです。保険税の引き下げがなかなかできないということは,本当に残念だと思っているところです。 次です。子どもの均等割りの廃止についてです。 先ほども言いましたが,来年度の予算は,基金の積み増しをするということも言われましたので,改めて子どもの均等割のことについてお伺いいたします。 国民健康保険税には,世帯の加入者で算定する均等割があります。均等割は,家族が多いほど保険税は上がります。 そこで,改めてお伺いいたします。 均等割の対象者数とその保険税は幾らになるんでしょうか。 ○寺田寿夫議長  石引健康づくり推進部長。     〔石引照朗健康づくり推進部長 登壇〕 ◎石引照朗健康づくり推進部長  お答えいたします。 平成30年度の本算定時点での数値でお答えいたします。 18歳以下の均等割額対象者となる被保険者数は1,870人で,軽減前の1人当たりの均等割額は,基礎課税分と後期高齢者支援金分を合わせて2万5,800円となりますが,世帯の所得に応じた軽減制度があります。軽減後の均等割額は,7割軽減対象者は7,740円,5割軽減対象者は1万2,900円,2割軽減対象者は2万640円となり,軽減後の賦課総額は約3,420万円となります。 ○寺田寿夫議長  2番伊藤悦子議員。 ◆2番(伊藤悦子議員)  わかりました。18歳以下の対象者は1,870人で,賦課総額は約3,420万円とのことです。 先ほども言いましたが,家族が多いほど保険税は上がります。高い保険税の引き下げの一つとして,また,子育て支援としての負担軽減として,市として子どもの均等割を廃止することを求めますが,いかがでしょうか。 ○寺田寿夫議長  石引健康づくり推進部長。     〔石引照朗健康づくり推進部長 登壇〕 ◎石引照朗健康づくり推進部長  お答えいたします。 子どもに係る国民健康保険税の均等割の軽減措置につきましては,子育て世代の負担軽減を図るため,全国市長会において提言として取りまとめられ,国へ子どもに係る均等割保険税を軽減する支援制度の創設を要望しております。 また,平成30年11月16日に,全国知事会,全国市長会,全国市議会議長会等9団体の主催で開催された「国保制度改善強化全国大会」の決議事項にも,子どもに係る均等割を軽減する支援制度の創設が国への要望事項とされるなど,子どもに係る均等割の軽減措置の導入について再三行っているところであります。 当市といたしましては,子どもの均等割廃止につきましては,市単独で実施するものではなく,国として取り組むことが本来のあるべき対策との認識に立って,国への提案・要望等に対する動向を見据えながら,適切に対応していきたいと考えています。 ○寺田寿夫議長  2番伊藤悦子議員。 ◆2番(伊藤悦子議員)  子どもの均等割の廃止は考えていないということですけれども,子育て支援の一つとしては,本当に大事なことだと思います。 先ほど言いましたように,31年度は基金の積み増しができるということですので,こうした積み増しする分をこちらの均等割の原資にするということをぜひ考えていただきたいんですが,いかがでしょうか。また,全額が難しいというのであれば,軽減する考えはないのかどうかお伺いいたします。 ○寺田寿夫議長  石引健康づくり推進部長。     〔石引照朗健康づくり推進部長 登壇〕 ◎石引照朗健康づくり推進部長  お答えいたします。 国民健康保険支払準備基金の保有額は,平成31年1月末現在で3億166万2,194円となっておりますが,今年度において約1億円の取り崩しを予定しているところであります。 支払準備基金の処分については,国民健康保険条例第18条の基金の処分規定に基づき,保健事業の費用に充てる場合や特別な事情,具体には国民健康保険事業費納付金に対する保険税の収納不足を含む税負担の緩和等を想定しています。 なお,支払準備基金について,現在のところ,保険税を減額するための措置として活用することは想定していませんが,今後,当市における基金保有額の推移とも照らし合わせ,また,国民健康保険運営協議会の意見なども参考にしながら検討していきたいと考えております。 また,均等割を半額でもいいから減免したらどうかというようなご質問であります。この均等割につきましては,国民健康保険に加入している受益者それぞれに等しく負担いただく応益割として設定されており,子どもを扶養している世帯の均等割を軽減した場合,財源確保のため,保険税を子育て世代以外に求めることになろうかと思います。 また,平成30年度から国民健康保険制度の広域は,茨城県と県内市町村が一体となって国民健康保険財政を安定的に運営するものとなり,被保険者の負担の公平性から,将来的には県内どの地域に住んでいても,所得水準,世帯構成が同じであれば保険税も同じであるといった方向性を考慮すれば,市独自で軽減制度を設けることは,広域の趣旨に照らしてみても課題が残るものと考えております。 しかしながら,子どもを対象とした均等割の軽減措置につきましては,子どもの健全育成と保護者の経済的負担軽減を図る子育て支援の観点からも配慮すべきものと考えており,国と地方との協議の場である国保基盤強化協議会の事務レベルワーキンググループにおける協議結果などを見据えながら,対応してまいりたいと考えております。 ○寺田寿夫議長  2番伊藤悦子議員。 ◆2番(伊藤悦子議員)  基金の使い方なんですけれども,特別な事情というところを子育て支援に使うというようなことも考えられるんではないかというふうに思っています。 現在,3億166万2,194円の基金があるということでした。1億円の取り崩しを予定しているといいますが,それでも2億は残るわけです。先ほどの計算ですと,賦課総額は3,420万円ということですから,基金を使って私は十分できるのではないかなというふうに考えているところです。今後,国の動向を見ながら検討していただくというご答弁もありましたので,ぜひその方向にお願いしたいと思います。 市の国保税の滞納者数は約20%を超えています。国保税の現状は,多くの加入世帯にとって負担能力を超えていると考えられます。その原因の一つが応益割の均等割,平等割にあることは明らかです。 社会保障学の菊池馨実早稲田大学教授は,「負担能力を十分勘案しない応益負担は,制度利用を実質上妨げることになりかねず,社会保障制度のあり方としては適切ではない」,このようにも言っています。せめて子どもの均等割だけでも廃止するようにと要望をしておきたいと思います。 国保のことについては以上で終わりにいたします。 次です。2番目に,よりよい保育行政についてです。杉野議員より質問がありましたが,改めてお伺いしたいと思います。 はじめに,待機児童の取り組みについてです。 昨年4月1日では待機児童がいましたが,その後すぐ対応ができたということで,4月の待機児童はいなかったということです。今年の4月の待機児童の状況をまずはじめにお聞きします。 ○寺田寿夫議長  足立福祉部長。     〔足立 裕福祉部長 登壇〕 ◎足立裕福祉部長  当市の待機児童は,4月1日時点では発生しておりませんが,来年度に向けても待機児童が発生しないように,今,取り組んでいるところでございます。 ○寺田寿夫議長  2番伊藤悦子議員。 ◆2番(伊藤悦子議員)  来年度の4月1日の時点でも待機児童は発生しないように努力をしてくださるということです。そのことについては,よかったかなというふうに思いますけれども,毎年,秋ぐらいになると待機児童は生まれます。それでは困ることになるわけです。保育士不足で待機児童が出るようなことがあってはならないと考えます。 今後1年間の待機児童の見通しをどのように見ているのか,また,その解消の取り組みと保育士不足の解消の取り組みについてお伺いをいたします。 ○寺田寿夫議長  足立福祉部長。     〔足立 裕福祉部長 登壇〕 ◎足立裕福祉部長  先ほど4月1日時点で発生しておりませんと回答したんですが,ここ数年,10月に待機児童が発生しております。このような中,既存の施設については,利用定員の弾力を活用してきました。また,新規に待機児童の発生しやすいゼロ歳から2歳児を対象とした小規模保育施設など,平成29年4月に2カ所,平成30年4月に1カ所を開設してきました。また,平成28年度新たに企業主導型保育事業が始まり,当市では,設置の意向が示された事業所に伺い,事業内容や補助制度の説明を行うなど,開設に向けた支援に努め,現在,2つの施設が設置されております。 さらに,保育士確保のための取り組みとして,平成28年度から保育士等修学資金貸付制度を,平成29年度から保育士等就労促進家賃補助制度を創設,同じく平成29年度からはハローワークと協力し合い,保育士等合同就職説明会を開催するなど,当市独自の取り組みを展開しながら保育士確保に努めてまいりました。 それでもなお,全国的な保育士不足の中で,保育士の確保が十分に進んでいないことから,平成31年度は,保育士等修学資金貸付制度の貸付金を3万円から5万円へ,また,保育士等就労促進家賃補助制度では,補助金額を月額2万円から3万円へ,そして,補助期間を1年間から5年間へそれぞれ拡充するための準備を今進めております。今後も,保育士確保のため,施策を充実させていきたいと考えております。 ○寺田寿夫議長  2番伊藤悦子議員。 ◆2番(伊藤悦子議員)  そうですね。秋になると,多いときでは100人を超えたときがありました。ぜひ待機児童が生まれないように,さらに努力をしていただきたいと思います。 保育士不足の解消については,今回条例も改定されたようですし,今おっしゃったように,授業料の補助が3万円から5万円,また家賃補助が2万円から3万円,5年間に延びるということです。ぜひこれで保育士不足の解消ができれば,私もいいかなというふうに考えているところですけれども,私としては,なかなか難しいのではないかということでは,ぜひ給料の補助を望むところです。 次にいきます。次に保育料の無償化についてです。 消費税のセットで行われる問題はあると考えますが,10月から保育料が無償化されます。全国保育団体連合会の副会長は,無償化について基本的に3歳以上に限定され,特に保育料負担が重いゼロ歳から2歳児が対象外である上,給食費の実費負担で低所得者には負担増になるのではないかと問題点を指摘しています。 そこでお伺いいたします。 無償化の内容とこの実費の食事代はどのようになるんでしょうか。 ○寺田寿夫議長  足立福祉部長。     