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令和4年第4回定例会(第2日目) 本文 開催日:2022-12-05
令和4年第4回定例会(第2日目) 議事日程・名簿 開催日:2022-12-05

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  1. 石岡市議会 2022-12-05
    令和4年第4回定例会(第2日目) 本文 開催日:2022-12-05


    取得元: 石岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-06
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 令和4年12月5日(月曜日)                   午前10時00分開議 ◯議長(菱沼和幸君) おはようございます。ただいまの出席議員数は20名でございます。定足数に達しておりますので、これより前回に引き続き本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付いたしました議事日程表のとおりでございます。  これより議事日程に入ります。             ──────────────────────  日程第1 一般質問 2 ◯議長(菱沼和幸君) 日程第1、一般質問。これより市政一般に関する質問を行います。  初めに、12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 3 ◯12番(小松豊正君) おはようございます。12番・日本共産党小松豊正です。通告に従いまして、一問一答方式で一般質問を行います。  質問の第1項目は、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)及び関連団体が石岡市政と市民に及ぼしている影響と対策についてであります。  旧統一教会をめぐっては、高額献金や霊感商法などにより多くの被害者を生み出してきた反社会的カルト集団としての実態が明らかになってきています。社会的批判を浴びているために、様々なダミー組織が偽装名称を使って活動しています。  これは、しんぶん赤旗に報道されたものですけれども、これは全国霊感商法対策弁護士連絡会の資料を基に作ったものですけれども、関連団体、いわゆるダミー団体としては、政治の部類では世界平和国会議員連合など5団体、それから、アカデミズム青年では、全国大学連合原理研究会世界平和教授アカデミー世界平和青年学生連合などの5団体、市民社会の部類では、世界平和女性連合、野の花会、しんぜんなど10団体、それから、メディアとしては、世界日報社、宗教新聞ワシントン・タイムズなど4社、経済分野ではハッピーワールドなど3団体で、27団体が幾つもの顔を変えて市民の前に現れて、それで霊感商法などいろいろの手だてを取ってそういう反社会的な行動をやって、今、社会的に大きな問題になっております。今、国会でも救済新法案が審議されています。  社会の関心が高まってきている中で、全国でも、県内でも、旧統一教会や関連団体のイベントに市の関係者が出席したり後援をしてきた事例が明らかになってきています。公的な機関が後援することは、反社会的団体の違法活動にお墨つきを与え、是正を困難にするものです。この反社会的団体の違法行為から市民の暮らしを守る立場からお伺いをしてまいります。  (1)旧統一教会及び関連団体の行事に市の施設を貸したり、後援したり、挨拶したり、便宜を与えたことはありませんか。担当課において調査していただいていると思いますけれども、リアルにお答えください。 4 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 5 ◯市長(谷島洋司君) ご答弁申し上げます。当市における旧統一教会に関連する各種情報についてお伝えさせていただきます前に、国等の状況についてご説明させていただきたいと思います。  消費者庁は、令和4年9月30日、全国の消費生活センターに寄せられた旧統一教会に関する相談件数を公表してございます。公表理由としまして、個別事業者の相談情報については公表しないことが原則であるものの、社会的な公益性があると判断したとしております。そのほか、消費者を守る各種法令において、地方公共団体は国の施策に準じて施策を講じること、施策の推進に当たり消費生活等に及ぼす影響等を考慮し適時適切な方法により検討を加え、その結果に基づき必要な措置を講じるよう努めなければならないとされています。
     以上を踏まえ、公務上知り得た情報等について原則非公開とするべきところでありますが、国、県の動向、消費者関連法の趣旨に鑑み公開させていただくとともに、今後の対応について答弁させていただきます。  1つ目のご質問、市の施設につきまして貸出し状況を調査した結果、これまで貸出し実績はございませんでした。  なお、地方自治法上、正当な理由がない限り利用を拒むことはできないとされております。しかし、今後の対応につきましては、国、県の対応等を注視しつつ、消費者関連法に照らし合わせ、利用制限を含めた必要な措置を検討してまいります。  次に、旧統一教会や関連団体に対する後援や挨拶につきましてはこれまで実施したことはなく、今後も実施するつもりはありません。なお、通告2点目にございますご質問、市の消費生活センターへの相談事例もございませんでしたので、併せてここでご答弁させていただきます。  最後に、市民の安全安心を守る観点から……。 6 ◯議長(菱沼和幸君) 市長に申し上げます。一問一答ですので、1項目のみ、お願いします。 7 ◯市長(谷島洋司君) 必要な措置を検討してまいります。 8 ◯議長(菱沼和幸君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 9 ◯12番(小松豊正君) 非常に抽象的で、これではよく分かりませんね。関連団体としては、どのような団体を調査しましたか。どういう団体を調査したかお答えください。 10 ◯議長(菱沼和幸君) 財務部長・佐谷戸君。 11 ◯財務部長佐谷戸美紀君) 施設関係につきまして財務部で庁内を取りまとめて調査させていただきましたので、私のほうから答弁させていただきます。  関連団体につきましては、先ほど議員さんもおっしゃっていました被害者の……。統一教会被害者相談、霊感商法のそういう弁護士の団体にホームページが掲載されていた団体、あるいは、他の自治体でやはり後援等の状況でホームページに公開している団体、105団体ほどあったんですけれども、そういう部分をあらかじめこちらで精査しまして、各課に調査したところでございます。  以上です。 12 ◯議長(菱沼和幸君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 13 ◯12番(小松豊正君) 教育委員会として後援したりそういうことはないですか。いろいろな催しについての推薦、後援、どうでしょうか。 14 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 15 ◯教育部長(吉澤房江君) 文書の保存年限のあるものに関しまして調査してございますが、そういった事実は、現時点では報告されてございません。 16 ◯議長(菱沼和幸君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 17 ◯12番(小松豊正君) ないということは、そういう意味では、市民の暮らしを守る上ではよかったというふうに言えるんですけれども、ちょっと私が紹介したいのは、県都の水戸市。この場合には、今年の第3回定例会で日本共産党の代表質問で、市長が事実の調査と公表を約束して、10月5日に全議員に文書で回答しました。ここに、その回答書がございます。ここでは、公的施設の貸出しや外郭団体の職員、出席や利用料の免除があったことを認めて、今後は貸出しせずに関与はしないと約束しました。  私は、こういう真摯な対応が必要ではないかと思うんですけれども、今、市長が、そういう全体の調査を代表して、石岡ではないんだと、なかったということを言明されましたので、私はそのことを承りますけれども、そういうことをやっぱり申し上げたいと思います。  それから、(2)旧統一教会について、市の消費生活センター等への相談事例はどうかと。これは、県内の事例でも牛久の9月議会では10年間で4件あったと正式な答弁がありますけど、石岡ではどうだったのですか、どうですか。 18 ◯議長(菱沼和幸君) 生活環境部長・鶴井君。 19 ◯生活環境部長(鶴井重則君) ご答弁申し上げます。当市にございます石岡市消費者生活センターの相談事例でございます。当市におきましても過去10年間調査いたしましたところ、事例についてはございませんでした。  以上でございます。 20 ◯議長(菱沼和幸君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 21 ◯12番(小松豊正君) なかったという答弁でございました。  次に、質問項目の第2ですけれども、現在課題となっている公共施設(市民会館代替施設、図書館、児童館)についてでございますけれども、(1)それぞれの現状をどのように認識しているのかをお伺いしてまいります。  1)市民会館代替施設。  まず、平成28年から令和元年度までホールと会議室がどのように利用されたと認識していますか、質問します。 22 ◯議長(菱沼和幸君) 生活環境部長・鶴井君。 23 ◯生活環境部長(鶴井重則君) ご答弁申し上げます。ホール、会議室の利用状況でございます。今現在、ちょっと手持ちに資料がございませんので、整い次第、答弁させていただきたいと思います。申し訳ございません。よろしくお願いいたします。 24 ◯議長(菱沼和幸君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 25 ◯12番(小松豊正君) これは、今、改めて聞いたんですけれども、後で答えてください。  私の認識では、あるいは、当局から前にもらった資料としては、平成28年度にはホールと会議室を合わせた利用者は6万7,000人となりますというふうに記憶しているところですけれども、改めてこれはお答えしてもらいたいんですけれども。  要するに、何がここで大問題かといいますと、石岡市の人口は、今、7万1,000人です。その中で6万7,000人というのは、ダブる人もいますけれども、相当、ホールと会議室は利用されていたということが事実だと私は思っているわけです。  この方々は、この令和2年度以降、つまり令和2年4月1日以降は使えないんですね。市民の皆さんからも会議室だけでも使わせてくれというふうに陳情がありました、2人の方からね。でも、これは受け入れられませんでした。ずっとこういう状況になっているんですけれども、こういう方々は、いろいろ落語も聞けない、音楽会もやれない、それから、いろいろ自由に会議室も使えない。どうしているんですか、どうしているというふうに思われますか、こういう方々は、今。その認識を答えてください。 26 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・浅田君。 27 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(浅田禎智君) ご答弁申し上げます。小松議員が言われますように令和2年3月に旧市民会館が閉館となりまして、市民の活動のとして会議室等を利用できる場所が不足し市民の皆様にご不便をおかけしていることにつきましては、市といたしましても認識をしているところでございます。  現在、市で進めております複合文化施設におきまして十分に再検討を行いながら、早急に完成できるよう、そういったことで会議室等が利用できるようにすることが必要というふうに考えているところでございます。  以上でございます。 28 ◯議長(菱沼和幸君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 29 ◯12番(小松豊正君) 執行部の認識を聞いているわけなんですけれども。一体、7万以上の人口がある自治体で、ホールもない、会議室もない、こういう市はあるのかと。  その点では、このIs値が低いとか耐用年数がもたないというのは市民からも非常に強い批判があるように分かっていたんじゃないかと、前々にね。それをなぜその対策を取らないで、そのまま放置したのかというのは非常に責任があるところだと思いますけれども、これは、市長、どういうふうに弁明しますか。いまだに見通しもないということになっています。市長の見解をお伺いいたします。 30 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 31 ◯市長(谷島洋司君) ご答弁申し上げます。先ほど担当部長がお答えしたとおり、令和2年3月の旧市民会館閉館以降、市民の交流活動のが不足し、市民の皆様にご不便をおかけしていることについては、私といたしましても早急に解決すべき課題と認識してございます。  この課題解決に向けましては、旧市民会館に代わる新たな施設の整備を行うことでハード面での不足を解消するとともに、より市民の皆様が使いやすい施設となることが求められていると考えてございます。  新たな施設の整備や、現在、再検討を行っているところでございますので、議会をはじめ、市民の皆様の意見を聞きながら、十分検討を重ね、整備できるよう進めてまいりたいと考えてございます。 32 ◯議長(菱沼和幸君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 33 ◯12番(小松豊正君) これは本当に重大な問題です。それで、いろいろ市民の人が、学習会をやる、集まりをやると言っても、やる場所がない。ですから、公民館を借りることになるんですけれども、公民館を私も体験しましたけれども、公民館を予約するためには1か月前、つまり10月の予定を取るためには9月1日に朝早く並んで、私も6時50分頃行って並んだ経験がありますけれども、8時半頃になると、ようやく受付が始まると。私がそのときには10団体ほどいました。市民が催しをやるためには、そういうことまでやってやらなければ自分が使いたいときに使う予約ができないということをずっと経験しているんですよ。だから、非常にこれは切実だということをよくよく受け止めてもらいたいというふうに私は思うんですね。  次に、図書館についてですけれども、ご存じのように創立130年を超えて、全国的にも歴史がある非常に立派な図書館の運営がされてまいりました。これは、それだけではなく、それを支えてきた市民の皆さんの積み重ねがあるわけだと思います。  私の近所の方からも聞いたんですけれども、大活字本につきましても土浦図書館の比ではないと、石岡の場合は。非常に充実しているという声を聞いております。  そこで、この図書館については、このIs値は、今、どうなっているのか、どのくらいもつ幅があるのか、あと何年くらいもつのか、これはどのように考えているのかをお伺いしたいと思います。 34 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 35 ◯教育部長(吉澤房江君) お答えいたします。耐用年数についてのご質問と思いますが、中央図書館につきましては、昭和55年の建設から42年が経過してございます。国税庁が示している減価償却資産の耐用年数につきましては50年、それから、現在、石岡市公共施設等総合管理計画の中では、基本的な考え方としまして、既存の建築物を標準で中規模改修だったりとか適切な管理の下に60年使用し、躯体の状態が良好であれば80年使用することを目標とするという形で考え方が示されてございますので、まだ長寿命化のほうをしてございませんので、60年と想定するのであれば、残り18年ほどはこのままでも使用できるものと考えてございます。 36 ◯議長(菱沼和幸君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 37 ◯12番(小松豊正君) 図書館についてお聞きしたんですけれども、昭和55年に建ってから42年経過して、50年あるいは60年、場合によってはそういうこともあるということは、やはり住民の側から見れば、何も複合文化施設と十把一絡げに考える必要はないんですね。それぞれの個別に、つまり全くない市民会館とホールは非常に急がれる、図書館についてはやっぱりそういう幅があるように考えることができると。そういうふうに考えれば、複合という概念を、やはり複合というそこからが出発じゃなくて、個別の状況から出発するという考え方を公共施設を造る場合には持つべきだと思うんですけれども、どのような見解でしょうか。このことで、どう思いますか、質問いたします。 38 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・浅田君。 39 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(浅田禎智君) ご答弁申し上げます。現在、市が進めています新たな施設の整備につきましては、これまで旧市民会館が担っていた市民ホール機能を核としながら、これと併せて複合化する機能についても、今現在、再検討を行っているところでございます。  以上でございます。 40 ◯議長(菱沼和幸君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 41 ◯12番(小松豊正君) ぜひ、これは根本的に再検討してください、順序よく実態に合わせて、これを強く要望します。  それから、この子ども図書館、これは、私が聞いている範囲では、全県内でも珍しいし、子どもが使いやすいように、お母さんと一緒に子どもが本に親しまれるというのは非常に評価が高いというふうに私は認識しております、非常に高いと。これは、今、全部ご破算になってしまいましたけれども、これまでの図書館の発想では一緒にするということだったでしょう、併せちゃうと。子ども図書館も、今の図書館を併せて複合化するんだという構想で、これはご破算になりましたけれども。ただ、そういう点で、やはりこれは、新しくできた子ども図書館、それから、築42年を迎えた今の中央図書館と併せる必要はないんですよ。併せるのは、本当に、これは無駄でしょう。そのように私は思うんですけれども、見解は、ありますか。 42 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 43 ◯教育部長(吉澤房江君) お答えいたします。子ども図書館につきましては、平成29年度にオープンした建物でございます。プレハブ造りのものでございまして、5年間のリースが終わりまして、現在、令和4年2月からは市所有のものということになってございます。  確かに議員おっしゃるとおり大変好評もいただいておりますが、新たな図書館につきましては、子どもから大人までが交流できる、全ての年代の利用者がくつろげる施設にしたいとも考えてございます。現時点で市民会館を核とした複合文化施設のほうについては再検討しておりますけれども、中央図書館自体も先ほど申し上げましたように40年を超えていることから、長寿命化をして対応するのか、それとも、新たに今のニーズに合った図書館ということで検討していくのかといった問題もございます。そういった中では、例えば、新たな場所に建て替えるということになった場合については、子ども図書館と中央図書館がまた離れてしまうということもございますので、そちらについては、長寿命化をするのか新たに更新をするのかによって子ども図書館の取扱いというものは変わってくるものと認識してございます。 44 ◯議長(菱沼和幸君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 45 ◯12番(小松豊正君) そこで、中央図書館の場合は、築42年を経過していると、子ども図書館の場合は、平成29年にオープンしたと、大分違うわけですよね。造り方がどうなっているのかもあるかもしれませんけど、子ども図書館の場合は、耐用年数といいますかどこまでこれは使えるものなんでしょうか、それをちょっとお伺いしたいと思います。 46 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 47 ◯教育部長(吉澤房江君) お答えいたします。子ども図書館につきましては、軽量鉄骨という扱いになろうかと思います。石岡市でつくっております公共施設等総合管理計画の中では、通常の建築物については躯体の状況が健全であれば80年とされておりますが、軽量鉄骨の場合は40年を目標ということになっていたかと存じます。それですので、40年まで適切な対応をして、できるとすれば30年程度残りが出てくるかと思います。  それと、先ほど、大変申し訳ございません、答弁漏れがあったようでございます。中央図書館の耐震関係、Is値の関係なんですけれども、平成24年度に耐震診断を実施してございまして、Is値は、その段階で各階0.9から2.2で耐震基準の0.6を上回っておりますので、耐震性は確保されていることをご報告申し上げます。答弁漏れにつきましては、大変失礼いたしました。 48 ◯議長(菱沼和幸君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 49 ◯12番(小松豊正君) ですから、私、いろいろな人から石岡の子ども図書館に行ってきたよということで、石岡市民からも、あるいは、また、他の行政からも視察に来ている人もいるんですよね。そういうことを聞くと、非常にやっぱりいいものですねと。そのいいものが、やはりまた40年ほど使えるわけでしょう。それで、中央図書館の場合は、まだ余裕があるけれども、ちょっと段差というのがあるんですね。ですから、そういうことを考えて、せっかく造ったものを効果的に税金が生きるように、そういう角度で検討してもらいたいと思います。市長、どうですか。これは常識的な考え方なんですけど。 50 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 51 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。石岡市立中央図書館は、先ほど議員からお話がありましたとおり130年以上の歴史を持ち、県内で最初にできた図書館ということで、大変歴史的にも重要な知の拠点であると認識してございます。そういった誇れる歴史や長い年月の中で培われた図書館サービスなどすばらしい部分を生かしつつ、一方で、施設の老朽化への対策や近年のデジタル化への対応などの課題もありますことから、将来的かつ長期的な視点に立って整備を進めていく必要があると考えているところでございます。 52 ◯議長(菱沼和幸君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 53 ◯12番(小松豊正君) 今、市長から答弁がございました。新たにどうするかという問題を考える場合、中身の問題として、130年たった非常に歴史ある、また、市民の皆さんもいろいろ支えている、ボランティアも多いと、非常に石岡の誇りにもなっているわけですけれども、130年たった歴史ある図書館が今後はどういう課題があるのか、どういうふうなことを目指して図書館というのはあり得るのかということとの関係で、どういう図書が必要になるかということにもなるかと思いますけれども、この辺の図書館の今後の課題についてはどんなふうにお考えなのかをお聞きしたいと思います。 54 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 55 ◯教育部長(吉澤房江君) 図書館の今後の課題についてご答弁申し上げます。先ほどとの繰り返しになる部分もございますけれども、まずは中央図書館のほうにつきましては、施設の設備の老朽化が激しいことや蔵書に対して施設自体が手狭になってきていることなどが一番の課題になると考えてございます。利用者の方からは、そういった蔵書数を増やしてほしいといった要望や、施設面での学習スペースの環境が悪いとか、トイレが暗くて汚いといったご意見もいただいているところですので、そういった部分、やはり施設のハード面、それから、現在の図書館に求められているニーズといいますかそういったものとずれが生じてきているというのが一番の課題だろうと認識してございます。 56 ◯議長(菱沼和幸君) ここで、さきに保留した答弁について準備が整ったということでございますので、答弁を求めたいと思います。  生活環境部長・鶴井君。 57 ◯生活環境部長(鶴井重則君) 先ほどは大変失礼いたしました。旧市民会館の利用状況でございますけれども、平成28年度、ホール、会議の利用が約6万7,000人ということで、小松議員おっしゃったとおり平成28年度におきましては6万7,793人の利用がございました。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 58 ◯議長(菱沼和幸君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 59 ◯12番(小松豊正君) 分かりました。  それで、次のところに移ります。
