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令和2年第3回定例会(第2日目) 本文 開催日:2020-09-07
令和2年第3回定例会(第2日目) 議事日程・名簿 開催日:2020-09-07

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  1. 石岡市議会 2020-09-07
    令和2年第3回定例会(第2日目) 本文 開催日:2020-09-07


    取得元: 石岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-06
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 令和2年9月7日(月曜日)                   午前10時00分開議 ◯議長(池田正文君) おはようございます。ただいまの出席議員数は22名です。定足数に達しておりますので、これより前回に引き続き、本日の会議を開きます。  なお、新型コロナウイルス感染症への対策として、説明員の出席は必要最小限とするとともに、一般質問における1議員の持ち時間を答弁を含めて50分といたしますので、質問及び答弁は簡潔にお願いいたします。また、会議室における環境保持のため、会議室の窓及び扉を開放して会議を行い、目安として50分ごとに10分間の休憩を取り、会議室外へ退出するようにいたします。出席者及び傍聴の皆様におかれましては、ご協力のほどよろしくお願いいたします。  本日の議事日程は、議事日程表のとおりであります。  これより議事日程に入ります。            ───────────────────────  日程第1 一般質問 2 ◯議長(池田正文君) 日程第1、一般質問。これより、市政一般に関する質問を行います。  初めに、5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 3 ◯5番(川井幸一君) おはようございます。5番・川井幸一です。今回、一般質問のトップバッターとして、5年、私も議員をやっておりますけれども、初めてやらせていただきます。  そういう今、非常に緊張している中、同僚議員から大分いじられまして、さらに緊張しているところであります。さらに言えば、私の一般質問は無駄に長いと、大分強い激励も込めてのエールを送られていますので、今回はしっかりとテーマに沿って、無駄なく質問してまいりたいと思います。  今回は石岡市の新型コロナウイルスに対する支援策ということで質問してまいりますけれども、コロナに関しましては、たくさんの方々が質問されるという部分もありまして、内容をいろいろ改めて大分狭めた中での質問をさせていただき、その後、2つほど提案がございますので、順次質問してまいります。  それでは、質問に入らせていただきます。  新型コロナウイルスに対する支援策についてであります。  現在、新型コロナウイルスによる感染対策、これは最優先しなければならない案件であります。同時に、新型コロナウイルスによる生活支援、また、経済の落ち込み、これにどのように対応しなければならないか。この感染防止と支援策といった2つの案件を同時に推し進める必要があると思います。  国によりますと、様々な支援策、それと併せて、さらなる市独自の支援策が求められるところであります。  新聞等を見ますと、県内各市町村の支援策が記事となっております。石岡市も独自の支援策があまり取り上げられておりません。新聞に若干扱いが少ないという部分では非常に残念であります。  さきの定例会、また、臨時会で、市長は独自の支援策を打ち出してまいりました。しかしながら、多くの市民からは、まだまだよく分からない、また、特定の分野にだけ偏っているのではないかといったような話も若干聞こえてまいります。
     そこで、本市はどのような生活支援、企業、商店、市民へのどのような経済支援を、窮地とも言えますこのコロナの中で活性化を図っていくかをお聞きしてまいります。  1点目にお聞きいたしますのは、市民や児童生徒の中には、外出や様々な活動を自粛する中で、多くのストレスを抱え込む人がいると聞いております。このような方への石岡市としての支援策があるのかどうか、まずお聞きいたします。 4 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 5 ◯保健福祉部長(金井 悟君) 市民への支援策につきましてお答えいたします。当市では、新型コロナウイルス感染症に関する市民の皆様の様々な不安に対応するため、令和2年1月より健康増進課、こちら、石岡・八郷両保健センターにおいて相談窓口を開設し、電話相談等の対応を行っております。  以上でございます。 6 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 7 ◯教育部長(豊崎康弘君) 児童生徒についてお答えいたします。新型コロナウイルス感染症に対する児童生徒等の心のケアとして、各小中学校では臨時休業中に定期的な電話連絡や家庭訪問を行い、その際に児童生徒の家庭での状況を把握するとともに、心配事や悩み等がある場合には詳しく話を伺う、必要な支援を行ってまいりました。  6月に学校が再開してからも、学級担任を中心にアンケートの実施や、児童生徒や保護者との面談等の機会を設けるなど、継続して行っております。  以上です。 8 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 9 ◯5番(川井幸一君) それでは、その市民及び学校での相談実績等を伺います。 10 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 11 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。市民からの相談実績でございますが、相談件数は8月末現在で782件ございました。  内訳といたしましては、感染予防について74件、症状がある場合の対処法について101件、PCR検査の受け方について101件、感染者の発生状況等について176件、助成・支援策について80件、その他250件となってございます。  以上でございます。 12 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 13 ◯教育部長(豊崎康弘君) お答えいたします。保護者や地域の皆様から教育委員会指導室に電話相談をいただいた件数は69件でございます。また、各学校においては、全ての児童生徒に対して家庭訪問やアンケート等、三者面談などを行っております。  以上です。 14 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 15 ◯5番(川井幸一君) それでは、続けます。  悩みを抱えております、今お聞きしますと、たくさんの件数がございます。その市民や児童生徒は、誰にも相談できない方や相談先が分からない方も多数いると思いますけれども、そのような方への対応策は検討されているのかどうか、そこをお聞きいたします。 16 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 17 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。相談先の周知でございますけれども、新型コロナウイルス感染症に対して、悩みや不安を抱えている方の相談窓口でございますけれども、こちらの周知方法といたしましては、市のホームページメールマガジン、SNS、広報紙、折り込みチラシ、ポスターなどで周知を図っているところでございます。  また、経済苦をはじめ、様々な悩み事に対応する相談機関を一覧表にしたチラシを作成し、公共施設の窓口等に置き、必要に応じて配布をしているところでございます。  以上でございます。 18 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 19 ◯教育部長(豊崎康弘君) お答えいたします。心理面や生活面等で個別のケアが必要な児童生徒に対しましては、学校以外の相談窓口としまして、保護者も含め、子どもホットライン、いじめ・体罰解消サポートセンターいばらき子どもSNS相談2020について周知しております。  また、具体的な事案への対応といたしましては、担任を含めた教職員による援助に加え、スクールカウンセラースクールソーシャルワーカーなどを活用することで、子どもたちが安心して学校生活を送ることができるよう支援しております。  以上です。 20 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 21 ◯5番(川井幸一君) 中身についてはよく分かりました。  実は、私、先日、ある筑波大のアンケート調査を目にいたしました。県内7,000人に対するアンケート、コロナ問題が長期化する中、コロナに対する不安やストレスはないのかというアンケートを取りました。これ、実にびっくりすることに、中身は8割の方が不安とストレスを抱えているという、そういったアンケート結果でありました。  そういったストレスを抱えながら、また、そういったコロナがもとで生活も大分大変な部分が出てくる、精神的な落ち込み等を感じる方への、そういった人たちへの石岡市は防止策ですか、そういったものは講じられているのかどうか伺います。 22 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 23 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。新型コロナウイルス感染症が長期化するにつれ、経済活動が落ち込み、生活苦を感じて、心の健康に影響を受ける方も今後増えると考えております。  そのような中で、当市では、現在のストレス状態、携帯電話やスマートフォンなどで気軽に確認できるメンタルヘルスチェックシステム「こころの体温計」を導入し、利用の周知を図っております。  また、コロナの悩みや不安ということで自殺等を考える方もいるかと思うんですけれども、そういう方の自殺者対応としまして、専門の相談員によるこころといのちの電話相談やこころの健康相談を石岡・八郷各保健センターで毎月実施しまして、より深刻な状態にならないよう支援を実施しているところでございます。  以上でございます。 24 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 25 ◯教育部長(豊崎康弘君) お答えいたします。児童生徒への防止策といたしまして、長期休業や連休前などに、国や県からの文書に基づき、各小中学校に対して児童生徒の問題の行動等の防止について事務連絡を行い、児童生徒の変化を見逃さないよう学校に依頼、注意喚起をしております。  また、繰り返しとなりますが、アンケートや面談、スクールカウンセラースクールソーシャルワーカーなどを活用し、支援を行っております。  以上です。 26 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 27 ◯5番(川井幸一君) 今お聞きしました様々な知識を本当に仕入れられず、現在、その中で、市民はアンケートのように、多くのストレスを抱えていると感じます。このような市民に対しては、市のモットーでもあります寄り添い、心が通った支援策が提供できるように、続けてお願いいたします。  次に、広報について質問いたします。  本市のホームページには様々な支援策が掲載されておりますけれども、これはとても良いことだと思っております。  しかし、これは一覧ではありません。項目等を見まして、全て開いていかなければなりません。また、ホームページばかりでの情報を取れる人ばかりはおりません。さらに、支援策も期間も、延長や増額、新たな支援策の追加なども変わってまいります。  そこで提案ですけれども、ホームページは支援策が一目で分かるような一覧表示にいたし、広報紙においては、言ってみれば、高齢の方、ホームページ等がなかなか見られない方、そういった方のために特集を組んで、感染防止策と併せて支援があるということを分かりやすく説明をして、掲載していただきたいと思っておりますけれども、これについてはいかがでしょうか。 28 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 29 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。今般の新型コロナウイルス感染症に関しては、情報が非常に多く、関連する部署も多岐にわたることから、市公式ホームページ内に情報を一元化したページを作成し、情報発信してきたところでございます。  しかしながら、議員ご指摘のとおり、新型コロナウイルス関連の情報量が非常に多くなっていることから、ページ内での掲載情報が見づらくなっているという状況がございます。  今後は、掲載情報の見やすさにも考慮しながら、ご提案の一覧表形式を取り入れるなど、情報の整理を行ってまいりたいと考えております。  また、広報紙につきましては、これまでに新型コロナウイルス関連の情報を紙面の中に随時掲載をしてまいりましたが、今後は情報の一元化を考慮し、特集ページを設けるなど、関係部局と調整を図りながら、分かりやすい情報提供に努めてまいりたいと考えております。  以上です。 30 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 31 ◯5番(川井幸一君) 公室長よりご説明いただきました。  本当にコロナといいますのは、まだまだ持続、継続していくものであります。その中でもちろん、今お話ありましたように、情報量も大分広がってくる。それを今言った、市民に示す、そういったホームページ等も一元化した見やすい中で、しっかりと情報発信していただきたい。必要とする人が必要とする支援をスムーズに受けられるような、そういった広報紙の整備もさらにお願いいたします。  次に、提案となります項目ですけれども、1つ目には、公共施設及び民間店舗に対する認証制度に対する質問であります。  都道府県により様々な認証制度を行っておりますけれども、まず、この石岡市の現状についてお伺いいたします。 32 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 33 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。石岡市の認証制度の現状ですけれども、当市では現在、県が推奨しますいばらきアマビエちゃん、こちらを市公共施設66か所で登録しているところでございます。  この制度は、事業所等が職員マスク着用、手洗いの徹底、消毒液の設置など感染予防対策の実施に努めることで、感染防止対策宣誓書が発行されます。この宣誓書が事業所にとって、感染予防に取り組んでいる証明となります。  また、利用者に対しては、感染が発生した際にその感染者と接触した可能性がある場合、注意喚起の連絡が入ることで、感染拡大の防止を促すシステムとなっております。  当市では、このシステムの登録及び利用の推進を図るため、担当部署において、商工会議所を通して市内事業所等へも働きかけを行っているところでございます。  また、市民に対しましても、市のホームページ、広報紙、折り込みチラシポスター等掲示で利用の周知を図っているところでございます。  以上でございます。 34 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 35 ◯5番(川井幸一君) ただいまご説明いただきました。  そういった県が推奨するアマビエちゃん等もしっかりと活用していくことも1つでありますけれども、私はちょっと別の角度から1つ提案があります。  全国で緊急事態が解除されましてから3か月以上経過した現在でも、先ほども話しましたように、コロナウイルスのリスクに怖さを感じる、自粛生活を送っている方々がたくさんおられると。それは私が感ずるところ、特に高齢者の方に多く、自身の母親も含めまして地方の方々からも、食事に行ったり、友人と集まる機会、お茶をしたりする機会を何をもって安全と言えるのか分からない、感染が怖く、なかなか行くことができないという声を多く聞きます。  これはやはり高齢者にとって命と直結すると感じている人が非常に多いこともありますので、感覚は大分若い人とは違った非常に重い部分がありますので、範囲が大分狭められた、本当にストレスの多い生活を今送っているのではないかと思われます。  もちろん、一人一人の感染予防意識は必須でありますけれども、誰もが安心して利用できる、また、経営している側も安心して営業することができるよう、それが証明できる制度があれば私はいいなと日頃考えていたところであります。  そういった中で、ちょっと調べてみました。全国の自治体での動きを見ても、感染防止宣言ステッカーと、例えば東京でいえば、虹色のマークがついたステッカー等も独自で作成しておりますし、店舗へ掲示しております。  しかし、今度、こういったデザインをまねたステッカーオークション等で販売されたり、実際にはその基準となります部分が曖昧であったり、制度自体のそこに信用性といいますか、透明性が問題視されているようで、実施性はやっぱり薄いと感じられます。  先ほどお話しいただきました茨城県においても、いばらきエビマヨじゃない、アマエビですね。                 〔「アマビエ」と呼ぶ者あり〕 36 ◯5番(川井幸一君) アマビエですか。失礼しました。ここ、ちょっと薄かった。アマビエでございました。  アマビエ等を導入し、利用者も増加しているようでありますけれども、やはりこの末端使用をすることから、先ほども例にいたしました高齢者の方が利用するにはちょっとハードルが高い、使いづらいという部分が往々にして感じられます。  そこで、実効性が高い先進事例としてちょっと調べましたところ、東京、また千代田区には新型コロナウイルス感染症対策として、飲食店の営業者と利用者の安心安全を確保するため、適切な感染予防策を実施している施設、店舗の認証制度を独自でつくっております。  申請をするためのチェックシートには、1つ、手洗いの徹底、マスクの着用、1つ、ソーシャルディスタンスの確保、1つ、利用者、従業員の体調管理など、大きく6つの項目に分け、そこからさらに細かなチェック項目があり、業種ごとの個別のチェック表も記載がありました。この認証には保健所による審査と職員の現場確認も実施しているようであります。  認証がなされた施設や店舗には、そのステッカーの交付と、千代田区のホームページ等で認証店舗の情報が公表されます。  また、今言った信用性といいますか、この対策度の高さに応じまして、2つのクラスに分けたランク分けもしておりますし、さらには、こういった申請されました後の継続についても定期的なチェック、ヒアリングを行って、この信用度を高めております。  さらに、私の意見としては、この中でもっと分かりやすくするには、ただ単にステッカー等だけではなく、そのステッカーにできれば点数等を入れまして、この店舗は80点、85点、92点と分かりやすい点数を入れた中で表示すれば、それは利用者にとっても参考の大きな基になるのではないかとも感じるところであります。  このような制度を石岡市でも導入することができれば、今言った利用する市民にとっても、また、提供するお店にとっても、安心安全が確保できる有効な対策とされるのではないかと考えられますけれども、そういった制度の導入について、市の見解を伺います。 37 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 38 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。石岡市としましては、県が条例を制定し、登録の現在義務付けを進めています、先ほどご説明しましたいばらきアマビエちゃん、こちらの制度の普及啓発を行い、市民の方々が飲食店をはじめ様々な事業所を安心して利用していただけるよう、関係機関と連携し、取り組んでまいりたいと考えております。  しかしながら、議員ご提案の認証制度、ステッカー等の交付等、こちらにつきましても、経営者の感染拡大防止策、また、市民の安全確認という形で、有効な方法の1つと思っているところでございます。  当市といたしましても、市独自のこの認証制度につきまして、先進事例を参考に、市の新型コロナウイルス感染症対策本部の中で調査研究してまいりたいと考えております。  以上でございます。 39 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 40 ◯5番(川井幸一君) 今ご説明いただきました私の案等につきましても、やはり繰り返しになります、しつこく長いという部分に触れないように注意して話しますけれども、高齢者にとって、また、市民の自粛を大分皆さんがしている中で、せめて石岡の中においては公共施設及びそういった店舗、どこを自分で選んで行けばいいのか、ここは行けるなと、ここに行ってみようという部分での広がり方をすれば、やはりこの利用者にとっても、また、この店舗にとりましても、点数が低ければさらにお客さんを呼ぶための点数を上げるための努力ということをすれば、さらにコロナに対する予防策を講じて、安心なお店となってつながってくるわけですから、両方にとっても非常に相乗効果があるという意味では、ぜひ参考、検討していただきたいと思っております。  次に、もう一つ提案がございます。  今回の新型コロナウイルス、何度も申しますけれども、非常に先の見えない、大変な厄介なウイルス。そして今の状況であります。