〔足立 裕福祉部長 登壇〕 ◎足立裕福祉部長  給食の食材料費は,これまで保育料に含まれておりました。制度改正により3歳から5歳児の食材料費につきましては,副食,おかずに係る食材料費が無償化の対象外とされ,新たに実費徴収される予定となっております。 しかし,年収360万円未満相当の世帯までは,副食費の負担を免除する予定となっております。 なお,副食費の金額ですが,国の免除基準では,これまで月額4,500円とされておりましたが,今後,食材料費の取り扱いや幼児教育・保育無償化の詳細につきましては,国会において審議されることとなっております。それら内容につきまして,随時,情報収集に努めてまいります。 ○寺田寿夫議長  2番伊藤悦子議員。 ◆2番(伊藤悦子議員)  無償化の内容もと思いましたけれども,ちょっと長くなるのでいいです。 それで,10月から無償化になるわけですけれども,利用者への通知も本当に必要だと思うんですが,この点についてはどのようになるんでしょうか。 ○寺田寿夫議長  足立福祉部長。     〔足立 裕福祉部長 登壇〕 ◎足立裕福祉部長  幼児教育・保育無償化につきましては,平成29年12月8日に閣議決定されました。新しい政策パッケージ及び平成30年8月15日に閣議決定されました「経済財政運営と改革の基本方針」によりまして実施を目指すことが示されました。 この中で示されました保育料を無償化にするという内容は,保護者の方々にとりましてインパクトがあり,関心が相当高いものと認識しておりましたので,平成30年9月から配布を始めた「平成31年度の保育施設等利用のご案内」におきまして,現在,国で幼児教育・保育無償化が検討されていて,内容が決まり次第ご案内します旨を明記し,お知らせしたところであります。 その後,11月から12月にかけて,現在明らかになっている内容がようやく示されたところです。これを受けまして,現在,未就学児の保護者の方々を対象に実施している龍ケ崎市子ども・子育て支援事業計画改定のためにニーズ調査の中におきましても,幼児教育・保育無償化が実施される旨を図を用いながらわかりやすい形でお知らせしております。今後,そのアンケートの中でも,わかりやすいようにお知らせしてまいりたいと考えております。 ○寺田寿夫議長  2番伊藤悦子議員。 ◆2番(伊藤悦子議員)  アンケートの中でわかりやすいようにというお話でしたけれども,もう実際にアンケートが配られていますよね。ここに細かく書いてありました。 それで,無償化の影響をどのように受けとめますかということなんですけれども,無償化にすれば事業所のほうも増えるんじゃないかというふうに考えるんですけれども,そのことについてはどんなふうに認識をしているんでしょうか。 ○寺田寿夫議長  足立福祉部長。     〔足立 裕福祉部長 登壇〕 ◎足立裕福祉部長  無償化によりまして保育の需要は増えるかと思いますが,無償化によって事業者は,私は,それは一概に簡単に増えないと思っております。 ○寺田寿夫議長  2番伊藤悦子議員。 ◆2番(伊藤悦子議員)  次に,子ども・子育て支援事業計画についてです。 保育料の無償化によって,先ほどおっしゃったように,入所希望者の増加が考えられると思います。教育・保育の必要な定員を確保するとしている子ども・子育て支援計画の変更が必要です。先ほどは,そのためにアンケートを行うというふうに言っていたわけなんですけれども,この支援計画の変更について具体的なことがあればお知らせをお願いします。 ○寺田寿夫議長  足立福祉部長。     〔足立 裕福祉部長 登壇〕 ◎足立裕福祉部長  現在の龍ケ崎市子ども・子育て支援事業計画は,平成31年度で計画期間が満了することから,平成30年度,31年度の2カ年で次期計画を作成してまいります。 ご質問にありましたように,今年10月から実施予定となっている幼児教育の無償化の影響によりまして,利用希望者は増加するものと見込んでおりますが,現時点でどの程度増加するかは予想がつかない状況にあります。現在,次期計画策定に向けまして,未就学児の保護者の方々を対象にニーズ調査を行っておりますが,その中で幼児教育の無償化に関連する質問事項を設けております。 今後,ニーズ調査の結果を踏まえながら,保育需要を適切に推計し,また,保育需要に応じた施設整備を推進していく方針を次期計画に反映していきたいと考えております。 ○寺田寿夫議長  2番伊藤悦子議員。 ◆2番(伊藤悦子議員)  そうですね,私も増えるんではないかなというふうに思っているところです。 それで,現在,ゼロ歳から2歳の入所希望が多いというところで,先ほどお話があったように小規模保育所をどんどん増やしているということなんですけれども,3歳になると他の保育所関係の施設に入所することになるわけですが,この入所状況はどんなふうになっているのかお伺いいたします。 ○寺田寿夫議長  足立福祉部長。     〔足立 裕福祉部長 登壇〕 ◎足立裕福祉部長  これまでの間,待機児童の多くが低年齢の児童となっている状況に対応するため,ゼロ歳から2歳児が利用できる小規模保育施設を整備してまいりました。 しかしながら,現在,市内に3カ所ある小規模保育施設を利用している児童は,3歳になると別の保育所等に転園していただくことになります。