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  1. 石岡市議会 2022-02-22
    令和4年第1回定例会(第1日目) 本文 開催日:2022-02-22


    取得元: 石岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-06
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 令和4年2月22日(火曜日)                   午前10時00分開会 ◯議長菱沼和幸君) おはようございます。ただいまの出席議員数は20名でございます。定足数に達しておりますので、ただいまから令和4年第1回石岡市議会定例会を開会いたします。  これより本日の会議を開きます。  この際、日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。  初めに、監査委員から、令和3年度12月分までの例月出納検査報告書が提出されておりますので、ご報告申し上げます。なお、報告書議会事務局に保管してありますので、ご覧おき願います。  次に、地方自治法第121条の規定により、議長において今期定例会に出席を求めた者の職氏名は、お手元に配付いたしました説明員名簿のとおりでございます。  なお、新型コロナウイルス感染症への対策として、説明員の出席は必要最小限としておりますので、ご承知おき願います。  次に、質疑や答弁などの発言の際、マスクを着用してこれを行うことを許可いたします。また、議員席及び執行部席飛沫感染防止対策のパネルを設置しておりますので、ご承知おき願います。  次に、本日の会議については、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止の観点から、議場内の密集、密接を回避するため、議場へ出席している議員を半数程度とし、出席議員以外の議員におかれましては、別室でタブレットにより視聴することにいたしたいと思います。  それでは、本日の議場出席者以外の議員におかれましては、ここでご退出ください。                     〔議員退室〕 2 ◯議長菱沼和幸君) 次に、本日の議事日程は、議事日程表のとおりでございます。  これより議事日程に入ります。             ──────────────────────  日程第1 会期の決定 3 ◯議長菱沼和幸君) 日程第1、会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。今期定例会の会期は、お手元に配付いたしました会期予定表案に示すとおり、本日から3月17日までの24日間といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 4 ◯議長菱沼和幸君) ご異議なしと認め、さよう決しました。
                ──────────────────────  日程第2 会議録署名議員の指名 5 ◯議長菱沼和幸君) 次に、日程第2、会議録署名議員の指名を行います。  今期定例会会議録署名議員は、会議規則第83条の規定により、    7番 石 橋 保 卓 君    8番 岡 野 孝 雄 君 の両名を指名いたします。             ──────────────────────  日程第3 議案第5号ないし議案第39号 6 ◯議長菱沼和幸君) 次に、日程第3、議案第5号・令和4年度石岡市一般会計予算ないし議案第39号・市道の変更についての計35件を一括して議題といたします。  これより各議案に対する提案理由の説明と併せ、令和4年度の市政運営に関する所信と施策概要について説明を求めます。  市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 7 ◯市長谷島洋司君) 令和4年第1回石岡市議会定例会の開会に当たり、令和4年度の市政運営に対する所信を申し上げ、議員の皆様並びに市民の皆様のご理解とご賛同を賜りたいと存じます。  世界的な広がりを見せた新型コロナウイルスは、令和3年度においても猛威を振るい、今また、新たな変異株による感染が急拡大し、第6波への対応が続いております。いまだ収束の兆しが見えない中、長期にわたり感染拡大防止にご協力いただいている市民の皆様に心から感謝を申し上げます。また、新型コロナ対応の最前線で治療や看護等に当たられている医療従事者をはじめ、エッセンシャルワーカーの皆様に心から敬意を表します。  私は、共生・共育・共働の方針の下、引き続き新型コロナ対応を最優先課題として市政運営に取り組んでまいりました。