石岡市議会 > 2021-03-03 >
令和3年第1回定例会(第4日目) 本文 開催日:2021-03-03
令和3年第1回定例会(第4日目) 議事日程・名簿 開催日:2021-03-03

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  1. 石岡市議会 2021-03-03
    令和3年第1回定例会(第4日目) 本文 開催日:2021-03-03


    取得元: 石岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-06
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 令和3年3月3日(水曜日)                   午前10時21分開議 ◯議長(池田正文君) おはようございます。ただいまの出席議員数は22名です。定足数に達しておりますので、これより前回に引き続き本日の会議を開きます。  この際、日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。地方自治法第121条の規定に基づき、選挙管理委員会書記長・越渡君の出席を求めておりますので、ご報告申し上げます。  次に、本日の議事日程は、議事日程表のとおりであります。  これより議事日程に入ります。             ──────────────────────  日程第1 議案第45号 2 ◯議長(池田正文君) 日程第1、議案第45号・損害賠償額の決定及び損害賠償請求に関する和解についてを議題といたします。  直ちに提出者から提案理由の説明を求めます。  市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 3 ◯市長(谷島洋司君) 本日ここに提案いたしました議案について、概要をご説明申し上げます。  議案第45号・損害賠償額の決定及び損害賠償請求に関する和解について、本案は市発注による旭台会館駐車場原状復旧工事に係る契約の任意解除に伴い、受注者の損害を賠償し和解するため、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により議会の議決を求めるものでございます。  以上が提出いたしました議案の概要でございます。  十分ご審議の上、議決を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明を終わります。 4 ◯議長(池田正文君) 以上で説明は終わりました。             ──────────────────────  日程第2 一般質問 5 ◯議長(池田正文君) 次に、日程第2、一般質問。これより前回に引き続き市政一般に関する質問を行います。
     7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 6 ◯7番(石橋保卓君) おはようございます。7番・石橋です。  通告に従いまして、公の施設の管理運営についてということで質問を始めさせていただきたいと思います。  朝、今朝方ですね、ばたばたしていまして、ちょっと緊張感が途切れてしまったものですから、うまくまとまるかどうか不安でありますけれども、簡潔明瞭なお答えをいただければというふうに思います。  まず、公共施設等の総合管理計画の進捗状況についてということでお伺いします。  現在の進捗状況についてどのような状況になっているのか、お伺いをいたします。 7 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 8 ◯市長公室長(加藤乃利明君) 公共施設等総合管理計画の進捗状況について、ご答弁申し上げます。  平成29年3月に石岡市公共施設等総合管理計画を策定いたしまして、公共施設に係る個別施設計画につきましても、令和2年度までに24計画を策定しております。  計画目標に対する達成見込みにつきましては、良質かつ持続可能な公共サービスの実現とコストの縮減を両立させることを前提として、40年間で施設総量20%の削減を目指しているところに対しまして、23.84%の削減可能ということで見込んでいるところでございます。  また、実効性を高める意味でも、令和2年度予算編成時から新たに公共施設経費枠を創設しまして、計画と毎年の予算編成、さらには将来にわたる財政推計を連動させ進捗管理を行っております。  以上が公共施設等総合管理計画の進捗状況でございますが、社会情勢の変化や市民ニーズ等に的確に対応できますよう同計画並びに個別施設計画の考え方等を踏まえ、庁内外における協議等を活性化させまして、さらなる再編統合や機能向上等を検討しまして良質かつ持続可能な公共施設サービスの実現とコストの縮減を両立させてまいりたいと考えております。  以上です。 9 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 10 ◯7番(石橋保卓君) ありがとうございました。  踏み込んだ答弁で、これからお聞きしようとすることまでお答えをいただいてしまったようで、どのように今後進めてこようかなということで今ちょっと迷っているところなんですけど、今これからの予定ということも大分含まれていたのかなというふうに感じがします。  なるべく計画が前倒し、前倒しで進むようなこれからも努力をしていっていただければなというふうに思いますので、よろしくご努力のほうをお願いいたしたいと思います。  それでは、(2)のほう、旧石岡市民会館の今後についてということでお伺いをしていきたいと思います。  旧石岡市民会館につきましては、昨年3月末ですか、急遽閉館というようなことでその運用を停止いたしました。  ただ、建物がそのまま、まだ残っております。地下といいますか、駐車スペースの部分についても、これまで度々その危険性をご指摘してまいりまして、現状ではパネル等で覆われて駐車スペースに入れなくなっているようであります。  とは言いながらも、いつまで危険性が伴う建物を放置するのかという部分では大変心配なところでありますので、まず、この旧市民会館、解体の予定と時期というのはお考えになっていらっしゃるのかどうか、お伺いをいたします。 11 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 12 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) 旧石岡市民会館の解体予定時期について、ご答弁申し上げます。  令和5年度の解体着工を目指してまいりたいと考えてございます。  その準備といたしましては、令和3年度中に解体設計の仕様をまとめ、令和4年度当初に解体設計委託へ移行したいと考えております。  解体設計におきましては、特にアスベストやPCB、フロンなどの有害物質などに関する調査も含み、慎重を要することから、解体設計の結果を踏まえ、対応方針がまとまった時点で解体に着手したいと存じます。  また、令和3年度中には解体の準備と並行して建物内部の財産の整理を進めてまいります。  机や椅子といった什器類のほか、絵画や銅像、モニュメント類、ピアノなどの移転や保存、利活用について整理をしてまいりたいと考えてございます。  以上です。 13 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 14 ◯7番(石橋保卓君) ありがとうございました。  具体的なスケジュールが示されたということで一安心といいますか、ある程度納得をするところではございますけれども、確かに解体についても結構な費用がかかるのかなという感じはしておりますので、来年、再来年の設計、令和5年度の解体、致し方ないスケジュールかなというふうには理解をいたします。  そこでまた、改めてお伺いをいたしますけれども、それでは、解体後の跡地についてはどのような利用の方法をお考えになっているのか、お伺いをいたします。 15 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 16 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) 跡地利用の考え方について、ご答弁申し上げます。  旧石岡市民会館跡地利用計画は、現在未策定でございます。  解体設計に関する準備作業と並行する形で跡地活用の検討を進めてまいりたいと考えてございます。  跡地利用計画案を関係部局、関係団体等と調整し解体後の利用報酬を一定の形でまとめ、その後の利用計画に円滑につながるよう進めてまいりたいと考えてございます。  以上です。 17 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 18 ◯7番(石橋保卓君) その手順につきましては、後ほどまとめて基本的なお考え方をまた、お伺いをしていきたいと思います。  それでは、次に、(3)の統廃合を予定している施設の利活用及び処分についてということで、今回この部分を列挙させていただきました施設につきましては、現在市で予定をしております駅周辺、そちらに複合文化施設を予定していくというような計画になっているかと思います。  委員会で示されました資料の中に、統合される新しい文化施設の中に図書館、場所によっては東地区公民館勤労青少年ホーム、児童館、それから、保健センター、杉並コミュニティーセンター、そういう案が示されておりましたので、一つ一つの施設についてお伺いをしていきたいと思います。  まず、中央図書館についてお伺いをいたします。  現在の図書館脇にこども図書館を併設しておりまして、確かに建物も古い、敷地も狭いということで、利便性の面ではかなり悪いのかなという感じがしております。  新しい複合文化施設のほうに統合になった後、現在の中央図書館をどのような活用を図る処分をしていく計画がありましたら、お伺いをしてまいります。 19 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 20 ◯教育部長(豊崎康弘君) お答えします。施設の利活用につきましては、個別政策計画にもございますとおり、中央図書館は複合施設等への建て替えを予定しているところでございます。  利活用ですが、複合施設の集約が決定した折には、まず1つ目に本市事業による利活用、2つ目に公共・公益的団体による利活用、3つ目として民間事業者による利活用を優先順位として施設の利活用を検討してまいります。  また、利用者地域にお住まいの市民の皆様からのご意見、ご要望を踏まえつつ、教育委員会、庁内での利活用要望を取りまとめ、全庁的に協議、検討してまいりたいと考えております。  以上です。 21 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 22 ◯7番(石橋保卓君) そうしますと、ただいまのお答えによりますと、現在の図書館については解体は考えず、その施設そのものを今後民間も含めた利活用を考えたいということでよろしいですか、改めてお伺いします。 23 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 24 ◯教育部長(豊崎康弘君) まずは、その利活用を教育委員会などでまず使えるのか。そして、使えない場合、全庁的に使える部署があるのか、それでない場合は民間という部分もありますので、最終的にどこもなければ除却という部分も考えられると思います。 25 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 26 ◯7番(石橋保卓君) ありがとうございました。  それでは、中央図書館のところにこども図書館が併設をされております。  このこども図書館につきましては、現在リースで建物を借りているという状況でありますけれども、そのこども図書館についての処分というのはどのようにお考えになっているのか、お伺いをいたします。 27 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 28 ◯教育部長(豊崎康弘君) こども図書館の建物につきましては、議員ご指摘のとおり、来年度リース満了に伴い市へ所有権が無償譲渡されることから、有効活用を前提として教育委員会内、庁舎内におきまして、協議、検討してまいりたいと考えています。  現在のところまだ具体的に何にするということは決まってございません。  以上です。 29 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 30 ◯7番(石橋保卓君) そうしますと、現在のこども図書館、来年度でリース満了で譲渡を受けるということですけど、耐用年数はあといかほど残っているのか、お分かりでしたらお答えいただきたいと思います。 31 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 32 ◯教育部長(豊崎康弘君) 耐用年数は手元に資料がございませんが、構造が鉄骨造り、ブレス構造ということでございますので、20年から30年はもつものというふうに思ってございます。 33 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 34 ◯7番(石橋保卓君) いずれにしろ、その利活用がきっちり決まらない段階でといいますか、計画性のない中で譲渡を受けましても逆に負の遺産が増えるだけでないかなというふうに考えますので、そういったところを利活用をきっちり検討した上で譲渡を受けて、それを最大限に活用するというようなお考えで進めていっていただければというふうに思います。  それでは、東地区公民館についてお伺いをしてまいります。  この東地区公民館につきましては、これまでの議論の中で高額な借地料を毎年払って、早めに東地区公民館の在り方という部分を再検討すべきというような議論が進められてきたかと思います。  現在の東地区公民館も耐用年数というか、建物も大分古くなってきまして、今後そのまま使っていくにしても大幅な改修、修繕が必要になってくるのかなというふうな状況かと思います。  今回改めてこの文化施設のほうに組み入れられるかどうか、我々に示された計画の中では組み入れる予定で進めていらっしゃるようでありますけれども、現在の東地区公民館の取扱いに対するお考え、これをまずお伺いをしていきます。 35 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 36 ◯教育部長(豊崎康弘君) 東地区公民館につきましては、昭和57年に開設され、今年度で39年が経過した施設でございます。  個別施設計画では耐震、長寿命化改修、バリアフリー化等により施設、設備の充実を図り、同一時期に立地されている施設の複合化を検討しながら、老朽化対策や立地等を含め、運営について見直しを行うことを基本としてございます。  現在は複合施設検討プロジェクトチームの中で検討を進めております。  東公民館が複合施設に集約された場合でございますが、土地につきましては現在借地でございますので、慎重な検討が必要になるというように考えてございます。  その場合ですけれども、市民の皆様を交えてご意見をいただきながら、教育委員会でこれから統廃合される公共施設等、調整を行いながら、全庁的な協議、区割り検討してまいりたいというふうに考えてございます。  以上です。 37 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 38 ◯7番(石橋保卓君) 仮に施設が除却になった場合については当然、地権者の方にお返しする。そのまま、借地のまま別な市で活用するということはちょっと考えにくいのかなというふうに思います。  そういう意味では、そういったところを踏まえながら地権者へお返しをするという方向で検討されるのが一番よろしいのではないかなというふうに思います。これは私の個人的な考えですので、内部ではよく検討されながら進めていっていただきたいなというふうに思います。  次に、勤労青少年ホームについてお伺いをしていきます。  これまでと同じように複合文化施設に統合になった後、勤労青少年ホームのその後の利活用及び処分についてどのようにお考えになっているのか、お伺いをしたいと思います。 39 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 40 ◯教育部長(豊崎康弘君) 勤労青少年ホームも現在複合文化施設集約化という候補の1つに挙がってございます。  勤労青少年ホーム複合施設の集約が決定した場合には、1番目の中央図書館と同様でございますが、1つ目としては本市事業による利活用、2つ目として公共・公益的団体等による利活用、そして、3つ目として民間事業者等による利活用を優先順位として施設の利活用を検討してまいります。  また、検討の際、利用者地域にお住まいの市民からの皆様のご意見、ご要望を踏まえつつ、全庁的に協議、検討をしてまいりたいというふうに考えてございます。  以上です。 41 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。
                     〔7番・石橋保卓君登壇〕 42 ◯7番(石橋保卓君) 分かりました。  それでは、次に、児童館についてお伺いをいたします。 43 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 44 ◯保健福祉部長(金井 悟君) 移転した場合の児童館の利活用、処分等について、ご答弁申し上げます。  児童館は昭和39年1月に建設され、既に57年経過しているというような建物でありまして、老朽化が進んでおりますので利活用は難しいと考えており、除却の検討が必要な状況にございます。  また、敷地及びそこに設置してございます遊具の活用については、近隣住民の要望等を踏まえながら庁内で今後検討していきたいと考えております。  以上でございます。 45 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 46 ◯7番(石橋保卓君) この児童館については利用対象者は、児童生徒もしくは幼児から児童というのが対象になっているのかなと思います。そういった施設を駅周辺に集約したとしても、近隣のそういう、これまでの利用者の方が逆に不便を感じてしまう部分もあるのかなと、そういう意味では地域に開放するような児童公園的な部分での活用が一番よろしいのかなとは私個人としては思いますけれども、今後、内部でよくご相談をされた上で適正な利活用を進めていっていただければというふうに思います。  次に、保健センター、杉並コミュニティーセンターについてお伺いいたします。  そもそも、この保健センターと杉並コミュニティーセンター、特に杉並コミュニティーセンターについては旧石岡保健所の跡であります。それまでは、保健センターと保健所で連携した行政が進められていたわけでありますけれども、県のほうの方針により保健所が廃止になって、その後、コミュニティーセンターということで地域での活用をお願いしているという状況なのかなと思います。この施設が統合になった場合の利活用と処分の方法についてお伺いをいたします。 47 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 48 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) 杉並コミュニティーセンターの利活用、処分について、ご答弁申し上げます。  杉並コミュニティーセンターは、複合文化施設への統合を検討しております。石岡保健センターの施設の一部を利用している施設であり、保健センターの方向性と連動する部分もございますが、個別施設計画においても更新、改修等の検討は現在地だけではなく、ほかの施設への複合的利用を検討していくとしているところでございます。石岡市街地における複合文化施設への機能統合の方向性につきましては、利用者や地元関係者との調整を図ってまいりたいと考えております。  地域コミュニティーの調整に当たっては、その活動の場として隣接する杉並小学校の利活用の可能性についても、教育委員会、学校関係者との連携、調整をしてまいりたいと考えているところでございます。  敷地につきましては、大規模改修を要する施設であることを鑑みまして、改修の妥当性などについては保健福祉部など関係部局と連携してまいりたいと考えてございます。  以上です。 49 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 50 ◯7番(石橋保卓君) 現状の保健センターにつきましては駐車場も大変狭隘でありまして、利用者、特に健診等で市民の皆様がおいでになるときには大分混雑をしているという状況は、皆さんよくご承知のことかと思います。  そういったことも踏まえまして、今度の複合文化施設につきまして、十分な駐車スペースが本当に取れるのかどうか、1か所へまとめるといいましても、やっぱり利用される市民の皆様方の利便性が上がらないと複合をして統合をする意味がないのかなというふうに思いますので、これはどなたにお伺いするというわけではなく、庁内全体でそういった部分で今後知恵を絞っていただきたいなというふうに思います。  次に、廃校を含む市内小中学校についてお伺いをしていきたいと思います。  これまでの議論の中でも、小中学校の統廃合がなかなか進まない、近隣自治体に比べて石岡は遅いというようなご意見も随分出ておりました。これまで統廃合が進められた小学校、中学校についても、まだまだ廃校になった学校の校舎がそのまま残っている、敷地の利活用ができていないというところが見受けられます。  そういったところで、今後統廃合を進めていくに当たって、特に廃校になる学校についてどのような利活用をお考えなのか、お伺いをいたします。 51 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 52 ◯教育部長(豊崎康弘君) お答えいたします。石岡市立小中学校統合再編計画及び石岡市学校施設個別施設計画を進める中で学校施設として利用がなくなった校舎等の利活用につきましては、前述したとおりでございますが、1つ目には本市事業による利活用、2つ目に公共・公益的団体による利活用、3つ目に民間事業者による利活用を優先順位とすることを考えてございます。  また、利活用方法の判断につきましては、施設状況について継続的な把握を続け、統合作業を進めるに当たり、設置されている統合検討委員会において地域の意見や要望の集約を行い、教育委員会及び庁内での利活用要望、必要コスト面等を取りまとめ、全庁的に在り方を検討、協議していきたいというふうに考えてございます。  以上です。 53 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 54 ◯7番(石橋保卓君) ここまでずっと公共施設の今後の在り方といいますか、お伺いしてまいったわけなんですけれども、やはり施設を集約する、小中学校を統合する、そういった場合に統合されれば廃校になる、廃止になる施設、そういった部分の利活用を検討した上でというか、方向性をしっかり見いだした上で統廃合を進めるべきではないのかなというのが私が今回言いたいところです。  新しい施設を造りました。幾つかの施設をそこへ集めました。じゃ、今までの施設、どうしようなということではなく、やはりそういう計画が立てられたときにそれまでの施設の育成といいますか、そういう部分を考えるべきではないのかなと、先ほど来のご答弁の中で今後検討してまいります、内部での協議を進めてまいりますというふうなお答えが大分出ておりましたけれども、やっぱりそれは現時点ではなく統廃合という計画が出た段階で既に発せられる言葉ではないかなと。  統廃合が決まりましたと、新しい施設の工事が始まりましたというときには財政的な面もありますけれども、同時にそれまでの古い施設の利活用、除却、そういうものを同時に進めるべきではないのかなということであります。  1つ例を挙げますと、現在特に学校なんか特にまだそのまま残っているところがあるかと思います。  特に城南中学校、まだまだその今後の利活用について方向性、お考えが示されないのかなというふうに思うんですけれども、法政大学のグラウンドが一時石岡市のほうへというようなお話で、その利活用について、いっとき話題になりまして、その後何の音沙汰もなくなってしまったわけなんですけれども、仮に城南中学校の敷地と半ノ木にあります法政大学のグラウンド、等価交換というわけにはなかなかいかないと思いますけれども、交換をするというふうな方法もあるのかなと。  現在の城南中学校、高浜駅に大変至近の距離であります。