次に、市長に出席を求めた3月11日の
総括審査においては、
借地料の適正な契約について、
語学指導事業における
JET招致の考えについて、再
任用制度における明確な基準の策定について、
筑波山地域ジオパークの再認定に向けた取り組みについて、
子どもの
森整備推進事業における
候補地選定のあり方についてなどの質疑のほか、
教育福祉環境委員会所管審査で質疑が多かった
地域医療対策事業についても、再び活発なる質疑がなされ、事業の緊急性について、議会に示された時期や
説明不足について、3市における
共通理解での
事業推進並びに事業の
実施手順についてなど、さまざまな観点から質疑がなされたところでございます。
質疑終了後、
村上委員ほか10名から、議案第1号・令和2年度石岡市
一般会計予算について、
記念誌作成委託料、
旭台会館借地料、
統合保育所基本設計委託料、
病院整備基本計画検討委員会委員報償、
病院整備基本計画策定委託料など合計2,675万2,000円を減額し、予備費に計上する
修正案が提出され、討論後の採決の結果、議案第1号に係る
修正案については賛成多数で可決されたところでございます。また、
修正案を除く部分については、原案のとおり可決となった次第でございます。
そのほか、
反対討論がなされた議案第2号・令和2年度石岡市
国民健康保険特別会計予算、議案第5号・令和2年度石岡市
介護保険特別会計予算、議案第7号・令和2年度石岡市
後期高齢者医療特別会計予算については、いずれも起立多数により原案可決すべきものと決し、議案第3号、議案第4号、議案第6号、議案第8号ないし議案第10号については、
全会一致をもって原案可決すべきものと決した次第でございます。
以上が、
予算特別委員会に審査付託されました議案の審査の経過並びに結果の報告でございます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げまして、
委員長報告といたします。
4
◯議長(
池田正文君) 以上で、
委員長報告は終わりました。
これより
委員長報告に対する質疑を行います。
質疑は挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
5
◯議長(
池田正文君) ないようですので、以上で
委員長報告に対する質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。討論は通告によりこれを許します。
13番・山本 進君。
〔13番・山本 進君登壇〕
6 ◯13番(山本 進君) 13番・山本 進です。私は、議案第1号・令和2年度石岡市
一般会計予算の
修正案に反対の立場で討論いたします。
少子高齢化と地方での
医師不足が進む中で、
石岡地域に住む人が今後も安心して暮らせる
地域社会をつくっていく、これは、
執行部並びに議会としての使命でもあります。今回、
修正案の対象となっている
地域医療対策事業予算は、石岡市、小美玉市、かすみがうら市の3市により、
当該地域の
医療課題である常勤医及び
コメディカル不足、医師の
高齢化、
医療資源の偏在、
初期救急及び2次
救急体制維持の困難性、病床の不足、産科・
小児科の不足を解決するため、行政、
地元医師会、有識者がそれぞれの専門的な見地から協議を重ね、策定された
石岡地域医療計画を実現するための、非常に重要な予算であります。
ご案内のとおり、医師や看護師など
コメディカルの不足により、一部休床を余儀なくされている石岡市
医師会病院のほか多くの病院が、
医師確保等に苦慮している現状があります。そのためには、本計画に示すとおり、市単独や
医療機関単独での解決は困難であり、
初期救急をはじめとする
地域医療体制確保のため、行政の主導による病院の
再編統合を行い、
医療資源を集約する必要があります。
民間病院ではカバーし切れない
人口減少地域が
医療過疎とならないために、
公立病院を中心とした
医療体制の整備が必要であると考えます。さらに、病院を
公立化することで、
病床特例制度により、病床が不足する
医療機関にも再配分することが可能となり、さらには、
地方交付税による財源の確保も可能となります。
今回、
地方交付税の将来にわたる確実性の問題が指摘されておりますが、これは、
現行地方交付税制度にのっとり算定した数字であり、それ以上、それ以下のものではなく、仮に減額となった場合の対応は
協定項目に明記し、将来負担にならないような措置を行えばよいことであります。
