龍ケ崎市議会 > 2011-03-24 >
03月24日-06号

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  1. 龍ケ崎市議会 2011-03-24
    03月24日-06号


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    平成23年  3月定例会(第1回)平成23年 第1回龍ケ崎市議会定例会会議録(第6号)                                   平成23年3月24日(木) 午後2時  再 開                                   議事日程 第1 議案第4号の訂正の件 第2 議案第1号 龍ケ崎市光をそそぐ交付金基金条例について    議案第2号 龍ケ崎市教育振興基金条例について    議案第3号 龍ケ崎市特定健康診査等実施条例の特例に関する条例について    議案第4号 龍ケ崎市総合計画策定審議会条例等の一部を改正する条例につ         いて    議案第5号 龍ケ崎市職員の公益的法人等への職員の派遣等に関する条例の         一部を改正する条例について    議案第6号 龍ケ崎市職員の勤務時間,休暇等に関する条例の一部を改正す         る条例について    議案第7号 龍ケ崎市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例         について    議案第8号 龍ケ崎市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関         する条例の一部を改正する条例について    議案第9号 龍ケ崎市特別会計設置条例の一部を改正する条例について    議案第10号 龍ケ崎市総合運動公園の設置及び管理に関する条例の一部を改         正する条例について    議案第11号 龍ケ崎市医療福祉費支給に関する条例の一部を改正する条例に         ついて    議案第12号 龍ケ崎市特定健康診査等実施条例の一部を改正する条例につい         て    議案第13号 龍ケ崎市国民健康保険条例の一部を改正する条例について    議案第14号 龍ケ崎市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について    議案第15号 龍ケ崎市歴史民俗資料館に係る指定管理者の指定について    議案第16号 龍ケ崎市文化会館に係る指定管理者の指定について    議案第17号 龍ケ崎市農業公園豊作村に係る指定管理者の指定について    議案第18号 龍ケ崎市龍ケ岡市民農園に係る指定管理者の指定について    議案第19号 牛久市の公の施設を本市住民の使用に供させることに関する議         決事件の変更について    議案第20号 利根町の公の施設を本市住民の使用に供させることに関する議         決事件の変更について    議案第21号 市道路線の認定について    議案第22号 平成22年度龍ケ崎市一般会計補正予算(第4号)    議案第23号 平成22年度龍ケ崎市公共下水道事業特別会計補正予算(第2         号)    議案第24号 平成22年度龍ケ崎市老人保健事業特別会計補正予算(第2号)    議案第25号 平成22年度龍ケ崎市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)    議案第26号 平成22年度龍ケ崎市障がい者自立支援サービス事業特別会計補         正予算(第1号)    議案第27号 平成22年度龍ケ崎市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第         2号)    議案第28号 平成23年度龍ケ崎市一般会計予算    議案第29号 平成23年度龍ケ崎市国民健康保険事業特別会計予算    議案第30号 平成23年度龍ケ崎市公共下水道事業特別会計予算    議案第31号 平成23年度龍ケ崎市農業集落排水事業特別会計予算    議案第32号 平成23年度龍ケ崎市介護保険事業特別会計予算    議案第33号 平成23年度龍ケ崎市障がい者自立支援サービス事業特別会計予         算    議案第34号 平成23年度龍ケ崎市後期高齢者医療事業特別会計予算    議案第35号 龍ケ崎市教育委員会委員の任命について    諮問第1号 人権擁護委員の推薦について    報告第1号 専決処分の承認を求めることについて         (和解に関することについて)    平成22年請願第4号 米価の大暴落に歯止めをかけるための請願    平成23年請願第1号 TPP交渉参加反対に関する緊急請願    平成23年請願第2号 請願書「八ッ場ダム等水源開発の検証検討について」   平成22年陳情第12号 教室にエアコンの設置を求める陳情書    (委員長報告)    (委員長報告に対する質疑)    (討         論)    (採         決) 第3 議案第36号 龍ケ崎市災害見舞金等支給条例の特例に関する条例について    議案第37号 龍ケ崎市部設置条例の一部を改正する条例について    議案第38号 龍ケ崎市教育に関する事務の職務権限の特例を定める条例の一         部を改正する条例について    議案第39号 平成22年度龍ケ崎市一般会計補正予算(第5号)    議案第40号 平成22年度龍ケ崎市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3         号)    議案第41号 平成22年度龍ケ崎市公共下水道事業特別会計補正予算(第3         号)    議案第42号 平成22年度龍ケ崎市介護保険事業特別会計補正予算(第4号)    (提案理由説明)    (質         疑)    (討         論)    (採         決) 第4 議案第43号 龍ケ崎市議会委員会条例の一部を改正する条例について    議案第44号 龍ケ崎市議会議員の政治倫理に関する条例について 第5 意見書案第1号 環太平洋連携協定(TPP)への参加に関する意見書    (提案理由説明)    (質         疑)    (討         論)    (採         決) 第6 閉会中の事務調査の件                                   出席議員           13番  鴻 巣 義 則  議長           1番  伊 藤 悦 子  議員           2番  飯 塚 則 子  議員           4番  北 澤   満  議員           5番  後 藤 敦 志  議員           6番  小野村   節  議員           7番  大 塚 弘 史  議員           8番  山 宮 留美子  議員           9番  深 沢 幸 子  議員           10番  山 形 金 也  議員           11番  寺 田 寿 夫  議員           12番  石 山 治 男  議員           14番  近 藤   博  議員           15番  川 北 嗣 夫  議員           16番  杉 野 五 郎  議員           17番  岡 部 洋 文  議員           19番  曽 根 一 吉  議員           20番  大 野 喜 助  議員           21番  披 田 信一郎  議員           22番  谷田川 隆 司  議員           23番  坂 本   守  議員           24番  松 田 高 義  議員           25番  桜 井 昭 洋  議員           26番  信 田 東 男  議員                                   地方自治法第121条の規定による本日の出席説明員          中 山 一 生  市      長          長 岡 一 美  副   市   長          藤 後 茂 男  教   育   長          長 岡 一 美  総務部長事務取扱副市長          川 村 光 男  企 画 財 務 部長          加 藤 幸 生  健 康 福 祉 部長          木 村   茂  環 境 生 活 部長          羽 田 利 勝  都 市 整 備 部長          石 島 輝 夫  教 育  部 長          青 木 武 志  秘 書 広 聴 課長          小 林 克 己  総 務  課 長          大 竹 健 夫  交 通 防 災 課長          松 尾 健 治  財 政  課 長          龍 崎   隆  保 険 年 金 課長          荒 井 久仁夫  社 会 福 祉 課長          伊 藤 治 男  介 護 福 祉 課長          石 引 照 朗  環 境 対 策 課長          石 島   修  農 政  課 長          菅 原 安 雄  道 路 建 設 課長          塚 本   勉  下 水 道 課 長                                   議会事務局職員出席者          菊 地 三 夫  事 務  局 長          斉 田 典 祥  次      長          松 本 博 実  議 事  係 長          高 野 雄 次  議 事 係 主 幹          塚 本 裕 紀  議 事 係 主 幹                                                 午後2時02分再開 ○鴻巣義則議長  前回に引き続き会議を再開いたします。 本日は全員出席であります。開   議 ○鴻巣義則議長  これより本日の会議を開きます。 地方自治法第121条の規定により,議長において出席を求めた者の職氏名は,お手元に配付の印刷物のとおりであります。 △日程第1 議案第4号の訂正の件 ○鴻巣義則議長  日程第1,議案第4号の訂正の件を議題といたします。 市長より議案第4号について訂正の申し出が議長あてに提出されております。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第4号の訂正の件について,お手元に配付の訂正表のとおり訂正し,承認することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  ご異議なしと認めます。よって,議案第4号の訂正を承認することに決しました。 △日程第2 議案第1号から議案第35号まで,諮問第1号,報告第1号,及び請願・陳情について ○鴻巣義則議長  日程第2,議案第1号から議案第35号まで,諮問第1号,報告第1号,及び請願・陳情についてを一括議題といたします。 これより委員長報告に入ります。 去る3月10日の本会議において,各委員会に付託されました議案の審査の経過と結果について各委員長の報告を求めます。 曽根一吉総務委員長。 ◆曽根一吉総務委員長 〈自 席〉 今期定例会において,総務委員会に付託されました議案の審査の経過と結果につきまして,ご報告申し上げます。 去る3月17日午前10時から第1委員会室において,副市長及び担当部課等の長の出席のもとに,付託されました議案第1号,議案第4号,議案第5号,議案第6号,議案第7号,議案第8号,議案第9号,議案第19号,議案第20号,議案第22号の所管事項の10案件について審査をいたしました。 はじめに,議案第1号 龍ケ崎市光をそそぐ交付金基金条例についてであります。 これは,平成22年度の国の補正予算により,地域活性化・住民生活に光をそそぐ交付金が創設され,当市では,対象事業のうち「知の地域づくり」として,図書館,学校図書館の充実に充当しようとするものであり,具体的には,市内の小・中学校における読書環境の向上を目的とする基金を設置するため,本条例を制定するものであります。 執行部からの説明の後,採決の結果,全員異議なく了承いたしました。 次に,議案第4号 龍ケ崎市総合計画策定審議会条例等の一部を改正する条例についてであります。 この議案については,執行部より,議長宛に議案の付則における条例施行日についての訂正が提出されており,議長より委員長に連絡があったことから,委員会では訂正後の議案で審議いたしました。 議案の訂正の内容は,付則における条例の施行日の変更であります。 議案の内容は,平成23年度に係る組織機構の変更等に伴い,所管の部署等が新たに部・課名等に変更になることから,11の条例について,所要の改正を行うものであります。 執行部からの説明の後,防災会議条例の一部改正について,委員より「会計管理者危機管理監に改めるとのことですが,会計管理者を構成員から除く理由はどのようなことですか。また,4月の人事異動も1カ月先延ばしするということですか」との質疑に対し,執行部より「会計管理者から危機管理監に改めることについては,危機管理監については,全庁的な危機管理をつかさどる職となることから防災会議の構成員に加えなければなりませんが,関係管理者については,市の組織における一スタッフとして位置づけられておりますので,構成員から除きましても,特に影響はないものと考えております。また,4月の人事異動については,必要最小限の人事異動を予定しておりますが,組織機構改革に伴う大かがかりな人事異動については,5月に移行することになります。なお,昨年の第4回定例会において,新たな組織機構に関しての「龍ケ崎市部設置条例」及び「龍ケ崎市教育に関する事務の職務権限等の特例を定める条例」については,議会の議決をいただいておりますので,条例の施行日を4月1日から5月1日に改める条例の一部改正を市議会最終日に追加提案させていただきたいと考えております」との答弁がありました。 採決の結果,全員異議なく了承いたしました。 次に,議案第5号 龍ケ崎市職員の公益的法人等への職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例についてであります。 これは,公益的法人への市の職員の派遣に対し,市から支給する給与について,地域手当に関する規定を追加するため,所要の改正を行うものであります。 執行部からの説明の後,採決の結果,全員異議なく了承いたしました。 次に,議案第6号 龍ケ崎市職員の勤務時間,休暇等に関する条例の一部を改正する条例についてであります。 これは,育児または介護を行う職員の時間外勤務を,一月あたり24時間以内,1年あたりでは150時間以内とする制限を行うため,所要の改正を行うものであります。 執行部からの説明の後,勤務体制について,委員より「本来の休暇も取得できる勤務体制を担保しないと,新たな規定ができても,実際には空回りしてしまいます。そうならない勤務体制をつくるためにも,きめ細かな調査を行い,勤務実態をよく見ていただきたいと思いますが,どのように考えますか」との質疑に対し,執行部より「議員ご指摘のとおり,休暇を取得できる職場環境が前提であると考えておりますので,今後も様々な手立てを講じながら,制度を活用できる対応を引き続き行ってまいりたいと考えております」との答弁がありました。 採決の結果,全員異議なく了承いたしました。 次に,議案第7号 龍ケ崎市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例についてであります。 これは,地方公務員育児休業等に関する法律の一部改正に伴い,非常勤職員等についても,育児休業や部分休業を取得することができるよう,所要の改正を行うものであります。 育児休業等について,委員より「今回の改正により,育児休業や部分休業の対象が広がったということですが,実態として,これらの休業を取れる方の人数はわかりますか」との質疑に対し,執行部より「地方公務員の育児休業に関する法律につきましては,育児休業制度を設けて,子を養育する職員の継続的な勤務を促進し,もって職員の福祉を増進するとともに,地方公共団体の行政の円滑な運営に資することを目的に設置されております。