石岡市議会 > 2020-03-04 >
令和2年第1回定例会(第4日目) 本文 開催日:2020-03-04
令和2年第1回定例会(第4日目) 議事日程・名簿 開催日:2020-03-04

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  1. 石岡市議会 2020-03-04
    令和2年第1回定例会(第4日目) 本文 開催日:2020-03-04


    取得元: 石岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-06
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 令和2年3月4日(水曜日)                   午前 9時00分開議 ◯議長(池田正文君) おはようございます。ただいまの出席議員数は22名です。定足数に達しておりますので、これより前回に引き続き本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、議事日程表のとおりであります。  これより議事日程に入ります。            ───────────────────────  日程第1 一般質問 2 ◯議長(池田正文君) 日程第1、一般質問。これより前回に引き続き市政一般に関する質問を行います。  3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 3 ◯3番(新田 茜君) おはようございます。3番・新田でございます。通告をいたしております2項目につきまして、順次、質問をさせていただきます。  まず1項目目、行政サービスの向上について。  平成30年12月に石岡市役所新庁舎が完成し、翌年31年1月4日より供用が開始されました。誰もが利用しやすく、安全で安心できる庁舎を基本理念といたしまして、大きく7つの項目、1つに、これまで起きた震災の経験を生かし、必要機能を維持する能力を備えた、市民の安心安全な暮らしを支える庁舎、2つ目に、市民サービス向上のために、利便性に配慮した機能、関連窓口の配置や見直しなど、利用しやすい機能的な庁舎、3つに、誰もが快適に不自由なく利用できる、バリアフリーとユニバーサルデザインに対応した庁舎、4つに、将来のさまざまな変化に柔軟に対応できる経済的・合理的な庁舎、5つ目に、事務効率の向上を目指した庁舎、6つ目に、環境配慮やエネルギー事情の変化に対応できる庁舎、そして最後7つ目に、市民と行政が一体となり協働でまちづくりを行うための拠点とし、長く愛され、町のシンボルとなる庁舎ということで、旧庁舎の課題や、また、市民満足度調査の結果を踏まえ、よりよいサービスの提供と防災拠点の機能を発揮できるよう、これまで以上の機能、また新たな機能を導入し、日々行政サービスが行われております。  そこで、お伺いしたいのですが、新庁舎が完成いたしまして供用が開始され、1年が経過したわけでございますけれども、サービス向上について、新しい庁舎となりまして、現段階でどのような効果を感じているのか、どういった点に変化があったのか、通告書に記しました点について順に伺ってまいりたいと思います。  まず1点目として、1)窓口の対応について、市民サービスの提供、市役所業務の顔となる窓口でありますけれども、旧庁舎と比較してどのような点で利便性が向上したのか、実際に以前までの課題がどのように解消されたのかを伺います。 4 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 5 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 窓口の対応につきましてご答弁申し上げます。新庁舎の1階フロアの配置につきましては、設計段階において、庁内の窓口業務で組織する総合窓口サービス運営委員会で協議した内容を取り入れていただき、転入・転出等に関連する業務ほか、窓口対応部署を集約したワンストップ対応ワンフロア集約型総合窓口として、来庁者の負担軽減を図り、より利用しやすい総合窓口を目指すものでございます。  玄関近くに配置する市民課におきましては、従前よりフロアアシスタントを配置し、来庁者へのご案内をしているところでございますが、言葉遣いや接遇等について課内研修を実施するなど、さらなる窓口サービスの向上に心がけ、市のイメージアップにもつながるよう、おもてなしの心で対応しているところでございます。  以上でございます。 6 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。
                     〔3番・新田 茜君登壇〕 7 ◯3番(新田 茜君) ご丁寧な説明、ありがとうございました。  では、実際に利用されるお客様、市民の方々でありますけれども、市民の方々からは、窓口の対応に対しましてはどのような声が上がっているのか、把握していればお示しをいただきたいと思います。 8 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 9 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 窓口対応のよくなった点につきましてご答弁申し上げます。分散していた窓口業務が1階フロアに集約されたことによりまして、市民に負担をかけないで、各窓口で行われる届け出等の手続が、1か所かつ1階で重複することなく手続が完了できることから、手続にかかる時間が短縮され、市民の負担軽減が図られております。  今後も、市民目線に立ったおもてなしのサービスを効果的・効率的に提供し、市民にとってわかりやすい、優しい窓口サービスを目指してまいります。  以上でございます。 10 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 11 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。ぜひ、せっかく新庁舎でのサービスが開始されましたので、以前よりよくなったよといった声がたくさん届くように、今後も対応していただきたいと思います。  現在、先ほど部長からもご答弁でありましたけれども、総合案内の横の発券機のところに、いつもフロアアシスタントの方がいらっしゃると思うんですけれども、その方は多分、案内をされたり、また用紙なんかに記入するときにもサポートをされると思うんですが、例えばこれまでに記入台に設置されていた、何ていうんですかね、透明のデスクマットというんですかね、その下とかに記入例なんかが今まであったと思うんですけど、それが取り外されていたというお話もありまして、今は解消されたようですけれども、そのプラスアルファの部分が足りなかったと。今まであったものがなくなっていたという声もありましたので、そういったことに関しても、小さいことかもしれませんけれども、そういう親切は小さいことから伝わると思いますので、今後も利用者の反応に目を向けながら、充実をさせていっていただきたいと思います。  続いて、2)の駐車場についてを伺いたいと思います。この部分につきましては、私自身のほうに届いている要望も含めまして、伺ってまいりたいと思います。  まず初めに、この駐車場につきましても、以前の旧庁舎との比較として利便性が上がった点、これまでの課題が解消された点についてをお聞きしたいと思います。 12 ◯議長(池田正文君) 財務部長・古内君。 13 ◯財務部長(古内勝人君) お答えいたします。改善された点でございますけれども、旧庁舎のときには、身障者専用駐車場が、庁舎から比較的離れた西側駐輪場のところに2台分確保してございました。また、思いやり駐車場につきましてはございませんでした。一方、新庁舎につきましては、バリアフリーを採用しており、5台分の身障者専用駐車場を庁舎のすぐ前に設置し、さらに12台分の思いやり駐車場を庁舎近くに確保しております。また、駐車場内の歩行者の安全対策として、歩行スペースを2メートル確保し、グリーンのカラー舗装となっております。  以上でございます。 14 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 15 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。もちろん新しくなりましたので、以前と比べて充実した点というのは多くあると思いますけれども、実際に使用してみると、さまざまな課題であったり問題点というものも出てくると思います。そこで、私に届きましたご意見、そしてご要望を含めて、幾つか提案をさせていただきたいと思います。  まず1つに、以前、駐車場を利用された方から、車をどこに止めたかわからなくなってしまった。その探す間に駐車場を少しの間うろうろしてしまったんだといった声がありまして、もちろんそういった声は1人ではなかったんですけれども、今のところ役所のほうには、そういった声は届いていないというお話を伺いましたけれども、実際に私自身も、混み合っていたときに、うっかりどこに止めたかわからなくなったというときがありました。  確かに広い駐車場ではありませんので、そのくらいは自分で管理しておくのが当たり前だよと言われてしまえば、それまでなんですけれども、一定の間隔で今現在、照明が設置されていると思いますので、その照明を利用して、駐車場の位置がわかるように目印的なものがあるといいなと感じました。よくショッピングセンターでありますとかテーマパークとか空港なんかにも、そういった目印というか、パネル表示といいますかね、そういうものがあると思いますけれども、そういうものがあったらいいなということで提案をさせていただきます。  その点について、ぜひご検討いただければと思いますけれども、その考えをお伺いいたします。 16 ◯議長(池田正文君) 財務部長・古内君。 17 ◯財務部長(古内勝人君) お答えいたします。駐車場の区画の表示につきましては、今、議員さんがおっしゃったような意見は、私どものほうには届いてございません。利用状況等を踏まえまして、また同規模程度の駐車場なども参考にして、検討してまいりたいと考えております。  以上です。 18 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 19 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。なかなか160台程度の駐車場でありますので、そこまでの必要はないよと言われれば、それまでですけれども、そういった部分にも目を向けていただくのも、思いやりや親切の1つかなと思いますので、お願いしたいと思います。  表示するのにも、ただ番号を振ったりアルファベットを振るというだけではなくて、例えばそこに市内の子どもたちのアイデアを入れたり、また石岡市の魅力がわかるものをデザインに盛り込んだりすると、それが、目印以外にPR効果なんかを持ったりすると思いますので、ぜひ検討いただければと思います。  次に、新庁舎の駐車場の部分で、最も多く挙がる要望としては、庁舎の出入り口の部分であると思います。出入り口が1か所ということで、1台ずつの幅なので、どうしても駐車場を出るときに、なかなか右折ができなかったり、また混み合ってしまうこともあります。入る車と出る車が接触してしまうような危険もありますので、この件についてお伺いしたいんですけれども、常任委員会等でもたびたび議論されているということで、昨日の質問の中でも少し触れられておりましたけれども、その中で、今、警察署と協議をしているというお話がありました。なので、担当としても、出入り口の部分については十分に認識していると思うんですが、その部分については解消は難しいのでしょうか。その辺をお聞きしたいと思います。 20 ◯議長(池田正文君) 財務部長・古内君。 21 ◯財務部長(古内勝人君) お答えいたします。駐車場から市道に出る際に、右折・左折レーンを設けてはどうかというような、いろいろご意見がございます。実施設計時に、石岡警察署と駐車場の出入り口について協議をさせていただきました。さらに、実際そういった意見もございますので、使い始めてから、安全性と使い勝手の観点で、さらに、昨年の11月27日に石岡警察署と再度、協議をしてまいりました。  それで、石岡警察署としましては、出口を広げ車2台が並列した場合、左右両方の見通しが悪くなることから、車同士の事故ばかりではなく、歩行者や自転車との事故も起こる可能性が高くなるというご意見でございました。また、渋滞対策として、左折レーン専用とするケースもあるんですよというような警察からの提案もございました。また、私どものほうから信号機の設置なども要望いたしましたが、国道から近いということで、設置はできないということでございました。  これらの協議を踏まえ、市としましては、安全を優先する観点から、現在の使用状況となっているところでございます。  以上でございます。 22 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 23 ◯3番(新田 茜君) なかなか対応が難しいかもしれませんけれども、いつトラブルが起きてもおかしくない状況でありますので、よろしくお願いいたしたいと思います。  駐車場についてはもう1点ございまして、これは1月30日、31日と、第4回議会報告会を開催した際にも、市民の方からご意見として挙がりまして、また日常の中でも要望で挙がりました件ですが、優先者用駐車場、屋根つきの部分であります。ひさしの部分の長さが足りないというのか、実際に駐車しますと屋根部分が車体にかかりませんので、雨が降っていると、乗り降りの際に雨がかかってしまうということで、実際に車椅子の方が利用した際に雨に濡れてしまったということで、屋根が機能していないんじゃないかという声がありました。  この部分については改善が必要かと思いますけれども、その点についてお考えをお伺いいたします。 24 ◯議長(池田正文君) 財務部長・古内君。 25 ◯財務部長(古内勝人君) お答えいたします。身障者専用駐車場のひさしでございますけれども、昨年の12月16日の第5回総務委員会におきましても、同様のご指摘を受けました。内部で協議いたしまして、結果としまして、ひさしを伸ばすことにつきましては建築基準法の規定に抵触しますので、車止めを撤去しまして、インターロッキングの歩行者通路側との境界にバリケードを設置して、車の停車位置を庁舎側に移動することで、対応してまいりたいと考えております。この工事につきましてはもう既に発注しておりますので、今月中に完了する予定でございます。  以上でございます。 26 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 27 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。ご対応いただけるということで、よろしくお願いいたします。  続きまして、3)のキッズスペースについてを伺います。現在、キッズスペースは、中央階段というんですかね、中央階段の裏側にスペースが設置されております。こちらのキッズスペースの設置の経緯についてをまずお伺いいたします。 28 ◯議長(池田正文君) 財務部長・古内君。 29 ◯財務部長(古内勝人君) お答えいたします。キッズスペースにつきましては、基本設計策定時から、子ども連れの方が、安心して庁舎内で用件を済ますことができるように設置する計画がございました。また、新庁舎市民内覧会の開催時に参加された方々を対象にアンケートを実施した結果、その時はまだキッズスペースの形はございませんでしたので、キッズスペースの設置の要望がございました。このような経緯から、本年1月4日の開庁時には、こども福祉課の前にキッズスペースを設置して、開庁したところでございます。  以上でございます。 30 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 31 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。基本計画にも盛り込まれていて、市民の方からの要望もあったということでございましたけれども、このキッズスペースの利用状況についてはいかがでしょうか。お伺いいたします。 32 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 33 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。キッズスペースは、1階フロアの共有スペースとして設けられてございます。スペースの活用状況につきましては、お子様連れの来庁者が各窓口で相談や手続中に子どもが遊ぶ場として、有効にこのスペースが利用されております。  以上でございます。 34 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 35 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。私も、実際にあのスペースで子どもたちが遊んでいる姿を、よく目にすることがあります。スペースを考えると、あれ以上広げるというのは難しいのかもしれませんけれども、先ほどあった基本計画ですけど、その基本計画に盛り込まれていたイメージとはちょっと違って、少し今のキッズスペースは窮屈な感じもいたします。広さを確保するのは難しいかもしれませんけれども、その中身の部分で、おもちゃの充実であるとかクッション滑り台なんかを設置するとか、そんなにお金もかからないと思いますので、今後、充実を図っていただければというふうに要望をさせていただきます。  続いて、4)の利用者の反応という点についてお伺いをします。お伺いしてきたこれまでの3)までの中では、ピンポイントに絞って、提案を含め、ご質問をさせていただきましたけれども、今度は全体的に見て、1年間でどのような検証、把握をされているのかというところを伺いたいと思います。  再三になりますけれども、新庁舎が完成後、供用が開始されて1年が経過したわけでありますけれども、利用されている市民の方からはどういった声が届いているのか。どのような方法で利用者の声をお聞きしているのかわかりませんけれども、意見が出ていれば、その内容についてお示しをいただければと思います。 36 ◯議長(池田正文君) 財務部長・古内君。 37 ◯財務部長(古内勝人君) お答えいたします。庁舎を使用する前ではございますけれども、平成30年12月23日に新庁舎市民内覧会を開催いたしました。このときに参加された方を対象に、アンケートを実施しまして、参加者は約1,000人程度でございましたけれども、アンケートに協力された方は243人ございました。ご意見としましては、木をふんだんに使い温かみがある庁舎であるや、開放感がある建物でよいなど、肯定的な意見が129件ございました。また一方で、1階の記載台が暗い、建物が立派過ぎるなど、否定的感想や要望、疑問が114件ございました。開庁してからは利用者から、課の位置がわかりにくいや、トイレの男女の区別がわかりにくいなどのご意見がございました。その他職員から、階段の下の鉄骨がむき出しで危険であるなどの意見もございました。  以上でございます。 38 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 39 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。アンケート等もとったということで、さまざまなご意見をいただいたということでありましたけれども、そういった、もう改善が必要なんじゃないかといった点に対しましては、どのように対応をされたのか伺います。 40 ◯議長(池田正文君) 財務部長・古内君。 41 ◯財務部長(古内勝人君) お答えいたします。1階の記載台が暗いという意見につきましては、記載台の上にダウンライトの照明を設置しまして、手元を明るくいたしました。また、課の位置がわかりにくいという意見がございましたので、これにつきましては、突き出しの課名のサインを設置しました。さらに、トイレの男女区分がわかりにくいという意見に対しましては、トイレに音声ガイドを設置し、目の不自由な方などにもわかりやすいようにいたしました。階段の下の鉄骨がむき出しになっており危険であるという意見に対しましては、観葉植物やガイドポールを設置し、近づけないようにし、さらにむき出しの鉄骨に緩衝材カバーをするなど、これらの改善を随時、行ってきたところでございます。  以上でございます。 42 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 43 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。出された意見に対しまして、対応可能な部分について、照明でありますとかトイレの部分、また階段の部分など、迅速に利用者の声に対して対応していただいたということで、その点につきましては、私も利用者の1人でありますので、感謝をいたしたいと思います。  それでは、この点について、今泉市長にもお伺いをいたしたいと思います。新庁舎完成までの間、市長としてもさまざまな思いがあったかと思います。新しい庁舎となって1年がたち、実際に供用が始まってから、計画段階では想定できなかった部分、また新たに気づく点もあったかと思います。  実際に利用者からのご意見も出ている中で、もちろんハード面に関しては、予算の部分、予算上の問題もありますので、全てにお応えするというのは難しいと思いますけれども、ソフトの部分について、マニュアルにない部分での行政のサービスということで、その点について、市長も平成27年にお書きになった「スーパー公務員ハンドブック」ということで、私もまた改めて読ませていただきましたけれども、その中にも新庁舎の完成に向けて、そこを機会に変えていきたいんだというようなことが書いてありました。役所の行政サービスのあり方についてということで書かれておりました。市長の行政職員時代の経験なんかも盛り込まれておりましたけれども、その利用者の方々の反応を、1年経過して市長としてどのように捉えているのか、課題も含めまして、この石岡市役所のサービス向上についてどのようにお感じであるのか、市長のご見解をお伺いいたしたいと思います。 44 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 45 ◯市長(今泉文彦君) お答えいたします。この1年ですけれども、さまざまな市民の声が寄せられました。その中には、はっとするような声もありまして、その一例を挙げたいと思いますけれども、足の不自由なおばあさんですけれども、窓口へ行って、タクシーを呼ぼうとして、公衆電話が近くにあるのかと思ったら、外にあったということですね。公衆電話はありますかということを聞いたら、あそこにありますと指差されて、雨の降っている外に公衆電話が遠いところに見えた。そこまで歩いていって電話をして、タクシーの運転手さんにふんまんやる方ない話をしたということで、その話はタクシーの運転手さんから聞きました。その場合、職員としてどうするかというのは、ケース・バイ・ケースで考えなくてはなりませんけれども、基本の応対があると思いますけれども、さまざまなケース、それは自分で考えなくてはなりません。  行政サービスについて言えば、これでいいということはなくて、成長、進化し続けることが大事だと思います。これでいいというふうに止まってしまうのではなくて、成長する行政サービスが必要かなと思っております。  市の庁舎の原点に返りますと、先ほど新田議員が言われました6つの理念、機能があります。市民の安全安心を支える庁舎、利用しやすく事務効率の向上を目指した庁舎、バリアフリーとユニバーサルデザイン、それから、新エネルギー、省資源に対応した経済的・合理的な庁舎、これらに関しては、さまざまなハード的な改良はしてきたつもりですけれども、例えば1つ挙げたいと思いますけれども、公用車が災害のとき、出入り口が最初の設計では1か所しかなかったんですね。もしその出入り口が塞がれたら、公用車での災害復旧とか、そういうことが出られなくなってしまうということがありまして、しかし、第2の出入り口をつくる必要があるんだろうかということで、それは絶対必要だから準備するようにということを言いましたけれども、まさかそういうことはないだろうということでいましたら、去年の台風のときに、向かい側の建物の屋根が飛ばされて、道路が通行止めになって、出られなくなってしまったということがありました。すぐ対応したわけでありますけれども、2つの出入り口があるということ。したがいまして、さまざまなケースを考えて対応していく、進化をし続ける庁舎。サービスも同じです。そういったことが必要ではないかと思います。  そして、市民機能というのがありまして、まちづくりの拠点、シンボルとなる庁舎、これについては、市民はお客様ではありません。今までのところでは、市民はお客様として、行政サービスを受ける立場でありましたけれども、これについては、市民は主体であり、市役所が自分の財産であると考えるのが、一番ふさわしいのではないかなと思います。ハーモニーホールといったところが自分のものとして使えるような、親しみを持った拠点になるようなことが必要かなと思います。  そして、6番目の議会機能があります。これについては、たしか品格のあるスペースということで、政策を決定する重要なスペースということであります。市民に開かれたスペースということもありまして、この6つの原点を、我々行政関係者が常に心に刻んでいなければならない、そういうふうに思っております。  以上です。 46 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 47 ◯3番(新田 茜君) 非常にご丁寧なご答弁をありがとうございました。やはり、新しくなれば、機能面についてはよくなって当たり前と思いますけれども、そこだけではカバーできない部分も多くあると思います。先ほど市長からもありました、行政サービスについてはこれでいいということはないよと、成長、進化をし続けていくことが大切であるとお答えしておりました。今後も市長の思いを込めながら、さらによい庁舎にしていただきたいと思います。  次の5)の職員の反応という面で、勤務環境について伺います。先ほどまでは、主に利用者側での質問をさせていただきましたけれども、もちろんサービスを受ける側だけでなく、提供する側の環境充実というのも、必要となってくると思います。  そこで、新庁舎となり、勤務されている職員の方々の環境としては、どのような部分で変化があったのか、この点についても、以前と比較して課題が解消された点、また、逆にここが足りないといった意見等を把握しておれば、お答えいただきたいと思います。 48 ◯議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 49 ◯総務部長(久保田克己君) お答え申し上げます。新庁舎における職員からの反応につきまして、まずよくなった点につきましては、照明が明るくなったことや、執務スペースが広くなった、こういったことにより、執務環境が大幅に改善されたという声が届いております。また、庁内に無線LANが構築されたことによりまして、いろんな会議室で、パソコンを持ち込んでさまざまな打ち合わせ、協議ができるようになったことで、事務の効率化も進んでいるのかなと考えてございます。  また、ちょっと悪かった点と申し上げていいかどうかわかりませんが、職員安全衛生委員会というのが庁内に組織されておりますので、そういった中で新庁舎の点検などを行っております。そういった中で指摘された事項としては、更衣室のロッカーの一部が固定されておらず、地震の際に転倒の危険があるのではないか、また、更衣室及びシャワー室にカーテンが設置されていなかったために、プライバシーの観点から、若干改善が必要であるというような指摘を受けております。  以上です。 50 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 51 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。実際によくなった点に関しては、勤務をしていく上で、負担の軽減であるとかストレスの軽減の1つになると思いますので、今後も継続していただけるといいのかなと思います。  反対に、先ほど悪かった点というか、改善が必要と思われる点も、幾つか意見があったということでありましたけれども、その点についてはどのような対応が図られたのか、対応が図られたのであれば、お答えいただきたいと思います。 52 ◯議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 53 ◯総務部長(久保田克己君) お答え申し上げます。先ほど申し上げました改善ということで指摘された点でございますけれども、まず、更衣室のロッカーにつきましては、指摘を受けた後、速やかに天井との間に転倒防止装置を担当部署のほうで設置していただいて、改善されております。また、更衣室及びシャワー室のカーテン設置につきましても、同様に迅速な対応をしたところでございます。  以上です。 54 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。
                     〔3番・新田 茜君登壇〕 55 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。速やかな対応をしたということで、そもそも意見を吸い上げるという場がなかなかないのかとも思いますけれども、勤務環境というのは働く上で大変重要でありますので、もっと意見出しができる環境もあるといいのかなと思います。  この点についても、今泉市長にお伺いをいたしたいと思います。市長自身も勤務をする中で感じる点、職員の勤務環境について感じる点、また、新庁舎で勤務する職員の皆さんの環境についてどのように捉えて、日々職場を見守っていらっしゃるのか。新庁舎となって、勤務環境についてはここがよくなったなとか、機能が充実したことでここが変わったんじゃないかといった点を、市長としてどのようにお感じになっているのか、その部分についてをお伺いいたしたいと思います。 56 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 57 ◯市長(今泉文彦君) 新庁舎になって変わった部分ですけれども、この庁舎の特徴として、窓口、執務室、そして議会、あるいは市民のオープンスペース、それが一体になった、一体的な空間が大きな特徴だと思います。そういった中で職員が勤務するというわけでありますから、常に市民、そして議会の皆様と同じ空間にいるということであります。よかった点、改善点などについては、ただいま総務部長から答弁があったとおりでございますが、新しい庁舎については、今後何十年もの間、そういった空間で職員が勤務していくことでありますから、市民と議会、ともに同じスペースにいるということを意識しながら、定期的に職員からも意見を聞いて、よりよい職場環境を整備してまいりたいと考えております。  新しい庁舎、常に進化する庁舎にしていきたいと考えております。  以上です。 58 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 59 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。働く側にとっての環境の充実というのは、今期定例会でも一般質問の中で、勤務環境について中身の部分での質問もありました。ハード面だけではない部分、個人個人によって違いはあると思いますけれども、機能面よりも、意外と人と人との関係、対人関係とか事務業務のほうが、環境という面では占める割合は高いかもしれません。  たびたびの話になりますけれども、市長がお書きになったこの「スーパー公務員ハンドブック」の中で、市長が、感謝やありがとうの言葉がけが大切なんだということを書かれておりました。そこは、本当にお客様、市民の方々だけでなく、ともに働く者同士の中でこそ必要だと思いますので、市長は、いわゆる会社でいえば社長でありますので、その点についても、率先して市長自ら取り組んでいただきたいと、そして、目指すべき姿をつくり上げていっていただきたいなと思います。  この質問については、以上で終わります。  続いて、2項目目に入らせていただきます。交通安全対策についての質問をさせていただきます。  近年、全国各地で、あおり運転による交通トラブルが相次いでおります。メディアでも、連日にわたり大きく取り上げられておりました。記憶に新しい事件としては、2017年の、東名高速で起きたあおり運転による夫婦死亡事故、そして2018年には、大阪の堺市で発生した、あおり運転により車がバイクに衝突し、バイクを運転していた男性が死亡したという事故、そして昨年2019年には、常磐道で発生したあおり運転の暴行事件というものがありまして、毎年、非常に悪質な交通トラブルが後を絶ちません。あおり運転に関係する違反であるとか摘発件数というのも急増しているということで、本当に今や社会問題となっているのかなと思います。  そこで、あおり運転を中心とした交通トラブル、そして犯罪についての石岡市の現状について、提案と、今後の対策についてを伺ってまいりたいと思います。  まず1)について、石岡市の自動車保有率についてを伺いたいと思います。 60 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 61 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 市内の自動車保有率につきましてご答弁申し上げます。自動車の保有率の算出につきましては、保有台数を世帯数で割った平成30年の数値で申し上げますと、保有台数6万8,965台に対しまして世帯数が2万7,644世帯でございますので、1世帯当たりの保有率は、自家用、商業用全てを含んで2.49台でございます。  以上でございます。 62 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 63 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。保有率については2.49台で、台数については6万8,965台ということで、茨城県では、自動車、乗用車保有数というものが全国でも上位に位置しているということで、自動車がいかに生活に不可欠なものかということがわかります。県は全国的に見ても上位ということでありますが、では石岡市は、茨城県から見たときに県内市町村の中で、保有台数で構いませんけれども、保有台数は多いのか、おわかりの範囲で構いませんので、お答えをいただければと思います。 64 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 65 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 保有台数ということでございますが、台数につきましては県内の数値をつかんでおりませんので、率のほうで申し上げさせていただきますと、県内44市町村で比較いたしますと、保有率の多いほうから22番目ということで、当市はちょうど中間に位置している状況でございます。参考といたしまして、同様の算出方法で、当市の保有率2.49に対しまして、県内の平均値が2.17台でございます。以上でございます。  以上でございます。 66 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 67 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。保有率のほうで出していただき、ありがとうございます。44市町村中22番ということで、中間であるよということがわかりました。ありがとうございます。  続きまして、2)の部分です。石岡市の事故発生件数についてを伺います。 68 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 69 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 当市での事故発生件数につきましてご答弁申し上げます。平成30年版交通白書の数字でございますが、平成30年の状況は、事故発生件数は206件でございます。前年と比較しまして、39件の減少となってございます。  以上でございます。 70 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 71 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。206件で、前年比マイナス39件ということでありましたけれども、こちらも県内で見ますと、石岡市はどういった状況なのか、おわかりであればお聞きしたいと思います。 72 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 73 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 事故発生件数を県内他市と比べますと、当市は、事故発生件数の多いほうから14番目となってございます。  以上でございます。 74 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 75 ◯3番(新田 茜君) 14番目ということで了解をいたしました。  続いて、3)に移ります。3)のあおり運転や交通トラブルについての問い合わせ状況について、把握をしておれば、お示しをいただきたいと思います。 76 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 77 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 市内でのあおり運転等、交通トラブルにつきましてご答弁申し上げます。石岡警察署交通課にお尋ねしたところ、週に2回程度の問い合わせやご相談が寄せられているとのことでございます。なお、交通安全を所管しておりますまちづくり協働課には、そのような問い合わせなどは、現在のところない状況にございます。  以上でございます。 78 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 79 ◯3番(新田 茜君) わかりました。ありがとうございます。  交通トラブルに関する問い合わせという点でお伺いをいたしたいと思います。石岡市内の青柳交差点というんですかね、国分町、府中3丁目の交差点でありますけれども、あそこ、右折車線がありますけれども、信号が時差式でもありませんし、矢印が出るわけでもありませんので、右折する際に危険なときもありますし、時間帯によっては車が詰まってしまうということがありまして、そこで、私のほうにも届いたんですけれども、以前、右折しようとしていたときに信号待ちをしていたら、後続車からクラクションを鳴らされたと、一種のあおり行為をされたというお話を伺ったことがあります。いつ大きなトラブルが起きてもおかしくない状態にあると思います。  この点については、市のほうに問い合わせというか、要望も出されていると伺っております。この点について、今後どのような対応がなされるのか、現在の状況をお示しいただければと思います。 80 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 81 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 国分町交差点の矢印式信号の設置要望につきまして、ご答弁申し上げます。矢印式信号機に係る国分町の皆様からの要望書は、平成31年2月25日に市長宛てに提出いただきまして、あわせて石岡警察署長にも提出したいとのご相談をいただいたところでございます。当市といたしましても、現場が対向車の途切れづらい交差点であることや、特に通勤時間帯には、右折車が青信号の間に通過ができず、赤信号に変わってから強引に右折をするという光景を見受けられることから、市長名による同趣旨の要望書を取りまとめまして、地元の皆様の要望書とともに、石岡警察署長宛てに同時に要望書を提出したところでございます。現在のところ、石岡警察署からは設置に関する連絡をいただいておりませんが、引き続き、設置に向けてお願いをしてまいりたいと思っております。  以上でございます。 82 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 83 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。引き続きご対応をお願いいたしたいと思います。  この国分町交差点と同様に、その次の信号というか、香丸町のところ、柿岡街道入り口交差点に関しましても、同じ危険がございます。あおり運転であるとかあおり行為というのは、走行中に限らず、信号待ちの間にもよく起こるそうでありますので、トラブルにつながらないように、そういった点も同時に進めていただきたいなということで、私からも要望をさせていただきます。  次に、4)の車に関するトラブルです。犯罪の面で、車上荒らしでありますとか車両窃盗の発生件数についてを伺います。 84 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 85 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 市内での車上荒らし、車両窃盗などの発生件数につきましてご答弁申し上げます。自動車が盗まれる事案につきましては、平成30年度に茨城県が1,491件で全国ワースト1位になるなど、非常に多発している状況でございます。令和元年度におきましても、前年よりやや減少はしたものの、1,482件の事件が発生してございます。そのような中、市内での令和元年度の発生状況は、車上荒らしが69件、車両窃盗などが24件とのことでございます。  以上でございます。 86 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 87 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。こちらも、今部長からありましたように、茨城県は、車両盗難については全国ワーストと言われておりますけれども、こちらも、県内で見ると石岡市はどういった状況であるのか、把握されている点で構いませんので、お答えをいただきたいと思います。 88 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 89 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 事件発生件数の比較につきましてご答弁申し上げます。車上荒らしにつきましては、県内他市町村ごとのデータ把握が困難であることから、比較ができない状況にございます。次に、車両窃盗などでございますが、当市は多いほうから23番目ということで、県内でも中ごろに位置してございます。県内で特に多い地域は、県南地域が最も多く814件、次が県西地域で313件、3番目が県央地域で212件、4番目が鹿行地域で110件、最も少ないのが県北地域で33件となってございます。  