     3)児童館。  これは、ご案内のように昨年の12月9日、ちょうど1年前に、つまり耐震のレベルが低くて使えないということで12月9日に使えなくなりました。以来、1年を経過しているんですね。そして、そこを使っていた方からは、早く使えるようにしてほしいという要望が大変強く出されております。議会にも既に陳情も出されています。文教厚生委員会では、担当課長より今後の計画も示されています。それで、今回の補正予算に、そのための工事費も提案されています。それを踏まえてお伺いいたします。  それで、一生懸命担当課も努力されていることは、よく分かります。しかし、そのときの答弁では、そういう必要な工事をやった上で、実際に外遊びができるようになるのは来年3月からだというのが子ども福祉課の答弁でございました。  ちょっと、私、言いたいのは、その後、いろいろ聞いていますと、1年たって駄目、使えませんよってやって1年もたっちゃったと。そして、使えるようになる方向に動いているんだけれども3月というのは、ちょっと……。もっと早くならないかなという声があるんですね。もっと早められないかと、こういう意見なんですけれども、いかがですか。努力されていることはよく分かりますけれども、その上で市民から出されている声なので、あえて今日の一般質問ので紹介させていただきましたけど、それに対する答弁があれば、お願いしたいと思います。 60 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。 61 ◯保健福祉部長(金井 悟君) 児童館の現状についてご答弁申し上げます。現在、児童館の解体に向け実施設計を行っているところでございますが、解体を待たずに館庭開放を求める声を多くいただいていることを踏まえ、本定例会において館庭の早期開放を図るため、建物の周囲に仮囲いを設置するための費用を要求しております。  議員ご指摘の早期館庭開放につきましては、予算をご承認いただきました後に速やかに工事を発注し、完了次第、できるだけ早く開放するように進めてまいりたいと考えております。 62 ◯議長(菱沼和幸君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 63 ◯12番(小松豊正君) 努力されていることよく分かりますので、ぜひよろしくこれはお願いしたいと思います。  この問題に関係しては、今の建物は解体してということで、その後どうなるのかということなんですけれども、この現地建て替えの可能性はどうでしょうか。どのようにお考えになっているか、ちょっとお聞きしたいと思います。 64 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。 65 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。児童館の建物でございますけれども、機能移転を前提とした除却としてお示ししておるところでございますが、現在、市民の方のご意見を踏まえ、今後の方向性を検討しているところでございます。 66 ◯議長(菱沼和幸君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 67 ◯12番(小松豊正君) よろしくご検討をお願いしたいと思います。  (2)の問題に移ります。  それで、これは私の意見でもあるんですけれども、また、市民の方からよく聞く声でもあるんですけれども、やっぱり順序よく、公的施設も、耐用年数とかその歴史とか同一じゃありませんので、個別個別のやっぱり特徴がありますので、ですから、そういう意味では、市民が急ぐものから造っていくと。それで、その場合も、どういうものが市民が望んでいるかということは、例えば、私はここに意見交換会と書いたので、意見交換会の名前はどうでもいいんですけれども、要するに市民の皆さんからよく聞いて、こういうものを造ってもらいたいんですよと、こういうこともあったほうがいいですよということで、やっぱり執行部として、これは市民が自主的にそういうを開くこともあるんでしょうけれども、私が言っているのは、石岡市が執行部として責任を持って意見交換会をやりますので、ぜひ意見を言いたい方はお集まりいただいてご意見をお寄せくださいということで、みんなの意見を聞いて、そして、みんなが望んでいる方向でやはり内容を煮詰めていくと、こういう態度が必要だと思うんですよ。これは、執行部の皆さんも専門家もいらっしゃるのかもしれないけど、実際にこれを使うのは市民なんですよ。市民がどういうふうな考え方を持っているかということが非常に決定的なんですね。だから、そういうを持ってやるべきじゃないかなと。そして、もっとやっぱりこの行政と市民の気持ちが一体となって、そして、進むというのが、やっぱり私が望むことでもあるし、市民からの意見を聞くこともあるわけです。  それで、例えば、市民会館の代替施設といってもホールと会議室なんですけど、ホールの場合は、前に言ったように1,050席がなぜ必要なんだと。あるいは、市民の中で600席とか800席でもいいんじゃないかという声もある。小ホールが必要なのか。それから、音楽会をやっても耐えられるような材質もちゃんとやるのか。それから、会議室の大きさと会議室の数。どれくらいのものが必要なのかということをやはり決めていく上で、どうしても私は、いわゆる意見交換会といいますかそういうものを開いて、よく煮詰めて、そして、執行部もそれに合わせて計画していくということが、私はこういうやり方、対応が、今回の1つのいわゆる複合文化施設の原案についてのいろんな意見があったことを踏まえてのやはり私は方向性として提案したいと思うんですけれども、市長及び担当部長の見解をお伺いしたいと思います。 68 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・浅田君。 69 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(浅田禎智君) ご答弁申し上げます。市が進めています新たな施設の整備につきましては、将来にわたり市民に広く利用してもらえる施設となることが重要であると考えてございます。現在、再検討を行っている基本構想におきまして、施設の基本理念、基本方針を改めてお示しした上で、基本計画に当たる施設の機能、規模等につきましては、市民の意見を取り入れる仕組みづくりについて検討していきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 70 ◯議長(菱沼和幸君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 71 ◯12番(小松豊正君) これは、市民の皆さんから出されておりますように、例えば、小美玉市のみの~れの経験。これは、やはり、このみの~れを、どういう施設を造るかという段階で市民の皆さんがいろいろ寄り集まって議論されて、そういう中からできたものだから、できた後も責任を持っているんですよね、ある意味で、市民の皆さんは。管理とか運営にも協力すると。こういう教訓があるわけなので、こういうことも、やっぱり市民の皆さんからもあの教訓に学んだらどうだという意見もあるので、私はそういうことも必要じゃないかと思うんですね。これは、市長はどのようにお考えですか。そういうことも市長自身も聞いているかと思うんですけれども。お聞きしたいと思います。 72 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 73 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。先ほど担当部長がお答えしたとおりでございますが、この新たな施設の整備は、今後、長い間、石岡市民が使っていく施設でございますので、議会の皆様をはじめ、市民の皆さんの意見を聞く仕組みをつくったり、十分検討を重ね整備できるよう進めてまいりたいと考えてございます。 74 ◯議長(菱沼和幸君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 75 ◯12番(小松豊正君) ぜひそういうお立場でご検討をよろしくお願いしたいと思います。  (3)の問題ですけれども、この公共施設の複合化を検討する、この複合化という言葉が出てくるんですけど、歴史的には。私は、このイベント広場活用は、これまで大変な努力と到達点があるわけですよね。  それで、ちょっとここに持ってきたんですけれども、こういうふうにすごい分厚いものですけれども、1つは、石岡市複合文化施設建設基本構想というのが2006年3月、平成18年、今から16年前にできております。  それから、もう一つは、石岡市複合文化施設建設基本設計新図書館基本計画書、2007年3月、平成19年、今から15年前につくられたものです。  さらに、株式会社INA新建築研究所が図解入りで分かりやすく解説したものもございますけれども、私は、これを資料として頂いておりまして、一応、目を通しました。  実に、私は、そういう点では真摯に、やはりどういう図書館がいいのかなと、ある意味、ポイントを得た分析だと感じました。今でもその基本は、しっかりしたものだと思います。  それで、やはり基本的なものは15年前にできたものだから、ちょっとそういう点では違う点もありますけど、生かせるものは生かすと。そして、やはりせっかくこれだけのお金も、それから、その当時の石岡市の関係者の英知を結集したものがまとまっているわけですよ。これを生かさない手はないんですね。やっぱりそのように私は思うんですけれども、担当部長のご意見をお伺いしたいと思います。 76 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 77 ◯教育部長(吉澤房江君) ご答弁申し上げます。平成18年、19年の頃に作成されました、その当時、図書館を中心としたものということではございますが、複合文化施設の基本構想であるとか実施設計であるとかそういった部分についてでございますが、議員もおっしゃられましたように10年以上前に作成された基本設計などでございますので、現時点では図書館のデジタル化や学習交流スペースの充実など、求められる社会情勢の変化に伴いまして図書館のニーズも変わってきている部分もございます。もちろん、小松議員おっしゃるように、その当時と何ら変わっていない部分もございますのでそのまま使用するというのは難しい部分もございますけれども、図書館機能におきましては個別に参考にできる部分というのもございますので、そういった部分については、できるだけ今後の図書館の在り方につきましては生かしてまいりたいと考えております。 78 ◯議長(菱沼和幸君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 79 ◯12番(小松豊正君) ぜひ、こういう先人の先輩方の努力が実ったものなので、これをやっぱりできるだけ生かすという立場で、必要な修正はもちろんだと思いますけれども、そういう対応が私は求められていると思うんですね。  それにつけても、この一般質問でお聞きしたいのは、なぜこのものが中断したのか。こういうみんなでつくったものが、このままやれば、みんな大賛成ですよね。ところが、これが中断してしまったわけです。  聞くところによると、その当時、学校施設の耐震化が遅れていると、これが大問題だったんだと、だから、そこに力が行ったんだと言うんだけど、そんな単純なものなのか。だったら、その後、それを続ければいいわけであって、全く中断した、なぜなのかと、これが疑問です。  これは、やっぱり執行部の行政の責任もあるかと思うんですけど、この辺の事情をもう少しリアルに分かるように説明してください、どういうことなのか、こんなに中断してしまったのは、その理由について。また、行政側は、どういうふうにこれをお考えなのかをお聞きしたいと思います。 80 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 81 ◯教育部長(吉澤房江君) お答えいたします。  それで、大変申し訳ございません、先ほど、私、以前の複合施設、図書館を中心とした複合文化施設についての基本設計のところを実施設計と申し上げてしまいました。基本設計ということで訂正をさせていただきます。申し訳ございません。  次に、ただいまご質問いただきました以前の計画がどうして中断してしまったのかということについてでございます。議員おっしゃられましたように、こちら、基本設計までつくりましたところで震災等もございまして学校の耐震化を優先するということで一時中断いたしました。耐震化が終わりました頃に、ちょうど国のほうの方針等で、いろいろなインフラ施設であったりとか公共施設に関して、できるだけ長寿命化であったりとか持続可能なところということで、公共施設の白書であったりとか公共施設等の総合管理計画、それから、個別施設計画などをつくるというような流れがございまして、そちらで検討をし直してからということになってございました。  それで、実際、令和元年度に図書館施設に関しての個別施設計画も出来上がったんですけれども、実際それを今度行動に移す段階になりまして市民会館のほうの閉館といったような実態となりまして複合化とかそういった検討が始まりましたので、その中に図書館も併せて長寿命化等も含めて考えることになってございましたので検討が始まったということで、この基本設計とかが具体的に実行に移されないまま来ているという状況でございます。 82 ◯議長(菱沼和幸君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 83 ◯12番(小松豊正君) 時間がありませんので、この問題は、もっとやっぱり市がつくったものに自信を持って、いろいろ国とかいろいろあるかと思いますけれども、やっぱりそれを自信を持って市民の理解を得ながら進めていくということも私は大事なことじゃないかなと、そういうふうに考えているところです。  次に、(4)ですけれども、我が市が身の丈に合った予算で責任を持って建設し管理運営をして公設公営方式を取ることについて質問したいと思います。身の丈に合ったというのは、市民から大分言われたんですよ。一体、年間予算が約350億の石岡で122億7,000万円、123億円ですね、そういう大変なお金を使って大丈夫なのかと。財政担当者からも、これは、そのためには、いろいろなものを抑えなきゃならないという趣旨の答弁があったわけです。身の丈に合ったと。本当に私はそのとおりだと思います。身の丈に合って、やったことによって市の暮らしや福祉が抑えられるんじゃなくて、そういうものではないと。そういうふうにやっぱり考えてやるべきではないかと思うんですね。やはり管理運営も、石岡市の市のやっぱり公民館、図書館、いわゆる公的なサービス施設なので、これはやっぱり石岡市が責任を持って設計、構想を持ち、そして、業者に入札を求めて、入札してやっていくと。それから、建設。管理運営は、これまでのように石岡市がやっていくことも十分ありますよね。こういうように、やっぱり公設公営でやると。だから、石岡市がやることで、例えば残念ながら赤字になるといいますか市の予算を付け足すこともある場合があるわけですよ、こういう場合はね。でも、そういうふうになれば、市民も納得するわけですよね。これは、やはりPFI方式である業者に任せるということは、非常にやっぱり公的な施設の在り方としても私は基本的にまずい道だなというふうに考えているわけですよね。そういうことで、やはり公設公営ということを私はいいんじゃないかと。PFI方式は、最近、国会でも第5次の一部改正がされましたけれども、いろいろ破綻が相手に出るわけですね。この建設方式について、市長の認識は、今、どうなのか、どのような立場でお考えになっているのかをお聞きしたいと思います。 84 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・浅田君。 85 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(浅田禎智君) ご答弁申し上げます。現在、基本構想の再検討を行っております複合文化施設の整備手法につきましては、従来型の公設公営方式も含めまして、改めて検討を行うこととしてございます。整備手法の比較を行う際には、最初から公設公営方式を排除するものではございませんし、また、公設公営方式ありきで議論するわけでもないことはご理解いただきたいと思います。  以上でございます。 86 ◯議長(菱沼和幸君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 87 ◯12番(小松豊正君) よく全国の例も研究されて、本当に石岡市に合った公的施設の建設にふさわしいそういうやり方を取るように要望したいと思います。  次の問題に行きます。質問項目の第3ですけれども、学校給食についてです。  まず、(1)としては、憲法26条と学校給食法第11条との関係についてお伺いいたします。  私は、前回、今年の第2回定例会でも質問いたしました。そのときの市長の答弁は、やはり行政側としては段階的な無償化の拡充も視野に入れながら、引き続き調査研究するよう指示しているという答弁でございました。  ところが、その前の教育部長の答弁を議事録で見たんですけれども、学校教育法第11条に基づき給食に必要な設備、経費、それと運営に関する経費は、設置者、やはり行政側の負担となっているが、それ以外の主に材料費については保護者が負担するものと定められているというものでしたけれども、これは、今、やはり全国的にも、この学校給食の無償化をめぐって1つのこういう意見があることが問題になっておりまして、今年の10月7日に我が党の小池 晃書記局長参議院議員が参議院本会議の代表質問でこの点を正しました。この学校教育法は、自治体の判断で給食費の全額を負担することを否定していないんだということを自治体に徹底すべきではないかという趣旨の質問をしまして、岸田首相も自治体が補助することを妨げるものではないと明言しています。ところが、今年の第2回定例会では、そういう答弁があったよと聞いて私もちょっと違和感を持ったんですけれども、その答弁が、不十分なものというか舌足らずだったのかどうかあると思いますので、この公式なでこの考え方について、教育部長に再度答弁を求めます。 88 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 89 ◯教育部長(吉澤房江君) ご答弁申し上げます。学校給食法第11条の関係についての認識でございますが、学校給食費につきましては学校給食法第11条にございまして、学校給食の実施に必要な施設、設備に要する経費並びに運営に関する経費は設置者の負担とすることがうたわれてございます。また、第2項に、それ以外の経費、材料費、こちらにつきましては保護者が負担とすると定められてございます。そのため、法令上は原則として保護者が負担するものではございますけれども、公費負担につきましては市町村の判断で実施するべきものであると認識してございます。よって、全額を公費負担、または、一部負担するなど、市町村によって様々なケースがございます。  当市におきましても、平成29年度からは小学校の第三子以降の児童の学校給食費を免除する事業を実施しておりますし、消費税が8%から10%に上がったときですけれども、そのアップ分、こちらについての給食費の値上げをせずに公費負担もしてございます。また、今年度からは、さらに公費負担のほうを拡充しておりまして、年度当初予算において保護者の負担を増やさずに公費負担を増額して、1人当たり月々、小学生は300円、中学生を400円へと公費負担を拡充してございます。  また、二度の補正予算を編成しまして、有機野菜等の地場産食材の積極的な活用、それから、昨今の原材料の高騰に対応するべく賄い費のほうも増額のほうをさせていただいておりまして、また、先日の開会日のほうにも補正予算をお認めいただいたところでございますが、物価高の影響を受けた子育て世帯の家計の負担を軽減するため、地方創生臨時交付金を活用しまして、開会日の補正予算の場合には3学期分ということなんですが、その前の補正と合わせて7か月分の減免をしたところでございます。  以上でございます。 90 ◯議長(菱沼和幸君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 91 ◯12番(小松豊正君) 自治体が補助するのを妨げるものではないということだと思います。  それで、全国的にも、5年前の2017年には小中とも無償化した自治体が76だったのが、一番最新の資料では256に広がっているということです。  それで、今、非常に生活が大変な中で、僕のうちは給食費を払っていないから僕は食べないと、そういうことが聞こえないように、やっぱりこの学校給食費は、完全にやはり無償化の方向に行くということをやるべきだと私は主張したいと思います。  (2)の問題ですけど、今、教育部長が言われましたように、1年間の中で9月から来年3月まで石岡で無償化になりました。その上で来年度どうするのかということが、今、予算編成で大事な時期だと思いますけれども、ぜひ私は、市長に対しても、令和5年度は全面的なやっぱり無償化に踏み切るということをお願いしたいと思います。  財源としては2億1,000万円かかるということでございますけれども、一般会計350億円の0.6%です、これは。それで、令和3年度の一般会計も黒字になっています、19億何がし。財政調整基金も28億あると、財源は十分にあると。やっぱりやる気の問題としてこの問題は捉えて、ぜひ来年度の無償化に踏み切ってほしいと思いますけれども、市長の答弁をお願いします。 92 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 93 ◯市長(谷島洋司君) ご答弁申し上げます。学校給食費につきましては、令和4年度のリーディングプロジェクトとして材料費の拡充を掲げているとおり、当市の子育て支援プロジェクトの中でも重要な施策であると認識しております。そのため、今年度におきましては、地方創生臨時交付金を活用して、材料費の充実はもとより、昨今の物価高騰の中における保護者の経済的負担を緩和するため、給食費の無償化を2学期から3学期へかけて、合計7か月の実施を決定いたしました。  来年度についてですが、先ほど部長答弁にもありましたとおり無償化を実施するために大きな財源を恒久的に必要とするなどの課題がありますが、そういった財源の確保を含めながら、子育て世代の負担軽減をどのように実行していくか、そういう検討をするよう指示してまいりたいと思ってございます。 94 ◯議長(菱沼和幸君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 95 ◯12番(小松豊正君) ぜひ積極的に検討、推進していただくようにお願いしたいと思います。  (3)ですけれども、地産地消が学校給食の安全安心、価格の安定にどのように生かされているのかお伺いいたします。 96 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 97 ◯教育部長(吉澤房江君) ご答弁申し上げます。学校給食の地産地消についてでございますが、身近な生産者から新鮮な農作物を得ることができることで食品の安全安心につながっていると考えてございます。  また、地元の農作物なので収穫時期にずれがなく、旬の作物を安い時期に購入することができることから、価格面でも有利に購入できているものと考えます。  また、一番おいしい時期に使用できることになりますので残食の低減にもつながっていること、材料輸送にかかるエネルギーを削減できることで二酸化炭素の削減にもつながっていると考えられます。  その他の効果としまして、今年度から地元産の農作物や有機野菜を積極的に採用した給食を提供する事業をリーディングプロジェクトとして位置づけております。これまで以上に、ふるさと学習や食育といった面での部分、ふるさと学習や社会科等の教科にも役立てられるように、地元産の農作物を使用した給食の提供に併せまして、今年度につきましては、例えば有機野菜の生産農家の方に、その作り方であるとかそういったところをインタビューした動画などを学校給食課のほうで作成しまして給食の時間にそれを流していただくなどの取組を始めました。そういったことからも、子どもたちが地元を学ぶための一助となっていると考えてございます。 98 ◯議長(菱沼和幸君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 99 ◯12番(小松豊正君) 入札で、米、野菜などを仕入れているということで、子育てを応援することは若い世代が増えてきますので町が活性化します。そういうことでよろしくお願いしたいと思います。  質問項目の第4は、高齢者などの交通弱者の交通手段の確保についてであります。  今、高齢者が様々な交通事故を起こして大きな社会問題になっています。専門家は、免許返納を促す政策が必要だと、免許返納、そういう増やす促す施策のことを述べています。  そこで、(1)の質問ですけれども、この運転免許証を返納した高齢者への優遇制度創設についてお伺いいたします。特に、石岡周辺の自治体の施策がどうなっているかお伺いします。 100 ◯議長(菱沼和幸君) 生活環境部長・鶴井君。 101 ◯生活環境部長(鶴井重則君) ご答弁申し上げます。運転免許証を返納した高齢者への優遇制度の創設でございます。生活環境部におきましては、交通安全対策といたしまして、民間交通指導員及び交通安全協会による立哨活動、さらには、のぼり旗や看板等による交通安全の啓発に努めておるところでございます。  また、高齢者を対象に交通事故の防止及び事故の際の被害軽減を目的といたしまして、踏み間違い防止装置整備費の補助金を実施しておるところでございます。  あわせまして、新たな施策といたしまして、現在、免許を返納された方に対する支援について検討している状況でございます。他市の事例ということで近隣の状況ということでございますけれども、免許を返納された方に対しまして、路線バスやデマンド交通の回数券、また、タクシー利用の料金の一部助成など、公共交通機関利用の優遇制度、こちらが実施されているようでございます。  以上でございます。
    102 ◯議長(菱沼和幸君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 103 ◯12番(小松豊正君) 非常に抽象的なので、小美玉、かすみがうら、笠間、土浦で、どうなっていますか、もっとリアルに答えてください。 104 ◯議長(菱沼和幸君) 生活環境部長・鶴井君。 105 ◯生活環境部長(鶴井重則君) 小美玉市、かすみがうら市、笠間市ということでリアルに答弁をしてもらいたいということでございますけれども、県内44市町村のうち、茨城県のホームページでございますけれども、市町村における運転免許自主返納者等に対する公共交通機関利用の優遇制度一覧ということが発表されてございます。この中では、いわゆる交通弱者、いわゆる高齢者の支援策が掲載されておるということでございます。小美玉市、かすみがうら、それぞれデマンドタクシーや路線バス、そういったものに対しての優遇制度、こちらが3市においては実施されているということでございます。  以上でございます。 106 ◯議長(菱沼和幸君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 107 ◯12番(小松豊正君) 具体的じゃなかったので、ちょっと……。  小美玉は、簡単に言うと、70歳以上タクシー利用券500円券を42枚交付、65歳以上は循環バス運賃半額割引、かすみがうらではICカードSuica、2万円分を1回限り交付。笠間ではデマンドタクシー、または、バス乗車券1万2,000円分を1回限り交付。土浦ではデマンドタクシー年間費1万3,000円分を1回交付と、そうなっているんですけれども、これ、残念ながら、44市町村県内にあるわけですけれども、このように年齢が来た場合、こうして具体的なんですよ。ところが、石岡ではないんですよ、これは、こういう点では。石岡市など6市では、ないんです。これでは、本当に高齢者に対する対策としては非常に抜け落ちていると思うんですよね。これでは、やっぱりお年寄りが石岡で住む、なかなか大変だと、こういうふうになってしまうので、私も来年度予算で、これ、そんなにお金がかかるもんじゃないですから、来年度予算で石岡市も少し近隣の市町村等をよく研究して、適切なやはり優遇制度を実施して、そして、高齢者が悲惨な交通事故に遭わないようにこういう施策を取るべきだというふうに私は思います。  それから、次の問題は乗り合いタクシーの土日祝日の運行ですけれども、これは前にも取り上げました。大変強い要望があります。ですから、土日祝日やってもらいたいという切実な要望なので、ぜひこれは検討して実施する方向にやってもらいたいと思いますけれども、市長の答弁をお願いいたします。 108 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 109 ◯市長(谷島洋司君) 乗り合いタクシーの土日祝日運行の実施についてお答えいたします。乗り合いタクシーを含めた公共交通施策につきましては、高齢化や移動が制約される方の視点に立ちまして、今年度スタートしました移動スーパーなど様々な施策の組合せにより交通体系の強化を図り、さらなる利便性の向上に努めてまいりたいと考えているところでございます。 110 ◯議長(菱沼和幸君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 111 ◯12番(小松豊正君) これは、そういう議会での答弁を市民の皆さんに紹介するんだけど、なかなか納得してくれないんですよね。ぜひ土日やってもらいたいという要望は非常に強いので、そういうものだとしてぜひ執行部としては考えていただいて足を踏み出すように心からお願いをいたしまして私の一般質問を終わります。 112 ◯議長(菱沼和幸君) 暫時休憩といたします。10分程度といたします。                   午前11時18分休憩             ──────────────────────                   午前11時28分再開 113 ◯議長(菱沼和幸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 114 ◯6番(櫻井 茂君) 6番・櫻井 茂です。よろしくお願いします。通告に従いまして、一問一答方式で質問させていただきます。  最初に、スマートフォン決済についてお尋ねをしてまいります。  