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令和2年第2回定例会(第2日目) 議事日程・名簿 開催日:2020-06-08
令和2年第2回定例会(第2日目) 本文 開催日:2020-06-08

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  1. 石岡市議会 2020-06-08
    令和2年第2回定例会(第2日目) 本文 開催日:2020-06-08


    取得元: 石岡市議会公式サイト
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    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 令和2年6月8日(月曜日)                   午前10時00分開議 ◯議長(池田正文君) おはようございます。ただいまの出席議員数は22名です。定足数に達しておりますので、これより前回に引き続き、本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、議事日程表のとおりであります。  これより議事日程に入ります。            ───────────────────────  日程第1 一般質問 2 ◯議長(池田正文君) 日程第1、一般質問。これより市政一般に関する質問を行います。  初めに、1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 3 ◯1番(鈴木康仁君) おはようございます。1番の鈴木康仁でございます。  本日は、新市長になられた谷島市長に対する初めての一般質問で1番目に質問させていただくということで、多少緊張しておりますが、素直な気持ちで質問をしていきたいと思います。  それでは、通告3項目に従って、1つ目から質問させていただきます。  なお、一番最初の市長の所信に対する質問につきましては、ここは市長のお考えを聞きたいところでありますので、市長の答弁でお願いしたいと思います。  それでは、質問に入らせていただきます。  市長の市政運営に関する所信を読ませていただきました。その中で一つ一つ細かい点になってしまうかもしれませんが、私が聞きたい場所についてご質問をさせていただきます。  所信を読ませていただきました。この中で、現在、石岡市におきましては、長期的な展望に立ち、石岡市の目指す将来像と、その実現のための政策展開の基本方針を示すものとして将来ビジョン、そして将来ビジョン実現のための実効性の高い行動計画としてアクションプランがあるわけです。私が読ませていただいた感想の中では、この2つのプランについて、これを基本とする所信になっているのかと感じました。こちら、将来ビジョンにおいては、平成24年度から令和3年度の10年間、アクションプランについては、平成30年度から令和3年度にという期間が設けられています。  ここで、1つ目の質問に入らせていただきます。  市長の所信について基本方針が示されたわけですが、将来ビジョン、アクションプランを受けたものの中で、期間、このずれについて、どうお考えか。10年間で終わらす、例えば令和3年度が一応期間になっているわけですが、その期間については延長されるのか、このままのタイムスケジュールでいくのかお聞かせ願えればと思います。 4 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。
                     〔市長・谷島洋司君登壇〕 5 ◯市長(谷島洋司君) ただいまのご質問でございます。  市長突然の辞任ということがございまして、突然の市長選挙ということがございました。  前市長の掲げておりました未来創造ビジョン、この路線をまずは今、執行部が進めているもの、それに基づきながらも、自分の考えに基づきながら修正を加えて、この計画に沿った流れを踏襲してまいりたいと思っているところでございます。 6 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 7 ◯1番(鈴木康仁君) このプランの設定の年数ですと、市長の任期とまたずれが出てくると思うんですね。その中で、あくまでこの令和3年度の期間というのは、そのままの状態で進めていくお考えなのか、もう一度ご説明を願いたいと思います。 8 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 9 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。  今2年間の市長任期のプランにつきましては、継続して修正して行っていくと。それと並行しまして、新たな10年のプランにつきましては、これから作成してまいりたいと思っているところでございます。 10 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 11 ◯1番(鈴木康仁君) ちょっと私の、思い違ったんですけれども、時間もない中ですので、細かい点について1つずつ進めていきたいと思います。こちらは所信についての読ませていただいた中で、率直に細かい点1つずつ聞いていきたいと思います。  まず、初めのところについてなんですけれども、共生、共育、共働という3本柱が上がっております。こちらの共生、共育、共働の中で、今まで石岡市が割と出してきた資料についての細かいことなんですけれども、「きょう」の字というのは、協力の「協」を割と使っていたんですね。それで、新市長が、谷島市長があえてこの「共」というほうの字を選んだのか。それにはもしかしたら意味があるのかもしれない。そういう観点でこちらについてご質問させていただきます。 12 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 13 ◯市長(谷島洋司君) ご質問ありがとうございます。  協働と、現在まで協働のまちづくりということを目標としておりました。  私の挙げます共働というものに関しましては、今までの概念と、もっと広く、ちょっと広がりまして、まちづくりを共に推進していくため、今まで石岡市と市民と、あるいは事業者という感覚だったんですが、これに含めまして、石岡市という枠を超えた国とか県とか、さらには団体、企業、そういった枠が広がった中で、共に協力し合っていくという概念、今までの概念よりもうちょっと広い概念だと私は捉えて考えておるところでございます。よろしくお願いします。 14 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 15 ◯1番(鈴木康仁君) 分かりました。  こちら、私も自分なりにいろいろ調べたときに、市長が使われている「共」というのは、お互いの立場を理解しながらという解釈が結構多かったので、その辺についてどうだったのかということで確認させていただきました。こちらについては了解いたしました。  国連の採択された中のSDGsの理念、誰一人取り残さない社会ということもはじめの中に書いてあります。市長が考える誰一人取り残さない社会とはどういったものか、具体的に説明願えればと思います。 16 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 17 ◯市長(谷島洋司君) 私の考えます誰一人取り残さない社会、これはもちろん高齢者であるとか障がいをお持ちにある方とか弱い立場の方、それから様々な考えを持った方、そういったお一人お一人、悩みを持った方、夢を持った方、様々な方がいらっしゃいますけれども、そういった全ての石岡市民という意味で捉えているところでございます。よろしくお願いします。 18 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 19 ◯1番(鈴木康仁君) 分かりました。そうしましたら、それを実現するために、まず第一としてやるべきこと、具体的に何かあれば、市長、お考えを教えていただきたいと思います。 20 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 21 ◯市長(谷島洋司君) 私はこの政策を実現するに当たりましては、まずは市民の皆さんのお一人お一人の声をしっかり聞いていくと、そういう考えを持っているところでございます。 22 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 23 ◯1番(鈴木康仁君) 重複になってしまうかもしれませんけれども、そのために、考えを聞くために、市長はどのようなアクションを起こしていくのか、再度お伺いします。 24 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 25 ◯市長(谷島洋司君) まず、市長一人では皆さんの意見はなかなか聞けないと思っております。ぜひ市議会の皆さんや、あるいは職員の皆さんお一人お一人と力を合わせながら市民の皆さんの声を拾っていくと。しっかり市民目線で市民の声を聞いていく、そういった手法を取ってまいりたいと思っているところでございます。 26 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 27 ◯1番(鈴木康仁君) それでは、基本方針の7つの中の順に質問させていただきたいと思います。  1番目に挙げています都市基盤の整備、この中で交通不便地域の解消や交通弱者へのことが記載されております。今現在、市長が考えている交通弱者への対応、もし具体的に何かこういうふうにしていきたい、こういうものを活用していきたいということがあればご説明をお願いいたします。 28 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 29 ◯市長(谷島洋司君) 現在石岡市では、平成31年3月に、まちづくりの施策と連携、さらには広域的な観点、連携等を配慮した交通施策を進めることにより持続可能な公共交通網を構築し、地域の活力を維持するとともに個性あふれる地方の政府、地方の創生を推進していくことを目的に、石岡市地域公共交通網形成計画というものを策定しておると伺っております。こういったものを踏まえながら、今の公共交通の利用促進や、あるいは公共交通機関の充実、あるいは公共交通の利用環境づくり、そういったものをしっかりと調査して、新たなニーズというんですかね、今高齢者の、要するに、免許返納、そういったものがあって、本当に不便になっている方、そういったものに寄り添った計画を進めてまいりたいと思っているところでございます。 30 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 31 ◯1番(鈴木康仁君) ぜひこの交通弱者の対応につきましては、私も担当委員会で輪島市に視察に行ったときに乗用カートを使ったものとか、具体的に見てきました。やはりこれから交通弱者に対応するには、いかにローコストで細かく整備していくか。また、今の既存であるいろいろな乗合タクシーとかそのものを本当に住民目線で変えていかなくてはならないと考えております。やはりそのためには、本当にトップのお考えをしっかりと職員の皆様に伝えて実践していただけなければならないと考えております。これは本当にもう一分一秒早いほうがよろしいかと思いますので、ぜひ進めていただきたいと思います。  市長が2番目に挙げております産業経済の活性化、この中で6次産業化という言葉が出てきます。市長が考えておる6次産業化とはどのようなものなのか。どのような生産者と商業がマッチングするものなのか。そういった点についてお考えがあれば聞かせていただきたいと思います。 32 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 33 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。  6次産業化については、現在製品化されている商品、そういったもののブラッシュアップ、あるいはウイスキー原料への支援、そういったもの、商品の販売PRを行っていきたいと考えているところでございます。  また、新しく6次産業化を目指す事業者のための相談受付、あるいは研修会などの開催など推進を図ってまいりたい、こういったことによるもうかる農業というものを構築してまいりたいと思っているところでございます。 34 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 35 ◯1番(鈴木康仁君) 企業誘致についてお伺いしたいと思います。  同じ項目なんですけれども、サテライトオフィスや企業の誘致を進めるということでなっておりますが、今までなかなか、以前の市長も企業誘致は大切である、企業誘致を進めていくというお言葉を頂きながらも、なかなか実績が伴わない。なかなか実績をつくるための手法が遅れているように私は感じております。谷島市長はこれをどのように解消し進めていくのか、お伺いしたいと思います。 36 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 37 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。  企業誘致、なかなか簡単ではありませんけれども、しっかりと様々な主体と連携をしながら、私自ら先頭に立ってリーダーシップを取りながら企業誘致を進めてまいりたい。特に考えているのは、施設の統廃合により空いた公共施設や市内の空き店舗に積極的に企業のサテライトオフィスや場所を提供するなど、誘致を図ってまいりたいと思っているところでございます。 38 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 39 ◯1番(鈴木康仁君) 力強いお言葉でした。ただ、やはり行政と民間が本当に力を合わせないと、今コロナ不況で進出がどんどんどんどん弱くなっている中、進めることは不可能だと思います。市長が考える、これから進めていく中で、商工会議所、商工会などの連携はどのようにお考えかお聞かせ願えればと思います。 40 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 41 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。  やはりそういった様々な主体と力を合わせて協力しながら、意見交換しながら企業誘致を進めてまいりたいと思っているところでございます。 42 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 43 ◯1番(鈴木康仁君) 今まで行政と、例えば私が所属している商工会議所などは、懇談、そして会話、聞き取りなども数々重ねてきました。そして、私ども商工会議所からの行政への陳情、また困り事なども提出してきました。ただ、なかなか行政はその返答を返してくれても毎年同じ質問で毎年同じ答え、これでは関係がよくならないと思っております。本当に膝を突き合わせて、親身に力を合わせていかないと、これだけもう景気が下がってくる中では進まないと思いますので、ぜひ谷島市長におかれましては、企業の困り事、先ほど誰も取り残さないと言いましたが、企業も取り残さないように、このまちを共につくる仲間として、密な関係をつくって、構築していただきたいと思います。  3点目に入らせていただきます。  地域の安全は地域で守るというのがかぎ括弧の中で示されておると思いますが、この地域の安全は地域で守る、様々な活動、これ、様々な活動というのは具体的に何か、もう既存のある活動のことを指しているのか。それとも、これから市長が新たな活動を提案していき、市民と協働で参加して守っていくのか。この辺、具体的に決まっているならば教えていただきたいと思います。 44 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 45 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。  今までありました区長会や町内会、そういったものをまずはベースとしながらも、新たな主体、様々な市民グループやそういったものと手を携えながら、地域の安全安心のために協力体制をつくってまいりたいと。もちろん消防団などもあります。そういう既存の組織、あるいは新たな組織を生かしながら進めてまいりたいと思っております。 46 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 47 ◯1番(鈴木康仁君) こちらを実行していくためには、市民の声を本当に先ほど市長が言われたように聞いていかなくてはならないと思っております。ただ、その中で、市民の方が行政にこうしたらどうか、こういうことがあるんだよと伝えても、どこに伝えていいか分からない。そして、行政の職員も、それをよかれと思って取ってくれる方ばかりじゃないんですね。またクレームとか苦情が来たという認識で捉えてしまう職員も本当に数多くいると。ちょっとした捉え方の違いで、やはりその関係は変わってくると思います。ぜひ職員の方に、もし意見や苦情を受けるということは私ども商売人でいったら本当に誇りなんですね。黙っていなくなられるより言ってもらって直せることというのは誇りなので、名誉なことなので、ぜひそういう理念を職員の方にも徹底して伝えていってほしいと思います。  先ほどの答弁の中に4点目の消防についての中で自助公助というところがあったので4点目は飛ばさせていただきます。  5点目の健康福祉の充実、こちらについてお伺いしていきたいと思います。  元気に活躍できる環境、そして子どもから高齢者全ての市民がいつまでも健康で長生きするための健康づくりを推進するということを記載されております。こちらは、市長が考える元気に活躍できる環境というのはどのような環境のことを言うのか教えていただきたいと思います。 48 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 49 ◯市長(谷島洋司君) 私が考えます元気で長生き、これは今、介護になられてしまうとか、あるいは寝たきりになってしまう、そういったことがない健康寿命というんですか、健康で長寿な方を増やしていくと。そういった方が生き生きと地域社会とともに活躍していくという、そういう社会をつくってまいりたいと思っているところでございます。 50 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 51 ◯1番(鈴木康仁君) 分かりました。  6点目の教育文化については後で違う点で聞かせていただきますので、飛ばさせていただきます。  7点目の行政運営、経営でございます。  この中で健全な財政運営の下とありますが、市長に就任されて、石岡の財政を内側からいろいろと勉強されたかと思います。その中で、石岡市の財政を見て、率直に今現在は健全な財政運営ができているのか。また、このまま市政を進めていく中で、財政面では危機はないのか。そちらについてのお考えを聞かせてください。 52 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 53 ◯市長(谷島洋司君) 今の財務の視点につきましては、非常に従来型の必要な事業等には重点投資を行い、無駄な事業は削減する取組を進めていかなければならないと考えているところでございます。石岡市におきましては、7万2,000余の人口規模の割合には、一生懸命市政運営を行っていると私は思っております。これが将来的にも健全な運営ができるように努めてまいりたいと思っているところでございます。 54 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕
    55 ◯1番(鈴木康仁君) 今の石岡の財政指数とか財政面に関してだと、本当に県内でも半分より下の状態だと私は認識しております。その中で先ほど市長から無駄な事業を省く、もう一度見直すということがありましたが、やはりその仕事で生計を立てている企業もある中、どういったものを削られていくのか、決まっていれば、決まっているというか、例えで言うと、建設業などの建設工事なのか、それとも維持費なのか、無駄な施設の運営をストップしていくのか。どのような面で財政を健全化というか、少しでもよい状態に持っていこうとする、その手法について何かお考えがあれば、選挙が終わってからの約2か月ですか、その中で考えがいろいろあったかと思います。それをお聞かせ願えればと思います。 56 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 57 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。  2か月余りでありますけれども、様々な石岡の現在の置かれている状況、それについて私も伺ってまいりました。これにつきましては、すぐにその事業をやめてしまう、あるいは新たな事業を始めるということはなかなか難しいと思っておりますので、しっかりと、この1年、事業の推進を図りながら、無駄なもの、あるいは有効なものを見極めてまいりたいと思っているところでございます。  議員おっしゃるとおり、新型コロナウイルスの感染症の影響がこれからも石岡市の中で広がっていくと思いますので、そういったものを見極めながら施策を考えてまいりたいと思っております。 58 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 59 ◯1番(鈴木康仁君) 市長の答弁の中で慎重に見極めていくというお言葉を頂きましたので、ほっとしております。すぐ何を切る、何をするではなくて、議会とともに、そして職員とともに考えていくという認識で私は捉えました。  それでは、次の項目に入らせていただきます。  市長の所信の中で、石岡地域医療について、7つの基本方針というか大項目の次に記載されております。7つの柱の下にこれをあえて書いたということは、選挙公約でも市長は医療問題については挙げておりました。ここに対しての思いというものを聞かせていただければ、また、その7本柱からあえて外してこの面を挙げてきたということについて、お伺いしたいと思います。 60 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 61 ◯市長(谷島洋司君) 石岡地域医療計画、その中に地域医療の課題がございました。この課題は、産科の設置、それから小児科の充実、拡充、緊急診療の継続といったものが挙げてございました。私は今、非常に心配しておるのは、今まで石岡市医師会が担っておりました休日夜間診療が6月末をもってなくなる、そういった状況でございます。私は、こうした状況を一日も早く改善していくことが求められていると認識しておりますが、その実現のためには、議員の皆様と協議をさせていただきながら、将来の石岡地域の医療について議会と執行部が一定の認識の共有を図れますよう、全力を挙げて取り組んでいきたい、そういった思いから、今回の所信の中で、あえて別建てで項目を挙げさせていただきました。 62 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 63 ◯1番(鈴木康仁君) 市長がさきの市長選において、120床を守るという言葉を公約として挙げておりました。と思うんですけれども、その120床については、120床を守ることと、産科の設置、小児科の拡充、緊急医療の継続、こちらの柱とどちらが必要と今考えておるのか。目的が、やっぱり選挙の公約であれほど120床と言っていたものが今出てこなかったので、それが今、先ほど言われた産科の設置、小児科の拡充、緊急診療の継続にどのようにつながるのかお考えを聞かせていただければと思います。 64 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 65 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。  石岡地域医療計画、このスタートは産科の設置、小児科の拡充、緊急治療の継続などが可能となるよう必要な医療体制を整備することでございました。その整備手法といたしまして、再編統合により医師に勤務していただけるような一定規模の病院を整備する必要があると、そういう考えに基づいて行ってまいりました。  一方で、市民の立場から見ますと、これまで市内にあった病院の病床がなくなることは大きな損失になるのではないかと考えているところでございます。石岡地域医療計画を推進することは、結果として病床を確保することにつながりますので、私といたしましては石岡地域医療計画を推進してまいりたいと考えておりますが、その進め方、それから最終的な形につきましては、議員の皆様との意見交換、協議をさせていただきながら、本当に地域に必要な医療体制を考えてまいりたいと思っているところでございます。 66 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 67 ◯1番(鈴木康仁君) 今ちょっと私の頭の中で市長の答弁を解釈しております。その中で、恐らく120床を守ることは病院の規模という面にかかってくるのかなと解釈しました。市長が考える適切な病院の規模というものはどのような規模のことを示すのか、教えていただきたいと思います。 68 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 69 ◯市長(谷島洋司君) 今、適切な病院の規模というお話がございました。  病院の規模というのは、非常にそれぞれの段階があると私は伺っておりますので、果たして、最適な病床が何床かというのは一概には言えないことかなと思っているところでございます。ただ、石岡市は土浦保健医療圏において、病床過剰地域ということは理解しております。ただ、やっぱり市内、市民の立場から見ますと、これまであった市内の病院の病床がなくなるということは、いざというときに守ってくれる病院がなくなると、そういうことを考えておりますので、そういった病床、市民のいざというときの命を守る病院を可能な限り守っていきたいと考えております。 70 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 71 ◯1番(鈴木康仁君) 市長、そうすると、地域医療計画の中に出てくる公立化病院という形についてはどのようにお考えなのか聞かせてください。 72 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 73 ◯市長(谷島洋司君) 地域医療計画、その中では、まず、繰り返しますが、産科の設置、小児科の拡充、緊急診療の継続を3つの目標として挙げております。ただ、それらの医師を確保するためには、一定規模の病院が必要との見解が専門委員会の中からも示されているところでございます。今後、地域に必要な病床を確保することなど必要な医療体制を整備するための手法につきましては、議員の皆様と協議してまいりたいと考えておるところでございます。 74 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 75 ◯1番(鈴木康仁君) 多分いろいろ議員と協議、議員と協議という言葉を頂いてありがたい一面、多分今までの流れの中で進め方に問題があって否決したとか、いろいろな話の中でそういう答弁があるんだなと思うんですけれども、実際に本当に提案していかなきゃならないのは執行部であります。その中で再度お伺いします。新市長は公立化にはこだわらないという解釈でよろしいんでしょうか。先ほど挙げた3本、産科、そして緊急、そして小児科の拡充の中を守っていくためには適切な病院は必要、規模が必要である。それは医師の確保のためだ。しかし、手法としては公立化にはまだこだわらないということで認識してよろしいのか、再度お伺いします。 76 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 77 ◯市長(谷島洋司君) 私、選挙の期間中におきましては、この医療計画の公立化については、有力な選択肢の1つではないかというお話を繰り返してまいりました。有力な選択肢という考えを持ちますと、これはあくまでも選択肢の1つでありまして、医師を確保するための一定規模の病院ができるのであれば、皆さんと協議した中の体制を整備する、そういった考えでございます。 78 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 79 ◯1番(鈴木康仁君) そうすると、手法にはこだわらない、公立化にはこだわらない、そして違う、ベターな選択肢があれば、それを進めていくという答弁と解釈しましたので、こちらについては共にいろいろな意見を交えながら進めていけるというふうに確信しました。ありがとうございます。  所信についてはこちらで終わらせていただきます。  続きまして、質問で上げております2項目目に移らせていただきます。  2項目目、市発注工事及び物品納入などの業者選定及び条件についてお伺いしたいと思います。市発注工事及び納入などの業者選定条件について、市内業者と市外業者の落札比率についてお伺いいたします。 80 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 81 ◯総務部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。  石岡市発注の工事及び物品納入などの入札における市内業者と市外業者の落札比率でございますが、平成30年度におきましては入札件数が全体で350件ほどございまして、うち市内業者が247件で70.6%、市外業者が103件で29.4%となってございます。  また、令和元年度でございますが、入札件数が全体で307件ほどございまして、うち市内業者が226件で73.6%、市外業者が81件で26.4%となってございます。  以上でございます。 82 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 83 ◯1番(鈴木康仁君) 市外業者が落札した物件について再度お伺いしたいと思います。  こちら、市外業者が落札した物件というのは、指名、または応募自体が市外業者ばかりだったのか。それとも、市内・市外の業者が交じった中での落札なのか。その辺をお伺いしたいと思います。 84 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 85 ◯総務部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。  全て市内業者を優先に業者さんを選定して実施しておりまして、その場合につきまして規則なり、あとは地方自治法で求められているものに基づいて、石岡市の場合ですと、市内の業者さんを優先にまずは選定をさせていただいているという中で比率が高くなっているという部分がございます。それと、金額によりましては、工事の内容によりましては、市内だけでは業者さん数が足りないというときには県内に本店がある、また今度は県外の業者さんというふうに幾つかの段階を設けてどんどん拡充をしていくというような手法を取っておりますので、その辺の落札率、今はデータ的には全体のはないんですが、一件一件示していかなくならないので、データとしてお示しするのはちょっと今難しいかなというふうに思ってございます。  以上でございます。 86 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 87 ◯1番(鈴木康仁君) 私も建設業を営んでおりまして、その中で建設工業新聞とかを取っております。そうすると指名業者、指名条件、一般条件付入札については指名条件なんかが告知されているんですね。それを見ていますと、石岡市発注の工事で、業者選定が、例えば6社、8社かかったときに、市外の市内の業者がゼロ、市外の業者ばかりという物件も数あるんですが、こちらについては選定理由に何か市内業者で不具合のことがあるのか教えていただきたいと思います。 88 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 89 ◯総務部長(越渡康弘君) 答弁申し上げます。  議員おっしゃったように、工事の種類によって、まず先ほどご答弁申し上げましたように、市内業者さんを優先に、石岡市では取扱いをしていると。その中で、業者登録をしている業者さんの中でそういった業種の登録がないというときには、市外の業者のほうを選定しているというケースがございます。  以上でございます。 90 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 91 ◯1番(鈴木康仁君) 私も業者であっても図面は見れないので、工事名からどういった仕事かを予測して今新聞を読んでいた中での質問だったんですけれども、その中に測量業務なんかもありまして、具体的になってしまいますけど、測量業務などは市外業者ばかりにかかっている物件もあったように感じるんですよね。市内にも測量会社さんは数あると思うんですけれども、そういった物件についての何か特殊な条件があるのか教えていただきたいと思います。 92 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 93 ◯総務部長(越渡康弘君) 答弁申し上げます。  工事の内容によって私もここで一概にこうだというお話はちょっとできないんですが、測量業務の中でも内容によってそういったランクづけのされている業者さんがないというようなケースはあるのかなというふうに思ってございます。  以上でございます。 94 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 95 ◯1番(鈴木康仁君) 私も議員になる前、公共事業をやっておりました。今でも覚えているんですけれども、土木工事、私が当時、点数的には経営審査というものがあってAランクでした。Aランクで指名をかけていただくのに頑張って役所に、土木の、石岡市にこういった点数がありますと言っても、幾らやってもかからない。なぜかからないんでしょうかと聞いたときに、鈴木さんの会社では実績がない。土木に関して実績がない、後から取った実績がないという答弁があった。この実績の有無については今は影響がないのかお伺いしたいと思います。 96 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 97 ◯総務部長(越渡康弘君) 答弁申し上げます。  以前は、これまでは議員おっしゃったように、そういったケースがあったのではないかと。ランクづけがAランク、例えばであったときに、工事の出来高の実績があるなしというのを条件づけしていたというケースがございます。そういったことによってそういった状況が出てきたのではないかというふうに考えております。  ただ、今年度におきまして、またその辺を改定いたしまして、工事の金額にはよるんですが、1,800万以下の工事であれば、その出来高を求めないというような対応も徐々に改善をしてございますので、ご理解頂ければというふうに思ってございます。  以上でございます。 98 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 99 ◯1番(鈴木康仁君) 再度確認ですが、それでは、実績がなくても、例えば土木、例えば建築なりで経営審査を受けて建設業許可を持って点数を持っていて入札条件に適していれば、実績については問わないという解釈でよろしいですね。 100 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 101 ◯総務部長(越渡康弘君) 答弁申し上げます。  1,800万以上の工事については出来高の分はちょっとまだ残しておりますが、それ以下の工事につきましては、それをなくしました。  以上でございます。 102 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 103 ◯1番(鈴木康仁君) ありがとうございます。  そうなってくると、今後の経緯を私も注視して見ていきたいと思いますが、やはり今、民間の仕事も減ってきて、公共工事も減ってきて、その中で地場の産業の育成、地場企業の育成について、やはり公共の発注する物件というのは、技術の向上や技術の維持のため、そして雇用のためにも大変必要だと、大切なことだと思っております。私も覚えております。3.11の被災のときに、マンホールが道路から浮き上がったり、道路にクラックが入ってひび割れしたとき、当時、市外業者もたくさん指名に入って、入札には入ってきていましたが、やはりそういう緊急時に対応してくれたのは地元企業だと私も思っております。そのためには、やっぱり地元企業の育成というのを行政としてしっかり進めていかなければならないと思っております。  今後、こういった企業育成の面からどのような条件緩和をして、地元、とにかく地元企業へ、という考えを進めていくのか。こちらについては、市長にお考えを聞かせていただきたいと思います。 104 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 105 ◯市長(谷島洋司君) ご答弁申し上げます。  地元企業育成につきましては、地域産業経済の活性化を図る上でも重要であると認識しております。  また、入札につきましては、公正と厳正な競争性を確保した上で業者選考委員会において、市内業者育成という観点も考慮しつつ、運用を行っていると考えております。しっかりと市としてもこういった問題に取り組んでまいりたいと思っています。 106 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。
