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09月10日-02号

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  1. 結城市議会 2020-09-10
    09月10日-02号


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    最終取得日: 2023-05-23
    令和2年第3回 定例会令和2年結城市議会第3回定例会会議録(第2号)======================= 令和2年9月10日(木曜日)午前10時00分開議 ───────────────────────── 議事日程(令和2年結城市議会第3回定例会・令和2年9月10日午前10時)第26 一般質問 ──────────────────────────本日の会議に付した案件 ◯会議録署名議員指名 ◯日程第26 一般質問 ──────────────────────────一般質問発言通告一覧表(1)通告 順位通告者要旨答弁者1立川博敏1.新型コロナウイルス感染患者に対する体制について  ①病床の確保状況について  ②隔離対応のための施設の確保について  ③即検査を受けられる体制について  ④その他必要な体制について市長 関係部長2.結城市経営相談緊急支援窓口について  ①相談内容の傾向について  ②市内各業界の経済状況把握について  ③市内各業界の状況把握のためのアンケート実施について市長 関係部長3.新型コロナウイルス対応に伴う延期事業の代替措置について  ①代替事業の検討と予算措置について市長 教育長 関係部長2石川周三1.市の花「ユリ」について  ①現状について  ②今後の取り組みについて市長 関係部長2.消防団について  ①現状について  ②今後の取り組みについて市長 関係部長3秋元勇人1.小規模事業者緊急支援事業について
     ①小規模事業者の現状把握について  ②事業実施における問題点について  ③今後の対応について市長 関係部長2.小中学校運営におけるCOVID-19による影響について  ①スケジュール管理について  ②児童・生徒の現状について  ③今後の対応について教育長 関係部長4土田構治1.第6次結城市総合計画について  ①基本構想の考え方について市長 副市長 関係部長2.学校統廃合について  ①現状について  ②将来の方向性について市長 教育長 関係部長5會澤久男1.職員の定数について  ①現状について  ②県内自治体の参考事例について  ③将来の方向性について市長 関係部長2.結城市の歴史を生かした教育について  ①現状について  ②市内小中学校の歴史教育について  ③今後の方向性について教育長 関係部長6平 陽子1.新型コロナウイルス感染症対策について  ①現状について  ②対策について  ③今後の取り組みについて市長 関係部長2.GIGAスクール構想について  ①現状について  ②児童生徒1人1台端末整備支援事業について  ③今後の取り組みについて市長 関係部長7稲葉里子1.庁舎移転に伴うコミュニティスペースの確保について  ①駅前分庁舎施設の運用停止と代替施設について  ②各施設の空き状況について  ③情報の伝達方法について  ④料金の見直しについて  ⑤西庁舎の利活用について市長 関係部長 ──────────────────────────出席議員(18名)  1番         秋元勇人君  2番         石川周三君  3番         滝沢利明君  4番         上野 豊君  5番         大里克友君  6番         土田構治君  7番         會澤久男君  8番         大橋康則君  9番         佐藤 仁君 10番         平 陽子君 11番         安藤泰正君 12番         立川博敏君 13番         黒川充夫君 14番         早瀬悦弘君 15番         稲葉里子君 16番         大木作次君 17番         船橋 清君 18番         孝井恒一君 ──────────────────────────説明のため出席した者 市長          小林 栄君 副市長         杉山順彦君 理事兼政策監      大武英二君 総務部長        小野澤利光君 企画財務部長      鶴見俊之君 市民生活部長      瀬戸井武志君 保健福祉部長      本多武司君 経済環境部長      飯島敏雄君 都市建設部長      野寺一徳君 会計管理者兼会計課長  外池晴美君 次長兼総務課長     増山智一君 秘書課長        関口寿幸君 教育長         小林 仁君 教育部長        飯田和美君 ──────────────────────────事務局職員出席者 局長          鈴木昭一君 局長補佐        真中好厚君 庶務議事係長      池田義則君 ────────────────────  〔議長 議長席に着く〕 △出席議員の報告,開議の宣告 ○議長(大木作次君) ご報告いたします。 本日の出席議員は18名であります。定足数に達しておりますので,ただいまから本日の会議を開きます。 ――――――――――――――――――――  午前10時00分 開議 ―――――――――――――――――――― △議会に出席を求めた者の報告 ○議長(大木作次君) 議会に出席を求めた者は,前回の会議と同様であります。 ――――――――――――――――――――会議録署名議員の指名 ○議長(大木作次君) なお,会議録署名議員につきましては,前回同様, 15番 稲葉 里子さん 17番 船橋  清君をご指名いたします。 ―――――――――――――――――――― △議事日程の報告 ○議長(大木作次君) 本日の議事について申し上げます。 日程第26 一般質問であります。 ―――――――――――――――――――― △日程第26.一般質問 ○議長(大木作次君) 議事に入ります。 質問は,お手元に配付してございます結城市議会第3回定例会一般質問割振のとおり,順次質問を許可いたします。 最初に,12番 立川博敏君の質問を許可いたします。12番 立川博敏君。  〔12番 立川博敏君登壇〕 ◆12番(立川博敏君) ただいま議長より発言の許可をいただきましたので,通告に従いまして順次一般質問を行います。今回は,全て新型コロナウイルス感染症に関する質問でございます。 質問に入る前に,今なお収束の見えない中,日夜,新型コロナウイルス感染症に対応している医療従事者の皆さん,地方自治体や政府関係者の皆さん,治療薬開発に従事されている皆さんのご尽力に感謝するとともに,一日も早い収束を心から願うものであります。 まず初めに,新型コロナウイルス感染患者に対する体制について質問をいたします。 3月議会でも一度,コロナウイルス対策については質問をさせていただきましたが,その当時は,まだコロナウイルス自体がよくわかっていなかったこともありまして,私自身も表面的な質問に終わり,また,今日の状況に至るまでの規模拡大を予見できず,全体的に楽観視をしていたのではないかという状況でもあったかと思います。 あれから半年がたち,オリンピックが延期となり,緊急事態宣言が発令され,一時期は収束に向かいつつあるかに見えたものが,宣言解除後には再び増加をいたしました。これが第2波なのか,第1波がおさまっていなかったのか,いずれにしても感染者数が増加傾向にあり,毎日夕方には緊急速報で本日の感染者が流れる毎日となりました。 報道の中でも,感染が判明しながらも,なかなか医療機関で診てもらうことができず,不安なまま自宅での経過観察を余儀なくされた方の報道もあり,軽症者だからといって決して楽観視はできず,人工心肺装置を必要としなければ重症者ではないという,本当にそれが軽症者なのかといったお話もありました。 結城市におきましては,現在,8名の方の感染があったものの爆発的な感染には至っていないという状況があり,皆さんが一丸となって,まず,かからないこと,そして移さないことをしっかり徹底していただいているものと思います。 茨城県では,県南地域で感染が多く見受けられ,都心との直通経路を持っている市町村で増えていたのかなと個人的には予想しておりまして,結城市におきましても,水戸線,宇都宮線から水戸線と直通ではないものの都心へ通われている方が多いのも見受けられ,決して楽観視できないなというふうに感じておりましただけに,今の状況で落ちついていることにほっとしております。 まずはかからないこと,それが一番なのですが,万一かかってしまったときに,医療機関につながることができるのか,治療していただけるのか,そういった心配をされている市民の方が多いのではと思うところであります。 また,軽症者扱いになったとしても,自宅療養では家族にうつしてしまうのでは,病状を自己判断できず悪化してしまうのではなどの心配があり,できれば隔離施設で治療を望む方が多いのも事実かと思います。 そこで,今の現状の状況を再確認させていただくという意味で,コロナ患者病床確保状況体制の現況,そして軽症者が隔離・経過観察できる施設などの状況について改めて答弁をお願いしたいと思います。これは市単位なのか,保健所単位なのか,県単位なのか,あるいは結城市民の人がもしかかってしまったら速やかに治療を受けられる状況にあるのか。施設名をもし挙げて答弁できるのなら,具体的な施設名についてもお答えをいただければと思います。 また,いろいろな仕事や家庭事情の中で,できるだけ早くPCR検査を行って,ご自身が感染していないことを確認して,次の行動を行いたいといったお話を聞く機会もあります。福祉関係の仕事をされている方やどうしても遠く離れたところに住んでいて家族の面倒を見るために帰省したいけれども,まず,自分がかかっていないことをしっかり確認してから戻りたいといった相談を受けるケースもありました。さまざまなケースの中で,検査を受けたいという方がおられますので,希望者が即検査を受けられる体制が整っているのかについても答弁をお願いしたいと思います。 最後に,最近の報道の中で,新型コロナウイルス感染症の扱いを2類から5類に変えて,季節性インフルエンザと同じ扱いにして,これから冬を迎えるに当たり,一括で対応できるようにしたらという,国のほうでそういった議論が出ていることも報道で耳にしております。説明を聞いた限りでは,なるほどとも思うんですけれども,扱いを変えることによって気の緩みが出ないか,市町村にとっても対応しづらくならないのか,そういった心配がありまして,特に知識のない私にとっては心配になることがありましたので,ご質問をさせていただきます。2類から5類に変更される方向性が出ていますが,今後の結城市の予防体制のあり方や市の施策にどのような影響があるか,それについてもご答弁をお願いしたいと思います。 続きまして,結城市経営相談緊急支援窓口について質問をいたします。 一連の新型コロナウイルス感染症の対策の中で,4月末に緊急事態宣言が発令され,5月中旬に解除されるまでの1カ月間,この間にとまった経済が日本社会に大きな打撃を与えたことは皆さんもご存じのことかと思います。 その後,緊急事態宣言は解除となりましたが,かといって即経済をすぐもとに戻すことは難しく,様子を見ながらの経済再開。その中で,再度の感染増加により,業態によっては緊急事態宣言の状況と変わらない状況に陥っているところもあるかと思います。 当結城市におきましても,この状況は全く同じであると考えており,多くの業界の方々が,コロナ禍の中で,ご苦労されている方が多くいらっしゃると考えております。その方1人ひとりに寄り添いながら,どんなことに困っておられるのか,そういった状況を把握していくのも行政の役目,政治の役目ではないかと考えております。 そんな中で,今回実施された結城市経営相談緊急支援窓口の相談内容から,少しでも市内の商工業者さんが抱えている悩み,ご苦労を把握することができるのではないか,できたのではないか,そのように考えまして,テーマとして取り上げ,質問をさせていただきました。 まず,今回の結城市経営相談緊急支援窓口での相談内容から,期間中の相談内容の傾向がどういった内容だったのか,相談内容から市内業界がどのような状態にあるか,この2点についてお伺いをいたします。 また,最終的には相談会に来てくださった方々の意見だけではなく,広くアンケートを実施して,1人ひとりの困り事をしっかり吸い上げて,新型コロナウイルス感染症対策の予算化のよりどころにする。こういった事例が今後また起きた場合に,今回のアンケート結果を参考に,いち早く対策を打ち,必要なところに迅速に手を打って対策をしていく,そういったことが必要であり,平時ではなく,問題に直面している今だからこそ,問題としてわかることがあると思っています。 今回の支援策,コロナ対策予算策定の基礎資料とすべき観点からも,商工業者に対してアンケートを実施して,市内状況を詳細に把握すべきと考えておりますが,執行部としての見解を伺いたいと思います。 最後に,教育行政で,新型コロナウイルス対応に伴う延期事業の代替措置について質問をいたします。 新型コロナウイルス感染症は,学校運営にも大きな影を落としました。3月からの長期間の休業措置をはじめ,卒業式や入学式は密を避けて,生徒さん,保護者,学校関係者に限定しての実施,いろいろな行事も中止にしたり,形を変えて簡素化をしての実施など,生徒さんにとってもいろいろな思い出となる行事がどんどんなくなり,大変残念なのではと思うところであります。 また,教職員の皆さんにとっても,学校での授業,給食の時間,行事など,学校自体が密になることが多いことから,運営上でも気を使うことが多々あり,相当ご苦労されているのではないかと思います。 これから冬を迎え,季節性インフルエンザの対策をあわせての対応でもご苦労があるのではないかと思います。 それでは,本題の質問に入っていきたいと思いますが,今回の延期事業の代替措置として,私が該当して考えているのは,修学旅行でございます。学校内の行事は,いわゆる新しい生活様式,学校に宛てがって言うのであれば,コロナを見据えた中での新しい学校生活の様式ということがあるかと思いますが,先生方や教育委員会の皆さんの工夫とご努力によって,形を変えたり,簡素化するなどして何とか学校内だけで実現可能であったとも思いますが,修学旅行だけは学校内だけではいかんともしがたく,中止をせざるを得なかったというのは私も理解をしておるところでございます。しかしながら,修学旅行は大きな思い出になる行事でもありますので,今回,修学旅行に行けなかった生徒さんたちに,先々,思い出に残る形で何らかの代替事業を実施してほしいと考えておりますが,見解をお伺いしたいと思います。 私の勝手な提案なんですけれども,今回,国からおりてきているコロナ対策の予算の一部で,修学旅行に行けなかった生徒さんたちに将来何かやってあげるための基金をつくってお金をプールしておくとか,将来事業として一旦今年度に予算化して,繰越明許費として毎年繰り越し繰り越し等しながら予算を引っ張って,実現できるときが来るまでお金を維持していくなど,形は何でもいいのですが,予算を確保して,将来できるときが来たら,修学旅行に行けなかった学年の生徒さんに何かやってあげたい,そんな気持ちでおりますが,執行部の見解をお伺いしたいと思います。 以上で1回目の質問を終わります。 ○議長(大木作次君) 保健福祉部長 本多武司君。  〔保健福祉部長 本多武司君登壇〕 ◎保健福祉部長(本多武司君) 改めまして,おはようございます。 それでは,立川議員のご質問にお答えいたします。 保健福祉行政新型コロナウイルス感染患者に対する体制についてのうち,まず,病床の確保状況についてでございますが,茨城県におきましては,医師を中心とした入院調整本部が設置されており,陽性者の病状や県内の医療機関の稼働率等の情報を一元管理し,各陽性者の入院,宿泊施設での療養,自宅療養等を決定しております。 病床数につきましては,7月30日以降,31病院171床を用意しておりまして,8月31日現在の入院者数は45人であり,十分な病床数を確保できております。 さらに,今後は流行ピーク時に備え,入院病床約500床を県内40病院で確保し,稼働率などに応じて段階的に増減させる計画となっております。 