石岡市議会 > 2021-03-11 >
令和3年予算特別委員会(第5日目) 名簿 開催日:2021-03-11
令和3年予算特別委員会(第5日目) 本文 開催日:2021-03-11

  • 起業(/)
ツイート シェア
  1. 石岡市議会 2021-03-11
    令和3年予算特別委員会(第5日目) 本文 開催日:2021-03-11


    取得元: 石岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-06
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 令和3年3月11日(木曜日)                   午前10時02分開会 ◯委員長(関口忠男君) ただいまから予算特別委員会を開会いたします。  直ちに本日の会議を開きます。  本日の議題は、議案第4号・令和3年度石岡市一般会計予算ないし議案第13号・令和3年度石岡市農業集落排水事業会計予算、以上であります。  次に、付託案件説明のため、本日、委員長において出席を求めた者の職、氏名は、説明員名簿のとおりであります。  次に、本日の審査範囲につきましては、審査区分表のとおりであります。  次に、各委員に申し上げます。本日は、総括審査でありますので、計数に関わる質疑、また、重複する質疑は避けていただき、所管審査において答弁がなされ、それ以上に政策的な判断を求めるものについて予算に即して質疑を行っていただきますよう、よろしくお願いいたします。  これより議事に入ります。  議案第4号・令和3年度石岡市一般会計予算ないし議案第13号・令和3年度石岡市農業集落排水事業会計予算までの計10件を一括して議題といたします。  これより質疑を行います。  初めに、小松委員。 2 ◯委員(小松豊正君) どうも、皆さん、おはようございます。日本共産党の小松豊正です。各予算特別委員会における審査を踏まえまして、令和3年度予算に対する総括質疑審査を行います。  令和3年度予算は、谷島市長にとりましても、新しく石岡市長に当選されて、それで約1年、市長の施政には10か月と書いてありますけれども、一定の経験を踏まえて編成された予算でございます。  この間起こった最大の問題は、市長としても最大の公約として掲げて努力されてきました石岡地域医療計画が、地域医療振興協会の提案申入れの撤回によりまして全くの白紙に戻ったことであります。さらに、新型コロナ感染症から命と暮らしを守る課題に取り組み、まちづくりをどう進めるかも待ったなしの課題となっております。さらに、入札問題は、石岡市にとりましても本当に様々な政策推進を妨げるといいますか、税金の使い方にとっても、本当に根本から解決が求められる問題として市民の前に立ち現れていると思います。  これらの問題にどう取り組むのか。私は、非常に注目しましたのは、谷島市長の政治倫理、政治理念基本方針を示した令和3年度市政運営に関する所信と施策概要、ここを注目いたしました。  これに対して代表質問が行われましたが、私が読むのには、残念ながら総花的であると、全般的に書いてあるんだけれども、やっぱり市長の生々しい考えとか心情とか、こうやるんだとか、そういうのがよく見えてこないんですね、という問題意識を持っているわけです。これは、予算全体にもやはり影響を及ぼす基本的な問題なんですよね。  そこで幾つかお伺いしますけれども、第一に地域医療の問題です。  これは、身近なところに安心してかかれる医療機関をという願いは、この議会に寄せられた多くの請願書面にも表われておりますし、私自身も多くの市民からそういう声を聞いているところです。市長に改めてこういう総括の場でお伺いするんですけれども、どうしようと思っているのか。予算的には約300万円の予算が計上されております。いわゆる地域医療需要動向調査委託料ですね、300万円と。これが何かよく分からないんですね。やっぱり市長が最大掲げた公約でもあるし、それがやっぱり元に戻ったといいますか最初からやり直すという段階で、市長としてはどういうふうにこれを考えているかということを明確に示して予算にも反映させないと、これは非常にやっぱりこれ自身問題だと思いますので、そのことをまずお伺いしたいと思います。 3 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・金井君。
    4 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。地域医療需要動向調査委託料でございますけれども、こちらにつきましては、今回の地域医療振興協会からの取下げ、また、コロナ禍などの医療環境の変化を踏まえ、将来の地域医療のための新たな手法を検討する必要があると考えております。  そういった中で今回の調査は、地域における医療需要や将来需要予測、それから、医療機関の状況などの医療環境調査、また、国や県、各種団体などが保有するデータの分析など、今後の地域医療を協議するための基礎調査を考えております。  以上でございます。 5 ◯委員長(関口忠男君) 小松委員。 6 ◯委員(小松豊正君) 私は、こういうふうな事態になってしまったわけですけれども、やはりこの地域医療振興協会という団体が全国的にやってきたことについて、私も、また、我々の委員会でも調査をして幾つかの疑念があったので、私はこの件については、終わったことですけれども、地域医療振興協会を議会に呼んで、そういう問題をただして、やっぱり市と信頼関係を持たないと危ない面もあるということはいろんな機会に申し上げましたけれども、そういう機会はやりませんでした、執行部としてはね。議会としても、そうならなかったんですけれども。やはり民間の医療団体ですから、様々な情勢を敏感に反映して、そういう軌道修正ということは十分あり得るんですね。危ない面もあるんですよ。だから、そういう点で私はそういうことを言いましたけれども、それをやられませんでした。  現在の段階でどういうものが必要かというと、やはり私の考えで、これは市長のお考えも聞きたいんだけれども、実際に困っている我々石岡市民の中にも、地域医療、これ、医療問題についての造詣の深い方がいらっしゃるわけですよ。これは当然、医師会の中にもいらっしゃると思いますし、また、これまでの議会活動の中でも議員の中にもそういう地域の問題について非常に一定の経験を持った方もいらっしゃいます。それから、今回ものすごい数を集めた住民運動の中にも、本当に命をかけてやるという人もいるわけですよ。だから、今の時点に立って、どういう地域医療があり得るのか、妥当なのかということを審議する例えば審議会とか、研究会とか、そういうものを構想をはっきり示して、市長としては、そういう基本的な、やっぱり基本的議論をするという予算を組むべきではないんですかね。何かこれまでやってきたやつをまたこうやるみたいなのじゃなくて、そういう我々自身の手で地域の解決をすると、そういうことにふさわしい人を組織して、予算もつけて、そして、やっぱり基本からやっていくと、そういうふうにしないと、幾らやってもこれは駄目になるんですよね、不一致が多くて。そういうところを私は考えて、この点がやっぱりないということが、非常に今度の令和3年度予算の1つの大きな問題だと思いますけれども、市長、いかがですか。そういう構想は、これからやろうと思えば、これは基本、令和3年度の一般会計予算に関わる問題ですけれども、ちょっとご意見をお伺いしたいと思います。 7 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・金井君。 8 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。今後の対応でございますが、大きく2つの視点で考えております。これまで地域の医療課題としてお示ししておりました産科、小児科、緊急診療、こちらにつきまして個別に対応することも考慮に入れながら、これまでの民間活用として検討してまいりました手法や他市町村の先進的な取組、このようなものも参考に効果的な手法を検討してまいりたいと考えております。  また、コロナ禍や4月からの石岡市医師会病院の休止、こういった医療環境が急激に変化する中、改めて地域の医療状況、こちらを調査する必要があると考えておりまして、こういった状況の調査をした結果を踏まえて、将来の地域医療の在り方について、議会の皆様と協議をしながら新たな手法について合意形成を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 9 ◯委員長(関口忠男君) 小松委員。 10 ◯委員(小松豊正君) 私は、市長に聞いているんですね。市長にも生の声で、どういうお考え、どういう心境なのかをお聞きしたいと思います。 11 ◯委員長(関口忠男君) 市長・谷島君。 12 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。先ほど部長答弁ありましたとおり、私もこの将来の地域医療の在り方について議会の皆様と協議しながら新たな手法について合意形成を図ってまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 13 ◯委員長(関口忠男君) 小松委員。 14 ◯委員(小松豊正君) 私、やっぱり市長は、やっぱり大局に立って、リーダーシップと、そういう意味では関係担当者全体のやっぱり石岡市の市政を引っ張っていくきちんとした政治理念とリーダーシップと、これを発揮してもらわないと、打開できないと思うんですよね、幾つかの問題は。この点でやっぱり、この市政運営に対する所信と施策概要、読みましたけれども、そういうのを感じられないんですよ。強力に感じられないから総花的と申し上げましたけれども、これでは我々に訴える力がないんですね。だから、そういう点で、やっぱり市長も、そうは言ってもやっぱり個人だから分からないこともあるんでしょうよね。そういう点は、やっぱり知恵を借りるしかないんですよ。専門家、あるいは、そういう意欲のある方の意見を聞いて、それで、それをやっぱり学んで、そういう方向でやっぱりやるんだということをやっぱり政治理念、方針と打ち出してリーダーシップを発揮していくということがなければいろんな問題が打開できないということになると思うので、今の市長の答弁をお聞きしましても、残念ながらそういうことは感じられないんですね。ということを、やっぱりこの際申し上げておかなければならないと思います。  関連しますので、これ、確認しますけれども、この2つの病院の統廃合、いわゆるその前提としては、石岡医師会病院がやっていけないといいますか、そういう方向になってしまっているんですけれども、この点で非常に市民の心配がされているのは、120床のベッドの問題ですね。これは、どこまでの段階だったらば、これ、何とかなるんですか、期間的に。1年以内で何とかすることができるのか。それを待って、いわゆる休止状態が1年以上続くと、これは、もう全然県のほうでは、自動的に県のほうに返さなきゃならないということになるのか、その辺の判断はどういうふうに考えればいいですかね。そのことを関連してお聞きしたいと思います。 15 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・金井君。 16 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。医師会病院につきましては4月から休院ということで報告を受けているところでございますけれども、その後の取扱いということでございますけれども、そちらにつきましては、基本的に医療法上では1年を超えて休業してはならないということで、原則としてということでうたわれていますけれども、その状況に応じて県のほうで取扱いについては判断するものと考えております。  以上でございます。 17 ◯委員長(関口忠男君) 小松委員。 18 ◯委員(小松豊正君) そうしますと、県のほうの考え方によるんだけれども、市の側としては、やっぱり、そういう1年を超えた場合は、ある意味ではどうにもならなくなっていますか。県のほうの動向が大きく作用して、市の側が、あるいは、市の医師会側がどうのこうの言っても、それは全く県のほうの意見に左右されるんだというふうに考えていいということですね。 19 ◯委員長(関口忠男君) 小松委員に申し上げます。質疑は予算に即して行いますようお願いいたします。  小松委員。 20 ◯委員(小松豊正君) そういうことが非常に心配ですのでお聞きをいたしました。  それから、2つ目の大きな問題は、やはり私はそういう意味で、市政が市民の求めている考え方からいうと、いわゆるそういう点で後手に回っていると、行政が後手後手に回っているというところが非常にやっぱり目につくというふうに私は思うんです。これは、例えば旧石岡の市民会館、これが、やはり、今、どうするかを考えておりますけれども、市民会館自身は、あのようなことで年間百数十万円も維持するだけでかかると。旧国民宿舎も、自分の石岡の土地でありながら今年で解体ですかね。PCBの撤去も終わって、どうするかも分からないと。それから、市民の皆さんが期待してきた市立第一、第二保育所、これがやっぱり新たにつくると。そこに発達障がい児などのやつもつくるという非常に構想が上がったんですけれども、これが全く逆になっていると。こういうことが続くと、市民の皆さんの閉塞感といいますか行政に対する信頼が薄れてくるんですよね。やろうと思ったのがまた変わると、こうだろうかと思ったらばそうでなくなると。それで、先行的に問題はやっぱり起きると思うんですけれども、先行的にやっぱりそういう場合は議論をして市民によく知らせていかないと、それがよく分からないうちに、医療問題もこうなる、それから、先ほど言ったやつも、市民会館も金ばかりかかるんだけれども解体もいつやるか分からないと。こういうことなくしていかないと、やっぱり予算の使い方としてはまずいんじゃないかと思うんですけれども、この点について、市長、あるいは、担当者のどのようにお考えなのかを総括的にお聞きしたいと思います。 21 ◯委員長(関口忠男君) 生活環境部長・鈴木君。 22 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) 私からは、旧市民会館に要している費用として計上している内容につきましてご答弁申し上げます。費用といたしましては、電気、水道、下水道、電話、火災保険、警備業務委託を挙げております。いずれも防犯、防火に係る経費でございます。  旧市民会館の防火設備として火災報知器設備、消火栓、陣屋門に係る炎感知器設備のほか、送水するためのポンプ関連の動力モーターとして電気が必要でございます。  水につきましては、消火設備に使用することを前提としており、水質検査も停止し、飲料水としての利用はできない状況になってございます。  また、防犯に関し、施設に設置する警備設備のための電気のほか、通報用の電話回線が1回線必要であり、1回線を残して本年度解約をしてございます。  敷地内の街灯についても、水銀灯は消灯することといたしました。暗くなってしまった分については、街路灯を設置する対応を取ってございます。  令和3年3月の電気料金は、閉館した後の令和2年4月以降で使用が最大だった月の電気料で計算するなど今後の電気料の計算においても閉館後の使用料で計算することから、予算上は令和2年度の電気料より約63万円減額いたしました。  担当といたしましては、旧市民会館内に残っている設備や備品、文化的な価値のある財産等も残っております。防火や防犯の対策が必要な状況でございます。そういった施設内の財産整理を進めるとともに、光熱水費についてもさらに停止できる設備がないか点検を行い、節約を進めてまいりたいと考えてございます。  今後の予定でございますが、さきの一般質問等でご答弁させていただきましたように、令和3年度に解体の仕様、令和4年度に解体設計、令和5年度に解体、除却という計画で進めてまいるところでございます。  以上でございます。 23 ◯委員長(関口忠男君) 小松委員。 24 ◯委員(小松豊正君) 今、言われたことは私も承知しているんですけれども、要するに、この石岡の市政が後手後手になっているという感じがあると、ということで予算との関係も申し上げたところです。  それで、それから、その次の3つ目の問題は、そういう点で、やっぱりこの後手後手というか、私はそういうふうにちょっと感ずる点が多いからそう言っているんですけれども、それをもう少し市民が考えていることをリード的に、こういう問題はこういうふうに考えていますと、これはこう考えますという上では、やはり副市長の役割、これはやっぱり、市長も頑張っていただく必要があるんだけど、副市長の予算も一般会計予算では840万円予算化しているんですよね。副市長は、いろんな仕事があるかと思いますけれども、やはり入札の問題、今、大きな問題、入札の問題に関する問題もあるし、また、各部長、部、課の調整役ということもあるし、市長をきちんと押さえた役割と、非常にやっぱり大事だと思うんですよ。そういう点で私は、これはどういうふうになっているのか、予算はちゃんと取っているわけですから。ずっと決まらないんですね。  それで、同時にこういう問題もこれに関わりまして、市長直轄組織という問題もあるんですよね。これは駅周辺整備の問題もそういうふうになっているわけですけれども、これは、やっぱり本当に市長の理念、リーダーシップがあって、これはそうじゃなくてこうするんだよと指導性を発揮してやるなら意味があるんだけど、それが発揮されない場合に、市長直轄組織の場合は、従来の各部、課が専門的にやることとはちょっとずれてくるという面も私は心配するのね。そういう点で、いわゆる市長の政治的なリーダーシップを果たす上での副市長の、予算化しているんだけれども全くこれがどうなるか分かりません。そのことについてどのようにお考えなのか、市長にお伺いしたいと思います。 25 ◯委員長(関口忠男君) 市長・谷島君。 26 ◯市長(谷島洋司君) 副市長の件でございます。副市長につきましては、その重要性が本当にあると考えておりまして、適切な時期に副市長を置いていきたいと思っております。 27 ◯委員長(関口忠男君) 小松委員。 28 ◯委員(小松豊正君) 市長直轄組織の問題については、もう私はそういう心配で、これ、予算にも関係してくると思いますけれども、具体的にどのようなやっぱりリーダーシップを発揮されていますか、あるいは、発揮しようとしているのか、お考えがあればお聞かせ願いたいと思います。 29 ◯委員長(関口忠男君) 市長・谷島君。 30 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。市長直轄組織、この駅周辺にぎわい創生課になるわけですけれども、これにつきましては、今、都市建設部、それから生活環境部、様々なその部にわたっていた駅周辺開発、にぎわい創生を1つの組織として有機的に活用していくという考えで設置しております。 31 ◯委員長(関口忠男君) 小松委員。 32 ◯委員(小松豊正君) これは言われるとおりなんですけれども、この点でも、やっぱり市長の指導性がその前提なんですよね。ただ、そういう統括的やというのは、そのことについてはやっぱりよく見えないので、そういう意見もありますので、そのところを、そういう直轄組織の、こういうふうにやっぱりやることなんですということを示すようにして、予算執行も効率的に行くように、また、各課の連帯も深まるようにしていただく必要があるんじゃないかなというふうに思って質問いたしました。  次の第4の問題って言いますと、次の問題は、上曽トンネルの工事をやることになっているわけですけど、これはやることになって、もう始まっているんですけれども、これは従来は県道なのに市道にして合併特例債を使って、この令和3年度は13億円予算化されていて、これからもずっと続くということになって、私は上曽地域の方々の便が図られることはいいことなんだけれども、元来上曽トンネルが通って非常にやっぱり利益があるのは、全県的な交通網と体系ということをよく県が言われるので、そういう点であれば県がやるべきじゃないかということを従来から言っております。このようにコロナの問題が起こり様々な問題のある中で財政指標を見ますと、実質公債比率も悪化すると、それから、これまで貯められてきた財政調整基金、減債基金などもなくなっていくということで、非常にそういう点で将来見通しが暗くなっているわけですよね、そういう意味でね。実質公債比率が18%になると、県の了解を得らなければそういうお金を借りることもできなくなるというわけなのです。そういう点で、このことはこのままずっと続けるしかないというお考えなのでしょうかね、こういう問題は。あるいは、ちょっと中断して考えることなのか。そういう点で市長はどのようにお考えでしょうかね。お考えをお聞きしたいと思います。 33 ◯委員長(関口忠男君) 市長・谷島君。 34 ◯市長(谷島洋司君) 上曽トンネルにつきましてお答えいたします。上曽トンネルにつきましては、委員のおっしゃるとおり、石岡のためだけでなく、茨城県の中の県政、あるいは、鹿行を結ぶ、あるいは、様々な生活利便が増す道路だと考えております。  しかしながら、県主導の下、この事業を進めてまいりました石岡市としても、しっかりこの事業を進めてまいりたいと考えているところでございます。 35 ◯委員長(関口忠男君) 小松委員。 36 ◯委員(小松豊正君) ぜひ、これは、一定のもう経過があるんだけど、ちょっと一定の検討も、ぜひしてもらいたいと思います。  次の問題は、やはりかつて水戸に次ぐ県内の最大の商都とも言われた石岡市が、非常に今、大変な状況になっているわけです。それで、このことをやっぱり改善する方策として、中心市街地の活性化という言葉で、当初は国もお金を出し、今は、やっぱり我々も英知を結集して何とかしなきゃならないとみんな思っているわけですけれども、しかし、予算に表われたもので言いますと、石岡市の商工予算は、令和2年度の場合は2.21%でした、石岡市に占める商工予算の割合ですね。