そのため,平成31年4月の3歳児の入所の状況は,新規の受け入れ枠が例年に比べて少なくなっている状況となっております。現在,可能な限り4月から受け入れできるよう,利用定員の弾力を年度当初から行うとともに,施設と協議を重ねながら受け入れ枠の確保に努めております。 ○寺田寿夫議長  2番伊藤悦子議員。 ◆2番(伊藤悦子議員)  受け入れ枠の確保で子どもを入所させるというところでは,やむを得ない事情もあると思いますけれども,子どもにとってどうなのかなという思いがするところです。 保育所入所の増に備えること,また,小規模保育所からの異動数を考えると,認可保育所がどうしても必要ではないかと私は考えます。保護者の方は,できることなら途中で保育所が変わることのないこと,保育環境が充実している認可保育所を希望しています。認可保育所の増設が何としても必要だと考えるところです。 以前の質問で,認可保育所の必要性の答弁もありました。具体的な検討は進んでいるんでしょうか,状況をお知らせください。 ○寺田寿夫議長  足立福祉部長。     〔足立 裕福祉部長 登壇〕 ◎足立裕福祉部長  平成29年度に行いました龍ケ崎市子ども・子育て支援事業計画の見直しの後の保育需要の推計をはじめ,本年10月から幼児教育・保育無償化が実施される現状を踏まえますと,受け皿となる新規の保育所整備の必要性を強く感じています。 ゼロ歳から2歳児を対象とした小規模保育施設を平成28年度以降,新たに整備してまいりましたが,保育需要に対して十分な受け皿の確保には至っておりません。今後も,次期計画におきましては,幼児教育・保育無償化の影響を踏まえて推計する保育需要だけではなく,長期的な保育需要も踏まえ,既存施設や新規参入を希望する民間事業者などと協議を行いながら,認可保育所の整備を推進してまいりたいと考えています。 ○寺田寿夫議長  2番伊藤悦子議員。 ◆2番(伊藤悦子議員)  私は,やはり認可保育所が子どもにとっていい環境ではないかというふうに考えているところです。ぜひ認可保育所の建設を進めていってほしいと思います。子育て日本一をうたっている龍ケ崎市です。子育てに必要な施設の拡充を求めて,この質問は終わりにいたします。 3番目です。 コミュニティバス,乗り合いタクシーなどの移動手段の充実,料金の据え置きについてです。 コミュニティバスの再編で,9月から新しい運行が始まります。利用者,市民からの要望や利用実績,道路状況,運行の効率性などを踏まえ再編したといいます。運行ルートでは本数が増えています。その増え方も,ルートによって倍近く増えているところがあれば,75%ぐらいで終わっているようなところもあります。学生や高齢者への割引制度,乗り継ぎ券の発行やバスロケーションシステムや交通ICカードの導入など,改善が図られています。そのために運賃の値上げもあります。中学生以上は100円から200円になります。 そこでお伺いいたします。 市民の強い要望があります。長山ルートは,済生会病院に行くにはイトーヨーカドーで乗りかえなければいけません。高齢率も高くなり,病気の人が乗りかえるのは大変であること,乗り合いタクシーの利用は,通院回数が多ければ年金暮らしの家庭にとっては負担になり,ぜひ済生会病院へのルートをつくってほしいとの強い要望がありました。2月10日に行われた市長との長山コミュニティセンターでの懇談会でも,この要望が出されています。 この要望は,長山地域の居住者だけではありません。先日,松葉地区の居住者の方からも,病気でヨーカドーまでは歩いていけないので,松葉コミュニティセンターからも済生会病院に行けるようにしてほしいとのお話がありました。このことは,何度か私もお願いしていますが,なかなか実現をしないところです。ぜひ,済生会病院へ行けるようにしていただきたいのですが,いかがでしょうか。 ○寺田寿夫議長  本日の会議時間を延長いたします。 斉田市民生活部長。     〔斉田典祥市民生活部長 登壇〕 ◎斉田典祥市民生活部長  長山地区から済生会病院へのルートについてでございます。 現在,長山地区を運行いたしますコミュニティバスAルート,南が丘・長山線につきましては,龍ケ崎済生会病院があります龍ヶ岡公園方面へは,関東鉄道の路線バスとコミュニティバス循環ルートの一部路線が重複していること,また,長山地区から龍ケ崎市街地方面への通勤・通学の足として毎日利用されている方がおりますことから,長山地区から龍ケ崎市街地方面を通り,南が丘地区を結ぶルートでの運行としているところでございます。 そのような中で,長山地区の皆様には,現在,ショッピングセンターサプラにおいてAルートから循環ルートへの乗り継ぎにより,龍ケ崎済生会病院までご移動いただいているかと存じますが,本年9月に予定をしておりますコミュニティバス運行計画再編では,Aルートを南が丘線と長山線に分線し,それぞれの運行本数を増加させるとともに,循環ルートの運行本数も現行のほぼ倍になりますので,乗り継ぎがよりスムーズになり,龍ケ崎済生会病院方面への移動も利便性が格段に向上するものと考えてございます。 