                     〔1番・鈴木康仁君登壇〕 107 ◯1番(鈴木康仁君) ありがとうございます。  本当に地元に企業があるということは大切なことです。そこで働く人間も地元が多いはずです。そして、税収の面においても石岡市に還元されると思います。なので、これから発注する物品や公共建設工事で、特殊な工事も中にはあるかもしれない、特殊なものも中にはあるかもしれない。しかし、それ以外は、本当にこのご時世ですから、地元企業を守っていただくためにもしっかりと地場産業育成のために発注していただきたいと思います。公益性、変な市内業者ばかりだからって、競争が緩くなるようなことは、今の入札の落札率を見ている限りはあり得ないと思いますので、ぜひ進めていっていただければと思います。  それでは、3点目の質問に入らせていただきます。  市内小中学校のICT環境整備事業の現状についてお伺いしたいと思います。配備状況についてご説明をお願いいたします。 108 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 109 ◯教育部長(豊崎康弘君) 市内小中学校のICTの環境整備状況でお答えいたします。  平成29年度から段階的に進めてまいりましたパソコン教室へのタブレット導入につきましては、令和元年度までに全ての小中学校に配備が終了し、小中学校合わせて960台導入してございます。  また、1ギガ以上の高速通信に対応した校内LAN整備も順次進めておりまして、令和2年度には整備が完了する見込みとなってございます。統合再編を予定している小学校5校につきましては、校内LAN整備は行いませんが、それと同等の通信教育が整えられるよう対策をしてまいりたいというように考えております。  以上です。 110 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 111 ◯1番(鈴木康仁君) ちょっと確認させてください。統合再編をしている学校というのは、高浜小、関川小、府中小、北小で間違いないでしょうか。私の認識だとそうなんですけれども。 112 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 113 ◯教育部長(豊崎康弘君) あと三村小となります。          〔「三村小ですね。ありがとうございます」と呼ぶ者あり〕 114 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 115 ◯1番(鈴木康仁君) それでは、これまでのタブレット端末の運用状況についてお伺いしたいと思います。 116 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 117 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。  通常時につきましては、タブレット端末を用いましてインターネットを利用した調べ学習や学習動画の視聴、プログラミング教育、ドリル学習用ソフトでの学習に活用するなど授業に欠かせないツールとなっております。  臨時休業中には、家庭にICT端末や通信環境が整っていない児童生徒に対する支援の1つとして茨城県教育委員会が発信している授業動画いばらきオンラインスタディを視聴しながら学習することができるよう動画をUSBメモリーに保存し、タブレット端末を貸し出しする環境を整えてございます。  以上です。 118 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 119 ◯1番(鈴木康仁君) そうすると、当市の独自のものというのは、今回のコロナのときには、コロナで自宅待機になったときには特別行わなかったという認識でよろしいですか。 120 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 121 ◯教育部長(豊崎康弘君) 独自というのはなかなか難しいですけれども、相互通行が全ての子どもにできませんので、その代わりとしてUSBメモリー、これに動画を落として視聴できるような対応策を取ったというところでございます。 122 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 123 ◯1番(鈴木康仁君) 現在は市独自のものは活用していないという認識をいたしました。  当市小中学校におけるICTの環境整備は今後どのように行われていくスケジュールなのか、再度確認したいと思います。 124 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 125 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。  児童生徒1人に対してタブレット端末1台や家庭でもつながる通信環境の整備など、当初5年間で進めるとされていたGIGAスクール構想の整備を加速し、災害や感染症などの発生などにより学校が休業されるなどの緊急時においても、ICTの活用により全児童生徒の学びの保障を進めたいというように考えてございます。具体的には、タブレット端末の導入として全児童生徒分4,944台及び教員用分と予備分400台合わせて5,344台を導入する計画を検討してございます。  また、オンライン学習が行える機器の整備として、カメラやマイクの通信装置の整備も検討しているところでございます。  以上です。 126 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 127 ◯1番(鈴木康仁君) ただいま答弁頂きました5,344台プラス予備があったかと思うんですけれども、これはいつまでに行うのかと、その予算の財源についてお伺いしたいと思います。 128 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 129 ◯教育部長(豊崎康弘君) 当初言いましたように令和5年までの予定を今年度中に配備すると、国の補正予算が通ってございますので、それを活用したいというように思っております。  GIGAスクール構想におけるICT環境整備の補助金の内容につきましては、6つほどありまして、先ほど申しましたタブレット端末の購入補助は1台当たり上限4万5,000円で、児童生徒の3分の2の数を補助するというメニューがございます。  また、通信環境が整っていない家庭に貸与するモバイルルーターの整備に対して1台当たり上限1万円、また、カメラやマイクなどの通信装備についても補助があるというような状況でございます。  以上です。  すみません。それを有効活用して今年度中に整備を図っていきたいというふうに考えてございます。  以上です。 130 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 131 ◯1番(鈴木康仁君) やはりまだコロナが終息しつつある中でも、また再度、第2波、第3波が来るんじゃないかと懸念されている今、全国的に見ても、国も進めていますが、このタブレット端末で自宅学習というスタイル、本当はあるべき姿ではないのかもしれませんが、今後本当に必要になってくると思います。この進め方、内容次第で本当にその市町村ごとに学習能力の差が出てしまってはすごくしようがないと思うんですね。やはり地域の将来を担う子どもたちの学習能力というのは、無駄なくよりよい環境でよりよいものを進めていかなくてはならないと思っております。  その中で、やはり先ほど部長からもありました相互通信型のプログラム、何か今大学なんかは結構採用しているかと思うんですけれども、やっぱり今後必要だと思うんです。やっぱり市、国、県も恐らくはマニュアル的なものを作ってくるかと思うんですけれども、やはり石岡市としても下りてくるものを待っているだけじゃなくて、少しでもこの機材を使った学習スタイルというものを慣れておかないと、教師自体もあたふたしちゃうと思うんですね。やっぱり私、今47なんですけれども、この年代でも慣れるまでに、よく私どもの業界でもZoomの会議なんかを使うんですけれども、慣れるまでに少し時間がかかりますので、本当にいつ来ても石岡市は備えは万端だという体制を整えるためにも、今のうちにそういう相互通信型の指導要綱とか指導の練習をいち早くやっていかなければならないんじゃないかと思っているので、進めていただきたい。  本当に今年はスケジュールは変わって、夏休みの期間も短くなっているかもしれません。先生の負担も本当に大変なんですね。この間、私、子どもの学校の役員会に行ったときも、先生が体温を測ったり1日に何回も消毒している。給食の配膳にも気を配っているという中で授業スタイルまで新しいものを導入というと、本当に本当に先生というのは負担が大きくなってくると思います。これを慌てず行わないために、石岡市はしっかりとした期間を設けて今のうちに準備していただきたいことを切にお願いしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。 132 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午前10時58分休憩            ───────────────────────                   午前11時10分再開 133 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 134 ◯7番(石橋保卓君) 7番・石橋です。  質問に入る前に、まず谷島市長におかれましては、さきの市長選、ご当選おめでとうございます。今後4年間のご活躍を期待するわけでございます。  とはいいながらも、先日、ちょっとテレビを見ているときに、なるほどなというような話題がありましたのでお話をさせていただきたいと思うんですけれども。口から言葉を出す、話すということ、それから自分の考えを活字に起こすということについては、特に話すという言葉、現在我々が話し、話すという字はごんべんに舌といって、舌で物を言うというような、見ただけでの解釈はそういうふうになってくるのかなと思いますけれども、もう一つ、口から出すと書いて咄というのも1つ「はなし」という言葉を表す際に使われる漢字だそうであります。語源は口から物を話すというようなことだと思うんですけれども、これは自分の頭の中で思っていることを、思考を改めて表明すると、表に出すということになるかと思います。活字に起こすということも、そこに通じるものがあるのかなと思います。  これから、石岡市の首長として、公人としての責任は大きく重いものがあるのかなと思います。これから市長がお話をすること、活字に起こすこと、これは単なるプレゼンテーションとは全く違うものではないかなというふうに考えます。これからは、公人としての自覚を持って、自分の言動に責任を持って、公務に当たられることをお願いしたいと思います。  先ほど来、質疑、ご答弁をお伺いいたしまして、大変歯切れのよい答弁で、かなり私自身としては好印象を持っておりますので、今後も継続して、そういった姿勢で臨まれていただきたいというふうに思います。  それでは、改めて質問のほうに移らせていただきます。  まず、1項目目といたしまして、市政運営に関する所信と選挙公約についてということでお尋ねをしております。  既にもうこの件につきましては、私がお聞きをしたいというようなところを、大分同僚議員のほうから細かい内容がありましたので、その中から抜けているところ、もしくは私が再度もう一度お尋ねをしたいところを、なるべく重複を避けましてお伺いをしていきたいというふうに思っています。  先ほど、共生の中で、全ての市民を対象として、誰も取り残さない行政運営に心がけるというようなお話がありましたけれども、市民全員万人が満足ができる行政運営が本当に可能なのかどうか、誰かが満足すれば、誰かが犠牲になる、これがある程度現実的なものになるのではないかなというふうに思います。その理想と現実のギャップをどのような形で埋めていかれるのか、まずお伺いをいたします。 135 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 136 ◯市長(谷島洋司君) ご質問ありがとうございます。  誰一人取り残さないという理念の中で、やはり様々な意見をお持ちの方がいらっしゃると思います。私の考えます市政運営なんですが、まずは、そういった人を拒絶するのではなく、そのお話を聞く、寄り添っていくと。それによりまして、全ての、100%の解決はありませんけれども、そういった方の少しでもその声を聞いて、そういった声を市政に生かす、そういう寄り添うような政治姿勢を貫いてまいりたいと思っております。 137 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 138 ◯7番(石橋保卓君) ありがとうございました。  あくまでも、誰も取り残さない、全ての市民を対象として、そういう姿勢でいく、これは理想という形で、現実的に行政運営を進めていくに当たっては、様々な壁にぶつかることがこれから多々あるかと思います。全ての人に寄り添うという今のお話でありましたけれども、やはり人というのは自分の話を聞いてくれると、それが、今度の市長さん、私の言うこと、話をよく聞いてくれた、そこで市長に対する期待が高まるわけです。ケース・バイ・ケースではあるかとは思いますけれども、そうはいいながらも、やっぱり行政を運営していく中であっては、当然できるものとできないものがありますので、そういったところの見極め、そういったところを十分に認識された上、行政運営に当たっていただければというふうに思います。  次に、共育の中で地域の様々な教育力を生かしというような文言がありました。地域の様々な教育力というものはどういうものをお考えになっているのかお伺いをいたします。 139 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 140 ◯市長(谷島洋司君) 今、教育力についてご質問がございました。  これは、教育といいますと、まずは学校教育ということが頭に浮かぶんでございますが、学校教育ではなく、学校教育だけではなくて、地域の大人、あるいは地域にいらっしゃる様々な方、そういった方と共に学ぶ、学校教育じゃなくて、例えば生涯学習でありますとか社会教育でありますとか、そういう幅広い教育という概念、そういったものをしっかりと地域として子どもたちに、あるいは地域の皆さんお互いが共に学び、育て合うまちづくり、そういったものを目指してまいりたいと思っているところでございます。 141 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 142 ◯7番(石橋保卓君) ありがとうございました。  かつてはといいますか、古い時代、我々が子どもの頃はやはり、家族だけではなくて、地域の大人、どこでも怖いおじさんとかおばさん、近所のそういうおじさんがいらっしゃったかと思います。そういう方々から、その地域で生活していく上で必要なもの、大事なものというのを怒られながら我々身につけてきたのかなというふうに感じております。そういったところがやはり一番、今後、石岡市、ひいては日本においても必要な教育の一環ではないのかなというふうに感じますので、そういったところも当然視野に入れながら、共育という部分を進めていっていただきたいというふうに思います。  それから、共働の中で行政だけではない様々な主体というふうな表現がございます。この様々な主体とはどういうものをお考えなのかお伺いをいたします。 143 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 144 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。  様々な主体、これは、今、市民であったり、あるいは市民団体であったり、あるいは、先ほども答弁いたしましたけれども、国や県、あるいは自治会や区長会、町内会、あるいは企業や様々な事業者、そういった様々な主体という意味でこちらに挙げさせていただいております。 145 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 146 ◯7番(石橋保卓君) なかなか、まだ市長就任一月ちょっとというところで、これから市長の考えといいますか、構想というものを具体的に具現化していくというのが期待されるところであるのかなと思いますけれども、そういったところを十分に、まず現実、石岡市において何が必要なのか、何が求められているのか、その現実を見極める目を養っていただいて、行政運営に当たっていただくというのが大事になってくるのかと思います。  かつて石岡市は、太古、常陸の国、もしくは茨城県になってから中心部として大変にぎわっておった時期がございました。しかしながら現状は、県の中心部というわけではなく、地理的には中央部に位置していますけれども、私が見るところ、どうも周辺部に追いやられてしまっているような状況があるのかなというふうに思います。そういったところをこれから、これまでの繁栄を取り戻すというのはなかなか難しいところもあるかなとは思いますけれども、ぜひそういうところをご努力頂ければというふうに思います。  それでは、また具体的に次に各項目についてお伺いをいたします。  持続可能なまちづくりというような表現をされておりますけれども、この持続可能なまちづくりとはどのようなものを目指しているのかお伺いをいたします。 147 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕
    148 ◯市長(谷島洋司君) 持続可能なまちづくりにつきましてご答弁申し上げます。  将来を見据えた持続可能なまちづくりにつきましては、人口減少社会においても安心して住み続けられるように、商業、医療、福祉などの生活サービス機能を維持していくことでございます。そのために、立地適正化計画や公共交通網形成計画に基づいたコンパクト・プラス・ネットワークのまちづくりを実現し、全ての人が暮らしやすいまちを目指してまいります。また、人口減少や少子化、高齢化により、地域コミュニティにも大きな変化が生じております。このような課題につきましても、長期的に取組を進めていく必要がございます。  これらの課題に真摯に向き合い、安心して住み続けられるまちづくりを進めてまいりたいと考えております。 149 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 150 ◯7番(石橋保卓君) ありがとうございます。  続きまして、都市基盤の整備について、項目として挙げられておりますけれども、この都市基盤の整備、具体的にはどのようなお考えをお持ちなのかお伺いをいたします。 151 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 152 ◯市長(谷島洋司君) 都市基盤の整備でございますが、何点か考えてございます。  まず1点目は駅周辺整備でございます。  石岡市には、石岡駅と高浜駅の2つの駅がございます。石岡駅につきましては、にぎわいの創出や活性化などを目的に整備を進めているところでございます。また、高浜駅につきましては、これからではございますが、高浜駅及び周辺のバリアフリー化やロータリーの整備、また、霞ヶ浦、恋瀬川などを生かした観光面での充実も図ってまいりたいと考えております。  次に、上曽トンネル整備でございます。  県南地域の中心都市である石岡市と、県西地域の中心都市である筑西市が新たに結ばれることで、常磐自動車道や北関東自動車道などから、首都圏へのアクセス性や、空の玄関口茨城空港への連絡性など、機能向上に重要なルートとなります。工業や農業などの産業面、観光面への活性化に大いに寄与するものと考えております。  3点目は、自然や歴史的資源を活用したまちづくりとしまして、石岡市には看板建築や国分寺、国分尼寺、さらには国衙跡などの歴史的資源、八郷地区にはかやぶき民家などの自然豊かな里山景観が随所に見ることができております。これらの地域資源を生かした史跡公園整備や里山景観保全などにより、観光振興が期待できるものと考えております。  最後、4点目が利便性の高い公共交通体系の構築でございます。  石岡市では、平成31年3月にまちづくりの施策と連携、さらには広域的な観点、連携等を配慮した交通施策を進めることにより、持続可能な公共交通網を構築し、地域の活力を維持するとともに、個性あふれる地方の創生を推進していくことを目的に、石岡市地域公共交通網形成化計画を策定しています。この計画の中で、日常生活を支える利便性の高い公共交通を基本方針の1つとしております。この基本方針を踏まえ、公共交通の利用促進、公共交通機関の充実、公共交通の利用環境づくりの施策を展開することなどで、利便性の高い公共交通となるよう事業を進めてまいります。  以上でございます。 153 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 154 ◯7番(石橋保卓君) ありがとうございました。  若干私の認識とは違うところもあるのかなと思いますけれども、まず、市長のほうから道路整備の部分についてもう少しお話があるのかなというふうに、私、期待しておりました。周辺自治体から比べますと、石岡市の道路整備、大変遅れている部分、自宅へ戻ってくる際に、周辺自治体を通過する際、非常に、石岡市へ入った途端、ちょっとがっくりきてしまうというようなところがあるのかなと思います。駅前・東ノ辻線も、地主さんのほうの事情もいろいろあるのかなと思いますけれども、なかなか開通まで先が見通せないというような状況でありますので、もう少しやはり、先ほどお話がありました公共交通の整備という部分も当然大事だとは思うんですけれども、それを推進していくに当たってやっぱり道路整備、そういうところが大変必要になってくるのではないかなというふうに思います。  それから、一番残念だったのは、旧八郷地区の水道整備の部分が1つも触れられていなかったというのが、ちょっと私としては落胆を隠せないところであります。毎日のように、断水、濁り水、そういった部分がメールで入ってきます。水道という生活をしていく上で一番大事な上水という部分で、旧八郷地区の皆さん方は大変お困りになっていると。そういうところを早急に整備する、生活環境の整備をする、そうしないとやはり、八郷地区のほうへ改めて住んでみたい、そこで子育てをしてみたい、そういう人たちも当然増えないのかなという感じがします。  それからもう一つ、これは私の持論といいますか、これまでも度々お話をしてまいりましたけれども、都市計画区域の抜本的な見直しが当然必要ではないかなと。いろいろ少子化対策、人口減少対策、石岡市のほうとしても事業の展開はしていますけれども、やはり抜本的に人が住める、住みたいところに住めない、いたずらな乱開発は当然抑えなければなりませんけれども、やはり住宅地として適したところを有効的に活用するのには、都市計画区域の抜本的な見直しが当然必要になってくるのかなと。  先日、外出自粛というような折でありましたけれども、所用がありまして神立駅のほうへ行ってまいりました。神立駅から6号国道まで、真っすぐな道路が1本抜けましたね。ご存じの方もあるかと思います。大変便利な道路になったかと思います。神立駅周辺が今後、区画整理によってかなり大きく生まれ変わる。そうしますと、神立地区に隣接をしている石岡市の三村、関川地区、この地域の発展が今後大きく望めるわけですけれども、現在の都市計画区域の中で、都市計画の位置づけの中では、そういった地理的な条件を活用できる状況にはありません。そういったところをもうちょっと踏み込んで、まちづくりに邁進をしていただければというふうに思います。  次に移ります。  産業・経済の活性化についてということでございますけれども、先ほど来、農業の6次産業化というようなことでお話がありました。ちょっと質疑でかみ合わないところがあったのかなという感じがするんですけれども、いわゆる農業の6次産業といいますと、生産、加工、販売、1次産業、2次産業、3次産業、これらの数字を足し合わせて6次産業というふうなものについては、皆さんご案内のとおりかなというふうに思います。これまでの農業の在り方、特にその供給と流通の見直し、この部分をしっかり見直しをして6次産業化を図らないと、ただの絵に描いた餅になってしまうというのが私の考えです。6次産業化を推進するに当たって、農地の集約化はどうしても外せないんです。農地の集約化をどうやって図っていくか、これが今後6次産業化を展開していく中で大きな課題になってくるのではないかなというふうに考えます。  私ごとで大変申し訳ありませんけど、私が顧問をしています農業生産法人、令和元年の農林水産省主催の6次産業化アワードというようなもので農林水産大臣賞を受賞しました。かなり大きな、農林水産省から直截で、200億を超える費用が農業生産法人に3年間にわたって入ることになっております。私が議員になる前に、その代表者と私とで石岡市と小美玉市へ今後事業の展開をしたいんだということで相談に上がったときに、けんもほろろな対応をされたのは今でも覚えております。現在、今全国で十何か所か事業展開をしておりますけれども、全て地元の自治体からお声をかけていただいた事業であります。農地をこれだけまとめたのでどうか進出をしてくださいというようなお話ばっかりであります。  ということでやはり、地元で危機感を持って、農地の集約を自分たちでまとめるからそこで事業展開をしてくれないかと、ある程度やはり地元の自治体が本気にならないと、農業の活性化、6産業化の推進、なかなかできるものではないかなというふうに思いますので、そういったところを、もう一度市長のほうに農業の活性化、6次産業化の推進、お考えをお伺いしたいと思います。 155 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 156 ◯市長(谷島洋司君) ただいま、農産物のブランド化や6次産業化など、もうかる農業への支援についてのこれまでの経緯をお話し頂きましてありがとうございます。  これからの農業を考えたときに、これまでどおり市場や直売場などに売るだけではなくて、農産物のブランド化や、生産から加工販売まで行う6次産業化を推進し、付加価値をつけて高く売る、もうかる農業を目指していくべきだと考えております。そのためには、農業関係者、加工・販売業者とのマッチング、販売・PR手法の確立、加工施設への支援、働きかけを実施してまいりたいと考えているところでございます。  今お話がありました過去の経緯、様々な今までの経緯を振り返りながら、これからの石岡市の市政運営に生かしてまいりたいと思いますので、今後とも様々なご意見を頂ければと思っております。 157 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 158 ◯7番(石橋保卓君) それでは、少し飛ばしまして、健康・福祉の充実についてという項目のところで、安心して子どもを産み育てる環境整備を進めていらっしゃるということでありますけれども、安心して子どもを産み育てられる環境整備とはどういったものをお考えになっているのか、お伺いをいたします。 159 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 160 ◯市長(谷島洋司君) 健康・福祉の充実についてお答えいたします。  若い世代が安心して子どもを産み育てる環境の整備としましては、妊産婦の方や子育て世帯の相談体制の拡充、あるいは新婚や子育て世帯への経済的支援等を推進しまして、子どもを産み育てやすい環境を充実してまいりたいと思っております。  また、高齢者がいつまでも元気に活躍できる環境の充実として、仕事、趣味、社会活動を通して、生涯にわたり健康で生き生きと活動し続けることのできる生涯現役の社会づくりを推進しまして、高齢者も多くの人と交流を持って地域の活性化につながるよう、全ての市民が健康で支え合えるようなまちづくりをしてまいりたいと思っております。 161 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 162 ◯7番(石橋保卓君) 子どもを産み育てられる環境整備という部分については、また後ほど地域医療のほうでも若干触れさせていただきますので、今の市長さんのお答えを取りあえず了といたしたいというふうに思います。  1つ飛ばしまして、次に行政運営・経営についてちょっとお伺いをいたします。  健全な財政運営については、先ほど来の質疑の中である程度お考えは分かったわけですけれども、職員の育成強化の部分について若干お尋ねをいたしたいと思います。  ここ四、五年で、市役所のほうの若手職員の早期退職といいますか、20代での退職がかなり数が出ております。原因は、一人一人事情はあるのかなとは思いますけれども、やはり石岡市役所での仕事を進めていく上で市役所に魅力をあまり感じないのかなと。そういったところで、やはりほかに目が移って自分の実力を発揮できるところを選択していくのかなというふうに私は考えるわけですけれども、職員の育成、強化という部分、市長は具体的にどのようなものをお考えなのかお伺いをいたします。 163 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 164 ◯市長(谷島洋司君) 今ご指摘頂いたとおり、私はやはり石岡市をよくしていくために、職員の皆さんが生き生きと働く職場づくり、こういったものが必要だと感じております。人材育成につきましては、私は市長としての一番の仕事だと思っておりますので、これから様々な研修や人事交流、あるいは職員の一人一人のやりがいを伸ばせるような施策に取り組んでまいりたいと思っております。 165 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 166 ◯7番(石橋保卓君) 市長選挙が終わって2日目ぐらいでしたか、市長さん、私のところへご挨拶をおいでいただいて、私もちょっと手が離せない時間帯でしたので玄関先で大変失礼をしました。そのときに、私から一言だけお願いしたのが、職員とのコミュニケーションを大事にしてくださいということだけ言ったことがまだ頭の中には残っているんですけれども、その際谷島市長のほうから、これまでできなかったことを私はやっていきますというふうなお話がありました。  これまでやはり、首長、トップと職員とのコミュニケーションといいますか、意思の疎通、そこがうまく機能していなかったのがこれまでの行政運営の中で大きく、汚点という言い方はおかしいですけれども、先に進まなかった1つの原因ではないかなというふうに思いますので、そういったところをぜひ反面教師というふうな形で捉えて、職員とのコミュニケーションは確実に、職員から信頼を得るようにお願いをしたいというふうに思います。  次に、地域医療体制の整備ということでお伺いをするわけですけれども、先ほど来、質疑がありましたのでポイントだけお伺いをいたします。  この中で地域医療の論点整理、ポイントの明確化というのがうたわれておりますけれども、それでは、具体的な手法はどういったものをお考えなのか、改めてお伺いをいたします。 167 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 168 ◯市長(谷島洋司君) 石岡地域医療計画につきましては、この計画をスタートさせる時点の目標、産科の設置、小児科の拡充、緊急診療の継続というのがございました。こういった最初の目的、そういったものに立ち返りながら、もう一度議会の皆さんや、それから市民の皆さんの声を拾いながら、それを反映しながら、この計画を練り直してまいりたいと思ってございます。 169 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 170 ◯7番(石橋保卓君) ありがとうございます。  先ほど公立化についてのお考えを述べられました。選択肢の1つであって、それにはこだわらないというようなお話だったかなと思うんですけれども、これは、我々といいますか、私個人からすると、かなり市長としても一歩前進、我々に歩み寄ってもらった部分なのかなというふうに理解をしております。公立化によって、先ほど医師の確保が可能になるというような話もありましたけれども、公立化をしたから医師が確実にそこで確保できるという保証は何もないわけですよね。  今回公立化を図って199床のベッドを整備するというようなお話だと思いますけれども、199床という部分については、診療報酬制度の中で、病院経営の中で一番条件のいいベッド数なわけです。本来であれば、医師会病院のベッド120床そのものをそっくり第一病院のほうで受け入れて、医師を確保するための規模という部分にこだわるのであれば、120床そっくり第一病院へ持っていって規模を大きくすれば、公立化をすれば、医者が集まるというふうな論点に行き着くのかなと思うんですけれども、あえてそれをせず、199床に収めるというのは、1つは病院経営の一番最善な方法ではないのかなというふうに私は考えるわけです。  公立病院にしようが大きい病院にしようが、石岡市へどうやって医師を集めるか、これは数年前に制度が変わりまして、臨床医師の研修制度、これは今まで医局中心で研修先が配分されていたものが、今は研修医個人の意思によって研修先を選べるようになったというのがやはり、医療過疎地域といいますか、人口過疎地域、生活に不便なところ、そういったところに医師が集まらなくなった1つの大きな要因だというふうに私は考えております。ですので、今回ここで公立化を図ったとしても、そういった根本的な問題を解決しない限りは、石岡市での、石岡地域での医師の確保といいますか、充足というのはなかなか難しいのかなと。開業医さんも年々減っております。しかしながら、やはり人口が減少していくことによって、お医者さん方もやはり経営が主体になってきますので、自分たちの経営が難しいところでは手を出しませんよね。そういうところで一番、地域医療を充実させる1つの早道としては、人口を飛躍的に増加させる、この地域で生活していく人たちがどれだけ増えるかによって、やっぱり地域医療は充実していくのかなというふうに感じます。これはまた改めて別の場でお話をさせていただきたいというふうに思います。  所信に対していろいろお伺いをしたわけですけれども、やはり市長1人ではご自分の政策を実現されていくのは困難なものかと思います。繰り返しになりますけれども、やはり職員との信頼関係の構築、これが一番必要不可欠になってまいりますので、自分の手足となってくれる職員、その職員が安心安全に職場で仕事を全うできる職場環境の整備、これを本当にお願いしたいというふうに思いますけれども、その点のお考え、お伺いをいたします。 171 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 172 ◯市長(谷島洋司君) 今、お話し頂きました職員とのコミュニケーション、しっかり取っていきまして、私は風通しのよい職場をつくってまいる、そして、職員とともにみんなが1つになりまして、議会の皆様とともに石岡市のために働いてまいりたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。 173 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 174 ◯7番(石橋保卓君) それでは、次に2点目、選挙公約についてということでお伺いをするわけでありますけれども、1項目目で大分お考えをお伺いいたしましたので、時間もありませんから、1点だけ絞らせていただきたいと思います。  公約の中に、学校給食、地元産の有機農産物の活用を図り、将来的には無料化を図っていくというふうな文言が、これは選挙公報のほうでうたわれておったかと思いますけれども、給食費の無料化についてどのようにお考えなのかお伺いをいたします。 175 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 176 ◯市長(谷島洋司君) 給食費の無料化についてご答弁いたします。  初めに、今年度におきましては、新型コロナウイルス感染症に伴う保護者の経済的負担軽減の観点から、令和2年6月、7月、9月の3か月間の給食を免除いたしたいと考えております。  今後につきましては、現在実施中であります第3子以降児童の無償化も含まれております子育て応援プロジェクトの中で、財源の問題、その内容など、他周辺市町村などの実施状況なども参考に、また、行財政改革の進捗状況を踏まえて、調査検討してまいりたいと思っております。 177 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 178 ◯7番(石橋保卓君) ありがとうございました。  ここで冒頭に返るわけじゃないんですけれども、先ほど私が指摘をさせていただきました口に出す、活字に出す、そうしますと、やはりそれが今度当然1人歩きを始めるわけです。ただいまの市長の答弁の中では、周辺自治体の動向や財政的な状況を考えた上でというようなお話がありましたけれども、公約で掲げた以上は無料化を推進する、別に周辺自治体の状況なんか関係ないですよ。どうしても石岡でやるんだったらやると、その環境整備をするのが市長の役目ではないかなと。一度この給食の無料化は実施してしまいますと、決して後戻りはできません。前任の市長さんも当選時給食で無料化を掲げておりましたけれども、現実的にできたのは第3子の無料化だけです。そういった状況をよくご存じの上で公約として掲げられたのかなというふうには思いますけれども、やはり公約はプレゼンテーションではありませんので、公約として掲げた分については当然責任が伴うというふうな自覚を持って今後の市政運営に当たられるべきかなというふうに思いますので、口幅ったいようですけれども、一言申し添えさせていただきました。  今回の市長選挙において、今泉前市長の後継者を自他ともに公言をしていたというふうに私、仄聞をしております。今後、前任の今泉市長の方針を踏襲していくお考えなのかどうか、お伺いをいたします。 179 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 180 ◯市長(谷島洋司君) 後継者のお話がございました。私は後継者の定義というものが明確ではありませんけれども、今、前市長が行ってきたものでいいものは積極的に残していく、そうでないものは見直していくと、そういう是々非々で市政運営を行ってまいりたい。ともかく、今年度の大枠だけは決められた内容でありますので、これを執行していく、そして、よくないものについては見直しながら、検討しながら進めてまいりたいと思っておりますので、ご理解よろしくお願いします。 181 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 182 ◯7番(石橋保卓君) 今の市長のご答弁をお伺いいたしまして多少安心するところではあります。  今年度については、前任の今泉市長が組んだ予算で粛々と進められていくのかなというふうに思います。谷島カラーの具現化といいますか、自分のカラーをお出しになるのは来年度以降の予算になってくるのではないかなというふうに考えるわけですけれども、そうはいいながらも、今年度内においてどうしても必要な部分というところでお感じになった場合、今年度内でも現在の予算を変更していくお考えがあるのかどうか。事業内容、予算の額、そういったものを今年度内でも変更していくお考えがあるのかどうか、お伺いをしたいと思います。 183 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 184 ◯市長(谷島洋司君) 今のお話でございますけれども、しっかりと今までの経緯、そういったものを見極めながら判断してまいりたいと思っております。ともかく、今回は新型コロナウイルス感染症という未曽有の危機の状況であります。様々な新しい生活様式に合った見直し、そういったものも必要かと思っておりますので、しっかりと過去の経緯、そしてこれからどうあるべきかを考えながら進めてまいりたいと思っております。 185 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 186 ◯7番(石橋保卓君) 今の市長の言葉を胸に刻みながら、これから谷島市長が市政運営に当たられるところを期待して、1点目の1項目目の質問は終わらせていただきたいというふうに思います。  次に、公共施設等総合管理計画と個別施設計画についてお伺いをしてまいります。  まず、公共施設等総合管理計画について、現在の進捗状況についてお伺いをいたします。 187 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。