それが令和3年度予算を見ますと1.76%と、さらに後退して、行政として石岡市の中心市街地を含む商工予算に果たした役割というのは非常に低くなって少なくなっていて、そういう意味では、行政がどういう役割を果たせるんだということを言われると、非常に危機的な状況ではないかなと思うんですね。  それで、私は、この中心市街地活性化の内容をもっと豊富にして実質的な意味があるものにするためには、あそこで働いている、ずっとあそこで働いて、自分もそこで生涯を終えると、そういう覚悟を持った方々もいらっしゃるわけなるので、そういう方々を含めた、やっぱりそういう意見を集めてその要望を具体化するという、そういう組織づくり、これは全国的にはそういうことで打開している例もあるようですけれども、そういうやっぱりこともやらないと、従来型で毎年毎年これを繰り返していたのでは本当に打開できないというふうにちょっと非常に心配しておりますので、この点の予算から見て、この予算の割合の減っている状況は担当部ではよくご存じだと思いますけれども、どのようにやったらいいとお考えでしょうかね。総括的にご意見をお伺いしたいと思います。 37 ◯委員長(関口忠男君) 経済部長・額賀君。 38 ◯経済部長(額賀 均君) お答えいたします。中心市街地活性化につきましては、中心市街地活性化基本計画の第3期を今年度作成いたしております。令和3年度から全庁的に活性化に向けた施策に取り組んでまいりたいというふうに考えております。  現状としましては、中心市街地では店舗を解体し、また、空き地から駐車場になるケースが増加するなど、活性化につながらない現象が起きている状況でございます。  今後も、立地適正化計画や都市機能を誘導する区域、住居を誘導する区域が設定されるなど、都市の展開をコントロールすることが重要だというふうに認識しております。このことから、中心市街地活性化基本計画につきましても、主要拠点である駅周辺整備計画などとも連携しながら計画を進めてまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 39 ◯委員長(関口忠男君) 小松委員。 40 ◯委員(小松豊正君) これは、このことも私がいろいろいろんな人と相談すると、やはり土地所有者、この方々の協力を得ることなしにやっぱりやれないこともあると聞くので、なかなか難しい、しかし、基本的な問題が存在しているということなので、これも場合によってはやっぱり市長を先頭にこの協力体制といいますか、そういう、あるいは、このことで話し合うとか、そういうことにやっぱり踏み出してもらうことをやらないと、これはずっと今のままだとどんどん悪化するということになると思うので、そういうこともこの機会に私は表明しておきたいと思います。  それから、第5の問題は、やっぱり石岡市が周辺自治体と比べて活性化し、住みよいまちになって人口が増えてくるということになるためには、医療の問題もそうですけれども、予算的に見ても、様々な指標、周辺自治体との指標を上げる必要があるわけですね。  そういう中で、やはり私は何度となく言っている問題ですけれども、住宅リフォーム助成制度の問題をぜひ予算につけてもらいたいとか、これはもう周辺では全部やっているわけですから、つくばもおととしから始まって、石岡だけが、業者の強い願いがあるのに、いまだに予算的に具体化していないという問題もあります。  それから、就学援助金の問題も、1.25だったのが、生活保護との関係で、要保護の基準が1.3になったけれども、土浦では1.615なんですよね。そういうやっぱり生活困窮者の教育費にも手厚い助成をする、そういう予算も組むことによって石岡市の住みやすさが上がってくると、レベルが上がってくるということで、全体的なやっぱりまちづくりにも大きな貢献をするんですけれども、そういうところを意識的に私は考えていただく必要があるというふうに思うんですけれどもね。それは予算的にそう思いますけれども、これはいかがお考えでしょうか。 41 ◯委員長(関口忠男君) 都市建設部長・鶴井君。 42 ◯都市建設部長(鶴井重則君) 都市建設部でございます。住宅リフォームの助成についてでございますけれども、令和3年度におきましては、木の住まい助成事業、また、住まいづくり推進事業によります新築によります助成によりまして、市内での在住者増加に向けた取組を実施しているものでございます。  リフォーム事業におきましても、先ほど小松委員がおっしゃったとおり他市での事例等が増えている状況でございます。市としましては、現在、新たに市内にお住みになる方、いわゆる定住人口の増加に向けた取組を実施しているところでございますけれども、リフォームにつきましても、さらなる調査検討が必要だと考えているところでございます。  以上でございます。 43 ◯委員長(関口忠男君) 小松委員。 44 ◯委員(小松豊正君) これは、実際の商売をやっている人、住宅リフォームを頼まれてやっている方々の強い要望として今泉市長時代に署名を集めて要請をしましたけれども、何らその後、予算的なのが示されないので、これはさらに私としては、関係者とともにこの実現を迫っていきたいと。行政の中でも石岡だけがやっていないので非常にこれが目立つんですよね、行政の遅れが目立っています。そういうことを強調したいと思います。  それから、次の問題は、やはりこの石岡の入札の問題。石岡市が発注している公的な仕事の入札の問題に関係しまして、これがやっぱり非常に石岡の正当な公明な、あるいは、市の職員の皆さんが本当に意欲を持って公務に邁進するという意味で、入札に絡む様々な問題が存在していると、石岡には古いまちだけに存在しているということで、今回明らかになった問題のほかにもあることがいろいろ私は聞いております。これは、職員の中でもそういうことがいろいろ話題になっていることもあるそうです。今、国会でもこれが大きな問題になっているわけです。ですから、私がこの件で、やっぱりこういう事件が起こったときだからこそ、予算的にも職員倫理条例とかそれを歯止めにするそういう体制を考えていただいて、こういう問題で職員が悩まないで済むように、あるいは、もっと税金がきちんと光明に使われるように、そういう行政に改めていただきたいと、予算的にもそういう努力をお願いしたいということを申し上げたいと思っているんですけど、この点についてお考えがあればお願いしたいと思います。 45 ◯委員長(関口忠男君) 総務部長・越渡君。 46 ◯総務部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。ただいま委員からございました点につきましては、まず、研修費というものを予算化してございまして、その中で、これまで座学を中心とした内容での研修というのが多かったように考えてございます。こういった点を見直しまして、実務に近い内容での今年度から取組を開始してございますが、いろいろ不正防止に関わる問題ですとか官製談合防止、それと、コンプライアンス関係の防止という点で、座学と実践を交えた研修ということで充実を図っているということでございまして、新年度におきましてもそういう対応を図っていければというふうに考えてございます。  それとともに、補正予算でお認めいただきました法令遵守に係る経費もございますが、新年度におきましても、年間分の予算を計上させていただいているというところでございまして、内部通報に係る体制ですとか、外部通報に係る体制ですとか、あとは、倫理、公職者からの要望等の記録とかいろいろございますが、そういった点については十分体制を整えながら対応してまいりたいということで、研修も当然ながら進めてまいりたいと思いまして、職員への周知を十分図りながら、これが機動的に活用されるように体制を整えてまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 47 ◯委員長(関口忠男君) 小松委員。 48 ◯委員(小松豊正君) 今、いろいろ答弁いただきましたけれども、この入札に絡む諸問題というのは、石岡では歴史的にも続いてきたわけですよね。それがやっぱり非常に石岡市の行政を進める上での重要なネックになってきたし、現在もなっているというふうに認識せざるを得ないわけです。そういう点で、市民のための、市民全体のやっぱり仕事が気持ちよくできるように、この点も執行部としてはぬかりなく、あるいは、勇気を持って施策を講じてもらいたいという……。 49 ◯委員長(関口忠男君) 持ち時間を超過いたしましたので……。 50 ◯委員(小松豊正君) 以上で終わります。 51 ◯委員長(関口忠男君) 速やかに質疑応答を取りまとめて、終了願います。  暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午前10時51分休憩             ──────────────────────                   午前11時03分再開 52 ◯委員長(関口忠男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質疑者に移ります。鈴木康仁委員。 53 ◯委員(鈴木康仁君) おはようございます。鈴木康仁です。冒頭、委員長からもあったように、本日は東日本大震災から10年目という節目を迎え、朝からいろいろ考える一日でした。ただ、市役所に到着したときに国旗が半旗でなかったことはちょっと寂しかったかなと思いながら、今、生かされていることを真剣に考え、一生懸命、今日も一日頑張っていきたいと思います。  最初に質問させていただきます。  75ページ、先ほど先輩議員からもありました副市長給840万、計上されていますが、算出根拠については分かっております。先ほど市長からは適切な時期ということでしたので、私は、この840万で今定例会に副市長を提案されていくのかなと内心では思っているんですけれども、適切な時期とありましたので、どの時期を考えて、ちょっと予算にも絡みますので、お聞かせ願えればと思います。適切な時期とはいつなのか。 54 ◯委員長(関口忠男君) 市長・谷島君。 55 ◯市長(谷島洋司君) 適切な時期についてお答えいたします。できれば速やかに副市長を選任して副市長を置いていきたいと思っているところでございます。 56 ◯委員長(関口忠男君) 鈴木康仁委員。 57 ◯委員(鈴木康仁君) 840万計上されていますので、これ、私は年額と解釈しているんですけれども、速やかにということは、今定例会中にも副市長案が出てくるのでしょうか、お聞かせ願います。 58 ◯委員長(関口忠男君) 市長・谷島君。 59 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。今回、予算書、年額を計上しておりますので、新年度できるだけ速やかにと考えているところでございます。 60 ◯委員長(関口忠男君) 鈴木康仁委員。 61 ◯委員(鈴木康仁君) 速やかにということで、先ほども重複してしまうんですけれども、今定例会には副市長案は出てくるのでしょうか。 62 ◯委員長(関口忠男君) 鈴木委員、今、市長の答弁は、年額で計上していますので、それ以上の答えはないと思います。
     鈴木委員。 63 ◯委員(鈴木康仁君) 委員長がそう解釈されるのであれば致し方ないのかなと思いますけれども、なかなかやはり副市長職って、すごい重要なところですので、私、まだ何も、いいのかなと思うんですけれども、これ、副市長、速やかにということであれば本定例会だと思うんですが、これ、聞けないんですかね。視点を変えて質問しようと思うんですけど、なかなか視点の変えどころがなく、委員長の判断がそれならばそれで、そこまでで結構でございます。  次に移らせていただきます。  83ページ、所管のところでも質問してまいりました市庁舎維持管理経費の中の電気料についてでございます。電気料、おのおのの庁舎で契約会社が違うことも分かりました。市のほうで、毎年、電力の使用目標値を示しているのも評価シートのほうで確認しております。  この電気料、石岡、この庁舎、3,000万につきまして、担当部としては、目標値達成のための行動というのはどのようなものをやって、それで出てきた3,000万だと思うんですけれども、具体的な節電の活動、行動、目標についてお聞きかせください。 64 ◯委員長(関口忠男君) 財務部長・門脇君。 65 ◯財務部長(門脇 孝君) お答え申し上げます。プレハブの仮設庁舎から新しく新庁舎になりまして使用料が増加しておるということで思ってございます。令和2年度につきましては、コロナ禍の中、10時、12時、3時の定時で換気を行っておりますので、使用料は増加傾向にあると思ってございます。令和2年度の要因などを見極めてまいりたいと、それを基に、委員ご指摘の目標といいますか、そういったものを定めていきたいと思ってございます。  今考えられる具体的な取組でございますけれども、夏場や冬場における空調の運転時間を早めにやったり、後からやったりとか、そういうことで調整をしてまいりたいと思っております。  また、夏場につきましては、最高電力に更新をしないようなそういった取組も委託業者さんと連携して取り組んでまいりたいと思ってございます。  また、職員一人一人が地方公務員として自覚を持って取り組むことによりまして、退庁する場合、パソコンとかプリンターなどの電源を切ってから帰るとか、あと、会議室、それから、空調の電源などの確認、それから、先日、所管の中でもご指摘いただきましたけれども、喫煙のスペースの空調電源の確認、それから、ウオームビズ、それからクールビズなどの取組など、関係部局などと連携して取組を進めてまいりたいと思っております。  以上でございます。 66 ◯委員長(関口忠男君) 鈴木康仁委員。 67 ◯委員(鈴木康仁君) こちら、電気契約会社を変えるなどいろいろな面で努力はされていると思います。そして、コロナ禍の中、必要以上に換気をしなければならない環境もあるんですけれども、過度なエアコン等で節電してしまって作業能力が落ちてしまっては、これは本末転倒のことですので、ぜひそこは程々にしながらも、毎月、電力等が各課、各部で分かるような、全体でもいいですから、分かるようなものを見せながら節電に努めていただいて、この3,000万が2,500万になるよう頑張っていただければなと思います。  続きまして、97ページ、こちらも所管のときに伺いました防犯カメラ設置工事についてであります。  111万4,000円計上されていて、私が質問した後に先輩議員のほうから再度お聞きしたときにちょっと私のほうと解釈が違いまして、台数が前年度と同じ3台で、金額の増額である。これは恐らく設置場所等、電源供給、または、ポールを立てるなどの仕様が違うのでこうなったかと思うんですけれども、やはり防犯カメラというのは、地域の住民、市民から、1台でも多く設置してくれということが望まれているのが現状であります。こちら、台数3台と言わずに、もし、工事、つける場所、県警との協議の上、決まって安価にできるならば台数を増やしていただきたいんですけれども、その考えはありますでしょうか。 68 ◯委員長(関口忠男君) 生活環境部長・鈴木君。 69 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) 防犯カメラの設置に関しましてご答弁申し上げます。予算内で設置箇所を3か所ということで計上させていただいております。要望がある箇所、あとは調査等により必要である箇所がございますれば補正予算等で対応して、安心安全なまちづくりに寄与してまいりたいと考えてございます。  以上です。 70 ◯委員長(関口忠男君) 鈴木康仁委員。 71 ◯委員(鈴木康仁君) ありがとうございます。最低でもこの予算内で取り付けられる台数は、無駄なく余らせることなくつけていただければなと思います。その上で、再度もっと必要であれば、補正を組んでいただければなと思います。  続きまして、115ページに移らせていただきます。  こちらも所管のときにご質問させていただきました就労準備・家計改善支援事業委託料600万についてです。  こちら、今年度が2年目、来年度が3年目ということですけれども、利用人数が、恐らくもう3月なのでこれ以上増えることはないかと思いますけど、令和2年度は3名の1名。これ、4名の利用者に対して600万の委託料ですので、この委託料の契約の仕方を変えていかないと、もう1年目も人数が少ない、2年目も人数が少ない、契約内容も変えずに、この3年目も同じ同額で600万を使ってしまうということはまずいんじゃないかと思うんですけれども、その辺の改善のお考えがあるのかお聞かせ願います。 72 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・金井君。 73 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。こちら、就労準備・家計改善支援事業でございますけれども、この2つの事業におきましては、委員ご指摘のとおり、最終的なプラン作成者のほうは、就労準備支援事業が3件、家計改善支援は1件ということで、利用者が少ない、費用対効果が上がっていないという状況はございます。そういった中でも支援対象件数、支援者の検討数は、それぞれ就労準備支援事業については46件、家計改善支援事業については27件ということで検討はして、その中で、それぞれ就労準備支援事業については、新規受付、そのうち、検討した結果、受け付けられた方が7件、それから、家計改善支援事業の受付となった方が3件ということで、対象者のほうの検討はしている状況ではございます。  そういった中でも、事業利用に対してはどうしても本人の同意が必要なため、同意が得られず支援に至らないケースがあるというのが現状でございます。そういった中でもこの事業は生活困窮者支援には必要なものと考えておりますので、引き続き、保健福祉、教育、税や使用料徴収部門と庁内連携を図りまして、周知方法、募集方法を見直して、相談、利用の増加を図ってまいりたいと思います。  あわせまして、委員ご指摘の対費用化の面を含めた委託料の積算というかそういう委託の在り方についても検討する必要があるかと思っております。  以上でございます。 74 ◯委員長(関口忠男君) 鈴木康仁委員。 75 ◯委員(鈴木康仁君) 45名、27名、27分の1、45分の3ということで、窓口までは相談件数が多いのも理解しました。ただ、そこから3名と1名ということで、その先に実際行くのがこれだけ減ってしまうということは、やはり普通に考えればニーズに合っていないものになってしまう、制度上なっているのかなと思います。  先ほど部長から、その契約についてもということがありましたが、これは、実際に支援を受けた人数単価には契約は変えられないものなのか、お伺いします。 76 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・金井君。 77 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。この2つの事業につきましては、相談場所を設置しまして、そこに相談員を張りつける人件費、また、研修費、それから、消耗品、事務費、通信料等がかかっている経費でございまして、基本的には設置するということで、一定の人を張りつけるということで人件費相当分がそれぞれかかっているというところでございます。そこを実績に応じてというのもなかなか現状では難しいところではございますけれども、どういった形がより費用対効果を事業に取り組む上で有効かということも含めて、ちょっと検討していければと思っております。  以上でございます。 78 ◯委員長(関口忠男君) 鈴木康仁委員。 79 ◯委員(鈴木康仁君) やはり行政として費用対効果ばかりを言ってもしようがない事業も多々あるかと思います。それは必要なのは把握した上で再度お願いなんですけれども、やはりどうしても実際4名に対して年間600万円の支出が出てしまうという事業を、1年目、2年目を行いまして令和3年度が3年目になりますので、このまま何の策も得ず、1年目、2年目、何の変化も出なかったように私は解釈しているんですけれども、行ってしまうということは問題がありますので、しっかりと担当部内で再度見直し、検討していただくようお願いします。  続きまして、171ページ、企業誘致推進事業についてお伺いします。  私、一般質問でも質問させていただいている内容なんですけれども、所管のときにも伝えましたが、249万6,000円を使った中で、市長は一般答弁の中ではトップセールスをというお言葉を発していましたが、市長自らこの企業誘致に対してどういった行動を起こしていくのか、お伺いします。 80 ◯委員長(関口忠男君) 市長・谷島君。 81 ◯市長(谷島洋司君) 企業誘致につきましてお答えいたします。石岡市は、恵まれた交通インフラや充実した住環境に大きな強みがあります。そのため、しっかりと様々な関係機関と連携をしながら、私自ら先頭に立ってリーダーシップを取りながら企業誘致を進めてまいりたいと考えております。  また、今日の社会経済情勢の変化と現状等を踏まえた取組として、サテライトオフィスの誘致や施設の統廃合により空いた公共施設の活用、市内の空き店舗への効果的な助成など、積極的に誘致を図ってまいりたいと考えております。 82 ◯委員長(関口忠男君) 鈴木康仁委員。 83 ◯委員(鈴木康仁君) 一般答弁のときと同じような回答をいただきました。  やはり、私が感じている企業誘致は、担当課からこの内訳、費用対効果いろいろ聞いた中で、どうしてもまちの政策のような気がします。やはり、コロナ禍とかいろんな事情あるでしょうけれども、逆にそれを強みに、首都圏からも近いいい場所ですので、しっかりと県の力も、市長は元県議会議員ですのでパイプも太いものがあるでしょうから、それを使って県の支援を受けながら、企業進出ではなく企業誘致としてしっかり活動していっていただきたいと思います。  