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令和2年第4回定例会(第4日目) 本文 開催日:2020-12-09
令和2年第4回定例会(第4日目) 議事日程・名簿 開催日:2020-12-09

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  1. 石岡市議会 2020-12-09
    令和2年第4回定例会(第4日目) 本文 開催日:2020-12-09


    取得元: 石岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-06
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 令和2年12月9日(水曜日)                   午前10時00分開議 ◯議長(池田正文君) おはようございます。ただいまの出席議員数は22名です。定足数に達しておりますので、これより前回に引き続き、本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、議事日程表のとおりであります。  これより議事日程に入ります。             ──────────────────────  日程第1 一般質問 2 ◯議長(池田正文君) 日程第1、一般質問。これより前回に引き続き市政一般に関する質問を行います。  12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 3 ◯12番(小松豊正君) おはようございます。12番・日本共産党小松豊正でございます。通告に従いまして、一問一答方式で質問を行います。  質問項目の第1は、新型コロナウイルス感染症から命と暮らしを守る施策についてでございます。  今朝のニュースでも土浦市で新たなクラスターが発生し、全国的にも医療の現場が逼迫し、本当にこの年末が正念場だという報道もされているところでございます。事態は非常に深刻になっています。  そこでお伺いいたします。市民の感染状況と対策について、現状はどのようになっているのか質問いたします。 4 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 5 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。県の発表によりますと12月8日現在、石岡市では29名の感染者が報告されており、11月以降、県内及び市内でも感染者が増加している状況でございます。  感染者の入院等に関する情報でございますが、県が発生時に発表する重症、中等症、軽症等の症状別情報以外は公表されておらず、市では市の感染者の入院状況は把握していない状況でございます。  以上でございます。 6 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕
    7 ◯12番(小松豊正君) この点で市民への情報提供の問題も、議会の意思として改善してもらうように、県に上げてもらうように市長にお願いした経過がございます。一般の市民の方が知っていて行政では分からないという事態が今回もあるんですね。  ご存じのように市内のお医者さんが感染したと。本当かということで私も知らなかったんですけれども、市民の方のほうがこれはもう知っていて、そういうことがその病院に貼り紙がしてあると。それでそういう事態があるんですね。  こういうのはほかで見ますとこの場合は石岡では自営業と、ほかの場合は医師と、あるいは医療関係者、病院とか、そういうのが出ているところがあるんですけれども、この点は非常に疑心暗鬼といいますか、できるだけ迅速に、県も市も正確な情報を提供するという、それがある意味で市民に対する責任なんですね。これだけ増えてくると。これは今どういうふうになっているんですか。県との関係というのは。こういう事態がまた起きたのでは非常に困りますよね。どうなっているのか。これをお答えください。 8 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 9 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。感染者の公表については、県のほうで基本的には感染者の年代、性別、職業、それから感染状況と重症、軽症、中等症等についてのみ公表している状況でありまして、基本的には市が県の公表の報告を受けて市民に公表しているところでございます。  以上でございます。 10 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 11 ◯12番(小松豊正君) それはそうなっているから困るわけであって、市民としては。だから、そういう場合が起きたときには堂々と困るんだと。こういうことでは。分かるでしょうと。これはそういう一定の配慮も必要かもしれないけれども、常識的に自営業と書いたって医者ですから戸惑うわけですよ。そういう現場の声を県から言われてからじゃなくて県に上げると。改善してくれというのが当然必要じゃないですか。市長はこの点はいかがお考えですか。いろんな人から言われているわけですから。こういう声は。答弁をお願いしたいと思います。 12 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 13 ◯市長(谷島洋司君) 先ほど保健福祉部長のほうから説明したとおりの内容でございますけれども、今回の自営業につきましては私も誰がなったかは正式には知らないという状況でございます。県の発表がそうである以上は、それ以上の情報は石岡市として正確性を期すという面と、個人情報を守るという点から制約されている部分があると思いますので、どうぞご理解願いたいと思います。 14 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 15 ◯12番(小松豊正君) ですから、民主主義の問題としてもそういう声を堂々と上げてもらいたいということですよ。県に。困るんですと。もう少しそういうことをやってもらわないと。そのことを堂々と主張してもらいたいと。そして、改善をしてもらいたいというふうに強く希望いたします。  次の問題ですけれども、これ以上の感染を防ぐための手だてでございますけれども、私は全国的な教訓、県内他市の教訓、これを基にして具体的な提案をいたしますので、執行部の見解を求めたいと思います。  1つは、これだけ保育の現場、介護の現場でクラスターが起きている例が次々と出てまいりました。土浦でもそうです。近くでは。それで、こちらの提案は医療機関、介護福祉施設、保育所、保育園、学校、学童クラブなど、もしクラスターが発生するとこれは多大な影響が出る分野なんですね。実際にはここは出ているわけですよ。近くでも、全国的にも。  私は、こういうところに対しては定期的なPCR検査を行うこと。そして、誰が感染して感染していないのか。無症状であっても感染する方がいらっしゃるわけですから、この点を提案したいと思うんですよね。これは一貫して私が提案していることですけれども、これについて県内の例はどうですか。県内の例を見てどのようにやろうと考えているのか。まずお答えください。 16 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 17 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。議員ご提案のクラスターが発生すると多大な影響が出る施設等への定期的なPCR検査、こちらの実施体制につきましては財源の確保や検査実施体制の整備が課題であり、大変難しい状況がございます。  なお、今回土浦市では、施設等においてクラスターが発生したため、県保健所の主導で緊急一斉に集中検査を実施しております。今後当市においても万が一クラスターが発生し、集中検査を行うことになった際には県や保健所と連携し、円滑に検査ができる協力体制が図れるよう検討していきたいと考えております。  以上でございます。 18 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 19 ◯12番(小松豊正君) 土浦の場合は桜町一丁目、二丁目、ああいうところで発生したから県が乗り出さざるを得なくなったわけですよね。県が乗り出して全部やりました。私が聞いているのは、そういうことが実際起こったからというので、全国の例で起こる可能性があるところに対して定期的にPCR検査を先行的にやるべきじゃないかと。やっている例はどうかということを聞いています。県内で。つかんでいますか。つかんでいたらば言ってください。 20 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 21 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。県内で定期的なPCR検査を実施している例はないかと認識しています。  以上でございます。 22 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 23 ◯12番(小松豊正君) これは報道もされているんですが、私はあるというふうにつかんでおります。それは笠間市の場合ですね。これはここに笠間市のペーパーもありますけれども、同意書ですね。どうなっているかというと、医療機関従事者、福祉施設、保育所等に勤務、また笠間市以外に住んでいる人だけど、同じ勤務の方、笠間市立病院の方を笠間市立病院でやると。これは唾液によるPCR検査だと。費用は1万8,000円というのが始まっているんですよ。こういう例に学んで石岡でもやったらどうかと思うんですが、いかがですか。提案します。 24 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 25 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。今、議員からご指摘がありました笠間市の例も十分調査しながら検討していきたいと思いますが、PCR検査の定期的な実施ということにつきましては先ほども申し上げたように財源の確保、検査実施体制、検査をしていただける医療機関の整備、こういうことが課題でありまして、そういったことも含めて調査していきたいと考えております。  以上でございます。 26 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 27 ◯12番(小松豊正君) これはよろしくお願いします。  それから、もう一つの提案は、地方創生臨時交付金などを活用して無症状の人、そして無症状の人で65歳以上、また基本的な疾患がある方、そして、その方が希望する場合はPCR検査をやり始めたという県内の事例についてどうですか。質問いたします。 28 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 29 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。国においては感染拡大や重症化を予防する観点から、一定の高齢者等が本人の希望により検査を行う場合の費用について助成する予算措置を講ずることとなりました。  例としては、土浦で現在国の補助金である疾病予防対策事業費等補助金を活用しまして、65歳以上の高齢者の方や基礎疾患を有する方を対象にPCR検査、または抗原定量検査を医療機関で実施する際の費用の助成を11月16日から開始しております。  当市においても今回の補正予算でこの補助金を活用し、無症状者の不安解消や感染拡大防止を図るため、65歳以上の高齢者や基礎疾患を有する方で発熱等の症状がなく、PCR検査を希望する方を対象にPCR検査を行う事業経費を計上しております。  以上でございます。 30 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 31 ◯12番(小松豊正君) これは今回の補正予算にも出ていることだけれども、積極的な意味があると思うので、よかったと思います。これは手を挙げてくれる方を対象にするわけですよね。だから、そういう点で積極的に、今の時期に合っていると思うので、これは進めていただきたいというふうに強く要望いたします。よかったと思います。そういう点では。  それから、次の質問ですけれども、PCR検査協力医療機関ということなんですけれども、この石岡で先ほど言った無症状の方にやる場合にはどこに頼むんですか。それとの関係で石岡にPCR検査協力医療機関というのはあるのか。どこなのか。これを質問いたします。 32 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 33 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。当市で今回予算で計上しております高齢者及び基礎疾患を有する方に対する希望によるPCR検査でございますけれども、こちらについては市内の医療機関ということでなく検体を市で回収しまして、検査機関にその検体を運んで検査してもらって結果を検査した方に伝えるという形で実施したいと考えております。  以上でございます。 34 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 35 ◯12番(小松豊正君) 細かいことは補正予算に関する議案質疑でもやりますので、そのときに詳しくまたお願いしたいと思います。  それで、市民の皆さんからも市内でPCR検査をやってくれるところはどこなんだと、こういう声もあるんですけれども、これはどのように把握されていますか。市内で。 36 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 37 ◯保健福祉部長(金井 悟君) 今現在県の委託を受けて運営している土浦の検査センター、こちらのほうで現在はPCR検査が必要と認められる方は紹介されて検査が受けられるという体制になっておりましたけれども、11月以降、県内の新型コロナウイルス感染症の体制の見直しがありまして、身近な場所で検査を受けられる体制が整備されているところでございます。  石岡市医師会管内の医療機関においても診療検査センターの登録がなされまして、その中で石岡第一病院につきましては公表の了解が得られた医療機関として県のホームページに掲載されております。  以上でございます。 38 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 39 ◯12番(小松豊正君) これは担当部局としてもつかんでもらいたいと思うんですけれども、市民の方から聞くと芹沢医院ですね。そこに書いてあるそうです。  それから、住民の方からの意見としては山王台病院に大きなテントが張ってあると言うんだよ。何だと、あれは。だから、特別の臨時のといいますか、そういう検査場所ということも考えられるので、市の当局としても掌握をしてもらいたいと思います。それをお願いしたいと思います。  次に、地域経済と暮らしを守るためにというところに移りたいと思います。  国と市の施策がどのように活用されているのかということにつきましては、昨日同僚議員が質問し、答弁があり、私もその資料をいただいているので、それはそれで終わります。  それ以外に載っているのでちょっとお伺いしたいのは観光クーポン券事業ですね。これは直接的には商工会議所がやっているかと思うんですけれども、この観光クーポン券事業は現在どのようになってどういう効果があるのか。つかんでいるかと思うので、それをお答えいただきたいと思います。 40 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 41 ◯経済部長(額賀 均君) ご答弁申し上げます。石岡市観光応援クーポン券でございますが、こちらは石岡市観光協会、こちらで委託業務を行っております。  こちらの内容でございますが、対象事業者が運営する取扱店頭において1会計当たり2,000円以上お支払いの方に1,000円のクーポン券を1枚配付してございます。これによりまして市内の観光施設や店舗と観光関連事業者への誘客促進と地域経済の活性化を図っているところであります。  こちらについては県内にも例がない状況でございまして、現在クーポン券に当たりましては第1回分は既に完売して終了しています。第2弾として、現在クーポン券の配付を行っている状況でございます。  以上でございます。 42 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 43 ◯12番(小松豊正君) 経済対策は石岡市の担当部局でもいろいろ努力されてかなり一生懸命やられて、一定の方が応募されているんですけれども、昨日の同僚議員のあれを聞きましても私は少ないんじゃないかと思うんですよね。もっと手を挙げてもらいたいと思うんだけど、少ないんじゃないかと。  例えば家賃の問題でも48件ですよね。家賃支援事業に手を挙げて48件に払っていると。大体50件とか、そういうレベルなので、これは積極的なPR、周知はしていると思うんだけれども、もっと関係者の皆さんには、こういう時期ですから積極的に応募してもらって、できるだけコロナによる経済被害を食い止めるというふうにしてもらいたいと思っておりますので、引き続き担当部局の努力をお願いしたいと思います。  それで、今政府も第3次補正ということで、年内にはできずに来年に持ち越されると。そういう中で新聞報道もされております。それで、石岡市独自でやった施策につきましても観光クーポン券は2月28日、コロナ関連融資応援給付金は1月29日と。家賃の場合は来年の2月26日までとなっているんですけれども、これは政府の第3次補正との関係もあるかと思うんですけれども、もっと積極的にこれの期間を延長するとか、拡大とか、そういう点を考えるべきだと思いますけれども、この点はどのようにお考えでしょうか。 44 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 45 ◯経済部長(額賀 均君) 経済支援対策についての期間延長と拡大について、ご答弁申し上げます。  初めに、石岡市中小企業等事業継続給付金につきまして、当初売上高の減少期間が令和2年1月から6月までとしておりましたが、新型コロナウイルス感染症の影響による売上高の減少が続いているということから、国の制度に合わせまして売上高の減少対象期間をこれまで6月から12月に変更したところでございます。  次に、石岡市中小企業緊急支援事業補助金につきましては、前年と比較して50%以上売上高が減少し、新型コロナウイルス感染症対策に取り組んだ事業者に対しまして補助事業をしてございます。こちらに加えて、新たに11月24日から石岡市いばらきアマビエちゃん登録促進給付金を開設しまして、新型コロナウイルス感染症対策に取り組んだ事業者を支援しているところでございます。  次に、石岡市中小企業等緊急家賃支援給付金と石岡市新型コロナウイルス関連融資応援給付金につきましては、国の経済支援策に合わせまして事業を創出しているところでございますので、今後も国の動向を注視しながらさらに検討してまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 46 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 47 ◯12番(小松豊正君) 大変ですけれども、頑張って、石岡の企業が年を越せるように、来年も伝統あるそういう商業が維持発展できるようにぜひよろしくお願いしたいと思います。  それでは、次の質問項目の第2に参ります。地域医療対策についてです。  これは同僚先輩議員の方々も今回の一般質問で取り上げられたように、非常に切実な市民の要求があるわけです。私自身にも、また家族にも、子どもにもそういう体験をしていると。ただ本当に身近で安心してかかれる一定のレベルの病院が欲しいというのは共通的な願いだと思うんですね。  そういうことと、それからこれから高齢化社会に向かう中で車が運転できなくなったらどうなんだと。非常に不安だと。やっぱり近場にあってほしいと。1時間もかかって協同病院へ行くのではとてもどうにもならないということですね。  そういう意味で言いますと、石岡市の現在と将来を左右する極めて重要な問題をどうするんだと。これは議会にとって今投げかけられている、執行部にも解決が迫られている非常に重要な問題、あるいは基本的な重要な問題だと言ってもいいような問題だと私は思っております。  それで、1つ目の質問は、市長が11月17日の全員協議会で2病院を統合し、公立化を目指すというふうに明言されましたけれども、その理由についてこの場で改めてお伺いしたいと思います。 48 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 49 ◯市長(谷島洋司君) ご答弁いたします。私は、現在医師やコメディカル不足のため、病床が休床となっている石岡市医師会病院をはじめ緊急診療の休止、さらには市内に分娩できる病院がないことなど、様々な課題を抱える石岡地域の医療環境に対しまして、市長就任以来、課題解決に向けてどう取り組むべきか、民間で対応することができるのか、そういったことも含め様々な検討をしてまいりました。  結果この石岡地域の医療課題の解消には、民間活用の場合、公立病院の場合、いずれも相応の支出が伴うものであること。緊急診療の再開についてはその中心となる医療機関が必要であること。さらには、民間活用における山王台病院からのご提案において、この山王台の提案は病床の確保が前提で、石岡地域医療計画である現行スキームの検討から始めてほしいとの意向があることが分かりました。  これを総合的に勘案いたしまして、石岡地域の医療課題を解消していくためには、私は公立化、現行スキームでございます再編統合による公立病院を軸に協議を進めてまいりたいと考えているところでございます。 50 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 51 ◯12番(小松豊正君) 4月の市長選挙のときにもこれは大きな争点になりました。現行スキームについての対立した意見としてはやはり民間病院の力ですね。民間病院の力に依拠すると。そういうことも、そしてできるだけ市の財政負担を少なくしてやるというのが合理的じゃないかという意見もあったわけですけれども。  この間、地域医療対策室ですか。そこは民間病院にとっても2次救急指定病院についてヒアリングを行って一体どうなんだというような調査をされて、私たちにも報告があるんですけれども、いろんな意味で難しいと。だから、市長のお考えの中にも民間病院に依拠してという議論もあったけれども、調査した結果これは難しいと。民間病院に依拠する余地はないと。そういうふうに判断したという理解でよろしいんですか。ちょっとお答えください。 52 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕
    53 ◯市長(谷島洋司君) 議員ご指摘のとおりでございます。 54 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 55 ◯12番(小松豊正君) そういう市長の答弁でございました。前回のときには私たちもあまりに性急で考える時間もないと。それで、予算をどうするのかと迫られて非常に大変だったわけですけれども、この期間そういう調査をされたと。  市長が言ったようなそういう結論なんだということで、私はこの機会に現時点において石岡における地域医療を考える上で、私が必要と思われる幾つかの視点を述べて市長の見解をお伺いしたいと思います。  第1の視点は、やはり今大問題になっている新型コロナ感染症から市民の命と健康を守ると。こういう視点がはっきり求められているということなので、PCR検査がやれる医療機関、それからもしかかった場合にはそれを受け入れて治すと。そういう展望を含めた石岡医療センター、いわゆる公立病院という視点は必ず今持たなきゃならないんじゃないかと。  それから、第2番目に、高齢化社会に向かう中での予防医学、健康診断、健康管理、病気にかからない生活習慣、そういう観点が必要ではないかと。  3番目に、位置づけなんですけれども、やはり石岡にはいろんな課題がありますよね。今日の新聞にも知事にトンネルを要望するという記事もありましたけれども、お金があればやりたいことがいっぱいあるわけですけど、ただここではっきりとしておかなきゃならないのは、地域医療の体制をつくるというのはもう最優先と。これがないと命と暮らしが守れないわけですから。住んでいる以上安心が担保できないわけですから、優先的にこの問題を位置づけて、財政の活用を考えるということははっきりと打合せする必要があるんじゃないかというふうに思うんですけれども、この点については市長はいかがですか。 56 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 57 ◯市長(谷島洋司君) 議員ご指摘のとおり、この地域医療を守っていく視点、私はまちづくりの重要な項目であると思っております。様々な問題がこの石岡地域にはございますけれども、その解決には中心となる医療機関が必要であることが大事であると思っております。  例えばこれから分娩をする女性がいる場合に、今出産費用がかさんでいるということがありますけれども、そういう出産費用への政策的な支援、あるいは茨城県が最下位であります小児科医、こういったものを石岡でしっかり賄っていくことによって、石岡に住みたい、石岡に住み続けたいという家庭が、人が増えるということを目指してまいりたいと思っております。 58 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 59 ◯12番(小松豊正君) そういう大局的な視点を持たれて、またいろいろ議会でも議論してやるということが今必要だと思います。  それでは、質問をいたしました具体的な点について質問してまいります。  (2)の問題ですけれども、医師会病院が来年3月末で休止となると。休止状態で統合される相手になるのかという法的根拠はどこにあるのか。これを改めてお答えいただきたいと思います。 60 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 61 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。病院の病床につきましては医療法に病院の休止及び廃止に関する規定がありまして、廃止した場合には今回の再編統合の対象にすることはできません。  一方、休止の場合は医療法第8条の2において、正当の理由がないのにその病院、診療所、または助産院を1年を超えて休止してはならないと規定されており、今回の石岡市医師会病院の場合は一時的な休床となりますので、対象になるものでございます。  以上でございます。 62 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 63 ◯12番(小松豊正君) 次の質問ですけれども、現行スキームという言葉がそのままずばり出てくるんですけれども、現行スキームのポイントですね。この際分かりやすくポイントについて答弁願います。 64 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 65 ◯保健福祉部長(金井 悟君) 現行スキームですけれども、今回示す方向性も基本的には現行スキームを軸に進めたいと考えておりますけれども、変更点としましては当市は産科の設置時期は公立病院の増築分開院後二、三年を目標としていたところでありますけれども、第1回定例会以降の協議を進めた中で公立病院増築分開設時からの産科の開設を目指すということにした点でございます。こちらにつきましては、全員協議会の中でも産科設置に係る費用を約3億円ということで説明させていただいております。  以上でございます。 66 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 67 ◯12番(小松豊正君) そうすると、今答弁されましたように開設するという時期イコールもう産科もあるということを目指しているわけですよね。それは令和で言うと5年ですか。もう一度、何月が開設時期で、そのときにはもう産科はちゃんと備えているというのが現行スキームに付け加えられた補強点だと。その年月をもう一度確認したいんですが。 68 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 69 ◯保健福祉部長(金井 悟君) 現段階での想定の公立病院開設の最短スケジュールとしましては、令和6年度の後半に開院を目指しているという形になっております。  以上でございます。 70 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 71 ◯12番(小松豊正君) 令和6年度中ですね。そこを目指しているという答弁でございました。  それで、次に現行スキームにはなかったと思われるんですけれども、当時コロナ問題はほとんど出ていなかったので、PCR検査体制とベッド数の確保とか、治療体制とか、これはこの現行スキームにはどのように具体化されるんでしょうか。 72 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 73 ◯保健福祉部長(金井 悟君) 今後仮に公立病院が整備された場合ですけれども、ご質問のコロナ対策などについても積極的に関わっていくことになると考えておりますが、コロナ対応の具体的な詳細等については今後協議をしていく中で検討していきたいと考えております。  以上でございます。 74 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 75 ◯12番(小松豊正君) 次の質問ですけれども、地域医療振興協会から病院事業債の元利償還金と交付税措置の差額を負担するとの提案があったというふうに説明されているんですけれども、これは具体的にはいつどのような場面で、どういう文書によってこのことが提案されたのか。また、具体的な金額はどうなるのか。この点について質問いたします。 76 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 77 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。病院事業債の元利償還金の交付税措置以外の一般財源相当分を負担するとの提案につきましては、昨年の地域医療に関わる対策を検討する専門委員会、昨年の令和1年10月16日開催、この中でご提案があった次第であります。その後2月の全員協議会でご説明をしたところであります。  具体的には、現行の病院事業債の元利償還金の交付税措置が25%となっておりますので、残りの75%に当たる金額を地域医療振興会から指定管理者負担金として負担していただくものでございます。  以上でございます。 78 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 79 ◯12番(小松豊正君) そうすると、今のやつは私の記憶では地域医療振興協会の理事長さんが来ていろんな提案をしたと。あの文書の中に載っているということですか。10月16日。 80 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 81 ◯保健福祉部長(金井 悟君) 10月16日に提案がありまして、そこで初めて提案がありましたけれども、その後協議の中で具体的な金額等は示されていきまして、全員協議会で金額も含めて割合、残りの75%という形で想定の金額も含めて説明させていただいております。  以上でございます。 82 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 83 ◯12番(小松豊正君) その点は私自身も確かめてみたいと思います。  そこで、この地域医療振興協会の理事長さんがわざわざこちらに来られてご提案ということでされた経過がございまして、その文書もここにあるんですよね。ご存じのように地域医療振興協会というのは全国展開のところで様々な医療活動をされている団体です。それで、そういう積極的な面を全国でやられている例は私も知っております。  しかし、前回の3月議会の中で、あるいはまた私どもの調査研究の中で、これはどうかと非常に疑問符が出てきたのが幾つかあったんですよね。ここではあまり述べる時間がありませんけれども、村立東海病院の場合、これは約束されたお金の支払いが出されていない。一言で言えば。上の原病院へ行っても、いわゆる医療機器の減価償却費相当分の2分の1を負担することになっていたんだけれども、しかし指定管理期間の累積欠損金が多いということでこれは留保になると。払われていないというマイナス面のことも幾つかあるんですね。  今回現行スキームで改めて地域医療振興協会を指定管理者に指定するということになってくるわけですから、この場合、事実に基づいてそういう疑念をきちんと払拭するといいますか、解決して不信感をなくすという意味では、提案ですけれども、地域医療振興協会の理事長、あるいは責任者の方に議会に、あるいはしかるところに来てもらって、そしてそこで事実に基づいて我々はそういう質問をするし、向こうには答えてもらうということで、事実に基づいて克服することがどうしても必要だと思うんですね。ですから、そういう場を適切に設けることが必要じゃないかと。  さらに、事実に基づいて議論を進める上で、そこのところが1つのネックになっていますから、そのことを、こういう場ですけれども、どういう形になるのかあれですけれども、参考にというのか、やり方はいろいろあると思うんだけれども、そういう場を持って我々が今持っている疑念を払拭すると。相手にも答えてもらうと。そういうことがあればそういうことをやらないということを確約してもらうとか、そういう場面をぜひ設定してもらうように要望するものです。それはぜひそれぞれの方々に受け止めてもらいたいと思います。  次の問題ですけれども、医師会病院が果たしてきた役割に鑑みて八郷地域への診療所設置、体制が弱くなるんですよね。八郷の方々が多く利用しているところですので。それをどうするのかという、そういうお考えはいかがですか。今持っているのであればお答えください。 84 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 85 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。八郷地区への医療体制、診療所の設置等ですが、現時点では想定しておりませんが、石岡市医師会病院が担っていました様々な医療機能や各種サービス、これについては今後現行スキームによる医療体制の再構築の際に継承するよう検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 86 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 87 ◯12番(小松豊正君) これはちょっと重要な点なので、よろしくお願いしたいと思います。  それから、次の質問ですけれども、厚生労働省が公立病院を設置する基準があるということを聞くときがあるんですけれども、半径どのくらいにどれだけ人口があれば採算が合うとか合わないとか、そういう基準というのは現実あるんですか。私は分からないので、そのことを少しお聞きしたいと思います。 88 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 89 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。医療法など関係する法令等には病院開設の許可などの規定はございますが、こういった現行スキームの公立病院設置についての場所や人口などにより制限されるような基準はないと考えております。  以上でございます。 90 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 91 ◯12番(小松豊正君) これはそのところどころの状況が違うので、具体的に考えて、そしてまた採算とか何かというのは市民が団結して本当にこの病院を育てようというふうになった場合は採算がよくなるわけですよね。これは病院側の努力もありますけれども、市民が連帯してこの病院を発展させようと思った場合はいろんな力が出るということもあると思うんです。  それから、次の質問ですけれども、これは患者から言われたことなんですよね。医師会が休止になりそうですねと。それで、患者さんはそこにかかっているんだけれども、適切な医療機関の紹介とカルテの引継ぎをお願いしたいと。  それから、今、医師会病院では送迎がされているわけですよね。第一病院がそれに統合するということになれば第一病院の送迎体制をつくってくれないかとか、こういう様々な医師会病院の休止に伴う具体的な要望が患者さん、あるいは関係者から私は聞いているわけですけれども、こういう点をよくつかんで、積極的な役割を市として、医師会病院は市が関係している病院ではないけれども、統合していく上では関連があるわけで、行政もそういうことについて全く知らないというわけにはいかない問題だと思うので、これはどのようにお考えでしょうか。その点をお聞きしたいと思います。 92 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 93 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。病院の休止に伴う患者等への医療機関紹介等の対応でございますけれども、こういった点については基本的に各病院が対応するべき業務と考えております。  なお、先ほど議員からもご指摘があった石岡市医師会病院がこれまで担ってきた様々な医療機能、それから各種サービス、こういった点については今後公立病院を整備する際に継承するよう検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 94 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 95 ◯12番(小松豊正君) 時間の関係もございますので、質問項目の第3に移ります。  官製談合再発防止と入札制度の改善についてであります。最初に今回の官製談合、そしてさらに加重収賄事件がなぜ起こってしまったのか。どうすれば防げるのか。これは市長及び教育長が今どのようにお考えになっているのか。その心境を率直にお話しいただきたいと思います。お願いします。 96 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 97 ◯教育部長(豊崎康弘君) 今回の事件につきましては、市民の皆様をはじめ、多くの皆様の信頼を損ねることとなってしまいました。スポーツ振興課を所管する部長として、事件の発生を防げなかったことに対し大変申し訳なく、心からおわび申し上げます。  今回の事件の原因と再発防止についてでございますが、現在事実確認は終了しておりませんが、職員のコンプライアンス意識の問題が主要因ではないかと感じております。再発防止のためには公務員倫理や官製談合防止法違反等、コンプライアンスに関しての研修を定期的に実施、問題意識を常に持てる状況にすること。自分のことを含めて職場内の問題に気づいた際に、気軽に相談できる体制を管理職が率先してつくることが大切だと考えております。  既に石岡市官製談合再発防止対策本部も設置されておりますので、今後的確な検証をし、再発防止の取組につなげるためにも、関係部局と協議しながら事実関係を進め、原因究明と再発防止に取り組んでまいりたいと思っております。大変申し訳ございませんでした。 98 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 99 ◯12番(小松豊正君) これはよく深く自己分析されて再発防止、それを具体的に明確にしていってもらいたいと思います。  次の質問ですけれども、対策本部で類似案件等の調査を行うというふうに書いてありますけれども、類似案件の調査はどのようなもので、どういう期間でどうするお考えですか。質問いたします。 100 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 101 ◯総務部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。官製談合再発防止対策本部で行います類似案件等の調査でございますが、指名競争入札の案件で予定価格と指名業者を事前公表とした案件について調査を行ってまいりたいというふうに考えてございます。申し訳ございません。事後公表とした案件について調査を行ってまいりたいと考えております。  平成30年度及び令和元年度における業務委託、物品購入の指名競争入札381件を調査対象としてございまして、起工から支払いまでの一連の書類を確認し、事務手続が適正に行われていたかを調査するものでございます。期間でございますが、12月24日から1月27日までの間に行うものでございます。  以上でございます。 102 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 103 ◯12番(小松豊正君) 時間の関係もあって次に進みます。  石岡市の工事入札制度、それから業務委託入札制度、この特徴と、そしてまた担当部局において検討すべき点について考えていることがあれば説明してください。
    104 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 105 ◯総務部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。まず、建設工事と業務委託の入札制度の特徴ということでございますが、建設工事でございますが、予定価格130万円を超えるものについては条件付一般競争入札により実施することとされておりまして、予定価格は事前公表となっております。  また、業務委託につきましては、予定価格50万円を超えるものは指名競争入札によるとされてございまして、指名業者、予定価格とも事後公表となっております。  改善点ということでございますが、昨日の鈴木議員のご質問にご答弁申し上げたとおりでございまして、現在の入札制度の仕組みそのものについては特に問題があったというふうには思ってございません。問題となっておりますのは事務手続上の問題であるとかコンプライアンス関係の意識、そういったものをどう上げていくかということでございますので、研修を通じての対応を検討していったり、また入札制度の改善委員会などでどういった事務手続を見直したらいいかというのは今後議論をしていきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 106 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 107 ◯12番(小松豊正君) この予定価格の公表について、130万以上の条件付一般競争入札では予定価格は最初から公表してあるんですよね。石岡では。この件については幾らが予定価格ですと。  平成14年度より事後公表から、つまり落札が終わってから公表する事後公表だったんですね。それまでは。ところが、平成14年度からは事前公表にしたと改めたわけですよね。その理由、きっかけは何があったんですか。 108 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 109 ◯総務部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。ただいま議員からございましたように、平成14年度から現在の事前公表ということになったわけでございますが、このきっかけとしましては、平成14年度は公共工事に係る官製談合などの不正行為を防止するために予定価格を事前公表してきたというところでございまして、平成14年度にそのような事件があったということでございます。  以上でございます。 110 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 111 ◯12番(小松豊正君) 平成14年度にそういう事件があったと。そういうことでその不正を防止するために初めから公表するようにしたという答弁だったように聞きました。  私は、予定価格は事前公表ではなく事後公表に戻すべきべきではないかと提案したいわけです。その理由は3つありまして、1つ目に予定価格が目安となって競争が制限されて落札価格が高止まりになると。つまり、最初からこのやつは何千万円とか予定価格を公表するわけですから。だから、それから少し下がれば入札の可能性があるということになるわけですから、最初から高止まりしてしまうと。それが1つです。  それから、2つ目には、建設業者の見積り努力を損なわせると。建設業者が一生懸命見積りしていいものを安くという、その努力を損なわせるものに作用すると。  3つ目に、入札談合が容易に行われる可能性があると。こういうことが理由でありますけれども、予定価格を事前公表から事後公表にすることについてどうなのかと。何か問題があるのか。私はそういう指摘したんだけれども、これを市長はどのようにお考えですか。事後公表だったのを事前公表したことによってどういう問題が起きているのかという認識はどのようにしているのか質問します。 112 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 113 ◯総務部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。ただいま議員からございましたように、予定価格を事前公表にすることによりましてのデメリットといいますか、入札の談合につながるであるとか、見積りの積算の努力がなくなる、また、高止まりになってしまうんじゃないかというようなご指摘でございますが、予定価格の事前公表によるメリットとデメリットとしましては、まずメリットでございますが、職員に対する予定価格を下げるなどの不正行為の防止が可能となるということが1点かと思います。また、一方、デメリットといたしましては、業者の積算能力の低下と入札価格の高止まりが懸念されるという議員ご指摘の点があるかと思います。  また、議員ご指摘の落札率が高い入札だと高止まりといいますか、そういったところにつきましては市場価格の実例価格とかその需要の状況などを考慮した予定価格、予定価格というのはそういったものにより積算されておりますので、落札率が高いということで予定価格が市場の実例価格を反映していた結果であるので、ここが不正につながるというようなことはないのかなと考えてございます。  また、平成30年度における石岡市発注の建設工事の落札率でございますが、89.7%となっておりまして、茨城県内で事後公表をしている7つの自治体の平均落札率、これが94.73%ということでございますので、業者の積算能力と競争性が十分保たれているのではないかという考えでございまして、落札率の高止まりはないものと考えてございます。  ただ、平成14年度に事後公表から事前公表にしたという状況におきましては、国の方針が予定価格は事前公表ということが示されてございました。そういった中で、この事件等もございました関係で事前公表ということに変更をしたわけでございますが、その後につきましては現在国のほうでの方針というのは、申し訳ございません。今、事後公表を推奨しているということになってございますので、今後その点につきましては調査研究を進めてまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 114 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 115 ◯12番(小松豊正君) だから、国のほうでも事後公表を推奨していることになっているんだよね。そのことを今答弁されましたけれども、それが様々な経験を経た全国的な教訓から事後公表というふうになっているということが非常に重要な点だと思うので、ぜひお考えをいただきたいと思います。  それから、最低制限価格というのがございますけれども、これは石岡市の入札制度の場合に最低制限価格は設けているんだけれども、これは言わないと。終わってから教えるということになっていると思うんですけれども、業務委託の場合は最低制限価格は設けていないわけですよね。  それで、ちょっと質問なんですけれども、いつからどのような経過で最低制限価格は移行したんですか。なかったと思うんですけど、こういうのはね。それがお分かりになればお答えください。 116 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 117 ◯総務部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。最低制限価格を導入したのは平成17年度となってございます。  以上でございます。 118 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 119 ◯12番(小松豊正君) 平成17年度、つまり合併したときだと思うんですけれども、なぜそうしたんですか。 120 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 121 ◯総務部長(越渡康弘君) お答え申し上げます。こちらは以前にも旧石岡市の頃はあったのかとは思うんですが、そこを引き継いで新市においても導入をしていったというふうに考えてございます。  以上でございます。 122 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 123 ◯12番(小松豊正君) 時間がないからあれですけれども、この件の経過は理由があるかと思うので、ぜひお調べしていただいて教えてもらいたいと思います。  次に、入札価格が1億円以上の場合に最低制限価格という名前じゃなくて低入札価格調査制度というものがあって、それでいわゆる最低制限価格、そういうものと似たことにつきまして、これは独自にそれより低い価格で入札した方であっても提示する価格を調査して、そして一定レベルから低い金額についても採用するというのがあるかと思うんです。  それで、この低入札価格調査制度につきまして、私はこれからちょっと質問をするんですけれども、その前に議長にお願いがあるわけです。私の質問に関係する資料として入札価格書、これに関係する2枚を皆さんに配付してもらいたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。よろしくお願いしたいと思います。 124 ◯議長(池田正文君) ただいま申出のありました資料につきましては、申合せにより事前に議長において資料を確認し、石岡市議会会議規則第101条の規定により許可いたしましたので、これより資料を配付いたさせます。                     〔資料配付〕 125 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。 126 ◯12番(小松豊正君) 資料を配付していただきましたけれども、一番上にあるものですね。これは入札価格が1億720万と1億円を超えているので、いわゆる最低制限価格、これ以上の品質を有するためにこれが最低必要だと言われるものは、この場合は調査基準価格というもので9,648万ということになっております。  それで、以下6人から入札がありまして、実際落札したのは平成建設で、9,573万円で落札しております。そうしますといわゆる最低制限価格に同じ調査基準価格よりも下回るんですね。七十何万低いんですよ。最低制限価格制度では最低制限価格を下回れば全部それはもう無効になるんです。無効。ところがこれは無効にならないんですね。平成建設の場合は。その下に進貢、アレスコ、市村土建は、見事に9,648万で2つが並ぶわけですね。最低制限価格、いわゆるぎりぎりの値段で応札しているわけです。  