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09月11日-05号

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  1. 龍ケ崎市議会 2018-09-11
    09月11日-05号


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    平成30年  9月定例会(第3回)              平成30年 第3回          龍ケ崎市議会定例会会議録(第5号)                                          平成30年9月11日(火) 午前10時 開 議                                   議事日程 第1 一般質問 第2 議案第1号 龍ケ崎市議会議員及び龍ケ崎市長の選挙における選挙運動の公         費負担に関する条例の一部を改正する条例について    議案第2号 龍ケ崎市財政運営の基本指針等に関する条例の一部を改正する         条例について    議案第3号 財産の交換,譲与,無償貸付等に関する条例の一部を改正する         条例について    議案第4号 龍ケ崎市市街地活力センターの設置及び管理に関する条例を廃         止する条例について    議案第5号 工事請負契約について         (30国補佐貫排水ポンプ場改築工事(機械設備))    議案第6号 工事請負契約について         (30国補佐貫排水ポンプ場改築工事(電気設備))    議案第7号 権利の放棄について    議案第8号 平成29年度龍ケ崎市一般会計歳入歳出決算について    議案第9号 平成29年度龍ケ崎市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算に         ついて    議案第10号 平成29年度龍ケ崎市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算につ         いて    議案第11号 平成29年度龍ケ崎市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算に         ついて    議案第12号 平成29年度龍ケ崎市介護保険事業特別会計歳入歳出決算につい         て    議案第13号 平成29年度龍ケ崎市障がい児支援サービス事業特別会計歳入歳         出決算について    議案第14号 平成29年度龍ケ崎市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算         について    議案第15号 平成29年度龍ケ崎市介護サービス事業特別会計歳入歳出決算に         ついて    議案第16号 平成30年度龍ケ崎市一般会計補正予算(第2号)    議案第17号 平成30年度龍ケ崎市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2         号)    議案第18号 平成30年度龍ケ崎市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)    議案第19号 平成30年度龍ケ崎市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2         号)    議案第20号 平成30年度龍ケ崎市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)    議案第21号 平成30年度龍ケ崎市障がい児支援サービス事業特別会計補正予         算(第1号)    議案第22号 平成30年度龍ケ崎市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第         1号)    議案第23号 平成30年度龍ケ崎市工業団地拡張事業特別会計補正予算(第1         号)    議案第24号 指定金融機関の指定について    議案第25号 龍ケ崎市議会議員の政治倫理に関する条例の一部を改正する条         例について    報告第1号 専決処分の承認を求めることについて         (龍ケ崎市税条例の一部を改正する条例について)    報告第2号 専決処分の承認を求めることについて         (和解に関することについて)    報告第3号 専決処分の報告について         (和解に関することについて)    報告第4号 平成29年度龍ケ崎市一般会計継続費精算報告書について    報告第5号 平成29年度龍ケ崎市歳入歳出決算に係る健全化判断比率につい         て    報告第6号 平成29年度龍ケ崎市歳入歳出決算に係る資金不足比率について    報告第7号 公益財団法人龍ケ崎まちづくり・文化財団の経営状況につい         て    (質疑)    (議案の委員会付託)                                   出席議員           19番  寺 田 寿 夫  議長           1番  金剛寺   博  議員           2番  伊 藤 悦 子  議員           3番  岡 部 賢 士  議員           4番  石 引 礼 穂  議員           5番  久米原 孝 子  議員           6番  山 宮 留美子  議員           7番  深 沢 幸 子  議員           8番  札 野 章 俊  議員           9番  福 島 正 明  議員           10番  山 崎 孝 一  議員           12番  滝 沢 健 一  議員           13番  坂 本 隆 司  議員           14番  糸 賀   淳  議員           15番  椎 塚 俊 裕  議員           16番  油 原 信 義  議員           17番  大 竹   昇  議員           18番  後 藤 敦 志  議員           20番  杉 野 五 郎  議員           21番  鴻 巣 義 則  議員           22番  大 野 誠一郎  議員                                   欠席議員           11番  後 藤 光 秀  議員                                   地方自治法第121条の規定による本日の出席説明員           中 山 一 生  市      長           川 村 光 男  副   市   長           平 塚 和 宏  教   育   長           荒 井 久仁夫  総 務  部 長           龍 崎   隆  市 長 公 室 長           足 立   裕  福 祉  部 長           石 引 照 朗  健康づくり推進部長           斉 田 典 祥  市 民 生 活 部長           宮 川   崇  産 業 経 済 部長           宮 本 孝 一  都 市 整 備 部長           松 尾 健 治  教 育  部 長           出水田 正 志  危 機 管 理 監           松 田 浩 行  会 計 管 理 者           岡 田 明 子  財 政  課 長           島 田 眞 二  契 約 検 査 課長           大久保 雅 人  秘 書  課 長           森 田 洋 一  企 画  課 長           湯 原 秀 一  生 活 支 援 課長           服 部 一 郎  こども家庭 課長           吉 田 宜 浩  保 険 年 金 課長           大 徳   均  コミュニティ推進課長           佐 藤 昌 一  商 工 観 光 課長           菅 沼 秀 之  農 業 政 策 課長           大和田 英 嗣  会 計  課 長           飯 田 光 也  教 育 総 務 課長                                   議会事務局職員出席者           黒 田 智恵子  局      長           松 本 博 実  次      長           吉 永 健 男  主      幹                                                 午前10時02分再開 ○寺田寿夫議長  前回に引き続き会議を再開いたします。 本日の欠席議員は,11番後藤光秀議員,以上1名であります。開   議 ○寺田寿夫議長  定足数に達しておりますので,これから本日の会議を開きます。 地方自治法第121条の規定により,議長において出席を求めた者の職氏名は,お手元に配付の印刷物のとおりであります。 △日程第1 一般質問 ○寺田寿夫議長  日程第1,これから一般質問に入ります。 発言の通告が議長の手元に提出されておりますので,順次発言を許可いたします。 14番糸賀 淳議員。     〔14番 糸賀 淳議員 登壇〕 ◆14番(糸賀淳議員)  皆さん,おはようございます。傍聴にお越しいただき,ありがとうございます。 まず冒頭に,前回の6月議会の一般質問に関係することをお話ししたいと思います。 前回6月議会で,精神障がい者のマル福拡充の必要性について質問し,要望いたしました。このことに対して県補助事業として取り組むべきものとご答弁いただきました。そのときに,精神障がい者の家族会の方を中心に茨城県に対して熱心に働きかけているので,この熱意で県も動くだろうと申し上げましたが,今月5日,先週の水曜日になりますが,茨城県議会において大井川知事が,来年4月から精神障がいマル福拡充に向けて全力で取り組むことを表明しました。早速県から,当市にもこの件についての依頼が来ているようです。 当市としては,県がマル福制度の改正を行う場合は,これに準じるとご答弁いただいておりますので,精神障がい者のマル福拡充が前進することになります。大変うれしく思います。関係部署の方,よろしくお願いいたします。 さて,今回の龍ケ崎市議会定例会は,私にとってちょうど30回目の定例会になります。そして,30回目の一般質問になります。この一般質問は,市民の皆さんからお聞きしたご意見やご要望などを踏まえて,公式の場であるこの議会で市政を質したり,要望したり提案したりできる貴重な機会です。ですから,私はこの一般質問を最も基本的な議員活動と捉えまして毎回行ってきました。この一般質問でのやりとりは,ほぼその言葉どおり,会議録として永久に残りますが,私のこれまで29回の一般質問の会議録でのボリュームは430ページになります。この記録は,私にとって皆さんから選んでいただいた議員としての矜持と足跡だと自負しているところです。 その一般質問30回目ちょうどだからというわけではありませんが,節目の回でもありますので,本日の一般質問は龍ケ崎市の将来にとって重要だと思われる四つの観点,すなわち人づくりとしての教育,市民活動,農業振興,佐貫駅周辺地域について,これまでの一般質問でも多くの時間を費やして,伺ったり提案させていただいてきたことですので,これら四つのことがどうなってきたのか少しざっくりとお話しいただいて,総括してみようという趣旨で行いたいと思います。ということですので一つのテーマを掘り下げて,課題を明らかにして提案するというようなことにはなりませんので,傍聴されている皆さんにとっては,少しおもしろみにかけるかもしれません。 言いわけがましくて申しわけないんですが,いつもの一般質問ではできるだけお聞きいただいている方に関心を持ってもらおうと工夫しているつもりなんですが,そういうときはほとんど傍聴されている方はいらっしゃらない。今日は,こうして傍聴に来ていただいている方がおいでいただいているにもかかわらず,傍聴されている方のことを余り考慮していないという,すみません,申しわけなく思っています。ともあれ一生懸命やります。そして,今日は私の話すことのほうが大分多くなると思いますので,お聞きいただければと思います。 私は,何をするにしても人が最も大事だと考えています。国でも地方でも,様々な団体でも,いろいろな問題や課題を抱えています。課題解決に向けて解決策を考えて実行し,乗り越えていくのは全て人です。その人の質が未来の社会の質を決定するといえます。その人づくりの基礎となるのが教育であると思います。だから,教育はいつの時代でも常に大切で重要なことだと申し上げてきました。 中山市長には,龍ケ崎の小林虎三郎になってくださいとも比喩的に申し上げたこともございました。ご存じの方も多いと思いますが,明治初期に戊辰戦争の戦災によって壊滅的な打撃を受けた長岡で,長岡藩の師範であった三根山藩が長岡藩の窮状を察して米百俵を贈ったわけですが,それを配られることを期待していた藩士らに向けて,虎三郎は,国が興るのも,まちが栄えるのもことこどく人にある。食えないからこそ学校を建て,人物を養成するのだ。百俵の米も食えばたちまちなくなるが,教育に充てれば,あすの1万,100万俵となると教育第一主義を唱えて,その米百俵の売却益を元手に国漢学校を開校したという人物です。この学校から実際に多くの優秀な人材が輩出されています。大日本帝国憲法の制定に参画した人物,日本で最初の医学博士,法務大臣,東京帝国大学総長,明治期の日本最大の出版社を創業した方など,各分野で多くの人材が育っています。窮乏していた長岡藩から,これだけ多くの人材が育って近代日本の発展に貢献したことは,虎三郎の食えないから学校を建てるという考えが正しかったことを証明しているんだと思います。 今の龍ケ崎市が三度のかゆにも事欠くというような状態ではもちろんないわけですが,米百俵の精神は,ぜひ今の龍ケ崎にも生かしていただきたいというのが私の願いです。 私が議員になるときに,教育について推進していくとしていたことの一つに,龍ケ崎教育市民会議の設置を掲げていました。これは,市内外から人材を登用して,これからの人づくりに必要な教育は何かを検討しながら,ユニークな教育を実施するところまでかかわってもらう常設の機関を設けたら,子どもたちの人材育成に大きな成果をもたらすのではないかということで提案したものでした。 この龍ケ崎教育市民会議は,ふるさと龍ケ崎戦略プランにおいて,優先プロジェクトに位置づけられて,その内容は市内外から人材を登用して教育に関する提言や実行支援などを行う市民会議を開催するとなっていました。そして,平成28年度に龍ケ崎教育市民会議が開催されたわけですが,その内容は龍ケ崎市教育プランを策定する際,教職員及びPTA等の教育関係者のほか,市民からの意見を広く反映するため,龍ケ崎教育市民会議を開催するということになって,実際には市内4カ所で開催されて,龍ケ崎教育プランの素案に反映されたということでしたが,当初考えていたところからは大きく乖離した内容のものになってしまいましたので,随分残念に思いました。それでも何とかできるところで実行されたことについては,感謝もしておりますし,全く成果が出なかったということでもないと思います。 そのほか私が議員になるときに,体験学習の充実,電子教科書の導入,龍・流連携の強化などを挙げていましたが,これらについても逐次一般質問で取り上げてきたところですが,その内容はそれぞれ充実してきていると思います。 そこで,教育について様々な施策を行ってきた結果,これまでの龍ケ崎市の学校教育で変わってきた点,子どもたちの変化などを中心にお聞かせください。 次からは質問席で行います。 ○寺田寿夫議長  平塚教育長。     〔平塚和宏教育長 登壇〕 ◎平塚和宏教育長  糸賀議員のご質問にお答えさせていただきます。 これまでの龍ケ崎の学校教育の中で変わってきた点,さらには子どもたちの変化について述べたいと思います。 本市では,知性に富み,心身ともに健康で意思の強い,調和のとれた人間形成を目指して,一人ひとりを見つめる教育を進めるという教育目標を定め,ハード面やソフト面の双方から学校教育の充実を図ってまいりました。 ハード面におきましては,平成14年度までに他市町村に先駆けて学校施設の耐震化率100%を達成しております。さらに,平成25年度には全ての小・中学校の普通教室にエアコンを整備するなど,何よりも児童・生徒が安全かつ安心して学校生活を送れるような環境を整備してまいりました。さらには,平成29年度には全ての小学校にタブレット端末と電子黒板を導入するなど,児童の理解力の向上及び基礎学力の定着を図ってきたところでございます。 一方,ソフト面におきましては,先進的な取り組みとしては他市町村に先駆けて全ての小・中学校学校図書館司書嘱託員を配置いたしてまいりました。さらには,学習充実指導非常勤講師を配置することで,少人数指導によるきめ細やかな授業を実施してきたほか,夏休み期間中には各学校で実施時期や方法を工夫してサマースクールを実施するなど,多様な学習機会を提供したところでございます。 また,この間,学校の小規模校化への対応として,保護者や地域の方々と話し合いを行いながら,平成27年度には長戸小学校城ノ内小学校を統合し,また,平成29年度には北文間小学校龍ケ崎西小学校を統合するなど,急激に少子化が進む中での児童・生徒の教育環境の向上に取り組んできたところでございます。 こうした取り組みによる子どもたちの変化についてでございます。 本市が行っている小学校4年生から中学校3年生までの全児童・生徒を対象にした学校生活に関する調査の結果から見ることができます。10年前に当たる平成20年度の結果から現在まで,学校が楽しいと肯定的な回答をした児童・生徒は全体の約9割といった高い数字でございますが,現在もその水準を維持しております。 次に,授業がよくわかるという質問に対しての肯定的な回答をした児童は,平成20年度が約83%,直近の調査である平成29年度12月の調査では約89%と,増加傾向が見られます。また,中学校におきましては,平成20年度が約64%,平成29年度が約72%と,大きく伸びていることがわかります。 しかしながら,全国的な課題でもある不登校児童・生徒への対応や,いじめ問題など,学校教育の課題は山積しておるところでございます。 本市においては,平成13年度からボランティア相談員,いわゆる市民講座の上級修了者を学校に派遣するなど,長年にわたっての教育相談体制を維持してまいりました。 今後も,教育センターの機能をより充実させ,いじめ問題の未然防止や不登校の解消率の向上に努めてまいりたいと思っております。 今後に向けましては,変化の激しいこれからの社会の中で子どもたちが地域の担い手として,また,よりよい人生を歩むために将来の夢や希望を持ち,その実現に向けて人生を切り開いていくための力,いわゆる生きる力を育んでいくことが重要であると認識しております。 そのために,学校と地域社会との連携をこれまで以上に強め,子どもたち社会参画力を育成していく必要があることから,本年3月に作成いたしました龍ケ崎市の新しい学校づくりに関する基本方針に基づき,小学校と中学校が地域社会とともに目指す子ども像を共有し,義務教育9年間における人づくりを系統的に取り組む小中一貫教育を推進してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○寺田寿夫議長  14番糸賀 淳議員。 ◆14番(糸賀淳議員)  ありがとうございました。 教育の成果というようなものをはかるのは,かなり難しい面があると思います。例えばテストの点数で上がった,下がったというのは比較的わかりやすくて評価しやすいところがあると思いますし,学習面での試験の点数もとても大事なことなんですが,人づくりという観点からすると,当然のことながら学習面以外のところの比重もかなり高くなるわけです。そして,教育施策によってどのような人材に育ったのか,結論づけるのは相当の時間を経なければわからないことだと思います。 ただ,こういう人材に育てたい,あるいは理想の人物像があれば,おのずとそこに向かう施策も見えてくるところがあると思うんですね。