もともと長期的,継続的な勤務を促すことが本来の目的となっておりますので,地方公務員に関する法律に規定する職員,この中には非常勤職員,臨時的に雇用される職員,それから,これに類する職員で条例で定める職員を除くということになっておりますので,当市の場合,臨時職員,嘱託職員が該当しておりませんので,今回の改正によって該当する部分はございません」との答弁がありました。 次に,職員の雇用形態について,委員より「現在は該当する雇用形態の職員はいないとのことですが,今回この条例を改正するということは,今後は,該当する雇用形態の職員を雇用していくという認識でよろしいですか」との質疑に対し,執行部より「今回の改正で育児休業を取得できる職員に非常勤職員が追加されております。その部分については,地方公務員法第17条,職員の職に欠員を生じた場合,運用することができるという規定でございます。また,再任用短時間勤務職員,これは定年退職者を常勤の職員より短い時間で雇用するというような雇用形態です。今後は,嘱託職員,臨時職員,17条での雇用,再任用など,様々な雇用形態があると思いますので,一つの選択肢として考えていきたいと思います」との答弁がありました。 採決の結果,全員異議なく了承いたしました。 次に,議案第8号 龍ケ崎市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例についてであります。 これは,市外に住所または居所を有する特別職の職員が,委員会等に出席した場合の自動車等利用に係る費用弁償の追加及び奨学生審査会委員について見直しを行うため,所要の改正を行うものであります。 執行部からの説明の後,採決の結果,全員異議なく了承いたしました。 議案第9号 龍ケ崎市特別会計設置条例の一部を改正する条例についてであります。 これは,老人保健事業特別会計を平成23年度から廃止するため,所要の改正を行うものであります。 執行部からの説明の後,採決の結果,全員異議なく了承いたしました。 次に,議案第19号 牛久市の公の施設を本市住民の使用に供させることに関する議決事件の変更について及び議案第20号 利根町の公の施設を本市住民の使用に供させることに関する議決事件の変更についてであります。 この二つの議案は関連しておりましたので,一括して審査を行いました。 内容でありますが,これは,たつのこスタジアム内にあります多目的広場の開設により,牛久市及び利根町とのそれぞれの公の施設の相互利用に関する協定に多目的広場を追加するほか,あわせて施設名称を「龍ケ崎市総合運動公園」として整理するものであります。 また,牛久市からの申し入れにより,牛久市総合福祉センターについて,牛久市内の利用者の増加に伴い,相互利用に関する協定から除外するものであります。 執行部からの説明の後,牛久市総合福祉センターの相互利用に関する協定からの除外について,委員より「本市住民の利用に関してトラブルがあったというような話を伺いましたが,いかがでしょうか」との質疑に対し,執行部より「牛久市総合福祉センターについては,ここ数年,牛久市,龍ケ崎市の市民とも,利用者が非常に多い状況で,牛久市の市長への手紙の中でも,牛久市民が思うように使えないというような話があったとのことです。このような中で,龍ケ崎市民の方だと思われるとのことですが,トラブルが発生していたという話を伺っております」との答弁がありました。 採決の結果,議案第19号及び議案第20号は,いずれも全員異議なく了承されしました。 次に,議案第22号 平成22年度龍ケ崎市一般会計補正予算(第4号)の所管事項についてであります。 総務委員会所管の補正の主な内容を申し上げますと,まず,歳入についてであります。 市税及び地方交付税等では,企業業績の回復による法人税割の増収,地方交付税の法定率分の増収に伴う再算定による増収などにより増額補正となっております。 国庫支出金では,地域活性化・きめ細かな交付金の庁舎分の計上及び地域活性化・住民生活に光をそそぐ交付金の基金分の計上であります。 県支出金の選挙費委託金では,昨年12月に執行されました県議会議員選挙費の精算による減額であります。 財産収入の土地売払収入では,奈戸岡の旧茨城県教職員住宅用地の売却によるものであります。 一般会計繰越金については,今回の補正予算の財源調整分であります。 市債では,消防施設整備事業債における起債限度額の増額及び庁舎施設整備事業債における対象事業費の減額に伴う起債限度額の減額であります。 次に,歳出であります。 職員給与費など人件費については,人事院勧告の実施による給料等の減額であります。 庁舎管理費の工事請負費では,庁舎アスベスト撤去工事費の確定による減額,また,庁舎1階フロアの配置換えによる窓口改善や案内サイン整備,OAフロアの改修などによる庁舎窓口改修工事経費の計上であります。 地域情報化推進費の使用料及び手数料では,イントラネットシステムの端末のリース期間変更に伴う差金の減額であります。 地域振興事業では,「NHK BS日本のうた」収録に伴う舞台等架設の委託料の計上であります。委託料分については,繰越明許費補正において追加措置いたしております。 積立金の財政調基金費では,市税収入の回復や普通交付税の追加配分などにより収支改善が一部図られたことから2億円を積み立て,後年度支出のために財源を確保するものであります。 選挙費では,県議会議員選挙費の精算による減額であります。 消防費では,消防施設整備事業消火栓設置工事負担金の減額などであります。 執行部からの説明の後,地域振興事業について,委員より「4月7日収録予定の『NHK BS日本のうた』については,今回の震災を受けていますが,予定どおり開催されるということでしょうか」との質疑に対し,執行部より「NHKからは,現在このような状況なので,今回のBS放送の収録だけでなく,ほかも含めて検討させてくださいとの返答を受けておりますので,その結果に合わせて態度を決定していきたいと考えております」との答弁がありました。 次に,雑入における県市町村振興協会市町村交付金について,委員より「この交付金の支出先はどちらになりますか」との質疑に対し,執行部より「今回の交付金については,企業誘致奨励金の財源として充当されるものであります」との答弁がありました。 採決の結果,全員異議なく了承いたしました。 なお,付託案件の審査終了後,執行部より,3月11日に発生いたしました,東北地方太平洋沖地震での当市における被災状況と八坂神社の土地所有権移転登記手続請求訴訟について報告がありましたので,改めてご報告いたします。 まず,地震関連ですが,報告事項としては,当市における人的被害,家屋の倒壊等,電気・水道等ライフライン,道路・下水道の被害,JR等の交通機関,公共施設の被災状況等の報告。また,県内水道の断水に伴う給水の対応状況,市に寄せられた救援物資の状況等について報告がありました。 報告終了後,委員より,防災無線が聞こえにくいことや市民に対する情報提供のあり方などについて,改善や要望等の意見が出されました。 次に,八坂神社の土地所有権移転登記手続請求訴訟についてであります。 経過といたしまして,第一審では原告側の全面敗訴,つまり,市が全面勝訴しましたが,訴訟請求により,昨年12月15日に第1回の控訴審が開かれ,その際,控訴人である八坂神社から証人申請がなされましたが,裁判所は即時,その請求を棄却したとのことです。その後,本年1月26日,第2回の控訴審が開かれ,控訴を棄却するとの判決が言い渡され,市の全面勝訴となったとのことであります。その後,2月4日に上告状が出され,2月7日付けで,東京高等裁判所から,市に対し,上告状受理の通知がされたことから,現在は,裁判所の判断を待っている状況との報告がありました。 以上で総務委員会の報告を終わります。 ○鴻巣義則議長  山形金也健康福祉委員長。 ◆山形金也健康福祉委員長 〈自 席〉 今期定例会におきまして,健康福祉委員会に付託されました議案の審査の経過と結果につきまして,ご報告を申し上げます。 当委員会は,去る3月17日午前10時から第2委員会室において,担当部課長の出席のもとに,当委員会に付託されました議案第3号,議案第11号,議案第12号,議案第13号,議案第14号,議案第22号の所管事項,議案第24号,議案第25号,議案第26号,議案第27号の10案件について慎重に審査しました。 はじめに,議案第3号 龍ケ崎市特定健康診査等実施条例の特例に関する条例についてであります。 これは,女性特有のがん検診の受診を促進し,健康保持及び増進を図ることを目的に,平成23年度におきましても昨年度に引き続き,特定の年齢に達した女性に対して,子宮がん及び乳がん検診に係る費用を無料にすることから,本条例を制定するものであります。 執行部から説明の後,委員から「対象者の人数をお知らせください」との質疑に対し,「子宮がんにつきましては約2,600名です。乳がんにつきましては約2,800名でございます」との答弁がありました。 また,「受診率が低いと思いますが,3年目となる23年はどのような手を打たれようとされているのか教えてください」との質疑に対し,「23年度につきましては,クーポン券の発送を例年よりも3カ月程度早め,5月上旬くらいには発送して,啓発・勧奨を行っていきたいと考えています」との答弁があり,採決の結果,全員異議なく了承いたしました。 次に,議案第11号 龍ケ崎市医療福祉費支給に関する条例の一部を改正する条例についてであります。 これは,医療福祉費支給制度(マルフク)の対象となる妊産婦に対し,受給者証を交付する手続を簡素化し,妊産婦の利便性向上を図るものです。 執行部から説明の後,委員から「今回の改正で,現条例の別表第1に規定されている疾病または負傷の限定はなくなり,すべての疾病または負傷が認められるということの理解でよいでしょうか」との質疑に対し,「妊産婦マルフクの対象となる疾病等については,妊娠の継続または安全な出産のために治療を必要と医師が診断したもので,今回の条例改正により,対象が変わるものではありません。今回の改正は,妊産婦マルフクの受給者証交付にかかる手続が簡略化するものであります」との答弁に対し,「誤解されないように,対象となる疾病または負傷が規定されていることの運用を考えてほしい」との要望があり,採決の結果,全員異議なく了承いたしました。 次に,議案第12号 龍ケ崎市特定健康診査等実施条例の一部を改正する条例についてであります。 これは,特定健康診査及び健康診査に係る受給者の費用負担額を改正するほか,肝炎ウイルス検診を改めて集団健診に取り入れるため,所要の改正を行い,受診の機会の充実を図るものであります。 執行部から説明の後,委員から「特定健康診査の実績をお伺いします」との質疑に対し,「平成21年度の実績ですが,今回の改正の対象となる65歳以上74歳以下の方で医療機関において特定健康診査を受診された人数は134人,40歳以上74歳以下の方で特定健康診査詳細健診の心電図検査を受診された方が106人,眼底検査を受診された方が108人,貧血検査を受診された方が54人です」との答弁がありました。 また,「条例改正に伴って,特定健康診査を受診された65歳以上74歳以下の134人の方は,健診料が800円から1,000円になります。さらに,200円の負担をいただくようになるのですが,高齢者に対して市の福祉という観点から今までと同じ800円にするということは検討しなかったのですか」との質疑に対し,「市の使用料・手数料等検討委員会にお諮りをした上で,市としての取り決めをしたところでございます」との答弁がありました。 次に,「肝炎ウイルス検診を今回入れた理由について教えてください」との質疑に対し,「肝炎ウイルス検診は,平成14年から平成20年度まで市でも実施しておりましたが,保健所においても肝炎ウイルス検診を実施していたことから,業務の効率性という観点で当市での検診を廃止しました。その後,国において様々な動きがあり,肝炎ウイルスについても7カ年計画を立て,検診の充実,肝炎の撲滅ということで力を入れてきておりますので,2年間廃止をしていたのですが,23年度から再開をすることにしたところであります」との答弁がありました。 また,「肝炎についてはいろいろな裁判もありましたし,充実させていくということを考えたときに,無料化ということは考えなかったのでしょうか」との質疑に対し,「検診等につきましては,受益者負担を一定程度いただくというのが市の基本的なルールであることから,検診の原価計算を行い,経費の25%を受益者負担といたしました」との答弁があり,採決の結果,賛成多数で了承いたしました。 次に,議案第13号 龍ケ崎市国民健康保険条例の一部を改正する条例についてであります。 これは,平成21年10月1日から平成23年3月31日までの出産に係る出産育児一時金の支給額については,暫定的に4万円を引き上げる措置を講じているところでありますが,平成23年4月1日からは当該暫定措置を恒久的とするため,所要の改正を行うものであります。 執行部から説明の後,採決の結果,全員異議なく了承いたしました。 次に,議案第14号 龍ケ崎市国民健康保険税条例の一部を改正する条例についてであります。 これは,国民健康保険税について,現行の6割,4割の軽減から7割,5割,2割の軽減などとするため,所要の改正を行うものであります。 執行部から説明の後,委員から「この軽減を受けられる,それぞれの対象者数をお知らせください」との質疑に対し,「昨年の粗いシミュレーションでは,6割軽減の方は7割軽減とし,4割軽減の方は5割軽減とする想定で計算し,2割軽減の方については新たに設定するものになりますので,根拠を出す基礎データがなかったことから,他の類似自治体を例に計算した数字になりますが,7割軽減の方が約2,500世帯,5割軽減の方が約480世帯,新たに2割軽減で発生するのが約1,350世帯と見込んでおります」との答弁があり,採決の結果,全員異議なく了承いたしました。 次に,議案第22号 平成22年度龍ケ崎市一般会計補正予算(第4号)の所管事項についてであります。 まず,歳入の主な内容であります。 子ども手当給付費国庫負担金につきましては,当初,給付費について住民基本台帳の年齢から対象者数を把握して,最大所要額を計上しましたが,公務員分は所属庁から支給されることなどの精算による給付費の減額に伴い,1億7,045万8,000円の減としております。そのほか,対象となる扶助費や事業費の増減などによる,既定の国庫負担金,補助金相当額について補正を行っており,県支出金についても同様であります。 繰入金では,老人保健事業の精算措置による繰入金を計上しております。 次に,歳出の主なものについてであります。 民生費では,子ども手当支給事業は,歳入でご説明いたしましたとおり,2億1,651万5,000円の減額計上となっております。また,生活保護費を2,637万増額計上しております。こちらにつきましては,12月にも大幅な増額補正をいたしましたが,さらにその後の実績を踏まえ増額計上としております。 衛生費では,老人保健事業で,がん検診などの受診者増加により1,110万4,000円の増額するなどが主なものです。 執行部から説明の後,委員から「老人保健事業のがん検診について,この時期に,これだけの増額補正というのはなぜでしょうか」との質疑に対し,「当初予算では,かなり抑えて予算を組んだことから,結果として見込んだ人数より多くの方が受診をされたことによるものです」との答弁があり,採決の結果,全員異議なく了承いたしました。 次に,議案第24号 平成22年度龍ケ崎市老人保健事業特別会計補正予算(第2号)についてであります。 これは,過年度分の精算措置によるもので,既定の歳入歳出予算の総額に286万8,000円を追加し,総額を768万4,000円とするものです。 執行部から説明の後,採決の結果,全員異議なく了承いたしました。 次に,議案第25号 平成22年度龍ケ崎市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)についてであります。 これは,既定の歳入歳出予算の総額に1億2,823万1,000円を追加し,総額を35億5,741万2,000円とするものです。 執行部から説明の後,委員から「基金からの繰り入れを今回約3,000万円行おうとするわけですが,当初予算での基金繰り入れ1,000万円と比べると大きくなっているわけですが,これで基金は残りどうなりますか」との質疑に対し,「基金残高は現在の時点で約2億円あります」との答弁がありました。 