ていのいい言葉だけではなかなか企業も来ませんし、どんどんどんどん企業が石岡から減っているような状態も見られますので、これも一丁目一番地と置いて、市長のリーダーシップを発揮して予算に見合った成績を上げていただければと思います。  続きまして、211ページ、学校維持管理経費の中の学校施設整備工事6,356万円についてお伺いします。  この中で防火シャッターというもの、石小への設置の防火シャッターというものがあったんですけれども、これ、防火シャッターをつけるに当たった経緯をご説明、お願いいたします。 84 ◯委員長(関口忠男君) 教育部長・豊崎君。 85 ◯教育部長(豊崎康弘君) 石岡小学校に防火シャッターを設置する経緯でございますが、委員ご承知のように、石岡小学校のところに、第一、第二を統合しました第一保育所が設置されてございます。その中で、区分の、小学校ではございませんので幼稚園、その用途変更の申請をしてございます。そういった中で、そこを空けるために小学校と区別するということもございまして防火シャッターのほうが必要ということでございます。 86 ◯委員長(関口忠男君) 鈴木康仁委員。 87 ◯委員(鈴木康仁君) それは、消防法に係る部分なんでしょうか、お聞かせ願います。それが必要となった経緯は、消防法に関わる部分なのか、お聞かせ願います。 88 ◯委員長(関口忠男君) 教育部長・豊崎君。 89 ◯教育部長(豊崎康弘君) 法律に基づく指導と捉えてございます。  以上です。 90 ◯委員長(関口忠男君) 鈴木康仁委員。 91 ◯委員(鈴木康仁君) ちょっとまだ続くので座っていただいていて結構なんですけれども、法律というのは消防法なんでしょうか。 92 ◯委員長(関口忠男君) 教育部長・豊崎君。 93 ◯教育部長(豊崎康弘君) その認識でございます。 94 ◯委員長(関口忠男君) 鈴木康仁委員。 95 ◯委員(鈴木康仁君) こちらの第一、第二が石小に移ってからもう随分たつと思うんですけれども、これまで予算化されなかったことについて何か特別な理由があったのか、令和3年度になってしまった経緯をお願いいたします。 96 ◯委員長(関口忠男君) 教育部長・豊崎君。 97 ◯教育部長(豊崎康弘君) 委員もご承知のように、当初は一時的な避難場所というか設置場所ということで小学校の一部を貸していたという状況でございます。先ほども言いましたとおり、用途変更等、長期に使うと、保育所のほうの建設が紆余曲折ございまして、結果的には石岡小学校のところを使うということが決定され、それに基づいて中の工事等も行われたところでございます。それによってしばらくの間は小学校の一部を使うということが確定いたしましたので、今回工事ということにさせていただいております。  以上です。 98 ◯委員長(関口忠男君) 鈴木康仁委員。 99 ◯委員(鈴木康仁君) 紆余曲折があり、結果的に当面使う方向になったので防火シャッターを早急につけたということで理解をいたしました。その中で、この6,356万の中に、防火シャッターのほかに、そういった保育所を小学校内に置いたがための経費というのは、ほかに工事というのはあるのかお聞かせください。 100 ◯委員長(関口忠男君) 教育部長・豊崎君。 101 ◯教育部長(豊崎康弘君) 石岡小学校においてはございません。 102 ◯委員長(関口忠男君) 鈴木康仁委員。 103 ◯委員(鈴木康仁君) 分かりました。ということは、この防火シャッターの工事が終われば、法的にはあそこに保育施設があっても何ら問題がない、全て完了という解釈でよろしいでしょうか。 104 ◯委員長(関口忠男君) 教育部長・豊崎君。 105 ◯教育部長(豊崎康弘君) 基本的には用途変更もしてございますので、小学校とは別のものということにはなっておりますので、問題はないというふうに認識してございます。 106 ◯委員長(関口忠男君) 鈴木康仁委員。 107 ◯委員(鈴木康仁君) もう用途変更も済んでいるということなので、では、早急に防火シャッター工事も発注していただいてつけていただければ、今後、法的に関わる部分はないであろうと理解いたしました。  時間、いっぱい余っているんですけど、以上で私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。 108 ◯委員長(関口忠男君) 次の質疑者に移ります。村上委員。 109 ◯委員(村上泰道君) 村上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  まず、個別施設計画に係る質問をさせていただきたいと思います。  予算書で言いますと87ページにございます旧国民宿舎維持管理経費ということで、今回201万1,000円が計上されておりますが、昨日の所管の担当の答弁に、国民宿舎については今後の利活用も再検討するというような内容のご説明がありました。こちら、石岡市公共施設等総合管理計画に基づく個別施設計画では、それに伴ってふれあい交流施設等の質問をさせていただきましたけれども、国民宿舎については、令和3年度に設計業務を発注し、令和4年度に既存の施設解体という予定になっております。内容としては、施設は老朽化が進行しており、耐震改修も行われておりません。よって、再配置の方針のとおり現施設は除却し、他の観光資源と連携取れる地点に設置しますということで、令和4年は解体と設計が同時に行われ、令和5年度から新施設建設ということで、これは常任委員会も含めて議会に説明がされていました。  総合管理計画は、諮問委員会を通して議会に提案したりとか、各種意見がそれぞれ出た中でこの計画があるんですけれども、計画上は新年度には解体の設計が上がる予定になっているんですが、今回、全く触れられていず、また、再利用を検討しているということであるんですけれども、この、その辺の整合性というのは、まず、総合管理計画を所管しています公室長は、この情報を理解して認識されていたのか、ちょっと確認したいと思います。 110 ◯委員長(関口忠男君) 市長公室長・加藤君。 111 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。国民宿舎つくばねにつきましては、内部の検討内容、決定内容でございますけれども、令和2年の11月30日に開催いたしました石岡市公共施設等総合管理計画推進本部の中で、建物の耐震に問題がある現状においては建物を含めた利活用は難しいと考える。そのため、更地化の方向で令和3年度に解体設計委託料を予算要求し、あわせて、更地化後の利活用について庁内に対し調査を実施するとしてございました。  以上です。 112 ◯委員長(関口忠男君) 村上委員。 113 ◯委員(村上泰道君) 庁内でそのようになっていたものが、昨日の担当課長が、再利用を含めてご意見があったので一度立ち止まっていますということで説明があったんですけれども、これ、大丈夫ですか。 114 ◯委員長(関口忠男君) 経済部長・額賀君。 115 ◯経済部長(額賀 均君) ご答弁申し上げます。昨日の所管の委員会でもご質問がございましたけれども、公共施設等総合管理計画や個別施設計画に位置づけられた内容を踏まえ、コストの縮減や施設の周辺の安全を確保する意味でも、施設の解体を視野に入れて調整をしているところでございます。  解体工事に当たりましては、解体設計を行い必要な事業費を算出する必要があるほか、解体に際し支障となるPCBやアスベストの状況等を分析し対応を行う必要があると考えております。以上のことを踏まえまして、まず、令和3年度の予算においてPCBに対する基本的な対応を行う予算を計上しております。  今後について、財政負担の軽減の観点からも解体を行うことを基本として、PCBに係る対応等を行っている間により有効な民間活力の提案があった場合、それらも含めて検討してまいりたいということで、令和3年度はそういった解体に向けた調査をするということで考えてございます。  以上でございます。 116 ◯委員長(関口忠男君) 村上委員。 117 ◯委員(村上泰道君) 今年度はPCBの廃棄物運搬の処理委託ということで、解体をするのに、それをするために事前にPCBの廃棄をするということなのか、将来活用を見越すので、取りあえずPCBの廃棄だけは進めるのか。  それと、民間活用ということで民間除却できれば、このそもそもの個別施設計画の大本は、公共施設の総面積をこの先10年で20%減少させて、全体の計画、予算と維持費の観点から調整していくという大きなくくりにあるんですけれども、その辺りが先ほどの、逆に言うと、公室長の答弁は、今、部長の詳細の答弁というか認識がなかったように感じるんですけれども、その辺り、横の連携はきちんと取れているのかどうかというのがちょっと心配になりましたので、その辺り、いかがでしょうか。 118 ◯委員長(関口忠男君) 市長公室長・加藤君。 119 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。具体的な予算要求も含めて各所管の担当部が調整をしている現状でございますけれども、全庁的に話し合う場というのは、我々所管しております先ほど申し上げました本部でございます。そちらの情報をきちんと合意する場に持っている中では、やはり情報として共有しておくべき案件かなと思います。実際、施設の総量を20%削減するという大きな目標を持っております計画ですので、仮にですけれども、行政目的ではない民間が主導して行政の負担がないような提案があった場合なども、まずは庁内の委員会の中で合意を形成しまして、変更があった場合、常任委員会等にご報告して事業を進めていくという形が適切だろうと思っております。  以上です。 120 ◯委員長(関口忠男君) 村上委員。 121 ◯委員(村上泰道君) もともとこの国民宿舎つくばねに関しては、解体後、他の観光資源と連携を取るということで、観光資源の強化という大きな目標もあったかと思います。その中で、総面積を縮減しながら新しいところへの新建設というのが工程としては示されていたかと思うんですけれども、その辺り、できてまあまあ、例えばこれが、いや、もう10年も前の計画で、様々な事象があって変わってしまったんですというレベルではなくて、ついこの間、この計画が発表というか議会に示されて、当年度、つくばねに関しては第一歩目ですよね、解体の一歩目が、解体の設計が今年度上がる予定で、来年度解体と。この計画を簡単に、覆されたわけではないんでしょうけど、こんなにあっさりと立ち止まってしまうような軽い計画なんでしょうかという思いがいたします。将来財政負担が少しでも軽減されるように、総面積ということで本当に大きな公共施設の様々な再配置も含めて検討されたこの個別施設計画、その上の総合管理計画なわけですけれども、こうあっさりと一歩目からこんなに立ち止まるというような判断がされていくというのに、少しちょっと運用が軽いというか、この重要性があまり感じていないのかなという気がするんですけれども、今後の運用も含めてもう一度ご所見を伺いたいと思います。 122 ◯委員長(関口忠男君) 市長公室長・加藤君。 123 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。こちらの個別施設計画、全ての施設の策定を終えまして、いよいよ各論から計画を実行するという具体的な事業に入ってまいります。いろんなケースも施設の種類によってございます。場合によっては、廃止、統合、縮小という選択肢が求められるところもございまして、議会の皆様はじめまして、市民の皆様にもこの計画の趣旨をご理解いただきながら丁寧に合意形成を図っていきたいと思います。その合意形成の中で機能の複合化など新たな公共施設の在り方があって、また、それが変化していくような状況がございましたら、きちんと庁内で合意を取りまして、議会の皆様はじめ、情報提供と情報共有を図ってまいりたいと考えております。  以上です。
    124 ◯委員長(関口忠男君) 村上委員。 125 ◯委員(村上泰道君) 変更をそもそも否定しているものではなくて、やはり変更したのであれば、横の情報共有や議会への説明、しっかりとした中で、ボタンのかけ違いがないように。目的である公共施設の総量について、やはりぶれがないように。せっかく時間をかけてつくった計画ですので、それを初年度というか、もう、2年目にやっと入ろうかなというところで、何かそれを覆してしまうようでは、こういう計画って何かつくる意味あるんですかというふうになりかねませんので。やはり、変更する事象が生じた場合は仕方がないと思いますけど、そういったことがあった場合は、しっかりと担当課同士の情報の共有と議会の説明、情報の公開ということをしっかりと念頭に置いて事業推進していただきたいというふうに思います。この計画がより有効活用がされるということであれば、別に、計画、変わっても構わないと思いますので、しっかりと方向性を見いだせるような事業の推進に図っていただきたいと思います。  では、次の質問に移ります。  予算書143ページの地域医療について。  こちら、地域医療対策事業、所管でも伺いましたけれども、今年度は動向調査の委託料で300万円ということでございました。担当室長、また、部長から所管で伺いましたけれども、まずは石岡市民の動向を調査する。その中で、付随的に小美玉市民やかすみがうら市民の動向の調査もできるということでありましたけれども、まずはという表現から、正式な形で小美玉市やかすみがうら市の市民の方々の例えば石岡地域の医療資源に対する動向調査を実施する方向性があるのかどうかというのを確認したいと思います。 126 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・金井君。 127 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。今回の調査でございますけれども、地域医療につきましては、これまでも緊急診療の運営、また、二次救急の病院群輪番制など、近隣のかすみがうら市、小美玉市と連携しており、取り組んできた経緯があります。市町村単独では対応が難しいところが多いと考えているところでございます。  また、一方で、各自治体で医療環境や医療課題など、それぞれ抱える課題、問題は様々であることから、まず、石岡市として取り組むべき医療課題について整理した上で、地域医療に関わる施策を検討して方針等を決定していきたいと考えております。その上で、共通の課題等に対しては、近隣や、さらに広域的な地域での連携の対応が必要かと考えております。  以上でございます。 128 ◯委員長(関口忠男君) 村上委員。 129 ◯委員(村上泰道君) まずは石岡市の方向性を決めていくということで、流れは理解いたしました。再三所管でも説明があったんですが、この動向調査を行う上で医療コンサルティングに頼むと。そこには専門的な視点を入れるためという説明があったんですが、これ、動向調査というのは、基礎データを取るところに専門的な視点が必要な理由というのは何なんでしょうか。 130 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・金井君。 131 ◯保健福祉部長(金井 悟君) これまでこの石岡地域医療計画ですけれども、これを策定するための調査等につきましては、他市の先進事例等を参考に職員のみで行ってきたところがございます。こちら、主な内容といたしましては、委員ご存じかと思いますけれども、医療機関の調査、それから医療従事者数の調査、国保のレセプト調査、救急搬送実績調査、初期救急実績調査、医療機関状況調査などがございました。そういった中でも医療需要の動向などにつきましては、外来、入院別だけでなく、類似自治体との比較分析など、より専門的で、かつ、多角的な視点で分析したかったところも事実上あったところでございます。  今後は、これまで職員が実施してきた内容を精査するとともに、新たな専門的な視点で基礎調査を実施して、その結果を踏まえて、また、コロナ禍、また、医師会病院の休止など医療環境が急激に変化している状況も踏まえながら、必要な医療体制を整備するための新たな手法について議員の皆様と協議していければと考えてございます。  以上でございます。 132 ◯委員長(関口忠男君) 村上委員。 133 ◯委員(村上泰道君) そうしますと、専門的な視点というのは、今現在、職員の方々で取り組んでいる基礎データを構築するに当たっても、どういうデータが必要であったりとか、他市の事例と比較しなければ得られないような事例もどういうデータが必要かどうかも踏まえて分からないので専門家に詳細なデータを調べてもらうという意味で発注するという理解でよろしいでしょうか。 134 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・金井君。 135 ◯保健福祉部長(金井 悟君) これまでの調査の中でも、職員だけで情報、それぞれの実績等、実態等調査をして、その収集した情報の中で職員なりに現状の把握をしてきたところでございますけれども、そこは、第三者といいますか専門的な見地から分析をしていただきたいというのが、元来、事務方としてもあったところでございますので、今回、そちらのほうをさせていただければと思っております。  以上でございます。 136 ◯委員長(関口忠男君) 村上委員。 137 ◯委員(村上泰道君) それと、もう一点、発注に当たってはプロポーザル方式を検討しているということで室長が答弁されていましたけれども、プロポーザルというのは、ある程度こちら側から発注の意図や動向調査の詳細内容について方向性を示した中で、データを取るだけの状態、例えば詳細は仕様書があればいいと思うんですが、プロポーザルである必要というのはどういうところにあるんでしょうか。 138 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・金井君。 139 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。発注に関しては、基本的にはプロポーザルを1つの手法として、今、想定しているところでございますけれども、調査していただく内容項目等も踏まえて、まだ最終的には決定していない状況でございます。そういった中で予算をお認めいただいた中では、今後、発注方法について最終的に、今までの資料、調査状況も踏まえて決定していければと思っております。  以上でございます。 140 ◯委員長(関口忠男君) 村上委員。 141 ◯委員(村上泰道君) 私の持っているプロポーザルのイメージとしては、ある程度のその方向性の構築であったりとか、各コンサルティング会社の持っている将来イメージ等をそれぞれ見比べるというか、動向調査においてプロポーザルの必要性があるのかなと。逆に言うと、例えば基本設計をつくる、ある程度の将来見込みもここに含まれているのでプロポーザルで頼んで、どういう方向性が各コンサル等の提案があったものから石岡市に合うものかというのを選ぶというようなイメージがあるんですが、動向調査だけでプロポーザルの方式というのは、ちょっとあまり似つかわないんじゃないかなというふうに感じたんですけれども、その辺りはどうでしょうか。 142 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・金井君。 143 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。委員ご指摘のとおり、その目的というところが明確じゃない部分も、実際の現状、動向調査というところだけなのでそういった懸念もあるところではございます。そういった中でも3つの課題というのは、もう現在捉えている中で、ただ、先ほど申し上げましたように、コロナ禍とか医師会病院の休院ですか、そういった現状もありますので、そういったものを踏まえながら、発注方法については十分慎重に検討していきたいと考えてございます。  以上でございます。 144 ◯委員長(関口忠男君) 村上委員。 145 ◯委員(村上泰道君) 動向調査に当たって、今、部長答弁ありましたけれども、発注方法についてはよく検討されて、やはり基礎データをまず取ることが重要だと思いますので、あまりプロポーザルにこだわる必要はないかなと。将来予測はまた別として、しっかり基礎データを詳細図れるところに発注できるのがやはりいいのかなというふうに思いますので、予算執行に当たっては十分留意していただきたいというふうに思います。  この件については以上です。ありがとうございました。  続いて、171ページにあります観光対策経費。  所管でも伺いましたが、観光協会法人化調査委託料ということで256万3,000円が計上されております。こちらについては、法人化についての大きな方向性という意味で、それを図るための調査ということで、例えば、スケジュールがあって、いつまでに法人化したいというような目標が特にあるわけではないということでご説明をいただきました。  こちらに対する私の意見というわけではないんですけれども、法人化の1つの目標が、やはりもうかる観光業というのが大きな目標の1つだと私は考えています。これに関して、昨年の予算委員会でもありましたし、同僚議員からもありましたし、過去の一般質問等で私も触れましたし、同僚からもたくさん質問されておりますまち未来いしおかの在り方について認識をちょっと改めたいと思うんですが、まち未来いしおかは、石岡市が900万円の出資をしている株主で、この役員には石岡の市長と副市長が充て職で入っていたかと思うんですが、現状この役員構成、どのようになっているかまず確認したいんですけれども。 146 ◯委員長(関口忠男君) 経済部長・額賀君。 147 ◯経済部長(額賀 均君) お答えいたします。まち未来いしおかに関しましては、現在、役員に関しては、市の市長を含め、市の職員は、役員には選任されてございません。  