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令和3年第1回定例会(第2日目) 議事日程・名簿 開催日:2021-03-01
令和3年第1回定例会(第2日目) 本文 開催日:2021-03-01

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  1. 石岡市議会 2021-03-01
    令和3年第1回定例会(第2日目) 本文 開催日:2021-03-01


    取得元: 石岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-06
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 令和3年3月1日(月曜日)                   午前10時00分開議 ◯議長(池田正文君) おはようございます。ただいまの出席議員数は22名です。定足数に達しておりますので、これより前回に引き続き、本日の会議を開きます。  なお、新型コロナウイルス感染症への対策として、説明員の出席は必要最小限としておりますので、ご承知おき願います。  次に、本日の議事日程は、議事日程表のとおりであります。  これより議事日程に入ります。             ──────────────────────  日程第1 議案第43号、議案第44号 2 ◯議長(池田正文君) 日程第1、議案第43号・令和2年度石岡市一般会計補正予算(第15号)、議案第44号・石岡市デイサービスセンター条例の一部を改正する条例を制定することについての計2件を一括して議題といたします。  直ちに提出者から提案理由の説明を求めます。  市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 3 ◯市長(谷島洋司君) 本日、ここに提案いたしました議案につきまして概要をご説明申し上げます。  議案第43号・令和2年度石岡市一般会計補正予算(第15号)、今回の補正予算は、国、県の補助事業の追加、変更等に伴う経費、緊急性の高い事業等に対応する経費を基本的な考え方として予算の計上をいたしたものでございます。  歳入歳出予算の総額にそれぞれ8,483万3,000円を追加しまして、補正後の歳入歳出予算総額をそれぞれ434億6,053万円とするものでございます。  財源といたしまして、国庫支出金、繰入金、諸収入を増額するものでございます。  補正予算の概要につきましては、第1表の歳入歳出予算補正のとおりでございます。  補正事項の主な内容を申し上げます。  最初に、総務費の総合支所維持管理経費762万3,000円でございます。八郷総合支所の自動火災報知受信機が故障しましたことから更新のための経費を計上するものでございます。  財源として、基金繰入金を計上するものでございます。
     なお、年度内の更新完了が困難であることから、全額を繰越すものでございます。  次に、衛生費の職員等人件費466万6,000円及び新型コロナウイルスワクチン接種事業7,254万4,000円でございます。こちらは、新型コロナウイルスワクチン接種のための経費につきまして国から追加の事業費補助金が交付されることに伴い、新たにワクチン接種事務委託料ワクチン接種システム入力委託料等を計上するものでございます。  財源として、国庫支出金、諸収入を計上するものでございます。  なお、令和3年度での事業実施が見込まれることから、全額を繰越すものでございます。  最後に、繰越明許費でございます。  初めに、繰越明許費の追加1件でございます。  農政企画経費につきまして、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金に係る事業のうち、農業継続応援給付金農業団体等経営継続補助金について、対象とする事業が今年度の終了が困難であることが判明したことから繰越明許費を追加するものでございます。  次に、繰越明許費の変更2件でございます。  先ほどご説明しました総合支所維持管理経費及び新型コロナウイルスワクチン接種事業については、これまでの補正予算の中においても繰越明許費を設定していることから、繰越明許費を変更するものでございます。  次に、議案第44号・石岡市デイサービスセンター条例の一部を改正する条例を制定することについて、本案は、介護保険法施行規則の改正に伴い石岡市デイサービスセンターの利用料金を改正するため、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決を求めるものでございます。  以上が提出いたしました議案の概要でございます。十分ご審議の上、議決を賜りますようお願い申し上げまして提案理由の説明を終わります。 4 ◯議長(池田正文君) 以上で説明を終わりました。             ──────────────────────  日程第2 代表質問 5 ◯議長(池田正文君) 次に、日程第2、代表質問。これより、市長の施政方針等に関する代表質問を行います。  念のため、代表質問の質問方法等について申し上げます。質問方法は一括方式とし、質問回数は3回まで、質問時間は、質問のみで30分以内ですので、ご承知おき願います。  初めに、紫峰会、19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 6 ◯19番(岡野孝男君) 紫峰会代表の19番・岡野孝男です。今定例会から取り入れました代表質問をしてまいります。  谷島市長におかれましては、就任して初めての予算編成であります。提案するまではいろいろとご苦労があったものと推察いたします。質問に際しましては単刀直入に申し上げますので、明快な答弁をお願いするものであります。  質問は、令和3年度市政運営に関する所信と施策概要を基に順次行ってまいります。  1点目は、緊急対応・地域回復プロジェクトについてであります。  まず、新型コロナウイルス感染症の発症や重症化を予防するためのワクチン接種事業についてお伺いをいたします。  この事業は、いつから、どこで、どのような順序で行うのか説明を願います。  また、自立的な地域経済を構築していくための農産物の6次化、ブランド化を推進していくとありますが、どのような農産物の6次化、ブランド化なのか具体的にお答え願います。  2点目としまして、安心医療・生涯福祉プロジェクトについてお伺いをいたします。  この件については、後段により具体的な方策に触れていますが、地域医療の充実については、そもそも出発点が産科、小児科、緊急診療などの地域医療課題解消でありました。地域医療対策事業が相手方との協議が整わなく見直すこととなった時点では、原点に戻り、再度、近隣自治体と協議して課題解消に向けて進めるべきではないでしょうか、ご所見を伺います。  また、石岡市医師会病院が間もなく閉院になるとのことですが、当病院を利用されている方、あるいは、休日診療、緊急診療を引き受けていただいていた当病院が閉院になることは、地域医療、安心医療を進めていく上では大きな痛手であります。善後策はあるのでしょうか、答弁願います。  次に、3点目、教育充実プロジェクトについてお伺いいたします。  この中に、学校施設の環境整備は児童生徒の健やかな成長と確かな学力向上において大変重要でありますと書かれていますが、小中学校の統廃合に関しては、この所信と施策概要についても、あるいは、石岡ゆめ創生プロジェクトの中でも1行も見当たりません。一体どのように考えているのか答弁願います。  児童生徒の健全な成長を図るには複式学級の解消と適正規模の学校が必要であることから、小中学校統合計画審議会が設置され、統廃合に向けた答申が出されました。しかし、その後、中学校の統廃合は進んだものの、小学校については一向に進んでいません。時計の針が止まったままであります。時間をかけて論議を尽くして取りまとめた答申案をどのように考えておられるのか、お伺いをいたします。  4点目は、結婚・子育て応援プロジェクトについてお伺いいたします。  このプロジェクトは、人口減少対策と関連しています。東京都は、出生率が低下しているものの人口増になっており、本市とは違った傾向です。出生率の減少もさることながら、本市は社会減、つまり、転入より転出のほうがかなり多くなっております。ここをどのように方向転換するかが重要な鍵を握っております。所信表明には触れていなかったものの、令和3年度石岡ゆめ創生プロジェクトに関連事業として移住支援事業を掲げておりますが、これまでの実績と今後の計画をお示しください。  同じく、地域おこし協力隊活動支援についても、これまでの実績と今後の計画をお示しください。  また、転出者がなぜ多いのか、その分析や傾向と対策をどのように考えているのか、答弁願います。  第5点目、安全・快適生活プロジェクトについて伺います。  石岡駅周辺整備事業関連では幾つもの事業が計画されていますが、現在の駅周辺の事情は、乗降客や駅への車での送迎からすると、西口より東口のほうがにぎわっている状態に見受けられます。つまり、以前は東口より西口のほうが便利だったのが、第1期の石岡駅周辺整備により西口は使い勝手が悪くなったという結果になりました。石岡駅西口が本市の表玄関だとすれば、人々が集い、使い勝手のよい場所になるはずなのにそうはなってはいない。第2期駅周辺整備事業は大丈夫なのですか、答弁願います。  次に、道路整備のネットワーク化ですが、路線ごとに問題箇所があります。そこを解消しないとスムーズに通行できません。それらの問題箇所にどのように取り組んでいくのか、お伺いをいたします。  一言でネットワーク化と言っても、通行に支障のあるところを放置しておくと交通渋滞を引き起こしたり交通事故を誘発したりすることになります。  6点目、雇用・産業充実プロジェクトについて伺います。  ここでは特に新規事業は予定されていませんが、継続事業として石岡セレクト認証事業が計画されております。同事業のこれまでの実績と今後の計画についてお伺いをいたします。  また、事業推進に当たって、令和3年度石岡ゆめ創生プロジェクトには効果的な販路の拡大や地域資源のPRを行いとありますが、具体的にどのようなことを行うのか、どのような効果が見込まれるのか、答弁願います。  次に、7点目、魅力アップ交流プロジェクトについてお伺いをいたします。  茨城県フラワーパークが、感じるいばらきフラワーパークへ、また、ふれあいの森が、花やさと山の愛称で新たに滞在型観光施設へとともにリニューアルオープンするとのことであります。現時点での進捗状況と総事業費、工期についてお尋ねをいたします。  また、同フラワーパーク周辺の道路整備についてどのように考えているのか。とりわけ、右折レーンを整備しないと混雑時の交通渋滞は避けられません。どのような計画で整備するのか、お伺いをいたします。  以上で第1回目の質問といたします。 7 ◯議長(池田正文君) 傍聴人に申し上げます。議事の障害となりますので、傍聴に際しましては、携帯電話及び電子機器の電源を切るか、マナーモードにした上で入場されるようお願いいたします。  市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 8 ◯市長(谷島洋司君) 紫峰会、岡野議員の会派代表質問にお答えいたします。1点目は、コロナ禍において市民生活と地域経済を守り抜くための緊急対応・地域回復プロジェクトであります。  新型コロナウイルスワクチン接種は、2月中旬から全国で医療従事者を対象に接種が開始されました。  当市においては、4月中旬から65歳以上の高齢者の接種が予定され、その後、ワクチンの供給状況により、基礎疾患のある方、高齢者施設の従事者、それ以外の方の順で接種が行われる予定となっております。接種場所については、市内の医療機関での個別接種で行います。感染症の発症や重症化から市民を守るため、迅速な接種を進めてまいります。  また、強靱な経済構造の構築を目指し、農産物の6次化、ブランド化において、ブドウなどの商品開発や皇室献上柿の産地として富有柿のブランド化を進めるとともに、生産、加工、流通、販売、観光を一体化する仕組みを構築し、持続可能な農業への支援と産業の充実を図ってまいります。  2点目は、市民の健康の維持と生涯福祉の充実のための安心医療・生涯福祉プロジェクトであります。  地域医療につきましては、このたびの地域医療振興協会からの取下げの申出を受け、先日、急遽、かすみがうら市長、小美玉市長との3市長会議を開催し経緯等について報告するとともに、これまで協議してきた産科、小児科、緊急診療について、引き続き連携して取り組めるよう協議していくことを了解いただきました。  