そういったところを法政大学で活用して、仮にそこに新設の私立の高校を設けてもらうとか、場合によっては法政大学のほうが話に乗り切れないような場合には、別な学校法人のほうに城南中学校の利活用ということを提案なさるのも1つの方法ではないかな、あそこに高校が1つできるだけ、高校じゃなくてもいいです、中学校でもいいです、できるだけで高浜駅周辺、大分人の流れも変わってくるかなと思います。  そういった活用を今後は図るべきではないのかなというふうに思うんですけれども、そういったところのお考え、何か利活用について今後考えているものがあるんだとすれば、城南中学校に限らずですよ、市内の施設全てを含めてですけど、そういうのがありましたらお聞かせをいただきたいと思います。 55 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 56 ◯教育部長(豊崎康弘君) 旧有明中と城南中学校と旧高浜幼稚園につきましては、もう既に廃校、廃園になっているということで、現在教育委員会及び市長部局において利活用の希望調査を行っているところでございます。  今後、希望について取りまとめや関係部局との協議を行い、全庁的に方向性について判断を行っていきたいというふうに考えてございます。  ほかの議員の方からも城南中学校につきましては、いろいろ利活用について提案をいただいているところでもございます。  ただ、本当に、今議員おっしゃったように、旧城南中学校につきましては、駅に近いということが非常にメリットとしてあると考えてございます。  法政高校というのはちょっと私も発想がありませんでしたので、大分労力必要なのかなと、調整も必要なのかなとは思いますけれども、専門学校だったり、通信学校とかも含めて、駅に近いということでいろんな可能性はあるのかなというように考えてございます。  以上です。 57 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 58 ◯7番(石橋保卓君) 半ノ木の法政グラウンドについては、そもそも高等学校があったわけですよね。それがやっぱり交通の利便性の悪さということで、開校数年後で閉校してしまったという歴史があります。そういう意味では法政三高なり、今、法政二高までですか、改めてまた、石岡において高校の運営をお願いするというのも1つの方法ではないかなと、それについてはやはり利便性のいい駅周辺、一番活用できるのは城南中学校ではないかなというふうに私、考えますので、夢のような話なのかもしれませんけれども、そういう部分での石岡市としての行動を起こすことは必要ではないかなというふうに思います。  そういったこれまでの議論も踏まえまして、突然ではありますけれども、教育長のほうにその施設の在り方という部分、特に教育施設についてどのようなお考えがあるのか、お伺いをいたします。 59 ◯議長(池田正文君) 教育長・児島君。 60 ◯教育長(児島裕治君) それでは、教育施設等につきましてご答弁申し上げます。  教育委員会所管の施設等におきましては、令和元年度に策定しました各施設個別施設計画にのっとって施設の老朽化に対する中規模改善、長寿命化改修によって実施計画を行って今工事を進めております。  また、統廃合を予定している施設につきましては、先ほど部長からもございましたけれども、地区の方々の意見等々を伺いながら民間への売却、貸付け等についても検討を行いながら、全庁的に在り方協議を決定していきたいというふうに考えております。  また、施設の修繕、改修工事等もございます。こちらにつきましても、利用者の安全性、利便性を第一に考えながら、適宜積極的に確認を行いながら対応していくように指示をしてまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 61 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 62 ◯7番(石橋保卓君) ここまでのまとめということで、市長のほうにもお考え、ご感想をお伺いできればと思います。 63 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 64 ◯市長(谷島洋司君) ご答弁申し上げます。石岡市にある多くの公共施設は、施設の老朽化が進行し大規模な改修や建て替えを検討しなければならない大変厳しい状況にあると思っております。  また、少子高齢化や人口減少など社会状況の変化に対する対応も検討しなければなりません。  以上を踏まえまして、施設の安心安全対策について万全を期して対応しつつ、公共サービス水準の低下や市民生活へ与える影響を最小限に抑えるほか、新たな市民ニーズへの対応等も検討しコスト削減とサービスの維持向上を目的とした公共施設マネジメントに取り組んでまいりたいと考えております。  議員ご提案のような城南中の活用、あるいは施設の跡地活用、様々な有効活用を行うための検討を全庁挙げて取り組んでまいりたいと思っております。 65 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 66 ◯7番(石橋保卓君) ありがとうございました。ここまでは今後整理をしていかなければならない施設についてお伺いをしてまいりました。  次に、お伺いいたしますのは、既存の施設といっても、特に学校関係で統廃合の基本となる学校についてお伺いをしていきたいというふうに思います。  これまで八郷中学校、その後、石岡中学校というような形で統廃合が進んでまいりました。  八郷中学校については統合後、施設整備後にグラウンドの問題でいろいろありましたけれども、やはり城南中学校と石岡中学校の統合の際に、何で最初からやっておかなかったのかなという部分、やはり学校の入り口の改修ですね、バスの回転場もなかったと。そういう事前の準備をきっちり進めない中で統合が進められてしまった。  全て、やはり計画を進めるに当たって、あまりにもずさんという言葉は言い過ぎかもしれませんけれども、その場限りの対応で進めてきてしまったのかなという感じがします。そういう意味で、既存の建物に対する、維持管理に対する考え方について、まず基本的な部分、どのような考えによって現在の施設を維持していくのか、そこをお伺いいたします。 67 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 68 ◯教育部長(豊崎康弘君) お答えいたします。既存の学校施設の維持管理につきましては、石岡市学校施設個別施設計画にのっとり、部位修繕、中長期長寿命化改修、建て替え等について必要な財源の確保をしながら予防保全を進めているところでございます。  以上です。 69 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 70 ◯7番(石橋保卓君) 計画があるというふうなお話でありましたけれども、計画の中、細部にわたった策定がされているわけではないかなと思います。  そういった場合、特に緊急を要する、危険性を排除する、そういう部分での維持管理といいますか、修繕、改修のほうに話が移ってしまうわけですけれども、そういう部分についての対応というのはどのようなお考えで進められているのか、お伺いいたします。 71 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 72 ◯教育部長(豊崎康弘君) お答えいたします。個別施設計画で示されていない修繕や改修工事につきましては、各小中学校からの要望などをいただき優先度の高いものから改修等を行うほか、台風など突発的に発生する学校運営上必要不可欠で早急に対応すべき修繕工事につきましては適宜、確認を行いながら対応をしている状況でございます。  以上です。 73 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 74 ◯7番(石橋保卓君) ここで具体的な話に入りたいと思うんですけれども、園部中学校、先日教育福祉環境委員会で中学校の特別教室の空調設備の現地確認ということで現地調査をしてまいりました。  そのときについでと言ってはおかしいですけれども、学校への入り口の部分、校門の部分、園部中学校は皆さんよくご存じだと思います。校門から入るともう目の前に校舎が目の前に迫ってまいります。  それから、教職員の先生方への駐車場、右に入っていくところも大変狭くて、駐車場ももうちょっとあってもいいのかなというぐらいの狭さですね。入り口が1か所しかありませんので、生徒の通学時、先生方の出勤時、それから、特に通学時においては保護者の方の送迎も大分多く見られます。  それがいっときの時間に集中してかなり危険な状況、以前にも一度ご相談をしたかと思います。その先の脇に市道が通っていますので、そちらのほうにもう一つの通用門といいますか、出入口を設けてほしいと。その出入口ができますと一方通行で車の流れができるようになるというふうなお話が以前からあった部分で、なおかつ先日現地調査をした際にもお話をさせていただいたかと思います。  そうしましたところ、最近教育委員会から学校のほうにヒアリングがあったそうで、その際、教育委員会から学校に示されたのが保護者からの要望書をまず取りまとめてくださいというようなお話だったようです。  自分たちでその危険性を現認していながら、あえてまたそこで保護者側の皆さんから要望書を取りまとめなくちゃならないという、なぜそういう手間が必要なのかどうか。危険性を除去するのであるならば、早急な対応が必要ではないのかなというふうに思います。  その際にお話しになったのが今年度ですか、今年度で府中中学校のやっぱり出入口の実施設計を行うと。令和4年で府中中学校の工事が入ると、園部中学校は令和5年度以降ですかねというふうなお話があったようです。大変学校関係者の方、憤慨なさっていまして、そんなに時間がかかるものなんですかというふうなお話があったわけです。  もうちょっと、やはり現場を確認した上で危険性が確認できたとすれば、迅速な対応が必要ではないのかなというふうな感じがします。  園部中学校でいえば2階の天窓のところ、ガラスがひびが入っています。これもたしか監査委員からの指摘が前にされているかと思います。いまだにまだ修繕されていません。天窓で明かり窓的に使われている天窓かなと思います。  それが仮に今度割れた場合に、下を生徒の皆さん、教員の皆さん、もしくは外部からのお客さんが通行しているときに当たったら、それこそ大変な事態になるのではないかなと、そういった部分の本当に危険である部分、それを改善しようとする部分についてはもっと迅速性が必要ではないかなと思うんですけれども、お考えをお伺いいたします。 75 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 76 ◯教育部長(豊崎康弘君) まず、園部中学校につきましては、出入口が現在1か所しかないということは教育委員会でも承知しているところでございます。  府中中学校のときもそうであったんですが、原則学校への通学につきましては徒歩、中学校だと自転車、交通機関ということになってございますが、時代の変化とともに現実的には保護者の送迎が多くなってきているということでございます。  その上で府中中学校におきましては、PTAのほうでアンケートを取り、それをまとめて要望書を提出してきたという経緯がございますので、園部中学校につきましても同じような対応をお願いしたいというところで、担当課のほうは述べたのかなというように思ってございます。  いずれにしましても、先生方の車のこともございます。その動線というものを確認しながら、できる限り早く対応はしていきたいというふうに思ってございます。  また、天窓の件ですが、私も一緒に確認させてもらっております。天窓でございますので、下にその落下物を防ぐようなものはございませんでした。安全安心ということが大事でございますので、天窓につきましても、すぐに対応できるよう検討していきたいというふうに思います。
     以上です。 77 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 78 ◯7番(石橋保卓君) 天窓の件につきましては、私も何回か教育委員会のほうへ足を運んでお願いをこれまでしてきたわけです。  ただ、それが一向に先に進みませんので、こういった機会で改めて指摘をさせていただかざるを得ない状況だったわけです。  本当に危険性、やはり児童生徒等の安心安全、命を守るという意味からすると、もっと早めに、なぜ手が打てないのかなという部分ですね。  それから、府中中学校の件を今例に出されたと思いますけれども、同じケースではないと思うんです。特に府中中学校も前からそういう形があったのかなと、園部中学校についても、これまで随分長い期間そういう指摘があって、以前から改善が求められていたという話を聞いております。  そのときで話が終わってしまって、担当者も大分代わっていく中で、申し送りなり引継ぎがされないままなってしまったのかなと。  やはり自分たちで現認をしているのであれば、もうちょっと主体的に危険を排除するための行動は必要であるのかなと、全て、教育委員会の行政については保護者、PTAからの要望がないと学校の施設改修はできないのか、そういうことなんですか。  じゃ、自分たちがふだん危険性を確認する作業は一切怠っているということで判断してよろしいんですか。そういうことではないと思うんです。  自分たちで見て、これ、危険だなと思ったら、やはりそこは保護者の方、PTAの方だけではなく、自分たちが主体的に計画を立て、子どもたちの安心安全を図るのが教育委員会の本来のあるべき姿ではないかなというふうに思います。  今後、南小学校、高浜、三村、関川小学校が南小学校に統廃合される予定になっています。  現状の南小学校では、なかなかやっぱり環境整備という部分では不備なところがあるかなと思います。そういうことも踏まえて、統廃合が目の前に迫った段階では既に南小学校の環境整備が終わっているというふうな手順で進めていっていただきたいんですよ。  そういったところ、教育長のほうに改めてお伺いをいたしますけれども、これまでの議論、お聞きになっておられて教育長のお考え、お伺いをいたします。 79 ◯議長(池田正文君) 教育長・児島君。 80 ◯教育長(児島裕治君) 教育施設、学校におきましては、やはり子どもたちがとにかく安心して豊かな潤いのある施設でなければならない、それが学校であるというふうに思っています。  健康に配慮した場ということもございます。校内の快適性、安全、防犯、こういったことも含めて学校施設はあるべきであるというふうに考えてございます。  そのためにはやはり、議員からご指摘がございました、現認して主体的に早期発見、早期対応をしていくべきだと、私もそのとおりであるというふうに考えてございます。  今後につきましても、良好な学校施設等の維持管理のためには、とにかく随時定期的な点検、それから、予防保全とチェックをしっかりと行って、委員会が主導を取りながら、そういったことを念頭に置いて管理、修繕等を進めていきたいというふうに考えてございます。  以上であります。 81 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 82 ◯7番(石橋保卓君) 本当に教育長、よろしくお願いします。  市長にお伺いいたします。  市長のほうでも、今回示された施政方針の中でも子どもを産み育てやすい安心安全なまちづくりというのも1つのプロジェクトの中に入っているのかなと思います。そういった意味で、やっぱり子どもたちが安心して安全に学べる環境をつくるというのが一番重要になってくるのではないかなと思うんですけれども、市長のお考えをお伺いいたします。 83 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 84 ◯市長(谷島洋司君) ご答弁申し上げます。今教育施設の問題、あるいは公共施設の問題が取り上げられてまいりました。  私としましても、議員ご指摘のとおり、この石岡市の将来は子どもたちが担っていると、やっぱり子どもたちが安全安心な教育環境の下で良好な教育を受けていくと、これが子どもたちの将来、そして石岡市の将来であると思っております。そういった観点からも、しっかりと子どもの安全安心が守られるような施設運営をしてまいりたいと思っております。 85 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 86 ◯7番(石橋保卓君) 本当に今市長、教育長からそれぞれお考えをお示しいただきましたけれども、そのお示しいただきましたお考えのとおりに、今後、特に学校教育といいますか、子どもたちの学習環境、そういう部分が迅速かつ積極的に進められることを期待いたしまして、私の質問を終了いたします。ありがとうございました。 87 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午前11時15分休憩             ──────────────────────                   午前11時30分再開 88 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 89 ◯9番(玉造由美君) 9番公明党の玉造由美でございます。  一問一答で行ってまいりますので、よろしくお願い申し上げます。  第1項目、働き方改革の取組について。  現在少子高齢化社会がますます深刻化している状況でございます。それに伴いまして、生産年齢人口も20年前に比べ1,000万人以上減少して過去最低となり、今後も労働力不足が懸念されているところでございます。  そこで、男女ともにでございますが、特に女性の出産、育児などと仕事との両立を図り、さらに人生を健康で楽しめるように働き方改革に力を入れていくことにつきましては、とても大切なことでかつ大変重要なことだと思っております。  もちろん女性が輝く社会づくりのためには、男性の理解と協力、そして、社会全体の仕組みと考え方が根底から変革されることが重要になります。  現在全国的に働き方改革が進められている中で、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点からも急速に働き方改革が進んでいるのではないでしょうか。  そこで、まず石岡市役所におきましては働き方改革についてどのように捉えているのか、お考えをお伺いいたします。 90 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 91 ◯総務部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。働き方改革の重要性ということになるかと思いますが、職員一人一人がワーク・ライフ・バランスを充実させまして、より働きやすい職場環境を実現することは職員の意欲の向上のみならず、ひいては市民サービスを向上させることにつながりますことから、この取組は非常に重要であるというふうに認識してございます。  当市におきましては、これまで女性活躍推進法に基づき策定いたしました石岡市における女性職員の活躍の推進に関する特定事業主行動計画による取組、また、石岡市役所イクボス宣言の実施、それと男性職員の育児休暇の推奨、時間外勤務命令のシステム化及び出退勤システムの導入などの働き方改革の取組を実施してございまして、今後も職員一人一人のワーク・ライフ・バランスの充実に努めてまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 92 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 93 ◯9番(玉造由美君) 市民サービス向上のために大変重要な取組としているとのことで安心いたしました。ありがとうございます。  では次に、当市役所内におきまして働き方改革の取組について進捗状況をお伺いいたします。 94 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 95 ◯総務部長(越渡康弘君) 当市における働き方改革の推進状況につきまして、ご答弁申し上げます。  当市の取組でございますが、先ほどもちょっとご答弁申し上げましたとおり、女性活躍推進法に基づき策定をいたしました石岡市における女性職員の活躍の推進に関する特定事業主行動計画による取組、それと石岡市役所イクボス宣言の実施、男性職員の育児休暇の推奨、時間外勤務命令のシステム化及び出退勤システムの導入などを実施してございまして、今年度新たな取組といたしましては、事務の効率化や慣例となっている行事を廃止するなどの取組を進めてまいったところでございます。  事務の効率化といたしましては、単純作業を恒常的に行うものではなく効率化できないかというような発想から関係部署と相談、連携することでAI-OCR及びRPAというものの導入をしてございます。  このAI-OCRでございますが、OCR技術とAI技術を掛け合わせ、帳票の読み取り精度の向上、手書きの文字列や非提携フォーマットの文書の認識を可能としたものとなってございます。  また、RPAにつきましては、パソコンなどを用いて行っている一連の作業を自動化できるソフトウエアロボットとなってございます。  その結果といたしまして、職員の作業時間が大幅に短縮できたという実例もございまして、業務の効率化が期待できるものとなってございます。  また、慣例となっている行事の廃止につきましては、新型コロナウイルス感染拡大防止という意味合いもございましたが、年末年始の仕事納め式、それと、仕事始め式を廃止したことによりまして、年末年始の休日に加え、その前後でまとまった休暇を取得することで職員のワーク・ライフ・バランスとの向上を図ったものでございます。  今後も効率化できないかという発想を全職員が持ちまして、これまでの慣例にとらわれることなく働き方改革を推進してまいりたいというふうに思ってございます。  以上でございます。 96 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 97 ◯9番(玉造由美君) 答弁ありがとうございました。  ただいま新たなこれまでの取組に加え、新たな取組として機械化ですとか、ロボットですとかを取り入れているということで、また、新型コロナの影響もあり対面での行事を取りやめて年末年始の休暇の取りやすい環境をつくったこと、また、事務作業の先ほどご答弁にありましたAI-OCR、機械化ですとかRPA、自動化ロボットの導入によりまして、業務時間をより短縮させることができたということでございます。そうなりますと当然長時間勤務の改善がされるですとか、育児休暇も取得しやすい職場環境になっていくというふうに考えられますが、働きやすい職場環境は機械化のAI-OCRや自動化ロボットRPAを導入したからといってそう簡単にできるものではないと私は思います。  出産、育児などの休暇願を出すとき、また、休暇を取って職場に戻るとき、迎える職員の優しいまなざしと心など意識の醸成を図ることも必要ではないでしょうか、お伺いをいたします。 98 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 99 ◯総務部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。事務の効率化や関連の行事を廃止することで職員のワーク・ライフ・バランスを向上させることも重要でございますが、出産や子育て、それと介護などがしやすい環境を構築することも重要であるというふうに考えてございます。  平成28年度に続き、今年度におきましても市長、教育長及び部長級の幹部職員によります石岡市役所イクボス宣言を行ってございまして、それぞれの職場において職場環境の改善やマネジメントの向上への取組が行われておりますので、引き続き意識の醸成を図ってまいりたいというふうに考えてございます。 100 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 101 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。  当石岡市役所内の働く環境がさらに充実していけるよう私も尽力してまいりたいと思っております。  次に、新型コロナ感染拡大防止に向けた自粛要請期間中に妊婦や配慮の必要な職員などに分散業務を実施したと伺っておりますが、その取組について、お伺いをいたします。 102 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 103 ◯総務部長(越渡康弘君) 分散業務について、ご答弁申し上げます。当市では業務の継続性の確保及び新型コロナウイルス感染拡大防止を図るため、3つの分散業務に取り組んでまいったところでございます。  1つ目といたしましては、新型コロナウイルスに感染または濃厚接触者となった場合、市の業務のうち継続して行わなければならない業務が安定して継続できるよう勤務場所を変更するサテライト勤務でございます。  2つ目といたしましては、市外などからの公共交通機関を利用する通勤者に対しまして、混雑時間を避けて通勤する時差出勤でございます。  3つ目といたしましては、市外などから公共交通機関を利用する通勤者及び妊産婦など配慮が必要な職員でございますが、この職員に対しましての在宅勤務でございます。  この3つの分散業務を第1波から第3波と言われた時期に適宜実施をしてきたところでございます。  以上でございます。 104 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 105 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。  3つの分散業務を行ったとのことでございますが、そういった分散業務の具体的にはどのような取組か、お伺いをいたします。 106 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 107 ◯総務部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。職員につきましては、本庁から支所へ行く部署によってでございますが、本庁から部署へ移動する者と支所から本庁へ分散を行う者という者と、それぞれ妊産婦等、配慮が必要な職員につきましては、保健センターなどへ分散をしているということでございます。  以上でございます。 108 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 109 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。  例えばコロナが1人でも感染者が出たということになれば、そこの部署が全員仕事に就けなくなるということを考えまして、あらかじめ分散して業務を行ってもらうというような取組であったと思うんですけれども、その分散業務につきまして、いつ、どのような職員が何人ぐらい実施されたのか、実績についてお伺いをいたします。 110 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 111 ◯総務部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。分散業務に係る実績ということでございますが、第1波といたしましては、4月16日に全国に緊急事態宣言が発出されまして、さらに茨城県は特定警戒都道府県に指定されたことを受けまして、4月27日から5月17日まで本庁、支所、保健センターに分散するサテライト勤務を実施してまいりました。  職員でございますが、本庁に7名、支所に28名、計35名の分散を行ったところでございます。
