龍ケ崎市議会 > 2013-03-01 >
03月01日-02号

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  1. 龍ケ崎市議会 2013-03-01
    03月01日-02号


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    平成25年  3月定例会(第1回)              平成25年 第1回          龍ケ崎市議会定例会会議録(第2号)                                           平成25年3月1日(金) 午前10時 開 議                                   議事日程 第1 一般質問                                   出席議員           20番  川 北 嗣 夫  議長           1番  大 塚 弘 史  議員           2番  山 宮 留美子  議員           3番  深 沢 幸 子  議員           4番  山 形 金 也  議員           5番  後 藤 光 秀  議員           6番  滝 沢 健 一  議員           7番  坂 本 隆 司  議員           8番  伊 藤 悦 子  議員           9番  糸 賀   淳  議員           10番  椎 塚 俊 裕  議員           11番  横 田 美 博  議員           12番  油 原 信 義  議員           13番  大 竹   昇  議員           14番  後 藤 敦 志  議員           15番  小野村   節  議員           16番  北 澤   満  議員           17番  寺 田 寿 夫  議員           18番  鴻 巣 義 則  議員           19番  近 藤   博  議員           21番  岡 部 洋 文  議員           22番  曽 根 一 吉  議員           23番  桜 井 昭 洋  議員           24番  大 野 誠一郎  議員                                   地方自治法第121条の規定による本日の出席説明員          中 山 一 生        長          長 岡 一 美  副      長          藤 後 茂 男  教   育   長          石 島 輝 夫  総 務  部 長          川 村 光 男  政 策 推 進 部長          加 藤 幸 生  健 康 福 祉 部長          羽 田 利 勝   民 生 活 部長          木 村   茂  都 環 境 部長          小 林 克 己  教 育  部 長          出水田 正 志  危 機  管 理 監          佐 藤 久 雄  秘 書 広 聴 課長          植 竹   勇  危 機 管 理 室長          飯 田 俊 明  財 政  課 長          青 山 悦 也  まちづくり推進課長          伊 藤 治 男  健 康 増 進 課長          坂 本 和 朗  高 齢 福 祉 課長          木 村   豊   民  課 長          植 田   宏  都 計 画 課長          菅 原 安 雄  施 設 整 備 課長          足 立   裕  教育委員会事務局政策監兼青少年育成課長          塩 幡 克 三  指 導  課 長                                   議会事務局職員出席者          菊 地 三 夫  事 務  局 長          川 村   昭  次      長          松 本 博 実  総務グループ主査          塚 本 裕 紀  総務グループ主幹                                                 午前10時05分再開 ○川北嗣夫議長  前回に引き続き会議を再開いたします。 本日は全員出席であります。開   議 ○川北嗣夫議長  これから本日の会議を開きます。 地方自治法第121条の規定により,議長において出席を求めた者の職氏名は,お手元に配付の印刷物のとおりであります。 △日程第1 一般質問川北嗣夫議長  日程第1,これから一般質問に入ります。 発言の通告が議長の手元に提出されておりますので,順次発言を許可いたします。 2番山宮留美子議員。     〔2番 山宮留美子議員 登壇〕 ◆2番(山宮留美子議員)  皆様,おはようございます。公明党の山宮留美子でございます。 傍聴の皆様も,朝早くからの傍聴,誠にありがとうございます。 市民の皆様の様々な声に敏感に反応する思いで,通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 はじめに,安心・安全な学校教育環境について質問をさせていただきます。 昨年暮れのいじめ問題に続いて,今度は教師の体罰が大きな社会問題となっております。学校現場が子どもを死へと追いやる舞台となってしまっているのは,とても残念でなりません。つい先日も学校の統合問題を苦に小学校5年生の児童が自殺をいたしました。現状では考えられないようなことで,子どもたちの心は深く傷ついています。 なぜ,このようなことが起きてしまったのか振り返って考えてみたとき,1番の大きな問題は大阪の高校のバスケット部での体罰について,今から2年半前の2011年9月にの通報窓口を介して,教育委員会に体罰が日常化している情報が寄せられていたにもかかわらず,高校は顧問の否定的な言い分をうのみにして「体罰はなかった」と結論づけていたということです。この時点できちんと対応をしていれば,大切な命を自ら失うこともなかったはずです。 さらに,高校生が自殺をした前日の練習試合では,副顧問ら教員2人が高校生への体罰を間近で目撃していたのにもかかわらず,この副顧問の2人は顧問が恩師であり,上位である,その顧問に異論を挟めなかったということです。 このような実態を踏まえていきますと,文部科学省の統計にはあらわれない水面下の体罰は,想像以上に多発しているのではないでしょうか。いじめと同様に,徹底した実態調査が必要だと思います。体罰を情熱や熱血とすりかえるような教育を絶対にしてはならない。本来であれば,失わなくて済んだそれぞれの子どもたちの死を決して無駄にしてはならないという思いで,何点かお伺いをいたします。 体罰を苦に自殺した高校生や学校の統合を苦に自殺した児童について,このようなことを目の当たりにして教育長はどのように思われましたか。ご自分の身に置きかえてお考えになった場合の教育長としてのご見解をお聞かせください。 次からは質問席にて質問をさせていただきます。 ○川北嗣夫議長  藤後教育長。     〔藤後茂男教育長 登壇〕 ◎藤後茂男教育長  お答えいたします。 部活動で体罰を受けた高校生が自殺をする,あるいは学校の統合問題に悩んでいた小学生が自殺をする,こういった事件が発生してしまい,とても残念に思うとともに,まずはお二人のご冥福を心からお祈り申し上げたいというふうに思います。 二つの事件とも,悩みを解決するには自殺をする行為しか解決策がないほど悩んでいたこと,教職員,あるいは保護者,周囲の人が子どもたちの悩んでいる気持ちに気づいていれば,自殺をするという行為に結びつかなかったのではないかと思い,とても残念に思っております。 教育委員会といたしましては,児童・生徒の様々な悩みを早期に発見し,対応できるよう,教育センターを中心に相談活動を充実させていきたいというふうに思っております。 また,学校に対しましては,子どもの悩みなどのサインを見逃さないよう,担任だけではなく教職員連携して対応できる体制づくり,あるいは子どもが相談しやすい体制を整備できるように取り組んでいきたいというふうに思っております。 以上です。 ○川北嗣夫議長  2番山宮留美子議員。 ◆2番(山宮留美子議員)  そこで,2月15日の日だと思いますが,県の教育長が主催した体罰根絶に向けた講習会が行われたとお聞きしております。としての,この参加対象者はどのような方が参加されて,また,その講習会の内容はどのような内容だったのかお聞かせください。 ○川北嗣夫議長  小林教育部長。     〔小林克己教育部長 登壇〕 ◎小林克己教育部長  お答えいたします。 平成25年2月15日,茨城県教育委員会主催の「体罰根絶に向けた運動部活動指導者研修会」が開催され,各中学校から1名,運動部活動の教員が参加いたしました。 研修会の内容についてですが,まず一つは,学級経営の中で,教師と児童の信頼関係及び児童相互の好ましい人間関係を育てることの重要性について。 二つ目は,児童・生徒への懲戒が体罰に当たるか否かの判断について。 三つ目といたしまして,部活動から体罰をなくす方法について,指導がございました。 体罰根絶に向けた当市の取り組みといたしましては,県主催の研修を受けまして,学校長への伝達,指導を実施し,さらには2月20日に市内小・中学校生徒指導主事部会及び中学校部活動部会を開催いたしました。その中で体罰に関する事例研修の実施や部活動顧問会の開催など,各部会で体罰根絶に向けた具体的な取り組みについて話し合い,今後,市内小・中学校で実施してまいります。 以上でございます。 ○川北嗣夫議長  2番山宮留美子議員。 ◆2番(山宮留美子議員)  ありがとうございました。 体罰と言っても,どれが体罰に当たるのか,なかなか線引きが難しい状況というのは本当にあるんだと思います。その中で,何年か前にもこの龍ケ崎においても体罰が原因で部活の顧問の先生が担任を外されたり顧問を外されたりした事例も,私の身近でありました。その際は,生徒さんも親御さんとの話し合いが常におうちの中でできていて,親御さんを通じて学校のほうにも連絡が入り,また,学校から教育委員会へと,早急な対応がなされたことによりまして子どもたちへの影響は最小限におさまったというふうに記憶をしております。 わがにおきましては,スクールカウンセラーなど,子どもたちが悩みを話せる環境が整えられているとは思いますけれども,今このような現状を踏まえた上で,いつ,どこで,何が起きてもおかしくない,そのような状況であるかと思います。わがにおいて同じようなことを起こさないためにも,今以上,より一層力を入れていくべきではないかとしたら,どのようなことができるのか,また,考えられるのか,の対応についてお伺いいたします。 ○川北嗣夫議長  小林教育部長。     〔小林克己教育部長 登壇〕 ◎小林克己教育部長  お答えいたします。 教育相談体制の中で,今後どのような点に力を入れていくのかということでございます。 相談体制についてでございますけれども,本市では龍の子の健全な育成を目指して整備しました教育支援体制システムのもと,いじめや体罰を含めた諸問題に対し,教育センターを中心に関係各課が連携・協力し,を挙げて問題の解決に当たっているところでございます。 今後は,毎月開催しております龍の子支援会議で子どもたちの情報を掌握するとともに,緊急を要する事案については,指導主事はもちろんのこと,教育相談員スクールカウンセラーを派遣するなど,児童・生徒及びその保護者への対応に万全を期していきたいと考えております。 また,子どもたちの小さな変化を見逃さないためにも,小学校に派遣しておりますさわやかボランティア相談員の人数や活動日数を増やしていきたいと考えております。さらには,平成25年度は,県より本に派遣されますスクールカウンセラーが1名増員されまして,4名体制になる予定でございますので,より効果的な活用ができるよう取り組んでまいりたいと考えております。 以上です。 ○川北嗣夫議長  2番山宮留美子議員。 ◆2番(山宮留美子議員)  ありがとうございます。早速の対応,本当にありがとうございます。重層な体制のもと,子どもたちが一人も傷つくことなく取り組んでいっていただきたいと思います。 つい先日ですね,やはり学校の下校の際に,私も歩いて,まちの様子を見ながらいたときに,やはり中学生ですが,帰り際,9人の男の子,生徒がじゃんけんをして,負けたらかばんを一人の子に全部持たせて,電信柱から電信柱の間までずっとその子が持つみたいな,昔からあったなというのは,それは感じていたんですが,ちょっと気になってずっと見ていました。いつも同じ子が負けるんです。ずっとその子が,ずっとその子がかばんを,それを楽しそうにやっているんであれば気にもかけなかったんですが,やはり明らかに何かその子だけはめられているような雰囲気がありました。私も遠くから見ているだけではいけないなと思って,声をかけるまでもなく,そばまで行って,その子たちのことをずっと見てました。そしたら,それがちょっとやんだんですね。なので,言えずにゲームみたいな感覚で,それもすごく重たいかばんだったと思います,全部が。とにかく重たそうで,首にもかけられ,肩にもかけられ,いろいろなところに,歩くのもやっというような形で歩いている学生さんを見ました。やはり学校以外のところで,そういうこともある場合がありますので,ぜひ注意深く見ていっていただきたい。具体的に自分がいじめに遭っていないか,具体的に子どもが答えられるようなアンケートなりとっていただけるとありがたいなと思います。 わがにおいても統合の問題もちろん,また,いじめの問題,様々な課題があるかと思います。統合に関しては今までは保護者に対する説明が中心だったように思いますが,今回の事件を受けて,子どもたちの心の動向も考えていかなくてはならないのではないかと感じました。また,そのような様々な課題に対して,これらをどのように総括し,子どもたちのための安心・安全な学校教育環境の確立について,今後どのように取り組んでいくお考えなのかお聞かせください。 ○川北嗣夫議長  藤後教育長。     〔藤後茂男教育長 登壇〕 ◎藤後茂男教育長  お答えいたします。 いじめや体罰の問題をはじめとし,様々なことについて子どもたちはいろいろな思いや考えを持っているし,また,悩んだりすることも多いかというふうに思います。 学校では,一人で子どもたちが悩むのではなくて,友達,あるいは教職員,相談員,何でも話せるような雰囲気,あるいはそういった学校づくりが大切であると考えております。 いじめ問題などの場合は,いじめ問題に限ったことではありませんが,事例ごとに自分の気持ちを表出したり,相手の気持ちを考える,そういった活動が必要であるというふうに思われます。例えば,学級全体,あるいは学校でいじめの問題について考えたりし,いじめは絶対に許されないという意識を持たせ,胸にリボンをつけることにより,いじめをしない意思表示の活動をする,そういったことを生徒会活動に結びつけている学校もございます。このようにそれぞれの学校では,学級での人間関係づくりを大切にしたり,係や当番活動などを協力したりしながら,子どもにとって居場所のある,自分の思いが表出できる学級づくり,あるいは学校づくりが進められるよう,今後も取り組んでまいりたいというふうに思います。
    川北嗣夫議長  2番山宮留美子議員。 ◆2番(山宮留美子議員)  昨日の安倍首相の施政方針演説の中にもありましたけれども,「子どもの命は何としても守り抜くとの強い意思と責任感を私たち大人が持って,直ちに行動に移さねばなりません」,安倍総理は言っていました。私も全く同感です。素早い対応を,ぜひとも今後もよろしくお願いしたいと思います。 それでは,次の質問に移ります。 不審者情報についてお伺いいたします。 龍ケ崎メール配信サービスの中で不審者情報が頻繁に入ってくることが大変気がかりです。ホームページで,ここ何年かの情報について掲載されている件数を調べてみたところ,年々件数が増加していることがわかりますし,それに対して大変危惧をしております。ここに掲載されている内容は全てではないと思います。しかし,この増加している状況についてはどのように捉えているのか,お聞かせください。 ○川北嗣夫議長  小林教育部長。     〔小林克己教育部長 登壇〕 ◎小林克己教育部長  お答えいたします。 教育委員会不審者情報として提供され,公式ホームページに掲載した件数でございますが,平成21年度,19件,平成22年度,22件,平成23年度,39件,今年度はこれまでに38件となっておりまして,ご指摘のとおり,年々増加をしているところでございます。 要因につきましては,不審者出没の増加のほか,市民の不審者に対する注意意識の向上,さらには保護者から学校,学校から教育委員会に対しまして,不審者について情報を提供し,お互いに注意を促すという体制が定着してきたことが考えられるところでございます。 また,23年12月からメール配信サービスで,防犯情報として不審者情報の提供を開始したことで,市民の方から直接,教育委員会などに情報提供がなされるという事例もございまして,件数の増加につながっていることも一つかというふうに考えております。 件数が増えていますことを踏まえまして,子どもたちの安心・安全,これを第一に,一層心がけていかなければならないというふうに認識をしているところでございます。 以上です。 ○川北嗣夫議長  2番山宮留美子議員。 ◆2番(山宮留美子議員)  ありがとうございました。 単に件数が増えているから危険なことが増えたということではなく,市民の方の意識が高まって,そういう情報が今以上に入ってきたという部分で増加をしているということもあるというふうに今,お聞きいたしました。 次に,その不審者情報を受けた際,学校では,児童・生徒に対してどのようにご指導されているのかお聞かせください。 ○川北嗣夫議長  小林教育部長。     〔小林克己教育部長 登壇〕 ◎小林克己教育部長  お答えいたします。 不審者情報が学校に入った場合の対応でございます。 学校に情報が入った場合は,まず,児童・生徒へ,発達段階に応じましてわかりやすく情報を伝えまして,注意を促すとともに,対応の仕方について指導をしております。 場合によっては,集団下校,教職員による下校の引率,見守り等も行っております。また,お手紙やメール配信により保護者へも情報を発信し,見守り等の協力を呼びかけたりもしております。また,地域の防犯サポーターへも情報を発信し,ご協力をお願いしているところでございます。 児童・生徒に対しましては,日頃から各学校の防犯マップ等を活用いたしまして,危険箇所の把握や危険回避能力を育む指導に努めているところでございます。 ○川北嗣夫議長  2番山宮留美子議員。 ◆2番(山宮留美子議員)  この辺の不審者情報については,とてもやはり子どもたちに注意を促すためにとても大切なことなんですが,知らない人から声をかけられたら急いで逃げるようにとか,そうなると,子どもが通ったんで「こんにちは」って,例えばあいさつしても,知らない人にあいさつされたと言って走っていくという,それもあいさつは大事なのになと思う部分もありますし,とても今の教育環境というのは難しいんだなというのを実感しております。 今までに,このスクールボランティア防犯パトロール等によって不審者に対して,未然に防げた事例というのがあればお聞かせください。 ○川北嗣夫議長  小林教育部長。     〔小林克己教育部長 登壇〕 ◎小林克己教育部長  お答えいたします。 スクールボランティアによる事故の未然防止につきましては,平成24年4月に1件事例がございました。児童の登校時間に通学路で不審者と思われる方をスクールボランティアが発見いたしまして,学校に連絡を入れ,学校は警察と教育委員会に連絡をして,対応した事例がございます。 下校時間につきましても,交通安全面だけでなく,防犯面でもご協力をいただき,立哨活動や地域巡回などでお世話になっているところでございます。 防犯パトロールにつきましては,各学校での定期的な巡回のほか,教育委員会の職員が週に2回,市内を青色防犯パトロール車で巡回しており,引き続き抑止力として役立てていけるよう取り組んでまいります。 ○川北嗣夫議長  2番山宮留美子議員。 ◆2番(山宮留美子議員)  ありがとうございました。 やはり毎日立ってくださっているスクールボランティアの方ならではの気遣いかなとは思うんですけれども,次に,この「こどもを守る110番の家」の看板をたくさんのお宅が掲げてくださっております。犯罪に対する抑止力としての効果はあるかと思うんですが,今の世の中,働いていらっしゃる,留守のお宅がとても多い中で,看板があるので,子どもたちが怖い思いをして逃げたところで,そこのお宅がお留守の場合がすごくあるかと思うんですね。この看板を見て,例えば駆け込んで助けを求めて,実際に救われたケースというのはあるんでしょうか,お聞かせください。 ○川北嗣夫議長  小林教育部長。     〔小林克己教育部長 登壇〕 ◎小林克己教育部長  お答えいたします。 「こどもを守る110番の家」に怖い思いをして駆け込んだ事例ということでございますが,現在,把握しておりますのは,昨年度に1件,今年度2件というふうに把握しております。そのほか,例えばトイレを借りたいなど,事件・事故の疑いがない理由でも訪れる件数,今年度は10数件というふうに伺っております。 今年度の110番の家の会員総数は2,434戸であり,そのうち事業所や店舗などの会員数は220戸でございます。子どもたちは,学校の昇降口に張ってあります110番の家の書かれた地図を見たり,お礼の手紙を書いて届けたりすることで,どこに110番の家があるか,場所を確認しているところでございます。 「こどもを守る110番の家の会」ということでございますが,平成8年に子どもの事故を受けまして,岐阜県可児で発症し,全国に広まったところでございます。 本市では,平成10年に「子どもたちの防犯についてPTAができることをしよう」と,保護者の皆さんの熱意によりまして「龍ケ崎こどもを守る110番の家の会」が発足いたしまして,始まった活動でございます。現在では,市長,教育長ともに特別顧問に就任いたしまして,役員会に参加をしているところでございます。役員会では各学校の情報などを共有し,現状の把握や改善に取り組んでいるところでございます。 「龍ケ崎こどもを守る110番の家の会」では,PTAの皆さんや事業所の皆さんには,110番の家にご協力いただけるかどうかを毎年度確認いたしまして,依頼・更新をしているところでございます。教育委員会といたしましても,今後も引き続き子どもたちの安全確保の支援に取り組んでまいる所存でございます。 以上です。 ○川北嗣夫議長  2番山宮留美子議員。 ◆2番(山宮留美子議員)  ありがとうございました。万全の体制でやってくださっているのはよくわかりました。店舗数220店舗にまで110番の家を掲げてくださっているということですので,子どもたちは毎日通学するときにも,あっ,ここの家も110番だなというのが大体わかっているというのが今の話を聞いてわかりました。 ヒアリングのときには,ちょっとこれ聞いてなかったんですけれども,そのさっきおっしゃっていた安全マップの中には,この110番の家の印とか,ついているんでしょうか,これ聞いてもよろしいですか。すみません。 ○川北嗣夫議長  小林教育部長。     〔小林克己教育部長 登壇〕 ◎小林克己教育部長  お答えいたします。 安全マップに110番の家の印といいますか,してあるかどうかという話でございますが,学校によりまして,してある学校もございますけれども,全てではないということでございます。 以上です。 ○川北嗣夫議長  2番山宮留美子議員。 ◆2番(山宮留美子議員)  ありがとうございました。急な質問にもお答えいただきまして,ありがとうございました。 今,人間関係が本当に希薄になりつつある今だからこそ,地域力の大切さをすごく感じております。あらゆる方法を考えながら,子育て環境日本一に,ぜひつなげていっていただきたいと思いますので,今後もよろしくお願いいたします。 それでは,次の質問に移ります。 成人式についてお伺いいたします。 本年も1月13日,晴天のもと,にぎやかに各中学校に新成人の皆様が集まってこられました。帰ってこられました。次の日は大雪で大変な地域も多かったようですが,わがにおいては,とてもすばらしい成人式となりました。 この質問は,以前にもお伺いしたことがありますが,今回改めてお聞きいたします。 各中学校で成人式が行われるようになった背景と,いつ頃から今の形に定着していったのかお聞かせください。 ○川北嗣夫議長  小林教育部長。     〔小林克己教育部長 登壇〕 ◎小林克己教育部長  お答えいたします。 現在は,議員ご存じのとおり,市内6中学校を会場としまして成人式典を実施しておりますが,平成9年度以前は文化会館を会場として1カ所で行っておりました。 文化会館で実施していた際は,久しぶりに再会した友人との会話に夢中になり,式典開始時間になっても会場に入らない成人者がいたり,式典開始後も私語が会場に蔓延し,やがて,それが怒号と喧騒に変わり,来賓の方のご祝辞や司会者の声が届かないなど,式典の体をなさないような騒然とした状況でありました。 そうしたことから,式典を円滑に進めるための方法の一つとして,平成10年度から会場を市内各中学校として成人式を開催したのが発端でございます。 また,それを機に会場を分散して実施したことにあわせ,成人式の企画運営を各中学校の卒業生である新成人それぞれ12名で組織をいたしました,成人式運営委員会で行うこととし現在に至っております。 ○川北嗣夫議長  2番山宮留美子議員。 ◆2番(山宮留美子議員)  ありがとうございます。 成人式のたんびにニュースが流れて,すごい状況が本当にどこでも日本全国であったように私も記憶しております。 それでは,ここ何年かのこの成人式の参加率の推移についてお聞かせください。 ○川北嗣夫議長  小林教育部長。     〔小林克己教育部長 登壇〕 ◎小林克己教育部長  お答えいたします。 成人式参加率の推移でございます。 会場を文化会館の1会場で実施をいたしておりました平成9年度以前でございますが,約50%の参加率でございました。 しかし,会場を分散して実施した平成10年度以降,参加率が上昇いたしまして,直近の5年間の参加率でございますが,平成20年度が75.2%,平成21年度が72.7%,平成22年度は70.9%,平成23年度は66.0%,本年1月に実施をいたしました成人式では70.4%の参加率でございました。 また,今,申し上げました参加率算出の基礎となります成人式対象者数につきましては,名簿作成時点で住民票のある方をもとにした数で算定したものでございます。 成人式対象者の中学校卒業時点の生徒数を基礎として算出いたしますと,平成24年度の参加率は85%と,茨城県の平均が73.3%でございますので,それを大きく上回っているということでございます。 ○川北嗣夫議長  2番山宮留美子議員。 ◆2番(山宮留美子議員)  ありがとうございました。 母校でやることによって参加率が増加して,これはとても喜ばしいことかと思います。 それでは,次に,公立の小学校,龍ケ崎の小学校から私立の中学校に進学する児童の数について,ここ何年かの推移をお聞かせください。 ○川北嗣夫議長  小林教育部長。     〔小林克己教育部長 登壇〕 ◎小林克己教育部長  お答えいたします。 市内市立の小学校を卒業しまして,私立の中学校へ通学する生徒の数ということでございますが,今のご質問では何年かということでございますと,ちょっと当年度しか持っておりませんので,それについてご報告申し上げたいと思います。 現在,市内の中学1年生788人いるわけでございますが,その中で私立中学校に通学する生徒が37人でございます。同様に,中学2年生は782人に対しまして43人。中学3年生は793人に対しまして37人でございます。 ○川北嗣夫議長  2番山宮留美子議員。 ◆2番(山宮留美子議員)  ありがとうございました。 この関連性が正しいかどうかわかりませんけれども,成人式については8割型の参加率とお聞きいたしましたが,私立中学校に進学されたお子さんたちは,やはり地元の中学校に行っていないということがありまして,成人式に行きづらいという声が何人かの方からお聞きをしております。 