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令和2年第2回定例会(第3日目) 本文 開催日:2020-06-09
令和2年第2回定例会(第3日目) 議事日程・名簿 開催日:2020-06-09

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  1. 石岡市議会 2020-06-09
    令和2年第2回定例会(第3日目) 本文 開催日:2020-06-09


    取得元: 石岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-06
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 令和2年6月9日(火曜日)                   午前10時00分開議 ◯議長(池田正文君) おはようございます。ただいまの出席議員数は21名です。定足数に達しておりますので、これより前回に引き続き、本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、議事日程表のとおりであります。  これより議事日程に入ります。            ───────────────────────  日程第1 一般質問 2 ◯議長(池田正文君) 日程第1、一般質問。これより市政一般に関する質問を行います。  初めに、20番・徳増千尋君。                 〔20番・徳増千尋君登壇〕 3 ◯20番(徳増千尋君) おはようございます。20番・徳増千尋でございます。2項目ほど通告してございますので、よろしくお願いいたします。一問一答方式でお願いいたします。  まず、第1項目目、石岡市の商業、小規模自営業についてでございます。  今回の施政方針を拝見いたしますと、商業の部分、中心市街地のことに触れられていないように感じたんですね。それで、お伺いしたいと思います。  ご存じのように、中心市街地のみならず、石岡の市内は東日本大震災のときに大変な被害に遭いました。東日本大震災のときの被害、それも癒えぬうちに、今度の新型コロナウイルスの問題でございます。小規模自営業者にとって、大変な問題となってきております。生きるか死ぬかの問題です。疲弊してまいりました。  柿岡の商店街を見ましても、古い呉服屋さんがもうとうに閉めてしまったり、カーテンを閉めているところもこの頃出てきているようでございます。旧石岡ほどではないとはいえ、やはり商店街、大変な経済状態だと思います。なぜ商店街について触れられていなかったのか、私はちょっと不思議に思ったものですから、それで質問に入らせていただきたいと思います。  市長の施政方針の中に、今こそ全ての市民にまなざしを向けたまちづくりを進めていく必要がありますという言葉が入っております。本当にこれは市民にとってありがたい言葉だと思います。温かみのある言葉だと思っております。  その後、基本方針を見ていきますと、私が議員になってから今まで、中心市街地のことにはっきりと触れられていない施政方針というのは初めてでございます。ぜひとも中心市街地、これは旧石岡だけでなく、柿岡地内、その商店に対する温かいまなざしを向けていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。この商業の問題でございますが、これだけ疲弊してしまうと、どのように育成していくのか、市長の構想をお伺いしたいと思います。  施政方針の中には、誰一人取り残さないまちづくりを目指すということで「共生」と書かれておりました。そこから考えますと、これはまさにSDGsの精神そのものだと思います。中心市街地の商店とか、小規模の自営業者に関することが書かれていなかったので、非常に残念に思っております。  SDGsの持続可能な開発目標の開発、これは国連での開発となると、女性問題のとき、30年前、女性の開発ということがございました。この「開発」という言葉の意味が大変難しくて、今度もまた開発というのが出てまいりましたので、ほんの少しだけ調べられる範囲で調べてみました。このSDGsの開発目標の「開発」というのは、「環境に配慮しながら経済を進め、人々が飢えることなく平和で共存できる社会をつくること」ということが書いてございました。SDGsの本質は経済にございます。まさに経済の発展なくして、開発なしでございます。  ここから引用してまいりますと、石岡の経済を今まで支えてきた商店、そして中小企業、もちろん大きな会社もございますが、圧倒的に、商都と言われておりましたから、商店と中小零細企業が支えてきたと思います。そこが今、疲弊してしまうと、今度は税収の問題にもかかってまいります。ですから、今のうちに手を打たないと、遅きに失することがあるのではないかと思いますので、施政方針には書かれていないけれども、市長の商店、それから小規模企業に対する構想をお聞かせ願いたいと思います。
     これで1回目の質問を終わります。一問一答でお願いいたします。これは市長にお聞きしたいと思います。 4 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 5 ◯市長(谷島洋司君) 商業、小規模自営業者の育成支援についてお答えいたします。商業、小規模自営業者を育成し、支援をすることは、雇用の創出を図り、市内の就業機会を増やし、若年層の転出抑制、また、働く世代の転入促進につながるものと認識をしております。市といたしましては、石岡商工会議所や石岡市八郷商工会と連携し、しっかりと商業、小規模自営業者の育成支援に取り組んでまいりたいと考えております。  そして、私は特に、現在のコロナウイルス感染症の厳しい経済状態、そういう中でもアフターコロナという先を見据えながら、しっかりと市の市政運営を行ってまいりたいと思っております。特に、新たな芽というか、コロナウイルスのこの時期だからこそ、新たな商業や、やる気の芽を育ててまいりたいと思っているところでございます。 6 ◯議長(池田正文君) 20番・徳増千尋君。                 〔20番・徳増千尋君登壇〕 7 ◯20番(徳増千尋君) 商工会、商工会議所とタッグを組んでということで、アフターコロナの部分、これが一番大切だと思いますが、市長の構想については理解いたしました。  では、この構想をどのような方法をもって計画を。もちろん構想ですから、次に計画があると思うんですね。計画を実行していくのか。市長のこの4年間、短期ですけれども、4年間でどこまでアフターコロナを実行していくのか。この計画の部分、一端でも結構でございます。お教え願いたいと思います。 8 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 9 ◯市長(谷島洋司君) 石岡市では、令和2年度から新たに創業支援事業補助金を創設し、支援を行っているところでございます。また、大きな企業の誘致だけではなく、市内にベンチャー企業など、新しい生活様式の事業者も育てていきたいと考えております。  いずれにしましても、先ほど来、お話し頂きましたSDGsの精神に基づきながら、様々な施策を行ってまいりたいと思っているところでございます。 10 ◯議長(池田正文君) 20番・徳増千尋君。                 〔20番・徳増千尋君登壇〕 11 ◯20番(徳増千尋君) 次の質問までには、もう少し細かい計画をお聞きしたいと思いますので。4年間のうち、短期ではございますが、1年目はどこまで、3年目はどこまでというように計画性を持っていかないと、これほど疲弊してしまいますと、本当にまちが沈没してしまいます。ですから、スピード感を持った計画を教え願いたいと思いますので。今回の質問はここまでで結構でございます。  では、2項目目に入ります。2項目目は、SDGsの取組についてでございます。  まず1つ目、SDGsの精神に基づいて活動している団体、この団体についての評価は、どのように見ていらっしゃるのか。  市長、就任して間もなくでございますけれども、市長はあるNPOの団体にも属していたり、造詣が深いということをお聞きしております。ですから、子どもの貧困の支援とか、学習支援をしているNPOに特化してお聞きしたいと思います。これも市長にお願いします。 12 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 13 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。SDGsの精神に基づき活動している団体としては、NPO法人まちづくり市民会議がございます。この団体は中心市街地の活性化や子どもの居場所づくりに積極的に取り組み、当市で実施している生活困窮世帯の子どもに対する学習支援事業を開始当初から運営していただいているNPO法人でございます。この事業は、貧困の連鎖を断ち切ることを目的として、平成28年度から準要保護世帯や生活保護世帯の小学生から中学3年生を対象として、学校の勉強の復習、宿題の習慣づけ、受験等のための学習支援を行っており、今年で5年目を迎えております。  NPO法人まちづくり市民会議には、生活困窮世帯の子どもに対する支援ということで、経済的な問題や家庭環境に問題を抱えている世帯が多い中、学習のみならず、子どもが安心して通える場所を提供し、日常生活習慣や社会性を営むための支援など、大きな役割を果たしていただいているところでございます。  元来の目的であります学習面でございますが、家庭ではなかなか勉強に取り組めないお子様でも、支援員が愛情を持って利用者に接して寄り添った支援を行った結果、多くの利用者の学力が伸びております。また、受験が迫ってきた際には、自習室を無料で開放し、学習の機会を提供しており、父兄からも大変喜ばれており、進級後も継続して利用される方もおります。  以上でございます。 14 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 15 ◯市長(谷島洋司君) 先ほど徳増議員からお話がありました学習支援を行っている団体、NPO法人まちづくり市民会議がございます。私もその一会員として、今まで活動してまいりました。  SDGsへの取組について、一言、お答えをさせていただきます。  私は、市政運営に関する所信におきまして、「共生・共育・共働のまちづくり」をスローガンとして申し述べました。これは、共に生き、共に育ち、そして共に働き、誰一人として取り残されることなく、市民一人一人が夢を描けるまちづくりを目指していくということでございます。このNPO法人の活動は、そういった趣旨から大変すばらしい活動を行ってきていただいていると思っております。SDGsの掲げる目標である地球上の誰一人取り残されない社会の実現と同様の考え方であり、これからの市民生活やまちづくりに密接に関係してまいると考えております。  今後は、市の施策等にもSDGsの理念を反映させますとともに、職員への周知、啓発を図り、理想とするまちづくりのための施策を進めてまいります。 16 ◯議長(池田正文君) 20番・徳増千尋君。                 〔20番・徳増千尋君登壇〕 17 ◯20番(徳増千尋君) 市長からは、学習支援のことで大変力強い、良い評価を頂きまして、ありがたいと思っております。このままバックアップしていただきたいと思います。  子どもの居場所づくり、学習支援のみならず、居場所づくりに大変力を入れておりまして、子どもたちも学習は着実に身についてきております。そして、そこで教えていただいた方たちと大変、ある一線は置いているけれども親しくなって、自分が教えていただいたことに対する恩を感じて、今度は自分より小さい人たちの面倒を見たり、イベントがあるときには手伝ってくださいと言わなくても年長者は手伝いに来ている。イベントの支度をするときは楽なんですけれども、後片づけが大変なんですね。その後片づけのときも文句一つ言わずに手伝っているという、私は本当にそういう子どもを育てていただいたということをありがたいと思っております。なかなか独り親家庭であったり、2人いても共稼ぎであったり、子どもの心を満たすことができない家庭の子どもが大変多うございます。その中で、その役目を果たしてくださっているわけですから、本当にありがたいと思います。  そして、今まで勉強してきた中で、今度、中学に入ると英語も必要だとなると、英語も教えてくださっております。そういうきめ細かなところまで子どもたちのニーズを受け入れてくださるところはなかなかないと思うんですね。それと、外国語まで教え込むというのは非常に大変なことだと思います。  でも、そこまで支援してくださるし、それと、子どもたちの家庭環境、そのバックヤードまで考えて、一人一人に接してくださっているというのは、本当にありがたい団体だなと思って見ております。ぜひともこのまま温かい目で見て、また、時々視察にいらして、状態をご覧になっていただきたいと思います。  それと、あそこで今、小さい子たちのことで取り組まなければいけないということが。あそこには小さい子は来ていないんですけど、幼稚園ぐらいの子は来ていないんですけれども、学習支援の中から感じたことだそうです。読み、書き、そろばんを教えて、成績をよくするためには、その前にしなければならないことがあると。それは3歳までに培われることだけれどもということでございました。  それは、認知能力は、今言ったように、学習の面です。成績をよくするという。その上に「非」がついて、非認知能力、それを養った子どもでないと、幾ら途中から勉強を教えても、成績はある一定の線までしか行かないそうでございます。その非認知能力というのは、私も初めてでございますので聞いてみますと、非認知能力で大切なことは忍耐力。この忍耐力というのは、私もすごく耳に痛い言葉なんですが、やり抜く力だそうです。それと意欲。忍耐力というから我慢かなと思ったら、違うんですね。やり抜く力、意欲だそうです。  2つ目は、社会性、コミュニケーション能力。これは大人と接している時間が少ないんですよね、あそこに来ている子どもたち。親が忙しいですから。それと、恐らく1歳、2歳、3歳ぐらいまでも、家庭の中でごたごたしたことがあったり、親の愛情を十二分に受けて育ってきている子はまず少ないと思うんですね。ですから、コミュニケーション能力というのが非常に欠けているそうです。これは、この3つは幼稚園のときに育てなければいけないそうなんですけれども、でも、そういうことにも手をつけていかないと、やりっ放しになっちゃうからということで、あそこの団体で手をつけ始めております。  3つ目は、自信とか、楽観性。私は楽観性というのは何でだろうと思ったんですけれども、これは、自信、楽観性というのは、感情をコントロールする力だそうです。失敗したときにその失敗から学ぶ力をつけさせるという。失敗すると、そのままぺしょんとなってしまうのではなくて、そこから新しい価値観を見つけたり、自分の頭で考え、自分の言葉で説明できる子どもを育てていきたいということで、幼児教育の部分にもいろいろと、そこまで広げられるかどうかは分かりませんけれども、先生方、勉強を始めていらっしゃいます。大変広範囲に子どもたちのことを考えていただいて、本当にありがたいなと思います。  では、2番目に移ります。SDGsに取り組むための研修。これは職員の研修です。どの段階までやってきているのかお伺いしたいと思います。  これ、やらなければならないと思うんですね。国のほうで勝手にと言ったら、ちょっと言い方がおかしいかもしれませんけど、2019年に閣議決定されてしまっておりますまち・ひと・しごと地方創生基本方針の中に、SDGsを原動力とした地方創生の推進が盛り込まれてきています。そうすると、私ども地方は、やらなければなりません。  これ、地方に相談なんかもちろんないのは分かっているんですけれども、これだけ職員の数が少なくなり、また、国から、県からの仕事が下ろされてきて、その上、またこういう新しいことが降って湧いたように押しつけられてきているんですね。本当に職員の方、大変だと思います。ただの地方創生の基本方針かと思ったら、その中にSDGsを原動力とした地方創生の推進というのがしっかりと盛り込まれているんですね。これはどうしてもやらなければならなくなってまいります。  そして、職員の視点として、これは本当に大変だと思うんですけれども、重要不可欠になってしまった以上、研修が必要ではないかなと思うんですね。職員が市民の間に出ていかなければならない時代です。そのときに職員一人一人がこのSDGsの説明をするときに、ファシリテーターの役目をできる職員を育てていかなければなりません。  ですから、今から石岡市の職員のみならず、地方自治体の職員の仕事量、研修量というのは膨大なものになると思うんですけれども、国で決めたことですからやらなければなりませんので、どうかこの研修の機会を持たせてあげていただきたいんです。こういう機会がないと、ただやれやれと言われてもできないと思いますので、ここは市長に考えていただきたいと思います。  今までまち・ひと・しごとの地方創生の中には、地方に雇用を生み出すとか、それから人口を増やす、そのための婚活パーティーだとか、いろいろなことを各自治体、やってきておりますが、日本の人口、限られたパイの中の人口の取り合いです。ですから、全部とは言いませんけれど、どこの自治体もこういうことに対しての大きな成果は出せていないと思うんですね。それは石岡だけでないと思います。  そこに持ってきて、今度はこのSDGsのことが入ってまいりましたので、大変なことだなと思います。この人口減少を食い止める命題をまだできていないのにまた新しいことと、どこからどう手をつけたらいいか、本当に分からない状態だと思うんですね。ですから、この新たな研修というのはどういう形の研修にしていくのか、また、今の段階でどこまで研修ができているのか、お伺いしたいと思います。これは部長にお願いいたします。 18 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 19 ◯総務部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。SDGsに取り組むための研修の重要性ということで、議員さんのほうからございました。  当市におきましては、人口減少の歯止めと地域の活性化に取り組む中で、SDGsを念頭に置いた各施策や計画に反映させながら、中長期を見通した持続可能なまちづくりに取り組むということが大変重要だというふうに考えてございます。  研修のどこまで進んでいるとかということでございますが、昨年度の企画部門の職員が県主催のSDGsのセミナーのほうに参加してございまして、引き続いて3月に、早稲田大学マニフェスト研究所人材マネジメント部会と共同で、SDGsの17の目標に関係する課の職員を対象としました研修会を実施するという予定をしていたところでございますが、今般のコロナウイルス感染症の関係で中止せざるを得ないという状況になったわけでございます。  今後におきましては、国、県等の新型コロナウイルス感染症の対策の動向を踏まえまして開始時期を模索しながら、積極的にSDGsを庁内に浸透できるよう、研修等を進めていきたいというふうに考えてございます。  また、どのような内容のものというご質問でございますが、今後、SDGsの達成に向けた取組を推進するためには、ICTですとか、オープンデータの活用、それと、多様なステークホルダーとの連携が大変必要になるというように感じてございますことから、まずはSDGsの理解と実践のための研修メニューの体系づくりを進めていきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 20 ◯議長(池田正文君) 20番・徳増千尋君。                 〔20番・徳増千尋君登壇〕 21 ◯20番(徳増千尋君) 高射砲のごとく早口で答弁していただいて、メモも取れない状態でございました。ただ、早稲田のセミナーというところは聞き取れたんですけれども、これは北川先生が主催しているセミナーでございますか。もし北川先生であれば、北川先生はまだこの庁舎ができる前、プレハブのときにいらしているんですね。研修はいかがでしょうかということで、ちょうどお昼休みに、お弟子さん1人連れていらしていました。  でも、なかなか石岡市のほうで対応する方がいらっしゃらなくて、先生、お帰りになりましたけれど、こちらから行くのではなくて、講師を呼んで研修すれば、行き帰りの時間が必要ないわけですから、それと、たくさんの人が一遍に研修に出ることができます。これ、どこの部だけということじゃないですから、垣根を乗り越えてやらなければいけないので、ですから、できる限りいろいろな部から出て、講演なり研修ができる状態にして、やっていただきたいと思います。  人にはお金がかかります。でも、職員に経費をかければ、必ずリターンはあります。ぜひともそこのところを考えて、職員に研修の機会をもっともっと与えていただきたいと思います。仕事と両立で大変なのは分かりますけれども、これは国のほうで勝手に決めちゃったことですから、それに追いついていかなければなりませんので、置いてきぼりになる自治体では困りますから、ぜひとも研修の機会を職員に与えていただきたいと思います。  これは市長にお願いしたいと思いますので、市長のほうから一言、ご答弁願いたいと思います。 22 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 23 ◯市長(谷島洋司君) SDGsに取り組むための研修についてご答弁申し上げます。当市においてもSDGsに取り組むことは、地方創生を進めていくことにつながると考えております。先ほど部長から答弁ありましたとおり、今後も積極的に研修を実施し、特に、今はウイズコロナの、この時代であります。オンラインなどを使った研修方法もあるかと思います。そういったことも含めて、SDGsの考え方を取り入れた施策が推進できればと考えておるところでございます。 24 ◯議長(池田正文君) 20番・徳増千尋君。                 〔20番・徳増千尋君登壇〕 25 ◯20番(徳増千尋君) いつも研修研修と言って、大変職員の方には嫌がられるんですけれども、世の中の動きがどんどんどんどん新しいものを取り入れ、早くなってきておりますので、ぜひともそういう機会を与えてあげていただきたいと思います。  今の市長のお言葉、しっかりと聞きましたので、ぜひとも早い時期に手を打っていただきたいと思います。どうもありがとうございました。  以上で質問を終わります。 26 ◯議長(池田正文君) 次の質問者に移ります。  9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 27 ◯9番(玉造由美君) 9番・公明党の玉造由美でございます。新市長、谷島市長の下、新体制になりまして初めての議会となります。どうぞよろしくお願いいたします。  質問項目第1、避難所運営について。  新型コロナウイルス感染症予防のため、新しい生活様式が公表されております。新しい生活様式とは、三密、密集、密接、密閉を避け、マスクをして、小まめな手洗いや、人との間隔はできるだけ2メートル、最低1メートルは空けるなどでございますが、これから雨の時期を迎えます。また、台風や地震など、様々な災害が起こる可能性があります。そのような災害が起こった場合、市民の皆様の避難先として、公的避難所がございます。しかし、これまでと同様の避難所運営では、感染拡大を引き起こすおそれがありますので、新しい生活様式を取り入れた避難所運営が求められます。そこで、避難所運営の総点検や見直しについてお伺いいたします。  まず、1)分散避難についてでございますが、人との間隔はできるだけ2メートル、最低1メートルは空けるということでございますので、体育館などに全員が避難するのではなく、例えば教室や、あるいはこれまで公的避難所にしていなかった、公共施設なども視野に入れての分散避難ができる体制が望ましいと思いますが、分散避難についてお伺いをいたします。 28 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 29 ◯総務部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。避難所運営についての分散避難ということでございますが、新型コロナウイルスを想定しました新しい生活様式が国のほうから示されてございます。避難所におきましても、新型コロナウイルス感染症を予防するため、密集、密接、密閉の三密を避けることが大変重要であるというふうに考えてございます。  このような三密を防ぐため、石岡市のホームページに新型コロナウイルス感染防止等に伴った避難所の備えについてという掲載をいたしまして、避難所が過密状態になることを防ぐため、親戚や友人の家などへの避難についても検討していただくようお願いをしているところでございます。  また、小中学校を対象に、体育館以外への分散避難ができるかなどのアンケート調査を行ってございます。その結果でございますが、体育館の器具庫、それと武道館、ステージの利用などについて、回答を頂いているところでございます。回答を頂いたスペースの活用と併せまして、教室の使用につきまして、学校と引き続き協議をしてまいりたいというふうに考えているところでございます。  また、できるだけ多くの避難所を開設するなどの対応を検討しているところでございまして、民間施設などの利用につきましても、各方面への協力依頼を行ってまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 30 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 31 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。分散避難ということで、いろいろな民間施設ですとか、親戚の家ですとか、そういったことも考えながら、また、学校等では、体育館だけではなく、倉庫ですとか、あるいは教室とかも視野に入れて、さらに検討をしていただきたいと思います。  また、ホームページで見ますと、現在39か所の公的避難所が避難所一覧表に記載されておりますが、その中でも電話番号が記されていない避難所等がございます。この場合、連絡などはどのようにするお考えなのか、お伺いをいたします。 32 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 33 ◯総務部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。39か所の公設避難所で電話の記載がないというところがあるというご指摘でございます。この辺につきましては、私どものほうで調査をいたしまして、今後検討させていただければというふうに思っております。  以上でございます。 34 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 35 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。電話、仮設の電話ですとか、つけられることもございますので。また、ホームページなどにそういったことを書き添えるですとか、検討をしっかりとして、備えていただきたいと思います。  次に、2)備蓄品の追加についてでございますが、これまでの備蓄品に加え、マスクや消毒液、衛生面での手袋など、また、避難されたお一人お一人の熱を測る体温計などが各避難所に必要になると思います。このような感染症を予防する備蓄品の追加についてお伺いいたします。 36 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 37 ◯総務部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。備品の追加ということでございますが、コロナウイルス感染において新たに備蓄品として備えたものでございますが、マスクが7,800枚、それと、使い捨てゴム手袋が2,500組、あと、消毒液が500ミリリットルが40本、それと、非接触型体温計が10台を確保したところでございます。  このような状況の中で、手に入れるということがなかなか難しい状況がございましたが、今後も必要な備蓄品については、適時追加をしていければというふうに考えてございます。  以上でございます。 38 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 39 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。今回もマスクがなくて、大変な思いをした方も大勢いらっしゃると思います。また、消毒液、手袋など、あるいは体調を測る体温計など、各避難所に必ず必要になってくると思いますので、備蓄品として追加をしていただきたい。また、災害が起こる前に準備をしていただきたいと思います。  一昨年の地区避難訓練におきまして参加をいたしました折、段ボールの間仕切りの見本が展示されておりました。この段ボールの間仕切りの備蓄は、どの程度石岡市にあるのか、お伺いをいたします。
