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令和3年第1回定例会(第3日目) 本文 開催日:2021-03-02
令和3年第1回定例会(第3日目) 議事日程・名簿 開催日:2021-03-02

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  1. 石岡市議会 2021-03-02
    令和3年第1回定例会(第3日目) 本文 開催日:2021-03-02


    取得元: 石岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-06
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 令和3年3月2日(火曜日)                   午前10時00分開議 ◯議長(池田正文君) おはようございます。ただいまの出席議員数は22名です。定足数に達しておりますので、これより前回に引き続き、本日の会議を開きます。  この際、日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。  消防長岡野君から、3月18日までの会議を欠席したい旨の申出があり、議長において許可いたしましたので、ご報告申し上げます。  次に、地方自治法第121条の規定に基づき、消防次長・小吹君の出席を求めておりますのでご報告申し上げます。  次に、本日の議事日程は、議事日程表のとおりであります。  これより議事日程に入ります。             ──────────────────────  日程第1 一般質問 2 ◯議長(池田正文君) 日程第1、一般質問。これより市政一般に関する質問を行います。  初めに、12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 3 ◯12番(小松豊正君) おはようございます。  12番、日本共産党の小松豊正です。  通告に従いまして、一問一答方式で一般質問を行います。  質問項目の第1項目は、市長の政治姿勢について、お伺いをいたします。  1つ目に、東日本大震災福島原発事故が起こったのは、2011年3月11日であります。間もなく10年になろうとしております。今こそ、原点に立ち返って考えなければならないと思います。  石岡市議会は東海第二原発について、これまで2つの意見書を可決しています。  そこで、それを踏まえて私は質問するわけですけれども、市民の安全にも関わる東海第二原発の再稼働、これがいろんな意味で大変大きな問題です。石岡市民の安全にも直結します。市民の安全安心を、責任を持つ市長として、この問題にどのような態度で臨むおつもりなのか、まずお伺いいたします。
    4 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 5 ◯市長(谷島洋司君) 東海第二原発をはじめとする原子力発電につきましては、市民の安全安心が担保されない限り、再稼働については望ましくないと考えております。  現在、茨城県において、原子力対策委員会東海第二発電所安全性検討ワーキングチームが設置され、安全性の検証が実施されているところでございます。また、これまで策定された広域避難計画につきましても実効性の検証がなされているところでございます。  これらのことから、東海第二原発の再稼働の是非につきましては、安全性の検証や実効性の高い広域避難計画の策定がなされてから判断すべきことであると考えております。 6 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 7 ◯12番(小松豊正君) 今、市長から基本的な点が述べられたかと思いますけれども、そこで市長にお伺いしたいんですけれども、市長は、石岡市議会が全会一致で可決した2つの意見書、これは、今見ますと、市長の今言っていることも、回答を与えていると、断固たる、やはり、ものなんですけれども、この2つの意見書は市長はご存じですか。読んでいるならば、どのようにお感じになっているのか、お伺いいたします。 8 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 9 ◯市長(谷島洋司君) 今、小松議員からお話しされました石岡議会が平成24年、そして平成29年に可決しました意見書、私は市長として、その意見を重く受け止めて対応してまいりたいと思っております。 10 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 11 ◯12番(小松豊正君) いや、だから質問に答えていないんです。  これは2012年のやつは、あの事故が起きて大変な問題になり、石岡でも大きなシイタケ農家がどんどんやめていくとか、大変な被害があったわけです。そのときに、生々しく、これ、書いてあるわけでしょう。そういう目を通したくらいでは済まないものです。  例えば、東海第二原発は、福島第一原発と同じ原因のやはり地震による冷却装置が壊れて、あわやというところまで行ったと、そういうのが石岡から50キロにある東海第二原発なわけです。いまだに避難計画はつくられていないでしょう。つくられるわけがないんです。大体、100万人に30キロ圏内、100万に近い人が移動できますか。石岡には、ひたちなかから来ることになっているけど、全く具体的になっていないでしょう。自動車で100万人が一挙に避難することは、市長は常識的に考えられるんですか。そのことを、やっぱり石岡市長自身の頭で考えなきゃ駄目です。どこからが、そういうことをやれば、そういうことも在り得るみたいではなくて、市長としては、市民に命と安全を守る立場でどう考えるのか、こういう具体的な石岡市の議会が2回もう決議をしているわけです。そして、最初のものにつきましては、住民合意のままに進めるなと。それから廃炉を求めると、東海第二原発の廃炉を求めるんだと、3番目は、やはり代替エネルギーの確保にあるんだということで3つの具体的な意見書の結論を出しております。  私は、どう考えても東海第二原発は再稼働はやめるべきだと、すぐ廃炉にするべきだというふうに石岡市議会で決議しているんです。そういう下で石岡市長になってどうするのかと、この問題が重大な問題になっているわけですから、そういう中で市長はどう考えるのか、自分の責任において答えてください。どこかがそうすれば、こうなるんだみたいな話じゃなくて、もう一度答弁してください。 12 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 13 ◯市長(谷島洋司君) ご答弁申し上げます。私も、石岡市民の安全安心が第一の判断基準だと思っております。そして、広域避難計画策定が非常に難しいということも認識しております。そして、この意見書の中にある代替エネルギーの確保に向けた取組をしていくこと、そういったことについては、私もそのように考えておるところでございます。  いずれにしましても、この議会の可決された意見書、私としては尊重して対応してまいりたいと思っております。 14 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 15 ◯12番(小松豊正君) ですから、今、最後に言われましたように、この石岡市議会の決議、非常に重いものです。私たち議会は、市民から選ばれた代表として市政に責任を持って行動しているわけであって、本当にこの立場を踏まえて、市長は真摯に、この問題に対応してもらいたいということを強くお願いする次第です。これがはっきりしないと、行政、基本が成り立たなければ、その上に成り立たないわけですから、それだけの重い問題を、今我々は目の前にしているということであります。  2つ目の問題は、核兵器禁止条約について。  市長は、日本政府に批准を求めるという立場を取りますか。  この問題も、2月20日に石岡市議会としては全会一致で、日本政府に核兵器禁止条約の参加、調印、批准を求める意見書を全会一致で採択しております。県内で8番目に採択した自治体です。  市長としてはどういう立場を取りますか、お伺いいたします。 16 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 17 ◯市長(谷島洋司君) 核兵器禁止条約についてお答えいたします。  石岡市では、平成23年3月16日に核兵器廃絶平和都市を宣言しております。  この宣言は、戦争という名の暴力を否定するとともに、核兵器を持つ国々が地球規模の悲劇をもたらす可能性のある武器を使用することなく、廃棄することを求めるものでございます。  日本政府に条約への批准を求めることにつきましては、石岡市議会におきまして、2月22日に可決されました日本政府に核兵器禁止条約の参加、調印、批准を求める意見書と同様に、核兵器禁止条約に署名、批准すべく国会において議論を行っていただきたいと考えております。 18 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 19 ◯12番(小松豊正君) 今、答弁がありましたように、市長も明確に言われましたけれども、日本政府に核兵器条約の批准を求めていくという立場だということを宣言されたと、表明されたというふうに理解いたします。  時間の関係もあるので、次に進みます。  3つ目の問題は、石岡市にとっても非常に大きな、私は問題だと捉えておりますけれども、入札問題です。それに絡む様々な問題が石岡市をゆがめている。  また、石岡市民に、非常にやはり批判を受けているという問題がございまして、今回の石岡市発注業務の入札をめぐる汚職事件の再発防止の観点から、私は石岡市の職員が業者から接待を受けたケース、これがどれだけあったのか、私は、過去に遡って実態調査をすべきだと考えますけれども、市長の見解をお伺いしたいと思います。  それは、私はこのように特に質問しなきゃならないと思ったのは、2月19日のある一般新聞に大きく載ったことですけれども、大久保被告の被告人質問で、このように言ったということが報道されております。  贈賄側からの接待について、同様に接待を受けた市役所の先輩の姿を見て、公務員としてよくないなと思ったが、止める気持ちがなくなり、自分もそうなったと釈明したということが記事に書いてあるんですよ。  そうしますと、今、国会で、総務省や農林水産省の幹部公務員が利害関係者から接待を受けたということが公務員倫理規程に違反するということで大問題になり、処分されたわけです。  石岡市では、このような当事者の公判での発言があるわけですから、どうだったんですか、石岡ではこういう問題は。それを徹底的に調査すべきだと、調査していますか、答弁を求めます。 20 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 21 ◯総務部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。現在、一連の事件の再発防止に向けまして、官製談合再発防止対策本部を設置いたしまして、原因の究明及び再発防止の取組を進めているところでございます。  その中で、実態を把握するために過去に遡ってでございますが、職員向けのアンケート等も実施してございまして、正直に回答を得ることで、より実態を反映した分析を行う必要があるということから、調査により個人を特定することがないように匿名での実施をしてございます。  このアンケートでございますが、平成30年から令和2年12月1日時点までの約3年間の状況について回答を求めてございまして、会計年度任用職員を含め、全職員を対象として実施したものでございます。  その中で、設計金額や予定価格の情報を業者に伝え、金品とか物品、品物、サービス提供などの謝礼を受け取ったことがあるかという質問をしてございまして、全職員がないという回答を得てございます。こういったことから、謝礼や接待などを受け取っているケースはなかったと認識してございます。  それで、先ほど議員からございました新聞報道の件でございます。  こちらも公判でそういった供述があったということで、私のほうで本人に聞き取りをしてございます。その中で明らかになりましたのが、当時20代の頃というお話で、もう30年以上の前の状況のことを言ったものだということで、直近の事案じゃないということを申してございました。  以上でございます。 22 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 23 ◯12番(小松豊正君) この問題で、私、非常に市民から質問を受けるんだけど、大久保被告がああいう事件をして大問題になったんだけど、そういう行動をやっているということは知らなかったのかと、上司は、同僚は、誰も知らないのかと。彼だけが知っていて不自然じゃないかと、こういう当然の意見が出るんですよ。どうなんですか、全くそういうことは知らないの、幹部の皆さんは。おかしいと思うんです。そのところを明確にちょっと言ってくれないと、アンケートでやって、何もなかったから、ないというふうには、ちょっと実態的には説得力ないんです。そのことについてどうですか。全く知らないんですか。本人だけがああいうことでやっているわけですか、答弁を求めます。 24 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 25 ◯総務部長(越渡康弘君) 申し上げます。私どものほうで調査をした中では、そういった親密な関係といいますか、今度の明らかになってきたような状況のところは、現在いる職員の方では、認識はしていないという報告を受けてございます。  以上でございます。 26 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 27 ◯12番(小松豊正君) それは、さらに検討するでしょうから、市民の声も聞いておりますので、いろいろ、そうきれいなものではないんです。そういうことも踏まえて、もっと実態的に調査をして、明確なやっぱり改善方向を見いだしてもらいたいと思うんです。  それで、私が調べたらば、それからもう一つは、利害関係者からの盆正月の贈答品、これを受け取るということがどうなのか。これは石岡の職員の勤務規程とか、これは問題にはされないんですか、お伺いいたします。 28 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 29 ◯総務部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。議員ご指摘のとおり、そういった私ども自治体に限らず、国においても、県においても、そういった状況があるとすれば、社会通念上認められる範囲というのは、額はあるかというふうに思ってございます。  また、そういった倫理規程につきましてでございますが、国のほうで定めたもの、指針といいますか、そういったものがございます。市のほうでも、そういったものを参考にしながら、今後、倫理規程について、もう少し深い、今、服務規程というのがございますが、細かい点までの規制はしてございませんので、その辺を含めて倫理規程、倫理方針といいますか、そういったものはつくっていきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 30 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 31 ◯12番(小松豊正君) 私もネットで調べました。  例えば、熊本市職員の倫理の個人に関する条例というのがあります。  石岡市にはこれはないということです、つくられていないと。それで、熊本の場合には、職員の職務に利害関係を有する者からの贈与等、これは金銭、物品、その他の財産上の利益の供与、または供応、接待をいうと、この禁止及び制限等、職員の職務に利害関係を有する者との接触、その他市民の疑惑や不信を招くような行為の防止に関する職員の防止するということで書いてございます。  ですから、私は、先ほど総務部長が言われましたように、こういう重大な事件が起こったんだから、ないならばつくると、先進的な条例を見て、明確につくるというふうにやっぱりすべきだと思うんです。それから、贈答品の場合は、常識の範囲ということも言われましたけれども、利害関係を持つ業者からの贈答品もこれは駄目ということにすべきだと思うんですよ。  この、これちょっと、もう一度ご答弁をお願いいたします。 32 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 33 ◯総務部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。  議員からございましたように、利害関係者との関係というのは、非常に慎重にしていかなくちゃならないというふうに考えてございますので、そういった点につきましても検討してまいりたいというふうに考えてございます。 34 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 35 ◯12番(小松豊正君) これは、これだけ大変大きな問題になり、石岡、石岡と、相当、これ、出てきましたので、本当にこういうことは一掃して、全員のための奉仕者とそういう立場の、公務員の立場を確立、そして、やっぱり市民のための仕事をやってもらうようにお願いしたいと思います。  次に行きます。  質問項目の第2、新型コロナウイルス感染症から命と暮らしを守る施策についてお伺いをいたします。  今、医療従事者を対象にしたワクチンの接種が始まって、今日の一般新聞にも様々、各県内の行政区での工夫あるいは問題点、課題などが書いてありました。  ワクチン、ワクチンと言うことに、今話題があるんですけれども、今の時点でも重要なことは、私はワクチン接種と感染対策の基本的取組、これを同時並行で行うということが、本当にコロナ感染をなくしていく基本的な視点ではないかと思うんです。  1つ目の質問は、ワクチン接種について現時点の準備状況と課題、これについて説明をお願いします。 36 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 37 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。当市では、市民の皆様のワクチン接種に向けて、現在、国が示しておりますスケジュールに沿って準備を進めているところであります。  現時点での準備状況でございますけれども、まず接種券の発送の時期でございますが、市民の方に、65歳以上の高齢者には3月中旬以降に、それ以外の方へは4月中旬以降に接種券が発送できるよう準備を進めているところでございます。  また、ワクチン接種の時期につきましては、国からのワクチン提供量のスケジュールが確定していないことから、一定の接種順位を定め接種を行っていく予定で、既に2月中旬から医療従事者が開始され、次に65歳以上の高齢者が4月中旬以降から開始予定となります。  なお、県では、65歳以上の高齢者への接種の際、高齢者施設入所者と職員を優先する方針を決定してございます。基礎疾患のある方、64歳以下の方の接種時期は未定となってございます。  今後もワクチン供給の状況により変更となる可能性もあり、皆様にはその都度、情報提供していきたいと思ってございます。  また、当市の現時点での課題でございますけれども、接種協力実施医療機関を少しでも多く確保すること。それから、各医療機関のワクチンの分配や配送方法などが課題となっておりまして、また国のワクチン供給体制が確保されていない状況や接種方針の変更の多い中で、ワクチン接種に向けて準備を整えていることが課題となってございます。  以上でございます。 38 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 39 ◯12番(小松豊正君) ご説明いただきましたけれども、幾つか確認、また質問したいことがあります。  石岡では、かかりつけ医による接種が個別接種というふうに報道されているんですけれども、集団接種は全くやらないのか、その辺の兼ね合い、それから寝たきりの方もいらっしゃる。寝たきりの方、どれくらいいて、こういう方々に、それは年寄りが多いと思うんだけれども、全部訪問してやらなきゃなりませんと思うんですけれども、この辺の寝たきりの方がどれくらいいて、どういうふうにするのか。いずれにしましても、かかりつけ医による個別接種、大変な数の膨大なそういう医療行為が必要、伴うわけですけれども、この辺については、医師会とは明確な話合いの方向で決着しているのかどうか、その辺のことをちょっとお聞きしたいと思います。 40 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 41 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。まず、ワクチン接種の方法でございますけれども、現在、石岡市医師会との協議の中で、密になりやすい集団接種時の感染リスクを避け、医療体制の整っているかかりつけ医や近くの医療機関での個別接種を優先して進める方向で検討しております。  そのため、市内の医療機関を対象に個別接種の協力依頼をしております。その結果でございますが、最初の優先接種対象者であります医療従事者につきましては、市内29の医療機関で、また一般市民への接種につきましては、市内25の医療機関で接種が可能との回答をいただいているところでございます。  今後、国の方針や接種状況、目標等、そういうものが示され、個別接種で賄い切れないと判断される場合は、集団接種も視野に入れて検討を進めているところでございます。
     続きまして、在宅で寝たきりの方等の接種対応でございますけれども、こちらについては在宅療養等のワクチン接種の対応につきましては、巡回診療を利用して接種ができるよう医師会に協力を要請してまいりたいと考えております。なお、巡回接種の実施医療機関でございますけれども、調査の結果、市内6医療機関で実施していることを把握しております。  以上でございます。 42 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 43 ◯12番(小松豊正君) ご説明いただきまして、それで接種年齢は、私の理解では16歳以上というふうになっていると思うんですけれども、そうすると中学3年生までの児童生徒への接種というのはどのようになるんでしょうか。お聞きしたいと思います。 44 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 45 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。国のほうで、現時点で示された内容ですけど、16歳以上の方、接種対象16歳以上ということで示されていますけれども、基本的には、現在のところは医師会との協議の中で、医療機関での個別接種、今のところはそれで想定しているところでございます。  以上でございます。 46 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 47 ◯12番(小松豊正君) ちょっと聞き取れませんでしたが、16歳以下の方もやるということで理解していいですか。ちょっとよく聞き取れなかったので、もう一度お願いします。どういうふうにしてやるのかです。 48 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 49 ◯保健福祉部長(金井 悟君) 今、国で新たに示された接種対象者ですけれども、今のところ明確に決まっているのが16歳以上ということになっておりますので、現在のところ、石岡市においては、先ほどご説明した個別接種を基本方針で実施する方向で調整しています。  基本的に、今後対象年齢が拡大される場合については、また接種方法等、その辺も考えていく必要があるかと思っております。  以上でございます。 50 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 51 ◯12番(小松豊正君) いずれにしても、これはいわゆる全市民に対して2回やるわけですから、基本的には市内のお医者さんにご協力をお願いして、この実務だけでも大変だと思います。それから、医療関係者の体制を整える。そういう点で、今、全市民にワクチンを接種するための体制というのはどうなっていて、ちょっと、もっと私は拡大して強化していかないと、いろんなやっぱり今までの業務も差し支えるということになるので、その辺の体制強化の問題については、今どのように議論されているのか、現在は何人でやることになっているのか、それをお答えください。 52 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 53 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。ワクチン接種体制整備につきましては、1月から保健福祉部職員3名が専任として本庁に拠点を置き、各部署の協力を受けながら準備を進めてきたところでございます。  昨日、3月1日からですけれども、新型コロナウイルスワクチン接種推進チームを設置しまして、円滑なワクチン接種の実施に向け、体制を強化いたしたところでございます。こちらの構成員でございますけれども、保健福祉部職員8名のほか、流動化職員として、他部局から2名を加えた10名でございます。  以上でございます。 54 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 55 ◯12番(小松豊正君) 大変な大事業だと思いますし、また市民の期待も非常に高いので、関係者の皆さん大変だと思いますけれども、よろしくお願いしたいと思います。  次に、2つ目の問題は、そういうワクチン接種と同時にPCR検査も強化すると、同時並行でやるということが大事だと思うんですけれども、現在、石岡市における市民の、石岡市民がどれだけの方がPCR検査を受けてどうなっているのか、この問題について質問します。お答えをお願いいたします。 56 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 57 ◯保健福祉部長(金井 悟君) 石岡市で実施している高齢者等のPCR検査についてお答えいたします。  当市におきましても、無症状で本人が希望する高齢者等に、PCR検査を1月12日から週1回実施しております。  2月22日現在まで67件の予約がございました。実際に検査を受けられた方は57件でございます。10件のキャンセルがございましたが、理由は体調不良によるものでございました。  こちらの市民の方への周知でございますが、市報の1月1日号にチラシを折り込み、ホームページやメルマガ、市内の公共施設にチラシを配布して周知している状況でございます。  以上でございます。 58 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 59 ◯12番(小松豊正君) 私は、この点で意見を述べたいのは、つまり、少し前から始まっているかかりつけ医にお願いしていって、紹介状を書いて、そちらで検査を受けるというのはやっているんだけれども、石岡市民が何人受けているかは分からないと、県が教えてくれないというか、分からないということでした。  それから、実際にコロナにかかって、行政検査を受けた人はいるはずですけれども、これも分からないと。私は、市の職員の皆さんも困ると思うんですよ。我々市民もよく実態が分からない。だから、改めて県に対しては、もっとやっぱり誰かという特定するのはいろいろあるかもしれないけど、数ぐらいは教えてもらって、客観的に我々も認識しないと、市民の力でコロナ感染を防ごうということにならないので、その点は、私の気持ちとしてはこの場でも申し上げたいと思います。  次に、コロナ感染症に関わる様々な被害を受けているのですけれども、地域経済対策について、お伺いしたいと思います。  国の政策に併せて、石岡市独自でも政策を行いました。その結果については、私は、第1回臨時議会ですかね、聞いて、議事録をもらっております。全体として、どのように総括しているのか、一生懸命やられたと思いますけど、これからの課題、施策についてお伺いしたいと思います。 60 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 61 ◯経済部長(額賀 均君) 市独自施策の総括と教訓、これからの課題について、ご答弁申し上げます。  これまで、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、落ち込んでいる地域経済を守り、市内事業者の事業継続を支援するため、市独自の地域経済対策として7つの事業を創設し、取り組んできたところでございます。  事業の状況を申し上げますと、石岡市中小企業等事業継続給付金、そして石岡市中小企業緊急支援事業補助金、次に石岡市中小企業等緊急家賃支援給付金、次にいばらきアマビエちゃん登録促進給付金の4つの事業につきましては、予算積算時の想定件数より交付件数が少ない状況がございました。一方で、石岡市新型コロナウイルス関連融資応援給付金、さらに追加支援としまして、石岡市新型コロナウイルス関連対策支援事業につきましては、予算積算時の想定件数どおり交付が伸びている状況がございました。  また、さらにプレミアム付商品券発行事業補助金につきましては、第1弾、第2弾とも好評で完売をしている状況でございます。  いずれの地域経済対策事業につきましても、市報や市のホームページ、石岡商工会議所や石岡市八郷商工会の会報での周知、さらに職員が各店舗を回り、直接お伺いし、各種事業について説明するなど事業の周知に努めたところでございます。  次に、市独自施策の教訓でございます。  