今後,少子化が進む中で,今の形のままで行うことがいいのかどうか,それについてのメリットやデメリットがあればお聞かせください。 ○川北嗣夫議長  小林教育部長。     〔小林克己教育部長 登壇〕 ◎小林克己教育部長  お答えいたします。 最初に,現在の会場分散式によるメリットについてでございます。 一つ目は,成人式企画運営を会場中学校の卒業者である成人自らが行うことで,成人となった自覚をより強く持っていただけることではないかと思っております。 二つ目は,地元の議員の皆様,成人者の中学校当時の担任の先生,ご家族の方々にもお越しいただき,特に当時の先生からは,お祝いの言葉を直接いただけることなど,身近でアットホームな式典とすることで,円滑に式典が進行できることであると思います。 そして,何よりも和気あいあいと和やかな雰囲気の中であっても,各会場とも,トラディショナルな形式にのっとった式典が,厳かにかつ粛々と進められるという大きなメリットがあります。 一方で,デメリットについてでございますが,現在の分散方式は1カ所で開催する式典に比べ,職員の人手が多くかかることでございます。 会場となる体育館での準備を式典前々日に行っておりますので,期間中の部活動や夜間開放ができないこともございます。 そして,先ほども議員ご指摘がありましたが,会場内がほとんどその中学校の卒業者であるために,同窓会のような和やかな雰囲気を醸し出している反面,私立中学校に進学した成人者や中学校卒業後に当に転入してきた成人者によっては,その懐かしさや仲間意識の希薄からくる戸惑いを感じるケースがあることも否めないと思っております。 ○川北嗣夫議長  2番山宮留美子議員。 ◆2番(山宮留美子議員)  ありがとうございました。 これは,私が勝手に考えている提案なんですけれども,地元の出身者の方の中には,本当に様々な分野で活躍をされてきている方が今,たくさんいらっしゃいます。有名な方,無名な方に限らず,そのような活躍の様子をできれば文化会館等で一堂に会した成人式を行い,活躍している方々の今を伝えていけるような催し物も考えてみてはどうかと思っております。 例えば,今,一番旬な話題と言えば,あしたから始まるワールド・ベースボール・クラシックの中国代表として,わがの岡村 秀君が選ばれました。1月に市長のところにもご挨拶に来られておりましたけれども,彼はうちの息子の同級生で,小学校のときから仲がよくて,野球とかも一緒にやった仲間です。でも,小さな頃からレスリングでも力を発揮して全国優勝を何度もするような,本当にすばらしい子で,今回このような大きな世界大会で中国の代表として出られるということは本当に誇りだなというふうに思っております。その子どもたちが今年は二十になります。晴れて来年,成人式を迎えます。また,彼以外でも,相撲の稀勢の里,それから,今,タレントで話題の鈴木奈々さん,たとえ無名であっても東北のために頑張りたいと決意して並々ならぬ勉強をして,労働基準監督官という国家公務員としての資格を得て,この4月から宮城県に派遣をされる方もいます。また,地元に戻って,中学校の先生として頑張っている方もいらっしゃいます。 リサーチをすれば,すばらしい人材がたくさんいらっしゃると思います。成人式に参加された方々が,様々な形で刺激を受けて,未来に希望の持てる大人としての人生のスタートをとして手助けできたらいいのではないかと思っております。 まして,さらに今,やはり結婚することがすごく遅くなったり年齢が高年齢で結婚される方も多いと思うんですけれども,やはり一堂に会することによって出会いの場につながることもあるのではないかと思っております。それについては,いかがお考えでしょうか。 ○川北嗣夫議長  小林教育部長。     〔小林克己教育部長 登壇〕 ◎小林克己教育部長  お答えいたします。 現在の成人式典の形となりまして,既に15年が経過をしているところでございます。成人式典の開催方法につきましては,例年どおりの分散方式を漫然と踏襲してきたものではなく,その都度,主催者である教育委員会内部で検討し,また,社会教育委員会や成人者の意見などを参考に決定してまいりました。 特に,式典に参加した成人式運営委員のアンケートでは,9割以上の成人者が各中学校での成人式典開催がよいとの結果が出ており,参考としているところでございます。 また,最近他で行われた成人式典にご来賓として出席された方の話なども判断材料の一つとしているところでございます。 しかし,現在の開催方法につきましても,先ほど申し上げましたように一長一短がございます。 今後は,他の式典の状況などを調査しながら,引き続き検討を重ね判断してまいります。また,その式典の内容につきましても,成人式運営委員との話し合いの中で,よりよい成人式が実施できるよう検討してまいりたいと考えております。 ○川北嗣夫議長  2番山宮留美子議員。 ◆2番(山宮留美子議員)  ありがとうございました。 成長した子どもたちが一人でも多く地元に戻ってくること,また,地元に残って,この地域を支えていただくこと,今以上に龍ケ崎を発展させていっていただけるように,今後もぜひともとしての取り組みをよろしくお願いいたします。 それでは,次の質問に移ります。 女性消防団の今後の取り組みについてお伺いいたします。 平成24年7月に21名で結成され,出発した女性消防団は,様々なイベントに参加させていただいております。火事現場に出向く男性消防団との違いは明らかではありますが,女性消防団の活動内容について,として考えている今後の方向性を具体的にお示しください。よろしくお願いいたします。 ○川北嗣夫議長  石島総務部長。     〔石島輝夫総務部長 登壇〕 ◎石島輝夫総務部長  お答えいたします。 女性消防団についてでございます。 まず,消防団でございますけれども,消防組織法によりまして地方自治体が設置し,その業務につきましては,火災予防はもとより火災の鎮圧,救助活動,地震風水害への対応,さらには武力攻撃事態などにおける国民保護活動等,常備消防組織,消防署ですけれども,と同等の幅広い業務が定められております。 当市消防団では,毎年4月に部長以上会議を開きまして,その年度の消防団の事業計画を定めております。その中で女性消防団員は,21名で昨年7月に発足しましたので,7月に夏期規律訓練,それから,9月から10月にと県南南部の消防ポンプ操法大会,競技大会におけます進行の補助,それから,11月に秋の火災予防運動での一般家庭防火診断の火災予防啓発活動,そして今年1月の消防出初め式にも参加いただきまして,振興補助などの消防防災活動に従事をしていただきました。 今後も,女性ならではのソフトな面を生かしました火災予防運動での啓発活動,具体的には,住宅用火災警報器及び消火器の普及促進啓発,それから,市民の皆様に対します防災教育及び応急手当などの指導,それから,ひとり暮らしの高齢者宅への防火訪問などの活動を期待させていただいているところでございます。 ○川北嗣夫議長  2番山宮留美子議員。 ◆2番(山宮留美子議員)  ありがとうございました。 次に,定員は30名というふうにしておりますけれども,現在21名です。年齢も様々,女子大生から独身のOL,ほとんどの隊員がふだん仕事をしている主婦の方たち,出動できる人が限られていてしまうんですね。そのようなことを踏まえて,募集に関してはぜひ続けていっていただきたいと思いますが,できればこの地域ごとにバランスよく振り分けできるような募集方法を考えていただきたいと思いますが,それについてはいかがでしょうか。 ○川北嗣夫議長  石島総務部長。     〔石島輝夫総務部長 登壇〕 ◎石島輝夫総務部長  お答えいたします。 女性消防団員の募集についてでございます。 募集につきましては,現在,公式ホームページにおきまして,募集の趣旨,処遇,募集資格,応募方法などを掲載するとともに,入団申込書の様式を掲載をいたしまして,募集を行っているところでございます。 この中で,先ほど申しました女性ならではのソフトな面を生かした期待する活動内容,火災予防や地域防災に関する広報啓発活動,それから,一般家庭の防火診断,防災訓練等への参加,火災や自然災害等の出動など,そういった活動内容を掲載して,募集案内をさせていただいているところでございます。 先ほど地域ごとにというお話もございましたけれども,今後も,このホームページに加えまして広報紙などで実際に活動されている活躍の様子などをPRするとともに,あわせて募集案内も行ってまいりたいというふうに考えております。 ○川北嗣夫議長  2番山宮留美子議員。 ◆2番(山宮留美子議員)  ありがとうございました。 ホームページを見ますと,私もホームページを見て,ああ,やろうと思って書きましたけれども,とてもきれいなモデルさんのような方が制服を着て,女性消防団員募集していますみたいななんですね。あれだと,やはりちょっとハードル高く感じます。ですので,この1年間,私たちやってきた,おばさんもいますし,若い子もいますけれども,そのせっかく動いてきたメンバーの例えば写真なり活動なりの写真を,許可をもらって掲載して,この人たちでもできるんなら,私でもできるかなという,ちょっとハードルを下げていただくと,もうちょっと増えるんではないかと。もっと気持ちが軽く,こういうことでお役に立つなら行こうかなと思っていただけるような,ちょっとホームページも工夫していただけるといいかなと思います。 21名全員が常に出動できるような体制ではありませんけれども,本当に毎回毎回の出動の中でコミュニケーション,人間関係,少しずつできてきております。ですので,ぜひ新しい人材を育てていく意味でも,ハードルを下げてたくさんの方に入っていただければと思います。 次に,先日の男女共同参画フォーラムの講演にもありましたとおり,災害時における女性ならではの原点を生かすにはどうしたらいいのかという内容で講演会がありました。今のの女性消防団,私たちが,いざ,災害というときに,どのような活動や対応をしていかなければならないのか,その辺を,より具体的に示していただきたいと思いますが,これについてはいかがでしょうか。 ○川北嗣夫議長  石島総務部長。     〔石島輝夫総務部長 登壇〕 ◎石島輝夫総務部長  お答えいたします。 災害時におけます女性消防団の活動についてでございます。 まず,火災現場でございますけれども,通常,消防団は常備消防であります消防署の後方支援として,消防水利の確保,あるいは消火活動に当たる消防車への送水支援などを行っております。 女性消防団に期待する活動内容といたしましては,災害現場における伝令,あるいは交通誘導,負傷者などの救護,避難誘導のための後方活動などが可能であると考えております。 また,大規模災害などにおきましては,女性の視点を生かした避難所の運営補助などの活動を期待しているところでございますが,先ほど山宮議員からもご紹介がありました男女共同参画推進フォーラムで北茨城の消防団の福田分団長の講演の中で「災害時に活かされた女性の心遣い」という基調講演の中で,災害時のご苦労などについてご紹介がありました。それらを参考にさせていただくとともに,他の女性消防団の活動状況,こういったものも参考にさせていただきまして,今後,当市の女性消防団のあり方につきまして,消防団の皆さんと協議をしてまいりたいというふうに考えております。 ○川北嗣夫議長  2番山宮留美子議員。 ◆2番(山宮留美子議員)  ありがとうございました。 先日,県内の女性消防団の集まりがありました。いろいろな消防団から様々な活動の内容とか,何年もされている中で,いろいろな取り組みをお聞かせいただきまして,とても参考になりました。 取手の女性消防団は,夜警もしているそうです。夜,消防自動車が冬の火災に気をつけなきゃいけない時期になると,龍ケ崎でもカンカンと鳴らしながら消防車が巡回していますよね。そこに女性消防団も乗って「こちらは女性消防団です」と言いながら,「火の元にはくれぐれも」というふうにやるそうなんですね。そうすると,今まではカンカン鳴っただけでも「うるさい」とか言われていたのが,女性の声だと,苦情がないというんですね。ですので,そういう部分でもお手伝いができれば,どんどん動いていきたいなと思います。 私も女性消防団の一員として,また,お飾りで終わらないように,少しでもお役に立てるように,2人の娘ともども今後も頑張ってまいりますので,どうかよろしくお願い申し上げます。 それでは,最後の質問に入ります。 防災士についてお伺いいたします。 この質問は,昨年12月議会において深沢議員よりあったと思いますが,改めてお伺いいたします。 防災士の資格取得者に対し,特に平成24年から26年の3年間については20名という枠の中で補助金が出されておりますが,補助金が出ることによって,資格取得者,応募する方は以前に比べて増加いたしたのかどうかお聞かせください。 ○川北嗣夫議長  出水田危機管理監。     〔出水田正志危機管理監 登壇〕 ◎出水田正志危機管理監  防災士資格取得者の増加についてでございます。 防災士資格取得のための当の補助金制度は,平成20年度から開始をされ,当初取得のための経費補助は全額補助の3分の2に相当する額として,4万円を限度としておりましたが,24年度から全額補助の6万1,000円を限度額としております。 その取得状況でありますが,平成20年度は2名,平成21年度は1名,平成22年度は2名,平成23年度は3名,平成24年度は23名であり,平成25年2月1日現在,資格取得者予定者を含め33名となっており,24年度は大幅に増加をしております。 ○川北嗣夫議長  2番山宮留美子議員。 ◆2番(山宮留美子議員)  ありがとうございました。意識の高さがあらわれていると思います。 この資格取得者の中で,県の防災大学校と日本防災士機構の資格取得者の割合はどのようになっておりますでしょうか。 ○川北嗣夫議長  出水田危機管理監。     〔出水田正志危機管理監 登壇〕 ◎出水田正志危機管理監  受講先のいばらき防災大学と民間研修機関との割合についてでございます。 防災士を取得するための受講は,いばらき防災大学などの自治体等が実施する防災士養成事業を受講するか,または日本防災士機構が認証する民間の研修機関による研修を受講するかであります。 平成24年度の資格取得者は,平成25年2月1日現在,取得予定者を含めて24人であり,うちいばらき防災大学受講者が12名で50%,民間研修機関が12人の50%でございました。 ○川北嗣夫議長  2番山宮留美子議員。 ◆2番(山宮留美子議員)  ありがとうございました。大体半分,大体ではなくて本当に半分ずつという形なんですけれども,この県の防災大学校に受講した12名のうち4名は,ここにいる市議会議員4名が参加しております。同じ資格を取るのに,片方は6万1,000円,片方は1万円という,日数とか時間帯も違いますけれども,そのような数値の中で,やはりもっともっとアピールをしていきながら,県の防災大学校にどんどん人材を輩出していくことも大切ではないかなと思います。 昨年,私も防災大学校に入れさせていただきましたが,当初の予定よりは大幅な人数で,150名程度の方が公民館の中で一緒に授業を受けるんですけれども,随分と何時間もかけて何回か講習を受けました。試験も受けまして合格して,防災士の資格をいただきましたが,果たしてこれが通用するのかどうかと言われると,余りの人数の多さの中で講習を受けたものですから,現実にその場になったときに自分が力発揮できるかというと,なかなか難しいのが現状だと思います。 そこで,このの中には,こので掌握されている以外でも防災士の資格を取得されている方もいらっしゃるかもしれません。ぜひ声がけをしていただいて,今後地域コミュニティや自主防災組織にも生かしていくべきではないかということも,昨年,深沢議員のほうからもありました。 自分から自ら立ち上げましょうと言ってくださる方がいらっしゃれば,本当にすばらしいことなんですけれども,なかなかその辺は難しいところだと思います。できれば,この防災士,せっかく補助金をいただいて資格を取りましたので,補助金を出してくださっているとしての責任も感じながら,ぜひこの防災士の何かアクションを起こしていただきたいと思うんですが,それについてはいかがでしょうか。 ○川北嗣夫議長  出水田危機管理監。     〔出水田正志危機管理監 登壇〕 ◎出水田正志危機管理監  防災士資格取得者に対してが主催する研修や訓練等の実施についてでございます。 としては,養成した防災士の皆さんが地域の防災リーダーとして大いに活躍していただきたいと考えており,各自主防災組織等において防災訓練の指導や住民の防災意識の高揚等に努めていただきたいと考えております。 地域の防災リーダーとして活躍していただくためには,議員ご指摘のとおり,防災士資格取得後においても,防災訓練の指導者としての研修や実際に防災訓練の指導の経験を積んでいくことが大変重要であると思っております。 このため,の主催する避難所運営ゲーム(HUG)や今後,災害対策本部訓練の研修等に参加していただいて防災リーダーとしての能力の向上を図る機会を積極的に提供していきたいと思います。 また,防災士資格取得者からのご意見や要望を伺った上で訓練や研修等も検討してまいりたいと考えております。 ○川北嗣夫議長  2番山宮留美子議員。 ◆2番(山宮留美子議員)  ありがとうございます。 意識の高い防災士資格取得者が待っていると思います。とても喜ぶと思います。ぜひこれを実現していただいて,本当に地域のために役に立つ防災士として,私自身も頑張ってまいりますので,どうかよろしくお願いいたします。 以上で質問を終わります。ありがとうございました。 ○川北嗣夫議長  以上で山宮留美子議員の質問を終わります。 19番近藤 博議員。     〔19番 近藤 博議員 登壇〕 ◆19番(近藤博議員)  1月は行く,2月は逃げる,3月は去ると言われ,年初めの3カ月は時間がたつのが早く感じます。さらに,前年の気ぜわしい師走を加えると4カ月,1年の3分の1に達します。早いもので,私たち議員の任期も,その中間点が間近に迫っています。 先月4日,県南議長会主催の議員研修会で,上越市議会議長の瀧澤逸男先生のお話をお聞きする機会を得ました。遠路,お忙しい中,土浦までおいでいただいた瀧澤議長には,この場で改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。 上越市議会は,2008年,平成20年4月の上越自治基本条例施行の後,2009年,平成21年5月,議会基本条例制定に着手し,市民説明会などを経て,2010年,平成22年11月に議会基本条例を議決しています。 日本経済新聞社調査の議会改革度調査によれば,上越市議会は2010年の108位から2012年には5位に躍進しています。瀧澤議長のお話は「上越市議会では,立場や考え方の違いを超えて市民,有権者の思いを議会に色濃く反映している」との自負心あふれるものでありました。 当市では,中山市長の強いご意思で自治基本条例の策定作業が精力的に進められています。瀧澤議長のお話から,私たち龍ケ崎市議会においても議会基本条例を制定しないという選択肢はないとの思いを強くいたしました。 なお,議員研修会には,2年前に初めて龍ケ崎市議会議員に就任された8名の皆さん全員が参加されており,旺盛な意欲を感じ,大変たのもしく思いました。8名の議員の皆さんには,議会基本条例制定のためのエンジンとなっていただけるものと,大いに期待をしています。もちろん,不肖私も微力を捧げるつもりであります。 今回も前置きが長くなり,すみません。 それでは,市民の皆様の思いを踏まえ,議長に通告しております一般質問をいたします。 今回は,二つの項目についてお伺いいたします。 第1は,郷土の文化財保護とその活用であります。 質問の趣旨です。 市内にある文化財を保護し,さらに新たなものを発掘しながら,それらを多くの市民に身近にして親しんでもらうため,行政は何をすべきかを問うものであります。 徳川家康は,駿府において大阪・冬の陣・夏の陣を見届け,1616年に「俺の人生いろいろあったね」ちょっと解説しますと,1616ですので,いろいろです。「いろいろあったね」と言いながら亡くなりました。 当市の馴馬町にある国指定重要文化財の来迎院・多宝塔は,1556年に江戸崎城主,土岐治英により修築されたそうですから,建立はもっと前,家康は鉄砲伝来の前年,1542年に生まれておりますので,鷹狩りの途中に来迎院の多宝塔を仰ぎ見ながら昼飯を食べたというのは,あり得ない話ではありません。歴史ロマンをかき立ててくれます。 ここに興味深い調査結果があります。日経ビジネスアソシエ編集部によるビジネスパーソン1,000人へのアンケートです。テーマは「今,知るべき教養」ビジネスにきく教養,何,磨くというものであります。予想どおり,実学と言える経済学と経営学は上位にランクされていますが,それぞれ2位,6位であります。トップは,日本史全般,3位には日本の文化の知識となっております。解説によれば,グローバル化が進む中,日本のことをしっかり知り,語れるようにしたいという意識が伺われるとありました。ビジネスパーソンは思いのほか,日本の歴史や文化に強い関心を持っていることが調査結果から読み取れます。あえて,思考の跳躍をすれば,龍ケ崎市民は郷土の歴史や文化への思いが旺盛ではあるが,それが潜在化しているのが実情と推測できそうであります。まちの文化財が適切に保護され,住民にとって身近なものとなれば,龍ケ崎市民の郷土への愛着は,より強固なものになります。一見,迂遠な道のようですが,郷土の文化財保護は実は,まちの勢いを増し,市民生活をより豊かで充実したものにするため,大いに貢献するはずであります。 そこで,お伺いします。 市内の文化財の分布とデータベース化の必要性についてであります。 文化財といいますと,文化財保護法ですとか県の文化財保護条例,当市の文化財保護条例,そういう法律とか条例に定められた,かちっとしたものでありますけれども,そうではなくて,ここでこれからお伺いするのは,法律で定められたかちっとしたものだけではなくて,さらに範囲を広げたものというふうに位置づけてまいりたいと思います。そういうことも踏まえて,市内に存在する文化財の分布についてお伺いいたしたいと思います。よろしくお願いいたします。 次からは質問席でお伺いいたします。 ○川北嗣夫議長  川村政策推進部長。     〔川村光男政策推進部長 登壇〕 ◎川村光男政策推進部長  お答えいたします。 文化財につきましては,郷土の歴史と文化の片りんを伝える貴重な財産であると認識しております。市内の各地には,各時代の歴史と人々の営みを物語る有形・無形の様々な文化財が残されておりまして,広義での市民の遺産として保存・伝承していくべきものと考えております。 市内の文化財の分布状況でありますが,歴史民俗資料館で作成しました「龍ケ崎の文化財」マップ掲載の範囲になりますが,龍ケ崎・馴馬・旧水戸街道の各地域に比較的多く分布していることが見てとれるところであります。文化財のうち,マップに記載のない旧跡等につきましては,まだまだ未発掘のところもございますので,今後精査が必要と考えております。 以上です。 ○川北嗣夫議長  19番近藤 博議員。 ◆19番(近藤博議員)  ありがとうございます。 今,川村部長からご答弁いただいたのは,私が申し上げました法律ですとか条例だとかに基づく文化財,マップというのはこれのことだと思います。これから先は,ぜひ少し広く考えていただいてご答弁をいただければと思います。 茨城県がつくっている文化財の分布状況といいますか,各市町村の文化財の件数をまとめたものがございます。私の手元にございますけれども,龍ケ崎においては国指定が2,県指定が5,指定が14という数になっています。 ここでお伺いしたいのは,この数なんですけれども,とりわけ指定の文化財であります。14ということなんですけれども,ちょっとほかに比べると少ないかなという気がいたします。例えば,牛久は国が1,県が5,が23ということで,指定が龍ケ崎の倍ではありませんけれども,かなり多くあります。河内町は国がゼロ,県が1,町が40ということになっております。 法律とか条例に基づいて文化財を指定するというのは,手続も煩瑣ですし,それから,メンテナンスも必要,またさらにコストもかかるということで,この数字から見て,私は龍ケ崎は少し文化財は恐らく発掘すればたくさんあるであろうにもかかわらず,少ないのではないかというふうに感じておりますけれども,この数字をごらんになっていかがお考えかお聞かせください。 ○川北嗣夫議長  川村政策推進部長。     〔川村光男政策推進部長 登壇〕 ◎川村光男政策推進部長  お答えいたします。 文化財の指定件数でございますが,議員が申し上げましたとおり,当市には国指定2件,県指定が5件,そしての指定が14件の合計21件でございます。 近隣市町村の状況でありますが,今,幾つか議員のほうから例示がされましたが,多いの状況で,土浦が276件,つくばが118件と件数の多い自治体から,取手12件,つくばみらい18件,阿見町21件と当市と変わらない自治体もございます。 これらの指定数の違いについては,歴史的背景や指定する自治体側の文化財指定に当たっての考え方の相違,市民の文化財に対する関心の度合いなどもあろうかと思われます。 以上です。 ○川北嗣夫議長  19番近藤 博議員。 ◆19番(近藤博議員)  それぞれの市町村の指定の文化財の数にばらつきがあるのは,歴史的背景ですとか,それぞれの市町村の姿勢,それから,市民,住民の思いといいますか,そういうことがあるということでありますけれども,龍ケ崎はほかの市町村に比べて文化財がない,少ないというふうには決して思えませんので,ぜひこういう数字も参考にしながら,今後取り組んでいっていただきたいというふうに思います。 次の質問でありますけれども,当市には文化財保護審議会がございます。その役割と活動の実績について,簡潔にお聞かせください。 ○川北嗣夫議長  川村政策推進部長。     〔川村光男政策推進部長 登壇〕 ◎川村光男政策推進部長  お答えいたします。 文化財保護審議会についてでございますが,当市におきましては7名の学識経験者を委員として委嘱させていただいています。審議会の役割といたしましては,文化財の保存・活用に関する重要事項について調査審議する機関であり,主に文化財の指定についての案件があった際,教育委員会の諮問に応じて審議を行っております。最近の文化財指定案件ですと,平成22年度に「龍ケ崎の撞舞」について審議を行い,指定を行い,その後,県指定無形民俗文化財の指定を受けたところであります。また,指定案件がない場合でも,文化財の状況や今後の文化財指定の方策などについて協議しております。 ○川北嗣夫議長  19番近藤 博議員。 ◆19番(近藤博議員)  7名の審議委員の先生方がいらっしゃるということでした。 ただ,文化財指定に限るといいますかね,少し限定されているのかなと思いますけれども,ただ,このりゅうほーの直近号なんですけれども,これを見ますと,平成24年度第2回郷土史講演会というので,岡見氏と牛久沼周辺ということでの文化財保護審議員の盛本先生にご講演いただくというようなことも出ております。それぞれ先生方お忙しいとは思いますけれども,ぜひ審議会の先生方には文化財の指定ということに限らず,もう少し幅広く龍ケ崎の文化財のことについてお力添えをいただいていくということは必要だというふうに思います。 次に,文化財のデータベース化なんですけれども,指定のものについては先ほど川村部長からお話があった数でありますね。それで,この龍ケ崎の文化財ということで,こういうマップもあります。 先ほど来,申し上げているように,この法律だとか条例に基づく文化財以外にも,龍ケ崎には文化財「いわゆる文化財」と言われる,呼べるものがたくさんあると思います。そういうものも含めて,ぜひそのデータベース化をしていただいて,市民がアクセスしやすいような形にすることが必要だろうというふうに私は思っていますけれども,いかがでしょうか。 ○川北嗣夫議長  川村政策推進部長。     〔川村光男政策推進部長 登壇〕 ◎川村光男政策推進部長  お答えいたします。 市民の文化財情報へのアクセスポイントといたしましては,ホームページの「文化財」ページに一覧を表示しており,それぞれの説明文のページにジャンプするようになっております。