新型コロナワクチン接種高齢者等へのPCR検査、新生児・子育て世帯等への支援、プレミアム付商品券の発行、キャッシュレス決済ポイント還元市内事業者事業継続時短営業への支援など、このコロナ禍において、市民生活を守り、地域経済を維持するための取組を、県や関係機関と連携を図りながら展開してきたところであります。  一方、コロナ禍各種事業が制限される中においても、様々な対策を講じながら着実に事業に取り組んでまいりました。市の観光の拠点であるいばらきフラワーパークのリニューアルと、それに併設する新たな宿泊施設、花やさと山のオープン八郷総合支所有効活用に伴い整備した郷の本棚やさと図書館は令和4年4月オープンを予定しており、新たな生涯学習の場として多くの市民に利用されるものと期待しております。また、ドクターヘリランデブーポイントを備えた新たな愛郷橋出張所を整備し、消防・救急体制の強化を図りました。さらに、石岡駅周辺整備においては、西口交流施設BRT専用駅前広場の整備が着々と進んでおります。  このいまだ先行き不透明な状況の中、令和4年度においても新型コロナへの対応を最優先課題として市政運営に取り組んでまいります。何よりも市民の命と暮らしを第一に、安全安心な市民生活地域経済活動の維持のため、3回目のワクチン接種迅速化を含めた感染防止対策の継続や効果的な経済支援など、切れ目のない取組に注力してまいります。  そして、市民や事業者の皆様をはじめ、あらゆる世代の皆様と行政が一丸となり、オール石岡でこの難局を乗り越え、共に持続可能なまちづくりを進めてまいりたいと思います。  さて、我が国の経済情勢は、長引く新型コロナウイルス感染症の影響下にあり、持ち直しの兆しは見られるものの、引き続き変異株等による感染症の動向や国内外の経済に与える影響を注視していく必要があるとされております。  県内の景気についても、同様に、感染症の影響からサービス消費を中心に厳しい状態にありますが、基調としては持ち直しているとの見方がされております。  雇用情勢に目を向けますと、昨年12月における有効求人倍率は、茨城県において前年同月比0.14ポイント増の1.49倍、石岡市にあっては前年同月比で0.16ポイント増の1.16倍と改善が見られます。ただし、改善の動きが弱いことからも、今後の感染症による影響が懸念されるところであります。  次に、本市の人口の推移でございます。  本市の人口は、令和2年10月1日国勢調査で7万3,061人です。前回、平成27年国勢調査が7万6,020人ですので、2,959人の減少となっております。近年、社会動態に改善の傾向は見られるものの、全体としては依然減少傾向が続いております。特に20代の若者は転出超過の傾向にあり、高齢化率を高める一因となっております。  平成24年度にまちづくりの将来構想として策定した石岡かがやきビジョンが10年目の終期を迎えます。この間、東日本大震災の経験を踏まえた自然災害への備え、SDGsに向けた取組の重要性気候変動問題への対応、AIの進歩による社会構造の変化、そして、新型コロナウイルス感染症への対応など、本市を取り巻く社会情勢は大きく変化しております。同時に、市民の価値観や行政サービスへの需要多様化、高度化しております。  このような状況を踏まえた中で、未来につながるまちづくりを進めるための指針となる新たな総合計画を策定いたしました。その基本構想について、今期定例会にお示ししているところでございます。  新たな総合計画は、本市が10年後に目指すべき将来像を「誰もが輝く未来へ 共に創る石岡市」と定め、その実現のため、安全・安心、魅力・発信、対話・学びを基本理念とし、SDGsの視点を取り入れた政策目標を掲げた基本構想と、その政策目標の達成のための具体的施策成果指標を定めた市長任期連動型の第1期基本計画で構成しております。  本総合計画に基づき、多様な社会情勢の変化に柔軟に対応しながら、誰一人取り残さない持続可能な社会の実現への取組を様々な主体で共有し、共にまちづくりを進めていくことで、誰もがあらゆるライフステージで輝く未来を描くことができるまちを目指してまいります。  新たな総合計画では、基本構想に掲げる政策目標を、「輝く魅力向上」、「輝くまち」、「輝くひと」、「輝く暮らし」の4つの分野に束ね、それぞれの分野ごと施策展開をリードする事業をリーディングプロジェクトと位置づけ、迅速かつ効果的に取り組んでまいります。  令和4年度は、これら4つの分野における主要事業と、継続して取り組む新型コロナへの対応、さらに、全ての施策に共通する行財政改革の視点を踏まえた取組をリーディングプロジェクトとして設定し、スピード感を持って事業を推進してまいります。  初めに、新型コロナウイルス感染症対策プロジェクトであります。  新型コロナウイルス感染拡大が長期化する中、引き続き、市民生活を守り、強靱な地域経済を構築するための施策を展開してまいります。  新型コロナウイルス感染症の発症や重症化を予防するため、ワクチン接種を継続して実施してまいります。