     そういった中で、私は先ほどからもご説明がありますように、相談窓口が石岡市役所、また、八郷庁舎にもございますけれども、これだけ長期化する、しかも問題多いコロナウイルスに対しては、もう若干時期は遅いかもしれませんけれども、コロナの担当部署を設置しまして問題の一元化、そしてまた、市民に関しましても、役所に来て一番の大変さはやっぱり各部署を回って歩く、そういった手間が一番不便に感じられる部分でもありますので、この大きな問題、国難とも言えますこういった問題に関しての新たな部署をつくりまして、市民サービス及び今後続くコロナに対する対策等を取ってはいかがという意味も含めまして、この部署に対する新設に対してのお考えを担当部長及び市長にお答えいただきます。 41 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 42 ◯総務部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。現在、新型コロナウイルス感染症対策につきましては、新型コロナウイルス感染症対策本部を設置しまして、対応を行っているところでございます。  感染症予防に関する業務を所管する健康増進課が主管課となりまして対策本部の事務局を担ってございまして、対策本部の決定事項については、各部局が役割を分担しながら、全庁的な取組として対応に当たっているというところでございます。  なお、他市町村の状況でございますが、本市同様、対策本部が指揮を執りまして、各部局が連携して対応しているという事例が多うございます。議員ご指摘のとおり、今後の第3波等を見据えまして、新たな担当部署の設置による分かりやすい環境を構築するということも、市民満足度の向上につながる有効な対応方法であるというふうには認識してございます。  一方で、新型コロナウイルス対策は、感染症に係る相談のほか、多岐にわたる各種支援事業の問合せなど、各専門部署での対応や、全庁的にまたがる業務への対応も求められます。このことから、感染症予防に関する業務を所管する健康増進課への部内、部外からの職員の流動化という制度がございますので、そういったもので体制強化を図っていくということも、1つの有効な対応策ではないかというふうに認識をしているところでございます。  いずれにしましても、実態が伴う組織でなければならないというふうに考えてございます。  現在、組織再編に伴う庁内の協議におきまして、新型コロナウイルス担当部署の在り方についての議論を行っているという最中でございまして、この状況等も見極めながら、効果的に機能する最良の組織体制について検討してまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 43 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 44 ◯市長(谷島洋司君) 新型コロナウイルス担当部署の設置につきましてお答えいたします。先ほど総務部長が答弁いたしましたとおり、今後、第3波が到来し、市内陽性者が急増し、対策が長期化することも想定されるところです。  新型コロナウイルス感染症対策は最優先事項であり、常に市民目線で、市民に分かりやすい環境が必要となっており、対策本部においても迅速で的確な対応が求められているところでございます。  本市といたしましても、様々な事態を想定しながら、感染症対策を最大限に講じた上で、市民の生命を守ることができるよう、他市の事例にとらわれることなく、検討を行いたいと考えております。 45 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 46 ◯5番(川井幸一君) ただいま市長より、他市の事例にとらわれずというお言葉をいただきました。  といいますのも、私、この新設部署の新設に当たっては、市長が新任の挨拶で述べましたコロナ対策をまず第一に考えてやるという部分においては、いち早くこういった部署を新設していただいて、コロナ対策に当たるという部分が市民にとっても市長にとっても非常に必要だと思っておりますので、できるだけ早い段階でこの部署を新設していただいて、今後続くコロナ対策に対応していただきたいと思っております。  そういった中で、最後のまとめになりますけれども、私、ここ、ここといいますか、ここ数年、本当に、行政を見てまいりますと、後ろ向きな行政であると言わざるを得ない感じがいたします。今言ったお答えの中でもそういった部分は出てきているんですけれども、なぜよしとする部分、また、必要だと思われる部分を石岡市はいち早く取り入れて進めることがしないのか、できないのか。  今、お答えの中にも、担当部長のいろいろなお話の中にもありました。周りの地域との中でのそういった事案の進め方を見ながら、要するに、他の市町村と比べてみた中で答えが出れば、石岡市もやるよと。周りを見ていて、結果が出たら、石岡市はやります。そうなりますと、石岡市の特徴、良さというのはどこに出るんですかと言いたい。  やはり先ほども言いました、よしとされること、必要とされること、それをいち早く取り入れて、今言った積極性のある行政運営を進めることが石岡市のこれからの特徴にしていただきたい。そういった市政を進めていただきたい。それを今回新たに市長になりました谷島市長には、私は大きく期待しているところであります。  後ろ向きの姿勢から、やっぱりこの前向きな。今言った、私たちのこういった提言もあります。また、担当部署から出てくる職員の声もあります。そういうものをどんどん吸い上げ、拾い上げて、施策として進めていく。それがやはり石岡市の良さ、市民の感じる石岡市の良さにつながってくる。ひいては、この後、同僚議員も質問いたしますけれども、この石岡市に住んでいくもとになってくるという部分にもつながってくると思います。  やっぱりその姿勢ですよね。向かっていく、そういった思いをしっかりと持っていただきながら、新たな石岡市として、これから私もどんどん市長には、判断と決断、そういったものを重視していただいた中で、石岡市を引っ張っていただくと。それについていろいろ議論しながら、石岡市を本当に皆さんが思う良いまちにするように頑張っていきたいと思っております。  そういう意味も込めまして、提案を2つほどさせていただきました。十分に検討していただきながら、前向きな方向づけをしていっていただきたいという期待とお願いをいたしまして、質問を終わります。  朝一、川井幸一でございます。ありがとうございました。 47 ◯議長(池田正文君) 次の質問者に移ります。  9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 48 ◯9番(玉造由美君) 9番・公明党の玉造由美でございます。  初めに、ただいま台風10号による自然災害の渦中にいらっしゃる皆様方に対しまして、最小の被害で済みますよう心よりお念じ申し上げます。  それでは、質問項目第1の防災、減災について、一般質問させていただきます。  近年の地球温暖化による異常気象により、自然災害や巨大地震など、どこででも起こり得る状況になっております。  当県、当市におきましても、毎日のように高温注意情報が防災無線で呼びかけられています。命に関わる危険な暑さになっております。  また、台風なども巨大化して、猛烈な雨と暴風による自然災害が同時多発的に毎年発生している状況の中、国土強靱化地域計画を早急に策定することが求められております。  そこで、谷島市長にお伺いをいたします。  自然災害から市民の命と財産を守るため、今こそ防災、減災を市政の主流に押し上げて、あらゆる対策を行うべきと思いますが、谷島市長のご見解をお伺いいたします。 49 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 50 ◯総務部長(越渡康弘君) 防災、減災についてご答弁申し上げます。本年度におきまして、国の国土強靱化基本法第13条に基づきまして、大規模自然災害などから市民の生命と財産を守り、地域への致命的な被害を回避しまして、速やかな復旧復興に資する対策を計画的に進めるために、議員からもございましたように、石岡市国土強靱化地域計画の策定を現在進めているところでございます。  本計画につきましては、国土強靱化に係る市における総合計画や部門別計画などの指針となる、いわゆるアンブレラ計画として位置づけられるというものでございます。  現在の進捗でございますが、有識者及び防災関係団体の代表者で構成する石岡市国土強靱化計画委員会及び庁内関係部局の課長級で構成します石岡市国土強靱化地域計画策定委員会を設置いたしまして、本年度3月の公表を目指して、現在作業を進めているという状況でございます。  以上でございます。 51 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 52 ◯市長(谷島洋司君) 防災、減災についてご答弁申し上げます。大規模な災害が全国各地で頻発している中、本市においても、いかなる災害が起こっても機能不全に陥らない、強靱な地域づくりと持続可能なまちづくりを推進するため、石岡市国土強靱化地域計画を策定いたします。  石岡市国土強靱化地域計画を通しまして、災害発生時には自分たちの地域は自分たちで守る、そういった自助、共助のまちづくりを進めるとともに、しっかりと備える公助を加え、大規模自然災害から市民の生命と財産を守る、防災、減災に努めてまいります。 53 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 54 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。  現在の進捗状況といたしましては、有識者、各団体を代表する方で構築する委員会を開催して、本年度の3月の公表を目指すとのことでございましたが、この委員会、メンバーや開催数などの内容をお伺いいたします。 55 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 56 ◯総務部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。この委員会の、まず、開催回数でございますが、4回ほど予定をしてございます。第1回目は8月25日に開催をしてございます。  また、内容ということでございますが、委員会におきましては、本市における国土強靱化の基本的な方針や、計画策定に係る事項の調査及び審議をいただくこととなってございます。1回目におきましては、委員会の設置の趣旨及び石岡市国土強靱化地域計画の概要について説明を行いまして、考え方のほうを示させていただいたというところでございます。  この後、2回目につきましては、計画素案についての議論をいただく予定となってございまして、第3回目においては、第2回目での議論の結果を反映した修正素案などが出れば、その確認と了承をいただいた上で、パブリックコメントを実施したいというふうに考えてございます。4回目、最終回でございますが、パブリックコメントの意見を反映させたものをお示しをしまして、計画案を確定していくという予定となってございます。  委員の構成でございますが、10名で構成をしてございまして、学識経験者、市議会議員、それと各種団体の代表者、また、公募によりまして、市内に住所を有する方で構成されております。  以上でございます。 57 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 58 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。  今まで石岡市でも計画を立てております総合計画や部門別計画の指針となるようなアンブレラ計画ということでございますが、具体的にはどのようなものかお伺いをいたします。 59 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 60 ◯総務部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。このアンブレラ計画でございますが、国土強靱化地域計画は、これまでの防災、減災の範囲を超えた強さとしなやかさを持った安心安全な国土の構築に向け、国と地方がオールジャパンで取り組んでいくというものでございまして、道路や橋梁、河川などのハードウエアの施策のみならず、保健、医療、エネルギー・資源などのソフト施策を含め、市の各分野に広く関連するというものでございます。  このことから、国や茨城県と同様に、国土強靱化に係る市の各分野にわたる計画の指針として位置づけられる計画というふうになりますことから、いわゆるアンブレラ計画と言われているものでございます。  以上でございます。 61 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 62 ◯9番(玉造由美君) そのような計画、部門別の個々の計画の指針となるようなこの国土強靱化地域計画でございますが、石岡市ではどちらかといいますと、災害は少ない場所とのイメージがございますが、これまでの想定での災害を超えるような災害に備えるということになると思いますけれども、石岡市では山地があり、土砂崩れとかも心配されるところでございますが、そのようなこれまでの想定を超えるような災害といいますと、どういったものが想定されるのか、具体的にお伺いをいたします。 63 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 64 ◯総務部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。これまでの範囲を超えるというところでございますが、これまではどちらかというと計画づくりというのは、災害が発生した場合の対応という状況の中で、どう対応していくかということを計画として上げてございました。  今後の国土強靱化につきましては、あらゆる場、起きてはならない事象といいますか、国では45項目ほど挙げてございますが、そういった中で、石岡市にとって、例えば死亡者を出してはいけないというような状況があるというときには、事前にそれをどういうふうに歯止めをかけていくかということで、例えば、道路が陥没しないようにどういう対策を取るかとか、具体的に国土強靱化計画がおのおのの計画の指針としまして、事前にどう対応していけば最悪事態に陥らないかということをいろいろ考えながら対策を練っていくということでございますので、これまでの地域計画レベルではなく、全ての計画に関わる部分ということで、こういった地域計画をつくっていくということでございます。  以上でございます。 65 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 66 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。本年度の3月時にも全ての災害から市民の安全と命を守るというこの国土強靱化地域計画がしっかりと完成をいたしまして、安心して生活ができますよう、皆さんで、また、委員会の皆様にも力をいただいて策定できますよう、よろしくお願い申し上げます。  次に、質問項目第2のユニバーサルデザインでバリアフリーのまちづくりについてでございます。  当市のバリアフリーの現状を見ますと、駅前通りなど、歩道はできているものの、車椅子や電動カート、ベビーカーなどがスムーズに通行するのは大変でございます。よほど注意をしないと、傾いたり、つっかえたりしてしまいます。  石岡駅や新庁舎は最新型にできておりますが、その周辺道路のバリアフリーの状況は、2006年、平成18年、交通バリアフリー策定当時と全く変わっていません。  運動公園や各投票所、施設などのバリアフリーは改善はされているものの、施設と一体化しているものではありません。  バリアフリーは障がいのある人だけの問題ではなく、高齢者の足元、つえや電動カート、子育て世代のベビーカーなど、全ての人が安心して生活できる、移動できるまちづくり、共生社会が目標でございます。そこで、まず重要なことは、バリアフリー基本構想を新しく策定することだと思います。  ユニバーサルデザインとは、年齢、障がいの有無、体格、性別、国籍等にかかわらず、多くの人々が普遍的に使用できるデザインのことでございます。自動ドア、歩道や公園の出入口の段差解消、多機能トイレ、センサー式蛇口、ピクトグラム、絵文字での標示案内、点字付手すり、音声案内などがございます。このようなユニバーサルデザインを取り入れた普遍的なバリアフリーのマスタープラン策定をする時期に来ていると考えますが、当市のお考えをお伺いいたします。 67 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 68 ◯都市建設部長(鶴井重則君) それでは、バリアフリー基本構想についてご答弁申し上げます。本市におきましては、国において平成12年に施行されました交通バリアフリー法に基づき、平成18年3月に石岡市交通バリアフリー基本構想を策定いたしております。  この交通バリアフリー法におきましては、市町村は一定規模の旅客施設を中心とした地区におきまして、鉄道駅やバスターミナル、鉄道やバスの車両、駅前広場や周辺道路及び交差点などのバリアフリー化を重点的かつ一体的に推進するため、基本構想を作成できることとなっております。  このため、石岡市交通バリアフリー基本構想におきましては、JR石岡駅を中心とした半径1キロメートルの地区を対象として、駅構内の施設、駅前広場、駅から公共施設にアクセスする道路等のバリアフリー化を掲げております。  その後、法律の改正がございまして、名称も高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律、こちらが通称バリアフリー新法と変更となったものでございます。  この法改正によりまして、駅のない地区や地域でも基本構想の対象地区に追加できることとなったほか、バリアフリー化を進める施設として、鉄道駅や道路以外にも新たに、路外駐車場、都市公園などの一定の建築物等の施設が追加されております。また、ハード面での整備だけではなく、心のバリアフリーの推進など、ソフト面での施策の充実も求められることとなりました。  現在の本市の基本構想におきましては、路外駐車場、都市公園自体のバリアフリー化や、それらの施設にアクセスするための道路のバリアフリー化に関する方針等を示していないなど、現行の法律の内容から漏れている部分もございます。  今後、高齢者や全ての障がい者を含めた、誰もが利用しやすい公共施設のバリアフリー化に向けて、基本構想の見直しを行ってまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 69 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 70 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。  2018年の改正バリアフリー法などを受けて、当市のバリアフリーマスタープラン策定の重要性をどのようにお考えか、谷島市長にお伺いをいたします。 71 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 72 ◯市長(谷島洋司君) 共生社会実現のため、今後、高齢者や全ての障がい者を含めた、誰もが利用しやすい公共施設のバリアフリー化に向けて、基本構想の見直しをしっかりと行ってまいります。 73 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 74 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。  この2018年の改正バリアフリー法では、心のバリアフリー、心の壁を取り除こうの推進など、ソフト面での強化を打ち出しております。そこで、心のバリアフリーについての教育(学校教育、一般社会人)についてのお考えをお伺いいたします。 75 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。
    76 ◯教育部長(豊崎康弘君) 学校における心のバリアフリーについての教育につきまして答弁申し上げます。具体的には、現在、3つの取組を行っております。  1つは、学校教育活動全体を通した道徳教育の推進でございます。特別の教科道徳の授業を通して、障がいのある方々への理解を深めさせるとともに、共生社会の在り方についても考える機会を設けております。  2つ目といたしまして、福祉教育が挙げられます。児童生徒がアイマスクを身につけたり、実際に車椅子に乗ったりする体験を通して、多様な人々の存在を意識、理解するとともに、障がいのある方の視点に立って、身近な生活を見直すなどの学習をしております。  3つ目といたしまして、特別支援学校との連携が挙げられます。特別支援学校から講師を招聘し、研修を行ったり、相互に授業参観、居住地校交流等を通して、配慮の必要な児童生徒への適切な支援の在り方について理解を深めております。  以上です。 77 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 78 ◯保健福祉部長(金井 悟君) 一般社会人への教育につきましてご答弁申し上げます。人々の多様性を理解し、性別や年齢、障がい等に応じた適切な配慮を行い、社会のバリアを取り除く心のバリアフリーは、全ての人が平等に社会参加できる社会や環境づくりにおいて重要であると認識してございます。そして、そのことに気づくことが心のバリアフリーの第一歩と考えまして、普及啓発事業に取り組んでいるところでございます。  毎年開催しております石岡市障がい者スポーツ大会、こちらはスポーツを通して障がいがある人たちの体力増進を図り、自立と社会参加の意欲を高めるとともに、地域の皆様の理解と協調を深めることを目的としており、例年、多くのボランティアを募り大会を運営しており、心のバリアフリー普及啓発の取組の1つと考えてございます。  また、昨年から同様の趣旨の下、12月の障害者週間に合わせ、障がい者の方が作成した美術作品展示を実施しております。  この2つの事業につきましては、来年度から石岡特別支援学校にも参加の呼びかけを行っており、さらなる市民との相互理解が深まることを期待しています。  さらに、毎年、手話奉仕員養成講座、こちらを開設しており、市民と聴覚障がい者のコミュニケーションツールとして、手話の普及が進むよう努めております。  これらの事業を通して心のバリアフリーを全ての人が理解し、自らの意識に反映させ、具体的な行動を変えていくことで、市民の皆様の心の在り方を変えていくことが重要であると考えております。  以上でございます。 79 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 80 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。子どものときからの心のバリアフリー、そしてまた、成人してからもいろいろな形での多様性をしっかりと認識していくということで、石岡市の心のバリアフリーのほうをぜひよろしくお願いしたいと思います。  また、新バリアフリーのマスタープランが見直しを検討しますということでございましたが、この心のバリアフリーをしっかりと盛り込むことの重要性についてのお考えを児島教育長にお伺いをいたします。 81 ◯議長(池田正文君) 教育長・児島君。 82 ◯教育長(児島裕治君) お答えいたします。ただいま部長から答弁がありましたように、小中学校におきましては、学校教育活動全体を通じた道徳教育、総合的な学習の時間等を中心とした福祉教育、特別支援学校等との連携、そういった教育を推進しているところでございます。  心のバリアフリーを実現するには、幼児期からの経験、また、積み重ねが大切でありまして、特に学校教育を通して、様々な人々の在り方を相互に理解し、また、コミュニケーションを取りながら、共に支え合って生きていく力を育み、積極的な社会参加につなげていくこと、これが重要であるなというふうに捉えております。  そして、児童生徒の成長を通じて、保護者の方々や活動に関する関係者の意識の向上を促進することにつなげるなど、さらなる継続、発展を目指していかなければならないというふうに考えてございます。  今後も引き続き、共生・共存の社会づくりに向けて、各学校への指導助言、また、教職員の研修の充実、また、連携等を図りながら、心のバリアフリーの教育の推進に努めてまいりたいというふうに思います。  以上でございます。 83 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 84 ◯9番(玉造由美君) 私もそのとおりだと思います。ありがとうございました。  以上で私の一般質問を終わりにいたします。 