石岡市議会 > 2020-03-03 >
令和2年第1回定例会(第3日目) 本文 開催日:2020-03-03
令和2年第1回定例会(第3日目) 議事日程・名簿 開催日:2020-03-03

  • BRT(/)
ツイート シェア
  1. 石岡市議会 2020-03-03
    令和2年第1回定例会(第3日目) 本文 開催日:2020-03-03


    取得元: 石岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-06
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 令和2年3月3日(火曜日)                   午後 1時50分開議 ◯議長(池田正文君) ただいまの出席議員数は19名です。定足数に達しておりますので、これより前回に引き続き本日の会議を開きます。  この際、日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。議員及び説明員等本会議出席者については、議場入出時にはアルコール消毒を行うこと、議場内ではマスクの着用を励行すること、また、質疑や答弁などの発言の際も、マスクを着用してこれを行うことを許可しますので、ご理解とご協力をいただきますようお願いいたします。  本日の議事日程は、議事日程表のとおりであります。  これより議事日程に入ります。            ───────────────────────  日程第1 一般質問 2 ◯議長(池田正文君) 日程第1、一般質問。これより市政一般に関する質問を行います。  なお、あらかじめ申し上げます。質問及び答弁については、効率的な議事運営のため、簡潔明瞭になされますようお願いいたします。  初めに、7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 3 ◯7番(石橋保卓君) 7番・石橋です。まず、質問に先立ちまして、執行部の皆様方にお願いがあるんですけれども、ご答弁をされる際にはお手元のマイク、かなり指向性がいいマイクになっておりますので、ご自分のほうに向けて、きっちりとご答弁をされるようにお願いをいたします。  1日半の空白を経まして、一般質問が開始されたわけであります。今回の混乱につきましては、今朝の新聞等でも報道されておりましたようでありますけれども、議員の暴行事件について、我々としてはうやむやにすることはできないと。ある程度それが明確化されたということで、改めて一般質問を開催するわけでありますけれども、この問題につきましては、この後の私の2項目目でも密接に関係してまいりますので、そういったことを踏まえながら、ご答弁をお願いしたいと思います。  まず1点目、石岡市の未来創造に向けた街づくりについてということで、お尋ねを申し上げます。  これからお尋ねする項目につきましては、これまで一般質問におきまして、私が提言をしてまいりましたものや、ほかの議員の皆様方が提言をされた項目について、その後の進捗が見られないようなので、再度、確認の意味を込めてお尋ねをするものであります。  まず、その中の1点目でありますけれども、つくばエクスプレスの延伸について、今後の取り組みについてどのようにお考えなのか、お伺いをいたします。 4 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 5 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) つくばエクスプレスの延伸の取り組みについてご答弁申し上げます。石岡市におきまして、つくばエクスプレスの延伸に向けた取り組みは、今のところ具体的な活動はしていない状況でございます。石岡市としましては、延伸ルートが石岡市を通過して茨城空港へとつながる計画となることが、市の活性化につながると考えております。今後は、この計画の実現に向け、議会と歩調を合わせ、周辺自治体と連携し、必要性や目的意識の共有、延伸への機運醸成のために、意見交換などを行ってまいりたいと考えております。  以上でございます。
    6 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 7 ◯7番(石橋保卓君) ありがとうございます。これについては、私はたびたび質問を繰り返してきたわけですけれども、その後、一向に進展をしていないというような内容であるのかなと判断をするわけでありますけれども、先日、水戸である会合へ参加した際に、このつくばエクスプレス、水戸までの延伸というような話が出ておりました。これまで、茨城空港までの延伸という部分で、大分煮詰まってきている部分であったのかなと感じておったわけですけれども、ここへ来て、その経路は定かではありませんけれども、水戸延伸というのが浮上してまいったと。その場合に、茨城空港ではなく、石岡を経由してではなく、他の地区を通って延伸をされる可能性も出てきてしまったのではないかなと考えています。  やはり茨城空港の玄関口としての石岡、この地の利を考えますと、どうしても石岡のどこかで、高浜駅なり石岡駅なりで常磐線と結節をしなければ、どこかで常磐線と結節をしなければ、そもそもの第2常磐線としてスタートしたTXの本来の目的が達せられないわけでありますけれども、それが今度は、石岡駅より羽鳥駅以北というような部分になってしまいますと、石岡としては、今後の発展といいますか、ますます時代から乗り遅れてしまうのではないかなと考えるわけです。  そういったところ、県の動き等、どういうものを市のほうで把握をなさっているのか、副市長にお伺いをしたいと思います。 8 ◯議長(池田正文君) 副市長・根本君。 9 ◯副市長(根本博文君) お答えをいたします。つくばエクスプレスの延伸でございますけれども、延伸ルートも含めまして具体化の動きが出てくれば、石岡市にとりましては、市政発展において大変重要な位置付けになってくるものと考えております。仮につくばエクスプレスが市内常磐線の駅に接続をするということになれば、それに伴う経済効果はもとより、地域活性化への期待は大きく高まってくるものと考えられますことから、県の動向も注視しながら、引き続き周辺自治体と連携して取り組んでいく必要があると考えております。  以上です。 10 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 11 ◯7番(石橋保卓君) ありがとうございました。