感染の急拡大している現状も踏まえ、3回目のワクチン接種を迅速に実施できる体制と市民が安心して接種できる環境を整え、感染拡大防止を図ってまいります。また、国の令和3年度補正予算を受け、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した対策事業を取りまとめ、感染症に強い持続可能なまちを目指し、さらなる施策を推進してまいります。  次に、輝く「魅力向上プロジェクトであります。  1つ目として、情報発信の強化です。  市ホームページを、利用者のニーズやトレンドを踏まえ、誰もが使いやすいものへリニューアルいたします。また、現在、情報発信手段として活用しているメルマガ、ツイッターやフェイスブックなどのSNSに加え、全国的にも広く利用されているプッシュ型コミュニケーションツール、LINEを新たに導入し、市民と共にさらなる市の魅力を発信できる体制を構築してまいります。  これに加え、市民協働の視点を含めたシティプロモーションの指針を策定し、市民と行政が共に市の魅力をより広く、より強く発信するとともに、石岡市のロゴマークの考案や戦略的な情報発信を行うことで、シビックプライドの醸成と、移住、定住の促進につなげてまいります。  2つ目として、観光資源魅力向上です。  昨年リニューアルオープンした観光拠点いばらきフラワーパークと花やさと山の魅力を最大限に生かして、周遊観光へとつなげる施策を展開し、来訪者が本市の観光資源に数多く触れ、魅力を感じていただくことでさらなる関係人口の増加と地域振興を図ってまいります。また、観光案内所における観光案内デジタルサイネージの多言語への対応と、外国語対応スタッフを配置することにより、インバウンド対応の強化と観光客の誘致、広域周遊観光へとつなげてまいります。  当市に数多くある史跡や歴史的文化財は、歴史的な価値はもちろん、重要な観光資源でもあることから、それらを保存活用するため、文化財保存活用地域計画を策定し、国の認定を目指すとともに、無形民俗文化財について、映像記録による保存継承・活用を図ってまいります。  次に、輝く「まち」プロジェクトであります。  1つ目として、生活基盤の整備です。  石岡駅周辺整備事業において、西口交流施設を活用するための駐車場の整備と、東口への都市公園の整備を進めるとともに、石岡ステーションパーク有効活用に向け、市民が集える場所として整備を検討してまいります。また、地域振興のイベント、石岡市場を引き続き支援し、中心市街地活性化を推進してまいります。  市の重要な拠点である高浜駅周辺地区について、駅のバリアフリー化をはじめとする地域の課題を抽出し、その解決方策を検討するとともに、地域資源にも目を向け、魅力あるまちづくりの方針を取りまとめてまいります。  気候変動問題への対応と持続可能な循環型社会の構築のため、カーボンニュートラルへの取組を進めます。また、環境基本計画に基づく脱炭素アクションプランを作成してまいります。  2つ目として、公共交通の充実です。  高齢化に伴う移動制約者の増加が予想される中、移動スーパーによる買物支援を実施することで、既存の公共交通機関を補完し、地域住民のさらなる利便性の向上を図ってまいります。  コンパクト・プラス・ネットワーク型のまちづくりを目指し、中心市街地において、グリーンスローモビリティーの実証実験を行い、新たな移動手段としての可能性を模索してまいります。また、乗り合いタクシーの先進的な配車システムを導入することにより、運行の効率化を図り、市民が快適に利用できる環境づくりを進めてまいります。  さらに、代替バス路線において、地域ニーズを踏まえたルートの変更を行い、地域住民利便性の向上を図ってまいります。  次に、輝く「ひと」プロジェクトであります。  1つ目として、医療対策子育て支援です。  地域医療について、現在の医療体制や小児科の緊急診療等を維持しつつ、医師及びコメディカルの不足や、産科、小児科、緊急診療等医療課題に対する取組を進めてまいります。  安心して子どもを産み、育てやすい環境として、コーディネーターによる健康や子育てに関する様々な相談への対応などの包括的な支援や、赤ちゃん紙おむつ支給事業を継続し、妊娠期から就学期まで、切れ目なくサポートしてまいります。また、仕事と家庭を両立できる社会の実現と、安心して子どもを預けられる環境を整えるため、民間保育施設の整備に対して支援を行ってまいります。  2つ目として、学びの支援です。  学校施設環境整備は、児童生徒の健やかな成長と確かな学力向上において大変重要であります。安全で快適に学べる良好な教育環境の充実に向け、統合を控える南小学校長寿命化改良事業等を中心に整備を進めてまいります。また、児童生徒の健康と食育の推進のため、学校給食の充実を図ってまいります。