そのほかに、
財政的支出においては、現金の支出を伴わない
減価償却費相当額、年平均2,800万円、
医療機器等は
指定管理者が負担するということであります。このような条件が整った中において、大切なのはタイミングであります。重要なる議論のために判断時期を延ばすといった意見もありますが、これまでの
検討期間、さらには、現在、再編の対象である
医師会病院の存続が窮地となっている現状を、見過ごすわけにはいきません。これまで長年にわたり本市の
救急診療を担っていた
医師会病院が、3月末をもって病床を閉鎖し、救急車の受け入れはしないと。本当に市民の生命にかかわる、待ったなしの状況にあるわけです。
あと5年で、団塊の世代が75歳以上の
後期高齢者となる2025年問題が到来します。現在の
後期高齢者1,500万人に、さらに800万人が加わり、2,200万人を超える超
高齢化社会は、医療や介護に対するニーズが高まり、医師や看護師など
人材確保と
環境整備は急務であります。その
高齢者医療にとってなくてはならない回復期の病床の確保、
医師会病院の持つ120床が、このままでは石岡市からなくなるわけであります。確かに
県南医療圏においては病床が過剰であると言われておりますが、それは偏在しており、本地域は、逆に病床が不足している状況にあるわけであります。ただ単に
医師会病院の救済ではない、
地域医療の救済であるということを理解すべきではないでしょうか。
一方、この2025年問題の
根本原因となっている少子化への対応として、
子どもを産み育てる環境の整備、そのためには、産科・
小児科の
設置拡充を同時に行うためには、機を逃してはなりません。民間でも産科の設置が可能であるといった意見もあります。しかし、それが困難であるから、今回のスキームが提案されたわけであります。
都市部に人口が集中し、
医療機関や医師も
都市部に集中する中で、規模の拡大による
公立病院の実現は、医師の確保にとっても有効な手段であります。今回の
石岡地域医療計画の実現は、本地域に暮らす市民にとって必要不可欠な
重要案件であります。
よって、本予算による
修正案に反対し、原案のとおり可決されますことを強く申し上げ、
修正案に対する
反対討論といたします。
議員各位のご賛同賜りますようよろしくお願いいたします。
7
◯議長(
池田正文君) 12番・
小松豊正君。
〔12番・
小松豊正君登壇〕
8 ◯12番(
小松豊正君) 12番、
日本共産党の
小松豊正です。
まず、私は最初に、議案第1号・令和2年度石岡市
一般会計予算について、
反対討論を行います。
第1に、昨年10月の
消費税増税以降の
景気悪化に加え、
新型コロナウイルスによる打撃で、
日本経済は重大な
経済危機にさらされています。石岡市の経済も、全く同様です。
予算総額は前年比12億円増の344億円と、
史上最高になっています。けれども、主に大
規模公共工事などによるもので、民生費は前年度比2億円の減、比率も2%の減となっています。また、商工費は、前年比1億5,000万円増となっているものの、全体における構成比はわずか2%に過ぎません。
石岡周辺自治体が既に実施している
住宅リフォーム助成制度は、
民間関係業者が直接
市長宛てに署名を添えて要望しているにもかかわらず、いまだに創設されておりません。このように、市民の家計、
中小企業、
業者支援の予算として大変不十分であり、賛成することはできません。県や国の
追加補正予算に合わせて、市独自の
追加補正予算を求めるものです。
第2に、市民がこれまで納めた税金をため込んだ
財政調整基金が、平成30年度末で30億3,714万7,000円となり、合併時の2.6倍にも膨れ上がっています。市民の暮らし、福祉が厳しさを増す中で、基本的に
財政調整基金を活用せずため込み続けていることは問題であり、反対します。
第3に、市民の理解が得られていない予算に反対します。その1つは、
石岡地域医療計画の具体化を図る
地域医療対策事業2,078万8,000円についてです。市民や議会における理解も不十分な中でこの計画を強行することは、重大な禍根を残すことになり、反対するものです。2つ目に、
放課後子ども総合プラン運営業務委託料1億494万8,000円についてであります。
学童保育の民間への委託を強行するものであり、反対します。
第4に、懸案であった2つの課題、高過ぎる
東地区公民館の年614万4,000円、月51万2,000円の
借地料が依然としてそのままになっていること、及び