ただいま副市長から、また具体化の動きが出てからというようなお話がありましたけれども、具体化の動きが現実的に起きてからでは、遅いと思うんです。若干、話が道をそれますけれども、先日、私の小美玉市内の友人からあるお話を伺いまして、現在、小美玉市内で、常磐線の特急を羽鳥駅へ停車してもらうような運動を今後起こそうと、その組織化を今後図っていこうという動きがあるようです。  そういったものも含めまして、本当に周りの動向を気にしているところではないのではないかなと。やはり具体化の動きが出る前に、石岡が率先したそういうふうな運動といいますか、動きといいますか、行動が必要なときではないかなと考えるわけですけれども、もう3月です。4月の人事異動というわけではありませんけれども、新年度に合わせて、そういった窓口を市役所内の組織に、前からもお願いしているように専任じゃなくても結構です。兼務でも担当職でも構いませんので、そういった方の発令といいますか、組織として明確にしていくと、そういうお考えがあるのかどうか、副市長にお伺いをいたします。 12 ◯議長(池田正文君) 副市長・根本君。 13 ◯副市長(根本博文君) お答えをいたします。具体化の動きが出てからでは遅いのではないかというようなご指摘でございます。この点につきましては、先ほどもご答弁申し上げましたけれども、県の動向なども踏まえながら、連携を、情報共有、いち早く情報がキャッチできるような、そういった動きをしつつ、あわせて市役所内での組織的な検討ということについては、市長と協議をしながら、調整を進めていきたいと思っております。 14 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 15 ◯7番(石橋保卓君) 本当にそこのところを早目早目に対応していかないと、他市の動きに乗り遅れる、ひいてはTXの延伸のルートから石岡が外れるという結果が出る可能性が、私はかなり大きいのではないかなと思っていますので、重ね重ねお願いをしながら、しつこく言うのはやめますけれども、真剣になってそこを取り組んでいただきたいと思います。  それでは、2点目に移ります。中心市街地の無電柱化事業についてということで、この市街地の無電柱化事業の可能性についてお伺いをしたいと思います。  最初に、現在、国の方針というものはどういうものが方針として示されているのか、お考えをお伺いいたします。 16 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 17 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 無電柱化事業の可能性についてご答弁申し上げます。無電柱化事業につきましては、電線類を地中に埋設するなどの方法により道路から電柱をなくすことで、都市防災の向上や安全で快適な歩行空間の確保、良好な都市景観の確保、また、地震や台風によります災害時の緊急輸送路の確保などにつながる施策として、重要であると認識してございます。  当市におけるこれまでの整備状況でございますが、国道6号、国道355号、そして県道石岡停車場線のそれぞれの一部区間、また、市道におきましては石岡駅西口の市道A0126号線の一部区間が、無電柱化されております。  平成30年4月に国において無電柱化推進計画が策定されたことに伴い、これまでの無電柱化は、歩道幅員が広く、沿道の電力の需要密度が高い幹線道路を中心に進められてきましたが、今後は、防災、安全かつ円滑な交通の確保、良好な景観の形成等の観点から、無電柱化の必要な道路においても積極的に推進していく必要があると考えております。一方で、整備コストが高いことや、地上機器設置スペース確保などの課題もございます。  しかしながら、中心市街地につきましては、場所により電柱が道路に張り出し、歩行者が路側帯内にある電柱を避け、車道にはみ出すような現状もございますことから、安全かつ円滑な交通の確保が必要であると認識してございます。今後、国や県の動向及び地域防災計画国土強靱化地域計画交通安全プログラムなど、関係するさまざまな計画を踏まえ、無電柱化推進計画の策定に向け、取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 18 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 19 ◯7番(石橋保卓君) ありがとうございました。聞くところによると、国で用意しているプログラムの利用率といいますか、活用があまりスムーズに行っていないというお話も伺っています。無電柱化につきましては、乗り越えなければならない障害が多数あるというのも理解はしておりますけれども、そういった国の動向を踏まえて、特に当市において、国にお願いをしてモデル地区の指定なりを受けて、全国に先駆けて無電柱化を実施していくと、そういう積極性も必要ではないのかなと思います。  無電柱化が実現されますと、災害時の停電等もかなり抑止されるのかなと思いますので、そういった意味でのモデル事業化なり、そういう部分を積極的に取り組むお考えがあるのか、ないのか、改めてお伺いをいたします。 20 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 21 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) ご答弁申し上げます。無電柱化につきましては、無電柱化の推進に関する法律にございますように、「無電柱化の推進は、地域住民の意向を踏まえつつ、地域住民が誇りと愛着を持つことのできる地域社会の形成に資するよう行われなければならない」との基本理念のもと、市民と関係者の理解、協力を得て、無電柱化を進め、安全安心な暮らしを確保するよう、積極的に取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 22 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 23 ◯7番(石橋保卓君) 本当にお言葉のとおり積極的に推進をしていただければ、景観のいいまち、災害の少ないまち、そういった部分で大いに対外的にもアピールできる利点があると思いますので、今後の取り組みに期待をしたいと思います。  それでは3番目、都市計画区域の見直しについて、その必要性と可能性についてということでお伺いをいたします。  