一例で申し上げますと,再編後の長山線1便目をご利用いただいた場合,ショッピングセンターサプラで循環ルート外回りに乗り継ぐ際の待ち時間は4分で,龍ケ崎済生会病院には午前8時2分に到着することができ,受付開始の午前8時30分に余裕を持って間に合うよう,ダイヤを設定してございます。また,2便目以降につきましても,午前中であれば待ち時間が最長でも13分と,現行と比較し大幅に移動時間の短縮が図られております。 あわせまして,交通結節点となるショッピングセンターサプラには,コミュニティバスの発車予定時間や運行状況をリアルタイムで確認できるデジタルサイネージを設置し,バス待ち環境の整備を図ってまいりますので,安心してご利用いただけるものというふうに考えてございます。 以上です。 ○寺田寿夫議長  2番伊藤悦子議員。 ◆2番(伊藤悦子議員)  先ほどもコミュニティバスのことで質問がありましたけれども,なかなか難しいということなんですけれども,利用実績も含めてルートを決めたというふうにもおっしゃっていますけれども,もともとこの長山ルートは,すごく利用の仕方が不便だったんですよね。だから,皆さんは,利用したくてもなかなか利用しなかったわけです。でも,高齢になって本当にコミュニティバスが必要になった,そういうことで,ぜひとも済生会病院に行けるようにしてほしいという,これは大きな声です。 ぜひとも,今のお話を聞きましたけれども,バスの運行時間がわかるとか,待ち時間が朝の1便で行けば4分だとかおっしゃっていますけれども,これが雨が降ったり本当に病気の人はその4分も大変なわけで,ヨーカドーにいて,バスの時間を見ながらバス停に行くということが本当に大変なわけですよね。ですから,私は,引き続きこの検討をぜひともお願いしたいということを強く要望しておきたいと思います。 次です。バス料金は100円でいいというのが利用者の声です。 先ほどの市長懇談会でも,200円にしないようにとの強い要望がありました。特に高齢者の方は,「バス代が倍になったら利用しづらくなり,外出も控えてしまう」と言います。高齢者の方は,外出をして様々な人と交流することで健康につながります。中学生も200円になるわけです。子どもへの費用負担が増すわけです。200円のバス代の見直しを求めますが,いかがでしょうか。 ○寺田寿夫議長  斉田市民生活部長。     〔斉田典祥市民生活部長 登壇〕 ◎斉田典祥市民生活部長  コミュニティバスの運賃改定の見直しについてでございます。 今回のコミュニティバスの再編は,運行本数の増加や運行時間の拡大,新ルートの運行など,利便性を向上させるための大幅な見直しとなってございます。そのような中,乗務員確保のための人件費,新たな車両の導入などにより,運行に係る相当の経費も必要となります。 このたびの運賃改定は,高齢の進行や多様するニーズに対応し,生活基盤となるコミュニティバスを安定的で持続可能な運行とするために行うもので,こうしたサービスへの対価といたしまして,利用される方からの応分の負担を求めることは必要ではないかというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○寺田寿夫議長  2番伊藤悦子議員。 ◆2番(伊藤悦子議員)  便利になった分,応分の負担が必要ではないかというふうに言いますけれども,このコミュニティバスは,本当に福祉の考え方もあるんではないかというふうに思っているところです。高齢者は,本当に年金が年々減る中でバス代が倍になるということは,非常に大変なことです。子どもたちも倍になるわけですから,ぜひとも私は,改めて200円のバス代を100円にしていただきたいということを強く要望しておきたいと思います。本当に残念だなというふうに思うところです。100円ならば,きっとたくさんの人がもっともっと乗るんではないかなというふうに考えるところです。 次です。乗り合いタクシーの行き先を増やすことについてです。 先日,山宮議員のご答弁に,さんさん館を追加したとありました。子育て世代にとって本当にうれしいことなのではないかというふうに思います。山宮議員の質問でもありましたが,済生会病院以外の病院に行けるようにしてほしいとの要望が私のところにも届いているところです。ぜひこの点,改めて考え方をお聞きしたいと思います。 ○寺田寿夫議長  斉田市民生活部長。     〔斉田典祥市民生活部長 登壇〕 ◎斉田典祥市民生活部長  乗り合いタクシーの目的地への病院の追加についてでございます。 乗り合いタクシーにつきましては,現在,龍ケ崎済生会病院を含めた6カ所を目的地としてご利用いただいておるところでございますが,病院をはじめとする目的地を追加することによりまして,地域公共交通の一翼を担っていただいております一般タクシー事業者への大きな影響を与える懸念がありますことから,目的地の追加については,慎重に検討を進めなければならないと考えてございます。 以上でございます。 ○寺田寿夫議長  2番伊藤悦子議員。 ◆2番(伊藤悦子議員)  とても残念だなというふうに思います。 子育て世代にさんさん館に行けるようになったわけですから,高齢者にも優しくしてほしい,そんな思いがあります。高齢者の方は,なかなか済生会病院以外の病院にも行くことが多いわけですから,ぜひとも,せめて病院に行けるようにしていただきたいと思います。これも強く要望とさせていただきます。 