今後も3市で連携し、地域に必要な医療体制等について協議するとともに、効果的な手法の検討を進めてまいりたいと考えております。  また、緊急診療を担っていた石岡市医師会病院が閉じることによる今後の対応については、産科、小児科、緊急診療を個別に対応することも考慮に入れながら、これまで民間活用として検討してきた手法や他市町村の先進的な取組などを参考に効果的な手法を検討してまいりたいと考えております。  3点目は、教育充実プロジェクトであります。  小中学校の統合再編については、児童生徒の望ましい教育環境の向上を図る観点から、保護者や地域住民に対して十分な説明を行い、理解と協力を得ながら、計画に基づき、順次進めてまいります。  本年度については、新型コロナウイルス感染症拡大により説明会等の延期を余儀なくされているとの報告を受けております。学校の統合再編を進めるに当たり、教育委員会はもとより、全庁的な課題と捉え、スピード感を持って進めてまいります。  4点目は、市の重要課題である人口減少対策に取り組む、結婚・子育て応援プロジェクトであります。  当市の人口動態は、転出が転入を上回る転出超過の状態であります。移動者の大半を20歳代から30歳代が占めており、転出者の多くが、進学や就職、転勤、結婚などの理由によるものです。これら若年世代の流出に歯止めをかけるため、結婚、妊娠、出産、子育てと続くライフイベントへ切れ目なく支援する事業を継続してまいります。  また、移住、定住の取組については、東京圏の移住希望者を対象とした移住ツアーへの参加や相談はあるものの僅かな実績にとどまっていることから、今後は、移住についてコーディネートするワンストップ窓口の検討や、当市と継続的に関わりを持ち、共にまちづくりに参加する関係人口の創出にも取り組んでまいりたいと思います。  さらに、地域の活性化と当市への定着を図る地域おこし協力隊については、現在活動中の2名を含め、これまで8名の隊員が就任し、活動終了後も市内に居住しております。今後も隊員の募集を継続し、市の魅力発信と隊員の移住を図ってまいります。  5点目の安全・快適生活プロジェクトでは、快適な都市づくりを目指してまいります。当市が目指すコンパクト・プラス・ネットワーク型のまちづくりに向け、第2期の石岡駅周辺整備事業により、駅周辺地域の広域交通網の結節点である強みを生かし、広域的なサービスを提供する拠点として、機能集積や身近な生活利便施設の充実を図ってまいります。西口交流施設整備やBRT専用駅前広場改修などの事業を展開し、地域に根差した生活基盤の維持や、地域コミュニティーの増進機能を強化することで暮らしやすさを実感できるまちの実現を目指してまいります。  また、合併市町村幹線道路緊急整備支援事業については、利便性、安全性の向上と市外との交流による産業、観光、福祉、教育などへの波及効果を生み出すため、引き続き事業計画に沿って整備を進めるとともに、各路線における課題について、個々の現状を踏まえて対応を検討し解消することで着実な地域間道路のネットワークの強化を図ってまいります。  6点目は、市の強みを生かし地域産業の活性化を図る、雇用・産業充実プロジェクトであります。  石岡セレクト認証においては、石岡市の豊かな自然や文化などの地域資源を活用した産品の中から、現在、17点を石岡セレクト認証品に選定しております。今後も、引き続き優れた産品をセレクト認証し、地域ブランドを確立することで地域の活性化を図るとともに、石岡セレクト運営委員会に委員として協力いただいている各種企業を通した販路の拡大と、市ホームページやふるさと納税返礼品による紹介や市役所での販売会など幅広いPRを行い、市の魅力発信と地域産業の活性化へつなげてまいります。  7点目は、地域資源を生かした個性輝くまちづくりを目指すための魅力アップ交流プロジェクトであります。  茨城県フラワーパークにおいては、茨城県により総事業費約20億円、本年3月末までの工期でリニューアル工事が進められており、予定どおりの進捗であるとの報告を受けております。リニューアルが完了した際には、並行してリニューアル工事を進めているふれあいの森、新たな滞在型観光施設花やさと山とともに、石岡市の観光の拠点として市の新たな魅力を発信し、観光客の増大と交流人口の拡大につなげてまいります。  また、アクセス道路の渋滞の解消については私からも直接知事へ伝えておりますが、リニューアルオープン後の状況を十分に注視しながら、県、市、関係機関で検討してまいりたいと思っております。 9 ◯議長(池田正文君) 紫峰会、19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 10 ◯19番(岡野孝男君) それでは、2回目の質問をいたします。2回目は、4点ほど質問いたします。  まず、新型コロナワクチンの接種ですが、かかりつけ医が市外の場合、石岡市以外の場合、その医院や病院で接種は受けられるのでしょうか。  かかりつけ医は、本人の既往症や基礎疾患が分かっています。そこで接種が可能ならば、安心して受けられるんじゃないでしょうか。前向きな答弁をお願いいたします。  次に、地域医療についてお伺いいたします。  本市の人口は、25年後、5万人台になるとの予測があります。将来の地域医療を考えたとき、やはり近隣自治体の連携が不可欠であると思っております。ぜひ連携強化の方向で進めていっていただきたいというふうに思います。  また、病院の公立化については、国の地域医療構想と逆行するものであります。令和3年度厚生労働省予算案では、病床削減や病院統合に伴う課題への対処として公費195億円を計上しています。つまり、公立病院の再編を支援する方向で公費を投入しようとしています。  私は、人口減少が進む中、国の方針にのっとった地域医療を構築すべきであると考えております。明快な答弁を求めます。  次に、小中学校の統廃合について伺います。  本市教育委員会は、小中学校統合計画審議会を立ち上げ、平成29年6月、同審議会に諮問をし、6回の審議を経て、平成30年9月に同審議会は教育委員会に答申を提出いたしました。そこに統合再編の枠組みが提案されたことになります。しかし、そこから統合の動きがあまり見られません。  学校の現状は、少子化が進み複式学級が増えています。校区を越えて人数の多い学校への入学を希望するなど学級の人数がますます減少し、悪循環となっています。スポーツ少年団を編成するのにも、4校合わせてやっと1チームができる始末です。多分、学校行事を行うことにもいろいろと支障が出ているものと思われます。  過日の総務委員会で小学校の統合再編はいつ頃予定しているのかの問いに執行部は、令和6年から令和20年と答えています。このように消極的取組では、今の中学生が親になり保護者になるまで完成しないんじゃないでしょうか。小中学校統合計画審議会の答申は形骸化しています。どのように考えているのか、教育長の答弁を求めます。  続いて、茨城県フラワーパーク周辺の道路整備について伺います。  同フラワーパークの入り口、恋瀬方面から右折しようとする車両と朝日トンネルに直接向かう車両が同一車線に縦列し混雑が予想されます。混雑緩和するのには、車線を増加し車両を分けて通行するようにすべきであります。同フラワーパークは20億円をかけてリニューアルするわけですから、観光客もこれまでより相当数見込んでいると思われます。それが通行に支障があったり駐車場など受入れ体制が不備であったりしては、せっかくの誘客に水を差しかねません。万全の体制で観光客を迎え入れるべきであります。もう一回答弁を求めます。  これで、2回目の質問といたします。 11 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 12 ◯市長(谷島洋司君) かかりつけ医でのワクチン接種についてご答弁いたします。かかりつけ医でのワクチン接種は可能となっております。かかりつけ医は、病状や体調が把握できており、問診の時間短縮も図れ、市民が安心して接種が受けられるという利点がございますので、当市としては、かかりつけ医での接種を推奨してまいります。  ただし、かかりつけ医が市外の医療機関である場合については、医療機関によって、接種が可能か、市内の医療機関を紹介するかなどの判断があると思われますので、まずは接種する方へ、主治医と相談していただくよう依頼をしてまいります。  次に、地域医療につきましては、これまでも緊急診療の運営や2次救急の病院群輪番制など、近隣のかすみがうら市、小美玉市と連携して取り組んでまいりました。各自治体で医療環境や医療課題など、それぞれ抱える問題は様々であると考えます。また、今後、人口減少も想定されることから、共通の課題につきましては、近隣自治体や、さらに広域的な連携が必要になると考えております。  また、議員ご指摘のように、国では地域医療構想の充実を図る観点から、病床のダウンサイジングや病院の統廃合により病床を廃止する際の財政支援を実施する制度がございます。  一方で、地域医療の確保のため不採算地区の中核的な公立病院や周産期医療、小児医療など、特に公立病院が役割を果たすことが期待される分野について地方財政措置がございます。  石岡地域におきましては、医療課題の解決と必要な医療体制の整備に向けて、公立、民間ということだけではなく、議会の皆様からご意見等をいただきながら、最良な手法を検討してまいりたいと考えております。  最後に、フラワーパークの道路についてです。  茨城県フラワーパークについては、新たな観光の拠点として全国へ魅力を発信し、観光客と交流人口の拡大を図るため、県とともにリニューアルを進めているところでございます。  渋滞解消対策については、再度、県知事へ申し入れ、右折レーンなどの設置も含め、県、市の関係部局や関係機関で検討を進めてまいりたいと思っております。 13 ◯議長(池田正文君) 教育長・児島君。 14 ◯教育長(児島裕治君) それでは、今後の学校統合再編についてお答えをいたします。議員からのご質問にありましたとおり平成30年9月に石岡市小中学校統合計画審議会からの答申をいただき、各地区への説明会等を経て、令和元年6月に複式学級の解消を重視した石岡市立小中学校統合再編計画、令和2年3月には統合再編計画を踏まえた施設の維持管理及び整備計画として石岡市学校施設個別施設計画を策定いたしました。
     小中学校の統合再編につきましては、複式学級の解消を優先事項として4つの枠組みを示しており、令和6年4月の統合校開校を目標に取組を進めております。  具体的な取組状況といたしましては、三村小、高浜小、関川小、南小学校の枠組みにつきましては、令和2年9月29日に統合検討委員会を設置し、具体的な協議を開始いたしました。  北小学校、府中小学校の枠組みにつきましては、学校、また、PTA本部役員との意見交換を開始し、保護者や地域住民の方々を対象とした説明会の準備を進めているところです。  八郷地区の統合再編の枠組みにつきましては、新型コロナウイルス感染症への対策として説明会等を延期、中止したとした結果、今年度内での取組ができませんでしたが、今後、学校やPTA本部役員との意見交換を積極的に進めてまいりたいと考えてございます。  その後、園部中学校と国府中学校区の小中一貫校の再編や、八郷中学校区の小学校の第2段階の統合に取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。  しかしながら、議員ご指摘のとおり、先ほどの繰り返しになりますが、新型コロナウイルス感染症の影響により統合再編の進捗はあまりお伝えすることができませんでした。  なお、統合再編計画において学校統合の工程概要に記載しておりますけれども、大規模な工事の有無により前後するものの、統合再編は着手後3年から5年が必要であり、各調整項目の検討だけでも2年を要するとしてございます。しかしながら、統合検討委員会との調整により計画を早めること、これも可能でございます。  教育委員会事務局では、小学校統合再編計画に基づく学校再編と学校施設設備計画に基づく学校施設の長寿命化を図っていくために、令和2年度に教育総務課内に学校再編推進室を設置して、事業の実施体制の整備を進めているところです。  今後、議員ご指摘のように、石岡市立小中学校統合再編計画や石岡市学校施設個別施設計画を形骸化させないよう、各小中学校への事業に積極的に取り組んでまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 15 ◯議長(池田正文君) 紫峰会、19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 16 ◯19番(岡野孝男君) 3回目なんですが、今、新型コロナワクチンの接種については、やはりかかりつけ医で受けられるように努力をしていただきたいというふうに思います。  