続きまして,隔離対応のための施設の確保についてでございますが,茨城県におきましては,感染者のうち,入院治療を必要としない軽症者や無症状者の方につきましては,宿泊施設での療養を行っております。 宿泊施設につきましては,8月12日からは約100室で運用しており,8月31日現在の療養者数は13人となっており,十分な部屋数が用意されておりますが,入院病床と同様,今後に備え,最大300室を確保する予定でございます。 なお,病院,施設とも原則非公表となっております。 続きまして,即検査を受けられる体制についてでございますが,県庁及び各保健所に設置された帰国者・接触者相談センターを通じて紹介される帰国者・接触者外来を受診して,新型コロナウイルス感染の疑いのある場合にPCR検査を行っており,それに加え,3月6日からはPCR検査が保険適用となり,各医療機関の医師が,新型コロナウイルス感染症を疑う症状があり,必要性を認めたときに,PCR検査を行うことができるようになっております。 主な検査機関となる地域外来PCR検査センターを9月末までに県内で15カ所設置する予定となっており,5月時点では1日の検査数が最大約300件でございましたが,9月末までに1日最大約1,500件に拡充できる見込みでございます。 最後に,その他必要な体制についてでございますが,新型コロナウイルス感染症は,現時点で感染症法の第2類相当と位置づけられておりますが,最近,厚生労働省が感染症法の位置づけの見直しを検討しているとの報道がされております。位置づけを変更すると,今まで行ってきた無症状者への適用,入院勧告措置や全数報告などが不要となるなど,感染拡大防止に係る体制が大きく変わる可能性がございますが,現時点では詳細な情報が入っておりませんので,今後の状況を注視してまいりたいと考えております。 ○議長(大木作次君) 経済環境部長 飯島敏雄君。  〔経済環境部長 飯島敏雄君登壇〕 ◎経済環境部長(飯島敏雄君) 経済環境行政,結城市経営相談緊急支援窓口についてのうち,相談内容の傾向についてでございますが,本事業は,新型コロナウイルス感染症の感染拡大で影響を受けた事業者向けに,本所及び国や県,政府系金融機関などによるさまざまな支援制度を受給するための相談業務を結城商工会議所に委託し,6月から8月末まで週1回,市立公民館において計9回開催し,午後1時から5時までの間で,事前予約により中小企業診断士が対応したものでございます。 相談内容につきましては,制度説明などの一般的な相談業務は商工会議所が行っておりますので,支援制度の手続に関するアドバイスや書類作成補助が主な業務でございます。 相談件数は,法人が5件,個人事業主が22件,合計27件で,内容は,重複もありますが,国の持続化給付金20件,雇用調整助成金1件,市の小規模事業者緊急支援給付金7件,今後の経営に関するもの2件であり,業種別では,建築関係8件,サービス業6件,製造業6件,小売業4件,飲食業1件,その他2件でございました。 傾向につきましては,個人事業主からの相談は,国の制度への申請が多く,業種別では,建築業,サービス業,製造業の順に相談が多くあり,受注の減やキャンセルによる売り上げの減少,市民の行動自粛による消費の減少の影響などが考えられます。 続きまして,市内各業界の経済状況につきましては,経営相談緊急支援窓口での相談内容や市の小規模事業者緊急支援給付金の申請状況から申し上げますと,個人事業主の申請が多く,特にサービス業や飲食業が影響を受けているものと推察されます。 続きまして,今後の市内各業界の状況把握のためのアンケート実施につきましては,市では,小規模事業者緊急支援給付金をはじめ,支援制度の申請に係るデータを保有しており,また,商工会議所が,新型コロナウイルス感染症の影響について,会員の中から80社に対してアンケートを実施するなど,活用できる情報は多いことから,今後は,これらを分析することによって状況把握に努め,支援施策の検討に活用してまいります。 ○議長(大木作次君) 教育部長 飯田和美君。  〔教育部長 飯田和美君登壇〕 ◎教育部長(飯田和美君) 教育行政,新型コロナウイルス対応に伴う延期事業の代替措置についてでございますが,本市小・中学校の修学旅行につきましては,例年5月ごろ,中学3年生では京都・奈良方面,小学6年生では箱根・鎌倉・東京方面で実施をしておりました。 しかし,令和2年度は,新型コロナウイルス感染拡大のため,一旦秋に延期した上で,実施の可否については,校長会等で慎重に協議を重ねてまいりました。その結果,全国での感染状況に鑑み,児童生徒の健康と安全を第一に考え,7月31日に小・中学校の修学旅行の中止を決定いたしました。 各学校では,児童生徒が少しでも学校生活の思い出づくりができるよう,感染リスクが低いと考えられる茨城県内や栃木県の日光・那須方面等の日帰り遠足を修学旅行の代替として計画しているところでございます。 市といたしましては,将来的に修学旅行が中止になった学年の児童生徒を対象とした何らかの代替イベント等を開催することについて,さまざまな視点から,その可能性を検討してまいります。 また,その予算措置につきましても,今後の課題として検討してまいります。 ○議長(大木作次君) 12番 立川博敏君。 ◆12番(立川博敏君) 答弁ありがとうございました。 時間も押し迫ってきたので,ちょっと簡単にコメントして,最後に市長さんからの所見をいただきたいと思います。 まず,新型コロナウイルス感染に対する体制については,今,県を中心に,状況を把握しながら,数字も交えてご紹介をいただきまして,状況はよくわかりました。 また,特に気になっている2類から5類へ変わることによる対応とかは,まだ情報不足ということで心配なので,その辺も情報がありましたら,適時出していっていただきたいと思います。 続いて,経営相談窓口に関することなんですけれども,今,商工業者さんに関しては,ある程度データがそろっているということなんですけれども,ちょっと所管が広がってしまいますが,先々は,市全体でやってほしいなというふうに思います。さまざまな業態の方,生活をしている方がどのように困っているのか,そういった数字は欲しいなと思いますし,適切な表現かはわからないんですけれども,こういう直面したときでないととれないデータというのは絶対あると思うので──平時のときにどんなに予測しても,予測してもとれないものが,こういったときには起きて,そしてそういう情報がとれると思いますので,こういう状況下だからこそ,市全体にアンケートをとって,市内の皆さんがどう困っているのかを拾ってほしいなというふうに思います。 最後に,教育行政の修学旅行の代替措置についてなんですけれども,さまざまな形を模索していっていただくということでお願いしたいなと思いますし,私が考えていたのは,例えばその学年の方の成人式のときに,少し規模を拡大していろいろなことをやってあげるとか,また,市長さんの政策の中で,未来の同窓会なんていうのもあったと思いますので,そういうときに,その学年のときには,どこか1泊2日で連れていっちゃうとか,修学旅行にかわるような何か大きなイベントということで,新たな思い出づくりに取り組んでほしい,やってあげてほしいなというふうに要望をさせていただきます。 では,最後になりますが,今回,私が3点質問いたしました新型コロナウイルス感染症に対する今後の市の取り組みについて,市内への経済対策に対する市の取り組みについて,修学旅行に行けなかった子供たちへの思い出づくりの一環になるような代替措置の検討について,市長さんから所見をいただきまして,一般質問を終わりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(大木作次君) 市長 小林 栄君。  〔市長 小林 栄君登壇〕 ◎市長(小林栄君) それでは,私のほうからお答えをさせていただきます。 初めに,新型コロナウイルス感染患者に対する体制についてでございますが,茨城県・保健所・近隣自治体と連携し,迅速かつ正確な情報収集・発信を行うとともに,学校・消防・警察と連携し,情報の共有に努めておるところでございます。 今後におきましても,関係機関と緊密に連携するとともに,結城市医師会へPCR検査センター設置に対する助成などを行うことにより,検査体制の確保を図り,感染拡大防止に取り組んでまいります。 続いて,市内事業者に向けた今後の支援についてでございますが,市内の中小企業や個人事業主の皆様が,国の持続化給付金など,さまざまな支援制度を活用できるよう,本定例会において経営相談緊急支援窓口の再開に係る事業費を補正予算に計上いたしました。 さらに,支援内容の拡充を図るため,ネット販売やオンライン決済などの新たな取り組みを支援するなど,複数のメニューを事業所感染症対策支援事業費に組み入れた予算を計上しております。 今後も,事業者の皆様が事業を継続できるよう,最大限支援してまいります。 最後に,修学旅行につきましては,児童生徒にとって教育的意義は大きく,学校生活における諸活動の中でも,生涯の思い出となる極めて貴重な教育的体験活動でございます。中止の決定を校長先生が生徒に告げたときに,「修学旅行にも行けないのか」と残念な思いを声にした生徒がいたという報告もいただいております。 各学校では,修学旅行の代替行事を計画しておりますが,市といたしましても,将来,仲間の集う成人式典や未来の同窓会といった機会を,より魅力あるものにしていきたい,そのように考えております。 以上です。 ○議長(大木作次君) 以上で12番 立川博敏君の質問は終了いたしました。 休憩いたします。  午前10時29分 休憩 ――――――――――――――――――――  午前10時40分 再開 ○議長(大木作次君) 再開いたします。 次に,2番 石川周三君の質問を許可いたします。2番 石川周三君。  〔2番 石川周三君登壇〕 ◆2番(石川周三君) おはようございます。 ただいま議長から質問の許可をいただきましたので,質問をさせていただきます。 その前に,まず,冒頭に皆さんにお礼のご挨拶をさせていただきます。今年の7月に九州に豪雨災害がありましたが,私のふるさとでもあります。その際,皆様の賛同により義援金を送ることになりました。私からもお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。 また,台風10号により亡くなられた方にご冥福をお祈り申し上げますとともに,被害に遭われた方に一日も早く復興・復旧を願っております。 それでは,総務行政,本市の花「ユリ」について,結城市の花「ユリ」をPRしたいため,質問させていただきます。 本市の花「ユリ」は,純日本的な花で親しみやすく,栽培方法も簡単な上,現状も場所もとりません。しかも一般家庭向きであり,花の満開のころには芳香が楽しめます。また,その清楚さは,紬の里・結城市に独特の風情を醸し出し,謙虚さは本市を象徴してくれるということから選ばれたそうです。 ユリの代表的な品種は,ヤマユリ,オニユリ,カノコユリ,ササユリ,テッポウユリ,オトメユリなどがありますが,本市のユリの品種を教えていただきたいです。 ○議長(大木作次君) 総務部長 小野澤利光君。  〔総務部長 小野澤利光君登壇〕 ◎総務部長(小野澤利光君) 本市の花「ユリ」についての現状についてのうち,市の花「ユリ」の品種についてでございますが,市の花「ユリ」は,市制施行25周年を記念し,昭和55年11月10日に市民憲章及び市の木「桑」とあわせて制定されたものでございます。 制定に当たっては,市の花と木を広く市民から募集し,その中で,ユリは,純日本的な花で親しみやすく,花の姿の謙虚さが本市を象徴しているという理由で選ばれたもので,品種は特に定められておりません。 ○議長(大木作次君) 2番 石川周三君。 ◆2番(石川周三君) わかりました。 また,結城市片蓋でユリが咲いているのを見かけましたが,市内の何カ所ぐらいでユリが植えられているのでしょうか。お願いします。 ○議長(大木作次君) 総務部長 小野澤利光君。  〔総務部長 小野澤利光君登壇〕 ◎総務部長(小野澤利光君) 市内のユリの栽培箇所数についてでございますが,市民が栽培している箇所数については把握しておりませんが,ユリの栽培をしている生産者が市内に2件と,市民が参加している結城市花づくりの会がございます。 また,片蓋のユリは,片蓋地区の農業者などで構成する活動組織において,農地や水などの資源保全とその質の向上を図るための多面的機能支払交付金事業を活用して,景観形成の一環として植えている花の中にユリが含まれているものでございます。 ○議長(大木作次君) 2番 石川周三君。 ◆2番(石川周三君) ありがとうございました。 市内のマンホールにもユリが描かれていますが,マンホール以外にユリが描かれているものはあるのでしょうか。お願いします。 ○議長(大木作次君) 総務部長 小野澤利光君。  〔総務部長 小野澤利光君登壇〕 ◎総務部長(小野澤利光君) マンホール以外にユリが描かれているものについてでございますが,まず,議員からご発言のありましたユリの花が描かれた下水マンホールは,市内で3,737個設置されております。そのほかに,ユリが描かれたものについてでございますが,消火栓のふたにもユリが描かれており,市内で528個設置されているほか,新福寺2丁目の歩行者専用道路にある12基の街路灯にユリがデザインされております。また,市民栄誉賞の副賞の金杯及び銀杯に桑の木とともにユリが描かれております。 ○議長(大木作次君) 2番 石川周三君。 ◆2番(石川周三君) わかりました。 次に,今後の取り組みについて,先月,ケーブルテレビで城南小学校の藤棚が取り上げられていましたが,とてもきれいでした。私は,この藤棚のように,市内各地域できれいに咲くユリを見たいなと思いました。近隣の筑西市は梨の花とコスモス,小山市では思川桜,下妻市では菊ですが,どの市でも市の花をよく見かけます。ユリは本市の花であるにも関わらず,市内でユリが咲いている場所が少ないと思います。もっとたくさんの地域でユリを育てていくための政策についてお伺いします。よろしくお願いします。 ○議長(大木作次君) 総務部長 小野澤利光君。  〔総務部長 小野澤利光君登壇〕 ◎総務部長(小野澤利光君) 今後の取り組みについてのうち,各地域でユリを育てていくための施策についてでございますが,現在,ユリを活用した事業といたしましては,都市計画課で推進しております花と緑の推進事業におきまして,結城市花づくりの会で栽培した60鉢のユリを,市役所や山川文化会館,健康増進センターなど市内の公共施設に毎年配布し,来場者に安らぎを与えております。 また,青少年育成結城市民会議では,市の花「ユリ」への親しみと郷土愛を育てるため,ユリの球根と鉢のセットを市内小学校新入学児童に配布し,「親子で育てたユリの花の写真展」を開催しております。 今後も機会を見て,市の花「ユリ」及び市の木「桑」のPRを検討してまいりたいと考えております。 ○議長(大木作次君) 2番 石川周三君。 ◆2番(石川周三君) ありがとうございました。 また,2020年8月9日の毎日新聞にて,結城市の花生産農家支援についての記事を拝見いたしました。内容は次のとおりです。 結城市は,地元の花を買うと,市内約200店舗で使える金券「お花見券」を贈るキャンペーンを始めた。結城市産の花は,現在,お盆の仏花などに使われるアスターが最盛期。8月下旬には,プチヒマワリやケイトウが出回るという。結城市産が半分以上を占める花束などを3,000円以上買った場合は,その場でお花見券1,000円分を進呈する。生産者の方は,「コロナ禍の中,花を観賞して和んでいただきたい」と話しているとのことです。 調査したところ,ユリの開花時期は5月から8月。今後,市の花であるユリをこのようなキャンペーンに適用することで,今まで以上にユリをPRできると考えておりますが,市長のお考えをお聞かせいただきたいです。お願いします。 ○議長(大木作次君) 市長 小林 栄君。  〔市長 小林 栄君登壇〕 ◎市長(小林栄君) それでは,私のほうからお答えさせていただきます。 今回,新聞記事で紹介されました花いっぱい応援事業,これは新型コロナウイルス感染症の影響を受けた花卉生産者と販売者の業務継続を図るとともに,市民の皆様の心身の健康づくりを支援することを目的として実施しているものでございます。 市内でユリの生産を行っている農業者もいることから,市の花「ユリ」のPRにつながる取り組みについて,今後検討してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(大木作次君) 2番 石川周三君。 ◆2番(石川周三君) 市長,ありがとうございました。よろしくお願いします。 次に,市民生活行政,消防団について,団員数,年齢についてなんですけども,全国の消防団は,現在,団員数の減少と平均年齢の上昇が問題となっております。戦後200万人いた団員数も年々減少し,平成30年4月1日時点では,団員数はおよそ84万人となっています。また,団員の平均年齢も毎年少しずつ上昇しています。2018年4月1日時点での平均年齢は41.2歳となっております。 茨城県内の消防団員数は,昭和33年には8万2,166人でしたが,年々減少し,2020年3月13日時点で約2万3,000人となっております。 結城市の消防団は,本部及び第1分団から第10分団,女性消防団によって構成されていますが,現在,現時点でのそれぞれの分団の団員数と年齢について教えていただきたいです。よろしくお願いします。 ○議長(大木作次君) 市民生活部長 瀬戸井武志君。  〔市民生活部長 瀬戸井武志君登壇〕 ◎市民生活部長(瀬戸井武志君) 市民生活行政,消防団についてのうち,団員数及び年齢についてでございますが,結城市消防団は,各分団を統括する本部,担当区域から選出され,消火活動等を行う第1分団から第10分団,防災に関する普及促進・啓発活動等を行う女性分団によって構成されております。 団員数及び平均年齢につきましては,令和2年9月1日現在,消防団員数253人で,本部員は12人で,平均年齢54.9歳,分団員は,第1分団から第10分団の合計が231人で,平均年齢39.2歳,女性分団員は10人で,平均年齢38.5歳となっております。 ○議長(大木作次君) 2番 石川周三君。 ◆2番(石川周三君) ありがとうございました。 次に,1年間の活動内容について,消防団が行う主な活動内容は,消火活動,救助活動,水防活動,防火啓発活動,救命講習などが挙げられます。 そこで,結城市での消防団の1年間の活動内容についてお伺いします。よろしくお願いします。 ○議長(大木作次君) 市民生活部長 瀬戸井武志君。  〔市民生活部長 瀬戸井武志君登壇〕 ◎市民生活部長(瀬戸井武志君) 1年間の活動内容についてでございますが,令和2年度は,新型コロナウイルス感染症の関係もあり,各種行事が自粛や中止となっている状況でございますが,例年行われている主な内容について申し上げます。 1年間の主な行事は,6月に消防署員の指導による規律礼式訓練,11月と3月に担当区域ごとに広報啓発活動を行う火災予防運動,11月に結城市総合防災訓練,1月に服装・機械器具点検や放水試験を行う出初式などがございます。 また,各分団ごとの活動としては,新団員による基礎訓練や消防ポンプ車の点検・試運転,火災予防のための警戒活動等を随時行っております。 さらに,緊急的な対応では,火災発生時における消火活動,地震や風水害などが発生した場合の警戒巡視,避難誘導等の災害防御活動を行うほか,関係機関からの依頼による行方不明者の捜索など,突発的に起こる災害や協力依頼に対する活動を行っております。 ○議長(大木作次君) 2番 石川周三君。 ◆2番(石川周三君) わかりました。 次に,今後の取り組みについて,茨城県消防ポンプ操法大会県西地区大会について,茨城県消防ポンプ操法大会県西地区大会とは,毎年秋に県西地区で行われる消防団の大会です。火災出場を想定し,出場から消火,撤収するまでの一連の動作を争う競技です。結城市をはじめ,県西地区10市町各1チームが出場する大会です。結城市では,1分団から10分団まで順番で大会に出場するという取り決めになっており,令和2年度は,第5分団の順です。 このような中,令和元年12月に第5分団から結城市消防団団長へ,「令和2年度茨城県消防ポンプ操法大会県西地区大会への出場が困難であるため,今後の対応について協議してほしい」との要望書が出されました。日常的に団員確保が難しい上,大会に出場する時期が近づくと,退団者もいると聞いています。実際に出場する前に,まずは団員に参加有無に関して意見を出してもらい,参加,不参加を決めていただきたいです。 また,今まで操法大会に関しての数多くの会議を行ってきたと思いますが,今後の消防団発展のために,よい方向になるような協議を継続してほしい。次年度以降のことも念頭に入れて考えていく必要があると思います。結城市としては,どのような対応をしていくのか,お伺いいたします。よろしくお願いします。 ○議長(大木作次君) 市民生活部長 瀬戸井武志君。  〔市民生活部長 瀬戸井武志君登壇〕 ◎市民生活部長(瀬戸井武志君) 茨城県消防ポンプ操法大会県西地区大会についてでございますが,茨城県消防ポンプ操法大会県西地区大会は,規律ある動作及び的確な命令の伝達,消防用機械器具の取り扱い等の習得を目的とし,結城市消防団においては,平成18年度の大会から輪番制により第1分団から出場し,27年度の大会に第10分団が出場後,今後の方針について幹部会議で協議をした結果,引き続き輪番制により出場することが決定され,現在に至っております。 令和2年度の茨城県消防ポンプ操法大会県西地区大会につきましては,出場を予定しておりました第5分団から,団員数が少ないことや訓練における負担の懸念から,「令和2年度茨城県消防ポンプ操法大会県西地区大会に関する要望について」が結城市消防団団長に提出され,団本部においても懸念事項となっており,内容を精査した上で,数回にわたり協議を重ね,現在も継続協議中でございます。 しかしながら,新型コロナウイルス感染症の関係もあり,令和2年度茨城県消防ポンプ操法大会県西地区大会につきましては,中止となり,会議についても開催できない状況であります。 なお,3年度以降の大会参加及び意見徴収につきましては,今後,本部会議や幹部会議等に諮り,結城市消防団としての方向性について協議を行ってまいります。 ○議長(大木作次君) 2番 石川周三君。 ◆2番(石川周三君) わかりました。ありがとうございます。 次に,団員数不足とその対策について,結城市の消防団では,団員数の不足が問題となっている分団もあります。特に第5分団では,令和2年5月時点で12名の団員で活動しており,退団者の補充の予定もなく,団員数の確保が非常に難しい状況となっているそうです。日常の分団活動や火災発生時のさまざまな活動の維持が困難であるとのことです。非常時に備えるためにも団員数の確保,また,団員数増加が必要と考えます。団員不足の対策として,お考えをお聞かせください。よろしくお願いします。 ○議長(大木作次君) 市民生活部長 瀬戸井武志君。  〔市民生活部長 瀬戸井武志君登壇〕 ◎市民生活部長(瀬戸井武志君) 団員数不足とその対策についてでございますが,現在,第1分団から第10分団までの団員数は231人となっており,各分団の団員数は,最多が32人,最少は12人と,各分団間に格差が生じていることや団員のサラリーマン化が進んでいる状況が課題となっております。 加入促進等に関しましては,市ホームページに消防団サイトを設け,活動のPRを通して消防団員募集を行っております。 また,消防団員の継続的確保と地域の活性化を目的とした消防団員サポート事業として,市内にある店舗などの事業所を対象に,消防団員やその家族が店舗等を利用した場合にサービスが受けられる結城市消防団サポート事業所制度を制定しており,41の事業所から各種のサービス,サポートを行っております。 なお,少しでも入団しやすい環境を整えるため,新入団員の訓練日数の短縮や簡略化を進めているほか,サラリーマン団員の消防団員活動がしやすい環境整備,支援策も講じているところでございます。 今後の消防団員の確保につきましては,結城市消防団後援会等との連携を強化し,団員確保に向けた活動を継続して推進してまいります。 また,特定の活動に特化した機能別消防団員の設置など,多角的なフォローによる災害への対応なども含め,検討してまいります。 ○議長(大木作次君) 2番 石川周三君。 ◆2番(石川周三君) よろしくお願いします。 最後に,消防団員確保について,市長のお考えをお聞かせください。よろしくお願いします。 ○議長(大木作次君) 市長 小林 栄君。  〔市長 小林 栄君登壇〕 ◎市長(小林栄君) 石川議員のご質問にお答えいたします。 消防団員確保につきましては,全国的に消防団員数の減少が問題となっており,本市におきましても,団員確保が課題であると認識をしております。 また,消防団員が減少することで地域防災力が低下し,災害時の対応が十分にできなくなることも想定されますので,団員確保の強化が必要であると考えております。 本市には,結城市消防団後援会という組織がございますので,関係機関と今まで以上に連携を図りながら,各種PR手段も活用しながら団員確保に努めてまいります。 ○議長(大木作次君) 2番 石川周三君。
    ◆2番(石川周三君) なかなか団員になる方が少ないということもよく聞いていますので,その辺よろしく連携をとって,加入をよろしくお願いしたいと思います。 これで私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(大木作次君) 以上で2番 石川周三君の質問は終了いたしました。 休憩いたします。  午前11時07分 休憩 ――――――――――――――――――――  午前11時20分 再開 ○議長(大木作次君) 再開いたします。 次に,1番 秋元勇人君の質問を許可いたします。1番 秋元勇人君。  〔1番 秋元勇人君登壇〕 ◆1番(秋元勇人君) 皆さん,おはようございます。 ただいま議長より質問の許可をいただきましたので,通告に従いまして質問をさせていただきます。 質問に入らせていただく前に,いまだ流行の続く新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりになられた皆様に心よりお悔やみを申し上げます。 また,今月6日から7日にかけて九州地方に接近した台風10号により被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げますとともに,一日も早い復旧・復興をお祈り申し上げます。 今定例会の一般質問も,ウイルス対策といたしまして,制限時間を短くしての開催となりましたので,効率的かつ有意義な質問となるよう努めてまいりますので,どうぞよろしくお願い申し上げます。 ウィズコロナの初めての夏を迎えまして,新しい様式を模索しながらの生活が続いておりますが,7月の長雨,一転8月の猛暑,9月に入って大型台風の接近等,さらに困難な状況が重なり,それぞれの対応が求められ,より厳しさが増しております。 このような中,今月8日に内閣府より発表された2020年4月期から6月期のGDPの改定値は,前年比7.9%減,年率換算では28.1%減と戦後最悪の数字となりました。 新型コロナウイルス感染症による影響は,さまざまな局面で危機的な状況を招いておりまして,さまざまの打たれた対策も,その効果が期待されますが,いまだ出口の見えない状況が続いております。 今回も前回に引き続き,新型コロナウイルス感染症に関した経済環境行政並びに教育行政について,2つの質問をさせていただきます。 まず1つ目は,経済環境行政のうち,小規模事業者緊急支援事業について質問させていただきます。 結城市におきましても,国,県の政策を補完する事業が幾つか実施されておりますが,その事業の検証・改善を,よりスピードを上げて行わなければならないと考えております。その理由は,新型コロナウイルス感染症の影響が日々変化し,より早く柔軟な対応が求められるからであります。特に落ち込む経済状況の中,市内事業者の支援は重要政策であります。 小規模事業者緊急支援事業の事業説明では,2月から6月の間の任意の連続する3カ月で売り上げが30%以上50%未満減少している小規模事業者に対して一律10万円を支給,700社を対象とする事業規模とのことでした。 今回は,この事業の検証から,執行部の皆様と現状認識を共有しまして,より効果的な事業構築につなげられればと考えております。 そこで,まず初めに,この小規模事業者緊急支援事業の進捗とそこから見える事業者の現状,さらに相談事業者のご意見などから読み取れる状況について伺います。 ○議長(大木作次君) 経済環境部長 飯島敏雄君。  〔経済環境部長 飯島敏雄君登壇〕 ◎経済環境部長(飯島敏雄君) 経済環境行政小規模事業者緊急支援事業についてのうち,小規模事業者の現状把握についてでございますが,本事業は,新型コロナウイルス感染症の感染拡大により影響を受けた事業者が,事業を継続できるよう支援することを目的としております。 これまでの実績につきましては,8月末日現在の給付決定件数は,法人111件,個人事業主197件,合計308件で,業種別では,サービス業85件,製造業52件,飲食業48件,建設・運輸業46件,小売業40件,卸売業16件,その他21件でございます。 次に,実績から見た現状につきましては,個人事業主では,特にサービス業や飲食業が影響を受けている状況が見受けられます。 また,相談や申請から見た現状につきましては,個人事業主やフリーランスで事業を行っている方々が,多岐にわたる業種に数多くおられることがわかりました。これらの方々は,いわゆる青色申告ではない場合が多いことから,申請に当たり,申告についての相談が数多く寄せられております。 ○議長(大木作次君) 1番 秋元勇人君。 ◆1番(秋元勇人君) 答弁のとおり,これまで300件以上の給付決定案件があったということですので,一定のニーズがあったというふうに考えられると思います。中でもサービス業,飲食業の数が多く,業界に対する影響の大きさを感じさせます。 私も,5月に新型コロナウイルス支援策についての相談会というイベントに参加させていただきましたが,やはりサービス業,飲食業の相談が多かったと記憶しております。 答弁にも出てまいりましたが,相談会では,特に青色申告でない個人事業,フリーランスの方々で,書類上要件に満たないケースも多々見られまして,潜在的なニーズは相当数あることが予想されますし,業界の落ち込みが著しいことが推察されます。収束が見えず,長引く自粛生活の中では,これらの事業者では,新たな事業形態も考えなければならず,大変厳しい状況にあります。 茨城県内では,水戸市,土浦市,日立市などで類似の事業が行われておりまして,支援金額など,内容は自治体ごとにさまざまです。これらの事業は,複合的に行われているものであり,また,各自治体の状況によっても必要なものは異なりますので,一概に比較はできませんが,次にこの事業の問題点について考えていきたいと思います。 この事業がもたらした効果,手続面で出てきた問題点,支援金額の妥当性,また,実際の申請者からの要望などについて答弁願います。 ○議長(大木作次君) 経済環境部長 飯島敏雄君。  〔経済環境部長 飯島敏雄君登壇〕 ◎経済環境部長(飯島敏雄君) 事業実施における問題点についてでございますが,まず,事業効果につきましては,本市は,事業者数に占める小規模事業者の割合が高いことから,小規模事業者への支援策として実施した結果,300を超える事業者が給付を受けており,小規模事業者の事業継続の一助になれたのではないかと考えております。 次に,手続面での問題点につきましては,交付件数が想定の約半数だったことから,制度の周知不足や交付条件にわかりにくい点があったのではないかと考えております。 また,3密を避けるという観点から郵送申請といたしましたが,問い合わせや相談のために窓口に来庁する方も数多くおりました。 次に,支援金額につきまして,1件当たり10万円という金額は,県内では本市より高い額を交付している自治体もございますが,制度自体を実施していない自治体もあり,妥当であったものと認識しております。 次に,支援希望者からの要望につきましては,特にございませんが,交付基準を満たさないなど,申請後に該当しないことがわかった事業者から,救済制度創設の意見が数件ございました。 ○議長(大木作次君) 1番 秋元勇人君。 ◆1番(秋元勇人君) 答弁にありましたとおり,ある程度のニーズが予測された中で,交付件数が想定の半数であったということで,事業告知に関して,もう一工夫必要であったというふうに考えられるんじゃないかなと思います。 支援金額については,先ほど発言しましたとおり,複合的な支援策の中でのこの事業でありまして,この事業のみでの評価は難しいところでありますが,一定の効果はあったと考えるべきかもしれません。