85 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午前11時01分休憩            ───────────────────────                   午前11時11分再開 86 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 87 ◯21番(高野 要君) 21番・高野 要でございます。2点ほどお伺いをいたします。  それでは、1番からね。市長の危機管理意識についてお伺いいたします。  このことについては、皆さん、ご案内と思いますが、さきの質問でも同僚議員から、委員会、また、議会でもございました。  市長の危機管理というものは、やはり行政においては一番大切なものであります。なぜ大切かと申しますと、市長が石岡7万余市民のトップであり、皆様の安心安全を守るのは市長であるからであります。これをなくしたときに、市長の仕事というものはないと言っても等しいものではないかと私は思うところであります。  それでは、先般の石岡市役所爆破予告当日、葬儀に出席して、軽率な行為について、市長はその行為そのものを陳謝するものでなく、石岡警察署に報告し指示を仰いだという私から見ると虚偽の答弁をしたことを、ただ単に言葉足らずという言葉で訂正したわけであります。  この行為、果たして、先ほども申しましたが、7万余市民の代表としてのこの行為は許されるものでありましょうか。いやしくも全員協議会は正式な会議であります。議場と会議室が異なるだけで、その言葉には責任を持ち、決して虚偽などはあり得ないわけであります。虚偽は罪であります。  そういう中で、あなたは市長です。石岡警察署の名前を出し、責任転嫁を図ったと言われても仕方のないような発言行動をしたのです。石岡市の歴史上、前代未聞であります。浅はかな判断、軽率な行為、議会への虚偽答弁、これは責任が発生しませんか。  市長としてどうですか。これも売り言葉に買い言葉で片づけるのですか。私は、そのようなわけにはまいらないというふうに思い、質問をしているわけでございます。  また、本庁舎爆破予告は午後2時。しかし、仮に午前中に事故が発生した場合、あなたはだまされたと、そういうことで片づけるつもりですか。相手は犯人です。だますこともあります。やることもやらないこともあるかもしれません。  私は近くにいたから大丈夫です。この言葉は当てはまらないのです。災害どきもそうですけれども、市長たるもの、絶対本部詰めをしなくちゃいけないわけであります。よほどのことがない限り、それがあなたの責務であります。  このようなことを考えたとき、犯人の2時をうのみにしてしまったり、5分で行けるからいいんだ。爆破されてから5分後に来て、何を指示するんですか。私はあなたの行動を見たときに、首長として7万余市民を本当に守っていけるのか、守るつもりがあるのか、大変疑問であります。  これから質問に入りますが、市民の安心安全、これを守るのは谷島市長の仕事であります。これは私の考えと相違はあるかもしれませんが、市民をなくして、私は市長はないと考えておる次第であります。  それでは、何項目かございますので、お伺いをいたします。  私がどうしても解せないことは、謝罪をしましたとか、それで終わってしまうようなことを言っているんですね。これは市長がきちっと石岡警察署のほうへ相談を受けまして、司法が行政に介入しているということになると、これも1つの問題であります。ですから、私は、簡単に謝罪をしましたということで片づける問題ではない。市長が明らかに相談をしたのか、ここが問題だと思うんです。  市長が相談をしていなかったということであれば、石岡警察署は何の問題もございません。市長は相談もしていないんだけれども、自分で場を逃れるために石岡警察署の名前を出すと、偽証、虚偽、こういったことになってくると思うんですね。簡単な問題じゃないんですよね。  隣のおばちゃんの名前を言ったというんじゃないんです。司法です。石岡の警察署です。この辺の重さをもうちょっと。あまり感じておられないのかな。いつもお巡りさんとか、どういうお付き合いをしているかは知りませんが、その類いで物を話したのかなと思いましてね。  そこでお伺いいたします。指示を受けたということでございますが、石岡警察署からはどんな指示を受けておりましたか、お伺いをいたします。  あと、もう一つ、一度に聞いちゃいますけど、葬儀に行ってもいいと、石岡警察署ははっきり言いましたか。この件、はっきりとお答えください。これがはっきりすれば、質問、私は終わります。 88 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 89 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。私の真意としましては、いずれの葬儀等の出席に関しましても、私自身の判断で出席したということでございます。  事前に石岡警察署の署長に爆破予告についてその報告をして、来庁者等の安全を守るために閉庁するなど、行政としての対応を図りましたが、ほかに警察側から行政に対する要望がないかについて、そういった指示を仰いでまいりました。  私の言葉が足りずに、市民の皆様や議会議員の皆様、関係各位の皆様に誤解を与えてしまったことに対しまして、心よりおわび申し上げます。  以上、私が言いたかったことでありまして、誤解を与える答弁をしたことは申し訳ございませんでした。 90 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 91 ◯21番(高野 要君) 誤解というのは、市長の判断なんですよ。自分で勝手な自己判断で、私は誤解です。神聖なる全員協議会で、私は言葉をよく、全て覚えていませんけど、石岡の警察署署長にお伺いしましたと言っているんですよ。このことをはっきりしなければどうしようもないでしょう。私の言葉が足らずとか、言葉は十分に足りていますよ。石岡警察署の名前まで出しているんですから。ある方にとか、そういう形であればいいです。  私がはっきりしなくちゃいけないのは、司法をかたったというところに問題があるんです。ああ、警察で言っているのか、それだったらしようがないよなって思う人もいるかもしれない。しかし、司法が行政に介入することは、こういったことではまずあり得ないわけであります。そこが問題なんじゃないですか。ですから、言葉が足りないんじゃないんです。言葉は十分に足りていますから。  私は警察の署長にお伺いしました。そうしたら、大丈夫じゃないですかと言ってくれましたとか、私があの場でお話ししたことは虚偽でございますと、警察にと言ってしまいましたとか、この2つしかないんですよ。私が考えるにはですよ。  よく、問責についてもそうですけど、何で問責を受けるんだろうみたいなことを言っているんですよという話を聞きましたけど、自分で行ったことの人に対する迷惑とか、そういったことは全然感じられていないんじゃないかなと思って質問に立ったんですね。  私はあなたを罪に陥れようとか、そういう気はありません。しかしながら、許せないものは許せないんです。分かります。言ったことぐらいは、男なんですから、きちっと言って、それでいいじゃないですか。私はそれ以上、責めはしませんよ。  警察の署長でもかわいそうじゃないですか、名前が出て。行政というのはそういう軽いものではない。私も30年、足かけ、やっております。しかしながら、部長でも次長でもそうですけど、人の名前なんかは出せないんです。それが行政というものですね。ですから、司法の名前を出すということはあり得ない話なんですね。それで、その方から了解を取ったなんていうことは言語道断。  このことについてきちっと。私が聞いていることは2つです。署長は一切言っておりません。これは私が勝手に作って話してしまいました。私はこの2つのどちらかしかないと思うんです。  その辺のところをもう一度、市長に見解を求めます。 92 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 93 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。私の真意として、いずれの葬儀の出席に関しましても、私自身の判断で出席したことでございます。  事前に石岡警察署の署長には爆破予告についてのご報告をして、来庁者等の安全を守るために閉庁するという行政としての対応を図りましたが、ほかに警察のほうから行政に対する要望がないかについて指示等は仰いでまいりました。  繰り返しますが、私の言葉が足りずに、市民の皆様や議会議員の皆様、関係各位の皆様に誤解を与えてしまったことに対しましては、心よりおわびを申し上げるところでございます。 94 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 95 ◯21番(高野 要君) 今日は時間もないんですけど、誤解でも何でもないんですよ。あなたは口から出したんです、言葉として。言葉足らずにじゃなくて、何回も言っているけど、言葉、足りているんです。  こういう答弁では、私、立てませんよ。きちっと見解を、市長であれば、するべきなんです。  じゃ、あれですか。私の見解で、自分の見解で、葬儀には行きました。葬儀に行ったのは構わないんですね。ただ、そうなると、石岡警察署はどういう立ち位置になってくるんですか。  ですから、石岡警察署の名前なんて出す必要はなかったんです。今言われたとおりに、答弁の中で、私は自分の意思でどうしても行かなければならない葬儀でありましたと言えばいいでしょうに、そこで署長にお伺いして行きました。今言っている答弁では、署長がなくなっちゃうんですよ、警察署長が。じゃ、警察署長の、極論で聞きます。見解はあったのかなかったのか、市長、お願いします。 96 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 97 ◯市長(谷島洋司君) 葬儀の出席に関しましては、自分の判断で出席してまいりました。 98 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 99 ◯21番(高野 要君) ですから、その答弁は当てはまらないでしょって。  爆破事件、その予告がありました。行ってもいいか悪いか、警察の署長に聞き、それをきちっとした全協ですよ、そこでお話し申し上げているんですよ、理路整然と。それが今度、あれですか。議場では、自分の意思ですか。全協では自分の意思もあったでしょうけど、そこに司法の意思が入っているんです。  だから、そこでいいんです。ここで言ってください。警察の署長には聞いてございません。そういう話はしてございませんというのであれば、それでいいんです。言葉の中に人の名前が出てくるということは消えないんですよ。  質疑応答でもそうです。中身が分からなければ、質問ができない。しかし、あなたが勝手に自分でお話ししているから、それについて私が質問をしているわけであります。  どうですか。誰が聞いても不自然でしょう。全員協議会軽視ですか。  私は、警察署長は関係ありません、自分の意思ですと言ってもらえれば、それはそれでいいんです。そうすれば、警察署長も救われるでしょう。  恐らく、私は、警察の署長になるような方は、そういう簡単な言葉は発することはない。司法が行政に介入することはない。国会でもそうでしょうけど、そのように立法に司法が介入することもない。  ですから、乱闘して大騒ぎしても、警察が入って騒いでいますから、ないんです。それが三権分立というものなんですよ。少しお勉強したらいかがですか。  だから、警察の署長のそういった指導というより、そういうお話は聞いたときにあったのかどうか、それをお聞かせください。市長、答弁を願います。 100 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 101 ◯市長(谷島洋司君) 石岡警察署の所長には、事前に爆破予告について報告をいたしました。来庁者等の安全を守るために閉庁するなど、行政としての対応を図り、ほかに警察側から行政に対する要望がないかについて指示を仰いでまいりました。  いずれの葬儀の出席に関しましては、私自身の判断で出席いたしました。 102 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕
    103 ◯21番(高野 要君) そうすると、全員協議会であなたが述べた警察署長にご相談をして出席しましたというのは、これは偽証になるんですか、虚偽になるんですか、よく分かりませんけれども、委員会で事実でないことを述べたということでよろしいんですね。それでよろしければ、答弁をいただきたい。 104 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 105 ◯市長(谷島洋司君) 全員協議会の内容につきましては、さきの議会の中でご説明をして、謝罪をしてまいりました。  私の答弁において皆様に誤解を与えてしまったことに対しまして、心よりおわび申し上げますとともに深く反省をしております。 106 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 107 ◯21番(高野 要君) だから、言っていることが違うんですよ。だからきちっと私が聞きたいのは、警察の署長の判断は仰いでおりません。それでいいんです。自分で言っているんでしょう、自分の判断と言っているんですから、警察の署長の判断は仰いでおりません、これだけをきちっと私はお伺いしたい。そうでないと、我々議員としても、司法、石岡警察署に対しても大変申し訳ない気持ちになるわけであります。  ですから、あなたが自分で勝手に言ったのであれば、それはそれで仕方ない。しかしながら、警察のほうには、署長、関係ございませんというのを明確にしてほしいんですよ。ご迷惑をかけましたとか、そういったことじゃないんです。誰も迷惑、被っていませんよ。迷惑を被っているのは石岡警察署じゃないですか。私は迷惑とは思っていません。ただ、こんな市長で困ったなと思っているんです。分かります。  ですから、きちっと、私が判断で行きました。ですから、全協で言った、署長の見解を賜り、そして出席したということは、私が誤ったのか、とっさに出てしまったのか、思いついた虚偽なのか、その辺のところを明確にすれば、それでいいんじゃないか。  誰でも間違いはありますよ。私もあります。ですから、そんなに誰もこれによって責めたり何かはしないと思います。しかしながら、警察を巻き込んだということに、やはり私は石岡警察署に対しても、本当に事実でなかったら、事実でなかったんですよということをはっきりしたいんです。  私も前市長に、高野は言葉がきつい、こうだ、ああだ、いろいろある。だから、石岡警察署とともに闘うということで、そういう話、いただきましたけど、世の中、人間、いろいろあります。しかしながら、虚偽によって人を犠牲にしてしまうということは、これは私はまかりならんというふうに思うわけであります。  もう市長は自分の判断ですということまで言われたわけですから、警察署の署長には相談してございませんと、私ははっきりここで言うべきではないかと思います。答弁を求めます。 108 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 109 ◯市長(谷島洋司君) いずれの葬儀の出席に関しましても、私自身の判断で出席いたしました。葬儀の出席に関しましての判断は、石岡警察署の署長にはお話をしておりません。 110 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 111 ◯21番(高野 要君) はっきりしましたね。全協での答弁は不適切であったということでございますね。それが分かれば、やはり石岡警察署さんに対しても、今、「さん」、つけましたけど、本当に石岡市自体が謝罪しなければならないのかなというふうな考えでおります。今の言葉は、議事録、公文書として残っておりますので、きちっと市長、対応を願いたいというふうに思っております。  それでは、その件は終わりましたので、本来の危機管理について、まだ時間ありますので、入りたいと思います。  それでは、市長、先日の新聞に、元統合幕僚長の危機管理についての記事が掲載されていました。危機に直面したとき、真っ先に把握すべきことは、その危機がどんな特性を持つのか、どのぐらいの範囲に影響を及ぼしているのか。次に、今度は、そのために何をやるのかの優先順位を決めるという手順を読むということであります。その際の物差しは、第一に、国民の命であると言っております。  いいですか、市長。ここをよく聞いてください。あなたとの見解の差があると思いますが、あなたは、爆破予告を受けながら、葬儀に行った。優先順位を葬儀の参列とし、その際の物差しを市民の命に置かなかった。葬儀が優先されたわけであります。これは、警察の署長の名前を使ったことも問題でありますが、私は重大な責任問題であるかと思います。  爆破はどれだけの威力を持ったものを庁内に仕掛けたのか。また、時間もそうですけれども、2時と言っているけれども、犯人は約束を守らないですよ。大勢人がいるときに、じゃ、10時にやっちゃうかとかね。  私はそのようなことを考えたときに、非常にこれは大きな問題がある。私は売り言葉に買い言葉、そんなものでは解決できないものではあるんじゃないかなと思います。  そこでお話ししますけど、問責、いただきましたね。私も賛成しました。しかしながら、マスコミ等々の、新聞等々をちょっと拝見させていただきますと、マスコミの、なぜ問責を受けるのか分からない。大変な問題なんですよ。庁舎がなくなる。人の命がなくなる。全ての機能が失われる。大変なことです。  私は市長にこのようなことについては、市長は長く続けるつもりであれば、この危機管理というものはおろそかにしてほしくない。あまりにも軽過ぎます。これから自然災害をはじめ多くの危機管理が問われることと思います。今のようなことでは本当に先が見えない。代理を立てないと、石岡の危機管理はゼロになってしまうのではないかなというふうに思っております。  これから若い人たちも、どんどん人口も増え、この石岡に向かって、皆さん、来る傾向にはあるかと思います。そういった中で何かというと、今失われたものを私は構築していただきたい。くれぐれも猛省、しっかり反省して、二度とこのような軽率な行動をしないように求め、この件については質問を終わります。  それでは、2点目、地域医療についてですね。これも石岡市においては大変な問題であります。  地域医療については、私も先代の市長選、前回の市長選に参加いたしまして、一生懸命、相手方でありますが、努力したところでございます。  先回も質問をいたしましたが、市長はあまり認識がなかったというようなことで、今泉市長にだまされた、売り言葉に買い言葉といった谷島語録が出てまいりまして、終わったような感じでした。  そこで、今回も地域医療の計画に対する、時間がないので、数点しか質問できませんが、お伺いをいたします。地域医療計画に対する市長の認識について、一問一答方式でお聞きしてまいります。答弁は全て市長から求めます。  議長にお願いいたします。全てが政策論争でありますので、市長にご答弁を願います。よろしく取り計らいお願いいたします。  前回の定例会において、地域医療計画について、今泉市長にだまされた、売り言葉に買い言葉といったような谷島語録が出てまいりまして、議員の方々も驚きを持ってお聞きしたのではないかなとまた思う次第であります。全く正直な方です。私は思っております。  同時に、私はその言葉に耳を疑った次第です。今泉市長の後継は時代を読める人、石岡の医療崩壊を回避するために地域医療計画をスピード感を持って実行できる人物といったチラシがまかれ、体調が悪いと言いながらも、選挙戦において前市長が応援演説に立ち、まさに前市長の後継として、公立病院建設のために誕生したのが谷島市長ではないかと思っております。私も、ある反面、期待するところもありました。  自らも選挙戦において120床のベッドを減らすことを断固阻止すると訴え、今回の公立病院建設には、国、県の公的資金により、市の財政への圧迫などはない。財政破綻と繰り返し叫ぶのは、地域医療を理解していない人物だ。我々です。医師会の絶対的な応援を得、公立病院ありきの姿勢を打ち出し、多くの市民の賛同を得て、当選されたわけであります。公立病院ありきで、当選されたわけであります。  しかしながら、当選したその後、どうでしょう。臨時議会、今回で3度の議会になると思いますが、補正予算は計上されておりません。公立病院の話などはどこ吹く風、どこにもありません。選挙が終われば、市民不在の行政であります。  一方、小児科の拡充、産科の設置、緊急医療の継続を一番に訴え、公立病院建設に頼らない民間病院への支援による地域医療の充実、八郷地域のために公的資金の導入による医師会病院の存続を訴えた相手方候補を破り、大差をもって当選されたわけであります。これは紛れもない事実であります。  ところがどうでしょう。谷島市長はこの公立病院による地域医療計画を最良と言っていながら、ここですよ。谷島さん、よく聞いてください。いつの間にか、公立化は選択肢の1つと後退しているんです。今回8月18日に開催された所管の委員会では、小児科、産科の設置、緊急診療の拡充を民間病院にお願いする、これを最初に考えていくという方針を示されました。  選挙の公約はどこに反映されているんですか。市民に訴えたものはどこにあるんです。相手候補者の考えじゃないですか、これ。あまりにもお粗末過ぎやしませんか。選挙戦で戦った相手方、相手方候補が訴えていたスキームであります。  市長、市民は公立病院を谷島市長に造ってくれる、そういう思いでいるんです。私もよく歩きます。そうすると、病院はいつできるんですか、高野さん。私は答えることができないので、市長に聞いてくださいと言って帰ってきます。それ、そのようなことを、簡単に自分の考えなどを、もっとも、考えがないのかもしれませんけど、変えていく。どうして市民の皆さんに顔を合わせるんですか。これは裏切り行為ですよ。  私は市民病院、公立病院に反対であります。しかしながら、谷島市長においては市民との約束であり、市民も谷島市長に託したわけであります。私には市民病院を造ることはできません。しかしながら、あなたにはできるわけであります。ですから私は、どういうことがあっても、私は反対してまいりますけど、あなたには市民病院を造っていただきたい。かように思うところです。  それでは、質問に入ります。  まず、第1点、この方針転換の理由をご答弁願います。公立病院、今まで公約で訴えてきたものをここで変えていく、その理由をお伺いいたします。 112 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 113 ◯市長(谷島洋司君) 地域医療対策事業におきまして、公立化による再編統合は有力な選択肢の1つと考えております。しかし、事業の進め方といたしまして、民間活用も含めて、改めて議員の皆様と協議をしてまいりたいと考えているものでございまして、石岡地域医療計画の方針は尊重しているところでございます。 114 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 115 ◯21番(高野 要君) 答弁が違うんですよ。尊重とかの問題じゃないんですよ。自分ではどれだけのことを言って、市長になられたんですか。120床のベッド、そうでしょう。  120床のベッド、今なくなりましたけど、120床のベッドがなくなって、石岡の医療問題、大変な危機に陥っておりますか。