住宅新築資金貸付金等元利残高が3億円以上も未回収であることを、指摘せざるを得ません。
第5に、
費用弁償と
政務活動費交付金についてでございます。議員は毎月の報酬のほかに、会議に出席するたびに1回2,000円の
費用弁償が支給されますが、市民の理解が得られるものではありません。全国的には、
費用弁償は廃止する方向に進んでいます。直ちに廃止すべきです。また、
政務活動費交付金は、毎月1人の
議員当たり1万2,500円で、年間15万円、22人の議員全体で総額330万円の
政務活動費交付金は、適切に減額していくべきです。
以上、
議員各位の賛同をお願いして、議案第1号・令和2年度石岡市
一般会計予算についての
反対討論といたします。
次に、議案第2号・令和2年度石岡市
国民健康保険特別会計予算に反対する討論を行います。国保の
都道府県化が強行されて数年が経過いたしましたが、今回、来年度予算に関して、県は140億円の余剰金を明らかにしました。
国保税が高過ぎて、払おうにも払えない市民が増えています。
日本共産党は、
全国知事会、
全国市長会とともに、国に対して1兆円の国費を国保に投入して、均等割、平等割をなくして、
国保税を
協会けんぽ並みに抜本的に下げるよう求めています。とりわけ速やかに、子育ての方針に反する
子どもの数に応じてかかる
均等割額を廃止、減額すべきです。石岡市独自でも、
国保会計内でのやりくり、さらには
財政調整基金の一部を取り崩すなどして
一般会計からの
繰り入れを増やせば、可能であります。そのように予算化されていないことを指摘して、議案第2号・令和2年度石岡市
国民健康保険特別会計予算に反対する討論といたします。
次に、議案第5号・令和2年度石岡市
介護保険特別会計予算に反対する討論を行います。今、年金が削られている中で、
介護保険料が大変高く、天引きされると、生活費に回すお金が少なくなり、
個人消費を抑え、
地域経済にも悪影響を及ぼしています。
介護労働者の
待遇改善は、これからの課題となっています。このような状況を生んでいる
介護保険特別会計予算に賛成することはできません。
介護保険料を下げてほしい、
介護施設をたくさんつくってほしい等の市民の切実な要望を実現するために、国、県からの支出金の増額を求め、市としては、
財政調整基金などの一部を取り崩して
一般会計からの
繰り入れを行うことを強く求め、議案第5号・令和2年度石岡市
介護保険特別会計予算に反対する討論といたします。
次に、議案第7号・令和2年度石岡市
後期高齢者医療特別会計予算に反対する討論を行います。
後期高齢者医療制度は、75歳以上のお年寄りをほかの
医療保険制度から切り離して、独自の
医療保険としたものです。県の
広域連合は、令和元年度まで8年間にわたって
保険料を据え置いてきましたが、このたび
日本共産党地方議員団が、40億円の
県財政安定化基金を活用して
保険料引き上げの中止を申し入れたにもかかわらず、団塊の世代が被
保険者となる令和4年度から
保険給付が増加する不測の事態に対応するとの理由で、令和2年度、3年度の
保険料を大幅に
引き上げました。
保険料算定の所得割を8%から8.5%に、均等割3万9,500円を4万6,000円に改め、
賦課限度額を62万円から64万円に
引き上げ、
均等割額判定基準の所得額を、5割
軽減世帯は1人当たり5,000円、2割
軽減世帯は1万円
引き上げるという内容になっております。
団塊の世代は、日本の
高度経済成長を支えてきた年代であり、
所得総額も引き上がると推測され、
保険給付が増加するから財政を圧迫するとは、ストレートには考えることはできません。
保険料の
引き上げによって、石岡市では、今年の1月末で1万2,312人に上る多くの75歳以上の
高齢者の生活が、脅かされることになります。このような情勢の中で、直接
保険料を納め、
県広域連合に納入しているのは、市の行政の仕事になっています。
よって私は、
県広域連合の
保険料引き上げに強く抗議し、40億円の
県財政安定化基金の一部を活用して、もとの
保険料に戻すこと、さらには、
後期高齢者医療制度を廃止し、もとの
老人保健制度に戻すことを強く求め、議案第7号・令和2年度石岡市
後期高齢者医療特別会計予算に反対する討論といたします。
以上、
議員各位のご賛同をお願いいたしまして、
反対討論を終わります。
9
◯議長(
池田正文君) 21番・高野 要君。
〔21番・高野 要君登壇〕