平成建設は低いけれども、落札者だと。この理由としては、やはり低入札価格の調査をしたということになると思うんですけれども、これはどういうことがあったんですか。おかしいというか、特別な理由がなければ、低いんだけれども、特別に平成建設を調査して品質が優秀だからこれを入れろと。ちょっとこれをよく分かるように説明してもらいたいんですが。 127 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 128 ◯総務部長(越渡康弘君) 答弁申し上げます。本市におきましては、1億円以上の工事のようなこういう入札につきましては低入札調査制度というのを設けてございます。といいますのは、通常ですと1億未満になりますと調査基準価格イコール最低基準価格となるわけでございますが、これを一番下回った業者さんの入札が落札者になるということでございます。  この低入札の価格調査制度でございますが、1億円以上と当市でしているものではございますが、このメリットとしましては、こういう1億以上という大きい工事につきましては大量に材料を仕入れることによりまして安価に調達ができるスケールメリットがあるということでございまして、そういった意味からこの調査基準を下回っても履行できる可能性があるというふうに判断しておりまして、その中で調査を進めていって問題がなければ落札者とするというような手順を追っていきます。  その中でまずは調査基準価格を下回った一番低い業者、失格の価格というのもあるんですが、そこの間の事業者について、まず一番低いところからこの調査をしまして、問題がなければ落札者とするという手順になってございます。  以上でございます。 129 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 130 ◯12番(小松豊正君) そうしますと、1億円以上の入札価格の場合はいわゆる低入札調査基準価格を下回っていてもそれは全部大丈夫かどうかを調べるんですか。それとも、それから僅かに一番低い人だけを選ぶのか。何か理由があってやるんですか。その辺よく説明してください。 131 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 132 ◯総務部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。今お配りいただきました資料に基づきますとまず調査基準価格というのがございますが、ここからもう入札をしたものを落札者という平成建設から始まりまして、この調査基準価格を下回っている業者さんが4社になるかと思うんですが……。      〔「上回っているわけでしょう。下回っているのはないよね」と呼ぶ者あり〕 133 ◯総務部長(越渡康弘君) 基準価格の中で、調査基準価格から見て一番低いのがこの平成建設さんになっているかと思うんですが、そのところについてだけまずはいろいろ確認をしまして、それで問題がなければ一番低いこの業者さんを落札者とすると。調査基準は下回っていますが、こちらを採用するということになってございます。  以上でございます。 134 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 135 ◯12番(小松豊正君) 一定の低いのであれば、要するにお金を少なく払えばいいわけだから、そういう点の利点はあるという意味でこういう制度があるということの適用という答弁だと思いますね。それで、私は今言われたように1億円以下の場合は最低制限以下の一、二%を無効にするのは市民にとっても大きな損失になるというふうに思います。  それで、建設省の建設経済局長、自治体行政局長の通知によりますと、低入札価格制度は入札参加者の規模、努力及び低い価格であって落札を促進する観点から、最低制限価格制度でも望ましい制度であるというふうに書いてある文書がありまして、そういう点で低入札価格制度に戻す。それから、予定価格の事前公表をやめて事後公表するということを提案いたします。 136 ◯議長(池田正文君) 発言時間を超過しておりますので、簡潔に願います。 137 ◯12番(小松豊正君) 以上を申し上げて、私の一般質問を終わります。 138 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午前11時16分休憩             ──────────────────────                   午前11時28分休憩 139 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 140 ◯19番(岡野孝男君) 19番・岡野孝男です。通告に従いまして、2項目ほど質問をいたします。  最初に、上曽トンネル、上林上曽線の関連事業についてお尋ねをいたします。  上曽トンネルの事業につきましては、おかげさまで順調に事業は進んでおりまして、石岡のところからは取付道路がほとんど完成をしまして、正月明けに坑口の掘削に入るという段取りに思われます。そこで、坑口が掘削されますと、ダンプとかの往来が激しくなって交通量も激しくなると、多くなるということで、取付道路から上林上曽線の道路も非常に混雑が予想されるわけであります。  そこで、以前に信号機の設置を求める陳情を、市長と、それから、議長宛てに出しまして、議会につきましては6月18日に採択をされているところであります。そこで、2か所ほど設置を求めるところがありまして、上曽のナシノ木というところ、フルーツラインとの交差点ですけれども、その信号機に、現在、事故が多発しているというわけでありまして、その事故の数とか内容について、まずお尋ねをしたいと思います。 141 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 142 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) 事故の発生状況につきまして、ご答弁申し上げます。  令和2年11月末日時点で、県道石岡筑西線との交差点では、供用開始後、事故は発生してございません。  フルーツラインとの交差点部分につきましては、これまでに人身事故4件、物損事故4件、合計8件の事故が発生しております。人身事故につきましては全て軽傷であり、死亡事故に至ったものはございません。  事故の状況でございますが、発生時間帯は昼間の事故、夜間の事故ともにあり、いずれも四輪自動車同士の出会い頭の事故となってございます。直進しようとした車同士が、スピードを落とさないまま交差点に進入して生じた事故が多い傾向にあると、石岡警察署交通課からお話を頂戴してございます。  以上でございます。 143 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 144 ◯19番(岡野孝男君) それで、今の状況は、事故の状況は、我々地元に住んでおりまして状況も把握しております。その中でこれから、先ほども話したように、坑口の掘削が行われるということになると、土砂の搬出等によってダンプトラックがかなりの数、往来するという状況になりまして、今の通行量とは、交通量とは大分さま変わりするというふうに思っておりまして、その中で安全施設にはまず私は信号機の設置が一番いいのかなと思っております。それをしないと、また事故が増えるというふうに予想されます。  そうした中で、警察のほうではどういうふうに考えているのか、信号機設置についてどういうふうに考えているのか、お尋ねをします。 145 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 146 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) 警察署のほうでのお考えにつきまして、ご答弁申し上げます。  市の執行部としましても、石岡警察署のほうに要望書を提出した経緯がございます。  石岡警察署からは、陳情のあった2か所のうちフルーツライン交差点側について、令和2年6月に県警本部へ上申書の提出を行っております。もう一方の県道石岡筑西線の交差点につきましては、信号機設置に要する交通量基準に満たないという現時点での状況でございますが、満たないということで、また、事故も発生していないという状況から、信号機設置の上申は警察署まで行っていないということをお伺いしてございます。  上申の結果でございますが、本交差点の大本になるフルーツラインの交通量に対して、上林上曽線から流入する通行量が少ないということから信号機設置の決定には至らなかった旨、警察本部より連絡をいただいてございます。  信号機設置まで当面の事故防止対策といたしましては、事故防止のためのフルーツライン側、路線側に沿った破線を施行してございます。引き続き、そういった工事が始まりますと交通量の増大もございますので、引き続き警察署のほうには要望のほうをしてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 147 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 148 ◯19番(岡野孝男君) 過日、上曽トンネルの事業についての地元の説明会が八郷総合支所で行われました。私も出席しましたが、そのときに、坑口掘削が始まったらば、先ほども話しましたように、交通量が激しくなると。そして、建設課の話によると、県道との交差点については手信号というガードマンがついて、手で誘導すると。しかし、フルーツラインについては、手で誘導する誘導員の配置はできないというような話だったんです。
     しかし、地元の声の中では、やはり事故が多発しているので、ガードマンの配置、そして手信号による誘導が必要であるというような声が多々出まして、そのときは手信号で工事中には車の往来を制限する、至急というようなことを答弁されましたが、その今の私の両方、手信号で行うということは可能なのかどうか、お尋ねいたします。 149 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 150 ◯都市建設部長(鶴井重則君) トンネルの掘削工事が本格的に開始されますと、掘削残土の搬出と工事車両の交通量も増加するということで、9月に行われました上曽トンネル掘削工事の地元説明会において、説明させていただいたところです。  議員ご指摘のガードマンによる手信号、そういったものにつきましては、大きな十字路で、あと配置の人員的なものもあると思います。できるかどうかについては詳細にまだ詰めてございませんので、そういった要望が、正月明けから工事が入るということでございますので、今月にも協議ができる場がございます。そういった機会を利用いたしまして、できるように要望してまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 151 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 152 ◯19番(岡野孝男君) ぜひ工事の車両が往来するときについては、手信号も、やはりフルーツラインも配置していただくようにお願いをしたいというふうに思います。  信号機については、設置については市長にも大変お骨を折っていただいておりまして、市長のほうから信号機設置についての答弁をお願いいたします。 153 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 154 ◯市長(谷島洋司君) 信号機の設置要望については、これまでにも石岡警察署へ要望書の提出を行ってまいりました。そして、今年9月に行いました上曽トンネル掘削工事の地元説明会においても、多くの住民の方々から、出会い頭の交通事故に対する不安の声が多く上がったと聞いております。  信号機については、茨城県警の設置基準により設置されることとなりますが、当市としましては、強くこの設置要望を行うとともに、交通事故防止のための関係機関と協力し、速やかに安全対策を講じてまいりたいと思います。 155 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 156 ◯19番(岡野孝男君) ありがとうございました。  命に関わることでございますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。  (2)に行きます。  危険箇所の整備についてということですが、上林上曽線の2.5キロについては採択をされまして、今、事業を進めているところですが、その先の1.7キロは、まだ私としてははっきりしていないなというふうに考えているんですけれども、危険箇所の整備と、それから、1.7キロの上林上曽線の進捗とも関係があるんですけれども、令和7年に上曽トンネルが開通を予定されております。そのときに、今のままではもう交通渋滞になって、にっちもさっちもいかないというところが2か所あるんです。それについて、まず整備方針をお尋ねいたします。  1つは、クランクになっているところでありまして、前に団らんという店がありまして、そのところの交差するところですが、県道と交差するところですが、それがクランク状態になっているわけです。あそこを大型車が通行すると非常に曲がりにくい、そしてその後、後続車がずっとつながると、数珠つなぎになるということが予想されておりまして、非常にあそこはクランク状態のままで開通を迎えることは難しいと、あのままの状態では難しいというふうに思います。  それと、それを真っすぐ北側の総合支所のところをずっと行くと、今度は県道にT字路にぶつかるところがあるんです。そこも、今の状態のままでは大型車が通る場合には非常に難しいと。そこも、必ず渋滞になるというところがございます。  その2か所について、開通までに、令和7年までに道路の整備ができるのかどうか、あるいはそういう考えがあるのかどうか、お尋ねをいたします。 157 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 158 ◯都市建設部長(鶴井重則君) それでは、危険箇所につきましてご答弁申し上げます。  まず、1つ目でございます土浦笠間線と上林上曽線の交差点部のクランク、こちらにつきましては、クランクのところから、現在、進めております西側、こちらがちょうど水田がございます。こちらにおきましては、来年度、用地買収に着手する予定でございます。用地の協力を得られ次第、工事に着手してまいりたいと考えているところでございます。  次に2つ目、こちらは柿岡地区下宿地内の主要地方道路石岡筑西線と市道のT字路交差点、こちらでございますけれども、狭隘な商店街を迂回する大型車の交通量が多く、右左折の際に車両が停滞している状況が見受けられるところでございます。こちらにおきましても、今後、上曽トンネルの開通によりまして、さらに交通量が増加することが想定されておりますので、県道の管理者でございます茨城県と、安全な交差点となるよう協議を行ってまいりたい、そういうふうに考えているところでございます。  以上でございます。 159 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 160 ◯19番(岡野孝男君) よろしくお願いいたします。  物流の道路といいますか、トラックが今でもかなり上曽峠を越えて通っております。トンネルが抜けたらなおのこと、この物流の車両が大分通るものと思われますので、今、部長が答弁されましたように、令和7年までにはそういう危険箇所を解消すべく工事をしていただきたいと、整備をしていただきたいと思います。  次に(3)ですけれども、同僚議員もこれを取り上げておりまして、2.5キロについては、今、全部完了しているわけではございませんが、整備中でございます。その後、1.7キロについて、今後どういうふうに進められるのか、お尋ねをいたします。 161 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 162 ◯都市建設部長(鶴井重則君) 上林上曽線の進捗状況と今後の計画について、ご答弁申し上げます。  上林上曽線でございますけれども、全体計画延長4,200メートルのうち、優先整備区間といたしまして、県道土浦笠間線からフルーツラインまでの区間2,500メートルについて、現在整備を進めております。現在までに約1,780メートルが完成し、供用開始を行っているところでございます。  今年度におきましては、道路改良工事を2本発注しており、延長としては約370メートルでございます。優先整備区間の残延長は約350メートルでありまして、次年度以降も整備を進めてまいりたいと考えているところでございます。  議員ご指摘の、全体計画延長から優先整備区間を除きました約1,700メートルにつきましては、来年度から工事着手、また、用地買収に向けた詳細な測量調査を行う予定でございます。  以上でございます。 163 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 164 ◯19番(岡野孝男君) 1,700メートルの区間については、恋瀬川を渡る橋梁が計画されるわけですよね。そのところを橋梁工事が予定されておりますので、来年から測量とかそういったものを、用地買収も含まれるでしょうけれども、そういうものを行っても、橋梁工事が入っているので、私の見方としては、令和7年のトンネルの開通までに1.7キロが、1,700メートルが完了するということは、ちょっと考えにくいのかなというふうに思うんですよ。  だから、それについてどういう、来年から始まるということになれば、今、その見通しはすぐには立たないと思うんですけれども、恋瀬川の橋梁については、当然、土浦土木の河川課との協議も必要でしょうし、いろいろな打合せが必要になってくる、予算の関係もあるというようなことで、どういうふうに完了予定の、どのくらいかかるのかちょっとお示しいただければと思います。 165 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 166 ◯都市建設部長(鶴井重則君) 議員ご指摘のその1.7キロの道路整備でございますけれども、恋瀬川の橋梁があるということで、こちらにおいては、接続する現時点で近接する道路の石岡筑西線に橋梁が架かっていると、そういった絡みもあるとは思います。ただ、現時点では現計画でございますので、令和7年の完成に向けて次年度から測量に入っていくと。  そういった中で橋梁や道路にどのぐらい事業費がかかるのか、そういった工事の中で令和7年度までに計画ということで組めるか、来年度、その測量の経過を見て、それからの事業の組立てをしていけなければならない、そういうふうには考えているところでございます。  コロナの関係で、いろいろな予算の関係とか事業費、そういったものも、この後、考慮しなければならないと考えておるところでございますので、事業的に変化があった場合には議会の皆様にご相談をさせていただきたい、そういうふうに考えているところでございます。  以上でございます。 167 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 168 ◯19番(岡野孝男君) なるべく早く、令和7年の上曽トンネルの開通までにそれができ上がれば、それはベストなわけでして、できるだけ早めに、その後も交通量は増えるものと思われますので、早めの完成をお願いしたいというふうに思います。  ちょっとずれるんですけど、このトンネル事業で桜川のほうは安全祈願祭を行ったということでありまして、多分、坑口の掘削が石岡側は若干遅れるのかなと、取付道路の工事に現場打ちなんかも伴いますので、石岡のほうは。安全祈願祭は行うのかどうか、お尋ねをいたします。 169 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 170 ◯都市建設部長(鶴井重則君) それでは、安全祈願祭について、ご答弁申し上げます。  トンネル工事に係ります安全祈願祭についてでございますけれども、こちらにおいては、施工業者が主体となり実施するものでございます。八郷側におきましては、年明け後、トンネル掘削前に開催する予定と聞いております。  以上でございます。 171 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 172 ◯19番(岡野孝男君) 地元の方が、そういう新聞に出たので、石岡の八郷のほうはどうなのかというようなことは聞かれましたので、ちょっと確認をしたかったということでございます。  次の、質問に移ります。  土砂等による土地の埋立て等についてということでございます。  これは、前、定例会ごとに質問をしているんですけど、まず、(1)上曽地内の現状と問題点についてということで、お尋ねをいたします。 173 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 174 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) 上曽地内の現状と問題点につきまして、ご答弁申し上げます。  上曽地内の土地の埋立てに関しましては、昨年10月建築確認済書が提出され、条例の適用除外となって以降も、クライシス監理官が午前午後の2回、現地を巡回し、監視を続けております。  今年6月以降は、一切の作業等は行われていない状況となっておりますが、引き続き巡回、監視を続けてまいります。  以上でございます。 175 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 176 ◯都市建設部長(鶴井重則君) 都市建設部から、上曽地内の現状と問題点について、ご答弁申し上げます。  上曽地内の盛土箇所について埋立てを行った南側の道路、市道B3400号線の側溝が、伐採された竹木の放置や土砂の流出によりまして排水に支障を来すおそれがあったため、事業者へ道路雨水排水機能の復旧についての通知をしてまいりました。現在は継続して巡回を行っておりますけれども、土砂等が道路に流出し通行を妨げたり、排水を阻害する等の影響は出ていない状況でございます。  今後、豪雨等による土砂の流出が起きた場合においては、原因者に対応を指示する、もしくは道路管理者が緊急的に土砂の撤去を行うなど、通行に支障のないように対応してまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 177 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 178 ◯19番(岡野孝男君) 今年は幸か不幸か大雨なども降らなくて、土砂が流出するようなことはなかったと。あるいは水、水路についても水害の起きるような状態ではなかったので、特に問題は今のところ発生はしていないということですが、ただ、現状を見るとかなりの勾配で、特にコンクリートを打ったりそういったものは用意を組んでいるわけではないので、今後は、あの状態のままで崩れないのが不思議だと思うので、土砂についてはかなり注意をしていかないと、あの道路の先に四、五軒うちがあると、それで道路に土砂が堆積された場合には、四、五軒のうちの方は出入りができなくなるよというようなことがある。  それから、そこの下の道路を車が通っている。不幸にして土砂崩れした場合に、道路が通行中に土砂崩れが起きた場合には大変な事故になるということもありますので、今後は十分に土砂崩れに注意してもらわなければならないと。  それから、もう一つ、水路についても、山から来る水路は相当な量があります。なぜか知りませんけれども、土木事務所が横断をして、そして道路の側溝に水を流す工事をしたわけです。これも大雨が降るとこの水は下のほうへ行くわけで、とてもあの道路の県道の側溝では水がはけ切れなくて、かなりの水害になるおそれが私はあるというふうに推測されるわけですよ。ですから、その土砂と、それから、水路については、十分に水害の発生、そういうものを注意深く監視していかないと、私は被害は大きくなるというふうに思っておりますので、十分に今後、注意をしていっていただきたいというふうに思っております。  (2)番に入ります。  山崎地内の現状と問題点についてということで、これは新聞等でも、12月3日に石岡市土砂等による土地の埋立て等の規制に関する条例違反の疑いで逮捕者が出たというふうに報道されておりますが、これについて、告発からこの逮捕に至るまでの経緯をちょっと述べていただきたいと思います。 179 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 180 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) 経過について、ご答弁申し上げます。  山崎地内の土地の埋立てに関しましては、昨年10月の発生以来、警察と連携しながら対応及び告発の根拠となる資料を収集、作成するため、不法盛土等対策本部を開催し、現地の監視、大型ダンプの追跡や不法に盛土された土砂の面積及び堆積の測量等を行ってまいりました。また、警察におかれましても、捜査等に着手していただいておりました。  そのような経緯を経まして、令和2年11月6日に石岡市土砂等による土地の埋立て等の規制に関する条例に抵触する無許可埋立てであることをもって、市長名の告発状を石岡警察署長宛てに提出をいたし、受理されております。その後、警察において捜査が進められ、去る12月3日に被告発人の関係者2名が逮捕されましたことから、同日議員の皆様へご連絡をさしあげた次第でございます。  以上でございます。 181 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 182 ◯19番(岡野孝男君) 告発をして、その結果、条例違反で逮捕者が出たということは、やはりそれはそれでやっぱり市の土砂等による埋立て、不法埋立てについての1つの結果が出たのかなというふうに思います。  私は、これは今後の捜査にも関わってくるんですけれども、やはり不法な残土の埋立てについては、この措置命令というのが25条にありまして、その中で、やはり全部、土砂の撤去、それはできることに、土砂の撤去をできるというか、することになっておりますので、それが私は完成形だというふうに思っております。違反をして土砂を埋立てた場合には撤去すると、現状復旧ということを、今後目指していってもらいたいというふうに思っております。  次に、(3)の小見地内の現状と問題点についてお尋ねをいたします。 183 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 184 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) それでは、小見地内の現場の状況につきまして、ご答弁申し上げます。  現場の状況でございますが、小見地内の土地の埋立てにつきましては、8月6日に重機が撤収され、作業は行われていない状況でございます。  行為者に対しまして、条例に基づく手続を行うよう再三指導を行ってきましたところ、行為者が行政書士に書類を依頼し、その行政書士が書類作成と土壌分析、検査を行っているところでございます。  土壌分析につきましては、10月30日に生活環境課職員とクライシス監理官の立会いの下、検査専門業者による検体採取が行われてございます。その結果と事前協議に係る提出書類を、行政書士が11月24日に持参したため内容を確認しましたところ、土壌検査の結果、有害物質等は検出されませんでしたが、pH値が若干基準を超えていたことから、その改善を図ることを指導いたしたところでございます。  また、事前協議に係る書類に関しまして、のり面勾配を基準内へ修正すること、土地境界の測量を行うこと、周辺住民への同意書を整理することについて指導をいたしまして、修正の上、改めて提出をさせることといたしました。  今後は、引き続き行為者、また行政書士に事前協議書類の修正、提出及び現地の改善を求めてまいりたいと考えてございます。  以上です。 185 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 186 ◯19番(岡野孝男君) その事前協議、もう既に埋め尽くしたところの事前協議をするということは本末転倒というか、事前協議をして、そして申請を出して許可をしてから埋立てるということでありまして、全く事前協議を今からもう埋立ててしまってから事前協議をするというのは、非常に遅いわけですよね。それだけでももう条例違反だというふうに、私は思っております。  そこで、幾つか、私、問題点があると思うんですけど、廃車が車がずっと並んでいますよね。あれはどういうふうに指導していくのか、お尋ねします。