次に,「居宅介護サービス給付費と施設介護サービス給付費は,どういう伸びを示しているのかお知らせください」との質疑に対し,「居宅介護サービス給付費については,10月審査分から利用者が増加傾向にあり,予算に不足が生じることから増額補正をお願いするものであります。また,施設介護サービス給付費については,近隣の市町村に老人保健施設などが整備され,市内の被保険者が,そのような施設に入所されたことから増額をお願いするものです」との答弁がありました。 また,「特養への待機がどのような動きになっているのか,現状で結構ですのでお知らせください」との質疑に対し,「昨年の4月1日現在で約180名の待機者がおりました。解消策ですが,一つには,今年の6月1日に大徳町の特養が30床増床する予定になっております。また,24年度からの3年間の5期計画中で整備する必要があるだろうというようなことで,現在,推計作業等を実施しているところでございます。さらに,国において,在宅の24時間訪問型のサービス制度を現在検討しており,そういったものが整備されれば待機者も減ってくるのではないかというような話も聞いているところでございます」との答弁があり,採決の結果,全員異議なく了承いたしました。 次に,議案第26号 平成22年度龍ケ崎市障がい者自立支援サービス事業特別会計補正予算(第1号)についてであります。 これは,既定の歳入歳出予算の総額から93万6,000円を減額し,総額を2,856万4,000円とするものです。 執行部から説明の後,採決の結果,全員異議なく了承いたしました。 次に,議案第27号 平成22年度龍ケ崎市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)についてであります。 これは,既定の歳入歳出予算の総額から424万2,000円を減額し,総額を9億2,321万9,000円とするものです。 執行部から説明の後,採決の結果,全員異議なく了承いたしました。 以上で健康福祉委員会の報告を終わります。 訂正いたします。施設介護サービス給付費についてのところですが,特養への待機がどのような動きになっているかの現状についてですが,昨年の4月1日現在で「180」と言いましたが,「130名」の間違いですので訂正をお願いしたいと思います。 以上です。 ○鴻巣義則議長  小野村 節都市環境委員長。 ◆小野村節都市環境委員長 〈自 席〉 今期定例会におきまして,都市環境委員会に付託されました議案の審査の経過と結果につきまして,ご報告を申し上げます。 当委員会は,去る3月17日午前10時30分から,議案関連の現地調査の後,第3委員会室において,市長及び担当部課長の出席のもとに,議案第17号,議案第18号,議案第21号,議案第22号の所管事項,議案第23号,継続審査中の平成22年請願第4号,平成23年請願第1号,平成23年請願第2号の8案件につきまして,慎重に審査いたしました。 はじめに,議案第17号 龍ケ崎市農業公園豊作村に係る指定管理者の指定について及び議案第18号 龍ケ崎市龍ケ岡市民農園に係る指定管理者の指定についてであります。 この二つの議案は,関連しておりましたので一括して審査を行いました。 これは,龍ケ崎市歴史民俗資料館及び龍ケ崎市文化会館の指定管理者である龍ケ崎市文化振興事業団並びに龍ケ崎市農業公園豊作村及び龍ケ崎市龍ケ岡市民農園指定管理者である龍ケ崎市農業公社が龍ケ崎市開発公社と合併することに伴い,改めて指定管理者の指定を行うものであり,地方自治法及び龍ケ崎市龍ケ岡市民農園の設置及び管理に関する条例の規定に基づき,議会の議決を求めるものであります。 執行部から説明の後,委員から「まちづくり・文化財団は,どこが担当課となりますか」との質疑に対し,執行部から「23年4月1日に文化財団になりますが,組織機構の見直しについては,1カ月全体をずらし,5月1日に新たな組織への移行を行うこととしています。それまでは各々の施設の担当課がそれぞれを所管し,5月1日以降は,まちづくり推進課がすべてを所管することになります」との答弁があり,採決の結果,議案第17号及び議案第18号は,いずれも全員異議なく了承されました。 次に,議案第21号 市道路線の認定についてであります。 これは,龍ケ岡市民農園付近の3カ所に係るご案内の市道の路線を認定するため,道路法第8条第2項の規定に基づき,議会の議決を求めるものであります。 執行部から説明の後,委員から「2-257号線と8-437号線をつなぐクランクの部分は,すれ違いが困難であるので道路を拡幅していただきたい。将来的に買収は可能ですか」との質疑に対し,執行部から「そこの箇所は建物がありますが,市有地ですので,将来的には拡幅していきたいと思います」との答弁があり,採決の結果,全員異議なく了承いたしました。 次に,議案第22号 平成22年度一般会計補正予算(第4号)の所管事項についてであります。 まず,歳入の主な内容です。 国庫支出金では,地域活性化・きめ細かな交付金(農業振興分)で,湯ったり館の真空式温水ヒーターの改修に充当しております。 諸収入では,オータムジャンボ宝くじの収益分配金である,県市町村振興協会市町村交付金937万3,000円を新たに計上しています。 次に,歳出の主な内容です。 農業振興費では,真空式温水ヒーター改修工事で,交付金を使った事業として繰り越すものであります。 土木費では,公共下水道使用料の減収に伴う収支不足を補うため,公共下水道事業特別会計繰出金を2,705万8,000円を増額するなどが主なものです。 執行部から説明の後,農業公園湯ったり館管理運営費についてでは,委員から「今回,断水となり,ものすごい人数の方が湯ったり館に来られたそうですが,そのときの対応について教えてください」との質疑に対し,執行部から「地震のときは停電になり閉館しましたが,翌日には営業いたしました。断水中は,かなり多くの来館者がいらしたため,サウナは中止としました。また,長い列になりましたので回転を早くして,入場制限をかけました。今までの最高が,オープンした頃や連休で1,700名程度でしたが,今回は3,000名近くの来館者ということになりましたので,お湯の温度管理を小まめにチェックしておりました」との答弁がありました。 さらに,委員から「今回3,000名近くの来場者ということですが,現在の状況を教えてください」との質疑に対し,執行部から「大分,水が出るようになりましたので,現在は約500名ですが,500名というのもかなり多い来場者です」との答弁がありました。 委員から「今回,家族総出でごみ回収や掃除を行い,体も汚れる中,水が出ないため,ふろに入ることができないので,湯ったり館に行っても入れるような状況ではないので,何とかならないものですかという話がありました。500名というと,皆さん,入りたいときに入れる状況なのでしょうか」との質疑に対し,執行部から「500名であれば,サウナも再開しております。連休で混むときやイベント時は1,000人くらいの来場者となりますので,500名ですと,落ち着いて入れる状況となります」との答弁がありました。 次に,生産調整推進対策事業についてでは,委員から「米戸別所得補償で,申請者の人数を教えてください」との質疑に対し,執行部から「300数十名です」との答弁がありました。 また,委員から「米戸別所得補償で効果について,苦情や意見があったと思いますが,いかがですか」との質疑に対し,執行部から「去年の夏は猛暑ということで,あきたこまちやユメヒタチは一等米の比率が90数%あったのが,20数%に落ちるようなこともありまして,米の単価も下がりました。今回,米戸別所得補償に参加している方は目減り分を補償するということですので,加入していた人は助かったということです。23年度につきましても,過去3年間の米価の平均値で補填がありますので,新たに加入される方もいるのではないかと想定しているところです。ただ,面積の小さい方は人に頼んでいるなど,加入はしないので,ある程度大きな農家で利用されております」との答弁がありました。 次に,ごみ減量促進費についてでは,委員から「資源物が減少したということですが,何が原因となるものですか」との質疑に対し,執行部から「資源物の中で一番減っているのは紙類となります。また,紙類は資源物全体でかなりのウエートを占めております。ほかのものでは,瓶や缶も減っております。若干ふえているのはペットボトルになります」との答弁がありました。 また,委員から「以前,分別収集を開始したとき,市は資源物回収ステーションに立ち,拡声器を持って,相当な意気込みで指導を行いました。しかし,現実に分別を行っていない市民は多くおります。広報誌でお知らせしても,なかなか徹底されないので,改善する方法をお聞きしたいと思います」との質疑に対し,執行部から「現在も朝,収集の時間帯に職員が見回りを定期的に行っております。しかし,見回り時に資源物を出される方は正しく分別を行っている方で,時間を守らず,前日に出される方が分別をきちんとされていない方が多く,徹底されていないのが現実であります。ステーションでは当番の方もおりますので,その方と協議を行い,進めてはおりますが,いい対応策が見つからないため,一層PRをして,資源分別を進めていきたいと考えております」との答弁がありました。 また,委員から「ぜひボランティアで区長や自治会長にさらに協力をしていただいて,本来の正しい分別にするということが一番です。前日に出す人は仕分けしていない人が多いので,ぜひ区長さんたちにお願いをして,もう一度,再構築をしていかないとならないと思いますが,いかがでしょうか」との質疑に対し,執行部から「区長さんたちには,これからもお願いしたいと思いますが,そのほかに地域にはごみ減らし隊という,ごみの推進員がおります。地域によって人数にばらつきがあり,いない地区もまだありますが,こういった方にも,もう少し協力していただき,指導をやっていただきたいと思います。ごみ減らし隊は年3回程度,研修等で集まっていただいているので,お願いをして,区長や自治会長と協力してやっていただけるようにしていきたいと考えております」との答弁があり,採決の結果,全員異議なく了承いたしました。 次に,議案第23号 平成22年度公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)についてであります。 これは,既定の歳入歳出予算の総額から1,749万円を減額し,総額を22億9,525万9,000円とするものです。 執行部から説明の後,委員から「下水道使用料現年賦課分の減った理由を教えてください」との質疑に対し,執行部から「一般家庭において,節水が進んできているということで,一調定当たりの金額が下がってきている。それから,徴収率が当初99%を見込んでいたものが1%減ということで,98%ということで計上しております」との答弁がありました。 また,委員から「節水は電化製品の進化によって大分変ってきているのですか」との質疑に対し,執行部から「節水型の製品が出てきておりますので,各家庭の節約ということが影響していると思います」との答弁がありました。 また,委員から「収入が入ってこないとなると,償還金にも影響があるのではないかと思います。この問題は,この先どうなるのですか」との質疑に対し,執行部から「償還金については,毎年減少傾向に入っておりますので,極端に上がるということはありません。ただ,使用料の減収との関係についてはバランス的に難しいところがあります」との答弁があり,採決の結果,全員異議なく了承いたしました。 続きまして,継続審査中の平成22年請願第4号 米価の大暴落に歯止めをかけるための請願についてであります。 委員から「大震災で田んぼは壊滅状態です。水が入ってしまった田んぼは戻すのにかなりの年数や労力がかかります。そんな中でお米が暴落を起こすというのが考えらませんし,先々を考えて継続します」との意見があり,採決の結果,全員異議なく継続審査とすることに決しました。 次に,平成23年請願第1号 TPP交渉参加反対に関する緊急請願についてであります。 委員から「日本は農業の国だと思います。急にTPPという農業に対して何の施策も示さない唐突な農業を壊滅に追い込むのではないかと思われるような政策は反対をしていきたいため,請願に賛成したい」との意見や,「この大地震で国土の何%を奪われたのかわかりませんが,海水が一度入った田畑では作物が当分の間つくれないと思われる中で,TPPを早急にするべきではないと思います。また,12月議会で同じような内容の請願の審議を行い,意見書を提出しておりますので異論はございません」との意見があり,採決の結果,全員異議なく採択とすることに決しました。 次に,平成23年請願第2号 請願書「八ッ場ダム等水源開発の検証検討について」であります。 委員から「県南水道企業団と県との契約水量の中で使われているのは,70%くらいです。それを実質に合わせた70%で契約すればいいということになると,夏場に渇水したときに節水をしなければいけないということになります。そのときに何%の節水ということになると,基本契約の何%ということになりますので,多めの契約をしております。そうしないと,渇水対策のときに対応ができなくなります。請願事項の『県企業局との契約水量を実態に合わせ見直し,八ッ場ダムなど無用な水源開発から撤退し,水道料金の引き下げを求めること』ということですが,企業局との契約を少し多めにしておかないと,夏場の水資源が無くなったときにどうするかということがあります。また,それに合わせて水道料金を決めていくので,水道料金を下げるわけにはいかないと思います。次に,ゲリラ豪雨という,どこでどのように大変な雨が降るかわからないということに対して,貯水ダムというのは必要であると思いますので,この請願は不採択とします」との意見や,「八ッ場ダム付近の住民は,ダムをつくりたくないのに国が推し進めてきました。その中で説得をされて,治水のことを考え,地元の方が了解をして,自分たちのお墓まで移してやりましょうということになりました。そういう地元の方を考えたり,住むところも移されて新たな生活をされている方,いろいろなことを考えますと,軽々しくやめましょう,ストップしましょうということは考えられないことですので,不採択です」との意見や,「八ッ場ダムの利根川流域の知事も1都5県の知事も八ッ場ダムに関してはつくってほしいという話もありますので,この請願に関しては不採択とします」との意見があり,採決の結果,賛成者はなく不採択とすることに決しました。 以上で都市環境委員会の報告を終わります。 ○鴻巣義則議長  近藤 博文教委員長。 ◆近藤博文教委員長 〈自 席〉 今期定例会において,文教委員会に付託された議案の審査の経過と結果について,ご報告を申し上げます。 当委員会は,去る3月18日午前10時から第1委員会室において,教育長,教育部長及び担当課長の出席のもと,当委員会に付託されました議案第2号,議案第10号,議案第15号,議案第16号,議案第22号の所管事項,報告第1号,継続審査中の平成22年陳情第12号の7案件について慎重に審査をしました。 はじめに,議案第2号 龍ケ崎市教育振興基金条例についてであります。 これは,教育の振興並びにスポーツ及び文化の振興を図ることを目的とします,龍ケ崎市教育振興基金を設置するため,本条例を制定するものであり,あわせて,龍ケ崎市奨学基金の設置及び管理に関する条例を廃止するものであります。 執行部から説明の後,採決の結果,全員異議なく了承いたしました。 次に,議案第10号 龍ケ崎市総合運動公園の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例についてであります。 これは,平成23年5月1日から開設する龍ケ崎市総合運動公園内の多目的広場に関する規定を追加するため,所要の改正を行うものであります。 なお,重要な公の施設及び特に重要な公の施設に関する条例及び龍ケ崎市都市公園条例についても本条例の改正に伴って,所要の改正を行うものであります。 執行部から説明の後,委員から「多目的広場に設置されていますバックネットの基礎の部分については,私が確認したときには,土がかぶっていない状態でしたが,その後,対処はされました」との質疑に対し,執行部から「工事を所管する都市計画課から,土がかぶっていない部分については土をかぶせたとの報告を受け,確認も行いました」との答弁がありました。 採決の結果,全員異議なく了承いたしました。 次に,議案第15号 龍ケ崎市歴史民俗資料館に係る指定管理者の指定についてであります。 