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令和2年予算特別委員会(第5日目) 本文 開催日:2020-03-11
令和2年予算特別委員会(第5日目) 名簿 開催日:2020-03-11

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  1. 石岡市議会 2020-03-11
    令和2年予算特別委員会(第5日目) 本文 開催日:2020-03-11


    取得元: 石岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-06
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 令和2年3月11日(水曜日)                   午前10時00分開会 ◯委員長(関口忠男君) ただいまから予算特別委員会を開会いたします。  直ちに本日の会議を開きます。  初めに、消防長より発言を求められておりますので、これを許します。  消防長・岡野君。 2 ◯消防長(岡野 勉君) 3月9日に行われました経済建設消防委員会所管予算特別委員会の中で、櫻井信幸委員からの質問に対しての答弁に誤りがありましたので、ここで訂正をさせていただきます。                     〔私語あり〕 3 ◯委員長(関口忠男君) 消防長・岡野君。 4 ◯消防長(岡野 勉君) 予算書193ページの常備消防費、職員等人件費、職員給の中に、再任用参事の人件費は入っているのかという質問をいただきまして、入っていないと答弁を申し上げましたが、実際には人件費の中に含まれてございます。訂正をしておわびを申し上げます。大変申しわけございませんでした。 5 ◯委員長(関口忠男君) 本日の議題は、議案第1号・令和2年度石岡市一般会計予算ないし議案第10号・令和2年度石岡市農業集落排水事業会計予算、以上であります。  次に、付託案件説明のため、本日、委員長において出席を求めた者の職・氏名は、説明員名簿のとおりであります。  次に、本日の審査範囲につきましては、過日、配付いたしました審査区分表のとおりであります。  次に、各委員に申し上げます。本日は総括審査でありますので、計数にかかわる質疑、また重複する質疑は避けていただき、所管審査において答弁がなされ、それ以上に政策的な判断を求めるものについて、予算に即して質疑を行っていただきますよう、よろしくお願いいたします。  これより議事に入ります。  議案第1号・令和2年度石岡市一般会計予算ないし議案第10号・令和2年度石岡市農業集落排水事業会計予算までの計10件を、一括して議題といたします。  これより質疑を行います。  初めに、鈴木康仁委員。 6 ◯委員(鈴木康仁君) 鈴木康仁でございます。2点ほどお伺いしていきたいと思います。  石岡市の借地状況についてお伺いいたします。現在、石岡市におきましては、さまざまな施設におきまして借地しており、今定例会も多くの借地料が上程されております。そこでお伺いいたします。石岡市の借地は今どのくらいあり、総額としてはどのくらいの借地料を払っているのか、教えていただきたいと思います。
    7 ◯委員長(関口忠男君) 財務部長・古内君。 8 ◯財務部長(古内勝人君) お答えいたします。石岡市が借りている借地でございますけれども、一般会計で36件ございます。金額にしまして、令和2年度の予算額でございますけれども、6,501万9,000円の計上をさせていただいておるところでございます。  以上です。 9 ◯委員長(関口忠男君) 鈴木康仁委員。 10 ◯委員(鈴木康仁君) ありがとうございます。36件、6,500万が一般会計から出ているということでありますが、各借地料金について適正な価格であるか、その確認作業を行っているのか、また、見直しているとすれば、それが契約更新時だけなのか、そこまででとりあえずお聞きしたいと思います。 11 ◯委員長(関口忠男君) 財務部長・古内君。 12 ◯財務部長(古内勝人君) お答えいたします。基本的には更新時期に、税金との関係で計算しているところではございますけれども、どうしても相手方がおりますので、相手方によって、やっぱり多少……、多少じゃないところもあるかもしれませんけれども、増減はございます。  以上でございます。 13 ◯委員長(関口忠男君) 鈴木康仁委員。 14 ◯委員(鈴木康仁君) 今定例会でも、借地料について同僚・先輩委員が何回か質問した中で、周りの適正価格とか、そういうのを参考にしているという答弁があったと思うんですけれども、基本的には、その契約更新時の近隣の相場を加味して見直しているんでしょうか。 15 ◯委員長(関口忠男君) 財務部長・古内君。 16 ◯財務部長(古内勝人君) お答えいたします。基本的には税金の評価額で更新しているところでございます。あと、相手方によっては、周りの相場とかで更新しているところもございますが、周りの相場というのは、評価額と大体イコールになっているのかなと思っています。  以上でございます。 17 ◯委員長(関口忠男君) 鈴木康仁委員。 18 ◯委員(鈴木康仁君) さきの答弁で担当課長から、周りの借地の単価とか、そういうのが上がっていたもので、今回このお尋ねをしているんですけれども、税金の価格という部長答弁でありますと、またそこと、私は民間の感覚なんですけれども、差異が出てくるのかなと思いますので、できれば今、石岡市も、市が持っている土地も、余剰地もありますし、そして財政も苦しい中ですので、どちらを加味するのかという点では、周りの相場よりは税金の相場のほうが正直安いのかなと思いますので、現状適正な価格、また少しでも安く借りられるよう、交渉のたびに努力していただきたいと思います。こちらの質問は以上です。  続きまして、石岡地域医療計画の進め方についてお伺いいたします。現在、石岡地域医療計画が策定され、今定例会でも病院整備基本計画の予算が上程されたわけでありますが、この石岡地域医療計画の策定に際しましては、地域医療対策室の職員が毎日遅くまで業務に当たり、この短い時間の中で作成したと聞いております。このことについては、本当にご苦労さまだと感謝を申し上げます。  しかしながら、今定例会において、多くの先輩、そして同僚委員より質問を受けているところだとは思います。地域医療がこの石岡の地に必要であることは、周知の事実でございます。しかしながら、このような大きなプロジェクトを推進するに当たっては、多くの議論を必要と考えます。  そこで、市長にお伺いいたします。市長は、現在提示されました石岡地域医療計画のスケジュールどおり進めるおつもりなのか、あるいは、今定例会でさまざまな意見が出ていましたが、新たに市民の負託を受けた私たち議員も含めまして、さらに検討、議論していくつもりなのかを、お伺いしたいと思います。 19 ◯委員長(関口忠男君) 市長・今泉君。 20 ◯市長(今泉文彦君) お答え申し上げます。一連のこれまでの手続、動き、十分な説明がなかったということ、これまでのやりとりの中で、私は大変反省しております。十分でないということに対しては、大変反省しておりますし、今後については、その反省に立った上で十分な説明、あるいは時間を費やして、同意をいただきたいと思っております。  しかし、状況として、非常に緊急の状態になっているというのが、私の認識であります。この地域医療計画に沿って、お示ししたスケジュールに沿ってやらないと、この地域医療計画が成り立たないという状況になっているということであります。  それはどういうことかと申しますと、まず、4月から、医師会を舞台にこれまでずっとお願いしてきた緊急診療、緊急搬送の受け入れ、これがなくなってしまう。ベッド数がなくなるということで、受け入れができなくなってしまう。それから、医師会が受託してきた夜間診療ですけれども、その一部が医師不足により閉鎖を余儀なくされるということ。そういったことが4月から起きてまいります。そのほか、受け皿としての新しい病院、その統合計画もなくなってしまうという、ぎりぎりの状態に今あるわけであります。何とか、多くの市民の医療を低下させないためにも、この計画をスケジュールに沿って、ご理解をいただきながらお願いできればということを、切に切にお願いしたいと思います。  大変短い時間で展開してきた性急な動きと言っても、過言ではないですけれども、昨年、一昨年という時間の中で、市民医療懇談会、あるいはカンファレンスという流れでやってまいりましたので、そこでつくり上げてきた日程、スケジュールでありますので、その流れを断ち切ることなくお願いしたいと思います。  以上です。 21 ◯委員長(関口忠男君) 鈴木康仁委員。 22 ◯委員(鈴木康仁君) 今、市長からも説明があって、改めて感じるんですけれども、夜間外来がなくなったり緊急外来が閉鎖するということは、本当に非常に大変な問題だなと、改めて認識しております。  しかし、だからこそ市長にはもっと早く、私たち議員と膝を突き合わせながら、腹を割って、もっともっと協議する時間があったんじゃないかなと、改めて感じました。私たちに示された日数は1月22日のときです。24日でしたか。24日。これだけ大きなことを、そして石岡の未来にかかわる大事なことを精査するには、時間が少し短過ぎると感じております。  私たち議員は、市民の負託を受けてここに来ているわけですけれども、決して執行部の皆さんと敵対しているわけではないと、自分は思っております。カンファレンス等も大事だったかと思うんですけれども、もっと早い段階で私たち議員にも、一緒に考える、一緒にいい方向に向かう時間をいただければよかったなと思いまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 23 ◯委員長(関口忠男君) 次の質疑者に移ります。  村上委員。 24 ◯委員(村上泰道君) 村上でございます。よろしくお願いいたします。私から3点お尋ねをしたいと思います。  まず1点、自主防災組織についてお尋ねをいたします。自主防災組織については、さまざまな機会をいただいて、質問させていただいてまいりましたが、今回、所管の中で、近年の組織率についてお尋ねをし、数値をいただいたところでございます。近年、市内においての組織団体159団体のうち10年経過が146団体、つまり、この9年間で13団体しか、自主防災組織が市内で設置されていないという状態でございました。  この設置できない、なかなか設置へのハードルの高い理由として、各自治体における自主防災組織のもとになるのは、大体地区の自治会や区長会をはじめとする区の団体が、自主防災組織に申請をして、なる場合が多いかと思うんですが、各自治会において、今の区運営でも大変役のなり手が少ない中で、自主防災組織という大変高いハードル、また役目がつくことに対するなり手の不足や、自治会に対する負担というのが大きくかかわっていく中で、自治会としての運営はできているものに対し、以前もお話ししましたが、自主防災組織の例えばみなしのような組織として、準組織のような形でみなして、やはり大事なところは、地域の意思疎通がきちんとできていたり、情報伝達がきちんとしていることが大事なわけですので、自主防災組織という組織ではなくても、自治会としての活動があれば、こういったものにみなしとして認定していくということで、この組織率を高めていくことはできるのではないかなと考えるわけですが、この近年の組織率を鑑みて、担当として、この自主防災組織のあり方についてのお考えを伺いたいと思います。 25 ◯委員長(関口忠男君) 総務部長・久保田君。 26 ◯総務部長(久保田克己君) お答え申し上げます。委員がおっしゃられましたように、この10年間で13組織、担当といたしましては、あらゆる機会を通して、自主防災組織の結成に向けて地域へ出向いたり、いろんな会議を開催したり、また区長会にご説明に上ったりと、いろいろ活動をこれまでも実施してきております。そういった中で実績としては、ただいま委員がおっしゃられたような状況でございます。その要因といたしましても、やはり委員がおっしゃられましたように、地域のコミュニティの希薄化、またその任務が、非常に重責感があるといったような感覚で、なかなか結成までいかないというのが、私どもが地域に入っても、そういうお声をいただいております。  そういった中で、今、みなし的なもので、そういった組織率をカバーできないかというようなご提案でございます。私どもといたしましては自主防災組織、名称にこだわるわけではございませんけれども、いざというときに、そういった行動がとれる組織、また地域になっていただきたいという思いがあって、結成補助金、さらには令和2年度から運営補助金、また資機材の補助金といった形でメニューをご用意させていただいているところです。  そういったこともございますので、結成に当たっては、区から新たな組織、また区の中でそういった自主防災を担当する者を任命するといった方法もあろうかと思います。そういったものを今後、検討させていただくことはもちろんですが、まず一番大事なのは、いざというときに行動できる地域づくりに貢献できる組織を、つくってまいりたいと考えております。  以上です。 27 ◯委員長(関口忠男君) 村上委員。 28 ◯委員(村上泰道君) ただいまご答弁いただきましたが、昨年の各台風のときにも、例えば、急傾斜地等の緊急の情報に対しては、災対本部から各区長に対して連絡をして、区長さんから各市民の方々に連絡していただくということで、共助的には自主防災組織ですけれども、情報の伝達等は、既存の区会で、運営できたり、運用されているわけですので、いざとなったときの横の連携というのは十分、現時点の区の運営で賄われているのかなというふうに、私としては感じてはおります。  改めて自主防災組織をつくるというのは、確かに地域の方の意識付けということでは有効かとは思うんですが、先ほども言ったように、区の中に、じゃあ、防災の担当だよとか、またそういう役、肩書をつけることによって、年配の方が多い地域であればあるほど、そもそも区の役員のなり手が少ない中で、ますます遠慮されてしまったり、なかなか日中居住されていない若い方々にも役をやっていただくときにも、役が多ければ多いほど、日中いないからということで断られてしまっている現状がある中で、確かにその肩書も必要なんですけれども、みなしとして活動しているところも、ある程度の自主防災組織の意図を理解して活動している区に関しては、別に補助金を出せと私は言っているわけではなくて、きちんと自主防災組織の理念を市に浸透させるには、既存の区の役割として賄っていただければ、十分目的は達成できるのではないかなと思っているので、組織の人口カバー率が68.9%ということで、団体もなかなか……、区長さんが大変リーダーシップがあるところであったり協力的な地域に関しては、組織ができているのも私は存じておりますけれども、逆に、なかなか人手がいなかったり、そういったさまざまな要因の中で、つくりたいなと思っている人がいても、1人ではつくれないわけですので、協力が得られない場合に、例えば情報の伝達を区に落とすことによって、きちんと市の自主防災組織を設置したいという意図が伝われば、十分目的は達成できるのではないかなと感じておりますので、ぜひこの組織率を少しでもカバーして、そういう意味ではカバーできているということは、市の防災の意識が各戸に伝達できているということで、きちんとまずは形づくりをしていただきたいなという思いがありますので、再度ご答弁いただければと思います。 29 ◯委員長(関口忠男君) 総務部長・久保田君。 30 ◯総務部長(久保田克己君) お答え申し上げます。ただいま委員がおっしゃられましたように、昨年の台風19号におきましては、急傾斜地、また土砂災害警戒地域の区長さん方には、突然のお願いということでご案内を差し上げまして、ご協力いただきまして、本当に感謝申し上げるところでございます。また、そういった中で、迅速な活動をいただいております。  そういった中で、今おっしゃられましたように、きちんとした情報伝達はできているのではないかというお話でございます。自主防災組織の役目としては幾つもあるわけでございますけれども、その辺のカバーの状態も見て、いざというときに本当に安心してその地域が守られるかなという部分を、やはり幾つかクリアしなくてはならない部分があるのかなと思っておりますので、今後、カバー率がどのぐらいその地域でカバーできているのか、そういったものも参酌しながら、自主防災組織のみなし団体として認めるかどうかも、検討していきたいなと考えます。  以上でございます。 31 ◯委員長(関口忠男君) 村上委員。 32 ◯委員(村上泰道君) ありがとうございました。ぜひ検討していただいて、少しでも周知できる、カバーができる範囲が広がるようにお願いいたします。  では、次に移りたいと思います。続きまして、鳥獣被害対策費についてお尋ねをいたします。こちらは所管でも詳細に伺ってまいりましたし、先輩委員からも質問がありましたが、基本的に例年どおりの予算化ということでありました。近年ハンター不足ということで、本年も狩猟免許取得の補助金が設置されておりますし、ハンター不足をまずは何とかクリアしようという市の思いというのは、十分、予算の中では伝わってまいります。  ここで1点お伺いしたいのは、免許を取れば、確かに肩書きは猟友会のメンバーになって、ハンターになるわけですけれども、実際、現場に出て活動ができるかといいますと、全く1人では活動できないという現状があります。もちろん猟友会の中で先輩の方に指導いただきながら、そういう意味では、ルールや、そういったものを覚えていくというのはもちろんあろうかと思いますが、免許を取らすまでではなくて、免許を取った人員を、しっかりと猟友会の活動員として育成していかなければいけないわけですけれども、これは完全に猟友会任せということなんでしょうか。それとも、市である程度、免許を取らせて、その後、猟友会の活動にきちんと有効的な活動ができるような育成体制を支援していくのか、このあたりはどのように考えているのか、お尋ねしたいと思います。 33 ◯委員長(関口忠男君) 経済部長・越渡君。 34 ◯経済部長(越渡康弘君) お答え申し上げます。ただいまの村上委員からございました猟友会での人材の育成といいますか、そういった面では、猟友会だけに任せているというわけではなくて、市としましても、猟友会と連携をしながら、どういった方法で人材の育成をしていったらいいかということは、常に議論をしているところでございます。そういった中で、猟友会につきましても高齢化が進んでいるという中でございますので、そのほかの人材育成の場として、あとは人材の確保の場としてどういったものが考えられるかというのは、常に議論をしているというところで、今後、引き続き調査研究を進めてまいりたいと思ってございます。 35 ◯委員長(関口忠男君) 村上委員。 36 ◯委員(村上泰道君) 昨年は、茨城県で森林ハンターの方のための研修ということがありまして、昨年度ですね、私が免許を取ったときには、もうその研修は終わってしまったので受けられなかったんですが、若い方々が少しずつ免許は取っているよということで話は伺っているんですけれども、その方が、狩猟期間、11月から通常は2月で、イノシシに関しては3月までですけれども、まずその期間に狩猟をしながら経験値を上げていく機会が本当に少ないというか、1人ではもちろんできないので、先輩の方につきながら狩猟の場に行って、経験値を上げていくわけですけれども、突然、何とか自分の思いで免許を取りたいと思った人が猟友会に入ったときに、そういう意味では、本当に右も左もわからない状態で、だんだんと今度、足が遠のいてしまうとか、実際に狩猟の免許は取っているけれども活動しないとか、せっかく取得までにいっても、現場になかなか出られない方々もいらっしゃる中で、何とか……。猟友会の方々も本当にどうしていいのか、実際、具体的に若い人をどうやって育成していくかというメニューとかがないと、今までの経験値とか経験則だけではなかなか難しいのかなと感じておりますので、ぜひそういったシステム的なものとか、何かメニューを提示した中で、せっかく取得した方々の足が遠のくことがないような施策というのを、今後、連携してやっていただきたいなと思います。  改めてご見解をいただきたいと思います。 37 ◯委員長(関口忠男君) 経済部長・越渡君。 38 ◯経済部長(越渡康弘君) お答え申し上げます。ただいまの村上委員からございましたように、本当に人材育成、これだけ鳥獣被害が増えて、イノシシの捕獲件数も増えているという中で、やはりそういった後継者をつくっていかなくちゃならないという中では、今、委員からございましたように、人材育成のシステム化に向けて努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 39 ◯委員長(関口忠男君) 村上委員。 40 ◯委員(村上泰道君) 聞くところによりますと、石岡の猟友会、石岡地区、八郷地区ありますが、県内各地の猟友会で、そういう若手のハンターさんの育成のシステムを何かうまくやっているところがあるよなんていうのを、ハンターさん同士で話をしているのを聞きますので、ぜひ情報収集した中で、先進事例とか有効的な施策を対応していただきたいなと思います。では、以上でこの点は終了いたします。  では、最後3点目でございます。地域医療対策事業について最後、お尋ねします。予算委員会も含めて、先輩・同僚委員からさまざまな観点から質疑がされたわけですが、先ほど市長の答弁で、本当に緊急性があるということでご答弁いただきました。ただ、特に産科については、私、平成23年に、一般質問でまずは問題提起をさせてもらっています。その後、定期的に先輩・同僚委員から、産科がなくなるたびや、今後の医療体制はどうなのかというのを、質疑、質問がされてまいりました。この間、私が最初に問題提起してからもう7年半ぐらい経っているんですけれども、どうするんですかと言ってから、しっかりと連携しますというような答弁が当時からやりとりされていたんですけれども、ここに来て、急にもう待ったなしですと言われると、今まで何やっていたんですかと率直に感じてしまいます。  先ほど同僚委員からありましたけれども、また昨日までの所管の中でもさまざま触れられましたが、議会にこの基本計画が示されてから、本当にまだ何日も経っていない。このようなまだ段階で、今回予算計上されております基本計画、その次の計画を計上していくというこの段取りについて、本当にこれでいいんでしょうかという、もう本当に率直な思いです。  担当部長としては、一般質問、また所管の質問を担当課がしているのを見ている中で、本当にこの段取りでいいのか、あした、あさってとかの問題ではなくて、まず段取りがこれで正しいと本当に思っているのかについての見解を、伺いたいと思います。 41 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 42 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) お答えいたします。こちらにつきましては、産科の問題提起がありましてから年数が経っているということを含めまして、医師不足の問題、産科の、市内での分娩ができなくなったということが1つの契機になりまして、始まってきたところでございますけれども、まず、その段取りと申します部分についてですけれども、今回、さまざまな専門家の意見を聞くに当たりまして、会議等を持ってきたわけなんですけれども、それらについて準備をしながら行ってきた経過もございますので、それでもって早急に解決しなければならない問題だというところもございまして、性急になった部分があったかとは思います。  以上でございます。 43 ◯委員長(関口忠男君) 村上委員。 44 ◯委員(村上泰道君) ただいま部長からありましたように、本当に担当職員の方は、この計画を提示するまで、昨年、対策の予算化がされてからこの計画をつくるまで、本当にご苦労されていたかと思います。ただ、部長が最後おっしゃられましたが、本当に性急だったと思います。形ができて、議会に提示をして、ほとんど議論する場もなく……。議会に説明したと言っても、全協を通しましたと言っても、全協は1人持ち時間5分ですから、質疑時間、本当に足りていると感じているのか。  国会の例を挙げてもしようがないんですが、国会は重要法案については、質疑時間が何時間とか、何百分ととりますという、ある程度の枠はあるんですよ。ただ、そこに、民主主義ですので最後は採決になりますけれども、この案に対しては本当に質疑時間が不足しているというのは、多分、私だけの感覚ではないと思います。  そのような状態で、この計画、逆に、足早に計画を立ち上げた職員の方々も本当にすごいなという思いではありますけれども、本当に説明不足で、先ほど市長が反省の弁のような答弁をいただきましたけれども、であるならば、きちんと立ち止まって、しっかりと審議をしていくべきではないかなと感じますけれども、部長のご答弁をいただきたいと思います。 45 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 46 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) お答えいたします。こちらの計画の進め方、事務的な部分でございますけれども、石岡地域医療計画をお示しした中で、こちらについては専門家の意見を聞きながら策定して、カンファレンス、こちらは3市の市長と、それから医師会長も含めた会合ですけれども、そちらで計画をまとめた形になっております。今後、こちらの計画をもとにいたしまして、議会のご意見もいただきながら、基本計画の策定に進めていきたいというふうには考えてございます。  以上でございます。 47 ◯委員長(関口忠男君) 村上委員。 48 ◯委員(村上泰道君) ありがとうございます。副市長にちょっとお尋ねしたいんですけれども、今、部長から、議会からご意見もいただきながらということでありました。実は1年前の予算委員会、今年度の新年度予算のときですけれども、各予算の中で説明が変わっていたということで、私、質問をいたしました。当時はグランドオープンの費用だったかと思います。所管で聞いたときと、再度、同僚委員が聞いたときの説明が変わっていたということで、当時、説明不足に対して執行部からご答弁をいただいたわけですけれども、今回の基本計画についても、全協、また各委員会の説明、それから一般質問の中で、資料の変更があった点について指摘したところ、中間発表であるとか途中経過であるとか、そのような答弁がなされてまいりました。  この件に関しては、私たちが気づいて質疑をしなければ、変更点は自ら伝えないものなのか。逆に、変更点がありました、このように変わりましたということを逐次説明しながら、議会の意見をもらいながらということであれば、そういったところが連携しながらやるということではないかなと思うんですけれども、この一連の流れを、所管の委員会も全て同席されました副市長に、ご見解をいただきたいと思います。 49 ◯委員長(関口忠男君) 副市長・根本君。 50 ◯副市長(根本博文君) ご答弁させていただきます。先ほど来、議会に対する説明不十分、それから、議論が尽くされていないと、担当部長からも、性急な動きという発言がございました。それに関しましては、私としてもじくじたる思いはございます。  ただ、これにつきましては、平成30年度に市民医療懇談会を開催し、そして、それに基づいてカンファレンスを設定し、カンファレンスでは専門的な議論ができないということで、専門の、管内の医師会の主要なメンバー、それから学識者等を含めました専門委員会を立ち上げて、そこで議論をしていただくという一連のきちんとした手続と議論は、一定程度されてきたと認識をしてございます。ただ、その後の、その間のと言っていいのかもしれませんけれども、議会との連携・調整がどうだったのかというご指摘については、今申し上げたように、じくじたる思いがございます。  ご指摘の、今年度の予算の質疑等の中でも、説明が食い違ったり、それから、今回の件につきましてもご指摘があった点、回を追うごとにちょっと言い方が、発言が、あるいは提出の資料が違っていたというようなご指摘もございましたけれども、今回の医療計画につきましては、たしか委員がご指摘になったところというのは、恐らく全員協議会での資料の説明だと思いますけれども、あの資料の説明のときには、これが確定ではないということで、まさに相手方と調整中ということで、補足説明をしたと私は思っておりますので、殊さら何かを隠すとか、あるいは、何もなければそのまま通してしまおうというような思いで、執行部は対応してきたということではございませんので、その点についてはご理解をいただきたいと思います。 51 ◯委員長(関口忠男君) 村上委員。 52 ◯委員(村上泰道君) 副市長という立場の中で、最大限いろいろなところにご配慮されたご答弁をいただいたのかなと思います。私も、医療計画をそもそも否定しているわけではなくて、先ほど申しましたけれども、石岡地域の医療に対しては本当に前から問題提起をさせていただいて、同僚議員、先輩議員からも、地域医療についてはさまざまな点から質疑がなされてまいりました。この地域の抱える問題点、課題というのはもちろん認識しておりますし、今までの段取りの中で、もちろん連携しながらやっていくという言葉の中には、議会に説明しながら、修正があれば修正していくということでありますので、最終形でないということももちろん理解しております。  ただ、その中で、ある程度形が固まるとか、そういった段階の中で、議会に対する説明という段取りの中で、副市長の答弁の中ではじくじたる思いということでまとめていただきましたが、そのあたり、本市の共通認識はできているのかなと思いますが、本当に私たちに提示された情報や資料というのは限られた中で、この短い議論というのは、大変拙速であったと私は感じております。  問題認識というのは共通認識として持っておるかと思いますが、その先の段取り、その先の進め方については、やはり執行部と議会のもちろん価値観というのもありますし、各個人の価値観というのもあるかと思いますが、その先はそれぞれの判断になるかと思いますけれども、やはり民主主義、言論の場でありますので、しっかりとした段取りが必要だったと私は申し上げる、そういう段階でございます。  私の質問は以上で終わります。ありがとうございました。 53 ◯委員長(関口忠男君) 次の質疑者に移ります。  山本委員。 54 ◯委員(山本 進君) 山本 進でございます。  昨日、語学指導事業、英語指導助手委託料について質疑を行いました。今年度来、業者との委託契約を業務委託から派遣契約に変更したことによって、令和2年度についても必要な外国語指導助手14名を安定的に確保できる見通しであること、また、契約には、指導助手に対する定期的な研修を行うための経費も盛り込まれており、教育の質の高さも維持されていくという答弁をいただいており、これらについては一応了解をしたところです。  そこで私は、以前からたびたび提案、要望してまいりましたJETの招致の試みはあったのか、お尋ねいたしました。このことについて、教育長、あるいは教育部長に改めてお尋ねしたいと思います。 55 ◯委員長(関口忠男君) 教育部長・豊崎君。 56 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁いたします。教育委員会内でJETのプログラムの導入についてですが、一定程度、検討はしたところでございますが、令和2年度はインタラック、派遣会社でございますが、派遣契約3年のうちの2年目ということであるから、JETプログラムの導入は難しいということで判断してございます。山本委員がおっしゃるように、ネイティブスピーカーの方にAETという立場で子どもたちがかかわっていくことは必要なことであり、また、外国語科や外国語活動とは内容や方法で異文化について理解させていただくことも、よい体験になるということは承知してございます。  ただJETプログラムに関しては国際交流というのが主であり、また、日本滞在中の衣食住等を含めた準備が必要であるなど、教育委員会だけでは現在のところ対応が難しいというところも出てくるものと、考えてございます。  以上です。 57 ◯委員長(関口忠男君) 山本委員。 58 ◯委員(山本 進君) ただいまJET招致の研究や検討を、教育委員会としても十分にしていただいたということであります。しかしながら、今、説明にありましたように、3年間の派遣契約を既に結んでいる業者との兼ね合いもあって、今すぐここにJETを割り込ませるのは難しいことだということで、理解いたします。  そこで、教育委員会からも今お話が出ましたように、市長公室長にお尋ねしていきたいと思います。所管をまたがって政策的な議論が許される本日の予算特別委員会ということで、市長公室長にお尋ねしたいと思いますが、JETには、私から申し上げるまでもなく、語学指導員のALT、スポーツ国際交流員のSEA、このほかに国際交流員のCIRという3つの活動分野があります。茨城県内では、私の手元の資料はちょっと古いのですが、平成28年度版で情報は若干古いのですが、県と市町村で69名のJET、うち6名の国際交流員を招致して、役割を果たしているようであります。ちなみに全国では、45都道府県と約1,000の地方公共団体、自治体が、JETプログラムに参加、受け入れをしております。  前任の教育長は、ただいまの部長答弁にもありましたように、受け入れ費用の問題もありますが、かつてJETの質の確保に問題があったというようなことも言われましたが、しかし、少なくとも現在、私と交流のある県の国際交流協会や国際交流課に配置されているJETたちは、日本の文化が大好きで、それを学んで、母国へ持ち帰って日本の魅力を世界に発信しようという、高い目的意識を持ったすばらしい青年たちです。令和2年度の予算審議をしているというこの時点では間に合わないと思いますが、ぜひ令和3年度に向けて、JET、それも国際交流員の招聘に向けて、全力で努力をしていっていただきたいと思います。答弁をお願いいたします。 59 ◯委員長(関口忠男君) 市長公室長・加藤君。 60 ◯市長公室長(加藤乃利明君) ご答弁申し上げます。地域の国際化を推進する上で、JETプログラムの活動成果が期待できるということにつきましては、認識をしてございます。そのような中で、ご質問のとおり、教育委員会のAETによる語学教育のお話があったところでございます。JETプログラム自体、語学指導の部分プラスアルファで、石岡に来ていただいた方が、その後の国際交流の根になって、つながっていくという事例も確認しておりますので、今後、調整研究等をしてまいりたいと考えております。  以上です。 61 ◯委員長(関口忠男君) 山本委員。