    187 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 188 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) 現場の状況、車が並んでいる状況でございますが、盛土等の手続に併せて現場の状況も確認しながら、指導のほうをしてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 189 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 190 ◯19番(岡野孝男君) それから、ごみが梱包されてあるんですけど、その梱包されているごみ、袋に入っているごみについてはどういうふうに考えるんですか。 191 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 192 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) ごみにつきまして、ご答弁申し上げます。  既に、現地を確認する以前からあったごみと土地の所有者から伺っておりますが、盛土の手続に併せて、そちらの適正な処分についても、徹底した指導をしてまいりたいと考えてございます。  以上です。 193 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 194 ◯19番(岡野孝男君) 廃車とごみについては撤去をしないと、非常にこれ、また問題だと。例えば、盛土をしてある土質、あるいは擁壁などを組んでいるわけではないので、あの土が崩れた場合には車も崩れてしまう。あるいは、あのままごみがそのままの状態で放置されていると、またあそこがごみ捨て場になってくる可能性もあると。どんどんごみは集まってきて、それが堆積されるということになって、また危険な状態になるということで、この車、それからごみについてはすぐにでも撤去しないと、私は、あれだけの勾配のある高いところで擁壁もない中で土の上にあるわけですから、盛った土の上に、あれが崩れたらどんなふうになるのか、私、非常に心配なわけですよ。それについて、もう一回、その廃車とごみの処置について答弁を求めたいと思います。 195 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 196 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) ご答弁申し上げます。現在、進めております条例に基づく手続の事前協議と併せまして、敷地内にあります廃車、ごみ等の適正な処分も併せて徹底して指導をしてまいりたいと考えてございます。  以上です。 197 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 198 ◯19番(岡野孝男君) これ、前には口頭で注意したということですけど、やはり文書によって相手に注意をしていかないと、あのままの状態で放置されると。もう既に埋立てが終わっているのに、事前協議もなかなか応じてもらえないような状況でそのまま見過ごしていたらば、それはそれを認めてしまうことになってしまうので、いずれにいたしましても、文書でちゃんと厳重にやっぱり注意をする、抗議をしていくという姿勢が私は大事だと思います。これについては、引き続き、また定例会ごとに質問をしていきたいと思っています。  次に移ります。  栄松の現状と問題点についてお尋ねをいたします。 199 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 200 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) 栄松地内の土地の埋立てについての現状につきまして、ご答弁申し上げます。  栄松地内の現場につきましては、クライシス監理官、また、生活環境課職員が毎日、午前午後の2回、現地を巡回しております。前回、定例会でご答弁申し上げていましたように、今年5月末以降、行為者が現場に来ない状況となってございます。  現場につきましては、雇用された作業員が土地を閉鎖し、7月1日に重機が撤去され、7月2日以降は一切人の出入りがない状況でございます。  栄松地内の現場につきましては、文書による指導を行ったものの手続がなされないまま、行為者が現場に来なくなっている状況でございます。申請手続につきましては、今年の3月に行為者が事前協議に係る書類を持参しましたが、書類が不十分であったため修正のため持ち帰らせ、その後、行為者が行政書士へ依頼した経緯がございます。  しかしながら、現在はその行政書士の元にも一切連絡がない状況となってございます。そのため定期的に行為者に面会し、手続と土壌検査を行うよう指導しているところでございます。  以上でございます。 201 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 202 ◯都市建設部長(鶴井重則君) 都市建設部からは、原因者負担による市道の補修の進捗状況につきまして、ご答弁申し上げます。  栄松地内の埋立てにおきまして、市道の一部に土砂の運搬による舗装の割れやタイヤのわだち等を確認しております。  これまでにも、事業者に対しまして自宅訪問や文書による補修指示は行ってまいりましたけれども、直接、事業者と接見ができない状況でありました。しかし先月、事業者と連絡が可能となりましたので、今後におきましては、現地立会いの上、補修箇所の確認等を行い、原因者負担による補修を指示してまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 203 ◯議長(池田正文君) 農業委員会事務局長・大関君。 204 ◯理事兼農業委員会事務局長(大関浩二君) ご答弁申し上げます。栄松地内の土砂等による埋立てにつきましては、農地が含まれていることから、事案の発生当初から担当課と連携して現地確認を行っております。  繰り返し口頭指導を行いましたが、作業を継続していたことから、文書による指導も行ってまいりました。しかしながら状況の改善が見られないことから、引き続き、定期的な現場の巡回や指導を行っている状況でございます。  問題点でございますが、耕作放棄地等が土砂等による埋立地として狙われるおそれがあることから、農業委員会といたしましては、これまで以上に農地パトロールの強化及び担い手への農地の集積、集約化を進めていくことは重要であるというふうに考えております。  以上でございます。 205 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 206 ◯19番(岡野孝男君) 今、生活環境部長の答弁によりますと、やはり栄松の土砂については告発もやっぱり視野に入れた行動といいますか、そういうことを進めていかないと、刑事告発も視野に入れた、全然こちらで、行政のほうで言ってきたことを守っていない、例えば事前協議すらしないという状況の中では、小見と比較してもちょっとひどいということですよね。  そういうことで、これは告発も視野に入れた行政指導を行っていくべきではないかというふうに思っております。それについて、まず答弁を求めます。 207 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 208 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) ご答弁申し上げます。議員ご指摘のとおり、悪質な残土の持込みに関しましては、告発も視野に入れた検討もせざるを得ないと考えておるわけでございますので、今後、対策協議会等で協議をいたしまして、対応が可能か否か検討してもらっていきたいと考えてございます。  以上です。 209 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 210 ◯19番(岡野孝男君) 事前協議すらできないという状況では、幾ら話しても応じないという状況では、なかなかそれは難しいと、今後ね。それを、やっぱり申し上げたいと。  それから、道路につきましては、道路法22条あるいは58条によって、やっぱり原因者、道路を壊した人が修理について負担をすると。自分でできなかった場合には道路管理者に補修をお願いして、そしてその負担を原因者が賄うというようなことだそうですので、それをしっかり実行してもらいたいというふうに思います。今後、これについても質問をしていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと。  農地法については、やはりこれからも引き続き、指導を徹底してお願いをしたいというふうに思います。  次に入ります。  柿岡の江垂地内の現状と問題点についてお尋ねをいたします。 211 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 212 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) ご答弁申し上げます。柿岡江垂地内につきましては、発生当初から農業委員会事務局と連携して指導してきたところでございます。しかしながら、現地は耕作を行おうとしていたものが秋になっても耕作せず、また、行為者につきましては、他県で事業を行っていると農業委員会から聞いてございます。そのため、引き続きクライシス監理官による巡回監視を継続するとともに、耕作について改善が見られない場合は、残土条例に基づき指導してまいるところでございます。  以上でございます。 213 ◯議長(池田正文君) 農業委員会事務局長・大関君。 214 ◯理事兼農業委員会事務局長(大関浩二君) ご答弁申し上げます。柿岡江垂地内の土砂等による埋立てにつきましては、当初から生活環境課と連携して、行為者に対しまして是正するよう、再三にわたり口頭指導を行ってきているところでございます。  しかしながら、結果といたしまして、搬入につきましては現在は行われておりませんが、搬入された土砂等についてはそのままの状態になっていることから、先月初めに文書による指導を行ったところでございます。今後につきましても、継続して指導を行っていきたいと考えております。  問題点でございますが、さきにご答弁いたしましたように、耕作放棄地等が土砂等による埋立地として狙われるおそれがあることから、農業委員会といたしましては、これまで以上に農地パトロールの強化及び担い手への農地の集積、集約化を進めていくことが重要であると考えてございます。  以上でございます。 215 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 216 ◯19番(岡野孝男君) これも、引き続き生活環境部と、それから、農業委員会で指導をしていただきたいと。今の状態のままで見過ごしているというようなことにあってはならないというふうに思いますので、よろしくお願いします。  次に、(6)の大砂地内の現状と問題点についてお尋ねをいたします。 217 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 218 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) ご答弁申し上げます。大砂地内の盛土につきましては、8月中旬以降土砂の搬入は行われておりませんが、行為者自身が所有する重機を用いて整地作業を行っている状況でございます。  行為者に対しましては、条例に基づく手続を行うよう再三指導を行ってきましたところ、行為者が行政書士に書類作成を依頼し、その行政書士が書類作成と土壌分析、検査を行っているところでございます。  土壌分析につきましては、11月12日に生活環境課職員とクライシス監理官立会いの下、検査専門業者による検体採取が行われております。その検査結果について、行政書士が11月30日に持参したため内容を確認したところ、有害物質等は検出されませんでしたが、pH値が基準を超えていたことから、その改善を図ることを指導したところでございます。また、事前協議に係る書類に関しましても、早急に提出するよう改めて指導したところでございます。  今後は、引き続き行為者、また行政書士に事前協議書書類の早急な提出及び現地の改善を求めてまいります。  以上でございます。 219 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 220 ◯19番(岡野孝男君) これ、農地はこの大砂地内については関係していないんでしょうか。 221 ◯議長(池田正文君) 農業委員会事務局長・大関君。 222 ◯理事兼農業委員会事務局長(大関浩二君) ご答弁申し上げます。大砂地内につきましては、農地は含まれてございません。  以上でございます。 223 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 224 ◯19番(岡野孝男君) 大砂地内につきましても、もう既に残土は埋立てられていて、そして許可ももらわずに事前協議をしているという段階でありまして、これはもう本末転倒なわけでして、条例からすると許可を得てから埋立てるわけで、今、事前協議でもう完全にもう土砂が埋まっているという状況です。  これも引き続き、やっぱりしっかり条例に基づいた工事を進めると、事前協議が終わったらば申請を出すと、そして許可をするというようなことをやっぱり進めていかないと、このまま放置はできないというふうに思います。  引き続き、質問してまいります。  それで、(7)に入りますけど、これは市内の土砂等による土地の埋立てに関する取締りの強化についてですが、山崎地内での刑事告発をして逮捕者が出たということは、一定の前進といいますか、取締りができたものと私は思っておりますが、でもまだまだこの6か所、私の知る限りでは6か所ですけれども、まだまだこの土砂等による土地の埋立ての条例を遵守しているというまでには至っておりませんので、今後、引き続き取締りの強化を図っていただきたいと。  不法盛土等対策本部会議が11月2日行われたということですが、これはどのようなことが会議で話されたのか、協議されたのかお尋ねいたします。 225 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 226 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) ご答弁申し上げます。11月2日に改正されました石岡市不法盛土等対策本部の会議におきましては、山崎及び上曽地内の現場において使用した監視カメラの有効性について、また住民との連携について、また早急な文書指導ができるよう条例を改正すべきではないかというような意見が出されておりましたので、今後の対応について考慮してまいりたいと考えてございます。 227 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 228 ◯19番(岡野孝男君) 同僚議員から、この前の一般質問でも、観光農業あるいは農業後継者等についての質問もありました。  やはり八郷、石岡の自然の環境がいい中で農作物を作っていく、そして出荷していく、そういうことは、やはり付加価値、自然環境の中での農作物の生産、そういうものがあると思うんですよね。こういう、改良土と思われるような土砂が搬入される、そして環境を破壊していくようなことは、それを許すと、観光農業とか、あるいは6次産業化といったものが、そこで風評被害の元に、それが悪いイメージになってくると。せっかく片方で優良の農作物を生産しても、こういったものを放置して、不法投棄などを放置しておくとやはり影響があると、悪い影響があると私は思うんです。  だから、ぜひ土砂等による土地の埋立てが条例を厳しくしたわけですから、それを遵守して、自然環境のいいこの地域を未来永劫にわたってやっぱり守り続けていくというようなことが、私は必要ではないかと思います。  最後に、市長にこの見解をお尋ねいたしたいと思います。 229 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 230 ◯市長(谷島洋司君) 土地の埋立てに関する取締りの強化につきまして、お答えいたします。不法盛土を持ち込ませないためには、国の法整備や県条例の強化、警察によるさらなる取締りを要望していくとともに、市としましては、条例や施行規則の改正等による対応方法があるか、住民が不法盛土の持込みに目を光らせるにはどうしたらいいか、住民と行政が共通認識を持ち、協力して対応するにはどうしたらよいかなどの対応策を早急にまとめるよう、担当部局へ指示したところでございます。  今後も、引き続き悪質な業者に対して確固たる対応ができるよう、全庁を挙げて万全の対策を講じてまいりたいと思います。 231 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 232 ◯19番(岡野孝男君) 以上で私の質問を終わりにいたします。ありがとうございました。 233 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。午後1時30分から会議を開きます。                   午後 0時28分休憩
                ──────────────────────                   午後 1時30分再開 234 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 235 ◯3番(新田 茜君) 3番・新田 茜です。通告しております2項目につきまして、一問一答方式で質問をしてまいります。  質問項目1、認知症検査に係る助成制度の設置についてを伺ってまいります。  日本は高齢者大国、長寿大国と言われておりまして、世界の長寿国ランキングでも毎回トップスリーに入っております。本年の9月、敬老の日前に厚労省より発表されたデータによりますと、100歳以上の高齢者が過去最多の8万450人となり、昨年から9,176人増えたということで、これは50年連続で増加をしているといった発表がなされました。  そのような高齢化社会にある中だからこそ様々な課題がございます。その中でも認知症の増加というものが何年も前から問題として取り上げられております。平成29年度に政府が示された高齢化の状況や政府が講じた高齢社会の対策、そういった状況、また、高齢化の状況を考慮して講じようとする施策について、そういったものを明らかにする年次報告書であります高齢者白書において、2025年には高齢者の人口の20%、5人に1人が認知症になるといった推計が出されております。こちらを人数にすると、日本では700万人を超えるといった発表がされております。その発表を受けまして、これまで以上に問題視がなされ、国はもちろん、全国各地の自治体でも認知症に関する様々な対応策が図られております。  そのような状況の中で、本年度は新型コロナウイルス感染症が拡大しまして緊急事態宣言が発せられたことで、その感染予防のためにデイサービス等を一時休止する事業者が増えたりですとか、また、医療機関や高齢施設でも入院している患者さんへの面会の制限を行うところが増えました。さらには在宅においても民生委員ですとかボランティアの家庭訪問の機会というものも減少し、さらには地域での集まり事だったりイベントの取りやめというものが相次ぎまして、そういった状況の中で外出であるとか会話の機会が失われた高齢者の方々の認知機能、または身体機能の低下が懸念されておりまして、これは実際に認知症や認知症予防への影響が見られているということでございます。  そのような中で石岡市における対応と今後の取組等を伺ってまいりたいと思います。  まず、1でありますけれども、石岡市の状況と現在行っている認知症に関する取組について、まず現状を伺いたいと思います。こちらについてはなかなか正確な数字の把握というものは難しいと思いますけれども、先ほど言ったように、政府が示した2025年には認知症の高齢者が700万人を超えるという推計が出されておりましたが、それを受けて石岡市においてはどういった状況にあるのかをまずお伺いいたしたいと思います。 236 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 237 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。認知症につきましては、平成29年度に示された高齢者白書の推計では、2025年には高齢者人口の20%、5人に1人が認知症になると議員ご指摘のとおり推定されております。こちらを当市に当てはめた形にしますと、住民基本台帳の数字ではございますが、令和2年10月末の65歳以上の高齢者人口は2万4,043人で、約4,800人の方が認知症になると推定されます。  以上でございます。 238 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 239 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。  石岡市においては、推計に当てはめますと約4,800人ということで、5,000人近い方が認知症になるということでお答えがありました。あくまで推計ではありますけれども、この認知症につきましては発症後の回復は困難であるという話をよく聞きます。ただ、軽度の段階での発見ができれば発症を予防でき、健常に戻ることが可能というふうにも言われております。この予防というのが非常に重要で大切だよというふうにされております。この国の推計に当てはめて先ほどの約4,800人という予測ができている中で、石岡市においてはこれまでに認知症に関する取組についてはどういった取組をなされたのかを伺います。 240 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 241 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。現在行っている認知症に関する主な取組につきましては、認知症の方やその家族がいつどこで何をすべきかを分かりやすくまとめた石岡市認知症ケアパス、認知症あんしん便利帳を作成し、必要な方へ配付を行うほか、市民が携帯電話、ウェブやインターネットに接続されたパソコンを利用して市ホームページにアクセスすることにより認知症かどうかを気軽にチェックできる認知症初期スクリーニングシステム、こちらの活用、認知症予防講座や介護予防教室、さらに認知症への正しい理解を普及啓発するために認知症サポーター養成講座等を開催しております。  また、市民から認知症についての相談があった際には、認知症相談会として市内3つの精神科医療機関の精神保健福祉士による訪問相談や来所相談に対応するほか、地域包括支援センター内に設置しております認知症初期集中支援チームが認知症を疑われる方や認知症の方及びその家族を訪問し、家族支援等の初期支援を包括、集中的に行っております。  以上でございます。 242 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 243 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。  これまでに、また、現在も継続して様々な取組がなされているということでお答えをいただきました。今回、この質問をさせていただくに当たりまして、私自身も地域包括支援センターのほうに伺いまして担当の方にいろいろお話をお伺いしました。