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令和2年第3回定例会(第4日目) 本文 開催日:2020-09-09
令和2年第3回定例会(第4日目) 議事日程・名簿 開催日:2020-09-09

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  1. 石岡市議会 2020-09-09
    令和2年第3回定例会(第4日目) 本文 開催日:2020-09-09


    取得元: 石岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-06
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 令和2年9月9日(水曜日)                   午前10時00分開議 ◯議長(池田正文君) おはようございます。ただいまの出席議員数は21名です。定足数に達しておりますので、これより前回に引き続き、本日の会議を開きます。  なお、新型コロナウイルス感染症への対策として、会議室における環境保持のため、会議室の窓及び扉を開放して会議を行うとともに、目安として50分ごとに10分間の休憩を取り、会議室外へ退出するようにいたしますので、出席者及び傍聴の皆様におかれましてはご協力のほど、よろしくお願いいたします。  本日の議事日程は、議事日程表のとおりであります。  これより議事日程に入ります。            ───────────────────────  日程第1 一般質問 2 ◯議長(池田正文君) 日程第1、一般質問。これより前回に引き続き市政一般に関する質問を行います。  10番・勝村孝行君。                 〔10番・勝村孝行君登壇〕 3 ◯10番(勝村孝行君) おはようございます。10番・勝村でございます。新型コロナ感染症が拡大する中で、執行部の皆様、職員の皆様には、その対応に苦慮されていると思います。本当にご苦労さまでございます。終息がいつになるか分からないのでありますけれども、最後までよろしくお願いをいたしたいと思います。  それでは、通告に従いまして、1項目、5点について質問をしてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  市長は、さきの市長就任時における所信表明の中で、1つに、産業、経済の活性化から、農産物のブランド化や6次産業からのもうかる農業への支援、町なかの歴史や里山の自然などの地域資源を生かした観光振興により、通年で集客できる仕組みづくりを進めますと述べておられました。  今回、私の質問は、この地域資源を生かした活性化、このことについて、提案を交えながら伺ってまいりたいと思います。  本市には、関東3大祭りの1つ、石岡のおまつりや、国分寺、国分尼寺、また、舟塚山古墳や看板建築などの歴史的な遺産がございます。  一方、八郷地区には、自然豊かな里山と、茨城県フラワーパーク、やさと温泉ゆりの郷、そして、一年中採れる果実があります。誠にすばらしい自然、資源、財産を有しているのが石岡市であると思います。  しかしながら、豊かな地域資源を有効に活用し切れていないのが現状ではないかと思っております。まず、これからの本市のまちづくりを考えた場合、石岡駅周辺整備事業、そして、今年度、大規模改修工事が進められておりますフラワーパークを中心とした観光エリアの整備、この2つの施策が大きな核となってくるものと考えます。  そこで、今回、この施策の一端として、朝日トンネルを抜けてから広がる八郷地区観光エリアの整備について、観光、教育、生きがい対策といった観点からお尋ねしてまいります。  まず、1点目、イチゴ生産についてであります。
     朝日トンネルを抜けると、多くのイチゴ農家、直売場が連なる辻地区があります。ここでは、石岡市住民参加型まちづくりファンド支援事業により、先導的な景観形成が進みつつあります。  しかしながら、一方では、今、後継者不足が深刻な問題となってきております。昭和の時代から、当時は、10軒のイチゴ農家が集中していました。現在はといいますと、8軒ぐらいと減少してきております。加えて、生産者の高齢化が進んでおりますし、進みつつあります。景観を整えても、後継者がいなければ何にもならないわけであります。  ここで、最初に、イチゴ生産者の現状、後継者対策について、どのように受け止めているのか、お伺いをいたします。 4 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 5 ◯経済部長(額賀 均君) イチゴ生産者後継者対策についてご答弁をいたします。辻地内におけるイチゴ生産者は、平成29年度は9軒ございました。現在は8軒となっており、議員ご指摘のとおり、後継者不足が課題となってございます。この後継者不足は石岡市だけの問題ではなく、全国的な問題で、第1次産業を支える方法として、新規就農者等の確保が課題となってございます。  市の後継者対策としまして、新規就農者研修制度朝日里山ファームに、今年度より果樹・施設園芸コースを新設し、4月より1名がイチゴ栽培の研修に励んでおりまして、来年4月に独立就農する予定となっております。市として仲介を図るほか、新規就農者への設備投資の補助や、農家からの指導など、人材や資材の活用を図り、イチゴ生産者後継者確保に取り組んでおります。  以上でございます。 6 ◯議長(池田正文君) 10番・勝村孝行君。                 〔10番・勝村孝行君登壇〕 7 ◯10番(勝村孝行君) ありがとうございます。しっかりと現状は受け止めておられるというふうに感じております。  せっかく定着した辻イチゴ団地、このまま減少していくのを見るのももったいない話であるというふうに思います。  そして、現状は、今部長がおっしゃられましたように、非常に厳しいものがございます。今答弁がありましたように、研修生や新規就農も若干ありますが、この地区を担っていくには非常に不安な面があります。これらをもっと強化していく必要があるのではないか、このまま行くと本当にイチゴ農家は数年後にはなくなってしまうのではないかと危惧いたしております。  そこで、笠間の栗、千代田の梨ではありませんが、辻地区のイチゴが茨城県下で一番といったぐらいの支援、政策の展開ができないものか、そのような施策はないのか、お伺いをしたいと思います。 8 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 9 ◯経済部長(額賀 均君) 支援政策の展開についてご答弁申し上げます。議員ご指摘のとおり、辻のイチゴは、観光客などから品質の良さで高い評価を受けており、その品質の良さを広く周知するため、様々な活動を行っているところでございます。イチゴのPRにつきまして、観光協会による季節の果物狩りの記事掲載を行っているほか、生産者や筑波大学生と協力したイチゴ狩りマップの製作、また、八郷観光果樹組合と連携し、NHKや茨城新聞社など各種メディアへの表敬訪問によるPRを行うなど、テレビ、新聞等で取り上げていただいているところでございます。  例年ですと、4月には、辻イチゴ団地とやさとグリーンツーリズム協議会が連携を図り、イチゴ狩りを開催しており、家族連れなど多くの来園者が訪れ、茨城県の……。失礼しました。いちご祭りを開催しており、家族連れなど多くの来園者が訪れ、茨城県のブランドイチゴであるいばらキッスが食べられるイチゴ園としても認知度が上がっているところでもございます。  このような中、来年度は、茨城県フラワーパークや石岡市ふれあいの森がリニューアルオープンを予定しておりますので、当市の観光拠点として、また、観光果樹やスカイスポーツ、歴史など、市の魅力ある観光情報の発信の場として、さらなる誘客に向けた発信ができると考えております。  今後も生産者と連携しながら、市外に向け、イチゴなど当市の魅力ある農産品のPRに取り組んでまいります。  以上でございます。 10 ◯議長(池田正文君) 10番・勝村孝行君。                 〔10番・勝村孝行君登壇〕 11 ◯10番(勝村孝行君) ありがとうございます。  しっかりとしたPR等、取り組んではいただいているというところでありますが、今、部長が述べられましたように、来年5月には、茨城県フラワーパークリニューアルが完成して、また、ふれあいの森がリニューアルできる、これは観光の面でも非常に期待がされると思いますし、私も期待をいたしております。今後もさらなるPRに取り組んでいただきたいと思います。  次に、2点目の果実の6次産業化についてでございます。  イチゴ最盛期には、イチゴ狩りやおいしいイチゴを求めて、本当に多くの観光客が訪れております。また、梨、柿、ブドウも同様でございます。  しかし、果実は最盛期を過ぎれば販売所も閉められ、閑散としてしまいます。その対策としては、季節にとらわれない、通年で利益を得ることができるような農業、いわゆる6次産業化も積極的に推し進めていく必要があると私も考えております。  これまでも、エゴマの取組等はありますが、さらなる取組の強化ができないものか、また、その取組の中で、いろいろ考えることがあるのではないかと思いますが、執行部のお考えをお伺いいたします。 12 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 13 ◯経済部長(額賀 均君) ご答弁申し上げます。果実の6次産業化でございますが、議員ご指摘のとおり、通年での利益を得られるような加工品等の商品化ができれば、もうかる農業として、果樹の後継者不足の解消に大変効果があると思われます。  今後は、6次産業化の講習会開催など、生産者の取組意欲を高める機会を設けるとともに、出荷できない規格外の農産物の利活用も含めた、新たな加工品づくりを支援してまいりたいと考えております。  以上でございます。 14 ◯議長(池田正文君) 10番・勝村孝行君。                 〔10番・勝村孝行君登壇〕 15 ◯10番(勝村孝行君) ありがとうございます。ぜひ6次産業化については、ただいまおっしゃられましたように、講習会、それから、新たな加工品づくり、市長の肝煎りでもあると思いますので、支援していただきたいというふうに思います。  3点目の、販売拠点の整備についてでございますが、イチゴ狩りの時期は、多くの観光客でにぎわっております。それ以外の季節は非常に寂しい状況にあると思います。先ほど申し上げました。  そこで考えられるのが、先ほど部長がおっしゃられておりました新たな加工品づくりということが考えられます。品質が同じで形が悪いものを破棄するのではなく、ジャムやスムージー、ジェラート、スイーツとして付加価値をつけて販売できれば、利益の確保はもちろんのこと、イチゴづくりの魅力が沸き、新規就農者や若者が参入してくるのではないかと思います。  八郷地区は、辻地区をはじめ、柿、ブドウ、梨などの多くの果樹栽培が盛んなわけです。そこで、それを1か所に集めて確保し、販売できるような拠点、6次産業の拠点整備をしてはどうかと考えます。  過日の新聞紙上に、笠間市では、栗のブランド化と生産者の所得向上のため、市とJR東日本水戸支社、JA常陸が6次産業化のための新法人を設立し、笠間栗ファクトリーとして、2022年秋を目標に、栗の加工施設が稼働しますとありました。また、小美玉市には、ふるさと食品公社で生産販売される乳製品のヨーグルト、プリンなど、地場産品を生かした商品が全国的に展開され、町の知名度が非常に上がってきております。  石岡市も、フルーツで全国的なシティーセールスができるのではないかと考えますし、農業産業化が図られれば、さらに雇用機会が生まれ、若者の参加や周辺の元気な高齢者の生きがい対策にもつながってくると考えます。また、フルーツライン沿い、特に辻地区には、施設や場所を提供してもいいといった方もおります。販売拠点や雇用機会が生まれる場をつくることが、地域の活性化につながるものと思います。  そこで、地元生産者、そして、国や県、JA等関係機関と連携し、観光に結びつく新たな農業政策、そのような取組をお願いできないかと思いますが、そのことについてのお考えをお伺いいたします。 16 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 17 ◯経済部長(額賀 均君) 販売拠点の整備についてご答弁いたします。辻のイチゴ団地は、朝日トンネルを抜けてすぐにあることから、石岡市の玄関口のような存在になっております。議員ご提案の果樹の加工から販売までを1か所でできるような拠点整備がされれば、石岡市のイメージアップや、雇用機会の創出など、地域活性化が図られると考えられます。  まずは、果樹の生産者を育成し、生産性の向上を図るとともに、先進事例等を研究しながら、所得向上につながる取組を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 18 ◯議長(池田正文君) 10番・勝村孝行君。                 〔10番・勝村孝行君登壇〕 19 ◯10番(勝村孝行君) ありがとうございます。今答弁がございました生産者の育成、また、生産性の向上を図るということでございますが、まずは、そういった場所と施設が必要になってくるわけでございます。  先ほども申し上げましたけれども、この地区で土地をお貸ししてもいいという方もいらっしゃいますし、そういったものをより活用してやっていただければ、経費もかなり安く済むのではないか、作るのにも安くていいのではないかというふうに考えております。  朝日トンネルができまして、この地区、石岡の南の玄関口と言ってもいいのかなとも思うぐらい、今、通行量が非常に増えてきてございます。そうした人たちを、観光、そして、この果樹狩り等に引き入れていくのも1つの施策というふうに考えておりますので、その取組をお願いしたいというふうに思うわけでございます。  次に、4点目の観光エリアとしての整備についてでございますが、先ほどおっしゃられましたように、現在、フラワーパークリニューアルされております。ふれあいの森もグランピングによる宿泊環境整備が行われ、やさと温泉ゆりの郷があり、また、木内酒造によるウイスキー醸造と、そこに地域資源を生かした産業が加われば、まさにこのエリアはすばらしい観光拠点になると考えます。  今、沿線の食堂も相次いで閉店している状況にありますが、今後、また新たに復活できるのではないかと思っております。  そこで、この地域の観光エリアの整備についてお伺いをいたしたいと思います。 20 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 21 ◯経済部長(額賀 均君) ご答弁申し上げます。観光エリアとしての整備でございますが、来年度に、議員ご指摘のとおり、リニューアルオープンを予定しております茨城県フラワーパークについて、現在、改修工事が進められております。  また、石岡市ふれあいの森についても、今後、市におきまして滞在型宿泊施設を整備することから、辻のイチゴ団地や、十三塚の果樹団地への誘客にもつながると考えております。  また、フラワーパーク周辺フルーツライン沿いには、里山をはじめ、豊かな自然環境や、イチゴ、柿など観光メニューとなり得る資源が多くあり、フラワーパークやふれあいの森がにぎわいを見せ、地域の観光拠点となることで、民間による新たな出店の可能性も考えられますので、当市の魅力ある観光エリアになるよう、さらに取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 22 ◯議長(池田正文君) 10番・勝村孝行君。                 〔10番・勝村孝行君登壇〕 23 ◯10番(勝村孝行君) 部長がただいまおっしゃられましたように、民間による出店、そういったものをどんどん応援していただければと、そして、さらに魅力ある観光エリアになるよう取り組んでいただければと思いますが、そうした中で、5点目になりますが、生きがい対策としての整備についてでございますが、これまでお話ししてきたことを、これからは、点で整備されたものを面で捉えるような観光政策、そのためには、農政、観光、福祉、教育といったあらゆる面での横断的なプロジェクトを組み、実施していただければと思います。これによって、さらに交流人口の増加、定住人口へもつながってくるものと考えます。  今般、新型コロナウイルス対策が大変な時期ではありますが、まちづくりも大事でありますし、進めていかなければなりません。このような地域資源を活用する政策、それに伴う生きがい対策としての整備について、市長、部長のお考えをお聞きしたいと思います。 24 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 25 ◯経済部長(額賀 均君) 生きがい対策としての整備についてご答弁申し上げます。議員ご提案のとおり、フラワーパークリニューアルと連携し、地域資源も活用した観光、農業政策が求められている状況にございます。  農業政策としては、今後も新規就農者への研修制度や、担い手に係る政策を充実していき、農業を支える後継者の確保のため、PRや支援を続けていくとともに、事業者等と協力した6次産業化を推進していきたいと考えております。  また、観光政策としても、観光果樹は市の大切な観光資源でありますので、農業政策と合わせ、関係機関と連携を図りながら推進してまいりたいと考えております。  以上でございます。 26 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 27 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。議員ご指摘のとおり、フラワーパークを中心とした観光政策や農業政策の充実を図ることにより、雇用創出など、生きがい対策として多方面に効果が現れると考えております。  来年4月にフラワーパークリニューアルオープンすることで、フルーツライン沿線ににぎわいが生まれ、イチゴ団地の役割も大きくなることから、農家の後継者対策を進めるとともに、果樹等農産物生産量拡大を図るとともに、観光果樹園の支援などを図ってまいります。  また、将来的には、果樹や観光のインフォメーション機能農産物加工の拠点整備、加工品や石岡セレクト商品の販売を複合的に行っていくことが重要であると考えております。フルーツライン沿線が通年で観光客でにぎわい、地域の活性化に寄与できるエリアとなるよう目指してまいります。 28 ◯議長(池田正文君) 10番・勝村孝行君。                 〔10番・勝村孝行君登壇〕 29 ◯10番(勝村孝行君) ありがとうございます。今般、今年は、新型コロナウイルス感染症拡大によるリスク、このため、イチゴ農家も売上げが大幅に減少し、また、観光客も減少する中で、観光の集客力アップ、このための施策も必要であると思います。  今回、八郷地区のイチゴを取り上げさせていただきました。イチゴ1つを取ってみても、これだけの政策が展開できるものと考えております。そして、こうした政策が大事だと思っております。ぜひ今、市長の答弁にもございましたように、この地区に拠点となる施設を造っていただきまして、さらに、地域資源を最大限に生かしたまちづくり、こういったものに取り組んでいただければと思っております。  私の構想では、名づけて、朝日里山ストロベリーパーク、このような看板でいったら非常にいいのかなというふうに考えておりますので、市長、また、執行部の皆様に強く要望とお願いを申し上げまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 30 ◯議長(池田正文君) 次の質問者に移ります。  14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 31 ◯14番(村上泰道君) 14番・村上泰道でございます。  今期定例会におきましては、通告いたしました2項目について質問いたしてまいりますので、よろしくお願いいたします。  まず、1項目目でございます。  新型コロナウイルス対策ということで、今期定例会におきましては、同僚、先輩議員含めまして、様々な観点から通告がございました。それだけ市民に密接した、そして、喫緊の課題であるということの裏づけではないかというふうに感じております。  また、半年前より、このコロナウイルスに対しましては、原始的というわけでありませんけれども、手洗い、うがい、基本的な対応がもう、逆に言うと、原始的でありながら最も有効な対応ということで、対症療法的な対応しかできていないのが現状かと思います。根本治療が確立されていない今、今の現在ではやはり共存していかなければいけない中で、各種市民生活、経済活動の中で不便を感じている、そういったところに、やはり行政として光を当てていかなければいけないのではないかなというふうに感じております。  そこで、コロナウイルス対策につきまして、2点、お尋ねしてまいります。  まず、石岡市独自の新型コロナウイルス感染症対策についてということで、お尋ねしてまいります。  昨日、市長答弁でもございましたが、このコロナ対策について周知、PRをしっかりしていきたいというようなご答弁がありましたが、今までこの半年間、石岡市独自で取り組んできたコロナ対策について、概要まで含めるとちょっと時間がかかりますので、どういったものに取り組んできたのかということで、まずはお尋ねをしたいと思います。大変量が多いかと思いますので、簡潔なご答弁をお願いいたします。 32 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 33 ◯保健福祉部長(金井 悟君) ご答弁申し上げます。保健福祉部所管の主な市独自事業でございますが、6事業を実施しています。  1点目は、マスクの配布事業でございます。マスク供給が少ない中、市の備蓄マスクを活用しまして、感染すると重症化しやすい高齢者、障がい者、妊産婦の方へ感染防止を目的に、1人当たりマスク10枚を配布しております。  2点目は、消毒用高濃度アルコール配布事業でございます。こちらは、手指消毒液の供給が少ない中、感染予防が特に必要な妊産婦や市内医療機関及び福祉施設等に、感染防止を目的に、市内酒造会社が製造した消毒用アルコールを配布しております。  3点目の家庭用除菌液無料配布事業でございますけども、こちらにつきましても除菌液の供給が少ない中、家庭での感染防止、市民の安心安全の確保を目的としまして、除菌液を市内4か所の公共施設で、5月13日から24日の期間に配布したものでございます。  4点目のひとり親家庭臨時給付金事業でございますけれども、こちらにつきましては、家庭で子育てと仕事を両立している独り親家庭の支援を目的に、児童扶養手当受給世帯へ1世帯当たり1万円を上乗せし、支給してございます。  5点目の障害児家庭臨時給付金支援事業でございます。  こちらにつきましては、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、障がい児家庭の支援を目的として、特別児童扶養手当受給資格者へ、障がい児1人当たり1万円を支給したものでございます。  6点目でございます。新生児特別給付金給付事業、こちらにつきましては、国の特別定額給付金の基準日の翌日以降に出産し、育児に取り組む家庭に対して、経済的負担の軽減を目的に、新生児の父母等へ給付対象児1人当たり10万円を9月から支給したものでございます。  以上でございます。 34 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 35 ◯経済部長(額賀 均君) ご答弁いたします。経済部において、新型コロナウイルス感染症の市独自の経済対策でございますが、初めに、中小企業者支援としまして、6月の定例会において補正となりました第2弾のプレミアム付商品券発行事業補助金、そして、中小企業緊急支援事業補助金、そして、中小企業等事業継続給付金の3事業を実施してございます。  また、8月臨時会において補正となりました新型コロナウイルス関連融資応援給付金、そして、中小企業等緊急家賃支援給付金の2事業を実施しており、合わせて5つの事業を実施しております。