    40 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 41 ◯総務部長(越渡康弘君) 段ボールベッド、間仕切りの導入の状況についてご答弁を申し上げます。間仕切りにつきましては、部屋タイプのものを19セット備えてございます。本年度におきましても、5セットを追加導入する予定となってございます。また、段ボールベッドでございますが、現在は避難の長期化や感染症の予防の面からも、導入に向けた検討を行っているという状況でございます。  以上でございます。 42 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 43 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。段ボールの間仕切りの備蓄もなかなかそろっていないというような状況が感じられます。災害が起こる前に、もう少し充実した段ボールの間仕切りの備蓄について努めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  また、段ボールベッドでございますが、これは高齢者や障がいをお持ちの方など、ベッドでないと寝起きができないという方もいらっしゃいます。あるいは、体温を測って、発熱している方がいれば、個別に隔離して、ベッドで静養してもらうこともあると思います。そのためにも避難所の備蓄品の中に、段ボールベッドなどが追加されるべきだと思います。  検討していただけるということで、早い時期にそういったものを追加されるべきだと思いますが、もう一度お伺いいたします。 44 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 45 ◯総務部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。段ボールベッドにつきましては議員ご指摘のとおりでございまして、大変必要なものというふうに感じてございます。ただ、段ボールベッドでございますが、どうしても組立てに時間がかかってしまうとか、あと、段ボールなのでちょっと壊れやすいというところがございます。今のいろいろな製品が出てきているという状況がございまして、そういったものをいろいろ情報収集しながら、最適なものを検討していきたいというふうに思ってございます。  以上でございます。 46 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 47 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。段ボールに限らず、そういったベッドも必要になってくると思いますので、早めに検討して、追加していただきたいと思います。  3)の避難所での生活についてでございますが、まず、避難所を開設するということでございます。昨年も全避難所が開設されたということでございますが、これは、市役所の職員の方が担当してくださっているということでございます。また、今年もいつどのようなときに、また、時間帯も夜中ですとか、災害が起こるか分かりません。そういった災害がいつ起こっても避難所開設ができるよう、最新の準備や訓練についてお伺いをいたします。 48 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 49 ◯総務部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。避難所の開設に当たりましては、議員ご指摘のとおり、いつ災害が起きるか分からないという状況の中で、迅速な避難所の開設、大変重要でございます。  こういった中では、マニュアルを整備してございまして、それに沿いまして行動を取るという状況がございまして、まず、避難所の開設で地震のときでございますが、地震、震度5弱以上で、避難所開設班の担当職員2名が30分以内に避難所に向かいまして、開設に当たります。その後につきましては、避難所運営班の担当2名が駆けつけまして、引き継いで避難所の運営を行うという手続になってございます。  また、風水害のときでございますが、この場合には防災対策課のほうから参集メールを避難所開設班全員に発信いたします。それを受けた開設班の担当職員が30分以内に避難所開設に当たっているという状況でございまして、また、その後、地震のときと同じように、避難所運営班の担当2名が駆けつけて、避難所の運営に当たるということでございます。  以上でございます。  それと、研修でございますが、本年度におきましても研修を予定していたところでございますが、コロナウイルスを想定した中での対応というのも考えているところでございまして、ただ、状況を見ながら実施をしていきたいと思いますが、今後、県の状況ですとか、市内の感染、今後の第2波と言われるような状況も言われている中で、その時期を今検討しているというところでございます。  以上でございます。 50 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 51 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。いつ起こるか分からない災害の準備のために、そういった研修、訓練についてもなるべく早い段階に、コロナの感染症対策を含めた訓練ができるように検討していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  また、避難された方が感染症予防の新しい生活様式の実践と、また、健康管理ができるよう配慮していただきたいと思いますが、この点につきましてお伺いをいたします。 52 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 53 ◯総務部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。避難所での生活ということになるかと思いますが、新しい生活様式に沿った運営が求められてございます。避難所運営の見直しでございますが、国から示されました新型コロナウイルス感染対策を踏まえた避難所運営についてというものが出ておりまして、これを参考といたしまして、避難所カードの見直しですとか、避難所の方への非接触型体温計による体温の測定、それと出入口でのアルコール消毒、マスク着用のお願い、それと十分な換気の実施、別のグループと2メートル程度のスペースの確保など、新型ウイルス感染症予防についての対応に努めてまいりたいというふうに思ってございます。  以上でございます。 54 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 55 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。  最後に、この第1項目の避難所運営の総点検、見直しについて、谷島市長にお伺いをいたしまして、この項目の私の質問を終わりにいたします。 56 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 57 ◯市長(谷島洋司君) 避難所運営についてご答弁申し上げます。先ほど担当部長から答弁がありましたとおり、避難所においても、新型コロナウイルスを想定した感染症予防のための新しい生活様式に沿った避難所運営は必要不可欠でございます。  大規模自然災害は突然やってまいります。新型コロナウイルスの懸念により、避難所利用への不安も広がっております。玉造議員からのご提案を頂きながら、計画的な備蓄品の準備を進めるなど、市民の皆様が安全で安心して避難できる避難所運営を指示してまいります。 58 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 59 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。期待しておりますので、よろしくお願いいたします。  質問項目第2、市民の健康長寿について、4点ほどお伺いをいたします。  1、新型コロナウイルス感染拡大予防の観点から、健康診断、地区健診、総合健診が中止あるいは延期となっておりました。乳幼児健診につきましては、6月より実施とのことでございますが、成人の健康診断につきまして、今後の再開の見通しなど、新型コロナウイルス感染予防策を踏まえての実施再開予定をお伺いいたします。 60 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 61 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。当市の健康診断につきましては、新型コロナウイルス感染拡大のため、本年度5月、6月に予定しておりました日程を中止してございます。その後、5月14日の緊急事態宣言の解除、また、段階的緩和の基本方針に基づき、感染予防を徹底した上で、7月から再開する予定となってございます。  以上でございます。 62 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 63 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。ただいま7月から再開というようなご答弁でございましたが、この再開に際しましても新型コロナウイルス感染の予防策を踏まえての部分がどのような実施になるか、再度お伺いをいたします。 64 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 65 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。再開に当たりましては、感染拡大予防の観点から、三密を避けるため健診の定員を半分に削減し、30分ごとに15名の予約制といたします。また、受診者ごとに検査機器の消毒や体調の確認、非接触体温計による検温の実施、マスクの着用、手指消毒の励行、会場及び検診車内の換気、会場レイアウトは間隔を空けて設置すると、感染防止対策を徹底して実施したいと考えてございます。  以上でございます。 66 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 67 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。そういった新型コロナウイルスの感染予防の徹底をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、第2項目の市民の健康長寿についての2番目の質問でございますが、フレイル健診の実施についてお伺いをいたします。  若い方が健康診断を受けますと、腹囲計測等によりメタボリックシンドローム、生活習慣病の予防について、栄養指導の判定を受けたりいたします。しかし、昨年3月の同僚議員の質問にも高齢者に起こるフレイル対策についてとありましたように、現在、後期高齢者になりますと、フレイル、いわゆる虚弱が心配されます。このフレイルの大きな原因には、1つに、けがや病気、あるいは栄養が不足している等により身体が弱まる身体的要因、2つ目に、社会や家庭の中で役割がなくなったり、変化してしまう社会的要因、こうした要因が重なり心が病んでしまう精神的要因など、こういった要因で虚弱、いわゆるフレイルが進んでしまいます。このフレイルの兆候をいち早く発見して、健康長寿を全うしていただくために、フレイル健診の実施についてお伺いをいたします。  まず初めに、フレイル健診についての内容をお伺いいたします。 68 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 69 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。まず、フレイルとは、先ほど議員からもご説明がありましたけれども、加齢によって身体と心の活力が低下した状態のことを指します。高齢者の健康づくりには、フレイルの状態を把握し、予防することが重要となってまいります。  フレイル健診でございますが、75歳以上の後期高齢者検査時に、健康状態、食習慣、口腔機能、運動・転倒、認知機能と15項目の質問書を用いて実施いたします。その結果を基に、保健師、栄養士、歯科衛生士等の専門職が低栄養、重症化予防等、個別的な支援を行ってまいります。  また、高齢者集いの場へ出向き、フレイル予防の普及啓発、運動、栄養、口腔などの健康教育・相談、必要に応じ、医療、介護につながるよう支援していくものですとなっております。  以上でございます。 70 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 71 ◯9番(玉造由美君) そういったフレイル健診は大変重要なことだと思いますので。また、これまでも要介護状態にならないようにフレイル対策を行って来たと思いますが、これまでのフレイル対策についてお伺いをいたします。 72 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 73 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。現在は75歳以上の方につきましては、茨城県後期高齢者医療広域連合の実施する後期高齢者の健康診査を受けていただいておりますが、健診の結果とフレイル状態に着目した視点との連動はない状況でございます。  健康診査とは別に介護予防の観点から、65歳以上の方に対しましては、自身の生活や健康状態を把握するための健康チェックリストを使用し、運動機能、低栄養、口腔機能、認知機能、鬱状態、社会活動を総合的に判断し、対象に合った健康維持のための指導が実施されている状況となってございます。  以上でございます。 74 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 75 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。この75歳以上の後期高齢者の皆様にフレイル、いわゆる虚弱の兆候を知ってもらい、予防に心がけて健康長寿を全うしていただくために、このフレイル健診を早い時期に取り入れていただきたいと思いますが、これについてお伺いをいたします。 76 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 77 ◯保健福祉部長(金井 悟君) ご答弁申し上げます。フレイル検査でございますが、75歳以上の後期高齢者医療制度の健康診査の項目に、高齢者の特性を踏まえた健康状態を総合的に把握するための質問票が追加され、フレイル状態の把握をするための問診を実施することとなります。開始時期につきましては、本年度、モデル事業として実施している先進市を参考に、早期の実施に向けて準備を進めていきたいと考えております。  以上でございます。 78 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 79 ◯9番(玉造由美君) 先進事例の自治体も多いと思いますので、この早期実施をぜひお願いしたいと思います。  次に、3番目の質問でございますが、予防接種事業についてお伺いをいたします。  生後2か月から医療機関で個別に行う様々な予防接種により、現在、私どもが様々な感染症にかからず、健康長寿を得ていることに対しまして、改めて感謝の思いでいっぱいでございます。  本年2月中頃より新型コロナウイルスの感染拡大が始まり、予防のための自粛生活などの影響を受けて、予防接種受診者の減少が心配されます。本年2月、3月を含む昨年度と、4月、5月の新年度の受診者、予防接種の現状をお伺いいたします。 80 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 81 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。昨年度の接種率の実績を見ますと、前年度と比較しても低下は見られていない状況であります。また、予防接種の予約が取れないといった相談も、特には受けていない状況でございます。  以上でございます。 82 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 83 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。昨年度の予防接種受診者の減少は見られないというようなご答弁でございましたが、期限切れになった方へのフォローなどについてお伺いをいたしますが、期限切れのために受けられなかった方の対応策をお伺いいたします。 84 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 85 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。予防接種を期限に受けられなかった方の対応策でございますけれども、こちらについては、相談頂いたときに接種の種類、内容に応じて、医療機関等を紹介するなどの対応をしている状況でございます。  以上でございます。 86 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 87 ◯9番(玉造由美君) 予防注射の中の麻疹・風疹につきましては、時期を過ぎると自己負担になるというふうに載っております。こういった方がいらっしゃる場合の対応策についてお伺いしたいと思います。 88 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 89 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。期限が切れた場合につきましては、基本的に、自己負担となってしまうような形になっておりますけれども、受診、定期的に計画を立てて接種していただくように、乳児訪問の際に予防接種プラン例や副読本の「予防接種と子どもの健康」を配布し、早めに計画的な接種スケジュールを組んでもらうよう説明を行っている状況でございます。  以上でございます。 90 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 91 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。よろしくお願いいたします。  第2項目の4つ目の質問でございますが、定期接種のHPVワクチン、子宮頸がんを予防するヒトパピローマウイルスのワクチンでございますが、接種者数が当市におきましても極めて低い状況でございます。現在、日本国内でもHPVワクチン接種率は1%未満になったままで、毎年、年間約1万人が子宮頸がんに罹患し、その中で約2,800人が死亡していると言われています。手術などの治療により救命できたとしても、様々な後遺症で苦しむ患者さんも少なくはありません。このHPVワクチンの接種者数が極めて低い現状の原因は様々あると思いますが、HPVワクチンについての理解が不足している、HPVワクチン接種の重要性への理解が不足している、こういうことも考えられます。
     そこで、この理解も深める取組についてお伺いをいたします。 92 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 93 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。子宮頸がん予防ワクチンでございますが、接種者の中から持続的な痛みを訴える副反応が報告されており、厚生労働省から平成25年6月14日に、積極的な接種勧奨の差し控えについての通知が出されております。このため、市民の方へ市ホームページ等で子宮頸がん予防ワクチンの接種についての注意事項を含め、子宮頸がん予防の重要性も併せて周知をしております。また、接種を希望される方については、保健センターの窓口において接種に伴う注意事項を説明の上、予診票の発行を行いまして、医療機関へ接種を受けていただく流れとなってございます。  以上でございます。 94 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 95 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。HPVワクチンの安全性、有効性、また、リスクも含め、ホームページに提示してあるという、そういうご答弁でございましたが、HPVワクチン接種対象者のお子さんのいる家庭に、HPVワクチンの効果やリスクを知ってもらうためのリーフレットを個別に送付してはいかがでございましょうか。既に個別に情報提供を始めている自治体も多いとお聞きしております。お伺いいたします。 96 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 97 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。対象者への今後の周知でございますが、厚生労働省で作成させている子宮頸がんワクチンの接種を検討されている方へのリーフレット、こちらの内容の改訂に合わせまして、接種可能年齢である小学校6年生から高校1年生のうち、定期接種の期限が近い高校1年生に対する周知を優先的に実施できるよう、情報提供に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 98 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 99 ◯9番(玉造由美君) ただいま、高校1年生、HPVワクチンの定期接種の期限が近い対象者に対しての個別情報提供を検討してまいるというようなお話でございましたが、この個別の情報提供につきまして、小学校6年生からのご家庭にも、そういった接種スケジュール並びに接種できる医療機関の情報なども併せて、個別情報提供を強くお願いしたいと思いますが、その点につきまして、もう一度お伺いをいたします。 100 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 101 ◯保健福祉部長(金井 悟君) 周知の対象者でございますけれども、予定としては接種期限が近い高校1年生ということを検討していますが、今後、改訂を踏まえた中で、周知の対象者の拡大を検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 102 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 103 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。ただいま、定期接種の期限に近い方、高校1年生ですか、に情報提供をするのに加えて、小学校6年生からの方にも情報提供を検討してまいるというご答弁でございましたが、この個別情報提供はいつからできるようになるか、個別情報提供の時期につきましてお伺いをいたします。 104 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 105 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。国のリーフレットの改訂の時期にもよりますけれども、それと併せて、近隣自治体の状況を見ながら、時期のほうを検討していきたいと考えております。  以上でございます。 106 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 107 ◯9番(玉造由美君) なるべく早い時期にそういった情報提供ができるよう、努めていただきたいと思います。  以上で私の一般質問を終わりにいたします。ありがとうございました。 108 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午前11時13分休憩            ───────────────────────                   午前11時26分再開 109 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 110 ◯21番(高野 要君) 21番・高野 要でございます。通告に従いまして、3点ほどお伺いいたします。  まず、第1点目、駅前・東ノ辻線の茨城空港アクセス道路までの延伸について。  駅前・東ノ辻線を茨城空港アクセス道路まで延伸することによって、空港へのアクセスの玄関口にもなると考えております。そしてまた、東大橋地区から柏原工業団地までの一帯を新たな企業進出エリアと、私はなり得ると考えております。この地域に関しましては、東大橋地区は準工業というようなことで、以前に成功者がございまして、その周辺がそのような形、いつでも工業団地、そういったものができる状況にあるわけであります。  柏原工業団地を皆さんご案内かと思いますけれども、今、柏原工業団地は、物作りから物流に変わっております。この石岡の立地、高速道路、国道、そういったものが全て石岡市内、また、近くにインターがあるわけであります。そういったところは、ほかにはなかなかない。今まで石岡市というのは何もない、そういったところでありましたが、いつの間にか発展の材料が出てきたわけでございます。こういったものを逃す手はない。これを気がつかずにいれば、石岡市はどんどんどんどんかすみがうら市、小美玉市に後れていく。  そういった中で、今、皆さんご案内のとおり、この茨城空港アクセス、どう思いますか。高速道路から石岡を僅か900メートル。そんなにないですかね。高架で渡り、そして、あとは全て小美玉です。私はその地域に住んでいるもんですから、あれが石岡市内を通って、そして小川のほうへ入っていけば、石岡市の発展はあった。そこには工業団地も造れたでしょう。いろいろなものができたかもしれない。しかしながら、石岡に残ったのは道路のアーチだけである。これを見たときにどう思いますか。  今、皆さん、ちまたでは、もう羽鳥駅に急行が止まりますよ。また、そういう運動も起きている。そういった中で、石岡市は何だと。石岡市がどう考えても茨城空港の玄関であります。皆さん、車社会、車だけが全てだとお考えでございましょうが、老人もいれば子どももいる。鉄道、こういったものは非常に大事なわけであり、そういったことを考えたときに、我々は茨城空港の玄関口を石岡だと、そうするんだという誇りを持たなければならない。  そういったときに私は小美玉の市長さんともお話ししました。前市長とも話をしました。それでやりましょうと、この道路。小美玉にも、石岡市の小井戸地区、それから玉里地区、そこへの道路の協力もしているじゃないですか。ですから、園部川を越えた僅か500メートルぐらいの距離、それでバイパスにぶつかるわけです。ですから、そのぐらいのことは、島田さん、お願いできますか。それ、どうぞやってください。前市長も、それ、やりましょうよ、石岡バイパス、造りましょうと、そういうことでありました。  新市長に替わって、子どもの森等々もゼロベースだと、ゼロだというような話を伺いました。今回、こういう質問はする必要がないわけでありますけれども、本来やるべきこと、これは人が変わろうが、何が違おうが、行政は継続である。行政が継続なしにして、人が替われば全部変わっていく、そういったことはあり得ない話であります。  そこで、ここで一緒にして話をしているわけではありませんが、このように、今泉前市長、そしてまた小美玉の市長も、いいですよ、協力しましょうということであれば、私は新市長・谷島さんにぜひとも進めてもらいたい。そして、石岡市の玄関が、あくまでも茨城空港の玄関は石岡であるよと。ホテルもたくさんございます。皆さんお泊まりになって、朝ゆっくりとお出かけてください。駐車場の心配、要りません。石岡市で駐車場は用意しますよ。ですから、皆さん、ここからバスに乗っていきなさい。  そういう、やはり弱者にしてもそうかもしれないですけど、いろんなケアも含めた中でやっていったら、急行は羽鳥には止まらない。止まらせてはならないんです。石岡の発展が阻害されるからであります。ですから、ぜひともこのアクセス道路ですか、石岡駅前からスマートインターのアクセス道路、そこへきちっとつなげることを私は市長にお約束していただきたいという形の中で、質問に立ったわけであります。  朗々と演説していると時間がなくなりますので、1点目、今年度、調査費が計上されましたが、今後どのようなスケジュールで進めていくのか。調査費がついたというお話を聞きましたので、質問いたします。よろしくお願いいたします。 111 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 112 ◯都市建設部長(鶴井重則君) 私のほうから、駅前・東ノ辻線の茨城空港アクセス道路までの延伸のスケジュールにつきましてご答弁申し上げます。議員おっしゃるとおり、今年度、駅前・東ノ辻線延伸調査委託料を予算計上いたしております。この調査委託の内容としましては、駅前・東ノ辻線を延伸させることによる事業効果や、石岡市周辺の交通体系及びネットワークがどのようになるかのシミュレーションを行っていく調査でございます。  今後、今回のこの調査結果を基に、具体的なルート等の検討を実施してまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 113 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 114 ◯21番(高野 要君) 今部長のお話を聞きまして、やっぱり実現の道になるなら、そして、あの地域がますます発展していく。この東口から今度できる道路ですか、その周辺、これがどんどん発展していく。また、東大橋地区においては、いつでも工業団地ができる、物流センターが造ることができる。そういったことによって、私は石岡の発展につながっていくのではないかということで、前市長が調査費をつけてくれたということに非常に感謝申し上げ、今、喜びを感じているところでございます。  そこで、計画倒れになってはいけませんので、2点目なんですが、その際、整備する際の財源。財源ですね。いろいろ合併特例債とか何か今までありましたけれども、大きな事業になるかと思います。そういったときの財源ですか、これについてお伺いをいたします。 115 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 116 ◯都市建設部長(鶴井重則君) 財源につきましてご答弁申し上げます。財源といたしましては、国の補助金及び交付金、また、有利な起債等を活用してまいりたいと考えているところでございます。また、今後、計画を策定する中で、事業規模等を考慮しながら、詳細に検討してまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 117 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 118 ◯21番(高野 要君) やっぱりお金は大切ですから、有利なそういった財源を元に、なるべく早急に進めていただければというふうに思います。  市長さんにも聞いていただきたいんですが、石岡のまちを歩いてみてください。石岡の市内ね。外部は別ですが、みんな、どこへ行っても、言葉、悪いんですが、どん詰まりなんですね。青木町というか、あそこに道路、ありますけれども、あれも詰まっている。あれが抜けていって、石岡のバイパスのほうへ抜ければ、すばらしい幹線になる。だけれども、なかなか抜けない。皆、そういう形になっているんですね。  だから、放射線状に物を造るということは、道路、一番大事な体系というふうに思うんですが、石岡はほとんど。もともと古い歴史のまちなので、そういうふうにまちが造られているのか分かりませんが、今の社会においては、絶対にこれは損な状況であるなと思うんですね。ですから私も気がつかないでいたんですが、全部、どこへ行ってもどーんと詰まってしまうんですね。ですから、これをどんと抜いてあげたら、物すごい幹線になり、すばらしい道路体系ができるのかなと思いまして、今回はその中でも大きな事業であるかと思いますけれども、それをお願いしたところでございます。  今、財源についても聞きました。茨城空港、これも大臣とか、いろいろな骨折りもあったんでしょうけど、あっという間に完成しました。小美玉市やかすみがうら市、笠間市も、今、すばらしい道路を完成させ、供用しております。その道路が完成、開通することによって、周辺がどこも一変しているんですね。大きな、今のパレットとか、そういったものができたりなんかすることによって、その地域に発展が促されると。ですから、やはり道路、これは非常に大事です。でも、必要以外のものは要らない。  ですから、今回の道路については、小美玉と競争するわけじゃないです。お互いに共有していけばいいわけですから。ですから、そういった中で、小美玉市のためにも、やはり私はこの道路を造っていただきたいと。石岡市も、今、予算を取りましょうと。時間をかけるんじゃなくて、どんどん進めていただきたい。  新しい市長になりまして、新しい谷島市長はどんどんやる人だというのを聞いております。どのぐらいやるかは分かりませんけれども、できる人だということを聞いておりますので、この件につきまして、市長のお考えをお伺いいたします。 119 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 120 ◯市長(谷島洋司君) 議員ご提案の茨城空港アクセス道路へ駅前・東ノ辻線を延伸してはどうかでございますが、先ほど来、お話がありましたとおり、広域連携、小美玉市との連携、そういった広域的に見て、大変魅力があるものであり、都市基盤整備においても、重要なものであると考えております。  まずは、効果的な路線ルートの調査検討を行ってまいります。 121 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 122 ◯21番(高野 要君) ご答弁頂きまして、路線のルートというようなことで。路線が決定すれば、道路というのはできるというふうに感じておりますので、なるべく早く、私たちが元気なうちにできればいいなというふうに思っております。  私の地区の下に道路がございます。私が議員になったときに県のほうへ、その当時の議長さんに連れていっていただきまして、お願いしました。予算、つきました。だけれども、10年かかりました。だから、10年、20年、都市計画道路は計画しても30年という話がございますけど、そんなものでなくて、どんどん、市長の任期中に半分できたと、それぐらいの勢いでやってもらわないと、道路は進まない。そのようにお願いしたいと思います。この件は終わります。  それでは、地域医療計画に対する市長の認識についてをお伺いいたします。地域医療計画に対する市長の認識について、一問一答方式でお願いいたします。答弁は市長の認識ということでお願いしてございますので、全て市長から求めます。難しい問題ではございませんし、淡々と答えていただければいいのかなと。  今般の市長選挙において、谷島新市長が今泉前市長の後継ということで誕生したことは私も存じておりますし、市民の皆さんもご案内のことと思います。さらに、今回の市長選挙で、地域医療計画が大きな争点となったところであります。  私はこのような地域医療、このようなことがなぜ選挙の争点になるのか、あきれて物が言えない。こういったことは市民、そして行政が一体となって、時間をかけて進めれば。やるやらないは分からない。しかしながら、きちっとした解決策が模索されるわけであり、演説になりますけど、なぜ医師会病院、大変だと、今泉市長に何度も相談を受けました。私も親しくしていたとき、ありました。そういった時期に私に相談をかけてきました。大変なんです、大変なんです。大変だったら、みんなで考えないといけないよねという答えは返しております。何をしてやれとは、私は市長に対しては申してございません。  しかしながら、私は今回のこの問題、なぜこんなに地域医療。地域医療で議会と執行部か何か分かりませんが、騒いでいるなんていうのは本当に言語道断。話にならない。問題は1つではなかったんですか。私は金井部長に話したこともあります。医師会病院の救済ですよ。今泉市長が、したがって、医師会病院の救済。手法の過ちじゃないですか。やり方に問題があったんじゃないですか。市民の皆さん、そして議会にもきちっと、医師会病院を何とかしましょうよ。  