デジタル社会の進展に加えまして、新型コロナウイルス感染拡大防止対策として非接触であるキャッシュレス決済導入が急速に進んでおり、特に、多機能であるスマートフォンのアプリ利用によるコンビニ等での買物は、日常の1コマになっております。  石岡市では、市税等の納付、さらには、市民課窓口での証明等の申請と手数料の支払いもスマートフォンで可能になっております。利便性向上に向けた決済メニューの拡充について伺ってまいります。  1点目です。スマートフォンアプリでの納付、支払いのできる公共料金等でありますけれども、納付可能な公共料金等の種類と利用可能なアプリについてお尋ねをいたします。 115 ◯議長(菱沼和幸君) 財務部長・佐谷戸君。 116 ◯財務部長佐谷戸美紀君) ご答弁申し上げます。初めに、現在、スマートフォンアプリで石岡市におきまして納付または支払いのできる公共料金の種類につきましては、市県民税、固定資産税と都市計画税、軽自動車税、国民健康保険税の税金のほか、後期高齢者医療保険料、介護保険料、水道料、八郷地区の下水道使用料、関川、恋瀬、東成井地区の農業集落排水施設使用料の料金、そして、市民課と市民窓口課で発行する各種証明書等の交付手数料となっております。  次に、利用可能なアプリにつきましては、まず、市県民税、固定資産税と都市計画税、軽自動車税、国民健康保険税、後期高齢者医療保険料、介護保険料、水道料につきましては、PayB、PayPay、LinePayの3つのアプリとなります。  次に、下水道使用料及び農業集落排水施設使用料につきましては、PayB、PayPay、LinePay、auPay、楽天Payの5つのアプリとなります。  また、市民課と市民窓口課で発行する各種証明書等の交付手数料につきましては、d払い、PayPay、LinePay、auPay、Alipay Connectの5つのアプリとなっております。  以上でございます。 117 ◯議長(菱沼和幸君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 118 ◯6番(櫻井 茂君) 多様なアプリが導入されていると言っていいのかもしれません。まだ始まったばかりだと思いますので、これらのスマートフォンアプリを使っての納付といったところでの利用者数、こちらについてお尋ねをしてまいります。 119 ◯議長(菱沼和幸君) 財務部長・佐谷戸君。 120 ◯財務部長佐谷戸美紀君) ご答弁申し上げます。議員お尋ねの利用者数でございますが、すみませんが利用件数としてご答弁させていただきます。スマートフォン決済につきましては、市県民税、固定資産税と都市計画税、軽自動車税、国民健康保険税、後期高齢者医療保険料、介護保険料の4税2料を対象に、令和3年1月から利用を開始してございます。  また、市民課の交付手数料におきましては、令和2年12月から利用を開始、水道料は令和3年4月から、八郷地区の下水道使用料と恋瀬、東成井地区の農業集落排水施設使用料は令和3年7月から、関川地区の農業集落排水施設使用料が令和4年8月から利用を開始しているところでございます。そのうち、財務部で取り扱ってございます市税、市県民税、固定資産税と都市計画税、軽自動車税3税の合計の利用件数につきましては、年度途中となりました令和2年度は54件、割合としては0.03%と低くなっておりました。令和3年度は2,390件、割合としては1.42%となり、令和4年9月末現在の利用状況は2,090件、割合としては1.7%となりまして、令和4年度末には令和3年度の実績を上回る見込みになるものと考えております。  以上でございます。 121 ◯議長(菱沼和幸君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 122 ◯6番(櫻井 茂君) まだまだ利用者数というか件数、こちらについては低いという状況なのかと思います。  件数でありますので、使用料については、12回納付できる可能性といいますか利用できるチャンスがあると。税金等については、納期4期、あるいは、6期といった形の中で、コンビニで納めたり窓口で納めたり、時にスマートフォンアプリで納めたりというふうな形態が考えられるんだろうと思います。  これらの納付形態いろいろあるわけでありますけれども、今回のスマートフォンという位置づけの中で、市においては、その効果、これを導入した効果についてどのように考えているか。市としてのメリット、例えば収納率であるとか納付可能時間、現金取扱い業務の軽減など幾つか考えられると思いますが、そのメリットについてはどのように捉えられているのかをお尋ねいたします。 123 ◯議長(菱沼和幸君) 財務部長・佐谷戸君。 124 ◯財務部長佐谷戸美紀君) ご答弁申し上げます。スマートフォン決済の効果につきましては、利用者側からの視点、市側のそれぞれメリットがあると存じます。  まず、利用者側のメリットにつきましては、支払いがスピーディーであることや、金融機関や例えばコンビニに出向く必要もなく、場所や時間を選ばなくても納付や支払いができるといった手軽さや利便性が大きなメリットであると考えております。  また、新型コロナウイルス感染症の対策としても、対面による納付から非対面による納付へと移行するため、感染の拡大防止に有効な手段の1つになることが挙げられると存じます。  次に、市側のメリットといたしましては、24時間いつでも納付が可能となることから、収納率の向上や窓口事務の効率化などに期待ができると考えてございます。  今般、幅広い世代でスマートフォンが普及している状況を踏まえますと、スマートフォン決済のサービスは、今後さらに利用者の利便性の向上など大きく寄与していくものと考えております。  以上です。 125 ◯議長(菱沼和幸君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 126 ◯6番(櫻井 茂君) 今回の質問に当たりまして、公共料金等の納付方法別の利用件数に関する資料の提出をいただいております。作成いただいた職員の方々には、ご苦労さまと申し上げたいと思います。  この頂いた資料によりますと、スマホアプリ利用者は、全体から見れば、先ほど答弁にもありましたけれども2%に満たない件数ということで僅かでありますけれども、当然、メリットでご説明いただきましたように利便性については非常にいいという状況でありますので、昨年の数字を、今期、半年で上回っているというような状況もあり、今後増えていくのだろうということも考えられます。  ただ、一方で、デジタル化が急速に進む中で、これまでは紙ベースによる納付が中心でありました。当然、口座振替もあるんですが、その紙ベースによる納付の場合と、このスマートフォンアプリでの納付においては、市側の取扱いについて違いのあるケースも幾つか見受けられるようです。その最たるものが領収書ということになります。紙ベースでの納付の場合は、領収印がその現場で押印できますけれども、スマートフォンアプリ決済の場合には、デジタル決済ということで領収印が当然押印できません。その取扱いがどのように違うのかを伺ってまいりたいと思います。  2点目です。領収書等の取扱いについてでありますけれども、通告の中では電子帳簿保存法改正に伴う対応ということでお尋ねをしております。公共料金等をスマートフォンアプリによる決済、あるいは、クレジットカード決済というような形で行った場合、領収書の発行については法律上猶予されているというような状況であります。実際のところ、市民等が支払うのは決済代行会社に対してという法律的な位置づけがあるようで、市ではないという側面があります。  まず、ここで、石岡市においては、決済代行会社経由の市税等の収納に対して、領収書の発行についてどのような対応をしているのかをお尋ねしてまいりたいと思います。 127 ◯議長(菱沼和幸君) 財務部長・佐谷戸君。 128 ◯財務部長佐谷戸美紀君) ご答弁申し上げます。当市におきましては、例えば、現在、スマートフォン決済を利用して納付された方に対して領収書は発行してございません。この点につきましては、国等が示しております「公共施設・自治体窓口におけるキャッシュレス決済導入手順書」を基にしたものでございまして、その手順書の中に、地方自治法において、指定納付受託者、いわゆるPayPay等が自治体に納付した後に納付されたものとみなされる規定がございまして、利用者はキャッシュレス決済により決済した時点では納付されたことになっておらず、自治体として領収書を発行することができないことになっているためでございます。  以上でございます。 129 ◯議長(菱沼和幸君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 130 ◯6番(櫻井 茂君) 今の答弁ですと、決済した時点で納付されたことになっていないということになっていますと、その後は発行できるのかなというふうに見えてしまう場合もありますが、その点はいかがでしょうか。 131 ◯議長(菱沼和幸君) 財務部長・佐谷戸君。 132 ◯財務部長佐谷戸美紀君) ご答弁申し上げます。例えばスマホ決済の場合なんですけれども、お客様がスマホを使って納付いただくと、例えば夜の24時までにそういう手続をしていただくと、市側にデータが事業者から翌営業日の午後4時に届きます。4時以降にデータが届いた時点からは、例えば急に納税証明書が必要とかそういう場合は、すぐ発行できるような仕組みとなってございます。  以上でございます。 133 ◯議長(菱沼和幸君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 134 ◯6番(櫻井 茂君) ありがとうございます。領収書というより納税証明書という形の中で、スマートフォンアプリ決済後、翌営業日に可能になるということで、非常に迅速な点は、すばらしいのかなと思います。  2)の軽JNKS、軽自動車税納付確認システムについてお尋ねをしてまいりたいと思います。  スマートフォンアプリ利用による軽自動車税納付を行った場合、納付書に領収印が押印されませんので、車検に必要な納税証明として認めていただけないわけであります。そのため、市の窓口を訪れて納税証明を無料で発行していただかなくてはならないという必要性が生じます。この納税証明を他市では郵送しているところもあり、石岡市でも同様の対応を求めたいと思いまして、今回、一般質問の準備を進めておりましたところ、質問の軽JNKS、軽自動車税納付確認システム、これが令和5年1月から稼働するということが分かりました。これは、地方税共同機構という総務省の外郭団体になると思いますが、納税情報を取りまとめることで軽自動車検査協会がオンラインシステムで軽自動車税が納税されているかどうかを確認できるという仕組みだそうです。軽自動車税の領収書、あるいは、納税証明書を提出する必要がないというような仕組みだということで理解をしておるんですが、この令和5年1月から開始予定のシステムに石岡市が加わるのか、その恩恵を我々石岡市の住民は受けることができるのかを確認させていただきたいと思います。 135 ◯議長(菱沼和幸君) 財務部長・佐谷戸君。 136 ◯財務部長佐谷戸美紀君) ご答弁申し上げます。初めに、この軽JNKSでございますが、基本的に全市町村が加入するものでございます。一部、議員さんのお尋ねと重複する部分がございますが、軽JNKSでございますが、市区町村が賦課徴収する軽自動車税の車両ごとの納付状況を軽自動車検査協会がオンラインで直接確認できるようなものでございまして、議員ご指摘のとおり、令和5年1月4日から運用を開始する予定でございます。  このシステムの運用によりまして、これまで継続審査が必要な二輪小型自動車、ボートトレーラーを除く軽自動車で、継続審査の際、申請者がいわゆる証明書を取得し軽自動車検査協会に提示する必要があった軽自動車税の種別割の納税証明書につきましては、軽自動車検査協会が軽JNKSにより納付状況を照会、確認することが可能となりまして、申請者による納税証明書の取得、提示が不要となるものでございます。  以上でございます。 137 ◯議長(菱沼和幸君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 138 ◯6番(櫻井 茂君) ありがとうございます。来年の1月4日以降は、車検を受ける際にこの納税証明が必要ないと、自動的にオンラインで確認できますよということで答弁をいただきました。  普通自動車のほうも平成27年4月から既に運用されているということで、私はちょっと勉強不足で知りませんでした。自動車税納付した際に車検証の中に領収書を入れることを自分自身義務づけておりましたが、その必要性が今はもうなかったということで、今回、勉強させていただきました。これらは、データを上手に活用して市民の利便性を高めているよい例ではないかというふうに感じたところであります。  3番目の決済メニューの拡充についてでありますけれども、給食費、保育料、使用料等の負担金のスマートフォン決済、石岡市には、現在、スマートフォン決済をやっている以外のいろいろな形での料金徴収、使用料徴収等がございますので、そういったものについて今後どのように取り組むのか、お考えをお尋ねしたいと思います。 139 ◯議長(菱沼和幸君) 財務部長・佐谷戸君。 140 ◯財務部長佐谷戸美紀君) ご答弁申し上げます。スマートフォン決済につきましては、納付や支払いの選択肢が増えることで利用者の利便性が向上することに加えまして、収納率の向上にも寄与するツールであると認識してございます。  当市におきましては、現在のところ、市税等の税金をはじめ、一部の公共料金等に限り利用できる状況となっておりますが、今後につきましては、議員ご提言の料金並びに使用料につきましても拡充する方向で庁内で検討してまいりたいと考えております。  以上です。 141 ◯議長(菱沼和幸君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 142 ◯6番(櫻井 茂君) ありがとうございます。現在、スマホアプリによる決済が可能な費目につきましては、納期であるとか納める機会が複数回あるものが中心なのかなというふうに、私、感じております。今後、進めていくものにつきましては、拡充すべき案件につきましては、年に一、二度利用する的な非継続的なものもあるのかもしれませんけれども、非常にそういう意味では、そのそので支払いがアプリでできるんであれば非常に便利になるのかなという思いがしております。  ただ、一方で、当然、各担当に分かれておりますので、それらをどのようにしていくのかという課題もあると思います。そういった意味で、この各種料金等についても拡充する方向で検討したいということで答弁いただきましたけれども、これらの課題をどのように捉えているのかをお尋ねしたいと思います。 143 ◯議長(菱沼和幸君) 財務部長・佐谷戸君。 144 ◯財務部長佐谷戸美紀君) ご答弁申し上げます。新たなスマートフォン決済の導入につきましては、議員ご指摘のように課題も幾つかあろうかと存じます。事務の軽減や効率化のために導入したにもかかわらず、実際は現金とキャッシュレスの例えば併用により負担が増えてしまったり、あるいは、システムの導入経費や既存会計システムとの連携などの課題もあろうかと存じます。これらの課題につきまして、財務部が中心となりまして庁内関係課と連携を図りまして、導入に向けた例えば専門チームなどを設けまして調査検討を行って、導入に向けて検討をしてまいりたいと存じます。 145 ◯議長(菱沼和幸君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 146 ◯6番(櫻井 茂君) 庁内の専門チームというような言葉もございましたけれども、新たな仕組みづくりをする際に、これまでもそういった専門チームやプロジェクトチームというような答弁をいただいておりますが、実効性のある体制を本当に考えているのか甚だ疑問なところも、これまでは見えております。  そこで、市長にお尋ねしたいと思いますが、これまでいろいろ申し上げたように数々の新たな取組の中で改善しなければと感じたところが多分あったんだろうと思いますが、そうした点を踏まえて、スマートフォン決済についてどのように今後メニューの充実を図っていくのか、市長のお考えをお尋ねしたいと思います。 147 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。
                     〔市長・谷島洋司君登壇〕 148 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。スマートフォン決済につきましては、部長の答弁にもありましたように様々なメリットがあり、何より決済アプリを用いて24時間いつでも支払いができることは、新型コロナウイルス感染症の終息が見られない今の状況からみても効果があるものと考えております。  今後におきましても、市民の利便性を高めるためスマートフォン決済の拡充を図り、納付しやすい環境を増やすような取組を行ってまいりたいと考えております。 149 ◯議長(菱沼和幸君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 150 ◯6番(櫻井 茂君) よろしくお願いします。  次の質問に入ります。高齢者等のごみ出し支援についてであります。  2020年現在の高齢化率は、国においては28.7%、茨城県は29.6%、石岡市では33.3%です。核家族化や高齢化が進むにつれ、ごみ出しが大きな負担となる高齢者等もおられます。  環境省の統計調査によると、令和3年1月現在でごみ出し支援を行っている自治体は全国で34.8%に上り、安心して生活するための事業の1つとして認知されてきていることから質問をさせていただきます。  1点目です。ごみ出し支援の現状についてお尋ねをいたします。国、県の取組状況についてお尋ねをしてまいりたいと思います。制度設計、財政支援、他市の状況等分かりましたら、お尋ねをしたいと思います。 151 ◯議長(菱沼和幸君) 生活環境部長・鶴井君。 152 ◯生活環境部長(鶴井重則君) ご答弁申し上げます。国におきましては、高齢者のごみ出し支援を行おうとする地方公共団体がどのようなことに留意して制度設計を行い持続的に運用していくべきかを検討する際の参考となるよう、環境省におきまして「高齢者のごみ出し支援制度導入の手引き」、こちらを令和3年3月に作成し公開してございます。また、この手引きにおきましては、別冊といたしまして、全国の導入事例集がまとめられているところでございます。  県内市町村につきましては、インターネットで確認いたしましたところ、44市町村中、20市町村で何らかの制度が導入されている状況でございます。  各市町村の制度の内容でございますけれども、住民ボランティアや事業者委託、訪問収集など多岐にわたってございますが、多くの市町村で対象となる高齢者、こちらでございますけれども、一定の要介護支援、または、肢体不自由などの障害者手帳を持っていること、こちらが条件となっている状況でございます。  以上でございます。 153 ◯議長(菱沼和幸君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 154 ◯6番(櫻井 茂君) 次に、石岡市の取組状況についてお尋ねをしたいと思います。 155 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。 156 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。保健福祉部では、平成29年度から高齢者の様々な困り事に対して地域住民で支え合う体制づくりを進めるための事業である生活支援体制整備事業に取り組んでいるところでございます。当該事業でごみ出し支援に関する体制づくりについて検討いたしましたが、地域住民の助け合いだけで取り組むことは大変難しい状況でございます。  また、社会福祉協議会の在宅福祉サービスセンター事業として、有償ボランティアの方が行う生活援助におきましては病院等への移送や掃除等の要望が多く、ごみ出し支援だけに特化した要望がない状況となってございます。  他市においても地域住民相互の扶助での対応は大変難しく、先進自治体においては、環境衛生施策の事業として取り組んでいるところが多い状況でございます。 157 ◯議長(菱沼和幸君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 158 ◯6番(櫻井 茂君) 石岡市では、ちょっとうまくいっていないというような答弁がございました。これについては後でまた述べたいと思いますけれども、環境省では2021年3月に「高齢者ごみ出し支援制度導入の手引き」を策定、公表しています。この手引きの中で、ごみ出し支援の主な担い手として3つのケースを示されております。1つとして、地方公共団体の廃棄物部局による取組、2つ目として、地方公共団体の高齢福祉部局によるサービス、3点目が地域コミュニティーによる取組というようなことで、この3つのケースの中からごみ出し支援をしていくのが望ましいのではないかというような方向性を示しています。これらの中からどのような手法を選択するのか今後の検討を待つことになるということになるわけですけれども、今後のごみ出し支援制度の制度充実についてどのような方向性を持っているのか、これは2番目の質問になりますけれども、お尋ねをしてまいります。 159 ◯議長(菱沼和幸君) 生活環境部長・鶴井君。 160 ◯生活環境部長(鶴井重則君) ご答弁申し上げます。当市におきましては、先ほど保健福祉部長からご答弁いたしましたとおりの取組を行ってございましたが、先進事例、こちらを確認しますと、先ほどの答弁で触れましたとおり、県内だけ見ましても、各市町村で様々な支援制度の実施状況となってございます。  他市町村の状況や、先ほど申しました国、環境省での「高齢者のごみ出し支援制度導入の手引き」、こちらを参考にしながら、当市にとって最も適した制度、こちらを関係部署等と連携して研究してまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 161 ◯議長(菱沼和幸君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 162 ◯6番(櫻井 茂君) 保健福祉部長、生活環境部長から、市内の状況等の答弁ということでいただきました。  私のところに入っている情報としましては、例えば道の狭い地域で集積所まで距離があるところで、地域内で高齢者や体の不自由な方のごみ出しを自主的に支援されているところが実際あるようです。ですので、そのような実態をまず調査して、市民要望を確認していく必要性もあるのではないかと思います。石岡という古い町ですので、お互いに助け合うというその精神が根強く残っている地域もあるようです。  令和元年11月に発表されたものとして、何らかのごみ出し支援を市の事業として取り組み、経費がかかった場合、経費の50%について特別交付税措置の対象にすると当時の総務大臣が発表しています。ですので、補助事業としての取組が可能となります。2分の1の補助が入るわけですね。全ての経費が市の持ち出しになるわけではありませんので、そうした点を踏まえて市長にお尋ねしますけれども、県内では取り組んでいる事例も多いようですし、「高齢者ごみ出し支援制度導入の手引き」、先ほど申し上げましたけれども、こちらには導入に向けての課題や進め方が分かりやすく細かな部分まで説明されております。先進自治体も県内にたくさんあります。そういった意味で、研究してまいるというような答弁も先ほどありましたけれども、先の長いことを意識させるような答弁は、ちょっと残念であります。マニュアルも先進事例も身近にありますので、迅速に取り組むのか、あるいは、時間をかけてゆっくりやるのか、せめて方向性をもう少し明確にできるのではないかと思いますので、市長の見解をお尋ねしたいと思います。 163 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 164 ◯市長(谷島洋司君) ご答弁申し上げます。高齢者等へのごみ出し支援につきましては、国は、手引きを策定するだけではなく特別交付税措置も行うなど、この問題を重視しております。このような情勢に鑑みまして、市でも高齢化社会に対応するだけではなく、障がいをお持ちの方や、その他の事情によって日常のごみ出しが困難な方に広く対応できるような制度設計について速やかに実施できないか、そういった指示をしてまいりたいと思います。 165 ◯議長(菱沼和幸君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 166 ◯6番(櫻井 茂君) ぜひ速やかに実施できるよう関係部局と調整していただきたいと思います。  ごみ出し支援は、一定の条件の下に対象者を絞るという形になりますので、全ての人がその恩恵を預かれるわけではありません。ほかの多くの団体も条件設定をして件数がある程度絞られるということでありますので、膨大な費用がかかるわけでもありませんし、先ほど申し上げたように2分の1については特別交付税措置があるということでありますので、非常に市にとってもメリットがありますし住民の方々にとってもメリットがあるわけでありますので、ぜひ早急な導入に向けてのご検討をよろしくお願いしたいと思います。  以上で質問を終わります。ありがとうございました。 167 ◯議長(菱沼和幸君) 暫時休憩といたします。午後1時30分から会議を開きます。                   午前11時59分休憩             ──────────────────────                   午後 1時30分再開 168 ◯議長(菱沼和幸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 169 ◯5番(川井幸一君) 5番・川井幸一です。ご存じのように午後1番ということで、張り切ってやらせていただきます。今回は、部活動についての質問でございます。私、自分でスポーツ担当議員と自負しているところがありますので、今回のこのスポーツ庁からの提言をどのように石岡市が捉えて、どう考えているのかということを質問してまいりたいと思っております。  それでは、一括質問で質問させていただきます。運動部活動の地域移行についてであります。  運動部活動を地域に移行していくための課題を議論してきたスポーツ庁の有識者会議は、5月31日、指導者の確保策や大会の在り方などを盛り込んだ提言案を取りまとめ、6月6日に有識者会議の正式な提言としてスポーツ庁に提出されたことはご承知のとおりと思います。また、8月には文化部の活動の地域移行に関しての提言が文科省に対して行われたところであります。それぞれ提言がなされたところでありますが、今回は、運動部活動の地域移行について伺ってまいります。  スポーツ庁に対する提言は、公立中学校等における運動部活動を対象に、少子化や教師の業務負担等を背景に、学校の運動部活動では支えきれなくなっている中学校等のスポーツ環境について、学校単位から地域単位の活動に変えていくことで、少子化の中でも子どもたちがスポーツに継続して親しむことができる機会を確保するものを目指すというところであります。  この公立中学校の生徒数は、最も多かった昭和61年度、およそ589万人から、令和3年にはおよそ296万人とほぼ半減し、それに伴って、学校や教員の数も減少しています。  一方で、運動部の数は、平成16年におよそ12万、1つの中学校当たり11.1だったのが、令和元年でもおよそ12万、1つの中学校当たり11.3とほぼ変わっていないという状況があります。このため、地域によっては小規模化が進んで部員がなかなか集まらないということで、大会の出場ですとか練習がなかなかままならない、そういった状況があるわけであります。  