これは,龍ケ崎市歴史民俗資料館指定管理者である龍ケ崎市文化振興事業団が合併することに伴い,改めて指定管理者の指定を行うものであり,地方自治法及び龍ケ崎市歴史民俗資料館の設置及び管理に関する条例の規定に基づき,議会の議決を求めるものであります。 執行部から説明の後,委員から「指定管理者を決定する上での審査基準について,また,応募団体数について教えてください」との質疑に対し,執行部から「この指定管理につきましては,平成20年に文化振興事業団と5年間の指定を結んでいます。今回,合併することに伴い,残期間,23,24,25年度につきましては,引き続き,合併する本体になります財団法人龍ケ崎市まちづくり・文化財団に指定するということです。なお,指定することについては,自動的ではなく,龍ケ崎市指定管理者選定委員会で決定しています」との答弁がありました。 採決の結果,全員異議なく了承いたしました。 次に,議案第16号 龍ケ崎市文化会館に係る指定管理者の指定についてであります。 これは,議案第15号と同様,龍ケ崎市文化会館の指定管理者である龍ケ崎市文化振興事業団が合併することに伴い,改めて指定管理者の指定を行うものであり,地方自治法及び龍ケ崎市文化会館の設置及び管理に関する条例の規定に基づき,議会の議決を求めるものであります。 執行部から説明の後,採決の結果,全員異議なく了承いたしました。 次に,議案第22号 平成22年度龍ケ崎市一般会計補正予算(第4号)の所管事項についてであります。 文教委員会所管分の主な歳入は,国庫支出金で,地域活性化・住民生活に光をそそぐ交付金が計上されています。これは,読書環境の充実など,知の地域づくり事業が対象となりまして,中央図書館のLED照明工事に対する補助となっています。 また,地域活性化・きめ細かな交付金については,文化会館,たつのこアリーナ,たつのこフィールドの改修工事に対する補助となっています。 主な歳出は,中央図書館LED照明工事費,文化会館,たつのこアリーナ,たつのこフィールドの改修工事が計上されています。 また,これらの工事については,平成23年度に繰り越しをして工事が行われるよう繰越明許費補正がされています。 執行部からの説明の後,委員から「図書館管理運営費,工事請負費について,照明工事は来年度に繰り越しとのことですが,いつ頃,工事を行う予定ですか」との質疑に対し,執行部から「予定ですと毎年6月に蔵書点検を閉館して行っておりますので,できれば,その期間に行いたいと思っています。なお,工事につきましては1台1台機器を変えていくものですから,閉館日にも行えますので,開館には問題はありません」との答弁がありました。 次に,委員から「たつのこアリーナ管理運営費について,空調等監視装置改修工事について,老朽化による改修という説明でしたが,たつのこアリーナは完成してから約8年,それで老朽化という事象が生じるのでしょうか」との質疑に対し,執行部から「温水プールであるため,アリーナのボイラーにしても,1日中稼働しています。このように機械の稼働率がかなり上がっていますので,故障というか不具合が生じてきており,10数年耐用できるものが耐用できなくなっている現状だと理解しております」との答弁がありました。 採決の結果,全員異議なく了承いたしました。 次に,報告第1号 専決処分の承認を求めることについて(和解に関することについて)であります。 これは,地方自治法第179条第1項の規定に基づき専決処分を行ったもので,同条第3項の規定によりこれを報告し,承認を求めようとするものです。 平成22年11月21日日曜日,午前3時15分頃,龍ケ崎市中里3丁目100番地先の県道八代庄兵衛新田線において,市外の方の所有する普通乗用車が車道脇の歩道帯に衝突し,その衝撃で当該普通乗用車のタイヤが飛来し,龍ケ崎市中里3丁目2番地1,龍ケ崎市総合体育プールウォータースライダーのパーツを破損した事故につきまして,相手方が過失割合10割相当分を賠償することで和解が成立したものであります。 執行部からの説明の後,委員から「タイヤが外れて飛んでしまうという大きな事故だと思いますが,相手の方の状況について教えてください」との質疑に対し,執行部から「シートベルトをしめていたのでけが等はなかったということを警察から聞いています」との答弁がありました。 採決の結果,全員異議なく承認いたしました。 次に,継続審査中の平成22年陳情第12号 教室にエアコン設置を求める陳情書についてであります。 この件につきましては,事前に,前回の会議での審査内容の要約を参考資料として委員に配付し,当日の審査に入りました。 はじめに,前回の会議の中で,委員から「涼しさを求めるという観点で考えた場合に,ミスト装置があります」との意見がありました。このミスト装置について執行部で調査・研究を行っていましたので説明をお願いしたところ「屋外の風通しのよい空間でないと効果が発揮されず,湿度が高い時期には気化しにくい欠点もあり,メーカーに確認したところ,学校での実績もなく,教室での使用は想定していないとのことでした」 これらの事項を踏まえて各委員に意見を求めたところ,委員から「私は前回の会議では採択の意見でありましたが,災害の後でもありますので,一円でも復興費のほうにお金は使用するべきだと考えますので,今回は陳情に対して不採択です」との意見。 委員から「私も前回は採択の意見でした。今回この件に関しましては,このような状況ということも考えました。しかし,エアコンの設置に関しては,後々必ず出てくるだろうということも考えまして,今回は継続審査としてお願いしたいと思います」との意見。 委員から「私もこの時期のエアコン設置は差し控えるべきだと思います。理由は,5億円の費用をかけてエアコンを設置するより,まずは,被災者や復興費にお金を回したほうが有意義ではないかと思います。陳情に対して不採択です」との意見。 委員から「今の子どもたちは何でも物が手に入り,我慢をする,あるいはそれに耐えること,そういう本来の教育の意義が最近欠けているように思います。求めればすぐ与えられる。そのような家庭環境にもなっていると思います。それに学校教育まで合わせていくようなことがあっていいのかと思います。そのようなことで陳情に対して不採択です」との意見。 委員から「いろいろな問題がありますが,一番は経費の問題だと思います。設置費用5億円に維持管理の費用も加算されます。また,先ほどはミスト装置は教室にはなじまないという結論でした。ほかにも風通しの面,グリーンカーテンなど,まだまだいろいろな面で研究して,検討していく課題は残っていると思います。それには時間が足りないこともあり,早急に結論を出すことは難しいと思いますので,陳情に対して不採択です」との意見があり,継続審査について諮ったところ,賛成少数のため継続審査としないことに決し,続いて,採択することについて採決したところ賛成者はなく不採択と決しました。 以上で文教委員会の報告を終わります。 ○鴻巣義則議長  杉野五郎予算審査特別委員長。 ◆杉野五郎予算審査特別委員長 〈自 席〉 今期定例会におきまして,予算審査特別委員会に付託されました議案の審査の経過と結果につきまして,ご報告申し上げます。 当委員会に付託されました案件は,議案第28号から議案第34号までの平成23年度各会計予算7案件であります。 当委員会は,去る3月11日,15日,16日の3日間にわたり,全員協議会室において,市長,副市長,教育長及び担当部課長出席のもとに開催し,各議案について執行部から説明を受け,それに対する質疑を行いました。 さらに,より詳細に審査するため,四つの常任委員会ごとに分科会を設置し,それぞれの所管について各議案を付託いたしました。 3月22日には,各分科会長による審査報告を受け,議案第28号,議案第29号の2議案については,いずれも賛成多数で了承し,議案第30号から議案第34号までの5議案については,いずれも全員異議なく了承いたしました。 以上で予算審査特別委員会の報告を終わります。 ○鴻巣義則議長  これより委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑ありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  質疑なしと認めます。 これをもって委員長報告に対する質疑を終結いたします。 これより討論を行います。 はじめに,反対の討論を行う議員は挙手を願います。 2番飯塚則子議員。 ◆2番(飯塚則子議員) 〈自 席〉 反対の討論をさせていただきます。 議案第12号 龍ケ崎市特定健康診査等実施条例の一部を改正する条例について,議案第28号 平成23年度龍ケ崎市一般会計予算,議案第29号 平成23年度龍ケ崎市国民健康保険事業特別会計予算,以上3議案について関連がありますので,一括して反対の討論を行います。 総務省は,2011年度の地方財政計画について,地域主権改革に沿った財源の充実を図るため,地方交付税額を0.5兆円増額,一般財源総額の確保を前面に押し出し,地方に十分な財源保障ができたかのように説明をしています。しかし,地方財政計画の実際は,社会保障関係経費の自然増を中心に,地方自治体の行政経費が増大するにもかかわらず,それに見合った財源保障が全くされていません。ただし,地方自治体では,この間の補正予算などで国が交付した雇用や子育て,地域活性化の各種交付金,地方交付税の上乗せ措置などを活用した事業が進むととともに,多くの自治体で財政調整基金や特定目的基金が増えています。当市も同様の措置がとられており,全体としては住民の切実な要求を実現する条件は広がっていると言えます。 臨時財政対策債は2001年度から地方交付税の振り替え制度として作られました。当市は,2011年度において15億7,950万円を見込み,総額では91億8,114万7,000円になります。従来なら地方交付税として地方に交付されていたもので,制度や事業実施の歳出財源となるものです。執行部はその対応に努力されていると理解をいたします。 今回の災害対応をはじめ,地方分権による業務拡大や多様化する市民要求に全体の奉仕者として働く市役所職員の果たす役割は重要であり,定数,給与など保障されなければなりません。ところが,正規職員452人,嘱託職員として教育相談員や保育士,消費生活相談員,小・中学校非常勤講師,窓口業務専門嘱託員など,67事業,323人を雇用する予定であり,職員全体の41.7%を占めます。本来必要とする職種もありながら,財政効率優先の対応となっております。保健師,保育士などの正規,増員の雇用を求めます。 また,嘱託職員の研修実施,守秘義務徹底が求められます。 2010年度は市の仕事の根本的なあり方を市民や外部の目線で検討するため,構想日本に委託して事業仕分けを実施し,来年度も同様に行うとして予算化をしています。市は,これまで長年にわたって事務事業評価を行ってきました。事務事業評価,つまり事業仕分けを公開の場で議論し,市民に開かれた形で行うことは当然と考えます。外部評価を入れたいのであれば,専門家などを含めた正式な人選をして密度の高い評価を得ることも考えられます。そもそも市が行っている事務事業は,それぞれの地域の特性や実情に応じて,地域住民や議会,行政などが長い時間をかけて議論を行い,政策を練り上げて事業化してきたものであり,市の特色や独自性が最も反映されているものです。事業仕分けは参考意見に過ぎず,最終判断は市が行うわけです。参考意見を聞くために150万円の費用,そして職員の労力と時間を費やし,事業の削減,コストローに終始し,地方政府としての自治体が担っている政策という視点が欠けたのではありませんか。 市に求められるのは,職員が説明責任をきちんと果たし,住民の命と暮らしを守る自治体行政の充実,発展に努めることです。社会教育法に規定をされた公民館をコミュニティセンターに変更し,管理運営は従来と同様にする予算を計上しています。根拠法令を社会教育法上の公民館から地方自治法上の公の施設に変えることは大きな変更で問題があります。コミュニティセンターの活用方法や運営について,これから住民と協議することから,地域住民や利用者への市の説明責任は不十分と言えます。市長は,住民の理解と合意を基本として市政運営されているのではありませんか。早急に事を進め過ぎた結果,名称の変更のみで運営することは理解できません。 子ども手当支給事業は,3歳未満に限って7,000円の上乗せとなりますが,今年1月から年少扶養控除が廃止され,特定扶養控除が縮減されています。保育料を手当から直接徴収できる規定が設けられましたが,当市は本人の同意に基づいて行っており,その点は評価をいたします。保育料や給食費の滞納問題の解決は必要です。しかし,現実の滞納増加の背景には雇用情勢の悪化による収入減,苦しい生活実態があります。軽減措置の拡充と保育料,給食費の負担軽減が必要です。 国民皆保険制度として発足した国民健康保険には,無職や所得の低い人も加入しており,国や自治体の支援が欠かせません。ところが,国は国保会計に占める国庫負担の割合を1984年度,50%だったものを2008年度には24%にまで下げてきました。同じ時期に,1人当たり国保税は約3万9,000円から9万円にまで上がっています。その結果,滞納世帯には保険証を交付せず,医療費の10割負担が求められる資格証明書や有効期間が6カ月の短期保険証発行が続いてきています。保険制度のたび重なる改正で,市民は高い国保税に悲鳴を上げています。市は,赤字補填として一定のルールのもとで一般会計からの繰り入れをし,値上げ幅を抑えてきていることは評価をするところですが,滞納世帯が増加している現状を反映した対応を求めるものです。 ところが,国は保険税軽減のために国保会計に税金を繰り入れることをやめ,値上げに転嫁するよう市町村に通達まで出してきています。全国の市町村は約3,700億円の税金を繰り入れており,これをやめれば保険料は年1人平均1万円,4人家族で4万円もの値上げになります。こうしたことにつながるおそれのある市町村広域化等支援方針策定に当たっては,市民の命を最優先させた内容となることを求めます。 予防医療の点からも健診は大切です。肝炎ウイルス検診も含め,健診内容拡充,このことは評価をいたしますが,医療機関健診では特定健康診査が200円,乳がん検診400円の値上げをします。健診の受診率が低い中で,市民の負担増ではなく受診率を上げる方策をとり,健康な市民生活向上を目指すべきです。 県内の医療機関で患者の経済的理由から治療を中断または中止した施設は,昨年11月8日までに162施設,35.5%もありました。国民皆制度のもとで治療の中断,中止は完治が遅れることはもちろん,個人的にも社会的にもさらに医療費が増え,安心して医療が受けられる救済策が必要です。払いたくても払い切れない市民生活の実態を認識し,市民の命を守るため,保険証は速やかな全世帯交付を求めます。 以上の理由により,議案第12号及び予算関連,議案第28号,29号について承認できない立場を表明し,反対討論といたします。