地域経済対策事業の予算計上に当たりまして、当初、多くの事業者が交付申請を行った場合でも、市の経済支援策が漏れなくすぐに受けられるよう予算額を十分確保しまして、事業の受付を開始したところでございます。  しかしながら、事業によっては、想定より申請件数が伸びていない事業もございましたので、新たな事業を創設しながら、対応をしたところでございます。  今後、改めてこれまでの実績、事業の状況も踏まえ、関係機関や事業者の声をお聞きしながら、新たな地域経済対策事業を創設し、引き続き取り組んでまいりたいと考えております。  次に、これからの課題でございます。  新型コロナウイルス感染症は、各種市内事業者の経営に多大な影響を及ぼしていると、地域経済対策事業などを通じて、改めて認識したところでございます。  そのため、これからの課題としまして、地域経済を維持、回復していく必要があると考えております。また、今後も経済部、商工課を経済支援の相談窓口としまして、事業者の相談に応じるなど、あらゆる手段で全面的に事業者を支援してまいりたいと考えております。  以上でございます。 62 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 63 ◯12番(小松豊正君) 引き続き、よろしくお願いしたいと思うんですけれども、この問題で担当者も努力されたと思いますけれども、あるいは商工会議所関係者も、やはり制度をつくっても、それはよく理解されて、あるいは実務が慣れていない方はなかなか大変ということもあるので、そういう実際に利用する立場に立った丁寧な、やっぱり対応といいますか、援助というのは、引き続き非常に大事だということが明らかになったと思います。  議会でも、議会の5会派が、代表者が要請文をつくりまして、例えばコロナ何でも相談コーナーとか、そういうことを設けていただいて、住民の方が気楽に心配事を相談できる、そういう窓口が必要でないかということを会派代表で市長にも要請しておりますので、そういうことも含めてご検討いただきたいと思います。  次の問題は、生活困窮者対策についてお伺いしたいわけです。  それで、1つは、石岡市における捕捉率などの生活保護行政の実態についてお伺いしたいわけです。  ご存じのように、捕捉率、つまり石岡の市民として生活保護を受ける状況にしか収入がないという方が非常にいらっしゃるわけですけれども、そういう保護行政を受けられる可能性がある方がどれぐらいいて、実際に受けている人がどれだけいて、その割合を捕捉率と言っておりますけど、ヨーロッパはこれは高いわけです。茨城県20%ぐらいとか、つまり5人に1人しか捕捉されていないということになるわけですけれども、石岡のこの生活保護行政の実態についてはどういうことになっているのか、ご説明、お願いしたいと思います。 64 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 65 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。石岡市における生活保護の現状でございますけれども、令和2年度につきましては、生活保護世帯数770件、生活保護人員921人、保護率は12.7パーミルとなってございます。  昨年度からの推移を見ますと、令和元年度は、生活保護世帯数763件、生活保護人員924人、保護率12.4パーミルとなっていますので大幅な増減はない状況でございます。  また、石岡市の捕捉率でございますけれども、こちらについては市独自では把握していない状況でございますけれども、厚生労働省が2018年に調査したものでは、国の捕捉率は22.9%となってございます。  以上でございます。 66 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 67 ◯12番(小松豊正君) この市町村別保護状況、令和2年12月を見ますと、石岡市が保護率というのは、今、担当部長の言われましたように12.9パーミル、つまり1,000人当たり12.9人ということになっておりまして、これは高いのか低いのかいいますと、5番目に高いんです。石岡市の保護率というのは、茨城県では5番目に高いほうなんです、石岡は。一番高いのが水戸市なんですけど。そういうことになっているんです。ですから、いろんな事情があるかと思いますけれども、石岡市としては、そういう意味では生活困窮者が比較的多いというまちなんだということを1つ認識するのと同時に、今担当部長が言われたように、このコロナの問題になっても、生活保護者が増えていないということなんです。私は、生活資金支給という点では、社会福祉協議会に聞きますと、これ、ものすごい数なんですよ。45と5倍くらいになっているわけですから、いつもよりも。だから、お金を借りて何とかやっていると言うんだけど、生活保護者は増えていないんです。もっと増えていると思ったら。その中に、いろんな理由があると思いますけれども、私は、生活保護の扶養照会があるんじゃないかというのが、国会でも全国でもどこでもこれが、今大問題になっているわけです。扶養照会とはどういうことなのか、石岡ではどうなっているのか、お伺いいたします。 68 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 69 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。扶養照会につきましてですけれども、生活保護につきましては、その趣旨から、世帯全員が利用し得る資産、能力、その他あらゆるものを最低限度の生活の維持のために活用することが前提であり、また扶養義務者の扶養は生活保護による保護に優先するとされていることから、扶養照会を当市で行わなければならないものと考えております。  しかしながら、画一的に扶養照会を行うものでなく、生活保護申請者や受給者、こちらがDV被害の場合や20年以上音信不通の者については、扶養照会を行わない事例もございました。  以上でございます。 70 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 71 ◯12番(小松豊正君) これは、国会論戦でも明確なように、生活保護法にそういうことは書いてないんです。扶養照会をするとかなんとかと書いてないんだけれども、実際やってきているんです。厚生労働省があれでやられてきております。それで、やっぱりこれで問題になるのは、私も実際に何人もの方から聞きましたけれども、生活保護を受けたいんだけれども、やはり親兄弟、子どもにあなたのこういう人は生活保護申請があるんだけど、何とか関係者で援助してもらえないのかということが行くわけだよね。これは人情からいっても、非常につらいことなんです、本人は嫌なの。そういうことは知られたくないの。知られたくないのにされてしまうという、そういうことがあるから、生活保護は受けないと言う人もいるし、そこまで落ち潰れていないとか、そういう税金でもってというようなことで、もらえるんだけどもらえないで、非常に苦しい生活をしているということが多いんです。  それで、この問題では、もう一つお聞きしたいのは、しかしそうは言っても、国会、また地方議会、大問題になっておりますので、厚生労働省が2月26日付で各自治体に通知を出したでしょう。どういう内容ですか。 72 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 73 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。2月26日付で厚生労働省より、扶養義務履行が期待できないものの、判断基準の留意点等についての通知がございました。  これによりますと、扶養義務履行が期待できないものと判断された場合は、扶養の可能性がないもの等と取り扱うことができ、扶養照会は行わないものと示されました。  具体的には、当該扶養義務者に借金を重ねている。当該扶養義務者と相続をめぐり対立している。縁が切られているなどの著しい関係不良の場合等が想定されます。なお、当該扶養義務者と一定期間、例えば10年程度音信不通であるなど、交流が断絶していると判断される場合は、著しい関係不良と見なしてよいとされていることから、今後、この通知に沿った形での事務処理を行っていきたいと考えております。  以上でございます。 74 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 75 ◯12番(小松豊正君) ここで私が申し上げたいのは、実際に扶養照会をやって、どれくらいのプラスになったのかということなんです。  2017年の厚生労働省の調査では、扶養照会が行われたのは約46万件です。しかし、援助につながったのは1.45%にすぎないと、ですから福祉事務所の職員からも、扶養照会をやれば負担が重くなる、意味がない、税金の無駄という声が出ているわけです。ですから、石岡ではどうだったのですか、分かりますか、こういう数字は。 76 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 77 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。令和元年度の数字で、扶養義務調査件数でございますけれども、被保護者世帯数が111件に対しまして、扶養義務者数が401名ありました。  その中で、聞き取りにて、扶養困難者及び実施すべきでない人数は116人という形になりまして、実質的に扶養調査をした人数は284名となってございます。  以上でございます。 78 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 79 ◯12番(小松豊正君) もう一つ、そうじゃなくて、もう一つ、実際に援助につながったのは。そういう扶養照会をして、扶養者がそれだったら、お金、出しましょうかと言った人は何人いるのですか。 80 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 81 ◯保健福祉部長(金井 悟君) 扶養照会をして扶養に当たったという資料がちょっと手元にございませんので、後ほど答弁させていただきます。  以上でございます。 82 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 83 ◯12番(小松豊正君) その辺が実態なんです。実態。実態の中に生活保護を受けようか受けまいか、そういう方の生々しい実情が表れていますので、そういうことを見た場合は、私はやっぱり、法律にも書いてないんだから、厚生労働省もいろんな通知を出さないで止めるべきだということを強く言いたいと思います。  時間の関係ありますので、次へ行きます。  質問項目第3、国民健康保険税について、お伺いいたします。  1つの問題は、新型コロナウイルス感染症に関する国民健康保険税の減免、これをどのように周知して、どうなっているのか。実際の実施世帯数、減免決定世帯数、減免決定額はどうなっているのか、お答え願います。
    84 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 85 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) 新型コロナウイルス感染症に係る国保税減免の周知と申請、承認状況について、ご答弁申し上げます。  周知方法につきましては、令和2年7月に、国民健康保険税納税通知書に発送しておりますが、その中に、国保の税率などのお知らせを掲載した国保だよりを同封しておりまして、新型コロナウイルス感染症に係る減免についても掲載し、周知いたしました。  また、7月15日号、3月1日号の広報いしおかへの掲載のほか、ホームページへの掲載をしてございます。  次に、令和3年1月末現在の申請承認件数でございますが、新型コロナウイルス感染症に係る減免は、令和2年2月1日以降に納期限が設定されているものが対象となりますことから、令和元年度分と令和2年度分に分けてご説明をいたします。  令和元年度分は、最終納期の8期分のみが減免対象でございまして、申請件数33件のうち承認は31件でございました。令和2年度分につきましては申請件数37件のうち、承認は35件でございました。  以上でございます。 86 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 87 ◯12番(小松豊正君) 私は、全県の表がここに持ってきておりますけど、例えば、石岡市と同規模の龍ケ崎市、これは令和元年度は102件の世帯数が申請して、決定が100件で金額は308万何がしです。石岡市の場合は73万何がしです。令和2年度では、龍ケ崎市は126件申請して、122件が決定されて、その金額は1,901万8,600円。石岡の場合は、636万2,400円と大分差があるわけです。ですから、この問題も、一応皆さんお知らせしているんでしょうけれども、もっとやはりよく分かってもらって、積極的にこの減免制度、これは国の制度ですから、もっとやってもらうようにお願いしたいと思います。  それから、次に、県が令和4年度実施を予定している賦課方式の変更についてお伺いいたします。  まず、石岡市においては、賦課方式が今はどういうもので、どのように変わるのか。その賦課方式が変わることによって、どのような影響を受けるのか、国保税がどのように高くなるのか、低くなるのか、この点についてお伺いいたします。 88 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 89 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) 茨城県が令和4年度から統一を目指しております賦課方式の変更について、ご答弁申し上げます。  現在、石岡市は、負担能力に応じて賦課される所得割と資産割、加入している世帯に一律に賦課される均等割と平等割の4つの区分の4方式を採用してございます。  県の目指している2方式は、4つのうち資産割と平等割を廃止し、所得割と均等割の2つとするものでございます。賦課方式物で、賦課方式は変わりますが、原則として集める保険税は変わりません。  しかし、廃止となる資産割と平等割の分を所得割と均等割に上乗せすることとなりますので、賦課方式の変更に伴い税率改正も併せて行うことになります。  次に、保険税の増減など、影響についてでございますが、検討段階の大まかな傾向としてご説明申し上げます。  初めに、所得割の影響といたしまして、所得が高くなるにつれて負担が増加いたします。また、資産割があった世帯は減少傾向となりますが、資産割がなかった世帯は増加傾向となります。  続いて、均等割の影響でございますが、均等割は一人一人、一律にかかりますので、世帯人数が多くなるにつれて負担が増加いたします。世帯ごとに係る平等割が廃止されるため、1人世帯など小人数世帯は減少いたしますが、2人世帯でも、均等割の上乗せ額によっては増加となるケースもございます。  賦課方式の変更とそれに伴う税率改正につきましては、資産割の対象となる固定資産の所有状況や世帯人数によって大きく異なることや廃止となる分、所得割と均等割にどのように配分して上乗せするかなど設定条件で大きく異なりますことから、十分に検討していく必要があると考えてございます。  以上です。 90 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 91 ◯12番(小松豊正君) 私も、国保の賦課方式の変更について、県の担当者と詰めていろいろ議論してきました。  ご存じのように、国保の都道府県化が始まって、こういうことが可能になったわけです。実際に、賦課方式をどうするか、こうするかというのは県内の44市町村の中でもいろいろですから、工業都市もあれば、農村もいるし、人口もそれぞれです。ですから、よく議論して、それぞれの市町村が責任を持って決めるということが非常に大事なところで、私はこういうことを県で統一するのはとんでもないと、絶対に上がるんじゃないかというようなことで言ってまいりました。  しかし、県は令和4年度実施ですから、条例改正するとなると令和3年、つまり来年度中に、石岡の条例を改正しなければ、賦課方式も変わらないわけであって、今の時期が非常に大事な時期なんです。国保は非常に高過ぎるので払えないと、非常に多くの方が滞納して高過ぎる国保税が生活を苦しめている現実がありますので、様々な資料は早く出して、関係委員会、また議会でも議論して、本当に石岡市に合ったみんなが納得する国保税にしてもらうよう、担当当局のさらなる努力をお願いしたいと思います。  次の問題は、県の国保の都道府県化によって、県内44市町村から、県に納付金がずっと集まるわけです。しかし、実際、今の県の国保会計はどうなっているかといいますと、剰余金が生まれているんです、約40億円。県内全部合わせて40億円の剰余金が生まれて、だから40億円減の納付金となって、石岡でも、納付金が前年に比べて減額になっております。その額は1億435万6,491円、これが令和2年度に比べて、令和3年度が納付額が少なくなっています。だから、こういうときだからこそ、私はやっぱり国保税を下げると、高過ぎるんだから下げるという、やはり決断をすべきだと思うんですけれども、この点について、市長いかがですか。 92 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 93 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) 保険税の引下げにつきましてご答弁申し上げます。  国民健康保険は、高齢化や医療技術の進展により、1人当たりの医療費が年々増加し、厳しい財政状況が続いておりますが、保険税率は平成22年度以降、現行税率を維持しております。その間には、平成30年度の制度改正がありましたが、税率を上げずに維持できてきた要因といたしましては、国の財政支援などによるものと考えているところでございます。  事業費給付金などの影響により、収支見込みや決算において、余剰金等が発生いたしますが、流行性疾患による医療費増加への備えや景気の悪化による一時的な収納率の低下など、年度間での必要な税収にばらつきがあることから、年度ごとに保険税率を変えることのないよう、税率の平準化のための財源として活用し、できる限り税率の上昇を抑制して、被保険者の負担増とならないようにしていきたいと考えてございます。  以上です。 94 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 95 ◯12番(小松豊正君) こういう取り過ぎたから少なくするということになっているわけなので、私も調べますとやはり均等割、つまり子どもが1人生まれると、石岡では、2万数千円、それだけで上がっちゃうんです、国保税が、そうでしょう。だから、子どもの均等割を半分にするとか、そうやっているところもあるんですよ。そういう工夫をぜひしてください。それをお願いしたいと思います。取手なんかでは2分の1にしていますからね。  時間の関係で、次に行きます。  質問項目第4、補聴器購入費助成制度の創設についてです。  現在、こういう制度を創設している県内外の自治体の状況について、答弁をお願いします。 96 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 97 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。補聴器購入助成制度でございますけれども、こちらにつきましては、県内で実施している市町村でございますけれども、古賀市で導入されている実績があります。対象者は、補聴器を購入した日において、市内に住所を有する65歳以上の、かつ現に市内に居住している者ということで、聴覚障がいによる障害者手帳の交付を受けて、身体障害者手帳の交付を受けていない者となってございます。購入費用の2分の1、1万円を上限として助成しているという状況であります。  以上でございます。 98 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 99 ◯12番(小松豊正君) この制度の創設を求める世論は急速に高まっておりまして、土浦では、高齢者年金組合が陳情を出して全会一致で決まったと、土浦でも補聴器購入補助制度をつくってもらいたいと、それが全会一致で決まるという事態です。  それから、東京足立区では2020年7月にスタートして、助成額の上限額は2万5,000円ということになっております。これは、難聴は高齢化になってくると、だんだんそういう傾向になってくるんですけれども、生活の質を低下させて認知症のリスクを高めるというふうに言われておりますので、ぜひ石岡でも創設してもらいたいと思います。  次の問題に行きます。  質問項目第5、特別障害者手当についてです。  この制度、どのように周知して、どうなっているか、石岡で。それをまず質問いたします。 100 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 101 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。まず、特別障害者手当の内容でございますが、こちら、精神または身体に著しい重度障がいがあるため、日常生活において常時特別な介護を必要とする程度の状態にある在宅の20歳以上の方に対して、精神的、経済的な負担を軽減するために支給するものでございます。  こちらは月額2万7,350円を3か月分ずつ、年4回支給してございます。  こちらの周知方法でございますが、障害者手帳申請時等に社会福祉課窓口において、手当受給に要する一定の要件に該当する方には、制度の説明と申請書等のご案内を行っております。また、市報に年2回、またホームページには掲載して周知を行っている状況でございます。  以上でございます。 102 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 103 ◯12番(小松豊正君) この問題では、非常に大事な点は、介護保険の認定が要介護4、5、こういう方々は障害者手帳がなくても受給できる可能性があるということなんです。そのためには、2つの障害者認定基準の両方を満たすことだそうです。1つは政令の規定、もう一つは、日常生活動作評価表で計10点、表があって、10点になると、これは要介護4、5の場合は、手帳がなくてももらえる可能性があるということになっております。石岡では40人ということでございました。  1人2万7,350円を毎月支給されるので、これ非常に助かるわけです。ですから、私は要介護4、5の方で、この制度を活用できる人がいるんじゃないかなという気もするんですけれども、全国では要介護度の4、5の方は144万人、手当受給者数は12万6,000人、つまり要介護4、5の中の方で言えば、8.75%がこの制度を受けているということになるわけです。  石岡では、この件はどうですか。要介護4、5はどのくらいの人がいらっしゃるのか。手当受給者は、今40人ということになるので、割合は低いと思うんです。この点で、洗い直して、この可能性をさらにお知らせしていただいて、そして、この制度が受けられる方が多くなるようにしてもらいたいと思うんですけれども、いかがでしょうか、答弁をお願いいたします。 104 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 105 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。議員ご指摘のとおり、障害者手帳を所持していなくてもこちらの申請は可能でございます。  著しく重い障がいがあり、常時特別な介護が必要な方、介護認定の要介護4、5レベルの方は、国が定める障害者認定基準に該当する場合があり、手当を受給できる可能性がございます。  なお、令和2年12月末現在、要介護の4の認定者は538人、要介護5の認定者は378人、合計916人でございます。  今後につきましては、障害者手帳所持者だけでなく、申請可能な方へ制度の周知を行いたいと考えてございます。  以上でございます。 106 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 107 ◯12番(小松豊正君) 今、非常に重要な答弁がございました。  要介護4、5で、999人になるわけですか、その中で40人だから、ちょっとすぐには計算できませんけれども、全国レベルから言うと低いと思うんだよね。逆に言うと可能性があることがあるということなので、この制度を要介護4、5の方にもよく分かるように説明していただいて、あるいは介護者にも。積極的にせっかくの国の制度を活用してもらえるようにお願いできれば非常に助かると思います。非常に大変な中で介護され、介護生活を送っている方々なので、そのことをやっぱり徹底することは非常に大きな意味があると思いますので、今、担当部長が答弁されましたように丁寧に繰り返しお願いする次第です。  以上で、私の多岐にわたる一般質問を終わりますけれども、新しい令和3年度の予算も発表されて、これがこれからの審議になるわけですけれども、本当に市民の立場から見た場合に、市民の要望にできるだけ沿ったみんなが納得できるよう、私もこれからいろいろ調査研究して頑張りたいと思います。  以上で、私の一般質問を終わります。 108 ◯議長(池田正文君) さきに保留いたしました2項目に対する答弁が整ったとのことでございますので、ここでその答弁を求めます。  保健福祉部長・金井君。 109 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。  先ほどの扶養照会による支援可能と回答のあった件数でございますけれども、18件となってございます。また、金額としては、月額11万7,032円、年額140万4,384円でございます。  以上でございます。 110 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午前11時12分休憩             ──────────────────────                   午前11時24分再開 111 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 112 ◯2番(飯村一夫君) 2番、飯村一夫でございます。  一般質問の機会をいただきましてありがとうございます。発音に聞き取りにくい点があるかと思いますが、よろしくお願いします。  それでは、通告に従いまして、何点か執行部にお伺いしたいと思います。  まず、1点目として、長期継続契約を締結することができる契約に関する条例について、見解についてお尋ねをしたいと思います。  私は、昨年の令和2年第1回定例会において、長期継続契約についてお尋ねをしております。2回目の質問ということになります。  そのときは、私自身、最初の一般質問ということもあったもので、あえて細かく質問をしなかったわけでありますが、事務担当の方々においては、国の制度改正を見逃しているのかと思って、その後の状況について注視してきたわけでありますが、具体的な条例の話が進んでいるようにも見受けられないので、再度しつこいようですが質問させていただきます。  執行部にお伺いしますが、この制度改正については、皆さんご承知のように平成16年に地方自治法第234条の3と、地方自治法施行令第167条の17の一部改正が行われ、自治体の条例で定めることによって、翌年度以降にわたり物品の借入れ、または役務の提供を受ける契約で、その契約の性質上、翌年度以降にわたり契約を締結しなければ、当該契約に係る事務の取扱いに支障を及ぼすものについては、長期継続契約を締結することができることになっております。  私は、昨年も申し上げましたが、この3月は予算案を審議する定例会でありますが、予算書において債務負担行為の決議をし、後年次の債務を担保していると思います。しかし、本条例を制定することにより、メリットとしては、債務負担行為を設定せずに複数年度にわたる契約を締結できる契約に関し、必要な事項を定めるための条例であり、そこが債務負担行為と長期継続契約の大きな違いであると申し上げました。  このことを踏まえて、長期継続契約の条例化の検討をされたのかどうか、まずこの点についてお伺いしたいと思います。 113 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 114 ◯総務部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。これまでの長期継続契約に係る条例化に対する検討ということでございますが、この点につきましては昨年度来、財務部関係、会計関係、契約関係の事務を所管する各部署におきまして、導入した場合のどういうメリットとデメリットがあるかということを検討してまいったところでございます。  なお、長期継続契約を条例化している他自治体の先進事例の調査なども行ってございますが、各自治体におきましても、長期継続契約のメリット、またはデメリットが両方ございますことから、慎重に今現在、議論を進めているというところでございます。  以上でございます。 115 ◯議長(池田正文君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 116 ◯2番(飯村一夫君) 長期継続契約については、地方自治法の改正以降15年以上経過し、茨城県をはじめ土浦市、かすみがうら市、小美玉市、笠間市など、県内ほとんどの市町村が制定改正以降、速やかに条例化しているのに、検討が遅れているのではないかと思われます。