ないんです。石岡で今、病院がそういうことになった中で、誰が大騒ぎをして、暴動が起きておりますか。ないんです。みんな一生懸命、自助努力でやっているんです。ですから、少なくとも医師会病院、これは私はこの前の質問でも言いました。やはり八郷の年寄り方のために存続して、きちっとしたものを造ってあげなければならないと。  あなたは違うんですよ。もうこの時点で、公立病院を捨てちゃっているんですよ。だって、公立病院、あなた、造らないといけないんですよ。あなたは市長さんですよ。私があなたを推したら、あなたを怒りますよ。私は幸いにしてあなたを推していないので、怒ることはありませんけれども。ただ、議会議員として申し上げたいんです。自分で言ったことはやりましょうよ、最後まで。  結果は仕方がない。しかしながら、途中で投げ出したり、そういったことはいけないんです。自分で言ったことを180度も200度も方向転換して、議会の皆さん、お話しませんか。まず、話は、公立病院を造らせてくださいよ。皆さんの意見を聞かせてください。それがあなたの仕事なんです。  もう公立病院、駄目だよな。これはほっちゃってよ、じゃ、相手が言っていたやつ、これならうまく行きそうだから、これで行こうか。それは政治家ではない。政治家というのは、最後まで信念を持って貫く。それが信用、信頼につながるんです。  私はあなたにあえてきついことを言うわけじゃない。これからの市長生活、あと3年か、また、7年か、もっとあるのかもしれません。そういった中で自分の毅然さというのを捨てたときに、私は、市民は受け入れてくれないと思います。  とにかく、あれだけの方、圧倒的に相手方を負かせたんですね。そういったときにその人たちが、皆さん言っていたのが、120床のベッド、石岡の市民病院、あったらいいよね。これ、捨てちゃって、どうするんですか。  それで、今の答弁、方向転換するのも当たり前みたいな話をしていますけど、これ、部局も悪いですけど、方向転換なんていうのは当たり前じゃないですよ。私が市長であったら、絶対に公立病院、造りますよ。寝ないで歩っても。それが市民に対する恩返しじゃないですか。それで、皆さんに納得してもらうような立派な病院を造る。公立病院でもこうやってできるよと。それが私はあなたの務めではないかなというふうに思います。  しかしながら、今のような軟弱な考え。どうでもいいんだよ、うまく議会が通れば。そんなことでは市民の代表にはなり得ないんじゃないですか。  どうですか、市長。細かいことは聞いていてももう時間がございませんので、市長、この公立病院、120床のベッドはまたいいでしょう、後の問題で。第一病院の公立化。これ、どうですか、できますか。議会の問題でなく、自分の問題で答えてください。答弁を求めます。 116 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 117 ◯市長(谷島洋司君) 石岡地域に必要な医療計画について、しっかりと公立化を視野に入れながら、進めてまいりたいと思っております。 118 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 119 ◯21番(高野 要君) なかなか日本語が理解できないようで。私が求めているのは、あなたが市民に訴えた公立病院、公立化、第一病院の公立化。そうですね。かなりのお金がかかります。私が必要であれば、先ほども言ったかもしれませんが、私は造ります。最後まで、4年間頑張ります。それが本来の約束じゃないですか。政治家としての使命感ですよ。そういったものを持てないんですか。もう僅か三、四か月で逃げですか。私の質問なんてきついものじゃないですよ。きちっと道理を通して聞いているだけですから。  市長、ここは公立病院を造りますと言うしかないんですよ。私はそう思いますよ。相手候補のスキームに合わせてやります。恥ずかしいとは思いませんか。市長を推している方はたくさんいるんですよ。議員もおるし、市民もおるし。みんな、病院を待っているんですよ。石岡市でやったら、優しい看護師さんがいるんじゃないかなとか、先生も早く診てくれるのかなとか。  この考えは駄目だから。相手方の考えに合わせてやることにしたよと。これ、だって、議員も賛成してくれるから、きっとできるんじゃないの。もう知恵を絞らずに降参ですか。たくさん知恵を絞ってくださいよ。  前市長は、2か月、3か月で、何でもかんでも病院を造るんだと頑張っていたんですから。もっともっと時間、あるわけですから。努力しますとか、そういったことじゃなくて、この病院を造るのか造らないのかなんですよ、私が聞いているのは。  相手方に合わせた方向転換、これもいいでしょう。しかし、これでは、病院を待っている方々がかわいそうじゃないですか。話を持ちかけた、そういった方々、それをただ首長が替わっただけで、そのようになっていってしまう。これは本当に石岡市としては恥ですよ。  市長に再度お伺いします。公立病院はできますか。 120 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 121 ◯市長(谷島洋司君) 私が目指します石岡地域の医療体制につきましては、石岡地域医療計画の基本理念でもある「持続可能な医療体制で誰もが安心して暮らせる石岡地域」、その実現ができる体制でございます。  しっかり石岡地域医療計画でお示ししている病院の再編統合、公立化は有力な選択肢ということでありますので、それを進めながら、将来持続可能な地域社会をつくっていく努力をしてまいりたいと思います。 122 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 123 ◯21番(高野 要君) 全然答弁になっていないですよ。書いてもらったものを読んでいたって、それでは市長として本当に失格です。  いいですか。今市長が述べられたようなことは、前市長の時代からきちっと構築されてきたんです。あなたが語ってきたこと、あなたが市民に訴えたこと、それはどうしちゃったんですか。全くあなたがやっていること、言っていることは市民不在ですよ。自分目線ですよ。市民目線で考えるのが首長というものじゃないですか。そんな議論で、そんな答弁で、石岡の議会をかわせると思ったら大間違いですよ。石岡の議会は甘くないですよ。  私が今日聞きたかったのは、市民の皆さんに私も誇りを持って言いますから、だから、公立病院を造りますと言ってほしいんですよ。あなたが言ったことなんですから。それで選挙に勝ったんですから。約束は約束なんですよ。  補正予算、一、二回組んではじかれたんだったら、それはそれで議会が駄目だとか、私は頑張っているんだけどという話、あります。補正予算も組まないで、何にもしないで、きっと駄目だよね、だったら違うほうへいっちゃったほうがいいよねなんて、こういう軟弱でどうするんですか。  何度でもお伺いしますから、公立病院、建設するのかしないのか、私はお伺いいたします。 124 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 125 ◯市長(谷島洋司君) 地域医療対策事業におきまして、公立化による再編統合は有力な選択肢の1つと考えております。事業の進め方につきましては、民間活用も含めて改めて協議をして、しっかりとしたものをつくってまいりたいと考えておるところでございます。 126 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 127 ◯21番(高野 要君) だから、答弁になっていないんですよ。公立病院をあなたは造れなければ、石岡の医療制度、医療が崩壊すると言っているんですよ。そうでしょう。演説をぶちませんでした。  私は造ってほしいんですよ。私の近所でもあるしね。もう私も70過ぎましたので、その病院にかかれるように、近くに病院ができたらいいな、思っているんです。  だって、ここであんた、公立病院を造らないで、何を造るんですか。公立病院を造ることは今回のあなたの使命ではないですか。違うんですか。民間活用を訴えましたか、あなたは。あなたの口から、チラシから、民間活用などは伺っておりませんよ。聞いてもおりません。見てもおりません。  僅か4か月、それでもう諦めて、軟弱になって、どうするんですか。やはりやるのであれば、きちっとやる。駄目は駄目で仕方ない。何もやらずに方向転換姿勢。  この方向転換だと、あれですか。うまくいくというの、分かっているんですか。あなたがこういうふうに軟弱だったら誰も賛成しませんよ。賛成する方もおるかもしれませんが。  事業というのはきちっとした計画の下に完成したときに誰もが喜べるような、それが重要なんですよ。公立病院、造ろうと思ったけど、駄目だからいいや。それじゃ、市長としての責務を果たしていないじゃないですか。  今日は時間がないですけど、私は何回でも聞いていきます。  それで、市長たるものは、質問をよく聞いて、質問に沿った答弁をすること。訳の分からないことを、文章を読んでいても仕方ない。私は分からないことを聞いているのではない。あなたが公立病院を市民と約束したので、造るのか造らないかを聞いているんです。分かりますか。  私、もう今日は手が痛いから、あんまり本気で話しているの、嫌なんですけど、あまりいいあんばいなんで、本気になりましたよ。  公立病院はできるんですか。では、造るんじゃなくて、言葉を換えて、できるんですか。お伺いします。 128 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 129 ◯市長(谷島洋司君) 私はさきの第1回定例会におきまして、当初予算に計上いたしました地域医療対策事業の病院整備基本計画策定委託料と病院整備基本計画検討委員会委員報償が修正議決となりましたことを重く受け止めております。  しっかりと皆様と情報共有しながら、将来の石岡地域の医療について一定の認識の共有ができるように取り組んでまいりたいと思います。ご理解願います。             〔「以上で質問を終わります」と呼ぶ者あり〕
    130 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。午後1時30分から会議を開きます。                   午後 0時02分休憩            ───────────────────────                   午後 1時30分再開 131 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 132 ◯12番(小松豊正君) 12番・日本共産党の小松豊正です。  通告に従い、一問一答方式で一般質問を行います。  質問項目の第1は、新型コロナウイルス感染症対策についてです。  (1)感染の拡大を防止する緊急対策についてお伺いいたします。  1)石岡市民への感染の広がりと対策について、市長の見解を求めます。 133 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 134 ◯保健福祉部長(金井 悟君) まず、私のほうから、石岡市の感染者の現状についてご答弁申し上げます。9月1日現在、石岡市では、11名の感染者が県の発表により報告されており、7月下旬以降、県内及び市内でも感染者が増加している状況でございます。  今後も感染拡大を防ぐために、市民一人一人の感染予防の徹底が必要と考えております。小まめな手洗い、マスクの着用、密集、密接、密閉を避けることを引き続き周知してまいりたいと考えております。  以上でございます。 135 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 136 ◯12番(小松豊正君) 今言われたように、石岡で感染が確認された方は11名となっております。  私が特に申し上げたいのは、この新型コロナウイルス感染症の対応でそういう難しいのは、感染が確認された人の約4割は、無症状の人から感染したと言われております。最近は、感染ルートがよく分からないケースも増えています。感染しているけれども無症状で、そのまま生活し、動いている方も増えてきているという問題もあります。  こういう人が一体、石岡市関係でどれだけいらっしゃるのか。これは実際に検査をしてみなければ分からないという状況もあるわけであります。  ですから、感染確認者が比較的まだ少ないときに大規模な必要な検査体制をつくり、軽症や無症状者をできるだけ検出し、隔離、保護して、その他の方々への感染を広げない対策を取ることが大変重要であります。  そこでお伺いいたします。これまでに石岡市民が受けたPCR検査数と陽性数の累計、それとその特徴は何か質問します。 137 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 138 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。県や保健所では、市町村ごとのPCR検査数は公表しておりません。  公表されている数値といたしましては、茨城県のPCR検査総数、こちら8月31日現在でございますけれども3万2,406件、うち、陽性者数は548件となっております。  また、土浦保健所管内の県衛生研究所分の検査数は、9月1日現在1,538件、うち、陽性者数は27件となっております。  土浦保健所の聞き取り結果によりますと、保健所管内の1日当たりの検査数は約70件、陽性率は県全体と同様の3%の程度との報告を受けております。  なお、石岡市の感染者の傾向、特徴というか、傾向でございますけれども、感染者11人のうち8人が20代から30代となっております。また、性別で見ますと、男性が6人、女性が5人となっております。  以上でございます。 139 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 140 ◯12番(小松豊正君) 3)に書いてありますけれども、石岡を含む土浦医療圏では、8月3日からPCR検査が開始されております。この全体の検査数、陽性数、石岡市民の数はどうなのか、お伺いします。 141 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 142 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。先ほどもご答弁申し上げましたが、県や土浦保健所等での市町村ごとのPCR検査数は公表してございません。  以上です。 143 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 144 ◯12番(小松豊正君) 8月3日から行われている土浦医療圏の検査数、陽性数はどうですか。これも分からないの。これは分かるでしょう。答えてください。 145 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 146 ◯保健福祉部長(金井 悟君) こちら、土浦医療圏での検査数は公表されてございません。  ただし、保健所での聞き取り調査の結果では、土浦のPCR検査場、いわゆる地域外来・検査センターですね、土浦市内の。そちらの検査状況は、1日当たり12件から14件程度実施しているとのことでございます。  以上でございます。 147 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 148 ◯12番(小松豊正君) それは分かっているんですよ。そんなことはね。だから、これまでにどうなのかは分からないんですか。もう一度、答弁お願いします。 149 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 150 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。市町村ごとの検査数、陽性者数は公表されてございません。  以上でございます。 151 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 152 ◯12番(小松豊正君) いずれにしましても、この検査数の規模があまりにも少ないのではないでしょうか。私はこれからのことも考えれば、石岡市として石岡市医師会に、PCR検査を実施するように要請すべきではないかと思います。  これは市長からもあるタイミングで、検討しているようだなというお話を伺ったことがあるんですけれども、実際はどうか。石岡市としてきちんと。先ほど市長は2波とか3波とかという言葉もありましたように、これからも連続して続くことが考えられるわけであって、広範囲に検査をするためには、石岡市医師会にもやっぱり要請すべきだと思うんですけれども、市長の答弁を求めます。 153 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 154 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。土浦保健所管内のPCR検査場、いわゆる地域外来・検査センターの開設に伴いまして、石岡市医師会と市内における検査体制についても協議を行っております。  その中で、今後、インフルエンザの流行、秋口からの、そちらに備えて、インフルエンザと新型コロナウイルスが同時に検査可能となる検査キットが開発される可能性もあり、石岡市医師会としても市内のPCR検査実施方法について検討していきたいとの意見をいただいているところでございます。  当市といたしましても、市民が心配なときに身近な場所ですぐ検査が受けられる体制を目指しまして、今後も石岡市医師会と協議をしていきたいと考えております。  以上でございます。 155 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 156 ◯12番(小松豊正君) インフルエンザも含めて、私は医師会にきちんと要請すべきだというふうに考えるわけであります。  5番目の問題としては、まずは感染者に接触する可能性が高い医療関係者、救急関係者、福祉関係、特に、高齢者は重症化しやすいと言われていますので、介護施設関係者全体に広く早めにPCR検査を行って、陽性者を発見、隔離、保護して、ほかへの感染を防ぐ手だてを取るべきだと考えておりますけれども、この点はどうでしょうか。答弁をお願いします。 157 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 158 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。PCR検査の実施につきましては、感染症対策の主管であります県や保健所が感染拡大を防ぐために必要と判断した場合に実施することとなります。  県や国におきましても、クラスター発生時などは集中検査を実施するなど、検査体制の拡充を図っているところでございますが、一方で、対象を無制限に広げてしまうと、検査体制が逼迫し、必要な人の検査が遅れることも懸念されます。  今後も、県の検査体制の動向を把握し、感染防止に努めていきたいと考えてございます。  以上でございます。 159 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 160 ◯12番(小松豊正君) 私は一回も全市民をやれというふうには言っていないんですよ。だから、ポイント的なところはやるべきではないかということを申し上げております。  東京の世田谷というところがありますけれども、あそこはいつでもどこでも希望したときにというようなことで、積極的な公正的な検査を実施していることで知られているところでございます。  そこで、私は、次の問題としては、やはり事実に基づく情報開示の問題を取り上げたいと思います。  私は執行部や、あるいは担当者の方からも、県の市に対する連絡が非常に遅い、抽象的だと。それで、場合によっては、市民のほうから伝わって、後で気がつくとそういうことで、実際に臆測が流れたこともありますよね。市長としては、県関係者、県議と同等に、市に対しても情報を積極的に開示するように、県に対して改善を求める必要があるんじゃないんですか。  これは石岡市議会の代表者としても市長に申入れをして、改善してもらうようにということで若干の改善はあるようですけれども、まだまだ不十分ですよ。この点を市長としてはどのようにお考えか、答弁を求めます。  早く答弁してもらわないと、時間がたっちゃいますよ。 161 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 162 ◯市長(谷島洋司君) 議員から申し上げる内容につきましては、しっかりと県のほうに届けてまいりたいと思っております。よろしくご理解のほどお願いいたします。 163 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 164 ◯12番(小松豊正君) 今答弁されましたように、市を代表して市長が、やはり市民が事実に基づく情報を得て、そして正しく恐れて生活をすると、安心して、そういう点で、この点が県の体制の1つの重要な問題だということを私は市外の方からも聞いているところであり、市長の答弁のように、市長の実行をお願いしたいと思います。  さらに、市民の声を紹介しますと、防災無線の内容についてであります。昨日のアナウンスは午後4時30分でしたけれども、こういう内容でした。県内において拡大傾向にある、感染予防の徹底をお願いしたいと、こういう男性の声が流れました。  この防災無線のやり方、内容について、市民の方から意見が私のところに寄せられているわけです。こういうことを何回繰り返しても、繰り返されるたびに、よく真剣に受け止められない。うんざりするというか、同じ内容ですね。  ですから、やるならば、県内の感染者は幾らだと、石岡市はどうだったかと、あったのかなかったのか。そして、さらに、これは具体的に。関係者のプライバシーに十分注意をしなければなりませんけれども、そのことを踏まえた上で、ある場合には場所を言ってもらえれば、市民はそこに近づかないとか、気をつけるとか、身を感染から守るという行動ができるんじゃないかというご意見も私のところに寄せられております。  この開示の方法につきましては、NHKの放送でも言っておりましたように、これは都道府県や市町村によっていろいろやり方はあるようです。ですから、こういう市民の意見がありますので、よく執行部におかれましても研究されて、石岡市に合ったように市民の声にも応える、そういう点での防災無線の内容の在り方について改善を図ってもらいたいと思いますけれども、いかがでしょうか。市長、答弁を求めます。 165 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君に申し上げます。一般質問は通告に沿ってされますようお願いいたします。 166 ◯12番(小松豊正君) 分かりました。  そのことをお願いしまして、(2)の問題に行きます。  石岡市に対する地方創生臨時交付金の活用についてです。  1)9月定例会補正予算を含めて現在までに具体化された施策の特徴、合計金額、限度額の残についてどうなっているか、お伺いいたします。 167 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 168 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。国の1次補正予算分、2次補正予算分、合計いたしまして、9億6,141万9,000円となってございます。  市のほうでこれまで議決いただきました補正予算と、今回、9月の定例会で第7号補正予算において計上している額を加えますと、これまでの地方創生臨時交付金の計上額は、9億5,423万1,000円となってございます。  これの差額でございますけれども、交付金の活用可能額でございますけれども、718万8,000円となっております。継続して新型コロナウイルス対策事業の検討を進めておりまして、第3回の定例会以降も、必要かつ効果的な事業を計上していく予定でおります。  次に、特徴でございますけれども、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金につきましては、4つの分野において取組を進めております。  感染拡大の防止分野では、小中学校や公共施設における感染防止対策、乳幼児健康診査における感染防止など、22事業を実施しております。  雇用の維持、事業の継続分野では、新生児への特別定額給付金や中小企業への給付金など、12事業を実施しております。  経済活動の回復分野では、プレミアム商品券事業や農業者への応援給付金など、5事業を実施しております。  強靱な経済構造の構築分野では、GIGAスクール構想やキャッシュレス決済の導入として、2事業を実施してございます。