    62 ◯委員(山本 進君) 先ほども教育委員会に対して申し上げましたように、現在、語学補助についてはしっかりした派遣契約があって、派遣助手の指導力の研修なども行われていて、充実した形で補助員の確保ができていると思いますので、方向転換といいますか、私は、JETを国際交流員に限って、招致を検討していっていただきたいと、そういう思いから質問させていただきました。  現在、石岡市の国際交流について、私も石岡市国際交流団体連絡協議会のメンバーとして、ボランティアとして幾つか活動しております。フランスの大学生との交流、タイやベトナムとの交流、オーストラリア在大阪総領事、ブルガリア大使などとの交流の窓口となって、お手伝いもさせていただきました。今後、JETの国際交流員を招致することができて、このJETと連携をすることができれば、石岡市はもっとダイナミックに活動の分野を拡大していくことが可能になるものと、確信をいたしております。  改めて公室長の見解を伺います。 63 ◯委員長(関口忠男君) 市長公室長・加藤君。 64 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。国際交流員は、JETプログラムによって招致される職種の1つでございまして、主に地方公共団体の国際交流担当部局等において国際交流活動に従事する者でございまして、そのように認識してございます。まずはそのご提案いただいた内容で、県の担当と情報共有といいますか、まずは相談してみたいと考えておりまして、前向きに捉えて進めてまいりたいと思います。  以上です。 65 ◯委員長(関口忠男君) 山本委員。 66 ◯委員(山本 進君) 前向きなご答弁をいただきまして、ありがとうございます。ついでながら申し上げますが、JETを石岡市に招致できれば、現在の国際交流団体連絡協議会を国際交流協会として格上げして、その活動基盤をより確実なものにしていく、そのきっかけや、世界に向けた文化交流、経済交流などの拡大のためのさまざまなチャンスをつくってくれるかもしれない、大きな可能性を秘めたすばらしいプログラムだと思いますので、令和3年度に向けて、ぜひ全力で招致活動に取り組んでいただければと思います。よろしくお願いいたします。以上です。  次の質問に移らせていただきます。これもまた昨日、文化芸術振興事業で増員配置があった一般事務補助員について、質疑を行いました。文化芸術振興事業です。この事務補助員の配置は、産休職員にかわってその業務をカバーする、臨時の対応であるということがわかりました。  そこで、執行部にお尋ねいたします。補助事務員の配置は一定の理解をしたわけでありますが、これは欠員といいますか、産休職員の業務をカバーするということで、言ってみれば当たり前のことだろうと思います。しかし、私が前回の定例会、一般質問等でお願いしてきましたのは、文化振興課への正職員の配置であります。それも、学芸員として資格を有する職員の補強です。  私たちが待ち望んでいました石岡市文化芸術推進基本計画が策定されました。これは、安易に外部に委託したものではなくて、文化振興課が自ら手づくりで策定したものであると伺っております。これだけでも大変な業務量であったかと思います。そして、これからはこの計画を推進して、進捗管理と評価をしていかなければなりません。さらには文化芸術振興条例の制定までを考えますと、膨大な業務量をこなしていかなければならないと推測されます。場合によっては、市長公室政策企画課に所管替えされると言われておりました新複合文化施設整備事業などについても、部局横断ということで、文化振興課も大きくかかわってくることになるかもしれません。  昨年12月10日、市長は、文化行政のスタッフをしっかりと準備することも検討していく重要な課題であると発言されております。市長には、今こそこれを形にしていただきたいと私は思います。市長の答弁をお願いいたします。 67 ◯委員長(関口忠男君) 市長・今泉君。 68 ◯市長(今泉文彦君) お答え申し上げます。策定された文化振興計画でありますけれども、石岡市の文化推進、及び振興政策に係る基本となるもので、今後、石岡市が大きく文化の薫るまちとして発展していくためには、その推進を計画に沿って行っていかなければなりません。そういった意味で、その推進をしていく人、人材についても、しっかりと考えてまいりたいと思っております。  以上です。 69 ◯委員長(関口忠男君) 山本委員。 70 ◯委員(山本 進君) 失礼しました。順序がちょっと後先になりましたけど、今、市長からは、ポジティブな答弁というふうに捉えていいと思いますが、ご答弁いただきました。市長は、担当部局の業務量、あるいは適正配置の必要性、組織強化の必要性をどのように捉えてきたか。これまで教育委員会担当部局として、人事配置について、人事ヒアリング等においてどのような要望をしてきたか、具体的にその経過を伺いたいと思います。 71 ◯委員長(関口忠男君) 教育部長・豊崎君。 72 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。委員ご指摘のように、石岡市は埋蔵文化財が多数ございます。そこで、専門の学芸員というのも採用してございます。また、文化芸術推進基本計画も策定されたということで、今後、文化芸術についても学芸員の配置等をしていただければ、石岡市としては大きなメリットがあるのかなと感じているところでございます。具体的な要望としては、夏ごろに、課長においての総務部総務課への人事ヒアリングがございます。それから、1月において、部長による総務部への人事ヒアリングがございます。この学芸員につきましては、増員をお願いしたいということで、ここ数年、毎年のように提案をしているという状況でございます。  以上です。 73 ◯委員長(関口忠男君) 山本委員。 74 ◯委員(山本 進君) わかりました、教育部長、ありがとうございます。ただいま答弁にあったとおりであります。市長には、適切な組織体制、人事配置を再度お願いいたしまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 75 ◯委員長(関口忠男君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午前11時04分休憩             ──────────────────────                   午前11時19分再開 76 ◯委員長(関口忠男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  小松委員。 77 ◯委員(小松豊正君) 日本共産党の小松豊正です。これまでに行われてまいりました予算特別委員会における審査を踏まえて、令和2年度一般会計予算に対する総括質疑を行いたいと思います。  まず最初の問題は、地域医療対策事業2,078万8,000円に関する問題でございます。石岡の産科をどのように誘致していくのか、つくるのか。あるいは、小児科、救急医療体制がどうなのか。高齢化社会に向かう中で、本当に安心して住める石岡が求められていると、全ての市民がですね。そういう立場で、この地域医療の問題も、これまで提案、また議論されてまいりました。私もいろんなところで市民の意見を聞き、またいろいろ議論するんですけれども、本当にみんなが安心できる、納得できる、道理のある、そういう医療計画をつくってもらいたいというのは、非常に切実な願いであります。  それで、私は教育福祉環境委員として、当該委員として、この問題にもかかわってまいりまして、本当に関係部局の皆さんの非常に熱心なそういう調査活動、研究については、非常に心から多とするところでございます。  しかし、私は議員なので、執行部が提案している問題については、本当に市民に責任を持てる立場で議論をしなきゃなりません。そういうことで申し上げますと、先ほど同僚委員が、この問題の経過をめぐって、やはりよくわからないところがあったと。説明が不十分だったのではないかということについて、市長は、それは大変……、反省の弁を述べられましたけれども、しかし、だからこれは一旦休止して、そしてよく議論をして再提案という形ではなくて、しかし、これは待ったなしなので、これを認めてもらいたいという趣旨の答弁をされたんですね。私は、こういう物事に対する態度は、納得ができないわけなんです。我々議会も、幾らそういうふうに緊急性があると言われても、市民に責任の持てる道理ある提案でなけなければ、とても賛成することはできないですよ。そういうことで……。  それから、いろいろ議論はされているんですけれども、我々のこれまでの議論の中で、いろいろ当局の答弁が揺らいだり、あるいは不足分が見つかったり、また別なことが言われると。本当にこの提案されている石岡地域医療計画が、論議が尽くされていないと、不十分だと、そのまま議会に提案しているというところが、顕著になっていると思います。  そこで市長は、そういう不備があるけれどもやる、認めてもらいたいというわけだから、私はそういうことで言いますと、幾つか質問してたださなければなりませんので、その点は、総括論議にふさわしく申し上げていきたいと思います。  1つの問題は、この2,078万8,000円の予算の構成を見ますと、1つはこの検討委員会をつくるという問題がございます。この問題についても、最初は何か4人でやるみたいな話で、要するにカンファレンスのメンバーでやるのかと思ったらば、その次の答弁では、いや、アドバイザー、医師の専門家も含めてやるということを言われました。結局この体制はどういうメンバーでやるのか、それが非常に曖昧なので、それを質問します。 78 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 79 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。検討委員会のまずメンバー構成でございますけれども、昨日の答弁の中では、最初の答弁の中で、行政の部分についての人数をお答えしておりましたので、その後、全体の人数をお答えした形になっておりますので、その部分で人数が違っているというような形かと思います。改めまして委員の構成でございますけれども、行政のメンバーといたしましては、3市の代表者3名、3市の議会の代表者3名、県から1名で合計7名、それから石岡市の医師会として3名、医療機関等といたしまして、石岡地域の2次救急病院から3名、それから3次救急病院から1名、大学医局から2名、そして外部アドバイザー1名の、全部で合計17名ということで、現在想定しているということでの予算計上をしてございます。  以上でございます。 80 ◯委員長(関口忠男君) 小松委員。 81 ◯委員(小松豊正君) 17名ということはかなり、今、話を聞きますと、本格的な、いわゆる力量のある、経験ある人を集めた、そういう本格的な体制をつくるというふうに理解をいたします。  じゃあ、何をやるのかというのは、病院整備基本計画策定を委託ということになってますよね、委託するんだと。そこで、この問題にかかわっては、これまでやってきた石岡地域医療計画と今度やろうとしているのは統一的なものではないのかという質問に対して、それは区別があるんだというような趣旨の答弁をされて、私はそれは違うと思うんですよね。これまでやってきたやつを踏襲して、さらにそれを具体化、推進するためにやるわけでしょう。これが当然の理解なんだけど、そういう理解で……。私はそういうふうにするのが当たり前だと思うんだけど、いかがですか。 82 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 83 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) お答えいたします。こちらの検討委員会の役割になるかと思いますけれども、今回お示ししております石岡地域医療計画の中で、優先的に実施する対策といたしました病院の再編統合、公立化及び病床の再配分という部分についての詳細を、検討していくということになります。  以上でございます。 84 ◯委員長(関口忠男君) 小松委員。 85 ◯委員(小松豊正君) だから、連関性はあるわけでしょう。それは当たり前ですよね。 86 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 87 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 連携と申しますか、それに基づいた協議を進めていくということになってございます。 88 ◯委員長(関口忠男君) 小松委員。 89 ◯委員(小松豊正君) それで、委託先、先ほどは17名の本格的な体制をつくるということで、具体的に進めていくという問題と、病院整備基本計画を委託すると。どこに委託するのかというふうに聞いたときに、何か全国的な4つくらいの団体の1つ……、4つくらいの団体があってというようなことを言いましたけれども、これは当然、これまでの流れ、具体的な経過で言えば、地域医療振興協会に委託すると。あるいは地域医療振興協会を含む、あるいは関連する、そういうことになるわけでしょう。全く我々のこの計画に関係がないところに、また改めて委託するんですか。非常におかしいと思うんですけど、きのうはそういうちょっと矛盾があるような答弁でしたので、これを確認いたします。 90 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 91 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) お答えいたします。今回、予算計上させていただいております委託内容でございますけれども、こちらについては、主に事前の準備として、施設の現況の確認や、建物に関する基本方針、病院の施設機能の優先度の設定であるとか、規模・構造、または施設要件の設定や、建物の部屋の中の設定、それから予算シミュレーションなどを主に考えております。ということで、こちらは、専門的な医療コンサルティング会社に委託を考えているところでございます。 92 ◯委員長(関口忠男君) 小松委員。 93 ◯委員(小松豊正君) そういう委託をする場合には、これまで出されてきた、いわゆる一番最初は地域医療振興協会が出されてきたご提案ということにも、具体的な柱は全部入っているんですけれども、それがまたその後、具体的な財政的な裏付けもされて、具体的な案も全員協議会に出されていますよね。これは、もちろんこのことを踏襲して、さらに具体化するという意味だと思うんですけれども、いかがでしょうか。 94 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 95 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 地域医療振興協会から出されましたご提案に関しましては、こちらは専門委員会に、こういう提案がありますということで出されたものでありまして、その中で意見が交わされまして、最終的には石岡地域医療計画が提出されたものでございますので、地域医療振興協会の提案とはまた別というふうに考えております。  以上でございます。 96 ◯委員長(関口忠男君) 小松委員。 97 ◯委員(小松豊正君) これはどう見ても、地域医療振興協会がご提案ということで、たしか昨年の10月16日の第3回専門委員会で出されて、そのときに、地医療振興協会の理事長が自らペーパーを配って説明して、そのときには医師会長も同席されて、それで、異議なしということで骨格が決まっているわけですから、そのことが前提となってこの計画ができるというふうに考えるのが、至極当然だと思います。  それで、流れとしては、やはり3月4日の私の一般質問において、次の問題は、そういう流れの中で、私は非常にこの計画の中で問題なのは、石岡市の市長をはじめとした自主的な判断があったのか、あるいは非常にそれが弱かったのかということで、やっぱり自主性がないと、実際にやる場合には協定を結ぶわけでしょう。だから、片方はものすごい専門集団ですよね。私たちは初めてのことが多いです。だから、非常に自分の頭で自発的に考えて、慎重に、そういう態度でいかないと、これは本当に悔いのないものになっていかないんじゃないかなと思うんですけれども、そういう点で、この自主的な判断ということに関しまして、市長は、3月4日の私の質問に対する答弁があるんですけれども、この具体的な地域振興協会の理事長が説明したご提案を、10月16日に目の前で全員に配ったわけですよ。事務局は当然知っているわけです。この時点で市長は、明確にこのことは認識されているわけですね、この時点で。市長は会議には出ていなかったけど、その前の段階で。事務方からきちんと、市長は説明を受けているんですね。いかがですか。つまり、振興協会からこういうご提案がありましたと、これを第3回の専門委員会には配りますと、議題になりますと。その時点での認識はどうだったですか。 98 ◯委員長(関口忠男君) 市長・今泉君。 99 ◯市長(今泉文彦君) お答え申し上げます。地域医療振興協会との協定項目、提案があったわけでありますけれども、まず私がそのとき感じたのは、地域の医療のあり方というのは、地域の自治体、首長とか担当者とかでありますけれども、その者が、市民のニーズをいかに捉えて病院のあり方に反映していくかということが、1つのポイントになると思います。つまり、公営の病院であるとすれば、市民がどんなものを求めているか、そういったものをきっちりと把握して、病院の経営、展開に反映していくということが鍵になるということだと思っています。それが1つです。また、振興協協会の提案のあった幾つかの条件についても精査して、きっちりとやっていく見込みをチェックしていくということも、大事だと思っております。  以上です。 100 ◯委員長(関口忠男君) 小松委員。 101 ◯委員(小松豊正君) このご提案の中には重大なことが……、何回も私は指摘しておりますけれども、主語が石岡市になっていて、それで、有償で移譲を石岡市が受けるという文言だとか、要するに建物や土地を買うんだと。譲渡を受ける。当然有償なので、お金を払って買うと。それから、それを建てる建物についても云々ということで、具体的にそこまで、もう提案されているわけですよね。つまり、石岡市と2つが合意して出してきたんじゃなくて、片一方側が、自分のほうも関係するんだけれども、石岡市がこうやるんだということまで言っているわけですから、これは非常に、何ていうかな、乱暴だというか、内政干渉というか、そんなことまであなたが言うのかというところまで言っているんですね。  それをそのまま、あそこの専門委員会で出しているわけですから、だから、当然こういうことは、市長がもうオーケーしているものだというふうに私も見返すしかなくて、非常に驚いたわけですけども、そういう点で、こういう10億円もかかるものを買うということについて、市長はどういう判断だったんですか。こういう重大な問題は、例えば、私はよくわかりませんけれども、市庁舎内の合意、相談するやつはわかりませんけれども、財務部長とも相談して、あるいは庁議で、こういうことがあると、どうだということで議論されていたんですか、これは。どういうふうな扱いをされていたんですか、このご提案というのは。お伺いします。 102 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 103 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) お答えいたします。こちらのご提案につきましては、委員おっしゃるように、専門委員会へ提出されましたご提案ということでございますので、あくまでその資料の一部、そして、石岡市に出されたものではございますけれども、あくまでも専門委員会へ出されたご提案という捉え方をしてございます。  以上でございます。 104 ◯委員長(関口忠男君) 小松委員。 105 ◯委員(小松豊正君) 先ほど市長が答弁されましたように、市長にもちゃんと渡したわけでしょう、事前に。つまり、こういう……。それで、あれを見ると、この地域振興協会のご提案には、たしか日付が入っていないんですよ、何月何日というのはたしか。私も資料を持ってますが、入っていないです。いつでも使えるようになっているわけです。  そういうことで、当然これは担当部局としては、こういうものが来ておりますよと、市長、石岡にも関係する、重大というか、こういう問題ですということは言われているんですか、担当部長のほうから。いかがですか。 106 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 107 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) こういうご提案が来ていますという報告であるとか、それから、今度、専門委員会に提出しますというようなことの報告は、上司には報告しております。  以上です。 108 ◯委員長(関口忠男君) 小松委員。 109 ◯委員(小松豊正君) このご提案の中に重大なことが書いてあったのは、石岡市医師会病院からご相談があったと。それで、相談も含めてこういう提案をしたと。相談があったというのも書いてあるんだよね。相談というのは、多分、今考えれば、もう経営的に立ち行かなくなっているから何とかしたいんだけど、何かないかというふうにも私は受けとるんだけど、これは市長はどういう……。市長にも当然、……。地域医療振興協会にもお話が行っているわけですから、市長にも医師会病院から相談があったと思うんだけど、どういう内容の相談があったんですか。 110 ◯委員長(関口忠男君) 市長・今泉君。 111 ◯市長(今泉文彦君) お答え申し上げます。市の医師会の相談というのは、今後、市の地域医療が立ち行かなくなっていくということで、基本的には、医師会を構成する医師の年齢が非常に上がってきていると、63歳以上になっているということ。それから、その関連で、緊急医療の受託が難しくなってきている。あと、小児科と産婦人科の問題があるということで、その基本3点であることは変わりありません。そういう相談をずっと受けてまいりました。  以上です。 112 ◯委員長(関口忠男君) 小松委員。 113 ◯委員(小松豊正君) そういう相談があって、同じ認識を地域医療振興協会も持つと。ここで、民間であっても、2つの病院が1つに統合された場合に、病院数が2つ合わさって10%減れば利子補給をするというのが、新たな病院に関係する財政特例の1つの重要な問題なんだよね。だから、これを当然、専門家である医師会、地域医療振興協会は承知をしていて、そういうことも含めてこういう提案をしたのではないかと、これは私が考えることですけど、そういうことです。  それで、次の問題は、私は一般質問でも質問したんですけれども、こういうふうなやり方もあるけれども、しかし、石岡には4つの2次救急指定病院があって、これまでやってきたわけですよね。それで、医師会病院の経営が困難になっても、3つの病院が残るわけですね。それで、石岡の人口も減っていくんですね。それから、医師会病院関係には、かすみがうらと小美玉も含めてですけれども、たしか57の開業医がいると。こういう体制で、民間を生かしてやるという方法があるのか、ないのかというのは、重大な論点として、当然市は検討すべきなわけです。これは検討されたんですか、こういう問題は。 114 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 115 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) お答えいたします。検討の部分でございますけれども、専門委員会の中には、先ほど委員おっしゃられました、2次救急を担っていただいている4つの病院の院長さんも入ってございます。そういった中で、これからの石岡地域の医療について検討を重ねていただきまして、出した結果と理解しております。  以上でございます。 116 ◯委員長(関口忠男君) 小松委員。 117 ◯委員(小松豊正君) いや、私が聞いているのは、そういう専門委員会ではなくて、石岡市がですよ。石岡市、市長はじめ、担当部局の部長さん、あるいはまた地域医療調査室もありますよね、調査委員会だったかな。そういうところで、民間で、民間活用をやってくということは検討されたんですか、どのように。 118 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 119 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 庁内でも、当然、専門委員会に諮る前に、担当のほうで、どういうふうにしていくかというところは、どういう制度があるかも含めまして、検討はしているところでございますけれども、民間を生かしてという中では、やはり実際の当事者である先生方の意見が重要と考えておりましたので、そういった中では、専門委員会の意見を重視したということで考えております。  以上でございます。 120 ◯委員長(関口忠男君) 小松委員。 121 ◯委員(小松豊正君) 私は、市長をはじめ、自主的にそういう問題をどれほど、専門家にでも聞きながら、自主的に自分の頭で考え抜いていたのかどうかというところが、いろいろ答弁を聞いても非常に不十分であったと、場合によっては抜けていたと、そういうふうに思うので、この辺は改めてもらいたいといいますか、そういうことを感じるわけです。  それから、次の点は、やはり審議の中で、地域医療振興協会の問題点が浮き彫りになってきたということです。私も質問しました。例えば、指定管理者負担金の問題で、これは上野原病院に行ったときにもらってきましたけれども、上野原病院では、医療機器の減価償却費相当分の2分の1ということになっていたんだけど、しかし、指定管理期間の累積欠損金を考慮して、数年間免除していると。払ってもらっていないと。それから、東海の病院の場合は、1,000万円以上の純利益が出た場合に、その10%を請求しているけれども、払ってはもらえていないという問題です。つまり、31.9億円の要するに新たな病舎をつくる、それからあと10億円を全部借金でやるという場合の、1つの重要な財源として、この指定管理者負担金を挙げてますよね。しかし、実際に東海病院でも上野原病院でも、計画でよりどころにしている指定管理者負担金が入っていないんですよ、実際には。だから、石岡が幾ら計画を立てても、入る保証はないということです。入る保証がないということを計画に上げているという重大な問題が、私はあると思います。  この点は、大分時間も経っているんですけれども、確かめましたか。 122 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 123 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 上野原病院の件などに関しましても、負担金が滞ったというところは聞いてございます。石岡市が今後、指定管理する場合におきましては、その点はきちんと協定書で、そういうことがないように、しっかりと協議を重ねた上で、協定を結んでいきたいと考えております。  以上でございます。 124 ◯委員長(関口忠男君) 小松委員。