    鴻巣義則議長  21番披田信一郎議員。 ◆21番(披田信一郎議員) 〈自 席〉 それでは,議案第28号 平成23年度龍ケ崎市一般会計予算について賛同できない立場からの討論をさせていただきます。 中山市長が実質的に最初から策定をされた初めての予算だと提案理由の中でもおっしゃっておられました。実際,新たな市政運営の方向を占うべき予算案として,私どもも慎重に審査をさせていただきました。 市長が示されたマニフェストに掲げられた具体的な政策実現が,どうあらわされているのかといった視点から,ほとんど具体化されていないではないかといった評価をする向きをあることでありましょう。しかし,私は現在の財政事情からしても,例えば学校給食の完全無料化を段階的ではあっても実現できないことなどは当然であって,そのようなことでの評価をさせていただこうとは考えません。 昨年5月に打ち出された第三次財政健全化プランの路線に立って財政健全化を優先させると,予算編成方針で市長自ら打ち出されての平成23年度予算の策定であったことを重視をいたしたいと思います。問題は,どれだけその方針に立って出を切り詰め,将来への財政健全化に近づいていこうとしているのか,このことこそが判断の基準であろうと考えます。 依然として厳しい経済状況の中,地域での経済循環を配慮した資金の投入や,また今回この議会会期中に起きてしまった震災に対する対応といった,新しい問題もあるわけでありますが,基本的には当市の財政事情について,その危機的状況をはっきりと説明しつつ,トップ自ら人件費の切り詰めなどを通じて,できることとできないこととを明らかにして市政運営を進めることこそが必要であります。 その観点からすると,確かに各所でシーリングがかけられ,歳出を圧縮する努力を認めるものではありますが,4億5,750万円の財政調整基金取り崩しを前提としての予算編成とされたことに示されているように,当初予算段階での切り詰めに,いまだ十分とは言えない部分があると言わざるを得ません。今後の展開で平成22年度の予算執行においてそうだったように,今後の補正予算段階でこれを繰り戻していくといったようなつもりもあると言われるかもしれません。また,そしてそのような執行運営に努力していくであろうことも一定信じたいと思います。しかし,やはりあえて当初予算編成段階でどれだけ姿勢を示し切れたのかというこの1点で,厳しく評価しなければならないとも思います。 国の動向に振り回されざるを得ない現実があり,地方交付税や今後の国による追加補正の推移など,不確定なことの多い昨今での財政運営ではありますが,やはり自らがしっかりとした姿勢を示し,苦しくとも将来を見据えた財政規律の確立に向けた努力を続けていく以外に道はないと信じます。 様々な各論的指摘は,この際置きまして,ただいま述べましたような点から,あえて厳しい評価をいたし,残念ではありますが,この予算案に賛同できないとの立場に立たせていただきます。 なお,今般の東北関東大震災のその発災,また,福島原発の大事故によるわが市を含む多くの国土の放射能汚染がいまだ継続中であるという,こういった大変な現実が振りかぶってきております。23年度予算の執行に当たっては,やはり緊急事態としてめり張りのある執行や場合によっては組み替えを含む大胆な補正措置など,適宜実行していく必要性があると考えます。 先ほど述べた基本的な考え方と矛盾すると取られるかもしれませんけれども,基本の徹底とメリハリのある執行とは,決して対立させて考えることではありません。後に悔いの残らない市政運営,そして予算執行を市長以下,執行部の皆さんに切にお願いをいたして私の討論といたします。 ○鴻巣義則議長  ほかに,反対の討論を行う議員はおりませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  次に,賛成の討論を行う議員は挙手を願います。 1番伊藤悦子議員。 ◆1番(伊藤悦子議員) 〈自 席〉 平成23年請願第2号 請願書「八ッ場ダム等水源開発の検証検討について」の討論を行います。 昨年10月,今後の治水対策のあり方に関する有識者会議中間取りまとめを受けて,八ッ場ダム事業の検証検討会議が始まりました。国土交通大臣は,今年秋には検証を終了するとも明言しています。一方で,衆議院予算委員会において自民党の河野太郎議員は,利根川の基本高水疑惑追及,馬渕大臣は,誤りを正すべく基本高水計算量の見直しを約束しました。 こうした混乱の中,検証検討会議が始まりました。問題なのは,検証検討の主体が関東地方整備局,茨城県を含む関係6都県,関係市町村という八ッ場ダム事業者であることです。これまで事業者は,国土交通大臣が誤りを正すとした,利根川の基本高水を根拠に,八ッ場ダムなどの事業計画を推進してきました。事業計画を推進してきたダム事業者が行う検証検討が科学的で公正なものとなるでしょうか。疑問です。 利水についても大きな動きがありました。県西,県南,県央それぞれの首長が連名で水道用水供給事業料金見直しの要望書を県知事あてに提出しています。その内容は,節水意識の定着,生活様式の変化や節水機器の普及などにより,水需要が低迷を続け,今後人口減少社会の到来が予想され,さらなる減少が予想されているとし,こうした中,高い県の水道料金は各水道事業体の経営を圧迫していると述べています。 県は,平成19年3月に長期水需給計画を改定し,計画達成年度には1日46万トンの余剰水を認めています。八ッ場ダムなど,新しい水源開発は必要ありません。現在活用している河川や地下水を含めると73万トンも水余りになります。今こそ県企業局と市町村の契約水量を実態に合わせた見直しを行い,無用な水源開発から撤退し,県の水道料金を引き下げるべきと考えます。 以上の理由で,平成23年請願第2号の賛成討論といたします。 ○鴻巣義則議長  ほかに,賛成の討論を行う議員はおりませんか。 21番披田信一郎議員。 ◆21番(披田信一郎議員) 〈自 席〉 私からも,平成23年請願第2号 「八ッ場ダム等水源開発の検証検討について」の請願について討論させていただきます。 この八ッ場ダムにつきましては,そもそも計画から50数年をも経過し,ダム本体工事にも取りかかっていないにもかかわらず,計画予算は膨張し,予定されている事業費総額では完成もできず,まだ何年もの月日を必要とすることが明白になっているという,極めて特異な,そして既に何のためのダム建設なのかわからなくなりつつある大型公共事業であります。 これについては,賛否に議論もあります。しかし,請願趣旨にありますように,利水においては茨城県をはじめ,必要水量予測が大幅に狂い,治水に関しても前提となる計算に怪しさが明らかとなってもいる今,慎重にこれを再検証を実施し,事業そのものの再検討を期待することには理があると考えます。これを採択とし,茨城県に対して2項目の意見書を提出すべきと考え,請願に賛成をいたします。 ○鴻巣義則議長  ほかに,賛成の討論を行う議員はおりませんか。            〔発言する者なし〕 ○鴻巣義則議長  討論なしと認め,これをもちまして,討論を終結いたします。 これより採決いたします。 議案第1号,本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  ご異議なしと認めます。よって,本案は原案のとおり可決されました。 議案第2号,本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  ご異議なしと認めます。よって,本案は原案のとおり可決されました。 議案第3号,本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  ご異議なしと認めます。よって,本案は原案のとおり可決されました。 議案第4号,本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  ご異議なしと認めます。よって,本案は原案のとおり可決されました。 議案第5号,本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  ご異議なしと認めます。よって,本案は原案のとおり可決されました。 議案第6号,本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  ご異議なしと認めます。よって,本案は原案のとおり可決されました。 議案第7号,本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  ご異議なしと認めます。よって,本案は原案のとおり可決されました。 議案第8号,本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  ご異議なしと認めます。よって,本案は原案のとおり可決されました。 議案第9号,本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  ご異議なしと認めます。よって,本案は原案のとおり可決されました。 議案第10号,本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  ご異議なしと認めます。よって,本案は原案のとおり可決されました。 議案第11号,本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  ご異議なしと認めます。よって,本案は原案のとおり可決されました。 議案第12号,本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔賛成者起立〕 ○鴻巣義則議長  起立多数であります。よって,本案は原案のとおり可決されました。 議案第13号,本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  ご異議なしと認めます。よって,本案は原案のとおり可決されました。 議案第14号,本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  ご異議なしと認めます。よって,本案は原案のとおり可決されました。 議案第15号,本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  ご異議なしと認めます。よって,本案は原案のとおり可決されました。 議案第16号,本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  ご異議なしと認めます。よって,本案は原案のとおり可決されました。 議案第17号,本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  ご異議なしと認めます。よって,本案は原案のとおり可決されました。 議案第18号,本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  ご異議なしと認めます。よって,本案は原案のとおり可決されました。 議案第19号,本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  ご異議なしと認めます。よって,本案は原案のとおり可決されました。 議案第20号,本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  ご異議なしと認めます。よって,本案は原案のとおり可決されました。 議案第21号,本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  ご異議なしと認めます。よって,本案は原案のとおり可決されました。 議案第22号,本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  ご異議なしと認めます。よって,本案は原案のとおり可決されました。 議案第23号,本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  ご異議なしと認めます。よって,本案は原案のとおり可決されました。 議案第24号,本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  ご異議なしと認めます。よって,本案は原案のとおり可決されました。 議案第25号,本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  ご異議なしと認めます。よって,本案は原案のとおり可決されました。 議案第26号,本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  ご異議なしと認めます。よって,本案は原案のとおり可決されました。 議案第27号,本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  ご異議なしと認めます。よって,本案は原案のとおり可決されました。 議案第28号,本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔賛成者起立〕 ○鴻巣義則議長  起立多数であります。よって,本案は原案のとおり可決されました。 議案第29号,本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔賛成者起立〕 ○鴻巣義則議長  起立多数であります。よって,本案は原案のとおり可決されました。 議案第30号,本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  ご異議なしと認めます。よって,本案は原案のとおり可決されました。 議案第31号,本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  ご異議なしと認めます。よって,本案は原案のとおり可決されました。 議案第32号,本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  ご異議なしと認めます。よって,本案は原案のとおり可決されました。 議案第33号,本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  ご異議なしと認めます。よって,本案は原案のとおり可決されました。 議案第34号,本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  ご異議なしと認めます。よって,本案は原案のとおり可決されました。 議案第35号,本案は原案のとおり同意することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  ご異議なしと認めます。よって,本案は原案のとおり同意されました。 諮問第1号,本案は原案のとおり同意することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  ご異議なしと認めます。よって,本案は原案のとおり同意されました。 報告第1号,本案は原案のとおり承認することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  ご異議なしと認めます。よって,本案は原案のとおり承認されました。 続いてお諮りいたします。継続審査中の平成22年請願第4号 米価の大暴落に歯止めをかけるための請願につきましては,委員長報告は継続審査であります。 よって,平成22年請願第4号は,委員長報告のとおり継続審査とすることにご異議ありませんか。            〔「異議あり」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  ご異議がありますので,起立採決といたします。 平成22年請願第4号は,委員長報告のとおり継続審査とすることに賛成の議員の起立を求めます。            〔賛成者起立〕 ○鴻巣義則議長  起立多数であります。よって,平成22年請願第4号は委員長報告のとおり継続審査と決しました。 次に,平成23年請願第1号 TPP交渉参加反対に関する緊急請願につきましては,委員長報告は採択であります。 よって,平成23年請願第1号は,委員長報告のとおり採択とすることにご異議ありませんか。            〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  ご異議がありますので,起立採決といたします。 平成23年請願第1号は,委員長報告のとおり採択とすることに賛成の議員の起立を求めます。            〔賛成者起立〕 ○鴻巣義則議長  起立多数であります。よって,平成23年請願第1号は採択と決しました。 次に,平成23年請願第2号 請願書「八ッ場ダム等水源開発の検証検討について」につきましては,委員長報告は不採択であります。 よって,この際,原案についてお諮りいたします。ただいま議題となっております平成23年請願第2号は,原案のとおり採択とすることに賛成の議員の起立を求めます。            〔賛成者起立〕 ○鴻巣義則議長  起立少数であります。よって,平成23年請願第2号は不採択と決しました。 次に,継続審査中の平成22年陳情第12号 教室にエアコンの設置を求める陳情書につきましては,委員長報告は不採択であります。 よって,この際,原案についてお諮りいたします。ただいま議題となっております平成22年陳情第12号は,原案のとおり採択とすることに賛成の議員の起立を求めます。            〔賛成者起立〕 ○鴻巣義則議長  起立少数であります。よって,平成22年陳情第12号は不採択と決しました。 休憩いたします。 午後4時,再開の予定であります。              