10 ◯21番(高野 要君) 21番・高野 要でございます。私は、議案第1号・令和2年度石岡市
一般会計予算の
修正案に賛成の立場で討論をいたします。
特に申し上げたいのは
地域医療についてであります。今回、
一般質問、
予算審査において、
石岡地域医療計画について多くの議員が質問をいたしました。それは、本計画が
石岡地域にとって本当に必要なものなのか、それが見えてこないからではないでしょうか。
石岡地域と言いながら、小美玉市、かすみがうら市と連携、理解は不十分であり、この3市の温度差が露呈しております。伝わってくるのは、石岡市
医師会病院と石岡第一病院の
再編統合と
公立化、
山王台病院への病床の再配分、これだけであります。
そもそも市民が望んでいたものは、皆様ご案内のとおり、安心して
子どもを産み育てる
医療機関、産科の設置と
小児科の充実であります。これがどこかへ行ってしまい、
医師会病院の窮状を救うこと、そのために時代に逆行するような
公立病院化という手法を使い、その特例を使って病床数を融通する、これだけのことではありませんか。これだけしか我々には伝わってまいりません。
さらに、この
重要案件を議会に示したのは1月24日で、そして予算の内示が2月10日。このように非常に短い期間で、実際に質問、審議ができるのか。今回の議会のみであります。県内の
公立病院の設立には、聞いた話ではございますが、10年近くの議論が重ねられております。非常に拙速であるとしか言わざるを得ません。
今回の
公立化に伴う市の負担が非常に少ない、これ以上有利な条件がないといった発言もありましたが、私どもが目指していたものは、何度も繰り返すようですが、産科の設置、
小児科の充実であります。その手段として何で
公立化しなければならないのか、全くわからないわけであります。答弁において、
医師会病院の
経営悪化に伴う待ったなしの危機感をあおるような答弁がありましたが、
医師会病院の経営問題と今回の
公立化を結び付けるのは、全くのナンセンスであります。
また、今回
執行部から示された協定において、
経営悪化に対する
赤字補填や
指定管理料の値上げは本当にないのか、若い医師が本当に集まるのか、本当に必要な
医療科目なのか、当初の
協定内容は絶対的に保証されるものなのか、将来の
財政負担は大丈夫なのか、この辺が不明確な状態にある中で、県及び国等の調整は未確定の状態にあります。そのような中で
公立病院の詳細についての
基本計画策定関係予算は、到底認めるわけにはいかないわけであります。私は、本当に地域に必要な医療、特に産科・
小児科の設置・充実を、
執行部、議会、市民が一体となって構築していくことが本来の姿であると、強く申し上げる次第であります。
また、
子どもの
森整備事業については、全体像が示されない中で、建築地や、民間において
定員割れが生じている現状、さらに
保育料が公立、民間と同額という中で、本当に必要な
子育て支援への公約、投資は何なのか、ただ単に保育所を建設することでは私はないと考えるわけであります。
財政状況が皆様ご案内のとおり厳しい中で、本市の将来をきちっと見きわめ、そこへ市民、
執行部、議会が納得できる事業を、私は選択すべきであると思うわけであります。他の
修正事項についてでも同様であります。議論や説明、
判断材料が乏しい中での拙速な
事業推進は、将来に禍根を残すことに相なるわけであります。
私は、以上のような理由により、議案第1号の
修正案に賛成するものであります。
議員各位のご賛同を賜りますようお願い申し上げまして、
修正案に対する賛成の討論といたします。ご清聴ありがとうございました。
11
◯議長(
池田正文君) 以上で討論を終結いたします。
これより、採決に入ります。
初めに、議案第1号・令和2年度石岡市
一般会計予算を採決いたします。
本案に対する
委員長報告は修正でありますので、まず、
委員会の
修正案の採決を
電子採決により行います。
委員会の
修正案に賛成の諸君は
賛成ボタンを、反対の諸君は
反対ボタンを押してください。
〔
ボタン押下〕
12
◯議長(
池田正文君) ボタンの押し忘れはございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
13
◯議長(
池田正文君) 押し忘れなしと認め、これをもって採決を確定いたします。
賛成多数であります。よって、
委員会の
修正案は可決されました。
次に、ただいまの修正議決した部分を除く原案の採決について、