材料費が高騰する中、保護者経済的負担を抑えるとともに、地場産食材の使用や郷土料理を通して、食べ物を大切にする感謝の心や食事の重要性食文化への理解を深める食育を推進してまいります。  本年4月に八郷総合支所複合施設2階にオープンする郷の本棚やさと図書館は、全ての世代が利用できる図書をそろえ、学習や仕事、生活に関する情報収集の場、そして、生涯を通した学びの場として、多くの皆様に利用していただける環境づくりを進めます。  次に、輝く「暮らしプロジェクトであります。  1つ目として、持続可能な産業振興です。  組織再編により経済部産業戦略部と改称し、新たに産業プロモーション課を創設しました。持続可能な産業振興のため、積極的な企業誘致活動や、石岡セレクト認証品を含めた地場産品等販路開拓販売促進等のPRなど、国内外へのプロモーション活動を積極的、戦略的に推進してまいります。  ブランド柿である紫峰煌(しほうのきらめき)の販売促進や、生産者と異業種連携による6次化への支援を行い、農産物の販路拡大と市の知名度向上を図ってまいります。また、市内農産物魅力発信の取組と、事業者と連携したさらなる商品開発を進めてまいります。  コロナ禍における接触機会を低減するとともに、市民の消費喚起地域経済活性化を図るため、キャッシュレス決済ポイント付与事業を実施してまいります。また、住宅・店舗等リフォーム支援事業により、快適な住環境の整備や、店舗の魅力や機能性の向上を支援し、移住、定住につなげるとともに、市内事業者等持続的発展による地域経済活性化を図ってまいります。  2つ目として、持続可能な地域社会の構築です。  複合文化施設整備事業において、文化芸術の推進を図るとともに、市民が使いやすく過ごしやすい空間づくりによって、まちへの愛着や誇りの醸成につながる取組を進めてまいります。また、コミュニティ活動補助金等により、各地区の活動を支援するとともに、市民と行政の対話の場やまちづくり推進委員の活動を通して、協働のまちづくりをさらに推進してまいります。  市内の事業所へ、イクボス宣言の趣旨や、男性の家事、育児への参加促進等について啓発することで、ワーク・ライフ・バランスの推進を図り、誰もが多様な生き方を選択し、実現できる社会を目指してまいります。  さらに、様々な違いにとらわれず、誰もが多様性を認め合い、自分らしく活躍できる社会、共生社会の実現のための取組を推進してまいります。市内に住む外国人が地域の一員として共に活躍できる社会を目指し、多文化共生の取組に関する指針の策定や、窓口への自動翻訳機の導入を進めてまいります。  最後に、これら4つの分野のプロジェクトを下支えするチャレンジする市役所プロジェクトであります。  誰一人取り残さない持続可能なまちづくりを市民と行政が一体となって取り組んでいくため、市民や職員への啓発活動やセミナーを開催することで、市全体としてSDGsへの理解を深めてまいります。  効果的、効率的な行政運営行政手続等効率化のため、デジタル化を中心とした業務の変革に向け、BPR手法による全庁的な業務分析を実施してまいります。また、公共施設における品質と安全性の向上、加えて、施設管理業務効率化に向けて、公共施設の包括的な管理に関する調査を進めてまいります。  おくやみ窓口によるワンストップ対応や、申請ナビシステムの活用、郵便局での証明書等の発行など、便利で使いやすい窓口を充実させることで市民サービスの向上を図ってまいります。  さらに、ドローンによる災害状況確認インフラ点検、市の魅力の効果的な情報発信等の実績を踏まえ、さらなる事業展開への活用を進めます。あわせて、パイロットチームの技術の向上と新たなパイロットの育成を進めてまいります。  近年、世界的に気候変動による自然災害が多発し、昨年は国内においても豪雨による土砂災害等の被害が発生するなど、いわゆる地球温暖化が我々の社会に深刻な影響を及ぼしております。さらに、コロナ禍も契機となり、脱炭素化カーボンニュートラル実現への流れが世界的に強まっております。国内においても、国の2050年カーボンニュートラル宣言や、気候サミットでの2030年温室効果ガス削減の表明により、全国的に脱炭素社会の実現の重要性が日々高まっております。  地球温暖化対策は、SDGsの全ての目標の達成に影響を与えるものであり、カーボンニュートラルへの取組は持続可能なまちづくりに欠かすことができないテーマであります。  本市では、本年度に策定する新たな環境基本計画において、「循環型社会を構築し、脱炭素や気候変動に適応するまち」を掲げております。今後、具体的アクションプランを定めていく中で、本市ならではカーボンニュートラルへの取組、いしおかスタイルを確立してまいりたいと思います。  そして、市民、事業者、市、様々な主体がそれぞれの役割と責任を果たしながら持続可能な生活環境の確保に取り組むことで、市全体として二酸化炭素の排出量を実質ゼロとするゼロカーボンシティの実現を目指してまいりたいと考えております。  