     また、妊産婦等、配慮が必要な職員27名のうち、希望する7名の職員がおりまして、この方を保健センターに分散したところでございます。  それとまた、4月27日から6月7日まででございますが、時差出勤及び在宅勤務を実施いたしました。こちらは、市外からの公共交通機関を利用する通勤者10名のうち7名が時差出勤、3名が在宅勤務を実施してきてございます。  第2波といたしましては、東京都を中心に感染が拡大し茨城県も「コロナNext」Stage3ということになりまして、一部の判断指標がステージ4相当になった8月4日から9月9日にかけまして、また、11月16日から令和3年1月11日までにつきましても、時差出勤、在宅勤務、支所へのサテライト勤務も実施してございます。  8月4日から9月9日にかけまして、また、11月16日から令和3年1月11日にかけまして、感染が拡大している東京都から公共交通機関を利用する通勤者2名のうち1名が時差出勤、1名が在宅勤務を実施してございます。  8月4日から9月9日にかけましては、妊産婦等配慮が必要な職員24名のうち、希望する2名の職員が11月16日から令和3年1月11日にかけましては、22名のうち希望する1名の職員が支所でサテライト勤務を実施してございます。  続きまして、直近の第3波といたしましては、1月7日に1都3県に緊急事態宣言が発出されたことに加えまして、1月13日に7府県に緊急事態宣言が発出されたこと、また、茨城県独自の緊急事態宣言の発出を受けまして、1月12日から緊急事態宣言対象都府県から公共交通機関を利用する通勤者6名のうち1名が在宅勤務、それと3名が時差出勤を実施してございます。  また、妊産婦等配慮が必要な職員19名のうち希望する3名が在宅勤務、それと1名が時差出勤、さらには1名がサテライト勤務を実施してきたところでございます。  以上でございます。 112 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 113 ◯9番(玉造由美君) ただいま分散業務につきましての実績について、ご答弁をいただきありがとうございました。  出産を控えている女性や子育て中の女性職員のために、多様な働き方を考えて働き方を改善した。希望者は少なかったようでございますが、在宅勤務での勤務もできましたことは、今までになかったことで大変評価できるところでございます。  今後、緊急事態宣言が解除され、ワクチン接種が始まったとしても、私どもは新型コロナ感染症に対しまして最大限警戒をしながら生活をするウイズコロナ時代を生きなければなりませんので、このような分散業務を緊急事態宣言解除で終わりにするのではなく、必要に応じてアンケートを取るなどして無理をせず仕事ができるよう実行していただきたいと思います。  今後、生産年齢人口もますます減少が想定される中で、女性の働き方改善が大きな鍵となってまいります。  石岡市としては今後のウイズコロナ時代を見据えた多様なニーズに合った働き方について、どのようなお考えをお持ちか、お伺いをいたします。 114 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 115 ◯総務部長(越渡康弘君) このウイズコロナ時代を見据えた多様なニーズに合った働き方ということでございますが、新型コロナウイルス感染拡大によりまして、全国的にテレワークですとかの在宅勤務が導入されている状況にございます。  こういったことで働き方が変化してきているというふうに認識はしてございます。また、労働人口が減少していく中で、当市においても働き方改革が急務であるというふうにも認識してございます。  そんな中で分散業務を実施したことで、今後のウイズコロナ時代に向けた働き方の課題も見えてきているところでございます。  業務面といたしましては、窓口業務のオンライン化申請ですとか、情報管理というところでございますが、そういったものを進めることによりまして、窓口を継続させつつ、分散業務が可能となるということでございます。  また、生活面といたしましては、ライフスタイルの変更ですとか、ワーキングスペースの確保、それと育児や家事との両立などを見直すことが必要となってまいるというふうに思っております。  いずれにしましても、ウイズコロナ時代になることで、これまで以上に市民や職員のニーズが多様化していることが想定されるということでございますので、そのような時代の変化にも対応し、男女ともに働きやすい職場環境となるよう働き方改革を進めてまいれればというふうに思ってございます。  以上でございます。 116 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 117 ◯9番(玉造由美君) ご答弁ありがとうございました。  男性も女性も同じように働く時代になりまして、女性特有の出産、育児に対する制度と温かい思いやりの心がなくては、ますます少子化は進んでいってしまうと思います。  先日の記事の中に、政府では2020年12月に男性版の産休制度などの新設に向けて準備中というような記事もございました。  最後に、谷島洋司市長に出産、育児、子育てなどと仕事との両立、さらには人生を健康で楽しめるように、これからの時代の働き方改革についてのご見解をお伺いしたいと思います。 118 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 119 ◯市長(谷島洋司君) ご答弁申し上げます。職員の働き方改革の取組につきましては、先ほど総務部長から答弁がありましたとおり、石岡市としてもイクボス宣言などを定めまして取組を進めてまいりました。  新型コロナウイルスを契機に官民を問わず、全国的にさらなる働き方改革の推進がなされてきていると認識しております。  当市におきましても、今回のコロナ禍の取組を1つの契機と捉え、これまで実施してきた働き方改革に加え、今後のウイズコロナ時代に向けた多様な働き方が可能となるよう、また、職員の皆さんが仕事の喜びを持って市民サービスが向上できるように、私としましても改革を推し進め、風通しのよい職場となるよう率先して努力してまいりたいと考えております。 120 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 121 ◯9番(玉造由美君) 続きまして、第2項目、消防行政についてお伺いをいたします。  私ども石岡市民の生命、財産を守る大きな役割を担っているのが消防でございます。  約130名の消防署の職員がいばらき消防指令センターから来る情報を適切に伝達し、火災、事故、災害、救急など24時間体制で出動し、受入れ病院と連携を取って救急搬送していただいております。  当然コロナ禍でございますので、目に見えない感染症から自分と市民を守るため、医療用防護服を着用しての出動もあると思います。袖口とグローブの間など、隙間は全てテープで留めて、脱ぐときもビニールの袋の中へ順番どおりに剥がしていき、完全密封して箱詰めして処分業者に渡す。脱着の方法も全員に指導を徹底して全隊員が完璧に行っています。また、出動後の車内はオゾン発生装置を設置しています。  このようにして24時間体制で石岡市民の生命、財産を守っています。  医療従事者同様に大変ご苦労されていると私は思います。  今回は、あまりなじみのないドクターヘリやドクターカーの体制について、お伺いをいたします。  初めに、ドクターヘリの運用体制について、お伺いをいたします。 122 ◯議長(池田正文君) 消防次長・小吹君。 123 ◯消防次長(小吹光博君) ドクターヘリの運用体制について、ご答弁を申し上げます。  茨城県ドクターヘリは平成22年7月1日から運行を開始し、1機のドクターヘリを2か所の基地病院で運用しております。  そのため、週の前半は水戸医療センターから、後半は水戸済生会病院からドクターヘリが出動しております。  次に、運行範囲ですが、県内全域を対象としておりドクターヘリの基地病院は県の中央部に位置するため、県内どこへでも要請からおおむね30分以内に到着することが可能です。  また、運行時間につきましては、原則として8時30分から日没までまたは17時30分までとされており、ドクターヘリスタッフは県の委託により運行事業者から派遣された操縦士と整備士、基地病院の救急医療専門医師1名及び看護師1名以上が必ず搭乗し、2名の傷病者を収容、搬送が可能でございます。  また、出動要請基準につきましては、生命の危険が切迫している傷病者、重症患者で搬送に長時間を要する場合、現場において救急診断処置に医師を必要とする場合など、指令センター職員が119番通報内容により判断し救急車の出動と同時にドクターヘリを要請する場合や現場の救急隊の判断で要請する場合などがございます。  市内のドクターヘリ離着陸場につきましては、現在35か所を登録しており、主に小中学校、公園、公共の駐車場などでございます。  ドクターヘリの要請と同時に消防隊が出場し、離着陸場周囲の安全確保を実施し、ヘリの誘導を行います。  また、救急現場において傷病者の救出に時間を要する場合、直近の離着陸場から医師を現場へ搬送し、その場で治療を行います。  以上でございます。 124 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 125 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。  石岡市内のドクターヘリ離着陸場が現在35か所登録されているということで、小中学校や公園などということでございましたが、具体的な場所の名前が分かればお伺いいたします。 126 ◯議長(池田正文君) 消防次長・小吹君。 127 ◯消防次長(小吹光博君) ご答弁申し上げます。主な離着陸場といたしましては、石岡運動公園、八郷総合運動公園、柏原池公園、石岡市染谷野球場、筑波山のつくばスカイライン第3駐車場などとなってございます。  以上でございます。 128 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 129 ◯9番(玉造由美君) ただいま離着陸場の場所をご説明していただきましたが、茨城県ドクターヘリは平成22年より1機が運行されているということで、そういった運行費用などの面については市の負担ですとか、そういったものがあるのか、どのようになっているのか、お伺いをいたします。 130 ◯議長(池田正文君) 消防次長・小吹君。 131 ◯消防次長(小吹光博君) ご答弁申し上げます。ドクターヘリの運航経費についてはドクターヘリを導入している県が負担してございます。  以上でございます。 132 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 133 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。  次に、近年のドクターヘリの石岡市内要請件数、搬送件数をお伺いいたします。 134 ◯議長(池田正文君) 消防次長・小吹君。 135 ◯消防次長(小吹光博君) ドクターヘリの要請件数及び搬送件数について、ご答弁を申し上げます。  令和元年の要請件数は104件で、搬送件数は52件でございます。  令和2年の要請件数は68件で、搬送件数は22件でございます。  以上でございます。 136 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 137 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。  要請件数に対しまして搬送件数は約半分ぐらいしかないような数字になっておりますが、これはどのような理由で半分に減っているのか、その理由をお伺いいたします。 138 ◯議長(池田正文君) 消防次長・小吹君。 139 ◯消防次長(小吹光博君) ドクターヘリの要請件数より搬送件数が少ない理由につきまして、ご答弁申し上げます。  患者の状態が回復し、医師の治療を必要としなくなった場合や天候不順、日没、他の事案に出動中などの場合には要請をキャンセルすることがあるためでございます。  また、キャンセル件数ですが、令和元年は52件、令和2年は46件でございます。  以上でございます。 140 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 141 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。次に、私ども走っているドクターカーに気づいたことがあまりないんですけれども、ドクターカーの運用体制についてお伺いをいたします。 142 ◯議長(池田正文君) 消防次長・小吹君。 143 ◯消防次長(小吹光博君) ドクターカーの運用体制について、ご答弁を申し上げます。  ドクターカーの出動要請につきましては、傷病者の重症度、緊急度を判断し、第一優先としてドクターヘリの要請を行いますが、ドクターヘリが別事案に対応中である場合や天候が悪く飛行不能な場合など、現場の救急隊が最善の搬送手段を判断しドクターカーを要請します。  ドクターカースタッフにつきましては、運転手、医師1名、看護師1名が乗車し現場に直接指導する場合や搬送中の救急隊員と連絡を取り、あらかじめ申し合わせたドッキングポイントを基に合流場所を決定して、傷病者により早い治療を開始し継続しながら、救急隊と協力して医療機関へ搬送を行います。  現在石岡市消防本部では土浦協同病院、筑波メディカルセンター病院、茨城県立中央病院の3病院と協定を結んでおり、出動範囲は市内全域となっております。  次に、運用時間につきましては、病院によって異なっておりますが、土浦協同病院は8時から17時まで、筑波メディカルセンター病院は8時30分から17時まで、茨城県立中央病院は8時30分から17時15分までとなっております。  以上でございます。 144 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 145 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。  石岡市消防本部では土浦協同病院、筑波メディカルセンター病院、茨城県立中央病院の3病院と協定を結んでいるというご答弁でございましたが、私が調べたときは茨城県立中央病院との協定だけが出てきましたので、その1つの病院からドクターカーが1つの病院しかないのかなと思ったわけなんですけれども、この3病院の協定を結んだ時期はいつになるか、お伺いをいたします。
    146 ◯議長(池田正文君) 消防次長・小吹君。 147 ◯消防次長(小吹光博君) ご答弁申し上げます。土浦協同病院との協定日につきましては、平成4年2月15日でございます。  筑波メディカルセンター病院との協定につきましては、平成21年10月15日でございます。  茨城県立中央病院との協定につきましては、平成29年10月1日でございます。  以上でございます。 148 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 149 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。  3病院との協定ということで少し安心をいたしました。  ドクターヘリのときもお伺いいたしましたが、ドクターカーにつきましての運用費用、あるいは個人負担があるかどうか、そういった費用の面についてお伺いをいたします。 150 ◯議長(池田正文君) 消防次長・小吹君。 151 ◯消防次長(小吹光博君) ドクターカーの費用でございますが、市の負担等はございません。  以上でございます。 152 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 153 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。  今、市の負担はないということで個人の負担とかはどのようになっているか、分かればお伺いをいたします。 154 ◯議長(池田正文君) 消防次長・小吹君。 155 ◯消防次長(小吹光博君) お答えいたします。搬送後については患者さんと病院との関係と思われます。  以上でございます。 156 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 157 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。病院にかかるということで費用は発生するというふうに理解いたしました。  また、石岡市のドクターカーの運用は今お伺いしたとおりでございますが、県内のドクターカーの体制について、他市の状況ですとかをお伺いいたします。 158 ◯議長(池田正文君) 消防次長・小吹君。 159 ◯消防次長(小吹光博君) 県内のドクターカー体制について、状況等をご答弁申し上げます。  現在県内のドクターカーの配備状況につきましては、土浦協同病院、筑波メディカルセンター病院、茨城県立中央病院、茨城西南医療センター病院の4病院と市町としましては水戸市、茨城町、常陸大宮市、日立市の4市町がそれぞれ運用をしてございます。  また、日立市、常陸太田市、北茨城市、高萩市の4市合同で運用しているケースもございます。  各消防本部がそれぞれ協定を結んで運用している状況でございます。  以上でございます。 160 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 161 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。  近年のドクターカーの市内の要請件数、搬送件数のほうをお伺いしたいと思います。 162 ◯議長(池田正文君) 消防次長・小吹君。 163 ◯消防次長(小吹光博君) 近年のドクターカー市内要請件数及び搬送件数について、ご答弁申し上げます。  令和元年の要請件数は20件、搬送件数は13件でございます。  令和2年の要請件数は9件で、搬送件数は6件でございます。  以上でございます。 164 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 165 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。  コロナの関係で自粛ということで、令和2年は6件に減っているということでございましたが、私はこのドクターカーが走る姿をあまり見かけたことがありませんので、どのように救急搬送されるのか、サイレンとかも鳴らすのか、お伺いをしたいと思います。 166 ◯議長(池田正文君) 消防次長・小吹君。 167 ◯消防次長(小吹光博君) ご答弁申し上げます。ドクターカーを病院に要請しますとスタッフが乗車し緊急走行で出動いたします。  現場に直接出動する場合や搬送中の救急隊と連絡を取り合い、あらかじめ申し合わせたドッキングポイントで合流いたします。ドッキングポイントにはあらかじめ申し合わせてある公共の駐車場、コンビニの駐車場など最短の合流ポイントで合流いたします。  合流いたしましたら、医師が救急車内で治療を開始し継続しながら医療機関へ搬送いたします。  以上でございます。 168 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 169 ◯9番(玉造由美君) 最後に、消防本部のホームページの活用についてもお伺いしたいと思います。 170 ◯議長(池田正文君) 消防次長・小吹君。 171 ◯消防次長(小吹光博君) 消防本部のホームページの活用について、ご答弁を申し上げます。  現在消防本部では、ホームページ上で消防の紹介、災害概況、講習の案内、届出及び申請様式、消防団の紹介を掲載してございます。  今後も現場活動を想定した訓練等も含め、市民へ最新の情報発信を行っていきたいと思います。  以上でございます。 172 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 173 ◯9番(玉造由美君) 十分にホームページ等も活用して市民からの要望に応えられていると思いますが、私が確認したときもドクターヘリの情報は確認できましたが、ドクターカーの情報は確認できませんでした。  石岡市消防本部として、できる限り市民の安心安全のために、また、不安解消のためにあらゆる消防情報を取り上げていただきたいと思います。  もう一度お考えをお伺いいたします。 174 ◯議長(池田正文君) 消防次長・小吹君。 175 ◯消防次長(小吹光博君) ご答弁申し上げます。最新の情報を市民の安心安全なためにこれからも情報発信をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 176 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 177 ◯9番(玉造由美君) 思いもよらない交通事故、災害、体調不良により消防本部のお世話になることは多々あると思いますが、全ては市民からの119番通報から始まることでございますので、市民の皆様は異常を感じましたら、迷わず勇気を持って119番通報をしていただきたいと私は思います。  以上で私の一般質問を終わりにいたします。ありがとうございました。 178 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。午後1時30分から会議を開きます。                   午後 0時12分休憩             ──────────────────────                   午後 1時30分再開 179 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 180 ◯14番(村上泰道君) 14番・村上泰道でございます。  通告いたしました3項目、一問一答方式で質問させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。  