     各省庁から示されている国の補助事業の枠を超えまして、臨時交付金を活用した事業により、きめ細かな対策を実施してございます。  以上です。 169 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 170 ◯12番(小松豊正君) 今の答弁の中で、具体的にもう一つ突き進んで答弁を求めたいのは商工課関係ですね。いろいろ市独自の給付金の事業が行われていると思いますけれども、交付決定件数について、それぞれの給付金ごとにどういう到達点になっているのか、お伺いいたします。 171 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 172 ◯経済部長(額賀 均君) ご答弁いたします。経済部において、経済対策の執行状況についてご答弁させていただきます。  初めに、第2回定例会の補正予算でご承認いただきました支援事業としまして、石岡市中小企業等事業継続給付金、こちらについては国の持続化給付金の要件を満たさない、売上高30%以上50%未満に減少した場合の支援事業でございまして、受付を6月29日から開始しておりまして、8月31日現在、交付決定件数は18件、交付決定額は230万円となってございます。  次に、石岡市中小企業緊急支援事業補助金についてですが、事業継続のため、取組を行う事業者等の支援事業でございまして、受付を7月15日から開始しており、8月31日現在、交付決定件数は35件、交付決定額は539万7,000円となってございます。  続きまして、第2回臨時会の補正予算でご承認いただきました支援事業としまして、石岡市中小企業等緊急家賃支援給付金、こちらは国の家賃支援給付金の支援対象となっている事業者に対する支援事業でございまして、受付を8月24日から開始しており、8月31日現在、交付決定件数は1件、交付決定額は15万9,000円となってございます。  次に、新型コロナウイルス関連融資応援給付金については、事業継続のため、公的融資等による新型コロナウイルス感染症関連の融資を受けた事業者に対する支援事業でございまして、受付を8月24日から開始しており、8月31日現在、交付決定件数は84件、交付決定額は840万円となってございます。  以上でございます。 173 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 174 ◯12番(小松豊正君) いろいろ説明されて、努力されていることは分かりますけれども、この評価といいますか、これはかなり関係者がみんな手を挙げてやっているのか、それとも非常に少ないと思っているのか、これからどうしようと思っているのか、お伺いします。 175 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 176 ◯経済部長(額賀 均君) ご答弁いたします。これらの事業については、既に市のホームページ、市報、あとは石岡商工会議所、石岡市八郷商工会議所を通じて、広く周知しているところでございます。  しかしながら、現時点で、こちらの申請件数は若干低めというふうに経済部としても考えてございます。しかしながら、先ほども申し上げた新型コロナウイルス関連融資応援給付金、今、こちらについては8月31日現在で84件とご答弁しましたが、今日現在で175件と増えている事業もあります。  引き続き、周知活動を強め、事業化を支えられるよう、さらに徹底してまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 177 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 178 ◯12番(小松豊正君) 先ほど答弁がありましたように、この地方創生臨時交付金の限度額残は718万8,000円というふうに聞きましたけれども、実は、経済の逼迫さというのは、4月から6月のGDP成長率は年率換算で前年比マイナス27.8%。戦後最悪。リーマンショック時のときと比べましても10%もダウンしている。極めて憂慮すべき、大変な問題になっているわけです。  そこで、その対策につきましては、地方創生臨時交付金の残額までの枠がありますけれども、しかし、石岡的に考えれば、市独自の財政調整基金もあるわけですよね。それから、繰越金もあるかと思うんです。予備費は少ないけどね。  こういう積み立てたお金、これも積極的に有効に、この際、活用すべきと。活用して、誰も市民は怒らないといいますか、なるほどなと、やっぱりいざというときにやっぱり活用したなという評価があるかと思うんですよね。  この辺の私の今質問したことについてお答えください。 179 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君に申し上げます。一般質問は通告に沿ってされますようお願いいたします。 180 ◯12番(小松豊正君) はい。このことも非常に重要なことなので、ぜひ執行部におかれましては考えて、積極的に市民の期待に応えてもらうようにお願いしたいと思います。  それで、次の問題ですけれども、市民の中を歩いておりますと、こういう声がありますよ。これだけの未曽有の危機なので、外国でもやっているように、消費税を引き下げるべきじゃないかと。5%に戻せとか、あるいは消費税を廃止すべきという声もあるんですけれども。これは国の施策になるわけですけれども、石岡市としてできることは、やっぱり水道料金の引下げ、あるいは下水道料金引下げ、こういうことはできないのかという声もあるわけです。  私も資料を頂きましたけれども、それで、次の質問は、こういうことも含めて、これから経済対策として担当部課で検討していることはどういうことを検討しているのか、このことをお伺いしたいと思います。 181 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 182 ◯経済部長(額賀 均君) ご答弁いたします。経済部としましては、経済対策として検討していることについてですが、新型コロナウイルス感染症の中、引き続き、市内の事業者の事業継続を支えていかなければならないということで認識してございます。  そのため、今後も国、県の動向、またはこれまで事業化して執行した事業等を考慮しまして、市内の事業者の事業継続のため、取組等に対して支援をしてまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 183 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 184 ◯12番(小松豊正君) 私はこの機会に申し上げますけれども、これは必ずしも経済対策ではありませんけれども、地方創生臨時交付金を活用している1つの例として、学童保育指導員に対する自治体の独自給付を行っている自治体があります。県内ではひたちなか市が1人3万円、東海村ではクオカードで1人3万円分給付していると、そういう実例もございますので、この点はぜひご検討をいただくようにお願いしたいと思います。  次に、質問項目の第2に移ります。  質問項目の第2は、地域医療対策についてでございます。  市民にとって、地域医療、産科、どうなるのか。子どもの医療、救急体制。これは毎日毎日のことであって、非常にやっぱり重要な問題であります。  (1)の問題は、執行部の基本方針について。私の前に先輩、同僚議員も質問をされましたけれども、このことについてお伺いしたいと思います。  私は地域医療対策については、6月議会でも質問をしております。改めて申し上げたいのは、ここに3月、6月議会の議事録がございます。私はこのように質問をしているわけですけれども、今泉市長は3月議会で、石岡地域医療計画を立案して、それで予算化もして、議会に提案いたしましたけれども、議会ではそれを修正、認めないという結果になりました。それで、今泉市長が辞意を表明して、健康問題もあるけど、市長選挙になったわけです。  そこで、私は新しく当選された谷島市長は選挙公報でどういうことを言っているのかということを改めて見たんですけれども、最大の公約として、石岡市医師会病院のベッドの削減を断固阻止するということが選挙公報に書いてあって、このことは繰り返しビラでも、また、演説でもやられて、約1万7,000対1万2,000で、5,000票差で当選をされたわけです。  当時の今泉市長も非常に切迫感を持っていました。ですから、私は6月議会の質問で、これがどのようにやっぱり市長は実行しようとしているのか、そういうことを聞いたわけです。それで、私の認識としては、それを実行するに当たって具体的でなかったので6つの論点を紹介して、この6つの論点は市長の検討課題に入っているのかと質問しましたところ、市長はそれも入っていますということでありました。  ですから、私の認識としては、あれだけ大変な問題になり、コロナ問題もありました。市長がそういうことで当選した。しかし、議会のほうでは幾つか問題があって、それは否決、修正すると。その論点を6つ示したわけですので、市長は自分の公約を実践する立場から、実行する立場から、議会で理解が得られないと言いますか、問題となっているところを一つ一つ、やっぱり解明する努力をして、そうしてやっぱり自らの公約を実行していくというスタンスで私は取り組まれるのが筋だと思って、当時もそういう質問をしましたけれども、非常にこれは一般的で具体的に欠けたわけですね。  それで、今度の9月議会の質問でもお聞きしますけれども、市長はこの石岡地域医療をどのようにしていくのか、公約との関係で、どういう認識を深めているのか、どういう理念でやっていくのか、その基本方針がはっきりとしなくては、執行部の関係者もやりようがないんですよね。それが肝心要と。それがなくて、議会のほうがいろいろあるから、議会と離れちゃう。それは全く筋が違うんですよ。  そのところをはっきりさせてもらわないと、問題は混迷するばかりです。市民が非常にこれは納得ができないといいますか、そういう問題にもなるので、まず最初に、市長は一体自分の公約との関係でどうするつもりなのか、明確に述べてください、はっきりと。答弁を求めたいと思います。 185 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 186 ◯市長(谷島洋司君) 私が目指す石岡地域の医療体制につきましては、石岡地域医療計画の基本理念でもあります「持続可能な医療体制で誰もが安心して暮らせる石岡地域」が実現できる体制でございます。それには人材や施設など、医療資源の充実が欠かせない。  今後は、石岡地域医療計画でお示ししている病院の再編統合、公立化など、石岡地域の医療課題等の解消と石岡地域に必要な医療体制の整備を進めてまいりたいと考えているところでございます。 187 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 188 ◯12番(小松豊正君) それでは分からないですよね。つまり、今泉市長のときにつくり上げた石岡地域医療計画というのは、ある意味、非常にやっぱり具体的なんですよ。つまり、その際の具体的予算、予算措置まで全部ありました。30年間でやって、こういうふうに返すんだとか、国からのお金はこうなんだとか、そういうことが具体的になっていたわけですよね。  そのことはどうするつもりなんですか。それはもう全部ご破算ですか。それとも、それをやっぱり踏襲して、議会でいろいろ質問していることを具体的に解明していくと、事実関係で、そしてやっぱり公立といいますか、当初の地域医療センターを造っていくということなのか、それはもうご破算なのか。そのところをはっきりしなければ、市民も戸惑うばかりですよ。執行部だってやりようがない。  市長がどういうふうに、やっぱり市民の選択を受けてやるのか。率直に言って、これは迷っているんですか、それとも確固としているんですか、それともいろいろ検討しなきゃならないと思っているのか、どうですか。それを答えてください。 189 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。       〔「市長に聞いているんだよ、これ。駄目なんだよ、担当部長では。市長が       どう考えるかによって決まるわけだから。市長が正直に答えてくださいよ。       確信を持ってやっているの、それともよく分からないことがあるのか、そこ       をはっきりと言っておかないと物事はっきりしないですよ」と呼ぶ者あり〕 190 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 191 ◯市長(谷島洋司君) 石岡地域医療計画でお示ししている内容について、改めて、違う手法も含めて、議員の皆様と協議をさせていただきながら、しっかりとした持続可能な医療体制の整備を進めていきたいという考えでございます。 192 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 193 ◯12番(小松豊正君) いや、それは先ほどからも言われているように、訳が分からないですよ、そういうことを言われてもね。だから、市長が公約に掲げたでしょうよ、選挙公約に。それをやっていく立場で、矛盾点を議論して解決していくのか。それとも、その公約に掲げたけれども、そのこと自身もやはり検討の対象になっているという、今はね。どっちなんですか。 194 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 195 ◯市長(谷島洋司君) 先ほど、病床の問題もございました。病床を守っていくという選挙公約でございますが、これは医療資源、そういったものをしっかり確保していくと。将来的に持続可能な石岡の地域医療を守るためには、しっかりと人の問題、施設の問題、そういったものを維持していかなくちゃいけないと、そういった観点から病床の120床は守っていくべきということでございますので、そういった将来的な持続可能な地域の医療を守っていくための手法をこの石岡地域医療計画で探っていきたいと、そういう考えでございます。 196 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 197 ◯12番(小松豊正君) 依然として具体性に欠けるもので、説得性に欠けると思います。  それで、時間も制約されておりますので、幾つか、私、質問を出しておりますけれども、委員会では病院関係者から聞き取りを行うというふうに説明しているんだけど、どういう内容でいつまでに完了するのか、それをお伺いします。 198 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 199 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。調査の内容につきましてですけれども、こちらにつきましては、石岡地域が抱えている医療課題であります産科の設置、それから小児科の拡充、緊急診療の継続の解決に向けて、民間病院で対応が可能か、また、その際、何らかの条件や市からの支援が必要かなどを聞き取るもので、取りまとめ次第、常任委員会へご報告させていただきたいと考えております。  また、さらに必要がある場合には、追加での聞き取り調査等を実施し、議員の皆様からご意見をいただきながら、できるだけ早く地域医療対策の方向を決定していきたいと思っております。  以上でございます。 200 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 201 ◯12番(小松豊正君) そういう基本をしっかりした上でやらないと、やっぱり体系的なものになっていかないということを強く申し上げたいと思います。  また、私がいろいろ回っておりますと、八郷の医療体制をどうするのか。今、医師会病院に世話になっている方々からも医療的機能の継続、診療所の替えの開設などを望む声がありますので、この点はぜひ重要な視点としてお願いしたいと思います。  時間の関係、ありますので、この第2項目は以上で終わります。  質問項目の第3に移ります。子どもの森整備推進事業の見直しについてであります。  (1)公立統合保育所を石岡小学校で継続実施するということについて、委員会で担当課から説明がありました。これについてお伺いしたいと思います。  これはこれまでさんざん教育福祉環境委員会でも議論され、私も質問をし、そして、確認された点と全く異なるんですよ。だから、私は納得できないんですね。いわゆる、ある意味では、撤回を求めるものです。  それで、まず、非常に大事な公立保育所の位置づけと役割をどう考えているのか。この問題点については2018年1月の委員会で、当時の子ども福祉課長が報告しております。  石岡市保育所個別施設計画、この中で公立保育所の4つの役割について述べておりますけれども、このことについて改めて説明を求めます。 202 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 203 ◯保健福祉部長(金井 悟君) 子どもの森整備推進事業につきましては、31年度、それから令和2年度の2度にわたって、予算計上に当たりまして修正を受けたことを踏まえまして、再度精査を行ってまいりました。  見直しの内容につきましては、さきの常任委員会において説明を行いましたが、改めて説明を行いたいと思います。  議員ご指摘の統合保育所につきましては、新たな保育所の建設はせず、現在の第1保育所での運営を継続したいと考えております。  理由といたしましては、出生数の減少により全体的な保育需要は今後も減少傾向が見込まれるためでございます。  ただし、ゼロ歳から2歳児の保育需要は一定程度の増加を見込んでおり、その対応策といたしまして、国の保育所等整備交付金を活用した民間保育施設の受入れ拡大を推進してまいりたいと考えております。  以上でございます。 204 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 205 ◯12番(小松豊正君) 全く私の質問に答えていないでしょう。執行部、あなた方が2018年につくった個別施設計画に記載して、報告までしている公立保育所4つの役割について言ってくださいよ。どういうふうにあなた方はこの計画をつくっているのか。4つの役割ですね。それ、言ってくださいよ。それが基本ですから。それを言わないで、別なことを言われても、駄目ですよ。私が聞いている質問の答弁ではありません。 206 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 207 ◯保健福祉部長(金井 悟君) 平成29年度の説明の中での公立保育所の役割でございますけれども、4点ほどございまして、1点が保育の水準を示す役割、それから、2点目が民間では難しいケースの受皿的役割、3点目が保育ノウハウの提供、人材育成、4点目が地域保育の拠点。