令和4年度は、新たな総合計画に基づくまちづくりスタートを切る重要な年であります。かつてないスピードで変化を続ける社会環境、先行きの見えないコロナ禍でのスタートとなりますが、本市の目指すべき将来像として掲げた「誰もが輝く未来へ 共に創る石岡市」の実現に向けたまちづくりへの第一歩を力強く踏み出してまいります。  そのまちづくりを進めていく中には、全ての市民が幸せを感じられる社会、特に子どもたちが石岡市に誇りを持って自らの未来に夢を描ける社会を目指し、今を生きる私たちはもとより、未来の石岡市民を含めた全ての人が、多様なつながりの下に、共に我々のふるさとである石岡市をつくり続けていく姿があるものと確信しております。そして、私自身がそのまちづくりの先頭に立って全力で取り組んでまいります。市政のかじ取りをする責任者として、誰一人取り残さない(共生)、地域でお互いを高め合う(共育)、様々な主体で取り組む(共働)の理念の下、強い責任感と使命感を持って市政運営に邁進してまいります。  議会の皆様、市民の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げ、令和4年度の所信といたします。  次に、議案第5号から第39号の提案理由の説明でございます。  本日ここに提案いたしました議案について、概要をご説明申し上げます。  最初に、令和4年度予算編成についての考え方を申し上げます。  現在、感染拡大中である新型コロナウイルス感染症は、当市の市民生活地域経済に引き続き影響を及ぼしており、自主財源の根幹でもある市税もいまだコロナ禍以前には回復していないなど、市政運営においても困難が増しているところです。  このような中、新型コロナウイルス感染症に対し、迅速かつ効果的な施策や支援を展開し、また、新しい石岡市総合計画で定める「誰もが輝く未来へ 共に創る石岡市」を目指すため、令和4年度予算の編成を行ったところです。  議案第5号・令和4年度石岡市一般会計予算一般会計は352億6,000万円とし、前年度より24億8,000万円、7.6%の増となってございます。  歳入歳出款項別予算額は第1表の記載のとおりでございます。  継続費については全庁業務分析事業等3件で、第2表のとおりでございます。  繰越明許費については市議会議員選挙費1件で、第3表のとおりでございます。  債務負担行為については公用自動車借上料等8件で、第4表のとおりでございます。  地方債についてはコミュニティセンター長寿命化改修事業等22件で、第5表のとおりでございます。  一時借入金につきましては、現在の諸情勢、借入規模を検討し、借入れの最高額を10億円といたしました。  次に、議案第6号・令和4年度石岡市国民健康保険特別会計予算ないし議案第14号・令和4年度石岡市農業集落排水事業会計予算、各特別会計予算の内訳についてご説明申し上げます。  国民健康保険特別会計76億6,882万8,000円、駐車場特別会計1,440万2,000円、霊園事業特別会計1,226万8,000円、介護保険特別会計80億8,858万円、介護サービス事業特別会計3億1,671万円、後期高齢者医療特別会計10億4,582万3,000円、水道事業会計9億1,950万8,000円、公共下水道事業会計36億6,245万3,000円、農業集落排水事業会計5億3,205万1,000円でございます。  なお、企業債については、水道事業会計1件、公共下水道事業会計3件でございます。  次に、議案第15号・令和3年度石岡市一般会計補正予算(第12号)、今回の補正予算は、事業費の確定等により財源調整が必要な経費、後年度の財政負担軽減を図るための基金の調整及び緊急性の高い事業等に対応する経費を基本的な考え方としております。  補正予算の概要について申し上げますと、歳入歳出予算の総額にそれぞれ4億1,726万8,000円を追加し、補正後の歳入歳出予算総額をそれぞれ363億7,126万5,000円とするものでございます。  歳入歳出予算の款項別補正額は、第1表に記載のとおりでございます。  繰越明許費の補正については第2表、債務負担行為の補正については第3表、地方債の補正については第4表に記載のとおりでございます。  次に、議案第16号・令和3年度石岡市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)、本会計の補正予算は、事業勘定の歳入歳出予算の総額にそれぞれ2億7,879万7,000円を追加し、補正後の歳入歳出予算総額をそれぞれ79億6,299万1,000円とするものでございます。歳出の内訳は、国民健康保険支払準備基金積立金の増額などによるものでございます。  