     昨年、私の質問に対して、市長に答弁をいただきましたが、当時、今泉市長は、条例の制定につきましては、さらなる事務の効率化及びコスト削減など関係部局と協議を進め、長期継続契約に係る事務の取扱い等に支障がないよう条例の制定に向け、取り組んでまいりたいと考えているところでありますと、前市長は答えております。議事録を再度確認いただければ分かることなんですけど、そうしますと、今回までの取組といいますか、進展状況を見ると市長答弁と現実にそごが見られるかなと思います。  どのように説明されるか、単年度契約することよりも複数年で契約するほうがコスト削減が図られると、メリットがあるかと思いますが、ご説明をいただきたいと思います。 117 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 118 ◯総務部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。まず、地方自治体の予算でございますが、予算単年度主義というのが原則として地方自治法に定められてございます。こういったことから、予算は年度ごとに作成しまして、翌年度以降の予算を拘束してならないということでございます。  複数年契約となる案件でございますが、この予算単年度主義の例外として認められているということで、継続費ですとか、議員からありましたように債務負担行為を設定しまして、議会の議決により、次年度以降の予算をお認めいただきながら、予算の確保をしてきたというところでございます。  議員からございましたように、複数年の期間を明確に設けて、入札契約をすることによりまして、競争性の向上が図られるとともに、長期的に事業の安定した履行が担保されることなどから、入札金額の削減などの効果が期待されるのではないかというふうに考えているところでございます。  しかしながら、条例化に当たりましては、先ほど申し上げましたとおり、原則となる単年度会計の例外となりますことから、リスク等と照らし合わせながら、慎重に見極めることが必要であるというふうに考えてございます。  以上でございます。 119 ◯議長(池田正文君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 120 ◯2番(飯村一夫君) ちょっと視点を変えてお伺いしたいと思うんですが、昨年、当時、担当部長の答弁は、長期継続契約のメリットでございますけれども、議員もおっしゃられていましたように、複数年の期間を明確に設けて入札、契約をすることにより、競争性の向上が図られるとともに、長期的に事業の安定な契約が担保されますことから、入札金額の削減などの効果が期待されているところでございます。また、入札件数の事務も減少になりますので、そういった面では、事務の効率化も図られるものと考えております。逆に、デメリットでございますけれども、入札参加者の受注機会の減少、新規参入者の参加がしづらい、また債務負担行為と違いまして、予算の翌年度以降の担保がないため、契約解除や損害賠償のリスクを伴うことが懸念されております。当市におきましては、現在、債務負担行為による債務的経費としての確実な予算確保を主に実施してきたこと、さらには、ただいま申し上げましたようなデメリットの部分がございまして、条例の制定までには至らなかったということです。そのように答弁されているわけですが、この説明をそのまま理解すると石岡市ではこの条例、なじまないのかなと思われるんですが、あるいは必要ないと読み取れるわけです。  国の法令改正は何の役にも立たない。法令改正があったとしても理解しなければ何もならないということなんですが、茨城県を含む多くの自治体は、必要もない条例制度化にして運用していることになりますが、この点はどのように説明されるか。石岡市は、なぜ長期継続契約の条例化はしていないのか、お尋ねしたいと思います。 121 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 122 ◯総務部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。会計年度、先ほど申し上げましたように、会計年度は独立しているということでございまして、予算は単年度主義が原則であるというお話をさせていただきましたが、当市におきましては、他市自治体の例において、議員ご指摘のとおり、かなりの団体の中で条例化をしているということで、平成16年度の改正によって、法的なそれまでの条例、長期継続契約と、また条例化による長期継続契約というのが認められたということでございまして、その時点で、国に倣って条例化をして、その中で適合するものがあれば実施をしてきたのではないかなということでございますが、石岡市としましては、複数年の契約を行うには、あらかじめ予算で債務負担行為を設定いたしまして、議会の議決を得るという原則に基づいてこれまで実施してきたものというふうに認識してございます。  以上でございます。 123 ◯議長(池田正文君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 124 ◯2番(飯村一夫君) 先ほどの答弁で、複数年契約は例外であるため、債務負担行為により議会の議決を経てきたと考えているとの答弁でしたが、長期継続契約のデメリットが非常に過大で、導入するには問題があるとお考えなのか、制度化しても運用方法が分からないので条例化できないのか、改めてその辺をお聞きしたいと思います。 125 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 126 ◯総務部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。今、ちょっとお話しさせていただきました長期継続契約でございますが、昭和38年だったかと思うんですが、そのときに法的に定められた電気、ガスとかの法定長期継続契約という、この長期継続契約は条例化しなくても法的に認められると、要るということでこれまできておりまして、平成16年には、条例化すればその長期継続契約ができるもの、条例化すればできるということで、法的な長期継続契約の2つに大きく区分できるのではないかというふうに思ってございます。  私、言いました法的長期継続契約につきましては、今申し上げました地方自治法第234条3に規定されておりまして、電気、ガス、水の供給などについては、条例の定めがなくても、法的に長期継続契約をすることができるということになってございます。  また、条例長期継続契約につきましては、議員からございましたとおり、平成16年に法改正がありまして、地方公共団体が条例を定めることにより、翌年度以降にわたっての物品の借入れまたは役務の提供を受ける契約で、その契約の性質上、翌年度以降にわたり契約を締結しなければ、当該契約に係る事務の取扱いに支障を及ぼすようなものについては、長期継続契約とすることができるというものでございます。  この条例の制定に当たりましては、長期継続契約の対象について、簡略に定める条例ですとか、また具体的に定める条例、それと契約の性質を定める条例、または規則への委任といった4つの手法があるというふうに認識してございまして、議員からございました期待される効果を上げるためには、実態が伴ったものでなければならないというふうに私ども思ってございまして、どの手法にするか、慎重に議論をする必要があるということでございます。  また、仮にですが、3年から5年という長期にわたる高額の契約を締結する場合などもあるかと思いますが、こういったときに長期継続契約を条例化することで、議会の議決を要することがないことや、入札参加の受注機会の減少を、先ほども申し上げました前部長からもあったかと思うんですが、受注機会の減少の課題ですとか、あと債務負担行為による翌年度以降の予算の担保がされないということで、契約の解除や損害賠償のリスクなどを考慮していかなければならないという点もあるということでございまして、これらの課題の対応ですとか長期継続契約の導入は、議会との調整をさせていただくということも必要になってくるというふうに考えてございまして、このようなことから長期継続契約に適合するものを見極めながら、引き続き先進事例などの調査を行いながら、財務部をはじめとしました関係部署と協議をしながら、慎重に検討を進めてまいりたいと考えておりますので、どうかご理解いただければというふうに思ってございます。  以上でございます。 127 ◯議長(池田正文君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 128 ◯2番(飯村一夫君) ありがとうございました。  私もいろいろ申し上げておりますが、よくよく考えてみますと執行部から回答される答弁は後ろ向きな答弁が多く、もう少し大局的に考えていただきたいと思います。  前回の定例会で、ごみ袋の名前の記入について質問しましたが、ごみ袋に名前を記入しているのは石岡市だけだとそのように申しましたが、近隣のつくば市、土浦市、かすみがうら市、小美玉市、茨城町、笠間市、どれを見てもごみ袋に名前は書いていません。見直したらどうですかと質問すれば、見直しませんと答弁いただきました。  大多数の市町村が長期継続契約の条例化をしておりますので、制定してはどうですかと質問すれば、提起した問題に真剣に取り組もうとしないように感じられるわけです。私も揚げ足を取るような質問しているつもりではないんですけど、どうしても担当部局に考えが伝わらないように感じますので、このような内容になってしまってあれなんですけど、最後に市長にお伺いしますが、石岡市はほかの市町村と感覚的に離れ、後ろ向きの市のように思われますが、市長のお考えはどうですか、お聞きしたいと思います。 129 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 130 ◯市長(谷島洋司君) ご質問いただきました。長期継続契約の条例化だけではなくて、石岡市が行っている制度や事務手続につきましても、課題があれば改善し、メリット、デメリットを総合的に判断し、市民サービスの向上に取り組んでまいりたいと考えております。  先ほどの長期継続契約につきましては、総務部長答弁のとおりでありますけれども、県内市町村の多くで取り入れられている制度であり、事業者へのメリットもある反面、契約解除や損害賠償のリスクもあることから、慎重に検討するよう指示してまいりたいと考えております。 131 ◯議長(池田正文君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 132 ◯2番(飯村一夫君) ありがとうございました。  今、市長にお伺いをいただきましたが、これ、前回の今泉市長と、今度は谷島市長になって石岡に新しいいろいろなプランを出していただきましたが、この契約に対して、今泉市長は支障がないように、条例の制定に向け取り組んでまいりますというような答えをいただいているんですが、今回、谷島市長にはリスクもあるというようなことで、考えさせていただきますというようなご返答ですが、実際、本当にほかの市町村、自治体がやっているのに、石岡市が取り組まない。そういうことに対して、ご質問しているわけなんですが、石岡市が谷島市長になってこれからやっていくという場合に対して、こういう条例を考えていただけないのは少し残念かなと思いますが、市長のほうで何かあれば、一言お願いします。 133 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 134 ◯市長(谷島洋司君) 今、ご指摘のこともございました。石岡市の市民にとって、一番何がいいか、そういったものを総合的に判断しながら検討してまいりたいと思いますので、どうぞご理解とご協力をお願いいたします。 135 ◯議長(池田正文君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 136 ◯2番(飯村一夫君) 分かりました。ご検討するということで答弁をいただきましてありがとうございます。  2番目の質問に入ります。  2項目目、現在、石岡市内には路線バスといって、県道7号線へ向かって、石岡から柿岡へ向かうバス路線、それと大増のほうから羽鳥駅に向かうバス路線、そのほかに土浦へ向かうバス路線等ありますが、現在、大増から羽鳥駅へ行くバス路線について、ちょっと空車、空っぽで走っていると、そういうような認識が見られましたので、自分なりにどういう形なのかなと思って調べてまいりましたんですけど、そういう中の質問なので、石岡市としてもこれに対してはいろいろ助成していますが、本当にこの大増から羽鳥間の路線については大変だと思います。そういう中で、現在、大増から羽鳥間の路線について、石岡市としても代替バス通行事業助成金事業として運行しているわけですが、この路線の利用状況についてお伺いしたいと思います。 137 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 138 ◯都市建設部長(鶴井重則君) それでは、代替バス運行事業の利用状況につきまして、ご答弁申し上げます。  代替バス運行事業といたしましては、地域住民の交通の利便を確保することを目的に、板敷山前から羽鳥駅間の運行に対しまして、運行事業者に補助を行っているものでございます。  特に、大増地区から恋瀬小学校までの児童の通学手段を確保するという観点もございます。  利用状況でございますけれども、年々減少の傾向にあるものでございまして、平成27年度は1日平均約48人の利用者がございましたけれども、令和元年度におきましては、1日平均約34人まで減少しております。それに伴いまして、市の補助金額も年々増加している状況でございまして、平成27年度は約940万円でございましたけれども、令和元年度におきましては、約1,010万円となってございます。  利用状況につきましては、以上でございます。 139 ◯議長(池田正文君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 140 ◯2番(飯村一夫君) ありがとうございます。  現在、非常に利用者が少ないということが分かるわけですが、もしこの路線にパセオパルケ経由という形で路線ができないかということでご質問させていただきます。  パセオパルケ地内は、268戸の住宅があり、令和3年1月現在ですけれども、パセオパルケ地内には公共の交通手段がありません。こういうような中で、20年前ほどは、少ない本数ではありましたがバスがあったそうです。  駅や買物に行くには車が欠かせない。団地ができて26年以上たち、高齢者が増えて車の運転ができなくなる人も増えています。石岡市乗合バスはありますが、登録が必要です。土日の運行がないということで利用者に声をいただきました。  先日、区長さんにお願いしまして、アンケートをいただいた結果、162戸の回答をいただきまして、その中で143名の方が利用したいと、バス利用をしたいという結果でありました。この結果を踏まえて、パセオパルケ内をバスが通るよう検討していただきたいというのが、ご質問ですが、ひとつよろしくお願いします。 141 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 142 ◯都市建設部長(鶴井重則君) パセオパルケへのバス路線の検討につきまして、ご答弁申し上げます。  パセオパルケ地区におきましては、バス路線に関してのアンケート、こちらを行った結果、バスの運行が実現した場合、多くの方がバスを利用したいとの考えであるとの意見を伺っているところでございます。  当市といたしましては、現状の調査や今後の社会情勢及び費用対効果の検討も必要であると感じております。また、バス路線の変更及び新設につきましては、石岡市地域公共交通会議での審議及び関東地方運輸局への許可等が必要になりますので、運行事業者と協議をしてまいりたい、そういうふうに考えているところでございます。  以上でございます。 143 ◯議長(池田正文君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 144 ◯2番(飯村一夫君) ありがとうございます。  バス路線については、変更が大変、陸運事務所の申請等いろいろ大変でしょうが、この新たな路線ということではなく、大増から羽鳥駅間の路線バスを一部変更して、時間帯による経由という形でパセオパルケ区内を通るように検討していただけないでしょうかということなんですが、具体的に言えば、園部小学校から山崎宿の間に、パセオパルケ区内を通るルートを追加してもらい、往復で十何本かあるようですが、そのうちの何本かをパセオパルケ経由していただくよう変更して、また検討していただきたいわけなんですが、パセオパルケ区内では、以前から学生の通学手段、車がない方や運転できない方の買物や病院等への移動手段として何とかバスを通していただきたいと、そういう声が多く寄せられていますので、最近は高齢者に伴い交通弱者が増えており、車の運転ができなくなった際にはここを引っ越すほかないかなと、そういうことを話している方もおられます。これでは、谷島市長がおっしゃる住みよいまちづくりでなくなってしまうと思います。  市長のお考えをいただきたいと思います。 145 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 146 ◯市長(谷島洋司君) 高齢者や、児童学生の移動手段の確保は、パセオパルケも含めて石岡市全体の課題であると考えており、住みよいまちづくりを行う上で、公共交通の充実は欠かせないと思っております。  新たな通路を検討し、市民の皆様が利用しやすいように、さらなる意向調査を実施するよう指示してまいります。 147 ◯議長(池田正文君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 148 ◯2番(飯村一夫君) ありがとうございます。  地域の皆さんも期待していますので、また路線バスの会社にお伺いしてお話を聞いてきましたが、前向きに検討していただくようなお話を伺っておりますので、石岡市としても何とか検討していただきたいと思います。  次の3項目に入ります。  小中学校の統廃合について、進捗状況をお伺いしたいと思います。  誰もが気になっている日本全体の少子化傾向が顕著になってから久しく、国においても授業料の無償化、様々な施策を実施されておりますが、一長一短に解決できる問題でもありません。  皆さんもご承知のように、石岡市においても、小学校では複式学級が組み込まれ、中学校の単学級は、近い将来起き得る可能性が目前に迫っております。私たちの時代には想像すらできなかったわけですが、現実は速いスピードで学校の小規模が進んでいるのが現状かと思われます。小中学校では、切磋琢磨できる一定の集団規模が確保されていることが望ましいと考えられます。誰もが思うことであります。  そのようなことから、教育委員会では、石岡市小中学校統合計画審議会を立ち上げ、小中学校の適正規模、適正配置等について審議していただき、石岡市小中学校の適正規模、適正配置等について、その答申をいただいたと思っております。  その答申書に基づき、平成25年4月には柿岡中学校、有明中学校、八郷南中学校の3校を統合し、八郷中学校を開校、そして平成30年4月には石岡中学校と城南中学校を統合再編するなど取組を進めたことは、事実認めるところであります。  ここに、検討される石岡市立小中学校統合再編計画を持参しておりますけれども、該当する小学校の統合再編枠組み等々検討される答申がされております。そうしますと、事実に向けての工程表といいますか、地域の了解といいますか、避けては通れない問題が身近に迫っておりますが、どのような計画で取り組まれているのか、お考えをお伺いしたいと思います。 149 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 150 ◯教育部長(豊崎康弘君) お答えいたします。平成30年9月に、小中学校統合計画審議会からの答申をいただき、各地区への説明会を経て、令和元年6月に複式学級の解消を重視した石岡市立小中学校統合再編計画を策定いたしました。  小中学校の統合再編計画では、子どもたちが多様な学習活動や集団活動の展開を図るため、複式学級の解消を優先事項といたしまして、令和6年4月の統合学校開校を目標に取組を進めております。  以上です。 151 ◯議長(池田正文君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 152 ◯2番(飯村一夫君) 分かりました。  それでは、2番目の統合再編に向けた具体的なタイムスケジュールについて、お伺いしたいと思います。  統合計画書においては、令和6年度をめどに統合の優先度を表記されていますが、複式学級の解消、校舎の経年劣化などを考えると、早期に取り組むべき課題と思いますが、具体的なスケジュール等についてどのようになっているか、お伺いしたいと思います。 153 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 154 ◯教育部長(豊崎康弘君) お答えいたします。小中学校の統合、再編につきましては、石岡市立小中学校統合再編計画及び石岡市学校施設個別施設計画にのっとり、統合再編の優先度の高い複式学級を有する学校の統合につきまして、先ほども申し上げましたが、令和6年4月を目標に進めているところでございます。  その後、園部中学校区と国府中学校区の小中一貫校の再編、そして八郷中学校区の小学校の第2段階の統合に取り組んでまいりたいというように考えてございます。  以上です。 155 ◯議長(池田正文君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕
    156 ◯2番(飯村一夫君) ありがとうございます。  市長にお伺いしたいと思いますが、谷島市長も当時、教育委員会で委員長として答申書に携わっているようですが、今度は執行権者として当事者になるわけでありますが、タイムスケジュールについてどのようにお考えになっているか、お伺いしたいと思います。 157 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 158 ◯市長(谷島洋司君) ただいま、飯村議員のほうからお話しありました。  私も、PTA連絡協議会の役員だったときに、統合再編計画に携わってございました。  それは、1つ前の統合再編のときでございまして、そのときには、まずはその中学校の統合を早急に進めるべきと、その後、小学校というような話もございました。  まずは、交通手段のしっかりとした中学生、それをやるべきであろうということで、その当時、お話をしてきた経緯がございます。  学校統合再編を進めるに当たりましては、次世代を担う児童生徒に望ましい教育環境の構築を、私は、保護者や地域、学校関係者の十分な理解と協力を得ながら進めてまいる必要があると思っております。  今回の統合再編計画においては、令和元年に策定した計画は、令和10年度までの10年間を目安として策定されておりますので、社会情勢の変化や児童生徒数の動向により、適宜、計画の見直しをして対応してまいりたいと考えております。 159 ◯議長(池田正文君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 160 ◯2番(飯村一夫君) ありがとうございました。  次に、3点目として、複式学級の現状と解消について、お伺いしたいと思います。  複式学級を解消していくためには、どのような形で解消するかということですが、現状はどうなっているか、お聞きしたいと思います。 161 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 162 ◯教育部長(豊崎康弘君) お答えいたします。令和2年度における複式学級の状況ですが、高浜小学校で2学級、関川小学校で2学級、北小学校で2学級、瓦会小学校で1学級、葦穂小学校で1学級、吉生小学校で2学級、合計6校で10学級でございます。  統合再編計画でお示ししているとおり、複式学級を有する学校の枠組みを優先して進めることにより、複式学級の解消を進めてまいりたいというように考えてございます。  以上です。 163 ◯議長(池田正文君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 164 ◯2番(飯村一夫君) ありがとうございます。  現実的に10学級あるということですけど、それでよろしいですね。分かりました。  複式学級の現状と解消について伺いましたが、現実的にはスケジュールの問題になっているかと思います。小中学校統合再編と、学校施設個別施設計画との整合性についてお伺いしたいと思います。  答申書の中においては、学校の適正規模、適正配置の基本的な考え方、あるいは石岡市における小中一貫校に、適正配置の考え方等もまとめられておりますので、ここで細々と申し上げるのもいかがと思いますので、大きな視点に立って申し上げたいと思います。  私も気になり、ちょっといろいろと考えてみました。  例えば、八郷中学校区内の計画書の案を見た場合、葦穂小、吉生小、柿岡小の統合であります。  柿岡小を増設して対応すれば一応数年は対応できますが、恋瀬小、瓦会小も遠からず統合が必要になると見えているわけであります。柿岡小学校については、運動場が非常に狭くて100メーターも取れない、そういう状況であり、また校舎については、ベランダがもうさびついて、そういうような状況で、これは改修工事も入るんでしょうけど、そういう中で統合するということであり、子どもたちに何らかの違和感を与えるのではないかと思います。  また、一時的に恋瀬小と瓦会小の統合案を示しても、地域的な考えが噴出するのではないかと予想されるところであります。  また、小幡小、小桜小、林小なども当初の計画判定はBでございます。同じ中学校区として見た場合、変化の激しい時代の大局的見地とも先見性から見ても、小中一貫校として八郷中学校のそばに併設したほうが、各地区の皆さんにご理解をいただくにも、みんなで八郷中学校のそばに小中一貫校と説明したほうが理想的ではないかと申し上げたいと思います。  資料には、学校統合再編の枠組み案について、どう思われますかという問いについてのアンケートでございますが、理解できる、おおむね理解できるが80%以上回答されているようであります。市民の皆さんも時代的に仕方がないのかと思っていると思われます。このアンケート結果に表れているのは推察できるわけであります。  学校再編については、地域間を考慮するグランドデザインのような話になりますが、八郷中学校区などは、小中一貫校を計画、検討するべきだと考えます。  スピード感が求められますが、どのようにお考えか、お伺いしたいと思います。 165 ◯議長(池田正文君) 教育長・児島君。 166 ◯教育長(児島裕治君) お答えいたします。部長答弁にもございましたが、学校の統合再編を進めるに当たりましては、小中学校統合計画審議会から答申をいただき、令和元年6月に石岡市立小中学校統合再編計画を策定してございます。  学校環境は、多感な発達段階にある子どもたちにとって非常に大きな影響を与える場であり、児童生徒が集団の中で多様な考え方に触れ、やはり認め合い、協力し合い、切磋琢磨する中で子どもたちの能力を、また資質を伸ばすことが極めて重要であるというふうに考えてございます。  また、そうした教育を十全に行うためには、経験年数、また専門性等を持ったバランスの取れた教職員集団が配置されていることが望ましいというふうにも考えてございます。  そのためにも、一定の集団規模の確保が必要と考えておりまして、特に複式学級の解消を最優先に進めてまいりたい、そのように考えてございます。  また、石岡市における小中一貫教育、こちらにつきましては、基本的な方針等を定めながら、八郷中学校区の小学校の第2段階の統合に取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 167 ◯議長(池田正文君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 168 ◯2番(飯村一夫君) ありがとうございます。  例えば、近隣市町村の先進事例等を参考にしても、かすみがうら市では令和4年に、千代田中に義務教育学校、小美玉市にも玉里に義務教育学校が整備され、小川でも、令和6年に義務教育学校が整備されます。  先ほどの答弁にもありましたが、社会情勢の変化や児童生徒数の動向により、適宜、計画の見直しをしていただくと答弁されました。ほかの市町村と比較すると、石岡市は近隣市町村よりも10年は遅れているのかという感じを受けます。一度提出された答申書を金科玉条のように守るばかりでなく、計画書の第1段階、第2段階などの話をしているのではなく、大きくかじを切って、時代の変化に対応した決断が必要であると思っております。  石岡市の将来を担う子どもたちのために、早急に計画を見直し、八郷中学校区の統合小学校の実現と小中一貫校の早期整備を検討するべきだと思いますが、市長はどうお考えになるか、お伺いしたいと思います。 169 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 170 ◯市長(谷島洋司君) お答えします。小中学校の統合再編につきましては、平成30年9月の小中学校統合計画審議会からの答申を尊重し、令和元年6月に複式学級の解消を重視した石岡市立小中学校統合再編計画を策定いたしました。  議員ご指摘のとおり、今コロナ禍の中、ICT教育やAI教育など、社会情勢の変化や児童生徒数の動向により、適宜、計画の見直しが必要であると思っております。  私としましては、児童生徒に望ましい教育環境の構築、保護者や地域、学校関係者の十分な理解と協力を得ながら目指してまいりたいと思っております。  先進地では、通学環境、安全安心な通学環境、バスをどうするかとかそういったことも、逆に問題になっているということも聞き及んでおりますので、そういった問題にどのように対応していくか、よく検討させていただきたいと思います。  