以上です。 148 ◯委員長(関口忠男君) 村上委員。 149 ◯委員(村上泰道君) もともと市長、副市長が入っていましたけど、それぞれ退任されていらっしゃるので、逆に言うと、谷島市長が入られていないということは、多分前職の方がそのまま入られているのかなというふうに認識いたしました。  そこで、このまち未来いしおかの在り方について、谷島市長は特段まだ触れられていませんけれども、前市長は、再三、中活の中心組織であると、これがなくなると中活が進まないんだということでご答弁をいただいていました。もちろんこのまち未来いしおかが運営していた事業がなかなかうまくいかなくて事業が頓挫してしまったという経緯がありますけれども、この法人化に向けて、やはりまち未来いしおかの利活用ですかね、再活用というか、法人化の形、いろいろあろうかと思いますけれども、こういった既存の仕組みや法人を活用しながら、本当にもうかる観光協会、観光協会という表現がどうなのかあれですけれども、もうかる仕組みというのをしっかりとこの辺の休眠している法人を活用しながら、やはり大きな方向性、もちろん今年調査でありますので、ただの調査ではなくて既存の仕組みも含めて利活用ができるかどうかの調査も行っていただければなというふうに思うんですけれども、ご所見を伺いたいと思います。 150 ◯委員長(関口忠男君) 経済部長・額賀君。 151 ◯経済部長(額賀 均君) お答えいたします。観光協会法人化の調査委託料でございますけれども、その調査に関しましては、これまで委員ご指摘のとおり、過去にも委員のほうからもご質問が、一般質問、ございました。そういったいろいろの中で、観光協会の正副会長会議において多面的なPR活動や収益活動のできる観光協会の法人化について、これまで協議がなされてきました。法人化に移行するためには、自主事業や収益事業の積極的な展開を行っていく必要があることから、先進地の事例を参考に、市や観光協会の観光に関する実情や現状、また、課題分析を行い、独立した組織を構築するために実施する調査委託料でございます。  そのような中、令和3年度4月末にオープン予定しております茨城県フラワーパーク、また、石岡市ふれあいの森がオープンするわけでございますけれども、そういったさらなる観光の振興につなぐことが予測されております。こういった機会に、石岡市観光協会についても石岡の観光の中心的な役割を担っていくことが必要だなというふうに考えております。こういったことも含めまして、今回の調査委託の中で法人化に必要なための収益性、また、課題解決の方向性、そういった独立性、組織体制、いろいろな面で調査を図っていきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 152 ◯委員長(関口忠男君) 村上委員。 153 ◯委員(村上泰道君) もちろん既存の観光協会の役員の方々の意向ももちろんあろうかと思いますし、独立法人化して独立した場合、全国的に事例もありますけど、やはり運営が軌道に乗るまでは行政からの支援が、継続的、未来永劫ということであるとなかなか独立する意思がなくなってしまうので、よく数年間の支援等というような限った中で法人化の後押しをするような動きが全国事例であろうかと思いますし、逆に眠ってしまっている既存のまち未来いしおかの活用も図って、この法人化に向けた調査を、調査をして終わりではなくて、調査をした結果このような方向性で行きますという答えがきちんと出るような事業の実施に向けての取組をしていただきたいと思います。  では、最後の1点をお尋ねします。  ページ、207ページにございます教育費について、学務一般経費。  所管でもお伺いしましたが、本年度、昨年訴えさせていただきましたスクールソーシャルワーカーが導入されると、市独自で導入されるということで、こちらに導入に至る経緯というのは伺いましたので、その思いを、今年度導入に向けた思いを教育長にお伺いしたいというふうに思います。 154 ◯委員長(関口忠男君) 教育長・児島君。 155 ◯教育長(児島裕治君) それでは、ご答弁申し上げます。やはり、近年のいじめ、また、不登校、また、暴力行為と、子どもの問題行動が非常に複雑化、また、多様化してございます。それだけに、学校だけではなかなか対応が困難な事例等も増加してきている状況がございます。その背景としましては、虐待等も含めて経済的困難、様々な環境、そういった要因が起因している場合がございます。  スクールソーシャルワーカーというのは、特に環境面のサポート、こういったことを主にすることが主な仕事となってまいります。そういったことから、専門的な視点からの支援の必要性が非常に高まってきているんじゃないか。石岡市のほうでも、県のスクールソーシャルワーカー事業について活用もさせていただいているところです。こういったことから、社会福祉とか教育現場の専門的な知識、技術を活用して、問題を抱えた児童生徒を取り巻く環境にできるだけ働きかけていって、学校と家庭、地域の関係機関をつないで、児童生徒の悩みや問題を解決することで、児童生徒が学校教育活動により専念して、子どもたちが資質、能力をより伸ばせるようなそういう環境づくりをしていきたいということで、スクールソーシャルワーカー、こちらのほうを出させていただいたわけでございます。  以上でございます。 156 ◯委員長(関口忠男君) 村上委員。 157 ◯委員(村上泰道君) ありがとうございます。ただいま教育長からご説明があったように、子どもたちの環境は、近年、もう本当にスピードのある変化がある中で、不登校になったり、また、家庭の事情によって学校に来られなくなったりというような様々な子どもたちの要因がある中で、学校の先生だけでは対応できない事案というのもたくさん出ているかと思います。  今回、予算化するに当たって、担当課では、特に近隣のつくばや笠間市での導入実績がある自治体への聞き取りや県のソーシャルワーカーとの連携を図りながら、大変に短時間で今回の予算化に向けて動かれたということで、大変本当に感謝を申し上げたいと思います。所管でもご説明いただきましたが、初年度としては時給によって雇用していきたいということでありますけれども、実際にワーカーさんの募集をした中で、他自治体との比較や県のソーシャルワーカーさん、社会福祉士会等もありますけれども、そういった時給のバランスを考えて、本当にしっかりした方の雇用ができるような運用を図っていただきたいというふうに思います。具体的に時給も含めて雇用の環境を、ワーカーさんがしっかり働ける環境を構築することに今度は教育委員会として留意していただければなというふうに思います。  私のほうの質疑は以上で終わります。ありがとうございました。 158 ◯委員長(関口忠男君) 暫時休憩いたします。午後1時30分から会議を開きます。                   午後 0時06分休憩             ──────────────────────                   午後 1時30分再開 159 ◯委員長(関口忠男君) 引き続き会議を開きます。  さきの鈴木委員の質疑に対する答弁について答弁訂正の申出がございますので、これを許します。  教育部長・豊崎君。 160 ◯教育部長(豊崎康弘君) 先ほど、小学校の学校維持管理経費のうち、工事請負費、石岡小学校における防火シャッター工事についての答弁をさせていただきました。その中で、委員から法律について消防法かという問いに対し、そのように認識しておりますと回答したところですが、消防法も関係しておりますが、もう一つ、建築基準法、こちらにも関係するということなので、2つの法律に関係するということで訂正させていただきたいと思います。申し訳ございませんでした。 161 ◯委員長(関口忠男君) 鈴木康仁委員。 162 ◯委員(鈴木康仁君) 訂正ありがとうございます。法律に関わる部分ですので、何より子どもたちの命がかかっていますので、速やかな対応をお願いして、理解しました。ありがとうございます。 163 ◯委員長(関口忠男君) 次の質問者に移ります。岡野孝男委員。 164 ◯委員(岡野孝男君) では、質問をいたします。  石岡市の管理する公共施設、市庁舎や公民館、図書館、運動公園、保健センター、海洋センターなどの施設清掃管理、保守保安委託料や施設電話交換業務委託料、プール管理委託料などについてお伺いをいたします。  私の試算によりますと、市庁舎の施設清掃などは令和元年の決算と今年度の予算を比較すると170%の増になります。決算と予算を比較するのは無理かもしれませんが、あまりにも差額が大きいので試算をしたものであります。  以下、差額の大きいものを申し上げます。  次の差額は、いずれも平成30年度の決算と令和3年度の予算額であります。  まず、本庁舎の電話交換業務が167%の増、八郷総合支所の電話交換業務が237%の増、中央公民館の施設清掃などが171%の増、中央図書館の施設清掃などが188%の増、石岡運動公園の施設清掃などが、176.8%の増、八郷運動公園のプール管理委託料が177.9%の増、石岡保健センターの施設清掃などが182.1%の増、八郷保健センターの施設清掃などが177%の増、海洋センターの施設管理貸出業務委託料が184.9%の増となっております。これらの増加についてどのように考えているのかお尋ねをいたします。 165 ◯委員長(関口忠男君) 財務部長・門脇君。 166 ◯財務部長(門脇 孝君) ご答弁申し上げます。施設清掃などの保守関係の委託料でございますが、一般会計の総額で申しますと2億7,350万7,000円でございまして、委員ご指摘のとおり、私の手元には、今、令和2年度当初予算との比較でございますけれども、2,455万円増加してございまして、割合にいたしますと9.7%増加してございます。こちらにつきましては、官製談合事件におきまして、原則3者以上の見積りを取ることが徹底されていないことが判明いたしまして、このようなことから関係部局等と協議を行いまして、予算編成に入る前に研修会などを実施させていただいております。  また、令和3年度予算の編成におきましては、予算編成方針の留意事項といたしまして、原則3者以上の見積りを取ること、こちらを改めて加えまして、予算編成説明会の中でも周知を行いまして、また、財政課が行います予算要求ヒアリングでも確認を行い、徹底をさせていただきました。  このようなことから、当初予算の施設清掃等の業務の委託料が増加することが予想されておりました。  しかし、官製談合防止法違反及び加重収賄容疑での逮捕、起訴によりまして市行政の信用を著しく失墜させたと認識しておりまして、このことにより予算計上が増加してしまうことにつきましては、コロナ禍の影響もございまして財源が大変厳しい状況が予想される中で大変残念なことでございます。  また、一方で、事件のこともありまして、公正性などの確保の観点からやむを得ないものと思ってございます。  予算の財源につきましては、元は税金で賄われており公費でございますので、職員一人一人が地方公務員としての自覚を持ち、適切な予算執行等に努めていかなければならないと思っております。  以上です。 167 ◯委員長(関口忠男君) 総務部長・越渡君。 168 ◯総務部長(越渡康弘君) 私のほうからでございますが、予算の取扱い関係につきましてはただいま財務部長がご答弁申し上げましたとおりでございますが、起工時、設計の段階でございますが、ここに当たっては担当課が最新の積算基礎ですとか標準単価、もしくは、参考見積書を再度徴取しまして設計を行うということになってございますが、その場合の予定価格の設定に当たりましては、総務部としましては、担当部署の指導助言とチェックの強化を図りながら、また、担当者の研修も何度も開催してございますので、そういった中で予定価格を精査しまして、適正なものとして執行に努めてまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 169 ◯委員長(関口忠男君) 岡野孝男委員。 170 ◯委員(岡野孝男君) 私の質問は、よく聞いていないんだと思うんですよね。平成30年度の比較でこのような多くて、3倍近い予算が計上されているんですよ。しかも、この理由がはっきりしていないんですよ。何でこんなに3倍も。  例えば、今、申し上げた石岡運動公園ですか、その施設清掃管理については、これはこういうふうになっているんですよ。平成30年度が600万代、695万、令和元年が600万、令和2年のは1,000万、今度の予算が1,200万なんですよ。だから、これについてどう考えているのかって私は聞いているんですよ。今、予算の委員会だから、それは予算のことを、何でこの予算、1,200万の予算を、例えば、これ、石岡の運動公園に1,229万7,000円の予算をつけましたよと。つけた理由を財務部長も総務部長も言っているんですよ。私は聞いていないんですよ。何で3倍になったのかって聞いているんですよ。お答えくださいよ。 171 ◯委員長(関口忠男君) 教育部長・豊崎君。 172 ◯教育部長(豊崎康弘君) お答えいたします。先ほども財務部長からあったように、3者見積りを、平均を出しているということが大本にあるかと思います。  また、令和3年度におきましては、文部科学省が推奨する屋内スポーツ施設の適正管理の指針によりワックスを塗るということの仕事の追加もございます。  また、作業項目ごとの単価の増ということもございまして、今年度1,300万弱の予算を計上しているところでございます。  以上です。 173 ◯委員長(関口忠男君) 岡野孝男委員。 174 ◯委員(岡野孝男君) これ、今、一番高いのを話したんですけど、単価の増、私の手元の中で単価の増というのは、施設清掃管理について、国交省の労務費では清掃員は平成30年度から令和3年度までに大体10%から11%の増なんですよ、これ、清掃員の単価ですね。それから、普通作業員、土木なんかで使っている普通作業員。これは県からの作業員の労務費ですけれども、これは10%なんですよ、増えているのは。今、教育部長の説明、3倍ですよ、3倍。そんな単価が云々だとか何が増えたなんていう、そういう問題ではないんじゃないですか、これ。400万、600万、1,000万、1,200万ですよ。しかも、この施設清掃は、面積が大幅に増えたとか仕事が大幅に増えたとかそういうものは考えられないんですよ。要するに、面積は変わらないですよ、体育館だから。これがこんなに増えるんですよ。それについての説明、答弁にはなっていないでしょうよ、あまりにも。じゃ、答弁になっているとすれば細かく説明してくださいよ、それならば。400万から何で1,200万の予算になったのか。あれが幾ら、これが幾ら、そういうふうに説明しなきゃ分からないですよ、抽象的で。単価がだからって、何の単価か分からないでしょうよ。それは説明ではないと思うんですよね。ほかもそうなんですけど、電話交換業務もそうなんですけど、細かくしていったら、だって、全部、それはつじつまが合わないんですよ、その高くなった。今回の予算計上についての金額が説明がつかないんですよ。例えば、今、3者見積りって言っていましたけど、もうずっと聞いていたら、3者見積りの話は出ましたよ。でも、A社とB社とC社が、例えば同じ業者で、それで談合みたいなものが行われたとすれば、これは簡単に見積書を上げることができるんじゃないですか。しかも、あそこの仕事は私が取る、私がやる、こっちの仕事は私がやる、そういうふうに割り振ったら、見積りなんかつくったって何の透明性にもならないでしょうよ。ただ予算額を上げるだけでしょうよ、これ。官製談合との関わりが、全く、3者見積りを取ることによって、かえって予算が上がると、そういうことに帰結するんじゃないですか。透明性を図るために談合を助長するような、3者見積りによって、そういうことも起きるんじゃないですか。私はそういうふうな気がしますね、これを見ていると。過去の決算とか受注の金額なんか全然頭に入っていないでしょうよ。頭に入っていたとすれば、こういうような予算は計上しないはずです。そういう経緯というか推移というかそういうものを見ていないで、これ、予算を計上したんです。何のことないんじゃないですか。私はそういうふうに思いますね、今回の予算については。そういうようなことを申し上げたいと思いますね。  今から、この議会が終わって予算が議決されたとすると、予定価格を決めます。指名競争入札をします。それで落札者と契約をします。そういう段取りを取るわけですよ。4月1日から清掃業務だから、契約当日に工事の着手に入ると、そういう段取りを取るわけですよ。上限が、これ、議決されたからこれでいいんですよと、これを上回らなければいいですよという話になってくるわけですよ。そうすると、一番高い石岡の運動公園の清掃業務は、1,200万で契約してもおかしくないんですよ。つまり、平成30年度から令和3年までに3倍の価格で施設清掃するんですよ。しかも、清掃員の賃金は、30年から令和3年までに11%くらいしか上がっていないんですよ。それが3倍の契約をするわけですよ。清掃業務は、ほとんどが、これ、労務ですよ。資材はないわけでしょうよ。例えばの話、電話交換業務もそうですよ。八郷の総合支所の電話交換業務、これも231%ですから、2倍になっているんですよ。これだって、今、私が言ったように、予算が議決されれば、大体その額で抑えればそれでオーケーになったということになるでしょう。予算委員会が通って予算が議決されれば、それはいいんですよということになるわけですよ。そういうことでいいのでしょうか。もう一回、お伺いします。 175 ◯委員長(関口忠男君) 総務部長・越渡君。 176 ◯総務部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。先ほどちょっと触れてございますが、この後、委員ご指摘のとおりの流れでの入札ということになっていくわけでございますが、あくまで私ども、予算が通った中での今度は実際のこの入札に当たりましては、先ほどもご答弁申し上げましたが、今後、また参考見積りをもう一度取り直しさせるようなことになってくるかと思うんですが、その上で私どものほうでも予定価格の設定に当たりましてはきちっと指導、助言をしていきまして、その予定価格の分析をしてチェックしながら適正な予定価格の設定に努めてまいりたいというふうに思ってございます。
     以上でございます。 177 ◯委員長(関口忠男君) 岡野孝男委員。 178 ◯委員(岡野孝男君) これ、しっかり過去の契約額を参考にして、予算は通っても、予定価格は、どういうような予定価格が適切であるか、正しいか、そういうものをよく吟味して、そして、決めていってほしいと。そうじゃないと、これ、何だか分からないんですよ、これ、この予算では。それはお願いしたいと。  それで、市長に、今私が質問したやり取り、聞いたと思うんですけど、事務方との、市長の考え方をここで答弁いただきたいと思います。 179 ◯委員長(関口忠男君) 市長・谷島君。 180 ◯市長(谷島洋司君) 保守関係の委託料の予算についてお答えいたします。保守関係の委託料につきましては、委員のご指摘どおり増加の傾向にございますことから、委員のご提案などを勘案しまして適正な予算の積算及び執行に努めてまいります。 181 ◯委員長(関口忠男君) 岡野孝男委員。 182 ◯委員(岡野孝男君) とにかく適切に予定価格を決めて、そして、私は、その指名業者についても、今回は幅広く、A社、B社、C社に限って、しかも、見積りを取った業者、私はどうも談合の疑いも出てきますよ、そういうことをしたらば。それ以外のことも含めて、予算執行、さっき言ったように予定価格、そして、指名業者の入札して契約と、一定の流れの中で、やはりよく過去の決算のベースでの契約額を勘案して、それで事務執行に当たっていただきたいというふうに思います。  次に、ちょっと159ページの鳥獣被害対策事業についてお尋ねをいたします。  これについては、国とか県とかそういった補助事業があるんですが、この前の説明によると、予算委員会での説明によると、県支出金の鳥獣被害防止施設整備支援補助金の30万、この県補助金のみで、私が提案をした国の補助金とか交付金とかそういう事業は取り組んでいないのかなと思うんですけど、ちょっとそれについて答弁願います。 183 ◯委員長(関口忠男君) 経済部長・額賀君。 184 ◯経済部長(額賀 均君) ご答弁申し上げます。地方創生拠点整備交付金でよろしいですか。               〔「何でもいいです」と呼ぶ者あり〕 185 ◯経済部長(額賀 均君) こちらは国の交付金でございまして、有害捕獲、緊急捕獲に対しまして、国の鳥獣被害防止対策交付金補助率2分の1を充当して実施するところでございます。  経済部では、地域観光づくりの効果や観光施設や地域全体で確立する収益等の6次化産業などの施設、こちらがこの地方創生拠点整備交付金、委員が県の事業と言いましたけれども、国でもございます鳥獣被害防止対策交付金については、あくまでも有害と緊急の捕獲に交付する、地方創生拠点整備交付金については、施設等に係る交付金でございます。  以上でございます。 186 ◯委員長(関口忠男君) 岡野孝男委員。 187 ◯委員(岡野孝男君) これ、その30万以外にもそういう事業には取り組んでいるというようなことですね。  それで、県の条例によると、これもちょっと質問はしたんですけど、狩猟期間を市によって延長することができると。例えば、1年間通して野菜等を、農作物を育ててきて、一晩のうちにイノシシに荒らされて収穫がゼロに近くなると、そういうことを目の当たりにして、その近くの方々は非常に気の毒がる、あるいは、集落全体でそのイノシシ対策を取らないと農作物をつくるという意欲もなくなるし、そういうことで狩猟期間を延長してほしいと。それでイノシシの被害対策に当たると、当たりたいということなので、その狩猟期間を延長することについて、私はその話を聞いたとき、すぐに取り組んでいただければと思っているんですけど、その考え方についてお尋ねします。 