そこへ分からない、私たちが知らないような団体が入ってきたり、昨日の答弁にもありましたけど、病院の自治医大とか、そこの病院なんだとか、皆さん、勘違いしている。第三者の団体じゃないです。そういったところを神のごとく祭り上げて、そこで全部やってもらえば病院がただでできるんだ。私もいろいろ調べましたが、公立病院なんか、ただでできるところ、ないです。それで、石岡市の場合は、10億で買い上げる。10億で買い上げるんだったら、医師会病院の負債、3億ですから、3億あげなさいよ。医師会病院がそれで解消されるじゃないですか。全く何だか分からない。  医師会病院の救済に、病院が2つも3つも入ってくる。ただやたらベッド数の話だけ。ベッド、ベッド。ベッドをもらった病院だって、余裕じゃないですよ。ベッド、外へ置いておけないんだから。ベッド1つをもらうと、75万円入ってくるそうですよ。だけど、部屋を造らなくちゃいけないでしょう。だから、何が120床なのか。  そういったことが選挙の争点で、市民の方も大変だ大変だというようなことで大きな騒ぎになりました。私も第三者の立場で、また、第三者ではなく、議員の立場で見ていたときに、このベッドの病床って何だよと。120床なくなったとき、石岡の市民、みんな死んじゃうのみたいなね。ですから、今回の選挙においては、やはり私は地域医療、この問題は外して選挙をやってほしかった。このように思っております。しかしながら、何もない選挙というのはないのでね。  この地域医療がこういう形の中で、今、議会のほうは反対ではないですね。きちっと見直せよと。だけど、なくなってしまうと谷島市長は大変だよと、そんなことで争ったわけでございます。そこで、市長は120床のベッド、これをチラシから自分でも、また、周りの人たちも応援しておりました。大変ですよ、皆さん大変ですよと。それで当選されたわけでございます。  私も地域医療、よく分からないです。きっと、議員の中では知っているほうだと思います。なぜなら、今泉さんに聞かされていた。あの人にたーくさん聞かされましたよ。最後は私はノーを突きつけましたけど。ですから、ある程度は分かっているつもりでおります。  それで、市長が地域医療について市長選を戦ったわけでございますけれども、私は私が知り得ている以上に、この地域医療については、市長は知っているというふうに思っておるんですね。ですから、市長に質問。詰める質問ではありません。淡々とお伺いします。だけど、これは、議会というのは、議事録で、公文書です。お話ししたことは残ります。ですから、きちっと答えていただきたいと。  ただ、一言。私はこの地域医療、病院の問題が選挙の争点になったということに対して、30年議員をやってきて、もったいなかったなと。もったいない選挙をやったなというふうに思っております。それで、その地域医療、今回は予算にも計上されてこない。なぜあれだけ荒れ去ったものが予算に、補正で出てこないのか。私は本当に市民に対して申し訳ないというふうに思っているところでございます。  今回は、できるできないはともかく、よしあしは市民が判断するんですから、予算にはきちっと、補正予算、出すべきではなかったのかなというふうに思っております。これは私の問題であって、市長の考えとは全く違いますのでね。  そこで、質問に入ります。  最初に、第1点目、14項目ほどありますので、分からないことは分からないで結構です。  最初に、市長が前市長の後継として市民に訴えた地域医療計画、この内容について伺います。  先ほど話したことですね。この計画、私も全ては分かりません。今泉さんから口で聞いただけなので。新市長はこの計画書とか、そういったのを読まれましたか、お伺いします。 123 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 124 ◯市長(谷島洋司君) 医療計画につきましては、前市長からお話を伺いまして、私の認識の中では、勉強させていただいたというところでございます。 125 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 126 ◯21番(高野 要君) お話を聞いて勉強したということでございますので、この計画、知っているんであれば、ここでお話し頂けませんか。議事録に載せたいんですよ、どれだけ市長が知っているか。今市長とお話しして、分かっている話ですから、ここでお話し頂ければと思います。よろしくお願いします。 127 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 128 ◯市長(谷島洋司君) 今お話がありました今回の選挙、私も高野議員と同じように、これだけの争点ではなかったと、非常にそういった面では残念だというところは共有しているところでございます。そして、この地域医療計画、私が県会議員のときに、突然市長がお辞めになるという前日の日に、この説明についての大切さ、あるいはまとまらないと大変だというお話をお聞きしました。  この何が必要だという最初のところなんですが、私の認識しているところでは、産科を設置しなくてはいけない。あるいは、小児科を拡充しなくてはいけない。緊急診療を継続しなくてはいけない。石岡地域に必要な医療提供体制を整備するためには、医師はもちろんのこと、看護師や介護士などのコメディカルも含めた人材の確保が必要であると、そういったところからスタートをしていると伺っております。  この医療計画につきましての経緯あるいは詳細につきましては、保健福祉部長のほうからご答弁はさせていただきます。 129 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。
                    〔21番・高野 要君登壇〕 130 ◯21番(高野 要君) 保健福祉部長、誰ですか、金井さんですか。私は市長が知り得ているというので、市長に答弁を求めているわけです。市長のあれですか、市長と部長というのは、頭の中、一緒ですか。部長は今泉氏に聞かれたんですか。そんな教授、受けましたか。私は、知り得ているというので、お話を市長に聞いているんです。そういう話を聞いたと。  もう最初から、今の話から間違っているじゃないですか。今泉市長は産婦人科とか、そういったこと、言っていませんよ。内科ですよ。産婦人科は後回しだと。そうですよ、産婦人科と小児科なんていうのは、今泉さんの口からは出ていない。連れてきて、聞いてもいいですけど、後回しですよ。とにかく公立化するんだということだけでした。  ですから、市長、よく聞きなさい。市長、なぜ小美玉市、かすみがうら市がのらなかったか分かりますか。私も行って、市長と話をしたこともございます、その件について。なぜかって。今泉さんの話が分からないから、実際に行って聞いた。  高野さん、産婦人科と小児科、そして緊急診療、これがないんだよと。だから私にも、高野さん、もし議論する場があったら、それを言ったほうがいいですよって。ですから、かすみがうら市とか、それがのってこなかったのは、そのようなことなんです。目的が違っていたんです。ですから、石岡が単独で走っていたということなんですよ。  ですから、今、市長がお話しになられたけど、そもそも、市長の認識はここで崩れているんです。分かりますか。市長は、当初の認識の中で、産婦人科、そういったことがなかったら大変ですよと、そういったことの中で一生懸命動いたんでしょう。  ですから、当初から違っていたんです。今泉氏が欲しかったのは公立病院、産婦人科じゃないです。何を置くのですかって聞いたら、小児科です。産婦人科は人が来ない。小児科の先生がなかなかおぼつかない。そういった中でできるのが小児科だということで彼が言っていたことです。  ですから、今の新市長、谷島さん、あなたはちゃんとしたお話を聞いていなかったということです。だまされたんでしょう。これ、私、そう思います、今の話、聞いていて。いや、堂々と論じているから、やっぱり、ああ、そうかなと思いましてね。  私たちも最初はそう思ったんですね。ですけど、今泉氏の考えていたことは違っていました。ですから、市民にアピールしてがんがんやりましたけど、小児科とか、そういったものはどこにもなかったです。私は何度も何度も今泉さんと話をしていますので、あくまでも医師会病院の話と、第一病院ですか、公立で新しく造ることの話で、小児科とか、そういったものはなかったんですね。  結局、この計画ですか、市長は知らないということでいいんですよ。知らなきゃ知らないでいいんです。それだけでいいんです。私は詰める気もありませんので。知らない中に、前市長に聞いた話の中で、自分でその思いの中で動いたと、そういうことであったのかなと思います。  部長の答弁を聞いても仕方がないです。部長は知っております。自分で全部、あそこで、県とか国とかの問題、合ってもいない計算をやっていましたから、自分なりに。何の根拠もない。何の根拠もないんですよ。それを勝手に出して、それがあたかも数字だということで出している。そんなものですよ。できればそれが正当化されますけど、国の認可もない、認証も落ちていない、そういった中で皆さんにお伝えしていたのが今回の地域医療の話です。市長、分かりましたか。  ですから、もっともっと話合いをして。ほかでは10年もかけた、5年もかけたと言っています。しかしながら、専門委員会で決まってから、議会に全協でお話ししたのは2日後ですよ。計1か月です。1か月で議会の承認を頂きたい。1か月で病院を造った人、どこにいます。ツバメの巣だって1か月じゃできないです。  ですから、私は今日、こういう質問に立って、市長を詰めているわけではない。だから、市長の認識。答弁を聞いていると、市長は話合いを求めているんですね。ですから、何か分からないでいるんじゃないかと。そんなだったら、きちっと話をしたほうがいい。質問しようと思って、質問をしているところでございます。  結局は、今泉さんの小児科と、その話を聞いて、それをうのみにして、一生懸命選挙戦を戦ったということでございますので、市長がだまされてしまったということで、私は認識するしかないですね。ただ、だけれども、本当にそれだけしか知らなかったのか、再度答弁を求めます。 131 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 132 ◯市長(谷島洋司君) 医療計画についての認識についてお答えいたします。目的につきましては、そういうお話を頂きました。最終的には、公立化が最有力な選択肢であると。私は、選挙戦では、最有力な選択肢と言ってまいりましたが、前今泉市長はこれしかないというお話をされていました。私は、それにつきましては、それは少し待ったほうがいいのではないかというお話もいたしました。その前提としましては、やはりきっちりと話合いをして、これが本当にベストな策なのかどうか、そういったものを手法として積んできたのかどうか、そこに疑問を持ったからです。  ですから、私は今回、選挙戦では、有力な選択肢の1つであると。これは前市長にだまされたかもしれませんけれども、職員の、執行部としましては、しっかりと議論を進めてきた、検討してきたことでありますので、私はそれを信じて、今回は大事な選択肢の1つと考えておるところでございます。 133 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 134 ◯21番(高野 要君) 今、ここで気がつかれても困るんですけど。選挙も終わっておりますしね。本当に市民に対して失礼なことをしたんだなというふうに思っております。  これだけの大きな騒ぎもしました。県会議員もたくさん来ました。そんな中で、今、このような見解を聞くとは思いませんし、私は自信を持って、見解は。私は、この問題は、今泉さんとも話をしておりますし、共有しております。そういった中で、これでは、ここは石岡市が避けて通れない道でありますので、私はこれを市民の声として頑張って進めてまいりたいというふうな答弁を期待していたわけであり、やはり市民の代表者である以上、市民に口から出たこと、これは責任を持たなくちゃいけない。そして、誰か、政治家だか何だか分からないですけれども、そういった人が言ったからと、そういったことで話をしてはまずいのではないかなというふうに思われます。  今泉さんにだまされたと。今泉さんが悪くなれば、それでいい。しかしながら、自分はどうなんだ。そのときしっかりと自分はこういうふうにして、市民の皆さんに言っているわけであります。市民の皆さんはそれを聞いて、ああ、そうかと、谷島さんってそういういい人なんだと思ったわけであるかと思います。  ですから、私は、議会としては別に反対ではない。やはり内容の問題。また、時限的な問題。話合いが足りない。僅か2回の報告。委員会は3回開いただけ。今泉市長が決めたんじゃないんですよ、これ。よく聞いてください。委員会でこれをやりましょうって決めてくれたんです。でも、違うでしょう。今泉さん、あなたが決めたんでしょうと言いましたら、今泉さんは、違います、委員会で決めたのでやることにしました。トップですよ。そういうことなんです。専門委員会、そこでやりましょうと言ったので、やることにしました。  自分の意思はどうなんだ。入っておりません。何かというと、自分で言ったというと、私に詰められるからだと思います。人のせい。それで、僅か3回ぐらいの専門委員会。それで、このような石岡市の運命をかけるような、市長、病院を造ることができますか。職員も、私です。増やしてやらないと間に合いませんよと言ってあげたんです。そうしたら、市長、増やしてやったようですけど。  ただ、だけれども、1つには、今年の3月までに詰めなければならないんです。それで、私、国のほうへ電話して、聞きました。この予算は多少変わるけど、来年も継続してありますよ。だから、今年だって構わないんです。来年でも構わないんです。1年、2年かけても構わないんです。それが自分で拙速に、1か月、2か月でこの病院を造ろうとした。それに、その話を聞いて、市長選、戦いとなったわけでございます。  今市長から今泉市長にだまされたというような話を聞きました。これ、議事録に載っています。ですから、やはり私はそれが本音であったのか。ただ、だけれども、やはりこの医師会病院、このことについては、まやかしの中で来たのかなと。だから、ここへ来て、新市長ができて、この病院、今お話ししましたけど、もう迷っている状況にありますよね。だから、絶対公立病院を造るんだというような、1万7,000人、この人の声はどこに行ったのかなと思って、非常に残念に思うところです。  私は、公立病院を造ることもいいでしょう。これが市の将来発展する財源というか、基礎となっていけばいいことです。しかしながら、このことによって全国で9割がみんな赤字である。そういったものに手を染めることはならないと私は考えておるところです。  市長の話を聞いて、情けなさと、腹立たしさと、いろいろ混じってきまして、ああ、こんな選挙をやってよかったのかな。自分も真剣に取り組みましたけど、結果としてはこんなものかということで情けなく思っております。私は、石岡の市長は公言したとおり、公立病院についてはきちっと造り上げてもらいたい。1万7,000人に対して、公立病院は必要ですよ。120床のベッドも必要です。そのようなことを言っているんです。ですから、きちっと公立病院、市長、造ってくださいよ。それで、最後まで責任を取ることです。ただ造ることは簡単にできます。市長ともなったら、自分で口から出したことはきちっと責任を取るべきなんです。その場しのぎで、その場その場でいいことを言っても駄目なんです。委員でもそうです。言ったら、きちっとやる。有言実行、そのようなことです。  今は演説になっていますけど、話を聞いて、腹立たしさが立っております。この先、細かいことをたくさん聞こうと思って、14項目ほど作ってきました。その中から幾つか聞いてまいりますので、もう時間もございませんので、答えてください。  中身、全然分からないですよね。分からないんですから、細かいことを聞いても無理ですよね。病院の再編とか、細かいことを聞いて、答えられますか。  それじゃ、あと1項目残しているもんですから、このベッド120床について、大分訴えておりました。この120床。市長、本当にこの120床、必要ですか。お伺いします。 135 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 136 ◯市長(谷島洋司君) まず冒頭に、私が不適切な発言をしてしまったかもしれないことについておわび申し上げます。当初、高野議員のほうからだまされたのではないですかというお話があったので、つい、売り言葉に買い言葉で、不適切な発言をしたことをおわび申し上げます。だまされたということではなくて、だったのかもしれないという、その一瞬立ち止まった中の言葉でございますので、不適切な問題につきましてはおわび申し上げます。  そして、今、高野議員から心強い、力強い言葉を頂きました。公立病院、造ったらいいんじゃないか。一生懸命、私はそのために、これから医療計画に取り組んでまいりたいと思っております。  当初、反対ではなかったと、手法が悪かった、あるいはプロセスが悪かったというお話も、高野議員からお話を頂きました。これらをしっかり執行部は受け止めまして、プロセスを踏んで、それから、しっかりと皆さんと議論をしていきながら、この問題を取り組んでまいりたいと思っております。  この120床の問題は、市民の立場から見ますと、これまで市内にあった病院の病床がなくなる。大きな損失ではないのかなと思っているところです。土浦医療圏としましては、十分足りているという中ではありますけれども、その中の石岡医療圏のベッド数は少ない。救急医療の問題でも、多くの救急患者が石岡市以外に搬送される、そして、帰ってくるところがないという現状もございます。そういった点からも、あるいは、新コロナウイルス感染症の予防、これからまだまだ第2波、3波、あるかもしれない、そういった中でしっかりこの医療体制を整えるために、ベッド数が必要だと私は考えております。 137 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 138 ◯21番(高野 要君) やはり最初に、今泉さんからろくな話、聞いていない。また、勉強もしていないという。ベッドについても恥ずかしい話でありまして、ただ120床がなければならないというだけで、根拠が示されていない。市長ともなれば、根拠を指し示されるべきであるし、今、冒頭にお話がありましたけど、だまされたということは、売り言葉に買い言葉。  私はあなたに売っていない。私は言葉として発言しただけです。売り言葉に買い言葉という部分、議長、謝罪していただきたい、取り消していただきたい、私に対して。そうですよね。売り言葉に買い言葉。私はあなたに言葉なんて売っていないんです。私は、質問の一部のお話の中での話です。売り言葉というのは、けんかを売っているわけじゃない。そういう議論をしているわけじゃないんです。だから、自分でもきちっと言葉を選んで話をしています。ここは議場です。神聖な場所です。議会用語というのもございますから、そのようにしてお話をしていただきたい。  それでは、120床のベッド、今、じゃ、石岡でどうですか。今、医師会病院から病床が消えました。  あれ、時間、大丈夫ですか。  ええ、病床が消えております。ええ、120床、今、使われておりません。今、120床がなくなって、どうですか。誰が困っている人、いますか。石岡市には、ベッド数……。  市長は地域医療計画を読んでないと言ったから、仕方ない。見ていないんでしょう。理解していますかと言っても、これ、聞いても無理ですよね。計画に出てくる4つの病院の病床は、山王台病院、医師会病院、第一病院、脳神経外科。これらの合計が418床。この稼働率が60から70%。65%、年平均値を取った場合、270床となります。仮に医師会病院の120床がなくなったとしても、3つの病院の合計298床となるんです。これは単純計算ですけれども。  ですから、病床がなくなる、なくなるとあおり立ててきましたが、現状はこういうことです。こういうことを市民の方に言ってあげましたか。でも、120床はあったらいいよねというような話をするんであればいいですけど、今も言っていましたけど、120床がなくなることが損失のような話じゃないですか。この120床を病院に割り当てて、患者もいないのに。  公立化すると、75万円もらえるんでしょう。ほかの病院はもらえませんよ。ただベッドをもらうだけで。それで、この病院、公立化しなければ、みんなに分け与えられないというようなことを言っておりますけど、これは県の特例がありまして、欲しければ、きちっとした申請をすれば、ベッド数は増やせるとも伺っております。そういうことなの。  120床。別にこの120床がなくても、それでも患者は余ります。それで、患者さんは、石岡のこの地域の人たち全部、この4つの病院に来るわけじゃない。ちょっと重い人はつくばへ行く、水戸へ行く、かすみがうら市、協同病院へ行く。そういうふうになっているんです。バランスが取れているんです。  なぜ医師会病院がああいう形になってきたかといったら、もう要らなくなってきてしまった。ほかの病院で間に合うから、その120床が要らなくなってきた。これは自然の摂理じゃないですか。ほかで間に合うんです。ほかの病院、喜びますよ。今まで60%だったところが90%になったら、患者さん、増えたら。ホテルと一緒です。泊まってくれれば、お金を頂ける。ですから、逆に、120床がなくなったことによって、病院は大きな潤いが生まれてきているわけであり、ですから、市長が言われていた120床がなくなると、石岡の本当に年寄りからみんな、大変ですよという理論は成り立たないんですよ。私の理論からいくと。  現在、そのあかしとして、120床は使われておりません。しかしながら、そんな問題は一つも起きておりません。これは商売と同じで、やはり淘汰されているものがあっても仕方ないんです。まさにこれは病院も何も企業戦争ですから、そういう形なんですよ、市長。なぜそれを、120床を石岡が大きな負担をして抱えなくちゃならないの。なくなるものはなくなって、仕方ない。それで、ほかの皆さんには、きちっと。よその病院もありますのでね。  それで、もし、最後に言いますけど、八郷の人たち、います。この人たちをきちっとしてあげなくちゃいけない。私が今思っているのは、これからは、市長にお願いしたいことは、医師会病院を合併させるとか、そういったことではない。あの医師会病院を石岡市が再生させるんですよ。お金をつぎ込んでもいいでしょう。あの病院、10億で買うんだったら、あそこへ10億、入れなさいよ。それで、あの病院を少しでも皆さんが。  よく八郷の人たちと言います。八郷の人たち、来ていました。今、診療所をやっています。6月で閉鎖だとか、いろいろ聞きます。それを市長が今いち早く手を打って、医師会病院の再生。それに私はお金をかけていくべきじゃないかなと。ほかに頼まない。自分たちでやるんですよ。人任せじゃなくて、あるお金はつぎ込む。コロナも一緒ですけど、出すときに出さないと、やはり潤いは生まれません。  ですから、きちっと、私は八郷の人たちも守るべく、また医師会病院も考えていただきたいと、かように思います。市長の見解を伺います。 139 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 140 ◯市長(谷島洋司君) 今、八郷地区の命を守るというお話を頂きました。石岡市としましても、しっかりと市民の命を守る、そして暮らしを守るために、私もこの医療計画、議会の皆さんとともにしっかりと議論していきながら、そして、石岡市民のためになる病院体制、どういう体制がいいのか、これから市長が全部、こうというのではなくて、議会の皆さんからもご意見を賜りながら、しっかりといいものを造ってまいりたいと思いますので、どうかご指導、ご協力、それから、一緒に、みんな1つになってやっていきますようお願い申し上げまして、私の答弁とさせていただきます。 141 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 142 ◯21番(高野 要君) あと37秒ありますね。  私のところへは医師会病院について、看護師さんとか、そういった方からは、高野さん、何とかできないのかと、そこで勤めていたいとか、そういうお話が来ております。  患者さんについては、八郷の方々、私、八郷へよく行くもんですから、親戚も多いので、おじいちゃん、おばあちゃんたちがあそこ、診療所、何とかしてくれよと、あの先生がいいんだよとか、そういう話、たくさん聞いております。  ですから、石岡の人に怒られますけれども、八郷の人があそこは非常に多い。だから、そのためにも、今、診療所というか、診療しかできないというような状況にありますけれども、あそこをなるべく継続して。  とにかく、大きな病院に造ることも結構ですよ。お金が、財源があれば。しかしながら、今の医療体制、それを八郷の人たちにきちっとしてやってほしい。ですから、医師会病院の継続。医師会病院、これを継続して、まずはやっていくということを市長に懇願して、私の質問を終わります。 143 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。午後1時30分から会議を開きます。                   午後 0時17分休憩            ───────────────────────                   午後 1時30分再開 144 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 145 ◯15番(関口忠男君) 15番・関口でございます。  まずは、谷島市長、市長就任おめでとうございます。7万4,000人の石岡市民のために、今後、誠心誠意、一生懸命働いていただきたいと思っております。どうぞよろしくお願いを申し上げます。  通告に従いまして、2つほど質問をさせていただきます。  まずは、合併特例債活用事業についてでございます。  平成17年10月に旧石岡市と旧八郷町が合併し、その後の新市のまちづくりを進めていく中で、合併特例債を活用した事業を行っているかと思います。これまでには新市の建設事業において、合併関連幹線道路事業、また、学校建設事業等が行われてきたかと思いますが、合併当時計画した合併特例債事業に対して、その後、何度か変更をされてきているかと思います。  当初、合併のときには、特例債活用期間というのは10年ということで始まりましたが、その後、経済状況が悪くなりまして、路線の見直しとか、いろいろ行ったと思っております。そして、東日本大震災が起こりまして、そのときに茨城県知事が被災地として申請をしまして、10年の延長が茨城県は認められたところでございます。ほかの地区は、ほかの県ですか、被災地に入らなかったところは5年ということで、茨城県は10年の延長を認められたところでございます。  その最初の17年の計画の内容と、これまでに変更した点、追加された事業などを含めまして、全ての合併特例債活用を利用した事業について、まずは各部署から説明を頂きたいと思います。 146 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 147 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。合併特例債事業につきましては、議員ご案内のとおり、平成17年度に当初の計画を策定しまして、10の事業を予定しておりました。新市における事業の必要性や優先度を整理し、事業を計画したものでございます。  当初計画では、施設関係では、石岡給食センター改築事業、北小学校改築事業、柿岡中学校改築事業、東小学校改築事業、統合保育所建設事業、複合文化施設建設事業がございました。また、合併関連道路整備関係では、貝地・高浜線整備事業、村上・六軒線整備事業、上林・上曽線整備事業、美野里・八郷線整備事業がございました。  平成18年度にはこの事業計画に新たに朝日トンネル整備事業と駅前・東ノ辻線整備事業を追加し、12の事業となりました。その後、平成21年度までには学校耐震化事業、斎場建設事業第1期分を追加、平成27年には広域ごみ処理施設建設事業を追加し、平成29年には上曽トンネル整備事業、そして、昨年には斎場建設事業第2期分を追加してございます。その結果、現在の合併特例債活用事業は、全部で17の事業となっております。 148 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 149 ◯15番(関口忠男君) 今、17の事業を合併特例債で行ってきたということでございますが、これまでに完了した事業と、現在進行中の事業の進捗状況についてお伺いをいたします。 150 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 151 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。まず、完了した事業でございますが、先ほどご説明いたしました17の事業のうち、石岡給食センター改築事業、柿岡中学校校舎改築事業、東小学校校舎改築事業、統合保育所建設事業、斎場建設事業第1期分、学校耐震化事業、朝日トンネル整備事業、インターチェンジ整備事業の8事業が既に完了となってございます。  次に、現在進行中の事業でございますが、複合文化施設整備事業、貝地・高浜線整備事業、村上・六軒線整備事業、上林・上曽線整備事業、美野里・八郷線整備事業、駅前・東ノ辻線整備事業、広域ごみ処理施設建設事業、上曽トンネル整備事業、斎場整備事業第2期分の9事業でございます。 152 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 153 ◯15番(関口忠男君) それでは、今は完了していない、現在進行中でございますよね。その進行中の進捗状況について、細かく説明を頂きたいと思います。 154 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 155 ◯都市建設部長(鶴井重則君) 都市建設部からは、道路事業についてご答弁申し上げます。現在、合併特例債を活用し、整備を進めている路線は、貝地・高浜線、村上・六軒線、駅前・東ノ辻線、上林・上曽線、(仮称)上曽トンネルの5路線でございます。  事業の進捗状況でございますが、貝地・高浜線は、全体計画延長1,300メートルのうち、優先整備区間といたしまして、山王川、日の出橋から常磐線の手前にあります高浜小学校、こちらまでの区間800メートルについて整備を進めております。現在までに約260メートルが完成し、供用開始をしているところでございます。整備率は32.5%となっております。  続きまして、村上・六軒線でございます。全体計画といたしましては、村上・六軒線から6号バイパスとの接続部となる区間250メートルについて整備となっておりますが、現在、用地交渉を継続的に行っている状況でございます。  続きまして、駅前・東ノ辻線でございます。全体計画としましては、市役所前の通りから県道石岡筑西線までの区間1,200メートルについて整備を進めております。現在までに約700メートルが完成し、供用開始をしているところでございます。整備率は58.3%となっております。  続きまして、上林・上曽線でございます。全体計画延長4,200メートルのうち、優先整備区間といたしまして、県道土浦笠間線からフルーツラインまでの区間2,500メートルについて整備を進めております。現在までに約1,780メートルが完成し、供用開始をしているところでございます。整備率は71.2%となっております。  続きまして、(仮称)上曽トンネルの整備でございます。平成29年に石岡市、桜川、茨城県によります上曽トンネル整備事業調整協議会、こちらを発足し、上曽トンネル整備区間を市道として認定したところでございます。平成30年には茨城県の合併市町村幹線道路緊急整備事業に指定され、市事業として整備を進めることとなり、令和元年5月から交差点改良工事に着手し、現在、取付道路の改良工事を施工中でございます。また、令和2年3月にトンネル本体工事を契約いたしまして、掘削工事に向けた準備を現在進めているところでございます。  以上でございます。