以上でございます。 171 ◯議長(池田正文君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 172 ◯2番(飯村一夫君) ありがとうございます。  この問題については、八郷中学校区、小学校は何通りかに分けて統廃するわけでありますが、先ほど申しましたように、柿岡小学校に来る2校についても、柿岡小学校が100メートルも取れないという校庭でありますので、大きな目でそういう第1段階、第2段階というような話ではなく、今からもって先の小中一貫校というような考えを持っていただくように、お考えしていただくようにして、以上で質問を終わります。どうもありがとうございました。 173 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。午後1時30分から会議を開きます。                   午後 0時12分休憩             ──────────────────────                   午後 1時10分再開 174 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 175 ◯6番(櫻井 茂君) 6番・櫻井 茂です。  一問一答方式で質問させていただきます。  最初に、救急医療の環境低下防止への取組についてをお伺いしてまいります。  石岡市医師会病院が医師等の医療従事者の確保が困難であるとしまして、令和2年3月末日をもって救急対応を中止しました。これにより、石岡地域の二次救急対応病院が4か所から3か所に減りました。さらに、同年第6月末日をもって、休日・夜間の緊急診療も終えています。  これらにより、石岡地域の救急医療の環境低下が一層進んでおります。  質問通告の救急医療ですが、直接的な医療行為は石岡市の行政では行っておりません。そのため、救急現場で救急隊がどのように医療行為を支援する役割を担っているのかを統計データから確認させていただきます。  加えて、新型コロナウイルス感染拡大によりまして、医療機関及び救急隊員の防疫体制強化への取組等、救急現場の負担が増加している中、今後どのように石岡市の救急医療の環境低下を防ぎ、地域住民の命と健康を守るかについて質問をさせていただきます。  1点目です。救急車の運用方法についてお伺いをいたします。  119番通報を受けましてから、救急患者を医療機関に引き渡すまでの流れ、こちらをご説明いただきたいと思います。 176 ◯議長(池田正文君) 消防次長・小吹君。 177 ◯消防次長(小吹光博君) ご質問の119番通報を受け、救急隊が出動し、傷病者を医療機関へ搬送するまでの活動内容についてご答弁を申し上げます。  まず初めに、119番通報を受信した茨城消防指令センターが、通報内容を聴取し、確定した情報で管轄する消防本部に救急出動指令を発信いたします。  指導指令の内容を確認した救急隊は直ちに現場へ急行し、到着後は、二次災害の危険の有無と周囲の安全を確保した後、傷病者の様態を観察及び応急処置を施し、観察結果から病院選定を行い、確定後に搬送をいたします。  以上が一連の流れとなります。  以上でございます。 178 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 179 ◯6番(櫻井 茂君) 続きまして、救急車を運用する体制、その組織であり、また台数、人数と防疫等につきましてもお伺いをしたいと思います。 180 ◯議長(池田正文君) 消防次長・小吹君。 181 ◯消防次長(小吹光博君) 消防本部では、救急車の運用体制についてのご答弁を申し上げます。救急車につきましては、2署、1分署、2出張所の5施設に各1台ずつ配置してございます。  救急隊員は、救急車1台に対し、救命士を1名以上配置し、3名で感染防護策を図り、出動しております。  通信手段につきましては、指令センターからの無線交信及び携帯電話を活用し、情報を共有してございます。  次に、救急隊員の研修につきましては、隊員の技術、知識の向上を図るため、定期的に研修を行っております。  以上でございます。 182 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 183 ◯6番(櫻井 茂君) 次に、現下のコロナ禍の中、コロナ対応ということで、救急隊の方々もご苦労があると思いますので、こちらの工夫、苦労についてお伺いをいたします。 184 ◯議長(池田正文君) 消防次長・小吹君。 185 ◯消防次長(小吹光博君) ご答弁申し上げます。工夫、苦労をしている面につきましては、救急隊員の感染リスクでございます。出動に際しては、コロナ感染症の疑いを前提として、隊員全員が感染対策に重点を置き、ヘルメット、ゴーグル、N95マスク、感染防護衣を着装し、二次感染防止対策に努めております。  使用後においても、入念な車内消毒を実施し、また、隊員の感染装備の脱着等についても慎重に行い、感染対策に対応しているところでございます。  以上でございます。 186 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 187 ◯6番(櫻井 茂君) コロナ禍の中でのいろいろな対応ということで、これによって救急患者の搬送時間が延びているというような報道もあるようです。  そこで、お伺いしたいんですけれども、救急搬送の現状ということで、過去3年間の搬送件数、その中での所要時間、こちらのほうをお伺いしたいと思います。
    188 ◯議長(池田正文君) 消防次長・小吹君。 189 ◯消防次長(小吹光博君) 平成30年から令和2年度救急搬送件数についてご答弁を申し上げます。  まず初めに、平成30年の搬送件数ですが、3,169件でございます。署所別の内訳でございますが、石岡消防署1,161件、柏原分署568件、愛郷橋出張所363件、八郷消防署657件、山崎出張所420件でございます。  次に、令和元年につきましては、3,327件。内訳でございますが、石岡消防署、1,187件、柏原分署626件、愛郷橋出張所424件、八郷消防署627件、山崎出張所463件でございます。  令和2年につきましては、2,874件。内訳でございますが、石岡消防署1,032件、柏原分署567件、愛郷橋出張所356件、八郷消防署508件、山崎出張所411件でございます。  救急搬送件数が増加傾向の中、令和2年の減少につきましては、コロナ禍の影響から不要不急の外出自粛により、社会活動が制限されたことから、交通事故の減少や市民一人一人がマスク等での感染症対策により、急病が減少したと思われます。  以上でございます。 190 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 191 ◯6番(櫻井 茂君) 次に、119番通報を受けましてから救急現場に到着するまでの時間、こちらについて過去3年間の国、県、石岡市の状況をお伺いしたいと思います。 192 ◯議長(池田正文君) 消防次長・小吹君。 193 ◯消防次長(小吹光博君) ご答弁申し上げます。119番通報から現状到着までの時間でございますが、石岡市消防本部は、平成30年、令和元年ともに8.5分。茨城県は9.3分、全国は8.7分でございます。  令和2年につきましては、消防本部9分でございます。県及び全国につきましては、現在集計中のため、データがございません。  以上でございます。 194 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 195 ◯6番(櫻井 茂君) 石岡市の救急隊の現場到着時間につきましては、今答弁いただきまして、国、県の平均を上回る速さで到着しているということで、この点については評価させていただきたいと思います。  次に、現場に到着後、医療機関に搬送するのに要する時間、こちらは患者の容体と直結いたしますので、この医療機関については市内と市外に分けていただき、過去3年の状況をお伺いしたいと思います。 196 ◯議長(池田正文君) 消防次長・小吹君。 197 ◯消防次長(小吹光博君) ご答弁申し上げます。現場到着から市内医療機関到着までの搬送時間でございますが、平成30年、令和元年ともに27分。令和2年、29分でございます。  次に、現状到着から市外医療機関到着までの搬送時間でございますが、平成30年、令和元年ともに43分、令和2年、45分でございます。  以上でございます。 198 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 199 ◯6番(櫻井 茂君) ただいま現場から医療機関まで搬送する時間について答弁をいただきました。令和2年実績値の市内医療機関の平均が29分と、市外医療機関に搬送する平均時間は45分かかっているということでありまして、その差は平均で16分。この差をどう考えるかということでなると思いますけれども、一刻を争う循環器系の障がい、例えば大動脈瘤破裂や心筋梗塞、脳卒中等は、1分1秒でも早い医師の治療を受けることを誰もが望んでおります。なぜならば、搬送時間が短ければ命をつなぎとめる確率がより高まり、命が助かった際の後遺症がより軽くなると、これは言われているからであります。  119番通報から救急車の現場に到着するのに約9分、到着後市内の病院に搬送する平均時間はプラス29分となりまして、医師の治療開始は市内の医療機関であれば38分たってからということになります。片や、市外の病院となりますと、9分プラス43分で合計52分となります。  これはあくまでも平均値ですけれども、先ほど答弁いただきました年間3,000人の救急搬送をされる方、このうち、約65%が市外の医療機関に搬送されているという状況でありますので、その数は約2,000人。3人に2人の方は、市内の医療機関と比べまして搬送時間が16分長くなるというのが現状であります。  この間、救急隊員はこの16分の間も取り得る限りの活動をされていると思いますので、このときの救急隊員が行う対応と役割についてお伺いしたいと思います。 200 ◯議長(池田正文君) 消防次長・小吹君。 201 ◯消防次長(小吹光博君) 救急隊員の対応と役割についてご答弁を申し上げます。救急隊は、隊長、機械員、隊員の3名で編成されており、救急救命士が1名以上同乗してございます。  救急隊長につきましては、現状での状況を判断し、活動方針を隊員に伝えます。機械員につきましては、緊急走行において、安全に、速やかに医療機関まで運転をしてまいります。隊員につきましては、傷病者の様態に合わせた処置を継続的に行います。  次に、心肺停止(CPA)者への対応についてご説明をいたします。傷病者の全身状態を把握し、呼吸管理及び病院選定、処置内容の記録をし、医療機関に到着するまで心臓マッサージを継続いたします。また、医師の指示の下、救急救命士が救命措置として、静脈を確保、心臓を動かすための薬剤の投与を実施いたします。  以上でございます。 202 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 203 ◯6番(櫻井 茂君) 救急搬送に、日々、向き合っていただく中で、搬送患者への対応や医療機関との迅速な連携につきまして内部検証をされているのか、お伺いしたいと思います。 204 ◯議長(池田正文君) 消防次長・小吹君。 205 ◯消防次長(小吹光博君) 救急事案の検証についてご答弁を申し上げます。特異事案につきましては、一次検証として署内検討を行います。検討結果により、警防課において二次検証を行い、必要に応じて各署所に情報を共有として周知しております。  さらに、心肺停止(CPA)事案につきましては、医療機関へ予後調査を依頼し、調査結果を基に検証を行い、さらなる救命率の向上、後遺症の減少に向けた取組、救急隊員のスキルアップ、技術の向上に努めております。  以上でございます。 206 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 207 ◯6番(櫻井 茂君) 消防本部の搬送時間短縮等、救急車内での救命措置等の努力に向けました取組、今、答弁ありましたように予後調査ということで医療機関と調整していると、意見交換をされているということでありますので、こういった取組には感謝を申し上げたいと思います。  先日、私、知人の奥様が亡くなられまして、その葬儀に出席した際の喪主挨拶を紹介させていただきたいと思います。  その方は、真夜中に妻が突然苦しみ出し、救急車を呼びました。救急隊員の方は、妻の症状を見て心臓マッサージを行ってくれました。病院を決める間、そして、救急車で土浦協同病院へ運ぶ間もずっと心臓マッサージを休むことなく続けていただきました。  残念ながら、妻は亡くなりましたけれども、救急隊員の一生懸命な姿を思い出すとき、感謝の言葉しかありませんと述べておられました。  喪主挨拶でそういった言葉が出るといったことは、私は非常に驚きましたけれども、救急隊の活動の一端を思い知るということになったところであります。  市外病院への搬送ということで、ご家族の見詰める中、長時間にわたり汗を流し続けた救急隊員の命に向き合う努力に対して涙ながらに感謝する家族もおられます。そうした言葉を胸に刻んでいただき、これからも最善の救急対応に向けて努力をお願いしたいと思います。  ただし、そうした救急隊員の熱意と努力では解決できない、搬送先の医療機関、受入れ病院が決まらないという事案も時々ニュースで流れております。これは救急搬送困難事案と言われるようでありますけれども、この内容についてお尋ねをしたいと思います。 208 ◯議長(池田正文君) 消防次長・小吹君。 209 ◯消防次長(小吹光博君) 救急搬送困難事案についてご答弁を申し上げます。救急隊は、医療機関に受入れ要請の連絡を入れますが、専門医が不在、処置困難、多忙等により断られるケースがございます。5件以上断られた場合や、おおむね20分以上を要した場合を搬送困難事案として扱っております。  次に、受入れ要請での医療機関選定についてご答弁を申し上げます。令和2年中の選定回数状況ですが、1回で決定した件数は2,017件、2回が833件、3回が219件、4回が121件、5回が134件でございます。最長時間につきましては、平成30年から令和2年の間において、令和2年に169分を費やした事案がございました。  以上でございます。 210 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 211 ◯6番(櫻井 茂君) 何度も電話をかけ、医療機関の受入れ要請をされているご苦労がしのばれます。  次に、救急搬送困難事案解消に向けた取組、どのような取組をされているのか、お尋ねをしたいと思います。 212 ◯議長(池田正文君) 消防次長・小吹君。 213 ◯消防次長(小吹光博君) 救急搬送困難事案解消の取組についてご答弁を申し上げます。病院選定につきましては、タブレット端末を用いて、茨城県医療情報システムのリアルタイムな情報を確認し、病院選定を開始しております。  選定時間がおおむね20分を要した場合の対応といたしまして、茨城県で策定された救急受入れ医療機関確保基準により、主に指定された救急救命センター等の指定医療機関が受け入れることとなってございます。  緊急度が高いと判断した事案につきましては、ドクターヘリ及び土浦協同病院とドクターカーの協定を締結し、対応しております。  ドクターヘリの出動時間に関しましては、8時30分から日没まで、または17時30分までとなっております。ドクターカーにつきましても、8時から17時までとなってございます。  以上でございます。 214 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 215 ◯6番(櫻井 茂君) 緊急搬送困難事案解消に向けましては、数々の取組が行われているということが分かりますけれども、ある意味闇夜の灯台といいますか、ありがたい話なんですが、否定するものではありませんけれども、ドクターヘリに関しましては今、答弁にありましたように、夜間は飛べないということになります。  タブレットにつきましても、リアルタイムで情報が更新されない場合もあるかと思います。  石岡市内で1日平均8回、救急車が出動し、その出動した中で1回強は医療機関に3回以上電話をしているということが分かりました。回数が多いということは、必然的に市外の医療機関へ搬送することになり、搬送時間がさらに増加することになります。  7万人規模の自治体であれば、市内医療機関で搬送されるべきが約7割、市外は3割が望ましいという専門家の意見も聞いております。  令和2年に、最も搬送時間を要した際には、先ほど169分、2時間49分かかったという答弁もいただきました。  日本医師会のホームページを確認してみると、人口10万人当たりの医師数は全国平均で240人、石岡市は89名です。全国平均の37%と極めて少ない医師の数です。ちなみに小美玉市は34人、かすみがうら市は16人、3市を合わせても139人しかおらず、全国平均の58%にしかなりません。危機的な状況と言えると思います。ちなみに土浦市は全国平均の倍近い420名、笠間市は205名、つくば市に至っては、1,290名となっております。石岡地域がいかに医療過疎なのか、数字がはっきりと証明しています。  そして、石岡市医師会病院が救急対応を終えた現状を考えると、石岡市の救急医療環境の下で、自分あるいは家族、友人が救急車で病院に運ばれる際に、1分1秒でも早くと願いつつも、救急対応してくれる医師がいないという厳しい現実を甘んじて受け入れることができるのか、私たちは真剣に考える必要があるのではないかと思います。  次に、救急医療環境低下の認識と改善策についてお伺いしたいと思います。  石岡市消防の救急車の受入れ件数が、医療機関によって差があるということであります。この理由について、消防本部、そして保健福祉部はどのように認識をされているのか。  そして、この改善策についてはどのような対応をされているのかをお伺いいたします。 216 ◯議長(池田正文君) 消防次長・小吹君。 217 ◯消防次長(小吹光博君) ご答弁申し上げます。救急車の受入れ件数が、医療機関により差がある理由につきましては、医療機関によって、診療科目数の違いによることや、手術の負荷によって、救急患者の受入れに差が生じるものと思われます。  消防本部としましては、救急車の受入れ強化を図るため、年間を通して、石岡第一病院をはじめ、市内医療機関に対して受入れ協力の依頼をお願いしております。  今後も、医療機関と協力連携し、万全な救急体制を築いてまいりたいと考えております。  以上でございます。 218 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 219 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。救急車で搬送する二次救急診療体制につきましては、令和2年度から、石岡市医師会病院を除いた、石岡第一病院、石岡循環器科脳神経外科病院、山王台病院の3か所に依頼している状況でございます。  救急受入れの現状といたしましては、医療機関によっては、救急搬送時に当番医が先に搬送された患者の対応で治療中の場合や、病状によって専門医が不在の場合等は断らざるを得ない状況となっていることは認識しております。  また、一次救急としての緊急診療業務や、外科在宅当番医制が令和2年度7月から休止状態となっていることから、一次救急レベルの方が二次救急を利用しているなど、そのしわ寄せが、二次救急に少なからず影響していることも考えられるのかなと認識しております。  こちらの改善策というか対応でございますが、こちらにつきましては、まずは受診する方の症状や程度に応じた適切な受診や対処行動が救急医療体制に過度の負担をかけない対策の1つと考えております。  具体的には、市広報紙等で、茨城おとな救急電話相談、茨城子ども救急電話相談、また、ゼロ歳から3歳のお子さんがいる世帯の方に無料で提供している医療相談アプリLEBERをご案内しております。  こちらは、医師や看護師等の医療職から体調不良に応じた対処方法のアドバイスや受診の必要性、適した市販薬の紹介、相談対応及び受診可能な医療機関の紹介等が受けられる窓口でございます。  また、併せて休止となっている一次救急体制を早期に整える必要があると考えております。昨年以降、石岡市と同じ医療圏内で救急診療を実施している土浦市へ協力依頼をかけているところでございます。  以上でございます。 220 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 221 ◯6番(櫻井 茂君) いろいろな対応を取られているということが分かりました。  私、先日石岡第一病院の関係者にお会いする機会がございました。  石岡市地域医療計画の参考資料の中でも示されておりますけれども、石岡地域内の二次救急病院の中では、病床数に比べまして救急受入れ件数が低い現状があるということから、その要因を直接お伺いする機会がございました。  その答えは、医師不足、そして常勤医師の高齢化が大きな要因ということで承っております。  日勤と夜勤が連続する厳しい労働環境、専門分野でない場合、医療訴訟リスクのあること、そして、医療検査機器を受け持つ職員を24時間待機させることの難しさ等を伺ったところであります。さらには、病床が少ないため、若手医師が来てくれない医学界の現状もかいま見たところであります。  地域医療振興協会の数少ない直営病院ということもありまして、指定管理を受け持つ病院への医師派遣を優先されているのだろうというようなことも、これは私なりの考えですけれども理解したところであります。  石岡市から救急受入れの強化について打診はありましたかと尋ねましたところ、石岡市からは、特にないと、記憶していないということでありました。ただし、先ほど消防からもありましたけれども、消防からは何度か救急受入れを強化してほしいというような要請を受けているということで、消防本部のほうは市民の生命と健康を守るための一定の努力をしていると感じたところであります。  第一病院関係者の方は、これまでいろいろと手は打ってきたが、地域の要請に応えられず申し訳ないという言葉を何度も述べられておりました。  その後、今回の一般質問に当たりまして資料請求したところ、消防本部からいただいたデータを確認してみますと、第一病院の救急受入れ件数は平成30年度302件に対しまして、令和2年は358件となっておりまして、56件増加しておりました。
     第一病院の努力に加えまして、消防本部の要請活動も一定の成果を納めているのかなと感じたところであります。  ここでお尋ねをしたいと思います。  石岡市医師会病院が休日・夜間診療及び救急受入れを停止してからの医療環境の低下について、どのような認識を持っているのかをお尋ねしたいと思います。 222 ◯議長(池田正文君) 消防次長・小吹君。 223 ◯消防次長(小吹光博君) 先ほど、受入れ要請での医療機関選定についての答弁の中で、令和2年中の選定回数の状況のうち、2回が838件と答弁いたしましたが、正しくは383件でございました。訂正しておわびいたします。  先ほどのご答弁を申し上げます。休日・夜間診療は、軽度の症状の場合、救急要請を求めることなく医師の診察を受けることができることから、市民の安心安全に大きな貢献を果たしてきたものと考えております。  救急受入れにつきましては、石岡市医師会病院における平成30年の実績は319件、年間搬送件数の約10%となっております。石岡市医師会病院が救急の受入れを停止することで、これまでの受入れ件数がほかの市内医療機関、または市外医療機関への搬送となりますことから、収容先の病院によっては搬送時間を要することも想定されます。  現在の救急受入れ体制につきましては、市内医療機関のご協力をいただきまして対応しているところでございます。  議員からありました救急搬送を行ったご家族の感謝の言葉を励みとさせていただき、今後も医療機関への搬送時間短縮に向け、救急救命技術の向上に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 224 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 225 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。当市といたしましては、先ほども触れましたけれども、まずは、一次救急の停止が地域の救急医療の環境低下と考えております。  また、二次救急の医療機関が4病院から3病院に減少したことで、医療機関の負担も増えていると思われます。  こういった現状を認識し、今後の救急医療体制の維持、強化を図るために、関係機関との連携が必要であると考えております。  以上でございます。 226 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 227 ◯6番(櫻井 茂君) 一次救急、二次救急、同じように大事なんだろうと思います。  救急医療ではありませんけれども、石岡市医師会病院は、健保組合の指定病院としても民間企業従業員の健康診断を担っていたようであります。そのため、企業は今後、新たな医療機関を探すことになるわけですけれども、健保組合指定の医療機関は、つくば市あるいは友部となるようでありまして、非常に不便、かつ企業活動に支障が出ているというようなことで、健診機能の確保充実に対しても、石岡市は目を向けてほしいという要望を伺っております。そういう意見が私のほうに届いてきました。  このように、石岡市医師会病院が多方面にわたる機能と役割を閉じる今、執行部は石岡市医師会病院の果たしてきた役割を十分に把握しているのでしょうか。  失われた機能と役割を直ちに補填する措置を取っているのか、取ろうとしているのか考えるときに、甚だ疑問と言わざるを得ません。  参考のためお伺いいたしますが、消防本部と保健福祉部の間で、救急医療の現状について意見交換されているのでしょうか。こちらについてお尋ねをいたします。 228 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 229 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。現在のところ、消防本部と保健福祉部で、救急医療体制の強化等についての直接的な意見交換はしていなかった状況でございます。  そういった中でも、救急体制の強化に向けましては、救急医療を担っている消防本部、それから関係医療機関、医師会などの関係機関との課題の共有、検討の場も必要と考えております。  現在、効果的な情報共有を図るための方策の検討を始めているところでございますが、今後、必要な予算等があれば適宜計上させていただく考えも、今のところ調整中でございます。  以上でございます。 230 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 231 ◯6番(櫻井 茂君) 先日の監査報告ではありませんけれども、縦割り行政というような指摘もありました。ぜひ、消防本部、保健福祉部、それぞれの情報を意見交換し合って、救急医療に限らず、地域医療をどうしていったらさらによくなるか。なかなか難しい部分もあるとは思いますけれども、意見交換することでヒントも出てくると思います。ぜひお願いしたいと思います。  最後に、市長にお尋ねしたいと思います。  石岡市地域医療計画は、石岡市が求めた公立病院像について、地域医療振興協会に提案してくれるよう、石岡市がお願いする立場でありました。  残念ながら、諸般の事情で協会からの提案は取下げという形になりました。  先ほど指摘させていただいたように、10万人当たりの医師数、石岡市89名という危機的な医療過疎の中にありまして、地域医療振興協会の提案では17名の医師が新しく石岡市に来てくれるという予定になっておりました。  10万人当たりに直しますと、これが23名になるんですね。そうしますと、石岡市の10万人当たりの医師数は112名ということで数字が跳ね上がりました。ただしこれは、もう幻となってしまいました。  一方、今現在の救急医療環境の低下につきましては、改善に向けた新たな提案、そして議論もされておらず、置き去りと言える状況であると思います。  今日、そして、あしたの救急医療をどのように対処されるのか、市長のお考えをお伺いしたいと思います。 232 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 233 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。緊急医療でございますが、市長就任以来、地域の医療課題の1つである緊急医療体制づくりを重要課題と捉え、取り組んできたところでございます。1日でも早く、以前の緊急医療体制に戻すために、まずは一次救急体制である休日・夜間診療を復活させ、さらに、地域に必要な緊急体制強化に取り組んでいきたいと考えております。  議員ご指摘のとおり、石岡市の様々な医療課題、その課題解消については、私も先頭に立って全庁を挙げて取り組んでまいりたいと思っております。 234 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 235 ◯6番(櫻井 茂君) 救急医療に関しましては、先ほど申しましたように、日々、救急車で運ばれている患者さんがおります。1分1秒を争う救急搬送される中で、家族は助かってほしいと思っているわけでありますので、そうした思いが成就するように、ぜひとも頑張っていただきたいと思います。  次の質問に入ります。  ナラ枯れ被害防止対策についてであります。  石岡市は、温暖な気候に加え、筑波山系の山々を擁し、豊かな緑、森林が動植物を育み、その恵みに浴しながら歴史を重ねてまいりました。  