また、教員の働き方改革も大きな問題で、平成28年度の調査では中学校の教員の時間外勤務は1か月で100時間近くに及んでいて、特に、土日の部活動の指導をしている時間は2時間9分と、その10年前に比べほぼ倍増しており、長時間勤務の大きな要因になっていると指摘されているところであります。こうした状況から、国は、令和5年度以降に休日の部活動の段階的な地域移行を図るとする改革の方針を示し、これを受けまして、今回、この質問になったわけであります。  この提言を受けて、本市、石岡では、運動部活動の地域移行をどのように捉え、どのように検討し、そして、また、実施していくのか伺ってまいります。  1点目は、最初に、本市の状況について伺うということで、中学校の運動部の状況、教師の運動部に費やす時間、外部指導者の有無、練習状況、学校単位でチーム編成可能かどうか、保護者の負担は果たしてあるのか、今後の運動部の動向について将来的な存続の状況等について伺います。  2点目、提言についての考えを伺ってまいります。  提言では、休日の運動部活動から段階的に地域移行していくことを基本としております。令和5年度から令和7年度末までの3年間を改革集中期間に位置づけまして、都道府県において休日の運動部活動の地域移行に向けた推進案を策定しまして、それを基に各市町村が推進計画を策定するとしております。来年度から改革が始まるわけでありますが、本市、この石岡の推進体制、スケジュール、取組は、どのようになっているのかお聞きいたします。  3つ目です。運動部活動の受け皿として、地域のスポーツクラブや民間事業者のほか、保護者会なども想定し、指導者確保に向けては、資格取得や研修の実施を促進、企業やクラブチーム、大学との連携等も示されております。運動部の受け皿の考え及び指導者の確保等についてどのようにお考えでしょうか、伺います。  次に、4点目、これまでの運動部の活動は、教員の献身的な働きによって支えられ、指導料については、保護者の費用負担はなかったものと思います。今後、この地域移行を進める場合、指導者の対価を支払わなければならない可能性が出てまいります。スポーツ団体や指導者に支払う会費が保護者の大きな負担になると、参加をためらってしまうおそれも出てきます。この提言においては、地元企業から寄附や、経済的に困窮する家庭に対しては自治体からの補助のほか国による支援策の実現に向けて検討する必要があるとしております。これらについては、どのようにお考えでしょうか。  最後に、今後の部活動の在り方については、全国大会の仕組みが練習の長時間化や過熱化の一因になっているとして、開催回数の適正化、部活動の成績を生徒の個性や能力を自己評価の資料などで多面的に評価することが望ましいという指摘がなされております。この点については、本市の現状を踏まえどのように対応していくのか、教育部長に伺ってまいります。 170 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 171 ◯教育部長(吉澤房江君) お答えいたします。現在、中学校における部活動でございますが、議員ご指摘のとおり、全国的に少子化による生徒数や教員数の減少に伴いまして、部活動の維持、さらには指導経験のない教員にとって、部活動指導の負担や長時間勤務などが課題となっております。  1点目の部活動の現状についてでございますが、活動時間につきましては、時間のほうはちょっと手元に資料ございませんので確認をしてからお答えしたいと思います。  所属している生徒が少なく、練習試合や大会に単独チームで参加することができない運動部活動がございまして、9月に行われました市の新人戦におきましては、軟式野球部とサッカー部の大会で合同チームを結成し参加した中学校がございました。  また、顧問が担当部活動の経験者である割合が半数以下となっておりまして、多くの顧問が競技等の経験がない状況で指導に当たっている現状がございます。  このような現状を改善するため、本市では、令和元年度から教員に代わって部活動の技術指導を行い、大会引率等も行うことができる部活動指導員を全ての中学校に配置してございます。現在は8名の部活動指導員を配置しているところでございます。  2点目の地域移行に向けた本市の推進体制、スケジュール等でございますが、現在、教育総務課指導室及びスポーツ振興課が中心となりまして部活動の地域移行について検討してございます。また、石岡市スポーツ協会、スポーツ少年団関係者、石岡市校長会、中学校体育連盟等の関係団体と連携を図りながら、推進体制を構築する準備を進めております。  今後のスケジュールなんですが、現在、小学校4年生から中学校2年生までの児童生徒に、地域で活動したい種目や活動する目標などについてのアンケートなども実施しておりまして、この結果なども参考にしながら、子どもたちのニーズにできるだけ対応した地域移行を目指しまして、関係各課、学校関係者、関係機関との連携、検討を進め、今年度中に部活動地域移行の方針を策定してまいる予定となっております。  また、地域移行の体制が取れる種目に関しましては、次年度からモデル的に実践できるようにしていきたいなと考えておりまして、成果や課題などを検証し、令和7年度末には休日における部活動の地域移行が完全実施できるよう取り組んでまいりたいと思います。  3点目の地域の受け皿と指導者の確保についてでございますが、現在あるスポーツ少年団や競技団体等の力をお借りしまして、運動や文化的活動の受け皿の確保を進めていきたいと考えております。  また、指導者につきましては、スポーツ協会やスポーツ振興課、文化振興課などと協力しながら、大学生やスポーツ少年団の関係者、教職員のOB等が登録できるような人材バンクが設置できないものかということで検討していきたいと考えてございます。  4点目の指導者への対価等についてですが、こちらは議員のご指摘のとおりなんですが、今後、部活動を地域移行するに当たって指導者への謝礼、練習場所への移動、運営費用の捻出、こちらについて保護者への受益者負担が発生するケース等も考えられます。休日の地域部活動における費用の負担につきましては、活動する生徒たちの大きな負担とならないよう、軽減措置も含めて検討してまいりたいと考えております。  生徒一人一人が、やりたい活動を地域の中で地域の人に支えられながら、生涯スポーツ、文化活動の一環として充実した活動ができるよう、今後、関係団体と検討を重ねながら進めてまいりたいと考えております。  5点目の今後の部活動の在り方についてどのように対応していくのかという点でございますが、これまで学校教育が担っていた部活動の役割を地域でどのように担うことができるのか、また、子どもたちのニーズはどのようなものなのかなど、関係各課、関係団体等と協議、検討を行いまして、部活動の地域移行を進めたいと考えております。 172 ◯議長(菱沼和幸君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 173 ◯5番(川井幸一君) 部長、ありがとうございます。1点目、2点目等におきましては、細かに答弁調整の段階でお知らせしていなかったので、部長にはちょっとご迷惑をかけまして、申し訳ありません。  それでは、2回目、質問いたします。  ただいま本市の現状を伺いまして、やはり中学校における運動部の部活動は、非常に厳しい状況にあることが分かりました。野球やサッカー、バレーボール等、多くの人数でチームを編成する競技は、学校単位で参加するのが難しくなっている現状があります。既に部活動で実施できないような休止状態の運動部もあるようであります。人気のスポーツには生徒が集まりますし、地域性なども影響すると考えております。  提言を受けて、これから具体的な検討が始まると思いますが、今後、地域移行をする上で特に課題となりますのが、指導者の確保ではないかと思います。同時に、指導者に対しその指導の対価として経済的な負担をどうするかではないかと思います。  1つ例えますと、つくば市の谷田部東中学校では、文部科学省のモデル事業ではありますけれども、4年前から教員の働き方改革を進め、学校独自の取組として、週4日の平日の活動のうち、1日を地域部活動として外部に任せております。指導していますのは近くにある筑波大の運動部の学生や民間のスポーツクラブのインストラクターなどで、学校と保護者とが立ち上げた団体が指導者の派遣を依頼する仕組みになっていると聞いております。今では、15の部のうち、テニス部や剣道部など11の部で外部指導者を招いているということです。教員の負担も減りまして、指導においては、筑波大生は実力もありますし生徒たちと年も近いということもありまして、生徒たちには好評だということです。  このような先進事例が既に県内で実施されております。その指導料は、自己負担として、外部指導者の場合、月1,250円頂いているということであります。  このつくば市のように大学が市内に多くあるところは指導者の確保は容易かもしれませんが、ここ石岡の場合は、この指導者の確保が一番大変ではないかと思われます。これまで以上に体育協会や様々な団体や経験者との連絡を密にし取り組む必要があると思います。  先ほど部長の答弁の中でも、この関連団体、経験者との連絡がなかなか今までなかったという部分では、早急にこの辺のアンテナを立てて、つながりを持って進めていく必要があるのではないかと思います。これから限られた時期において、この地域移行を進めなければなりません。改めて、もう一度、その点も含めまして、部長からお考えを伺います。 174 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 175 ◯教育部長(吉澤房江君) お答えいたします。限られた期間においての地域移行、こちらに関して、改めてお答えいたします。議員ご指摘のとおり、部活動の地域移行を進めるに当たりましては、活動場所や指導者の確保、保護者の費用負担など、大きな課題であると認識してございます。また、移行期間におきましては、地域部活動と学校での平日の部活動、それから、休日もそうなんですが、混在する時期がどうしても出てまいります。関係団体の指導者、それから、保護者等と連携しまして、生徒の心身の健全な育成が図れるよう取り組むことが重要であると認識してございます。  そのためにも、各競技団体や指導者等への補助、活動場所への送迎や受益者負担となるような活動費の負担軽減、こちらについても十分に検討しまして、子どもたちにとって休日における部活動がよりよい環境の中で実施できるように努めてまいりたいと考えてございます。 176 ◯議長(菱沼和幸君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 177 ◯5番(川井幸一君) 今、お話をお聞きしました。先ほどから申し上げているように、この人員確保につきましても、なかなか大変さをよく分かっております。  私が、今回、この質問の中で言いたかったことは、非常に重要だと、この部活動が感じているからです。5教科を含めた机の上の勉強も、それは大きな教育の1つでありまして大切なことではありますが、また、この体育とは違った部活動というものに対するこの教育の重要性は、私、身をもって感じております。  私ごときの話ですが、ちょっとお話しさせていただきますと、私も学生時代、中学時代に部活動をしておりました。この立派ながたいを生かしまして野球をやっておりました。とはいいましても、公室長の門脇室長や鶴井部長のような長けたところは全くない、もうごく一般的な野球部員だったわけですが、そこで指導していただいたのが元教育長でありました櫻井 孝先生でありました。非常に厳しい怖い方で、もう先生の姿が校庭の端から見えますと、もうみんな空気が一変しまして、背筋がぴんと伸びるようなそういう感じの中で練習をしてまいりましたし、その厳しい中で先生からいろんな教えをいただきました。その厳しさが、私、後に自分の自信となりまして、その後、高校、また、大学でも、半年ほどでしたが野球を続けられる基になりましたし、今、こうして自分の考えの中の本当に土台といいますか自分の柱となる部分を部活動においていろいろ得たのかなという部分もありますので、この地域の方々に部活動を受け持ってもらって、今後、部活動をしていくという意味においては、本当に部活動というのは、心身ともに鍛え育っていくという意味も含めて、非常に重要な教育の部分だと感じております。その大事な教育の部分を、今後、石岡市は、他市に劣ることなく、率先して、また、全力で当たっていっていただき、充実した部活動ができるように進めていっていただきたいという願いを込めまして質問していっているわけです。  最後には、3回目になりますので、市長のほうよりご答弁をいただきます。  地域移行に向けた課題は、指導者の確保やスポーツ団体の整備、そして、家庭への経済的な負担など多岐にわたり、中でも地域格差、平等にスポーツができる機会を確保すべきといった点が指摘されております。  さらに、新たに生じる会費などによる経済負担などについては、受益者負担の原則をどこまで貫くか、そのバランスの取り方、保護者の理解というものは十分に検討していく必要があると考えます。誰もがスポーツする権利を保障するためにどういう形があるのかは、模索すべきだと提言でも示されているとおりであります。  休日の部活動の地域移行の時期については、来年度の開始から3年後の令和7年度末を達成目標としております。それまでを改革集中期間として、全ての都道府県が具体的な計画を策定し、それに基づいた本市の推進計画も策定していく必要があります。
     休日の地域移行がおおむね達成された後は、平日の部活動においても地域移行を進めていくということが想定されます。非常に厳しい感じもいたしますけれども。  今回は運動部の質問をお聞きいたしましたが、運動部に限らず、文化部の面でも同様かと思われます。  今後、地域移行の検討を進めるに当たって、あくまでも主役、主に考えるのは、やはり子どもたちであります。生徒の教育、人間形成のために実施するということを忘れずに、単なる合理主義にならないように、すばらしい部活動、充実した部活動がこの石岡の中でできること、それが、やはり石岡市にとっての教育のレベルの高さにもつながりますし、子どもたちの充実したクラブ活動や今後の人生にまで私は関わってくる重要なことだと感じておりますので、このことは強く要望してまいります。  最後に、市長のお考えを伺いまして質問を終わります。 178 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 179 ◯教育部長(吉澤房江君) 先ほど、手元に資料がないということでお答えしました活動時間に関してご答弁申し上げます。  平日につきましては2時間、休日につきましては3時間程度を目安としてございまして、平日、休日、それぞれ各1日は必ず休養日ということで休むようにしてございます。  また、冬などにつきましては、日没前に活動が終わるように、それぞれ各中学校におきまして部活動の時間を設定している現状にございます。 180 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 181 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。石岡市におきましては、これまでも適正な部活動の実現に向けて、部活動指導員の活用、複数顧問制の実施などによる指導体制の整備や、適切な活動時間や休養日等の設定、合理的で、かつ、効率的、効果的な活動の推進など、部活動の改革に取り組んでまいりました。  議員ご指摘の部活動、私も同一の認識でございます。やはり、青少年育成における部活動の役割は重要なものがあると私も思います。  今後は、子どもたち誰もがスポーツや文化的な活動に継続して楽しむことができる機会を確保するとともに、関係各課がチームとなりまして、地域のスポーツや文化芸術の団体との連携を強化しながら、休日における部活動の地域移行に取り組んでまいります。 182 ◯議長(菱沼和幸君) 次の質問者に移ります。  9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 183 ◯9番(玉造由美君) 9番・玉造由美でございます。2項目について質問させていただきます。  質問項目第1の緊急通報システム事業についてをお伺いいたします。  現在、石岡市におきまして、65歳以上の高齢者人口約2万人のその約半数は75歳以上の高齢者が占めている状況がございます。  さらに、近年のコロナ禍で急激に高齢者の独り暮らし世帯が増加しているとのこと、同じく、昼間1人になってしまう高齢者も増え、不安や危険が増えているのではないでしょうか。  高齢者の安心安全は、救急車で病院に行くだけではありませんが、体調が急変したり、思わぬけがなど、救急車を頼ることが多くなります。そこで、特に心配な独り暮らし高齢者の安心安全のために重要な役割を持つ緊急通報システム事業について質問させていただきます。  まず、初めに、1)緊急通報システム事業の内容をお伺いいたします。 184 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。 185 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。緊急通報システム事業でございますが、独り暮らし等で安否確認が必要な高齢者等に対し、緊急通報装置を貸与することで日常生活上の緊急事態における不安の解消、体調悪化時の緊急対応を目的としてございます。  以上でございます。 186 ◯議長(菱沼和幸君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 187 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。  この緊急通報システムの利用者世帯の階層区分ごとの自己負担額と設置状況についてお伺いをいたします。 188 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。 189 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。まず、階層ごとの設置費用でございます。こちらにつきましては、設置費用は7万2,600円でございます。  なお、設置する際の自己負担額でございますが、こちらにつきましては、AからFの6段階の階層になってございます。A段階の生活保護世帯及びB段階の生計中心者が前年所得税非課税世帯については、自己負担額はないゼロ円、C段階の生計中心者の前年度所得税課税年額が1万円以下の世帯については1万6,300円、同様に、D段階の1万円以上、3万円以下の世帯については2万8,400円、E段階の3万円以上、8万円以下の世帯については4万2,800円、F段階については8万円以上の世帯となり、全額自己負担で、軽減なしの7万2,600円となってございます。 190 ◯議長(菱沼和幸君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 191 ◯9番(玉造由美君) 階層区分ごとの自己負担額については分かりましたけれども、その自己負担額、階層区分ごとの設置状況、設置数をお伺いいたします。 192 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。 193 ◯保健福祉部長(金井 悟君) 令和4年度の申請状況の中でのご答弁になりますが、令和4年度では、11月末現在ではございますが、申請された36名のうち、32名の方が自己負担額なしでの設置となってございます。 194 ◯議長(菱沼和幸君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 195 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。今年、令和4年度の設置数については分かりましたが、延べ数とかはどのようになっているか、お伺いいたします。 196 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。 197 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。令和4年11月末現在の設置台数は、延べ483台でございます。 198 ◯議長(菱沼和幸君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 199 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。そうしますと、毎年のように30名近くが新たに設置をされているのかと思いますけれども、この36名中、32名が無料で設置できる世帯ということでございますが、市の負担額と財源をお伺いいたします。 200 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。 201 ◯保健福祉部長(金井 悟君) 市の負担額につきましては、一般財源での対応となってございます。 202 ◯議長(菱沼和幸君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 203 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。一般財源ということでございますが、全額負担ですと7万2,600円ということで、ほとんどの方が無料で設置されているということでございますので……。とはいいましても業者のほうにはお支払いをしているわけですので、市のそういった負担額のほうはどのぐらいになるか、お伺いをいたします。 204 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。 205 ◯保健福祉部長(金井 悟君) 1台当たり、先ほど言いました7万2,600円ということで設置費用になってございます。基本的には自己負担を取られない方は一般財源ということで、合わせてこちらのほうを設置費用として支払っている状況でございます。 206 ◯議長(菱沼和幸君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 207 ◯9番(玉造由美君) 分かりました。令和4年度に関しましては4名が自己負担ありで設置できているということでございますが、この自己負担額も決められていますので、昼間独居の方などで希望者がいれば設置できてもよいのではないかと思うところでございますが、その点についてお伺いをいたします。 208 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。 209 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。こちらの緊急通報システム設置の制度でございますけれども、現行の制度では対象者を65歳以上の独り暮らしの高齢者、独り暮らしの重度障がい者、65歳以上の病弱な高齢者のみの世帯としているため、日中のみの独居となる方は、現在のところ、対象としていない状況でございます。 210 ◯議長(菱沼和幸君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 211 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。  次に、日中独り暮らし高齢者や高齢者のみの世帯の設置数をお伺いいたします。 212 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。 213 ◯保健福祉部長(金井 悟君) 令和4年度の申請の中では、独り暮らし高齢者世帯が33名、高齢者のみの世帯が3名となってございます。 214 ◯議長(菱沼和幸君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 215 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。すみません、もう一度、ご答弁のほうをお願いしたいと思いますが。 216 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。 217 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。令和4年度の申請者の内訳でございます。令和4年度11月末現在で、先ほど答弁したとおり36名の方に設置しております。その中で、独り暮らし世帯が33、高齢者のみの世帯が3件となってございます。  以上でございます。 218 ◯議長(菱沼和幸君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 219 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。高齢者世帯が3名ということで、必要な方に利用されているということだとは思うんですけれども、この利用者拡大、また、広報はどのように行っているかお伺いをいたします。 220 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。 221 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。こちらの事業については、ホームページ等で周知を図っております。  また、窓口等へ相談に来た場合にこちらの情報を提供したり、独り暮らし高齢者の方には訪問時にご説明等をしている状況でございます。 222 ◯議長(菱沼和幸君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 223 ◯9番(玉造由美君) 本当に必要な方に利用されていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  次に、携帯電話のみで固定電話回線のない独居高齢者世帯の利用は対象外というかできないということでございますが、そういう携帯電話のみの独り暮らし世帯から、そういった緊急通報システムが利用したいというような相談があった場合は、どのように対応されておりますか、お伺いをいたします。 224 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。 225 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。議員ご指摘のようなこちらの緊急通報装置でございますけれども、こちらにつきましては固定電話回線がある方が対象となるため、携帯電話しかお持ちでない方には設置ができない状況でございます。そのため、固定電話回線がない方への緊急通報装置の設置が、現在、課題となっている状況でございます。携帯電話しかない方からの同制度についての問合せは、年に一、二件程度ある状況でございます。  以上でございます。 226 ◯議長(菱沼和幸君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 227 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。現在、携帯電話のみで固定電話回線を持っていない独り暮らしの方も多くなってきているというふうに思いますが、最後に、石岡市は既に超高齢社会になっておりますが、この緊急通報システムは、既に20年以上前から実施されているというようなことで、仕組みについても変わっていないというようなことでございますが、今後、どのように拡大して超高齢社会に対応していくのか、市長にご見解をお伺いいたします。 228 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 229 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。高齢者が増えていく現状を踏まえ、緊急通報システム事業につきましては、独り暮らしの高齢者の方や高齢者のみの世帯の方が安心して暮らしていくために必要な事業であると認識しております。現行の制度を維持しつつも、今後、先ほど固定電話だけということがありましたけれども、様々、今、社会情勢も変化しておりますので、そういった社会情勢に応じた対応を図っていくことも当市のセーフティーネットを充実させる上で重要なことであると考えておりますので、必要な措置をこれからも講じてまいりたいと思います。 230 ◯議長(菱沼和幸君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 231 ◯9番(玉造由美君) よろしくお願いしたいと思います。  続きまして、質問項目第2、子どもを産み育てたくなるような相談体制と経済的支援の一体的実施についてをお伺いいたします。  3年にわたるコロナ禍により、また、世界情勢の変化により、市民の経済活動が停滞しています。それに加え、物価高が著しくなってまいりました。その物価高克服、経済再生実現のための新しい総合経済対策が閣議決定されました。  その中でも、支援が手薄なゼロ歳から2歳の低年齢期に焦点を当てて、妊娠期から出産、子育てまで一貫した伴走型相談支援の充実を図るとともに、地方自治体の創意工夫により、妊娠、出産時の関連用品の購入費助成や産前産後ケア、一時預かり、家事支援サービス等の利用負担軽減を図る経済的支援を一体として実施する事業を創設し、継続的に実施することが盛り込まれました。妊娠届、母子健康手帳交付時より、出産、子育てに至るまで、様々なニーズに即した必要な支援につながるよう、顔が見える伴走型の相談体制と経済的支援を一体として実施し、従来の支援をさらに充実させ、手厚いものにしていただきたいと思います。  そこで、現在の石岡市における妊娠時の支援事業内容をお伺いいたします。 232 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部理事・豊崎君。 233 ◯保健福祉部理事兼健康増進担当(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。現在、石岡市で妊娠届出時から実施している支援事業について、経済的支援と相談支援に分けてご説明いたします。  経済的支援としましては、妊婦健康診査助成、妊婦医療福祉支給制度、マル福制度、それから、妊婦タクシー利用補助事業等がございます。  相談支援としまして、妊娠届出時に子育て世代包括支援センターによる妊婦さんへの面談を進め、個別面談を実施しております。面談の中で、不安の確認と対応策検討、妊娠中の経過、使える支援の紹介をしております。また、随時、電話や対面による相談に応じており、出産前に夫やパートナーと一緒に参加していただけるパパ・ママスクールという妊娠経過や育児手技について学ぶ機会を設けるなど、知りたい情報を提供できるような体験型の支援もしている状況でございます。  以上です。