とはいえ,実際には交付件数が想定の約半数だったということですから,交付基準,支援金額,申し込み方法,告知方法などについては,再度検証していただきたいというふうに考えております。 新型コロナウイルス感染症の影響が長引き,小規模事業者の状況がなかなか好転しない中,今後もこのような支援策を必要とするニーズは高まっていくことが予想されます。これまで議論してまいりました事業の検証を踏まえまして,今後の支援策をどのように考えておられるのか,小林市長のご所見を伺わせていただきます。 ○議長(大木作次君) 市長 小林 栄君。  〔市長 小林 栄君登壇〕 ◎市長(小林栄君) 秋元議員にお答えいたします。 小規模事業者への今後の対応につきましては,新型コロナウイルス感染症の影響が長期化している状況を踏まえ,収入の減少が続いている事業者は,再度小規模事業者緊急支援給付金の交付を受けられるよう制度を拡充し,申請受け付けを開始したところでございます。 また,本定例会において,事業所感染症対策支援事業の拡充を図る事業費並びに伝統産業支援事業として事業者の支援に係る新たな事業費を補正予算に計上させていただきました。 今後も引き続き市内事業者を支援してまいります。 ○議長(大木作次君) 1番 秋元勇人君。 ◆1番(秋元勇人君) 結城市の経済を支える事業者支援は,大変重要な事業だと考えております。今後も事業の継続をしていただけるということですから,引き続き小規模事業者支援に取り組んでいただけますようお願い申し上げます。 続きまして,小・中学校における新型コロナウイルス感染症の影響について質問をさせていただきます。 前回の定例会では,前例のない長い臨時休業期間が明け,児童生徒の学習面,健康・体力面の影響が心配されましたので,その対策について伺いました。答弁では,教育課程達成のためのスケジュール変更については,夏休み中の授業日の設定や行事を精選することで授業数を確保し,学習の定着を図るということでしたが,今回,行事の精選の結果,小・中学校の修学旅行の中止並びに中学校の運動会の中止,小学校の延期が発表されたところであると思います。ウイルス流行の現状や教育課程達成のために少しでも時間数を確保したい現状を考えますと,やむを得ない状況であったということも理解できますが,いずれも年中の最大の行事の1つでありますので,児童生徒への影響,特に各最終学年においては,そのインパクトが大きいものと考えております。 茨城県教育庁学校教育部義務教育課発表の学校再開ガイドライン,7月9日時点のものでございますが,ここでは,学校行事の実施について,感染症拡大を防止しながら狙いが達成できるように,開催する時期,場所,時間,開催方法,準備の方法について前例にとらわれず検討することとされておりますが,ある意味,各市町村教育委員会の判断に委ねているわけであります。 この質問では,この中止・延期に至った判断の経緯について,また,それに伴うカリキュラムの進捗状況について伺います。 ○議長(大木作次君) 教育部長 飯田和美君。  〔教育部長 飯田和美君登壇〕 ◎教育部長(飯田和美君) 教育行政,小・中学校運営における新型コロナウイルス感染症による影響についてのうち,スケジュール管理についてでございますが,市内小・中学校の行事につきましては,新型コロナウイルス感染症の影響によりまして,例年のように実施することができず,中止や延期,または規模縮小による実施という状況になっております。 まず,修学旅行につきましては,例年5月ごろ実施しておりましたが,一旦秋に延長し,その間,実施の可否につきましては,保護者アンケートの結果等を踏まえ,PTA本部役員会や校長会等で慎重に協議を重ねてまいりました。その結果,全国的に感染状況が収束に向かっていないこと,目的地となる関西方面,東京・神奈川方面で感染が拡大していること,宿泊を伴うため,寝食や入浴時の感染リスクが高まることなど,さまざまな状況に鑑み,児童生徒の健康と安全を第一に考え,市内小・中学校の修学旅行の中止を決定いたしました。 各学校では,児童生徒が少しでも学校生活の思い出づくりができるよう,茨城県内や栃木県の日光・那須方面等の日帰り遠足を計画しているところでございます。 次に,運動会・体育祭につきましては,本市では,例年9月から10月までの間に実施してまいりました。運動会・体育祭は,全児童生徒に加え,保護者や地域の方が集まり,屋外とはいえ,密集状態になること,児童生徒の見学場所として,テント内で間隔がとれず密接状態になること,また,練習時間として多くの授業時間を空ける余裕がないことなど,さまざまな状況に鑑み,各小・中学校では,例年どおりの実施は困難であると判断いたしました。 中学校の体育祭は中止し,代替行事として,11月の平日にクラスマッチのスポーツレクリエーションを,また,小学校の運動会は,テントを使用しないように11月上旬に延期し,午前中のみに縮小して実施する予定でございます。 次に,カリキュラムの進捗状況につきましては,新型コロナウイルス感染症の対応により,4月9日から約8週間,臨時休業といたしました。その間,分散登校を実施いたしまして,授業日数を確保してまいりましたが,さらに欠課時間を取り戻すため,行事の精選や夏季休業日の短縮,「県民の日」を授業日にすることなどにより授業時間を確保し,学習の指導が終えられるように努めているところでございます。 ○議長(大木作次君) 1番 秋元勇人君。 ◆1番(秋元勇人君) 判断経緯については理解をいたしました。 各代替行事を検討いただいているようですので,修学旅行,運動会の中止・延期による児童生徒への影響も鑑みまして,慎重かつ柔軟に取り組んでいただけるようお願い申し上げます。 カリキュラムの進捗状況につきましては,時間確保のため,さまざま工夫をいただいているようですが,このところ,児童保護者より,「学習内容の定着に不安を感じている」という意見を数件いただいております。簡単に言いますと,以前はできていたものができなくなってしまったと,そんなようなことでございます。学校側としては,「以前はとれていた学習の振り返りの時間がほとんどとれない」,また,「なるべく早くカリキュラムを取り戻したいということから,授業内容が先行しがちである」という意見も伺っております。また,前回,答弁にもありましたコロナいじめの心配やストレスによる家庭内での問題なども心配されます。 このように,新型コロナウイルス感染症による児童生徒への影響は多岐にわたり,その対応は臨機応変に行われなければならないと考えております。 そこで次に,児童生徒の学習面,健康・体力面,生活面での現状について,また,これはなかなか把握が難しいところだと思いますけれども,家庭状況把握について伺います。 ○議長(大木作次君) 教育部長 飯田和美君。  〔教育部長 飯田和美君登壇〕 ◎教育部長(飯田和美君) 児童生徒の現状についてのうち,学習内容の習熟度の現状でございますが,例年実施しております全国学力・学習状況調査や県学力診断のためのテストが令和2年度は中止となり,国や県と比較した学習の習熟度を図る調査やテストがございません。 このような状況の中で,各学校においては,単元テストや定期テスト等により,1人ひとりの習熟度を確認し,学習内容の定着に努めているところでございます。 次に,生活面の現状でございますが,7月下旬に本市の小学6年生及び中学3年生を対象に生活調査を実施したところ,小学6年生では,「毎日朝食を食べている」という回答と,中学3年生では,「毎日決まった時刻に起床している」という回答の割合が,令和元年度と比較して,それぞれ減少しているという結果でございました。臨時休業が長期化したことにより,児童生徒の生活リズムに少なからず影響を及ぼしたものと考えられます。 次に,健康・体力面の現状でございますが,例年の全国体力・運動能力調査が実施されず,経年変化は比較はできませんが,各学校の教員からは,学校再開後の児童生徒の様子について,「疲れやすく,体力が落ちているように感じる」という声が聞かれました。緊急事態宣言により,外出自粛をしていたことの影響が出ているものと考えられます。 次に,家庭の状況でございますが,臨時休業で家庭生活が長期間になったことにより,家庭内での児童虐待や家庭内暴力,ストレスを抱え込む児童生徒の増加などが懸念されておりましたが,本市においては,これに起因する児童生徒への虐待事案や家庭内暴力といった諸問題の報告は受けておりません。 ○議長(大木作次君) 1番 秋元勇人君。 ◆1番(秋元勇人君) 学力,体力各調査が実施できない状況ですので,単純な比較はできませんから,児童生徒の様子から推測しなければならず,その対応に苦慮されているかと思います。 学習面では,その習熟度格差が生じてきているのではないかという意見もあります。特に中学3年生は受験を控え,それぞれ生徒の不安が膨らんでいることも推測されます。必要な時間数確保も大変な状況の中で,その対応というのは大変難しいものと考えられますけれども,しっかりと取り組まなければならないというふうに思います。 また,長期間の学校休業で生活のリズムを崩している児童生徒も出ているようですので,この生活のリズムが,体力面,精神面にも影響を及ぼしていることも想像できます。 また,今のところ,いじめや家庭での児童虐待などの確認はされていないようですが,6月16日発表の厚生労働省の緊急調査によりますと,全国の児童相談所が今年1月から4月に児童虐待として対応した件数は6万6,789件に上り,前年同期比で12%増えていたことが判明いたしました。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う自粛生活のストレスから虐待に及ぶケースも報告されているということであります。 このようなデータを見ますと,今後も予断を許さない状況と考えなければなりません。 そこで,児童生徒の学習面,健康・生活面,いじめや虐待に対して,今後どのように取り組んでいかれるのか,お聞きします。 ○議長(大木作次君) 教育部長 飯田和美君。  〔教育部長 飯田和美君登壇〕 ◎教育部長(飯田和美君) 今後の対応についてのうち,児童生徒の学力の保障につきましては,新しい学校生活様式に沿った授業形態の教員研修を進め,授業の充実を図ってまいります。 また,県の事業を活用し,教員免許を持つサポート人材を配置することにより,少人数指導や学級担任の補助を通じて,1人ひとりの児童生徒に,よりきめ細やかな指導を行っております。現在,市内小・中学校8校で配置されており,未配置の学校におきましては,早急に人材を確保し,指導の充実を図ってまいります。 次に,心身の健康につきましては,早寝・早起き・朝ご飯を合い言葉として呼びかけるなど,児童生徒の生活リズムを整えるための対策を発達段階に応じて講じてまいります。 また,各学校において,教育相談の設定や毎月の生活に関するアンケートを継続して実施することで,児童生徒の悩みや不安,いじめ等の早期発見・早期対応に努めてまいります。 さらに,スクールカウンセラーの配置事業の有効活用やいばらき子どもSNS相談2020,いじめ体罰解消サポートセンター等の相談機関の周知を図ってまいります。 今後も,学校と教育委員会が連携し,コロナ禍における児童生徒の生活面,学習面の支援に努めてまいります。 ○議長(大木作次君) 1番 秋元勇人君。 ◆1番(秋元勇人君) 一番心配しております家庭状況の把握というのは大変難しいところだと思いますが,最後に,1つの選択肢としてのご提案でございますが,現在,国では,学校等の休校や外出自粛が続く中で,子供の見守り機会が減少し,児童虐待のリスクが高まっていることから,市町村の要保護児童対策地域協議会が中核となりまして,支援対象児童の状況を電話や訪問により定期的に確認し,必要な支援につなげるため,民間団体にも幅広く協力を求め,さまざまな地域ネットワークを総動員して地域の見守りの体制を強化することとする子どもの見守り強化アクションプランを実施しているそうでございます。このプランを一層推進するために,こども食堂や子供に対する宅食の支援を行う民間団体が,要保護児童対策地域協議会の支援対象児童等──こちらは「等」となっていますので,これに限らずということだそうなんですが──登録されている子供などの居宅を訪問するなどし,状況の把握や食事の提供,学習,生活指導支援等を通じた子供見守り体制を強化するための経費を支援する支援対象児童等見守り強化事業が実施されております。補助基準は,1カ所当たり813万3,000円,補助率は,国が10分の10,実施主体は市町村であります。 結城市内では,2つの団体がこども食堂に取り組んでおられるということですが,先日,こども食堂を担当されている社会福祉協議会には,資料のご提供をしながら現状について伺ってまいりました。小林市長も次世代への支援に力を入れておられますから,このような事業にも取り組んでいただきまして,子供たちのよりよい環境の提供に努めていただけますようお願いを申し上げまして,私の質問を終わらせていただきます。 ○議長(大木作次君) 以上で1番 秋元勇人君の質問は終了いたしました。 休憩いたします。  午前11時47分 休憩 ――――――――――――――――――――  午後 0時00分 再開 ○議長(大木作次君) 再開いたします。 次に,6番 土田構治君の質問を許可いたします。6番 土田構治君。  〔6番 土田構治君登壇〕 ◆6番(土田構治君) 議長の許可を得ましたので,質問をさせていただきます。 その前に,新型コロナウイルスの感染拡大に伴う社会状況の大きな変化には,とても危惧を抱いております。新しい生活様式を取り入れていくような話もありますし,これからどうなっていくのかなというところがあるんですが,特に経済情勢について,今後どうなっていくのか,不安を禁じざるを得ません。 先ほど秋元議員からも,各事業者のいろいろ動向についての質問がございましたけども,本市においても,各業種・業態にわたり大きな打撃を受けていると思います。このままでは経営がおぼつかなくなる事業所が出てくるのではないかと,これもまた,とても危惧をしております。 GDPの落ち込み,これも先ほどもお話がありましたけども,それと新型コロナウイルスがまだ感染拡大しているというふうな執行部の答弁の中の言葉もありましたけども,実効再生産数をもってみると,どちらかといえば,今,収束のほうに向かっているのではないかととれるのではないかと,私はそう思っております。こういう傾向が続けば,1年後ぐらいには,コロナをあまり気にせずに好きな宴会もできるのではないかなと思ったりもしているんですが,さて,そのとき,やろうと思ってもお店がなかったなんて状況になりかねない,そういうことを,繰り返しますが,大きく危惧をしております。 新型コロナウイルス感染拡大防止の各種対策は必要でありますが,並行して強力な経済対策を打っていかなければ,国民の生活は貧困化へ向かってしまいます。 そこで,今すべき最大の経済対策は,消費税を含む社会保障費関係の減税であります。そのための財源は,ちゅうちょなく財政出動をもって充てること。 過日,全国市議会議長会が各市議会に対し,地方税財源の確保を求める意見書の提出を要望してきましたが,地方交付税の安定的な確保はよしとして,もっと根本的な対策に視点を置いた意見書であるべきです。税の本質を理解していないのかなと言わざるを得ません。市民の生活を守る視点が完全に欠落しています。経済が循環しなければ,地方の産業は衰退してしまうのです。 では,質問に入らせていただきます。 1つ目は,第6次結城市総合計画における基本構想の考え方についてです。 今定例会に議案として出されていますが,内容を拝見して,よくまとまっていると評価をさせていただきたいと思います。ただ,第5次結城市総合計画と表現の仕方は幾らか違っても──幾らかですね,違っても,そう大きく変わったところはないように思います。今回,第6次結城市総合計画を策定するに当たって,どのような経緯をたどり,どこに力点を置いて,何を目指したものなのか,お答えください。 次に,教育行政,学校統廃合についてのうち,現状と将来の方向性についてお聞きします。 結論から言えば,私としては,現状を踏まえ,また,将来を見据えた場合,学校統廃合に向けた検討を早急にすべきだと考えております。その根拠は,教育上の問題,学校運営上の問題,安全上の問題です。 そこで,児童生徒の教育環境に関して,今日,個人的主観の多様化傾向から諸問題が出てきていると思います。そのための1つの解決策として,クラス替えがあるのではないかと考えますが,クラス替えができない学校の状況と課題についてお聞かせください。 