まず、都市計画区域の見直しをすることについて、必要性という部分はどの程度認識をされているのか、お伺いをいたします。 24 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 25 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 都市計画の見直しについてご答弁申し上げます。現在の都市計画区域は、昭和46年1月20日に決定され、全体的な見直しは行っていない状況でございます。全体的な見直しにつきましては、石岡市都市計画マスタープラン策定時などに検討してまいりましたが、人口減少、少子高齢化問題に対応するため、平成31年3月に石岡市立地適正化計画を策定し、コンパクト・プラス・ネットワーク型のまちづくりを目指すこととなりました。本計画は、都市計画区域の拠点となる場所に、商業、医療、福祉などの民間施設を含めた各種生活サービス機能や住居を計画的に誘導するとともに、拠点をつなぐ公共交通の充実により、生活サービス機能へアクセスしやすい環境を整えることで、市民が安心して暮らせるまちづくりを目指すものでございます。本計画に基づきまして、持続可能なまちづくりを進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 26 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 27 ◯7番(石橋保卓君) いつもながらの抽象的なお答え、それ以上のお答えはなかなかできないとは思うんですけれど、ところどころの見直しというのもこれまで行われてきた部分、そういうところは多少評価するところではありますけれど、根本的な部分としては一度線引きを大幅に見直す、もしくは一度線引きを撤廃して、改めて再検討する余地があるのではないかなと考えるわけです。それも、なかなか一朝一夕にはできるものではないとは理解しているわけですけれども、それとともに、石岡市単独で都市計画区域を大幅に見直す、全面的に見直すという部分は、難しいところがあるのかなと。県の都市計画審議会、そういったところと今後協議を進めていく必要性はあるんですけれども、そういうことを踏まえて、副市長、県のほうとのそういった協議というのは可能なのかどうか、また、その見直しの範囲といいますか、規模という部分については、私が主張をしている部分、お願いをしている部分というのは実現性がないのかどうか、そういったところのお考えをお示しいただければと思います。 28 ◯議長(池田正文君) 副市長・根本君。 29 ◯副市長(根本博文君) お答えをいたします。最終的な調整は、当然、県の都市計画審議会等々とのすり合わせ、調整が必要になってまいるところでございますけれども、人口減少社会ということに適合するようなコンパクトシティを目指すという石岡の方向性が出ているところでございまして、そういう中での都市計画は大変重要だと私は認識しております。今後は、既に策定済みの立地適正化計画、あるいは地域公共交通網形成計画等々を推進しながら、その実現のために調整を図ってまいりたいと思っています。 30 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 31 ◯7番(石橋保卓君) この点につきましても、本当に市の本気な取り組みといいますか、真摯な態度、対応で今後進展することを、期待するものであります。  続きまして、4番目に移ります。石岡駅周辺整備事業について、西口駅前ロータリーの改修についてお伺いをいたします。西口駅前のロータリー、特に国道から石岡駅のほうへ向かって、郵便局のほうへ直進する車、これがかなり危険な状態であるのかなと考えています。私のところにも多数の市民の方から、駅前をどうにかしてくれと、あれはもう直らないのかと、そういう問い合わせが日増しに増えています。そういった相談なり意見、もしくはクレーム、そういうものが市のほうにも寄せられているのかどうか、お伺いをいたします。 32 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 33 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 私のほうが先ほど、都市計画区域の見直しについての答弁の中で、本計画は、都市計画の拠点となる場所という形で答弁していた文面なんですけれども、それは、市街化区域の拠点となる場所に訂正させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 34 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 35 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) 石岡駅周辺整備事業についてご答弁申し上げます。西口ロータリーにつきましては、道路利用者の方々から、わかりづらい等の意見をいただいているところでございます。現在は暫定系で供用しておりますが、完成形では、石岡郵便局方面の道路幅が広くなり、右折車線を設置し、スムーズな利用が可能となります。西口ロータリーの一日も早い完成に向けて、用地交渉を進めてまいります。また、完成後に、利用状況を見ながら、よりよい利用形態となるよう対策も検討してまいりたいと考えてございます。 36 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 37 ◯7番(石橋保卓君) ありがとうございます。ただ、今の理事のご説明の中で、完成形の中でどういった部分が改善をされて利便性が上がるのか、なかなかわかりづらいところがあるんですね。現実として、私も2度ほど、駅前ロータリー、国道からおりていって、左折をしようとして信号で停止をしていていた。青信号に変わって……。ごめんなさい。信号で停止をしていて、郵便局方面へ直進しようとしたときです。青に変わっていざ直進しようとしたときに、右側、本来であれば駅構内へ入っていく車線を走行してきた車が、私が発進しようとしたすきに、私の側面から前面に直進をしていったと。それが一度。もう一つが、青信号で直進しようとした際に、やはり右側側面からスピードを上げて直進して、危うく接触、もしくは衝突しそうになったというような、私自身もそういう事案に2度遭遇しています。  やはりわかりづらいし、あそこの曲線がどうしても危険であるというのは、もう皆さん認識をしている問題だと思うんですね。