188 ◯委員長(関口忠男君) 経済部長・額賀君。 189 ◯経済部長(額賀 均君) お答えいたします。有害鳥獣捕獲、これについては通年行っています。その中で緊急捕獲もやってございまして、そのほか、狩猟期間、これ、11月15日から2月15日まで、石岡については茨城県のほうから1か月延長の3月15日までという期間になってございます。有害鳥獣捕獲については通年やってございまして、令和2年度では2回実施してございます。6月、9月、10月と、こういった緊急捕獲の期間をもう少し拡充していきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 190 ◯委員長(関口忠男君) 岡野孝男委員。 191 ◯委員(岡野孝男君) それ、山際の方々は深刻ですので、ひとつよろしくお願いしたいというふうに思います。  以上で私の質問を終わりにいたします。 192 ◯委員長(関口忠男君) 次の質疑者に移ります。高野委員。 193 ◯委員(高野 要君) 高野でございます。何点かご質問申し上げます。  1点目、先ほど同僚からも質問がございましたが、副市長の件でございます。副市長の件で、予算は取っているけれどもしっかりしたことは言えないような感じで受け止めたところでございます。非常に私は大きな予算が取られていながら、やはり答えられないということには大きな問題があるのかなというふうに感じておりますが、しかし、副市長、我々はじめ皆さんが待ち望んでおります。石岡の発展には絶対不可欠である、そういうふうに私も思っているところでございます。やはりそういった中で、別に答弁は求めなくても結構なんですが、予算についてでございますので、一言はお話ししていただきたいんですが。  市長の中には、いろいろどういう人がいいのかと、やっぱりしっかりした人が来ていただきたいとかそういうことがあって、どうしても来年度には求めたいという形の中での予算かと思うんですね。私がここで市長にお聞きしたいことは、恐らく、私も30年やっています。関係機関とかそういったところへいろいろお話をしながら石岡市のためになる副市長さんを来ていただこうと、そして、職員にも指導者としてやってくれる方を選びたいというようなことでやっていると思うんですが、私の考えですと、国とか県とか、また、友人で来てもらった人もいますけど、私が、今、市長はそういったことで関係機関へ恐らく働きかけていると思うんですね。予算をここに計上した以上は、私が市長に求めたいのは、関係機関とか、具体的にそういったことを今しておりますというような言葉をいただきたいなと思って、今、1年分の予算、取ってあるので。ただ、1年分の予算、取って寝かしておいても何もなりません。予算を取ったということは、もう私は4月に来るんだなというふうに思っておるものですから、その辺のところ、市長、ざっくばらんに関係機関と調整して頑張っていますとか、4月からは必ず来ていただきますとか、そのような見解を述べていただければと思いますが。もし、何もなければそれで結構でございますが、具体的にお答えをいただければと思います。 194 ◯委員長(関口忠男君) 市長・谷島君。 195 ◯市長(谷島洋司君) ご答弁申し上げます。副市長につきましては、私も、この石岡市にふさわしい人ということで、関係機関、いろんな方面で検討しておりまして、新年度、しっかりとした副市長人事を行ってまいりたいと思っています。 196 ◯委員長(関口忠男君) 高野委員。 197 ◯委員(高野 要君) あまりありがとうございますと言わないんですが、ありがとうございます。なかなか語ってくれないのかなとは思ったんですが、4月から副市長が私は来ると確信したところでございます。立派な方とか、そういった方といっても、それはどういう人が立派な方だか分かりませんので、石岡市のために、そして、市長の補佐役としてしっかり働ける方を選んで来ていただければと思います。私たちも心待ちに、私もしておりますので、よろしくお願いいたします。  次に、地域医療需要動向調査委託料300万円についてお伺いいたします。  これについては、私、非常に不可思議な部分がございます。私も何の違和感もなく、質問、委員会でやってきました。しかしながら、この地域医療の予算、よく考えてみると、この予算は、2月の幾日だかはっきりしませんけれども、地域振興協会から取下げがあったというようなことで、広域化、病院の公立化はそこでほぼ断念したわけでありますが、私が考えるに、この予算は、あくまでも病院の公立化、これを目的とした、目途とした予算であるかと思うんです。そうですね、2月初旬まで、これで来ていたわけですから。それが急になくなりました。ですから、その中で、2月から1か月ちょっとたっていますけど、次の事業計画の予算ということ、あり得ないと思うんですね。2月10日ぐらいですから、そうなると、予算書ももうできていると思うんですね。この予算書は、公立病院を進めるとした中での予算なんです。誰が考えても分かるでしょう。私もよく考えないで質問したんですが、それを次の事業の予算と交わる部分あるかもしれませんが、それで予算審議をしていると。私は、これ、大きな問題があるんじゃないかと思うんですよ。別の事業を予算審議させているんです。問題ございませんか。よく考えてください。予算書あります。この予算書は、2月6日以降につくったものですか。それ以前にできているものですよ、きちっと。その予算書を上げて、あたかも新しい事業の予算、答弁もいいです、以前のものでありますから、この部分だけはどうしても重複して入っていますとかいうのであればいいですけど、そういった形でない。この辺のところ、どうなんですか、これ。違う事業の予算を本年度の予算で我々が審議するということは可能ですか、お伺いします。 198 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・金井君。 199 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。今回の地域医療需要動向調査でございますけれども、こちらにつきましては、地域医療振興協会からの取下げの申出を受けまして、産科、小児科、緊急診療などの地域の課題解決に向けて、また、コロナ禍や医師会病院の休止などの医療環境の変化も踏まえまして新たな手法を検討する必要があると考えて計上させていただいたものでございます。  そういった中でも、新たな手法を検討するための基礎調査ということで、地域医療の充実のため、一般質問等でも市長も説明していましたけれども、公立、民間というのでなく、課題を個別に解決していくことも含め、必要な対策を一から検討してまいりたいと考えておりますので、この調査を行うことが直ちに公立病院の建設につながるものではないと考えてございます。  以上でございます。 200 ◯委員長(関口忠男君) 高野委員。 201 ◯委員(高野 要君) つながらないということでございまして、それとは別途のものであったらもっと悪いでしょう。この予算組みは、公立病院、これで動いていたんですよ。そうでしょう。少なくとも2月6日でしたか、2月幾日までは。予算組みも、それなら、私は今後についてなんていうのは、聞いていられないよ。その後、誰が勝手に、これ、今後予算、入れたんですか。予算書が作成されてから、そのようなことを勝手にできるんですか。分からなければ何やってもいいんですか。この予算書の重さというのは、ないんですか。執行部は、幾らでもころころ変えられるんですか。ですから、私は重複する部分もあるでしょうと言っているんです。時系列に語ってもらえますか、じゃ。そのようなことは詰めませんけど、前の予算で、前の事業の予算で、新事業の予算で、今度審議を受けている、答弁しているなんて、言語道断ですよ。あくまでもここの審議は、予算書のとおりですよ。新たにこれをしていかなくちゃ、何をしていかなくちゃいけない。今年度この予算じゃないじゃないですか。予算がついていれば、また補正、つきますよ。補正の中で進めることじゃないですか。予算のつけようがないから、このような形で無理やり、分からなければそのまま通そう。とんでもない話ですよ。予算書にあるもので予算審議はしていただきたい。やりたいことは分かる。やってもいい。だけど、駄目は駄目なんです、私はそのように思います。部長との見解は違うかもしれませんが、このことについては、私もきっちりと調べていきます、そういうことができるかどうかね。私は、事業が違うんですから、事業がなくなったんですから、少なくとも残っているのはゼロから1までですよ。それで、何の事業もまだ定まらない中、私に言わせてもらえば、このようなことを、今始まること自体がおかしいんですよ。石岡地域医療計画の中、この中で、ちゃんと1年間公立病院の必要性を訴えてきたんです。根拠をつけて、根拠に基づいて。そういった中で、なぜ今こんな調査が必要なんですか。やはり、私は、こういう事業をやるに当たっては、もうちょっとしっかり土台を考えてやっていかなくちゃいけない。市民の皆さんに何とかして地域医療をアピールしたい。しかしながら、今回のようにお粗末な地域医療になっては、また地域の人に迷惑をかけるんです。300万だけつけておけばいい。そうじゃない。300万だからつけてほしくない。これは私の考えですよ。しっかりと1年やって、皆さんがやって、それで問題ないんだということで来たわけです。それで、動向調査。もっと大きな目的があればいい。しかしながら、動向調査。少しでもいいから予算をもらいたい、そういう考えじゃないですか。自分でできないことは、自分たちでやると言えば、予算、つかないかもしれない。あなたたちがやらなかったと、できない。何でやらなかったと指摘される。だから、私たちにはどうしてもできないものがある。だからコンサルタントを頼まなくちゃいけない。そうすれば何も言えないから予算がつく。見え見えなんですよ。公立病院、必要性を訴えてきました。私は反対してきました。きちっとした、皆さんは根拠に基づいて説明をしてきました。何でそこに自信を持てないんですか。あと少し自分で頑張れないんですか。今回のこの調査料、非常に私も最初は分からないから一生懸命質問してきた。だけど、何で事業の違うものに私質問しているんだろうと疑問を持ちまして、全く別次元で。2月の、もう1か月間の中で新しい事業に進んでいるんでしょうけど、それもまずどうかと思いますよ。議会にも一言ぐらい話があってもいいんじゃないかなという気がします。よく調べておいてください。  次に、それから、所管の審査で、この調査範囲について担当課長は石岡市だと言ったんですが、部長は医療は自治体の範囲には収まらないと、問題なので必要に応じてエリアを広げていくんだというような答えをしていたと思います。しかし、私は場合によっては範囲を他の自治体にまで広げて調査しますというような曖昧な方法で調査委託料を計上するというようなことは、私も長いこと議員をやっておりますけど、通常考えられない。見解に一貫性がないと。部長と課長で違っている。それが答弁かと。それで人に訴えるものがあるのかと。確かに、このような医療動向調査は、部長が言うように、石岡市、また、ほかの市、中だけの話ではないと私も思います。しかし、そこの重視すべき広域のエリアは、そもそも、前の質問でもしましたけど、茨城県地域医療構想の土浦地域医療構想区域なんです。この区域は、何も茨城県が適当にわけも分からなくつくっている区域じゃありません。計画にもしっかり書いてあります。構想区域の設定については、医療法施行規定により現行の二次保健医療圏の原則として、人口構造の変化の見通し、その他の医療の需要の動向並びに医療従事者及び医療提供体制の配置の状況の見通し、その他の事情を考慮して一帯の区域として地域における病床機能の分化及び連携を推進することが相当であると認められる区域を単位として設定するんだとされております。  そこで市長に伺いますが、市長があくまで無理をしようとしている茨城県地域医療構想の土浦地域医療構想区域、これは何がどう駄目なんでしょうか。茨城県地域医療構想の土浦地域医療構想区域、これ、無視していますよね。これは何がどう駄目なのか見解をお伺いいたします。 202 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・金井君。 203 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。委員ご指摘の土浦医療圏ですけれども、県のほうでは医療圏ごとに医療政策のほうを基本的には進めていることは県の方針として当然かと思いますけれども、そういった中でも、地域医療計画の中でもこちらで記載させていただいていますけれども、土浦医療圏の中でも、病院の配置からいわゆる医師の配置、そういったものの偏りというものがありまして、特に土浦医療圏でも水戸寄りというか北寄りに位置します石岡地域には、病院、医師の偏在化が見受けられるところでございまして、そういった中でも石岡地域ということで、もともと石岡この市においては近隣と連携しながら地域医療を担っていたという形なので、そういった現状を踏まえながら、今回、地域医療計画を、その基準を基に作成してきたところでございます。  以上でございます。 204 ◯委員長(関口忠男君) 高野委員。 205 ◯委員(高野 要君) そうすると、今、昔、こういう形で来たということですよね。  しかしながら、今、この土浦ですか、地域医療構想区域、これは、今、石岡市がどうなろうと、これは県の指導によってきちっとしておるわけです、茨城県です。そこを、何か不都合があってのことと思いますが、今、この土浦地域医療構想区域、ここに入っていることが石岡には何の不都合もない。ここに不都合が出ていますか。そこから無理して離れる必要性というか、そこと整合性を持ってやっていくのが医療じゃないですか。今後石岡市がどんどん孤立していった場合、どうなるんですか。病院はつくりました。市立病院。市立病院1つでどうなりますか。今までもつくろうとしていた病院は、診療所ですよ。その辺をきちっと理解しなきゃいけない。理屈じゃないんだよ。よく考えてご覧なさい。立派な組織があるんです。そこを利用しないほうはない。  それじゃ、お伺いしますけど、区域単位で、医療の需要の動向ですとか医療従事者や医療提供体制の配置の状況を、これは区域単位でね、区域単位ですよ、検討するのではないかと私は思います。先ほど述べた土浦地域医療構想区域、石岡から医師会病院が休院する、医療事情が変わるということならば、その辺のところは、きちっとこういう大きな県単位の組織があるわけですから、土浦地域医療構想区域の中で再度動向調査をお願いすればいいんじゃないですか。お願いすると断られるんですか。きちっと私はやってくれると思いますよ。私も後で行って聞いてきますけど。  私は、市長、利用できるという言葉はあまりよくない。しかしながら、お願いできるところはお願いして、そういう組織の中でお骨折りをいただくと、そういう動向調査、そういったものも、もしかするとあるかもしれません、全部とは言わずとも。やはりそういったところを、きちっと、やはり、話、整いませんけど、そういった方々というか、組織と連携を取っていく、孤立しない、それが私は医療だと思います。石岡の病院、つくりました。何度も言いますが、1件でどうなりますか。医療というものは、そういうものではない。私は思います。医療というのは、きちっとした医局と一緒になってやらないと大変だということでございます。  それで、先ほど、今、質問、まとまりませんが、土浦地域医療構想区域、この中で、皆さん、他市も、土浦市もあるでしょうし、みんなで整合性、取ってやっているわけでございますけれども、私はこういったところを、利用というわけじゃないですけれども、動向調査とかそういったものも一緒になってやっていくべきじゃないかと。そうすれば、300万円のお金もかからない。その辺のところ、市長の見解をお伺いします。 206 ◯委員長(関口忠男君) 市長・谷島君。 207 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。今回のこの地域医療振興協会からの取下げの申出を受けましてこれまで進めてきたスキームは見直すことになりましたが、産科、小児科、緊急診療など地域の医療課題には早急に対応していきたいと考えているところでございます。  今、コロナ禍や石岡医師会病院の休止など医療環境の変化も踏まえ、より専門的な視点からそれらの内容を精査するとともに新たな手法を検討する必要があると考え、今回予算計上させていただいているところでございます。  いずれにしましても、国や県、あるいは、近隣市町村と連携をしながら、この問題解決に努めてまいりたいと思っております。 208 ◯委員長(関口忠男君) 高野委員。 209 ◯委員(高野 要君) 私は、市長、総論を聞いているんじゃないんですよ。まとめて聞けば、その答弁もいいでしょう。個別に聞いているんですよ。  金井部長が動いているので、金井部長、この土浦圏域、地域医療構想区域、その中で、今、皆さんと整合性、取ってやっていると思うんですが、こういった再度のこの動向調査、こういったものも、そういったところとタイアップというか、そういった形でやっていければ私はできるものではないかというふうに思っての今の質問でありますが、金井部長にも答弁をお願いいたします。 210 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・金井君。 211 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。医療圏の考え方でございますが、各県で、石岡市については土浦医療圏という形で、病床数、そういった数のほうは、そこの医療圏内である程度基準が設けられている中でございます。ですから、ある地域、その地域の中で、例えば石岡市が病床が足らないといっても、その全体の地域で需要が、病床が足りている場合については全体で見るので、なかなか単体、市町村ごとの意見はなかなか通らないということで、今回、平成30年以降、地域医療の問題を石岡市として考えてきた中で、経過といたしましては、そういった問題を含めまして、土浦地域医療構想会議、こちらのほうで令和1年の8月に当時の市長から直接、その会議の中で今後石岡地域の医療について専門委員会で協議していくということで説明がなされた状況でございます。  そういった中で……。 〔「いいです、いいです、答弁、かみ合っていないので。時間がもったいないので」と呼ぶ者あり〕 212 ◯委員長(関口忠男君) 高野委員。 213 ◯委員(高野 要君) 質問していることをよく聞いていてくださいよ。市長と部長で、答弁、絡まなくてどうするんですか。一般論で話されても困るんです。私は、動向調査とかそういったことも一緒にやっていったら、もっともっとお金もかからないんじゃないかとかそういったことを言っているんですよ。何を一般論で話しているんですか。まとめて聞いたことはないですよ。もう結構です。  それから、この調査委託の内訳、積算、これ、同僚に話したか何か私も聞き漏れているかもしれませんので、私が伺ったところ、調査に関わる人件費、諸経費等分から積算しましたと。積算ですね、内訳。それはそうなんでしょうが、内容が分からないんです。同僚の議員の質疑でも、これまで出されていた業者からの見積りを参考にしたとか言って、参考です。参考ということは、皆さんができたということですかね。当てにならないということです。この内訳について、私も今日、総括ですから最後の質問になるかと思いますので、再度明確に300万円についてお伺いできますか。お伺いいたします。 214 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・金井君。 215 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。地域医療需要動向調査の内訳でございます。まず、調査概要ですけれども、まず、1点目が、石岡市及び二次医療圏における医療需要及び将来需要ということで、石岡地域医療構想区域分析、また、石岡市区域分析を行う予定でおります。  2点目が、同圏域における各医療機関の医療機能の現状と評価、こちらにつきましては、市の実施医療機関、調査資料の分析、それから、国保レセプト分析評価、3点目が、医療提供量、医療実績、病床稼働、手術実績、推移予測、市実施調査資料の分析、それから、医療提供量の予想分析、4点目が、救急医療の実績、市民への貢献度、こちらにつきましては、救急搬送の実態調査、市民貢献度分析、それから、5点目が、救急医療の将来予想と対応医療機関、こちらにつきましては、救急医療需要の推移と予測、それから、対応医療機関調査分析、6点目が、介護福祉需要環境調査、現状、将来ということで、現状調査、それから、将来需要量の調査ということになっておりまして、こちらの予算の積算内訳といたしましては、この調査におきまして、調査や分析に係る直接人件費と間接人件費及び諸経費や成果品の作成費用で300万円を計上させていただいております。  以上でございます。 216 ◯委員長(関口忠男君) 高野委員。 217 ◯委員(高野 要君) そうですね、今答弁いただきましておおむね分かりましたと、まだ時間ありますね、言いたいところではありますが、そうすると、今まで、今ほとんどのこと、詳細にわたってはこれからやるんだというような、ほとんどそうですよね。じゃ、今まで何やっていたんですか。私は、石岡地域医療ですか、計画、そうすると、この石岡地域医療計画の中では、このようなものをみんな外して資料作りをやっていたわけですか。一番大事なところじゃないですか、動向調査とか。地元石岡市の分析ですよ。そういったものはなしにして病院をつくろうとしていたんですか。逆に、その辺のほうが問題になってくるんじゃないですか。予算は、幾らでもつくれます。朗々と語れます。しかし、違うでしょう。皆さんは1年間もやってきたんです、石岡地域医療計画、病院の公立化。