また,先ほど申し上げた統廃合の検討について,どのように考えているのかもあわせてお聞かせください。 以上で1回目の質問を終わります。 ○議長(大木作次君) 企画財務部長 鶴見俊之君。  〔企画財務部長 鶴見俊之君登壇〕 ◎企画財務部長(鶴見俊之君) 企画財務行政,第6次結城市総合計画についてのうち,基本構想の考え方についてでございますが,総合計画は,市政運営を総合的かつ計画的に行うための指針となる市の最上位計画であり,まちづくりの長期的なビジョンを明らかにする基本構想,基本構想に定めた目標ごとに施策や主要事業を定める基本計画,そして基本計画に位置づけた施策や事業に具体性と財政的な裏づけを持たせる実施計画の3部門で構成することとなります。 現在の第5次結城市総合計画は令和2年度で終了となるため,3年度から12年度までを計画期間とする第6次結城市総合計画を令和元年度から策定しているところであり,今回の第3回定例会において,結城市議会の議決事件に関する条例に基づき,基本構想を上程させていただいたところであります。 基本構想の策定に当たりましては,市民3,000人を対象としたアンケート調査及び市民並びに市内高校生や結城看護専門学生による市民会議を開催し,バックキャスティング思考によるさまざまな提案をいただいたほか,庁内においても,各課の職員から成るワーキングチーム会議や副市長をはじめとする市幹部で構成する策定委員会を開催し,市民の皆様からの提案や統計データ,社会潮流等,まちづくりの課題や将来都市像などについて検討を行ってまいりました。その後,有識者など15人から成る審議会に諮り,答申をいただくとともに,パブリックコメントを実施し,可能な限り多くの皆様からご意見を頂戴した上で策定したところであります。 基本構想は,これまでの成果や課題を踏まえた上で,今後の長期的なまちづくりの指針を定めるものでございますが,基本的には策定ごとにその方向性や内容が大きく変わるといった性質のものではございませんが,第6次結城市総合計画における基本構想は,人口減少時代に入った中で初めて策定する基本構想でございますので,策定に当たりましては,次の点について配慮しながら進めてまいりました。 まず,本市の人口減少における特徴の1つに,学生から就職期に転出した方が,その後,本市に戻ってこないといったケースが挙げられ,その中でも特に女性の流出が顕著であることから,いかにして卒業後や結婚,出産を希望する年代が本市に戻ってきていただけるかが課題となっております。 そこで,若い世代が安心して仕事や子育てができる環境づくりについて,本構想の中でもしっかりと位置づけさせていただいております。 また,近年の本市の人口動態を分析すると,出生数と死亡数を比較した自然増減につきましては,年間約300人程度の減少で推移しておりますが,転入者と転出者を比較した社会増減につきましては,年により減少または増加となっており,平成27年から令和元年までの5年間の累計では,189人の増加となっております。 なお,その要因の1つに,外国人住民数の増加が挙げられますが,令和2年9月1日現在の住民基本台帳では2,438人となっており,5年前の平成27年9月1日と比較しますと,643人,35.8%の増加となっております。 さらに,国では,新たな在留資格を創設するなど,外国人の受け入れ環境整備を積極的に推進していることから,今後も外国人住民数は増加するものと考えております。 このようなことから,外国人住民につきましては,これまでの労働力不足の担い手として期待してきた側面に加え,今後は,地域の一員として,そしてともに支え合う仲間として,地域に根づいていただく必要がございますので,多文化共生社会の構築につきましても,前計画より大きく取り扱わせていただいたところでございます。 また,基本構想では,全体的に人口減少が見込まれている中でも,持続可能なまちづくりを創造することで明るい未来を切り開き,10年後も輝き続けることを目指しておりますので,今後策定する基本構想を実現するための基本計画の具体的な主要事業の中から,特に人口減少対策に資すると思われる事業を重点的に位置づけ,それらを横断的に取りまとめたまち・ひと・しごと創生総合戦略を策定し,総合計画と地方創生が一体となり,人口減少抑制という難題に取り組んでまいりたいと考えております。 新型コロナウイルス感染症拡大の影響などを含め,本市を取り巻く社会経済情勢は刻々と変化している状況となっておりますが,第6次結城市総合計画につきましては,これまで培ってきた本市のまちづくりの理念に加え,今後ますます必要となるSDGsやSociety5.0などの新たな視点を取り入れることで,本市のさらなる発展と誰もが安全・安心に暮らせる持続可能なまちづくりの指針となるよう,第6次結城市総合計画の策定を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(大木作次君) 教育部長 飯田和美君。  〔教育部長 飯田和美君登壇〕 ◎教育部長(飯田和美君) 教育行政,学校統廃合についてのうち,現状についてでございますが,まず,クラス替えができない学校の状況と課題につきましては,小・中学校12校のうち,結城小学校,城南小学校,結城西小学校の3校を除く6つの小学校において,学年が単学級編制のため,クラス替えができない状態でございます。 児童側から見た課題としましては,複数のクラスで切磋琢磨する教育活動ができないことや,クラスがかわらないことで人間関係が固定してしまい,多様な考えに触れることが難しくなり,コミュニケーション能力の育成に支障を来すことなどが挙げられます。 また,トラブルに伴い友人関係が不和になると,その改善に時間を要し,いじめ,不登校といった事態が長期化する傾向があるとも言われております。 教員側から見た課題としましては,単学級の学校では,1人の教員が学年を受け持つため,行事や授業準備,事務処理など,1人当たりの負担が大きいことが挙げられます。 次に,統廃合の検討につきましては,学校規模の適正化を図っていくことが大変重要であると認識しております。 公立小・中学校の適正規模の基準につきましては,平成20年4月に茨城県教育委員会が発出した指針に示されており,小学校においては,クラス替えが可能である各学年2学級以上の12学級以上,中学校においては,クラス替えが可能で,全ての教科の担任が配置できる9学級以上が望ましいとされております。 本市では,全ての中学校が適正規模の基準を満たしているものの,小学校においては,単学級編制の6校が基準を満たしていない状況です。クラス替えにより,児童生徒が多様な価値観に触れ,お互いを認め合い,切磋琢磨できる環境は,学校そのものの意義であり,子供たちの成長過程において必要不可欠でありますので,適正規模を満たすための学区の見直しや統廃合の検討は,避けて通れない重要な課題であると考えております。 また,学校運営上の問題でございますが,結城市公共施設等総合管理計画によりますと,本市の保有する全ての公共施設のうち,学校教育施設は約5割を占めております。学校施設の維持管理にかかる経費は年々増加しております。 さらに,本市の小・中学校は,昭和55年度以前に建てられた古い建物が多く,今後,建てかえによる更新や老朽化対策に莫大な費用を要することが推測されております。 このような状況の中で,学校の統廃合を含めた学校規模の適正化につきましては,学校運営コストに加え,施設の更新費用を的確に捉え,比較検討していかなければならないと考えております。 ○議長(大木作次君) 6番 土田構治君。 ◆6番(土田構治君) 今回の総合計画は,答弁にありましたように,人口減少時代に入っていくことを念頭に置いて策定することが大変重要だと私も思います。 そこで,本市の人口動態を見た場合,外国人の増加傾向が顕著であるため,それらの事情を加味した内容というか,大きな視点でもって対応していくとのことですが,私は,基本構想にそこまで踏み込んだ表現はいかがなものかと考えます。 例えば資料,基本構想ですね,総合計画の基本構想,今回の定例会に提出されました資料⑭ですが,第6次結城市総合計画基本構想の3ページに,「みんなの思い,市民・企業・団体・行政の協働のもと,子供や高齢者,障害者,外国人など多様な市民1人ひとりが主役となり」云々とあります。住民の1つの分け方として,子供,高齢者,障害者はいいですが,外国人とは,この分け方の基準からして,ちょっと異質です。子供,高齢者,障害者,どちらかといえば社会的弱者と捉えていいと思うのですが,外国人は社会的弱者なのでしょうか。私の受けとめ方に誤謬があるのか。いずれにしても,この外国人の文言は必要ないと考えます。それは,市民とは,一般的にそこに住む住民を指しているのではなく,そこで生計を立てている人を指しますので,日本人と外国人の分け隔てはありません。これが1つの視点。 次に,答弁にありましたが,5ページに,「誰もが安全・安心に生き生きと暮らせるまちづくり」で,「多文化共生等に配慮したまちづくりを推進する」とあります。この地域は◎◎国と◎◎国の市民が多いから,その文化に合わせたまちづくりをしますということでしょうか。ここは日本です。でも,この構想は十分にわかります。また,このような方向性も十分にわかります。なぜなら国の政策がそうであるからです。国は何を考えているか,非常に疑いますね。疑問です。 ついでに,資料の10ページ上段に,「徹底した子育て支援を進める」という文言があります。子育て支援は,大変重要な施策であることは当然であります。普通,計画書に「徹底」という文言は,あまり使わないのではないでしょうか。丸山眞男の作為の提起ではありませんが,これを素直に受けとめて,将来,偏りがある施策にならなければよいと危惧いたします。 次に,教育行政,学校統廃合についてです。 教育環境の視点から,単学級編制はデメリットが大きいと私は考えます。1つに,教育現場で個人的主観による問題が発生した場合に,解決する方法が難しいのであります。ですから,そのときは,クラス替えや担任の異動等で対処するしかありません。または別な学校や施設へ行くか,自宅にいるかです。 学校運営上の問題については,まさしく答弁のとおりでありまして,行政運営の視点から見ると,偏りがあると判断できます。偏りは是正すべきであって,それもなるべく早くですね。 では最後に,これらのことを踏まえ,学校統廃合について,将来の方向性と教育環境のあり方について教育長のお考えをお聞かせください。 ○議長(大木作次君) 教育長 小林 仁君。  〔教育長 小林 仁君登壇〕 ◎教育長(小林仁君) 教育行政,学校統廃合についてのうち,将来の方向性についてでございますが,まず,児童生徒の減少を見据えた対応につきましては,市内で児童数の最も少ない江川南小学校では,今後も減少が続き,令和7年度には,2年生と3年生の2学年を1クラスに学級編制する複式学級が設置される見込みとなっております。複数学年が同じ教室で1人の教員から授業を受けるということは,異なる学年が直接指導を受けている間は課題学習に取り組むことになるため,児童が直接的な指導を受ける時間が不足するといった問題が生じてくると考えられます。 また,教員においては,学年に応じた指導が難しい点や複式学級指導のための研修が実施されていないなどの問題点も考えられ,児童側,教師側双方に問題が生じることも懸念されます。 このように,複式学級には,課題やデメリットが多いため,学区の見直し,市独自の教員採用及び学校の統廃合による学校規模の適正化を図ることなどにより,小学校における複式学級の解消に努めてまいりたいと考えております。 さらに,令和2年度においては,さまざまな課題がある中で,本市の10年後,20年後を見据えて,学校施設の適正配置,小中一貫校創設等,学校再編の具体的な方向性を検討するため,検討委員会を組織してまいります。 また,義務教育学校や小中一貫校の設置に向けた事務的なノウハウや手法についての研修機会を確保するため,小山市教育委員会教育総務課に本市の職員1人を派遣し,本格的な学校再編に向けた準備を進めているところでございます。 少子化の現状を的確に把握し,時間とともに顕著化する本市の学校教育の課題について適切に対応してまいりたいと考えております。 次に,教育環境のあり方についてでございますが,昨今の学校を取り巻く教育環境は,GIGAスクール構想に象徴されるように大きな変革期を迎えております。さらに,新型コロナウイルスの影響により,学校のあり方や運営についても,今までにない新しい視点で考えなくてはならない状況にあります。 今後は,児童生徒数の推移や地域の実情などを総合的に勘案するとともに,保護者や地域の方々の意見をお聞きし,少人数教育や複数教員による授業展開など,きめ細やかな指導を行うことができるよう,教育環境の整備に努めてまいります。 ○議長(大木作次君) 6番 土田構治君。 ◆6番(土田構治君) 小林市長は,小中一貫校を推進するというふうにおっしゃっていられております。どのような形にしましても,あるべき教育環境を見据え,よい子供たちの教育環境になるように努力していただければと思います。 以上です。 ○議長(大木作次君) 以上で6番 土田構治君の質問は終了いたしました。 休憩いたします。  午後0時27分 休憩 ――――――――――――――――――――  午後1時30分 再開 ○議長(大木作次君) 再開いたします。 次に,7番 會澤久男君の質問を許可いたします。7番 會澤久男君。  〔7番 會澤久男君登壇〕 ◆7番(會澤久男君) ただいま議長より発言の許可をいただきましたので,質問をさせていただきます。 先日,車に乗っていると,ラジオから,「新型コロナウイルスは,人と人とのつながりをなくしてしまう」という声が聞こえてきました。まさにそんな感じがするコロナウイルス,早くワクチンが実用化され,安心してもとの生活が送れることを願うばかりです。 今回は,職員の定数についてと結城の歴史を生かした教育について質問をさせていただきます。 結城市人口ビジョンでは,目標年次である2040年の人口を4万3,000人に設定しているということです。私は,市議会議員の定数も削減していかなければならないと思いますが,長期展望に立って,市役所職員の定数削減は避けられない課題だと思います。例えば10年,20年後には,正職員数を300人にするというような目標を立てて,採用計画を立てるべき時期が来ているのではないかと思いますが,執行部のお考えをお聞かせください。 最初に,職員数の現状について伺います。正職員数についてお願いいたします。 ○議長(大木作次君) 総務部長 小野澤利光君。  〔総務部長 小野澤利光君登壇〕 ◎総務部長(小野澤利光君) 総務行政,職員定数についてのうち,正職員数についてでございますが,令和2年4月1日現在の職員数を申し上げますと,常勤の正職員が369人,再任用職員が18人,合わせて387人となっております。 常勤の正職員数につきましては,平成27年10月に策定した定員管理計画に基づきまして,26年度の正職員数372人を基準に,退職者数を勘案しながら人材の確保に努めており,計画期間においては,370人前後で推移しております。 ○議長(大木作次君) 7番 會澤久男君。 ◆7番(會澤久男君) 職員には,正職員と会計年度任用職員がいると思いますが,会計年度任用職員の説明と人数をお願いいたします。 ○議長(大木作次君) 総務部長 小野澤利光君。  〔総務部長 小野澤利光君登壇〕 ◎総務部長(小野澤利光君) 会計年度任用職員についてでございますが,まず,会計年度任用職員制度について申し上げます。 近年の多様化する行政需要に対応するため,地方自治体の臨時非常勤職員は増加傾向にありましたが,自治体ごとに任用形態が異なっていることなどから,給与や勤務条件などの改善を含めた任期,給与などの規定を新たに整備し,法的な任用根拠の明確化を図るため,令和2年4月1日から導入されたのが会計年度任用職員制度でございます。 具体的には,これまでの嘱託職員と臨時職員が会計年度任用職員として一本化されたほか,特別職非常勤として任用していた家庭相談員,生涯学習指導員,生徒指導相談員,非常勤講師,介助員などの職種につきましても,会計年度任用職員へ移行し,新たな給付や勤務条件などの規定による任用を開始したところでございます。 次に,本市における会計年度任用職員数でございますが,令和2月4月1日現在の人数を申し上げますと,事務補助が42人,保育士,調査員,相談員などの専門職が62人,市内の小・中学校に勤務する非常勤講師,介助員などの教育関係職が37人,学校用務手が12人,合計153人となっております。 