電子採決により行います。
修正部分を除くその他部分を原案のとおり決することに賛成の諸君は
賛成ボタンを、反対の諸君は
反対ボタンを押してください。
〔
ボタン押下〕
14
◯議長(
池田正文君) ボタンの押し忘れはございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
15
◯議長(
池田正文君) 押し忘れなしと認め、これをもって採決を確定いたします。
賛成多数であります。よって、修正議決した部分を除くその他の部分は、原案のとおり決しました。
お諮りいたします。ただいま本案が修正議決されましたが、その字句、数字、その他の整理を要するものにつきましては、その整理を議長に委任されたいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
16
◯議長(
池田正文君) ご異議なしと認め、さよう決しました。
次に、議案第2号・令和2年度石岡市
国民健康保険特別会計予算を採決いたします。
本案の採決は、
電子採決により行います。
本案に対する
委員長報告は原案可決すべきものであります。本案は
委員長報告のとおり決することに賛成の諸君は
賛成ボタンを、反対の諸君は
反対ボタンを押してください。
〔
ボタン押下〕
17
◯議長(
池田正文君) ボタンの押し忘れはございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
18
◯議長(
池田正文君) 押し忘れなしと認め、これをもって採決を確定いたします。
賛成多数であります。よって、本案は
委員長報告のとおり決しました。
次に、議案第5号・令和2年度石岡市
介護保険特別会計予算を採決いたします。
本案の採決は
電子採決により行います。
本案に対する
委員長報告は原案可決すべきものであります。本案は
委員長報告のとおり決することに賛成の諸君は
賛成ボタンを、反対の諸君は
反対ボタンを押してください。
〔
ボタン押下〕
19
◯議長(
池田正文君) ボタンの押し忘れはございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
20
◯議長(
池田正文君) 押し忘れなしと認め、これをもって採決を確定いたします。
賛成多数であります。よって、本案は
委員長報告のとおり決しました。
次に、議案第7号・令和2年度石岡市
後期高齢者医療特別会計予算を採決いたします。
本案の採決は
電子採決により行います。
本案に対する
委員長報告は原案可決すべきものであります。本案は
委員長報告のとおり決することに賛成の諸君は
賛成ボタンを、反対の諸君は
反対ボタンを押してください。
〔
ボタン押下〕
21
◯議長(
池田正文君) ボタンの押し忘れはございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
22
◯議長(
池田正文君) 押し忘れなしと認め、これをもって採決を確定いたします。
賛成多数であります。よって、本案は
委員長報告のとおり決しました。
次に、議案第3号・令和2年度石岡市駐車場
特別会計予算、議案第4号・令和2年度石岡市霊園事業
特別会計予算、議案第6号・令和2年度石岡市介護サービス事業
特別会計予算、議案第8号・令和2年度石岡市
水道事業会計予算ないし議案第10号・令和2年度石岡市
農業集落排水事業会計予算の計6件を一括して採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、いずれも原案可決すべきものであります。
お諮りいたします。本案はいずれも
委員長報告のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
23
◯議長(
池田正文君) ご異議なしと認め、さよう決しました。
───────────────────────
日程第2 議案第11号ないし議案第37号
24
◯議長(
池田正文君) 次に、日程第2、議案第11号・令和元年度石岡市
一般会計補正予算(第4号)ないし議案第37号・市道の廃止についての計27件を一括して議題といたします。
本案については、付託いたしました各常任
委員会の委員長から、お手元に配付いたしましたとおり、審査の結果の報告書が提出されております。
この際、お諮りいたします。本案に対する