今まで病院の公立化には、そういうものが必要でなかったんですか。石岡市の動向とかそんなものは全然関係なく、病院、つくっちゃえでやってきたんですか。違うでしょう。今さらながらというやつですよ。きっちりとこういうものは、石岡地域医療計画振興協議会、立派なところでしたから、そこと一緒に、こういうものまで全部済んでいなきゃいけなかったんです。今になって当たり前のように300万円。これとこれとこれ、私たちが分からなかったんです。おかしいじゃないですか。仕事をやっていなかったということじゃないですか。不備な中で病院をつくろうとしていたんじゃないですか。これ以上責めませんよ。だけど、何でも言葉では言える。しかしながら、しっかりと現実があるわけです、皆さんがやってきた1年。それと照らし合わせながら私はやっていくべきかなというふうに思います。  先ほど市長が総論を述べていましたけど、私も総論を述べると、今回のこの調査委託料というのは、市長が地域医療に対して何のビジョンもない中で、振興協会に取り下げられてしまって途方に暮れてしまった、どうしようもない。どうしようもないんだったら、きちっと1年休んで、再度仕切り直し。そういうこともしていられない。そんな中で、何とかつなごう。300万じゃないですよ、1,000万も、出したらいいじゃないですか。もっともっときっちりやるんだよ。それもできない。300万だったら認めてくれるだろう。つなぎですよ。補正予算で今度1,000万ですか。私は、今、聞いて、いろいろ、同僚の議員の話も聞いたりしていますけど、非常に残念という言葉しかない。本当にやるのであれば、もっと本腰を入れてきちっと、おっつけじゃなくてやってほしいなという気持ちであります。どこまで行っても、つなぎという言葉しか私にはありません。内容もない予算だと思わざるを得ません。  以上で私の質問を終わります。 218 ◯委員長(関口忠男君) 次の質疑者に移ります。新田委員。 219 ◯委員(新田 茜君) 新田です。よろしくお願いいたします。  私からは、情報発信の部分と地域おこし協力隊の部分の2点を伺いたいと思います。  まず、関連する部分として、予算書の81ページと、あと、93ページになると思います。  この情報発信について担当部のお考えを伺いたいと思うんですけれども、この情報発信につきましては、内向けと外向けがあると思うんですね。外向けの部分については、私個人としては、すごくうまくいっているんじゃないかなというふうに思っています。これはSNSなんかを使用したPRですとか、観光の部分でも、昨日も出ておりましたけれども、るるぶの更新とか都市交流とか、お祭りのPRとか、外に向けた発信というのは積極的に毎年できているのかなというふうに実感をしています。  一方で、内向きの部分が非常に弱いんじゃないかなというのを感じていて、市民の方に向けた発信、市民の方が実際に欲しいとか必要だという情報を確実に届けられるかどうか。これが、年齢層によっても異なると思うんですけれども……。  これ、ちょっと、マスク、取ってもいいですか。                  〔「困る」と呼ぶ者あり〕 220 ◯委員(新田 茜君) はい。  異なると思うんですが、ホームページを利用して情報を得る方が多いと思います。令和3年度は、ホームページの検索機能の改善をするということで14万1,000円、予算額として組まれておりました。ここについて、改善後どういったことに期待をしているかというところをまずお聞きしたいと思います。 221 ◯委員長(関口忠男君) 市長公室長・加藤君。 222 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。委員ご案内のとおり新規の取組として検索機能の向上ということで、ホームページ内の検索というのはやっぱりグレードがあるということで、より高い、アクセスする方が求める情報を速やかにお出しするというんですか、が機能向上だと考えておりますので、それに切り替えるということで考えております。 223 ◯委員長(関口忠男君) 新田委員。 224 ◯委員(新田 茜君) これ、やはりとてもよい事業を実施していても、なかなかその取組を知らないという方が多いと思うんですね。一般質問のほうでもそういったこと、触れさせていただいたんですが、事業実施について、その周知方法という部分をお聞きすると、必ずと言っていいほどホームページで周知していますとか、メルマガでやっていますとか、あとは、市報でというワードが出てくると思うんですけれども、この何かを探す、欲しい情報を得るには、きっとホームページから検索して情報を得るという方がほとんどいるのかなというふうに思います。令和3年度は、今もおっしゃったように検索機能を充実させるというわけなので、ここをきっかけにぜひいろいろグレードアップしていただきたいなというふうに思います。  ちょっと所管のほうで私の聞き方が悪かったのかもしれないんですけれども、ホームページについてのランニングコストの部分を後でお伺いしたところ、石岡市で約288万円で予算を組んでいるということで、年間は、そのホームページに係るランニングコストが288万円ということでした。  近隣の市町村で笠間市が非常にホームページが見やすいという話がありまして調べたら、その笠間市と土浦市と石岡市というのは、委託先が一緒であったという話を伺ったんですね。その部分で、土浦市についてはランニングコストが226万円、笠間市は126万円ということでした。それ、契約内容というのが違うかもしれないんですけれども、ぜひそういった近隣の市町村との情報交換をしていただいたりとか、あとは、令和3年度は、予算、組まれています。その中でできること、例えばニーズ調査とか、市民の方がふだんどんな方法で市の情報を得ているかとか、あとは、どういった方法で情報が欲しいかとか、そういった部分も調査とかして生かしてほしいなというふうに思います。  この令和3年度の機能改善をきっかけに、また、今後、市民の方々に向けた必要な情報を必要なときに得られる周知の方法とかそういったものを、改めて令和3年度はどういった取組をしていくかお伺いをいたしたいと思います。 225 ◯委員長(関口忠男君) 市長公室長・加藤君。 226 ◯市長公室長(加藤乃利明君) まず、市の予算の関係でございますけれども、ホームページの導入に当たっては、当初、情報政策課が導入したことから、現在もサーバー使用料として情報政策課が予算化しているところでございます。  また、ホームページの機能面の向上につきましては、戦略的情報発信の事業の1つとして、秘書広聴課で今回のように予算化するという形になっているので、一応申し添えておきます。  いろいろご提案いただきましたことを前向きに検討してまいりたいと思いますけれども、ニーズ調査に関しましては、ホームページではないんですけれども、今年の市報のほうでご意見を今お伺いしているところで、やっぱり紙媒体は高齢者の方の情報源だと考えておりますので……。高齢者を中心としたですか、そういった取組もしております。  今、考えているところ、令和3年度の取組として、ニーズ調査等も考えながらですけれども、ホームページ自体のグレードアップというのも、今、考えておりますので、よろしくお願いします。 227 ◯委員長(関口忠男君) 新田委員。 228 ◯委員(新田 茜君) ありがとうございます。いろいろ3年度も取り組んでいただいて、あとは、また提案になっちゃうんですけど、公式ツールとしてLINEを使用しているところもありますし、これ、私も以前一般質問で提案をさせていただいたんですけど、AIコンシェルジュ、正式名称は分からないですけど、よく企業さんなんかのホームページへ飛びますと、下のほうにAIコンシェルジュが出てきて、そこに自分が探したいワードを入れるとホームページ内の行きたい場所にリンク、飛ぶという、そういった機能もあると思うので、それも検索の機能の1つであると思うので、ぜひ検討いただきたいというふうに思います。  あと、それと、ポータルサイトの「てとて」とか、あと、「MIPPE」ともよく連動させて、うまく生かせていただきたいなというふうに思います。  この点については以上であります。
     次の質問のところなんですけれども、地域おこし協力隊について。  こちらは、ページにすると、89ページでございます。  こちらは1,800万円の予算が組まれておりまして、令和3年度に関しては、所管で伺いましたところ、これまでの2名に加えて、さらに3年度は2名を募集する予定であるということで、内容としては、移住、定住とか観光、物産へのPRを募集の想定をしているということで、これも結構いろいろな自治体に伺って実際に活動している隊員の方にお話を聞くと、その募集ではどうしても活動分野をポイントに絞って募集しなくちゃいけないと思うんですけど、実際にその活動を始めると、想定していたイメージと違う、ギャップがあるという方が多くいらっしゃるようなので、そういったところ、その隊員の方々と小まめに話合いなんかもしていただいて、何か必要に応じてミッションの変更をするとかそういったこと、その柔軟な対応をしていただきたいなと。そうすると、さらに隊員の方の幅も広がると思いますので、そういった部分も、ぜひ3年度は、現在いる2名の隊員の方に加えて、また新たに2名採るということだったので、そういった部分の対応、また、小まめなミーティング等を行っていただきたいというふうに思うんですけれども、見解をお伺いいたします。 229 ◯委員長(関口忠男君) 暫時休憩いたします。                   午後 2時44分休憩             ──────────────────────                   午後 2時48分再開 230 ◯委員長(関口忠男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  市長公室長・加藤君。 231 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。柔軟な対応というお話がございました。実際に地域おこし協力隊の方が石岡をまず好きになってもらうというのが、これが一番だと思っております。私見も入りますけれども、基本的には、もうやりたいことを制約なく、活動の範囲内ですけれども、思う存分やっていただくことを我々がサポートするというんですか、そういった形が本当に地域おこしの協力になっていただけるのかなと思いますので、細かに打合せをしながら進めてまいりたい。  過去に協力隊になった方も、皆さん、地元で就職したり起業したり、二地域居住の方もいらっしゃいますけど、全員が石岡に住んでいただいているということは、非常にありがたいことだと思っております。  以上です。 232 ◯委員長(関口忠男君) 新田委員。 233 ◯委員(新田 茜君) ありがとうございます。協力隊の方って、もともと石岡出身だったという方もいらっしゃるかもしれないですけど、きっと多くの方って、知らない土地に1人でいらっしゃる、移住するという方が多いと思うので、多分そういったなじみのない地域に1人で入っていくというの、すごいハードルが高い部分あると思うので、今、部長からもありましたように、やりたいことをやっていただく。  それと、あと、例えば担当、多分、行政のほうで担当の方がいらっしゃると思うんですけど、その方以外に地域の方でもそういったサポート役を受けていただく方とか、そういった方を立てて、住民の方も一緒になってその地域おこしできる環境の構築もしていただきたいなというふうに思います。  それと、今、部長がおっしゃっていたように、過去隊員だった方、もう既に卒業された方とか、また、途中で退任された方々の意見、OGとかOBの方の意見も聞きながら上手に巻き込んで、令和3年度取り組んでいただきたいなというふうに思います。これ、せっかく国からの予算でできる事業だと思うので、しっかり有効に予算執行していただきたいなと思います。  それと、所管のほうで、このまち・ひと・しごと創生石岡市総合戦略のほうで、5年間の目標としてその隊員10人と、10名になるようにしますということでお話があったと思うんですけど、これ、ぜひ隊員数10名じゃなくて、その隊員の活動後の定住が10名になるというような目標にしていただけるといいのかなというふうに思います。  ちょっとすみません、息苦しくて。  長野県で地域おこし協力隊の活動がすごい成功しているということで、こういったハンドブックというのが出ていたんですけど、これ、すごい参考になったのでぜひ見ていただいて、令和3年度に生かせていただきたいというふうに思います。  以上で質問を終わります。ありがとうございます。 234 ◯委員長(関口忠男君) 暫時休憩いたします。10分間程度といたします。                   午後 2時51分休憩             ──────────────────────                   午後 3時04分再開 235 ◯委員長(関口忠男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質疑者に移ります。石橋委員。 236 ◯委員(石橋保卓君) 石橋です。本日は予算委員会の総括ということで、谷島市長におかれましては、初めての予算審議といいますか、そういう経験を今回なさっているのかなと。  予算の編成に当たりましても、ご自分で1年間を通しての予算を編成されるのは初めての経験ということで、全て市長査定を経た上で、今回提案をされている部分であるのかなというふうに理解をしております。そういう意味では、市長の意思が反映をされている令和3年度の予算であるというふうに思うわけであります。  そこで、改めてお伺いをするわけですけれども、予算額としては本当に微々たるものだと言われればそれまでなんですけれども、所管のほうでお伺いしました脱原発をめざす首長会議の負担金についてお伺いをいたします。  これは、令和2年においてはまだ未執行ということで確認を取ってありますので、その部分についてはあれですけれども。令和2年で執行しなかったもの、それを令和3年度でも計上してくるということは、この、脱原発をめざす首長会議のほうに、谷島市長のほうとしては参加をする意思があるというふうに理解をするわけです。  個人の主義主張についてとやかく言うつもりもありませんし、個人のお考えについては尊重するところであります。しかしながら、この脱原発をめざす首長会議につきましては、構成メンバーを見ますと、皆さん、個人での参加、首長という立場での参加、元首長としての参加というふうにそれぞれあるわけですけれども、本来であれば公金の負担ではなく、ご自分の個人のお金でもって費用負担をするのが妥当ではないかなというふうに考えます。これまで、私もうっかりをしていまして、このタイミングで市長にお伺いするのは、本当に失礼だとは思うんですけれども、これまでちょっと見逃していた部分であります。そういうところを踏まえまして、改めて、市長のお考えをお伺いいたしたいと思います。 237 ◯委員長(関口忠男君) 市長・谷島君。 238 ◯市長(谷島洋司君) 脱原発をめざす首長会議についてお答えいたします。この首長会議につきましては、住民の生命、財産を守る首長の責務を自覚し、安全な社会を実現するため、原子力発電所をなくすことを目的に設立されたものでございます。  私としましては、これまで一般質問でご答弁させていただいているように、原子力発電については、市民の安全安心が担保されない限り、再稼働については望ましくないとご答弁させていただいております。  また、石岡市議会から過去、平成24年6月、平成27年9月に、東海第2原子力発電所の運転期間延長を行わないこと。また、廃炉を求める意見書が国や県に対し出されていることなどを踏まえますと、石岡市の安全な地域社会の実現に向けて、石岡市の市長として取り組むべき内容であると考えております。 239 ◯委員長(関口忠男君) 石橋委員。 240 ◯委員(石橋保卓君) 原子力行政に対して、原子力発電所に対しての対応というのはそういうことだと思うんですけれども、私がお聞きしたのは、この首長会議に市長が参加をされるのかどうか、そこのところをお伺いしているわけです。 241 ◯委員長(関口忠男君) 市長・谷島君。 242 ◯市長(谷島洋司君) 現在、原子力発電所の安全性につきましては、様々な検証なども行われておりますことから、加入につきましては、状況等を見極めながら判断してまいりたいと考えております。 243 ◯委員長(関口忠男君) 石橋委員。 244 ◯委員(石橋保卓君) 状況を見ながら加入を考えるということなのかなと思いますけど、その結論が出た段階で補正でもよかったのかなとは思います。  ましてや令和2年度では参加を見送っている。令和3年度で、当初から予算を組んでいるということは、加入を前提の予算編成ではなかったのかと。そういう曖昧な状況の中での予算編成というものがよろしいのかどうかという部分については、意見が分かれることころかなというふうに思いますので、このやり取りについては、かなり注目を集めているという部分だけは申し添えさせていただきたいというふうに思います。  それでは次に移ります。  今日までの質疑の中で、委託料について、いろいろな疑問点が指摘をされ、それに対してのお答えといいますか、答弁があったわけです。  私、思いますのに、この委託料、業務委託、清掃や電話交換とかそういう部分にとどまらず、委託料として支出をされる予算、業務数がかなり大きい、多いというふうに感じております。これについては、職員の大幅な減少という部分もあるのかなとは思うんですけれども、本来、職員自らが行わなければならないような業務についても、委託をしなければならない状況に逼迫をしているということの裏返しなのかなという感じがします。  特に、今、ここのところ、いろいろな計画が策定をされております。とは言いながらも、その計画がほぼ、100%とは言いませんけれども、全て外注による計画の策定、そういうものの委託料としてお願いをしているというのが現実ではないかなと思います。  その部分で、やはり委託をする際に、その委託に当たっての仕様とか、それから、その部分の積算の根拠、そういったものが、本当に皆さんが委託をする際に積算を精査した上で、委託料として相手方に支払っているのかどうか。そういうところがちょっと疑問に感じます。  今、これまでの質疑の中で、相手方からの見積り、これが積算の根拠というふうになっているのかと思いますけれども、本来であれば、積算、それから仕様、仕様を組むに当たって、ある程度の費用の概要は自分たちでつかめるのではないかなというふうに考えるわけです。  安易に見積りを徴して、その見積りを根拠に予算化するということが本当にいいのかどうか。ちょっと全体的な質問になってしまいますけれども、お考えをお伺いしたいと思います。 245 ◯委員長(関口忠男君) 財務部長・門脇君。 246 ◯財務部長(門脇 孝君) お答え申し上げます。委託料につきましては、地方公共団体自体が、自身が行わなければならないものは別といたしまして、それ以外の事務事業につきましては、ほかの機関などにお願いして行わせることができるものだと思っております。  委員ご指摘のように、自分たち調べてつかめる部分などもあると思いますので、まずはそういったところが基本であるのかな。それから、専門的なものなどを知見などを生かしていただいて、いろいろまとめていただいたりとか、調べていただくことは、専門的な業者さんなどにお願いすることも必要であるかなと思っております。  以上です。 247 ◯委員長(関口忠男君) 石橋委員。 248 ◯委員(石橋保卓君) すぐにいろいろ正すというか、方向、方針を転換するというのは難しいということをよく分かってはいるんですけれども、やはりそれなりの努力を重ねた結果、こういう方法を選択しましたという部分での説明があってしかるべきかなとは思いますので、大変だとは思いますけれども、従来どおりの手法にこだわるだけではなく、その委託をする業務の内容、そういった部分も自分たちでよく、逆にそうすれば、理解をした上で委託ができるかと思いますので、そういうところのご努力をお願いしたいと思います。  委託に関係して、1つ確認というか、お願いといいますか、あるんですけれども、昨日の所管の中でも言いましたけど、工事を発注する際の工事監理、昨日も言いましたけど、実施設計を行った設計会社がそのまま工事監理として業務を請け負うというのが、これまで石岡市としては慣例になっておりました。  やはりそこで実施設計の部分の成果品のチェックという意味では、自ら設計した部分、その工事において自ら工事監理を行うというと、どうしても、設計者の瑕疵の部分を気がつかないというか、気がついても、気がつかないふりをしてしまうとか、そういうことが多々あるのかなというふうに思ってしまいます。これまでの行われてきた工事をいろいろ見てみますと、そういう部分に起因するところが大分大きいのではないかなというふうな感じがするわけです。  今後、お考えをお伺いするんですけど、設計会社と工事監理の会社と、別々にするお考えはあるのかないのか、お考えをお伺いしたいと思います。 249 ◯委員長(関口忠男君) 総務部長・越渡君。 250 ◯総務部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。今後でございますが、これまでの取扱いとしましては、先ほど委員からございましたように、設計を行った業者が工事監理を行うというメリットが重んじられてきてこういったところでやってきた流れがあるかと思います。というのは、よく工事設計と工事との受渡しをする部分で、設計の内容がきちっと工事に反映されているかというところのチェック、意思の伝達というのは同じ業者がやれば、総合的に管理ができるという部分があったのかと思いますが、委員からご指摘のように、設計に瑕疵があった場合というのは、どうしても同一業者がやった場合には見過ごされたりするケースというのは、確かにあるかというふうに思ってございます。  