会計年度任用職員につきましては,育児休業職員の代替や繁忙期の業務補助など,必要に応じて任用し,配置しているところでございます。 ○議長(大木作次君) 7番 會澤久男君。 ◆7番(會澤久男君) ありがとうございます。 次に,参考事例として,県内自治体において,人口1万人当たり正職員数の少ない市を幾つか挙げていただければありがたいと思います。 ○議長(大木作次君) 総務部長 小野澤利光君。  〔総務部長 小野澤利光君登壇〕 ◎総務部長(小野澤利光君) 県内における人口1万人当たり職員数の少ない市についてでございますが,総務省が毎年行っている定員管理調査で公表されている平成31年4月1日現在の普通会計における人口1万人当たりの職員数を申し上げますと,県内32市の中で,最も少ないのは,牛久市の38.57人となっており,次いでひたちなか市が47.72人,守谷市が47.76人となっております。 ○議長(大木作次君) 7番 會澤久男君。 ◆7番(會澤久男君) ありがとうございます。 結城市の正職員数は,県内自治体の中では多いほうなのか,少ないほうなのか,お聞かせください。 ○議長(大木作次君) 総務部長 小野澤利光君。  〔総務部長 小野澤利光君登壇〕 ◎総務部長(小野澤利光君) 県内における結城市の順位についてでございますが,先ほど申し上げました平成31年4月1日現在の普通会計における人数で申し上げますと,本市は61.63人となっており,県内32市の中では,8番目に少ない結果となっております。 県内32市のデータをもとに単純平均値を算出しますと,県内平均値が71.34人となりますので,10人程度平均を下回っている状況でございます。 そのほか,人口及び産業構造から区分される類似団体で比較しますと,本市と同じ類似団体の全国平均は76.11人となっており,やはり平均を下回っている状況にございます。 また,県内の類似団体においては,常総市,坂東市,神栖市が同じ類似団体に区分されており,少ない順で申し上げますと,神栖市が60.59人,常総市が73.42人,坂東市が77.53人となっており,本市は神栖市に次いで2番目に少ない状況となっております。 ○議長(大木作次君) 7番 會澤久男君。 ◆7番(會澤久男君) 答弁いただきました現状を踏まえて,今後,結城市はどうするのか,執行部の皆様に考えていただかなくてはならないと思いますが,職員の定数について,将来の方向性について伺います。 ○議長(大木作次君) 総務部長 小野澤利光君。  〔総務部長 小野澤利光君登壇〕 ◎総務部長(小野澤利光君) 職員定数の将来の方向性についてでございますが,職員定数につきましては,定員管理計画に基づき,事務量や退職者の変動といった理由を勘案しながら,弾力的な運用を図ることで対応しております。 定員管理計画を令和2年度中に策定するに当たり,少数精鋭主義の基本方針を堅持しつつ,より質の高い行政サービスを提供するため,市全体の業務量,市民ニーズの高まりなど的確に把握し,行政サービスのさらなる向上のため,職員定数を検討していくことが重要であると考えております。 今後は,国や県における制度の改正,近隣自治体の動向などに注視しながら,組織体制の見直し,アウトソーシングの拡充,人材育成の推進などを積極的に行うとともに,再任用職員や会計年度任用職員を柔軟かつ効率的に配置し,さらなる適正な定員管理に努めてまいります。 ○議長(大木作次君) 7番 會澤久男君。 ◆7番(會澤久男君) 職員の定数についての市長のお考えを伺います。よろしくお願いいたします。 ○議長(大木作次君) 市長 小林 栄君。  〔市長 小林 栄君登壇〕 ◎市長(小林栄君) それでは,私のほうからお答えいたします。 職員定数の将来の方向性につきましては,先ほど総務部長に答弁させましたように,行政サービスのさらなる向上のため,研修などを通じて職員のレベルアップやモチベーションの向上を図ることが重要であると考えております。 今後は,現行の職員数をベースとして,中長期的な視点に立ち,計画的な人材の確保に努めるとともに,行政需要の変化に柔軟に対応できるよう適正な定数管理に努めてまいります。 なお,本庁舎,新庁舎が完成することに伴い,ますます行政サービスが求められると考えておりますので,より一層職員の資質向上に努めてまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(大木作次君) 7番 會澤久男君。 ◆7番(會澤久男君) どうもありがとうございます。 次に,教育部門から,結城市の歴史を生かした教育について伺います。 私は,結城の歴史を観光に生かすにはということも考えましたが,今回は,教育部門に絞って質問をさせていただきます。 私自身は,結城市の歴史について,議員になるまではほとんど知らなかったのですが,一般質問で結城廃寺跡を取り上げてから,歴史に詳しい方から教わったりして,少しはわかるようになってきました。 結城市の歴史年表を見ると,特筆すべきことが幾つかありますが,その中から2点教えていただきたいと思います。 歴史年表の冒頭部分に,「上山川才光寺遺跡に旧石器,ナイフ形石器など文化」とありますが,現在,そのナイフ形石器というのは保存されているのか,伺います。 ○議長(大木作次君) 教育部長 飯田和美君。  〔教育部長 飯田和美君登壇〕 ◎教育部長(飯田和美君) 教育行政,結城市の歴史を生かした教育についてのうち,現状についてでございますが,まず,上山川才光寺遺跡から出土した石器につきましては,今から約3万年前から約1万2000年前の旧石器時代につくられたものであり,2点出土しております。1点は,片側に鋭い刃を持ち,物を切り裂くときに使用したナイフ形石器,もう1点は,槍の先端に使用した槍先形尖頭器と呼ばれるものでございます。この2点の石器は,本市における最古の出土品であり,既に旧石器時代には,人類が鬼怒川沿岸で生活したことを証明する貴重な文化財であり,以前は,元公民館の展示室において展示・公開をしておりましたが,元公民館の閉館に伴い,現在は,市役所附属庁舎で保管しております。 ○議長(大木作次君) 7番 會澤久男君。 ◆7番(會澤久男君) ありがとうございます。 歴史年表では,1167年,結城朝光が小山政光の三男として誕生ということです。令和元年度に朝光の館跡と推定されていた城の内遺跡の発掘調査が行われましたが,その結果については,知らない方もいると思いますので,説明をお願いいたします。 ○議長(大木作次君) 教育部長 飯田和美君。  〔教育部長 飯田和美君登壇〕 ◎教育部長(飯田和美君) 城の内遺跡の発掘調査の結果についてでございますが,城の内遺跡は,アクロスの南方,城の内地内に残されている中世武家屋敷跡で,南北約127メートル,東西約177メートルの長方形の区画の周囲には,堀と土塁が残されており,当時の館跡の姿を今に伝えております。 令和元年度に実施いたしました発掘調査では,室町時代の堀跡,倉庫跡や井戸跡,戦国時代の土塁や堀跡などが確認されたほか,1300年代後半から1400年代前半ごろの土器や陶器,すずり,小刀の一部などが出土しております。このことから,これまで城の内館跡は,鎌倉時代の初めに結城家初代の結城朝光が築き,鎌倉時代の結城家の館跡と考えられておりましたが,今回の発掘調査によって,室町時代の結城家の館跡であった可能性が出てきたことは,これまでの城の内遺跡の評価を大きく変える重要な発見となりました。 今後,館跡の中心部などの発掘調査を行い,創建年代や存続時期などを,より詳細に明らかにしてまいりたいと考えております。 ○議長(大木作次君) 7番 會澤久男君。 ◆7番(會澤久男君) ありがとうございます。 結城市の歴史年表によると,1590年,小田原・北条氏滅ぶ。晴朝──これは結城晴朝ですけれども,晴朝は,秀吉に従い参陣,徳川家康の二男・秀康を養子に迎えるということです。豊臣秀吉や徳川家康は,はるか遠い歴史上の人物だと思っていました。私が小学生・中学生時代に,家康さんの子供の秀康さんが結城の殿様になったということを知っていたならば,歴史に対する興味も深まり,社会科の点数もよくなったかもしれません。 現在,市内の小・中学校では,結城市の歴史を授業の中で取り入れて教えているのか,お聞かせください。 ○議長(大木作次君) 教育長 小林 仁君。  〔教育長 小林 仁君登壇〕 ◎教育長(小林仁君) 市内小・中学校の歴史教育についてでございますが,文部科学省より告示されております学習指導要領に従い,小学校6年生と中学校1,2年生の社会科で日本の歴史の学習をしております。 学習指導要領には,地域の歴史について学習する内容がないため,市内の小・中学生が,結城の歴史について,社会科の授業での取り扱いはしておりません。 しかしながら,小学校3,4年生の社会科では,副読本「わたしたちの結城」を活用して,地域の産業や文化について学ぶことになっておりますので,本市の副読本には,結城市の歴史についての単元を位置づけ,結城朝光や結城秀康といった偉人や遺跡,文化財などについて学習しております。 また,日本の歴史を学ぶ小学6年生の全児童に,毎年,結城ロータリークラブ様より,「ふるさと日本偉人伝 結城家初代結城朝光」の漫画本を寄贈していただいております。6年生は,例年,修学旅行で鎌倉を訪れますが,鎌倉は,朝光が仕えた源頼朝が幕府を開いた地であり,修学旅行前に学習することで,結城の歴史について興味関心を高めるよい機会となっております。 中学校においては,「総合的な学習」の時間に,結城朝光や水野忠邦といった結城にゆかりのある人物を中心に学習しております。さらに,2年生で実施されるいばらきっ子郷土検定に関連した歴史学習の中で,結城の歴史についても理解を深める状況となっております。 ○議長(大木作次君) 7番 會澤久男君。 ◆7番(會澤久男君) ありがとうございます。 結城市の歴史を生かした教育について,教育長のお考えと今後の方向性について伺います。 ○議長(大木作次君) 教育長 小林 仁君。  〔教育長 小林 仁君登壇〕 ◎教育長(小林仁君) 今後の歴史教育の方向性についてでございますが,本市の小・中学生が結城の歴史に興味関心を高め,結城の発展に功績を残した人物やすぐれた伝統工芸品について学ぶことは,郷土愛を育むことにもなり,大変有意義であると考えております。 今後も,社会科や「総合的な学習」の時間において,副読本や偉人の漫画本などを活用し,結城の歴史を学ぶ機会を引き続き取り入れてまいります。 ○議長(大木作次君) 7番 會澤久男君。 ◆7番(會澤久男君) ありがとうございます。 私が子供のころと違って,今の小学生・中学生はいろいろと勉強されていると思います。うらやましい限りです。 源頼朝なんかも私らからすれば遠い歴史上の人物なんですけれども,結城初代朝光のお母さんは,源頼朝の乳母をしていたということなんですね。それで,小山政光に嫁いで,その三男が結城朝光ということだそうで,源頼朝も──秀吉は,家康の二男ね,二男を養子としてもらって,そして秀吉の「秀」と家康の「康」をもらって秀康という名前をつけたそうですね。そういうことを知れば,ますます今の小学生・中学生は,歴史に対して興味を持っていただけると思うし,結城市に,自分の郷土を大切にする気持ちも生まれるのではないかと思います。これからもよろしくお願いいたします。どうもありがとうございます。 ○議長(大木作次君) 以上で7番 會澤久男君の質問は終了いたしました。 休憩いたします。  午後1時56分 休憩 ――――――――――――――――――――  午後2時10分 再開 ○議長(大木作次君) 再開いたします。 次に,10番 平 陽子さんの質問を許可いたします。10番 平 陽子さん。  〔10番 平 陽子さん登壇〕 ◆10番(平陽子さん) それでは,議長より質問の許可をいただきましたので,通告に従いまして順次質問させていただきます。 今回は,2つ発言を通告しました。1つ目は,保健福祉行政新型コロナウイルス感染症対策について,2つ目は,教育行政,GIGAスクール構想について,順次お伺いしていきます。 最初の保健福祉行政ですが,新型コロナウイルス感染症対策についてお伺いしていきます。 市民・事業者に対して,国,県,市独自など,これまで多種多様な支援事業がなされてきましたし,これからもいろんな事業が補正なんかでも上がってきています。今回の9月補正も含めると,当市の総事業費9億3,195万1,000円,この内訳としては,国の臨時交付金が6億1,169万5,000円,市の予算3億2,025万6,000円にもなります。主な事業内容の現状を聞きながら,対策の効果と課題や今後の取り組みについて伺っていきます。 まず,現状についてです。市民・事業者への支援策の影響について伺います。 最初の質問です。特別定額給付金の現状についてです。 特別定額給付金の内容については,ご承知のことだと思いますので,内容については省略させていただきます。 申請が,8月25日で締め切られましたが,結城市のホームページでは,対象世帯は2万737世帯だそうです。昨日,市長が報告をしていましたので,重複はしますが,最新の状況と取り組みをご答弁ください。 1回目の質問です。お願いします。 ○議長(大木作次君) 保健福祉部長 本多武司君。  〔保健福祉部長 本多武司君登壇〕 ◎保健福祉部長(本多武司君) 特別定額給付金の現状についてでございますが,9月4日現在で,給付世帯数が2万674世帯,世帯給付率は99.7%となっております。申請勧奨通知の発送や戸別訪問を実施するとともに,申請の支援が必要な方に対して,保健福祉部職員からも申請手続の呼びかけや支援を行うなど,未申請世帯の縮減に向けた取り組みを実施してまいりました。 ○議長(大木作次君) 10番 平 陽子さん。 ◆10番(平陽子さん) 正確には100%まではいっていませんが,かなりの数まで申請でお金が皆さんのところに届いたということは,皆さん,職員のいろんな努力のおかげかと思っております。 次の質問です。生活支援についてお伺いします。主に貸し付けの支援状況です。 緊急小口資金と総合支援資金,これは国がお金を出すものですが,どちらも社会福祉協議会が窓口で,貸付金は国が支出しています。以前から制度はありましたが,貸し付けの条件が厳しく,年間の貸し付けは少ないようでした。 しかし,コロナの影響で収入の減少があれば,休業・失業状態でなくても対象となり,とにかく現金がなく,当面の生活にとすぐ支給してくれるので,都会で利用が急増しているということの報道もされております。コロナ禍での特例で,緊急小口資金は,特例で貸し付け上限が20万円,1回限り,総合支援資金のほうは,月額,2人以上で20万円以上,原則3カ月以内で,両方併用できるそうですが,80万円までは借りられます。申請は9月末としていましたが,申請者が後を絶たないので,年末まで延長する方針を国は最近固めました。 当市での貸し付けや,また,どんな職種の人たちが多いのか,状況をご答弁ください。 ○議長(大木作次君) 保健福祉部長 本多武司君。  〔保健福祉部長 本多武司君登壇〕 ◎保健福祉部長(本多武司君) 社会福祉協議会で行っております緊急小口資金及び総合支援資金の状況につきましては,令和元年度の緊急小口資金の貸し付け件数が3件,総合支援資金の貸し付け件数はございませんでした。 令和2年3月から新型コロナウイルス感染症対策の特例貸し付けを実施しており,8月末までの申請状況は,緊急小口資金が355件,総合支援資金が250件となっております。 申請者の職種につきましては,製造業勤務,派遣社員,飲食業,接客業など多種にわたっております。また,外国籍の方の申請が多い状況でございます。 ○議長(大木作次君) 10番 平 陽子さん。 ◆10番(平陽子さん) ただいまの答弁では,緊急小口資金は今まで3件,総合支援資金は0件だったのが,355件,250件ということで,また,結城市でも,昨年と比べたら,かなりすごい数ですので,コロナ禍の影響は,やはりあるんだなということが実態としてわかりました。 次の質問です。また,同じように,住居確保給付金の給付状況,また,及び生活保護申請の推移についてお伺いします。 失業や収入が減って家賃が払えない世帯へ最大9カ月間の家賃の支援,住居確保給付金の給付状況と生活保護申請も増加しているということも言われていますが,昨年と比較して,どのような状態か,ご答弁ください。 ○議長(大木作次君) 保健福祉部長 本多武司君。  〔保健福祉部長 本多武司君登壇〕 ◎保健福祉部長(本多武司君) 住居確保給付金の給付状況につきましては,令和元年度の申請決定件数は,年間で2件でございましたが,2年度は,4月から8月末までの申請件数が30件,決定件数が26件と,新型コロナウイルス感染症による影響により,申請が大幅に増加している状況でございます。 生活保護申請数は,元年4月から8月末までが33件,2年度,4月から8月末までは21件となっており,現状では,コロナ禍による影響は少ないものとなっております。 ○議長(大木作次君) 10番 平 陽子さん。 ◆10番(平陽子さん) ただいまの答弁の中では,住宅関係は,今までが2件で,26件ということで,相当な数が,やはり大変な方が増えているということですが,住宅確保ができていれば,安心して就職先が探せるし,大切な支援だろうと思います。 また,4月から給付を受けている世帯は,今の制度では,12月までだと言われています。それまでに生活の再建ができるか。「困難では」との声が出てきていますので,国では,ぜひ延長してほしいなと思っております。 それでは,今度は事業所の関係です。経済環境行政になりますが,事業所向けの支援で,先ほど1番議員が質問をされていましたので,細かいことは,ちょっと説明は抜きにしますが,小規模事業者緊急支援給付金ですね,いろいろ支援はあるんですが,これについてだけお伺いしたいと思います。 これは,一応7月末で締め切られたということですが,先ほども答弁はされましたけども,利用状況をちょっとご答弁ください。お願いします。 ○議長(大木作次君) 経済環境部長 飯島敏雄君。  〔経済環境部長 飯島敏雄君登壇〕