    234 ◯議長(菱沼和幸君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 235 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。妊婦タクシー利用補助とか、車の運転免許がなかったり、また、身体的に運転がしづらくなったときにタクシーを利用できると助かります。妊婦タクシー補助事業について、内容をお伺いいたします。 236 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部理事・豊崎君。 237 ◯保健福祉部理事兼健康増進担当(豊崎康弘君) 答弁の前に、先ほどマル福制度のところで妊婦医療福祉と言いましたが、妊産婦医療福祉費支給制度でございます。訂正いたします。  タクシーの利用補助事業で、ご答弁申し上げます。妊婦タクシー利用補助事業は、妊娠28週以上の妊婦、または、生後1か月までの産婦を対象に、妊産婦健康診査や出産時に医療機関等へタクシーで通院した際の料金の一部を補助する事業です。自宅から市外の医療機関への往路及び復路に要するタクシー料金、タクシー利用1回につき1万円を上限とし、1回の妊娠につき4回を利用上限としてございます。  以上です。 238 ◯議長(菱沼和幸君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 239 ◯9番(玉造由美君) 現在、その妊婦タクシー補助事業の利用件数など実績は、どのようになっているかお伺いをいたします。 240 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部理事・豊崎君。 241 ◯保健福祉部理事兼健康増進担当(豊崎康弘君) 実績でございます。令和2年度、申請件数47件、補助件数6件、令和3年度、申請件数44件、補助件数5件、令和4年度、11月末までの申請件数46件、補助件数2件でございます。 242 ◯議長(菱沼和幸君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 243 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。申請のほうは多くの方が申請していらっしゃいますが、実際使うとなると、そんなにたくさん手はないということでございますが、これは、申請をして利用する機会がなかった場合は何か迷惑をかけてしまうとかそういうことがあるのか、お伺いをいたします。 244 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部理事・豊崎君。 245 ◯保健福祉部理事兼健康増進担当(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。家族等の送迎によりタクシーを利用しなかった場合、申請を取り下げる手続をしていただいております。特に出産のときなどは時間等が決まっているわけではありませんので、夫が出張に出たとか家族のほうが病気等で行けないという念のために申請する方が多いのかなと思っているところでございます。特に市のほうにも取下げの申請をしていただければ、手続をしてもらえれば、どこにも迷惑がかかるということではございません。  以上です。 246 ◯議長(菱沼和幸君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 247 ◯9番(玉造由美君) 本当に、もう万が一のときに使うというような状況があるのかなと思うんですけれども、もう少し気軽に利用できるタクシー補助事業にしていっていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、出産時から子育て期間の支援事業内容をお伺いいたします。 248 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部理事・豊崎君。 249 ◯保健福祉部理事兼健康増進担当(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。経済的支援として国民健康保険被保険者への出産一時金の支給及び小児医療福祉支給制度、小児のマル福制度でございます。それから、おむつクーポン券交付事業、産婦健康診査助成等がございます。  支援相談としては、こんにちは赤ちゃん訪問事業、子育て包括支援センター職員による産後時に電話での相談及び保健センターへの来所での相談を随時実施している状況でございます。  以上です。 250 ◯議長(菱沼和幸君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 251 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。このおむつクーポン券交付事業は大変喜ばれておりまして、もらえて助かるよとの声をよく聞きます。  次のこんにちは赤ちゃん訪問事業は、大変、長年にわたり行われている事業ではございますが、昔と今ではどのように違うのか、内容をお伺いいたします。 252 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部理事・豊崎君。 253 ◯保健福祉部理事兼健康増進担当(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。こんにちは赤ちゃん訪問事業は、母子保健法に基づき、生後4か月までに全戸訪問する事業です。仕組みとしては、出生届に基づき、子育て包括支援センター助産師が産婦全員に産後2週間程度を目安に電話をかけ、母子の体調や不安等を確認してございます。地区担当保健師と電話での結果を共有し、必要に応じ早期の訪問を依頼します。訪問時は赤ちゃんの体重測定、産後うつチェック等を通して、母子及び家族の体調を確認しております。必要なときには継続訪問や助産師訪問等、継続的な支援を行っている事業でございます。  以上です。 254 ◯議長(菱沼和幸君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 255 ◯9番(玉造由美君) 全戸訪問ということでございますが、その実績と効果はどのようなものがあるかお伺いをいたします。 256 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部理事・豊崎君。 257 ◯保健福祉部理事兼健康増進担当(豊崎康弘君) 実績でございますが、令和2年度は、対象者371に対して訪問数348、93.8%でございます。令和3年度、対象者332に対して328、98.8%、令和4年ですが、11月末現在、訪問数は241件となってございます。  効果としまして、赤ちゃんを産んで不安な母親に的確なアドバイス、こういうことができると不安がある母親に対してフォローができているというふうに感じるところでございます。  以上です。 258 ◯議長(菱沼和幸君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 259 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。全戸訪問ということで行っている事業ではございますが、電話とかでつながれているところもあると思いますけれども、大変、訪問率のほうは、本当に全戸訪問に近い形になっていると思います。  このように、現在の石岡市の支援事業は、どれも重要な支援で、かつ、大変喜ばれている事業でございます。この支援事業に追加する形で顔が見える伴走型の支援体制と経済的支援を一体として実施し、さらに充実した手厚い支援で子どもを産み育てたくなるような石岡市にしていただきたいと思いますが、市長のご見解をお伺いいたします。 260 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 261 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。現在の支援状況につきましては担当理事のほうからご説明した内容でございますが、今後、顔が見える相手に寄り添った相談体制、現状のニーズに合った経済的支援を一体的に実施し、安心して子どもを産み育てたくなるような石岡にするべく、子育て支援の充実に力を入れてまいりたいと考えております。 262 ◯議長(菱沼和幸君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 263 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。よろしくお願いしたいと思います。  以上で私の質問を終わりにいたします。ありがとうございました。 264 ◯議長(菱沼和幸君) 暫時休憩といたします。10分程度といたします。                   午後 2時31分休憩             ──────────────────────                   午後 2時43分再開 265 ◯議長(菱沼和幸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 266 ◯19番(岡野孝男君) 19番・岡野孝男でございます。通告に従いまして、2項目ほど質問をいたします。  最初に、石岡保健センターの改築と移転についてお伺いをいたします。これは、最初に令和2年の第3回市議会定例会の一般質問で取り上げました。その後、令和4年第1回定例会でも取り上げた項目でございます。  これまでも石岡保健センターは、老朽化が激しくて不便を来しているということでございまして、早急に対応が必要であるというふうに指摘をしてまいりました。  そこで、前回の一般質問で取り上げました不具合箇所3か所、1つは、大雨のときの雨漏り、それがどうなっているのか。  次に、1階トイレの多目的用のトイレの下水管の詰まりで使えないと。  3点目は、1階の空調設備の故障によって使えないというようなことでございましたが、現時点でどういうようなことになっているのか、改修状況についてお尋ねをいたします。 267 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部理事・豊崎君。 268 ◯保健福祉部理事兼健康増進担当(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。ご質問の3か所での不具合についての対応状況でございますが、まず、1つ目の大雨時の雨漏りにつきましては、令和3年3月に天窓周りのコーキング処理を行うなどの補修を行い改善を図ったところでございます。  2つ目の多目的トイレ2か所のうち、1か所の下水管の不具合ですが、今年度内の工事施工予定となってございます。  3つ目の1階健診室の空調設備の不具合ですが、こちらは、令和3年度に個別空調2基の設置を行い、改善を図ってきたところでございます。  以上です。 269 ◯議長(菱沼和幸君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 270 ◯19番(岡野孝男君) 今の答弁の中で、まず、雨漏りについては、このコーキングをしたことによって雨漏りがなくなったということなのでしょうか、お尋ねいたします。 271 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部理事・豊崎君。 272 ◯保健福祉部理事兼健康増進担当(豊崎康弘君) 石岡保健センター、老朽化が激しく全体的な雨漏り工事は難しいところでございますので、対処療法的なスポット的な対応を取っているということでございます。  以上です。 273 ◯議長(菱沼和幸君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 274 ◯19番(岡野孝男君) つまり、今も雨漏りをしているというようなことで、その対応は、どんなふうに雨漏りしたときにはしているんでしょうか。 275 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部理事・豊崎君。 276 ◯保健福祉部理事兼健康増進担当(豊崎康弘君) 全体的な工事が難しいところでございますので、部分的な修繕、設備管理会社等も含めて対応しているところでございます。 277 ◯議長(菱沼和幸君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 278 ◯19番(岡野孝男君) 雨漏りをしていて、そのまま放置しているわけですか、じゃ。だから、2階の部屋に雨漏りをしていると。じゃ、雨漏りをして処置はしていないんですか、お尋ねいたします。 279 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部理事・豊崎君。 280 ◯保健福祉部理事兼健康増進担当(豊崎康弘君) 保健センターにつきましては、常に雨漏りをしている状況ではございませんで、大雨等で強風の場合、そういった場合にしている状況でございますので、通常の雨の場合は、大きな雨漏りはないというように認識してございます。 281 ◯議長(菱沼和幸君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 282 ◯19番(岡野孝男君) 大雨が降って雨漏りをしたときに、雨が降ってぬれているときには、どういう処置をしているんですか、お尋ねいたします。 283 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部理事・豊崎君。 284 ◯保健福祉部理事兼健康増進担当(豊崎康弘君) 雨漏りですので、バケツを置いたり雑布を置いたり、そういうことで対応してございます。 285 ◯議長(菱沼和幸君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 286 ◯19番(岡野孝男君) それでは、2階の会議室等は使えないというようなことだと思うんですよね。それで、雨漏りの改善策は見つからないと、完全に雨漏りをシャットアウトすることはできないと、そういうふうに私は解釈しました。  次に、2つ目の多目的トイレの1か所の不具合は、年度内に施工する予定だと。もう一か所は、どういう予定ですか。 287 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部理事・豊崎君。 288 ◯保健福祉部理事兼健康増進担当(豊崎康弘君) 不具合が生じているのは1か所だけだというように認識してございます。 289 ◯議長(菱沼和幸君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 290 ◯19番(岡野孝男君) だから、不具合になっているところは、今後どういうふうにするんですかって聞いているんです。どういうような処置をするんですかって聞いているんです。
    291 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部理事・豊崎君。 292 ◯保健福祉部理事兼健康増進担当(豊崎康弘君) 年度内、令和5年3月までに工事を施工するという予定でございます。 293 ◯議長(菱沼和幸君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 294 ◯19番(岡野孝男君) そうすると、令和4年度にはトイレの2か所は使えるようになると、利用可能になるということでよろしいんですか。 295 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部理事・豊崎君。 296 ◯保健福祉部理事兼健康増進担当(豊崎康弘君) 議員、お見込みのとおりでございます。 297 ◯議長(菱沼和幸君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 298 ◯19番(岡野孝男君) 43年が経過しているということで、これからも不具合がある、あるいは、支障が出てくるというような箇所が考えられるということなので、それは、健診など事業に支障のないように、現在の施設の機能、あるいは、利便性を損なうことなく、修繕は今後も続けていっていただきたいと思っております。それについての考えをお尋ねいたします。 299 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部理事・豊崎君。 300 ◯保健福祉部理事兼健康増進担当(豊崎康弘君) 今、議員ご指摘あったように健診等の事業を実施している施設でございます。現在の施設の機能と利便性を維持するために大規模修繕は難しいとは思っておりますが、必要最小限な修繕で対応していって実施してまいりたいというふうに考えてございます。 301 ◯議長(菱沼和幸君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 302 ◯19番(岡野孝男君) 次に移ります。  複合文化施設の建設の特別委員会で、財務のほうの答弁で令和14年以降でないと財政推計から新しい保健センターの建設計画、あるいは、建設について難しいと、令和14年以降でないと難しいと、財政推計に計上されていない事業を、この前の市長答弁では、健康づくりや子育ての総合的な支援の中心となる施設として早期に完成できるよう進めてまいりたいと考えておりますという答弁があったんですよね。それが、複合文化施設の答弁では令和14年以降でないとできませんよと、財政推計上難しいという答弁でして、整合性が取れていないと私は思っています。それについて答弁を求めます。 303 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部理事・豊崎君。 304 ◯保健福祉部理事兼健康増進担当(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。現行の石岡市公共施設等総合管理計画に照らし合わせての答弁であったと認識してございます。今後、新たな保健センターの基本計画策定後、石岡保健施設個別施設計画の修正を行うことにより新たな保健センターの建設を財政推計に見込んでいくことが可能であることから、保健センターの統合に向けて進めている状況ということでございます。  以上です。 305 ◯議長(菱沼和幸君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 306 ◯19番(岡野孝男君) これ、ちょっとほかの事業にも関係していることですけれども、石岡保健施設個別計画というのは、財政とその財政推計を踏まえた上で計画をつくっているんじゃないのですか。そうすると、この基本計画を新たに策定して、それで、今後建設すると、計画を立てるということは、財政推計を抜きに個別施設計画は立てているということですか、お尋ねいたします。 307 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部理事・豊崎君。 308 ◯保健福祉部理事兼健康増進担当(豊崎康弘君) 現在の保健センターの個別施設計画でございますが、基本方針は2か所の保健センターを維持し、石岡地区の保健センターは大規模改修して長寿命化、八郷保健センターは中規模改修、2029年までに、それぞれの保健センターの施設に他福祉施設を取り込み複合化を図るとなってございます。  なお、令和2年に、石岡保健センターですが長寿命化の診断の設計をして、令和3年、4年と改修、八郷保健センターについては令和3年に実施設計で中規模改修という計画が載ってございます。  その計画はあったんですが、複合文化施設、この庁内の検討が始まりまして、保健センター機能を取り込むかどうかということを庁舎内で検討してまいりました。その結果、最終的に複合文化施設には保健センターは入らないということで、離脱ということで、保健センター独自の運営が決定されました。  この決定を受けて内部検討をしまして、保健センター、現在のところは大規模改修をして使う。ただ、老朽化が激しく多額の費用が必要であると。また、八郷保健センターについても中規模改修で費用がかかる。こういうことを含めまして、両方併せまして面積等を考慮すれば、大規模改修費と新築費用に大きな差がないのではないかと。また、2か所で運営している事務効率が悪い、事業ごとに職員等が移動している状況でございます。こういうことを受けて、総合保健センター、仮称でございますが、併せたものを造っていこうというのが最近になって決定されたということでございます。前の個別施設計画、現在載っているのとは状況が違っているということでご理解いただきたいと思います。  以上です。 309 ◯議長(菱沼和幸君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 310 ◯19番(岡野孝男君) やはり、基本計画なり総合計画があって、その上で個別施設計画を立てると。だから、財政のほうで令和14年以降でないと保健センターは考えられませんよというような答弁をするということは、この保健センターの建設計画なるものと、その財政のほうでの話合いというか整合性が取られていないからこういうことになると思うんですよね。突然、令和14年以降でないと考えられませんよなんていう財政のほうからの答弁があるわけですよ。だから、さっき言ったように、市長は早期に完成できるよう進めてまいりたいと。10年後でしか考えられないと財政は言っているんですよ。その答弁に合わせて、今度は、個別建設計画をまた修正していきますよと。どうも場当たり的な答弁で、そのとき答弁していればそれでいいんだと。しかし、財政と整合、整えていないので、打合せをしていないので、このようなちぐはぐなことが起きるわけですよね。それでは執行部側の信用ができない、執行部の答弁を信用できないということですよ。財政と打合せをしなければ、何も事業はできないんですよ。やはり財政のほうでオーケーが出なければ、それは個別施設計画は立てられないわけですから。それはほかの……。保健センターばかりでないですよ。だから、財政が14年以降でなければできないよって言っているのを、早期に完成できるよう進めてまいりますなんて答弁はできないんですよ。だから、そういう場当たり的な、個別施設計画が基本計画、いわゆる財政と打合せをしていないから、こういうことになるんですよ。勝手に予算、これからの財政の推移を、それを見ないで勝手に個別計画を立てていくから、こういうことになるんですよ。個別計画は簡単、それを財政を視野に入れない、頭に入れなかったら、いつでも幾らでもできるんですよ、個別計画は、簡単に。それで、財政が、それは待てよって言われて初めて修正しますよと。それは、個別計画は、結局、その責任のないような個別計画を勝手に各部署で、部局で立てているというようになっちゃうわけですよ。だから、個別計画がこういう個別計画ですよって言ったって、財政と打合せをしていないんだもの、それが現実的ではないわけですよ。検討中です、これから検討してまいります、そういうことは言えますけど、何年度から実施しますとは言えないわけですよ、財政と打合せをしていないんだから。だから、そういった個別計画を立てることに私は問題があると思います。やはり、市全体の計画、財政が基本ですから、その基本としっかり打合せをして個別計画を立てると。その事業を進めるということになるわけですよ。だから、そういうことを私は非常に、この複合文化施設の財政のほうの答弁を聞いて思いました。だから、個別施設計画なんていうのを簡単に……。ちゃんと財政と了解を取った上でそれを答弁してくださいよ。これは、保健センターばかりじゃなくて。そういうようなことを私は感じましたので申し添えておきます。  それで、私は、この保健センター、修正をするにしても、保健施設の個別計画を修正するにしても、今現在、雨漏りをしている、そして、健診とかいろいろ事業をするときに、駐車場が狭くて遠いところに駐車をしてもらって徒歩で保健センターに来るという状況なわけですよ。公共サービスが低下をしていると、私は現状はそう思っていますよ。新しい保健センターを、改修と市長が答弁しているように、早急に建設する、あるいは、移転も必要ならば含めて、駐車場も狭いわけですから、それは少子化対策、あるいは、子育て支援と言っているんですよ、言葉では。だけど、実態が伴わないんですよ、これ、こういうような実態ですから。簡単に、子育て支援、少子化対策と言うんですよ。だけど、その中心となる保健センターが、この今の現状ですよ。コロナみたいな感染症が起きたらば、また、これ、ここが拠点になるということになったらば、当然これは早急に建設する、そういう現状ではないかと思うんですよ。それについて答弁を求めます。 311 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部理事・豊崎君。 