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令和3年第1回定例会(第5日目) 議事日程・名簿 開催日:2021-03-04
令和3年第1回定例会(第5日目) 本文 開催日:2021-03-04

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  1. 石岡市議会 2021-03-04
    令和3年第1回定例会(第5日目) 本文 開催日:2021-03-04


    取得元: 石岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-06
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 令和3年3月4日(木曜日)                   午前10時00分開議 ◯議長(池田正文君) おはようございます。ただいまの出席議員数は22名です。定足数に達しておりますので、これより前回に引き続き、本日の会議を開きます。  この際、日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。  農業委員事務局長・大関君から、3月5日までの会議を欠席したい旨の申出があり、議長において許可いたしましたので、ご報告申し上げます。  次に、地方自治法第121条の規定に基づき、農業委員事務局課長・荻沼君の出席を求めておりますので、ご報告申し上げます。  次に、本日の議事日程は、議事日程表のとおりであります。  これより議事日程に入ります。             ──────────────────────  日程第1 一般質問 2 ◯議長(池田正文君) 日程第1、一般質問。これより前回に引き続き市政一般に関する質問を行います。  4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 3 ◯4番(大和田寛樹君) 皆さん、おはようございます。4番・大和田寛樹でございます。  4項目につきまして、一問一答方式で質問してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。  令和3年第1回の定例から代表質問が導入されまして、我々石翔も川井代表のほうで代表質問をさせていただきました。  代表質問をさせていただくに当たり、会派で数回にわたって様々な協議をして施政方針の読み合わせをさせていただいたり、また、この10か月間の谷島市政のいろんな思いが会派の中で出ました。いいような話もあれば、ちょっと厳しいような話も正直ありましたけれども、おおむねお互い市民に直接選挙で選ばれた代表者として、その立場をしっかり理解して、この石岡市がよりよくなるために我々会派はどういうふうな活動をしていくべきなのか、そんな思いでいろんなお話をさせていただいて、とても、代表質問という機会の中で、石翔、協議をさせていただいたことは、私自身も勉強になりましたし、気づきの多い、そんな時間でありました。  第1項目の地域医療ですけれども、谷島市長のこの10か月間を私なりの表現といいますか言葉で表しますと、熱願冷諦という四字熟語が適切だろうなと、そう思います。  実は、この間子どもと一緒に漢字のドリルをやっていて、漢字検定の準2級のところにそんな言葉があったので、見つけたので紹介をさせていただいたんですけれども、熱願の熱は、熱心の熱、熱い。願は願望の願で願う。冷は冷静の冷、冷める。諦はごんべんの帝国の諦で諦めると。  この意味は、熱心にその願望を願い求める。しかし、一方で、物事を冷静に、あるいは、この諦という漢字には、今諦めるということで辞書に載っていますけれども、その漢字の語源は、明らかにする、あるいはつまびらかにすると、そういう意味がありまして、冷静さを持って明らかにしていくというような漢字が谷島市長のこの10か月ではないかなと。
     違う意味でもちょっと使われているものがありまして、熱心に願い求める、しかしながら、その願いがかなわない、または達成できない、そう思ったときに冷静に冷めて諦めてしまうと、あっさり諦めてしまうというような意味でも使われているようです。  私は前者であってもらいたいという思いで、谷島市長のこの10か月を表現、私なりに表現させていただきました。  この10か月間で本当にいろんな通常起こり得ない様々な事件といいますか、事象といいますか、つまびらかに明らかになっていることがあれば、この地域医療は、谷島市長の選挙公約でもあったと思いますけれども、11月17日の全員協議で、現行スキームでこの石岡地域医療計画を進めていくというような方針が打ち出されて、2か月半余りで地域医療振興協会から取下げがあったということで、別のスキームといいますか、別の手法で検討していくというような、私にとっては本当に衝撃的で、本当にびっくりするような、こんなこと、あり得るのかと。正直信じ難く、がっかり、失望、失望したというのが正直な言葉ですけれども、思いました。  金曜日の2月5日の全員協議でそういう話になりまして、土曜、日曜、がっかり失望しているわけにはいかないので、何とかこの現状を変更したいと。私は、何度も言っていますように、この石岡地域医療計画をぜひ推し進めてもらいたい、推進をしてもらいたいという立場で今まで、今もその思いは変わっておりませんけれども、道半ばといいますか、取下げということで頓挫しているような状況でございましたが、この状況を何とか変更するためには、自分ができることをまずやらなくちゃいけないということで、いろんなところを回らせていただいたり、あるいは、いろんなところに話を聞きに行ったり、石岡市内で自分の後援の方だったり支援者だったり、そういうところを回りながらいろんな話をさせていただく中で、気づかされたことは、この地域医療計画の本質というか基本理念ですか、持続可能な医療環境で誰もが安心して暮らせる石岡地域、それが基本理念で、手法は、再編統合による公立化の病院設置、病床の再配分というのがスキームでありましたが、その目的は、地域医療を20年、30年持続可能である地域医療をつくり上げていくことでありまして、その手段、手法がそのスキームの公立化であって、病床の再配分、再編統合の道だったわけです。  目的がまだ頓挫しているわけではなくて、地域医療を何とか充実したいという目的はまだ残っておりますし、違う手法でこれは検討していくということで、方針が市長からもありますので、なかなか私は冷徹というふうに諦めがつかないところ、ありますけれども、前向きにやっていきたいなと思います。  まず、谷島市長にちょっとお伺いしたいんですけれども、この現状を今どのように捉えているのか、その認識について谷島市長に伺います。 4 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 5 ◯市長(谷島洋司君) 認識についてお答えいたします。この10か月、私もこの地域医療をしっかりまとめていきたいという思いで取り組んでまいりました。11月に方針を決めまして、しっかりこの公設民営というスキームの中でやっていこうと決めたところは、議員おっしゃるとおりでございます。  しかしながら、今回、地域医療振興協会のほうから一旦取下げというお話があって、非常に残念であったと。私としては、どうにかこれを考え直していただけないかというお話をしてまいりましたけれども、相手があることでありますので、ここはしっかりと、この後、石岡市に地域医療振興協会は存続するわけですので、ぜひこれからもこの石岡の地域医療について一緒に考えていただきたいと強い思いでお話をしてまいりました。  私としましては、この石岡の地域医療の課題、産科がない、小児科が少ない、そして緊急診療の窓口がない、そういったことを一刻も早く解消していきたい。この思いは全然変わりませんし、なお強くなっております。しっかりと議員の皆さんと合意形成をしながら、この問題に取り組んでまいりたいと思っているところでございます。 6 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 7 ◯4番(大和田寛樹君) 続いて、内容に入ってまいりますけれども、1番、(1)の市長就任以来の取組と経過について。  2月5日の全員協議で、地域医療振興協会から、コロナ禍の状況、病院の収益の悪化、あるいは今後の見通しがつかないということで、お断りの連絡が2月4日の時点であったということでしたけれども、何か現状を変更する上で、私は、大切なのはそこに至るプロセスだと思います。  うまくいっていれば、別にそこまでプロセスというのは大事じゃない、結果が、政治は結果だと言われるように、結果だけが出ればいいと思いますが、何か大きく現状を変更する上では、そこに至る、なぜそう至ったのか、相手が断ったからできませんでは、私は、政治は通用しないと思うんですよ。  そこの決定に至るプロセス、11月に方針が打ち出されて、2か月ちょっとで急転直下で変更、大きく変更するということですので、まず、5月市長就任以来からどのような取組を地域医療について取り組んできたのか、またその経過について伺います。 8 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 9 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。谷島市長が就任されて以降の取組といたしましては、まず、市長と地域医療対策事業に関わる課題と対応について、これまでの経過等も含めて情報共有を行うとともに、今後の進め方について協議を行いました。  地域医療対策に関わる関係機関との調整も併せて実施いたしまして、地域医療振興協会には、事務局職員だけでなく、市長自ら直接訪問し、石岡地域医療課題解決に向けて協力をお願いしてまいりました。  その後、8月の教育福祉環境委員で、石岡地域に必要な医療体制の整備に向けて、病院の再編統合、公立化だけでなく、民間活用等による対応も含めて検討していくことをお示し、地域の医療機関に対する意向調査を実施いたしました。  11月の全員協議では、医療機関への意向調査の結果を踏まえ、市長から病院の再編統合、公立化を軸に協議を進めていくということを表明いたしました。  その後、議会に対し、想定する病院像や病院事業の見通しなどを詳細な説明ができるように、地域医療振興協会へ何度も足を運び、資料の作成及び提出について協力をいただけるよう調整を続けてまいりました。  その依頼しておりました資料が最終的に1月26日に提出されまして、1月29日の教育福祉環境委員におきましてご説明をさせていただいたものでございます。  以上でございます。 10 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 11 ◯4番(大和田寛樹君) 9月と12月にも、私、地域医療計画を議題として質問させていただきました。  9月の時点のときに石岡医師また地域医療振興協会との交渉、折衝というのは全然行っていないんですかということで質問させていただいたときに、深みのある答弁といいますか、その答えは2回、私、聞かせていただいた、同じことを聞かせていただいたんですけれども、民間活用の手法について調査していますということの答弁でした。私はそういう質問をしているわけではなくて、地域医療振興協会と石岡医師との折衝、調整は水面下で行っていないんですかということで伺わせてもらったんですけれども。  11月17日に方針が打ち出されました。方針が打ち出されるということは、相手との折衝とか、交渉とか、条件のすり合わせとか、そういうものがなく、いきなり石岡市だけで方針が打ち出せるわけがないので、11月17日の時点では、ある程度折衝が終わって、こういう道筋だったらいけると。そういうもくろみというか戦略的なものがあって、方針が打ち出されたんだと思うんですよ。  何もなくて、水面下での折衝や交渉がなく、石岡市側だけで現行スキームでいきますとは当然言えないので、11月17日の時点で、もう大分前、多分夏前あたりからは水面下で折衝を行っていたと思うんですよ。  ただ、9月の議会のときには、そこまで条件のすり合わせもできていないし、話せる情報がないというか話すべきじゃないと。そういう判断で、民間活用の手法を調査していると。全く答弁になっていないような、深みのあるというか、なかなか言いづらかったんだろうなと、そう思うんですけれども。  11月17日に方針を打ち出したときには、何か、その事業、目標を定めて、その方針を打ち出しているわけなので、それを達成するための戦略、シナリオ、あるいはその戦略を遂行していく上でのなすすべ、戦術、そういうものがあって方針って打ち出されるんだと思うんですよ。やみくもにこっちの思いだけで、現行スキームでいくと言えないじゃないですか。  その石岡市としての、あるいは市長としての議会への説明、説得、納得いただく、あるいは共感、共鳴していただく、最低でも常任委員にはそういうような状態でなければ、当然、去年と同じ轍を踏むわけですよ。  令和元年度の11月には、カンファレンスに専門委員から、この現行スキーム、以前のスキームが、産科が設置されていないスキームが上がってきたわけですよね。常任委員にその後説明して、1月に常任委員に説明して、2月後半で議会に基本設計策定委託料を上げてくるわけですよね。同じ轍を踏んで同じスケジュール感というか、同じようにやっちゃっているんですよね。  本来、もっと早めに常任委員にいろんな意見が出ると思いますよ、それは。あれはどうなんだ、これはどうなんだ、数字はどうなんだと。  ただ、その合意形成と、先ほど市長、言われましたけれども、合意形成をする上では、情報を小出しにでも、隠したわけではないと思いますけれども、出して議論をしていかないといけないと思うんです。最低でも、常任委員には、ちゃんとそういう交渉している内容、向こうから出てきている、こっちが伝えている、そういうものを常任委員にちゃんと開示をして議論を積み重ねていかないと去年と同じ轍になるじゃないですか。  取り下げていなくても、3月議会に基本設計を策定いただくよう上がっていて、通ったのかと私は思うんですよ。  戦略や、シナリオとか戦術がなく方針を打ち出すというのは、私はあまりにも無責任だと思うんですよ。その戦略、シナリオ、戦術、石岡市側のそういうものがあったのか、伺います。 12 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 13 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。先ほどご答弁申し上げたように、秋口、そちらのほうは民間活用の調査をしておりました。その時点でも、現行スキームというのは3月にお示しして、議会の皆様にお示ししたと思うんですけれども、その数字についても、ある程度詳細のものを参考までにということで、振興協会にはお願いしていた経過もございます。  ただし、市のほうが、まず民間活用ということもありまして、コロナ禍の中、なかなか振興協会からの資料の提出がなかった状況でございます。  民間活用の調査を踏まえて、市のほうで11月に表明、公立化、再編統合の軸ということで表明したわけですけれども、その表明前には、もう再編統合、公立化を軸にということなので、振興協会さんのほうにも、これを軸に進めていくということで、今まで再三お願いしていた詳細な資料を改めて期日を決めてお願いしていたところでございます。  そういった中でも、コロナ禍等、先方の事情もありまして、資料の提出が遅くなりまして、議会に示す時期が最終的に1月下旬となったところでございます。  以上でございます。 14 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 15 ◯4番(大和田寛樹君) ちょっと質問の趣旨を分かっていただいていないみたいなような答弁なんですけれども。  11月17日の全協で方針が指し示すと。方針を指し示すに当たっては、それを通していく戦略的なものがなかったら指し示せないじゃないですか。  11月17日の時点までに、そういう折衝が水面下であった上で、これならいけると。こういう戦略を立てて進めていこうと。もちろん1つだけじゃないと思います。Aプランが駄目だったら左迂回ルートのBプランとか、Bプランが駄目だったらCプランと、いろんな戦略を立てると思うんですよ。1つの事業を行うに当たって、そういうものがなかったのかと。  11月17日時点、もうずっと前に、私は、推測でしかないですけれども、多分夏以前には水面下で折衝していたと思うんですよ。水面下で折衝しながら、両軸で民間活用も調査しているというような状態であったんだろうなと。そういうものが積み重なってきて、11月17日に方針を打ち出すに至ったと。  その方針を打ち出すに当たっては、それを議会側に説得をし、ご理解をいただいて、共感をして、一緒に進められるという戦略がなかったら、方針を打ち出せないでしょうということを私は言いたいです。  去年と同じような動きでは、去年と同じ結果になってしまうのではないですかと、取り下げられなくても。地域医療振興協会が取り下げなくても、同じ結果だったんじゃないですかと、そう思ってしまうんですよ。  全く同じスケジュールで来ているじゃないですか。令和元年の11月、先ほど言ったとおりのスケジュール、同じスケジュールで来ているじゃないですか。  それでは、本当にこの地域医療計画石岡地域医療計画を物にするんだと、何とかするんだと、そう思っていると思えないんですね、私は。  市長が勝手に打ち出してしまったというそんな話ではないと思うので、市長自身も、これ、職員の皆さんは、議会に、それ、議会を説得できませんよ、職員の皆さんでは。これ、政治力ですよね。リーダーの資質だと思うんですよ。  議会側としっかり対峙をするというのは、自分がやろうとしていることを議会側にご理解をいただく、説明をし、納得していただく、共感を得る。そういうものがなかったら、地域医療計画だけじゃなくて、事ってなせないと思うんですよ。  人に共感してもらい、私は推進していると何度も言っていますけれども、私にさえ、その思い、熱量、エネルギー、何とかしたいんだ、そういう思いが、この10か月間、正直伝わっていないですよ。  そうであるならば、中立で本当にやろうとしているのかどうなのかと、悩んでいる方、そもそも駄目だと、この地域医療計画は、未来の投資的な将来費用の負担が計り知れないんだと言っている皆さんに共感が得られるわけがないですよ。だって、推進している私にも伝わらないんだもの。  それでは、事業は進んでいかないでしょうと思うんですよ。事は成就しないと思うんですよ。  そういう、つくづく民間でも行政でも、私、一緒だと思いますよ。経営者が会社の命運をかけて、このプロジェクトをやると、立ち上げると。社員の皆さん、協力してくれ。たった2か月で、いや、相手の取引先が取り下げたからやっぱり駄目だ。  そうしたら、従業員あるいは顧客の信用ってなくなりますよ。信頼は失墜します。民間企業でも一緒だと思うんです。行政だって一緒じゃないですか。  市長が、首長が方針を打ち出す。これは並大抵のことではないんですね。その方針を2か月半で全く現状変更すると。それで、市民の理解が得られると思います。私は得られないと思います。  谷島市長は、地域医療計画を有力な選択肢の1つだと、確かに公の場でそう言っていましたねと。新聞にも、それ、掲載しているのを私も見ました。  しかし、谷島市長はそう言ったかもしれませんよ。市民の皆さんは、どう受け取ったんでしょうか。市民の皆さんがどう受け取っているかのほうが、私は大事だと思うんです。  我々の会派で、去年の4月の選挙が終わって、ちょっと暑い時期、お互いいろんな状況の中で、2か月ぐらいしてから選挙で出たビラです。それは、谷島候補だけのものじゃなくて、全部ビラを持ち寄って一つ一つ数字を検証したんです。これ、エビデンスがあるの、根拠があるんですか、この数字は。これ、誰が言っているんでしょう。公にこういうことを言っていますかと。言ってない、言っているんでしょうか、言ってないんでしょうか。そういうのを全部検証したんですよ。  谷島市長から出ている、後援から出ているビラに有力な選択肢とは書いてありません。公立病院をつくるんだ、そう受け取れますよ。市民の皆さんは、公立病院を設置してくれる、そう思って多くの皆さん、私は投票したと思います。  谷島市長は有力な選択肢と言っていましたけれども、市民の皆さんは、そうは受け取らなかったんだろうと私は思ったんです。市民の皆さんは納得するんでしょうか、谷島市長、この今の状況。  相手が取り下げたからできません。いや、それで納得してくれる人、いると思います。私はそういうものは納得できません。理由になりません、そんなものは。相手が取り下げたからできない。相手の問題じゃないですよ。自分たちの問題です。自分の問題です。全ては自分自身の責任です。市長自身の責任じゃないでしょうか。  取り下げられたら、取下げ撤回に行けばいいじゃないですか。いや、それはすぐ撤回してくれないかもしれませんよ。しかし、足しげく何度も行くしかないじゃないですか。街頭で訴えていたじゃないですか。命を守るんだと。八郷の地域医療を、石岡全体の地域医療を守るんだ。この計画は、石岡市だけでつくった計画じゃない。茨城県、専門家、医師3首長、この計画を推し進めていくんだと、そう言っていましたよ。  石岡地域医療計画というのはパッケージになっているんですね。基本理念だけじゃないんです。スキームまで全部入っているんです。  それを聞いて、市民の皆さんは、公立病院も設置してくれるんだと。八郷には病院は残らないけれども、全体としてのパイは守ってくれるんだと。石岡地域医療計画を推し進めてくれるんだと。医療を守ってくれるんだと思って投票したんだと思います。  スキームが違う、違う、違うスキームでいくと。そう簡単にいきます。市民の皆さん、納得します。私、納得しないと思います。納得できないと思います。諦めがつかないと思います。だって、谷島市長の言葉を信じて投票しているんだから。  そういう皆さんに、谷島市長、何と言うんでしょうか。いやいや、調査費400万弱で上げるから大丈夫。そういうのを、私、ちょっとおかしいと思うんです。まやかしって言うんじゃない、そういうのは。  やろうと決めたことをやり続ける。何度も何度も議会にぶち当たって、否決されて、それでもやり続ける。その挙げ句、取り下げるんだったら、それでも私は納得できませんけれども、市民の皆さんで納得いただける方はいると思います。  この議会に石岡地域医療計画の事案、予算でもいいです、一度も上程されていません。採決を取ってないんです、一度も。一度もですよ。それで、取り下げられたから、そそくさとできません。そんな話、ありますか。  谷島市長は、昨日の答弁で、夢をかなえる地域にしたい。子どもたちが巣立っていって、この地域に戻ってきて、夢をかなえられる地域にしたい。私も同じ思いです。  里帰り出産もできない地域で、誰が夢をかなえようと思うんですか。里帰り出産して、皆さん、友部の病院とか、土浦の病院とか、つくばの病院へ行っているじゃないですか。  里帰り出産したくない。それで、したくない方はいいですよ。ただ、したい方はたくさんいると思いますよ。子どもも安心して近くの病院で産めない。夢をかなえられる地域って、どういう地域なんでしょうか。  2番に行きますけれども、取下げに至る背景と要因、経緯について、経過じゃありません、経緯です。 16 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 17 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。直近の経緯といたしましては、11月の全員協議で、市長が医療機関への意向調査の結果を踏まえ、病院の再編統合、公立化を軸に協議を進めていくことを表明して以降、議会への説明資料について地域医療振興協会へご協力いただけるよう、電話やメールだけでなく何度もお願いに足を運びました。  その後、依頼しておりました資料が1月26日に提出され、1月28日に翌29日の教育福祉委員の報告内容の打合せのため地域医療振興協会が来庁され、資料の取扱い等について協議をさせていただきました。  29日の午後に地域医療振興協会から教育福祉環境委員の状況確認等の問合せがあり、担当職員が対応しておりましたが、急遽、市長と地域医療振興協会の理事とで今後の地域医療対策事業について話合いを持つことになりました。取下げの話はその中でございました。  市長からは、ここまで進めてきたものでございますので、引き続き協力をとお願いしましたが、2月4日、地域医療振興協会の理事で決定に至ったものでございます。  取下げの主な理由といたしましては、ここ数年において、全国的にもコロナ禍も含め、医療環境や経営環境、医療制度が劇的に変化しており、先行きが不透明な状況であること。石岡市から市立病院化に当たり、産婦人科の設置や休日急患診療、二次救急などの要請がありますが、医療環境が先行き不透明なことに加え、石岡市での公立病院化に対する進捗状況が明らかでない中で、医療体制強化の準備ができないためといったことでございます。  以上でございます。 18 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 19 ◯4番(大和田寛樹君) それ、外的要因というんだと思います、そういうのは。  相手方がこういう主張をしました。自分たちの主張はどういうふうにしたんでしょうか。要因ですから、外的要因ばかりが要因じゃないと思うんですよ。相手方はそう言ったかもしれません。自分たちはどう言ったんでしょうか。  28日に地域医療振興協会の理事長、石岡市にお越しになっていますね。1月28日、常任委員の前日でしたか。1月15日に最終案が出て、26日に数字の若干の調整が入って、1月28日に地域医療振興協会の理事長さんと職員さんは、石岡市にお越しいただいていますよね。そのときのやり取りを伺います。 20 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 21 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。地域医療振興協会につきましては、これ、10月下旬から、方針が再編統合、公立化という方向で進む中で、資料の市の負担、そういったものを正式に算出するための今までは大枠の資料だったので、詳細、根拠をいただくということで再三申し上げてございました。そういった中で、なかなか資料が出てこないということがありましたけれども、こちらについても、ある程度期日を決めて出していただいた経過がございます。  そういった中でも、何度か出してもらったんですけれども、なかなかその根拠を示すような詳細がもらえなかったので、こちらの負担も、正式な市の想定する負担も出せなかった状況でございます。  1月中旬に詳細の資料を出していただいたんですけれども、そちらについては、公表してほしくないと。議会非公表でやってほしいという意向もありまして、そちらを調整した中では、やはり非公表というのは協議できないという私どもの方針もありまして、公表できる内容に2週間かけて調整していただいて、最終的に、26日に提出されたわけでございます。  28日に振興協会が石岡市に寄った経緯でございますけれども、こちらは別の用事で、石岡第一病院に来たついでにご挨拶という形で寄っていただいたという経緯がございます。  以上でございます。 22 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕
    23 ◯4番(大和田寛樹君) そうしましたら、ちょっと3番はもう時間があまりなくなってしまったので、4番に行きまして、石岡市のトップリーダーとして、市民と同じ目線で選挙公約を谷島市長は訴えました。今も大きな期待を持って、市民は市長を見ていると思います。  1月29日の常任委員の後、リモートで地域医療振興協会の理事長とお話をされたと思います。その後の市長の対応は、その職責にふさわしい対応、行動であったと、選挙公約を市民に訴えた市長として、市民に胸を張って言えるのでしょうか。 24 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 25 ◯市長(谷島洋司君) 1月29日に協会から急遽取下げの申出があったことは、私といたしましても非常に驚きであり、当然、市長就任以来取り組んできた経過も含め、引き続きご協力いただきたい旨を直接理事長へ申入れをいたしましたが、結果として、2月4日の地域医療振興協会の理事で、提案取下げが正式に決定されました。  私といたしましては、非常に残念なことでありますが、協会の理事の決定という重い決断、尊重せざるを得ないと考えたところでございます。  一方、地域の医療課題の解決は喫緊の課題であり、歩みを止めるわけにはいきませんので、地域に必要な医療体制の整備に向けて、早急に新たな手法について、議会の皆さんからご意見をいただき、合意形成を図りながら関係機関と協議検討をして進めてまいりたいと思っております。  いずれにしましても、地域医療の課題、充実は、石岡地域に安心して暮らしていくためには不可欠なものであると考えております。私としましても、しっかりと地域医療の課題解決のために取り組んでまいりたいと思っております。 26 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 27 ◯4番(大和田寛樹君) しっかりと取り組むと。それは、そのとおりしっかり取り組んでいただくと期待をしますし、市民の皆様、期待されていると思いますけれども、この10か月間で、本当に谷島市長に、私、感じるのは、谷島市長、言葉がきれいなんですね。さらに努力するとか、全力で取り組むとか、しっかり取り組んでまいりますとか、議会の皆さんと協議してまいりますとか。何というんでしょう、きれいな言葉でまとめようとするわけですよ。  しっかり取り組むと言われましても、これまでは、じゃ、どうだったんだとなります。しっかり取り組むというのは具体性、具体性が必要だと思うんですよ。何を、どのように、いつまでに、しっかり取り組むんですかと。具体性がないと、確かにきれいな言葉でまとめられているんですけれども、実際、地域医療を何とかするということであれば、具体的に動いていかないといけないと思います。そういうものが欠けていたので、こういう結末になってしまっているのではないかと私は思うんです。  議会の皆さんとしっかり協議していくと。協議していくと言っていますけれども、常任委員のところに、常任委員のメンバーのところに、電話でもいいですし、足しげく通ってもいいですし、地域医療について、熱心に熱く思いを伝え、こういう手法が私が選ぶ手法なんだと、ご理解いただきたいんだ、この地域医療計画では財政破綻なんてすることないんだと。そういう訴えをしないと相手の心は動かないじゃないですか。心の琴線に届かないじゃないですか、思いが。私はそういうところなんだと思うんです。  いや、しっかり取り組んでいただくと、それはよろしいと思いますが、何をいつまでにどのように行うの、そういうものがないとしっかり取り組むとは、私、言えないと思います。  次に行きます。  これまで事業を推し進める推進力がとても弱く、熱量、エネルギーを感じることが到底できませんでした。市長自らの認識の甘さ、議会対応や相手方との折衝についても、シナリオなどがなく、私にさえ、その推進力が伝わってまいりません。  今後の石岡市の地域医療の20年、30年を占う、地域医療の命運を分ける重要政策にもかかわらず、その対応は通り一辺倒で、弛緩しているのではないかと感じられます。  このままでは、市民は到底理解、納得していただけないと思いますが、市長はご納得いただけると、一軒一軒回って、後援を回って、こういうことを訴えたけれども、医師の皆さんにも、あるいは自分の本当に地場の後援の皆さん、署名活動とかもやっていただいている、あるいは選対の皆さん、ご理解をいただけると思うのか、市長の認識を伺います。 28 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 29 ◯市長(谷島洋司君) ご答弁申し上げます。今回、提案取下げとなった事業につきましては、当初、地域医療振興協会から病院事業の収支見通しに係る資料等が提出されないことが課題の1つになっておりました。この議会の皆さんに説得するにしても、まずはそのシミュレーション、あるいは数値的なものをしっかりお示しした上で説明するべきということで考えておりまして、私自らも直接何度も協会本部へ足を運び、資料の作成及び提出について吉新理事長へお願いした結果、本年の1月26日に提出していただき、1月29日の教育福祉環境委員でお示しするに至った経緯がございます。このことは、私自ら熱意を持って取り組むことの重要性を改めて実感する機会となりました。  今後、地域医療対策を進めていくに当たりましても、その熱意を忘れることなく、市長として先頭になって取り組んでまいりたいと考えております。  私は、所信表明の中で、昨年、不撓不屈の精神で物事を進めてまいるというお話をさせていただきました。私は、この医療問題につきましても、不撓不屈の精神で取り組んでまいりたいと思っております。 30 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 31 ◯4番(大和田寛樹君) 市民の皆さんにご納得いただけると思うのかと、その認識を伺っているんですけれども、議会の対応やその辺は答弁で分かりましたけれども、大事なのは市民の皆さんだと思うんですよね。そういう期待を抱いて谷島市長を本当に一生懸命応援していただいた、1票を投じていただいた市民の皆さんに、この現状を納得いただけるためにどのように行っていくのかと、認識、納得いただけるかどうなのかも含めて、その認識を伺っているんですけれども、今の答弁で大丈夫ですか。 32 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 33 ◯市長(谷島洋司君) 市民の皆さんへの認識と納得というお話がございました。  私は、市民の皆さんから市長として選ばれました。そして、10か月、この地域医療問題も含め、様々な問題に取り組んでまいりました。そして、私の任期、あと3年2か月、この3年2か月しっかりと、私は地域医療の問題に取り組んでまいりたいと思っております。  この件につきましては、私から市民の皆さんへなかなかお伝えする場面がなかったという非常に残念なこともございます。そういった中で、しっかりと私の思いを市民の皆さんにも伝えていき、そして、この石岡地域の医療課題の解決に全力で取り組んでまいります。 34 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 35 ◯4番(大和田寛樹君) 私、この取下げで新聞に出まして、市民の皆さんから連絡を何件かいただきました。  市民の皆さんはこんなふうに言っていました。谷島市長はやろうとしているのに、議会側が納得してくれないからできないそうだ。これ、全然事実誤認ですね。私は伝えましたけれども、議会に一度も上程されていませんよと、予算も議案も。常任委員では、いろんな意見があったようですと。  議会側は議会側で、賛成するのはよくて、反対するのは悪い、そんなことは全くないんですね。それぞれの主義、主張があるので、当然あるんです。多様性を尊重する時代ですから、議会もそうです。多様な意見があって当然なんです。  その多様な意見を取りまとめてリーダーシップって発揮するんだと思います。取りまとめられないのはリーダーシップじゃない。市長の資質の問題になると思うんですよ。  議会が反対しているからできないんだと、そんなことを言ったら何もできないと思うんですよ。自分がやろうとしていることを共感、共鳴いただけなければ、人に巻き込んでいかなければ、人を巻き込む力がなければ、職員だって巻き込まれないじゃないですか。必死にやろうとしないじゃないですか。  なので、ちゃんと事実を私は伝えていただきたいと思います。推進している人もいました。反対している人もいました。私の力不足で、再編統合の公立化、病床の再配分は頓挫しました。これが事実だと思います。  冒頭に言ったように、地域医療の課題、これ、おざなりで何も解決していません。緊急診療、産科、小児科の休日夜間、1つも解決していない。去年の今と1年たって、石岡市の全体の医療環境は低下しています。  そういうものをしっかり認識していただいて、言葉だけではなく、自分が訴えた政治信条、政治のリーダーシップで物事を前に進めていくんだと、そのとおりの実践を市民の皆さんは、今も谷島市長をしっかり信じて応援していただいていると思いますので、その期待に応えられるようにぜひ頑張っていただきたいと。  以上で、この質問は終わります。  次に、待機児童について伺ってまいります。  こちらは大きな社会問題になっておりますけれども、受皿の拡充で国で今やっているところで、平成30年あたりから待機児童、徐々に減っていると思います。  石岡市でも、以前、これ、2回程質問させていただきました、2年ぐらい前に。そのときに待機児童はゼロ人だと。ただ、隠れ待機児童が数名、たしか5名ぐらいだったと思いますけれども、いらっしゃるということでありましたので、周りで保育園に入れない、実はうちの子どももそうなんですけれども、うちの子ども以外にも、近所で1歳児とか2歳児が入れないというのをよく聞きます。  まず、保育需要の動向について、平成27年度以降について伺います。 36 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 37 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。当市の保育需要の動向につきましては、まず、平成27年から令和元年度4月1日現在で、過去5年の保育需要の伸び率でございますが、平成27年度は、ゼロ歳児から2歳児の計が503人、3歳児から5歳児の計が1,010人で、合計1,513人となっており、令和元年度につきましては、ゼロ歳児から2歳児の計が556人で約10%の増、3歳児から5歳児の計が1,039人で約2.8%の増、全体では1,595人で5.4%の増となっております。  続きまして、今後5年間にわたる保育需要の動向につきましては、昨年度策定いたしました第2期石岡市子ども・子育て支援プランに基づいてご説明いたしますと、当プランの策定における将来動向予測につきましては、過去の保育需要の実績に加えて、女性の社会進出率の上昇や保育料の無償化、また少子化による人口の減少など、社会情勢を考慮した上で将来の保育需要を見込んでおります。  こちらは、令和2年度から令和6年度の4月1日での今後5年間の保育需要の伸び率でございますが、令和2年度はゼロ歳児から2歳児の計が542人、3歳児から5歳児の計が924人で、合計1,466人となっており、令和6年度につきましては、ゼロ歳児から2歳児の計が705人で約30%の増、3歳児から5歳児の計が837人で約9.4%の減、全体では1,542人で約5.1%の増となってございます。  以上のことから、過去5年間の実績においては、各年齢層ともに保育需要は増加いたしましたが、今後5年間の想定におきまして、3歳未満児においては今後も増加傾向、3歳児以上においては減少傾向にあり、全体ではやや増加傾向にあると想定しております。ただし、その先につきましては減少傾向に転じると想定しております。  以上でございます。 38 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 39 ◯4番(大和田寛樹君) 市民の皆さんから聞く話、3歳児未満の特に1歳児、2歳児の待機児童といいますか、多分隠れ待機児童に当たるんでしょうけれども、そういうお話を伺います。  次に、保育の量の見込みと確保内容について伺います。 40 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 41 ◯保健福祉部長(金井 悟君) ご答弁申し上げます。先ほどの保育需要の動向で申し上げたとおり、昨年度策定いたしました第2期石岡市子ども・子育てプランにおいて、令和2年度から令和6年度までの量の見込み、確保の内容について設定しておりますので、それに基づいてご説明させていただきます。  まず、3歳以上児の教育認定である1号認定でございます。量の見込みが、令和2年度563人、令和6年度505人と約10.4%減少することを想定しております。確保の内容については、令和2年度597人、令和6年度522人と約12.6%減少することを想定しております。  次に、3歳以上の保育認定である2号認定でございます。量の見込みが、令和2年度924人、令和6年度837人と約9.4%減少することを想定しております。確保の内容は、令和2年度1,108人、令和6年度、1,108人と変更なしとして想定しております。  次に、3歳未満児の保育認定である3号認定でございます。量の見込みが、令和2年542人、令和6年度には705人と約30%増加することを想定しております。確保の内容は、令和2年度712人、令和6年度712人と変更なしと想定していますが、保育需要の増加に応じて供給を追加することも想定しております。  以上でございます。 42 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 43 ◯4番(大和田寛樹君) 分かりました。3号認定が増えて、1号、2号は減少するということで。  次に、1号認定から3号認定別の待機児童の数、待機児童数について伺います。 44 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 45 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。本市においては、国の待機児童の定義と照らし合わせた結果、現在、待機児童はゼロとなってございます。  以上でございます。 46 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 47 ◯4番(大和田寛樹君) 以前確認させていただいたとおり、国の認定の基準では、待機児童がないと。やはり隠れ待機児童、潜在的待機児童に当たるんだと思います。  次に、隠れ待機児童と潜在的待機児童の数の増減について伺います。 48 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 49 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。隠れ待機児童、潜在的待機児童の明確な定義はございませんが、利用が希望施設を限定してキャンセル待ちをしている児童の数として算定いたしますと、最新の情報である令和3年4月においては、ゼロ歳児6人、1歳児10人、2歳児8人、3歳児5人、4歳児1人、5歳児1人であり、合計31人となっております。  以上でございます。 50 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 51 ◯4番(大和田寛樹君) 以前に伺ったときには、合計で、ゼロ歳児3名、2歳児2名、4歳児1名で合計で6名。今回は31名ですので、5倍に隠れ待機児童が増えたと。  隠れ待機児童ですから、どこかでは受入れ可能なんですけれども、何らかの理由で、例えば兄弟で同じ保育園がいいとか、職場から行けるところがいいとか、家から近いところがいいとか、いろんな理由で預けるには至らない。申請はしたけれども、認定されているけれども、預けるには至らないということなんだろうと思いますが、この隠れ待機児童の対応策といいますか、今後の検討する施策について、対応策について伺います。 52 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 53 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。保護者の皆様が希望する施設に可能な限り入所できるよう、国の保育所等整備交付金を活用しつつ、民間保育施設に協力を仰ぎながら施設整備を検討し、特に潜在的待機児童が多くなっている3歳未満児の受入れ枠の拡大を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 54 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 55 ◯4番(大和田寛樹君) これ、国のホームページを見てみますと、待機児童問題の解消の対策、解決策として、今問題になっているのは、保育士の確保がままならず、引っ張り合いになってしまって、なかなか難しいと。保育士の確保に力を入れるということで、保育士確保プラン4つありまして、人材の育成、就業継続支援、離職者が多いということなんでしょうか。再就職支援、働く職場の環境改善、あとは、処遇改善として給与の支援金というんでしょうか、そういうものも出ております。  待機児童はいませんけれども、隠れ待機児童が存在するということですので、全てが希望するところに全部入所、入園できるというのはなかなか厳しいかと思いますけれども、この31名が1名でも減っていくように、ぜひ対策を練って行っていっていただきたいと思います。  次に行きます。  コロナワクチンについてです。  まず初めに、個別接種、集団接種は、先輩議員の答弁で分かりましたので大丈夫です。  2番の事前周知から接種までの流れについて伺います。 56 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 57 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。事前周知としまして、ホームページ、新型コロナウイルスワクチン接種に関する最新情報を1月27日から掲載中でございます。また、市広報紙3月1日号には、優先接種対象者へのワクチン接種に関する具体的な方法を掲載し、3月15日号折り込みチラシでは、優先接種以外の方へのワクチン接種の方法を周知する計画をしてございます。  個別接種の流れでございますけども、3月中旬以降に市から対象者へ接種券、お知らせを個別郵送いたします。お知らせに接種場所、接種方法、予約方法を記載したものを送らせていただいて、接種当日は、接種券、本人確認ができる書類を持参して、接種を受けていただく流れとなっております。  以上でございます。 58 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 59 ◯4番(大和田寛樹君) ワクチン接種でやはり大切なのは、時間を短く、より多くの皆さんに短期間で接種をしていただくということであろうと思います。事前の周知、あるいは、個別接種ということでかかりつけ医で行うということでありましたけれども、臨機応変に集団接種などの検討も、混み合ってくればされることになろうかと思います。そのような答弁を先輩議員でいただいておりますので、ぜひ検討していただければと思います。  3番の完了時期ですけれども、こちらも全部聞き取りで答弁書を頂いておりまして、石岡市では、対象者6万5,000の接種予定者が71.6%を想定していまして、4万6,550人ということで頂いております。1日当たりは765人ですかね。 60 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君に申し上げます。質問時間を超過いたしましたので、質問を取りまとめの上、終了願います。
    61 ◯4番(大和田寛樹君) しっかり接種できますように準備していただいて、よろしくお願いします。  以上で終わります。 62 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午前11時03分休憩             ──────────────────────                   午前11時16分再開 63 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  20番・徳増千尋君。                 〔20番・徳増千尋君登壇〕 64 ◯20番(徳増千尋君) 20番・徳増千尋でございます。2点ほど通告してございますので、通告順に質問したいと思います。  SDGsのことですけれども、昨日の同僚の質問で、大方のところは理解しております。  まず、1点目、SDGsの基本、誰一人取り残さない地域共生社会の実現について。  (1)、大変重い課題なんですけれども、貧困について、貧困全般についてお伺いしたいと思います。  昨年前半からのコロナ禍の猛威で、日本中、世界中、どこもここも本当に落ち込んでしまうようなことばかりでございました。  特に日本は、このコロナ禍で、どこも同じなんですけれども、学校のロックダウン、そして、保育所のロックダウンなど、働いている女性に、また、シングルファーザーにもそうですけれども、かかってきた重圧というのは大変重いものがあったと思います。  このコロナ禍の危機で起きたことを振り返ってみますと、子どもたちに対する関心や配慮が少し乏しかったのではないかなと浮き彫りになり、この社会の弱点を克服しなければ、誰一人取り残さない地域共生社会の実現は大変難しいものであると感じております。  感染防止のために、外出禁止だの、外出の制限。そして、保育所も閉鎖され、密室育児になってしまいました。この結果として、疲弊した家庭に起きたのが、社会支援がなかなか届かなかったためだと思いますけれども、乳幼児に対する虐待。これは石岡の中であったかどうかは調べておりませんので、はっきりは分かりませんが、社会全体としてそういうことが結果として残ってきております。  在宅勤務で子どもと濃密な時間を過ごせて大変よかったと言い切れる家庭はごくごく僅かです。家庭環境に恵まれ、収入に恵まれ、家族にも恵まれている、ごく一部の方はそうであったと思いますが、大方のところは収入が減ったり、雇い止めに遭ったり、女性は特に職を失ったりした方が大変多く出てきております。  本来であれば、多くの場合は、伸び伸びとくつろぐ場所である家庭に、仕事、育児、そして教育、保育を持ち込まなければならず、ほとんどの家庭がそうですけど、あまり広くない家庭の中で、オンライン会議などをしなければならない親と、じっとしていられない子どもが同じ空間の中で過ごさなければならないという大変さは、私のようにもう子どもが育ってしまった者にとっては、想像を絶することだと思います。  ここで、思想とか国の在り方はいろいろ違いますけれども、目配り、気配り、心配りのできている国では、全く学びのロックダウンということでは日本と同じでございますが、国の方針として、幼稚園、保育園が閉鎖される前から、保育園の先生方に、アドバイスを一人一人家庭にしていただいたそうです。こういうことをすることによって、どういう時間を過ごしたらいいのか、ふだん働いている母親、父親も分かって、どうにか上手に一日一日を過ごしたことができたそうです。  私は、外国がやっているから全ていいとは申しません。税金の取立ての仕方も違うでしょう。使い方も違うでしょう。でも、日本はどうだったかと考えると、情けないことに、このようなことに全く国が手をつけておりませんでした。  一番納税者に近い地方自治体である私たちの仕事として、これは国がやらなければ、そういう情けない国に住んでいる以上、地方自治体でほんの少しでもいいから手を差し伸べなければいけないということに気がつきました。  日本の総人口に占める割合が、ゼロ歳から14歳の子どもは1割程度だそうです。そして、高齢者は3割近いという統計上の数値があるというようなことを新聞で読みました。  私は、高齢者や障がい者を忘れているわけではないんですね。横に置いておくわけではないんです。高齢者の場合は、高齢者と、それから施設の間にいろいろな方が介在していて、上手に、高齢者施設が閉まっても、うちの中でこのように面倒を見てくださいというアドバイスがあったそうです。やはりその辺は、施設に入るときのいろんな調べ方があって、違うのだと思いますけれども、高齢者に対しては、今回は比較的公の手が伸びていたと思います。  地方自治体の消滅が進むと言われる中で、子育て世代にも優しい共生社会の実現を願う者として、子育て世代にももう少し一手間かけたことをしなければならないと思います。  これは、限られた職員の数の中でやっていくのは大変なことですけれども、これは毎年毎年じゃないですから、危機的状態のところでございますので、そういうことも次に備えて考えていかなければならないと思います。  ここで一番感じたのは、新型コロナウイルスの感染で世界的に景気が落ち込んで、貧しさから抜け出す、このSDGsの目標値へ日本が到達できるかどうか、大変難しいものがあるのではないかなと思います。  どうしてもこういうことって、女性にしわ寄せが来てしまうんですね。日本では核家族が進んで、かつては地盤とか地縁、血縁に支えられていた子育ての基盤が脆弱になっております。これは今さら言うことではございませんが、特に今回は感じました。少子化により、子どもと子育て家庭は地域で大変孤立しやすくなり、危機的な状況であることがこのコロナ禍ではっきりと浮き上がってまいりました。  地域共生社会を目指すのであれば、子育て家庭、そして、あまりいい言葉ではないんですが、生活困窮家庭の存在を政策の中心に据えなければ、この発想の転換をしなければ、地方の中から自治体がどんどん消えていくと言われている、消滅する自治体にならないようにするためにも、発想の転換が必要でないかと考えております。  そこで、質問でございます。具体的にお聞きしたいんですが、貧困家庭、子どもの貧困についてのことでございます。施策のどの部分に実施している実態を具体的に書き込んでいるのか、説明を願いたいと思います。  一問一答ですので、ここで1つ目の答弁をいただきたいと思います。 65 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 66 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。SDGsの目標1、貧困をなくそうについてでございますけれども、当市において実施している政策といたしましては、大きな2本の柱として、生活保護と生活困窮者自立支援制度がございます。  こちら、生活保護については、経済的に困窮している方のセーフティーネットとして大きな役割を果たしているところでございます。  生活困窮者自立支援制度につきましては、生活保護に至る前の経済的に困窮している方の自立を支援するものでございます。  この生活困窮者自立支援制度の中でも、SDGsの精神に基づいて取り組んでいるものとして、こちら、現在まちづくり市民会議に委託しております、石岡市生活困窮世帯の子どもに対する学習支援事業、未来ドアが挙げられるかと思います。  こちらにつきましては、子どもの貧困連鎖を断ち切るために、準要保護世帯や生活保護世帯の小学4年生から中学3年生を対象といたしまして、学校の勉強の復習や宿題、受験のための学習支援を行っております。  今年で5年目を迎え、事業自体も成熟してきており、今年度は、コロナ禍の中でございますけれども、感染症対策にも苦慮しながら事業を実施しているところでございます。  また、令和2年3月より、フードバンク茨城との連携を行いまして、本庁及び支所にきずなBOXの設置を行っております。こちらのきずなBOXにつきましては、家庭にある余剰の食材を寄附していただくことにより、緊急的な支援が必要な方に対し、その場で食料の支援を行うことが可能となっております。  以上でございます。 67 ◯議長(池田正文君) 20番・徳増千尋君。                 