午後3時45分休憩                                                 午後4時00分再開 ○鴻巣義則議長  休憩前に引き続き会議を再開いたします。 △日程第3 議案第36号から議案第42号について ○鴻巣義則議長  日程第3,議案第36号から議案第42号まで,以上7案件を一括議題といたします。 議案の朗読を省略し,提案理由の説明を求めます。 中山一生市長。 ◎中山一生市長 〈自 席〉 本日,追加議案の説明に入ります前に,去る3月11日に発生しました東北地方太平洋沖地震では,地震や津波による災害で多くの方の尊い人命が失われたことに対し,衷心よりお悔やみを申し上げます。そして,いまだに安否確認ができない多くの方の捜索が続けられており,一刻も早くご家族やご親類との再会ができますことを心よりお祈りいたします。 茨城県におきましても,20名の方が亡くなられたとの報道がありました。そのうちのお一人が龍ケ崎市にお住まいの方であり,誠に残念で,故人のご冥福をお祈り申し上げますとともに,ご遺族の皆様には心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。 龍ケ崎市にとっても,先の関東大震災時以上の被害を受けた,歴史上最大級の地震災害であったと認識しております。液状化の被害をはじめ,家屋が傾いたり,屋根瓦の落下,ブロック塀の倒壊,道路の隆起・陥没・亀裂など,日々報告が増えている状況でございます。現在,災害対策本部を中心に全庁一丸となって復旧に取り組んでいるところでございます。 このたびの災害では,当市と歴史的にかかわりの深い宮城県仙台市が大きな被害に遭われております。当市では,避難者の受け入れを申し入れておりますが,仙台市からは県外への避難者は現段階ではいらっしゃらないということでございました。仙台市災害対策本部からは,現在市内に避難されている方々への意向調査を開始し,県外へ避難したい方がいらっしゃった場合,龍ケ崎市にお世話になりたいとの連絡をいただいております。 また,先日,支援物資を搬送した福島県相馬市は,被災した市民に加え,南相馬市からも多くの避難者を受け入れているとのことでございます。相馬市に対しましても,同様に受け入れにつきまして打診しており,調整した上でご連絡をいただくことになっております。 余震も引き続きある中,福島第一原発での現場では,自衛官,警察官,東京消防庁や東京電力など,多くの関係機関の皆様により懸命な復旧作業が行われていることに敬意を表するところでございますが,依然予断を許さない状況にあると伺っております。原発での放射能漏れ事故の影響を受け,葉物野菜の摂取制限や出荷停止など,多方面にわたり深刻な影響を及ぼしております。また,3月22日,おとといでございますが,東京都水道局金町浄水場の浄水で放射性ヨウ素131が,乳児による水の摂取を控える規制値100ベクレルを超える210ベクレルという測定結果の報道もなされております。 なお,成人につきましては,控える規制値が300ベクレルとなっており,冷静な対応をお願いしているところでもございますので,議員の皆様のご協力をお願いを申し上げます。 この件に関しましては,昨晩,茨城県南水道企業団の若柴配水場で採水し,測定した結果,乳児向けの規制値よりも下回っております62.2ベクレルであったとの報告がございました。引き続き,この数値を注視しながら,現在は乳幼児向けに水のペットボトルを配布すべく準備をしているところでございます。 100年に一度とも,1000年に一度とも言われるような大災害に遭遇した,国難とも言えるべき状況にありまして,「がんばれ日本」を合言葉に,日本が一つとなって復興を誓っており,龍ケ崎も一丸となって復旧,被災地支援に努めていかなければなりません。当市としましても,市民の皆様の安全確保に最大限に努めてまいりますともに,被災地の支援,避難者の受け入れ等も,社会福祉協議会や関係機関,市民の皆様と力を合わせてまいりますので,議員の皆様におかれましても,ご協力のほどよろしくお願いを申し上げます。 改めまして,特に大きな被害に見舞われました東北関東の太平洋沿岸の方々には,一日も早い復興,復旧がなりますことを重ねて心からお祈り申し上げますとともに,大変憂慮されております原子力災害が一刻早くも収束に向かうことをお祈りいたしてております。 それでは,ただいまご議決いただいた案件のほかに,本日追加議案といたしまして提案します案件についてのご説明をさせていただきます。 はじめに,議案第36号 龍ケ崎市災害見舞金等支給条例の特例に関する条例についてであります。 これは,平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震によりまして,被害を受けた市民の方々に対しまして,災害見舞金の支給を行うことを目的に,特例措置として制定するものであり,これまでの龍ケ崎市災害見舞金等支給条例に規定があります,見舞金等の額に加えまして,新たに一部破損の世帯に対し,1万円の見舞金を支給いたそうとするものであります。 この議場にいらっしゃる全員を含め,龍ケ崎市民すべてが被災者として大きな衝撃を受け,いまだにそこから抜け出せないでいるのが現状ではないでしょうか。そのような中,さらにお住まいになっているお宅の一部が被害を受けている方が今回大変多くなっております。このような方々にお見舞いを申し上げ,復旧の一助としていただきたいとの思いでご提案いたすものでございます。 次に,議案第37号 龍ケ崎市部設置条例の一部を改正する条例について及び議案第38号 龍ケ崎市教育に関する事務の職務権限の特例を定める条例の一部を改正する条例についてについてであります。 これは,今回発生した東北地方太平洋沖地震に係る災害対策及び復興支援の継続性,迅速性などを考慮し,組織機構の変更の時期を平成23年4月1日から平成23年5月1日とすることから,平成22年第4回定例会において議決をいただいた龍ケ崎市部設置条例及び龍ケ崎市教育に関する事務の職務権限の特例を定める条例について,所要の改正を行うものであります。 次に,議案第39号 平成22年度龍ケ崎市一般会計補正予算(第5号)は,既定の歳入歳出予算の総額に2億629万円を追加し,228億3,519万3,000円とするものです。 これは,東北地方太平洋沖地震の発生に伴う被災者支援や安全確保等のため緊急対策経費などの計上が主なものであります。 現在,市民の皆様の家屋等の被害調査をはじめ,当市における公共施設の被害について調査中であり,市民の皆様の支援とともに,早急な当市の災害復旧を進めていかなければならないと考えております。 調査途上ではありますが,現時点での概算費用につきましては,本復旧経費を含めますと6億円を超える見込みであります。今回の補正予算では,早急に対応しなければならない経費を,まずは提案させていただいたところであります。その財源につきましては,平成22年度の特別交付税が決定いたしましたので,それを財源として計上させていただいたところであります。 なお,道路や小・中学校などの本復旧にかかる費用につきましても,早急に調査や設計を進めながら工事費用を精査していく考えでありますが,災害復旧事業費国庫負担法の適用を考慮いたしまして,平成23年度に補正予算として提案させていただきたいと考えております。議会との調整の上,議員の皆様の任期中に臨時議会を開催させていただき,審議をいただきたいと考えております。 はじめに,総務費では,東北地方太平洋沖地震災害対策費を追加いたしております。これは,主に災害対策本部設置や給水体制,避難所設営など,初動体制構築にかかる経費でありまして,今回の補正予算におきましては,災害発生当初より,市職員が不眠不休で被災者支援にあたり,今なお,全庁体制による対応をしており,まだ当面これが続くことから職員手当を計上させていただいております。 なお,緊急に必要となりました物資調達やりゅうほー号外発行にかかる経費は,当該科目に予備費を充用させていただいております。 また,福島県相馬市に対しまして,3月19日に当市からJA竜ケ崎の協力をいただいた精米20俵や毛布300枚,飲料水,非常用食糧,紙おむつなど,支援物資を緊急搬送しており,その経費も同様に予備費活用とさせていただいております。 民生費では,災害援護事業としては,議案第36号でもご説明いたしましたが,龍ケ崎市災害見舞金等支給条例の特例に関する条例の創設による,住居に一部破損以上の被害を受けた世帯に対する見舞金を計上しております。 また,冒頭でも申し上げましたが,龍ケ崎市災害弔慰金の支給等に関する条例に基づき,このたびの地震によってお亡くなりになられた方の遺族に対する災害弔慰金,住居が半壊以上の災害を受けた世帯に対する貸付金を計上しております。 災害弔慰金につきましては,1件500万円,災害見舞金は,住居が半壊した場合の5万円を6件,一部破損した場合の1万円を2,560件と想定し,扶助費の合計で3,090万円を計上しております。 また,避難者緊急援護事業では,県外からの被災者の受け入れを想定した経費の計上であります。当市では,茨城県の調査に対し,総合福祉センターやたつのこアリーナなどの施設を活用し,被災者350名の受け入れが可能と回答しているところでございます。当面,200名の受け入れを想定し,日用品購入や食糧費,寝具のレンタル費用など,1,000万円を計上しているところでございます。 衛生費では,疾病予防費で備蓄しておりました,消毒液やマスクなどを避難所などに配布したため,これを補充するなどの経費150万円を計上,災害廃棄物対策費では,落下した瓦や倒壊したブロックなどの災害廃棄物収集及び処理費として,収集60日間,処分量約1,500トンを想定し,4,100万円を計上するものでございます。 消防費では,非常用災害備蓄品の補充経費として2,100万円を計上しております。非常用食糧や飲料水,毛布,おむつ等を避難所等に大量に供給しておりますので,今後の備えのため,早急に補充したいと考えております。 次に,新たに追加いたしました災害復旧費であります。 これは,地震災害にかかる公共施設等の応急復旧や被害調査などの経費を計上したものです。 なお,本復旧にかかる経費は,被害調査の結果などを踏まえ,平成23年度早期における補正予算で弾力的に対応したいと考えております。現在,把握しております本復旧経費は,全くの概算ではありますが,4億円から5億円程度が見込まれ,今後の調査の結果いかんでは,さらに増加する可能性もございます。こちらにつきましては,国庫負担金や災害復旧事業債,基金の活用などで財源を確保し,早期復旧に努め,市民の皆様に安心をお届けしたいと考えております。 災害復旧費の補正の内容を申し上げます。 庁舎等災害復旧事業では,議場復旧工事の実施設計や事務スペースの天井などの修繕経費247万円を計上しております。皆様には議場が使用不能となり,本日を含めご不便をおかけしております。なるべく早期の復旧に努めてまいりますが,構造上やアスベスト除去の問題などもあり,復旧工事に長期間を要することが見込まれます。何とぞご理解,ご協力をお願い申し上げます。 次に,総合福祉センター災害復旧事業におきましては,被害状況調査費30万円を計上しております。 子育て支援施設災害復旧事業は,内装や空調・照明設備に被害のありました,さんさん館の修繕経費200万円を計上,保育所災害復旧事業では,各保育所の修繕経費のほか,大宮保育所,北文間保育所の被害状況調査費を計上し,合計で350万円としております。 農業公園災害復旧事業では,インターロッキングの修繕経費30万円を計上しております。 道路橋梁災害復旧事業の道路建設課及び施設管理課所管に係る2事業では,道路の沈下,陥没や亀裂等に対して安全措置,通行確保のための仮復旧費用に加え,本復旧に向けた測量設計費など,合計で3,270万円を計上しております。 河川災害復旧事業では,旧小貝川で堤敷に被害がありましたことから,復旧工事の実施設計費260万円を計上しております。 公共下水道災害復旧事業は,特別会計で実施いたします公共下水道の災害復旧の財源として,繰出金1,200万円を計上しております。 公園施設災害復旧事業では,園路や休憩施設などの修繕経費200万円の計上です。 教育センター災害復旧事業では,教育センター体育館外壁崩落の応急対応工事及び災害状況調査費として,合計120万円を計上しております。 小・中学校災害復旧事業です。現在,小・中学校の詳細な被害状況を調査しておりますが,当面,一部施設を閉鎖せざるを得ない深刻な状況にもあり,復旧費も大きな額が見込まれ,平成23年度の補正予算による対応とならざるを得ませんが,今回の補正予算では,児童・生徒の安全確保のための修繕経費500万円を計上しております。 公民館災害復旧事業では,各地区公民館の内装やガラスなどの被害に対する修繕経費600万円を計上しております。 文化会館災害復旧事業では,駐車場の舗装に生じました亀裂などの修繕経費100万円を計上しております。 体育施設災害復旧事業では,たつのこアリーナ及び高砂体育館の被害状況調査費及びたつのこアリーナの修繕経費として,合計で450万円を計上しております。 以上が,災害対策にかかる歳出予算の概要であります。 災害対策などの財源といたしましては,3月18日に交付決定されました特別交付税2億729万円を計上しております。 また,あわせて平成22年度の道路改良事業費及び市債の精算及びこの後ご説明いたします,国民健康保険事業及び介護保険事業特別会計の補正に伴う繰出金をそれぞれ281万9,000円,100万1,000円,また,公共下水道事業特別会計の事業費精算に伴う繰出金50万円を計上しております。 繰越明許費の補正は,継続的な支援や災害復旧等が必要であることから,平成23年度に渡ることが想定されるため,災害援護事業のほか18事業の繰り越しを可能にするものであり,地方債の補正は,地方道路等整備事業の事業費確定による精算であります。 次に,議案第40号 平成22年度龍ケ崎市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)は,既定の歳入歳出予算の総額から3,424万4,000円を減額し,70億9,735万8,000円とするものでございます。 主な内容は,保険給付費では,決算を見込み,一般被保険者療養給付費を5,000万円を減額,退職被保険者等療養給付費を4,500万円増額する経費の入れ替えを行うほか,共同事業拠出金の負担額決定により,高額療養費共同事業拠出金を増額,保険財政共同安定化事業拠出金については減額するものです。 歳入では,国民健康保険制度に従い,国県支出金の減額や高額療養費共同事業交付金及び保険財政共同安定化事業交付金の増額をするものでございます。 次に,議案第41号 平成22年度龍ケ崎市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)は,既定の歳入歳出予算の総額に690万円を追加し,23億215万9,000円としたものでございます。 主な内容は,下水道災害復旧費を新設し,地震による液状化現象などにより被害が生じた,若柴町,南中島町など,3カ所の下水道管渠の復旧工事実施設計費及び応急復旧に要する工事請負経費など,1,200万円を計上しております。 また,あわせて平成22年度の公共下水道建設事業費及び市債の精算を行うものです。 繰越明許費の補正は,下水道管渠の復旧工事等が平成23年度に渡ることが想定されるため,公共下水道災害復旧事業を設定するものであり,地方債の補正につきましては,事業費の確定による精算によるものでございます。 次に,議案第42号 平成22年度龍ケ崎市介護保険事業特別会計補正予算(第4号)は,既定の歳入歳出予算の総額に800万円を追加し,35億6,541万2,000円とするものです。 主な内容は,決算を見込み,施設介護サービス給付費を600万円,居宅介護サービス計画給付費を200万円それぞれ増額するものです。 これに対しまして,歳入では,介護保険制度の財源負担割合に従い,国県支出金や介護保険支払準備基金繰入金などの増額で対応しております。 以上が本日ご提案いたしました案件の概要であります。慎重なる審議をお願いいたしまして,提案理由の説明といたします。 ○鴻巣義則議長  本日の会議時間を延長いたします。 これより,議案に対する質疑に入ります。 質疑ありませんか。 2番飯塚則子議員。 ◆2番(飯塚則子議員) 〈自 席〉 議案第36号についてお伺いをいたします。 36号ですね,龍ケ崎市災害見舞金等支給条例の特例に関する条例についてということで,ここで第4条,見舞金の額等というところです。