    125 ◯委員(小松豊正君) ですから、協定ですから、当然、両方の病院とも困りますと、約束を守らなくて困りますと盛んに言ったはずなんですよね。しかし、払っていないです。だから、これをいわゆる31.9億円の元利償還の財源にするというのは、根拠がないんですよ、そういう意味では。そういうことを指摘せざるを得ません。  それから、もう一つは、東海村の場合は、救急や不採算部門への補填、助成として、毎年1億2,000万円も出していると、支出していると。しかし、東海村では、指定管理期限が10年です。10年目になった平成28年に、協定の再交渉をしたんです。毎年毎年1億2,000万やってきましたけれども、10年間経って安定したでしょうから、この1億2,000万円を毎年出すというのは見直してもらえませんかと、こういうふうに側が地域医療振興協会に交渉を申し出るんだけど、拒否されると。そんなことをやれば、赤字になってやっていけませんと。こういう実態も私は調査したんです。  ですから、本当に地域医療振興協会というのはそういうところまでやるわけですよ、実際として。本当にそういうところも見てやらないと、重大な問題になるんじゃないかと私は思うんですけれども、これはいかがですか。 126 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 127 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 地域医療振興協会は、幾つもの指定管理を受けている状況がございます。そういった中で、それぞれの自治体との病院の経営の状況も、さまざまかと思っております。今後、石岡市が協定を結ぶ際に関しましては、さまざまな事例を確認した上で、協議をしていきたいと思っております。  以上でございます。 128 ◯委員長(関口忠男君) 小松委員。 129 ◯委員(小松豊正君) 非常にこれは信頼を欠くことが、実際、目の前でできているわけですから、そこをよく認識してかからないといけないと思うんですね。  それからあと、運営の中で生まれる赤字補填は、石岡市は負担しないというのは、地域医療振興協会が、先ほど渡したご提案の中にもちゃんと書いてあるんですね。これは請求しませんと。地域医療振興協会としては、運営の中で生まれた赤字は請求しないと。別な石岡市の側のやつにも、赤字補填はしないということを書いてあるんだけど、私はこういうふうに書かれると……。  しかし、本当に実際問題として、例えば地域振興協会が、指定管理を受け持つ病院が、実際に赤字になっていった場合、これはこういうふうに書いてあるから一切やりませんよと、だめだと。しかし、どんどん、いわゆる指定管理の病院が大変になってきた場合に、だめだというふうに突っ張り切れるのかどうかということになった場合に、石岡市としては、石岡市民の健康を守る上から、そういうふうには書いてあったけれども、これはやはりその場で考えるということに、私は実際になる余地を残していると思うんですよ、これは。この歯どめはどう考えているんですか、こういう場合。そういうことも十分考えられますよね。人口が減っていく……、さまざまなことがありますので。 130 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 131 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) お答えいたします。現在、地域医療振興協会におきましては、石岡第一病院を運営しておりまして、指定管理料とかが現在はないわけでございますけれども、そういった中でも運営している現状がございます。また、当然、経営のチェックの部分でございますが、赤字にならないような経営をしていかなければならないということで、指定管理をした場合には、そういう経営面のチェックも、随時行っていく必要があると思っております。  以上でございます。 132 ◯委員長(関口忠男君) 小松委員。 133 ◯委員(小松豊正君) しかし、指定管理料を1億8,600万円毎年払い続けて、それで、地域振興協会の運営がどうだこうだというのは、私が上野原の問題で我が党の議員に聞いたらば、隔靴掻痒というか、もうそうなっちゃうと……。あそこは直の町立病院だったんですね。それが指定管理者になった場合に、隔靴掻痒と、かゆいところを厚底の靴からかくようなものだという表現があったんですけれども、もうなかなか率直にいかないと、そういうことも言われていることを、私はここで発言しておきたいと思います。  それから、次の問題は、指定管理期間は30年と言われておりますよね。東海村の場合は10年間でした。それで、10年間でも、先ほど言ったように、10年間経って、さあ次はどうしましょうかといった場合に、手を挙げるところがないと、ほかに。それは、地域医療振興協会が10年間もやってきて、いろいろそういう評価とか何かがある中で、いや、それはだめだから私がやるというふうにはならないということで、誰も応募しないで、引き続き地域医療振興協会がやることになったということなんですね。  だから、石岡で30年やった場合はどうなるのかというのは、一応30年という区切りはあるけど、これは、いわゆる半永久的といいますか、ずっと振興協会が、石岡市という自治体に食い込んで、そして、何かあった場合でも石岡市が助言してくれる、助けてくれるということも含めて、そういうことを見込んで、30年というのはかなり長期的に、一定の自治体と実際のもと、財政力、信用に依拠して、そしてこの地でずっと医療行為を続けていくと。企業としては大変有利な待遇なわけですよ。そういうことも見越して、地域医療振興協会は私たち石岡市のこの仕事に入りたいと思っていると、私は理解するわけです。  この30年というのは、どこから出てきたんですか。誰が提案してきたものなんですか、なぜ、どういう理由で。そこをお聞きしたいと思います。 134 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 135 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 30年でございますが、こちらにつきましては、安定した医療を供給したいという思いがございますので、1つは長期的な指定管理期間にしたいということがございました。それと、起債を、お金を借りたものを返す返済の期間、そういうものも勘案すると、30年は必要かなと考えた次第でございます。  以上でございます。 136 ◯委員長(関口忠男君) 小松委員。 137 ◯委員(小松豊正君) 私はいろいろ今日も質問してまいりましたけれども、本当に石岡の地域医療問題を、産科の問題、それから小児科の問題、救急体制の問題、本当に安心した体制をつくる上で、やはり執行部も、こういう議会の議論を踏まえて、一旦立ち止まって、議論をもう1回積み重ねていくということが必要じゃないかと思うんです。それから、我々議会側も、執行権は持っていないんですけれども、議会も議会として、市民との懇談会を開くとか、そういうことを積み重ねて、本当に石岡市にふさわしい医療体系はどういうものなのかということを積み上げていって、そして、双方が共通認識を強めていく中で、本当に市民に責任を持てる体制を、市民に明らかにしていくのがいいんじゃないかと思うんですよ。  議会も今、教育福祉環境委員会でやっているんだけれども、これはさまざまな人から議論が出たように、全議員の、全市民の非常に強い関心事なんですね。ですから私は、もっと、医療特別委員会とか、名前はいずれにいたしましても、ほぼ希望する方は全員に入ってもらって、それで議論するくらいでやったほうが、急ぐ問題だと言うんだけれども、急がば回れという言葉があるように、こういう場合はよく腰を落ち着けて、急速に問題点等の整理をして、そしてやったほうが、いわゆる早くいくといいますか、そういう意味で、やはりそういう気持ちでやったほうがいいんじゃないかと思うんですね。  市長はなぜそんなに急ぐのかということを、先ほど急ぐ理由を述べましたけれども、そういうことを聞きますと、もっと段取りよくやられるべきではなかったのかということを……。お忙しい立場でしょうけれども、市長は、副市長もいらっしゃるし、さまざまな幹部がいらっしゃいますので、そういうところに大いに依拠して、そして段取りよく、みんなが、議会も含めてまとまるような方向でやっていただいたほうがいいんじゃないかなということを考えているんですけれども、そういうふうな私の意見ですけれども、市長は、そういう意見は意見で、やっぱりやるんだといいますか、これでやり切るんだと、場合によっては強行するという言葉も、適切かどうかわかりませんけれども、このやつでやるしかないんだと、そういう認識ですか。 138 ◯委員長(関口忠男君) 市長・今泉君。 139 ◯市長(今泉文彦君) 市長として強行するのかどうかという問いかけかと思いますけれども、私は市長として、この地域医療の問題は、危機感を強く感じております。今、医師会病院の話が出ましたけれども、医師会病院は、4月から緊急搬送は受け入れなくなります。この新型肺炎が猛威を振るっている時期、1つの病院がそういう機能を失っていくというわけでありますけれども。  それから、こうなる前、2年前ですけれども、私は非常ベルが鳴っているというふうに例えましたけれども、緊急搬送の受け入れがなくなっていくということと、それに伴って、石岡における地域医療の地盤沈下は、もうこの計画が頓挫すると、止められなくなっていくと認識しております。いわば危機感を私は非常に強く感じているということで、その認識の違いかもしれませんけれども、地盤沈下を止めるための唯一の再生プログラムがこの医療計画でありまして、災害時の避難警報のように、待ったなしの緊急性の高いものと捉えています。今この医療計画の歩みを止めたら、取り返しのつかないことになるのではないかと感じております。まずは避難していただき、市民の安全を確認した上で、手順や方法論について話し合ってもよろしいのではないかということであります。  どうかSDGsで述べられているように、市民を取り残すことのない、全ての人に健康と福祉を、住み続けられるまちづくりを継続することというのは、私の使命と考えております。7万4,000の市民の生命と健康を石岡市で守るという、それを指揮するのが市長の役目だと思っております。今やらなければならないことは、石岡市の医療を縮小することなく継続すること、スピード感のある医療環境づくりを行っていくこと。再度申し上げますけれども、目指すのは、産婦人科の復活と小児科の充実、緊急診療の継続であり、病院統合とベッドの再配置はそのための手段であります。そういうことで、石岡地域医療計画は、皆様の英知を結集して進めてまいりたいと感じております。  以上であります。 140 ◯委員長(関口忠男君) 小松委員。 141 ◯委員(小松豊正君) 市長の心情もお聞きをいたしましたけれども、私は、この石岡市で活動している医療機関の皆さん、石岡市医師会の皆さんですね、それから、さまざまな医療、病院の方々ですね、そういう方々はそんなに見識がない人ではなくて、これまでも市民の健康を守ってきたし、そういう自負はあるし、そういう能力はあると。だから、私は、市長としてはそういうところに率直に、こういうことで何とか協力してもらいたいというふうに呼びかけて、議論してもらって、そこから知恵とエネルギーを出してもらうということをやれば、十分私は大丈夫だと思います。  これを、こういう矛盾がありながらも、緊急性があるから飲んじゃったら、議会も議会のチェック機能が果たせませんよ。これは、私はそういう立場でこの問題には対応したいと考えていることを、申し上げておきたいと思います。  時間が……。医療の問題は以上ですけれども、あとは、残りの時間でちょっと申し上げたいのは、お金の使い方の問題で、財政指標などを考えた検討をやらなければならないということを申し上げたいと思います。  終わります。 142 ◯委員長(関口忠男君) 暫時休憩いたします。午後1時30分から会議を開きます。                   午後 0時09分休憩             ──────────────────────                   午後 1時30分再開 143 ◯委員長(関口忠男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  新田委員。 144 ◯委員(新田 茜君) 新田です。これまでの所管で伺ってまいりました2項目につきまして、企画の部分と医療の部分について、順次、伺ってまいりたいと思います。  まず、予算書で言いますと89ページのところにあります地域おこし協力隊の活動経費の部分で、お尋ねいたします。所管の中で、令和2年度につきましては、新たに募集をしている2名の方々の報償、また活動の費用ということで、さらに、任期を終えた第1号の4名の方の起業する際の支援補助が、主なもので計上されておりました。石岡市では、この地域おこし協力隊の制度が導入なされたのが、たしか平成29年度だったかなと思うんですが、そのときの1期生が今回任期を終えるということで、来年度、令和2年を迎えるわけですけれども、その活動を見守ってきた中で、改めてこの地域おこし協力隊の制度についてどのように捉えているのかを、まずお伺いできればと思います。お願いいたします。 145 ◯委員長(関口忠男君) 市長公室長・加藤君。 146 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。委員ご案内のとおり、平成29年に石岡で初めて採用した4名の協力隊員でございます。第1期生ということで、武蔵野美術大学出身でございまして、アートサイト八郷というイベント開催が縁で、石岡に来ていただいた次第でございます。それぞれ隊員が、移住・定住、中心市街地活性化、農林業振興、観光振興という4つの分野で活躍していただいた次第でございまして、その活動に関しては、地道ではございますけれども、評価すべきところが本当にあったということで認識してございます。  卒業後でございますけれども、おかげさまで定住を続ける意向がございまして、起業する考えもありまして、昨年度ですけれども、クラウドファンディングで八郷地区の太田にものづくりの拠点、シェア工房BONCHIを立ち上げるなど、地道でありますけれども、自分たちの立ち位置というんですか、こちらを探っている状況でございます。今後も、卒業後でございますけれども、地域で活躍することを期待してございます。  以上です。 147 ◯委員長(関口忠男君) 新田委員。 148 ◯委員(新田 茜君) ありがとうございます。  それと、所管でも伺ったんですけれども、2018年度に委嘱されたご夫妻の方がいらっしゃったと思うんですけれども、文化財の活用に関する活動をされていた方々だと思うんですけれども、その方の活動の部分の費用が今回載っていなかったものですから、所管のほうで伺ったところ、1年で退任されたといったようなお答えがあったと思うんですけれども、1年で退任されたことにつきまして、その理由といいますか、その辺は、把握しておればお聞きしたいと思います。 149 ◯委員長(関口忠男君) 市長公室長・加藤君。 150 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。ご本人、ご夫婦でいらっしゃいましたけれども、非常に個人的な問題でございますので、ちょっとこの場では申し上げられないんですけれども、決して石岡がどうこうという話ではないということでございます。  以上です。 151 ◯委員長(関口忠男君) 新田委員。 152 ◯委員(新田 茜君) ありがとうございます。  この事業につきましては、本当に移住・定住を増やすための入り口となる制度だと思いますので、しかも国からもお金が出るということで、非常に有効な制度だと思います。成功している自治体では、任期後の隊員の方々の定住率も高いですし、卒業した後の起業率というのも高いと聞いておりますので、そういったところに関しては、情報発信というのも本当にうまくできているのかなと思っていて、成功している自治体は毎年応募も来ていると思っています。  石岡市は、今年度は応募はなかったということで、また来年度に向けて応募をされているということだったんですけれども、令和2年度、新たな募集と、任期を終える方々もいるという中で、このサポートに関して、これまでの検証とあわせて、今後どのように進めていくかという部分について、お考えがあればお伺いいたしたいと思います。 153 ◯委員長(関口忠男君) 市長公室長・加藤君。 154 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。本年度も応募は実際あったわけですけれども、途中で辞退されたということで、残念ながら採用には至りませんでした。申し添えます。  今、茅葺きの分野でお一人、手が挙がっておりまして、その方には一応内定ということで、もし新年度予算をお認めいただいた暁には、4月から採用ということになるかと思います。もう1名分ですかね、スポーツの分野、こちらの問い合わせは来ておりますけれども、まだ募集中でございます。その募集に関しての情報発信を、もちろんいろいろな場面で募集していきたいということで、新しい方はもちろん、退任の方も含めて、彼らの思い、まちづくりへの思いを存分に発揮していただけるような状況を、きちんと我々がつくっていくということが、29年度からスタートした事業の中での認識している部分かなということで考えております。  以上です。 155 ◯委員長(関口忠男君) 新田委員。 156 ◯委員(新田 茜君) ありがとうございます。今、導入している自治体は1,000以上あるそうなので、応募する方は、石岡市を選んで来てくれると思いますので、今後もこの制度をうまく利用して、取り組んでいっていただきたいと思います。令和2年度の取り組みに期待をさせていただきたいと思います。この点については以上であります。  続きまして、予算書で言いますと141ページの地域医療対策事業の部分について、何点かお伺いいたしたいと思います。こちら、昨日の所管の中で、病院整備基本計画の検討委員会について、午前中の中でも出ておりましたけれども、メンバー構成についても伺いまして、これまでの専門委員会やカンファレンス同様、行政側としては、そこに県も新たに加えて、小美玉市、かすみがうら市も入られるというようなお答えがありまして、これ、スケジュール的に考えますと、予算が通過しましたら、すぐにこの委員会が設置されるのかなと思うんですが、そういった場合、この部分については、小美玉市であったりかすみがうら市にも多少なりともお話はされていると思うんですけれども、その点については両市にも了承を得ているという考えでよろしいのか、まずお伺いをいたします。 157 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 158 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) お答えいたします。こちらの新しい検討委員会の委員でございますけれども、こちらについては内諾というか、そういうものをいただいているわけではございませんので、今回予算が可決されましたらば、順次、日時等、調整をしていきたいと考えております。  以上でございます。 159 ◯委員長(関口忠男君) 新田委員。 160 ◯委員(新田 茜君) ありがとうございます。今後、調整ということでお答えいただきました。  どうしてもこの部分について、石岡地域とする石岡市、小美玉市、かすみがうら市というのが、同じ方向を向いているような気がしないというか、そんな感じが見受けられなくて、私自身も、専門委員会であったりカンファレンスで傍聴をさせていただきましたけれども、3市で考えると方向性が若干違うように感じたので、お伺いをさせていただいたんですけれども、この病院整備の計画では、きっとこの今ある計画がより具体的に進められていくと思うんですけれども、その辺についてもきちんと3市でのコンセンサスを図っていけるのか、その辺について、もう一度お伺いをいたしたいと思います。 161 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 162 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) これまで策定しました石岡地域医療計画につきましては、3市でもって策定してきた経緯がございます。今回の病院整備につきましては、その地域医療計画の中での優先的に実施するものの位置付けで考えておりますので、こちらについても3市との調整をしながら、石岡市が主体となってやっていくというふうに考えております。  以上でございます。 163 ◯委員長(関口忠男君) 新田委員。 164 ◯委員(新田 茜君) わかりました。この点についても、3市との調整をしながらということでありました。  それと、もう一つ、この検討委員会の中で、所管でもありましたけれども、メンバーとして1名、外部アドバイザーの方も入れるといったお話がありまして、昨日の答弁の中では、たしか交通費込みで1回5万円といったようなお話があったかと思います。その1回につき5万円というのが結構な価格だなと思っているんですけれども、この委員会が具体的に何を検討していくかというところが何かあまりよく見えない中で、このアドバイザーの金額だけは決まっているというところに関して、これもさまざまな過去の議事録等を拝見したんですけれども、こういう委員の報償に対して1回につき5万円というのがなかなか見当たらなかったもので、まだどなたかも決まっていない中で、そこに5万円という額を設定された、どういう基準でお決めになったのかという点について、お聞きしたいと思います。 165 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 166 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) これまでの専門委員会の中で、アドバイザー的に大学の先生に入っていただいた経緯がございましたので、そちらの交通費であるとかを参考に、報償費プラス交通費ということで見込んだ次第でございます。 167 ◯委員長(関口忠男君) 新田委員。 168 ◯委員(新田 茜君) わかりました。  これ、市長に1点お伺いいたしたいんですけれども、この検討委員会の中に行政も入るということで、先ほど、市長もこの委員会には入られる予定であるといったようなお話があったかと思うんですが、この病院整備計画の策定について、市長としてはどのようにかかわっていきたいということを考えているのか、石岡地域の医療でありますけれども、石岡市が先頭に立って進めていくと思いますので、その辺、どのように市長としてかかわっていかれるのか、お考えをお伺いいたしたいと思います。 169 ◯委員長(関口忠男君) 市長・今泉君。 170 ◯市長(今泉文彦君) お答え申し上げます。市長としてどのようにかかわっていくかということでありますけれども、まずは、病院の方向が市民の求めているものから離れないように、その部分をしっかりと方向付けていきたいと思っています。 171 ◯委員長(関口忠男君) 新田委員。 172 ◯委員(新田 茜君) ありがとうございます。今の質問をさせていただいたのも、市長の熱意というものをちょっとお聞きしたいなと思ったので聞かせていただいたんですけれども、この地域医療対策につきまして、市長は所信の中でも、一丁目一番地の事業として取り組むようなお話をされていました。ただ、しかしながら一般質問の中では、専門委員会が決めたことだといったお答えもあったので、市長の熱意というものがあまり伝わらない部分があったので、今、また予算審議の部分で聞かせていただきました。  この地域医療に対しては、地域医療対策室の職員の方は本当に頑張られてきたと思うんですね、私たち常任委員会で審議をさせていただいているので、その辺が本当によく伝わりました。そんな中で、市長がその対策室の方々と一緒につくり上げてきたといった部分があまり見えなかったので、こうしてお尋ねをさせていただいたんですけれども、この地域医療については、本当に大事な問題ですし、石岡市にとっても重要な部分でありますので、ぜひリーダーシップをとって、熱意という部分がやっぱり見たいので、そこを持って取り組んでいただきたいというのと、これを進めていくのであれば、医療の部分だけではなく、本当に石岡市の事業全てにおいての整備という部分が必要であると思いますので、意見とさせていただいて、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。 173 ◯委員長(関口忠男君) 次の質疑者に移ります。  池田委員。 174 ◯委員(池田正文君) 池田でございます。令和2年度の予算審査に当たりまして、過日、総務委員会所管に係る部分でお伺いいたしました件につきまして、1点お伺いいたします。  先日の所管委員会におきまして、給与費において、職員数及び給与額でありますとか、あるいは級別職員数の職員配置について、お伺いをしてまいりました。その中で、来年、令和2年度は、43名の再任用の職員さんの採用予定であるということが明らかにされましたけれども、再任用でございますが、私の理解でありますと、平成25年度以降に、公的年金の報酬比例部分の支給年度が段階的に引き上がるに伴いまして、それらの無年金期間が生じることを解消するために実施をしているという認識なんですが、それでは、そもそも再任用制度とはどういったものなのか、その本旨をお伺いいたします。 175 ◯委員長(関口忠男君) 総務部長・久保田君。 176 ◯総務部長(久保田克己君) お答え申し上げます。再任用の考え方につきましては、ただいま池田委員がおっしゃられましたように、公的年金の報酬比例部分の支給年齢が段階的に引き上げられ、定年退職後に無年金期間が生じることから、対象となる職員が再任用を希望する場合、年金支給開始年齢に達するまでの間、原則として再任用を行うものでございます。  以上です。 177 ◯委員長(関口忠男君) 池田委員。 178 ◯委員(池田正文君) それでは、その採用の根拠についてお伺いいたします。地方公務員法の28条4項におきまして、従前の勤務実績に基づく選考ということがうたわれておりますけれども、それらについてお伺いいたします。 179 ◯委員長(関口忠男君) 総務部長・久保田君。 180 ◯総務部長(久保田克己君) お答え申し上げます。まず、地方公務員法28条の4には定年退職者等の再任用、また28条の5には短時間勤務の職ということで規定がされてございます。そういったことを受けまして、石岡市の再任用条例というものを制定してございます。この中で、先ほど申し上げました条件に該当する者については、原則、再任用していくという考えでございます。  以上です。 181 ◯委員長(関口忠男君) 池田委員。 182 ◯委員(池田正文君) 26年度から、本市におきましては再任用制度を行っているということでございます。その後、平成30年度から、5級副参事、あるいは6級参事ということで、数名の方が任用されております。26年度から30年度までにつきましては、3級主任ということでやっていたんですけれども、その基準につきましてお伺いいたしましたが、その基準が設けられていないということでございました。
     私は、退職される方は、それぞれに高い知見もお持ちだと思いますし、豊富な行政経験もお持ちだと思っております。そういった中で、いわゆる3級主任で再任用で働かれる方、あるいは役がつく方、明確な基準が必要だと思いますが、それらについてのご見解をお伺いいたします。 183 ◯委員長(関口忠男君) 総務部長・久保田君。 184 ◯総務部長(久保田克己君) お答え申し上げます。再任用の中の3級主任と、5級、6級での副参事、参事での再任用が発生しているというようなご質問で、その基準でございますが、まず、再任用の基準につきましては、当然、従前の、先ほど委員がおっしゃられましたように、勤務実績などに基づく選考により、1年間の期間で再任用をするものでございます。具体的には、対象となる職員のこれまでの業務経験、行う業務の複雑・困難度及び責任の度合いに応じた等級に位置付けされるものと考えてございます。今年度の再任用職員の任用については、上司の命を受け所管事務を遂行する3級主任、それと、市の重要施策課題に対する特命事項の業務を帯びて、それらの業務に従事する6級参事の任用を行ってきているところでございます。  以上です。 185 ◯委員長(関口忠男君) 池田委員。 186 ◯委員(池田正文君) それでは、この後は市長にお伺いしたいと思います。当然、人事でございますので、任命者は市長だと思います。よもや市長におかれましては、恣意的な部分で任命されていることはないと思います。しかしながら、明確な基準がない中、実施しているわけでございますので、その点についてお伺いしておきたいと思います。一部、役付きの方々の再任用をスーパー再任用なんて言う方もおりますし、あるいは、平の方をフロア再任用なんて言う方もいるようでございますので、その辺の基準、あるいは市長の任用の考え方について確認をしたいと思います。よろしくお願いします。 187 ◯委員長(関口忠男君) 市長・今泉君。 188 ◯市長(今泉文彦君) お答えいたします。現在の任用の状況など具体的な内容については、ただいま総務部長が答弁したとおりであります。再任用参事の任用に当たりましては、その時々の政策的な課題の状況や、職員のこれまでの業務経験、各部局の人員配置の状況などを踏まえながら行っているところであります。委員からのご指摘も十分に踏まえた上で、今後も適切な任用に努めてまいりたいと考えております。  以上です。 189 ◯委員長(関口忠男君) 池田委員。 190 ◯委員(池田正文君) どなたが見ても聞いても考えても、ああ、なるほど、こういうことでこの方には役がついている、あるいはついていないという、その明確な基準の必要性を私は非常に感じます。石岡市の職員再任用条例を見ましても、あるいはそれに伴う規則を読みましても、一切、市長の特命事項についての記載がございません。ですから、その辺については、制度設計と言いますとちょっと大げさなことでございますけれども、今後、大量退職者が毎年生まれるわけでございますので、これはやはりそういった部分の基準づくり、あるいは明文化につきまして、市長のお考えを確認したいと思います。 191 ◯委員長(関口忠男君) 市長・今泉君。 192 ◯市長(今泉文彦君) 任用の明文化、基準づくりについては、今後、その状況を確かめながら、私なりに検討を内部で進めていきたいと思います。 193 ◯委員長(関口忠男君) 池田委員。 194 ◯委員(池田正文君) ぜひ再任用の職員さんについても、地方公務員法における正規職員でありますし、あるいは今まで培った業務経験も、本市におきましては財産でございますので、その辺の明確な基準づくりを含めまして、ご検討をいただければと思います。  私の質問を終わります。 195 ◯委員長(関口忠男君) 次の質疑者に移ります。  櫻井信幸委員。 196 ◯委員(櫻井信幸君) 櫻井信幸でございます。今日は2点ほどお尋ねをいたします。提案といってもいいんですけれども、よろしくお願いいたします。  地域医療制度の件ですけれども、昨日、指定管理、医療機器、あるいは負債等々について伺ってきました。その中で、石岡市は一般財源からの負担がないという説明を受けました。私は今回、いろいろな事例を同僚委員の方々が申し上げているようでありますけれども、今回、例えば東海村と今回の石岡の違いは、東海村の場合は、市立病院が少し運営がうまくいかないので、その運営をやっていただけないかというようにして、その関係者に依頼をしたというような経緯があるのかなと、自分なりに判断しております。また、東海村の場合は、市長が言いましたが不交付団体でありますので、これは全て市民の税金からそれを負担していくというような形がとられている。通常、今回の場合を……。今回の場合ですと、石岡市が市立病院化することについては、先方さんから、こういう形でやるんですけど手伝ってくれないかというような話を受けたのではないかなと、私は判断しております。  結局、行政経営の中、あるいは民間の商業経営の中においても、ある物件を買うときに、買ってくれないかと、売ってくれと行くのでは、条件が違うのであります。多分、今回は第一病院側で、石岡市に手伝ってもらえれば何とか運営はやっていけるという見通しの中で、交付税だけでやっていける勝算があったのかなということから、今回の話があったのかと思いますけれども、例えば今回この話が破談に、今回この予算が通過しないでいった場合に、この、とても条件のいいお話と私は判断するのでありますけれども、このお話はどのような方向性を持っているのかお尋ねをしたいのと、時間が本当にあるのかどうか。審議が足りないというお話はあったわけでありますけれども、あとどのくらい医師会病院の体力が残っているのか等々について、ご判断が、考えがあれば、お話を聞かせていただきたいと思います。 197 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 198 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) お答え申し上げます。まず、この計画が破談になった場合というお話がございましたけれども、今現在、協議を進めているものでの条件でございますので、この時期がずれてきますと、何年か後とか、そういうふうに時期がずれますと、それまでの協議からまた変更になると考えられると思っております。  それと、時間の部分でございますけれども、医師会といたしましては、医師をはじめとするスタッフが減少しているということではございますが、これまでこちらでお示ししていた最短のスケジュール、令和5年1月の開設に向けたスケジュールについては、それに合わせてやっていきたいというようなお話は伺っているところでございます。  以上でございます。 199 ◯委員長(関口忠男君) 櫻井信幸委員。 200 ◯委員(櫻井信幸君) ただいま部長の答弁は、これまでにも数々、何度も聞いてまいりました。ただ、私は、もう時間がないのかなと。これまで、例えば審議がなかったと言いますけれども、我々の改選後、教育福祉環境委員会において、所管の委員会において、この説明等について何度くらいお話をされたのか、わかれば教えていただきたいと思います。 201 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 202 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 令和元年の8月6日に、まず教育福祉環境委員会で石岡市医師会病院の視察をしていただきました。その後数回、令和2年の2月28日の委員会まで6回ほど委員会の開催の中で、その都度提案と申しますか、お示しできる範囲の中でお示ししてきたところでございます。  以上でございます。 203 ◯委員長(関口忠男君) 櫻井信幸委員。 204 ◯委員(櫻井信幸君) であれば、もっと所管の委員会で、このお話を積極的に執行部も議会もやれば、もっと早い時期にこの話し合いが進んだのかなと思います。  また、今回、市民の健康、将来の子どもたちの健康等を考えたとき、財政面では、石岡市の一般財源からの負担はないということでありますけれども、やはり将来の市民の健康ということを考えたときには、議会も執行部も大局的な立場に立って、よくお考えになって判断すべきなのかなと私は思います。  また、一般質問等でも出ましたけど、2025年度の話ですけれども、回復期医療というんですか、それも今後大きな課題になってきますけれども、そういう受け入れを考えたときも、やはり今回の話はもう破談にできないと私は感じます。ですから、その辺のところを、強い気持ちでもっと議会にお示し願いたかったなと思います。  この件については、これまでいろいろお話ししたもんですから、ここまでになりますけれども、説明の中で1点、カンファレンスという言葉を使っている。一般市民の方……、我々はカンファレンスと言えば何となくわかるんですけれども、カンファレンスという言葉を何度も使っていますけれども、ちょっとした高齢者の方が、カンファレンスというのは何なのかなと考えちゃうと思います。もっと行政は、市民にわかりやすい言葉を併用しながら使っていったほうがいいのかなと思います、説明する上で。  これについては、結論から言えば、大局的な考え、その見地に立ってもう考える時期ではないかなと、私は判断しております。  次に、同僚委員から再雇用についてお話がありました。私は、所管の委員会でこの件について質問しましたけれども、4人の参事が現在石岡市にはいらっしゃいます。その参事の中で……、参事の中でというのは、指定はしませんけれども、土曜も日曜も出勤なさって、仕事をやっている方がいらっしゃいます。あとは、能力があるのにその部署に入れない、入っていない、また、本当にこの人は何やっているんだろうな……。きのうでしたかも言いましたけれども、現役の、例えば消防署に関して言いますと、仕事がしづらいと、仕事がやりづらいと、そういうお話が出ているようであります。またOBの方からも、こういう前例はないよと。  ですから、先ほどもありましたけど、どのような基準をもって参事を選んでいらっしゃるのか、もう一度、市長にご答弁をお願いできればなと思います。 205 ◯委員長(関口忠男君) 市長・今泉君。 206 ◯市長(今泉文彦君) お答えいたします。参事の任用基準でありますけれども、選任に当たっては、政策的な課題の状況、職員のこれまでの業務経験、各部局の人員配置の状況などを踏まえながら、行っているところであります。そういった判断基準を用いているところであります。 207 ◯委員長(関口忠男君) 櫻井信幸委員。 208 ◯委員(櫻井信幸君) 昨日の質問で申し上げました。答弁の中に、参事さんのお仕事として、愛郷橋出張所の打ち合わせとか、例えば県に対する事務の申請とかというご答弁がありました。私は、このくらいの仕事は現役の職員、事務職で十分できる、やっているかやっていないかは知りませんけれども、十分できる範疇だと思います。