     以上でございます。 208 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 209 ◯12番(小松豊正君) これは、今言われたように、あなた方が、執行部が責任を持って決めたものですよ。その4つの役割に基づく具体化はどうしましたか、その後。なぜそれを、その4つの役割について実現できないんですか。 210 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 211 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。今回、子どもの森整備推進事業の中で、それぞれ4つの機能について、再度精査させていただきました。  その中で、統合保育所のほうの方向性については、今後、基本的には、現状の第1保育所での運営を継続していくということと、今後の保育需要をにらみながら、状況に応じては民間を活用していきたいという考えに至ったところでございます。  以上でございます。 212 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 213 ◯12番(小松豊正君) だから、執行部自身が明確に位置づけました4つの役割に沿って、実は具体化も始まったわけですよ。具体化しているわけです、一定ね。  予算も1億9,800万円、建築で、開業所は令和2年度から始めると、公共施設等適正管理推進事業債を活用するということまで決めたわけですよね。決めて、始まったところが、そうではないということになっているわけであって、この線に沿って進めるべきなんですよ。それを何で撤回するんですか。  これを実際、撤回して、今の小学校で継続、実施するということでしょう。とても今の石岡小学校の統合保育所の在り方を見ると、えーっとみんな驚くわけですよね。こんなところで保育をやっているのかと。これは教育福祉環境委員会の皆さんの意見でもありました。  だから、その原点に戻って、やり直してください。これは、保育所は。やはり皆さんが本当に金を使って、それで、石岡駅の東口に提案されたわけでしょう。それだけお金もかけてですね。  そこまで来ているわけだから、それをやっぱり実施してもらいたいということを切にお願いして、全力を挙げて、この問題では、私は市民にも訴えて、やりたいと思いますよ。実際、こういう方法は納得できません。  時間の関係もありますので、次に行きます。  子育て包括支援センター及び児童館を複合文化施設に移転することということですけれども、複合文化施設の内容と建設場所、建設時期について説明を求めます。 214 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 215 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) 私からは、複合文化施設に関する内容、建設場所、建設時期についてご答弁申し上げます。閉館後の市民会館に代わる文化施設の検討を文化施設整備事業として、令和2年度と3年度の継続事業費として取り組んでおります。  その検討状況については別途、文化施設整備事業における機能複合化の検討状況についてといたしまして、本定例会の常任委員会で説明をさせていただく予定となっております。  ここでは、そのポイントを踏まえまして、ご説明を申し上げます。  まず……。 216 ◯議長(池田正文君) 申し訳ない。小松さん、既定の時間を超過しておりますので、次の質問者に移ります。 217 ◯12番(小松豊正君) 答弁をもう少し短く、それから、間を置いて時間が過ぎないようにお願いしますよ。  以上で終わります。 218 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午後 2時21分休憩            ───────────────────────                   午後 2時33分再開 219 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移る前に、さきに途中となった生活環境部長の答弁を継続いたします。  生活環境部長・鈴木君。 220 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) それでは、まず、この事業につきましては、ホールなどを含む文化施設を中心として、複合化を検討するものでございますが、どのような施設との複合化が考えられるか、対象施設を限定せず、これまでの市が進めてきた政策や各施設の課題、あるいは施設ごとに定めた個別施設計画の対応方針に沿って、複合化の対象として検討を始めました。  ご指摘の子育て包括支援センターや児童館につきましては、さきの教育福祉環境委員会における担当部からのご説明のとおり、複合化の対象として同じプロジェクトチームの中で検討をしている次第でございます。  複合施設の機能などの内容、候補地、建設時期につきましては、現時点では未定でございます。  以上でございます。 221 ◯議長(池田正文君) 次の質問者に移ります。  11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 222 ◯11番(谷田川 泰君) 11番・谷田川でございます。  通告に従いまして、2項目にわたり質問をしてまいります。  まず、1項目目の石岡駅周辺のまちづくりについて伺ってまいります。石岡駅周辺のまちづくりの進捗状況についてお伺いをしてまいります。  この問題につきましては、本年第1回定例会、さらには、谷島市長になってから第2回の定例会、また、それ以前の定例会でも再三再四にわたって聞いてきたところでございます。  しかしながら、私としては一向に進捗が見えてこない。以前は、多くの市民からも駅前はどうなっているのかという声が聞こえてまいりましたが、今はそれすら小さくなって、なかなかそういう声も聞こえない状況であります。どうせできないのではないか、全く諦めているような声が大きくなっているのが現状であります。  新型コロナウイルス対策が最優先であることは十分理解ができます。しかしながら、一方で、まちづくりも進めていかなければなりません。  何度も申し上げますが、この政策が一向に見えてこない、進まない状況では、近隣市に先を越され、その結果として人口減少が進み、企業も進出どころか、他市への移転もままならない、どんどん寂れていく状況になりかねないわけであります。この石岡駅周辺整備事業は、石岡市の将来を左右する大きな事業であると思っております。本当に今が踏ん張りどきではないかというふうに思っております。  市長は石岡市をどのようにしていくのか、そしてしていきたいのか、この駅周辺整備事業は、まさにその力量、行政手腕を問われるものと思っております。  そこで、本事業に対する取組について伺ってまいります。  まず、1点目、前回、今年度は西口のロータリー前の道路用地を買収し、来年度に着工するという答弁がありました。今回、議案としても出てきておりますが、用地買収の具体的内容と、どの程度進んでいるのか、お伺いをいたします。 223 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 224 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) 石岡駅西口ロータリー前道路の進捗状況についてご答弁申し上げます。石岡駅西口ロータリー前道路整備の進捗状況でございますが、地権者の方々との用地取得に向けた交渉を継続してまいりましたが、このたび、地権者の方との合意にいたしましたので、今定例会に提出している議案の結果をもって、契約の手続に入る予定でございます。  以上でございます。 225 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 226 ◯11番(谷田川 泰君) 議案の結果をもって手続に入るということでありますけれども、今年度は用地買収をし、来年度着工するということでありますが、その整備内容、その整備によってどのような効果が得られるのか、あわせて、スケジュールについてお伺いをしてまいります。 227 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 228 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) 石岡駅西口ロータリー前道路のスケジュールについてご答弁申し上げます。石岡駅西口ロータリー前道路整備のスケジュールでございますが、契約締結後、今年度末までに補償物件を収去していただき、令和3年度に修正設計、令和3年度から4年度にかけて工事を進め、スムーズな走行を確保していく予定でございます。  以上でございます。 229 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 230 ◯11番(谷田川 泰君) 西口ロータリー前道路について、4年度にかけて工事を進め、スムーズな走行を確保していくということでありますが、西口ロータリー前道路について、石岡郵便局から国道6号に向かう右折レーンが整備をされていない状況であります。この右折レーン整備を早急に完成させ、スムーズな車線変更をできるようにしなければ、本当にいつ事故が起きてもおかしくない状況であります。  この件に関してはもう少しスピードを上げてやってもらえないものか、前倒しでできないものか、再度、ご答弁をお願いいたします。 231 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 232 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) 石岡駅西口ロータリー前道路整備についてご答弁申し上げます。石岡駅西口ロータリー前道路整備につきましては、長期間、市民の皆様に不便をおかけしておりますので、早期完成を目指し、関係者や関係機関等との調整を迅速に進めてまいります。  以上でございます。 233 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 234 ◯11番(谷田川 泰君) 西口ロータリーは西口ロータリー前道路が完成をしていないため、本当に分かりづらい状況は執行部も認識しているものと思います。一刻も早く完成形となるよう、整備を進めていく必要があると思います。  ただ、先ほどの答弁で、まだ完成までには時間がかかります。その間、ロータリーへの進入しやすい標示、看板等の検討をするということでありました。これは去年の国体前の第3回定例会の答弁で、カラー舗装も視野に入れながら検討するということでありましたが、いまだに実現はされておりません。その検討結果はどうなっているのか、お伺いをいたします。 235 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 236 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) 西口ロータリーへの標示についてご答弁申し上げます。石岡駅西口ロータリーへ進入しやすい標示、看板等につきましては、これまで国道6号から郵便局方面へ進む路面、石岡駅西口ロータリーへ進む路面に2色のカラー舗装で標示し、さらに、看板を設置して誘導しております。また、御幸通りから駅へ向かい、ロータリーへの進入を誘導する矢印看板を設置しております。  今後も効果的な対策を講じてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 237 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 238 ◯11番(谷田川 泰君) 現在のあの状況を見れば、一目瞭然であります。早急な整備をお願いしたいと思っております。  この石岡駅周辺整備事業であります。議会での一般質問が過ぎれば、少しは時間が稼げるというようなものではありません。この事業は、石岡市の核となる事業であります。一向に進まない。だから、毎回、毎回、この質問をしなければならないのであります。事業が進んでいれば、このような質問はしなくて済むのであります。執行部、市長、しっかりと進めていただきたいと強く要望をするものであります。  次に伺いたいのは、石岡駅周辺整備第2期計画についてであります。  今年度から調査測量等を進める予定であるということでありますが、その具体的内容、スケジュールについてお伺いをいたします。 239 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 240 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) 駅周辺整備第2期計画のスケジュールについてご答弁申し上げます。駅周辺整備第2期計画につきましては、今年度、調査測量等を進めてございます。  調査測量等の内容でございますが、(仮称)石岡駅東中央公園用地測量・実施設計業務委託、石岡駅ステーションパーク駐車場基本設計業務委託、石岡駅空港バス発着広場改修実施設計業務委託、(仮称)石岡駅東中央公園補償算定業務委託、(仮称)石岡駅西口交流施設改修実施設計業務委託の5事業についてを発注の上、業務を進めております。また、関係者との協議も進めているところでございます。  今後、調査測量等の結果を基に、全体スケジュールをお示ししてまいります。  以上でございます。 241 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 242 ◯11番(谷田川 泰君) ただいま、この調査測量等が終了次第、駅周辺整備の全体スケジュールを示すということでありますが、それはいつになるのか、お伺いをいたします。 243 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 244 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) ご答弁申し上げます。全体スケジュールをお示しする時期でございますが、先ほど答弁いたしましたように、それぞれの調査測量等の結果を基に庁内関係機関等との協議検討を行い、全体スケジュールとして取りまとめますので、令和3年度中をめどに進めてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 245 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 246 ◯11番(谷田川 泰君) ただいま、令和3年度中を目途にといたしております。答弁であります。ぜひともこれは早急な事業を急いで進めるという意味では、このスケジュール、早急に示していただきたいと思います。  全体スケジュール整備計画、これは今後ということでありますが、前回もお聞きをいたしましたが、財政計画との整合性はされているのかと伺ってまいります。  議会に示されている財政計画推計にこの事業費は入っていないということであります。さらに、全体事業費も分からない。このような状況の中で、整備事業が本当に進めることができるのでしょうか、お伺いをいたします。  新型コロナの影響、市民会館の建て替え、地域医療の問題、社会保障費の伸び、様々な課題がある中であります。本当に大丈夫なんでしょうか。財政上、余裕はないというふうに感じておりますが、財務部長の答弁を求めます。 247 ◯議長(池田正文君) 財務部長・門脇君。 248 ◯財務部長(門脇 孝君) ご答弁申し上げます。財政推計でお示ししましたとおり、今後、石岡市の財政運営は厳しくなるものと想定をしており、特に財源不足による基金繰入金の増加により、基金残高が大きく減少していくものと見込んでおります。また、新型コロナウイルス感染症による影響から、市税収入等はますます状況が厳しくなるものと想定をしてございます。  そのため、駅周辺整備事業に限ったことではございませんが、新規事業の開始に当たりましては、国県補助金や有利な起債の活用、さらに、民間活力の導入などにより財源の確保を図る必要がございます。さらに、今後につきましては、さらなる財政運営の効率化を図り、重点施策の優先順位を判断した上で、予算配分をする必要があると考えてございます。  以上でございます。
    249 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 250 ◯11番(谷田川 泰君) 現状においても厳しいという財政推計が出ている中であります。本事業を国県補助金、民間活用を図るといっても、そんなに容易にできるものではないということは明らかであります。前回も、まだ計画段階であり、具体的な事業費や財源については、検討は行っていないということでありました。  このような中で、この事業を本当に進めることができるのか、再度答弁をお願いいたします。 251 ◯議長(池田正文君) 財務部長・門脇君。 252 ◯財務部長(門脇 孝君) ご答弁申し上げます。議員ご指摘のとおり、駅周辺整備事業につきましては、前回の定例会にもご答弁申し上げましたが、現在も計画段階であり、具体的な事業費や財源につきましては検討を行ってございません。  事業の詳細につきましては今年度、都市建設部を中心に庁内横断的に検討していくものと想定してございますが、先ほどもご答弁しましたとおり、事業の実施に当たりましては、何よりも財源の確保が重要であると考えてございます。  事業費や財源につきまして関係部局と協議を密にしながら、検討を進めてまいります。  以上です。 253 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 254 ◯11番(谷田川 泰君) 部長の答弁があるとおり、財政状況を見たときに様々な事業がある中で、まだ財政計画に載っていない本事業が入ってきたときに、地域医療の問題であるとか、市民会館の建て替えなど、多くの政策課題をどうやってさばいていくのか。これはまさに選択と集中、優先順位をつけて進めていく必要があると思っております。  新型コロナウイルス感染症の影響もあると思います。財源の確保、国県補助金や民間活力の導入と言いますが、それもそんなに簡単にできるものではないと思っております。  このところは早急に進めないと、一向に事業が進まないというふうに思っております。このところの答弁を求めます。 255 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 256 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。今後のまちづくりを進めていく上で、議員おっしゃるとおり、様々な事業や施策を実施していくということが想定されます。また、限られた財源を有効に活用し、効果的、効率的に実施していかなければならないと感じているところでございます。  事業の優先度及び重点事業選択でございますけれども、市民の声をよく聴きまして、市民の安全安心の確保、こちらを第一に考えまして、施策の優先順位を決定してまいりたいと考えております。  以上です。 257 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 258 ◯11番(谷田川 泰君) 次にお伺いをいたしますが、西口には交流の場を設け、市場などのイベントを定期的に開催し、活性化を図っていくということでありました。そのためにバスターミナルを東口のBRT側に集約するということであります。その取組についても非常に遅いと、私は認識をいたしております。  今年度、BRT専用駅前広場施設整備実施計画を行い、シェルター、待合所を設置する計画を設計するということでありますが、そうしますと、あと何年後に、バスターミナルは東口に移動が完了いたしますか。聞くところによりますと、あと3年はかかるということであります。この辺のところのスピード感はどうなっているのか、改めてお伺いいたします。 259 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 260 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) バスターミナル集約についてご答弁申し上げます。バスターミナルの集約でございますが、現在、石岡駅空港バス発着広場改修実施設計業務を発注し、待合所やシェルターについて協議を進めております。また、バス事業者との打合せも行っており、利用者にとって安全で便利で使いやすい施設整備を進めてまいります。  スケジュールにつきましては、全体計画を鑑み、策定してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 261 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 262 ◯11番(谷田川 泰君) 現在協議を進めているということでありますが、さきにも申し上げましたとおり、隣の小美玉市、かすみがうら市の駅前開発のスピードの速さ、これは目をみはるものがあるということは周知の事実であります。前回質問をいたしましたが、都市計画道路の整備、どうして石岡市はこんなに遅いのか。自らの発展の可能性を潰しているのではないかというような気がしております。  次に、鹿島鉄道跡地の利活用については、立地条件を生かし、PFI方式による文化施設等の複合施設の建設、運営、維持管理等を民間の資金、経営能力、技術能力を活用し、実現に向けた検討をするということでありましたが、その検討状況についてお伺いをいたします。 263 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 264 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) 閉館しました市民会館に代わる文化施設の検討の中で、駅周辺整備事業との関係から、検討状況についてご答弁申し上げます。さきの小松議員からのご質問でご答弁申し上げました部分と重複いたしますが、文化施設整備事業の検討状況につきましては、別途、文化施設整備事業における機能複合化の検討状況についてといたしまして、本定例会の常任委員会で説明させていただく予定となっておりますので、ここではその要点を押さえる形でご説明をさせていただきます。  まず、本事業は、ホールなどを含む文化施設を中心として複合化を検討するものでありますが、どのような施設との複合化が考えられるか対象施設を限定せず、これまでの市が進めてきた政策や各施設の課題、あるいは施設ごとに定めた個別施設計画の対応方針に沿って、複合化の対象として検討を始めました。  文化施設を核としまして、その他の施設機能を併せて考えるという形を取っておりますが、文化施設の基礎調査の項目として、PFIに基づく民間活力の導入を検討し、公設公営の場合や公設民営、PFI法に基づく方法など、事業種別ごとの比較検討を進める計画としてございます。  複合施設の機能などの内容、候補地、建設時期につきましては現時点では未定でございますが、駅周辺を候補地の1つとして検討しているところでございます。  今後、意向調査や民間参入可能性の把握などを経て、検討を進めていくことになります。  文化施設整備事業のスケジュールといたしましては、令和4年度の実施設計を経て、令和5年度及び6年度にかけて建設、令和7年度の供用開始を目途としているところでございますが、この予定につきましては、市民会館の個別施設計画の対応方針に基づくスケジュールに沿った内容になってございます。  検討状況、日程の概要については以上でございます。 265 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 266 ◯11番(谷田川 泰君) ただいま、部長答弁によりますと、市民会館及び個別施設計画の対応方針に基づき、スケジュールに沿った内容で進めていくということであります。  私が質問をしている内容においては、これらのことについても全く進んでいないというふうに認識せざるを得ません。前回、庁内で調査検討を進め、どのような機能が必要かなどの事業計画の方針を確定させ、あわせて、民間活用の可能性の調査を迅速に進めてまいりますと答弁がなされております。  いつになったら具体的な形になってくるのか、本当に整備を進める気があるのか、再度お聞きします。また、民間事業者からの提案等の活用は、どのような方法でやっていくのか、お伺いをいたします。 267 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 268 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) PFI導入の可能性、民間提案の活用の仕方についてご答弁申し上げます。PFI法に準拠した一般的な事業スケジュールといたしまして、国が示すモデルといたしましては、事業着手から標準7年を要するとされている資料もございますが、現在のスケジュールを目標に、PFI手法による事業化についても積極的に検討してまいります。  今後進めていく調査検討の中で、例えば、民間活力の導入の有無や事業手法、土地に関しては公有地あるいは土地の新たな取得等を伴う場所かによって、民間事業者の参入意欲や、実際の事業提案、事業規模、日程等に影響が生じますので、現時点では具体的なイメージをお伝えする段階ではございませんが、令和3年度までの基礎調査期間中に、文化施設を中心とする複合施設の内容につきましては、民間事業者の声を確認しながら、調査をまとめてまいります。また、民間事業者の提案を可能な限り反映することで実効性のある事業内容として、それによって市民のニーズに応え、よりよいサービスを効率的に提供できるよう、留意してまいりたいと考えてございます。  以上です。 269 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 270 ◯11番(谷田川 泰君) ただいまの部長答弁でありますと、令和3年度までの基礎計画期間中に複合施設の内容については、民間事業者の声を確認しながら調査を進めるということであります。話を総合しますと、結局はまだ何もやっていないということであります。その辺のところのスピード感を持って進めていただきたい、このように思います。  