    188 ◯市長公室長(加藤乃利明君) ご答弁申し上げます。  まず、計画概要についてご説明させていただきます。  計画策定の背景として昭和40年代頃から進められてきた都市基盤等が老朽化したことによる更新費用の増加や、少子高齢化や人口減少に伴う歳入の減少、市町村合併など社会情勢の変化などにより、いずれの公共施設もその機能や役割について改めて見直すことが求められていた状況でございます。そのような中、平成29年3月に石岡市公共施設等総合管理計画を策定いたしまして、良質かつ持続可能な公共施設サービスの実現とコストの縮減を両立させることを前提として、40年間で施設総量20%の削減を目指しております。  進捗状況につきましては、計画を踏まえまして、令和元年度に全ての個別施設計画が策定完了してございます。目標管理状況といたしましては、公共施設等総合管理計画の目標である施設総量20%削減に対し、23.84%の削減可能ということで見込んでございます。また、実効性を高める意味でも、令和2年度予算編成時から新たに公共施設経費枠を創設しまして、計画と毎年の予算編成、さらには将来にわたる財政推計を連動させて進捗管理を行っております。  以上でございます。 189 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 190 ◯7番(石橋保卓君) ありがとうございました。  総合管理計画につきましては、昨年、令和元年の第3回定例会での前任市長のお話から、答弁の中で、総合管理計画については公共施設の総量管理であると、20%の削減を目標に掲げて今後計画を推進していくというふうなお話がありました。ということは、公共施設等総合管理計画というのは、公共施設に関する最上位計画として位置づけられているのではないかなというふうに考えるわけですけれども、その点のお考えをお伺いいたします。 191 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 192 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。  公共施設も含めまして、インフラ等も含まれると思いますけれども、そういったことを長期的に管理していく上で上位計画であるということで認識しております。  以上です。 193 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 194 ◯7番(石橋保卓君) 繰り返しになりますけれども、今「最」という文言が消えておりましたけれども、改めてお伺いしますけれども、最上位計画としての位置づけに間違いはありませんね。お伺いをいたします。 195 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 196 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。  施設管理と財政運営も含めまして管理していくという上では最上位計画であるということでございます。  以上です。 197 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 198 ◯7番(石橋保卓君) ありがとうございました。  ここで市長にお伺いするわけですけれども、公共施設等総合管理計画へのお考え、それから、この計画の推進に当たって、計画どおりに今後も推進に当たられるのかどうか、お考えをお伺いしたいというふうに思います。 199 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 200 ◯市長(谷島洋司君) ご答弁申し上げます。  石岡市にある多くの公共施設は、施設の老朽化が進行し、大規模な改修や建て替えを検討しなければならない状況にあります。また、少子高齢化や人口減少など、社会状況の変化に対する対応も検討しなければなりません。  以上を踏まえまして、公共サービス水準の低下や市民生活へ与える影響を最小限に抑えつつ、新たな市民ニーズへの対応等も検討しながら、コスト削減とサービスの維持、向上を目的とした公共施設マネジメントに取り組んでまいりたいと考えております。 201 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 202 ◯7番(石橋保卓君) ありがとうございました。  次に、個別施設計画についてお伺いをいたします。  現在の進捗状況といいましても、多数の施設について個別にではお答えがまた難しいかなと思いますので、全体を通しての進捗状況というものはいかがなものになっているのかお伺いをいたします。 203 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 204 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。  個別施設計画の進捗状況でございますけれども、全て令和元年度中に策定完了しておりまして、22施設累計24計画でございます。また、予算編成や財政推計とも連動させ、基本的には個別計画に定められた事業計画をベースに予算計上し、進行管理を行っている状況でございます。  以上です。 205 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 206 ◯7番(石橋保卓君) 令和元年度で全ての個別施設計画の策定が終わったということでありますけれども、策定まだ間もないわけですけれども、現時点で個別施設計画を変更する可能性、予定、そういうものがある施設があるのかどうかお伺いをいたします。 207 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 208 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。  個別施設計画につきましては、協議の進捗状況等によりまして計画変更もあり得ると考えております。まちづくりの視点や有利な財源獲得の観点から、複数施設が統合する多機能型の施設等も検討されることがございます。  1つの例といたしまして市民会館を核といたしました複合施設の検討につきましても、複数の部署が参加するスタイルでプロジェクトチームが発足した次第でございます。その協議結果等によっては、関連する施設に係る個別施設計画に変更が必要な場合もあるかと思います。  以上です。 209 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 210 ◯7番(石橋保卓君) 確かに、その施設の性格というか、今後の位置づけによっては計画が変更になる可能性も十分にあるのかなというふうなところは理解をします。特に、今お話がありましたその市民会館とか、その他のいろんな文化施設を1つに集約して多機能型の複合施設といいますか、そういうものはあってしかるべきなのかなというふうに思いますので、そのほかの部分について、そのほかの施設については、これまで策定した計画どおりの計画の推進を図られるということでよろしいでしょうか、お伺いをいたします。 211 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 212 ◯市長公室長(加藤乃利明君) 議員ご案内のとおりでよろしいかと思います。  いずれにいたしましても、市民に喜ばれるまちづくりや施設を目指しまして努力してまいる所存でございます。  以上です。 213 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 214 ◯7番(石橋保卓君) ありがとうございました。  では、次に移りたいと思います。  3番目として市民会館についてお伺いをいたします。  先ほど公室長のほうから、市民会館について複合文化施設といいますか、複合施設としての展開を今後検討していくのではないかという話があったかと思いますけれども、市民会館、今年の3月末をもって利用ができなくなりました。閉館ということでご案内があったかと思うんですけれども、今定例会、国民宿舎つくばねの設置管理条例を廃止する条例が提案をされております。本来であれば、市民会館においても、老朽化もしくは耐震度への不安というような部分で閉館を決断したのかなというふうに感じるわけですけれども、今定例会で廃止条例を提案しなかった理由というのをお伺いいたします。 215 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 216 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) 閉館したのになぜ条例が残っているかというご質問につきましてご答弁申し上げます。  石岡市民会館は閉館以降利用に供されない建物にもあるにもかかわらず条例が残っています点につきましては、ご指摘のとおりでございます。閉館と併せて条例を廃止することができれば、明確な対応になったものと存じております。  これまでの一連の対応といたしまして、施設の方向性と期を同じくした例規や基金の整備の在り方などにおいて、3月の閉館と同じタイミングで整理するに至らなかった点は否めませんが、条例を廃止しなかった状況の理由といたしまして、石岡市民会館個別施設計画の中の当面の対応方針として、市民会館を令和2年4月1日から休館とし、その間に建て替えについての検討と準備を進める工程を示しているところでございます。また、地元自治会なども会議室を利用していた管理棟の継続利用に関する陳情の対応や、市民会館条例で定める市民会館運営委員会において今後の事業に関する審議を頂く可能性もあると考えていたことにございます。  ご指摘のとおり、現在、市民会館の使用、利用はございませんので、個別施設計画に沿って、施設の方向性を具体化したしかるべきタイミングで、条例の整備、廃止や改正等についても併せて対応してまいりたいと考えております。また改めて、運営委員会の開催可能性や市民会館基金の在り方など、関連する課題も併せて整理いたしまして、例規上の対応を図ってまいりたいと存じます。  以上でございます。 217 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 218 ◯7番(石橋保卓君) ありがとうございましたと言いたいところですけれども、ここで、私、言葉の遊びをするつもりはないんですけれども、改めてお伺いします。閉館と休館の違いというものはどういったものがあるのかお伺いいたします。 219 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 220 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) 閉館と休館の違いというご質問につきましてご答弁申し上げます。  個別施設計画の策定時点、令和元年11月におきましては、管理棟も含めた市民会館施設の方向性が定まり切れておりませんでした。そういったことで、個別施設計画では休館を用いたことがございます。議員ご指摘のとおり、現在においては閉館と読み替える状況でございます。  以上でございます。 221 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 222 ◯7番(石橋保卓君) 市民会館のある地元元真地地区と土橋地区から市民会館の存続といいますか、継続使用の陳情が上がってきました。それに対しての結論は、教育福祉環境委員会のほうで不採択というような結論を出したわけですよね。不採択という結論を出す際に、執行部からの説明の中で、市民会館については完全な閉館であると、今後継続して使用する場合には多大な設備投資が必要になってくる、そういう部分についてはとても厳しい財政状況の中で対応はできないので、当然完全に閉館であるというような答弁があったわけです。  今回、施設管理計画の中で休館という文言で表しているから現在は休館なんだというふうな感じをするわけですけれども、私、今回なぜこの質問をするに至ったかといいますと、今朝も朝一番で市民会館を見てきました。先日も一度見に行ったんですけれども、3月末に閉館を、休館ですか、閉館ですか、の後に、当然そこから職員も引き揚げていますし、環境整備といいますか、そういった部分がどういうふうに行われているのかなと思って見に行ったわけです。やはりホールへ上がっていくところの階段のところに雑草が目立つように生えていたり、地下駐車場の日の当たるところについてもやはり雑草が生い茂っていたりと、なおかつ駐車場のほうへの入り口がバリケードとロープ、それでもって危険だから立ち入らないでくださいという標語がかかっておりました。市民会館の立地的な条件といたしまして、隣に石岡小学校がございます。誰もいない無人の施設、特に地下駐車場については、まだこの時期であれば登下校についても明るい時期ではありますけれども、夕晩になりますと、かなり暗い時期、夕闇が濃くなる時期に差しかかるかと思います。そういったところで、児童生徒の安全という意味を考えた場合に、現状のロープやバリケードだけでの封鎖といいますか、そういう対応でいいのか、児童生徒たちへの何かしらの被害、事件が発生した場合に行政としてどのような責任が取れるのか、責任を取る以前に、事件、事故を未然に防ぐのが行政の役割ではないかなというふうに私は感じるわけです。裏側から府中城の土塁側から見ましても低いフェンス、ちょっとした高学年の子どもたちであれば自由に侵入ができるような状況になっております。  かつて市民会館の駐車場でいろいろいたずらな事件があったということも聞き及んでいます。そういった部分、そういったところをいつまで現状で放置をしておくのか、休館であれば、将来の利活用を考慮した上で休館ということなのか、廃館ならば、行政としての責任を考えたときに危険性を除去し、閉館の理由として、老朽化、耐震化に問題があるということでありましたので、早急な解体、取壊しが必要ではないかなというふうに考えるわけですけれども、その点のお考え、お伺いをいたします。 223 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 224 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) 危険な施設を長期間放置しております。それなりのメンテナンスがかかります。除去時期についてというご質問につきましてご答弁申し上げます。  除却時期につきましては現時点で決定はしてございません。今後、建物や文化財埋蔵地となっている所在地の在り方について、除却、その他の利活用の在り方など、様々な観点から検討するとともに、当面の間、安全措置におきましては、事件や事故の発生を防止することを最優先に現地の対応を図ってまいりたいと考えております。  以上です。 225 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 226 ◯7番(石橋保卓君) そういう悠長な状況でよろしいのかどうか。財政的な裏づけがなければ除却も当然できないかとは思いますけれども、市民会館自体、管理棟も含め、ガラス張りのところが多数あります。そういったところも自由に現在では出入りができる状況でありますよね。今後の状況を踏まえながらとはおっしゃっていますけれども、本当にそこで事件、事故が起きたときに行政としてどのような対応ができるんですか。せめて、市民会館の地下への駐車場への入り口のところをベニヤとかそういったもので完全に囲って出入りできなくなってしまうとか、そういうできることから事件、事故を未然に防ぐ手だてが必要ではないかなというふうに私は考えるわけです。  先ほどちょっとお伺いしたときに、まだお答え頂いていないかなと思うんですけれども、市民会館、休館であろうが閉館であろうが、それはいろいろ行政としての都合がおありで使い分けていらっしゃるのかなと思うんですけれども、現状の市民会館を今後利活用するお考えはあるんですかないんですか、お伺いをいたします。 227 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 228 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) ご答弁申し上げます。  現在のところございません。  以上でございます。 229 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 230 ◯7番(石橋保卓君) であれば、早急に安全確保、そういった部分の措置は必要になってくるのかなと。だから、繰り返しになりますけれども、予算の関係もありますので、すぐに除却をする、あれだけの建物ですから、かなりの予算が必要になってくるかなと思いますけれども、すぐに除却をするということはなかなか難しいのかもしれません。であれば、やはり地域の安全の確保という部分にもうちょっと重点を置いて、主眼を置いて対応をお願いしたいというふうに思うわけですけれども、もう一度その件に関してお伺いをいたします。 231 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 232 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) 閉館中の安全管理についてご答弁申し上げます。  市民会館閉館後、地下駐車場への侵入ができないように、地下入り口2か所にロープや三角コーンを設置してございます。また、バリケード等で閉鎖し、立入りを禁止する標示をしてございます。また、これまで周囲の植栽等を伐採し、視界が妨げられないように、見通しの利くように対応してきたところでございます。  なお、建物の防犯対策といたしましては、24時間機械警備、火災報知器等も稼働してございます。当面の間、先ほども答弁させていただきましたとおり、事件、事故の発生を防止することを最優先に現地の対応を図ってまいりたいと考えております。  以上です。 233 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 234 ◯7番(石橋保卓君) これ以上は水かけ論になってしまうのかなと思うんですけれども、ただいまの部長の答弁の中で、防犯上の機械警備とかそういった部分、現在は行われているという話をお伺いしました。今後あそこを利活用する考えはないというお答えも先ほどお伺いをいたしました。防犯上、機械警備をしているということですけれども、であれば、電気、水道、ガス、そういった部分の契約は現在どのようになっているのか、お伺いをいたします。
    235 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 236 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) ご答弁申し上げます。  市民会館経費の中に含まれているものと存じております。  以上でございます。  水道料金等の経費につきましては、市民会館の管理経費の中に含まれているものと理解しております。  申し訳ございません。ちょっと手元に資料がございませんので、整い次第ご答弁申し上げたいと思います。  電気、水道、ガスの契約状況でございますが、電気、水道、ガスにつきましては現在契約中ということでございます。  以上でございます。 237 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 238 ◯7番(石橋保卓君) 今後利活用する予定のない施設にそれだけの契約が現状必要なのかどうか、機械警備の部分についてはその部分だけの、逆に仮設の電気契約でもいいのかなというふうな感じがします。現在の電気契約は恐らく動力用の契約であるかと思いますので、かなり基本料金が高額な契約をそのまま継続しているのかなというふうな感じがします。それについては、今後、補正予算で減額をされるなり、対応が図られるのかなというふうな感じをするわけですけれども、市長、これまでの市民会館に対してのやり取りをお聞きになっていて、市長はどのようにお感じになられたか、お考えをお伺いいたします。 239 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 240 ◯市長(谷島洋司君) 市民会館につきましては、危険な施設ということで伺っております。これまでの経緯をよく確認しまして、これから安全に、議員おっしゃったような危険を拭い去るような、早急な措置を進めてまいりたいと思っております。 241 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 242 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) 先ほどご答弁申し上げました、電気、水道、ガスの契約状況の答弁の中で、ガスにつきましては契約してございません。訂正をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。失礼します。 243 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 244 ◯7番(石橋保卓君) 市長の立場としては、これまでの経緯なり、そういうお答えをされるのかなとは思いますけれども、やはり、一度ご自身で現状を確認して、本当に現状で危険性がないのかどうか、特に地下駐車場の部分です、バリケード、ロープが張られていますけど、誰でも自由に出入りができるような状況なんですよ。やはり小学校が間近にありますので、通学時、下校時、そういったところ、子どもたちのことですから、興味があれば当然、危険なところは興味が湧くんですよね。そういったところで、変質者が待ち受けていたり、または児童生徒同士でトラブルでああいうところを、活用するって言い方はおかしいですけれども、利用するとか、そういう場合も想定できますので、なるべく早めに悠長なことは言っておられないと思いますので、早急に地下駐車場への出入りだけ、除却をすぐやれとは言いませんので、そういったところの対応、本当に必要と思います。一度市長の目で現地でご覧になってください。  あと2点ほど残っているんですけれども、すみません、時間がなくなってしまいましたので、残りについてはまた別の機会でお伺いをさせていただきます。  以上で私の質問を終わりにさせていただきます。ありがとうございました。 245 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。午後1時30分から会議を開きます。                   午後 0時19分休憩            ───────────────────────                   午後 1時30分再開 246 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 247 ◯4番(大和田寛樹君) 4番・大和田寛樹でございます。  新型コロナウイルス感染拡大防止対策、また支援について、5点ほど順次質問してまいります。  茨城県内では、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、要請されていた休業要請や外出自粛が、本日8日で全て解除されました。  今回の解除によって、これまで外出を控えて自宅で自粛生活、忍耐の生活を長く送ってきた石岡市民にとりましても、ほっと一息入ることができる日が来ました。休業要請で苦境に立っている店舗経営者や企業にとっても、通常の経済活動を取り戻すことができるようになり、学校も通常授業や部活動などが徐々に再開をされ、児童生徒たちもようやく通常どおりの通学が始まったところです。  待ちに待った本格再開ではありますが、感染拡大の第2波、第3波への警戒が当面欠くことができません。学習の遅れの回復は容易ではございません。焦ることなく、ついていけない子どもが出ないように、徐々に学校運営を進めていってほしいと思います。  子どもたちは、長い休校で不安やストレスを抱えています。ゲームや動画漬けだった子どもも多いようです。まずは生活リズムを取り戻すことが大切です。不登校が増えるかもしれませんが、無理に登校させると逆効果のおそれもありますので、担任の先生、養護教諭、スクールカウンセラーなどが協力した対応をお願いいたします。  心配なのは、心の問題もございます。以前に一般質問をいたしました毎年、夏休みが終わる前後には小中高校生の、自らが命を絶つ生徒が増えることです。同じようなことが起こらないように、学校と家庭が連携をし、児童生徒に目配りをしていく必要があります。また、学校生活に慣れていない小学1年生へのフォローも重要になります。  さらに、第2波に備えたオンライン授業の準備、整備も早急に必要となります。国では、昨年12月に、GIGAスクール構想の実現に向けて、GIGAスクール実現推進本部が設置されています。Society5.0時代を生きる子どもたちにとって、教育におけるICTを基盤とした先端技術等の効果的な活用が求められる一方で、現在の学校ICT環境の整備は遅れており、自治体間の格差も大きく広がっています。令和時代のスタンダードとして、このコロナ対策と同様に進めていっていただきたいと思います。  そこで、質問に入ります。1つ目のe─ラーニングを活用したGIGAスクール構想の概要についてお尋ねいたします。 248 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 249 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。GIGAスクール構想とは、多様な子どもたちを誰一人取り残すことなく、個別最適化された創造性を育む教育が重要であることから、ICT教育で次世代の人材を育てることでございます。  1人1台端末の整備や、家庭における通信環境の整備等について、5年間で進めるとされていたGIGAスクール構想を加速し、災害や感染症などの発生により学校が休業されるなどの緊急時においても、ICTの活用により全児童生徒に学びの保障を目指すものでございます。  以上です。 250 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 251 ◯4番(大和田寛樹君) 次に、GIGAスクール構想に係るこれまでの取組についてお尋ねいたします。  先ほどと重複する質問になりますので、こちら、割愛をさせていただきまして、次のGIGAスクール構想の今後の取組について伺います。 252 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 253 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。タブレット端末の導入といたしまして、全児童生徒分、そして、教員と予備分を合わせまして5,344台を導入する計画を検討してございます。また、オンライン学習が行える機器の整備として、カメラやマイクの通信装置の整備も検討してまいります。  また、各家庭の経済状況など様々な事情によりまして、通信環境が整っていないご家庭に対しましては、モバイルルーターなど通信機器の対応などにより、全児童生徒が平等に学びの保障をできるよう、検討してまいります。また、障がいのある方につきましては、その状況により、支援装置の整備も検討してございます。  今後、通信機器や支援整備の必要性につきましては、各学校を通して個々の状況を把握してまいりたいというように考えてございます。  以上です。 254 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 255 ◯4番(大和田寛樹君) 次に、GIGAスクール構想に係る現在の課題についてお尋ねいたします。 256 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 257 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。オンライン学習により、端末を自宅に持ち帰った場合のセキュリティー対策が大きな課題となりますが、端末自体にセキュリティーを施し、児童生徒へ指導してまいりたいと考えてございます。  また、ICT環境整備を進めるに当たっては多額の費用が必要となることから、国庫補助を有効に活用しながら、財政負担の軽減に努めてまいりたいというように考えてございます。 258 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 259 ◯4番(大和田寛樹君) ICT環境を進めるに当たっての多額の費用がかかるということでございますけれども、費用の試算について伺います。 260 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 261 ◯教育部長(豊崎康弘君) あくまで現在の概算でございますが、ご答弁申し上げます。タブレット端末については、先ほども言いましたように、1台当たり上限4万5,000円の補助がございまして、児童生徒数の3分の2の数を補助する内示となってございます。  タブレット端末5,344台を購入しますと、およそ2億4,000万円が必要となります。そのうち、国庫補助金は1億5,000万円程度、市費の持ち出しとしては9,000万円が必要となると試算してございます。  そのほかの環境整備事業につきましては、現在検討中のため、今後分かり次第、適宜ご報告をさせていただきたいというふうに思います。  以上です。 262 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 263 ◯4番(大和田寛樹君) 次に、予算措置についてお尋ねいたします。 264 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 265 ◯教育部長(豊崎康弘君) 国庫補助を有効に活用し、また、県のほうでも単価が下がるよう、一括購入等を考えているということもございますので、関係部局と協議を進めて考えていきたいというふうに思っております。 266 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 267 ◯4番(大和田寛樹君) 文科省のホームページに、GIGAスクール構想の概要と案内が事細かに出ておりまして、GIGAスクール構想の実現に向けた校内通信ネットワーク整備に係る事業では、令和元年の補正予算ですので、昨年の12月の補正で、国庫補助が2分の1と、交付税措置が、残りの2分の1に対しての60%が交付税ということで出ております。  また、令和2年度に事業を繰り越した場合には、2分の1の国庫補助は変わらず、交付税措置が、残りの2分の1の中の70%が交付税と。また、財源対策債については15%の半分が交付税措置されるということで出ております。また、端末については、先ほどご答弁ありました1台当たり4万5,000円ということで、約9,000万円の予算がかかるということでございます。  小中学校の義務教育だけではなくて、今、この2か月半の休業、また自粛の中で様々な塾とか、あるいはピアノやいろんな習い事もオンラインで行っている事業者が多いようであります。ぜひ学校現場でもそういうものに早急に取り組んでいただきまして、9,000万円が小中学校に、GIGAスクール構想を施していくのに安いか高いかという議論もあると思いますけれども、時代の流れ的には、読み書きそろばんという時代から、インターネットやICTの教育環境、また外国語教育等々が重要になってくる、そんな時代でありますので、早急な対応をぜひともお願いしたいと思います。  次に移ります。小学校の対応について伺います。  この間、学校からのお知らせで、夏季休業が8月1日からお盆明けの8月16日まで、2学期が8月17日から再開ということでお知らせがありました。8月17日からの学校が始まるカリキュラムについて伺います。 268 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 269 ◯教育部長(豊崎康弘君) 夏休み期間中ではございますが、今回のコロナウイルス感染症に伴いまして臨時休業をした部分を補填するという意味がございますので、カリキュラム的には、フルタイムといいますか、午後までの予定を、ちょっと給食が出せないという関係から、8月17日から31日までについては3時間から4時間、午前中の授業ということで進めてまいりたいと考えてございます。 270 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 271 ◯4番(大和田寛樹君) そうしますと、2学期の始業時期というのは8月17日でよろしいですか。 272 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 273 ◯教育部長(豊崎康弘君) 学期としては、本来であれば9月からになるんですけれども、通常ですと。1学期は7月いっぱいでございますので、考え方としては2学期ということになると思います。 274 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 275 ◯4番(大和田寛樹君) 2学期が8月17日から始業する、開始するということでございます。  先ほど給食の件が出ましたけれども、その給食が出せない、出さない、その理由について伺います。 276 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 277 ◯教育部長(豊崎康弘君) 給食を出せない理由についてご答弁申し上げます。例年、夏の長期休業中に様々なメンテナンス、法定点検、修繕等を行う必要があるためでございます。この点検等は施設の稼働をストップして行う必要があるため、最低1か月は必要であり、学校給食の安定供給のためには大変重要な作業であると考えてございます。このため、長期休業中の提供は困難であると考えております。  また、石岡の給食センターにおきましては、大規模な修繕を2つ予定してございますので、夏季休業中について給食は出せないというような判断をしたところでございます。  以上です。 278 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 279 ◯4番(大和田寛樹君) メンテナンスや法定点検、修繕等があるということで、給食を出すことができないということのご答弁でしたけれども、通常であれば、平時であれば、夏季休業、夏休みの期間ですね、7月の後半から8月いっぱいにかけて、修繕であったり、メンテナンスなど清掃作業に入ると。それ、十分理解できますけれども、今年の夏休み明けの2学期開始は、有事で夏休みが短縮をされて、8月17日から2学期が開始をされる、休業は16日までですので、2学期が17日からスタートするので、学校自体は休業ではなくて、長期休業期間ではなくて、2学期が8月17日から開始をされるということだと思います。  これまで2か月半程度、学校が休業されて、コロナウイルスの拡大防止ということで、使っている期間も平常時の、毎年の給食センターの機械器具は、これから、今日から給食が始まっておりますので、1か月半程度であります。通常であれば3か月とちょっと使うと思うんですけれども。そういう意味では、大がかりなメンテナンスも、できれば8月1日から8月16日にかけて実施をしていただいて、17日からは、通常授業に戻るように給食を提供していただいて、そのような保護者からの声も多いんですけれども、そのような対応をしていただきたいと思いますが、ご答弁頂きたいと思います。 280 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 281 ◯教育部長(豊崎康弘君) 今予定されている8月1日から16日の間にメンテナンスを対応してという質問でございますが、大体の企業がお盆中は休みとなってしまいますので、そうしますと、実質10日ぐらいしか取れないということで、先ほども言いましたように、全てのメンテナンスを10日間でやるのは厳しい状況でございます。保護者からの要望等もこちらにもありまして、把握をしておりますが、先ほど言いましたメンテナンスのほかにも修繕も入ってございます。  また、暑い時期、安全な学校給食を提供するには、品質管理を行える二重構造の食管器等が必要であると考えてございます。二重構造でできている食缶器は保冷材などを入れることによって温度管理ができるものでございますが、石岡市にはございません。  以上のことから、食中毒発生のリスクが高いことを考慮して、学校給食の提供は難しいというようなところを判断したところでございます。