まず、第1項目、交通安全対策事業についてということで、こちら2点通告をいたしました。  こちら1点目の高齢者安全運転対策事業についてということでございますが、一昨年、石岡市におきましては高齢者の安全運転支援装置設置補助ということで、茨城県の交通安全協会が取り組んでいた急発進制御装置取付補助金に上乗せするような形で事業がスタートしまして、本年度は県の制度が終了したわけでありましたけれども、石岡市独自の補助制度ということで今年度運用がされてまいりました。  昨年の11月末にこちらの補助金の申請が補助金予算達成のため受付終了しましたということで案内が出ておりましたので、今年度、こちらの踏み間違い防止装置整備費補助金の利用状況について、その状況についてお尋ねしてまいります。  まず、1点目の今年度予算、11月末で終了したということでありますが、今年度の利用状況についてのご説明をお願いいたします。 181 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 182 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) 踏み間違い防止装置整備費補助金の利用状況につきまして、ご答弁申し上げます。  令和2年度の補助金の予算40万円に対しまして38万9,200円を執行し、執行率は97.3%となってございます。  新たな申請の受付は終了しております。  申請者数は全部で25名でございました。  年齢は70歳以上を要件といたしますが、申請者の平均年齢は約78歳、最高齢は84歳でございました。内訳を申し上げますと70歳から74歳までが4名、75歳から79歳までが11名、80歳から84歳までが10名でございます。  また、補助率2分の1とし、補助上限額については装置を設置する自動車に障害物検知機能がある場合は2万5,000円、障害物検知機能がない場合は1万5,000円としてございますが、障害物検知機能がある車への設置者が11名、ない車への設置者が14名でございました。  申請の受付状況といたしましては、申請の1人目が5月下旬、最後の25人目の方が先ほど議員がおっしゃったとおり11月下旬で25人目の方で市の補助金の受付を終了いたしました。  申請者ごとに自動車に乗る理由や状況は異なることと思いますが、高齢者の安全運転に寄与する形で補助金をご利用いただくことができたものと思います。  また、その一方で年齢的な判断力、運動能力の低下や限界を踏まえ、安全運転に関する教室や啓発のほか、ほかの交通手段などへシフトしていけるよう交通環境の整備が併せて必要であると認識してございます。  以上でございます。 183 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 184 ◯14番(村上泰道君) ただいまのご説明いただいたように本年度25名の利用があって、11月末で予算満額達成、満額というか、97.3%でありますが、ほぼ達成したということで、新規予算書が今定例会にも提出されておりまして、同じく同額40万円が令和3年度の予算にも計上されております。  継続してこちらの事業が執行されていくことに対して大変ありがたく思うわけですが、逆に令和2年度は11月下旬、予算委員会終了後、約7か月でありますので、年間7か月でほぼ予算達成してしまったと。その後、この制度についての問合せが一切ないのかとか、いや実際本当は受けたかったけれども、予算が達成してしまったので受けられなかったとか、そういう事案が多分あろうかと思います。  それを見たときに、もちろん年度の決算を受けて新年度の予算というのは反映されるかなというふうには認識していますけれども、少なくとも11月末時点で予算がほぼ達成してしまう、新年度予算、比較したときにもう少し、逆に言うと、予算をつけても、逆に言うと、40万という額が例えば50万、60万になったところで全体の予算の中の割合というのはそんなに大きくないかなというふうに認識していますので、もちろん今から当初予算を変えろと言いませんけれども、少なくとも額が達成された場合には増額の補正等、希望者が、逆に言うと、これだけある事業なんだということが少なくとも私は認識としてはあるんですけれども、その辺りの新年度、令和3年度の予算の内容も含まれてまいりますけれども、今後この制度、どんどん認知度が上がっていけば利用希望者が上がってくるかと思います。今後の対応も含めての今後の取組について、ご答弁いただければと思います。 185 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 186 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) ご答弁申し上げます。高齢者の安全運転に寄与する形でより多くの希望者の方にご利用いただけるよう、当初予算の申請状況を見ながら、補正等で対応できればしていきたいと、このように考えてございます。
     以上でございます。 187 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 188 ◯14番(村上泰道君) ぜひそのようにお願いしたいと思います。個別に11月、ホームページを時々拝見しながら11月の下旬頃に予算が少なくなってしまったという告知を出して、ほぼ数日後に予算達成してしまったという記事が出ておりました。  現在もしかすると25名受けられた方々のお知り合いの方がこういう制度あったよということで本当は受けたかったけれども、受けられなかった方、もしかしてこういうふうに通知をしているのであえて問合せがないのかもしれないですけれども、今後受けられなかった方々に対する支援というのも踏まえて、今後の事業について幅広い方々が恩恵を受けられるように運用していただければなというふうに思います。  では、2点目の免許返納者への支援ということで、こちらは過去にも何度も質問をさせていただいてまいりましたし、直近では第3回の定例会でも触れてまいりましたけれども、こういった高齢者の方々も含めて移動制約者の方々への支援をどのようにされていくんですかということで質問してまいりました。  こちらについて、まず、現状ということで現時点、本年度の免許返納の状況について推移をご説明いただければと思います。 189 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 190 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) 免許返納者への支援について、私からは自動車運転免許証の自主返納の状況について、ご答弁申し上げます。  本年度とお問合せでございますが、過去3年間のデータを基にご答弁申し上げます。  石岡市における65歳以上の高齢者の自主返納は1月から12月までの暦年で集計しておりますので、歴年の数を申し上げます。平成30年183名、令和元年240名、令和2年245名と推移してございます。5年前の平成28年の数を基準にした場合、5年間で2.5倍の伸びでございます。  65歳以上の高齢者の免許所持者の中での返納者割合についても最新の数字で1.59%となっており、徐々に増えてきております。  令和2年における石岡市の免許返納者総数256名のうち、245名が65歳以上の方でございました。  以上でございます。 191 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 192 ◯14番(村上泰道君) こちらの高齢者の方々の免許返納についてなんですが、こちらの全国的なニュースでもありますけれども、もちろん全ての方が免許を返納できる環境にあるわけでありませんし、先ほど触れました踏み間違い防止装置を設置することによって少しでも安心安全に運転できる環境であればまだ運転を続けたいと思う方、また、高齢を理由に本当は免許を返したいんだけれども、返してしまった後のこの移動手段がないということでなかなか返せない方とか、公共交通機関が近くにないのでどうしても運転せざるを得ない方等、様々の理由あろうかと思いますが、その中でも5年前と比べて、今部長ご説明があったように、返納者の数字が2.5倍になってきた、令和元年、令和2年については240名、245名ということで、数字もだんだんと高くなってきた傾向がこちらについても見受けられるかなというふうに思います。  こちらの高齢者の方々の免許自主返納についてということで、これも前回ご説明いたしましたけれども、茨城県で各自治体でどういった取組がされているのかというのがまとめられたホームページがありまして、最新のものに市町村における高齢運転免許証自主返納者等に対する公共交通機関利用の優遇制度というところがございまして、こちらに県内44市町村のそれぞれの取組が一覧でございます。  前回ご紹介した中で最近のものを確認しました県内44のうち、41市町村で何らかの高齢者の方々に対する公共交通機関の優遇制度の事業に取り組んでいます。  つまり、県内で石岡市を含めて3市しか、逆に言うと、ここに紹介されていないということで、もちろんそれぞれ何か独自のことをされているのかもしれませんけれども、少なくとも茨城県の認識においてこういった事業に含まれていないのは石岡市を含めて3市、逆に言うと、なぜここまでかたくなに何もやらないのかなというのをいつも言いながら、前回質問したときはたしか44だったかなと思った、38だったのかなと思ったんですけれども、きちんと数えたら41市町村ありまして、こういったものも含めて、近隣では本当に県西の地区と鹿行の地区でそれぞれ取り組んでいない自治体はありましたけれども、ほぼ実施している。  特に、41のうち免許返納者に対してこういうことですよというような事業を取り組んでいるのが29自治体、うち7割ございました。そのほかはそもそも免許を持っていない方や何歳以上の高齢者の方とか、免許返納ではない形で高齢者の方々に優遇事業をやっているというのが残りの自治体です。免許返納をした方にということで項目があるのが29というだけで、ほかは何もやってないわけではないので、特に書き出されているのが29自治体。41自治体については、高齢者の方であったり免許を持っていない方、移動制約者に対して実施しています優遇制度がありますということで県で紹介されている。そこに石岡市が入っていない。  こちらについて、前回、市長へのご見解ということで伺った際に、実施に向けて課題などの検討や整理をしっかりと指示してまいりたいということでご答弁いただいたところでありましたので、半年経過した中で、何らかの形が新年度予算に反映されているのかなという期待もしながら、今回、予算書を見たんですけれども、ただ、ちょっと探し当てられなかったのか、そもそもないのか、そこも含めて具体的にどのような指示があった場合はどのようにあったのか、なかったらちょっと残念ではあるんですけれども、こちらについて、今後の支援についての考え方についてのご見解をいただければなというふうに思います。 193 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 194 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。運転を続ける方への支援、免許返納者など移動が制約される方への支援についてお問合せがございました。  ただいま担当部長からありましたとおり、車を運転する、利用する高齢者で安全に運転を続けられるように補助制度を利用する方が年度途中で予定数に達した状態であり、ニーズの高い事業でありました。  国の補助制度との関係もございますが、利用者の声、状況を踏まえながら、今後の対応について関係部へ示していきたいと思っています。  議員ご指摘のとおり、免許返納者への対応が今まで石岡市として行っていなかったと認識しております。  免許返納者だけではなくて、高齢者や移動を制約される方への視点から課題をしっかりと捉え、市民の日々の生活と潤いのある交流や活動をさせられるよう公共交通の在り方を全庁的に検討していくよう指示してまいります。  今公共交通体系の検討に当たってはタクシーやバス、デマンドタクシーなど、地域の利用実態に応じて、市民が自分に合った交通手段を選ぶことができるような仕組みづくりが大切かなと思っております。ですので、免許返納者に対する補助、そして、市内全体の公共交通の在り方、こういったものを早急に仕組みをつくっていくような指示をしてまいります。 195 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 196 ◯14番(村上泰道君) ただいまの踏み間違い防止措置についても市長の見解いただいたところですけれども、もともとこの問題について、私は最初の認識は全国的な福祉の観点から移動制約者の高齢者の方々に、やはり公共交通機関のチケットの配付であったりとか、もちろんバスであったりタクシーであったりと、移動制約者の方々の支援という、外出の機会を設けるという考え方から、福祉の観点から取り組んでいる自治体というのが全国事例がたくさんあったので、いつ最初に提案したのかも忘れてしまったぐらいかなり前に提案して少なくとも28年かぐらいには多分そういう話は提案させてもらったと思いますけれども、まず最初は、福祉の観点から、次にやはり全国的に高齢者の踏み間違いによる事故が多発した中で免許返納をしたいけれどもできないという、そういう意味では交通の観点からの支援とか、様々なものがいろんな担当部局、ただいま生活環境部長からご説明いただきましたけれども、これは福祉の観点であればもちろん福祉部でありますし、そういったいろんなものがこういった事業には関連してきているのかなというところで、ただいま市長から様々な選択肢の中でというのもありましたけれども、より形づくりを具体的に指示を出した中で期限をある程度決めた中で、いつまでも検討している段階ではないのかなというふうに感じておりますので、ぜひ指示をしてまいりますということでご説明いただきましたので、しっかりと指示出しをした中で新しい形が目に見えるものとしてつくり上げていただきたいなというふうに思います。  それでは、2項目目の質問に移ります。  就職支援事業ということで、こちらについても定期的にご質問させていただいています。  石岡市、毎年こちらも予算書内に就職支援事業についてと……。 197 ◯議長(池田正文君) (2)、抜けていますけど、いいんですか。 198 ◯14番(村上泰道君) すみません、失礼いたしました。  2点目、ちょっと抜けてしまいまして申し訳ないです。2点目に移ります。  通学路安全対策事業についてということで伺います。  こちら、交通安全の観点からということで、間もなく新年度を迎えるに当たって、毎年変化する通学路の安全確保、それぞれの学校で行っているかと思いますけれども、まず、この現状把握をどのようにされているのか、現状をお伺いいたします。 199 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 200 ◯教育部長(豊崎康弘君) お答えいたします。まず、年度初めの早い時期、4月の下旬か5月頃に教職員が児童生徒と一緒に通学路や地域を見回り危険箇所の把握を行います。  学校によっては保護者や地域の皆様にもご参加いただき、実施する場合もあると聞いております。  次に、保護者や地域の皆様と一緒に地域の危険箇所等を確認するケースとして、長期休業中にPTA、各種委員会等の活動の一環として実施する学校もございます。  児童生徒、保護者等々通学路や地域の危険箇所について確認した後、学校によりネーミングは異なりますが、安全マップなどとして取りまとめ、登下校の安全確保や交通安全指導、教育に活用しております。  以上です。 201 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 202 ◯14番(村上泰道君) 危険箇所の把握については、毎年それぞれの学校の事情や地域の環境によってそれぞれ取り組まれているということで、こちらについてそれぞれの保護者、地域の方、PTAも含めて危険箇所の把握をされているのは理解しておるところでありますけれども、この危険箇所というのについて、やはり通学路の安全対策ということでこちらも過去に触れさせていただきましたけれども、もちろん全てが子どもたちの専用歩道が設けることができたりとか、例えばコーンを立てながら安全地帯の確保をしてもらえるのが一番理想ではあるんですけれども、なかなかそういった毎年変わるようなところを対応していくのが難しいような環境と実際の費用面も含めて、路側帯のカラーリングをしてはどうかということでこれも提案させていただいてまいりました。  当時つくば市では本当に学校周辺の通学路のカラーリングやコーンを設けてあえて狭隘な形をつくったり、凹凸をつくってスピードが出ないようにするなど、学校周辺で比較的費用や時間のかからない取組というのが実施されてまいりました。  そういった中で石岡市でも、ぜひそういった少なくとも舗装のカラーリング等について導入してはどうかと、ドライバーに対する注意喚起や逆にそこを通る子どもたちもはみ出し防止になるということも踏まえてどうかということでご提案をさせていただきました。  最近市内、特にこちらの貝地の交差点、県道のところですけれども、実際にカラー舗装がされて、とてもドライバーに対する注意喚起という意味では緑色の映えた色で分かりやすいなというふうに思っています。  県道ですので県事業の中かなというふうに思いますけれども、こういった取組を実際市内の中で目の当たりにする中で、こちらの有効性についての認識とそちらの有効性をもし確認しているのであれば、ぜひ市内の学校周辺のそういった安全対策に取り入れてはどうかということで再度提案をさせていただきたいところですけれども、ご見解を伺いたいと思います。 203 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 204 ◯教育部長(豊崎康弘君) お答えいたします。道路上のグリーンベルトなどは自動車の運転手をはじめ、自転車や歩いている方が一目で視認することができ、容易に注意を喚起することができることから、交通安全対策には有効な手段であるということを認識してございます。  議員がおっしゃったとおり、今年度、貝地の道路につきましてグリーンベルトを施したところでございますが、現在教育委員会、把握しているところでは、石岡中学校脇の道路について要望がございますので、進めていきたいというように考えてございます。  以上です。 205 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 206 ◯14番(村上泰道君) 今回、石中脇の道路について要望があるということでありますが、こういった事例がなかなか見受けられないと先ほどの職員、生徒、保護者、地域の方、PTAも含めてこういう対応してほしいという意見がなかなか出づらいかもしれない、分からないんですけれども、知ってた上で意見が出ないのか、知らないから出せなかったのか、逆にこういう事例ありますよと紹介したら、ぜひここもやってほしいというふうに意見が出るかもしれませんので、ぜひその辺りはPTA連絡協議会等も含めて保護者や地域の方々にもこういった事業の取組の紹介をしながら、新年度のその危険箇所の把握時に、先進というか、市内に事例があるわけですから、そういったものを情報共有しながらぜひ取り組んでいただければなというふうに思います。  特に市道であればもちろん市独自の取組であるかと思いますが、県であれば安全交通プログラムであったかと思いますが、県との連携も必要かと思いますので、こういった子どもたちの通学路の安全対策について、せっかくいい事業、有効性について、今ご見解もいただいたわけでありますので、積極的な取組をしていただきたいというふうに思います。  こちらのこの交通安全、通学路の安全対策について、教育長に県との連携も踏まえた中では積極的に動かれることも期待するわけでありますけれども、ご所見を伺いたいと思います。 207 ◯議長(池田正文君) 教育長・児島君。 208 ◯教育長(児島裕治君) お答えをいたします。児童生徒が安心して学校生活を送る上で、生命を守って安全を確保すること、これは一義的に大切なことであるというふうに認識しています。  特に、通学時の安全を確保するためには安全管理だけではなく、計画的な安全教育も併せて不可欠である、そして、両者を密接に関連づけた一体的な活動を重視した通学路における安全対策は極めて重要である、こういうふうに認識してございます。  通学路の安全確保につきましては、通学路安全推進会議において関係する機関、県も含めてですが、合同点検であったりとか、対策実施後の効果の把握、また、それを踏まえた対策の改善、充実を一連のサイクルとして継続して行い、子どもの安全な通学環境を確保してまいりたいというふうに考えます。  学校におきましても、併せて交通安全教育を継続して、警察などとの関係機関との連携も図りながら、保護者地域の協力を得ながら、地域全体で児童生徒の安全確保が図られるように取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 209 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 210 ◯14番(村上泰道君) ぜひよろしくお願いしたいというふうに思います。  こういったものにしっかりと予算づけ、年度途中でも構いませんし、事例ができたわけですので積極的な共通認識を持って市内の各学校で取り組まれることを期待いたします。  それでは、次の項目に移ります。  就職支援事業ということで、こちらも過去に何度も質問させていただきました。  今年度もこういった就職支援事業も予算づけがされておりましたし、新年度についても就職支援事業という項目で予算が計上されております。  まず、この事業を行うに当たっての目的、認識を再度確認したいというふうに思いますので、この就職支援事業の実施目的について、ご説明いただきたいと思います。 211 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 212 ◯経済部長(額賀 均君) 就職支援事業の目的について、ご答弁申し上げます。  就職支援事業につきましては、新規学校卒業者、未就職者等に対しまして企業面接会や企業説明会及び情報提供等を実施することにより、若年層人材の就業ニーズと地元企業の採用ニーズとのマッチングを行うことで市民の雇用創出と地元企業の有能な人材確保に資することを目的とした事業でございます。  実施事業としましては、石岡市、小美玉市合同の就職説明会と高校生のための企業説明会を実施しているところでございます。  以上でございます。 213 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 214 ◯14番(村上泰道君) 事業そのものは今部長ご説明いただいたように石岡市の企業と優秀な人材をマッチングさせるための事業ということであります。  では、なぜそのマッチングが必要なのかというところを掘り下げていった場合に、基本的には石岡の企業に勤めていただくということは、石岡に居住を設けて将来的に定住してもらいたいというのがこの事業のその先にある大目標なのかなというふうに私は認識をしているんですね。  その観点からこちらの面接会の実施というのは毎年本当に大変苦労されているなというのは担当課の方々から説明も受けていますし、年々こう、やっと実績も少しずつまた、盛り返してきたかなという認識もしていますけれども、この最終目的は石岡に定住してもらいたいというその観点がやはり就職支援事業には必要なのではないかなというふうに私は思っておるんですけれども、改めてそちらの認識について、ご見解をいただきたいと思います。 215 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 216 ◯経済部長(額賀 均君) ご答弁します。議員ご提案のとおり、企業のほうの説明会等を行いまして、石岡市に定住、そういったことを目的としてございます。  経済部としましても雇用の場の創出や就労支援の対策によって地元企業への就職を推進することによりまして、定住促進を図ってまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 217 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 218 ◯14番(村上泰道君) もちろん石岡市の定住促進というのもありますし、この就職支援事業という枠ではありませんが、石岡市は企業誘致雇用促進奨励補助金制度、石岡市の居住する方を雇用した場合、企業への支援を行うという制度も行っていますし、積極的に市民の方々の雇用について取り組んでいるというのも認識しています。  元に戻りますが、この就職支援事業について説明会等で少しずつ実績が出てまいったという認識もしておりますが、改めて今年度も開催は終了いたしましたし、この事業の実績について、ご説明いただければ思います。 219 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 220 ◯経済部長(額賀 均君) 事業の実績につきましてご答弁申し上げます。  初めに、市民の雇用創出と地元企業の有能な人材を確保に資することを目的として開催しております石岡市、小美玉市合同の就職説明会の実績としましては、令和元年度は参加企業が35社、参加学生は23名でした。また、令和2年度は参加企業が17社、参加学生は39名でございます。  次に、来年度に就職を希望する高校2年生に地元企業を知ってもらうために機会を創設するため開催しております高校生のための企業説明会の事業の実績としまして、令和元年度は参加企業が6社、参加生徒は86名でした。また、令和2年度は参加企業が4社、参加生徒は177名でございます。  なお、石岡市、小美玉市合同の就職説明会の事業の実施に当たりまして、県内全市町村の雇用担当課へ就職説明会のポスター等の掲示の依頼を行うなど事業の周知に努めているところでもございます。