本当に多くの取組の実施であるとか、また、皆様、非常に丁寧な寄り添った対応をされているといったことを私自身も知ることができました。  では、実際に今お答えいただいた取組について、その反応といいますか、効果についてはどのように検証をなされているのか、伺います。 244 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 245 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。まず、取組の実績でございますが、令和元年度の実績といたしましては、認知症ケアパスの配付枚数は1,000部、認知症初期スクリーニングシステム利用者は延べ6,969人、認知症予防の講座の延べ開催数は33回、延べ参加者数は801名、予防教室の開催回数は390回、延べ参加者数は1万738人、認知症サポーター養成講座の延べ開催数は11回、延べ養成者数は339名となってございます。認知症相談会につきましては延べ18回、延べ参加者数は35名、認知症初期集中支援チーム対応件数につきましては延べ762件となってございます。  次に、効果につきましては、1つの例といたしましては、認知症初期集中支援チームの活動ではございますが、平成29年度、相談から初期訪問までの全国平均日数が12.7日であることに対し、昨年、令和元年度の実績では本市は3.3日であることからも、認知症の相談から早期に対応し、専門医療機関につなげることができると考えております。  なお、様々な取組から認知症相談窓口、認知症予防に関する普及啓発は行っておりますが、市民の方への周知はまだ十分と言えませんので、今後も引き続き啓発に取り組んでいきたいと考えております。  以上でございます。 246 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 247 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。  実績と効果について、細かな数値を含め、お答えをいただきました。認知症初期スクリーニングシステムについては、本年度の利用は延べ約7,000人近いということで、こちらはスマートフォンで簡単にできるということから、私もチラシ、こちらです。チラシを頂きまして、実際にアクセスして、家族向けと本人向けのチェックということで、自分自身の両親にも行ってみました。結果としてはどちらも正常であるという診断がなされたので少しほっとしましたけれども、こういったものがすぐにできるという部分では非常に活用がしやすいというふうに感じました。  このチェック検査のさらにランクが上の、それも簡単な検査ではあるんですが、医療機関が開発した専用アプリというものがあるようでして、その専用アプリを備えた端末を包括支援センターに配備をして、そのチェックと体力測定であるとか、保健指導を含めた認知機能検査を行っている自治体があるようで、そういった自治体は初期、軽度の発見につながり、実績を出しているようでございました。ぜひそういったシステムの導入というのも今後考えて検討していただけるといいのかなというふうに思います。  そして、さらに、医療機関で認知症の検査をするに当たり、その費用の一部負担というものを検討していただきたいと考えております。こちらにつきましては2の質問となりますので、次に移らせていただきます。  石岡市におきましては約4,800人の方々が認知症になるといった推計値をお答えいただきましたけれども、今後も現在実施している支援を継続して行っていただくこと、それと同時に、先ほど言いましたように、個人的にはさらに新たな取組というものが必要になってくるんじゃないかなというふうに思っております。  そこで、提案をさせていただきたいんですが、まずは提案をさせていただく前に、石岡市として認知症に関する取組については何か新たな取組などは考えていらっしゃるのか、まずはお伺いをいたします。 248 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 249 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。今後は、認知症の方ができる限り住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けることができるよう、認知症の方やその家族の方々と認知症サポーター、こちらをつないで地域として支援を行う取組が必要であると考えております。  具体的には令和元年度から開始しましたが、現在はコロナウイルス感染症により中止となっております認知症サポーター養成講座、こちらのステップアップ研修会の中でその仕組みづくりを進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 250 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 251 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。  サポート体制の強化と研修会の実施ということでございました。もちろんその部分につきましても大変に重要なことでありますので、今後、引き続きお願いしたいというふうに思います。  そこで、認知症検査に係る助成制度の設置についてを提案いたします。  認知症の診断には非常に様々な種類があるようでございまして、一番簡単な検査といたしましては、知的機能や認知機能を把握するための設問に答える形で診断を行う認知機能テスト、こちらについては金額は10割負担ですと700円から2,800円ということで、一番受けやすく、費用も非常に低めでございます。そのほかには、CT検査やMRI検査、こちらは5,000円から3万円ほど、毒性を弱めるたんぱく質の状態を調べるスクリーニング検査、そして、認知機能低下に関与すると言われているAPOE遺伝子というものがあるそうですが、そちらを調べる遺伝子検査、こちらに関しては1万5,000円から2万5,000円程度、最も高額な検査ですと臓器の状態を撮影するSPECT検査というものがあるそうです。こちらは同じく10割ですけれども、10割だと8万円から10万円ほどというふうに言われております。  5人に1人が認知症となるという推計を出されておりましたけど、そういった時代が来ると言われております。石岡市においても約4,800人という推計がなされている中で、この早期発見のメリットというものは非常に多くあると思います。こちらを実施している自治体というものは多くございませんけれども、実施している自治体の例を挙げますと、75歳以上の方を対象に最大7,000円の検査費用の助成を行っているところ、また、70歳以上を対象に簡易認知機能検査を無料にしているところ、あとは認知機能検診の検診券というものを発行して送付しているところ、様々な形で認知症の早期支援としての助成を実施している自治体が調べたところございました。こちらをぜひ石岡市においても取り入れていただきたいとふうに考えますけれども、石岡市としてのお考えをお伺いいたします。 252 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 253 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。議員ご指摘のとおり、認知症には様々な疾患があり、対応や支援内容が異なることから、少しでも早く疾患の認知症であるかを把握し、その後の生活に備えることが重要であると考えております。  認知症検査に係る費用の一部負担につきましては県内で取り組んでいる市町村がないことから、国の動向や今ご提言いただきました県外自治体の取組について、今後、調査、研究してまいりたいと考えております。  以上でございます。 254 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 255 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。  県内で取り組んでいる市町村がないということでございました。調査、研究というお答えがありましたけれども、今回このワードを多く聞いた気がしております。  それと、よく感じることなんですけれども、今回の質問に限ったことではないんですが、質問の中で提案をさせていただいておりますと、度々、近隣の市町村で実施していないからとか、事例がないのでというようなお答えをいただくときがあります。ほかではやっていないから石岡でもやらないとか、ほかのまねをするとか、そういったことではなく、必要なものって地域によって変わってくると思いますので、ぜひ石岡市として石岡の市民が、石岡市民が必要とするサービスというもの、石岡市独自のものを積極的に行っていただきたいなというふうに思います。  そういった意味も含めまして、谷島市長にお伺いをいたしたいと思います。  認知症に関しましては、再三になりますが、推計値も出されております。それをそのまま受け止めるのではなく、やはり早い段階での対応、対策が重要となってきます。認知症の早期発見はご本人にとっても、もちろんご家族にとってもメリットが多くあります。早期であれば、その原因によってはもちろん治療も可能ですし、認知機能を改善することも可能となります。進行対策をして認知機能を長く保つということもできます。逆に検査結果で問題がなければ、自信を持って今後の予防に当たることもできると思います。検査を身近に感じていただき、何よりも皆さんに意識していただくためにもこの検査費用の助成というものを考えていただきたいと思いますけれども、市長のご見解をお伺いいたします。 256 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 257 ◯市長(谷島洋司君) ご答弁申し上げます。長寿社会の到来により、高齢者人口の増加に伴い、認知症の方の増加も予測されております。当市におきましては、先ほど担当部長から答弁申し上げましたとおり、多くの施策展開をしており、他市町村よりも進んでいると考えておりますけれども、先ほど来、議員ご提案の早期発見のメリット、そういったものをしっかりと調査、研究しながら、しっかりと石岡市として認知症のある方やその家族が暮らしやすいまちづくりを進めたいと考えております。 258 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 259 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。調査、研究ということで、ありがとうございました。  新型コロナウイルス感染症の拡大により、高齢者の方々は特に、冒頭にも述べましたけれども、自粛による外出、また、会話の機会が減りまして認知機能への影響があるというふうに言われておりますので、推計値よりさらに今後増えてしまう可能性も十分に考えられます。そういったことも考慮していただき、ぜひ調査、研究した結果、前向きに考えていただいて、石岡市が県内初の事例として逆に他市の参考になるようにご検討いただきたいというふうに思います。  そして、最後に、包括支援センターの皆様、本当に丁寧に寄り添った対応をしてくれていると感じました。支援のメニューも多くありましたが、先ほど部長がお答えしていたように、なかなか浸透していないというふうに感じましたので、サポート事業に対する周知、啓発を今後併せて積極的に行っていただきたいというふうに思います。1項目目の質問を終わらせていただきます。  続きまして、2項目目に移らせていただきます。独り親家庭等への支援について。  こちらにつきましても、新型コロナウイルス感染症の影響でさらに大きな困難を生じている家庭が全国的に増加している状況にあります。国におきましても、さらに給付金の再給付の決定がなされておりました。独り親家庭のコロナウイルスによる深刻化が背景にあるものだというふうに思います。  そこで、まず、石岡市の状況についてをお伺いいたします。  石岡市における独り親家庭の状況でありますけれども、現在、石岡市の独り親家庭の世帯数は何世帯あるのかをまずお伺いいたします。 260 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 261 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。独り親家庭の中で児童扶養手当受給資格世帯でございますけれども、令和2年10月末現在、763世帯ございます。そのうち児童扶養手当を受給している世帯は655世帯でございます。その内訳でございますが、母子家庭が621世帯、父子家庭が33世帯、養育者家庭が1世帯でございます。  以上でございます。 262 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 263 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。  先ほども述べましたけれども、このコロナ禍によりまして独り親家庭の困窮状態というものが浮き彫りになったということで度々報道等がされております。あるNPO法人が1,800人のシングルマザーを対象に調査をした結果によりますと、その1,800人の7割の家庭がコロナ禍で雇用、収入に影響があったといった回答があったそうであります。これは勤務先の休廃業や労働時間の短縮でもともと少なかった収入がさらに減少したと。また、休校によりまして学校給食の停止で食費が増して、支出をさらに切り詰めても困窮状態にあると、そういった結果が出たようでございます。それによりまして、ふだんの家庭の食事の量であるとか、食事の回数が減ったり、お菓子とかおやつを食事の代わりにするという家庭が、そういった家庭が増えたということで、それは2割ということが出ておりました。さらには半数の世帯で炭水化物だけの食事が増えた。また、インスタントの食事が増えたと答えた世帯は半数以上であったということでございました。  非常にこのような困難な状態にある独り親家庭でございますけれども、石岡市においてはそういった影響が出ているのか、その部分、そういった点を把握されているのかを伺います。 264 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 265 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。石岡市において、国の施策でありますひとり親世帯臨時特別給付金、こちらで新型コロナウイルス感染症の影響により収入が減少した方については5万円の追加給付の申請ができます。その申請をした方が11月末現在、受給対象者654人のうち323人でございますので、石岡市で把握しますと全体の約50%がコロナの影響で収入が減少したと認識しております。  以上でございます。 266 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 267 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。  追加給付の申請が約50%だったということでありました。こちらの追加給付に関してはちょっと私も勘違いをしておりまして、あくまで収入が減少した世帯に対してのみの給付であると思っておりましたけれども、担当課のほうに詳しく聞きましたら、この追加給付に関しては特に収入証明書など提出は要らないよと、項目にチェックするだけですよということで伺いました。皆さんにはチラシなどを配付して説明しているということで、そのチラシ、厚労省のチラシだと思うんですが、こちらを頂いて、こちらを読みますと、追加給付の対象になる方というのは、感染症の影響を受けて家計が急変し、収入が減少した方というふうに書かれていたので、非常に分かりづらいというか、チラシだけでは伝わりにくいのかなと。何か複雑な手続が必要になるんじゃないかなというふうに思ってしまいます。説明はきっと担当のほうでされているのでしょうけれども、少なくとも私の周りの独り親家庭の方にお話を聞いたところ、理解している方が少なかったので、その辺もしっかりと伝えていただきたいなというふうに思います。  やはり実際に話を聞きますと、コロナウイルスによって収入に大きな影響というものはないけれど、休校の際の給食の停止によって食費が増加したとか、また、休校中は自宅自粛によって日用品の消耗が非常にかさんだとか、光熱費が上がったといったことで、予想していなかった部分での出費が増えたということが現在まで響いて非常に苦しい状態にあるという話を私の周りの方々がお話ししてくれました。ただ単に申請件数が半数、50%だったよ、追加給付は50%だったよということで、その影響を受けた世帯はそのぐらいですといったようにするのではなく、どういった部分に困難が生じているかというのを行政としてしっかりと把握することが重要であるというふうに感じております。  そのような状況を知るために、独り親家庭へのヒアリングといいますか、状況の把握、具体的な情報の把握というものはどのように行っているのかを伺います。 268 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 269 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。独り親家庭の児童扶養手当受給資格者には年1回、8月1日から8月31日の間にこども福祉課に現況届を提出していただくことになってございます。この際、個々の状況に応じ、様々な悩みを解決できるよう相談体制を整えております。  具体的に申し上げますと、当市では家庭相談員2名、母子・父子自立支援員1名、就業支援専門員1名、子育て支援コーディネーター1名、合計5名の専門員を配置し、個々の状況に応じた支援を実施しております。新型コロナウイルスの影響は今後も長期にわたると予想されますので、独り親家庭を支える母親、父親に寄り添った育児、就業等の支援を継続的に実施してまいりたいと考えております。  以上でございます。 270 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 271 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。
     年1回の現況届で判断するということでありましたけれども、これまでであればある程度の把握というのが可能だったのかなというふうに思いますけれども、やはり現在の状況を考えますとさらに寄り添った関わりというものが必要になってくるのかなと思います。  先ほど部長もお答えしておりましたけれども、この感染症の影響というものは今後も長期にわたると予想がされますというふうに言っておりましたので、そういった中でありますので、現在実施している支援に併せまして、これまで以上の支援というものが必要になってくるんじゃないかなというふうに考えております。  その支援について、2に移らせていただきます。新型コロナウイルス感染症拡大に伴う独り親家庭等の支援策についてを伺ってまいります。  こちらはまずはこれまでに行った具体的な支援策について、どのようなものがあったのかを伺います。 272 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 273 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。石岡市では、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた独り親家庭の支援策を今年度2回実施しております。1回目は市独自で独り親家庭臨時給付金と称しまして、令和2年3月31日現在の児童扶養手当受給世帯に対して1世帯当たり1万円を7月1日に支給いたしました。2回目は国の施策ですが、先ほどもご説明しましたひとり親世帯臨時特別給付金といたしまして、令和2年6月分の児童扶養手当受給世帯に対して基本給付として1世帯当たり5万円、第2子以降がいる場合には1人につき3万円を8月31日に支給いたしました。さらに追加支給として、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて家計が急変し、収入が減少している世帯には1世帯当たり5万円を追加支給しております。この追加給付につきましては令和3年2月28日まで随時申請を受け付けております。  以上でございます。 274 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 275 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。  これまでに石岡市においては独り親家庭の支援というものを2回行ったということで、1回目は市独自のもの、2回目は国の施策での給付ということでありました。国でも再給付をする決定がなされておりましたけれども、内容についてまだ私は詳しく分かりませんけれども、ほかの自治体を見てみますと、国の施策とは別に独自の支援を継続して実施しているところ、また、国の給付にさらに上乗せ支給をしているところも多くあります。今後、石岡市としては何か新たな支援策、独り親家庭への支援策というものをお考えであるのか、今後の支援策についての考えを伺います。 276 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 277 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。独り親世帯に対する国の緊急調査結果では、昨年と比べて収入が減った、また、収入が減る見込みと答えた方が全体の65.6%となっている状況でございます。これを受けて、国においては年内に独り親世帯を対象に再度臨時特別給付金を支給する方針が決定されております。県からは12月4日付でひとり親世帯臨時特別給付金(基本給付)再支給分についての通知がありましたので、対象世帯への再支給に向けて迅速に対応してまいりたいと考えております。  以上でございます。 278 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 279 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。  国の独り親家庭の調査結果で収入が減ったと、また、減る見込みと回答した方が全体の65.6%というお答えがありました。石岡市はどうなのか、まずはしっかりその部分を調べて今後把握していただきたいと思います。コロナウイルス感染症が拡大している状況下で今後もっと苦しい状況になるかもしれません。そうなってから対応するというのでは遅いというふうになるので、ある程度先を読んでいただいて、とにかくそこには子どもたちが関係してくるわけですので、ぜひ子どもたちに影響が出ないよう行政としての対応というものを行っていただきたいというふうに思います。  私が今回ヒアリングした独り親家庭の方々には、特に食費の負担という部分をお答えいただく方が多くありました。やはりそれは緊急事態宣言のときの休校の際にふだんかからなかった出費というものが出て、現在もそれが尾を引いているといった状態でございました。ここに関しては、収入が減ったとか、減らないとか、そういったことではなく、状況を確認した上で支援をしていただきたいというふうに思っております。  ここで市長にお伺いしたいのですけれども、今回、私の友人とか知人の独り親家庭に自分で聞き取りをしてまいりました。皆様から上がった意見としては特に食事の部分というものが多かったので、お弁当クーポンのようなものがあったらいいなとかいった話が多くありました。それ以外にも、コロナによって失業した保護者の就労の支援をもう少ししてほしいとか、あとは食の提供を行う民間や地域団体との連携をもってしてほしいとか、あとはコロナ禍において養育費の不払いというのがあるといった話もありましたので、そういった家庭への支援というものでもいいでしょうし、とにかく様々な角度からの支援が必要になってくるんじゃないかなというふうに思います。  今後の新たな支援、国とか県とかもありますけれども、市として継続的な支援の考え方について谷島市長はどのようにお考えであるのか、市長の見解を伺いたいと思います。 280 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 281 ◯市長(谷島洋司君) ただいま新田議員のほうから、本当に市内の独り親家庭の実情をつぶさに調べていただきまして、その実態を語っていただきました。石岡市としましては、子育てと仕事を1人で担っておられる独り親家庭の方におかれましては、このコロナウイルス感染症拡大の影響により大変なご苦労をされていると認識しております。これまで独り親家庭への支援策として国及び市独自での給付金事業を実施してまいりましたが、今後もこの新型コロナウイルス感染症拡大による影響が収束するまで、途切れることなく様々な工夫をしまして、継続した支援を積極的に実施してまいりたいと思います。  いずれにしましても、皆様からどのようなニーズがあるか、しっかり把握させていただきながら寄り添ってまいりたいと思いますので、以上でございます。 282 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 283 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。  今、市長からもありましたけれども、まずは支援をするにも具体的な状況の把握というものが少し足りていないんじゃないかなというふうに感じましたので、まずは石岡市の独り親家庭の状況を把握していただくこと、そして、相談員さんとか、支援員さん、コーディネーターさんがいらっしゃいますので、担当が密に連携を取っていただくということをしっかりと行っていただきたいということを要望させていただきます。  実際に私のお話をさせていただきたいんですけれども、自宅の事務所のほうにたまに小さなお客様が来ることがあります。10月の初め頃だったと思うんですけれども、自宅の事務所で私が作業をしていたときに、夕方6時近くだったと思うんですけれども、事務所のほうに電気がついていたからか小学生の低学年の女の子が訪ねてきたんですね。