それから、地域医療については、やはり、私の主張としては、公立化ではなく、3近隣自治体と連携を図りながら、そして、人口減少になっていくであろう地域として、やはりスクラムを組んでやっぱり進めていっていただきたいというふうに思っております。  小中学校の統合再編につきましては、小美玉とかかすみがうらは、順調に再編が進んでいるわけですよね。石岡はちょっと遅れを取っていると私は思っているんですよ。やはり、小中学校統合計画審議会が答申が出たらば速やかに着手をすると、そういうような枠組みが決まっているわけですから、速やかに着手をする準備をすると。新型コロナ禍の影響があるかもしれませんが、やはりそれでも努力を重ねていっていただきたいと。子どもの複式学級は、やはり思わしくはないと。適正規模を目指して、子どもたちが環境のいいところで友達が多くて、それで健やかに成長するような段取りを教育委員会は取るべきではないかというふうに思っておりますので、よろしくお願いをしたいというふうに思います。  それから、フラワーパークの周辺整備ですが、前に石岡のお祭りで観光客が大変多く来てトイレが満杯になって非常に問題となったという年があったわけですよ。だから、フラワーパークがリニューアルをして観光客を呼び込むんですが、受入れ体制が不備だと、そこでまた問題が起きるわけですし、リピーターとしてまた来ていただくために、もうこういう混雑しているところでは嫌だよとか、あるいは、フラワーパークを通らないで朝日トンネルに真っすぐ抜ける方が混雑に巻き込まれて、そして、思うように通行できないというようなことがないようにお願いをしたいと思います。  以上で私の質問は終わりにいたします。 17 ◯議長(池田正文君) 次の質問者に移ります。  石翔会、5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 18 ◯5番(川井幸一君) 5番・川井幸一です。会派、石翔会を代表いたしまして質問をいたします。  この石翔会は、新田 茜議員、大和田寛樹議員、そして、櫻井 茂議員、私の4名で構成する会派であり、全員がたまたま2期生であります。これまで6年間にわたり石岡市政を肌で感じ、自分の足で歩き確認し、市民の声を聞きながらそれぞれの議員活動をしてまいりました。会派活動において常に心がけていることは、会派結成の目的、そして動機でもあります自らの意思決定に際しましては、特定の情報や意見に左右されることなく事実が何たるかを確認することに努め、互いの意見を尊重しつつも会派内でとことん議論、検討する会派を目指そうというものであります。そうしたことから、今回初めて代表質問を行うことに当たりまして、今回もしっかりと会派内で意見調整を行い、今回質問すべき内容を取りまとめましたので、質問内容は会派の総意となりますのでよろしくお願いいたします。  それでは、質問させていただきます。  施政方針の市を取り巻く現状、それにおいて触れられているのは、コロナウイルス感染症問題、これにより影響を受ける財政問題、そして、人口減少問題です。市長は、その中でこう述べられております。人口減少対策は、市の重要な課題であると特に強調されておりました。リーディングプロジェクトの中で、7つのプロジェクトと3つの共通テーマを挙げられております。  まず、プロジェクトでは、4点目に挙げております結婚・子育て応援プロジェクトにおいて、少子化と多様化する子育ての需要に対し、安心して子どもを産み、育てやすい環境づくり、環境を整え、子育て世代に魅力的なまちづくりを目指すとされており関連事業を挙げておりますが、ほとんどがこれまで継続的に行ってきた事業であります。新規事業でありますと、八郷総合支所敷地内の遊具施設の設置のみであります。  一方、3つの共通テーマとして挙げているのは、人口減少対策、協働のまちづくり、行政改革の推進です。この中で、人口減少対策は、本市のまちづくりを進める中で最大の課題であると明言され、まち・ひと・しごと創生石岡市総合戦略に基づく施策の中に新たな視点を取り入れながら人口減少に歯止めをかける、そういった施策を全庁挙げて取り組むと宣言されております。このように、他市でも見られる、また問題ともなっております、そして、この石岡市にとっても最大の課題であります減少対策であることを声高らかに宣言しております。  そこで、1つ目のお尋ねをいたします。  結婚・子育て応援プロジェクトで挙げられた事業は、ほとんどが今まで取り組んでこられている事業であり、谷島市長以前から取り組んでいるものであります。谷島市長は、今回、552億円を超える令和3年度予算編成作業を終えた今、令和3年度予算に新たな視点、谷島カラー、それをどのように組み入れ事業展開をするのか、考えを持っているのかまず伺います。当然、こういった事業が市民に広く周知されているのか、あるいは、多くの方が活用されているのか、制度設計も含めて検証をされていると思いますので、この点も含めまして答弁をいただきたいと思います。  次に、3つの共通テーマで触れておりました行政改革の推進では、少子高齢化や、高度化、多様化する公共サービスへの需要に加え、現下のコロナ禍によりまして、人的、財政的な制約が大きくなっております。そのような中で、市民に期待される公共サービスを提供していくために、公共施設の機能や役割の見直し、IoT、ATなど、そういった技術革新や……。                  〔「AI」と呼ぶ者あり〕 19 ◯5番(川井幸一君) 失礼しました。何て言った……。  AIなどの技術革新やドローン技術の行政運営への導入など、行政資産の強化と公共サービスの最適化を柱とした行政改革を推進してまいりますと述べられておりますが、市役所の組織、職員の育成については触れられておりません。  昨年は、記憶にも新しい官製談合事件による幹部職員の逮捕、そして、幹部職員の長期療養休暇取得、また、職場内におけるパワハラでありますとかセクハラ等の訴えの取扱いに対する疑問、昨年の12月の定例会では、市長の専決処分に関する事案について、なすべき事務処理を忘れていたというような説明が職員からあり反省しているものと期待はしておりましたが、残念ながら期待に反する行為を複数の部署で検認しております。そして、その責任の所在に関しては、縦割りの行政とも思われる点も散見されております。  私たち会派、石翔会は、今の石岡市にとって力を注ぐべき点の1つに、組織体制の見直し、それと、強化があると考えておりますが、施政方針の中では、なぜか全く触れられておりません。  そこで、2番目です。市長にお伺いをいたします。  約10か月にわたり市長として感じた部分、石岡市の市役所の組織、職員の取組状況について感じられるところ、また、石岡市政の中で重大事件として言える指摘事案がある中、施政方針に組織体制の見直しと強化について全く触れていないその理由をお尋ねいたします。  昨年6月、第2回定例会において谷島市長は、市長として初めての施政方針を示されました。この施政方針におけるまとめの部分の最後に、この石岡に暮らす全ての人が安心して未来に希望を持っていけることができるよう、そして、全ての市民が幸せを感じられる社会、特に子どもたちが石岡市に誇りを持って自らの未来に夢を描ける社会の実現に向けて不撓不屈の精神で全力を注いでまいりますとして、力強い言葉で市長としての意気込みを語られました、示していただきました。私は、個人的な印象といたしまして、特に不撓不屈という言葉に感じるものを抱いております。それは、皆様もご存じであります横綱貴乃花が、大関、そして、横綱へと昇進伝達式の際にいわゆる口上というものがあります。その中で不撓不屈という言葉を使用しており、後に、ご存じでもあるかと思いますけれども、膝に大けがを負いながらも土俵に上がり逆転優勝したときの、そのときの鬼の形相、今でもテレビで放映されますので、市長を含め皆さんもお分かりかと思います。その不撓不屈の文字と貴乃花の鬼の形相、精神がつながるところであります。あの鬼の形相、精神を言葉で表わすのが不撓不屈になるとすれば、市長の語った不撓不屈ということは、一体何だったのかお聞きいたします。  今回お示しいただいた施政方針の締めの言葉は、それとは今回変わりまして、新たな一歩を踏み出す極めて重要な1年であると考えております。そして、議会の皆様、市民の皆様とともにその歩みを進めてまいりたいと思いますと、今回は、こう変わっております。この10か月間の不撓不屈という市長の取組の結果を考えたときに、私のイメージと、そして、また現実と落差に戸惑いさえ感じる部分がございます。  そこで、3点目、市長にお尋ねいたします。  市長就任後、不撓不屈と宣言し市政運営に当たってきたことの10か月間の結果、一方、令和3年度は、議会の皆様、市民の皆様とともに歩みたいと、言い方を見ますと優しく述べられております。時に、こういった言葉というものは、政治家にとっての大きな武器であると思われます。市長は、この言葉、単語の持つエネルギーについて、その差をどのように考え施政方針に取り組んでいるのかを伺います。 20 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 21 ◯市長(谷島洋司君) 石翔会、川井議員の会派代表質問にお答えいたします。結婚・子育て応援プロジェクトにおきましては、結婚、妊娠、出産、子育てまでを切れ目なく支援する取組を進めてまいります。令和2年度において、すくすく赤ちゃんクーポン券や医療アプリなどで利用実績が出ている一方で、妊婦タクシー利用補助金については申請に対して実際の利用が低いようですが、いざというときの安心感につながるものと考えます。今後、利用しやすい手法等について、あるいは、積極的な市民へのPRなどを検討してまいりたいと考えております。  また、新生児聴覚検査助成事業については、本年度から開始した事業であり、今後の利用状況の推移を見てまいりたいと思います。  いずれの事業もこれまで取り組んでいる事業でありますが、妊娠から子育てにおける不安の解消や、精神的、経済的負担の軽減のための取組であり、これらの事業を継続し、少子化と多様化する子育て需要に対し、安心して子どもを産み、育てやすい環境を整え、子育て世代に魅力的なまちづくりを進めてまいります。  リーディングプロジェクトに掲げました新たな視点、SDGsは、持続可能でよりよい社会の実現のために17の目標を掲げた世界的な取組であります。それと同様に、私の目指す持続可能なまちづくりも、石岡ゆめ創生プロジェクトに掲げた7つのプロジェクトによって実現するものであります。各プロジェクトの事業を実施しながら、様々なライフステージに合わせて7つのプロジェクトを切れ目なく効果的につなぎ合わせ取り組むことにより、市民が幾世代にもわたって住み続けていく町の実現を目指してまいりたいと思います。  次に、組織体制についてでございます。  市長に就任して約10か月となりますが、ご指摘のとおり様々な事案がございました。それらの課題に真摯に向き合い、その解決に全力で努めてまいりました。私としましては、これを機に全てのうみを出し切り、風通しのよい職場を創出し、やる気のある職員の育成など、その環境整備に努めてまいりたいと考えております。  組織体制の見直しと強化については、施政方針にある現下のコロナ禍において、人的、財政的な制約が大きくなる中で、市民に期待される公共サービスを提供していくためにも必要であり、市政運営において直面する様々な行政課題に対応し、より効率的な行政運営の推進に向けて取り組んでまいりたいと考えております。  また、二度とこのような事案につながる芽を出すことのないよう、各部署間の横断的な連携と情報共有をさらに密にし、職員個々のチェック意識を徹底するとともに、石岡市法令遵守の推進に関する条例を適切に運用しながら、強い組織体制を確立してまいる所存でございます。  次に、私の政治姿勢についてでございます。  昨年の4月30日登庁し、10か月が経過しました。この間、市議会の皆様をはじめ、市民や多くの関係者の皆様との協働により新たな時代の市政運営に向けて歩み始められたことに感謝いたします。  私は、令和2年第2回定例会において市長就任に当たっての所信の中で、石岡市に暮らす全ての人が安心して未来に希望を持って生きることができるよう不撓不屈の精神で全力を注いでいくと述べさせていただきました。この約10か月間、新型コロナウイルス感染症により事務事業に制約を受ける中においても、その精神の下、職員とともに様々な感染症予防策や各種施策に取り組み、市民生活や地域経済を守ることを最優先に取り組んでまいりました。  