     以上でございます。 221 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 222 ◯14番(村上泰道君) ただいまご説明いただいたとおり、毎年参加学生の確保が大変苦労されている中で、令和元年は企業数より学生が少なかった、その反省というか、その振り返りもあって企業数を絞った中での本年度の実施ではありましたけれども、参加学生が回復したと。  また、リモートを使ったというふうに認識していますけれども、高校生に向けた企業説明会についても参加学生の大幅な増が今年度あったと。  さらに県内自治体のホームページも確認いたしまして、県北や県南の自治体においても石岡市、小美玉の合同説明会の記事がほかの自治体のホームページにもきちんと出されておりまして、そういった各種努力を担当課としてされているというのは本当に近年、やはり継続した事業でありますので、振り返りながら新しい取組も実施されているというのも認識しています。  そこでこういった直接的な就職支援も含めてそうですけれども、やはり最終的には定住を私としては求める就職支援というのをいつも考えた中で、石岡市には新婚、子育ての方々から家賃の補助がある中で、その前の段階、石岡に居住を持った新卒の方々への家賃補助を実施してみてはどうかということで提案をさせていただいてまいりました。  新卒の初任給の中から、もちろん家族への仕送りやそれぞれ自分の生活費を引くのもそうですし、大企業であれば家賃や、逆に言うと、寮等の設備もそろっているところもあろうかと思いますけれども、なかなかそこまで実施できる企業ばかりでありませんし、もっと気軽に石岡の企業に就職できる、他自治体であったとしても石岡に住むと新卒の例えば2年間は家賃の補助をもらえるから少なくとも2年間は石岡から通おうとかという選択肢が生まれるのではないかなというふうに思っていますし、少なくとも私の知る学生さんの中ではそういうのがあったらいいよねという声は全員ではないですけれども、中には聞いています。  ただ、よく学生の意向調査やアンケートを取るとそういったものはない、そういった意見が出ないということをお伺いします。伺いますけれども、そういう事業があることを知らなければ学生は意見は出せないわけで、こういう事業があったらどうですかという聞き方のアンケートが本当は必要なのではないかなというふうに思います。  そういった中でやはり新たな取組として、こういった就職支援事業の中にやはり学生には通学の支援をしながら、石岡に住んでもらうというふうに足止めをする政策を石岡は実施している。新婚の方々にも家賃の補助をしている。その間の学生から就職する第一歩のときに石岡の企業に勤めるけど、周辺自治体の安い家賃のところに住もうというふうに石岡から出てしまうことがないように、切れ目なく石岡の住民として継続して定住してもらえるような制度が必要なのではないかなというふうに思っていますので、そちらの認識、見解を改めてお伺いしたいというふうに思います。 223 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 224 ◯経済部長(額賀 均君) 新たな取組と家賃関係の支援等につきまして、ご答弁申し上げます。  新たな取組としましては、昨年度から新たに取り組んでおります高校生のための企業説明会を新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため当初予定しておりました石岡市運動公園体育館に参加生徒を集めて企業説明会方式から、先ほど議員がおっしゃられたとおり石岡市役所と各高校、5校ですけれども、インターネットで結び、リモートによる企業説明会方式に新たに取組を開催したところでございます。  参加生徒の学校から企業説明会会場までの移動がなくなったことにより、より多くの生徒が参加をすることができました。  今後もリモートによる企業説明会を年1回の開催だけではなく、年数回行うことで若い労働力を確保したい企業と地元志向の学生とのマッチングを推進し、定住人口の減少に歯止めをかけられるよう事業を推進してまいりたいと考えております。  また、現在家賃補助も含めたアンケートを実施しておりますので、そのアンケートの状況を見極めながら検討してまいりたいと思います。  以上でございます。 225 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 226 ◯14番(村上泰道君) ただいま部長から家賃補助の項目も含めたアンケートを実施しているということでありますので、反応ゼロだったらしようがないんですけれども、ゼロではないというふうには私は思っていますので、ぜひアンケート結果を受けて、そういう意味では市長の決断でこの事業を推進してもらいたいなというふうに思いますので、市長のご見解を伺いたいというふうに思います。 227 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 228 ◯市長(谷島洋司君) 就職支援についてお答えいたします。市にとって雇用の場の創出と人材の確保、そして、定住人口の増加はとても重要な課題であります。  現在市では雇用の場を創出するため、企業立地と事業展開に有利な支援策の数々をご用意しまして様々な産業の活性化を図る取組を行っております。  人材の確保につきましても、就職説明会等の就労支援施策を実施しているところでございますが、ご提案していただきました新規就労者の家賃補助制度など様々な手法、そういったものを取り入れること、新たなニーズの把握に努め、就職時期の効果的な事業についてどのような取組ができるか、調査研究を進めるようしっかりと指示してまいります。 229 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 230 ◯14番(村上泰道君) そもそもでありますけれども、雇用は企業の努力ではありますけれども、それを後押しする行政の各種制度の中に、石岡市に住みながら石岡市の企業に勤めるという形づくりをぜひより一層進められる支援策の導入について、こちらも形ができるのを大変期待しておりますので、よろしくお願いいたします。  それでは、3項目目の質問に移ります。  3項目目、主権者教育事業についてということで通告をいたしました。  これは主権者教育というものをどういったものに諮っていくかというのもありますけれども、やはり1つは投票率というのがその指標の1つかなというふうに認識しています。  過去には先輩議員、また、同僚議員から、この主権者教育、また、投票率についての対策事業について様々な方向性からの質問や取組の提案があったところであります。  また、当石岡市においても平成30年には高校生議会を取り組んでおりますし、また、私も過去に所属しておりました青年団体の先輩方々が平成27年の県内初のハイスクール議会を実施し、その後、継続的に取り組まれている事業がある中で若年層のやはり当事者意識をどのような形で教育していくのかということで様々な事業が取り組まれてきたかというふうに思います。  また、当市においても過去に質問を出されておりましたけれども、学校教育の中でこういった政治参画意識の醸成をどのように図るかということで質問された中で、この主権者教育の事業の必要性、必要ないと思っていないのでこういう事業をするんだと思いますが、なぜ必要なのか、そして、そういったものをどのように達成させていくのかということを教育現場の中でどのように取り組んでいるのか、まずは最初にお尋ねをしたいと思います。 231 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 232 ◯教育部長(豊崎康弘君) お答えいたします。小学校、中学校における主権者教育としましては、社会科が主にその役割を担っております。  社会科教育が目指すものとして、政治的な教育を身につけさせ、公民的資質の基礎を養うことが挙げられます。  具体的な指導場面としては小学校3年生、4年生で自分が住んでいる地域について、また、自治体としての働きなどについて学ぶことを通して子どもたち自身が地域の一員であるという自覚を促すこと、また、中学校3年生では公民分野の学習を通して主権とは何か、選挙権の行使の在り方について考えさせ、主権者としての政治的関心を喚起することなどがあります。  主権者教育の必要性が叫ばれ、本格的に導入されましたのは2000年代になりますが、教育委員会としましては、各学校段階の主権者教育の一環として社会科やふるさと学習の指導を通して児童生徒が地域社会に主体的に関わろうとする意欲や態度を育成してまいりました。  引き続き文部科学省の主権者教育の推進プロジェクト資料にも示されておりますように、児童生徒に社会参画の帯同を育むため、主権者教育の在り方について検討してまいりたいというふうに思っております。  以上です。 233 ◯議長(池田正文君) 選挙管理委員会書記長・越渡君。 234 ◯選挙管理委員会書記長(越渡康弘君) それでは、地方自治法第121条の規定に基づき、石岡市選挙管理委員会委員長から説明員及び説明を委任されておりますので、総務部長として兼任する石岡市選挙管理委員会委員書記長としてご答弁申し上げます。  主権者教育についてでございますが、主権者教育とは単に政治の仕組みについて必要な知識を習得するだけではなくて、社会の中で自立し、他者と連携、協働しながら地域の課題解決を社会の一員として主体的に担うことができる力を身につけることを目的としており、平成27年の公職選挙法等の改正によりまして、選挙権年齢が満18歳以上に引き下げられたことに伴いまして若年層に対する主権者教育の重要性は増しているものと認識してございます。  主権者教育における現在の取組状況でございますが、市内小中学校の児童生徒を対象としまして、明るい選挙啓発ポスターコンクールへの協力、政治意識の醸成などを目的とした選挙の出前講座を行ってございます。  明るい選挙ポスターコンクールにつきましては、文部科学省及び総務省などが実施しているコンクールについて、市内小中学校からの作品を取りまとめておりまして、明るい選挙を進めるため小中学校の児童生徒に独創的な印象深いイメージの選挙啓発のポスターを応募してもらうものでございます。  それと出前講座におきましては、選挙の仕組みを投票所の流れを説明するほか、選挙時より政治参加することが社会の一員としての責務であることを併せてお伝えしておりまして、市内の高等学校において模擬投票を実施した実績もございます。  その他の取組としましては、市内の中学校及び高等学校に対しまして生徒会役員選挙時における投票箱及び投票記載台の貸出しや成人式の式典において、今年度はちょっとできなかったんですが、選挙啓発冊子の配付などを行っているところでございます。  以上でございます。 235 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 236 ◯14番(村上泰道君) この主権者教育の必要性についてでありますけれども、もちろんその1つの指標の投票率についてちょっと調べましたのでご紹介させていただきますと、やはり昭和期の国政選挙は衆議院、参議院、それぞれ事案は違いますけれども、衆議院でおおむね70から75%、参議院は60から75%、地方統一選挙においては都道府県選挙が60から80%、市区町村選挙が70から90%として昭和期は大変高い投票率が過去にはありました。平成期に入りますと、国政選挙でも50%台の選挙が軒並み並ぶ中、特に地方選挙においては50%以下の選挙が自治体選挙で見られるようになってまいりました。  やはり主権者教育の必要性についての認識としてですけれども、やはり国民の三大義務であります。勤労や納税の意味、もちろん教育を受けさせるというのもありますけれども、社会に出たときの働くことの意義や納税の意義なども、その意義というのがやはりこういった自分もと、民主主義の根幹であります自分のことを捉えて政治参画するというものにつながっていくのではないかというふうに認識していますので、それらを各義務教育の段階で自治体の取組として、やはり若年層に教えていくというのもまた、我々の大人としての義務なのかなというふうにも私は認識しています。  そこの中で、過去の取組として啓発ポスター等や出前講座を実施してきたということでありますので、今年度は特に茨城県においては知事の任期、また、国政においては衆議院の任期がある中でこういったものを1つやはり主権者教育の材料とするいいタイミングの年度ではないかなというふうに私は思っております。  また、この問題については、私この春学生のインターンをまた受け入れまして、茨城大学と筑波大学の学生さんから、そういう意味でいろんな政治や自治体運営に興味がある学生さんですので、特にどういったものが取り組まれているのかなというのをそういう意味では積極的に学んでいる子たちではあろうかと思いますが、そういう子たちがどうしたらもっとこういうふうに自分事として捉えられるかという意見の中で、もっと若いうちから模擬投票であったり、先ほど高校で過去に模擬投票を実施したということがあるということでご説明いただいたところでありますけど、小中学校からなぜそういうものが必要なのかという、先ほどの説明はあったとしても実態として模擬投票のようなものがあった場合にもっと興味を持つんじゃないかというような、そういう意味ではとても若い子たちからの当事者の意見がありましたので、今年度はそういう意味では国政、県政について大きい選挙が控えてありますので、ぜひこれらを、模擬投票の実施というのを各学校で令和3年度の授業で取り組みながら主権者教育の一環として取り組んではいかがかなというふうに思っていますので、そちらについてもご見識を伺いたいというふうに思います。  また、過去に投票率の今お話しさせていただきましたが、やはり主権者教育、当事者意識の中で、市ではパブリックコメントを各種実施しているかと思います。  いろんな協議会等に入りますとパブリックコメントを実施する期間がスケジュールの中に設けられている中で、コメントありませんでしたとか、さらっと報告あるんですけれども、こういったものがほかの県内自治体だといろんな意見がある中で市民の方々から意見をこういうのがあったのでこういうふうに計画を変更していますとか、今近いところだと高齢の計画であったり文化の条例のパブリックコメントが最近は出ていたかと思いますけれども、そういった市民の方々が参画しやすい仕組みはあるんだけれども、なかなか参加していないというふうに私は見受けられるんですけれども、実際その反応状況がどの程度であったのかとか、そういったものがもし数値としてあればご説明いただきながら、そういったパブリックコメントの反応の率であったり、投票率も含めた指標も含めて、こういった主権者教育や政治参画の醸成というのがどのように市として認識されているのか、併せてご見解を伺いたいというふうに思います。 237 ◯議長(池田正文君) 選挙管理委員会書記長・越渡君。 238 ◯選挙管理委員会書記長(越渡康弘君) それぞれご答弁申し上げます。今年度におきましては、現在のところ出前講座の実績だと、模擬投票も以前その中でやってはございますが、今年度は実績がないという状況になってございます。中学校及び高等学校の生徒会役員選挙時における投票箱及び投票記載台、貸出しは、先ほど申し上げましたとおり実績がございまして、こちら5件となってございます。  今般の新型コロナ禍におきまして、各学校においてはなかなかこういった取組ができないという状況にはございますが、選挙管理委員会としましては、より充実した主権者教育を行うことができるように積極的に働きかけを行ってまいりたいというふうに思ってございます。  また、他団体の先進事例も参考としながら、先ほど議員からございましたように、若い方のご視点といいますか、そういったものをより中高生に近いという観点で、大学生など若者の視点も取り入れながらこういった取組を進められていければなというふうに思ってございます。  それで、パブリックコメントでございますが、こちらの令和2年度における実施状況でございますが、現在のところ5件ございまして、そのうちいただいた意見の合計も5件というふうになってございます。  また、令和元年度において実施したパブリックコメントにつきましては26件でございまして、そのうちいただいたご意見の合計は26件となってございます。幾つかこの中でも件数は同数になってございますが、ものによっては意見が寄せられなかったものもございます。  以上でございます。 239 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 240 ◯14番(村上泰道君) ただいま書記長から若い世代の意見も聞きながらということありましたけれども、せっかく今年度、毎年やれというふうには申しませんけれども、今年度は大きな選挙が控えている中で模擬投票、積極的に各学校現場で取り入れたらいかがかなというふうに思うわけでありますけれども、学校を所管しています教育長のご意見を伺いたいと思います。 241 ◯議長(池田正文君) 教育長・児島君。 242 ◯教育長(児島裕治君) それでは、ご答弁申し上げます。日本において主権者教育が本格的に導入されてから約20年ほどになりますが、児童生徒に主権者としての自立的な行動を促していくためには、さらにより身近で具体的な内容に基づいた働きかけが必要であるというふうに考えます。議員のおっしゃるとおり、身近に選挙がある年は児童生徒が選挙、また、政治を主体的に捉えて学ぶいい機会になります。  学校においては、県で作成している小中学生向けの主権者教育用の冊子を生かしながら、部長からもございましたが社会科、特別活動、児童会、生徒会の自主的活動、そういった中で、やはりこの投票という行為は主権者としての行動の1つであるというふうに思います。そういった意味からも、模擬投票などを取り入れる工夫をすることで、児童生徒の発達段階に応じた学びを支援することが重要であるというふうに思っております。  児童生徒には、持続可能な社会のつくり手として、他者と連携、協働しながら社会を生き抜く力、また、地域の課題解決を主体的に担う力の育成に資するように、模擬投票等の取組につきましては、学校カリキュラムとの関連等も踏まえる必要がございます。そういったことも踏まえて、関係部局とも連携を図りながら、主権者教育を積極的に推進していきたいというふうに思います。  以上でございます。 243 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 244 ◯14番(村上泰道君) もちろん、学校カリキュラムというのはもちろん最優先される事業でありますので、年度ごとにすぐ変えられるものではないというふうに思いますが、せっかくのいい機会の年度でありますので、前向きなご検討をいただければというふうに思います。  最後に市長にお伺いしたいんですが、やはり今般様々な事業で市長は議会の皆様と併せて市民の皆様からのご意見を伺いながらということで、やはりこういった地域の方々の声をいかに拾い上げていくか、また、そういった方々の声が届きやすい仕組みづくりというのもやはり行政に課せられているというふうに思います。  この主権者意識というのをきちんと醸成していく事業の取組について、市長のご見解を伺いたいというふうに思います。 245 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 246 ◯市長(谷島洋司君) 本市における若年層に対する主権者教育の取組については、先ほど教育長、また、選挙管理委員会の書記長でもある総務部長から答弁がございましたが、主権者教育は子どもの発達段階から大人に至るまで、あらゆる世代について社会のことを考えられる機会を増やすことが必要であると考えております。  そして、一過性のものではなくて、継続して働きかけをしていくことが大切であろうと認識いたしているところでございます。  市民の皆さんが政治や地域の課題解決に興味を持っていただき、まちづくりを自らのこととして捉え、積極的に参加してもらうためには選挙における投票は非常に重要な要素であると考えます。  投票率の向上は大変重要だと考えます。投票率の向上のため、今後もより効果的な主権者教育に向け、県や学校と連携して一層の取組を進めていきたいと考えております。 247 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 248 ◯14番(村上泰道君) ぜひそのようにしっかりと連携を取りながら取り組んでいただくことをお願いいたしまして、私の質問を終わりにいたします。ありがとうございました。 249 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午後 2時30分休憩             ──────────────────────                   午後 2時43分再開 250 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 251 ◯5番(川井幸一君) 5番・川井幸一です。  今回、代表質問、そしてまた一般質問ということで、2度目の登場と、よろしいでしょうか。そういうことで、今回は、石岡市の人口減少対策についてというテーマでご質問いたします。  皆様ご存じのように、今回の施政方針の中でも、市長が最も重要であるという部分の1つでありますこの人口減少対策ということをテーマにしてまいります。こういった各市町村というか全国的にもいろいろと問題になってくるこういう大きな問題を、いち早く石岡市がどれだけ本気になって真剣になってこの問題に取り組むかということが大きな問題であると思いますし、この問題をいろいろと考えていったときに非常に幅広い大きな問題であると思いますけれども、その中での対策といたしまして私は、ここに住む、石岡市に住む市民の方々、本当にこの市に住んでよかったと、石岡市はいいところだと言える部分があってこそ次世代につながる、次世代の子どもたち世代が、家庭を持ち、家族を持ち、そして、子どもを教育していく、その場は石岡だという意味で、この石岡市に住み続けていただける、そしてまた、他の市町村よりもより多くの方がこのまちに住んでいただける基になるのではないかと考えております。  まず最初に、人口動態調査等の数字をちょっとお示ししながら質問に入らせていただきます。  総務省による住民基本台帳に基づく2020年1月1日現在の人口動態調査結果によりますと、国内の日本人の人口は、前年より50万5,046人少ない1億2,427万1,318人と、前年比0.4%減ということで、11年連続して減少しております。減少幅も6年連続で広がっておりまして、1968年の調査開始以来、最大となったという結果が報告されております。  また、2019年、1年間の日本人の出生者は前年比5万4,092人減の86万6,908人と、これまた4年連続で減少し、1979年度に調査項目に加えて以降、最少を更新しております。この90万人という数字を切ったのは初めてだということであります。