なお、県内で車両窃盗などが多い市町村は、上位3市全て県南地域でございまして、最多がつくば市の259件、次が土浦市の150件、3番目が牛久市で119件となってございます。  以上でございます。 90 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 91 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。この盗難等については、石岡市は県内で23番目、ちょうど中間あたりだということでお答えいただきましたけれども、この点につきましては、もちろん犯罪の部分でありますので、警察署との連携というものが不可欠となると思いますけれども、行政として今現在行っている対応策はあるのか、現在行っている対応策があれば、伺いたいと思います。 92 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 93 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 当市の対応につきましてご答弁申し上げます。当市は、県内でも車両窃盗など、事件の発生件数が多い県南地域に位置しておりまして、最多のつくば市、2番目の土浦市とも隣接してございます。そのような意味では、市民が被害に遭ってしまう危険性もございますので、警察署など関係機関と連携し、例えばスマートキーが発する微弱な電波を不法にキャッチしエンジンを始動する、リレーアタックと呼ばれる手口に対して有効と言われてございます、スマートキーをブリキやアルミの缶に入れておくといった防止策などのPRを行ってまいりたいと考えます。  以上でございます。 94 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 95 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。この部分では、警察署のほうも非常に力を入れている部分であると伺っておりますので、引き続き、協力につながる対応をとっていただければと思います。これはまた次の質問の中で関連しますので、次の質問の中でこちらは触れさせていただきます。  それでは、(2)の今後の対策についてを伺いたいと思います。市民の安全運転意識向上及びあおり運転等の犯罪抑止対策について、今後の石岡市の取り組みについてをお伺いいたします。 96 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 97 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 今後の石岡市の取り組みにつきましてご答弁申し上げます。茨城県は、令和元年度の交通事故で亡くなった方が107人おられ、残念ながら全国ワーストテンに入っております。安全運転に関しましては、ドライバーの皆さんお一人お一人にお気をつけていただく以外に方法はございませんので、毎月1日を基本として関係機関と実施している交通安全街頭活動や広報紙等で、啓発活動を粘り強く実施してまいりたいと考えております。また、人身事故を減らす上では、自動車のドライバーだけでなく、歩行者や自転車に乗る方に、路上で気をつけていただくポイントなどをお知らせし、1件でも事故を減らすことができるよう努力してまいります。  あおり運転等の犯罪の抑止につきましては、警察庁も、免許停止など厳罰化を図るなど、抑止策を講じているところでございます。市といたしましても、警察署など関係機関と連携し、啓発活動に努めるほか、あおり運転のきっかけになるような無理な割り込みや追い越しなどについても、注意を喚起する啓発を行ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 98 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 99 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。なかなか行政として、効果を得るための取り組みというのは難しいところもあるかと思いますが、できる範囲でのご対応を、今後もお願いいたしたいと思います。  そこで、対応策の提案として、2)の部分でありますけれども、抑止策として、ドライブレコーダーの設置費用補助をしてはいかがかと考えますが、まずこの点については、他市の状況はどうであるのか、県内で実施している自治体があるのか、把握していればお答えいただきたいと思います。 100 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 101 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) ドライブレコーダーの設置補助につきまして、県内で実施している市町村はあるのかということに対しまして、ご答弁申し上げます。県内では、境町が県内初として取り組んだようでございます。昨年10月に補助制度を開始して以降、2月末までの申請件数は410件とのことでございます。昨年9月期の補正予算計上時の予算額が500万円と伺ってございますので、現在までの交付額は、1件当たり上限が1万円でございますので、概ね400万円強と思っております。  近年、ドライバーの皆様方が、犯罪の抑止効果に期待が持てるドライブレコーダーの設置については、高い関心を持っているものと認識してございます。  以上でございます。 102 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 103 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。県内では境町で導入がなされているということで、その実施状況についてもお答えをいただきました。  このドライブレコーダーの設置補助については、全国的に見ても、まだそんなに実施している自治体は多くないようであります。ドライブレコーダーについては、先ほども答弁の中でありましたあおり運転に限らず、事故やその他のトラブルにおいても、その記録映像で事実の検証をというものが可能になりますし、多発している車上荒らしでありますとか車両盗難に対しても有効的であると思います。  私自身も、県外の自治体でありますが、実施しているところ数か所に効果を伺いました。申請手続に少し手間を要するそうですが、市民の方からは非常に高評価を得ているということで、お答えをいただきました。これ、ぜひ石岡市においても導入を検討していただきたいなと思うんですが、その点についてのお考えをお伺いします。 104 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 105 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 導入の検討につきましてご答弁申し上げます。境町が昨年10月から実施してございますので、その制度の効果などを勘案しまして、当市といたしましても、設置補助につきまして検討してまいりたいと考えます。  以上でございます。 106 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。
                     〔3番・新田 茜君登壇〕 107 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。ドライブレコーダーをつけることによって、安全運転意識が向上して、交通事故の減少にもつながりますし、あおり運転、あおり行為の防止にもなります。さらには、ドライブレコーダーは、防犯カメラ的な役割も果たせると思いますので、ぜひ、来年は厳しいので、再来年度の予算には反映されるように、今のうちから調査と検討をしていただければということをお願いいたしまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 108 ◯議長(池田正文君) 次の質問者に移ります。  19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 109 ◯19番(岡野孝男君) それでは、19番・岡野でございます。通告に従いまして質問をいたします。  第1項目、放課後児童健全育成事業についてお尋ねをいたします。  この通告の前に、別なことで、最近、新型コロナウイルスの感染防止策が国から発表されまして、それについて、放課後児童クラブはあまりマスコミなどに取り上げられていなかったんですけれども、急遽、最近取り上げられまして、話題になっているところであります。と申しますのは、全国の小中学校が休校にこれからなると。石岡市内においても6日からだそうですが、休校になると。そこで、放課後児童クラブは従来どおりに行うと。特に国のほうからの要請はなくて、放課後児童クラブは従来どおり行うと。しかも、コロナウイルスの防止策のために、俄然、注目されているというような状況なわけでございます。  それで、石岡市において、3月6日からどのような形で放課後児童クラブを運営されていくのか、どういう計画なのか、お尋ねをいたします。 110 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 111 ◯教育部長(豊崎康弘君) コロナ対策ということでございますが、小中学校の臨時休業に伴いまして、3月6日の金曜日から1日保育を実施いたします。保育時間は、午前8時から午後6時30分まででございます。現在、支援員の確保につきましては、経験者等に協力の呼びかけをしており、児童の支援に必要な人員確保に努めているところでございます。  以上です。 112 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 113 ◯19番(岡野孝男君) 急に開設になるということで、支援員のこともあるでしょうし、あと、学校の教室を利用するのか、公民館を利用するのかわかりませんけど、場所の確保みたいなものも出てくると。その中で、新たに入所希望をして、いろいろな事情で入所希望がかなわないというような事例があるのか、あったらどのくらいなのか、お尋ねをいたします。 114 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 115 ◯教育部長(豊崎康弘君) 学童保育は、通常、夕方からお預かりということになりますが、夏休みの長期休暇等におきましては、夕方は戻れるんだけど、午前中は仕事で、学童保育を利用しなきゃならないという保護者がございます。それと同じようなことで今回考えておりまして、基本的には、現在いる学童保育を利用している保護者、それ以外の臨時的な受け入れをする予定でございます。今現在、そのことについて、通知文を発送しているところでございます。  以上です。 116 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君に申し上げます。一般質問は通告に沿ってされますようお願いいたします。  19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 117 ◯19番(岡野孝男君) はい、わかりました。急な状態で開所するということになります。それで、子どもたちの面倒を見る人がいないとか、特に低学年なんかは大変だと思うんです、それを持つ保護者は。そういうことで、できるだけ要望に沿っていただけるように、努力をしていただきたいと思います。  それでは、通告に入ります。放課後児童クラブについては、私、議員になるときに、非常にこれを推進した1人として、例えば1学級10人いないと開所できないというようなことがありまして、9人とか8人で、無理やり10人にした、勧誘したようなこともあったり、それから、支援員の確保がなかなかできなくて、それで個別的に、支援員をしてくれないかというようなことで当たったり、あるいは空き教室がなくて、それで公民館を借りるのに館長に交渉したり、私なりに放課後児童クラブの開設についての思いがありまして、今回、民間委託が計画されているということで、私としてはちょっと不安を感じているというところで、質問をしたいと思っております。  まず最初に、放課後児童健全育成事業の民間委託をした場合のメリットについて、お伺いいたします。 118 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 119 ◯教育部長(豊崎康弘君) 民間委託のメリットといたしまして、市民サービスの向上と支援員の欠員に対するリスク回避、リスクの軽減がございます。市民サービスの向上につきましては、延長保育の実施、支援員の研修体制充実のほか、処遇改善により支援員の意欲向上につながると思ってございます。支援員の欠員に対するリスクの軽減につきましては、広域雇用などによる流動的人員配置が可能となります。民間事業者には、年間及び月間保育計画を作成していただき、行事や工作、遊び等の各種活動を行うことで、児童の自主性を養うといった形で、健全育成を促していただきます。この保育計画の作成には、民間ならではの柔軟な発想やノウハウが生かされると考えているところでございます。  以上です。 120 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 121 ◯19番(岡野孝男君) 私としては、随分、放課後児童クラブができてから今日に至るまで紆余曲折はありましたが、最近、研修も充実してきて、大分質的にも向上してきたと私は思って見ているんです。ここでの民間委託ということは、いろいろな不安が私としてはつきまとうということなんです。やはり教育の関係するところについては、教育行政の目の届くところに子どもたちを置いて、そして健全育成を図るということが、私は基本ではないかと思っているんです。  そういう面で、今、部長のほうから答弁はされましたが、今、始まっていないので、どこが欠点なのかというふうに心配をしても仕方はありませんから、とにかく今言ったようなところを十分に認識されまして、それで、民間委託する場合には十分に気をつけていただきたいと、健全育成を図るために十分に気を付けていただきたいと思います。そこで、幾つかそれ以下、具体的にお聞きをいたします。  まず、市教育委員会と委託業者の関係はどんなふうになるのか、お尋ねいたします。 122 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 123 ◯教育部長(豊崎康弘君) 教育委員会では、入所の許可、保護者負担金の徴収、施設の維持管理等を引き続き行い、委託業者は、支援員の労務管理を含む各児童クラブでの保育業務を行います。委員会は、設置者と委託業者と連携し、放課後児童健全育成事業を遂行していくということになります。  以上です。 124 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 125 ◯19番(岡野孝男君) 今の答弁では、いろいろ全部民間に委託するんじゃなくて、教育委員会が受け持つ範囲があるわけですよね。その辺のやりとりといいますか、委託業者と教育委員会の関係をいかに密接にするか、連絡調整を図るのかということが、大事だと思うんですよ。それをしないと、キャッチボールをしないと、気がついたときにうまくいかない。保護者とかの方から困り事があって、それで調整をするのではなくて、やっぱり定期的に委託の業者と打ち合わせをするというような機会が必要ではないかと思うんですけれども、それについてどういうふうに考えているか、お尋ねいたします。 126 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 127 ◯教育部長(豊崎康弘君) まず契約時に、石岡市として仕様書を締結いたします。その中で、業務分担区分というものを設置しまして、この部分については市で行う、この部分については受注者が行うというような取り決めをしたいと思ってございます。また、当然、いろんな場合が想定されますので、業者のほうと連絡を密にしながら、対応を図ってまいりたいと考えてございます。  以上です。 128 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 129 ◯19番(岡野孝男君) 次に、3)ですけど、支援員の確保と待遇についてお伺いをいたします。 130 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 131 ◯教育部長(豊崎康弘君) 支援員の確保についてでございますが、民間委託の際に、市で雇用した支援員のうち希望者全員を採用するよう、事業所に義務付けいたします。児童の保育においても、年度途中に支援員が変わることをなるべく避ける必要がございますので、民間委託後の人員配置についても、委託業者と協議を行う必要があると思っております。  支援員の待遇についてでございますが、これまで支援員は、経験年数や受講した研修内容等と時給とを反映させることができない状況でございます。民間委託することによって、キャリアアップ制度と時給とを連動した制度の構築を求めるところでございます。これにより支援員のモチベーションが向上し、支援員の質の向上につながるものと考えてございます。  以上です。 132 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 133 ◯19番(岡野孝男君) 児童クラブは、1教室当たり支援員を2名配置する、場合によっては3名にしているところもあると。そういう配置が現在行われているわけですけど、それは、2名から3名にするのにはわけがあるわけで、そういったチェックが民間委託の場合できるのか、お尋ねをいたします。 134 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 135 ◯教育部長(豊崎康弘君) 議員ご指摘のとおり、基本的には支援員は1クラス2名以上ですけれども、今、石岡市では2名で行っている状況です。そういった特殊な事情がある場合、それ以上の支援員を配置するということは、受託者と協議しながら検討していくと、実現に向けて協力していくということになると思います。  以上です。 136 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 137 ◯19番(岡野孝男君) そういうようなことも、やはりアドバイザーがいて、その中で十分に学級を把握して、どうもこの学級は2人ではちょっと危ないよと、危険だよということで、3名を配置するわけですよね。そういうようなことが民間になった場合にできるのかどうか、そういうアドバイザーみたいなものを配置するのかどうか、お尋ねいたします。 138 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 139 ◯教育部長(豊崎康弘君) 現在もアドバイザーとして市で雇用している方がございますが、引き続きアドバイザーのほうも、民間業者によって契約してもらうものと考えております。そのことによって、情報の共有ができるというように考えてございます。  以上です。 140 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 141 ◯19番(岡野孝男君) 今からのことですので、それは、これからどうなるかはありますけれども、それから、次に移りますけど、放課後児童クラブには保護者の負担金があるわけです。民間委託になって、その保護者負担金はどういうふうになっていくのか、お尋ねします。 142 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 143 ◯教育部長(豊崎康弘君) 負担金でございますが、現在、月額4,000円でございまして、夏休みの長期休暇、1日保育となりますので、そのときは月額6,000円でございます。民間委託後も、この負担金については変更する予定はございません。ただ、延長保育等、民間が実施するようこちらは希望してございますが、そういった場合、延長保育を利用した保護者に関しては、受益者負担の考えから、一部増額になる可能性もあるかなと思ってございます。  以上です。 144 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 145 ◯19番(岡野孝男君) それは、延長保育をするということも視野に入れた中で、今後、負担金が増える可能性もあるということでよろしいでしょうか。 146 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 147 ◯教育部長(豊崎康弘君) お見込みのとおりでございます。 148 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 149 ◯19番(岡野孝男君) 次に、保護者負担金の徴収方法はどういうふうにして行うのか、お尋ねいたします。 150 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 151 ◯教育部長(豊崎康弘君) 徴収方法につきましては、基本的に口座引き落としで行っているところでございます。 152 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 153 ◯19番(岡野孝男君) それは口座引き落としで行っているのはわかりますけど、だけど、それでは、なかなか口座に入金しないと落とせなかったりするわけですし、あるいは滞納もあるわけですよね。あるいは減免処理などもあるので、そういうものについてはどういうふうに考えているのか、お尋ねします。 154 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 155 ◯教育部長(豊崎康弘君) 減免処理や滞納整理の事務につきましては、これまでどおり市で行うということになります。  以上でございます。 156 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 157 ◯19番(岡野孝男君) 次に、この児童クラブを民間委託することになった場合に、やはり心配なのは、子どもたちのプライバシーの保護、あるいはいじめ、虐待の防止など、そういう対策はどういうふうにしていくのか、お尋ねをいたします。 158 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 159 ◯教育部長(豊崎康弘君) 子どもたちのプライバシーの保護につきましては、石岡市個人情報保護条例などの関係法令の遵守を委託業者に求めるとともに、受注者の責務として、守秘義務のほか、受託終了後であっても個人情報を漏らしたり自己の利益のために使用しないことを、誓約書において求める予定でございます。また、いじめや虐待の防止につきましても、仕様書等において、委託業者に適切な対応ができるよう、研修の充実と報告体制が図れるよう考えているところでございます。  以上です。 160 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 161 ◯19番(岡野孝男君) 今、部長答弁したようなことが、民間がどこまで把握できるのか、私は心配なんですけど、もう1回お尋ねいたします。 162 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 163 ◯教育部長(豊崎康弘君) 委託業者と教育委員会が連携し、現状の聞き取りなどを行い、初期対応を迅速にできるよう、児童の支援に必要な情報を共有してまいりたいと思っております。  以上です。 164 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 165 ◯19番(岡野孝男君) 万全の体制で臨んでいただきたいと思います。  次に、水戸市の例をとりますけど、水戸市では、今年度、試行的に1学級の民間委託をして、その是非を検討する、メリット・デメリットを精査して、民間委託の是非を検討するとのことであります。本市におきましても、私はそのような形で民間委託を広げるということのほうが、むしろ確実なのかなと思っているんですが、本市では全体を一括して民間委託するということですが、そのような、水戸市のような方法はとれなかったのか、お尋ねをいたします。 166 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 167 ◯教育部長(豊崎康弘君) 市におきましては、平成30年の3月から石岡市放課後子どもプラン運営委員会におきまして、先進地の調査報告を行った上で、放課後児童クラブと放課後子ども教室について、現状把握や問題点、運営方法につきまして、民間委託の是非を含めた検討をしてまいりました。石岡市放課後子どもプラン運営委員会では、議員ご指摘のとおり、一部ではモデル的に実施することについてのご意見もございましたが、サービスの格差が生じることに対する保護者の理解を求める難しさや、モデル校以外に実施校を増やす場合に、すぐに対応ができないことについて危惧する意見が出されました。その結果、全児童クラブを一斉に民間へ委託することが妥当であるとの意見で、まとまった次第でございます。
     以上です。 168 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 169 ◯19番(岡野孝男君) 私は、慎重に、段階的に民間委託を進めるべきではなかったのかと思います。今後、注目していきたいと思っております。  7番目として、民間委託をしても、同事業は、1年生から6年生までの義務教育の範疇の子どもたちがそこに行っているということですので、事が起これば、これは教育委員会の責任は免れないと。委託業者の責任ですよというふうにはいかないと、私は思っているんです。そういうことで、その体制整備について、お伺いをいたします。 170 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 171 ◯教育部長(豊崎康弘君) 放課後児童健全育成事業は全ての児童が利用できるものではなく、昼間、保護者等のいない家庭の児童を対象に、適切な遊びと生活の場を与えて、児童の健全な育成を図る事業でございます。教育委員会としましては、設置者の義務として、民間委託にかかわらず、児童クラブを利用した児童については、家庭のかわりとなる安全安心の場を提供し、保護者のお迎えまでお預かりする責任があると考えてございます。委託業者と連携し、事故防止マニュアルの整備や避難訓練などを適宜実施し、安全確保に努めてまいりたいと思っております。  以上です。 172 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 173 ◯19番(岡野孝男君) 先ほども話しましたように、何か起これば、これは教育委員会の責任は免れない。要するに民間委託をする、あるいは直営ですると言っても、教育委員会としてはやっぱり責任は出てくると思います。教育長の考え方をお尋ねいたします。 174 ◯議長(池田正文君) 教育長・児島君。 175 ◯教育長(児島裕治君) ご答弁申し上げます。先ほど部長が答弁したとおり、民間委託にかかわらず、児童クラブを利用する児童について、家庭のかわりとなる安全安心の場を提供し、保護者の方々にとりまして安心できるよう、お子さんをお預かりする責任があると考えてございます。教育委員会といたしましては、けが等の事故のほか、いじめや虐待などの事案につきましても、学校、委託業者、関係機関等と十分に連携をし、児童の健全な育成を図るために、教育委員会として責任を持って対応をしてまいります。  以上でございます。 176 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 177 ◯19番(岡野孝男君) よろしくお願いいたします。  次に、質問の第2項目目に入ります。合併特例債事業、上林・上曽線の進捗状況についてお尋ねをいたします。  1番目として、上林・上曽線の事業費10億9,787万1,000円と書かれておりました。そのうち現時点での完了済みの事業費は幾らか。また、事業延長は、Lイコール──総延長ですけど、4.2キロです。そのうち現時点までの完了済みの延長は幾らか。お尋ねをいたします。 178 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 179 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 上林・上曽線の進捗状況についてご答弁申し上げます。上林・上曽線は、合併特例債事業といたしまして、当初、延長Lイコール4.2キロメートル、概算事業費22億円で事業化されました。しかしながら、特例債事業の枠を抑えるため、優先整備区間として、主要地方道土浦笠間線からフルーツライン交差点までの延長Lイコール2.5メートル、事業費10億9,787万1,000円で事業化し、整備を進めているところでございます。  現在の事業の進捗状況でございますが、まず、事業費10億9,787万1,000円に対しまして9億4,885万円を支出しております。次に、整備延長といたしましては、道路改良済延長1,320メートル、歩道改良済延長440メートルとなっており、全体で1,760メートルでございます。  以上でございます。 180 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 181 ◯19番(岡野孝男君) 私、ちょっと勘違いしましたといいますか、Lイコール4.2キロメートルで、概算事業費が22億円ということですね。今行っている10億9,000万の中で、今の説明だと、事業費は、大体、総事業費の10億9,000万のうちの86%ですが、延長としては、総延長からすると70%なんですよね。86%、事業費は消化しているんですが、まだ延長からすると70%と。この総事業費で、2.5キロメートルが完了するのかどうか、お尋ねいたします。 182 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 183 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 上林・上曽線の事業完成までの工程についてご答弁申し上げます。工程といたしましては、優先整備区間Lイコール2.5メートルのうち、残区間Lイコール740メートルの整備を進めております。歩道改良未整備区間、Lイコール440メートルを整備し、次に、主要地方道土浦笠間線から八郷中学校入り口付近の道路未改良区間、Lイコール300メートルの整備を進めてまいります。  次に、第2期計画に当たる全体延長、Lイコール4.2キロメートルから、優先整備区間を除いた残る区間、Lイコール1.7キロメートルにつきましても、順次事業化し、整備を進めていく予定でございます。  以上でございます。 184 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 185 ◯19番(岡野孝男君) 4.2キロメートルのうち2.5、それで、その後1.7ということですが、事業を進めるに当たっての問題点と、その解決法についてお伺いいたします。 186 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 187 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 上林・上曽線の事業を進めるに当たっての問題点と解決方法について、ご答弁申し上げます。問題点といたしましては、用地取得でございます。事業に協力したくても相続等の問題で進まず、時間を費やすことがあります。そのため、地権者の方と情報を共有しながら連携し、根気強く問題解決に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 188 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 189 ◯19番(岡野孝男君) 延長2.5キロメートルのうちでも、まだ完成形じゃない箇所があると。あるいは、完成形が真っすぐなのに、センターラインが曲がっているところがある。そういうような箇所については、なぜ完成形が順調にできていないのか、お尋ねいたします。 190 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 191 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) お答え申し上げます。先ほどもご答弁申し上げましたとおり、用地等の問題がございまして、まだ進んでいないという状況でございます。  あと、先ほど、ちょっと訂正をお願いしたいんですけれども、多分、フルーツライン交差点までの延長を、私、Lイコール2.5メートルと言ってしまったかと思うんですけれども、これにつきましては、Lイコール2.5キロメートルでございますので、訂正をお願いいたします。  以上です。 192 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 193 ◯19番(岡野孝男君) 上曽トンネルが令和7年に完成する予定だというようなことですが、上曽トンネル開通に当たって、上林・上曽線はアクセス道路として、整備は必要不可欠なものです。この整備は、その中でとりわけ危険箇所があります。その取り組みについてお尋ねをいたします。 194 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 195 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 上曽トンネルのアクセス道路としての上林・上曽線の整備について、ご答弁申し上げます。上曽トンネルにつきましては、今、議員ご指摘のとおり、令和7年度開通を目標に整備を進めているところでございます。開通後は、上曽、柿岡、上林地内の交通量が増加することも予測されますことから、上曽トンネルのアクセス道路となる上林・上曽線の整備も重要となっております。  まず1点目、議員ご指摘の場所でございますが、主要地方道土浦笠間線から八郷中学校入り口付近のクランク部分のLイコール300メートルの件でございますけれども、これも、順次、整備を進めてまいります。  また、もう1点、2点目としまして、県道石岡筑西線と市道B1229号線の丁字路交差点、「ぶれっど」付近でございますかね、その部分についても、支所まで通ずる道路の歩道整備につきまして、県及び茨城県と協議しながら、そこの部分の交差点改良工事などの整備とあわせまして、検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 196 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 197 ◯19番(岡野孝男君) これはちょっと具体的に申し上げますが、八郷中学校から来るところに、土浦笠間線のところにクランク状の道路があるんです。ここを直さないと、まず大型のトラックとかそれ以外のものが曲がれない。あそこがずっと渋滞をしてくるというようなことで、これは、完成までに直さないとまずいですよと。交通渋滞になったり、あるいはトラブルも起きたりしますよという、1つはそこです。まずは。  それと、上林・上曽線の合併特例債事業じゃなくて、総合支所の北側に道路があるんですけど、とりあえず令和7年に開通した場合に、そこを使うんじゃないかと私は思うんです。要するに1.7キロの完成は、橋梁も中にはあるし、恋瀬川を渡る。なかなかこれは難しいと。多分、今の状況の中で、令和7年にあそこが開通すると私は思えないんですよ、1.7キロは。そうすると、総合支所の北側の道路には歩道がついていないんですよ。そこも歩道がついていないと、歩けないですよ、多分、相当の車が来て。そこに歩道をつける。あと、その先をずっと行くと丁字路に当たるんですよ、県道と。丁字路も、これを曲がれない。下川橋の近くなんですけど、ここが危険箇所なわけですよ。これについて、やはりどうしてもその部分については工事をして改良していかないと、非常に通行上、不便になるし、困るし、トラブルが起きると思います。  それについて、市長の事業に対する取り組みの考え方をお尋ねいたします。 198 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 199 ◯市長(今泉文彦君) 合併特例債事業上林・上曽線のアクセス道路についての考え方を述べたいと思います。上林・上曽線は、上曽トンネルのアクセス道路になりますことから、着実な整備が求められます。したがいまして、用地、他事業との兼ね合い、安全性、そういったものを十分検討しながら、慎重に判断して事業を進めてまいりたいと思います。  以上です。 200 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 201 ◯19番(岡野孝男君) 合併特例債事業の取り組みと、それから危険箇所は、両面でやっぱり進めていっていただきたいと思っているんです。緊急性があるところは、優先してそれを進めていただきたいと。そうじゃないと、非常に交通渋滞にもなるし、交通事故が起きる可能性が非常に高いということですので、両面でこの事業を進めていただきたいと。上曽トンネルのアクセスを完全なものにして、開通時には利用者に支障のないように、体制を整えていただきたいと思います。  次に、5番目としまして、平成30年3月7日付で、石岡警察署長宛て、市道B3755号線の道路改良工事に伴う信号機新設に関する要望を提出していますが、その後どのような進展が見られるのか、お尋ねいたします。 202 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 203 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 信号機新設に関する要望の状況についてご答弁申し上げます。県道石岡筑西線から市道B101号線、フルーツラインまでを結ぶ市道B3755号線につきましては、通学路であることや、通行する車両や通行者の安全確保をするため、フルーツライン交差点箇所につきましては、議員ご指摘のとおり平成30年3月7日付で石岡警察署長宛てに、交差点の信号機新設に関する要望書を提出しているところでございます。現時点で信号機が設置されていない状況でございますので、そのため、引き続き令和2年2月19日付で、石岡警察署長宛てに再度、信号機設置要望を行ったところでございます。  しかしながら、当箇所の信号設置につきまして、警察の意見といたしましては、交通量が少ないため設置が難しく、上曽トンネルの開通時期に合わせ、信号機を設置する予定と伺っております。  以上でございます。 204 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 205 ◯19番(岡野孝男君) フルーツラインと取り付け道路が交差するところで、直近では2月22日の4時ごろ正面衝突が起きまして、人身事故になったと。過去にも幾つかあるんです。それはなぜかというと、近くの人はわかるんですけど、取り付け道路のほうが幅が広いといいますか、フルーツラインが優先道路なんですけど、取り付け道路から横切る場合に、信号機がない。通行止めといいますか、道路標識はあるんですけど、止まらないで突っ込んでしまうということで、別の土浦ナンバーじゃない車が1台は事故に巻き込まれるということで、これ、このまま……。死亡事故は聞いていませんが、何度か起きているという状況で、特に、交通量が少ないと言いますが、朝晩はあるんですよ。昼間はそうないんですけど、朝晩になると混む。そういう状況で、大きな事故が正面衝突で起きている。通学路にもなっているということで、これは地元も心配ですし、それを目の当たりにしている私どもとしても、今のままでは困るよというようなことで、早急に信号機の設置をお願いしたいということなんです。よろしくお願いいたします。  次の項目に入ります。土砂等による土地の埋め立て等についてということで、これにつきましては、この前、12月の議会でも質問しましたが、まず最初に(1)、上曽地内の土砂等による土地の埋め立てについてをお尋ねいたします。  土砂がどんどん持ってこられまして、うずたかく積まれているという状況なわけです。止まらない。全く止まっていない。12月の9日に質問しましたが、そのときよりも随分土砂が入ってきちゃっているという状況でございます。そういうような面で、再度質問いたします。  これまでの経緯と現状についてお尋ねいたします。 206 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 207 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) これまでの経過と現状につきましてご答弁申し上げます。令和元年9月24日に土砂搬入が始まり、その日から毎日のように巡回し、監視を続けるとともに、責任者に対し、当市の残土条例規定など注意喚起を促してまいりましたが、10月3日、自らの住居を建設する旨の建築確認済証が提出されたことから、残土条例を適用除外として、その後も監視等を続け、現在も対応しているところでございます。現在の状況といたしましては、土地所有者自らが運転するダンプにより、のり面を固めるために必要な分だけの土砂を搬入し、地ならし等の整地を行っており、監視を続ける中で、聞き取りなども現在も行っているところでございます。  以上でございます。 208 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 209 ◯19番(岡野孝男君) 今の答弁の中で、9月24日に土砂搬入が開始されと言っていますけど、これ、地元の方々から聞くと、その日は八郷総合支所に、関鉄バスの回転所のところに盛り土されているので、調査をしてほしいという日だったわけですよ。つまり、土砂搬入の開始はその前からあったということです。そういうふうに伺っていますが、それはどうですか。 210 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 211 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 議員ご指摘のとおり、9月24日に判明したということで訂正させていただきたいと思います。発覚したということでございます。  以上でございます。 212 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 213 ◯19番(岡野孝男君) のり面の地ならしをしているということですが、この前の答弁では、改良土なので固めているから心配ないというようなことですが、非常に危ないと。写真を撮ってきても、もう下の道路から10メートル以上盛っていると。下の道路というのは石岡市道です。そういうことで、生活環境の面から、あるいは災害防止の上からも、今の状況の中では非常に危険だと思いますが、その件についてはどういうふうに思っていますか。 214 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 215 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 現在の土どめの状況につきましてご答弁申し上げます。当市といたしましても、非常に高くのり面が積まれている状況でございまして、大変危険な状態であるということは認識してございますが、作業員に言わせますと、建築確認をとって整地をしているし、のり面のほうも、通常の雨等では崩れることはないというふうに伺ってございます。  以上でございます。 216 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 217 ◯19番(岡野孝男君) 建築確認をとって、住宅を建てるなりそのほかのものをつくるにしては、道路、今の県道から5メートルくらい高さがあるんですよ、その盛り土したところが。5メートルも盛り土してうちを建てるというのは、考えにくいんです。県道からちょっと高いとか、あるいは県道と同じくらいとかというふうにうちは建てるものだと、私は思っているんです。5メートルも高く積み上げて、その上に現実的に建物を建てるということは考えにくいんですけど、それはどうですか。 218 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 219 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 現状につきましてご答弁申し上げます。責任者いわく、当分の間は資材置き場に使用するが、最終的には、小屋を建てたいということを言ってございますが、相手方も相談のできる弁護士がついているようでございまして、関係法令等を遵守しながら作業を続けているということを主張してございます。  以上でございます。 220 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 221 ◯19番(岡野孝男君) 非常に、県道から四、五メートルうずたかく土を盛って、その上にうちを建てるというのは、非常に不自然だと私は思います。  それと、お聞きしますが、これ、毎日のように巡回、監視を続けていると言いますが、毎日監視はすると。それは、毎日、1日も欠かさずしているのか、あるいは、監視をしているときに報告書なんかはあるのかどうか、お尋ねいたします。 222 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。