そういった中で、今後のメリット、デメリットの部分をいろいろ調査していきながら、その辺の取扱いについては、検討をしてまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 251 ◯委員長(関口忠男君) 石橋委員。 252 ◯委員(石橋保卓君) 私個人の考えですけど、あまりデメリットはないのかなと。やはり、先方もプロですから、その設計書の中身といいますか、それを理解するのはすぐにでも理解できるでしょうし、それを受注者、施工者のほうに、工事請負業者のほうに正確に伝える、指導をするということも当然それは、できるものだというふうに考えていますので、時間がかかるかもしれませんけれども、そういった方向性で、今後、進めていただけるとよりよい工事が進められるのではないかなというふうに思います。  それでは、最後なんですけれども、昨日もやはりお伺いをしました駅周辺整備事業のところで、駅西口の交差点の改良ですね。  市長にお伺いします。現在の西口のロータリーといいますか、交差点の部分について、どの程度の危険性の認識をなさっているのか、お伺いをいたします。 253 ◯委員長(関口忠男君) 市長・谷島君。 254 ◯市長(谷島洋司君) 西口道路につきましてお答えいたします。今、西口につきましては、駅周辺整備の途中ということでございます。  委員ご指摘のとおり、非常に危険な路線になっているという認識でございます。 255 ◯委員長(関口忠男君) 石橋委員。 256 ◯委員(石橋保卓君) 非常に危険な道路といいますか、形態になっているという認識を今いただいたわけなんですけれども。  では、改めてお伺いしますけれども、その危険性を排除するための改修は、今後間違いなく行われるのかどうか、お伺いをいたします。 257 ◯委員長(関口忠男君) 理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 258 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) お答えいたします。石岡駅西口前道路整備につきましては、道路整備を予定している土地の支障物を撤去する工事を予定してございます。さらに、石岡駅西口は、電線の地中化されております。  現在の歩道が車道になることから、地中化した埋設物が支障となる箇所がございます。これらの埋設物の移設等の設計、協議、調整、工事を進めてまいりますが、こちらにかなり時間を要することが考えられます。こちらを円滑に進めて早期に完了させ、道路改良工事に着手できるよう進めてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 259 ◯委員長(関口忠男君) 石橋委員。 260 ◯委員(石橋保卓君) 多少時間はかかるということなのかなというふうに感じました。とは言いながらも、やはりその危険性という意味では、多少時間がかかるということで片づけられるものではないのかなと。やはり、危険性が現認されている、確認されているということであれば、早急に取り組むべき問題ではないかなと。  いずれにしろ、多少時間を下さいということなのかなとは思いますけれども、今理事の答弁について、市長も同じ認識でよろしいのか、改めてお伺いをいたします。 261 ◯委員長(関口忠男君) 市長・谷島君。 262 ◯市長(谷島洋司君) 石岡駅西口前道路につきましては、石岡駅周辺整備を進める上で大変重要な道路でございます。  担当理事から答弁がございましたように、新年度に道路整備を予定している土地の支障物件を撤去する工事、電線共同溝の改修工事が終了後、道路改良工事を進めていく予定でございます。  市民の皆様が安全快適に通行できるよう、工事を進めてまいります。 263 ◯委員長(関口忠男君) 石橋委員。 264 ◯委員(石橋保卓君) ありがとうございました。  いずれにしろ、大きな事故が起きる前に、その危険性がなるべく早い段階で排除できるように努力をお願いしたいというふうに思います。  以上で私の質疑を終わります。 265 ◯委員長(関口忠男君) 次の質疑者に移ります。櫻井信幸委員。 266 ◯委員(櫻井信幸君) 櫻井信幸です。よろしくお願いします。  まず、第1点目の質問というか、提案というか、そういうことをお聞きしたいと思います。  P60ですか、一般寄附金ということでふるさと納税がございます。これまでにも、企業版のふるさと納税があったと思いますけれども、この企業版のふるさと納税というのは、これまで総額どのくらいあったものなのか、お分かりですか。件数だけでも結構です。  それでは、結構です。  このふるさと納税の中に、企業版ふるさと納税、人材派遣型というのがあるんですけれども、こういうことをこれまでに考えてこられたことはあるのかないのか、それとも、これからこういうことをやっていくことは有意義なのではないかなと私は考えるのですけれども、いかがでしょうか。 267 ◯委員長(関口忠男君) 市長公室長・加藤君。 268 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。企業版ふるさと納税については、本年度1件ございまして、金額は1,000万の寄附を頂いているところでございます。もちろん、多くのそういった制度に基づいた寄附金を積極的に受け入れたいと考えております。  以上です。 269 ◯委員長(関口忠男君) 櫻井信幸委員。 270 ◯委員(櫻井信幸君) 2020年の10月13日に、この人材派遣型というのが創設されたそうです。これは、企業の持っている専門知識、ノウハウを有する企業の人材を地方公共団体に派遣して、地方創生の充実強化を図るとあります。  これから企業誘致に入っていきますけれども、企業誘致等にも、これ役立っていく手法なんですね。  ですから、そういう方向性で、何かお考えになったらいかがかなと思って、これ提案なんですけれども、いかがでしょうか。
    271 ◯委員長(関口忠男君) 市長公室長・加藤君。 272 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。貴重な自主財源と考えておりますので、いろんな制度を活用のほうを検討してまいりたいと思います。  以上です。 273 ◯委員長(関口忠男君) 櫻井信幸委員。 274 ◯委員(櫻井信幸君) 次に、171ページの企業誘致、ページはいろいろ飛びます、に関しまして、ご提案申し上げたいと思います。  毎年毎年、数名の議員から企業誘致は、その実績はというふうに質問を受けます。結果的に、その実績は上がっておりません。  今年も、2社を予定しているという答弁はありましたが、実際このままただ行っても、私は企業の誘致はできないと思います。  工業団地をつくってそこに張りつけるだけが、私は企業誘致ではないのかなと思います。例えば、この予算委員会でも話題になっています、つくばね、あの利活用も出ていますけれども、あそこに民間企業が張りつけて、仮に10人とか20人の雇用を確保する。その中で、その地方の活性化を図っていくというようなこと。あるいは法政グラウンド、あの利活用もこれから視野に入れていかなければならない。こういうものも企業誘致の1つのきっかけになると思う。そういうことを私は感じるんですけれども、担当のほうではそういう企業誘致に関して、もう少し視野を変えて、あるいは農業法人を誘致するとか、いろいろ考えられるんですよ。工場ばっかりじゃないんです。  その点、どういうふうに今後考えになっていくのか、お尋ねをしたいなと思います。 275 ◯委員長(関口忠男君) 経済部長・額賀君。 276 ◯経済部長(額賀 均君) ご答弁いたします。昨日の所管の委員会でも同様のご質問がございましたけれども、企業誘致に関しましては、茨城県工業団地企業立地推進協議会、また日本立地センターと連携して、工業団地内ほか、そういった企業のマッチングを行っているところでございます。また、市内には準工業地域とか、そういった用途もまだ状況がございます。  そういった土地の情報も、県とか、あとはそういった、できれば、柏原工業団地の運営協議会、そういったところからいろんな情報を得て、企業からもそういった市の誘致もできればなというふうに考えています。また、櫻井委員ご提案のつくばねの跡地、今後、どのように利活用するかというところがまさに課題の1つでございます。  そういった民間の活力も生かせるように、今後もいろいろ調査研究してまいりたいというふうにございます。  以上でございます。 277 ◯委員長(関口忠男君) 櫻井信幸委員。 278 ◯委員(櫻井信幸君) ありがとうございます。  最初に言いました企業誘致、ただ、こちらから待っているだけでは企業は来てくれません。そういう中で1つのきっかけづくりとして、一番最初に申し上げましたふるさと納税の人材派遣版、企業の人材派遣版、こういうもので人脈をつくって、各企業にアプローチをかけていって、石岡市に来ていただくというようなことも1つの手法ではないかなと思います。  ですからその辺のところ、毎年毎年実績はいかがですかというふうに聞かれて、予算計上しているだけのようなお話になっちゃうんですけれども、その辺のところはよく工夫なさって、ただ単に来てくださいと言っても来ません。そういう人脈をつくっていく、人脈を利用することです。  ですから、その辺のところをよくお考えになって、今後、展開していっていただきたいなと思います。  次、182ページ、急傾斜地崩壊対策事業で500万計上されております。  これは、私は常任委員ではないものですから、あえてここで、総括で言いますけれども、指定をされた、今高浜のこっちの、あそこ、やっていますよね。あそこは北根本というんですか。あの傾斜地をやっているようですけれども、実際、八郷地区においても、その指定を受けている場所があるんです。そこで、困ったよって言って、相談を受けた件は、そこの息子さんが家を建てようと思った。ところが、その指定を受けているので建築確認が下りない。もちろん建築確認が下りなければ融資も利かない。結果的に、息子さん、跡取りの息子さんは、羽鳥のほうにうちを建てたと。  今、人口が減少している。石岡が減っても、羽鳥で数人増えるんですから、それはそれでいいのかなと思いますけれども、何か網だけかぶせて、そのまんまというのがどうも納得できない。  そこに住んでいらっしゃる方も、これではここに長いこと住んでいられないよ、年寄りだけになっちゃうよ。うちが壊れたら、改装、改築だけでやっていくしかないよ。何か対策はないものですかね。お尋ねをいたします。 279 ◯委員長(関口忠男君) 都市建設部長・鶴井君。 280 ◯都市建設部長(鶴井重則君) 急傾斜地の崩壊対策事業につきましてご答弁申し上げます。現在、令和3年度の予算としましては北根本地区の事業に、県が実施しているものに市が負担をしていると、そういう内容ではございますけれども。  こちらの事業概要でございますけれども、北根本地区及び高浜西の全地区、いわゆる県単急傾斜地ののり面工事、こちらは現在県で進めている急傾斜地崩壊対策事業として進められた事業費の10分の1を当市で負担するという内容でございます。  こちらの急傾斜地崩壊危険箇所の指定、いわゆる県が指定する内容でございますけれども、傾斜地の角度が30度以上、高さにつきましては5メーター以上、また人家が5戸以上があるということで、災害防止施設として茨城県が整備しているものでございます。  委員のおっしゃるとおり、八郷の地域において、そういった指定ができるのか。ちょっとその辺は分からないところも多々ありますけれども、何らかの対策ができる地域であれば、早急に検討、協議をしていきたい、そういうふうには考えているところでございます。 281 ◯委員長(関口忠男君) 櫻井信幸委員。 282 ◯委員(櫻井信幸君) ありがとうございます。  1つの提案というか、その方かどなたか忘れましたけれども、実は、ここはもう建築確認が取れないので、山の麓のほうへ下りていこうということで、自分の持っている地所、これ農振地区だったんですね。そこがどういう関係か分からないんですけれども、農振除外ができなかったというような経緯があるそうであります。事例があるそうです。  そういうところに対して、市がもう少し相談に乗ってやれるというようなことはできないものですかね。農振とか農地とか、いかがでしょうか。 283 ◯委員長(関口忠男君) 経済部長・額賀君。 284 ◯経済部長(額賀 均君) お答えいたします。急傾斜地に関連して、そういった急傾斜地域の農振の除外ということでございますけれども、そういったある程度の連坦性、または今後の農地の在り方、そういったものを含めた調査をしなければならないというふうに考えてございますので、その辺、今後検討してまいります。  以上でございます。 285 ◯委員長(関口忠男君) 櫻井信幸委員。 286 ◯委員(櫻井信幸君) 今のは部長、ちょっと違うんですよ。私は、エリア外。その指定区域の農振除外の話をしているんじゃないんです。指定区域は、これもう当然うちが建たないんですから、あれなんですけれども、エリア外の麓、自分の住んでいるところからちょっと離れた場所の自分の地所という、あるいは他人の地所であっても、そういう家が、買い取ることができるというような土地に関して、何らかお手伝いはできないかなというようなことを言っておるんです。  それに関してはよくお考えになってください。  次に、最後になります。これは19番の岡野孝男議員や今、石橋議員もやっていましたけれども、施設清掃警備、あるいは電話交換等の業務委託等についてご提案申し上げます。  石岡市はご存じのように、贈収賄事件の後、最近、いろいろ刑罰等の判決が下りたというような状況の中にあります。  そういう中で、本当にこれは反省した入札等に関しては、いろいろ神経を使い、反省していかなければならないと私は考えております。それで、各議員からいろいろ質問等、それに執行部も苦しい答弁をなさっていたのかなと思います。  1日目に関しては、時給が上がったからというような説明だったと思います。  2日目からは、もう皆さん勉強なさって、3者の見積りとその平均を取ってというような答弁で、ずっと皆さん同じあれになりました。でも、やはり3者の見積りを取ったからじゃなくて、岡野孝男議員が言っていたように、そのアップ率があまりにも極端過ぎる。それで今回、議会でも皆さん疑問を持っているわけでありますね。  ですから、例えばですけれども、来年度の入札に関しては、例えば、県南地区の市町村の庁舎の仕事の実績がある会社で、そして、役所とトラブルを起こしていないとか、そういうことができるのかどうか分かりませんけれども、そういう条件をつけて入札の門戸を広げたらいかがですか。次年度からはまた別な考え。そうすることによって、新たな道がもしかすると開けるかもしれません。  同じ3者で、例えば同じ3者で全部、これは同じ3者かどうか私は聞きませんけれども、みんな見積り合わせてやっていて、やっていたら全部こういう状況になるのは当たり前だと思うんです。  ですから、もっと門戸を広げて、来年度に関しては少し試験的に。先ほどは見積りでさえ談合じゃないかというような話も出るわけでありますから、そういう、疑念の抱かれない手法としてそういうことをやってみてはどうかなと思うんですね。そういう点ではどうお考えになるか、お尋ねをしたいなと思います。 287 ◯委員長(関口忠男君) 総務部長・越渡君。 288 ◯総務部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。ただいま櫻井委員からご提案になった件でございますが、当市としましては、これまで入札制度についていろいろ課題がございまして、その中で、長年の中で構築してきて、今、最適な制度と視点の捉えがちょっとあったという事実がございます。  そういった中で、年間の契約についてはもうこの議会が終わり次第、早急に手続を踏んでいかなければならないという状況もございますので、その点につきましては今後、十分、調査研究を進めながら、最善の手続とさせていただきたいというふうに思ってございますので、ただ今年度につきましても、チェック体制は検討しながら進めてまいりたいと思いますので、どうかご理解いただければというふうに思ってございます。 289 ◯委員長(関口忠男君) 櫻井委員。 290 ◯委員(櫻井信幸君) 執行部がこれからどのようになるのか、どのような考えでどのような入札をしていくのか、よく拝見してまいりたいと思います。  先ほども、適切な予算執行と部長はおっしゃっていましたので、その言葉どおり、今回は特にこういう事件の後でありますから、よくお考えになってやってください。よろしくお願いします。終わります。 291 ◯委員長(関口忠男君) 次の質疑者に移ります。大和田委員。 292 ◯委員(大和田寛樹君) 大和田です。3項目について質問してまいります。  まず初めに、総括的に質問させていただきますけれども、何か、この予算の審議を全体を見ておりますと、皆さんうつむき加減で、このゆめ創生プロジェクトということで掲げられて、かがやきビジョンの最終年度で、これからまた新しい年度でやっていくというような雰囲気が、何か、どんな質問をされちゃうのかな的な戦々恐々としている雰囲気があるので、ぜひ一丸となって市政運営に取り組むということで市長もおっしゃっておりますので、皆さんでフォローし合いながら、私なりの言葉で言えば明るく元気に前を向いてやっていっていただきたいなと、そう思います。  下水道事業からいきます。418ページの令和4年3月31日時点の貸借対照表で、固定負債109億9,700万ということで、来年度3月末に109億の債務残高が残るということで所管でも伺わせていただきました。  今年度末、令和3年の3月31日時点では117億円ということなので、7億ちょっと、1年間で起債が減ると、借金を10億近く返していく計画なので、今年度と次年度で10億、9億9,000万ぐらい、10億ずつ返すので、利子合わせて実際に元金は7億ちょっと減るということなんですけれども。  経営戦略のお話をさせていただきましたけれども、企業債の下水道の経営戦略における企業債としての比較について、ちょっと分かりづらかったので、部長の答弁をいただきたいと思います。 293 ◯委員長(関口忠男君) 都市建設部長・鶴井君。 294 ◯都市建設部長(鶴井重則君) それでは、経営戦略とのいわゆる比較という形でご答弁させていただきます。平成29年3月に策定しております公共下水道事業経営戦略及び特定環境保全公共下水道事業経営戦略、こちらの2つにおけます令和3年度末での企業債残高、こちらにおきましては、合計額として111億4,843万2,000円となってございます。こちらとの比較につきましては、1億5,107万1,343円、比較しましてこちらの減少を見込んでいるところでございます。  以上でございます。 295 ◯委員長(関口忠男君) 大和田委員。 296 ◯委員(大和田寛樹君) ありがとうございました。  これ、ちょっと質問ではないんですけれども、これ、都市建設部だけではなくて、市長公室であったり、財務部であったりの連携が必要かと思います。  これまで所管でも言いましたとおり、平成29年3月の当時の部長から、歴代の部長は経営戦略の抜本的な見直しを令和2年度の決算期にはしっかり行っていきますということでご答弁いただいております。当然、経営戦略の見直し、策定委託料をするわけですけれども、予算の計上が必要である。今回、予算が上がっているかなと見ると上がっていない。  今後、ぜひ、よく部局連携をしていただいて、当然下水道課、都市建設部のみではなくて、なぜそれが必要なのかというところもあるでしょうし、今まで私、ずっと一貫して言っておりますとおり、この下水道の経営戦略というのは、公共施設等総合管理計画の中で道路、橋梁、公園、上下水道のインフラ、社会基盤整備、生活基盤整備も公共施設等総合管理計画の1つとして入っております。そういう意味では、この経営戦略が個別施設計画の位置づけになる。当時の市長公室長にも議会で確認させていただいて、この経営戦略こそが個別施設計画だと。  下水道の個別施設計画の経営戦略は、何度もご指摘させていただいているように、入りを量りていずるを制す的に、収支のバランスのみを均衡を図って計画を練っているので、実は、大事なのは投資的、投資試算が先にあって、その後の財源試算をしないと、財源試算のみで、収支のバランスだけで持続可能な安定供給ができればいいんですけれども、そうはならないというのが実態だと思いますので、ぜひ今後、経営戦略の見直しを部局横断的に調整していただいて、検討していっていただきたいということでお伝えします。  次に、141ページの職員等人件費の1億8,938万3,000円なんですけれども、こちらは令和2年度の補正予算第15号で4億400万ぐらいの繰越明許がされて令和3年度に繰り越されて、コロナウイルスのワクチン接種が継続されていくということになる議案が上がっていますけれども、この職員等人件費の1億9,000万弱の中にも、コロナウイルスの人件費が多分入っているかと思います。  ちょっと何点か確認なんですけれども、一般質問のほうでもさせていただきましたが、集団接種ではなく、個別接種でかかりつけ医で接種を行っていると、臨機応変にその時宜を見まして、集団接種も検討をされますというようなご答弁あったかと思いますけれども、その点でちょっと、接種の流れといいますか、病院が接種の受付をするのか、または役所のほうでどういう管理をするのか、ということで、予約の管理システムはどのようになっているのか、伺いたいんですが。 297 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・金井君。 298 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。まず接種体制でございますけれども、さきの一般質問等でも、接種体制については基本的には個別接種ということで基本方針とさせていただいています。  