その子は以前にも何度か遊びに来たことがありまして、いわゆる独り親家庭の子なんですけれども、ちょっと時間が遅かったので、来たときにどうしたのというふうに聞いたら、コロナで親のお仕事がなくなったから夜も始めて、今おうちに誰もいないということをお話ししていました。小さい子なので余りそれ以上お話は聞きませんでしたけれども、少し事務所内でお話をしているときに事務所に置いてあったお菓子をいっぱい食べていったんですね、その子が。それを食べて帰ったんですけれども、もしかしたら夕飯を食べていないのかなとか、親が夜の仕事が終わって遅くに食べるのかなとか、いろんな想定をしました。減った収入をカバーするためにその子の親もきっと一生懸命頑張っていると思うんですけれども、それによって子どもの影響、コロナによっての影響というものは家庭環境が変化することで子どもに影響が必ず起きてくるんじゃないかというふうに考えました。そうならないためにもぜひ対応とか対応策を取っていただきたいと思います。  この相談体制についても、なかなか相談をするのも、独り親の方、時間帯の都合であるとか、直接話しにくいといった声も私はよく聞いております。こちらは独り親家庭に限ったことではありませんけれども、もっと子育て応援ポータルサイトの「てとて」とか、そういったものを有効に使っていただいて、例えばAIの活用であるとか、よくAIコンシェルジュというものがあると思うんですけれども、そういったものを活用していただいて24時間簡単な対応ができるサービスの導入というものも考えていただきたいなと思います。今後、特にオンラインを使った取組というものが必要不可欠になってくると思いますので、加えて検討をしていただきたいというふうに思います。  なかなか声を上げにくい方々への対応というのは、今のような時代だからこそ、どんどん拾って吸い上げていただいて、市長も先ほど継続的に積極的にとおっしゃっておりましたので、寄り添った支援と対応を今後もしっかりと行っていただきたいと思います。よろしくお願いいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 284 ◯議長(池田正文君) 次の質問者に移ります。  14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 285 ◯14番(村上泰道君) 14番・村上泰道でございます。一問一答方式で質問させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。  まず、第1項目、高浜地区の整備計画についてということでお尋ねをいたします。  この質問につきましては平成30年12月の定例会に一度質問をいたしまして、今回はその後の経過を伺いたいということで質問をいたします。  まず、第1点目の高浜駅周辺整備事業についてということでお尋ねいたします。  当時の質問といたしましては、平成28年に高浜駅周辺を含めた整備事業の目的とした用地測量を実施してございました。その後、その測量結果を受けて駅周辺整備を含めた整備計画を今後取り組んでいくということを当時、市長をはじめ、執行部の方々にご答弁をいただいたところであります。今回はその後の経過といたしまして、現在どの程度その計画が進捗しているのかということでお尋ねをしたいと思います。  まず、細目として、現在の進捗状況についてをお尋ねいたします。 286 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 287 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) 高浜駅周辺整備の進捗状況について、ご答弁申し上げます。  高浜駅周辺整備の進捗状況でございますが、平成28年に行いました高浜駅用地測量業務を行って以降の具体的な整備計画作成等の検討は行っていない状況でございます。しかしながら、立地適正化計画の中でも高浜駅周辺を地域拠点として、交通利便性を生かして都市機能施設の充実、維持を目指しておりますので、整備計画策定に向け調査、検討してまいります。  以上でございます。 288 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 289 ◯14番(村上泰道君) 前回のご答弁からの進捗はということですが、具体的には進捗状況として報告できる状態ではないということでございました。ただ、石岡市の、先ほど理事よりもご答弁いただきましたが、立地適正化計画にも触れられているとおり、高浜駅を拠点とした整備計画というのはそういう意味では上位法でうたわれている状態、今後検討していくということでありますけれども、結局は当時質問して2年経過した中で全く進んでいないというのは大変残念な状況ということ、また、その後の質問にも関わってまいりますが、この整備計画を待って全体の道路整備や冠水対策も要望が地元から出ていたわけでありますが、それも併せて進捗していないというような状況があります。そこを含めて今後の取組というのを本当に真剣に取り組んでいただきたいというのがこの1項目目の意図でございます。  進捗状況としては具体的にはないということでありましたので、2点目の駅西側のアクセス向上への対応ということで、こちらも当時、6号バイパスの進捗や旧有料道路の延伸事業に伴う駅西側のアクセスの向上に向けて併せて検討されたかということでお伺いしたいところではありましたけれども、現在、進捗はこれからということでありますので、ぜひそれも駅舎の改修や駅西側の整備も併せて具体的な検討に入っていただきたいというふうに思います。こちらについてのご見解を伺いたいと思います。 290 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 291 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) 駅西側のアクセス向上への対応について、ご答弁申し上げます。  高浜駅を取り巻く周辺環境は日々変化しており、幸町坂下の国道6号から6号バイパスへ向かう県道飯岡石岡バイパスの整備が進められておりますので、高浜駅へのアクセスは格段に向上するものと思われます。さらには、アクセス向上に伴い、駅利用者も増加が想定されますので、高浜駅東西口の利便性を高める整備計画作成に向け、調査、検討してまいります。  以上でございます。 292 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 293 ◯14番(村上泰道君) どちらにしても、これからの検討事項ということでありますので、明確な目標を立てられるような計画をつくっていただきたいというふうに思います。  3点目の高浜駅前広場、また、バリアフリー化の整備についてということでありますが、こちらもその後の計画が進んでいないということでありますので、再度、意図としてお伝えしたいんですが、当時質問したときに高浜駅のトイレの改修工事がされたところでありました。ただ、こちらの改修工事はあくまでもバリアフリーに対応したトイレではなくて、新しいトイレの設置ということでありました。また、現在は一部段差の解消と手すりの設置ということではありますけれども、駅前広場から駅舎につけての動線についてはバリアフリー化がされているというふうには見られない状況にあろうかと思います。こちら、広場と駅舎の高低差を解消するためのバリアフリー化や利便性を向上するための取組について、もちろんJRとの協議もそうですけれども、高浜駅の利用者の現時点での体感ではありますが、半分以上は駅の近くにおりますと水戸ナンバーの車両が多いのではないかなというふうに体感としてあります。データとして控えているわけではありませんけれども、利用者の応分負担というわけではありませんけれども、石岡市だけの取組なのか、周辺自治体と連携して進めるべき取組なのかは今後のJRとの協議にもなろうかと思いますけれども、周辺自治体とも足並みをそろえるべきではないかなというふうに思いますが、こちらの計画についてもご見解をいただきたいと思います。 294 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 295 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) 高浜駅前広場バリアフリー化の整備について、ご答弁申し上げます。  高浜駅前広場を含むバリアフリー化整備でございますが、平成27年、平成29年にJR東日本と整備基準や整備費の負担等の協議を行ってまいりましたが、その後は行っていない状況でございます。その間、JR東日本が平成30年に駅舎に入るスロープと手すり設置工事を行っております。今後は高浜駅の周辺地形を考慮し、高浜駅前広場及びバリアフリー化を進めるのはもちろんですが、高浜駅周辺を総合的に検討する必要があると認識しておりますので、高浜駅周辺整備計画の作成に向け、調査、検討してまいります。  以上でございます。 296 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 297 ◯14番(村上泰道君) どちらにしても、今後、調査、検討と、現在進んでおりませんので、そういったご答弁になろうかと思いますが、ぜひ市長にお伺いしたいんですが、現状、高浜駅周辺整備、そういう意味では取り残されてしまっている。前任市長の答弁で取り組んでいくということではあったんですが、現在このような状況になってしまっているという状況を鑑みて、ご見解を伺いたいというふうに思います。 298 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 299 ◯市長(谷島洋司君) 私の市政運営の所信で7つの基本方針を上げ、その1つといたしまして都市基盤の整備がございました。その中で駅周辺整備を上げております。石岡市には石岡駅と高浜駅の2つの駅がございます。石岡駅は第2期駅周辺整備事業をスタートさせておりますが、議員おっしゃるとおり、残念ながら高浜駅につきましては全く手がついていない状況だと思っております。高浜駅は私としましては積極的に整備を検討してまいりたいと思っております。高浜駅周辺は霞ヶ浦や恋瀬川、舟塚山古墳等、あるいは西口にも広大な場所がございます。自然、歴史を生かし、観光産業を含めた総合的整備を進めてまいりたいと考えております。また、高浜駅前広場整備や駅のバリアフリー化、駅へのアクセス向上を行うことで、通勤、通学利用者や観光客など、利便性の向上及びにぎわいを図ってまいりたいと考えております。  いずれにしましても、高浜駅の利活用は私の目標でもありますので、しっかりと皆さんの意見を聞きながら取り組んでまいりたいと思います。 300 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 301 ◯14番(村上泰道君) ただいま市長からご答弁をいただきました。そういう意味では取り残された課題の1つかなというふうに思っております。市長の所信にも触れられているように、積極的な取組をぜひお願いしたいというふうに併せてお願いいたします。  同じ項目の2点目、冠水対策や道路整備についてということでお尋ねをいたします。  こちらも当時のやり取りがありますが、冠水対策や道路整備についての地元要望が同時に出されておりまして、ただ、周辺整備計画との整合性を図るために、部分的な先行投資は結果的な二重投資になりかねないというおそれから、この整備計画の策定を待って同時に取り組みたいというような状況でございました。  ただ、現在、先ほど来ありましたように、この地区整備計画が進んでおられない状態の中で改めて危険箇所についての改修の必要性について触れたいと思います。特に愛郷橋の信号から高浜駅に延びる直線道路につきましては蓋のない側溝部分が多くございまして、また、降水量の多い雨天時には道路が冠水するほど水かさが増している状況にございます。さらに、地元の駅利用者はその道路を使って駅まで歩くわけですけれども、歩道もありませんで大変危険な状況が現在も続いております。今回、整備計画については今後の計画に着手する前向きなご答弁をいただいたところでありますけれども、危険箇所については現時点でも危険なものは変わらない状況でございます。ぜひ排水の改修工事や安全対策については先行的に進めていただき、それに合わせた整備計画を作成するような流れで、危険箇所を本当に今すぐにでも対応していただきたいというような状況でございます。こちらについてのご答弁をいただきたいというふうに思います。 302 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 303 ◯都市建設部長(鶴井重則君) それでは、高浜地区、駅前から愛郷橋までの冠水している場所の状況につきましてご答弁申し上げます。  議員ご指摘のように、高浜地区の駅前周辺におきましては、地盤が低いことで冠水しやすい場所になってございます。当市としましても、これまでにポンプ機場を設け、常時ポンプ稼働1台にて排水をしております。また、短時間に集中して雨が降るような場合にはポンプ2台で排水を行い、常時冠水対策を実施しておるところでございます。  また、道路整備までには至っていない状況ではございますけれども、一部排水整備や側溝の蓋がけを実施しているところでございます。また、先ほど市長や理事のほうから答弁があったように、今後、全体的な計画をつくっていくということではございますけれども、現時点で対応可能なものに関しましては地元の意見を聞きながら早急に対応させていただきたい、そういうふうに思っております。  以上でございます。 304 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 305 ◯14番(村上泰道君) こちらの対策についても市長の答弁をいただきたいなと思っていたんですが、ただいま部長から地元の要望を聞きながら取り組むということで、先ほど、市長の答弁も全体計画を進めていくということでご答弁いただきました。ぜひこの計画をしっかりと進めていただいて、ちゃんとやってもらったということで地元の方が感じられるように事業を進めていただきたいというふうに思います。  続きまして、2項目目の質問に移ります。  2項目目は石岡市における地区管理の共同墓地についてということでお尋ねをいたします。  この共同墓地でございますが、これは地元の住民の方々が管理主体とされている町内会や区会で管理されている共同墓地についてということでお尋ねをしたいと思います。  この共同墓地についてなんですけれども、通常の寺院墓地と違って地元の方々が有志で管理したり、もちろん使用者が共同の名義で管理したりということで様々かと思いますが、逆に言うと、様々であるがゆえに共同墓地についての共通のルールであったりとか、それぞれの地元の方々が抱えている諸問題について、地元の方々も代々引き継いではいるけれど、こういう問題があったときにどうすればいいのかなというのがそもそも決まっていないというような状況を、全てではありませんけれども、いろいろなところから聞き及んでございます。  そういった中で、現在、石岡市としてこういった共同墓地の状況をどの程度管理されているのかということで現状をお尋ねしたいと思います。 306 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 307 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) 現状の把握につきましてご答弁申し上げます。  墓地の管理につきましては、もともと県の保健所が所管しておりましたが、昭和56年にその事務が市町村に委任され、以来、市が所管してございます。県からの権限委任に際しましては、墓地の情報が記載された墓地台帳を引き継いでございます。その台帳には墓地の地番と管理者が記載されております。市内の墓地の数でございますが、令和元年度末時点で市営霊園が2か所、宗教法人管理の墓地が62か所、個人墓地が306か所、共同墓地が552か所、合計922か所となってございます。  以上でございます。 308 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 309 ◯14番(村上泰道君) 先ほど、県の保健所から移管を受けて地元自治体での管理をするための台帳を引き継いだということでご説明いただきましたが、現時点、状況把握をする中で何か問題、課題点というのがございましたら、ご説明をいただきたいというふうに思います。 310 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 311 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) ご答弁申し上げます。共同墓地、地区管理の共同墓地につきましては、当初からの管理者のお名前が記載されて、そのまま台帳の管理は市のほうで行っておるんですが、なかなかお亡くなりになられた方の名義のままであったり、相続がお済みでない方の名義のままであったり、最新の情報が反映されていないという状況もございます。今目立って問題点といいますのは特に把握はしてございませんが、そういった点で少々手間取っている部分というのはございます。  以上でございます。 312 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 313 ◯14番(村上泰道君) 2番の管理体制ということでお伺いしますが、先ほどご説明があったように、個人所有であったり、共同所有であったり、また、所有の状態においても地面について使用者名義になっていたり、共同の名義であったり、借人から借りている名義であったり、もちろん行政名義であったりということで、様々な状態でそれぞれの共同墓地が現存するかと思います。個人所有の場合はもちろん自己管理でございますが、行政名義の場合、行政名義で地元の方々に墓地として貸し出している場合の管理についてはどのようなルール体制になっているのかをお尋ねいたします。
    314 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 315 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) 管理体制につきましてご答弁申し上げます。  現在、共同墓地、宗教法人が管理する墓地及び個人墓地につきましては、それぞれの墓地の管理者が管理を行っております。また、墓地までの進入路、のり面、樹木等の管理につきましても、墓地の管理者、または土地の所有者が管理を行っている状況と認識してございます。  以上でございます。 316 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 317 ◯14番(村上泰道君) 所有について明確な所有者がいる場合というのは明確な管理体制というのがあろうかと思いますが、共同墓地の場合の例えばのり面や道路、取付道路等の管理についてはどのようになってございますでしょうか。 318 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 319 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) ご答弁申し上げます。共同墓地に関しましても、墓地の管理人のほうで管理を行っているものと認識してございます。  以上でございます。 320 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 321 ◯14番(村上泰道君) もちろん共同墓地として地元の方々に管理をお任せしておるわけですので、もちろんそれに付随する清掃や樹木の伐採やのり面の管理や道路の管理についても使用者で管理するのは当たり前かなというふうに思います。  3番の行政の役割についてなんですけれども、特に個人所有や法人所有のものとは別に、地元の使用者の方々で共同で管理されているような場合、例えば災害時や風水害等の被害があった場合の大規模な崩れや樹木の覆いかぶさり等の対応について、個別にそれぞれ今相談を受けて対応しているかと思いますけれど、そういった場合の何かルールとか、一定の管理をするための仕組みとか、現存する何か規約というものがあるのかどうかをお尋ねしたいと思います。 322 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 323 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) 行政の役割についてご答弁を申し上げます。  墓地に係る市の役割といたしましては、墓地埋葬法に関する法律に基づき、墓地経営の許可、墓地台帳の管理等の業務をしてございます。共同墓地の管理方法につきましては、先祖代々特定の家が管理者であったり、地区の代表の方が管理者であったりと、その墓地によって様々でございます。今後、人口減少などにより共同墓地や個人墓地の中には管理が行き届かない墓地が出てきたり、先ほどもおっしゃいましたように、風水害による影響が出るなどの懸念もございます。市といたしましては、墓地埋葬等に関する法律の範囲内においての対応が求められるところでございます。これからどのような支援ができるかを考えてまいりたいと存じます。  以上でございます。 324 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 325 ◯14番(村上泰道君) こちらについては今後ルール等を検討していくということでありますので、ぜひそちらを取り組んでいただきたいなというふうに思いますが、地元の方も代々引き継いでいるけれども、一体ここに誰がいるんだろうとか、もう連絡が取れなくなっちゃっているねとか、口頭のように言い伝えられている管理の仕方しかできていない共同墓地もあって、もちろんこれから自分らが生きているうちにルールをつくらなきゃならないねというような、そういう意味では見直しに取り組もうとしている墓地もございます。共同墓地を管理されている地元の方々もおりますので、ぜひそういった方々の相談や困り事をきれいに対応できるような仕組みづくり等を今後の検討の中で入れていただきたいというふうに思います。本当に各地域地域でこれこそ事情が様々でありますので、行政でどうしろというふうに私も申しませんけれども、そういった困り事に対応する体制づくりやある一定のルールづくり等の策定について、ご答弁いただきましたけれども、取り組んでいただきたいというふうに思います。  こちらについてのご見解をぜひ市長にお伺いしたいんですけれども、本当に地域地域で様々な事情がある中で困っている部分もあると。逆に言うと、困っていない、きれいに管理ができたり、規約ができたり、ルールがあったりという墓地もあろうかと思いますけれども、逆に言うと、台帳に載っていないところもあるというふうに伺っています。そういったかゆいところに、ここまで本当に必要なのかどうかという議論はあろうかと思いますが、こういった実際に困っている方々がおるというような状況を鑑みて、ご見解を伺いたいというふうに思います。 326 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 327 ◯市長(谷島洋司君) 地区管理の共同墓地につきましてお答えいたします。  昨今、高齢者人口の増加や地域社会での人間関係の希薄化が進む中にあって、人生の終わりのための活動を指す終活という言葉が社会現象となっておりますが、葬儀やお墓への埋葬方法についても終活に含まれるとされております。共同墓地はその管理者及び使用者において管理することが原則ではございますが、人口減少の進行とともに共同墓地の管理につきましてはいずれ地域の課題の1つとなっていくものと考えております。市としましては、先進事例などを踏まえながら、共同墓地の管理が適正に行われるよう、墓地台帳の管理方法などの精査、様々な調査、研究をして検討してまいりたいと思います。 328 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 329 ◯14番(村上泰道君) 全部を細かく管理するというのはなかなかハードルが高いと思いますが、地元の方が管理をするのに管理しやすい支援の体制や相談体制というのを取っていただければなというふうに思います。  それでは、3項目目といたしまして、都市公園・都市計画課管理広場についてということでお尋ねをいたします。  こちらについて、まず1点目、公園、広場の管理についてということで細かく伺ってまいりたいと思います。  公園、石岡市のホームページによりますと、都市公園や都市計画課管理の公園というのは、スポーツ振興課管理の柏原公園や運動公園も含めますと全部で39か所記載がございます。その中での遊具の有無やトイレの有無と駐車場の有無についてもホームページに記載がございますけれども、これらの都市公園、管理広場についての遊具の安全管理というものについて現在どのように取り組まれているのか、まずはお尋ねをいたします。 330 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 331 ◯都市建設部長(鶴井重則君) 公園遊具の安全管理につきましてご答弁申し上げます。  都市計画課で管理しております都市公園及び緑地広場におきましては、議員ご指摘のとおり、全部で35か所、都市計画課の管理の場所がございます。そのうち16か所に遊具を設置しておるところでございます。  遊具の管理に関しましては、日常管理といたしましてシルバー人材センターに委託をしております公園維持管理、清掃業務によりまして平日の毎日、公園を巡回しており、遊具の故障や破損を発見した場合におきましては担当に報告していただくようになってございます。  また、都市公園法の改正によりまして都市公園の遊具点検が義務化されておるところでございます。こちらにおきましては年1回以上実施することとなっておりますので、当市におきましても、公園施設健全度調査委託を発注しまして遊具の安全点検を行っているところでございます。  以上でございます。 