駅前西口のロータリーの完成形はこれからだとはおっしゃいますけれども、その前に重大な事故が起きた場合、どうされるのか。であれば、早目に、比較的余裕のある歩道を削るなりして、あそこを早目に3車線化するというのが、1つの方策ではないのかなと私は思うわけです。  事故が起こっては本当に遅いと思いますので、そういった部分、完成形ではなく、現時点での改修という部分についてはお考えがあるのかどうか、お伺いをいたします。 38 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 39 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) ご答弁申し上げます。現在、警察と交差点形状について、協議が終わっているところでございます。今後、先ほどご質問のありました件についても協議を進めながら、よりよい形状になるように検討してまいりたいと考えてございます。 40 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 41 ◯7番(石橋保卓君) 交差点協議が済んでいるというのは、もう前回もお聞きしています。たびたびお聞きしている記憶がございます。しかしながら現実的に、じゃあ、あそこに1日立って、ごらんになってみてはいかがなんですか。どれほど危険な思いをされてあの交差点に進入してきて、左折をしていく方、直進をしていく方、もしくは郵便局のほうから駅に向かっておりてきて、右折が大変込み合います。そういう部分での現場での危険性をもうちょっと認識されて、真摯な対応をするべきではないかなと。ここは改めて強くお願いをしたいと思います。これ以上聞いても答えは同じかなと思いますので、今後の本当の真摯な対応をお願いしたいと思います。  次に5番目、高浜駅周辺整備事業について。高浜駅周辺整備につきまして、事業計画化の推進について伺います。現在、常磐線沿線で唯一の手つかずといいますか、開発の波が押し寄せていない唯一の駅ではないかなと、私としては認識をしております。駅舎もかなり老朽化をしておりまして、レトロな雰囲気といいますか、ロケ地として最適というような声も聞くわけでありますけれども、今、県のほうで、昔の有料道路から平和橋まで、石岡・飯岡線ですかね──のバイパスの整備が事業化になって、先日、地権者の方々の立ち合いも終了したようです。新年度において用地買収に入って、近々工事が着工されると考えております。将来的には、県で事業を施工しているバイパスが高浜駅をくぐるか、越えるかわかりませんけれども、それでもって体育館方面へ、運動公園方面に接続をすると。そうすると、1つの石岡の環状線ができるわけです。  そういうことも踏まえまして、高浜駅周辺整備の必要性というのは、今後かなり高まってくるのではないかなと思いますけれども、計画の有無について、計画があるのかないのか、まずそこをお願いしたいと思います。 42 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 43 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) 高浜駅周辺整備事業についてご答弁申し上げます。2月上旬になりますが、三村・関川地区ですが、市長に同行し、タウンミーティングに参加させていただきました。その中で、地域の方々の声をじかに聞かせていただいたところでございます。  高浜駅周辺整備につきましては、駅周辺の計画的な整備が必要であると考えているところでございます。計画においては、駅周辺のバリアフリー化のみならず、駅の利便性や駅周辺の道路、土地利用を含めた整備計画により、高浜駅や霞ヶ浦を中心とした公共交通拠点や、観光拠点、地域の活性化となるよう関係機関とも調整し、また国の補助事業メニューを活用し、実現に向けた調査検討をしてまいりたいと考えてございます。 44 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 45 ◯7番(石橋保卓君) 本来であれば、計画があるというお話であれば、今後、その内容とか、その時期的な部分もお伺いをしたかったんですけれども、この高浜駅周辺整備事業の事業化へ向けて、その道筋というのは、どういった形で今後、進めていこうかと思っていらっしゃるのか、お伺いをいたします。 46 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 47 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) 現在のところ、今年度につきましては、まだ検討の余地に入ってございません。来年度から、市長とともに、いろいろ整備に向けて検討してまいりたいと考えてございます。 48 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 49 ◯7番(石橋保卓君) ありがとうございました。この事業化に向けては、大分以前に一度、そういう計画が頓挫をしたという経過がございます。やっぱり事業化への道筋といいますか、進め方、これが一番大事になってくるのではないかなと、私は考えるわけです。  今、5点ほどお伺いをいたしました。それに加えまして、現在、課題として、政策として実現しようとしています子どもの森整備事業や地域医療の問題、そういったことを踏まえて、今、5つの問題をお伺いしたわけです。  それでは、2点目の、効率的な事務事業の進め方ということに移らせていただきたいと思います。  まず1点目、政策実現までの進め方について、まさに今、高浜駅周辺整備事業でご指摘申し上げましたとおり、事業化実現までの道筋といいますか、進め方が、一番重要になってくるのではないかなと考えています。現在、市でお考えになっています、個々のケースによっては違うかなとは思いますけれども、大まかな政策実現までの手順というものは、どういったものをもって進められているのか、お伺いをいたします。 50 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 51 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。政策実現までの手順についてご答弁申し上げます。市の政策につきましては、10年間の基本構想である石岡かがやきビジョンの実現を目指し、市長任期と連動した4年間の基本計画である石岡みらい創造プランに基づき、実施をしております。