     次に、農業者支援としまして、8月の臨時会において補正となりました農業継続応援給付金、そして、農業団体等経営継続補助金の2事業を実施してございます。  次に、観光事業者支援としまして、8月の臨時会において補正となりました石岡観光応援クーポン事業、そして、石岡魅力発信オンライン通話事業の2事業に取り組んでいるところでございます。  以上でございます。 36 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 37 ◯都市建設部長(鶴井重則君) 都市建設部の新型コロナウイルス対策事業につきましてご答弁申し上げます。都市建設部におきましては、市内の公共交通事業者でありますバス運行事業者に支援金を支給しております。新型コロナウイルスの影響によりまして利用者が大きく減少した市内の公共交通事業者に支援を行いまして、現状の移動手段を確保するとともに、持続可能な公共交通を維持していただくための支援金でございます。  以上でございます。 38 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 39 ◯教育部長(豊崎康弘君) 教育委員会事務局におきましては、石岡市独自の取組として、主なものとして8つ挙げさせていただきます。  1つ目ですが、3か月間の給食費の無償化、2つ目といたしまして、修学旅行等のキャンセル料の補助、3つ目といたしまして、中央図書館への図書消毒器の設置、4つ目といたしまして、学校の水道蛇口、これを水洗レバーハンドルへの切替え、5つ目といたしまして、学校体育館等への大型冷風機の導入、6つ目といたしまして、普通教室用三脚ファンの導入、そして、7つ目、普通教室用の飛沫防止ガード、8つ目といたしまして、特別教室用段ボールのパーティションの導入を実施してまいりました。  以上でございます。 40 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 41 ◯14番(村上泰道君) 今、各種取組について、石岡市独自の取組についてご説明をいただいたんですが、学校内での対応については学校内での対応なんですけれども、例えば事業所、事業者宛ての事業であったりとか、市民個別に対する対応であったりというのが、基本的に石岡市の情報というのは、それを直接検索すると事業の概要に当てはまるんですが、例えばホームページから入ったときに、なかなかそこに行き着かない。今、石岡市のホームページトップに、コロナ対策ということでトップページがありますので、そこに入りますと、各種事業がずらっと並んでいるんですけれども、今ご説明いただいた、学校関係は特別必要ないかなと思うんですけれども、福祉経済関係の項目が、全てぱっと見、分かりづらいというか、全部あるのかなというふうに、ちょっと探し当てられなかったんですね。ちょっと私の検索能力がなかったらそれまでなんですが、大体は、この項目はこれかなというのが分かるんですけれども、同じ項目であっても、何々が開始されましたというアイコンと、それと同じような説明のアイコンが並んでいるようにもちょっと感じますし、本当にこれがこの事業なのかなというのがなかなか見当たらないというか、分かりづらい。クーポンについては全く別ページになっているかと思いますし、そういったところが分かりづらさなんじゃないのかなと。  よく近隣の自治体なんかも言われますけれども、半年前を振り返りますと、トップ不在の中で、各担当部局の皆様、本当にご苦労されたかというのは、振り返ると感じているんですが、だからこそ、周辺自治体から比べると、石岡市の取組、遅いよねというふうに言われている中で、逆に言うと、これだけ取り組んでいるにも関わらず、石岡は何やっているんだというそのイメージを払拭するのにも、やはり昨日いみじくも市長がおっしゃっていましたけれども、周知とPRというのをしっかりと徹底していかないと、これだけこういう人たちに対して石岡市独自の取組をやっていますよという発信が、とても残念な状態になっているのかなというのを感じます。  これまでせっかく取り組んでいるものが、実際恩恵を受けている方は、直接案内が来たり、恩恵を受けているわけなので、不満というか直接はないですけれども、恩恵を受けない方とか、本当に石岡は何やっているんだろうなという不安に思っている方々にも、こういう子たち、こういう人たちに日が当たるような取組を石岡市はやっているんだねというのが分からなければ、せっかく公金を使った取組をしていても、何をやっているんだろうねというふうに思われてしまっては大変残念な状態かなというふうに思っています。  そういう意味で、やはりこのPRというものをしっかりとしていただかないと、そして、分かりやすいページの作成に取り組んでいただきたいなというふうに思います。  そこで、この独自の実施事業で、過去にも取り組んで、期限も締まってしまった取組もありますけれども、今後の展開の中で、これまで取り組んだ取組の効果や有効性についてどのように評価されているのか、やって意味なかったなというものなのか、これは評判がよかったなと、市民の方々からこういった声がありましたというようなものがあれば、ご説明いただきたいというふうに思います。 42 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 43 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。今まで実施した保健福祉部所管の事業の中で、マスク、消毒液の配布につきましては、当時、流通の品薄状態があったことから、そういう時期に配布したということで、市民の方には大変喜ばれたところでございます。  以上でございます。 44 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 45 ◯経済部長(額賀 均君) ご答弁申し上げます。特に中小企業者への支援事業でございますけれども、5つの事業を行っていまして、事業継続給付金だったりとか、中小企業緊急支援事業補助金、また、8月の臨時会において創設しました家賃支援、こちらについては、若干、申請件数が伸び悩んでいるところでございます。こちらについても、議員ご指摘のとおり、ホームページやそちらの周知、こちらについてもさらなる強化を進めてまいりたいと思います。  しかしながら、コロナウイルス関連融資応援給付金、こちらについては、先の小松議員の質問にもご答弁しましたが、8月31日現在で84件ということで、もう既に今現在200件を超えるという状況でもございますので、そういった利用しやすい給付金もございますので、こういった周知もさらに強化していきたいというふうに思っています。  以上でございます。 46 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 47 ◯14番(村上泰道君) ただいまご説明がありましたように、独自の取組がそれだけ反応がよいのであれば、そういう意味では自信を持って取り組んだ効果だなというふうに感じてもらった上で、やはり今後の対応として、マスク、消毒というのは市場にも出回るようになってきましたけれども、やはり中国系の物品が海外で高値で取引されるということで、業者が今までの流通価格をかなり跳ね上げた金額で市場に回しているというふうに聞いております。  そうしますと、今後いつまた、今、第2波が落ち着いてきたと言われている中で、いつ終息が見えるか分からない状況の中で、こういったなかなか何かあると手に入りづらいものに関しては、マスクや消毒液についてはきちんと備蓄をした中で、今後の大きな波が来たとき用に備えていただきたいというふうに思います。  情報が手に入りづらい方々、そういった市場の流れが分かりづらい方々というのは、物がなくなったときに初めてお店へ行ったときに、ないね、どうしようというふうになってしまいますので、特に高齢者の方々も含めて、今回、大変ありがたいという思いの声があったということであれば、また事業者についても、今後の対応について、第2、第3弾の準備をしっかりしていくべきだというふうに感じておりますけれども、今後の展望についてでございますので、市長に、この半年間、当市が行ってきた独自の対策、また、振り返りも含めて今後どのように準備していくのか、その心構えについてご答弁をいただきたいというふうに思います。 48 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 49 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。今まで実施しました市独自の事業について、市民の方のご意見やご要望を踏まえつつ、今後の新型コロナウイルス感染症の発生状況を鑑みながら、必要と思われる事業を検討し、引き続き切れ目のない感染拡大防止対策を図ってまいりたいと考えております。  経済支援対策につきましても、新型コロナウイルス感染症が続く中、市民の皆さんの命と暮らしを守りながら、市内事業者の事業継続を市として支えていかなければならないと認識しております。そのため、今後も、国、県等の動向を踏まえ、状況を常に見据えながら、市独自の経済支援対策につきまして取り組んでまいりたいと考えております。  また、議員ご指摘のとおり、市独自の事業につきまして、PR、発信をしっかりと行ってまいりたいと思います。 50 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 51 ◯14番(村上泰道君) 独自の取組については、今後、また備えをしっかりしていただいた中で、周知、PRを本当にしていただきたい、せっかく取り組んでいるのが評価されないというのは大変悲しい思いを致しておりますので、よろしくお願いいたします。  それでは、2点目についてお尋ねをしてまいります。  新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業についてということで、お尋ねしてまいります。  この事業については、さきの8月の臨時会におきまして、同名目の新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業、児童福祉施設等分ということで補正予算が組まれまして、実施されました。  内容については議案質疑もいたしましたので、一般質問ではありませんでしたので、概要はさらっと説明はいただきましたけれども、改めて、この制度の詳細についてお尋ねをいたします。 52 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 53 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。令和2年度新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業、こちらにつきましては、新型コロナウイルス感染症の対応として、緊急に必要となる感染拡大防止や、医療、介護、障がい、児童福祉分野の職員の支援等について、地域の実情に応じて柔軟かつ機動的に実施することができるよう、都道府県、市町村の取組を包括的に支援することを目的とした制度となってございます。  具体的な支援内容でございますが、医療機関や介護サービス事業所、在宅サービス事業所、障がい者福祉サービス施設、児童福祉施設などへ、マスクや消毒液の衛生用品や、感染拡大防止のための備品の購入費、施設に勤務する職員に対する慰労金の支給、職員が勤務時間外に消毒作業を行った場合の超過勤務手当、また、非常勤職員を雇用した場合の賃金、こちらが対象となってございます。  当市におきましては、今回のこの新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業を使いまして、市内の民間保育園、幼保連携型認定こども園、認可外保育施設など20施設、そして、補助対象となる事業29事業、1施設、1事業上限50万の合わせて2,450万を補助し、感染予防の支援を行っております。  以上でございます。 54 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 55 ◯14番(村上泰道君) ただいまのご説明いただきました支援事業につきましてですが、当市においては様々なメニューがある中で、児童福祉施設等分という部分について着目して予算取りをしたわけですが、先ほど部長から説明がありましたように、そもそもこちら、今、ざっくり医療や介護というふうに混ぜて説明いただきましたけれども、交付事業は厚生労働省で一本でありますので、大本は同じなんですけれども、交付事業が細かく分かれています。新型コロナウイルス感染症対応従事者慰労金交付事業ということで、これは医療機関の医療従事者に対する心身に負担がかかる中の業務に従事していることに対する慰労金を支払うもの、医療機関、薬局等における感染拡大防止等の支援ということで、医療機関、薬局等において感染拡大防止等に要した費用の補助を行う事業、新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金の中の介護分ということで、こちらは、介護サービス、そもそもの目的ですが、介護サービスは高齢者やその家族の生活を支え、高齢者の健康を維持する上で不可欠ということから、必要な物資を確保する支援費の導入、かかり増しの費用を支援しますということ、また、新型コロナウイルスの感染症対策を講じながら介護サービスの継続に努めていただいている職員に対する慰労金という考え方、そして、同じく、交付金の今度障がい福祉サービス等分ということで、同じくこちらも障がい福祉サービスを行う施設事業所における感染対策にかかり増し費用の助成、また、職員への慰労金の支給ということでございます。  そして、今回8月、当議会において補正で組まれました事業福祉施設等分につきましては、事業施設、先ほどあった児童福祉施設における感染拡大の対策費用というもの、これは職員の時間外労働も含まれているということでありますが、あくまでもこれは施設に給付されるものであります。  これを、先ほど申しました医療、薬局、介護、障がい福祉と比べますと、医療、薬局等に対する対策費用は出ています。医療従事者に対しては慰労金が出ています。介護施設に対しては対策費用は出ていますし、その従事者に対する慰労金も出ています。障がい福祉サービス等についても、その事業所に対する対策費用は出ております。また、職員に対しても慰労金は出ています。  しかし、この児童福祉に関しては、事業所に対する対策費用は出ていますけれども、直接的な職員に対する慰労金は、ここについては触れられておりません。同じ交付金の、厚生労働省が発した交付金の中で、介護分や障がい福祉サービス等分、また、児童福祉施設等分ということで分類がありますけれども、対応費や慰労金がある中で、児童福祉施設等分についての慰労金の部分が全く抜け落ちていると。これは国が後出しのようにどんどん出していますので、今後取り組まれる可能性はありますが、現時点ではまだ発表されていないところで、やはり先ほど石岡市独自の支援について市長にも考え方をお伺いしましたけれども、やはり同じような事業に携わる中で、広く公平に平等にやはり支援、また、その手だてを講ずるべきではないかなという中で、この部分がすっぽり抜け落ちてしまっているのではないかなというふうに私は感じております。この部分に対して、ひたちなかについては先進的に独自に慰労金の導入をしているということでありますけれども、やはり石岡市も広くこの医療福祉に携わる方々に対して、同じように、やはり制度設計を構築するべきではないかなというふうに私は感じておりますけれども、まず、ご見解をお伺いしたいと思います。 56 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 57 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。議員ご指摘のとおり、今回のこちらの制度では、医療機関や介護施設、障がい者施設に勤務する方は、事業者と接する職員全てが慰労金の支給対象者となっておりますが、児童福祉施設に勤務する方に対しては、勤務時間外に消毒作業を行った場合の超過勤務手当などの経費のみが対象となってございます。  しかし、児童福祉施設に勤務する職員の方たちも、同じように新型コロナウイルス感染症の対応に追われていると考えられます。そういった中で、医療、介護、障がい者施設の職員に今回の慰労金が限定されている点につきましては、国としての考えがあると認識しているところでございます。  そういった中で、今後も市独自で慰労金の支給ができるか、財政面との兼ね合いも考慮して、調査研究していきたいと考えてございます。  以上でございます。 58 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 59 ◯14番(村上泰道君) 担当課としてのご答弁を今、部長からいただきましたが、やはり財政も含めてでありますけれども、今後コロナ対策として取り組んでいく、そして、児童福祉分のところに、目的にも、やはり違うメニューもありますけれども、児童福祉に携わる方々も精神的にも過大な負荷を負っているということで、メンタルヘルスの相談事業などを設置するというメニューもあります。ということは、国も精神的な負荷を児童福祉の従事者も負っているんだという認識はもう既にあるんですね。違うメニューでそれをフォローしようということにはなっていますけれども、その辺りで、やはり今後の石岡市独自色というのを出していく中で、財政的な際限があるわけではありませんので、その辺の兼ね合いもありますけれども、市内でこういったコロナと対応している方々に対する慰労的な思いというのは、やはり形で示すべきではないかなというふうに思いますけれども、市長のご見解を伺いたいと思います。 60 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 61 ◯市長(谷島洋司君) 医療機関や介護施設、障がい者施設、児童福祉施設に勤務する方たちにつきましては、新型コロナウイルス感染症の対応に大変ご苦労されていると認識しております。  今後も、この新型コロナウイルス感染症対策に対しましては、福祉分野だけではなく、様々な分野に影響が及ぶことが懸念されるため、市独自の事業としての実施につきましては、議員ご指摘の保育士への慰労金の支給事務も含め、ご苦労されている市民の皆様の様々なニーズを調査研究し、感染拡大防止対策に取り組んでまいります。 62 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 63 ◯14番(村上泰道君) 新型コロナウイルス対策については、別に医療福祉の方々だけではないですけれども、やはり集団感染が発生しないようにということで、より一層気を遣っている方々に対する慰労という意味での、やはり国の制度が不足しているのであれば、石岡市独自の取組をこういったところで発揮するべきではないかなというふうに思います。  ぜひ素早い対応をお願いしたいと思いまして、第1項目目、以上で終わりにしたいと思います。  続きまして、2項目目の質問に移ります。  石岡市における公共交通の在り方ということで、こちらについては常々、近々では昨年の定例会でも、また、各機会において質問してまいりましたけれども、また、市長の所信においても交通弱者への支援についても明記されているということで、具体的に少しお伺いをしてまいりたいというふうに思います。  まず、1点目として、市内の移動制約者の実態について、現在把握されている状況についてをご説明いただきたいと思います。 64 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 65 ◯都市建設部長(鶴井重則君) 移動制約者の実態についてご答弁申し上げます。移動制約者の実態調査につきましては、石岡市地域公共交通網形成計画を策定する際、平成30年8月から9月にかけまして、高校生以上の市内住民3,000人を対象にアンケート調査を実施しております。  内容といたしましては、免許を持っていない方が約11%、自由に使える交通手段を有しない方が約6%でございました。  この結果を基に推察いたしますと、石岡市の人口の約2%程度の方が移動制約者だと考えるところでございます。また、アンケート調査に基づきました割合計算による人数ベースといたしましては、運転免許を有していない方が約1万3,000人、自由に使える交通手段を有しない方が約1,200人と推計してございます。  以上でございます。 