     また、女性が生涯に子どもを産む推定人数である合計特殊出生率も1.36ということになっております。  さらに言えば、死亡者数は前年より1万5,342人多い137万8,906人と7年連続で増加をし、死亡者がいわゆる出生者を上回る自然減は51万1,998人、これもまた12年連続で拡大しております。  年齢別の構成は、65歳以上が28.41%と増える一方、ゼロ歳児から14歳は12.3%と減少傾向が続き、少子高齢化に歯止めがかかっていないという状況が報告されております。  そういう状況の下、世界的なコロナ禍の中で人口減少に拍車がかかっております。実際問題として、厚生労働省は、2020年1月から10月の妊娠届の件数が前年同期に比べまして5.1%減となったと発表しております。新型コロナによるパンデミックによって、妊娠を控える、妊娠に対するこの今のコロナ禍での不安が大分影響したと思いますけれども、妊娠を控える人が増えたと見られておりますが、2020年5月は前年の同期と比べまして17.6%減少、7月も10.9%減少の2桁の減少幅となっております。  今申し上げましたように、以上の数値が示すとおり、これまでの少子高齢化、そして、今回のコロナ禍がさらに少子化に拍車をかけているということが現実に現われております。  我が市、本市においても、この動向は同じようなものではないかと思われます。ここでこれまで以上の対策を講じなければ、本当に消滅市町村、そこまではならないといたしましても、本当に町の規模、市の規模というものは小さくなっていってしまうのではないかと感じております。そういった観点から、現実をどう捉え、どのような対策を講じていくのか1つずつ質問してまいります。  まず、1点目でございます。本市の人口動態についてお尋ねいたします。出生数、合計特殊出生率並びに死亡者数の動向、そして、その要因、自然的要因による増減、社会的要因によっての増減について、ご説明いただきます。 252 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 253 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。石岡市の人口動態でございます。  まず、自然動態についてでございますが、年々生まれてくる子どもの数は減少を続けている一方で、死亡者数は右肩上がりの傾向を示しております。新石岡市が誕生して以来ですかね、一貫して死亡数が出生数を上回る自然減の状態が続いておりまして、その差は、拡大を続けながら現在に至っているのが現状でございます。  なお、出生の数は、毎年緩やかに減少を続けておりますが、合計特殊出生率は上昇傾向を示しております。平成20年から24年の合計特殊出生率は1.35でございましたが、昨年発表された最新値でございます平成25年から平成29年の数値は、1.44でございました。  次に、社会動態についてでございますが、本市では平成17年頃を境に転出者が転入者を上回る社会減の状態が続いております。転出入者の年代は、20歳代もしくは30歳代の方が大半でございまして、若年世代の流出が社会減の多くを占めております。  以上でございます。 254 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 255 ◯5番(川井幸一君) この数値を見まして、本市の人口動態を分析されているのか伺います。 256 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 257 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。出生数の減少、死亡数の増加につきましては、ともに少子高齢化の進展が要因であると考えております。人口に占める高齢者の割合が増えてきたことから死亡数が増えている一方、子どもを産み育てる世代の減少や、未婚化、晩婚化、晩産化などが出生数の減少につながっていると捉えております。  なお、同じ出生に関するデータであります出生数の減少と合計特殊出生率、こちらが上昇しているという傾向については、異なるトレンドではございますけれども、この要因といたしましては、子どもを産む女性の人口自体が減少しているものと考えられます。  また、本市の転出入について調べてみますと、主に20歳代から30歳代の若年世代が、進学や就職、転勤、結婚などのライフイベントを理由に多く転出しております。その数が転入者数を上回っているということが分かっております。  なお、現在日本中に影響を及ぼしております新型コロナウイルス感染症に関連する目立った人口の増減は、現在のところございません。しかしながら、新しい生活様式、働き方の浸透によってこれまでと違った動態が予測されますので、これらを注視しながら施策へ反映させていきたいと考えております。  以上です。 258 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 259 ◯5番(川井幸一君) それでは、今言われました出生率の向上のため、これまでどのような対策を講じ、そして、どのような効果につながったのか、また、なかったのかについてのご説明をいただきます。 260 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 261 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。先ほども申し上げました少子化の原因としての未婚化、晩婚化、晩産化を挙げましたが、その背景には女性の社会進出や価値観の多様化、子育てに対する負担感や経済的不安の増大など様々な要因が絡んでいると考えております。  本市では、若い世代が、結婚、出産、子育ての希望をかなえられるよう、結婚のきっかけづくりから雇用の創出、安心して妊娠、出産ができる環境づくり、子育て支援や教育の充実まで、切れ目なく支援が届くよう様々な施策を展開してまいったところでございます。  具体的に申し上げますと、就業、就職に関しましては企業誘致、就職支援ですかね、説明会等の開催、先ほどもちょっとお話がありました。また、通勤、通学費用の助成制度等がございます。結婚に関しては、いばらき出会いサポートセンターの支援によるマッチング事業等を行ってきております。妊娠、出産に関しましては、特徴的なものとして、妊婦タクシー補助、不妊治療費助成等、子育てに関しましては、子育て世帯、新婚世帯等への補助金の交付、医療福祉費支給制度の拡充、また、子育て世代包括支援センターを設置してまいりました。住まい、住宅に関しましては、木の住まい助成事業、住まいづくり推進事業でございます。その他、新規就農者への支援等もやってございます。  先ほど申し上げたことにも入っているんですけれども、本市の合計特殊出生率自体は上昇傾向を示しておりまして、このことに関しましては手応えを感じているというところでございます。  以上です。 262 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 263 ◯5番(川井幸一君) 室長、本当に事細かに分かりやすくご説明いただきましてありがとうございます。  続いて、今後、その出生率、その対策のためにどのような対策を講じているのか伺います。 264 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 265 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。子どもさんが欲しいという希望がかないまして、子育てをしやすい地域であるために、子どもや家庭を支援する施策とともに、支え合いの仕組みですかね、の構築が必要とされておると考えております。  なお、若い世代が何人子どもを望むかという調査結果から導き出された希望出生率というのがございまして、そちらが1.8と言われております。先ほど申し上げました本市、伸びてはおりますけれども、合計特殊出生率1.44ですから、この1.44をまずは1.8に引き上げるための施策を取り組んでいきたいと考えております。  例えばですけれども、直接的な子育て支援策のみならず、男性を含めた働き方の見直し、また、母子保健、小児医療体制の充実、子連れで出かけられるまちづくりなどの間接的な支援にも取り組んでいきたいなと考えております。  いずれにいたしましても、地域が一体となって子育てを支援できるまちづくり、こちらを進めてまいります。  以上です。 266 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 267 ◯5番(川井幸一君) 大変にありがたいことで、そういった方針を曲げずにしっかりと続けていっていただきたいと思います。  次に、社会的要因について伺います。  若い世代が働ける職場、そして、子どもを産み、育てられる住環境、医療、教育、それらの自治体格差が如実に現れているのではないかと思います。これらについて、これまでどのような対策を講じてきたのか伺います。 268 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 269 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。社会的要因の解消のためのこれまでの対策について、ご答弁申し上げます。さきの答弁におきまして、本市の転出超過の要因として若年世代のライフイベントが大きく関係しているということで申し上げました。若年世代の流出を抑えまして、なおかつ市外の方々に選ばれるまちをつくっていくためには、雇用の確保や安心して住まいを構えることができる環境が必要であると考えております。  これまで、市内に働く場を創出するために企業誘致や市内産業の活性化、就農や企業への支援など就業機会の充実などに努めてまいりました。さらに、東京圏への通勤、通学の費用を支援することによって、若い世代の転出抑制と本市への移住促進を図っております。  そのほか、新婚、子育て世代に向けまして新居の準備のための補助や、公共交通、インフラの整備、防災や健康、教育の支援などを行い、いずれにいたしましても、長く住み続けるために選ばれるまちであるよう、よりよい住環境、こちらを整えるということで様々な取組を実施しております。今後も続けてまいりたいと思います。 270 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 271 ◯5番(川井幸一君) よく分かりました。ただいまも出ました、それでは、この企業誘致も含めまして、住環境の整備や助成、そして、特色ある教育、医療費の助成、また、魅力の発信であったりが不十分ではなかったか。近隣自治体で人口を伸ばしているところもございます。現状を踏まえて、今後このような対策を講じていくのかどうか伺います。 272 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 273 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。本市は、都内からのアクセスに優れて利便性が高い一方、温暖な気候と豊かな自然に恵まれておりまして、暮らしやすく魅力あるまちであるということで考えてございます。このような本市の魅力や各種施策につきまして、これまでも様々な手法を用いて市内外に向けて発信を行ってまいりました。今後は、いかに本市をブランディングしていくかが非常に重要であると考えております。ただ単に本市の魅力や取組について伝えるだけではなく、我々がどのような未来を目指してまちづくりを進めているかという理念についても丁寧に発信していくことで、情報を受け取る人たちの心に響かせ、石岡に住んでみたいと思ってもらえるような選ばれるまちとなるよう努めてまいりたいと考えております。 274 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 275 ◯5番(川井幸一君) それでは、今回進めています産科の設置や小児科の充実、これは、若い世代にとって重要な移住地を選択する要因でもあります。  さらに、雇用の場の確保、これについても、いわゆる製造業にとらわれることなく、テレワークやサテライトオフィス環境の整備等、先行事例はたくさんあると思います。本市の特性を生かした新規就農者へのさらなる助成や技術的支援、関係機関との強化等、これまで以上の取組が必要であるとも感じております。  また、おためし移住でありますとか移住のワンストップサービスの窓口設置、魅力の発信等も、市役所、そしてまた、商工会議所及び商工会、観光協会、また、JA、そして、柏原工業団地運営協議会であったり公共交通関係機関等、そしてまた、市民も含めた全市を挙げての、言ってみれば、オール石岡で取り組む必要があると考えておりますので、その辺の執行部のほうでの考えを伺います。 276 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 277 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。オール石岡によるさらなる強化策について、ご答弁申し上げます。地域の活力に大きな影響を及ぼす人口減少問題でございますけれども、それのみならず、本市のほうには多くの解決すべき課題がございます。そして、議員のおっしゃるとおり、それぞれの課題の中には、行政単独での解決は難しいものもございまして、オール石岡で地域が一丸となって広く連携し、相互補完をし合いながら取り組むことが求められていると感じております。国や県、また、地域の関係団体、議員ご案内の商工関係団体や観光協会なども含めてでございます。また、そこで暮らす市民の皆様の方など、多くの関係者と手を携えて理想のまちづくりに向かっていくために進めてまいりたいと現在策定中でございます総合計画の中でも、このオール石岡ですかね、一丸となるというところを大切なテーマとして議論してまいりたいと考えております。  以上です。 278 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 279 ◯5番(川井幸一君) それでは、市長にちょっとお考えを伺います。今後大変な大きな問題ともなってまいります人口減少やそれに伴う経済成長の鈍化によって、いわゆる税収不足となり、社会保障制度の支えである現役世代に対する負担も高まってまいります。医療や年金、教育といった公的サービスが量、質ともに減少、低下していくことが一番懸念されますし、これは、また同時に市民にとっても大きな問題となります。  また、現役世代の家計や企業の可処分所得が低下いたしまして、個人は消費意欲や労働意欲をなくし、企業は設備投資意欲を減退させていくという、いわゆる負のスパイラルが発生してまいります。これは、当市においてばかりでなく、もちろん全国的な問題とは言えますけれども、石岡市が将来を見据え、未来の子どもたちのために今やらなければならない最重要課題と位置づけ取り組む必要があると考えておりますけれども、そのお考えをどうお考えか、市長のお考えを伺います。 280 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 281 ◯市長(谷島洋司君) 最重要課題との考えについてお答えいたします。私は、やはり市長公室長話してきましたとおり選ばれるまち、そして、その魅力的な石岡市をつくっていくこと、これがやはり一番大事なのではないかなと思っております。そのために私は、共生・共育・共働というスローガンを挙げて取り組んでいく覚悟です。  議員お話しのとおり、負のスパイラルとも言える人口減少は、経済活動の原則や地域の伝統継承の危機、社会保障や公共サービスの低下など地域の活力を低下させる様々な障害を引き起こす要因でございます。この問題は、もはや国民共通の認識であると言っても過言ではございませんが、本市におきましても最重要課題として位置づけ、様々な施策を行ってまいります。  人が集い住み続けたいと思うまちであるために、石岡にお住まいの全ての方が、自ら、そして、まちの将来に夢を描ける、こうありたいと願う未来をかなえられる、そのような石岡市をつくっていかなければならないと考えております。  地域の資源をブラッシュアップするとともに、産業や教育、医療や福祉、防災など、安心して暮らしていくために必要な施策を進めてまいります。  また、未来をつくっていく地域の将来でもあります子どもたちが、夢をかなえるために再びふるさとへ戻ってくるような、そう感じてもらえるような魅力あるまちづくりに取り組んでまいりたいと思っております。 282 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 283 ◯5番(川井幸一君) ただいま市長からご答弁をいただきました。今日は、何か大分いつもと違いまして、非常に言葉に力があるように感じるのは私だけかどうかちょっと分かりませんけれども、はっきりと具体的にお示しいただきました。  このまま人口減少が続けば、いずれ地方行政は行き詰まり、行政サービスは低下することが予想されます。このことは、本市も例外ではないと考えます。将来にわたり安定的に行政サービスを提供できるよう、根本的な人口減少対策が必要であります。すなわち、結婚、出産、育児支援や人口流出のための地域経済振興策、いわゆる地場産業支援でありますとか企業誘致であります。そういったものを、国の政策や景気に左右される部分も大きいのでありますけれども、人口減少加速を食い止めるために、なお一層の対策強化を努めることが必要であると考えます。  今回示されました石岡ゆめ創生プロジェクトにも幾つかのそういった施策が掲げられておりますけれども、人口減少克服に向けまして政策を総動員して、若い世代が本当に自ら希望に沿って石岡市で生活し、結婚、出産、そして、子育てができる環境整備を、繰り返すようですけれども、やはりまずは市役所内でのいわゆる縦割りを排除いたしまして、関係機関と対策会議を設置するなど、やっぱり常に言われる単発ではない総合的な対策を、本当に、今、市長がお話ししましたようにこの問題に対しての危機感、これを持ってやっていくべきだと思います。この問題は、最初にも申し上げましたように、もう全国的にも当たり前に出てくる問題ではありますけれども、それをどれだけ真剣に、そして、重要な課題として取り組んでいくか。言葉だけではなく、石岡のこれからに大きく左右する問題でもありますので、ぜひとも今のお言葉を忘れずしっかりとやっていっていただきたいと強く要望いたしまして質問を終わります。 284 ◯議長(池田正文君) 次の質問者に移ります。  3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 285 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。議席番号3番・新田 茜でございます。今期定例会におきましては2項目通告をしてございますので、一問一答方式で順に伺ってまいりたいと思います。  まず、質問項目1、石岡市におけるSDGsの推進と取組についてを伺ってまいります。  これまでにも度々一般質問等で質疑がなされておりましたけれども、このSDGsに関しましては、非常に長期的な目標でございますので、私のほうからも質問をさせていただきたいというふうに思います。  このSDGsでございますけれども、2015年の9月に国連で開かれたサミットの中で採択がなされた持続可能な開発目標の略称でございます。こちらは、2000年に同じく国連で採択がなされたMDGs、ミレニアム開発目標が2015年に達成の期限を迎えたことを受けまして、このMDGsで達成できなかった目標を含め、こちらは、どちらかというと途上国支援というのがメインであったことから、さらに目標項目を増やして、このMDGsに代わる新たな世界目標として、誰一人取り残さないといった理念の下、先進国と途上国とが一丸となって取り組み、2016年から2030年の15年間で達成を目指す行動計画でございます。  このSDGsでございますけれども、ここには17の大きな目標がございまして、例えば貧困をなくそうですとか質の高い教育、また、ジェンダー平等の実現、そして、エネルギーや気候変動、また、パートナーシップで目標を達成しようといった様々な分野に分かれた目標がございます。それを達成するための具体的年限と行動目標が示されている169のターゲット、それと、それをさらに細かく、その169のターゲットに対して、その成果を図るための目標数値である232の指標が示されております。最近ではメディアでも取り上げることが多く、耳にすることも増えました17色の円いドーナツ型のマークで、これ、SDGsのシンボルマークなんですけれども、私も今日、バッジをつけさせていただいておりますけれども、市長もつけられていらっしゃるかなというふうに思います。このバッジをつけている方も最近よく見かけるようになりました。また、企業においても自治体行政においても、このSDGsを身近に捉える方々が最近では増えてきたのかなと感じることもよくあります。  そこで、このSDGsに関して、石岡市の現状の取組と今後についてを伺ってまいりたいと思います。  (1)石岡市としての現在までの推進と取組についてを伺いますが、まず、そもそもなぜ石岡市でSDGsを取り組む必要性があるのか、どういった見解をお持ちなのかをまずお伺いいたしたいと思います。 286 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 287 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。SDGsは、今、議員ご案内のとおり、国連サミットで採択された全世界共通の国際目標という大きなものでございますが、持続可能で多様性と包摂性のある社会という理念は、市の進めるまちづくりと方向性を1つにするものでございます。現在、当市におきましても、構想や計画を策定する際にはSDGsの理念や考え方を意識して進めております。  令和2年3月に策定した第2期まち・ひと・しごと創生石岡市総合戦略や先日公表いたしました石岡ゆめ創生プロジェクトにおきましても、市の施策とSDGsの17の目標との関連性をアイコンで示しまして、SDGsを意識した施策の立案や実施に努めているところでございます。  以上です。 288 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 289 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。  では、現在までの推進と取組については、実際どのような展開をなされてきたのかをお伺いいたします。 290 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 291 ◯市長公室長(加藤乃利明君) 具体的な取組として、計画にアイコンで示したというお話は先ほど申し上げましたけれども、職員への研修としまして、カードゲームをちょっと企画はしておりましたが、コロナの関係で未実施という状況になっております。  実際に、その具体的な取組としてはまだ進んでおりませんけれども、これから総合計画の見直し等で、もちろんSDGsの考え方を各施策に落とし込んでいきたいと考えております。