〔20番・徳増千尋君登壇〕 68 ◯20番(徳増千尋君) 未来ドアのことは、本当に感謝しております。きめ細かな教育、そして、子どもたちから要望があれば、今は英語まで教えているということを聞いております。なかなか教える側としても大変な受皿だと思うんですね。そして、今、部長が答弁があったように、このコロナ禍の中で、どこまで人を集めて教育したらいいのか、教えたらいいのかということをすごく迷っているところもありました。  あそこは、ほかでやっているところもそうですけれども、勉強だけでなく、学習支援だけでなく、子どもの居場所づくりということも大きく関係しておりますので、その居場所をどうしたらいいのだということも随分迷い、また、考えながら進めていたようでございます。  人が集まれば、どうしてもコロナのことが心配になるし、といって、子どもたちのことを考えると、どこにいたらいいのか、どこに行ったらいいのか、その居場所が分からないという、大変苦慮しながらの数か月間だったと思います。  生活保護のことはまた別の観点だと思うんですけれども、生活保護があることによって、もちろん大変助かっている方のほうが多いわけでございますが、そういう支援の下に生活していらっしゃる家庭はたくさんあると思います。  フードバンクもそうです。フードバンクもなかなか認知はされていなかったんですけれども、だんだん浸透していって、市役所の中のフードバンク、あそこに行くとあるよというような言葉が少しずつ行き交っております。  それと、子ども食堂ですけれども、子ども食堂の前に子どもたちが行ったり来たり、曜日が決まっていますのでね。だけれども、コロナで閉鎖しているという。あの子たち、どうしたんだろうというような思いになることもありました。ただ、こういう問題って、あまり心を入れ込んでしまうと、冷静にできる問題でないものですから、なるべくそこまで入り込まないようにと思いながら、遠巻きには見ておりました。  この地域共生社会というのは大変難しくて、子どもたちに目を向ける、また、子育ての家庭、子どもたちだけでなく、子どもを育てている家庭、その家庭の中でも、きっと人に相談もできないというようなことがたくさん発生したと思うんですね。  では、そういう家庭をこれからどのように施策の中で反映していくのか。去年のことが大きく影響してくると思いますので、そこは市長にお伺いしたいと思います。  以上で2回目の質問を終わります。 69 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 70 ◯市長(谷島洋司君) 貧困をなくす取組は、私といたしましても重要な施策と考えております。全ての市民が生涯にわたって健康で生きがいを持って暮らすため、さらに、子どもの未来を守るためにも、このSDGsの理念の中にもあります、負のスパイラルをなくす、貧困をなくす取組、あるいは、子どもの学習支援事業を継続してまいりたいと考えております。  また、市民の方が安心した生活を送れるよう、個々の状況に応じて、寄り添った支援を行ってまいります。 71 ◯議長(池田正文君) 20番・徳増千尋君。                 〔20番・徳増千尋君登壇〕 72 ◯20番(徳増千尋君) 貧困が負のスパイラルとなって、また子どもの代にも貧困になってということがございます。大変難しい問題だとは思いますけれども、一歩ずつ前に進めていくしかないと思います。これは時間が大変かかる問題だと思いますので、2番目の質問に入らせていただきます。  SDGsの中の目標4に入っております、教育についてでございます。  今申し上げたように、この教育の貧困は、はっきり言って、親の教育の貧困が子どもにまで影響しているのが現実です。ですからこそ、子どもに対する教育をしっかりしていかないと、また同じように貧困、貧困と代々続いてまいりますので、少し心を鬼にするようなところもあっても、子どもの教育ということに対しては厳しくやっていっていただきたいと思います。  持続可能な開発のための教育、これはジェンダーの平等から、人権も含んで、児童生徒、学生、これの達成度の評価まで入っております。まだ石岡はこの達成度の評価までは行き着かないと思いますけれども、それより、そこに至るまでのことをしっかりやらなければならないと思います。  それで、SDGsの中に入っている、珍しいというか、この指標の中の教師の教育についてお伺いしたいと思います。  初等教育から高等教育に加えて、長いスパンで学ぶということが書き込まれております。これはリカレント教育、その重要性も教育の中では求めております。このリカレント教育に対しては、石岡市はほんの少々ですけれどもやっていただいております。  ただ、もったいないのは、リカレント教育で1年、2年と勉強してきた人材をどのように使っていくかという、そこのところなんですね。上手に使っていただきたい。職員は、市民にとりまして大切な大切な財産です。ですから、この財産である職員を複利運用させるのも市長の役目です。ぜひともリカレント教育で帰ってきた人材を上手に使っていただきたいと思います。力を持て余している部分がございます。  学校の先生はちょっと横に置きまして、リカレント教育のほうを先にお伺いしたいと思いますけれども、今回は大学側から募集があって、手を挙げて受けたそうでございますが、職員が言い出せないんですけれども、職員が主体的に求めているリカレント教育もあるんですね。それは、ぜひともこれ、リカレント教育を推奨していただきたいんです。なかなか手を挙げるというのは勇気が要るんですけれども、でも、今の若い方は比較的それが可能だと思います。  それで、リカレント教育のときに何をしてもらいたいと聞くと、教材費とか月謝を出してほしいということは横に置いておくと、リカレント教育に通う時間を認めてほしいということです。その時間を費やすということが、1年なり2年ですから、毎日じゃなくても、その時間を認めてほしいと。そういう人が何人か出てくると、じゃ、自分もといって、どんどんどんどん質の高い教育を受ける人材が増えてくると思います。  そういうことを考えて、ぜひとも自分で行きたい、勉強したい大学、専門学校、そういうところがあったら手を挙げてほしいということも日常的に言っていないと、なかなか職員は遠慮して、手を挙げる人が少ないです。少ないですというより、最初は皆無だと思います。ですから、リカレント教育についても少し力を、少しどころか、大いに力を入れていただきたいと思います。  茨城県の中で、石岡の取組はすごくいいなと思ったのは、ほかの自治体は、リカレント教育で手を挙げて大学に通っているんだけれども、その間の仕事もさせられているという、本来のリカレント教育から逸脱しているんですね。ただ、石岡市はそうじゃなかったということです。本当に勉強に打ち込むことができたという。  恐らく、茨大に通っていた中で、石岡だけではなかったかなと思うんですね。勉強に専念させることができたというのは。ですから、理解のある石岡市でございますので、今度は職員自ら手を挙げるという、こういうことを、勉強したいということを手を挙げるという職員をぜひとも育てていただきたいと思います。  それと、学校の先生のほうなんですけれども、これは本当に大変なことだと思うんですね、学校の先生は。でも、昨日の答弁を聞いていますと、もうSDGsの教育は始まっているということでございますので、学校の先生のほうが比較的簡単にできるかなと思ったんですね。  複雑化している社会とか環境問題の対処に向けて、実践性の高い教育、これは教える側の教師と生徒が一丸となって身につけるべきことであります。持続可能な社会づくりに向けての、これが基礎固めとなります。教育の場が一番最初ですので、入り口ですから、このために、人的リソースである教師の研修に時間とコストを投入することは、未来に向けての投入でございます。また、投資です。  時間は教育長のほうでできると思うんですが、コストの投入は、ぜひとも市長の理解がないとできませんので、コストの投入ということも、市長、お考えいただきたいと思います。  これに、教員の教育にコストがかかるといってやらないという為政者は、誰一人残さない地域共生社会の実現からおのずと取り残されてしまうと思います。せっかくSDGsのことを手を挙げて、表向きは言っていても、じゃ、コストがかかるから、これはできないよという為政者がいるのであれば、誰一人、しつこいようですけど、取り残さない地域共生社会の実現は、口で言っているだけ。おのずと取り残されてしまうことになると思います。ですから、ぜひともやっていただきたいと思います。  例えば、この地域ですと、クボタ。石岡からちょっと離れますけれども、トラクターや何かを造っている会社のクボタ、あそこは無人運転のトラクターを随分造っているそうです。  これは、目標2の飢餓に通じているんだと思うんですね。無人運転のトラクターを造っている意味というのは、持続可能な農業への貢献だそうです。というのは、農業従事者でなかなか後継者がいないと。そういうところはなるべく機械で補っていかなければならないからということで、随分無人運転のトラクターをはじめ、農業機械を開発しているそうです。これも茨城で誇れることだと思います。  それと、もう一つ、女性に一番近いんですけど、イオングループ。イオングループの中では、海洋資源の循環、そのために、魚を売っているパックのところにシールが貼ってあるそうなんですね。それは何のシールかというと、やはり循環型社会ということで、資源を枯渇させないようにしているという。そういうところにアルバイトに行っている高校生なんかがたくさんいるんですね。それで、高校生が買いに来た人に、このシールは何なのと聞かれたときに説明できないと、ならないと思うんですね。ですから、教育の現場で、そういうことも何気ない会話の中で教えていただきたいと思います。  それと、日立製作所は、SDGsのレポートを、英語と、それから日本語両方で作って、もう随分前から配付しているそうです。  教育の現場からは、市でできるのは中学までですけれども、大学に行かないで、直接仕事に就きたいという子どももいるわけですね。そういう子どもが面接に行ったときに、例えば日立製作所、そういう取組をしていて、もう世界的に認められているというレポートがたくさん出ていて、何か国語かに訳されているそうです。本当に茨城県人として、きっと受ける子どもたちは、そういうことも知っていれば、胸を張って説明もできる。面接のときの対応もできる。1つでもそういう有利なことが分かっていれば、自信を持って就職試験も受けることができると思うんですね。  ぜひとも教育の現場から、そういうことも茨城の中の企業はやっているんだよということ、それが子どもたちの自信にも誇りにもつながると思いますので、教師の教育って本当に幅が広くて、机の上だけの教育でない、そういった社会的に耳に入ってくること、新聞や雑誌から得ること、そういうこともたくさんありますので、時間をかけて教師の教育をしていただきたいと思います。  この教師の教育のコストの面、これは市長のほうにお伺いしたいと思います。コストがかかるのは分かっております。ですけれども、少しでもコストをかけるようにお願いしたいと思いますので、市長のご見解をお伺いしたいと思います。  そして、教育長のほうには、もう既に小学生、中学生ですか、SDGsの教育はしているということでございますので、それよりはワンランク上、ステップアップしたSDGsの内容を教師たちは──これはどんどん進んでまいりますのでね──教えていかなければならないと思いますので、その学びの場を提供できるような時間のやりくりをしていただきたいと思いますので、今後の取組について、教育長のほうからご答弁願いたいと思います。  以上で教育についての質問は終わります。 73 ◯議長(池田正文君) 教育長・児島君。 74 ◯教育長(児島裕治君) それでは、ご答弁を申し上げます。教師の教育を行っていく、SDGsを含めてそれを子どもたちに還元をしていくという視点で申しますと、茨城県のほうから、資質の向上、教員の資質能力の向上に係る指標というのが示されてございます。そういった中で、教職員の資質能力の向上を目指す研修体制がもう既に整えられてございます。教職員としてのキャリアステージに即して必要とされる研修が実施されているところでございます。  平成29年3月告示の学習指導要領の前文、総則には、持続可能な社会のつくり手を育成するために、これはSDGsの考えでございます。それについて教職員自身が学び続けることが必須であるというふうになっております。  これについては、具体的には、教師が子どもたちと向き合う時間、教材研究等を行う時間、研修をする時間、そういった体制づくり、また、高い専門性、幅広い社会性、あるいは人間性を身につける機会をつくることも、教師の資質能力の向上には不可欠であるというふうに考えてございます。  教育委員といたしましても、教職員の資質能力の向上のため、SDGsの目標である貧困の撲滅、福祉の推進、質の高い教育の提供、ジェンダー平等等といった視点を研修内容に取り組みながら、引き続き教職員研修の充実、これに努めてまいりたいというふうに考えています。  また、これだけでは不足をしますので、直接学校を訪問して、教職員と協議をする。また、管理訪問等を通じて、どのように学習が進められているのか、そういったことも確認しながら、引き続き指導を続けていきたいと思っています。  どのような環境にあっても前向きに伸びようとする子どもたちを、多様な視点から対応できる教師の育成、また、学校体制となるよう、連携、指導支援をしてまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 75 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 76 ◯市長(谷島洋司君) 現在小学校や中学校で学んでいる子どもたちは、石岡市の未来を担っていく大切な人材だと思っております。人材育成のためには、学校教育は重要な役割を果たすと考えております。  また、持続可能な社会の担い手として、子どもたちを教え導くためには、教職員一人一人に豊かな人間性や高い専門性が求められます。  学校の働き方改革の推進とともに、教職員の職能開発について、教育長から答弁がありましたとおり、教育委員を中心に、個々の教師の指導力向上及び、私のスローガンであります教育、地域の協力を得ながら、学校の教育力向上に努めてまいりたいと考えております。 77 ◯議長(池田正文君) 20番・徳増千尋君。                 〔20番・徳増千尋君登壇〕 78 ◯20番(徳増千尋君) 教育について終わろうと思ったんですけれども、今、教育長のほうからジェンダーという言葉が出ました。教育の世界が、こんなことを言ったら申し訳ないんですけれども、ジェンダー平等になっていない、なかなか古い社会ではないかなと思うんですね。それで、女性の先生方は大変苦労されております。  私も石岡に来てから、随分女性の校長先生が増えました。それは、北京女性会議がきっかけだったんですね。そのときに、先生方の先輩であるワダ先生がすごく尽力されて、女性の校長先生を増やしてまいりました。
     でも、またそれが足踏み状態なんですね。現に石岡市の教育委員の指導の教員で女性が見えたのは初めてなんですね。  ですから、そういうことを考えてみると、なかなかジェンダーの平等にはなっていないという。ジェンダーのイコールではない、ましてやイクイティーではない。ここのところはぜひとも直していただきたいと思います。  私もこの問題はずっとやってきて、ここ十数年休んで、もう大丈夫だろうと市役所の中を見て思ってきたんですね。  子どもたちの感覚も変わってきています。それは、ランドセルの色、あれを、女の子は赤とかピンクとか、男の子は黒というような、その枠を外したことと、それから、混合名簿です。あの混合名簿を導入するに当たっても、大変な抵抗がございました。でも、それを乗り越えて混合名簿を導入したことによって、子どもたちにはジェンダーの平等はあるんですね。ただ、ジェンダーの平等だけでとどまってしまっているんです。人間としての平等が欠けているんですね。  だから、その辺のところなんですけれども、非常に難しいのは、いろんな考えがあって、顔が違うように、考えが違うのは同じで当たり前だという教育をしていただきたいと思います。  それと、差別。ジェンダーが平等になっていれば、差別もないはずなんですね。でも、差別はあります。区別はあってもいいけれども、差別がある。だからいじめがあるんですよ。国籍も宗教も思想も違うのは当たり前。そういうものを柔軟に受け入れるという、そういう教育を小学校からしていただきたいと思います。  都会の私立の学校では、もう何十年も前からそういうのはありますよね。私が小学校の頃から、みんな同じだということはありました。ですから、茨城県の小学生がだんだん大きくなって、中央の大学に行ったときに、すごくカルチャーショックを受けるのではないかなと思います。そういうことのないように、小学校のときからジェンダーの教育はしていただきたいと思います。  なかなかジェンダーなんて言うと、横文字になると難しいことのように思うんですけれども、これは人間が生きていく基本になりますので、ぜひとも教育の中の1つに入れていただきたいと思います。  以上で1項目目の、SDGsの基本、誰一人取り残さない地域共生社会の実現についての質問は終わります。  2項目目、常陸風土記の丘の整備についてでございます。  これ、常陸風土記のことは、大分風土記の丘は荒れてしまいまして、今は冬だから、草が枯れているからきれいに整っているように見えてしまうんですね。これは春になって、草が出てきた頃になると、本当に見られたものじゃないですよ。  それで、奥のほうの池が干上がって、沼地のような状態になっているところ、あそこなんか、誰かがきっと缶か何かを投げるんでしょうね。あんなにきれいな水だったところも、油が浮いていたりします。  あそこは全部水を取って、カヤ場にしていくような計画も少し考えつつあるように聞いております。かやぶき職人たちのカヤを全部買わなくても、あそこで、ごくごく一部ですけれども、済むということもありますので、風土記の丘はちょっとひどい状態になっておりますので、池の整備についてはもう前から言っていて、前の部長のときには、池を半分ずつ2回に分けて水を抜いてきれいにするんだということで、一応全部できたような状態なんですけれども、まだアシやヨシが残っていて、もう春先から、だんだんだんだんハスがなくなってきて、まだあるんですけれども、ハスがなくなってきている状態です。あそこの売りであるハスがなくなってきてしまったのでは、売り物にはなりません。  ハスのところまでまだ行き着かないんですけれども、とにかく池の整備をしていただきたいと思います。整備といっても、そんなにお金のかかることではないのではないかなと思っているんですけれども、あそこも、前の、私が議員になった頃だから、二十数年前には、市の職員が8人か9人あそこに行っていたんですよね。ですから、手がありました。今は職員1人ですから、同じことをそれでやらせようとしているわけですよ。  今度さくらまつりもやるような状態で、そういうイベントをやらなければ人は来ないんですけれども、あそこにとにかく人が足りない。人が足りないのと、それから予算。人が足りないというのは致命的ですよ。  あそこは、人が足りないのは、あそこのOBたちが無償で手伝ったり何かしておりました。それでどうにか風土記の丘のていをなしていたんですけれども、産業文化事業団になってからは、全く様子が変わってしまいました。  今年から、11月からかな、また方針を変えたようでございますが、とにかくあそこに男の人がいないんですよ、力仕事ができる。あれではイベントなんかできません。  だから、人的配置、これをまた次の議会にでもやらなきゃならないと思うんですけれども、池の整備から人的配置まで行っちゃいましたけど、あそこの男の人たち、市から行っていた男の人たちは、このくらいのことをどんどんやっていたんですね、予算立てしなくても。ですから、池の整備からそちらに行ってしまいましたけれども、とにかく、元に戻りまして、池の整備について、どのような計画を持ってやっていただけるのか、ざっとしたところで結構でございますので、計画とか予定をお教え願いたいと思います。  池の整備については、1回目の質問を終わります。 79 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 80 ◯経済部長(額賀 均君) 池の整備についてご答弁申し上げます。池について、金山池でございますけれども、夏はオオガハスの大輪が咲き、春の桜とともに、常陸風土記の丘の季節の観光ポイントとして多くの来園者に楽しんでいただいておりました。  議員ご指摘の池の堆積物、土砂ですけれども、近年、異常気象による長雨や豪雨等の影響で、池に土砂などが流入し、オオガハスの生育が悪化したことから、平成29年度、平成30年度に、堆積物、土砂の一部撤去をするしゅんせつ工事を実施してございます。  しかし、堆積物を撤去した一部を除き、枯れたヨシなどが堆積したままでございますので、今後池の堆積物の撤去やオオガハスの復元など、施設管理について計画的に整備が行えるよう、指定管理者と協議を進めてまいります。  また、議員ご提案のカヤでございますけれども、カヤ畑としての活用ができないか、こちらについても指定管理者と協議を進めておりまして、こちらについては、カヤの育成から刈取り、屋根のふき替えなどを学ぶ場の提供として、体験型学習の場として新たな魅力にもつながると思いますので、指定管理者とも十分今後も進めてまいります。  以上でございます。 81 ◯議長(池田正文君) 20番・徳増千尋君。                 〔20番・徳増千尋君登壇〕 82 ◯20番(徳増千尋君) 池の堆積物のことに対しては、大変時間がかかるのではないかなと思います。あれだけの広いところですから。ただ、堆積物を処理しないことには、上から水は少しずつでもきれいな水が流れてきておりますので、そこの部分はなるべく早い時期にお願いしたいと思います。  それと、かやぶきのためのカヤのことでございますが、今、部長も触れてくださいましたけれども、かやぶきにつきましては、あそこで随分収入があるんですね。ほかに出て、風土記の丘だけでは足りませんので、ほかのところに行ってかやぶきをして、いわゆる稼いできているわけですよ。それはすごい金額になっております。よくあの人数でできるなと思うくらいやっております。新聞でも取り上げられまして、写真が大きく出ていたりなんかしておりますので、あれも何か風土記の丘の売りの1つにできるのではないかなと思うんですね。  笠間市のように、上手にああいうものを使っていったら、日本遺産の1つとは言いませんけれども、笠間は日本遺産を目指しているわけですよね、焼き物や何かで。焼き物で日本遺産を目指したり、それから、あと、ワイン、あるいは牛久ですね。牛久シャトー。あそこも日本遺産を目指して、もう下りたのかどうか分かりませんけれども、であるなら……。 83 ◯議長(池田正文君) 20番・徳増千尋君に申し上げます。質問時間を超過いたしましたので、質問を取りまとめの上、終了願います。 84 ◯20番(徳増千尋君) どうもすみません。  そのカヤのことで、もう一つ大きく風土記の丘をPRするものを考えていただきたいと思います。  以上で終わります。1つ残ってしまいましたが、以上で終わります。 85 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。午後1時30分から会議を開きます。                   午後 0時07分休憩             ──────────────────────                   午後 1時30分再開 86 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 87 ◯1番(鈴木康仁君) 1番・鈴木康仁でございます。  通告に従いまして、2項目質問させていただきたいと思います。  1点目は、地域医療についてなんですけれども、先ほど来、先輩、同僚議員が数々質問して、私が聞こうとしていることがほぼほぼなくなってしまったところもあるんですが、確認も含めまして視点を変えながら聞いていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  まずは、地域医療については、これまで3市連携で行ってきたとありますが、今年に入り3市で集まり会談をしたことは首長でありますか、ご答弁をお願いいたします。 88 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 89 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。3市連携の取組ですけれども、地域医療に関しての、こちらにつきましては1月26日に3市長会議を開催しております。  こちらの主な内容でございますけれども、まず、地域医療に関わる3市連携の基本方針として、産科の設置や小児科の拡充、それから、3市の最大の命題として連携して取り組んでいくこと、初期救急や2次救急の運営については、これまでの連携体制を継続することなどを確認し、合意を得ました。  次に、公立病院の設置に関わる基本方針として、石岡市が設置者となることなどを確認し、合意を得ております。  最後に、3市の連携内容に関して、産科、小児科、緊急診療の運営に相当する経費について、3市で定める案分基準により負担することを、新たに地域医療の充実のために必要な経費が生じた場合の負担への対応等について提案し、具体的な内容につきましては、今後継続して協議していくことで合意を得たところでございます。  以上でございます。 90 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 91 ◯1番(鈴木康仁君) 今、部長のほうから大変細かくご説明をいただいて、コスト負担などについても前向きに案分でという話もあったようにお聞きしましたが、これは公式な3市の会談として捉えていいんでしょうか、お伺いします。 92 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 93 ◯保健福祉部長(金井 悟君) 私どもとしましては、これまでの内容の確認という形で、これまでの合意内容を改めて確認ということと、それから、今後も3市で連携して取り組んでいくということで、正式な会議と認識しているところでございます。  以上でございます。 94 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 95 ◯1番(鈴木康仁君) それでは、公式、正式な会議だったということで私も認識いたしました。ちょっと私どもにはその報告がなかったかなと思うんですけれども、2月4日の地域医療振興協会からご辞退の連絡を受けた後、医師または2市長へは、いつ、どのようにご報告なさったのか教えていただきたいと思います。 96 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 97 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。2月4日に理事での取下げ決定を受けたところでございますが、その後、2月5日に3市で急遽集まっていただきまして、市長のほうから取下げの経過を報告しております。それと同時に、市長のほうから医師会長のほうにはご連絡している状況でございます。  以上でございます。 98 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 99 ◯1番(鈴木康仁君) 今、3市集まってということで、そちらは分かったんですけど、医師のほうの報告は電話でということで解釈してよろしいんでしょうか。 