312 ◯保健福祉部理事兼健康増進担当(豊崎康弘君) 新たな保健センター、統合させて総合保健センター、仮称でございますが、これの件につきまして、昨年度末に基本構想が大方出来上がりまして、パブリックコメントを実施いたしました。本年度6月に基本構想を策定し、現在、場所や施設規模等の検討と並行して基本計画の策定を進めているところでございます。  基本計画につきましては、関係課、関係団体と連携を取りながら進めてまいりたいというように考えてございます。  以上です。 313 ◯議長(菱沼和幸君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 314 ◯19番(岡野孝男君) これは早めに進めてもらわないと、検討とか何かでは、いつまでに検討をして、そして、事業を進めるのかということも明らかになっておりません。今の現状はこういうことなんでしょうけど、市長に、この保健センターの移転も含めて、建設の考え方についてお尋ねをいたします。 315 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 316 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。保健センターにつきましては、市民の疾病の予防、健康の保持増進、乳幼児やそのご家族の未来を担う重要な施設と認識しております。  今年度、総合保健センター、仮称の基本構想を策定いたしました。現在、健康づくり推進協議会の委員の皆様の意見、要望等を聞きながら、実施設計の基となります基本計画の策定に取り組んでいるところでございます。  現代の保健センターに求められる役割と機能を十分に検討し、総合保健センターの基本理念であります健康でつながる人づくり、まちづくりの支援拠点となる施設として、できるだけ早期に完成できるよう指示してまいります。 317 ◯議長(菱沼和幸君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 318 ◯19番(岡野孝男君) 財政のほうから10年以降でなければできませんよなんていう答弁をされないように、よく連携を密にして、今、市長が言うような形で進めていっていただきたいと。財政が基本ですから、そういうことでお願いします。  次へ移ります。  次は、土砂等による土地の埋立て等についてお尋ねいたします。  まず、小見地内の現状と問題点についてお尋ねいたします。 319 ◯議長(菱沼和幸君) 生活環境部長・鶴井君。 320 ◯生活環境部長(鶴井重則君) ご答弁申し上げます。小見地内でございますけれども、県におきましては、行為者に対し8月4日に廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づき措置命令が行われたとの通知を受けてございます。  9月中旬に、入り口付近のフレコンバッグの撤去を確認したところでございます。引き続き、残りのフレコンバッグ撤去に向けて、県と連携してまいります。  また、11月上旬に隣接する土地を所有する方からフレコンバッグが落下しているとの通報がございまして、現地を確認し、行為者に対しましてフレコンバッグの撤去及び安全対策の実施について指導を行い、さらには、石岡警察署及び県との情報共有を行ったところでございます。  今後、実施されない場合におきましては、当市といたしましては、行為者を現地に呼びまして、隣接地へのフレコンバッグの落下の状況を目視させた上で文書による指導を行ってまいりたいと考えておるところでございます。  以上でございます。 321 ◯議長(菱沼和幸君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 322 ◯19番(岡野孝男君) なかなか進まないということで、若干、目には目視では分かりませんけど、幾分は撤去をされたということなんですよね。  しかし、ここで問題があるのは、その地区外といいますか地域外、要するに了解をしていない隣接地、そこにこぼれ落ちているわけですよね。こぼれ落ちているところで、6月22日に、その中の5個を引き上げたという答弁がありましたよね。地区外ですよ、地域外。でも、まだその地域外には、36体のフレコンバッグが放置されていると。これは、その後、どうなったんでしょうか、お尋ねいたします。 323 ◯議長(菱沼和幸君) 生活環境部長・鶴井君。 324 ◯生活環境部長(鶴井重則君) ご答弁申し上げます。36体のフレコンバッグの処理でございますけれども、まだ現地のほうでは処理はされていないことを確認しているところでございます。  以上でございます。 325 ◯議長(菱沼和幸君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 326 ◯19番(岡野孝男君) これは、県と協議というよりは、不法投棄したものが、了解していない、ほかの土地に、所有者に転がっていると。このことは、やっぱり原因者、加害者が、それは当然引き上げるべきものであって、行政指導がされても全然引き上げないということになれば、当然、被害者は警察に被害届を出すべきではないかと。それで、加害者に一刻も早くそれを引き上げさせる、そういうような処置を取るべきだと思うんですけど、答弁を求めます。 327 ◯議長(菱沼和幸君) 生活環境部長・鶴井君。 328 ◯生活環境部長(鶴井重則君) ご答弁申し上げます。行政指導だけでは撤去が進まない、そういった場合には、警察への訴えという形の手続、こちらも視野に入れながら、現場が改善されますような手法を早急に取っていきたいと考えておるところでございます。  以上でございます。 329 ◯議長(菱沼和幸君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 330 ◯19番(岡野孝男君) 私は期限を切って、やはり被害者は警察に被害届を出すべきですよ。だって、それじゃなかったら、本当に近隣の人たちだって了解していないわけですから。個人の財産の侵害ですよ、これ。それを認めて、あの今の現場を見れば、また転げ落ちますよ、あれ、36体ばかりじゃなくて。今回は、今年は、たまたま雨が少なかったんで転げ落ちませんが、ますます転げ落ちますよ、あれ。だから、そういうようなことを認めて、地区外にもっと多くフレコンバッグが転げ落ちたら、どうするんですか。やはり行政、地方公共団体としては、市民のやっぱり財産、あるいは、生命、そういうものに害を及ぼすようなことは、しっかりやはりそれは加害者に対して毅然たる態度を取るべきですよ。しかも、これは不法なんですから、不法投棄なわけですから。個人対個人の問題じゃないんですから。それは、やはり被害届を、行政で無理だとすれば警察に届けるほかないでしょう、これ。そういう指導をしていくべきですよ。もう一回、答弁を求めます。 331 ◯議長(菱沼和幸君) 生活環境部長・鶴井君。 332 ◯生活環境部長(鶴井重則君) ご答弁申し上げます。これまでにも警察や県との情報共有をしている中で、やっぱり被害届、そういったものも視野に入れながら毅然とした対応を取っていきたいと考えておるところでございます。  以上でございます。 333 ◯議長(菱沼和幸君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 334 ◯19番(岡野孝男君) 今の答弁のようにしっかり被害届を出して、加害者に一日も早く、了解していないわけですから、そういうところの現状を改善する、そういうことで努力をしていっていただきたいと思います。  次に、栄松地内の現状と問題点についてお尋ねをいたします。 335 ◯議長(菱沼和幸君) 生活環境部長・鶴井君。 336 ◯生活環境部長(鶴井重則君) ご答弁申し上げます。栄松地内でございますけれども、行為者におきましては7月上旬頃から不在という状況になってございます。現在も接触できない状況でございますけれども、進入通路にバリケードを設置して以来は、野焼きや建築廃材等が持ち込まれなくなり、近隣市民からの通報や苦情も現在はない状況でございます。引き続き、パトロールでの監視を行いながら注視してまいりたいと考えております。  以上でございます。 337 ◯議長(菱沼和幸君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 338 ◯19番(岡野孝男君) 道路の補修は、まだされていないわけですよね。それについて、都市建設部長から答弁を求めます。 339 ◯議長(菱沼和幸君) 都市建設部長・櫻井君。 340 ◯都市建設部長(櫻井正洋君) ご答弁申し上げます。第3回定例会で補正予算をお認めいただいた後、市道補修工事の年度内完了に向けて、設計等の業務を進めているところでございます。  また、本工事の費用につきましては、道路法第58条第1項により行為者に請求する手続を進めておりますが、行為者にとっては不利益処分となるため、当市の事務手続等に瑕疵が生じぬよう、弁護士等に慎重に協議を重ねているところでございます。  今後、工事金額が確定しましたらば、速やかに行為者へ工事費用を請求してまいりたいと考えております。また、補修工事につきましては、年度内完了を予定しているところでございます。  以上でございます。 341 ◯議長(菱沼和幸君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 342 ◯19番(岡野孝男君) これ、農地でありますので、農業委員会のほうからも答弁を求めます。 343 ◯議長(菱沼和幸君) 理事兼農業委員会事務局長・額賀君。 344 ◯理事兼農業委員会事務局長(額賀 均君) ご答弁申し上げます。先ほど生活環境部長から答弁があったとおり、行為者については長期不在が続いておりまして、なかなか接触できないという状況でございます。  また、行為者の兄弟である土地所有者は、昨年亡くなっており、現在、亡くなられた夫に対して相続の意向や土地の現状改善などについて自宅訪問をしているところでございます。  しかしながら、これまで3回ほど訪問をしましたが、いずれも留守であったため、不在通知を投函し、現在、相手から連絡を待っている状況でございます。  今後も、引き続き自宅訪問等を行いまして、土砂搬入された土地に対する指導を粘り強くしてまいります。  以上でございます。 345 ◯議長(菱沼和幸君) 19番・岡野孝男君。
                    〔19番・岡野孝男君登壇〕 346 ◯19番(岡野孝男君) 今、それぞれに答弁をいただきましたが、今の答弁にのっとって今後進めていっていただきたいと思います。  次に、3番目ですけれども、この前の質問の中でも、8月18日の不法盛土等対策本部を開催されまして、それで、いろいろ各地区で不法盛土があって、その対応をしてきたというような報告がありました。  その後、不法盛土対策本部を開いたのか、いつ開いたのか、あるいは、内容はどういうことなのか、お尋ねをいたします。 347 ◯議長(菱沼和幸君) 生活環境部長・鶴井君。 348 ◯生活環境部長(鶴井重則君) ご答弁申し上げます。不法盛土等対策本部会議、こちらの開催につきましては、11月21日、月曜日に開催したところでございます。  会議の内容といたしましては、新たに発生いたしました正上内地内の不法盛土について、また、先ほどご答弁いたしました小見地内の現状等についての内容でございます。  正上内地内の不法盛土についてでございますけれども、こちらは、9月29日、木曜日に正上内地内にございますコンビニエンスストアの駐車場に深枠ダンプが数台駐車していると職員から早朝より通報がございまして、クライシス監理官が現場に赴き、追跡によりまして盛土箇所を特定しました。直ちに現場で指導を行い、土砂の搬入を中止させたところでございます。  その後、地権者との調査等を進めながら、11月17日、こちら、木曜日に、土地所有者に対しまして土砂等による土地の埋立てと事業に係る撤去命令書での指導を行ったところでございます。  小見地内の進捗状況につきましては、先ほどご答弁いたしました内容となってございます。  今回の新規事案についても職員による情報提供が糸口となったことから、全庁的に協力していくことを再度確認したところでございます。  不法盛土対策本部会議につきましては以上でございます。 349 ◯議長(菱沼和幸君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 350 ◯19番(岡野孝男君) 今のように引き続き、不法盛土がもう投棄されちゃってからだと非常に難しいと、撤去が難しいと、時間がかかると、周りの関係している地主の方にも大変迷惑がかかるということで、投棄される前に、やはりクライシス官もいるわけですから、巡回をして通報があったらすぐに対処するというようなことを心がけて事業を進めていっていただきたいと思います。  次に、市長のほうからの答弁を求めます。 351 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 352 ◯市長(谷島洋司君) ご答弁申し上げます。不法盛土等の問題につきましては、地元住民の関心も高く、地域の不安も非常に重いものであると受け止めてございます。  小見地内の現状につきましては、フレコンバッグの一部が搬出され、県の指導による撤去が進められております。今後も県と連携を密にしながら対応してまいります。市としましても、隣接する土地へのフレコンバッグの問題がございますが、行為者に対して毅然とした対応を指示してまいります。  次に、栄松地内においては、搬入通路にバリケードを設置し一定の効果が出ているところではありますが、残された残土につきましても、引き続き関係課、関係機関と連携しながら、毅然とした対応を指示してまいります。  最後に、不法盛土等対策本部会議につきましては、本部員のみならず、石岡警察署生活安全課、法令遵守統括官の出席をいただき、全庁的な情報共有並びに関係機関との連携に取り組んでおります。市民の安全で快適な生活を脅かす不法盛土等の不法行為に対しましては、その行為者の責任を徹底して追求するなど厳しい対応を進めてまいります。 353 ◯議長(菱沼和幸君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 354 ◯19番(岡野孝男君) 今、市長の答弁のように、これはなかなか日数もかかる、年数もかかるし大変なことですが、やはりほかのところに波及しないように、あるいは、今の被害をなるべく早く解消するように、絶対に不法投棄は許さない石岡市ということで、今後、この不法盛土については進めていっていただきたいと思います。  以上で私の質問を終わりにします。 355 ◯議長(菱沼和幸君) 暫時休憩といたします。10分程度といたします。                   午後 3時26分休憩             ──────────────────────                   午後 3時37分再開 356 ◯議長(菱沼和幸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 357 ◯11番(谷田川 泰君) 11番・谷田川でございます。通告に従いまして、3項目にわたり質問をしてまいります。  まず、1項目目、移住定住促進に向けた政策についてでございます。  本市のまちづくりにおきまして、人口減少問題をどのように克服していくのか喫緊の課題であると、その取組は待ったなしということで、今回、質問をしてまいります。  子どもが減れば地域の学校は統廃合となり、バスといった公共交通も廃止となります。まちなかには空き家が目立ち、農業においては耕作放棄地が拡大するといった状況が負の連鎖となり、ますますまちづくりが困難となってくるわけであります。  働くがなければ、人口は流出をいたします。この働く生産年齢人口が減少すれば税収は減り、まちづくりに必要な原資を得ることが不可能となります。新たな政策を打ち出すことはできずに、衰退の一途をたどることになりかねないと思っております。  9月の定例会で企業誘致について指摘をいたしましたが、新たな雇用が発生すれば、人はそこに住みます。若い世代は、どうしてもアパートに住む傾向が見られるということであります。所得の問題や地価の住宅の建設費を考えると、子育てや教育のための費用も必要であります。新たに家を持つのは非常に難しいことであると思っております。  そこで、前にも申し上げましたが、本市の都市計画、駅に近いところが農振地域であったり、お隣の神立地区の住宅と隣接する地域が農用地であったり発展を阻害するような線引きとなっているように私は思えてなりません。これだけ可住地面積が広大であり、急行が止まり、インターチェンジが2つあります。空港にも隣接し、筑波山や霞ヶ浦といった自然を有し、歴史があり、いばらきフラワーパークといった観光施設を有する本市であります。この魅力ある土地に誰もが住みたいといった移住定住促進を、今、強力に講じていくべきではないかと思っております。  コロナの蔓延を機に働き方が大きく変わりました。自宅にいても仕事をする、そういう時代になったことはご案内のとおりであります。以前はテレワークもなかなか浸透しませんでしたが、現在は、当たり前のようにテレワークが導入をされております。東京に住む必要はないわけであり、会社に出社せず地方にいて仕事をし会議に参加する、そういう時代が来たというわけであります。東京に一番近い田舎をキャッチコピーにした自治体もあります。まさに東京から1時間で、この自然の豊かな土地に住むことができるといった人を呼び込む政策を強力に進めていくべきではないかと考えております。  現在、本市では幾つかの移住定住支援策をホームページで紹介はされておりますが、シティセールス、石岡をもっと売り込むセールスをこれまで以上に取り組む必要があると私は思っております。このコロナによるピンチの状況をチャンスに変える、そういった移住定住促進に向けた取組について伺ってまいります。  まず、初めに、現在の移住定住促進に向けた施策について、各部署の現在の取組についてお伺いをいたします。 358 ◯議長(菱沼和幸君) 市長公室長・門脇 孝君。 359 ◯市長公室長(門脇 孝君) ご答弁申し上げます。石岡市総合計画や、まち・ひと・しごと創生石岡市総合戦略に基づき、住んでみたいまち、住み続けたいまちを目指して各種施策を展開してございます。移住を希望する方には、ホームページや相談会などによる本市の魅力や支援制度についての情報を発信、茨城県と連携して実施しております移住支援金事業、移住後の暮らしを具体的に思い描けるツアーを実施してございます。  進学や就職の際に転出が多くなる傾向がございまして、その転出を抑制するための施策といたしまして、鉄道を利用する通勤通学者に対してその費用の一部を助成する通勤者通学者特急券定期券購入費補助などを実施してございます。  また、子育て世帯、新婚世帯に対し引っ越しに要する費用の一部を助成する子育て世帯新婚世帯新生活補助金、住宅を新築する方に建築費用の一部を助成する木の住まい助成事業、住まいづくり推進事業、地場産品のPRや農林水産業に従事などの地域協力活動を行いながら、その地域への定住を図る地域おこし協力隊の委嘱、新規就農者への支援事業などを実施してございます。  以上です。 360 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。 361 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。保健福祉部におきましては、少子化対策の強化及び市への定住促進に資することを目的として、子育て新婚世帯を対象に、居住費と引っ越し業者等を利用した引っ越し費用の一部を上限30万円まで補助する子育て世帯及び新婚世帯新生活補助金事業を実施しております。 362 ◯議長(菱沼和幸君) 都市建設部長・櫻井君。 363 ◯都市建設部長(櫻井正洋君) ご答弁申し上げます。都市建設部では、定住を促進し地域の活性化及び活力維持を図る事業としまして、木造住宅の建築費用の一部を助成します木の住まい助成事業、転入者による住宅の建築費用の一部を助成します住まいづくり推進事業などの住宅建築に関わる支援事業のほか、移住定住に関連する事業としまして、利用可能な空き家の所有者と利用者とのマッチングを目的とする空き家バンク制度の運用に取り組んでいるところでございます。  以上でございます。 364 ◯議長(菱沼和幸君) 産業戦略部長・塩畑君。 365 ◯産業戦略部長(塩畑浩行君) 私からは、産業戦略部の移住定住に向けた施策についてご答弁申し上げます。  市外からの移住にもつながります新規就農者のサポート施策といたしまして、朝日里山ファームの研修制度を設けているところでございます。この朝日里山ファームは、新たな農業を営もうとする方へ研修農場や作業室等を提供し、石岡市内での独立営農や地域農業の担い手となっていただくことを目的とした施設でございまして、農業研修生の受入れを行っているところでございます。  以上でございます。 366 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 367 ◯11番(谷田川 泰君) ただいま各部署におきまして幾つかの施策を実施しているとの答弁がございました。その施策の中において費やした予算、それはどのような金額を費やしているのか、そして、その効果について改めてお伺いをいたします。 368 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。 369 ◯保健福祉部長(金井 悟君) 保健福祉部からは、子育て世帯及び新婚世帯新生活補助金事業の実績等についてご答弁申し上げます。  令和2年度実績でございますが、申請件数8件、補助額として163万3,000円となっております。内訳といたしまして、新婚世帯は3件、補助額は55万5,000円、子育て世帯は5件、補助額は107万8,000円となってございます。  令和3年度実績といたしまして、申請件数12件、補助額として180万1,000円となっております。内訳でございますが、新婚世帯は8件、補助額は123万8,000円、子育て世帯は4件、補助額は56万3,000円となっております。  事業の効果についてでございますが、補助を受けた新婚世帯への結婚新生活支援事業に関するアンケートにおいて、令和2年度は66.7%、令和3年度は75%の方が本事業により地域に応援されていると感じると回答しており、また、申請者全ての方が結婚新生活に伴う経済的不安の軽減に役立ったと回答していることより、一定の評価を受けていると認識しているところでございます。 370 ◯議長(菱沼和幸君) 都市建設部長・櫻井君。 371 ◯都市建設部長(櫻井正洋君) ご答弁申し上げます。各事業におけます過去3か年分の予算の執行状況といたしましては、初めに、木の住まい助成事業では、令和元年度が予算額1,280万円のうち、補助額1,100万円、執行率85.9%、令和2年度が、予算額1,280万円のうち、補助額1,090万円、執行率が85.1%となっております。令和3年度が予算額1,280万円のうち、補助額1,170万円、執行率91.4%となってございます。  続きまして、住まいづくり推進事業でございます。令和元年度が、予算額620万円のうち、補助額600万円、執行率は96.7%でございます。令和2年度が、予算額770万円のうち、補助額720万円、執行率93.5%となっております。令和3年度が、予算額920万円のうち、補助額850万円、執行率92.3%を執行しており、各事業とも年度内によって変動はありますが、平均執行率はおよそ90%となっていることから、相応の効果が図れているものと考えております。  また、空き家バンク制度でございますが、平成30年度の運用開始より令和3年度までに19件の空き家登録があり、取下げ1件を除く18件が成約となっております。  以上でございます。 372 ◯議長(菱沼和幸君) 市長公室長・門脇 孝君。 373 ◯市長公室長(門脇 孝君) ご答弁申し上げます。若年層の転出抑制を目的といたしました通勤者通学者特急券定期券購入費補助金につきましては、令和元年度は、延べ398名の方にご利用いただきまして、補助交付額は1,627万6,000円、令和2年度は、延べ147名の方にご利用いただきまして、補助交付額は378万1,000円、令和3年度は、延べ290名の方にご利用いただきまして、補助交付額は794万7,000円となってございます。  利用後のアンケート調査におきまして、令和元年度は50名、令和2年度は43名、令和3年度は51名の方が、この制度がなければ転出していたとの回答をいただいてございます。  コロナ禍の影響もあり利用者数に変動はありますが、直近3か年の累計で144名の方が転出抑制につながっておりまして、一定の効果が得られていると考えてございます。  また、移住支援金につきましては、茨城県と県内市町村が共同で実施している事業でございまして、移住に伴う経済的負担を軽減するため、一定の要件を満たす移住者に対し支援金を支給するものでございます。令和2年度につきましては、実績はございません。令和3年度につきましては、テレワークの要件で、単身世帯1件、交付額60万円となってございます。  次に、地域おこし協力隊でございます。地域社会の新たな担い手としまして、都市部の住民を迎え、地域の活性化と隊員本人の本市への定着を図る制度でございます。  地域おこし協力隊事業の決算額につきましては、令和元年度1,408万3,000円、令和2年度717万6,000円、令和3年度は1,003万4,000円となってございます。  本市では、これまで10人の隊員を受け入れまして、現在活動中の隊員は4名で、任期が満了した隊員は6名でございます。このうち4名は引き続き本市の市民として在住してございまして、残りの2人につきましても、2地域の居住という形で本市との関わりを続けていただいております。  なお、地域おこし協力隊は、隊員に就任するまでのキャリアや有する特に技術などを生かしながら、それぞれの活動を通じ市内外との交流を活性化する媒介者としての役割がございます。異なる地域間を結ぶ地域おこし協力隊のメンバーが直接経験した内容を発信する効果は、移住を検討する人への訴求力がとても大きく、PR効果を高めていると考えてございます。  以上でございます。 374 ◯議長(菱沼和幸君) 産業戦略部長・塩畑君。 375 ◯産業戦略部長(塩畑浩行君) ご答弁申し上げます。朝日里山ファームに費やした予算といたしまして、過去3年間の実績では、新規就農者研修及び農場管理業務委託料などで、令和元年度が307万2,562円、令和2年度が351万2,641円、令和3年度が338万6,255円となってございます。  次に、効果でございますが、令和3年度は夫婦2組の研修を受け入れるなど、これまでに朝日里山ファームで研修をされた方、延べ11人が市内に移住定住をしているところでございます。  以上でございます。 376 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 377 ◯11番(谷田川 泰君) ただいま、各部署から移住定住に対する使った金額に対する効果、これなどが答弁があったわけであります。現在、施策評価、事務事業評価を行っておるというところでありますが、本市の移住定住促進策はどのような評価をしているのか、このままでいいのか、それとも駄目なのか、駄目だったらばどう改善するのか、PDCAのマネジメントサイクルを回していると思っておりますので、担当部の考えをお伺いいたします。 378 ◯議長(菱沼和幸君) 市長公室長・門脇 孝君。 379 ◯市長公室長(門脇 孝君) ご答弁申し上げます。移住や定住に関連するPRにつきましては、コロナ禍の影響の中でイベントの中止などもございましたが、オンラインでの交流事業や特産物の紹介として本市の農産物の通販など、コロナ禍の状況に合わせた事業展開を図り、交流活動が途切れないよう活動の継続に努めてまいりました。  また、移住定住支援ポータルサイト「みっぺ」のほか、本市オリジナルの移住促進冊子「暮らし豊かに」では、毎年度、内容を見直しながら作成してございまして、移住者が集うコミュニティーの紹介や移住経験者のインタビュー、子育てや住まいの情報なども盛り込むほか、移住に関しての疑問や不安へのお答えなどにつきましても、子育て世帯の生の声を掲載してございます。様々な媒体を通じて市民の皆様の顔が見える形でPR活動を継続していくことで移住を検討する方へ情報が届いていくと考えられますので、そういった作業を積み重ねながら来ているものと考えてございます。  以上です。 380 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 381 ◯11番(谷田川 泰君) 現在、様々な媒体を通じながらPRをしていると、移住定住の促進を図っているということであります。しかし、ただいまの答弁を全体的に聞いてみますと、それほど効果は現れていないのではないかというのが私の感想でありました。  本市の魅力が発信されたとしても、今後、移住定住促進を進めるに当たって、やはり地価の問題が一番多いのではないかと私は思っております。土地を購入し新築をするということになれば、数千万円のお金が必要であります。そういう中で、本市の地価は高いと隣接の自治体に住宅を求めるような話をよく聞くところでございます。住宅建築やリフォームには助成制度がございます。この助成制度にプラスして、土地の購入に対する助成制度はないものか、また、つくることはできないものか、お伺いをいたします。 382 ◯議長(菱沼和幸君) 市長公室長・門脇 孝君。 383 ◯市長公室長(門脇 孝君) ご答弁申し上げます。県内事例といたしまして、4自治体、水戸市、神栖市、城里町、境町におきまして、土地の購入費に係る助成制度がございます。ただし、いずれの事例におきましても、土地購入費を単独で認めるものではなく、住宅の取得に係る助成制度の中で、土地の購入費分を加算するなどの対応をされているものでございます。  以上でございます。 384 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。