66 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 67 ◯14番(村上泰道君) 移動制約者の方々の実態把握ということで、過去に実施した公共交通網形成計画におけるアンケートということでありますけれども、今後、移動制約者の方々の実態把握について、基礎データ、このときは2年前になりますけれども、形成計画を立てるためにアンケートを実施したわけですけれども、実際に市民の方々がどれだけそういった傾向にあるのかというのを、今後、やはりデータの収集をしていかなければいけないというふうに思いますけれども、それについてご見解を伺いたいと思います。 68 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 69 ◯都市建設部長(鶴井重則君) 移動制約者の把握につきましてご答弁申し上げます。持続可能な公共交通体系の構築を行う上では、市民ニーズ、また、利用状況等が大事になってございます。特に、利用したくても利用できない移動制約者の方々のニーズにも対応した利便性の高い公共交通を構築するためには、実態の把握が重要であると認識してございますので、継続性を持たせたアンケート調査やヒアリングを今後実施してまいりたいと考えているところでございます。よろしくお願いいたします。 70 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 71 ◯14番(村上泰道君) ぜひデータの継続性ということを図った中で、継続的な取組をお願いしたいと思います。  続きまして、2点目でございます。  移動制約者の中にもございました免許返納の実態ということで、こちらをお伺いしたいといます。過去に質問で聞きましたけれども、近年の傾向も含めて、実態のデータ数値についてお尋ねをしたいと思います。 72 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 73 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) 自動車の運転免許証に関しまして、高齢者の自主返納の状況についてご答弁申し上げます。石岡市における65歳以上の高齢者の自主返納でございますが、1月から12月までの暦年で申し上げます。平成27年、96人、平成28年、98人、平成29年、151人、平成30年、183人、令和元年240人と推移してございます。5年間で2.5倍の伸びを示してございます。本市における自主返納の状況につきましては以上でございます。 74 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 75 ◯14番(村上泰道君) 自主返納の実態ということで、今環境部長からご説明いただきましたが、近年、もちろん対象年齢の方も増えているというのもありますけれども、それでも返納者が多いと、やはり近年、こういったマスコミを含めた事故等が報道されるに当たって、やはりそろそろ考えようということで、こういった数値に反映されているのかなというふうに思います。  ただ、免許の返納についてなんですけれども、過去にも申しましたけれども、例えば若い方にしてみれば、おやじの免許を返させたいんだけれども、代替の移動手段がないので、どうしてもそこが踏み切れないというような声を聞くこともありますし、実際、車がなければ生活ができないという方々もおります。  そこで、免許返納に限らずなんですけれども、一昨年のデータではありますが、県内44市町村のうち、移動制約者に対して、何らかの交通支援をしている自治体は38市町村ございました。うち免許返納をより積極的に推奨するために、27の自治体では、免許返納の方へはということで、さらなる項目がございました。つまり、県内では6自治体しか今のところ、昨年のデータなので、もしかすると更新はあるかもしれませんが、この移動制約者に対する免許返納であったり、そもそも免許を持っていない方という項目もありますけれども、こういった支援事業を実施してあります。  当時も申しましたけれども、移動制約者に関しては、全国的な福祉の観点からも取組がされていますし、また、地元事業者へのバスやタクシー、公共交通の維持という意味でも、利用の促進という観点からも、こういった移動制約者に対するバスチケットやタクシーチケットの導入というのを実施してございます。  そういった中で、昨年も、副市長や担当部長から、そういったところに十分注視していかなければいけないという答弁もいただいてまいりましたけれども、なかなか石岡市、取組が進まない中で、ただ、公共交通について、今回、コロナの支援金がついたということで、やはり公共交通に対する日の目が少し当たったかなということで、大変私、うれしく思っているんですが、ぜひこういった交通事業者に対する支援も含めた観点から、移動制約者に対する支援について、ぜひ導入するべきではないかというふうに思っておりますけれども、ご見解を伺いたいと思います。 76 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 77 ◯都市建設部長(鶴井重則君) 公共交通、また、一般タクシーへの助成につきましてご答弁申し上げます。限られた交通資源を最大限に生かすためには、公共交通、また、補助交通でもあります一般タクシー、こちらの活用の必要性の高さは重々感じておるところでございます。関係部局と調査研究を進め、検討してまいりたいと、こういうふうに考えております。  以上でございます。 78 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕
    79 ◯14番(村上泰道君) 免許返納に対して、お金だけの問題ではないんですけれども、一般的な車の維持費として、年間の車検は2年に一度ですが、車検や税金、保険、ガソリン等を換算しますと、維持費だけで大体15万から20万かかっているようです。  タクシーは1回当たり2,000円だとしますと、75回から100回分に換算できます。つまり月平均でいうと6回から8回分の維持費、車を自分で運転するか、タクシーに変えるかで、実態としてそれだけ費用がかかっているので、何もしなくても、免許を返納すればその分の費用をかけてくださいねというのもあるんですけれども、それをより推奨するために、やはり自治体として何らかの支援、少しでもそういった事故等、安全を考慮した中での、他の市中の業者への支援も含めた、この免許返納に対する支援というのを、より具体的なスキームを持って進んでいただきたいというふうに思いますけれども、市長のご見解を伺いたいというふうに思います。 80 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 81 ◯市長(谷島洋司君) 担当部長が答弁してまいりましたが、そういった事態につきまして、まず、実態調査を早急に行い、地域に即した政策を行ってまいりたいと思っております。  また、新たな移動手段として、様々な効果が期待される次世代交通システムの活用にも積極的に取り組むとともに、交通不便地域の解消や、交通弱者への配慮した移動手段の確保など、利便性の高い公共交通体系を構築してまいりたいと思っています。  また、議員から様々ご提案がある中でも、タクシー補助などについても、実施に向けて課題などの検討や整理などをしっかりと指示してまいりたいと思っております。 82 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 83 ◯14番(村上泰道君) ぜひこの公共交通、一度なくなってしまった公共交通というのは、取り戻すのはもうほぼ不可能かと思います。まだ石岡市内には、バスを含めて、公共交通網、また、業者もまだある中で、こういった経済不況の中の支援を実際行っているわけですので、利用の喚起も含めた、そして、市民の安全を図る上で、公共交通の観点から、また、福祉の観点から、経済支援の観点からも、免許返納者に対する、また、移動制約者に対する支援というのはぜひ実施するべきではないかと、その効果というのはとても大きいのではないかなというふうに感じておりますので、今、市長、ご答弁ありましたように、指示してまいりますという言葉を信じまして、今後も継続して取組を注視してまいりたいというふうに思います。  以上で私の質問を終わりにいたします。ありがとうございました。 84 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午前11時11分休憩            ───────────────────────                   午前11時23分再開 85 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 86 ◯19番(岡野孝男君) それでは、通告に従いまして、3項目ほど質問いたします。時間がちょっと短くなっておりますので、端的にお答えをいただきます。  最初に、石岡保健センターの改築と移転につきましてお伺いいたします。  同センターは、築後40年が経過し、老朽化が目立っております。これまで何度か修繕が行われましたが、依然として使用不可能箇所があったり、至急に修繕が必要な箇所があったりしています。職場環境が悪く、施設利用者の皆さんにも不便を来している現状です。一刻も早く建物の改築と移転場所が必要であると考えます。  そこで、まず、施設の概要について伺います。 87 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 88 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。保健センターでございますけれども、昭和54年度に開設されまして、先ほど議員ご指摘のとおり、40年が経過してございます。延べ床面積は2,125.79平米、鉄筋コンクリートづくりの地下1階、地上2階建てで、部屋数は1階が18部屋、2階が12部屋でございます。  平成23年に発生した東日本大震災を受け、石岡市耐震改修促進計画に基づき、平成25年に耐震診断を実施し、構造耐震指標、Is値は安全基準を満たしておりましたが、2階大会議室の鉄骨はりと建物本体との取付部分が損傷を受けていたことから、平成26年度に耐震補強工事を実施しております。  以上でございます。 89 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 90 ◯19番(岡野孝男君) ここは、かつて県の保健所が併設されておりまして、平成6年4月に、通常業務から相談所のみとなりまして、平成12年3月末日をもって、保健所は完全に撤去されたわけでございます。  この場所は、言わば市民の健康増進の要とも言えます。現在、コロナ禍の中、感染症対策に関係者の皆さんが懸命に努力されておりますが、そのような中、中心的施設とも言える石岡保健センターが老朽化により不便を来しているとすれば、十分な対応ができないのではないかと思われます。  同施設の利用状況を伺います。 91 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 92 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。令和元年度の石岡保健センターの利用状況でございますが、乳幼児から成人対象の健康診査、健康相談、健康教育、会議、研修会等で、年間730回、延べ2万3,622人の市民が利用している状況でございます。  以上でございます。 93 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 94 ◯19番(岡野孝男君) 2万3,622人の多くの市民の皆さんが利用しているとのことでございます。  では、その施設の不具合状況について伺います。 95 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 96 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。石岡保健センターの主な不具合箇所といたしましては、大きく3点ございます。  まず、1点目が雨漏りでございます。こちらにつきましては、大雨のときは屋根及び外壁等からの雨漏りが発生するため、2階の一部屋が使用不可となっております。こちらは、平成26年に防水修繕工事を行っておりますが、大きく改善が図れない状況でございます。  2点目は、排水管の詰まりでございますが、こちらは、1階の身体障がい者用トイレ2か所のうちの1か所、こちらの下水管が詰まりやすく、現在使用を控えている状態となっております。  3点目は、空調設備の故障でございます。こちらにつきましては空調の一部が故障しており、1階の一部屋、冷房が入らない状態となっておりまして、そのため、6月から9月の乳幼児健診は、隣の杉並コミュニティーセンターを借りて実施しているところでございます。  以上でございます。 97 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 98 ◯19番(岡野孝男君) 今の答弁によりますと、部屋が使えない、身体障がい者用のトイレが使えない、空調設備が十分でないということでありまして、これはこのまま放置しているというと、市民の利用者の方に非常に不便を来すということではないかと思います。  例えば、この中で、母子保健事業や成人保健事業などを実施する場合、大勢の方がそこに集合して、そして、事業を行うわけですが、場所的にも、私の見る限りは、今の駐車場では不十分であるというふうに思われます。どのように対処しているのか、あるいは、今後どのようにしていくのか、お尋ねをいたします。 99 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 100 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。現在の保健センターでございますが、敷地内での駐車可能台数は54台となっております。健診の際は、最大になりますと200台近い車の駐車スペースが必要になりますので、隣のスポーツ広場の駐車スペースを利用させていただき、対応しているところでございます。  以上でございます。 101 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 102 ◯19番(岡野孝男君) 今の駐車スペースでは非常に不便であると。例えば、天候が悪いときには、そこまで、保健センターまで行かなければならないと。母子とか、あるいは、ちょっと身体が不自由な方は非常に不便を来すというようなことだと思います。やはり、この保健センターの重要さを考えれば、ほかのところに移転をする必要があるのではないかと思います。  そこで、移転もさることながら、個別施設計画というのが示されておりまして、今言ったような建物の大規模改修の場合は、予算額で4億2,515万8,000円かかりますよと個別計画では言っています。建て替えもそこに入っているんですけど、建て替えの場合は4億3,200万というふうになっています。その差額は1,000万弱でございます。  私は、どう見ても、移転をして建て替えをするのが正しいやり方ではないかというふうに思っております。その点についてお伺いをいたします。 103 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 104 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。保健センターの対応でございますけれども、現在、議員ご指摘の個別施設計画を踏まえながら、施設の老朽化、使いにくさ、こちらを考えながら、今後の施設の方向性について、大規模改修をする場合と、移転・複合化で建て替えをする場合の費用を比較、精査して、市民にとって使い勝手のよい、健康増進が図れる施設とすることを目指し、検討しているところでございます。  以上でございます。 105 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 106 ◯19番(岡野孝男君) 今後、そのような石岡保健センターをどのようにしていく考えなのか、市長にお尋ねをいたします。 107 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 108 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。石岡保健センターにつきましては、空調機の故障や雨漏りの発生など、施設の老朽化が深刻であり、早急な対応が必要と感じております。  保健センターは、市民の疾病の予防、健康の保持増進を担う施設と認識しており、今後、妊婦、乳幼児から高齢者まで、市民の方々が喜んで利用し、元気になっていただける施設として、人口減少に伴う将来推計、求められる行政サービスを踏まえ、個別施設計画に基づき、様々な手法で検討したいと考えております。 109 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 110 ◯19番(岡野孝男君) 今、市長が答弁されました。スピード感を持って、今の石岡保健センターの状況をよく精査していただきまして、よりよい、私は移転と改築を進めてはどうかと思っているんですけれども、考えて検討していただきたいと思います。  続いて、2項目目に入ります。  本市の教職員の働き方改革の取組状況についてお伺いをいたします。この質問については、昨年9月定例会において取り上げました。その答弁を踏まえまして、質問をいたします。  茨城県教育委員会は、教員の長時間労働を是正する働き方改革を推進しようと、実践モデル校を設け、この9月から来年3月にかけ、多角的に業務効率化を図るとのことであります。  残業時間の上限は、文科省の指針で月45時間以内と定めております。超過する教員は、県内の公立中学校では8割、公立小学校では6割以上に及びます。勤務時間が長い印象が、教員選考の志願倍率低下の一因の可能性があり、改善が急務となっています。  そこで、本市の教職員の勤務実態について、昨年度と比較して、今年度のデータを示していただきたいと思います。 111 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 112 ◯教育部長(豊崎康弘君) 昨年度と同時期の6月の勤務実態データについて申し上げます。超過勤務時間が45時間以内の職員は、市の小中学校全体の42.8%を占めております。45時間から80時間以内が45.8%、80時間から100時間以内が9.1%、100時間を超える職員は2.3%との結果でございます。  昨年度、80時間、100時間を超える職員は、全体の21.9%を占めておりましたが、直近のデータでは11.4%であり、減少に転じているというところでございます。  以上です。 113 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 114 ◯19番(岡野孝男君) 昨年度よりは減少しているということで、努力をしているのかなというふうに思いますが、まだ私は不足しているというふうに思っております。  続いて、8月31日付の茨城新聞の記事におきまして、教員の長時間労働を是正する働き方改革を推進するため、県教育委員会は、実践モデル校として12校を選定しました。  本市内においても2校のモデル校が指定されております。具体的にどのような手だてをとっていくのか、お尋ねをいたします。 115 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 116 ◯教育部長(豊崎康弘君) 県のモデル校につきましては、8月の末に県のほうから担当者が来て、初めて私どもも知ったところでございます。石岡市については2校ということで、石岡中学校、東小学校の2校が指定されてございます。  基本的には、職員の超過勤務を減らすために、委託事業、こういうのをやっていただきたいということでございます。民間の活力を生かして教職員の負担を減らすということで、県のほうからの予算もいただけるという説明でございます。  ただ、具体的にどういうことを2つの学校でやっていくかについては、これから学校と教育委員会のほうで協議していきたいというふうに思っております。  以上です。 117 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 118 ◯19番(岡野孝男君) 次に、昨年度、教員の勤務時間の管理について、11校がタイムカードやPCの入力等により勤怠管理を行っているとのことでありましたが、その後どうなったのか、お尋ねをいたします。 119 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 120 ◯教育部長(豊崎康弘君) 令和元年度11月末時点において、市内24校全ての学校で、客観的な方法、タイムカード、ICカード、パソコンへの入力等により勤務時間を管理しております。  以上です。 121 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 122 ◯19番(岡野孝男君) 分かりました。  次に、留守番電話の設置についてお伺いいたします。  この辺については、昨年度、部長は、留守番電話の設置については、今後、財政担当と相談の上、予算計上を検討してまいりたいというふうに答弁しております。教育長は、前の教育長ですけれども、留守番電話の設置あるいはメール、そういったものについて、至急検討してまいりたいというふうに答弁しております。その後どうなったのか、お伺いいたします。