ただし,これにつきましては指定文化財に限られますので,指定外の文化財につきましても,先ほど触れました「龍ケ崎の文化財」マップのPDF公開など,歴史民俗資料館を運営する財団法人龍ケ崎まちづくり・文化財団とも連携しながら実現に向けて進めてまいりたいと考えております。 また,現在のホームページでは,当該ページにアクセスしづらい面がありますので,11月のホームページリニューアルにあわせまして,文化財の魅力発信サイトとして改良してまいりたいと考えております。 なお,対象事例などをわかりやすく公開することで新たな文化財も発見できると思いますので,今後,文化財を含めた市民遺産としてデータベースを作成しまして,体系化なども進めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○川北嗣夫議長  19番近藤 博議員。 ◆19番(近藤博議員)  前向きな取り組みのご答弁ありがとうございます。ぜひ今後そのような形で進めていっていただきたいと思います。 次に,市民が身近に感じる文化財のあり方ということでお伺いをいたします。 先ほど日経ビジネスアソシエのアンケートの結果を申し上げましたけれども,私は市民の皆様お一人お一人は文化財に対して関心をお持ちだろうと思うんです。ですけれども,それがどうも潜在化しているかなというような思いがあります。 そこで,ぜひこの際,当市のモニター制度がございますね。モニターアンケートを使って市民の皆さんは文化財に対してどのように考えているのか,どのような思いがあるのか,郷土史に対してどのように思っておられるのか,そういう点についてアンケート,モニターアンケートをしたらどうかと。アンケートをした結果,これからの文化財行政に反映していくことが必要だと思いますので,そのアンケートをぜひ,モニターアンケートですね,やっていただきたいと思いますが,いかがでしょうか。 ○川北嗣夫議長  川村政策推進部長。     〔川村光男政策推進部長 登壇〕 ◎川村光男政策推進部長  お答えいたします。 文化財についてのモニターアンケート実施による市民の意向把握についてであります。 市民が文化財について感じていること,そしてまた,文化財についてどのようなことをに望んでいるかを知ることにつきましては,文化財を保護・活用していく上で大変参考となりますので,実施に向けて検討してまいりたいと考えております。 ○川北嗣夫議長  19番近藤 博議員。 ◆19番(近藤博議員)  また再び前向きのご答弁,ありがとうございます。 次には,せっかく文化財があるのに,なかなか市民の皆様お一人おひとりがそれにアクセスしづらいということはあるというふうに思っています。 そこで,先ほどご答弁いただいたように,データベース化等をお考えいただけるということでありますが,それとあわせて,わかりやすい案内板ですとか道順,あるいは説明板の数と,それから,質を充実させていただきたいというふうに思います。当然当も少しずつ取り組みをしているわけですけれども,例えば平成23年度の決算書を見ると,備品購入費というのがあって,シダレザクラの案内板7万9,800円というのがあります。徐々にはやっているんでしょうけれども,私はこれでは少し不足かなというふうに思っておりますので,少しその文化財全体のことを考えて,案内板,道順,説明板等について計画的に進める必要があるかと思いますけれども,何分コストがかかることなんで,なかなか難しい面はあろうかと思いますけれども,いかがお考えかお聞かせください。 ○川北嗣夫議長  川村政策推進部長。     〔川村光男政策推進部長 登壇〕 ◎川村光男政策推進部長  文化財の説明板につきましては,管理者の了解が得られた指定有形文化財では設置が完了しているところであります。案内板につきましては,昨年度までに県の指定文化財まで設置が完了しておりまして,の指定文化財の案内板につきましては,今後計画的に進めてまいりたいと考えております。 指定外の文化財の案内板,説明板に関しましては,文化財として指定していくことにより設置していければと考えております。そして,これらの説明板,案内板につきましては,よりわかりやすい表示に努めまして,計画的に進めてまいりたいと考えております。 ○川北嗣夫議長  19番近藤 博議員。 ◆19番(近藤博議員)  ありがとうございます。 計画的に進めていくと言っても,何分コストのかかることですので,なかなか難しいと思います。ついては,確かにその管理者の了解等を得なければならないということはありますけれども,ここに今,りゅうほーがありますけれども,この広告がありますよね,広告,それから,ホームページにも広告はあります。ですから,その広告を一緒にあわせてやって,ある程度のコストを,その広告を主に負担してもらうというような,そういうような工夫も必要ではないかと私は思います。 次ですけれども,ボランティアガイドの養成とその活用,それから,郷土検定の実施なんですが,まずそのボランティアガイドなんですけれども,これは当市において過去に平成20年3月に養成講座をしているというふうに聞いております。ですけれども,なかなかうまくいかなったということも聞いておりますので,このボランティアガイドについてどうお考えなのか,とあわせて,実は2月6日なんですけれども,県出身の著名人の方たちが「明日の茨城つくり東京懇話会」というのがあるんだそうです。その中で,もとのNHKの海老沢会長ですとか,その他の方たち,たくさんお集まりいただいたようなんですけれども,そのときに橋本知事はこういうことを言われているんです。海老沢元会長が歴史教育を充実させる必要性を訴えたところ,橋本知事は,「郷土史教育のため郷土検定をやったらおもしろいと考えている」ということを述べておられます。こういうことも参考になると思いますので,今のボランティアガイドと郷土史検定といいますかね,そういうことも視野に入れて考えていったらどうかというふうに私は思い,ご提案申し上げますけれども,いかがでしょうか。 ○川北嗣夫議長  川村政策推進部長。     〔川村光男政策推進部長 登壇〕 ◎川村光男政策推進部長  お答えいたします。 ボランティアガイドの養成並びに郷土検定についてでございます。 観光ボランティアガイドにつきましては,龍ケ崎観光協会の事業といたしまして,平成19年度に講演会を実施したことを始まりに,平成20年度には勉強会を行いまして,国民文化祭と同時開催しました「駅からハイキング」においてガイドを実施いたしました。 翌平成21年度には現地視察を実施しながら,勉強会を継続してまいりましたが,現在においてはボランティアガイドの養成事業は休止している状況であります。 現在,観光協会では自然景観や歴史,文化めぐりなどの観光コースとして,まちの田んぼモデルコースの設定を進めておりまして,この中で活用できないかを検討中であります。 今後,まちの活性化と知名度アップを図っていくためには,観光施策の充実は必須となると考えておりますし,特に市内に点在する文化財を観光資源として活用していくためにも,これらを紹介するボランティアガイドの養成は重要と考えておりますので,観光協会とも協議を行い,ボランティアガイドの養成事業を再開するとともに,その中で郷土検定の実施についても検討してまいりたいと,そのように考えております。 ○川北嗣夫議長  19番近藤 博議員。 ◆19番(近藤博議員)  こちらも前向きなご答弁ありがとうございます。 次に,こちらのほうにお願いしたいんですけれども,文化財について学校教育ではどのように取り上げていて,現状どうなって,課題が何かあればお聞かせいただきたいのとあわせて,龍小の裏になるみたいなんですけれども,ニュータウンを開発したときに幾つか土器等の発掘品が貯蔵されているということなんですけれども,それを学校教育に活用できないかということとあわせてご答弁いただければと思います。 ○川北嗣夫議長  小林教育部長。     〔小林克己教育部長 登壇〕 ◎小林克己教育部長  お答えいたします。 郷土の文化財についての学校教育の現状と課題についてでございます。 学校教育の中で,の文化財を活用した学習は,主に3年生社会科で実施され,社会科副読本「わたしたちの龍ケ崎」を活用しながら学習を進めているところでございます。 内容といたしましては,古くから地域の人々が受け継いできた文化財や行事の内容,そしていわれ,地域の人々が受け継いできた様子,思いや願いについて取り上げているところでございます。その内容の中には,先ほど近藤議員からも説明いただきました,国指定重要文化財でございます来迎院の多宝塔をはじめ,国選択・無形民俗文化財の撞舞,指定文化財の桂昌寺の金剛力士像など,数多くの文化財が掲載されているところでございます。 学習の指導に当たっては,これらの伝統や文化を,子どもたちにとってはるかに遠いところではなく,身近に感じさせるような配慮が必要であります。できる限り現物に触れさせたり,地域の人々が受け継いできた様子,思いや願いなどについて具体的に調べたりする学習指導の推進を図っているところでございます。 この文化財の見学に関しましては,限られた時間内での実施,交通手段について等の課題もございますけれども,学校によっては,歴史民俗資料館を見学し,資料を活用しながら多様な学習指導の展開に努めているところでございます。 続けて,龍小のほうの裏に保存されている土器等の発掘品の活用についてでございます。 収蔵庫に保管されております資料の活用につきましては,学術研究等のための閲覧が主でございますが,市民の皆様に対し,当市で実際に発掘された土器等の資料に触れ,知っていただくことは,文化財の保護・活用という観点からも,意義深いものがあると思っております。また,学校教育の中で,埋蔵文化財について学習する機会を提供することは,文化財に対する知識の向上と保護意識の醸成に寄与することにもつながりますので,今後,教育委員会の中で協議してまいりたいと考えております。 ○川北嗣夫議長  19番近藤 博議員。 ◆19番(近藤博議員)  龍小裏に貯蔵されている発掘物ですけれども,竜ヶ崎ニュータウン開発のときに出てきたものというふうに聞いておりますので,竜ヶ崎ニュータウンの歴史といいますか開発の経緯とか,そういうこととあわせて勉強にもなると思いますので,ぜひご検討いただければと思います。 次は,ケーススタディーということで二つお聞きをいたします。 一つは,撞舞通りの電線の地中化であります。 せっかくの7月に行われる撞舞も,最近ちょっとよくなったというふうには聞いていますけれども,電線が邪魔になって,なかなか興をそがれるといいますか,そういうことをおっしゃる方もいます。 そこで,ぜひその撞舞通りの電線を地中化したらどうかというご提案であります。やり方としては,共同溝ですとかケーブルボックスですとか,軒下配線とかいろいろあると思いますけれども,現実的にはケーブルボックスではないかと思います。コストですとか,あるいは権利関係,難しいところはたくさんあると思いますけれども,ご検討いただいて,将来展望ができるように是非していただきたいと思うんですが,いかでしょうか。
    川北嗣夫議長  木村都市環境部長。     〔木村 茂都市環境部長 登壇〕 ◎木村茂都市環境部長  お答えいたします。 市道第2-202号線の撞舞通りの交差点区間でございますが,延長で約370メートル,幅員が約9メートルございます。 現在,電柱には東電の低圧線と高圧線のほかに電話線,ケーブルテレビ,有線放送などの架線が設置されております。これらを地中に埋設するためには,管径600ミリメートル程度の管の埋設が,道路の両側に必要でございます。 現在の道路には,路側帯はあるものの歩道がなく,車道の中央には下水道の本管と道路の両側には枝管が埋設されており,そのほかに上水道管,ガス管などの地下埋設物があるため,まず,電線地中化のための埋設管の用地確保が重要となってまいります。また,東電ケーブルにつきましては,地中からの各家庭に電気を取り出すためのパットマウントトランスという受変電設備を設置する必要がございまして,歩道等がないことから,道路の両側の民地に8カ所,1カ所当たり1坪程度の用地が必要となってまいります。また,各家庭へ引き込むためのハンドホールという枡も必要になりまして,これは東電以外の電話線等の引きこみにも必要となってまいります。 次に,費用の面でございますが,東電に確認いたしましたところ,超概算でございますが,ケーブルの埋設工事費用だけで約1億4,000万かかるとのことです。そのほかに電話線などの架空線の地下埋設費用や既設構造物の改修費用,地下埋設物等の移設費用,用地費などを考えますと,相当の費用が必要と考えられます。また,既設の道路の地下埋設物を全部合わせました共同溝となりますと,下水道管の移設費用や仮設費用等も含め,工事費がさらにかさみまして,工事期間も長くなるため,住民生活や交通に支障となることも考えられます。 県内の状況について見てみますと,岩井や取手などで既設の電柱の地中化が行われておりますが,これは街路事業や商店街の開発事業などにより,電柱地中化の用地を確保いたしまして整備をしている状況であり,当市の撞舞通りでの対応となりますと,厳しいものがあると認識しておりますが,今後のまちづくりの観点からも課題の一つとして研究してまいりたいと,このように考えております。 以上でございます。 ○川北嗣夫議長  19番近藤 博議員。 ◆19番(近藤博議員)  ありがとうございました。 用地確保ですとか,それから,ケーブルボックスでも1億4,000万円もコストがかかるということですので,当面は少し現実的ではないのかなというふうに思います。しかし,部長が最後に閉めの答弁をされましたように,課題として考えていくと,研究していくということですので,今,技術はどんどん新しいものが開発されてまいりますので,そういうことにも注目をしながら,機会があったらぜひやっていただきたいというのが一つと,それから,現状のままでもケーブルを,ケーブルといいますか,電線を切り回すとか,工夫が場合によってはできるかもしれない。そういうことも含めて,ぜひよろしくお願いをいたします。 次でありますけれども,筑波庵の保存ということでお伺いいたします。 筑波庵というのは,源内さんの裏にある,裏手になるといいますかね,そこにあるんだそうですけれども,文化財としては今,発掘中のものなんですけれども,その文化財としての価値,あるいは現状,保存に向けたとして果たすべき役割等についてお聞かせください。 ○川北嗣夫議長  川村政策推進部長。     〔川村光男政策推進部長 登壇〕 ◎川村光男政策推進部長  筑波庵でありますが,これにつきましては安永年間から文化初年(1772年から1813年)にかけまして活躍した俳人であります杉野翠兄の茶室跡でございます。 この杉野翠兄は,宝暦4年(1754年)の生まれで,大地主で油商を営むとともに,俳諧をたしなみ,江戸俳壇でも活躍しまして,常陸・下総・下野に俳諧を広め,数百人の門弟を育てたと言われています。 現在の筑波庵跡は,2年ほど前から空き家となり,建物も荒れている状況でありますが,郷土史を研究されている方からは,火災,改築などがなければ,寛政年間以来の価値ある建物で,文化財となるものだと言われております。 また,敷地内には,の指定天然記念物の寒山竹と,指定文化財とはなっておりませんが,翠兄の師匠の大島寥太の師匠で,松尾芭蕉の門弟である服部嵐雪の句碑が立っております。 この筑波庵につきましては,昨年,相続人の親族の方から,敷地も含め,文化財としてで活用していただけないかという相談がございましたが,建物が相当傷んでおりまして,寒山竹につきましても手入れもされていない状況から,現時点では,として活用することは考えられない旨の回答をいたしたところでもあります。 ただし,句碑につきましては,砂町の医王院にある師匠の大島寥太の句碑がの指定文化財となっておりまして,これと同等か,それ以上の価値があると思われることから,できれば別の市有地に移設をして,指定文化財として後世に残してはどうだろうという提案をさせていただきました。 その後,その方が郷土史家の方に相談したところ,建物も価値あるものであろうから,きれいに清掃して,一度調査をしてみたらどうだろうということになりまして,ボランティアの方と一緒に何度か作業を行いましたが,まだまだ片づいていなく,調査できない状況となっております。 といたしましては,これらの作業を注視しながら,今後の保存方法等について検討してまいりたいと考えております。 ○川北嗣夫議長  19番近藤 博議員。 ◆19番(近藤博議員)  ありがとうございます。 杉野翠兄は龍ケ崎の偉人の一人だと思いますので,ぜひ大切にしていただきたいんですけれども,今,部長からお話しありましたように,なかなか文化財としての価値の位置づけも難しいということと,それから,清掃して調査ということで,少し汚れていますかね,なっているみたいなので,その辺はぜひも,もしかすると貴重な文化財が発掘されるかもわかりませんので,見きわめながら作業を進めていただきたいと思います。 最後なんですけれども,龍ケ崎文化財保護条例等ですね,現行制度の見直しと文化財保護基金の創設についてお伺いいたします。 最初からずっと申し上げてきたんですけれども,文化財というと文化財保護法ですとか,県だとかの条例に基づいて指定される文化財のことでありますけれども,いわゆる私はもう少しこの文化財というものを広く捉えていったらいいだろうということを思っています。 そういう意味で,市民遺産だとか町並み遺産だとか,そういう分類もできるんではないかと思います。明治といいますか大正ですけれども,諸岡邸の赤レンガがございました。たというのは,今,撤去してありますけれども,その保存について実行委員会の方が極めてといいますか,非常な努力を今されているところであります。 去年,東京駅が創建当時の姿によみがえったわけであります。そのことによる集客力のすごさというのは,多くの人を驚かせたということが言えるかと思います。 専門家の話によれば,この大正10年に新築された諸岡邸の赤レンガは,埼玉県深谷に渋沢栄一が創始した日本初のレンガ工場でつくられて,利根川沿いに船で運ばれたものとされているそうであります。そして,この赤レンガの形状から東京駅のレンガと同じものとも言われております。 そういうことで,文化財に指定されている以外のものでも市民の方が努力をされて保存していこうというものもございます。そういうところから,市民遺産,町並み遺産というような観点から,今,一つ例を挙げましたけれども,こういうことに対するの支援だとか協働ですよね,についてお伺いをいたします。 それから,この赤レンガについての今後の展望等,が今お持ちでしたら,あわせてお聞かせいただければと思います。 ○川北嗣夫議長  川村政策推進部長。     〔川村光男政策推進部長 登壇〕 ◎川村光男政策推進部長  お答えいたします。 先ほど赤レンガの例示を近藤議員がおっしゃられましたが,この諸岡邸の赤レンガの門塀につきましては,関東鉄道竜ヶ崎駅の近くに立ち続け,100年近く市民に親しまれてきましたが,2006年に所有者の都合により解体することになりました。 この赤レンガの門塀につきましては,近代建築に造詣が近い専門の方からも歴史的に価値があると言われていることから,地域遺産として保存し,後世に残そうという市民の声で赤レンガ保存実行委員会が発足し,撤去された赤レンガを一時的に保管して,移築保存を目指しているところであります。この間,同委員会では保存運動の周知を目的として,写真展などを企画するとともに,各種イベント等で精力的に募金活動を行い,現在700名以上の方から約240万円の募金を集めるとお聞きしています。移築には多額の費用が必要であることから,平成24年度にはの協働事業提案制度に応募いたしまして,平成25年度において100万円の助成が決定しているところであります。 この赤レンガ保存実行委員会に対するの支援でありますが,この協働事業提案制度を活用しての助成をはじめ,や関連団体主催イベントでの募金活動機会の提供を行っております。 また,移築場所につきましても委員会と協議の上,移築場所としてふさわしい八坂神社裏の市有地を貸与しているところでもあります。 さらに,委員会では実現に向けての事業費確保のために東日本鉄道文化財団の助成を申請しましたが,申請に当たりましては,を含む実行委員会を組織しまして,が窓口となって申請を行ったところでもあります。 今後とも赤レンガの門塀はの貴重な財産でありますので,その保存活用のために委員会と連携しながら推進してまいりたいと考えております。 ○川北嗣夫議長  19番近藤 博議員。 ◆19番(近藤博議員)  ありがとうございます。今,川村部長からのご答弁にありましたように,の貴重な財産,歴史的価値が高いと専門家は見ているということです。それと合わせて,市民団体の皆さんが懸命に復元に向けて努力をしておられるということですので,そういうものについてはぜひとしてもバックアップをしていっていただきたい。そして,この赤レンガが龍ケ崎の象徴の一つとして多くの人に親しまれるようになることを私は願っております。 そのほかにも,市民遺産ということで言えば,例えば歴民館に展示されている蒸気機関車ですとか,発掘すれば幾つか出てくると思いますので,ぜひそういう発掘をしていっていただきたいのと,その保存について努力をされている市民の皆様,団体の皆さんに対しては,やはり敬意を持って接していただきたいと,このように思います。 この文化財のところで最後の質問になりますけれども,先ほどからずっと見ていると,やはり文化財の保護といいますか,維持をしていくためにはコストがかかりますね。 それで,この文化財の保護,普及に関する財源確保のために基金を創設したらどうかというご提案をいたします。 今回の議会に補正予算の第5号として提案されております財政調整基金ですね,1億円積み増しをするということでございますけれども,当市の基金を見ると,平成23年度末で見ますと,17基金あるんですね。様々ありますけれども,ぜひこの文化財保護に関する,あるいは普及についての基金という形で目的基金を設けていただけないかなと,金額はそう多くなくてもいいと思うんです。その核になるものがあれば,発展がしやすくなると思いますので,基金,ぜひお願いしたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 ○川北嗣夫議長  川村政策推進部長。     〔川村光男政策推進部長 登壇〕 ◎川村光男政策推進部長  基金の創設についてでございます。 文化財につきましては,維持・保存にコストがかかりますことから,特定財源の確保は重要であると考えております。 既存の基金の中に,ふるさと納税制度を活用しました,ふるさと龍ケ崎応援寄附制度の寄附金を積み立てた龍ケ崎みらい育成基金がございます。寄附者が指定する活用方法の中に「『龍ケ崎』の豊かな自然,地域文化を守り,はぐくみ,次代に受け継ぐために」という項目がございます。文化財保護にも十分活用できるものと考えておりますが,より明文化するなどして広く周知してまいりたいと考えております。 新たな基金の創設についても,今後それとあわせて検討してまいりたいと考えております。 ○川北嗣夫議長  19番近藤 博議員。 ◆19番(近藤博議員)  ありがとうございます。 龍ケ崎みらい育成基金,これについては文化財の保護についても活用できるというお話でしたけれども,最後に川村部長がお話しになったように,わかりやすい形で文化財という名称をつける形で基金の創設について,ぜひご検討いただきたいと思います。 以上で,文化財に関連する質問を終わります。 次は,自転車の似合うまち龍ケ崎であります。 最初に,告白をしておきますと,今日私,この議場に自転車では来ませんでした。車で来ました。ちょっとお恥ずかしいんですけれども,告白をしておきます。 質問の趣旨でありますが,超高齢社会に太刀打ちできる生活交通体系を早急に構築する必要があります。そのための交通手段の一つとして,大きな潜在力を秘めた自転車の活用を図るべきであります。 ここでは,自転車を取り巻く環境整備への道筋を探ってまいりたいと思います。 今,自転車を生活交通手段の一つとして位置づけましたけれども,自転車というのはエコロジー,健康,経済のスローダウンによる価値観の変化,災害,こういうキーワードのもとに利用が急速に進んでいるということが言えると思います。数字は失念いたしましたけれども,年間,自転車は輸入と国産合わせると1,000万台以上が売られているというような数字もあったように記憶をしております。 最初にお伺いしたいんですけれども,ちょうど2年前,2011年,平成23年の3月議会の一般質問で,私はやはり自転車の似合うまちという質問をいたしました。そのときに,こういう提案をしております。 自転車の販売業者の方,あるいは団体が市内には幾つかあると思いますと,そういう人たち,あるいは団体との共催で自転車利用の促進イベントのようなものを開催したらいかがでしょうかということで,少し具体的にいえば,例えばサンデーリサイクルの会場に,その業者さんにお願いしてパンクの修理とか自転車の利用上の相談に応じるというようなことをご提案いたしました。それに対して,ご答弁では,事業者側との協議や先進事例を調査するなどして研究検討してまいりたいと考えておりますというふうにご答弁をいただいておりますので,2年たちますので,どういうことを研究検討されたのか,具体的にお聞かせいただければと思います。 ○川北嗣夫議長  休憩いたします。 午後1時,再開の予定であります。              午前11時59分休憩                                                 午後 1時05分再開 ○川北嗣夫議長  休憩前に引き続き会議を再開いたします。 長岡副市長。     〔長岡一美副市長 登壇〕 ◎長岡一美副市長  お答えいたします。 平成23年第1回定例会におきまして,近藤議員から質問がありました自転車先進都市を目指すということで,2点ご質問いただいております。 1点が,自転車販売業者との共催による自転車利用の促進イベント,こういうものはいかがなものか。さらにもう1点は,放置自転車の利活用,この2点についてご質問いただきましたことから,私のほうからその回答といたしまして,自転車販売業者との共催によるイベント,これらにつきましては今後,事業者側との協議,あるいは先進事例,こういったものを調査するなどしまして,研究検討してまいりたいと,このようにお答えをしております。 本日は,その進捗はどうなっているかというようなご質問であろうと思います。 自転車の計画的な利活用,これについての茨城県自転車二輪自動車商協同組合龍ケ崎支部がございますが,この支部との具体な協議は,まだ現在のところ調ってはおりませんが,ご案内かとは思いますが,自転車の活用といたしまして,平成8年にこの龍ケ崎支部と放置自転車の有効利用に関する覚書を締結しておりまして,再利用可能な自転車を有効活用しているわけであります。通常は市民の方の多く集まるイベント,そういった場におきまして,安価で廉価で販売を行っておるわけでございます。 そして,23年3月11日の東日本大震災の後におきましては,この龍ケ崎支部のご協力をいただいて,被災されました岩手県山田町にリサイクル自転車20台を寄贈いたしたような経緯でございます。 いずれにいたしましても,その他この自転車の有効活用,利用等々につきましては,具体に千葉県柏,あるいは県内ではつくば,こういった事例がございますので,そういった内容等々をつぶさに調査しながら,引き続き,検討を進めていきたいと思いますし,可能な限り全体のそういった具体な協議も行っていきたいと考えてはおります。 以上です。 ○川北嗣夫議長  19番近藤 博議員。 ◆19番(近藤博議員)  副市長からご丁寧なご答弁ありがとうございました。聞いてないことまでお答えいただきまして,ありがとうございました。 私がここで言いたいのは,このことに限らないんですけれども,議会で答弁をされた内容が,それはその事と次第によるのは十分承知していますけれども,直ちにじゃなくても,やはり検討する,あるいは調査研究するというものについては,具体的にぜひやっていただきたい。今のご答弁だと,自転車商の業者さんたちとの協議は調っていないとおっしゃっていましたけれども,調っていないんじゃなくてやっていなんでしょう。それから,先進都市のつくばですとか柏ですとかについて,もう2年たっているけれども,やっていないんですよ,これからやる。 なぜ私はこんなこと言うかというと,このことに限らないんですよ。