例えば,これからますます人口減少が進んで,国内消費が全体として頭打ちになるのは必然ですが,そうしたときに海外市場に目を向けなければならないとしたときに,国際社会で活躍できる人材を育成するという命題があるとします。平成23年12月議会で申し上げたことですが,その頃のある調査によると,就職活動をしている学生の内向き志向が一段と進んできていて,勤務地に関してどのように考えているか質問したところ,海外で働きたい,海外で働いてもよいと海外勤務も許容できる回答した学生の割合が極端に減ってきていました。 また,世界一の大学と言われているアメリカのハーバード大学,アジアからの留学生といえば,それまで日本人が1872年に最初に留学して以来,日本人留学生が圧倒的に多かったものが,その前年度,日本からハーバードへの学部入学者が1人になってしまったということがありました。一方,その当時,中国人の学部入学者は36人,韓国人は42人となっていました。このことについてハーバード大学の学長は,これ以上,日本の若い優秀な学生が内向き志向になることは,日本の孤立化が進む危険な兆候ではないかと見解を述べられています。 この学生が内向きの傾向にあることについて,教育的な観点から,また,人材育成という観点から教育長に見解を求めたことがあります。そのときの教育長の答弁を要約しますと,若者の内向き志向は単なる心理的な要因で内向き志向になっているのではないような気がしている。過去10年間で若者が600万人減ってきており,そういう中で若者が今の日本を支えていくという役割を背負っていくので,内に対しても外に対してもしっかり目を向けて取り組んでほしいし,生きていってほしいなと思っている。ただ,現実には留学生の数が減っているというようなことで,文科省ではグローバル人材育成推進会議を立ち上げて,大学生を中心として国際社会で活躍できる人材を育成する方策が検討されている。グローバル社会がどんどん加速する中では,他人とともに協調し,他人を思いやる心もしっかり育てていきたいし,それを支える健康と体,こちらのほうも大事で,いわゆる知・徳・体バランスのとれた教育を進めていかなければならない。また,これからの国際社会に向けて国際理解教育,あるいは外国語教育の充実を通して,外国の言語,文化についてしっかり理解を深め,積極的にコミュニケーションを図ろうとする,そういった児童・生徒を育てていきたいというご答弁をいただいたことがありました。 前教育長からのご答弁であったように,文科省ではその後,グローバル人材育成推進会議の提言をもとに,グローバル人材育成戦略としてまとめたわけですが,それから約7年たって,今どうなっているかといいますと,ハーバード大学の学部に在籍する日本人は10人になっているようです。この数字をもってグローバル人材育成に成功しているということは,ちょっと言えないと思いますし,時期尚早だと思いますが,それでもこういう人材に育てたいというものが明確になっていれば,どういうことをすればいいのかということがわかってくることには違いないと思います。 じゃ,一自治体の学校教育の中で,どこまでできるのかということになるわけですが,そこにはやはり限定的にならざるを得ないところはあると思います。ただ,子どもたちの可能性を引き出すきっかけづくりは意外と機会があるような気がします。それはどういうところにあるかというと,一つは地域の力を活用するところにあると思います。 先ほど教育長のご答弁で,地域社会との連携を深めていくというようなお話がありましたけれども,とても大切なことなんじゃないかと思います。地域には様々な経歴をお持ちの方,専門的知識や技能を持っていらっしゃる方がたくさんいらっしゃいます。もし,その方たちの能力を有効に活用することができたら,これは子どもたちの可能性を引き出すきっかけになることがあるのではないかなと思います。 先月中旬ぐらいに,私が住んでいる隣の町内で天体観測会がありました。これはその町内に在住で,JAXAに勤めている方がいらっしゃいまして,天体にももちろん詳しくて,立派な反射望遠鏡もお持ちなので,この方のお力をかりて,子どもたちに星空を見させようと,そこの自治会長が企画したものです。もう多分3回目ぐらいになるのかな。今年は火星の最接近という天文イベントがありましたし,同時に金星,木星,土星を見ることができるという,こういう好条件でしたので,その全てを見ることができたわけです。30人ぐらいの子どもたちが保護者の方といらっしゃっていたと思いますが,実際に土星の輪や木星の大赤斑を見られて,子どもたちも保護者の方たちも随分喜ばれていました。ここで惑星を見た子どもたちが,もしかしたら自然科学に興味を持つきっかけになるかもしれませんよね。 この地域の枠をもう少し広げて,龍ケ崎市の外に行くと,当市の近隣には,つくば市という研究学園都市があります。ここには世界の最先端を行く研究施設が300もあります。これらの研究機関にご協力をいただいて,子どもたちに研究の成果の一端を見せてもらうような機会を多くつくることができれば,これからの子どもたちが学習を続けていく上での大きな動機づけになったり,目標が見つけられるようなことにもつながるのではないかなと思います。せっかく世界に冠たる筑波研究学園都市が近くにあるわけですから,近隣自治体や県などとも連携していくことも考えていったらいいと思います。 これら地域との連携には,コミュニティスクールを推進していくことが望ましいということを申し上げたこともございました。また,民間の力を活用することも,これからの課題としてあるのではないかと思います。 以前に,民間人の校長先生の登用について質問させていただいたことがありますが,これについては市町村立小・中学校の場合,教職員の採用,管理職の登用,人事配置については茨城県教育委員会が行っているので,県の動向を見ていきたいというご答弁をいただいております。民間人の登用ということばかりではなくて,例えば民間教育事業者には,教育行政ではなかなかできないようなことでもできたりするわけですから,行政では足りないところを補完しているような関係性も少なからずあるわけです。ということであれば,連携した事業ですとか民間が力を直接取り入れるということでなくても,お互いに情報共有するような協議の場があってもいいのではないかというのが私の考えです。 さらには,先ほどお話ししたようなことをきっかけに,学習意欲をかきたてられて,学校での学習以上のものを求める子どもであったり,学習面だけではなくてスポーツや音楽,美術といった分野で上を目指したいというような子どもたちをサポートするようなことも課題だと考えています。 少し話が長くなりましたが,地域との連携,民間事業者などの活用,学校で教える範囲を超えて学びたいというような子どもたちの支援などについてご見解を伺います。 ○寺田寿夫議長  松尾教育部長。     〔松尾健治教育部長 登壇〕 ◎松尾健治教育部長  お答えいたします。 ただいま議員から様々なご提言,ご提案いただきました。 さて,市内の各小・中学校では,これまでも保護者や民間事業者を含む地域の人材に支えられながら学校づくりが行われてきたと考えております。 具体的には,総合的な学習の時間を使った地域学習が積極的に行われていたり,特別支援教育支援員の派遣をNPO法人に委託することで充実した支援内容を提供していることなども本市の特徴であると考えております。 今後につきましては,先ほど教育長の答弁にもありましたように,社会参画力を育む「龍の子人づくり学習」の実施によって,地域とのかかわりや地域人材の活用は一層推進されていくものと考えております。 また,近年の日本語指導が必要な児童・生徒の増加に伴い,民間事業者の協力を得ながら,語学指導充実支援事業の具体的な方策が現在,検討を始まっております。このように民間事業者を含めた地域との結びつきは,ますます重要になってくるものと考えております。 また,学校で教える範囲を超えて勉強したいという子どもへの支援といたしましては,「龍の子人づくり学習」の中で,教科横断的に幅広い体験学習の機会を設定する予定になっております。児童・生徒一人ひとりに対応した学習を進めてまいりたいと考えております。 今後でありますけれども,外部専門家の協力による部活動運営の推進など,一人ひとりの個性や能力に応じた教育環境が提供できるよう,学校や児童・生徒の実態に応じて対応してまいりたいと考えております。 ○寺田寿夫議長  14番糸賀 淳議員。 ◆14番(糸賀淳議員)  ありがとうございました。 今お話しいただいたように,ぜひ進めていただければと思います。 6年前の一般質問で,ゴルフの全国大会などで優秀な成績を残していた,当時中学生だった方や今も大活躍されているフリークライマーの野口啓代さんの例を挙げて,将来,活躍が期待できるジュニアなどの支援はできないかと質問したことがございました。これに対して,当時の政策推進部長,現副市長ですが,次のようにご答弁いただいております。本市に関係する方が活躍することは龍ケ崎市の知名度アップにつながり,市民の誇りや郷土愛を育むきっかけになることから,様々な分野にかかわる人材の活動環境の向上への支援の必要性は十分認識しているので,調査研究してまいりたい,こうおっしゃっていただきました。龍ケ崎市から世界に羽ばたくような人材が多く輩出される環境をつくってくださるよう期待しております。 人材の育成が必要なのは,何も若い方ばかりだけではありません。教育についても,若い方ばかりが必要なわけでもありません。特にこれから先,寿命がさらに延びていくと考えられる時代にあっては,今,老後と言っているような年齢が老後ではなくなってきますので,今よりも長く現役として活動していかなければ,それぞれの生活も成り立たなくなってしまいます。既に現実になってきているのではないかと思います。長く働かなければならなくなったときに,途中で学び直しが必要になる方も出てくるでしょうし,先のことを考えて,もう一度職業を考え直すような機会も増えてくると思います。そんなときに,教育機関に戻って知識や技術をもう一度インプットできるようなリカレント教育は相当重要になってくると考えています。 このことは大きな社会的課題だと思いますので,市がやることとしては課題としては捉えていらっしゃらないかもしれませんが,何かお考えになっていることがあればお聞かせください。 ○寺田寿夫議長  松尾教育部長。     〔松尾健治教育部長 登壇〕 ◎松尾健治教育部長  お答えいたします。 ただいまリカレント教育というような,何となく聞き覚えのあるようなないようなお話がされました。この一般的にリカレント教育というのは,基礎的な教育を終えて,社会人になった後,改めて就労に生かすために学び直し,また就労するというサイクルを繰り返すことを指しているというふうに思っております。わが国においては,一般的には生涯学習という言い方のほうがなじみ深いのかなとも思っております。 現在,政府が推進しております働き方改革の一環による人生100年時代構想会議などにおいて,このリカレント教育を推奨する方針が示されております。多様な働き方が推奨される中で,キャリアアップのために必要な知識や技術を身につける場としてリカレント教育が注目されるようになったというわけでありますが,一方,議員からもありましたように,市町村の立場,あるいは市町村の役割という観点からいたしますと,超高齢社会の進展などを踏まえました生涯学習の一つとして,学び直し,リカレント教育の取り組みが求められているのではないかと考えております。諸外国で法制化されている有給教育制度や費用面での支援などについて,さらに議論されていくものと思われますので,当市もそれらの動向を注視してまいりたいと考えています。 ○寺田寿夫議長  14番糸賀 淳議員。 ◆14番(糸賀淳議員)  ありがとうございました。 人生100年時代などと言われています。平成に生まれた子どもたちの半数以上が100歳以上を生きると推計されていると聞きます。こうなると,今現在よりもかなり長い期間にわたって,いわゆる現役でいなければならない時代に入ってくると思われます。前向きに捉えれば,やりたいことを長く続けられるわけでもありますし,やり直せるチャンスも多くなるということだと思います。そのために,いつでも教育を受けることができる仕組みというのは,間違いなく必要になってくると思います。ですので,その中で自治体としてできることを考えていっていただければなと思います。 龍ケ崎市の中で教育行政を担っている教育長をはじめ,教育部局の皆さんには,子どもたちの人としての基礎づくりという大変重要なお仕事をしていただいていると思います。これからもご尽力のほど,どうぞよろしくお願いいたします。 市民活動について伺います。 当市では,市民活動日本一という旗印のもとに,まちづくりを進めています。戦略プランの中で市民一人ひとりがまちづくりの担い手として意識を持って行動し,他に誇れる活発な市民活動により,まちが支えられているという状態を目標とする姿としていました。 市民活動によって,まちが支えられていることが望ましいとしているわけですから,市民活動団体とその団体を構成する市民の皆さんには大変な役割を担っていただいていると同時に,大きな負担をかけているということになるかもしれません。 いずれにしましても,以前の私の質問に中山市長から,市民の皆さんが必要とする龍ケ崎らしい施策やサービスを効果的,かつ効率的に提供するには,市民の皆さんと行政との協働による取り組みが必要不可欠であるとお答えいただいているとおり,龍ケ崎市のまちづくりに市民活動がなくてはならないものになっているんだと思います。同じご答弁の中で市長から,まちづくりの主役,主体は市民の皆さんで,市民の皆さんと行政との連携,協働を推進していくには一人ひとりの思いと行動力が重要だという認識もいただいております。 これから人口減少がさらに進んで,高齢者は増え,子どもが少なくなる中での地域運営は困難なものになると思いますし,場合によっては痛みを伴うものになるかもしれません。そうした中で,将来の設計は,誰が,どう行っていけばいいか。市長がお答えになったように,まちづくりは市民が主役で,市民一人ひとりがまちづくりの担い手であるわけですから,一人ひとりのこんなふうに生活したいとか,こんなまちにしたいという,それぞれの思いから出発するべきだろうと思います。そして,その思いはみんながみんな同じということにはなりませんから,市長はじめ,我々も市民の皆さんと一緒に対話によって合意を形成していって,具体的な政策にしていかなければならないと思っています。 そのような方向性の中で,市民の皆さんの意見や意思が具現化しているのが市民活動です。だから,市民活動は大事なことですし,その市民活動を支援していかなければならないんだと思います。市民活動日本一が掲げられて6年が過ぎていますが,この間,龍ケ崎市の市民活動について変化してきたこと,また,市民活動が活発になったとすれば,そのことによって地域がどのようによくなったのかお聞かせください。 ○寺田寿夫議長  斉田市民生活部長。     〔斉田典祥市民生活部長 登壇〕 ◎斉田典祥市民生活部長  お答えいたします。 平成24年に策定しました第1次ふるさと龍ケ崎戦略プランでは,協働のまちづくりと地域力のアップを重点戦略に掲げ,市民活動の支援やまちづくりポイント制度の構築などを優先プロジェクトとして位置づけ,それを着実に推進することで市民活動日本一を目指してまいりました。その取り組みについてご紹介させていただきたいと思います。 まずはじめに,市民活動の拠点の一つとして,市民活動センターがございます。市民活動センターでは,市民活動に関する啓発事業や民間企業等が実施する市民活動に対する助成金制度などについて情報提供を行っております。 平成29年度における市民活動団体の登録団体数は,第1次ふるさと龍ケ崎戦略プランに掲げた目標値である60団体から131団体に,延べ利用者数も7,118人から2万3,692人へと大幅に増加し,目標を達成するなど,市民活動の裾野は着実に広がりつつあるというふうに感じてございます。 次に,市民活動に参加する励みやきっかけづくりを目的としました,まちづくりポイント制度についてでございますが,平成26年1月から運用を開始いたしまして,平成26年度のポイントシール配布枚数は2万4,964枚でございましたが,平成29年度では5万1,371枚と順調に増えてきている状況です。 また,小・中学生に子どもの頃からボランティア精神を醸成するため,ポイント交換メニューに,あこがれ体験としまして関東鉄道竜ヶ崎駅の一日駅長体験を盛り込んだところです。平成29年度で2件,今年度も既に2件の申し込みがございまして,将来のまちづくりの担い手として育成されることを期待しているところでございます。 次に,まちづくりバンク制度でございます。 こちらは平成27年度から「龍ケ崎まちづくり・つなぐネット」という名称で運用開始しまして,協力したい団体と協力してほしい団体との橋渡しを市が行うものでございます。橋渡しの実績を申し上げますと,平成27年度の制度開始時は4件でございましたが,平成29年度では22件,今年度も既に5件の橋渡しが成立し,事業所の方々や生徒の皆さんが地域活動に参加され,市民団体からも非常に喜ばれております。市民活動の促進及び活性化につながっているというふうに認識しているところでございます。 最後に,中核的な地域コミュニティについてでございます。 本年6月に馴馬台地区において新たな中核的な地域コミュニティが設立され,現在12地区でそれぞれの特徴を生かしたまちづくりの活動が展開されており,さらなる地域力の向上が期待されているところです。これらの取り組みにより,市民活動へ自主的な意識を持って参加する市民の方々が増えてきております。また,誰もが活躍できる場が増えてきているということで,人と人,地域と地域のつながりが深まってきているというふうに実感しているところでございます。さらに,このような取り組みにより,共助の意識が高まり,地域コミュニティ単位による防災訓練の実施や地区防災計画の自主的な策定につながっていると感じているところでございます。 以上でございます。