100 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 101 ◯保健福祉部長(金井 悟君) 最初の一報は、取り急ぎ電話で報告したと認識しております。  以上でございます。 102 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 103 ◯1番(鈴木康仁君) そのとき、2市の首長、そして、医師の反応というか対応は、どのような感じでなされたのか。どのようなことを、驚いた様子だったのか、仕方ないなという、いろんなニュアンスがあったと思うんですけれども、その辺はどのような感じだったんでしょうか、教えていただきたいと思います。 104 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 105 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。3市長会議の際でございますけれども、そのときは、2月5日に議会のほうにもご説明しているかと思います。そういった内容、経過等を含めてご説明したところでございますけれども、先方の意向もあるということで仕方がないというような形なのかなと私のほうは認識しています。それから、引き続きこの3つの課題については今後取り組んでいくということを改めて確認したという認識はございます。  以上でございます。 106 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 107 ◯1番(鈴木康仁君) 2月5日のちょっともう一度確認させてください。2月5日は、それでは9時に医師に電話をして、その後、私どもの全協が2月5日ですよね、同日行われて、その後、3市の会談があったという解釈で、確認なんですけどよろしいでしょうか。 108 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 109 ◯保健福祉部長(金井 悟君) 医師のほうにつきましては、時間はちょっと定かでないんですけれども、市長のほうから一報は入れていただいたところでありますけれども、その後、ちょっと連絡がうまくつかないところもありまして、事務局のほうには事務方から連絡しているところだと認識しております。  以上でございます。 110 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 111 ◯1番(鈴木康仁君) 医師のほうには全協の前だったのか後なのかだけ、ちょっと確認でもう一度お願いします。 112 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 113 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。医師には、全協が2月5日だと思いますけれども、取り下げた当日に連絡しております。 114 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 115 ◯1番(鈴木康仁君) 了解いたしました。  辞退が理事で決まって市のほうに報告されて、その後、全員協議も開かれた後ですね、後日なんですけれども、東京の地域医療振興協会へ直接伺った方々、理由、再度検討してくれという内容なんでしょうけれども、行った方々がいらっしゃったようですが、市長は、その理事の報告を受けた後、そこへ、東京のほうへ行く、または、直接もう一度ということでお会いに行くという行動はなされなかったのかお聞きします。 116 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 117 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。その後、面会ということで、2月5日にリモートで。あれ、2月5日だっけ……。                     〔私語あり〕 118 ◯市長(谷島洋司君) 2月4日、ご連絡をいただきまして、正式な決定があってからは、直接お会いはしておりません。 119 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 120 ◯1番(鈴木康仁君) ただいま、リモートでというご説明あったんですけれども、恐らく東京のほうに行く方々がいるというのは承知していたんじゃないかなと思うんですが、そこへ同行するというお考えはそのときはなかったのか、気持ちの面でちょっと確認したいと思います。 121 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。
                     〔市長・谷島洋司君登壇〕 122 ◯市長(谷島洋司君) 2月9日にお会いする件でございますが、これは、地元選出の衆議院議員の方を通してお会いするという準備はしておりましたけれども、調整が整わず、そのときには私のほうは直接協会のほうには行けなかったということでございます。 123 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 124 ◯1番(鈴木康仁君) 2月9日に東京のほうでお会いする試みはあったんだけれども日程の調整がつかなかったということで取りあえず理解しましたが、個人的な気持ちを言えば、やはり、3市長、これ、命の問題なので、市長も一丁目一番地と挙げていた問題だと思うんですね。なので、できれば3市長でお伺いして、市長が公立民営を進めるならば行ったほうがよろしかったんじゃないかなと個人的には思いますけれども、済んでしまったことなので、ここについては、これ以上はお聞きしません。  実際、今定例でも地域医療の問題に対してはたくさんの署名をいただいた請願書が提出しております。こちらの内容については、市長は、もちろん把握していますか、お聞きします。 125 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 126 ◯市長(谷島洋司君) 請願の内容につきましては、市長のほうへも要望をいただきましたので、その内容については存じております。 127 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 128 ◯1番(鈴木康仁君) では、この請願書の発起人の方々は個人的にはご存じでしょうか、お聞きします。 129 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 130 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。発起人の方、皆さん石岡市民の方でございまして、面識はございます。 131 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 132 ◯1番(鈴木康仁君) その方々は、谷島市長のやじま後援の幹部の方であるという、おっしゃる方もいるんですが、こちらは事実ですか。 133 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 134 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。発起人の中に、私の選挙当時、本当に尽力された方もいらっしゃいます。しかし、その後援の幹部という方も確かにいらっしゃいます。そういう中で、どこまでが後援のそういう役職なのかという明確な基準がないところでございます。 135 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 136 ◯1番(鈴木康仁君) それでは、この署名活動に、市長は、関与というかお願いをした経緯はありますか。 137 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 138 ◯市長(谷島洋司君) お願いした経緯はございません。 139 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 140 ◯1番(鈴木康仁君) それでは、今回の請願の署名活動、すごく大変で熱心にしていたかと思うんですが、その活動の動画を見る限り、発端なんですが、それが動画でネット配信されていたんですが、こちらについては、市長、ご存じですか。 141 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 142 ◯市長(谷島洋司君) 動画についてお答えいたします。そういう話を伺いまして事務局のほうに確認しましたところ、ユーチューブというものに動画が載っているというお話を聞きまして、少しの部分だけちらっとだけ見させていただきました。 143 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 144 ◯1番(鈴木康仁君) 先ほど、市長が依頼した経緯とかお願いした経緯はないということでご説明を受けたのですが、私もこの動画の内容を最初から最後まで見ていた中で気になる点が何点かあったんですね。そこの署名依頼文に関して、瓦のやじま後援から届いた、いただいたというような表現があったんですが、これについてはいかがですか。 145 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 146 ◯市長(谷島洋司君) 今のその発言については、私、ちょっと長い動画だということだったものですから、そこの部分については確認しておりませんでした。 147 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 148 ◯1番(鈴木康仁君) それでは、市長のほうは把握していないという解釈で私は受け止めておりますけれども。  また、この動画の中で、先ほどご説明があった3市首長の集まりとか内部の情報がかなり詳しく、そこにいる方が一般の方なんですけれども認識しているという点で、私ども議員にも説明がなかった点を知っていたことについて大変疑問に思ったんですけれども、その辺は市長のほうからご説明されたのか、それとも、全然関係のないところからそういう情報を仕入れたのか、市長の見解をお願いいたします。 149 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 150 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。私のほうから詳しい話はしてございません。しかし、医療課題を考えるだったと思うんですが、その皆さんが医療課題について勉強したいということなものですから、一度、市の会議室において勉強を行ったと、そういうことは伺っております。 151 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 152 ◯1番(鈴木康仁君) 私もまだまだ新人議員でありますけれども、その議員ですら知らないことを軽々に一般の方が知り得てしまうということは、これはほかのことに照らし合わせても、どうしても市長や執行部の危機管理能力を疑ってしまうんですけれども、その点については市長はどのようにお考えなさっているのか、お聞かせ願いたいと思います。 153 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 154 ◯市長(谷島洋司君) 危機管理能力についてお答えいたします。今回の医療計画、あるいは、その対応につきましては、事務局でしっかりそういう危機管理を行いながらやってまいりました。そして、今回の医療を考えるの皆さんの内容についても、正しいことではなくて、うわさレベルのこと、あるいは、勘違いしている部分もあったという認識はしてございます。 155 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 156 ◯1番(鈴木康仁君) ちょっとよくそこの点については理解できなかったんですけれども、市長、2月2日に、先ほどの請願書、大変多くの請願書を頂いたと思うんですね。実際には、市長、その1月29日でしたか、理事長、市長の対談のときに何となくの方向性は把握していたかと思うんですけれども、市長、どういう気持ちでこの請願書を市長室で受け取った、そこの動画も上がっているんですけれども、どういう気持ちで受け取ったのか。市長は、あの動画の中で、市民の皆さんの思いと考えがというような、多少表現が違うかもしれませんけれども、分かりました、形にしますみたいな形で受け取っていたんですけれども、あのときの市長が受け取ったときの正直な思いというのは、どんなだったんですか。お願いいたします。 157 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 158 ◯市長(谷島洋司君) 皆さんから署名を提出されたときの私の思いでございますが、本当に市民満足度調査の中でも、この医療についての要望が一番であったと、そして、多くの皆さんが、この医療問題について解決してほしいという切なる願いがあるんだなと、本当に私としても重くその気持ちを受け止め、しっかり取り組んでいきたいと発言したことでございます。 159 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 160 ◯1番(鈴木康仁君) やっぱりそういう思いが本当にあったならば、もっとできることがあったんじゃないかなと思っております。私も署名を集めたことをどうこう非難しているわけではなくて、本当に1万数千の請願を集めた方々の気持ちを酌んで、この人たちは、これを出せば議会でも承認され公立化の病院ができるんだという思いで素直に集めていたと思うんですけれども、実際にはなかなかそれが暗礁に乗り上げてしまった。今後、先に行くにも、先にこれから新たな方向に進むにしても、先ほど同僚議員もお話しされていましたけれども、一部の方に偏った考えを言うと、本当に私自身もコンビニエンスストアの駐車場に入った瞬間、顔見知りの方に、お前ら議員がばかだから、反対するからおじゃんになっちゃったんだよ、この話は、とか急に言われたんですよね。でも、実際には、先ほど同僚議員も言いましたが、私ども議会や議員には、そういった市長就任以来、詰める、また、私どもの、私らの考えや疑問点に膝を突き合わせ話を進めるような対応はなかったと思うんですよね。先ほど同僚議員も言いましたが、一度も議会のほうには上げてこなかったと思うんです。個人的な見解も入ってしまいますけど、この地域に病院が必要だ、医療が必要だということは、ここにいる議員皆さんがそう思っていることで、それをどう維持、継続、形にしていくかを、いろいろ皆さんのお考えが銘々ちょっと違っているだけの話だと私は解釈しております。今後、新しい道を進むにしても、市長は、議会の皆様の声を聞き、皆様とともにとかいろいろおっしゃるんですけれども、実際には、この1年、なかなかそういう機会が少なかったと思っているので、今後の進めていく中で説明、そして、進行の仕方を私どもにも十分聞かせてくれる考えがあるのか再度お聞きしたいと思います。 161 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 162 ◯市長(谷島洋司君) 地域医療対策事業について、来年度以降、具体的にどのように取り組むか、対応でございますが、私として大きく二本立てで考えております。これまで地域の医療課題としてお示ししてまいりました産科、小児科、緊急診療につきましては、個別に対応することも考慮に入れながら、これまで民間活用として検討してまいりました手法や他市町村の先進的な取組などを参考に、効果的な手法を検討してまいりたいと考えております。  また、このコロナ禍や石岡市医師病院の休止など医療環境が急激に変化する中、改めて地域の医療状況を調査する必要があると考えておりまして、その結果を踏まえ、将来の地域医療の在り方について皆様と協議してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 163 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 164 ◯1番(鈴木康仁君) 手法についてはあれですけれども、今後、議会にも説明、そして、私どもの考えも受け止めて、よりよい方向の地域医療が実現できるように進めていってくれるという答弁だと私は解釈しましたので、1点目については、それを、その言葉を信じて終わらせていただきたいと思います。  次の質問に、2項目目に入らせていただきます。  新型コロナワクチン接種についてお伺いします。こちらも代表質問の中や先輩、同僚議員がお伺いしているところではありますが、何点か確認も含めて聞いていきたいと思います。  新型コロナワクチンの今後のスケジュールについては、もう先ほど答弁なされていますが、もう一度お聞きします。石岡で個別接種の予定であるということで、また、巡回接種も一部あるんでしょうか。今のところ、石岡市内で接種が可能な病院など、何か所ぐらいを予定しているのか、お伺いします。 165 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 166 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。石岡市でのコロナワクチンの接種方法ですけれども、基本的には、今のところ、各医療機関での個別接種を基本方針としてございます。ただし、ワクチンの供給体制と接種状況、接種者の接種可能数、医療機関から今調査をかけていますけど、そういった状況によっては、集団接種も検討していければと思っております。  現在のところ、石岡市内の医療機関で、25医療機関が接種に協力していただけるとの返答をいただいております。  以上でございます。 167 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 168 ◯1番(鈴木康仁君) 今、部長から今後集団接種の可能性もあるということで、ちょっとはほっとしているんですけれども、初期段階で個別接種で始まっていくのかなと思う中で、25か所予定しているということですが、この25か所に対しての行政としてのバックアップ体制というものは何か考えているのかお伺いします。 169 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 170 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。基本的には、今のところ、予約方法等についても、直接医療機関になるか、最終的にどうするかという調整はしておりますけれども、ワクチンの管理方法につきましては、国の方針だと基本型といいまして、核となる医療機関にフリーザーを置いて、そこから各個別接種の医療機関に配付という流れが示されていますけれども、医師との協議の中で、予定としまして、石岡市でワクチンを一括管理して配送する方向を現在検討して、医療機関の負担を少しでも軽くしようということで、今、協議中でございます。  以上でございます。 171 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 172 ◯1番(鈴木康仁君) 石岡市のほうで一括して病院に入ってきたものを各診療所または個別の病院に配付するお手伝いをするという今部長のお考えでしたけれども、なかなか私の住んでいる金丸国府地区の周りの病院でも、勝手な私の想像の世界というか想定の世界になってしまうんですけれども、なかなか町なかの病院ですと、スペースに限りがあって、予約制といえど、接種後、例えば経過観察に10分、15分見るのが普通なんでしょうか、そういう中の待機するスペースを考えたときに、果たしてその市が想定している七十何%ですかの接種率までそれだけで可能なのかと疑問に思ってしまうんですけれども、その点、担当部としてはどのように考えているのかお聞かせ願います。 173 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 174 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。基本的に個別接種におきましては、医療機関の規模とスペース等もございます。そういった中で、調査をした中では、医療機関に応じて1日にできる、基本的にインフルエンザの予防接種をしている医療機関がほとんどなんですけれども、そういった中で、自分の医療機関でできる範囲を今のところ調査で上げてきていただいています。そういった中で、経過観察もしながら安心して市民の方が接種できるような体制を考えていただいている状況でございます。  以上でございます。 175 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 176 ◯1番(鈴木康仁君) ワクチンについて、個人的見解もいろいろ様々だとは思うんですけれども、国が目標としている集団免疫などを考えると、1人でも多くの打ちたい、または打ってもいいよという方を増やしていかないと進んでいかない中で、やっぱり最大限接種率を高めていくのが行政の務めだと思っています。  その中で、交通弱者に対してのフォローアップなどは考えていないのかお伺いします。 177 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 178 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。交通弱者への対応ということでございますけれども、優先接種対象となる方は、かかりつけ医での個別接種、市の方針だと個別接種ということになりますので、そういった個別接種で受けることが想定ということになっております。そういった中で現在受診者を送迎している医療機関もございますので、そういったところにワクチン接種の際にもその送迎が利用できるように要請していきたいと考えております。  また、市が運営する乗り合いタクシーを広く活用していただくように周知する、なお、また、市で実施している重度心身障害者福祉タクシー利用料金の助成では、交通弱者の支援としてタクシー初乗り料金の助成を行っております。そのほか、社会福祉協議のほうでは、介護保険該当者等への移送サービスということもやっております。そういった制度の活用、拡充等も検討して、交通弱者への接種対応も考えていければと思っております。  以上でございます。 179 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 180 ◯1番(鈴木康仁君) 石岡市でも、ほかの事業で看護師のボランティアを募ったり、いろんな市民、メールが届くんですけれども、このワクチン接種についても、今、休業されていたり、いろんな事情で一時的に仕事を辞めている看護師さんも、この市内には多くいると思うんですが、今後、その人員の面でそういう方々を募る、または、そういう方々を一時的に雇用してお手伝いをしていただこうというお考えなどはあるのかお伺いします。 181 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 182 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。現時点で集団接種の想定は検討しているところでありますけれども、そういった中では、現在、市内の医療機関の医療従事者を対応の集団接種の協力状況を今現在調査しておりますけれども、そういった中で、協力者が整わない場合については、また、看護師相談機関等もあるということも聞いていますし、そういったものを含めて現時点での募集の予定はありませんけれども、必要性を判断しながら接種体制を整えていければと思っております。