    223 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 担当が、毎日のようにという表現でございますが、メモ的に記録はつけてございます。  以上でございます。 224 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 225 ◯19番(岡野孝男君) 毎日のように監視しているならば、どんどん土が盛られていくわけです。それがなぜ止められなかったのか、お尋ねします。 226 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 227 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) なぜ止められなかったかという点につきましてご答弁申し上げます。当初は、現条例に基づきまして、500平米未満までは条例適用外ということで、500平米に達するまでは注意喚起で見守っておりました。500平米を超えた時点で指導等になったわけでございますが、その指導の合間に建築確認が提出されたことから、条例をまた適用除外としながらも、あまりにも搬入量とダンプの搬入台数が多いものですから、監視を続けながら、いろいろ聞き取りをしているところでございます。  以上でございます。 228 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 229 ◯19番(岡野孝男君) だって毎日のように行っているならば、その変化がわかるでしょう。  じゃあ、お聞きします。西側の山を削っているんですよ。その削った土はどのようにしたのか、お尋ねいたします。 230 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 231 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 西側の山側の山砂でした。確認してございます。現地に山積みに積んでございます。その積んである山砂はどうするのかと聞き取りをしたところ、その山砂は、近隣の人は、神社があるので、その山砂は土どめに使わないでくれという打ち合わせをしたようでございまして、その責任者いわく、きれいな山砂なものですから、違う場所に搬出するようなことを伺ってございます。  以上でございます。 232 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 233 ◯19番(岡野孝男君) 残土を埋めているものと、良質だと思われる土はほかのところへ運んでいるんですよね。そこで盛り土しているわけじゃないんですよ。盛り土しているのは、ほかから持ってくるんです。それは、どうも地元からすると、いいものはほかへ運び出す、搬出する。持ってくるものは、どうも改良土とか臭いがするものとか、そういうものも持ってきているんですよ。そういうことは、やはりちょっと自然ではないですよ。建築確認をして、その上に家を建てると。そういうことは了解できるのかどうか、私はちょっとわかりませんね、あれを見て。今でもバックホウで掘削をして、それで土を埋めてるわけですよ。どう見ても、家を建てるための盛り土とは考えにくいんです。盛り土が目的で、家を建てるというのは、便宜上の理由ではないかと、便法ではないかと思っているんですけど、そこの点はどうですか。 234 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 235 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) お答え申し上げます。現実的には、私どもも、本当に家が建つのか疑問に思うところでございますが、現時点におきましては、建築確認をとっての作業となってございますので、家が建つんだろうと思いながら監視等を続けています。  以上でございます。 236 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 237 ◯19番(岡野孝男君) ちょっと指導が甘いんじゃないですか。業者の言いなりで指導はできないですよ。やはりしっかりした法に基づいて、あるいは条例に基づいた仕事をしてもらわなきゃ。そういう対応をしてもらわないと、これ、業者の言いなりで、何か事が起きれば、私らも不自然だと思ったなんていう話になっちゃいますよ。やっぱりちゃんと常識の範囲というのがあるんですから、その常識の範囲に基づいた行政指導をすべきではないかと思っています。  次に、問題点についてお伺いいたします。 238 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 239 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 問題点につきましてご答弁申し上げます。周辺住民の方から水質検査の要望がございまして、土地所有者の了解をもとに、水質検査及び土壌検査を実施いたしました。今回の検査では、いずれも有害物質は含まれていないという結果でございました。また、民家が少ない場所でございますので、産業廃棄物などが混入されないよう、毎日のように巡回、監視を行ってございます。そういったところが問題だと思ってございます。  以上でございます。 240 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 241 ◯19番(岡野孝男君) この前の質問の中で、上流から来る水が、今は遮断して、そして排水路に流れているんです。県道の側溝に流れているんです。これは、土浦土木事務所が行った工事ですが、それで、今の水路は、盛り土をした土のみの絞り水が排水路に流れていると。上から来る水、自然水は県道沿いの排水路に流れております。その結果、今までは上流から来る水も一緒に下の排水路に流れていたんですけど、それは遮断されて、盛り土だけの絞り水が排水路に落ちていると。その結果、写真を撮って、市長も見ていただきましたと思いますが、水の色が真っ赤なんですよね。赤いんです。今までは、透明で、少し泡が立っていたんですけど、それが真っ赤な水なんですよ。  水質検査をしていただいたんですが、それは11月のころで、まだ上流の水と一緒の水が排水路に流れていたという時点でしたが、今は真っ赤な水なんです。その下流に、その水で田んぼの田植えをしている、田をしつけている場所があるんです。この真っ赤な水は、どうも人工的な色だと思います。においもあります。  そういうことで、もう一度水質検査を実施するべきではないかと思いますが、どういうふうに思いますか。 242 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 243 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 今回の水質検査の結果では、有害物質は含まれませんでしたが、当市といたしましても、定期的な検査が必要であると思っておりますので、新年度の予算で再度検査を実施する予定でございます。  以上でございます。 244 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 245 ◯19番(岡野孝男君) 新年度の予算といっても、田植えをするのはその準備期間もあるわけです。田植えは、いきなりできるわけじゃないですから。これは新年度の予算と言わず、予算の流用も含めまして、早急にしてもらわないと、これ、下の水田を耕作している方にとっては深刻な問題であると思うんです。だから、新年度予算といったら、だって、2週間とか3週間、検査の結果はかかるわけですから、田植えの準備はもう始まっちゃいますよ。そういうようなことで、早急にこれは水質検査をすべきではないかと思いますが、もう1回答弁をお願いします。 246 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 247 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 水質検査の対応につきましてご答弁申し上げます。緊急性があるということでございますので、関係部局と早急に対応して、予算措置ができるかどうか、対応してまいりたいと考えております。  以上でございます。 248 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 249 ◯19番(岡野孝男君) よろしくお願いします。  下の上曽の通学路もあるし、石岡の市道、10メートル以上もあって、改良土で固めているからといって、今、日差しが強いので、さらさら落ちているんです、下に。どうも私はもちそうもないと。土どめをする気配もないし。これ、その下、市道を子どもたちが通る、車が通る、そこに突然土砂崩れが起きたりしたらば、死亡事故にもつながりかねないと思いますよ。そういうようなこともありますので、のり面が崩れるというようなことで災害が起きる、そういうことがあると思いますので、それについてどういうふうに考えているのか、お尋ねいたします。防止策です。 250 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 251 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 作業している土地の所有者から、のり面の危険性等について聞き取りを行ってございます。本人いわく、通常ではのり面は崩れないよう固めてはいるが、もし仮に崩れるようなことがあれば、自己の責任で原状復帰をするということを確認してございます。  以上でございます。 252 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 253 ◯19番(岡野孝男君) 夜中、誰も通らないところで崩れるならばいいんですよ。崩れる時期というのはわからないわけですから、そういう危険性があると言っているんです。現場に行けばすぐわかりますよ。10メートル以上もあって、しかも土どめもしていない。どう見たって、大きな台風がある、そして雨が降れば崩れます。十中八九崩れます。そこを下から見ればわかります。そういう状況ですよ。そうなったときに、どういうふうに責任をとるんですかと言っているんですよ。  だから、それはやはり災害の防止という観点から、あるいは生活環境を守るという観点からも、これをこのまま放置しておくのは、私は非常に不安であるし、大変なことになると思っているんですけど、それについてもう1回答弁を願います。 254 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 255 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 盛り土の危険性につきましてご答弁申し上げます。作業している土地の所有者の聞き取りですと、残土の搬入当初から、近隣の土地の所有者さんや隣接にお住まいの方と、土どめの手法や高木の伐根など、話し合いを持ちながら事業を進めて、良好な関係を保っているということで、近隣住民の方、または隣接する土地の所有者さんと話し合いながら、事業を進めているようでございます。  以上でございます。 256 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 257 ◯19番(岡野孝男君) 私の質問と食い違うような答弁であります。  それで、これ、上曽地区について、市長はどういうふうに考えているのか、どういうふうに思っているのか、お尋ねいたします。 258 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 259 ◯市長(今泉文彦君) 上曽地区の土地埋め立てについてどう考えているかということでありますけれども、今、写真を見させていただいて感じたのは、土砂災害の危険性があるのではないか、道路が寸断されてしまう、そういう大災害のときの危険性を感じます。土地埋め立て者に自己責任があるということもありますけれども、それの指導機関としての責任も感じております。  今できることは何かと申しますと、お昼休みに時間があれば現地を見て、どういう状況なのかというのを確かめて、判断してまいりたいと思います。早急に実施したいと思います。  以上です。 260 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 261 ◯19番(岡野孝男君) よろしくお願いします。これ以上、今の質問はいたしませんが、よろしくお願いをいたします。  次に、山崎地内の土砂等の土地の埋め立てについて質問いたします。これもこの前、12月の19日に質問しました。このとき、告発に向けて準備をしていると、警察と連携して準備を進めているということでした。その後どうなっているのか、お尋ねします。 262 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 263 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 告発につきましてご答弁申し上げます。先月、南山崎不法残土の告発の件で、県警本部と打ち合わせを行ったところでございます。告発内容等につきましては、証拠隠滅のおそれがあるとのことで県警本部からも止められており、申し上げることはできませんけれども、現在、警察との調整を行っているところでございます。  以上でございます。 264 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 265 ◯19番(岡野孝男君) どうしてこれ、12月から今日まで……。私が質問したのは12月19日ですけど、全く変わらないですよ、答弁が。12月の議会の答弁と、今日の答弁、部長の答弁は変わらない。全然時間が動いていない。そういうことでしょう。どうなんですか、これは。告発の準備を進めている、進めていると、同じですよ、答弁が。 266 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 267 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 告発につきまして再度ご答弁申し上げます。先ほど申し上げましたように、先月、県警本部との打ち合わせを行いました。当然、告発に必要な準備が整い次第、すぐにでも告発してまいりたいと考えております。告発に関しましては、県警本部との協議におきましても、協力が得られるということを確認してございますので、もう少し時間がかかるかと思います。よろしくお願いいたします。 268 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 269 ◯19番(岡野孝男君) なるべく早くお願いします。  それから、土砂の搬入は止まりましたけれども、その中身はどういうものなのか、地元の方は不安であります。周辺に与える影響、自然に与える影響、環境、そういうものを考えると、何が埋められているのかというのは不安なわけです。まだ土壌検査もしていないようですので、土壌検査は早目にそこも行うべきだと思いますけれども、それについてどのように考えているかお尋ねします。 270 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 271 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 土壌検査につきましてご答弁申し上げます。現在も毎日のように巡回、監視を続けています。土壌分析につきましては、まずは事業主に実施を強く求めてまいりたいと考えております。しかしながら、状況等により緊急を要する場合には、必要に応じ、市が検査を実施しなければならないとも考えてございます。  以上でございます。 272 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 273 ◯19番(岡野孝男君) これ、事業主はわかっているんですか。 274 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 275 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 事業主につきましてご答弁申し上げます。先ほど申し上げました県警本部との告発に向けた証拠資料の指摘の中でも、事業主というか、その部分があまり言えないんですけれども、証拠がいま一つ足りないということで、指摘を受けたところでございます。その証拠資料が整い次第、告発ができる状況にございます。  以上でございます。 276 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 277 ◯19番(岡野孝男君) そのような状況で土壌検査を事業主に求めるのは、かなり先の話でしょう。やはりそれは、そういう状況ならば、早目に土壌検査をすべきじゃないですか。それで、やっぱり不安を解消するような……。そこで問題の有害物質があれば、それは撤去しなきゃならないでしょうけど、とにかく土壌検査は早急に実施すべきですよ。その周辺の方はかなり、盛り土がされて不安に思っているんです。やはりそういうことにすぐに手を差し伸べる……。安全で安心なまちづくりと言っていながら、不安を持って日々生活を送っている人もいるわけですから、その辺は、市民のサイドに立った行政をすべきじゃないですか。もう1回答弁を求めます。 278 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 279 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 土壌検査につきましてご答弁申し上げます。今、現場の作業員と、直接面会等で自宅を訪問したりしているところでございます。現場にいた作業員が主犯格であれば、その現場にいた作業員に対して、強く土壌検査を求めてまいりたいと思います。  以上でございます。 280 ◯議長(池田正文君) 19番・岡野孝男君。                 〔19番・岡野孝男君登壇〕 281 ◯19番(岡野孝男君) とにかく住民が不安でないような、安全で安心なまちづくりを進めてください。その不安を解消してください。それが生活環境部の務めなわけですから、よろしくお願いいたします。  以上で私の質問を終わりにいたします。
    282 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午前11時12分休憩            ───────────────────────                   午前11時25分再開 283 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 284 ◯15番(関口忠男君) 15番・関口忠男でございます。通告に従いまして、1項目、質問をさせていただきます。  市内遺跡の発掘、埋蔵文化財について質問をいたします。  石岡は、西の筑波山から東の霞ヶ浦にかけてなだらかな丘陵が広がる、自然環境に恵まれた土地でございます。このような豊かな自然環境は、太古の昔から変わらずに、現代の私たちに受け継がれてきた貴重な財産であります。この豊かな自然環境から考えると、大変古くから多くの人たちが集い、生活を営んでいたのではないかと想像するところです。事実、石岡には古墳や多くの遺跡が残されていることからもわかることであり、これらの文化財は、先人の営みを知るための貴重な財産であると思います。そして、このような遺跡などから出土する遺物を現代の私たちが知ることは、この石岡の地に生活を営んでいたいにしえの人たちの生活様式などを知ることであり、石岡の歴史そのものを知ることでもあると思います。  地下に眠る文化財は、当然、土の下にありますので、発掘調査が行われた際に、偶然に発見された貴重な出土品もあるのではないかと思います。合併前になりますが、かつて当時の八郷町の半田地区において、県道石岡つくば線の整備事業に伴い半田原遺跡が建設予定地となり、発掘調査が行われたと思います。資料によれば、この調査の際にかなり多くの旧石器時代の石器などが発見されているとのことで、石器を製作していた場所であったと考えられると書かれております。3万年以上前までさかのぼるとのことですので、県内の遺跡の中でもかなり古い遺跡なのではないかと思います。  3万年前の日本は、現在の海面より80メートルほど低く、樺太と北海道はつながっていたようでございます。そういった3万年以上前の遺跡について、お伺いをいたします。そして市内には、旧石器時代の遺跡はまず何か所あるのか、お伺いをいたします。 285 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 286 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。市内においては、発掘により旧石器時代の遺物が発見された遺跡は、半田原遺跡のほか、宮平遺跡、二子塚遺跡、田島遺跡、猫松遺跡の4か所で、合計5か所でございます。 287 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 288 ◯15番(関口忠男君) 旧石器時代の遺物が出土した遺跡が5か所あるということでございますが、石岡は、古い時代から先人の営みが現在まで脈々と続いているところだと、実感したところでございます。  それでは、半田原遺跡についてお伺いしますが、どのようなものが発見され、発見されたものはどこに展示されているのかをお伺いいたします。 289 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 290 ◯教育部長(豊崎康弘君) 半田原遺跡は、平成7年から平成8年にかけまして、県の教育財団により発掘調査が実施された遺跡でございます。発掘調査では、旧石器時代から中世まで、あらゆる時代の遺物や遺構が発見されております。特に旧石器時代の遺物は、ナイフ形石器、ハンマー、台石などの石器類のほか、多量の剥片、剥がれた片でございますが、出土しております。遺物の総数は1,800点にも及び、一部は、中央公民館の一画にございます郷土資料コーナーに展示をしているところでございます。  以上です。 291 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 292 ◯15番(関口忠男君) 半田原遺跡から、石器など非常に多くのものが発見され、一部は中央公民館に展示されているということで、理解をしたところでございます。  半田原遺跡についてお聞きはしましたが、石岡は、旧石器時代から縄文、弥生時代と、多くの遺跡があると思います。そこでお聞きしますが、石岡では、年間何件ぐらい開発などの理由で遺跡の発掘調査が行われ、出土品はどんなものがあるのか、お伺いをいたします。 293 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 294 ◯教育部長(豊崎康弘君) 道路の建設のほか、住宅の建設などの理由により、市が主体となって発掘を行い調査した件数は、平成30年度の実績でお答えいたしますと、年間64件でございます。この調査により出土した遺物は、土器や石器、瓦など大小さまざまであり、年間を通じますと、その量は莫大な数となってございます。  以上です。 295 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 296 ◯15番(関口忠男君) 年間64件ということですが、こうした発掘調査によって、石器、土器、さまざまなものが発見され、その多くは文化財管理センターで保管されていると、ふるさと歴史館や農村資料館などで展示されているものとも思います。これらの出土した遺物のほか、古文書や民具なども、文化財管理センターにおいて保管されていると思いますが、それらの文化財の保管状況はどのような状況なのか、お伺いをいたします。 297 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 298 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。議員がおっしゃるとおり、発掘により出土した遺物は、元の給食センターを転用しました文化財管理センターに保管しているところでございます。出土した遺物の保管については、洗浄、接合などの整理作業を行った後、専用のコンテナに収納し、保管されているところでございます。また、このほか、市史や町史を編さんした際に収集した資料や、寄贈された古文書については、保存用の封筒や段ボールに収納した上で収納棚に保管しており、また、他市町村の刊行物につきましては、事務用ロッカーの棚に保管をしております。民俗資料につきましては、大きさなどさまざまでございますので、建物内で保管をしている状況でございます。 299 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 300 ◯15番(関口忠男君) 本市は本当に歴史が深いところということで、これまで出土した土器、石器などの埋蔵文化財だけでなく、古文書、民俗資料など、実にさまざまなものが保管されている状況がわかりました。  この文化財管理センターに保管されている資料ですが、私は大変貴重なものであるかと思っております。こういった石岡の財産を、将来、石岡を担う人たちに引き継いでいかなければならないと思っておるところでございます。文化財保護法第3条の一文に、政府及び地方公共団体は、保存が適切に行われるよう法律の趣旨の徹底に努めなければならないと書いてありますが、教育委員会として、文化財を保存し伝えていくことについてどのように考えているのか、お伺いをいたします。 301 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 302 ◯教育部長(豊崎康弘君) 文化財を後世に伝えていくためには、適切に保存・管理されていると同時に、展示・公開を通して活用されることも重要であると考えております。文化財は、史跡や建造物、また古文書など、さまざまであることから、その特性に応じた活用を考えていくことが必要であると考えております。  教育委員会といたしましては、文化財を保存し継承していくためには、多くの方々の理解とご協力が必要になると考えておりますことから、文化財の価値をより多くの方々に知っていただくため、普及・啓発活動を進めているところでございます。これまで、文化財調査報告会や史跡めぐりを実施しておりますので、引き続きこれらの取り組みを通して、文化財の保護保存の重要性について、普及・啓発を行うことが重要であると考えております。  以上です。 303 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 304 ◯15番(関口忠男君) やはり文化財というものは国民共有の財産であり、保護していくことが必要であると思いますので、積極的な普及・啓発活動に取り組んでいただければと思っております。  そこでお伺いをいたしますが、文化財の保管状況でございますが、文化財管理センターは、元の給食センターを再利用しているとの答弁でしたが、文化財を将来に引き継いでいくため、少しでも保管環境のよい場所を確保する必要があると思っております。施設の現状といいますか、環境はどのような状況なのか、お伺いをいたします。 305 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 306 ◯教育部長(豊崎康弘君) 文化財管理センターは、かつて給食センターであった建物を、そのまま再利用している施設でございます。議員ご指摘のとおり、これらの貴重な歴史的資料を将来に引き継ぐためには、適正に保存・管理していくことが必要であると考えております。敷地内には3棟の建物がございますが、いずれも築40年以上経過しているため、劣化が進行しております。資料の保管環境といたしましては、必ずしも好ましい状況ではないと認識しております。  以上です。 307 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 308 ◯15番(関口忠男君) 今の答弁でありますと、文化財管理センターは、文化財の保存環境としてはよくない状況であるとわかっているということで、理解をいたしました。  一方では、石岡には展示施設として、ふるさと歴史館、農村資料館、常陸風土記の丘などがあり、中央公民館の一画にも展示コーナーがあるかと思います。発掘によっていろいろなものが出土しているわけですから、それらを多くの人たちに見てもらえれば、石岡市の歴史の深さや文化財の価値も、多くの人たちに理解してもらえるのではないかと思います。その際に、見学者の利便性を考えていくときに、いろいろな場所にあるよりは、むしろ1か所で見学できたほうが、利便性が高いと思われます。私が思うところでは、文化財の保管環境、展示環境をよくしていくための施設のあり方というものを、そろそろ考える時期が来ているのではないかなと思っております。  そこで、文化財の展示と活用についてお聞きしますが、教育委員会として、施設を集約し、文化財管理センターで保管する多くの文化財も含めて、積極的に展示活用する考えがあるか、お聞きをします。これについては、教育長の考えもお聞かせいただければと思います。 309 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 310 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。教育委員会では、さまざまな文化財を、ふるさと歴史会や農村資料館、また常陸風土記の丘などの施設で展示を行っているところでございます。現在、農村資料館につきましては、八郷総合支所へ集約する施設として準備を進めておりますので、1か所に集約することは難しい状況でございます。  議員ご提案のとおり、文化財管理センターも含めて展示する施設を集約することは、展示品の入れ替えなども容易になり、多くの方々に貴重な文化財を見てもらうことが可能になるだけではなく、石岡市の歴史や文化を情報発信することができるものと考えております。施設の集約につきましては、博物館等個別施設計画にもお示ししたとおり、今後、展示施設と保存管理施設との一体化を視野に入れながら、ふるさと歴史館の機能移転とあわせまして、検討をしてまいりたいと考えてございます。  以上です。 311 ◯議長(池田正文君) 教育長・児島君。 312 ◯教育長(児島裕治君) ご答弁申し上げます。先ほど部長から答弁があったとおり、展示施設を1か所へ集約することは困難な状況でございますが、昨年度策定いたしました博物館等個別施設計画でお示しいたしました考え方に基づいて、施設の集約を検討してまいりたいと考えてございます。  議員よりご提案のありました施設の集約化につきましては、今後、市民会館が閉館されることや、学校の統合再編によりさらに空き校舎が増えていくものと思いますので、市全体の公共施設のあり方や集約化、複合化について協議が進んでいくものと認識をしております。教育委員会といたしましては、これらの状況を踏まえて、文化財行政のあり方や施設のあり方を検討した上で、市と連携を図りながら対応してまいりたいと考えております。  以上でございます。 313 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 314 ◯15番(関口忠男君) 歴史の里いしおかを掲げる石岡ですから、その根幹となる文化財の保存と活用は、しっかりやってほしいと思っております。石岡の一番の売りは、深い歴史、そして多くの文化財だと思います。これを大きくPRするために、施設をしっかりして、これを拠点に石岡の歴史を広く情報発信すれば、市外からも人が呼び込めると思いますし、インバウンド効果も期待できるのではないかと思っております。さらに、交流人口が増えれば、市全体の観光需要の底上げにもつながっていくのではないかと思います。  そこで、市長にお聞きします。市長としては、石岡の歴史・文化を生かしたまちづくりを、市の発展に向けて進めていくため、文化財の積極的な活用を進めていくための環境整備について、どのようにご認識されているのか、お伺いをいたします。 315 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 316 ◯市長(今泉文彦君) 石岡市の文化財保護、活用についてご答弁申し上げたいと思います。石岡の歴史資源については、ご存じのとおり、古代から近代、現代まで、連綿と続いているというところに特徴があると思います。そういった中で、埋蔵文化財は、ご指摘のとおりきちっと記録・保存していくということが大事なことの一つでありますけど、その活用に向けては、まずリスト化が必要になっているかと思います。どういったものがあるかという一連のリストをつくって、活用に向けてそのリストを生かしていくということ。公共施設のあり方についても、文化財をどう生かしていくか、保存・活用に向けた環境整備というものを考えなくてはならないと思いますけれども、市と教育委員会の連携をとって、財政状況を踏まえ、公共施設のあり方を整理した上で、積極的な取り組みを図ってまいりたいと思っています。  以上です。 317 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 318 ◯15番(関口忠男君) 市長は、歴史や文化に大変見識の深い方だと思っております。石岡は歴史の深いまちでありますので、この歴史や文化を対外的に広く情報発信できる施設を持つことは、石岡にとってもプラスになるのではないかと思っております。市長には、ぜひ教育委員会と一緒に、前向きに取り組んでいただければと思っております。  以上でございます。質問を終わります。 319 ◯議長(池田正文君) 次の質問者に移ります。  9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 320 ◯9番(玉造由美君) 9番、公明党の玉造由美でございます。3項目につきまして、一般質問させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。  初めに、質問項目第1の、国連、国際連合が掲げている持続可能な開発目標であるSDGsについてでございます。  5年前の2015年9月、ニューヨーク国連本部におきまして、国連持続可能な開発サミットが開催され、150を超える加盟国首脳の参加のもと、2030年までの持続可能な開発目標であるSDGsが採択されました。SDGsは、誰一人取り残さないという理念のもとで取り組む、世界共通の目標でございます。また、国連で採択されたSDGsは、2030年までの達成を、途上国のみならず、先進国の政府、民間企業、自治体、個人など、あらゆる方々が関連する取り組みを積極的に進めることを求めています。  私たちは、地球に住む1人として、誰一人取り残さない社会を実現するために、17の持続可能な開発目標を学び、また、イベントや行事の中でPRに努め、石岡市、地域、企業、個人の一人一人がトータルで、総合力で、実現に向け前進すべきと思います。以上のことから、あと10年で2030年を迎える本年、石岡市としても、市民の一人一人が認識も新たにして進めるべき事柄でございます。  そこで、1、SDGsについての本市の認識と、職員、市民への周知の現状を伺います。 321 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 322 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。SDGsにつきましては、議員ご案内のとおりでございまして、市といたしましても、全庁的にSDGsの活用を意識しつつ、施策を展開してまいりたいと考えております。一例で申し上げますと、本年、第2期計画を策定しているタイミングのまち・ひと・しごと創生でございますけれども、国のほうで、SDGsを原動力とした地方創生の推進というのをその基本方針に掲げておりまして、それに基づきまして、策定を進めているというところでございます。  市民への周知の現状についてでございますが、まだまだ関心は低いのが現状であると認識をしてございます。こちらの17の目標は、市民生活に密着するものでございますので、身近な問題と捉えにくい面があるかとは思いますけれども、こちら、市民の方々に、機会を捉えまして、PRしていきたいと考えております。  以上です。 323 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 324 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。ただいま、まち・ひと・しごと創生で、SDGsを取り入れた計画を策定しているところというようなご答弁ではございましたが、まずは、このSDGsという言葉ですとか、その17項目の目標でありますとか、そのまた一つ一つの細かい目標ですとか、そういったものの職員の研修会等をどのように考えているのか。また、市民への周知という点では、まちづくり出前講座などに、そういったSDGsの学習の場を入れるというようなことも考えるべきではないかと思います。  また、SDGsは17の項目がございまして、大きなパネルなどをつくって市民の方に紹介し、興味を持っていただくということも、他市でも行っております。また、市役所の各課の案内板のところに、SDGsの世界共通のロゴマークなどを入れるというようなこともよろしいかと思いますが、そういった点についてはどのようにお考えか、お伺いをいたします。 325 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 326 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。まず、職員への研修でございますけれども、現在進んでいるお話といたしましては、カードゲーム「2030SDGs」ということを予定しておりまして、なぜSDGsが私たちの世界に必要であり、それがあることによってどんな変化や可能性があるのかを理解するためのカードゲームを通して、その道のりを体験して、本質の理解を促す研修がございます。本年度は、カードゲーム認定ファシリテーターを講師としてお招きして、17の目標に関係する課の主幹から係長級の職員を対象に、実施する予定を持ってございます。  次に、市民への出前講座も含めたセミナー等の開催でございますけれども、他市の状況や事例等の情報収集をしていきますとともに、そういった市民がSDGsについて学び、考える場が提供できるよう、市民向けのセミナー等の開催なども視野に入れて、検討してまいりたいと思います。  そのほか、パネルであるとかロゴマークのご提案がございました。そちらも、いかにして市民に伝える方法として有効かということを考えながら、検討してまいりたいと思います。  以上です。 327 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 328 ◯9番(玉造由美君) これまで、このSDGsにつきましては、そういった言葉こそはなかったものの、そういうよき市民、よき社会というような政策を積み重ねて、今日まで来ていることと思いますが、この後、2030年までのあと10年で17の目標を達成するためには、相当加速して実行していく必要があると思います。それには、多くの市民の皆様のご理解とご協力が不可欠でございます。  そこで、市長にお伺いをいたします。国連の掲げる持続可能な開発目標であるSDGsの誰一人取り残さないという理念について、あと10年で目標達成をするためにどのようにしていくのか、お考えをお伺いいたします。 329 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。