私は、参事が年間400数十万という報酬をいただいていく中であれば、もっと実績とか、成果が見えるような仕事をしていただくのが、やっぱり役所にとっていいのかなと考えております。  あと1つは、守秘義務に関する問題です。これもちょっと耳に挟むことがありまして、やはり気がかりなことがあります。  ですから、参事さんを任命する、あるいは、本当に実績の上がる参事さんはいいのですけれども、できれば、市のためを思うのであれば、外部の参与、アドバイザーとか、例えば他自治体の例を申しますと、マーケティング調査とか、職員研修とか、あるいは議員研修とか、もろもろ市に役立つそういうことを参与さんにしてもらっているそうであります、非常勤の参与に。上限は、ある町では15万円以内でお願いしていると。ただ、参与さんは、その仕事が終われば、また違う参与さん、民間企業の経営者とか大学の先生とか、そういう方たちにお願いして、その実績を上げていると聞きます。  石岡市の参事制度というのは、市民の税金を使っていく中で、もったいない部分がたくさん見受けられます。もったいないなという部分が見受けられます。ですから、今後、現在いる参事さんについては、滞納整理でも何でもやってもらって、また仕事をやっている方は別として、その判断は市長がすればいいのでありますけれども、今後はそういうものに対しては外部参与という形で、あとは再任用の形は、通常の形でやられるというのが得策ではないかなと思います。  私のこの提案について、市長、今後どのようにお考えになりますか。 209 ◯委員長(関口忠男君) 市長・今泉君。 210 ◯市長(今泉文彦君) 参事の制度ですけれども、ただいまアドバイス、助言をいただいたわけでありますけれども、今後、働いた業績、実績、そういったものも踏まえ、それから適性ですね、総合的に勘案して、参事の制度に関して、もう一度改めて考え直してみたいと思います。 211 ◯委員長(関口忠男君) 櫻井信幸委員。 212 ◯委員(櫻井信幸君) 数年前、多分3年くらい前のお話だと思うんですけれども、当時、退職される部長さんの何人かには、参事は置かないという説明があったというふうにも聞きます。これについては、あったか、ないかはちょっと定かではないので、そういうお話を聞くんですけれども、やめられた方たちが言うんですけれども、それについては答弁は求めませんけれども、その辺のところもよく、税金を使うんですから、それだけの投資効果を図れるような人事をやっていただきたいと思います。  最後に、とても言いづらいんですけれども、今泉市長のこの予算に対して、去年も今年もこういうふうな状況になっております。否決されて修正されて、補正でも否決されて、これが連続して続いております。これは、市長に対する不信任に近いと言ってもいいくらい。こういう予算を提出する上で、市長はその不信任に対する……、例えば議会が不信任を提出したときに、それを受けて立つくらいの気持ちでこの予算を提出しているのか、最後にお尋ねをしたいなと思います。 213 ◯委員長(関口忠男君) 市長・今泉君。 214 ◯市長(今泉文彦君) 地域医療でお話ししたとおりでありますけれども、一丁目一番地ということ、そして、これが最重要課題だということ、ひいては7万4,000の市民の命と安全を預かっている市長として、それなりの覚悟を持ってやってきたつもりであります。そういうことです。  以上です。 215 ◯委員長(関口忠男君) 櫻井信幸委員。 216 ◯委員(櫻井信幸君) 私の質問はこれで終わります。ありがとうございました。 217 ◯委員長(関口忠男君) 次の質疑者に移ります。  岡野孝男委員。 218 ◯委員(岡野孝男君) それでは、2項目にわたりまして質問をいたします。  1項目目は、令和2年度の予算額と前年度の予算額を比べて、予算が、ほとんど人件費なのに予算が上がっている、値上がりしていることについて、まずお尋ねをします。  今から読み上げますので、この部分について、はっきり値上がりをして予算計上されております。八郷総合支所の施設の清掃・管理など、あと夜間警備、施設・電話の交換、石岡保健センターの施設清掃・管理など、夜間警備、それから、八郷保健センターの施設清掃・管理など、夜間警備、中央公民館の施設清掃・管理など、夜間警備、府中地区公民館、施設清掃・管理など、東地区公民館、施設清掃・管理など、それから施設夜間管理、八郷地区公民館の施設清掃・管理など、国府地区公民館の施設清掃・管理などと夜間管理、中央公民館の施設清掃・管理など、石岡運動公園の施設清掃・管理など、夜間警備、それから、海洋センターの施設清掃・管理など、それから施設休日・夜間管理、八郷運動公園の施設清掃・管理など、石岡給食センターの施設清掃・管理など、以上、今申し上げたところは、ほとんどが人件費で仕事をしているというところだと思いますが、令和2年度の予算計上では、前年度に比べると大分上がっているところもある。はっきり同じような仕事をしていても、予算額は上がっていると、引き上げられていると、そういうようなところであります。  これはどういう予算の計上をしたのか、お尋ねをいたします。 219 ◯委員長(関口忠男君) 財務部長・古内君。 220 ◯財務部長(古内勝人君) お答えいたします。予算編成に当たりまして、予算編成説明会を開催し、予算編成方針や編成要領などについて、説明を行っているところでございます。特に予算編成要領の中で、歳入歳出科目の詳細な積算基準、注意事項等について記載をしております。その中で委託料につきましては、前年度実績額にとらわれず、必ず仕様書の見直しを行い積算するよう要求すること、外部団体に対する事務事業の委託積算に当たっては、効率的運営・執行を前提とした最小コストでの事業を実施できるよう、その団体からの見積もりをそのまま計上するのではなく、内容・経費の査定を行い要求することとしております。この2点に基づきまして担当部署において積算を行い、財政課に要求いただいているところでございます。  財政課におきましても、要求内容について査定を行っておりますが、その際、見積もり等に基づく要求については、1社のみの見積もりしかない場合には、複数の会社から見積もりをとるよう担当部署に依頼して、それに基づいて査定を行っております。しかし、見積もり依頼をしても、1社しか提出されない業務もございます。  今後につきましては、統一した労務単価で積算することや、県や他自治体が行っている手法なども参考にしながら、見直しを図ってまいりたいと考えております。  以上です。 221 ◯委員長(関口忠男君) 岡野孝男委員。 222 ◯委員(岡野孝男君) 今の説明の中で、予算計上のやり方は、財務部としてはそういう形で行っているんだろうと思いますが、私の質問で、今年度の業者の見積もりを、その業者から見積もりを徴取して、予算計上したというような答弁がありました。これ、細かく一つ一つ調査をしていく必要があると思うんですけど、この予算を執行するに当たってよく精査をしていかないと、どうも、人件費がこんな上がるわけない。社会の状況といいますか、物価の変動等によって人件費が上がる場合もありますが、今の時点で、去年とそんなに人件費が上がっているというふうには私は捉えていませんので、この辺の執行をするに当たりまして、予算と執行の関係ですけれども、どういうふうにして執行をされるのか、これは個々に聞く必要があると思いますけど、トップである副市長に、この執行に当たってどういうふうに進めていくのか、お尋ねをいたします。 223 ◯委員長(関口忠男君) 副市長・根本君。 224 ◯副市長(根本博文君) ご答弁申し上げます。ただいまのご質問、令和2年度予算計上の委託料に関して、疑義があるというお尋ねでございます。例示された部分については、全てその公共の施設の維持管理業務に関する委託の部分であったと思いますが、こうした施設の管理業務に当たりましては、まず、先ほど財務部長から答弁いたしましたように、適切な積算に基づいて適切な執行をしていくというのが原理原則でございまして、この点については疑念を持たれないような形で、今後、執行について、私のほうからも徹底していきたいと思っております。 225 ◯委員長(関口忠男君) 岡野孝男委員。 226 ◯委員(岡野孝男君) これについては、もうすぐに契約をして、4月1日から多分、事業に入るということだと思いますので、よく予算額にとらわれずに精査をして、委託契約をしていただきたいと申し上げたいと思います。  次に移ります。地域医療のことについて質問をいたします。まず最初に、これは手元にある私の資料ですけど、厚生労働省の医政局地域医療計画課の事業なんですけど、地域医療構想の実現を図るための病床ダウンサイジング支援について、令和2年度の予算総額が84億円です。これについて、今回の公立病院といいますか、予定している公立病院は該当になるんでしょうか。 227 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 228 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) お答え申し上げます。委員がおっしゃられた制度につきましては、今回の計画の中には入っておりませんが、今現在ちょっと手元に資料がございませんで、確認次第、ご答弁させていただければと思います。  以上です。 229 ◯委員長(関口忠男君) 岡野孝男委員。 230 ◯委員(岡野孝男君) これは多分、私も該当しないと思うんです。この予算は定額補助で、国の10分の10の補助でございます。これについては、稼働病棟より病床を削減した病院について該当するということでありまして、2つの公立病院を1つにした場合とか、あるいは病床を減らしたときに、このダウンサイジング支援となっています。  これは、この前、お話を全員協議会でちょっと出したんですけど、厚生労働省は、400数十ある公立病院をなるべく少なくするようにというような方針であります。要するに、病床数を減らす。そして、公立病院をできるだけ統合していくという方針であります。それはどういうことかというと、現在、公立病院が非常に財政的に厳しいと、そして基礎自治体に負担がかかっていると、この現状を打破するためには公立病院を減少すると、そして基礎自治体の負担を軽減することが、厚労省の方針だということであります。非常に病院経営は厳しい状況であると、特に公立病院は厳しい状況であると厚労省は見ているわけであります。  そこで、また東海村の病院になりますけど、東海村の病院、私の資料では、2018年度の資料におきまして、これは収支の病院の事業会計であります。これは東海村から取り寄せたものですが、全体の経常の費用の収入、経常収益、7億7,146万3,000円が2018年の収益であります、経常収益。そのうち医業の収益は4億3,790万、そして医業外収益、これは、他会計から、一般会計等から繰り入れたものが3億3,356万3,000円であります。つまり、この医業収支比率によりますと、57.9%しか医業収益がないと。あとはそれ以外から賄って、あるいは収入、一般会計等から繰り入れていると。  これは、交付団体とか不交付団体ではなくて、病院経営なわけです。しかも、この東海村については、やはり同じように指定管理者が経営していると。そういうような、石岡で予定されている指定管理者が行っているということであります。なおかつ、医業外収入も年を追うごとに増えているという状況であります。  この、先ほどのダウンサイジングの厚労省の補助、あるいは東海村の病院の状況から見ると、非常に私は公立病院は厳しい状況にあると。この前市長は、逆行して地域医療のために踏ん張ると、厚労省の意向に逆行しても、地域医療を頑張るというふうな話が市長からありましたが、私の考え方としては、厚労省の見解は正しいものと判断しています。いろいろな面から判断をして、公立病院を少なくするという厚労省の方針に従って、私は病院経営は考えるべきだと思っております。これらについて答弁を求めます。 231 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 232 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) お答え申し上げます。国のほうでは、公立病院の再編統合というお話で、名指しと申しますか、指摘を受けているところでございます。石岡地域におきましては、それぞれの地域性というものがあると思いますけれども、そして、民の適切な役割分担というもので、地域において必要な医療提供体制を図っていくということで、医療構想にも沿っているというような病床の縮小であるとか、回復期が不足しているというものへの対応ということで、決して逆行しているものとは限らないと思っております。  以上でございます。 233 ◯委員長(関口忠男君) 岡野孝男委員。 234 ◯委員(岡野孝男君) 逆行していないと言っても、全体の国の方針からすれば、やはり今、公立病院、公立化するのかよと、大丈夫なのかよというようなことだと、私は解釈をしているところであります。  それから、これ、交付税を指定管理料にしていくというようなことが計画の中に載っていますが、この交付税は、1億8,400万と出ていますけど、基準財政需要額等の算出根拠もあるし、国の景気の動向等で大分左右されると。しかも、これから人口減少が加速度的に進む中で、交付税がこういうふうに、令和3年1億8,600万、令和4年1億8,600万というような推計を出すのは、見通しを出すのは、ちょっと甘いんじゃないか。例えば1億5,000万から1億9,000万の間とか、そういうふうに出すべきだと。交付税そのものはこういう固定化したものではないと、そう思うんですけど、どうですか、それは。 235 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 236 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 交付税につきましては、おっしゃるように固定されているものではございませんので、増減があると思っております。今回の歳入歳出に係る分でございますけれども、指定管理料として考えておりますのが交付税相当額ということでございますので、その交付税が下がれば、下がった金額の指定管理料というふうに考えておりましたので、今回は、今のところ推計という形で、同じ数字を示させていただいているところでございます。  それともう1点、先ほど答弁ができなかった件でございますけれども、こちらについては、委員がおっしゃるように、稼働病床の10%以上を削減することの条件がございますので、こちらについては該当しないと考えております。  以上でございます。 237 ◯委員長(関口忠男君) 岡野孝男委員。 238 ◯委員(岡野孝男君) そういうことですよね。だから、財政見通しについても、やはりこういうふうに1つの数字を上げて、これですよというような財政見通しは、私は立てるべきではないと。やはり正確に、財政を立てるならば、財政の性格によって、見通しの数字を入れるべきであると思っています。  それから、ベッド数の確保という話がありましたが、ベッド数が多ければ多いほどいいということではなくて、例えば北茨城の市民病院なんかは、7割かその辺しかベッドが埋まっていないということになると、ベッド数に空きがあればあるほど、一般会計からの繰り入れが多くなると。つまり、ベッド数が多いから、獲得するからいいということではないと。空きがあると、一般会計からの繰り入れが多くなると。今の北茨城市は、5億近い金を一般会計から繰り入れているわけですけれども、あるときは9億になったときもあるそうです。毎年、一般会計からの繰り入れで四苦八苦している状況であります。それは、私の友人が監査委員をやっていますので、その関係の情報でございます。  そういうようなことなので、要するに市立病院、公立病院ということになると、事業主体が市になるわけです。自治体になるわけですから、全部、全面的に責任は負ってくると。指定管理者でうまくいかなければ、まずくいけば、指定管理者はそこから外れるだけですけど、事業主体は最後まで面倒見なきゃならないわけです。そういうようなことですので、慎重に、この公立病院立ち上げ上げについては考えていただきたいと思います。  最後に、公立病院までのスケジュールというのが書いてあったんですけど、これ、最短の場合で、令和2年、病院整備基本計画の策定、そして、同じく令和2年に病院整備基本設計、令和2年、病院整備実施設計、令和3年、4年に建設工事、令和5年の1月に公立病院の開院となっていますが、これ最短の場合は、最短じゃない場合はどういうようなスケジュールなんでしょうか。 239 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 240 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) これからのスケジュールの中に、基本計画の策定、それから基本設計、実施設計、建設工事というものが入ってくるわけなんですけれども、それらが何らかしらの事情で期間が延びるというようなことが想定されると、これ以上に時期が後にずれるというふうに考えております。
    241 ◯委員長(関口忠男君) 岡野孝男委員。 242 ◯委員(岡野孝男君) 何らかの事情で延びるということは、最短の場合じゃなくて、このスケジュールで進めたいということでしょう。何らかの事情で延びるというのは、延びることが好ましくないと、本意ではないと、執行部はそういうふうに思っているわけでしょう。 243 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 244 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) はい。できる限り早い開設を目指したいという中での、詰めた、開院までの期間と考えております。 245 ◯委員長(関口忠男君) 岡野孝男委員。 246 ◯委員(岡野孝男君) 令和2年の1月24日に全員協議会で発表になったと、公立化するように。どうしても3月の議会で予算を通したいと。それまでは、カンファレンスとかいろいろ専門の会議を開いて、公立化に向けて検討してきたと。議会に提示したのは1月24日で、性急に進めたい、もう待ったなしですよというようなことで、この事業を進めているわけですけれども、私はちょっと違うんじゃないかと。この前も話しましたように、やっぱり市の運営については、執行部と議会の二元代表制の中で進めるわけですから、地方自治法に決められた中で進めるわけですから、こういう大きなことを事業主体が市でやる場合には、もっと議会とのコンセンサスを密にして事業を進めるべきだと。待ったなし、待ったなしだというふうに進めるということは、私はちょっといかがなものかと思っています。  議員は、それぞれ支持者がいて、そして市民の代表として、チェック機関、議決権を持って議員をしているわけですから、やはり、そういう議会と十分に審議をし、議論をすることが、市民との話し合いだと私は思っていますので、これについては十分に時間をとって進めていただきたいと思っております。  以上で私の質問を終わりにします。 247 ◯委員長(関口忠男君) 次の質疑者に移ります。  菱沼委員。 248 ◯委員(菱沼和幸君) 菱沼でございます。令和2年度石岡市予算書の中、2項目にわたり総括質疑をさせていただきます。  まず最初に、予算書の172から173ページの筑波山地域ジオパーク推進事業について、お尋ねをしていきたいと思います。ご案内のとおり、つくば市、石岡市、笠間市、桜川市、土浦市、かすみがうら市の6市からなる筑波山地域ジオパークが、2016年9月9日に認定されました。構想は「みんなに愛される地域づくり」を目指して、活動を進めているところでございます。また、テーマとして、「関東平野に抱かれた山と湖~自然と人をつなぐ石・土・水~」でございます。日本では44地域が認定されており、うち9地域が世界ジオパークとして認定されているところでございます。  そういう中で、今年の秋の再認定審査を控え、筑波山地域ジオパーク活動にかかわる課題解決に向け、県、地元自治体など、関係機関の取り組み姿勢が問われているところでございます。そこで、認定に向けた取り組み状況をお尋ねいたします。 249 ◯委員長(関口忠男君) 経済部長・越渡君。 250 ◯経済部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。筑波山ジオパークにつきましては、委員から今ございましたように、今後この後、また再認定の手続というところに入ってくるわけでございます。委員からございましたように、各地域、6市で構成されておりますが、その中で大変温度差があると私も感じてございます。特につくば市につきましては、これまでに基盤となるような体制づくりがされているというところで、つくば市の中に事務局的なものもあるということでございますが、その他の自治体におきましては、なかなかそこまでに至っていない。また、人員配置につきましても、なかなか専門的な職員の配置というのが難しいということで、私どもでも1人の体制、メーンで1人でございますが、あとは複数でのサブとして支援をしているというような状況でございますが、なかなか今、石岡市においても、各資源、ジオパークとしての資源はございますが、まず課題となっておりますのが、その整備状況が1つございます。そういった中で、今後どういったふうにその整備を図っていくかとなりますと、関係部署と連携をとりながら……。駐車場とかも特にないという状況がございまして、多くの方をお呼びしたときに、その体制が整っていないというのが一番の課題かなと思ってございます。そういったところを詰めながら、すばらしいジオパークとしての資源はございますので、そういった整備につきまして、関係部署と連携をとりながら、今後、進めていければなと思ってございます。  以上でございます。 251 ◯委員長(関口忠男君) 菱沼委員。 252 ◯委員(菱沼和幸君) 今、部長から答弁あったとおり、今年の秋に再認定ということでありますけれども、実際、先ほど部長から答弁あったように、温度差が非常にありますね。私もいろいろ各議員さんと交流を持ったときに、今秋においての再認定はなかなか厳しいんじゃないかという話も、聞いているところでございます。それにおいては、4年に1回、回ってくる再認定ということでありますけれども、やっぱり前々回ですかね、1回、このジオパークにおいても認定を外されているわけですよね。外されていて、その後、6市が協議に協議を重ねて、ようやく2016年の9月9日に認定がとれたということですから、これも大きなことだと私は思うんですね。そういう部分においては、1つの観光資源、教育も含めてですけれども、大きな起爆剤になる、私は重要な施策だと思っているんですね。  そういう中で、今後、今年の秋ということであります。実際、新型コロナウイルスの関係でどういうふうになっていくかわかりませんけれども、現状としては、やっぱりしっかりとその連携も含めて、協議に協議を重ねていただいて、何としてもこの再認定をとれるような部分で努力してもらいたいと思いますけれども、力強い、部長としての心意気をといいますか、決意を述べていただければと思います。 253 ◯委員長(関口忠男君) 暫時休憩いたします。                   午後 2時45分休憩             ──────────────────────                   午後 2時47分再開 254 ◯委員長(関口忠男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  経済部長・越渡君。 255 ◯経済部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。ただいま委員さんからございましたように、構成市6市の中で、ほかの5市でございますが、そこと、また地域も含めまして、また庁内関係部署を含めまして、密に連携をとりながら、再認定に向けて取り組んでいきたいと思ってございます。  以上でございます。 256 ◯委員長(関口忠男君) 菱沼委員。 257 ◯委員(菱沼和幸君) ありがとうございます。この点については、市長にも、筑波山ジオパークの再認定に向けての見解をお尋ねしたいと思います。 258 ◯委員長(関口忠男君) 市長・今泉君。 259 ◯市長(今泉文彦君) お答えいたします。ジオパークの再認定に向けての自覚というか、意気込みですけれども、2回目になりますけれども、前回は6市の市長ががっちりと連携を組んでやったわけですけれども、改めて地域資源の確認と、そして新たなストーリーをつくって、筑波山と霞ヶ浦、その連携をとりながら、新たなストーリーをつくった上で、6市連携、地域資源の確認を行って、価値を高めていきたいと思っています。  以上です。 260 ◯委員長(関口忠男君) 菱沼委員。 261 ◯委員(菱沼和幸君) ありがとうございます。そういう中、何としてもこの筑波山地域ジオパーク、再認定が必ずできるようにご尽力いただきたいと思います。実際、この地域ジオパークにおいては、上曽トンネルも抜けていきますと、大きくまた流れが変わってくると思います。そういう中で、石岡市においても重要な地域ジオパークの認定だと思っておりますので、ぜひともよろしくお願いを申し上げます。  次に、特会の水道事業、予算書の139ページ、昨日、同僚委員からも質問がなされていたわけでございますけれども、昨年の3月に、石岡市水道事業ビジョン、これが一応10年間ということですね、石岡市の水道事業経営戦略が、これもまた10年間、石岡市の水道事業中長期基本計画が、これは50年ということで作成され、1年をもう過ぎようとしているところでございます。  そういう中で、まず私が思うのには、この大事なライフラインを最重要事業という位置付けの中、プロパーとしてのやっぱり意識がなければならないと思っているわけですけれども、そういう中で、担当としてはどのような認識なのか、お尋ねしたいと思います。 262 ◯委員長(関口忠男君) 生活環境部長・齋藤君。 263 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) お答え申し上げます。委員ご指摘のように、昨年度は中長期計画と水道ビジョンを策定したところでございます。本年度につきましては、渇水対策といたしまして、県西水道事務所からの受水量の増量について、県の協力を得たところでございます。そういった中で、八郷地区の水道施設は老朽化が進んでおりまして、漏水の発生が年々増加傾向にございます。使用者の皆様方には、大変ご迷惑をおかけしているところでございます。  そういったこともありまして、昨年度策定した計画に基づきまして、新年度の予算では建設改良費を約2億円計上し、耐震化診断や、民地埋設管の布設替などを進める予定でございます。これらの事業を進めながら施設の管理体制を強化し、水の安定供給に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 264 ◯委員長(関口忠男君) 菱沼委員。 265 ◯委員(菱沼和幸君) ありがとうございます。そういう中で、この計画の中でもこう書いておりましたけれども、きのうの質疑でもありましたけれども、今回、人員の削減がされているんですね。きのうも質疑がありましたけれども、やっぱり本来であれば、大事な八郷地域の水の供給、安定供給は大事だと思うんですね。常に今、部長が答弁しているように、漏水が毎年起こっている箇所で、東成井とか山崎とか片野とか、そっちこっちですね、小幡もありますし、そういう中で、本当に市民の方は不安でしようがないと思うんですよ。そういう部分をいち早くやるのが、私は行政の仕事かなと思っているんです。本来であれば、八郷町時代からしっかりと整備をしてくれば、また違ったのかもわかりませんが、過去のことを言ってもしようがないので、これからの部分においてやっぱりいち早く、この10年間のまずは計画がつくられているわけですので、そこに期待されておりますけれども、技術職員の確保と育成に取り組むということで記載があるんですけれども、実際、今回は1名減になっている。それにおいてはどのような理由で……。きのうの答弁では、予算的な部分で厳しいので、1名減にしておりますという話がありましたけど、そういう問題では私はないと思うんです。  そういう中で、職員を減らした理由というのを、具体にお尋ねしたいと思います。 266 ◯委員長(関口忠男君) 生活環境部長・齋藤君。 267 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) お答え申し上げます。1名減の理由は、嘱託員職員さんが本人の希望でやめるということで、水道課職員、私も含めまして残留を要望したんですけれども、どうしても家の都合等でやめざるを得ないということで、残念でしたけれども嘱託職員1名減ということで、新年度は新たな体制で臨んでまいりたいと思います。  以上でございます。 268 ◯委員長(関口忠男君) 菱沼委員。 269 ◯委員(菱沼和幸君) そういう中では、やむを得ない事情もあるということにおいては了解いたしましたけれども、しかしながら、やっぱりそれだけ大変な状況にあるというのは部長も知っていますし、また職員の人たちも、本当に今の現状では厳しいんだと、何としても増員してくれということで、かなり部長をはじめ、総務部のほうには話が行っていると思います。そういう中で、今回1名減でそのままで行くのは、私が違うと思うんです。先ほど言ったように、一番大変なときなんです、八郷地域の水は。これを何としてもいち早く対応しなくちゃいけない。そのためには人員の確保。そして、私が先々思うのには、まずは湖北水道との業務提携。1つのプロパーとしての意識をしっかりかりて、定期的に湖北水道から来ていただいて、いろいろ指導はしていただいていますけれども、しっかりとそこはジョイントを組んで業務提携を結ぶようなことをしていかないと、いつまでたったって八郷の水道は整備されていきませんよ。  先ほど建設改良費2億と言っていましたけど、2億どころの問題じゃないです。全てやっていくと、350億からかかってくるんですよ。そういうこと考えると、いち早くやっぱり何事もやらなくちゃいけない。八郷の人からいろんな話を聞くと、せっかく八郷に、自然豊かで住みやすいということがあって来たんだけど、結局、漏水とか断水があって、基本的にもう住んでいられないということで、何人かの方は、もう退去している方もいらっしゃいます。それで本当にいいんですか。せっかくこの石岡をこれからどんどんよくしていこうという状況の中で、その水ということ、水はさっきから言っているように、本当に大事なんですよ。  そういう中で、この部分においては、業務提携も含めて、しっかりと今後、水道事業というのは捉えていかなくちゃいけない。まずはその人員確保の部分で、増員が新たな部分でできていくのかどうか、ちょっとお尋ねしたいと思います。 270 ◯委員長(関口忠男君) 総務部長・久保田君。 271 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。ただいま予算書のほうで、人員が9人から8人と変更になっておりますが、これにつきましては、令和2年度、湖北水道との人事交流をやるために、職員が実質、市の職員ではなくて、人事交流として行いますので、8人になっても、水道課に従事する職員は現状と変わらないということです。 272 ◯委員長(関口忠男君) 菱沼委員。 273 ◯委員(菱沼和幸君) 私が言いたいのはそういうことじゃなくて、変わらないからいいというんじゃなくて、これだけ重要だろうということを言っているんです。重要な事業なのに、本当に大変申しわけないですけど、プロパーの人、実際3年から5年で定期的に変わっていますよね、職員の方。そうすると、今、ある程度長く勤めている方もいらっしゃいますけど、本当にやっぱり皆さんの飲む水ですよ。飲み水というのは、本当のプロパーの人たちをしっかり入れてやらなかったら、大変なことになりますよ、これ。私はそう思うんです。  私も八郷地域の方からさまざまな声を聞きます。市長だって、基本的に八郷に住まわれているじゃないですか。そうすると、さまざまな声を聞いていると思うんですよ。特に八郷水道、さまざまな事業、いろいろあります。しかしながら、本当にこの水を何とかしてくれよ、断水をなくしてくれよと、切実な思いで私のところにも連絡来ますよ。そういう意味においては、私、この水道、非常に大事な部分、考えますと、本当にさまざまな声を聞いて、涙ぐむところもあるわけですよ。何でこんなに石岡地域は湖北水道で守られていて、八郷地域は何でこう断水、断水と、常に蛇口をひねって水が出ないんだと、常に言われる。そういうことがあったんでは、私はちょっといかがなものかと思うので、その部分においては、令和2年度の部分において、最後にこれ、ちょっと市長にお尋ねしたいんだけど、この各計画、先ほど言ったその3つの計画に基づいて、しっかりと予算措置をしていかなくちゃいけないと私は思っている。先ほど、今回2億円つけたからという部分がありましたけど、そういう問題じゃない。少しでももっと増額をして、しっかりと早目なスパンを、中長期の50年の計画じゃなく、それを20年、30年と縮めるような、そういう予算の組み方をしなければ、いつまでたったって変わらないと思うんですけど、市長の見解をお尋ねします。 274 ◯委員長(関口忠男君) 市長・今泉君。 275 ◯市長(今泉文彦君) 八郷の水道の今後についてですけれども、水道の課題は大変重いものがあります。