令和3年度の施政方針において、石岡市の新たな10年の歩みを市議会と市民の皆様とともに進めてまいりたいと述べさせていただきました。まちづくりの理念であります共生・共育・共働の下、これからのまちづくりを様々な主体とともに進めてまいりたいと私の思いを伝えさせていただいたところでございます。石岡市の現状を深く理解し、創意工夫に最大限の力を注ぎ、本市の持っているポテンシャルを十分に生かして将来の石岡市を築いていく所存であり、町の主役である市民の皆様、そして、その代表である議員の皆様の言葉に真摯に耳を傾け、共に考え、未来に続くまちづくりに取り組んでまいりたいとの思いでございます。  不撓不屈の精神でまちづくりに全力を注ぐことは、私の市政運営を担う責任者としての決意であります。そして、その姿勢は一貫して変わるものではございません。今後の市政運営の中で直面する問題、課題等に対して、また、今般見直すこととなった地域医療対策についても、その現状と真摯に向き合い、解決策を見いだし、各種施策を着実に展開してまいりたいと思っております。そして、全ての市民が幸せを感じられる社会、特に子どもたちが石岡市に誇りを持って自らの未来に夢を描ける社会の実現に向けて、自ら先頭に立ち、全職員と力を合わせ一丸となって取り組んでまいる所存であります。 22 ◯議長(池田正文君) 石翔会、5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 23 ◯5番(川井幸一君) ただいまご答弁をいただきました。ちょっと答弁をお聞きしまして、申し訳ありませんが、もう一度ちょっとお聞きしたい部分が出ましたのでお尋ねいたします。  2点目の部分での施政方針の組織体制の見直しについて触れていなかったという中での質問の中で、今、市長よりお答えをいただきました。そういった中での説明をしっかりと今聞いたわけですので、ぜひそういった点も施政方針の中に入れていただいて、それを掲げていただいて、この事案についてもお答えいただきたかったと思っております。その2番目に対して、もう一つ質問があります。  石岡ゆめ創生プランとしての7つのリーディングプロジェクトが示されたところですけれども、示された事案の数々を進めるのは職員であります。そして組織です。家に例えれば、土台であり、柱とも言えるかと言えます。ここ数年の組織、人事体制は、継続的な行政運営を見据えたものでもないと思います。さらに、市長選挙後の人事異動もされておらず、市長が進めるまちづくりは、内部的、組織的に示されておりません。結果として、何がしたいのかという部分が伝わってこないと感じます。このリーディングプロジェクトの推進に向けては、市長の権限である人事権を内外に示すことで強化されると思いますけれども、市長のその点の考えをもう一度伺います。  そして、その次に質問しました3番目の質問についての、これもちょっと追加でございます。申し訳ございません。議会の皆様、市民の皆様とともに歩みたいという言葉について、具体的にどのような努力、働きかけを想定したものか。単なる挨拶時の慣例的な意味であれば、先ほど申し上げたように言葉や単語の持つエネルギーは限定的なものとなりまして、市長の訴えに私たちの心が共鳴するということはないと感じます。共に歩みたいという言葉に込めた市長の切なる思いを具体的にお話し、お示ししていただければと思います。 24 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 25 ◯市長(谷島洋司君) 1点目は、組織体制についてでございます。  私としましては、先ほども申し述べましたとおり、10か月やってまいりました。その中で、やはり石岡市の様々な問題、それについては認識をしてございます。そういったものをよく理解した上で、今後、来年度の組織体制についてはしっかりと取り組んでまいりたいと思っております。  いずれにせよ、何度もお話ししております風通しのよい職場、それをしっかりとつくっていく、これがまず第一かと思っておりますので、その点について取り組んでまいりたいと思います。  もう一点、市民とどのように向かい合っていくかということになるかと思うんですが、今回、若い職員がオンラインなどを使って様々な意見集約をしていただいております。そのほか、そういった手法や、市長と語る会を通して様々な主体の人たちとの意見交換をし、そして、皆さんの意見を伺ってまいりたいと思っております。  SDGsの理念にあります自分の目標が地域全体の目標とつながる、そういったことを意識して、それぞれな個人、市民の皆さんとともにその目標を達成することを目指してまいりたいと思っております。 26 ◯議長(池田正文君) 石翔会、5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 27 ◯5番(川井幸一君) 最後になります。私も市長就任以来10か月間、共にこうした議会の中でいろいろとお話、市長の考えも聞いてまいりました。ただ、その中で言えることは、まだまだ遠慮があります。あるといいますか、市長としての言いたいこと、考え、そういったものがなかなか伝わりにくい。その1つに、よく市長が使われます議会とともに市民のために頑張りたい、そういった抽象的な部分を、今度、2年目は、もっとしっかりと具体的な思い、強い思い、要するに、谷島市長としてのしっかりとしたカラーを出していただきたい。市長も1万7,000余りの後押しをいただき市長になり、そして、また、それ以外の方々も市長になったことで大きな期待をされております。それは私たち議員も同じことでありまして、私たちも後ろには大きな市民の声を持ちながらこの議会の場に立っており、要するに、議員と市長の目指すものは1つ、石岡市をよりよい市にする。住んでいる皆さんが本当に石岡市に住んでよかったなと思える部分を、本当に語り合って議論し合っていい方向に持っていく、そういった本当の議論、熱い気持ちをお互いに出しながら今後やっていくのには、もっともっと谷島市長としての声を発していただきたい。具体的な思いを伝えていただきたい。その中で議論があって行く道が出てくるわけです。そういった部分も含めて、私たち石翔会は、市長の味方でもありませんし、言ってみれば、敵味方ということはふさわしくはございませんけれども、分かりやすく言うと、味方でもなければ敵でもない。中立な部分で議論する、答えを出していく。それが、市民にとって、石岡市にとって一番よいことだと私は思っております。下手な、下手なといいますか、変なしがらみや思いがそこに入って、市長のやっているものに対して全てイエスマンになってもまずいだろうし、私たちも先ほど言いましたように地域の皆様の声をいただきながらこうして議員となっているわけですから、その中でのしっかりとした議論を、そして、その議論の結果、市にとってすばらしい市になっていく、そのことが今回の大きなテーマでもあります人口減少という部分にもつながっていくと思います。住んでいる人たちが本当によりよい町と感じたとき、住みよい町と感じたときに、やはり石岡市のよさ、特徴が出、そこに人が住み集まってくるものと考えます。そういう目線で、これからも石翔会として市長とともに頑張っていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。  質問を終わります。 28 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午前11時15分休憩             ──────────────────────                   午前11時27分再開 29 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  青雲、21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 30 ◯21番(高野 要君) 21番、会派、青雲の高野でございます。  石岡市議会でもいよいよ代表質問が始まったということで、市長との政策的な議論が一層深められるものと期待しておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。淡々と時間もございませんので質問していきますので、よろしくお願いしたいと思います。  それでは、通告に従いまして質問をさせていただきます。  まず、第1点目、施政方針における各プロジェクトについてでございます。  来る令和3年度、市長の施政方針の中にありますとおり、平成24年度から取り組んできた石岡かがやきビジョン、つまり、石岡市の将来ビジョンの最終年度であるわけでございます。「誰もがいきいきと暮らし輝くまちいしおか」を基本理念として、当市が10年間にわたって取り組んできた構想がどのように仕上げられるのか、それが問われる1年になると思っております。  また、同時に、令和3年度は、市長が立てた石岡ゆめ創生プランにとって実質的に初めての事業年度であると施政方針に述べられております。そうしますと、つまり、令和3年度というのは、過去10年間のかがやきビジョンの総仕上げを行いつつ、次のビジョン、そして、市長のゆめ創生プランとの橋渡しの年という、これまた大変重要な1年ということになるわけでございます。  そこで、伺いたいのは、市長は、過去9年間のかがやきビジョンの進捗状況を振り返ってそれをどのように評価し、最終年度にどのような部分に集中的に力を注いで総仕上げを行っていくつもりなのかという点でございます。別の言い方をすると、これは、かがやきビジョンとゆめ創生プラン、ゆめ創生プロジェクトがどういう関係になっているのかということでもあるのですが、私は以前から将来ビジョン、アクションプランとリーディングプロジェクトとの関係がどうもよく分かりません。分からないんです。かがやきビジョンには7つの政策目標が挙げられております。それを実現するためにゆめ創生プランのほうには政策目標の下に基本構想と事務事業がぶら下がっている。それはそれで分かるような気がいたします。ただ、ゆめ創生プロジェクトというものがどのようにかがやきビジョンの目標達成に役立つものなのかが、どうも分かりません。ゆめ創生プランに書いてあるリーディングプロジェクトの位置づけという図を見ても、それがどういうふうにかがやきビジョンと結びついているのかもよく分かりません。多くの方が分からないのではないかなと私は思います。私の理解では、ゆめ創生プランに示されている基本施策と事務事業だけでは弱い部分、達成の度合いがひずんでいる部分を補うのがゆめ創生プロジェクトなのかなと、いろんな方から伺い、幾らか分かったようなところでございます。つまり、これが、市長のかがやきビジョンの進捗状況に対する評価ということなのかなと思っているわけでありますが、そこで、具体的に今年度のゆめ創生プロジェクトで示されている7つのリーディングプロジェクトとかがやきビジョンの政策目標との関係です。特に、総仕上げの年度としてかがやきビジョンの令和3年度のゆめ創生プロジェクト、これをどのように関連させて効果を上げようとしているのか。これを例えば、ゆめ創生プロジェクトの安全快適生活プロジェクトにある石岡駅周辺整備事業第2期という事業は、かがやきビジョンの政策目標である誰もが快適に暮らせる都市機能が充実したまちへという目標と、その基本施策である駅周辺、市街地の整備の達成のためにあるというように具体的に例をそのように挙げていただいて、かがやきビジョンの過去9年間の振り返りと令和3年度のゆめ創生プロジェクトの考え方、その関連づけについて市長からお考えをいただきたいと思います。  それから、毎年度私どもに示されるリーディングプロジェクトの振り返りといいますかチェック体制についてでございます。  今年示されたプロジェクトで言えば、例えば安心医療・生涯福祉プロジェクトには誰もが生き生きと健康で生活できる環境づくりとあり、そこに幾つかの事業が並んでいる。その事業は、今言った誰もが生き生きと健康で生活できる環境づくりを実現するために実施するということだと私は思います。そして、当然、年度末には各プロジェクトの状況の振り返り、チェックする作業があると思います。今年度のプロジェクトはどうだったのかというような、つまり、事業の進捗とか予算の執行率などという事務的な視点のチェックではなく、誰もが生き生きと健康で生活できる環境づくりのために、今年プロジェクトとしてピックアップした事業は果たして的を得ていたのか。ここです。もっと別の事業に取り組むべきではなかったのかというような政策的な視点からのチェックというのは、毎年、市長は行っているのでしょうか。ここです、よく聞いておいてください。