次に、議案第17号・令和3年度石岡市駐車場特別会計補正予算(第1号)、本会計の補正予算は、歳入歳出予算の総額にそれぞれ441万9,000円を追加し、補正後の歳入歳出予算総額をそれぞれ1,561万7,000円とするものでございます。歳出の内訳は、一般会計への繰出金を増額するものでございます。  次に、議案第18号・令和3年度石岡市介護保険特別会計補正予算(第3号)、本会計の補正予算は、事業勘定の歳入歳出予算の総額からそれぞれ7億8,600万円を減額し、補正後の歳入歳出予算総額をそれぞれ74億4,421万5,000円とするものでございます。歳出の内訳は、各介護サービスにおける保険給付費の減額などによるものでございます。  次に、議案第19号・令和3年度石岡市介護サービス事業特別会計補正予算(第2号)、本会計の補正予算は、歳入歳出予算の総額からそれぞれ112万7,000円を減額し、補正後の予算総額をそれぞれ3億2,193万5,000円とするものでございます。歳出の内訳は、特別養護老人ホーム運営事業費の減額などによるものでございます。
     次に、議案第20号・令和3年度石岡市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)、本会計の補正予算は、歳入歳出予算の総額にそれぞれ170万3,000円を追加し、補正後の歳入歳出予算総額をそれぞれ10億426万8,000円とするものでございます。歳出の内訳は、後期高齢者医療保険料納付金の増額などによるものでございます。  次に、議案第21号・令和3年度石岡市公共下水道事業会計補正予算(第2号)、本会計の補正予算は、収益的支出を8,870万2,000円減額するものでございます。内訳は、流域下水道事業維持管理負担金や企業債利子償還金の減額等でございます。  次に、議案第22号・令和3年度石岡市農業集落排水事業会計補正予算(第2号)、本会計の補正予算は、収益的支出を91万円減額するものでございます。内訳は、農業集落排水接続支援事業費補助金の減額でございます。  次に、議案第23号・石岡市基本構想を定めることについて、本案は、令和4年度から令和13年度までの10年間を計画期間とする新たな石岡市基本構想を策定するため、石岡市議会基本条例第7条の規定により議会の議決を求めるものでございます。  次に、議案第24号・公の施設の広域利用に関する協議について、本案は、石岡市、かすみがうら市、行方市、小美玉市及び茨城町との間において、公の施設の広域利用に関し協議するため、地方自治法第244条の3第3項の規定により議会の議決を求めるものでございます。  次に、議案第25号・石岡市、かすみがうら市、行方市、小美玉市及び茨城町における公の施設の広域利用に関する条例を制定することについて、本案は、本市の公の施設をかすみがうら市、行方市、小美玉市及び茨城町の住民が利用することについて、条例で必要な事項を定めるため、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決を求めるものでございます。  次に、議案第26号・石岡市入札監視委員会条例を制定することについて、本案は、公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律の趣旨を踏まえ、本市が発注する建設工事等の入札及び契約の手続における公平性の確保並びに客観性及び透明性の向上を図るため、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決を求めるものでございます。  次に、議案第27号・石岡市個人情報保護条例の一部を改正する条例を制定することについて、本案は、デジタル社会の形成を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴い、所要の改正を行うため、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決を求めるものでございます。  次に、議案第28号・石岡市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例を制定することについて、本案は、妊娠、出産、育児等と仕事の両立支援のために講じる措置に係る人事院規則等の改正に伴い、これに準じて本市職員の育児休業等の取得要件について所要の改正を行うため、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決を求めるものでございます。  次に、議案第29号・石岡市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例を制定することについて、本案は、人事院勧告に伴い、これに準じて本市職員の給与等の改正を行うため、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決を求めるものでございます。  