全国では、森林にダメージを与えるナラ枯れの被害が拡大しており、森林の持つ多面的機能について、林野庁では、1つとして生物の多様性保全、2、保健・レクリエーション機能、3、地球環境保全、4、快適環境形成機能、5、土砂災害防止機能及び土壌保全機能、6、文化機能、7、水源涵養機能、8、物質生産機能に分類をしております。  これらの機能は、木々が健全に育つことが前提であります。しかし、全国的にナラ枯れが大きな問題として取り上げられております。日本海側の山林で大きな被害が拡大しておりましたが、太平洋側へも被害が拡大しており、筑波山系でも発見され始めました。  現代社会では、森林の保護保全は所有者にとって大きな負担である一方、森林の恩恵は地域全体の利益であります。ナラ枯れの被害拡大防止に向けた取組について伺ってまいります。  1点目です。ナラ枯れの被害の実態についてお尋ねをしてまいります。  最初に、ナラ枯れとは一体どのようなものなのか、こちらについてご説明をいただきたいと思います。 236 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 237 ◯経済部長(額賀 均君) ナラ枯れについてご答弁申し上げます。ナラ枯れは、体長を5ミリメートルほどのカシノナガキクイムシ、通称カシナガという昆虫が媒介しますナラ菌という病原菌により、コナラ、クヌギ、栗などのナラ類やシイ、カシ類の樹木が枯れる病気でございます。  以上でございます。 238 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 239 ◯6番(櫻井 茂君) 具体的に、このナラ枯れの木に見られる症状といいますか、こちらについてご説明をいただきたいと思います。 240 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 241 ◯経済部長(額賀 均君) ご答弁申し上げます。ナラ菌は、カシナガが幹に穴を開け、内部に侵入しまして樹木内で繁殖し、繁殖した部分では通水が阻害され、7月から8月にかけて急速に葉が変色し、枯れてしまいます。また、樹木内で繁殖したカシナガは、6月から8月にかけて別の健全なナラ等の樹木に移動することで病気が伝染してまいります。  ナラ枯れの特徴としましては、紅葉前の7月から葉が赤褐色に変色し枯れることや、また、被害木は樹齢30年から50年の大木が多く、地上1メートルから2メートルの低い位置に直径1.5から2.0ミリメートルの穴が見られ、根本が粉のような木くずがたまっている状況がございます。  以上でございます。 242 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 243 ◯6番(櫻井 茂君) カシノナガキクイムシという虫が菌を運んでしまうということで、その菌が通水機能を駄目にして木を枯らすと、マツクイムシと同じような形態かと思います。イメージ的には、松が枯れている姿、これがコナラやクヌギや栗に発生するということなんだろうと思います。  次に、被害の拡大状況についてお伺いしたいと思います。  先ほどちょっと申し上げましたけれども、日本海側で大きな被害があったというようなことで説明させていただきましたけれども、全国、県内、石岡市の状況、こちらについて把握されている状況をご説明いただきたいと思います。 244 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 245 ◯経済部長(額賀 均君) 被害の拡大状況についてご答弁申し上げます。カシナガによるナラ枯れは古くから時折発生しておりましたが、その被害は、単発で5年から10年ほどで鎮静化していました。  しかし、議員ご指摘のとおり、1980年代に日本海側で被害が集団的に発生するなど、2000年代には全国各地に被害が拡大しております。  被害状況は、2010年には、約32万立方メートルと最高となりましたが、翌2011年は前年度と比較して大きく減少し、約15万立方メートルとなり、ここ数年は10万立方メートル以下に落ちた状況となりまして、令和元年度は39都府県で6万立方メートルの被害が確認されてございます。  茨城県では、昨年9月に初めてつくば市において、コナラの枯死が確認されましたが、石岡市での被害は現在まで確認されてございません。  また、1980年代以前に発生したものは、比較的短期間で鎮静化しておりますが、これは、ナラ、カシ類の木が薪炭材として利用されたことから、カシナガの好む大木が少なくなったことが一因と考えられます。また近年では、夏の猛暑や雨による影響があると考えられてございます。  以上でございます。 246 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 247 ◯6番(櫻井 茂君) 寄生するというか、入ろうとする木がなければ、被害が当然ないということなんでしょうけれども。  今回、インターネットでナラ枯れについて検索をいたしました。ナラ枯れ、茨城県と検索しますと、茨城県のホームページにはもちろん掲載されています、情報がですね。あと、つくば市とかすみがうら市のホームページにもナラ枯れの情報が掲載されております。  既に、かすみがうら市の三ツ石森林公園内で、数本のナラ枯れが確認されたという情報もあります。筑波山系の浅間山中腹にある公園ですけれども、峠を挟んで石岡市の半田、弓弦、柴内と接しております。  つくば市の例は昨年9月に見つかったものであり、石岡市内での発見は確認されていないということですけれども、これ、ナラ枯れの調査を石岡市の山でやったということで、ないと言っているわけではありませんよね。その点だけ確認させてください。 248 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 249 ◯経済部長(額賀 均君) ナラ枯れについての調査は実施しておりませんし、また、ナラ枯れということでの病原になった木ということでは報告を受けてございません。  以上でございます。 250 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 251 ◯6番(櫻井 茂君) 木を一本一本で見て歩くというのは大変な作業ですので、現実的ではないとは思います。  次、ナラ枯れの防止対策について伺いたいと思います。  ナラ枯れを防ぐための対策、どのようなものがあるのか、お尋ねしたいと思います。 252 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 253 ◯経済部長(額賀 均君) ナラ枯れの防止対策についてご答弁申し上げます。ナラ枯れの防止対策としましては、健全な木に実施します予防と、被害のあった木に実施します駆除の2つに分けられます。  初めに、予防についてですが、あらかじめ殺菌剤を樹木に注入しておくことで、カシナガが持ち込むナラ菌の繁殖を防ぐ方法や、樹木の幹に粘着剤を塗り込むことやビニールシートの巻付け、また、これらに殺虫剤を併用することで、カシナガが樹木に侵入し樹木が菌に感染することを防ぐことが有効とされてございます。  次に、駆除についてですが、現在有効とされています主な方法は、被害木内にカシナガを駆除するため、成虫が羽化して木から出てくる前の4月までに伐採し、焼却または破砕する方法や丸太を集積し、切り株や根株を含め全体をシートで覆い、密閉し、殺虫・殺菌剤による薫蒸処理を行う方法がございます。  現在、ナラ菌が感染した後で、樹木の枯死を防ぐ方法はありませんので、早期の発見と早期対処が被害の拡大を防ぐこととなります。  以上でございます。 254 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 255 ◯6番(櫻井 茂君) 答弁を伺いますと、非常に厄介な症状といいますか、病体だという気がいたします。  このナラ枯れの被害を受けて、枯れ木、死んでしまった木となった場合の処分方法、どのような処分方法になるのかをお尋ねしたいと思います。 256 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 257 ◯経済部長(額賀 均君) 枯れ木の処分方法についてご答弁申し上げます。枯れ木により、枯れた木を放置したり、切り倒したままにしておくと、中で増殖し、カシナガが新たに樹木を求めて飛び出し被害が拡大します。
     そのため、木から飛び出す4月までに焼却することや、シートで覆い、薫蒸処理を行うことが枯れた木の処分方法によいとされてございます。  以上でございます。 258 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 259 ◯6番(櫻井 茂君) 非常に厄介な木になってしまうということですね。  ナラ枯れの症状になって木が枯れたものを放置しておけば、さらに被害が拡大する。かといって、切り倒してそのまま置いてしまってもまた同様だということは、太い大きな木を山の中から運び出して、燃やすか薫蒸処理をするか。とにかく、きちっとした処理をしない限りは被害がどんどん拡大していく可能性があるというようなことになろうかと思います。  石岡市は、森林組合が所在している数少ない地域でもあります。森林組合とナラ枯れに関する協議、あるいは、いろんな協議があるのかもしれませんけれども、森林組合とのそういった協議をされているのか、お尋ねしたいと思います。 260 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 261 ◯経済部長(額賀 均君) 森林組合との協議についてご答弁申し上げます。これまで石岡市でナラ枯れの報告はございませんので、森林組合との協議はこれまで行ってございません。  今後、このような近隣でそういった情報もございますので、森林組合と情報共有化を図るとともに、早期対応が可能となるよう協議してまいります。  以上でございます。 262 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 263 ◯6番(櫻井 茂君) ナラ枯れの防止及び処分に関する責任の所在についてお伺いしたいと思います。  先ほど来、お尋ねしているように、非常に枯れた木の処分あるいは発見が非常に難しいのではないかと思います。  山林ですから、官有地あるいは民有地それぞれの責任と費用負担という部分でどのようなことになるのか、お尋ねしたいと思います。 264 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 265 ◯経済部長(額賀 均君) 官地、民地、民有地それぞれの責任についてご答弁申し上げます。森林の管理はその所有者に委ねられておりますので、防止や処分についても、その所有者の責任において行っていく必要があるものと考えております。個人所有地であれば個人が、そこが官地であれば官のほうで対応するということでございます。  以上でございます。 266 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 267 ◯6番(櫻井 茂君) その所有地の面積にもよるでしょうけれども、山の中からナラ枯れの木を発見しようという気持ちが果たして起きるのか、大きな被害が発生してから見に行っても、時既に遅しというようなことになってしまうのかなという気がしております。  そうした駆除あるいは処分に際して、国、県の補助等があるのかどうか、こちらについても確認させていただきたいと思います。 268 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 269 ◯経済部長(額賀 均君) 国、県等の補助についてご答弁申し上げます。ナラ枯れに対しまして利用できる補助支援制度としまして、茨城県の森林整備のための県単造林事業のメニューの中に、伐倒及び枯れ木の薫蒸処理についての補助があると県のほうから伺ってございます。  以上でございます。 270 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 271 ◯6番(櫻井 茂君) そうしますと、そういった補助事業があるということですので、もし発見された場合は、その所有者の方と綿密に打合せをして、その補助がどの程度の費用を支援することになるのかちょっと見えない部分もあります。  山を持っていても、その山から収入がないので山を放置しているというのが現状だと思いますので、その放置している山の中で、1本、2本とナラ枯れを発見したから、じゃ、処分しようと思ったら1本処分するのに数十万かかる。場合によっては100万単位のお金になってしまうかもしれませんけれども。それをもって国、県の補助をお願いしても、よくて半額程度なのかなという気がしますけれども。  この辺も十分に精査して、行政で手を出せるところはどこまでなのかというのも今のうちに整理しておきませんと、一斉に発生したとき、これ、間に合わない話になってしまいますので。  早く手を打てば、少ない被害、費用で済みます。それを怠ってしまいますと、今回のコロナではないですけれども、手の施しようがなくて、先ほど出たナラあるいは栗といった、栗などは栽培所が千代田、非常に盛んですので、一斉に6月、7月頃、葉っぱが全部枯れてしまったなんていうことになりかねませんので、そういったところも含めて十分にご検討いただきたいと思います。  今後、市はどのように防止対策、枯れ木の処分を行っていくのか、まだ市内で発生していないというような答弁もありましたけれども、現状お考えがあればお尋ねしたいと思います。 272 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 273 ◯経済部長(額賀 均君) 今後、市がどのような防止対策についてのご答弁を申し上げます。今後、県内において被害が拡大してきますと、当市だけではなく被害を抑えることが難しくなってまいりますので、広域で対応すべき問題と考えております。  今後、県や近隣自治体と情報を共有し、対策を検討していくことが必要と考えております。また、被害防止には、早期発見と早期対処が重要と考えており、状況を把握するために、市民や樹木所有者等からの通報が得られるよう、ナラ枯れについてホームページ等で周知してまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 274 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 275 ◯6番(櫻井 茂君) かつては、まきを燃料にしていた時代、山林の共同管理を行いながら保護保全がなされていました。  現代社会では山林の事業は手が回らない時代となっております。今回のような事例としては、先ほど申し上げましたように、マツクイムシの被害も同様であろうと思っております。  民有地内の被害をどのように防ぐのかは大変難しい問題だと思います。  茨城県では、平成20年度から平成30年度までの期間、県北地域や筑波山周辺などの森林やかすみがうらをはじめとする湖沼・河川などの自然環境を良好な状態で次世代に引き継ぐために、茨城県森林湖沼税を賦課しております。設けました。  ぜひとも筑波山周辺の自治体と協力しまして、県に対して、茨城県森林湖沼税を活用してナラ枯れ対策を早急に実施していただけるよう働きかけをお願いしたいと思います。  市長は県会議員としてもご活躍されておりましたので、県のほうへのお知り合いの方もたくさんおられますし、話も通しやすいのではないかと思います。市長の見解をお伺いいたします。 276 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 277 ◯市長(谷島洋司君) ナラ枯れ防止対策についてお答えいたします。ナラ枯れは、全国的な広がりが見られるとともに、茨城県内においても、先ほど来ありましたように、昨年9月、隣接しますつくば市などでその発生が確認されたところです。  多くの森林を有する石岡市におきましても、いつ発生しても不思議ではないと、状況にあると認識しております。  今後は、情報収集に努め、地球環境保全の観点、また、石岡が誇る里山景観の保全の観点からも、議員ご指摘のとおり、対策を先取りするなど準備するために、国や県、関係団体、近隣自治体と連携し、早急な対応をしてまいります。 278 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 279 ◯6番(櫻井 茂君) ありがとうございます。石岡市は、先ほど申し上げました三ツ石森林公園ですか、かすみがうら市のほうでも発見されたと申し上げましたけれども、筑波山系を利用してトレイルラン、あるいはハイキングと言ったらいいんですかね、たくさん多くの人が山の尾根沿いを散策されている方もいらっしゃるようです。  そういった方々の力も借りて、市の職員が一本一本木を見て回るというのは非現実的だと思いますので、広報、あるいは看板設置等いろいろあると思いますので、そういった手だても含めてやることで、1本でも多く、早く発見できるような手だてを探っていただければと思います。  以上で、私の質問を終わります。ありがとうございました。 280 ◯議長(池田正文君) 傍聴人に申し上げます。議事の障害になりますので、傍聴に際しましては、携帯電話及び電子機器の電源を切るかマナーモードにした上、入場されますようお願いいたします。  次の質問者に移ります。  15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 281 ◯15番(関口忠男君) 15番・関口忠男でございます。  まず、一問一答方式で質問をさせていただきます。  最初に、消防行政についてです。  消防団員、消防職員の皆様におかれましては、新型コロナウイルス感染症が収束しない中での災害活動を余儀なくされ、大変ご苦労をされているかと思います。  また石岡市においても、高齢化や人口減少が進む中で、特に若い世代が少なくなり、消防団員の確保が難しくなってきているのではないでしょうか。  今回の質問については、平成30年の第3回定例会の一般質問の中で、平成29年3月に道路交通法が改正され、新たに準中型免許が導入されたことで、平成30年度以降に普通免許を取得した団員が入団してきた場合、現在運用している3.5トン以上の消防ポンプ車の運転ができない状況と聞いております。  このことから、消防団員と消防職員の運転免許を取得する際の助成についての質問を改めてお伺いいたします。  当時の答弁につきましては、消防団員の準中型免許取得の助成について検討していくという回答でありましたが、改めて、消防団車両の運転できる要件は、免許証が準中型以上または普通免許の5トン限定所持者で、10年以上の団員を指定していると伺っておりましたが、現在もその点について変わりはないのか。また、平成29年3月の免許改正後以降に入団した消防団員の人数は何人いるのか、お伺いをいたします。 282 ◯議長(池田正文君) 消防次長・小吹君。 283 ◯消防次長(小吹光博君) ご答弁申し上げます。消防団車両の運転要件につきましては、現在も、準中型免許以上、普通免許の5トン限定免許の所持者で、入団から10年以上の消防団員から各分団で選出し、指定している状況でございます。  条例定数628名のところ、各分団に2名ずつの機械員がおり、26分団でありますので、52名の機械員を擁して、なお、平成29年3月以降、入団した消防団員は7名入団し、うち5名が準中型限定の免許がなく普通免許のみの所持となっており、現在の消防団車両が運転できない状況となっております。  以上でございます。 284 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 285 ◯15番(関口忠男君) 消防団員数の減少自体も大きな課題でもあるように思いますが、今後、若い消防団員が入団されると思いますので、消防本部としての運転免許の助成を検討してきたのか、お伺いいたします。 286 ◯議長(池田正文君) 消防次長・小吹君。 287 ◯消防次長(小吹光博君) ご答弁申し上げます。消防本部では、地域の安心安全を守る消防団員の確保に向けて様々な策を講じ、消防団員数の減少を食い止めるため啓発活動等を行っております。  運転免許の助成について、これまでの検討につきましては、各分団への免許取得状況の実態調査や、現在助成を実施している他市町村を参考に調査してまいりました。  調査した結果では、助成として費用の上限を決めるなど、取り入れている市町村がございますので、今後、将来、議員さんのおっしゃるとおり、現在も消防団員数が減少している状況でございますので、まずは、消防団員の減少を食い止め、消防団員数を増やしていくことを優先課題と位置づけるとともに、その中で、消防団への運転免許助成を考えていくことが、特に若い団員の入団のきっかけになるのかなと考えておりますので、今後も他市町村状況を見ながら調査研究を行い、市関係部局と協議して進めてまいります。  以上でございます。 288 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 289 ◯15番(関口忠男君) 他市町村の実施状況、また各消防団の事情、いろいろ調査検討を重ねてきたとは思いますが、現在は大丈夫ですが、今後将来、消防団員減少に伴う運転士不足、これは発生するのは目に見えているわけでございます。そうなりますと、災害対応ができなくなるおそれがある。ぜひ、運転免許取得助成、取り入れていただくようお願いをいたします。  次に、同じく、免許取得助成についてですが、消防職員に対する大型免許取得助成金について質問をさせていただきます。  現在の消防職員の大型免許の取得人数と比率、どのぐらいなのかお伺いをいたします。 290 ◯議長(池田正文君) 消防次長・小吹君。 291 ◯消防次長(小吹光博君) 答弁申し上げます。消防職員の大型免許取得人数でございますが、令和3年3月1日現在で、職員の実員数133名のうち、101名が大型免許取得者数となっております。  比率割合は、全体の75.9%となってございます。  以上でございます。 292 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 293 ◯15番(関口忠男君) 今伺った取得人数、133名中101名、75.9、非常に高い取得率とはなっておりますが、これからも消防本部では大型化が進むと思います、消防車の。そうしますと必ず大型免許が必要となると。  そういった中で私が聞いたところ、消防署員は、自費でこの大型免許を取得してきていると聞いております。  大型免許の取得費用ですが、教習所に行きますと30万から35万ほどかかると言われております。  そういった中で、私は、この大型免許助成、取得助成、これは必ず必要ではないかなと。どのように考えておりますか、お伺いいたします。 294 ◯議長(池田正文君) 消防次長・小吹君。 295 ◯消防次長(小吹光博君) ご答弁申し上げます。消防職員への大型免許取得助成でございますが、消防職員の取得者数は101名と、高い免許取得数となっております。大型免許が必要な車両は、化学車とはしご車の2台を配置してございます。  今現在の大型免許取得者数と大型消防車の台数から、機械員として担当する職員の不足はございませんが、若手職員が増えている状況でございますので、人材育成の観点から高度な運転技術、ポンプ運用、特殊車両の取扱いなどの教育を行いながら、既に免許を助成している先進消防本部の事例を参考に調査研究を行い、さらに、市関係部局と協議を図り進めてまいります。  以上でございます。 296 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕
    297 ◯15番(関口忠男君) 消防団員の減少、これも懸念されておりますし、また、消防団車両運転士の不足と、また、消防職員の若返りがさらに加速してくれば、災害対応にも支障が出てくると思われます。  運転士がいなくなってからでは遅いと思いますので、しっかりと早期実現に向けて免許助成ができる体制づくりをお願いしたいと思っております。  取得助成のほかにも、大型免許取得者には、手当として少量でもよいので、毎月の手当を充てることによって30万円とか35万円かかる免許取得の助成という考えもできるのではないかなと思っておりますので、そういう検討もしていっていただきたいと思っております。よろしくお願いします。  次、2項目目に入ります。  2つ目、令和3年度石岡ゆめ創生プロジェクトが策定されました。その中の1つとして、魅力アップ交流プロジェクトが掲げられ、個性輝く魅力的なまちづくりのため、各事業が取り組まれることになっておりますが、茨城県フラワーパークと石岡市ふれあいの森のリニューアルは、石岡にとって、これからの観光施設の拠点になり、県内はもちろん、県外からも多くの来客が期待されているところです。  その来客される方々の多くは、バスや乗用車等で来られるかと思います。そのためには、周辺の道路整備や目的地の案内と、分かりやすい道のりで来ていただける道路が必要かと思っております。  ここでお聞きしたいと思いますが、国道6号から柿岡方面を通る石岡市の東西の幹線となっております県道7号線、石岡筑西線がありますが、その県道を通ってフラワーパーク方面に向かう道路にはどのような路線があるのかお伺いをいたします。 298 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 299 ◯都市建設部長(鶴井重則君) 県道石岡筑西線からフラワーパーク方面に向かう道路には、どのような路線があるかにつきましてご答弁申し上げます。県道石岡筑西線から、茨城県フラワーパーク方面に向かう路線でございますけれども、県道の石岡地区から向かう路線と八郷地区から向かう路線があるかと思います。  まず、石岡地区からフラワーパークに向かう路線といたしましては、県道の村上交差点から、風土記の丘方面に入りまして、茨城県畜産センターの横を通り、片野地区を通る路線がございます。  八郷地区からは、まず1つ目といたしまして、柿岡の下宿交差点から、県道土浦笠間線に入り、片野地区を通る路線がございます。  2つ目といたしまして、柿岡の上宿交差点から、県道笠間つくば線に入りまして須釜地区を通る路線がございます。  3つ目といたしまして、上曽交差点からフルーツラインを利用しましてフラワーパークに向かう路線がございます。それぞれ幹線道路を通る代表的な道路でございます。  以上でございます。 300 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 301 ◯15番(関口忠男君) 今、部長から答弁、聞いたんですが、県道石岡筑西線からフラワーパークに向かう路線ですが、歩道も一部切れているところもあったり、道のりとしても分かりづらい、そういうふうに感じます。  これからの石岡の観光施設の拠点となる場所へ来訪される方が、安全で分かりやすい道路が集客の1つとなり、再度行ってみたくなることにつながるかと思います。  そこで、県道石岡筑西線からはフラワーパークに向かう各路線があると思いますが、魅力ある観光施設のフラワーパークになるよう、新たな道路整備を検討してみてはいかがかなと思います。考えがあるか、お伺いをいたします。 302 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 303 ◯都市建設部長(鶴井重則君) それでは、ご答弁申し上げます。現在、フラワーパーク方面に向かう路線でございますけれども、主軸となる幹線道路の整備といたしまして、県道土浦笠間線の板敷峠の道路改良工事、また、上曽トンネルの開設、都市計画道路の上林上曽線の整備を行っておりまして、利便性の向上が見込まれているものでございます。  まずは、これら主軸となる道路の整備を進めていきまして、周辺の交通状況、また課題等を抽出しまして、新たな道路整備の必要性につきまして検討してまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 304 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 305 ◯15番(関口忠男君) 今、検討してまいるということでございますが、フラワーパークに行くのには、土浦北インターを利用した場合、朝日トンネルを来て一本道、分かりやすいですよね。あと、桜川方面からも分かりやすい、フルーツラインに来れば、もう分かりやすい。  しかしながら、水戸方面から、また、笠間方面から来る道路が非常に分かりづらい。  そこで、私は、国道6号を来ましたら、石岡筑西線、これを通ってきまして、柏原工業団地を抜けて、八郷地区に入って、下林南交差点というのがありますけど、その下、そこから300メートルぐらい行くと、ヨークベニマルとか、コメリ、ウエルシア、商業施設があるんですけど、その周辺の道路を改良して広げて、そして、200メーターか300メーターを整備して、汽車道と言われる2キロぐらいの歩道が整備された道路があるんですけど、そこにつないで、そして、ふるさと農道ですか、畜産センターから特別支援学校のほうに向かっている道路、これにぶつけると、整備していきますと、大変、水戸方面からの車は分かりやすい。  今現在、水戸のほうからナビ、入れますと、6号をずーっと行って、旧有料道路のほうを曲がって、かすみがうら市中志筑のほうを通って、それでフラワーパークに行く、そんな経路なんですよね。  石岡に来て、一回かすみがうらに出て、また石岡に入る。そうじゃなくて、やはり県道7号線を整備して、7号線からの接続道路を整備しまして、分かりやすい、フラワーパークに向かう分かりやすい道を整備していただきたい、こういう検討をしていただきたいと思っておりますので、都市建設部長、ひとつ検討のほうをよろしくお願いします。  