                     〔市長・今泉文彦君登壇〕 330 ◯市長(今泉文彦君) SDGsについての本市の認識と、市民への周知の現状についてお答えいたします。SDGs、つまり持続可能な開発目標でございますが、これは、国連で採択された国際目標であり、我が国においてもさまざまな取り組みが行われております。その概念は、市民生活にも密接に関係するものであり、まちづくりにおいてはもちろん、市民一人一人が理解し、自分事として捉えるべきものであると考えております。今後は、市の施策等にもSDGsの理念を反映させるとともに、市民の皆さんにも積極的に周知を図ってまいりたいと考えています。  以上です。 331 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 332 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。これから、本当に持続可能な開発ということは、生存が持続可能なこの地球を守るということにつながっておりますので、また石岡市といたしましてもそれをしっかりと定着して、皆さんの認識のもとに活動、実行をしてまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  また、SDGsの17項目の中には、ナンバー12に「つくる責任つかう責任」と題して、持続可能な消費と生活のパターンを確保するとあり、その3に、2030年までに、小売・消費レベルにおける世界全体の1人当たりの食料の廃棄を半減させる、また、収穫後損失などの生産・流通・製造における商品ロスを減少させるとあります。  日本ではどれだけ食料を無駄に廃棄しているか。毎年約600万トンの食べ物が、食べられるのに捨てられている。その内訳は、事業系で約350万トン、規格外や返品、売れ残りで廃棄され、家庭からは約290万トンが、食べ忘れ、食べ残しなどで廃棄されているとの推計が出ています。この約600万トンの廃棄量は、世界全体の食糧援助量の約2倍に相当しているということでございます。また、4人家族の家庭では、毎年6万円相当の食品を捨てていると見積もられております。それだけではなく、処分料としても税金が使われています。  それでは、どうしたら食品ロス削減ができるか。まずは買い過ぎない、買ったものは食べ切る、食べ切れないもの、また使用し切れない食品などは早目に活用するなどを徹底すべきと思います。  そこで、食品ロス削減について、本市の認識と取り組みについてお伺いをいたします。 333 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 334 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 食品ロス削減に関する認識と取り組みにつきまして、ご答弁申し上げます。初めに、食品ロスでございますが、環境省によりますと、本来食べられるにもかかわらず捨てられてしまう食べ物のことを、食品ロスと呼んでございます。茨城県では、料理の食べ残しなど捨てられてしまう食品ロス削減に協力いただける飲食店等を募集しており、宴会時の食べ残しを減らすため、最初の30分間と終了前10分間は自分の席で料理を楽しみましょうと呼びかけて食品ロスを削減する3010運動の取り組みや、持ち帰りパックの提供などが行われており、当市内の飲食店等も参加されてございます。当市の対応といたしましては、忘年会や新年会の時期に合わせまして、ホームページで3010運動の啓発・広報を行うなどの取り組みを行ったところでございます。  以上でございます。 335 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 336 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。ただいま、石岡市内の企業におきましても、3010運動を実行している企業もあるということで、茨城県としてもそういった企業を募集しているという取り組みというご答弁がありましたが、また、そういった取り組みを石岡全体でできるように、石岡市としても力を入れていただきたいと思いますし、各家庭に眠っているそういった食品の中でも、賞味期限が2か月以上あり常温保存が可能な缶詰、インスタント食品、レトルト食品、乾麺、米、調味料などを収集して、そういったまだ食べられる食品につきまして、社会的な支援をしてはいかがか、お伺いをいたします。 337 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 338 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 食品ロスについての市の取り組みにつきまして、ご答弁させていただきます。食品ロスにつきましては、市民や事業者が一丸となって取り組んでいく必要がございます。当市といたしましても、市報、ホームページのほか、あらゆる機会を捉えまして、食品ロスに向けた啓発に取り組んでまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 339 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 340 ◯9番(玉造由美君) ただいま、取り組んでまいりますというようなご答弁でございましたが、そういった賞味期限が長いもの、また常温保存が可能なものにつきましては、フードバンクを活用して必要な人に支援をするというような、きずなBOXというものがございますが、石岡市の対応をお伺いいたします。 341 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 342 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) きずなBOXにつきましてご答弁申し上げます。所管は社会福祉課になりますが、フードバンク茨城と連携し、きずなBOXと称しまして、食品収集箱を庁舎内に設置してございます。ご家庭で余っている食品を募っているところでございますが、主なものといたしまして、缶詰、お米、レトルト食品、インスタント麺、うどん、そば、パスタ等の乾麺、その他いただき物、買い過ぎてしまったなど、ご家庭に眠っている食品などを募ってございます。  以上でございます。 343 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 344 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。ただいま、きずなBOXを設置していますというようなご答弁がございましたが、設置場所につきましてはどこに設置してあるのか、お伺いをいたします。 345 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 346 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。本庁舎1階の社会福祉課前に、3月2日から設置をしてございます。  以上でございます。 347 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 348 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。ただいま、本庁舎の1階に設置してあるとのことでございますが、この設置場所につきましては、八郷総合支所のほうにも設置していただければと思います。  この、フードバンクのきずなBOXでございますが、そういったものの、これからの取り組みになると思いますけれども、どのような活用がされてゆくのか、お伺いをいたします。 349 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 350 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。こちらのきずなBOXでございますが、NPO法人フードバンク茨城が主体となって設置しておるものでございます。そちらの法人と協力しながら、連携しながら、今後、支所についても協議をしてまいりたいと思っております。活用方法といたしましては、生活困窮世帯の自立支援対応の一環として活用、それから、物にもよると思いますけれども、児童養護施設や社会福祉施設への食の支援、そういうことが考えられると思っております。  以上でございます。 351 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 352 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございました。この3月2日から設置することができましたきずなBOXでございますが、食品ロス削減については大変いい取り組みであると思いますので、活用のほうもしっかりとやっていっていただきたいと思います。  八郷総合支所のほうの設置についてをお伺いいたします。 353 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 354 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) こちらにつきましても、主体となっております法人と、設置場所につきましては協議をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 355 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 356 ◯9番(玉造由美君) 続いて、石岡市内の企業の取り組みの掌握について。ただいまは、飲食店などの3010運動というご答弁もございましたが、市内企業の取り組みの掌握について、お伺いをいたします。 357 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 358 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 市内の企業の取り組みの掌握につきましてご答弁申し上げます。茨城県において、食品ロス削減に協力いただける飲食店などを募集しておりまして、「いばらき食べきり協力店」の登録を行っています。令和2年2月1日現在ですが、当市の協力店は、13店舗が登録をしておりまして、持ち帰りのパックの提供や、ハーフサイズメニューの提供などが行われています。  以上でございます。 359 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 360 ◯9番(玉造由美君) 石岡市内におきましても、この食品ロス削減について、そういった取り組みを全店舗でできるよう、努力していただきたいと思います。  続いて、市民への周知ということについてでございますが、お伺いをいたします。 361 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 362 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 市民への周知につきましてご答弁申し上げます。当市につきましては、3010運動を、忘年会や新年会の時期にあわせホームページで広報しておりますが、各家庭においても、賞味期限や消費期限が過ぎても直ちに食べられなくなるわけではないことの理解促進や、買い物前の冷蔵庫チェックなどを行っていただくよう啓発に努めるほか、飲食店においては、仕入れ等の工夫、適量の提供や、3010運動などの啓発に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 363 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 364 ◯9番(玉造由美君) そういった食品ロス削減についての取り組みを、石岡市全体で取り組んでいけるよう、よろしくお願いをいたします。  続いて、国連で採択された持続可能な開発目標であるSDGsを学習することによって、地球上に築いたこの人間の社会を、遠い未来までも持続可能にするために何をしたらよいか、どんな行動が必要かが、学習することによって明確になっていきます。持続可能な開発を実現するために発想し行動できる人材を育成する教育や、真のジェンダー教育、グローバル市民教育、多文化教育など、平和教育などもありますが、何のために学ぶのかを石岡市の教育に盛り込んでいただきたいと思いますが、そのお考えについてお伺いをいたします。 365 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 366 ◯教育部長(豊崎康弘君) 私からは、SDGs達成に向けた学習につきまして、ご答弁申し上げます。SDGs達成年限である2030年には、現在の中学3年生は24歳から5歳となり、社会人として活躍が期待される年代となります。将来的に持続可能な世界を実現するために、まさに今、小中学校の学びを通して、自分たちのできることは何か、自分たちがなすべきことは何かを考えさせ、実践につなげていくことが重要と考えてございます。  SDGsそのものを取り上げている学校は少ないのですが、取り組みの具体的な例としまして、理科では気候変動や地球温暖化等の環境問題、社会科では世界の食料自給率や開発途上国について、道徳では国際親善やLGBT、総合的な学習の時間では福祉や災害への備えなど、さまざまなものが挙げられます。令和2年4月より、小学校において新学習指導要領が完全実施となります。各教科領域の学習を通じて、主体的、対話的で深い学びの実現を目指すことはもちろんですが、世界の出来事をグローバルな視点から捉えるとともに、自分の足元から行動を起こせる子どもたちを育成することを求められていると思っております。  以上です。 367 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 368 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。ただいまの答弁で、ただいま取り組んでいる理科、社会、道徳、そういった科目の中にSDGsの理念が入っているわけですけれども、そういったものも、何のために学ぶかということをわからないで学んでいるというようなことですと、なかなか目標達成ができませんので、そういったところでもしっかりとSDGsを学習して、持続可能な開発を実現するということで、一人一人がそういったことを発想し行動できる、そういう人材を育成していってもらいたいと思います。  これまでにも取り組んできた内容ではございますが、まだまだこれからの取り組みで変わっていくと感じますので、また、職員の皆様ですとかがまず……、先生方ですとか、またしっかりと、どういうふうにしたら子どもたちにこのSDGsが伝わるのかということを、研修などを受けながら取り組んでいってもらいたいと考えます。  最後に、教育長のお考えをお伺いいたします。 369 ◯議長(池田正文君) 教育長・児島君。 370 ◯教育長(児島裕治君) ご答弁申し上げます。SDGsとは、誰一人取り残さない、持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現を目指すものでございます。この「誰一人取り残さない」というキーワードは、学校現場におきましても、教育に携わる全ての教職員が胸に刻んでおかなければならない言葉だと捉えております。私は教育長として常々、誰も1人にしない、誰も見捨てない、誰の学ぶ機会も奪わない、こういったことを基本理念として本市学校教育を推進し、その向上に努めてまいりたいと考えております。  先ほどの部長答弁にもありましたとおり、小中学校の学習指導においては、これまでも理科や社会科、総合的な学習の時間、特別活動、道徳等の中で、環境保全や世界の食糧事情、貧困や開発、また平和や男女の平等、福祉、防災等、SDGsにかかわる内容について、児童生徒が主体的、協働的に考え、学ぶ時間を設定してきたところでございます。今後は、それらの学習に持続可能な視点を加えるとともに、関連付け、統合を図っていくことによって、よりよい未来を志向する子どもたちの育成につなげてまいります。  以上でございます。 371 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 372 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。  続いて、障害者差別解消法についてでございますが、2016年4月施行の障害者差別解消法にのっとり、社会全体が変革されてきております。車椅子のまま利用できる多目的トイレの設置ですとか段差の解消、また手話や筆談の対応もスムーズにできるようになり、また障害者マークの表示ですとかも必ずついている。また、思いやり駐車場の設置、そして、雇用の面、教育、スポーツの面などで、障がいがある方や、また高齢の方でも、誰もが暮らしやすい共生社会創出を目指して進んでおります。さらに、体に障がいがある方に対しては個別の調整や変更をして、障がいや困難さを取り除く合理的配慮を行うことを通じて、共生社会の実現を目指しています。  障がいのあるなしにかかわらず、全ての命は同じように大切であり、かけがえのないものでございます。一人一人の命の重さは、障がいのあるなしによっても少しも変わることはありません。このような当たり前の価値観を社会全体で共有していくこと、心のバリアフリーを築くことが、大変重要なことだと思います。  そこで、本市の認識と取り組みの現状について、お伺いいたします。 373 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 374 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。障害者差別解消法は、全ての国民が、障がいの有無によって分け隔てられることがなく、人格と個性をお互いに尊重しながら、ともに生きる社会の実現のため、平成28年4月1日に施行されております。この法律の施行を受け、本市といたしましては、障害を理由とする差別の解消の推進に関する職員対応要領、及び障害者差別解消法ガイドラインを制定しております。さらに、職員対応要領を推進するため、障害者差別解消研修を人事研修に位置付け、実施しております。また、本年度、令和元年12月の障害者週間におきましては、障がい者と市民の相互理解を深める取り組みといたしまして、障がいのある方が作成しました美術作品展示を、本庁のメロディアスホールで実施してございます。  以上でございます。 375 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 376 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。ただいま、石岡市の職員におきましても、その障害者差別解消法に基づいた対応要領をつくり、また研修を行っているということでございますが、やはり障がい者、あるいは高齢者の外出や苦労を身をもって学び、また知る、そういった機会を増やしていくことも、相互理解のためには重要なことだと思います。  (2)番の、そういった相互理解を深める取り組みとして、車椅子利用者や目の不自由な方と一緒に、石岡駅の検証であるとか、また町なかの検証をするといった取り組みの実施についてのお考えを、お伺いいたします。 377 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 378 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 町を検証する取り組みについてご答弁申し上げます。こちらについては他市の事例ではございますが、つくば市におきましては、障がい者団体や市民団体と、平成29年11月にまちを歩き、店舗や道路の状況等を調査してございます。本市といたしましては、このような先進地の事例について調査研究を行い、各種障がい者団体とまちを検証する取り組みの実施について、協議してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 379 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 380 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。他市の事例をもとに検討していただけるということで、町なかの歩行者天国になったときなども、そういった検証をするのにいい機会ではないかと考えますので、実施のほど、よろしくお願い申し上げます。  また、石岡市には茨城県特別支援学校がございますので、その学校との交流については大変重要なことであると思いますので、相互理解の取り組みとして、交流についての考えをお伺いいたします。 381 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 382 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 石岡特別支援学校との交流についてご答弁申し上げます。石岡特別支援学校が開校して1年が経過しようとしておりますが、本年度は学校の日程の都合上、参加はかないませんでしたけれども、例年行っております石岡市障害者スポーツ大会への参加について、呼びかけを行っております。また、高等部卒業後に向け、障がい福祉サービス、年金、就労等についての説明に職員が出向いておりまして、生徒、それから指導者の先生とも、相談などが気軽にできるような環境づくりに努めている状況がございます。  以上でございます。 383 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕
    384 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。そういった特別支援学校とのスポーツを通しての交流も大変重要なことだと思いますので、よろしくお願い申し上げます。  質問項目の3でございますが、石岡市所有の美術品の活用についてお伺いをいたします。  市民からの寄贈等による市所有美術品の数と保管の現状について、お伺いをいたします。 385 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 386 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。現在、市及び教育委員会では、令和元年9月末現在で230点の美術品を所蔵しております。内訳といたしましては、絵画が130点、彫刻が44点、工芸美術が30点、書が26点でございます。所蔵しております美術品の多くは作者の方から寄贈していただいたもので、寄贈を受けた所管課や出先施設、小中学校で管理している状況でございます。寄贈された美術品の一部は、現在、庁舎のホールや廊下、出先施設のロビー、また小中学校の校長室や玄関等に展示されているものでございます。なお、教育委員会で管理する美術品につきましては、色あせ等による劣化を防ぐため、日光の当たらない暗い場所に保管されております。  以上です。 387 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 388 ◯9番(玉造由美君) ただいま、各所管あるいは出先施設、各小中学校で、寄贈されたものを管理しているというようなご答弁でございますが、今後、学校でありますと、統合あるいは廃止になる施設などもあるかと思いますが、そういったときに美術品の移動が行われるわけですけれども、その混乱で紛失するというようなことがないように管理をしてもらいたいと思いますが、その点についてのお考えをお伺いいたします。 389 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 390 ◯教育部長(豊崎康弘君) 市または教育委員会の所蔵となっている、大変ありがたい寄贈を受けたものでございますので、紛失等には十分配慮したいと、ないように配慮したいと思っております。  以上です。 391 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 392 ◯9番(玉造由美君) 次に、展示などを含む活用の取り組みをお伺いいたします。 393 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 394 ◯教育部長(豊崎康弘君) 美術品の展示などの活用についてでございますが、先ほど答弁申し上げましたように、美術品の一部は、各施設において常時展示されているものでございます。そのほか教育委員会としましては、平成28年度と29年度に、八郷総合支所の郷の風におきまして石岡市所蔵美術展を開催しております。平成28年度には、小林巣居人、熊岡美彦ほかふるさとの作家たちをテーマに、絵画、彫刻、工芸美術、書の17点の美術を展示しました。平成29年度には、ふるさとの風景である筑波山や霞ヶ浦をテーマとして作品を選び、20点の美術品を展示したところでございます。 395 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 396 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。2年間続けて、市所有の美術品の展示を行ったというようなことでございますが、これまでの展示などはどのような期間といいますか、行ってきたのか、お伺いをいたします。 397 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 398 ◯教育部長(豊崎康弘君) ちょっと手元に、期間については資料がございませんが、通常、企画展ですと2週間から3週間ということで行っております。 399 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 400 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。平成28年と平成29年に1回ずつ2回行ったということでございますが、その以前の市所有美術品の展示とかは何年前に行われた……。今回は2年あいていますけれども、過去に行われた展示をお伺いいたします。 401 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 402 ◯教育部長(豊崎康弘君) 私が承知してるのは28年度、29年度でございまして、それ以前については、後で答弁させていただきたいと思います。 403 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 404 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。合計で230点の美術品があるということでございますが、各施設に飾ってあるものもございますので、展示をするといいましても、そういったものを外して持ってくるというわけにはまいりませんので、今後、それでもまだまだ展示されていない、展示されたことのない美術品などが所蔵されていると思いますので、その展示について、これからの展示についてのお考えをお伺いいたします。 405 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 406 ◯教育部長(豊崎康弘君) 芸術文化の振興を図る上で、多くの方に、市や教育委員会が所蔵する美術品を鑑賞していただくことは、大変重要であると考えております。議員よりご提案のありました美術品の活用につきましては、今後も、展示のテーマなどを工夫しまして、行事や期間等を見計らいながら、展示の機会をつくってまいりたいと考えております。  以上です。 407 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 408 ◯9番(玉造由美君) そういった寄贈された本市所有の美術品でございますので、市民の皆様に、3年に一度ですとか、そういった期間で、こういった美術品がありますということで展示のほうを、これからも考えていっていただきたいと思いますので、また、28年、29年と展示されたということですので、30年……、今年は令和2年になりますので、展示されていないものの展示などを、今年、来年あたりで行って、また八郷総合支所の郷の風におきましても、八郷総合支所のほうもいろいろと新しい活用が始まるわけですので、そういった機会に、そういう石岡市所有の美術品の展示を行っていただきたいと思いますので、お考えをお伺いいたします。 409 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 410 ◯教育部長(豊崎康弘君) 議員ご指摘の八郷総合支所の2階につきましては、農村資料館や図書館等が設置される予定になっております。来場した方があわせて見学できるように、展示会というものを担当課のほうで、先ほども言いましたがテーマ等を決めて、開催できればと思っております。  以上です。 411 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 412 ◯9番(玉造由美君) 以上で私の一般質問を終わりにいたします。ありがとうございました。 413 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。午後1時30分から会議を開きます。                   午後 0時37分休憩            ───────────────────────                   午後 1時30分再開 414 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  教育部長・豊崎君から、先ほどの9番・玉造由美君の一般質問中の答弁について発言を求められておりますので、これを許します。  教育部長・豊崎君。 415 ◯教育部長(豊崎康弘君) 先ほど、答弁のほうで保留にしました2件についてご答弁申し上げます。  まず、平成28年度石岡市所蔵美術展、八郷総合支所郷の風で行いましたが、期間ですが、平成28年10月24日から30日までということで、1週間ということでございます。同じく29年度ですが、平成30年1月22日から28日ということで、これも1週間ということで、先ほど2週間から3週間と述べましたが、訂正させていただきます。  それから、28年度以前の美術展でございますが、石岡市所蔵美術展ライオンズクラブ寄贈ということで、平成9年6月8日から14日、1週間、香丸資料館の2階ギャラリーで実施しております。作品は、絵画、彫刻、工芸美術品、書ということで、11点を展示した経緯がございます。  以上です。 416 ◯議長(池田正文君) 次の質問者に移ります。  5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 417 ◯5番(川井幸一君) 5番・川井幸一です。どうぞよろしくお願いいたします。今回、フラワーパークを拠点とした観光対策についてということで、お話しさせていただきます。川井幸一、午後一ということで、一並びということで、大分、何か縁起がいいような感じがいたしますけれども、皆さんはどう感じるかわかりませんけれども、今回の定例会におきまして、議長より質問はスピーディーにという中で、そこを十分に頭に入れながら質問してまいりますが、少しだけ前置きさせていただきますと、今回のこのテーマの中で、フラワーパークについて出てくるわけでありますけれども、ここ数日、ニュースや新聞等を含めまして報道等で、大分皆さんの認識は深まっているところではありますけれども、やはりここは確認と、また市民の皆さんへの周知ということも含めまして、重なる部分も多いかと思いますけれども、質問させていただきます。  今回のテーマでありますフラワーパークを拠点とした観光対策についてでありますけれども、本当にフラワーパークからトンネルに抜けてというあの街道を、私もよく通らせていただいております。このごろ、すれ違う車に対しての交通量というよりも、どういったナンバー、どの辺から来ている方が多いのかなということで、前を見るよりも、何か相手のナンバーが気になるぐらいの感じで通りすがる車を見ていますと、本当に他県もありますし、最も多いのはつくば市のナンバーが多いなと思いながら見ております。こういった他市や他県から来る方々が、何とかこの石岡市に立ち寄っていただけないかという思いもありますし、そういった意味での提言と質問ということでさせていただきます。  現在、茨城県フラワーパークは、リニューアルに向けまして、ハード及びソフトの両面で検討・整備が進められていると思います。朝日トンネルが抜け、常磐道からのアクセスもよくなりまして、首都圏からの観光客も大分増えていると聞いております。またこの周辺地域は、皆さんご存じのように、イチゴを含めまして柿などの果物が、1年を通して豊富なところでもあります。さらにはやさと温泉ゆりの郷がありまして、連日、多くの方でにぎわっております。そして、間もなく地元からウイスキーが醸造されるといった、申し分のない観光の要素が整ってきたと感じております。  そこで、フラワーパークの改修、そして周辺整備、今まで私が何度か質問をしてまいりましたことも含めまして、現在どのような検討がなされ、そしてまたどのように進んでいるのか、質問してまいります。  1点目でございます。県が主体となって進めておりますフラワーパークのリニューアルについての内容、ハード面、全体が大きく変わるような話を聞いております。その内容及びスケジュールについて、まずは伺います。  2点目は、市長はこれまで道の駅について、舟塚山古墳付近の里の駅でありますとか、フラワーパーク付近の里の駅といった構想を打ち出してまいりました。平成30年の第1回定例会におきまして、特に里の駅、八郷の方面につくるという構想のあります里の駅について、どのような考えを持っているかということを伺っております。その当時は調査費が予算として計上されまして、当時の経済部長は、地域の特性を感じることができる交流拠点として、八郷地区における道の駅的な機能を持つ施設の設置について、立地条件、機能、集客性の観点から、今現在調査しているというご答弁をされております。また、別の定例会においては、先輩議員の質問に対して、里の駅の調査を行い、フラワーパークのリニューアルにあわせて整備をしてはどうかという質問に対しまして、フラワーパーク付近への整備は効果的であるといった答弁もされております。しかしながら、一向にその後の具体的な動きが見えませんので、まずお伺いいたします。  里の駅の可能性調査の結果について、これまでどのように進め、また現在どのように取り組んでいるのか、お伺いいたします。  3点目です。これは、これまで多くの先輩議員も含めて、議員の皆さんが質問を重ねてまいりました、国民宿舎についてであります。これも、報道等で大分中身も出されているところではありますけれども、ここの部分についても、これまでどのような検討をし、新しい施設はどのような施設を想定しておるのか、詳しくお知らせいただきたいと思います。  4点目は、先ほども出てまいりましたは地元民間の醸造元が、八郷初のウイスキー工場をつくるという話を聞いております。この施設は、一気にこの地域のいわゆるグレードを高めていくのではないかと、大きな期待をしております。そこで、この施設の概要、見学も可能な施設と報道もされております。また、地元雇用や地元の原料も使うようなことも聞いております。それらについての執行部での知り得る情報があれば、お願いいたします。 418 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 419 ◯経済部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。初めに、フラワーパークのリニューアルについてでございます。新たなコンセプトを「見るから感じる」フラワーパークへとしまして、現在、県により工事が進められてございます。これまでの「見る」に重点を置いた施設に、香る、味わうという五感を感じる要素を加えまして、バラを中心とした四季折々の花々でボリューム感とインパクトのあるエリア、それと、石岡の有機野菜や県産食材を花に囲まれながらゆっくり楽しんでいただけるエリアなど、園内に来場者の体感をつくり出す仕掛けを盛り込む予定となってございます。工事期間でございますが、本年度及び2年度の2か年となりまして、事業費は約20億円となってございます。なお、リニューアルオープンの時期でございますが、令和3年の4月下旬を目指しているという予定になってございます。  次に、里の駅でございますが、平成30年度に里の駅可能性調査を実施してございます。先ほど議員がおっしゃったとおりでございまして、この調査におきましては、地域の特性を感じることができる観光交流拠点として、道の駅的な機能を有した施設の設置候補地を抽出いたしまして、各候補地に設置する場合のメリット及びデメリットを比較検討してございます。5地点を調査したわけでございますが、その中で、フラワーパーク施設がトイレや直売場、また情報発信機能の一部を有しているということで、道の駅的な機能が整備されているということでございまして、また近隣にはゆりの郷ですとか果樹団地、さらには、オープンを予定するウイスキー工場などの観光施設と連携できるという観点から、最有力候補地となっているわけでございます。  しかしながら、現在、上曽トンネル工事が着工してございまして、開通することによりまして、今後、人の流れですとか周囲の環境変化なども考えられますことから、さらなる検討を行ってまいりたいと考えている状況でございます。  次に、国民宿舎つくばねの問題でございますが、施設の老朽化や、宿泊施設が現代のニーズにマッチしないということから、利用者が年々減少する状況にございました。そういった中で、平成27年度に策定をしているわけでございますが、滞在型観光施設整備基本計画をベースに、今年度、新たな滞在型観光施設整備に向けまして、一般社団法人地方自治研究機構との共同研究を進めてまいったわけでございます。済みません、一般財団法人です。申しわけございませんでした。  その中で、フラワーパークがリニューアルをされる中で、ふれあいの森は、周辺観光の拠点として最も適した場所であるという報告がされているところでございます。また、ふれあいの森につきましては、フラワーパークの大規模リニューアルに合わせまして、開園後初となる大規模リニューアルを計画してございます。前にも、委員会でもご案内したとおりでございます。このリニューアルに当たりましては、検討協議を重ねる中で、フラワーパーク及びふれあいの森の魅力を存分に感じでもらうためには、長時間の滞在を可能とする宿泊施設が必要ではないかという方向性が、確認をされたところでございます。  このような中で、昨今の台風や大雨等の異常気象によりまして、国民宿舎つくばね施設の老朽化が急激に進みまして、迅速な対応を余儀なくされていますことから、これにかわる宿泊施設を含めた滞在型観光施設としまして、ふれあいの森のリニューアルを図ってまいりたいと考えているわけでございます。  なお、新たな宿泊施設でございますが、当市の豊かな自然と地域に根差した里山文化を体験できる施設としまして、大パノラマや星空を楽しめるデッキなどを備えた宿泊施設のほか、グランピングサイトなどの整備も予定しているところでございます。また、さまざまな森を体験できる仕掛けをつくることで、フラワーパークと往来をしながら、一日中楽しめる施設を目指してまいりたいというふうにも考えてございます。  最後に、ウイスキー工場についてでございます。私どもで知り得る情報ということでございますが、こちらの工場でございますが、那珂市に本社のある木内酒造が八郷蒸留所として整備しているものでございまして、敷地面積が約4,323平米、貯留棟が約1,000平米の施設になってございます。年間12万リットルのウイスキーの製造を見込んでいるということでございまして、その原料となる大麦は200トンということでございますが、このうち約40%に当たる80トンを、本市の生産者に委託していきたいという検討をしているということでございます。また、市内で栽培されている米ですとか梅、それと柿といった農産物を用いましたウイスキーリキュールの製造にも、挑戦をしていきたいというお話も伺ってございます。施設には、また見学コースも用意されるということでございまして、当市の新たな観光の魅力として、また雇用の創出と地場産農産物の新たな消費先としまして、期待を寄せているところでございます。  以上でございます。 420 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 421 ◯5番(川井幸一君) ただいまのご説明によりまして、最後にご説明いただきましたウイスキー工場等におきましては、地元の農家といたしましては、大分楽しみな部分が感じられます。  そしてまた、先週の市長と知事とによります合同記者会見の資料の中から、新しいフラワーパークの全体的なイメージが出てきております。私もフラワーパークは、前を通るたびに、大きな大温室ですか、解体する姿を見ながら、一体この新しく変わっていくフラワーパークは今後どうなっていくのかなと、期待と不安とを入り交えながら見ております。これは、私も含めまして、一般の市民の方々も感じ方は同じかと思います。どのように変わるのか、また、市報や市のホームページ等で発信していただければ、いつも言われることではありますけれども、市民も納得し、よくわかるのではないかと思いますので、ぜひその辺も、今後もよろしくお願いいたします。  また、前にもお話ししましたが、茨城空港に台湾便が就航するなど、海外からの観光客を当市としてもぜひ獲得し、地元に言ってみればお金を落としていただくためにも、早目早目の情報発信が重要だと感じております。現在は、皆さんもご存じのように大変コロナウイルスの影響もありまして、そういった部分ではありませんけれども、外国人も、このコロナウイルスが終息した折には、ツアーを組んで多くの方に来てもらうためにも、市の情報発信は重要だと感じております。  特に報道等でもありました茨城空港から東京へのワンコインバスですね、今まで県が、いわゆる県税を使いながら、空港から東京まではワンコインで行けました。その制度もなくしまして、当市にとっても、これは空港を使っていただけるお客さんが、ぜひ県内に足を運んでくれるだろうということで、絶好のチャンスと捉えています。絶好のチャンスになるのではと考えております。そう考えておりまして、ぜひこの部分では、今後多くの観光客を取り入れる施策、方法を取り組んでいっていただきたいと思います。  この中で、お話のあったふれあいの森ですけれども、フラワーパークと一体的に整備するということで、市としてどのような相乗効果を想定されているのかをお伺いいたします。  そして、次には、里の駅について、私も何度か質問させていただいているところです。私は、可能性調査を、今、部長からの説明の中で、やったことはよくわかりましたが、結局のところ、なかなか結論めいた部分ということが見えません。調査をしましたけれども、場所の設定や、よい位置を調べ、その中で、フラワーパークがトイレや情報発信機能など道の駅的な機能をほとんど有しているという部分はよくわかったんですけれども、なかなかこの道の駅の部分というのは難しいのかなと感じております。  ただ、私が伝えたいのは、近隣市で道の駅が増えてきた中で、ただやみくもに里の駅をつくれ、やったらどうだと言っているわけではありません。以前にも話しました。朝日トンネルが抜けまして、市の観光の目玉であります果樹、特にトンネルを抜けた先にあるイチゴ団地は、トンネルによって、特につくば方面からのお客様が非常に増えて、開通前と比べまして3倍強のお客さんが来ると聞いております。その中で私が心配するのは、もう数年後に迫っております後継者不足、やはりその中での技術の継承であります。  お客さんが3倍増えたというのは、何もトンネルが抜けたからだけではない。結局、そこで食べたおいしいイチゴ、甘くておいしかった、また次も来ようと、次の年も来ようと思って来ていただけるものではないでしょうか。そういったイチゴをつくる技術が、高齢化によって、今なくなろうとしております。これは本当に数年後、3年後、5年後には、また数件の農家が減ってくるのは、もう先が大分見えております。お客さんは、先ほどお話ししましたように3倍も増えている。でも、農家には後継者がいないんです。  どうして後継者がなかなか育たないのかというのが、農業全般に関する非常に悩みでありますけれども、やはり農業というのは、年間を通して休みもありません。厳しい、大変な仕事であります。そしてまた、あまりもうからないというようなイメージが、後継者が育たない理由なのかなと、私も農業をやっている者として感じております。  それを払拭して農業をやってみたいと思うのには、売り先の確保も必要ですし、来たお客様に満足してもらうのにはどうしたらいいのかと考えると、辻のイチゴ団地に、やはりしっかりした建物、里の駅をつくることによって、周辺が栄えまして、イチゴ農家も潤う、そしてまたそこに後継者が育つというようなつながりが出てくるんじゃないかと、そう思っています。そして、地場産業の技術の継承につながるのではないかという思いが、あるからであります。  部長の答弁では、フラワーパーク周辺とありましたけれども、私なりの考えで考えますと、私は、トンネルを抜けて一番最初にやはり目につくのが、このイチゴ団地周辺でありますので、私はここが一番適材ではないかと思っております。辻イチゴを中心とした里の駅、特色のある里の駅でなければならないと思っております。この特色ある里の駅が仮にできますれば、イチゴ農家も増えますし、交流人口も増えると。その結果、後継者もできて、その中に、やめていく方々の高度な技術の継承もできるのではないかと考えております。  今、当市では、農家の後継者不足、技術の継承についてどのようにお感じになっているのか、取り組んでいるのかということを、まず伺います。  そして、次には、国民宿舎にかわる新しい宿泊施設、大パノラマや星空が鑑賞できるデッキやグランピングなどができると、今の説明でわかりました。フラワーパークには地元の食材を出すレストランもできておりますし、この施設と一体になってサービスの提供をすれば、宿泊者には大分楽しんでいただけるんだろうと感じております。特に近くにウイスキー工場ができる中で、宿泊施設があれば、今言った車で来た方も試飲もできますし、新しいイメージの観光がまたここに広がるということで、ぜひ取り組んでいただきたいと思います。  特にふれあいの里の整備には、多額の予算が必要となります。施設に宿泊される方が、また来たいと思っていただけるような宿泊施設となるとどうなるのか。具体的に何名ぐらい泊まれて、また、非常に興味もあります料金設定などについても伺います。  また、現在の国民宿舎つくばねですけれども、前回の委員会においても少し私も質問しましたところ、閉館後、その後の跡地について、どのような活用を検討しているのか、現在で知り得る情報、報告できる情報を、範囲内でお答えいただければと思っております。  さらに、このウイスキー工場ですけれども、地元産の原料を使っていただけるということで、今もお話ししましたけれども、農家にとっては非常に新たな収入源となって、農家のやる気にもつながってくるのではないかと思います。また、そこに地元の雇用も出てくるのではないかと思われます。出ていく若い世代を引き止めるための対策にもつながるのですから、ぜひたくさんの方を雇用していただけるように、できれば市のほうからも働きかけていただければありがたいと感じます。  3月末から一般公開するということでありますけれども、フラワーパークや新しい宿泊施設のすぐ近くにできるというメリットを生かしたPRを、ぜひやっていただきたい。そして、トンネル効果を生かした誘客に向けて、市としても取り組んでいただきたいと感じます。  こちらについて2回目、部長に答弁を願います。 422 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 423 ◯経済部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。  1点目の、ふれあいの森とフラワーパークを一体的に整備することで、どのような相乗効果を想定しているかというようなご質問でございますが、ふれあいの森とフラワーパークを連動することによりまして、体験価値の向上による集客効果とリピート率のアップ、また滞在時間の延長、それと、客単価アップの相乗効果が得られるものと考えてございます。フラワーパークは、リニューアルオープンした翌年度の令和4年度におきまして、有料入園者25万人を目指すとしてございまして、ふれあいの森におきましても、施設全体の改修とあわせ、宿泊施設の新設によりまして、施設利用者数約5万2,000人、現在の1.6倍ほどですが、こういったものを目指してまいりたいと考えてございます。  それと、2点目でございますが、辻のイチゴ団地の問題でございますが、まず、この果樹団地の技術継承の取り組みというのが、1つにはあるかと思います。朝日トンネルを抜けた先にあるイチゴ団地は、議員おっしゃるとおり、観光資源として大変重要であるというふうに私どもも認識しているわけでございます。その中で、議員からもございましたように、後継者不足の問題というのが一番大きな課題として、今、私ども捉えているところでございまして、このイチゴ農家の技術継承につきましても、今年度、そういった中でも1名の後継者を確保できたというような状況もございまして、地元のイチゴ農家の方々が指導していただけるというような状況にまでなってきてございます。  先ほど議員からもございましたように、辻地区への里の駅の設置ということでございますが、まずは今お話ししましたとおり後継者の問題が一番かと思いますので、またこういった後継者育成に取り組みながら、皆様においしいイチゴを提供できるというようなところで、観光果樹の継続がまずできるようにということで、アグリやさとですとかイチゴ農家とともに、私どもも取り組んでまいりたいと考えてございます。