    123 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 124 ◯教育部長(豊崎康弘君) 市内小中学校24校のうち、留守番電話機能がある電話機が設置してある学校が13校ございます。留守番電話機能が設置されていない11校のうち、留守番電話対応が可能となる10校につきましては、本年度中に対応してまいります。  また、主装置から修繕が必要な1校につきましては、引き続き財政部門と協議をしてまいりたいと思っております。  以上です。 125 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 126 ◯19番(岡野孝男君) よろしくお願いします。留守番電話につきましては、やはり市内の全校で設置していただきまして、教職員の方のやはり働き方改革の一環として非常に有効であるというふうに私は思いますので、ぜひお願いをしたいと思います。  次に、年次有給休暇の取得日数について、昨年度は、小学校が10.8日、中学校が9.5日との答弁でありました。その後の変化についてお聞きします。 127 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 128 ◯教育部長(豊崎康弘君) 令和元年度教職員の年次休暇の取得日数についてお答えいたします。小学校は10.4日、中学校は8.5日となっております。  以上です。 129 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 130 ◯19番(岡野孝男君) 若干取得日数が少ないという状況ですけれども、これはほかの休暇も増えているのかなと思いますので、それについても、有給休暇ですので、できるだけ取得できるような職場環境を整えていただければと思います。  次に、部活動指導員が各中学校に入っています。市内の中学校は5校あるのに、なぜ8人なのか、配置の仕方が公平じゃないというふうに思いますが、その理由をお尋ねいたします。 131 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 132 ◯教育部長(豊崎康弘君) 令和元年度は、各学校に1名ずつ、運動部活動指導員が配置されておりました。  令和2年度に向けましては、名称が部活動指導員と変わり、運動部だけに限らず、文化部を含めた全ての部分が対象となってございます。部活動指導員の配置について各学校の希望を伺ったところ、石岡中、府中中、国府中からそれぞれ2名ずつ、園部中と八郷中からそれぞれ1名ずつの希望がありました。それぞれの学校の希望を受け、合計8名ということで、県へ申請をしたところでございます。  以上です。 133 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 134 ◯19番(岡野孝男君) 何か今の答弁を聞いていると、石岡地区が2名ずつで、八郷の中学校は1名ずつ、えこひいきしているんじゃないかなというふうに、そういうことではないんですよね。希望ということですね。分かりました。  次に、2項目目、本市の将来に向けた教職員の働き方改革の方針について、教育長から答弁を求めます。 135 ◯議長(池田正文君) 教育長・児島君。 136 ◯教育長(児島裕治君) お答えをいたします。学校教育では、子どもにとって教師が最大の環境であり、学校の質は教師そのものの質に左右されるといっても過言ではございません。教師が生きがいを感じ、教師が自信と誇りを持って教壇に立てるよう、また、子どもたちに対して効果的な教育活動を行えるように勤務環境を整えていくこと、これは私の責務であるというふうに考えております。  これまで、学校における勤務時間管理の徹底、健康管理を意識した働き方を推進して、教職員の意識改革、業務内容の見直し、職場環境の改善、向上等に努めてまいりました。  しかし、在校等時間の縮減をはじめ、まだまだ課題、改善を図っていかなければならない案件がございます。  先ほど議員からもご指摘がございましたところ、このたび県教育委員会による教員の長時間労働を是正する働き方を推進するため、取組の有効性検証に当たりまして、市内2校がモデル校に選定されたところでございます。モデル校を中心とした取組につきまして検証を行うとともに、校長会などで情報を共有しながら、ほかの学校でも取組が可能なものについて、適宜実践に移していくことで、さらに市全体として、教職員の働き方改革の実現につなげてまいります。  今後、学校の働き方改革の確実な実施に向けて、学校が抱える課題を校長先生方とも十分に共有をして、必要な情報提供を行うなどして、学校単位での取組、教育委員会での支援推進の取組等を通して、各学校で教職員が本来担うべき業務に専念できる環境の整備に取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 137 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 138 ◯19番(岡野孝男君) 有言実行でお願いをしたいと思います。やはり教育は、先生方が明るく希望を持って職場で頑張っていくということでないと、子どもたちの成長も私はないというふうに思っておりますので、ぜひそういう形で職場環境をよくするための努力をお願いしたいというふうに思っております。  次に、3項目目に入ります。  土砂等による土地の埋立てについて伺います。  (1)の山崎地内につきましては、諸般の事情により質問を割愛いたします。  (2)の小見地内について伺います。  これは4月25日の市民からの通報によって知り得たということで、この前の部長答弁では、現在、条例に基づく手続に向け、行為者が申請書類の作成等を行っております。早急に出すということで指導をしているところであるということです。その後、どうなっているのか、お尋ねいたします。 139 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 140 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) ご答弁申し上げます。行為者に対しましては、条例に基づく手続を行うよう、再三指導を行っております。しかし、行為者につきましては、東京都内の司法書士法人に所属する行政書士が書類を作成している等の回答を繰り返しておりました。  しかしながら、再三指導を行っているにも関わらず、いまだ届出がなされていないため、8月31日に、行為者を本庁舎に呼びまして、早急に届出を行うよう指導を行ったところでございます。  以上でございます。 141 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 142 ◯19番(岡野孝男君) 指導を行っても目に見えて進んではいないということですよね。  これ、書類で何か取り交わしをしたんでしょうか。 143 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 144 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) ご答弁申し上げます。現在におきましては、口頭指導ということで行っております。 145 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 146 ◯19番(岡野孝男君) やっぱり書類で進めていかないと、口頭だけでは前へ進まないというふうに思うんですよね。口頭で言っても、それが実際に前に進まなくては、これは何回やっても同じじゃないかと思うんですけど、残土条例違反容疑で2人を逮捕という記事が、つい最近、新聞に載っていたんですけど、それを見ると、これは稲敷市の生活環境課なんですけど、土地の埋立ての事業中止命令とか、土砂の撤去命令を出しているわけですよ、文書で。それで従わなかったということでの逮捕に結びつけたということですよ。口頭で注意しても駄目ならば、文書で出すほかないんですよ。もう一回、答弁願います。 147 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 148 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) ご答弁申し上げます。無許可による土砂等の埋立対応ということで、私ども担当のほうでは、まず情報の収集、現場を確認して相手方への口頭指導、それで、相手方への条例の理解を求めるよう説明をさせていただいて、しかるべき手続を取っていただくように、まず、口頭で指導させていただいております。  その後、条例に基づきまして立入検査をさせていただきまして、その後、文書指導というステップに移る準備ができてございます。通常、口頭指導に従わない場合には、指示書等をこちらから発出いたしまして、まず、文書による指導を予定してございます。  以上です。 149 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 150 ◯19番(岡野孝男君) 言葉尻を捉えるようですけど、現地調査をさせていただいているなんていう、そういうことはないんですよ。向こうは条例違反をしているわけですから、しっかりさせていただいているなんていう言葉を使うようでは、業者に対してのやっぱり指導ができないですよ、いただいているなんていう話は。それはちょっと違うんじゃないですか。敬語を使ったり、丁寧語を業者に使うべきことではないんじゃないですか。もう一回、答弁願います。 151 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 152 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) ご答弁申し上げます。悪質な業者もおられますし、また、自分の土地に土砂を入れるのにその許可を取る必要があったことを分からないでやってしまっている市民の方、差をつけるわけではないんですけど、そういった条例がありますよということで、確かに悪質な業者に関しましては、厳しく口頭で、現場で対応させていただいております。  しかしながら、何分法律を守らない方たちですので、こちらといたしましても、まずは口頭で、手続のほうを取っていただくようにというお願いから入らせていただいております。  以上でございます。 153 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 154 ◯19番(岡野孝男君) 今の答弁は6月と同じですよね。6月の答弁と同じで、9月、もう大分たっているんですよ。それでも同じなんです。対応が進んでないんですよ。なぜ進んでないのでしょうか。 155 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 156 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) ご答弁申し上げます。再三現場に出向きまして、手続を取るようにということで、相手方にはきつく指導のほうをさせていただいておるのでございますが、何分、相手方のほうでも手続に着手してくれないという状況でございます。  ですから、こちらといたしましても、市役所のほうに呼び出しまして、次のステップへと、文書での指導、その後は文書での勧告、命令、告発というようなステップがございますので、その順に従って手続を進めていくよというようなことで説明はさせていただいております。  実際、現場のほうは、既に重機のほうを引き払って、作業はしていない状況ではございますが、いかんせん残土が入っている事実は否めませんので、その辺の手続が事後等になってしまいますが、早急に手続をするようにということで指導させていただいております。  以上でございます。 157 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 158 ◯19番(岡野孝男君) 文書によって手続をしないと、口頭ではもう先へ進まない。やはり撤去をするまでいかなければならないし、条例によると罰則規定があるわけですよ。11条とか16条を違反した場合には罰金を取ると書いてあるんです。しかも、許可を受けなければならないと、そこまできつく書いてあるのに、口頭での注意で済んでいる状況では、これは条例に遵守していないということになるんです。しっかりやっぱり、それに関する仕事をしていただきたいというふうに思います。  これについては、条例の第19条の土質検査を行っているんでしょうか。 159 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 160 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) ご答弁申し上げます。再三こちら側から、住民の安全な生活環境を守る観点から、早急に土壌検査のほうはお願いしているところでございますが、いまだ提出はございません。  以上でございます。 161 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 162 ◯19番(岡野孝男君) だから、口頭では駄目なんですよ。やっぱり文書で取り交わさないと。文書で取り交わしするんですよ。なぜそれをやらないんですか、お尋ねいたします。 163 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 164 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) ご答弁申し上げます。文書での指導ということでございますが、まず、先ほどもご答弁させていただきましたとおり、口頭でまず指導させていただきました。それに従わない場合には、続いて文書での指導ということで考えております。  以上でございます。 165 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 166 ◯19番(岡野孝男君) 6月と同じ答弁なんです、それは、変わってないんですよ。この6月から9月まで何をやっていたんですか。ただ呼んで注意したという話はあるんですけど、私は、そのときにも文書で出しなさいと、出すべきだというふうに言っているんですけど、それには従わない。口頭で言っている、言った、言わない、やろうとしない、それの繰り返し。ちゃんと条例を守ってくださいよ。守った仕事をしてください。また12月に聞きますけど。  次に、栄松地内について伺います。  栄松地内については、都市建設部長は、当該搬入路の損傷につきましては埋立てを行っている。土地所有者の方に、損傷した箇所については補修するよう指示しています。改善が見られない場合、文書による指示、原因者の負担金による市での工事で対応すると答弁していますが、その後どうなっていますか、お尋ねをいたします。 167 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 168 ◯都市建設部長(鶴井重則君) それでは、ご答弁を申し上げます。当該栄松の路線の損傷、こちらにつきましては、埋立てを行っている事業者の方に、損傷した箇所を補修するよう口頭にて指示を行いまして、改善が見受けられなかったため、7月17日に文書にて指示をしております。  また、その後、補修の改善が見られなかったため、道路法第22条によりまして、工事原因者に対する工事施工命令等を行ったところでございます。  また、補修できない場合におきましては、道路管理者が補修を行いまして、道路法第58条により原因者へ負担を求めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 169 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 170 ◯19番(岡野孝男君) それは、引き続き、やはり生活道路で、表面が波打っている、わだちができたということになれば、路盤まで直してもらわなければ復旧はしないので、それは、やはりそれに向けて粘り強く今後も努力をしていただきたいというふうに思います。  次に、農地なので、農業委員会のほうで、その後どうなっているか、お尋ねをいたします。 171 ◯議長(池田正文君) 農業委員会事務局長・大関君。 172 ◯理事兼農業委員会事務局長(大関浩二君) ご答弁申し上げます。栄松地内の土砂場による土地の埋立箇所につきましては、ご指摘のように農地が含まれておりますことから、所有者を確認の上、直ちに現地調査のほうを行っております。  当該地は無許可で土砂を搬入していたため、作業員に即時作業の中止を求めるとともに、土地所有者宅で事情を確認したところ、親族による土砂の搬入と判明し、土地所有者と行為者に対し、即時作業を中止するよう、口頭で指導を行いました。
     その後も繰り返し口頭指導を行いましたが、作業を継続していたことから、文書による指導を行っております。  その後も、定期的な現場の巡回や土地所有者及び行為者に対し、引き続き指導を行っている状況でございます。  以上でございます。 173 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 174 ◯19番(岡野孝男君) これも改善するまで引き続き指導していっていただきたいというふうに思います。  栄松について、土質検査の提出はどうなっているのでしょうか、お尋ねいたします。 175 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 176 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) ご答弁申し上げます。栄松の現場につきましてですが、行為者が今年の5月以降、体調を崩し、現場に来ない状況になっております。また、家族の方ともなかなか連絡が取れない状況でございますが、残土が入った事実は否めませんので、その辺の土質調査につきましては、引き続き依頼をしているところでございますが、いまだ出てこない状況でございます。  以上です。 177 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 178 ◯19番(岡野孝男君) 19条に、これは行為者が土質検査をしなければならないというふうになっているわけですから、これについても、やはり条例を遵守するように、それは指導すべきであるというふうに思います。  栄松について、11条の届出等については行っているのでしょうか、お尋ねいたします。 179 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 180 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) ご答弁申し上げます。条例に基づいた手続のほうは、まだなされてない状況でございます。  以上でございます。 181 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 182 ◯19番(岡野孝男君) 条例を厳しくしても、それを担当部のほうで遵守しないんですから、この条例は何の意味もなさない。11条と16条に違反した場合、それは罰則をつけるというふうになっているんですよ。それについてやってもいない、文書での命令も出していない。じゃ、この条例はどういう形で守るんですか。懸案化しているでしょうよ。新たに令和2年4月1日、厳しくしても、それを取り締まる部局が何もやっていない。ちゃんとしたことをしていないわけですよ。じゃ、何の意味もなさないですよ。この条例なんか要らないでしょうよ。守らない、守ろうとしないんだもん。そういうことでは駄目ですよ、それは。  こういう実態の中で、この前の話では、5月22日に、石岡市不法盛土等対策本部会議を開催して、関係部局との連絡調整あるいは共有をして、不法盛土を対策して、どういうふうにしたらいいかということを協議しているということですが、その後、この会議は開いたんでしょうか。 183 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 184 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) ご答弁申し上げます。5月22日以降、不法盛土等対策本部会議は開催してございません。  しかし、6月23日に、石岡市と石岡警察署連絡会議を開催いたしまして、この連絡会議の中で、石岡市が抱える様々な課題等について情報共有をしたところでございます。その中で、不法盛土等につきましても、担当の課長と情報を共有し、意見交換を行ったところでございます。現在市内で発生している盛土の事案等について、警察署の担当の方にお伝えいたしまして、巡回等、あとは指導等をご協力いただけるようにということで、会議を開いたところでございます。  以上でございます。 185 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 186 ◯19番(岡野孝男君) 連絡会議はいいですけど、開くのはいいんですけど、ここにちゃんと会議が、対策本部の会議を立ち上げているわけですから、それをまず立ち上げて現状を共有していく、関係者と共有していくことが、この残土の撤去に向けたことを進めていくのには重要ではないかと思うんですけど、開かなくては分からないですよ。勝手に連絡会議をつくっちゃったり、これが一番大事なんだから。それをやっぱり思うようにいかなかったときは開かなければ駄目ですよ。そういうことも私は怠っていると思いますよ。  とにかく今の現状では、6月と対応があまり変わってない、変わったところもありますけど、あまり変わってないと思っておりますので、今後、これは、盛土をした当事者にやはりしっかり対応して、条例を遵守した指導をしていただきたいというふうに思います。また12月にやります。  それで、私は初めて分かったんですけど、(4)番目の大砂地内にも土砂等による土地の埋立てが発生したと、これについて、これまでの経過と現状をお尋ねいたします。 187 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 188 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) ご答弁申し上げます。大砂地内の盛土現場の現状と経過についてご答弁申し上げます。大砂地内の盛土に関しましては、今年の6月15日に市民及び出勤途中の職員から、ダンプが停車しているとの通報があったことから、市のクライシス監理官と生活環境課職員が現場へ向かい、ダンプの確認と行為者からの聞き取りを行いました。  行為者は、同地で中古車の販売整備事業を行っている地元の住民でございまして、自分自身の土地に盛土を行うことに許可は不要と考えていたとの回答をしたことから、条例に基づく手続を行うよう指導しておるところでございます。しかしながら、現在までのところ申請書は提出されておりません。  土砂の搬入につきましては、6月22日までで1日2台程度行われておりました。