以上で終わります。 306 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午後 2時44分休憩             ──────────────────────                   午後 2時57分休憩 307 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に入るに先立ち、消防次長・小吹君から発言を求められておりますので、これを許します。  消防次長・小吹君。 308 ◯消防次長(小吹光博君) 先ほど、平成29年3月以降に入団した消防団員数を7名と申しましたが、正確には66名の入団員数となります。  大変申し訳ございませんでした。訂正しておわび申し上げます。 309 ◯議長(池田正文君) 次の質問者に移ります。  11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 310 ◯11番(谷田川 泰君) 11番・谷田川 泰でございます。通告に従いまして、3項目にわたり質問をしてまいります。  まず、1項目目であります。今後の石岡駅周辺整備事業について伺ってまいります。  石岡駅周辺整備事業、そして、東口から延びる駅前・東ノ辻線の早期完成、これが、これからの石岡市のまちづくりの核となると、最重要課題であると考え、毎回毎回質問を重ねてまいりました。もう2年近くなります。  昨年の第4回定例会において、この重要課題解決のために、この事業に特化した組織の創設、これをするとのことであります。これは4月頃からスタートになるということでありますので、大いに期待をするところであります。  現在、都市建設部が行っていた事業が直轄組織へ移行するに当たり、どのように事業が進められていくのか。また、今回、平成3年度石岡ゆめ創生プロジェクトにおいて、明確に示されました第2期計画の事業内容について、伺ってまいります。あわせて、駅前・東ノ辻線の早期完成に向けた取組についても、お伺いをしてまいります。  まず、最初に、現在の駅周辺整備事業の進捗状況についてお伺いをいたします。  地権者の建物撤去が進んでおるというようでありますが、今後、建物の撤去が済み、道路の右折レーンの設置とか、また、これに関する整備が行われると思っておりますが、どのように進めていくのか、スケジュールについて、まずお伺いをいたします。 311 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 312 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) 石岡駅前道路の進捗状況について、ご答弁申し上げます。  現在までの状況でございますが、地権者との用地及び補償契約を昨年10月に締結いたしました。契約条項で、建物の除去は今年度内となってございます。  今後のスケジュールでございますが、新年度に道路整備を予定している土地の支障物件を撤去する工事を予定してございます。さらに、石岡駅西口は電線の地中化がされており、現在の歩道が車道になる箇所がございますので、埋設物移設等の設計を行い、順次工事を進めていく予定でございます。  以上でございます。 313 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 314 ◯11番(谷田川 泰君) ただいま、進捗状況の答弁がございました。  今後、支障物件の撤去を行い、さらには埋設物移設等の設計を行い、順次工事を進めていくということでありますが、そのスケジュール、いつ頃までにその工事を行うのか、この時期が曖昧でありますと、工事はどんどん遅れがちになるという傾向でありますので、いつ頃、どのように進めていくのか、具体的な目標期日等があろうかと思います。また、それがなければ工事は進まないと思っておりますので、具体的な答弁をお願いいたします。 315 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 316 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) 目標期日について、ご答弁申し上げます。  電線地中化等の設計を早期に完了させ、令和3年度から工事に着手できるよう進めていく予定でございます。  以上でございます。 317 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 318 ◯11番(谷田川 泰君) 令和3年度からということであります。これは、ある程度の目標が示されませんと、いつ工事が始まり、いつ完成するのか全く分からないということであります。進捗も遅れ、繰越事業ともなりかねません。その点、くれぐれもよろしくお願いをいたしておきます。  次に、第2期計画に示されております5事業、これが、今回、石岡ゆめ創生プロジェクトに掲載され、予算も計上されております。この事業内容及びスケジュール等について、お伺いをいたします。  こちらについても、ある程度の目標、時期、いつ頃着工し、いつ頃完成となるのか、お示しを願いたいと思います。  その5事業でありますが、まず、西口交流施設整備事業、BRT専用駅前広場改修事業、石岡市場イベントの実施、石岡駅東口都市公園整備事業、ステーションパーク立体駐車場整備事業であります。これについての整備内容、スケジュールについてお伺いをいたします。 319 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 320 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) 5事業の内容とスケジュールについて、ご答弁申し上げます。  まず、西口交流施設整備事業につきましては、施設の修繕工事といたしまして、建築、電気設備、機械設備等を予定してございます。工事が完成次第、施設のオープンを予定してまいりたいと思います。  次に、BRT専用駅前広場改修事業につきましては、バスの待合所の建設、乗車用シェルター改修増設工事、バスロータリー整備、降車用シェルター増設工事を予定してございます。また、併せてバス事業者と協議を引き続き行い、工事完成後にバスターミナルの統合及び運用開始をしてまいりたいと考えてございます。  次に、石岡市場、イベントにつきましては、地域住民、市民だけでなく、市外、県外の人を呼び込む定期的なイベントを開催していく予定でございます。  次に、石岡駅東口都市公園整備事業につきましては、用地取得及び物件補償を予定してございます。  最後に、ステーションパーク立体駐車場整備事業につきましては、用地測量、地質調査、実施設計を行う予定でございます。  いずれにいたしましても、常任委員会に諮りながら事業を進めてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 321 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 322 ◯11番(谷田川 泰君) この5事業についてでありますが、この事業を一気に行うというのは大変難しいな、難しいのではないかというふうに思っております。しかし、さきにも申し上げましたけれども、この目標、ぜひともこのきちんとした目標の下にスケジュールを立てて実行していただきたい。これがなければ、毎回毎回質問をしていても、いつまでたっても進捗状況が見られない、いつ頃完成するのかも分からない、このような状況で、ここで、正直問答する気はないんですが、どうしても今までやってきたことは少し石岡市としては遅れているのはないか、周りの市町村から見れば、このような事業は後から始まってももう完成させちゃっている部分があるんです。  この部分に関して、もう少しきちっとした計画の中で、いつ頃完成するのかということも併せて、市民の皆さんに示していかなければ、いつまでたってもこの道路は完成を見ないということになってしまいますので、その辺のところを、もう一度答弁をお願いいたします。 323 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 324 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) 石岡駅前道路の目標期日について、ご答弁申し上げます。  電線地中化等の設計を早期完成させ、令和3年度から工事に着手できるよう進めていく予定でございますが、電線地中化に当たりましては、占用企業者、こちらのほうもいらっしゃいますので、そちらとの調整が時間がかかるというふうに考えてございます。そちらの調整が終わり次第、早急に工事を着手して、早期完成を目指してまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 325 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 326 ◯11番(谷田川 泰君) 答弁がございましたが、電柱地中化、これの設計、工事が行い次第、早急に工事を完成させるということであります。  なかなか、これだけの事業を一気に行うことは大変なことだと私も思っております。この目標とするスケジュールに沿って円滑に進めていただくよう、再度お願いをするものであります。  次に、これらの事業は、石岡ゆめ創生プロジェクトにおいて、都市計画課が所管部署として示されております。これらの事業は、市長直轄組織において継続して行われるという答弁が前回ございました。これに間違いございませんか。確認と併せて、ご答弁をお願いいたします。 327 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 328 ◯総務部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。令和3年4月からの組織体制の見直しにつきましては、さきの議会におきまして、部等設置条例の改正をお認めいただきまして、新たに市長直轄組織を立ち上げまして、その中に駅周辺にぎわい創生課を設置することとさせていただいてございます。  今の、議員からございましたように、石岡ゆめ創生プロジェクトにおきましては、今年度、令和2年度の所管課を掲載しておりますことから、駅周辺整備事業につきましては都市計画課と、複合文化施設整備事業につきましてはコミュニティ推進課を担当としてございますが、4月からは市長直轄組織の中の駅周辺にぎわい創生課が所管することとなってございます。  以上でございます。 329 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 330 ◯11番(谷田川 泰君) 今後は、市長直轄組織の中の駅周辺にぎわい創生課、これというものが創生され一体的に事業を進捗すると、推進するということはよく理解をしておりますが、先ほど総務部長の答弁でありますと、この、いろんな計画を実行するための人員であるとか、また、その内容についても、これから検討するというような部分も含まれておるということは多少分かりますけれども、この石岡ゆめ創生プロジェクトにあります駅前東口の遊休地の利活用、複合文化施設の建設はコミュニティ推進課ということでありますが、この複合文化施設も含め、中心市街地及び駅周辺整備と関連づけて直轄部門が担当になるということで、これも間違いはございませんか、お伺いをいたします。 331 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 332 ◯総務部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。議員ご指摘のとおり、複合文化施設の建設につきます担当でございますが、こちらはにぎわい創生課のほうで担当するということでございます。
     候補地として私どもでも聞き及んでいるのは、2か所ほどがあったかと思います。イベント広場であるとか、駅東であるという2つの候補ということをお聞きしてございますが、いずれにしましても、例えばイベント広場になったとしても、駅東となったとしても、この直轄組織の中で対応していくということでございます。  以上でございます。 333 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 334 ◯11番(谷田川 泰君) 分かりました。  また、この複合文化施設はイベント広場も候補地であるというふうに思っておりますが、先ほどの答弁の中でありますと、駅周辺整備の担当が所管するという考え方であると思います。確認をいたしますが、イベント広場も駅周辺整備という捉え方なのか、お伺いをしたいと思います。  この分に関しては、何か建設場所が決まっているというような感じがしてしまいますので、その辺のところをもう一度確認したいと思います。ご答弁をお願いします。 335 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 336 ◯総務部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。先ほどちょっと申し上げてしまって申し訳なかったんですが、確かに候補地としてイベント広場と駅東という2か所があるというふうに、認識してございます。その中で、市長直轄組織駅周辺にぎわい創生課につきましては、駅周辺整備事業の整備業務に加えまして、先ほども申し上げましたように、複合文化施設に関すること、また中心市街地活性化に関する業務につきましても所管をするという予定になってございます。  したがいまして、いずれの候補地になりましても、複合文化施設の建設は市長直轄組織が担当するということでございます。  以上でございます。 337 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 338 ◯11番(谷田川 泰君) そうしますと、この直轄組織でありますが、人員が何人になるか分からないということでありますけれども、都市計画施設の建設及び改修、バス会社をはじめ公共交通機関関係との交渉、まちづくり産業の振興及びにぎわいづくり、文化振興、複合施設の建設、前回答弁のありましたPFIの検討、挙げれば切りがないくらいの事業を、ハード、ソフト両面において実施するということになるわけであります。  これだけのボリュームのある事業を実際に進めることが可能なのか、どのように進めていくのか、お伺いをいたします。 339 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 340 ◯総務部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。議員からございましたように、多種、多岐にわたる業務を取り扱っていくということになるかと思います。そういった中で、人員のほうもそれなりの人数というのは必要になってくるかと思いますが、行政の中で、定数の中で人員も本当に厳しい状況の中で対応しているという状況でございますが、その中でもできる限り人員のほうの対応してまいりたいというふうに考えてございまして、また、様々なこの事業につきましては、様々な関係者との交渉なども行ったり、また、並行していろいろなことを行っていくという、複合文化施設もそうです、駅周辺整備事業もそうでございますが、そういったことがありまして、いろいろ交渉力のある人材、また、建設部門にたけた人材というものが必要になってくるかというふうに認識してございますので、先ほどちょっと具体的な職員数につきましては、この場ではちょっとお答えできない部分がございますが、必要となされる業務量を踏まえながら、適正に配置をしてまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 341 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 342 ◯11番(谷田川 泰君) この人員の配置、これも大変な作業だろうと思いますが、それができなければ先に進まないということでありますので、十分ご検討のほどをお願いしたいと思います。  駅周辺整備、これは1つとっても大きな事業であります。まちのにぎわいづくり、これもなかなか進まない事業であります。そして複合文化施設、これ、単体でも大変な事業であります。担当部署を特化したことは評価できるのでありますが、その事業の進め方、関係部署との連携を密にして進めていっていただきたいと、このことは強く要望いたしておきます。  次に、駅前・東ノ辻線の整備について伺います。  この事業は、駅を中心に、西口の中心市街地のまちづくりと併せ、これからの新しい道路体系によるまちづくりのため非常に重要な路線であるということは、以前から申し上げていることであります。早期完成を強く求めてきたところであります。  現在、遅れていた地権者の方々との交渉を含め、進捗状況はどのようになっているのか、お伺いをいたします。 343 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 344 ◯都市建設部長(鶴井重則君) それでは、地権者との交渉の進捗状況につきまして、ご答弁申し上げます。  用地対象者といたしましては、現在、21地権者、また、補償物件対象者といたしましては、13地権者でございます。現在までに、用地におきましては6地権者、また、補償物件におきましては、3人の方の地権者の協力をいただいておるところでございます。  今後におきましては、残る用地、16地権者及び補償物件、10地権者の方々に協力をいただくため、積極的に用地交渉を進め、早期完成に向け努力してまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 345 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 346 ◯11番(谷田川 泰君) 確かに、今、都市建設部長の答弁を聞いていますと、まだまだ地権者の方、何名もおるということであります。また、物件についても数多く残っていると。  その積極的に用地交渉を進め、早期完成に向け努力してまいりますということなのでありますけれども、その地権者との積極的な交渉とは、具体的にはどのようなことで進めていくのか、お伺いをいたします。 347 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 348 ◯都市建設部長(鶴井重則君) 積極的につきまして、ご答弁申し上げます。  昨年の令和2年8月7日に、残る21地権者の中で事業説明会、こちらを開催し、13名の出席をいただいておるところでございます。  その後、担当職員におきましては、相手方に出向きまして、金額の提示や、今後、中には宅地の移転等がございますので、その移行先について親身になってお話を聞きながら、よりよい早期にそちらが解決できるような努力をしているところでございます。  なるべく早くという形ではございますけれども、相手方の意見に耳を傾けながら、最善の策で移転ができるように努めてまいりたい、そういうふうに考えているところでございます。  以上でございます。 349 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 350 ◯11番(谷田川 泰君) 都市建設部長の答弁でありますけれども、なるべく早く用地買収、また物件の購入の完了をしたいという話であります。  あの道路は、前回も申しましたが、もう30年近くにわたって一向に完成を見ない道路であります。当の昔に完成していなければならない道路だったのであります。  現在の進捗状況、これをお伺いしましたけれども、仮にスケジュールどおりに進めていっても令和7年度完成、あと5年あります。とても先の長い話であります。社会経済状況の変化、隣接自治体のまちづくりのスピード、様々な要因が刻々と変わっているのが現実であります。  地権者の方々との交渉、相手があることですので、困難な面もあろうかとは思っております。これからの石岡市の駅を中心としたまちづくりには、スケジュールを前倒ししてでも、1年でも早く完成させるべきであると強く申し上げておきます。  お隣の羽鳥駅、神立駅は駅前からの道路があっという間に整備され、風景が一変しております。どんどん新しいまちづくりが進んでおります。そういう面においては、石岡市がいかに遅れているか、誰もが認識しているところであろうと思います。  これまで議会において質問をし、そして、得られた答弁が何ら予算や組織に反映をされていなければ、その場しのぎの議論となってしまいます。そういうことにならないよう、真剣に取り組んでいただきたい、このように思います。この点について、執行部の考え方をお伺いしたいと思います。 351 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 352 ◯都市建設部長(鶴井重則君) それでは、ご答弁申し上げます。石岡駅を中心といたしましたまちづくりにおきまして、駅前・東ノ辻線の道路整備におきましては、石岡駅東口から村上・六軒線を結ぶ大変重要な幹線道路でございます。  議員ご指摘のとおり、羽鳥駅や神立駅等におきましては、駅へつながる道路整備がされまして、新しいまちづくりが進んでいると認識しております。  担当といたしましても、1日でも早く完成させることで魅力あるまちづくりが進めることができる、そういうふうに考えてございますので、目に見える成果が上がるよう努力してまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 353 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 354 ◯11番(谷田川 泰君) ただいま答弁がありましたが、何で羽鳥駅、神立駅が後から始まって先に整備が進むのか、本当にやる気の問題ではないかというふうに思っております。  石岡駅東口から村上・六軒線を結ぶ大変重要な幹線道路であります。災害等の緊急時にも、現在は狭隘で対応が困難な状況にもあるわけであります。そういうことを執行部が認識しているのであれば、本路線は優先して整備をする必要があると私は思っております。  前回も申し上げましたが、本市の都市計画はコンパクトシティへとかじを切ったわけであります。駅を中心としたまちづくり、市長は強く進めていくということでありました。まさに、この完成は谷島市政の真価が問われる事業であると考えております。そういった観点から、執行部が一丸となって進めていっていただきたい。この点について、市長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。 355 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 356 ◯市長(谷島洋司君) 石岡駅周辺を中心に、医療、福祉、商業、文化等、多様な機能施設の集積を図ることで、活性化やにぎわい創出の向上を目指していきたいと考えております。それらをかなえるための施策として、石岡駅周辺整備事業、複合文化施設建設、中心市街地活性化事業がございます。  私の思いの強さの表れであります市長直轄組織を設置することで、私の考えを直接伝え、スピード感を持って進めてまいりたいと考えております。 357 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 358 ◯11番(谷田川 泰君) スピード感を持って進めてまいりたいという、市長の答弁をいただきました。  駅は町の玄関であり、顔であります。駅という空間は、単なる交通の結節点だけではありません。地域活性の拠点としても大きな影響力を持つものであります。また、駅から延びる幹線道路、それに伴うまちづくりは地域の特色を反映し、地域と一体となって行われるべきものであります。本事業の確実なる遂行を強く要望いたします。  この駅周辺整備が遅ければ遅れるほど、人口減少対策であるとか、また、人口流出に歯止めがかからないこの状態が続くのではないかと、危惧をするところであります。再度、この事業、早期完成をスピード感を持って進めていっていただきたいと思います。  これで、1項目目の質問を終わります。  次に、2項目目に入ります。ワンストップ窓口、この設置による市民サービスの向上について伺ってまいります。  市民サービスの向上のため、死亡に伴う手続を1か所で済ませることのできるワンストップ窓口の設置について、その後、どのような検討がなされ、その結果はどのようになっているのか、伺ってまいります。  前回、私は、死亡・相続ワンストップサービス、お悔やみコーナーをぜひ設置願いたいということで、質問をいたしました。  遺族は大事な方を失った悲しみの中でも、死亡や相続に関する手続を進めなければなりません。遺族にとって死亡や相続に関する手続は、生涯で繰り返し発生するものではないため、本当に慣れてはおりません。慣れない手続について、手続の漏れや必要書類の不備によって、手続を何度も何度も繰り返す負担が生じているのではないかと、それが現状ではないかと思っております。  そういった現状の中で、内閣官房IT総合戦略室による導入の推進がなされ、全国の自治体、県内においては、この死亡・相続に関するワンストップサービスを隣接の小美玉市が真っ先に導入をいたしました。利用者から、利便性の向上についての意見が多く寄せられておると聞いております。また、今年の4月から古河市でも導入されることが報道をされておりました。  そこで、石岡市においても、市民サービスの向上のため、他自治体に先駆けて導入すべきではないかと、前回、質問をいたしたところでございます。  その際、市長から、今後、死亡に伴う事務手続を1冊にまとめたおくやみハンドブックを作成し、窓口でご遺族が待つ時間を減らし、スムーズな案内につなげるようにし、準備が整い次第、1か所で死亡に伴う手続を受付できるよう、専門窓口を本庁に設置してまいりたいという答弁がございました。その後、この件がどうなっているのか、いつ設置されるのか、具体的にお聞きしてまいります。  前回、担当部長から県内における先進自治体の2市を視察し、運営方法や取組状況を調査し、さらに他自治体を調査するという答弁がありました。それでは、その後、その自治体を調査されたのか、お伺いをいたします。 359 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 360 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) ご答弁申し上げます。お悔やみのワンストップ窓口の設置につきましては、大切な方を亡くされたご遺族の負担軽減や利便性の向上が期待でき、不安なお気持ちの支えになる温かな市民サービスであると考えております。  他自治体の取組状況の調査でございますが、県内の全市町村に電話にて、担当部署、運営方法、開設についての調査をし、また、国のお悔やみコーナーを設置する市町村を支援するためのガイドラインや、ソフトウエアの情報提供などを確認したところでございます。  以上です。 361 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 362 ◯11番(谷田川 泰君) 県内全ての市町村に電話で問い合わせたということでありますが、その調査内容は具体的にどのようなものだったのか、調査結果と併せてご答弁をお願いいたします。 363 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 364 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) ご答弁申し上げます。調査内容でございますが、お悔やみのワンストップ窓口の運営方法やお悔やみ窓口を開設した経緯、設置場所、人的体制を含めた予約状況の確認、窓口での対応方法、おくやみハンドブックの活用、開設日について聞き取りをいたしたところでございます。  以上でございます。 365 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 366 ◯11番(谷田川 泰君) 他市の調査結果は部長答弁のとおりでありますが、ただいま、運営方法や開設の経緯、設置場所や人員体制などを調査したという答弁であります。  それでは、その結果を踏まえ準備作業は整ったのか、進捗状況、設置に向けてどのような考えを持っているのか、お伺いをいたします。 367 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 368 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) 協議の進捗状況でございますが、昨年12月に石岡市総合窓口サービス運営委員会を開催、並びに1月に石岡市総合窓口サービス運営委員会推進リーダー会議を開催いたしました。  会議の内容でございますが、お悔やみのワンストップ窓口の設置に向けて可能な限り早く設置できるよう、先進自治体の取組、おくやみハンドブックの作成について協議を始めたところでございます。  お悔やみワンストップ窓口の設置につきましては、先進自治体の事例や国が掲げるお悔やみコーナー設置ガイドラインを参考にしながら、関係各課との連携が図れるようなシステムの構築以外に、設置スペースの確保や人員体制の確保など、引き続き設置に向けて協議しているところでございます。  市民サービスの向上のため、お亡くなりになった方のご遺族に配慮し、引き続き業務の効率化や市民の利便性などを考慮してまいります。ワンストップ窓口を設置するまでの間、おくやみハンドブックを先行して作成し、手続の案内の一助としたいと考えてございます。  以上です。 369 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 370 ◯11番(谷田川 泰君) ただいま設置に向けて、庁内で関係各課と協議を重ねているところであるということであります。先行して、おくやみハンドブックで対応したいという答弁でございました。  このお悔やみコーナーの設置について、市長は、準備が整い次第、本庁に設置するということを明言されております。議会での答弁は、市民の皆様へのお約束でもあり、そういった観点で、明確にいつから設置をするのか、答弁を願います。