行われているのであれば、その手順と次年度への反映のさせ方をご答弁いただきたいと思います。また、仮に行われていないのであれば、その理由と、今後に対する市長の考え方をお伺いしたいと思います。  また、併せて、そもそもの話になってしまいますが、このリーディングプロジェクトに示される各プロジェクトとそれぞれにぶら下がっている事務事業というのは、毎年どういう手続を経て決定されているのかという点も併せて市長にお答えをいただきたいと思います。  この件については、非常に私は大事な部分があると思います。聞くところによると、予算の中からのピックアップとかチョイスとかそんなことも聞いてございまして、何ら汗を流さないで、このリーディングプロジェクト、そういったことが示されてきているのかなというふうな下世話なお話も聞いてございます。ということで、1回目、今、何点かお聞きしましたので、この点について市長から明快なご答弁をお願いいたします。                〔「地域医療も」と呼ぶ者あり〕 31 ◯21番(高野 要君) これ……。ちょっとお待ちください。  地域医療は2回目でよろしいですか。一緒ですか。2つですから。  よろしくお願いします。 32 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 33 ◯市長(谷島洋司君) 青雲会派代表、高野議員の答弁をいたします。ただいま、石岡ゆめ創生プランにつきましてのご質問がございました。このゆめ創生プランは、10年の計画の経営計画、石岡かがやきビジョンのそのアクションプランとして市長任期に合わせてつくってまいりました。私の場合、このゆめ創生プランは、石岡かがやきビジョンの最終到達のためのプランということで取り組んでまいります。これにつきましては、毎年、このアクションプランを着実に実行していくためにPDCAサイクルによる進捗状況を踏まえた内容の見直しを行っております。例えば、成果指標、それぞれ基本政策に成果指標、指標名、指標の説明、それと現状値、もちろん目標値も掲げた上でこの取組の進捗状況を見ております。私としましては、この石岡かがやきビジョン、例えば人口減少対策という項目がございますけれども、この10年の将来ビジョンにはなかなか達成が難しかったと認識しております。そういったもので、残り、このゆめ創生プランでしっかりこの対応をしていくと。そして、また次の10年計画の中で見直しを行って新たな取組をしてまいりたいと考えておるところでございます。  いずれにいたしましても、この長い計画と、そして、市長任期に合わせましたアクションプラン、こういったものを有機的に活用していきまして、しっかりとした石岡市の将来像をつくってまいりたいと思っております。ご理解ください。 34 ◯議長(池田正文君) 青雲、21番・高野 要君。
                    〔21番・高野 要君登壇〕 35 ◯21番(高野 要君) 私は、今、お伺いしたのは、9年間ですね。9年間、分かるか分からないか知りませんが、きちっと引継ぎはしておられると思うので、その9年間について、市長からの、プロジェクトの後、考え方としてはその関連づけ、きちっとした、それを明確にお伺いしたかったわけであります。  あと、政策的な視点からのチェックということでございますが、まだ10か月で、恐らくやっていないかと思うんですね。やっているかもしれませんけど。あたかもやったような答弁でございますけれども、それはちょっと答弁に無理があるのではないかなというところであります。  今日は一般質問ではございませんので詰める気はございませんが、今後、やはりこういった本当に大事な、これ、ことでございます。市長も、ゆめ創生ですか、プラン、これは非常に大事にしてやっていくんだとそういうことでございます。しかし、先代の方々も、かがやきビジョン、これ、10年間、9年間、8年間やってきたわけでございます。だから、そういったものを、あまりに答弁の中で軽々過ぎるのではないかと。いかにも私がどうのという話をしております。私は、政策的な視点からチェックは毎年行っているのかということです。私は、毎年という言葉をここに入れているんですが。毎年行っていると言えば、次に、どのように8年間のお答えをお聞きしたかったわけですが、今の答弁ではそのように入っていけませんので結構でございます。  あと、最後に、毎年どういう手続を経て決定されているのかという点も併せて市長にお願いしたいと言ったわけですね。ぶら下がっている事務事業というのは、毎年、どの手続を経て決定されているのか。一般質問で聞いていきますので結構でございます。もう少しきちっとした、初めての代表質問でありますので、お答えがいただけるのかなというふうに思っております。  それでは、2点目、行きます。あまり緊張しないで、きちっと答えてください。  まず、各プロジェクトでございますが、私が感じておりますのは、本来は、石岡市政の根幹、基礎であるべき将来ビジョン、現在はかがやきビジョンという名前がついていますが、これが単なる飾り物になってしまっているんじゃないかということであります。将来ビジョンというのは、つまり市の構想、昔で言う市の総合計画であります。ご承知のとおり我々議会は、この基本構想を議会基本条例の中で特に議決事件に加えているわけですが、将来ビジョンというのは、それぐらい重要な計画であるわけです。10年間という長い期間ですから、途中で事情や状況が変わることはあるのでしょう。10年前に今回のコロナの大流行などを見通すことは当然できない、それは仕方ないと思います。また、その計画の性格上、内容が総花的になることも致し方がないと、それは私も思っております。しかし、それでもなお将来ビジョンというのは、石岡市の最上位計画として10年後に到達すべき、10年後です、到達すべき目標、まさに理想像です、未来像が示されているはずです。しかし、今回の施政方針においても、触れられているのはかがやきビジョンの最終年度であるという部分ぐらいで、その達成に向けて行うべきことは、市長の決意については何にも語られておりません。私は大変がっかりしたところです。だから、私は冒頭に申し上げましたように、市長は、将来ビジョンなんて、飾り物として見栄えする絵を描いて飾っておけばいいと思っているんじゃないかと言ったんです。そういう将来ビジョンの軽視というのが、前市長時代の子どもの森、ありましたね、立派な。包括支援センターを造るんだということで、5年間も保育所づくりに、保育所をつくるとしてきたことをほごにして。しかしながら、その事業も、今、ゼロベースであります。あと、それとか病院の公立化だとか、急に降って湧いたような施設になって私は表われるんじゃないかと言いたいんです。もし市長や執行部の皆さんが将来ビジョンというものをもっとしっかり考えていれば、市長が思いつきで何かの施策を言い出したとしても、事務方として、市長、それは将来ビジョンに何も書いていないし読み取ることもできないから議会に説明できませんよとか無理ですよという話、言葉ができると思うんです。本当にそれはするべきなんです。それなのに、市長も事務方も誰も真剣に将来ビジョンのことなんて考えていないから、市長の思いつきを事務方もはいはいと聞いて施策が進められてしまうのではないかと思う次第です。前市長時代からのこの数年間、石岡市と議会は、本当に市長の思いつきに振り回されてきたんです。私も頑張ってきましたが、陣屋門しかり、子どもの森しかり、病院の公立化しかり、どれもかがやきビジョンからはっきり読み取ることなんてできないんです、できません。前市長が急に思いついた施策です。もう我々議会も、市長の思いつきにはほとほと呆れましたと言いたいです。議会というかね、私が。  今回の施政方針の中には新たな10年へのつながるまちづくりを進めてまいりますと書かれています。新たな10年間の将来ビジョンを、今の谷島市長が担うか、誰が担うか、それは、私にも市長にも誰にも分からないことですが、未来に目を向けた市長の意欲については、私はいいことだと思っております。ただ、そう言いましても、新たな10年につながるまちづくりを進めるという市長が施政方針の中ではっきり言っておられる以上、市長は、令和3年度のゆめ創生プロジェクトを通じて10年後の石岡市はどのような未来像を描いているのか、どのような施策を通じ、どのようにして新たな10年へつなげていきたいとお考えなのかということは、やはり私、議員としてもきちんと伺っておく必要があると思いますので、市長にゆめ創生というプランを挙げている市長から夢のあるご答弁、これを賜りたいと思います。 36 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 37 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。私は、所信表明の演説の中で、全ての市民が幸せを感じられる社会、特に石岡市の将来とも言える子どもたちが石岡市に誇りを持って自らの未来に夢を描ける社会、そういったものをつくってまいりたいと申し述べてまいりました。  今回、SDGsの取組を組み入れさせていただいたリーディングプロジェクトの中には、誰一人取り残さない持続可能でよりよい社会の実現を目指す世界共通の目標、それを取り入れさせていただきました。グローバル化が進んだ現代において、様々な課題に対して市民と行政が一体となり解決のために団結して取り組んでいく必要があると思っております。本市においても、市の将来像であります「誰もがいきいきと暮らし輝くまちいしおか」、この10年計画を実現するために、私としまして、石岡ゆめ創生プランにおいてSDGsを掲げ、達成に向けた取組を推進してまいりたいと考えております。 38 ◯議長(池田正文君) 青雲、21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 39 ◯21番(高野 要君) 3回目、夢のある答弁と聞いていいのかどうか分かりませんが、SDGs、私もここにバッチをつけていますけど、一人も取りこぼさない、今の言葉を絶対忘れないで行っていただきたいと思います。詰めても仕方ないので、次に行きます。  今まで伺ってきましたが、私には、政治家、谷島洋司の声というものがなかなかや、聞こえてきません。答弁も、もっともっとしっかりしたものが欲しかったわけでございますが、甚だ残念であります。本当だったら私はもっと伺いたいことはあるんです。例えば施政方針の1ページ目にある都内からの地方への移住や企業が本社機能を地方へ移すなど、東京一極集中からの地方へと目が向けられ云々という部分にしても、このような現状認識は、この施政方針の原稿を書いた職員さんだけじゃなく、市民の皆さんも我々議員もみんな共有していると私は感じております。しかし、この施政方針には、だから私は市長として何をしますという部分がないんです。私は市長として何をしますという部分がないんです。それは、原稿を書いた職員だって書けないですよね、市長じゃないんだから。そこから先どうするかを考えて、指示をして、予算づけして、施政方針で述べるのが市長だと私は思うんです。もっともっと職員とのヒアリング等々も詰めるべきであり、自分の思いというものは職員に告げるべきではないかなとそのように思います。見えてこないんです。  施政方針の同じページには、これからのまちづくりにおいて、ニューノーマル、新たな日常を構築していくこと、これが持続可能なまちづくりにつながるものと考えておりますとあります。こういうことを書くのは簡単なんです。紙とボールペンです。もしかしたら、日本中どこの自治体の施政方針にも金太郎あめのごとく同じ文句が書いてあるかも私はしれないのかなと思います。ただ、私は、じゃ、石岡市民にとっての新たな日常、ニューノーマルというのはどういう日常なのかとか、各プロジェクトの中のどの部分が石岡の新たな日常を構築する施策なのかとか、それをどのように持続可能なまちづくり、石岡らしいまちづくりにつなげていくのかという部分が本当は議会で議論されるべきだと思うわけでございます。市長、そう思いませんか。  私は、今回、代表質問の答弁者が、市長、教育長、そして市長公室長だけと聞いて、これはすばらしい答弁が返ってくるなとね。ここ、私も議事録等々はいつも読んでいるんですが、そういった内容以上のものが返ってくる。いや、そうしたら、今日は、もっともっと自分もいろんなことの知識が入るかというような思いで、今日、今、質問に立っているわけでありますが、政治家、谷島洋司として、地域医療以外の考えというのがきちんと示されるのかといったのが私の今日の期待でありました。しかし、残念ながら私は今回その声を聞くことができなかったと感じております。また、これから一般質問もございますので、このことについてはしっかりと伺っていきたいというふうに思っております。  