    寺田寿夫議長  14番糸賀 淳議員。 ◆14番(糸賀淳議員)  ありがとうございました。 市民活動,今後も継続して活性化していくための課題は,私は大きくなってきているんじゃないかなと思っています。 私の住んでいる西部地区では,中核的な地域コミュニティの市民活動によって,防犯・防災活動は随分充実してきていると思いますし,地域を盛り上げようというイベントなども多くの皆さんにご協力をいただいて実現しています。 一方で,これらの活動を主体的になさっている方たちの負担はやはり大きくなっているように感じますし,今,中心になって活動されている方たちの次世代の担い手の方たちの顔が,まだ見えてきていないということも,先のことを考えると課題になるかなと感じます。 そして,住民自治組織や中核的地域コミュニティに対しては,比較的行政からの支援が手厚くされていると思いますけれども,NPO等の団体に対しての支援は薄いように思います。NPO等の団体は自ら課題と考えていることに対して,自分たちの手で解決しようと活動されている方たちですので,市民活動でまちを活性化するには大変貴重な存在なんですね。NPO等の団体を立ち上げるときには補助金を出してもらえるような制度がありますけれども,継続して活動を続けていくには,やはり人的な面でも財政面でも支援が必要な団体が多いと思います。これら地域の人材育成について,NPO等の支援について,現状と今後についてお聞かせください。 ○寺田寿夫議長  斉田市民生活部長。     〔斉田典祥市民生活部長 登壇〕 ◎斉田典祥市民生活部長  お答えいたします。 当市におけるNPOなどへの支援といたしましては,市民活動センターを設置いたしまして,市民活動や社会貢献活動を行う方々のために場の提供として会議室の貸し出しや印刷機の共用を行っておるところでございます。 また,市民活動センターの業務として市民活動に関する情報発信と相談業務を行い,地域で活動するための支援を担っていただいております。また,龍ケ崎市ステップアップ補助金の活用を啓発するとともに,様々な情報提供を行い,市民活動の支援を行っているところです。 NPOなどへの支援といたしましては,NPO法人交流会を通じた情報の提供,また,市民活動センターにおいてNPO法人設立及び助成金申請の相談業務などを行っておりますが,今後はさらに活動に対する相談業務を強化していきたいというふうに考えております。 次に,地域のいわゆる人材育成についてでございますが,本市には豊かな知識,経験を持つ市民や意欲あふれる市民活動団体が数多く存在し,年々ボランティアや市民活動に取り組む市民や団体も増え,その活発な市民活動によりまちが支えられております。しかし,その一方で,高齢化に伴う市民活動の後継者不足なども課題であると認識しております。 今後,そのようなことから子どもの頃からボランティア活動に参加するきっかけづくりとして,親子向け講座の開催,または定年退職後地域デビューするためのきっかけづくりの場として,おしゃべりサロンの開催に力を入れて取り組んでいきたいと考えてございます。 また,NPO法人交流会におきましては,情報提供の場だけではなく参加者の悩みや課題の把握をするための場として活用し,課題解決に向けて取り組んでまいりたいと考えてございます。 地域の人材育成についてですが,市民一人ひとりの公共意識の向上と他分野にわたるNPOや地域活動への参加を促していくことが欠かせません。地域活動に参加したい,社会に貢献したいと考える方々に多様な参加の機会を提供し,気軽に参加できる環境を整えていく必要があるというふうに考えてございます。 今後NPOの活動を活発化させるリーダーを育成していくことや,あわせて地域資源の発掘も重要になってくると思われます。地域の人材育成については,大変難しい課題と捉え,市と市民活動センターで知恵を出し合いながら,市民の一人ひとりがまちづくりの担い手として行動できるように取り組んでまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○寺田寿夫議長  14番糸賀 淳議員。 ◆14番(糸賀淳議員)  ありがとうございました。 地域の人材育成というのは,なかなかやはり難しい課題かなと思います。これに啓蒙活動は当然必要ですし,そういう市民活動を行った後の充実感とか達成感,こういったものを味わってもらえるような機会が多くあれば参加してくれる人も増えるんじゃないかなと思います。よろしくお願いします。 それから,市民活動をサポートするというときには,いろいろなサポートの仕方があると思います。例えば,小通幸谷の往環橋のたもとで花いっぱい活動をしている団体があります。協働事業として認定されていた時期もあるわけですが,今年のように酷暑と言われるような過酷な環境では,水やりも相当やらないときれいなお花も保てないわけですが,この場所のすぐ下には,谷田川になるんですかね,すぐ水があるわけです。ここから水をくんでやれると助かるわけですが,それが規則か何かわかりませんが,できないということらしいんですね。法令等で,どうしてもここから水をくんではいけないということであればいたし方ないことなんでしょうけれども,もし,それが規則の中に例外規定を設けるようなことで可能になるようならば,この辺のことは活動する側に立って,活動しやすい環境を整備してあげるということは意外と重要なことなんじゃないかなと思います。 市民活動をするに当たって,艱難辛苦乗り越えていかなければならないというような環境では,やはり続けていけませんし,広がってもいかないと思います。まちづくりの主役の市民の皆さんが,主役にふさわしい環境で活動できるよう,職員の皆さんには大変だと思いますが,ご尽力いただきたいと思います。 農業振興について伺います。 この時期,稲刈りが進み,農家の方はお忙しい毎日を過ごしていらっしゃると思います。龍ケ崎市を鳥瞰してみますと,水田が多く,田んぼのある風景はいわば龍ケ崎市を象徴しているような気がします。牛久沼も含めて,龍ケ崎市の総土地面積は7,855ヘクタールで,そのうち耕地面積,つまり耕されている農地の面積は2,690ヘクタールになります。総土地面積に耕地面積が占める割合は約34%になります。農地台帳上の数字,これは実際には耕作されていない農地が含まれていると思いますが,田んぼ,畑合わせて3,400ヘクタールになりまして,この数字をもとにすれば,農地が占める割合は43%になります。この数字を見ましても,龍ケ崎市における農業の重要性がよくおわかりになるかと思います。 ですから,私もこれまで農業振興に関する質問を様々してきましたが,その都度,推進している農業政策に関するご答弁をいただいてきたわけですが,衰退してきた龍ケ崎市の農業に対して,これまで振興施策等を行ってきた結果,龍ケ崎市の農業について変化してきたこと,成果などをお聞かせください。 また,今年度からたつのこ産直市場が開設されていますが,後で少し触れたいとは思いますが,経営的な側面から捉えれば本来はやってはいけない事業だと思っています。それでも,これまで答弁されてきたように,竜ヶ崎地方卸売市場の廃止に伴う受け入れ先確保の一つとして,また,市内で生産された安全・安心な農産物を新鮮な状態で市民等に提供する地産地消の取り組みとして,また,農業者の確保や育成が喫緊の課題になっている中で,この直売所が農業者同士が農業経営に関する情報交換を行うことで,農業技術の習得や品質向上につながる成長の場として,さらには熟練の農業者が若手農業者への技術指導を行う育成の場となると説明されていたこともありますし,そもそも私は入っていませんでしたが,龍ケ崎市議会議員10数名でしたかね,それだけの方から直売所をつくるべきだという要望が出ていたということなどから,本当に本市の農業振興にこの直売所がつながるならば,採算度外視でやってもいいんじゃないかということで進んできた事業ですが,今現在どうなっているかも含めて,あわせてお聞かせください。 ○寺田寿夫議長  宮川産業経済部長。     〔宮川 崇産業経済部長 登壇〕 ◎宮川崇産業経済部長  これまでの農業振興の成果についてでございます。 農業は当市におきまして重要な産業でございまして,基幹産業として位置づけているところでございます。近年では,農業者の高齢化や担い手不足などが全国的に課題となっておりまして,当市においても例外ではなく,特に農業従事者の平均年齢は60.7歳というところとなっております。 これらの課題を解決するために,これまで効率的かつ安定的な農業経営の推進や担い手の確保,育成,さらには農地の集積などに取り組んでまいりました。 この中で主な実績を申し上げますと,平成26年度から開始いたしました農地中間管理事業,これにおきましては,平成26年度は約118ヘクタール,27年度は345ヘクタール,28年度は37ヘクタール,29年度は約72ヘクタールの農地の集積を図ることができました。平成26年度につきましては,先進的に取り組んだということもあり,県南で第1位の集積面積となったところでございます。 また,当市独自の取り組みといたしまして,地産地消の推進やさらなる販路拡大を図るために,平成26年度から開始いたしました,ふるさと龍ケ崎ブランド農産物認定制度において認定されました龍ケ崎トマトや特別栽培米コシヒカリを中心に市内農産物を,市外,県外へ向けてもPR活動を実施し,認知度の向上を図ってまいりました。 今お話がありました,たつのこ産直市場についてです。産直市場は4月8日にオープンいたしました。農業の振興を図っていくということで,このたつのこ産直市場のこれまでの実績について申し上げます。8月末時点で申し上げます。 販売総額が1,621万2,349円で,1日の平均で申し上げますと15万114円となっており,レジを通過した来客者数で申し上げますと1万7,508人となっております。1日平均では162名となっております。安心・安全な農産物を新鮮な状態で市民等に提供する地産地消の場として,にぎわいを見せているところでございます。まだ取り組んで5カ月でございますので,いろいろなことについては,これからかとも思いますが,滑り出しは当初予定よりはにぎわいを見せているというところだと思います。 以上のように,取り組みを総合的に勘案しますと,一定の成果は得られているのかなというふうに考えております。 以上です。 ○寺田寿夫議長  14番糸賀 淳議員。 ◆14番(糸賀淳議員)  ありがとうございました。 たつのこ産直市場についていえば,当初売上見込みより大分売り上げが上がっているということで,今回の補正予算にも手数料が増額になるということで出されていると思いますが,手数料,トータル入ってくる金額としては大体年間360万ぐらいになるんでしょうかね。そうなると思います。売上増については,直売所を見ている職員の方やスタッフ,そして,農政課担当の職員の頑張りだと思います。 ただ,この直売所の管理運営費で年間1,600万円以上の経費がかかるわけです。それに建物リース代等の費用,さらに農政課担当の人件費等合わせれば,さっきも申し上げたように経営的には絶対やってはいけない事業だと思います。ですから,売り上げの金額はもちろん大事なんですけれども,ここで行っていることがどれだけ農業振興そのものに貢献しているかというところを詰めなくてはいけないと思っています。 そして,昨日の答弁なんかを聞いていても思うんですけれども,この直売所に関しては農業振興そのものというよりも,どちらかというと直売所の運営に関していろいろ試しているというか,確立しようということをしているような気がしています。ということであれば,ここで得られたノウハウは再来年できる道の駅に直売所もきっとできるんでしょうから,全てそこに生かすような形で引き継いで,その後,この直売所は速やかに今のような管理運営ではなくて,つまりこの場所だけを貸して農業関係者の方たちにチャレンジするような場として利用してもらったらいいんじゃないかなと思います。 担い手農業への農地集積については,大分実績が上がったということでした。このことも効率を考えれば,とても大事なことですよね。そのほか成果の一端を挙げていただきましたけれども,ただ,農業経営上の数字,これを見ますと,龍ケ崎市の農業算出額,これが660経営体で34億2,000万円です。1経営体当たり約510万円になります。そして,所得を見てみますと,農業所得は3億4,100万円で1経営体当たり平均して51万円になります。所得ですから,ざっくり言えば売り上げから必要経費を引いて残ったのが所得ということになると思うんですが,ちょうど1割が残るというような計算になります。ただ,実際には比較的大規模に農業経営している上位の経営体が稼いでいると思われますので,ほとんどの農業経営体は全くもうからない,食べられないというのが現実なんじゃないかなと思います。結局突き詰めれば,このことが後継者もなかなか出てこない,新規農業就農者も定着しないということになるんだと思います。 じゃ,食べていける農業にするにはどうすればいいのか。キーワードが幾つか私はあるように考えています。一つは,法人の参入,あるいは法人なり国際市場,スマート農業などが挙げられると思います。これらの観点から,これからの農政についてご見解を伺います。 ○寺田寿夫議長  宮川産業経済部長。     〔宮川 崇産業経済部長 登壇〕 ◎宮川崇産業経済部長  法人化や販路拡大,スマート農業といった,これからの農業振興についてでございます。 農業に関しましては,先ほどもお答えいたしましたが,全国的にも担い手の高齢化が進み,労働力不足が深刻になり,農作業の省力化をさらに進めるとともに,新規就農者に栽培技術を継承していくことが課題となっております。また一方で,安定した農業経営を図る上で販路の確保や拡大は重要なこととなっております。 このような現状に対しまして,法人化や農業法人と連携することは新規就農者が雇用され,収入を得ながら栽培技術の経営能力などを習得することが期待できることや,海外市場への販路拡大は新たな需要の開拓につながりますし,ロボット技術やICTを活用した新たな農業,いわゆるスマート農業については省力で高品質な生産の実現につながることから,これらの取り組みを検討し,支援していくことはこれからの農業振興に大きく寄与するものだと考えております。 また,このような農業を取り巻く状況を踏まえまして,当市といたしましても独自の取り組みといたしまして,昨年度,日本貿易振興機構,いわゆるジェトロの茨城貿易情報センターより講師を招き,事例などを通じて農産物などの海外輸出への認識を深めるために海外輸出セミナーを開催し,28名の皆さんに参加をいただいたところです。 そのほかにも,先ほど農地面積が43%とありましたが,その農地の約70%を占めます水稲,これが当市の中心でございますが,需要に応じた米の生産を達成していくために,今年度から飼料用米の生産拡大に取り組む農業者の農業用機械の導入に関します経済的支援制度を新たに開始したところでもあります。 さらに,茨城県農業参入等支援センターと連携いたしまして,今年度現在ですが,東京に本社を置く法人から参入の希望を受けまして,候補地となる農地の地権者を中心といたしました説明会を開催し,農地中間管理事業を活用した農地の調整を行っているところでもあります。 今後につきましても,こうした新たな分野に関しても調査研究いたしまして,推進していくとともに,当市の特性と課題を把握しつつ,新たな支援制度を検討,実施し,それらを組み合わせていくことで当市に適しました農業振興を推進してまいりたいと考えております。 ○寺田寿夫議長  14番糸賀 淳議員。 ◆14番(糸賀淳議員)  平成21年12月に農地のリース方式による一般法人参入の全面自由化を受けて,一般法人の農業参入事例が急増してきています。その理由としては,やはり農業にビジネス的な観点から可能性を見出しているからではないかなと思います。農業法人にいろいろなスキルを持った人が参画することで,それぞれが得意とする業務に従事して,相乗効果を発揮することが期待されていますし,特に注目されているのがマーケティングスキルで,今後マーケティングの専門家を要する農業法人が増えていくと考えられています。世界のマーケットの状況を見ますと,世界の食市場規模は2009年から2020年には倍増となる予測になっておりますし,特にアジアでは2009年から2020年予測で3倍増となる見込みです。その中の農産物についても相当の潜在的な重要があると見込まれています。マクロ的に言えば,そこには相当大きなチャンスがあると考えられます。 また,最近期待が高まっているスマート農業も,これによって農業は魅力的な農業,産業へ変わることが可能だと言われています。スマート農業実現に向けた研究会では,スマート農業の将来像として,超省力大規模生産を実現,作物の能力を最大限に発揮,きつい作業,危険な作業から解放,だれもが取り組みやすい農業を実現,消費者に安心と信頼を提供という,この五つの方向性が提示されています。スマート農業には期待していますし,きっとこれまでの農業を大きく変えていくものだとは思っていますけれども,私個人的な思いとしては子どもの頃にあった風景,おだがけのある田んぼですとか稲刈りとか,田植えの作業の合間に家族全員で一服つける光景ですとか,そういう郷愁もあって,そんな日本の原風景のような場所があったらうれしいなとは思っています。そんなに広い場所ではなくてもいいので,そんな風景を復活させて残せないかと密かに思っております。 話を戻しますが,農業法人,国際市場,スマート農業,このようなことを龍ケ崎だけの農業政策で推進していくことは難しいことだとは思いますが,当市の農地集積が進んできているのと同じように,経営体同士がまとまって法人化するなどして,将来も継続して安定した農業経営につながると考えておりますので,農政課の皆さんには引き続き,ご尽力をお願いしたいと思います。 佐貫駅周辺地域について伺います。 5年前の一般質問の中で,佐貫駅を中心とした地域について,こんなことを申し上げました。佐貫駅の利用者は1日約1万5,000人近くにもなります。主な利用者としては通勤・通学者で多数が占められると思いますが,乗り降りで延べ3万人近い人が集中する場所であることは間違いありません。駅から半径2キロメートルの円をぐるっと描きますと,その中には龍ケ崎市における最大の自然資産,観光資源になり得る牛久沼や旧水戸街道の宿場町で昔の雰囲気をとどめる若柴宿,土手の上を散歩やジョギングする人が増えている小貝川,そして,小貝川市民運動公園,また,市内を通る唯一の国道6号線も入ってきます。そういった観点からしますと,集客の可能性としては佐貫駅周辺の地区は龍ケ崎市内における最もポテンシャルの高い地区と言えると思います。ただ,残念ながらこの地区において潜在的な可能性を生かし切れていないのが現実だと思います。ということは,佐貫駅を中心とした各地区で魅力ある事業を展開することができれば,にぎわいや人を呼ぶことができるだろうと思います,こう申し上げました。 その後,3年たった一昨年11月に,佐貫駅周辺地域には龍ケ崎市の玄関口にふさわしいにぎわいを創出し,それを本市全域に波及させ,地域のポテンシャルを一層引き出す役割が求められていますとして佐貫駅周辺地域整備基本構想が策定されました。 5年前に佐貫駅の利用者数1万5,000人と申し上げましたが,このとき申し上げたデータはそれより2年ぐらい前の数字を申し上げていたので,実際にはもう少し少なくなっていたようです。そして今,データ的には昨年の利用者がどのぐらいになったかというと1万3,000人を切りました。2000年には1万7,000人近くの方が利用されていたので,それから20年弱で約4,000人ほど減少したことになります。これからしばらくはリタイアされる方が多くなっていくでしょうから,あわせて鉄道での通勤者も少なくなると思いますので,減少傾向は続くと思います。 そして,全国的なトレンドとしては,駅前のにぎやかさは失われつつありますよね。駅前の百貨店や商店街に代表されるように,以前のような活気は全国的に失われてきております。 じゃ,そういう時代に佐貫駅はどうなのかというと,これは大丈夫です。もともとデパートのような大きな商業施設があったわけでもありませんし,比較的駅前のにぎやかさからは縁遠かったところですから,失われようがないわけです。そして,この地区の特徴として,駅の周辺に潜在的な魅力を持った資源があるということがあります。その代表格は,何と言っても本市最大の自然遺産の牛久沼ですし,若柴宿も当然魅力があるところです。そして,駅から徒歩10分圏内に未利用地や耕作放棄地が多く散在しているということも,ある意味,可能性を秘めた魅力なわけです。ですから,駅自体の集客力を生かしてにぎわいをつくるというよりも,駅周辺の魅力を引き出し,つくり出すことによって,駅の持つ人を運んでくる,あるいは運び出すという機能を生かしてにぎわいをつくるということだと思います。 そこでまず,牛久沼関係からお聞きしますが,牛久沼については,どうしても当市だけではうまく使えないことが多いと思います。五,六年前に同様の質問をしていますが,このときには牛久沼水際線計画の話をいただきました。また,市民会議でも道の駅,サイクリングロード,観光船,水産資源の商品化などの提案がされていたことから,魅力ある牛久沼の高度利活用について周辺他市を含めての協議会設置を提案しました。それに対するご答弁は,牛久沼水際線計画研究会を組織して,牛久沼周辺全体の調和がとれた整備を目指しているということと,茨城県も交えて調査研究を進めていく予定だというお話も伺いました。 牛久沼水際線計画研究会というのは,まだあるんですか。あるんですね。そういう経緯があって,今になっていると思いますけれども,ここでは水辺公園のアプローチ,これは非常に行きづらいというか道も狭いですし,どこ曲がっていいかよくわからないようなところもありますし,そういったところ,それから,水辺を利用することを考えたときの水質改善,また周遊道路など,当市だけでは解決困難なことに対してどうしていくのか,お考えをお聞かせください。 ○寺田寿夫議長  龍崎市長公室長。     〔龍崎 隆市長公室長 登壇〕 ◎龍崎隆市長公室長  お答えいたします。 はじめに,牛久沼水辺公園へのアクセスの改善につきましては,既存道路の拡幅等が必要でありますが,一部には取手市の市域が含まれていることや用地確保,また,安全性の確保といったことが課題になってまいります。 今後,アクセス面については取手市との協議も十分に行いながら,道路の拡幅等も含め,より効果的な方策の検討を進めてまいりたいと考えております。 次に,牛久沼の水質浄化につきましては,茨城県において平成14年度に牛久沼水質保全計画が策定され,計画に基づき茨城県及び流域自治体などが連携し,段階的に水質改善を図っております。加えて県に対しましても毎年,牛久沼の水質浄化に関して要望も行っているところでございます。 また,こうした牛久沼周辺の広域的な課題について協議していく場として,昨年7月に牛久沼周辺5市に河内町を含めました6自治体の首長が一堂に会する牛久沼周辺首長会議が設置されたところであります。 会議では,各種課題に対する共通認識を深めており,牛久沼を周遊する道路,サイクリングロード,ウオーキングロードの整備につきましても,まずは道の駅に近いルート二千間堤,あるいはかっぱの小径を中心に,周遊道路としての活用について協議,検討してまいりたいと考えております。 ○寺田寿夫議長  14番糸賀 淳議員。 ◆14番(糸賀淳議員)  ありがとうございました。 牛久沼周辺首長会議については,以前から周辺他市との協議の場がつくられることを望んだわけですから,大変よかったなと思いますが,昨年7月に開催して,2回目が今年の8月ですよね。ちょっと少し間隔があき過ぎるんじゃないかなと思います。これでは何かを実現するにしても,いつになるかわからないようなレベルだと思います。それでも事務レベルでの協議については,これから頻繁に行っていくようなお話が先日ありましたので,期待しています。 今,牛久沼の活用については道の駅が何といってもメーン事業になっていると思います。予定地の樹木の伐採が始まった今になって,心配する声が大きくなっているようです。私はもともと牛久沼を生かすための拠点になるものが必要だと言っていた口なので,道の駅を否定するものでは全くありません。ただ,これが将来市民の重荷になってしまうのは絶対に避けたいとはもちろん思います。だから,これまで道の駅についてもたびたびこの一般質問でも取り上げてきました。そして,そうならないために,ある意味突然という感じで,途中で北山創造研究所に入ってもらったわけですよね。そして,設計はK計画事務所でよろしかったですか。こちらも北山さんのご兄弟だと思いますので,連携はとりやすいんだろうと思いますが,もし,それで魅力的な道の駅になりそうにないということであれば,それは外部の人にプロデュースしてもらえば何とかなると思ったこと自体が間違いということなんだろうと思います。 今の道の駅のトレンドは,大型化とリノベーションだそうです。確かに,今年3月にできた神戸の道の駅は,もともとホテルとテーマパークで,それをリノベーションしたものですし,ものすごくでかい道の駅ですよね。実際に行ったことはありませんけれども,テレビで見たそれはもはやもう道の駅とは全く違うもののように見えました。 昨日話に出ていた川場もそうですよね。もともとあったものをリノベーションして,やはり敷地も広いし,全体的に調和のとれた建物が幾つもありました。ただ,これらもいつまで続くかはわからないと思います。それだけでかいということは,当然のことながら,維持管理にも大きな費用がかかるわけですし,人件費も相当なものになるんじゃないかと思います。もし,つまずいたら,図体がでかいだけに大けがをする危険性もあります。 私は,肝心なのは,龍ケ崎市の中で最も魅力的な資源と言われる牛久沼を活用しながら,どう運営していくのかというところだと考えています。どれだけ魅力的なイベントが開催できるか。食の持つ力というのはすごく大きいですから,食べ物でヒット商品のようなものを生み出せるか。そして,計画には何も見えてきていませんけれども,インバウンドを意識した運営というのは,これは考えていったほうがいいと思います。さらに,いずれあきられたり,時代からずれてくることは間違いありませんから,更新のしやすさですとか可変性というところも重要だと思います。 最初の道の駅担当課の課長は,私が今さら感のちょっとある道の駅で本当に大丈夫かと,これが失敗したら,もう龍ケ崎終わっちゃうんじゃないですかと話ししたところ,絶対に成功させますとおっしゃいました。今はもう担当課にいなくなっちゃいましたけれども,担当の職員の方はこれからプレッシャーもかかって大変でしょうけれども,ぜひ頑張ってください。エールを送りたいと思います。 若柴宿ゾーンについて伺います。 牛久沼の道の駅ができて,ここに来られた方,あるいは龍ケ崎に用事があって来られた方が,少し時間的に余裕があるときに,ぜひ訪れてみたい,歩いてみたいというような思いに駆られるような若柴宿の整備をしてほしいと思っています。今でも昔からの雰囲気はそれなりに感じられますし,神社やお寺が点在していることも訪れる動機づけになると思いますが,それだけではちょっと弱いと思います。 そこで必要なのが,旧若柴宿の中の拠点づくりだと考えています。そこでお茶が飲める。少しおいしいものが食べられる。若柴の歴史がわかる。ちょっとしたイベントができる。そんな拠点があれば,相当数の人が訪れてくれる魅力ある地区に,さらになると思います。そして今,その拠点を整備するにふさわしい古民家で空き家になっているところがあります。当然,他人の財産ですから,勝手にできるわけではありませんが,検討してみる価値は大いにあると考えています。若柴宿ゾーンの短期計画についての現状と,このゾーンの中核施設の設置についてのご見解を伺います。 ○寺田寿夫議長  龍崎市長公室長。     〔龍崎 隆市長公室長 登壇〕 ◎龍崎隆市長公室長  お答えをいたします。 若柴宿ゾーンにつきましては,緑豊かな坂道や歴史を忍ばせる神社仏閣など,良好な自然環境や歴史的な景観が多く残るなど,魅力を有する地域となっております。このようなことから,常磐線佐貫駅周辺地域整備基本構想においても,自然環境や景観資源による若柴宿の空間を保全し,住民の豊かな暮らしを創造する整備を行いますという整備方針を定め,具体的には史跡や名所の案内板等のサインの整備や散策路整備に取り組むこととしております。現在でも地域の方に設置していただいたサインを活用しながら,景色を楽しみながらのウオーキングや散歩をする人などに親しまれているところであります。 今後につきましては,ただいま議員からご提案のあった古民家等を活用した休憩スペースも含めて,地元の方々のご意見をお伺いしながら,必要に応じてサイン整備や散策路整備についても検討を進めてまいりたいと考えております。 ○寺田寿夫議長  14番糸賀 淳議員。 ◆14番(糸賀淳議員)  ありがとうございました。 古民家を活用した施設も含めて検討してくださるということでした。うれしく思います。よろしくお願いします。 最後に,佐貫駅周辺地域整備の最終ゴールは,やはりこの駅から徒歩圏内にある若柴台の下停車場線ゾーンを整備して,いかに魅力ある地区にするかというところだと思います。 そこで,若柴台の下停車場線ゾーンの未利用地,耕作放棄地などの活用についてのご見解を伺います。 ○寺田寿夫議長  中山市長。     〔中山一生市長 登壇〕 ◎中山一生市長  糸賀 淳議員のご質問にお答えいたします。 台の下は,距離的にいうと駅からも十分に徒歩圏内でありますし,そういう駅近の優位性を生かせる場所であるというふうに考えておりますし,その考え方は糸賀議員と同じなんではないかと思っております。 今,若柴宿の話もございましたけれども,この台の下だけを見ても,江川の用水があったり,あとはねがら道ですか,椿が大変きれいな遊歩道として今もたくさんの方々が,遊歩道というか散歩道として歩いていらっしゃる方々が楽しみにしている場所もございます。そこには昔ながらの種井という湧水が,ため池のような湧水があったり,やはり残していくべき自然もたくさんあるのかなというふうに思います。この残すべき自然は,この台の下の魅力の一つにもなってくるものであろうというふうに思っております。 佐貫駅周辺地域整備基本構想においては,交通環境の改善による教育業務,官公省等の機能の誘致を中長期計画の一つとして掲げているところであります。その例として,交流人口の増加につながる教育関連施設の誘致の場であったり,国や県の機関を誘致集約する場であったり,若者世代の雇用につながるような企業誘致の場であったり,これらの駅に近いという優位性を生かした,この誘致というのは大変期待のできる場所になるだろうなというふうに考えているところです。 今,申し上げたようなものも含めて複合型もあり得ると思いますが,様々な活用方策の選択肢を,指を折り数えられる場所であるということでもございます。この場所に関しましては,今後,中長期的な視点で進めていく必要がある場所でもあるというふうにも考えておりますし,私自身の将来の龍ケ崎の夢の一つ,龍ケ崎にとって大変重要な道路となるというふうに考えておりますけれども,3本目の常磐線の跨線橋をこの台の下地区がその最大の候補地ともなるわけでもございますので,道の駅につながる道ともなります。そういう意味で,JRとも協議をしながらこの道路の整備についても前へ勇気を持って進んでいかなければならない取り組みであろうと思いますし,その道路がまた,この台の下の活性化に直結していくものであろうと考えているところです。 先ほど申し上げましたが,この地域を生かしていくには,先ほど申し上げたような自然豊かな大切にしなければならないものも共存ができるような場所になっていくといいのかな,この場所を通って,例えばオフィスができたら大変魅力的なオフィス街になるんではないかなと思います。ちょっと歩けば牛久沼があったり,椿のきれいな散歩道があったり,若柴宿があったり,そして最近,市民の皆さんが熱意を込めてつくられました古水戸街道の冊子も大変好評で,たくさんの皆さんが手にしているようでもございます。この若柴宿は,言うまでもない水戸街道の宿場町,そして,馴柴小学校には道標があって,そこが水戸街道をつないでいるところでもございます。 私が思うに,この台の下,今,若柴の旧道は土手道になっていますけれども,かつて水戸街道であった時代もやはり地盤が軟弱な場所でもありますので,土手道だったのかなというような思いがございます。 そして,その道標から古水戸街道,そして,水戸街道の渡しにつながって分かれていくというような,歴史的な魅力を大切にしながら,そして,龍ケ崎絵画唯一の重要文化財であります,今,模写を進めております絹本着色十六羅漢像が龍ケ崎に伝わった金龍寺がある場所でもありますので,その歴史的な魅力も生かしていける場所になっていくと思います。 先ほど申し上げました,軟弱地盤ということもありますので,やはり時間が必要な部分もあると思います。この地域を生かしていくためには,中長期的な視点,さらには市全体のまちづくりの方向性,佐貫駅周辺地域に期待される役割,また,この地区整備に向けての課題の一つであります,先ほども一つ申し上げましたけれども,例を挙げましたが,交通アクセスの改善の動向等を踏まえながら,佐貫3号線の整備もございますが,今後の整備のあり方はやはり龍ケ崎にとっても大事な課題であるというふうに認識しているところです。 ○寺田寿夫議長  14番糸賀 淳議員。 ◆14番(糸賀淳議員)  ありがとうございました。 今,市長がお話ししていただいたように,若柴宿付近には,ねがらの道だったり,種井があって,今はそこら辺に蛍も出たりしていますので,そういう自然環境は残しながら良好な開発というか整備が必要だなと思います。 そういう中で都市計画道路佐貫3号線が延伸されたり,市長もお話しになっていたように跨線橋ができたりということであれば,随分魅力的な地区になると思います。ただ,ある程度のスピード感を持ってやっていかないと,例えばこれが50年後になってしまうということであれば,もう日本の人口自体が相当減ってきているという中であって社会的な活力ももう失われるような状況になっていることも考えられますので,余り時間的な余裕はないんじゃないかなというふうに思っていますので,ぜひ台の下停車場線ゾーン,この整備のほうはよろしくお願いしたいと思います。 今回の一般質問で当市の将来に重要だと思われる四つの観点から,これまでの成果や今後の課題などを伺いました。 これからの課題で共通しているのは,当市だけで課題を解消していくのは困難だということだと思います。近隣自治体との広域連携,県を巻き込んでいく,国からの支援,民間事業者の活用等々ないと有効な施策にならない。これらはほかの自治体にも言えることだと思います。だとすれば,平成の大合併というのがありましたが,新しい年号に変わる時代には,合併とまではいかなくても緩やかな広域的な連携というのが進んでくるんじゃないかなと思います。私自身もこういったことを念頭に,まちづくりに貢献していきたいと思っています。 最後に,子どもたちのことについて,今年は立て続けに大きな災害が起きていますが,3.11のとき,あのときは本当に未曽有の大災害で,原発の事故もあったりして先が見えなくなった,気持ちも暗くなったときがありました。そのときに光が見えたのは,子どもたちの姿だったように私は思います。あの後,慰問に訪れたプロサッカー選手の方たちとサッカーに興じる子どもたちの姿,子どもたちの笑顔,あれを見て,やはりこの子どもたちのために頑張らなきゃいけないんだなと思いましたし,子どもは未来そのものなんだというふうにも感じました。子どもたちの教育や健やかに育ってもらうためにできることを優先して行うべきだと強く思っています。 皆さんには,龍ケ崎で育つ子どもたちのためにご尽力いただくことを改めてお願いして,私の一般質問を閉じます。ありがとうございました。 ○寺田寿夫議長  以上で糸賀 淳議員の質問を終わります。 13番坂本隆司議員。     〔13番 坂本隆司議員 登壇〕 ◆13番(坂本隆司議員)  改めまして,皆さん,こんにちは。傍聴にいらしていただいている皆さん,本当にありがとうございます。今日も皆さんにわかりやすい言葉で,そして,わかりやすい内容でこの一般質問を行いたいと思います。 まず今日は学生もいらっしゃいますので,一般質問とはというところから少しだけお話しさせていただきます。 議員にとって,この一般質問というのは,この議場において自分の思いを唯一述べられる,そんな場というのが一番簡単でわかりやすいことなのではないでしょうか。なかなか自分の思いを伝えられるという機会がありません。ですから,皆さん,この議場の中で,議員はこの場で自分の思い踏まえた内容を通告に従っていろいろな質問をしていきます。 今回私は,中心市街地の内容や,そして地域間交流,そして,龍ケ崎の都市計画マスタープランについてお話をお伺いしていきます。 言葉は難しい言葉ですが,内容についてはわかりやすく,簡潔明瞭にお話をしていきたいと思いますので,どうかよろしくお願いしたいと思います。 それでは,通告に従いまして一般質問を行いたいと思います。 まずは,中心市街地の事業について。 この内容についても,私も何度か質問をしてまいりました。何度も質問している中では,まず中心市街地とはどこですかという内容でいくと,やはり旧龍ケ崎地区の商店街の通りです。そういった言葉があります。その中心市街地の活性化のために今までどんなことをしてきたのか,そんなことも何度か質問してきました。 その前に,まずは中心市街地とは何ぞやと,どういったところなのかということを簡単に話をしてみると,中心市街地とは,多くの人が住むところであり,商店が集積するところであり,多くの人が働くところであり,様々な公共施設が集積しているところであり,広域から人が集まるところであり,情報を発信するところであり,歴史や文化があるところ。簡単に言うと,とにかく人が集まって何かにぎわっているぞ,そういったところが中心市街地。でもしかし,実はそこには長い歴史があって,人が移り住み,人があふれ,そしてその場で商店がにぎわい,そしてまた,人々がにぎわう,そういったいい循環が流れて中心市街地というのができてきた,そういったものが中心市街地というふうに言われております。 しかし,今の現状はどうでしょうか。中心市街地というまちの顔という形になっていたんですが,今はモータリゼーション,要は車社会ですね,車社会の影響で商店街に買い物に行く人がいなくなり,郊外へ買い物に行く。そういった状況が多くの商店の消費者,消費を抑え,そして商店自体が少なくなってきている。これはどこの地方でも同じ状況です。これは龍ケ崎の中心市街地だけではなく,龍ケ崎,今では北竜台地区のニュータウンの中でも,そんな状況が出てきています。ニュータウンの地区でもお店が撤退をし,今,空き店舗となっている状況にもなっております。やはり地域というのは,そういった意味では循環をしていかなくちゃいけない,そういったことが言えるんだと思います。ですから,中心市街地の継続をしていく,こういったものについては非常に難しい,非常に大変なものだということがわかると思います。 そして,今,言われているのが中心市街地の空洞化が問題だ。空洞化にしてはならない。そんなところから今よく言われているのがコンパクトシティですよね。まちを小さくしてコンパクトにして人を集め,そして,買い物する場所も集め,そうすれば歩いて人が動ける。そうした意味で公共交通の費用も抑えられるんじゃないか,そんなことがあり,国土交通省や国の地方創生なんかでもコンパクトシティを推進しています。そんな中で,今,注目をされているのが中心市街地活性化基本法,そういったことも,この先に質問していきたいと思います。 その前に,まずは今まで龍ケ崎市のこの中心市街地,本当ににぎわっていた時代がありました。それがやはり人が少なくって商店が少なくなった後に,どのような事業が行われてきたのか。そういったところから質問していきたいと思います。 この先の質問は質問席にて行います。どうぞよろしくお願いいたします。 ○寺田寿夫議長  宮川産業経済部長。     〔宮川 崇産業経済部長 登壇〕 ◎宮川崇産業経済部長  中心市街地活性化のために,これまで行われきた事業はどのようなものかということでございます。 中心市街地活性化のために平成2年度に龍ケ崎市市街地整備計画,平成13年度には龍ケ崎市中心市街地活性化基本計画を作成し,取り組んでまいりました。これらの結果といたしまして,平成12年に市街地活力センター「まいん」を開設し,平成22年にはにぎわい広場の供用を開始したところであります。また,「まいん」につきましては,コロッケのまち龍ケ崎につながる,まいんコロッケの誕生の地となり,平成13年度から毎月にぎわい広場で開催しております,まいんバザールは今年3月に200回目を迎えることができました。 龍ケ崎市商工会と連携した事業といたしましては,平成元年から毎年11月23日に開催しております商業祭り「いがっぺ市」や平成17年に開設したチャレンジ工房どらすての運営支援,さらには平成21年の「いがっぺ市」において静岡県三島市と富山県高岡市と龍ケ崎市の間で結ばれました「コロッケの国 三国共同宣言」を取り交わしたことにより,全国コロッケフェスティバルを持ち回りで行うなど,広域的な地域間交流も生まれてきております。 ただいま紹介いたしました事業などを今後も継続的に行うことで,中心市街地のにぎわいの創出のため,今後とも取り組んでまいりたいと考えております。 ○寺田寿夫議長  13番坂本隆司議員。 ◆13番(坂本隆司議員)  ありがとうございました。 やはり「まいん」に代表されるように,あそこの中心市街地の拠点ですよね,商工会の入っているところから,あとはにぎわい広場,そういったところからコロッケがあり,いろいろな事業を展開してきたという形で,確かにそういった意味ではコロッケ,本当に今も盛り上がってきて,確かにいいことだとは私も思っています。 ただ,私ね,以前からこの事業の話を聞いていて,一つやはり足りないなと思ったのが,何かぽっとなったにしても,中心市街地,その商店街で例えばお店を出す人が今まで何件あったのかなというのが正直なところだと思うんですね。だから,確かにイベントとか人のにぎわいというのは,非常にいろいろな政策というか,いろいろな企画力ですよね。まいんバザールなんか本当200回でしたっけ,すごいですよね。もう毎回,毎回やっているところで,そういった意味では人のにぎわいは創出してきている。がしかし,そこに販路として何か見出せるようなものがあって,商売が定着しているものというのはちょっと少ないのかなというのが正直なところだと思うんですね。 じゃ,なぜそこに新しい店舗が出店しなかったのかという問題が出てくると思うんです。これはやはり前からお話ししているように,今の商店街の建物自体が賃貸として借りられる状況ではない。要は今の店舗というのは自分ちの居間を利用した店舗で商売をしていたというのが現状なので,じゃ,その店舗を借りようとすると,前にも言いましたけれども,トイレも自宅のトイレ使ってください,そういった状況が多く見られるので,新しく出店するという意味ではなかなか難しいんだろうなというふうに思うんですね。 ですが,中心市街地という先ほどのもともとの話に戻ると,人が集まって,そして,商店が集まって,そして,にぎわいが出て,そこが中心市街地なんだよという話をしているわけですから,店舗自体も出せるような,そういった流れのものをつくっていかなくちゃいけないだろうというふうに思うんです。 その中で,今年から始まっている「Match-hako」ですか,起業していただく人を育成しよう,それは非常にいいことだと思うんですが,そこから,じゃ,どこで出店していただこうかという先の展開までは,やはりまだちょっと薄いであろうというふうに思っているんですね。ですから,じゃ,あいている建物をうまく使おうかというと,いつもどおりの法の規制があって使えません。