ライフラインの1つでありますけれども、計画をつくって、それに従って計画的に執行していくわけでありますけれども、4つの安という字、安心、安全、安価、安定、その水をきちっと市民に提供していくということが最大の義務でありまして、それを早期に達成するためには、できたばかりの計画に従ってやっていくということでありますけれども、湖北水道とは人事交流も計画しております。それから、今後、広域的な広がりもつくって、できるだけ早くその課題を解決する、そういうことも念頭に置いております。議会のご理解をいただきながら、ともに、一緒に、スピーディーに解決していければと思います。どうぞよろしくお願いします。  以上です。 276 ◯委員長(関口忠男君) 菱沼委員。 277 ◯委員(菱沼和幸君) そういう中で、特に、今回、各委員さんから地域医療問題、それから子どもの森、借地料の問題等々さまざまな質疑がされております。そういう中で、私としては、それも含めて、今回はジオパークと、それから八郷の水道ということで、2点だけやらせていただきましたけれども、やっぱりこの予算の部分においても、しっかりと議会と、それから執行部で連携をとっていかないと、今後の石岡市の発展がないと思うんです。そういう中では、しっかりと今後も、議会と、二元代表制の中でも、是々非々の中で、しっかりとできることは歩み寄りながら、また意見を交わしながら進めることが重要だと思っておりますので、今後ともひとつよろしくお願い申し上げます。  以上で終わります。 278 ◯委員長(関口忠男君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午後 3時01分休憩             ──────────────────────                   午後 3時16分再開 279 ◯委員長(関口忠男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質疑者に移ります。  高野委員。 280 ◯委員(高野 要君) 高野でございます。2項目ほど質問いたします。  まず第1点目、子どもの森推進事業についてでございます。昨年度、突如出てきまして、子どもの森整備、議会としても、駅西口の予定といったことも含め、予算は否決となったのは記憶に新しいところであります。そもそも第1保育所と第2保育所の統合保育所の建設が、いつの間にか子どもの森となり、一刻も早く新しい公立保育所の建設を望んでいた市民の期待を、市長は自らどんどん先に追いやるように感じております。私個人としては、やはりやる気がないのかなと、やりたくないのかなというのが、本来の気持ちでございます。  今回、新年度、みらい創造プロジェクトにおいて、保育所や子育て相談等の機能を集約した、地域全体で子育て支援をする拠点を整備するとしております。その内容について、るるお伺いしてまいります。  第1点、予定場所は、もう何度も伺っているんですが駅の東口、東日本大震災の際に液状化が起こっております。まず第1点、なぜそのような場所に建設するのか、これを伺います。さきの全協でしたか、そのときにも質問いたしまして、市長のお答えは、ここが特化したことではないと、そういったことに対して注視するということでありましたが、そういったことはお忘れなのか、もうどんどん場所を特定し、進んでおります。  私はこの液状化というものを、3.11、今日も黙祷しましたけれども、そういったものを、ここですと鹿島とか、そういった地区で起きている。家が倒れる、電柱が倒れる、そういったものを目の当たりにしてきております。市長の記憶の中にはもう薄れてきたのかもしれませんが、なぜその場所に建設するのかを、まずお伺いいたします。 281 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 282 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) お答えいたします。昨年、駅の西口ということで一度お示しした後、ゼロベースでの考え方の検討ということで、東側も含めて、それぞれ駅周辺で候補地を選んだ経過がございます。こちらのほう、調査費用をいただいて調査をさせていただきました。そういった中で、その中からふさわしい土地と申しますか、候補地として評価が高かった部分について、選んだということでございます。  以上でございます。 283 ◯委員長(関口忠男君) 高野委員。 284 ◯委員(高野 要君) 聞いているのは、候補地、土地ね、そこに、なぜあのような場所にものをつくるのかということを聞いているんですね。本来、液状化したとかそういったところであれば、進んでそこに家を建てるとか、そういったことはないと思うんですよ。そこが適地だとしたのは、市の土地であって、買わなくて済むというような、駅に近いとか、そういう条件もあるでしょうけど、なぜその液状化等が起きているような、逆に言えば怖い土地ですね、そういったところに建設をしなければならないのか。そこへわざわざ建物を建てる理由を、お聞かせいただきたいと思います。 285 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 286 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) こちらの土地につきましては、委員がおっしゃるとおり、東日本大震災で石岡駅のホームの変形などがありまして、災害時の不安があるというふうな認識はしてございますが、今後、基本設計などを進めるに当たりまして、地盤調査など行った上で、実施設計などにおきまして必要な措置をとり、利用者の安全が図れるように整備をしていきたいと考えております。  以上でございます。 287 ◯委員長(関口忠男君) 高野委員。 288 ◯委員(高野 要君) これからそうしていくんだということですけど、本来は、そういったことは事前にやるんじゃないですか。建つか、建たないかわからないことを……。じゃあ、これ、どうするんですか。だめだったらここをやめるんですか。何回やめたら済むんですか。さっき黙祷したのを覚えているでしょう。今泉市長なら9年、今泉市長になってから6年ですよ。今泉市長は、泣き泣き親御さんが来て、私も同席しました、同僚の議員と。そういったことを目の当たりに聞いているんですよ。そうしたならば、今のような部長のお答えはおかしいんですよ。これから調査して……。じゃあ、だめだったらどうするんですか、お伺いします。 289 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 290 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 今回、候補地等挙げさせていただきましたので、基本的にはそちらの状況を確認しながら、そこでの建設を目指していきたいと考えております。  以上でございます。 291 ◯委員長(関口忠男君) 高野委員。 292 ◯委員(高野 要君) そこへ、じゃあ、建設をしたいということですか。お伺いします。 293 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 294 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 今回お示しさせていただきました駅の東口を候補地とさせていただきましたので、そこでの建設に向けて、事務手続なり協議を進めさせていただければと思ってございます。 295 ◯委員長(関口忠男君) 高野委員。 296 ◯委員(高野 要君) 事務手続はわかるんですが、安心安全、いつも言っているでしょう。小さい声で言っていて聞こえないのかもしれないけど、子どもたちの安心安全を守るのに、ここに教育長がいますよ。そんなでたらめなことで建設する人、いないでしょう。わかりますか。池の中へ建物を建てるのと同じでしょう。だったら、きちっとした揺るぎないところへ建ててあげるというのが、安心安全の気遣いじゃないですか。多分大丈夫だろう、何とかすればできる、こんな話はだめなんですよ。  産めよ、増やせよ、子どもたちを大事にしましょう、少子化対策をやっているわけですよ。そういった中で、こんな全く逸脱した考えの中でものをつくるなんていうのは、言語道断ですよ。どういう措置を講じてやるのかもしれません。今だからできるでしょう、建築工法によって。しかしながら、わざわざそこを選んで、いろんな資材をかけてお金をかけてつくる必要性は、私はないのではないかなと思います。それであったら、もうちょっときちっとした土地を選ぶべきじゃないかなと思います。それは、これ以上結構です。  それでは、令和元年度、否決になったときに市長は西口にこだわり、あの場所しかない、不退転の決意と言っていたわけであります。1年もしないうちに変わってしまう。一事が万事そういうまちづくりの姿勢、一貫性が私には見えてまいりません。西口が文教地区と言っていたのではありませんか。市長、覚えておりますか。この件について、市長の見解をお伺いいたします。 297 ◯委員長(関口忠男君) 市長・今泉君。 298 ◯市長(今泉文彦君) 子どもの森整備についてお答え申し上げます。1年前、西口が文教地区で、子どもの森の適地だということを確かに申し上げました。今、その考えは変わっておりません。これは、1月に策定した子ども・子育て支援プラン、令和2年度から令和6年度にある内容ですけれども、「子どもの森整備推進事業、地域全体の子育てを支援する機能と、子どもたちが地域の大人たちとも交流し、のびのびと遊べる機能を有する施設を整備します。基準値、必要機能、整備候補地の決定、目標指標、計画期間中に施設の供用開始を目指す」ということになっておりまして、具体的なことは書いてありませんけれども、この目的にふさわしい場所を、候補地を決定するということで、駅周辺であるということは変わっておりません。  以上です。 299 ◯委員長(関口忠男君) 高野委員。 300 ◯委員(高野 要君) 今、市長から聞いたんですけど、市長、前の答弁で、課長かな、保健福祉部の課長が答えたと思うんですけれども、子どもの森についてはもうゼロベースです、何もありませんと答えているんですよ。今のところ、ただ、統合保育所だけを、子どもの森の中の統合保育所、これを特化してやっていきますと言って。市長、そういうことですよ。  ですから、もうこの子どもの森事業なんていうのはないんです。質問している方もいたかと思いますけれども、子どもの森というのをきちっと大切にして……。それで、自分で言いだしたんですよ、子どもの森を。統合保育所だったらこの前できたんじゃないですか、1年前に。それを潰して、子どもの森をつくったんです。潰したけれども、今度やるのは、1年前の統合保育所と同じでしょう。もう子どもの森については、動きはないと。
     ですから、市長に私が言いたいのは、子どもの森でも大人の森でもいいです。一貫してやってほしいということを言っているんですよ、思いつきじゃなくて。西口へつくると言ったら絶対につくるんですよ。今度は東口。南口はありませんよ。そういうことではだめだろうと言っているんです。長たる者はきちっと、決意をしたら最後までやる。半年、1年でぐたぐた、それじゃあ、こっちにしよう、あっちにしよう。  今、石岡小学校にいる子どもたちを見に行ったことありますか。あそこ、もう……。あそこで市長と懇談したあの子どもは、もう6年経っていますから、幾つになるんですか。あのとき3歳ぐらいでしたよね。そうすると10歳ぐらいになっています。1年保育の子どもたちは、もう10歳ぐらいになっています。いい思い出を持って、きっと育っていっていると思いますけど、市長は本当に子どもたちのことを考えているんですか。私はそこが一番疑問なんですよ。物、建築物とか構築物とかじゃないんです。  市長の考え方、あの子どもたちを一日でもいいから早く、石岡小学校の借家から出してやろう、そして、いい環境の中で育っていただこう、こういう気持ちを、私は持ち合わせていないんじゃないかと思うんです。よそで見てくれば、子どもの森がいいよね、何がいいよね、そうじゃないんですよ。復興支援をやっているでしょう、福島でもどこでも。仮設住宅から一日でも早く皆さんを出してあげます。そして、今までの生活に戻りましょう。これが支援なんです。安心安全。だけど、市長は、もう何年あそこで子どもたちを置いておくかわかりますか。建築確認も怠って、土浦から指摘されているわけですよ。  ですから、子どもたちは家を見て、柱が太いとか、屋根の瓦がいいとか、そんなんじゃないんです。明るいきれいな場所で子どもたちは育ちたいんです。市長、その辺のところをきちっと考えたほうがいいですよ。大人の中で考えていると、立派なビルを建てて、私があそこをやったんですよとかね。親御さんなんかはいいんです、プレハブでも何でも、そこへ来てみんなで集えれば。市長の考えがちょっと私は違っているんじゃないかと思って、今、おるんです。  それじゃあ、次の質問、あと1点。先ほど申しましたけど、この問題、本来は、統合保育所の整備であったわけであります。それを、旧第2保育所の場所に移せということで私も言ってまいりましたが、そして、たくさんの方が望んでおりましたが、市長は、駅西に何としてもつくりたいと言って、動いたわけであります。市長が、本来、私どもがそのときに主張したあの場所、今、ここの先にある元第2保育所の場所へ、あそこへ建てたとしたら、どういう形でできたと思いますか。お金はかかりましたか。今の病院と同じですよ。市長、お金はかからなかったんですよ。復興債を使って、解体費も出たんです。建物も出たんです。一般財源から10%持ち出せば、1割持ち出せば、保育所があそこに建ったんです。市長、10年間。それも今年9年ですよね。だから今年1年で、その復興債はもう使えなくなるんです。  私は思うんですよ。ただでと言ったら言葉はおかしいですけど、お金を出さないでできるものを、なぜ4か所も5か所も場所を選んで、それで、最後には液状化。あそこ液状化は起きていませんよ。そういうところに、私は1つの問題を感じたわけです。  今日も執行部へ行って聞いてきました。2020年までありますと。あと1年です。市長、財源だって厳しいんです。ですから、お金を出すのはいいです、必要なものは。しかしながら、復興債とかそういったものが利用できれば、それを使って……。市長が願うところから100メートル離れていても、別段何も問題ないじゃないですか。「私が」じゃなくて「市民が」に変えてくださいよ。私はそう思ってこの質問をしております。  4,200万円つけました。これで、保育所ができます。それよりももっと、復興債を使えば、そこで本当にお金使わなくてできますよ。やれとは言いませんけど、こんなことがある。これを見捨ててというか、置いて、市長は……。市長はお利口さんですから、そんなことわかっていたはずです。だから、それでもそのお金をかけようとして、今日に至っていることがわからないんですが、この復興債で保育所が建てられるといったことは、知らなかったんですか。お伺いします。 301 ◯委員長(関口忠男君) 市長・今泉君。 302 ◯市長(今泉文彦君) 保育所の適地を探していたわけですけれども、第2保育所も候補の1つだったと覚えています。第2保育所の場所は、何か所かの候補地の中では、若干交通の便が、特に交通の往来が激しい場所で、歩道が狭く、ちょっと危険性を感じていたという印象を覚えております。  以上です。 303 ◯委員長(関口忠男君) 高野委員。 304 ◯委員(高野 要君) ですから安易なんですよ。見て、危険性があるとか何とか、そういったのは幾らでも緩和できるでしょう。出入り口を変えるとか、駐車場を動かすとか、何ぼでもできる。あそこは、保育所を広げようということで土地を買って、護岸をやったんですね。私の先輩議員の土地でしたけど、そういういきさつがあるんです。今の話を聞いていると、交通の便が悪いんじゃないでしょう。便はいいでしょう。危険なんでしょう。そういうことなんですよ。  だけど、市長、私の結論として、考え方が私は違うんです。今、建てるならばという質問をしたんですが、この保育所、もう10年間でどうなるかわからないという答弁もいただいております。そういった中でどうですか、市長。やっぱり財政も大変です。そういった中で、もう認定保育園、認定保育所があるんですね。そういったところに、30人、40人でしたら、親御さんによく話をして、預けるようにお話ししたらいいんじゃないですか。そうすれば、石岡市でも保育所は要らないです。その分、ケアといいますか、包括センター、皆さんが集える立派なものをつくってあげたらいいでしょう。それで今、本当に認定の保育園さん、保育所さん、ゼロ歳児からやる準備をしたり、いろいろやってくれていますよ。それで、たくさんの子どもがいる中でみんな巣立っていったほうが、私はいいのかなと。だから、やる気がない中で保育園をつくって子どもを預かるより、やる気がある保育所さん、幼稚園さんにお願いして、やっていったらいいんじゃないかなと。  市長、ですから、もう……。包括センターは必要です。包括支援センターという、そういうものはよろしいでしょう。だけど、保育所に関してはもうそろそろ、6年経ってもできないんですから、前の市長から考えたら9年です。9年もできなくて来ているんですから、事情を鑑みて、石岡市はだめなんです、無理なんですというようなことで、私は保育所さんにお願いしたほうがよろしいかと思います。  これからまた何年もこのような状況ですから、市長、できないと思いますよ。ですから、子どもさんが明るく、みんなと楽しく巣立っていけるような、そういうことを私は考えていただきたい。ですから、この統合保育所、私はあまり賛成できないところでございます。  答弁があったらお願いします。 305 ◯委員長(関口忠男君) 市長・今泉君。 306 ◯市長(今泉文彦君) 子どもの森整備推進事業については、ただ今の提言だと思いますけれども、受けとめて、1つの提案として受けとめさせていただきたいと思います。   〔「ありがとうございます。やるならやる、やらないんだったら即判断する」と呼ぶ者あり〕 307 ◯委員長(関口忠男君) 高野委員。 308 ◯委員(高野 要君) やるんだったらきちっとやっていただく、やらないんだったら、そのように民間の方にお願いしたほうが、私はよろしいんじゃないかと思います。  次に、石岡地域医療計画について伺います。同僚委員もたくさん聞いておりまして、あまり聞くことはないんですけれども、何点か、自分で聞き忘れたことを聞いてまいりたいと思います。時間もないので、原稿を読んでいきますから、即答えてください。  一般質問でもお聞きいたしましたが、3市連携について、本当に石岡地域なのかについて、確認をいたします。歳入のどこにも、小美玉市、かすみがうら市の負担金はありません。この基本計画は、石岡地域と言いながら、石岡市単独で進めると私は判断しているんですが、進めるものですか。お伺いをいたします。 309 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 310 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) お答えいたします。こちらにつきましては、3市連携ということで、本年度は、歳入として、新しい地域医療計画に係る分については入ってございませんが、これまでの経過から申しますと、緊急診療であるとか輪番制の制度の中で、3市で協力してきた経過がございます。今後もそれは引き継いでいくというのが1つと、今後、新しい統合病院ができた際には、産科であるとか、そういうものについての機器の負担、そういうものについて、その都度協議していくというようなことで、協議をしているところでございます。  以上でございます。 311 ◯委員長(関口忠男君) 高野委員。 312 ◯委員(高野 要君) だから、協議をしているだけなんですよね。協議をするというのは、どうですか。決定事項じゃないですよ、どうですかというお話をしているだけですから。それを、あたかももう……。連携というような言葉を使っていますけど、連携というのは、最終的に合意したときですよ。きちっと協定書ができて合意した、そのときが初めてなんです。どうですかといって、もう小美玉もかすみがうら市も来てくれるんです。そういう甘い考えじゃだめでしょう。もうその辺のところは、計画が間違っているんだと思いますよ。  やっぱり今、これから負担金も、先ほど話をしましたけど、自分たちのところだけでやるんならやると、そのように明言したほうがいいと思います。先に行って、小美玉市とかすみがうら市は来ませんよなんて言ったら、この責任は重いですよ、連携、連携で言っているんですから。本当にそういうことになったとき、どうするんですか。  私は、今、部長からもお話を聞きましたけど、全くなっていない。だから、これは、石岡がただやりたいだけの医療計画であるという証明ではないかと、私は思います。石岡地域というのであれば、計画の策定段階から3市で負担し合うべきですね。最初からもう負担割合を決めてやるべきなんです。そういったことが何もなされていない。小美玉市、かすみがうら市、やはり産科の設置、小児科の充実という段階では合意がなされたと思います。しかし、医師会病院の後始末、そして、公立病院の設置、病床の欲しいところへの病床の移譲、いつの間にか当初の合意目的が変わってしまったんです。これでは違うよと言っているのが私は現状でないか。それが、なかなか協定というのが結べないのではないかと、私は思っております。  大体わからないですよね。1月の22日に決めましたと。24日に議員の皆さんに報告しました。ここ何か月あるんですか。ここ何か月かの間に、小美玉市、かすみがうら市と協議はしているんですか、お伺いします。 313 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 314 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 計画をお示ししてからの、集まっての協議という場は設けてございませんけれども、資料の提供であるとか、今後の進め方については、随時、事務レベルでお話をさせていただいているところでございます。  以上でございます。 315 ◯委員長(関口忠男君) 高野委員。 316 ◯委員(高野 要君) あと9分しかありませんけど、いや、言語道断でしょう。病院をつくるのに、内容をがらっと変えて、その後、文書で。とんでもない話ですよ、これ。子どもの森どころじゃないですよ。こんな大きな大事業ですよ、30年にもかかわる。1月から何のヒアリングもしていない。ただ石岡市で職員が一生懸命やっているだけですよ。こんなことでいいんですか、これ。3市連携という言葉を私は大切にしているんですよ。この辺のところ、じゃあ、今後どうしていくのか、再度お伺いします。 317 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 318 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 3市連携につきましては、今後も継続して協議してまいりますが、最終的には、3市での協定等が必要と考えております。  以上でございます。 319 ◯委員長(関口忠男君) 高野委員。 320 ◯委員(高野 要君) 今後の運営費用についても、石岡市が単独で交付税を受け、石岡市が指定管理を委託するわけであります。さらに、建物本体も石岡市が購入し、石岡市の財産とするということであります。減価償却費も石岡市の一般会計から支出されるわけであります。全て石岡市であります。産科、新たな負担が生じた場合、協議する。これが3市連携なのか、非常に私は疑問に思います。当初から3市で負担しながら、先ほども言いましたけど、進めるべきであります。これが3市連携の基本ではないでしょうか。  なぜこういうことになったのか。リーダーシップ、私たちがリーダーシップをとっているんですよ、そういったことでやっているということであれば、それも許せないです。なぜこういうことになったのか、お伺いします。 321 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 322 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 今回の公立化に向けまして、交付税措置の部分の交付税を指定管理料として支払うというような、そういう流れを考えた際に、石岡市が設置者となりまして、運営主体となって、指定管理者制度による運営がいいのではないかというような結論に至ったものですから、こういう計画を出させていただいた状況でございます。 323 ◯委員長(関口忠男君) 高野委員。 324 ◯委員(高野 要君) 勝手に決めちゃだめなんですよ。石岡市がやったほうがいいんじゃないかとか、そういう問題じゃないでしょう。こういったことも全て3市で決めるべきなんですよ、どのようにしますかと。負担割合もあるでしょう。そうすれば、きちっと小美玉もかすみがうら市も乗ってきてくれるんです。ただ、いいよ、全部やるからついてこい。そういうふうじゃ事業は進みませんよ。  何でこれ、こういうふうなことになっているかわかりますね。小美玉市とかすみがうら市が、きちっとした態度を示していないからです。皆さんも不安かもしれませんが、私たちも不安なんです。それをあたかも全部大丈夫ですよというようなことで、私たちに知らしめて、安心だけを与えている。やっていることはおかしい。そういうことなんですよ。  ですから、こういう事業に関しては、全て文書です。口頭で事業を進めているところなんか、どこにもないですよ。私も随分商売をやってきましたけど、今までにこんなでたらめな事業、ないでしょう。1か月、2か月で病院つくるんだなんて言って夢中になっているけど。気になるのは時間ばかりです。  ですから、結局、石岡市の公立病院をつくるための計画であって、決して3市の共通認識のもとで進めているのではないと、私は判断いたします。設置者が石岡市、整備も石岡市、管理も石岡市、運営主体も石岡市、全部石岡市という方針で基本計画が策定されるわけであります。3市連携では決してないと、私は今、部長の話を聞いて断言できます。部長、答弁はもっときちっとしてくださいよ。露呈するような答弁は、あまり芳しくございません。  私は、地域医療というのであれば、地域が本当に困っている産科の設置、小児科の充実、これを明確にしてつくり上げる。そうなれば、小美玉市、かすみがうら市も応分の負担をしてくれると思います。両市の市民も納得してくれるでしょう。しかし、現在の計画では、私は、この両市に関しては無理というように判断しております。それから、財源の問題、地方交付税、財務部長が答弁しておりましたが、基準財政需要額が加算されるだけであって、決して交付額が決定しているものではないことを明らかにしております。  そこで、確認いたしますが、交付税、減価償却、財政運営の面、民間を公立化しての病床等の再編、これらは、総務省や厚生労働省、県、それらの関係機関のチェックを受け、このとおりで財政運営の数字も間違いなく再編でき、交付税の措置もされるというお墨付きを受けているのか。先ほども聞かれた同僚があると思いますけど、こういうお墨付きを受けているのかお伺いします。財政の数字も間違いなく、再編もできる。そういったときに交付税の措置がされるというお墨付きはいただいているのかどうか。問題はここですよね。交付税がなければできないんでしょう。お伺いいたします。 325 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 326 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) お答えいたします。現在、お墨付きというような、了解と申しましょうか、それについては、これでよしというようなことでのものはいただいていない状況ですので、今もって協議しているところでございます。 327 ◯委員長(関口忠男君) 高野委員。 328 ◯委員(高野 要君) まだそういうところですよね。ですから、じゃあ、もう1点聞きますが、これがまだの段階で、私は、基本計画は策定できないと思うんですが、飛び越えて基本計画の作成ができますか。お伺いします。 329 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 330 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) こちらについては、引き続き、交付税関係は総務省になるわけなんですけれども、総務省と、県のチェック、力をかりながらになりますが、計画を進めていきたいと思っております。  以上です。 331 ◯委員長(関口忠男君) 高野委員。 332 ◯委員(高野 要君) それはそれで頑張ってください。  まだ打ち合わせの段階で、先ほども、これから頑張ってまいりますということでございます。それで、こんなに有利だ、急がなければ、そういったことは、間違った判断をさせることに私はなるんじゃないかと思います。全て了解のもと基本計画に入っていくと思っていましたが、まだまだこれからの段階。そういう意味で、今、石岡市の将来の存亡を占うような重要案件を、短時間で判断しろというのは、無理な話であると私は思うところです。  市長、地域医療の大切さ、私は市長と同じです。そう思っております。しかし、3市の願いは、産婦人科・産科の設置、小児科の充実ではありませんか。最初の約束はこれではございませんか。公立化ではありません。これは私もよく聞いております。執行部、議会、市民がもう一度地域医療について議論をし、専門家の意見を聞きながらつくり上げる。こういうことが私は求められているんじゃないかと思います。先ほど同僚委員も言いましたけど、市長の単独飛行では、やはりこういったものは難しいのではないかなと思います。  今日でもそうですけれども、こういった予算の中で、私はこういった議論は、本来であればなくてもよいのかなと思っております。それはなぜかといいますと、しっかりと議会と部局、また市長、あとお医者さんの皆さんとか、いろんな方々が時間をかけて話し合い、これでいいだろうというまで皆さんが議論をしていれば、もう何事もなく、今日は賛成してくれるんじゃないかと思います。こういった形の中でたくさん質問を受けるということは、やはり疑問が多いということの判断もせざるを得ないと思います。  また、私の見解でございますけれども、私は、医師会病院に産科、小児科をつくってもいいと思います。市長は、医師会病院の救済、あと少しで医師会病院がだめになってしまうんですと。私は、企業ですから、私も商売をやってきましたけど、だめになることは仕方ない。そうですよね。だめになりそうなときは助けてくれるんですか。この間、業者さんと会いました。業者さんが言いました。「要さん、この間の質問、見ましたよ。私たちも何かのとき、助けてくれればいいんですがね」。だから、行政は、特化したものに手を出してはまずいわけであります。やはり事業者というのは、途中で云々というときには、ほぼ手は出さないと思いますよ。結果が出たら応援はしますけど、そんなもんだと思います。  また、民間の病院で産科をつくってくれるようなところがあれば、そういったところを支援していくと、そういうことも私はあってもいいのではないかと思います。石岡市で、今、市長さんも何でもやりたい、何でも市民のために尽くしたいと、そういう気持ちは重々わかるんですが、何でも飛びついていたのでは……。それで、この病院も、もう60、70やっておるんです。 333 ◯委員長(関口忠男君) 高野委員に申し上げます。発言時間を超過しておりますので、簡潔に願います。 334 ◯委員(高野 要君) はい。ですから、ここは事業者ですから、十分に私は……。病院がやってくれるんならいいですけど、これは請負業者です。そうですよね。ですから、きちっとした話し合いが必要であるのかなと思いますし、このぐらいの話で病院をつくるなんていうのは、私は、最後になりますが、とんでもない話だと思っております。  以上で質問を終わります。 335 ◯委員長(関口忠男君) 次の質疑者に移ります。  飯村委員。 336 ◯委員(飯村一夫君) 飯村一夫でございます。質問の中に重複する部分もあるかなと思いますが、その辺、ちょっとお許しを願って、質問したいと思います。  協働によるまちづくりの推進、これは、関連事項で2案が上がっているんですけど、この中の、1番目のコミュニティ活動ということで1,024万、そういう数字が上がっていますが、これは合併したときからの、先輩議員らの議論の中の案件でもあるかなと、そういう認識でご質問に至ったわけなんですけど、合併に至ったときの、それに付随して10何年間あったのかなと、そういう感じでおる案件かなと。実際は、コミュニティ活動の事業については、それと同等の膨らみを持っているのかなと、そういう形でご質問に至ったわけなんですけど、その辺ところのご説明をお願いしたいと思います。  ちょっとその部分に触れて、八郷の1戸当たり500円、そういう中の金額にすると、大体350万、そういう中の膨らみを持たせたような形の、この1,000万からの支出、事業とは関連はないのかと。逆に、その辺のところをお伺いしたいと思います。 337 ◯委員長(関口忠男君) 生活環境部長・齋藤君。 338 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) お答え申し上げます。コミュニティ活動補助金1,024万7,000円につきましてご答弁申し上げます。こちらの補助金につきましては、区長及び協力員に対する報酬でございます。区長に対しましては1戸当たり500円、協力員に対しましては1戸当たり100円を戸数に掛けて支払ってございます。  以上でございます。 339 ◯委員長(関口忠男君) 飯村委員。 340 ◯委員(飯村一夫君) ただいまの質問の答えに対しては、現在までというか、合併してから八郷地区でその500円というのをやっていた中の、議論している中の膨らみを持たせた事業ということなんですか。 341 ◯委員長(関口忠男君) 生活環境部長・齋藤君。 342 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) お答え申し上げます。委員がご質問のほうは、区運営補助金の1戸当たり500円の質問と思います。私が今、コミュニティ活動補助金というのは、区長・協力員に対する補助金の内容でございまして、八郷地区で合併前から実施していました区運営補助金は、地域活動に対して1世帯当たり500円を支払っていたものでございます。  以上でございます。 343 ◯委員長(関口忠男君) 飯村委員。 344 ◯委員(飯村一夫君) 今までやっていたこととは全く違うというようなご説明で、新しい新規事業だということで理解していいんですか。 345 ◯委員長(関口忠男君) 生活環境部長・齋藤君。 346 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) ご答弁申し上げます。失礼しました。新年度から1世帯当たり500円を支払うコミュニティ活動の補助金につきましては、区運営補助金を見直す形で、新年度から実施する補助金でございます。 347 ◯委員長(関口忠男君) 飯村委員。 348 ◯委員(飯村一夫君) その1戸当たりの使い道、区で使うような形にはなると思うんですけど、それに関して、執行部ではどのような使い道を予想されるんですか。 349 ◯委員長(関口忠男君) 生活環境部長・齋藤君。 350 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) ご答弁申し上げます。新たな補助金につきましては3つのテーマを設けまして……。済みません。資料、ちょっと……。失礼しました。3つのテーマを設けまして、1点として、安全安心を守るための活動の経費、2点目といたしまして、住民の触れ合い交流を育むための活動経費、3つといたしまして、子どもたちの健全育成のための活動経費ということで、助成を考えております。  以上でございます。 351 ◯委員長(関口忠男君) 飯村委員。 352 ◯委員(飯村一夫君) ただいまの答弁によりますと、各地区1戸当たり、○○によっては30軒とか100軒とか、地区によってはあると思うんですけ、今まで議論されていた中の地区で30軒、500円、それの使い道というのはどういうふうに把握されていたんですか。 353 ◯委員長(関口忠男君) 生活環境部長・齋藤君。 354 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) ご答弁申し上げます。使い道につきましては、各自治会によってさまざまだと思いますけれども、補助金を受けるに当たりましては領収書が必要となってまいります。先ほど、該当した経費の3分の2を補助するわけでございますけれども、上限といたしまして、戸数掛ける500円が区長がいる自治会、もう一つが、協力員のみの自治会が戸数掛ける100円、もう一つが、区長・協力員がいないが、地域を基盤として公益活動をしている団体に対しましては、戸数掛ける50円を支払う予定になってございます。  以上でございます。 355 ◯委員長(関口忠男君) 飯村委員。 356 ◯委員(飯村一夫君) ただいまご説明いただきましたが、領収書については、どのような感じで領収書をされているんですかね。領収書をいただいている分には、内容としては、どういう内容が記載されていますか、領収書には。 357 ◯委員長(関口忠男君) 生活環境部長・齋藤君。 358 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) ご答弁申し上げます。今回、新しいコミュニティ活動補助金に関しましては、先ほど申しました3つのテーマに該当するもので、実際に活動に伴う経費についての領収書があるものに対して、補助するものでございます。