しかしながら、市を取り巻く状況は常に変化をしておりまして、また、課題を認識した際に的確な対応をしていくため、毎年度の予算編成に当たり、事業内容の見直しを実施しているところでございます。  事業の見直しに当たりましては、予算編成に先立ち、各部局で事業計画を作成し、その事業内容が計画に沿っているかどうかや、効果的な事業であるかなどを精査しております。また、重点的に実施する事業につきましてはリーディングプロジェクトに位置付け、計画的に推進を図っております。子どもの森や医療問題などにつきましては、健康で笑顔あふれるのびやかなまちを達成するため、子育て環境の充実、そして地域医療の充実を目指して実施をしているものでございます。  以上です。 52 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 53 ◯7番(石橋保卓君) わかったような、わからないようなご答弁ではありましたけれども、現在、子どもの森や、先ほども言いましたように地域医療、その他もろもろの政策、施策につきまして、なかなかスムーズに進まないというところがあるのかなというのは、私は強い印象を持っています。これら個々の事業につきまして、事業の進め方の手順といいますか、手法についてお伺いすることは、ちょっと今日は避けますけれども、このスムーズに進まない原因というのは一体何なのか。どのような認識でいらっしゃるのか、お伺いをしたいと思います。 54 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 55 ◯市長公室長(加藤乃利明君) スムーズに進まない要因と申しますか、例えばですけれども、新規事業を提案する場合に、その事業を企画する必要性といいますか、まずは解決すべき課題がございまして、そのためにどんなアプローチが行われれば効果的かを考える必要があると思っております。そのためには、その課題に係る現状分析を行いまして、関係者の意見等も聞いた上で、市のビジョンが示す方向性を確認し、また法令等、必要に応じて整合性を図って、企画立案するものと考えてございます。  そして、その事業が実施された後には、PDCAのサイクルの中で評価されていくと考えておりまして、議員ご指摘の部分につきましては、これらの事業化までの過程と、その後をしっかりと過程として積み重ねていくことが、大事であると考えております。  以上です。 56 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 57 ◯7番(石橋保卓君) まさにそういうところが肝心になってくるのかなとは思うんです。一番大事な部分につきましては、やはり合意形成という部分であるのかなと。例えば諸般の事情によりまして、唐突な提案なり唐突な事業推進というのを求められる場合もあるかなとは思います。しかしながら、そういう状況であればあるほど、やっぱり説明を十分に尽くすというのが、本来のあるべき姿ではないのかなと。  議会における多様な意見につきましても、やはりそういったところを、単純に議会で反対をしているからということではなく、なぜ議会が反対をするのか、なぜ議会がスムーズにそれに対して同意は得られないのか、そういったところ、それはやはり議会としても疑問に思っているところ、納得できないところがあるからこそ、すぐに同意ができないという部分であります。  それから、やはり政策を進めていくわけ、実現をしていく中では、職員の皆様方が一番重要な役割を果たされるのではないかなと、私は考えるわけです。ですので、その職員への説明、職員の皆さんの理解度、特に担当を命ぜられた職員の皆さん方の理解度で説明を受け、事業内容をよく理解した上での職員の熱意が、政策の実現化へ向けた大きな1つの原動力になっていくのではないかなと、私は考えております。本当に今、担当されているそれぞれの仕事の職員の皆さんが、今、与えられた、命ぜられた仕事に納得をして専念されているのか、そこに私は大きく疑問を感じるものであります。  それから、組織間の連携、これも今、市役所の中では大きく欠けているところではないかなと、私は指摘をさせていただきたいと思います。職員の満足度、そういう調査というのはないと思います。自己申告書である程度、職員さんが今置かれている立場の現状というのは把握できるのかなとは思いますけれども、やはり職員が満足度を感じた上で仕事に専念しないと前に進まないというのが、私の1つの考え方であります。  そういった部分で、職員へのそういうふうな説明、理解度、職員の熱意、そういった部分についてどのようにお考えになっていらっしゃるのか、お伺いをいたします。 58 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 59 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。組織として課題を共有しまして、一体感を持って事業を進めていくことは、非常に重要なことでございます。そのためには、事務事業評価や施策評価を実施することで、施策と事業の課題を明らかにしまして、次年度の事業計画に反映をすることで、全員が課題を把握し、一体感を持って事業を進めていくということが大切であろうと思っております。  以上です。
    60 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 61 ◯7番(石橋保卓君) 今、事務事業の評価という部分でありましたけれども、一方的な見方かもしれませんけれども、事務事業評価の中の達成度、これ、予算に対しての執行率の部分で、ある程度、達成度を判断しているというところがあるのかなと。前にも言いましたけど、そこが一面的な部分でしか見ていないということを、私は前置きとして言わせていただきますけれども、本来の自分たちがやっている仕事の評価というのは、そういう予算上の数字で評価されるものではないのかなと考えています。問題を抱えた、理解をした職員からの提言といいますか、ボトムアップとしての事業への反映、そういう部分を十分取り入れてこそ、職員の満足度も上がる、事務事業の評価も上がっていくと私は考えるわけですけれども、そういったところのお考えはどのようにお持ちなのか、お伺いをいたします。 62 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 63 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。