     3点目でございますが、ふれあいの森整備につきましては、宿泊施設はロッジを10室程度、また、グランピングサイトも10か所程度の整備を予定してございます。そういった中で、宿泊数でございますが、ロッジにおきましては約40名、それと、グランピングサイトにおいても約40名ということで、合計で約80名を想定してございます。  また、宿泊料金でございますが、ほかの先進事例等、またいろいろな角度から調査をしてございますが、そういった中で複数のパターンを試算はしているわけでございます。これは、赤字にならないような計算をしているわけでございますが、ただ、現在のところ、もっと収益性のある施設として運営していかなければならないという観点がございますので、継続して検討してまいりたいと考えてございます。  また、国民宿舎つくばねの跡地の利用ということでございますが、本年度において、先ほども申し上げました地方自治研究機構というところと共同研究をしてございまして、その中で、つくばねオートキャンプ場の拡張などもいいのではないのかというような意見も頂戴してございます。ただし、各方面から、この後もいろいろ意見聴取をさせていただきながら、具体的な活用方策というものを引き続き検討してまいりたいと考えておるわけでございます。  それと、ウイスキー工場の雇用の問題でございますが、こちらも、私どもは既に働きかけをさせていただいておりまして、人数的にはちょっとわからないんですが、将来的に全雇用者数の約半数といいますか、その程度は雇用させていただければというお話を伺ってございます。  以上でございます。 424 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 425 ◯5番(川井幸一君) 部長より大変わかりやすいご答弁をいただきまして、ありがとうございます。お答えの中に、雇用の問題も含めて、このウイスキー工場については大分地元にとって明るい材料が出てきたかなと、今、本当に感じて、喜んでいるところであります。まだまだ未知の部分、未定の部分もありますけれども、やはりこちら、石岡市にとって有利な中での進め方をしていただきたいと思います。  ふれあいの森の施設利用者についても、今、説明があった中で、数値目標等も挙げられておりますので、非常に安心しましたし、ぜひ目標達成に向けまして、積極的に取り組んでいただきたいと思っております。もちろん採算がとれる施設として運営していただくということが、やはりここでの大前提となりますけれども、ぜひ多くの方に来ていただけますよう、また使ってもらえるように、その宿泊費についても、十分に高額にならないような設定をしていただければよいと思いますし、またここの地が、国民宿舎のかわりという部分でつくるという部分であれば、この地域の市民の要望としては、やはりここの地域を集える場所、集まれる場所としても、国民宿舎は非常に便利よく使っていただいたものですから、今のこの計画の中とはちょっと相反した、離れた部分もありますけれども、地元のそういう人たちも集まれるような、そういった部分も含めた施設にできればしていただきたいという要望を1つ加えておきます。  フラワーパークのリニューアルは、県もフラワーパークを観光振興の拠点とするために相当力を入れているという部分は、報道を通しても、またその金額等を聞きましても、非常に強く感じるところであります。多くの方がフラワーパークとふれあいの森を起点として、地元のイチゴ狩り、また柿狩り、ミカン狩りなど、季節の果物狩りを楽しんだり、八郷には、天気の日には、空を見上げますとパラグライダー等もありますし、市長も進めておりますサイクリングの里としての魅力も感じていただけるような地域であります。今お話がありましたウイスキー工場も見学していただいて、ゆっくりゆりの郷で汗を流して、ふれあいの森で夜空を観測して帰るなど、当市の魅力をぜひ堪能していただきたいと思うところであります。  それには、部長に答弁していただきましたが、高齢化の進む果樹団地や地場産業の後継者育成、これは待ったなしの状況であります。ここの、いわゆるトンネルを抜けたイチゴ団地と言われる部分が、私は、この地域の観光発展のためには大きなキーポイントを握っていると感じます。やはりここにおいしいイチゴ求めてくる方々は、またこれからもここにおいしいイチゴを買い求めに来たいと感じております。  その中で、やはり現状の今の軒先ですか、昔ながらの温かい感じがする部分ではありますけれども、果たして今までの形状の販売でいいのかどうかということは大きな疑問もありますし、やはり景観の部分、田舎のきれいな町に来ても、やっぱりそこでおいしいものを1か所で、きれいな建物の中で食べてみたい、ゆっくり過ごしてみたいという部分も買い手としてはあるわけですから、その部分ではぜひこの里の駅に関しては、地元の農家はあまり肯定的じゃないという部分も聞いております。それは、この後継者不足にもつながってくるところでありますけれども、ただ、この今のままでいいというわけではなくて、やはりここの地域は、この地域の観光の目玉と、いや、キーポイントとなるべきところでありますので、そういう部分もぜひ農家に理解していただくという部分、それは、まだまだ今の現状の市政の職員の中では足りないと、私は感じております。  ぜひ職員が、そういう中での理解、農家との理解を求めるのには、やはり人というのは、人と人との……。長いというふうに聞いてますけれども、もうちょっとお待ちください。ぜひ接点を設けて、要するに膝と膝を交えて、やはりざっくばらんに、市のほうからも農家側に話をもっと聞いてもらって、詰めいってもらいたい。今のままでいいわけではない。そこで、農家も疑問に思っていることを、市政も含めて、将来こうなったほうがいいでしょう、こういうことでまたここににぎわいをつくりましょうということは、やはり人と人ですから、心と心、その部分でぜひ訴えていってもらいたい、その部分が、今、私は、市の中では職員の方々はお忙しい中大変でしょうけれども、そこが若干少ないと感じておりますので、農家の意向ばかりでなく、この先のこの部分に対しては、ぜひお骨折りをいただきたいと感じております。これらの取り組みをやっていくことが、今後また市の魅力として本当に息づいていくと、私は思います。  最後となりますけれども、ぜひ今後のフラワーパークのリニューアルと、当市の魅力向上に向けた市の意気込みを、市長、ぜひとも、積極的だとうわさでは聞いておりますので、最後にお答えをいただきたいと思います。よろしくお願いします。 426 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 427 ◯市長(今泉文彦君) 茨城県フラワーパークのリニューアルについてと、その関係の観光振興について、お話し申し上げたいと思います。  まず、フラワーパークを中心とする観光振興ですけれども、その背景には、さらにイチゴ団地の後継者の問題とか、景観で林業の問題とかということが、背景にはいろいろございます。観光を振興するためには、農業も振興しなくてはならない。林業もあります。交通体系もきちっとしていかなくてはならない。総合的な対策が課題となってまいります。  朝日トンネルを抜けると、そこは里山だったということですけれども、イチゴ団地が最初に見えて、イチゴ団地の後継者の問題があり、技術の継承がある。東京70キロ圏といえども、そこに行くアクセスが十分でないということで、石岡駅とフラワーパークを結ぶ公共交通の充実というのも出てくるかと思います。また、イチゴ団地をこれまで、きちっとしたものにというか、景観を整えるという意味で、ふるさとファンドで応援をした経過もありますけれども、なかなか思うように進まないということでもあります。  そういった中で、茨城県が20億円を投じてリニューアルをしてくれるという絶好のチャンスであります。海の公園、ひたちなかのネモフィラがある海浜公園に対して、山の花園フラワーパーク、そういう2つの聖地ができるわけでありますけれども、茨城の顔となる県花のバラを、フラワーパークとして中心に展示する。そういった茨城を象徴する場所となるということで、筑波山エリアの周辺観光の拠点として、確固たるものにしていきたいと考えております。  ふれあいの森については、それと連携して、一体的に相乗効果を生み出すということで、宿泊施設、それからグランピング、星空の見える地形を活用して、首都圏から近いところにある「とかいなか」、そういう観光の拠点をしっかりとつくってまいりたいと思っております。  さまざまな課題はございますけれども、県と連携して、しっかりとやってまいりたいと思っています。  以上です。 428 ◯議長(池田正文君) 次の質問者に移ります。  20番・徳増千尋君。  定足数を欠くに至るおそれがありますから、退席しないようお願いいたします。                 〔20番・徳増千尋君登壇〕 429 ◯20番(徳増千尋君) 20番・徳増千尋でございます。1点ほど通告がしてございますので、病院の再編統合に伴う公立化についてお伺いいたします。この中で、同僚の議員の質問で理解ができたところがございますので、その部分は、その都度取り下げさせていただきます。  まず1点目、1)です。市民が求めている医療体制を整えた病院とは、どのような病院と受けとめられているのか、お伺いいたします。 430 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 431 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。昨年度開催いたしました石岡地域市民医療懇談会の中では、緊急診療の拡充や2次救急の充実、地元に産科、小児科を、などの意見があり、医師不足をはじめとする地域医療の課題が明らかになりました。また、本年度開催いたしました地域医療に係る対策を検討する専門委員会で、地域医療の現状を踏まえ、分析を行ったところ、常勤医及びコメディカル不足、医師の高齢化、医療資源の偏在、初期救急及び2次救急体制の維持が困難、病床の不足、産科、小児科不足など、同様の課題が明らかとなりました。  これらの状況を受け、石岡地域では、少子高齢化と地方での医師不足が進む中、全ての世代の人が安心して医療を受けることができるまちづくりを目指し、課題となっている産科設置や小児科の拡充、さらには救急医療体制の充実などにより、緊急診療から2次救急まで完結できる医療体制を整備するとともに、若い医師の受け皿となれる病院が必要と考えております。  以上でございます。 432 ◯議長(池田正文君) 20番・徳増千尋君。                 〔20番・徳増千尋君登壇〕 433 ◯20番(徳増千尋君) 今、部長のほうから全ての世代が受けられるという説明がございました。そのためには、これは、都会でもそうですけど、マンパワー不足でございますので、幾つも施設をつくったり組織をつくったりするわけにまいりませんので、医療と介護、看護、その部分を一体化しないと、なかなか進まないと思うんですね。  それで、私がその中で考えたことは、情報の共有化が必要だと思います。というのは、町なかの個人病院と、それから今度新しくできる病院と、患者の情報の共有がないと意思の疎通がうまくいかないということで、これはちょっと予算がかかることですけれども、どの地域のこういう新しい病院も、ICT化が不可欠となってまいります。そのICT化のことについて、今度、受けてくださる病院のほうと……、今はっきりと言ってしまっていいのかどうかわからないんですが、指定管理で受けてくださるところと話し合っているのかどうか、その辺がちょっとわからないものですから、ICT化まで話しているのかどうか、お聞きしたいと思います。  石岡市の言い分として、いろんなことを構築していく中には入れませんよね、石岡市は指定管理でお願いするわけですから。ですから、今のうちだったら、いろいろな市としての考え方、要望が言えると思うんですね。ですから、そこまで考えているのかどうか。病院は全て電子カルテになってまいります。そうなったときに、市内の個人病院と、それから、これからつくろうとしている病院、それから、まだまだ調剤薬局、訪問看護ステーション、それと地域の包括支援センター、一番大切なのは石岡市の保健福祉部、それと、市内にある介護保険施設などなど、そういうところとをICTで結ぶことが必要だと思うんですね。そこまで検討され、話し合っているのかどうか、お伺いしたいと思います。 434 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 435 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。公立病院の方針といたしまして、その中の1つといたしまして、地域包括ケアシステムの充実を目指すというものがございます。こちらについては、当然、ほかの介護分野であるとか福祉分野との連携がなければできないと考えております。当然そこについては、今後の公立病院におきまして、重要な施策の1つとなってくるものと思っております。  そこで、IT活用の部分でございますけれども、現在、そこまでの協議はしておりませんが、協議対象と今しております地域医療振興協会では、IT活用によるさまざまな業務支援を行っているということでございますので、その辺を含めて、今後よく協議してまいりたいと考えております。  以上でございます。 436 ◯議長(池田正文君) 20番・徳増千尋君。                 〔20番・徳増千尋君登壇〕 437 ◯20番(徳増千尋君) どうしても、マンパワー不足は日本中同じだと思うんですね、東京であっても介護士が足りなくなったり。なかなか石岡だけに呼びたいと思っても、同じパイの中での奪い合いですから、お互いの地域で難しくなってきますので、そこのところを補完するのがこのICTだと思いますので、ぜひともその部分のことは話し合っていただきたいと思います。  それと2つ目、市民が不安に思っております将来負担、これは、同僚の議員の質問で、納得はいきませんけれども理解はできました。地域医療の充実を願う期待を担った新しい病院を成功させるためのコンセプトはどのようなものなのか、お聞かせいただきたいと思います。 438 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 439 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。新しい病院、新公立病院のコンセプトの部分でございますが、石岡地域医療計画では、持続可能な医療体制で、誰もが安心して暮らせる石岡地域を基本理念としております。病院の再編統合による公立病院の整備は、石岡地域の市民が、10年、20年先も、住みなれた土地で、安心して適切な医療を受けることができる体制を目指して、整備してまいりたいと考えております。  以上でございます。 440 ◯議長(池田正文君) 20番・徳増千尋君。                 〔20番・徳増千尋君登壇〕 441 ◯20番(徳増千尋君) 今、部長から、持続可能で10年先20年先という答弁をいただきました。病院にかかって10年先、20年先になると、やはり介護が必要な年代になってまいります。ですからこそ、このICT化が必要になると思います。後からパッチワークのように次から次へと足していったのでは、なかなか予算繰りも大変だと思うんですね。最初から大きなデザインを描いて、その中で何に幾ら、何に幾らということがわかっている中で配分していかないと、非常にやりにくくなって、市民に対する説明も、またこの部分が追加です、また追加ですということになると、理解を得られるのは難しいと思うんですね。何よりも説明する方がすごく苦労されると思いますので、最初にどういうことが必要なんだということを、ぜひとも公開していただきたいと思います。  では、次に移ります。今お話しいただいたコンセプトに基づくシステムをつくっていかなければ物事は進みませんので、それでは、システムはどのような医療体制の構築を考えているのか、お聞きしたいと思います。 442 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 443 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。5つの基本方針を1つは持ってございます。そちらにつきましては、急性期から回復期を担う病院、それから、地域包括ケアシステムの充実、救急診療の継続と小児救急の拡充、石岡地域で2次救急までの完結、高度急性期を担う病院と自宅療養との間をつなぐ役割、行政が実施する保健事業と連携し、地域の健康づくりに努めるなどでございますけれども、そういったことの方針に沿って設置する病院の概要としましては、病床数につきましては、前にもご答弁申し上げておりますけれども199床、その内訳としては、急性期で120床、回復期で79床を予定してございます。診療科につきましては、現在の石岡市医師会病院と石岡第一病院での診療科をベースに考えておりまして、将来的には産婦人科についても設置できるような、そういう病院ということで調整を行っている状況でございます。  以上でございます。 444 ◯議長(池田正文君) 傍聴人に申し上げます。石岡市議会傍聴規則第11条の規定に基づきまして、議場内での録画、録音を禁止しておりますので、よろしくお願いいたします。  20番・徳増千尋君。                 〔20番・徳増千尋君登壇〕 445 ◯20番(徳増千尋君) 4番目なんですけれども、構想段階から実際の病院運営に関して、第一病院と石岡市のどちらがイニシアチブをとるのかという質問を書いたんですが、これは私の研究不足でございまして、指定管理になればかかわれないということがわかっておりましたので、この質問は取り下げさせていただきます。  次に移ります。5)です。医師、看護師の確保、それと定着についての考え方をお伺いいたします。 446 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 447 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。今、指定管理者として想定しております地域医療振興協会は、病院や診療所だけでなく、福祉施設等の運営実績があり、現在、全国で直営15施設、指定管理60施設の運営を行っています。近年では、スケールメリットを生かした経営、IT活用によるさまざまな業務支援、人材の活用、教育を通じた地域・都市間の交流も視野に入れた活動を行っており、多角的な視点から地域の医療確保に貢献しております。当市といたしましては、指定管理開始前に、医師、コメディカルの確保や財政負担、経営の安定、資産の取り扱い等について、詳細な内容を盛り込んだ協定を指定管理者と取り交わし、医師確保や経営安定の保障を図るとともに、医師確保に向けたさまざまなPR活動等も行っていきたいと考えております。  以上でございます。 448 ◯議長(池田正文君) 20番・徳増千尋君。                 〔20番・徳増千尋君登壇〕 449 ◯20番(徳増千尋君) 医師確保の点なんですけれども、これは石岡市から、何々専門の医師を派遣してほしいとか、お願いできるんですか。もしできるのであれば……。できるとして質問に入らせていただきたいと思います。産科の充実・拡充、また、なくなってしまったので新設ですね。産科というのは、単に正常分娩だけではないので、帝王切開になったときに麻酔の医師も必要です。この麻酔は、ただ外科的な麻酔だけでなく、おなかの中に赤ちゃんがいるわけですから、非常にその麻酔というのは難しいんですね、専門の麻酔の医師でないと。ですから、そういう麻酔科の医師もお願いできるのかどうか。外科は今いる中で間に合うと思うんですね。ですから、麻酔科のことがちょっと気になったものですから、麻酔科の医師もお願いできるかどうかということを確認させていただきたいと思います。  一問一答ですので、1つずつお願いします。 450 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 451 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 現在、協議している内容といたしましては、産科の充実という意味で、産科の設置を要望しておりますので、基本的には分娩ができる体制、そういうものを整えていただくというような姿勢で、協議を行っているところでございます。  以上でございます。 452 ◯議長(池田正文君) 20番・徳増千尋君。                 〔20番・徳増千尋君登壇〕 453 ◯20番(徳増千尋君) 麻酔ってすごく難しい分野だと思うんですね。分娩の場合は2つの命を預かるわけですから。ほかの手術ですと1つの命だけですけれども。ですから、異常分娩になるときって急ですので、麻酔医師をどうやって……。常時頼んでおくわけにいかないでしょうから、市内にも麻酔のできる先生がいらっしゃるんじゃないかなと思うんですね。医師の看板のところに書いてあるところもございますので、麻酔もできる医師がいらっしゃるのではないかなと思いますけれども、なかなか分娩の日が予測できても、そのとおりにはまいりませんので、大体その日をめどに単発で契約するのかどうか、そういうところも、しっかりとした指定管理の契約の中でうたっていただきたいと思います。これは、まだ保健福祉部のほうでそれほど細かく練り上げていないことだと思いますので、これから早急に考えていただきたいと思います。  では、今度、医師が常勤で、ほかの土地から来て住んでいただけると仮定したとき、これは仮定の質問で申しわけないんですけれども、では住まいはどうするのかとか、そういうことは全部、指定管理者のほうで手配してくださるんですか。お伺いいたします。 454 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 455 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。医師の派遣と申しますか、居住、そういう部分についても、現在も社宅と申しますか、寮的なものも保有している例もございます。こちらについても、指定管理者のほうでの管轄と申しますか……、のほうで準備するというようなことで考えております。  以上でございます。 456 ◯議長(池田正文君) 20番・徳増千尋君。                 〔20番・徳増千尋君登壇〕 457 ◯20番(徳増千尋君) わかりました。では、その辺のところは任せて安心ということですね。以前に第一病院は、寮なのか戸建てのうちなのかわかりませんけれども、そこに看護婦さんや先生に住んでいただいて、車で送り迎えをしている方がいらっしゃいました。時間になると迎えに行くという。多分、そういう形で、今、指定管理の会社があそこを運営しているわけですから、同じような形態でいくのではないかなと、これは予測なんですけれども、そういうところも細部にわたって、きちんと契約のときに話し合っていただきたいと思います。  6番目です。6番目も、これ、取り下げさせていただきます。ガバナンスとかマネジメントというのは、やはり指定管理側の問題でございますので、石岡市から人を派遣してできるということではないので、この6番目も、残念ながら取り下げさせていただきます。  以上で私の質問は終わるんですが、結びに、市から信頼されて選ばれる病院、そういうのをつくっていただきたいんですね。そこで働く先生方、医師の勤務環境に関して、私たち地域の住民も理解が必要だと思います。そして、病院に働く職員、事務職からいろんな方がいらっしゃいますね。職員からも、この病院はすばらしいと選ばれる病院、そしてまた地域に根差した病院で、良質の医療ができて、心から信頼できる病院をつくっていただきたいと思います。  若い先生が研修に見えるということがうたい文句の中にございましたけれども、ベッド数を増やすと、若い先生だけでなく、高度な医療をこなせる著名な医師、そういう先生がいらっしゃらないと、若い医師、そして中堅の医師は集まってまいりません。テレビに出ているとかそういうことではなくて、医学の業界の中で、この分野ではすばらしいと言われている先生をお呼びしないと、その先生の技術を学びに来るわけですから、そういう先生をお呼びしていただくということも、よく話していただきたいと思います。ぜひともこのことを要望いたしまして……、質問で要望はおかしいんですけど、要望いたしまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 458 ◯議長(池田正文君) 次の質問者に移ります。  12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 459 ◯12番(小松豊正君) 12番、日本共産党の小松豊正です。通告に従いまして、一問一答方式で一般質問を行います。  第1項目は、新型コロナウイルス対策についてであります。  (1)……。その前に、この問題につきましては、同僚の議員が質問しておりますので、できるだけ重複を避けて質問いたします。  (1)石岡市ではこの問題にどのように対応しているのか、また課題は何か、お伺いいたします。  首相独断の一律休校要請は、学校現場に、また国民、市民の皆さんに混乱と余計な不安を招いていると思います。私どもは、一律休校という措置は撤回して、改めて、一番実情を掌握し責任を持つ各自治体が、判断するべきだと考えます。そういう中で、全国的には自主的な判断と対応が見られます。茨城県と石岡市では、3月6日から3月23日までの18日間、一斉休校となりました。中学校の場合、始業式まで考えますと、33日間のかなり長期の休校となるわけでございます。その点で、石岡市の教育委員会、石岡市としては、この問題を受けたときにどのように議論されたのか、そして、どのような自主的な検討がされたのかを、まずお伺いいたします。 460 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 461 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 私から、この感染を防ぐための対策、それから課題等についてご答弁申し上げます。市民への感染を防ぐ対策といたしましては、1月29日から市のホームページやメールマガジン等を使い、感染防止のための手洗いの励行や、せきエチケットについての注意喚起を行っております。また、多くの人が利用する場所におきましては、同様の内容のポスターを掲示し、周知に努めている状況でございます。さらに、市が行うイベント等の実施の際には、参加者に対してマスクの着用を促したり、手指消毒剤を設置し使っていただくなどの対策を講じているところです。あわせて、感染の発生状況を見ながら、イベントの開催規模の縮小や延期・中止なども決定しているところでございます。  課題といたしましては、日々いろいろな情報が出されている中で、早急に市民へ周知しなければならないということで、その周知方法とかを、まず手早く周知しなければならないという、そういうところが課題と考えております。  以上でございます。 462 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 463 ◯12番(小松豊正君) 教育委員会、教育関係の機関では、どのように自主的な議論と検討をされたのか、お伺いします。 464 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。
    465 ◯教育部長(豊崎康弘君) 先日の谷田川議員にも報告したとおりでございます。国のほうが新コロナウイルス感染症対策本部について、小学校、中学校等における全国一斉の臨時休業を要請です。これはあくまでも強制ではございませんで、要請する方針が示されました。これを受けて、茨城県教育委員会のほうで協議をしまして、小中学校における一斉臨時休業に関する指針を策定しました。その内容は、茨城県としては3月5日までは準備期間とすると、3月6日から一斉の臨時休校に入るということでございます。ただし、市町村等によって、準備ができ次第、前倒しで休業にすることは構わないと、各市町村の判断に任せるということでございます。  その指針に基づいて、市の教育委員会のほうで内部の協議をしまして、中学校のテスト、それから放課後児童対策の受け入れ、通常と違いまして、夏休みの長期と同じように1日受けなければならないということで、支援員の確保等の必要がございますので、市の教育委員会としては、3月5日までは平常どおり、3月6日から休業に入るという結論に至りました。  以上でございます。 466 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 467 ◯12番(小松豊正君) 私どもの調査では、同じ茨城県教育委員会の中に入るわけですけれども、学童保育未登録者であっても学校の教室で先生が受け入れるようにしたというのが、これまでに土浦市、古河市、笠間市、日立市などです。またつくば市では、希望者は通学してもよい。学校給食も出すことにして、全国的に注目されています。同じ茨城県内で、同じ茨城県教育委員会の指示がある中での、これだけの自主的な対応が行われております。全国的には、そういう首相の要請があっても、やらないところもあるんですね。  そういう点で、私は、やはり石岡の教育の現場に責任を持つ教育委員会がよく考えて、自主的な、実情に合った対応をしてもらうことが、非常に大事だと思います。こういう事例がございますので、その点で、これからそういう余地はあるのかどうか、ちょっとお考えをお聞きしたいと思います。 468 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 469 ◯教育部長(豊崎康弘君) それぞれの教育委員会での判断だと思ってございます。つくば市においては、当初から自由登校させるという方針を打ち出しております。ただ、私個人的な考えでございますが、内閣のほうで出したのは学校の一斉休業ということでございます。自由登校させるのであれば、通常どおりの学校運営をしたほうがいいのではないかというように思っております。ただ、先ほど議員がおっしゃっていたように、学童保育のほうで夏休みと同じようになりますので、受け入れ人数が多くなったために、学校で引き受けるというような体制をとっているところもあるようでございます。  石岡市においては、今のところ、それほどオーバーをしないという予定でございますので、今のところ学童保育のほうで対応したいと考えてございます。 470 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 471 ◯12番(小松豊正君) 私も学童保育を視察したことがありますけれども、今、教育部長が言われましたように、石岡では8時から6時半まで学童保育を実施するという答弁で、1か所に2人以上は必要とされることになっておりますけれども、この見通しは大丈夫だという答弁と受けとめてよろしいですか。 472 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 473 ◯教育部長(豊崎康弘君) 今のところは大丈夫だと考えております。また応募者が多数の場合は、何かしらの対応策を考えなければいけないと思っております。 474 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 475 ◯12番(小松豊正君) そういう点で、私は石岡小学校のところにある学童保育を見てきましたけれども、その当時も、見て、ちょっと狭いとこに随分集まっているなと、畳の部屋に。ですから、学校の教室はあいているわけですから、そういう点で、そこに限定せずに、そういうところも活用して、また場合によって支援員が不足するという場合であれば、ほかの学校でもやっているところがあるようですけれども、学校の先生にその援助をお願いするということも含めて、検討してもらったらどうかと思います。  それから、次の点ですけれども、全国的にも問題になっておりますけれども、子どもさんが小さくて、小学校の1年生とか3年生とか、やはり子どもが心配で、おじいちゃんもおばあちゃんもいないと。やむを得ずにお母さんが、場合によってはお父さんが、仕事を休まざるを得ないというところもあるように聞いております。そういう点で、非正規の方ですね、雇用調整助成金が出ない、雇用保険に加入していない自営業者やフリーランス、非正規労働者の休業補償はどうなるのかと。働けなければ生活が大変だという声もあるわけであります。  政府は、大企業の場合は休業補償の2分の1、中小企業の場合は3分の2を補償するという首相の言明もあったんですけれども、例えば石岡市役所で働く非正規の方々の場合、こういう子どもさんが小さくて、どちらかが休まなきゃならないとなった場合の休業補償というのは、どのように考えられますか。           〔「総務部長だと思うんですけど、多分」と呼ぶ者あり〕 476 ◯議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 477 ◯総務部長(久保田克己君) お答え申し上げます。現在、市の非正規の職員の方につきましては、一定の、何といいますか、家族を見守るということではございませんけれども、ご自身とか家族に熱を発した方がいらっしゃれば、様子を見る場合の特別休暇、そういったものは検討してございます。  以上です。 478 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 479 ◯12番(小松豊正君) この問題に関連しまして、いろいろ状況が聞こえてきますけれども、学校給食がなくなるわけですよね、この間。米飯、おかずの納入業者が、いろいろと不利益、損害をこうむる場合もあるかと思います。全国的にあるところでは、給食センターで買い込んだ食材を市民に売り出すと、現金化するというところもあるようですけれども、この点で、石岡の業者の皆さんは中小企業者で、学校給食に関する米飯、おかずの納入という点でようやく営業していると、回っているというとこもあるように聞いておりますけれども、この点でどういう対策ができるのか、お伺いいたします。 480 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 481 ◯経済部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。現在、国のほうではセーフティーネット、融資に係る支援事業でございますが、そういったものが告示されているようでございまして、市としましても、ホームページ上にてその周知をしたところでございます。今後、そういったものの申請が増えてくると思いますので、その辺の対応を図っていきたいと思ってございます。  以上でございます。 482 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 483 ◯12番(小松豊正君) いろいろ市内の業者、また市民の皆さんの声もよく聞いて、行政としてのできる対応をお願いしたいと思います。  質問項目の第2に移ります。地域医療対策についてです。この問題につきましても、さきに同僚議員が何人か質問しておりますので、そのことを踏まえて、重複を避け、質問いたします。  (1)石岡地域医療計画策定に至る経過について質問いたします。  市民の立場から見てまいりますと、直近では2月9日の地域医療シンポジウムがあり、300人の会場で一定の人が集まりました。我々議員にとっては2月28日の教育福祉環境委員会、また午後の全員協議会、そういうのがございました。  それで、具体的なものはなかなか明らかにならなかったわけですけれども、地域医療振興協会に指定管理をしてもらうと、その期間は30年間というのを聞いているんですけれども、こういうことが全く市民には知らされていないです。我々も知ってびっくりと。指定管理料は、毎年1億8,600万円払うという内容も言われております。あまりにも急過ぎて、議会も、なかなか我々も追い付けない。まして市民の皆さんは、こういうことを聞くと驚くばかりです。そして、既に来年度予算に、2,000万円を調査費として計上しているというのが現状です。  本当にこれは納得を得てやるというよりは、むしろ何かの関係があり、とにかくやると。あるいは押し切るといいますか、強行するとか、そういうことにも当てはまるようなこういうやり方は、やはり議会を軽視していることになるし、住民にも丁寧でないという状況で進んでいると。私は、これはやはり議論を段階を追って積み上げて結論を得ることが、非常に必要じゃないかと思うんですね。  執行部は、後で聞きますけれども、議会を信頼して、やはりよく相談もしてもらって、そして、みんなが議論していく中で結論が見出されていくというのが、非常に大事だと思うんです。片一方が決めて、これでやるんだということで押し切るようなやり方は、非常にうまくないということを申し上げる次第であります。  そこで、いつ石岡医師会病院と第一病院を統合する計画を、そういう問題意識を、市長はどの段階でそういうふうに判断したのか。それで、いつこの計画を決めたのか。私は、平成30年度にやられた3回の市民シンポジウムにも出ていましたけれども、医師会長さんもおられまして、そこでいろいろ発言があるんだけど、医師会病院が本当に破綻に近い状況になってやっていけないと、統合するというのは、私の認識では出ていなかったと思うんです、あの段階では。