     以上でございます。 359 ◯委員長(関口忠男君) 飯村委員。 360 ◯委員(飯村一夫君) 活動、活動とおっしゃいますけど、活動の具体的な領収書というのは、どういうふうな案件が領収書の記載の項目に当たるんですか。 361 ◯委員長(関口忠男君) 生活環境部長・齋藤君。 362 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) ご答弁申し上げます。例えばの例で申し上げますと、1点目の安全安心を守るための活動経費ということで、地域の安全を守るために、防犯灯などの電気料の領収書などが対象になってまいります。  以上でございます。 363 ◯委員長(関口忠男君) 飯村委員。 364 ◯委員(飯村一夫君) わかりました。今から、これから使われようとする1,000万からの事業としては、そういうふうな使い方をするということでよろしいんですか。 365 ◯委員長(関口忠男君) 生活環境部長・齋藤君。 366 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) ご答弁申し上げます。コミュニティ活動補助金1,024万7,000円につきましては、予算が通りましたら、今言ったような内容で助成をしてまいりたいと考えています。  以上でございます。 367 ◯委員長(関口忠男君) 飯村委員。 368 ◯委員(飯村一夫君) ただいまご答弁いただきましたが、従来の八郷地区で多分使われていたのは、今、いろいろコミュニティセンター、公民館、地区によっては集会所等々あると思うんですけど、その中の一応電気代、光熱、その他、地区で使われるその関連の負担金で使われていたのかなと、そういう思いがあるんですけど、実際この1,000万から出る350万を差し引いた650万については、どのようにお考えですか。 369 ◯委員長(関口忠男君) 生活環境部長・齋藤君。 370 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) ご答弁申し上げます。350万円と申しますのは、従来、八郷地区のみに支払っていた区運営補助金の金額かと思います。今回、新年度から区運営補助金を廃しまして、新たな制度として、コミュニティ活動補助金ということで市内全体に広げましたので、組み入れるというような形がわかりやすいかと思います。1,000万円に組み入れたような形になるかと思います。  以上でございます。 371 ◯委員長(関口忠男君) 飯村委員。 372 ◯委員(飯村一夫君) 今、区とおっしゃいましたけど、従来、使われていた部分に関して、それ以外に今度、金額が増えた分について、じゃあ、使われるような予想される地区、それについての地区の使い方、それは何に使われると思われますか。実際は今、街灯とか、従来使われていた金額は、私らはそう思っているんですけど、実際、今度付加した、その使われる方の金額というか、その使い道は、実際どのように使われるか本当に……。もう1回確認したいと思います。 373 ◯委員長(関口忠男君) 生活環境部長・齋藤君。 374 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) お答え申し上げます。先ほど1つの例として、防犯灯の電気料の領収書を申し上げましたが、それで限度額に達すれば、防犯灯だけでも用が足りてしまうんですけれども、それでまだ限度額に満たなければ、そのほかの領収書を必要とするもので、先ほど委員が申しましたように、2番の住民の触れ合い交流を育むための活動経費ということで、公民館で使った電気代とか、そういうのも該当してくるかと思います。先ほども申し上げましたが、限度額に達しなければ、領収書が何枚か必要になってくるかと思います。  以上でございます。 375 ◯委員長(関口忠男君) 飯村委員。 376 ◯委員(飯村一夫君) わかりました。  関連事項として、もう1個書いてあったので、もう1回お聞きしたいと思います。金額的には81万4,000円なんですけど、これの使い道について、項目的には地域協働支援金と書いてありますが、実際はどのように使われるか、ちょっとご説明を詳細にお願いします。 377 ◯委員長(関口忠男君) 生活環境部長・齋藤君。 378 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) お答え申し上げます。これも新年度から、予算がお認めいただければ新たな制度でございまして、地域活動支援金81万4,000円でございます。こちらの内容につきましては、従来、八郷地区で実施していました、原材料を市から支給してもらって、その支給に伴う工事費、実際に業者さんなんかを頼むと、そこで地区の経費がかかっていたかと思うんですけれども、その経費に対しまして2分の1を助成するという制度でございます。  以上でございます。 379 ◯委員長(関口忠男君) 飯村委員。 380 ◯委員(飯村一夫君) 従来やっていたような形のご説明かなと思って理解したんですけど、いいんですか、それで。 381 ◯委員長(関口忠男君) 生活環境部長・齋藤君。 382 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) お答え申し上げます。委員お見込みのとおり、八郷地区で従来実施した内容そのものでございます。  以上でございます。 383 ◯委員長(関口忠男君) 飯村委員。 384 ◯委員(飯村一夫君) そうすると、前回からあるということであれば、合併当時から引き継いで現在に至るという事業の中での追加という事業でよろしいんでしょうか。 385 ◯委員長(関口忠男君) 生活環境部長・齋藤君。 386 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) お答え申し上げます。八郷地区で申し上げますと、区運営補助金と同等の額が、先ほどのコミュニティ活動補助金と同様になりますので、それに上乗せになって、新たに地域活動支援金が上乗せになるというような形でございます。  以上でございます。 387 ◯委員長(関口忠男君) 飯村委員。 388 ◯委員(飯村一夫君) これの81万4,000円、実際どのような配分とかどのような申請、どのような流れで81万4,000円と決まったのですか。 389 ◯委員長(関口忠男君) 生活環境部長・齋藤君。 390 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) お答え申し上げます。実際に八郷地区で坂道舗装を実施していた地区の実績から、算出したものでございます。  以上でございます。 391 ◯委員長(関口忠男君) 飯村委員。 392 ◯委員(飯村一夫君) 八郷地区でやっていたことを、全体、八郷地区、石岡地区でやるような内容でいいんですか。 393 ◯委員長(関口忠男君) 生活環境部長・齋藤君。 394 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) お答え申し上げます。委員、お見込みのとおりでございます。 395 ◯委員長(関口忠男君) 飯村委員。 396 ◯委員(飯村一夫君) 81万4,000円、これは、八郷地区、石岡地区でやる作業の予算の組み方としては、担当者ベースで考えた場合、この81万4,000円というのは実際、多いんですか、少ないんですか。ひとつお願いします。 397 ◯委員長(関口忠男君) 生活環境部長・齋藤君。 398 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) お答え申し上げます。新たに新年度から実施する制度でございますので、実際、実施してみないことには最終的な結果はわかりませんが、一応81万4,000円で年間の補助率は賄えるものと思ってございます。  以上でございます。 399 ◯委員長(関口忠男君) 飯村委員。 400 ◯委員(飯村一夫君) 地元の、自分は八郷なんですけど、八郷の今の状況、道路状況、整備状況に関することについて申し上げますと、実際81万4,000円、この中でやれとおっしゃる事業なんでしょうけど、これでは多分、今、陳情が上がっているコンクリート舗装、これでお願いしますと区長さんから担当者へ上がっていく分にしては、実際、いつになったらやってくれるんだと、そういう声があるのに、この数字では、実際できないんではないかと。過去、100万円前後は使われていたようなことがあったかなと。そして、去年、おととしあたりが、企画というか、実際の使われ方の用途として、4件ぐらい上がっていたのかと。37万ぐらい。これは、実際その場所と、その使い方の用途については、同じような案件であるかなと思っているんですが、そのような案件についてご承知しておりますか。お伺いします。 401 ◯委員長(関口忠男君) 生活環境部長・齋藤君。 402 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) お答え申し上げます。実際の八郷地区で実施していた坂道舗装につきましては、原材料が市から支給になりまして、道路をつくるために重機等で掘るのに、業者さんを頼むわけなんですけれども、その実績から、多いところでもそんな……、地元の業者さんを頼むという特別価格なのかもわかりませんけれども、7万、8万、そういった金額での実績の領収書が上がってございました。多いところでもそのぐらいの金額でございます。  以上でございます。 403 ◯委員長(関口忠男君) 飯村委員。 404 ◯委員(飯村一夫君) 7万か8万と今、おっしゃいましたが、10か所しかできないということになるんですかね、これ。81万4,000円。その辺ところ、ちょっと確認をお願いします。 405 ◯委員長(関口忠男君) 生活環境部長・齋藤君。 406 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) お答え申し上げます。あくまで2分の1の助成ですので、この倍の金額が、160万円くらいが、実際の工事ではかかるのかなという判断でございます。  以上でございます。 407 ◯委員長(関口忠男君) 飯村委員。 408 ◯委員(飯村一夫君) いや、かかるのではなく、実際できる、箇所付けで何か所できるんですかと。7万円だったらば、10か所ぐらいじゃないですかと言っているんですけど、そういうわけではないんですか。済みません、よろしく。 409 ◯委員長(関口忠男君) 生活環境部長・齋藤君。 410 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) お答え申し上げます。160万円ぐらいの工事なので、7万円というと、10か所ではきかないかと思います。 411 ◯委員長(関口忠男君) 飯村委員。 412 ◯委員(飯村一夫君) わかりました。事業自体にもう少し膨らみを持って、考慮して、やっぱり事業をもう少し膨らませるような予算どりをしていただきたいなと、そう思います。ひとつよろしくお願いします。  それではもう一つ……。 413 ◯委員長(関口忠男君) 飯村委員に申し上げます。本日は総括審査でありますので、政策的な事項に関する質疑をお願いいたします。 414 ◯委員(飯村一夫君) そうですか。じゃあ、どうも済みませんでした。  以上で質問を終わります。 415 ◯委員長(関口忠男君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午後 4時20分休憩             ──────────────────────                   午後 4時37分再開 416 ◯委員長(関口忠男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  さきの飯村委員の質疑に対して、発言の訂正の申し出がございますので、これを許します。  飯村委員。 417 ◯委員(飯村一夫君) 飯村一夫です。先ほど質疑の中で地区名を言ったんですが、その言った地区名に対して削除したいと思います。  以上です……。  ○○名を削除したいと思います。よろしくお願いします。 418 ◯委員長(関口忠男君) お諮りいたします。飯村委員から、○○等の発言について、その全部を取り消したいとの申し出がありました。この取り消しを許可することにご異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 419 ◯委員長(関口忠男君) ご異議なしと認め、さよう決しました。  次の質疑者に移ります。  大和田委員。 420 ◯委員(大和田寛樹君) 大和田寛樹です。1項目、予算書の141ページの地域医療対策事業の病院整備基本計画策定委託料について質問をしてまいります。所管でも質問をさせていただきまして、また今定例会の一般質問や、この間の予算審議の中でも、多数の委員の皆さんから質問をしているのを聞きまして、内容的には少しずつ見えてきている部分、また不明な部分もございますので、総括的な政策判断について、質疑していきたいと思います。  まず、財務部長にちょっと確認をさせていただきたいんですけれども、現状把握という意味で、この我々の石岡市は、財政状況が、全国平均、または県平均でも結構ですけれども、どの程度の位置にあるのか。どういう指標を使うのかというのでも変わってくると思いますけれども、何位というその順位ではなくて、全国平均、または県平均で、上中下であらわせば、我々の石岡市は財政状況、どういう規模、どういう立ち位置にいるのかということを、確認させていただきます。 421 ◯委員長(関口忠男君) 財務部長・古内君。 422 ◯財務部長(古内勝人君) お答えいたします。市の財政状況の順位ということでございますけれども、実質公債費比率や将来負担比率、財政力指数等がその指標に当たるかと思っています。その中で、県で申しますと、県の中では中の下ぐらいなのかなと思っております。 423 ◯委員長(関口忠男君) 大和田委員。 424 ◯委員(大和田寛樹君) 中の下ということで、普通よりも少し下ということでしょうかね、大体で言えば。  もう一つ財務部長に確認をさせていただきたいんですけれども、一般会計の財政推計が提示を予算委員会でされましたけれども、毎年、財政推計を提示していただいていますけれども、この財政推計を見て、病院会計は特別会計になると思いますけれども、石岡市の、今、中の下のそういう自治体が、公立病院、病院事業を抱えるということに、この推計を見てどのような見解をお持ちかを伺います。 425 ◯委員長(関口忠男君) 財務部長・古内君。 426 ◯財務部長(古内勝人君) お答えいたします。この財政推計でございますけれども、この財政推計の数値は、あくまでも予算編成時点における試算でございます。条件としても、かなり厳しい条件で試算してございます。何もしないでこのまま行けば、このようになるというような数値でございます。しかし、これまでこの対策としまして、予算編成時点においてさまざまな編成方針を打ち出し、また、政策的経費においては、政策企画課による事業査定と連動などを図り、対策を講じ、また予算の執行に当たりましても、毎年度、年度当初の4月と下半期が始まる10月に歳出の抑制を図り、入札差金などが出た場合には不要な支出をしないよう、職員に周知してきたところでございます。その結果としまして、毎年度、財政調整基金を当初予算で繰り入れていたものを、最終的には繰り入れをせずにできてきたところでございます。  しかし、今年度、令和元年度におきましては、2億円ほどの財調を取り崩すような形となってございます。この対応としまして、今後、さらなる自主財源の確保に努めるとともに、歳出においては、新たな事業を起こす場合は事業の見直しや取捨選択を徹底して、新規事業見合いの事業費を削減する、さらには、現在執行している事業についても、優先順位をつけ、徹底した事業の見直しを図るなど、さらに経費の削減や平準化をし、身の丈に合った財政運営をしていくことが必要だと思っております。また、予算執行に当たりましても、常に経費削減を念頭に、適切な支出に努めるなどをしていけば、対応は可能であると考えております。  以上でございます。 427 ◯委員長(関口忠男君) 大和田委員。 428 ◯委員(大和田寛樹君) ありがとうございました。対応は可能だということですけれども、我々、議会、議員も、財政状況というものを、財政負担を不安視する、心配する、これ当然なことでありまして、単純に命が大事かお金が大事かという、そういう短絡的な議論ではもちろんなくて、さまざまな石岡市の事業の中で生命と財産が守られていく、その1つが病院であろうと思います。  先ほど財務部長が答弁をされました事業の取捨選択、または、市長もよく選択と集中という言葉を使いますけれども、そういう意味では、この病院事業だけに限らず、今後の事業の、令和2年度もそうでしょうけれども、何か見えてくるものですと、あれもこれも、どれもそれもというふうに見えがちで、確かに議会には、切られている事業というのは見えてこないと思いますので、上がってくる事業が大規模プロジェクト、この病院事業もそうですけれども、そういうものだけが見えてくる形で、すごく不安視するのは当然だと思うんですけれども、市長公室長に伺いたいんですが、選択と集中、選択すれば選択されないものももちろん出てきます。集中すれば集中されないものが出る。そういう意味では、事業の整理が必要だと思うんですね、こういう大きなプロジェクトをする上で。
     先ほど、見合ったものを切らないといけないという財務部長の答弁がございましたが、選択と集中という意味で、この病院事業を抱える計画を、石岡市はこれから立てていく、その事業の整理という意味での見解を伺います。 429 ◯委員長(関口忠男君) 市長公室長・加藤君。 430 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。市長公室で所管しております市の総合計画と実施計画に当たるもので、全体の施策の方向性、将来ビジョンというのをそれぞれ決めておりまして、毎年度、事業を整理した中で、横断的に重点プロジェクトというのをリーディングという形でお示ししております。その過程で、やはり各部署、まずは最初に大体10月ごろですね、新規事業の提案をいただくわけでございます。その中で、政策的に計画の方向性に合っているとか、現状の問題点を解決すべき事業であるとか、そういった部分をいわば査定して洗練されていくという作業が、10月から11月にかけて行われるわけでございます。  もちろん政策的な判断の中では、将来の石岡、明るい未来に向けての政策的な位置付けを整理すると同時に、次に控える市の財政の面も、夢は広げ過ぎても、受け皿としての予算的なものはやっぱり担保されなければできませんので、その中である程度の取捨選択になってしまいますけれども、そういった作業を、市長査定までで決めているという状況でございます。 431 ◯委員長(関口忠男君) 大和田委員。 432 ◯委員(大和田寛樹君) もう一つ市長公室長に伺います。今、もし答弁できないかもしれませんけれども、できれば答弁していただければと思います。この病院事業を公立化して抱えることによって、選択されないものももちろん出てくると思うんですが、その選択されないものというのはどういうものを……。言葉は語弊があるんですが、切る必要があると思うんですけれども、どういうものがその対象になるのかを伺います。 433 ◯委員長(関口忠男君) 市長公室長・加藤君。 434 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。非常に重い課題で、ちょっと答えるのはなかなか難しいなと思います。私自身の私見も多少は加えながらちょっとお話ししますと、やはりなくてはならないものといいますか、必須なもの、今日のご議論にも出ていました例えば水道であるとか、そういったものの優先順位というのはやっぱり高くなるのかなと思います。1つの、何ていうんですか、ヒエラルキーの中で、本当に生活に密着した欠かせないものというのは、やっぱり優先されると。それ以外の事業の中で、また選択があるのかなとは思います。  以上です。 435 ◯委員長(関口忠男君) 大和田委員。 436 ◯委員(大和田寛樹君) ありがとうございました。  中身にちょっと入らせていただいて、この予算審議の中で、副市長が土浦医療圏と水戸医療圏のはざまにあるというお答えがありまして、土浦医療圏では、確かにデータ的にも病床過剰地域であると。ただ、石岡医療圏というのはないですけど、石岡市の医療を考えたときに、これは計画にも出ていますけれども、医師は全国平均251.7人でありますよということで、茨城県平均が189.8、石岡市が124.8ということで、全国平均の半分ということで、そのはざまにあって、決してこの石岡市の医療体制の現状が、まだまだ不十分というか、今後検討する余地がある。また10年、20年の期間で見れば、もっと大変な状況になることが予想されますというようなご答弁があったと思うんですけれども、その上でちょっと市長に伺いたいと思います。  所信を述べられたときに、この地域医療は一丁目一番地なんだと、令和2年度、もしくはこの立ち上がるまでに、この事業が一丁目一番地なんだというようなことで政策に掲げられたと聞きました。その思いを伺いたいと思います。 437 ◯委員長(関口忠男君) 市長・今泉君。 438 ◯市長(今泉文彦君) 地域医療を政策の一丁目一番地に掲げた、その思いですけれども、まず1つの例を挙げたいと思いますけれども、市の消防本部の緊急搬送は、今、約3,700件、年間あります。それが、5年後には5,000件を超すだろうという推計が出ているんですけれども、その5,000件という数字は、増える部分というのは高齢者なんですね。高齢者は、ちょうど5年後には、団塊の世代が75歳以上の後期高齢者に入るということでありますけれども、団塊の世代の後期高齢者は、今の搬送の例でいくと、心疾患、脳疾患、それから、八郷地域が特に多いんですけど熱中症で運ばれているケース、3つが多いんですけれども、それが医師会病院に運ばれて、脳疾患、心疾患は1割ぐらいですけれども、特に熱中症はほとんどが医師会病院に運ばれると、8割ぐらいですね、そういう数字が出ております。  今、それが、来月から緊急搬送がなくなって、受け入れられなくなってしまうということが、目の前に待っているわけです。それだけの数の人が、遠い土浦の協同病院とかに運ばれるわけですけれども、脳疾患、心疾患の死亡率とか、搬送時間の長さにかかわりますけれども、非常に生命の危険を伴うということになってくると思います。近い……、もう即そういう状況になるということで、私は、それは何とか対応していきたいというのが最初の思いであります。非常事態だというのも、そういったところが関係するわけでありまして、大きな危機感を持っております。  1人でも市民を助けてあげたいという気持ちで、この医療計画は、3つの目標を立ててありますけれども、産婦人科、小児科、そして緊急診療。その緊急診療の部分が、目の前に課題として大きく低下していくということが挙げられます。本当にそれを黙って見過ごしていいのだろうかというのは、私は本当に危機的に思っているわけでありまして、一丁目一番地というのは、目の前の課題をまず片付けて、避難していただいて、とにかく命は助かってもらいたいということで、そういう意味で、まず一丁目一番地という……。5年後も40%の高齢率になりますけれども、それを何とか今のうちから準備して布石を打って、医療体制をしっかりと築いていきたいというのが、私の考えです。 439 ◯委員長(関口忠男君) 大和田委員。 440 ◯委員(大和田寛樹君) 十分私は……。私というか皆さんも一緒で、1人でも多くの命を助けたい、それは議会も一緒であります。当然、そういう命を、石岡市の病院があれば助けられる可能性が高くなる。おっしゃるとおりだと思いますし、命以上に価値あるものはないとは思います。  そこで、平成30年度に懇談会が立ち上がりまして、昨年、令和元年にカンファレンスが立ち上がって、さまざま議論はされてきたと思います。市民……、これ、議会もそうですけれども、今回の定例会でもさまざま議論があったとおり、医療対策の地域医療が大事だというのはもちろん共通認識ですけれども、市民の中にも、市立病院を抱えることには、当然、財政負担を考えれば、本当に大丈夫なのかと。中の下の自治体が、新たな事業で今度、病院事業を抱える。それは、議会じゃなくても、不安視する方はたくさんいらっしゃると思うんです。  総論では、1人でも多くの命を必ず助けたいと、それは一緒なんですけれども、各論に入りますと、当然、命は医療だけではなくて、さまざまな事業で、石岡市民の命、生命、財産が守られていると。そういう意味では、さまざまなご意見が上がるであろうなというのは、大方想定できたと思います。  これまで議論の中で、予算委員会、一般質問の中で、議会に対しての説明不十分、これは否めませんね。事実です。なので、言われても仕方ないと思うんですけれども、そういう中でも、今回この2,000万の予算を計上してきた。市民の声を第一にとよく市長は言われると思いますけれども、私たち議員も、直接選挙で選ばれた、市民の負託を得てこの議会に来ている、市民の声を代表して議会で述べているわけです。そういう意味で、市長自らが市民、あるいは議会、議員一人一人に、この問題の大事さを、主体的に、どういうふうに、今回の予算で計上することの理解を得るために行動をされてきたのか、それを伺います。 441 ◯委員長(関口忠男君) 市長・今泉君。 442 ◯市長(今泉文彦君) 地域医療の大切さを、主体的に、市長がどのようにやってきたかということでありますけれども、私は限られた時間でありますけれども、これは同じ条件だと思います。その中で、事あるごとに、地域医療の重要性を述べてきたつもりでありますけれども、反省する点は多々あると思います。ただ、危機感というのが空回りして、十分に任を果たしていなかったということが、大きな反省だと思います。今まで、大変至らない部分が多かったと思いますけれども、この危機的状況ということをともに乗り越えるために、どうかご理解をいただきたいと思います。よろしくお願いします。 443 ◯委員長(関口忠男君) 大和田委員。 444 ◯委員(大和田寛樹君) 次に、私も子どもを持つ子育て世代で、現状の医療に対して不満があったり、また将来に対しての地域医療に不安を持っているその代表……、代表というか、子育て中の1人であり、1市民です。若い世代がこの地域に住み続けてもらいたい。やはり医療政策というのは、とても大事な1つの部分になると思います。  こちらの計画の中に、基本理念で、持続可能な医療体制で誰もが安心して暮らせる石岡地域、誰もこれ、反対する議員もいませんし、議会総意で、この理念、そのとおりだなと思うわけです。早急に結論を出すんだということで、この議会中も答弁されていましたけれども、まだまだ議論が、議会としては追いついていないというか、成熟していないというのも事実であります。ここで決断をするとなれば、当然、先ほどの総論賛成、各論反対のような議論にもなりかねない。  部長にちょっと伺いたいんですけれども、カンファレンスで決定された──きのうもちょっと伺ったんですが少し答弁が曖昧でしたので──この地域医療計画ですね、我々が全協でもらっている地域医療計画と今回の基本計画策定というのは、重複をしないということでよろしいですか。 445 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 446 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) お答えいたします。こちらの、まず既にお示ししております石岡地域医療計画につきましては、石岡地域の医療対策を総括するものとして、整備方針など、医療の課題解決に向けた具体的な対策、優先的に実施する対策などを計画の中に盛り込んでございます。今回、予算を計上させていただきました病院整備基本計画につきましては、病院整備に向けた事前調査、これは現状の確認とかも含むものなんですけれども、病院整備に向けた事前調査、そして建物に関する基本方針の設定、こちらは規模であるとか構造、整備手法等、それから、基本計画の部分ですけれども、病床の配置であるとか施設設備など、そして予算シミュレーションなどを病院整備基本計画の中に盛り込んでいくという考えでございますので、重複するものではないと考えております。 447 ◯委員長(関口忠男君) 大和田委員。 448 ◯委員(大和田寛樹君) もちろん重複すれば、もうでき上がっているものに予算計上する必要はないというようなことになりますので、この構想が基本計画でいろいろ詰められたものが、基本の計画として今年度2,000万でつくるということで、確認させていただきました。  