最後に,道の駅の建設についてです。 道の駅は,現在工事中止となっています。その現状と今後の対応についてです。 国道6号線牛久沼沿いを道の駅として護岸工事が必要と進められていました。その護岸工事が1月16日付で一時中止をしています。開設時期や工事内容,費用に影響があると考えられます。 そこでお伺いをいたします。 現状と一時中止の経緯,今後の対策についてお聞きをいたします。 ○寺田寿夫議長  龍崎市長公室長。     〔龍崎 隆市長公室長 登壇〕 ◎龍崎隆市長公室長  お答えをいたします。 道の駅整備予定地の牛久沼沿いの護岸工事につきましては,平成29年度に実施設計を行い,既設の古い護岸を残したまま沼側にのり面護岸を構築するという設計方針のもと,大型土のうによる仮締切措置を行った上で,のり面による築堤を行うという内容でございました。この内容で昨年9月11日に工事延長約700メートルを3つの工区に分け発注し,工事請負契約を締結したところであります。 しかしながら,その施工準備の中で請負業者から沼内に堆積する有機質土,ヘドロ層が設計想定以上に厚いことが指摘されまして,市,設計業者,工事請負業者が立ち会いの中,昨年11月26日に試行的施工により現場確認を行ったところでございます。その結果,設計に基づく大型土のうの設置による仮締切ができず,のり面の形成が非常に難しいことが判明したところでございます。その後,沼内での新たなボーリング調査を12月に追加実施いたしまして,改善策の検討を行ってまいりましたところ,工事予定区域内のうち,北側,牛久市側において想定を超える軟弱地盤が確認され,牛久沼の河川管理者である茨城県河川課と協議した結果,軟弱地盤対策の検討には一定の期間を要すること,契約した護岸工事の内容を大幅に変更する必要があると考えられることから,本年1月16日付で本工事3件を一時中止としたものであります。 現在,護岸工事の設計を修正すべく,設計業者を交え,県と地質調査の結果等を分析しながら,修正の設計協議を鋭意進めているところでございます。 ○寺田寿夫議長  2番伊藤悦子議員。 ◆2番(伊藤悦子議員)  今のご説明では,沼側にのり面護岸を構築するという改修設計方針では護岸が難しくなって,改善策を進める中でさらなる詳細な調査を行ったところ,想定を超える軟弱地盤が確認されたということです。今後,軟弱地盤の対策が必要となり,対策検討に相当の期間が必要であること,それで護岸工事の内容を大幅に変更する必要がある,このようなことです。 それでは,設計業者の責任はどのように考えるのでしょうか。 ○寺田寿夫議長  龍崎市長公室長。     〔龍崎 隆市長公室長 登壇〕 ◎龍崎隆市長公室長  お答えをいたします。 設計業者の責任ということでございますけれども,護岸工事の設計業者,コンサルタントは,全国的に支社を配置して各種業績を残している中堅の設計コンサルタントであり,専門技士等も多く保有している会社であります。その設計業者が今回の事態に責任を感じて,社を挙げて専門技士等を配置しながら,現在,護岸工事の修正設計に取り組んでいるところでございます。現段階におきましては,こうした対応が最善策であると考えているところでございます。 ○寺田寿夫議長  2番伊藤悦子議員。 ◆2番(伊藤悦子議員)  ということは,今の設計会社にそのままお任せをするということになるんでしょうか。 それで,中堅のコンサルタントであったにもかかわらず,こうしたことがわからなかった,その辺のことについては市はどんなふうに考えているんですか。 ○寺田寿夫議長  龍崎市長公室長。     〔龍崎 隆市長公室長 登壇〕 ◎龍崎隆市長公室長  お答えをいたします。 今の設計業者がだめで,新たにどうしていくかということでよろしいでしょうか。設計業務を新たな業者に今委託するとした場合,別の見地からの新たな提案,こういったものもあろうかと思いますけれども,新たに費用が発生する,スケジュールもこれからかなり手続がかかると,こういったデメリットの部分もございますので,今,現時点におきましては,この設計した業者に責任を持って修正設計をさせていると,こういった現状でございます。 ○寺田寿夫議長  2番伊藤悦子議員。 ◆2番(伊藤悦子議員)  新たな設計業者を頼むということについては,今後,期間もかかるし,お金もかかるということでしたが,それでは,今頼んでいるコンサルタントの設計会社は,それだけ中堅のところであって,いろいろな専門家がいるのに,何でこのことを見抜けなかったんですか。それをどんなふうに認識しているのか改めてお伺いします。