議会の中で我々が真摯に質問をしてご答弁をいただく。よかったなと思うことがたくさんありますよね。先ほどの川村部長からのご答弁も非常に前向きなご答弁をいただいてうれしかったですけれども,それが,いざふたをあけてみたら大して気にもかけていないみたいな,そういうんじゃ,私は何のための議会かなと言わざるを得ないです。もし反論があればおっしゃっていただきたいんですけれども,ぜひ我々がここで話したことについては,当然そうされていると思いますけれども,もう少し具体的に真摯に受けとめていただきたいと,このように思います。 質問を続けますけれども,自転車の利用実態の把握ということで,自転車が走るところには自転車専用道,正式な名称ではないですけれども,いわゆる自転車専用道,それから,自転車レーン,自転車歩行者道,こういうものがあるわけなんですけれども,当市には今,挙げましたこの三つ,どんな配置になっているのか,あるのかないのかからもお聞かせいただきたいと思います。 ○川北嗣夫議長  木村都市環境部長。     〔木村 茂都市環境部長 登壇〕 ◎木村茂都市環境部長  お答えいたします。 自転車専用道路,そして,自転車レーン及び自転車歩行者道路の設置状況ということでございます。 現在,当市の地域間を結ぶ幹線道路及び補助幹線道路の自転車歩行者道は,左右合わせまして112キロメートル設置されております。また,道路構造令が以前の基準で施工されていることから,自転車専用道路や自転車レーンにつきましては,設置されていないといったことが現状でございます。 自転車専用道路の幅員につきましても,2.5メートルから3.0メートルと狭く,自転車と歩行者が快適に通行すると,そういった観点からは厳しいものがあると,このように認識しております。 今後,施工する幹線道路または補助幹線道路につきましては,新基準の道路構造令により整備することとなりますので,自転車,歩行者,それぞれに利便性が向上するものと,このように考えております。 以上でございます。 ○川北嗣夫議長  19番近藤 博議員。 ◆19番(近藤博議員)  現実の問題として,自転車専用道ですとか自転車レーンというのはなかなか難しいだろうとは思いますけれども,やはり今後,道路整備等を進めていく上に自転車のことを念頭に置いて,こういう専用レーンですとか専用道についても取り入れていくようにしていただきたいと思います。 次に,駐輪の問題なんですけれども,今,副市長からも若干お話がありましたけれども,駐輪については皆さんご存じだと思いますけれども,何年ぐらい前でしょうかね,10数年前になりますでしょうかね,佐貫駅前が自転車でいっぱいだったことがありましたよね。あれは対策を講じることに若干,市民,利用者から抵抗もありましたけれども,対策を立てることによって今みたいなすっきりした形になっているわけだと思います。 駐輪については,そういう例があるんですけれども,今のあの形を維持していく上においてのことと,それから,その他の点で駐輪について何か課題があればお聞かせください。 ○川北嗣夫議長  石島総務部長。     〔石島輝夫総務部長 登壇〕 ◎石島輝夫総務部長  お答えいたします。 放置自転車についてですけれども,平成6年に龍ケ崎放置自転車等措置条例,こちらを制定いたしまして,佐貫駅前,それから,竜ヶ崎駅前を放置整理区域に指定をしまして,放置自転車の撤去を実施しております。撤去につきましては,業者に委託しまして月1回,区域内に放置されている自転車等の撤去を実施しておりますが,必要に応じまして,職員も放置自転車の撤去作業を実施しております。撤去の台数でございますけれども,多かった平成9年当時は1,000台以上ありましたけれども,平成23年度には359台となりまして,減少しておりますので,今後も,継続しまして,良好な環境の確保に努めていきたいというふうに考えております。 ○川北嗣夫議長  19番近藤 博議員。 ◆19番(近藤博議員)  平成6年に放置自転車措置条例を制定して,放置自転車対策を立てていて,結果がもう既に出ているわけですよね。見たとおりなのと,それから,数字でも平成9年に1,000台だったのが平成23年には359台になっているということでした。 何につけ,例えば自殺対策,あるいは交通事故対策,自殺も3万人を超えていたのが,対策を講じることによって3万人を下回る数字になっている,あるいは交通事故については,これだけ車が増えているのに死亡事故は,いわゆる交通戦争と言われたときに比べると,交通戦争のときは年間1万人以上ですよね。それが減っているということで,やはり意思を持って対策を立てて,何か課題があれば対策を立てて実施していくというのは大切だなというふうに思います。 それで,次なんですけれども,快適・安全に自転車を使える環境づくりということで,自転車というのは必ずしもいいことばかりではないですよね。放置自転車もそうですけれども,最近でも,2月の初めなんですけれども,3人乗りの6歳未満の子どもを前と後ろに乗せて走る自転車がありますね。あれの事故でお子さん一人亡くなるという大変悲しい事故が起きています。これは2月の話ですけれども,それ以外にもあるようです。 それで,たまたま今日のジョイフル本田のチラシを見ていましたら,3人乗り自転車のこれが乗っています,チラシにですね。3人乗り自転車というのは,どうしてもやはりそのがたいというか,強固にするらしいんですね。それから,ブレーキをきくようにするとか,その構造的にがっしりしたものになっているようであります。そのために倒れやすいということもあるみたいですね。こういうことで,やはり売るほうも売るときに,少し利用者といいますか買う人に対していろいろ注意を与えるとか,そういうことも必要じゃないかと思います。 あわせて警察庁が悪質な自転車の利用者,主に信号無視だそうですけれども,そういうものを何遍も何遍も繰り返すものについては,略式で5万円以下の罰金に処するというような方針で臨むということが検察庁とも調整をしているというような,そういうこともありました。 自転車というのは必ずしもいい面ばっかりではないわけなんですけれども,一つお伺いしたいのは,当市で起きた自転車にまつわるといいますか,自転車が絡む重大事故がありましたらお聞かせください。 ○川北嗣夫議長  石島総務部長。     〔石島輝夫総務部長 登壇〕 ◎石島輝夫総務部長  お答えいたします。 当市におけます自転車が関連した大きな事故についてでございます。 直近で申し上げますと,平成23年1月14日午前5時25分,市内川余郷の十字路におきまして,30代男性の運転する普通貨物車と70代男性の乗る自転車が出会い頭に衝突する事故が発生しまして,自転車に乗っておられた方が亡くなられております。 また,平成22年2月11日,こちらは午前1時頃,川原代町の潮来街道におきまして,40歳代の男性が運転する中型貨物車と20代の女性の乗る自転車が正面衝突をしまして,300メートルも引きずられまして,ひき逃げということで20代女性が亡くなられた例がございます。 最後に,記憶に残っていらっしゃる方もいると思いますけれども,平成18年2月10日午後12時11分,竜ヶ崎ニュータウンの龍ヶ岡地区の竜ケ岡中央交差点におきまして,40代男性の運転する中型貨物車が左折する際に7歳の男の子が乗る自転車を巻き込んでしまいまして,亡くなってしまったという痛ましい事故が発生しております。 これらを含めまして,過去5年間でございますけれども,自転車が関連しました死亡事故は7件というふうに伺っております。 ○川北嗣夫議長  19番近藤 博議員。 ◆19番(近藤博議員)  ありがとうございます。 当市においては,交通事故で死亡事故というのは,そう多くないはずなんですけれども,その中で今,石島部長のご答弁ですと,5年間で自転車に絡む死亡事故が7件発生しているということでした。こういうことからも,やはり自転車の危険性ということも我々は念頭に置いていかなければいけないんだろうというふうに思います。 その危険性を除去するために様々工夫が必要なわけですけれども,走行空間の整備,自転車のですね,走行空間の整備ということで,走行を安全・快適にするための施策なんですけれども,先ほど木村部長からもご答弁ございましたけれども,自転車専用道について,実はふるさと龍ケ崎戦略プランにおいて自転車の位置づけを見てみたんですけれども,余り力が入っていないですよね。自転車の乗りやすい環境をつくるということで,安心して自転車に乗れる快適な環境整備に努めますと,こういうふうに言っています。アクションプランでも一番新しいアクションプランを見てみますと,この自転車に関しては平成25年度に対象路線の,これは何かというと,安心して自転車に乗れる快適な環境整備ということで,対象路線の検討をすると,26年,27年で環境整備をするということですけれども,何をやるかというと,段差解消くらいのことなんですね。あんまり力が入っていない。それから,都市マスタープランを見ても,必ずしも自転車の位置づけが明確になっているとは思えない。さらに,龍ケ崎地域公共交通総合連携計画においても,自転車の位置づけというのはあいまいと言わざるを得ないと,こんな状況なわけです。 それで,今,危険の話をしました。ハードの面の整備も必要ですけれども,教育のほうにお伺いいたしますが,この自転車の安全教育,学校,あるいは一般の市民に対してどのように行われているのかお聞かせください。 ○川北嗣夫議長  小林教育部長。     〔小林克己教育部長 登壇〕 ◎小林克己教育部長  お答えいたします。 自転車の安全教育についてでございます。 各小・中学校におきましては,DVDなどにより自転車の安全な乗り方の学習を行っているほか,竜ヶ崎警察署の指導による交通安全教室を実施しているところでございます。学校によっては低学年と高学年を分けて開催し,学年に応じた内容としたり,ダミー人形を使用した模擬交通事故を体験させるなど,工夫をしながら交通安全教室を実施しております。 さらに,この交通安全教室等の効果を一層高めるため,自転車競技を通じて自転車の安全走行に関する知識と技能を身につけてもらうことを目的に,茨城県交通安全協会と茨城県警察本部が主催する交通安全子ども自転車茨城県大会にも参加しているところでございます。 以上でございます。 ○川北嗣夫議長  19番近藤 博議員。 ◆19番(近藤博議員)  ありがとうございました。 実は,私もそうなんですけれども,自転車というのは基本的には車道を走るようになっていますよね,道路交通法では。ところが,我々,私も含めて車道ではなくて歩道を走ることが結構多いですよね。今,警察が躍起になって自転車を車道におろすというその施策を進めています。ただ,やはりこれ我々がならい性になってしまったので,なかなか車道におりるというのは抵抗があるという人が多いんだろうと思います。そういう意味で,ただ,龍ケ崎の場合は車道じゃなくて歩道だって走れるよ,都会とはその状況が違うんだよというようなお考えもあるようですけれども,基本的には車道だということは間違いないわけなんですね。そういうことで,ぜひ学校教育の場,あるいは一般の市民向けの啓発活動の中で自転車は車道を走るものだということを普及して行くといいますかね,そういうことが必要なんだろうと思います。 ちょっとまとまりのない話になってしまったんですけれども,最後に,やはりその自転車に注目してもらうために,将来的に自転車,どういうふうにその龍ケ崎のまちに根づかせていくんだということを考える場合に,少し実験的な試みなんかもやってもいいではないかと私は思っています。 先ほど副市長からつくばのお話が出ましたけれども,つくばではシェア・サイクルというのをやっているんだそうですね。乗り捨てであちこち行けるような。レンタルサイクルとは違う方式の実験をやっています。まだ実験の段階ですから,どうということをなかなか難しいと思いますけれども,そういう目に見える形で龍ケ崎にその自転車を根づかせる意味で,こういうような実験的な試みも,これだけではありませんけれども,いろいろな試みをやってみたらいかがかというふうに思いますが,いかがでしょうか。 ○川北嗣夫議長  石島総務部長。     〔石島輝夫総務部長 登壇〕 ◎石島輝夫総務部長  お答えいたします。 自転車のシェア・サイクル,サポートステーションなど,こういった実験についてでございます。 現在,これらのサイクル事業は,交通渋滞や放置自転車といった都市問題の緩和や環境への配慮,さらには自転車利用促進によります健康増進の点から注目されているところでございます。 当市におきましては,佐貫駅東駐輪場,そして,佐貫中央第一,第二駐輪場におきまして,レンタサイクル,こちらを実施しておりまして,市民の様々な生活行動に対応できる取り組みを行っているところでございます。 また,関東鉄道竜ヶ崎線におきましては,乗車数が比較的少ない日中の一定時間内に列車内への自転車の乗り入れを可能としまして,目的地でそのまま自転車を利用することができるサイクルトレインなど,自転車の利用促進につきまして,関係機関と協議をしながら,できることから取り組んでいるところでございます。 ○川北嗣夫議長  19番近藤 博議員。 ◆19番(近藤博議員)  ありがとうございました。 自転車の似合うまち龍ケ崎にしていけたらいいなというふうに思っていますので,今おっしゃられたような実験的な試みをすることによって,市民の方も注目するようになると思います。安全性のこともあわせて考えるようになると思いますので,ぜひそういうことはちゅうちょせずにやっていただきたいと思います。 それから,今までのご答弁聞いていたり過去の例を見たりすると,必ずしも龍ケ崎は自転車に意欲的に取り組んでいるというふうにはうかがえないんですけれども,例えばこの都市計画マスタープランがありますよね。これはそろそろ改定の時期になるんではないかと思います。そういう機会を捉えて,ぜひ龍ケ崎が自転車の似合うまちになるように努めていただきたいと思います。 以上で私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○川北嗣夫議長  以上で近藤 博議員の質問を終わります。 3番深沢幸子議員。     〔3番 深沢幸子議員 登壇〕 ◆3番(深沢幸子議員)  皆様,改めまして,こんにちは。 傍聴においでの皆様,お忙しい中,おいでいただきましてありがとうございます。 市民の皆様の声に耳を傾け,思いを踏まえて質問させていただきます。 では,通告に従いまして一般質問を行います。 大きく分けて,子育て支援について,自殺対策について,国民年金について,高齢者支援についての4項目について行います。 最初に,子育て支援の中のTORCH症候群についてです。TORCH症候群とは,トキトプラズマ症,風疹,サイトメガロウイルス,ヘルペスウイルス等で,母体の症状は軽微であるが,妊娠中の感染によって胎児に奇形または重篤な母子感染症を引き起こすおそれのある疾患の総称です。妊娠中にウイルスや病原虫に感染すると胎内感染によって,新生児に共通した臨床病症を発症させる微生物の頭文字をとり,その共通する症状でTORCH症候群と言われています。 その中のトキソプラズマ症については,昨年6月の一般質問において質問させていただき,病気の実態及び予防対策を市民の皆様に広く周知徹底していただきました。今回は風疹,サイトメガロウイルスについてお伺いいたします。 まず,風疹です。風疹は,昨年近畿地方を中心に大流行しました。厚生労働省は,昨年5月,予防接種の徹底などを全国の自治体に呼びかけました。風疹は,他のTORCH症候群の感染症と異なり予防接種があります。しかし,妊娠中は接種できません。妊娠初期に妊婦が初感染すると,胎児に心臓の奇形や難聴を引き起こす先天性風疹症候群の子どもが生まれる可能性が高くなると言われています。 現在,20歳代の女性が中学生時代に風疹ワクチンが学校での集団接種から個別接種になり,接種率が減少しています。また,風疹ワクチンを定期接種する機会のなかった30代以上の男性は,風疹に対する免疫を持っていない場合が多く,患者数も多数に上っているとのことです。妊婦の家族や将来妊娠の可能性のある方は,予防接種を受けた記録がなければ,積極的に接種したほうがよいとのことです。 そこでお伺いいたします。 当市における風疹の発生状況及び近年の風疹の予防接種の状況をお聞かせください。 次からは質問席にてお伺いいたします。 ○川北嗣夫議長  加藤健康福祉部長。     〔加藤幸生健康福祉部長 登壇〕 ◎加藤幸生健康福祉部長  お答えいたします。 風疹は感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律,いわゆる感染症予防法において,5類感染症に分類されている対象疾患の一つであります。そして,同法施行令の規定によりまして,医師は臨床症状である全身性の小紅斑や紅色丘疹,発熱,リンパ節腫脹を認めた場合や検査診断で病原体等の検出を認めた場合,7日以内にその者の年齢,性別,症状,感染原因,感染経路,感染地域等を最寄りの保健所長を経由して都道府県知事に届け出ることが義務づけされております。ただし,患者の住所地については不要とされておるところでございます。 そのようなことから,平成24年中の当市民の風疹患者発生状況につきましては,そういった患者の住所地の届け出が不要とされている関係で把握できませんが,一つに,竜ケ崎保健所によりますと,当市における医療機関からの県への風疹患者報告件数はなかったということでございます。 次に,予防接種の状況についてであります。 麻疹及び風疹の予防に麻疹風疹混合ワクチンを接種します。このワクチンは,予防接種法で対象年齢が決められており,対象年齢を4期に分けて実施することになります。平成24年4月から本年1月までの対象者数及び接種率で申し上げますと,1期が1歳児でございますが,590名に対しまして81%の接種率でございます。2期が小学校入学前の1年間の幼児ということで,これが679名,接種率が79.4%,3期が中学校1年生でございますが834名,接種率が95.7%,4期が高校3年生でございますが,これが861名,接種率が80.8%と,このような数値になっておるところでございます。 以上であります。 ○川北嗣夫議長  3番深沢幸子議員。 ◆3番(深沢幸子議員)  ありがとうございます。 住所地が把握できないということではっきりしたことはわからないけれども,龍ケ崎には患者は出なかったというような今,話をお伺いいたしました。それから,接種率のほうもお伺いしました。 なかなかこれ100%というわけにはいかないと思いますが,余り高い数字ではないかなと思います。 当市では「健康な妊娠,出産のために注意したい感染症」と題して,ホームページに風疹の対応を載せています。妊婦には母子手帳とともにお知らせもしていますが,それだけでは伝わりにくいと思います。先ほども話しましたが,妊娠中は風疹のワクチンは接種できません。妊娠初期の人が風疹にかかることが大変なことなのです。あるところでは,夫が職場で風疹に感染し,妊婦である妻に移したという例もあるそうです。 そこでお伺いいたします。 大事な宝,赤ちゃんを先天性風疹症候群から守るため,妊娠する可能性のある方や家族等にもっと積極的に風疹予防接種を推進してはいかがでしょうか,ご見解をお聞かせください。 ○川北嗣夫議長  加藤健康福祉部長。     〔加藤幸生健康福祉部長 登壇〕 ◎加藤幸生健康福祉部長  お答えいたします。 予防接種で予防できる病気につきましては,女性には妊娠前から,お子さんには接種できる年齢になったら,そして,夫をはじめ周囲の大人の方については常日頃から接種の意識を持っていただき,接種をしていただきたいと考えております。 茨城県の風疹の発生状況でございますが,平成23年が11件,平成24年が19件となってございます。前年に比べて増加しております。先ほど議員ご指摘のように流行があったということで,平成24年度,流行があったということでございます。そういった増加しておりますことから,先天性風疹症候群等の予防のためにホームページ,広報紙,メール配信等によりその周知に努めておるところでございます。 今後は,ホームページ,広報紙,メール配信等に加えまして,母子健康手帳交付時に父親になる方及び家族で風疹にかかりやすい方に情報を提供し,注意喚起をしてまいりたいと,このように考えておるところでございます。 以上であります。 ○川北嗣夫議長  3番深沢幸子議員。 ◆3番(深沢幸子議員)  ありがとうございます。 今,部長のほうから今までもいろいろと知らせてきた。ホームページやらメールやらという,そういうお話もいただきました。これから母子手帳を渡すときに,相手の男の方,ご主人にそういう話をしていきたいというお話だったんですが,妊娠初期からかかったら大変なことになるわけですよね。ですので,母子手帳をもらいに来るときには妊娠されちゃっているというのもおかしいんですけれども,妊娠している方がいらっしゃるわけです。その前の段階から,やはり妊娠するかもしれない。そういう方のご家族にはもっとアピールをしていただきたいなって思いますので,ぜひその点を考慮していただければと思いますので,よろしくお願いいたします。私たちがみんなで未来の宝を守るためにやっていきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。 次に,サイトメガロウイルスについてお伺いいたします。 先ほどの健康な妊娠,出産のために注意したい感染症の中では,「妊娠初期に感染すると胎児に影響が出る場合があります」と載せています。妊婦がサイトメガロウイルスに感染した場合,胎児が黄疸や紫斑,肺機能の疾患,心臓の奇形,聴力・視力障がい等が発生する可能性があるそうです。サイトメガロウイルスは,尿や唾液などを介して,多くは乳幼児期に感染します。しかし,深刻なのは妊娠中に初感染したケースです。 厚生労働省研究班が08年から3年間,全国で生まれた2万3,757人の新生児を調査したところ73人,0.31%,300人に1人が先天的にサイトメガロウイルスに感染していたそうです。そのうち24人は年長の兄弟の尿から同じ遺伝子を持つウイルスが見つかったとのことです。自然に感染した兄弟のおむつや食事の支度をするうちに,妊娠中の母親が初感染したのではないかと研究班では分析しています。 そこでお伺いいたします。 当市として,サイトメガロウイルス感染と思われる妊娠,出産等の実態を把握されていますか。されていましたらお聞かせください。 ○川北嗣夫議長  加藤健康福祉部長。     〔加藤幸生健康福祉部長 登壇〕 ◎加藤幸生健康福祉部長  お答えいたします。 健やかな妊娠及び経済的負担軽減のために,当市におきましては,妊婦健康診査14回の助成を実施いたしております。 この妊婦健康診査では,子宮頸がん検査,HBS抗原検査,HCV抗体検査,風疹抗体検査,HIV抗体検査,HTLV-1抗体検査等を実施しておりますが,ご指摘のサイトメガロウイルスの検査は公費による検査項目には含まれておりませんで,サイトメガロウイルスに感染している妊婦の数値,これは把握してございません。 次に,母体内で感染してお生まれになったお子さんにつきましては,赤ちゃん訪問や乳幼児健康診査等の際,ここ過去五,六年間ほどさかのぼって調査しましたところ,3人のお子さんがいらっしゃることを確認したところでございます。過去6年間で3人というような数字になってございます。 以上であります。 ○川北嗣夫議長  3番深沢幸子議員。 ◆3番(深沢幸子議員)  ありがとうございます。妊娠の時点ではわからなかったけれども,6年間のことを調べていただいて3人の子どもさんがサイトメガロウイルスに感染していたという実態がわかったということだそうです。 ある婦人は,妊娠中にサイトメガロウイルスに感染して,そのとき生まれた次女が肺の疾患,心臓の奇形,中程度の難聴があり,生後1年3カ月入院して,退院後も肺の機能が弱いため酸素吸入器がそのお子さんは手放せないそうです。妊娠中に上の子どもとスプーンを共有したり,食べ残しを食べたりしていたことが母子感染の原因だろうと医師に指摘されたそうです。サイトメガロウイルスの存在を意識し,おむつや食事の世話をしていたら起こり得ない病気だったと思います。 そこでお伺いいたします。 サイトメガロウイルスを意識し,注意して,おむつや食事の世話等をすれば防ぐことが可能であるということを,わかりやすく具体的に市民にお知らせしてはいかがでしょうか,ご見解をお聞かせください。 ○川北嗣夫議長  加藤健康福祉部長。     〔加藤幸生健康福祉部長 登壇〕 ◎加藤幸生健康福祉部長  お答えいたします。 サイトメガロウイルスは世界中の至るところにいるありふれたウイルスということでございます。子どもも大人も健康であれば感染しても全く問題はありませんが,妊婦が初めて感染した場合や妊婦の免疫力がひどく低下した場合は,胎児への感染が危ぶまれます。予防ワクチンはまだ開発されておりませんので,妊婦は注意が必要となってきます。これまでもホームページ,母子健康手帳副読本で周知してまいりましたが,今後もサイトメガロウイルスを含め,妊娠中に気をつけたい感染症について,様々な媒体を通じ,わかりやすい周知に努めてまいりたいと考えております。 以上であります。 ○川北嗣夫議長  3番深沢幸子議員。 ◆3番(深沢幸子議員)  ありがとうございます。 ちょっとした注意でサイトメガロウイルスを未然に防ぐことができます。これからもよろしくお願いいたします。 次に,発達障がいについてお伺いいたします。 12年,文部科学省が通常学級に在籍する発達障がいの可能性のある児童・生徒の割合は6.5%であることが,07年度に特別支援教育制度を整備後,初めて実施した調査で明らかになりました。10年前の調査では6.3%という数値が出ました。今回は困難な状況を調べるとともに,校内委員会で支援が必要と判断されているか,個別の指導計画は策定されているか,通級による支援を受けているかなども調査対象になっています。公表された結果では,6割が支援しているという回答が出ました。 そこで最初に,当市の児童・生徒の発達障がいの現状及びその他の調査結果についてお示しください。 ○川北嗣夫議長  小林教育部長。     〔小林克己教育部長 登壇〕 ◎小林克己教育部長  お答えいたします。 当市の発達障がいの現状等でございます。 先ほど議員からありましたとおり,文部科学省による標本抽出方法で平成24年2月から3月に行われた「通常の学級に在籍する発達障がいの可能性のある特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査」の結果が公表されまして,先ほどありましたとおり,全体の6.5%ということで推定されたところでございます。 当市におきましても,平成22年度に同様の発達障がいに関する調査を行っておりまして,その結果は,約2%という数字でございます。 各学校におきましては,障がい児の実態把握をもとに特別支援教育担当教師を中心とした校内委員会を開催し,支援の仕方についての検討を行い,個に応じたきめ細かな対応ができるよう,共通理解を図りながら対応しておるところでございます。 また,障がいの程度に応じた支援をするために,児童・生徒の個別の指導計画を,全ての学校で作成し,計画的に自立と社会参加ができる児童・生徒を育成しようと考えているところでもあります。 在籍する学校から他の学校への学習を目的に通級している児童・生徒は現在はおりません。しかしながら,教育相談を目的として通級している児童は1名おり,学校間で担当者が情報交換を行いながら支援をしているところでございます。 ○川北嗣夫議長  3番深沢幸子議員。 ◆3番(深沢幸子議員)  ありがとうございます。 発達障がいの現状を今お聞きいたしました。のほうでは2%ということですか。全国的に比べると,かなり少ないということでしょうか。 発達障がいとわかったのは,いつ,どこで,どのような状況でわかったのか,判断基準及び判定方法をお聞かせください。また,発達障がいと判断された児童・生徒,保護者等にはどのような助言や指導及び支援をされているのかお聞かせください。 ○川北嗣夫議長  小林教育部長。     〔小林克己教育部長 登壇〕 ◎小林克己教育部長  お答えいたします。 発達障がいの判断についてでございます。 教育センターが中心となりまして,発達障がいの判断につきまして,まず「聞く」「話す」「不注意」「対人関係・こだわり」などの質問項目によるチェックリストを使ったり,発達検査を行ったりしております。