私たち議員は、しっかりと皆さんに質問し、そして、お答えをいただき、市民に伝えることが仕事であります。皆さんの仕事は、やはりきちっとその思いを、我々を通じて、また、マスコミ等々を通じて市民に伝えることが仕事であるのかなと私は思っております。質問しても黙って下向いていたり、本当に短編小説のようになってしまっていては、これは議会での議論とは言えないんじゃないかなと思います。  最後、苦言になってしまいましたが、もう一点ありますので、これはこの辺で終わりたいと思います。もし市長のほうで何か今私がご質問してきましたことについて答弁があれば。答弁なければ結構です。これで1回目、1点目を終わります。  なけりゃ、いいよ。  2点目、施政方針における地域医療について。  時間がありませんので、飛ばしていきます。  次に、2項目目の施政方針における地域医療についてでございます。  地域医療につきましては、先日の全員協議会におきまして市長から大変残念な報告をいただきました。私からすれば、あのまま病院公立化に進んでしまわなくて本当によかったなと、私自身、安堵しております。あのまま進んでしまっていたら、大変なことになったなと感じているわけでもあります。  しかし、一方で、地域医療が当市にとって課題の1つであることは、誰しもが認識しているところだと私は思います。  今回の施政方針を拝見すると、石岡地域に必要な医療体制について精査し、将来的な地域医療の安定を目指して云々と書いてあり、また、安心医療・生涯福祉プロジェクトでも、地域医療対策事業に387万円の予算措置をしております。その事業の内容として、石岡地域における医療需要や、将来需要予測、医療機関の現状と医療環境を調査することにより、この地域に必要な医療体制について精査し、効果的な整備方法を検討しますということで、私にすれば、今さら何を言っているのかなと思うわけです。  この事業の内容については、一般質問や予算審査のほうで伺いたいと思いますが、この代表質問では、令和3年度に石岡市が進めようとする地域医療の考え方のうち、まず、何よりも、石岡地域医療計画という計画そのものを市長は今後どのようにして行おうとしているのかを伺いたいと思っております。  石岡地域医療計画について、はっきりと方向性を打ち出したのは、唯一、石岡医療計画白紙にという見出しを挙げた新聞だけで、市長自身は、私の記憶では、さきの全員協議会で石岡地域医療計画を今後どうしていくのか、白紙なのか、見直しなのかということははっきり言っておりません。今回の施政方針も読みますと、相手との協議が整わず見直すこととなりましたと何だか他人事みたいな書き方であります。全然自分に何の責任も感じておりません。ここに書かれている見直すというのは、石岡地域医療計画そのものを見直すという意味なのか。それとも、病院公立化のパートナーを見直すという意味なのか。もし、医療計画を見直すのであれば、計画のどの部分を見直すのか。地域医療振興協議会が提案を取り下げたとしても、市長は昨年度の市長選挙の公約どおり、あくまでも病院公立化ということで進む考えなのか。それとも、それ自体をやめて全く違う方向を模索するつもりなのか。その点をはっきり市民と我々議会に示していただかないと、私たちも地域医療をどういうふうに考えていかなければならないのか全く分からないと思います。1万5,000人の署名による請願も今期定例会に提出されております。市長には今後、石岡地域医療計画をどうするつもりなのか、白紙撤回なのか、見直しなのか、見直すならどこを見直すのか、また、その決定的な内容は、かすみがうら市、小美玉市とも協議をし、既に共有している事項なのか、それについて市民に、市民にです、我々にもそうですが、市民にご説明をいただきたいと思います。1回目の質問といたします。 40 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 41 ◯市長(谷島洋司君) 石岡地域医療計画をどのように取扱うことになるかについてお答えしたいと思います。石岡地域医療計画に掲載しておる医療課題等を解決することは重要だと考えておりますが、これまでお示ししてきた地域に必要な医療体制の整備手法は一から見直し、今後、新たな手法を検討してまいりたいと考えます。  新たな手法につきましては、公立、民間にこだわらず、課題を個別に解決していくことも含め、必要な対策を検討してまいりたいと考えております。 42 ◯議長(池田正文君) 青雲、21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 43 ◯21番(高野 要君) あと、それと、市長、今、答弁漏れです。この小美玉市とかすみがうら市と、その決定内容というか、見直すんだったら見直すというようなことを、これ、きちっと協議をして共有しているのかどうか。答弁漏れです。今、言っていなかったよね、そこは。はっきりとお答えください。質問はしていると思いますけど……。  今、質問が漏れていました。でも、2回目に入ってくださいということなので、2回目に入ります。  この小美玉、かすみがうら市との見直し、それについて協議をし、また、共有する事項になっているかということ、ここをきっちりと、駄目なら駄目でいいんですが、お答えいただきたいと思います。  それでは、次の質問へ入ります。  石岡地域医療計画について、もう一つ確認したい点がございます。今回の施政方針の安心医療・生涯福祉プロジェクト地域医療対策事業には、先ほど言いましたように石岡地域における医療需要や将来需要を予測、医療機関の現状と医療環境を調査することに、これを地域に必要な医療体制について精査し、効果的な整備方法を検討してまいりますとあります。この石岡地域という言葉をそのまま受け取ると、石岡地域という言葉は、石岡地域医療計画で、本計画では、石岡市医師会管内である石岡市(石岡地区及び八郷地区)、かすみがうら市(千代田地区のみ)ですね、小美玉市(玉里地区のみ)を合わせて石岡地域としますと定義されているわけであります。そうすると、この地域医療対策事業において実施する調査委託というのは、石岡市だけでなく、旧玉里村、旧千代田町を含んだ石岡地域を対象として実施して調査をするということなのでしょうか。石岡市の予算、本来、市民のために使わなければならない予算で石岡市以外のエリアまで調査する、そんなことができるものなんでしょうか。私はできないと判断します。もしそういうふうに石岡地域を調査するというのであれば、本来は、かすみがうら市、小美玉市から負担金なりなんなりを頂いて実施すべきではないかと思うわけですが、この点について市長の考えをお伺いいたします。 44 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 45 ◯市長(谷島洋司君) 3市の連携、今回の件を踏まえて、まず、3市連携はどのように進めるかということにお答えいたします。今回、地域医療振興協会から取下げの申出を受けまして、先日2月5日、急遽、かすみがうら市長、小美玉市長と3市長会議を開催し、その経緯等について報告するとともに、これまで協議してまいりました産科、小児科、緊急診療について引き続き連携して取り組めるよう協議をしてまいりたい旨を申し上げ、ご了解をいただいたところでございます。  今後も3市で連携し、地域に必要な医療体制等について協議をするとともに、効果的な手法の検討を進めてまいりたいと考えております。  今回の調査について、かすみがうら市と小美玉市に負担を求めないのかというお尋ねでございます。  今回の調査につきましては、石岡市として今後必要になる医療体制等を検討するためのものであり、その上で、かすみがうら市や小美玉市との広域連携を進めてまいりたいと考えております。今後、3市で連携して進めていくものにつきましては、応分の負担を求めてまいりたいと考えます。 46 ◯議長(池田正文君) 青雲、21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 47 ◯21番(高野 要君) 市長、そういういい塩梅な答弁をしては、まずいでしょう。これは事業ですよ。こういう大きい事業を進めるに当たって、調査費、それが何で、事業が決定してから応分なこの調査費出せるんですか、これ、本当に。小美玉市と、だったら、かすみがうら市を外したらいいでしょう。外せば、このような負担金、関係ないです。今も言っているけど、共有して一緒に今度やっていくんだということでしょう、産婦人科。そこまで話が具体的になっていて、調査とかそういうのは石岡の、市の市税でやるんだと。あり得ないことですよ。前にも質問しております。やはりこういった事業ですから、応分の負担を求めて共有してやっていく、それが事業です。今までのこともそうだったんじゃないですか。今泉氏がやってきたことも。全部石岡市でお金を出してやってきたんです。だから、彼らには何も責任を取ることがないんです。この事業、おかしいですよ。これ、石岡市で全部調査費とか何か全部やっていくというのは。市民の税金、勝手に使わないでください。市長、よくもう少し考えて、事業というのはどういうものなのか。お互いに共同事業であれば、共同で、1円たりとも、皆さんで分担して、それがよりよい事業になるんです。  もう終わり。  先行きがどういうふうになるか分からない。不透明であるから石岡市でやっておけば、いいんじゃないかと、そういう考えなんじゃないですか。市長、よく、今、私の質問、また質問します。この件については、きっちりと精査していただきたい。  あと34秒ありますので、市長、やはり答弁はしっかりと根拠を持ってしてください。私も、これは、協議しますとかそういうふうな費用についてはというお答えが返ってくるのかと思って、そうすれば本当の事業になるなと思っていたんですが、石岡で出してやりますよと、このお金、ちょっと難しいんじゃないですか、私は、そのように思います。  3、2、1で、ちょうど私の質問を終わります。ご清聴、ありがとうございました。 48 ◯議長(池田正文君) 次の質問者に移ります。  自由・公明クラブ、7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 49 ◯7番(石橋保卓君) 7番・石橋です。会派、自由・公明クラブを代表して質問をさせていただきます。  就任間もなく1年を迎える谷島市長におかれまして、初めての予算編成になるわけです。いよいよ谷島市長独自の構想の具現化という段階に入ってきたのかなというふうに思うんですけれども、この1年間、コロナ対策と前任市長の後始末の1年で明け暮れてしまったのかなというふうに感じがします。そういう意味では、谷島市長のこれまでお持ちの本来の力をこの1年間発揮できなかったなというふうに考えております。  質問に当たりまして、重複するものについては割愛をさせて簡潔に進めていきたいなというふうに思っていたんですけど、ほとんど重複してしまいますので、本当にさわりのところだけお聞きをしたいなというふうに思います。  今回、手元に示されました所信と施策の概要について一読をいたしました感想といたしまして、全体を通じて感じたことは、具体的な施策と抽象的な施策の表現といいますか、そういうところがちょっと極端で、かなりの違和感を感じたというのが私の率直な意見であります。そういう意味では、市長のお得意としますか思い入れが強い部分が具体的な施策として表われ、どちらかというと不得手な部分が抽象的な施策の表現になってしまったのかなというふうに勝手に解釈をしておりますけれども、それでは具体的な質問に入っていきたいと思います。  やはり、所信のほうにもありましたように、今後、石岡市、全国的な部分なんですけれども、やっぱりワクチン接種、これに対しての市民の皆様方がお持ちになっている不安といいますかそういう部分がかなり大きなものを占めているのかなというふうに思います。本来やるべきことではないのかなとは思いますけれども、やはりあと1年、もしくは2年、どうしてもワクチンといいますかコロナ対策に重点を置かざるを得ないような状況になってしまうのかなと思います。それに対する一番有効な手段がワクチン接種というようなことで、6割から7割のワクチン接種が済めば集団的な免疫を獲得できると、これまでどおりの日常生活が取り戻せるというふうなお話がされているようであります。  先ほども質疑の中であったような感じがしますけれども、まず、石岡市では、個別接種、もしくは、集団接種、あるいは、個別と集団を同時に進行する、どのような接種方法を現在お考えなのか、ここをまずお伺いをしていきたいと思います。  