     以上です。 282 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 283 ◯4番(大和田寛樹君) できれば、先ほどお話ししたように、8月1日から8月16日の間でメンテナンスをしていただいて、通常どおり17日、また18日以降に提供していただきたいというのが、市民の皆さん、保護者の皆さんの思いなんですけれども。これまで2か月半休んできたので、今さらながら、その間にでき得る対応というか、メンテナンスであったり修繕であったり、あったかと思うんですけれども、なかなかそうはいかずに、平常時の対応になってしまったというところがあると思います。  当然、暑い時期に食中毒が発生しやすくなる、理解できますけれども、8月17日が暑い時期といいますと、当然一番暑い時期は7月の末から8月の頭ぐらいが暑い時期だと思いますので、そういう意味でも、安全に、全てストップして出せないというわけではなくて、妥協点、折衷案として、ここまでなら学校給食で対応できますと、それ以外に関しては、ぜひとも保護者の皆さんのご協力を頂きたいと、そういう案も必要かなと思いますけれども、その点について伺います。 284 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 285 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。給食センターが稼働できないということで、主食が提供できないということになってございます。  そこで、内部で、パンと牛乳については業者に委託してございますので、給食センターの施設が稼働しなくても提供できるのではないかというようなことで検討させていただきました。  業者上のほうでは問題ないんですが、ただ、パンと牛乳を、軽食的なものを配布することによって、時間が20分から30分程度遅れるということで、学校によっては路線バスを利用している児童生徒が1時間程度、次のバスを待たなきゃいけない。  また、食物アレルギー、牛乳とかパンが飲めない、食べられないという、通常ですと主食でカバーできるところがあるんですが、そういう児童生徒への配慮、それから、夏季休業の午後につきましては、当然1学期にやっていた三者面談等、こういう部分を時間に充てていこうと考えていますので、そちらへの影響が懸念されるなど、学校のほうのアンケートを取りましたところ、数々の課題があるということで、こちらも何とかパン、牛乳、軽食程度は出せないかということで検討したところですが、結果的にはそれもできないということになっているのが現状でございます。  以上です。 286 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 287 ◯4番(大和田寛樹君) 子ども目線、また、保護者の皆さん、市民目線でぜひ行政の対応が必要であろうと思うんですけれども、確かに挙げれば切りがない課題があると、学校にアンケートを取ってもアレルギーの関係等で、また、通学バスの関係で、いろんな課題があると。そういう課題を克服していっていただいて2学期をスタートするというのが学校教育現場の役目の1つだろうなと、そんなふうに思います。  学校給食って、今本当においしくて、私たちも改選前の教育福祉環境委員会の常任委員会のときに、費用を負担して試食に伺ったことが2回ほどあります。非常においしい給食を調理員の皆さんや、また材料を搬入していただく業者の皆さんの力で提供していただいている。  子どもたちにとりましても、本当に学校の給食、ランチというか、給食の時間というのは楽しみ、唯一といっていいかもしれませんけれども、授業から解放されて、今日の献立は何かと朝確認をしていく児童生徒の皆さんも多いというふうに聞いております。  2学期が、9月1日からではなく、今回有事の際で8月17日から2学期がスタートするということなので、そういう意味では、子どもたち目線、または保護者、市民目線でいけば、通常どおり、17日はともかく18日あたりからは2学期が平常どおり行われると、給食を提供して1日の授業の開始ができるという準備をするのが行政の役割なんだろうなと思います。  様々な工夫の中で、先ほど言いました折衷案であったり、ここまでなら何とかできる、そのほかについては保護者の皆さんにぜひご協力頂きたいと、そのような意味でも、もう少し検討していただいて、8月、まだ期間がありますので、やっていっていただきたいなと、そのように思います。  午前中の授業だからといって午後は空白にしてしまうのではなくて、進路相談であったり家庭訪問等を実施するということで答弁がありますけれども、実は、学校現場では、本当に先生方、学校長はじめ、先生方が本当に一生懸命この2か月半、子どもたちの教育について対応していただいています。毎週1回、あるいは、1週間に2回来ていただいたときもありますけれども、どの小学校でも多分、小中学校で実施をしていたんだと思います。課題の教材を、プリントなり、もう大量に刷って、子どもの様子を伺いながら訪問をしてくれました。  プリントの内容も、私も子どもと一緒にやりましたけれども、学校の勉強だけじゃなくて、保健室便り等で、本当に子どもたちのことを考えた前向きな言葉、また、感染予防についての知識などが保健室便りということで毎回入っていました。本当に工夫されて、学校現場も対応していただいていることに、ありがたいなと感謝をしたわけです。  ぜひ2学期のスタート時点でしっかり給食を出して、また対応していただけるように、折衷案も踏まえて今後検討をしていっていただきたいなと、そのように要望します。  次に、2つ目、特別定額給付金申請について伺ってまいります。  こちらが石岡市で郵送していただいた案内です。各市町村でこの案内はもちろん違っておりまして、石岡市のは非常に分かりやすくて、字も大きくて好評でありました。誰が見ても、申請する、また書類添付の書類が一目瞭然で分かりやすいということでありました。市民からの声がありました。  休日出勤や、また、この間深夜にわたる残業等もあって、職員の皆さん、対応していただきまして、大方、申請を受け付けている、また、給付をされている状況にあると思います。  まず初めに、現在の申請状況について伺います。 288 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 289 ◯市長公室長(加藤乃利明君) 特別定額給付金の申請状況についてご答弁申し上げます。6月4日現在で申し上げます。  初めに、オンライン申請についてでございますけれども、5月1日からマイナンバーカードを利用して受付を開始し、1,042件の申請を受け付けております。  次に、手書き申請ということで、庁舎における申請用紙の配布、またはホームページからダウンロードした申請用紙による申請を5月9日より受付開始し、2,567件の申請を受けております。  最後に、郵送した申請書による申請につきましては、5月20日に発送しまして、21日から受付を開始し、2万3,592件の申請を受けております。  申請受付につきましては対象世帯、3万1,264世帯のうち2万7,201世帯、全体の87.0%の世帯から申請を受け付けている状況でございます。  以上です。 290 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 291 ◯4番(大和田寛樹君) 次、交付状況、給付を既にしたという状況について伺います。 292 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 293 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。まず、6月4日現在での交付状況でございますけれども、1万8,120世帯に対し、45億6,940万円の交付をしており、57.9%の世帯に交付している状況でございます。  また、6月9日見込み、あしたの支払いまでの振込を予定しているもので申し上げますと、7,708世帯、17億6,770万円となってございまして、合計で2万5,837世帯、82.6%、金額で63億3,890万円、こちらを交付ということでございます。  以上です。 294 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 295 ◯4番(大和田寛樹君) あした現在で82.6%ということで、答弁頂きました。  次、申請をされない、これ、今すぐというのはなかなか厳しいと思いますけれども、8月20日までが申請の締切りでありますので、7月の中旬以降に申請をされていない方が1割ぐらい残るかなとおおよそ感覚的に思うんですけれども、その未申請の方へのサポートについて伺います。 296 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 297 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。申請が困難な方へのサポートにつきましては、例えば独り暮らしの高齢者の方などでございますけれども、地域の民生委員さんの皆様に協力をお願いすることを予定してございます。本日開催されている民生委員児童委員協議会連合会の理事会において、協力の依頼をさせていただいておるという状況でございます。  また、本人が入院や施設入所等で申請ができない方につきましては、施設職員と連携しまして個別に対応することを検討しております。  そのほか、地域の皆様がお互いに声かけをできるような感じで、広報等で周知してまいりたいということで考えております。  以上です。 298 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 299 ◯4番(大和田寛樹君) 次に、申請がない方への申請の勧奨通知、郵送での通知について伺います。 300 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 301 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。申請がない方につきましては、申請期間が8月20日までの2か月半となっていることから、7月中下旬頃に申請の勧奨通知を送付する予定でございます。あわせて、広報いしおか7月15日号、8月1日号及びホームページ、メールマガジン、SNS、こちらの媒体などを通して申請の案内をしてまいりたいと考えております。  以上です。 302 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 303 ◯4番(大和田寛樹君) 次に、郵送で申請通知が住所地が不定、確定できていない方とか、郵送自体届かない方もいらっしゃるかなと思うんですが、その方に対しての対応策について伺います。 304 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 305 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。申請書発送件数3万1,264件のうち、135件が配送不能で返納されている状況でございます。うち23件につきましては、本人の申出等により、申請書をお手元に届けることができております。しかし、その他の方につきましては、居住実態の把握に努めてまいりたいと考えております。  以上です。 306 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 307 ◯4番(大和田寛樹君) 先日、市外の方なんですけれども、私の親戚のおばちゃんの、土浦市に住んでおりまして、伺ったときにいろんな話になりまして、特別定額給付金の話になりました。そのおばちゃんは10万円を頂くこと自体を知らなくて、84歳になるんですけれども。じゃ、僕が確認してあげるよということで市役所に電話をして、郵送の通知が届いていないみたいなんですけれどもという話をしたら、1週間程度前に送っていっているはずですということで、家を探しましたら新聞の間に挟まってありました。最初は8月20日以降になるともらえなくなってしまうからねということで話していたんですけれども、もらえなかったらいいやみたいな感じだったんですけど、あればやっぱりもらいたいということで、一緒に免許証のコピーと通帳をコピーして郵送で、郵便ポストに投函をしましたけれども、向こう三軒両隣といいますか、特に高齢者の独り暮らし、あるいは障がいを持つ方には、行政のサポートだけではなくて、近所の見守りといいますか、支援といいますか、そういうものもアナウンスをしていただくことが大事かなと思います。  最初の質問で、広報等で支え合う、協力し合う案内を定額給付金にも行うということでご回答がありましたので、ぜひとも行政の皆さんだけではなくて、民生委員もそうでありますし、地域の皆さんの力も借りながら、なるべく、せっかく、石岡市で10万円を使っていただければ経済対策にもなりますし、困っている皆さんにとっては本当に貴重な、国の給付金でありますので、1人でも多くの皆さんが給付を頂けるように、今後も対応していっていただきたいと思います。  次に移ります。3番目の上下水道使用料金・給食費の対応についてです。  給食費は、同僚議員がもう既に質問をされておりまして、6、7、9の給食費の無償をやるということでご回答がありましたので、給食費は除きます。  新型コロナの影響で、人や物の動きが停滞をし、事業活動を縮小せざるを得ない事業者、離職や収入の減少により、生活に不安を感じておられる方々の存在が、現在懸念されています。  国のほうで、令和2年3月18日に開催をされた新型コロナウイルス感染対策本部において、生活不安に対する緊急措置が決定をされて、新型コロナウイルスで公共料金の支払いが困難な方、上下水道、電気、ガス、NHK、固定電話、携帯電話の使用料金などについての支払い猶予等、迅速かつ柔軟に対応するよう要請することとされました。  また、一方、一昨年度の平成31年3月29日には、生活困窮者自立支援制度の連携体制の構築等の通達によって、生活困窮者に対して料金未払いによる機械的な使用停止を回避する等の柔軟な対応を石岡市でもされていると思います。各茨城県の、また全国の対応を見てみますと、支払い猶予とプラス、減免であったり、免除されている地域もあるかと思います。  一応、国のほうでは、それぞれの自治体にお任せするということで、一律でこうしてくださいというものではありませんけれども、石岡市はどのような対応を現在、これからされていくのかなということで質問してまいります。  まず、上下水道料金の当市における現在の対応について伺います。 308 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 309 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) 生活環境部からは、上水道の使用料金についてご答弁申し上げます。水道課では、新型コロナウイルス感染症対策といたしまして、水道料金の支払い猶予を実施してございます。  具体的には、新型コロナウイルス感染拡大の影響により収入が減少して、水道料金の支払いが困難になった方を対象といたしまして、県内自治体の取組状況等を踏まえ、申請により令和2年5月分から8月分につきまして、9月30日まで支払い猶予をいたしております。  以上でございます。 310 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 311 ◯都市建設部長(鶴井重則君) それでは、都市建設部から、新型コロナウイルス感染症に伴います使用料に対する対応についてご答弁申し上げます。都市建設部におきましては、下水道課におきまして、新型コロナウイルス感染症の影響によって使用料の支払いが困難な市民の方からの下水道使用料について、地方自治法第231条の3第3項の規定により、また、農業集落排水の使用料につきましては、地方自治法施行例第171条の6第1項第3号の規定により、支払い猶予のご相談をお受けしているところでございます。  以上でございます。 312 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 313 ◯4番(大和田寛樹君) 次に、新聞等で全国的な取組の事例、また、県内の取組も幾つか出ていたと思いますけれども、5か所ぐらい、茨城県内でも減免、免除をしている市町村があると思いますけれども、他自治体の取組が調査されておりましたら伺います。 314 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 315 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) 水道料金につきましてご答弁申し上げます。現在、県内におきましては、古河市、守谷市、稲敷市、東海村の4自治体が減額、または免除を実施してございます。  各自治体の実施状況につきましては、古河市では6月から9月分までの4か月分、守谷市は5月から10月分までの6か月、それぞれ基本料金を免除。稲敷市は6月から8月分までの3か月分の基本料金を40%減額、東海村は4月と5月分を全額免除してございます。  以上でございます。 316 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 317 ◯都市建設部長(鶴井重則君) 下水道料の県内の減免等の実施状況につきましてご答弁申し上げます。県内で下水道事業を実施している中で、守谷市、稲敷市の2市が減免等を実施している状況でございます。  守谷市におきましては5月から6か月間までの使用分の基本料金を免除、また、稲敷市におきましては7月から3か月間の基本料、こちらの4割を減額して実施している状況でございます。  以上でございます。 318 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 319 ◯4番(大和田寛樹君) 次に、実施自治体の補填財源、自治体によっては地方創生臨時交付金を利用している自治体もあるかと思いますけれども、補填財源はどのように確保されているのか伺います。 320 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 321 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) 水道料金のみに関しましてお答え申し上げます。減免等を実施している4自治体の補填財源につきましては、稲敷市、東海村は一般会計からの補填、古河市と守谷市は一般会計等からの補填はないとのことでございます。  以上です。 322 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 323 ◯都市建設部長(鶴井重則君) 下水道料金の補填財源につきましてご答弁申し上げます。  守谷市、こちらにおきましては単独事業等の計画見直しにより財源を捻出しております。また、稲敷市におきましては一般会計繰入金を増額して対応しているとの内容でございます。  以上でございます。 324 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。
                    〔4番・大和田寛樹君登壇〕 325 ◯4番(大和田寛樹君) 仮に石岡市のほうで料金を1か月免除の場合の金額、料金収入の額を伺います。 326 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 327 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) 当市におきまして、料金を1か月分減免した場合でございますが、約1,600万円、全額免除の場合は、減額分は約3,900万円になります。  以上でございます。 328 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 329 ◯都市建設部長(鶴井重則君) 当市におけます料金を1か月免除した場合、下水道でございます。基本料金を免除した場合におきましては約2,525万円、全額を免除した場合には約4,725万円と試算しております。  以上でございます。 330 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 331 ◯4番(大和田寛樹君) ありがとうございます。ちょっと大きな金額、1か月単位でも全額免除すると水道料金3,900万で、先ほどご答弁頂きました下水道料金が4,700万なので、9,000万近い、1か月料金収入減が見込まれますので、ちょっと厳しいかなと思うんですけれども、国からの通達、通知では、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた生活福祉資金貸付制度における緊急小口資金、総合支援資金の特例貸付けの貸付対象者、または本当に生活が困窮されている、支払いが困難な方を対象に戸別訪問などを行って、支払いの猶予や料金の減免などを対応してくださいという通知でございます。ですので、本当に下水道とか水道料金を支払えなくて困ってしまう、本当に生活に困窮されている方には、今後、検討していただいて対応していただければと思います。  もちろん全額免除というのが一番いいと思いますけれども、額的にちょっと厳しいと思いますので、必要なところにその財源が投入されるように、また、先ほど言いましたとおり、対応の財源補填策の中で、地方創生臨時交付金等の対象にもなるかなと思いますので、その辺も踏まえまして検討をしていただければと思います。  次に移ります。4番の企業への市独自の支援策についてです。  こちら、新型コロナウイルスの感染拡大の防止のために、地域経済、また住民生活の支援で、地方創生を図る臨時経済対策で、地方創生臨時交付金というものが創設されています。石岡市も1次分として2億7,586万円ということで、交付限度額の事業が感染拡大防止策、医療提供体制の整備及び治療薬の開発、また、雇用の維持と事業の継続、官民を挙げた経済活動の回復ということで、この交付金を活用して事業をされるということで、全協で説明を頂きました。  まず、石岡市の独自の支援策のメニューについて伺います。 332 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 333 ◯経済部長(額賀 均君) ご答弁申し上げます。新型コロナウイルス感染症の影響を受けまして、事業継続のために様々な取組を行う事業者等を支援するため、中小企業緊急支援事業補助金を創設しまして、事業者等に対します補助を行ってまいりたいと考えております。  また、売上高が減少しているものの、国の持続化給付金の要件を満たさず、給付対象とならなかった事業者に対しましても、事業継続を支え、再起の糧となるよう事業全般に使える資金として、中小企業等事業継続給付金を創設しまして、支援をしてまいりたいと考えております。  さらに、新型コロナウイルス感染症の影響を受けまして、市内商工業の消費喚起を促すため、第2弾のプレミアム商品券を発行しまして、市内地域経済全体の活性化を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 334 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 335 ◯4番(大和田寛樹君) 先ほど出ました中小企業の緊急支援事業補助金の石岡市独自の内容について伺います。 336 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 337 ◯経済部長(額賀 均君) 中小企業緊急支援事業補助金の内容につきましてご答弁申し上げます。市内の主たる事業所を有する中小企業、または個人事業者で、新型コロナウイルス感染症の影響により、令和2年1月から同年6月までの期間のうち、一月の売上高が前年度同時期と比較しまして50%以上減少しながらも、新型コロナウイルス感染症対策に取り組んだ事業者に対しまして、補助率4分の3以内で補助をしたいと考えております。さらに、80%以上減少している場合は、補助率5分の4の補助としたいと考えております。なお、補助金額の上限を設定させていただき、その上限額は30万円とする考えでおります。  以上でございます。 338 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 339 ◯4番(大和田寛樹君) 1点ちょっと確認なんですけれども、この中小企業緊急支援事業補助金は、国の持続化給付金とは重複はしないということでよろしいですか。重複しても受け取れるということですか。 340 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 341 ◯経済部長(額賀 均君) こちらは支援補助金でございまして、事業の継続性、こちらをメニューとしておりますので、市独自の補助金でございますので、持続化給付金とは異なるものでございます。  以上でございます。 342 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 343 ◯4番(大和田寛樹君) それは分かっているんですけれども、国のほうでは50%の収入減があった場合に、法人200万、個人100万、支払いをするということなんですけれども、重複をして頂けないということでよろしいのか、重複してもいいんですか。 344 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 345 ◯経済部長(額賀 均君) 中小企業緊急支援事業補助金の対象となる事業でございますけれども、補助金の交付対象となる事業として、市民の安全安心を確保するための感染防止のための事業や、危機的状況を乗り越えるために実施する事業、事業継続のために必要とする取組事業などが対象となってございます。  以上でございます。 346 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 347 ◯4番(大和田寛樹君) 次に行ってからのほうがちょっと分かりやすい。  次に、全協で、中小企業等事業継続給付金、こちら、確認しまして、これが持続化給付金とは重複しないものであって、30%以上で50%以下の場合に、法人が20万、個人10万ということで、こちらは重複はしないはずです。先ほどの中小企業緊急支援事業補助金は、重複しても構わないということですね。分かりました。ありがとうございます。  次に、プレミアム付商品券の発行補助で1,375万、4号補正で提案されておりますけれども、こちらについて伺います。 348 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 349 ◯経済部長(額賀 均君) 第2弾のプレミアム付商品券につきましてご答弁いたします。新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて、激減している需要を喚起するとともに、市内の消費拡大と地域経済の活性化を図るため、第1弾に続いて、同規模で第2弾のプレミアム付商品券を発行したいと考えております。販売額は1億円で、プレミアム分が1,000万円となっております。  なお、商品券は、市内の参加登録店舗で来年の1月31日まで使える商品券となってございます。  以上でございます。 350 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 351 ◯4番(大和田寛樹君) ありがとうございます。予定より前倒しして第2弾のプレミアム付商品券の補助金ということで、1,375万上程をされております。  私もこの中小企業、また小規模事業者、特に小売、サービス、美容、エステ、ヨガスタジオ、いろんな飲食業、たくさんの皆さん、本当にこの2か月半の自粛要請で、本当に厳しい状況の事業者の皆さん、たくさんいらっしゃると、そのように推測します。  何か協力できないかというか、支援できるメニューがないかなということで、私なりに考えたのがこのクーポン券なんですけれども、ちょっと一応参考までに、後でまたお伝えしますが、名称が常陸の国ヨウちゃんクーポンというクーポン券であります。プレミアム感が満載で、20%還元されます。この「ヨウ」というのは、石岡は常陸の国の要所、へそであった、要であったという地域でもありますし、また、そのコンセプトの1つには、石岡で用事を済ませてお金を使ってくださいと、石岡を少しでも盛り上げて、官民、市民の皆さんが一緒になってこの石岡で、10万円を当てにするわけでありませんけれども、75億近くがこの石岡のどちらかにある。それが石岡でぜひとも還流をしてほしいと、そういう思いで一応考えたんですけれども。これは現金で、私が、これはというか勝手に考えたことなので、参考に後でお伝えしますけれども、現金で買った方に20%を還元すると。それ、クーポンなので石岡市しか使えません。地域通貨といいますか、そういうもので還元していっていただくといいかなと。また、石岡で何かボランティアをされている団体、また、これまで業者で行っていた事業などが、地域の皆さんが、その地区であったり、またはそういう組織であったり、そういう皆さんが行っていただいたところに、そのクーポンで、完全ボランティアではなくて少し支給をするなど、いいかなと思ったんですけれども、なかなか市長に聞くのはあれなので、経済部長、ぜひとも、またお話しに行きますので、参考にしていただければなと。  少しでも75億、下世話な話ですけれども、そのお金がこの石岡で還流をして、石岡の経済をしっかり下支えしていただくと。それが、地域、今困窮している事業者の皆さんを救う、みんなで協力をして助け合って、この石岡を盛り上げていこうという思いで、今後も企業支援をしていっていただければと、そのようにお願いします。  次に、最後の5点目の双方向の情報発信について伺ってまいります。  新型コロナウイルス関連で、防災無線、またメールマガジン、ツイッターやフェイスブック等で案内があったかと思いますけれども、石岡市の情報発信の方法について、現在取られている方法について伺います。 352 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 353 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。今議員さんのほうからもお話があったとおりなんですけれども、広報紙、折り込みチラシも含むということで、市の公式ホームページ、メールマガジン、フェイスブック、ツイッター及び防災行政無線、こちらによる情報発信を実施しております。  以上です。 354 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 355 ◯4番(大和田寛樹君) 今回の新型コロナウイルスの広報、予防策であったり、3密に気をつけてくださいだったり、そういうものが案内をされたと思うんですが、先ほどの給付金についても、この防災無線等で放送されて、フェイスブック、ツイッター等でも案内をされたのか伺います。 356 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 357 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。特別定額給付金の情報発信手段につきましてでございますが、申請書の発送に合わせまして、広報紙でのお知らせ、あと、給付金特設ホームページでのご案内やフェイスブック、ツイッター、メールマガジンを活用して周知を行っております。  そのほか、市内の商店や事業所、医療機関などに、申請に関するお知らせのポスターやチラシ等の掲示をご協力頂いております。  以上です。 358 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 359 ◯4番(大和田寛樹君) 次に、茨城県の境町で、防災アプリSakainfoという取組がありまして、これは若い方に非常に、携帯ですぐ情報が取れるというようなシステムで、非常に分かりやすいということで、新聞か何かで見たんですけれども、そういう自治体の取組、先進事例も考慮して、また、これまでの広報紙、ホームページ、メールマガジン、フェイスブック、ツイッターのみではなくて、携帯電話のアプリを利用した、防災アプリSakainfoというものの取組を参考に取り組んでいってはどうかなと、そのように思いますが、見解を伺います。 360 ◯議長(池田正文君) 総務部長・越渡君。 361 ◯総務部長(越渡康弘君) ご答弁を申し上げます。議員からございました、境町で実施しております防災アプリSakainfoでございますが、スマートフォンなどを活用して、災害時に役場から避難勧告などの大事なお知らせをするための無料アプリを導入するということで、防災行政無線、戸別受信機に代わる新たな情報伝達手段として、平成30年6月より運用が開始されたというふうにお伺いをしているところでございます。  このアプリでございますが、インターネット環境があればどこにいても確実に情報が伝わるシステムというふうに聞いてございます。また、災害時の緊急時には自動的にスマートフォンなどを起動させまして、避難勧告等の警報を音声と文字でお知らせすることができます。中でも、役場からの安否確認を受け、救助要請ボタンを押すことにより、誰がどこで助けを求めているかが分かるなどの双方向の情報発信をすることが可能となっているというような仕組みのものでございます。  当市におきましては、防災無線での情報発信については、各世帯の防災行政無線の戸別受信機配備事業を現在進めているところでございますことから、このようなアプリ導入の検討は現在行っていないという状況でございます。  しかしながら、双方向の情報発信につきましては、幅広い年齢層を考慮しましたツールを活用することが望ましいとは考えてございます。特に高齢者の方は、スマートフォンなどの電子媒体を保有していないというケースもございますことから、1つのツールだけではなく、複数のツールで情報発信、収集ができる仕組みづくりが必要であるというふうに考えてございます。  今後におきましても、先進自治体の事例や有効かつ効果的な手法につきまして情報収集に努め、庁内関係部署と連携しながら議論を進めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 362 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 363 ◯4番(大和田寛樹君) ありがとうございます。  こちら、コロナウイルス関係はもちろんなんですけれども、防災の行政無線、あと防災対策に関連しますので、また今度機会がありましたら質問してまいりたいと思います。  特にこの境町の取組は、防災行政無線の機能の補完であったり、また、防災無線機能の拡張、安否確認ができるシステムで、救援の支援の追加であったり、インターネットラジオの追加ができたり、あと、孫スピーカーというものができる、そんな取組であるということなので、ぜひ検討していっていただければと思います。  以上で質問を終わらせていただきますけれども、本当にこれまで職員の皆さん、この2か月半、市長不在の時期も踏まえまして、一生懸命対応していただいて、また学校教育現場、校長先生、先生方中心に、また教育委員会も非常にたくさん、かゆいところに手が届く対応をしていただいていたなと、本当にありがたい思いです。  今後も、石岡市にはまだ感染者は出ておりません。防止策、また支援、しっかり経済支援も踏まえて行っていっていただきたいと、そのようにお願いしまして一般質問を終わります。ありがとうございました。 364 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午後 2時31分休憩            ───────────────────────                   午後 2時45分開会 365 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  10番・勝村孝行君。                 〔10番・勝村孝行君登壇〕 366 ◯10番(勝村孝行君) 10番・勝村でございます。  通告に従いまして、3項目について伺ってまいりますので、よろしくお願いいたします。  まず初めに、谷島市長、このたびのご当選、誠におめでとうございます。  市長は県会議員として1年3か月余りですか、かなり短い期間ではございましたが、お辞めになり、このたびの市長選。私は、幾ら何でも早過ぎる方向転換だったかなと驚くばかりでありました。しかし、今の石岡市を見ていて、この思いから、多分こう決意したのではないかと、そういうふうに受け止めております。  いずれにいたしましても、これから市長となりましたので、いわゆる県議会議員として培ってきたその経歴、経験、こちらを最大限に生かしていただいて、石岡市発展のために県とのパイプを生かした、夢のあるまちづくり、こちらに邁進していただきたいというふうに思っております。そのようなことについて、端的に伺ってまいりたいと思います。  まず、1項目目の市長の市政運営に対する所信表明でございますが、こちらは本日、お二方の同僚議員の中からも質問がございました。重複質問になりますし、同じ答弁になってくるのかなと思いますので割愛をさせていただきまして、抜粋して何点かお伺いをしていきます。  初めに、基本方針の中で、都市基盤の整備、いわゆる生活の向上、産業の振興、交通不便地域の解消とありますが、同僚議員からもありましたけれども、この中で、交通不便地域解消、あるいは道路の改修、こちらなんですが、まず、市内の中で交通不便地域と思われる箇所、こちらについてはどのようなところを位置するのか。まず、どのような観点から、どのようなところをということでお伺いしたいと思います。 367 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 368 ◯市長(谷島洋司君) ご質問ありがとうございます。