なお、その後、7月28日に1台のダンプが2往復して土砂を搬入していたのを確認してございます。また、ダンプにつきましては、行為者とは別に運転士からの聞き取りをいたしまして、ナンバーから調査を行ったところ、県西地区の業者でございまして、行為者から依頼を受け、土砂を運び、重機を使って整地作業を行っていると申し述べていたことから、条例に基づく申請がなされていない現場であり、ダンプの運転士や重機の作業員にも責務があるということを伝え、指導しているところでございます。  なお、ダンプの運転士につきましては、7月下旬、週に一、二回、8月に1回、土砂を積んでないダンプまたは乗用車で現地に来られ、1時間程度、重機で整地作業をした後、現場を離れているという状況でございます。  以上でございます。 189 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 190 ◯19番(岡野孝男君) これもやはり今後、届出を出してないというようなことで、今言った小見とか栄松と同じように問題があるし、あるいは告発まで視野に入れた対応をしていくような方向なのかなと私は思っています。  今、ずっと質問しましたが、最後に市長の考え方をお尋ねいたします。 191 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 192 ◯市長(谷島洋司君) 土地の埋立てに関する取締り、きっちりと強化していきたいということにつきまして、お答えをしたいと思います。前回、6月の定例会におきまして、5月22日に石岡市不法盛土等対策本部会議を開催し、事案の現状と今後の方策について協議を行ったことをお答えいたしました。  その後の経過でございますが、6月23日には、石岡市石岡警察署連絡会議を開催いたしました。石岡市からは私と部長級の職員が、石岡警察署からは署長と各課長が出席いたしまして、石岡が抱える様々な課題について情報共有を行い、その中で、不法盛土についても情報の共有と意見交換をいたしまして、市内で発生している盛土の事案について担当者から報告を受けるなど、現状の把握に努めております。  また、7月17日には、茨城県議会防災環境産業委員会による県内調査が行われまして、当市をはじめとして、桜川市、土浦市の不法投棄現場と不法盛土現場を調査されました。市内では、上曽及び山崎の現地調査が行われましたので、私も現地で同席いたしまして、市町村の対応状況をご説明するとともに、茨城県においても、条例改正を含め、より一層関与を強化していただくよう要望をさせていただいたところです。  今後の市内における取締りの強化としましては、対策本部会議を定期的に開催するほか、警察等の関係機関との連携や、市民との協働による不法残土を持ち込ませない体制づくりについて進めるとともに、県や国に対しましても、法令の改正等の取締り強化について要望してまいりたいと考えております。  議員ご指摘の市の対応の遅れにつきましては、真摯に受け止め、しっかりと対応してまいりたいと思っております。         〔「制限時間が来ましたので、以上で終わります」と呼ぶ者あり〕 193 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。午後1時30分から会議を開きます。                   午後 0時14分休憩            ───────────────────────                   午後 1時30分再開 194 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 195 ◯6番(櫻井 茂君) 6番・櫻井 茂です。通告により、一問一答方式により質問させていただきます。  まず1点目です。新型コロナウイルス感染症の対応についてお伺いをしてまいります。  新型コロナウイルスの感染の終息が見通せない状況におきまして、経済活動へのダメージと併せ、市民生活へも大きな影響が出ております。石岡市内からも陽性者が出ておりまして、法規制や市の対応について伺ってまいりたいと思います。  感染拡大防止に向けた予防対策につきましては、新聞、テレビ等で連日のように報道されておりますので、一定の認識は皆さんそれぞれにお持ちのことと思います。  そこで、私は、市役所が関係する施設内で陽性者が発生した場合の対応について、誰がどのような判断でどのような対応を行っていくのかについてお伺いをしたいと思います。  ただし、未知の感染症とも言える新型コロナウイルス感染症でありますので、当然明確に答弁できないというようなこともあろうかと思います。そうした案件につきましては、その課題解決に向けて、今後関係機関と十分な意見交換をしていただきまして、柔軟な対応を市が取れるようになっていただけたらと思っております。  既にコロナ関連の質問が多数、今期定例会で出ておりますので、重複を避けまして質問させていただきます。  まず1点目です。感染者、陽性者等の現状についてお伺いしたいと思うんですが、これは既に質問されております。今朝新聞を私も見てまいりました。9月8日現在で茨城県内の陽性者は588名、石岡市内からの陽性者は11名ということで掲載されております。  次に、感染予防につきましては、多くの方が先ほど申し上げたように一定の知識をお持ちだと思います。しかし、陽性者とどのような接触、あるいは同じ環境にいた場合、濃厚接触者となるのか。新型コロナに関する報道がこれだけ多い中で、意外に知らない方が多いようでありますので、濃厚接触者の定義について、まずはご説明をいただきたいと思います。 196 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 197 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。濃厚接触者の定義でございますが、国立感染症研究所の新型コロナウイルス感染症患者に関する積極的疫学調査実施要領によりますと、濃厚接触者とは、患者の感染可能期間に接触した者のうち、次の4項目に該当する者とされております。1つ目として、患者と同居、あるいは長期間の接触があった者、2つ目として、適切な感染防護なしに患者を診察、看護、介護していた者、3つ目として、患者の気道分泌液もしくは体液等の汚染物質に直接触れた可能性が高い者、4つ目として、手で触れることのできる距離、目安として1メートルでございますけれども、必要な感染予防策なしで患者と15分以上の接触があった者とされており、感染者に接触した全ての方が濃厚接触者になるとは限りません。  以上でございます。 198 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 199 ◯6番(櫻井 茂君) ただいま答弁をいただきましたけれども、一部ちょっと錯誤といいますか、あるようですので、それは指摘したいと思います。  まず、1つ目でご説明いただいた患者と同居、あるいは長期間の接触ということで、部長、答弁されましたけど、長時間だと思います。長期間になってしまいますと2日も3日も4日も1週間もという期間になってしまいますので、ここは患者と同居、あるいは長時間の接触があった方は濃厚接触者になりますよと。それともう一つ、最後のところで、これ、我々自身こういう形になりますけれども、目安として1メートルの距離で必要な感染予防なしで患者と15分以上接触があった場合なんですが、これが、実はそれに加えて条件がありまして、発症の2日前から接触した人ということになりますので、これは、以前は発症日からという定義があったらしいんですが、4月20日ですか、日程はちょっとあれですけれども改正になりまして、定義としては発症の2日前から接触した人ということになりますので、皆さん、これから何らかの形でもし自分が感染しているかもしれないと思ったときには、この濃厚接触者の定義を考えていただければと思います。  次に、濃厚接触者となった場合、あるいは陽性者と思われる人と接触したかもしれないと思われる方、自分が陽性なのか陰性なのか、当然検査を受けたいという思いに駆られると思います。クラスター防止の意味からもPCR検査でその後の対応を判断する必要性が出てくるわけであります。  そこでお尋ねいたしますけれども、PCR検査等につきましては、検査を受けなければいけない人、あるいは受けることのできる基準、これらについてお尋ねをしたいと思います。 200 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 201 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。PCR検査を受けることのできる基準でございますが、土浦保健所、あるいは医師の総合的な判断に基づき検査を受けることができます。  受診の目安としましては、息苦しさ、強いだるさ、高熱等の強い症状のいずれかがある場合、また、高齢者、また、糖尿病、心不全、呼吸疾患等の基礎疾患がある方や透析を受けている方、免疫抑制剤、抗がん剤治療を受けている方等、重症化しやすい方で発熱やせきなどの比較的軽い風邪の症状がある場合、そのほかに、一般的に発熱やせき等、比較的軽い風邪症状が続く場合等となっております。  以上でございます。 202 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 203 ◯6番(櫻井 茂君) 次に、そのPCR検査を受けることになった場合、市内で検査を受けることができるのか。仮にできるとすれば、その医療施設はどちらにあるのか。医療施設名をお答えできればお答えをいただきたいと思います。 204 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 205 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。市内でPCR検査を実施している医療機関につきましては、土浦保健所からの情報が公表されておらず、市では把握できない状況でございます。  なお、8月から土浦保健所管内におきましてPCR検査センターが開設され、市内の協力医療機関の医師の判断で当該センターにおいてPCR検査が受けられるようになってございます。  以上でございます。 206 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 207 ◯6番(櫻井 茂君) ただいま医療機関名については公表されていないというお答えでした。土浦保健所管内においてはPCR検査センターが開設されたというお話ですけど、これ、場所はどちらにあるんでしょうか。これはお答えいただければお答えいただきたいと思います。 208 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 209 ◯保健福祉部長(金井 悟君) PCR検査センターの場所でございますけれども、土浦市内ということまでで公表はされていませんので、当市では把握できない状況でございます。  以上でございます。 210 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 211 ◯6番(櫻井 茂君) 分かりました。  次に、PCR検査の検査費用についてお伺いしたいと思います。  保健所の指示でPCR検査を受ける場合の費用、こちらについてお伺いをしたいと思います。また、感染していないか不安だと、あるいは、陰性であることを自ら証明したいなどの自己都合により検査を受ける場合の費用について、おおむねどのぐらいの費用となるか、お伺いしたいと思います。 212 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 213 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。PCR検査の費用でございますけれども、保健所に確認したところ、保健所の指示による行政検査の場合は、検査料は無料となってございます。また、症状がなく、心配や不安から検査を希望される場合、こちらにつきましては全額実費負担となりまして、数万円程度かかると聞いております。  以上でございます。 214 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。
                     〔6番・櫻井 茂君登壇〕 215 ◯6番(櫻井 茂君) ありがとうございます。  テレビの報道などによりますと、自己負担の場合は3万から5万の値段で大体報道されているのかなと受け止めています。  次に、PCR検査で陽性となった場合、当然入院等の措置が取られることになるわけでありますけれども、その際の陽性者等の行動規制についてお伺いしたいと思います。  まず最初に、入院宿泊施設、自宅待機等の措置、誰がどのように判断するのかお伺いしたいと思います。 216 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 217 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。陽性者の入院、それから宿泊施設、自宅待機等の措置判断、こちらにつきましては、保健所、県の判断となっておりまして、県の入院調整班が患者確認後に県内の医療機関への入院や軽症者施設への入所あるいは自宅療養といった振り分けを行っているところでございます。  以上でございます。 218 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 219 ◯6番(櫻井 茂君) 土浦保健所管内で入院できる病院と石岡市内医療施設での受入先、こちらについて分かるようであればお答えをいただきたいと思います。 220 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 221 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。土浦保健所管内、石岡市内の医療機関での入院等の受入先につきましては公表されておらず、市では把握できない状況となってございます。  以上でございます。 222 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 223 ◯6番(櫻井 茂君) それでは、最近非常に多いと言われている無症状者の陽性者ですね。または症状の軽い方が利用される宿泊施設、入院ではなく宿泊施設を利用するというケースもあるようでありますので、こういった方が利用される宿泊施設、市内にあるのかどうか、お尋ねいたします。 224 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 225 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。こちらにつきましても土浦保健所からの公表はなく、市では把握できない状況でございます。  以上でございます。 226 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 227 ◯6番(櫻井 茂君) 次に、自宅待機の場合、こちらは無症状者の方になると思います。自宅待機の場合の外出制限、こちらも最近特にテレビ、新聞等で盛んに報道されておりますけれども、自宅待機の場合の外出制限はどのような形になるのかをお尋ねいたします。 228 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 229 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。保健所に確認したところ、自宅待機の陽性者でございますけれども、感染拡大防止のため、外出はせず自宅療養をしていただき、また、自宅内においても必要最低限の行動にとどめていただくよう指導しているとのことです。  以上でございます。 230 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 231 ◯6番(櫻井 茂君) 最近、皆さんもニュース等でお聞きになった方がいらっしゃるかと思いますけれども、入院先から脱走した患者、あるいは、無症状の自宅待機者が外出してしまって連絡がつかないといったニュースも報道されているようであります。保健所や医師の指導に従わない方への罰則規定があるのかどうか、お尋ねをいたします。 232 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 233 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。現状では罰則規定は特にございません。  以上でございます。 234 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 235 ◯6番(櫻井 茂君) 陽性となった方は医師の診断によりまして完治と判断されるまでの期間は行動が規制されるということになると思います。一方で、濃厚接触者の判定を受けてPCR検査を受けた結果が陰性の方の行動規制、期間についてはどのようになるのかをお伺いしたいと思います。 236 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 237 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。陽性者と接触した最終日から14日間は不要不急の外出を控え、健康状態に注意を払い、発熱や呼吸症状、倦怠感等が現れたときは保健所の指示を仰ぎ、検査を実施することとなっております。  以上でございます。 238 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 239 ◯6番(櫻井 茂君) 基本的には濃厚接触者と判断された方は陰性であっても14日間の行動規制が求められるという答弁をいただきました。  実際のところ、潜伏期間がおおむね5日から14日間と言われているようでありますので、2週間程度の自宅待機、これは致し方ないのかなという気がしております。  次に、施設関係者ですね。これは市が管理監督する関連する施設関係者、利用者も含めまして陽性者になった場合、この対応についてお伺いしてまいりたいと思います。  最初に、陽性者が発生した場合、この陽性者の行動把握は誰がどのように行うのかをお伺いしたいと思います。 240 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 241 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。陽性者につきましては、保健所が電話で健康調査を行っているところでございます。  以上でございます。 242 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 243 ◯6番(櫻井 茂君) ただいま答弁いただきましたけれども、教育施設を利用する関係者からも陽性者が出たというように、私、聞いておりますので、教育委員会所管の施設においてはどのような対応になるのかをお伺いしたいと思います。 244 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 245 ◯教育部長(豊崎康弘君) 私からは、市内小中学校で陽性者が発生した場合の行動把握について、ご答弁申し上げます。  市内小中学校において、教職員や児童生徒に陽性者が発生した場合、基本的に保健所が直接本人、または保護者から直近2週間の行動の聞き取り調査を行い把握することとなっております。さらに、本人等の承諾を得て保健所が学校にヒアリングを行い、学校内での感染状況及び濃厚接触者、PCR検査対象者の特定を行うこととなっております。  市内小中学校においては、感染拡大防止のため、石岡市新型コロナウイルス感染症対策マニュアルにより、児童生徒や教職員がPCR検査で陽性となったり濃厚接触者等となったと保護者から連絡があった時点で、発症までの直近2週間の行動などを、学校内外を含め電話で聞き取るとともに、担任などが通常授業の出席状況、特別教室などの配置、また、部活動の有無など、学校内での行動についての調査を行い、校内での行動や接触者等を把握し、保健所からの調査に備えることとなっております。  以上です。 246 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 247 ◯6番(櫻井 茂君) よく分かりました。  心配だったのは、保健所だけが健康調査を行っている場合、どうしても緻密な情報が入ってこないというようなところでありましたので、教育施設、あるいは保育施設等、市内の施設で発生した場合につきましては、保護者等の連絡先は知っているわけでありますから、当然、陽性者あるいは濃厚接触者と本人の了解を得て情報を得て、より深い細かい情報を仕入れてクラスター防止のための対応を取るということをしていただければと思っております。  次に、施設内の消毒の対応についてお伺いしたいと思います。 248 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 249 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。施設内の消毒でございますけれども、保健所の積極的疫学調査に基づきまして消毒範囲等がまず決定され、保健所の指導の下、陽性者が利用した施設で消毒作業を実施することとなります。消毒方法につきましては、消毒液による拭き取り作業が多いと聞いております。  以上でございます。 250 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 251 ◯6番(櫻井 茂君) 次に、感染拡大防止対策としまして、施設利用者から陽性者が出た場合、濃厚接触者が出た場合につきましては、その施設の運営休止等の必要性を検討することとなると思いますけれども、その判断基準についてお伺いをしたいと思います。 252 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 253 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。