    寺田寿夫議長  龍崎市長公室長。     〔龍崎 隆市長公室長 登壇〕 ◎龍崎隆市長公室長  お答えをいたします。 牛久沼の沼内ということで,想定を超える軟弱地盤であったということが見抜けなかったという部分については,設計業者のほうも非常に反省をしておりまして,それを受けて,社を挙げて現在,その修正の設計に取り組んでいるところでございますので,それが今は一番最善ではないかと,そのように考えております。 ○寺田寿夫議長  2番伊藤悦子議員。 ◆2番(伊藤悦子議員)  私としてはまだ疑問に思うところはありますけれども。 それでは,開設時期と費用はどんなふうになるんでしょうか。 ○寺田寿夫議長  龍崎市長公室長。     〔龍崎 隆市長公室長 登壇〕 ◎龍崎隆市長公室長  お答えをいたします。 道の駅整備につきましては,2020年度中の開業を目標としているところでございます。現在,修正設計を鋭意進めているところでございまして,現時点においては,これ以上のことは申し上げられないところでございます。 ○寺田寿夫議長  2番伊藤悦子議員。 ◆2番(伊藤悦子議員)  軟弱地盤をきちんと護岸するということは,素人の私でも非常に難しいんではないかなというふうに思うところです。それで,2020年にできるんでしょうか。 それと,その費用がどれぐらいかかるかということについては,もちろんかかった費用の分は,設計会社が責任を持って行ってくれるというふうに理解してよろしいんでしょうか。これ以上のお金は出ないということなんでしょうか。 ○寺田寿夫議長  龍崎市長公室長。     〔龍崎 隆市長公室長 登壇〕 ◎龍崎隆市長公室長  お答えをいたします。 修正設計の内容でございまして,軟弱地盤層の対策,これを今,鋭意進めているところでございます。工事費用につきましては,現在,その作業を実施中でございまして,具体に工事費用につきましては,算出までには至っていないという状況でございます。 ○寺田寿夫議長  2番伊藤悦子議員。 ◆2番(伊藤悦子議員)  なかなか大変な問題ではないかというふうに私も感じているところです。今のお話ですと,開設時期は2020年に何とかするということでしたが,費用はまだわからないということですけれども,費用も今以上にかかることになりますし,市民の方からは何で工事がとまっているんだというお話も聞こえているところです。今後,市民への周知はどのようになさるのかお伺いいたします。 ○寺田寿夫議長  龍崎市長公室長。     〔龍崎 隆市長公室長 登壇〕 ◎龍崎隆市長公室長  お答えいたします。 護岸工事の一時中止につきましては,新聞報道や現地の状況を見て,お問い合わせをいただいているところではありますけれども,現時点で工事の一時中止について周知は考えてはおりません。 ○寺田寿夫議長  2番伊藤悦子議員。 ◆2番(伊藤悦子議員)  それでは,問い合わせがあれば丁寧にお答えするということですね。わかりました。 それでは次です。今のお話を聞いていますと,開設時期は2020年にしたいということですけれども,費用のことについてはまだわかりませんし,その工事の内容については開設時期もどうなるかわからないということも考えられます。現在でも約17億円かかるといいます。さらに,護岸工事の費用に追加があれば,財政への影響もあるのではないかというふうに思います。 今後のことについて,中止も考えるべきではないかというふうにも思いますが,いかがでしょうか。市民の方から,「あそこの場所は本当に夕日がきれいでいい場所だ」というお話も聞いています。道の駅でなくても,市民が楽しめるような公園,そんなようなところでもいいのではないかという意見もありますので,改めて市長の考えをお伺いいたします。 ○寺田寿夫議長  中山市長。     〔中山一生市長 登壇〕 ◎中山一生市長  伊藤悦子議員のご質問にお答えいたします。 今,夕日がすばらしい場所というお話がございました。ここでも何度も申し上げておりますので,話し出すと長くなるので,あまり長くならないように気をつけたいと思いますけれども,やはり牛久沼に関しましては,まずは長年の歴史のくびきからようやく抜け出して,牛久沼を様々な形で,行政はもちろんですけれども,民間も含めていろいろな取り組みができるような体制が整ったところだというふうに考えているところでもございます。河内と龍ケ崎が連携をしながら,この牛久沼については考えていかなければならないわけですけれども,やはり龍ケ崎を含めて周辺5市が連携をしていくことで牛久沼を生かしていくことが大切であるということで,首長会議も河内も含めて行っているところでもございます。 そんな中で,皆さんが牛久沼に関しておっしゃるのは,水辺公園は確かにありますが,大変あそこまで行くのにわかりづらい,道が狭い。また,あずまやがある程度で,ハクチョウがいたりウッドデッキがありますけれども,特に何があるわけではない。そんなところで,やはり水辺のアプローチをする場所が必要であろうということと,そこで,やはりアプローチをつくっていくのであれば,市民の皆さんが様々なイベントなど,または本当に市内で市民の皆さん,いろいろな場面でいろいろな活躍をされていらっしゃいます。そういう活躍を披露する場所などにも利用していけたらいいんではないかということで,この場所を活用していこうと。 そしてもう一つの大切なのは,6号国道は大変交通量の多い場所でもございます。東京日本橋を出てから福島県に入るまで道の駅がない,休憩施設がない。そういうことで龍ケ崎市のこの牛久沼の場所は,都心から入る場合には,茨城県へのゲートウェイとしての役割を果たせる場所でもありますし,都心へ帰る車にとっては,都心に入る最後の道の駅にもなるわけでございますので,そういう立地を生かした道の駅にしていくことが,一番,この場所を生かしていける取り組みではないかということで,この道の駅の建設整備の目標を立てたところでもございます。 