     交通不便地、今、高齢者の方で、運転免許証などを返納されている方がいらっしゃる。といいますと、公共交通機関、電車、バス、そういう公共交通機関がない、そういう方が利用できないところにお住まいの方がその対象者かと思われます。 369 ◯議長(池田正文君) 10番・勝村孝行君。                 〔10番・勝村孝行君登壇〕 370 ◯10番(勝村孝行君) ありがとうございます。これからますます高齢者社会が進んでくるという中で、ぜひとも取組のほうもしっかりと行っていただきたいと思います。  それから、新市長にお願いいたしますが、交通道路の危険なところが市内にはたくさんあるわけなんですね。9年前の東日本大震災の後、壊れた道路は早急に整備されてまいりました。しかし、幹線道路に至ってはまだまだたくさん段差がついたり、自転車で行くと危ないなというところとか、かなりあるわけなんですよね。あと、コンクリート道路にひびが入ったところ、舗装道路でも段差がかなりきついところ、たくさんあるんですよね。  市長選を通じて市内全域を歩いたわけですので、感じたところはたくさんあるかと思います。そういうところは、各区長さんがこれまでも継続してお願いをしてきているわけなんですが、なかなか財政の観点からというか、進んでいかないということでございます。このことについてもしっかりと進めていっていただきたいと思いますが、市長のご見解をお伺いいたします。 371 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 372 ◯市長(谷島洋司君) 県会議員としまして、例えば県道の危険箇所でありますとか、そういった要望を受けまして、県の関係部署のほうに届けるような仕事を私もしてまいりました。今、勝村議員おっしゃりますとおり、市内にはまだまだ危険な道路、危険な箇所があると認識しております。これからは、市民が安全で安心に暮らせるためのインフラ整備、そういったものをしっかりと、市民の声を聴きながら進めてまいりたいと思っておりますので、どうかいろいろそういう場所がありましたらば逐次場所を教えていただきながら、執行部とともに安全安心なまちをつくってまいりたいと、つくっていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 373 ◯議長(池田正文君) 10番・勝村孝行君。                 〔10番・勝村孝行君登壇〕 374 ◯10番(勝村孝行君) ありがとうございます。ぜひとも取り組んでいっていただきたいと思います。1期目のうちに、ぜひしっかりと取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたしたいと思います。  2点目についての産業・経済の活性化、こちらについてでございますが、この中で観光振興に関して、これは私の勝手な提案になるかと思いますが、現在、今年度、茨城県フラワーパークがリニューアル工事に入っております。その中で、現在使われている進入路、フラワーパーク駐車場の入り口、こちらについては大変混雑するときもありますし、入りづらい、出にくいといった苦情もあったわけでございます。今回のリニューアルに伴いまして、そちらも改善されていくというお話も聞いております。  そんな中で今回提案したいのは、フラワーパークの敷地内と県道をまたいで、つくば方面から行くと右側の砂利の駐車場、こちらがあるわけなんですが、こちらはバラの時期とか、あるいは夜間のイルミネーションの時期、かなり、特に夜間のイルミネーションの時期には夜の横断ということで、ガードマンさんも大変、通行する人も大変、そんなことが見受けられます。  そこで提案なんですが、地下通路を造ってみてはいかがかなと。県道の下をくぐって、駐車場と駐車場を行き来すると。そのことによってかなり安全性が保たれるのではないかなというような考えを私は前から思っておったんですが、雑談の中で話してもなかなか進まない話だったんですけど、ずっとこの話は前市長にも話してまいりました。  そういうことで、これこそ県会議員として培ってきた県とのパイプ、それを生かした特色ある観光づくりの1つになるのではないかなと思うんですが、こちらについて市長の考えをお伺いいたします。 375 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 376 ◯市長(谷島洋司君) ご提案の内容、本当にふだんからフラワーパークに大変関心を持って見ていただいているあかしだなと思って、非常に参考にさせていただきます。  ご提案の内容については、来客者が安全安心にフラワーパークに移動できる1つの大きな手段であると思っております。なかなか難しいかなと思うこともありますけれども、市としましては、イベント時の渋滞対策や安全対策、特に私は、駐車場からの人の流れ、人の流れは出入口に密集してしまいますので、集中してしまいますので、そういったことにつきまして安全対策に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解頂きたいと思います。 377 ◯議長(池田正文君) 10番・勝村孝行君。                 〔10番・勝村孝行君登壇〕 378 ◯10番(勝村孝行君) ご答弁ありがとうございます。いつの日かできるときが来ればいいかなと思っておりますので、ぜひお願いいたしたいと思います。  次に、7点目までございましたけれども割愛させていただきまして、地域医療に関して申し上げたいと思います。  地域医療に関しては、これまで私ども所管の委員会の中でも活発に議論がなされてまいりました。こちらについては、学識経験者、有識者、医療関係者等による専門委員会が4回開催され、カンファレンスが3回開催された経緯がございます。  確認の意味で、地域医療の構想、こちらについて、改めてお伺いをいたします。 379 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 380 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。今年1月に策定した地域医療計画では、産科の設置、小児科の拡充、緊急診療の継続などが可能となるよう、必要な医療体制を整備することを大きな目標としております。その整備指標といたしまして、再編統合、公立化により、医師に勤務していただけるような一定規模の病院を整備するというものでございます。  以上でございます。 381 ◯議長(池田正文君) 10番・勝村孝行君。                 〔10番・勝村孝行君登壇〕 382 ◯10番(勝村孝行君) ありがとうございます。私も委員会全員で、いろいろこういった場所で傍聴してまいりました。そこで公立化という話になってきたわけでありますが、まず、議会は、病院の再編統合、そして新たな病院ができるということについては、反対はしておりません。地域に病院はやっぱり必要ですし、地域医療計画は悪くない話だというふうには受け止めております。しかし、今までの専門委員会等々で出された内容については、その手法が理解されていません。いわゆる公立化のところですが、公立化をして、仮称、石岡地域医療センター、こちらは公益社団法人地域医療振興協会を指定管理者として運営を任せていくという計画であったかと思います。そして、公益社団法人地域医療振興協会は、全国でも多くの指定管理を請け負っている法人でありますが、自治医科大学が経営している団体ではないということですよね。  ここで、この公益社団法人地域医療振興協会について伺っていきます。 383 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 384 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。地域医療振興協会は、自治医科大学の卒業生が中心となりまして、僻地を中心とした地域保健医療の調査研究及び地域医学知識の啓蒙と普及を行うとともに、地域保健医療の確保と質の向上等住民福祉の増進を図り、もって、地域の振興に寄与することを目的として設立された団体でございまして、自治医科大学が直接運営をしているのではなく、自治医科大学の卒業生等が数多く在籍している団体であると認識してございます。  以上でございます。 385 ◯議長(池田正文君) 10番・勝村孝行君。                 〔10番・勝村孝行君登壇〕 386 ◯10番(勝村孝行君) ありがとうございます。  例えば、公立化して、石岡市の財産となる減価償却や数年で当然修繕費がかかってまいります。例えば20年で中規模改修、この算定予算が6億とも言われるし、40年では大規模改修が行われます。このときには16億からかかるのではないかと。そうしたお金は市の負担になってくるのではないかというふうに思います。指定管理者の振興協会が、石岡市に来る地方交付税、こちらで運営していくと、それに充てるということになると思うんですが、これも毎年変動してくるのかなというふうに受け取っております。少なくなった場合、その場合、市にまたお金が要求されるのではないかなというふうに思います。  いずれにしても、公立化施策は市の財政を逼迫させるおそれがあるのではないかなと。将来の子どもたちに負の遺産を残さないためにも、迅速な計画の推進は避けるべきであったかなというふうに受け止めておりますし、考えております。  もっと十分な検討が必要であると思いますし、また、公立化をしないで、民間の力を借りて、民民で地域医療を構築していく方法もあるのではないかなというふうに思っております。こういう考え方について、見解をお伺いいたします。 387 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 388 ◯市長(谷島洋司君) 病院の再編統合、公立化は、先ほど部長のほうからもご説明がありましたけれども、地域医療計画の中に位置づけされている施策となっておりますが、今後、その地域医療計画を踏まえた上で、ほかの手法等につきましても、議員の皆様と協議を重ねる中で、それらを含めて検討してまいりたいと考えておるところでございます。 389 ◯議長(池田正文君) 10番・勝村孝行君。                 〔10番・勝村孝行君登壇〕 390 ◯10番(勝村孝行君) ありがとうございます。ぜひ、市民の皆さんとともに、十分に検討していきたいと私どもも思っておりますし、今、市長の言われるとおり、それで進めていければいいのかなと思っております。  いずれにいたしましても、市民の皆さんが将来的に負担を強いられない、強いられてもいいというのであれば、それはそれでいいのでしょうけれども、もっともっと時間をかける必要があると思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。  次に、2項目目、人口減少対策、こちらについて入っていきます。  少子高齢化社会現象が進む中で、特に今回は、人口を増やす施策はないものかということで伺ってまいります。  先週の6月5日の新聞によりますと、2019年の人口動態統計が発表されましたのは皆さんご承知のとおりであるかと思います。そちらによりますと、2019年生まれの赤ちゃんの数は、全国で86万5,234人、前年よりは5万3,166人の減。茨城県はと申しますと、1万8,004人で、前年より1,364人少なくなっている。統計開始以来、最少だとされております。また、女性1人が生涯に産む子どもの推定人数、合計特殊出生率は1.36で、前年より0.06ポイント低下。本県はといいますと、1.39で、やはり前年を0.05ポイント下回ったとされ、全国では33番目だといいます。石岡では、多分まだ人口動態統計のデータはないと思います。  少子化と人口減少は、全国的に歯止めがかからない状態。そんな中、政府は先月、少子化社会対策大綱で、希望がかなった場合の子どもの数を示す希望出生率1.8を2025年度に達成するという数値目標を閣議決定されたと出ております。  そうした中で、石岡市も、石岡市の人口を増やす施策について取り組んでいけたらという思いでございます。若い人が今結婚しない、したがらない、したくてもできないといったような様々な声をお聞きいたします。私は、一番手っ取り早い方策というのを考えたときに、やはり出会いの機会がないのであれば婚活パーティー、そのようなことを進めていけばいいのかなと思っております。こちらについては、数年前から企画もされてきております。また、そうした中で、何人かゴールインした方々もいると聞いております。  そこで、婚活事業についてでございますが、現在までの石岡市の取り組んできた実績、内容についてお伺いいたします。 391 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 392 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) それでは、本市における婚活、結婚を行政がサポートしている状況について、まずご答弁申し上げます。  昨年度における実績を例にいたしますと、成婚の実績を有するいばらき出会いサポートセンターに、入会に必要な会費1万1,000円のうち、5,000円を市が補助する登録補助金の制度がございます。  いばらき出会いサポートセンターでは、会員としてプロフィール検索をするパートナー探しの支援を受けることができ、相手方が了解すればお見合いをすることができます。お見合いの日程もセンターが調整するなどの利便性がございます。また、県内各地で年間300回以上のふれあいパーティーを開催しておりまして、そちらへの参加ができるようになってございます。  令和元年度は12名が補助金を利用され、平成30年度は8名が補助金のご利用を頂いております。令和元年度末では、男女合わせて74名の方がサポートセンターにご登録を頂いているところでございます。  また、石岡市といたしましては、石岡地方結婚相談所運営協議会と連携をいたしまして、婚活パーティーの開催の後援をしてございます。昨年度は、里山学校イルミネーションの開催に合わせたフラワーパークでの開催をしたほか、親世代を対象とした講演会事業も実施してございます。  令和元年度は、市内での婚活パーティーが3回、講演会が1回という事業計画でございました。実際に実施しましたのは2回の婚活パーティーで、合わせて男性30名、女性29名が参加され、10組のマッチングがございました。講演会にも82名のお申込みを頂き、当日の参加者からは、親としての役割と重要性をはっきりと理解できたというような大変ご好評を頂いているところでございます。  以上でございます。 393 ◯議長(池田正文君) 10番・勝村孝行君。                 〔10番・勝村孝行君登壇〕 394 ◯10番(勝村孝行君) ありがとうございます。かなり婚活パーティーの実績もあるのかなと思いますし、かなり開催をされております。しかしながら、やっぱり時期、日にちが決まっておるわけでありますので、婚活パーティーの日時、やはりしたくても参加できない人もいるわけなんですね。私が言いたいのは、もっと回数を増やしてやっていけたらなと思いますので、そちらのほうの取組をお願いしたいと思います。  それから、次の若い人が定住するまちづくりですが、なかなか石岡市に定住してくれるという人が今少ないのかなと思うんですよね。どちらかというと、今つくばのほうに流れていってしまっている。あるいは笠間市、旧友部町のほうに、あちらに住みたいという声が聞かれるんですよ。どういうわけなのか分からないんですが、石岡市にも駅はあるし、通勤にも便利だし、すみよいまちだと思うんですよ。あと、地域も風光明媚なところでありますし、暮らしやすいところなのかなというふうに思っております。  そこで、これも提案なんですが、若い人が結婚して、子どもを育てやすい環境、そうした場所を提案、提供していくということで、戸建ての住宅、コンパクトな住宅を建てて、ある程度、一定期間、10年とか15年とか、子どもの教育がある程度終わるぐらいまでの間提供できる、そういう施策があってもいいのかなと思っております。  そうしたことで、また、今、地方U、I、Jターンというんですか、Uターン、Iターン、Jターン、こちらの動きも出てくるのではないかなというふうに考えておりますので、ぜひ、こうした取組を踏まえまして、石岡市の人口増を、施策を取っていただければと思います。私からの提案でございますが、こちらについて、お考えがあればお伺いをしたいと思います。 395 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 396 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。まず、市の現在の取組、支援策に関しましてお答え申し上げます。  市では、石岡みらい創造プロジェクトや、まち・ひと・しごと創生石岡市総合戦略において、住んでみたいまち、住み続けたいまちを目指して、様々な施策を展開しておりますが、若年層の定住促進につきましては、就業機会や居住環境の確保が重要であると考えております。  そこで、支援策の主なものといたしまして、都市圏などへ移住せずとも働く場が確保できるように、企業誘致や就職支援によって就業機会を増やす施策を講じるほか、鉄道を利用する通勤・通学者に対しまして、その費用の一部を助成する通勤・通学費用助成制度を実施してございます。  また、住居に関する施策といたしましては、市内にお住まいの子育て世帯、新婚世帯の方に対して、家賃や新築引っ越しに要する費用の一部を助成する、子育て世帯及び新婚世帯新生活補助金、また、住宅を建築する方には、さらに建築費用の一部を助成する木の住まい助成事業及び住まいづくり推進事業などを実施してございます。  そのほか、結婚、妊娠、出産、子育てなど、それぞれのライフステージで必要とされる様々な支援を行っているところでございます。  議員ご提案の戸建てにお住まいになる、例えばご夫婦への支援という形でも、現在の支援制度でも同様の担保が取れている場合もあるかもしれませんけれども、ご提案のほうを受け止めまして、ちょっと検討してまいりたいと思います。  以上です。 397 ◯議長(池田正文君) 10番・勝村孝行君。                 〔10番・勝村孝行君登壇〕 398 ◯10番(勝村孝行君) ご答弁ありがとうございます。石岡市でも手厚い支援をしているというふうに伺いました。さらに石岡市としての独自の対策、ぜひとも全国でモデル地域となるような対策を取って進んでいっていただければ思っておりますので、取組のほうをよろしくお願いいたしまして、次の質問に入らせていただきます。  3項目目の石岡つくばねマラソンについてお伺いしてまいります。  石岡つくばねマラソンも10回を重ね、かなり定着をしてまいりました。その間、スタート地点が何度か変更を余儀なくされるなどしてまいりましたが、石岡つくばねマラソンとしての事業が定着してきたというふうに受け取っております。  平成30年4月の第4回定例会で、つくばねマラソンについて、ハーフマラソンへの移行を考えてみてはいかがということでお伺いをしてまいりました。こちらについては、その前年あたりからハーフマラソンということで取組が着実に進んできたというふうに伺っております。やはり、参加者から伺っていると、ハーフコースがないのは物足りないと、つまらないという人もおるわけで、一回石岡つくばねマラソンを走ってしまうと、長距離の10キロ以上ですけど、次はいいかなという思いになってしまうということを伺っております。2年が過ぎてまいったところでありますが、その後の進捗状況について、まずお伺いをいたします。 399 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 400 ◯教育部長(豊崎康弘君) 石岡駅前をスタートするハーフマラソンの開催に向けて、平成29年度から関係機関と協議を進めております。議員より、前回質問がございました以降の取組状況でございますが、平成31年1月に、石岡駅前周辺の区長への説明会の開催、土浦土木事務所と県道に係る構想について、平成31年4月と5月に協議を行っております。また、石岡警察署につきましては、大会の概要やコース策定等について、令和元年6月、8月、そして令和2年2月の3回協議を行っており、今後は7月に協議を予定してございます。  以上です。 401 ◯議長(池田正文君) 10番・勝村孝行君。                 〔10番・勝村孝行君登壇〕 402 ◯10番(勝村孝行君) ありがとうございます。ハーフマラソンへの取組は着々と進んできているということでございます。  そのような中でコースの策定、こちらについて、その後、進んでいるのかお伺いいたします。 403 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 404 ◯教育部長(豊崎康弘君) コースの策定でございますが、2案ございます。  まず、1案目でございますが、石岡駅前をスタートしまして、看板建築前を通り過ぎて、守木町郵便局前を折り返し、中町から香丸町交差点を左折、青木町、若松町から柏原工業団地入り口交差点の国道355号線を通り抜け、龍神山入り口信号を右折して、県道7号線の交差点、村上・六軒線でございますが、そこを通過しまして、ひまわりの館前を通過、法政大学石岡総合体育施設を左折して、園部小学校、山崎南から医師会病院前、ひまわりの館前から来た道を戻り、石岡商工会議所を通過、駅前にあるヨット食堂付近をゴールとします。  もう一つの案としましては、イベント広場をスタート、ゴールとしたコースでございます。イベント広場をスタートして青柳十字路交差点を直進、石岡郵便局前、石岡駅前を右折して、看板建築前から柏原工業団地入り口交差点までは、先ほど述べた同じコースになりますが、柏原池公園入り口を左折して、常陸風土記の丘を通り過ぎ、畜産センター前を通過して、現在の石岡つくばねマラソンコースを走り、折り返して染谷の海洋センター前を通過、染谷・宮部地区を通り抜け、若宮地区からイベント広場に戻るコースを策定しております。  いずれにしましても、警察署から許可が頂けるようなコースを作成してまいりたいというふうに考えてございます。 405 ◯議長(池田正文君) 10番・勝村孝行君。                 〔10番・勝村孝行君登壇〕 406 ◯10番(勝村孝行君) ありがとうございます。コースについては前もって資料を頂いております。これを見ますと、前回、最初に策定コースに入っておりました駅前スタート、駅をゴールという案からは外れたということでございます。1つに、警察署との協議がなかなか難しいということで、対応を伺っております。なかなかどこの市町村もそうかというふうに聞いておりますけれども、警察署のオーケーがなかなか出ないということで、コースづくりには大変困っているというふうに伺っております。  そこで、市長に伺いますが、市長は県会議員当時、県会議員時代は文教警察委員会に所属していたと思いますが、こちら、先ほどお話ししたように、県議会議員としてのパイプを生かした取組の1つに、石岡警察署にぜひともトップセールスで乗り込んでいただいて、要望をお願いするといったようなことをお願いするんですが、見解を伺います。 407 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。
                     〔市長・谷島洋司君登壇〕 408 ◯市長(谷島洋司君) 確かに県会議員時代、文教警察委員会としまして一連の審議をしてまいりました。石岡駅前から市街地を走る21キロメートルのハーフマラソンのコースの中には、国道355や県道7号線もありまして、コースの策定はなかなか簡単ではないと思っているところでございます。しかし、参加者の安全安心を確保できるコースはもちろんですけれども、石岡市の名所や観光地を見ることができるコースの策定も大変重要なことだと思っております。  私からも、警察署にお話をさせていただいて、このハーフマラソンが実現できるように働きかけをしてまいりたいと思っております。 409 ◯議長(池田正文君) 10番・勝村孝行君。                 〔10番・勝村孝行君登壇〕 410 ◯10番(勝村孝行君) ありがとうございます。ぜひよろしくお願いいたします。  今、答弁にもありましたように、国道が2つありますし、警察等の協議もなかなか難しいということでありますけれども、そういうことを伺いますけれども、関係機関と協議を進めてきた中で、コースについて、問題点、こちらについてお伺いいたします。 411 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 412 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁を申し上げます。今まで関係機関と協議を進めてきた中での問題点につきましてですが、まず、1つ目の案の駅前をスタート、ゴールとすると、駅利用者の迷惑や参加者の安全のための滞留場所の確保、そして、大規模な交通規制になるため許可は難しいとのことです。特にゴールが駅前ということに関しましては、茨城県警の方針で、県内の全てのマラソン大会のゴールは、競技会場など参加者の収容人数が多い場所、できるということに指定されておりますので、警察より、現在イベント広場を提案されているというような状況でございます。それから、県道7号線を横断するための交通規制は、主要幹線で迂回路もないため許可が難しい。それから、3つ目といたしまして、鹿の子の工業団地入り口交差点は国道355線で主要幹線ではあるが、ランナーの通過時のみの短時間なら許可できる可能性もある。そして、4つ目ですが、大型車両も通過できる迂回路を何か所か作成して提案をしておりますが、迂回道路が遠かったり、道が狭かったりする迂回路がありましたので、別の路線を検討する必要があるというようなことが現在の課題であると思っております。  以上です。 413 ◯議長(池田正文君) 10番・勝村孝行君。                 〔10番・勝村孝行君登壇〕 414 ◯10番(勝村孝行君) ありがとうございます。  問題点がかなりございますけれども、そうした中で警察とかの協議、指摘の中で、まず、解決策について、どういうことが挙げられるのか、その点についてお伺いいたします。 415 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 416 ◯教育部長(豊崎康弘君) 先ほど述べました警察との協議の中で幾つか問題点が指摘されております。そこで、駅前スタートをメイン会場、イベント広場に変更することにより、交通規制の時間の短縮や滞留場所の確保により、マラソン参加者の安全性が図れると。それから、県道7号線の通過及び大型車両が通れる迂回路の確保につきましては、第2案のイベント広場から同じくスタートするコースで解消されますので、第2案であれば問題については解決できるというように考えてございます。  そのほかにも課題等幾つかありますので、今後も警察署と協議を重ねて問題解決に努めてまいりたいというふうに思っております。  以上です。 417 ◯議長(池田正文君) 10番・勝村孝行君。                 〔10番・勝村孝行君登壇〕 418 ◯10番(勝村孝行君) ありがとうございます。  次に、開催時期なんですが、例年2月中旬に現在行われておるわけでございますが、こちらについての検討というのはされているのかお伺いいたします。 419 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 420 ◯教育部長(豊崎康弘君) 開催時期の検討でございますが、現在は2月中旬の寒い時期に石岡つくばねマラソンを開催しておりますが、石岡市の果物や野菜など、特産品が多い春から秋の季節に開催するということも考えられます。  また、他の市町村、県内では多くのマラソン大会が開催されておりますので、その兼ね合い、あるいは、秋には市の行事、イベントが多いということもございますので、開催時期につきましても、今後部内で、あるいは関係部署と協議しながら検討を重ねていきたいというふうに思っております。  以上です。 421 ◯議長(池田正文君) 10番・勝村孝行君。                 〔10番・勝村孝行君登壇〕 422 ◯10番(勝村孝行君) ありがとうございます。秋の開催もということです。秋には果物等、収穫の時期に入りますので秋もいいのかなと思いますけれども、秋は行事がたくさんありますので大変なのかなと思います。ぜひともその辺も検討していっていただきたいと思います。ベストな時期に開催をお願いできればというふうに思っております。  最後に、石岡つくばねマラソン、この名称で行ってまいりました。前回も提案したかと思うんですが、そろそろコースがハーフマラソンに移行するに当たってタイトルの名称変更、こちらも考えてもいいかなと。1つには、市民の皆さんから名称を募集したりして、新たな名称で取り組んでというのも1つのPRの方策かなというふうに考えておりますが、こちらについてのお考えをお伺いいたします。 423 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 424 ◯教育部長(豊崎康弘君) 名称変更についてでございますが、ハーフマラソンが開催されるとされた場合には、大会の名称の変更も考えたいと思っております。石岡市の特色や観光PRも取り入れたマラソン大会にするためにも名称は大切だというように思っております。1つの例としましては、石岡のお祭りというのがありますので、ここに、山車や獅子のおはやしを演出して、石岡のお祭りをPRする石岡のお祭りハーフマラソンなども考えられるのかなと思っております。そのためにも、大会の特色や内容に合わせた名称をつけることも大事だと思っております。  また、議員ご指摘のとおり、市民に愛称を公募する方法も、市民に愛され親しまれるマラソン大会にするためにも選択肢の1つとして考えられますので、今後内部で検討をしてまいりたいというように思っております。  以上です。 425 ◯議長(池田正文君) 10番・勝村孝行君。                 〔10番・勝村孝行君登壇〕 426 ◯10番(勝村孝行君) ありがとうございます。ぜひともそちらのほうもお願いをしたいと思います。いずれにいたしましても、石岡市の魅力を発信する絶好の機会の1つでもあるというふうに私は受け取っております。  最後に、市長にお伺いしますけれども、1年後、2年後にハーフマラソンに移行というのは難しいかもしれません。しかし、皆さんの努力が必ずや報われるのではないかというふうに思っております。ハーフマラソン実現に向けた市長の意気込みといいますか、思いを最後にお伺いいたしたいと思います。 427 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 428 ◯市長(谷島洋司君) ハーフマラソンの実現につきましては、数年前から、警察署をはじめ関係機関と問題点や課題の解決に向けて協議を重ねてきたと伺っております。ハーフマラソンを開催することで、中心市街地の活性化や地域振興はもとより、スポーツの振興やスポーツ交流も盛んとなり、石岡市のPRにも大きく寄与できるものと考えております。そのためにも、石岡市の特色や独自性を生かしたハーフマラソンの実現に向け取り組んでまいりたいと思います。 429 ◯議長(池田正文君) 10番・勝村孝行君。                 〔10番・勝村孝行君登壇〕 430 ◯10番(勝村孝行君) ありがとうございました。  ぜひとも市長、就任早々ではありますが、全力で取り組んでいていただきたいと思います。  以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。 431 ◯議長(池田正文君) 次の質問者に移ります。  3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 432 ◯3番(新田 茜君) 3番・新田 茜でございます。よろしくお願いいたします。  まず、谷島市長におかれましては、さきの市長選挙におきましてのご当選、誠におめでとうございます。今後も石岡市の市政運営をよろしくお願いいたしたいというふうに思います。また、さらに職員の皆様におかれましても、新型コロナウイルス感染症への対応、また、その対策、非常に膨大な業務量であると思いますけれども、お応えを頂いておりますことに感謝を申し上げたいと思います。  それでは、質問に入らせていただきます。  2項目ほど通告をいたしておりますので、順に伺ってまいりたいと思います。  まず、項目1、石岡市中学校総合体育大会についてを伺ってまいります。  新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、全国各地において、様々な分野での催しの中止、また、延期が次々に発表なされております。そして、その中でも、子どもたちに直接関わる学校の行事の中止というものも余儀なくされている状況にございます。  高校生の全国総体、インターハイでありますけれども、この中止は57年の歴史において初めてということであったり、また、全国高校野球大会、夏の甲子園でございますけれども、こちらも79年ぶりの中止ということで、春夏ともに中止というのは史上初といったことで、その発表に悔し涙を流しながらインタビューを受けていた学生の姿、連日にわたり報道がなされておりましたけれども、私もそれを見ていて非常に心が苦しくなりました。  そして、その後、全国中学校体育大会も史上初の中止ということで発表がなされました。これは4月28日に全中大会の中止が決まりまして、続いて5月7日には関東大会の中止が決まりました。そして、その決定を受けまして、7月に開催の予定でありました茨城県中学校体育大会、県の総体でありますけれども、これもそれに続きまして、5月14日に中止が発表なされました。これにより地区大会、石岡では例年6月中旬に行われていた市の総体というものも中止をせざるを得ない状況にあるのかなと思います。  石岡市ではどのような対応をなさるのか、また、今後総体に代わる大会の開催などの検討はしているのかどうか。また、大会の中止を受け、各地では中学校最後の大会となる3年生のために、有志の方々で代替の大会等の開催を実施、または検討する動きが多く見られております。  石岡市の状況についてを順に伺ってまいりたいと思います。  まず、(1)として、先ほど述べましたように、5月14日に県中体連より発表がなされた県総体中止の判断を受けまして、石岡市としてはどのような対応、判断をなされたのかをまず伺いたいと思います。 433 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 434 ◯教育部長(豊崎康弘君) 県総体中止を受けて、県南大会も中止になってございます。その上で市総体も同様に中止という判断をさせていただいております。  以上です。 435 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 436 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。この石岡市の総体についても、県の方針に準じて中止せざるを得ないということに関しては、私としても十分に理解をしております。しかしながら、冒頭にも述べましたように、中学校3年生にとりましては、この大会、最後の大会ということになりまして、これまでの3年間、一生懸命練習をしてきた、その成果を発揮する場ともなると思います。そんな中で試合、公式戦ができずに引退というふうになってしまうのは、あまりにもかわいそうなのではないかというふうに感じてしまいます。  ウイルスという、本当に目に見えないものでありますので、子どもたちの安全ということを考慮すると、これは仕方のないことであるのかなというふうには思いますが、茨城県では1か月以上感染者が出ていないといった状況、また、石岡市においては1人も感染者が出ていないという状況を見て、その辺、ルールを細かく設定して、市の総体に代わるような代替の大会を開催していただけると非常にありがたいというふうに考えております。  このような検討も含めて、石岡市としては、今後どのような対応を考えておるのか。県の方針、今後の発表を受けてからということも承知はしておりますけれども、現段階で石岡市としては代替案というか、その検討はしているのか。今後の対応についてのお考えをお伺いいたします。 437 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 438 ◯教育部長(豊崎康弘君) 現段階の代替案についてでございますが、中学校体育連盟及び市校長会と協議いたしまして、何とか7月中に中学校間での交流大会、これが相手1校となるのか、ある程度の数を合わせられるのかも含めて、競技種目によっても違うかもしれません、そういう部分を含めて、実施できるように検討していきたいというように考えてございます。  以上です。 439 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 440 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。7月中に交流大会というお話でありましたけれども、どうなるかはまだ分からないという状況でありますが、ぜひ前向きにご検討を頂きたいというふうに思います。  さらに、仮にこの大会等の実施をするのであれば、今後の部活動ということも非常に重要になってくるかと思います。先週5日の大井川知事の会見でもありましたように、茨城県では、本日8日より、県の新型コロナウイルス対策を最低レベルのステージ1に引き下げるということで、感染症第1波の収束を宣言されました。ですので、学校も通常どおりに戻るということで、今後、部活動も再開がなされるというふうに思います。  県中体連では、総体の中止の際の理由の1つとして、今回コロナによって休校措置がありました。