     以上です。 292 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 293 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。まだ実際には進んでいないということでございましたけれども、これを実際に実践するためには、この内容という部分を理解する必要がもちろんあるわけで、私もSDGsに関する勉強会というものに何度か参加をさせていただいたことがあるんですけれども、この実践に向けては、本質を捉えるということが非常に重要となるというふうに考えます。そのためには、まずは知っていなければスタートができないというふうに思います。  そこで、(2)の認知度について伺います。  このSDGsに関して、石岡市で実際に実施している事業が結果としてその17の目標のいずれかに合致しているということは多くあると思いますけれども、SDGsなんだということを意識して取り組むこと、また、市政に携わる職員の方々がそこに意識して日々業務に取り組まれることでは、結果であるとか達成度というものも変わってくると思います。まずは、この庁内における認知度についてはどのような認識をお持ちかという部分をお聞きしたいと思います。 294 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 295 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。報道などによりましてSDGsについての情報に接する機会も増えておりまして、以前に比べて社会的な認知度は上がっていると感じております。  しかし、一方で、地球規模の問題や課題と向き合うための国際目標であるため、どちらかというと途上国の問題解決のためのものだという印象や、規模や分野が大き過ぎて身近な問題だと捉えにくい面もあるためSDGsに関する市民の関心はまだまだ低い状態かなということで、その理念は浸透し切れていないのが現状であると認識しております。  市の職員につきましても、仕事の性質上、SDGsの理念や情報に触れる機会も多いため、ある程度の認識は進んでいるかとは思いますが、まだまだ理解に不足がある感は否めない状態であるかなとは思ってございます。  以上です。 296 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 297 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。  次に、市民の方々でありますとか企業、または、学校の児童生徒における認知度についてはどのような認識であるのかを伺います。 298 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 299 ◯教育部長(豊崎康弘君) 学校におけるSDGsの認知度についてお答えいたします。これまでSDGsそのものを取り上げて指導する学校は少なかったのですが、学校現場におきましては、社会科や理科、総合的な学習の時間、特別の教科道徳など、各教科、領域にわたり広く学習活動を設定してきた経緯があります。  具体的には、理科では気候変動や地域温暖化などの環境問題、社会科では世界の食料自給率や開発途上国について、道徳では国際親善やLGBT、総合的な学習時間では福祉や災害への備えなど、様々なものが挙げられます。  令和2年4月より小学校において新学習指導要領が完全実施となり、令和3年4月からは中学校において完全実施となります。令和3年度からは、各学年の年間指導計画にSDGsとの関連を明確にし、学習指導に生かしてまいります。  さらに、新学習指導要領には持続可能な社会のつくり手の育成が明示されておりますので、引き続き、世界の出来事をグローバルな視点から捉え、自分の足元から行動を起こせる子どもたちの育成に努めてまいりたいというように考えてございます。  以上です。 300 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 301 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。今後も意識して取り組む必要性があるということでございました。  では、そのために必要な周知、啓発について、(3)でありますけれども、まずは認知度を上げるために知っていただくということが重要となると思いますけれども、これまでにどういった活動をなされてきたのか。以前、一般質問の中で先輩議員の方がSDGsに関する職員の研修についての質疑をなされておりましたけれども、そういった部分を含めまして、職員に特化した部分での周知、啓発について、また、外に向けた周知、啓発活動について、これまでどのようなことをなされてきたのかを伺いたいと思います。 302 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 303 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。大きなものと捉えられがちなSDGsの理念でございますけれども、教育やジェンダー平等、エネルギー、気候問題など、実は市民生活に非常に密着しているというものでございまして、私たち一人一人が自分事として捉えるべき問題でございます。  市としましては、昨年11月、市の基本構想、基本計画策定作業の一環として、若手職員を対象としたワークショップを開催いたしました。その際にはSDGsについても触れまして、市の目指すまちづくりとの関連を考える1つの機会といたしたところでございます。  まずは、市政に携わる市の職員が、その概念を正しく捉えまして理解できるよう啓発を行いますとともに、全庁的にSDGsの活用を意識した施策の展開を進めてまいりたいと考えております。そして、積極的に市の施策等へSDGsの理念を反映させることで、市民の皆さんにとっても身近な概念であるということを印象づけまして、市民の一人一人が自分事として捉えられるよう周知を図ってまいりたいと考えております。  以上です。 304 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 305 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。  続いて、学校教育の場での周知、啓発についてどのような取扱いをされてきたのかということでお聞きしようと思ったんですけれども、先ほど部長のほうでお答えいただいて、新学習指導要領のほうにも持続可能な社会のつくり手育成ということが明記されたということで、そのSDGsに関するページ、様々なページが教科に盛り込まれているということを伺いましたので、そちらについては、学校教育の場での周知、啓発についてはお伺いいたしませんけれども、教育長にお聞きしたいと思います。  これ、令和3年度の石岡ゆめ創生プロジェクトを見ますと、教育充実プロジェクトの部分では、SDGsの目標である4の質の高い教育をみんなに、そして、5のジェンダー平等を実現しよう、そして、10の人や国の不平等をなくそう、さらには、17のパートナーシップで目標を達成しようという4つがこのプロジェクトには組まれております。この部分を実際に教育の場にどのように落とし込んでいくのか。ぜひ具体的な今後の取組と、教育の部分での石岡市の達成とゴールに向けた展望についても、(4)に入りますけれども、この部分については、この教育におけるSDGsの普及とか推進の必要性というものを考えると、この教育委員会としての役割というのもとても大きいものになってくるというふうに思います。ぜひこの部分について、教育長に、目指す先の姿、お考えをお聞かせいただきたいと思います。 306 ◯議長(池田正文君) 教育長・児島君。 307 ◯教育長(児島裕治君) ご答弁申し上げます。SDGsとは、もう誰一人取り残さない持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現を目指すものでございます。  そこで、学校教育におきまして目指すところは、課題解決につながる新たな価値観、また、行動を生み出して持続可能な社会を創造する担い手となれるよう、小中学校においては、国内外の出来事をグローバルな視点から課題を捉えて、身近なところから行動を起こせる子どもたちを育成すること、これが目指す子ども像となります。そのために、小学校では、様々な教科領域においてSDGsの共通目標へのアプローチ、こういったものを今年度からもう進めてございます。議員お尋ねの4つの目標につきましては、特に目標5については、基本的人権の尊重を土台として多様な個性を尊重すること、差別や偏見等をなくすこととして特別教科道徳等で、また、目標10については、児童生徒が将来的に共生社会の担い手となるための啓発、教育として社会科、総合的な学習の時間と、目標17については、世界的な視野で社会的な問題を自分事と捉えて課題解決を考えるグローバルパートナーシップの育成として外国語、特別活動、ふるさと学習、国際理解教育と、そういったことでの指導が関連づけられるものというふうに考えてございます。  令和3年度のゆめ創生プロジェクトにおける教育充実プロジェクトに挙げさせていただいている各事業は、主にこの目標4、質の高い教育をみんなにへの関連が強いというふうに考えております。デジタルドリルの導入、学校施設環境の整備、給食センターの調理業務民間委託、仮称の八郷図書館の整備により教育環境を整える、さらには、スクールソーシャルワーカーとか校務支援システムの導入等によって、教師が子どもたちに向き合う時間、教材研究等を行いながら専門性を高めて人間性をより磨いていく、こういった時間の確保に資するものというふうに考えています。それらによってより教育の質を高めて、よりよい未来をつくるために自分たちができることについて学んで、主体的に知って考えて行動できる、そういった子どもたちの育成に努めていくこと、これを目指していきたいというふうに思っています。  以上です。 308 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 309 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございました。非常に細かくお答えいただきました。  これ、全国のあらゆる教育現場で具体的に目標立てをして取り組まれているところも多くあります。  学校で行われるSDGsでは、先ほど教育長のほうからも述べておりましたけれども、世界に目を向け問題を解決する力、また、必要な情報を自らが調べ選択する力、そして、正解のない問題に立ち向かう力、そういったものなどがSDGsを通して身につくということで、そのような検証結果も出ているようでございます。  また、ある自治体では、各学校ごとにそれぞれに17の目標の中からいずれかをピックアップして、その目標達成のために何をするのか、それぞれの学校独自で具体的な手法を決めて学校全体で取り組んでいるというところもございましたし、出前講座というものを実施しているところもございました。  この取組自体は必須ではないので、各自治体ですとか各学校に裁量は任せられていると思いますけれども、ぜひ石岡でも、このリーディングプロジェクトに組み入れたわけですから、積極的に取り入れていただいて、先ほど教育長おっしゃったように、目指す未来像に近づけていただきたいなというふうに思います。今後も引き続き注目をしてまいりたいというふうに思います。  続いては、石岡市全体での今後の取組と展望についてをお聞きしたいと思います。  まず、今回の石岡ゆめ創生プロジェクトを見て気になったのが、7つのリーディングプロジェクトがありますけれども、それぞれのプロジェクトに関連するSDGsの目標というものが全て組まれております。これは今後取り組んでいくよということなんだろうと思いますけれども、その7つの全てに共通して組まれているのが、目標17のパートナーシップで目標を達成しようと、この目標が全てのプロジェクトに含まれてございます。この目標17のパートナーシップについては、どういった認識を持って全てのプロジェクトに組み込んだのか、そのお考えをまずお伺いいたしたいと思います。 310 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 311 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。パートナーシップで目標を達成しよう、こちらでございますけれども、持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバルパートナーシップを活性化するという国際的な共通の認識でございます。この点で市の施策全般に関わる部分であるということで掲載した次第でございます。  以上です。 312 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 313 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。グローバルなパートナーシップということでありましたけれども、私のイメージとしては、市長の掲げる共生・共育・共働の共に働くといった部分であるのかなというように感じました。こちらは、どちらかというと、いわゆる官民連携の協働ということで捉えさせていただきますけれども、このパートナーシップというのが、まさにその部分であるのかなと私個人としては思っています。この部分については、これまでの協働から、これからの協働へとシフトさせることが重要というふうに言われております。  以前、私が参加した勉強会で講師の先生がお話しされておりましたので、ちょっと紹介をさせていただきたいと思うんですけれども、この協働というものには、大きく2つに分けられるそうでございまして、1つに事業成果重視型、もう一つに協働プロセス重視型というものがありまして、これ、石岡市のほうでもほぼそうなのかなと思いますが、多くの自治体では事業成果重視型の協働となっているそうでございます。これは、行政の定めた課題に取り組む団体等に対して助成をする助成制度でありますとか、行政が民間の提案事業を先行して補助をする補助制度、そして、さらには、行政の費用対効果を高めるために事業委託または指定管理などの活用する委託、指定管理者制度というものがほとんどで、こちらは、課題や業務内容、成果を明確に設定しやすく、短期間で成果を評価することができる。その反面、行政が資金を提供して事前に決められた仕様に沿って民間が活動するという考え方に行政も民間も陥りやすいということで、実際には地域との接点というものはサービスの提供のみというふうになりがちで、その実施機関のみの接点となってしまうということで、長期的な視点からの協力関係を深めるパートナーシップの構築は重視がなされていないということで、長期的な視点に立った地域の課題対応力の向上にはなかなかつながらないというようにお話をしておりました。  一方で、もう一つの協働プロセス重視型の協働では、まず、課題の洗い出しから実行まで共に話し合って対話等を重ね、互いに学び合って考えや取組をバージョンアップしていく、その学び合いが大切にされ、その交流を通してお互いをパートナーというふうに認め、そこから継続するつながりが生まれて、その協働事業終了後もそれぞれの活動やつながりが継続して、その後の交流であるとか相互支援が続いて地域課題への対応力が高まるというようなお話をされておりました。  大変長くなりましたけれども、このSDGsでいうパートナーシップというものは、まさに先ほど述べた後者のほうであるのかなと私自身は感じております。谷島市長も、その部分については、これまでとは違った市民であるとか、団体、また、企業の方々との関わりを重視しているのかなというふうに、今回、石岡ゆめ創生プロジェクトを拝見して、私なりに解釈をしたところでございます。全てのプロジェクトに組み込まれているこのパートナーシップで目標を達成しようといった部分へのそういった思いも含めまして、谷島市長にお伺いをいたしたいと思います。  こちら、石岡ゆめ創生プロジェクトにもSDGsの取組については大きく掲げておられます。SDGsの達成期限である2030年、その2030年の石岡がどうなっているのか、その達成した先をどのように描いて、今回目標立てをしたのか。ゴールを描かずして目標というものは立てないと思いますので、そこをお聞きしたいと思います。市長がおっしゃる持続可能なまちづくり、それはどんなまちであるのか、市長が描くゆめプロジェクトのゆめの部分、ぜひどのような展望を持ってプロジェクトに組み入れたのかお聞かせいただければと思います。お願いいたします。 314 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 315 ◯市長(谷島洋司君) 今後の取組とゴールに向けた当市の展望についてお答えいたします。私は、このゴールとするまちの将来、私としては、次世代を担う子どもたち、この子どもたちの将来が明るい未来であること、それがやはり石岡市の私の目指すゴールと考えております。石岡市の将来は、今いる子どもたちの将来と目標、それから、目指すところが一緒という認識でございます。  その上で、SDGsの理念であります誰一人として取り残さない持続可能な社会の実現は、市の理想とするまちづくり、そして、市の方針でもあります共生、そして、共に学び合う共育、そして、共働と方向性を一致しております。それが、我々が目指す将来像を包含するものと考えてございます。  市民の皆様に安心してこのまちに住み続けていくために、先ほど市長公室長の答弁にもございますが、まずは現在直面している新型コロナウイルス感染症の脅威を乗り越えて、そして、皆様の健康と生活を守ることに優先して取り組んでまいります。  また、それと並行して、このまちに住む人、地域、そしてまち、それぞれが夢を描け、かなえられる理想のまちを目指すため、市民の皆様と手を携え、共に石岡市の未来をつくっていく、創造していく、その共創を、共につくっていく共創を努めてまいる所存でございます。 316 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 317 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。まず、最優先として、子どもたちの将来が明るい未来であることということでお答えをいただきました。今後も積極的に取り組んでいきたいということでありましたので、ぜひここで提案をさせていただきたいんですけれども、他の市町村では、来庁する市民の方々と庁内職員の認知度をまず上げるために、庁舎内の案内看板に各課の関連するロゴマークをパネルで提示したりですとか、あとは、広報紙にもアイコンを積極的に活用したり、あとは、イベント等の告知にもロゴを載せたり、まずは視覚的に目で見て分かるようにPRをしてSDGsを知ってもらおうということで身近に感じていただけるような工夫をしているところも多くございます。  それと、また、先日、先輩議員に教えていただきましたけれども、県内のある自治体では庁舎内にSDGsに関する特設のコーナーを設けまして、市民の方々が身近に触れられる取組をされているというところもあると伺いました。  あとは、提案としてなんですけれども、すぐにできることとして、例えば皆さんが今までにつけているネームプレート、名札というんですかね、にそのロゴを加えるですとか、まずはそういった簡単なことといいますか、SDGsのために何か予算立てをして新しい政策を展開してほしいというお願いではなく、まず、本格的に取り入れるその入り口として、そういった工夫を図ってみてはどうかなというふうに考えます。これ、もう一度市長にお聞きしたいと思いますけれども、具体的にこういったことを実施してまずは認知度を上げていきたいという部分、今後の取組としてすぐにでもできること、何か市長としてお考えがあればお答えいただきたいと思います。お願いいたします。 318 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 319 ◯市長(谷島洋司君) 議員のほうから貴重なご提案をいただきました。私としましても、まずは、このリーディングプロジェクトに今回SDGsの内容を掲載させていただきました。これをまずは職員の中でお互い理解をしていくという観点から、職員向けへの取組、そして、市民の皆さんへもSDGsに取り組んでいますよというような発信、これは広報紙であったり、あるいは、来庁者の方に見えるような形で何かしらそのSDGsに取り組んでいるという形を表明してまいりたいと思います。ご提案ありがとうございます。 320 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 321 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。日々の業務がSDGsの17の目標どれかしらに合致するということで先ほどお話をしましたけれども、その合致しているということをまず知るということで、意識して日々取り組むことで結果は大きく変わってくると思いますので、今後の取組に期待すると同時に、周知していくための工夫、手法、たくさんありますので、今後もしっかりと調査、研究をしていただいて、そこで終わるのではなく、積極的に実践して反映していただけることを強く要望いたしまして1項目目の質問を終わらせていただきます。  続きまして、2項目目の質問に入ります。  石岡市の子育て支援についてを伺ってまいります。  令和3年度石岡ゆめ創生プロジェクトにおいて、共生・共育・共働を市の方針として、目指す将来像「誰もがいきいきと暮らし輝くまちいしおか」実現のために3つの共通テーマと7つのリーディングプロジェクトが掲げられております。その中の4つ目に当たります結婚・子育て応援プロジェクトについて、こちら様々な事業が組み込まれておりますけれども、ここにICTを活用した子育て支援サービスを検討していただきたく、今回提案をさせていただきたいと思います。  通告のとおりに順に伺ってまいりたいと思いますけれども、(1)の子育て支援に関する石岡市の主要事業につきましては初日の代表質問においても伺いましたし、また、ほかの方の質問の中でも出ており理解できておりますので、ここの部分については割愛をさせていただきたいと思います。  (2)の電子母子手帳についてを伺いたいと思います。  まずは、石岡市における電子母子手帳の導入状況についてを伺います。 322 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 323 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。当市における電子母子手帳の導入状況でございますけれども、平成31年4月から株式会社NTTドコモ、株式会社ミラボが開発した母子健康手帳アプリを導入しております。  このアプリでは、母子の健診の記録を登録することで成長のグラフ化や自治体の制度や手続などの情報、医師、専門家が監修した信頼できる生活に役立つ情報を成長に合わせたタイミングで配信することが可能となっております。  以上でございます。 324 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 325 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。電子母子手帳については割とメジャーになっているアプリというものが幾つかあると思いますけれども、石岡市のほうではドコモとミラボさんが開発した母子健康手帳アプリを導入しているということで今お答えをいただきました。  幾つかアプリがある中でこちらを導入することとなった経緯についてをお伺いいたします。 326 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 327 ◯保健福祉部長(金井 悟君) ご答弁申し上げます。当市では、情報発信の主流は広報やホームページであり、情報が届かない、必要な情報が埋もれてしまうといった課題がございました。そこで、母子健康手帳アプリを導入し、妊婦や子育て中の保護者に必要な情報発信を行うことを検討いたしました。  そういった中で複数の業者を検討いたしましたが、伝えたい子育て情報が網羅されており無料で定期配信が可能であることから、現在のアプリに決定した次第でございます。  以上でございます。 328 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 329 ◯3番(新田 茜君) 無料で定期配信が可能であるということで現在のアプリにしたというお答えでございました。石岡市としては、あくまでこの無料の部分で今は使われているのかなということで、予算組みはしていないので、その本格的な導入ではないのかなというふうに思いますけれども、先ほど部長からのご答弁いただいたように、このアプリではいろいろな子育てに関する管理ができるということで、既に予算組みをして導入している自治体を見ますと、さらにここに予防接種ですとか健診等の管理もできるようになってございます。石岡市はその部分はまだ未実施かと思いますけれども、ぜひ利用して、利用できるツールを増やしていただきたいと思います。  これ、ちなみに私が調べたところ、仮に予算化したとして、本格的に導入にかかる費用としては、まず、イニシャルコストはゼロ、そして、ランニングコストは月5万円ということで、大体これは予算組みしたとしても年間は60万程度でできるんだということで、他の自治体からお話を聞きました。これは参考としていただいて、まずは現在のコンテンツの中で、そこでいいので内容の充実というものを図っていただきたいというふうに思いますけれども、そのお考えについてをお伺いいたします。 330 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 331 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。現在のアプリ登録状況を見ますと、現在、現時点、令和3年1月時点で224件となっておりまして、市民にはまだ浸透していない状況もあります。