                    〔11番・谷田川 泰君登壇〕 385 ◯11番(谷田川 泰君) さきの公室長答弁でありますが、そういう自治体もあると、土地の購入費に対して助成制度があるということであります。  ただいま、家の取得に土地購入分を加算する、そういった制度、本市でも実施してみてはどうかなというふうに思います。ぜひ前向きに検討いただければありがたいということでございます。  人が一生で一番高い買物と言われるおうちであります。それを石岡市に建ててもらう。移住先に石岡市を選んでもらう。そのためには、インフラ整備や子育て支援、教育環境の整備、福祉の充実、これも必要最低限度で達成していなければならない問題であります。助成制度が充実をしている、そして、土地が購入しやすい、この政策を大胆に打ち出すべきではないかと思いますが、執行部の考えをお伺いいたします。 386 ◯議長(菱沼和幸君) 市長公室長・門脇 孝君。 387 ◯市長公室長(門脇 孝君) ご答弁申し上げます。移住を希望される方は、豊かな自然に恵まれた田舎暮らしを求める方や、自然環境豊かな中にも東京へ通勤する利便性を求める方、子育て、教育環境の充実を求める方など、ニーズは様々であると認識してございます。移住相談会などを通じましてそのニーズを的確に把握していき、移住定住促進に向けた施策を検討してまいりたいと思っております。  また、コロナ禍の影響や働き方の多様化などの変化を受けまして、首都圏から地方への移住に対する関心が高まっていると言われてございますが、東京から特急で約1時間圏内に位置し、また、TXつくば駅とも朝日トンネルを通じて約25分であることにつきましても移住冊子でPRしてございまして、地理的に各方面へアクセスしやすい本市の優位性をお伝えすることも大切であろうと考えてございます。  以上です。 388 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 389 ◯11番(谷田川 泰君) ただいま答弁がございました朝日トンネル、これを抜ければ、人口増加が著しいつくば市であります。つくば市は、22年度の人口増減率ランキング日本一であり、そういう都市が隣にあるわけであります。つくば市からのアクセスは、車で約25分、非常にいいところであります。そういう人たちにターゲットを絞り、より積極的に本市へ呼び込む政策に取り組んではどうかなというふうに思います。  つくば市は、かなり土地も高い。それであれば、25分圏内である朝日トンネルを抜けた辺りには、石岡市、また、朝日トンネルの入った風光明媚な土地がたくさんございます。そういうところに呼び込む政策を取り込んではどうかなというふうに思いますが、考えをお伺いいたします。 390 ◯議長(菱沼和幸君) 市長公室長・門脇 孝君。 391 ◯市長公室長(門脇 孝君) ご答弁申し上げます。つくばエクスプレスにより、公共交通の利便性の高いつくば市など沿線自治体は、首都圏へのアクセスがよいことなどのほか、研究機関や商業施設などが多いことから多くの雇用が生まれ、職場や教育、福祉施設のアクセスなどがよいことなどを認識してございます。地価が高いながらも市内での住宅建設も盛んであると、併せて認識をしてございます。  本市の昼夜間人口比率は、令和2年度のデータでは92.82%であり、つくば市の106.35%に比べますと低いわけでございます。これは、通勤や通学で市外にいる方の数が市内に滞在している方よりも多く、すなわち、市内に通勤、通学する方が少ないことを指してございます。  一方で、日中に通勤通学で石岡市からつくば市に通われている方の割合は、令和2年度のデータですと2.37%と、市内、土浦市、小美玉市、水戸市に次いで5位となってございまして、朝日トンネルなどによる交通アクセスの向上によって、つくば市方面に通勤、通学される方の需要を、地価がつくば市と比較しやすい本市に取り込むことが期待できるところでございます。  本市のまちづくりの方向性でございますが、コンパクト・プラス・ネットワークシティを目指し、都市機能誘導区域や居住誘導区域を設定し、これらの生活の利便性が高い地域を公共交通網で結びつける施策展開を進めてございまして、これらの地域の地価は、それ以外の地域と比較して高くなっている実情がございます。  このような観点から、本市では、木の住まい助成事業補助金や住まいづくり推進事業補助金について住宅建築の補助をしてございますが、ご提言につきましては、都市計画マスタープランや立地適正化計画など、市のまちづくりの基本計画に基づきながら、持続可能なまちづくりを目指すという視点で関係部局と検討をしてまいりたいと考えてございます。  以上です。 392 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 393 ◯11番(谷田川 泰君) ただいま公室長の答弁によりますと、石岡市からつくば市に通勤されている人、この割合は、土浦市、小美玉市、水戸に次いで5番目という、地理的には一番近いところにありながら、なぜ石岡市が、つくば市に通う人が5番目なのかと。それには石岡市の住宅政策のまずさが現れているのではないかというような気がしてなりません。この辺のところは、もっともっと積極的に取り組まなければ、いつまでたってもこの石岡市は5番目、6番目ということで、住んでいる人、また、誇れるまちを目指す者としては、ちょっと物足りないというような気がしております。  この中でもありましたが、期待しているだけでは何の変わりもありません。具体的な取組、これをぜひお願いしたいと、このように思います。  総務省のデータに基づく日経総合研究所の人口増減率ランキング2022年によりますれば、先ほども申し上げましたが、人口の増減数で、つくば市は全国1位、特に社会増減で年間4,382人の増加といったことが報告をされております。車で25分のところに、こういう場所があるわけです。どうか、積極的かつ具体的な施策を強力に推し進めていただきたい、強く要望をいたしておきます。  また、都市マスタープラン、立地適正化計画、これによって駅を拠点とした地域を公共交通網で結ぶということでありますが、今の現状ですと、実際に駅周辺を歩いてみれば分かると思います。どこに公共交通網がありますか。縦軸の石岡駅から柿岡までのバス路線のみだけではないかということであります。駅の周辺、旧市街地、ほとんどが駐車場であるというふうに思っております。むしろ郊外に家が増えているということであります。そして、空き店舗が目立つ旧市街地。こういう中で、実効性のない絵に描いたような計画、これでは前へ進まない。何も変わらないのではないかと思っております。むしろ後退をしているのではないかと。  石岡市は、どんどん人口が減っています。前にも申し上げましたが、大胆な土地の政策、住宅政策がなければ、一向に変わってこない。これは、企業誘致の用地確保においても同じことであります。  今、農村部のみならず、市街地における空き家が増えております。単純に空き家を掲載しても、すぐに住めるような状況にはないケースが多々あります。これを持ち主の協力を得てイノベーションし、安い値段で提供するような仕組み、これを関係機関と一緒に進めていくような取組はできないものかお伺いをいたします。 394 ◯議長(菱沼和幸君) 生活環境部長・鶴井君。 395 ◯生活環境部長(鶴井重則君) ご答弁申し上げます。まず、当市の空き家の状況でございますけれども、令和3年度空家等実態把握調査におきまして、前回、調査を実施いたしました平成28年度からの5年間の間で、建て替えや除去等により633件の空き家が減少いたしました。しかし、新たに令和3年度の調査におきまして935件確認が取れたため、合計で1,663件となってございます。  また、特に増加が多かったものでございますけれども、石岡地区におきましては、府中地区で46件、国府地区で40件、若松地区で35件増えてございます。また、八郷地区におきましては、大増地区で11件、小幡地区で7件、大塚地区が6件となった状況でございます。  議員ご指摘の空き家等のリノベーション、こちらを行うことにつきましては、利活用の促進になると考えてございますので、他市の事例などを調査研究し、制度設計に向けて推進してまいりたいと考えておるところでございます。  以上でございます。 396 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 397 ◯11番(谷田川 泰君) 石岡市も増えている地域があるということでございます。しかしながら、新たに、また出ている件数も多くなったということでございます。  その空き家のリノベーション事業、既に多くの先進事例がございます。早急に他市の調査研究をしていただきながら、ぜひ実施に向けた制度設計、積極的な取組を要望するものであります。  次に、国、県の制度を活用しながら、本市においても移住支援金の実績があるようであります。東京からの移住定住支援について、このたび働き方も変化し、テレワークによる移住も対象になったということであります。現在の取組状況、実績等についてお伺いをいたします。 398 ◯議長(菱沼和幸君) 市長公室長・門脇 孝君。 399 ◯市長公室長(門脇 孝君) 答弁申し上げます。移住支援金につきましては、茨城県と県内市町村が共同で実施している事業でございます。移住に伴う経済的負担を軽減するため、一定の要件を満たす移住者に対しまして支援金を支給するものでございます。  一定の要件につきましては、移住元での要件と移住先での要件の2つがございまして、両方を満たす必要がございます。  まず、移住元での要件につきましては、住民票を移す直前の10年間のうち、通算5年以上、東京23区に在住または東京圏に在住し、かつ、東京23区に通勤していることでございます。  続いて、移住先での要件は、4つのうち、いずれか1つを満たす必要がございます。  まず、1つ目といたしまして、茨城県が指定する企業に就職すること、2つ目といたしまして、専門人材事業を利用して就職すること、3つ目といたしまして、テレワークにより移住元での業務を引き続き行うこと、最後、4つ目でございますが、本市が定める関係人口の要件を満たすこと。  このうち、テレワーク要件と関係人口要件につきましては、令和3年度より拡充された要件でございます。  支給額につきましては、単身世帯にあっては60万円、2人以上の世帯にあっては100万円でございます。  また、令和4年度より、子ども加算といたしまして、18歳未満の世帯員を帯同して定住した場合、18歳未満1人につき30万円が加算される制度でございます。  テレワーク要件の拡充と制度の周知が進んだことに伴いまして、移住支援金に関する問合せも増加してございます。本年度は、単身世帯が3件、2人以上の世帯が2件、子ども加算の3人の申請がいただいてございます。  以上でございます。 400 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 401 ◯11番(谷田川 泰君) ただいまの答弁によりますと、移住の条件としては4項目あるということであります。そういうことでありながらも、やはりこの移住支援金に関する問合せが多くなったということは、移住を望む人が、大分、石岡市に対しても興味を持っているのではないかというふうに捉えられますので、今後はもっともっとその支援金に対する補充をしていただきたいというふうに思います。  ただいまの答弁、移住支援金の要件緩和や周知が大分進んだということもありまして、問合せも増加しているという答弁でありました。  また、本市における独自の移住定住の施策も各部署において実施をされているわけであります。ホームページではまとめられておりますが、当然、問合せは各部門になってくるものと思っております。やはり、ばらばらであるよりは、1か所で優遇策や手続などの情報や問合せができれば、より以上に本市への関心は高まり、移住定住も迅速かつ円滑に実施できるものと考えております。この件に関して、移住定住のワンストップでできる担当部門窓口の設置、これができないものかお伺いをいたします。 402 ◯議長(菱沼和幸君) 市長公室長・門脇 孝君。 403 ◯市長公室長(門脇 孝君) ご答弁申し上げます。現在、市長公室政策企画課におきまして、移住定住支援ポータルサイト「みっぺ」を管理してございまして、メールや電話での問合せに対応してございます。また、都内にある相談窓口いばらき移住・就職相談センターや、NPO法人のふるさと回帰支援センターと連携をしてございまして、移住に関する総合的な窓口となってございます。  現在、移住に関するお問合せや相談は、主に電話により対応している状況でございますが、今後につきましても、庁内関係各課と連携をするとともに、今後の事業展開に合わせ、相談窓口の在り方を検討してまいりたいと思ってございます。  以上でございます。 404 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 405 ◯11番(谷田川 泰君) ただいま、また部長から答弁をいただきました。これから検討をしますというようなことであります。検討をしますということは、私どもからすれば、あまりやりたくない、やれない理由、できない理由を並べているのではないかと、そういうふうに思えてなりません。結局、今のような状況が続いているうちは、石岡市に住みたい、住んでみたいというような人は、ほんの少ししか石岡市に情報を求めてこないというのが現状であります。  既に多くの自治体においては、移住定住の相談窓口、これが設置をされているわけであります。その設置については、一定の効果も上がっております。これから在り方の検討をするということであります。私とすれば非常に取組が遅い、そう思っております。  この移住定住施策が本当に進めば、この立地条件の豊かな石岡市において、もっともっと人を呼び込むことができるのではないかと私は考えております。そういう観点から、本市の人口減少、これを踏まえて、移住定住促進に対する市長の考えをお伺いいたします。 406 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 407 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。本市の人口減少は、地域における経済活動や地域コミュニティーの減衰など地域の活力を低下させる要因となるため、極めて重要な課題であると捉えております。石岡市総合計画において、住んでみたいまち、住み続けたいまちを目指し、本市の魅力の向上や情報発信、都市基盤の整備、生活環境の向上、子育て支援や教育の充実、持続的な産業振興や多様性の尊重など様々な施策を実施しているところでございます。  しかしながら、まだ様々なそういう施策が上手にPRできていたり、あるいは、アピールする機会が少ないのかなと思っているところでございます。議員提案のワンストップ窓口のような分かりやすい窓口の設置など、新たな取組も必要かなと考えてございます。  ほかの市町村によりますと、例えば道の駅に行政窓口があって、そこで様々な移住相談を受けたり、あるいは、地域の情報を得たりという窓口も、道の駅などを設置している自治体にはございます。そういった関係人口や、関係人口から移住定住促進を進めていくような施策をこれから考えてまいりたいと思ってございます。 408 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 409 ◯11番(谷田川 泰君) ただいま市長から、住んでみたいまち、住み続けたいまちを目指すと、本市の魅力の向上や情報発信、都市基盤の整備、生活環境の向上、子育て支援や教育の充実、持続的な産業振興などというような多様性の尊重など、答弁をいただきました。これは、私から申し上げれば、決まり決まったような答弁であります。  市長に申し上げます。人口がなければ、都市基盤の整備も、子育て支援も、教育の充実も困難なのであります。小中学校の多くが統廃合をされ、産業の振興もできない非常に寂しい自治体になるのは必然であろうと私は思っております。だから、今やらなければならないのであります。  つくばみらい市では、12月の定例会に、子育て応援住宅60戸分の補正予算を組んでおります。子育て世帯が居住、生活することで、定住人口の増加や地域の活性化を図ることを目的としております。幼稚園跡地を含む1万3,000平米、近隣には小中学校やつくばエクスプレスのみらい平駅もあるという立地があります。さらに、同敷地内には認定こども園の誘致をし、広場、民間収益施設も、交流空間として整備をしていくということでございます。これにPFIを使っていくということであり、人口が増えている自治体においても、しっかりと将来に向けた政策が進められているわけであります。次代を担う子や孫たち、この子たちのためにも、人口減少対策、これを最優先課題として、移住定住、人口減少対策、スピード感を持って取り組んでいただきたい。市長には強く要望をいたしまして、次の質問に移ります。  2項目目に入ります。企業誘致の取組について伺います。  本市は、既に柏原工業団地の用地は埋まっておったという状況であります。新たな企業の進出は望めないような状況にあります。新たな工業団地の計画もなく、この石岡には高速インターが2つあります、特急も止まります、先ほども申しました。空港にも隣接し自然災害もそう多くはない、少ない、このすばらしい地勢を有する本市であります。企業が進出できない状況になっているのが、今、石岡市の現状ではないかと思っております。  この問題は、9月の定例会において指摘をいたしましたところ、執行部は、本市の抱える用地確保に向けた課題解消のため、県の関係部署と協議等を行い、その上で早期に土地の選定や整備方法に結論を出していきたいという答弁がありました。  工業用地を確保する際、やはり農業用地、この用地の変更の問題が大きいのではないかと思っております。現在、農村地域工業等導入促進法、いわゆる農村産業法によって農地転用の許可範囲が拡大されました。さらに、地域未来投資促進法が制定されております。土地利用の規制の特例を規定し、企業の設備投資を促すものであります。このように、規制緩和や新しい法律によりまして農用地の工業用地の活用等が容易になっております。既にこの法律を使って工業団地の用地拡大を実施した先進事例が、経済産業省や農林水産省のホームページに掲載をされております。本市においても、このような先進事例を参考にしながら企業誘致に向けた積極的な取組を求めていきますが、執行部の考えを伺ってまいります。  まず、1点目です。農村産業法並びに地域未来投資促進法による取組は、検討していないのか、いるのか、お伺いをいたします。  そして、県との協議は、どのような協議を進めているのかお伺いをいたします。 410 ◯議長(菱沼和幸君) 産業戦略部理事・廣瀬君。 411 ◯産業戦略部理事兼産業プロモーション担当(廣瀬政和君) ご答弁申し上げます。工業用地を確保する上で、現在、農用地区域となっている土地に対して農業振興地域からの除外や農地転用の手続が必要になることが想定されます。その際、地域未来投資促進法を活用した手続は、他市での事例があり有効な手法の1つと考えられておりまして、県からも参考事例を紹介していただき、視察を行ったところでございます。  一方、農村産業法を活用した手続につきましては、事例があまりなく、また、県内での参考事例も確認できない状況でございます。  今後は、それらの結果などを踏まえ、当市に適した手法について検討を進めてまいります。  なお、県との協議につきましては、工業団地の造成や拡張などを行う際の必要な手続等について協議をしているところでございまして、今後も県との連携を密にして進めてまいりたいと考えてございます。 412 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 413 ◯11番(谷田川 泰君) 先ほどの答弁であります地域未来投資を活用した手続は、他市での事例があると、これは有効な手段であると考えていると。一方で、農村産業法を活用した手続は事例がないと、また、県内での参考事例も確認できていないと。  私が申し上げたいのは、参考事例がなければつくるんです。ほかの市がまねするような事例を石岡市はなぜできないんですか。いつも他市を参考にして、調査をして。そうやっているうちに、これだけ行政が遅れてしまったということでございます。  当市に適した手法を検討していくということでありますけれども、この最大の重要課題に対する取組も、私から言わせれば非常に遅いと言わざるを得ません。農地転用、開発先の選定など、県や関係機関、地権者、多くの理解と協力がなければ進めることは困難であるのは分かっております。県内の多くの自治体で新たな工業団地の造成、また、企業誘致の成功事例に関する報道が毎日のようにされておるということは十分ご存じの上だと思います。本市は、誘致する土地がない状況であります。これから検討します、県と協議を進めていく、これではどんどん遅れていってしまうのは当たり前じゃないかと思います。スピード感、スケジュール感を持って進めるべきであると思います。今後の取組についてお伺いいたします。 414 ◯議長(菱沼和幸君) 産業戦略部理事・廣瀬君。 415 ◯産業戦略部理事兼産業プロモーション担当(廣瀬政和君) ご答弁申し上げます。議員ご指摘のとおり、開発地区の選定や関係機関等の調整、地権者の協力など、様々なハードルの高い課題があると思われます。また、スピード感、スケジュール感を持って、それらの課題を一つ一つ克服していくことが非常に重要であると捉えております。  そのような中、今後の取組としまして、令和5年度に工業用地選定や整備手法などに係る開発可能性調査を行いたいと考えてございます。 416 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 417 ◯11番(谷田川 泰君) この企業誘致、農地転用ばかりではありません。お隣のかすみがうら市は、統合した学校跡地に本社機能を誘致しているということであります。また、土浦市では小学校跡地にICT関係の施設を誘致し、来年の4月に供用開始がなされるということであります。工業用地の確保、まず、これが困難であるならば、このような統廃合後の学校跡地の利活用も考えていくべきではないかと私は考えるところであります。執行部の考え、お伺いをいたします。 418 ◯議長(菱沼和幸君) 産業戦略部理事・廣瀬君。 419 ◯産業戦略部理事兼産業プロモーション担当(廣瀬政和君) ご答弁申し上げます。議員ご指摘のとおり、今後、学校の統廃合が進むにつれ、未使用となる資産が増加することが想定されます。議員のおっしゃるように学校跡地に本社機能を誘致できれば市にとって非常に有益なことだと思われますので、それらの資産を有効活用するためにも、施設所管課などと協議をしながら進めてまいりたいと考えてございます。 420 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 421 ◯11番(谷田川 泰君) 学校跡地、こういう工場、本社機能が誘致できれば、本市にとっても有利なことだというふうに私も思います。  そこで、この学校の統合再編、これに伴いましてどのような方策、また、対処をしているのか、教育部長から答弁をお願いしたいと思います。