ところが、昨年の第2回の専門委員会で、私も参加していましたらば、統合合併という言葉が出てきて、すぐにも地域医療振興協会の副理事長が説明すると。本当に全くびっくりするというか、驚くような状況でした。  だから、市長は、いつの段階で、これは統合合併して解決するしかないんじゃないかというのは、いつ思ったんですか。いろいろ医師会病院からも相談があったと思うんだけど、これはいつの段階でそういうことを認識して、いつの段階で統合ということをやらざるを得ないというふうに、市の最高責任者として腹をくくったのか。それを正直に説明してもらわないと、納得できないんですよ、何でこんなふうになるのか。質問いたします。 484 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 485 ◯市長(今泉文彦君) 石岡第一病院と石岡市医師会病院、この状況が合併するということで、いつわかったかということでありますけれども、まず、最初に1年間かけて、石岡地域市民医療懇談会、これは3市合同でやりましたけれども、小美玉市、かすみがうら市、その市民代表、議長、首長、公開で3回行いました。そこで出たのは、緊急診療の拡充や2次救急の充実、地元に産科、小児科をということと、医師不足の地域医療の課題が浮き彫りになったわけであります。それが最初の1年目です。  2年目はカンファレンスを開始し、その中で専門委員会というのをつくりました。専門委員会を数回やりまして……、4回ですかね、4回にわたって行いまして、具体的な方策として、複数病院の再編統合と、病床の再配分を行うべきという結論が出てきたわけであります。これは専門委員会で導いた結論でありまして、私が医師会と密約をしたわけでも何でもありません。地域医療計画案として出てきて、専門家の検討を重ねてきた結果ということで、カンファレンスで、3市の市長及び医師会長から意見をもらいまして、そこで正式に決まったということであります。実際、そのとおりなんです。  一番は、何といっても産婦人科がゼロであるということ、それから、小児科の夜間緊急などが石岡は存在していないということ、さらに、このままいくと医師会の医師の高齢化から、平均64歳という現状で、5年、10年のうちには、もう医療を支えるスタッフが少なくなっていく、緊急診療を支えるスタッフもすぐにいなくなってしまう、継続が危ぶまれるということだったわけです。大きく3つ、産婦人科の復活、小児科の拡充、緊急診療の継続、その3つが大きな目的となって、それを実現する受け皿として、2つの病院の統合が挙げられたわけです。それを決めたのは、案をつくったのは、専門委員会であります。  ですから、どこまで行っても、地域医療という石岡地方の危機的状況を救うためには、そういう受け皿づくりが必要だということで、計画がつくられたわけであります。私の認識はそういうふうになっております。  さらに、これは地域医療振興協会の理事長の話ですけれども、産科について、協会の中で一番産科を多く取り扱っているのは東京北医療センターで、年間1,000件以上の分娩があり、産科医も13名いると。石岡の話もしてある。すぐ設置というのは難しいので、数年かけて設置を目標としたいという話があったんですけれども、私は、その産科の復活に関しては、最大の目標として今回の医療計画に載せていきたいと思っています。交渉の項目として、それを載せております。  以上です。 486 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 487 ◯12番(小松豊正君) 非常にリアルではないですよね。私ども、カンファレンスで決まった、専門委員会で決まったと。専門委員会をやるときには、もう既に文案ができているわけですから。もうペーパーができていて、ぽっと出して、それで、最後の決めるときなんかは、ほとんど議論もなく決まったでしょう。こんな重大なことが、そんな簡単に決めてはいけないし、決まるはずがないんですね。ですから、用意周到にやられていて、格好はそうしなければ、形はそうしなければうまくないからそうなっているんだけど、とてもリアルじゃないです。しかも、議会には全く……。私どもが専門委員会に行く。行って初めてわかるというような、そんな感じのやつで、とても議会に説明があって、そして真剣に考えるということはなしに進んでいるということで、今の答弁は全くリアルじゃないと言わざるを得ない点です。  それで、次の問題ですけれども、再編統合という場合は、私もいろいろ、地域医療振興協会などが関係した全国幾つかの事例を独自に調べてみましたけれども、とにかく用意周到にやっているわけです。例えば石岡の場合でも、4つの2次救急指定病院があって、今問題になっている2つの民間病院があるんですけれども、これを、1つの案としては、民間病院の現状をよく把握して、これを改革して、そして存続してもらうというのはどうなのかということを検討したんですか。  それから、2つ目の問題としては、2つの民間病院の統合ということはあり得るかもしれませんけれども、その場合は、片方が清算で、片方がそれに合併されるという、そういうこともあると思うんだけど、これは民間のレベルで、民民の関係でできないのかどうかという検討はされたんですか、具体的に。  それから、今問題になっている第一病院を公立化して、地域医療振興協会を指定管理にすると。これは、私が調べたところではかなり、議会でも特別委員会をつくったり、東海村でも特別委員会をつくったりして、用意周到に議会側でも議論し、執行部側でも何回も議論して、それを積み上げていってやるんだけれども、それでもいろんな問題が起きてくると。  本当にこれは、そういう議論の段階といいますか、踏んでいないと。本当に議会の英知を結集していないと。それで、さまざまな問題が段差があるという中で強行されることは非常にまずいと、後で禍根を残すということを、やっぱり私はこの経過から見ても、言わざるを得ないわけです。  それから、同僚議員は、こんなに地域医療振興協会がいい条件を出しているんだからやったほうがいいんじゃないかと、そういう趣旨の発言をしましたけれども、これは地域医療振興協会にとっても、今のこういう時期の統合にうまみがあると、そういうこともやっぱり考えていると私は思うんです。それは後で述べます。  それで、今、政府は、財界の意を受けて、骨太方針に基づいて……。 488 ◯議長(池田正文君) 12番・小松議員に申し上げます。通告は一問一答でございますので、一問一答でお願いいたします。 489 ◯12番(小松豊正君) はい。骨太方針に基づいて、医療分野の予算を削減するために、全国424病院を名指しして、そのための財政支援策を出しています。今回の医師会病院と第一病院の統廃合も、これに本質的に関連があると思います。  そこで、1つは、地域医療介護総合確保基金による支援、これは厚生労働省で出していますけど、2番目として、全額国費による新たな支援、厚生労働省が出しているものです。新たに3、公立病院に対する地方財政措置の見直し(総務省)、これらの財政支援が、今回の石岡の地域医療の再編統合に関しまして、どのようにこの支援策が関係するのか。当然、研究されていると思いますけれども、そこを質問します。 490 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 491 ◯市長(今泉文彦君) 民間病院同士の再編統合という可能性を探ったのかどうかという質問にお答え申し上げます。近年、医師や看護師などのコメディカル不足により、一部休床を余儀なくされている石岡市医師会病院のほか、多くの病院が医師確保で苦慮している現状がございます。市単独や医療機関単独で解決は困難であり、初期救急をはじめとする地域医療体制を確保するためには、行政の主導による病院の再編統合を行い、医療資源を集約する必要があると考えます。  また、民間病院ではカバーし切れない人口減少地域が医療過疎にならぬよう、つまり誰一人取り残されない体制づくりをするために、その役割を担う公立病院を中心とした医療体制の整備が必要であると考えます。  さらに、病院を公立化することで国の病床特例制度が使え、病床が不足する医療機関にも再配分することが可能となります。この再編統合を行うことによって、民間での担い手が少ない回復期病床を増床するとともに、民間病院との役割分担により、地域全体の医療資源の有効活用を図ることができると考えたわけであります。  専門委員会においては、委員に、市内4つの病院の代表が出ておりまして、いわば民間病院の代表が出ているわけで、その話し合いもあったわけです。その話し合いが、結論として現在のものになったということで、こちらからの勝手なストーリー、シナリオがあったということではなく、本当に話し合いの結果でそういうものが導かれたということです。国の制度、そして県の指導、そういったものも受けながら選択した、専門委員会の結論だということであります。  以上です。 492 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 493 ◯12番(小松豊正君) ですから、どこの自治体でも……、この30年間にわたって1億6,800万円も毎年指定管理料払うと。30年間ですよ。そういう内容になっているわけだけれども、民民がやった場合にはどういうふうになるのか、そういうことを検討しているという議事録も何もないでしょう。あれば出してください。  だから、何かそういう2つの民間病院が公的になるということがありきで、その大きな要因として、私は、この国が誘導している財政支援策が3つあるんですね。だから、これに乗っからなかったらえらいことになるということで、焦るといいますか、急ぐということになるという面も考えられるので、私は先ほど質問したわけです。当然、この財政支援策は考えますよね。これは、石岡にとっても有効な面もあるんですから。それをどういうふうに考えているか。  その前には、先ほど私が言った3つのパターンの2番目の、民間の中で解決すると。それで、どうしても必要なものは市が援助するというやつもあるんですよね、石岡で4つの救急病院があるわけですから。なぜそれがあまり議論されないで、すぐに2つの民間の病院の統合になるのかというところが、非常に不明確、不明朗で、議論をしていないとすれば非常に禍根を残すから、それを私は聞いているんです。 494 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 495 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 私からご答弁させていただく内容といたしまして、先ほど議員がおっしゃられました地域医療介護総合確保基金の件でございますけれども、こちらにつきましては、地域医療構想の達成に向けた医療機関の施設、または設備の整備に関するものであるとか、医療従事者の確保、介護従事者の確保などに使える基金として理解しております。  そういった中で、今回の公立病院の設置、それから運営につきましては、設置につきまして交付税措置と、それから、指定管理者からの負担金で賄える。そして、こちらについては運営についても交付税措置がされるということで、検討された中では、こちらのほう、一財、市からの支出ができるだけ負担がないようにという検討の中で、公立化という部分が示されたということでございます。  以上でございます。 496 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 497 ◯12番(小松豊正君) それで、ちょっと説明が非常に不足、答弁が不足していると思いますけれども、例えばその経過が、私がこれだけ聞いても、そういう民民の関係の、こんなふうに、いつこういうふうに議論して、議事録もあると、そういうことを私は示してくれと。そうでなければ、何か、執行部におかれましても、きちっとした議論を積み上げてなったんだということを証明できないと私は思うので、それを再三聞いておりますけれども、出ません。  それから、お金の問題ですけれども、これは整備方法と、それから運営方法と2つに分かれるわけですよね。それで、整備の方法で言うと31億9,000万円かかるとなっておりまして、これがどういうふうに、2億1,900万と10億と譲渡合わせて、31億9,000万になります。これをどのように償還するのかと。普通交付税何がし、それから指定管理者負担金、ここには4,800万円と書いてありますけれども、この普通交付税という場合、これは基準需要額等いろいろ計算式があって、石岡の人口と規模ではこれくらい国が補填して、全国並みの行政をやるようにするということで、来ます。この医療関係の交付税というのは、独自にかっきりと、これは医療に使うものですよと分けて来るものなんですか。それとも、いろんなやつがあって、総合的に来て、そこから今度、石岡が振り分けるものなのか、その辺をまず聞きます。 498 ◯議長(池田正文君) 財務部長・古内君。 499 ◯財務部長(古内勝人君) お答えいたします。基金財政需要額の中に入ってまいります。  以上です。 500 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 501 ◯12番(小松豊正君) だから、これは、こういうふうに通常入っているものに、この医療の地方交付税が付け加わるわけでしょう。それは合計して来るわけでしょう。きちんと分かれて来るものじゃないですよね。 502 ◯議長(池田正文君) 財務部長・古内君。 503 ◯財務部長(古内勝人君) お答えいたします。やはり基準財政需要額の中に全て入ってきますので、それだけ取り出してのものではございません。ただ、計算上は、需要額の中に幾ら幾らというふうな形で入ってきます。  以上でございます。 504 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 505 ◯12番(小松豊正君) 地方交付税で国がそう勘案してやるわけなので、この地方交付税は、我々が今ここで計算している額がそのまま来ると、それは非常にやっぱり不安定で、確約されないでしょう、こういうことは。それは、日本経済のいろんな状況もあるし、いろんな事件もあるし、そういう中で、国が予算として毎年毎年、地方交付税を幾ら出すと、それを全国に振り分けるというわけだから、それは完全に保障される……、保証はないと私は思うんですね。  それから、もう一つは、整備の中でもう一つの収入財源は、指定管理者負担金というのがあるんですよね。これは4,800万と書いています。これも私は調べてみました。例えば私どもが上野原に視察行ったんですけれども、そこの資料見ると、これは今、保留になっているんです。出ていないんです。ここでは、いわゆる土地建物の計算した2分の1ということになっているんだけど、保留です。つまり指定管理者負担金は払えていないんです。つまり地域医療振興協会が払っていないんです。赤字だからということで払っていないんですね。  それから、あと東海村も、地域医療振興協会が指定管理者になっているわけですけれども、ここでは、1,000万円以上の利益が出た場合10%払うと、そういうことになっているんですよ。しかし今はどうかというと、払っていないんですね。それで、こういう規定を、東海村の場合は指定管理者の期限は10年です。ですから、2回目の交渉をしたそうですけれども、こういう問題はもう少し改善してもらえないかと、それはできないと。指定管理者、地域医療振興協会のほうができませんと。赤字になるからできませんと言ってまとまらないと。いまだにこの指定管理者負担金はゼロなんです、東海村は。  だから、私は全部調べたわけではないけれども、指定管理者負担金が4,800万と、これはもう固定的で間違いなく払うというふうに我々は思っても、相手は払わないんですから、実際に。保証がないんですよ。そこのところは指摘をしておきたいと思います。  それで、その問題と、それからこの4番目の問題ですけれども、石岡市一般財源による公立病院のランニングコストの赤字補填はしないことというのは、これは地域医療振興協会側が出したご提案の中に、自ら書いたんですね。今度のやつにも、市のものにもそれは書いてあります。しかし、これは、そう言っているんだけれども、公立病院のランニングコストは赤字補填しないというのは、何で担保されるんですか。言うことは幾らでも言えるんですよ。罰則でもあるんですか。どういうことでこれが担保されるのか、それをお伺いします。           〔「小松さん、1つずつ聞いてください」と呼ぶ者あり〕 506 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 507 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。指定管理契約を行う前に、医師、コメディカルの確保や財政負担、公立病院の運営、資産の取り扱い等について、詳細な内容を盛り込んだ協定を取り交わし、医師確保や経営安定のほか、財政負担の保証を図ってまいりたいと考えております。
     以上でございます。 508 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 509 ◯市長(今泉文彦君) 今、部長の答弁にもありましたように、地域医療振興協会とは協定を結ぶ、その作業をしているところであります。大きく4項目、細部にわたって二、三十項目ありますけれども、まだこれは増える可能性はあります。そういった中で、負担に関して、市の一般会計からの赤字補填を行わない、産科や新規医療設置の際には協議により対応ということ、医療機器の帰属は地域医療振興協会、その新規購入、更新、修理の際の負担は地域医療振興協会、石岡第一病院が抱えている負債、長期借入金等の取り扱いについても市は引き継がないということ、協定期間30年ということが決まっております。  それについては協定書で取り交わすんですけれども、直接、理事長にお話を伺って、私は話しておりますけれども、こんなことを言っておりました。まず上野原市の件ですけど、上野原市は赤字が続き、3年間5,000万円上乗せで指定管理料をいただいていたが、今年度は黒字で、来年度から10年の契約を予定している。八王子が近く、なかなか常勤医が集まらず、人件費が高いためだということ。また、人口3万人弱の土地で130床という規模の病院ということも、苦労の一因である。石岡は、第一病院ですね、平成4年4月から運営を行っており、ある程度見込みはある。人口も十分にあるため迷惑はかけない。新たな負担は原則求めない。30年という期間は長い。そういうふうなことを言っております。今、医師会の平均年齢は64歳ですけれども、10年先で74歳、30年先で94歳、そういうところまで保障してくれるということなので、非常に長期の保障というふうにとれると思います。  それと、業務提携をするというのは、相互に信頼関係がなくてはなりません。本当に大丈夫なのかなということを前提に……。慎重になるのは必要でしょうけれども、相手を信頼するということも大事だと思います。もう崖っぷちに来ている石岡市の地域医療、それが信頼で結ばれなかったら、助かるものも助からなくなってしまいます。  地方交付税に関して言えば、さまざまな部分で返ってくる事業があるかと思いますけれども、地域医療に限ってそういう話をするのも不思議な気がします。ほかの事業にもあって、やはり地方交付税という制度を信頼して、我々は仕事をしているのではないでしょうか。信頼というのも大事かと思います。  以上です。 510 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 511 ◯12番(小松豊正君) 私たちの事実認識というのは、信頼している、信頼していないじゃなくて、事実をよく見て、それで判断するということだと思うんですよね。  もう一つ、東海村は、地域医療振興協会が指定管理者になっておりますけれども、あそこの場合には、特別に負担金を東海村が出しているんですね、1億2,000万円。なぜかというと、それは救急や、お金の採算が合わない不採算部門があるから、それを公的な仕事があるから、そういうことのために名目で1億2,000万円出しているんですね。それで、この間、10年間のいわゆる指定管理の期限が来て、それで新たに契約を結び直したんだけれども、そのときに、経営も安定してきているから見直しを求めたそうです、東海村のほうが。1億2,000万円をもう少し見直してもらえないかと。そうしたら、やはりそれは、それがなくなったら赤字になるということで、全然折り合わないということで、今も、特別そういう救急や不採算部門のためと称して、1億2,000万円を払い続けることになると。  ですから、信頼するとか信頼しないとか言うんじゃなくて、事実でもって、どういう事実があるのかということを我々見て、そういうことが実際起こっているんですよ。同じ県内で、同じ地域医療振興協会がやっているわけですよ。そうならない保障は全くないでしょう、石岡で、そういう交渉の場合に。あるいは、場合によってはそういう協定結ぶ場合に。協定だから、何人がやるのかわかりませんけれども、そういう事実を見て私たちは判断をしなければならないと思うんですよね。それは大変なことだと、私はこの問題を感じているわけです。ですから、そういう点で……。  それから、先ほど私が申し上げた中で、地域医療振興協会の側にも、2つの、いわゆる片方の医師会病院が合わさる場合に、医師会病院が抱えている2億数千万円の赤字があるんですよね、債務。この残債、整理したときに残る債、残債を処理する場合、そのことによってベッド数が10%減る場合、それにはまた国が援助金を出すという、そういう制度があるんですよね。  今回の場合は、第一病院が126で、医師会病院が120で、それが合わさって199になって、そういうこと考えると10%を超えるんです。そのお金はどこにわたるかというと、そういう引き受けた側、つまり、うまくいかなかった医師会病院を引き受けた第一病院の側に、それを渡すとなっているんです。そういう国の制度があります。  そういうことも考えると、これは、医師会病院のほうで、そういう有利なことになるということもあるわけね。だから、そういうこともやっぱり考えなきゃならないというんですけれども、そのことについては確認できますか、保健福祉部長。 512 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 513 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。振興協会側、第一病院側にも有利な点があるという点では、幾つかあると思っております。税金の面であるとかも、その1つであると思っております。先ほど議員がおっしゃられたベッド数に関しましては、全体的な病床の数は、今の計画では7床しか減らないような状況でございますので、その点、10%下がるのでその分がというところにつきましては、詳しい算出は今ちょっと承知していないところでございます。  以上でございます。 514 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 515 ◯12番(小松豊正君) 7床というのは、石岡全体で7床減るということでしょう。この法律で言っているのは、AとB、つまり医師会病院が120床でしょう。第一病院が126でしょう。それを2つ合わせてどうなるのかということで考えると、医師会病院のほうがさらに199まで増やすわけですよね。そこで減った数を加えれば、10%を超えるんですね。そういうこともあるということです。ですから、私はそういう……。  それからもう一つ、ちょっと確認したいんですけれども、これは、同僚議員がこの一般質問で問題提起をしたわけですけれども、医療機器の整備の問題、これ10億円と。2月の12日の教育福祉環境委員会の資料では、これは石岡市が持つとなっていたものですけれども、これが2月28日の教育福祉環境委員会では、そこは地域医療振興協会が持つというふうに変わっているんですね。変わっているということは、執行部も認めざるを得ませんでした。なぜこういうふうなことになるのか。私もよく気がつきませんでしたけれども、明確にそういうふうに変わったとすれば、重大な問題が変更になったというのは事実ですか。そういうふうに変えたんですか。 516 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 517 ◯市長(今泉文彦君) 先ほども申し上げましたけれども、地域医療振興協会とは、協定書を協議中であります。ですから、最初に言った部分と違うというのは、協議の中間であるということで、推定の部分が最初に出たんだと思いますけれども、そういうことで、協議の中で、協議はまだ未了であります。        〔「そういう資料を出すほうが間違っているでしょう」と呼ぶ者あり〕 518 ◯市長(今泉文彦君) 協議の項目、中間報告であります。              〔「市民に示した数字だよ」と呼ぶ者あり〕     〔「市民に示したのは、市が負担するということだったんだよね」と呼ぶ者あり〕 519 ◯市長(今泉文彦君) そういうことであります。 520 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 521 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 私から、担当しておりました立場からご答弁させていただきます。まず、医療機器の更新のための費用でございますけれども、他市の事例を参考にしておった状態なんですが、そういった場合に、指定管理者のほかに、その指定元といいますか、自治体が持っている例がありましたので、基本的には市で持つ金額を、まずは大きく見積もっておりました。その後、市の負担が少しでも少なくなるようにということで、協会側と協議をしてまいりまして、その過程で、医療機器などの更新の費用は指定管理者が負担しますというような協議の結果となったということでございます。  以上でございます。 522 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 523 ◯12番(小松豊正君) これは非常に不明朗ですよ。それで、2月9日のときは、一般的な市民の皆さんに対して、執行部がそういうふうに説明しているわけですから。それで、少したった2月28日には、これが全く変わったわけですから。変わったんだけれども、我々教育福祉環境委員会にも説明があったんだということになっているんだけど、これはよく私も気が付きませんでした、同僚議員から言われるまで。それでもって唖然とするわけですけれども、ですから、全く信じられないことが起こっているんですよ、事実として。  この事実を見た場合に、本当に議会として責任を持って、この統合問題を是とはできないですよ。全く議論不十分としか言わざるを得ないですよね。だから、これはもっとしっかりと議論をやり直さないと、30年間ですからね、これ。大変なことですよ、これは。30年間この協定で縛られる。縛ると我々は思っているけれども、逆に地域医療振興協会に縛られると、30年間、そういうものにもなるんですからね。うかつにこれは結べないと私は言わざるを得ないです。  それから、2月28日の夜に、私は知らないところで、市長の招集によって、市長が議長で、正副議長、あるいは教育福祉環境委員会の委員長、副委員長、それから医師会長、それから第一病院の方々を集めて懇談をされたようですけれども、それは、そういうことはあるかもしれないけれども、全くこれは釈然としないですよね。気持ちよくない。隠れてやっているように思われて。そういうことも、物事にあるかもしれないけど。そういう点で、やはりきちんと議会を信頼してもらって、きちんと提案してもらって、我々は真剣に考えますので、考えていますので、そういう議論を積み重ねていくということをやらなければ、本当にこれは重大な問題になるということを、私は繰り返し強調する次第であります。  それから、次の問題がありますので、次の問題は、ごみの減量化資源化の問題です。  ごみの減量化資源化計画の現在の到達点について説明を求めます。 524 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 525 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) ごみの減量化資源化計画の到達点につきましてご答弁申し上げます。平成26年3月に策定しました石岡市一般廃棄物処理基本計画において、平成30年度のごみ排出量を2万4,221トンに目標値を定め、減量化に努めてまいりましたが、実績値といたしましては2万6,025トンで、結果といたしまして、目標値には到達していない状況となってございます。  以上でございます。 526 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 527 ◯12番(小松豊正君) これは、2月15日号の広報いしおかに、執行部が書いた文章が載っていますよ。「石岡市民の1日のごみの排出量は、県内ワースト7位」ということで書いてあるんですよね。だから、非常にごみの排出量は、ワースト7位ということは多いということです。分別資源化されていないということを、執行部、担当部局が自ら認めているんですね。  それで、私が次に質問したいのは、こういう中で、令和3年の4月からですか、霞台厚生施設組合でつくっている環境センターが供用開始になるわけですね。200億円近いお金をかけて完成するんですけれども、ところが、それを目前にして、ことしの4月からですか、八郷地域で行われていたプラスチック製容器包装の分別資源化はしないということで、燃えるごみとして集めて処理するという方針が示されて、これに八郷地域の方が非常に怒っているわけですよね。  というのは、八郷の方々は、やはり環境問題もあって、できるだけごみを出さないということで、プラスチック製容器包装、つまりカップラーメンとか、いろいろそういうのがいっぱいありますよね。それから、そういうものはきちんと洗って、きちんと別に出して、それで、それを組合のほうが回収して、業者に頼んで、プラスチックに溶かして再利用するということをずっとやってきて、慣習化されているわけです。しかし、それをやらないで、もう燃やすごみにしてしまうという方針が流れて、かんかんになって怒っているわけです。なぜかというと、それは単にそういう技術的な問題じゃなくて、今行われている地球環境温暖化防止ということで、できるだけ燃やすごみを少なくすると。プラスチックはCO2が出ますから、そういうことも含めて地域の方々が頑張っているのに、何だというわけです。  ですから私は、そういう八郷、かすみがうら市でやっている新治広域組合の進んだ面を、霞台の3市1町へ全部広げたらどうかというふうに主張しているんだけれども、そうはならないで、今来ているのね。だけど、このごみの問題は、広域で考えることも非常に大事なんですけれども、実は、法律的には市町村が責任持つんですね、何を処理するか、しないかというのは。  だから私は、そういう経過で、今これだけ地球温暖化防止が叫ばれて、CO2の発生をなくせという運動がありますので、ちゅうちょなく、八郷でやっていることをむしろ旧石岡市に広げるということで対応されるのが、本当に未来に責任を持つ我々として大事な点じゃないかと思うので、ぜひ担当部長、どうですか。そういうふうに、今までやっていたことを踏襲してさらに広げると、そういう当たり前のことをやるというふうに答弁してください。 528 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 529 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) まず初めに、プラスチック分別資源化の現状からご答弁申し上げさせていただきまして、その後に、3市町の足並みについてご答弁申し上げます。  現在、八郷地区において月に2回、プラスチック製包装容器の分別回収を行っております。主なものといたしましては、プラスチック容器、発泡スチロール容器、洗剤容器などです。集積場から回収されたこれらのプラスチック製容器につきましては、新治地方広域事務組合に集められ、有料でリサイクル協会に引き取ってもらっています。平成30年度の実績では、八郷地区からのプラスチック製容器は、全体で約194トンが回収され、センター職員による手作業により選別された、比較的汚れの少ないプラスチック製容器約30トン、全体の約16%がリサイクルできるものとして、トン当たり4万9,000円で引き取ってもらっており、その費用の1%を新治地方広域事務組合が負担してございます。残りのプラスチック容器約164トンにつきましては、汚れがひどくリサイクルできないものとして、焼却処分として余熱利用をしている現状です。  そういったことから、プラスチックの分別資源化につきましては、令和3年、来年ですけれども、4月1日からの新ごみ処理場稼働に合わせて、構成市町村が足並みをそろえて効果的に実施するためには、住民への周知と理解、回収方法等の変更作業、設備の改修など、さまざまな調整が必要となってくることから、霞台構成施設組合を中心とする構成市町において、今後の検討課題であると考えてございます。  以上でございます。 530 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 531 ◯12番(小松豊正君) もう一つ申し上げたいのは、水戸市ですね。県都の水戸、ここでは下入野町の新清掃工場、通称「えこみっと」というそうですけれども、令和2年4月、つまり間もなく供用開始になるんですね。それとあわせてどうしたかというと、プラスチック容器包装は分別するんですよ。ここに書いてあるんです。分別をするという方針なんですよ、水戸では。全く逆じゃないですか、これ。通用しないですよ、やらないというのは。やっているのをやらないんですから。全く通用しないことをやろうとしているので、これは本当変えてもらわなければ、禍根を残しますよ。  だから、それをぜひお願いし、また、最後に書いてあるのは時間がないからあれですけれども、石岡駅の転落問題の防止、視覚障がい者の、そういうことをよろしくお願いします。  以上です。 532 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午後 3時45分休憩            ───────────────────────                   午後 3時58分再開 533 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 534 ◯13番(山本 進君) 13番・山本 進です。半世紀以上もの長きにわたって、市民の文化教養や福祉の増進と文化芸術の活動拠点、またその鑑賞の場として利用され、愛され、親しまれてきた石岡市民会館が、間もなく廃館となります。今私は、この市民会館との別れを惜しむ気持ちでいっぱいですが、いつまでも感傷に浸っているわけにはいきませんので、ここで私は、今期定例会において、新市民会館の建設推進をテーマに質問に立たせていただきました。  前回12月の定例会で、私は、市民会館のあまりにも唐突な休館の決定に対して、市長以下執行部を厳しくただすとともに、市民会館個別施設計画の工程を見直し、新市民会館の整備計画の前倒しを強く訴えました。今回、改めてこの計画についてお尋ねいたします。  令和元年11月に策定されたこの計画では、他の公共施設とあわせて移転し、複合文化施設として整備するという方向が示されています。  そこでまず1点目、市民会館に複合機能を持たせることの必要性について伺います。 535 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 536 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 市民会館に複合機能を持たせる必要性につきましてご答弁申し上げます。昨年に策定いたしました市民会館個別施設計画では、市民アンケートの結果や石岡市公共施設等総合管理計画の基本方針を踏まえ、これまでの1施設1機能を前提とした施設重視の発想から、施設の多機能化や集約化等を検討する、機能重視の発想への転換をしております。また、複合機能を持たせることにより、複合前の延べ床面積減少等の条件はございますが、より実効性の高い有利な財源である、公共施設等適正管理推進事業債の活用が可能となります。さらに、関連するコンパクトシティの立地適正化計画におきましても、市民会館は文化機能の誘導施設に設定され、都市機能誘導に係る施策の「複合文化施設整備事業の推進」における導入機能として、複合機能を持たせる施設として位置付けされていることから、複合文化施設として整備を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 537 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 538 ◯13番(山本 進君) ただいま、市民要望や、石岡市公共施設等総合管理計画にうたわれている基本方針、あるいは関連する立地適正化計画などを踏まえて、施設の多機能化や集約化を検討していくという、そういった考えはよくわかりました。  ただ、答弁の中に、公共施設等適正管理推進事業債の活用が可能であるということがありましたが、私は前回の定例会の質問でもこれに触れております。この事業債、時限は令和3年度末ではなかったのでしょうか。合併特例債のように、これは期限が延長されているのでしょうか。お尋ねいたします。 539 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 540 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 公共施設等適正管理推進事業債の活用につきましてご答弁申し上げます。議員ご指摘のとおり、公共施設等適正管理推進事業債は令和3年度までであり、令和4年度以降の財政支援制度は示されておりません。一般的に、公共施設を整備する場合、構想策定や設計など各種の分析を行った上で工事が実施されていることから、どうしても竣工までには年数を要してしまいます。事業着手時点において活用できる有利な地方債制度等を検討し、市の負担が低減できるよう努めてまいります。  以上でございます。 541 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 542 ◯13番(山本 進君) それでは、この公共施設等適正管理推進事業債は、現在では、使うことは難しいということだと思いますが、これから新たな財源を探していかれるということだと思いますが、ちなみに、令和3年度までの時限でありますが、この公共施設等適正管理推進事業債の普通交付税算入額は、起債額の何パーセントになるんでしょうか。参考にお尋ねしたいと思います。 543 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 544 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 公共施設等適正管理推進事業債の充当率は90%、交付税の措置率は50%でございます。  以上でございます。 545 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 546 ◯13番(山本 進君) これは、新たな計画が具体的にでき上がらない限り、例えば現在ある公共施設等適正管理推進事業債の時限の延長を要望するとか、具体的な要望はできないんでしょうか。 547 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 548 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 事業債の要望につきましてご答弁申し上げます。地方財政や事業に関する計画において重要な判断を行う上で、国の財政支援制度につきましても、短期間ではなく長期間にわたる将来見通しが示される必要があると考えます。有利な財源が活用できますよう、全国市長会を通し、期間の延長を要望するなど、起債制度の進展を見きわめながら、関係部局と協議して進めてまいります。  以上でございます。 549 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 550 ◯13番(山本 進君) ぜひ継続して要望活動を続けていただきたいと思います。  それでは次に、複合施設として新市民会館、どのような機能を想定しているのか伺います。 551 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。