その結果をもとに,担任と特別支援教育担当教師が日々の観察を行うことにより,保護者が障がいの状況を理解できるよう話し合いをしているところでございます。また,必要に応じて医師や専門機関を紹介し,適切な判断ができるよう支援をしているところでもございます。 しかしながら,発達障がいの中には見逃されやすいという特性を持つ障がいや早期からの適切な対応が効果的である場合が多いことから,障がいの適切な把握の仕方や障害の程度に応じた対応の仕方につきまして,教職員の研修を実施しているところでございます。 ○川北嗣夫議長  3番深沢幸子議員。 ◆3番(深沢幸子議員)  ありがとうございます。 いろいろな項目でチェックをしながら,また,日々の観察をしながらされているということですが,部長もおっしゃるようにいろいろな症状がありますので,見逃す場合もあるということですよね。2%というのが本当に2%なのかどうかということがはっきりわからない部分もあるのではないかなと思います。 ご存じのように発達障がいは,早期発見・早期療育がとても大切です。子どものうちに発見できず,大人になり,なぜ自分はこんなこともできないのかと自分を責めて,精神的な病気に移行してしまう場合があるということです。それを重ね着症候群といいます。これは,ある方の例ですが,37歳のその方はこんなこともできない自分は要らない人間ではないかと,自殺を考えたそうです。そのとき発達障がいの記事を読み,病院で診断してみたら学習障がいLDだとわかり,自分ができないのは怠け者だからではなく病気なんだとわかって,できることを一生懸命やっていこうと前向きな気持ちになったそうです。そういう悲しい思いをする人がいなくなるように,早期発見・早期療育をよろしくお願いいたします。 自閉症,高機能自閉症,学習障がいLD,注意欠陥多動性障害ADHG,アスペルガー症候群等々,発達障がいの症状は様々です。その発達障がい児一人ひとりの障がいの種類,程度に応じ,先ほどいろいろやってくださっているということですが,特別支援学級や通級による指導等,適切な教育が受けられる体制はでき上がっているのでしょうか,お聞かせください。 ○川北嗣夫議長  小林教育部長。     〔小林克己教育部長 登壇〕 ◎小林克己教育部長  お答えいたします。 個に応じた支援のあり方については,各学校の特別支援教育担当教師を中心に,校内研修等を含めた会議の中で情報交換を行い,共通理解を図りながら担任を中心に支援ができるようにしているところでございます。また,教育センターによる定期的な学校訪問を通しまして,支援の方法についてのサポート会議を開き,様々な見方から支援が行えるようにしているところでもございます。 しかしながら,発達障がいのある児童・生徒は,同じ障がいでも対応の仕方が様々でございますので,保護者の協力や理解も得ながら,よりよい支援となりますよう,今後も各小・中学校に対しまして指導助言をしていくつもりでございます。 以上です。 ○川北嗣夫議長  3番深沢幸子議員。 ◆3番(深沢幸子議員)  ありがとうございます。 私もカウンセリングのボランティアとして龍ケ崎小学校のほうに3年間行かせていただいたときに,自閉症の子にずっとつかせていただいたことがあります。自閉症の子も,高機能自閉症だったり,普通のというか自閉症だったり,その子その子によってどんなふうに対応していいかというのがわからないというのがよくわかります。ですので,本当に大変なことではないかと思いますが,この子たちも大事な大事な私たちの宝物ですので,これからもよろしくお願いしたいと思います。 また,発達障がいがあると確定はできないが可能性が大きい児童・生徒,先ほど見逃す場合もあるとおっしゃっていましたけれども,含めて特別な教育支援を必要とする児童・生徒を今後どうするか,当市の発達障がいに対する方向性をお示しください。 ○川北嗣夫議長  小林教育部長。     〔小林克己教育部長 登壇〕 ◎小林克己教育部長  お答えいたします。 発達障がいのある児童・生徒に対する今後の支援についてでございますが,先ほど申しましたが,同じ発達障がいでありましても,一人ひとりの障がいの種類によって,種類や程度が異なることがございます。 児童・生徒の中には,発達障がいと判断されずに大人になってしまうケース等がございまして,心配されているところでもございます。そのようなことから,専門的立場の方々からご支援をいただきながら,この問題には対応してまいりたいと,このように考えております。 以上です。 ○川北嗣夫議長  3番深沢幸子議員。 ◆3番(深沢幸子議員)  ありがとうございます。 これからも専門の方と話し合いながら,また現場の先生方が研修等を重ねながら,この子どもたちのためによろしくお願いしたいと思います。 今,増えてきている発達障がい対策は,とても大切です。私は11年9月議会において自閉症の早期発見・早期療育のために1歳6カ月健診等に乳幼児自閉症調査票,M-CHATを導入してはどうかと質問いたしました。部長からは,M-CHATは1歳6カ月で自閉症の可能性に特化したスクリーニング法であると認識している。他自治体の状況も踏まえ,研究したい旨の回答がありました。 そこで,その後の進捗状況をお聞かせください。 また,その他の発達障がいを早期発見・療育するための5歳児健診も質問させていただきました。これも部長のほうから,研究課題としたいとの旨の回答でした。 神奈川県平塚では,この13年度から5歳児健診を市内20カ所の幼稚園,保育園で実施するそうです。あわせて広報で周知し,保護者が希望する場合も受け付けるとのことです。 今回5歳児健診に踏み切った理由は,母子健康法で定める乳幼児健診は3歳までで,3歳児健診では軽度の発達障がいを判別することは難しいとされているからだそうです。当市として研究していただいた結果,5歳児健診の今後の見通しはいかがでしょうか,あわせてお答えください。 ○川北嗣夫議長  加藤健康福祉部長。     〔加藤幸生健康福祉部長 登壇〕 ◎加藤幸生健康福祉部長  お答えいたします。 まず,M-CHATでございます。 M-CHAT,いわゆる乳幼児自閉症チェックリストは1歳6カ月までに見られる社会的発達状況を確認するもので,特に知的なおくれはないが,コミュニケーションに課題のあるお子さんを早期に発見することに有効であると言われておるところでございます。 全国的に1歳6カ月児健康診査時M-CHATを使用している市区町村につきましては把握してございませんが,県内におきましては,健康診査時の2次問診または健康診査後のフォロー教室時に活用しているが3ございます。 一方,現在,当市におきましては,1歳6カ児健康診査時に1歳6カ月児健康診査問診票を使用しておりますが,この問診票につきましては,M-CHATの問診項目に類似する項目もございまして,これをこれまで継続して当においては運用してきたところでございます。この間,専門家の意見等も伺いながら,保健センターのほうで鋭意検討してきたところでございますが,現時点でM-CHATへ移行するといった方向性を打ち出すまでには考えが至っておらないというような状況にございます。 次に,5歳児健康診査についてでございます。 5歳児健康診査は,母子保健法に基づき実施しております1歳6カ月児健康診査や3歳児健康診査とは異なり,市町村に義務づけがされているものではございません。 5歳児健康診査の最大の目的は,「保護者が子どもの発達障がいに気づく」ことにあります。この気づきから,子どもへの適切な対応や就学に向けての準備へとつながるものと認識しております。 発達障がいが疑われるような行動については,集団生活の中で察知されることが多く,日常的に多くの子どもに触れ,経験・知識が豊富であり,子どもの行動上の特徴を長期的な視線で把握している保育士や幼稚園教諭との連携が大変重要となってきます。 当市における5歳児健康診査の導入につきましては,医師や臨床心理士等の人員体制の確保が大きな課題であると認識いたしております。 現状といたしましては,保育士,幼稚園教諭と連携を図りながら,保健師による幼稚園,あるいは保育所の施設の巡回等を実施いたしまして,保護者が子どもの発達障がいに気づくよう電話や訪問により支援しております。 今後におきましても,この気づきから,子どもの適切な対応や就学に向けての準備ができるよう取り組んでまいりたいと,このように考えておるところでございます。 以上であります。 ○川北嗣夫議長  3番深沢幸子議員。 ◆3番(深沢幸子議員)  ありがとうございます。 部長のほうから今,M-CHATに対しては1歳6カ月問診票が類似している,M-CHATに類似しているというお話がありました。類似しているのであれば,それにちょっとつけ加えればM-CHATがやれるんじゃないかなって,そんなふうにも思いますので,検討のほうをしてみていただきたいと思います。 5歳児健康診査は,部長おっしゃるようにお医者さんや,その他いろいろなものがかかると思います。今,保育士さん,幼稚園の先生,それから,保健師さん等で話し合いながら気づきをした者に対しての対応等をやっていただいているところですが,この5歳児健康診査も再度また検討いただければと思いますので,よろしくお願いしたいと思います。 子どもは,日々成長していきます。一日も早く決断をしていただけるようによろしくお願いします。 次に,自殺対策についてお伺いいたします。 警視庁の統計によりますと,11年度中における国の自殺者数は3万1,690人で,小・中学生は83人でした。自殺者数は1998年以来,毎年3万人を超え続けて,交通事故死者数の5倍以上となり,大きな社会問題となっています。特に15歳から39歳の死亡原因の第1位,10年度ですが,となっているそうです。また,文部科学省によると,07年度に就職活動の失敗を苦に自殺した若者は60人だったのに,11年度は150人と2.5倍に増えたそうです。交通安全教育について,学校では継続的に実施し,完全ではありませんが成果を上げてきています。しかし,自殺予防に対しては必要性を感じながらも,非常に複雑な問題であることから,なかなか一歩踏み込んで取り上げることができない現状でした。 そんな中,国は10年度に「教師が知っておきたい子どもの自殺予防」自殺予防マニュアルを作成し,学校での自殺予防に関する指針,教師の取り組み等を提言いたしました。 そこでお伺いいたします。 当市として,「教師が知っておきたい子どもの自殺予防」自殺予防マニュアルをどのように活用されているのかお聞かせください。 ○川北嗣夫議長  小林教育部長。     〔小林克己教育部長 登壇〕 ◎小林克己教育部長  お答えいたします。 子どもの自殺予防マニュアルの活用方法でございます。 児童や生徒による自殺事案が相次いでおりますことは,誠に残念であり,深刻に受けとめているところでございます。 さて,本における自殺予防マニュアルの活用についてでございますが,学校では職員研修の資料として活用したり,子どもたちに命の大切さを訴える学校長の講話に用いたりするなど,市内全小・中学校で有効に活用しているところでございます。 ○川北嗣夫議長  3番深沢幸子議員。 ◆3番(深沢幸子議員)  ありがとうございます。当市の活用実態をお聞きしました。 笠間では,生きる力の根本にある命を守ることが,児童・生徒のキャリア教育に不可欠であるという認識のもとに,将来自ら命を絶つということをしない社会人の育成を目指して,小・中学校の教員と教育委員会が1年間かけて「かがやき」,これですが,こういうものですが,こういう独自の自殺予防教育指導マニュアルを作成したそうです。この「かがやき」を使った教育プログラムは,新たに教育課程を導入するのではなく,子どもたちと常に向き合っている学級担任が,道徳,学級活動で取り上げる指導資料だそうです。授業は年1回,小学校1年生から中学3年生に合わせた内容で,9年間継続して行っていくそうです。実際にこの資料を使って行った授業では,「生きている」について聞いたところ,「親からもらった命を大切にしたい」「生きているからこそ,この瞬間みんなで勉強できる」など,自分一人の命ではないと気づいた様子だったそうです。 授業終了後,ある生徒から「自分も以前,友人たちのトラブルで孤立して死にたいと思った。でも,その中の友人の一人が声をかけてくれたおかげで仲直りができ,助かった」と話があり,「同じ悩みを持つ人がいたら声をかけていく」と述べていたそうです。 このことから,児童・生徒一人ひとりが支え合っている大事な命と感じられれば,自殺だけではなく,いじめの予防にもつながるのではないでしょうか。この自殺予防マニュアルのすばらしさは,国からの通達だけではなく,現場の教員と教育委員会が力を合わせてつくったという点だと思います。おのおののにはの特色や地域性があり,によって違うと思います。 そこでお伺いいたします。 当市も現場の皆様の意見を聞き,命の大切さを実感させる龍ケ崎らしい特色を生かした「自殺予防マニュアル」作成を考えてはいかがでしょうか。ご見解をお聞かせください。 ○川北嗣夫議長  小林教育部長。     〔小林克己教育部長 登壇〕 ◎小林克己教育部長  お答えいたします。 現在,各小・中学校では,子どもたちの健やかな成長を目指し,道徳や特別活動の時間を中心に「生きる喜びや命の大切さ」「かけがえのない人生」等について,年間の指導計画に基づき継続的に指導に当たっているところでございます。 また,自分がストレスを感じた際の対応の仕方や友人の変化に気づいた場合の接し方などを身につけるスキルトレーニングを導入している学校もあり,自殺を含めた問題の未然防止に取り組んでいるところでございます。 さらに,本市で開催しました「自殺対策講演会」にも各校の職員を参加させ,医療の見地から見た子どもたちへの対応のあり方について,研修を深めたところでもございます。 このような現状を踏まえまして,教育委員会といたしましては,今後も,わかりやすくまとめられております文部科学省のマニュアルを,より一層活用するとともに,学校におけるもっとも本質的な自殺予防策であります「命を大切にする教育」「心の居場所となる学校づくり」に継続して取り組むよう,引き続き各校に指導してまいりたいというふうに考えております。 さらには,現代社会においてインターネットの及ぼす影響は極めて大きなものがありますので,これまで以上に情報モラル教育に力を入れていきたいと,このように考えております。 ○川北嗣夫議長  3番深沢幸子議員。 ◆3番(深沢幸子議員)  ありがとうございます。 部長が,国から来たものはわかりやすく載っているので,それを使っていきたいというようなお話を今お聞きしました。国から来ているのはわかりやすいとは思いますが,それプラス龍ケ崎としては地域性を入れられるような,また独自の考えも入れられるような,柔軟な考え方で,それをまるきり変えるということはないかもしれませんけれども,その中に何かしら盛り込んでいくような,そういう考えも持っていただけたらなと思いますので,その点ちょっとご検討してください。命を大切にし,困難なことがあっても負けないでしだやかに生きていく。龍の子をそういう人間に育成できたらと思いますので,ぜひよろしくお願いいたします。 続きまして,国民年金についてお伺いいたします。 今,国民年金保険料を納めていない方が増えてきています。厚生労働省の調査によると,09年度,10年度の2年間,保険料を全く納めていない方は約445万人,調査対象だった加入者約1,737万人の26.2%に上り,過去最高だったそうです。 経済的に厳しく払えない方もいますが,年金制度への不信から払っていない方も少なくない状況だと思います。 そこでお伺いいたします。 当市の09年度,10年度の国民年金保険料の納付状況をお示しください。あわせて,未納の理由もわかる範囲でお答えください。 ○川北嗣夫議長  加藤健康福祉部長。     〔加藤幸生健康福祉部長 登壇〕 ◎加藤幸生健康福祉部長  お答えいたします。 当市の国民年金保険料の納付状況についてでございます。 土浦年金事務所の国民年金事業結果によりますと,2009年度が57.6%,2010年度は56.9%の納付率という結果が出ております。 未納の理由といたしましては,厚労省が平成24年12月に実施しました「平成23年度国民年金被保険者実態調査」の一つとして,20歳から59歳の方までの国民年金保険料滞納者を対象とした納付しない理由の調査から,まず,一番大きな理由でございますが,「保険料が高く,経済的に支払うのが困難」という理由が一番多うございます。次に多い理由が「年金制度の将来が不安・信用できない」と,そういった理由となってございます。この二つの理由で大体9割弱というような数値になっておるようでございます。 以上であります。 ○川北嗣夫議長  3番深沢幸子議員。 ◆3番(深沢幸子議員)  ありがとうございます。 年金は,ご存じのように老後の生活を支える基盤です。国民年金,基礎年金は,年金給付の財源の今は3分の1,その後2分の1を税金で賄っています。保険料を納めずに年金の受給資格が得られなければ,税金分の年金も受け取れなくなります。つまり,税金の払い損になってしまいます。年金保険料の未納こそ,損であるということと,また先ほども申したように基礎年金の3分の1,その後2分の1を税金で賄っているので,年金は安心であることを周知徹底してはいかがでしょうか,ご見解をお聞かせください。 ○川北嗣夫議長  加藤健康福祉部長。     〔加藤幸生健康福祉部長 登壇〕 ◎加藤幸生健康福祉部長  お答えします。 国民年金は,国が運営しており安全で安心な制度であり,これが破綻することはないものと考えております。 また,ご指摘のように,国は,年金制度の運営を図るため,国民年金の基礎年金の2分の1の部分を負担しておりまして,その財源には国民の皆様が納付されておられる税金が投入されておるところでございます。言いかえますと,納税されておられる方,誰でもが年金用の税金を納税していることになるわけでございます。もしも,年金の保険料の未納があることにより,将来,国民年金を受給できないこととなった場合には,自分自身に返ってくるべき納税した税金が受け取れないということになるわけでございます。国からの大きな財政支援のある国民年金制度は,生涯の生活設計においては大変有利で重要なものであります。 保険料の未納を続けることは,自分自身にとっての利益を放棄していることとなること,そして,国の制度として今後も心配することのない制度となっていることを理解していただけるよう,引き続き広報紙等を利用し,市民に対しましてPRしていきたいと,このように考えております。 以上であります。 ○川北嗣夫議長  3番深沢幸子議員。 ◆3番(深沢幸子議員)  ありがとうございます。 今,部長がおっしゃったように,税金分も受け取れなくなって損をするんだということと,それから,安心なんだということをできるだけわかりやすい言葉で周知していただければと思いますので,よろしくお願いいたします。 安心な年金制度の周知徹底とともに,昨年10月から始まった国民年金保険料の後納制度をお知らせしてはいかがでしょうか。後納制度の利点は二つです。保険料の納付期間が足らず,年金の受給権をあきらめていた方が受給権を得られる可能性が出てくること。また,10年までさかのぼって納めることができるので,将来受け取る年金額が増えることです。納付の仕方は一括納付,1カ月,6カ月などの分納の中から選択できます。後納保険料を納付できるのは12年10月1日から15年9月30日の3年間だけです。将来の無年金対策にもなると思います。ぜひわかりやすく周知徹底してはいかがでしょうか,ご見解をお聞かせください。 ○川北嗣夫議長  加藤健康福祉部長。     〔加藤幸生健康福祉部長 登壇〕 ◎加藤幸生健康福祉部長  お答えいたします。 後納制度につきましては,該当する被保険者の方には日本年金機構から個人宛通知が送付されているところでございます。 送付されました通知の内容につきまして,不明なところがございましたら窓口やお電話等で私どももご相談をお受けしておるところでございます。 広報紙では,これまで2回,また,ホームページを利用し,周知してまいりましたが,まだまだ制度の内容について対象者全ての方にご理解をいただけているわけではございませんので,今後も後納制度の実施期間中,広報紙を利用してこの制度をご利用になることで受給資格が得られるようになること,受給資格がある方は受け取る年金額が増えること,そういったメリットをわかりやすく盛り込んだ内容で,繰り返し周知してまいりたいと考えております。 以上であります。 ○川北嗣夫議長  3番深沢幸子議員。 ◆3番(深沢幸子議員)  ありがとうございます。 個人宛の通知を出していただいたり,それから,不明なところは聞いてほしい,そういう丁寧にやっていただいているんですが,それでもなかなかわかりづらいっておっしゃる方が多いのではないかなと思います。今,部長がおっしゃったようにわかりやすい言葉で,丁寧に再度通知していただければと思いますので,よろしくお願いいたします。市民の誰もが安心して生活が送れるまち龍ケ崎をつくるため,よろしくお願いいたします。 次に,高齢者支援についてお伺いいたします。 高齢者の方はちょっとした転倒をきっかけに骨折し,寝たきりになってしまう場合が少なくありません。厚生労働省によれば,要介護状態になった原因のうち「骨折・転倒」は10.2%,第5位と大きな割合を占めています。中でも転倒して大腿骨を骨折すると,ほぼ手術が必要となり,社会復帰が困難になり,認知症が進行するケースがあるそうです。また,後ろ向きに転倒した場合は脳挫傷で命を落とす人も多いとのことです。 そこで「転ばぬ先の転倒予防」が大切だと思います。それには,筋力を鍛えることが大切です。散歩をしたり,雑巾がけといった家事,意識して階段を使う,テニスや社交ダンス等,また転ばない環境づくり,家の中では足元に物は置かない。浴室では手すりや滑りどめマットなど,外出時はマンホールなど,滑りやすいところは気をつける。歩くときはかかとから着地するような歩き方。雪や凍結道路は真上から地面を踏み締めるなど,具体的に簡単な言葉やイラスト等を使って公民館等への掲示や,色を塗り,楽しみながら,転倒予防の意識が身につく「転倒予防いろはかるた」これです。これが「転倒予防いろはかるた」なんですが,この中には「席探す前に,まずつかまろう,バスの中」と,こういう言葉がずっとつづられています等の紹介など,いろいろな形で高齢者を守る手だてをりゅうほーやホームページなどで周知徹底してはいかがでしょうか,ご見解をお聞かせください。 ○川北嗣夫議長  加藤健康福祉部長。     〔加藤幸生健康福祉部長 登壇〕
    ◎加藤幸生健康福祉部長  お答えいたします。 転倒予防についてでございます。 高齢期には,筋力の低下やバランス能力の低下などが原因で転倒しやすくなってまいりますが,日常生活において,段差の解消や靴下への滑りどめの取りつけなど,様々な点に注意していくことで,転倒の危険を避けることに役立ちます。 これまで,では,いきいきヘルス体操教室や口腔ケア教室,脳トレ教室等を通しまして,転倒予防の呼びかけをしてきたところでございますが,平成25年度は,広報紙への掲載についても,イラストを多くする,キャッチフレーズ的なものを活用するなど,一目見て確認できるよう工夫をするほか,高齢者が集まる場所へ今まで以上にわかりやすいパンフレットの設置やポスターの掲示等を行い,広報活動に努めてまいりたいと,このように考えております。 以上であります。 ○川北嗣夫議長  3番深沢幸子議員。 ◆3番(深沢幸子議員)  ありがとうございます。 部長がおっしゃるように,一目で確認できる,それは大事なことだと思いますので,よろしくお願いいたします。 私ごとですが,私の父も転倒し,頸椎を打ち,寝たきりになりました。その後,手術をしてリハビリを行い,何とか杖をつきながら歩けるようにはなりました。リハビリの効果はすばらしいと思います。 次に,当市でも行っているシルバーリハビリ体操についてお伺いいたします。 このシルバーリハビリ体操は,高齢者の方々がいつまでも健康で生き生き生きていただくための活動です。現在,長山小,社会福祉協議会,コミュニティセンター13,各地区集会所10など,28カ所で行っています。昨年度は延べ1万4,152人の方が参加されたそうです。プログラムは,椅子に座って,床に座って,床に寝て,床に立って,おのおのの状態に応じて行い,無理をしない,いつでも,どこでも,誰にでもできる,これがシルバーリハビリ体操の基本とのことです。 私も交流サロンりゅうにて,シルバーリハビリ体操に参加させていただきました。先ほどの転倒予防もそうですが,高齢化が進む中,いつまでもお元気で健康を維持していくために,シルバーリハビリ体操は大変有意義だと思います。その必要性をが今まで以上に市民にアピールしてはいかがでしょうか,ご見解をお聞かせください。 ○川北嗣夫議長  加藤健康福祉部長。     〔加藤幸生健康福祉部長 登壇〕 ◎加藤幸生健康福祉部長  お答えいたします。 定年を迎えた人たちに対して,シルバーリハビリ体操をもっとアピールしてはどうかについてでございます。 定年を迎えた後,特に男性は女性と比較いたしますと,地域社会にうまく溶け込めず,孤立し,孤独になることが懸念されております。そういったことを防止するためには,どのような働きかけが必要か,今後の課題であると認識しております。 現在,シルバーリハビリ体操教室の参加者はほとんど女性ですが,会場によっては男性の参加者も増えてきている状況です。今後,参加している方々の声も参考にしながら,イベントや広報紙等,様々な機会を捉え,今まで以上にシルバーリハビリ体操をPRしてまいりたいと思います。 なお,3月9日,社会福祉大会がございます。これは社会福祉協議会が主催でございますが,このシルバーリハビリ体操を提唱しておられます県立医療大の名誉教授であられます大田先生,そういった先生のご講演もございますので,ぜひそういったものにもご参加いただけたらなというふうに思っておる次第でございます。 以上であります。 ○川北嗣夫議長  3番深沢幸子議員。 ◆3番(深沢幸子議員)  ありがとうございます。 当市としてシルバーリハビリ体操を大きく広めていくために必要なのがシルバーリハビリ体操の指導士養成と,シルバーリハビリ体操を行う会場及び会場への足の確保だと思います。 最初に,シルバーリハビリ体操指導士養成講座ですが,継続的な開催についてはどのようにお考えでしょうか,お聞かせください。 また,会場確保はコミュニティセンターなど,利用者の多いところは困難を極めています。各地区集会所等への働きかけをが積極的に行うなど,会場確保に努めてはいかがでしょうか。身近な地区集会所を使わせていただけたら,より多くの方が参加できるようになると思います。 私が参加した交流サロンりゅうに来ていた方も,家から近いから参加ができるし,続けられると話していました。その上で,交通の便が悪く,近くでシルバーリハビリ体操ができない方のための送迎バスの確保を考えてはいかがでしょうか,ご見解をお聞かせください。 ○川北嗣夫議長  加藤健康福祉部長。     〔加藤幸生健康福祉部長 登壇〕 ◎加藤幸生健康福祉部長  お答えいたします。 シルバーリハビリ体操指導士には,3級,2級,1級があり,各指導士養成講習会は,水戸にあります茨城県健康プラザを会場に開催されております。県は3級指導士を増やしていくための工夫として,3級指導士養成講習会の市町村開催という仕組みをつくり,水戸から遠方の市町村でも講習会を開催できることで,受講を希望する住民が広がっております。 市町村で開催する講習会では,初日の開講式と最終日の修了式は茨城県の健康プラザで受講することになっており,当市といたしましては,のバスを使って茨城県健康プラザまでの送迎も実施しておるところでございます。そのほか,の役割といたしましては,参加者の取りまとめ,初日と最終日を除く6日間の会場の確保を行っております。当市では,平成21年度と24年度に養成講習会を開催いたしまして,30名が3級指導士として誕生し,25年度もこれを開催する予定としておるところでございます。 といたしましても,介護予防事業を充実させていくためには,シルバーリハビリ体操指導士の皆さんの協力は欠かすことができないものと考えておりますので,今後も県と指導士会の皆さんと連携を密にしながら3級指導士養成講座を継続して開催し,より多くの指導士養成に努めてまいりたいと考えております。 次に,会場までの送迎ということでお答えしたいと思います。 