特にこの4条の2項に,一部破損,住家の一部破損の認定は市長が行うものとするという規定をしています。この認定に関して,その認定の基準,あるいは認定をするために市民が何か提出をする書類,そういったものの詳細ですね。それから,その支給の方法,あるいは市民に対してとても大事な周知ですね,これはどんなふうにされるのかお伺いをいたします。 ○鴻巣義則議長  答弁者は挙手を願います。 川村企画財務部長。 ◎川村光男企画財務部長 〈自 席〉 災害見舞金の支給制度につきまして,これにつきましては特別措置として今回提案させていただいております。 このたびの震災に係る被災者対応として,一部損壊の世帯に対しまして1万円の支給を決定し,提案をさせていただいたところであります。支給に際しましては,世帯の確認とり災証明が必要となります。そして,この見舞金の支給については,住家,お住まいに現に居住していた場合に対象となります。見舞金の支給に際しましては,り災証明の発行が重要となりますので,基本的には現況確認が必要と考えております。申請があれば,すべて発行するということはできなく,何らかの確認が必要と考えております。 周知につきましては,既にりゅうほーの号外版を作成しておりまして,明日,市民に折り込みでお知らせすることになっております。今回の議決をいただいてからですね,明日,お知らせすることになっております。 以上でございます。 ○鴻巣義則議長  7番大塚弘史議員。 ◆7番(大塚弘史議員) 〈自 席〉 議案第39号 平成22年度龍ケ崎市一般会計補正予算(第5号),3ページなんですが,第2表,繰越明許費補正中,11番,災害復旧費の公共施設等災害復旧費の中の下から4番目,小・中学校災害復旧事業について伺います。 入学式についての影響をお聞かせください。 ○鴻巣義則議長  石島教育部長。 ◎石島輝夫教育部長 〈自 席〉 学校施設で体育館がかなり被害を受けておりますが,今のところ入学式に影響があるのは愛宕中学校だけでございます。あとはそれぞれの学校の体育館を使用してできる状況でございます。愛宕中につきましては,文化会館とか,その辺のところを今,探しているところでございます。 以上です。 ○鴻巣義則議長  14番近藤 博議員。 ◆14番(近藤博議員) 〈自 席〉 議案第36号 龍ケ崎市災害見舞金等支給条例の特例に関する条例について,まず何点かお伺いいたします。 一つは,今回の地震による災害救助法適用の市町村で,県内外に当条例と類似の条例,要綱等も含めますけれども,制定した団体はありますか。 2番目は,現行制度における各種見舞金の規定がございます,との整合はどのように図られているかであります。 3番目は,本議案提案に際し,どの範囲の意見を聞いたかということでございます。被災市民の方,あるいは上級官庁,我々の議会ですね,そういうことでございます。 4番目,見舞金支給世帯の全被災者,全被災者というのは先ほど市長もおっしゃっていましたけれども,我々龍ケ崎市民が全員被災者ということも言えるかと思いますけれども,多かれ少なかれ,大部分の世帯が該当するはずなんですけれども,全被災世帯に占める割合はどの程度なのかということであります。 それから,5番目は,見舞金を1万円としております。この根拠なんですけれども,先ほどの市長のご発言では「お見舞いを申し上げ,復旧の一助として」というふうにおっしゃっておられました。趣旨はそういうことでわかりますけれども,額を1万円としたというのは,どのような考え方からなのかお聞かせいただければと思います。 6番目は,今回の地震に関連して今後,龍ケ崎市では多くの資金需要が生じると思われます。反面,税収ですとか,あるいは国の支出金等は,場合によっては増える部分もあるかもしれませんけれども,減るということも覚悟しなければならないと思います。そのような中で見舞金を優先させる理由は何か。 以上,6点。 それから,もう1点,もう一つは,議案第39号の補正予算のほうでありますが,平成22年度龍ケ崎市一般会計補正予算(第5号)であります。 別冊の9ページに,真ん中あたりに01015400災害援助事業ということで扶助費,災害見舞金がございます。市長のご説明で先ほど,これは一部損壊の対象ということだと思いますけれども,2,560件という数字がございました。実は,21日の日にいただいた被害状況一覧がございます。それを見ますと,一部損壊は1,783,それから,その他が88となっていますけれども,この数字が2,560というのはどのようなところからお出しになった数字なのか,このいただいた被害状況の一覧とあわせてご説明いただければと思います。 以上です。 ○鴻巣義則議長  長岡副市長。 ◎長岡一美副市長 〈自 席〉 何点かにわたってご質問をいただいておりますが,順不同になりますが,まず私からお答えをさせていただきます。 その部分でございますが,3点目の本議案,36号議案でございますが,この議案の提案に際し,どの程度の範囲で意見を聞いたかということの内容であります。 この件に関してでありますが,このたびの地震による災害につきましては,当市におきましても十分ご承知のとおり甚大な被害をこうむったわけでございます。特に市民の皆様の住宅等につきましては,屋根瓦の崩落など,相当数見かけるところであります。そのような中,被害に遭われました市民の方々から電話や被害家屋調査の際に見舞い制度,あるいは貸付制度などの救済策はないのかという意見が多く寄せられていること。さらに,市民の代弁者であります議員各位の声も伺いながら,今回の提案をさせていただいたところであります。 続いて,質問の6点目と思います。 今回の地震に関連して,市の財政,財源,そういった内容のご質問かと思いますが,今回の地震災害に関する今後の当市における財政需要につきましては,公共施設の本復旧経費が中心になるものと,そのようにとらえております。現段階では,先ほども市長のほうから申し上げておりますように,4億から5億程度の災害復旧経費,そういったものが必要になるのではないかと,このように現時点では予想をしているわけであります。 災害復旧経費に要する財源措置につきましては,国庫負担制度のほか,充当率100%の災害復旧事業債の活用などで当面の財源は確保できるものと,このように考えております。 また,公共施設の復旧経費以外につきましては,原子力発電所事故に伴う放射性物質による被害の拡大が懸念されますことから,現時点において関連の財政需要を予測することは大変困難ではありますが,一般財源による対応を想定することが肝要であろうと,そのようにとらえております。本年度に積み増しを行います財政調整基金等の活用なども念頭にしまして,必要な財源確保を行ってまいりたいと,このように考えております。 私からは以上であります。 ○鴻巣義則議長  加藤健康福祉部長。 ◎加藤幸生健康福祉部長 〈自 席〉 お答えいたします。 まず,1点目の県内外に今回,私どもの提案した条例案と類似の条例を制定した団体はあるかと,条例以外の要綱等も含んでというご質問でございます。 今回こういう条例,検討するに当たりまして,近隣自治体,土浦市,取手市,牛久市の状況を調べてございます。その状況を申し上げたいと存じます。 土浦市,取手市につきましては,私どもと同様に災害見舞金等支給条例,あるいはそれに類した名前で条例という形で制定してございます。制定内容でございますが,いずれにつきましても一部損壊は対象としておりません。半壊以上でございます。そういう意味では,龍ケ崎市の現行の条例と同様でございます。牛久市でございますが,牛久市は条例という立法形式ではございませんで,要綱という形をとってございます。その中で一部損壊につきまして,住家の一部損壊,5,000円以内の見舞金というような規定がございます。その部分で私どもを含めまして,土浦,取手とは異なっておると,そういう状況を確認しておるところでございます。 それと,2点目でございますが,現行制度における各種見舞金の規定との整合ということでございます。 こういった制度につきましては,県でありますとか,社会福祉協議会等々でも同様の制度をつくってございます。そういうものを眺めてみますと,先ほどの他市の条例,土浦ですとか,取手の条例同様,基本的には住居の半壊以上を対象にしておるということでございます。整合ということでございますが,今回そういった半壊以上ということではなくて,さらに広げて支給をするという趣旨で考えたところでございます。 3点目の見舞金支給世帯の全被災世帯に占める割合ということなんですが,これはどういうふうに分母をとらえていいものやらちょっと難しいところなんですが,消防署の調査,あるいは税務課の調査等で建物被害ということで,議員さんご指摘の数値等がございます。そういった数値で建物被害ということで全壊,半壊,一部損壊,その他ということで,四つのカテゴリーがございます。これを全体として分母としてとらえて考えた場合ですと,大体一部損壊が95%程度に上るというふうな数字になるということで,そういうことでご理解をいただきたいと思います。 見舞金額の1万円の根拠でございますが,現行の当市の条例におきまして,全壊が10万円と,半壊が5万円ということでございまして,そういった数値とのバランスをとりまして1万円ということで規定したところでございます。 それと,補正予算でございます。2,560件という計数の考え方でございますが,これにつきましては,先ほど申し上げました消防署,あるいは税務課の調査等も片方で並行して行われておったんですが,我々どういう数値をとったらいいかということで,ある特定の集落といいますか,地域を見まして,その中で例えば100件のうち何件程度被災したかというようなことを,ある特定の地域にモデルをつくりまして,そこの地区で調べた結果を比率としてとらえまして,それを全世帯に掛け合わせたということで,ある意味,腰だめの数値ということでご理解いただけたらということでの2,560件でございます。 以上であります。 ○鴻巣義則議長  14番近藤 博議員。 ◆14番(近藤博議員) 〈自 席〉 1点だけお伺いいたします。 本議案提案に際してどの範囲の意見を聞いたかということなんですけれども,上級官庁についてお聞かせいただけますでしょうか。 ○鴻巣義則議長  長岡副市長。 ◎長岡一美副市長 〈自 席〉 上級官庁に対しまして,今回の当市の判断については何ら伺い等はしておりません。 以上です。 ○鴻巣義則議長  21番披田信一郎議員。 ◆21番(披田信一郎議員) 〈自 席〉 既に3議員から伺われておりますので,残った部分だけを若干お伺いします。 まず,議案第36号に関しては,最初の飯塚議員からの質問に企画財務部長のほうから,一部破損の認定は市長が行うものとするという,第4条2項を具体的にどうするのかということへの質問についても,「何らかの」というお答えしか出なかったと思うんですが,実際要するに現場に税務課職員などが出向くというようなことが十分考えられるわけですが,具体的にどんなふうにするのかということを教えてください。 それから,もう少し大きい問題としては,結果として見舞金条例の特例措置だけをやるということになったわけですが,この政策形成の過程では,一方で貸し付けのほう,これは半壊以上ということで既にあるので,5件分は補正予算上も出ているわけですけれども,これを一部損壊の一定程度まで広げるということも検討されたかと思うんですが,結果としてこの見舞金のほうを広く薄くということにした,そこのちょっと政策判断に関しての考え方をお示しいただきたいと思います。とりあえず,この2点お伺いします。 ○鴻巣義則議長  川村企画財務部長。 ◎川村光男企画財務部長 〈自 席〉 現況確認の方法ということ,何らかの形での確認ということでありますけれども,基本的には現地調査が基本でありまして,基本的にこれまで消防署と市の税務課のほうで被害調査につきましては,すべて終了していると,第1次段階での調査は終了しているということでございます。 今後,やはりまた見られない家屋とか,家屋の内部の部分については,また見られない部分がかなりあると思います。そういう部分については本人の申請によりまして,例えば写真等での確認とか,場合によっては現地調査をするなりして確認をさせていただきたいと思っております。 相当数の被害の方がいらっしゃると思いますので,そういう対応になると思いますので,きちんと本人に届けられるような形できちんと調査をしていきたいと,そのように考えております。 以上です。 ○鴻巣義則議長  加藤健康福祉部長。 ◎加藤幸生健康福祉部長 〈自 席〉 貸付金についての説明でございます。 昭和56年,あるいはおととしの洪水,あるいは竜巻の際に貸付金の条例を制定したわけでございますが,今回については同等の条例は制定してございません。予算書の中で250万と計上してあります数字でございますが,これにつきましては龍ケ崎市災害弔慰金の支給等に関する条例という条例ございまして,その中に住居が半壊した場合であって,被災した住居を建て直すに際し,その住居の残存部分を取り壊さざるを得ない場合等,250万円というような貸し付けの限度額の規定がございます。そういったカテゴリーで1件をここに計上したということでございます。 以上であります。 ○鴻巣義則議長  21番披田信一郎議員。 ◆21番(披田信一郎議員) 〈自 席〉 今,加藤部長のほうからご説明をいただいたのは,結局やらなかったわけなんですが,その貸し付けで対応するという,貸し付けの場合は返していただくということにはなるし,額によっては相当金額も膨らむということはあるけれども。 ○鴻巣義則議長  今回,貸し付けは議題に入っておりませんけれども。 ◆21番(披田信一郎議員) 〈自 席〉 との比較の中で見舞いのほうにしたということについて,どんな考えかということをお伺いしたので,できたらご説明いただきたい。 それから,つけ加えまして,この36号の条例の部分で言いますと,被害を受けた世帯の世帯主に対してということになり,2条で,現に居住している住家の一部が破損した場合をいうということになっておりますが,これは持ち家である場合,貸し家である場合,そういった所有関係は一切関係がないという理解でよろしいんでしょうか。 ○鴻巣義則議長  加藤健康福祉部長。 ◎加藤幸生健康福祉部長 〈自 席〉 まず,貸付金と見舞金。 ○鴻巣義則議長  貸付金は議題に入っていません。 はい。 〔「質疑だからいいんだよ,今。議長の指導があったんだから」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  加藤健康福祉部長。 ◎加藤幸生健康福祉部長 〈自 席〉 住家につきましては,持ち家以外も対象になります。 以上です。 ○鴻巣義則議長  発言の際は挙手を願います。 よろしいですか。 21番披田信一郎議員。 ◆21番(披田信一郎議員) 〈自 席〉 検討はしたんだろうと思うんで,してないのか,それともやはり今の議長のあれもあって答えないというだけなのかの確認をしたいということがあります。 それから,持ち家とかに関係ないというのは,ある意味では見舞金という性格から理解できないわけではないんですけれども,どのようなケースにこの申請が出るのかというのは,一部損壊の程度の問題を含めて,極めて判断の難しい部分が出るんじゃないかと思うんですけれども,そのあたり実際先ほどの企画財務部長がご答弁された現地の調査というような部分について,半壊以上であれば20%という内閣府の指導基準などもあるわけですけれども,それに至らないものを一部損壊ということにするということなのか。 ○鴻巣義則議長  議題の範囲を超えておりますので,披田議員。 ◆21番(披田信一郎議員) 〈自 席〉 いや,だから,一部損壊のその20%以下というものの判断の基準などについて,もうちょっとご説明をいただければ。 以上です。 ○鴻巣義則議長  川村企画財務部長。 ◎川村光男企画財務部長 〈自 席〉 り災程度の判定につきましては,基本的には国の被害認定基準により判定します。一部損壊につきましては,写真など,被害状況の確認できるものや現地調査によって判定します。半壊や全壊につきましては,市が被害状況を調査しまして,現地調査しまして判定してまいりますが,例えば半壊程度の被害状況の例としては,例えば屋根の全体が損傷を受け,さらに外壁のかなりの部分にひび割れとか剥離が生じているような状態ということになります。あくまでも国の基準によって判定していこうと,そういう考え方でおります。 以上です。 ○鴻巣義則議長  9番深沢幸子議員。 ◆9番(深沢幸子議員) 〈自 席〉 いいです。 ○鴻巣義則議長  よろしいですか。 10番山形金也議員。 ◆10番(山形金也議員) 〈自 席〉 簡単にいきます。 39号で9ページの一番下の災害廃棄物対策費なんですが,皆さんもご存じのように瓦業者がいなく,瓦もないと,もういつになるかわからないというような報道がありますが,これは年度超えても大丈夫なんですね。 ○鴻巣義則議長  木村環境生活部長。