委員長報告は、いずれも会議規則第37条第2項の規定により、省略することにいたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
25
◯議長(
池田正文君) ご異議なしと認め、よって各
委員長報告は省略することに決しました。
これより、各
委員会における審査の経過と結果に対する質疑を行います。
質疑は挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
26
◯議長(
池田正文君) ないようですので、以上で審査の経過と結果に対する質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。討論は通告によりこれを許します。
12番・
小松豊正君。
〔12番・
小松豊正君登壇〕
27 ◯12番(
小松豊正君) 12番、
日本共産党の
小松豊正です。私は、議案第25号・石岡市いじめ防止対策推進条例を制定することについて、
反対討論を行います。
議案質疑でも明らかになりましたように、石岡市におきましても、小中学生のいじめ件数が増加していることは大変重大であり、実情に合ったいじめ防止の対策は必要だと思います。しかし、このような形式的な防止条例で有効なのか。私は、不十分さを指摘しないわけにはいきません。
まず第1に、なぜいじめが深刻になっているかが、条例案には触れられていないことです。
子どもは心が穏やかであれば、人をいじめようとは思いません。いじめに追い込んでいるストレスの問題があるわけです。教育では、小さいときから塾通いなど、遊ぶ時間がなくなってきております。また、さまざまな問題行動には、国は上から規範意識の徹底を掲げて管理を強化し、上から押さえ込む姿勢を強めてまいりました。また家庭では、核家族化、貧困化が進み、自分の悩みを受けとめてくれる大人が、親も含めて誰もいないと思う
子どもが増えております。社会全体でも、リストラ、派遣労働、社会保障削減など、弱肉強食の政治が横行しています。このようないじめを生み出すさまざまな要因をしっかり踏まえて、対策を図ることが重要だと思います。
第2に、このような状態にある
子どもたちの心情をよく聞き、共感し、援助し、ともに歩むためには、現在の過重負担に置かれている教師に、先生方にゆとりを持たせるために、少人数学級の実現で教師の数を増やすことなどがどうしても必要ですけれども、条例案には触れておりません。
第3に、いじめ被害に遭った
子ども、家族などが、真相を知る権利が明確にされていないことも問題です。
以上、議案第25号・石岡市いじめ防止対策推進条例を制定することについて、不十分さを指摘し、
反対討論といたします。
議員各位の賛同をお願いするものです。
28
◯議長(
池田正文君) 以上で討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
初めに、議案第25号・石岡市いじめ防止対策推進条例を制定することについてを採決いたします。
本案の採決は、
電子採決により行います。
本案に対する
委員長報告は原案可決すべきものであります。本案は
委員長報告のとおり決することに賛成の諸君は
賛成ボタンを、反対の諸君は
反対ボタンを押してください。
〔
ボタン押下〕
29
◯議長(
池田正文君) ボタンの押し忘れはございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
30
◯議長(
池田正文君) 押し忘れなしと認め、これをもって採決を確定いたします。
賛成多数であります。よって、本案は
委員長報告のとおり決しました。
次に、議案第11号・令和元年度石岡市
一般会計補正予算(第4号)ないし議案第24号・石岡市基金条例の一部を改正する条例を制定することについて、議案第26号・石岡市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例を制定することについてないし議案第37号・市道の廃止についての計26件を一括して採決いたします。
本案に対する審査結果の報告は、いずれも原案可決すべきものであります。
お諮りいたします。本案は、いずれも各常任委員長から提出されております
委員会審査報告書のとおり決することに、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
31
◯議長(
池田正文君) ご異議なしと認め、さよう決しました。
───────────────────────