いつもがんじがらめで,ここでいつも話がとまってしまうんですが,でも,ここでそろそろいろいろな意味で思い切ったことを考えていかなくてはいけないんじゃなかろうかというふうに考えております。 それで,中心市街地基本計画,活性化基本計画というのが,これからだというふうな話になってくると思うんですが,そこで,非常にこういったテーマが重要になってくるんだと思うんです。中心市街地を活性化しようと,いろいろな文面とかいろいろなところ調べてみても,本当に皆さん,いろいろな考えを持って,いろいろなことをやっている。基本計画ももう実施して,実はいい結果も出ているのが実は少なくて,余りいい結果が出ていないというのが正直なところなんですが,まだ二,三年の結果なので,なかなか評価するには難しいところではあるんですけれども,でも,同じようなことをやっていても苦しいのではないかなというふうに考えます。 やはり中心市街地のまちづくり,本当にまちづくり,基本的なところ,やはりビジョンを掲げないと,まち自体もなかなか進んでいかないと思うんですね,トータル的なものです。今,もうここ話題になっている,昨日から道の駅もそうですよね。あくまでビジョンがあって,その中に,今回道の駅があるのか,そして,ビジョンがあって,その先に公園の誘致があるのか,ビジョンがあって,じゃ,キャンプのできるところがあるのか,そういった形のもので持っていく。そういった形を事前に先に出してあげるというのが行政ですとか,そういった我々議員の中でも,そういった多少は夢を語るところがなければいけないのかなというふうに思うんです。 ですから,中心市街地に今,何が必要なのか,そういったことを考えると,やはり土地と建物だと私は思うんですね。そういった意味では,今あいているところとか,そういったものもいろいろ考えていかなくちゃいけないとは思うんですが,その前に,まずはこの活性化をする。 ここでちょっと簡単な資料で見てみると,まちを,中心地を活性化するためにはビジョンによって将来図を共有し,プログラムによって戦略的に取り組むことが必要だと思います。そして,中心市街地を持続可能なまちとするためには,都市空間の管理運営,土地の合理的活用,そして,地域固有の価値の創出,地域経済の循環の構築,そしてまた,最後には市民と民間の参画,このような五つのことが言われるであろう。よく大体書面を見ると,同じようなことが書いてあるんですね。 ですが,こういった,私は一番最初に都市機能の管理運営,土地の合理的活用,こういったものが非常に重要だと思うんですが,まずはその前に,今まだ策定はしていないと思うんですけれども,中心市街地活性化基本計画,これについて,まずは今後どのように進めていくのか,その辺についてお伺いしたと思います。 ○寺田寿夫議長  宮川産業経済部長。     〔宮川 崇産業経済部長 登壇〕 ◎宮川崇産業経済部長  中心市街地活性化基本計画につきましては,策定から16年が経過し,商業構造や市民ニーズの変化などにより,計画の見直しが必要であると考えておりまして,平成28年度には龍ケ崎市まちなか再生プラン策定のための基礎調査でございます,市民意向調査を実施し,今後,中心市街地活性化を目的とした(仮称)まちなか再生プランを策定する予定でおります。 このまちなか再生プランにつきましては,前回の計画であります中心市街地活性化基本計画の評価を行い,中心市街地の活性化に関する基本方針を再検討するとともに,立地適正化計画との整合性を図りながら,主要な取り組みの概要を整理してまいります。 策定にあたりましては,市民の意見を十分に反映することを目的に,ワークショップや住民との懇談会などを実施し,既に実施しております市民意向調査などもあわせて,今,議員がおっしゃられました課題等の整理も行っていく予定でございます。 ○寺田寿夫議長  13番坂本隆司議員。 ◆13番(坂本隆司議員)  基本計画じゃなく,まちなか再生プランでしたね。失礼いたしました。 このまちなか再生プランを今後進めていくに当たり,私の先ほどの意見も少し検討していただいて,考えていただきたいとは思うんですが,その中で先ほど来お話ししていますように,中心市街地に本当に何が必要かというと,今の現状で歩いて買い物に来てくださいという状況をつくるのは,そもそも論ちょっと苦しいと思うんですよね。そういった意味では,駐車場の整備ですとか,そういったところが必要でもあるでしょうし,あとはあいている土地,そういった土地をどのように管理をしていくのか。個人管理にしてしまえば税金もかかってしまいますし,その先,売る,貸すにしても小さい,狭い,そういったところで,みんな苦しんでいくと思うんですね。そういった意味では,行政がどこまで入り込めるかというところになってくると思うんですけれども,今,現実的に前々からお話ししていますけれども,中心市街地に出店をしたいという業者はあるんです。商業店舗はあるんです。そういうお話は聞いています。 ですが,じゃ,なぜ出られないか。やはり土地の問題と駐車場の問題なんですね。ですから,それを,いかにどのように考えていくかとなると,じゃ,市で全部土地を買ってしまえというのは,これはなかなかナンセンスな話です。ですから,その土地をどのように活用していくかということが非常に重要になってくると思うんですね。小さい歯抜けの土地をそのままに置いておく。その持ち主自身もなかなか苦しいと思います。ですから,そういった土地,その後にその事業展開をしてくれる,その土地に関しては減免措置をするですとか,そういった意味ではそういった先行きの協定といいますか,そういった協力体制を事前にいただくとか,そういった土地の活用を考える。 そして,昨年3月に学生が来ていただいて,中心市街地のテーマをちょっと語ってもらったんですが,歩いてみて初めてわかったというのが,中心市街地に緑がない,公園もない,休憩する場所がない,座る場所,にぎわい広場も確かにあるんですが,そういった場所がないというのが基本的なところでした。ですから,歩いていても散歩しようにしても,トイレどこにしようとか,そういったところの場所もない。そういった意味では,ちょっとなかなか使い勝手が悪いという提案もいただいていたところです。 ですから,そういった意味では土地の活用,いろいろ話はあると思います。そういったところで民間事業者と,もう事前にいろいろな協議をしながら,いろいろなプレゼンをしていただきながら話を進めていく。それ,公式な場じゃなくていいと思うんですよね。もっと近い場所でいろいろな話ができるところがあると思いますので,ぜひとも民間事業者といろいろな話をしてみてください。土地の活用方法,いろいろ見出してくれます。 私が言いました,先ほどの減免措置以外にいろいろな手法を持っています。今この場ではちょっと言えない部分があるので,今は控えておきますが,それは後ほど別の席でお話をしたいと思いますが,いろいろな形の方向性が今,出てきています。みんな違う地方都市でも同じ悩みを持っていますので,そういった意味では同じ知恵を出し合いながら,同じような形でもなくてもいいと思うんですが,とにかく土地活用,私はそこに重点を置いて中心市街地のまちなか再生プランを考えていただきたい,そのように要望して,この質問は終わりにしたいと思います。 それでは,ちょっと足早になりますが,地域間交流ですね。市内地域間交流についてということで質問させていただきたいと思います。 これは私もイベントの話もよく一般質問でさせていただいたんですが,最近やはりイベントが非常に多くなっておりまして,マンパワーが足りないとか,そういった話が出てきているのも現状ではないのかなというところで,いろいろな意味でちょっと集約的なものも考えなくちゃいけないのかなというところを観点にちょっとお話をさせていただこうと思います。 まず,イベントといいますと,最終的には人が集まって,にぎわいがあって,主催者側も参加者側も笑顔になって最後に終われる。ああ,よかった,疲れたけれども,今日楽しかったよなというのが,イベントのだいご味であり,参加する人の最後の楽しみでありということだと思うんですね。でも,その主催者側と参加者側のバランスが崩れてしまうと長続きがしなかったりだとか,どうしても難しい面が出てきている。 今,テレビで大きな祭りがなかなか存続苦しいんじゃないかとか,そんな話になるぐらいですから,そういった意味では,やはり今バランスがちょっと我々の感覚的なものも変わってきているのかなと思うんですね。もう参加者側はなれているけれども,主催者側がすごくなれていないというか,そういった今の感覚的なものだとは思うんですが,そういったところを考えると,主催者側が負担にならないような,そんな方向性というのも考えていかなくちゃいけないんだろうというふうに考えています。 その中で,まずはコミュニティの関係ですね,そういった感じで,イベントもすごく今,たくさん行われていると思うんですが,わかる範囲で結構ですので,どんなイベントがやられているのか,その辺について説明してください。 ○寺田寿夫議長  斉田市民生活部長。     〔斉田典祥市民生活部長 登壇〕 ◎斉田典祥市民生活部長  現在13地区のコミュニティセンター単位で行われているイベントにつきましてお答えいたします。 まずはじめに,代表的なものから紹介いたしますと,全13地区で行われているコミュニティセンター祭りがございます。また,市内全域から参加者が集まる祭りといたしましては,松葉地区でのニュータウン夏祭りと八原地区のたつのこやまで行っております夏祭りがございます。さらに,長戸地区と大宮地区では子どもから高齢者まで参加し,地域ぐるみで行う大運動会が挙げられます。 続きまして,地域における防災,福祉,伝統文化,健康増進活動など,様々な取り組みをご紹介いたします。 はじめに,防災関係についてでございます。中核的な地域コミュニティが設立される前は,住民自治組織単位で防災訓練を実施しておりましたが,設立後は地域コミュニティ協議会と地元小学校での合同の防災訓練を実施することにより,スケールメリットを活かした訓練が可能となったところです。 続いて,福祉の取り組みについてでございます。各地区で名称は異なりますが,敬老の集い,敬老お楽しみ会など,おおむね75歳以上の方々を招待し,長寿を祝う催し物を開催してございます。 次に,伝統文化継承の取り組みでございます。おおむね毎年1月に鳥追い祭りやならせ餅,どんど焼きが行われております。これらは伝統ある地域の文化であり,それを継承していくことが大変重要であると地域で取り組まれているところでございます。 次に,健康増進活動でございます。グラウンドゴルフ大会,輪投げ大会,いきいきヘルス体操,元気アップ体操などが活発に行われており,高齢者の健幸力の向上に貢献しているところでございます。 そのほかのイベントといたしましては,地元中学校のブラスバンド部を出演者に迎えた音楽祭や餅つき大会を絡めての新春祭りなどが行われております。 このように各コミュニティセンターでは,各地域の趣向を凝らした地域交流イベントが年間で50以上行われているというような状況でございます。 以上です。 ○寺田寿夫議長  13番坂本隆司議員。 ◆13番(坂本隆司議員)  多いですよね,50以上,本当に皆さん,頑張っていただいて,イベントやって,きっとそのやっていただいている方でしっかり盛り上がって,最後にはよかったなという形で終わっていただいているんだと思うんです。でも,これってコミュニティセンターの中身だけですもんね。だから,これプラス,例えばですけれども,龍ケ崎地区であれば各町内ごとに,また違ったイベントがあったりとかするわけですよね。例えばうちの下町であれば三世代交流とかそういったもの,子ども会は子ども会で,またいろいろな事業があったりだとかということを考えると,そうすると,もうこれは100以上,小さいイベントで考えると,それぐらいになってくるんだろうと思うんですね。確かに,私は小さい単位のイベントって非常に重要だと思うんです。地域コミュニティと言っても,大きな地域コミュニティは,それは後からできるものであって,やはり小さい単位,本当向こう三軒両隣というのは,これはもう切っても切れない仲良くしておきたいところでもあり,何かあったときに防災でも災害でも,何かあったときに頼りになるというか頼らざるを得ない,そういった地域のつながりをつくるためには,やはりこういった小さい単位の企画力というのは非常に重要だと思うので,こういった企画というのは伸ばしていったほうが私はいいと思っています。 ただ,数を聞いていると,ちょっと多そうなので,前の議員たちも質問している中で,やはりちょっと今マンパワーが,後継者がなんて話も先ほどありましたので,そういった意味では私にも聞こえているところでは,そういったところです。今,地域職員が入ってくださっているので,何となくイベント的には13地区のイベントは成り立ってはいるとは思うんですが,なかなかこれを地域で継続していくぞとなったときに,本当にどれだけのことができるのかということを考えると,やはり少しちょっと発想も変えていかなくちゃいけない時期には来ているだろうと思います。 まずは,その中で,今,自治会単位のものをやっていたので,あとそれを含んだといいますか,それよりも今度大きい,市内全体を巻き込んだ,イベントというのがあるわけですから,そのイベントがまずどのようなものがあるのか,もう一度お伺いしたいと思います。 ○寺田寿夫議長  宮川産業経済部長。     〔宮川 崇産業経済部長 登壇〕 ◎宮川崇産業経済部長  当市で行われております市内全体を巻き込んだ大型イベントでございます。 商店街大通りで龍ケ崎市商工会が実施しております商業祭り「いがっぺ市」や全国コロッケフェスティバル,これらは中心市街地の活性化を目的に実施しております。 また,スポーツ・レクリエーションの普及振興を目的としました市民スポーツ・レクリエーションまつりや市民の防災意識の普及啓蒙並びに防災意識の高揚を図ることを目的としました市民防災フェアなどがあります。 そのほかにも龍ケ崎市観光物産協会が主催し,龍ケ崎の四季を味わうことができる桜まつりや社会福祉協議会とボランティア連絡協議会が主催し,障がいのある人もない人も平等に生きていける社会を目指して開催される,ふれ愛広場など,年間を通じて様々なイベントが開催されております。 ○寺田寿夫議長  13番坂本隆司議員。 ◆13番(坂本隆司議員)  ありがとうございます。 大体「いがっぺ市」とかスポ・レクとか防災関係,こういったものがあると思うんですが,私はこのイベントに関して一番行政といいますか,こちらで,地域コミュニティのほうでも気にしていただきたいのが,一番は日程調整なんですね。結局いろいろなイベントが今こぜり合ってしまっていて,日程調整がなかなか難しくなっていて,だから,何か毎週イベントやっているんじゃないかみたいな,それこそ学校のちょっとした小学校とかのお祭りみたいなものまで入れてしまうと,何か毎週イベントやっているぞみたいな地区があったりだとか,そういったことを少しお伺いするんですね。ですから,ちょっと日程とか,そういった意味では,あとは集約と言ったら怒られてしまうかもしれませんが,うまく一緒にできるようなものがあるのであれば,ある程度皆さんで検討しながら少し,余り細か過ぎても大変だと思いますので,そういったところもちょっと検討していただきたいというふうに考えています。 結局やはり人が動かないとイベントにはならないわけですから,最近では流通経済大学の学生とか,そういったところに頼って,いろいろなイベントに参加をしていただいてということではあると思うんですが,そういうので学生も単位がとれたりするのであれば積極的に参加できるとは思うんですけれども,でも,そういった形の動きを当市のほうから龍・流連携の関係を使って,できればそういった形もしたらいいと思っています。 実は,昨日,中学校の体育祭にお邪魔させていただいたんですが,教育関係で,要は教職員の職場の体験ですか,教育実習で大学の3年生に行われるらしいんですが,2年生のうちから学校になじんでもらおうということで体育祭にお手伝い,3人ぐらいずつ来ていたんですね。ああ,すごくいい取り組みだなと思っていました。ですから,そういった意味では大学側も学校をうまく使って,お互いにそれが龍・流連携なんでしょうから,そういった意味ではうまく連携をとっていただいて,イベントとかそういったものにも地域活動に参加できるような,そういった仕組みづくりも逆に行政側のほうからいろいろな形でアプローチしていただいたほうがいいかな,市民活動センターでもそんな話をお伺いしておりましたので,ぜひともそんな形のことを考えていただきたいと思います。 それで,あとはそのイベントなんですけれども,今こうやって聞いてみると,私たち小さい頃って,町内対抗で野球大会とか,女子はバスケットボールの大会とか,市子連なんかですごく,子どもたちも多かったので競い合ってやっていたんですね。そうすると,何が起きるかというと,なぜか知らないですけれども,親がなぜか盛り上がっているという,そういった現象があって,おじいちゃん,おばあちゃんまでなぜか盛り上がっていたんで,地域対抗ってやはり何か私いいのかななんて思っていまして,そういった意味では,龍ケ崎地区だけで今までそういうことはあったと思うんですけれども,ここからが私のこの質問の肝で,要は龍ケ崎ってどうしても昔から言われている,言い方は悪いかもしれませんが,昔からの龍ケ崎に住んでいる方と新しく龍ケ崎に来られた方,それとの交流がやはり少ないというふうに聞いています。ですから,そういった地域間交流のそういったイベントというのが,対抗戦的なものがあるようなイベントというのが必要だと思うんですが,その辺についてはいかがでしょうか。 ○寺田寿夫議長  斉田市民生活部長。     〔斉田典祥市民生活部長 登壇〕 ◎斉田典祥市民生活部長  お答えいたします。 市内の各地域コミュニティ協議会などが一堂に会して,平成26年度から毎年,地域コミュニティ活動事例研修会を実施しております。平成28年度の研修会の発表の場において,大宮ふるさと協議会のほうから市全体での大運動会を開催してはいかがでしょうかとの提案がきっかけとなりまして,今年度において「龍ケ崎コミュニティフェスタ」という名称で事業化したところでございます。本年4月に各地域コミュニティ協議会などからメンバーを数名選出していただき,実行委員会を立ち上げたところです。 まず,イベントの名称につきましては「龍ケ崎コミュニティフェスタ」としまして,場所は,たつのこアリーナ,開催期日については,来年の2月9日といたしたところでございます。目的といたしましては,平成25年度に中核的な地域コミュニティがスタートしたことにより,各地域のそれぞれの特色を生かした活動が展開されているところです。中核的な地域コミュニティも6年目を迎え,次へのステップアップへの展開が期待されており,今後住民相互の交流がさらに活発になることで,龍ケ崎の元気を未来へつないでいくための契機となることを願い,開催するものでございます。 現在この実行委員会も3回目の協議を終えまして,運動会的な種目やニュースポーツ,見学者も参加できるゲーム形式などの種目を盛り込んだイベントにすることや,それぞれの地域コミュニティ協議会が対抗戦とすることで,参加者相互の交流が図れるように協議が進められてきております。 今後,実行委員会として詳細なプログラム内容や協力者の役割分担などを決定した後,11月頃にはポスターやチラシなどで広報していく,そういった予定でございます。 以上でございます。 ○寺田寿夫議長  13番坂本隆司議員。 ◆13番(坂本隆司議員)  ありがとうございました。 コミュニティフェスタ,2月9日ですね。 本当に地域対抗で,こういった意味で何か龍ケ崎地区と例えば長山地区とかが何か戦って,勝った,負けたみたいな形になると,私はおもしろいのかなと,そこでまた交流ができて,こっちの地域ではこんなことやっているよとか,こっちの地域ではこんなことやっている。今結構,情報共有が全然ないだけで,おもしろい事業ってお互いにやっていたりはするんですけれども,それがもしかすると,何か連携でやっていこうよみたいなことのきっかけづくりというのは非常に重要だと思いますので,これは本当にいいステップだと思いますので,どうぞ頑張って進めていってほしいと思います。ただ,皆さんの負担にならないように,それだけ重々注意していただきたいと思います。やはりイベントという,そういった観点からすると,最終的に,最後,皆さんが笑顔で終われるような形をとらなくちゃいけないと思いますので,そしてまた,継続できる,そういったことを念頭に置いて考えていただきたいなというふうに思います。 