     冊子などで制作しても、それを見る方は何名いるかということであります。早急に窓口を開設すべきであると考えております。執行部の考えを、お伺いいたします。 371 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 372 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) ご答弁申し上げます。現在、先進事例を参考にしながら、関係各課と協議をしているところでございます。市民からよくなったと言われるように、市民サービスの向上に向け、専門窓口の設置時期につきましては、本年、令和3年、今年の6月を目標に考えてございます。  以上でございます。 373 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 374 ◯11番(谷田川 泰君) ただいま6月に設置するという答弁がございました。この問題も含め、いつも私が思うのには、執行部は先進事例を調査してという答えを当たり前のように答弁してくるわけであります。石岡市が先進事例となるような気概、やる気はないのか、非常に残念であります。いいことは率先して実行をしていく、スケジュール、スピード、これは秒単位で変化する社会にとって、行政が遅れていては、市民サービスは後退の一途をたどってしまうということであります。  このお悔やみコーナーの設置、予算もかからないソフト面での事業かと思います。ぜひ、市民サービス向上のため、市役所はこう変わったな、よくなったと言われるようにお願いをいたします。改めて、市長の考えをお伺いいたします。 375 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 376 ◯市長(谷島洋司君) お悔やみのワンストップ窓口の設置につきましては、大切な方を亡くされたご遺族の負担軽減や利便性の向上が期待でき、不安なお気持ちの支えになる温かな市民サービスであると考えております。  先ほど生活環境部長が答弁したとおり、市民からよくなったと言われるよう、私としましては、まずこの職場の風通しのよい環境づくり、職員の意識が向上し、市民サービスの向上に努められるよう、努めてまいりたいと思います。  専門窓口の設置時期につきましては、5月中に開設準備、市民への広報をするなどして、6月1日を目標に設置してまいりたいと考えております。  いずれにしましても、この市民の声を聞き、市役所の組織の枠を超えた市民利用者利便性の向上に、私として全力で進めていきたいと思っております。 377 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 378 ◯11番(谷田川 泰君) 市長から答弁をいただきました。  執行部からもありましたが、国においてもお悔やみコーナーを設置する市町村を支援するため、お悔やみコーナー設置ガイドラインや、お悔やみコーナー設置自治体支援ナビの提供をしておるということであります。  このお悔やみコーナーの設置による遺族の負担軽減は、今まで3時間以上かかっていた手続が、半分以下で完了するといった市民サービスの向上が実証されております。  遺族の中には、経済的、精神的な支えで亡くなった方がいる場合もあります。遺族の今後の生活に対し、必要に応じた的確なサポートも必要な場合もあるというふうに認識をいたしております。特に、市町村の窓口は、セーフティーネットの役割も担っているものと思います。窓口に来た遺族に対して、いかに自治体職員が寄り添ってケアできるかが求められているのではないかと思います。市民に身近な市役所として、すぐにでも取り組むことができる事業ではないかと思っております。  先ほど市長から、6月1日開設ということでありますが、6月1日を待たずに、1日でも早い設置を強く要望いたしまして、この質問を終わります。  次に、3項目目であります。学校給食センター調理業務の民間委託について、伺ってまいります。  学校給食センターの民間委託については、既に八郷地区において実施されているわけであります。今回、石岡地区も民間に委託するということでありますが、この民間委託をしなければならない理由、民間委託をするメリットが私にはよく分かっていません。  行政改革後、民間にできるものは民間にという考え方は理解できますが、果たして効率性だけで安易に委託していいものなのか、民間に委託することがどれだけ効果があるものなのか、その観点から伺ってまいります。  まず、現在、八郷給食センターは民間委託されておりますが、導入前の直営で実施していた場合と民間委託した場合の経費の削減は、導入前とあまり変わらなかったのではないかと、むしろ増額になっていたのではないかと、私は記憶をいたしております。本当にコスト削減になっているのか、お伺いいたします。  また、今回の石岡地区への導入に当たりまして、どのような試算をされているのか、お伺いをいたします。 379 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 380 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。八郷学校給食センターでは、平成27年度より調理業務を委託しております。平成27年度当時の委託前と委託後を比較しますと、委託後は約300万円程度、経費増となっておりましたが、その要因は、当時、委託前の人件費について、調理員が適正人員より3名少ない人数で算出してしまった結果でございます。その後、適正な調理員数で直営で行っていた場合を想定し、5年分の昇給や嘱託職員の制度改正などを考慮して比較しますと、令和3年度見込みで約140万円程度の経費削減になることが試算にて確認できました。  今回の石岡給食センターにつきましても、同様に試算しております。まず、直営で行った場合の、令和3年度正規職員の賃金及び会計年度任用調理員の賃金見込みを算出してございます。そのほか、事務費、白衣などの被服衛生費、洗剤費などの消耗品につきましては、令和元年度の実績で算出してございます。なお、3年間の計画と契約となりますので、残りの2年間につきましては、職員等の昇給や物価高騰分3%を乗じて積算しております。  一方、委託業者につきましては、3社より見積りを取り、中間の業者を採用し比較してございます。結果、あくまで試算ですが、3年間で約1,100万円程度を経費削減になると予測しております。  以上です。 381 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 382 ◯11番(谷田川 泰君) それでは、先ほど試算したと言われました、この3年間の経費については、八郷、石岡それぞれどの程度になっているのか、お伺いをいたします。 383 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 384 ◯教育部長(豊崎康弘君) 総額でございますが、八郷給食センター、3年間で1億8,100万円を予定してございます。  石岡給食センターにつきましては、3年間で2億7,500万円を予定してございます。 385 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 386 ◯11番(谷田川 泰君) ただいま答弁をいただきました。  試算ではありますが、今回の民間委託によって、3年間で約1,100万円の経費の削減効果があるということであります。経費の削減は大きなメリットではありますが、私は、経費削減の面ばかりではなく、直営より多くのメリットがあって、それらを総合的に判断して民間委託が導入されるものと思っております。  石岡ゆめ創生プロジェクトには、民間委託によって、より一層の安心安全な給食を、継続的かつ安定した供給、そして、児童生徒の食育に資するとなってございます。  それでは、このようなことは直営ではできなかったのか、また、現在までできていなかったのか、お伺いをいたします。できなかったから民間委託をするというふうに読み取ることもできますが、ご説明をいただきます。  また、これ以外にも、民間委託をすることにすることのメリットはどのような点にあるのか、お伺いをいたします。 387 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 388 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。まず、現状でございますが、石岡給食センターにつきましては、年々責任者である正規職員数が減少し、会計年度任用調理員も年度途中で離職が多く、雇用希望者が少ない傾向が続いている状況でございます。そのため、栄養士や栄養教諭が調理員として現場を支えて、安定供給に努めているところでございます。栄養士等の協力により何とか安定供給は確保されておりますが、常に欠員リスクを抱え、運営しているというのが現状でございます。  今回の民間委託によるメリットとしましては、調理業務を委託することにより、民間独自の柔軟で自由度の高い雇用形態が取れることや、賃金に関しても、昇給やパート調理員から社員への昇格など、自社判断でできるため、モチベーションアップにつながり、責任者である正社員の適正人員の確保と、パート調理員の安定雇用が図れるものと考えます。  ちなみに、八郷給食センターの場合でございますが、導入後に3名のパート調理員が社員へ昇格した実例もございます。  また、先行して委託しております八郷給食センターとの一括委託を行うことにより、事業の統一化と事業効率化につながるものと考えてございます。  さらに民間業者は、給食センター職員では経験することのない、ほかの大規模な調理場などの豊富な経験やノウハウを持っており、より一層おいしくて安全安心な給食の提供につながるものというように考えてございます。  以上です。 389 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 390 ◯11番(谷田川 泰君) ただいま部長より多くのメリット、ご説明をいただきましたが、一方で、民間委託をすることによって地産地消が希薄となり、合理的、効率性のみが重要視されているような感じがするわけであります。  食材は委託業者が購入するのか、衛生面の管理は万全なのか、問題が発生したときの責任の所在はどこにあるのか。さらには。食育についても、むしろ後退するのではないかといった懸念もあるわけであります。これらの払拭、解消はどのようにしていくのか。メリットがあれば、デメリットもあろうかと思います。既に八郷地区で導入されている中で問題点はなかったのか、そういう点も含めてご答弁をお願いいたします。 391 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 392 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。八郷給食センターでの調理業務委託導入時には、栄養士と受託調理責任者との調理工程打合せ等で連携の難しさがあったと聞いておりますが、日々の業務を進めていく中で徐々に解消されていったと聞いております。  委託につきましては、調理業務のみを委託しますので、食材等の購入につきましては、今まで同様、給食センターが行いますので、引き続き地産地消に努めたいというように思っております。  調理上の管理や衛生面等、問題発生時につきましては、教育委員会が責任を持って行います。また、受託業者の経験から、食中毒、異物混入、アレルギー等、ヒヤリハットや事故事例を検証して事故防止につなげることができ、安全安心な給食が提供できると考えてございます。  調理委託後のデメリットとしては、委託後は複数年契約、現在3年間を予定しておりますが、契約期間中は業者の変更が難しくなるということでございます。  安全安心な給食の提供は、委託会社における調理員の資質、能力に左右されるおそれなどがありますので、業者選定時に、プロポーザル方式にて細心の注意を払って選定していきたいというように思っております。  以上です。 393 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 394 ◯11番(谷田川 泰君) デメリットを超えるメリットがなければ、導入する必要はないものと私は感じております。  この点において、給食調理業務を委託する今回、石岡地区の学校の保護者の方々には事前の説明は実施されているとは思いますが、民間委託導入について理解はされているということでよろしいんですか、お伺いをいたします。 395 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 396 ◯教育部長(豊崎康弘君) 保護者の説明につきましては、業者が決定次第、進めたいと考えてございますが、コロナ禍の中でもありますので、八郷地区導入時と同様に、保護者宛ての文書にて周知したいと考えてございます。  また、その際には、委託後も給食センターが責任を持って、給食事業者として変わりなく給食を提供すること、及び献立作成、アレルギー対応や事故が発生した場合には給食センターが対応で行うことを説明しまして、ご理解いただけるものと考えてございます。なお、心配な保護者さんがいらっしゃる場合には、個別に対応していきたいというように考えてございます。  以上です。 397 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 398 ◯11番(谷田川 泰君) ただいま答弁がありました。  まだ、保護者の方々には説明はされていないということであります。この部分に関しては、ちょっと手順が違うのではないかと私は思うわけであります。この点は、さらなる丁寧な対応をされますことを、強く要望いたしておきます。  次に、予算が可決されますと、民間委託に向けての準備が始まると思っておりますが、この導入に対する準備期間や導入時期のスケジュールはどうなっているのか。また、民間委託後でありますが、給食費についてはどうなのか、お伺いしてまいります。 399 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 400 ◯教育部長(豊崎康弘君) 委託の準備や導入時期及びスケジュールでございますが、予算をお認めいただきましたら、新年度早々4月には工事及び実施要領等の公表を行い、5月6月に業者からの提案をいただき、7月上旬には業者選定をして、7月下旬に契約を結びたいというように考えてございます。  導入時期としましては、夏休み明けの9月より実施したいというように考えてございます。  現在は、仕様書やプロポーザル実施要領等の準備を進めているところでございます。  また、給食につきましては、食材費のみ充当しておりますので、業務委託等により変わることはございません。  以上でございます。 401 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 402 ◯11番(谷田川 泰君) 給食費は変わらないということで、安心をいたしました。この円滑な導入に向けて準備を万全とした中で進めていっていただきたいと、このように思います。  次に、職員の処遇について伺ってまいります。  八郷地区を民間委託した際、職員を石岡地区の給食センターや保育所等へ異動させたと聞いております。今回、石岡地区が民間委託されますと、現在いる職員はどのようになるのか。正規の職員や臨時の職員もいるかと思いますが、どのような考えを持っているのか、お伺いをいたします。 403 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 404 ◯総務部長(越渡康弘君) 答弁申し上げます。八郷給食センターの民間委託の際には、議員からございましたように、正規職員の調理師及び調理手でございますが、石岡給食センターや保育所に異動、配置替えとなってございます。  今回の石岡給食センターの民間委託に当たっても、職員の処遇についても前回と同様に考えてございまして、正規職員としての身分の保障を前提としまして、対象となる職員の希望を踏まえながら、対応してまいりたいというふうに考えてございます。  具体的には、今後対象となる職員と面談を行った上で、先ほどございましたように、保育所における調理業務を希望するか、あるいはほかの業務を希望するかなどを把握した上で、処遇を検討してまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 405 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 406 ◯教育部長(豊崎康弘君) 私からは、臨時調理員の対応につきましてご答弁申し上げます。  受託者が決まりましたら、面談にて意向調査を行う予定でございます。その節に、調理員より要望があった場合には、これまでどおり雇用するよう努めることと委託仕様書にて明記いたしますので、希望者は、引き続き給食センターにて調理業務を行うことができるということになります。  ちなみに、八郷地区導入時には、全ての調理員が引き続き受託業者へ再雇用となってございます。  以上です。 407 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 408 ◯11番(谷田川 泰君) 分かりました。その辺については、職員の方も不安になる面が多少あるかと思います。人事担当部局と現場職員、しっかりと話合いを持って進めていっていただきたいと、このように思います。  先ほども申し上げましたが、これから予算が決定されますと、導入に向けての準備が始まるわけであります。円滑なる導入に向け委託業者との打合せや課題の整理を万全にいたし、民間委託にしてよかったと思われるように取り組んでいただきたいと思っております。
     この点について、どのような対応を図っていくのか。業者選定はプロポーザル方式という答弁がありましたが、民間委託導入に向けた部長の考えをお聞きいたします。 409 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 410 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。先ほども答弁したとおり、9月の委託開始に向けて、現在プロポーザル方式による事業提案書及び実施要領等に関する説明書の作成等を進めているところでございます。そのような中、見積りをいただいた業者の中にも意欲ある業者がおります。様々な提案もいただいている状況でございます。  今後は、導入が円滑に進むようしっかりと準備を進めるとともに、プロポーザル方式にて、よりよい事業者を選定できるように取り組んでいきたいというように考えております。  以上です。 411 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 412 ◯11番(谷田川 泰君) 様々な観点から今回の民間委託についての考え、取組意欲をお聞きしてまいりました。  学校給食、これは学校給食法に基づき実施されているわけであります。成長期にある児童生徒の心身の健全な発達のため、栄養のバランスの取れた豊かな食事を提供することにより、健康の増進、体位の向上を図ることに加え、食に関する指導を効果的に進めるための重要な教材であるわけであります。そういう本質をどこかに置き去りにして、効率化だけを求めることのないように、強くお願いをするものであります。  最後に、学校給食に対するこの考え方、教育長、市長、お二人からお聞かせいただきたいと思います。 413 ◯議長(池田正文君) 教育長・児島君。 414 ◯教育長(児島裕治君) ご答弁申し上げます。議員のおっしゃるとおり、学校給食は子どもたちの心身の健全育成のため、まず、安心安全でなければなりません。  学校給食における効率的な運営体制、また、子どもの食環境の整備の充実だけではなく、学校給食は、地産地消、食文化、生命、自然や環境などの理解を深めるための、学校における食育の生きた教材であります。  学校給食、いわゆる食育を通して、子どもたちが生涯を通じた健康づくり、食文化についての基礎知識を身につけるとともに、集団生活のマナー、ルール、流通の仕組みなどを学びながら習得するという教育的な意義は、非常に大きいものがあるというふうに認識をしてございます。  そのために、栄養教諭とほかの教員が連携した指導体制づくり、研修の充実、児童生徒の発達段階を踏まえたカリキュラム開発、指導資料の開発などを、より一層を進めてまいりたいというふうに考えています。また、地場産物や郷土料理を通して郷土への関心を高め、地域への愛着、誇りを育むための取組も大切にしていきたいというふうに考えています。  調理業務の民間委託により、栄養士、また、栄養教諭が本来の業務に注力できる環境を整えることで、今後の社会を担うべき子どもたちが将来の食の在り方を身につける上で極めて重要な時期に、学校において、体の健康、心の健康、社会性の涵養、または自己管理能力の養成などを内容とする食に関する教育を、より充実させてまいりたいというふうに思っております。  以上でございます。 415 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 416 ◯市長(谷島洋司君) ご答弁申し上げます。議員ご指摘のとおり、学校給食は、児童生徒の心身の健全な発達のため、栄養バランスの取れた豊かな食事を安定して提供することが、最も重要でございます。  調理業務を民間委託することにより、栄養士や栄養教諭の調理業務の負担を軽減し、本業務である献立や郷土料理などの研究に力を注ぐことができることとなり、より安心安全なバランスの取れた給食の提供が図れるものと考えます。  また、学校教育において、日常生活における食事への正しい理解と、健全な食生活を営むための望ましい食習慣を養うこと。また、私たちの食生活が、自然の恩恵や生産者など食に関わる人々の様々な活動に支えられていることを理解し、感謝の念を持てる人を育てることが学校給食の役割、学校給食の目的ではないかと思っております。 417 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 418 ◯11番(谷田川 泰君) ただいま、教育長、市長から答弁をいただきました。  この問題は、単に民間委託すれば、児童生徒にとって最善の方法とは限らないと思っております。最優先は児童生徒であります。このことを最も重要視していただきまして、この給食民間委託を進めていっていただきたい、このように思います。  以上で、私の質問を終わります。 419 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午後 4時02分休憩             ──────────────────────                   午後 4時13分再開 420 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  10番・勝村孝行君。                 〔10番・勝村孝行君登壇〕 421 ◯10番(勝村孝行君) 10番・勝村でございます。  通告に従いまして、一問一答方式で、3点について伺ってまいりますので、よろしくお願いいたします。  まず、水道事業ということで伺ってまいります。八郷地区の、特に八郷地区の水道事業ということで伺ってまいります。  こちらの八郷地区水道事業につきましては、毎年、先輩あるいは同僚議員から質問がなされてまいっているところでございます。この質問の中身でございますが、要所は、やはり老朽管の更新を早くやれということではないかと思いますし、私もそのように感じているところでございます。そのような中から何点か伺ってまいります。  水道水は、市民が生活をしていく上でまずなくてはならないもので、ライフラインの要であります。水が出ない、水が来ないといった生活は考えられないことであります。今般も断水、あるいは水位低下による水圧調整等が発生し、また、日常的に断水が起きて、住民の皆様にはご迷惑がかかっているのではないかというふうに感じているところでございます。  昨今、耳にしていることがございます。それは、若い方で八郷に住みたいんだけれども、水道がちゃんとしていない、水がまともじゃなくちゃ住めないよなという声を聞いたことがございます。せっかく八郷、石岡八郷に住もうと思っていても、年中、水が止まったり濁ったりしていては安心して暮らしてはいけないわけでありますし、都市部だったら、これ、大変な問題であると思います。  間もなく東日本大震災から10年になりますが、今、漏水が発生している管は、それからの影響も1つに考えられると思います。宅内の給水管にしても同様で、ボディーブローのように管や継ぎ手の漏水が発生しております。  宅内は別として、配水管の布設替工事は、中期的計画をした中で、この先どのようなスピード感を持って計画を進められていくのか、改めて伺いたいと思います。  まず、直近の計画策定の中で基本方針についてでありますが、こちらは2018年に水道課で策定された基本方針がございます。その後、改定になっていればと思いますが、改めてそちらについてお伺いいたします。 422 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 423 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) 基本方針について、ご答弁申し上げます。  平成30年度に石岡市水道事業中長期基本計画を策定したところでございます。この計画は、災害に強く、安全安心な水の安定供給の持続を基本理念に掲げ、安全、強靱、持続の3つの観点に基づき、本市水道事業の基本方針を定めております。  この中で、整備計画に関する基本方針は、強靱に示した安定的な給水体制の確立でございます。  また、この基本方針に沿った取組につきましては、老朽管の更新、耐震化の推進、施設規模の適正化でございます。  以上でございます。 424 ◯議長(池田正文君) 10番・勝村孝行君。                 〔10番・勝村孝行君登壇〕 425 ◯10番(勝村孝行君) ありがとうございます。  今、部長からご答弁がございました。計画では災害に強く、安全安心な水の安定供給の持続、そして安全、強靱、持続の3点をもって基本方針を定めているということでございます。この中で、強靱に示した安定的な給水体制の確立をするということでございますが、そして、それをもって老朽管の更新、耐震管の推進、施設規模の適正化を図っていくという点であると思います。ということでありますが、この中にも、安定的な給水体制は最も大切なことでありますし、早急に確立をしていっていただきたいと思うのは私だけではないと思います。  それでは、次に、配水管の状況について伺います。  配水管の現在の状況と、昨年度、今年度の漏水件数について、併せて伺います。 426 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 427 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) 配水管の現状について、ご答弁申し上げます。  現在、八郷地区における管路の布設延長は約397キロメートルでございます。全体的に老朽化が進んでおり、布設後の経過年数が法定耐用年数の40年を超える管路は、約42キロメートルございます。  また、漏水件数につきましては、昨年度は65件、本年度は現在のところ59件でございます。  以上でございます。 428 ◯議長(池田正文君) 10番・勝村孝行君。                 〔10番・勝村孝行君登壇〕 429 ◯10番(勝村孝行君) ありがとうございます。  配水管布設後40年以上経過している管が40キロ以上だったと思うんですがね。これ、今から修繕していく、気の遠くなるような話だと思うんですが、それはいいとして。  漏水件数ですが、昨年度が65件ですか、今年度が今のところ59件ということなんですが、なかなか漏水箇所も見つけにくい、水道課の職員も大変な苦労をしているというようなお話も聞いてございます。そうした中では、やはり老朽管の更新は、スピード感を持ってやっていかなければというふうに思います。  この漏水に関して有収率でありますが、2年前には、先般お聞きしましたところ、76.65%、昨年度は78.45%、明らかに上昇傾向にあるわけでありますが、しかし、4分の1が捨てられているというような状況にあるのかなと思います。  ちなみに、湖北水道では、昨年度91.8%からの有収率を上げておりますが、それでもまだといっているような状態であります。そちらに関しても、しっかりと取り組んでいかなければならないというふうに考えております。  また、近年は、全国で水道管の破裂が報道されておるのも見受けられます。大口径の管が破裂すると大惨事に至ります。全国的に老朽管が問題視される中での当市の老朽管更新計画の進め方について伺ってまいります。 430 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 431 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) 当市の老朽管更新計画について、ご答弁申し上げます。  さきの答弁で触れました中長期基本計画に基づきまして、老朽管の更新を進めているところでございます。  更新基準といたしまして、維持管理が難しい民地に埋設された管路を優先的に進めるとともに、今後は、漏水多発管路を含めて更新いたします。  また、更新の際には、耐震管を使用して、耐震化を進めてまいります。  以上でございます。 432 ◯議長(池田正文君) 10番・勝村孝行君。                 〔10番・勝村孝行君登壇〕 433 ◯10番(勝村孝行君) ありがとうございます。  部長から今お話がありましたように、民地に埋設された管、これは本当に問題でありますし、早急に改修をしていかないとと思っております。万が一、事故が起きた場合に、取り返しのつかない事故に至る場合もございますので、スピード感を持っていっていただければと思うところでございます。  東日本大震災以降、耐震管、耐震管継ぎ手が施工されているわけでございますが、では、近年における更新状況について伺ってまいります。 434 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 435 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) 近年における更新状況について、ご答弁申し上げます。  平成28年度から、園部地区、東宝ランド地内の配水管布設替工事を進め、令和元年度に完了いたしました。  今年度は、小幡地区において、民地埋設管の道路への布設替工事を実施いたしました。  このほかに、渇水対策といたしまして、下林、山崎地区の湖北水道企業団との接続する送水連絡管の口径を75ミリから倍の150ミリに増径する布設替工事を実施いたしました。  以上でございます。 436 ◯議長(池田正文君) 10番・勝村孝行君。                 〔10番・勝村孝行君登壇〕 437 ◯10番(勝村孝行君) ありがとうございます。  小幡地区の県道への埋設管工事が215メートル進んだということです。この小幡地区の配水管に関しましては、以前、下水道が整備されるといったときに、同時に布設工事をしたらという、そういう発案もしたんですが、なかなか計画の中でできなかったようであります。  そのとき同時にしていれば、もうとっくに宅内のVP100の管が通っている、うちの下に、家の下に通っているなんていうのは解消できたはずなんですけれどもね。やっぱり後手後手に回っているのかなというふうに思います。  また、湖北水道企業団の管路と、今回新たに口径を太くして接続したということでありますが、有事のときには湖北水道の水を使うのもやむを得ないのかなとは思いますけれども、なるべく使わないでいくのが望ましいことだろうと思っております。  次に、水道課職員の人員確保ということについて伺ってまいりたいと思います。  今後、特に老朽管更新に当たり、大規模更新、そのときに当たり、人員確保が相当必要と思われますが、これについてのお考えについて伺ってまいりたいと思います。 438 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 439 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) 水道課職員の人員確保について、ご答弁申し上げます。  管路、施設の老朽化が進み、漏水、故障により日常の維持管理が厳しい状況になっております。また、中長期基本計画に示したとおり、今後の更新を着実に進め、施設の健全化を図るには、組織体制を強化して、技術職員の確保と育成に取り組むことが必要と認識してございます。  そのため、まずは講習会、研修会などを通じて、職員の技術力向上を図ってまいります。また、将来的には、広域化などの事業の進捗によっては人員増なども課題の1つとなりますが、そのための事業収支等も考慮してまいりたいと存じます。  以上でございます。 440 ◯議長(池田正文君) 10番・勝村孝行君。