そして,今回の護岸の整備に関しましては,これも2点ございます。 まずは,この護岸を整備することになった経緯についてですけれども,従来の京成レイクガーデンの時代の護岸をそのまま使えれば,そのまま整備もできたんですけれども,調査した結果,そのまま使うことはできないということは,やはりそのままの護岸では,将来そのままその護岸を維持することができないということが明らかになったわけでもございます。ということは,やはり水防災の観点からも,そのまま放置していくことは,将来の不安につながっていくということもございますので,やはり護岸としては,将来的には整備していかなければならない。それであれば,道の駅とあわせて,道の駅のそのロケーションを生かせるような護岸を整備していこうということで,護岸整備が始まったわけでもございます。ウッドデッキなどをつくって,イベントスペースなども水辺につくるというコンセプトもありますので,やはり護岸というのは,この事業の中では大切な要素を占めているんではないかなと思っておりました。 しかし,今回のこの事業の中止になったわけでもございます。これには,今質問もいただきました,もちろん日本有数のコンサルタント会社でありますので,まさかとは思いましたが,その後,調査も進めていただいております。今,牛久沼のあの場所に関しては,このコンサルタント会社が詳細に調査をしているわけですので,一番よく状況を把握しているコンサル会社であると思っております。 しかし,そのコンサル会社だけに責を期するのではなくて,やはり発注者側にも重く受けとめなければならないものがあるというふうに,反省をしているところでもございます。今後はそのようなことのないように,コンサル会社ともしっかりと連絡調整をしながら進めていかなければならないことはもちろんなんですけれども,先ほど申し上げた2点あるうちのもう一点は,やはりこの水防災のことを考えていくと,水防災の視点でも,この場所の護岸をどのように考えていくかということが大切なことになってくると考えております。これに関しましては,今,県管理の河川区域でありますので,県の河川課とも,もう既にこの道の駅の整備をスタートした時点から様々な連絡調整をしてきたんですけれども,さらにまた今回の事態を受けて,県とも相談しながら,国との一体型でも行っておりますので,国などのアドバイスもいただきながら,ここの護岸をどのようにしていくか,この道の駅をどのようにしていくか,今,相談をしながら調査・検討を進めているところでもございます。 ということで,安心・安全,今,気象災害が激甚・広域・大規模しているところでもございますので,そのようなものにもしっかりと対応できる水防災の視点も加えながら,一方では,やはり水辺の空間を生かした道の駅にしていくためのデザイン設計もしっかりと踏襲しながら,進めていかなければならないと考えているところでもございます。 それにおいては,今,伊藤議員が心配されている費用負担の問題もございますので,費用負担に関しては,なるべく今まで設計段階で予算を立てていたものよりは,大幅に膨らむことのないように進めていかなければならないという思いはございますが,何せ護岸でもございますので,ある程度,まだ想定はできておりませんけれども,これからどのようになるかは,今後の推移を見守っていかなければならないと考えております。 しかし,もう一つは,やはり県の河川課の皆さんや国などともお話をしている中で,やはりここは知恵の出しどころだと。費用はそんなには出せないわけですので,知恵を出し合って費用を必要最小限に抑えながら,この護岸を県としても,国としても,そして市としても,堂々と道の駅の護岸として皆さんに紹介のできるような護岸にしながら,この道の駅を整備していこうということを話し合っているところでもございますので,そのような取り組みを着実に進めていきたいと。そのためには,やはり時間がかかることも想定されますので,2020年度内の整備を目指してはおりますけれども,それに関しても,今後の推移を見守っていきながら,日程に関してもやはり真剣に考えていかなければならないことも想定をしておかなければならないかなというふうには考えております。 以上でございます。 ○寺田寿夫議長  2番伊藤悦子議員。 ◆2番(伊藤悦子議員)  今,市長のお話をお聞きしましたが,想定外というお話もありましたけれども,やはり護岸の整備が必要だということですから,想定外では本当に困るんですよね。私もお話を聞いたところでは,25メートル下のところまで行かないと,きちんした岩盤がないというお話でした。それが今の予算の中でできるのかどうかということと,そういった工事が本当に短期間でできるのかということについては,非常に疑問の残るところですので,改めて中止したほうがいいんではないかという意見を言いまして,質問を終わりにいたします。 ○寺田寿夫議長  以上で伊藤悦子議員の質問を終わります。 本日の一般質問はここまでといたします。 次の本会議は,3月5日午前10時から本会議場において再開し,一般質問を継続いたします。 本日は,これをもって散会いたします。 お疲れさまでした。              午後5時04分散会...