次に、端的に言えば、この基本計画の予算が認められれば、もう、その既定の路線に乗っかって公立病院ができ上がるという、要するに我々議会としてブレーキをかける余地は、この予算が承認されるとなくなるのか、それとも、まだまだ構想、基本計画の段階で、議会のほうでいろいろな、これまでも、これからも詳細にわたって議論をする中で、それを踏まえて基本計画を策定することになるのか、ブレーキがかけられる状況なのか、この計画が通れば、もうどんどんその路線で行かざるを得ないということなのかを伺います。 449 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 450 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) お答えいたします。今回の地域医療計画につきましては、あまり市町村レベルではつくられていないものでございますが、今回、石岡地域におきましては、医療関係者など専門家の意見を聞きながらまとめられたものでございます。そうした中で、今回、予算を提出していただいている基本計画の策定につきましては、今後の基本設計のベースとなるものと考えております。ですから、それで全てが決まってしまうものではないと考えておりますので、今後、幾つかの段階を踏んで、継続してご協議いただきながら進めていただければと考えております。 451 ◯委員長(関口忠男君) 大和田委員。 452 ◯委員(大和田寛樹君) 次に、公立病院自体の必要性も、まだまだ議会で議論、また執行部からの提案に対して説明不十分であるし、議会側も、その形態について少し議論、協議が必要であると私も考えています。仮に今回の事業の予算を認めて、議会の協議は、今する、しないということで、議会でしっかり議論した上でその計画に盛り込んで、基本設計ですかね、次に入っていくのは、に移るということで、ご答弁いただいたということでよろしいですかね。はい。  それでは、ここも部長に伺いたいんですけれども、先輩委員の質問で、医師会病院の救済なのかと、医師会病院の救済ではないと市長が答弁されていたと思いますけれども、それでは、なぜそんなに急ぐのか。急ぐ、救済ではない、その前提は、何でそんなに急がなくちゃいけないのかというのを伺います。 453 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 454 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 石岡地域の医療の現状といたしまして、これまで何度か答弁させていただいていますが、産科につきましては分娩できる医療機関がなくて、近隣の産科がある病院に行きましても、正常分娩はほかの病院での対応を求められるなど、本当に近くの産科が求められているような状況が現在ございます。それと、小児科につきましても、緊急診療に対応できていないことがありまして、休日・夜間の緊急診療が縮小されてきている現状もございます。そうした中で、今の医療の現状を少しでも早く充実させたいという思いがあるわけなんですけれども、医師会病院に関しましては、現実的に医師とかスタッフの方々が不足して、病床を減らしているという現状もありまして、そんな中で今回の病院統合、それから病床の配分の計画でございますけれども、こちらについては、医師会病院が存続と申しますか、医師会病院を含めての話となりますので、統合までの期間はできるだけは短いほうがよいという考えでおります。  以上でございます。 455 ◯委員長(関口忠男君) 大和田委員。 456 ◯委員(大和田寛樹君) スケジュールを見ますと、令和5年1月に公立病院の開院ということで、基本計画が令和2年度、令和2年度中に、補正予算になるんだと思いますが、基本設計で、実施設計が令和2年度と。一気に令和3年度から建設工事に入って、令和5年の1月に公立病院開院ということにスケジュールはなっているんですけれども、到底このままの議論の状態で、このスケジュールどおりにはなかなかいきづらいだろうなと、私の感覚的にはそのように思うんですけれども、その間に、医師会病院の救済をしないということも一般質問でされていたと思うんですが、医師会病院自体が閉院をしてしまえば、このスキーム自体が頓挫するわけだと思うんですが、仮に5年の1月まで、今の状況でも医師会病院が厳しいという話を聞いていますけれども、その間の延命というか、それはどのようにお考えなのかを伺います。 457 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 458 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) こちらにつきましては、基本的に、現状では医師会との協議を重ねていくことになると思うんですけれども、例えばの話で恐縮ですが、指定管理者が決まる時期というのが来ると思うんですけれども、そちらのほうで、仮に地域医療振興協会が指定管理者となった場合に、それは病院開院前、令和5年1月よりはもっと前だと考えておるわけなんですけれども、そういった中で、今後の開院に向けて、指定管理者との協議の中で、医師の確保とかスタッフの確保を前倒しで協力していただくような形で、医師会病院の継続を図るというような、そういうことも考えられるかと思っております。  以上です。 459 ◯委員長(関口忠男君) 大和田委員。 460 ◯委員(大和田寛樹君) 待ったなしということで、多分、危機感が、それぞれに温度差が、もちろん議会の議員一人一人にも、市長にも、危機感の温度差というのは当然あるんだと思いますけれども、当然このスキームを生かすとすれば、医師会病院が存続されている時期でないと破綻を来すわけなので、かといって、議論を中途半端に、公立病院化を容認するわけにも議会はいかない。  ただ、これまでの部長の答弁でも、今後もまだまだ議会としてブレーキをかける余地があるし、仮にこの計画が予算化されたとしても、公立病院化を、議会がもしそれをやはりだめだという結論になったときには、その判断を阻害するものでもないということだと思います。  次に、市長にちょっと伺いたいんですけれども、これまで、仲間うちの議員の中では、昨年の5月ぐらいから、議会の中で、常任委員会で、この地域医療に対して話を詰めていくべきなのか、それとも特別委員会……、ゴールデンウイークの呼ばれたときにも、その特別委員会設置というのは先輩議員から出たような気もしましたけれども、結果は常任委員会に委ねて議論をしていくということで、常任委員会の議事録も確認させてもらいましたが、さまざまな意見が出ていました、6回の委員会の中で。  意見は出しているんだけれども、執行部側もまだまだ詰め切れていないところがあって、取り入れてもらえているのか、うまく歯車が回っていないというか、そういうことを議事録では確認できたんですけれども、ここまで来て説明不十分というのは、もう皆さんが承知して、そういう声がたくさん上がってきて、しかし、この地域医療を解決するためにはこの計画を進めていくんだとすると、議会の理解が今後必要になってくると思いますけれども、今のこの現状、問題がたくさんある中で、その問題を解決していく対応をどのようにしていくおつもりなのか、市長に伺います。 461 ◯委員長(関口忠男君) 市長・今泉君。 462 ◯市長(今泉文彦君) 課題が山積している中で、これからたくさん決めていくことがあるわけでありますけれども、そういった中で、議会の執行部に対して……、私に対してと言ってもいいんでしょうけど、信頼関係がないと、これは進められないことだと思います。ですから、私は深く反省して、お約束したいと思います。今は基本構想、ビジョンの段階でありまして、それが病院整備基本計画の段階に入るわけでありますけれども、その必要に応じ、その都度しっかりと情報を提供し、共有しながら、一緒に歩んでいけることをお約束したいと思います。地域医療計画、まだビジョンの段階で、協議とか決定事項を定めていくのにはこれからですので、どうかそのことをご理解いただいて、よろしくお願いいたしたいと思います。  もう一度申し上げますけれども、私の認識では、この医療計画、歩みを止めたら、もう二度と取り返しのつかない状況になってしまうということでありますので、市民の安全を確認した上で、今後とも手順や方法について話し合って、議会の承認を賜りたいと思います。7万4,000の市民の命と健康を石岡市で守るということ、それを進めていくのが私の仕事でありますので、今やらなければならないことは、石岡の医療を縮小することなく、継続することだと思います。目指すのは、産婦人科の復活と小児科の充実、緊急医療の継続であり、その一角が今、壊れようとしております。どうかその現状を認識いただいて、もう待ったなしの緊急性の高い場面だということを、ご理解いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 463 ◯委員長(関口忠男君) 大和田委員。 464 ◯委員(大和田寛樹君) 当然、私、市長がそういうふうにお話しする、少しでも私には伝わるんですけれども、熱く拳を振り上げて話す方ももちろん議員の中にもいますし、仮に市長のように、情熱がふつふつとあるんだけれどもなかなか伝わりにくかったり、私たちも、感受性が皆さん、いいんでしょうけど、私は伝わるときと伝わらないときがもちろんありますけれども、緊急で判断をする、もう崖から落ちるかどうかという瀬戸際での判断という形になってしまうんですけれども、力強くリーダーシップを発揮しまして、推し進めていっていただきたいと、そのように思います。  それと、職員の皆さん、地域医療対策室ですか。11月の末に、専門委員会からカンファレンスにこの構想が上がってきて、カンファレンスで合意、承認を経て、その間、それ以降、本当に短期間で、聞いた話でありますけれども、本当に遅くまで何日も連日、この計画をつくり上げるのに尽力をして、本当に皆さんで力を合わせて頑張ってきているというのがありますので、そういうのを聞きますので、ぜひそういう職員の皆さんが使命感を持って、この石岡地域の医療をどうにかしなくちゃいけない、10年後、20年後の未来を見据えて何とかしなくちゃいけないんだという思いで、そういう無理をして職務をやっていただいているんだと思いますので、ぜひそういう皆さんの心が折れないように、また市長が牽引をして、ちょっとした言葉のやりとりでも職員はうれしい……。私はちょっと職員をやったことがないのでわからないですけれども、少しのねぎらいの言葉でも、また何か一緒に仕事をするというのも、職員はやりづらいかもしれませんが、顔を出すなり声をかけるなり、みんなでやろうと鼓舞しながら進めていっていただかないといけないなと、そのように思います。  我々の議会、議員のよりどころというのは、やっぱり議会基本条例にあると思います。議会基本条例には、議会の活動の指針であったり、議員個人の活動の指針というのがうたわれています。もちろん我々議会も、執行部からの提案を待つだけではなくて、しっかりと政策立案をして、提案をしていくんだと。それは、先輩議員も所信表明で、執行機関に出されたものを審議してさまざまな意見を出すだけじゃなくて、私たちが立案をし提案をしていけるような、本当に車の両輪としての議会を目指していくんだと、そのようにありますので、我々議会もしっかり勉強しながら、執行部と、車の両輪として本当に成り立つように、また執行部も、我々にしっかり情報を提供していただきながら進めていただきたいなと、そのように添えまして、私の質疑を終わります。ありがとうございました。 465 ◯委員長(関口忠男君) 次の質疑者に移ります。  石橋委員。 466 ◯委員(石橋保卓君) 石橋です。私で最後でありますので、もう少しおつき合いをいただきたいと思います。  3項目ほどお伺いをするわけですけれども、先ほども同僚委員から財政推計の話が出ておりましたけれども、そこの部分を直接聞くわけではないです。財政推計をしていく中で、当然、その推計をしている期間の中、突発的な事項というのは想定はされていないのかなと思います。その突発的事項の典型的なものが今回の新型コロナウイルス、すぐに景気に影響が出るというわけではないかなと思いますけれども、令和2年度においても、国のほうでも緊急対策ということで対応を考えているようでありますけれども、石岡市は石岡市としてもやっぱり何らかの対策、そういうものが、6月あたりの補正予算で計上されてくるのではないかなと。それ以上の危機といいますか、財政的な不安が、令和3年度以降、大きくのしかかってくるのではないかなと思います。そういうことを踏まえながら、3項目お伺いをしていきたいと思います。  まず1点目、先ほど同僚委員からも質問がありましたけれども、98、99ページにありますコミュニティ活動補助金、この活動補助金につきましては、これまで私がたびたびお願いをしてまいりました区運営補助金が形を変えて、新たな制度として今回、新しい政策としてあらわれてきたのかなと思い、私も大変感慨深いものがあるわけですけれども、提言をさせていただいてから大分時間が経ちました。もうちょっと早く対応をお願いできればという思いが強いわけでありますけれども、今回、コミュニティ活動補助金という形で全市内に対象が広がったという部分、本当に市長の遅きに失する感もあるんですけれども、市長の英断であったのかなと思います。  市長に、まずこの新しい制度についての思いを、お聞かせいただきたいと思います。 467 ◯委員長(関口忠男君) 市長・今泉君。 468 ◯市長(今泉文彦君) 新しい制度の思いでありますけれども、人口減少の中、前回も申し上げましたけれども世帯数が増えている。そして、地域のコミュニティが希薄化している。そういった中で、地域のコミュニティを少しでも強化していくということが、大事な課題ではないかなと思っています。そのために、そのコミュニティを形成する支援策として、今回の区運営補助金をリニューアルさせて、それで、現在の制度を組み替えたわけであります。  防災、あるいは防犯、そういったものの地域力が減少しているという中で、コミュニティの再生こそが、それらを強化していく1つの要因であると思っております。また、市報とかごみとか、そういったことも、地域のつながりの要因の1つであって、とにかく地域で自助・共助という1つのリンクをつくっていかないと、地域力が減衰してしまう。そういうことでありますので、リニューアルをさせたということであります。  以上です。 469 ◯委員長(関口忠男君) 石橋委員。 470 ◯委員(石橋保卓君) ありがとうございました。本来でありますと、二、三年前にこういうやりとりができていれば、一番よかったのかとは思いますけれども、いずれにしろ、こういった形で実現したことに対しましては、改めてこの席上でお礼を述べさせていただきたいと思います。本当にありがとうございました。  それでは、2項目目に参ります。2項目目、子どもの森整備推進事業についてお伺いをいたします。これもきのう、私も多少、質疑をさせていただきまして、今日、先輩委員からも質疑があったわけですけれども、これまさに、私、一般質問でも指摘をしましたとおり、手順の問題ではないかなと思います。やはり、平成元年度で、調査費として子どもの森の調査費が計上されておりまして、それに伴って今回、基本設計なり、そういった部分が提案をされてくるのかなと思っておりましたところ、いきなり統合保育所基本設計委託料というような形で、子どもの森の核となる1つの施設の1部門である保育所が、特出しで基本設計が計上されてきていると。本来であれば、複合施設としての子どもの森の基本設計が、今回上がってくるべきではなかったのかなと考えておりました。そうしましたところ、先輩委員の質疑の中で、統合保育所を除いた複合施設の部分についてはまだ白紙であるというような答弁が、今予算委員会の審議の中であったわけです。  そういう意味で、本当に手順をかなり間違えた進め方をしているのではないかなと思うんですけれども、担当として部長、いろいろご苦労なさっているのは重々承知はしておりますけれども、どのような経緯で今回、特出しで統合保育所が提案されてきたのか、そこのところの経緯をお伺いいたします。 471 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 472 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) お答えいたします。今回、統合保育所だけでなく、子どもの森整備に対する全体計画を策定し、実施することが、本来の姿だろうということでございます。確かに将来のまちづくり、グランドデザインを考慮する中で、私どもの考えですけれども、将来のまちづくりを考える中で、生活を支える機能や居住等の誘導によるコンパクト・プラス・ネットワーク型のまちづくりが求められているという状況もあることから、あらゆる可能性を踏まえまして、市が進めるほかの計画との整合性を図りながら検討してまいったわけなんですけれども、そうした中で、駅周辺に子どもの森機能を集約するというところまでは行ったんですが、今後、駅周辺の全体像というのがまだ検討中ということもありまして、そうした中で、早期に実現すべきものとして、統合保育所の場所をお示しさせていただいて、第1期として先行して整備したいという考えで、予算計上させていただいたところでございます。 473 ◯委員長(関口忠男君) 石橋委員。 474 ◯委員(石橋保卓君) 私、先ほどの質問の中で、令和元年度と発言するところを平成元年と発言をしてしまったようであります。そこのところ、訂正を委員長のほうでよろしくお願いいたします。  わかりました。部長から今、そういうお話があったんですけれども、そうしますと、逆に、今の部長の答弁を聞いていますと、先行して保育所を整備すると。そもそもの計画が、子どもの森という複合施設として整備をするということで、我々、説明を受けていたわけですけど、当然そうしますと、統合保育所から離れた場所に子どもの森をつくることは、あり得ないわけですよね。統合保育所をそこへつくるのであれば、その周りに当然、複合施設としての子どもの森が後からでも、そこにつくわけですから、まず全体的な子どもの森の基本構想、基本計画、基本設計、実施設計、そういう手順で、政策というものは進んでいくわけではないかなと思います。  いずれにしろ、この件につきましては、いろいろお答えづらい点もあるのかなと推察はいたしますので、これ以上お聞きはいたしませんけれども、しつこいようですけど、一般質問でもたびたび申し上げましたように、やはり物事を進めるに当たっては、手順が一番大事になってくるかと思いますので、そういったところを今後よく理解をされた上で、政策の推進に当たっていただきたいと思います。この件に関しては以上で終わります。ありがとうございました。 475 ◯委員長(関口忠男君) 本日の会議時間をあらかじめ延長いたします。  どうぞ。 476 ◯委員(石橋保卓君) 続けていいんですか。 477 ◯委員長(関口忠男君) はい。 478 ◯委員(石橋保卓君) それでは、最後の3点目に移らせていただきます。たびたびといいますか、これまで多くの委員の皆さんから質疑がされております地域医療という部分であります。これについては、先ほど市長からも、その進め方、説明不足については謝罪といいますか、それに対してのおわびの言葉が述べられていました。確かに市長自らがお認めのように、今回の計画の進め方、戻ってしまいますけど、やはりきっちりとした手順を踏んだ話ではないのかなというふうな思いが、また一段としたわけです。  これまでの質疑の中で、やはり結局、カンファレンス、その下に設けました専門部会、そこへ市としては丸投げをしてしまったのかなと、そこで出された結論は、記者会見での新聞発表に反映されたり、その後に発行された石岡市報等にあたかも市の計画として掲載されたということが、一番大きな間違いなのではないかなと。お話を聞いていますと、市長は自分の考えではなく、これは専門部会、カンファレンスで決定したことだというふうな説明をこれまでされてきました。事をやはり一番複雑にしてしまったのは、先行して既成事実をつくり上げようという思いがあったのかどうかわかりませんけれども、記者発表したり、広報紙で市民の皆さん方に周知をしたというのが、一番大きな要因ではないかなと思います。  そこのところは、ここへ来て改めてお考えをお聞きするという気は毛頭ありませんので、私が今回、事実関係を確認しておきたいという部分を何点かお伺いいたしますので、お答えをいただければと思います。  まず今回の計画、地域医療の石岡市として進もうという方向性は、医師会病院と第一病院を再編して公立化を図って、地域医療を充実させていくというところであるのかなと思うわけですけれども、では、公立化というのは、いつからをもって公立化というのか、お伺いをしたいと思います。医師会病院と第一病院、現実に統合してからが公立化なのか、公立化をしてから統合なのか、どのタイミングが公立化という判断といいますか、進め方なのか、まずそこを1点お伺いをいたします。 479 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 480 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) お答えいたします。公立病院の開設までの手続と申しますか、ステップの中で、石岡第一病院の譲渡というものが、1つ経過の中に入ってまいります。まず1つは、石岡第一病院の譲渡を契約と申しますか、譲渡を受けた時点で、石岡第一病院は公立化と申しますか、公立のものに1つはなると考えております。ただし、最終的には医師会病院も含めた公立化ということになりますので、それは、公立病院が開設するまでの間に、設置管理条例であるとかも出てきますので、両方合わせた新病院の公立化といいますと、開院までの間に行われる設置管理条例が制定したときというふうに思っております。 481 ◯委員長(関口忠男君) 石橋委員。 482 ◯委員(石橋保卓君) 今の部長の答弁の中で、ちょっと確認をさせていただきたいと思います。もちろん我々が説明を受けているのは、第一病院を有償譲渡、10億円で譲り受けるという説明は、当然受けております。今の部長のお話の中でちょっと気になったのは、医師会病院についても、可能性として譲渡を受けて、2つの病院を公立化して、それを統合するという可能性もあるようなご答弁であったのかなと思うんですけど、そこのところはもう一度確認をいたします。 483 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 484 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ちょっと説明が不足していた部分があったかと思います。あくまでも石岡第一病院の譲渡を受けて、そこから増築をして、最終的にでき上がったものが公立病院というように考えていますので、医師会病院の部分については、病床の部分を譲り受けるという形になるというように考えております。 485 ◯委員長(関口忠男君) 石橋委員。 486 ◯委員(石橋保卓君) ごめんなさい。再度確認します。新病院が開設した時点が公立化のスタートですか。もう一度お伺いします。 487 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 488 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 公立化というふうな答弁をしてしまっているんですけれども、まず1つは、譲渡を受けた時点で石岡市の建物とか土地になりますので、そこで公立のものというふうになると考えております。 489 ◯委員長(関口忠男君) 石橋委員。 490 ◯委員(石橋保卓君) まさにそこのところは間違いないですよね。石岡市のものになってから、名義が石岡市の名義になったら公立になってくるわけですよね。そうしますと、令和2年度、予定をしている基本設計及び実施設計、この時点では、もう既に石岡市の名義になっているという前提ですよね。そうしないと、他人の持ち物に対して基本設計や実施設計はできませんよね。そういう私の考えでよろしいですか。 491 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 492 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 委員おっしゃるとおり、そちらについては、譲渡であるとか、設計委託の当然、譲渡につきまして、予算も絡んできますので、譲渡の予算、それから設計委託の予算が議決された後に、実施設計を行っていくというような形になると考えております。
    493 ◯委員長(関口忠男君) 石橋委員。 494 ◯委員(石橋保卓君) わかりました。そうしますと、それ以前に協定は既に済ませていないと、そこへ足を一歩踏み込むことはできないと考えていますけれども、お考えをお伺いいたします。 495 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 496 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 譲渡を受けるということになりますと、当然、指定管理者になるというのがほぼ前提というふうにも考えられますので、それまでには当然、詳細な協定が必要かと考えております。 497 ◯委員長(関口忠男君) 石橋委員。 498 ◯委員(石橋保卓君) またその協定の部分については後からお伺いしますけれども、そうしますと、譲渡を受けた時点で、指定管理が発生するということでよろしいですか。これまでのご説明の中では、新病院が開設後、指定管理者制度を導入するというふうに我々は理解したはずなんですけれども、今の部長の答弁によりますと、譲渡を受けた時点でもう市の名義になるわけですから、地域医療振興協会はそこを経営する、何ていうんですかね、理由がなくなってくるわけです。ということは、新病院が開設するまでの間、第一病院は休館をするんですか。それでは、今回進めている地域医療の意味が、まるっきりなくなってしまうじゃないですか。  ですから、譲渡を受けた新病院開設まで、その間も指定管理者制度といいますか、指定管理料が発生するのかどうか、どういうお考えでいるのか、お伺いをいたします。 499 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 500 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 譲渡を受けるに当たっては、今現在、第一病院を運営している地域医療振興協会が指定管理になる見込みとしてでないと、譲渡契約自体が成り立たないと考えておりますので、その時点で、公立病院の設置管理条例であるとか指定管理者の決定、そういうところまで進めていって、最終的に公立病院が開院する令和5年1月以降の指定管理料の支払いというふうに考えております。 501 ◯委員長(関口忠男君) 石橋委員。 502 ◯委員(石橋保卓君) やはり手順といいますか、説明は、そういうところまできっちり説明をしていただかないと、我々としても判断が大きく揺れる場合があると思うんですよね。今、指摘しましたように、譲渡を受けた時点で指定管理者制度というものは発生するわけです。その部分の指定管理者の部分については、指定管理料について、協議していないでしょう、きっと。これから協議ですか。本当であれば、完成形、煮詰まった部分で我々に提示をするのが、時間がない、時間がないと言っている部分では、ちょっと今の説明ではなかなか納得できないなという感じがします。その点については、また後で触れられれば触れたいと思います。時間もありません。  次に確認したい点が、これはイエス・ノーで結構だと思うんですけれども、仄聞するところによりますと、医師会病院の隣接に設置されています老人保健施設ゆうゆうが、相手方の名前を出すのはちょっと控えますけれども、ほかに無償譲渡されるというふうなお話を聞いています。これが事実か否か、お伺いをいたします。 503 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 504 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 無償かどうかまでちょっと存じていないんですけれども、譲渡をされるという話は聞いております。 505 ◯委員長(関口忠男君) 石橋委員。 506 ◯委員(石橋保卓君) 聞いていますというか、そういう報告は、医師会からは行政にはないんですか。お伺いします。 507 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 508 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 事前の報告と申しますか、そういうものはなかったんですが、こちらでそういうお知らせが出ているというのを聞きましたので、確認をさせていただきました。 509 ◯委員長(関口忠男君) 石橋委員。 510 ◯委員(石橋保卓君) 確認した結果をお伺いいたします。 511 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 512 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 譲渡を、医師会の中で決まったというようなことを聞いております。 513 ◯委員長(関口忠男君) 石橋委員。 514 ◯委員(石橋保卓君) それが、今度の地域医療についてどのような影響を与えるかというのは、私はまだ判断はできませんけれども、判断する材料として、そういう部分については全てを、医師会病院の現状という意味で我々について説明する義務が、行政に、執行部の皆さんにあるのではないかなということを、1つ指摘させていただきたいと思います。  それから、次に、今回進めている公立化、公立病院、仮称石岡市地域医療センターですか、将来的に、開設後3年から5年で産科を開設するというような、かなり希望的な観測での部分がありますけれども、ちょっと話が横にそれますけど、きのう、今日でちょっと慌てて、地域医療振興協会が運営している施設、直営15か所、指定管理60か所を確認してみました。産婦人科を振興協会のホームページで標榜しているところが、たしか6か所はあったんですかね。全部見てみたんですけど、6か所のうち2か所、実際、現実に個別な病院のホームページに入ってきますと、婦人科しかやっていないんです。ほかの2つも、週1回の産科の先生がいたりとか……。これは振興協会だけではなく、どこでも今、産婦人科医を確保しようとしたら、大変な苦労が伴うといいますか、現実的にはなかなか確保は無理だと思います。  そんな中で、産科を、開設から3年から5年の中で開設をするというような表現があったわけですけれども、じゃあ、仮に産科医が見つかりましたと、産科を開設したときに、開設しようとするときに、今回示されている急性期120床、回復期の病床が79床、産科の病床という部分については、どういったやりくりをされるのか。もしくは、産科を開設するときにまた新たに病棟を増築するとか、どういう提案がなされているのか、お伺いをいたします。 515 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 516 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 現段階では、全体の199床の中で、急性期、もしくは回復期、どちらかから割り当てるかというところまでは、詰めていない状況でございます。 517 ◯委員長(関口忠男君) 石橋委員。 518 ◯委員(石橋保卓君) そうすると、199床を増床するというお考えは、ないということでよろしいですか。 519 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 520 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) はい、今のところ、そういう考えはございません。 521 ◯委員長(関口忠男君) 石橋委員。 522 ◯委員(石橋保卓君) そうしますと、先ほど市長も、5年後には団塊の世代での救急搬送が増えるというようなことをおっしゃっていました。それに対して、それがかなり不安なんだというお話があったと思うんですけれども、結局、じゃあ、この急性期のベッド、もしくは回復期のベッド、そこでのやりくり、その中からどれぐらいの数、来ていただける産科の先生の人数によって、必要病床数も変わってくるかと思うんですけれども、そこを今度、何ていうんですか、急性期、回復期を割いて、そこへ産科の病床用意するという、どちらの数が多くなるか、少なくなるかはわかりませんけれども、現在のベット数を割いて、産科用の病床を用意するというお考えでよろしいんですね。 523 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 524 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 現状ではそういうふうに考えております。 525 ◯委員長(関口忠男君) 石橋委員。 526 ◯委員(石橋保卓君) そうしますと、やはり地域医療という部分で考えますと、必要な病床が、またそこで削られるというふうなことになるのではないかなということを、指摘させていただきたいと思います。  