    552 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) どのような機能を想定しているかにつきましてご答弁申し上げます。市民会館の利用団体からいただいた新しい市民会館についてのアンケートによりますと、舞台機能はあるものとして、音響、照明設備等の充実、エレベーターの設置やバリアフリー化など、現施設と比較した設備に対するご意見がございますが、市民の皆様方も、芸術文化活動、鑑賞の場として舞台機能はあるものとして考えていることから、そのほかの機能につきましても、市民ニーズに合った、ユニバーサルデザイン化を重視した施設を目指してまいりたいと考えております。具体的な内容等につきましては、新年度、新しい市民会館の整備に向けて基礎調査委託を予定してございます。調査を進めるに当たりましては、市民や議会の皆様方のご意見を伺いながら、検討してまいりたいと考えます。  以上でございます。 553 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 554 ◯13番(山本 進君) ただいまの説明で、市民会館本体としての機能をどのようなものを考えているかということについてはわかりましたが、私としてはこの質問で、新市民会館にさらにどのような複合機能、例えて言えば、より具体的に申し上げれば、芸術文化の発信、ホール、それからオーディトリアム、会議室、貸室などといった、市民会館的な機能はもちろん今説明を受けましたが、これに加えて、複合化機能として、生涯学習、青少年の健全育成、健康増進機能などを持つ、いわゆる公民館的機能の導入、貸し館的な機能の充実や防災機能などと複合化していきますよと、そういった答弁が欲しかったんです。  さらに申し上げれば、ここで私は、長年未解決の問題になっている東地区公民館、旭台会館の借地・駐車場問題を解決するための複合化の提案をさせていただきたいと、このように考えていたんですが、先ほどの部長答弁でこれから基礎調査を委託していくという、そういった段階では、今、複合機能について執行部から具体的なことは、もうこれ以上何も聞けないのかなと受けとめざるを得ません。極めて残念なわけでありますが、その基礎調査、ようやくこれからということですね。それも、わざわざなぜ外部委託をしなければいけないのか、疑問に思います。  平成29年3月に、もう既に石岡市公共施設等総合管理計画が策定されて、その目標を達成するためにということで、石岡市民会館個別施設計画の策定に取り組んできたわけですね。しかも、それが個別施設計画までに実に2年半もかかってしまって、私たちに個別計画が示されたのが、市民会館が廃館しますと、その廃館が決定した後の令和元年11月、去年の11月になってしまったんですね。本来であれば、市長の号令一下とは申しませんが、この2年半もあったわけですから、この間に基礎調査などはもうとっくに済ませて、今もう基本設計、実施設計まで取りかかることもできたのではないかと疑問に思っています。その上での、基礎調査も終わった、基本設計も終わった、あるいは取りかかる、実施設計の段階、そういった段階での現在の市民会館の廃館決定であってほしかった。このように思うわけです。  前回の定例会での発言を繰り返すことになりますが、改めて市長以下執行部の、これまでの2年半、何もできなかったということに対する責任を問いたいと思います。答弁は結構ですので、次の質問に移ります。  これまでにまだ具体的な内容は示されていませんが、複合文化施設を包含する形で、今申し上げました複合施設を抱合する形で、新市民会館整備計画へと移行することになれば、優先的に合併特例債の活用が可能になるのではないかと考えます。先ほど公共施設等適正管理推進事業債というものについて一部やりとりをさせていただいたところでありますが、この合併特例債の活用について、執行部の見解を伺います。 555 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 556 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 合併特例債の活用につきましてご答弁申し上げます。市民会館個別施設計画においては、一定の条件や、時限付きである公共施設等適正管理推進事業債の活用を見込んで策定したものでございます。合併特例債の活用につきましては、議員の皆様方にご理解が得られるのであれば、活用も可能であると考えますが、どんなに整備を早目に進めようとも、工事着工までには数年を要してしまいますので、その判断時点において、社会情勢や財政状況などを踏まえ、合併特例債も含めましてあらゆる支援制度と照らし合わせ、有利な財源が活用できるよう関係部局と協議し、適切な財源確保に努めてまいりたいと考えます。  以上でございます。 557 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 558 ◯13番(山本 進君) また話が逆戻りになってしまいますけど、先ほどの市民会館個別施設計画は、公共施設等適正管理推進事業債を見込んで策定したと。もう期限が切れることを前提に作業されたのか。あるいは、活用ができる時限内に作業を怠ってきたのか。繰り返し文句を言っても仕方がありませんので、次の質問に移りたいと思います。  結局、起債の判断をする時点において、より有利な財源が確保できるということであれば、もちろんそれを有効に活用すべきです。合併特例債にこだわらず、有利な財源があれば、これを活用すべきだと思います。ですから執行部には、適切な財源確保のために、常に調査研究を怠りないようにお願いするわけですが、合併特例債の活用ということで再度質問させていただきます。  個別施設計画を見ますと、新市民会館整備事業は、どんなに遅くても令和6年度中には完了できます。もっと早めてほしいとお願いしているわけですけれども。一方、先ほど説明のあった合併特例債の時限は、令和7年度まで延長されていると私は理解しています。また、これまでたびたび私から申し上げておりますが、本年2月に開かれた全員協議会においても、執行部から示された合併特例債活用事業一覧を改めて見直してみましても、複合文化施設整備事業のための特例債事業として18億8,100万円、起債されています。これが手つかずに残っているはずですね。市民会館整備事業イコール複合文化施設事業であります。  これらのことから、私は当然のこととして、合併特例債を優先的に活用することが可能であると考えているわけです。さらに、合併特例債を活用すれば、新市民会館、すなわち複合文化施設整備事業の全体計画を大幅に早めることが可能になるのではないかと考えます。執行部の見解を伺います。 559 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 560 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 合併特例債を活用し、全体計画を早めることができないかにつきましてご答弁申し上げます。全体計画を早めるなどの見直しにつきましては、市民や利用団体ほか、議員の皆様方からのご意見を幅広く伺い、集約する上で、専門部署の配置であったり、検討委員会などを設置する必要があるのかなと考えてございます。その委員会において、計画の見直しなどについて協議、検討すべきものと考えますが、市民会館の整備につきましては、市民のご理解や機運の醸成等を図りながら、慎重に事業を進めていかなければならないと考えます。  以上でございます。 561 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 562 ◯13番(山本 進君) 専門部署の配置や検討委員会の設置が必要であるという答弁がありましたが、これにつきましては、この後、建設用地についての質疑を経た後に、最後に新市民会館整備計画に対する市長の基本的な考えとあわせて伺いたいと思いますので、そこで改めてお尋ねすることとして、次の質問に移ります。  個別施設計画では、市民会館の建設予定地は、イベント広場と鹿島鉄道跡地の公有地2か所から選定することが望ましいとしております。しかし、私は、冒頭の複合化についての答弁にもありましたコンパクトシティ、立地適正化計画ですね、この計画にある中心拠点となる新市庁舎を起点に、改めてこのエリアを俯瞰して、さらに、これより私が申し上げますさまざまな視点、観点から見直して、用地は公有地、民有地を問わず、選定の対象とすべきであると考えます。  まず、石岡市公共施設等総合管理計画と、同じく平成29年3月に策定されました石岡市都市計画マスタープラン、こちらが上位計画となるのだと思いますけれども、これには5つの都市づくりの基本目標が設定されています。その第1目標に、「まちの顔となる石岡駅周辺や骨格となる国道6号線の沿線において、活気と交流を生む魅力的な都市空間の形成を図る」とあります。私は、この目標達成のための最短の近道、そして最たる理想の形は、拠点形成に資する新規誘導型文化施設として、計画に書かれております新規誘導型文化施設として位置付けられている新市民会館を、先ほど申し上げたとおり公民館など他の文化施設と複合した上で、市庁舎エリアの6号国道沿線に整備し、ここに、市役所、警察署、消防署等の行政施設や商業施設とともに、集積を図ることであろうかと考えております。また、当然ながら道路体系からの利便性も、用地選考の重要な基準となるはずですから、国道6号沿線への整備が望ましいと考えます。また、庁舎エリアであれば、週末に大規模なイベントが開かれ、駐車場が混雑した場合などには、市庁舎の駐車場の共用も可能かと思われます。  一方、個別施設計画に挙げられておりましたイベント広場が選定されると、大規模な発掘調査による整備事業の遅延が懸念されます。加えてイベント広場は、大規模災害発生時の緊急避難地としてイベント広場を現在の形で残してほしい、また、イベント広場は野外の大規模なイベント開催には欠かせない有効な役割を果たしいる、そういった声も多く聞かれております。  同じく個別施設計画に掲げられております鹿島鉄道跡地は、先行している子どもの森構想と競合します。  以上、幾つか挙げさせていただきましたが、新市民会館の建設用地は、公共用地2か所ありきではなく、こうしたさまざまな観点から選定すべきと思います。執行部の見解を伺います。 563 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 564 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 市民会館の建設予定地につきましてご答弁申し上げます。建設予定地につきましては、個別施設計画を策定するに当たり、市民アンケートの調査を踏まえ、市民のご意見を反映させていただいたところでございます。先ほど申し上げましたとおり、新年度は、繰り返しになりますが基礎調査委託を予定しており、議員ご指摘のように、新庁舎を起点としてこのエリアを俯瞰するといった考え方や、また、ほかにもいろいろな視点からの考えがあるかと思いますので、関連する計画との整合性を図りつつ、基礎調査において、公有地、民有地にかかわらず、最適と思われる建設予定地を検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 565 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 566 ◯13番(山本 進君) わかりました。公有地、民有地にかかわらず、関連する計画との整合性を確認しながら、最適の建設用地を示していただくという答弁をいただきました。先ほどの質問で、さまざま申し上げました広い角度から、観点からご判断をいただきまして、最適な結論へ導いていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  同じく、答弁にありました基礎調査委託でありますが、令和2年度の当初予算案を見ますと、確かに委託料200万円が計上されております。これについては、先ほども申し上げましたが、理解できない部分がありますので、予算特別委員会の場で詳しくお尋ねしていきたいと思いますが、それはともかくとして、個別施設計画を見ると、調査委託を令和2年度、令和3年度の2年間をかけて行うと。前回の定例会でも、またさきの同僚議員の質問に対しても、部長は同様の内容で答弁されております。なぜ基礎調査に24か月もかかるのか、全く理解できません。  市長にお尋ねしていきたいと思いますが、まず、私は前回の定例会で、突然の市民会館の廃館は、市民を大きく失望させた。利用者に多大な不便をかけることになると。その罪滅ぼしということで、大きく主に2つのことをお願いいたしました。1つは、新市民会館が整備されるまでの間、町なかの空き店舗を市が借り上げて、市民に提供していただきたい。もう1点は、計画では、新市民会館の供用開始が令和7年度からとなっているが、このスケジュールを1年でも、半年でも短縮していただきたいと申し上げました。  1つ目のお願いに対して執行部は、これはすぐに対応してくださいました。昨日の同僚議員の質問に対する答弁でも内容を伺いましたが、一方で私の耳には、利用者の人たちから、せっかくの市の提案だけど、これを断ろうとしていると。使い勝手が悪いということもあるのかもしれませんが、最たる理由は、市の財政負担を気遣ってのことだと聞いております。ですから、前回定例会でお願いした1点目は、こういう状況にあるので結構なんですが、2つ目のお願い、計画を早めること、これはひとえに市長のリーダーシップにかかっていると思います。  現在、市民会館は、先ほど来ご答弁いただいています生活環境部の所管でありますが、複合文化施設ということになれば、いずれ幅広く、部局横断で連携がとれる組織体制を持って、取り組んでいかなければならなくなる。特別なプロジェクトチームの設置が必要になるのではないかなと思います。今のまま生活環境部単独であっては、生活環境部に幾らやる気があっても、複合化の事業を進めていくことは難しいのかなと懸念いたします。まさしく、先ほど専門部署の配置が必要だという部長答弁もありました。廃館となる市民会館にかわる複合文化施設整備事業は、市長が自ら石岡市都市計画マスタープランに掲げられた将来都市構造──市長はこれをコンパクト・プラス・ネットワーク型のまちづくりと表現されているようですが、市長が目標とする将来の都市構造の実現に向けて、何としても成し遂げていかなければならない、必要不可欠、肝心かなめの事業であると、私は強く申し上げます。市長、ぜひ今すぐに全庁に広く呼びかけて、的確に、強力に号令を下して、事業期間の短縮を指示してください。市長の決意のほどを伺います。 567 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 568 ◯市長(今泉文彦君) 市民会館の複合文化施設建設についてでありますけれども、まず組織については、市民会館部署ではなくて、複合化であるということを踏まえ、市長公室にその担当を置くことに決めております。新年度からはそういうことになるわけであります。その計画期間の短縮でありますけれども、どうしてもやらなければならないことが1つありまして、複合文化施設ということでありまして、その複合化の相手ですね。市民会館大ホールでしたら、例えば図書館とドッキングするとか、公民館と一緒になるとかと、そういう何と一緒になるかというパートナーの部分を一番ふさわしい形で想定するという、市民のニーズに合ったものをやっていくということを決定しなくてはなりませんので、それにふさわしい組み合わせを最初にやらなくてはならないと思います。それをスピーディーにやっていきたいと思います。それから、民間の土地であるか公の土地であるかは、一番その建物を建てるのにふさわしい場所、そういったものをその検討の中でやっていきたいと思います。  いずれにしましても、コンパクトシティを実現するための市民会館、複合施設を迅速に検討してまいりたいと思います。  以上です。 569 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 570 ◯13番(山本 進君) ありがとうございました。期待をしておりました答弁をいただいたと思います。ただ、具体的に計画期間を、事業期間を短縮するというお言葉をいただけなかったのが残念だったんですが、この複合化施設整備事業にふさわしい組織体制で、これらに取り組んでいくという答弁をいただきましたので、これについては了承いたしました。また、市長が掲げるコンパクトシティ、まちづくりの中核地点にこの新しい複合文化施設を整備して、他の行政施設を集積していくという方向は見えましたので、ただいまの市長答弁に対してはお礼を申し上げたいと思います。  予算規模など、さまざま違いはありますが、これまで私たちが機を逃がさずに声を発して、あるいは粘り強く要望を続けてきた結果、議論が進んで、課題や困難を乗り越えて実現にたどり着いた事業が幾つもあります。ここで具体的に事例は挙げませんが、私もそうした経験、仲間たちとともに歩んできた経験ですね、これらを踏まえて、これからも市長、執行部に対して、粘り強く要望活動を続けてまいります。このことを申し上げまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 571 ◯議長(池田正文君) 次の質問者に移ります。  21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 572 ◯21番(高野 要君) 21番・高野 要でございます。4点ほどご質問させていただきます。  第1点目、地域医療の対策についてをお伺いいたします。  同僚議員からるる、この地域医療対策についてお話を伺い、ますます私も不安の色が強くなってまいりました。私も、自分の自宅の近くに総合病院ができるというようなお話を聞きまして、これはいいぞというふうに称賛したところでございますが、なかなか、今、この議会等々で話を聞いていると、中身が違う。全員協議会、1月の24日に示されましたが、私が、以前に市長ともお話ししたことがございますが、中身が全く違うんです。「産婦人科、小児科、これはなくちゃだめなんですよ。これをつくれば若い人たちが来るんです」。しかしながら、今、見てみると、括弧書きで産婦人科。そうですね。それと、何で公立にするんだと聞いても、この意味もわからない。ただ、述べていることは、ベッドをどこの病院へ持っていくんだ、あそこで何床にするんだ、1床当たり75万だと、何か下世話な話ばかりでございます。  そして、医師会病院が大変なんだ。医師会病院が大変なのは、何が石岡に問題があるんだ。全く関係のない医師会でございます。私は市長に聞いたことがあります。約款か何か入っているんですか、あなたたちの経営悪化のときには石岡が救済すると、救済措置の約款があるのか。そんなものはないはずであります。  もっと驚いたのは先ほどの答弁でありますが、私はこの事業、庁舎建設どころではありません。ヒト・モノ・カネ全部です。大変な事業なわけでありますが、市長は専門委員会に頼んだんだ。専門委員会は何回集まりをやったのかと、4度です。あと議会には2度ほど説明しましたが、そんなもんで病院ができちゃうのかなと、私も本当に驚いて、もう3年前からやっていることは知っていたんですが、しかしながら、本当にやったのはここ2か月じゃないですか。それでこんなに病院、できるんですか。私は本当にただただ今、驚きで、この演壇に立っておるんですけれども、それと、また同僚の議員からもありましたけど、この現場に当たっている職員は、あまり素人で知識がないと。私は、その答弁に市長は、私が示したというか、職員でありますから、万全を期して仕事に当たっていただいておりますと言うのかなと思ったら、適材適所、これは今後でしょうけれども、そういう答弁しか返ってこなかった。こういう大きな事業に、そういういいあんばいな話では、本当にこれは、私は、石岡市民の市民目線の仕事かなというふうに思い始めたんですね。私目線ではだめなんですよね。  よそでもお話を聞いてきました。よそでは、議会と、何ていうんですか、その事業団、そことでもいろいろもみ合って、意見を出し合って、それで詰めて、やはりお願いしているんだという話を聞いたんですよね。全くの議会軽視じゃないですか。議会の間際になって、たった2回ですよ。こういうことをやっているから聞いてくれと、これでいいかい。一般の住宅を建てるのだって、一、二回じゃないですよ、業者さんとの話し合い。  市長、何か私は、もう本当に質問したくないんですけど、何か勘違いしているんじゃないかな。事業は自分でできる。その考えは大間違いなんです。議会には議決権があるんです。この事業、幾つの議決があって成り立っているかわかりますか。ですから、我々も市民の方に負託されて議員をやっているんですから、もっともっとやはり声をかけていただきたい。一緒に共有したい。ものをつくるということは共有だと思うんですよ。でき上がったものを見たときに、一々説明しなくてもわかるんです。そういうものづくりが、私は事業だと思っております。私は職員もしっかりやっていると思いますよ、市長。12時ごろまでやっているようですから。その辺のところもきちっと称賛しながらやっていかないと、事業にはならないと思います。  演説をぶっていても仕方ないので、私は市長とお話をしたり、聞いてまいりました。しかしながら、その内容とは大きく異なり、納得、理解もできない点が幾つかありましたので、15項目ぐらいになりますか、質問させていただきたいと思います。  まず第1点目、石岡地域医療計画は、第1章において示すとおり、石岡市、かすみがうら市、小美玉市の3市で産科がなくなったため、これを契機に3市が手を取り合って、産科の設置や小児科の充実を図っていくこと、つまり最大の目標とし、さらに、これまでの、市議会や市民要望も同様であったことから、この計画が作成されたものと私は思っております。  しかしながら、本計画の最優先の目標は、病院の再編統合、公立化となっております。これはどうしても理解ができません。同僚の議員からも質問がありましたが、これはもう完全に病院をつくるだけであって、当初の約束なんかどうでもいいよと、病院をつくっちゃえばいいだろうと。そういったところから、市民の方々から下賤な疑惑が出てくるわけであります。  本来の目標と違っている。市長はどう思いますか。私、何度か質問されていると思いますが、これ目標は違っているとは思っておりませんか。私は目標が違うんじゃないかと思うんです。市長が言っている一丁目一番地は内科ですか。内科ではないはずです。産婦人科と小児科です。まずはご答弁をお願いいたします。 573 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 574 ◯市長(今泉文彦君) 今回の事業の目的でありますけれども、議員ご指摘のとおり、最大の目標は3つございまして、産婦人科の復活、小児科の充実、そして緊急診療の継続、その3つであります。  以上です。 575 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 576 ◯21番(高野 要君) わかっているんですね。わかっているんだったら、やらなくちゃまずいんじゃないですか。市長が言っているのはそうですよね。産婦人科も何も言葉に出てきていないですよ。みんな違うじゃないですか。ベッドの数と、医師会病院の話と、あと事業団の話と、交付税の話。中身について何も語ろうとしていないんじゃないですか。同僚の徳増議員からもありましたけれども、細かいことがありました。ああいったことは、きちっと説明責任を果たさなくちゃいけないじゃないですか、本当に小児科、産婦人科をやるんであれば。3つの柱は何ですか。3つの柱、ないでしょう。  それじゃ、2点目に移ります。ただいま答弁をいただきましたが、小美玉市、かすみがうら市は、産科の設置の連携が本意であるということを聞いております。私も首長から聞いてまいりました。だから3市でやっていきますよということに、私はなったわけだと思います。しかしながら、計画は病院の再編と公立化であります。市民病院をつくりましょうということであります。  それでは確認いたします。この計画に示す内容、産科の設置は当初にはない計画、このことに対し、両市、かすみがうら市、小美玉市は納得しているのか伺います。納得が得られているというのであれば、私は応分の負担金といったことも、話の中ではきちっとできていることだと思います。納得しておるということであれば、合意はしておるわけでありますから……。  それで、ここまでお話が出ておりますので、市長同士、いろんな場面で話をしていると思うんですが、市長、どのような話になっておりますか。これ、納得しておるんですか。前回も質問いたしましたけど、本当にそういうものがあるんだったら、合意形成、きちっとした……。これだけの事業ですから、皆さんに、口頭で、いや、口約束ですよなんて、こういうこと言ったら笑われちゃいますよ。だから、きちっとした文書、そういったものをお示しいただきたいと思います。市長からの答弁をお願いします。 577 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 578 ◯市長(今泉文彦君) 小美玉市、かすみがうら市、そして石岡市の、地域医療対策における3市の連携の基本方針として、産婦人科の設置と小児科の拡充、それと緊急診療は、3市の命題として連携して取り組んでいくことを合意しております。これについては、カンファレンスの公開の席上でも、その合意を示しているわけでありまして、また、これまでも実施してきた緊急診療所などの初期救急と2次救急の運営について、今後も連携体制を継続していくことや、今後、石岡地域医療計画を推進していく際に、新たに地域医療充実のために必要な経費が生じた場合には、別途協議しながら連携して対応していくことの合意を得ております。  以上であります。 579 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 580 ◯21番(高野 要君) その連携はわかるんですよ。私は難しい会合の名前もあんまり存じておりませんけど、しかしながら、今この事業がここまで進んでいる中で、ヒアリングの中で話し合いはしましたよとか、そういったことで事業は進められないでしょう。だって、市長ご存じですか、口約束。市長は、今そうですけど、勝手に契約解除したことがありまよすね。何年も残っている契約を解除しました。だから、そういう契約だって解除できるんですから、口約束なんていうのは約束に入らないんですよ。全て証文じゃないですか。こういう大事な話を、あのとき話したから大丈夫ですよとか、そういったことで進めていたら、市民に対して申しわけないですよ。もし、これ、どうするんですか。かすみがうら市と小美玉市が、私たちはいいですよと言われたときに。仕事というのはそういうところなんですよ。まして行政ですから、口約束なんてあり得ないんですよ。  本来は、きちっと文書を皆さんに、こういうことで合意形成して、皆さんとお話し合いができていますというぐらいのことをきちっと文書で出すぐらいの、それが事業じゃないですか。だって何とか振興協会というところは、今、協議してどんどん進めているんでしょう。そちらを進めるよりも、まずは三位一体でやっていこうという小美玉、かすみがうらとの連携が必要じゃないですか。私は、何かやっていることが違うように思いますよ。  それでは、次に移ります。石岡市の財政負担を同僚が聞いておりますけれども、私ももう一度伺います。第一病院の公立化に伴い発生する費用負担はどのようなものがあるのか、再度お伺いします。  最初に、第一病院の買収の内容、買収の金額、その金額の算出根拠、財源は何なのか、その辺のところもお伺いをいたします。 581 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 582 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 答弁申し上げます。公立病院設置にかかる経費といたしましては、土地建物の譲渡費用及び増築分の建設費用として約31億9,000万円を見込んでおります。土地建物の金額は、簿価を参考に算出してございます。これらの整備費用は、全額病院事業債を活用し、その返済に係る元利償還には、国からの普通交付税措置額と指定管理者負担金を充てる見込みでございます。  以上でございます。 583 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 584 ◯21番(高野 要君) そうすると、部長答弁で結構ですけど、これは、石岡市には一切負担がかからないということでよろしいですか。 585 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 586 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) はい。こちらについては、先ほど申し上げた負担金と、それから交付税で賄うという考えでございます。  以上でございます。 587 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 588 ◯21番(高野 要君) この内容を聞いていますと、何でもかんでも石岡市は買おうとしているんですね。自分の財産にしたいということなんですが、これ、何で石岡市の財産にしなくちゃいけないんですか。石岡市の財産にすることは構わないですけど、今、交付金とか何か、同僚の話で聞きました。この指定管理者、このところに入ってくる管理者、石岡市の負担……。石岡市は負担がないと言っているけど、あるでしょう。今現在、医師会病院から固定資産税等々で1,000万円の税収があります。そのほか、今度は償却資産、それで2,800万ほど、年間歩積みしていくんですよね。約4,000万。出ないと言っているけど、4,000万、それで30年間で27何億。そんなお金、間違いなく出ていくんじゃないですか。市民の方はこれ、知らないですよ。4,000万の金は出ていくんですよ。  そういったことを考えたときに、何でもかんでもこれを買おうという考えが間違っているんです。第一病院は約20億で回っております。しかしながらどうですか。今度こちらから交付金、そういったもろもろで、病院の先生の費用とか何かあるんでしょうけど、2億が行くわけです。積んでおくお金3,000万、あと1,000万は税金払わないで済むから、市のものになれば。こういったときに石岡市は、私たちも交付税その他もろもろのことをやっていきますので、ですから、この財産等々は、我々に譲渡してください、くださいと。あなたたち、もう全部石岡市でやってあげるんですから、建物とそのぐらいくれてもいいじゃないですか。そういう発想は浮かびませんでしたか。お伺いします。 589 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 590 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。今回の交付税措置につきましては、土地取得からみ見ますと25%の予定でございますけれども、そのほかの残りの75%については、指定管理者が負担するということがございましたので、そういう考えから、購入という形をとったものでございます。  以上です。 591 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕
    592 ◯21番(高野 要君) だから、何でも交付金でもらえるから……。起債なんですよ、起債。返済しなくちゃいけないんです。交付税は、じゃあ、いつでもそれだけ、満つるだけ来るんですかという話があったでしょう。そういうことなんですよ。100%、何もかにもこちらで、全てを相手の言うとおりじゃなくてもいいんですよ。年間2億円。あそこは20億で回っていて、今度は22億になるんです。そのお金の、2億の使い道は、私は聞きもしませんけど、そういうことなんですよ。  事業というものは、人に任して全部じゃなくて、自分でも多少頭を使わないとだめなんですね。これだけの事業、きちっとやればどうなのか、病院を経営したことないんで知らないけど、至れり尽くせりですよ。病床だけあれば交付税が入ってきます。患者の云々じゃないんです。そうです。石岡市で経営したほうがいいんじゃないですか。そのような事業だと思いますよ。全てが救済事業ですか。私は自分で計算もできませんけど、でもそのようなことかなというふうには思っております。これだけ言われたんですから、自分たちでもしっかりと計算してみてください。そのような計算はきちっと値は出ると思いますよ。このぐらいの、何ていうんですか、病院の土地と建物ぐらいはもらっても悪くないということです。その辺のところはきちっとやってもらいたいと思います。  あと、この買い取りとかそういったやつの、これ通常、鑑定とか入れるかと思うんですが、そういったものはきちっとやられているんですか。相手の言いなりですか。お伺いします。 593 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 594 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。第一病院の土地建物を取得するに当たりましては、事前に不動産鑑定等を実施する想定でございます。  以上でございます。 595 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 596 ◯21番(高野 要君) 相手方があるわけでございますから、その交渉等々もあると思いますが、やはりこれは市民の税金です。皆さんのお金じゃないです。市民のお金です。そのことを念頭に進めてもらいたいと私は思います。  次に、この運営についてお伺いしますが、指定管理で公立病院を運営するということですが、指定管理料は幾ら、18億……。ちょっとこれもお伺いします、定かでないので。幾らなのか伺います。その根拠と、私は聞き漏れているかわからないので、その財源、それについてもお伺いいたします。また、設備の維持に関する費用、金額の根拠、財源はどうなのか、2つ続けてお願いいたします。 597 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 598 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。公立病院の運営経費でございますが、市の負担は、指定管理料といたしまして年額約1億8,600万円を想定してございます。これには、公立病院事業に対する国からの普通交付税措置額を全額充て、それを超えての運営経費は負担しない想定でございます。また、市の負担が必要な部分といたしまして、減価償却費相当分に係る支出や、病院の改修費用が想定されますが、減価償却費相当分につきましては、令和31年までに年額平均で約3,000万円を市の一般会計から繰り入れることになるかと思っております。ただし、この繰り入れでございますが、これは内部留保資金となりまして、将来、起債の対象とならない建物の改修費用等に充ててまいりたいと考えてございます。なお、医療機器の購入及び更新につきましては、原則、全額指定管理者が負担することを想定しております。  以上でございます。 599 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 600 ◯21番(高野 要君) 今、3,000万というような持ち出しがあるんだというようなことでございましたが、これ3,000万、今、目的を言われましたけど、それ以外、何も使えないんですよね。ですから、自分の病院になるということでしょう、買い受けたから。でも、実際は、これもう毎年毎年3,000万ずつ積んで、積んでというか、それで、結局は何かあったときに、病院の改修とかそういったときに使うということでございまして、ですから、目的税と同じでそれしか使えないんですから、ここへ市民の税金が3,000万つぎ込まれるということですよ。お金がかからないと言っているけど、3,000万は間違いなしということです。ですから、それと、第一病院の税金1,000万がありますので、4,000万は消えていくということなんですね。大きいお金ですよ。  それで、次に移ります。指定管理者は誰になるのか。第一病院の経営母体である地域医療振興協会と思いますが、念のためにお聞きいたします。そして、それはもう決まっているのかをお伺いいたします。 601 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 602 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。現時点で、指定管理者は決定してございませんが、今回の公立病院の再編統合、公立化につきましては、石岡第一病院を運営している地域医療振興協会を指定管理者として想定し、検討しているところでございます。  以上でございます。 603 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 604 ◯21番(高野 要君) 想定しているということだから安心したんですが、これも議決が必要ですよね。勝手に皆さん、決めることはできませんよね。議決前に想定しているんですから、これは大したものだと、聞いて思ったんですが、これも議決案件になると思いますよ。  そうすると、もうそこをほぼ決めて、動いているということでよろしいですか。 605 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 606 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 指定管理者として想定して、協議をしてございます。  以上でございます。 607 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 608 ◯21番(高野 要君) これ、議会で通らなかったら大変ですね。そういう質問をしても仕方ないので、次に移ります。  指定管理料に対し赤字補填はしないということを聞いていますが、本当にこれが守れるのかを確認いたします。これは確認です。お願いいたします。 609 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 610 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。指定管理契約を行う前に、医師、コメディカルの確保や財政負担、公立病院の運営、資産の取り扱い等について、詳細の内容を盛り込んだ協定を取り交わし、医師確保や経営安定のほか、財政負担の保証を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 611 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 612 ◯21番(高野 要君) ですから、私、先ほどから聞いてびっくりしたのは、30年の、これ、何て言うんですか、指定管理者は30年だというんですね。30年ひと昔ですよ。私は10年だったら信用できるんですが、30年になってくると、本当にどうかなという感じがしますよね。今泉市長は3年で契約解除しましたから、逆にこれ、30年なんて不安じゃございませんか。先ほど言われたように、じゃあ、30年の担保は何なんですか。誰か保証人がつくんですか。お伺いします。 613 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 614 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 継続した経営をしていただくのに、長期間ということで30年を予定しているわけですけれども、こちらについては、協定で保証と申しますか、協定を結んだ上での期間というふうに理解してございます。  以上でございます。 615 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 616 ◯21番(高野 要君) だから、私が言っているのは、協定とかそういったものは証文にならないんですよ。30年でしょう。先ほど同僚が言っていたけど、どっちが縛っているんだかわからないんだけど、お互いに縛られているんですよ。どちらも逃げることができない。契約解除はできるんですけどね。ただ、だけれども、何か私は、30年と言うとみんなが信用する。だけど、30年大丈夫だという保証はないでしょう。保証があるかもしれない。  最初は10年と言っていたんです。それが20年になって、今度30年の話なんです。だから、私はおかしいんじゃないかと言っているんです。30年なんだから皆さん、大丈夫ですよ、お金一銭もかかりませんから。じゃあ、これ、どうするんですか。向こうの経営が悪化したりなんかして、どうしようもない状況になりました。それでも30年いてくれますか。お医者さんはいなくなる、看護師はいなくなる、誰もいなくなる。でも、いなくなった後、機械が残ればいいですけど、機械は指定管理者の機械ですから、機械を持っていかれちゃうと、構造物しか残らないですよ。せめて機械ぐらい石岡市のものだったらいいけど。そんなことなんですよ。  皆さん、商売していないからそうなのかもしれないけど、皆さん誰も商売している人間は、そう思いますよ。だから、契約でも何でもきちっとしなきゃだめなんです。そこがだめだったら、そこに保証人をつけてもらったらいいでしょう。そうでしょう。間違いなしにできるというんだったら、保証人をつけてもらったらいいじゃないですか。そのところが、その辺まで必要なんですよ。ただやればいいというものじゃないんです、契約とかそういうものは。信頼とか信用なんていうのはないですから。全て紙1枚ですから。浪花節というのをよく言いましたけど、浪花節じゃないですよ。その辺のところをきちっとやってください。それでないと、市民に迷惑がかかるようなことになりますよ。  それで、同様の質問ですけれども、ただいまお答えいただきましたけれども、仮に赤字が発生したとき、指定管理料の増額、見直しを迫られ、それに応じなければ指定管理から撤退するようなことはないのか。赤字は補填しないのか。何度か同僚も聞いておりますけど、指定管理料の値上げはしないと。これ、はっきり皆さん、言い切れますか。これ、また何億というようなお金の負担がかかってきたときに、財政負担になりますよ。石岡市の財政状況を私もちょこっと聞くんですけど、あと3年後には、このままでいくと大変だという話も出ているじゃないですか。そういった中で、本当にこのようなことをやっていて大丈夫なんですか、こんなアバウトな仕事をやっていて。ここをはっきりとお伺いいたします。 617 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 618 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 先ほどの答弁と同様になってしまいますけれども、こちらについては、指定管理契約を行う前に、詳細な内容を盛り込んだ協定を取り交わして、経営安定のほか、財政負担の保証を図ってまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 619 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 620 ◯21番(高野 要君) 今、るる申しましたけど、これは、私が非常に危惧するところです。これ、相手側も営利団体ですよ。経営者です。事業者です。私は、損をすることは積極的にやらないと思います。今泉市長も知っているとおり、これは契約、何でも契約です。契約があっても一方的に解除ができるんです。一方的な解除ができる。その解除をされたほうは、告発するか、告訴するか、それだけなんです。でも、何もなかったら、告発、告訴しても仕方ないでしょう。それが社会ですよ、市長。よく勉強したらいいかと思います。  次に移ります。それじゃあ、医師会病院なんですが、この再編に伴いまして、医師会病院は閉院、清算となるのか、またほかの利用でもあるのかなという気もしておるんですが、これについて、市の負担、解体をしてあげるとかもとの更地に戻すとか、いろいろあるでしょう。そういった負担はあるのかについて伺います。 621 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 622 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。石岡市医師会病院の清算につきましては、市はかかわりを持たず、石岡市医師会が処理するものと考えてございます。  以上でございます。 623 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 624 ◯21番(高野 要君) 医師会病院の清算に伴う市の負担はないということなので、安心はいたしました。  じゃあ、ここでちょっとお伺いしますけど、ないということ、そういったこともきちっともうお話はついているんですか。お伺いいたします。 625 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 626 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 文書等の取り交わしはございませんけれども、協議の中で、そういう回答をしてございます。  以上でございます。 627 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 628 ◯21番(高野 要君) どうしても、次にこのことを聞きたかったんですね。同僚も聞いているかと思いますが、なぜ公立病院が必要なのか。執行部はわかると思いますが、全国の9割以上の公立病院が赤字経営、国は公立病院を再編統合し、減らすということを言っております。先ほど同僚議員もお話ししております。それに逆行して公立病院をつくるのが石岡市。それも、民間が直営でやっている病院を市が買い、公立化し、そして、今までの経営者にまた頼む。何でこんなことを、私はやる必要があるのかがわかりません。民間がやっていてうまく経営がなされ、地域の方々が外来や入院ができれば、それでいいのではないかと私は思います。公立病院化しなければならない理由を、誰もがわかるように説明してください。  