     以上でございます。 183 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 184 ◯1番(鈴木康仁君) ぜひ、今、コロナも変異型が増えてきたり、これからまた自粛解除になれば、この動向というものも1か月先、2か月先は気になりますし、また、オリンピックの時期、これからまた暖かくなっていろんなイベントが始まっていく中で、やはりその時その時対応していたのではなかなか間に合わない、後手後手になってしまうと思うんですね。新聞やテレビの報道を見ていますと、かなりの自治体で、もうそれを、集団接種をしなくても、実際に会場の広さを見たり、実際に職員を連れていってデモンストレーションというかリハーサルをしてみたり、そういう手配、練習をしているんですね。看護師のボランティアにするのか臨時的にお願いするのかちょっと分からないですけれども、それについても、明日から始まるのに今日リストなんて集まるわけはないので、その辺も含めて、もう早め早めに準備はしておかないといけないと思うんですよね。  本当に、地域医療対策課が2階から3階に上がって、この間、部屋をのぞかせてもらったら人が増えていました。それで、金井部長、3月からは10名のチームになるということもお伺いしています。ただ、やっぱり10名ではないので、市長やこの市が掲げるそのSDGsの中にもありますが、誰一人取り残さない町が一番接種率が低いとか打ちたいのに打ちに行けないとなっていてはしょうがないので、これは本当にきれい事じゃないんですね。言葉で誰一人取り残さない、みんなで助け合うんだって言っても、実現しなければ、これ、数値となって出てきますから、一刻も早くそういう準備、想定しながらのもの、きっと実際、部長が把握しているより、実際想定してみたら、必要なものとか納期がかかるものなんかもあるかもしれないのでね、ぜひひとつやっていただきたいと思いますが、市長は、この点についてのお考えをお聞きして私の質問を終わりたいと思うんですが、いかがでしょうか。 185 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 186 ◯市長(谷島洋司君) お答えします。新型コロナウイルスワクチン接種は、感染拡大を止める重要な手段であり、スピード感を持って市を挙げて取り組む所存でございます。  ワクチン接種における庁内体制は、3月1日に石岡市新型コロナウイルスワクチン接種推進チームを発足する、そして、人員体制を拡充し、専従体制といたしました。スピーディーな意思決定及び全庁的バックアップ体制の下、全力で取り組んでまいります。  ワクチン接種体制につきましては、医療機関における個別接種を優先する方向です。接種協力医療機関に対し、ワクチン接種に関する支援の必要性などを石岡市医師と随時情報交換し、市で実施可能な支援について協議してまいります。  ワクチン接種を進めるためには、地域の医療従事者の皆様のご協力なしに進めることはできません。ワクチン接種により一日も早く感染拡大を防ぎ、市民の生命及び健康を守っていきたいと考えております。 187 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 188 ◯1番(鈴木康仁君) ぜひ市長のリーダーシップを発揮していただいて、熱い思いで1人でも多くの接種者が増え、接種率が、本当、県内でもトップクラスになるぐらいの思いで挑んでいただきたいと思います。これも本当にリーダーシップが問われることですので、よろしくお願いします。  また、金井部長におかれましては、接種券を配る際は、いろいろなほかの自治体も見ながら、予診票を入れるとか、常時飲んでいる薬を事前に書いてくるとか、そういった工夫もしていただければ幸いです。なかなか恐らく石岡の病院全てでは接種不可能だと思います。中には、いつも行っている病院が、市内のほかの病院に行くときに、きっとその場で予診票と言うと、なかなか飲んでいる薬が分からないとか実行の判断がつかないこともあるでしょうから、もう、券を配る時点で、ある程度見込めるもの、問診が必要なものは同封してあげたほうが思いやりがあるんじゃないかなと思いますので、よろしくお願いします。  以上で私の一般質問を終わります。ありがとうございます。 189 ◯議長(池田正文君) 次の質問者に移ります。  19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 190 ◯19番(岡野孝男君) 19番・岡野孝男です。  通告に従いまして、3項目にわたり質問いたします。  まず、第1項、イノシシ等野生鳥獣による被害防止策について伺います。  イノシシ等による農業への被害は、関係者にとって大きな問題となっています。鳥獣法の目的の1つは、鳥獣の保護、管理を通して農林水産業の振興を図ることが明記されています。近年は、イノシシ等の生息数の急増に伴い、狩猟によるその捕獲数も増加傾向にあります。それでも、農業被害だけで全国では年間約200億円に及ぶ被害が発生しています。被害の激しい地域では、有害鳥獣の捕獲や被害防除施設の整備などに多額の経費が必要となっているところも多く、農山村にとって深刻な問題になっています。  (1)、そこで、石岡市のイノシシ等野生鳥獣の捕獲状況、生息状況、被害状況等について伺います。 191 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 192 ◯経済部長(額賀 均君) イノシシ等の野生鳥獣の捕獲状況、生息状況、被害状況等についてご答弁申し上げます。初めに、イノシシ等の野生鳥獣の捕獲状況ですが、イノシシの捕獲頭数につきましては、5年前の平成27年度は433頭、3年前の平成29年度は598頭、令和元年度は821頭の捕獲があり、捕獲頭数は5年前に比べて約1.8倍に増えている状況でございます。  次に、ハクビシンの捕獲頭数につきましては、平成27年度は58頭、平成29年度は28頭、令和元年度は111頭の捕獲があり、捕獲頭数は5年前に比べて1.9倍に増えている状況でございます。  次に、生息状況ですが、イノシシにつきましては、筑波山麓沿いの地域で出没が多く、特に、半田、小幡、上曽、大増地区に多く出没しております。また、近年には小井戸、東大橋地区でも出没が見られる状況でございます。  次に、ハクビシンにつきましては、市内全域で捕獲がございます。  続いて、被害状況ですが、イノシシにつきましては、水田においてのたうち被害や、果樹の幼木の引き抜き、庭や土手の掘り返しの報告がございます。  次に、ハクビシンにつきましては、4月から8月にかけて果樹、特にナシ農家からの食害の報告が多くございます。また、住宅の敷地へ侵入する、屋根裏の侵入についてもご報告がございます。  以上でございます。 193 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 194 ◯19番(岡野孝男君) 次に、(2)イノシシ等野生鳥獣による被害への対策状況等について伺います。 195 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 196 ◯経済部長(額賀 均君) イノシシ等の野生鳥獣による被害への対策状況についてご答弁申し上げます。イノシシ対策としましては、捕獲、防護、環境整備を複合的に行うことが効果的とされてございます。  初めに、捕獲につきましては、石岡市鳥獣被害対策実施を結成し、イノシシの通年捕獲許可を発行して、農作物被害の多い6月、9月、10月を集中捕獲期間として捕獲を実施し、そのほかの期間につきましては、被害状況に応じて緊急捕獲を実施しております。  また、狩猟期間につきましては、茨城県の狩猟登録をした猟友会石岡支部または八郷支部会員の協力を得てイノシシの捕獲を実施しております。  次に、防護につきましては、石岡市の補助金としまして、農地に設置する電気柵やワイヤーメッシュ柵等の防護柵設置に対する補助を実施し、今年度は14件の申請を受けております。  そのほか、国の補助金である鳥獣被害防止総合対策補助金を活用し、地域ぐるみでの獣害対策の実施と併せて、ワイヤーメッシュ柵及び電気柵を設置し、地域で管理体制を確立し、補修管理を行っております。  次に、環境整備についてご説明します。  地域ぐるみの獣害対策の実施により、地区での耕作放棄地の刈払いやイノシシを寄せない対策の勉強県の補助金である身近なみどり整備推進事業を活用した森林整備を行っております。  次に、ハクビシンに対しましては、農業被害や生活被害の連絡があった自宅等に箱わなを貸し出し、捕獲後、回収処分を実施しております。  以上でございます。 197 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 198 ◯19番(岡野孝男君) 今の答弁の中であるのかもしれませんが、国の補助事業について、取組について伺いますが、まず、内閣府の補助事業として地方創生拠点整備交付金というものが有害捕獲狩猟についてあるんですが、これは補助率は2分の1です。この交付金に該当する事業を行っているのかどうかお伺いをいたします。 199 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 200 ◯経済部長(額賀 均君) 地方創生拠点整備交付金、国の交付金でございますけれども、こちらは、有害捕獲、狩猟捕獲の取扱いではなく、施設等の整備に対して交付される交付金でございまして、経済部所管で言うならば、観光地域づくりの高価な観光施設や、地域全体で有する収益的施設、6次化施設などを含めた施設の整備が対象となってございます。  以上でございます。 201 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 202 ◯19番(岡野孝男君) では、これについては取組はしていないということでよろしいんでしょうか。  次に、これは農林水産省の交付金の関係ですけれども、鳥獣被害防止総合対策交付金というのがありまして、これも補助率は2分の1以内となっていますが、この取組状況についてお伺いいたします。 203 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 204 ◯経済部長(額賀 均君) 鳥獣被害防止総合対策補助金でございますけれども、こちらは国の補助金でございまして、有害報告に対しまして市のほうで実施しております。これと併せて、茨城県においても鳥獣被害防止促進補助金、また、市においても緊急捕獲奨励金、こちらを3セットで実施している補助事業メニューでございます。例えば、国が成獣1頭当たり8,000円、県が成獣1頭当たり3,500円、市が1頭当たり3,500円、国、県、市、合わせて成獣が1頭当たり1万5,000円、幼獣が1頭当たり5,500円となってございます。  以上でございます。 205 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 206 ◯19番(岡野孝男君) 国のほうと、あるいは、県のほうとしても、この被害の対策については、いろいろ策も講じてできるだけ被害を少なくするような方針ですので、補助事業等ができたならば、すぐに対応できるような体制を整えていっていただきたいというふうに思います。  続いて、(3)イノシシ等野生鳥獣対策を担う人材育成と狩猟期間について伺います。  本市の狩猟者の減少、高齢化による捕獲技術の喪失や実施体制基盤の崩壊などを防ぐため、狩猟者確保が急務であります。狩猟への関心を高め、狩猟免許の取得者の増加を図るとともに、狩猟免許取得後3年未満の経験の浅い狩猟者への技術の伝承を行い育成することで、将来の捕獲の担い手を確保する必要があります。  また、狩猟期間は本市単独で決められるとのことでありますが、期間の延長の要望が私のところに寄せられておりますので、善処するお考えはあるのか伺います。 207 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 208 ◯経済部長(額賀 均君) イノシシ等の野生鳥獣対策を担う人材の育成と狩猟期間についてご答弁申し上げます。初めに、獣害対策を担う人材の育成につきましては、有害鳥獣捕獲の担い手確保を図るため、狩猟免許を取得するにかかる受診料や申請手続等の経費に対しまして補助を実施してございます。                 〔「受講料」と呼ぶ者あり〕 209 ◯経済部長(額賀 均君) 受講料に対しまして実施してございます。今年度は、コロナウイルス感染症対策により受講人数が制限される中、9件の申請を受けております。  また、新規狩猟免許取得者に対しまして、猟友会八郷支部において捕獲わな設置講習を毎年実施し、若手狩猟者のサポートを行っております。今年度は、令和2年11月30日に実施しまして、8名の参加がございました。  次に、捕獲期間につきましては、現在、石岡市鳥獣被害対策実施に通年捕獲許可を発行し、先ほども答弁しましたが、6月、9月、10月に集中捕獲を実施しており、その他の期間につきましては、緊急捕獲を実施しております。  しかし、イノシシによる農作物の被害や出没情報が広域化していることを鑑み、集中捕獲期間の延長を今後検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 210 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 211 ◯19番(岡野孝男君) 次に、野生鳥獣肉、ジビエですね、の利用についてお伺いをいたします。 212 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 213 ◯経済部長(額賀 均君) 野生鳥獣肉ジビエの利用についてご答弁申し上げます。捕獲された多くのイノシシ肉は、食肉用やペットフードの利用も可能であり、衛生管理基準の観点からも、現在、加工処理施設とは別に新たな施設を整備する必要があると考えられるため、地方創生拠点整備交付金や鳥獣被害防止総合対策交付金、食料産業6次化産業化交付金等、利用可能と考えられる国の交付金等について、施設の規模や運営体制と併せて、引き続き検討してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 214 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 215 ◯19番(岡野孝男君) 今、部長の答弁は、私の手元にある補助事業なんですけれども、食料産業6次産業化交付金、これは農林水産省のところなんですが、6次産業につながる事業であれば対象は可能ということで、そういう事業もあるわけですけれども、そういうことも今言っている事業に、答弁している事業に取り組んでいるということなんでしょうか。 216 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 217 ◯経済部長(額賀 均君) 6次化産業化交付金、こちらは、地産地消、または農商工連携促進法の認定を受けた農林事業者の組織する団体や、中小企業者が6次化に取り組む場合に必要となる加工販売施設等の整備に対して支援する交付金でございます。イノシシ捕獲肉等の食材提供のために必要な処理または加工の施設の整備にも利用できる補助金となってございます。  以上でございます。 218 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 219 ◯19番(岡野孝男君) 現在、肉の処理は、朝日里山学校の一角で調理をしているわけですけれども、場所的にも、あるいは、調理の施設そのものも、ちょっとやっぱり狭いし、また、衛生的にもちょっと問題があるというか場所がよくないのかなと私は思います。これについて、新たな場所を探して、そして、もう少し広いところで鳥獣肉の調理をして、そして提供する、そういう考えはあるのかどうかお伺いをいたします。 220 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 221 ◯経済部長(額賀 均君) ご答弁申し上げます。こちらについては、猟友会のほうからも要望が寄せられてございます。  また、こちらについて、県のほうに照会をかけてございまして、こちらについては、先ほども申し上げましたとおり、その販売方法とか場所、さらには運営体制、こういったものを総合的に考えなければならないというふうに考えてございますので、現在、そういった状況を調査し、または、県、国等の、先ほども申し上げました補助メニュー、こういったことも、今、ただいま調査しているところでございます。  以上でございます。 222 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 223 ◯19番(岡野孝男君) 鳥獣肉の提供については、例えば、その動物園の給餌なんかにも、全国的にはかなり箇所は少ないようですけれども、そういうような調理をして、そして、動物園への肉の提供というようなのをやっているところもあるようですので、いろいろな方面から、この狩猟したイノシシ等の肉を利用して、そして、それを有効に利用するというようなことも今後考えていっていただきたいなというふうに思います。  最後に、この項目について市長の考え方をお尋ねいたします。 224 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 225 ◯市長(谷島洋司君) ご答弁申し上げます。イノシシ等による被害対策につきましては経済部長の答弁のとおりですが、近年イノシシの捕獲数が多く、これまで出没していない地域での捕獲も出ております。今後、通年での捕獲活動や、石岡市だけの捕獲ではなく、筑波山麓エリア自治体の広域連携による同時捕獲なども視野に入れ検討すべきものと考えております。  また、議員ご提案がありました捕獲されたイノシシ、ジビエの活用につきましては、今後は、国、県、関係機関と連携し、今はシシ鍋を八郷商工で行っておりますけれども、そういったもの以外にも、議員お話しの中の屠体給餌、そういったものも県のほうに問合せをしていることでございますので、広い活用を検討すべきものと考えております。  今後も捕獲と防護についてバランスよく取り組み、現在実施している対策を行うとともに、イノシシ被害をなくす方法について、専門家等の意見を広く取り入れながら進めてまいりたいと思います。
    226 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 227 ◯19番(岡野孝男君) 次に、第2項目目、買物弱者支援について……。 228 ◯議長(池田正文君) 岡野議員、休憩を入れます。  暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午後 2時34分休憩             ──────────────────────                   午後 2時47分再開 229 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 230 ◯19番(岡野孝男君) それでは、第2項目、買物弱者支援について伺います。  近年、飲食料品店の減少、大型商業施設の郊外化に伴いまして、過疎地域のみならず、都市においても高齢者を中心に食料品の購入に不便や苦労を感じる食料品アクセス問題が顕在化をしております。  そこで、まず、本市おける買物弱者の現状についてお伺いをいたします。 231 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 232 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。まず、買物弱者の定義といたしまして、国のほうでは、流通機能や交通網の弱体化とともに、食料品等の日常の買物が困難な状況に置かれている人々とされてございます。身近な小売店の撤退等により買物の交通手段が自家用車が主となる地域もある中で、高齢化の進展によりまして自家用車の運転が困難となり、日常の買物が難しくなるという方々が今後増加すると考えております。平成30年に実施いたしました市民アンケートにおきましては、買物先への移動については、現在は1人で十分できる、1人で何とかできるが合わせて85%であったのに対し、将来10年後の移動については不安があると回答した方が48%となる結果となっております。今後、買物弱者に対する支援がさらに重要になってくると考えております。 233 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 234 ◯19番(岡野孝男君) 続きまして、やはりそういう現状の中で買物弱者への支援が私は必要になってくるというふうに思っておりますので、買物弱者への支援策についてお尋ねをいたします。 235 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 236 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。買物弱者への支援につきましては、大きく3つの方法があると考えております。1つ目は、家まで商品を届けること、2つ目は、家の近くで商品を買えるようにすること、3つ目は、家から出かけやすくすることが考えられます。いずれの方法につきましても、行政だけでは解決していくことは困難でございまして、民間企業などとの連携が重要になると考えてございます。  以上です。 237 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 238 ◯19番(岡野孝男君) ここのところ新聞報道などでも見かけるんですが、買物弱者に対して移動スーパーなるものが非常に自治体で導入をして好評を得ているというようなことがございまして、これは非常に高齢者にとって便利なものであるし、また、楽しみの1つでもあるというようなことでもありますので、本市として移動スーパーについての考え方をお尋ねいたします。 239 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 240 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。移動スーパーにつきましては、県内においても導入事例が増えている状況でございます。近隣市町村では笠間市や小美玉市において移動スーパーとして株式会社とくし丸の運営がなされておりまして、また、株式会社カスミにおいては、笠間市を含む8市1町において12台の移動スーパーを運営しております。  移動スーパーにつきましては、定期的に地区を回ることによる地域コミュニティーの形成や販売先まで外出することによる健康促進の効果など多くのメリットを併せ持つ事業であることから、民間企業と連携し移動スーパーの導入を検討してまいりたいと考えております。 241 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 242 ◯19番(岡野孝男君) 移動スーパーの導入に際しましては、販売場所なんかの選定があると思うんですけれども、そういうことについてはどういうふうに考えているのか、お尋ねをいたします。 243 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 244 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。移動スーパーの検討を進めるに当たりまして、販売場所につきましては、地域の声を取りまとめ検討する必要があると考えてございます。また、地域における小売店の状況なども含めまして、導入が効果的な地域を検討していく必要があると併せて考えております。  以上です。 245 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 246 ◯19番(岡野孝男君) それから、例えば移動スーパーを導入した場合に、スケジュール、何日の何時にどこへ来るというようなことが必要であったり、あるいは、その周知ですか、周知の方法などもあると思うんですけれども、そういうことについてどういうふうに考えているかお尋ねいたします。 247 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 248 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。地域に根差したサービスであることから、例えばですけれども、地区の回覧版を活用するなど効果的な手法を検討していくという必要があると考えております。  以上です。 249 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 250 ◯19番(岡野孝男君) それから、移動スーパーの導入に当たりましては、安定した運営に対する支援、そういうのも必要かというふうに思っております。その点についてお伺いいたします。 251 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 252 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。導入自治体によりましては、移動スーパーの導入に当たりまして運営に対する支援を実施している市町村も多うございます。買物弱者に対する支援となりますので、運営支援の方法につきましても検討を進めてまいりたいと考えております。  以上です。 253 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 254 ◯19番(岡野孝男君) それでは、この移動スーパーの運営に対する支援について、国あるいは県の支援措置はあるのかどうか、お伺いいたします。 255 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 256 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。移動スーパーに関する国の支援措置として、新型コロナウイルス対策地方創生臨時交付金を活用している自治体がございます。これは、スーパーなどに買物に行く機会を減らすことで密を避けるということのできる買物手段としての位置づけでございます。  県の支援措置といたしましては、平成29年度より茨城県生活環境づくり支援事業として、移動スーパーに対する支援措置がございます。移動スーパーの検討を進める際には、これらの財源の活用につきましても併せて検討してまいります。  以上です。 257 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 258 ◯19番(岡野孝男君) これ、市長に移動スーパーの取組についてどのようなお考えを持っているのかお尋ねをいたします。 259 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 260 ◯市長(谷島洋司君) 住み続けられる持続可能な石岡市を目指し、私は、交通手段にお困りの方々への救済に取り組み、全ての人が暮らしやすいまちづくりを公約として掲げてまいりました。  この移動スーパーの取組につきましては、このコロナ禍の中、また、新しい生活様式を推し進める中、支援を必要とする全ての方々の一助となることから、効果的な導入方法を検討してまいりたいと考えております。 261 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 262 ◯19番(岡野孝男君) 次、3項目目、土砂等による土地の埋立て等についてお尋ねをいたします。  これについては、毎定例ごとに質問をしておりますが、なかなか前へは進まない、そういう現状であります。地区ごとに、質問項目の順序に質問をしていきます。  山崎地内の現状と問題点について、まず、お伺いをいたします。 263 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 264 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) 山崎地内の現状と問題点につきましてご答弁申し上げます。山崎地内の土地の埋立てに関しましては、昨年12月3日に市の条例に違反したとして行為者2名が逮捕されました。その後、今年1月8日に水戸区検察庁に起訴され、それぞれ罰金刑が科されております。  行為者は、逮捕、起訴されましたが、現地は盛土されたままの状況でございます。土砂の撤去につきましては、警察や茨城県等々の関係機関と協議をしながら行為者へ対応をしてまいりたいと考えてございます。  以上です。 265 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 266 ◯19番(岡野孝男君) これ、前にも質問したんですけれども、やはり、これ、埋め立てられたその不法の埋立ての土砂の撤去、これが完成形であるというふうに思いますので、違反をして土砂を埋め立てた場合には撤去すると、原状復旧ということを今後も目指していってもらいたいと思います。  次に、(2)小見地内の現状と問題点について伺います。 267 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 268 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) 小見地内の現状と問題点につきましてご答弁申し上げます。小見地内の土地の埋立てにつきましては、行為者に対して石岡市土砂等による土地の埋立て等の規則に関する条例に基づく手続を行うよう再三指導を行ってきたところ、事前協議書を行政書士へ依頼し、昨年11月24日に土壌分析検査の結果と併せて提出がされました。  土壌分析検査の結果、有害物質等は検出されませんでしたが、pH値が基準値を超えていたことから、その改善を図ること及び手続の中でのり面勾配を基準内へ修正すること、土地境界の測量を行うこと、周辺住民の同意書を整理することについて指導をし改めて提出させることとしましたが、指導から1か月を経過しても修正提出がされなかったことから、市条例第25条に基づき今年1月15日付で4月14日までの期間を設けた土砂等による土地の埋立て等事業改善措置命令書を発出し、行為者を市役所に呼び出して命令書を手渡し、指導を行ったところでございます。  今後は、引き続き、行為者または依頼された行政書士に事前協議書類の修正提出及び現地の改善を求めてまいりたいと考えてございます。  以上です。 269 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 270 ◯19番(岡野孝男君) 現状を見ると、その土砂の埋立てはさることながら、袋に梱包されているごみ、この袋が随分うずたかく積まれてきたと。そして、今答弁にあったのり面の勾配は、依然として、どちらかというと90度くらい、90度に近いような勾配で非常に危なっかしいと。あのごみが梱包された袋、これが風とかあるいは大雨で道路などに崩れ落ちたらば事故にもつながりかねないという状況であります。しかも、重機が入っていって、まだまだごみが梱包されている袋が、その土砂の埋め立てられて、うずたかく3メートルかそこらあると。その上にごみがまだまだ積み上げられているという現状なわけですよ。そういう現状についてどういうふうに考えているのかお尋ねします。 271 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 272 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) 盛土上に積まれている袋、一般的にフレコンバックというようなものが積まれております。こちらにつきましては、11月中旬頃から積まれておりまして、これは、盛土の行為者とは別の事業者が、工場等から排出された廃プラスチックを輸出するための選別、圧縮作業を行うため積み上げているものでございます。  廃棄物を所管する茨城県県南県民センター環境保安課が昨年の12月25日に行った廃棄物かどうかの確認の立入調査に市の環境保全課担当も同行してございます。現在、県で調査中でございますが、先週の金曜日、県の担当者が行為者と面会し、取引先の請求書、領収書の写し及び土地の賃貸借契約書の写し等の関係書類の提出をさせたところでございます。  また、作業場の建設を含む事業計画書は、まだ提出されておらず、今週中を目途に提出をしてもらうことになっているとのことでございました。  市といたしましては、積み上げているフレコンバックが崩れないかなど、引き続き監視を続けております。  また、小見の現場は、石岡警察署も巡視ルートに組み込んでいることから、警察と連携をして、盛土と併せた現地の巡回を続けてまいりたいと考えてございます。  以上です。 273 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 274 ◯19番(岡野孝男君) その現場の状況を見ると、前よりひどくなっている、12月の時点よりもひどくなっている状況ですよ。この近隣の方々は非常に不安を持っている、そういうような状況です。  もう一つお聞きします。  あそこの近くに神社があるんですよ。神社の境内、敷地ですね、神社の敷地の境界を越えてあの土砂が入り込んでいるということですよ。これを速やかに撤去してもらわないと、そのまま放置されると、神社の敷地に土砂がたまってそのままにされるのは非常に困るという苦情が来ております。それについてどうするのかお尋ねいたします。 275 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 276 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) ご答弁申し上げます。現場の巡視に併せまして境界等の確認も早急に現地で確認をさせていただきまして、事業者を交えて改善するよう引き続き指導してまいりたいと考えてございます。 277 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 278 ◯19番(岡野孝男君) これ、要するに、原因者がやったわけですから、それをすぐにもう直してもらわなきゃならない、所有者が違うわけですから。だから、そういうことは、すぐにもうこれはやってもらわないと非常に不信感を持たれるし、そして、神社を管理している方も困るということで、早急にこれは撤去をお願いしたいということでございます。これ、引き続き、クライシス監理官もいるわけですから、しっかり、これ、現地を調査して、そして、一次的にごみの袋を置いたにしても、いつ撤去するのか。あのままの状態で行為者がいなくなったら、これはどうにもならないわけですから。あのごみをどうしたらいいのかというのは非常に難しいので、ごみと、あと、境界、そのことについて、ごみは、例えば仮置場だとすれば、どこかへ動かしてもらわなければならないし、いつまであそこに置いておくのかというところを詰めていっていただきたいと。  しかも、3メートルも高いところにごみをストックさせるなんていうのは、考えられないわけですよ。普通は、平地なり、あるいは低いところに置いておくならばまだしも、3メートルも高いところ。しかも、脇に幹線道路の走っているところですから、非常に場所としては悪いし、ストックする高い場所もよくない。道路の脇、高いところ、そういうところにごみを山積みしているというようなこと、これも早急に処理をしていただかないと地元としては非常に不安なわけですよ、それはお願いをしたいと。  次に、栄松地内の現状と問題点についてお伺いいたします。