では,シルバーリハビリ体操教室は,高齢者が体力を維持するために続けて参加できるような継続した体操教室であること,参加者が歩いても参加できるような身近な教室であることを目指しております。 現在の状況では,市内に満遍なく教室を開催するには至っておりませんが,今後も指導士の養成を継続していくことで,指導士を増やしながら,同時に会場も増やしていきたいと考えております。参加者の送迎につきましては,送迎手段の問題や参加者一人ひとりの公平性を保つ上でも,課題が多くございますことから,今後の検討課題ということにしていきたいというふうに考えております。 以上であります。 ○川北嗣夫議長  羽田市民生活部長。     〔羽田利勝市民生活部長 登壇〕 ◎羽田利勝市民生活部長  お答えします。 シルバーリハビリ体操を行う場所としての集会所の活用についてのご質問でございます。 シルバーリハビリ体操は,高齢者にいつまでも健康に過ごしていただくための有効な取り組みであると認識しております。 ご指摘のありました集会施設の活用につきましては,地域の高齢者のサークルなどが集会施設を利用し,体操を行う際には,来年度から設立される中核的コミュニティが,施設使用料を助成することが有効でないかと,こういった話し合いが行われている地域もございます。 といたしましては,各集会施設は広さや床面の種類なども様々ではございますが,この有効性に鑑みまして,各住民自治組織などに対しまして,集会施設の有効利用について働きかけてまいりたいと,このように考えています。 以上です。 ○川北嗣夫議長  3番深沢幸子議員。 ◆3番(深沢幸子議員)  ありがとうございます。 指導士養成講座は,3級指導士養成講座,これからも定期的に継続的にやっていただければと思いますので,どうぞよろしくお願いいたします。 また,会場に際しては,自主組織のほうに働きかけをという部長のお話いただいたんですが,ぜひ積極的にお話をしていただきたいと思いますので,よろしくお願いしたいと思います。 また,交通のほうはいろいろな形で検討課題とするということですので,検討していただいて,前向きなご検討をよろしくお願いしたいと思います。 以上で,私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○川北嗣夫議長  以上で深沢幸子議員の質問を終わります。 7番坂本隆司議員。     〔7番 坂本隆司議員 登壇〕 ◆7番(坂本隆司議員)  皆さん,こんにちは。 傍聴にいらしている皆様,誠にありがとうございます。当市の市議会,なるべくこういうふうに傍聴に来ていただけるように我々市議会議員,一生懸命頑張ってまいりますので,ぜひよろしくお願いいたします。 さて今,茨城県の中学生は3月5日に向けて,試験に向けて猛勉強中。本当に龍ケ崎の中学生の未来を決める大事な日になると思います。龍ケ崎の中学生の健闘をお祈り申し上げます。 さて,通告に従いまして一般質問を行っていきます。 今回の質問は,龍ケ崎の市民からの問い合わせ窓口についてでございます。 以前,先輩議員の中に24時間365日市役所は開いているべきではないかというような意見を聞いたことがあります。私もその意見には実は賛成でして,ただ,現実的にはちょっと難しいのではないかということで,今回はそのような内容で質問をさせていただきたいと思っております。 それと,あとは市役所の1階にできました総合窓口の運用についてお伺いします。 そして最後には,災害協定についてお伺いしていきたいと思います。 それでは,一つ目の質問に入ります。 今,皆さんは龍ケ崎のサービス,要はちょっと調べてみることがあると思うんですが,そのときにどんな形で調べているのかと申しますと,大体がインターネットを通じてホームページを見て調べるというのが大体一般的ではないでしょうか。ですが,実際のところ,そのインターネットが通じていない家庭の方やなかなか使い方ができないところ,多々あると思います。そのときに,その人たちはどのように,そのサービスや調べたいことを調べているのか,そういったことについてお伺いしていきたいと思います。 例えばですが,ごみの話でいきますと,革靴なんか燃えるごみか,燃えないごみか,今はもう使わないビデオカセットなんかも燃えるごみなのか,燃えないごみなのか,ちょっとわかんないときに見るもの,それが大体今はインターネットで調べられるということだと思います。ですが,そういったものを問い合わせが来た段階でどのように対応しているのか,そして,まず最初にお伺いしたいのは,その夜間ですね。夜間にそんな問い合わせの電話というのが何件かはあると思うんです。その件数について,まずはお伺いしたいと思います。 もう一度整理しますと,市民の問い合わせ,夜間に何件程度の問い合わせがあるのでしょうか,お伺いします。 これからは質問席にて質問させていただきます。 ○川北嗣夫議長  川村政策推進部長。     〔川村光男政策推進部長 登壇〕 ◎川村光男政策推進部長  お答えいたします。 夜間に市役所の代表番号に着信のあった電話での問い合わせ件数でございます。 午後5時15分から翌日の午前8時20分までの間に,昨年(平成24年)4月から本年1月までの10カ月間で2,953件の問い合わせ等の電話がありました。月平均にいたしますと約300件,1日平均にしますと約10件でございます。 もう少し詳しく申し上げますと,着信のあった時間帯及び件数についてでありますが,閉庁時間である午後5時15分から同7時までが2,339件と最も多い時間帯となっておりまして,全体の約8割を占めております。以降午後10時までが298件,それ以降翌日午前6時までが32件,それ以降午前8時20分までが284件となっております。 以上です。 ○川北嗣夫議長  7番坂本隆司議員。 ◆7番(坂本隆司議員)  ありがとうございました。 2,953件というのは,なかなか大きな数字かなと思います。実は私もちょっと知らなかったんですが,ヒアリングのときにちょっとお伺いしましたら,その夜間の受け答えはどなたがやっているんですかという話をさせていただいたら,今は夜間に関しては警備会社の方に委託をされているようで,そして,その警備会社のついている方が電話の対応をしていただいているということでお話をお伺いしました。でも,緊急な用事の場合には市役所の職員さんに直接電話が行き,そのまま対応しているということで,夜もそのような対応をしていただいて,本当に非常に大変だろうというふうに思っております。 それでは,逆に夜間の場合ではなくて,今度昼間普通に開庁しているときには,その問い合わせが来た段階では,どのような形で対応されるのかをお伺いしたいと思います。 ○川北嗣夫議長  川村政策推進部長。     〔川村光男政策推進部長 登壇〕 ◎川村光男政策推進部長  お答えいたします。 開庁時での電話による問い合わせでございますが,市役所の代表電話番号に着信した電話につきましては,電話交換手,現在,交代要員を含めまして3人を配置しておりますが,この電話交換手が電話交換機2台を使用しまして,問い合わせの内容,要点をお伺いした上で各担当課へ取り次ぎしております。 以上です。 ○川北嗣夫議長  7番坂本隆司議員。 ◆7番(坂本隆司議員)  ありがとうございました。 実質では3名で昼間は動かしているということですよね。確かに,私も以前から電話をして,こういうことが聞きたいんだというと,その電話の交換の方が,大体,この課だと思いますので,そちらに回しますねなんていうことで回していただいている経緯もあります。本当にそういう形でやっていただいていますよね。ただ,再度ちょっと細かい質問になってしまうんですが,開庁,その時間帯というのは基本的には何時から何時という形で考えていらっしゃるんでしょうか。 ○川北嗣夫議長  石島総務部長。     〔石島輝夫総務部長 登壇〕 ◎石島輝夫総務部長  お答えいたします。 市民の皆様が問い合わせする時間ということ,平日ですけれども,当然のことながら8時30分から17時15分まで,こちらで担当ごとにお答えをしております。 昨年の10月から毎月第2・第4木曜日につきましては19時まで,1階と2階のフロアの各課窓口の開設時間を延長するとともに,毎月第3日曜日の9時から16時まで,こちらは市民課窓口を開設しまして,市民サービスの向上に努めております。 また,土曜・日曜・休日につきましては,8時30分から午後5時まで,日直当番職員により対応させていただいているところでございます。 ○川北嗣夫議長  7番坂本隆司議員。 ◆7番(坂本隆司議員)  ありがとうございました。基本的な話でちょっとあれだったんですが,その時間帯,今は夜間も多少やっておられるということでございました。 私がここで言いたいのは,要は市民サービスの要は向上ですよね。どれだけ市民の皆様にもう少しサービスの提供ができるのかということで考えていたところです。今,民間企業ですと,ISOなどという規格なんかを利用しまして,品質の向上,サービスの向上なんかに努めていまして,よく顧客アンケートなんかをとりまして,そのお客さんに対しての対応はどうだったか,そして,その製品自体はどうだったかなんていうアンケートをとりながら改善をして,市役所でも当然やっているとは思うのですが,やはり今回のこの内容というのはちょっと幅が広い問題だと思うんです。ただ,やはり24時間,どのように対応できるかということに入ってきますので,その中で要は市役所の職員さんだけではなくて,要はいろいろな方法があると思うんです。それが民間のサービスというような形がどんどん出てくるのではないかなというふうに考えてはいるんですが,まずその前に,今現在,先ほど私が話したように,インターネットが使えない方や転入してすぐの方,そういうふうに資料がなかなか見れないような方というのは,どういった形のとしては対応をされているのか,まずお伺いします。 ○川北嗣夫議長  羽田市民生活部長。     〔羽田利勝市民生活部長 登壇〕 ◎羽田利勝市民生活部長  お答えいたします。 共働きで平日に来庁できない方やインターネットでホームページを見られない方のための対応についてです。 市民の皆様へ行政情報や暮らしの情報の提供が重要であると考えまして,平成23年12月に龍ケ崎市民ガイドブック「龍Navi」これの第2版を市内全域に配布させていただきました。 この龍Naviには,窓口での各種手続の方法や施設情報,観光,歴史などの地域情報,医療関係情報,さらには防災情報も掲載しておりますので,ご活用いただければと考えております。 また,引っ越しをしてきた方の対応といたしましては,転入届を出された際に,健康カレンダー,コミュニティバス時刻表,ごみの出し方,納付月一覧,子育て支援などのパンフレットを市民課及び西部・東部出張所の窓口でお渡しして対応しております。 なお,龍Naviにつきましては,平成25年度に増刷を予定しておりますので,でき次第,引っ越してをしてきた方へ市民課及び西部・東部出張所の窓口でパンフレットとともに配布してまいります。 以上でございます。 ○川北嗣夫議長  7番坂本隆司議員。 ◆7番(坂本隆司議員)  ありがとうございました。龍Naviですよね,うちにも確かに1冊あります。1冊じゃない,2冊ぐらいあった。確かに,それを見ながらいろいろなサービス,ごみの日は何曜日だとか,そういうのも,そこで見れると思います。ですけれども,なかなかちゃんとそれがうちのどこにあるのかというのがわかんなくなっちゃったりだとか,何かと一緒に紛れてどこかに行ってしまったりだとか,そういったこともあると思うんです。やはりそんなときに,電話で簡単にそういうものが聞けたらいいんではないかなというふうに私は思っております。 先ほど本当に夜間の問い合わせ2,953件という内容で本当にびっくりしたんですが,その内容はちょっとまだはっきりとわかっていないと思うんですが,ただ,もしかすれば防災無線が聞こえなかった。今,たしか電話で聞けたよね。その電話番号何番だろうとか,もしかしたらそんな電話だったのかもしれません。119番とか110番とかは大体皆さん覚えていらっしゃると思うんです。でも,最近の若い人,もしかしたら117とか177の天気予報とかは,もしかしたら知らないかもしれません。ほとんどつかったことがないんじゃないのかと思います。でも,やはり龍ケ崎にはこの番号に電話すると何でもわかるよなんていうサービスがあれば,本当はいいのかなというふうに思います。 違う資料でちょっと調べてみたんですが,特に電話の話でいきますと,23年度ですね,家庭児童相談事業というところの資料で相談件数というのがあります。その児童虐待相談で電話で35件という数字が挙がっています。これは,あくまで昼間の時間帯の電話の数字ですよね。それであとは,教育センターのほうの数字を見てみますと,要は子育てだと思うんですが,教育の電話相談ということで794件の電話での相談が来ていたということの資料があるんです。要はやはり皆さんちょっと不安だなとか,何か心配ごとがあったらやはり電話というのを一番使いやすいのかなというふうに思うんですね。ただ,その相談を全てのほうで受けてしまったんでは,これはパンクします。そんなのは,もうわかり切っていることだと思うんです。 ただ,いろいろなサービスが今ありまして,茨城県のほうのホームページなんかを見ますと,要は相談窓口一覧ということで,本当にたくさんの電話番号が載っているんですね,各種,それも。一つ,二つご紹介しますと,今うちもそうなんですが,小さいお子さんをお持ちの方が,要は多少熱が出たと。だけれども,うーん,これは病院に行くべきか,それとも明日の朝でもいいのかな,ちょっと不安になるときあると思うんですね。そんなときに,今,茨城県では子ども緊急電話相談ということで,お子さんが急な病気で心配なときご相談ください。すぐ受診させたほうがよいのか,様子を見ても大丈夫なのか不安なとき,経験豊富な看護師がアドバイスします。こういうような電話があるんですね。それが♯の8000,簡単な番号になっています。これも時間が6時半から夜の11時半までということになっているようです。ほとんど年中無休でやっているような形になっています。 それと,また話をちょっと違うところを見てみますと,先ほどの虐待の関係ですね。いばらき虐待ホットライン,これは24時間,これも無休でやっています。子どもの虐待に対する相談ですよね。特に虐待,もし近所の子どもが毎日泣いているとか,見かけていたら,ここのところ元気ないとか,でも,そういうときって大体夜だと思うんですよね。ですから,やはり24時間の対応になっているんだと思います。 ついでに,もう一つちょっとお話しさせてもらうと,子どものしつけや学校の問題,やはりこういうのも夜間やっているんですね。これはちょっと24時間ではないんですが,夜の12時まで,24時までですね,やっています。ですから,こういった番号を教えてあげるだけでも,いいサービスになるのかなということなんですね。やはり窓口が一つで,ここの電話にすれば,いろいろな情報がとれる。確かに今はインターネットがあるんで,今の若い人たちはそういったところで情報をとっているのかもしれません。ですけれども,当市としてそういう窓口が一つ,一つの番号でもいいと思うんですが,あれば24時間市役所が開いていることと同じことになるのではないかと,そのように思っております。 特に先ほどもお話をしたんですが,それを市役所の職員でやるのは,これもやはり無理がある。今,特に民間の企業で電話のそういう応対をしているサービスの提供があるんです。私もちょっと見積もりもとってみました。ただ,電話を受けて,誰々さんでしたね,では,明日担当の者から電話させますというんだったら,そんなのは誰でもできる話なんですが,そうではなくてある程度龍ケ崎のホームページの内容を理解していただいて,そして,先ほどの県の番号とか,そういうのも理解していただいた担当者の方を夜間配置するということもできるそうです。そういった自治体,違うところの自治体でサービスを提供しているという実績もあるそうです。ですから,きっとできないことではないのであろうと思うのですが,その点のご見解をお伺いしたいんですが,よろしくお願いいたします。 ○川北嗣夫議長  川村政策推進部長。     〔川村光男政策推進部長 登壇〕 ◎川村光男政策推進部長  お答えします。 夜間や休日においての電話対応の件であると思います。 夜間につきましては,先ほど議員からも紹介がありましたように,警備員が対応している状況でございます。また,休日の午前8時30分から午後5時15分の時間帯につきましては,の職員2人が当番制によって日直業務を行い,対応をしているところであります。 夜間,休日における電話対応などの民間委託につきましては,現在研究中でございますが,現在,FAQを活用して,問い合わせの多いよくある質問について,迅速に回答を行うことや,先ほど申し上げましたように休日,夜間の一部窓口開設により閉庁時にも対応するなど,市民サービスの向上にも努めているところであります。 夜間及び休日の対応につきましては,当面は現状の対応の中で警備員の資質向上や日直職員との十分な連携をとりまして,さらに充実をしてまいりたいと考えております。引き続き,市民の声を分析ながら,広聴機能の充実の視点からも研究をしてまいりたいと,そのように考えております。 ○川北嗣夫議長  7番坂本隆司議員。 ◆7番(坂本隆司議員)  ありがとうございました。ぜひとも検討してください。 あとちょっと,これも新聞の記事なんですが,今月の21日に茨城新聞にちょっと載っていたんですが,茨城県警のほうでも,今度は女性の警察官による24時間体制の相談窓口を開設するそうです。やはりこの裏には,たくさんの理由があるみたいなんですが,やはり電話の対応というのが一番皆さんのわかりやすい,そして対応しやすいのであろうということで,きっと茨城県警のほうもこういったサービスの提供を始めたんだと思います。こういったことも含めまして,できればやはり市役所は24時間365日とまでは言いませんが,そういった対応ができる体制をとってもよいのではないかと思います。 この質問は以上で終わらせていただきます。 続きまして,次の質問に移ります。 先ほどお話をさせていただいたんですが,1階の総合窓口,昨年の1月から非常にきれいになりまして,今度番号発券機でしたっけ,要は銀行のようになったのも皆さんご存じだと思います。そろそろ1年が経過しておりますので,その運用の状況ですとか,そういったところを少しお伺いしたいと思います。 まずは,現在の運用状況はいかがなんでしょうか。 ○川北嗣夫議長  羽田市民生活部長。     〔羽田利勝市民生活部長 登壇〕 ◎羽田利勝市民生活部長  お答えいたします。 現在までの運用状況についてでございます。 1階の窓口は,市民サービス向上のため,なるべく1カ所で対応できるようにと,1階南側に市民課,保険年金課,税務課の順に配置しまして,総合的に対応してまいりました。市民課の手続が終了後,すぐに保険年金課の手続に移れるなど,迅速な対応ができてると考えております。 また,住民情報基幹系システムの再構築によりまして,証明書発行窓口を一元化し,税証明も市民課で受け取れるようになっております。多い日には400人を超える市民の方が来庁されますが,番号札の導入により,窓口の場所や待ち人数がわかりやすくなっており,混乱もなく良好に運営されており,市民サービスの向上が図られているものと考えております。 以上です。 ○川北嗣夫議長  7番坂本隆司議員。 ◆7番(坂本隆司議員)  ありがとうございました。要は,順調に運用されているということだと思います。 本当に何かモニターなんかもできて,子どもの待機場所なんかもできて,本当に1階がすごくきれいになったなというふうに印象を受けます。 逆に,そうしましたら,何と言ったらいいですかね,何か逆に苦情とか,そういったものはあったんでしょうか,お伺いします。 ○川北嗣夫議長  羽田市民生活部長。     〔羽田利勝市民生活部長 登壇〕 ◎羽田利勝市民生活部長  お答えいたします。 苦情や提案についてでございます。 番号札発券機によりご利用窓口ごとに番号札をおとりいただくため,わかりやすくなったとのご意見がある反面,記載台の位置や番号札発券機の設置場所がわかりづらいとのご意見もございました。 そうしたことから,庁舎総合案内に加えて,市民課の申請書等の記載案内のための職員や嘱託員を配置し,対応いたしているところでございます。この案内の対応につきましては,親切でとてもよいとの意見もいただいております。 また,パスポート申請書の記載台が暗いとのご意見をいただいたため,卓上スタンドを設置したり,プライバシー確保のため,窓口カウンターの仕切り板,これを大きくするなど改善を図っております。 今後も,市民の方からのご意見等を参考に,サービス向上に努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○川北嗣夫議長  休憩いたします。 午後3時15分,再開の予定です。              午後3時00分休憩                                                 午後3時16分再開 ○川北嗣夫議長  休憩前に引き続き会議を再開いたします。 7番坂本隆司議員。 ◆7番(坂本隆司議員)  先ほど1階の総合窓口の件でお伺いしました。本当に順調に来ていて,苦情も大したことはなさそうです。 ですが,私のほうからちょっと一つ,二つ,ちょっとお願いといいますか,気になったことがございまして,実は案内をしていただいているフロアマネジャーといいますか,市民課の方がいて,案内をしてくれるんですね。ですけれども,すごく本当に丁寧に親切にしてくれるんですが,私はその人を見れば,あっ,今日の案内係はこの人だなというのはわかるんですけれども,実は年に1回とか2回ぐらいしか来ない人というのは,やはり同じスーツを着ていて,一応社員証みたいな,こういうのをつけているんですが,最近民間の方も皆さんぶら下げているんですよね。ですから,現実的に,この人がの職員さんなのか何をしてくれている人たちなのかというのが,結構人数がわさっといってしまうと,ちょっと見分けがつかないと思うんですよね。ですから,これはちょっと質問というよりも提案という形になってしまうと思うんですが,私たち当市議会も昨年はポロシャツなんぞをつくりまして,おそろいの,ですから,やはりちょっとわかりやすいような,スタッフジャンパーとか,一応腕章もつけていらっしゃる方もいらっしゃるんですけれども,なかなか腕章だけでもわかりづらいですよね。どうせ案内係するわけですから,それでしたら,もうしっかりと一番わかりやすいような何かそういった目印をつけてはいかがかなと思うんですが,いかがでしょうか。 ○川北嗣夫議長  川村政策推進部長。     〔川村光男政策推進部長 登壇〕 ◎川村光男政策推進部長  お答えいたします。 窓口サービス向上の一環といたしまして,庁舎正面玄関入り口付近に,窓口の申請時における記載補助や付き添い案内,来庁者の目的部署への誘導・案内等を行うフロアマネジャーを配置しております。 このフロアマネジャー業務に当たる職員につきましては,来庁者にわかりやすいよう専用の名札や腕章を身につけ,また,ふなれな来庁者への積極的な声かけを行っているところであります。 このように,まずはフロアマネジャー側から積極的に声をかけていく姿勢が大切であると思いますが,議員ご提案のスタッフジャンパーやポロシャツの着用についても,わかりやすさという点におきましては,来庁者の視点に立った効果的な提案であると考えております。 いずれにしましても,議員のご提案を含めまして,より一層,来庁者にわかりやすいフロアマネジャーの配置に努めてまいりたいと考えております。 ○川北嗣夫議長  7番坂本隆司議員。 ◆7番(坂本隆司議員)  ありがとうございました。ぜひ,今度マスコットキャラクター「まいりゅう」君もできましたので,そんなのも活用しながら,お願いしたいなと思います。 でもね,本当に12月とかだとサンタクロースの格好とか,ちょっとそういったアレンジをしてもいいのかななんていうふうにも思います。 あと,もう一つありまして,今,記入台があるんですが,今,入ると縦長に西から入って東側に延びて,書くところがあるんですけれども,この市庁舎のつくりといいますか,それがということになってしまうんですが,要は自動ドアが前と後ろと,東側から入って西側に抜けられますよというふうな市庁舎のつくりになってはいるんですが,どうしても来庁者が多いときには,両方どうしてもあいてしまうんですね。そのときに,実は昨日も風が強い日があって,どうしても書いているときに両方あいてしまうと紙がとんでしまったりですとか,そういったことが起きるんです。同時に毎回あいているのかといったら,そんなこともないんですが,やはりその辺も改善の余地があるのではないかなというふうに思うんです。もともときっとこの市庁舎に関しては空調のシステムが入っていたと思います。ですが,きっと今はちょっと古くなって使われていないということで,たしかお話を聞いたことがあるんですが,よく一般的なお話をさせていただきますと,病院とかは入り口にエアカーテンといいまして,上から入るときに風がおりてくるようなシステムになって,要は細菌とかをなるべく入れないようなシステムになっているのですね。一応市役所に実はあるんですけれども,なかなかちょっと上手に利用されていないようです。 あとは,今では余り使うことがなくなってしまったんですが,やはり回転ドア,あれも要は利点がありまして,外の空気と中の空気を完全に分離させてくれるんですよね。ですから,やはり空調のシステムの管理という形では,あれは非常にすばらしいものなんですが,やはり挟まれる事故ですとか,そういったもののために今,採用がほとんどされていない状況です。ですから,やはりそういうのを考えますと,何かしら方策は今いろいろな製品が出ていますので,できるとは思うんですけれども,やはりなかなか入って,すぐ出る,出入り口がある庁舎というのは,きっとこの龍ケ崎ぐらいなのではないかなと,大体は入って,新しいつくばの市役所ですと,入って,大体フロアがあって2階,3階という形になって,そのほかの市庁舎も大体入って,すぐ扉というのはないですよね。ですから,その辺の改善というのもご検討してはいかがかなと思うんですが,いかがでしょうか。 ○川北嗣夫議長  川村政策推進部長。     〔川村光男政策推進部長 登壇〕 ◎川村光男政策推進部長  お答えいたします。 西寄りの強い風が吹く,この時期になりますと,ご質問のような記載台の書類が飛ばされる日が年に数回発生してしまいます。また,熱効率も悪いため,フロアの暖房が逃げてしまう状況にもございます。本庁舎の1階ロビーに設置されている自動ドアにつきましては,東側及び西側に相対した位置にありますため,構造上この状況を解決することは非常に困難なところでもございます。これまでも課題として取り上げ,研究を重ねてまいりましたが,内側,外側の自動ドアの開閉時間,開閉速度の調整等でありますとか,風除室の改修など,対処可能な方法をさらに研究してまいりたいと考えております。 ○川北嗣夫議長  7番坂本隆司議員。 ◆7番(坂本隆司議員)  ありがとうございました。ぜひ検討してみてください。きっとこの議場のこの上にある小さいちょこちょこと出ているのも空調のシステムで,暖かい空気を下におろすためのファンのはずなんですよね。庁舎の1階とかにも大体ついてはいるんです。ですから,きっとだから,そのシステム自体が今,稼働ができていないということだと思うんです。 やはり先ほど部長が言っていたように,やはりせっかく暖めた空気を外に逃がしてしまえば,幾ら暖房つけても効率が悪いですよね。その辺も含めて改善をしていただきたいなと思います。 それでは,最後の質問に移らせていただきます。 災害協定についてお伺いしていきます。 ちょっと調べましたら,災害協定,結構なたくさんの業種の方々と,そしてたくさんの場所と協定を結んでいるようです。その辺について,あと詳細の内容についてお伺いしていきたいと思います。 まずは,現在災害協定を結んでいる相手とはどのような相手がいらっしゃるんでしょうか。 ○川北嗣夫議長  出水田危機管理監。     〔出水田正志危機管理監 登壇〕 ◎出水田正志危機管理監  災害協定の締結している相手先についてであります。 災害協定の締結は,大きく二つに分類され,国や地方自治体等との公的機関との協定と,民間事業者や民間団体との協定に分かれます。 