    156 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 157 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) 合併特例債事業の進捗状況につきましてご答弁申し上げます。生活環境部が所管しております合併特例債事業は、広域ごみ処理施設建設事業費と、第2期斎場移転事業費の2事業でございます。  まず最初に、広域ごみ処理施設建設事業費負担金50億365万6,000円でございますが、内訳といたしまして、合併特例債を9億3,890万円を活用し、一般財源が40億6,475万6,000円となっております。  処理施設工事の進捗状況でございますが、土木建設工事が約55.5%、焼却プラントが約35.9%、リサイクル施設プラントが約57.6%、全体で46.5%の進捗となってございます。令和2年12月3日に火入れ式、令和2年12月14日から試運転期間を設け、令和3年4月の供用開始に向け、順調に進んでいるところでございます。  続きまして、第2期斎場移転事業費負担金でございます。8,851万円でございまして、内訳といたしまして、合併特例債8,400万円を活用いたしまして、一般財源451万円となってございます。この事業につきましては、斎場移転事業の第2期工事として、待合室60人部屋を2部屋、2室などの整備をするものでございます。  進捗状況でございますが、平成29年度に基本設計、平成30年度に実施設計、令和元年度には埋蔵文化財発掘調査を済ませておりまして、本年度、建設工事の入札を行い、着工する予定となっております。  以上でございます。 158 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 159 ◯教育部長(豊崎康弘君) 私からは教育委員会所管の複合文化施設整備事業につきまして答弁申し上げます。複合文化施設整備事業では、図書館を核とした文化施設の建設を目指し、平成18年3月に基本構想を策定いたしまして、翌年度には基本設計を作成してございます。しかし、同19年に学校における耐震化問題を受けまして、児童生徒の安全安心を第一に考え、市内小中学校の耐震診断と耐震補強工事の実施を優先させることとなり、建設を先送りした経緯がございます。  基本構想が作成されまして14年が経過しておりますことから、図書館を中心とする複合文化施設の基本コンセプトの見直しが必要であると考えてございます。また、昨年度、個別施設計画が完成し、市全施設の今後の計画も出そろいました。さらに、市民会館の閉館ということもございますので、改めて関係部署と再検討を含め、考えてまいりたいというふうに思っております。  以上です。 160 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 161 ◯15番(関口忠男君) 今、それぞれ合併特例債事業の進捗状況をお聞きしまして、思ったところがあるんですが。私は12年ほど都市建設委員会の委員をしておりまして、大分そのときに見直しをし、事業化路線を短くしたり、そしてまた、追加でまた事業を新たに入れたり、そして大変事業が増えているんですけど、当初、合併で、協議会の中で決まった最初の路線、貝地・高浜線とか、村上・六軒線、駅前・東ノ辻線、上林・上曽線、やっぱりこれはそろそろ見直しをして、最初の全路線を進めていくべきかなと思っております。  そして、この今言った貝地・高浜線とか、上林・上曽線とか、先に出ているほうが起点なんですよね。上林・上曽線だったら、上林が起点で、上曽が終点なんですよ。美野里・八郷線というのは、美野里が起点で、八郷が終点なんです。ですから、終点から事業をしたというのはそれなりの理由があってしたのかもしれませんが、起点をおろそかにして事業をしているのは、間違いではないかなと思っております。  ですから、当初予定した上林・上曽線の話になりますが、これは林地区、柿岡地区、葦穂地区で路線を整備しようということで地区から出た路線でございますので、柿岡、葦穂だけの路線にしてはまずい。ですから、林も交えたその路線は、一体的に造るべきである。そして、上曽トンネルがいよいよ実現したわけでありますので、当然、その路線はつないで、交通の便をよくするべきではないかなと思っておりますので、大変重要な路線であると、このように思っておりますので、2,500メートルのところは多分、今年度、大体事業が終わるのかなと思っておりますので、残り1,700メートルについて、市長としてどういう考えを持っているのか、進めていただきたいのでありますが、答弁をお願いいたします。 162 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 163 ◯都市建設部長(鶴井重則君) 私のほうから、上林・上曽線の今後の整備につきましてご答弁申し上げます。上林・上曽線は、(仮称)上曽トンネルへのアクセス道路として大変重要な路線でもあり、また、現在進めております優先整備区間、こちらの事業量が約3割以下であることなどから、残る区間1,700メートルにつきましても、来年度以降に事業化し、整備を進めてまいりたいと考えているところでございます。  今後、事業化及び合併特例債の利活用を、庁内調整及び議会への説明、協議、また、国の補助金、交付金を活用するため、県と調整を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 164 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 165 ◯市長(谷島洋司君) 上林・上曽線は、(仮称)上曽トンネルへのアクセス道路として県西地区と石岡市を結ぶ路線、また、八郷中学校へ通う生徒の通学路としての安全性の確保、八郷地域中心市街地の狭隘区間の交通の緩和等といった多様性のある道路であり、観光面や経済面からも大変重要な路線であると認識しております。そのようなことから、残る区間についても早急に整備を進めていきたいと考えております。 166 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 167 ◯15番(関口忠男君) 大変ありがとうございました。これで、来年から残る1,700メートルにつきましても整備される。大変地元の方も喜ぶのではないかなと思っております。  次に、合併特例債の交付税措置についてお願いをいたしますけど、お聞きしたいんですが、合併特例債を活用した事業の最終的な実質負担額、これについてお伺いをいたします。 168 ◯議長(池田正文君) 財務部長・門脇君。 169 ◯財務部長(門脇 孝君) ご答弁申し上げます。普通交付税につきましては、ご存じのとおり、自治体ごとに基準財政需要額と基準財政収入額を算定し、その差額である財源不足額を基準に交付されるものでございます。合併特例債の元利償還金につきましては、毎年度の償還額の70%を基準財政需要額の算定項目の1つに、公債費に組み込まれることによりまして、交付税措置されているものとなってございます。  以上でございます。 170 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 171 ◯15番(関口忠男君) それでは、これまで完了した8事業に対しても、これまでの実績として66.5%は戻ってきているのか、答弁をお願いします。 172 ◯議長(池田正文君) 財務部長・門脇君。 173 ◯財務部長(門脇 孝君) 答弁申し上げます。交付税の算定の中に、項目の中に入ってございますので、算入されているということになります。  以上でございます。 174 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 175 ◯15番(関口忠男君) 3番目の新たに合併特例債の活用を考えている事業があるのか、お伺いをいたします。 176 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 177 ◯市長公室長(加藤乃利明君) 現在のところ、対象事業はございませんけれども、市の特例債の発行上限がございます。約202億円になっておりまして、現在の総発行見込額は187億3,999万8,000円となっております。現在実施中の事業につきましても額が確定をしておりませんので、増額などが必要になる場合もございますので、交付税措置等を踏まえると有利な財源でございますので、今実施中の事業費の増減や事業の必要性及び重要性等を総合的に勘案して、今後の活用方法を検討してまいりたいと思います。 178 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 179 ◯15番(関口忠男君) それでは、合併特例債の発行可能期間、最終的にいつまで発行できるのか、お伺いをいたします。 180 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 181 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。合併特例債は新市建設計画の期間、掲載事業と連動しておりまして、現在は令和7年度までがその期間となっております。  一方で、平成30年4月に自治体の実情を鑑みまして、さらに5年間の延長を認める法律が施行したところでございます。そのため、当市におきましても、事業の進捗状況等から期間の延長が必要と判断した際には、令和12年度までその発行期間を延ばすことができるものでございます。  以上です。 182 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 183 ◯15番(関口忠男君) 合併特例債事業につきましては、よい答弁を頂きましたので、これで終わりにしたいと思っております。  次、消防行政についてお伺いをいたします。  近年、全国各地では想定をはるかに超える災害が多発しております。また、新型コロナウイルス感染症の中で、消防に寄せられる期待はますます大きくなっていると思います。消防本部におきましては、特に救急では、新型コロナウイルスの感染症リスクがある中で感染防止対策を取り、大変ご苦労をされているかと思います。  消防団においては、地域の安全安心のため、日頃より昼夜を問わない活動をし、ご尽力を頂いていることに感謝いたします。また、昨年の秋に連続して襲来した台風、また、大雨、長時間にわたる活動をしていただいたと聞いております。  本日は、消防行政での救急業務の活動内容と、消防団再編の進捗についてお聞きしたいと思っております。  救急業務における病院への搬送についてお尋ねをいたします。  最初に、現在の救急活動件数の推移についてと、119番で通報して、救急車が現場まで向かう一連の流れについてお伺いをいたします。 184 ◯議長(池田正文君) 消防長・岡野君。 185 ◯消防長(岡野 勉君) 最初に、救急活動件数の推移についてご答弁申し上げます。令和元年度中の救急出場件数につきましては3,718件でございまして、平成30年中が3,519件でしたので、前年比で約200件の増加が見られております。  この救急件数の増加の要因といたしましては2つございます。1つ目としましては、高齢化社会の進展による高齢者の急病やけがなどの増加でありまして、今後の全国における救急件数予想推移を見ますと、2025年までが増加傾向にあると予測されてございます。救急件数の増加の要因、2つ目でございますが、救急車の必要のない傷病者による、救急車の要請が増えてございます。この対策といたしまして、消防本部では救急車の適正利用について、情報発信するなどの様々な呼びかけを行っているところでございます。  次に、ご質問の119番通報をし、救急隊が現場に到着するまでの活動についてご答弁申し上げます。現在、119番通報は、水戸市にございますいばらき消防指令センターに入ります。こちらは平成28年6月1日から消防無線のデジタル化に伴いまして、県内34市町21本部で茨城消防救急指令センターを構成、共同運用をしておりまして、石岡市からも2名の指令センター員の職員派遣をしているところでございます。  指令センターでは119番通報を受信しますと、指令センター員は通報内容を聴取した、確定した情報で、管轄する消防本部に救急出場指令を送信します。それで、救急隊が現場へ出場することとなり、出場した救急隊は、現場へ急行途上に指令センターからの確実な通報内容と活動支援情報を確認しまして、重症度、緊急度に合った応急処置を行うための救急資機材の準備をして、現場まで迎えます。  以上が通報から現場到着までの状況でございますが、119番通報から救急隊が現場へ到着するまでの時間につきましては、令和元年の統計で、全国平均約8.7分でございます。ちなみに、石岡市消防本部では8.5分と、全国平均よりも若干短縮している状況でございます。  以上でございます。 186 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 187 ◯15番(関口忠男君) 119番通報から現場到着までの内容については、細かくお答え頂きまして、内容は分かりました。  それでは、通報した後、救急車が現場に到着してから病院に行くまで、向かうまでをお聞きしたいと思うんですが、救急車が来てからそこを出発するまでの時間が最近、長い。この前も近所で30分ほど救急車がとまっていた。そういったことをお聞きましたので、なぜそんなに病院に行くまで時間を要するのか。今は新型コロナの関係もあって、病院の受入体制も大変厳しいのかなと思いますが、その救急車を利用した方は、かかりつけの病院があると、そういうことも話していたんですが、なかなか救急車が向かわないと、そういったことをお聞きしたことで、どういうことがあって時間がかかるのか、また、その対策を考えているのか、そういったことをまずお聞きしたいと思います。 188 ◯議長(池田正文君) 消防長・岡野君。 189 ◯消防長(岡野 勉君) ご答弁を申し上げます。現場に到着した救急隊は、まず、二次災害の危険性の有無と周囲の安全を確保し、傷病者に接触しまして容体を観察します。その後に傷病者に合った応急処置を実施しまして、傷病者の観察結果の状況で医療機関の選定を行いまして、受入れ可能の承諾を得てから現場を出発し、医療機関へ向かうこととなってございます。  関口議員ご指摘の救急車の現場滞在時間がかかってしまう事案でございますが、心肺機能停止状態の患者へのCPRなどの救命処置を施す場合や、傷病者の搬出に時間を要する事案、また、休日、夜間での医師の専門外による医師不足により、病院手配に時間がかかる事案などがございます。その際に、搬送先の病院が決まらずに現場を出発して、病院に向かってしまうと、行く先々の医療機関で受入れを拒まれてしまい、いわゆるたらい回し防止を図るために、受入れ収容先医療機関が決定するまで現場に滞在し、受入れが決まり次第、現場を出発している状況でございます。  また、現在の新型コロナウイルス感染症により、医療機関側も多忙であることや、発熱、呼吸器症状がある場合などは、院内感染防止対策で医療機関側も慎重になっておりまして、病院の選定に時間がかかっている状況でもございます。  なお、救急隊が現場にいる滞在時間につきましては、令和元年中の統計を見ますと、平均時間約20分を要している状況でございます。  以上でございます。 190 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 191 ◯15番(関口忠男君) それでは、救急車が当然病院に向かうわけでありますが、市内、市外の比較ですか、状況をお伺いいたしたいと思います。 192 ◯議長(池田正文君) 消防長・岡野君。 193 ◯消防長(岡野 勉君) ご答弁を申し上げます。医療機関の受入状況でございますが、令和元年中の救急搬送受入状況を見ますと、市内医療機関が36%、市外医療機関が64%となっており、市外の医療機関への搬送が大半を占めておりまして、病院到着までの時間を要している状況でございます。市外の医療機関への搬送理由といたしましては、傷病者の重症化による高度治療の必要となる医療機関の選定、さらには、ドクターヘリコプターの利用の増加によるものでございます。  本来であれば、市内医療機関への救急受入れが時間短縮につながり、傷病者への負担が少なく、望ましいところではございます。今後は、市内の医療機関の救急医療体制の充実が課題であるのかなと感じているところでございます。  今後も一人でも多くの命を救うため、救急隊の高度な救命技術や資質の向上を図るため、職員教育を進め、また、関係機関と協力、連携し、万全な救急体制を築いてまいりたいと考えております。  以上でございます。 194 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 195 ◯15番(関口忠男君) 消防長の心強い答弁を頂きまして、安心をしたところでございます。やはり救急車が一分でも二分でも早く病院に向かってもらうように、今後も最善の努力をしていただきたいと思っております。  次に、石岡市消防団再編の進捗と課題についてお伺いをいたします。  近年、災害は大規模化、激甚化しており、昨年の台風19号、多発する地震など、環境は大きく変化しております。その中で、消防団員は自分の仕事を持ちながら、地域のために昼夜を問わず献身的に尽力されております。当市においても地域の消防・防災力体制の中核的役割を果たす消防団の再編を現在行ってきている状況ですが、現在の消防団再編の進捗と課題についてお伺いをいたします。  最初に、消防団再編に至った経緯についてお伺いをいたします。 196 ◯議長(池田正文君) 消防長・岡野君。 197 ◯消防長(岡野 勉君) ご答弁を申し上げます。最初に、消防団再編に至った経緯についてご説明申し上げます。近年の少子高齢化や人口減少により、新入団員の確保は現在困難な状況であり、また、サラリーマン団員の増加によって、平日、昼間の活動団員が減少し、消防力の低下が懸念されることや、老朽化した車庫や消防車両の施設整備が遅れていることから、平成30年4月から消防団再編計画を進めているところでございます。  次に、ご質問の消防団再編の進捗でございますが、平成30年4月1日から八郷地区の消防団8分団32部隊制から16分団体制に再編、統合を行いまして、石岡市消防団1本部26分団体制で運用を開始して、消防団員が活動しやすい環境をつくるとともに、消防・防災力のさらなる充実強化につなげている状況でございます。  次に、消防団再編についての課題でございますが、八郷地区のコンクリートブロック造りの車庫が老朽化により建て替えなどを進めていかなければなりませんので、現在、石岡市消防団詰所兼車庫の整備計画を策定中でございます。計画の中身につきましては、消防団詰所兼車庫の建設、また、古い車庫の解体、そして消防団車両の配置等も含めた計画内容でございます。  また、消防団再編を進めていくとともに、減少傾向にある消防団員の確保、また、団員の手当等の年報酬や費用弁償などの処遇改善の見直しなども検討課題でございますので、これらも併せまして進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 198 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 199 ◯15番(関口忠男君) 今消防長が申されたことは、消防団員の減少が懸念されると。市民にとっても不安であると。消防団本部としまして、団員確保に向けた対策、これをどのように取っているのか。また、災害時には隣接する地区との、分団との協力体制ですか、そのようなものを取っていると思いますが、どのように体制を取っているのか、まずお伺いをいたします。 200 ◯議長(池田正文君) 消防長・岡野君。 201 ◯消防長(岡野 勉君) まず、消防団団員の確保についてご答弁を申し上げます。地域防災の担い手として、消防団員の役割は非常に重要でございます。全国的にも消防団員が年々減少しておりまして、現在、新入団員の確保には苦慮しているところでございます。  このような状況を踏まえ、消防団と連携して、団員の確保に向けて市のイベント等でのリーフレットの配布、また、のぼり旗の設置での入団促進、さらには、ホームページに消防団活動の内容を掲載し、消防団のイメージアップを図るなど、対策を進めているところでございます。
     次に、ご質問の隣接分団の応援・出動体制でございますが、再編前には各地区の4部隊が災害対応に当たっておりましたが、団の再編により各地区2部隊となりましたので、災害時の消防力を維持するため、隣接する分団から応援出動体制を取り、建物火災や林野火災に対し、万全な協力体制で臨んでいる状況でございます。  以上でございます。 202 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 203 ◯15番(関口忠男君) 今、消防長から現状を聞きましたところ、様々な課題があると。それに対して、今後、再編がまた進んでいくのかなと思っております。  将来の地域において、消防団の役割というのは大変重要であります。そして、市民の安全安心の確保のために、これからの消防団の充実強化について、消防長の方針を改めてお聞き申し上げます。 204 ◯議長(池田正文君) 消防長・岡野君。 205 ◯消防長(岡野 勉君) ご答弁を申し上げます。関口議員おっしゃるとおり、昨年の台風19号などの災害では、自分の仕事を持ちながらも、昼夜を問わず、地域のために活動に尽力されている消防団員に対し、消防本部といたしましては、消防車両、消防団詰所の車庫の施設整備を進め、また、消防団員の装備の充実、手当等の処遇改善を計画的に進めるとともに、団員減少や消防団離れを防ぐため入団促進活動を進め、今後は消防団OBを活用した機能別消防団員制度なども検討し、地域防災体制の中核を担う消防団にとって安心して活動できる環境を整え、魅力ある消防団を目指し、市民の安全安心に結びつけてまいりたいと考えております。  以上でございます。 206 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 207 ◯15番(関口忠男君) 消防団員はほとんどボランティアに近い年報酬で、地区の安全安心のために昼夜問わず働いているわけでありますので、そういった年報酬、また、費用弁償なども改善をしていただきたいと思っております。  消防長にとっては、消防署、また、消防団員と両方見る立場でございますので、消防団幹部とよくお話をしまして、消防団の環境改善のために努めていただきたいと思っております。  以上で私の質問を終わります。 208 ◯議長(池田正文君) 消防長・岡野君から発言を求められておりますので、これを許します。  消防長・岡野君。 209 ◯消防長(岡野 勉君) 失礼しました。先ほどの医療機関の受入状況の数字に誤りがございましたので、訂正させていただければと思います。令和元年中の搬送状況を見ますと、市内医療機関が38%、先ほど36%と言ってしまったんですが、38%でございまして、市外医療機関が62%ということになります。訂正しておわび申し上げます。 210 ◯議長(池田正文君) 次の質問者に移ります。  6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 211 ◯6番(櫻井 茂君) 6番・櫻井 茂です。一問一答方式で質問させていただきます。よろしくお願いをいたします。  最初に、市政運営に関する所信について、市長に当選されました谷島市長にお伺いしたいと思います。  市政運営に関する所信を伺いました。その中で、基本方針といたしまして7項目を挙げられておりましたが、この7項目とした理由をお尋ねしたいと思います。 212 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 213 ◯市長(谷島洋司君) 石岡かがやきビジョンに基づくアクションプランとしまして、石岡みらい創造プランが平成30年から令和3年度計画として策定されておりまして、この中で施策大綱として、政策目標を7点掲げております。この政策目標7項目に合わせて、所信を作成させていただきました。これまで石岡市が進めてきた基本的な方向性を受け継いだものとなっております。 214 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 215 ◯6番(櫻井 茂君) 答弁を頂きました。歴代の市長が基本構想、そして基本計画として策定してきました石岡かがやきビジョン、そしてアクションプラン、これらの考え方の上に乗って、今回、所信を示されているものと受け止めております。このたび示されました所信の中で、谷島市長の個性、谷島カラーと言ったらいいんでしょうか、どのような形でご自身、示したというお考えをお持ちなのかをお伺いできればと思います。 216 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 217 ◯市長(谷島洋司君) まちづくりの理念として私の掲げるスローガンは、「共生・共育・共働のまちづくり」です。私はこの3つをキーワードとしまして、市民一人一人の夢や希望に寄り添い、それをつないでいくことにより、夢のある石岡、子どもたちが誇りを描ける石岡づくりに向け、全力を尽くしてまいる所存です。  そして、7項目のほかにお示しをしました地域医療に関する考え、そして、所信の最後に触れました将来を見据えた持続可能なまちづくりの先頭に立つ覚悟、そして、全ての市民が幸せを感じられる社会、特に、子どもたちが石岡に誇りを持って、自らの未来に夢を描ける社会の実現に向け、不撓不屈の精神で全力を注ぐことを誓った決意にお示しをいたしました。 218 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 219 ◯6番(櫻井 茂君) 行政課題の解決に向けましては、市長の考え方、あるいは方向性につきまして、その7項目の中で大まかに示されていらっしゃると思います。こちらにつきましては、昨日来、先輩、同僚議員多くからも細かい質問されておりましたので、お尋ねはいたしませんけれども、ただ1点。今後、個別具体的な事業化に当たりまして、市長のほうでは市民、関係団体、市議会のご理解を頂きながら、職員とともに石岡市が今こそ1つになって、力を合わせてまちづくりに取り組みたいと考えているということで所信に触れられております。この関係者、そして議会の理解をどのように求めていくのか、こちらのお考えをお伺いしたいと思います。 220 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 221 ◯市長(谷島洋司君) どのように進めていくか。私はまずは説明をしていく、あるいは皆さんから話を聞いていく、そういった姿勢に基づいて、市政運営をしてまいりたいと思っております。そして、市議会、あるいは市民の皆さんと1つになりながら、この石岡市の課題に取り組んでまいりたいと思っているところでございます。 222 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 223 ◯6番(櫻井 茂君) 不撓不屈の精神で全力を注ぐといった部分と、今答弁頂きました力を合わせていくといったところ、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  次の質問に入ります。豚熱予防対策についてであります。  岐阜県で発生した豚コレラ、豚熱の感染拡大を受けまして取り組んでいた豚熱ワクチン接種ですが、茨城県内では367農場、31万頭余りに豚熱ワクチンの初回全頭接種を終えたことを茨城県が発表しました。石岡市の豚熱感染拡大防止に向けた取組状況等についてお伺いをしたいと思います。  なお、質問させていただく豚熱ですが、CSFという言葉に換えて質問させていただきます。これは、アフリカ豚熱という感染力と致死力が非常に強い感染病がアジア圏に進出、拡大しておりまして、国は、このアフリカ豚熱をAFCと表記しています。一方、日本で感染拡大が広がる豚熱につきましてはCSFと表記しておりますので、質問ではCSFと、以降、発言させていただきたいと思います。  1点目です。CSF感染拡大防止対策の現状と実績についてお伺いをしたいと思います。  昨年の第4回定例会におきまして、当時は豚コレラ感染拡大防止対策という形でお伺いをしております。CSFに感染した野生イノシシの豚舎等への接近を防止するための防護柵設置補助、あるいは野生イノシシへの経口ワクチン散布等につきまして取り組んでいる旨の答弁を執行部から頂いております。  こうした取組の成果、進捗状況をお伺いいたします。あわせまして、今年2月から取り組まれた、飼養されている豚へのCSFワクチン接種の実績についても答弁を頂ければと思います。 224 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 225 ◯経済部長(額賀 均君) 初めに、防護柵設置の実績についてご答弁申し上げます。防護柵設置事業でございますが、野生イノシシの豚舎等への接近を防止するため、農場の施設、敷地を囲う柵の設置事業となってございます。  市内における対象事業者が25でございまして、このうち16事業者がこの事業を要望し、設置を行っています。残り9事業者につきましては、4事業者が既に施工済みでございまして、3事業者は自主施工を予定しており、2つの事業者は廃業を予定していると伺っております。  なお、令和元年度より事業を実施しており、16事業者のうち、令和元年度中に5事業者、令和2年5月現在6事業者、計11事業者が防護柵の設置が完了しております。残り5事業者につきましては、今後、設置が完了する見込みとなってございます。  次に、経口ワクチン散布ですが、CSF感染を防ぐため、野生イノシシが免疫をつけることができるよう、餌としての経口ワクチンの野外散布を茨城県や猟友会と連携して実施しております。ワクチン散布の方法として、餌づけ、散布、回収となり、令和元年度中には令和2年1月と2月の計2回実施しております。それぞれ30地点に20個を散布し、計600個を散布して、2回の合計は1,200個の散布を行い、イノシシの接触があったと思われるワクチン数が863個となってございます。また、今年度においても、6月12日より経口ワクチン散布を行う予定となっております。  次に、豚熱ワクチン接種でございますが、豚コレラに関する特定家畜伝染病防疫指針に基づき、茨城県がワクチン接種推奨地区に設定されていることから、県内の全農場全頭にワクチンの接種を行っております。石岡市においては、令和2年3月12日から26日にかけて、25事業者、約2万5,000頭のうち、1万5,670頭に接種が行われております。残り約9,300頭でございますが、生後30日以内の子豚や、出荷まで20日以上の豚でございまして、ワクチン接種の対象外となっております。全頭接種対象外となっていた子豚も含めまして、令和2年4月以降についても順次接種をしております。  以上でございます。 226 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 227 ◯6番(櫻井 茂君) 答弁を頂きました。このCSFワクチンの接種でありますけれども、どのような体制、手法で行っているのか、そして、その経費負担、こちらについてお伺いをいたします。 228 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 229 ◯経済部長(額賀 均君) ワクチンの接種体制及び手法、経費、負担についてご答弁申し上げます。ワクチン接種は、家畜防疫員に任命された獣医師資格を持つ茨城県職員と民間獣医師で行っております。  経費負担でございますけれども、ワクチン接種料は茨城県の手数料徴収条例に定めており、1頭当たり340円ですが、初回全頭接種分は全額免除となっております。初回は全額免除でしたが、2回目以降については経費がかかることとなってございます。  以上でございます。 230 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 231 ◯6番(櫻井 茂君) 畜産農家のほうは、今回、最初の部分については茨城県が全額負担してくれたというようなことで、そのワクチン接種については助かっているわけでありますけれども、2回目以降は経費がかかると、農家負担という形になっていくんだろうと思います。それを受けまして、畜産農家への支援策についてお伺いしたいと思います。  石岡市のCSFワクチン接種実績が1万5,670頭という答弁を頂いておりますけれども、新たに出生する豚についても、ワクチン接種を行う必要が今後出てくるということだと思います。先ほど初回全頭接種は無料だったということですが、今後進められるCSFワクチン接種はその対象外となり、有料となるわけでありますけれども、どのようなタイミングでCSFワクチン接種を行うのか、また、その経費はいかほどかかるのかについてもお伺いしたいと思います。 232 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 233 ◯経済部長(額賀 均君) ワクチン接種のタイミングと費用についてご答弁申し上げます。肥育豚への接種については、ほかの繁殖用の豚を飼育している農場で、生後30日から60日間の間に接種することが推奨されております。茨城県手数料条例では1頭当たり340円でございますけれども、県知事の判断により減免し、320円となってございます。そのため、畜産農家ではワクチン接種を行う頭数に320円を乗じた金額を市に支払い、市から県の家畜衛生保健所に支払っている状況でございます。  以上でございます。 