    279 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 280 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) 栄松地内の土地の埋立ての現状についてご答弁申し上げます。栄松地内の現場につきましては、クライシス監理官が、毎日、午前、午後の2回、現地を巡回しております。行為者の体調が回復し、昨年11月頃から現地に来るようになったことから、引き続き、巡回と指導を続けております。  現地は、盛土の場所は柵で囲まれたまま一切変わっておらず、行為者またはその従業員が近くの作業場で解体等の作業及び草刈り等を行っている状況でございます。  以上でございます。 281 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 282 ◯19番(岡野孝男君) ここについては、土砂を運搬する際に市道の一部が割れたり、あるいは、タイヤのわだちなどがあって壊れているところがありまして、その補修をどうするのかということで以前都市建設部長にお尋ねをしましたが、その後どうなっているのかお尋ねいたします。 283 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 284 ◯都市建設部長(鶴井重則君) 栄松地内の道路補修の現状等につきましてご答弁申し上げます。栄松地内の埋立てにおきまして、市道の一部で土砂の運搬による舗装の割れやタイヤ等によるわだちの確認をしておるところでございます。  これまでに、行為者に対しまして自宅訪問や文書による補修指示を行い、昨年12月に行為者と現地立会いの下、補修箇所を確認し、施工方法について指示をしたところでございます。しかし、現在、現場道路での補修の現状は、未着手となっております。再度、補修の要求を実施してまいるとともに、道路法第58条によります原因者負担による方法等の協議も併せて実施していくと考えているところでございます。  以上でございます。 285 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 286 ◯19番(岡野孝男君) これ、ちなみに、補修の箇所の延長は、どのくらいあるんでしょうか。 287 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 288 ◯都市建設部長(鶴井重則君) 延長等にはちょっと確認は取れていませんけれども、100メーターぐらいと認識しておるところでございます。  以上でございます。 289 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 290 ◯19番(岡野孝男君) これはやっぱり調査をして、正確に測量して、そして、どのくらいの延長があるか、どのくらい金額もかかるのか、そういうものも明示をして話を詰めていってもらいたい。  ただ、これを補修、修繕をしてくださいというんではなくて、やっぱりどのくらいのボリュームを補修してもらうかということをちゃんとこちらから出して、そして、それに基づいて詰めていっていただきたい。例えば、全部でなければ半分ずつでもいいし、金額が容易でなければ、そういうこともあるわけで、やっぱりこっちでその補修事業というものを把握して、それで交渉に当たってもらいたいというふうに思います。よろしくお願いしますね。  それから、これは農業委員とも農地ですので関係していますので、その後の調査等についてお尋ねをいたします。 291 ◯議長(池田正文君) 農業委員事務局課長・荻沼君。 292 ◯農業委員事務局課長(荻沼宏樹君) ご答弁申し上げます。栄松地内の土砂等による埋立ての現状につきましてご説明いたします。農業委員といたしまして、農地が含まれておりますので、発生当初から担当課と連携し現地調査等を行っております。また、口頭指導及び文書による指導も行ってまいりました。  しかしながら、状況の改善が見られないことから、引き続き、現場の巡回や行為者に対して継続して指導を行っている状況でございます。  問題点といたしましては、耕作放棄地が土砂等による埋立てとして狙われたことが挙げられます。農業委員では、農地パトロールの強化をこれまで以上に行うとともに、農地の最適化を重点的に進め、耕作放棄地の解消を図っていくことが重要であると考えております。  以上でございます。 293 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 294 ◯19番(岡野孝男君) 今の答弁は、この前と全く同じでね、変わらないんですよね。全く同じで変わらないんだけど。私はやっていないと思っているんですけど、定期的な現場の巡回というのは、どういう頻度でやっているんですか、ちょっとお尋ねします。 295 ◯議長(池田正文君) 農業委員事務局課長・荻沼君。 296 ◯農業委員事務局課長(荻沼宏樹君) 農業委員のほうでは、毎月の総会時にいろいろ案件が出されたりとか現場のほうの確認が随時ありますので、その都度近くに行った場合に巡回するように体制を取っております。 297 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 298 ◯19番(岡野孝男君) 月に1回ということですか、そうすると。月に1回やっているということですか。定期的な現場の巡回や指導というのは、指導は、それじゃ、本人と会って指導しているんですか。もう一回お答えください。 299 ◯議長(池田正文君) 農業委員事務局課長・荻沼君。 300 ◯農業委員事務局課長(荻沼宏樹君) 近くに現場があった場合なので毎月ではございませんけど、近くにあった場合に巡回して確認をしております。  本人のほうには、毎月なり、指導ではありませんけど、その都度、担当課のほうと連携を取りながら、それに合わせたような形で指導をしているような状況でございます。 301 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 302 ◯19番(岡野孝男君) 今、特に資料を持っていないようですので、私は後でちょっとお聞きしたいと思いますよ、どういう頻度でどんなような指導をしているのか。文書による指導をしていると言うんですが、どういう文書による指導をしているのか。後で私、ちょっと伺ってお聞きしたいと思っています。  それで、この中で、これは生活環境部長ですけれども、この前の答弁書ではこういうふうに言っているんです。告発も視野に入れた検討もせざるを得ないと考えておるわけでございますので、今後、対策協議とで協議いたしまして、対応が可能か否か検討してもらっていきたいと考えておりますということなので、どういうふうなことをしてきたのかお尋ねいたします。 303 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 304 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) 今後の対応につきましてご答弁申し上げます。以前に告発も視野に入れた対応ということでございますが、行為者と面会するなりいたしまして、今後も手続等されない場合には、措置、こちらの手続、手順マニュアルにのっとりまして、基づきまして、再度、措置命令書等を送付するなどの文書による指導等を視野に入れ検討してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 305 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 306 ◯19番(岡野孝男君) これ、不法盛土等対策本部会議、あるいは、対策協議等を開いたんでしょうか。 307 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 308 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) ご答弁申し上げます。対策本部会議につきましては、令和2年度は5月22日と11月2日に開催してございます。  以上でございます。 309 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 310 ◯19番(岡野孝男君) その結果、どうなったんでしょうか。 311 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 312 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) ご答弁申し上げます。巡回、巡視を行いながら、引き続き、行為者に対して指導してまいるというような内容でございました。  以上でございます。 313 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 314 ◯19番(岡野孝男君) 今、5月と言いましたけどね、これ、12月の議会で対策協議で協議すると言っているんですよ。5月は12月の前ですよね。その話ではないんですよ。12月の議会から3月の議会までに開いて協議をするって言っているんですよ。それはどうなんでしょうか。 315 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 316 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) ご答弁申し上げます。12月の議会以降は開催してございません。  以上でございます。 317 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 318 ◯19番(岡野孝男君) これ、何で、答弁と違うんじゃないですか。答弁とは違うんじゃないですか。答弁では開くって言っているんですよ、これ。協議をしまして、対策協議等で協議をいたしまして、対応が可能か否か検討してもらっていきたいと考えている。何で、これ、やっていないんですか、こういう答弁をしていて。 319 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 320 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) ご答弁申し上げます。大変申し訳ございませんでした。  以上でございます。 321 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 322 ◯19番(岡野孝男君) これ、謝ればいいというものじゃないんだよね。これ、答弁しているんだから。謝れば、すみませんって言ったら、やらなくて済むわけですよ。答弁をしていて、そして、やらなくて申し訳ございませんでしたというのは、これは、議会軽視じゃないでしょうか。ちょっと私には分かりません。それで済むんでしょうか。できなかったらできなかったというようなことで済むならば、こういう、これ、責任のない答弁はできないと思うんですよ、私は。 323 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 324 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) お答え申し上げます。早急に対策本部を開催いたします。  以上でございます。 325 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 326 ◯19番(岡野孝男君) 今回は度重なるではないので、早急に協議して、これ、結論を出してくださいよね。そう言っているんだから。私が言っていないよ、部長が言っているんだから。それに従って仕事はしてくださいよ。  次に、柿岡江垂地内の現状と問題点についてお尋ねをいたします。 327 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 328 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) 柿岡江垂地内の現状と問題点についてご答弁申し上げます。現地は、発生当初より農業委員事務局と連携し行為者へ指導してきたところでございます。  しかしながら、現地は耕作を行おうとしていた者が昨年の秋になっても耕作していない状況でございます。そのため、引き続き、クライシス監理官による巡回監視を継続するとともに、無許可による土砂の埋立て対応手順フローに基づき行為者に対して指導してまいりたいと考えてございます。  以上です。 329 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 330 ◯19番(岡野孝男君) ここは農地でもありますよね。農業委員のほうからも答弁を願います。 331 ◯議長(池田正文君) 農業委員事務局課長・荻沼君。 332 ◯農業委員事務局課長(荻沼宏樹君) ご答弁申し上げます。柿岡江垂地内の土砂等による土地の埋立てにつきましては、搬入当初から生活環境課と連携し行為者への対応をしてまいりました。再三にわたる是正をするように口頭指導を行い、さらに文書による指導を行いました。  しかしながら、搬入された土砂等についてはそのままの状態になっておりますことから年明けには電話等での指示も行いましたが、改善は見られてございません。  今後におきましても、所有者及び行為者に対して、生活環境課と連携して継続して指導を行っていきたいと考えております。  以上です。 333 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 334 ◯19番(岡野孝男君) これについては、柿岡江垂地内についても、引き続き、改善に向けて指導していっていただきたいというふうに思っております。  次に、大砂地内の現状と問題についてお尋ねいたします。 335 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 336 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) 大砂地内の現状と問題点についてご答弁申し上げます。大砂地内の盛土につきましては、昨年8月中旬以降は土砂の搬入は行われておらず、行為者自身が所有する重機を用いて時折整地作業を行っている状況でございます。  手続につきましては、石岡市土砂等による土地の埋立て等の規則に関する条例に基づく手続を行うよう再三指導を行ってきたところ、昨年10月下旬に行為者が行政書士へ許可申請の手続を依頼し、その行政書士が事前協議書作成を行っているところでございますが、行政書士からは、住宅地に近いことから同意を得るべき世帯が多く、申請書類作成に時間を要しているとの説明を受けました。  また、昨年11月30日に土壌分析検査の結果が提出され、有害物質等は検出されませんでしたが、pH値が基準値を超えていたことから、その改善を図ることを指導したところでございます。  その後、指導から1か月を経過しても修正提出がなされなかったことから、市条例第25条に基づき、今年1月15日付で4月14日までの期限を設けた土砂等による土地の埋立て等事業改善措置命令書を発出し、現地において行為者へ改善措置命令書を手渡し、指導を行ったところでございます。
     以上でございます。 337 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 338 ◯19番(岡野孝男君) 今、5地区のことについて、現状と問題点についてお聞きしました。  この土砂等による土地の埋立て条例を厳しくしたわけですから、それに基づいてやっぱり厳格に取締りを強化してもらいたいというわけでして、これが今後の自然環境に与える影響、そういったものが、やはりどう厳しく条例を守っていくかによって決まるということですので、ぜひしっかり取り組んでいただきたいと思います。  最後に、市長に見解をお尋ねいたします。 339 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 340 ◯市長(谷島洋司君) 土地の埋立てに関する取締りの強化につきましてお答えいたします。前回定例において答弁いたしましたように、不法に土砂を持ち込ませないためには、国の法整備や県条例の強化、警察によるさらなる取締り強化が必要と考え、関係機関と引き続き要望してまいります。  また、市としましても、生活環境部長答弁にありましたように、早急に、そして、定期継続的に対策本部会議を開催し、現状と問題点の共有や、住民と行政が共通認識を持ち協力して対応するためにはどうしたらよいかなどの対策等についても協議してまいります。  そういった中で、今年度は、地元の皆さんと市が連携して対応したことで持込みの計画を事前に防ぐことができた案件もございました。  今後も、引き続き悪質な業者に対して確固たる対応ができるよう、市民と行政が一体となった対策を講じてまいります。 341 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 342 ◯19番(岡野孝男君) 以上で私の質問を終わりにいたします。 343 ◯議長(池田正文君) 次の質問者に移ります。  16番・櫻井信幸君。                 〔16番・櫻井信幸君登壇〕 344 ◯16番(櫻井信幸君) 16番・櫻井信幸でございます。  通告に従い、2項目ほど質問させていただきます。よろしくお願いをいたします。  まず、初めに、今回、各同僚議員からたくさんの地域医療についての質問がなされていました。本日も大和田議員が、熱い気持ちを執行部に訴えました。休憩室では、正統派の意見だよなというお話を聞きました。違う方はそうすると技巧派になるのかなというふうには思いましたけれども、私も、正統派の立場として質問してまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。  まず、最初に、地域医療について、1)でありますけれども、地域医療振興協会から突然の報告を受け、今後、石岡圏の医療をどのように考えているのか、まずお尋ねしたいと思います。 345 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 346 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。コロナ禍や石岡市医師病院の休止など医療環境が急激に変化する中、これまで課題として示してまいりましたものも含め調査研究を行い、改めて地域に必要な医療体制について効果的な手法を検討してまいりたいと考えております。 347 ◯議長(池田正文君) 16番・櫻井信幸君。                 〔16番・櫻井信幸君登壇〕 348 ◯16番(櫻井信幸君) これまでにも市長のお考えは、いろいろ今回白紙というかね、一からやり直すというようなお話の中から、その話は何度も伺っております。私は、先ほど申し上げましたが、公設民営、これが一番石岡市にとって有利な方法だなと感じております。そういうことから、今後ともその方向づけでね、市長もお考えになっていただきたいなとお願いする次第でございます。  第2点目、国や県の資金を活用できる公設民営が最良と考えます。ただいまも有利と言いましたけれども、そのように考えております。執行部は、この件についてどのようにお考えになっているのか、もう一度お尋ねをしたいなと思います。 349 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 350 ◯市長(谷島洋司君) 病院事業を実施する上で公立病院の場合、病院事業債などの活用や地方交付税が適用されるなど、市の財政負担の軽減が図れます。  また、指定管理者制度による病院運営では、民間のノウハウを活用することができる等の利点があると考えております。 351 ◯議長(池田正文君) 16番・櫻井信幸君。                 〔16番・櫻井信幸君登壇〕 352 ◯16番(櫻井信幸君) 分かりました。  次に、3)に入ります。  民間委託で運営を図る場合、石岡市が毎年負担する簡単に言えば委託料ですよね、委託料はどこから算出するのか、あるいは、その委託料について国等の助成は受けられるのか、再度お尋ねを申し上げます。 353 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 354 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。茨城県の地域医療構想に沿って必要な医療等を行う際、それにかかる施設の整備費等に対し、国、県の基金等を活用できる場合がありますが、例えば、市が民間法人に委託し産科や緊急診療を担っていただく場合などは、基本的に全額市の一般財源から支出することになると考えております。  以上でございます。 355 ◯議長(池田正文君) 16番・櫻井信幸君。                 〔16番・櫻井信幸君登壇〕 356 ◯16番(櫻井信幸君) 公設民営の場合は、地域医療振興協会からいろいろな資料が提出されております。その中で、これまでにもいろいろその財政的なお話は聞いておりますけれども、例えば民間に委託した場合、その総額というのは毎年毎年払うものでありますが、どのくらい出費するものなのかお尋ねをしたいと思います。 357 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 358 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。民間委託で運営を図る場合ですけれども、先ほど申し上げたように基金を活用しない場合につきましては基本的には全額一般財源からの支出になると考えますけれども、その手法等によって金額は変わるのかなと考えております。  以上でございます。 359 ◯議長(池田正文君) 16番・櫻井信幸君。                 〔16番・櫻井信幸君登壇〕 360 ◯16番(櫻井信幸君) 地域医療振興協会から石岡地域に必要な医療体制の再構築に関する要望書というのが令和元年9月12日に提出されております。この頃からこの石岡の地域医療に関して本格的に検討が始まったのかなと私は考えておりますけれども、これまでにいろんなパターンを考えた中で、石岡市の財源の中から持ち出すいろんなパターンを計算されたと思います。そういう中で、市財源の中から持ち出すお金というものはどのくらいなのかということを計算したことはあるんですか。 361 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 362 ◯保健福祉部長(金井 悟君) 今年度でございますけれども、民間活用等の調査等をした中で、当然民間活用ですと一般財源からの支出になりますのでその試算のほうはして、委員等でご報告させていただいているところでございます。 363 ◯議長(池田正文君) 16番・櫻井信幸君。                 〔16番・櫻井信幸君登壇〕 364 ◯16番(櫻井信幸君) どのようなご報告ですか、内容は。 365 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 366 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。