日程第3 請願第2
32
◯議長(
池田正文君) 次に、日程第3、請願第2・石岡市議会議員によるパワーハラスメント行為排除に関する請願を議題といたします。
本件については、お手元に配付いたしましたとおり、議会運営
委員会における審査の結果の報告書が提出されております。
この際、お諮りいたします。本案に対する
委員長報告は、会議規則第37条第2項の規定により省略することにいたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
33
◯議長(
池田正文君) ご異議なしと認め、よって
委員長報告は省略することに決しました。
次に、
委員会における審査の経過と結果に対する質疑を行います。
質疑は挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
34
◯議長(
池田正文君) ないようですので、以上で質疑を終結いたします。
これより討論に入るわけでありますが、討論の通告がございません。よって、討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
請願第2・石岡市議会議員によるパワーハラスメント行為排除に関する請願を採決いたします。
本件に対する審査結果の報告は、採択すべきものであります。
お諮りいたします。本件は
委員会審査報告書のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
35
◯議長(
池田正文君) ご異議なしと認め、さよう決しました。
───────────────────────
日程第4 新治地方広域事務組合議会議員の選挙
36
◯議長(
池田正文君) 次に、日程第4、新治地方広域事務組合議会議員の選挙を行います。
本件については、同組合の規約が変更になることに伴い、選挙を行うものであります。
この際、お諮りいたします。この選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
37
◯議長(
池田正文君) ご異議なしと認め、選挙の方法は指名推選によることに決しました。
さらに、お諮りいたします。指名の方法については、議長において指名することにいたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
38
◯議長(
池田正文君) ご異議なしと認め、議長において指名することに決しました。
新治地方広域事務組合議会議員に、16番・
櫻井信幸君を指名いたします。
お諮りいたします。ただいま議長において指名いたしました16番・
櫻井信幸君を、新治地方広域事務組合議会議員の当選人と定めることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
39
◯議長(
池田正文君) ご異議なしと認め、さよう決しました。
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40
◯議長(
池田正文君) ただいま新治地方広域事務組合議会議員に当選されました16番・
櫻井信幸君が議場におられますので、会議規則第31条第2項の規定により告知いたします。
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日程第5 閉会中の継続調査の申し出について
41
◯議長(
池田正文君) 次に、日程第5、閉会中の継続調査の申し出についてを議題といたします。
本件については、各常任委員長並びに議会運営委員長から、
委員会条例第36条の規定により閉会中の継続調査の申し出があります。
お諮りいたします。本件については、各常任委員長並びに議会運営委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
42
◯議長(
池田正文君) ご異議なしと認め、さよう決しました。
次に、市長より発言を求められておりますので、これを許します。
市長・今泉君。
〔市長・今泉文彦君登壇〕
43 ◯市長(今泉文彦君) 本日午前9時40分、石岡市議会の
池田正文議長に、私から市長の職を辞する旨を伝え、辞職届を提出してまいりました。その理由は、私自身の健康上の理由によるものでございます。