もちろん現場で問題、課題に向き合っている職員の意見、これは非常に大切だと思っております。それが事業化する場合に、やはりその思いと施策の方向性がぴったり合うことが、事業の効果としては最も効果的であると考えておりますので、そのように進めてまいりたいと考えております。  以上です。 64 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 65 ◯7番(石橋保卓君) いろいろ今、お伺いをしたわけですけれども、政策実現まで、先ほど言いましたように、一方的な見方かもしれませんけれども、スムーズに進まないという部分も私としては見受けられると。こういう部分を今後、工夫、改善すべき点があるのではないかなと思いますけれども、まず、どういった部分での問題点の認識をされているのか、認識をされているのであれば、お答えをお願いいたしたいと思います。 66 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 67 ◯市長公室長(加藤乃利明君) 工夫、改善すべき点につきましてご答弁申し上げます。繰り返しのお話にもなってしまうかもしれませんけれども、やはり現実的に課題を正面から受けとめて、事業化して、事業の評価をきちんと行っていくという1つのPDCAのサイクル、こちらがやはり大切かなと思っております。事業を計画的、組織的に進めていくためには、やはり石岡みらい創造プランに基づきまして、今申し上げた点をきちんと進めてまいりたい、着実に事業を実施してまいりたいと考えております。  以上です。 68 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 69 ◯7番(石橋保卓君) ちょっと本当に、やらなくちゃならないこと、しなければならないことを実現していくためには、今、公室長がおっしゃられたところはわかりますけれども、本質的なところはもうちょっと違うところにあるのではないかなと私は思うわけであります。  この政策実現までの進め方につきまして、市長にお伺いをするわけですけれども、ご自分で実現をしたい政策を掲げて市長になられているわけです。そういった部分を実現していくのが、やはり市長として、その職についた1つの成果といいますか、ご本人にとっては喜びにつながっていくのではないかなと思いますけれども、自分の政策を実現するまでのその進め方について、職員の皆さん方にはどのように指示をなさっているのか、理解を求めているのか、市長のお考えをお伺いしたいと思います。 70 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 71 ◯市長(今泉文彦君) 私の考えでありますけれども、まず、今の時代という流れを見ますと、非常に人口減少という今までにない時代の流れで、これまでにモデルのない時代と考えております。見本がないというか、変化が読めない時代であると。そういう中で政策立案をしていくというのは、大変難しい時代になったのかなと思っております。  立案から実現に向けての手順、プロセス、基本となる流れがこれまでございましたけれども、非常にそういった流れが手順どおりにならない時代になってきていると思っております。環境が変化した、あるいは何らかの事情があって価値観が変わっている。そういった中で、職員は本当に戸惑っているということだと思います。それゆえに、責任者としては、きっちりとした目的を示すということが、大きな私のミッションだと思います。目標の設定、その目標が曖昧であったり本質から外れたりすると、目標の共有ができなくなり、政策が蛇行してしまうと。何をなすべきかしっかりと見定めることが重要であると思っております。  そういった中で一歩を踏み出すということ。踏み出さなくては何も始まりません。本当に実現できるのかどうか、失敗するのではないかと恐れていても、現実は変わらないと思っております。大型プロジェクトの構想推進、そういったものをやっていくに当たっても、時代をきっちりと読んでいくということが大事であり、職員ともどもそういう共通認識に立って、政策実現を進めていきたいと思っております。  今後、工夫すべき、改善すべき点は何かと言えば、1つに、緊急時に的確な、迅速な対応ができる判断力が必要だと思っております。今の時代は流れが非常に激しい、先が読みづらい、あるいは時計の逆回転的な、価値観の全く変わった状況、想定外、そういったものがあって、スピード感を持って、一定の時間内で判断して取り組んでいくということが、大事だと思っております。  以上です。 72 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 73 ◯7番(石橋保卓君) ありがとうございました。市長のお言葉の中にもありましたように、難しい時代だからこそ、必要な事業をしなければならない。それには、自分の手足となって動いてくれる職員にどうその思いを理解してもらえるか、私はその1点に尽きるのではないかなと思います。今後の政策の進め方については、そういったところをまた注目しながら、進捗状況を見ていきたいと思っています。  次に、政策実現のための適正な人員体制のところに移りたいと思います。実際、政策を実現するまでには、やはり職員の配置といいますか、職員の体制というものが大きく意味を持ってくるのではないかなと考えるわけですけれども、2年前に私も質問いたしました人事評価制度の活用について、改めてお伺いします。あのときには、6月の期末手当への反映ということでお伺いをしておりましたけれども、この2年の間でどの程度、人事評価制度の活用について進捗をしているのか、お伺いをいたします。 74 ◯議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 75 ◯総務部長(久保田克己君) お答え申し上げます。人事評価につきましては、平成28年4月の地方公務員法の改正により、職員がその職務を遂行するに当たり発揮した能力及び上げた業績を把握した上で行われる人事評価を、全ての人事管理の基礎とするものとして位置付けられたところでございますことから、当市におきましても、順次、活用を拡大しているところでございます。  具体的な活用状況でございますが、先ほど議員がおっしゃられましたように、平成19年度から試行として運用を始め、平成24年度から本格導入を開始し、平成25年度からは6月の勤勉手当に反映いたしまして、平成30年度からは12月勤勉手当にも反映を行っている状況でございます。