もう少しで終わりますので、ちょっとお待ちください。  それから、一応また事実の確認ということで、一部の議員の間に、今回、市と地域医療振興協会との協定案なる文書が配布をされたようですけど、それは事実かどうかお伺いをいたします。 527 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 528 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 配布ということなのかどうか、ちょっと承知はしていないんですけれども、石岡市、市長をはじめ私ども執行部……、執行部と申しますか担当と、それから、医師会長と協会の方、議員さんでいうと議長、副議長、それから正副委員長さんには、協議と申しますか、お話をした場がございまして、その席で協定の中身をお話ししたという、今現在こういうところについては合意しているとか、協議中ですとか、そういうお話をした記憶がございます。 529 ◯委員長(関口忠男君) 石橋委員。 530 ◯委員(石橋保卓君) 会話の中でということでしょうか。プリントでは配布はしていないということで、よろしいですか。 531 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 532 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 済みません、記憶が定かでないので、ちょっと確認させていただきたいと思います。申しわけございません。 533 ◯委員長(関口忠男君) 石橋委員。 534 ◯委員(石橋保卓君) そういう文書が配られたということは、事実であるのかなというふうに認識しています。先ほど医師会病院のところでも触れましたけれども、医師会病院の現状をきっちり説明してくださいというお話をしたと思います。やはり議会の中、議員に対しても平等に……。配られない議員と配られる議員、大事な資料ですよ、協定案という、それを見ている議員と見ていない議員がいるというのは、それに対して判断が大きく差が出るということです。そういうところについても、執行部に対しては非常に不信感を深めるところでありますけれども、時間がありませんので、そこのところについては、今後の議会対策という部分においては、大いに反省をしていただきたいなと思います。  それでは、次にお伺いをいたします。今回の市から提案をされています、カンファレンス、専門部会の決定を受けて、市が医療計画に載せて進めようとしている、簡単に言うと公立化、提案されている内容で、それがそのとおりに実行されれば、確かにすばらしい、石岡市は1銭も負担がなく、地域医療が今後守られていくという部分で、非常にすばらしい案だと私も思います。  そこでお尋ねをいたしますけれども、指定管理料については地方交付税で充当されるので、病院事業会計はスルーをしながら、指定管理者のほうに支払われるわけですけど、市としては負担がないというお話で間違いないですよね。大丈夫ですよね。はい。  そこでお伺いしますけど、この交付税について、既にもう確定はしているのでしょうか。そこをお伺いいたします。 535 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 536 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 現在、公立化に向けてのお話というか、申請をしている段階でございますので、まだ確定はしてございません。 537 ◯委員長(関口忠男君) 石橋委員。 538 ◯委員(石橋保卓君) 今回のこの統合案という部分については、厚生労働省及び総務省においても、イレギュラーなケースではないかなと思っています。厚労省でも総務省でも、そもそもある公立病院を核として周辺の公立病院同士、もしくは周辺の民間を再編統合して、病床を減らしてこうという想定のもとで、できているわけですよね。今回、石岡市が推進しようとしているのは、もともと公立がないところに民・民をあえて統合して、そこにあえて公立化を図って、国の制度を活用しようということだと思います。現時点でまだ確定はしていないということで、これ、確定をしなかったら、総務省で認められなかった場合には、全額市費負担になってくるわけですよね。指定管理料も、これまで国の交付税を当てにしていた部分。  仮に交付税が認められなかったとき、全額市で負担をするというお考えでよろしいんですか。 539 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 540 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 今回の計画は、公立化の上で、指定管理料を交付税で賄うというような考えでございましたので、例えばそれが、総務省の同意が得られない、公立化が認められないとなった場合には、またそれは、そこから計画の練り直しが必要と考えております。 541 ◯委員長(関口忠男君) 石橋委員。 542 ◯委員(石橋保卓君) ですから、そこのところの確約といいますか、確実なものがない限り、この計画は進められないんですよ。不安定要素が1つでもあれば、進められない計画なんです。先ほど質疑の中で、今回の基本設計の中で、建物とか何かとかいろいろありましたよね。もうそれは基本設計なんですよ。ですから、今回の基本計画を一度認めてしまうと、基本設計飛び越しで、次は実施設計へ行く。これまで石岡市が進めてきた、政策を進めるに当たって全て手順を度外視して進めようとしてきた手法を、ここでもとられかねないという不安が大きくあるわけなんです。  ここは一度立ちどまって、確実に交付税が本当に適用されるものなのかどうか、その見きわめをしてからでも、この計画を進めるのは遅くはないのではないですかと。お考えをお伺いいたします。 543 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 544 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 執行部といたしましては、できるだけ短期間でという思いもありまして、こういうようなスケジュールを立てているような状況でございます。並行してやっていければなと考えております。 545 ◯委員長(関口忠男君) 石橋委員。 546 ◯委員(石橋保卓君) 並行してやっていけて、結果的にだめだったら誰が責任とるんですか。そこのところはまたしつこく言ってもしようがありませんけれども、結局のところ、仮に全ての問題がクリアしたとしても、公立病院がオープンしました。しかし、病院を選ぶのは市民の皆さんです。新しい病院ができても、そこに医療従事者、お医者さんを含めたそういう方々が充実していなければ、結局のところ、現状と同じように、市外の大きな病院に逃げていってしまいますよ。  今これまで急ぎで、今やらないと、石岡の医療が崩壊する、そういうふうな不安をあおるような言葉で、これまで市長も説明されてきましたけれども、先ほども大変失礼な表現があったかと思います。今回の話がたとえ白紙に戻ったとしても、市内にはまだまだ医療機関、本当に頑張っている医療機関がたくさんあるじゃないですか。そういう医療機関を無視して、石岡市の医療が崩壊する。本当に失礼な表現だと思いますよ。  30年の協定といいますけれども、協定というのはお互いの信義に基づいて成り立つものです。30年間、この条件で何の変更もなく本当に行くと、皆さん思っているんでしょうかね。  そういう意味で、これまでの総括として、もう一度市長にお伺いをいたします。そういった不安定要素をたくさん抱えた今計画を、今後も推進されていくおつもりなのかどうか、お考えをお伺いいたします。 547 ◯委員長(関口忠男君) 保健福祉部長・小倉君。 548 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 先ほど答弁できませんでした件につきまして、改めてご答弁させていただきたいと思います。協定項目として挙げていた案につきまして、そのとき出席した方へ、指定管理期間や負担について書いてあったものですけれども、それについて配布をさせていただきました。  以上です。 549 ◯委員長(関口忠男君) 市長・今泉君。 550 ◯市長(今泉文彦君) 私が申し上げたのは、地域医療のお話です。これから3つのテーマがなくなっていくということ、特に、緊急診療が目の前になくなろうとしているということ、それから、この計画が承認されなかったら、病床は一度失ったら戻ってこないということ、計画が承認されなかった場合、医師会病院は機能を失っていくということ、そういう目の前にある地域医療の拠点の1つが失われていくということ、その影響の大きさを私は言っているわけです。  民間の医療機関はもちろん頑張っています。しかし、この医師会病院を拠点としてやってきた地域医療の緊急診療ですとか休日診療、そういったものは、市が責任を持って行ってきたものであります。平成の初めからやってきたものが、市民に提供してきたものが、揺らいでいるということ。その依存度も高くなっている。それがなくなってしまうということに危機感を覚えているわけです。そして、その先、5年10年、今、布石を打っておいたものが整備をされて姿をあらわす、医療環境がまた上向いてくるということもなくなってしまうということに、危機感を大変覚えるものであります。一歩踏み出して、ともに考えて、そこでやめるのもできるわけですから、ぜひともという選択をお願いしたいと思います。 551 ◯委員長(関口忠男君) 石橋委員。 552 ◯委員(石橋保卓君) 今の市長の熱い思い、とつとつとした言葉の中でも熱い思いは伝わってきた部分はあるんですけれども、今のお話の中で、医師会病院というお話ありましたけど、結局この統合によって、医師会病院はなくなるんですよ。医師会病院が担っていた部分といっても、医師会病院が地域的な部分ではなくなっちゃうんですから、今の市長の説明については多少首をかしげざるを得ないなと。  それから、休日・夜間の緊急診療については、以前は現在の保健センターで、市が主体となって行っていたときがあったかと思います。医師会でもう受け切れないというのであれば、またもう一度市に戻せばいい。それで、改めて第一病院なり、市内の山王台病院なりにお願いをする価値はあるのではないかなと思います。こちらからお願いをすれば、快く引き受けてくれるかもしれません。  産科の開設についても、第一病院、山王台病院。専門部会の中でも山王台病院の院長がおっしゃったじゃないですか、うちも産科の開設の準備をするよと、医局と相談しているよと。逆に、そういうやる気があるところを市として後押ししてやるのが、本当の地域医療ではないかなと私は思います。  時間も1分残してしまいましたけれども、以上で私の質疑を終わります。 553 ◯委員長(関口忠男君) 以上で質疑を終結いたします。  暫時休憩いたします。                   午後 6時12分休憩             ──────────────────────                   午後 6時14分再開 554 ◯委員長(関口忠男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  ただいま議題となっております議案第1号・令和2年度石岡市一般会計予算について、村上泰道君ほか10名から、お手元に配付いたしましたとおり修正の動議が提出されました。本修正の動議を直ちに議題といたしたいと思います。  提出者より提案理由の説明を求めます。  村上泰道委員。 555 ◯委員(村上泰道君) 村上泰道でございます。  議案第1号・令和2年度石岡市一般会計予算に係る修正案の提出について。標記の件について、石岡市議会委員会条例第26条の規定により、別紙の修正案を添えて提出いたします。提出者、予算特別委員会委員、村上泰道。賛同者、予算特別委員会、岡野孝男委員、菱沼和幸委員、玉造由美委員、池田正文委員、石橋保卓委員、谷田川 泰委員、勝村孝行委員、岡野孝雄委員、飯村一夫委員、鈴木康仁委員、以上でございます。  修正箇所につきましては、お手元に配付いたしました修正案のとおりでございます。  修正箇所並びに提案理由につきましてご説明いたします。  議案第1号・令和2年度石岡市一般会計予算のうち、第1表歳入歳出予算、歳出につきましては、款2総務費、款3民生費、款4衛生費、款14予備費について、記載のとおり修正するものであります。次に、歳入歳出予算事項別明細書、1総括、歳出につきましては、同様に、款2総務費、款3民生費、款4衛生費、款14予備費について、記載のとおり修正するものであります。  次に、同じく歳入歳出予算事項別明細書、3歳出につきましてご説明いたします。  款2総務費、項1総務管理費、目5財産管理費、市庁舎維持管理経費1億6,030万2,000円につきましては、1億5,780万2,000円に減額するものであります。内訳につきましては、記念誌作成委託料250万円を削除するものであります。新庁舎落成記念に当たり、記念誌を発行し全戸配布するということで、所管で説明もございましたが、本計画案、平成31年1月4日に供用開始がなされた本庁舎、現在令和2年度、本年度予算になりますが、新庁舎の落成から1年以上が経過し、落成記念のタイミングは逸しております。税金を投入した記念誌作成には、市民の理解が得られるものではありません。よって、当該関連予算については削除するものであります。  次に、款2総務費、項1総務管理費、目12諸費、旭台会館管理経費723万5,000円につきましては、689万3,000円に減額するものであります。内訳といたしまして、借地料60万円を25万8,000円に減額するものであります。過去にさまざまな議論がなされ、結果として土地購入が見送られた経緯があります旭台会館管理経費、現在、旭台会館の運用は、敷地内駐車場のみであることは周知でございます。今回予算計上されている借地料は、従前借地料25万8,000円の2倍以上であり、所管の審査でもありましたけれども、その増額の経緯は不明でございました。本案では過去の議論を否定しており、市民の理解が得られるものではございません。よって、従前における借地料と同等額に減額し、修正するものであります。  次に、款3民生費、項2児童福祉費、目4子どもの森整備推進事業費、子どもの森整備推進事業420万円を20万円に減額するものであります。内訳といたしましては、統合保育所基本設計委託料400万円を削除するものであります。本案は、子どもの森整備推進事業としての予算計上にもかかわらず、統合保育所の予算が突出して計上されており、複合施設については一切明記がございません。また、所管審査におきましても、複合施設につきましては計画が白紙状態であることが明白となりました。さらに、保育ニーズはゼロ・2歳児をピークとしており、10年程度と限定的にもかかわらず、当市に見合った小規模保育や短期的運用を見越す、また、建設予定地など議論が尽くされていない現時点での本案は、受け入れられるものではございません。よって、統合保育所基本設計委託料について削除するものであります。  続きまして、款4衛生費、項1保健衛生費、目1保健衛生総務費、地域医療対策事業2,078万8,000円を87万8,000円に減額するものであります。内訳は、病院整備基本計画検討委員会委員報償66万円並びに病院整備基本計画策定委託料1,925万円をそれぞれ削除するものであります。石岡地域医療の課題目的は、小児、産科、緊急医療の充実でございます。現在提示されている石岡地域医療計画案では、公立病院化による病床再配置が計画の主軸となり、本来の目的達成の手段としての整合性や、将来の市税負担の算定など、議会との議論が成熟しておらず、理解が得られておりません。また、本計画案では、産科の再開を、現時点より最短でも6年から8年後に設定する中期計画目標としており、石岡地域の抱える課題を本腰で対応する気概が受け取れません。  そこで、我々は、これらの課題に直接的にアプローチする政策を提示いたします。全国的にも取り組まれております、新規に小児科や産科を開設する新規や既存の医院や診療所に対し金銭的な支援を実施し、誘致に力を入れる。また、医師確保、医師居住支援、医師研修費補助など、県内各自治体で既に取り組まれている有効的な制度を取り入れ、県の医師確保の制度と連携しながら、石岡地域医療圏で総合的に医療の充実を計画するものであります。これらさまざまな提案や議論を経ない現段階において、石岡地域医療計画に基づく病院整備基本計画策定に対して、時期尚早と言わざるを得ません。  しかし、我々は地域医療に対しての議論を否定しているわけではございません。よって、今後の地域医療の計画を構築する対策事業費として事務予算を残し、病院整備基本計画検討委員会委員報償及び病院整備基本計画策定委託料について削除するものであります。
     次に、款14予備費、項1予備費、目1予備費3,000万円を5,675万2,000円に増額するものであります。既に提案してございます削除・減額する4案について発生する該当支出額を予備費に計上し、修正するものでございます。  以上で説明を終わりにいたします。委員各位におかれましては、慎重なるご審議を賜り、ご賛同いただきますようお願い申し上げまして、提案理由といたします。 556 ◯委員長(関口忠男君) 以上で説明は終わりました。  本修正案に対し、質疑を行います。質疑はございませんか。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 557 ◯委員長(関口忠男君) 発言なしと認め、以上で本修正案に対する質疑を終結いたします。  これより、各会計予算案及び議案第1号・令和2年度石岡市一般会計予算に対する修正案について、一括して討論を行います。  討論は、挙手によりこれを許します。討論はございませんか。  山本委員。 558 ◯委員(山本 進君) 山本 進でございます。私は、ただいま提出されました議案第1号・令和2年度石岡市一般会計予算の修正案に、反対の立場で討論いたします。  少子高齢化と地方での医師不足が進む中で、石岡地域に住む人が今後も安心して暮らせる地域社会をつくっていく、これは、執行部並びに議会としての使命でもあります。今回、修正案の対象となっている地域医療対策事業予算は、石岡市、小美玉市、かすみがうら市の3市により、当該地域の医療課題である常勤医及びコメディカル不足、医師の高齢化、医療支援の偏在、初期救急及び2次救急体制維持の困難性、病床の不足、産科、小児科不足を解決するため、行政、地元医師会、有識者が、それぞれの専門的な見地から協議を重ね、策定された石岡地域医療計画を実現するための、非常に重要な予算であります。  ご案内のとおり、医師や看護師などのコメディカル不足により、一部休床を余儀なくされている石岡市医師会病院のほか多くの病院が、医師確保等に苦慮している現状があります。そのためには、本計画に示すとおり、市単独や医療機関単独での解決は困難であり、初期救急を初めとする地域医療体制を確保のため、行政の指導による病院の再編統合を行い、医療資源を集約する必要があります。民間病院ではカバーし切れない人口減少地域が医療過疎にならないために、公立病院を中心とした医療体制の整備が必要であると考えます。さらに、病院を公立化することで、病床特例制度により、病床が不足する医療機関にも再配分することが可能となり、さらには地方交付税による財源の確保も可能となります。  今回、地方交付税の将来にわたる確実性の問題が指摘されておりますが、これは、現行地方交付税制度にのっとり算定した数値であり、それ以上、それ以下のものではなく、仮に減額となった場合の対応は協定事項に明記し、将来負担にならないような措置を行えばよいことであります。そのほか財政的支出においては、現金の支出を伴わない減価償却費相当額、年平均2,800万円、医療機器等は指定管理者が負担ということであります。  このような条件が整った中において、大切なのはタイミングであります。慎重なる議論のため判断時期を延ばすといった意見もありますが、これまでの検討時期、さらには、現在、再編の対象である医師会病院の存続が窮地となっている現状を、見過ごすわけにはいきません。あと5年で、団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となる2025年問題が到来します。現在の後期高齢者1,500万人にさらに800万人が加わり、2,200万人を超える超高齢社会は、医療や介護に対するニーズが高まり、医師や看護師など人材確保と環境整備は待ったなしの状況にあります。  一方、この2025年問題の根本原因となっている少子化への対応として、子どもを産み育てる環境の整備、そのためには、産科、小児科の設置拡充を同時に行うためには機を逃してはなりません。都市部に人口が集中し、医療機関や医師も都市部に集中する中で、規模の拡大による公立病院の実現は、医師の確保にとっても有効な手段であります。今回の、石岡地域医療計画の実現は、本地域に暮らす市民にとって、必要不可欠の重要案件であります。  よって、本予算における修正案に反対し、原案のとおり可決されますことを強く申し上げ、修正案に対する反対討論といたします。 559 ◯委員長(関口忠男君) 高野委員。 560 ◯委員(高野 要君) 高野でございます。私は、議案第1号・令和2年度石岡市一般会計予算の修正案に賛成の立場で討論いたします。  特に申し上げたいのは、地域医療についてであります。今回、一般質問、予算審査において、石岡地域医療計画について多くの委員が質問をいたしました。それは、本計画が石岡地域にとって本当に必要なものなのか、それが見えてこないからではないでしょうか。石岡地域と言いながら、小美玉市、かすみがうら市との連携、理解は不十分であり、この3市の温度差が露呈してございます。伝わってくるのは、石岡市医師会病院と石岡第一病院との再編統合と公立化、山王台病院への病床の再配分、これだけであります。  そもそも市民が望んでいたものは、安心して子どもを産み育てる医療機関、産科の設置と小児科の充実であります。これがどこかに行ってしまいました。医師会病院の窮状を救うこと、そのために時代に逆行するような公立病院化という手法を使い、その特例を使って病床等を融通する、これだけのことではありませんか。私たちにはこれだけしか伝わってはまいりません。何で公立化しなければならないのか、全くわからないわけであります。  直営でやっている民間病院に、地方交付税1億8,000万円を指定管理料として支払い、将来の改修に備えた減価償却費3,000万円を市が繰り出し、これまで病院が納めていた固定資産税の1,000万円はなくなるわけであります。これは指定管理者に対し非常に有利な話であって、決して市にとって、今回の話はこの上もない有利な条件ではないものと判断するわけであります。さらに、経営悪化に対する赤字補填や指定管理料の値上げは本当にないのか、若い医師が集まるのか、本当に必要な診療科目なのか、当初の協定内容は絶対的に保証されるものなのか、将来の財政負担は大丈夫なのか、この辺が不明確な状況にある中で、県及び国等の調整は未確定の状態、それで、新年度予算案の基本計画策定関係予算は到底認めるわけにはまいりません。  私は、本当に地域に必要な医療、特に産科・小児科の設置・充実を、執行部、議会、市民が一体となって構築していくことが、本来の姿であると強く申し上げる次第であります。  また、子どもの森事業については、全体像が示されない中で、建築地や、民間において定員割れが生じている現状、さらに保育料が公立・民間と同額という中で、本当に必要な子育て支援への公約、当市は何なのか。ただ単に保育所を建設することではないと考えます。財政状況が厳しい中で、本市の将来をきちっと見きわめ、そこへ市民、執行部、議会が納得できる事業を選択するべきであります。  ほかの修正事業についても同様であります。議論や説明、判断材料が乏しい中で拙速な事業推進は、将来に遺恨を残すことにも相なるわけであります。  以上の理由により、議案第1号の修正案に賛成をするものであります。委員各位のご賛同を賜りますようお願い申し上げまして、修正案に対する賛成討論といたします。ご清聴ありがとうございます。 561 ◯委員長(関口忠男君) 小松委員。 562 ◯委員(小松豊正君) 日本共産党の小松豊正です。議案第1号・令和2年度石岡市一般会計予算について、私は反対討論を行います。  先ほど予算修正がされましたけれども、私は骨格的に、この一般会計予算について、以下述べる理由で反対ですので、したがって修正案にも反対です。  1つ目の問題は、地域医療問題は、私もこれは反対する理由でした。そもそも石岡医療計画問題について、私は反対でございました。  2つ目に、昨年10月から消費税率が10%になり、市民の物を買う力が落ち込んでいる中で、今回の新型コロナウイルス感染の影響で、市民の暮らしは極めて深刻です。このようなときに、市民の税金をため込んできた財政調整基金は30億円を超え、また毎年ため込まれていますが、有効に活用されていないこと、これが、私が一般会計予算に反対する1つの大きな理由です。  第2には、石岡市の実情に合った地域経済の活性化対策が予算化されていないことです。住宅リフォーム助成制度のような、全国や県内で試され済みの地域経済を活性化させる具体策が、盛り込まれておりません。  第3に、その反面で、莫大の支出を伴う大規模工事の予算になっていることです。その1つは、新広域ごみ処理施設工事の負担金であり、2つ目は、10億円を超える上曽トンネルの工事費です。最近の経済情勢、交通情勢の変化を市として調査することなく、県道を市道に変更して合併特例債を使い、市が借金するなど、道理に合わないと言わなければなりません。  第4に、学童保育への民間への委託など、強行する予算になっていることです。  第5に、懸案であった2つの課題、高過ぎる東地区公民館の年614万4,000円、月51万2,000円の借地料、及び住宅新築資金貸付金等元利残高が3億円以上も未回収であることは、問題です。  第6に、費用弁償と政務活動費交付金についてです。議員は、毎月の報酬のほかに、会議に出席するたびに1回2,000円の費用弁償が支給されますが、市民の理解が得られるものではありません。全国的には、費用弁償は廃止する方向に明確に進んでいます。直ちに廃止すべきです。また、政務活動費交付金は、毎月1人の議員当たり1万2,500円で、年間15万円、22人の議員で総額330万円の政務活動費交付金は、適切に減額していくべきです。  以上、委員各位の賛同をお願いして、議案第1号・令和2年度石岡市一般会計予算について反対討論といたします。  次に、議案第2号・令和2年度石岡市国民健康保険特別会計予算に反対する討論を行います。国保の都道府県化が強行されて数年が経過しましたが、今回、来年度予算に関しては、県は140億円の余剰金を明らかにしました。国保税が高過ぎて、払おうにも払えない市民が増えています。日本共産党は、全国知事会、全国市長会とともに、国に対して1兆円の国費を国保に投入して、均等割、平等割をなくして、国保税を協会けんぽ並みに抜本的に下げるよう求めています。とりわけ速やかに、子育ての方針に反する、子どもの数に応じてかかる均等割額を廃止、減額すべきです。石岡市独自でも、国保会計内でのやりくり、さらに財政調整基金の一部を取り崩すなどして一般会計からの繰り入れを増やせば、可能です。そのように予算化されていないことを指摘して、議案第2号・令和2年度石岡市国民健康保険特別会計予算に反対する討論といたします。  次に、議案第5号・令和2年度石岡市介護保険特別会計予算に反対する討論を行います。今、年金が削られている中で、介護保険料が天引きされると、生活費に回すお金が少なくなり、個人消費を抑え、地域経済にも悪影響を及ぼしています。介護労働者の待遇改善は、これからの課題となっています。このような状況を生んでいる介護保険特別会計予算に、賛成することはできません。介護保険料を下げてほしい、介護施設をたくさんつくってほしいなどの市民の切実な要望を実現していくために、国、県からの支出金の増額を求め、市としては、財政調整基金などの一部を取り崩して、一般会計からの繰り入れを行うことを強く求めて、議案第5号・令和2年度石岡市介護保険特別会計予算に反対する討論といたします。  次に、議案第7号・令和2年度石岡市後期高齢者医療特別会計予算に反対する討論を行います。後期高齢者医療制度は、75歳以上のお年寄りを他の医療保険制度から切り離し、独自の医療保険としたものです。県の広域連合は、8年間にわたって保険料を据え置いてきましたが、このたび県広域連合は、日本共産党地方議員団の申し出などにもかかわらず、令和2年度と3年度について大幅な引き上げを強行しました。この引き上げによって、75歳以上の高齢者の生活が脅かされることになります。このような情勢の中で、直接保険料を集め県広域連合に納入しているのは、市の行政の仕事になっています。よって私は、県広域連合の保険料引き上げに強く抗議し、財政健全化基金を活用してもとの保険料に戻すこと、さらには後期高齢者医療保険制度を廃止し、もとの老人保健制度に申すことを強く求め、議案第7号・令和2年度石岡市後期高齢者医療特別会計予算に反対する討論といたします。  委員各位の皆さんの賛同をお願いいたしまして、私の反対討論を終わります。 563 ◯委員長(関口忠男君) ほかに討論はございませんか。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 564 ◯委員長(関口忠男君) 討論なしと認め、以上で討論を終結いたします。  これより採決に入ります。  初めに、議案第1号・令和2年度石岡市一般会計予算を採決いたします。  本案については、まず、村上泰道君ほか10名から提出されました修正案について、起立により採決いたします。  本修正案に賛成の諸君の起立を求めます。                    〔賛成者起立〕 565 ◯委員長(関口忠男君) 起立多数であります。よって、本修正案は可決されました。  次に、ただいま修正可決いたしました部分を除く原案について、起立により採決いたします。  本案における修正可決いたしました部分を除く原案について、原案可決すべきものと決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔賛成者起立〕 566 ◯委員長(関口忠男君) 起立多数であります。よって、本案は原案可決すべきものと決しました。  次に、議案第2号・令和2年度石岡市国民健康保険特別会計予算を採決いたします。  本案は起立により採決いたします。  本案は原案可決すべきものと決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔賛成者起立〕 567 ◯委員長(関口忠男君) 起立多数であります。よって、本案は原案可決すべきものと決しました。  次に、議案第5号・令和2年度石岡市介護保険特別会計予算を採決いたします。  本案は起立により採決いたします。  本案は原案可決すべきものと決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔賛成者起立〕 568 ◯委員長(関口忠男君) 起立多数であります。よって、本案は原案可決すべきものと決しました。  次に、議案第7号・令和2年度石岡市後期高齢者医療特別会計予算を採決いたします。  本案は起立により採決いたします。  本案は原案可決すべきものと決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔賛成者起立〕 569 ◯委員長(関口忠男君) 起立多数であります。よって、本案は原案可決すべきものと決しました。  次に、議案第3号・令和2年度石岡市駐車場特別会計予算、議案第4号・令和2年度石岡市霊園事業特別会計予算、議案第6号・令和2年度石岡市介護サービス事業特別会計予算、議案第8号・令和2年度石岡市水道事業会計予算ないし議案第10号・令和2年度石岡市農業集落排水事業会計予算の計6件を一括して採決いたします。  お諮りいたします。本案はいずれも原案可決すべきものと決することにご異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 570 ◯委員長(関口忠男君) ご異議なしと認め、さよう決しました。  以上で、当委員会に付託されております案件の審査は全て終了したわけでありますが、これらに係る委員長報告については、委員長にご一任願いたいと思います。これにご異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 571 ◯委員長(関口忠男君) ご異議なしと認め、さよう決しました。  以上で、予算特別委員会を閉会いたします。  ご苦労さまでした。                   午後 6時46分閉会            ───────────────────────         石岡市議会委員会条例第60条の規定により署名する。              臨時委員長    鈴 木 行 雄              委 員 長    関 口 忠 男 Copyright (c) ISHIOKA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...