今から約1年前、私は軽度のパーキンソン病と診断され、約1カ月にわたり入院し、加療を行いました。その後、投薬やリハビリを継続しながら公務を務めてまいりましたが、そのとき以上に体力が低下し、もはや体力、気力ともに限界に達し、道半ばではございますが、このたび辞職届を提出することになりました。
また、1つだけ大きな心残りとしては、
石岡地域医療計画の、私にとっては頓挫とも言える状況が挙げられます。これまで幾度となく、地域の医療関係者の悲痛な声に耳を傾けてきました。それは、おおよそこのようなものでございました。医師の
高齢化、医師確保の困難さから早晩
地域医療が成り立たなくなるということ、それに先立って緊急医療、緊急搬送の受託が困難となり、夜間診療も行えなくなる。また、市内在住のお母さんたちからは、
小児科・産科を設置してほしいという声、そのようなものが以前から多くございました。
7万4,000の市民の命を守ること、それが私自身、市長としての役目だと思っております。そこで、現在の
地域医療の課題や問題に対し、行政、
医療機関、市民が一緒になって話し合う場として、同様の問題を抱える近隣の小美玉市、かすみがうら市と合同で
石岡地域市民医療懇談会を開催したのが、一昨年の6月のことでありました。同会議は、多くの市民の皆様にご参加いただく中で3回にわたり実施し、活発な議論が開かれ、現在の石岡市が抱える医療の問題を明らかにすることとなりました。
それらの議論を深めるために、3市長並びに石岡市医師会長同席のもと石岡地方医療対策カンファレンスを開催したのが、昨年の6月のことです。同会議は3回にわたり実施され、
地域医療の現状と分析、今後の目指すべき
医療体制について、専門的な検討が必要であるとの合意がなされたわけであります。
その専門的な知見から検討を行う組織として、
地域医療を担う医療関係者や、行政、有識者で構成される
地域医療に係る対策を検討する専門
委員会が組織され、
石岡地域に必要な
医療体制について4回にわたり協議を重ね、具体的な方策として、複数病院の
再編統合と病床の再配分が必要であるとの結論に達しました。全ての世代の人々が安心して医療を受けることができるまちづくりを目指し、地域の実情をよりきめ細やかに把握し、地域で連携しながら主体的な取り組みを推進していくという理念のもと、出席者全員が危機感を共有し、事態が緊急を要する中にあっても、丁寧な議論が積み重ねられてまいりました。その結果として、いわば集大成としてまとめられたのが
石岡地域医療計画であります。本計画は、アンケートによると、85%の方々から必要であるという答えもいただいております。
しかしながら、今回、令和2年度の
一般会計予算が一部修正とされ、
石岡地域医療計画は事実上廃止、あるいは延期を余儀なくされる結論に至ったと、私はとっております。私をはじめ、コミュニケーション不足、
説明不足、議会からの厳しい指摘を受けたとおり、今回の取り組みが性急であり、議会への説明が不十分であったことは否めません。今回の計画が頓挫することにより、市民が受けるダメージは決して小さくありません。待ったなしの状況であることは、何一つ変わりありません。
市が一体となって、現実に差し迫った問題に対処していただきたいというのが、私の願いであります。この基本計画は、将来の石岡の医療を考える上で、大きな財産となるものであります。本計画の策定にかかわっていただいた全ての関係者の皆様のご尽力に、改めて感謝申し上げます。また、私自身の手で本計画を予定どおりに進められなかったことに対し、市民の皆様、関係者の皆様に深くおわびを申し上げるとともに、議会の皆様に対しては、今後の市政発展のご尽力を心よりお願い申し上げるものでございます。
さらに、職員の皆様に対しては、本当に今までお世話になりました。全体の奉仕者であるということを基本として、市民目線で市政運営に心を注いでいただきたいと思います。
皆さん、本当にありがとうございました。
44
◯議長(
池田正文君) 以上で、
今期定例会に付議されました案件は全て議了いたしましたので、これをもって令和2年第1回石岡市議会定例会を閉会いたします。
お疲れさまでございました。
午前11時09分閉会
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地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
議 長 池 田 正 文
署名議員 玉 造 由 美
署名議員 勝 村 孝 行
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