    経済環境部長(飯島敏雄君) 小規模事業者緊急支援給付金の給付状況につきましては,経済環境部が所管しておりますので,私から答弁をさせていただきます。 8月末日現在の交付決定件数は,法人が111件,個人事業主が197件,合計308件でございます。 また,経済状況といたしまして,市内における倒産や廃業につきましては,結城商工会議所が把握している限り,現在のところは,ないという状況でございます。 ○議長(大木作次君) 10番 平 陽子さん。 ◆10番(平陽子さん) ありがとうございました。 先ほど1番議員さんもおっしゃっていましたが,予算としては700社を見込んでいましたけど,給付を受けたのが半数も満たない。いろいろ原因はあると思いますが,事業収入が30~50%未満で,3カ月ないと条件がそろわないというのは非常に厳しいので,これも申請の少ない原因のような気もします。 先ほど市長の答弁では,また続いてこれはやると言っていましたので,ぜひいろんな市町村でも,1カ月だったら支給するとか,いろいろ緩和をされていますので,やはりいろんな状況を見まして,緩和していってほしいなとも思っております。 続いて,対策についてお伺いしていきます。 これまでの対策の効果と課題についてご答弁をください。お願いします。 ○議長(大木作次君) 保健福祉部長 本多武司君。  〔保健福祉部長 本多武司君登壇〕 ◎保健福祉部長(本多武司君) これまでの対策の効果と課題についてでございますが,生活困窮者に対する各種貸し付け及び給付金の件数は増加しておりますが,生活保護申請にまで至っていない状況にあり,また,事業者につきましても,倒産・廃業が見られない状況にあることから,各種給付金や貸付金,生活困窮者対策により,生活や事業の維持がなされている状況にあると推察しております。 しかしながら,悪化した経済状況が今後も継続するならば,事業者の経営環境や雇用に影響を及ぼし,生活を維持する経済的基盤が失われる可能性があると考えております。 ○議長(大木作次君) 10番 平 陽子さん。 ◆10番(平陽子さん) ありがとうございました。 現在のところ,まだすごい悪化とまでは,結城市内の場合はいっていないというご答弁ですが,今後もどうなるかわからないというようなことで,9月もかなりいろんな補正がついております。 その中で,重点的にどういうところに取り組みをされたかということでご答弁いただければと思います。よろしくお願いします。 ○議長(大木作次君) 保健福祉部長 本多武司君。  〔保健福祉部長 本多武司君登壇〕 ◎保健福祉部長(本多武司君) 今後の取り組みについてでございますが,新型コロナウイルスが日常的に存在する中で生活をしていく状況になり,感染症対策は継続していかなければならないと考えております。 そのため,9月補正におきましては,住居確保給付金の増額及び新たに実施する新生児特別臨時給付金給付事業に係る予算を計上いたしました。また,経済的支援として,プレミアム付商品券事業及び事業所感染症対策支援事業の補正予算を計上し,国の政策と連動しながら,生活困窮者対策及び経済環境の好転化を図る支援を行ってまいりたいと考えております。 ○議長(大木作次君) 10番 平 陽子さん。 ◆10番(平陽子さん) ありがとうございました。 いろんな支援をする中で,結城市のいろんな状況が一番わかるのは行政側だと思いますので,今後ともきめ細かい支援をよろしくお願いしたいと思います。 それでは,2つ目の質問に入ります。教育行政,GIGAスクールの構想についてです。 2019年,昨年ですが,12月に文部科学省から発表されたプロジェクトです。小・中学校の児童生徒一人一台PC──パソコンと全国の学校に高速大容量の通信ネットワークを整備し,多様な子供たちに最適化された創造性を育む教育を実現する構想です。 今年4月に,国も,2023年までには児童生徒一人一台の端末の整備を加速させると,コロナ関連補正予算に計上しました。 結城市においても,コロナ関連総事業費の3分の1を占める3億5,157万3,000円が計上されています。内容を伺いながら,今後の取り組みについて伺っていきます。 初めに,本市におけるPC環境の整備状況についてです。 まず,当市のPC利用についての授業の現状についてご答弁ください。 ○議長(大木作次君) 教育部長 飯田和美君。  〔教育部長 飯田和美君登壇〕 ◎教育部長(飯田和美君) 教育行政,GIGAスクール構想についてのうち,本市におけるパソコン環境の整備状況についてでございますが,現在,各学校のコンピューター教室に1クラスの児童生徒が利用できるようタブレット型パソコンを20台から40台,市内全体で435台が整備され,全児童生徒の8.9人に1台の割合で配備されております。 また,平成29年度には,モデル校として,結城小学校と結城中学校において普通教室への無線LAN整備を実施しており,令和2年度までに全校の普通教室でネットワーク環境の整備を完了する予定となっております。 授業においては,インターネットによる調べ学習だけでなく,屋外に持ち出して動画や写真を撮影したり,指示したとおりに小型のロボットを動かすプログラミング授業を実施するなど,多方面において活用されております。 ○議長(大木作次君) 10番 平 陽子さん。 ◆10番(平陽子さん) それでは,今回予算にも上がっています児童生徒一人一台端末整備支援事業について内容をご答弁ください。 ○議長(大木作次君) 教育部長 飯田和美君。  〔教育部長 飯田和美君登壇〕 ◎教育部長(飯田和美君) 児童生徒一人一台端末整備支援事業についてでございますが,まず,GIGAスクール構想の実現とは,令和元年12月,文部科学省より,子供たちにとって教育におけるICTを基盤とした先端技術等の効果的な活用が求められる中で,学校ICT環境整備の遅れや自治体間の格差も大きいことから,全国一律で整備が急務であるとの趣旨で提案がなされたものでございます。 子供たちを誰ひとり取り残すことなく公平かつ個別に最適化された学びを全国の学校現場で持続的に実現させるため,高速大容量の通信ネットワークを前提とした児童生徒一人一台の端末整備を支援する事業でございます。 端末整備につきましては,当初,令和5年度までに段階的に整備する計画で事業化されましたが,災害や感染症の発生等による学校の臨時休業等においても,全ての子供たちの学びを保障できる環境を早期に実現させるため,事業を前倒しし,令和2年度中の整備を支援するための国の補正予算が編成されたところであり,本市においても,令和2年度中の一人一台端末整備を推進してまいります。 ○議長(大木作次君) 10番 平 陽子さん。 ◆10番(平陽子さん) 次は,家庭における学習環境等の整備についてです。 通信環境が整えられない家庭が少数はいるということが言われておりますので,どのような支援をされていくのか,ご答弁ください。 ○議長(大木作次君) 教育部長 飯田和美君。  〔教育部長 飯田和美君登壇〕 ◎教育部長(飯田和美君) 家庭における学習環境等の整備についてでございますが,今回整備する端末は,学校での使用を原則とし,通常時は各教室の専用保管庫で保管するものでございます。 しかしながら,今後の臨時休業等の緊急時には,平時におけるルールにとらわれず,端末の持ち帰りを許可するなど,端末を積極的に活用するとともに,Wi-Fi環境を整えられない家庭においても,国の補助金により購入予定のモバイルルーターを児童生徒に貸し出し,端末を使用した家庭学習が可能となるインターネット通信環境の提供に努めてまいります。 ○議長(大木作次君) 10番 平 陽子さん。 ◆10番(平陽子さん) それでは,初期設定をするためには,ICTの支援員さんが,必ず配置が必要だと思われますが,その内容についてご答弁ください。 ○議長(大木作次君) 教育部長 飯田和美君。  〔教育部長 飯田和美君登壇〕 ◎教育部長(飯田和美君) 初期設定のためのICT支援員の配置についてでございますが,GIGAスクール構想が加速化され,人的体制が不十分となっている現状を踏まえ,国の補助金,GIGAスクールサポーター配置支援事業を活用し,当該支援員を配置してまいります。 業務内容としましては,ICT技術に知見を有する人材を2校に1人程度配置し,学校内のICT環境整備の設計,端末の納品や設定における対応及び使用マニュアルや使用する上でのルールづくりなどを予定しております。 ○議長(大木作次君) 10番 平 陽子さん。 ◆10番(平陽子さん) 初期設定のためのICT支援員は,国の補助で出すということですが,2校に1人というお答えだったんですが,やはり初期設定の初期のときには,トラブルが非常に多いので,1校に1人が必要ではないかと思っております。 次の質問です。では,今度,今後,経常負担経費についてですね。 国の政策というのは,大体初期導入時は予算をつけますが,その後は,大体各自治体でどうぞというようなことが結構よくありますが,どういう内容になっているか,ご答弁ください。 ○議長(大木作次君) 教育部長 飯田和美君。  〔教育部長 飯田和美君登壇〕 ◎教育部長(飯田和美君) 今後の経常負担費用についてでございますが,令和2年度整備予定の端末やモバイルルーター,その他周辺機器は,賃貸借の契約ではなく購入となるため,継続的に負担となる多額の費用等はございません。 令和3年度以降にかかる経費としまして,1つ目は,通信機器の貸し出し後に発生する毎月の通信料になりますが,こちらは行政側で負担する予定でございます。 2点目は,ICT機器を活用した授業計画の作成や機器の操作,メンテナンス及び研修等の補助を行うICT支援員の配置に係る経費が上げられます。 なお,今回整備する端末等のおおむね5,6年後を目途に機器の更新が必要になると想定されますが,その費用に関する国の補助金等については,現時点では未定の状態でございます。 ○議長(大木作次君) 10番 平 陽子さん。 ◆10番(平陽子さん) 全てバラ色というわけではなさそうですね。不安材料が出てきました。今後の経常負担も国の負担で賄うとともに,他の教育予算なども圧迫せずに,全体として教育予算を増額させるということを要望していっていただきたいと思っております。 それでは,今後の取り組みと課題について,4つまとめて質問させていただきます。 1つは,子供への健康被害について。2つ目は,3密対策として,分散授業のための余裕教室利用のための改修や空調設備の整備費が,今回,9月補正で計上されていますが,その活用について。3つ目としては,学校図書館との利用促進についてです。例えば公共図書館の蔵書検索がインターネットでできるように,学校図書館の本も自分のPCで必要な本の検索などができ,本が見つけられるようになるなど,多様な本を読み比べて情報を判断する力をつけることは,新学習指導要領のキーボード,主体的・対話的な深い学びを育てる力になることだと私は思っております。また,4番目としては,苦手,あるいはすぐれていないと──ICTの関係にね,すぐれていないと感じている教員への配慮など,この4つについてご答弁ください。 ○議長(大木作次君) 教育部長 飯田和美君。  〔教育部長 飯田和美君登壇〕 ◎教育部長(飯田和美君) ICT教育環境整備後における今後の取り組みと課題についてのうち,まず,子供への健康面での影響についてでございますが,一般的な症状としては,タブレットやスマートフォンの長時間の使用による視力の低下や肩凝り,夜間の動画閲覧等による寝不足などが懸念されているところでございます。 今回の端末整備による学習内容の変化により,授業及び家庭における使用頻度も大幅に増えることが予想されますので,今後作成予定の運用マニュアルにおいて使用時間の制限などのルールを定め,健康面にも配慮した活用に努めてまいりたいと考えております。 次に,新型コロナウイルス等の感染症拡大防止対策として,分散授業を行う際のICT機器の活用方法についてでございますが,分散により複数の教室で同じ教材や動画,画像を共有した授業が可能かどうかにつきましては,今回,あわせて整備する校内無線LANの構築時において検証してまいりたいと考えております。 続きまして,議員からご提案のありました端末と学校図書館システムとの連携についてでございますが,学校内に蔵書されている図書検索機能等を有するシステムの導入の可否については,今後の課題として検討してまいりたいと考えております。 次に,ICT機器の操作が苦手な教員への配慮についてでございますが,現在,市では,各小・中学校長から1人ずつ推薦されたICT教育推進委員に対し,ICT機器の活用やプログラミング教育に関する研修等を実施しております。その後,当該推進委員が中心となって各学校内で研修会を開くという仕組みを構築しており,市内全体の教員のスキルアップを図っているところでございます。 今後は,研修を通し,人材の育成を図るとともに,ICT支援員を有効に活用し,ICT教育環境の充実に努めてまいります。 ○議長(大木作次君) 10番 平 陽子さん。 ◆10番(平陽子さん) ありがとうございました。 学校図書館との連携は,GIGAスクール構想は,どこの学校でも全部統一的に始まることなものですから,せっかく学校図書館が充実している結城市にとって,やはり連携していくのは非常にいいことかなと思いますので,ぜひ検討していただければと思います。 次に,最後は市長への所見を求めます。新型コロナウイルス感染症の予防のため,2メートル以上程度の身体的距離の確保が求められる中,また,GIGAスクール構想の推進も兼ねて,学級編制の引き下げを求める声が高まっています。密対策としての少人数学級についての市長のご所見をお願いいたします。 ○議長(大木作次君) 市長 小林 栄君。  〔市長 小林 栄君登壇〕 ◎市長(小林栄君) それでは,平議員に私のほうからお答えを申し上げます。 新型コロナウイルス感染症対策として,3密を避ける少人数による授業は,有効な対策の1つであると認識しております。 少人数学級の推進につきましては,これまでも全国市長会から国に対し,文教関係施設の充実に関する提言の中で要請しているところでございますが,今後も引き続き児童生徒に対し,きめ細やかな指導が行えるよう,さらなる教育環境の充実に努めてまいります。 ○議長(大木作次君) 10番 平 陽子さん。 ◆10番(平陽子さん) ありがとうございました。 ちょっと時間がないかなと思って早口で話してしまいましたが,少人数学級についてですが,今,40人学級ということでいるので,今,結城市でもほとんどの学級が単学級になっていますね。ただ,この少人数学級が実行されれば,単学級というのはかなり少なくなるのではないかなと思っておりますので,ぜひ少人数学級を実現できればと思いますので,よろしくお願いしたいと思います。 私の質問を終わります。 ○議長(大木作次君) 以上で10番 平 陽子さんの質問は終了いたしました。 休憩いたします。  午後2時39分 休憩 ――――――――――――――――――――  午後2時50分 再開 ○議長(大木作次君) 再開いたします。 