それで通常の学校生活ができないということを理由の1つとして挙げられておりましたけれども、今後の部活動につきましては、ガイドラインであったり、感染症の対策も含めましてどのように進めていかれるのかお伺いをいたします。 441 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 442 ◯教育部長(豊崎康弘君) 議員ご指摘のとおり、県のコロナ対策指針がステージ1になったということから、本日6月8日から、石岡市内の中学校において部活を再開しております。なお、懸念されることでありますが、長期期間、部活動を行っていないということですので、6月中は活動時間を90分程度としまして、平日のみの活動といたしております。その間にある程度慣れてもらって、7月からは通常の活動を予定しております。  また、学校再開ガイドラインの部活動の項目に、小まめな換気や消毒液の使用、それから用具等の消毒など、また、できるだけ3密を避けるなど感染症対策を示しておりますので、こういうことを遵守しながら部活動を行っていきたいというように思っております。  以上です。 443 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 444 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。ぜひガイドラインに沿って、十分徹底をしていただきたいというふうに思います。  それでは、(2)に移らせていただきます。  総体の中止によりまして、各地で有志の方々による大会の開催の実施、また、その検討をする動きが見られておりますけれども、石岡市においての対応について、まずは、そのような目的での、有志の方々による大会の実施などの情報については市のほうで把握されているのか、その辺をお伺いいたしたいと思います。 445 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 446 ◯教育部長(豊崎康弘君) 現在、ソフトテニス大会について、有志で行いたいということで把握してございます。 447 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 448 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。現段階で把握している情報としてはソフトテニスの大会ということで、これは開催日も決定しているということで、私も主催される方に話を伺いました。やはり今回は総体が中止になったといったことで、特に3年生にとっては引退の大会というふうになるため、各学校の先生であったり、クラブの代表者、または部活動をやっている保護者の方々より、中学校3年生にも部活動に対する目標を持たせてほしい、このまま引退ではかわいそうだと、そういった声を多く頂いたということで、今回このような交流大会を、日にちを変えて男女で実施するということでございました。また、ほかの競技についても、有志の方々での開催の検討、また模索をしているんだといった話も聞こえてきております。  このように、有志の方々による、3年生を思っての開催をなさる場合、有志の方々で大会を開催される場合、市として何か関わりを持たれるのか、それとも全くも関与せず、個人でやってくださいといった形なのか、その辺の関わり方といいますか、お考えについてをお伺いいたしたいと思います。 449 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 450 ◯教育部長(豊崎康弘君) 有志の方の大会ということですので市の関係についてはちょっとなかなか難しいところがあるというのが本音でございますが、本当に3年生、大会がなくなったということで、市としてもできるだけ協力はしたいという思いもございますので、参加生徒の感染防止及び大会のスムーズで安全な運営の協力として、参加校が市から配布等をしたアルコール消毒液や非接触型体温計等の持参について協力をお願いする等を考えているという状況でございます。  以上です。 451 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 452 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。協力をしたいということでしたが、なかなか市が関わっていくということは、前例もないでしょうから、厳しい部分というものもあるかもしれませんけれども、しかしながら、再三になりますけれども、中学校3年生にとっては中学校の中での最後の公式戦ということで、思い出にもなるというふうに思っております。1番は、先ほども伺いましたように、代替の大会の開催というものがベストであるというふうに思いますけれども、この有志の方々で手作りで開催、また実施していただく大会があるならば、そこに市としても何らかの協力をしていくべきなのではないかというふうに考えております。  例えば、運動部、また文化部にかかわらず、そういった大会を開催しますといったような案内が市に提出なされた場合、開催の目的がそういった、市の総体ができないからとか、そういった3年生のためですよといった開催であるならば、会場として石岡市内の公共施設を利用する場合、例えば会場の使用料を一部免除するとか減免するとか、それが厳しいのであれば、先ほど部長、参加校にとおっしゃっていましたけれども、市から会場にアルコールの消毒液の配布をするとか、また、検温器の貸出しをするとか、そういった形で市として応援をしてあげるということはできないものなのかなというふうにそこを要望させていただきたいというふうに思っております。  これは前例がないからとか前例にとらわれず、そもそもコロナウイルス自体が前例のないことであると思いますので、柔軟な対応をぜひお願いいたしたいというふうに思いますけれども、これについてはいかがでしょうか。お考えがあればお伺いいたしたいと思います。 453 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。
    454 ◯教育部長(豊崎康弘君) 現在コロナウイルス感染症は特別な事情と捉えておりますので、内部で検討していきたいと、今あった要望については検討していきたいというように思います。 455 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 456 ◯3番(新田 茜君) ぜひよろしくお願いいたしたいと思います。本年度、本当にコロナウイルス感染症の影響によりまして、非常にイレギュラーなことが多くある中で、教育委員会の皆様も様々な対応に追われていること、十分に理解をしておりますけれども、子どもたちにとって部活動での大会、中学校生活の一部でもあり、本当に大切な思い出となることでございます。私自身も中学校時代、運動部に所属しておりましたので、当時3年生のときの総体というものには本当に特別な思いがありました。最後の試合が終わった後には、後輩たちが引退式というものを開いてくれまして、そこで次の世代にバトンタッチをするといったような、私の部活ではそういった代々慣例というものがありました。それが現在あるかどうか分かりませんけれども、そういったことを今でも覚えていますし、もちろんそれは引退をする3年生だけではなく、3年生を送り出す後輩もそうですし、自分たちがもちろん送り出す側として、引退式のようなものをしてもらったものも中学校の大事な思い出として、私自身がいまだにはっきりと覚えていますので、そのような大切な思い出のためにも、ぜひご検討を頂きたいというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。  以上で1項目目を終わります。  続きまして、2項目目に移りたいと思います。  石岡市が実施している第3子以降の小学校給食費の無料化事業について伺ってまいります。  この事業は、平成29年から、子育て応援プロジェクトの目玉の施策として実施がなされてきたかと思います。今後も継続して実施をしていくことと思いますけれども、まずは、改めてこの事業の内容、そして、無料化の対象となる条件等につきまして説明を願います。 457 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 458 ◯教育部長(豊崎康弘君) 第3子の無料化の対象となる条件といたしましては、市内在住で、石岡市立小学校に在籍している第3子以降の児童と生計を同じくしている保護者で、過年度分の税や各種料金に未納がないことを条件としております。事業の内容としては、子育て支援を通じた少子化対策の一環として実施しているところでございます。  以上です。 459 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 460 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。  確認のために伺いたいと思うんですけれども、第3子以降の子が市外の学校であるとか、また私学、または県の特別支援学校に通う子どもであった場合は無料化の対象にはならないということでよろしいのか、確認のため伺います。 461 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 462 ◯教育部長(豊崎康弘君) 現在は免除の対象にはなってございません。  以上です。 463 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 464 ◯3番(新田 茜君) 了解いたしました。  それでは、(2)に移ります。  こちらは申請により適用されるというふうに思いますけれども、現在この制度を利用されている世帯数についてはどのくらいあるのか伺います。 465 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 466 ◯教育部長(豊崎康弘君) 昨年度の申請承認した実績数としては408人となってございます。今年度の対象者も同じく400名程度というように見込んでございます。  以上です。 467 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 468 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。408名ということで了解いたしました。  申請というのは、毎年、その都度行うものなのか。また、さらに、この制度に対する案内はどのようにされているのかを伺いたいと思います。 469 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 470 ◯教育部長(豊崎康弘君) 新1年生につきましては、各校の入学説明会で申請書を配布し、在校生につきましては毎年3月に申請書を配布し、申請するという流れで、毎年の申請が必要になってございます。  以上です。 471 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 472 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。  こちらは実施がなされて、本年で4年目になると思いますけれども、利用されている方々の反応について、この制度についての評価といいますか、その辺、保護者の反応等、担当部としてどのように捉えておりますか、お伺いをいたしたいと思います。 473 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 474 ◯教育部長(豊崎康弘君) 子育て応援プロジェクトという中でございます。ただ、第3子ということで絞ってございますのは、保育料等も同じでございますが、お子さんを3人産んでいただいてというか、人口減少を控えるためにも多くの子どもを産んでいただきたいという思いで、この第3子ということに限定させていただいているところでございます。当然子どもが多ければ数多くの負担が増えるところでございますので、保育料、給食費につきましても払わなくてもいいということになりますので好評を頂いているというように、担当としては感じでございます。  以上です。 475 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 476 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。文科省の調査で、利用者の反応、自治体で無料化されている自治体の調査を行っていたようなんですけれども、平成30年度のその資料も見ますと、反応については、先ほど部長がおっしゃられた部分もそうですし、地域の感謝の気持ちが生まれたよといったことや、また、栄養バランスのよい食事の摂取や食べ残しが減ったといったような反応、また、給食費が未納、滞納であることに対する心理的な負担の解消にもつながったという反応、さらには経済的負担の軽減、また、安心して子育てできる環境の享受、そして、親子で食育について話し合う機会の増加、また、教育への関心が増加したといったような調査結果が出ておりましたので、お伺いをさせていただきました。  では、続いて、(3)に移ります。  この条件、そして対象範囲の拡大と、今後の取組についてを伺っていきたいと思います。  この制度につきましては、先ほど利用者の反応をお答え頂きましたように、第3子以降ということになっておりますけれども、非常に子育てをしている世帯にとってはとてもよい制度であるのかなというふうに思っております。しかしながら、先ほど、(1)の質問で伺ったように、対象となる第3子以降というものは、市内の小学校、市立の小学校に限るといった条件であります。この点について、私としては、県の特別支援学校、または市外、そして私学の小学校に通う子どもたちであっても同様に無料化にすべきなのではないかなというふうに考えておりますけれども、まず、この点について、そこを条件に加えられない何か理由があるのか、市立の小学校ということに限定した、その理由についてを伺います。 477 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 478 ◯教育部長(豊崎康弘君) 給食費についての第3子の支払い免除については、市の規則で定められており、市外通学者や特別支援学校の方は、それぞれの所属している行政機関により定められておりますことから、石岡市の事業で無料化することは難しいと考えてございます。  また、他市に行っている場合、給食費の納入状況について、確認も難しいというのが現状でございますので、ご理解頂ければと思います。  以上です。 479 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 480 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。市外の学校や特別支援学校に通う子どもたちも対象とするには、今お答え頂いたように、なかなか難しい部分があるのかなと、手続が複雑であったりとか規則の部分であったりとか、そういった部分、難しいところがあるということに関しては、理解はしておるんですけれども、市立の小学校以外の在籍者がどれだけいるかという特定は、個人情報の観点からできないということ、お話があったので、条件に当てはまらない世帯が今現在どれだけあるのかといった把握は困難であるということでしたので、実際にどのぐらいいるのかは分かりませんけれども、そこは数には関係なく対象とすべきだというふうに私は思っております。  個人的に調べたところ、もちろん石岡市と同様の条件で実施をしている自治体も多くありました。でも、工夫をしたり、当たり前に市立以外でも対象にしているといった自治体もございました。その中でも、実施している多くの自治体では、市立の学校と時期をずらして、市外、そして私学で、県の特別支援学校に在籍する場合は、在籍する学校から年度末に発行してもらう学校給食費等の受領証明書などを添付した請求書をまず提出すると。そこで提出していただいて、市内の給食費等、今在籍している学校の給食費の、いずれか低いほうを補助というか、後日振り込むといった形で実施しているようでありました。  そして、工夫されているところでは、群馬県の太田市においては、市外であったり私学、そして特別支援学校に在籍している世帯には、同じく年度末の受領添付で、市立の学校給食の金額同等のクーポン券であったり、市内で利用できる金券のようなものをお渡しして助成するといった動きも見られております。  このようにできないことはないと思っております。なので、石岡市においても、ぜひ対象範囲を広げていただきたいなというふうに考えるんですけれども、その辺についてのお考えをお伺いいたしたいと思います。 481 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 482 ◯教育部長(豊崎康弘君) 今、議員ご指摘の受領券を預かっての申請、あるいは、またクーポン券、それについては、私は初めて聞いた事例でございますので、今後いろんな情報を集めまして、石岡市としてできるのかどうかを考えていきたい、検討していきたいと思います。 483 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 484 ◯3番(新田 茜君) よろしくお願いいたします。  ここで、市長にお伺いいたしたいと思います。  先ほどもお話をいたしましたように、ほかの自治体では全ての、市立に限らず対象にしているということで、年度末に発行している受領証明書を添付することで対応可能としていますよということで、課題となっていた未納かどうかについてはここでもちろん確認もできると思います。  先ほど来、出ているような規則がといった部分も分かりますけれども、実施についてはほかの自治体を参考にしていただければ可能であるというふうに考えております。ですので、これも再三にはなりますけれども、この第3子以降の小学校給食費の無料化については、市外、そして私学、また県の特別支援学校に通う子どもたちについても対象にすべきだというふうに思っております。  このタイミングで質問をさせていただきましたのも、今定例会で出されました新型コロナウイルス感染症対応の地方創生臨時交付金の実施事業として、これは小中学生でありましたけれども、先ほども午前中に質問に出ていました給食費、6月、7月、9月と3か月免除の案が出ておりましたけれども、ここの部分についても、対象がこの要綱と同じ扱いになってしまうのではないかといった懸念を持っていたものですから質問させていただきました。  この点については、また別の対応となるかもしれませんけれども、まずは、今現在行っている事業についての対象範囲の拡大について、市長の見解をお聞かせ頂ければと思います。 485 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 486 ◯市長(谷島洋司君) 先ほど部長からあった説明のように、今後の取組につきましては、子育て応援プロジェクトの中で、財源を含め、その内容など、他市の実施状況なども調査し、どのような方策があるのかを含めて、新田議員の問題意識、あるいは方向性などを共有しながら子育て環境の向上に資するよう検討してまいりたいと思っております。 487 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 488 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。なかなか実施するとなると難しいところがあるかもしれませんけれども、対象としている自治体も多くありますので、不可能なことではないというふうに思います。  谷島市長が2日に表明をされました所信の中でも、スローガンとして言われておりました、共生、共育、共働、その中に共に生きる共生では、SDGsにもありますけれども、誰一人取り残さないということを強くおっしゃっておりました。その部分にも、今回私が要望させていただいた部分というものは関わってくるのかなというふうに思います。  実はこの4月に、この条件に当てはまらなかった保護者の方からお話を頂きました。自分の子ども、第3子が県の特別支援学校に通っていると。今回この制度を利用することができなかったんだというお話を頂きました。別に払えないわけではない。ただ、何かちょっと差別をされたような気分になったんだということでお話を頂きましたので、質問をさせていただきました。  この制度を利用するかどうかというのは、もちろんその世帯での判断ではありますけれども、第3子以降の小学生の子どもがいる全ての世帯に選択をするといった権利はあるべきだというふうに思っております。ぜひ範囲の拡大、さらに、先ほどちょっとお話をしましたような臨時交付金での事業の部分についての対象も、現在の小学校給食費の免除の要綱の条件と同様ではなく、市立以外にも対象としていただけることをお願いいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。  以上です。ありがとうございました。 489 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午後 4時07分休憩            ───────────────────────                   午後 4時19分再開 490 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 491 ◯19番(岡野孝男君) 19番・岡野孝男です。通告に従いまして、2項目ほど質問いたします。  1項目目、国指定史跡「瓦塚窯跡」の有効活用について伺います。  この件については、昨年の6月定例会におきまして取り上げてきましたが、市長も新しく谷島市長になり、改めて質問することにいたしました。  瓦塚窯跡は、昭和12年、県指定史跡文化財になり、平成29年、国指定史跡文化財になりました。この間、80年の歳月を要したことになります。  地元瓦会地区におきましても、昭和49年、瓦塚保存会が設立され、保護、保存を地区全体で行ってきたところでございます。平成13年、瓦塚・佐久の大杉保存会に改称され、瓦会地区全戸が会員となりまして、年200円の会費を徴収し、保存会の運営を進めてきました。  そこで、今回、4点にわたり質問をいたします。  1点目は、国指定史跡の管理について伺います。県指定から国指定史跡になって、指定面積が6,000平米から約8,000平米増えまして、倍以上の1万4,000平米となりました。現在、6,000平米については保存会が草刈りなどを行い、整備をしていますが、指定面積が増えたことにより、全体を管理するのは無理な状況でございます。どうすればよろしいのか、お伺いをいたします。 492 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 493 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。瓦塚窯跡の管理については、先ほど議員さんおっしゃったように、現在、瓦塚・佐久の大杉保存会へ、国指定地域内の6,000平方メートルを年2回、さらに市道からの入り口部分を年4回、除草作業の委託をしているところでございます。  平成29年に国の指定を受け、指定面積がおよそ7,300平方メートルほど広がったことから、除草面積を広げるため、事業化に取り組んできたところでございます。ただ、現在の除草範囲は以前と変わってございませんが、窯跡の遺構をほぼカバーできていることから、当面、現状の管理を継続してまいりたいと考えてございます。  今後の除草範囲につきましては、将来的に、公有地が進んでいく中で、史跡内の見学、環境の整備と併せて、見直しの検討を進めてまいりたいというように考えてございます。  以上です。 494 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 495 ◯19番(岡野孝男君) 現在は保存会で管理をしていると、それに限界があるというふうに思えますが、ただ、将来、やはり国指定になって広がったわけですから、瓦塚窯跡が。それが、分かりやすくするためにも面積を広げる。その方法につきましては、検討をしていただくということで、これは前向きに進めていっていただきたいというふうに思います。  次に、2点目。瓦塚窯跡の公有化の取組についてお伺いいたします。瓦塚の指定地は、主に3人の共有地になっております。史跡公園など有効利用を図るには、まず、公有地にすることが望ましいと思われます。
     市はどのように考えているのか、お尋ねをいたします。 496 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 497 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。瓦塚窯跡は平成29年に国の文化財に指定され、史跡として現状保存がなされておりますが、将来にわたり万全の保存措置を講じていくためには、議員ご指摘のように公有地化を進めていく必要があると認識をしております。  本市の国指定史跡につきましては、本年度、常陸国分寺跡の公有地化を取り組み始めたところでございます。  瓦塚窯跡につきましては、国指定の同意を頂く際に公有地化に前向きな回答を頂いている所有者の方もおりますことから、再度、その意向を確認してまいりたいと考えてございます。  また、市で土地を買い受ける際には、境界を確定する必要があることから、令和3年度以降、境界ぐいの残存状況の確認を進め、土地の測量や鑑定委託料などの必要な費用を算出し、事業化に向けて協議を進めてまいりたいと考えてございます。  国指定の史跡につきましては、保存のための土地の買上げに要した測量費や鑑定委託料などが、最大で5分の4を国の補助金で賄えることから、国の財源を活用しながら計画的に取り組んでまいりたいと考えております。  以上です。 498 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 499 ◯19番(岡野孝男君) 瓦塚につきましては、やはり、まず公有地化を図るということが第一歩でありまして、瓦会地区の、そもそも産業の拠点として存在をしていた。国分寺・国分尼寺等の瓦を焼いたとされておりまして、数百年にわたり、瓦会地区の産業の拠点であったというような観点から、ぜひとも、まず公有地化を進めていただきたいというふうに思っております。  次に、3点目の瓦塚窯跡の保存活用計画の策定でございます。  このことについては、今後どのように進めるおつもりなのか。丁寧にお答えを頂きたいと思います。よろしくお願いします。 500 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 501 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。教育委員会では、平成30年度から2年間の継続事業といたしまして、常陸国分寺跡保存活用計画の策定を進めてまいりました。  今後、瓦塚窯跡など6つの国指定の文化財の保存活用計画を策定していくと、約15年程度の期間を要するものと考えられます。  昨年度、国では文化財保護法を改正する中で、市町村がそれぞれの地域の未指定の文化財を含めた総合的な活用を進める文化財保存活用地域計画を作成し、国で認定する制度を始めております。この地域計画は、国から認定を受けますと、国の事務が権限移譲される代わりに、文化財の活用を進めていくために有利な財源措置が拡充されるメリットもございます。  一方、本市においては文化財マスタープランを平成20年度に策定して以来、10年以上が経過しており、瓦塚窯跡が国指定になるなど計画内容と実情に相違が出てきております。今後、市内にある数多くの歴史資源を効果的に活用していくためには、地域計画の策定に向けた取組を進めていく必要があると考えております。  県内では、牛久市が既に国の認定を受け、常陸大宮市も今年度の認定に向けて取り組んでいると聞いております。  教育委員会としましては、今年度から史跡ごとの保存活用計画を作成するのではなく、県の文化財保存活用大綱や、先行する市の事例を調査し、本市としての地域計画の方向性などについて検討し、取り組んでまいりたいと思います。  議員よりご質問のありました瓦塚窯跡の保存活用計画につきましては、この新たな制度における地域計画の中で国指定の史跡として位置づけながら、保存と活用策をお示ししてまいりたいというように考えてございます。  以上です。 502 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 503 ◯19番(岡野孝男君) 3点目につきましては、教育長にも答弁を求めます。 504 ◯議長(池田正文君) 教育長・児島君。 505 ◯教育長(児島裕治君) ご答弁を申し上げます。部長から答弁があったとおり、今後、個別に保存活用計画を策定することになった場合、大変、長い時間を要することとなり、本市の文化財行政にとりまして、決して好ましい状況ではないというふうに考えております。  現在、茨城県では、文化財保存活用大綱を策定し、県内では既に5つの自治体が地域計画の取組を進めている状況でございます。  教育委員会といたしましては、本県を代表する文化財の積極的な活用を進めていくためにも、個別の保存活用計画を策定していくのではなく、本市の豊かな文化財を総括的、一体的に保存、活用するための計画を作成しなければならない、そういう時期に来ているものと認識をしております。  今後の取組といたしましては、瓦塚窯跡のような貴重な文化財の保存や管理方法、また、活用策について、行政のみならず地域にとっても目に見える形でお示しをすることが重要であると考えております。  本年度は、県の大綱や先行事例の調査に取りかかり、将来の市の文化財の保存と活用の在り方について、市と教育委員会が一体となり、方向性を決めてまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 506 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 507 ◯19番(岡野孝男君) ただいまはハード面といいますか、史跡の有効活用でしたが、そのほか、ソフト面での有効活用策もあろうかと思います。  次に、瓦塚窯跡のソフト面での有効活用を示していただきたいと思います。 508 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 509 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。瓦塚窯跡の活用につきましては、これまでもふるさと学習での学芸員による学校への出前事業、国指定を記念したふるさと歴史館での企画展の開催や、市民史跡巡りへの見学コースに組み込むなどの取組を行ってまいりました。  今後、瓦塚窯跡をより一層、地域の貴重な文化財として保存と活用を推進するために、長年文化財を守ってきた地域と、調査研究を担ってきた行政が、連携、関係、協力を構築する機会や拠点となる場を設けることも1つの有効策であると考えております。  以上でございます。 510 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 511 ◯19番(岡野孝男君) 保存活用計画策定に15年くらいかかるとの答弁ですが、この年月、長い年月では、私は到底納得いくものではございません。気の遠くなるような期間であります。  県指定から国指定まで80年もかかり、その後、国指定になってから、15年もまだかかるようなことでは、どうしても、地元活性化には到底進まないと、そういうふうに思います。期間を短縮するための方法、あるいは、瓦塚窯跡活用計画策定の緊急性をPRして、そして早急に取りかかっていただきたいと存じます。  4点目は、瓦塚窯跡の今後の有効活用についてお尋ねいたします。  この点については、教育長、そして、市長から有効活用に向けての考えをお尋ねいたします。 512 ◯議長(池田正文君) 教育長・児島君。 513 ◯教育長(児島裕治君) ご答弁を申し上げます。有効活用等につきましては、教育委員会では、小中学校における、ふるさと学習との連動、また、出前講座や公民館講座における生涯学習との連携を持たせながら、瓦塚窯跡の歴史的重要性を伝えてまいりました。  瓦塚窯跡は、長年、地元の保存会などによって守り引き継がれてきた地域の貴重な宝でございます。地域と行政が共に、文化財に接する機会や場を創出しながら、多くの方々に、文化財を身近なものとして親しんでもらうことが、保存と活用を大きく推進する力になるものと期待するところでございます。  教育委員会といたしましては、瓦塚窯跡の有効活用策を検討するに当たり、地域の方や有識者などからご意見を頂き、文化財に関わる様々な主体とともに、今後の活用策を考えていくことがまちづくり、地域振興、観光振興に結びついていくものというふうに考えてございます。  以上でございます。 514 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 515 ◯市長(谷島洋司君) 文化財の保存や活用に関する施策の充実は、学校教育や生涯学習と関連しながら、まちづくりや地域振興、観光振興に果たすべき役割が期待されており、歴史的遺産を生かした魅力あるまちづくりに欠かせないものと考えております。  市といたしましても、地域に根差した文化財を守り続けていくために、地元の理解と協力は不可欠であると考えております。さらに、行政が地域と連携を図りながら、瓦塚窯跡の保存と活用に取り組んでいくことは、まちづくりや人づくりの観点から大変有意義な意義あるものと考えます。  先ほど教育長や部長からも答弁があったとおり、今後、瓦塚窯跡の保存と活用の担い手を地域から社会全体に広めていくことで、保存と活用の推進強化が図られ、有効活用に結びついていくものと考えます。  市としましては、文化財の保存と活用を通して、本市の貴重な歴史的資源が魅力ある地域づくりの基礎となり、地域コミュニティの活性化につながる施策の充実に取り組んでまいりたいと思います。 516 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 517 ◯19番(岡野孝男君) 瓦塚窯跡の活用につきましては、今後、折に触れて進捗状況をチェックしてまいります。早い時期に有効活用ができるよう望むものであります。  次に、2項目目、土砂等による土地の埋立て等についてお尋ねをいたします。  この質問は、昨年9月の一般質問で行いまして、当時、上曽と山崎地内2か所の埋立てについてでしたが、その後、3か所増えまして、計5か所の埋立てにつき、今回質問いたします。  問題となるような不法投棄と思われる土砂等の埋立てが、かなり増加しており、近隣の皆さんは不安を感じている、あるいは困惑しているといった状態にあります。  そこで、土砂等の埋め立てられた箇所ごとに質問をいたしますので、簡潔で分かりやすい答弁をお願いいたします。  まず最初に、上曽地内の埋立て等について、これまでの経過と現状、問題点について伺います。 518 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 519 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) これまでの経過と現状についてご答弁申し上げます。  上曽地内の土地の埋立てにつきましては、土砂の搬入が続く中、昨年10月3日に建築確認済証が提示されまして、石岡市土砂等による土地の埋立て等の規制に関する条例の適用除外となっている経過がございます。  その後、11月22日に土地の所有者が土地の搬入を行った行為者から別の行為者に移り、移転後は不特定多数のダンプによる土砂の搬入は行われておりません。現在はその行為者、現在の土地の所有者が個人で土地の造成と自身のダンプによる搬入を行っている状況でございます。担当としましては、9月の発生以降、クライシス監理官が午前、午後の2回、現地を巡回し、監視と指導を行っているところでございます。  あわせて、問題点につきましてご答弁申し上げます。現地の状況は盛土の勾配も急であり、台風等が発生した際には、埋め立てられた土砂が流出するおそれがございます。もし仮に、土砂が流出したとすれば、原因者負担で復旧していただくことになりますので、土地の所有者には、流出することがないよう監視と指導のほうをしてまいりたいと思っております。  以上でございます。 520 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 521 ◯19番(岡野孝男君) 適用除外ということで、建築確認申請に基づく確認済証が交付されたことから適用除外として対応しているとのことですが、県道の表層面から2メートルも盛土をして、その上に建物を建てる計画は常識では考えられません。盛土主体の行為ではないのかというふうに思っておりますが、その点についてはどうでしょうか。 522 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 523 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) ご答弁申し上げます。当初は、不法に盛土される現場ということに指定してございましたが、昨年10月に建築確認済証ということで提示がされました。  本市の条例によりますと、石岡市土砂等による土地の埋立て等の規制に関する条例の施行規則の中で、自らの居住または使用の用に供する建築物の建築を行うものが改良土等を除いた土砂等により、建築確認を受けて行う1,000平方メートル未満の土地における事業が適用除外の該当に合致したものでございますから、適用除外ということで取扱いをさせていただいております。  以上でございます。 524 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 525 ◯19番(岡野孝男君) 適用除外になっているのは分かりますが、道路の表層部分から2メートルも盛って、その上に建物を建てるということは、常識的には考えられないんですよ。それと、今も、土は持ってきて、うずたかく積んでいるんですよ。そういう状況はどういうふうに判断するのかというふうに聞いているんです。 526 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 527 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) ご答弁申し上げます。クライシス監理官による巡回、指導によりまして、現場のほうは巡視、指導等を行っているところでございます。  以上でございます。 528 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 529 ◯19番(岡野孝男君) いや、私が見ている限りではまだ重機があって、重機で土を掘って、その中に、ダンプで持ってきて埋めている状況ですよ。クライシス監理官云々よりも、現在も埋めているんですよ。まだ高く、うずたかく積まれているんですよ。それについてどう思うかということです。 530 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 531 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) 答弁申し上げます。社会通念上一般的に申し上げますと、あのような土砂の盛土等による行為は、建築確認済証の提示があったとはいえ、一般的にはちょっと家屋が建たない状況かもしれません。私どもといたしましても、クライシス監理官、また職員で、現場のほうを巡回、指導のほうを徹底してまいりたいと考えております。  以上です。 532 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 533 ◯19番(岡野孝男君) 現場をよく確認してくださいよ。そして、重機が置いてあるということは、もっとうずたかく積む予定なんですよ。だから、その周りの住民の方は非常に不安がっているんですよ。そういうことですよ。  それともう一つ、埋立て等の条例の中の14条に、許可の条件として、事業区域及びその周辺地域の道路、河川、水路、その他の公共施設の構造及び機能に支障を及ぼさないための措置を講ずるべきだというふうに書いてあるんですよ。  許可の条件でこういうことが書いてあるのに、支障を及ぼさないための措置はしていないですよ、あれは。下の市道から見てくださいよ。それは見ていないでしょう。あれは、すぐ今から梅雨どき、そして台風シーズンになれば、道路あるいは水路、近くに上曽トンネルの坑口があるわけですよ。その辺に影響を及ぼすんじゃないかと私は懸念しているんですよ。それについてどういうふうに考えているのか。 534 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 535 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) ご答弁申し上げます。私どものほうも早速現地のほうを確認させていただきまして、何度か現地のほうは足を運ばして、確認はさせていただいてございます。さらに現地のほうを確認させていただいて、現場の作業員と折衝なりいたしまして、巡回、指導のほうを徹底してまいりたいと考えております。  以上です。 536 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕
    537 ◯19番(岡野孝男君) 今の質問については、都市建設部長が答えるべきでしょう。管理は都市建設部にあるんですよ。道路、市道に影響を与えるということです。 538 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 539 ◯都市建設部長(鶴井重則君) 私のほうから、現在、上曽地内で埋立てをしております南側の道路、市道B3400号線についてご答弁申し上げます。こちらにおきましては、側溝が伐採された竹木の放置、また土砂の流出により、排水に支障を来すおそれがある、こういったことから、事業者のほうへ、道路雨水排水機能の復旧について、こちらの通知を出したところでございます。  しかし、依然として排水口の土砂や竹木の撤去は実施されておらず、豪雨によるさらなる土砂の流出も懸念されることから、引き続き、関係部署と連絡を取りながら、連携を取りながら、事業者に撤去の指導を行うとともに、継続して巡回を行うなど注視して対応してまいりたいと考えております。  以上です。 540 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 541 ◯19番(岡野孝男君) よろしくお願いします。  次に、山崎地内の埋立て等について、これまでの経過と現状、問題点についてお伺いいたします。 542 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 543 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) これまでの経過と現状についてご答弁申し上げます。山崎地内の土地の埋立てに関しましては、昨年の第4回定例会、今年の第1回定例会においてご答弁申し上げましたように、行為者が業務停止命令及び撤去命令に従わないため、刑事告発に向け、必要書類の作成を進めているところでございます。  現在は、警察との協議の中で、指摘を受けた持ち込まれた土砂の体積、面積等を測る測量について、5月に発注し、委託業者が測量を行っている状況でございます。測量の結果が報告され次第、6月中を目途に警察へ刑事告発状の提出を行う予定でございます。  現地につきましては、クライシス監理官が午前、午後の2回、巡回を行っております。昨年12月下旬以降は、一切土砂の搬入や作業等は行われていない状況でございます。  続きまして、問題点につきましてご答弁申し上げます。山崎地内の埋立地につきましては、横浜市に住居を置く地権者と連絡が取れない状況にありましたが、昨年12月に県の廃棄物対策課の職員が地権者と面会することができました。その際、土砂搬入については一切関知していないとの申立書が地権者から提出されております。  そのため、当市といたしましては、行為者である水戸市内の建設業者と、現場で実際に作業を行ったオペレーター個人を対象に刑事告発を行う予定でおりまして、警察と協議をしながら、必要書類の準備を進めているところでございます。  以上です。 544 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 545 ◯19番(岡野孝男君) この6月に刑事告発状の提出を予定しているとのことでありますが、私は、この件について取り上げたのは、昨年12月9日の一般質問でした。そのとき執行部は、告発に向けて必要な証拠書類をそろえるなど準備を進めているところと答弁しています。  告発するのに、半年、6か月もかかることになります。なぜそんなにかかるのかお尋ねいたします。 546 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 547 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) ご答弁申し上げます。警察に提出する書類の中で、ダンプの追跡、ビデオ撮影、土砂の搬出場所の特定、車両の特定、様々な添付書類がございまして、職員が昼夜を問わず、ダンプの追跡、ビデオ撮影、それから、県をまたいでの追跡行為ということで、いろいろとなかなか証拠書類がそろわなかったという点が否めません。  また、警察のほうには再三書類のほうをチェックしていただいておったんですけど、今年、最終段階になって、面積の数字であったり、体積を量ってくれとかいうようなことで、いろいろと協議の中で必要書類が増えたものですから、遅れてしまったということと認識してございます。  以上でございます。 548 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 549 ◯19番(岡野孝男君) 非常に、対応が遅いと。昼夜を問わずと言っていますけど、昼夜を問わずではないでしょう。昼夜を問わずならばあんなに生えないですよ。それは、そういうような対応はしていないと私は思いますよ。だから生えてしまったんでしょうよ、あんなに。それは、やはり今後、十分に条例の遵守をしていただきたいというふうに思います。  6月に告発をするということになれば、それは、一歩前進するかもしれませんが、あの埋め立てられた土砂が撤去されない限りは、完全に土地がよくなるといいますか、周りの人たちが不安を感じることにはなりませんので、やはり撤去に向けた努力をしていただかなければならないと思います。  次に、小見地内の埋立て等について、これまでの経過と現状、問題点についてお伺いします。 550 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 551 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) これまでの経過と現状についてご答弁申し上げます。小見地内の土地の埋立てにつきましては、今年4月25日土曜日に、近隣住民からの通報がありまして、生活環境課職員及び八郷交番の警官が現地を確認し、行為者へ指導を行っております。  この場所につきましては、もともと市内業者の資材置場がございましたが、この業者が倒産した後、現在の行為者が土地を購入し、自らの事業のため土地の造成を行っている状況でございます。  現在、行為者が条例に基づく手続のため、申請書の作成や近隣住民への説明、隣接地の地権者との境界確認等を行っている状況でございます。  現地につきましては、4月27日以降、クライシス監理官が午前、午後の2回、状況を確認するとともに、土曜、日曜の勤務時間外には、住民からの通報があった場合、生活環境課職員が現地に出向き、確認や指導を行っているところでございます。  問題点についてご答弁申し上げます。小見地内の現場につきましては、現在、条例に基づく手続に向け、行為者が申請書類の作成等を行っておりますが、当初、事案が発生した際に行為者へ聞き取りをしたところ、石岡市の条例が改正されていることを知らず、また資材置場等の雑種地は条例の対象外との認識であったため、その是正指導を行ったところでございます。  このように、その行為者が居住する市町村の条例は知っていても、石岡の条例等については、他市町村の条例と同じと認識しているケースがございますので、引き続き、当市の条例の周知に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 552 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 553 ◯19番(岡野孝男君) 申請書類はいつ頃提出されるのかお伺いいたします。 554 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 555 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) ご答弁申し上げます。現在、私どものほうでは時期的なものは把握してございません。  以上でございます。早急に出すということで、指導はしているところでございます。 556 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 557 ◯19番(岡野孝男君) 届出をしないと罰則に該当するんですよね。早急にという話では、この条例を遵守していないことになるんですよ。不法な投棄なわけですよ。今回、改正された条例については市長の許可を受けなければ不法投棄で罰金を払わなきゃならん。そういうふうに決まっているんですよ。  それについてはどう考えるんですか。 558 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 559 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) ご答弁申し上げます。条例を知らずに先に土砂を埋めてしまったという事実は、否めない事実でございます。  過失の面もあろうかと思います。その辺は行為者と協議をし、指導してまいりたいと考えてございます。 560 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。 561 ◯19番(岡野孝男君) それでは、土壌検査の報告はされているんですか。お伺いします。 562 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 563 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) ご答弁申し上げます。土壌検査の報告については、まだ頂いていない状況でございます。 564 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 565 ◯19番(岡野孝男君) 条例の第19条、地質検査の報告というのがありまして、必ずこれは、原因者が土壌検査をして、その報告をしなければならないんですよ。ここも怠っているんじゃないですか。これはすぐに出すべきでないですか。 566 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 567 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) ご答弁申し上げます。条例等を精査いたしまして、現地確認の上、適切に指導してまいりたいと考えております。 568 ◯議長(池田正文君) 19番、岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 569 ◯19番(岡野孝男君) 一般の民間の方は利益を目的として事業を行っているんですが、公務員は法令遵守なんですよ。一番守らなければならないことは法令遵守ですよ。だから、この条例をつくったならば、この条例に基づいて仕事をしてください。それが今はしていない。要するに、原因者に寄り添った、あまりにも緩い対応ですよ。それはちゃんとしてもらわなければ困りますよ。いかに、幾ら厳しい条例を制定しても、それを守らなかったらば何の意味もないし、そういうことですよ。  それでは、続いて、栄松地区の埋立て等について、これまでの、経過と現状、問題点についてお伺いします。 570 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 571 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) これまでの経過と現状についてご答弁申し上げます。栄松地内の土地の埋立てにつきましては、平成30年7月から土砂搬入が開始されており、これまでも生活環境課、農業委員会、石岡警察署、県の廃棄物対策課が何度も行為者へ指導や除去命令等を行っているところでございますが、行為者は対処していない状況にあります。  そのような中、告発に向けた手続の中で顧問弁護士の意見に基づき、今年3月17日に事業内容の説明及び弁明の機会付与についての通知を行為者へ送付したところ、本人が生活環境課へ来庁いたしまして、今後は条例に沿った手続を行う旨を申し立て、現在、行為者から依頼された行政書士が書類の作成等を行っている状況でございます。担当といたしましては、クライシス監理官が午前、午後の2回、現地を巡回し、指導を行っております。  問題点につきましてご答弁申し上げます。栄松の現場につきましては、行為者が指導に従わないだけではなく、行為者の管理が不十分でないため、行為者が不在の間に土砂やごみ等をゲリラ的に持ち込まれるケースが発生してございます。行為者には条例に基づく指導とともに、土地の管理も徹底するよう指導しているところでございます。  以上でございます。 572 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 573 ◯19番(岡野孝男君) ここについては農地であることから、農業委員会についても答弁を求めます。 574 ◯議長(池田正文君) 農業委員会事務局長・大関君。 575 ◯理事兼農業委員会事務局長(大関浩二君) ご答弁申し上げます。栄松地内の現場につきましては、議員ご指摘のとおり、農地が4筆ほど含まれてございます。そうしたことから、残土搬入が開始されました当初から生活環境課と連携し、指導を行ってまいりました。  その後につきましても、巡回により土砂搬入等が確認された場合に連携して指導を続けているところでございます。  問題点ということでございますが、同じように栄松地内の行為者については、違法な建設残土の搬入中に指導しているわけでございますが、一定期間作業を停止したりするというようなことで、またそれを繰り返すような状況がございます。指導が困難だというような状況が確認されてございます。  以上でございます。 576 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 577 ◯19番(岡野孝男君) 今の答弁によりますと、関係各部署の指導や撤去命令も聞かない。作業を停止すると思わせて長期にわたり搬入するなど、行為者は悪質に満ちています。即刻、告発すべきであると考えますが、どのように対処されるおつもりですか、伺います。 578 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 579 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) ご答弁申し上げます。条例を遵守する立場といたしまして現場を確認し、法令に違反する事実が確認されれば、しかるべき方法で対処してまいりたいと考えております。  以上です。 580 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 581 ◯19番(岡野孝男君) 現場を確認しと言ったって、平成30年から埋め立てているわけですから、現場を確認する必要はない。もう見ているわけです。  それはかなり地元からも多分、指摘があるし、そして、何回も行っているわけですから、よく分かるわけですよ。これ、全然行っていないわけじゃない、市だって。それはちょっと私は違うと思います。  それから栄松は、ほかの埋立て場所と違い、土砂運搬の際にトラックが生活道路を通行しているため、道路がかなりそのために傷んでいるというわけです。傷んでいます。私は現場を見ますから分かりますが、傷んでいます。近隣の方や通行される方からもたくさんの苦情が寄せられていると思います。  市はどのように対処するのか、お尋ねいたします。 582 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・鶴井君。 583 ◯都市建設部長(鶴井重則君) 損傷しました道路の対応について、ご答弁申し上げます。道路の補修につきましては、道路管理者が行うこととなっております。しかし、道路の工事以外の工事等によりまして、道路の損傷や汚損した場合においては、道路法第22条により、原因者に施行させることができることとなっております。  当該搬入路の路線の損傷につきましては、埋立てを行っている土地所有者の方に、損傷した箇所については補修するように指示をしております。また、補修の改善が見られない場合においては、今後文書等による指示をしてまいるとともに、原因者の負担金による市での工事、そういったものも考えながら対応させていただきたいと思います。  以上でございます。 584 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 585 ◯19番(岡野孝男君) この栄松の行為者は、かなり、私は悪質だと思っています。だから、口頭によってすぐに道路の損傷部分を直すとは思えないんですよ。やはりちゃんとチェックをして、そして、しかるべき手続、今言ったように、文書、そして、期限を切って、それで相手に通告をするということが必要だと思います。  今後、十分に注視をして、悪質な行為者が壊した道路を市の予算によって直すようなことがないように、原因者負担、それを遵守するように今後進めていただきたいというふうに思います。  それから、栄松について、同じように、土壌検査はなされているのか、お伺いします。 586 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 587 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) ご答弁申し上げます。現在、土壌の検査等の資料の提出は確認してございません。  以上でございます。
    588 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 589 ◯19番(岡野孝男君) よくちゃんと、さっきも言ったように、自分らの条例を、関係する条例をちゃんと読んで仕事をしてくださいよ。土壌検査は行為者がやるわけですよ。市長に報告しなならんのですよ、定期的に。それを読んでいないから言えないでしょう、何も。それは、こちらから質問して指摘されるんじゃなくて、ちゃんと条例を読んで、仕事に対して、条例を遵守するような仕事をしてくださいよ。早急に土壌検査の報告を受けるようにしてください。  次に、柿岡江垂地内の埋立て等について、これまでの経過と現状、問題について伺います。 590 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 591 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) これまでの経過と現状についてご答弁申し上げます。柿岡江垂地内の土地の埋立てに関しましては、今年3月下旬に農業委員会へ相談があり、その後、4月23日の朝、出勤途中の市職員から、ダンプが数台止まっているというような通報があったため、生活環境課職員とクライシス監理官が現地に行き、行為者に質問したところ、農業委員会には届けている旨を申し立てたため、農業委員会事務局と協議し、再度現場へ行き、指導を行いました。その日以降、生活環境部と農業委員会事務局とで連携しながら、指導に当たっている状況でございます。  続きまして、問題点につきましてご答弁申し上げます。不法に残土を持ち込む者は年々こうかつになっており、今回の柿岡江垂の現場につきましては、石岡市の条例と農地改良の適用除外条項を分かった上で持込みを行ったと考えております。  このため、職員の対応体制はもちろんでございますが、警察署との連携や監視員等の市民の皆様の協力を頂きながら、不法な残土の持込みを防いでいく体制を構築する必要があると考えております。  以上でございます。 592 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 593 ◯19番(岡野孝男君) ここは栄松と同じように農地であることから、農業委員会からも答弁を求めます。 594 ◯議長(池田正文君) 農業委員会事務局長・大関君。 595 ◯理事兼農業委員会事務局長(大関浩二君) ご答弁申し上げます。柿岡江垂地内の現場につきましても農地であることから、通報がございました4月23日以降、生活環境課と連携して対応しているところでございます。連日のように現地の巡回を行っておりましたが、現場で監視している際には、ダンプの残土の持込みが行われず、現場を離れると搬入されるような状況でございました。再三にわたり、現場作業員への指導を行い、5月15日を最後に持込みが終了した状況を確認してございます。現在は、当初の農地より1.7メートルの土砂が搬入されてしまっている状況でございます。  問題点ということですが、今回は、現場にダンプが数台止まっているというような通報で駆けつけ、発見いたしました。作業員は、土壌を搬出したそのくぼ地に堆肥を入れ、遊休農地を耕作地にするというような説明をしてございました。  一般的に耕作者の自作地であれば、堆肥を搬入するということである場合には、特段、許可等も必要ないんですが、そうしたことを悪用いたしまして、短期間のうちに、堆肥のほか、建設残土を持ち込まれてしまったような状況でございます。対応が遅れてしまったということが挙げられるということでございます。  以上でございます。 596 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 597 ◯19番(岡野孝男君) 不法に残土を持ち込む者は市の条例を遵守せず、農地改良の適用除外条項を自分に都合よく悪用し、埋立て等を行ったとのことであります。この行為者についても告発すべきであると考えますが、どのように対処されるおつもりか伺います。 598 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 599 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) ご答弁申し上げます。法令を遵守し、適正に対処してまいりたいと考えております。  以上でございます。 600 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 601 ◯19番(岡野孝男君) この柿岡江垂地区については、土壌検査の報告はされているのか伺います。 602 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・鈴木君。 603 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) ご答弁申し上げます。報告は受けていない状況でございます。  以上でございます。 604 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 605 ◯19番(岡野孝男君) これも前の地内と同じように進めて、土壌検査の報告をされるよう、進めてまいっていただきたいと。  市は、土砂等による土地の埋立て等の規制に関する条例の全部を改正して、令和2年4月1日から、より厳しく対処する条例をつくりました。しかし、埋立て等の不法投棄は一向に減らず、増加する一方です。しかも、投棄の方法が悪意に満ちています。条例の第3条に市の責務として、土地の埋立て等による災害等の発生防止及び市民の安全と良好な生活環境の確保を図るため、土地の埋立て等の適正化に関する施策を推進するとうたっています。  そこで、不法投棄に関して、(6)不法投棄に関して、市長はどのような姿勢で取締り強化に臨まれるのか、考えをお示し頂きたいと存じます。 606 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 607 ◯市長(谷島洋司君) 土地の埋立てに関する取締りの強化につきましてお答えいたします。  不法残土対策としましては、5月22日に石岡市不法盛土等対策本部会議を開催し、現在発生している事案の現状と対応状況のほか、事案発生時の庁内の協力体制、また不法残土を持ち込ませないための方策について協議を行ったところでございます。  その中で出された意見としましては、庁内だけではなく、関係団体との情報共有を図ることや、現状では報酬を得て土地に残土を入れさせている市民がいることから、条例に違反していると認識させる意識づけの必要性、また、地区の集まりで説明するなど周知徹底を図ること。罰則を厳しくしてはどうか等の意見が出されました。  また、私からは、これまで実施されていなかった石岡警察署の意見交換を定期的に行う連絡協議会を開催することを報告するとともに、郵便配達員や新聞配達員の皆様、市民の皆様にもご協力頂きながら、監視、通報できるネットワークを構築できないかなどの意見を出させていただきました。  不法残土を持ち込ませないことは、市民の安心安全な生活環境の充実を図る上で肝要であると私も認識しております。市政運営に関する所信の中でも申し述べましたが、住民一人一人が、地域の安全は地域で守る、そういった意識の下、不法残土の持込みにも目を光らせる、近所を見守るなどの活動に参加していただき、市民全体で力を合わせて、地域づくりを目指してまいりたいと考えております。  市としましても、全庁を挙げて、特に悪質な業者に対しましては断固とした対応をしてまいりたいと考えております。 608 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 609 ◯19番(岡野孝男君) 県南、特に、都市部に近いところについては、業者は土地、残土といいますか、そういうところを狙ってきているわけですよ。脇の甘い自治体が狙われる。そこを中心に業者は不法投棄をしていく。どこかでけじめをつけて、そして、取締りを強化していかないと、石岡、特に八郷なんかは、くぼ地が多い、しかも、東京から近い距離にある。高速道路も走っているというところで、投棄していくと、格好の場所であるということなので、どんどん増加していったら、自然環境を売り物にしている観光なんというものは、これを取り締まらなければ前に進まないと私は思うんですよ。  条例に従わず、不法に投棄した者には罰則を科し、市民の安全と良好な生活環境を確保するのが、執行部、そして、議会であります。  私は、不法投棄がなくなるまで、埋め立てられたものが撤去されるまで、今後も取り上げてまいりますので、よろしくお願いをいたします。  以上で私の質問を終わります。 610 ◯議長(池田正文君) 次の質問者に移ります。  13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 611 ◯13番(山本 進君) 13番・山本 進です。  本市の新型コロナウイルス感染症対策について、3点伺ってまいります。  今朝からの同僚議員の質疑によって、私が用意しました質問、ほぼほぼ答えが出ているわけでありますが、確認できなかったこと、あるいは私が聞き漏らしたことを重複を避けながらお尋ねしていきたいと思います。  これまでに本市がどのような対策を講じてきたか、その検証も含めて質問させていただきたいと思います。簡潔に分かりやすい答弁をお願いいたします。  1点目。本市における感染症拡大防止、防御の対策についてであります。  市民、もちろん職員も含めて、その安全を守るために、執行部は全庁を挙げて対策に取り組んでこられたことと思いますが、本市の対策本部はいつ設置されたのか。また、その対策本部はこれまでの自然災害への対応などと同様に、市長を中心に部長級の職員によって構成されたのでしょうか。まずお伺いいたします。 612 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 613 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。新型コロナウイルス感染症対策本部につきましては、市の対策方針等を協議決定するため、2月27日に設置し、これまでに15回開催をしております。  構成メンバーは、市長が対策本部長となり総合指揮を執り、副市長、教育長及び関係部局長の計18名でございます。  以上でございます。 614 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 615 ◯13番(山本 進君) 分かりました。そこには特別に医療関係者、あるいは専門家、こういった人たちに会議に加わってもらったことはありませんでしたか。 616 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 617 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。医療関係者等については、状況に合わせて対策本部として随時相談をしたところでございます。  以上でございます。 618 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 619 ◯13番(山本 進君) 分かりました。一般的に何事も対策は初動態勢が重要だと言われております。第1回目、2月27日に対策本部会議が開かれたということでありますが、第1回目の会議ではどのような協議がなされて、どのような方針の下、どのような事項が決定したのか、具体的にお伺いしたいと思います。 620 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 621 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。第1回目の会議でございますけれども、協議内容につきましては、市の対策の現状、それからイベント等の開催の可否基準を協議いたしました。  具体的には、感染症対策をホームページに掲載し、3月までのイベント開催の判断基準を検討しております。  以上でございます。 622 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 623 ◯13番(山本 進君) 公共施設の利用制限とか、一時休館、開館、あるいは消毒液の配布等について、対策本部での決定事項の幾つかが議会へ報告がありました。  2月27日以降、15回、対策会議が開かれたということですが、これまでに対策会議で協議し、決定した内容や市民への情報提供と、感染防止のための注意喚起など、どのような手段で、またどれぐらいの頻度で広報してきたのかお尋ねいたします。 624 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 625 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。まず、公共施設の開館、閉館判断でございますけれども、第5回の会議において、3月7日から3月31日まで閉館ということで判断基準を決定してございます。  それから、第7回の会議において、発生状況を見まして、4月1日から開館といたしたところですけれども、第10回、4月8日の会議において、感染状況を鑑みまして、国の宣言等もありまして、4月9日から5月6日まで原則休館としております。  その後、第11回の判断で、開館施設、その時点で、基本的には保育所、福祉施設等は開館していましたので、そこについて発生した場合の開館判断基準を設けてございます。  その後、13回会議におきまして、5月7日から5月31日までの公共施設原則閉館を継続、決定しております。  その後、第15回、5月26日開催の会議で、6月1日より新しい生活様式を取り入れ、順次開館という方針がなされております。  以上でございます。 626 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。 627 ◯13番(山本 進君) 情報提供の内容は分かりましたが、主にどのような手段で広報してきたか、お尋ねいたします。 628 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 629 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。情報提供につきましては、基本的には市のホームページ、ポスター、公共施設はじめ、事業所ポスター提示、それから広報紙、防災無線、各SNS等の手段で、市民に対して感染拡大防止、それから、公共施設の開館判断基準をお知らせしている状況でございます。  以上でございます。 630 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 631 ◯13番(山本 進君) 分かりました。そうした中で、PCR検査とか、症状など健康不安についての相談があったかどうか、何回ぐらいありましたでしょうか。  そして、その相談に対してはワンストップサービスで対応ができたかどうか、お尋ねいたします。 632 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 633 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。1月末から5月末まででPCR検査の相談は36件ほど来てございます。  相談を受けた後、その症状によって、保健所関係に電話をして、PCR検査を受けられるかどうかの相談をするように促している状況でございます。  以上でございます。 634 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕
    635 ◯13番(山本 進君) 相談に対する対応、市民の方々の反応はいかがでしたか。十分な形で相談に応じられたかどうかお尋ねします。 636 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 637 ◯保健福祉部長(金井 悟君) 相談の対応でございますけれども、相談される方、やはり症状が多少あるという不安の中でございますが、基本的には保健センターの保健師が症状を聞きながら、一般的なコロナウイルスの感染の基準を説明しながら、基本的には保健所でPCR検査は対応していただくので、保健所の連絡先をご紹介するような状況で対応しました。  以上でございます。 638 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 639 ◯13番(山本 進君) 相談者がたらい回しにされるということはなかったということでよろしいでしょうね。  幸いにして、本市ではこれまでに感染者が発生したという報告はありません。しかし、2月、3月、4月と徐々に、国内、県内で感染者が発生して拡大していくニュースを耳にする中で、市民の不安は高まっていたと思います。  十分な情報提供によって、必要のない不安を払拭すると同時に、適切な予防、防御策を徹底していくという目的、それから、県、土浦保健所、医師会などと連携する、助言を求めるなどの必要があったかと思います。この点について、執行部がどのような対応を取られてきたかお伺いします。 640 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 641 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えします。医療の専門家からの指示でございますけれども、新型コロナウイルス感染症に対する指示といたしまして、感染症対策を所管する土浦保健所に随時連絡を取り、市内発生時における対応、考え方、アドバイス等を頂いております。  また、保健所で開催される新型コロナウイルス感染症対策に関する会議におきまして、管内医師会や医療機関との情報共有を図るとともに、石岡医師会や石岡歯科医師会とも、市で実施する乳幼児健診等の開催方法の相談等で、随時連絡を取っている状況でございます。  以上でございます。 642 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 643 ◯13番(山本 進君) 分かりました。十分な必要な助言を求めながら、適正な対応ができたというふうに判断いたします。  一方、介護福祉施設とはどのような連携をしてきましたか。 644 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 645 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。介護福祉との連携でございますけれども、市内事業者と感染症対策に対して情報共有を図っております。  また、市内福祉作業所にはパンフレットの配布、それから、市内障害者福祉作業所、特別養護老人施設等に対しては、コロナウイルスの対応についての目安を情報提供しているところでございます。  以上でございます。 646 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 647 ◯13番(山本 進君) 分かりました。次に、本庁舎あるいは八郷総合支所、ここが集団感染源とならないように、また、職員の感染防止と、職員の身を守るということもあったかと思いますが、これは各庁舎において、様々な対策を講じられたと思います。その予防策についてお伺いします。 648 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 649 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。職員の感染予防策でございますけれども、マスクの着用、それから手洗い、消毒の徹底、それから、昼食時の食堂では席の間引き、それから、密室での会議を極力控えるというような対応をしてございます。  以上でございます。 650 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 651 ◯13番(山本 進君) 分かりました。国の非常事態宣言が発令されるとともに、本県は特定警戒都道府県に指定されました。5月14日には解除されたわけでありますが、この間、石岡市として不要不急の外出自粛や休業要請を受けた事業者の対応状況の確認、あるいは接触機会の調査などは行ったのでしょうか。 652 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 653 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。国の緊急事態宣言を受けて、事業者調査等は実施していない状況でございます。  市民への自粛要請といたしまして、4月7日の緊急事態宣言を受けての外出自粛要請やゴールデンウイーク中の不要不急の外出自粛等について、市ホームページやポスター掲示、広報紙、防災無線、SNS等の手段でご協力をお願いし、感染拡大防止に取り組んできたところでございます。  以上でございます。 654 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 655 ◯13番(山本 進君) 分かりました。もう一点、県から療養者の受入れの要請はありましたですか。 656 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 657 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。軽症者の受入れ施設の設置協力につきましては、4月7日付で県から、各市町村に公有施設での軽症患者受入れ検討依頼の通知がございました。  受入れ施設の条件といたしまして、居室は原則、バス、トイレつきの個室等の基準が示されていたため市内では基準を満たす公有施設がなく、見送っている状況でございます。  以上でございます。 658 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 659 ◯13番(山本 進君) 分かりました。細々とお尋ねしてきましたが、これまでに本市が講じてきた様々な感染症対策、よく分かりました。いろいろとご苦労さまです。特に、市長が不在の中で、的確に対応に当たられたことを評価したいと思います。対策に当たられた執行部の皆さんにお礼を申し上げます。  最後に、第2波への備えとして、PCR検査の拡大あるいは抗体検査を行っていく考えがあるかどうか、お伺いをいたします。 660 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・金井君。 661 ◯保健福祉部長(金井 悟君) PCR検査の拡充の考えでございますけれども、現在、土浦保健所が中心となって、PCR検査を実施しておるところでございますが、このPCR検査の検査体制の拡充を図るため、県や医師会等が二次医療圏ごとに1か所の目安でPCR検査を設置する方向で検討を進めております。  当市といたしましては、県や医師会と連携しながら、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けて協力体制を取ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 662 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 663 ◯13番(山本 進君) 分かりました。続いて、学校休業への対応について伺ってまいります。  長期の臨時休校を続けていた市内小中学校が、6月8日、昨日から通常登校になりました。  国、県からの情報と判断を受けて、分散登校を経て、ようやく全児童生徒が顔をそろえる一斉登校が再開されたわけであります。  初めに、休業中の学習はどのようにしていたのか、お伺いします。 664 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 665 ◯教育部長(豊崎康弘君) 休業中の学習についてでございますが、週1回程度教職員が家庭訪問を行い、学習プリント等配布、回収し、内容確認等を行っておりました。  また、県教育委員会作成の授業動画、いばらきオンラインスタディ等の紹介を行い、インターネット環境等の状況により、動画視聴が難しい家庭には動画を保存したUSBメモリをタブレット端末の貸出しを行える環境を整えたところでございます。  以上です。 666 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 667 ◯13番(山本 進君) ただいまご答弁にあったUSBあるいはタブレット端末の貸与。これは、前回臨時議会で予算化されたウェブ環境のない小中学生のタブレット、USBメモリーを貸与する予算におよそ210万でしたけど、このことですか。確認したいと思います。 668 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 669 ◯教育部長(豊崎康弘君) タブレットに関しましては今まで各学校にあったものを貸与、USBについては議員ご指摘の先日、補正予算を取らせてもらった金額のものでございます。 670 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 671 ◯13番(山本 進君) 分かりました。第三次補正だったと思いますが、その後、臨時会で可決されまして、予算化されました。  短い期間に対応されたということでよろしいんですかね。たしか5月15日に予算化されて、昨日、一斉登校が始まったわけですけど、分かりました。  もう一点、休業期間中の学童保育の状況について伺います。 672 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 673 ◯教育部長(豊崎康弘君) 学校休業時における学童保育でございますが、学校休業に合わせ、臨時的に、1日開所を行ってございます。  3密の回避の徹底、指導員不足を解消するために教職員の協力等をもらいながら実施してまいりました。  以上でございます。 674 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 675 ◯13番(山本 進君) それは学校休業中であっても学童保育のほうは利用制限はしなかったということなんでしょうか。 676 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 677 ◯教育部長(豊崎康弘君) ほかの施設とは違い、保育所と学童保育は開設しないと保護者の方が働けないということで開所をしてまいりました。ただ、利用自粛ということで、4月17日から5月31日までにかけましては、保護者の方に利用の自粛を行って、3密の状態を避けるようにお願いしたところではございます。 678 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 679 ◯13番(山本 進君) よく分かりました。5月25日から29日まで、また、6月1日から6月5日まで2週間、この間に実施された分散登校において、児童生徒及び教職員に対して、どのような感染防止対策が講じられたか伺います。テレビなどを見ますと、教員がフェースシールドで防御したり、児童生徒にマスク着用をさせたり、手洗いを徹底させたりと、いろいろと報道されております。机の配置を変えるとか、本市においてはどのような対策が講じられたかお伺いします。 680 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 681 ◯教育部長(豊崎康弘君) 分散登校における感染症対策でございますが、児童生徒につきましては、毎朝、検温や手指の消毒をしてから教室へ入室することといたしております。  学校生活におきましても、周囲と一定の間隔を保つようにするため、1クラスを20名程度とし、換気やマスクの着用、近距離での会話や大声を出すことを控えるよう指導するなど、感染防止に努めてまいりました。  また、教職員につきましても、毎日の検温やマスク着用、手指の消毒など、児童生徒と同様に対応し、職員室におきましても密にならないよう、教室等を活用して勤務するなど感染症対策を講じたところでございます。  以上です。 682 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 683 ◯13番(山本 進君) 学校再開したばかりですけど、今日から再開なんですが、分散登校の期間中、先ほど部長答弁にあった感染症対策、様々な対策、これらに対して児童生徒たちは、教職員の指導に応じてスムーズに行動することができたでしょうか、お尋ねします。まだ検証できませんか。 684 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 685 ◯教育部長(豊崎康弘君) 私のほうで現在、まだちょっとその報告は受けてございませんので、すみません、答弁を差し控えさせていただきます。 686 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 687 ◯13番(山本 進君) 今日から一斉登校になりました。児童生徒の数が、もうちょっと増えてくると思います。接触機会も多くなるわけですが、先ほど答弁頂いた感染症対策、基本的には分散登校と同じような対策になろうと思いますが、念のためにお伺いいたします。 688 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 689 ◯教育部長(豊崎康弘君) 基本的には同じような対応でございますが、ただ、分散登校時にはできた1クラス20人程度というのは学校の状況によってはできない学校もあるということでございます。そのほかについては対応できるというふうに考えてございます。  以上です。 690 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 691 ◯13番(山本 進君) 分かりました。よろしく対応をお願いいたします。
     次に、休業によって、不足する授業時間を今後どのように確保していくのか。年間の授業時間数は足りるのかどうか、お伺いいたします。 692 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 693 ◯教育部長(豊崎康弘君) 臨時休業により不足する授業時間数につきましては、夏季休業の7月21日から31日まで。また、8月17日から8月31日まで。通常夏休みの期間でございますが、これを授業日に充てます。また、県民の日、11月13日、それから、冬季休業の12月25、1月6、7、本来は冬休みでございますが、ここも追加の授業日とすることで、今までの不足分をカバーしたいというふうに考えてございます。  以上です。 694 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 695 ◯13番(山本 進君) すみません。質問が重複しましたので、おわび申し上げます。  よく分かりました。1点、夏休みが短縮されます。それで、猛暑が予想される中での夏休みの短縮でありますので、これによる児童生徒への健康面での影響が懸念されるわけであります。この点について、どのようにお考えでしょうか、お伺いいたします。 696 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 697 ◯教育部長(豊崎康弘君) 夏休み、通常ですと休みのところを登校するということでございますので、熱中症対策が必要になってくるかと思います。当然、今までも水筒持参ということで行ってございましたが、これを続けるとともに、帰りにも学校で水をくんでいただいて持たせると。それから、子どもを守る110番の家等も各学校の近くというかエリアにそれぞれ配置されますので、その啓発、あるいは、雨が降らなくても傘を持参させて、日傘の代わりにしてもらうというようなことも熱中症対策の1つかなというふうに考えております。  以上です。 698 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 699 ◯13番(山本 進君) 暑さ対策、昨年以上に大変な状況になろうかと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。  それから、長期間の休業の後、2週間の分散登校が実施されました。自粛生活を強いられていた児童生徒たちが久しぶりに学校へ戻ったわけですが、スムーズに問題なく集団生活に入っていくことができたのかどうか。メンタルケアが必要となるような児童生徒はいなかったかどうか。直近2週間のことですので、その辺の確認はできていないかもしれませんが、念のためお尋ねいたします。 700 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 701 ◯教育部長(豊崎康弘君) 以前の質問にも答えておりますが、臨時休業中から担任が各家庭に家庭訪問、電話連絡等、週1回から2回程度行い、児童生徒の、そのときにはプリント学習だけではなく、生徒の心身の健康状態も確認しておりました。  また、必要に応じて石岡市に配置されているスクールカウンセラーや心の教室相談員等を活用してのメンタルケアを行ってまいりました。なお、分散登校時には感染防止に十分配慮しながら、対面での相談も行っているところでございます。  長期にわたる休業であり、児童生徒、保護者の不安や、心配が増えてくることが予想されることから、今後も、担任による面談等を実施するとともに、スクールカウンセラーや心の教室相談員とも連携しながら、メンタルケアを行ってまいりたいというふうに考えてございます。  以上です。 702 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 703 ◯13番(山本 進君) 分かりました。ありがとうございます。  同僚議員の発言と重複いたしまして、おわび申し上げます。  長い休業の後の一斉登校ですので、メンタル面での児童生徒の見守りをくれぐれもよろしくお願いしたいと思います。  続けて何点か確認をさせていただきたいんですが、部活動の方向性については先ほど回答をお示し頂きました。運動会、体育祭はどのようになるんでしょうか。 704 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 705 ◯教育部長(豊崎康弘君) 運動会及び体育祭の実施につきましては、各学校におきまして地域や学校間で連携を図りながら、決定してまいります。なお、9月から10月に規模を縮小して実施する予定で、各学校とも準備を進めていると聞いております。午前中のみの実施とすることや、いわゆる3密を避けるために競技内容を見直すことなどの検討をしておりますが、詳細につきましては今後決定していくこととなります。  以上です。 706 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 707 ◯13番(山本 進君) これも恐らく学校の判断ということになるんでしょうけど、修学旅行についての議論や検討はされたでしょうか。 708 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 709 ◯教育部長(豊崎康弘君) 中学校の修学旅行につきましては、各学校におきまして、10月以降に実施する予定で準備を進めております。  以上です。 710 ◯議長(池田正文君) 本日の会議時間をあらかじめ延長いたします。  13番・山本 進君。 711 ◯13番(山本 進君) 運動会、体育祭、あるいは修学旅行、教室の授業だけでは得られない体験や、思い出をつくる貴重な機会でありますので、ぜひこれを確保していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、定期テストは実施するのか、できないのか。また、その時期的なことも含めてお尋ねいたします。 712 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 713 ◯教育部長(豊崎康弘君) 定期テストにつきましては、児童生徒の学習の成果、課題を明確にし、次の学びにつなげていくために実施しているものでございますが、今年度は授業が遅れていることに伴い、定期テストのスケジュールも遅れております。小学校につきましては、国語、算数、理科、社会を中心に、単元ごとに実施する予定でございます。  また、中学校につきましては、今年度は3回から4回の実施を予定しており、時期は、1回目が7月中旬から下旬にかけて、2回目が9月下旬から10月下旬にかけて、3回目が11月下旬から12月上旬にかけて、4回目が3年生は1月中旬、1、2年生が2月中旬ということを予定してございます。 714 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 715 ◯13番(山本 進君) 分かりました。先ほど、8月17日から2学期が始まるということでご答弁を頂いておりますが、学期末に配られる通知表、これについても同様に説明をお願いいたします。 716 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 717 ◯教育部長(豊崎康弘君) 通知表につきましては、児童生徒の学習面や生活における成果、課題等を保護者の方々にお示しするために、例年、学期ごとに3回しております。しかし、今年度は、新型コロナウイルス感染症の影響により、1学期の授業日が6月1日から、夏季休業日を短縮して7月31日までとなったことから、再開から2か月ほどで児童生徒の成果、課題を見極めることは難しいと判断いたしまして、2学期授業日途中の10月31日と、3学期授業日終了時の3月24日の2回に通知表を配付することといたしました。通常3回のところを今年度に限っては2回ということにさせていただきたいと思います。  以上です。 718 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 719 ◯13番(山本 進君) ありがとうございます。平常時であっても、教職員の皆さんは業務量が多くて大変だ。肝心の授業の準備のほかに、様々な事務事業が大きな負担になっていると言われております。  そこで、私からの提案でありますが、当面の間、感染症対策、教室とか、学校の設備の消毒、こういったものは、専任の作業員を臨時雇用するなどして、教職員の負担を少しでも軽減して、遅れを取り戻す授業に集中できるように配慮していただければと考えるのでありますが、執行部の見解はいかがでしょう。 720 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 721 ◯教育部長(豊崎康弘君) 学校の消毒作業、議員ご指摘のとおり、先生方、非常に時間を割いてやっていただいているところでございます。手すりやドアノブ、そのほかトイレや電気のスイッチなど、床に至るまで1日3回程度行っている状況でございます。  ただ、現在、保健衛生担当の養護教諭等を中心に立てて、組織的に対応しているところでございます。  今後、新型コロナウイルス感染者が発生するなど、状況が変化した場合には負担軽減を図る対策を検討してまいりたいというふうに思っております。  以上です。 722 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 723 ◯13番(山本 進君) 分かりました。それを伺って少し安心いたしました。よろしくお願いいたします。  大分細かく伺ってまいりましたが、コロナの完全終息が見えない中、歴史的緊急事態と言われています。これに対応する厳しい学校経営を続けていかなければならないわけであります。とはいっても、児童生徒、教職員、父兄、保護者、誰もが今まで経験のしたことない困難に立ち向かっております。  これを何としても乗り切って、本来あるべき学校教育の形を取り戻すことができるように、執行部の皆さんには引き続き努力をしていただけますよう、お願いをいたします。  先ほど触れさせていただきましたウェブ環境のない小中学生のタブレット、USBメモリーを貸与するということが予算化されたわけでありますが、私、今回、一般質問の通告をした後、教育委員会担当の方とお話をさせていただいて、今日ここで、今後の感染症の第2波によって再び学校休業があるかもしれない。どんな環境下にあっても、十分な学習機会を確保できるように全児童生徒に対して、1人1台のタブレットを貸与してほしいという話を申し上げました。  今朝ほどの同僚議員の質問に対して、GIGAスクール構想の実施について執行部からの答弁がありました。文科省は、令和5年を目標に実施ということでありましたが、本市はこれを前倒しして、令和2年に実施を目指すという答弁だったかと思いますが、聞き間違えるといけませんので、再度確認をさせていただきます。 724 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 725 ◯教育部長(豊崎康弘君) 国も令和元年から5年間計画、令和5年までで整備する方向だったのを、今回のコロナウイルス感染によって、そういうネットの教育、そういう部分が必要だろうということで、前倒しということで、令和2年度中に整備すれば補助金を出すという方向に変わりましたので、石岡市もそれに準じて、今年度中、これから計画を立てるところではございますが、早い時期に補正を組ませていただいて、対応してまいりたいというように思っているところでございます。 726 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 727 ◯13番(山本 進君) 先ほどの話は、それは国のほうの第2次補正予算に予算案として、GIGAスクールの実施前倒しが提出されたと、こういう理解でよろしいわけですね。よろしくお願いいたします。ありがとうございます。  デジタル格差が今どんどん広がっていると思いますが、パソコンが使える環境にいる人、ネット環境に恵まれない子どもたち、あるいは恵まれている子たち、格差が広がっています。このデジタル格差が教育格差に連鎖していかないように、ぜひ本市の学校教育において、GIGAスクールのスムーズな導入実施に向けて頑張っていただきたいと思います。そのことを申し上げまして、この部分の質問を終わらせていただきます。  最後に、教育長にお願いがあります。  長い休業期間が明けて一斉登校が始まりました。ぜひ、教育長に市内の小中学校を巡回していただいて、現場や子どもたちの様子をご自身でご覧になっていただきたい。既に実施されているかもしれませんが。そうしたことが、子どもたちも喜ぶでしょうし、教職員の士気も大いに高まるのではないかと思います。  かつてない困難を乗り切るための特効薬に、教育長自ら特効薬になっていただきたいと思うんですが、教育長から一言お願いいたします。 728 ◯議長(池田正文君) 教育長・児島君。 729 ◯教育長(児島裕治君) ご答弁を申し上げます。これまでの臨時休業及び分散登校期間に、市内24の小中学校全てに複数回、訪問してございます。分散登校時には、感染症対策をしながらも、子どもたちの学ぶ姿、元気な姿に触れることができました。長期間の休業にもかかわらず頑張っている子どもたちの笑顔、また真剣に授業に取り組む姿を継続発展させてまいりたい。そういった思いを強くしたところでございます。  また、校長先生をはじめ、教職員の方々とも情報交換等を行うとともに、励ましの言葉をかけてまいったところでございますが、各校の校長先生方の方針の下、教職員一丸となって子どもたちのためにと、学びを止めない、さらに心のケアと対応に本当に努力をされておりまして、本当に感謝の念を抱くとともに、石岡市内の学校の力のすばらしさに実感したところでございます。  今後も引き続き学校と連携を十分に図りながら、教職員の皆さんの負担軽減にも留意しながら、新型コロナウイルス感染症対策に努めるとともに、学校教育の充実、さらに努めてまいりたいというふうに思っております。  以上でございます。 730 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 731 ◯13番(山本 進君) ありがとうございました。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。  続きまして、3点目、緊急経済対策について伺います。  まず、新型コロナウイルス感染症によって、本市の地域経済がどのような影響を受けているか。大変深刻なものであろうかと思いますが、現状をどのように把握されていますか。地域経済の状況調査などは実施されているのでしょうか。特に、影響の大きい業種、事業者にはどのようなものがありますか、お伺いいたします。 732 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 733 ◯経済部長(額賀 均君) 当市の地域経済への影響についてご答弁いたします。  新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、全国的に中小企業、個人事業者において、廃業や倒産も懸念されて極めて厳しい経営状況となっていることを認識してございます。  このような中、ハローワーク石岡管内でございますけれども、令和2年4月の有効求人倍率を見ますと、0.92倍となっており、前年の同月と比較して0.14ポイント下回っている状況でございます。  また、資金繰りのための融資認定申請では、市内のあらゆる業種の中小企業者から当市へ申請されている状況にございます。  これらの状況を見ましても、当市の地域経済についても、新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けているものと考えております。  以上でございます。 734 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 735 ◯13番(山本 進君) ご答弁頂きました。影響を受けた事業者からの相談に対しては、石岡市では、経済部のほかに石岡商工会議所、八郷商工会などが窓口になっていると思いますが、資金繰りのための経済支援、融資申込みなど、全体でこれまでに何件ぐらいあったでしょうか。新型コロナウイルス感染症で影響を受けた事業者への支援の貸付制度として、セーフティーネット保証4号、5号、さらに危機関連保証などがありますが、それぞれの最新の認定件数がもし分かればお答え頂きたいと思います。 736 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 737 ◯経済部長(額賀 均君) ご答弁いたします。令和2年6月1日現在でございますけれども、売上高が前年度同月と比較しまして、20%以上減少した事業者を対象に、議員ご指摘のセーフティーネット保証4号の申請は184件となってございます。  次に、売上高が前年度同月比より5%以上減少した事業者を対象としたセーフティーネット保証5号の申請は35件となってございます。  さらに、セーフティーネット保証とは別枠で、売上高が15%以上減少した事業者を対象とした危機管理関連保証の申請は16件となってございます。合計しますと、認定申請件数は235件となってございます。  以上でございます。 738 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕
    739 ◯13番(山本 進君) 市内では、そうした多くの事業者が経済支援を必要としていることがよく分かりました。  続いて、国、県の経済支援策についてお尋ねいたします。 740 ◯議長(池田正文君) 経済部長・額賀君。 741 ◯経済部長(額賀 均君) 国、県の経済支援についてご答弁いたします。初めに、国の経済支援でございますが、現時点において発表されている中小企業者等の支援につきましてご説明いたします。  資金繰り支援としましては、実質無利子の融資など、新型コロナウイルス感染症特別貸付けの融資制度や、信用保証制度の両面から事業者の皆様を支援しているところでございます。  次に、給付による支援としましては、新型コロナウイルス感染症拡大により、特に大きな影響を受けている事業者に対して、法人が200万円、個人事業者が100万円を上限とする持続化給付金がございます。  次に、補助金による支援としましては、事業縮小を余儀なくされた事業主が雇用維持を図った場合に、休業手当の一部が助成される雇用調整助成金等がございます。  続きまして、県の経済支援でございますが、県制度の融資による資金繰り支援のほか、事業者の資金繰りを支援するため、200万円を貸付限度として無利子無担保で貸付等をする中小企業継続応援貸付金がございます。  また、寄附金による支援としまして、県の要請に応じて休業していただいた事業者に対する新型コロナウイルス感染症対策休業要請協力金として、1事業者10万円、賃借の場合は最大20万円を加算する支援等が行われております。  その他、国、県におきまして、新型コロナウイルス感染症で影響を受けました事業者の皆様への各種支援が行われているところでございます。  以上でございます。 742 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 743 ◯13番(山本 進君) ただいま答弁頂きました内容、これは経産省のホームページ、茨城県のホームページなどに詳しく掲載されておりまして、特に、国の支援策については、令和2年度第一次補正予算の成立を前提に早くから広報周知がなされておりました。  経産省のウェブサイトに、新型コロナ感染症で影響を受ける事業者の皆様へというタイトルで、支援パンフレットが掲載されております。  これは、数十ページに及ぶ大変詳しい案内書で、2日置きぐらいでしょうか、定期的に更新されております。そこには今、ご答弁頂いた支援策のほかにも、国税や地方税の徴収猶予、減免の制度、厚生年金保険料等の納付猶予特例制度、電気料の支払い猶予、様々な支援策がうたわれております。新型コロナ感染症で苦しむ市内の事業者の皆様、恐らく、目を皿のようにしながらネット検索、毎日していることとは思いますけど、これは経産省もうたっている支援策、石岡市のホームページに既に掲載されているものもありますが、執行部には今後とも、市民への迅速な情報の提供を改めてお願いするところであります。  次に、本市独自の中小、小規模事業者の支援策について伺います。同僚議員からの質疑もありましたけど、私のほうから、国の支援策、持続化給付金については、支給の大幅な遅れや多額の税金を投入した不透明な委託契約の実態が明るみになって、国民の不信感を招いているところではありますが、石岡市では、なぜもっと早く石岡市独自の経済支援策を打ち出すことができなかったのか、大変残念であります。  景気が低迷して消費者の購買意欲も大きく減退する中で、市内の中小、小規模事業者、農林業者からは悲鳴が、執行部の皆さんには聞こえてきているはず。  県内では多くの自治体が国の第一次補正予算の成立を待つことなく、いち早く様々な独自の支援策を打ち出してきております。その多くは資金繰り支援、つまり借金ばかりではなくて給付金、助成金による経済支援策です。各自治体によって財政事情も違うので支援策の内容も様々でありますが、各自治体、思い切った支援策を打ち出して、既に支給まで完了している。さらには、第2弾、第3弾の拡大策まで打ち出している自治体もあります。  本市でも、5月臨時会までにはもっと思い切った経済支援策、提案されるのかと私たちは心待ちにしていましたが、残念ながら期待外れの感は否めません。市内の事業者からは、もうもたないという声、たとえ少額でもいいから、もっと思いやりのある事業者に寄り添った施策が欲しいんだ、そういった声が聞こえてきます。執行部の答弁を求めます。市長にお答え頂きます。  すみません、その前に。今回、今期定例会に新しい石岡市独自の支援策が議案として提出されました。予算化されると思います。これは、本当に、所管の経済部、皆さん、財務部とも調整しながら、練りに練ってつくられた、十分に協議した上でつくられた支援策だと思いますが、直接、コロナ感染症によって苦しんでいる事業者に届かない部分があるような気がしてなりません。市長から一言発言頂きたいと思います。 744 ◯議長(池田正文君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 745 ◯市長(谷島洋司君) ただいまご質問がございました、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている市内事業者等に対しまして、様々な目的の下、国や県の支援が行われております。他自治体においても、独自の支援策が行われていることと認識をしております。  国の緊急事態宣言が解除となった今でも、感染拡大に予断を許さない状況が続いておりますけれども、このような中、市といたしましても事業継続のための中小企業緊急支援事業補助金を創設し、感染症予防のための事業やテークアウト事業の導入、ネット販売の構築を支援するなど、早急に進めなければならないことはもとより、中長期的な課題にも真摯に向き合い、将来を見据えた持続可能な地域経済の構築に先頭に立って取り組んでまいりたいと思っております。 746 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 747 ◯13番(山本 進君) ありがとうございました。今期定例会に提出されました石岡市独自の支援策については、先ほど担当部長から同僚議員に対して答弁がありましたので、あえて重複を避けてお伺いしませんでしたが、今申し上げたとおり、本当に石岡の中小事業者の多くが真水の注入を待っています。何とか、これからでも遅くありませんので、対策を講じていただければと思います。  最後に申し上げたいと思います。  6月2日の全員協議会で、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金についての説明を受けました。これは国から配分される交付金を本市が独自の裁量で、地域の実情に合った実施計画を立てて有効に使っていく、そうした目的を持った交付金であると私は理解いたしました。  同時にこの交付金は、地域経済活動の回復と事業の継続を支援するとともに、脱コロナ、アフターコロナ、あるいは今後どんな感染症にも負けない強い地域経済活動の仕組みづくりにチャレンジしていくためのものと、そういうふうに理解いたしました。1日も早い交付決定と事業の実施を待ち望むところであります。しかしまずは、繰り返しになりますが、何といっても、今日、明日、これをどう乗り切り、いかにして事業を継続していけばよいかと悩み苦しんでいる事業者を直接支援するための施策を一刻も早く打ち出すことが肝要で、まさにここに論点を戻して議論すべきではないかと思い、先ほど市長の見解を求めたわけであります。  以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。 748 ◯議長(池田正文君) 本日の一般質問はこの程度にいたしたいと思います。  以上で本日の議事日程は終了いたしましたので、これをもって散会いたします。  次回は、明6月9日定刻午前10時から会議を開き、引き続き市政一般に関する質問を行います。  お疲れさまでございました。                   午後 6時16分散会 Copyright (c) ISHIOKA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...