11月17日に委員に報告している内容ですと、山王台病院からの提案という形になりますけれども、そういった中でおきますと、例えば産科を行っていただいた場合は、こちら、市からの財政支援が例えば1億6,315万とか、それに外来、初期救急と入院等まで含むと2億6,368万円とか、そういった形で提示したものをお示ししているところでございます。 367 ◯議長(池田正文君) 16番・櫻井信幸君。                 〔16番・櫻井信幸君登壇〕 368 ◯16番(櫻井信幸君) 分かりました。  令和2年2月28日に全員協議資料として保健福祉部のほうからの資料によりますと、この段階では産科の提案はございませんでしたが、その後、最新の提案の中には産科を新設、最初から地域医療振興協会、公設民営でやる場合には、今回、産科も当初からやるというような積極的な提案がありました。そこで、その後、コロナというようなコロナ対策で病院が大変ですからというようなことから話を打ち切りたいというようなことになったのかなと思いますけれども、私は、実は先ほども同僚議員からもお話がありましたが、2月の何日でしたかね、2月9日、ここにも書いてあるんですけれども、地域医療振興協会、大和田議員と一般市民の代表の方と行ってまいりました。その中で感じたのは、どうもそれが本当の理由ではないんじゃないのかなというふうに感じてまいりました。会談って言っていいんですかね、お話は約1時間くらいあったと思います。そういう中で、やはり今回、公設民営の場合に、前回も申し上げましたが、その赤字の議論、それが大分先行しているというようなお話でありましたけれども、今回、その赤字、簡単なところで言うと赤字補填はしないというような項目があったと思います。その件についていろいろ調べてみたというかですけれども、関西エリアにあるI市と医療法人Tの間で、I市が運営する市民病院について指定管理契約を締結した際の基本協定書のコピーがここにございます。その中に赤字補填はしませんよという確約みたいなものが入っているんですね。これはここでは今は読みませんけれども、後でご覧に入れますので、そのようなことも含めて、今後、谷島市長が、まだ一からやり直しだと言うんでありますけれども、私は、公設民営は、もう捨て難いという考えでおります。ですから、そういうこういう資料もございますので、それも含めて今後考えていっていただきたいなというふうに思います。  次に、4)に入ります。  谷島市長が選ばれたときの市長選の民意、あるいは、今回署名活動での民意は、石岡圏の地域医療の方向性を私は示しているのではないかなと、これが市民の気持ちではないのかなというふうに思います。執行部は、この件について、これまでにも何人かから質問ありましたけれども、どのようにお考えになっているのか、再度お尋ねをしたいなと思います。 369 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 370 ◯市長(谷島洋司君) 私の市長選挙の際、また、今回、多くの方からいただいた署名、また、市民満足度調査の中で医療に対する要望、そういった結果においても、地域医療の充実を求める声が非常に多いと感じております。  今回の取下げを受けまして、今後は、コロナ禍や石岡市医師病院の休止など医療環境が急激に変化する中、これまで課題として示してまいりましたものを含め調査研究を行い、改めて地域に必要な医療体制について効果的な手法を検討してまいりたいと考えております。 371 ◯議長(池田正文君) 16番・櫻井信幸君。                 〔16番・櫻井信幸君登壇〕 372 ◯16番(櫻井信幸君) よろしくお願いします。  今回、1万5,119名の有効署名をもって請願が出されました。現在、1万7,648名の署名がさらに増加されて増えております。この署名は、まだまだ増えると思います。ただ、本気でこれを市民の皆さんがやりましたら、多分市民の過半数は楽に到達するなというような感じかなと私は感じました。ですから、市民の声を無視することなく、何がいいのか、一からスタートでもいいです、よくお考えになってこの件については進めてもらいたい。これは、今後の石岡の将来について、石岡の、多分我々が亡くなるというかね、その頃までは大きな課題になっていくと思います。その点よろしくお願いをしたいなと思います。  次、5)に入りますけれども、先ほども申し上げましたが、2月9日、東京平河町にある地域医療振興協会を訪問してきました。そこで、これまでの経過、交渉内容の説明を受け、理解する点が多々ありました。本来であれば、今回の件は、あの協会へ尋ねたとき、石岡市が頭を下げても行くべきところかなと思って感じてまいりました。同僚議員は頭を下げてきました。もう一度、もう一度、コロナが落ち着いたらテーブルに着いてくれと。そうしましたら、先方の理事長さんはじめトップスリーというんですかね、その方たちが、落ち着いた段階でもう一度テーブルに着きましょうというふうなお約束をしていただけました。あとは執行部の熱意です。先ほども申し上げましたが、令和元年から、これは谷島市長はいなかったんですけれども、元年から執行部はこの件について仕事をやってきたわけです。あまりにもかかり過ぎです。議会への説明も本当に遅い。そういう中で、こういうふうなこじれた状況になったなと。ですから、これから一からスタートするということですから、これは早急に今までまずかったなという点を払拭しながらね、これはやっていっていただきたいというふうに思います。これについては、私はお願いするしかないんです。公設民営が、一番市にとって、市民にとって有利な方法、そう私は考えていますから、よろしくお願いをしたいなと思います。  以上でこれについては終わります。  次、2項目目、パワーハラスメントによる職場環境の劣化について。  1)、以前にもパワハラにより石岡市職員が職場を去っていくなどの、私は一般質問で質問をいたしました。依然、改善の兆しがないように聞きますが、どう考えているのか、どう対処していくのかお尋ねしたいと思います。 373 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 374 ◯総務部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。まず、現状でございますが、パワハラに関する相談につきましては、職員間の職場内におけるパワハラの相談ですとか、市民や外部からのクレームなどによるものがございます。いずれの場合におきましても、年間数件程度の報告を受けている状況でございます。  相談の具体的な内容でございますが、上司と部下との折り合いがよくない、上司から厳しい指導を受けているなどの職員間による相談、また、市民や外部からの不当要求、大声でのクレーム、長時間や度重なる窓口対応や電話対応などが寄せられてございます。  この具体的な対処方法でございますが、職場内でのパワハラの相談につきましては、所属長から当該職員に注意を促したり、所属内で話合いの場を持つなど、適切な対応を取るよう努めているところでございます。  また、市民や外部からの不当要求やクレームへの対処方法といたしましては、組織的な取組を行うことによりまして、職員の安全及び公務の円滑かつ適正な執行を確保することを目的とする石岡市不当要求行為等対策要綱を定めておりまして、不当要求や暴力行為に組織として適切に対応する体制を取ってございますが、新たに1月16日に施行されました石岡市法令遵守の推進に関する条例に基づきまして、ハラスメントによる被害を、内部、外部に通報できる仕組みがスタートしましたところでございますので、その機能が十分果たせるよう、研修等を含め周知徹底を図っているところでございます。  今後でございますが、令和2年6月1日より労働施策総合推進法の改正によりましてパワーハラスメント対策が強化されてございますので、当市におきましても、その他のハラスメントを包括できるような指針を策定していければというふうに考えてございます。  また、任期付職員の採用などによりましてもクレームや不当要求への対応強化に当たってまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 375 ◯議長(池田正文君) 16番・櫻井信幸君。                 〔16番・櫻井信幸君登壇〕 376 ◯16番(櫻井信幸君) ただいまの答弁、前半の部分は、前回と同じだなというふうに感じました。後半の部分に関しては、内部通報の制度が条例化され、今後少しは改善されるのかなというような答弁に聞こえますけれども、今の状況ではこれは直らない、私はそう確信しています。これは、もっともっと厳しくやっていかないと石岡のこの悪習は直りません。これまでにもパワハラで、先ほども申し上げましたが、職員の方が長期休暇を取ったり辞職をしたり、先ほども申し上げました。そういう、ありました。また、これまでにも起きてはいけない悲しい事案もありました。やはり、その起こしてはならない事案に関しても、根本にはパワハラがあったんじゃないか。加害者が自宅まで行っていろいろ圧力をかける、パワハラをやったんではないかなという情報もございます。私は今回、この悲しい出来事、これは、もう看過することはできないんです。皆さんも、もうこれは本気で考えていかないと駄目ですよ。これまでにも石岡市の行政の中でこういう事例はあったと聞きます。30年くらいにも何かあった。こんなことは、まれですけれども、石岡、ちょっとおかしいんじゃないですかね。これは議会もそうです。議会も執行部も一丸となってこれを改善していかなければ、私はこのパワハラの問題は直らない。言葉を出していかなかったら絶対直らないと思います。  2番目に入りますけれども、内部通報制度が条例化され、可視化、録画、録音がしやすくなったと思いますが、対策的なものは、先ほどちょっと触れましたが、その特に悪質常習化した事案に徹底して対処しなければならないと思います。そのような決意は執行部にあるのかお尋ねをしたいと思います。 377 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 378 ◯総務部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。先ほど議員からございましたように、令和3年1月16日に石岡市法令遵守の推進に関する条例が施行されまして、新たな制度がスタートしたというところでございます。  こういった中で、その条例第25条第2項におきまして、執行機関等は要望等を受けるに当たり、当該要望等の内容を録音及び記録することができるというふうに規定がされてございます。総務といたしましては、その対策としまして、出先機関を含めた各所属分71台のICレコーダーを購入し、各課に配付したというところでございます。  新たな制度の具体的な運用につきましても、庁内掲示板での周知だけではなく、令和2年の12月庁議及び令和3年1月庁議におきましても制度についての説明を行ってまいりまして、令和3年1月には各課長級職員を対象としました研修を開催するなど、制度の運用方法についても庁内での周知徹底を図っているところでございます。今後も、全職員が制度を理解しまして活用できるよう、定期的な研修を開催していきたいというふうに考えてございます。  また、職員が毅然とした対応を取ることができなければ制度としての意味をなさなくなってしまうということからも、職員一人一人が一丸となって録音を行うことができる対応を取るように努めてまいりたいというふうに思ってございます。  以上でございます。 379 ◯議長(池田正文君) 16番・櫻井信幸君。                 〔16番・櫻井信幸君登壇〕 380 ◯16番(櫻井信幸君) それほど強い決意というものは感じられなかったんですけれども、できる範囲ということはもう言えないので、これはもう徹底して強い決意を持ってやっていただきたいと思います。  また、職場内に朝から晩まで不当要求をして座っているというようなことはあってはなりません。そういうルールもきちっと執行部と議会と話し合ってルールをつくっていく。これは議会ばかりじゃありません。市民の方からもいろいろなパワハラがあると聞いています。また、職員間でも聞いております。  今回、消防長が長期休暇ということで休んでおられます。これもそういうものがあったんではないかというふうに伺います。しつこく問合せをして、行って、守秘義務的なものを聞いて、それを弱みにしてやられちゃうんです。ですから、そういうこともよくお考えになってね、やられるべきだと思います。  また、聞くところによりますと、最近、本庁舎内で職員に対するパワハラ行為があり、そのパワハラ行為を見かねた市長がある部署に対策をお願いしたところ、間もなくそのパワハラの加害者から余計なことはするなというようなクレームがあり、また、被害者である職員にも、これから徹底的にやってやるというようなことがあったとも聞きますが、それは事実かどうかお尋ねしたいと思います。 381 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。
    382 ◯総務部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。私のほうでは、その把握はしてございません。  以上でございます。              〔「市長はいかがですか」と呼ぶ者あり〕 383 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 384 ◯市長(谷島洋司君) 個別具体な案件につきましては答弁は差し控えさせていただきたいと思いますが、職員を守るため、そういった行為には毅然とした対応を取っていく決意でございます。 385 ◯議長(池田正文君) 16番・櫻井信幸君。                 〔16番・櫻井信幸君登壇〕 386 ◯16番(櫻井信幸君) 否定をなさらなかったと私は判断いたします。  これは、1つの事例でありますが、相模原市議会議長が職員に対してのパワハラをやったということで議長を辞職されました。県連自民党からも多分除名の措置が取られるのではないか。そのことについても、よくパワハラがあったということをどのようにして確信をしたかというね、みんなで確信をしたか、その辺のところもよく勉強なさったらいいと思います。  先ほどから申し上げていますが、執行部と議会が本気で取り組まないと、この石岡で長年行われてきた悪習、パワハラ、これは根絶できません。あるいは、執行部なり議会がこれを条例化をし、名前まで市民に公表するというような措置を取れるようなことを考えていかないと石岡は本当に直りません。どうかその辺のところも皆さんのためでありますから。我々は自分で守れるんです。自分のことは自分で守れる。ですから、皆さんは、そういうことが起きないよう、いくら上の者であっても、議会から、例えばですよ、例えば議会から圧力があったなんていう場合には防ぎ切れないことはたくさんあるでしょう。これまでにもあったでしょう。言わなくても分かるでしょう。ですから、その辺のところをよくお考えになって、議会ともよく相談をして、今後こういうことは絶対に起きない、本当にこういったことはあっては駄目なんですよ。職員が休む程度ならいいですけど、よくお考えになってください。  終わります。 387 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午後 3時56分休憩             ──────────────────────                   午後 4時12分再開 388 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 389 ◯21番(高野 要君) 21番・高野 要でございます。2点ほどお伺いをいたします。  1点目は、地域医療についてでございます。  地域医療については、同僚の議員がるる質問をいたしまして、あらかたのことは分かったかなという形でございます。私は、しかしながら残念に思うことは、この地域医療、石岡市を挙げての大事業でございました。この石岡市から、病院の公立化、これをなくしたら石岡の医療は崩壊する。石岡の医療は、皆さん、終わってしまうんですよというようなことで、現市長は選挙をなされました。  私も、やはりこれは市長に当選してもらわないと、私も70を過ぎましたので、病院がなくなったら大変だ、医者にかかれなくなったらどうしようというような思いの中で、日々格闘してまいりました。  しかしながら、私はどうしても、この病院の公立化、これには納得できないところでありました。ですから、孫子の代に借金を残さない、負の遺産を残さない、そういった意味におきましても反対を続け、議論を重ねてきたところでございます。  しかしながら市長は、あれだけ幾日も幾日も、遊説カーを何台も出して市民にアピールをしたわけであります。絶対に必要なんだというこの病院、石岡地域医療計画ですね、石岡の医療計画が、市長、10か月で崩れたんです。  市長と議論もしました。しかし地域医療、今どうですか、ずたずたです。周りの市では笑っているでしょう。私も言われました、石岡は腕がいい、一銭もかけずに病院が持てるんだ、うちのほうでもやりたいけどそれだけの力がない。そういったことを、皮肉か褒め言葉か、言われてきたわけでございます。今、その皮肉がまともに皮肉となっております。  そして、私が残念なのは、こういう、本当に、医療問題、10か月で放り投げるのができるのか。ほんで議会の答弁、執行部もそうでありますし、市長もそうであります、もう民営、民営、やっているんです。民営じゃないでしょう。  今、同僚の議員も、まだまだ、地域振興協会ちゅうんですか、そこまで言ってくれたと、そういう話もしてくれた、してくれています。そういったところは石岡で、全国に1か所なんですか。そういう受皿はたくさんあるでしょう。そういったところに、どうしてもやりたいんだというのであれば目を向けて、お願いして、できるできないは別ですよ、そういう努力はするべきじゃないですか。  地域医療振興協会、ここが駄目だと言いました、だから駄目なんです。これじゃ、あんまり市民に対して申し訳ないんじゃないですか。市民の方々は今、皆さんが医療についての申請ですか、申請というか、先ほど言っていましたがあの名簿ですね、それを1,700も1,800も集めてくれているというんじゃないですか。病院つくりじゃないんです。調査してくれ、何とかもう一度見直してくれちゅうやつでしょう、見直しじゃないか。そういった市民の心を本当に、市長、軽々しく、あんた、踏みにじることできるんですか。  あんた、どこに努力があったんですか。議員といつ話しましたか。市民といつ会合を持ちましたか。何もやってないじゃないですか。補正予算も出せなかったんじゃないですか、議会が怖くて。図星でしょう。本来は出すべきなんですよ、調査してもらうんだもの。それで今ここへ来て、私は皆さんと話ししながら進めます。話じゃないです、あなたがしっかりすることなんです。あなたがしっかりしなきゃ進まないんです。  私は本当に残念で残念でたまらない。あなたと議論と議論を重ねて、それでできたんだったら私は称賛して応援しますよ。頼んでおいた人がやらないから、私もやりません。そんな話、どこにあるんですか。だったら違うパートナー、探しましょうよ。病院って幾つあるんですか、全国に。なぜそこだけしか駄目だったんですか。  じゃ、まず、パートナーがそこだけ、地域医療振興協会、ここでなくてはならないちゅう答弁してください。 390 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 391 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。今回の公立化による病床の再編統合ですけれども、こちらにつきましては、昨年の1月に全員協議でもご説明させていただきましたけれども……。           〔「ちょっと声を大きくお願いします」と呼ぶ者あり〕 392 ◯保健福祉部長(金井 悟君) 昨年の1月に全員協議でご説明させていただきましたけれども、専門委員からのご提案を受けて、その中で地域医療振興協会からご提案がありました。それを専門委員の中で地域医療計画の中に組み込んで、カンファレンスに提出させていただきまして、カンファレンスの中で決定したものを議会に提案させていただいたということで、振興協会からのご提案ということで進めさせていただいていた経過がございます。  以上でございます。 393 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 394 ◯21番(高野 要君) いや、そんなことを聞いているんじゃないんですよ。終わった時点で、相手が取り下げた時点でね、それじゃ今後どうするんだ、模索が必要でしょう。  そういった場合に、本当に、この病院、公立病院をつくるということであれば、全く事業を180度変えるんじゃなくて、そこで何らかの方策ちゅうのはあるわけでしょう、今言いましたように。受皿はここ1つじゃないと思いますよ。そういった受皿すら探さないで、ただ逃げるだけじゃないですか。自分で選挙のときのあの声、私、今でも耳に残っていますよ、そのことを考えたときに、安易にそんなに簡単に、じゃ、分かりました、民営にします、言えますか。  私は、公立病院、このことについてあなたととことん議論したかったんです。どちらにしても、その議論の中でよいものが生まれてくれればいいなと、そういうふうに思っていました。民意ですから、市民の方が本当に望むことがいい。あとは財政です。  市長、何にも考えていないじゃないですか。駄目になったら次、駄目になったら次、それじゃまずいんですよ。やはり民意とか、そういったことはきっちりとやっぱり反映せねばならないし、また約束事はできないこともある。ただ、だけど守っていかなくちゃいけない。それが、市長さん、首長じゃないですか。自分で言ったことは10日もすれば忘れて、また次のこと。それじゃ、市民、たまったものじゃないですよ。本当に腹立っています。  私は、本当にもうどうしても駄目なんだというところまでは、努力するのが本来であるかなというふうに思っております。努力の姿なんかどこにも見えません。それでこういう大事業が崩壊していく、終わっていく。それでも全然顔色1つ変えないです。立派です。私は思いました、こんなに無責任な人なのかと。残念でたまりません。  今泉市長も、前市長も何か思いがあってやってきたことでしょう。できれば継承しないでやったほうがよかったんじゃないですか。選挙のために継承し、選挙が終われば知らない。それではやはり私は市長というのはまずいんじゃないかな、継承したと口に出したら、それはやっていく必要性があるんじゃないかなと私は思っております。本当に残念なんですよ。  今回に予算が出されて計上されて、それはどうなるか分かりませんけど、皆さん審議してくれるでしょう。そういった中で、予算がついたら予算がついたでまた進んでいくじゃないですか。同僚も何度も言っていましたけど、この地域振興協会ですか、もっともっと私は話もできたんじゃないかな。  それと、私はもう一つ、私は今この事業、逆に考えると、負の遺産として残さずに済んだのかなということで安堵もしています。地域振興協会ですか、向こうでもいろんなリスクもあります。こういうコロナ禍の中でどこまでの交付金、これが出てくるか分からない。そういった中での、事業者ですから、経済面での問題も出てきたのかなと。ただコロナだけでなく、今後ですよね、経営は続けていかなくちゃならないわけですから、赤字になったときはどこが出すのか。一般財源ですか。皆さんが言っているのは、全部ただですって。  ですから、そういったことも考えて、私は事業者さんが立派なのかなと思います。もしやっても石岡に負担をかけるから、じゃ、この辺で手を引こう。こちらも残念かもしれないですけど、相手の事業者さんも大変な思いの中での取下げだったと思いますよ。事業者は、もうかればついてくると思います。私はそういうふうに、経済面が多かったのかなというふうに考えております。非常に残念な地域医療計画でありました。どんな形でも、私も議員を30年やっていましてみんなから聞かれますし、何らかの形づけはしていきたいと今でも考えております。  市長は、これ、公約の中で皆さんに申し上げております。地域病院、これがなくなったら大変だよってね。ですから民営にするのは、民活にするのは分かりますけど、この公立化、市民病院、これができなかったとき、私の考えの中では、この市民病院をつくってあげるよということ、これが公約の目玉で当選したかと思っています。ですからこれができなかったとき、責任を負えとは言いませんけど、市民にどのように説明するのか。抽象的な言葉じゃなくて、きちっと言ってほしいんです。そうすれば市民の方も安心するでしょう。できなかったらできないで仕方ない。だから皆さんもう一度協力してくださいと、ゼロから始まりますと、そういったことをきっちりと述べてもらいたいんですよ。  今回は、本当に何を質問しようかなと思って来たんですけど、ちょっと質問の内容も書いて質問しているんですが、市長、その辺のところをよく、もう一回言います、この事業が、言葉は悪いけど頓挫、できなかったと。市長の責任、また説明はどのようになされるのか、抽象的でなくきちっと答えてください。お願いします。 395 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 396 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。私も、この地域医療振興協会の取下げは非常に残念な結果であったと思っております。  この石岡地域には様々な医療課題がございますが、これまでお示ししてまいりました、産科、小児科、緊急診療の課題解決は重要だと認識しております。これまでのこれらの課題につきましては、早急にこれまでお示ししてまいりました石岡地域医療計画に掲げるスキーム以外、そういった手法による対応策も検討してまいりたいと考えております。 397 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 398 ◯21番(高野 要君) ですから、私がお示しいただきたいのは、この病院の公立化ですね、それによって、その公約によって皆さんに清き一票を頂いたわけです。ですから私は、どんなことをしても市長には公立化をする義務があると思う。責務が。  急にここへ来て産婦人科と小児科を出されても、産婦人科と小児科については、今泉市長は5年後ということでお話をしておりました。当初の目的と、産婦人科と小児科ですか、あと緊急診療、それは違うと思うんです。私はどこまでも、この公立化、市民病院公立化、これをどうするんだって言っている。あなたの公約はこれなんです。  いや、これはできなけりゃできないでいいんです。ほんで新たに模索していけば。ただ、だけどずるずるではまずいでしょう。どうするというのを、私だって聞いていないんです。ただ抽象的にぼかして話しているだけ。ですからここを聞きたいんです。公立病院は諦めます、もう新たにやりましょう、皆さん、お願いします。ゼロベースで、本当のゼロベースです、そうすれば予算もつくでしょう。  その辺のところを、市長、きちっと答えるべきだと思うんです。私はそこが聞きたいんです。公立病院はどうなるの。だから皆さんにも今度教えてあげるんですよ。もうできませんよ、でも産婦人科と小児科はつくってくれるみたいですよ。その辺のところをもう一度、はっきりとご答弁願います。 399 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 400 ◯市長(谷島洋司君) ご答弁申し上げます。議員おっしゃるとおり、今まで石岡市として、医療に支出、公的な支援をしてきたということがございませんでした。今回、この石岡地域医療の様々な課題、産科、小児科、緊急診療がなくなる、そういった問題が改めて出てきまして、その手法、解決にはやはり、公立、民間、それにとらわれず、しっかりと持続可能な医療環境をつくってまいりたいと思っているところでございます。 