次に,15番 稲葉里子さんの質問を許可いたします。15番 稲葉里子さん。  〔15番 稲葉里子さん登壇〕 ◆15番(稲葉里子さん) 皆さん,こんにちは。ちょうど眠くなる時間になるので,しっかりやらせていただきます。 議長の許可を得ましたので,通告どおり順次質問をさせていただきます。 市庁舎移転に伴うコミュニティスペースの確保について質問をいたします。 庁舎移転に伴い,駅前分庁舎施設が運行停止になります。多目的ホール,研修室,会議室,ミーティングルーム,4つの部屋はたくさんの市民団体や個人が利用しています。代替施設として,市はどこの施設を考えているのでしょうか。 現状を調べてみると,契約管財課が管理する3つの施設は,使用頻度や内容を調べてみると,多くが行政部署の会議開催や社会福祉協議会の事業などに運用されています。 市民活動支援センターが専用にしているミーティングルームについては,新庁舎に移転後は専用スペース確保は難しいので,今までの登録団体は,市民活動支援センターが管理している3つのコミュニティセンターをあっせんしていくと聞いております。 子育て広場は市民情報センターに移転するので,市民情報センターを利用する予定だそうです。 社会福祉協議会も,市から委託を受けた事業や講座などで使用しています。代替施設として,コミュニティセンター,公民館を考えているそうです。 そのほかに,一般利用者,団体の方には,令和2年3月の議会で,公民館や市民情報センター,市内3つのコミュニティセンターの使用を検討すると市長公室長が答弁されています。 施設の閉鎖により,公民館,コミュニティセンターなどの施設を代替利用になると,混み合うことは間違いありません。旧公民館の閉鎖のときのように,市民の利用者がパニックにならないよう,十分な対応と支援をお願いいたします。 そして,代替施設として利用する施設の情報を,市民がいつでも知ることができるような方法を考えていますか,ご答弁ください。 1回目の質問は,これで終わります。 ○議長(大木作次君) 総務部長 小野澤利光君。  〔総務部長 小野澤利光君登壇〕 ◎総務部長(小野澤利光君) 総務行政,庁舎移転に伴うコミュニティスペースの確保についてのうち,駅前分庁舎施設の運用停止と代替施設についてでございますが,駅前分庁舎に入居する行政部署は,11月の本庁舎移転と同時に全て新庁舎に移転,配置となる予定です。それに伴い,駅前分庁舎の多目的スペースやミーティングルームも閉鎖することになりますが,施設の運用につきましては,11月の新庁舎移転直前まで利用を受け付けてございます。 運用停止後につきましては,市内のコミュニティセンターや公民館などを代替利用していただくよう,今後,お知らせ版等で周知を行ってまいります。 また,現在利用している団体等から相談があった際には,利用可能施設のあっせん等をすることにより,団体等の活動にできる限り支障がでないよう配慮させていただきたいと思います。 ○議長(大木作次君) 15番 稲葉里子さん。 ◆15番(稲葉里子さん) 運用停止後は,コミュニティセンター,公民館などを代替施設として運用していくと。そして,利用に支障が出ないように配慮していくと,前向きの答弁がありました。よろしくお願いいたします。 では次に,各施設の空き情報について伺います。 市民が利用できる11の施設について,どのくらい利用されているのか。また,空いているのか。公民館,市民情報センター,山川文化会館,城南コミュニティセンター,南部中央コミュニティセンター,小田林コミュニティセンター,生きがいふれあいセンター,絹川地区多目的集会施設,上山川就業改善センター,江川地区多目的集会施設,伝統工芸コミュニティセンター,各施設の稼働率でご答弁いただければありがたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(大木作次君) 総務部長 小野澤利光君。  〔総務部長 小野澤利光君登壇〕 ◎総務部長(小野澤利光君) 各施設の空き状況についてでございますが,市が管理しております一般の方が利用できる主な施設について,各施設の稼働状況をお答えいたします。 まず,公民館でございますが,36%でございます。市民情報センターが49.7%,山川文化会館が34.3%,城南コミュニティセンターが29.8%,南部中央コミュニティセンターが24.5%,小田林コミュニティセンターが16.1%,生きがいふれあいセンターが57.2%,絹川地区多目的集会施設が28.4%,江川地区多目的集会施設が31.9%,上山川就業改善センターが28.2%,伝統工芸コミュニティセンターが8.34%となっております。 ○議長(大木作次君) 15番 稲葉里子さん。 ◆15番(稲葉里子さん) 今の答弁だと,稼働率の高い生きがいふれあいセンター,市民情報センターは,施設もしっかりとしていて使いやすく,駐車場も十分にあり,その上に使用料金が無料となっている。無料ならば,やっぱり利用が多いということが,ここでわかりました。 それでは,こんな情報を,施設の情報を市民に伝える伝達方法について伺います。 今,市職員が管理している公民館は,ホームページを開いて情報を流していますが,ほとんどの施設では,管理を委託されている方に電話をして,確認の上,申請して借りるという方法がとられています。運用管理が1カ所でできれば,借りやすく,利用できます。 公民館が取り組んでもらえたら最高だと思いますが,9月2日の調整会議のときにも,いろいろ話し合いましたが,難しい問題だという話で終わっています。 随分前になりますが,私が総務に要望して,市内公共施設一覧という,これ,議長の許可を得ましたので,皆さんに配らせていただきました。市内公共施設一覧という情報資料をつくってもらったことがありました。もう資料の中に探したらば,茶色になっているほど古い資料です。古い資料を取り出し,最近できた施設を載せたり,訂正したりして,私なりに作成しました。市内公共施設一覧を持ってきましたので,皆さんの手元に分けさせていただきました。 市民が目に触れる場所に置いて利用してもらえれば,市民が借りられる公共施設の情報がわかり,借りやすくなるなと思いましたので,考えてみてください。 ○議長(大木作次君) 総務部長 小野澤利光君。  〔総務部長 小野澤利光君登壇〕 ◎総務部長(小野澤利光君) 情報伝達の方法につきましては,現在のところ,それぞれの施設により,予約情報等の管理・運用はさまざまとなっております。 市職員が直接管理を行っている公民館などについては,2カ月先の予約まで空き状況をホームページ上で公開し,随時更新を行っておりますが,コミュニティセンターや多目的集会施設など,地域の方にご協力をいただいて管理しております施設は,その目的,性質などを踏まえましても,広く一般に公開し,予約を受け付けることとなると,さまざまな問題もございますので,直接管理されている方への電話による確認の上,申請に伺うといった方法をとっていただいております。 施設の運用・管理に関しましては,今後,担当部署で施設の有効利用等を推進できるよう考慮しながら検討してまいりたいと考えております。 また,議員ご指摘の施設一覧表に関しましても,市民サービスの一環として,今後対応してまいりたいと考えております。 ○議長(大木作次君) 15番 稲葉里子さん。 ◆15番(稲葉里子さん) 皆さんに配らせていただいた資料は,もともと総務の方と協力して昔々つくったものなんですけど,これがあれば,私がどこでやりたいと言えば,誰に電話をして,それで予約状況を見ればいいと。非常に広い範囲で公共施設が見られると思いましたので,ぜひ今後,公民館とか,それからあとは市民情報センター,市役所,皆さんの市民の目が触れるところにこれを増冊して置いていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 それでは,次の質問です。料金の見直しについてということなんですけど,公民館の料金設定を基本にしているのかどうかわかりませんが,現在の使用料金は,調べてみると,施設によってまちまちであります。そして,利用する団体において,登録していると半額になり,公用が絡むと無料になる。地域コミュニティセンターなどは,地域住民は無料で,いつでも使用できることになっています。 現行の使用料金は見直すのか,無料の施設を受益者負担で考えると有料にするのか。例えば生きがいふれあいセンター,市民情報センターの2階の貸し室は,いつも人気でいっぱいです。 先日,教育・福祉委員会で視察をいたしました。この2つの施設を視察したときに,生きがいふれあいセンターと市民情報センターの貸し室の有料化の話が出ていました。よろしくお願いします。 ○議長(大木作次君) 総務部長 小野澤利光君。  〔総務部長 小野澤利光君登壇〕 ◎総務部長(小野澤利光君) 料金の見直しについてでございますが,各施設の使用料につきましては,施設ごとの設置及び管理に関する条例により使用料が定められております。施設ごとに所管する部署が異なりますが,その施設の設置目的に沿った上で,利用者であります市民の方が,公平に施設を有効利用できるよう検討を進めてまいります。 ○議長(大木作次君) 15番 稲葉里子さん。 ◆15番(稲葉里子さん) やはり公民館が閉鎖して,それで市民情報センターが今度いっぱいになって,市民情報センターがいっぱいになったから,いろいろルールをつくって,4回までしか申し込めないとか,いろんなルールをつくっているんですね。 そんなときに,これもまた昔の資料なんですけど,各地域にあります児童会館,それから集会施設,そういうのが192ほど挙げられているんですね。でも,それはどこが管理しているんじゃなくて,各町内で管理をしているところなので,そういうところを行政のほうとその地域の町内の方と話し合って,使えるような施設があれば,話し合いで使えるような方向で持っていくのも施設が足りないときの1つの方法ではないかと思いますので,提案させていただきます。 それでは,問題をかえまして,西庁舎の利活用について質問させていただきます。 西庁舎の1階,農業委員会配置箇所に結城出張所を開設するとしていますが,1階の半分を利用するのでしょうか。それから,1階の空いた場所は,市民がおしゃべりをしたり,情報交換をしたりするところはできるのか。足どまりがあったほうがいいのではないかと思いますので,一応提言させていただきます。2階はそのままにして使わないのか。 それからもう1つ──今言ったのを答弁してくださいね。 それで,もう1つ,結城出張所の修理費用が,6月の補正予算で110万円と議会に出されました。110万円の予算で結城出張所が市民の満足する施設になるのでしょうか。今は間に合わせで,とにかく開設しておこうということなのか,とても心配です。よろしくお願いします。 ○議長(大木作次君) 総務部長 小野澤利光君。  〔総務部長 小野澤利光君登壇〕 ◎総務部長(小野澤利光君) 西庁舎の利活用についてでございますが,現在の農業委員会及び農政課の執務室,1階の約3分の1のスペースを利用し,新庁舎移転後に結城出張所として開庁すべく修繕工事などを発注し,準備を進めているところでございます。 結城出張所として利用予定以外の西庁舎1階及び2階のスペースにつきましては,新庁舎移転の際に,什器や備品について,ある程度整理はいたしますが,現時点では,市民の方が利用していただくような場所としての修繕や改修は考えておりません。 今後は,第一,第二庁舎等,本庁舎全体の跡地利用を含めて検討を重ねてまいりたいと考えております。 ○議長(大木作次君) 15番 稲葉里子さん。 ◆15番(稲葉里子さん) ありがたい答弁なのか,ちょっとよくぼやっとしていてわからないんですけど,前向きで検討してくれるということなので,それで話を聞いておきます。 それから,時間がちょっとあるので,代替施設について,市長の答弁をもらう前にちょっとお話をしたいと思います。 これは長寿福祉課より依頼を受けて,結城13カ所でいきいき体操をやっているいきいきヘルス体操教室のことなんですけども,今や結城の健康づくりの顔になって,介護予防教室です。体操なので,少し広い場所が必要と思われます。小塙のコミュニティセンターのホールを調べてみました。稼働率が10%です。長寿福祉課で交渉して,借りてあげてほしいと思います。ただ,ここは地域の人が優先なので,地域の方と話し合っていかないと借りられないので,長寿福祉課で骨折っていただきたいと思います。 それから,先ほど話した多くの町内に本当に児童会館というのがあるんですね。児童館じゃなくて児童会館なんですよ。その当時に,きっと補助金がおりて,みんなつくったのかなと思うんですけど,管理・運営は地元自治会が行っています。2012年の集会施設状況調査によると,192棟が記されています。これは,どこで今,管理しているのかと行政に聞いても,わかりません。地域の管理なので,わからないということです。ただ,行政は,建設時に10万円から,その建物によって50万円の補助金を出しております。この間の東北災害のときに,国からおりた修理代を,この中から20近くの施設かな,補助を,修理の補助を出しているというのが資料に載っていました。だから,町内会と話し合えば,これもコミュニティとして,集会施設として使えるのかなという思いで提言させていただきます。 それでは,最後に市長さんの答弁をもらう前に,市庁舎の移転によって北口住民や跡地周辺の住民にとっても利便性が悪くなり,にぎわい,地域の活性化について,とても心配しています。結城出張所は西庁舎に開設することに決定。建物外観は防水効果の低下があり,内部は雨漏りがある。空調機器,給排水は,準備は問題なしとは言うが,110万円の予算で,今後,長期的に利活用に耐えられるような修繕工事をして整備ができるのかどうか,非常に心配です。北の住民の希望に沿えることができるのでしょうか。 市長の公約は,市庁舎跡にまちの活性化を生み出すために歴史ミュージアムをつくるとありました。北部市街地の活気を取り戻すには,常に除却や処分を進めるのではなく,公民館と相乗効果が期待できる施設の設置の検討もお願いしたいと思います。思うところをしっかりと述べていただきたいと思います。市長さん,よろしくお願いいたします。 ○議長(大木作次君) 市長 小林 栄君。  〔市長 小林 栄君登壇〕 ◎市長(小林栄君) それでは,私のほうからお答え申し上げます。 西庁舎を含めたこの旧庁舎の跡地利用につきましては,西庁舎の一部について必要最低限の改修を行い,結城出張所として活用をするものの,第一庁舎及び第二庁舎については空き施設となります。これに対して,周辺にお住まいの皆様からは,利便性の低下や北部市街地の衰退化など,心配の声があることを認識しております。 こうした課題や意見に対応するためにも,私が公約にも掲げさせていただきました歴史ミュージアムの設置検討をはじめとして,市立公民館との相乗効果や,施設周辺住民の皆様の利便性や北部市街地の活性化が図れるよう,どのような手法が最適であるか,変化するこれからの社会にしっかりと対応しながら,慎重に判断をしてまいりたいというふうに考えております。 この北部市街地は,會澤議員が先ほどおっしゃっていましたように,結城にはたくさんの財産,歴史的財産がたくさんございますし,それを展示するスペースもないということが私としても問題だと思っておりますので,そういった遺産をしっかりと,観光にもしっかりと活かして,この北部市街地を再生させたいというふうに考えております。その点に関しましては,皆様のご理解とご協力をお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(大木作次君) 15番 稲葉里子さん。 ◆15番(稲葉里子さん) 今,市長さんから,歴史の遺産をちゃんと守っていく。それから,観光にも活かす。非常に心強い,力のあるお言葉をいただきましたので,一市民として,また,一議員として,そういう案が出れば,しっかりと一緒に活動していきたいと思いますので,どうぞよろしくお願いいたします。 私の質問は,これで終わります。ありがとうございました。 ○議長(大木作次君) 以上で15番 稲葉里子さんの質問は終了いたしました。 本日の一般質問は,議事の都合により,これをもちまして終わります。 次回の会議は,明11日午前10時より開議いたします。散会いたします。  午後3時16分 散会 ―――――――――――――――――――― 会議録署名人  結城市議会 議長   大木作次        署名議員 稲葉里子        署名議員 船橋 清...