市が管理する施設、あるいは監督権の及ぶ施設につきましては、茨城版コロナNextStageを参考に、それぞれに基準を作成しております。  基準例といたしましては、保育所、認定こども園等では施設内で濃厚接触者が発生した場合は原則最長14日間の休園とし、施設の消毒を実施いたします。濃厚接触者は登園停止とし、停止解除の時期は家族の状況を踏まえて判断し、濃厚接触者以外の児童は原則登園自粛とします。  なお、施設内で感染者が発生した場合は休園とし、休園期間については保健所や県と相談の上決定し、施設の消毒を行います。  感染者については、検査結果が陰性となった後、医師の承認が得られるまで登園停止、感染者以外の児童は登園可能の指示があるまでは全員自宅待機となります。  また、市所管の入所福祉施設につきましては、施設内で濃厚接触者が発生した場合は原則開所としますが、施設の消毒の実施、対象職員は自宅待機、利用者については検査結果が出るまで原則個室へ移動していただきます。  また、感染者が発生した場合についても入所施設は原則開所とし、利用者の感染の場合は保健所の指示で入院等の対応となります。  以上でございます。 254 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 255 ◯6番(櫻井 茂君) 陽性者の発生状況とその利用者の利用形態、こちらによって様々対応が変わる可能性があるわけでありますけれども、児童施設関係、あるいは高齢者の入居施設につきましては、全くもって全ての施設を休業するということができないところもあると思います。入居されている方に突然陽性者が出たので全員出ていってくれと言われても受入先がなければ出ていけないわけで、そういったところも含めて、基準の中では陽性者につきましては入院等の別の行動規制、あるいは別の場所に動かす、それとともに消毒を行いますけれども、実際にはこういった施設で対応しなければならない方については継続的に安全を確保しながら施設の利用を促すと、認めるという形になると思います。そういった意味でも感染予防の対策の徹底とその対策、それと拡大防止に向けた迅速な判断と対応ができるよう準備をしていただきたいと思います。  参考としてお聞きしたいと思いますけれども、例えば市役所の1階窓口対応職員が陽性者となった場合、課の職員全員が濃厚接触者と判断された場合の窓口業務はどうなるのか、こちらについてお伺いしたいと思います。 256 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 257 ◯総務部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。職員が仮に陽性となったという場合でございますが、陽性となった職員のほかにも濃厚接触者に該当する職員はPCR検査を受けまして、先ほどからも答弁があるように14日の出勤停止となることが想定されるわけでございます。そういった中でも市民が安全安心に市役所を使用できるということのために業務を継続していくということが必要になってくるわけでございますので、これまでの対策でございますが、国が4月に緊急事態宣言を発出しまして、茨城県においても特定警戒都道府県となったことを受けまして、職員を本庁、支所に分散するサテライト勤務のほか、公共交通機関を利用して通勤する職員につきましては時差出勤の励行、それと、茨城県を除く特定警戒都道府県、これは千葉県と東京都だったと思いますが、こちらからの通勤者については在宅勤務などを実施してきたという対応を取ってきたところでございます。  現在は、東京都内からの公共交通機関を利用して通勤する職員につきましては時差出勤ですとか在宅勤務としまして、また、妊産婦等、配慮を要する職員につきましても、八郷総合支所4階で分散勤務を実施しているという状況にございます。  なお、昨日、県知事からございましたが、指標のほうはStage2に引き下げられるということがございますので、今回、明日付けでそれを解除していきたいというふうに思ってございます。  しかし、今後また県の指標がStage4などに引き上げられた際には本庁支所のサテライト勤務を再開するなどの対策を講じるということと、人事記録などから業務経験のある職員をピックアップしまして、緊急時には流動体制が取れるなどの対応をしてまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 258 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 259 ◯6番(櫻井 茂君) ありがとうございます。  それでは、次に、陽性者の病状回復後の施設利用についてお伺いしてまいりたいと思います。  これまでは感染した場合の対応、こちらを伺ってまいりましたが、陽性者あるいは濃厚接触者が治りましたよと、行動規制期間が過ぎましたよといった場合の再度施設を利用したい、職場に復帰したいといった場合の対応です。こちらについては、あまり新聞、テレビ等でも報道されていませんので、ケースとしてはなかなか難しい答弁になることもあると思いますけれども、よろしくお願いしたいと思います。  まず、退院した陽性者、こちらにつきましては、どのような形で施設利用が可能になるのかをお伺いしてまいりたいと思います。 260 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 261 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。退院した陽性者でございますけれども、基本的に医師の判断に基づき退院となったことから、人への感染はなく、回復と判断され、施設利用が可能となります。  以上でございます。 262 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 263 ◯6番(櫻井 茂君) 当然医師の判断がありまして、感染を拡大させるおそれがあれば退院できませんから、退院したことをもって回復したと、社会復帰が可能、安全ですよというお墨つきをいただいたということが分かるかと思います。  次に、濃厚接触者の場合はどうなのかでありますけれども、こちらについてもお伺いしたいと思います。 264 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 265 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。濃厚接触者の方がPCR検査の結果陰性となった場合につきましては、14日間の健康状態の観察等をしながら自宅待機となり、その間症状がなければ通常の生活に戻ることになります。  以上でございます。
    266 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 267 ◯6番(櫻井 茂君) この濃厚接触者の場合、今説明がありましたように14日間の健康観察、当然この健康観察の期間中に何らかの症状が出て医師の診断、あるいはPCR検査に基づいて陽性反応、あるいは14日間ではまずいだろうという判断があればそれ以上の期間に延びると思いますけれども、仮に陽性者のそばにいた濃厚接触者として指定された方がその直後にPCR検査で陰性となった方が14日間の健康観察期間を過ぎて社会復帰しようとする際に医師の診断を受けるわけではなくて、そのまま社会復帰するということだろうと思うんですが、そうなりますと、施設を管理する側としましては、ほかの施設利用者から本当に大丈夫なんですかという、そういう問合せに対応できるのかという問題があると思います。これはなぜかと言いますと、先ほどちょっとお話ししましたけれども、潜伏期間は5日から14日間であるというようなことが言われているわけでありまして、無症状者として14日間過ごした場合、14日間の中でPCR検査を受けていませんので分からないんですよね。これについては、市としてはどのような対応を取ろうと思っているのか。あるいは、保健所ではどのような対応を取ってくださいと指導を受けているのかをお尋ねしたいと思います。 268 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 269 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。議員ご指摘の無症状の陽性者の可能性及び受入れ側の不安に対しての緩和措置についてでございますけれども、こちらにつきましては、保健所や県に確認したところ、議員ご指摘のPCR検査陰性の濃厚接触者は14日間の経過観察期間に無症状の陽性者となる可能性や受入れ側の不安に対しての緩和措置等につきまして明確な対応は示されていない状況でございます。  このような状況を踏まえまして、当市といたしましても今後、受入れ側の不安に対しての緩和措置についての申入れや指針を示していただけるよう県に働きかけをしていきたいと考えております。  以上でございます。 270 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 271 ◯6番(櫻井 茂君) 現実問題としましては、陽性者あるいは濃厚接触者に対しましては保健所が情報を出さないと、市側も情報の把握を全てできているわけではありませんので、施設利用に際しまして、その方が陽性者であったとか濃厚接触者であったとか、本来分からない場合も多いわけでありますけれども、ケースによっては、それが分かってしまっている方につきましては、当然、施設を管理する側としましては何らかの保障といいますか、安全であるという担保がほしいという気持ちは当然出てくるわけであります。その点につきましては、今後、県なり保健所と十分調整をしていただければと思います。  それは、次の差別や誹謗中傷を防ぐという質問にもつながってくるんですけれども、当然、本当に大丈夫なのかという問合せは、例えば市で言えば入浴施設であるとか、学校側でもいろいろな方から電話連絡、問合せが入っていたんじゃないかと思います。これについて明確な答えは当然できませんので、法律の許している範囲内では14日間過ぎれば安全だということで言っているんでしょうけれども、14日間過ぎれば安全だということを書いてあるホームページもどこにもないんですよね、私も調べましたけれども。あとは現場の成り行きに任せるというのが現状でありますので、今後の対応に私としては期待したいと思っておりますが、この差別や誹謗中傷を防ぐためにどのような対応を市として取られているのか。これまでの経験値の中でありましたらご説明をいただきたいと思います。 272 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 273 ◯教育部長(豊崎康弘君) お答えいたします。市内小中学校におきまして、差別や誹謗中傷等を防ぐ対策といたしまして、児童生徒に対し、学校長講話や学級活動、また、道徳の授業を通しまして、感染者、医療従事者等への偏見や差別等の問題提起を行い、正しい判断、適切な行動ができるよう、理解を促してございます。  また、教職員に対しましては、研修の機会を設け、児童生徒への指導の充実に努め、保護者宛てメッセージを全家庭に配布し啓発を図ることで保護者の皆様にもご理解とご協力が得られるよう努めている状況でございます。 274 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 275 ◯6番(櫻井 茂君) 差別や誹謗中傷につきましては、子どもたちというよりは、どちらかと言うと大人の方のほうが多いのかなという気はしております。そのためにも、先ほど申し上げました濃厚接触者の定義、これをしっかりと市民の方々、保護者の方々に理解していただきまして、むやみやたらにうつるわけではありませんということを、しっかりと予防策を取っておれば感染のリスクは非常に下がるということを広報していただきたいと思います。  次に、対策を行う組織の現状と課題について、こちらについては市長にお尋ねしたいと思いますけれども、陽性者家族が石岡市の施設を複数利用していた場合、担当課も複数に分かれまして、統一的な方針に基づき対応できていなかった事案があったように私は感じております。  新型コロナウイルスに対応してきた現状を振り返っていただきまして、市の組織の現状と課題についてどのように捉えられているのかをお伺いしたいと思います。 276 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 277 ◯市長(谷島洋司君) ご答弁いたします。当市の新型コロナウイルス感染症の施設対応は、対策本部において感染拡大防止の観点から施設ごとに感染状況に応じた利用制限について一定の基準を設け、協議を行い、対応に当たってきたところです。また、複数の施設における対応が必要なときには部局間で調整を図りながら感染拡大防止に配慮した対策を図ってまいりました。特に対策本部を設けまして全庁的な対策の取組をしてまいりました。  しかしながら、新型コロナウイルス感染症は長期化することも想定されますので、今後の感染状況等も見極めながら最善の組織体制について検討してまいりたいと考えます。 278 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 279 ◯6番(櫻井 茂君) 新型コロナウイルスにつきましては感染症法の適用を受けておりまして、保健所が主導的に対応するということになろうかと思います。保健所につきましては、陽性者と濃厚接触者の対応につきましては、当然これは法律的に行わなければいけないということでありますけれども、濃厚接触者と接触したその他大勢、同じ施設を利用する方々、あるいは感染を心配する方々の対応は、正直なところ一切されていないと思います。6月、7月辺りまでは保健所が非常にドライな対応に終始しておりまして、感染現場とのあつれきが相当あったと私は聞いております。その後、各方面から県に対しまして要望、意見等が入りまして、現在では以前よりも保健所は大分柔軟な対応をするというように聞いております。  市の関係施設利用者から陽性者等が発生した場合は、保健所と協力の上、対応することを考えれば、現場の経験や知恵を保健所側に積極的に伝える努力も必要だと思います。県議会におきましても、今期定例会の一般質問等、私、今日、ホームページを見ましたけれども、コロナウイルス対策、あるいは保健所の在り方について質問されている県議の方がいらっしゃるようであります。市議会も複数の議員が今回コロナウイルスに関しまして質問しておりますけれども、そういった形でいろいろな方がコロナウイルスに対する知見を、あるいは意見をお互い交換し合い、また、関係している保健所等に意見を具申することで保健所の対応が変わっていくと。これがまた現場の声に柔軟に対応されることが陽性者、あるいは濃厚接触者、また、感染を不安に思われる方々の心を癒す、和らげるということにつながりますので、ぜひ市長におかれましてもそういった対応をよろしくお願いしたいと思います。  次の質問に入ります。施設整備における設計・施工についてであります。  公共施設等総合管理計画及び公共施設等再配置計画などによりまして、老朽化した市の施設の修繕が進められております。そうした中で、将来の交換、修繕を前提に設計・施工を行っていなかったと思われる施設が見受けられるようであります。これによりまして、施設の長寿命化対応に現場が苦慮するとともに、市財政の負担が増しているということになりかねません。いろいろな要因が考えられますが、専門知識を持った職員を確保、育成を十分に行ってこなかったこと、あるいは、業者任せの発注であったことが考えられます。  今は老朽化の話をしましたけれども、老朽化どころか、本庁舎建設におきましては、この議場の照明問題、これが総務委員会でも大分指摘されております。また、駐車場の出入口につきましては、設計段階から総務委員会で指摘してまいりました。出るときに右折車がいますと、渋滞をしていますと後ろの後続車がつながってしまって出られない、あるいは渋滞によって市役所の中に入ろうと思っても入れないと。当初2か所出口がありましたけれども1か所閉鎖してしまいましたので、これをずっと何とか2か所にできないかと言っているんですが、相変わらずその声を聞くということにはなっておりません。  また、庁舎ロビーの雨漏り、これに至っては論外ですね。この議場の天井に残る雨染み、これ、どうするのか。しっかりと対応されるのか。大手建設会社で重役をやられた方に、私、言われたんですけれども、皆さんは天井の雨染みは分かるだろうけど、天井の裏にあるカビは分からないでしょうと。雨染みの裏にはカビが相当入っていますよということを言われました。天井の裏の確認をされたのかどうか、ちょっと分かりませんけれども、そういった問題もあります。  また、この議場の廊下側のガラスですね。そちらには汚れがあります。通常見るとよく分かりませんけど、日の光が当たると相当汚れております。一体どのような清掃をしたのか、私には分かりません。これら全ての修繕費用が全て業者負担ならいいんですけれども、現実は多分市の負担も発生するのではないかと思います。これは現実の問題であります。  今後、公共施設の長寿命化を図るための修繕には大きな財政負担が伴ってまいります。こうした将来の財政負担を軽減するためにも、設計・施工による不具合、あるいは配慮のなさですね、当時、配慮が至らなかった。これについては、後に分かった場合の入札参加資格における評価を見直す考えがあるのかどうかについて、お伺いをしたいと思います。 280 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 281 ◯総務部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。設計施工による不具合が発生した場合でございますが、この場合は、発注者は瑕疵を特定しまして設計の成果については引渡し後3年以内、工事目的別につきましては引渡し後原則2年以内に請負業者に対して瑕疵担保責任を請求しまして、請負業者が修補または損害賠償を負担するということになるかと思います。  なお、発注者が瑕疵を特定できない場合でございますが、修補費用は自己負担となってしまいます。建設当時の設計施工請負業者に対しては、仕様書等の条件を満たしたとの判断の下、成果物等の引渡しを受けていることや時間の経過により瑕疵の特定が困難であるなどを考慮しますと、入札参加資格に係る評価の見直しは非常に難しいのではないかというふうに考えてございます。  以上でございます。 282 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 283 ◯6番(櫻井 茂君) 何十年も前の設計施工の問題点について、これについて問題にすると言っても、当時、市が検査承認を行っているわけでありますから、入札参加資格等で差別化するのは法的にも公平性の観点からも困難であるということは理解できます。  しかし、そうなりますと、市が被るであろう損害、修繕費用が増大するという意味での損害ですね。これに対して誰がどのような責任を取るのかということになるわけであります。設計・施工業者の処分はできない、職員は退職していない、結果その責任を取らされるのは修繕費用を負担する今生きている市民ということになると思います。単にできないでは行政としての責任を放棄しているということになりますけれども、予防措置と言っていいのかどうかはありますけれども、どのような対応を考えているのか、お伺いしたいと思います。 284 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 285 ◯総務部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。施設修繕の品質を確保するためには、職員の技術力の向上が必須であるというふうに認識をしてございます。このことから、技術力向上を図ることを目的としまして、営繕工事に関する研修会を開催してございます。  今後につきましても、より充実した研修会の開催に取り組み、人材の育成と強化に努めてまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 286 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 287 ◯6番(櫻井 茂君) 今答弁いただきましたけれども、残念ながら答弁された人材育成、これにつきましては昔から取り組んでおられますので、果たして改善というのが当たっているのかどうかはちょっと疑問であります。問題点を職員がしっかりと把握し、次の時代に継承していくことがなければ、同じ失敗を繰り返すことになるわけであります。人事評価、取り組んでいるところでありますけれども、人事評価もしっかりと実効性を高めて反映させていただきたいと思います。  次に、設計・施工に関して、専門資格と知識を有する職員の確保について、考えをお伺いしたいと思います。 288 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 289 ◯総務部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。専門的な知識、技能を有する職員の確保ということでございますが、専門的な知識、技術及び資格が求められる専門職につきましては、業務量や専門職の年齢バランスなどを考慮し、正規職員での採用を行うとともに、業務内容や必要とする期間によっては会計年度任用職員の任用で対応しているところでございます。  また、一般職においても専門的な知識が求められてきておりますので、派遣研修などを通じまして人材の育成に努めまして、一人一人のスキルアップを進めているところでございます。  公共施設の修繕等における設計・施工につきましては、現在それぞれの所管課におきまして担当職員が設計及び施工管理を行っているところでございますが、施設担当課の職員全てが建築技術の十分な知識や経験を持って設計及び施工管理に当たっていると言えない状況がございます。そのため、当市におきましては、石岡市営繕工事執行要綱に基づき、営繕工事などを行う担当課からの要請を受けた建築住宅指導課の職員が工事等に対して必要な助言を行うなどの技術支援を行っているところでございます。  