あとは,私,このコミュニティフェスタって最初知らなかったので,その前に私が勝手に想像していた地域対抗戦ということを考えると,龍ケ崎の夏の3日間,そこで各地区から何か皆さんが競い合える,例えば「RYUとぴあ」音頭だったら「RYUとぴあ」音頭でも,例えばですよ,久保台のチームが踊りに行って点数で競い合うとか,例えば長戸の地区がそういった形で競い合うとか,皆さんでチームごとに何かで,それが「RYUとぴあ」音頭じゃなくてもいいと思うんです。何か全然違ったものでもいいと思うんですが,そういったものが一つ必要かなというふうに思うんです。例えば沖縄なんかで話を聞くと,もう生まれたときからその地区で,もう皆さん名前がつけられていて,その地区ごとに船でレースをする。海で手こぎでレースをしたりだとか,それが例えば牛久沼で,その地区でちょっと船をこいでレースをするですとか,そういったことだって可能だと思うんですね。 でも,結局それをやるためには地域の地区の連携がとれてないと,それってできないと思うんですよね。その地区の連携をとるためには,じゃ,何が必要かというと,一番末端のさっき言っていた地域コミュニティのことだと思うんです。例えば,子ども会がない地域ですとか,自主防災会があっても班長がただ回してやっているだけの地域ですとか,そういった地域に,小さいときから地域連携とれるかというと,やはり難しいと思うんですよね。 ですから,私,今,思うには,やはり私も今,下町というところで生まれ育って,久保台というところに住んでいて,お互いの地域差というのを非常に感じている人間なので,何となく感じるんですけれども,やはり下町に行くと地域の近所みんな何となくわかります。でも,久保台地区に行くと,ああ,でもここ,うーんという人たちもいます。でも,それってなぜかというと,同じPTAでも子ども会が余りなかったんですよね。そうすると,子ども同士のつき合いもないし,親同士のつき合いもない。その先の例えば地元にある消防団のつき合いもないということになると,お父さん同士のつき合いがなくて,それから出てきたのが,私は父親のおやじの会だとか父親委員会だとか,そういったものだと思うんです。それが横のつながりが初めてできて,いい飲み友達ができて,横のつながりができて,今でもつながりができて,これが私たちが60過ぎて定年をした頃に,また地域にコミュニティで戻って,またいろいろなことができる。そういった循環するような形のものを,それが私,コミュニティという形だと思うので,今はもうある程度大きなものができてきましたから,そういった意味では今度は小さい単位の継続させるための施策というのを考えていかないと,この先継続するのは難しいかなというふうに思います。 ですから,そういった子ども会が小さい単位でも,10人単位でもいいからできて,それが夏の祭りに来て,みこしを担ぐでも,何かイベントを,踊りを踊るでも,歌を歌うでも,私はそれでいいと思うんです。それで競い合う。今,下町のおみこしは久保台のお祭りに貸して,下町のおみこしを担いで遊んでもらっています。また,下町の子どものはっぴ,それは八原のお祭りに貸し出しをして,手づくりのおみこしを,着ているのは下町のはっぴなんですけれども,それで担いでいただいている。そういった地域連携,非常にそろそろできてきています。そういったことを,やはり小さいところからやっていってあげたほうが私はできるような気がするんですよね。ですから,せっかく夏あれだけ人が集まる。お祭りって子ども大好きですから,そういった意味では日程もニュータウン祭りとか,こっちの祇園の祭りとかってあるとは思うんですが,そういった調整を何とかしていただきながら,そしてまた,交流をしながら地域連携をと,いろいろ考えていけばそういうことができると思うので,もう少し発想していただいて,あと小さい単位で何とかフォローしてあげるような,そんなことを要望して,この質問を終わらせていただきます。 それでは,最後の質問です。龍ケ崎都市計画マスタープランについてお伺いしていきます。 先ほど来の佐貫駅周辺ですとか道の駅,そういった意味での話がいろいろと出てきております。私に関しては,この都市計画マスタープランって非常に重要だと思っています。先ほどまちなか再生の関係でも,立適にもかかわってきます。それの大もとというのが都市計画マスタープランですよね。あくまで,これに書かれているものから立地適正化,そして,まちなか再生,そんな形になってきている。その原点だと思っているんですが,でも,この大枠の中で私,毎回言っているんですが,先ほどお話も出ていました佐貫3号線ですとか,そういった道路関係のものが出ています。これこそ大きなビジョンを持って先に掲げておかないと,それこそ計画にものらない,そういった事業だと思いますので,それについてお話をさせていただきます。 まず,これからの中心市街地,これからの都市計画についてはコンパクトシティが重要だ。小さいまちを集約をして,人が歩きで行き交えるまちにできればして,それを公共交通で点と点を線でつなげて循環をさせる,そういった意味での絵がよく描かれています。そのためには,小さいまちにするのも必要なんですが,今度幹線道路というのも人の流れをつくるところは必要だと思っています。こういった意味では,この道路整備方針の中にも,圏央道のアクセス性を高め,千葉方面へ連絡を強化する美浦栄線バイパスの早期整備ですとか,佐貫3号線の延伸,そういったものが書いてあります。あとは佐貫停車場線を本市のシンボルロードとして整備を図るとともに,6号線へのアクセス向上を図りましょう,そういったことが書かれています。 その中で,佐貫駅の利便性を確保するためには,私は現在書かれている佐貫3号線よりは前々から言っております,牛久でとまっている都市計画道路,それが例えば若柴宿をおりてきて,県南水道の脇ぐらいかな,いつも議会控室に掲示されている地図を見ながら想定しているんですが,県南水道の脇を通り,若柴宿あたりを通り,例えばですけれども,佐貫の停車場線から入ってきたセブンイレブンあたりの交差点を通り,馴柴小学校あたりを通り,城西中学校の脇を通り,小貝川を渡り,取手市へ渡せる。そして,取手市は藤代の脇を新しくできたタイヨーあたりの道を通り,そして田んぼを抜け,旧6号バイパスを通り,そしてまた,駅前の中に延伸していく。そんな道路ができたら,本当にこれはまちの活性化には間違いなくつながると思っています。ですけれども,こういった大きな道路を構想するためには,そういった大きなビジョンがなければできないと思うんですね。 それで,都市計画マスタープランの39ページにもあるんですが,この中に出ている構想道路というのは,美浦栄線があります。そしてまた,佐貫3号線があります。そしてあとは,県南広域道路というのがあります。これは高須橋付近を通って北文間地区を抜けていく道路ですね。そういった意味では,こういった構想道路,こういった観点を,しっかりとビジョンを持ってこれ書いています。これ何で県南広域道路が必要なのかというと,北文間地区から河内町,その人たちが駅に延伸していくのには,どこが一番近いだろうかという計画があったという話を聞いています。それを考えると今,藤代が一番,この道路ができると近いですよね。北文間地区の人たち考えると,今,使っているのは藤代か取手です。料金を考えると藤代がいいと言って,龍ケ崎の方も藤代に行く方もいます。ですから,この道路ができると,非常にまた小さなコンパクトシティのまちが公共交通を使い,便利になる。でも,これも何十年も先になってきて,この道路ができた頃に,まちがどうなんだと言われると苦しい,その計画もあると思います。がしかし,そういった構想的な話を持っていかないと,何十年もかかる話ですから,先にビジョンを掲げないと何もスタートしない。 先ほど市長がおっしゃっていた3号線からの跨道橋,要は橋ですよね。牛久沼に渡る橋,確かに3号線ができて橋ができればいいんですけれども,その先,4車線まで上がっていって,4車線から延伸で来る。がしかし,牛久もそこから例えば牛久の駅のほうにあの山の中を抜ける道路があれば,今,途中まで牛久の南1が開発されているところの下まで今度宅地造成までできてきて,龍ケ崎は台の下が元気になり,そして,牛久は南地区が元気になる。そういった形の構想的な,トータル的な,それこそ100年構想かもしれませんが,構想というのは必要だと私は思っております。特にこのマスタープランでは。ですから,そういった将来的なビジョンを掲げるのであれば,もう少し全体構想というのが必要なのではないかなというふうに思います。 先ほど来の道の駅の話もあります。それこそ牛久沼の基本構想は100年構想だという話があるのであれば,それこそこういった道路の構想というのもしっかりと視野に入れていかなければいけないんじゃないでしょうか。3号線だけ延伸して橋だけ渡れば,そこだけは楽かもしれませんけれども,その後のアクセスはという話になると,結局またとどつまりの話になってくると思うんですね。ですから,ある程度大きなビジョンを持って,こういった構想というのが私は必要だと思うんですが,この問題について少し回答は苦しいと思うんですが,いかがでしょうか。 ○寺田寿夫議長  宮本都市整備部長。     〔宮本孝一都市整備部長 登壇〕 ◎宮本孝一都市整備部長  牛久市の都市計画道路,貝塚中根線についてでございます。 こちらの都市計画道路は土浦駅東口から荒川沖駅東側,ひたち野うしく駅東側,そして牛久駅の東側の丁字路,下柏田交差点を通過し,ガソリンスタンド,スーパー,牛丼店のある交差点まで常磐線の東側を南北に縦貫している道路でございます。 ご提案のとおり,当該都市計画道路が牛久の向台小学校付近を通過し,ストレートに佐貫市街地方面へアクセスすることができれば,当市にとりましても広域的な交通ネットワークの向上が図られると認識はしております。 以前この牛久の都市計画道路から佐貫へ出てくる計画も龍ケ崎市としてもいろいろと練っていたところでございまして,まだ都市計画決定まではいっていない状況でございます。 現状においては,まず常磐線の佐貫駅周辺地域整備基本構想に基づき,佐貫3号線の整備を進めることにより,佐貫駅周辺のアクセスを向上していきたいと考えております。 また,南部横断道路という計画もございまして,議員ご提案の道路がこの南部横断道路へ接続することになりますと,つくばみらい市からつくば市のほうへのアクセスもかなりよくなり,地域の発展につながるものと考えております。 以上です。 ○寺田寿夫議長  13番坂本隆司議員。 ◆13番(坂本隆司議員)  ありがとうございました。 現実,前からなんですけれども,牛久と取手の話もありますし,ですけれども,私,今後の龍ケ崎,この先,本当に何十年とかというビジョンを自分の中でいつも掲げているんですけれども,議員になる前に自分で絵をつくって,ホームページなんかにも上げているところもあるんですが,それを考えると,やはり龍ケ崎はまちは四つだというふうになっています。佐貫地区,龍ケ崎地区,そして北竜台,龍ヶ岡,その小さい単位でコンパクトシティをつくりましょうということになってくると,やはりそれぞれのまちに商店があり,住まいがあり,病院がありということが必要になってくるわけですね。それを接続するためのバスとかそういったものがありということは,龍ケ崎地区に何が足りないのというと,私は都市公園だと思っています。遠くに行かないと公園がないんですよね。子どもたちを遊ばせる公園というと,なかなかないんですよね,緑地で遊ばせるというと。城南スポーツ公園とか高砂の運動公園とか,あっちのほうになるのかなんていうイメージはあるんですが,そういった意味ではある程度そういった公園整備も必要だろう。それに居住空間をつくろうとなると,やはり土地の確保になりますから,それこそ東京みたいに土地を全部買収して,ばさっと買って,よし,もう一回更地だというわけにはいかないでしょう。そういったことも考えられる。でも,それぐらいの思い切った考えもこれからは必要になってくるかもしれませんよね。ある程度,行政がどこまでやるかというのはあるかもしれない。 そして,今度ニュータウンの地区,先ほど言いましたように北竜台地区に関しては,イトーヨーカドーの話もいろいろと話,出ました。この先どうなんだろうかみたいな。それが前兆として見えているのが,今の久保台地区の洋服店の撤退ですとか飲食店の撤退,そういったものがかいま見えています。大体私たち出店側からすると,よく言われているのが,大体計画20年です。土地の借りる期限というのも大体15年から20年です。そのときに土地を更新するかしないかというのが,まちの情勢で変わってくるわけですね。ですから,20年というスパンって結構非常に重要で,そうすると,移り住んできて,子どもが二十歳で育ったときなんですね。ちょうど出ちゃうか出ないかぐらいのときなので,バランスによっては人口が減ってきているので,じゃ,出店がもう少しちょっと少なくなってくる。そういった意味では,やはり循環をさせないとどうしようもない。これが今,龍ヶ岡地に関しては新しいショッピングモールもできて,今,成熟,熟成したと。でも,20年後には,また同じことが起きてくる。だから,佐貫地区もきっと同じことだと思うんですね。 ですから,順番,順番にまちづくりってしっかりと小さい単位でつくっていかなくちゃいけないんですけれども,それを今度,有効的に外部の人を流入していくということも考えていかなくちゃいけないと思うんです。ですから,佐貫地区の広い台の下とかを利用するとしたらどうするんだというときには,私はその道路が一番必要だと思っています,今でも。じゃないと,ある程度まちはつくったにしても,駅周辺だけしか使えなくて,ほかのものというのは使えないですよね。でも,それが駅周辺であるからこそ必要な道路だとも感じています。まちが衰退していって人口が減っていくにしても,やはり公共交通のそばというのは生き残っていくという私は想定をしています。 だからこそ,今のうちからその延伸する道路というのが必要ではなかろうかと思っていますので,ぜひとも今後の検討過程の中で,もう一度再度この延伸について検討していただくことを要望いたしまして,私の一般質問を終了させていただきます。ありがとうございました。 ○寺田寿夫議長  以上で坂本隆司議員の質問を終わります。 以上で一般質問を終結いたします。 休憩いたします。 午後1時20分,再開の予定であります。              午後零時18分休憩                                                 午後1時21分再開 ○寺田寿夫議長  休憩前に引き続き会議を再開いたします。 この後,議案に対する質疑に入りますが,ここで質疑をされる議員の方々に議長から一言申し上げます。質疑につきましては,会議規則第55条第1項で,その範囲を超えてはならない及び同条第3項で,自己の意見を述べることができないと発言の内容が制限されておりますので,この点特にご注意を申し上げます。 △日程第2 議案第1号から議案第25号まで,及び報告第1号から報告第7号までについて ○寺田寿夫議長  日程第2,議案第1号から議案第25号まで,及び報告第1号から報告第7号まで,以上32案件を一括議題といたします。 これから議案に対する質疑に入ります。 発言の通告が議長の手元に提出されておりますので,順次発言を許可いたします。 7番深沢幸子議員。     〔7番 深沢幸子議員 登壇〕 ◆7番(深沢幸子議員)  通告に従いまして議案質疑をさせていただきます。 最初に,議案第4号 龍ケ崎市市街地活力センターの設置及び管理に関する条例を廃止する条例についてです。 条例の廃止に至った経緯及び施設の活用方法は一般質問でわかりましたので,施設廃止後の本やその他の備品の処理はどのようになりますか,お聞かせください。 次に,議案第5号 工事請負契約について及び議案第6号 工事請負契約についてです。同じ質問ですので,一括で伺います。 佐貫排水ポンプ場改築工事の機械設備,電気設備の工事内容及びこの工事によってどのような効果があるかお聞かせください。 次に,議案第16号 平成30年度龍ケ崎市一般会計補正予算(第2号)についてです。 別冊15ページ,01024900コミュニティセンター管理費,15工事請負費です。龍ケ崎西,久保台コミュニティセンターの空調機器更新工事の事業内容,工事期間,安全対策,事業への影響についてお聞かせください。 次に,17ページ,01030900生活困窮者自立支援事業の事業内容をお聞かせください。 次に,21ページ,01040850健幸マイレージ事業,13委託料,健幸マイレージウオーキングイベント開催の詳細な事業内容を教えてください。 なお,現在までの登録数及び効果,市民の反応は一般質問でわかりました。 次に,23ページ,01060600農業振興事業,19補助金,畑作農業ステップアップ支援事業の事業内容をお聞かせください。 同23ページ,01061000たつのこ産直市場管理運営費です。たつのこ産直市場の現状と課題及び今後の計画,そして,現在までの来場数は一般質問でわかりましたので,補正の内容だけお聞きしたいと思います。 次に,27ページ,01082600排水路整備事業,15工事請負費,川崎町護岸改修工事の工法変更について教えてください。 次に,29ページ,01102050オリンピック・パラリンピック教育推進事業の事業内容をお聞かせください。 次に,31ページ,01106200体育振興活動費,13委託料,マラソン大会コース設定調査の事業内容をお聞かせください。 以上です。よろしくお願いいたします。 ○寺田寿夫議長  足立福祉部長。     〔足立 裕福祉部長 登壇〕 ◎足立裕福祉部長  議案第16号 平成30年度龍ケ崎市一般会計補正予算(第2号),別冊17ページ,事業ナンバー01030900生活困窮者自立支援事業についてです。 この事業は,生活困窮などの困難を抱える子どもの社会的孤立や貧困の世代間連鎖の防止を図ることを目的とし,生活困窮世帯の子どもに対する居場所づくりを支援するため,食事や生活の手助けを行うこども食堂を委託業務として実施するものでございます。 委託の相手先といたしましては,現在,市内でこども食堂を実施しておりますNPOがありますので,そのNPOに委託したいと考えております。このこども食堂は,茨城県のモデル事業として,平成28年及び29年度に委託事業として実施されておりましたが,平成29年度で事業が終了したことから,年度当初に遡及して市が継続し,委託し,支援を行おうとするものです。このこども食堂は,おおむね18歳までの児童・生徒を対象として毎週2回,火曜日と木曜日の15時から20時30分に市内の施設で実施しております。 また,今回の補正予算額につきましては,管理者の人件費や子どもの送迎費,行事などの費用,通信などの費用の事業を見込んでおりまして,337万9,000円を計上させていただくものです。 ○寺田寿夫議長  石引健康づくり推進部長。     〔石引照朗健康づくり推進部長 登壇〕 ◎石引照朗健康づくり推進部長  議案第16号 平成30年度龍ケ崎市一般会計補正予算(第2号),別冊21ページ,01040850健幸マイレージ事業,委託料,健幸マイレージウオーキングイベント開催についてであります。 イベントの内容でございます。健幸マイレージ事業スタート記念として昨年12月,ウオーキング大会をメーンとするイベントをたつのこフィールドで開催いたしましたが,これが大変好評であり,続けての開催を希望する声が多数寄せられましたことから開催いたそうとするものです。 加えて,平成20年から龍・流連携事業として続いている健康ウオーキング講座が節目の10周年を迎えたことも関連しております。具体的にはウオーキング大会の開催やこれに関連した健康チェックコーナーの開設,ストレッチ,スポーツ指導,健幸マイレージ事業への登録コーナーなど,昨年と同様,ウオーキングをベースに楽しい時間を過ごしていただけるよう,趣向を凝らしたイベントを予定しております。実施時期については,年明けを想定しております。 続きまして,別冊31ページ,01106200体育振興活動費です。こちら委託料,マラソン大会コース設定調査についてです。この事業の内容につきましては,本年2月に策定いたしました龍ケ崎市第2次スポーツ推進計画にて,生涯スポーツ社会の実現,スポーツ健幸日本一のまちを目指す主な取り組みの一つとしてマラソン大会開催の推進を掲げ,その具体案としてマラソン大会の開催に関する基本構想を3月に庁内で取りまとめいたしました。 この基本構想では,2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックのレガシーを生かし,開催時期の目標を2020年度と定めております。