次に、議案第30号・石岡市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例を制定することについて、本案は、特殊勤務手当のうち、消防職に係る夜間特殊業務に従事する職員の特殊勤務手当及び消防業務に従事する特殊勤務手当の見直しにより、所要の改正を行うため、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決を求めるものでございます。  次に、議案第31号・石岡市国民健康保険税条例の一部を改正する条例を制定することについて、本案は、国民健康保険税の賦課方式を変更するとともに、地方税法の一部改正に伴い、未就学児の被保険者均等割額の減額措置を講ずるほか、市独自による20歳未満の者の被保険者均等割額の減免措置を講ずるため、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決を求めるものでございます。  次に、議案第32号・石岡市基金条例の一部を改正する条例を制定することについて、本案は、生活困窮者に対する生活支援等の費用に充てるための石岡市たんぽぽ基金を設置するため、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決を求めるものでございます。  次に、議案第33号・石岡市児童厚生施設条例の一部を改正する条例を制定することについて、本案は、石岡市立児童館を廃止するため、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決を求めるものでございます。  次に、議案第34号・石岡市国民健康保険条例の一部を改正する条例を制定することについて、本案は、国民健康保険支払準備基金の処分の取扱いを見直し、国民健康保険財政の円滑な運営を図るため、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決を求めるものでございます。  次に、議案第35号・石岡市農業振興地域整備促進協議会条例の一部を改正する条例を制定することについて、本案は、組織体制の見直しに伴い、所要の改正を行うため、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決を求めるものでございます。  次に、議案第36号・石岡市消防団条例の一部を改正する条例を制定することについて、本案は、消防団員の確保を目的として、総務省消防庁が定めた非常勤消防団員の報酬等の基準に基づき、所要の改正を行うため、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決を求めるものでございます。  次に、議案第37号・損害賠償額の決定及び損害賠償請求に関する和解について、本案は、令和3年12月9日午前11時30分頃、石岡市府中五丁目地内において、経済部の職員が地籍調査の業務中に発生した水道管の破損について、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により、損害賠償額を決定し、和解をするものでございます。  次に、議案第38号・市道の廃止について、本案は、当該路線が市道としての機能を喪失していることから、市道の廃止をするため、道路法第10条第3項の規定により議会の議決を求めるものでございます。  次に、議案第39号・市道の変更について、本案は、河川整備事業に伴い、市道の一部を変更するため、道路法第10条第3項の規定により議会の議決を求めるものでございます。  以上提案いたしました各議案の概要でございます。十分ご審議の上、議決を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明を終わります。 8 ◯議長菱沼和幸君) 以上で説明は終わりました。             ──────────────────────  日程第4 休会の件 9 ◯議長菱沼和幸君) 次に、日程第4、休会の件を議題といたします。  お諮りいたします。明2月23日から2月27日までの5日間は議事整理のため休会いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 10 ◯議長菱沼和幸君) ご異議なしと認め、さよう決しました。  以上で本日の議事日程は終了いたしましたので、これをもって散会いたします。  次回は、2月28日、定刻午前10時から会議を開き、代表質問を行います。  お疲れさまでした。                   午前10時50分散会 Copyright (c) ISHIOKA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...