公共施設等総合管理計画に基づく修繕等の工事が今後増えていくことを踏まえまして、専門職の確保、人材の育成に努めるとともに関係機関の連携を強化していくなど、将来の財政負担などのリスクにも配慮した設計・施工管理が行えるよう努めてまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 290 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 291 ◯6番(櫻井 茂君) 冒頭申し上げましたように、長寿命化計画の中で今後たくさんの施設が修繕改修に入っていくということでの財政負担が増えていくわけであります。しかしながら、新庁舎でさえ、工事着工前に指摘されながら解決できていない問題もたくさん、現実問題として起きております。最後は全て人が、職員が対応しているわけでありますから、職員の意欲、やる気の問題が大きいんだろうと思います。結論を出すのは業者ではありませんので、結論は職員であり市長であります。そういった意味で、職員の能力アップや仕事への意欲を高める人事配置、人事評価、これは特に真剣にやっていただきたいですね。人事評価が果たして機能しているのか、非常に疑問であります。働きやすい職場環境の確保をしっかりとやっていただきたいと思います。人事は市長の権限でありますので、市長の考えをお伺いしたいと思います。 292 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 293 ◯市長(谷島洋司君) 施設整備における設計及び施工についてお答えいたします。  入札参加資格における対応や専門知識を有する職員の確保については、ただいま総務部長が答弁したとおりでございますが、議員からご指摘をいただいたとおり、設計及び施工管理において、将来的な修繕やリスクに対する配慮がなされていれば無駄な財政負担を抑えることができると考えます。  一方で、施設の営繕工事には一定の専門的知識が必要とされますことから、今後、専門職員の確保や部局間の連携の強化を図りながら適切な営繕工事に努めてまいりたいと考えております。  市長としましては、人材育成や活用、評価などを通して、職員の意欲、やる気が高まるよう、働きやすい職場環境の確保に努めてまいりたいと思います。 294 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 295 ◯6番(櫻井 茂君) ありがとうございます。  しっかりと対応をしていただいて、将来の財政負担を少なくする、あるいは、石岡市役所職員としての誇りを持って仕事に当たっていただきたいと思います。  以上で質問を終わります。 296 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午後 2時17分休憩            ───────────────────────                   午後 2時27分再開 297 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 298 ◯4番(大和田寛樹君) 4番・大和田寛樹でございます。3項目につきまして、一問一答方式で質問してまいります。  まず初め、「エモ~い」やさと!!地域資源を活かした活性化についてであります。  私も45歳になりまして、若者とは一線を画す年齢になりましたが、夏休みを利用しまして、ゆりの郷に家族で行ってきました。ちょうど夕方、近くの家族と一緒に二家族でゆりの郷に行ったんですけれども、駐車場に着きますと七、八人の若い、多分八郷ではない都会的なあか抜けた女性がいまして、大空を眺めながらエモいと言っていました。私、エモいという言葉が分からなかったので、隣にいた小学校3年生の娘に聞いたところ、エモいってどういう意味って聞いたら、エモいはエモいだということで、それ以上会話にならないかなと思いまして、きもいとえぐいは知っているけど、エモいというのは、パパ、分かんないなということで、自分でネットや辞書を調べたところ、エモいという言葉は若者が特に使っている言葉で、エモーショナルというものを略している言葉だということであります。意味合いとしては、感情が動かされる状態、感情が高まって強く訴えかける心の動き、ぐっと来た瞬間、感動した瞬間、やばい、少し悪い、悲しい意味もありまして、悲しいときや寂しい感情、情緒的な感情でも使われる。多分その女性の皆さんは、感動した状態でゆりの郷から星空を眺めながら大きな声で叫んでいたんだと思います。  私、八郷で生まれ育って八郷にずっと住んでおりまして、子どもたちも生まれ、八郷で育てています。八郷にずっと住んでおりますと、その八郷のエモさ、また、そのすばらしさというのはなかなか実感できないといいますか、慣れ親しんでいる風景、慣れ親しんでいる八郷の土地柄、そういうものを感じることができないんですけれども、本当に外から来た人、また、自分もよくよく考えてみますと、八郷って本当にすばらしいところで、行方の友達に言われたのは、八郷って本当にいいところだよね。何がいいのと聞いたところ、八郷に入った瞬間、山からマイナスイオンを浴びているようだと、そんなふうにおっしゃってくれる私と同世代の人間もいます。そういう意味では、様々な八郷のいいところにスポットを当てて、それを発展、昇華させ、この八郷を盛り上げていきたいと、そんな思いで質問してまいります。  まず初めに、ブドウ狩りですけれども、ブドウ狩りも夏を利用して、コロナの影響で遠くに行けませんでしたので八郷のブドウ狩りに行ってまいりました。激安・上物・人情「エモ~い」ぶどう狩りについて質問してまいります。  まず、経営的な課題について、そのリサーチを行政でどのようにしているのか伺います。 299 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 300 ◯経済部長(額賀 均君) ご答弁申し上げます。経営的課題のリサーチにつきましては、これまで経済部観光課が事務局となっております石岡市観光協会、また、八郷観光果樹組合の会議等を通じて主に出されている課題としましては、生産者の高齢化や跡継ぎ問題に関する内容が課題として多く出されております。  以上でございます。 301 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 302 ◯4番(大和田寛樹君) 先ほど、先輩議員も質問されておりました後継者不足。確かに経営的な大きな課題であろうと思います。私もブドウ狩りに、細谷の、個人名は言えませんけれども、ブドウ園に子どもたちとブドウ狩りに行ったときに思ったのは、シャインマスカットと巨峰のブドウ狩りをさせてもらったんですけれども、市販のスーパーのシャインマスカット、ブドウ狩りから帰ってきて翌日にスーパーへ確認に行ったところ、シャインマスカットは2,580円で売っておりました。先日確認してきたところ、ちょうど時期が今の時期で1,980円と安くなっておりましたけれども、私、シャインマスカットを2つと巨峰を2つ、ブドウ狩りして、幾らですか、おばあちゃんと聞いたところ3,000円だということで、3,000円で買いました。確かに生産者が高齢化して跡継ぎがいなくて、これ以上発展というか、広げる必要もないし、そんなにもうける必要もないと、その欲がない八郷の人情的な性格なんでしょうけれども、やはり自分でもぎったというか、取ったブドウと市販のブドウを比べたときに、その房の大きさは私たちが取った房のほうが2倍近く、また、粒も本当に大きくて、もちろん甘くてすばらしいブドウでありました。  そういう意味では、価格の統一性というものも個人所得、収入を増やして可処分所得を高めていって、そのお金が地域社会に還流していくという意味では、経営的な課題の1つに価格の統一性であったり、ブドウだけではありません、ストロベリー、イチゴの話も出ましたし、八郷では柿も梨も、いろんな果樹栽培が盛んでありますけれども、様々な経営的課題、また、行政の皆さんが、自分が30年、40年、ブドウ農家として高齢化して、今、ブドウ農家であったらどういうふうな手を差し伸べられるかと、また、一歩踏み込んで、懐に踏み込んでもう少しリサーチをしていただきたいなと、そのように思います。私、ブドウを取り上げていますので、すばらしいブドウなので、これは東京とか都市部に有名なスーパー、成城石井とかそういうところに持っていってもかなり高価に売れるブドウだと思うので、そういうものも見据えてしっかり生産者の心に寄り添って経営的課題をリサーチしていっていただきたいなと、そのように思います。  次に、行政の支援策について、これまでどのような支援策を打ってきたのか、伺います。 303 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 304 ◯経済部長(額賀 均君) ご答弁申し上げます。生産者の高齢化や跡継ぎ問題につきましては、石岡市だけではなく全国的な問題となっておりますが、高齢化対策としまして、SNSなどを活用したPR等ができない生産者向けに、現在、石岡市観光協会ではインターネットサイトを通じて季節の果物を販売できるようなシステムの構築を進めております。  また、後継者対策としましては、新規就農者研修制度朝日里山ファームに今年度から果樹施設園芸コースを新設し、生産者への後継者育成に取り組んでいる状況でございます。  以上でございます。 305 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 306 ◯4番(大和田寛樹君) 先ほど言いました価格の統一性であったり、この利益を追求するという意味ではなくて、全体として生産者の利益を確保していく、そういう意味では一歩踏み込んでその生産グループ、また、生産組合に踏み込んでいただいて、行政のサポート、支援はどういうことができるのかというのを本当に生産者のために行っていっていただきたいなと、そのように要望します。  次に、魅力の発信、PRについて伺います。 307 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。
    308 ◯経済部長(額賀 均君) ご答弁申し上げます。例年であれば東京都庁や文京区など、主に首都圏近郊のイベント会場において観光PRを行ってきたところでございますが、今年度におきましては、新型コロナウイルス感染症の影響もあることから、現在そのようなPR活動は行っておりません。  そのため、代替対策としまして、Zoom等のウェブ会議ツールを活用したオンラインツアーを実施し、果物などの市の特産品のPRを行うための準備を進めております。そのほか、毎年観光果樹を県内外にPRするためチラシを作成し、市内の観光施設をはじめ、県内の道の駅や茨城空港の情報発信コーナーに置かせていただいております。また、市や県の観光いばらき、石岡市観光協会のホームページを通じて情報を発信するなど、魅力発信につながるPRを行っております。  以上でございます。 309 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 310 ◯4番(大和田寛樹君) PRですけれども、様々PRをしているということですけれども、何かもう少し、先ほど、同様な質問で笠間の栗の話が出ましたけれども、JRと農協と笠間市がタッグを組んで新しい法人を作ってというようなお話がありました。まさしくああいうことが行政が一歩踏み込んだ支援、生産者も交えて違う業種の皆さんも協力し合いながら協同で行っていくということが発展に、またそのスポットを当てることにつながっていくかなというふうに思いますので、これはブドウだけではなくて先ほどのイチゴの話もそうですし、全ての果樹農家の皆さんに利益が本当に行くように、何でも最初から全てやろうというのはなかなか難しいと思うので、ブドウでもイチゴでも梨でも何でもいいと思うので、取っかかりを1つ決めて、それを昇華してブランド化して、また同じように違う種類の果樹に今度はステップしていけばいいと思いますので、ぜひ、本当に石岡、八郷地域は果樹栽培、いろんな種類の果樹栽培が盛んでありますので、ぜひ経営的課題も含めまして、またPR、行政がしっかりサポートしていただいて、今後ますます果樹が盛んになるように、また、生産者が本当に心から喜べるような、そんな行政の支援であってもらいたいと思いますので、よろしくお願いします。  人情というふうに書きましたので、ちょっと人情的なことが薄かったかなと思いますが、実は4つ買ったと言いましたけれども、3つサービスをしてもらって7つを3,000円でもらってきました。なので、本当にコロナで厳しい状況にもかかわらず、そういう人情的な方、たくさん八郷にいらっしゃるので、そういう皆さんに行き渡る支援をということで取り上げさせていただきました。  次に、満天の星空の下「エモ~い癒し」やさと温泉ゆりの郷についてであります。  ゆりの郷も久しく行っていなかったので、10年振りぐらいに行ってきたわけですけれども、私が行ったときはすいていまして、今人数制限をされていると、入場者の、1時間40名と私が行ったときは言っておりましたけれども、男女40名ずつということでありましたが、これも本当にエモさ、感動的というか、本当に癒しのスポットで、露天風呂から見る星空が本当にきれいで、また、露天風呂で寝そべって風呂につかれる場所があるんですけれども、他市町村にある温泉施設もありますけれども、そういうところに比べても引けを取らない、本当にすばらしいロケーションと施設であるということを実感しました。  ただ、20年前にゆりの郷が開園して、20年が経過して少し劣化というか、古びたところもありましたので、そういう面もリニューアルが予定されているということでありますので、聞いてまいりたいと思います。  この20年間の間で近隣の市町村にも多く温泉施設、入浴施設がオープンして、そこに客が少し取られていっている、ゆりの郷の全盛期からするとそういうことを感じたりもしますので、その辺も含めて質問してまいりたいと思います。  まず、ゆりの郷のコロナ禍の影響について伺います。 311 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 312 ◯経済部長(額賀 均君) ご答弁申し上げます。やさと温泉ゆりの郷でございますが、ふれあい交流施設として地域活性化と住民福祉に資する施設として市内外より年間約15万人から20万人が訪れる当市の観光の拠点の施設でございます。  議員ご指摘のコロナ禍の影響でございますが、今年3月6日に開催されました市のコロナ感染対策本部の会議での決定事項に基づき、3月7日より施設閉館を行ったことから、3月の利用客数は前年度と比較して1万5,186人に対して2,427人で、4月が1万4,873人に対しまして、閉館でございますので利用者ゼロです。5月が1万6,171人に対しまして閉館のため利用者ゼロと、大幅に減少してございます。また、営業を再開しました6月以降につきましても、3密状態を作らないため入場制限等を設けていることから、6月が前年と比較して7,743人に対しまして5,630人、7月では1万2,004人に対しまして5,763人と、こちらも再開後も大幅に減少している状況でございます。  以上でございます。 313 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 314 ◯4番(大和田寛樹君) これは石岡市だけではなくて全国的に外出自粛ということでありましたので致し方ない部分はあるんでしょうけれども、1万5,000人以上入館された人数がゼロになってしまったのは本当に厳しい経営状況で、このコロナの影響で厳しさが増しているというふうに伺っています。  次に、こちらの費用面に対しての行政の支援というものもなかなか、ゆりの郷だけ、農協だけ肩入れするわけにはもちろん行きませんので、たくさん困っている事業者の皆さん、小売、サービス、飲食、様々な業種であると思いますので、できればゆりの郷に対してもほかの事業者と併せて支援の検討をしていっていただきたいな、そのように思います。  次に、経営的な課題、コロナ禍の影響も踏まえたその前の段階での経営的な課題について伺います。 315 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 316 ◯経済部長(額賀 均君) ご答弁申し上げます。やさと温泉ゆりの郷施設は平成12年度にオープンし、平成24年度には湯舟やレストランの改修、休憩室の増設等リニューアルを行い、平成26年度から3年間は毎年20万人を超えるお客様に利用していただいておりました。しかし、近年では先ほど議員のご指摘にございました、近隣に新たな日帰り入浴施設がオープンするなどの影響もあり、ここ2年間の利用者は15万人程度で推移している状況でございます。  以上でございます。 317 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 318 ◯4番(大和田寛樹君) ありがとうございます。  オープンから20年が経過した今後の展望を、石岡市がゆりの郷をどういうふうに位置づけて今後発展させていくのかという展望を伺います。 319 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 320 ◯経済部長(額賀 均君) ご答弁申し上げます。やさと温泉ゆりの郷は筑波山麓に位置し、里山風景を楽しみながらくつろいでいただける施設として、また、地元食材を楽しめる食の場として、市内外より子どもからお年寄りまで多くの利用者が訪れる施設でございます。また、近隣にはつくばねオートキャンプ場や多くの果樹園が点在しているほか、今年度新たに民間ウイスキー工場がオープンし、さらに来年度は茨城県フラワーパークや石岡市ふれあいの森のリニューアルを予定しており、これらの施設と連携した当市観光の中核施設としての期待をするところでございます。  しかし、平成12年度にやさと温泉ゆりの郷がオープンし、平成24年度には施設の一部改修を行ったところでございますが、議員ご指摘のとおり、オープン以来20年が経過する中で施設の老朽化が進んでいることから、速やかに中規模改修を行い、施設利用者の安心安全に努めることが重要であると考えております。  以上でございます。 321 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 322 ◯4番(大和田寛樹君) 次に、今出ましたリニューアルについて伺います。 323 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 324 ◯経済部長(額賀 均君) ご答弁申し上げます。やさと温泉ゆりの郷施設につきましては、昨年度策定しました個別施設計画に基づき、本年度、中規模改修に向け実施設計を行っているところでございます。この中規模改修により施設の機能回復を行うとともに、新たなイメージづくりを行うことで観光拠点としての魅力アップを図り、さらなる誘客に取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 325 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 326 ◯4番(大和田寛樹君) ありがとうございます。  リニューアルしまして、そのよさをしっかりPRできるように、これも先ほどのブドウ狩りと一緒で、看板も古びていればやはり見栄えもよくないし、また、SNSを通じたPRであったり、また、旅行代理店にプッシュしたり、いろんな施策があると思いますので、ぜひ包括的にやっていっていただきたいなと、そのように思います。  (3)に移りまして、「エモ~いやさとサイコー!!」プロジェクト、これは私が勝手に作った造語でありまして、こういうプロジェクト、今、もちろんありませんけれども、行政の皆さんは特に役職がつくとなかなか守りに入ってしまうといいますか、上からもいろいろ、失敗すれば叱責されたり、また、議会では、もし失敗した事業があればやんややんやいろいろ指摘をされると。私、若い人の力をこういうときって借りるべきだろうなというふうに思っていまして、特に20代の生きのいい若手の職員、あるいは、ちょうど20代後半から30代前半ぐらいの子育て中の特に女性、女性は何がいいかというと、やっぱりいろんなところに出歩いているので魅力を本当に知っているし、あそこの地域にはこういうものがあったり、うちの地域にもこういうものがあると。また、人を呼ぶにはこういう案が必要だとか、いろんな知識があって目も肥えているし、そういう意味では、行政だけではなくて、女性を中心とした子育ての世代、また、学生をプロジェクトチームにして、グループワークなどを通して八郷の魅力を再発見して、どういうふうに一緒に盛り上げていくのか。まさしく協働のまちづくりのスタートで、一緒に力を合わせてどういうふうに盛り上げるか、そんなプロジェクトを立ち上げてはどうかなというふうに思うんですけれども、これは提案として、取組についてお考えがあれば伺います。 327 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 328 ◯経済部長(額賀 均君) ご答弁申し上げます。八郷地区には里山をはじめ、豊かな自然環境や豊富な農畜産物など、多様な環境資源がございます。また、令和3年4月にオープン予定をしております茨城県フラワーパークと石岡市ふれあいの森をはじめ、朝日里山学校ややさと温泉ゆりの郷、また、つくばねオートキャンプ場など、観光施設が点在しており、多様なニーズに応えられる環境も整ってございます。  現在、市では平成30年度に新たに第2次観光振興計画に基づき事業の推進を図っているところでございますが、議員ご指摘のとおり、それらの観光資源を有効に活用し、連携させ、魅力ある観光資源とするためには、市民をはじめ、観光果樹事業者や観光に携わる様々な人の協力が必要となります。  そのような中、石岡市観光協会では、協会員同士がそれぞれの課題を持ち寄り、様々な観光資源を活用し、観光資源につながるための取組が行えるよう、検討委員会を設置するため、今年8月、観光協会員へアンケートを実施したところでございます。アンケートの結果からも観光振興や施設に関する意見をいただき、回答者の約半数の会員の方から、検討する場があれば参加したいという意見をいただいており、検討会設置に向け、市観光協会正副会長と協議を行っているところでもあります。  