また,感動,元気,交流をキーワードとして,ランナー,ボランティア,応援する人など,大会にかかわる皆さんが共感できるような大会を目指し,市民の皆さん,スポーツ団体をはじめとする関係団体,流通経済大学など,様々な人々が連携協力しながら龍ケ崎ならではのマラソン大会をつくり上げ,成功に導きたいと考えております。 大会の規模につきましては,安定した参加者が見込めるハーフマラソン大会を想定しております。 ○寺田寿夫議長  斉田市民生活部長。     〔斉田典祥市民生活部長 登壇〕 ◎斉田典祥市民生活部長  議案第16号 平成30年度龍ケ崎市一般会計補正予算(第2号),別冊15ページ,01024900コミュニティセンター管理費,15工事請負費,龍ケ崎西コミュニティセンター空調機更新工事,久保台コミュニティセンター空調機更新工事についてでございます。 今回の更新工事につきましては,金額の折り合いがつかなかったことから応札がありませんでした。そのため改めて設計額を見直し,519万5,000円の増額計上をさせていただいたものでございます。 まず,工事の内容についてでございますが,両センターともに空調機を設置してから20年近くが経過しており,空調機能が著しく低下している状況であることや利用者の皆様からも冷暖房のききが悪いと言ったご指摘もいただいておりますことから,全ての空調機につきまして,既存の機種と同規模,同程度の最新機種に交換を行うものでございます。 次に,工事の期間といたしましては,機器の納期やコミュニティセンターの予約状況を考慮し,契約後90日間を見込んでおります。 次に,安全対策についてでございます。労働安全衛生法及びその他関係法令を遵守し,現場の状況に応じて適宜注意喚起の看板設置やバリケード等の安全施設の設置等を行い,安全対策を講じるなど,細心の注意を払い,事故のないよう努めてまいりたいと考えております。 最後に,工事期間中における事業に対する影響についてでございます。内部で工事を行う際は利用者の安全を考慮し,やむを得ずコミュニティセンターの利用を制限させていただく場合もございますが,その場合は利用者に対して事前に十分な周知,説明を行い,工事へのご理解,ご協力をお願いしていきたいというふうに考えてございます。 また,室外機の搬出,搬入等,大型の重機を使用するような場合につきましては,原則休館日である月曜日に工事を行うなど,コミュニティセンターでの影響が少なくなるように配慮してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○寺田寿夫議長  宮川産業経済部長。     〔宮川 崇産業経済部長 登壇〕 ◎宮川崇産業経済部長  議案第4号 龍ケ崎市市街地活力センターの設置及び管理に関する条例を廃止する条例についてでございます。 閉館に伴います蔵書及び備品等の処分方法についてです。 市街地活力センター「まいん」が保有する2万冊を超える蔵書とテーブルや椅子などの備品につきましては,可能な限り再利用を図ることとしております。 現在は市の施設におきまして備品等の再利用の要望の調査を行っているところです。今後,10月になりますが,市民に対して本の無料配布,ブックリサイクルを予定しており,市広報紙りゅうほーや市ホームページ等でお知らせをしているところです。 さらに,再利用や無料配布の後,引き取り手のなかった本,これにつきましては内閣府が推進します子どもの貧困対策の取り組みの一つである,子供の未来応援基金の寄附プログラム,こどものみらい古本募金への寄附を計画しております。 続きまして,議案第16号 平成30年度龍ケ崎市一般会計補正予算(第2号),別冊23ページ,01060600農業振興事業,龍ケ崎市畑作農業ステップアップチャレンジ事業の概要についてでございます。 こちらにつきましては,たつのこ産直市場の整備やブランド農産物制度を基本とした,市の畑作農業の活性化を図るために露地栽培及び施設栽培についての双方の観点から,市独自に農業用機械,施設の導入などに対する支援を実施するものです。新規就農者や既存農業者の規模拡大,付加価値の向上,栽培コストの低減,品目拡大による売り上げの向上など,農業経営の新たな発展等に取り組む意欲のある農業者に幅広く支援を行い,畑作農業の発展,にぎわいを創出することを目的に,農業用機械等の導入費用の一部を支援する新たな畑作支援制度でございます。 事業の対象者は,市内に住所を有する者または法人で,認定農業者,認定新規就農者,たつのこ産直市場に出荷している農業者,地域ブランド化に取り組む者などの組織で,現状で個人104名,団体で7団体程度でございます。 続きまして,補助率につきましては,補助対象事業費の3分の1以内で,上限額が100万円ですが,認定新規就農者につきましては就農から間もなく安定した農業経営が難しいということから,補助対象事業費を2分の1以内で,上限を200万円としております。 対象となる機械,施設につきましては,小規模なトラクター,播種機,種まき機でございます。防除機,収穫機,出荷調整機,選別機,ハウスの設置や既存ハウスの被覆資材の更新,農業用井戸の設置などを想定しており,汎用性の高い軽トラックやフォークリフト等の機械類は対象外としているところでございます。 続きまして,同じく議案第16号の別冊23ページ,01061000たつのこ産直市場管理運営費の補正予算の内容についてでございます。 需用費の102万2,000円につきましては,販売促進や集客のため,今後のイベント開催に係る費用といたしまして消耗品費60万円,たつのこ産直市場の認知度アップを図るためのリーフレット作成のための印刷製本費に10万円,店内商品の鮮度を保つための空調や冷蔵などの電気料金に不足が生じたため,光熱水費32万2,000円を計上したところでございます。 続きまして,役務費22万円です。商品の発注や在庫補充等について使用いたします電話等の通信料,これに不足が生じたため,通信運搬費に12万円,それから,イベント開催の周知としてチラシの新聞折り込み料の手数料の10万円を計上しております。 続きまして,備品購入費の30万円です。これは,商品の取り扱いが多くなってきたことや毎月300万円以上の売上金を取り扱うため,現在行っております施設警備に加えまして,防犯カメラの設置のための施設用の備品の購入費となっております。 最後に,先ほど申し上げました消耗品60万円の内容でございます。今後,検討している取り組みですが,市外イベントへの移動出店販売,10月からのスタンプカードを配布しました年末の歳末抽せん会の開催,それから,ふれ愛広場などの文化会館の催しに合わせたミニイベント,新春初売りのイベント,来年4月に,たつのこ産直市場1周年記念のイベントなどの開催を検討しているところです。 ○寺田寿夫議長  宮本都市整備部長。     〔宮本孝一都市整備部長 登壇〕 ◎宮本孝一都市整備部長  議案第5号及び第6号の工事請負契約に係る工事の内容についてです。 まず,議案第5号の佐貫排水ポンプ場改築工事(機械設備)の内容です。現在,大型のポンプを4台設置しておりますが,そのうち標準耐用年数の20年を大きく超え,30年以上稼働している2台のポンプ及び駆動用ディーゼルエンジン,関連機器類の減速機,空気圧縮機,消音機,冷却設備等の更新を行うものです。 次に,議案第6号の佐貫排水ポンプ場改築工事(電気設備)の内容でございます。機械設備で更新を行うポンプエンジンに係る電気設備関係及びポンプと同様に標準耐用年数を超えております受変電設備,自家発電設備,特殊電源設備,運転操作設備,計装設備,監視設備などの更新を行うものです。 次に,改築工事の効果についてでございます。既存のポンプなどは標準耐用年数を超えて稼働しており,機械製造メーカーが部品製造を終了しているなど,故障などのリスク対応が困難な状況にありますことから,この改築工事によりポンプ場の長寿命化によるポンプ場の長期的な安定稼働による排水能力の維持が期待できるものと見込んでいるところでございます。 続きまして,議案第16号 平成30年度龍ケ崎市一般会計補正予算(第2号),別冊27ページ,コードナンバー01082600排水路整備事業の工事請負費です。 こちら川崎町の護岸改修工事の工法変更による総額の補正についてでございます。この工事は,川崎町の江川において,延長約74メートルを鋼鉄製の矢板による護岸改修を行うため,当初予算において2,500万円を計上したものです。しかし,工事の実施設計において施工箇所の地質データを詳細に検討した結果,地盤がかたい等,通常の矢板圧入工法では施工が困難であることが判明いたしました。そのため住居が近接しているなどの周辺の状況や経済比較など,総合的に勘案した結果,かたい地盤でも周辺への影響が最小限で施工が可能であり,かつ経済的な工法として地盤を掘削しながら矢板を圧入するオーガ併用圧入工法を採用することとしたところです。このため,当初想定していた通常の矢板圧入工法より施工単価が高額となるため,工事費の不足額の増額補正をお願いするものでございます。 以上です。 ○寺田寿夫議長  松尾教育部長。     〔松尾健治教育部長 登壇〕 ◎松尾健治教育部長  お答えいたします。 議案第16号 平成30年度龍ケ崎市一般会計補正予算(第2号),議案書別冊29ページ,事業番号01102050オリンピック・パラリンピック推進事業の事業内容についてであります。 このオリンピック・パラリンピック教育推進事業とは,オリンピック・パラリンピックムーブメントの普及推進を図るとともに,スポーツ機運の醸成を図り,児童・生徒が生涯にわたって豊かなスポーツライフを継続する資質や能力を育てることを目的とした事業でございます。 本年度でありますが,川原代小学校が推進校として総合的な学習の時間や体育の時間を活用して取り組むこととなっております。 活動内容といたしましては,まず,オリンピック・パラリンピックの起源や種目などを調べた後,実際にシッティングバレーやボッチャなどのパラリンピック競技の体験を予定しております。 さらに,市内在住のパラアスリートの方からの講演を通して,障がい者,高齢者スポーツへの関心を高め,生涯にわたってスポーツを楽しむ心の醸成を図っていく予定としております。 また,このような活動の成果をまとめ,県内の小・中学校に発表,発信していく予定であります。 ○寺田寿夫議長  2番伊藤悦子議員。     〔2番 伊藤悦子議員 登壇〕 ◆2番(伊藤悦子議員)  日本共産党の伊藤悦子です。 通告に従いまして4議案の質疑を行います。 はじめに,議案第16号 平成30年度龍ケ崎市一般会計補正予算(第2号)についてです。 1点目,別冊9ページ,003保育所等整備交付金の減額について。0010安心こども支援事業の増額について。別冊19ページ,01034840保育所等整備事業の減額についてです。この三つは関連していますので,一括して行います。それぞれの理由についてお伺いします。 2点目です。別冊13ページ,01021700文書法制費,13委託料の具体的な内容について。 3点目,別冊17ページ,01030900生活困窮者自立支援給付事業,これはただいまの質疑でわかりましたので,割愛いたします。 4点目,別冊19ページ,01033800国民年金事務費,13委託料,国民年金システム修正の具体的な内容についてお伺いします。 5点目,別冊21ページ,01040850健幸マイレージ事業,これもただいま質疑がありましたので,割愛をいたします。 6点目,別冊33ページ,01106600総合運動公園等管理運営費,13委託料,テニスコート照明設備工事の実施設計の内容について。 以上の点についてお伺いをいたします。 2番目に,議案第17号 平成30年度龍ケ崎市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)についてです。 別冊49ページ,02010200国民健康保険事務費,委託料についてお伺いをいたします。 3番目に,議案第20号 平成30年度龍ケ崎市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)についてです。 これについては,別冊83ページ,05030500介護予防普及啓発事業,13委託料についてです。先ほどの健幸マイレージウオーキングイベント開催との関係についてお伺いをいたします。 4番目に,議案第24号 指定管理機関の指定についてです。 株式会社筑波銀行を指定金融機関に指定する理由と経過についてお伺いをいたします。 ○寺田寿夫議長  荒井総務部長。     〔荒井久仁夫総務部長 登壇〕 ◎荒井久仁夫総務部長  お答えいたします。 議案第16号 平成30年度龍ケ崎市一般会計補正予算(第2号),別冊13ページ,文書法制費の委託料,行政訴訟等弁護費497万2,000円についてです。 その内訳です。2点ほどございます。 まず1点目が,牛久沼の所有権移転登記請求事件に係る弁護士委任契約に基づく弁護士報酬の精算でございます。 これは平成27年12月8日に牛久沼土地改良代理人弁護士から龍ケ崎市長及び河内町長を被通知人として,内容証明郵便で通知書が送付されました。その内容は,市に対して牛久沼の所有権を牛久沼土地改良に移転登記するよう求めたものでありました。当市では,この通知を受け,平成27年12月28日付けで当該請求事件の処理に当たっていただくため,東京東部法律事務所の弁護士,西田 穣氏,伊藤真樹子氏,杉田敬光氏の3人の弁護士を当市の代理人とする委任契約を締結したところです。その後,2年5カ月をかけまして,牛久沼土地改良との所有権確認のための調査,交渉,そして合意書,これは平成28年12月21日付けで龍ケ崎市,河内町,牛久沼土地改良の三者間で締結した所有権に係る合意書です。その合意書の作成並びに牛久沼の不動産合計87筆の所有権移転登記嘱託手続を行っていただいたものです。 平成30年6月に牛久沼の所有権を当市及び河内町に帰属することができ,当該請求事件の終結を迎えたことから,委任契約に基づき委任弁護士と報酬額について協議を行い,弁護士報酬及び事件解決にかかった手数料等の実費を含む合計金額347万136円を今定例会の補正予算に計上をさせていただいたものです。 2点目は,牛久沼土地賃貸借契約に係る弁護士費用着手金150万1,000円です。これまで,牛久沼土地改良と建物物件の所有者との間で牛久沼の土地賃貸借契約を締結しておりましたが,牛久沼の所有権問題が解決したことに伴い,改めて龍ケ崎市及び河内町との契約をお願いしておりました。しかし,3件のうち1件の手続が進展しない状況にあるため,その交渉に係る今後の手続を弁護士に委任するため,着手金を補正予算に計上をさせていただいたものです。 なお,この着手金の金額につきましては,土地の経済的利益から東京東部法律事務所弁護士報酬規定に基づき,算出をしたものでございます。 以上です。 ○寺田寿夫議長  足立福祉部長。     〔足立 裕福祉部長 登壇〕 ◎足立裕福祉部長  福祉部所管3件,歳入2件,歳出1件ございますが,名称は違いますが,実質同じ事業ですので,歳出からご説明申し上げます。 別冊19ページ,コードナンバー01034840保育所等施設整備事業についてです。 今年度の後半に民間事業者が川崎町に開設予定の小規模保育施設の施設整備費に対する,市から事業者への補助金です。当初予算の段階では,具体的な整備計画が不明でありましたことから,補助基準額の上限を計上しておりましたが,今回整備計画に対する具体的な設計が提出されたことに伴い,補助額が確定したため,当初予算との差額であります910万9,000円を減額しようとするものです。 続きまして,別冊9ページ,コードナンバー0003保育所等整備交付金についてです。 先ほど申し上げました小規模保育施設の整備費を対象とした国庫補助金です。当初予算の時点では,この保育所等整備交付金の活用を予定しておりました。しかしながら,県と施設整備に向けた協議を重ねた結果,県が行う安心こども支援事業補助金,小規模保育整備を活用するよう協議が整いましたことから,国庫補助金について全額を減額するものであります。 一方で,コードナンバー0010安心こども支援事業費(小規模保育整備事業)におきまして,当該小規模保育施設の施設整備に係る県補助金を新たに計上するものでありますが,金額につきましては整備費が当初予算より低額となりましたことから減額した国庫補助金より低額となる4,387万1,000円での計上となっております。 なお,施設整備費に対する負担割合につきましては,国庫補助金額を活用とした場合と同様,県が2分の1を負担し,市と事業者はそれぞれ4分の1を負担することとしております。 ○寺田寿夫議長  石引健康づくり推進部長。     〔石引照朗健康づくり推進部長 登壇〕 ◎石引照朗健康づくり推進部長  議案第16号 平成30年度龍ケ崎市一般会計補正予算(第2号),別冊19ページ,01033800国民年金事務費,委託料,国民年金システム修正についてです。 これは,平成28年12月14日に成立した公的年金制度の持続可能性の向上を図るための国民年金法の一部を改正する法律により,国民年金第1号被保険者の産前産後期間の保険料を免除し,保険期間は満額の基礎年金を保障するもので,この改正法が平成31年4月から施行されることに伴うシステム修正です。 具体的な内容ですが,対象者は国民年金第1号被保険者で,出産日が平成31年2月1日以降の方で,保険料免除期間は出産予定日または出産日が属する月の前月から4カ月間,多胎妊娠の場合には,出産予定日または出産日が属する月の3カ月前から6カ月間となります。申請方法については,出産予定日の6カ月前から提出可能ですが,提出できるのは平成31年4月からとなります。申請先は住民登録をしている市役所の国民年金担当窓口となり,この申請書は31年4月から年金事務所または市役所の国民年金担当窓口に備えつけることになります。 なお,今後,年金事務所より詳細な通知が届き次第,広報紙やホームページで周知を図っていく予定をしております。 続きまして,別冊33ページ,01106600総合運動公園等管理運営費,委託料,テニスコート照明設備工事実施設計であります。 工事の具体的な内容についてです。設置場所については,市で管理するテニスコートは全部で4カ所ございますが,利用者の利便性,付近住民への影響度,照明塔の管理面などを総合的に考慮し,龍ヶ岡公園テニスコートを候補地としております。 なお,龍ヶ岡公園テニスコートは河川区域にある調整池となっていることから,今後,河川管理者の茨城県と工作物設置に関する協議を進めることになりますが,設計業務の中で詳細について協議し,今年度中に河川管理者の占用許可を得て,来年度の竣工を目指そうとするものです。 工事内容につきましては,龍ヶ岡公園テニスコート8面中4面に照明設備を設置し,照度につきましては一般のレクリエーションでの利用に十分な300ルクスの明るさが保たれるよう設計する予定です。現場における工事の施工期間は約2カ月程度を予定しておりますが,工事施工期間中のテニスコートの使用可否については,照明塔の設置位置で変わってまいりますので,業務設計の中で検討してまいります。 続きまして,議案第17号 平成30年度龍ケ崎市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号),別冊49ページ,02010200国民健康保険事務費,委託料についてであります。 最初に,制度改正対応国民健康保険システム修正についてです。 これは既存の国民健康保険システムを平成30年度からの国保制度改革広域化に伴い,算定省令等の改正により,国民健康保険事業実績報告書や財政調整交付金申請書等について,都道府県が作成することとなり,その作成に当たっての基礎データを市町村から都道府県に提出することに伴うシステム修正となっています。 次に,いばらきブロードバンドネットワーク設定等についてです。 これは,柔道整復施術療養費,接骨院や整骨院に係る療養費の保険給付の適正化を目的に,今年度より茨城県が接骨院や整骨院から請求のあったレセプト点検を実施することとなり,その際に県と市町村の間でデータを共有する必要があり,既存のいばらきブロードバンドネットワークといった専用回線へ接続するための費用となっています。これらの費用については,いずれも県より10分の10の補助金が交付される予定となっています。 なお,この修正等において直接的な被保険者への影響はございません。 続きまして,議案第20号 平成30年度龍ケ崎市介護保険事業特別会計補正予算(第1号),別冊83ページ,05030500介護予防普及啓発事業についてです。 一般会計の健幸マイレージ事業との関連についてであります。健幸マイレージウオーキングイベントは,幅広い属性の市民の方を対象として実施する予定であります。