332 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 333 ◯14番(村上泰道君) こちらについて、2点目、3点目の設備や樹木の管理についてということも併せて、個別にお伺いしようかなと思ったところですが、事前にそれぞれシルバー人材センターさんのほうでの日常管理の中で遊具に併せてこういった設備やベンチ、樹木等の状態についても同時に管理しているということでお伺いをいたしましたので、こちら、併せてお伺いしたいんですが、遊具や手洗い場やベンチ、また、樹木等の管理について、先ほど危険箇所や破損があった場合は連絡を受けるということではありましたが、それを受けてから実際に遊具の修復や手洗い場、ベンチ等の破損の修復、また、樹木の管理について、どのように対応されているのかをお尋ねしたいと思います。 334 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 335 ◯都市建設部長(鶴井重則君) それでは、公園施設の修繕につきましてご答弁申し上げます。  シルバー人材センターからそういった故障や破損を発見した場合の報告を受けまして、その故障や破損の内容が簡易的なものであれば業務委託の中でシルバー人材センターに修繕してもらっておるところでございます。また、専門的な技術を要するものに関しましては、業者等と契約して修繕等を行っている状況でございます。  以上でございます。 336 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 337 ◯14番(村上泰道君) ただいまシルバーさんの中で直せるものは直していくということでございましたが、中には木製のベンチの背もたれの部分が1本木がないとか、例えば手洗い場のタイルがゆがんでいたりとか、排水口が詰まっていて、晴れている日が続いたとしても水がたまっている場所があったりとか、公園に付随する側溝が樹木の大きな成長による根っこの盛り上がりによって、そもそも側溝が側溝として機能していない箇所があったりとか、本当に大規模な、大規模というのか、シルバーさんがちょっと直してくださいねというレベルではないかと思われる箇所が散見されるとか、実際に公園に行くと修復するべきではないかなという部分が見受けられます。そういったものについて、もちろん予算内ではあろうかと思いますけれど、そういった日頃の管理の中から本当にきちんと情報が集約されているのか。現在、情報としては収集しているけれども、予算の関係で順番待ちで直っていないのか、そもそも日頃の毎日の管理の中から見落とされてしまって情報が収集できていないのか、事情は分かりませんけれども、長らくそういった側溝やタイルや詰まり等が見受けられる箇所が改善できていないというような状況がございます。遊具や設備の破損の管理等について、今後、シルバーさんに細かくチェックをして報告してもらうということしか多分できないのかなと。数がこれだけありますので担当の職員さんが一々回るというのは大変難しいかと思いますので、ぜひそういった箇所の報告について再度お願いできるような体制を取っていただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。そちらのご見解を伺いたいと思います。 338 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 339 ◯都市建設部長(鶴井重則君) シルバー人材センターさんにお願いしている業務でございますけれども、とにかく緑地広場が頼んであるところが35か所あるということで、なかなか細かいところまで回っていない部分もあろうかと思います。そういったものもきちんとチェックしていただくようにお願いする、また、仕様書でうたっていくという方法のほかに、担当のほうも毎日ではございませんけれども、現場のほうを回っていただいて、きちんと安全管理、そういった業務の遂行ができているか、そういったのも併せまして対応できればと、そういうふうに思っております。  以上でございます。 340 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 341 ◯14番(村上泰道君) ぜひ遊具や手洗い場等、子どもたちが特に接する点でありますので、そちらの安全管理、危険な状況については真剣に取り組んでいただけるように今以上の配慮をしていただきたいというふうに思います。  そして、3点目の樹木等の管理についてなんですが、やはり古くから設置されている公園であれば、樹木が大きく成長したり、地元の方からの伐採の要望等があったり、逆に言うと、葉っぱや落ち葉の虫等の管理があるので切ってもらいたいという方もおれば、日陰というか、直接日が当たらない木陰が望ましいということで伐採をしてほしくないという思いを持たれる地元の方も様々あろうかと思いますが、こういった公園等の樹木等の伐採についての何か明確なルール等が現在あるのか、その都度その都度地元の要望を受けての対応なのか、現状はいかがなのかをお尋ねしたいと思います。 342 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 343 ◯都市建設部長(鶴井重則君) 高木の伐採等に関しましてご答弁申し上げます。  高木の伐採、また、剪定、こちらに関しましては、公園全体の年次計画等は作成しておらない状況でございます。倒木等のおそれがある危険な箇所に関しましては、簡易的に年次計画、5年計画でございますけれども、簡易的な年次計画を作成しておりまして、毎年予算の範囲内でそちらの伐採等を進めておるところでございます。今後につきましては、そういった樹木伐採等のルールづくりをできれば計画的に行ってまいりたい、そういうふうに考えております。  以上でございます。 344 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 345 ◯14番(村上泰道君) よく樹木等の枝葉が伸び切って電線にかかってしまったりとか、やはり高くなってしまって日陰の問題や地元の方が本当に有志で落ち葉の管理等をしてくださっている中で、やはりある程度一定の、今ご答弁いただきましたが、ルールづくりをした中で公園の安全管理というのを取り組んでいただきたいというふうに思います。ぜひよろしくお願いいたします。  それでは、2点目のトイレの整備についてということでお伺いをいたします。  こちらの質問については、平成28年にちょっと遡りますけれども、こちらの定例会において、先ほど都市公園、広場、緑地のトイレの設置状況についてということで以前ご質問いたしまして、既存のトイレの有無や遊具の有無等、また、それらのバリアフリー化について当時質問をしております。その後、使用頻度の高い箇所の洋式化や今後そういったトイレの改修についても計画、整備を進めたいという旨のご答弁を当時いただいておりました。その後、これらの公園、広場、緑地に新規に設置されたトイレや改修されたトイレ等について、その後の約4年間の実績等についてお尋ねをいたします。 346 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 347 ◯都市建設部長(鶴井重則君) トイレの新規、改修等につきましてご答弁申し上げます。  都市計画課で管理しております都市公園及び緑地広場、先ほど全部で35か所という答弁をさせていただきました。また、そのうちトイレ整備されているところが柏原池公園やせせらぎパーク、国府公園など、比較的規模の大きい公園を中心にトイレを合計10か所設置しておるところでございます。平成28年の答弁で計画的にということではございますけれども、現在まで新規に設置したところはないものと認識しております。  以上でございます。 348 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 349 ◯14番(村上泰道君) 当時のやり取りを思い出しますと、既存の大型の先ほどの柏原池公園や国府公園、せせらぎパーク等、大型の公園には設置されているというところではありましたが、やはり人口集中して住宅地にある大型のトイレ等についてはそれだけ利用頻度が高くて、夕方、朝夕も含めてですけれども、大きい公園であればあるほど子どもたちが遊んでいる姿が見受けられると思います。そういった中でやはりトイレの設置については当時も申しましたけれども、やはり既存の公園に人が集まるところにトイレがないというのは大変不便を強いられておりまして、特に八軒向の第3公園と彦市山の第1公園は隣接している公園で、当時も児童センターが開いていればそこを使えますよということではあるんですが、私もあそこは地元であそこで育ったもんですから、開いていないときであったり、いつも開いているわけではありませんので、開いていないときは大変友達とトイレについて不便を強いられた記憶が今でもございます。そういった利用頻度が高いところについては、やはり今後の子どもたちの遊ぶ環境の整備という観点と、また、大型の公園であればあるほど、避難所はもちろん学校指定にはなっていますけれども、近所の方々の一時的な避難場所、学校に行くまで距離があるけれども、そういったところに一時的に集まれる大きな広場というような形に地元の人たちの思いの中でもございますので、やはり地元にそういったトイレ等があると、例えば災害時等の緊急対応にも活用できますし、簡易的なものでも構いませんので、ぜひそういう人口密集地の都市公園についてはトイレの設置について具体的な計画を立てて取り組んでいただきたいというふうに思いますが、ご見解を伺いたいと思います。 350 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 351 ◯都市建設部長(鶴井重則君) トイレ整備計画につきましてご答弁申し上げます。  トイレが現在設置されていない公園につきましては、ほとんどが街区公園となってございます。街区公園におきましては、半径250メートルの範囲の住民の方を対象にしておりまして、トイレを設置する必要を考慮していないのが実情でございます。  しかしながら、議員ご指摘のとおり、学区内の公園にトイレの設置してある公園が先ほどご指摘いただきましたように一つもない状況であり、隔たりが地区により見られる状況でございます。トイレ設置に関しましては、街区公園でありましても、利用状況や利用者のニーズ、また、議員ご指摘のとおり、防災の観点なども考慮いたしまして、安心安全に利用できるよう、さらには設置後の維持管理も含めまして整備計画を今後検討して作成してまいりたい、そういうふうに考えているところでございます。  以上でございます。 352 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 353 ◯14番(村上泰道君) ぜひ人口密集地、特に東小学校区では、先ほど街区公園ということがありましたが、一つもない状況、ちなみに街区公園というくくりは、この近くでいうと、例えば宮下公園であったりとか、上池公園ですか、この辺りも街区公園にはなっているけれども、トイレは設置されているというような状況でございます。今後、計画を取り組むということでありますので、早急に防災の観点ということでございますと総務部も関係してくるかと思いますが、やはり何か緊急性の簡易的なものであれば、下水もきちんと整備されている地区でありますので、そんなに難しくないトイレの設置ができるかなというふうに思っておりますので、ぜひ具体的に、これも4年間たって結局一つも整備していないということがないように、まずは計画を立てて年次的に取り組んでいただきたいというふうに思います。  今回、先ほどの第1項目目もそうでしたが、取り組むべきものが取り組まれていないというような状況がぜひ次回はないように、具体的な計画を進めていただきたいというものを要望いたしまして、私の質問を終わりにいたします。どうもありがとうございました。 354 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午後 2時56分休憩             ──────────────────────                   午後 3時08分再開 355 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 356 ◯21番(高野 要君) 21番・高野 要でございます。  何点かご質問いたします。  まずは、第1点目、石岡地域医療計画についてご質問いたします。  市長は、過日の全員協議会において地域医療を現行スキームを軸として進めていきたいとの説明をされました。現行スキームというのは、つまり、現行の石岡地域医療計画に基づいて進めたいということかと思います。そこで、改めて、今年1月策定の石岡地域医療計画に立ち戻りまして、何点かお伺いをいたします。  まず、第1点、素朴な疑問ではございますが、皆さんご承知のとおり、当市は、土浦市、かすみがうら市と共に土浦地域医療構想区域に位置づけられております。この構想区域の設定については、現行の2次保健医療圏を原則として、人口構造の変化の見通しやその他の事情を考慮して、一帯の区域として地域における病床機能の分化及び連携を推進することが相当であると認められる区域を単位として設定されたと私は伺っております。しかしながら、石岡地域医療計画は、平成29年度に分娩できる医療機関がなくなったことを契機に、石岡、かすみがうら、小美玉市の3市で石岡地域市民医療懇談会を開催したこと、また、この30年余りの間、3市が連携して様々な医療施策を講じてきたことから、新たな課題の解決策が必要になったと述べて、この3市で石岡地域医療計画をつくるんだとしております。私には、まず、この飛躍、何でこんなに飛ばなくてはいけないのか、私には分からないところであります。普通に考えれば、土浦地域医療構想区域の中で石岡地区、八郷地区の課題について解決策を探るべきではないでしょうか。県が定めた公的な枠組み、簡単に否定してしまって、勝手な枠組みで計画をつくった意味は何なのですか。確かに一口に土浦地域と言っても、土浦地区と石岡地区では事情は違うでしょう。しかし、そんなことを言ったら県内の枠組みは全て意味をなさないのではないでしょうか。常陸太田、ひたちなか地域にしても、大子町とひたちなか市では全然事情は違うと思います。いかがですか。ご存じとは思いますが茨城県地域医療構想の中にも書いてあるわけです。土浦地域と石岡地域における医療資源の差異については、引き続き地域医療構想調整会議において協議をします。協議をしますとうたってあるわけであります。普通なら、ここで課題を協議するんじゃないですか。私はそう思います。それが、なぜ、当市を土浦地域医療構想区域と切り離し、石岡地域という新たな枠組みをつくったのか。また、地域医療構想調整会議での協議は行ったことがあるのか、まずはお伺いいたします。 357 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 358 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。まず、昨年の8月1日の会議で、前市長から、これまでの地域医療に係る取組、石岡地域市民医療懇談会での主な意見、石岡地域の医療の現状、そして、今後の地域医療対策事業の進め方について同会議のほうで説明しております。  その後、今年の2月17日の会議で、前副市長から、完成した石岡地域医療計画の概要説明を行っております。  以上でございます。 359 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 360 ◯21番(高野 要君) そうすると、地域医療に関わる対策検討する専門委員会で、そういった話がなされたということでございます。
     しかしながら、今の話は、私が伺った質問に対する答えにはなっていないのではないでしょうか。私が聞いたのは、土浦地域医療構想区域という県が定めた枠組みがある中で、石岡市がこれと異なる新たな枠組みをつくったその理由でございます。土浦保健所の所長は会議に出てきて、土浦地域医療構想区域というのは至らないところのある枠組みでしたから、石岡地域は石岡地域で別に計画を立ててくださいというようなことも言われたんですか。そのようなことは言わないでしょう。それとも、地域医療構想調整会議で、石岡地域は自分で計画をつくって勝手にやってくださいよと、石岡さんはできるんですから勝手にやってくださいとでも言われたんですか。まずもって、そういうことを言われるわけはないでしょう。そういうことなんです。  いずれにしろ、私は、まず、地域医療構想調整会議で石岡地域の医療課題を俎上して協議を行った上で、次のステップがあるべきだと私は思っております。物事には順序があるわけであります。組織上の秩序を守ったり、物事を進めるときは、先ほども申しましたがきちっとした手順、これを踏むべきではないのかと、これが大切だと思っております。いかがでしょうか。今回の石岡市の進め方については、これ以上申しても仕方ありませんけれども、大変残念に思うところであります。全く身勝手な、勝手な、思い過ごした行動でございます。  それでは、次に移ります。  私が記憶するところ、かつて当市が隣接町村と運営していた、よく言いますけれども病院輪番、病院群輪番制、病院運営事業等は、合併前の石岡市、八郷町、美野里町、玉里村、千代田町が加わっていたことと思います。しかし、石岡地域医療計画において、昭和50年代から地域医療のニーズに対応するため様々な施策を講じてきた経緯があるという理由で、石岡地域を規定しておきながら、旧美野里町は抜けてしまっている。小美玉市では旧玉里村だけを対象としているんです。玉里村です。これはどういった理由からこのようなことになっているのか、お伺いをいたします。 361 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 362 ◯保健福祉部長(金井 悟君) 2月に議員の皆様にご説明させていただきました地域医療計画でございますけれども、こちらにつきましては、基本的に石岡医師会管内である石岡市で言えば石岡地区、旧八郷地区、それから、かすみがうら市であれば千代田地区、小美玉市であれば玉里地区ということで、石岡医師会管内の計画として策定しております。  以上でございます。 363 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 364 ◯21番(高野 要君) なぜ、その医師会だけの中で進めるのか。そしてこの中で何を考えているかというと、小美玉市、かすみがうら市にも、そうですよね、ご同意をいただいて進めたい。3市で行いたいと言っていながら、このようなことをしているわけです。私は、このことを見ましても、石岡地域医療計画というもの自体が、ただ、自分が進めたいという思っている方向性、これを正当化するためにつくった計画であるというふうに印象を深く持っております。やはり大変不可思議と言える問題でございます。よくお考えください。  次に、問い3に移ります。病床数の問題でございます。これも大きな問題でございます。  石岡地域医療計画に掲載されている病床数を見ると、この地域の病床は、急性期と慢性期は一定数あるものの、回復期の病床が少ない。少ないというより、石岡第一病院に40床あるだけということになっています。そうすると、確かに石岡市地域医療計画が病院の公立化と病床の再配分によるメリットの1つに挙げているように、回復期の病床数を増やすことができれば、土浦協同病院などの第3次救急病院からの患者を受け入れる体制の強化にもつながるということにはなりそうです。なりそうですよ。ただ、私は市民の方々から、回復期の病床がなくて困っているという声を聞いたことはございません。日本医師会の副会長さん、現在会長さんですか、3年前の厚生労働省の検討の場でこういうことをおっしゃっているそうです。よく聞いてください。急性期とされている病床の中に、回復期状態の患者はおり、適切な医療提供が行われている。回復期患者の行き場所がないという状況にはない。回復期の病床数が少ないという議論は、おかしいのではないかと語っています。日本医師会の副会長さん、現在会長さんだそうです。  伺うところでは、国が把握している病床数というのは病床ごとに報告を行うため、1つの病棟の中に急性期と回復期の病床があってどちらかで報告することになり、実態とはかけ離れてしまっているとのことでございます。市が計画の中で回復期病床を増やせることを公立病院化のメリットの1つとして挙げるのであれば、市では病床の実態、国への病床機能報告の数字ではない実際の機能別の病床数を把握しているのかと思います。もし行っているのであれば、その数字を改めてお伺いいたします。 365 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 366 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。市では、地域医療計画にも掲載しておりますとおり、基本的には茨城県の病床機能報告に基づいた病床を把握しているところでございます。  以上でございます。 367 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 368 ◯21番(高野 要君) 私は、実際のこの石岡市です、実際の機能別の市の病床数を把握しているのかということを聞いているんですね。把握していなかったと。県のほうですよね、把握しているのは。分かりました。  私は、執行部と市長、前の今泉市長と、この計画を軸に今後の地域医療を進めるとしている谷島市長の両方ですが、執行部と市長に、私は、今の答弁を聞いていても、真剣味が足りないんじゃないかと思うわけです。県と石岡は、イコールですか。病院も違いますよ。規模も違います。市長は多額の税金を投じて公立病院化を推進したいと言うのでしょうが、また、交付税が来るから石岡市の持ち出しは大したことありません、そういう話じゃないはずです。交付税だって税金ですよ。石岡市民の税金じゃなく、国民の税金を投じるんです。石岡市のも入っていると思いますけれども。簡単に考えて進めてしまって、万が一にも失敗しましたなどということは許されないことであります。真剣に考えれば、この実際の機能別の病床数、本当のところはどうなんだろう、誰だって思うわけです。石岡市の公立病院をつくるのに、何が県が基準ですか。誰だって私はそのように思って調べるのではないかと思います。そのようなこともしてございません。その辺の真剣味が欠けているのは大変残念ですし、この事業を市長が絶対にやるんだと熱意は感じたんですが、熱意だけではどうにもなりません。やはりこういったデータ等々もきっちりと把握していなけりゃならない。ただやりましょうだけでは駄目なんです。たったこんな質問も答えられないようで、どうしますか。このまま、悪口ではございませんよ、進めていこうという市長のお考えには非常に疑問を感じます。中身がない、そのように思います。  それでは、次に移ります。  市では、これまで医師会病院が持っていた120床を病床を失ってしまっては大変だ、もしそんなことになったら石岡地域の医療は崩壊してしまうというような話をし、市民の危機感をあおってきました。皆さんも大変だと言っています。確かに、病床がないよりは、あったほうがいいと思います。あり過ぎも無駄です。現在市内にある各病院の各病床について、その稼働率というのはどの程度になっているのでしょうか。例えば病床全てがフル稼働していても、もはや患者さんを受け入れないという状況の場合と稼働率が50%の場合とでは市民にとって、医師会病院が持つ120床の価値、どうしても必要だと、この価値観が全く変わってくると思いますので、その稼働率、どのように捉えているのか、お伺いをいたします。 369 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 370 ◯保健福祉部長(金井 悟君) 市内病院の稼働率でございますけれども、1月の全員協議会のほうで、病床機能等比較、2つの病院ですけれども、のところをさせていただいた中で報告しておりますけれども、その稼働率、今年の2月1日に聞き取った実数でございますけれども、石岡第一病院が71.1、石岡医師会病院が57.9となっております。  以上でございます。 371 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 372 ◯21番(高野 要君) この数字についても、はっきりともう述べられないんですよね。何か言ったら本当にもう必要であるという、こういった一番どうしても把握しなくちゃいけない、頭に入れておかなくちゃいけない、これが基本であるというものの数字が入っていないんです。このような数字についても、先ほど申し上げたことは同様ですよ。議会に関係なく公立病院化を進めるというならいいんですが、ご意見を伺いながら言われても、議会だって、こういう数字を正直に報告してもらわなければ、ちゃんとした意見だって言えないじゃないですか。市長をはじめ執行部には、議会の意見を聞きたいというのであれば、情報はきちんと共有するような意識を持って進めていただきたいと、かように思うところです。  それでは、5問目行きます。時間もありますのでね。  茨城県地域医療構想には、各区域における病床別の人口カバー率というものが出ております。土浦区域についても周産期のカバー率の状況が出ておりました。例えば流産、早産、切迫早産などについては30分以内で病院に到達可能な人口カバー率は60%以上となっております。しかし、これは土浦区域全体の平均の数値ということですので、石岡地域に限って言えば、もっと数字は厳しくなるんではなかろうかと思っております。  いずれにいたしましても、市として、医療に関する市民の不安を取り除こうという上で特に産科の問題は大きいわけですから、市民が周産期における様々なトラブルに見舞われた際、現状として病院までどの程度の時間を要するのかを知ることは、私は重要だと、そのように思ってございます。  そして、もし、石岡地域において県構想に見られる所要時間を大きく上回るような場合、私は早急に地域医療構想調整会議において石岡地域の現状を協議すべきだと思っております。  また、同時に、市長が言うように、市が公立病院化を進めようとするのであれば、何十億円という多額の税金を投入しなければならないわけであります。