それでは、次の質問でありますけれども、先ほど同僚議員から質問がありました子どもの森整備事業であります。これは、市長は、昨年度作成されました子どもの森整備調査業務報告書とこれまでの議論を踏まえ、再度精査した上で、議員の皆様と協議を重ねながら検討してまいりたいと答弁をなされております。先ほど同僚議員の答弁の中にもありましたけれども、細かい部分は省略をさせていただきたいと思います。  どのような検討がなされたのか、具体的にお伺いしたいと思います。 271 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 272 ◯保健福祉部長(金井 悟君) ご答弁申し上げます。子どもの森整備推進事業につきましては、統合保育所、児童館、子育て世代包括支援センター、学習支援施設の4つの機能を盛り込んでおりましたので、それぞれの機能につきまして再検討してまいりました。  検討結果といたしましては、統合保育所につきましては新たな保育所の建設はせず、現在の第1保育所での運営を継続していきたいと考えております。  理由といたしましては、出生数の減少により、全体的な保育需要は今後も減少傾向が見込まれるためでございます。  ただし、ゼロ歳から2歳児の保育需要は一定程度、増加を見込んでおり、その対応策といたしまして、国の保育所等整備交付金を活用した民間保育施設の受入れ拡大を推進してまいりたいと考えております。  次に、児童館、子育て世代包括支援センターにつきましては、今年度当初から、先ほどもご説明ありました、文化施設を中心とした機能複合化を検討する庁内の複合施設検討プロジェクトチームで調整を図っているところでございますが、その中で、費用面、または利用者の利便性の向上の観点から、同施設内に整備していきたいと考えております。  次に、学習支援施設につきましては、駅西口に子どもや学生等が集える交流施設を都市計画課所管で計画しており、利用目的といたしましてもほぼ同一となるため、同施設の活用を考えております。  以上でございます。 273 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 274 ◯11番(谷田川 泰君) この子どもの森整備事業について市長の考えがございましたら、答弁をお願いしたいと思います。 275 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 276 ◯市長(谷島洋司君) ご答弁申し上げます。子どもの森整備推進事業の4つの機能につきましては、部長が説明いたしましたとおり、再度精査させていただいたところです。  その中でも統合保育所の整備に関しましては、将来の保育需要の推移等に注意を払いつつ、市内の民間保育施設の事業者に協力いただき、国の補助金等を活用しながら、特に、低年齢児の受皿の拡大を進めてまいりたいと考えております。  児童館、子育て世代包括支援センターにつきましては、複合文化施設内への設置について継続して検討してまいります。  子どもの森整備推進事業につきましては、それぞれの機能を分散・複合化して、よりよい施設配置ができるよう、今後も検討を続けてまいります。  いずれにしましても、議員ご指摘のとおり、スピード感のある推進を図ってまいりたいと努めてまいります。 277 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 278 ◯11番(谷田川 泰君) この事業は、将来、石岡市に住みたい、住んでみたいと思う方が喜んで来てくれるような体制づくりをして、応えていくことが最良の手段と思っておりますので、十分検討をしていただきたいと思います。  次に、前回もお聞きをいたしましたが、駅前・東ノ辻線の整備も早急に進めていく必要があると認識をいたしております。  先ほども申しましたが、隣の小美玉市、かすみがうら市の道路整備は迅速に進み、新しいまちづくりが着実に始まっているということであります。  本市においても、先ほどお伺いしてまいりますと、なかなか時間的に早急にできないというようなものが多いということでありますけれども、もっと早めに、もっと早期に整備ができないものか、地権者との交渉、そういった進捗状況とスケジュールと具体的な開通時期についてお伺いをしたいと思います。  具体的な開通時期についてお願いいたします。 279 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 280 ◯都市建設部長(鶴井重則君) 駅前・東ノ辻線の進捗状況、スケジュール等についてご答弁申し上げます。駅前・東ノ辻線につきましては、令和2年3月に予定しておりました事業説明会が新型コロナの影響により延期しておりましたが、先月、令和2年8月7日に市役所本庁にて開催したところでございます。地権者の方21名が対象でございますけれども、13名の方に出席をいただいたところでございます。  説明会におきましては、事業概要、用地の協力等を行ったところでございます。地権者の方の中には、早期に用地交渉を進めてほしいという方もいたところでございます。  今後におきましては、用地交渉を積極的に進め、合併特例債の期限となります令和7年度を目途に、全線開通に向け、誠意努力してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 281 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 282 ◯11番(谷田川 泰君) この道路は計画されてから30年以上もたっている道路であります。今回のこの石岡駅を中心としたまちづくりにおいて、非常に重要な道路であるということは、市民の皆さんはじめ執行部の皆さんも十分承知をなさっているものと思います。一刻も早く整備を進めていただきたい、このことを強く要望をいたします。  今回、駅周辺のまちづくりについて質問をしてまいりました。私としては非常にがっかりをしております。何にも進んでいないというのが実感であります。  市長、またリーダーの明確な意思、判断力、実行力、それがなければ、政策は実現いたしません。先ほどの答弁でも、保育所は子どもが増えないから見直すという話もありました。それは増やすような政策がないからだと私は思うのであります。  前回、駅を中心とした基盤整備を行い、市民の方々が集える場所、くつろげる場所等を提供し、にぎわいの創出を図りたい。さらに、新たな産業が生まれ、地域経済の活性化を図る、そのようなことから、石岡駅周辺整備は西口、東口が一体となるよう整備を進めてまいりますと市長は答弁されております。  どうですか。改めて市長の見解をお伺いいたします。 283 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 284 ◯市長(谷島洋司君) 議員ご指摘のとおり、今後の石岡市発展のためには、石岡駅周辺整備事業は大変重要な政策でございます。石岡市民誰もが思える住みやすいまち、また、市内外からの交流拠点となるような石岡駅周辺整備を進めてまいるために、明確な意思決定、リーダーシップを発揮して、事業を進めてまいりたいと思います。 285 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 286 ◯11番(谷田川 泰君) ただいま市長の答弁をいただきました。市長は政策を明確に打ち出し、それを計画立案し、同時に財源の確保をし、プロジェクトに特化した組織、人員を整備する、そういった戦略的な行政運営が求められるものであります。  市長はもう既に4か月を経過しております。改めて今後、駅周辺整備事業をどのように展開していくのか、決意をお伺いいたします。 287 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 288 ◯市長(谷島洋司君) 先ほども答弁申し上げたとおり、石岡市長として石岡市民のために、情熱を持って市政運営を行ってまいります。 289 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。
                    〔11番・谷田川 泰君登壇〕 290 ◯11番(谷田川 泰君) 市長の強い意志とリーダーシップを発揮されまして、スピード感を持って早急な完成をお願いしたいと思います。  次に、2項目目の中心市街地の活性化について伺います。  現在、新型コロナウイルスの影響もあり、中心市街地は非常に寂しい状況にあります。以前から中心市街地活性化のため、基本計画に基づき様々な施策を実施してきたところですが、全くその結果が現れていないというのが実感であります。  中心市街地活性化基本計画は平成32年11月まで、つまり、今年の11月までの計画期間となっております。担当部局である経済部は、現状をどのように把握され、どのような対策をしているのか。また、最近の市報に入っておりましたけれども、住民参加型まちづくりファンド、これらはこの景気の中で出資者を募るというのが果たしてタイミング的にどうなのか。それらについて現状をどのように捉え、今後、どのように中心地の活性化を図っていくのか、伺ってまいります。  最初に、第2期の中心市街地活性化基本計画、平成28年12月から本年11月まで、年度でいえば5か年の計画であります。それに示された具体的な施策について検証はしているのか、お伺いをいたします。 291 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 292 ◯経済部長(額賀 均君) 第2期中心市街地活性化基本計画に示されました具体的な政策の検証についてご答弁申し上げます。第2期石岡市中心市街地活性化基本計画につきましては、PDCAサイクルの観点から毎年度、関係部署から実施事業の実績報告を受け、ヒアリングなどを実施し、事業の検証を行っております。  今年度においても、現在、関係部署から実施事業の実績報告を取りまとめているところでございまして、また、今年度、計画の最終年度となっておりますので、市民満足度調査の中で中心市街地についての市民向けアンケートを調査するなどして、次期計画の策定に取り組んでまいります。  以上でございます。 293 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 294 ◯11番(谷田川 泰君) 検証をされているということですので、具体的に聞いてまいります。  歩行量の増加、また来たくなるとして歩行者量を2,800人にするとしておりました。これはどうなっておりますか、お伺いいたします。 295 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 296 ◯経済部長(額賀 均君) 歩行者通行量につきましてご答弁申し上げます。歩行者通行量につきましては、毎年度、交通量調査を石岡商工会議所において実施しているところでございます。  歩行者通行量は、中町通り、御幸通り、香丸通りの3か所で、午前9時から午後7時までの1日当たりの調査を行っており、第2期計画策定時の現況数値は2,362人でしたが、令和元年度の実績としまして、1,903人となってございます。  以上でございます。 297 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 298 ◯11番(谷田川 泰君) 非常に通行量が減少し、町なかを歩く人を見かけない、危機的状況となってきていると判断をいたします。  次に、資源の活用として、オリジナルイベントの開催、町屋の修景など15件としております。これはどうなっているのか、お伺いをいたします。 299 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 300 ◯経済部長(額賀 均君) ご答弁申し上げます。第2期石岡市中心市街地活性化基本計画では、資源活用を観点とした石岡だからを目標として掲げ、様々な取組の実施自体を資源と捉えて、中心市街地の活性化を図ってきたところでございます。  これまでの実績としましては、石岡スイーツプロジェクト、地元農産物直売所事業、景観整備による魅力創造、ふるさと歴史館運営事業、石岡サマーフェスタ、御幸通り酒場めぐり、みゆきウインターイルミネーション、史跡情報案内事業、まち蔵藍運営事業、いしおか雛巡り、石岡のおまつりの11件の事業を実施したところでございます。  以上でございます。 301 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 302 ◯11番(谷田川 泰君) 11件の事業をしてきたということでありますが、その効果はなかなか厳しいものがあると私は思っております。  次に、活性化戦略の取組状況について伺います。  5つの戦略が掲げられ、46事業が示されておりました。その取組状況について伺います。  何年間実施されているのか、具体的にそれぞれの事業の進捗状況についてお伺いをいたします。 303 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 304 ◯経済部長(額賀 均君) 取組状況についてご答弁申し上げます。これまで中心市街地活性化の基本方針を実現するため、計画体系別に事業を整理し、各施策が体系ごとに相乗効果をもたらすような5つの具体的戦略に基づき、主要事業を展開してきたところでございます。  1つ目のコンパクトな都市機能づくりでは、主たる事業を4事業を掲載し、石岡周辺整備事業やコンパクトなまちづくりの推進など、全ての事業に取り組んでございます。  2つ目の住み続けられるまちづくりでは、主たる事業として8事業を掲載し、賃貸住宅ストック活用事業や住まいづくり推進事業など7事業に取り組んでおります。  3つ目の賑わいの導線づくりでは、主たる事業として9事業を掲載し、まちかど情報センター運営事業やステーションパーク活用事業など6事業に取り組んでおります。  4つ目として、商工振興と地域資源みがきでは、主たる事業として13事業を掲載し、住民参加型まちづくりファンド支援事業やふるさと歴史館運営事業など10事業に取り組んでおります。  5つ目のまちなか観光の推進では、主たる事業を12事業を掲載し、史跡情報案内事業や登録文化財制度推進事業など9事業に取り組んでおります。  以上でございます。 305 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 306 ◯11番(谷田川 泰君) ただいま部長答弁をいただきましたが、そうしますと、全体事業の何割が完成したのか、お伺いをいたします。 307 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 308 ◯経済部長(額賀 均君) 実施割合についてご答弁いたします。活性化戦略で掲げました46事業中36事業を実施しており、事業実施割合としましては約8割となってございます。  以上でございます。 309 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 310 ◯11番(谷田川 泰君) 全体の約8割ということでありますが、全く手をつけていない事業もあると思っております。  先ほど進捗状況の答弁がございましたが、費用対効果を含め、46事業の効果等の検証をしているのか、お伺いをいたします。 311 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 312 ◯経済部長(額賀 均君) 掲載事業の検証についてご答弁いたします。計画に掲載してございます事業につきましては、PDCAサイクルの観点から毎年度、関係部署の掲載事業の実績報告やヒアリングなどを実施し、事業の検証などを行っているところでございます。  今後は、費用対効果を踏まえた上で、事業のスクラップ・アンド・ビルドを行うなどしてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 313 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 314 ◯11番(谷田川 泰君) それでは、検証した中でお伺いいたします。  これは何回も聞いております空き店舗対策、これは目先の制度を変えるだけではなかなか効果が現れないということは、担当者も理解をしていることと思います。  今回、第2期の計画が終了するわけでありますので、この制度の在り方をもっと大胆に変えていく必要があるのではないかというふうに思っております。民間や商工会議所、まち未来いしおかなど様々な機関と連携を密にしながら、新たな制度の構築に向けて、今から検討をしていただきたいというふうに考えております。執行部の考えをお伺いいたします。 315 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 316 ◯経済部長(額賀 均君) 空き店舗対策制度についてご答弁いたします。空き店舗対策につきましては、本年度より中心市街地のみであった空き店舗補助制度を見直し、新規の創業支援補助制度を創設しまして、支援を行っているところでございます。  具体的に申し上げますと、石岡市立地適正化計画の都市機能誘導区域及び居住誘導区域内の空き店舗を活用し、新たに出店を希望する個人、または会社の設立を行う方に対しまして、必要な経費の一部を助成する制度に拡充したところでございます。  制度を変更、創設するに当たりましては、対象エリアにおける中心市街地区域の重要性は変わらぬことから、他の区域よりも上乗せ補助する制度としており、中心市街地への積極的な誘導を継続的に進めてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 317 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 318 ◯11番(谷田川 泰君) 先進自治体の中には、不動産業者や建築士会、町なか再生の機関、商工会議所、行政がまさに連携して、空き店舗をリノベーションして貸し出すような取組をいたしております。そういった事例も調査を進めていただきたいというふうに思っております。  次に、住民参加型まちづくりファンドについて伺います。  市のホームページには寄附者が公表されておりますが、平成29年度、236万円、30年度は35万円程度となっております。これは、中心市街地において歴史的建造物のほか、いろいろなメニューが示されております。これまでの実績を見ると、簡単な事業ではないように思えます。  担当部局として、中心市街地の魅力を高める本事業をどのように捉え、今後どのようにしていくのか、お伺いをいたします。 319 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 320 ◯都市建設部長(鶴井重則君) それでは、石岡市住民参加型まちづくりファンド事業についてご答弁申し上げます。石岡市住民参加型まちづくりファンド支援事業につきましては、市民の方や企業の方からの寄附金等による基金を財源といたしまして、地域の景観保全につながる建物の改修事業を補助することにより、地域の特色を生かした景観づくりを目指す事業でございます。  補助対象としましては、中心市街地活性化基本計画区域の主要道路沿道の建築物等、また、八郷地区の先導的な景観形成地区の主要道路沿道の建築物等、また、景観法に基づく景観重要建造物となっており、補助金額としましては、最大で事業費の9割、上限500万円までとなってございます。        〔「そこまでで結構です。はい。時間がありません」と呼ぶ者あり〕 321 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 322 ◯11番(谷田川 泰君) 都市建設部長から説明がございました。これから市民の町なか建造物、機運醸成も大切でありますが、代が替わり、所有者も替わって、建物が建て替えられていくような事態も出てくると思います。  このファンドは手段であって、目的ではありません。目的は中心市街地の活性化、それ以上に石岡のまちづくりであると考えております。この件について執行部の考え、お伺いをいたします。 323 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 324 ◯都市建設部長(鶴井重則君) 社会的には、時代の流れ等によりまして、景観資源や自然、歴史、文化がそうしているのが現状と捉えてございます。良好な景観の形成や維持には、市民、行政、事業者おのおのの義務や責任が生じてくるものと思っております。  行政が積極的に情報発信や人材交流の促進、また、補助等の支援を行うことによりまして、協働による景観形成の仕組みづくりを推進してまいりたいと考えているところでございます。よろしくお願いいたします。 325 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 326 ◯11番(谷田川 泰君) 省略をいたします。  それでは最後に、この中心市街地活性化について市長のお考えをお聞きして、質問を終わります。  簡潔に願いますよ。 327 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 328 ◯市長(谷島洋司君) 計画策定の進め方につきましては、先ほど部長が答弁したとおりでありますが、中心市街地は商業や居住、公共サービス等の多様な都市機能が集積し、地域の文化と伝統を育んできたまちの顔ともいうべき極めて重要なエリアであると認識しております。  今後、計画を進めるに当たっては、今日の社会経済情勢と現状等を踏まえつつ、計画の策定を進めてまいりたいと考えております。             〔「以上で質問を終わります」と呼ぶ者あり〕 329 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午後 3時26分休憩            ───────────────────────                   午後 3時36分再開 330 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 331 ◯13番(山本 進君) 13番・山本 進です。