234 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 235 ◯6番(櫻井 茂君) 今後につきましては、20円減額の320円、1頭当たりかかりますよと。これについては市のほうに農家から払っていただくと。払ってもらったお金を県の家畜衛生保健所のほうに、市のほうで払うというような形だという答弁を頂きました。  石岡市内で毎月どのぐらいこのCSFワクチン接種を行っていくのか、頭数が分かればお伺いしたいと思います。また、このワクチン接種がいつまで続くのか、基準や方針が国、あるいは県から示されていれば、お伺いいたしたいと思います。 236 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 237 ◯経済部長(額賀 均君) ワクチン接種の実績等についてご答弁申し上げます。畜産農家の規模や経営形態によりワクチン接種の頭数が変わるため、令和2年3月の実績から平均的な頭数を申し上げますと、1事業者、約627頭となっております。  ワクチン接種の期間については、豚熱が終息するまでとなっておりますので、長期間になることが予想されております。  以上でございます。 238 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 239 ◯6番(櫻井 茂君) これまで、例えば防護柵の補助、これは市のほうも出しておりますけれども、国が8分の4、半分、県が8分の2、市は8分の1ということで、8分の7の補助を防護柵の際には出しております。この場合、8分の1部分については、畜産農家自身が負担しなければならないと。金額の面では8分の1という形になりますけれども。  先ほど最初の質問でお答え頂いた際に、廃業される予定の方が2業者あるということで、経費負担が原因でやめられるのかどうか私は存じ上げませんけれども、経費負担なのか後継者不足なのか分かりませんけれども、そういった経費の部分についても、多分農家については大きな負担になっているんだろうと。  なおかつ、防護柵のほかに今後は新たに生まれてくる子ども、あるいは疾患に際してはワクチンを打っていかなければいけないということで、こちらについては1頭320円というような答弁を頂いておりまして、CSF感染拡大予防対策では精神的にも肉体的にも、さらには経済的な損失も、大きな負担を畜産農家は被っている状況であります。  市内畜産農家では、毎月平均600頭を超える規模でCSFワクチン接種を行うということであれば、単純計算で約20万円の出費が続いていくことになります。年間に直せば、240万を超える負担がのしかかることになるわけであります。このように大きな負担が続くのであれば、事業継続をやめざるを得ないという事業者が出てきてくるのも当然かと思います。  実際に、先ほど申し上げましたように、防護柵設置の段階で廃業を決めた畜産農家が2軒あるということでありましたので、今後の事業継続に向けた畜産農家からの相談、あるいはCSFワクチン接種等の経費負担への行政支援を求める相談が経済部のほうに届いているのかどうか、お伺いしたいと思います。 240 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 241 ◯経済部長(額賀 均君) 支援の費用負担や相談体制についてご答弁申し上げます。事業継続に向けた相談及び費用負担の支援を求める相談につきましては、該当する畜産農家から、支払い方法を口座引き落としなど、簡素化を行うことはできないか、また、接種料が毎月高額となることから、補助金等の支援はないのかなどの声が上がってございます。  先日、石岡市養豚協会からワクチン接種費用の支援策等の相談を受けてございます。現在、経済部において検討を始めたところでございます。  以上でございます。 242 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 243 ◯6番(櫻井 茂君) 幾つかの相談が上がっているという答弁を頂きました。その中で、口座の引き落とし、こちらについては、そんな大きなお金がかかるということでもないと思いますので、事務的な手続で可能であれば、なるべく早い段階でそういった取組を行っていただければと思いますので、よろしくお願いします。  市長のほうにお伺いしたいと思いますのは、市長は所信の中で農産物のブランド化等、6次産業化によるもうかる農業への支援について触れられております。今回のCSF感染拡大防止対策につきましては、事業者にとって死活問題と言える問題であります。石岡市にとっても積極的な対応を進めるべきだと考えております。  他市では、既に事業者への支援を具体化しようとしている市も見受けられるようであります。県議時代のパイプをぜひ生かしていただきまして、まず、県におけるさらなる支援、これと併せまして石岡市独自の支援策について、市長にお考えがあれば、見解をお伺いしたいと思います。 244 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 245 ◯市長(谷島洋司君) 支援策についてご答弁いたします。石岡市は養豚が盛んな地域ですので、豚熱感染防止対策は大変重要であると認識してございます。茨城県も養豚の飼育頭数は全国でも上位でございますので、養豚農家の存続のために現在実施している支援策の拡大などについて県への要請を行うとともに、石岡市独自の新たな支援策についても検討してまいりたいと思っております。 246 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 247 ◯6番(櫻井 茂君) 茨城県はローズポーク、あるいは石岡市ですと弓豚という既にブランド化されている銘柄もございますので、ぜひ石岡市独自の支援策、できれば広域的に近隣の市と連携を取って、そういった支援策がどんどん拡大していっていただければありがたいと思いますので、県、あるいは近隣の首長さんと連絡を取り合って、早急にこの支援策をまとめていただければと思いますので、よろしくお願いをいたします。  次の質問に入ります。フレイル予防対策であります。
     今年度から高齢者の健康診査にフレイル状態のチェックが導入されております。フレイルとはfrailty(虚弱)の日本語訳であります。健康な状態と要介護状態の中間に位置し、身体的機能や認知機能の低下が見られる状態のことを指しますけれども、適切な治療や予防を行うことで、要介護状態に進まずに済む可能性があります。  フレイルの有症率は年齢とともに増加し、特に後期高齢者では、要介護の要因や健康寿命の延伸の阻害要因となっております。健康寿命の延伸において目標となるのは要介護期間の短縮であります。高齢者の自立支援に向けたフレイル予防について、市はどのような対策、対応をするのかについて、考えをお伺いしてまいりたいと思います。  こちらにつきましては、午前中に先輩議員が同様の質問されておりますので、その点については除かせていただいて、私のほうでお聞きしますのが、私、この質問を出すに当たりまして、フレイル健診そのものは石岡市で既に実行されているものだという思い込みで質問を通告しておりましたら、実際にはまだ始まっていないというようなことで答弁のほうもありましたけれども、そういったところを伺いましたので、フレイル健診は石岡市では未実施であることが答弁されておりましたので、国の方針では、このフレイル健診、いつ頃までに始めなさいと多分出ていると思います。この点と、市の実施に向けた考え、こちらのほうを確認させていただきたいと思います。 248 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 249 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。フレイル健診につきまして、国の方針でありますけれども、令和6年度までに全市町村で実施することとしております。  当市としましては、今年度よりモデル事業で実施している自治体を参考にしまして、導入に向けて支援策や体制整備を進めながら、できる事業から取り組み、後期高齢者医療制度の高齢者保険制度と介護予防の一体的な事業として、早期の実施を目指していきたいと考えてございます。  以上でございます。 250 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 251 ◯6番(櫻井 茂君) 今回、フレイルの対応につきましては、質問票がメタボリックシンドロームを中心とした質問票、一般的な質問票からフレイルを意識した質問票に変わったというところで、制度改正が行われたというような答弁もございました。こちらにつきましては、いつでもできるという言い方もおかしいんですけれども、フレイルそのものは待ったなしで高齢者のほうにはやってくるわけでありますので、なるべく早い時期の実施をお願いしたいと思います。  質問の2つ目のほうに移りたいと思います。フレイル予防対策についてでありますけれども、フレイル予防事業、この事業についてお伺いしたいと思います。  今後、なるべく早い時期の実施を目指したいというような答弁もありましたけれども、この中でフレイル予防事業というのはどういったものを組み込んでいくのかについてお伺いできればと思います。 252 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 253 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。現在実施している介護予防事業でございますけれども、地域包括支援センターにおいて、講演会やまちづくり出前講座等を開催しております。また、介護予防や健康づくりを目的に、市内6か所の在宅介護支援センターや社会福祉協議会へ委託し、身近な場所での介護予防教室を開催しております。さらに、地域における介護予防の取組の機能を強化するため、住民主体の通いの場へリハビリテーション専門職を派遣し、介護予防に関する技術的な助言等を行っております。  今後、フレイル健診を導入した際は、フレイル予防対策事業といたしまして、高齢者のフレイル健診等の結果を基に、一人一人の健康課題に対して管理栄養士や歯科衛生士、保健師が低栄養防止や生活習慣病等の重症化を防止、予防するための個別的な支援、また、高齢者通いの場等での運動、栄養、口腔などに対する健康教育・相談を積極的に実施していく予定でございます。  以上でございます。 254 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 255 ◯6番(櫻井 茂君) 次に、医療機関との連携についてお伺いをしたいと思います。  こちらにつきましては、今、フレイル予防事業について内容をお答え頂きました。この中で、管理栄養士あるいは歯科衛生士等、医療関係者のほうも協力を頂くというようなことでの答弁があったと思いますので、当然、市内のいろんな医療機関との連携が今後ますます増えていくんだろうと思います。こちらについてのお考えをお伺いしたいと思います。 256 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 257 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。後期高齢者の現状の健康診査、保健事業は、広域連合が主体となり、実施しているところでございます。広域連合の委託で実施されている内容としましては、市町村で行う集団健診、石岡市医師会へ委託して行う個別健康診査、茨城県歯科医師会へ委託して行う歯科健康診査事業が挙げられます。今後につきましても、医療関係団体に技術的援助や協力を頂き、フレイル予防事業を迅速に進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 258 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 259 ◯6番(櫻井 茂君) 3点目の総合的な予防対策への取組についてお伺いをしたいと思います。  今後、市町村では、KDBシステム、これは何かといいますと、国保データベースシステムというのがございまして、国民健康保険を利用されている方々の受診履歴等を国が一括で管理しまして、それを各市町村が利用していこうという考え方があるんですが、このKDBシステムの活用によりまして、高齢者の医療、健診、介護情報などを一括して把握できるようになるわけであります。  今回新たに変わりました質問票の情報にこのKDBシステムの医療、健診、介護情報を一体的に組み合わせることで、高齢者一人一人に合わせた健康状態を多面的に捉えることが可能になるものと考えられます。当然、市では、こうした情報を生かしてフレイル予防につなげていくことになると思いますけれども、こちらについてはどのような方向性を持っているか、お伺いをしたいと思います。 260 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 261 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。石岡市では、今後、フレイル予防への総合的な予防対策への取組として、国保連合会が運用しておりますKDBシステムを活用し、高齢者一人一人の健康状態の評価を行うとともに、地域の健康課題を分析し、効果的な事業を展開していきたいと考えてございます。その前提としまして、地域包括ケアシステムの構築の一環として、介護予防、疾病予防、健康づくりを一体的に実施するために、庁内を横断した連携により、現在各部局で取り組んでいる事業を見直してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 262 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 263 ◯6番(櫻井 茂君) 今回質問させていただきましたフレイルへの取組でありますけれども、これまでの検診事業は、メタボを意識しました40歳から74歳の健診事業、こちらが中心となってきております。こちらにつきましては、保健福祉部の健康増進課が担当してきたものと思います。  今回のフレイルへの対応ということで、これは75歳以上、そして介護からの改善となると、これまでは高齢福祉課が担当してきたのではないかと思います。それに加えて、さらに先ほど申し上げましたKDBシステム、国保のデータベースシステム、こちらは生活環境部の国民健康保険課所管ということで、複数の部、あるいは課にまたがっております。  総合的なフレイル対策事業を行うということで今後進めていくわけでありますけれども、そうなりますと、複数の部課に現在はまたがっているものを今後どうするのかというところで、新たな課をつくるのか、それともどこかの課に増員、増強といいますか、組織を強化するのか、いろいろな考え方があるとは思いますけれども、この方針をなるべく早めに決めませんと。  実際にフレイル健診が始まる前に、それが決定されるべきだと私は思います。フレイル健診を先に始まって、組織が分散しているので何とかなりませんかという担当所管の職員の声を受けて組織を変えるというようなことがあってはならないと思いますので、人事につきましては市長の権限でありますので、この組織の強化、市長のお考えがあれば、お伺いしたいと思います。 264 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 265 ◯市長(谷島洋司君) 市民の健康寿命の増進、延伸に向け、櫻井議員ご認識のとおり、フレイル予防は重要なものと認識しております。また、部長から答弁がありましたとおり、フレイル予防の対応も早急に進めていかなければならないと思っております。  今後、フレイル予防事業を迅速に進めていくために、庁内横断的に十分な連携を図れるよう関係部局に指示してまいりますが、その体制づくりを早急に行ってまいりたいと思っているところでございます。 266 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 267 ◯6番(櫻井 茂君) 市長就任1か月余りでありますけれども、いろいろな課題、あるいは情報がたくさん入ってきて、市長も大変だと思います。  ただ、行政のほうは待ったなしでありますので、各種課題につきましては各部長のほうからの情報をしっかり入れていただきまして、また、先ほど来、答弁もありましたけれども、議会との意見交換を進めていただきまして政策の整理に当たっていただき、今日お願いしましたような政策もぜひ早期に実現していただければと思います。  以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。 268 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午後 2時48分休憩            ───────────────────────                   午後 3時02分再開 269 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 270 ◯11番(谷田川 泰君) 11番・谷田川でございます。  通告に従いまして、2項目にわたり質問をしてまいります。  まず、1項目目、石岡駅周辺整備事業についてでございます。  この石岡駅周辺整備事業については、本年3月議会においてお伺いをいたしております。  その定例会の最終日でございます。突然の市長の辞職、また、新型コロナウイルス問題の一番重要な時期と重なり、大変な1か月半を余儀なくされたわけでございます。  幸い市民の中から感染者が1人も出ないという幸運にも恵まれ、選挙の結果、谷島新市長が誕生したわけでございます。本当におめでとうございます。  このような状況の中、駅周辺整備事業においても行政として継続するものと思っておりますが、改めて新市長の考えをお伺いしたいと思います。  所信表明の一番最初に駅周辺整備事業が入っております。この問題を最重要課題に位置づけているものと認識をいたしております。  石岡駅は駅の橋上化、そして、東西自由通路、西口ロータリーの仮整備、BRTバスターミナル等の整備は済んだものの石岡の顔、コンパクトシティーとしての整備は、まだまだこれからであると考えております。  駅東口の鹿島鉄道跡地の利活用の問題、そして、西口から伸びる中心市街地の衰退、この問題、ここ数年、毎回質問をしているわけでありますが、一向に解決の糸口が見つかっておりません。唯一ステーションパーク内のかんばん横丁がにぎわいを見せている場所であります。  前回も全体整備のスケジュールをお伺いいたしましたが、明確な答弁ではありませんでした。さらに全体事業費についても民間活用をしていくといったところで止まっております。  都市建設部、経済部と連携しながら進めていくといった問題はどうなっているのか、現在のところ絵に描いた餅にもなっていない、机上の空論で止まっている状況だと思っております。  今新型コロナウイルスにより、その感染症対策に伴う予算はもちろん、経済は大きな打撃を受けております。  結果として、来年度は税収の面でも非常に厳しいのではないかと予想されるところでございます。  そういう中にあって、本事業をどのように進めていくのか。まさに前回の答弁にもありましたように事業の優先順位、そして、集中と選択が求められるわけであります。  このままいけば、石岡市は茨城県の中心に位置しながら、昔の面影、ましてにぎわいは全く感じられない状況でございます。このままでは近隣市に先を越され、人口減少に歯止めがかからないのではないかと危惧するところでもございます。  近隣市のインフラ整備のスピード、目を見張るものがあります。このことは周知の事実であります。  このままでは、近隣市の中で一番多くの人口を有する石岡市でございます。その石岡市がリーダーシップを取れないようなことになってしまうかもしれない、このようなことがあってはならないと思っております。  先ほども、先輩議員の質問の中で特急の止まる駅、石岡駅であります。これがお隣の駅に特急が止まるようなことがあっては絶対にならない、私は思っております。  そういった観点から、順次質問をさせていただきます。  まず1点目、現在の状況、そして、今年度はどのように整備をしていくのか、お伺いをいたします。 271 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 272 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) 石岡駅周辺整備事業の状況についてご答弁申し上げます。石岡駅周辺整備事業の状況でございますが、石岡駅橋上駅舎及び東西自由通路も完成し、石岡駅西口ロータリー前道路が暫定形で供用開始しております。  今年度は石岡駅ロータリー前道路の完成に向け、用地の取得を進めているところでございます。  以上でございます。 273 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 274 ◯11番(谷田川 泰君) 用地買収を進めていくということでありますが、駅前に残っているビルの件だと思います。  このビルに関しては先回も質問いたしましたが、前年度中には終わっているということなんですが、まだ取得はしていないのですか、お伺いいたします。 275 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 276 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) 現在、今年度に用地を取得して、来年度、工事着手する予定となってございます。  以上でございます。 277 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 278 ◯11番(谷田川 泰君) 今年度は用地買収をして、駅前ロータリーの道路、これを整備していくということでございます。  それでは、この全体整備が終わるのはいつなのか、そのスケジュールについてお伺いをいたします。 279 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 280 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) スケジュールについてご答弁申し上げます。石岡駅西口ロータリー前道路整備につきましては、今年度用地を取得し、来年度工事着手する予定でございます。  また、石岡駅周辺整備第2期計画につきましては、今年度から調査測量等を進める予定でございます。  今後、調査測量等が終了でき次第、全体スケジュールをお示ししてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 281 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。 282 ◯11番(谷田川 泰君) 全体のスケジュールは今後、調査測量が終わってから示すということでありますが、少し逆なような気がしております。  全体スケジュールがあって、年度ごとにこの事業をやっていくという計画を立てるのが通常だと思うんでありますが、このままではいつまでかかるのか全く分かりません。ゴールがどんどん先延ばしをされていってしまうということになりかねないと思っております。  全体の事業のスケジュールがあって調査測量なら分かりますけれども、この点について、もう一度、ご答弁をお願いいたします。 283 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。
    284 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) 全体スケジュールについてご答弁申し上げます。議員ご指摘のとおり、全体スケジュールを立てて進めるべきところでございますが、調査測量を行い、事業の検証、また、事業の優先順位等を確定させ、議員の皆様方及び市民の方々に丁寧な説明を行い、理解を得てまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 285 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 286 ◯11番(谷田川 泰君) 丁寧な説明をして、理解をしていただくということであります。  それでは、その全体スケジュールについてでありますけれども、このスケジュールがなかったとすれば、遅れたとすれば、財政計画も立てられないというふうに考えております。  その辺のところはどうなっておるのか、財政上の検討を行っているのか、お伺いをいたします。 287 ◯議長(池田正文君) 財務部長・門脇君。 288 ◯財務部長(門脇 孝君) ご答弁申し上げます。  石岡駅周辺整備事業につきましては、現在は検討段階でございまして具体的な事業費、財源につきましては、検討を行ってございません。  事業の詳細につきましては、今年度、都市建設部を中心に庁内横断的に検討していくものと想定しておりますが、事業費や財源につきましても、関係部局と協議を密にしながら検討してまいりたいと思ってございます。  以上でございます。 289 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 290 ◯11番(谷田川 泰君) ただいま、今後、都市建設部を中心に検討していくということであります。  予算も組むことができなければ、事業費など本当に絵に描いた餅になってしまうわけであります。  通常の仕事であれば、これだけの事業をやるのに先に延ばそう、どのぐらい時間がかかる、それでは、大変だから別の事業にするとか、資金繰りはどうすればできそうだと、考えてから事業の実施を判断するものであります。これは常識ではないかと思うわけであります。  しかしながら、現在の状況は事業はやります、全体のスケジュールは分かりません、お金も幾らかかるかも分かりません、こういうことで本当にこの事業が進むのかと思っております。  新型コロナ対策、経済の落ち込みによる税収への影響等、財政状況は厳しい状況にあるわけであります。  財政担当といたしまして、本事業が財政上耐えられるのか、改めてお伺いをいたします。 291 ◯議長(池田正文君) 財務部長・門脇君。 292 ◯財務部長(門脇 孝君) ご答弁申し上げます。令和2年予算特別委員会で議員の皆様にお示ししました財政推計では、財政状況は厳しく推移すると見込んでございます。  また、新型コロナウイルス感染症による影響から、市税収入などにつきましては、ますます状況は厳しくなることも予想されてございます。  石岡駅周辺整備事業につきましても、その財源の確保が重要となることから、国県補助金や有利な起債の活用、また、民間活力の導入などを図りながら進めていく必要がございます。  以上でございます。 293 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 294 ◯11番(谷田川 泰君) ただいま、部長答弁にもありましたけれども、財政状況が厳しいという中であります。  財政計画、これに駅周辺整備事業は入っていますか。全体事業費が分からない中で、財政計画はさらに厳しくなるものと思います。  このような状況の中において、事業実施に向けどのようにしていくのか、担当部局、財政部門は連絡を密にしていっていただきたい、このように思います。  それから、扶助費をはじめとする社会保障費の増大、市民会館の建て替え、学校の統廃合、再編に伴う校舎の取扱い、地域医療の問題、ふれあいの森宿泊施設の整備など、大きな予算を伴うわけでございます。全てやっていけるのでしょうか。財政、大丈夫ですか。  まさに優先順位をつけ、冒頭申し上げましたとおり、選択と集中が必要だと思うわけであります。  財政的見地から再度、ご答弁をお願いいたします。 295 ◯議長(池田正文君) 財務部長・門脇君。 296 ◯財務部長(門脇 孝君) ご答弁申し上げます。予算特別委員会にて議員の皆様にお示ししました財政推計の中には、駅周辺整備事業に関する費用につきましては、総額や財源などが不明なことから、現在は見込んでございません。  今後につきましては、様々な財政指標などを踏まえ、さらなる財政運営の効率化を図り、重点施策への予算配分をする必要がございます。  また、中長期的な視点を持ちまして、持続可能な財政運営と市民ニーズへの対応の両立を進めていかなければならないと考えてございます。  以上でございます。 297 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 298 ◯11番(谷田川 泰君) 大きな予算が伴う事業でございます。くれぐれも財政問題に関しては緻密な計画の中に進めていっていただきたいと思います。  次に、お尋ねいたします。  毎回質問をいたしておりますけれども、西口ロータリーについては、非常に分かりづらく、市民から改良を求める声が多いわけでございます。  この件についても、令和元年第3回定例議会で質問をいたしました。  当時の都市建設部長は、駅前ロータリーについてはカラー舗装をし、分かりやすい誘導表示をすると答弁いたしておりました。これ、やっていますか。  このロータリーの改良を本当に考えているのか、お伺いをいたします。 299 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 300 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) 西口ロータリーについて、ご答弁申し上げます。西内ロータリーにつきましては、西口ロータリー前道路が完成しておらず、市民の方々に分かりづらい状況となってございますので、完成形となるよう整備を進めてまいります。  また、ロータリーへの進入しやすい表示、看板等の検討もしてまいります。  以上でございます。 301 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 302 ◯11番(谷田川 泰君) 西口ロータリーにおいては、何件か事故も起きていると聞いております。早急な対応をお願いしたいと思います。  次に、6号国道から下ってきましてS字カーブ、そして、クランク、また、郵便局へどの車線に入っていいのか大変迷っている方が多い場所であります。本当に危険な状況にあります。  私としては、いっそのことあのタロー像であります。あれを場所を移設することを考えながら、道路体系を含め、全体的な改良を考えていってもいいのではないかというふうに思っております。  ご存じのとおり郵便局側から、6号国道側から、一直線にちょうどその中間にタロー像があるわけであります。あれを移設することによって、もっと道路体系もよくなるものと思っております。その全面的な改良についてお伺いをいたします。 303 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 304 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) 道路体系についてご答弁申し上げます。西口ロータリー前道路につきましては、石岡郵便局から国道6号に向かうと右折レーンが整備されていない状況でございますので、右折レーン整備を早期に完成させ、スムーズな車線変更ができるよう努めてまいります。  また、石岡駅周辺整備第2期の計画の中においても、道路体系について検討してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 305 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 306 ◯11番(谷田川 泰君) あのタロー像についてでありますけれども、今となってみれば一番交通の重要な場所に設置されているということは市民の皆さんも十分承知であります。  あの移設によって道路体系が大きく変わり、非常に便利な西口ロータリーになると、市民の皆さんが誰も考えているところであります。ぜひともご検討を頂きたいと思います。  このいつ起きてもおかしくない状況であります。これは担当者も十分お分かりのことと思います。  ぜひとも市民の声を認識していただきまして、全面的な改良を進めていっていただきたいというふうに思います。  次に、西口には交流の場を設け、市場などのイベントを定期的に開催し、活性化を図っていくということでございます。  それは、商工会議所や商店会、市民と一緒にやっていきながら、将来は自主的な事業、民間が主体となるようにしていくことです、ということで前回は答弁を頂きました。  この辺はどの程度まで進んでいるのか、お伺いをいたします。 307 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 308 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) イベントについてご答弁申し上げます。石岡駅の玄関口にある御幸通り商店街の活性化を図るため、地元住民、市民のみでなく、市外、県外の人を呼び込む定期的なまちなかイベント、石岡市場を開催し、にぎわいを創出していく取組でございますが、これまでに庁内の関係部局の方々から、意見収集や商工会議所、商店街への説明も行ってございます。  新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、イベント自粛等の対応を行っていたため、細部までの調整は行われていない状況でございます。  以上でございます。 309 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 310 ◯11番(谷田川 泰君) 地元の商店街の皆様とはイベントの自粛であるということから、まだまだ調整は行われていない状況であるということでありますけれども、この件に関しましては、早急に話合いをしていただきまして、少しでも早く前に進めるように努力をしていただきたいというふうに思います。この点につきましては、経済部との協議、連携も必要かというふうに思っております。  縦割り行政の弊害、これが出ないように進めていっていただきたい、いうふうに思うところでございます。  かんばん横丁のときも整備のとき、これもそうでありましたけれども、所管は都市建設部であるとか、経済部であるとか、多少進まなかった時期があったように話を聞いております。  この辺のところはどのように考えているのか、お伺いをいたします。 311 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 312 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) 協議、連携についてご答弁申し上げます。まちなかイベント、石岡市場は都市建設部が中心となり、経済部や関係部局と連携を図りながら進めてまいります。  以上でございます。 313 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 314 ◯11番(谷田川 泰君) 駅前商店街や中心市街地の活性化、これは経済部の中心市街地活性化基本計画に位置づけられております。  今回、都市建設部が商店街の活性化のソフト事業を石岡市場をやるということでありますが、経済部が本来、この中心となるべきではないかというふうに思っております。  経済部としてこれまでどのような取組をされてきたのか、お伺いをいたします。 315 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 316 ◯経済部長(額賀 均君) ご答弁申し上げます。これまで経済部でございますけれども、経済部では中心市街地における都市機能の増進や経済活力の向上を推進するとともに、中心市街地の活性化を総合的に支援するため、石岡商工会議所などが主催しております石岡サマーフェスタとか、駅前、駅周辺のイルミネーション事業など、たくさんの事業の補助を行って、にぎわいの創出、活性化につなげているところでございます。  以上でございます。 317 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 318 ◯11番(谷田川 泰君) この2つの部署、これがどちらが主導権を握るというわけではありませんけれども、両方の部署が協力してこの問題を解決していかなければ、一向にその中心市街地はじめ、駅周辺、駅東の整備は進まないものと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  この地域の商店街、商工会議との協議をしながら進めていくという問題でありますが、先ほどもコロナの問題で会議が遅れているということであります。  それでは、協議の時期はいつ頃、また再開する予定なのか、それと同時にこの問題に関して経済部独自の考えがあれば、お伺いをしたいと思います。 319 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 320 ◯経済部長(額賀 均君) ご答弁申し上げます。経済部としましては、駅周辺整備事業の中で、先ほど都市建設部理事が申し上げましたとおり、石岡市場について、行政主体ではなく石岡商工会議所や御幸通り商店街の皆様と十分話し合いながら、商店街のにぎわいの創出と活性化につなげるよう都市建設部と一体的に連携してまいりたいと思います。  以上でございます。 321 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕
    322 ◯11番(谷田川 泰君) 今回は特別な事情がございました。  コロナウイルス問題におきまして、全ての市民が自粛の生活を強いられている中において、いろんな協議も進まなかったというふうに認識はいたしております。  しかしながら、このコロナ問題に関しましては、石岡市だけが特別コロナの影響を受けているわけではありません。茨城県全部、日本全部、世界全部がこの問題に関しては対処をしているわけであります。  そういう観点からいたしますと、これから協議を進めるということに関しては、私としては全くスピードが遅いとふうに言わざるを得ないのであります。  こういう事業があるのであれば、商店街の活性化の所管部署である経済部、これは真っ先に動き出してほしいものであります。また、市として独自の考えを商店街の皆様に提示するのも2つの協議の場としては重要な提案ではないかいうふうに思います。どうかこの点、しっかりとお願いをいたし、早急な対応で前の西口広場の活性化を図っていただきたいと思っております。  また、この西口のステーションパーク、これを利活用するためにバスターミナルを東口のBRT側に集約するということが前回答弁を頂いております。その取組について、どうなっているのかお伺いいたします。 323 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 324 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) バスターミナルの集約について、ご答弁申し上げます。路線バスの乗降所を東口1か所に集約するための準備といたしまして、今年度BRT専用駅前広場施設整備実施設計を行う予定でございます。  内容といたしましては、シェルター待合所を設置する設計となってございます。  以上でございます。 325 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 326 ◯11番(谷田川 泰君) 前回もこのバスターミナルについては、東口のほうに移動するという内容の答弁を頂いております。  この件に関しましても着実に進めていっていただきたい、このように思います。  今後、バスターミナルを東口に集約をし、ステーションパークをオープンカフェであるとか、ビアガーデンであるとか、キッチンカーの設置も考えているといった答弁は以前にもございました。  先ほども申し上げましたとおり、これらのソフト面の充実については経済部はじめ、関連部局との情報の共有化、協議を重ねていくことが事業をスムーズに進めるため、最も重要と考えております。この点について執行部の考えをお伺いいたします。 327 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 328 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) 情報の共有化についてご答弁申し上げます。ステーションパークの利活用については、都市建設部だけではできるものではないと考えてございます。  部局横断的に情報の共有を図り、いろいろなアイデアや提案をしていただき、進めてまいります。  最終的には都市建設部で取りまとめしてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 329 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 330 ◯11番(谷田川 泰君) この関連部局との連携、これが非常に大事であります。このことは強く要望をさせていただいておきます。  そのことにつきまして、この有効活用が進めば当然駐車場は足らなくなることが予想がされます。  以前、この質問に関しまして、立体駐車場を整備していくということでありましたが、その後、その台数や施設の規模、現在の駅東の駐車場、民間駐車場経営者との関係等はどのようになっているのか、お伺いをいたします。 331 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 332 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) ステーションパーク駐車場の立体化についてご答弁申し上げます。ステーションパーク駐車場の立体化整備の準備といたしまして、今年度ステーションパーク駐車場基本設計を行う予定でございます。  内容といたしましては、立体化に向けた配置、外観、概算工事費などの設計を行う予定となってございます。  以上でございます。 333 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 334 ◯11番(谷田川 泰君) これらについても詳細はこれからかというふうに思いますが、各方面との様々な調整が必要になってくるものと思います。遺漏のないように進めていっていただきたいと思います。  次に、東口、特に鹿島鉄道跡地の利活用については、民間活用をしていきたいということでありましたが、市として駅周辺整備事業全体の中でここは一体どのような施設といいますか、整備を考えているのか。また、あるいは求めているのか、お伺いをしたいと思います。 335 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 336 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) 鹿島鉄道跡地についてご答弁申し上げます。鹿島鉄道跡地の利活用につきましては、石岡駅に隣接している立地条件を生かし、PFI方式など民営民設による複合施設の建設、運営、維持管理等を民間の資金、経営能力、技術能力を活用し、実現に向けた検討をしてまいりたいと考えてございます。  また、公共施設のみではなく民間事業所やコンビニ、飲食店などのテナントも視野に入れ、駅前の活性化を図ってまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 337 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 338 ◯11番(谷田川 泰君) ただいま答弁にあったとおり、行政として何でもいいというわけにかないと思います。  やはりこういう機能、こういった市民サービス、そういう施設を民間の力を借りてといったふうに条件を示しながらPRをしていかなければ民間が出てこないというわけであります。1つの企業誘致でもあるわけでありますので、経済部も情報を共有し、積極的に取り組んでいっていただきたいというふうに思います。  この民間活用について、PFI事業、これは本当に大変な事業であります。  担当としての知識やエネルギーが必要であります。そして、民間はうまみがなければ出てきません。この民間活力の導入、誘致についてどのように取り組んでいくのか、いつ頃までに進めていくのか、お伺いをいたします。 339 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 340 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) 民間活用の取組についてご答弁申し上げます。事業を実施するに当たり、まず、庁内で調査検討を進め、どのような機能が必要かなど、事業計画の方針を確定させ、あわせて民間活用の可能性の調査を迅速に進めてまいります。  また、民間事業者からの提案なども活用してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 341 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 342 ◯11番(谷田川 泰君) 先ほど申し上げましたPFI、プライベート・ファイナンス・イニシアチブでありますけれども、民間の資金と経営能力、技術力を活用して公共施設の維持管理をしていくというメリットがございます。これには本当に大変なエネルギーが必要かと思います。  ぜひともそれに向けて頑張っていただきたいというふうに思います。  次に、この鹿島鉄道跡地、進入路ができても高低差がございます。地盤も軟弱であります。水道や下水道のインフラ整備、これも必要であります。  現在、進入路のみが整備されております。この進入路から石岡一高側へこの道路、上下水道の整備とかしなければ民間も出てこないというふうに思っております。  これらも含めて民間資本でやるということは一番いい方法であると思いますけれども、非常に困難なことが想定されます。  そのほかにもこの整備、相当の予算がかかると思います。この辺の民間資本導入のためのインフラ整備についてどのように考えているのか、お伺いをいたします。 343 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 344 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) インフラ整備についてご答弁申し上げます。民間活用にするためには、魅力ある物件でなければならないというふうに考えてございます。  そのため、インフラ整備が必要と思われますが、民間の提案内容により変わってくるものというふうにも考えてございます。そのため、民間の提案を吟味しながら、必要に応じて整備を進めてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 345 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 346 ◯11番(谷田川 泰君) ただいま申し上げましたとおり、民間は条件がいいところへ進出するわけであり、その誘致のための整備事業費も併せて検討していっていただきたいというふうに思います。  投資に見合う効果、そういったことを厳しく見極めていっていただきたいとこのように思います。  前回もこの点を含め、整備を実現させるためにはきちっとした組織、人員を確保してやるべきであると申し上げたところでございます。しかしながら、現状は一向に変わっておりません。この点についてどのように取り組んでいくのか、再度お伺いをいたします。 347 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 348 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) 組織人員についてご答弁申し上げます。今後、事業を推進するためには組織の人員の確保は大変重要になると考えてございますが、まず、都市建設部が中心となり、庁内の連携を図り、整備計画の確定を進めてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 349 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 350 ◯11番(谷田川 泰君) 人員確保はその次ということでありますが、政策の青写真、これが予算であります。対外的に政策を打ち出し、認識をさせる。それが組織であります。  目的を実現させるために、市長が本気で取り組むのであるならば、これは特化をしていく必要があると私は思っております。このことは、後で市長にお伺いをいたします。  次に、この駅東において、子どもの森構想が計画をされ、前市長はこの問題は一丁目一番地ではないかと、過言ではありますが、言っていたわけであります。しかし、今回新たになられた谷島市長は、ゼロベースで考えるということであります。  そうしますと、統合保育所、子育て支援センター、都市公園の整備は一時白紙ということで間違いないのでしょうか。それはどういった理由からか、お伺いをいたしたいと思います。 351 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 352 ◯市長(谷島洋司君) 全く白紙ということではございません。子どもの森構想については、2年続けての予算の否決、修正という結果を重く受け止めております。  スタートのベースでありました統合保育所をはじめとする施設機能の必要性から、再度精査した上で慎重に判断していきたいという考えから申し上げた次第でございます。 353 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 354 ◯11番(谷田川 泰君) ただいま新市長の答弁でありますが、白紙ではないということであります。  再度精査するということでありますが、統合保育所は建設すると決定したわけであります。そして、子育て支援センター、これも石岡市の人口減少対策の一環として、子育てに特化した複合的な施設を建設するということでありました。  また、ステーションパークの都市公園をこの場所に移転させ、この公園を施設と一緒に利活用するといった構想であったはずであります。  これまで何年かけてこの問題を協議していますか。この構想、そして、費やした時間、かけた人件費、主張が2年連続で議会が通らなかった理由、それぞれの年度で違います。  そういうことを踏まえてのご発言とは思いますが、今後この構想をどのようにしていくのか、お伺いをしたいと思います。 355 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 356 ◯市長(谷島洋司君) 今後の子どもの森整備構想に関しましては、昨年度作成されました子どもの森整備調査業務報告書、それとこれまでの議論を踏まえ、再度精査した上で議員の皆様と協議を重ねながら検討してまいりたいと考えております。 357 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 358 ◯11番(谷田川 泰君) ただいま市長から答弁を頂きました。  再度精査をしていく、私としては、それはいつ頃から始め、いつ頃結論を出すのか。また、議員と協議を重ね検討をしていく。このことでは全くスケジュールが見えてこないのであります。  議員の皆さんとの検討、それよりも統合保育所の整備を待っていた関係者、市民への説明、そちらのほうが先ではないかというふうに思います。  その辺はきちんと説明をしていっていただきたい、このように思います。  また、今後の検討とはいえ、どのような整備をしていくのか、全くの白紙においては議論は進まない、時間ばかりがかかってしまう、そういうことも考えていかないと、また、また、さらに駅前の一等地が塩漬けになってしまう、そういうことも考えていただきたいと思います。  これから財政もさらに厳しくなるものと思います。  最後になります。  市長の駅周辺整備事業への考え、組織の充実の点を含め、今後どのようにしていくのか。また、どのようにしていきたいのか、お伺いをしたいと思います。 359 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕
    360 ◯市長(谷島洋司君) 市政運営に関する所信で申し上げましたように、都市基盤の整備において駅周辺整備は大変重要な役割を果たしております。  駅を中心とした基盤整備を行うことで、市民の方々が集える場所、くつろげる場所などを提供し、にぎわいの創出が可能であると考えております。  また、駅周辺整備によって新たな産業が生まれ、地域経済の活性化も図れると考えております。  そのようなことから、石岡駅周辺整備は、西口、東口が一体となるよう早急な整備を進めてまいる所存でございます。 361 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 362 ◯11番(谷田川 泰君) ただいま市長から答弁がございました。  この駅周辺整備事業においては、西口も東口もありません。一体となって整備をすることが石岡市にとって一番最優先する課題だろうと思っております。  この整備は、今後の石岡市にとって非常に重要な工事、また、完成をすることが大事だと思っております。ぜひともスピード感を持って取り組んでいただきたい、このようにお願いをしておきます。よろしくお願いいたします。  次に、2項目目であります。  駅前・東ノ辻線整備についてお伺いをいたします。  先ほど、この問題については先輩議員がその延伸について、石岡駅がますます茨城空港の玄関口として、きちっとした対応を取れるようその路線の延長を求めたところでございます。  私はそういう観点からこの本事業、駅前・東ノ辻線、この完成を一日も早く願っておりますので、その点について質問をさせていただきます。  本事業は、石岡東口から村上・六軒線へ延べるまさしく石岡のまちづくりにおいて早急に整備をしなければならない都市計画道路であります。  しかしながら、その整備の進捗は非常に遅いわけです。近隣自治体の道路整備が何であのように早くできるのか、私としては不思議に思えるくらいであります。  先ほど、同僚議員の質問の中にもありました。本道路は、昭和60年1月に都市計画道路としての告示がなされ、平成18年、市町村合併に伴う合併市町村幹線道路緊急整備事業として、茨城県の支援を受けながら特例債事業として整備がなされてきたものと認識をいたしております。  延長は約1.5キロ、この道路を造るのに何年かかっておりますか。  私は以前にも、この都市計画決定から30年以上も経過しているのにも関わらず完成しない道路、これはどうしてなのかということを質問いたしました。  駅前からの200メートルの供用開始、そして、用地買収はここまで進んでいる。5年計画で今後進めていくといった答弁が繰り返されたわけであります。しかし、どうでしょうか。一向に進んでいません。途切れ途切れの工事はしているようでありますけれども、こういうまちづくりをしていたのでは、どんどん人口も減少をしてしまうのではないかと思うところであります。  そこで今回、改めて現在の状況、整備率、なぜこんなに整備が遅いのか、今後のスケジュール、いつ完成になるのか、その辺について詳細に伺ってまいります。  まず、1点目として本事業の現状はどうなっているのか、お伺いをいたします。 363 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 364 ◯都市建設部長(鶴井重則君) 駅前・東ノ辻線の現状について、ご答弁申し上げます。議員おっしゃるとおり、駅前・東ノ辻線におきましては、昭和60年1月に駅東地区の人口増加に伴う交通量の増加に対応するため、駅東地区の骨格道路である都市計画道路として延長約1,500メートル、幅員25メートル、4車線で都市計画決定がされたところです。  また、平成20年、先ほどおっしゃられたとおり、4月には将来交通量予測などにより区画整理事業で整備されました約300メートルを除いた約1,200メートル、こちらにおいて幅員17メートル、2車線として都市計画決定を変更し、合併市町村幹線道路緊急整備支援事業として整備を進めているところでございます。  現在までに市役所前通りからの約230メートル、県道石岡筑西線からの約130メートル、また、本年、今年5月に石岡地区内約340メートル、合わせまして約700メートルの工事が完了し、供用開始をしているところでございます。  整備率としましては、延長で58.3%となってございます。残りの区間につきましても、用地取得に向けた交渉を進めているところでございます。  以上でございます。 365 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 366 ◯11番(谷田川 泰君) ただいま部長答弁によりますと整備率は58%であるということであります。  この整備率に関しましては、計画から完成までのスケジュールと合わせてみますと遅れているのか、また、その辺はどうなのか、計画どおりに進んできたのか、部長の見解をお伺いしたいと思います。 367 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 368 ◯都市建設部長(鶴井重則君) 駅前・東ノ辻線の計画につきまして、ご答弁申し上げます。駅前・東ノ辻線におきましては、家屋移転を伴う物件が多く、時間を要しているのが現状でございます。それによりまして、計画どおりには進んでいない状況でございます。  また、本年3月に今後整備を進める区間の説明会を開催予定でございましたけれども、新型コロナウイルスの影響により延期を現在しているところでございます。  今後におきましては、延期しておりました説明会を開催し、用地取得を進めてまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 369 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 370 ◯11番(谷田川 泰君) また、今回もコロナウイルス問題で住民説明が遅れているということであります。私といたしましても、この道路の進捗、非常に遅い、遅れている、そういうふうに思います。  市民はいつになったら完成するのか。先ほど申しましたがところどころの整備は取りあえずされているようでございます。見に見えてこないのであります。  スケジュールも明確ではありません。本当にこの進め方について、このとおりでよかったのか、これは進まない原因は何なのか、改めてお伺いをいたします。 371 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 372 ◯都市建設部長(鶴井重則君) スケジュールにつきまして、ご答弁申し上げます。道路整備におきましては、用地の取得が必要不可欠であり、進捗状況に大きく影響をいたすものでございます。  そのため、当市におきましては代替地、こちらを用意しておりますので、早期の用地協力を得まして合併特例債の期限となる令和7年度を目標に全線開通に向けて誠意努力してまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 373 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 374 ◯11番(谷田川 泰君) 令和7年度に全線開通に向けて努力するということであります。  しかしながら、このままの進め方でいくとすれば、令和7年度の全線開通は無理ではないかというふうに思います。今回の新型コロナウイルスによる説明会の延期と突発的な事案はこれからも想定されるわけであります。  今年度が遅ければあと5年が6年、6年が7年先となっていくような気がいたしております。  そこで、この道路の問題であります用地買収の困難性、これによって進捗が左右されるというふうに答弁がありました。  この用地交渉は誰が、何人ぐらいで、どのようにしてやっているのか、お伺いをいたします。 375 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 376 ◯都市建設部長(鶴井重則君) 用地交渉の体制につきまして、ご答弁申し上げます。用地交渉におきましては、路線によりまして担当は若干分かれているところではございますけれども、都市計画課の街路担当の6人で誠意努力して用地交渉を進めているところでございます。  以上でございます。 377 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 378 ◯11番(谷田川 泰君) 用地買収、これが進まないことには道路も形になっていけないわけであり、用地交渉、時と場合によっては部長、市長も直接地権者との話合いをする、そういうことも必要なのではないかというふうに思います。  また、これは提案ではございますが、現在庁舎内、そして、公民館等に部長を経験をいたしました再任用職員が多く配属をされております。この方々については、これまで職員として多くの知識を有しております。  用地交渉の経験者、企業誘致の経験者、すばらしい能力を持っている方が多いと思います。このような人材を即戦力として活用できれば、もっと事業は進むのではないか、このように思います。ぜひとも人材活用の面で検討していただきたい。まず、それよりも前に部長、市長、直接地権者との交渉をお願いするものでございます。  次に、現在東ノ辻地区、非常に道路も狭く、災害や救急車や消防車の通行にも困難な状況にあります。そういう中で真ん中に一本道路を整備し、そこから枝葉に延びる道路を整備していけば、駅に近いとてもすばらしい住宅環境が整備をされるわけであります。  さらに八郷地区から駅までの送迎、さらには駅から茨城空港や水戸方面、そちらへのアクセスの重要な路線ともなるわけであります。経済効果も大きく期待できるわけであります。  また、駅周辺整備事業とともに大きく関係をしてくるわけでありますが、今後はこの道路を一刻も早く完成させるべきと考えております。  執行部の考え、改めてお伺いいたします。 379 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 380 ◯都市建設部長(鶴井重則君) 完成時期について、ご答弁申し上げます。駅前・東ノ辻線は石岡駅と駅前地区を結ぶ骨格道路であり、大変重要な幹線であると考えているところでございます。  東ノ辻地区は、狭隘な道路が多く、緊急車両等の通行に支障を来しておるところでございますので、早期に全線開通することで、災害対応や沿道の開発などにより新たな住民を石岡市に呼び込むことも可能となり、経済効果は大変大きいものと認識しているところでございます。  以上でございます。 381 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 382 ◯11番(谷田川 泰君) 部長答弁にもございました。この道路が完成することによって経済効果、これも大変大きいということでございます。  この駅前・東ノ辻線は、新しいまちづくりの大きな柱となる道路と認識をいたしております。駅を起点に西口からは御幸通り、東口からは駅前・東ノ辻線となるわけであります。バスターミナルが東口に移行をされれば、新たなバス路線の起点とともに大いに関係をしてくるものと思っております。  そういった観点からも、この道路の早急なる整備を強く望むところでございます。  この道路の整備について市長の考え、さらには取組についてお伺いをいたします。 383 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 384 ◯市長(谷島洋司君) 駅前・東ノ辻線整備は、石岡駅を中心とした道路交通網において、谷田川議員お申入れのとおり大変利便性の高い重要な路線であります。都市機能を有効にし、災害時の緊急輸送路としても大きな役割を果たします。  また、都市基盤整備において、道路整備は大変重要であると考えておりますので、本路線の早期完成に向け整備を進めてまいります。 385 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 386 ◯11番(谷田川 泰君) ただいま市長答弁によりまして、早い時期に完成を目指すということであります。  この道路の整備については冒頭でも申し上げましたが、本当に近隣自治体のインフラ整備のスピード、目を見張るものがございます。この石岡駅の幹線道路としての役割、これは何度も申しますが、非常に大きな役割を担っているものと思っております。  この道路が何十年もかかって道路を整備するなどやっているとしたならば、そのうちに社会状況も変わってしまいます。  人口流出を食い止め、さらに人口増を図る。やはり道路をはじめとするインフラ整備、これが非常に基本である、重要であると私は思っております。  その辺のところは谷島新市長は十分認識されながら、今後の道路整備、また、市政の運営をお願いしたいと思っております。  以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。 387 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午後 4時01分休憩            ───────────────────────                   午後 4時12分再開 388 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 389 ◯14番(村上泰道君) 14番・村上泰道でございます。  通告いたしました2項目につきまして、順次質問させていただきます。  まず、1点目でございます。  市長の市政運営に関する所信ということで、昨日まで、また、本日も含めまして同僚、先輩議員から同様な内容について、たくさん質問した中で新市長の思いというのも、ある程度感じることができました。  また、この所信作成に当たりましては、既存の石岡アクションプランの項目にのっとって基本方針を受け継いだということで、そういう意味では大変制約のある中で谷島カラーを出すのに大変苦慮されたのかなというようにも推察するわけでございます。  そこでまず、所信の内容に入る前に、この所信を作成するに当たって、前任の市長が突然の辞任によりその任を受け継いだ谷島市長でございます。現状を憂えた、この石岡市の現状を憂いてこの大役を決意をされたかと思いますけれども、その決意をされた当時の思いと、また、市長として大役を担った後、現状を捉えた、うちから見たこの心境の差、この辺りについて率直な感想を伺いたいと思います。