それから、いずれにしろワクチン接種につきましては、医療機関、特にお医者様方との連携といいますか協力がなければ進めないわけですけれども、現在、医師会とはどのような調整状況で進めているのかお伺いをいたします。  それから、所信の中でもありましたけれども、今後、強力な感染予防を実施していくというようなことでありましたけれども、一体どのような具体的な感染予防を石岡市で考えているのか、お伺いをいたします。  次に、地域経済の回復への具体的な取組ということでお伺いをするわけです。  地域経済の回復をどのようなお考えで今後臨まれるのか。その中で、市の強みを生かした産業振興というふうな表現がありました。では、その今石岡市が持っている強みというものはどういったものがあるのか、認識をお持ちなのか、お伺いをいたします。  次に、プレミアム商品券、そういう部分での具体的な表現がありましたけれども、地域経済対策への具体的な施策、これはどういったものをお考えなのか、お伺いをいたします。  それから、農産物の6次産業化、ブランド化ということでありました。先ほど来の質疑の中で、ブドウとか柿とかというふうな具体的な品目が出ておりましたけれども、どちらかというと、ちょっと限定的、逆に限定的であるのかなと。石岡市内を見渡した場合に、もっとブランド化できる農産物というか加工品というか、そういうものがたくさんあるような感じがするんですけれども、ブドウ、柿以外にはお考えになっていないのかどうか、そういうところをお伺いしたいと思います。  次に、良好な教育環境の確保ということで学校施設の環境整備、これについては大変重要な課題であるというふうな表現がありました。では、どういった部分の環境整備が今後重要になってくるのかをお伺いいたします。  それから、学習環境のさらなる良好な環境の確保というふうなのがありました。そのさらなるの部分、学習環境の確保というものはどのようなものをお考えなのか、お伺いをいたします。  次に、7つのプロジェクトに関して共通のテーマということで、人口減少対策、協働のまちづくり、それから、行政改革の推進、この3つを共通テーマとして挙げておられますけれども、人口減少対策について、これは全庁挙げて取り組むというふうな表現になっております。この全庁挙げて取り組むということはどういうことなのか、お伺いをいたします。  次に、協働のまちづくり、これについては、連携、協力というふうな表現を用いられておりますけれども、どういったところと連携をして、どういったところと協力をされていくのか、具体的にお伺いをいたします。  次に、行政改革の推進でございますけれども、この中で、行政資産の強化と公共サービスの最適化、こういう表現がございました。この行政資産の強化、あるいは、公共サービスの最適化、具体的にどういうものをお考えになっているのか、お伺いをいたします。  次に、地域医療の件についてお伺いをいたします。  所信表明の中では地域医療の安定をというような表現がございました。市長がお考えのこの地域医療の安定というものはどういうものをお考えになっていらっしゃるのか具体的な説明をお願い申し上げたいと思います。  以上で1回目の質問、終わらせていただきます。 50 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 51 ◯市長(谷島洋司君) 自由・公明クラブ、石橋議員の会派代表質問にお答えいたします。新型コロナウイルスワクチン接種は、2月中旬から全国で医療従事者を対象に接種が開始されました。当市においては4月中旬から65歳以上の高齢者の接種が予定され、その後、ワクチンの供給状況により、基礎疾患のある方、高齢者施設の従事者、それ以外の方の順で接種が行われる予定となっております。  接種方法については、先ほどお話がございましたように、市内の医療機関での個別接種を行います。感染症の発症や重症化から市民を守るため、迅速な接種を進めてまいります。  ワクチン接種に関しましては、医療従事者の協力なしではできない事業ですので、昨年から石岡市医師会と接種方法等の協議を行い、高齢者については個別接種で開始する方向で調整しているところでございます。  今月5日には1回目の接種協力医療機関への説明会を予定しており、医師会からのご意見等を伺いながら、迅速なワクチン接種の実施に向け取り組んでまいります。  接種に際しましては、国から届くマスクやガウンなど医療用物資を配布し、実施する側の感染防止策を図ってまいります。  接種を受けに行く方へは、検温、マスクの着用、アルコール消毒等の感染防止対策を取るよう促すとともに、接種機関が密にならず接種が円滑に進むよう、事前に接種の手続や流れ等を分かりやすく周知してまいります。  次に、市の強みを生かした産業振興につきましては、石岡市では年間を通じて様々な農産物が収穫できることから、首都圏への生鮮食品の供給に大きな役割を果たすとともに、果物刈りなどの身近な観光スポットにもなっております。その強みである新鮮な農産物や観光資源を活用し、石岡市が一体となった取組を行ってまいりたいと考えております。  また、石岡市は、恵まれた交通インフラ、あるいは、充実した住環境に大きな強みがあり、企業立地と事業展開に有利な支援の数々を用意しております。私自ら先頭に立ってリーダーシップを取りながら企業誘致を進めるとともに、様々な関係機関と連携し産業振興を図ってまいりたいと考えております。  地域経済対策の具体的な施策につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け市内の経済は疲弊していることから、地域経済を維持、回復していく施策が必要であると考えております。プレミアム付商品券を発行し市内経済の需要を喚起するとともに、市内での消費拡大と地域経済の活性化を図ってまいりたいと考えております。  また、国の令和2年度第3次補正予算が成立により地方創生臨時交付金が活用できることを踏まえ、引き続き、切れ目なく経済支援対策に取り組んでまいります。  市の強みである農業につきましては、来年度、農産物の単価アップと生産者の所得向上を図るため、現在、6次化、ブランド化に取り組んでおります農力アップ推進会議のメンバーに専門家を加え、新たな商品開発、ブランド化を進めてまいりたいと考えております。  その6次産業化、ブランド化の具体策ですが、先ほど申し述べましたとおりブドウなどを使用した商品開発、ブランド化につきましては、皇室献上柿の産地として富有柿のブランド化を進めてまいりたいと考えております。これまで、6次産業化、ブランド化につきましては、農政課単独で行ってまいりましたが、今後は、生産、加工、流通、販売、観光を一体化し、オール石岡で市内の産業の充実を図ってまいりたいと考えております。特に、石岡セレクトの商品選択、そういったものなどを進めてまいりたいと思っております。  良好な教育環境の確保でございますが、現在、市内各小中学校においては全ての普通教室に空調設備が完備しております。中学校においては、令和2年度中に特別教室への空調設備の設置が完了する予定であり、来年度からは小学校の特別教室に対しましても、石岡市小中学校統合再編計画や石岡市学校施設個別施設計画との整合性を図りながら空調設備の設置を進め、児童生徒の体調維持を図り、集中して授業に臨めるよう、学校施設の環境整備や学習環境の確保に努めてまいります。  また、学校施設の管理運営につきましては、石岡市学校施設個別施設計画にのっとり、施設の老朽化に対して中規模修繕や長寿命化改修等の予防保全を行い、個別施設計画で示していない修繕や改修工事につきましても、利用者の安全性、利便性を第一に考え、学校から要望等をいただきながら実施してまいります。  そのほか、台風被害等による突発的に発生する学校運営上必要不可欠で早急に対応すべき修繕工事につきましては、適宜確認を行いながら実施していくよう指示してまいります。  人口減少という問題に対しては、少子化の回復と転出超過の改善を共に考えていかなければなりません。少子化の要因には、未婚化、晩婚化、晩産化が挙げられますが、その背景には女性の社会進出や価値観の多様化、子育てに対する負担感や経済的不安の増大など様々な要因が絡んでおります。一方の転出超過については、若年世代の進学や就職、結婚などのライフイベントが密接に関係していると考えられます。このような要因に対しまして、健康福祉、経済、安全、公共インフラなどを担当する部署が一丸となり、切れ目なく必要とする人に必要な支援が届くよう、全庁的に人口減少という喫緊の課題に取り組んでまいる所存でございます。  次に、協働のまちづくりについてでございます。  合併10周年を記念し市民により定められた石岡市民憲章では、私たち市民は、ふるさとを誇り、活力と生きがいに満ちた平和なまちをつくるため、力を合わせ、みんなが集まる魅力あるまちをつくること、そして、決まりを守り、安全で安心して暮らせるまちをつくることがうたわれております。また、協働のまちづくり条例においても、まちづくりの主人公である市民一人一人が考え行動するとともに、よりよい地域社会を実現させることを願い、市民、地域コミュニティー、事業者、市が相互の役割を理解し対等な立場で連携、協力していくことが基本理念として掲げられました。これらの市民憲章、そして、協働のまちづくり条例の理念の下、その推進を図るべく市行政としての役割を担っていく所存ですが、その中でも、地域の特性と魅力を誰より知っている市民が主役となり、地域社会の課題を、地域、事業者、行政がしっかりとした主体性を持ちながら共に力を合わせるという理念を市政運営に反映させてまいりたいと思います。  行財政改革は、全ての政策、施策、部局において常に意識して取り組むべきものと考えております。石岡市の行財政改革大綱は、行政資産の強化と公共サービスの最適化をテーマに掲げ、財政運営の充実、人材の強化、協働によるまちづくりの推進、行政サービスの最適化の4つの取組方針と方針に基づく46の取組項目について進行管理しておりますが、令和元年度末時点で93.5%の実施率となっております。令和3年度に計画満了を迎えますが、これまでの総括を行うとともに、今検討を進めているまちづくりの指針となる新しい総合計画において、全ての政策、施策、部局、引き続き行財政改革の視点を持って、さらなる改革が進められるよう指示してまいります。  また、特に、財政運営の充実、人材の強化につきましては、重点的に取り組んでまいりたいと考えております。  地域医療の安定とはについてお答えいたします。  これまで目指してきました持続可能な医療体制で、誰も安心して暮らせる石岡地域に向けて、医療資源の確保、特に医師や看護師などのコメディカルの確保が必要と考えます。また、地域において身近に安心してかかることができる病院があることが求められると考えます。
     今後は、それらの医療体制の整備に向けて、これまで検討してきた手法にこだわらず調査研究を行い、市民の皆様、議会の皆様との合意形成を図りながら効果的な手法を検討いたしますとともに、国や県に要望や働きかけをしてまいりたいと考えております。 52 ◯議長(池田正文君) 自由・公明クラブ、7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 53 ◯7番(石橋保卓君) ありがとうございました。  今のお話をお伺いして、さらに何点かお伺いをしようかなと思っているんですけれども、まず、ワクチン接種ですね。石岡市の方針としては個別接種、市内各医療機関において接種を進めるということでございますけれども、では、実際この個別接種を進めるに当たって、行政はどういった部分で各診療機関をフォローしていくのか、そういうところを具体的な行政としての立ち位置というものが定まっているのであればお伺いをしたいというふうに思います。  それから、地域経済の部分で農産物の6次産業化の部分ですね。これについては、やはり生産体制の確保、それから、生産した、収穫した農産物に対していかにして付加価値をつけるか、どのような加工を加えるか。それから、結局は、作っても売り先がないというのが結構方々で聞く悩みなんですけれども、その場合の販売網の構築、そういったものを今後きっちりと進めていかなければ、口先だけの6次産業化ではどうしようもないというふうな感じがします。1つの提案というわけではないですけれども、先ほど来、ブドウや柿というようなお話、具体的なお話が出ていますけど、それ以外の、やはり、石岡市としてのお米の生産もかなり盛んであります。ただ、石岡市の場合、茨城県の場合、独自のブランド米というのがあまりにも少ない。どうしても全国的にもコシヒカリとかそういう部分でのネームバリューに負けてしまっている部分もあります。