公的機関との主な協定としましては,茨城県内の全ての市町村や静岡県裾野,群馬県館林,福島県相馬,千葉県茂原との相互応援協定のほか,国土交通省の情報連絡員派遣協定です。 次に,民間事業者等との主な協定としましては,利根コカコーラボトリング株式会社や茨城コープ生活協同組合などとの物資の優先的供給に関する協定が9件,ヤフー株式会社などとの災害広報に関する協定が3件,龍ケ崎建設業組合や社団法人茨城県トラック協会県南支部などとの役務の提供に関する協定が7件,社団法人龍ケ崎・牛久医師会や流通経済大学などとの医療救護やボランティアの派遣など,その他の協定が4件となっております。 なお,3月9日,民間事業者との協定として茨城県高圧ガス保安協会江戸崎支部と災害等の発生時における応急復旧活動支援に関する協定を,土浦ケーブルテレビ株式会社と災害時における放送等に関する協定の締結式を実施します。引き続き協定の拡大を図ってまいります。 ○川北嗣夫議長  7番坂本隆司議員。 ◆7番(坂本隆司議員)  ありがとうございました。 本当にたくさんいろいろな業種,そして,団体と災害協定を結んでいるということでした。 それでは,具体的にその内容についてはどのような内容になっているんでしょうか,お伺いいたします。 ○川北嗣夫議長  出水田危機管理監。     〔出水田正志危機管理監 登壇〕 ◎出水田正志危機管理監  協定の具体的な内容についてでございます。 まず,自治体間での相互応援協定では,食料,飲料水,生活必需品となる物資や資機材等の提供,応急復旧に必要な職員の派遣を定めているほか,連絡担当部局を定めております。 次に,民間事業者等との協定でございますが,建設業組合や小売業者などとの協定については,相手方の個別的な契約であり,一例を申し上げますと,昨年11月に締結したコメリとは,約40種類の具体的な物資の提供品目を定めております。 民間事業者等の協定についても,相手方との緊急連絡体制を確保するため,それぞれの担当者の連絡先等を定めており,当市の要請に基づき,支援を受けることとなっております。 ○川北嗣夫議長  7番坂本隆司議員。 ◆7番(坂本隆司議員)  ありがとうございました。民間に関しては,あくまで向こうからの提供ということで,詳細なところは余りないのかなというところですね,ありがとうございます。 ですが,やはりそういうふうに協力的に協定を結んでいただいているというところでは,本当に感謝しなければいけないところだと思いますよね。ありがとうございます。 それでは,今度は実際に災害が起きたとします。前回もそうだったと思うんですが,災害が起きて,例えば飲料水ですとか食料,先ほどあったコメリさんですとか,そういったところから優先的に提供をきっとしていただけるという協定だと思うんです。優先という,災害が起きたときには提供していただけるということだと思うんですが,その場合の要は最後のお金的な支払いとか,そういったものというのはどういった形の取り決めになっているんでしょうか。 ○川北嗣夫議長  石島総務部長。     〔石島輝夫総務部長 登壇〕 ◎石島輝夫総務部長  お答えいたします。 災害協定によります物品等の提供に関する支払いについてでございます。 食料品や物品等につきましては,有事発生前の通常時の取引の小売価格で納品することというふうに協定書に定めておりますが,実際の納品の際しましては,あらかじめ見積書を提出していただきまして,その妥当性,こちらを判断いたします。その後,納品時に検収をいたしまして,相手方の請求により支払うこととなります。 なお,医師会や歯科医師会の医療救護活動の場合,こちらは茨城県の災害救助法施行規則で定められた金額に準じて支払うこととなります。 ○川北嗣夫議長  7番坂本隆司議員。 ◆7番(坂本隆司議員)  ありがとうございました。通常時の金額でやりとりをされている。ただ,ちょっと気になったのは見積もりをとってということが,ちょっと時間的に苦しいところであろうなというふうには思ったところです。現実的に本当に震災,災害があったときに,そういった形で提供していただいているものであれば,正直私の気持ち的なもので考えれば多少割増ししてもいいのかなということはちょっと考えてもいいのかななんて思っているところでございますが,それとは別にやはり今度は復旧の工事,そういったものも必ず出てきていたと思います。そういった部分についてはどのような支払いの形になるんでしょうか。 ○川北嗣夫議長  石島総務部長。     〔石島輝夫総務部長 登壇〕 ◎石島輝夫総務部長  お答えいたします。 災害時の復旧工事についての支払い金額の積算についてでございます。 通常の土木工事につきましては,茨城県土木部で作成している積算基準及び標準歩掛により,それから,建築工事につきましては公共建築工事改修標準仕様書に基づく積算としております。 しかし,災害発生直後の緊急性のある応急復旧工事の場合は,工事の積算をする暇がないことから,協定書の締結相手方に復旧工事の依頼を行いまして,概算見積書,こちらを提出していただき,工事完了後に実際に要した精算工事内訳書,こちらを提出していただき,内容を精査しまして,完了検査終了後に請求に基づき支払いをすることとなります。 ○川北嗣夫議長  7番坂本隆司議員。 ◆7番(坂本隆司議員)  ありがとうございました。やはり通常どおりの積算でという形で,緊急時に関しては見積もりのやりとりということだろうと思います。 やはり確かに緊急時とはいえ,やはりかかったものはかかったということでしっかりと精算をしているという形で考えていいんだと思います。 個人の業者のことで考えますと,緊急時になった場合に,当然飛んできてもらわなくちゃいけない。それこそ緊急的に処置をしてもらわなければいけないということが出てくると思うんです。ただ,やはりそういう災害の協定を結んで,そういうふうに飛んできてもらえる会社,事業者については,何かメリットのようなものがあるのかどうなのかと思いましてお伺いしたいんですが,建設業界のほうでいきますと,国土交通省や茨城県と協定を結ぶと,会社の点数というのがありまして,その点数が上がるというか加点があるというふうになっているみたいなんですね。例えば,大手の鹿島建設とか,例えばですけれども,それが点数が1,500点という点数であったり,例えばですけれども,龍ケ崎建設が300だと,それが災害協定を結ぶことにより点数は301点とか302点になると,そういったところが県とか国ではやられているようなんですね。それは,この龍ケ崎でも行っているのでしょうか,お伺いいたします。 ○川北嗣夫議長  石島総務部長。     〔石島輝夫総務部長 登壇〕 ◎石島輝夫総務部長  お答えいたします。 災害協定先である建設業組合についてでございます。 茨城県との防災協定に基づく要請を受けまして防災活動を行う者または市町村との防災協定に基づく要請を受けて防災活動を行う者につきましては,建設業法により官公庁の発注する工事を請け負うために義務づけられております経営事項審査におきまして,社会貢献活動にかかる加点の対象となっております。 また,当市では,建設業組合を通して応急復旧工事を実際に施工しました企業等に対しましては,本復旧工事の際,もくしは指名競争入札となった場合,指名選定に当たりましては,これらの実績を考慮しているところでございます。 ○川北嗣夫議長  7番坂本隆司議員。 ◆7番(坂本隆司議員)  ありがとうございました。やはり建設業界としてもそういったメリットがあるということでお伺いしました。 しかし,どこの業界でも今は人員不足とか機械不足,なかなか今,厳しい時代をくぐり抜けているところだと思います。 実は,ちょっと気になる,また新聞の記事なんですが,茨城県のほうの茨城新聞でまた出たんですが,要は建設工事の入札の不調という件がありまして,要は何が言いたいかといいますと,要は今,業者が県全体でも少なくなっているという状況があります。そして,人員がもういないんですね。ですから,茨城県で今年ですね,平成24年度ですよね,そのときに87件の入札を一般競争でしたんですけれども,入札してくれる相手がいなかったというのが87件あったんです。10年前とか20年前からしたら,もうとんでもない話だと思います。もう建設業者,わさわさって来てやっていたと思うんですが,今の現状というのはもう人手がいないというところの現状にいるということが,この新聞で出ています。 実際,建設業に関しましてちょっとお話しをさせていただきますと,3・11のときも,ここの辺だと一番大きかったのは県南水道が断水したということだと思います。あれは,たしか龍ケ崎の県南水道企業団の配管ではなくて茨城県のほうの配管が断裂をして,漏水をして水が来なかった。そのときに行っていた業者というのは,実は龍ケ崎の業者だったらしいです。龍ケ崎から行って,その配管を直した。それも市役所の職員たちと同じように昼夜問わず,自宅にも帰れず,機械と資材を持って,夜の夜中まで作業をしていたようです。その当時県内水道企業団には苦情の電話がなりやまなかったということでした。現実的には工事の人間は必死に頑張っていたんです。 やはりこういった災害協定結ぶに当たり,建設業協会,組合だと思うんですが,そういったところが主に,最初は主になってくるんだろうと思います。今でも建設業の組合は毎月当番を決めて,夜でも動けるような連絡体制になっています。これはどういうことかというと,要は災害だけじゃないんですよね。台風ですとか,あとは大雪もそうです。そういった形の協定になっていると思います。ただ,私が言いたいのは,これは当市とだけ組んでいるわけの協定じゃないんですよね。国土交通省とも協定を結び,そして,茨城県とも協定を結んでいるんです。その中で,今,社員が10人しかいない会社で,じゃ,災害が起きた。そのときに,そこの会社は,じゃ,龍ケ崎に対して優先に来てくれるんでしょうか。私はそこが心配でなりません。特に今,やはり民間ですから,利益主導で考えていると思います。特に市役所の工事だけで運営ができるような会社はほとんどいないでしょう。ですから,民間でいろいろなところで工事をやっているはずです。ただ,その民間のお客さんですら,「頼む,ちょっと助けてくれ」という電話が,前回の3・11のときも鳴りやまなかったそうです。ですが,やはり業界としてはまずは道路の復旧だとか,そういったものをメインで動こう,人を動かそうということで,それこそやはり夜の夜中まで復旧活動,市役所の職員たちと一緒にやっていたはずです。 やはりこういったところを考えますと,そういう,たまたま今,建設業の協会になっているんですが,違ったところも強い連携を今のうちからとっていないと,本当の災害協定にはならないのではないか,そのように思うんです。 そこでお伺いします。 何かそういう団体と強い連携を図る,何か方策はしているのでしょうか。 ○川北嗣夫議長  出水田危機管理監。     〔出水田正志危機管理監 登壇〕 ◎出水田正志危機管理監  地元事業者との連携についてでございます。 今回提出します議案の中でもありますが,防災対策基本条例の中で,事業者に対して,地域の一員としての自主的な防災対策や災害発生時の災害対応について協力をお願いしているところであります。 大規模災害発生時は,人命救助などの対策などが最優先されますが,そのほか,市民の皆様の安全・安心を守るライフラインなどの復旧に当たっては,当然のことながら国や県との連携のもと,地元業界のご協力をいただきながら,応急・復旧対策を進めることとなります。 例えば,道路復旧については,救急車や緊急物資等を確保する緊急交通路を優先して取り組むこととなりますので,はその復旧に当たり,国・県と調整し,地元事業者と連携して国道,県道,市道これらを一体として復旧することとなります。 このようなことから,地元事業者との日頃からの連携は大変重要なことと考え,建設業組合などとは災害協定も締結し,また,防災会議委員でもあるので,現在行っている市民防災フェアでの訓練での連携や防災会議での意見交換は引き続き実施するとともに,今後は災害対策本部運営訓練などへの参加や研修などへの参加をしてもらう企画などを検討して,さらに防災対策についての理解をいただき,連携の強化,信頼感の醸成などに努めてまいりたいと考えております。 ○川北嗣夫議長  7番坂本隆司議員。 ◆7番(坂本隆司議員)  ありがとうございました。そのように連携を強く強く図っていただきたいと思います。 前回の3・11のときは,まだよかったと思っています。阪神・淡路大震災を想像すると,建物の倒壊,そうしてくると,今度はまずは道路の確保,救急車を入れなくちゃいけない,消防車を入れなくちゃいけない,そういったものが,まず最優先になると思います。そのときに,まず動くのは建設業のやはり機械なのではないでしょうか。確かに龍ケ崎でも自分の部隊を持っていますよね。ですから,すぐに動けるとは思います。ですが,やはり大きな機械が何台もあるわけじゃありません。何カ所も何カ所も道路をつくらなくちゃいけないときには,やはりそういう協会にお願いをしなければならないんだと思います。特に茨城県の話をさせていただきますと,県道に関しては年間で業者に委託をしているんですね,道路の補修という形で,それに何をするかといいますと,台風が来たときに枝が折れて道路が通れないときに,緊急で夜中でも飛んで,それをすぐ通れるようにする。そして,水があふれ出るようなところにポンプを夜中でも設置しに行く。そして,雪が降ったときには除雪も行います。そういったところを県と地元の事業者で年間で委託契約をして対応しているんですね。私も実は前に,雪が降る前とか雨が降った2月,3月寒いとき,道路が凍りそうなときというのは塩カリをまいて凍結防止をかけるんですが,そういったところのパトロールをしたりですとか,そういったものを私は経験してきました。やはりそれは市民を守るため,そして,人を守るため,業界もそういった形で動いていると思います。ですから,やはりこれからも強い強いきずなをつなげて,そういった連携を深めて,災害,本当にきちっとした災害協定を結んでいただきたいと思います。 これで私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○川北嗣夫議長  以上で坂本隆司議員の質問を終わります。 4番山形金也議員。     〔4番 山形金也議員 登壇〕 ◆4番(山形金也議員)  今回は通学路の安全対策についてと公共施設の長寿命化対策についてのこの2項目について質問いたします。 公共施設の長寿命化対策については,あえて小・中学校の施設について伺いたいと思います。 はじめに,通学路の安全対策についてでありますが,通学路の安全対策については,18年3月定例会と19年12月定例会で関連した質問はしておりますが,通学路に関しては,今回3回目の質問をさせていただきます。 昨今,登下校中の児童に車が突っ込んだりとか,そういうふうな事件が相次いでおります。皆さんもまだ覚えていると思うんですが,昨年4月23日の京都の亀岡,そして同じ4月27日には千葉県の館山,この愛知県でもあったですね,同じ27日に愛知県の岡崎でもやはり小学生の列に自動車が突っ込んだと。千葉県では1人の男子児童が亡くなっている。愛知県では男女2人の児童が骨折などのけがをしたと。最近では,本年2月20日午前7時半頃,岩手県の奥州市,ここでやはり交差点で軽トラックと乗用車との追突事故がありまして,その反動で子どもの登校中の列に突っ込んだと,小学生5人と運転手と8名けがをしたと,こういうふうな登下校中の児童等が負傷する事故が連続していると。そういうふうなことを鑑みて,政府は本年1月25日,通学路における緊急合同点検を取りまとめました,この状況ですね。 前回の定例会で深沢議員のほうから,この関連での合同緊急点検についての質問がありましたけれども,現実的に現況ですね,今の状況,そして,今の現時点での対策箇所,これについてお聞かせいただきたいと思います。 次からは質問席で行います。 ○川北嗣夫議長  小林教育部長。     〔小林克己教育部長 登壇〕 ◎小林克己教育部長  お答えいたします。 通学路の緊急合同点検の実施状況等でございます。 当市におきましては,各小・中学校から寄せられていた通学路の安全情報等に基づき,竜ヶ崎警察署,茨城県竜ケ崎工事事務所,危機管理室,施設整備課,学校及び学務課が連携し,昨年の7月から8月にかけて県道24カ所,市道44カ所,計68カ所について通学状況や信号機,速度規制等の必要性,歩道や標識,ガードレールの設置状況,ボランティアによる交通誘導の状況など,様々な観点から安全点検を実施し,交通安全に課題のある箇所を把握したところでございます。 また,2月末までに歩道の新規整備1カ所,ガードレールの新規設置1カ所,路面の改修1カ所,運転者への注意喚起のための縁石の色塗り1カ所,除草による見通しの改善1カ所,立て看板の新規設置7カ所の改善が行われたところでございます。引き続き安全点検の結果に基づきまして,施設整備課,危機管理室と連携を図り,竜ヶ崎警察署,竜ケ崎工事事務所等の協力を仰ぎながら,信号機や歩道の設置要望等に取り組んでいります。 以上でございます。 ○川北嗣夫議長  4番山形金也議員。 ◆4番(山形金也議員)  ありがとうございます。 昨年の緊急合同点検においては龍ケ崎が68カ所,結構多いんですよね。例えば土浦は48カ所,取手が46カ所,牛久が18カ所,稲敷が43カ所と,結構通学路に関してはまだまだ龍ケ崎は田舎だなというふうな感じがするんですね。やはりそういうふうなこと考えていくと,本当にこの通学路というのを真剣に考えていかないといけないんじゃないかなというふうな感じがします。 今年の2月26日,皆さんもご存じのように衆議院本会議で24年度の補正予算が賛成117,反対116と,何とか1票差で成立しました。今回成立した補正予算,そしてまた25年度の当初予算案の中に,防災安全交付金というのが新たに計上されております。この交付金は,社会インフラの総点検,そして維持補修等に使えるほか,通学路の安全対策にも支援できることになりました。これについてどのように認識しているかお聞かせいただきたいと思います。 ○川北嗣夫議長  木村都市環境部長。     〔木村 茂都市環境部長 登壇〕 ◎木村茂都市環境部長  お答えいたします。 お尋ねの国の補正予算並びに25年度の予算案につきましては,茨城県の担当課より昨年12月21日と今年の2月5日にメールにより通知があったところでございます。 12月21日付けの通知では,大型補正についてで,対象施設といたしまして道路構造物,これはトンネルや橋梁を指します。これらの修繕,そして舗装の修繕,通学路の安全対策等,16項目について連絡をいただいております。また,このことにより茨城県より執行可能額,この調査もあわせて通知がございました。その対応でございますが,財政部門とも協議をいたしまして,道路9路線及び橋梁1カ所のエントリーをさせていただいております。 なお,国の25年度予算案では,防災保全事業,通学路系事業につきまして,既存の社会資本整備総合交付金制度とは異なり,新たに新設される議員がおっしゃいましたような防災安全交付金に移行することになる旨の連絡もいただいているところでございます。 以上でございます。 ○川北嗣夫議長  4番山形金也議員。 ◆4番(山形金也議員)  ありがとうございました。 今の答弁では道路9路線と橋梁1カ所をエントリーしたということですが,当市の25年度の当初予算案の中にも長年の懸案だった馴柴小学校への通学路に当たる若柴地区内の市道第Ⅰ-2号線の道路改良工事も該当と挙げてありますけれども,これも該当すると思いますが,いかがでしょうか。 ○川北嗣夫議長  木村都市環境部長。     〔木村 茂都市環境部長 登壇〕 ◎木村茂都市環境部長  お答えいたします。 ご質問の市道第Ⅰ-2号線,若柴地区の馴柴幹線用水路から県道佐貫停車場線までの約400メートルの区間,馴柴小学校への通学路につきましては,このたびの大型補正にエントリーさせていただいたところでございます。 この大型補正の対象施策は,通学路の交通安全緊急合同点検に基づくものと,それ以外のもの,こういった2通りの方法がありまして,当市では後者にて要望しております。これに伴いまして,平成25年度予算に計上いたしております当該路線につきましては,平成24年度の補正予算による国庫補助対象路線となりますことから,必要な措置をとらさせていただきたいと,このように考えております。 以上でございます。 ○川北嗣夫議長  4番山形金也議員。 ◆4番(山形金也議員)  今の答弁ですと,今回の予算案にある道路改良工事については,通学路の交通安全対策研究合同点検に基づくものでなくて,それ以外の大型補正による予算で執行するというふうに受けとりました。 道路9路線と橋梁1カ所がその中に入ると思うんですが,やはりせっかくの補正でもあるので,やはり手を挙げて,ばんばんエントリーしたほうがいいんじゃないかなというふうに思うんです。いろいろな要望があると思うんで,確かに全部が国でやってくれるんじゃないんで,幾分はやはりでも出資出さなくちゃいけないというのはありますけれども,長い目で見ればそのほうがいいんじゃないかなというふうに,こう思います。 次に,公共施設の長寿命化対策について伺います。 当市の公共施設の構造体,その耐震化は,全国に先駆けると言ってもおかしくないほど完了しております。平成14年でしたよね,終わったのが,確かね。しかし,2年前の震災では愛宕中学校の体育館の天井,この議場もそうでしたけれども,天井が一部落下したと。他の施設でも壁台が落下したりとか,そういうふうなこともありました。皆さんは余り知らないんですが,また震災当時は津波,この津波被害の報道が大体主になって,やはり建物の崩落または天井の崩落というのは余りニュースにならなかったんです。東京都の九段会館で震災当日,専門学校の卒業式が行われていた。学生保護者ら600人が出席している最中に震災があり,天井が崩落し,2人が死亡,26明が負傷者。そして,昨年の12月には笹子トンネルの天井板崩落事故では9名の方の命が失われたと。改めてご冥福をお祈りしたいと思います。 当市においても,施設の総点検による壁や天井等の地震対策等,小・中学校施設での築25年以上経過している施設についてどれぐらいあるのか,また,どのように対策をしているのか,それをお聞かせいただきたいと思います。 ○川北嗣夫議長  小林教育部長。     〔小林克己教育部長 登壇〕 ◎小林克己教育部長  お答えいたします。 本市におきましては,先ほど議員ご発言ありましたとおり,平成14年度に校舎・体育館の耐震化率100%を達成し,他の自治体に先駆け子どもたちが安全に安心して学べる学習環境を整えてきたところでございます。 しかしながら,近年,耐震性のない建物はもとより耐震性がある建物につきましても,壁や天井等の安全性の懸念から,文部科学省では対策のための手引等を策定し,安全対策を推進しているところでございます。 本市におきましても,手引等に基づき点検を実施しており,天井や壁等の総点検につきましては,本年度に建築基準法に基づく建築物定期調査の中で建築士による点検を実施し,緊急性の高い箇所については,既に安全対策を実施しているところでございます。そのほか施設全体としては安全性が確保されているものの一部分において対策が必要と判断された箇所につきましては,計画的に対策を実施していく予定でございます。 なお,小・中学校で建築から25年を経過した建物でございますが,小学校で8校,中学校で2校,合計10校でございます。具体的には,小学校で申し上げますと,龍ケ崎小学校,八原小学校,長戸小学校,北文間小学校,川原代小学校,大宮小学校,龍ケ崎西小学校,松葉小学校でございます。中学校につきましては,長山中学校,城西中学校となっております。 以上です。 ○川北嗣夫議長  4番山形金也議員。 ◆4番(山形金也議員)  昨年の9月に文科省から出された通知では,公立学校施設における屋内運動場等の天井について,25年度中に学校設置者が責任を持って総点検し,27年度までに落下防止対策を完了するよう要請されております。改めて総点検と落下防止対策をお願いしたいと思います。 先ほどの答弁で,築後25年以上経過した建物が合計で10校とのことですが,文科省が昨年の8月に公表した老朽化対策または長寿命化対策,このビジョンを発表しました。それによれば,老朽化対策が近々の課題であり,対策の進め方としては1番目として,中長期的な整備計画の策定,2番目として,建物の長寿命化,3番目として,規模の適正化などの重点化が必要であることを示されております。こうした検討結果を踏まえて,国の25年度予算案では建物の恒久性の向上や水道,電気,ガス管といったライフラインの更新等への補助を行う長寿命化改良事業も導入されると,このように伺っております。 最後の質問になりますが,学校施設老朽化の現状と今後の対策,そして,長寿命化対策にも支援できる防災・安全交付金を活用してはいかがかと思いますが,お考えをお聞かせください。 ○川北嗣夫議長  小林教育部長。     〔小林克己教育部長 登壇〕 ◎小林克己教育部長  お答えいたします。 小・中学校の長寿命化対策についてでございます。 学校施設につきましては,先ほど答弁しましたとおり,多くの建物で老朽化が進んでいるのが現状でございます。 今後は,今ある建物を少しでも長く安全に有効活用するために,長寿命化対策の必要性が高まると考えております。しかしながら,学校建物の規模を鑑みますと,1学校当たりの改修費用は莫大となることから,計画的に改修工事を行っていきたいと考えております。 また,これまで学校施設の大規模な改修等に当たりまして,国の補助金制度を活用してきたところでございますが,今後も,先ほど議員のほうからご指摘がございました防災安全交付金等,有利な補助金制度を積極的に活用してまいりたいと,このように考えております。 以上でございます。 ○川北嗣夫議長  4番山形金也議員。 ◆4番(山形金也議員)  ありがとうございます。 今日ポストに入っていたのを今日見たんですが,龍ケ崎の公共施設再編成の業務方針,この中の18ページに公共施設,これは小学校,中学校も全部ひっくるめてだと思いますが,40年間で更新費用総額が663億8,000万,40年間で。40年後までにですね。その中にこの学校関係もみんな入っているんですが,そういうふうなことを考えますと,やはりこの長寿命化改良事業,こういうふうなものを活用することによって,通常公立学校施設が40年程度で改築または建てかえをされるが,技術的には70年から80年程度の使用が可能になる。そして,改築建てかえをする建てかえと比較すると,工事費のコスト面だけでなくて,やはりその廃棄物が抑制されるという環境面においてもメリットがあると,このように言われております。国の交付事業でありますけれども,当市の負担もあるわけです。長期的に考えればコストを抑えることができると思いますので,ぜひお願いしたいな。 そして,耐震化においては全国に先駆けてやったわけですから,この児童・生徒の安心・安全の教育環境を整備するためにも,他の自治体よりも少しでも早く手を挙げて,数多くエントリーをしていただきたいと,このように要望いたしまして,一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○川北嗣夫議長  以上で山形金也議員の質問を終わります。 5番後藤光秀議員。     〔5番 後藤光秀議員 登壇〕 ◆5番(後藤光秀議員)  皆さん,お疲れさまでございます。本日最後の一般質問となります。少し時間的にもプレッシャーを感じておりますが,簡潔明瞭に一般質問を行いたいと思いますので,どうぞ最後までよろしくお願いを申し上げます。 傍聴にお越しの皆様,本日は傍聴に,議場に足をお運びいただきまして,誠にありがとうございます。また,インターネット動画配信をごらんの皆様,龍ケ崎市議会へと関心をお寄せいただきまして,誠にありがとうございます。今回も私にご意見をお寄せいただきました市民の皆様の思いを踏まえ,発言させていただきますので,どうぞよろしくお願いを申し上げます。 それでは,通告に従い一般質問をさせていただきます。 まず,1点目は,路面凍結時の対応策についてでございます。 今年の1月14日に龍ケ崎をはじめ,関東地方では大雪が降り積もりました。今年初雪となった大雪でありましたが,当市でも久しぶりに降り積もり,多くの方が通勤や移動の際に交通の制限を余儀なくされたことと思います。震災や竜巻,台風の災害のほかにも,このような雪の災害に備えた対策も改めて一度確認をしておくことが必要であると思い,このたびの一般質問に取り上げさせていただきました。 そこでお伺いをいたします。 1月の大雪で当市での影響はどのようなものがあったのか。雪の影響による災害や路面凍結による車両事故,また,自転車の転倒事故などがあれば,その内容と発生件数をお聞かせください。当時の状況も含めてお聞かせいただければと思います。 次からは質問席から行いますので,よろしくお願いをいたします。