    390 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 391 ◯市長(谷島洋司君) 私は、選挙期間中にこの石岡の可能性、潜在能力があるまち、このまちを生かしていきたいという思いで選挙を戦ってまいりました。  市長になりました。私はこの市役所の中に入りまして、ここに並んでおります部長さん方あるいは職員の皆さん方の非常に潜在能力に驚いたわけであります。  こういった能力ある職員の皆さんとともにあるいは議員の皆さんとともに、このまちづくりをしていくという責任感と今そういう将来的な思いに至っているところでございます。 392 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 393 ◯14番(村上泰道君) 市長におかれましては、職員の能力の高さに、そういう意味では気がつかれたということであります。  残念ながら前市長においては、そういう意味ではリーダーシップが大変発揮されたかというと全てにおいてそうであったというわけでありませんが、残念な部分もあったかなというふうに感じております。  そういう意味では、新市長においては強いリーダーシップを持って石岡市政の運営、かじ取りに努めていただきたいと思います。  それでは、具体的な内容に入ってまいりたいと思います。  基本方針1、都市基盤の整備についてということで、再三ご説明があった中で交通不便地域の解消、交通弱者への配慮した移動手段の確保とございます。  私、地域公共交通網形成計画について常々質問させていただく中、また、こういった移動制約者のある方々に対する支援、具体的には特に市内の一般路線バスの支援や免許返納者への支援、例えばタクシーチケットの導入、これは他市でも導入されておりますけれども、今まで提案してまいりましたけれども、こういった現状の問題点を捉えている市長の目にこういった提案してきたこの政策についての見解を伺いたいというふうに思います。 394 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 395 ◯市長(谷島洋司君) ただいま村上議員より公共交通機関のお話がございました。  路線バスなどにつきましては、石岡市だけではなくて、全国的に運転士の確保や利用者の減少など厳しい状況でございますが、この石岡市にありますバス事業者においては、減便などの対応で何とかバスの足というものを維持していただいているのかと思っております。  利便性の高い持続可能な公共交通構築のためには、打開策が必要でございます。そのために石岡市地域公共交通網形成計画では、公共交通の利用促進あるいは公共交通機関の充実、公共交通の利用環境づくりの施策を展開しております。  事業の1つとして、総合交通マップを作成し、バス路線乗り継ぎ方法など、公共交通を積極的に利用していただけるようにしてまいりたいと考えているところでございます。  事業者への支援なども国や県の補助メニューを調査研究するとともに、他自治体の事例なども参考にして取り組んでいきたいと思っているところでございます。 396 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 397 ◯14番(村上泰道君) バス事業者におきましては、もともと経営が厳しい中で、何とか赤字路線の維持に努めているのが現状でございます。  また、特に運転士不足、また、今般のコロナ影響におきまして、ますます影響が大きくなっている現状でございます。  前回の定例会でも申しましたけれども、バス路線、特に減便でまだ路線が残っているうちは何とか支援のしようもありますけれども、廃線になってしまった路線というのは、ほぼその回復が見込めないのが現状であるかと思います。  ぜひ公共交通網形成計画にのっとった対応、また、移動制約者、交通弱者の方々への対応について、これまで提案してきて担当部長からは研究してまいるということでありましたけれども、特にこのバス支援に対しては国、県の支援を利用しながらということで前回も答弁頂いております。ぜひ有効な手だてをしていただいて、市民の足が消えることのないような対応をお願いしたいと思います。  続きまして、基本方針の2番目でございます。  産業、経済の活性化についてでございます。  特にこの中におきましては、農産物のブランド化や6次産業などもうかる農業への支援ということでご説明がありました。  ブランド化、特にこのブランド化については、石岡市の特徴としましては、少量多品目の生産であるというところから、やはり農協や生協など大きな販売媒体を持っている組合との連携や、また、6次化につきましては、過去にのぼりますと平成27年の定例会にも質問させていただいて、当時6次化の品目としては50品目、石岡にはあるということで答弁を頂いております。  現在、具体的なもので言いますと納豆やネギ、そして、直売所ではドレッシングやジュースなどが販売されているところでありますけれども、説明の中で既存商品のブラッシュアップ、また、新規参入したウイスキーの支援等について触れられておりましたが、このブラッシュアップというのはこの50品目、特段市長の、何か思い入れがあるものなのか、また、このブランド化について、昨日までもありましたけれども、やはり地域の農耕地の価値、先輩議員からありましたが、残土や産廃などが見受けられる環境においてはブランド化をもししたとしても、環境のブランド化がされないとやはりそういった環境で育った品目についてなかなか価値が上がらない。そういう意味では、環境によってせっかくのブランド化が台なしになってしまう現状がある。  また、今後の6次産業を見越した中で、やはり同僚、先輩議員からありましたけれども、農地の大規模化が今後必ず迎えなければいけない問題点になる中で、やはり農地の所有者を明確化させる必要が今後出てくるかと思います。不在地主が増え、登記が正しくされていない農地はやはりいざというときに活用されないという現状がございます。  こういった中で市長の今後の、そういう意味では農業所管の農業ビジョン、あくまでもこのブランド化や6次産業というのは手段であると思いますけれども、市長の思う農業ビジョンをご説明頂ければなと思います。 398 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 399 ◯市長(谷島洋司君) ただいま村上議員からご心配の声を頂きました。やはりこの里山の地域環境、これが保たれてこそ、この石岡のブランドが成り立つのかと思っております。  私はこの石岡には、例えば農業の有機栽培が盛んであったりあるいは農協が加工品を作っていたり、そもそもかつての石岡はみそやしょうゆ、今までもありますお酒、そういったものの醸造業が盛んであったと。そういったものが商品を作っていって、それが商業の発展につながっていったと私は思っておりますから、そういったことも大切にしながら市政運営を行ってまいりたいと考えております。 400 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 401 ◯14番(村上泰道君) 今回の所信では具体的に触れられておりませんでしたが、ぜひ今後、市長のそういう意味では独自性を持ったプランニングをしていただいて、石岡の農業ビジョンというのを明確にして示していただければなというふうに思います。  続きまして、基本方針の4番目に移りたいと思います。  消防防災体制の充実についてということで、お尋ねをいたします。  こちら所信の中の文面にございます想定外の自然災害等にも対応できるようにということで、これらについて過去の一般質問含めて、やはり自然災害に対応できるように避難所の充実について、質問させていただきました。  特に今後、夏場は避難所が体育館が中心でありますけれども、大きなエアコンやまた、電源がない中でのまた、停電対応した中でガス式、特に安価に用意ができるガス式の非常用電源について提案してまいりました。  また、所信につきまして、地域防災力の向上ということで、自主防災組織の組織率が大変低いというのが予算委員会も含めて提案させていただいた中で、やはり自治体、区長会を有効活用し、みなし組織として活用してはどうかということで提案、それぞれさせていただきました。  この消防防災体制の充実について、過去の提案をしてまいりました案件についての市長の見解をお尋ねしたいと思います。 402 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 403 ◯市長(谷島洋司君) 自主防災組織、そういったものが現在の区、自治会等をみなして防災組織に充てていくことについて、お答えしたいと思っております。  区、自治会等をみなして防災組織に充てていくことについては、自主防災組織は地域住民が自分たちの地域を自分たちで守るために自主的に結成する組織だと思っております。  区や自治会などは日頃から顔の見えるお付き合いをされ、地域コミュニティを形成しています。区や自治会等が防災組織として活動していただければ、市民全体の防災意識の向上による自助、共助の強化と地域防災力の向上に大きくつながることと考えております。  区、自治会等をみなしとして防災組織を充てていくことについては、今後検討してまいりますが、いざというときの地域の共助、共援体制を構築していくためにも、組織として形のある自主防災組織の設立を進めるよう担当部局へ指示してまいりたいと思っております。 404 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 405 ◯14番(村上泰道君) 自主防災組織につきましては、既存の自治体や区が自主防災組織になるということであれば大変何ら問題ないんですけれども、近年組織率が特に旧石岡地区では低い。また、ただでさえ区の役員に成り手が少ない地域がある中で、こういった防災組織という肩書を供用することの抵抗感というのがなかなか地元に受け入れられない、区の役員でさえ成り手がいない中で、自主防災組織という、そういう意味ではよりハードルの高い肩書がつく役職への成り手がより少なくなってしまうという問題点が特に新興住宅地や回り番で区長を行うような地域にはございますので、そういった問題点を把握した中での地域防災力の向上に向けて取り組んでいただきたいというふうに思います。  また、答弁が抜けておりますけれども、非常用電源については今後、最近地震もまた、忘れた頃ではなく、忘れる前にやってきそうな雰囲気であります。予算化をした中での対応していただきたいというふうに思います。  続きまして、基本方針6番目、教育文化の充実についてということでお尋ねをしたいと思います。  こちらの安心して学べる学校施設の整備ということで触れられてございました。  具体的に安心して学べる学校施設ということについてご説明を頂きたいことと、やはりこの安心して学べる、学校施設ではありませんけれども、学べる学校環境、特にやはり通学路の安全対策については、常々先輩、同僚議員から危険箇所についての指摘がございます。  早急な対応と危険箇所の洗い出し、これについての対応をしていただきたいというふうに思います。こちらの点についてのご見解を頂きたいと思います。 406 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 407 ◯市長(谷島洋司君) 学校環境についてお答え申し上げます。やはり教育の場というものは、安全安心でなくてはならないと、そういった点から石岡市の小中学校は現在のところ学校環境においては耐震補強が済んでいるというところでございます。  また、大切なのは通学路の安全、この通学路の安全につきましては、しっかりと通学路あるいは通学路安全プログラムなどを整備していきまして、危険のないような環境づくりを進めてまいりたいと市としてもまずは子どもの安全安心、それに尽力してまいりたいと思っております。 408 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 409 ◯14番(村上泰道君) ぜひその通学路の安全につきましては、過去の議事録も含めて様々な箇所が各議員から提案、問題提起がされておりますので、危険箇所の洗い出し、また、市内の統合校の問題もございますので、新しい通学路の設置の問題も含めて、安全な学校への環境づくりについてリーダーシップを取っていただきたいと思います。  続いて、基本方針7、行政運営経営についてということでございます。  こちら職員の育成強化ということで、ご答弁の中で研修や人事交流、やりがいの創出を図ってということで目標を立てられていくということでございましたが、市長の考える職員の在り方、こういう職員になってもらいたいという在り方、目標がやはり様々な研修や人事交流の目的になっていくかと思います。  市長の思う市職員の在り方についてのご見解を伺いたいと思います。 410 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 411 ◯市長(谷島洋司君) 私の考える職員の在り方です。  やはり市民の皆さんと寄り添えるかどうか、ちゃんと人の話を聞ける、そして、自分の意見を言える、そういったまずは市民の皆さんと接して、その市民の皆さんがどういう思いでいるか、そして、職員としてそういう人にどうやって向き合っていくかという考えのできる方、そういう方が私は職員としてすばらしいと思っておりますし、ぜひ皆さんそういう観点で仕事をしてもらいたいと思っております。 412 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 413 ◯14番(村上泰道君) ぜひ風通しのよい組織運営、そして、市長が最初述べられておりましたが、職員の能力が十二分に発揮できる環境づくりというのを構築していただきたいというふうに思います。  それでは、2項目目に移りたいと思います。  教育行政について2点お尋ねをいたします。  新型コロナウイルス感染症拡大に伴う市内教育行政の影響についてということで、具体的な影響内容についてのご説明は昨日までに大分頂いております。  特に、その中で数点気になった点、補足しながら質問をさせていただきたいと思います。  まず、具体的影響、授業面については、昨日プリント学習も含めた対応しているということでご説明を頂きましたが、生活面、子どもの心身の心の部分についての影響についてご説明を頂きたいと思います。 414 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 415 ◯教育部長(豊崎康弘君) 臨時休業中に保護者の子育てに関する相談が4件あり、スクールカウンセラー等が対応してございます。  児童生徒からの学校への相談は延べ30件ありました。全てに対しまして各校において対応しているところでございます。  以上です。 416 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 417 ◯14番(村上泰道君) では、それらの出た影響についての対応についてを2番目としてお伺いします。  授業面については教職員が家庭訪問等を行いながら、それらの補習等の補足をしてまいったということでご説明頂きましたが、これらのただいまの子育ての相談やカウンセラーの対応についての内容について、また、分散登校がされていた期間、2週間ございますけれども、伺ったところによると保護者の判断でやはり分散登校も欠席させているというような話も伺っております。  そういった児童生徒の対応についてどのようにされてきたのか、ご説明頂きたいと思います。 418 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 419 ◯教育部長(豊崎康弘君) お答え申し上げます。メンタルケアに係る対応につきましては、来校しての相談及び家庭訪問並びに電話連絡等での対応に努めてまいりました。  それから、分散登校、5月25から29日の出席率でございますが、小学校においては97.2%、中学校におきましては95.1%、全体では96.2%というようになってございます。  議員ご指摘のように新型コロナウイルス感染症への不安等により、保護者の判断で登校していない児童生徒は小学校52名、中学校11名、合計63名の1.3%おります。  引き続き、家庭訪問等の対応を取っているという状況でございます。  以上です。 420 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 421 ◯14番(村上泰道君) 影響と対応についてご説明頂いた中で、今後の課題についてということでお尋ねするわけですが、プリント学習でここ1か月程度対応してまいったということでありますが、実際新学年になって授業がされない中でのプリント学習は、振り返りの学習というよりは新学年の新カリキュラムの内容について自主学習的な内容が中心でございました。
     自分で教科書を読みながらプリント対応していくというような中で昨日から通常の事業が始まったわけではございますけれども、授業時間の確保ということで何とか休日や夏休みを短縮する中で授業時間を確保するということでございましたが、このカリキュラムについては、学期当初の分からスタートし直すのか、ある程度プリント学習したことを前提としてスタートしていくのか、プリント学習で未単元の内容を自主学習でやるということは定着、なかなか学年が小さければ小さいほど定着は難しいのかなというふうに思っているわけですけれども、そういったカリキュラムの点、今後の課題というか、内容についてどのような対応していくのかご説明を頂きたいと思います。 422 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 423 ◯教育部長(豊崎康弘君) 臨時休業中のプリント学習につきましては、あくまでも補習的なものというように捉えてございますので、これから1年間のカリキュラムについて学習していくという方向性でおります。  そのために夏休みあるいは冬休み等、本来であれば長期休みのところを授業日に振り替えて、年間の1,015時間程度と言われております標準時間数の確保をしていきたいというように思ってございます。  以上です。 424 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 425 ◯14番(村上泰道君) 子どもたち、そういう意味では環境への適応能力がある一方、そういった急激な環境の変化に戸惑う子もいる中で、やはりこの1点目について教育長に最後お尋ねしたいんですけれども、学校再開が昨日からある中でこれまでの課題や今後、第2波、第3波への備えも含めて、教育委員会の取組を総括している教育長のご見解をお尋ねしたいと思います。 426 ◯議長(池田正文君) 教育長・児島君。 427 ◯教育長(児島裕治君) ご答弁申し上げます。新型コロナウイルス対応につきましては、これまで生命第一という方針の下、先ほどの部長答弁のように進めてまいりました。  今後もその方針の下、学校との情報交換を密にして感染症対策とそれから、学校教育活動の充実の両立に向けて努めてまいりたいと考えております。  特に臨時休業及び自粛生活で児童生徒の精神的な負担が多かったこと、また、学校再開におけるこれまでとは異なる新たな学校生活や学習への不安と心の問題とともに児童生徒を取り巻く環境の問題が複雑に絡み合った諸課題等が想定されるのではないかと考えております。  こういったことに従いまして、学校で一人一人に寄り添った対応が継続できるように学校との連携を十分に取りながら対応してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 428 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 429 ◯14番(村上泰道君) ありがとうございました。  やはり教育に関して、そういう意味では何とか年間事業時間も確保した中で、丁寧な対応をぜひしていただきたいと思います。  また、ただいまの教育長からありましたように、子どもたちのそういう意味では心の問題についてやはりしっかり配慮していかなければならないということについて、次の2点目について質問してまいりたいと思います。  SSW、ソーシャルスクールワーカーの導入についてということでお尋ねします。  こちらのまず、制度導入の認識について伺っていくわけですが、このソーシャルスクールワーカー、あまり聞き慣れない言葉でありますけれども、混同しやすい職種にスクールカウンセラーというものがございます。  これは平成の初頭、このスクールカウンセラーの制度が導入されたときからは心理的ケア、コンサルテーション、学校への新たな視点の導入、相談室という新たな子どもたちの居場所の確保など、主に児童生徒の心理面のサポートを行うものとして今現在まで大きな効果を上げてきた制度だというふうに私は認識しております。  対してこのスクールソーシャルワーカーにつきましては、児童生徒の抱える問題がいじめ、不登校、暴力行為など、子どもたちの問題行動や児童虐待などの対応においてカウンセラー制度における限界や課題が大きくなり始めた際、教育福祉の連携の重要性の高まりやまた、これまで子どもへのケアの中心が心理的な面に着目したものにあったものに対して、これに加え子どもの取り巻く環境に働きかける社会福祉的アプローチが求められるようになったことをきっかけに平成20年度代、文部科学省の事業として導入されてきたものでございます。  そして、このワーカー制度は社会福祉の分野から新しい視点を取り入れた活動として成果を上げ、全国展開にされるに至ってございます。  繰り返しになりますが、近年のいじめ、不登校、暴力行為等の子どもの諸問題につきましては、複雑、多様化する中で、学校だけでは対応が困難な事象が増加してきているというふうに認識しております。  背景としましては、虐待や経済的困窮等の家庭環境等に課題を抱える場合も多く、そこで学校、家庭、地域の連携がより強く叫ばれておりますが、学校や家庭が諸問題を抱え込んでしまうことが多く、それぞれの立場を超えたコーディネーターが必要となってきたということでございます。  このソーシャルスクールワーカーの役割を福祉的表現で申すならば、小さな視点、ミクロでは子ども、家庭、教育と教員等への包括的な支援、中間的な視点、メゾの視点では校内体制の構築、大きな視点マクロの視点では関係機関のネットワークの構築というのがございます。  また、問題行動の未然防止や早期対応の重視、外部の専門家ということよりはコーディネーターとして教職員とともに働いていく姿勢がこのSSWの大きな特徴であるというふうに考えております。  そして、このSSWにおきましては専門の資格はございませんが、原則として国家資格である社会福祉士や精神保健福祉士、臨床心理士などの資格が必要となっております。しかし、現状としては教員OBなど教育福祉現場での実績がある方々がなっている場合もございます。  それらも踏まえまして、近年このスクールカウンセラー制度に加えたこのソーシャルスクールワーカー制度についての現状の導入の背景の認識について、まず、お尋ねをしたいと思います。 430 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 431 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。議員が先ほど述べたとおり、近年のいじめ、不登校、暴力行為等の子どもの問題行動は、複雑化、多様化し、学校だけでは対応が困難な事例が増加しており、背景として虐待や経済的困窮等の家庭環境等に課題を抱える場合も多いことから、専門的視点からの支援の必要性が高まったことで制度が導入されたものというように認識してございます。  以上です。 432 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 433 ◯14番(村上泰道君) では、2点目といたしまして、この制度導入を活発的に行っている事例についてお尋ねをしたいと思います。  県や県内他自治体、特に近隣ではつくばや笠間市など、ちょっと古い資料かもしれませんが、現在は15か所の自治体程度でこのソーシャルスクールワーカー制度を導入しているようでございます。  特に県では、茨城県のスクールソーシャルワーカー制度として児童生徒や保護者、教職員に対し、社会福祉及び教育分野に関する専門的な知識、経験に基づいて適切に助言、支援を行うということで、現在本年度の県のスクールソーシャルワーカー登録者は20名というふうに聞いております。  また、本年、市内の学校におきましてもこの県のスクールソーシャルワーカー制度を活用するということで聞き及んでございますけれども、こういった導入事例についてのご見解を伺いたいというふうに思います。 434 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 435 ◯教育部長(豊崎康弘君) スクールソーシャルワーカーの導入事例でございますが、県内では笠間市で平成28年度から市独自に導入し、3名雇用してございます。  また、つくば市でも令和元年度から市独自に導入し3名雇用してございまして、両市とも児童生徒の不登校や人間関係の問題などの改善に役立てているとのことでございます。  また、県の事業につきましては、各学校が県の募集に応じて市の教育委員会を通して申請をいたしまして、県が直接雇用したスクールソーシャルワーカーの派遣を受ける流れがございまして、予算は県負担ということになってございます。  県内、この県の事業、前年度の実績でございますが、25市町村が活用してございます。  今年度、また、市独自というのが茨城県内では18市町が導入予定と、独自で実施するという予定でございます。  以上です。 436 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 437 ◯14番(村上泰道君) 近年、この制度が活発化していく中で、自治体独自にソーシャルスクールワーカーの雇用が進んでいる現状があるかと思います。  県の制度、予算かからないということでありましたが、県の制度のやはりデメリットとしまして、運用までに大変時間がかかるというふうに聞いております。  実際登録した学校がワーカーさん派遣を依頼する段取りとしては、各学校から市の教育委員会、そして、市の教育委員会から管轄の教育事務所、それから、県の教育委員会に諮ってそれぞれ申請のチェックが起こった後、さらにその逆手順で各学校にまた、その派遣の返答が返ってくるということで、本来こういった子どもたちの心身的な、特に心の面についての対応というのは素早く対応していかなければいけない中で、県内を20名のワーカーで対応するということがそもそも制度として不十分であるということは感じるところでありますけれども、やはり独自の対応が必要なのではないかな、こういうふうに認識しておるわけですけれども、石岡市の独自の制度についてのご見解についてお尋ねしたいと思います。 438 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 439 ◯教育部長(豊崎康弘君) スクールソーシャルワーカーの当市における制度導入についてご答弁申し上げます。今日当市におきましても、学校が直面する児童生徒の問題は多様化しておりますので、スクールソーシャルワーカーの必要性につきましては、認識をしてございます。  現状、県の制度では先ほど議員もおっしゃられたようにスクールソーシャルワーカーの派遣のまず、回数が限られております。課題解決につなげるためにはある程度、長期間にわたって支援を行うことも必要であるというふうに考えてございます。今後、他市町村の好事例の研究や各学校の意向調査を行いまして、検討してまいりたいと思います。  なお、新型コロナウイルスに関わる長期休業による児童生徒への心身への影響など、早急な対応が必要であると考えておりますので、今年度につきましては、県の事業をまず、最大限活用してまいりたいというように考えてございます。  以上です。 440 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 441 ◯14番(村上泰道君) このソーシャルワーカーの制度の導入についてでございますが、やはりこの学校の長期欠席者についての問題認識を私が持ちましたのは、平成23年の予算委員会のときに質問させていただきましたが、当時長期欠席者が前年度また当年度で110名から120名程度ございました。  平成30年度の長期欠席者は事務に関する説明書におきまして、市内小中学生で87名、令和元年度における長期欠席者は102名ということで、ここ数年は増減を繰り返しながら100名程度、毎年長期欠席者がいる現状がございます。  生徒児童は減少している中で、やはりこの絶対数というか、この100名程度という数字がなかなか減少していかないというのは、利率でいうと微増ながら対比で考えると上昇傾向にあるのかなというふうに考えております。  スクールカウンセラーの予算が年間大体300万程度で2名ということでありますので、そういった大きな予算を伴うわけではないソーシャルワーカー制度、先ほど、この制度の本来の背景としては子どもたちの心の面直接というよりは、また、その環境、子どもたちの環境や保護者の環境も含めて幅広い観点から対応していかなければいけない案件が現在は学校の先生など本来の業務以外に大変な負担をかけているのが現状かと思います。  そういった現状を少しでも軽減させるという意味でやはりこういった制度が導入されている現状がありますので、やはり石岡市においてもこの制度の重要性を先ほど部長が認識されているということで、本年度は県の制度を十分活用するというご答弁ありましたけれども、ぜひ新年度を待たずにコロナ影響で長期欠席者の影響が今後どういう傾向になるか分かりませんけれども、導入に向けての教育長の思い、また、予算が伴うわけでございますので、強いリーダーシップのご見解を頂きたいというふうに思います。 442 ◯議長(池田正文君) 教育長・児島君。 443 ◯教育長(児島裕治君) 学校が子どもたちにとって安心して過ごすことができるような環境として存在をしていくためには、子どもたち自身が大切にされているという実感を抱けるような条件を整えることが、私は不可欠であるというふうに思います。  人とのつながりを築くのが難しいと言われる現代社会において、スクールソーシャルワーカーが子どもを軸として学校というコミュニティの活性化に向けて活動することは、学校との相互作用によって子どもの健全育成に資するものである、ひいては地域全体に活力をもたらすことができるものというふうに私は認識をしております。  また、さらには議員からご指摘がございました教師と学校組織が教育を十二分に発揮できるような支援そういったことをしてもらえる、そういうスクールソーシャルワーカーであるのかなというふうに思っております。  ただいま部長からもございましたとおり今年度につきましては、早急な対応が必要であると考えておりますので、県の事業を最大限に活用してまいりたいと考えておりますけれども、長期間にわたる支援の必要性という観点から、県の事業との併用、スクールカウンセラー等の効果的な活用方法などを含めて制度設計をいたしまして、市独自のスクールソーシャルワーカーの導入につきまして、検討してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 444 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 445 ◯14番(村上泰道君) ぜひ1人でも多くの子どもたちが学校に来られるように、長期欠席者が1人でも減るような対応を取っていただくようにしていただきたいと思います。  通常であれば何事もない1学期の途中でありますけれども、昨日から始まったという中で、子どもたちの心的ストレスというのは私たちも本当に図ることができない、そういった中での対応を学校だけに任さない、そういう意味ではその先生方をフォローするという意味でもこの制度がございますので、最大限の活用ができるような対応、そして、また、新年度に向けての予算化についてご尽力を頂きたいというふうに思います。  以上で私の質問を終わりにいたします。ありがとうございました。  次の質問者に移ります。 446 ◯議長(池田正文君) 次の質問者に移ります。  5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 447 ◯5番(川井幸一君) 5番・川井孝一でございます。  本日、多分最終の一般質問となります。  職員の皆様には大変お疲れの中ご苦労様でございます。よろしくお願いいたします。  今回、最後ということで、本来最初であれば私のキャッチフレーズがあるんですが、それはなしとして、早速質問に入りたいと思います。  学校再開の後の対応ということでございます。  いわゆるコロナ対策、これも1つのコロナ対策の1つかと思うわけでありますけれども、その中で学校再開の対応について、一問一答で質問してまいります。  1つ目の提案は、夏休みの期間中の授業に伴う給食の提供についてであります。  今申しましたように新型ウイルスによります長期間休業となっていました小中学校が今、特に昨日、8日から新たに1日ということで再開されました。児童生徒は自宅で過ごす毎日から解放され、徐々に以前の生活を取り戻そうとしております。  そういう中にありまして、新型コロナウイルスの第2波に備えまして、緊張感を持った対応というものも非常に大事、大切であるというところであります。  本市の教育委員会においても、これまでの休校期間を取り戻すため、1学期7月31日までとし、夏季休暇を8月1日からお盆が終わります8月16と短縮いたしまして、2学期を8月17日からということで夏休みの期間中に午前中だけの授業を行うといった対応が取られております。  そこで最初にお尋ねいたしますのは、この午前中の授業の際、給食は実施しないということになっております。  私も新聞等、茨城新聞を最初に見たときに、なぜかなという疑問を持っておりました。  そういった観点から言いますと周りの保護者の皆さんからも、これ、なぜ給食が出ないんですかね、といった多くの声も私、聞いております。単純な疑問でございます。  そういった中、新型コロナウイルスで閉塞感が漂う中で、児童生徒も授業を終わっての給食は本当に明るく楽しい表情になる重要な時間ではないかと思います。  このような観点から、5点伺ってまいります。  まず、1点目です。  夏休み期間中は通常、料理、調理器具のメンテナンスということで、どうしても難しいというお話も昨日からの質問等の中でもお答えとして聞いております。  そのメンテナンスですけれども、この機械のメンテナンス、通常誰が、何人でどのような作業をし、何日をかけて行うのか、伺います。 448 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 449 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。学校給食を提供する上で、第一に安全を考えなければなりません。そのために、学校給食センターでは毎年長期休業となる8月の夏休みに合わせまして施設及び調理器具の点検を行ってございます。  点検する箇所、項目が多種多様となり、その分時間もかかり、多くの業者の出入りがあることから、衛生、安全面を考慮しまして、8月の給食が止まる時期に実施している状況でございます。  メンテナンスの内容でございますが、給食センターにおいて調理員が長期休みの前後1週間程度、全調理室内の清掃、各調理器具等の分解、清浄等を行います。この際、清浄にお湯や蒸気等を使いますので、換気扇類が停止していないとできない点検や修繕は、別途日程が必要となります。