投入しようとする前に、最低限、現在の周産期医療の状況を把握し、その結果についてしっかり検討すべきと思っています。例えば、市が公立病院をつくる前に、既存の病院までの所要時間を何とか短縮する策を検討することも私は無駄ではないのかなというふうに思います。つくることも大事ですが、その前にすることがたくさん山積みされているんではないかということです。ハードばかりじゃないんです。ソフトの面が大事なんです。ソフトの面は見えてきません。  そこで、市では、茨城県地域医療構想に示された周産期における傷病別人口カバー率の対象者を石岡地域に限定した場合のデータを把握しているのか、把握していないとすれば、市は市内から産科がなくなったという表面的な状態だけを見て、私は市民の危機感をあおっているだけなのかなと思います。  ここで、人口カバー率の対象者を石岡地域に限定した場合のデータを把握しているのか把握していないのか、お伺いをいたします。 373 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 374 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。茨城県地域医療構想においてに基づく石岡市傷病別人口カバー率ですけれども、周産期ということで……。    〔「聞こえないんですけど。もうちょっと大きな声でお願いできますか」と呼ぶ者あり〕 375 ◯保健福祉部長(金井 悟君) はい。石岡市の周産期別人口カバー率でございますけれども、そちらのほうは、茨城県地域医療構想の周産期における傷病別人口カバー率から、石岡市の部分を把握しております。  内容につきましては、通常のある程度の一定の分娩ですと60分以内ということでありますけれども、妊娠中の糖尿病、それから、心房中隔欠損症、それから、新生児の先天性の場合については90分を超える場合があるという分析となっております。  以上でございます。 376 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 377 ◯21番(高野 要君) 把握していたと聞いて、安心はしたところです。これらについて、数字を、今、お伺いして、部長から答弁いただいてよかったなと思っております。  これらの数字というのは、妊産婦の皆さんにとってよくも悪くも貴重な情報だと思いますので、市民のための地域医療を進めるというのであれば、議会もさることながら、こういう情報を市民の皆さんに提供してご意見をいただきながらより問題を掘り下げて私はいただきたいというふうに思います。  次に移ります。  地域医療計画について、今、幾つかこれと思ったところをお伺いしてきました。以前から疑問に思っていたことお伺いしたわけでありますが、私個人の感想として、この計画は、やはり前今泉市長が病院公立化という結論を導くために都合よくまとめたものではないか、そのように感じたところです。中身がないということでございます。そのためには茨城県の地域医療構想も無視して、勝手に石岡地域というエリアをつくり、その中で課題を拡大し市民の危機感をあおっております。  今日はお伺いしませんでしたが、そもそも地域医療構想の区域の設定は、医療だけでなく老人福祉圏内、医療介護総合確保区域等を総合的に図られているはずです。石岡地域医療計画は、そのような地域包括ケアについても一言も触れておりません。私にはこの石岡地域医療計画というのは、前市長が産科がない、小児科も不十分だと市民の不安感をあおり、それに付け込んで自分の思いどおりに事業を進めようとした負の遺産としか思えません。  しかし、市長は、この現行スキームを軸に今後の地域医療を進めるということですが、市長には私は一言言っておきたい。地域医療というのは大切です。しかしながら、やはり、地域に合った地域医療の確立を目指すべきではないでしょうか。私は、言葉は悪いかもしれませんが、先代、前市長の地域医療について引きずることもいいですが、もういいかげんに目を覚ましていただき、本当に市民のためになる地域医療の在り方というものをゼロから再構築していただきたいと私は思います。私も応援してまいります。やはりゼロからの再構築が本来の地域医療ではないでしょうか。市長に見解があれば、お考えを伺います。 378 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 379 ◯市長(谷島洋司君) 石岡地域の医療体制につきましては、前日、前々日の答弁でもお話ししました内容で、危機的状況があると認識しております。石岡地域医療計画の基本理念でもある持続可能な医療体制で誰もが安心して暮らせる石岡地域が実現できる体制をつくらなければならないと考えております。産科の設置、小児科の拡充、緊急診療の再開など、石岡地域の医療課題の解消に向けて石岡の中核となる医療機関が必要だと考えております。議員の皆さんと共に行政として責任を持って取り組んでまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 380 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 381 ◯21番(高野 要君) それでは、次に移ります。  平成31年3月末における石岡運動公園施設に関わる工事の分割発注についてをお伺いいたします。  問い、問題1、ある資料によりますと、スポーツ振興課が平成31年3月末に契約した石岡運動公園体育館の施設改修工事は、手すり改修工事やフェンス塗装工事がそれぞれ3つに分けられ、随意契約ができる限度額の130万円以下に7つに分けられ130万円、ちょっと数がずれているかもしれません、130万円をやや下回る程度の金額で契約されております。しかも驚いたことに、その全てが同じ業者に発注されております。私には、そもそも、手すり改修工事だの、フェンス塗装工事だのを3つに分ける理由が理解できませんが、発注した業者さんが別々ということであれば、百歩譲って、工期が短期間であるとか、やはり緊急性ですか、そういったこともあるかと思います。いろんな業者さんにまた仕事をしてほしいだとか何ら配慮があればいいんですが、何らかの理由が、何らそのようなことの中から理由は考えられません。しかし、これら全部同じ会社が請け負っている。普通に考えたら、その業者さんが競争入札をしなくても済むように小分けして随意契約で済むように便宜を図ってやったとしか見えないわけであります。誰が見てもそのように私は思うのではないかと思います。請求した資料を見ると、随意契約の理由は、設計額が130万円未満であるためとなっている。当たり前です。そうなるように自分たちが分割したんですから、130万超えていたら入札になっているわけです。このような不自然さ極まりない工事の分割、この発注が行われた理由は何なのか。  そこで、まず、手すり改修工事、外構フェンス塗装工事をこのように分割して発注しようとしたのは誰なのか、また、その理由は何だったのかをお伺いいたします。 382 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 383 ◯教育部長(豊崎康弘君) 決算特別委員会でご指摘のあった平成30年度の複数の案件につきましては、国体前にできるだけ体育館を整備したい考え、予算の範囲内で発注を検討したものでございます。  予算の範囲内での発注に当たり関係部との調整が必要であったり、指名競争入札で不調となったこと、国体という50年に一度の事業を翌年に控え例年より業務量が多かったことなどの側面もございますが、結果として、契約事務の遅れから年度内に工事を完成するため工事区画を区切ることで工期短縮を図ったものであり、複数の案件に分割する理由として適切ではなかったというように考えてございます。  以上です。 384 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 385 ◯21番(高野 要君) そうですよね。ただ国体、国体が近くに間近になっていたと。国体ってあれですか、1か月か2か月前に決まるんですか。そうじゃないでしょう。ちゃんと1年も、国体が終わった次はどこだって決まっているんでしょ。私、よく分からないけど。それで、1年も期間がありながら、緊急だなんてことは、あり得ないですよ。今、部長が、事務処置の遅れだということを言いましたけど、全くそのとおりだと思いますよ。  そこで、私も、決裁ですけど、資料請求しておりますので決裁の経過は確認しております。きちっと起案者から教育長まで、みんな判こを押している。押印しております。私は、担当者にも電話で聞きますと、そうすると、部長、次長、課長と相談して決めたということです。それはそうですよね。こんなこと、一担当者が勝手に決めたら大変なことになりますから。そもそも決裁に皆さん判こを押して、認めているんですから、このことは職員ぐるみということでよろしいですか、お伺いします。 386 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 387 ◯教育部長(豊崎康弘君) 決裁を押した事実は認識してございます。 388 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 389 ◯21番(高野 要君) しかし、本来であれば相談を受けるなり、決裁を見た上司が、こんな分割は認められないと言って止めるのが当たり前じゃないんですか。何回も質問してしゃあないので、言いたいですよ。工事をこんなふうに分割して、後で議会や監査で聞かれたら、教育長も、部長もそうです、説明できないから駄目だと言って止めるべきですよ。それを、皮肉でありますが、それをやったということは、これが今回のように発覚した場合、きちんと説明ができるという判断でやったのか。当時、次長として決裁をした教育部長、どういう考えで、分割にしたのか。自分は気がつかなかったんなら気がつかなかったで結構ですけど、こういうことが発覚すれば、このようになりますよね。金物工事で一括で発注できるんですから。お考えをお伺いいたします。 390 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 391 ◯教育部長(豊崎康弘君) 先ほども述べましたが、年度末が迫っておりまして、工期短縮を図る上ではこの方法しかないということで決裁を押してございます。 392 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 393 ◯21番(高野 要君) 部長、それ、言い訳にしか私には聞こえないんですよ、年度末ってね。年度って、1年あるんですよ。予算を使うには、毎年きちっと1年間という時間があるんです。その割り振りといいますか各課の事業の進捗状況を把握して適切な進行を管理するのが、当時次長だった教育部長の仕事であったはずであります。今回の手すり改修工事や外構フェンス塗装工事といった工事にどれだけの緊急性があったのか私には分かりません。突然危険性が明らかになったとしても、また、至急の対応が必要になったとしても、おかしな契約をしていいことにはならないんですよ。先ほども言いましたけど、一定の時間はあったはずです。  それでは伺いますが、部長は、この分割発注を今まで、先ほどは事務的処理の誤りだ的な発言だったですけど、正しい契約だったと言い切れるのか、同じ状況であれば、また分割発注すると明言できるのか、ここで正当性をはっきりしてください、お伺いします。 394 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 395 ◯教育部長(豊崎康弘君) 不適切な事務処理だったと思っております。 396 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 397 ◯21番(高野 要君) そうですね。どのように話を聞いても、理解することはできそうにはありません。  また、請求した資料を見ますと、手すり改修に関わる3つの工期の工区の見積りも合わせは、3工区全て予定価格と見積価格が同一、つまり、落札率で言えば100%です。しかし、参加業者は全てAランクの業者。今回のこの工事は、Aランクの業者にやらせるほど何か難しい点があったのでしょうか。単に、業界では金物工事と申します。工事を不自然に3つに分割し、その3つ全てAランクの同じメンバーの業者に見積りを出させて、結果的に3つとも同じ業者が予定価格と同じ金額の見積書を出して仕事を請け負っている。同じメンバーでの見積り合わせという意味では、外構フェンス塗装工事まで入れれば合わせて6つの工事全てが同じAランクの3社でございます。このような工事の発注の仕方をしたことについて、現在の教育長並びに市長らは、どのようにお考えになるのか。今、部長は謝罪しております。ここで教育長と市長に見解をお伺いします。 398 ◯議長(池田正文君) 教育長・児島君。 399 ◯教育長(児島裕治君) この件につきまして、2月に執行した入札、また、応札者がいないことにより不調となったと。そして、130万円以下の少額契約という発注いたしたところでございますが、少額契約の場合、ランクを考慮することはないというふうな感じで受け止めておりますけれども、ただ、結果としては、このことについては問題があったのではないかというふうに認識してございます。  以上でございます。 400 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 401 ◯市長(谷島洋司君) 先日来、議員の皆様から契約事務に関する厳しいご指摘をいただいており、市政を預かる者としての責任を痛感しております。  教育委員会でも調査分析が進められており、スケジュール管理や随意契約への認識の甘さなど要因が挙げられております。  また、再発防止に向けた改善策の案も示されました。  このたびの官製談合、加重収賄事件も不適切な分割発注も、あってはならないことです。しかし、残念ながら、どの部署でも起こり得る問題でもございます。教育委員会だけに任せるのではなく、組織全体のこととして、しっかりと原因を分析し再発防止に向けて全力で取り組んでまいります。 402 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 403 ◯21番(高野 要君) あと、平成31年3月に工事を行った石岡運動公園の小便器交換工事についてですが、1階トイレと2階トイレの小便器を交換するのに、それぞれ128万7,000円、129万6,000円ということで、130万円をぎりぎり下回る設計を組んでいるようです。この2件の工事も随意契約により予定価格とぴったり同じ金額で見積りを出した業者は2件とも同じでございますが、その会社が請け負っております。請求した資料で、1階と2階、それぞれの工事内訳書を見たところ、1階のトイレには諸経費として現場管理費10万円、諸経費10万2,000円が積算され、合計で129万6,000円となっています。一方、1階トイレの工事内訳書には、諸経費、つまり現場管理費等が積算されておらず、純粋な工事関係の経費のみで積み上げて128万7,360円となっております。直工費のみでございます。同じ建物のトイレの小便器交換でありながら、一方は現場管理費があり、一方にない理由は一体何なのか、私は理解に苦しむところであります。私が理解するところ、現場管理費というのは、労務管理費や税金、保険料、従業員の給料、手当て等々を含むものと思っておりますが、これらを抜いてしまって、果たして適正な設計と言えたのか。疑って見方をすると、一方に現場管理費を入れて130万円以下だから、これはこれでよし、一方は現場管理費を入れると130万円を超えてしまって競争入札になってしまうので入れなかったというように、私は思えて仕方ないわけであります。この諸経費、現場管理費、どのようなことなのか、詳細をお伺いいたします。 404 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 405 ◯教育部長(豊崎康弘君) 工事につきましては、議員ご指摘のとおり、直工費と仮設費と、あるいは一般費というところに分かれてございますので、基本的には全てが入るものと思っております。ちょっとなぜ入っていないのか、今のところ、私は確認できておりません。 406 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 407 ◯21番(高野 要君) 部長、そういう詭弁を述べちゃ駄目なんですよ。これはおかしいんですよ、はっきり。こういう契約できないでしょう。私、陣屋門でやったんですよ、何年も。陣屋門のときは、それからもうないんですけど、あれは、諸経費を丸めたんですよ。小さくしたり何かして、それで工事費に合わせたんです。今回はひどいじゃないですか。諸経費1つもないじゃないですか。理由について分からないって、あなた、決裁しているんじゃないですか。そういうでたらめなことを言っているから、こういうことがどんどんどんどん続くんですよ。なかったらなかったでいいじゃないですか。大体、1つ、そうですよ、これだってそうでしょう。230万、260万で、トイレ工事、普通一括で1者でしょう。それをわざわざ2つに分けて、市の財産、税金、諸経費を増やして、とんでもない話ですよ。そういう答弁は、まずいと思いますよ。これは、現場管理費、誰に聞いたって現場管理費、現場やってきた者であれば分かりますけど、管理費のない、そういったことはありません。よく管理費なしで入札やったかなと思って驚いております。後でゆっくり聞きに伺います。
     それでは、分からないということですから仕方ないんですが、この共通費とか、こういうのを切ったり何かして起案して持ってくるのは誰なんですか。部長が分からないんだったら、その下の人は、分かりますよね。まさか、部長は、これ、共通費切ってしまえと、諸経費ですが、指示したことはないですよね、お伺いします。 408 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 409 ◯教育部長(豊崎康弘君) 指示した記憶はございません。 410 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 411 ◯21番(高野 要君) それでも決裁はしているんですよね。普通の人であれば、私が部長だったら分かりますよ、何で、これ、経費ないのって。じゃ、それはあなたの下の人たちがやったということですね、分かりました。  じゃ、それにつけて、お伺い、行政が行う工事で現場管理費だの共通費用を見込まないということは、そもそも法律違反ではないのかと私は思うわけですね。業者さんに経費を払わないで直工費でやらせるということね。本来は随意契約でできない案件を、共通費を切り捨てることで随意契約が可能な金額に抑えて不正に随意契約をしてしまった。どのような法律、条例に抵触するのか。また、もし私は法律違反ではないのかなというようなことも思っております。これは、その解釈、問題ないんですよという解釈ですよね、やっているんですから解釈は言えるでしょうから、だから、簡単なんですよ。このことは、本当に間違ってこういう形になったと言えばそれで終わるんですけど、分かりませんって言うんであれば、何か解釈は、それ、説明できるんじゃないですか。できれば、その解釈、このようなことができた解釈。私は、条例とか法律、そういったものに違反するんではないかなというふうに私は思っております。どうですか。できないんですよ、本当は。  結構です。じゃ、ただいまの件について、部長、結構ですので、教育長、市長からもう一度見解をいただきたいと思います。これは、法的に、この契約、こういうこと問題ないのかどうか、答えられなければ結構です。時間がないもんですから。 412 ◯議長(池田正文君) 教育長・児島君。 413 ◯教育長(児島裕治君) 法令等につきまして、さらにちょっと今現在時点でははっきりと申し上げることはできないんですが、地方自治法上、施行令等、そういったものを検証しながら、確実に法令上どうであったか明確にさせていきたいというふうに考えてございます。  以上です。 414 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 415 ◯21番(高野 要君) 教育長、こういったことが二度と起きないように明確に一応調査というか、部長と共に協議してみてくださいね。別に職員を、お前が悪いとかなんかじゃないんです。二度とないようにすることが大事だと思いますので、ひとつよろしくお願いいたします。  もう一つ、全部駄目なんです。次に、防火シャッター安全装置つき工事について伺います。この工事は、見積り合わせを行い、いわゆる1者随契という形で手すり改修を施工した業者が契約を結んでおります。請求した資料によりますと、この工事は随意契約、特に1者随契とした理由としては、設計額が130万円以下であるとあります。先ほど言いましたけど、130万円以下だったら何でもいいのかということです。工事内容は、施設の安全基準を満たすためのものであり、緊急に改善する必要から、本年当該施設の改修工事を施行した下記の業者と締結するものであると。これを指摘を受けたのが1月の10日前後と聞いております。そして、その後、3月ですから、かなりの日にちはあったわけですね。しかしながら、緊急に改善する必要性があるということでやったらしいんですが、なぜ1者なのかね。本当に1者随契にしなければ間に合わなかったのか。本来ですよ、ここでお聞きするのは、1者随意契約でなければ間に合わなかったのかね。1月の10日頃でしたから、1か月半や2か月あったと思います。答弁をお願いします。 416 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 417 ◯教育部長(豊崎康弘君) シャッター安全工事ですが、確かに審査を受けた結果、特殊建築物、この審査を受けたところ、ほかの箇所は直してございましたが、一部不適格ということで、このままでは安全性のところが保てないという指摘を受けまして、その指摘を受けたのが、今、議員ご指摘のように1月上旬から中旬頃というように聞いてございます。実際の工期が2月ですので、1か月近くあるわけですが、その間にも、ほかの今問題になっている入札の不調だったり分割の部分とかあったと思いますので、確かに時間はなかったことは確かだと思うんですが、ただ、その1者というのは、やはり不適切な事務処理と、合理的な理由はないというように考えてございます。  以上です。 418 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 419 ◯21番(高野 要君) そのとおりなんですね。私も金物屋さんやっていましたのでよく分かるんですが、シャッターとか全て、金物工事です。本来、運動公園のシャッターは、三和シャッターかと思いますね。そういうことであれば、本当に緊急であればメーカーさんにお願いして、危険性があるんであればやるとか、そうですよね。建築屋さんに頼んで2か月待ってでは、緊急性も何もないし、緊急性というのは、今日、明日を言うんですよ、部長。生命かかるわけですから。ですから、あなたの言っていることの信憑性はないです。ですから、この1者随契にも大きな問題があると、私は、これ以上言いませんけど、思います。  それで、これはちょっと苦言とかお願いにもなるんですが、教育委員会のこうした契約関係の書類というのは、契約検査課の決裁を経ることなく教育委員会の内部で全て決めてしまっている。だから、誰かが、言葉は悪いですが、悪いことを、悪い人がいて、もし悪いことをしようと思えば本当に悪いことができてしまう。少なくともできてしまう可能性が高くあるわけです。市は、教育委員会の現在の体制、先日ご答弁いただいておりますけど、同僚が、教育委員会の契約決裁は、私は契約検査課にチェックしてもらうとかそういったことをきちっとやっていくべきではないのか。素人とは言いません。分からない人がやっていても仕方ない。ですから、そういう分野でご協力いただくこともいいのかなというふうに思います。ご答弁をいいです、これは、答弁結構です。  まだ、大丈夫ですか。                     〔私語あり〕 420 ◯21番(高野 要君) 3番目、駅前・東ノ辻線の茨城空港アクセス道路までの延伸についてお伺いします。  これ、何度か、私、お伺いしてきているところでございますが、現在、進捗状況が分かりませんので、ひとつ簡単で結構でございますので、進捗状況をお伺いいたします。 421 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 422 ◯都市建設部長(鶴井重則君) 駅前・東ノ辻線の延伸について、ご答弁申し上げます。  本年度、駅前・東ノ辻線先線検討調査業務を発注し、延伸について調査検討を進めているところでございます。  延伸の位置づけといたしましては、JR石岡駅から延びる駅前東ノ辻線と茨城空港及び常磐自動車道、石岡小美玉スマートインターチェンジをつなぐ茨城空港アクセス道路を接続し、広域交通ネットワークの連携強化の役割を担う道路であるとともに、新たな需要や販路の拡大、臨空産業や流通業務等の拠点形成を促す道路であると期待されると思っております。  また、広域交通ネットワークの連携強化によりまして、災害時の緊急時に対応できる代替性の高い交通体系の確保も期待できるものと思っております。現在までにコンサルタントと線形や構造、縦断勾配等を含め多角的に検討を進めておる状況でございます。調査成果がまとまり次第、ご報告をさせていただきたいと思っております。  以上でございます。             〔「以上で質問を終わります」と呼ぶ者あり〕 423 ◯議長(池田正文君) 以上で通告による質問は終了いたしましたので、これをもって一般質問を終結いたします。  本日の議事日程は終了いたしましたので、これをもって散会いたします。  次回は、明12月10日定刻午前10時から会議を開き、各議案に対する質疑を行います。  お疲れさまでございました。                   午後 4時04分散会 Copyright (c) ISHIOKA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...