    422 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 423 ◯教育部長(吉澤房江君) お答えいたします。学校の統合再編に伴いまして、現在、令和6年4月には4つの学校が閉校する見込みとなってございます。また、現在あります小中学校統合再編計画に沿って学校の統合が進みますと、令和20年度には14の学校が閉校に至る見込みとなってございます。  閉校後の施設の利活用につきましては、教育委員会としましても喫緊の課題と認識してございます。閉校後の施設の利活用につきましては、当市の総合計画や公共施設等総合管理計画の基本方針にのっとりまして、財政状況や市民ニーズなど様々な状況を考慮し全庁的に検討してまいりたいと考えてございます。  これまで学校施設が担ってきた地域コミュニティー活動のや災害の際の避難所としての機能を考慮するとともに、行政財産として利活用が見込めない施設につきましては、民間ニーズを踏まえた上での貸付けや売却も選択肢に含めた検討をする必要があると認識してございます。 424 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 425 ◯11番(谷田川 泰君) ただいま部長から答弁をいただきました。将来には、もっともっと統廃合が進むということは認識をいたしております。  しかしながら、近隣の市は、もう統廃合が終わっているからこそ、企業誘致であるとか本社機能の移転であるとか、そういう事態に進んでいるんであります。石岡市は、まだこれからなんであります。大きな企業は、もう今空いている場所が欲しいんです。今から空きます、何年後にはこういう場所があります、それでは本来であれば遅いんです。ただ、それを言っても切りがないので、これは、当然ながら、もっと早急に統廃合を進めるべきだと私は思っておりますので、よろしくお願いをいたします。  その有効活用について協議検討を進めていっていただくということであります。そして、学校の跡地に限らず、遊休資産の利活用を促進される、これを要望いたします。  企業誘致は雇用を生み、定住人口を増やし、まちの活力を生み出すといった効果がございます。この企業誘致について、さらなる取組を求めます。市長の考え、お伺いをしたいと思います。 426 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 427 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。当市の持続的な発展のためには、雇用の創出や定住人口等の増加を生む企業誘致を推進していくことが大変重要であると認識しております。しかしながら、議員ご指摘のとおり、現在、石岡市では他市に比べ遅れている状況であります。  今後は、この遅れを取り戻すためにスピード感を重視し、スケジュール感を持って土地の選定や整備手法を決定し、既存企業の増設や新たな企業の誘致を進めてまいります。 428 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 429 ◯11番(谷田川 泰君) ただいま市長から答弁がございました。スピード感、スケジュール感を持って、早急にこの取組をしていただきたいと思います。  土浦市におきましては、桜土浦インターチェンジ周辺の産業用地創出への調査が開始をされております。また、お隣の小美玉市は、この12月定例会の補正予算で茨城空港アクセス道路沿線の企業誘致関連予算を上程しております。企業誘致のためのインフラ整備に伴う調査が始まろうとしているわけであります。  このように、他市に比べ、先ほども申しましたが、本市の取組は非常に遅い、ゆっくりしている。市長自身が他市よりも遅れているということを認識しているのであれば、もっともっとスピードを上げていっていただきたい。茨城空港アクセス道路を挟んで手前側は石岡市なんであります。道路の反対側の小美玉市では、既にもう調査が始まっているんです。そのことを肝に銘じて、どうか強力に進めていっていただきたいと強く要望して次の質問に入ります。  3項目目であります。市長の政策実現に向けた取組についてでございます。  谷島市長も市長に就任し、来年度である令和5年度、任期の締めくくりの年となる重要な年度となるわけであります。多くの期待を得て就任し、公約をどのように政策として実施し、推進させ、市民福祉の向上に取り組まれたのか伺ってまいります。  これまで、前任者の政策を引き継いだ地域医療の問題、そして、自ら打ち出した複合文化施設と、大きな本市の政策が足踏み状態となっております。厳しいようでありますが、私は、多くの政策、まちづくり、早急なる対応が求められる課題、それらがまだまだ形になっていないように感じております。谷島カラーが全く出ていないのではないかと思うときもございます。確かに、最近も第8波と言われるコロナウイルス、この対策に全力を傾注されたことは理解するところであります。冒頭申し上げたとおり、来年度は任期の締めくくり、集大成の年度であります。そこで、政策実現に向けた取組について何点か伺ってまいります。  最初に、公約の実現についてで伺います。  市長の公約は、市民との約束であります。市長の示した公約に多くの市民は期待をしたわけであります。公約の実現について、3年で結果を出すことは難しいと私も思っております。公約の実現に向けどのように取り組まれて、どのような成果が出ているのか、進捗状況について、また、達成状況についてお伺いをいたします。 430 ◯議長(菱沼和幸君) 市長公室長・門脇 孝君。 431 ◯市長公室長(門脇 孝君) 私からは、市長のこれまでの在任期間に係る市の政策、施策体系との関連からご答弁を申し上げます。  総合計画の計画期間と市長任期を連動させておりまして、令和2年度から令和3年度までの石岡かがやきビジョンにおける石岡ゆめ創生プランと、令和4年度から令和5年度までの石岡市総合計画における第1期基本計画に分けて進行管理をしているところでございます。  また、各分野の施策展開をリードする事業をリーディングプロジェクトと位置づけまして、迅速かつ効果的に取り組んでいるところでございます。  その中で、実際に着手し進捗がございました市長公約との関連がある主な事業といたしましては、輝く魅力向上プロジェクトといたしまして、令和3年度には、いばらきフラワーパークや花やさと山のリニューアルを行い、令和4年度には、情報発信ツールLINEの導入のほか、ホームページのリニューアルに取り組んでいるところでございます。  次に、輝くまちプロジェクトとして、西口交流施設やBRT専用駅前広場の改修など石岡駅の周辺整備、また、上曽トンネル整備事業を進めておりまして、令和4年度には、高浜駅周辺まちづくりの検討に着手をしてございます。  また、令和3年度には、グリーンスローモビリティ、令和4年度には、移動スーパーの実証導入も行ってございます。  次に、輝くひとプロジェクトといたしましては、地域医療対策として、令和3年度には、子ども休日診療の開設、教育分野として、校務支援システムやデジタルドリルの導入を行ってございます。また、令和4年度には、郷の本棚やさと図書館の開館、さらに、物価高騰による保護者負担を抑制するための公費による給食費の負担を増額したほか、地元の有機野菜を活用した食育の推進などを行ってございます。  次に、輝く暮らしプロジェクトでは、令和2年度に石岡セレクト認証事業をスタートし、市産品の販売拡大などに努めてございまして、令和4年度には、産業プロモーションの推進を行う専門部署を設置したところでございます。  また、令和3年度には、農産物のブランド化として献上柿のブランド化を行い、令和4年度には、住宅・店舗等のリフォーム支援事業を開始してございます。  次に、チャレンジする市役所では、令和2年度にドローン利活用事業として、職員によるドローンパイロットチームを立ち上げました。令和3年度には、おくやみ窓口の開設などの窓口サービス向上のほか、押印見直しによる手続の簡素化を実施し、令和4年度には、全庁業務分析により、行政サービスの利便性の向上を目指してございます。  これらの取組をはじめとしまして、市長公約である医療、教育、農業、観光、経済、安全といった分野に幅広く展開してございまして、9割を超える施策で進捗が見られた状況でございます。  なお、このコロナ禍におけるリーディングプロジェクトとして、新型コロナウイルス感染症対策プロジェクトを設けまして、市民生活を守り、事業者の事業継続を支援しつつ、この危機をばねにして、石岡市の創生につながる事業展開を実施しているところでございます。  今回も先議によりまして補正予算の議案お認めいただいたところでありますが、感染状況などを踏まえながら、各種事業において機動的に新型コロナウイルス感染症対策を講じてまいります。  以上でございます。 432 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 433 ◯11番(谷田川 泰君) ただいまの部長答弁につきまして、市長から答弁があればお願いしたいと思います。 434 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 435 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。私の公約は、医療、介護、福祉を守ること、将来への投資、教育を充実させること、持続可能な農業をつくること、特色ある観光をつくること、経済を活性化させること、市民の安全を最優先にすること、これらの6分野につきまして市民の皆様にお約束し3年近く取り組んできたところであり、9割を超える施策で進捗が見られております。  令和4年度の残り期間、また、令和5年度に向けても公約の達成に向けて全力で取り組んでいきたいと考えております。 436 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 437 ◯11番(谷田川 泰君) 公室長の答弁にありました公約は、9割を超える進捗があったということであります。しかしながら、なかなか実感が湧いてこないというのも事実ではないかというように思います。この取組、さらに加速させていただきまして、任期中に実現できるように、市長にはさらなる努力をお願いし要望する次第であります。  そういった中で、就任以来、世界的な問題としてコロナ対策、これがあったわけであります。関係機関と連絡を密にし、これまで万全の体制で取り組まれ、現在、目標を緩めることなく取組を強化されていることと思います。この非常事態の中で新たな政策の実現は困難な面もあろうかとは思います。毎年、リーディングプロジェクトを打ち出し、新たな政策を示されてきたわけでありますが、今、振り返り、政策の選択、進め方、進捗状況、結果、それらについてどのように感じているのかお伺いをいたします。 438 ◯議長(菱沼和幸君) 市長公室長・門脇 孝君。 439 ◯市長公室長(門脇 孝君) ご答弁申し上げます。令和3年度に策定いたしました新たな総合計画に基づきまして、将来像の実現に向け、4つの分野、9つの政策目標、61の基本施策の体系を基本といたしまして、各分野の施策展開をリードする事業をリーディングプロジェクトとして位置づけ、迅速かつ効果的な施策展開を進めているところでございます。その進捗管理につきましては、政策ごとの政策目標や基本施策における成果指標を設けてございまして、300を超える事務事業についての成果、効果を評価する事務事業評価と連動して進捗管理する体制を整えたところでございます。  これらの結果につきましては、効果があったもの、効果が見込みより及ばなかったもの様々でございますが、その結果を分析し、限られた財源の中で優先順位を鑑みまして投資していくことが重要であると考えてございます。  以上でございます。 440 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 441 ◯11番(谷田川 泰君) ただいまの部長の答弁に対し市長の考えがあれば、お伺いをしたいと思います。 442 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 443 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。政策の進捗管理については先ほど市長公室長から答弁があったところですが、リーディングプロジェクトの実現によって総合計画で定めた将来像の実現に近づいていくと感じております。  リーディングプロジェクトの進捗においては、将来像の実現に関する私の考えを担当部長に政策ビジョンを示しながら進めております。  今後も、様々な事業展開の結果などを踏まえ、よりよい結果、よりよい事業展開を求めて取り組んでまいります。 444 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 445 ◯11番(谷田川 泰君) 進捗管理を行っているということであります。何度も繰り返します、全くスケジュール感がない、私はそう思います。平気で事業が遅れている、民間ではあり得ないことであります。また、効果や結果の出ないもの、その辺は常に見直しをかけながら目標の達成に向かって行動をしていってもらいたい、このように思います。  次に、前にもお伺いしましたが、近隣自治体に比べ活力がないように思っております。小美玉市、かすみがうら市のまちづくりは、着実に進んでいるということであります。駅周辺整備、駅前・東ノ辻線、TXの延伸、企業誘致、都市計画、これは線引きの見直しであります、人口減少対策、これらについて、市長自ら陣頭指揮を執り、スピード感を持って取り組まれるよう、再三再四、私は申し上げてきたつもりであります。これらの課題についてどのように考え、どのような具体策を持っているのかお伺いをいたします。 446 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・浅田君。 447 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(浅田禎智君) 駅周辺整備事業につきましてご答弁させていただきます。駅周辺整備事業につきましては、石岡駅の橋上化が完了し、第2期計画として令和3年度より5か年計画で石岡駅周辺の整備を行っているところでございます。この中で、西口交流施設及び駐車場の整備、西口ロータリー進入路の拡幅、東口バスターミナルの整備、ステーションパークの改修、仮称、東口都市公園の整備などが計画されております。  当初計画のスケジュールと比較いたしまして、西口交流施設につきましては、改修工事の際、建物の基礎及び敷地内外構の劣化が発見され、追加で改修を行ったことにより当初より1年遅れとなりましたが、令和5年3月に供用開始を予定してございます。  また、西口交流施設駐車場の整備につきましては、設計内容の再検討が完了し、現在、発注の手続を行っているところでございます。今後、入札を経まして、令和5年2月上旬の仮契約、3月の定例会で本契約に関する議案の上程を予定しているところでございます。  西口ロータリー進入路の拡幅につきましては、交差点内の電線共同溝の移設に関して関係機関との協議に時間を要しましたが、当初計画どおり、本年度内の完成の見込みとなってございます。  これらのほか、7月に東口バスターミナルの整備が完了し供用開始をしているところでございます。  令和5年度以降の主なものにつきましては、仮称、東口都市公園の整備工事、ステーションパークの改修設計業務などを予定してございます。おおむね計画どおりの進捗となってございます。  今後につきましても、関係機関との調整を図りながら、適切な事業進捗を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 448 ◯議長(菱沼和幸君) 都市建設部長・櫻井君。 449 ◯都市建設部長(櫻井正洋君) 駅前・東ノ辻線の現在の進捗についてご答弁申し上げます。  第2回定例会におきましてご答弁申し上げました残りの地権者のうち、1名の地権者から用地の協力が得られまして、建物の解体が年内に完了する見込みとなってございます。残り12筆、全体の約10%がいまだ取得できていない状況となってございますが、引き続き事業用地確保に向けて用地交渉を進めていきたいと考えております。  なお、工事でございますが、路線延長1,200メートルのうち、約780メートル、整備率といたしまして64.8%が完成しております。残り約420メートルがまだ未供用となってございます。現在、県道側の100メートル区間において工事に着手し、整備を進めているところでございます。  引き続きまして、都市計画の見直しについてご答弁申し上げます。  石岡都市計画につきましては、議員ご質問のとおり区域区分を設定し、市街化区域について計画的に都市計画道路など都市施設の整備を行い、計画的な土地利用を進めてきたところでございます。  また、平成31年には石岡市立地適正化計画を策定し、商業や医療、公共施設等を計画的に誘導し、公共交通と連携させるコンパクト・プラス・ネットワークを実現することにより居住性の向上を目指しているところでございます。  なお、市街化区域の隣接区域を中心に、市街化調整区域におきましても、一部、区域指定制度を導入し、住宅等の建築許可に関する要件を緩和する制度を実施し、土地利用の活性化を図っているところでございます。  議員ご指摘の線引きの廃止につきましては、自由に家などが建てられるメリットがある一方、無秩序な開発により排水処理や上水道の整備など多くの課題も予想されていることから、これまでの計画に基づき、市街化区域内の有効的な土地利用を進めてまいりたいというふうに考えておりますが、新たな工業団地等の誘致につきましては、具体的な地区、規模等が決まった際には市街化区域の見直しや地区計画制度等を検討し、柔軟に対応してまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 450 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 451 ◯11番(谷田川 泰君) ただいま部長から、進捗状況についてお伺いをいたしました。  駅の郵便局から下りてきた交差点であります、その交差点を三車線化するということは年度内ということで、今、答弁がありましたが、私が聞いている範囲では、9月のお祭りの終わった時点で整備が始まり、今年中に完成をするという話を聞いておりました。これがなぜここまで遅れているのか先ほど答弁がありましたけれども、あのような答弁は、最初から分かっているはずなんです。分かっていることに対して手を打たなかったということではないかと思います。もう少しきちんとした対策を事前に取っていないから、こういう問題が起きるんであります。その辺について、もう一回、答弁をお願いします。 452 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・浅田君。 453 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(浅田禎智君) ご答弁申し上げます。谷田川議員おっしゃるとおり、本年の9月、お祭り後に工事の発注を予定しておりました。実際に、こちらのほう、9月に向けて手続をしておりましたが、やはり設計内容の精査ですとか関係機関との調整、目に見えない部分での時間を要している部分がございます。決してわざと遅らせようとしてやっているわけではなく、進めている中で、やはり見えない部分での時間を要している部分がございますので、この辺はご理解いただきたいと思います。  以上でございます。 454 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 455 ◯11番(谷田川 泰君) さらなる遅れのないように進んでいただきたいと思います。  次に、駅前・東ノ辻線であります。この道路は、計画されてからもう30年もたっているんであります。いまだに1,200メートルの道路を開通できないのであります。  あの道路は、石岡市にとって最も重要な路線であると私は認識をしております。そういう中で、なぜその地権者との交渉が、こんなに遅れているのか。  その問題は、前々から私は指摘しているはずなんです。地権者との交渉に向き合うこちらの態度が相手のところに届いていない、そういう状況が生んでいる今の現実ではないかというふうに私は思っております。  この道路を完成させることによって、あの駅から県道までの周りがかなり有効に使えるということでありますので、その辺の状況はどういうふうに進めていくのか、改めて答弁を願います。 456 ◯議長(菱沼和幸君) 都市建設部長・櫻井君。
    457 ◯都市建設部長(櫻井正洋君) ご答弁申し上げます。現在、土地の交渉に当たっているわけでございますが、土地の相続や代替地の条件、買収額に不満があり、協力が得られていない状況であります。本事業の重要性について地権者へ理解を求めながら交渉を続けてまいりたいというふうに考えております。  工事におきましては、用地取得が完了しました区間から随時整備を進め、令和7年度の供用開始ができるように進めてまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 458 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 459 ◯11番(谷田川 泰君) 令和7年度の完成と答弁であります。令和7年度は、令和8年の3月まであるんだ。そんなにかける時間は、もうないんですよ。もっともっとスピード感を持って取り組んでいただきたい、このように私は思います。  次に、人口減少対策、これについて答弁を求めます。 460 ◯議長(菱沼和幸君) 市長公室長・門脇 孝君。 461 ◯市長公室長(門脇 孝君) ご答弁申し上げます。人口減少は、出生や死亡による自然動態、転出や転入による社会動態に分けられますが、本市はどちらもマイナスとなってございまして、人口減少に歯止めが利かない状況となっておると認識してございます。国全体が人口減少となっている中、この流れを止めるのは難しいと考えてございます。  そのような中でも、先ほどご質問いただきました結婚や子育て支援施策による出生増、転出抑制や移住施策の推進により人口減少を緩和しつつ持続可能な地域となるよう、全庁的に様々な施策と連携いたしまして取り組んでいる状況でございます。  以上でございます。 462 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 463 ◯11番(谷田川 泰君) 次に、つくばエクスプレス延伸についての考えをお伺いいたします。 464 ◯議長(菱沼和幸君) 市長公室長・門脇 孝君。 465 ◯市長公室長(門脇 孝君) ご答弁申し上げます。つくばエクスプレスの延伸につきましては、つくばエクスプレス沿線開発による人口増の好事例に見られますように、人口減少の流れを大きく変えるチャンスであると認識してございます。本年度につきましては、要望活動や市民の機運醸成など様々な活動を行ってまいりましたが、3月には茨城県が示す4つの方面案が1つに絞り込まれる見込みでございます。今後につきましても、引き続きTX延伸推進の活動に取り組んでまいります。  以上でございます。 466 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 467 ◯11番(谷田川 泰君) ただいま各部長から答弁をいただきました。この件に関して、市長の見解をお伺いいたします。 468 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 469 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。まず、駅周辺整備事業につきましては、新たな市の将来像に向けた取組の中でも石岡駅を中心とした魅力あるまちづくりの中核となる拠点づくりを担うものでありまして、大きな期待がかけられている事業と捉えております。  事業の実現につきましては、令和3年度から7年までの5か年計画で駅周辺の施設整備を行うとともに、地元商店街が行っておりますいしおか市場の開催支援やグリーンスローモビリティの実証事業などのソフト事業と連携しながら、石岡駅を起点としたにぎわいの創出につなげていきたいと考えてございます。  これら魅力あるまちづくりの実現のためにも、計画された事業について着実に実施していくことが重要でございます。関係者との連携、協力を得ながら、早期完成に向けて取り組んでまいります。  駅前・東ノ辻線の課題となっている用地取得につきましては、私自ら地権者方へ出向き、事業の協力を求め、円滑な交通網を形成するには欠かせない本路線の早期完成に向け進めていく所存でございます。  都市計画の見直しについては、先ほど担当部長よりご答弁のあったとおり、市民が暮らしやすいコンパクト・プラス・ネットワーク型のまちづくりを目指し進めてまいります。  様々な取組について方向性を答弁いたしましたが、本市の様々な課題について、チャンスを捉え、スピード感を重視して取り組むよう指示をしているところでございます。適切なタイミングを捉えることは、本市が持続可能な自治体として今後も存在していくために必須のことであり、地方創生という観点から、石岡市のみならず、この地域全体として取り組んでいく必要があると考えております。つきましては、広域的に近隣自治体と連携しながら、私自身もトップセールスを行い、自ら先頭に立って取り組んでいきたいと考えております。 470 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 471 ◯11番(谷田川 泰君) それぞれ、市長、各担当部長から、取組がなされている、スピード感を持って仕上げていくということでありますので、間違いなく、ただいまの答弁で必ず完成を得られるよう、努力をしてくださいとは言いません、必ず完成をさせるということをお約束いただきたいと思います。これは、市民は大きな期待をしております。完成が遅れれば行政に対する信用を得られる利益を失うことにもなりません。駅前・東ノ辻線の用地交渉をはじめ、様々な課題の解決のため、市長自ら率先して取り組んでいっていただきたいと思います。  現在、来年度の予算編成が始まっていることと思います。予算は政策の青写真とも言われております。先ほど申し上げましたが、市長任期の集大成となる年度であります。公約の実現、達成できていない政策課題、まちづくりについて、来年度、どのような点に重点を置かれ取り組んでいくのか、お伺いをいたします。 472 ◯議長(菱沼和幸君) 市長公室長・門脇 孝君。 473 ◯市長公室長(門脇 孝君) ご答弁申し上げます。総合計画で定めた将来像の実現に向け、来年度は、第1期基本計画の最終年度となります。少子高齢化や厳しい財政状況でございますが、各施策展開をリードするリーディングプロジェクトにおいて、現状の課題の精査、これまでの取組の成果などを踏まえ、重点化した事業展開を図っていく必要があると考えてございます。  以上でございます。 474 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 475 ◯11番(谷田川 泰君) この件につきまして、市長の考えがあれば、再度、改めて市長のこの実現に向かっての決意をお伺いしたいと思います。 476 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 477 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。来年度の取組でございますが、本市で生じている若い世代の人口流出に歯止めをかけ地域の活力の維持を図ることが喫緊の課題となっていることから、特に重点的に取り組んでいくこととして、若い世代や子育て世代への施策の実施がございます。  また、10月1日にはゼロカーボンシティ宣言をしたところですが、地球温暖化が原因とされる猛暑や豪雨などの地球規模の深刻な問題に対応するためには私たち一人一人の取組が大事であり、私たちの子や孫が住み続けられる地域を残すことにつながります。地域が持続可能であるために、このゼロカーボンの取組を行っていく必要があると考えております。  また、上曽トンネル整備などの合併特例債を活用した事業については令和5年度以降も取組が続くほか、小学校の統合再編や公共施設の再配置などの大きな課題もあり、スピード感を持って私自身が先頭に立って強力に推進してまいりたいと考えております。  来年度は、石岡市政の運営という重責を担ってから4年目を迎える重要な年となりますので、総合計画で掲げた「誰もが輝く未来へ共に創る石岡市」の実現に向けて取り組んでまいります。  今後の取組でありますが、私といたしましては、公約に掲げた内容のほか、地域の皆様とともに課題解決に向けて全力で取り組んでまいる所存であります。  総合計画では10年後の将来像を掲げており、これからも石岡市が持続可能であるように、10年という長期的な展望を持ちながら、よりよい市政運営に向けて努めてまいりたいと考えております。  さきにご答弁いたしましたとおり、これまで、公約とした施策は、9割を超える項目で進捗が見られております。人口減少が止まらない地域において、皆様と一緒に汗をかき、知恵を絞り、誰もが輝く未来に進むことができるようにすることが私の使命であります。それが私の掲げる市の方針である共生・共育・共働であり、共にこの地域で育ち、働き、生きていく地域づくりを目指し、私自身が先頭に立って全力で取り組んでまいります。 478 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 479 ◯11番(谷田川 泰君) 本当に来年度、市長の締めくくりの年であります。きつい言葉も申しましたが、ぜひとも各部長が答弁したとおり、石岡市はもう待ったなしの状況なんであります。これを十分に理解しながらしっかりと進めていっていただきたい、このように思います。  以上で私の質問を終わります。 480 ◯議長(菱沼和幸君) 本日の一般質問はこの程度にいたしたいと思います。  以上で本日の議事日程は終了いたしましたので、これをもって散会いたします。  次回は、明12月6日定刻午前10時から会議を開き、引き続き市政一般に関する質問を行います。  お疲れさまでした。                   午後 5時08分散会 Copyright (c) ISHIOKA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...