検討委員会の設置に向けまして、ただいま議員から提案がありました女性や若い世代の意見も盛り込めるような組織作りに努め、石岡市に訪れた方に感動してもらえるよう、市民をはじめ、関係機関と一丸となって取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 329 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 330 ◯4番(大和田寛樹君) ありがとうございます。  ちょっとネットで最近見たので、千葉県の流山市にマーケティング課という課が設置されていまして、いろんな協働のまちづくりを東京から寝に帰ってくるベッドタウンのただのまちから、マーケティング課が市民と一緒に、特に若い世代の皆さんと一緒にいろんなイベントをやって地域を盛り上げているというのをネットの記事で読みました。そういうものも参考にしていただいて、様々な先進事例があるかと思いますので、ぜひとも少しでも市民の皆さんと力を合わせて八郷の地域が盛り上がっていくように検討していっていただきたいと、そのように思います。  最後に市長の見解を伺います。市長も瓦会の地で瓦会から見る山々、本当にきれいであります。そういうものも八郷の魅力の1つだと思います。瓦塚の遺跡もそうですけれども、たくさん私の知らない魅力が八郷には点在していて、私も気づいていないところがたくさんあると思うんです。そういうものを集めて光を当てて八郷の魅力を市内外に発信していっていただきたいな、そのように思います。市長の見解を伺いまして、この項目の質問を終わります。 331 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 332 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。担当部長が申し上げたとおり、八郷地区には里山や豊かな自然環境を生かしたアウトドアスポーツなどの体験、あるいは、年間を通して楽しめる四季折々の果物など、観光果樹園での体験も通して多様な観光資源がございます。この当市の特性を生かしまして観光エリアとしての魅力アップを図るとともに、滞在型観光や周遊観光を推進し、PRやインフォメーション拠点の設置等、訪れた観光客の方々に感動を与え、石岡市の観光リピーターとなってもらえるよう、女性や若い世代をはじめとした市民や関係機関と協働で観光振興に取り組んでまいりたいと考えております。議員から様々ご提案をいただきました。しっかりと声を生かしながら観光振興を図ってまいりたいと思います。 333 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 334 ◯4番(大和田寛樹君) 次の質問に入ります。  市民への情報発信と今後の課題についてであります。  まず1つ目としまして、情報伝達の手段についてです。デジタル防災行政無線を導入している自治体では、山間地域や建物が密集する地域などの地形的環境条件ではうまく聞くことができない、聞こえにくいという声を多く聞きます。石岡市ではそういった地域の有無について調査をされていると思いますが、またそういった地域が認められる場合、今後の情報伝達手段について何か検討されているものがあれば伺います。 335 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 336 ◯総務部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。現在進めております防災行政無線整備事業において導入いたします280メガヘルツデジタル同報無線システムにつきましては、電波出力が大きく受信エリアが広く享受できるというのが特徴になってございます。  受信状況の調査ということでございますが、昨年度におきまして、電波伝搬調査を実施してございまして、この調査は、市送信局となる宝篋山からの電波を送信しまして受信状況を確認したものでございます。市内全域におきまして受信状況が良好であるという結果が出てございます。万が一でございますが受信状況に問題が生じたという場合につきましては、個別に受信アンテナの設置等を行い対応してまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 337 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 338 ◯4番(大和田寛樹君) (2)に移ります。防災行政無線が使用できなくなった場合の代替手段についてです。  茨城県内の常総市ではさきの水害の際に市庁舎が浸水をし、長期にわたって停電をしたために防災行政無線による放送も長期間にわたって放送が停止したということで伺っています。同様に石岡市でも地震や台風に起因をして停電をする可能性があると思います。防災行政無線が使用できなくなった場合の代替手段について、何か検討しているものがあれば伺います。 339 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 340 ◯総務部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。現在進めております280メガヘルツデジタル同報無線システムでございますが、万が一に備えまして、平常時の地上回線と緊急時の衛星回線による回線の冗長化を図りまして通信の継続性を確保するという計画をしてございます。  また、本庁による配信局でございますが、停電時の備えとしましては、庁舎全体の非常用発電と行政無線室のほうに直結します発電機がございまして、これは燃料が続く限り情報発信を続けることが可能となってございまして、受信側の防災ラジオですね、今度導入いたします防災ラジオにつきましては、コンセントと乾電池のどちらでも電源の確保が可能となっているものでございます。  先ほどの議員からございましたこういったことを対応していても万が一に防災行政無線が機能不全に陥った場合でございますが、自主防災組織や区・自治会、民生委員などのご協力をいただきまして情報を伝えていくということと、また、ホームページ、メールマガジン、フェイスブックなどの発信ですとか公用車などによる広報の対応を図ってまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 341 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 342 ◯4番(大和田寛樹君) 次に、防災の施策上、日常の地域コミュニティーが特に重要で、高齢者など地域の活動に参加できない方や子どもがいない世帯、学校で資料配布等を受け取ることができない世代、また、緊急情報だけでなく、日頃の防災豆知識や天候等による注意事項、災害時の心得、そして、今まさに課題になっております新型コロナウイルスの対策、また支援策などを伝達する手段としてどのようなものを活用しているのか、伺います。 343 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 344 ◯総務部長(越渡康弘君) 私のほうから防災関係の情報の発信につきましてご答弁を申し上げます。  まず、緊急時におきましては、石岡市のホームページ、メールマガジン、フェイスブック等による対応ということでございますが、平常時におきましては、石岡市のホームページの防災ポータルサイトによる気象情報、避難情報、災害などに係る各種情報の配信、また、地域からの依頼による出前講座ですとか防災講話の実施及び広報いしおかでの定期的な情報発信を行ってございまして、市民の防災意識の向上のための啓発普及に努めているところでございます。  以上でございます。 345 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 346 ◯保健福祉部長(金井 悟君) 私のほうからは、新型コロナウイルスに関わる情報発信手段についてお答えいたします。  新型コロナウイルス感染症に関します情報発信の手段といたしましては、市のホームページ、また、メールマガジン、SNS、防災行政無線のほか、広報紙への記事掲載、折り込みチラシ、健康診断時の場でのパンフレットの配布、また、公共施設等での人が集まる場所として、そのほか、郵便局、銀行、ショッピングセンター、駅など、市内75か所でのポスターの掲示を行い、周知を図っているところでございます。  以上でございます。 347 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 348 ◯4番(大和田寛樹君) 次に、(3)番に入ります。災害時の独居老人や高齢世帯などの安否確認手法についてです。  石岡市では全国平均よりも少子高齢化が進んでおりまして、2045年には住民2人に1人が高齢者になるという試算も出ています。これまで災害時での独居老人や高齢世帯などの安否確認方法は職員や民生委員や消防団が手分けをして戸別訪問して行うのが定説であったと思います。今後は、情報、通信技術の手助けも必要になることもあろうかと思います。そういった検討は行っているのか、伺います。 349 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 350 ◯保健福祉部長(金井 悟君) 災害時での独居老人や高齢世帯などの安否確認、手法についてご答弁申し上げます。  今議員ご指摘の情報通信技術の導入でございますが、現在検討は行っていないところでございます。そういった中でも、一方、高齢化が進む中で職員や民生委員による隣戸訪問も限界があるのではないかと感じております。今後は情報発信及び防災担当所管部門と連携し、先進事例を参考に検討していきたいと考えております。  以上でございます。 351 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 352 ◯4番(大和田寛樹君) ぜひよろしくお願いします。  (4)に入ります。防災行政無線などの一斉配信情報では賄えないニーズへの対応についてです。  石岡市では、災害に対して様々な媒体、ホームページ等へのリンクやメールマガジン、ツイッター、SNSサービスを用意していますが、市民から気象庁や県の防災ページなど、複数の情報を取得して自分で判断する必要があり、情報の一元化を望む声も多いかと思います。また、自分の地域ではどんな被害が想定され、どんな準備をすればいいのか分からない、そんな地域に応じた個別情報を求める声もあります。防災行政無線などの一斉配信情報では賄えない、そういったニーズを今後どのように対応していくのか、伺います。 353 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。
    354 ◯総務部長(越渡康弘君) 答弁申し上げます。防災情報の発信としまして、先ほど申しましたように、石岡ホームページの防災ポータルサイトのほうに情報を掲載しまして、気象庁や県などのページにもリンクするという防災に特化したページにて情報発信してはございます。しかしながら、こういったものの周知がまだ足りないのかなというところも反省としてございます。この周知に努めてまいりたいというのが1点でございまして、また、ホームページではあくまでも利用者自らが情報を取りにいかなければならないということから、タイムリーに情報を得るということができないものでございまして、プッシュ通知機能、こちらから、行政側から配信をしましてお分かりになるような案内を送らせていただくというような発信の仕方というのも検討していかなければならないというふうに考えてございます。  また、本年度におきまして進めております先ほどから議員ご案内の防災無線の整備事業によりまして、石岡地区9地区、八郷地区8地区において個別の放送が可能となってまいりますので、エリアごとの情報発信について検討してまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 355 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 356 ◯4番(大和田寛樹君) 5番の双方向の情報発信について、これ、以前にも質問させていただいておりますので、ぜひ検討していただいて取り組んでいただければと思います。  3項目目の地域医療対策について伺ってまいります。  まず、現在の進捗状況について伺います。 357 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 358 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。石岡地域医療計画でございますけれども、こちらにつきましては、地域の課題、産科の設置、小児科の拡充、緊急支援の継続、こういったものの解決、そして、そうした事態が生じる要因でございます医師不足の解消を目指し、基本理念といたしまして、持続可能な医療体制で誰もが安心して暮らせる石岡地域を掲げ、策定したものでございます。  現在、これらの地域課題につきまして、再編統合以外の方法として、民間病院で担っていただくことが可能かどうか、改めて各病院のお考えを確認させていただいております。その上で議員の皆様と協議をさせていただければと考えております。  以上でございます。 359 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 360 ◯4番(大和田寛樹君) 端的に伺いますが、3月議会に挙がってきた石岡地域医療計画は今もあるということでよろしいですか。それとも、その計画はスキーム自体が没になって違う計画を模索しているということなのか、伺います。 361 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 362 ◯保健福祉部長(金井 悟君) 3月にご説明させていただきました地域医療計画につきましては、そちらの基本理念についてはそちらを目指して今検討している中でございますけれども、今回、課題を解決する手法という形で再編統合、公立化以外の方法を調査して協議していくという形で進めようと考えております。  以上でございます。 363 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 364 ◯4番(大和田寛樹君) そうしますと、現在は医師会、または地域医療振興協会との調整は行っていないということでよろしいですか。 365 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 366 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。3月にお示ししました公立病院の再編統合のほうは1つの手法としてお示ししたわけでございますけれども、今回、そのほかの民間活用という手法を現在調査している状況でございます。  以上でございます。 367 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 368 ◯4番(大和田寛樹君) 予算委員会でも質問させていただきました。当時次長であった現在部長の金井部長が、この予算が基本計画の策定委託料ですね、予算が否決された場合は、この計画自体どうなるんですかと、私、伺いました。そのときに、この計画自体は残ると、私、スキーム自体が残るというふうに思っていたんですけれども、今の話ですと、スキームはちょっと置いておいて、今全く進行せずに違う策を検討しているということのご答弁になると思うんですけど、そちらでよろしいんですかね。そうすると、前回の答弁とは違ってきたということになると思うんですが。 369 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 370 ◯保健福祉部長(金井 悟君) 現在進めている地域医療計画ですけれども、前回お示しした公立病院の統合再編のスキームは1つの手法としてまだございます。そのほかに3月議会で議員の皆様からご指摘を受けました民間活用の手法を現在検討して、そちらにつきましても議員の皆様と協議をしていきたいと考えております。  以上でございます。 371 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 372 ◯4番(大和田寛樹君) 2番に行きます、ちょっと2番、飛ばします。ニーズ調査ですけれども、石翔会の会派でこれまで四、五回、石岡地域医療計画の勉強会をしてきて、ニーズ調査でアンケートを作りました。アンケートを今紹介しようと思ったんですけど時間がないので、後で室に届けさせていただきます、会派の代表を含めて。  次の3つ目に行きます。過去の計画と市長公約なんですけれども、これ、市長に伺います。部長の答弁ですと、市長公約と今やっていることの整合性が取れないと私は思うんですけれども、それはなぜかと言いますと、確かに選挙前に石岡地域医療計画は有力な選択肢の1つ、私もそう聞きました。新聞でも掲載されているのを見ました。ただ、私も含めて有権者の皆さん、今回、地域医療計画をあえて選挙の争点に据えて、毎回の街頭でもこの石岡地域医療計画をしっかり政治のリーダーシップでまとめて進めていくと。そう聞けば公立病院ができるというふうに、確かに公立病院を作るとは言っていませんけれども、その先にあるのは、石岡地域医療計画を進めていくんだねと、過去の計画を、前市長が作った計画を踏襲して進めていくというふうに思われていたと、私も含めてそう思っていたと思うんですが、今の部長の答弁ですと、何か市長公約と今やっている行政の動きは違っているように私は感じるんですけれども、その点について市長に伺います。 373 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 374 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。石岡地域医療計画は、地域医療の課題、そういったものの解決とこうした事態が生じる要因でございます医師不足の解消を目指しまして、基本理念として持続可能な医療体制で誰もが安心して暮らせる石岡地域を挙げ、策定したものでございます。  今、部長が答弁しました整備手法、整備手法としまして医療資源の集約化と役割分担など、医療供給体制の強化を図ることで、将来にわたり持続可能な医療体制はどういう手法があるかと、そういったものを検討している内容でございます。  選挙公約についてでございますが、公立化による再編統合は有力な選択肢としてまいりました。石岡地域医療計画の基本理念の下、石岡地域に必要な医療体制の整備に向けてよりよい方法を見いだしていきたいと考えているところでございます。 375 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 376 ◯4番(大和田寛樹君) 4番もちょっと時間がないので、私はスケジュールが聞きたかったわけで4番ではなくて、スキームの決定時期ですね、フィックスする時期を聞きたかったので、フィックスする時期も今決まっていないですね、多分ね。早急に決めていただきたいと思うんですよ。あの3月のときに、早くやらなくちゃこの地域医療計画は没になると、それはなぜか。どっちかの病院に何かがあればこのスキーム自体がない、そういうふうに答弁されていますよね、次長。スキーム自体はどっちかの病院に何かがあれば病床の再配分はできないんだから、公立化のことも再配分もできなくなってしまうんですと、猶予がないというふうに我々議会は聞いていたと思うんです。有力な選択肢と言っていますけれども、これ、永久に有力な選択肢にはなり得ないんですよ。それはなぜかと言えば、経営的課題があって、医師会病院が病床を閉めてすぐにでも計画を推し進めていかなくちゃいけない。そこでごり押ししてやったのが前市長です。結局それは議会で否決をされた。時間的な猶予はそんなにないんですよ。  市長が4年の任期でやると、そういう考えなんでしょうけれども、そういう時間的猶予が私はないと思うんです。早めに方向を決める、フィックスしてその方向性を決めて確定した政策で進めていかないと、時間的猶予が、有力な選択肢がなくなってしまうことがあり得ますよと、私はそこを指摘したいんです。  有力な選択肢と言いながら、八郷の地域医療を守るんだと言っておきながら、我々は別にだましとかそういうふうに私は思っていませんけれども、少なくとも市民の皆さんで公立病院ができる、作っていただけるんだと、そう思って投票した人は多くいらっしゃると思います。そういう人の思い、引き継いでいただくというふうに、これ、医師会は関係ありませんし、議会はもちろん議会を通さなくちゃいけないので関係ありますけれども、医師会とか谷島市長の後援会とかは関係ないんですよ。谷島市長がどういうふうに進めるのかと、谷島市長が石岡の地域医療、八郷の地域医療をどういうふうに考えて推し進めるのかというのが大事なわけであって、医師会がどうとか後援会とか、関係ありません。もう選挙は終わりました。  谷島市長はどう考えるんだと、具体的に谷島市長はどういうふうに今後やっていくんだと。これまでの経過を全て自分でしっかり行動して確認していただいて勉強していただいて、議会に何を言われても、医師会に何を言われても、どこの誰に何を言われても全てこういうふうに答えるんだと、こういうふうにやるんだと、自分の思いで進めていっていただきたい。でないと担当課はうまく回っていかないと私は思うんです。ぜひとも政治のリーダーシップでこれをまとめて進めていくんだと、街頭で言っていたと思います。何回も私、聞きました。そういう意味では、政治のリーダーシップでまさしくしっかりとした方向性を、早い段階でフィックスをして、時期を明示して進めていっていただきたい、そのように申し述べまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 377 ◯議長(池田正文君) 以上で通告による質問は終了いたしましたので、これをもって一般質問を終結いたします。  本日の議事日程は終了いたしましたので、これをもって散会いたします。  次回は、明9月10日定刻午前10時から会議を開き、各議案に対する質疑を行います。  お疲れさまでございました。                   午後 3時18分散会 Copyright (c) ISHIOKA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...