そういう意味では一朝一夕にできることではないとは思いますけれども、石岡市で品種改良、石岡市が主体となって品種改良を行って、石岡市独自のブランド米を作っていくのも1つの方法ではないのかなと。米作農家については、かなり、今、大規模化といいますか農地の集約が図られつつあります。そういった部分で、そういう逆にブランド米を大量に、大量という言い方はおかしいと思いますけれども、供給する体制は整いやすい状況になりつつあるのかなと思います。  それと、あと、私の地域のことを言っても失礼になるかと思うんですけれども、私の家の周辺では大変ネギ農家が多うございます。収益的にもかなり高い収益性を持っているということでありますので、そういった地域に根差した特色ある農産物をブランド化していくのも1つの方法ではないかなと思いますので、これは先ほどの共通テーマのほうにも関わってくるわけですけれども、全庁を挙げて、先ほど市長がおっしゃいましたけどオール石岡で取り組むべき問題だと思いますので、そこは職員の皆様方と一緒に知恵を結集して、本当に6次産業化を早めに推進していただければというふうに思います。  それから、良好な教育環境の確保という部分について、先ほどちょっと市長のほうからも具体的なお話がありましたけれども、この点については一般質問のほうで詳しくやらせていただきます。ここで言わせていただくとすれば、正直、立派な庁舎、本庁舎や総合支所にも今回かなりのお金をかけてリニューアルをしているわけですけれども、それ以前に私は、子どもが学ぶ学校の環境整備、そういうところにもうちょっと力を入れていっていただければなと。やはり、小学校6年、中学校3年、合計9年間、石岡市の学校で学んでいく子どもたちが、やはり、我々もそうですけれども、やはり一番、小学校の思い出、中学校の思い出、いろいろあると思うんですよね。そういう思い出をつくっていく、自分の人間形成をしていく場としての学校を、もうちょっとやっぱり環境整備という部分では石岡市として充実していただきたいなという思いが強いです。これについては、一般質問のほうで少し詳しくさせていただきたいと思います。  地域医療なんですけれども、地域医療安定ということで市長のお考えをお伺いいたしました。やはり政治としてでは、高い理想を掲げて市民の皆様方に夢を持っていただくと。現実的には、その夢を実現するに当たって一つ一つ課題を解決していくと、これが行政の役割なのかなというふうに思うわけですけれども、これまでの今日の質疑の中で、やはり地域という言葉が今後重要になってくるのかなというふうに思います。そもそもの石岡市で策定をしました石岡市地域医療計画、この段階で、私は、もう既にボタンのかけ違えが始まってしまったのかなと、そういうふうに感じるわけです。  ここで、ちょっとお伺いをしたいんですけれども、現実的に市長は具体的に地域とはどういったところを指しているのか、ご理解なさっているのかお伺いをしたいと思います。  やはり、石岡市の医師会で言いますと、先ほどもお話がありましたけれども、石岡市と小美玉市の玉里地区、それから、かすみがうら市の旧千代田地区、これが石岡市医師会が包含している区域になるわけですね。今回、皆さんが考えている、大部分の方が考えていらっしゃる石岡市地域というのは、石岡市を中心とした小美玉市全体、かすみがうら市全体、そういうイメージを持たれている方が大分多いかと思います。そういった部分でのやっぱり、今後の地域をある程度明確にするという部分では、もっと説明をするべきであるのかなというふうに感じがしますとともに、今回示された、昨年来から示されていました石岡市地域医療計画、これについては、石岡市医師会、それから、地域医療振興協会からの提案に基づいて進められてきた計画であったということだと思います。ですので、その石岡市地域医療計画について具体的な説明を求めても、なかなか明確な回答が前任の市長さんからも得られなかった。今の谷島市長さんからも具体的な説明は得られないと。行政の責任としては、やはり市が主体となって本当に石岡市にとって大事なこれからの医療計画は何だという部分を今回省いちゃったことがつまずきの始まりではないのかなというふうに私は思っています。ですから、先ほど石岡市の地域医療については一からというふうなお話がありましたけれども、私は、一からではなくゼロから本当に再スタートを切っていただいて、職員の皆さん方と一緒に石岡市でできるもの、小美玉、かすみがうらと連携でできるもの、病床の再配分、それから、産科、小児科、産科の開設、小児科の充実、それから、休日夜間の緊急診療、今、大きく分けて3つの課題を抱えているのかなというふうに理解をしているんですけれども、これについては別々に先ほど市長もそれぞれに対応を考えるというようなお話がありましたけれども、まさにそれが必要なのかなというふうに思います。ただ、この3つの課題を解決するのには、やはり医師の確保が一番重要であり大事なわけですよ。とは言いながらも、今、日本全国を見て、やはり医師が大変不足をしているときに、地方においての医師不足は、本当に悲惨といいますか地域にとっては大きな問題になっています。そういう意味で、今、長い目で見た場合、行政として何をしなくちゃならないかなという部分については、医師の確保。じゃ、その医師の確保をするのにはどうすればいいのか。これ、石岡市単独では絶対できるわけではありません。これは全国的にやっぱり取り組まなくちゃならない。国も県も同じような方向を向いて医師の確保を図っていかなければならないわけですけれども、地域という意味で考えますと、取りあえず茨城県全体として取り組む。茨城県と44市町村が一体となって医師の確保に向かって施策を進める必要性があるのではないかなというふうに考えます。  県内には医学部は、たしか筑波大の医学部しかないかなと思います。そういう意味では、どうしても県内では医師不足というのは恒常的に起こっているわけでありますけれども、幸い、県立の茨城県立医療大学というものが阿見町にあります。ここへぜひ、県内44市町村と連携をしながら、当然応分の負担は必要になってくるかと思いますけれども、県内2番目の医学部設置、なかなかこれ、簡単に口で言ってできるものではないというのは重々承知しています。でも、そういった努力をすること自体が、やっぱり政治家として必要な部分ではないかなというふうに思いますので、そういった方向性で、逆に石岡市が県下をリードしていくというところも必要になってくるのかなというふうに思います。2回目、そういったところ、まとまりのない質問になってしまったかと思いますけれども、そういったところをもう一度、市長さんのほうのお考え、何か感じたところがあればお答えをいただきたいというふうに思います。 54 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 55 ◯市長(谷島洋司君) まず、ワクチン接種についてお答え申し上げます。現在、国や県の方向性がまだ未確定の部分がありますけれども、市としましては、このワクチン接種について主体性を持って取り組んでまいる所存でございます。石岡医師会の協力なくしては成り立たない部門でもありますけれども、市としてこの問題は最優先で取り組んでまいりたいと思います。  2点目、ご提案のとおり、このブランド米やネギ、こういったものは、茨城県のほうからも石岡で何かないでしょうかというお話をされております。こういったものに関しては、当市の持つ特徴、有機栽培が盛んであったり、あるいは、首都圏から近いというそういった利点なども生かしながら、その議員ご提案の件につきましては、調査研究を進めてまいりたいと思っております。  3点目、学校施設については、やはり子どもたちの教育にとって必要不可欠なものであると思っております。私もこの学校環境の充実についてはしっかりと取り組んでまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  また、4点目、この石岡地域ですけれども、具体的にお話しいたしますと、これまでの緊急診療所の運営につきましては、石岡市医師会の管轄地域、石岡市全域、かすみがうら市の千代田地区、小美玉市の玉里地区、そういったものを基本に、費用負担など連携して対応してまいりました。また、2次救急の病院群輪番制につきましては、石岡市、かすみがうら市、小美玉市の3市を基本に、費用負担などを連携して対応してまいりました。  このように、地域医療の安定につきましては市町村単位では実現が難しいところが多いと考えておりますので、まず、石岡市として取り組むべき医療課題等について整理した上で、石岡市医師会の管轄地域を基本として地域医療に係る施策を検討し、共通の課題等に対しては、近隣や、さらに広域的な地域で連携して対応していきたいと考えております。  また、議員ご指摘のとおり、地域医療の問題は当地域だけの問題ではなく、全県的に広域で考える視点も大変重要です。しかし、同時に、当地域における医療が直面している課題についても市として見過ごすわけにはいきません。国や県と連携を密にしながら、地域医療の課題解決に向け議員各位のご理解とご協力を賜り、合意形成を図りながら進めてまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 56 ◯議長(池田正文君) 自由・公明クラブ、7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 57 ◯7番(石橋保卓君) ありがとうございました。  3回目ということで、時間も間もなく切れそうなので地域医療について絞ってちょっとお伺いをしますけれども、やはり、地域という部分で、どういうふうに、1つの、例えばですよ、病床の再配分といいますかそういう部分についてはどういう地域で検討していかなければならないのか。産科については、どういった地域割りといいますか、地域の中で検討すべきなのか。そういう一つ一つのテーマによってある程度地域を分けて考える柔軟性も必要ではないのかなというふうに思うわけですけれども。でも、やはり先ほどから重ねて申し上げますけれども、やはりベッドを幾ら用意しておいても、そのベッドを活用するためにはお医者さんがいないとベッドは活用できないんですよ。いかにしてドクター、お医者さんを確保するか。消えてなくなるであろう120床を、その分の9割は石岡市に残せましたとは言いながらも、やはりそのベッドをいかにして活用するか。その活用するためにどうやってお医者さんを集めるか、石岡市に来ていただくか、そこが一番重要なポイントになってくるのではないかなというふうに思います。そういう意味では、本当に夢なのかも分かりませんけれども、もう一つの医学部を県内の自治体と連携しながら県内に設置をして、県内の医師不足を解消するための1つの手だてとするというのも私はあってもよろしいのかなと、そういったところで谷島市長の本領を発揮していただければなというふうに思うわけです。  いずれにしろ、人口減少対策、少子化対策、これまでもやってきましたけれども、人口の減少に歯止めがかからない。じゃ、これまでの政策、施策は何だったのかなというふうな部分はあるわけですけれども、やはり根本的にやっぱり魅力あるまちづくりをしないと石岡市に人はとどまってもらえない。魅力あるまちづくりがきっちりできれば、とどまるだけではなく、転入人口も増えていく可能性を私は秘めているのかなというふうに思います。  市長が前に、医療はまちづくりだというようなお話をされたかと思います。私、逆だと思うんですね。まちづくりをしてこそ、医療も充実をしていくのではないかなと。やっぱり、都市基盤の整備をきっちりやって、そこで人口がある程度増えつつあるような状況になってくれば、そこで開業したいというお医者さんも出てきますから、現時点で将来人口が5万人まで減っていくというような状況の中で、じゃ、石岡であえて開業しようというお医者さんがいるわけがないんですよ。そういう意味では、道路を含め住環境の整備、そういったところの都市基盤の整備を重点的に進めていくことが私はまちづくりの一番早道ではないかなというふうに思います。これについては、私の1つの提言という形で申させていただいてご答弁は結構です。私の質問は以上で終わります。ありがとうございました。 58 ◯議長(池田正文君) 以上で通告による質問は終了いたしましたので、これをもって代表質問を終結いたします。  以上で本日の議事日程は終了いたしましたので、これをもって散会いたします。  次回は明3月2日、定刻午前10時から会議を開き、市政一般に関する質問を行います。  お疲れさまでございました。                   午後 0時46分散会 Copyright (c) ISHIOKA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...