    ◎木村茂環境生活部長 〈自 席〉 この経費につきましては,繰越明許費を設定しておりますので,23年度を超えても使用できます。 ○鴻巣義則議長  山形金也議員。 ◆10番(山形金也議員) 〈自 席〉 24年度も大丈夫ですか。実際に,やはり来年も,24年頃にならないと瓦が入らないということも結構あるんです,そういうような意味で。 ○鴻巣義則議長  木村環境生活部長。 ◎木村茂環境生活部長 〈自 席〉 これにつきましては,23年度までの一応,繰越明許費ですので,その後につきましては,また別の対応ということになります。 ○鴻巣義則議長  ほかにありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  これをもって議案に対する質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第36号から議案第42号につきましては,会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  ご異議なしと認めます。よって,議案第36号から議案第42号につきましては,委員会付託を省略することに決しました。 これより討論を行います。 討論ありませんか。 14番近藤 博議員。 ◆14番(近藤博議員) 〈自 席〉 議案第36号 龍ケ崎市災害見舞金等支給条例の特例に関する条例について,反対討論をいたします。 改めまして,今回の地震により被災をされた龍ケ崎市民の皆様に心よりお見舞い申し上げます。そして,災害対策本部長である中山市長はじめ,職員の皆さんの昼夜をわかたぬ奮闘に感謝をし,また敬意を表します。 私は,このたびの地震により被災された市民の皆様に見舞金をお届けすること自体に反対するものではありません。しかし,ここに提案された議案第36号 龍ケ崎市災害見舞金等支給条例の特例に関する条例には,幾つか疑義があります。質疑でお聞きした点をも踏まえ,改めて反対の理由を申し上げます。 三つございます。一つはタイミング,二つ目は優先課題,三つ目は今後の資金需要であります。 まず,タイミングの問題です。現時点で早期に特例をもって見舞金を支給する必要があるかという疑問があります。今日は,地震発生から13日目です。現時点では,龍ケ崎市の被害状況がほぼ把握できたという状況ではないでしょうか。先ほども市長のご発言では,日々報告が増えていると,このような状況のようであります。子細に見ていけば,市民の受けた損害はまだまだ十分掌握できたとは言えないと思います。例えば家屋は無事でも新品のテレビ2台が壊れたという事例もあります。この段階で建物被害一部損壊を中心に見舞金を支給するというのは,いかがなものでしょうか。また,現行制度における見舞金支給事務との整合も図らなくてはなりません。これについては,先ほど加藤部長からご答弁をいただいております。 特例条例制定は市民が望むことを実施するためのもののはずであります。被災市民は,先ほど市長のご発言では「お見舞い申し上げ,復旧の一助として」ということでございましたけれども,本当に今,1万円の見舞金を歓迎するでしょうか。 2番目は,優先課題の問題です。龍ケ崎市には震災対策に関し,直ちに取り組むべき課題が山積しています。優先順位はそちらが先のはずです。現時点では,今回の地震に対する応急対策もまだ完了していない段階ではないでしょうか。地域防災計画による災害対策本部廃止基準によれば,災害対策本部の廃止は,災害応急対策がおおむね完了した場合となっています。また,龍ケ崎市も含む南関東直下の地震は,いつ起きてもおかしくないとの専門家の指摘がある中,次の地震への備えを早急に行う必要があります。 今回の地震に関し,防災行政無線が聞きづらいなど,市民から寄せられた要望,苦情などがあります。その対策のためには資金も必要です。例えば,平成23年度予算で計上されておりますが,防災無線の難聴地域,藤ケ丘だったと思いますけれども,1基増設するのに270万円という経費がかかります。見舞金支給の前にやるべきことがたくさんあります。 さらに,比較的大きな余震が続く中,半壊,一部損壊の家屋に対しては,応急危険度判定が必要なものもあるはずです。判定士派遣要請など,万全な対応ができているでしょうか。判定士が不足するとすれば,市がコストを負担してでも関西や九州から判定士を招請するということなども考えなくてはならないでしょう。そうであるとすれば,被災世帯に対しては見舞金の支給より,こちらを優先すべきです。 3番目は,今後増えることが確実な資金需要です。先ほど来,本復旧には4億円から5億円かかるというお話が出ております。今回の地震に関して,それ以外にも龍ケ崎市には予測されない多くの資金重要が生じるのは確実です。反面,税収や国の交付金,支出金等は増える部分もあるでしょう,もちろん災害という特別の場合ですので,災害救助法が当市は適用されております。しかし,減るということも当然確保しなければなりません。そのような中で,見舞金を優先して支給することはいかがなものでしょうか。3,000万円であります。 当然ですが,私は自分の意見が絶対正しいとは毛頭思っていません。この反対討論が被災された龍ケ崎市民の皆様の気持ちを逆なでするのではないかとの懸念も持っています。しかし,今,申し上げたことは龍ケ崎市の被災住民の皆様も十分理解してくださると信じています。 なお,現行制度を超えた貸付制度の構築等については早急に取り組み,被災市民に安心してもらう必要があることをつけ加えておきます。 以上,3点の反対理由を示しましたが,最後に申し上げます。 東北各県や本県の県北を中心とした地域で激甚被害を受け,今なお,塗炭の苦しみにあえいでいる避難所の人々が茨城県のどこかの市で現行制度を超えて,早々と広範囲の被災世帯に見舞金が配られたと聞いたら,何と思うでしょうか。かわいそうですよ,あの人たちは,本当に。本会議場の議員の皆様には,以上の点を斟酌いただき,この際,提案された条例は見送るというご判断をいただきたいと思います。 以上,議案第36号 龍ケ崎市災害見舞金等支給条例の特例に関する条例についての反対討論といたします。 ○鴻巣義則議長  ほかに反対討論ありますか。            〔発言する者なし〕 ○鴻巣義則議長  討論なしと認めます。 次に,賛成の討論を行う議員の挙手を願います。 北澤 満議員。 ◆4番(北澤満議員) 〈自 席〉 議案第36号の災害見舞金支給に対する追加議案についてなんですけれども,私は賛成であります。その理由は,例えば親戚の人が具合が悪く入院したと,そういうときに治ってから見舞金やってもどうにもならないんですね。やはりそのタイミング的には,今,困っている人たちにお見舞いをあげるということは,もう人的にも公平だし,すばらしいことだと思います。 以上です。 ○鴻巣義則議長  ほかにありませんか。 近藤 博議員。 ◆14番(近藤博議員) 〈自 席〉 議案第39号 平成22年度龍ケ崎市一般会計補正予算(第5号)についての賛成討論をいたします。 議案第36号 龍ケ崎市災害見舞金等支給条例の特例に関する条例について反対をした立場としては,本議案にも反対をするか,あるいは修正を求めることが筋かもしれません。しかし,ここでは見舞金に関する項目の執行を中止することを求めながら,補正予算に賛成することといたします。 以上です。 ○鴻巣義則議長  ほかにありませんか。            〔発言する者なし〕 ○鴻巣義則議長  討論なしと認め,これをもちまして討論を終結いたします。 これより,採決いたします。 議案第36号,本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔賛成者起立〕 ○鴻巣義則議長  起立多数であります。よって,本案は原案は本案のとおり可決されました。 議案第37号,本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  ご異議なしと認めます。よって,本案は原案のとおり可決されました。 議案第38号,本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  ご異議なしと認めます。よって,本案は原案のとおり可決されました。 議案第39号,本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  ご異議なしと認めます。よって,本案は原案のとおり可決されました。 議案第40号,本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  ご異議なしと認めます。よって,本案は原案のとおり可決されました。 議案第41号,本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  ご異議なしと認めます。よって,本案は原案のとおり可決されました。 議案第42号,本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  ご異議なしと認めます。よって,本案は原案のとおり可決されました。 △日程第4 議案第43号及び議案第44号について ○鴻巣義則議長  日程第4,議案第43号及び議案第44号の2案件を一括議題といたします。 お諮りいたします。これらの議案につきまして,会議規則第37条第3項の規定により提案理由の説明を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  ご異議なしと認めます。よって,議案第43号及び議案第44号の2案件につきましては,提案理由の説明を省略することに決しました。 これより,質疑に入ります。 質疑ありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  質疑なしと認め,これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第43号及び議案第44号につきましては,会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  ご異議なしと認めます。よって,議案第43号及び議案第44号につきましては,委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 討論ありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  討論なしと認め,これをもちまして討論を終結いたします。 これより採決いたします。 議案第43号,本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  ご異議なしと認めます。よって,本案は原案のとおり可決されました。 議案第44号,本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  ご異議なしと認めます。よって,本案は原案のとおり可決されました。 △日程第5 意見書案について ○鴻巣義則議長  日程第5,意見書案第1号を議題といたします。 意見書案第1号について,提案理由の説明を求めます。 6番小野村 節議員。 ◆6番(小野村節議員) 〈自 席〉 それでは,意見書案第1号について,提案者を代表し,提案理由の説明を申し上げます。 以下,朗読をもって提案理由の説明にかえさせていただきます。 環太平洋連携協定(TPP)への参加に関する意見書 政府は,10月1日の臨時国会における内閣総理大臣所信表明演説において,例外なき関税撤廃を前提とする環太平洋連携協定(TPP)への参加について検討することを表明したが,これまでの我が国の国際貿易交渉の基本理念から大きく逸脱するものである。 米国,豪州等といった農業大国が含まれるTPPへ参加し関税が撤廃されれば,国内産農産物のほとんどが輸入農産物に置き換わり,国内食料自給率の低下を招くばかりでなく,国土の保全や,水の涵養,文化の伝承といった農業・農村が持つ多面的機能を失うことになる。 これは,日本農業と地域社会を崩壊させるものであり,全国有数の農業県である本県及び我われの地域においても,農家経営や農村資源に与える影響は大きいものと予想される。さらに,農業は,地域において生産資材や農業機械等の製造業,食品加工,運輸,流通・販売,観光など広範囲な産業と密接に結びついており,農業への壊滅的な打撃は,単に農業関係者だけでなく,関連する産業においても甚大な被害をもたらし,雇用環境を極端に悪化させるおそれがある。 現在,国においては,11月9日に「包括的経済連携に関する基本方針」を閣議決定し,環太平洋連携協定について,「その情報収集を進めながら対応していく必要があり,国内環境整備を早急に進めるとともに,関係国との協議を開始する」としているが,我が国の農業振興や食料安全保障をはじめ,経済全体に与える影響を考えれば,環太平洋連携協定(TPP)への参加については,絶対に認められない。 よって,下記のとおり対応されるよう強く望むものである。                  記 政府は,環太平洋連携協定の情報収集を目的とした関係国との協議を進めるとしているが,関税の完全撤廃は国内農業・農村へ甚大な影響を与えると同時に,食料安全保障の観点からも,我が国をきわめて危険な状況に追い込む恐れがある。ついては,TPPへの参加検討については即時撤回すること。 以上,地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 以上のとおりであります。何とぞ趣旨ご賛同の上,適切なるご決定を賜りますようお願い申し上げまして,提案理由の説明を終わります。 ○鴻巣義則議長  これより意見書案第1号に対する質疑に入ります。 質疑ありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  質疑なしと認め,これをもちまして意見書案に対する質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております意見書案第1号につきましては,会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  ご異議なしと認めます。よって,委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 討論ありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  討論なしと認め,これをもちまして意見書案第1号に対する討論を終結いたします。 これより採決いたします。 意見書案第1号,本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  ご異議なしと認めます。よって,本案は原案のとおり可決されました。 ただいま意見書案第1号が可決されましたが,字句,その他整理を要するものにつきましては,会議規則第43条の規定により議長に委任されたいと思います。これにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  ご異議なしと認めます。よって,字句,その他整理を要するものにつきましては,議長に委任することに決しました。 △日程第6 閉会中の事務調査の件 ○鴻巣義則議長  日程第6,閉会中の事務調査の件を議題といたします。 本件につきましては,お手元に配付の印刷物のとおり,各委員会より閉会中の事務調査の申し出があったものであります。 お諮りいたします。本件につきましては,各委員会の申し出のとおり決定することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴻巣義則議長  ご異議なしと認めます。よって,本件につきましては,各委員会の申し出のとおり決定いたしました。 これをもって,平成23年第1回龍ケ崎市議会定例会を閉会いたします。              午後5時09分閉会...