また、人事異動における昇任昇格にも活用しているところでございます。また、令和2年の4月からは、給料の定期昇給への反映を予定しているところでございます。  以上です。 76 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 77 ◯7番(石橋保卓君) 済みません。2年前にも同じ間違いを犯しまして、期末手当ではなくて勤勉手当ですね。そこは私も訂正をさせていただきたいと思います。  12月の勤勉手当、令和2年からは定期昇給へも反映ということで、現在、活用されるということでありますけれども、今後はどの程度まで、この人事評価制度の内容について活用を考えていらっしゃるのか、お伺いをいたします。 78 ◯議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 79 ◯総務部長(久保田克己君) お答え申し上げます。当市がこの人事評価を導入したまず目的でございますけれども、それぞれの職責に応じた必要能力を明確化するとともに、職員個々の不足能力を把握して、その不足能力を育成していくといったような人材を育てる機能、さらには、努力した職員、頑張った職員が報われる人事管理、そういったものを目指してこの人事評価を導入してございます。それらに基づきまして、今後もしっかりとした人事管理を行って、適正な処遇に反映させてまいりたいと考えております。  以上です。 80 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 81 ◯7番(石橋保卓君) ありがとうございました。努力をしている職員が報われるような人事評価という部分が実現できますように、お願いをするわけであります。  2番目、昇任昇格制度の運用についてということでお伺いをするわけですけれども、2年前にもやはりこの点をお伺いいたしまして、昇任について、課長までの昇任につきましては、試験で実施をしているという内容をお伺いしております。この試験につきまして、受験者数の内訳、できましたら男女別で各職種ごとにお示しをいただければと思います。 82 ◯議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 83 ◯総務部長(久保田克己君) お答え申し上げます。まず、30年度の男女別の実績でご答弁申し上げます。課長級の試験でございますが、男性職員の受験資格者が30人、受験者が11人でございます。また、女性職員につきましては、受験資格者が6人、受験者がゼロ人ということでございます。  次に、課長補佐級の試験でございますが、男性職員の受験資格者が34人、受験者が17人、女性職員につきましては、受験資格者が17人、受験者が5人、次に、係長級の試験でございますが、男性職員の受験資格者が16人、受験者が9人、女性職員につきましては受験資格者が56人、受験者が6人といった状況でございます。 84 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 85 ◯7番(石橋保卓君) この受験資格者数と受験者数の部分について、過去の傾向といいますか、概ねこの数字と変わらないのかなという感じがしますけれども、そのような理解でよろしいですか。 86 ◯議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 87 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。当然、昇任昇格が伴っておりますので、次年度の昇任昇格数というのも、職員のほうでは見込みながらチャレンジしていただいているのかなということから、多少の数値の増減はございます。しかしながら、ここ二、三年ずっとそうなんですけれども、係長級の受験率が非常に低くなっております。それは、当市の職員の構成状況を見ますと、まず、女性職員が約38%を占めております。そういった中で、係長相当職をチャンレジする場合に、家庭と仕事の両立といった面で、なかなか手を挙げていただけないという声が届いているような状況でございます。  以上です。 88 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 89 ◯7番(石橋保卓君) 試験制度については、多少、壁にぶつかっているのかなという印象が拭えないわけですけれども、これまで昇任については、試験を経ないと昇任に当たらないということであったかと思います。先ほど来の人事評価を踏まえた昇任というのは、今後も導入をなされる考えがないのか、それともそろそろ見直しの時期に来ているのか、そういったところの認識をお伺いいたします。 90 ◯議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 91 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。試験一辺倒か、もしくはそのほかの考え方はということかと思います。これまで、その試験制度につきましては、やる気の職員が自ら手を挙げ昇任昇格することで、モチベーション向上、また職場の活性化や公平性の確保などという一定の効果が上がっているものかなと考えております。そういったことから、この試験制度というものは今後も継続はしていきたいと考えておりますけれども、県内においても、こういった試験制度を導入している市町村が7市ほどございます。そういったところとも情報の共有をしながら、今後もきちんとした昇任昇格が確立できるような制度を検討してまいりたいと考えております。  以上です。 92 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 93 ◯7番(石橋保卓君) 今、部長がおっしゃられましたように、試験制度、本来の目的が逆に今、裏目に出ているのではないかなという感じがするわけです。近隣の状況を見定めながらというようなお話がありました。試験制度を堅持するという部分についても理解できなくはないんですけれども、反面、参事級以上へは皆さん、試験で上がっているわけですかね。違いますよね。任用といいますか、それこそ上司、市長、副市長の人事評価によって、参事級以上への昇任昇格が行われているという部分ではないかなと思うんですけど、逆に、この参事級以上へ試験制度を導入すべきではないのかなと、なぜここが試験制度を導入していないのかな、その点のお考えをお伺いしたいと思います。 