第一病院も、経営も安定して、今、本当に内容のいい病院となってきているようでございます。そういった中で、石岡がなぜ介入しなければならないのか。公立病院化しなければならない理由。市長は何度か言っておりますけれども、よくわかるようにご説明をお願いいたします。 629 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 630 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。近年、医師や看護師などのコメディカル不足により、一部休床を余儀なくされている石岡市医師会病院のほか、多くの病院が医師確保等に苦慮している現状があります。市単独や医療機関単独での解決は困難であり、初期救急を初めとする地域医療体制を確保するためには、行政の主導による病院の再編統合を行い、医療資源を集約する必要があると考えます。  また、民間病院ではカバーし切れない人口減少地域が医療過疎にならぬよう、つまりは誰一人取り残されない体制づくりをするために、その役割を担う公立病院を中心とした医療体制の整備が必要であると考えてございます。  さらに、病院を公立化することで国の病床特例制度が使え、病床が不足する医療機関にも再配分することが可能となります。この再編統合を行うことによって、民間での担い手が少ない回復期病床を増床させるとともに、民間病院との役割分担により、地域全体の医療資源の有効活用を図ることができると考えています。  以上のようなことから、公立病院の整備が必要との結論に至っている状況でございます。  以上でございます。 631 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 632 ◯21番(高野 要君) 答弁は結構な答弁なんですよ。ただ、だけど、市長が答弁していることと部長の答弁は、食い違っているんじゃないですか。3本柱があるわけですよ。市長は3本柱を語っているんですよ。産婦人科、小児科、救急医療。ただ、今部長が述べているのは、医師会病院が云々で、医師会病院がなくなってしまうと大変だから、第一病院と統合させるんだ。ちょっと内容が違うのと違いますか。  これで、石岡市、行政がやらなければというようなことでしたが、石岡市は救済団体ですか。困ったところがあれば助けるんですか。皆さんのお金で助けるんだったらいいけど、市民の税金で人助けですか。あってはならないことでしょう。国でお金をくれるからいいというもんじゃないんですよ。やはり自分で、病院でも何でもそうです。やはりマイナスになり経営が悪化すれば、それはそれで仕方ない。自分でつくったことは自分で清算するんですよ。  じゃあ、聞きますけど、医師会病院の経営がよかったときに、税金はくれたでしょうけど、利益の一部を石岡へくれていましたか。お伺いいたします。 633 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 634 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 金銭的な利益という部分の、何て申しましょうか、負担金なり収入なりということでの名目のものは、いただいていないと理解しております。  以上でございます。 635 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 636 ◯21番(高野 要君) 私がこんなにしつこく質問しているのは、見えないんですよ。病院、市民病院とかそういう病院の名前はいいですよ、ネーミングは。ただ、だけど、本当に市民を考えてやっているのかなということなんですよ。病院救済のために、それで病床を……、病床があれでしょう、ベッドが1つ減ると75万円というようなお金が交付金で入ってくる。人助けのために私はやっているとしか見えないんです、市民が病気になったらそこへ行けるんですよじゃなくて。もっともっと市民の、何というんですか、声も入れて、そんな形の中で第一病院に……。第一病院の患者は80%が石岡の人ですよとか、そういったことになれば、それは立派な成功ですよ。しかしながら、ただこれ、病院をつくりたいだけでしょう。産婦人科もない、小児科の充実もない、救急医療もない。先日、部長が説明したのは、内科を中心としてやっていく。内科は石岡にたくさんありますよ。私は、そんなことでは、ちょっと考え方に間違いがあるんじゃないかと思いますよ。  次に移ります。それで、今、話しましたけど、産科の設置、小児科、こういったことを当初の目的どおりきちっとやれば、私は賛同して一緒にやりましょうと、そういったことを言いますよ。ただ、しかし今は、公立化だけ、優先しているのは公立化、石岡市の病院をつくるんだ。それから、3年、5年かけて産科を設置すると。本末転倒ではありませんか。だったらこれは、ちょっと角度を変えてみて、何も公立化しなくても、何かほかのことを考えたら、産婦人科と小児科を石岡市で病院をつくったらいいんじゃないですか。外科とかそういうものはほかにたくさんあるんです。そこに必要ないんです。ですから私は、本来であれば、考え方としては、産婦人科と小児科の病院を石岡市でつくりなさい。それだったら市民の人は納得すると思いますよ。若い人たちのために病院をつくろう。お金かけても、誰も文句言う人はいないですよ。その辺のところに、私は大きな間違いを犯しているんじゃないかと思いますよ。  この公立化によって誰が得しメリットがあるのかを伺います。誰か得しているわけです。そのことをきちっとお答えください。 637 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 638 ◯市長(今泉文彦君) 今回の公立病院の計画でありますけれども、これは、石岡市に産婦人科、そして小児科、緊急診療を継続させる、あるいは復活させる残された唯一の道だと思っております。単独で産婦人科を誘致したらいいのではないか、あるいは小児科をというお話ですけれども、その道はほかの自治体でもやっておりますけれども、何億円というお金がかかることもありますし、誘致するためには、その条件として受け皿の病院が必要だということです。それが条件ということで、この公立病院の設置の道を選んだということであります。  今、医師会病院を救済するというお話がありましたけれども、市はそういう方針をとっておりません。交渉の中で、それはあり得ないということで、医師会には悪いんですけれども、拒んでまいりました。医師会病院は、緊急診療の受け皿になって今やっております。休日・夜間診療、それもこのままで行くと、例えば4月からということで、緊急の受付がなくなってしまう可能性がございます。もう目の前に、そういう事態が待っているわけであります。命を預かる緊急診療所がなくなってしまう。本当にそれでいいのでしょうか。  平均年齢64歳という……           〔「それはいいです。聞きましたから」と呼ぶ者あり〕 639 ◯市長(今泉文彦君) 緊急診療、最初の3つの目的、それがなくなってしまうということ。私は、本当に市民の目の前に迫っている医療危機を案じて、こういう計画の策定の道を選んだわけです。  細部にわたっての詰めが足りないということのご指摘がありましたけれども、それは、限られた時間の中で、今、構想段階、そしてそれが実施段階に移るはざまの状態でありまして、十分な情報を提供できなかったのは大変申しわけなく思っておりますけれども、そういう事情もご理解いただいて、一緒に、理解のもと、この構想を進めていただくことをご理解いただければと思います。よろしくお願いいたします。 640 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 641 ◯21番(高野 要君) 今、答弁がありまして、医師会病院は考えていないよと。じゃあ、もっとひどいじゃないです。私は医師会病院を何とかしてやりたいという声が返ってくるかと思いましたよ。しかしながら、どうですか。考えておりません。それだったら、私が下世話に考えたら、ただ医師会病院のベッドを欲しいだけじゃないですか。もっと悪いですよ、これ。救済より悪いでしょうよ。あのベッドだけもらえば、医師会病院なんかどうだっていいんだみたいになっちゃって。市長、答弁も考えてしないと、市長も頭を使っているけど、こっちも使っているんですよ。わかりますか。ただベッドが欲しいだけになっちゃうでしょう。だから、医師会病院の今の現状を踏まえた中で、最善の努力をしてあげると。そういった中で、私たちが得るものは得ていきたい。これが市長答弁じゃないですか。市長、そうじゃないですか。ご理解はないんですよ、こういう仕事に。ご理解とかよろしくお願いしますはないんです。どうでしたか、今の、医師会病院は面倒見ないけど、とにかくあそこにあるベッドだけいただこうと。全く下世話な考えですよ。  あと2点ほどあるんですが、公立化病床の数のやりとりのためにやるように、私は思っております。75万円です。私どもに配付された資料にも、そのような図が示してありました。目指してきたものと今回の計画が、私はなぜこのように離れているのか、非常に残念としか言いようがありません。あくまでも産科の設置、小児科の充実、これを達成するために公立化しなければならないということが、伝わってこないからであります。この病院、公立化に当たって、市長から小児科と産婦人科の声は、私たちが質問する以外は出てまいりません。非常に嘆かわしいことです。  あえて議員の立場、市民の立場で率直に申し上げるならば、この計画どおりのものではなく、先ほど言いました……。私はあまり病院のことはわからないから、石岡単独で小児科と産婦人科をつくったらいいだろうというようなことを言いましたけど、そういう発想ですよ。何の発想もせずに、あそこへ頼んだらやってくれるよ。それではちょっと行政、おかしいんじゃないですか。茨城県など全国で70やっているんですよ、80やっているんです。70やったって80やったって、全てが安全だとは言えないんですよ。大手の企業が潰れるんですよ。  そして、私は市長に言いたい。この事業、市長から話を聞いたときに、もう今年度でその補助制度とかそういう交付金が出なくなるんだと思って、だから3月いっぱい、3月いっぱい、何でこんなに3月いっぱいなんだと。もうそういう財政上の問題が、今年で打ち切りになるのかなと思っていた。そんなことはないだろうと思って私も調べたら、来年度もこの事業は続いていくそうですよ、総務省とか何かが言っていましたけど。何で来年もまだこの事業があるのに、職員を集めて、1か月、2か月で、議員、承認しろ、議員には2回説明。市長、ちょっと乱暴過ぎませんか。
     あと1年かけてもいいじゃないですか。1年間、皆さん待ってくださいよ。私たちは、もっともっと検討して、よりよいものをつくります。指定管理者にも、これどうですか、あそこはうちへくれよとか、そんな話も詰められるでしょう。時間がないんです、時間がないんです。自分でタイムリミットをつくっているだけで、時間はあるんです。この事業、来年も再来年も続いていくそうですから。  何かわからないけど、ただ自分で、3月までに議会の決裁をもらいたいだけじゃないですか。これは市長の都合でやっているようなもんですよ。だから、私の口から出るんですよ、救済措置ですか。救済措置とはっきり言えば、私も理解を示します。理解示さない。決定したこともどうですか。医療懇談会で決めました。私ではありません。こんな事業、医療懇談じゃないでしょう。市長が決めるべき事業でしょう。  副市長がこっちを見ているので、1回ぐらい質問しないと、高野、俺に質問しないで終わったみたいになっちゃうといけないので、本計画にかかわってきた副市長から、今、るる私も言っていますけれども、行政の立場から考えをお聞きしたいと思います。副市長よろしくお願いします。 642 ◯議長(池田正文君) 副市長・根本君。 643 ◯副市長(根本博文君) じっと見詰めていたわけではないんですけれども、お尋ねがございましたので、ご答弁を申し上げます。今回の石岡地域医療計画は、3市の市長と、それから医師会長で構成するカンファレンスで、最終的に、専門委員会から提出された案が承認をされまして、計画として決定したところでございます。決定した時期が、年が変わってしまっているということで、大変議会におけるその検討の時間が少ないというような意見も、私のほうにも聞こえてまいりました。  ただ、市長がこれまでも答弁を申し上げておりますけれども、この石岡地域、特に石岡医師会の管轄エリアでございますが、ここはちょうど小美玉市、それからかすみがうら市、そして石岡市の3市にまたがった地域でございます。県全体から見ますと、小美玉市は水戸医療圏のエリアに入ってございまして、石岡とかすみがうら市は土浦医療圏というエリアに入ってございます。もう議員ご承知のことかもしれませんけど、いわばそういう意味では、この石岡地域は、ちょうど、言い方が変かもしれませんけれども、医療圏のはざまに入ってしまっていると。たまたまですけれども、そういう状況になっている。それで、人口10万当たりの病床数についても極端に低いと。それは県も認めているところでございまして、そういう中で、市長もこれまでも言っておりますように、新規の開業が16年間1つもないと。それから、その間に、分娩できる産科も閉じられてしまった。それから、小児科医に関しても、入院が必要な小児科の受診動向というと、8割方が市外に出ていってしまっているというのが現状。これを何とかしなければ、今考えなければということで、始まった検討だと私は理解しております。  その中で、専門委員会、これは私ども事務方の人間では、先ほど議員からもご指摘がありましたが、素人集団ではないかというようなご指摘もございましたが、確かにそういった部分がございます。そういったことで、あえて専門委員会を立ち上げていただいて、医師会の主な病院長さん、それから、医療の学識者、それと県にも入ってもらって議論をしていただいた結果が、今回の提案報告ということになってございまして、それを尊重して、この計画に基づいた方向性を打ち出そうと今やっているところでございまして、まだまだ議会からご理解が得られていないということでございますけれども、方向性としてはそういうことで真摯に取り組んできたつもりでございます。  以上でございます。 644 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 645 ◯21番(高野 要君) 議会からの理解を得られていないなんていう答弁がありましたけど、それは詭弁ですね。それ、誰と誰が理解していないんですか。そういう詭弁はだめですよ。議会は理解しているかもしれないでしょう。そういう詭弁こそが議会が理解できないんです。わかりますか。  それで、じゃあ、あと2分あるので話をしますけど、これもう3年もやっているんですよ。3年間もこれをやっているんです。なぜかといったら、2年間放っておいたんじゃないですか。2年過ぎ、放っておいたんですよ。何もやらないで、ただ預けて。それで急にこういうことが始まるから、救済措置とかベッド回しとか、そういう言葉ばかり走るんですよ。  しかしながら、今、今泉市長がやっているこの医療問題、医療何だっけ、地域医療の問題、これは不可思議ばかりですよ。だから私は、副市長にもお話を聞きましたけど、もっともっとこれは時間をかけてもむべきだし、医療懇談会じゃなくて何だ、さっき言っていた専門委員会。何ですかこれ、専門委員会4回というのは。我々に黙っていればわからないけど、4回といったら人をばかにしているんじゃないですか。一般質問だって3日あるんですよ。4回で諮問したら出してくれたとか、ふざけんじゃないよ。もうちょっときちっと議会とも真摯に向き合う、協議はもっとする。後で議事録でももらおうかと思うけど、会議録でも、もうとにかく練って練って練り上げて、それで初めて私はこういうことになるんだと思いますよ。  私は、市長、最後に聞きます。これ、市の存亡にかかわりますよ。夕張と同じになります。石岡の財政事情、私も聞いて知っております。非常に厳しいものがあります。 646 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君に申し上げます。発言時間を超過しておりますので、簡潔に願います。 647 ◯21番(高野 要君) 市長に、市の存亡をかけてやる事業なのか、これを聞いて、私の質問を終わります。  あと3点残っているんですが、次に、6月にやりますので、よろしくお願いいたします。 648 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 649 ◯市長(今泉文彦君) ご答弁いたします。地域医療対策は最も重要な施策の1つと考えております。石岡地域の市民が、10年20年も先、住みなれた土地で安心して適切な医療を受けることができる体制を実現するため、行政が主導し、実施していくべき事業と考えます。  以上です。            〔「どうもありがとうございました」と呼ぶ者あり〕 650 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午後 5時33分休憩            ───────────────────────                   午後 5時44分再開 651 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  本日の会議時間をあらかじめ延長いたします。  次の質問者に移ります。  2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 652 ◯2番(飯村一夫君) 2番・飯村一夫でございます。  まずは初めに、3月末をもって退職されます職員の皆様には、これまでの間、市民の福祉向上に尽力いただきましたことに、衷心より敬意を表する次第であります。本当にお疲れさまでした。どうも。              〔「余計なことはいいから」と呼ぶ者あり〕 653 ◯2番(飯村一夫君) 私も、約1年になりますが、皆様の声を大切にしたいという思いから、初めて一般質問の機会をいただきました。なれないためわかりにくい点があるかと思いますが、執行部におかれましては、わかりやすい、簡潔な答弁をお願いいたします。  それでは、通告に従いまして、何点か質問させていただきたいと思います。  まず1点目、陣屋門についてお伺いいたしたいと思います。  過去の議事録を確認いたしますと、先輩議員が詳細にわたって質問しておりますので、私が今さらの感がございます。数か所の指摘事項が議論されたようですが、1か所気になったものですから、お伺いいいたしたいと思います。  陣屋門については、歴史的な文化財としての見地から、補助金を受けて修繕されたものと承知しております。そこで私も再現状況を確認させていただきましたが、基礎部分の石段がタイルを張り付けたように確認されます。ここに現場の写真を持ってまいりました。確認していただければ、その状況がおわかりかと思います。当時の復元でこのような材料仕様はないと思いますので、お聞きしたいと思っていたところであります。  このような復元状況で、当初目的の文化財陣屋門として、復元価値は担保されているとお考えかどうか、まずその点についてお伺いしたいと思います。 654 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 655 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。陣屋門の基礎部分は、地下にある埋蔵文化財を保護するため、盛り土を行ったことから、周囲の地面より高くなっているものでございます。基礎部分をタイル張りにすることにつきましては、盛り土を行ったということもございますが、市民会館前に移り、多くの方が見学でき、身近に触れられる場所に移設されたことで、石岡のシンボルにふさわしい形で整備がされたものと考えております。陣屋門につきましては、修復工事の過程の中で、部材の痕跡などから設計管理者と協議を行い、今の姿になったものであり、現在も県の指定文化財として価値あるものと考えております。  以上です。 656 ◯議長(池田正文君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 657 ◯2番(飯村一夫君) ご答弁ありがとうございました。  既に完成している陣屋門について、今さら云々と言うのはいかがなものかと思っております。しかしながら、このような完成品を見ますと、後世に自慢できる建造物であるかと、非常に疑問に感じております。市長は本当にこれでいいんだと思っておられるのか、お伺いしたいと思います。 658 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 659 ◯市長(今泉文彦君) お答え申し上げます。ただいま教育部長からも答弁があったとおり、昭和43年、茨城県の指定文化財として陣屋門は指定を受けておりまして、石岡のシンボル的な存在として、江戸時代から残る由緒ある門と考えております。これでいいのだろうかということでありますけれども、私もあの門をくぐって学校に通った1人でありますけれども、当時の面影とは若干印象が違っております。しかし、県の文化財として公証を受けて復元したということでありますので、これからも大事に、市のシンボルとして伝承していきたいと思っております。  以上です。 660 ◯議長(池田正文君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 661 ◯2番(飯村一夫君) ご答弁ありがとうございました。文化財は、史実に基づき、忠実に再現されるものが当たり前だと思っております。今回、太田地区の善光寺楼門の保存修理工事が行われているようですが、後世に恥じない出来形でお願いしたいと思います。  次に、2点目、合併特例債についてお伺いしたいと思います。  今回お伺いするのは、都市建設部が所管する道路整備4路線のうち、上曽、上林、市道B7557号線についてお伺いしたいと思います。この路線は、平成10年5月14日に、県告示565号において都市計画道路で告示され、距離4.2キロメートル、合併市町村幹線道路緊急整備事業として、合併特例債、道整備交付金等を利用して、道路の整備を進めていると伺っております。私自身も地元選出の議員として、活動の一番の案件としております。執行部におかれましては、誠意あるご答弁をお願いしたいと思います。  先ほど先輩議員が質問されております。重複する部分もあるかと思いますが、ご了承いただきたいと思います。私自身新人なものですから、一応議事録を確認しましたが、勉強不足なところがあるかなと思いますが、恐縮ですが、まず確認になります。  上林・上曽線は、前島入り口から直線で八郷中学校を通過し、フルーツラインまでの区間において、コースの計画変更や事業規模の変更を議会で正式に承認されているかどうか、お伺いしたいと思います。確認しますのでよろしくお願いします。 662 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 663 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) ご答弁申し上げます。上林・上曽線の特例債事業に関しましては、議会の承認を得て整備を進めているものでございます。  以上でございます。 664 ◯議長(池田正文君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 665 ◯2番(飯村一夫君) そこで、この上林・上曽線、上林地区前島入り口の信号から、八郷中学校入り口までの区間、この事業に現時点で実施した場合、予定される総事業費、及び合併特例債を利用した場合の交付税措置、さらに国や県等の補助金などが該当する場合はその金額、それらを除いた部分の実質的な石岡の負担分、内訳など、幾らだか教えてもらってもいいですか。 666 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 667 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) ご答弁申し上げます。議員ご質問の林地区前島入り口から、主要地方道土浦笠間線までの区間は、第2期工事に当たる延長1.7キロメートルでございます。概算事業費といたしましては約10億円を試算しております。財源の内訳でございますけれども、国の交付金と合併特例債を活用した場合は、交付税措置約3億3,000万円、国県補助金約6億2,000万円で、実質石岡市負担額は約5,000万円と見込んでおります。  以上でございます。 668 ◯議長(池田正文君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 669 ◯2番(飯村一夫君) 再度、石岡の負担分の金額をちょっとお願いします。 670 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 671 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 石岡市の負担額としましては、約5,000万円を見込んでおります。  以上でございます。 672 ◯議長(池田正文君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 673 ◯2番(飯村一夫君) 5,000万でいいですか、5,000万円で。1.7キロ区間プラス300メートルだと思うんですけど、実質2キロになるかなと思うんですけど、実質、中学校入り口からしまむらですか、あそこの区間から上林までの間は、多分1.7キロと説明は受けているんですけど、その部分については5,000万でもいいんですか、特例債事業を使ったり何かして。そう理解してもいいんですか。 674 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 675 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 実質的な石岡の負担額は5,000万円ではございますけれども、工事を実施するのには約1億円の整備費がかかるということでございます。  以上でございます。 676 ◯議長(池田正文君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 677 ◯2番(飯村一夫君) はい、わかりました。  ちょっと話は変わりますが、今回3月の補正予算で、フラワーパークのリニューアル関係の議案を提出されているかなと思うんです。地域振興スポットであるフラワーパークのリニューアルについては、これは非常にすばらしいことだと思います。私は異論を唱える気はありません。石岡にこれだけのお金が流れてくるわけですから。しかし、去年の9月に、駐車場整備策定や承認、そして補正予算計上と、非常に速いスピードで、これ、展開されていますよ。何でこんなに早く展開されているのか、その辺とかいろいろあるんでしょうけど。当然、国からの補助金を見込んでのことだと思われますが、大体2億円ぐらいは一般財源から投入しなきゃいけないと思うんです。2億円の予算が右から左へつくわけですよ。  これ、執行部の皆さんは、お金がない、費用対効果、優先順位云々をいつもお話しするんですよ。それは、10年も前に計画されている、議会で承認されているものが、優先順位ではないかと思うんですよ、これは本当に。これを超える優先順位ってどういうことか、ちょっと説明してもらってもいいですかね。 678 ◯議長(池田正文君) 2番・飯村一夫君に申し上げます。今回の通告は、合併特例債事業における上林・上曽線についてのことでございますので、通告に従って質問されるようお願いいたします。 679 ◯2番(飯村一夫君) 議長、これは……。                     〔私語あり〕 680 ◯2番(飯村一夫君) 失礼しました。予算のかけ合いなもので、ひとつお願いしたいなという気持ちがあったもので、ちょっと失礼しました。  上曽トンネルの整備事業が、当初計画より遅れたという事情はしんしゃくいたします。しかしながら、現在は上曽トンネルが着工され、現実味として、あと四、五年で開通が見込まれるわけです。今伺ったこのような進捗状態で、地元説明会も行っていない、用地買収もほとんど手つかず、10年以上何も計画されてきたとは思われません。  これの具体的な遅延理由をご説明いただきたいと思います。 681 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君より、2番・飯村一夫君への答弁につきまして、訂正の申し出がありますので、まず、これを許します。  都市建設部長・菱沼君。 682 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) まことに申しわけございません。先ほど、総事業費のほうを1億円と言いましたけれども、2期工事分10億円でございますので、訂正させていただきます。申しわけありませんでした。  あと、続きまして、上林・上曽線の工事の概要でございますけれども、全体事業費につきましては、先ほど岡野議員に答弁したとおりでございまして、全体事業としましては総延長4.2キロメートルでございます。これにつきましては、特例債の枠を抑えるために、優先整備区間を整備することとなりまして、答弁が同じになりますけれども、主要地方道土浦笠間線からフルーツライン交差点までの延長2.5キロメートルを順次、整備を進めているという状況でございます。  以上でございます。 683 ◯議長(池田正文君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 684 ◯2番(飯村一夫君) 今、上曽トンネルの開通を想像した場合、県西地区から直線に進入してくる状況に対して、柿岡地区を通過したときに、L字のように曲がった丁字路交差点を何度も右左折するような形で、そういう状況になっているかと思います。これ、地元からの強い要望で、本当に道路をつくってほしいと、要するに恋瀬川を真っすぐ、下川橋みたいに橋をつけなきゃいけないわけなんですよ。そういう状況の中に、地元の対話、皆さんは、真っすぐにしてほしいという声が多いもんで、これは本当につくらなきゃならないなというのが自分の実感なんですけど、本当にこれ、地域の皆さんからの強い要望なもんで、執行部のほうにお願いしたいんですけど、それでもって近年、異常に本当に気象状況が悪いもので、大雨などが降って、総合支所の後ろ側から下川橋、交通が遮断されて、適当な迂回路もなく、数年に一度の本当に大雨を経験したり、現実を承知していながら何の対策もしていないというのは、市のほうではどういうふうにお考えなんですかね。 685 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 686 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) ご答弁申し上げます。議員ご指摘の、多分、大雨のたびに下川橋周辺の交通が遮断され、交通に不便を来しているという状況の質問かと思いますので、これについてご答弁させていただきます。恋瀬川にかかる県道石岡筑西線の下川橋付近につきましては、大雨時の氾濫のおそれがある場合、車両等の通行が危険であることから、通行止めやう回路を誘導することにより、通行の安全を図ることが重要であると認識しております。当市といたしましては、随時パトロールを実施し、危険であると判断した場合には、県道の管理者である茨城県土浦土木事務所と協議し、通行止め等の措置等を行い、安全確保の対応を図っているところでございます。
     また、氾濫の対策といたしまして、恋瀬川の改修事業を現在茨城県で進めております。全体事業区間として、霞ヶ浦に注ぐ河口から柿岡の小川合流地点まで約16.8キロメートルございます。河口から五輪堂橋の約10.4キロメートル区間において堤防が概ね完成し、今後は河川の上昇が減ってくると思いますので、下川橋の冠水に関しても減少していくものと考えております。  以上でございます。 687 ◯議長(池田正文君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 688 ◯2番(飯村一夫君) わかりました。トンネル開通までにはもう時間がありませんので、この事業、上林・上曽線の1.7キロ区間、それを本当につくってもらいたいというのがこの案なんですけど、用地確保がされていないんですよね、まだ。そういう中で、工事着工について、まだこの点、上曽トンネル工事が開始され、実質石岡の負担分が上曽トンネルについては3億5,700万、完成します。そして、3億5,000万円で、石岡から筑西までトンネルが抜けるわけですよ。  そういう中でこっちの1.7キロ区間、これが本当に実施されていないということ。石岡の負担金が、特例債を使えば5,000万だと。そういうような状況で、トンネルも抜け、5,000万でも道路ができると。その特例債の事業を使って、本当にいい道ができると。  そういう中で、石岡市の合併特例債予定事業の中の、17事業が計画されて、8事業完了しています。残り9事業の進捗率について、合併特例債の使用できる総額と、進捗率の進んでいない事業との優先順位、その辺の差し替えはどうなっているか、ちょっとお聞きしたいんですけど。ちょっと難しいかもしれないんですけど、この事業に対してやれるかということなんですけど、済みませんが、ひとつよろしくお願いします。 689 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 690 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 合併特例債事業の期限について、この事業の絡みでご答弁申し上げます。現在の整備目標といたしましては、合併特例債の発行期限は令和7年度まででございます。その目標に対しまして、その期限までに上林・上曽線の全線整備完了を目指して、今、整備を進めているところでございます。  以上でございます。 691 ◯議長(池田正文君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 692 ◯2番(飯村一夫君) 資料によりますと、上林・上曽線、10億9,700万円と見込まれていますが、その中でやっぱり特例債を使うと、今5,000万でできると。そういう状況の中で、この道路に関しては子どもたちの通学路として見た場合、歩道を完備した道路、また防災を考えた場合、水害にも影響されない安心安全なまちづくりができ、県西地区から来られた方にも迷惑をかけない道路、直線で完成するわけですよ、この道路が、5,000万で。  そこで、市長にお伺いしたいんですけど、現状を打開するために、前島入り口から八郷中学校入り口までの区間を、スピード感を持って、市長のトップダウンで工程の道筋を立てていただくしかないかと思うんですよ。石岡市が新市として事業化したものが単なるお題目でしたでは、石岡の建設計画大綱が疑問視されるのではないかと思われます。このことを踏まえて、市長のお考えと決意をいただきたいと思います。 693 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 694 ◯市長(今泉文彦君) 飯村議員の質問にお答えいたします。ただいま合併特例債の事業に登載するかどうかということでありますけれども、幾つかの状況を把握して、総合的に判断してまいりたいと思います。  以上です。 695 ◯議長(池田正文君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 696 ◯2番(飯村一夫君) わかりました。やっていただけるような形と了解しました。  市長の事業に対する本気度を伺いましたが、合併特例債といっても借金であります。誰も、多くの借金を後世に残したいとは思っていません。しかし、当初計画において特に問題ないと判断され、合併特例債に組み込んだものと思っております。そのため、事業展開で交付税措置が見込まれて、答弁されてきたと思います。これらの事業は、合併特例債というアクセルを踏んでいるかのように見せかけながら、片方で借金を増やさないブレーキを踏んでいる執行部をたたえるべきか、それとも、いやいや、反対に合併特例債を利用して交付税措置を受け、市の負担分を少しでも少なく抑えて、当初の目的を2025年まで……、トンネルが25年に開通するわけですよ。そのとき、上林・上曽線1.7キロ区間が真っすぐできたら、本当にほかの地区から来たら……。いいことだと思いますよ。石岡が立派な都市に見えます。  再度、市長にお伺いしたいんですけど、やっぱり道路を立派につくってもらって、5,000万で、ひとつお願いします。 697 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 698 ◯市長(今泉文彦君) 再度申し上げますけれども、多様な状況を判断して、総合的に考えてまいりたいと思います。  以上です。 699 ◯議長(池田正文君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 700 ◯2番(飯村一夫君) ご答弁ありがとうございました。地元の方々も事業に相当な期待を寄せております案件ですので、協力できることは協力いたします。今後、積極的に取り組んでいただきたいと思います。ひとつよろしくお願いします。  最後に3点目として、長期継続契約を締結することができる契約に関する条例について、お伺いしたいと思います。  平成16年に地方自治法第234条の3と地方自治法施行令第167条の17の一部改正が行われ、自治体の条例で定めることによって、翌年度以降にわたり物品の借り入れまたは役務の提供を受ける契約で、その契約の性質上、翌年度以降にわたり契約を締結しなければ当該契約に係る事務の取り扱いに支障を及ぼすものについては、長期継続契約を締結することができることとなっております。  一般的に聞きなれない条例の質問をしておりますので、具体的な例でお話しいたしますと、例えばコピー機、パソコンやプリンター、サーバー等のコンピューターシステム機器の賃貸借、また賃貸借した機器の保守契約、庁舎の管理の清掃にかかわる業務、機械警備にかかわる業務等を、条例で長期継続契約を締結することができる契約として規定することによって、複数年にわたって契約することで、より安定した業務の履行が確保され、経費削減の効果が図られるとして、法の改正が行われております。  長期継続契約の詳細は、締結内容は各自治体において規則で定められたものでありますから、今回は条例の制定そのものに関して質問させていただいているところであります。  私が申し上げたいのは、制度改正されずに15年以上経過しております。県内全体を見回してみても、茨城県をはじめ多くの自治体が、長期継続契約を締結することができる契約に関するその条例を制定している状況でありますが、石岡市はいまだに条例制定がされていない、そういうような状況であります。本市の場合、いまだに条例を制定していない理由をお尋ねしたいと思います。 701 ◯議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 702 ◯総務部長(久保田克己君) お答え申し上げます。地方自治法第234条の3の規定に基づく長期継続契約につきましては、物品の借り入れ等に関する契約及び役務の提供を受ける契約のうち、条例で定めるものについては、債務負担行為を設定しなくても複数年契約ができるものと規定されております。当市におきましては、そういった複数年契約できるものといたしましては、ただいま議員がおっしゃられましたような、システムサーバー、パソコン機器等の借り上げのほか、ポンプ場など施設の維持管理業務、給食センターの配送業務、また教育バスの運行業務やAEDの機器借り上げ、さらには公用車の賃貸借やタブレットシステムの機器借り上げなど、これらの契約を債務負担行為として、現在は実施しているところでございます。  長期継続契約のメリットでございますけれども、議員もおっしゃられましたように、複数年の期間を明確に設けて入札、契約をすることにより、競争性の向上が図られるとともに、長期的に事業の安定的な契約が担保されますことから、入札金額の削減などの効果が期待されているところでございます。また、入札件数の事務も減少になりますので、そういった面では事務の効率化も図られるものと考えております。  逆にデメリットでございますけれども、入札参加業者の受注機会の減少、新規参入者の参加がしづらい、また債務負担行為と違いまして、予算の翌年度以降の担保がないため、契約解除や損害賠償のリスクを伴うことなどが懸念されております。  当市におきましては、現在、債務負担行為による義務的経費としての確実な予算確保を主に実施してきたこと、さらには、ただいま申し上げましたようなデメリットの部分がございまして、条例の制定までは至らなかったということで、ご理解いただきたいと思います。  以上です。 703 ◯議長(池田正文君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 704 ◯2番(飯村一夫君) この3月は、予算案を審議する定例会でありますが、予算書において債務負担行為の議決をし、本年度の債務を担保していると思います。しかし、本条例を制定することにより、メリットとして、債務負担行為を設定せずに複数年にわたる契約を締結できる契約に関し、必要な事項を定めるための条例であり、そこが債務負担行為と長期継続契約との違いと思います。入札、契約事務手続が複数年に一度となることから、市と事業者の双方によって契約事務の軽減、効率化が図られ、複数年の期間で契約が締結できることで、金額の削減効果も見込めると思われます。  現実を見れば、3月に相当数の業務委託契約が毎年行われていると思います。このように、債務負担行為と長期継続契約を使い分けることが、制度の趣旨にかなうのかと思っているところであります。  そこで、市長にお伺いしますが、平成16年の自治法改正以降、いまだに条例制定を放置していることは、市として不作為なのではないかと考えますが、どのように認識しておるか、お尋ねしたいと思います。 705 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 706 ◯市長(今泉文彦君) お答え申し上げます。条例の制定につきましては、さらなる事務の効率化及びコスト削減など、関係部署と協議を進め、長期継続契約に係る事務の取り扱い等に支障がないよう、条例の制定に向け、取り組んでまいりたいと考えているところであります。  以上です。 707 ◯議長(池田正文君) 2番・飯村一夫君。                  〔2番・飯村一夫君登壇〕 708 ◯2番(飯村一夫君) ご答弁ありがとうございました。  以上で私の質問を終わります。どうもありがとうございました。 709 ◯議長(池田正文君) 以上で通告による質問は終了いたしましたので、これをもって一般質問を終結いたします。  本日の議事日程は終了いたしましたので、これをもって散会いたします。  次回は、明3月5日定刻午前10時から会議を開き、各議案に対する質疑を行います。  お疲れさまでございました。                   午後 6時21分散会 Copyright (c) ISHIOKA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...