    川北嗣夫議長  木村都市環境部長。     〔木村 茂都市環境部長 登壇〕 ◎木村茂都市環境部長  お答えいたします。 去る1月14日の降雪によります影響でございますが,これにつきましては各方面で道路の渋滞や事故等が発生しております。 竜ヶ崎警察署による市内の事故の発生件数でございますが,1月14日には人身事故が2件,物損事故が25件ございました。翌15日には人身事故が1件,物損事故が14件発生したと報告を受けております。人身事故につきましては,車両同士または車両単独での事故に絡むもので,幸い大きなけがではなかったとのことでございます。 当市では,毎冬たびたび雪が降ると,そういった状況にはございませんので,ドライバーの方々が路面の凍結や雪道になれていないことに加えまして,スタッドレスタイヤなどの車の冬支度を行う方が少ないことなども事故要因の一つではないかと,このように考えているところでございます。 以上でございます。 ○川北嗣夫議長  5番後藤光秀議員。 ◆5番(後藤光秀議員)  ありがとうございました。 次に,大雪が降った際の当が備えている対応策として現状をお聞きしたいと思います。例えば除雪作業であったり,雪による災害防止対策など,現在当市ではどのような対応策があるのか,現況をお聞かせいただければと思います。 ○川北嗣夫議長  木村都市環境部長。     〔木村 茂都市環境部長 登壇〕 ◎木村茂都市環境部長  ご質問にお答えする前に,先ほどの答弁の中で間違いがございましたので,ご訂正をさせていただきます。 先ほど1月14日の物損事故でございますが「25件」というふうに申しましたが,「15件」でございます。ご訂正をお願いしたいと思います。 それでは,大雪時の当の対応策の現状,これにつきましてお答えを申し上げます。 降雪時には道路上の雪はまだやわらかなものであり,それほど滑りやすいものではございません。降雪のあった夜から翌朝にかけまして凍結しやすく滑りやすく危険な路面状態となってまいります。 当市のその対応でございますが,降雪時には,都市整備部内の対応で道路パトロールを行い,幹線道路や坂道,日陰のために雪が残ってしまう場所などに塩化カルシウムを散布したりスコップを使用して除雪をしております。 また,竹が雪の重みにより道路に横たわったり,倒木が発生したりするため,市民からの連絡が多数寄せられて,枝を落としたり伐採等の処理をしております。 去る1月14日の降雪時には,午前中より市民からの連絡もございまして,所管として,道路の安全走行確保等に対応しておりました。 14日から17日までの4日間に行った対応でございますが,部内で8班体制により道路パトロールを行う中で塩化カルシウムを散布,加えまして除雪作業が26カ所,竹や倒木の処理につきましては34カ所ございました。 以上でございます。 ○川北嗣夫議長  5番後藤光秀議員。 ◆5番(後藤光秀議員)  ありがとうございます。 先ほど当では余り雪が降る地域ではないということで,もちろん承知しておりますけれども,道路パトロール,塩化カルシウムをまくなどの対応をしているとのことでした。 今お聞かせいただきました答弁の中でもありました,その14日から17日の4日間にかけて8班体制でパトロール…… ○川北嗣夫議長  後藤議員,ちょっとマイクに近づけてください。 ◆5番(後藤光秀議員)  すみません。塩化カルシウムをまいたとのことでしたが,今の現状を踏まえて当としてはどのような課題をとらえていらっしゃるのか,次は,現況対策の課題についてお聞かせいただければと思います。 ○川北嗣夫議長  木村都市環境部長。     〔木村 茂都市環境部長 登壇〕 ◎木村茂都市環境部長  お答えいたします。 降雪時,その課題ということでございますが,まず,降雪時につきましては,樹木等の倒木もあり,道路通行等の確保が重要となってまいりますため,道路パトロールなどで対応しているところでございます。このパトロールにつきましては,先ほど申しましたように幹線道路や坂道など,広範囲になってまいりますことから,対応する人員についても施設整備課を中心に都市整備部を挙げて対処しているところでございます。限りある職員数であるため,人員の確保が不可欠となってまいります。特に休日や早朝における対応を考えますと,難しいものがございます。 また,人員はもちろんでございますが,安全の確保という観点からいたしますと,作業車両やパトロール車両の冬支度ができていて積雪に対応できるものであるかなど,準備面での対応が大切になってまいります。さらに,職員が暗がりの中で作業となれば危険も伴ってまいります。対応する人員の問題や事前の準備,これらが重要な課題であると考えているところでございます。 以上でございます。 ○川北嗣夫議長  5番後藤光秀議員。 ◆5番(後藤光秀議員)  やはり対応の人員の問題ということが課題であるということでございますが,やはりこのような雪が降り積もった際には,除雪作業や翌日の路面凍結などが心配でございます。これは市民からのご意見なのですが,通勤で混雑する森林公園の手前のサンキの丁度おり口というか,あそこの坂道がすぐ凍ってしまうというか,注意が必要でありますよというご意見をいただいております。日陰になっている場所であったり,特に坂道などの危険箇所への凍結防止剤の対応が考えられますが,凍結防止剤等の対応策についてお聞かせいただければと思います。 ○川北嗣夫議長  木村都市環境部長。     〔木村 茂都市環境部長 登壇〕 ◎木村茂都市環境部長  お答えいたします。 凍結防止剤の対応でございますが,降雪や凍結が予想されるときには学校や警察署など,公的な施設からの要望により路面凍結剤を届けているところでもございます。また,橋梁部や坂道などにつきましては,凍結しやすく,特に若柴町の馬場台橋の両側や泉町の主要地方道竜ヶ崎阿見線とカントリーラインの交差点付近,先ほど議員がおっしゃった森林公園の駐車場の先,交差点でもございます。そのほか,長山8丁目の北側の坂道,湯ったり館の北側の坂道,また,塗戸町の塗高池前から大和ハウスへ向かう道路と,15カ所に路面凍結防止剤を置きまして,積雪及び凍結時に使用できるように配備しているところでございます。 施設管理事務所では,降雪等の予報がある場合,事前に凍結防止剤の有無を確認し,補充などをしておりますが,緊急時には直接現地において散布作業もしております。 この路面凍結防止剤につきましては,通行される方や市民の方々にも使用していただくことも前提としておりまして,その表示も行っておりますので,ぜひ使用していただいて,路面凍結による交通事故の防止の一助になれば幸いであると,このように考えているところでございます。 以上でございます。 ○川北嗣夫議長  5番後藤光秀議員。 ◆5番(後藤光秀議員)  ありがとうございました。合計で15カ所設置されているとのことでした。こういった設置されている凍結防止剤を市民が直接使用していいとのことでございました。 私が今回この路面凍結時の対応策について,お寄せいただいた市民のご意見の中で,やはり共通していたことは,このような当が行っている雪の対策であったり,凍結防止剤の今の設置に関してであったりもそうなんですが,恐らく大半のほとんどの方がこの15カ所に凍結防止剤を設置していることも知らない方が,ほとんどなのではないかなと思います。つまり1月の大雪の際に実際に市民がどれだけこの常設されている凍結防止剤を利用したのか。また,誰が,いつ頃利用したのかというところにおいても,当市の今後の大きな課題となるような気がしております。もちろん,この凍結防止剤を設置している,今のご答弁にありました15カ所については日陰であったり凍結しやすい危険箇所であると承知しておりますが,やはり交通面からしても坂道への対策をもっと強化できないか,今後の検討課題にしていただければなと思います。 このほかにも,例えば各地域のコミュニティセンターにも凍結防止剤を常備して各自治会や近隣の方々が必要なときに迅速に対応できる備えがあれば,通勤時の慌ただしい時間帯の対応も少しスムーズになるのではないかなと思います。 また,りゅうほーやホームページでももっと市民にわかりやすく,こういったことを知らせたり,気象庁からの大雪警報があった際にも公式ツイッターやフェイスブック,またメール配信をうまくこういうときに活用して,このような設置している場所の情報をお知らせしたり,そういったところの共有の強化も必要ではないかなと思います。 ぜひこういった視点も踏まえて,今後,雪の災害対策の強化へつなげていただけるよう要望とさせていただきまして,次の質問に移りたいと思います。 次は,2点目のゆるキャラ「まいりゅう」の活用についてお伺いいたします。 先日ゆるキャラ総選挙から誕生した公式キャラクターの「まいりゅう」が初お披露目となり,各新聞報道やソーシャルメディア上でも注目を浴びました。 私がおととし初登壇した6月定例会以来,当市の公式ゆるキャラマスコットについては何度も提案と要望をさせていただいたこともありまして,ゆるキャラで当市のブランド強化や活性化に向けて推進している者の一人として,とてもうれしい思いと期待感でいっぱいであります。 そこで1点目に質問させていただきたいのは,現在マスコットの着ぐるみを製作中とのことで,完成間近であるとお聞きしておりますが,今後ゆるキャラ「まいりゅう」を活用してイベントやブランド活性化につなげていくために,現在どんな計画や準備をされているのかをお伺いいたします。どのような準備体制をされているのか,現況をお聞かせいただければと思います。お願いします。 ○川北嗣夫議長  川村政策推進部長。     〔川村光男政策推進部長 登壇〕 ◎川村光男政策推進部長  お答えいたします。 当市のマスコットキャラクターに決定をいたしました「まいりゅう」活用の準備体制ということでございます。 現在,のぼりや宣伝グッズの作製を検討するとともに,の印刷物への掲載等を実施しているところでございます。議員が先ほど申し上げたように,さらに着ぐるみの作製を今しておりまして,完成後には,市内外のイベントにおいての使用や貸し出しを実施し,のPR活動に幅広く活用してまいりたいと考えております。 また,現在,龍ケ崎マスコットキャラクター使用に関する要綱を策定しているところでもございます。この要綱の趣旨につきましては,マスコットキャラクターの使用に関して企業や団体などに積極的に活用していただきたいというものでございます。 今後におきましても,多くの方に愛されるキャラクターを目指しまして,「まいりゅう」の効果的な運用を図ってまいりたいと考えております。 ○川北嗣夫議長  本日の会議時間を延長いたします。 5番後藤光秀議員。 ◆5番(後藤光秀議員)  ありがとうございました。 次の質問に移る前に1点だけ,全国のキャラクターの中でグランプリを決定するゆるキャラグランプリというものがございます。開催当初の2010年は169体,2011年は349体,2012年には865体と年々増加しておりまして,今年は1,000体を超えると既に予想されております。ぜひ,ここで「まいりゅう」を知ってもらう大きなきっかけともなりますし,当市もエントリーして全国へ龍ケ崎ブランドを広めるチャンスとなると思いますので,これは答弁は結構でございますが,今年のゆるキャラグランプリにエントリーしていただけるよう,要望を一つさせていただきます。 次に,お伺いさせていただきますのは,ほかの市町村キャラクターとの連携についてお伺いをいたします。 これは,例えばでございますが,龍ケ崎と同様に龍をモチーフにしたマスコットキャラクターがほかにも多く存在していることはご存じかと思います。例えばドラゴンサミットといったものがあったように,全国の龍のキャラクター同士の連携などが実現できれば,「タッピー」や「タッポ(龍歩)くん」もバラエティー豊かな活用ができて,ユニークなイベントの開催であったり,ブランド力アップにつながると思うのですが,こういったほかのキャラクター同士との連携について当としてのご所見をお聞かせいただければと思います。ほかの市町村キャラクターとの連携について,当市のお考えをお示しください。 ○川北嗣夫議長  川村政策推進部長。     〔川村光男政策推進部長 登壇〕 ◎川村光男政策推進部長  お答えいたします。 当市のマスコットキャラクター「まいりゅう」の他キャラクターとの連携についてでございます。 現在,マスコットキャラクター,いわゆる,ゆるキャラを活用したイベントが全国で行われております。茨城県におきましても,去る2月10日,11日に「ご当地グルメサミットin笠間」が行われまして,そのステージに県内各地のご当地キャラクターが集合したところでございます。 当市におきましても,「まいりゅう」の着ぐるみが完成した後には,こうしたイベントに積極的に参加しまして,「まいりゅう」の認知度を高めるとともに,のPRを実施し,当市のイメージ向上に貢献するよう活用してまいりたいと思います。 先ほど議員が申し上げた全国の他キャラクターの連携などについても検討してまいりたいと,そのように考えております。 ○川北嗣夫議長  5番後藤光秀議員。 ◆5番(後藤光秀議員)  ぜひ先ほどの連携を前向きにやっていただけるようお願いいたします。 例えばの話でございますが,「まいりゅう」と同じ龍のデザインでJリーグのサッカーチームの水戸ホーリーホックというチームが水戸にございます。このチームのイメージキャラクターが「ホーリーくん」と言って,「まいりゅう」が隣に並んだらインパクトもあっておもしろいんじゃないかなと思うんですね。といいますのも,これはつくばの例なのですが,水戸ホーリーホックのホームゲームで,つくば市民招待の日といって,つくばに在住,在学の方をメインスタンドに無料招待するといったものなのですが,つくばサッカー協会とサッカー少年団をはじめ,市民の方々や各種団体の要望から,つくばと水戸ホーリーホックとの協議が進められて,実施されているイベントの一つであります。 例えばこのような龍ケ崎市民招待の日といったものが実現できれば,龍ケ崎物産品の販売ブースの出店であったり,「まいりゅう」と「ホーリーくん」とのコラボも実現できて,イベントとしてもおもしろいんじゃないかなと思うんですね。 先日,実は水戸ホーリーホックさんに直接問い合わせてみました。直接お話をさせていただいたのですが,ぜひともこういったイベントの開催でスポーツも,まちおこしも盛り上げていただきたいと,快くおっしゃっておりましたので,ぜひ今後,前向きに検討させてみてはいかがかなと思います。 調べてみると,流経大のサッカー部の監督さんが,この水戸ホーリーホックの初代の監督であった方だということでもありますので,さらなる龍・流連携とゆるキャラ同士のつながりでのドラゴンのほうの意味で,龍・流連携も誕生させて,話題性もつくれるんじゃないかなと,ここではちょっと提案をさせていただきます。 キャラクター同士の連携といいましても,双方の市町村同士のイメージ力アップやブランド力の向上と相乗効果によって活性化につなげることも期待できると思いますので,ぜひこういったことも含め,今後の検討課題としていただければなと思います。 次に,キャラクターのラッピング広告について質問をさせていただきます。 これも,おととしの6月の定例会の一般質問で少し触れさせていただきましたが,千葉県銚子電鉄のように,竜鉄の車両にキャラクターをラッピングして,例えば銚子電鉄のようにローカル線を活用して佐貫から竜ヶ崎駅へ竜ヶ崎駅から商店街への誘致に向けた視野でまちの活性化を目指すものであります。 銚子電鉄では,銚子電気鉄道の集客を支援しようと,株式会社のハドソンの人気シリーズであります桃太郎電鉄の20周年を記念して,桃鉄デザイナーとゲームメーカーが手がけて,2007年から同作のキャラクターが描かれたラッピング電車を運行させていたものがございますが,ここでいうラッピング広告についてというのは,竜鉄だけにこだわっているわけではなくて,これはもうそのままご想像のとおりかと思いますが,キャラクターをラッピングしたラッピングトレインや例えばコミュニティバスのラッピング車両を走らせたり,こういったラッピング車両が市内を走れば市民の皆様も,親しみもまちのブランド力アップも一層期待できると思うのですが,これについていかがでしょうか。公式ゆるキャラ「まいりゅう」のキャラクターを活用したラッピング広告について,当市のご見解をお聞かせください。 ○川北嗣夫議長  川村政策推進部長。     〔川村光男政策推進部長 登壇〕 ◎川村光男政策推進部長  お答えいたします。 関東鉄道竜ヶ崎線及びコミュニティバスの車両における「まいりゅう」のラッピング,いわゆる印刷フィルムの張りつけの実施についてでございます。 現在のゆるキャラブームにおきまして,キャラクターをラッピングした電車・バス等の運行も数多くの実施例がございます。JR東日本千葉支社におきましても,「ちばのご当地キャラクターラッピングトレイン」を運行しております。 このように,電車・バスの車両に対するマスコットキャラクターのラッピングにつきましては,多くの方の目にとまり,宣伝効果が非常に高いものと考えております。 議員ご提案の竜ヶ崎線の車両につきましては,運営主体の関東鉄道とその実施の可能性,手法について協議をしてまいりたいと考えております。 また,コミュニティバスの車両での実施につきましても,有効なマスコットキャラクターの周知方法の一つとも認識しておりますので,協議,検討してまいりたいと考えております。 ○川北嗣夫議長  5番後藤光秀議員。 ◆5番(後藤光秀議員)  ありがとうございます。 市長も以前,龍ケ崎で一番の催しであるイベントは,やはり何といっても撞舞を行う八坂祭礼であるとおっしゃっておりましたが,市外から龍ケ崎の最大イベントへお越しいただくためにも,やはり商店街への玄関である竜ヶ崎駅をつなぐ竜鉄や市内を走るコミュニティバスに公式ゆるキャラでドレスアップができれば,さらなる観光への強化にリンクできると思いますので,ぜひ前向きに調査研究を進めていただけますよう要望とさせていただきまして,次の質問に移らせていただきます。 最後の質問項目です。 牛久沼観光誘致プロジェクトについてでございます。 牛久沼観光誘致に関しては,当市にとってとても大きな重要課題であると思いますが,牛久沼への観光誘致として,また当への観光誘致でもいいのですが,牛久沼を活用して当が現在取り組んでいる事業はどういったものがあるのか,お尋ねをいたします。牛久沼を活用した観光誘致事業の現状をお聞かせください。 ○川北嗣夫議長  川村政策推進部長。     〔川村光男政策推進部長 登壇〕 ◎川村光男政策推進部長  牛久沼を活用しました観光誘致事業の現状についてであります。 まず,今年度開催しましたイベントについてでございますが,牛久沼を基点とした牛久沼周辺ウオーキングや観光協会の主催で行われましたウオーキングイベント「きてみて歩いて龍ケ崎」がございます。また,先月23日には牛久と連携し,牛久沼湖畔の「かっぱの碑」などを散策後,龍ケ崎の歴史民俗資料館や市内の商店街をめぐり,再度牛久沼に戻りまして,夕日を見るといった内容の「いばらき旅のCAFE」が実施されたところでもあります。 また,ご承知のように白鳥に対する餌づけなど,飼育管理を行っているところであります。牛久沼の白鳥につきましては,優雅に泳ぐその姿で,訪れる観光客を楽しませてくれるなど,当市にとっては貴重な観光資源でもあります。先月には,この牛久沼の白鳥を国民公園協会に寄贈し,皇居のおほりで泳ぐ様子が新聞,テレビ等で取り上げられたところでもございます。 以上です。 ○川北嗣夫議長  5番後藤光秀議員。 ◆5番(後藤光秀議員)  ありがとうございました。 次に,現状からどのような課題があるのか,当市が今現在とられている牛久沼観光誘致の課題について,どのようなものがあるのかをお聞かせください。牛久沼観光誘致の課題についてご所見をお伺いいたします。 ○川北嗣夫議長  川村政策推進部長。     〔川村光男政策推進部長 登壇〕 ◎川村光男政策推進部長  課題についてでございます。 イベントなどを開催していく施設として牛久沼水辺公園が整備されておりますが,常時,遊べるような遊具が設置されておらず,子ども連れの家族などが長時間,公園で時間を過ごすことが難しいとも感じております。また,牛久沼自体を体験できるようなイベントの企画が少ないことや水辺公園への交通アクセスが悪く,訪れた観光客へ不便を来しているのではないかと認識しているところでもございます。 このほか,牛久沼活用に伴う茨城県や他自治体との連携も課題の一つと捉えております。 牛久沼に関する構想として策定されおります牛久沼水際線計画がございますが,この関連事業につなげていけますよう,引き続き調査研究を続けてまいりたいと考えております。 ○川北嗣夫議長  5番後藤光秀議員。 ◆5番(後藤光秀議員)  ありがとうございます。 確かに,子ども連れが長時間滞在するのは難しいというか,不便がありました。 先日,お隣の取手,利根川を渡る「取手号」に乗船して,小堀の渡しというものを体験してきました。皆さんもご存じかと思いますが,こういったものなんですが,定員は12名ほどの小型の舟なのですが,飛び地となっております取手小堀をつなぐ渡し舟として運航されておりまして,大正3年から90年以上経過する現在も運航し続けているものでございます。合計3カ所の船着き場を停泊する経路で,全部一周するのに約50分間ほどかかる運航経路となっているんですが,私が利用したのは日曜日でありましたが,一周する50分間の間に私のほかに10名の方が利用されておりまして,やはり休日ということから,お子さま連れの方々がほとんどでした。船長にそのときにお聞きしたことなんですが,利用客の多い日では1日80名を超えることもあるとのことでした。この小堀の渡し「取手号」は,特注で約2,000万円もするものでございましたが,これも例えばイメージなのですが,例えば牛久沼に隣接している牛久,つくばみらい,つくば,取手と龍ケ崎をつなぐ渡し舟サービス事業ができれば,とても大きく活用できるのではないかと思うのですが,いかがでしょうか。よく観光地にあるような遊覧船のようなイメージなのですが,龍ケ崎,牛久沼として,牛久沼に対するイメージ戦略としても大きな影響を及ぼすものではないかと考えますが,このような隣接自治体をつなぐ渡し舟サービス事業について,当市のご見解をお聞かせください。 ○川北嗣夫議長  川村政策推進部長。     〔川村光男政策推進部長 登壇〕 ◎川村光男政策推進部長  お答えいたします。 議員ご提案の渡し舟サービスについてでございます。 これにつきましては,渡し舟を浮かべ,牛久沼を遊覧することにつきましては,体験型の事業として観光客にも大変喜ばれることと思います。牛久沼につきましては,当市のほかに取手,つくば,牛久によって周囲を囲まれておりまして,将来的には広域的な活用も必要と認識しております。渡し舟を事業化するには,安全確保や船舶免許はもちろん,経営主体や人員の問題など,検討課題もございますので,その実施の可能性や手法などについて調査研究をしてまいりたいと考えております。 ○川北嗣夫議長  5番後藤光秀議員。 ◆5番(後藤光秀議員)  ありがとうございます。 最後に,子どもが喜ぶような遊び心あるサービス事業についてお伺いいたします。 家族連れや子どもたちがにぎわうような水辺公園には,よくスワンボートなどのペダルボートがございます。例えばですけれども,これはオリジナルキャラクターボートというものを作製しているところがありまして,そういった,例えば「まいりゅう号」とか「タッピー号」とか,そういったものをつくってペダルボートのサービス事業の導入で龍ケ崎のブランドやイメージアップにも期待できると思いますが,こういったペダルボートを活用して牛久沼観光誘致のサービス事業はいかがでしょうか。子育て環境日本一としても,やはり子どもたちがファミリーでにぎわい,楽しめるようなサービスを実現できればと思うのですが,こういったペダルボート事業について,ぜひ最後,中山市長のお考えをお聞かせいただければなと思います。よろしくお願いいたします。 ○川北嗣夫議長  中山市長。     〔中山一生市長 登壇〕 ◎中山一生市長  後藤光秀議員のご質問にお答えいたします。 牛久沼は多くの自然に囲まれ,四季折々の景観が楽しめる当市の貴重な観光資源であるということは,皆さんもご承知のとおりでございますが,これまでも様々なイベントが開催をされてきたところでもございます。以前には,龍ケ崎青年会議所主催で大きな花火大会が開催されたこともございました。そして,そのときにも大変多くのお客様が広範囲から来てくださったことを覚えております。また,今でも牛久沼の景観を守ろうとボランティアの方々が熱心に花植えや白鳥の餌やりなどをして,皆様にご協力をいただいているところでもございますが,このように牛久沼は龍ケ崎市民にとっても非常に大切な場所であるというふうに認識をしております。 議員ご指摘のようなペダルボートとか,やはりせっかくの水辺があるわけですから,水辺を利用した遊びができる場所になってほしいなというような願いもございます。私も子どもと一緒に牛久沼に遊びに行くことがありますが,やはり散策をして終わってしまうようなところもありますので,そういう意味では周辺にある景観やその水辺から見る景観というのは,また地上から見る,陸地から見る景観とは大変違う趣もございますので,そのようなものもやはり今後は水辺で遊ぶ,そういう機会をつくれるような,そういう牛久沼にしていきたいというふうに考えているところでもあります。以前も,私の記憶では貸しボートなどをやっていた時代があったように思います。そういうことも含めて,私自身もカヌーがファンでもございますので,カヌーなどをやるにはもう最適な場所なんじゃないかなと私は前々から思っていたところもございますが,今までのご質問で答弁してきたような課題なども解決をしていきながら,牛久沼が今,申し上げたように多くの方々が集まって憩いの場となったり子どもたちが遊べる場所になるよう,今後も議員の皆さんのご提言,ご協力もいただきながら,努力してまいりたいと考えております。 ○川北嗣夫議長  5番後藤光秀議員。 ◆5番(後藤光秀議員)  市長ありがとうございました。 水質面の問題であったり,安全性など,様々な調査研究が必要であるともちろん思いますが,ぜひこういった視点も取り入れていただいて,牛久沼の今後の活用に役立てていただければなと思います。 これも最後に一例なのですが,我孫子のシンボルである手賀沼公園では,レンタサイクルやミニSL乗り場,さらにボート乗り場にスワンボートであったりウオーキングやジョギングコースにアスレチック遊具などもあります。多くの市民と利用者で休日にはにぎわっております。手賀沼といえば,平成12年度の環境省全国湖沼調査で水質汚れのワースト1になったことは有名でございますが,その後,住民や自治体の数々の浄化活動によって,年々改善していって,平成18年度は全国湖沼ワーストトップ10を脱出したほどです。手賀沼は水深3.8メートルで,平均が0.9メートル,私が調べたものでは,牛久沼は水深3メートル,平均が1メートルということでございました。手賀沼とほぼ同様の数値であると言えるかと思いますので,牛久沼でこういったボートの活用も,利用も可能であると思います。ぜひ子どもたちが喜ぶような視点とファミリーで楽しめるようなエンターテイメントのあるサービスが実現できれば,子育てにおいても環境豊かなサービスの一つであると思いますので,今後こういった視野も含めた研究をしていただきたいと,こちらも要望とさせたいただきます。 今後の牛久沼観光誘致プロジェクトにおかれまして,さらなるご尽力を改めてお願いを申し上げまして,私の一般質問を終わりにさせていただきます。長時間にわたるご清聴,誠にありがとうございました。 ○川北嗣夫議長  以上で後藤光秀議員の質問を終わります。 本日の一般質問はここまでといたします。 次の本会議は,3月4日午前10時から本会議場において再開し,一般質問を継続いたします。 本日は,これをもって散会いたします。              午後4時51分散会...