                    〔10番・勝村孝行君登壇〕 441 ◯10番(勝村孝行君) ありがとうございます。  更新を着実に進めていくということは、毎回、質問の中で答弁されていることだろうと思います。先ほどから申しているように、スピード感を持って進めていただきたいと思います。  この組織体制なんですが、職員の技術力向上講習会、研修会などを通じてアップしていくということなんですが、水道課職員に関しては、やはり特別な技術が必要になってくるわけであります。その配置された職員が、やはり2年あるいは3年で変わってしまうということになると、やはり水道事業としては把握されないまま、うろ覚えのまま、次の部署へ移ってしまう。実にもったいない話だろうと思います。  専門職ということで据え置くのは、役所の都合上、やはり無理なのは分かっておりますが、全員とは言いませんが、やはり二、三人の専門職的な何でも分かる職員、水道課の職員、そうした職員、人員の確保も必要になってくるのではないかなと思います。やはり縦割りの行政の中で難しいのは分かっております。  当時、八郷町時代なんですが、やはり水道事業をよく把握している人がいなくちゃ駄目だということで、専門職の職員を登用しようということで登用したことがあると思います。あったかと思います。しかしながら、やはり首長が変わると、そこでまたその折り合いが変わってしまうといったことで、なかなか技術職員が育っていかないということであります。  今後また、これから先、湖北水道企業団との統合ということも言われておりますけれども、まず、この老朽管の更新事業をされないと、まず湖北水道でも統合はしてくれないだろうし、統合したところで、毎日、漏水管の修理ばっかりお金をかけているということはできないだろうと思っておりますので、そういった組織上、組織体制、そちらについても1つ考えていっていただければというふうに思っております。  この水道事業の課題でありますけれども、組織、施設、財源、そういったものに区分し、課題を分析すると、組織ではやっぱり技術力の継承、承継に必要な人材の育成と確保ですね。そういった組織の充実、施設では耐震化の推進及び老朽管の更新と施設の規模、施設管理の適正化を図っていかなければならない。  財源の確保でありますけれども、水道料金の改定をうたっておったこともあったかと思うんですが、なかなか難しいだろうと思いますし、財源の確保は一番、水道事業でも一番ネックになってくることなのかなと思っております。  そして今、全庁的に行われているダウンサイジング、これではやはり水道事業としては駄目になってきてしまうというふうに思っております。  今後、民間委託も視野に入れながら、多分水道事業も進められていくのかなと思います。料金徴収、施設管理は民間委託でもできることでありますけれども、そういったことも考えながら進めていかなければならないのかなと思います。  もう今回の質問で、この老朽管の更新を早くしろという質問は何回目になるのか私も分かりませんけれども、もうこのようにゆっくり考えている暇はないのではないかと思います。総括として、今後どのように考えているのか、どのように老朽管の更新を進めていくのか、市長からご答弁をいただければというふうに思います。 442 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 443 ◯市長(谷島洋司君) 八郷地区の水道事業について、お答えいたします。  水道事業は、住民生活のライフラインとして重要な役割を担っており、日常生活に必要不可欠なものでございます。  現在、全国的に水道管路施設の老朽化が進み、その更新が喫緊の課題となっております。議員ご指摘のとおり、八郷地区の水道事業においても、今後は多くの管路施設が更新の時期を迎えることになります。そのため、国の基本方針に基づく組織体制の強化を図るなど、中長期基本計画に沿った更新事業を着実に進めることで、水道水の安定供給を継続してまいります。  議員から、課題がたくさん挙げられておりました。私としましては、水道事業、持続可能な水道事業のために様々な検討をしてまいりたいと思っておりますので、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。 444 ◯議長(池田正文君) 10番・勝村孝行君。                 〔10番・勝村孝行君登壇〕 445 ◯10番(勝村孝行君) ありがとうございます。ただいま市長からご答弁をいただきました。水道水の安定供給を目指してということ、お言葉がございました。  安定供給をするのに、やはり老朽管の更新をぜひとも進めていただき、まず、財源をどうするか、そこが一番、私も心配しているところなんですが、安定供給をしていく中で、水道事業も将来的には大変な事業になってくるんだろうと思います。部長はじめ、担当職員のご苦労が目に見えるようではありますけれども、ぜひとも早く進めていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、2点目、八郷地区の道路整備について伺ってまいります。  こちらの八郷地区の道路整備でございますが、市内道路の整備状況、整備計画では、主要道路の計画については、年次計画に基づいてしっかりなされていると認識しております。  しかしながら、幹線道路の整備あるいは修繕については、いまいちなのかなと思っております。傷んだ箇所がいつまでも見受けられると、こちらについては、例年、各地区の各区長さん方から要望が一番、道路課、道路建設課に届いているのではないかなと思います。今回は、そういった幹線道路の修繕箇所について、少し質問をしてまいりたいと思います。  まず、道路の、八郷地区の道路施設状況、こちらについて伺ってまいります。 446 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 447 ◯都市建設部長(鶴井重則君) 道路の、八郷地区の道路の施設の状況につきまして、ご答弁申し上げます。  現在、石岡市が管理する道路といたしましては、約1,975キロメートルございまして、うち八郷地区におきましては、約1,280キロメートル、約65%となってございます。  修繕が必要な箇所、議員さんのおっしゃられているように、修繕が必要な箇所におきましては、市民の方からの通報、また職員による日常的な目視パトロールの点検等を行いながら、必要に応じた修繕を行っているところでございます。  以上でございます。 448 ◯議長(池田正文君) 10番・勝村孝行君。                 〔10番・勝村孝行君登壇〕 449 ◯10番(勝村孝行君) ありがとうございます。  修繕箇所のパトロール、点検はしっかりやっていただけていると思いますが、それというのは、多分舗装道路にぽっかり穴が空いてしまったといったような状況かなと思うんですが、一番はというか、そういった状況も含めてなんですが、今、市民あるいは区長さんから言われている声は、40年以上整備されていない幹線道路もあるということで、段差がついてしまって、車のハンドルを握っても危ない状態、あるいは自転車で通る人がハンドルを取られて倒れてしまうといったような箇所も見受けられるということで、心配されているところもございます。  そういったところも小まめな修繕を行っていただきたいというふうに思うわけなんですが、道路の補修要望件数ですかね、それと現状についてお伺いいたします。 450 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 451 ◯都市建設部長(鶴井重則君) 補修要望件数と現状につきまして、ご答弁申し上げます。  令和元年度の補修要望件数につきましては978件ございまして、こちらの対応としましては611件となってございます。約62%となってございます。また、令和2年度におきましては、2月1日現在ではございますけれども、補修の要望件数、こちらが722件に対しまして、補修済みの件数は488件、約67%となってございます。  当該年度に補修等ができなかった箇所につきましては、損傷の程度を考慮しながら、翌年度以降に補修を行っている状況でございます。  また、要望内容ではございますけれども、道路舗装やのり面の崩れの補修、また除草、樹木の伐採及び側溝清掃等、多岐にわたっております。道路施設につきましては、経年劣化や交通状況の変化等によりまして、修繕に係る要望件数は年々増加している状況となってございます。  以上でございます。 452 ◯議長(池田正文君) 10番・勝村孝行君。                 〔10番・勝村孝行君登壇〕 453 ◯10番(勝村孝行君) ありがとうございます。  近年、ゲリラ豪雨による大雨、そういったものによって道路が崩れたりするというのも見受けられております。  今部長から答弁ありました補修要望件数に対しまして、修繕補修済みは62%程度ということでありますが、やっぱり60%台ではちょっと低過ぎるのかというふうに思います。パーセンテージを上げて、しっかりやっていただければというふうに思います。  そうした修繕に係る件数が年々増加しているというお話ではございますが、そちらに対応するため、今後の維持管理整備計画について伺います。 454 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 455 ◯都市建設部長(鶴井重則君) 今後の維持管理等につきまして、ご答弁申し上げます。  昨今の厳しい経済状況におきましては、多数寄せられる補修要望全てにお答えできていない状況ではございますけれども、今後におきましても道路の安全性、快適性を確保するため、維持修繕に必要な財源の確保に努める一方、道路の長寿命化等を図り、今まで以上に効果的で効率のよい維持管理を行ってまいりたい、そういうふうに考えておるところでございます。  以上でございます。 456 ◯議長(池田正文君) 10番・勝村孝行君。                 〔10番・勝村孝行君登壇〕 457 ◯10番(勝村孝行君) ありがとうございます。  ぜひよろしくお願いをいたします。毎年、財源が乏しい中でしっかりと対応していただければと。道路は特に目につくところでありますので、道路は生活の重要なライフラインでもございます。こちらの修繕、維持管理にも多くの予算をつけていただいて、区長さん方、あるいは市民の声に応えていただければというふうに思います。  最後に、市長にと思いましたけれども、実は市長就任時に、就任時の所信の中で、私の質問の中で同様の答弁をなされております。その中身は、危険な道路箇所は認識しているので、市民が安全安心に暮らせるためのインフラ整備を市民の声を聞きながら進めてまいりますとの答弁をいただいております。これからもスピード感を持って向かっていただければと思いますので、よろしくお願いをいたします。  続きまして、3点目、体験型観光施設について伺ってまいります。  まず、新型コロナウイルス感染症が世界的に流行してから1年が経過し、日常的にマスクの着用、不要不急の外出をしない、あるいは3密を避けるといった、ふだんの生活のリズムが変わってきています。  そのような中でも、昨今は、三寒四温の気候からだんだん春が近づいてきていることが感じられますと同時に、今年もフルーツライン沿いのイチゴ団地には、イチゴ狩りを楽しむ家族連れなどが多く見られるようになってきています。新型コロナウイルス感染症による新たな生活様式の中ではありますが、当市の魅力であるイチゴ狩りを楽しんでいる姿をほほ笑ましく見られることができます。  このマスク、3密、不要不急の外出をしないといった生活様式は、大人も子どもたちも相当ストレスがたまっており、外で楽しめる場所がこのイチゴ団地にあると同時に、お子さんがおいしそうにイチゴを食べられている姿を見ますと、訪れた方を笑顔にさせる体験を提供できる、そのことこそが当市の魅力であると改めて感じたところでございます。  さて、新型コロナウイルス感染症でございますが、本年度は、2度にわたり、国の緊急事態宣言が発せられたことで、各方面に影響を及ぼす事態となっております。当市観光施設においても、一時休館を余儀なくされるなどの影響が出てきておりました。この中で、多くのお客様が訪れる体験型観光施設である朝日里山学校についてお聞きしてまいります。  朝日里山学校でございますが、田植や稲刈りなどの農村農業体験やそば打ちなどの体験ができる施設として、首都圏等県外から多くの来館者が訪れ、特に朝日トンネル開通後はアクセスもよくなったことから、利用者も年々増加していることを感じております。  また、例年であれば、地元の果樹団地と連携してそばまつりやいちご祭りを開催しておりますが、新型コロナウイルス感染症が拡大する中で、市内外より不特定多数のお客様をお呼びするインバウンド等はなかなか難しく、中止になってしまったことは非常に残念であります。  現在、国内においては、新型コロナウイルスのワクチン接種が、医療従事者、関係者をはじめ、順次開始されたところでございますが、国民全体がワクチン接種を完了するまでには、もうしばらく時間を要するとの報道がなされております。  この中で、当市の体験型観光施設である朝日里山学校においては、訪れたお客様に対し、安全安心して当市の体験型観光を楽しんでいただくため、長期化するであろう新型コロナ感染症対策を含め、どのような取組をなさっているのか、まずお聞きいたします。 458 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 459 ◯経済部長(額賀 均君) 体験型観光受入れ状況について、ご答弁申し上げます。  朝日里山学校は、当市の里山文化を体験できる観光施設として、平成20年11月より、地元農産物や自然、山林など地域資源を活用した農業体験やそば打ち体験など、多数の体験プログラムを提供してございます。農業体験では、都内の学生や親子連れを受け入れ、都市農村交流の場として、当市の交流人口拡大と当市の魅力の発信を行っているところでもございます。  この中、新型コロナウイルス感染症が拡大した今年度でございますが、国の緊急事態宣言の発令に伴って、2度の休館や受入れ制限により、ツアーなどの団体受入れは全てキャンセルとなり、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策の徹底に努めながら、家族連れのみの受入れを行っているという状況でございます。  以上でございます。 460 ◯議長(池田正文君) 10番・勝村孝行君。                 〔10番・勝村孝行君登壇〕 461 ◯10番(勝村孝行君) ありがとうございました。  コロナの影響で非常に残念なことではありますけれども、ただいま部長からお話しいただいたように、朝日里山学校は、トカイナカ・いしおかプロジェクト、体験型観光施設として、平成20年11月にオープンをしたわけであります。こちら、都会と田舎の交流を目的に進められた取組でありまして、まず成功している事例ではないのかなと、地元としてもうれしく思っているところでございます。  今回の新型コロナウイルス感染症の拡大では、当市観光施設運営に大きな影響を受けておると答弁がございました。  また、ゆりの郷など、ほかの観光施設においても、入場制限等、感染症対策を行いながら営業しており、施設を管理する職員の皆さんも大変なご苦労をされながら、訪れたお客様が安全に安心して当市の魅力を楽しめる場の提供に取り組んでいただいていることと本当にありがたく、大変感謝している次第であります。  この中で、新型コロナウイルス感染症拡大による朝日里山学校での受入れ人数については、どの程度影響があったかお伺いいたします。 462 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 463 ◯経済部長(額賀 均君) 受入れ人数についてどの程度影響があったかについて、ご答弁申し上げます。  受入れ人数でございますが、平成30年度は、都内学校や家族連れなどの農業体験者が1,818人、そば打ち体験やピザ作り体験などを含めますと、合計で6,504人でございます。  また、令和元年度については、農業体験者が2,886人、そば打ち体験やピザ作り体験を含めますと、合計6,865人の受入れをしてございます。  なお、令和2年度につきましては、新型コロナウイルス感染症予防のため、ツアー等は全てキャンセルとなっており、農業体験は20組程度の家族連れを受け入れたのみとなってございまして、そば打ち体験、その他の体験メニューも含めますと、令和3年1月末現在で、合計1,310名の受入れをしてございます。  以上でございます。 464 ◯議長(池田正文君) 10番・勝村孝行君。                 〔10番・勝村孝行君登壇〕 465 ◯10番(勝村孝行君) ありがとうございました。  直近では、例年の5分の1程度ということでございます。6,500人前後程度の体験者、観光客が来場しているわけであります。想像以上に新型コロナウイルス感染症の影響が出ており、施設を管理する職員の皆様のご負担も非常に大きなものがあるかと思います。  また、通常と違い、新型コロナウイルス感染症予防対策を行うため、施設管理者には、消毒液の購入などの負担が発生しているかと思います。  この中で、施設管理者に対し、当市としてどのような支援をなさっているのか、お伺いいたします。 466 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 467 ◯経済部長(額賀 均君) 支援内容について、ご答弁申し上げます。  朝日里山学校ややさと温泉ゆりの郷、また、今年4月末にリニューアルオープンを目指しております茨城県フラワーパークや石岡市ふれあいの森などの観光施設を安心して利用いただけるよう、新型コロナウイルス感染症予防対策に向けた支援を行っているところでございます。  具体的には、消毒液や飛散防止用マスク、パーティション、非接触型体温計の配付など、訪れたお客様が安全に安心して当市の魅力を体験いただけるよう取り組んでいるところでございます。  以上でございます。 468 ◯議長(池田正文君) 10番・勝村孝行君。                 〔10番・勝村孝行君登壇〕 469 ◯10番(勝村孝行君) ありがとうございます。  当市を訪れたお客様には、安全に安心して体験していただけるよう、しっかりと取り組んでいただきたいと思います。  この新型ウイルス感染症の収束には、もうしばらくかかると思います。この中で、我々が感染症拡大防止に向けた十分な対策により、来訪された方々に安全に過ごしていただき、また、温かく受け入れることで、新型コロナウイルス感染症収束後の来訪と観光客の回復にもつながっていくものと感じているところであります。
     特に、来年度、間もなくでありますが、茨城県フラワーパークと石岡市ふれあいの森施設がリニューアルオープンすることから、より一層の感染症予防対策に取り組んでいただき、多くの来訪者が安心して当市観光を楽しんでいただけるよう取り組んでいただければと思います。  次に、体験型観光施設の拡充についてお伺いしてまいります。  当市の魅力である里山文化を体験できる観光施設、また都市農村交流の場として、朝日里山学校では農業体験メニュー等の参加者が年々増えており、新型コロナウイルス感染症がなければ、さらに増加が見込まれたのではないかと思っております。  特に、子どもさんには、日常味わうことのない、こういった体験の記憶が残り、大人になったとき家族とともに当市に訪れ、また当市に訪れるきっかけにつながるというふうに思っております。  都心に住んでいては決して味わうことができない、こういった里山文化を体験できる施設をもっと拡充していくことで、今後のさらなる誘客につながると思っております。特にフルーツライン沿いは、朝日トンネルが開通したこともあり、都心から1時間程度で気軽に里山を体験できる場となっております。  この中で、現在、先ほど申し上げましたように、4月末に茨城県フラワーパークと石岡市ふれあいの森がリニューアルオープンを予定しており、茨城県フラワーパークにおいては「見るから感じる」フラワーに、また、石岡市ふれあいの森施設については、ロッジやグランピングなどの宿泊ができる施設になるとお聞きしております。  この両施設では様々な体験メニューが提供されるとお聞きしておりますが、どういったメニューを提供する予定なのか、分かる範囲でお聞きしたいと思います。 470 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 471 ◯経済部長(額賀 均君) 両施設の体験メニューについて、ご答弁申し上げます。  茨城県フラワーパークと石岡市ふれあいの森の施設では、一体的な施設として、訪れたお客様に花や緑、里山の魅力を体験いただけるよう様々なメニューを用意してございます。  一例を申し上げますと、地元の方の協力を得ながら、石岡市ふれあいの森でのツリークライミングや火おこし体験、四季のアロマウオーター作り、また、宿泊は満天の星空観賞など、里山の遊びを中心とした四季を感じる様々な体験メニューを用意し、幅広い世代の方に当市の里山文化を楽しんでいただけるよう取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 472 ◯議長(池田正文君) 10番・勝村孝行君。                 〔10番・勝村孝行君登壇〕 473 ◯10番(勝村孝行君) ありがとうございます。  新しい取組、石岡市のふれあいの森でのツリークライミング、あるいは火おこし体験、それから季節のアロマウオーター作りですか、それから星空観賞、こういったことで里山の遊びを体験してもらう。これは、子どもたちには大いに受けることだろうと思いますし、また、この中にイルミネーション等も含まれてくるのではないかなというふうに思っております。ぜひ取組をお願いしたいと思います。  当市の茨城県フラワーパークや石岡市ふれあいの森だからこそ、こういった体験できるメニュー、すばらしい取組だと思いますし、里山の遊びを中心とした体験は、今の子どもたちにとってはとても新鮮な体験となることでしょうし、おじいちゃん、おばあちゃんにあっては懐かしく、また孫たちと楽しく参加できる、そういった場所、体験になるのではと感じた次第です。  そして、特に近年、若者を中心にキャンプ等自然を楽しむ空前のアウトドアブームとなっております。コロナ感染も手伝ってか、この流れは、豊かな自然や里山学校を得意とする石岡にとっては、まさに千載一遇のチャンスとなっているのではないかと思っております。  私は、都心からの農業体験等を受け入れている朝日里山学校周辺にも、そういったアウトドア体験ができるキャンプ場など、また山を利用した子どもたちの体験等、遊びの場などを整備することができれば、朝日トンネルを抜けたフルーツライン沿い全体を県内屈指の体験型観光の一大拠点として、さらなる交流人口の拡大による観光消費額アップにもつながると思っております。  また、同じようなアウトドア施設を体験できる場所として、旧有明中学校跡地などの有効利用も考えていただければと思っております。  そして、訪れた方にはぜひ数日宿泊いただきながら、茨城県フラワーパークや石岡市ふれあいの森での里山体験、朝日里山学校での農業体験、ゆりの郷での入浴、また、沿線にある果樹狩りやウイスキー工場見学など当市を満喫してもらう、当市の強みを生かした、そういった環境設備をしていくことが観光客獲得につながると感じております。  国民宿舎つくばねが昨年9月末で46年の歴史に幕を閉じ、滞在型観光施設が1つなくなってしまいました。この朝日里山学校でも宿泊が可能な体制をつくっていただき、魅力度アップを図っていただきたいと願っております。  最後に、自然を生かした自然体験型観光施設の拡充について、市長のお考えをお聞かせいただければと思います。 474 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 475 ◯市長(谷島洋司君) ご答弁申し上げます。勝村議員がおっしゃるとおり、朝日トンネルを抜けたフルーツライン沿い全体は、体験型観光の拠点になり得る地域です。  さらに、令和3年4月末には、茨城県フラワーパークと石岡市ふれあいの森がリニューアルオープンを目指しており、当市の豊かな自然や里山文化を体験できる学びや遊びの場を積極的に提供することが可能になります。  議員ご提案のキャンプ場の整備につきましては、今ブームになっておりまして、この新しい生活様式、コロナ禍の中、非常ににぎわっている施設だと聞いております。  この両茨城県の、茨城県フラワーパークなど、リニューアルオープンする施設の動向や需要の把握に努めるとともに、先ほどご提案ありました有明中学校跡地など、市が所有する既存施設の有効活用も含め、検討してまいりたいと考えております。  そしてまた、石岡市に来たい、そう思っていただけるよう、さらなる誘客に向けた取組を行ってまいりたいと思います。 476 ◯議長(池田正文君) 10番・勝村孝行君。                 〔10番・勝村孝行君登壇〕 477 ◯10番(勝村孝行君) ありがとうございます。  コロナ感染症拡大が収束することを願って、そして収束した暁には、こうした観光施設の充実を図って、さらなる魅力度アップにつなげていっていただきたいと。そして、夢のある取組を進めていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。 478 ◯議長(池田正文君) 本日の一般質問はこの程度にいたしたいと思います。  以上で本日の議事日程は終了いたしましたので、これをもって散会いたします。  次回は、明3月3日定刻午前10時から会議を開き、引き続き市政一般に関する質問を行います。  お疲れさまでございました。                   午後 5時08分散会 Copyright (c) ISHIOKA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...