     私からは2項目、質問いたします。一問一答方式でお願いいたします。  まず、旧城南中学校校舎の有効活用について伺います。  旧城南中学校校舎の有効活用について、私はこれまでに様々な提案、要望をしてまいりました。その結果、最初に、校舎とは別棟の美術室と工作室はおかげさまで石岡市少年少女発明クラブの活動拠点として有効に使わせていただいておりますので、このことは改めてお礼申し上げます。  本題に入ります。  1点目、ふるさと歴史館、元の民俗資料館ですが、施設の老朽化や展示スペースが手狭であることなど、課題解決のために他施設との複合化による機能拡充や機能移転について議論をしてきたところであります。  前回の質疑では、執行部からふるさと歴史館の機能移転先として、城南中学校はその候補地の1つであるとの答弁があったかと思います。その後の進捗状況を伺います。 332 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 333 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。ふるさと歴史館の機能移転につきましては、本施設の運営等について協議を行うふるさと歴史館協議会で施設の在り方などについてご意見をいただいているところでございます。  今年度に入り、市民会館閉館後の庁内協議の場として、複合施設検討プロジェクトチームが設置されましたので、協議の場に入り、検討を始めたところでございます。  以上です。 334 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 335 ◯13番(山本 進君) ただいま答弁、ふるさと歴史館の方向性について、具体的な検討を始めたということでありますが、その結論、検討結果についてはいつ頃までに出される心積もりであるのか、大まかでもタイムスケジュールやそれなりの目標を持って検討を始められたものと思いますが、その点、いかがでしょうか、お伺いいたします。 336 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 337 ◯教育部長(豊崎康弘君) 庁舎内のプロジェクトチームですが、今年度から、4回から5回ほどの検討を始めてございます。あくまでも市民会館が中心でございまして、それ以外の施設については、先ほども答弁ありましたが、可能性のある施設ということで、幾つかの施設が候補に上がっているところでございます。  スケジュール的には今年度、来年度まであたりかなと、検討については。市民会館のオープンが令和7年度の目途で始めるということでなっていますので、その前に、今言っているように、プロジェクトチームで、まず、どこが入るのかというようなことを決定していかなければならない状況でございます。その1つの中にふるさと歴史館も、今、協議の場としては入っているという状況でございます。 338 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 339 ◯13番(山本 進君) 検討中ということでありますが、私からの提案をさせていただきたいと思います。  城南中学校舎の利活用。この城南中学校校舎の周辺には、舟塚山古墳や愛宕山などがあります。かつては水運で栄えた歴史ある高浜もあります。現在教育委員会で取り組んでいるふるさと学習、文化行政、生涯学習のこういった関連から、ふるさと歴史館の今後の在り方として、ここで改めて城南中学校跡地の機能移転ができないかお伺いしたいと思います。 340 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 341 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。城南中学校跡地周辺は、議員おっしゃるとおり、舟塚山古墳や府中愛宕山古墳、また、高浜地区の古い町並みなどが残る歴史的環境に恵まれた地域と考えております。  さらに、高浜駅からも近く、6号バイパスが開通することで交通環境も向上することから、機能移転先の候補地の1つとして認識しているところでございます。  機能移転の検討に当たりましては、関係する計画や市民ニーズと調整を図りながら進めてまいりたいと考えております。  以上です。 342 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 343 ◯13番(山本 進君) ただいま部長より市民ニーズとの調整を図るという答弁でありましたが、私はこの提案、私1人の思いつきで申し上げているのではなくて、文化財行政、生涯学習にそれぞれ高い関心を持っておられる大勢の市民の皆様の要望を受けて、繰り返し訴えさせていただいているところであります。念のため、このことを申し添えさせていただきます。  ふるさと歴史館の機能移転について、十分な検討、早い結論、よろしくお願いしたいと思います。  次に、2点目、旧城南中学校校舎を埋蔵文化財の収蔵展示施設として整備してはどうか伺いたいと思います。  私は城南中学校跡地の有効活用策として、これまで一般質問において、城里町にあります茨城県立埋蔵文化財センター、いせきぴあ茨城と言われていますが、この県南版を石岡市に誘致してはどうかという提案をさせていただきました。それができなければ石岡市が独自で整備をして、城南中学校跡地を活用する取組ができないかという質問をしてきたわけでありますが、ここで改めて、埋蔵文化財の収蔵展示施設としてこの城南中学校校舎を整備したらどうか、さらに、県の施設として誘致をしていってはどうか、そのことをお伺いしたいと思います。 344 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 345 ◯教育部長(豊崎康弘君) まず、1点目、いせきぴあ茨城の県南版ということで誘致ということはどうかということですが、県に確認したところ、現在、新たな県としての埋蔵文化財を保存する施設は考えていないということでございます。  その場合、独自に石岡市でという提案だとございますが、学校跡地の利活用につきましては、市の総合計画等の総合性を図ること、利活用策について地域住民との合意形成、また、売却や有償貸与による民間事業者での利活用等を基本的な考え方といたしまして、利活用の優先順位の第1位に市が行政目的で転用する可能性、第2位に公益的事業を行う事業者からの要望や、地域において施設の維持管理や利活用計画等の提示により、地域コミュニティ創設の場としての利活用、第3に売却や有償貸与を視野に入れた民間事業者による利活用を検討していく一連のプロセスを経る必要があると認識しております。  議員よりご提案につきましても、これらの優先順位のプロセスを検証しながら、今後、検討してまいりたいというように考えてございます。  以上です。 346 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 347 ◯13番(山本 進君) 部長答弁、県から新しい文化財センターの必要はないというような、照会の結果、そういう回答があったということなんですが、私が聞いておりますのは、いせきぴあ、今、県内から送られてきている出土品、その整理、管理、調査はキャパシティーオーバーしていて、もうこれ以上、受付ができないので、各自治体に送り返しているという現状があるというふうに耳にしております。県で全く新しい施設、第2文化財センターは必要ないかどうかということをいま一度、確認してみていただけたらと思います。  特に谷島市長、県との太いパイプがあるというふうに伺っていますので、市長を通じて県のほうにその辺を確認していただいて、さらに、石岡に第2文化財センター、県立、いせきぴあ茨城県南版誘致ができないかどうか、積極的に働きかけていただきたいと思います。  今、部長答弁で、学校跡地の利活用については一連のプロセスを経る必要があるということを伺って、このことは理解しました。しかし、城南中学校、統合が決まってから、もう何年たつんでしょうかね。城南中が空き校舎になってから、もう大分長い年月がたっていると思います。  利活用のプロセスにあっては、現在、どのような過程にあって、その検討はどこまで進んでいるのか、より具体的にお伺いしたいと思います。 348 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 349 ◯教育部長(豊崎康弘君) 議員ご指摘のように、城南中、有明中につきましては、閉校になってから跡地の利用につきましては、グラウンドや体育館、これについて地域の方々に開放して利用してもらっている。学校開放の延長を続けている状況でございます。  そういった中で、廃校に、跡地については教育委員会ですが、個別施設計画、これを市全体で作成したところでございます。今後、市の公共施設の中には、廃止もしくは休止というか、なくなっていく施設を検討しているところもございます。  そういうことで、以前から全庁的な組織が必要ではないかということで回答させていただいたところですが、前回の庁議において次長級の庁舎内の会議を持とうと、専門の組織ができるのが一番いいんですが、それには人数的、年度途中等もございますので、まずは次長級で全庁的に話し合う場をつくろうということで、第一歩を踏み出したかなという状況でございます。  以上です。 350 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 351 ◯13番(山本 進君) 分かりました。私は城南中学校跡地に特化して質問しているもんですから、ほかの施設との調整、そういったことについて今お聞きしても、それはお任せするしかないと言わざるを得ないんですが。  いずれにしましても、学校跡地、この城南中学校、もっと早いタイミングで跡地の利活用を具体化してほしいと思います。空き校舎のままでは、本当にこのまま置いておくのはもったいないと思いますので、くれぐれもよろしくお願いいたします。  先ほど埋蔵文化財の収蔵展示施設として整備したらどうか、これを県の施設として誘致してはどうかということをお伺いしましたが、このことについて部長から答弁いただきましたけれど、教育長、市長からも順次ご答弁いただきたいと思います。見解をお伺いしたいと思います。  まず、教育長、いかがでしょうか。 352 ◯議長(池田正文君) 教育長・児島君。 353 ◯教育長(児島裕治君) ご答弁申し上げます。学校跡地の利活用の基本的な考え方、また、現在の旧城南中学校の利活用、また、いせきぴあ茨城等につきましては、部長から答弁があったとおりでございます。  ご提案のありました城南中学校跡地の利活用策につきましては、今後、1つの方策として検討させていただきたいと考えているところでございます。  以上でございます。 354 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 355 ◯13番(山本 進君) ありがとうございました。  1つの方策として検討と言われたわけですが、ほかにも何か具体的に考えていらっしゃる、城南中学校の利活用案があるということなんでしょうか。 356 ◯議長(池田正文君) 教育長・児島君。 357 ◯教育長(児島裕治君) 議員ご指摘のとおりでございまして、それはまだ検討していく課題の状況でございますので、今回、議員からご提案がございました城南中学校のこの利活用につきましては、1つの方策であるということでご答弁をさせていただきました。  以上でございます。 358 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 359 ◯13番(山本 進君) ほかに具体的な考えはないということであれば、当面、この城南中学校の利活用、埋蔵文化財の収蔵展示施設として整備していくということ、最優先で検討課題に取り上げていただきたいというふうに思いますので、ぜひぜひよろしくお願いいたします。  続いて、市長の見解をお伺いします。 360 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 361 ◯市長(谷島洋司君) 教育部長から答弁があったとおり、学校跡地の利活用につきましては、基本的な考えを踏まえた上で、一連のプロセスを経る必要があると考えております。城南中学校跡地の利活用策は、様々な方策について全庁的に検討を進めてまいりたいと考えているところでございます。 362 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 363 ◯13番(山本 進君) ありがとうございました。市長から基本的な考えを踏まえた上で、一連のプロセスを経てということ、それと全庁的にというお話なんですが、私、先ほども教育長に申し上げましたけど、今回、城南中学校の跡地を埋蔵文化財の収蔵展示施設として利活用してほしいと、そのことに特化して質問させていただいていますので、これに対するお考えをお伺いしたいと思います。  一連のプロセスが必要だということ、全庁的な議論が必要だということは今部長からも言われましたし、改めて市長から失礼ながらもお聞きするまでもなく、誰もが分かっていることでありますので、一連のプロセスを踏む、それはどうとしても、職員に指示してしっかりと進めていただければいいと思う。  私が今市長にお聞きしているのは、県に太いパイプをお持ちの市長がここで決断して、本気で県に働きかけて、埋蔵文化財センターを石岡に移す、そんなことがやってくださるのかやらないのか、できるのかできないのか、私の要望にどのように応えていただけるのか、そういう答弁をいただきたかったんですが。改めてお伺いしたいと思います。 364 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 365 ◯市長(谷島洋司君) 繰り返しになりますけど、城南中学校の跡の利活用策は、全庁的にこれから検討を進めてまいりたいと考えているところでございます。議員ご指摘の県のいせきぴあにつきましては、これから調査検討してまいりたいと思いますので、ご理解願います。 366 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 367 ◯13番(山本 進君) このことは谷島市長の選挙公約にあったわけでもありませんので、無理に何としてもやってくれということではないんですが、1つの提案として前向きに捉えていただきたいと思うわけです。  そこで、これから県にも当たっていただけるというお話だったので、参考までに申し上げたいと思いますが、この県立埋蔵文化財センター、この事業は当初、計画の段階では、茨城県の中央部に位置する石岡市、そして小美玉市にも、県から候補地としての打診があったそうと、その辺、聞いております。  最終的にセンターは城里町に開設されて、センターは県内各地の発掘現場から送られてくる出土品の整理、研究、収蔵、保管に加えまして発掘調査の成果を展示するなど、郷土茨城の歴史や文化についての理解や関心を高める普及啓発、研修にも大きな役割を果たしていると伺っております。すばらしい施設だと思います。  ところが、今、そのセンターからは、おびただしい数の埋蔵物の整理が追いつかない、キャパシティーオーバーだといった悲鳴も聞こえてきているんです。センターは収蔵、保管を断って、各自治体へ出土品を送り返しているといった話も耳にしております。現在発掘調査が進められている、続けられている石岡の東田中の遺跡の出土品なども、センターから恐らく送り返されてきているのではないかなと思います。  ですから、そういう意味で、県では必要がないという照会の結果だったそうですが、もう少し突っ込んで、県に当たっていただきたいなと思います。何としても県に働きかけて、いせきぴあ茨城の県南版をぜひこの歴史の里石岡に市長の力で誘致していただきたい。すぐに答えは出ませんが、粘り強く当たっていただきたいと、切実な私のお願いです。  茨城県からただ1か所、歴史の里の指定を受けているこの石岡市です。市長が茨城県で唯一の歴史の里石岡、その長として、県に向かって声を上げ、手を挙げて、誘致活動に当たっていただきたいと思います。  市独自で整備してはどうかということを前回申し上げましたが、まずは県に対する働きかけや誘致活動に全力を挙げていただきたい。このことをお願いいたしまして、この質問を終わります。  2項目目の質問に移ります。石岡市の無電柱化推進計画について、私は平成29年度第4回定例会、そして平成31年度第1回定例会などで質問をいたしております。  最後に執行部からいただいた答弁は、平成30年4月6日に国において無電柱化推進計画が策定された。石岡市は県や近隣自治体の動向を踏まえ、無電柱化推進計画の策定に向けた取組について、有効な財源確保等を含め、関係機関と協議を進めてまいりたいと考えておりますというものでありました。  その後の経過は全く伺っておりませんので、この機会に現在の整備計画策定の取組の内容と、その進捗状況についてお伺いいたします。 368 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 369 ◯都市建設部長(鶴井重則君) 無電柱化推進計画につきましてご答弁申し上げます。無電柱化につきましては、平成28年12月に無電柱化に関する法律が施行され、災害の防止、安全、円滑な交通の確保、良好な景観の形成を図るため、推進計画の策定等を定め、無電柱化を推進する目的となっております。  これまでに当市におきましては、国道6号線、国道355号線の一部区間、県道石岡停車場線と石岡駅西口の市道A0126号線の一部区間が無電柱化されているところでございます。  無電柱化につきましては、災害の防止、景観の向上や、安全な通行空間が確保されることになりますので、市民の安全安心な生活に大きく寄与するものと考えてございます。  今年度、当市におきましては、石岡市国土強靱化計画を策定の予定でおりますので、その中で災害等に備えるため、無電柱化の整備等が計画に位置づけられるよう取り組んでまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 370 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 371 ◯13番(山本 進君) 過去の整備実績は何回かお伺いしていますので、私も承知しております。ただ、その後、全く無電柱化推進計画が前進していないというふうに思ったものですから、今回、改めて質問させていただいたわけですけれど、ただいま部長答弁で、今年度作成する国土強靱化地域計画にこの無電柱化推進計画を織り込んでいくという答弁でありましたので、これまでとはちょっと違って、今後は多少なりとも無電柱化推進計画、期待ができるのではないかなと受け止めました。
     部長答弁にもありましたが、私は改めて申し上げるまでもなく、無電柱化、景観の向上はもとより、何よりも快適な通行空間の確保と市民の安全安心な生活に大きく寄与するもので、大規模災害時の緊急輸送路や避難路の確保のためにも、ぜひとも進めていってほしい事業であります。  これまで無電柱化計画を取り上げますと、執行部からまるでおうむ返しのように、整備に大変膨大な費用が見込まれるという答えが返ってくるだけでありました。  私はいきなり市内全域にわたって無電柱化を進めてくださいなどとは言っておりません。まず、優先エリア、優先路線を選定していただきたいと思います。優先的な整備対象区域で、国も提案してきている低コスト工法を採用したらどれぐらいの費用が必要になるのか、概算でも数字が見えてくるのではないかと思います。  計算しないで、最初から無電柱化、お金がかかる、コストがかかるということで全く手がつけられていなかった部分が多いと思います。コスト試算もしないで、ただ膨大な費用がかかるということだけでは、無電柱化が全く進まないだけであります。  今申し上げましたように、まず、優先エリア、優先路線を選定してください。そして、そこで概算でも、素人の計算でいいと思うんですけれど、どのぐらいのコストがかかるものか算定していただければと思うんですが、執行部の見解、お伺いしたいと思います。 372 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 373 ◯都市建設部長(鶴井重則君) 無電柱化が必要と思われる優先路線等の選定の想定でございますけれども、緊急輸送道路や避難所が想定されるところでございます。  石岡市防災計画に位置づけられている緊急輸送道路、こちらは医師会病院や朝日トンネルへの経路となっている路線がございます。また、平成30年4月1日から、新規の電柱等を認めない電線制限路線に位置づけておるところでございます。  また、避難路につきましては、市内に点在しておりますので共同溝設置可能な歩道がない路線がほとんどですので、用地の確保が必要となり、なかなか難しいところもございますけれども、最近、国におきましては、低コストの工事の方法、地中化のほかにも、軒下とか、そういった新たな低コストでの方法等が選択できるような形になっておりますので、地域の住民の方と協議を持ちながら、よりよい方法ができるよう協議をしながら進めさせていただきたい、そういうふうに思っております。  以上でございます。 374 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 375 ◯13番(山本 進君) ありがとうございました。無電柱化推進計画、今までにない具体的な答弁をいただきまして、ありがとうございます。  特に、今年度中、作成されるわけですね。国土強靱化地域計画、これに無電柱化計画を織り込むということでありますので、今年度中にある程度具体的な無電柱化推進計画が石岡市でも策定できるというふうに期待しておりますので、よろしくお願いいたします。  質問が前後しましたけれど、無電柱化整備事業が国土強靱化地域計画の国の交付金あるいは補助金が活用できる事業として位置づけることができるのかどうか。端的に言えば、無電柱化整備事業に対して国の支援が受けられるのかどうか、このことを最後にお尋ねしたいと思います。 376 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 377 ◯都市建設部長(鶴井重則君) 国庫補助と財政的な支援制度についてご答弁申し上げます。無電柱化におきましては、無電柱化推進計画を策定することが条件となり、緊急輸送道路などにおける無電柱化に対する財源、先ほどの国土強靱化計画に載った場合の国庫補助でございますけれども、防災・安全交付金が活用できるということでございますので。また、充当率は、現在の充当率が55%、そういったことでの取組ができるということで、確認はしているところでございます。  以上でございます。 378 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 379 ◯13番(山本 進君) 分かりました。大変丁寧なご答弁、ありがとうございました。大いに期待いたします。  ここで最後に、石岡市の無電柱化推進計画について、市長の基本的なお考えをお聞かせいただきたいと思います。お願いいたします。 380 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 381 ◯市長(谷島洋司君) 無電柱化推進計画につきましては、ただいま都市建設部長が答弁したとおりでございますが、現在進めております石岡市国土強靱化計画に位置づけをし、無電柱化の推進に努めてまいりたいと考えております。 382 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 383 ◯13番(山本 進君) 今年度中の作成をよろしくお願いいたしまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 384 ◯議長(池田正文君) 本日の一般質問はこの程度にいたしたいと思います。  以上で本日の議事日程は終了いたしましたので、これをもって散会いたします。  次回は、明9月8日定刻午前10時から会議を開き、引き続き市政一般に関する質問を行います。  お疲れさまでございました。                   午後 4時08分散会 Copyright (c) ISHIOKA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...