401 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 402 ◯21番(高野 要君) だから市長、それじゃ答弁はまずいでしょうと。柔軟性を持ってという言葉、公立病院じゃないですか、私たちも振り回されました、公立病院、石岡に公立病院がなけりゃ駄目だ、近くに病院がなけりゃ駄目だ、振り回されてきたんです。それで今度は柔軟性ですか。それじゃ大人げないんじゃないですか。1つのことは1つ、きちっと整理をして、そしてまた新たに入るというのであればいいですけど。  今度はあれですよ、目先だけ変えて、産婦人科と小児科だとか、今泉さんは5年先って言っていたんです。できないことだから今泉さんは5年先に延ばしました。あなたより立派だと思います。あなたは目先を変えてまたね。  ですから、じゃ、ここで、いいですか、1つお伺いします。もう公立病院、これは、今まで言ってきた公立病院はもうなしとして考えていいんですか、お伺いします。 403 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 404 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。私は、今回のこの公立化、有力な選択肢の1つであるという主張をしてまいりました。そして、議員の皆さんときっちりと議論をして、合意形成をしてという姿勢で取り組んでまいりました。そういった中で、11月に、やはりこの医療を守っていくために、今回の公設民営化のスキームはすばらしいということで、そこで公設民営化ということで進めるお話をさせていただきました。  しかし、この地域医療振興協会からの残念ながら一旦取下げという決断がございまして、それにより改めて新たな手法で考えなくてはいけないということではございますが、さきの櫻井議員のお話にもありましたけれども、振興協会としましても、また新たなステージに、新たな交渉の舞台につく可能性があるということでございますので、様々なその可能性を探ってまいりたいと思っています。 405 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 406 ◯21番(高野 要君) 何を言ってんですか。振興協会、取り下げてゼロベース、言ったんじゃないですか。どこにそんなチャンスが生まれてくるんですか。どこにそういう話、ついているんですか。議会にも話してないじゃないですか。もう一度振興協会とは詰められる部分ありますよと、そういうようなことっていつ言ったんですか。口から先、言っていたんじゃ駄目なんですよ。  あんたは代表です、トップです。市民を何か裏切るような行為はいけないと思いますよ。市民はあなたを信じています。みんな頼っています。だから、きちっと言動の一つ一つにしても、私は考えてするべきだと思います。  私は、あなた、どういうつもりで私に答弁しているか知らないですけど、私はそれなりの大人です。よく考えて、その場しのぎの答弁はやめていただきたい。そして何度も言いますけど、きちっと一度市民の皆さんにけじめをつけていただきたい。やはりけじめをつけないとまずいと思いますよ。  地域で市長で集まったとき話しますか。そんなものじゃないですよ、市民は末端までいますから。あなたの後援だけではないですから。その辺のところをしっかりやっていただきたい。これ以上言っていても無理でしょうから、話はみんなその場しのぎですから、やはりここは議場ですからきちっと答えてください。  それじゃ、細かいことを聞いていきます。代表質問でお伺いした石岡地域医療計画でございます。これを見直すの、市長は一から見直すというお答えだったわけです。これを覚えておりますかね。私は何も言葉尻を捉えて言うわけではないんですが、その「一」というのは、医療計画のどの部分を残すという意味なのか。一からです。ゼロからだったら分かります。はっきりと聞かせていただきたい。  それで、それを伺わないと、我々が地域医療について質問し、また何か提案するにしても私は困るわけです。ずっと続けていきますけどね。  市長は先日、石岡地域という枠組みについて、これは緊急診療所や病院群輪番制で一緒に事業を行ってきた経緯があるので、今後の近隣自治体と連携して取り組んでいきたいと答弁しました。市長が見直さない一というのは、この石岡地域の枠組みの部分の何なんでしょうか。もう一度言いますよ。この一というのは、この石岡地域の枠組みの部分、何でしょうか。市長から答弁をお願いいたします。 407 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 408 ◯市長(谷島洋司君) ご答弁申し上げます。「一」についてということでございました。  今回の地域医療振興協会の提案の取下げというのがございまして、要するに、地域医療計画が実質上ないものとなってしまったと。しかし、石岡地域における、この石岡医師のエリアにおける医療課題というもの、産科がありません、小児科が不足しています、そして緊急診療の窓口がありません。そういった医療課題は同じである、変わらないということです。  そして、このコロナの中、あるいは石岡市医師病院がなくなっていくと。そういった中での新たな医療課題も増えていると。そういったものに対してきっちりと、その課題を認識した上で手法を考えていく。そういうことだと思っております。 409 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 410 ◯21番(高野 要君) そうすると、今述べられたことが課題であって、これが基本というか、残された部分であると。そうすると、これから枝は生やしていくということでよろしいですか。これは、今言われたことはゼロじゃなくて、その部分は残るということでよろしいですか、お伺いします。 411 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 412 ◯市長(谷島洋司君) 医療課題、石岡地域が抱えている医療課題は残ると。これは同じ認識でございます。 413 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 414 ◯21番(高野 要君) じゃ、分かりました。  じゃ、2回目ですね。市長はとにかく石岡地域という枠組みを重視し、茨城県地域医療構想の土浦地域医療構想区域とは、引き続き距離を置いて独自に考えていくということで理解をしております。  そこで、私は疑問に思うんですが、市長が考える石岡地域、石岡市は旧石岡も旧八郷もどっちも石岡地域だからいいですよと。ただ小美玉市は、旧美野里、旧小川、水戸地域の医療構想区域でやっているわけです。旧玉里だけが石岡地域。かすみがうら市は、旧出島だけは土浦地域の医療構想区域でやっているわけで、旧千代田だけが石岡地域。普通に考えたら、自分のまちが地域ごとに違う計画に入ってしまったのでは、私はやりにくくて仕方がないと思うわけです。小美玉市、かすみがうら市の市長さんたちは、一体これをどう考えているか。ヒアリングしていると思うのでお伺いしたいと思います。  ここは石岡市の議場ですから、もちろん小美玉市、かすみがうら市の市長さんの考えは聞けません。しかし谷島市長は、両市の市長さんと協議をし、引き続き連携していくことを確認したと言っています。いいですか、引き続き連携していくことを確認したと言っているんです。市長は、この両市の市長さんの本音をどのように捉えているのか。分からなければ分からないで結構です。  また、近隣との連携というのであれば、私は、旧玉里、旧千代田などと言わず、いっそのこと小美玉市、かすみがうら市と石岡市の3市で、茨城県地域医療構想の中で、土浦地域、水戸地域とは別に、きちっとした石岡地域医療構想区域として3市で位置づけてもらったほうが私はよいと思うわけですが、市長の見解をお伺いいたします。
    415 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 416 ◯市長(谷島洋司君) これまで緊急診療所等の運営につきましては、石岡市医師の管轄地域、石岡市全域、かすみがうら市の千代田地区、そして小美玉市の玉里地区を基本に、費用負担など連携して対応してまいりました。また、二次救急の病院群輪番制につきましては、石岡市、かすみがうら市、小美玉市の3市を基本に、費用負担など連携して対応してまいりました。  このように、地域医療の安定につきましては、市町村単独では実現が難しいところが多いと考えておりますので、まず、石岡市として取り組むべき医療課題等について整理した上で、石岡市医師の管轄地域を基本として地域医療に係る施策を検討し、共通の課題等に対しては、近隣や、さらに広域的な地域で連携して対応していきたいと考えております。 417 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 418 ◯21番(高野 要君) 石岡でも、石岡地域とか医療計画とかやっているわけでございまして、そういった中においては、私はきちっとこれをするべきだと思うんですね。新治郡時代のその区割りというか、そういったものを引きずっていないで、もうきちっとそのようなことは言うべきことは言う。それできちっと私はやっていったら、もうちょっといろんな意味でやりやすくなるんじゃないかなと思います。  新治郡時代の区割りとか、そういったものをいまだに引きずっているようですけど、そういったものは、お互いにもう市になったわけですから、きちっと構築していってもいいのではないかなというふうに思います。谷島市長だったらできますから、きちっとやってください。  では、3回目、小美玉、かすみがうら市の市長さんと……。  1つ、ここで聞きます。今答弁漏れがありまして、市長はこの両市の市長さんの本音ですね。谷島市長は両市の市長さんと協議をし、引き続き連携していくということを確認したということを答弁しておりますので、市長は、この両市の市長さんの本音、これをまずお聞かせいただきたいというのと。  それから、小美玉市、かすみがうら市の市長さんは、もっと真剣に3市の未来をきちっと踏まえた、踏み込んだ協議をしたほうがいいと思いますよ。だから地域医療計画は心配なんですよ。小美玉市、かすみがうら市がどのぐらい本気で考えているのか全然見えないんです。それを市長にはしっかりと見極めていただきたいということと。  市長は、とにかく産科、小児科、緊急診療を中心に考えていくんだと。今のところそれを、それしか言っていないんです。でも、それは単に課題を並べただけで、そんなことは誰も分かっていること。長いことやっていれば、こんなことは誰も分かることです。今泉さんも最初はこのように述べておりました。  それで市長は、医療計画は一から見直すと言っている。そこで伺いますが、見直しのスケジュールですね。一応、「一」については先ほど聞きましたけれども、令和3年度当初予算には調査委託料も計上しているようですが、そういう調査と計画の見直し作業、これは同時並行でやっていって、最終的に調査結果を計画に反映させていくということかと思いますが、その辺はよく分かりません。とにかく令和3年度はどういうスケジュール、どういう手順で地域医療を進めていくのか、お伺いいたします。 419 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 420 ◯市長(谷島洋司君) まず、3市の連携でございます。今、当石岡市は、様々な事務組合などを通して、かすみがうら市、あるいは小美玉市などと一緒に事業を行っております。そういった中で、この医療問題についても、先ほど述べましたように、共に解決していくという手法を取っていくという話をしてまいったことでございます。  それぞれ、当市が抱えている問題、あるいは小美玉市が抱えている問題、かすみがうら市が抱えている問題、同じではございませんので、そういった面で、であるならば共通の問題、共通の課題、それは、その産婦人科がありません、あるいは小児科の緊急窓口がありません、あるいは緊急診療の窓口、休日夜間診療の窓口がありません、これがやっぱり共通の課題だということで認識を1つにしておるところでございます。  今後の計画でございますが、これまで説明してまいりました地域の医療課題の解決に向けて、また、このコロナ禍、あるいは石岡市医師病院の休止など医療環境の変化も踏まえ、新たな手法を検討する必要があると考えておるところで、今回は調査をし、そのための状況把握をする、地域における医療需要や将来需要予測、医療機関の現状など、医療環境調査やビッグデータによる分析等をまずは実施してまいりたいと思っているところでございます。 421 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 422 ◯21番(高野 要君) 今調査という話が出てきましたけど、どれだけ調査をやったらいいんですか。調査というのは、水戸圏域、土浦圏域、また今回もたくさんの調査をしていると思うんですね。何の調査をするんですか。今ゼロで調査することないでしょう。まずいんじゃないですか、今の答弁は。調査の必要性はどこから生まれてきます。あり得ないことですよ。何もないんです。  市長にお伺いします。市長は、今までこのような調査等々は一切、少なくとも1年間においてはやってきたかと思うんですが、調査等々はしていなかったんですか。これから何の、まだ民間活用とかいろいろ言っていますけど、そういったことに対しても議会にも何も示されておりません。ゼロベースです。ゼロベースで何の調査をするんですか、お伺いします。 423 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 424 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。先ほどもお話ししましたとおり、この地域の課題、産科、小児科、緊急診療などの石岡地域が持つ共通の課題、これらの解決方法、また、コロナや石岡市医師病院の休止など医療環境の変化も踏まえ、新たな手法を検討する必要があると考えておりまして、今回の調査は、そのための状況把握、地域における医療需要や将来の需要予測、医療機関の現状、医療環境調査やビッグデータによる分析等を実施するものでございます。  いずれにしましても、しっかりと長期に、この石岡でどのような医療を支えていかなくちゃならないか、公的な役割は何か、そういったものを見極めてまいりたいと思います。 425 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 426 ◯21番(高野 要君) 後で資料請求か何かしますので、今までのあそこの地域医療振興、スタッフがいたところありますね、金井部長のところでね、そこでどういう調査をして何をしてきたのかね。これからも大きな多額のお金をかけて、まだ調査する。何を。これは医療でしょう、何かほかのことも調査するんですか。公立化するちゅうことで、あらかたのことは調査は終わっているわけですよ。調査費をつければ、あたかもそれが事業を始めたように見える。それは大きな間違いです。  それでは、時間もないので次に移ります。もうちょっと具体的な答弁を期待しましたが、よく私には分かりません。調査ばかりやっていたのでは事業は進みません。市長が本当に地域医療に取り組む決意があるかどうかも、ちょっと怪しいんじゃないかという気がしております。あまりにも真剣味がないように私は伺います。  では、続いて伺います。市長は、今日の一般質問で同僚議員の質問に対して、緊急医療体制を一日も早く元気に戻すため、私が先頭に立って全庁を挙げて取り組んでいきたいというような旨の答弁をしております。私は何も揚げ足は取るつもりはありませんし、市長が先頭に立ってやるのはすばらしいことだと思っておりますが、こういうことは言っているだけでは、今もそうです、答弁に立つといいことを言います、一般の人が聞いたらまともだと思うでしょうけど、我々、毎日聞いているとそうは思わなくなってくるんです。そこで、私は先頭に立って全庁を挙げて取り組むという、その具体的な内容ですね。揚げ足は取りませんので、本当にこうだというやつをここで述べてください。  あと、同僚議員の駅周辺整備に関する質問で、市長は思いの強さの表れとしてか分かりませんが、市長直轄組織をつくりましたね。というような答弁もしておりましたので、地域医療についても市長直轄組織をつくるということなのか。これ、具体的に2点ほどお願いします。 427 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 428 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。私自らその先頭にというお話でございます。  今、何度もお話ししているその産科、小児科、緊急診療、そういったものの中で休日夜間窓口、今、石岡市医師管内ではございませんけれども、まず、保健福祉部長からも答弁があったように、土浦市医師で休日夜間窓口を受けてもらえないかというお話をしてまいりましたが、私自ら土浦市長にお願いしに行きまして、今、土浦市の中もコロナの中で非常に大変だということであったんですが、私、直接伺いまして、土浦市長に、ぜひ休日夜間窓口を、石岡の市民もぜひ利用させていただきたいというようなことをお願いしてまいりました。  あとは……。                 〔「市長直轄」と呼ぶ者あり〕 429 ◯市長(谷島洋司君) 組織の関係でございます。今回、市長直轄組織で駅周辺にぎわい創生課に関する組織をつくらせていただきました。この地域医療の対応も、今の保健福祉部の中ではございますが、しっかりとこの地域医療対策室というところの中で検討してまいりたい、進めてまいりたいと思っております。 430 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 431 ◯21番(高野 要君) 悪くも言いませんが、市長の地域医療への思いというのは、友人である土浦市長ね、安藤真理子さんですか、にお願いして緊急医療を頼んだということであります。これはこれで、やはり私は評価をいたします。  では、引き続き伺います。市長は、市民と議会の意見を聞きながらというようなことを言いますが、市民の意向はどのように把握するお考えなんですか。市民と議会の意見を聞きながら、いつも言います、聞いたことありません。いつも言います、私、聞かれた覚えもありません、お話ししたこともございません。  市内各地域で懇談を、市民の意向を把握するには、今行っている市内各地域で懇談を実施する、また全市市民対象にアンケートを取る、やり方はいろいろだと思いますが、市長はどのように考えているのか、市民の意向ですね。  それと、議会と協議というのは、何度も何度も聞いていますが、もう10か月、一回もありません。これは、一般質問の場、それを想定しているのか、全員協議で済まされているのか、その辺についても併せて現在のお考えを伺いたいと思います。 432 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 433 ◯市長(谷島洋司君) まず、市民の声をどのように聞くかということでございます。私は、市民の皆さんの声をしっかりと聞いて、市民に寄り添っていくというお話を度々お話しさせていただいておりますが、今年度、市長と語るあるいは様々な行事に参加してということがあったんですが、残念ながら、このコロナ禍の中、そういう機会が持てなかったことが非常に残念でございました。  そういった中で今、電子会議、オンライン、そういったもので市民会館の活用とか、そういうものについては意見を聞いてまいりました。そういう新たな手法も入れながら、あるいは今度、医療に関心のある方、あるいは医療従事者の方なども加わってもらった中の話合いをする場を、令和3年度は設けていきたいと思っていることでございます。  そういう機会には、議会の皆様にもぜひお声がけをしていきますので、共に議論をして、そしていい石岡の医療環境をつくってまいりたいと思っておりますので、ご協力とご理解をお願いいたします。 434 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 435 ◯21番(高野 要君) ですから、市長は何も分かっていないんです。一般の人と市長市長と語るとか、そういった偏ったものじゃなくて、もっともっと何かあるはずです。私はそのように思うんですね。オンラインとかなんかじゃなくて、できない人もいます、私もできません。アンケートでもいいんじゃないですか。そういったこと、弱者まで全てに目を向けて、自分と語り合う、語り合うのは何も言葉ばかりじゃないんです、文字でもいいんです。心が通じている、そういったことをきちっとやっていくべきだと思うんですね。それで偏ったことは駄目です。自分の仲間だけやっていても仕方ないんです。万民です、石岡市民です、その辺のところをね。何の話を聞いても響いてくるものがないんです。  議員ともそうですけど、議員の人が出てきてくださいではないですよ。もっともっとあなたが、執行部もそうですけど、議員に対していろんなことを持ちかけてきてくれればいいんじゃないですか。決して話さない。それでぼっと出してくる。議案も何でもそうですけど、そんなんじゃないんでしょう。以前に、委員でも何でもそうですけど、もっともっと話し合う機会、あるんです。  あなたは10か月私たちに、私、経済建設消防の委員長をやっていますけど、委員長、何かありますか、1度でもいいから、何かあったらお話ししませんかなどということはありません。そういうことなんです。大きなことをするんじゃないんです。身近で誰もができること、それをやっていくのが市長さんだと思います。一把一からげじゃない、そういったことを心がけてやっていってください。今のような答弁は私は聞いておられません。  それじゃ、2点目、時間もないのでちょっとお話しします。これは統合保育所でございます。  私は、何年になりますかね、もう七、八年になりますか、統合保育所へ同僚と一緒に行きました。そこには今泉市長さんがおりまして、そこには父兄が、保育児がいる父兄さんが来ておりまして、涙ながらに、保育所を建ててくれ、そんなことで話しておりました。  私も同僚も、何とかやってくれよというようなことで話はしておりましたが、なかなか前市長も動かず、動いて保育所を建てましょうということで5年計画が立てられまして、じゃ、5年後にはできるのかなと思いましたら、5年後には子どもの森をつくるんだと。包括センターというんですか、そういったものも入れた複合でやるからということで、保育所はなくなったわけでございます。  そこで今度は新しい市長になりました。ゼロベースということでございます。市長は、この7年間、皆さんがどのような、また子どもがどのような思いをしてそこを巣立っていったか。八郷の統合保育所との格差、この辺をどういうふうに捉えているのか、ご見解を賜ります。 436 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 437 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。統合保育所につきましては、平成26年度に石岡小学校内に緊急避難後、平成27年度には一度は継続しない方針を示させていただきましたが、子育て環境の変化により保育需要の増大に対応するため、平成29年度に新しい統合保育所整備をする方針に変更いたしました。  その後、平成30年度には、地域全体で子育てを支援する拠点整備が必要であるとの考えから、統合保育所を含む総合的な拠点機能を持つ子どもの森の整備についてご説明させていただきましたが、平成31年度の統合保育所整備事業、令和2年度のこどもの森整備推進事業において、2度にわたって修正を受けたことも踏まえ、再度精査をいたしたところでございます。  今年度の精査の結果につきましては、令和2年度第3回定例の一般質問でもご説明しましたが、新たな保育所の建設はせず、現在の第1保育所での運営を継続していく方針でございます。  以上でございます。 438 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 439 ◯21番(高野 要君) 時間もないんですけど、部長、そういうことをよく言っていられますよね。あなたの元の上司は誰でした。きちっと市長はあそこへつくると言ったんですよ。  それじゃ、もうちょっと話しさせてもらうと、建築許可も取っていなかった。消防法も触れていた。それで吹きさらし、防火ドアもない、火事になっても戸が閉まらない、そんなところへ子どもを住ませたんですよ。給食室は雨漏れ、それで給食の人がへりのほうへ行って弁当を置いておくと。それで私と同僚で、これはまずいよということでお話をし、建築確認とかそういったものはもう消化されたと思うんですよ、10年たっているからね、できているとは思うんですが、そういった状況であったわけです。  ほんで親御さんは、その子どもさんは3歳児の親が来ていましたので、もう10年たちますから13、中学校へ行っています。あそこの保育所でのいい思い出はありますか。風は吹きさらし、壁はぼろぼろ、給食室は真っ暗け。それでもいいんですか。じゃ、皆さんに聞きますけど、それは自分の子どもとか孫だったらそこへ入れますか。人ごとなんですよ。  もう時間もないんですが、私は、やはり統合保育所、立派なものじゃなくていいんです。そんなに人はいないんです。  それと、前々市長の久保田氏が、本来は、庁舎建設と同時に復興債を使えば全部ただで、元の位置であればできたんです。それが、駄目だとかいいだとかでそれもほっちゃいまして、去年、おととしぐらいに終わっていると思います。行政の、これはあれですよ、瑕疵ですよ。ちゃんとやっておけばお金もかからない、それで子どもたちも入れられた。今度はあきれることに、子どもたちが危ないからといって、あそこへ重要書類を入れておくんだ。ふざけた話でしょう、全部空けておきなさい。そんなことをしているわけですよ。  ですから、私が望んでいることは、もうあと2分ですけど、くどくど言っても仕方ないけど、八郷の統合保育所の子どもさん、石岡市にいる保育所の子どもさん、同じにしてあげてください。一人も取りこぼさない。SDGs。私、ここに、これは市長、やっていますよ、石岡の子どもは取りこぼしていいんですか。三つ子の魂百までもと言います。片方の子どもは、子どもたちは恨んで言っているわけじゃない、立派なすばらしいところで環境で育っている、石岡市の保育所にいる子どもは間借り、少なくともきれいとは言えない。私も見に行きます。市長、それでいいんですか。  それで、今年は予算もついていない。調査費ぐらいつけてあげてくださいよ。保育所をつくるということはもう何回言っているんですか。子どもさんがいい環境で立派に育ってもらう。病院も大事です。でも、零歳児から2歳児、まだ3歳までいるんでしょう。そういったことを考えたときは、市長、きちっと予算を取って、子どもたちは入母屋の化粧造りじゃなくていいんです。暖房と冷房と雨露がしのげる、そのぐらいのことは、市長、やってください、一人も取りこぼさず。市長は立派なことを言っているんですから、私は、子どもさん、ああいう幼児の取りこぼしはしてほしくない。  あと32秒ありますけど、これで私の質問を終わります。 440 ◯議長(池田正文君) 以上で通告による質問は終了いたしましたので、これをもって一般質問を終結いたします。  本日の議事日程は終了いたしましたので、これをもって散会いたします。  次回は、明3月5日定刻午前10時から会議を開き、各議案に対する質疑を行います。  お疲れさまでございました。                   午後 5時10分散会 Copyright (c) ISHIOKA 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