     次に、業者に委託している業務でございますが、ボイラーの法定検査や地下タンクの漏えい検査等、15件程度実施、点検結果に基づいて修繕を行い、施設を維持してございます。  今回短縮された夏休みの前後1週間を除くとお盆の期間のほかは数日しかないという状況になりますので、修繕をそこに充てていこうというように考えてございます。  以上です。 450 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 451 ◯5番(川井幸一君) そうしますと給食センターの運営、石岡の場合は直営でやっておりますけれども、八郷地区の場合は指定管理であります。  八郷の指定管理業者はどのようにされておりますか、伺います。 452 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 453 ◯教育部長(豊崎康弘君) 八郷給食センターは、平成27年9月より株式会社東洋食品との調理の委託契約を行ってございます。  業務内容として八郷学校給食センターにおいて、石岡市所有の施設設備機器等を使用しまして、学校給食調理業務及び関連の業務を行うものとなっております。  メンテナンスにつきましては、石岡学校給食センター、八郷学校給食センターともに市で点検業務を行っているということでございます。  以上です。 454 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 455 ◯5番(川井幸一君) そうなりますとメンテナンスの今お話をいろいろ聞かせていただきました。これはもちろん通常時でございます。  今回は、ご存じのようにコロナウイルスによっての期間、しかも、この休校時も大分期間があった中でこういった緊急時のメンテナンスということになりますけれども、そういう意味におきましてメンテナンス期間の短縮というものはできないものか、伺います。 456 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 457 ◯教育部長(豊崎康弘君) 先ほど申し上げましたように点検項目が15以上ございます。法定点検もございます。  特に今年度は、石岡学校給食センターにおきまして、屋上機器塗装修理工事、それから、ボイラー煙突の修理工事が予定されてございます。  塗装工事もございますので、ある程度乾燥させる期間も必要という修繕も入ってございますので、今回、8月のメンテナンスも含めてなんですが、修繕もあるということで提供するのが厳しいという状況でございます。  以上です。 458 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 459 ◯5番(川井幸一君) 今部長よりお話頂きました。確かに言われることはよく分かります。  ただ、何度も申しますように今回は非常時ということでの対応というものを求められるわけでありますし、今先ほど申しましたように期間が空いている休校時もありました。例えばそのメンテナンス以外の修繕という部分であれば、そういった部分もそういった期間にやっていただきたいなという考えもあります。  そういった部分も含めて、また、後ほどお答えは頂きたいと思いますけれども、そういった中でもう一つ聞くところによると、理由の1つとして、非常に気温が高くなった夏休み期間中の食中毒の可能性も大きいといった懸念もあるということも事前のお話合いの中でも伺っております。  ただ、こういった8月末の気温というものは9月であったり7月、今の気象状況を見ると大分気象状況の中で気温が高くなっている。また、年々高くなっているという予想もされた中でありますので、8月に出せるものは9月にも同じような気候の中で出せるんじゃないかと思う部分もあります。  そういったいろいろな事情もお話しされた中での私も理解していく部分もありますけれども、今回のこのコロナによって、やはりこの今後暑くなってくる気象状況も加味し、また、8月同様の暑い日が7月、9月に来るであろうという予測の中では、今後、そういった部分の改善も要するに安心安全の給食を提供するという中では、今この時期にそういった部分も今回コロナウイルスの中で万全の対策を取っておくことも必要かなと思っております。  それともう一つ、やはり給食を作るに当たって、給食が配膳される配膳室、そこの中の冷房は入っているのかどうかをお尋ねいたします。 460 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 461 ◯教育部長(豊崎康弘君) 石岡市内の全小中学校におきまして、給食が運び込まれる配膳室の空調の整備はされており、整ってございます。  以上です。 462 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 463 ◯5番(川井幸一君) であればやはり給食というものについても、その暑さの心配であったり、メンテナンス等の期間等もあるのは重々に分かっておりますけれども、何とかそこは創意工夫していってやっていけないかというのが私の本当に端的なお願いであります。  今回、初日と2日目と教育委員会のほうのいろいろとお話を聞いておりますと、私ちょっと気になったのは、若干その後ろ向きの答弁が多いんじゃないかという気がしてなりません。今回の給食もしかり、また、先日、前日に同僚議員が総体等の提言もいたしました。思い出に残るそういった3年生の総体もなかなか投資ができないという中での教育委員会のお答えを聞いて、私はちょっとがっかりしているところであります。  本当に、特に3年生の思い出づくりというものは大切であります。  学校というのは勉強だけではないと。思い出づくりの運動会もあれば修学旅行もある。そして、また、心身ともに鍛えるという意味でのこの部活動、これも教育の1つである。そして、また、それを支えるこの給食というものも私は教育の中での大きな位置づけがされて、必要ではないかと思っております。  今回私が給食について大分この1点でお話しさせていただいておりますけれども、たかが2週間ですよ。これ、17日から31日の間の話。実質的には10日の給食を出す、出さないという話をぜひお願いしたいと。いや、そういっても川井さん、これ、メンテナンスも含めて市ではできないんですというお答えを伺っておりますけれども、そこにあるものは果たして誰を見た、誰を見てのやっぱりこういった答えが出る、子どもたちを見てくれますか、見ていただけますかということを私は言いたい。給食、給食と言っても本当に重要なんですよね。  義務教育9年間あります。その中で子どもたちが3食のうちの1食を給食で取っていくわけで、成長においては非常に重要な部分というのもしっかりとした栄養士がついて、栄養のバランスが取れたおいしいもの食べる。それによって十分な体力であったり、育ち盛りの必要な栄養が取れるという意味においては、本当に給食の重要性も大切です。  今回、3か月余りの休校の中で保護者等もそういった休校の中でのご飯作り、子どもたちを愛情を持って育てる親は当然のことですけれども、それはやるべきことですけれども、そういう中で苦慮しながらやっていた中で、また、8月に入って休みが終わった後、2週間のご飯作りというのは、これはまた、保護者の負担にもなりますし、今言った給食に対する喜びとか、必要性ということを感じたらやっぱり子どもにとっては非常に私は大切なことであると思います。  これが石岡市がなぜできないかと。給食の問題だけではなく、石岡市のこの行政の進め方にもつながってくると思います。  これ、簡単に見ますと他の市町村、ほとんどやってないということも私も分かっておりますよ。ただ、いろいろとデータといいますか、パソコンを開いてみますと全国ではやっているところもあります。  この近隣で学校、やっていませんから答えを出すのは、私は近隣に合わせるという中での答えを出すということは行政にとっても楽とは言っては失礼ですけれども、簡単に答えを出せることではあると思いますけれども、それであれば石岡市のよさ、石岡市の特徴、例えばどこに出るんですか。給食にもしかり、ほかの行政にもしかりですよ。  ほかと違うから石岡のよさが出せる。ほかと違うから子どもたちも喜んでいただけるという部分もつながってくる。そういう意味でいうとやはり先ほど最初に言いました行政の答えが後ろ向きだという部分は、ここ数年の行政の中で職員の立場もよく私も理解しておりますので、そういった答えも出てくることもよく十分に分かりますけれども、今回、教育長も代わられた。そして、また、市長も代わられた。これ、新たにそういう意味では今までを変えられる大きな部分の1つだとも思います。  そこにおいてはやはりありき、やはりメンテナンスがあるからできません。暑くて給食を出すと食中毒もありますからできませんという、そういうできませんというのではなくて、何とか子どものほうを向いて、子どもに必要な給食、子どもが喜ぶ給食を何とか出そうという中での議論があったのか、なかったのか。  今後はやっぱりそういった市民によく今言われていますし、市長もテーマとして挙げていますけれども、市民目線、また、はやり言葉のように市民に寄り添うという言葉がよく使われます。これ、寄り添うって大変なことだと思いますよ。自らが相手側に寄って、十分に理解しながらお互いにそこに解決に導いていく、寄り添うというのはそう簡単ではない。しかし、皆さんよく言葉として今回も含めて使ってくる。  その寄り添う気持ち、市民目線があるんであれば、この短時間の短いことであるけれども、全ての行政の考え方につながってくる。ここで給食を出すと。それ、石岡がやるんだよ、これ、石岡の特徴だよ、石岡のやる気ですよ、行政のやる気なんですよ。  そこをやっぱり出す意味でも、成長期の子どもたちがそういう多感な時期、1つになってほかは出ていないけど石岡で給食は食えたよ、いや、うまかったな、暑い夏、食べられた給食、それがあったおかげで午後の部活もできました。小学校でいえば午後の学童も心配なくできました。  あちこちいって申し訳ないんですけれども、学童であったり、部活になると、そこにはお弁当を持っていきますよね。そのお弁当のやっぱり維持管理というものもやっぱり問題になってくる。それであればちゃんとした給食が提供できれば、午後の活動にも、午後のそういったいろいろな動きにもつながってきて安心して出せるという部分が行政のやるべき、努力すべきことだと思います。  そういった議論をした上でやはり私は出していただきたい。他市がこうだから、周りがそうだから、それであって石岡市をいいまちにしよう、住みやすいまちにしよう、できますか。  私は予算をたくさんつけて1つの大きなことをやって、市民が喜ぶ、それによっていいまちがなんて考えることはなかなか難しいと思います。今回のように1つのことを一つ一つ市民目線で、市民の思いを1つずつ酌み取りながら進めていくことが一つ一つ増える、つながってくる。それによって石岡市のよさが分かるわけだし、アピールできると思います。  ですから、これ、聞いていますと本当にできない部分でつながってきますよ。はっきりと給食費の無料化という部分では石岡市も、市長に質問しようと思いましたが、6月、7月、9月と出すということを明言していますので、そこに私が質問しようとして8月が入ってなかったので、前日から答えは出ている、答えがありきだということは分かりましたけれども、必要なのはここに至るやっぱり議論を今後、教育という本当に子どもは宝だと言いながら、実際にその子ども目線でやっていただけるということが私はまだまだ少ないと。  教育の充実した市町村というのは、その市町村のレベルは教育のレベルと比例すると言われた議員の先輩があります。これは全くこの差別するとかいうことじゃなくて、教育に対する熱い思いを持っている市町村というものはやっぱり行政も高いレベルであると、私はまさにそのとおりだと思います。  その石岡市の宝と言われる子どもたちの教育を担う教育委員会において、新たに教育部長も代わりました。  通例、通例でやることが今言ったようにモンスターの保護者が多い中での行政の大変な部分もあると思います。責任という部分を背負わなくちゃならない大変なデメリットもありますけれども、そういうことを怖がらずに、やはり何度も言いますけどその目線を子どもに向けた、子どもが喜ぶであろう、子どもにとってよかれということをどんどん提言して、それを通していただきたい。  それを市長を含め執行部が酌み取っていただいて、どんどん教育を進めると。  市長の公約の中にも今言った寄り添うという部分も非常に大事で、そして、また、3つの柱の中に教育というものも、充実してやっていくという力強いお言葉も頂き、私は今後、市長が進める中でやはりこれはいいということ、これはすばらしいということになればお互いに私も微力ではありますけれども、しっかりと協力しながらやっていくという部分は変わりませんし、やはりその中で行政の進めるべき方向性もぜひともそういう部分でやっていただきたいと思います。  長々とこれは質問の答弁書にはない部分でお話ししましたけれども、答弁書じゃない、何ですか。                  〔「通告」と呼ぶ者あり〕 464 ◯5番(川井幸一君) 通告ですね。失礼いたしました。通告でない部分でお話ししましたことがありますけれども、どうでしょう、教育長。今言った話の中で言える範囲で結構ですけれども、教育長としてのお答えを頂きたいと思います。 465 ◯議長(池田正文君) 教育長・児島君。 466 ◯教育長(児島裕治君) この学校給食につきましては、この目的としては児童生徒の心身の健全な発達に資するものと極めて非常に重要なものであるというふうに認識しておりまして、教育的役割も期待されております。  給食を提供するに当たっては、おいしい給食であることはもちろんのこと、あわせて、やはり食品事故を起こさないための安全管理、これを同時に進めていかなければならないというふうに考えています。  この給食の提供に当たりましては、給食の実施ができないかどうか、これについても議論は早めにやってきておりました。また、それに代替するものはないか、こういったことも含めて検討してまいりました。  やはり食品事故を起こさない、安全、やはりそちらに時間がかかるということ、それも承りましてやはりこれにつきましては、そちらを優先してやはり夏期休業中のメンテナンス、点検等は今後も給食を提供していく上では、子どもの安全を守るためにはやはり必要ではないか、そういう結論に達しました。こういった作業も非常に重要な作業であるのかなというふうに考えております。  このため、8月17日から2学期の授業日が始まりますけれども、その日は午前中の授業とさせていただきまして、午後にはしっかりとこの夏休み明けの時期にこれまで各学校でなかなか実現ができなかった進路相談であるとか、心の相談であるとか、3者面談、保護者との面談等を通して子どもたちの心の安定を図って、2学期が今度は長くなってまいります。長い2学期のスタートに合わせていければというふうに考えております。  以上でございます。 467 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 468 ◯5番(川井幸一君) 今教育長の言われたこと、よく分かります。  揚げ足を取るわけではございませんけれども、これ、本当に単純な、まずは理解していただきたいのは皆さんの思いなんですね。今午前中で授業を打ち切るからということも含め、また、暑い、その中でなかなか出せないということも分かりますけれども、例えばその暑い中で安心安全なものができないとなりますと教育長、先ほども言っているように8月末の気温と同等な時期というのは9月にもありますよ、7月にもありますよ。その時期に出していますよね。ですから、やはりそこら辺も可能ではないか。ただ、市側が言われています特殊な食器ですか、保冷ができます、あの部分を8月に充てたいがためにそこはできないと言われていますけれども、やはりこれも7月、仮に8月並みの暑いときが、8月にも暑い時期がこれから来ると予想される、そういう時期に対しての対応も9月も同じようにその対応もやはり図る必要もありますし、これ、8月ができないといっても、9月も7月も同じような暑い時期がくるということも今後、考えの中に入れていただいて、そして、毎年気温は上昇するという部分を考えて対応していただきたい。そこには子どもに対する食の安心安全、いわゆる食中毒ですよね。それを出さない、提供する側のその思いも分かりますので、そこをぜひ今後、改善しながら、本音としては、私はもうちょっとこれは突っ込んで延々やれと応援している議員もおりますけれども、しつこくやりますと怒られる部分もありますので、今回の問題は次期につなげると。次期にやはり新たに子どもたちにいい給食が提供できるという方向でやっていただきたいということでお願いいたします。  そういう意味においては、今回私も給食について非常にいろいろと強い思いを感じました。  同様に市長も新たに市長となられましてこの給食の現場、いわゆるどういった素材で、また、どういった工程を経ておいしい給食を作っているか。子どもの本当に食というものは子どもの成長にとって必要不可欠、やっぱり非常に重要な部分、これは教育とは別でと言いながら教育に通ずる、教育の一部だと私は思ってもいいぐらいの位置づけで考えた場合には、やはり給食に対する重要性を、現場を見ていただくという意味も含めまして、やはり一度給食センターに行って試食されたり、どういった素材のものを、本当に子どもにとってこれ、安心なのか、安全なのか、いいものを使っているな、こういうもので子どもに食事を提供してやることが石岡市の子どもにとってはいいなという部分を感じていただく意味でも、ぜひ一度そちらに伺って見ていただきたいと思います。  同様にここで質問内容、大分変わっておりますけれども、市長に今回のテーマに関するご意見を頂きたいと思います。よろしくお願いします。 469 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 470 ◯市長(谷島洋司君) 今川井議員の熱い思いを聞かせていただきました。  本当に給食を提供するに当たっては、おいしい給食であることはもちろんでありますし、食の安全安心、食育という観点からも非常に給食は大切であると私は思っております。  しかしながら、一方では、教育長から答弁がありましたように食品事故を起こさないための備え、安全管理も極めて重要だと思っております。  そのため、どうしても必要な夏季休業中のメンテナンス、点検でございますので、夏休み期間の給食提供は難しいと考えておるところでございます。  今後も安心で安全なおいしい給食を提供していくため、大変重要な作業であると認識していただき、どうかご理解とご協力をお願いいたします。 471 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 472 ◯5番(川井幸一君) ぜひ今度、市長とともに給食センターに参りまして、給食を食べたいと思っております。よろしくお願いいたします。  それでは、2点目でございます。  生徒の通学に伴うスクールバスの運行、これも夏季中のスクールバスですね、運行、これについて、確認の意味も含めて伺っていきたいと思います。  これも午前中で授業が終わった場合、スクールバスの運行はどのようになっているのかについて伺います。  まず、1つ目、現在のスクールバスはそれぞれの運行時間やルート等が決定されていることと思います。  一斉に午前中で今回、終わるわけでありまして、そうした場合、バスが回せるのか、足りるのか運行時間はどうなるかをまず伺います。 473 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 474 ◯教育部長(豊崎康弘君) お答えいたします。午前中で授業が終了した場合におけるスクールバスの運行及び運行時間についてですが、運行経路及び運行時間につきましては、各小中学校と運行事業者と調整を図り、時刻表にのっとり運行ができるであると考えてございます。  以上です。 475 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 476 ◯5番(川井幸一君) それらの事項を保護者等への説明、また、運行業者との調整はどのようになっているのか伺います。 477 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 478 ◯教育部長(豊崎康弘君) まず、保護者への説明でございますが、スクールバスの運行の文書を学校を経由しまして配布、また、まちcomiメールでの配信にて周知しているところでございます。  次に、運行業者との調整でございますが、各小中学校の授業日程に合わせた運行計画について小まめに連絡調整をしているところでございます。  以上です。
    479 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 480 ◯5番(川井幸一君) これらについては十分に説明や調整をお願いいたします。  また、スクールバスの中は、今問題となっております三密になりやすいと言われております。  座席を離すとか、窓を開けて運行するとか、この対策はどうなっておりますか。  座席を空けますと乗り切れなくなるのではないかという心配や暑い時期なので、やっぱりエアコン等はかけると思いますので、風通しをどうするのかといった部分の懸念もされていますので、その辺の対策はどのようになっておるのか伺います。 481 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 482 ◯教育部長(豊崎康弘君) 文部科学省の通知を参考にしまして、石岡市におきまして、保護者に対しまして、まず乗車前の検温、それから、マスクを着用し、車内での会話を控えること、事業者に対しましては、小まめな換気、運行前後の利用者が触れる手すり等の消毒をお願いしてございます。  窓の開かないバスを利用している一部のルートにつきましては、ルート変更をする対応により三密が同時に重ならないよう、また、一つ一つの条件が発生しないよう配慮をしているところでございます。  以上です。 483 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 484 ◯5番(川井幸一君) 今ご説明ありました。  世間では、第2波は必ず来るという部分での注意喚起というのは続けていかなくてはならないと思いますので、十分にその辺はよろしくお願いいたします。  今回午前中で生徒が帰宅するわけですから、これまで子どもの帰宅時間に合わせてパートをされていた保護者の方、対応しなければならないということも出てくるかもしれません。また、一方で自家用車で送迎をされていた場合、保護者の送迎時間が合わずにできなくなるということも想定されます。  さらに自転車で通学をしています生徒がこの期間、熱中症、非常に暑い時期でもありますから、熱中症対策のためスクールバスを利用したいというような要望が出るかもしれません。これもコロナによっての特殊な事情でございます。通常のこういった場合は事前に回数券とまた、前もってそういった連絡等も必要かとは思いますけれども、こういった特殊な事情の中で夏のスクールバス運用についてでありますので、そういった要望はどうなるのか、どのような対応かをお伺いいたします。 485 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 486 ◯教育部長(豊崎康弘君) 基本的にバス利用は事前申請ということになってございますので、利用するかどうかの、まず申請が必要になると思います。  ただ、回数券を買っていても使わなければ無駄になってくることもあるかと思いますので、ちょっとその件につきましては、教育委員会内でちょっと検討していきたいというふうに思います。 487 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 488 ◯5番(川井幸一君) ぜひよろしくお願いいたします。  このような様々な問題がたくさんあると思います。あと幾日もありません。子どもたちが安全で安心して勉強やまた、スポーツに打ち込める環境の整備、以前のとおりに戻るにはまだまだ時間がかかることが予想されます。  新型コロナウイルスの今言った第2波にも備えなくてはならない、経済的な支援でありますとか教育の面からも取り組まれていることと思います。  十分な対策、また、学校の再開の対応に万全を期されるようにお願いいたします。  最後に、この辺のことを含めまして教育長の見解を伺います。 489 ◯議長(池田正文君) 教育長・児島君。 490 ◯教育長(児島裕治君) ご答弁を申し上げます。社会情勢が変革する中、新学習指導要領の実施を始めて様々な教育改革を進めておりますけれども、新型コロナウイルス感染症の影響がある中、子どもたちの生命、健康を守ることを最も重視した上で持続的な対策により学校教育を今まで進めてまいりました。  学校を訪問した際、数日間ではございましたが、子どもたちの学校での前向きで活力にあふれた様子を見るに至り、子どもたちが臨時休業期間中にいかに自分を律した生活をしてきたのかに感銘を受けますとともに、保護者やご家族の方々には我が子の心身の健康の維持、また、家庭学習への励まし等を続けていただきましたことに多大なるご支援、ご協力があったこと、このことに深く感謝をしておるところでございます。  新型コロナウイルス感染症の影響に伴いまして、学校の新しい生活様式が求められることになりますけれども、このような状況下にありましても、学校教育を通して個人の能力を最大限に伸ばし、国、社会、地域の担い手として必要な資質、能力を育まなければならないというふうに考えております。  そのためには、自分でしっかりと物事を考えて、判断して、行動できるという自立、それと皆が支え合って助け合って生きていくことが大事なんだということ、そういったことを目的とした共生、この2つをキーワードにした知徳体のバランスの取れた、調和の取れた教育を大事にしていかなければならないと考えております。  あわせて、子どもたちにとって最も大切な教育環境である教職員たちが資質能力、指導力を高めて生き生きと働けるように支援を続けたいというふうに思っております。  この教育への思いは今もこれからも変わらず、将来を担う児童生徒たちのために持ち続けてまいりたい、そういうふうに思っています。  学校再開後は、子どもたちの健康と安全を第一に考え、感染防止と教育活動の両立を目指すことになりますが、新1年生や受験を迎える児童生徒をはじめ、全ての学年の特性に応じて、きめ細かで丁寧な教育活動が行えるよう学校訪問を通して実際の現場の教育活動を確認したり、学校との情報交換を密に行うなどして様々な課題等を共有し、共に課題解決に向かうことで学校の支援に力を注ぎたい。そして、子どもたち一人一人に最大限に健やかな学びを保障するという観点に立って対応してまいります。  あわせて、多様なストレスを抱えていることが心配される児童生徒の心のケア、いじめ等問題行動等の未然防止を図ることに努めて、子どもたちには今までの行動を変えた新しい学校生活を意識させながら、その中で様々な学校行事、部活動、進路学習、そういったことを通しながらも自尊感情、自信、そして、豊かな心の育成と健全育成に取り組んでまいりたいと思っております。  課題は多々ございますけれども、約3月間に及んだ臨時休業の間、誰もが一人一人の子どもたちのためによりよい在り方を模索していたことと思います。  学校再開は大きな希望です。学校や関係機関等とも十分に連携・協力をし、また、感染症に係る今後の状況について、国や県の情勢をしっかりと把握し、適切な対応を図りながら学校教育の充実・発展に努めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 491 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 492 ◯5番(川井幸一君) 教育長の非常に教育熱心な部分が十分に表れたご答弁を頂きまして、ありがとうございました。本当にただの熱いだけの男でございます。熱男と呼んでいただきたいと思います。  これで質問を終わります。ありがとうございました。 493 ◯議長(池田正文君) 本日の一般質問はこの程度にいたしたいと思います。  以上で本日の議事日程は終了いたしましたので、これをもって散会いたします。  次回は、明6月10日定刻午前10時から会議を開き、引き続き市政一般に関する質問を行います。  お疲れさまでございました。                   午後 5時36分散会 Copyright (c) ISHIOKA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...