ただ、3月に入りまして、医療機関との体制の中では、やはり集団接種も必要だという見解が出てきまして、集団接種もワクチンの供給量に応じて、早めに準備をしたいという考えで今協議を進めているところでございます。  また、接種についての流れでございますけれども、そちらにつきましても、基本的には個別接種、医療機関での接種ということであれば、他市町村の事例ですと医療機関で直接予約という方向が多い状況でありましたが、3月1週目に医療機関との協議をした中では、やはり医療機関に負担が大きいということで、市で、一括で、コールセンターを使って予約をするような方向で今調整している状況であります。  接種の流れでございますけれども、そちらにつきましては、まず、接種券を郵送させていただいて、まだワクチンの状況によって接種の開始日はちょっと送付できない状況かもしれないんですけれども、まず最初に接種券を配布させていただきます。ワクチン供給状況によりまして接種開始日が決定次第、お知らせするような形になると思います。  そういった中で、まずはお知らせして対象者になった方は、市のコールセンターに、市内の医療機関でかかりつけ医で接種する場合は、接種を市のコールセンターに申し込んでいただく、予約を取る、そして、予約確認後、その日に医療機関に行っていただくという形になってございます。  市外のかかりつけ医等で接種する場合は、直接、かかりつけ医にご相談して、その状況に応じて直接、市外の医療機関で接種していただくような流れを今のところ想定してございます。  以上でございます。 299 ◯委員長(関口忠男君) 大和田委員。 300 ◯委員(大和田寛樹君) 集団接種も今後検討されるということで、ちょっと分かりづらいのは、予約のシステム的なもので、多分国でもそういうシステムが開発されて、自治体に通知されると思いますので、病院と接種者と行政がしっかり連動できるようなシステム化をしっかりしていただいて、迅速で、より多くの皆さんにスピーディーに接種できるような体制を組んでやっていっていただきたいということで、お伝えさせていただきます。  3つ目、最後は、143ページの地域医療対策事業であります。こちらですけれども、2月5日の全員協議会で方針が大幅に変更になる。その理由として、地域医療振興協会からの取下げがあったということで伺っています。  2月8日、週明けの月曜日は、臨時議会の後に全員協議会で、令和3年度の当初予算の内示といいますか、説明が準備されていましたので、変更をしたのであれば2月5日が最後のタイムリミットだったんだと思います。その時期に合わせて、全協を開いて取下げがあったのでできませんというような説明があったわけですけれども。  にしても、387万円がいきなり計上されると。何か、急だったんです、急だったんですと言われれば言われるほど、私の中では、随分急な話なのに、今回は用意周到に違う予算も組替え予算を用意して、よくその1日ぐらいで上げられる状態にあったなというような疑問というか、疑念を持つわけですけれども。  この内容は、説明があったように、石岡地域医療需要の将来予想や現状、医療環境を調査する、今後の整備方法を検討するということで、ご答弁あって、そうなんだろうなと理解をしますけれども、そもそもスキーム、手法を検討する前にこういうことが既に調査された上での石岡地域医療計画だったんだろうというふうに思っていたので、あっけに取られてしまうんですが。  今回300万で地域医療需要動向調査委託料と、外部委託するわけですけれども、結果、この動向調査の結果、報告書なりが上がってくるんだと思いますが、その時期ということをまず伺いたいんですが。 301 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・金井君。 302 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。調査委託のスケジュール、想定されるスケジュールですけれども、ちょっと発注方法等にもよりますが、発注してから、委託してから半年程度は想定、まだ、こちら事務局の想定ですけれども、そういう想定をさせていただいています。  そういった中で、今回の調査を踏まえまして、将来的な地域の在り方を精査した上で、地域医療計画の状況によっては、今までの課題のほかに新たな課題とか現状調査や分析をやりますので、そういった中で、計画を修正する必要が生じた際は、地域医療計画、必要に応じてカンファレンスで決定した経過もありますので、そういったところで修正をかけていくようなことになることも想定しております。  以上でございます。 303 ◯委員長(関口忠男君) 大和田委員。 304 ◯委員(大和田寛樹君) 石岡地域医療計画は、医療環境の充実を図るために3つの課題を解消することによって持続可能な医療体制で誰も安心して暮らせる石岡地域をつくるんだということなんですね。  私も、3つの課題にちょっと縛られ過ぎてしまうと動向調査のしようがないと思うんですけれども結果がもう3つって見えちゃっているわけなので。なので、その辺も、一回これ、石岡地域医療計画がゼロベースに戻るということで、再調査をするということなので、果たしてその3つの課題も適正なのかどうなのかということも調査されないといけないと思うんですね。調査されるというのであれば。  なので、整備手法はちょっと置いておいてもらって、まず本当に石岡の20年、30年の石岡の地域医療の環境というものは、どのレベルでどの程度のものが必要なのかというところから、調査していっていただいたほうがよろしいと思います。  一番大事なのは、私、時期だと思います。今年度、また前年度、一般質問でも言いました。11月に方針を打ち出して、例えば前年度であれば、11月、12月にカンファレンスで決定をし、1月になって常任委員会にそれを説明し、2月の後半から始まる3月議会に当初予算で載っけていくと。  このスケジュール自体に、まず無理があって、議会の議論が成熟しないままに予算化された予算を認めてくれと言うようなものなので、まず、常任委員会または議会の中での議論を活性化して、その議論の中で成熟したもので予算計上されていかないと、なかなか議会のほうは追いついていかないというか。  ですので、何が伝えたいかといいますと、その議論を活性化させていくためには、小出し、小出しにでも情報を出していくしかないと思うんです。その中で、いろんなその否定的な意見とか、または賛成意見とかいろいろあると思いますけれども、それ、どちらにしてもそこを通るしかないので、そういう活性化をしていく中で、成熟したまさしく一丸となるというのは、執行部も議会も市民の皆さんも、一丸となった石岡地域医療計画、名前は同じものが踏襲されるかどうか分かりませんけれども、そういうスタンスで臨んでいかないと。  例えば10月の後半ぐらいに動向調査が上がってきて、11月に方針を打ち出した。また同じ轍を踏みますので、二度あることは三度あるで、来年度も多分無理だと思います。  その辺、経験を基に、いろいろその教訓といいますか、執行部の皆さん、職員の皆さんも、いろんなことを気づいたり学んだり、そういうもの、教訓があると思いますので、そういうものをぜひ来年度生かしていただいて、一緒に歩んで協議していきますという割には、情報は小出しにもならずに、いきなり方針だけぽんと打ち出されて予算化がぽんと来るというようなスタンスですと同じことになってしまうので、ぜひ注意していただきたい。  これ、金井部長のところだけではなくて、市長公室であったり、そういうところも進捗管理を、11月の頭というのは、予算の要求をする時期なんだと思います。予算の要求をする時点で、市長公室とかそういう全体的な計画のこれまでの流れというものは共有していただいてやられているんだと思いますので、その辺も踏まえて、令和4年度はやっていっていただきたいと。  誰しも思っていることは、医療環境が充実してほしいと。手法はともかくそこは一緒だと思うんです。なので、そういうものをしっかり活性化しながら、議論が成熟をした段階で予算計上に上がっていくというような流れで、やっていっていただきたいなと、そう思います。  以上で私の質問は終わります。ありがとうございました。
    305 ◯委員長(関口忠男君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午後 4時03分休憩             ──────────────────────                   午後 4時18分再開 306 ◯委員長(関口忠男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  岡野孝男委員から発言を求められておりますので、これを許します。  岡野委員。 307 ◯委員(岡野孝男君) 先ほど、私が発言しました質問の中で、石岡運動公園の維持管理経費の施設清掃管理保守、これが411万2,640円、平成30年度が間違いまして、実際の実の数字が695万5,325円でございました。それで増額が176.8%ということです。訂正をお願いしたいと思います。  委員長において、お取り計らい、よろしくお願いします。 308 ◯委員長(関口忠男君) ただいま岡野委員から申出がありました発言の訂正については、石岡市議会委員会条例第46条の規定により、委員長において許可いたします。  なお発言の訂正に伴う会議録の調整については、委員長にご一任願いたいと思います。これにご異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 309 ◯委員長(関口忠男君) ご異議なしと認め、さよう決しました。              〔「よろしくお願いします」と呼ぶ者あり〕 310 ◯委員長(関口忠男君) 以上で質疑を終結いたします。  これより、各会計予算案に対する討論を行います。  討論は挙手によりこれを許します。討論はございませんか。  小松委員。 311 ◯委員(小松豊正君) 日本共産党の小松豊正です。議案第4号・令和3年度石岡市一般会計予算について、私は反対討論を行います。  第1に、先ほど、修正の意見がありましたけれども、それでも、石岡運動公園清掃業務に伴う業務委託料、平成30年度に比べまして176.89%であるとか、そのほか200%を超える事例だとか、幾つか紹介をされたわけであります。  これがどういうふうにして起こるのか。石岡議会としては、官製談合事件もあり、特に石岡運動公園に関わる問題でございましたので、このことが非常に私は、重要な問題が指摘されていると思います。  ですから、これは、やはりこのままこの予算を認めることはできないわけです。こういう疑念があった場合には、どうしてそうなるのか。そういう事件の後の、直後の問題で、こういう質問に対しても明確な答弁がなされたと私は受け止めることができませんので、こういう場合は徹底究明して、この部分については、最低限やり直すという立場を取らないと市民にとっては非常に分かりづらい。場合によっては何を、議会、やっているんだということにもなりかねない問題で、これは、私はその点が非常に今度の一般会計予算に対して賛成できない。やり直しを求めたいという第1点であります。  第2に、地域医療の充実を求める多くの請願署名などの期待に応えた予算に、私はなっていないんじゃないかと思います。石岡地域医療計画が、地域医療振興協会の提案の撤回によって全くの白紙に戻ったことを踏まえて、今後どのような構想を持って地域医療の充実に取り組んでいくのか、基本的なやっぱり議論が通して、全体的なそういう中での自主的な意見を踏まえてまとめていくという、そういう方針がなく、令和3年度予算に地域医療需要動向調査委託料300万円に普通旅費57万2,000円などを加えた387万円が計上されているだけです。これではとても市民の期待に応える予算となっていない。  また、今の非常に変化した白紙に戻った段階で、どう石岡地域に市民の期待に応える医療体制をつくっていくのか。この基本点が定まっていないんですよね。だからこの点をはっきりさせるというか、どうするのかという方針と方策予算がなければ、やはりこの問題は進まないといいますか、期待に応えるものにならないというのが第2点です。  第3に、暮らしの問題ですけれども、一昨年10月から消費税率が10%になり、市民の物を買う力も落ち込んでいる中で、昨年来、新型コロナウイルス感染の影響があり、市民の暮らしは極めて深刻になっています。  そういう中で、地域経済の活性化に定評のある住宅リフォーム助成制度が石岡市周辺市町村で全て実施されているのに、石岡だけが関係業者の強い要請署名にもかかわらず、いまだに創設されておりません。その結果、石岡市の令和3年度の商工予算は、令和2年度全予算の2.21%から令和3年度は1.76%台へと減少し、大変危機的な状況になっています。  このようなときに、財政調整基金の活用とか様々な知恵を生かして、しっかりとした地域経済を支え盛り上げていく、そういう予算を組まなきゃならないわけですけれども、そのようにはなっておりません。  第4に、やはり私は、上曽トンネルの工事など、莫大な支出を伴う大規模工事を推進する予算に立っているわけです。本来はどう考えても県道なのに、市道にして合併特例債を使うということになっているわけですけれども、この予算が令和3年度に13億円を予算化されています。このような、いわゆる大型公共事業優先で、財政調整基金も様々な資金も投入されていく。石岡市の実質公債費比率が悪化する。暮らしのよさを圧迫する。こういう状況の下で、これはどうしてもやっぱり再検討を求められているというのがやっぱり今の石岡市で考えるべきことだと思います。  第5に、市立第1保育所、第2保育所の統合保育所の新設が中断していること。旧市民会館、旧国民宿舎の解体とその後の更新が決まっていないことなど、市民の強い要望が実現される方向が示されておりません。そのような点で、やはり市政は後手に回っている。もっと先行的に市民の期待に応える予算編成をすべきです。  第6に、懸案でありました2つの課題、高過ぎる東地区公民館の借地料は年614万4,000円から、554万4,000円へと60万円減額されましたが、それでも非常に高過ぎる状況になっております。及び住宅新築資金貸付金等元利残高が数億円も未回収になっていることは、問題点と指摘しなければなりません。  第7に、費用弁償と政務活動費交付金についてです。議員は毎月の報酬のほかに、会議に出席する度に1回2,000円の費用弁償が支給されますが、私は市民の理解が得られるものではないと考えております。  全国的には、費用弁償は廃止する方向に進んでおります。直ちに廃止すべきです。また、政務活動費交付金は、毎月1人の議員当たり1万2,500円で、年間15万円、22人の議員で総額330万円となっておりますけれども、政務調査活動費交付金は、適切に減額すべきだと思います。  以上、議員各位の賛同をお願いいたしまして、議案第4号・令和3年度石岡市一般会計予算についての反対討論といたします。  続きまして、議案第5号・令和3年度石岡市国民健康保険特別会計予算に反対する討論を行います。  国保の都道府県化は、平成30年度に強行され、数年が経過しました。全県的に見ますと、余剰金が発生し、令和2年、令和3年でそれぞれ35億円の修正がかけられることになっております。  石岡市におきましては、令和2年度、令和3年度、それぞれ8,840万円の収納額も減らして調整するという答弁がございました。  ですから、私は、今国保税に対する市民の見方は、よく高過ぎて払おうにも払えない。しかも、国保税を納めている方は、全体的にやっぱり業者や農民、また、その他の方々で、大変困難な生活状況の方が多いわけです。  ですから、日本共産党は全国知事会、全国市長会とともに、国に対して1兆円の国費を国保に投入して、均等割、平等割をなくして、国保税を協会けんぽ並みに抜本的に下げるように求めています。とりわけ、速やかに子育ての方針に反する子どもの数に応じてかかる均等割額を廃止、減額すべきだと主張しております。  石岡市独自でも、国保会計内でのやり取り、さらには財政調整基金を一部取り崩し、高額の減額補正、減額、納付金の減額などを利用してやれば、このような要望は実現可能です。  国保会計がこのように予算化されていないことを指摘いたしまして、議案第5号・令和3年度石岡市国民健康保険特別会計予算に反対する討論といたします。  次に、議案第8号・令和3年度石岡市介護保険特別会計予算に反対する討論を行います。  今、年金が削られている中で、介護保険料が天引きされると生活費に回すお金が少なくなり、個人消費を抑え、地域経済にも悪影響を及ぼしています。介護労働者の待遇改善は、これからの課題となっています。このような状況を生んでいる介護保険特別会計予算に賛成することはできません。  介護保険料を下げてほしい、介護施設をたくさんつくってほしい等の市民の切実な要望を実現していくために、令和3年度からの介護保険料率の改正に際し、国、県からの支出金の増額を求め、市としては財政調整基金などの一部を取り崩して一般会計からの繰入れを行うことを強く求めて、議案第8号・令和3年度石岡市介護保険特別会計予算に反対する討論といたします。  次に、議案第10号・令和3年度石岡市後期高齢者医療特別会計予算に反対する討論を行います。  後期高齢者医療制度は、75歳以上のお年寄りをほかの医療保険制度から切り離して、独自の医療保険としたものです。県の広域連合は、これまで8年間にわたって保険料を据え置いてきましたが、令和2年度から県広域連合は、日本共産党地方議員団などの申入れにもかかわらず、令和2年度と令和3年度について大幅な引上げを強行しました。この引上げによって、75歳以上の高齢者の生活が脅かされることになります。  このような情勢の中で、直接保険料を集め、県広域連合に納入しているのは市の行政の仕事になっています。  よって、私は県広域連合の保険料引上げに強く抗議し、財政健全化基金を活用して、元の保険料に戻すこと。さらには、後期高齢者医療制度を廃止し、元の老人保健制度に戻すことを強く求め、議案第10号・令和3年度石岡市後期高齢者医療特別会計予算に反対する討論といたします。  以上、議員各位の賛同をお願いいたしまして、反対討論を終わります。 312 ◯委員長(関口忠男君) ほかに討論はございませんか。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 313 ◯委員長(関口忠男君) 討論なしと認め、以上で討論を終結いたします。  これより採決に入ります。  初めに、議案第4号・令和3年度石岡市一般会計予算を採決いたします。  本案は起立により採決いたします。  本案は原案可決すべきものと決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔賛成者起立〕 314 ◯委員長(関口忠男君) 起立多数であります。よって、本案は原案可決すべきものと決しました。  次に、議案第5号・令和3年度石岡市国民健康保険特別会計予算を採決いたします。  本案は起立により採決いたします。  本案は原案可決すべきものと決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔賛成者起立〕 315 ◯委員長(関口忠男君) 起立多数であります。よって、本案は原案可決すべきものと決しました。  次に、議案第8号・令和3年度石岡市介護保険特別会計予算を採決いたします。  本案は起立により採決いたします。  本案は原案可決すべきものと決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔賛成者起立〕 316 ◯委員長(関口忠男君) 起立多数であります。よって、本案は原案可決すべきものと決しました。  次に、議案第10号・令和3年度に石岡市後期高齢者医療特別会計予算を採決いたします。  本案は起立により採決いたします。  本案は原案可決すべきものと決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔賛成者起立〕 317 ◯委員長(関口忠男君) 起立多数であります。よって、本案は原案可決すべきものと決しました。  次に、議案第6号・令和3年度石岡市駐車場特別会計予算、議案第7号・令和3年度石岡市霊園事業特別会計予算、議案第9号・令和3年度石岡市介護サービス事業特別会計予算、議案第11号・令和3年度石岡市水道事業会計予算ないし議案第13号・令和3年度石岡市農業集落排水事業会計予算の計6件を一括して採決いたします。  お諮りいたします。本案はいずれも原案可決すべきものと決することにご異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 318 ◯委員長(関口忠男君) ご異議なしと認め、さよう決しました。  以上で当委員会に付託されております案件の審査は全て終了したわけでありますが、これらに係る委員長報告については、委員長にご一任願いたいと思います。これにご異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 319 ◯委員長(関口忠男君) ご異議なしと認め、さよう決しました。  以上で、予算特別委員会を閉会いたします。  ご苦労さまでした。                   午後 4時38分閉会             ──────────────────────         石岡市議会委員会条例第60条の規定により署名する。              臨時委員長    鈴 木 行 雄              委 員 長    関 口 忠 男 Copyright (c) ISHIOKA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...