その中で65歳以上を対象に実施される部分につきましては,国や県からの補助金が地域支援,介護予防・日常生活支援総合事業交付金として歳入が見込まれるということでございます。そういったことから別途計上したものであります。 具体的には,健幸マイレージウオーキングイベントの参加者を,65歳以上を7割,65歳未満を3割と想定し,その割合で事業費を案分し,一般会計における健幸マイレージ事業と介護保険事業特別会計における介護予防普及啓発事業にそれぞれ計上したものです。 なお,この事業の実施後に実績報告を経て,補助金が確定することとなります。 ○寺田寿夫議長  松田会計管理者。     〔松田浩行会計管理者 登壇〕 ◎松田浩行会計管理者  議案第24号 指定金融機関の指定についてでございます。 筑波銀行を指定した理由と経過についてでございます。 現在,本市の指定金融機関は昭和45年4月1日より株式会社常陽銀行を指定しております。今般提案いたしました株式会社筑波銀行を加えまして,この2行による2年ごとの交替で指定金融機関を行っていくというものでございます。 経過についてでございます。 まず,平成26年8月に筑波銀行からの指定金融機関の指定の要望書が提出されております。続いて,平成28年3月にも同様の要望書が提出されたものです。また,市議会においても,本件についての一般質問がなされ,調査検討を行う旨,答弁をさせていただきました。以後,指定金融機関の交替制による指定を先行実施している県内の自治体に調査及び視察を行うなどしてまいりました。 調査の結果といたしましては,平成30年9月現在での指定金融機関の交代を行っている県内自治体数は10市町村でございます。本年10月から,さらに1市が開始する予定でございます。この11市町村の指定金融機関には,全て常陽銀行と筑波銀行が入っておりました。 また,先行して交替制実施を行った自治体の理由といたしましては,いずれも公平性を重視したとのこと。また,競争性が発揮されることによる市民への利便性の向上が図れるとの認識の回答がございました。本市におきましても,同様の理由で実施をしようとするものでございます。 以上です。 ○寺田寿夫議長  1番金剛寺 博議員。     〔1番 金剛寺 博議員 登壇〕 ◆1番(金剛寺博議員)  日本共産党の金剛寺 博です。 通告に従い議案に対する質疑を行います。 まず,議案第3号 財産の交換,譲与,無償貸付等に関する条例の一部を改正する条例について,これにつきましては,法改正の内容と道の駅建設に当たって想定される内容について伺います。 次,議案第7号 権利の放棄について,債権発生の経緯と時効の時期,債権放棄の要件について伺います。 次,議案第16号 平成30年度龍ケ崎市一般会計補正予算(第2号),別冊13ページ,01020400臨時職員等関係経費,会計年度任用職員制度導入に当たって,予想される条例,制度改正,また今回導入支援の内容について伺います。 次,23ページ,01060600農業振興事業,これにつきましては先ほど深沢議員に対する答弁がありましたので,改めては結構です。 次,23ページ,01061000たつのこ産直市場管理運営費,これにつきましても先ほど答弁ありましたので,改めては結構です。 次,25ページ,01070400まいん管理運営費,工事請負費につきましては,ブロック塀のチェックの状況とフェンス改修内容について伺います。 同じく25ページ,01070900観光物産事業について,費用内容とアンバサダー増員の目的について伺います。 次,29ページ,01090600防災活動費につきましては,支援システムの事業導入の経緯と内容について伺います。 以上です。 ○寺田寿夫議長  荒井総務部長。     〔荒井久仁夫総務部長 登壇〕 ◎荒井久仁夫総務部長  お答えいたします。 はじめに,議案第3号 財産の交換,譲与,無償貸付等に関する条例の一部を改正する条例についてです。 まず,法改正の内容です。これは,平成23年の地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律によりまして,地方公共団体の財政の健全化等に関する法律の一部が改正され,それまで原則禁止とされていた地方公共団体の国に対する土地の無償貸し付けを含めた寄附行為が,地方公共団体の自主的な判断にゆだねられることとなったものです。 今般,道の駅を道路管理者である国との間で一体型として整備するに当たり,その国が整備する範囲については無償貸し付けを予定しておりますことから,この条例について所要の改正を行うものです。国との協議により,道の駅整備予定地約2.8ヘクタールのうち,国が施工する駐車場,構内道路,公衆トイレや情報発信機能を備えた休憩施設の部分の用地約1.3ヘクタールについて,無償貸し付けを予定しているところです。 次に,議案第7号 権利の放棄についてです。 はじめに,債権発生の経緯についてです。 平成24年度当初,市との間で清掃などの業務委託契約8件を結んでいた創美ビルメン株式会社が,同年10月中旬頃,突然業務を停止いたしました。その契約8本ですけれども,平成24年度龍ケ崎市保健センター清掃業務委託,平成24年度さんさん館清掃等管理業務委託,平成24年度市営住宅消防設備保守点検業務委託,平成24年度小中学校消防設備保守点検業務委託,平成24,25年度龍ケ崎市総合体育館清掃業務委託,平成24,25年度龍ケ崎市総合体育館プール管理業務委託,平成24年度学校給食センター第二調理場ボイラー点検業務委託,平成24年度中央図書館施設清掃等業務委託の以上8件で,契約金の総額は7,096万9,500円です。 その後,再三履行催告をしたところですが,それにも従わず,債務不履行であったことから契約約款第17条に基づき,契約解除権を行使したもので,平成24年度中に全ての契約を解除したものです。契約解除の後,契約約款に基づき契約額の10分の1に相当する金額,総額で705万5,950円の違約金請求権が発生しましたので,平成24年10月から平成26年10月までの約2年間,創美ビルメン株式会社に対し,違約金の請求をしてまいりました。創美ビルメン株式会社につきましては,平成24年度末に契約解除を行ってから2年を経過しても,なお法人として経営活動の再開も見込めない状況であったことから,一切の債権の請求を行わないことができる措置といたしまして,地方自治法施行令第171条の5の規定に基づく徴収停止を平成26年度から平成29年度までの3年間講じたところです。 次に,時効についてです。違約金のような契約行為に付随して発生した債権につきましては,根拠規定のある法律等に基づく債権ではないことから,民事に基づく司法関係によるものと整理され私債権となります。このことから時効については民法での民事債権の時効が適用され,10年となるところでございます。 次に,債権放棄の要件ということでございますが,今回の債権放棄の議案提出に至るまでには職員による佐貫にあります本社地への訪問をはじめ,特定記録郵便を使用した違約金の請求を重ねるとともに,企業の信用調査を行う民間会社による調査など,弁護士の助言もいただきながら,でき得る限りの対策を講じてきたところです。その民間会社による調査は平成24年度から今年度にかけて継続して行ったところです。その調査結果によりますと,債務者である法人は金融機関から借り入れ返済が滞り,登記簿に記載のあった本社は平成26年度の調査時点において競売の手続が進められておりました。また,本社の電話が不通になるなど,法人としての実態も確認できず,代表取締役も所在不明となっていたところです。その後,先ほど申し上げましたように,徴収停止の措置を行い,一切の債権の請求行為を停止してまいりました。本年6月の調査においても,この法人は事業休止状態であり,かつ再開の見込みもなく,また,法人の資産もないことを改めて確認したところであり,債権を回収することができないと判断し,今回議案を提出させていただいたところです。 続きまして,議案第16号 平成30年度龍ケ崎市一般会計補正予算(第2号),臨時職員等関係経費の委託料でございます。 平成32年(2020年)4月1日から施行される改正地方公務員法及び改正地方自治法は,新たに一般職である会計年度任用職員制度を創設し,その任用,服務規律,勤務条件等の整備を図るとともに,特別職非常勤職員である嘱託員や臨時的任用職員の任用要件の厳格化を行うこととなっております。また,会計年度任用職員については,新たに期末手当の支給が可能となります。 この会計年度任用職員の報酬等の給付内容,勤務条件等につきましては,条例,規則等で定めなければならないとされております。この条例化等については,現行の臨時非常勤職員に係る条例,規則等では対応できないことから,施行日までに所要の整備を行うこととなります。 具体的に想定されるものといたしましては,会計年度任用職員の任用,服務規律,そして,先ほど申し上げました報酬や勤務条件等を定める条例,規則等の新規制定や現行制度における嘱託員等である特別職非常勤職員の職の整理に伴う条例,規則等の一部改正や廃止が見込まれます。そのほか会計年度任用職員が地方公務員法上の一般職に区分されることから,現在,当市が定めている全ての条例,規則において「職員」と定義しているものについて,その適用範囲に会計年度任用職員を加える必要がある場合には,所要の措置を講じることになるため,条例や規則等については相当数の改正が見込まれるところです。 次に,導入支援業務の具体的な内容についてです。平成30年度から2カ年の継続事業で,平成30年度は当市の臨時非常勤職員の任用や運用についての実態調査を行うほか,弁護士等の専門家に依頼し,庁内各課等の担当者や所属長向けの研修を実施する予定です。 また,平成31年度には現行例規の影響調査や条例等の新規制定,一部改正等が必要な例規の作成等の業務委託を予定しているところです。 以上です。 ○寺田寿夫議長  宮川産業経済部長。     〔宮川 崇産業経済部長 登壇〕 ◎宮川崇産業経済部長  議案第16号 平成30年度龍ケ崎市一般会計補正予算(第2号),別冊25ページ,01070400まいん管理運営費,ブロック塀の現状と改修までの経緯と工事内容といったものでございます。 本年6月に発生した大阪府北部地震により,小学校のプールのブロック塀が倒壊し,女子小学生がお亡くなりになられた事故を受けまして,所管いたします市街地活力センター「まいん」のブロック塀について,緊急点検を実施いたしました。「まいん」のブロック塀につきましては,経年による劣化も想定されたため,国土交通省が示しておりますブロック塀の点検チェックポイントに基づき点検を行いました。その結果,ブロック塀に鉄筋は入っていることは確認できましたが,控え壁がなく,ひび割れなども確認できたことから,早急な対応が必要と判断いたしまして改修することとしたものであります。 工事内容につきましては,既存のブロックを安全な高さまで切断し,アルミ製で軽量な格子を設置する予定でございます。また,「まいん」にはコンクリート製のいわゆる万年塀という横長い塀もございます。今回,あわせてコンクリートブロックを基礎としたものに改修をする予定であります。 なお,現状については危険と判断した箇所に注意を促す掲示とカラーコーンを設置し,歩行者が近づかないように対策を講じており,改修工事に当たりましても利用者や近隣住民への安全対策に十分注意して施工する予定でおります。 続きまして,議案第16号 平成30年度龍ケ崎市一般会計補正予算(第2号)の別冊25ページ,01070900観光物産事業です。 はじめに,観光PR,イベント等の開催事業の目的と現状等についてでございます。 この交付金は,龍ケ崎市観光物産協会へ交付するもので,観光PR,イベント等開催事業とアンバサダー運営事業に関するものです。 はじめに,観光PR等の開催事業でございます。今回の補正の予算内容ですが,竜KOI舞祭が隔年開催となり,本年度の開催が見送られたことによる20万円の減額と,新たに般若院のシダレザクラのライトアップ事業を週末のみの実施から1週間程度実施するための事業費31万4,000円の差額11万4,000円の計上でございます。 観光PRの主なイベントは,桜まつりやとんび凧あげ大会,「RYUとぴあ」音頭パレードや駅前イルミネーション事業などを実施しております。 次に,観光アンバサダー運用事業についてでございます。 龍ケ崎市観光物産協会が設置しております観光アンバサダーの報酬を32万円,13回分増額をするものです。龍ケ崎観光アンバサダーですが,市内外で開催される観光PR,イベント等に参加しておりますが,これまで調整が図れず参加できなかったイベントへの参加や複数名で参加ができるようになるものと考えておりまして,今後も様々なイベントに参加していただきまして,龍ケ崎市の魅力を効果的にPRをしていただきたいと考えております。 なお,今年度は桜まつりや撞舞,JR品川駅への産直フェア,こういった事業に参加をしているところです。 ○寺田寿夫議長  出水田危機管理監。     〔出水田正志危機管理監 登壇〕 ◎出水田正志危機管理監  議案第16号 平成30年度龍ケ崎市一般会計補正予算(第2号),防災活動費についてでございます。 今回の補正予算につきましては,災害発生時の被災者の支援及び復旧復興を支援するシステムの共同整備事業費であります。 はじめに,導入の経緯についてでありますが,当市におきましては平成24年度に被災者の支援システムを導入しておりますが,昨年度に茨城県から県と県内市町村が共同でのシステム整備の提案があり,その後,現システムと新システムの比較検討をしたところ,機能の利便性が高いこと,発災時の県内市町村間の業務応援,支援が容易になること,さらに年間の維持管理費も低コストになることなどから,今回の整備導入に至ったところでございます。 次に,システムの内容についてでございます。本システムの機能につきましては,大きく四つの機能に区分されております。一つ目としまして,応急対応機能で,災害時の避難所情報や物資情報,住家,人的被害,ライフライン被害状況などを一元に管理することができます。二つ目としましては,建物被害認定機能で,罹災証明書の発行に伴い,被害認定調査表を自動で読み取り,被害状況を判定する機能でございます。三つ目につきましては,罹災者証明書発行機能でございます。罹災証明申請書の住民,家屋,被害情報を地図上で結合することができ,罹災証明を迅速に発行できる機能でございます。四つ目につきましては,被災台帳管理機能で,仮設住宅の手配状況や支援金の給付,税や公共料金の減免等,罹災証明書の内容に応じて庁内横断的に実施する被災者支援の状況をデータベース化して管理する機能でございます。 最後に,予算の内訳についてでございます。今回の歳出の補正予算に計上させていただいているのは,備品購入費,負担金の2項目でございます。備品購入費につきましては,被災状況等のデータを保存する外づけハードディスクと被害認定調査表を読み取るためのスキャナーの購入費の39万6,000円です。負担金につきましては,本システムの共同整備事業費の負担金の295万円であります。この負担金の内訳につきましては,総事業費の2分の1が茨城県負担,残りの2分の1の金額を県内43市町村で均等割及び人口割をした額でございます。歳入につきましては,市債の計上でありまして,システム共同事業費の負担金の全額295万円となります。 ○寺田寿夫議長  16番油原信義議員。     〔16番 油原信義議員 登壇〕 ◆16番(油原信義議員)  質疑を行います。 議案第24号 指定金融機関の指定について,金融機関経営の健全性を示す指標として,自己資本比率がありますが,その基準はどのようなものかお伺いをいたします。 また,今回の指定金融機関に指定しようとする常陽銀行,筑波銀行,それぞれの自己資本比率の数値と地方銀行の平均値をお伺いいたします。 また,格付会社による格付とはどのようなものか,その概要と常陽銀行,筑波銀行それぞれの数値をお伺いいたします。 ○寺田寿夫議長  松田会計管理者。     〔松田浩行会計管理者 登壇〕 ◎松田浩行会計管理者  議案第24号 指定金融機関の指定についてでございます。 まずはじめに,自己資本比率は自己資本の充実状況が適当かどうか判断するための基準として,金融庁が位置づけているものであり,経営の健全性を示す指標とされているものです。この基準のうち,今回指定する2行は国内基準行に属しており,最低基準となる値は4%以上でございます。平成30年3月時点での両行,株式会社常陽銀行,株式会社筑波銀行の自己資本比率は,株式会社常陽銀行が11.8%,株式会社筑波銀行は8.6%で,両行とも基準値以上となっております。地方銀行のうち国内基準行である54行の平均でございますが9.81%となっております。 次に,格付でございます。格付につきましては,民間の格付会社が金融商品や企業,政府などについての財務内容や債務履行の確実性を主観的に評価したもので,健全性や安全性を図る指標となってございます。 株式会社常陽銀行は2社からの格付評価をされておりまして,1社,これは格付投資情報センターR&IからはAプラス,もう1社のムーディーズからはA2という評価で,両評価とも上位から3番目のランクで信用力が高いとの評価を得ております。 株式会社筑波銀行は1社,これは日本格付研究所からの格付評価をされておりまして,トリプルBプラスという評価で,上位から4番目のランクで安定的との結果を得ております。 以上でございます。 ○寺田寿夫議長  16番油原信義議員。     〔16番 油原信義議員 登壇〕 ◆16番(油原信義議員)  筑波銀行については信用度,安定度の指標である自己資本比率が8.6%,最低基準値4%以上でありますけれども,地方銀行の平均値9.81%を下回っております。また,民間格付会社による総合的安定度の格付はトリプルBプラスで,これは8段階ランクづけで上位から4番目のランクでございます。一つ下のランクは,当市不適格のBBであります。ちなみに,常陽銀行は7段階ランクづけで上位から3番目でございます。 以上を踏まえまして,筑波銀行を指定金融機関に指定することの認識をお伺いいたします。 ○寺田寿夫議長  松田会計管理者。     〔松田浩行会計管理者 登壇〕 ◎松田浩行会計管理者  筑波銀行を指定金融機関に指定することの認識についてでございます。 自己資本比率や格付等の指標数値は,金融機関各行の企業努力により刻々と変化しております。このことから,各行のディスクロージャー紙などから,また,全国の銀行の状況については金融庁からの数値情報を得ながら,逐一監視を継続し,指定金融機関として適正であるかを見定めてまいります。 今回,株式会社常陽銀行,株式会社筑波銀行の2行の指定金融機関への指定は,現段階の指標を見ましても適正と判断しております。また,指定金融機関としての実績もあり,十分に対応できるものと考えております。 以上です。 ○寺田寿夫議長  以上で質疑を終結いたします。 この際お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第25号につきましては,会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○寺田寿夫議長  ご異議なしと認めます。よって,議案第25号につきましては委員会付託を省略することに決しました。 この後,休憩中に議会運営委員会を開会願います。 暫時休憩いたします。              午後2時32分休憩                                                 午後2時35分再開 ○寺田寿夫議長  休憩前に引き続き会議を再開いたします。 これから議案の委員会付託に入ります。 休憩中に開かれました議会運営委員会の審議の経過と結果につきまして,委員長からご報告願います。 深沢幸子議会運営委員長。     〔深沢幸子議会運営委員長 登壇〕 ◆深沢幸子議会運営委員長  休憩中に開かれました議会運営委員会の審議の経過と結果につきまして,ご報告申し上げます。 ただいま第2委員会室において,今期定例会に提案されました議案の委員会付託について審議の結果,お手元に配付されました議案付託表のとおり決定をいたしましたので,よろしくお願い申し上げます。 以上で報告を終わります。 ○寺田寿夫議長  深沢幸子議会運営委員長報告のとおり,ただいま議題となっております議案につきましては,お手元に配付の議案付託表のとおり,それぞれ所管の委員会に付託いたします。 次の本会議は,9月21日午後2時から本会議場において再開いたします。 本日は,これをもって散会いたします。              午後2時37分散会...