     今後、さらに、妊娠届や乳幼児訪問の際にアプリの利用を勧めるとともに、ご指摘の予防接種等を含めた利用者の利便性の向上を目指して取り組んでいきたいと考えております。  以上でございます。 332 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 333 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。現在、登録者数が224件ということで、市民の方々にはまだまだ浸透していない状況であるということでした。今回まさにそこかなというふうに思ったんですけれども、実は、この質問をさせていただくに至った経緯として、以前、私が、私の友達でありますけれども、子育て中のお母さん方と食事をしていた際に、1人のお母さんが、その方は他市にお住まいの方なんですけれども、携帯を見て通知が来たというふうに言って、その母子手帳アプリというものを見せてくれました。その方が登録しているその自治体のアプリは、石岡市と運営元は違うアプリでございましたけれども、これはすごく便利なんだよというふうに教えてくれて、みんなに実際に見せてくれたんですね。その母子手帳アプリは、1,600万以上のダウンロードの実績があって、年間27万人が妊娠を報告する日本最大級の健康情報サービス、特に女性の健康管理ですけれども、そのアプリとの連携がなされていて、そのアプリ自体は私も10年以上利用しておりますけれども、生理日の管理であるとか、あとは排卵日の予測であるとか、現在は妊活とか不妊支援も行っているアプリでございました。そちらとの連携もできるようでございましたけれども、石岡市は、先ほど聞いたら検討した結果、そちらとは違うアプリの導入をしたということでございましたが、そのような機能があるアプリでございました。実際にそれを見せていただいたときに、みんなで便利だねという話になりまして、そこに同席していた数名のお母さん方が、これ、石岡市でも導入したらいいのにねといった話になりました。そこで、すぐさまネット検索をかけて、石岡市では実施をしているのかなということをかけましたけれども、石岡市ではそのときヒットしなくて、そして、石岡市のホームページでも検索をしたんですけれども、ちょっとたどり着けなかったのでそこで調べるのをやめたんですけれども、石岡市でこれを導入しているということが全く浸透していないという状況でございました。ホームページの目的、ホームページにもちょっと問題があるのかなというふうに思うんですが、目的の場所にたどり着くまでの検索機能ですとか、非常に使いにくい部分があるのかなと日頃から感じることが多くありますけれども、いつもこういった質問の際に、よく皆様からもご指摘があるかと思うんですけれども、とにかくその周知とかPRの部分が石岡市はちょっと弱いんじゃないかなというところを感じます。  この母子手帳アプリについては、これを本当に活用したら便利でして、例えば先ほど提案をさせていただいた予防接種の管理なんかも、その記録を成人してから海外赴任や留学等で渡航するときには、その行き先によって必要な予防接種の内容というものが変わることがあります。そういったときにも、その接種を受けているかどうかの確認というものが電子でありますので共有可能となって、こちら、成人してからも活用ができますし、万が一災害等で紙媒体の母子手帳を紛失したときも、電子でありますので、その情報をクラウドに預けておけば保存しておけますので、非常に利点が多くあると思います。利用していただくためのPRとか周知というものを今後本当に考えていただきたいなというふうに思います。  実際にそのとき食事をしたお母さん方、6名が市内在住、石岡市在住の方でしたけれども、どなたも石岡市が実施している母子健康手帳アプリというものをまず知らなかったということ、そして、検索をしたけど、結局ホームページからはたどり着けなかった。すごくいいサービスを実施していても、それを知らないということと、それを知らないがために利用できないということでは、結局やっていないと同じことになってしまうんじゃないかなというふうに感じます。  市長は、初日の代表質問の答弁の中でも、創意工夫に最大限の力を注ぐということでお答えしておりました。これ、政策の部分だけでなく、ぜひPRとか周知、情報発信の部分においても発揮していただきたいなというふうに思います。  それと、今回このヒアリング、この質問をするのにヒアリングをしていたときの担当していた保健センターの職員の方ですけれども、とても細かくその母子健康手帳アプリのメリットというものを説明してくださいました。独自でご自身の友人なんかにも教えて検証なんかも行っていたので、ぜひそういった部分もお聞きになって、情報交換をしながら生かしていただいて、積極的に今後も発信をしていただきたいというふうにこちらを強く要望させていただきます。  次に移らせていただきます。  (3)の子育て支援サービスを利用する際の手続、申請等にICTを活用し、ウェブでの申込みを可能として子育て支援サービスの充実を図っていただきたいというふうに考えます。まずは、現在、既にウェブで申込みが可能となっているサービスについて、あるのかどうか、あるとすればどういったサービスがあるのかをお伺いいたします。 334 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 335 ◯保健福祉部長(金井 悟君) ご答弁申し上げます。石岡市で既に実施している子育て支援サービスに関係する電子申請項目は、児童手当の現況届や保育施設の利用申込みなどがございます。そのほか、子育て支援サービスではございませんが、総合健診や子宮がん、乳がん検診の申込みがございます。  以上でございます。 336 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 337 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。  では、実際にこの電子申請を可能にするに当たって、そのシステム構築をするにはどのような手続が必要となるのかを、申請の流れについてお伺いをいたします。 338 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 339 ◯保健福祉部長(金井 悟君) ご答弁いたします。電子システムの手続ですけれども、まず、いばらき電子申請・届出サービス内で申請を受ける担当課が申請用ページを作成し、その後、マイナポータルに担当課のIDでログインし、制度概要やカテゴリーを設定いたします。  その後、いばらき電子申請・届出サービスの該当ページのURLを掲載し、マイナポータルサイト内で承認申請を行うことで一般に公開され、電子申請システムが設置される仕組みでございます。  以上でございます。 340 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 341 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。今現在、可能となっているのは、マイナンバーをお持ちの方のみであるのかなというふうに思います。今、部長の答弁の中から出ましたけれども、県が管理しているいばらき電子申請・届出サービス、こちらの専用ページのリンクへ飛びますと、県内各市町村、全部茨城県内の市町村が出ておりまして、そこで可能な電子申請サービスというものが出てきます。石岡市のほうをクリックしますと、近隣他市と比較しても、石岡市は内容の更新というものもされておりませんし、子育ての部分に関しては載ってございませんでした。  先ほど児童手当と保育施設の利用申込みについては既に実施をしているというお答えがありましたけれども、今言いましたようにリンクページにはそれは載っておりませんでした。  石岡市のホームページにも、載っていないというか、またそれも載っているのかもしれないけど、そこにはたどり着けませんでした。電子申請が可能であるという情報を市民の方々はどこから得ればいいのかなということを非常に疑問に思いました。聞いたところ、システムの接続がうまくいっていないようなお話をされていたので、こちらに関しては早急に改善していただきたいというふうに思います。  それと、今回、リーディングプロジェクトの中に申請ナビシステムということで予算組みがなされております。この申請ナビシステムを子育て支援サービスの電子申請に活用できないかどうかをお伺いいたします。 342 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 343 ◯総務部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。今回の導入を予定しております申請ナビシステムでございますが、スマートフォンなどを利用しまして申請を事前に行いまして、コロナ禍にありましては待ち時間などを短縮したり密集を避けるというもので、時間をかけずに証明なども発行できるというような仕組みをつくっていきたいというふうに考えておりまして、今回まず活用を予定しているものでございますが、住民票及び印鑑証明の発行業務、また、転入、転出、転居といった住民異動届の受付業務を、第1段階としては予定してございます。  子育て支援サービスについて活用ができないかというご質問でございますが、これにつきましては、先ほど議員からもございましたように、いばらき電子申請システムのほうで環境整備はして電子申請はできるようにはなっているのではございますが、なかなかその活用がされていないという状況でございまして、私ども庁議などにおいても各部長にこういったものを活用するようにという周知をさせていただいておりますが、この電子申請システムのほうは茨城県の全市町村で共同開発したものでございまして、ある程度の制限が設けられてしまうというようなことでございますので、私どもとしましては、今回の申請ナビシステムにつきましては、直接、本市の業務システム、各業務システムと連動するようなところができるのであれば、こちらの申請ナビシステムのほうに移行していきたいというふうに考えてございまして、ここは保健福祉部と調整をしながら調整を図っていきたいというふうに思ってございます。  以上でございます。 344 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 345 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。今回の申請ナビシステムというものは、あくまで住民票であるとか印鑑証明、また、住民異動届ということでございました。  今後、先ほど部長おっしゃっていたように、こういったものが進んでいけば、子育て支援策にも使えるでしょうし、あとは、マイナンバーあるなしにかかわらず、各サービスの電子申請も可能になってくるのかなというふうに思います。  現在、この子育て世代というものは、最もスマートフォンというものを利用することが多くなっていると思います。そういった特性を生かして支援サービスの充実を今後も図っていただきたいなというふうに思います。こちらに関しては、とにかくスピーディーに実施をしていただきたいというふうに考えております。まず、申込手続でありますとか申請等へのICT活用について、市長、いかがでしょうか、こちら、ぜひスピーディーにシステム構築をしていただきたいというふうに思いますけれども、お考えをお伺いいたします。 346 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 347 ◯市長(谷島洋司君) ご答弁いたします。議員ご指摘の子育て支援サービスの電子申請を含めた各種申請に関しましては、コロナ禍での新しい生活様式に合わせた申請として有効だと思っております。そういった申請が可能となるよう、利便性向上に取り組んでまいりたいと思います。 348 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 349 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。今後、こういったサービスは確実に必要になってくると思いますので、非常にスピード感が大切となります。時代の流れに遅れることのないように本格的に導入がなされるよう、今後の取組に期待して注目してまいりたいと思います。  そして、いつも市長、答弁の際にぴしっと手を挙げられることをよく見ます、今日もそうでしたけれども。その手のように力強く真っすぐ進めていただいて、今後も取り組んでいっていただきたいというふうに思います。  以上で私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 350 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午後 4時03分休憩             ──────────────────────                   午後 4時15分再開 351 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  8番・岡野孝雄君。                  〔8番・岡野孝雄君登壇〕 352 ◯8番(岡野孝雄君) 8番・岡野孝雄でございます。  通告に従い、1項目だけ一問一答方式で質問させていただきます。  小中学校における送迎車両の交通安全確保について。  これは、今まで私、二度質問をさせていただいております。第1回目が令和元年の12月定例会、そのときの部長答弁でございますが、生徒の登下校のときの安全確保につながることから、引き続き保護者や地域の方々に協力を求めながら、学校を含め関係機関と十分に協議し、安全安心な学校教育の整備に向け検討してまいりますという答えでございました。  その後、令和2年の6月定例会前に私が教育委員会にその後の進行状況をお伺いしましたところ、学校と協議をして進めているということでございましたが、学校のほうに私が問い合わせて聞いてみますと、教育委員会からは何の話もないということでありましたので、その6月定例会で2回目の質問をさせていただきました。  2回目の6月の定例会のときの市長の答弁でございますが、やはり前回と同じような答弁でございました。引き続き学校や地域の方の協力を得ながら関係機関と対策について協議し、安全安心な学校環境の改善に向け検討してまいりたいという答弁でございました。  そういうわけで、私が2回とも質問した答えが同じような答えでありまして、その後どのようになっておいでですかということで、今回、3回目の質問に至ったわけでございます。よろしくお願いいたします。  最初に、府中中学校におけるその後の対応について、これでございますが、これは、今日、登場議員の質問の中で答弁をいただいておりまして分かっておりますが、私も今まで2回いろいろ質問をしておりますので、再度答弁をお願いいたします。  府中中学校については、令和2年の6月の定例会のとき、私が教育長にぜひとも学校に行って現状を見てくださいということをお願いしましたら、教育長は2回学校に行っていただいたということであります。学校のほうから連絡がありまして、本当にありがとうございました。  その後、私も、教育長がそれだけ来ていただいているのでは、学校並びにPTAといたしても何か運動を起こさなければいけないと思いまして、PTA会長にお願いをいたしました。  その後、PTAでは、生徒の全家庭において出口専用門のアンケート調査ということでアンケートを取っていただいたようでございます。  ここにありますが、アンケート回答率75%、その内容は、出口専用門アンケートで賛成という意見が85%、どちらとも言えないという人が12%、反対は3%ということで、大部分の方が、ぜひとも出口専用の門を造ってほしいというアンケートでございました。  その後、PTAといたしましては、教育長と市長さんに通学路安全対策に係る要望書ということで上げたようでございます。要望内容は、正門付近の混雑解消と交通渋滞解消のため、生徒の送迎のときの車の流れを正門から一方通行にしていただきたい。つきましては、出口専用門を設置をお願いしますという要望書でございました。それについて、府中中学校における今後の対応についてお伺いいたします。 353 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 354 ◯教育部長(豊崎康弘君) お答えいたします。府中中学校の出口専用門の設置につきましては、昨年10月にPTA会長から市長と教育長に要望の提出がございました。その後、教育委員会事務局の検討において、ご要望のあった出口専用門につきましては設置することを決定し、令和3年度当初予算において出口専用設置のための設計業務委託の予算を要望しております。  また、令和4年度においては、工事のための予算を要望してまいりたいというように考えてございます。 355 ◯議長(池田正文君) 8番・岡野孝雄君。                  〔8番・岡野孝雄君登壇〕 356 ◯8番(岡野孝雄君) ありがとうございます。今の説明では、今年度、令和3年度に設計事務の予算、令和4年度に工事の予算ということでございます。私は、前からも言いましたように、あの中学校の正門につきましては、15年前からの私の念願でございます。府中中学校は、二十五、六年前までは出口が、正門と、そのほかに出口がございました。そういうわけで、また、あの頃の学校に戻るのかなと思っております。できるだけ早く、このコロナの時期でございますので、予算やいろいろございましてなかなかすぐにはできないと思いますが、やっぱり子どもの安全安心の立場から、できるだけ早くその専の出口の設置をよろしくお願いいたしたいと思います。  それでは、次の質問に移ります。  他の小学校の現状についてでございます。  過去に車両と児童生徒の事故はなかったかをお伺いいたします。 357 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 358 ◯教育部長(豊崎康弘君) お答えいたします。教育委員会として把握している範囲では、現在までのところ、学校敷地内における車両と児童生徒の事故等の報告は上がってきておりません。  以上です。 359 ◯議長(池田正文君) 8番・岡野孝雄君。                  〔8番・岡野孝雄君登壇〕 360 ◯8番(岡野孝雄君) 学校敷地内における事故はないという答弁でございましたが、それでは、今年度の登下校中における交通事故の件数及び原因についてお伺いいたします。 361 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 362 ◯教育部長(豊崎康弘君) お答えいたします。今年度2月末時点でございます、学校から報告のあった登下校中における事故件数につきましては、小学校ゼロ件、中学校13件、合計13件でございます。  内訳でございますが、車との接触事故が9件、自転車との接触事故が1件、自転車の転倒による単独事故が3件ということになってございます。  以上です。 363 ◯議長(池田正文君) 8番・岡野孝雄君。                  〔8番・岡野孝雄君登壇〕 364 ◯8番(岡野孝雄君) 小学校はゼロ件、中学校13、車との接触が9ですか。この事故で車との接触事故が9件ありましたが、その事故について伺いたいんですが、けがをして入院したとか医者にかかったということはなかったかをお聞きいたします。 365 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 366 ◯教育部長(豊崎康弘君) 幸いにも大事故にはつながらず、入院、手術等はございません。  13件でのまたその症状でございますが、軽症が8件、無傷というんですかね、体には異常がなかったのが5件ということになります。  以上です。 367 ◯議長(池田正文君) 8番・岡野孝雄君。                  〔8番・岡野孝雄君登壇〕 368 ◯8番(岡野孝雄君) 重症はなく軽症だったということで、本当によかったと思います。  それでは、児童生徒の安全確保は必要であると思いますが、学校における交通安全教育はどのように行われていますか、お伺いいたします。 369 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 370 ◯教育部長(豊崎康弘君) お答えいたします。例年であれば、年度当初の早い時期に小中学校ともに道路の横断の仕方や自転車の安全な乗り方について交通安全教室を開催し、指導しております。令和2年度は、コロナの影響があり大人数で集まっての指導が難しいことから、学年や学級単位での実施となりました。  また、交通安全教室のみの指導ではなく、通年で特別活動や朝の会、帰りの会などを通して児童生徒に注意喚起を行っております。さらに、必要に応じて登下校中に教職員が付き添い、実地で交通安全指導を行う場合もございます。  以上です。
    371 ◯議長(池田正文君) 8番・岡野孝雄君。                  〔8番・岡野孝雄君登壇〕 372 ◯8番(岡野孝雄君) それでは、その次に、現在、学校の先生方が立哨指導されていると思いますが、その実施状況についてお伺いいたします。 373 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 374 ◯教育部長(豊崎康弘君) お答えいたします。学校の先生方は、各学校の状況に応じて校門や危険箇所での見守り指導に当たっております。  また、子どもたちが安全に学校に登校できるよう、保護者や地域の方々、民間交通指導員にも協力を仰ぐなど、事故防止に努めているところでございます。  以上です。 375 ◯議長(池田正文君) 8番・岡野孝雄君。                  〔8番・岡野孝雄君登壇〕 376 ◯8番(岡野孝雄君) ただいまの答弁で学校における交通安全教育や立哨指導をしていることは理解できました。  それでは、教育委員会での児童生徒の通学路における安全対策について、具体的な取組をしているのかどうか、お伺いしたいと思います。 377 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 378 ◯教育部長(豊崎康弘君) お答えいたします。教育委員会としましては、交通安全推進会議を設置し、通学路における危険箇所の把握に努めております。  具体的な取組としては、教育総務課において学校から報告のあった通学路の危険箇所について報告書を作成し、交通安全推進会議開催時に資料として配付し、特に危険と思われる通学路については現地調査を実施、対策について協議しております。  また、実施した対策につきましては、関係機関から報告をいただき、効果の検証なども行っております。  以上です。 379 ◯議長(池田正文君) 8番・岡野孝雄君。                  〔8番・岡野孝雄君登壇〕 380 ◯8番(岡野孝雄君) 教育委員会としては、交通安全推進協議会を設置し、交通安全対策を実施していることは理解しました。  それでは、3番目の今後の方向性についてでございますが、各学校内に、前も一度質問をしたこともありますが、ロータリーを整備し、送迎の車両が安全に通行できるようにしてはという考えはあるか、教育長に見解をお伺いいたします。 381 ◯議長(池田正文君) 教育長・児島君。 382 ◯教育長(児島裕治君) ご答弁申し上げます。児童生徒の安全を守ることにつきましては、非常に重要な課題というふうに認識してございます。教育委員会といたしましては、引き続き、保護者、学校と十分な連携を図り、各学校の交通量、また、学校敷地内の状況等を踏まえながら、児童生徒の登下校での動線を見極め、児童生徒が安全に登下校できるよう学校敷地内の整備を進めてまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 383 ◯議長(池田正文君) 8番・岡野孝雄君。                  〔8番・岡野孝雄君登壇〕 384 ◯8番(岡野孝雄君) それでは、最後になりますが、通学路の安全対策、考えについて、市長にお伺いいたします。 385 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 386 ◯市長(谷島洋司君) お答えします。教育長答弁にもあったとおり、子どもたちを悲惨な交通事故から守っていくことは、大変重要であると認識しております。引き続き、教育委員会や関係する国や県の機関との連携を密にし、通学路における交通安全対策をより一層推進してまいりたいと考えております。 387 ◯議長(池田正文君) 8番・岡野孝雄君。                  〔8番・岡野孝雄君登壇〕 388 ◯8番(岡野孝雄君) ありがとうございます。市長の答弁で、今まで通学路の確保と安全安心の環境づくりということを言っておりますので、今後、市長におかれましては、子どもたちのために安全安心の環境づくりに努力していただきたいと思います。  以上で私の質問を終わりといたします。 389 ◯議長(池田正文君) 本日の一般質問はこの程度にいたしたいと思います。  以上で本日の議事日程は終了いたしましたので、これをもって散会いたします。  次回は、明3月4日、定刻午前10時から会議を開き、引き続き市政一般に関する質問を行います。  お疲れさまでございました。                   午後 4時33分散会 Copyright (c) ISHIOKA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...