94 ◯議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 95 ◯総務部長(久保田克己君) お答え申し上げます。議員がただいまおっしゃられましたように、次長級以上については、試験ではなくて、毎年度、人事異動において選考により昇任となってございます。部長級及び次長級の業務につきましても、市の中枢である幹部職員ということもございまして、なかなか試験で結果が出るかというような考えもございますし、どういった試験が妥当なのかなということも、必要になってまいります。現在のところは、そういったこれまでの業績、評価、そういったものを参考に、選考という形をとらせていただいているところです。  以上です。 96 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 97 ◯7番(石橋保卓君) 今、まさに部長がおっしゃられたことが、課長級以下の任用、昇格についても当てはまるのではないかなと思います。この試験制度の現状、受験者数を見ていきますと、本当にこのままですと、人事の硬直化という部分では、最悪の事態が訪れるのではないかなと思います。  参事、次長級ですか、以上への昇任については、今おっしゃいましたように、やっぱりその個人の評価という部分が大きく物を言う、実績というものが大きく物を言うということであるとすれば、それは、課長級以下の職員においても同じではないかなと思いますので、今後、工夫されることを強く望みたいと思いますけれども、この点について市長としてはどのようにお考えなのか、お伺いをしたいと思います。 98 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 99 ◯市長(今泉文彦君) 人事評価ですけれども、参事を境界に、参事以下、参事以上ということですけれども、まず、参事以下、以上、どちらも、人事評価においては複数の物差しが必要かなと思っております。今、試験制度で物差しが1本という形になっておりますけれども、参事以上は、また試験じゃない物差しになっておりまして、応用力、総合力、そうした能力が、試験でははかることができない部分があるかと思います。そういった複合的な能力についても、参事以下も必要ではないかという意味の質問かと思いますけれども、いずれにしてもそうした複合的な判断基準といったものを、今後考えていきたいと思っています。  以上です。 100 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 101 ◯7番(石橋保卓君) この件につきましてはよくご検討された上で、人材登用という意味では、有効な方法を活用していっていただきたいと思います。  3番目に移るわけですけれども、職員の離職状況についてということになっています。直近5年でいいのかなと思いますけど、これまで若手職員の離職状況はどのようなことになっているのか、お伺いをいたします。 102 ◯議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 103 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。直近5年間の定年前の職員の離職状況でございますが、平成26年度におきましては、勧奨退職が3名、普通退職が3名の計6名、年代別の内訳といたしましては、40代が1名、50代以上が5名でございます。  平成27年度におきましては、勧奨退職が2名、普通退職が7名の計9名、年代別の内訳といたしましては、30代が2名、40代が2名、50代以上が5名ということでございます。  平成28年度におきましては、勧奨退職が2名、普通退職が7名の計9名、年代別の内訳といたしましては、20代が2名、30代が1名、40代が2名、50代以上が4名でございました。  平成29年度におきましては、勧奨退職が5名、普通退職が8名の計13名、年代別の内訳といたしましては、20代が1名、30代が3名、50代以上が9名でございます。  平成30年度におきましては、勧奨退職が2名、普通退職が9名の計11名、年代別の内訳といたしましては、20代が3名、30代が2名、40代が2名、50代以上が4名ということでございます。  以上です。 104 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 105 ◯7番(石橋保卓君) 今、改めて数字、人数をお伺いすると、本当にびっくりするような数字になってくるわけです。特に20代、30代の離職者について、離職の原因というのは、把握をしていればですけれども、どういったものが挙げられるのか、お伺いをいたします。 106 ◯議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 107 ◯総務部長(久保田克己君) お答え申し上げます。総務課で把握している原因といたしましては、まず、一番多かったものといたしまして、新たな職につくことになり退職する場合が7件ほどございました。次に、自身の体調不良などによるものが2件、また、家庭の事情で退職する場合が2件ということでございました。以上が若い年代の、20代、30代の退職の理由として把握している状況です。  以上です。 108 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 109 ◯7番(石橋保卓君) 時代の移り変わりと言えばそれまでなんだとは思いますけれども、私の世代から考えますと、市役所を、新たな職場が見つかったからといって退職するというのは、私が若いころは、とても想定しなかったものかなと思います。  この若手職員、特に20代、30代がこれほどこの近年の間に退職をしていくという部分については、どのような認識をお持ちなのか、お伺いをいたします。 110 ◯議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 111 ◯総務部長(久保田克己君) お答え申し上げます。若手職員の退職につきましては、これまで育成してきた、これから石岡市を背負うべき若手職員が職場を去るということでございますので、当市にとっても本当に大変な損失であると、認識しているところでございます。また一方、国が厚生労働省のほうで調査した若年層の離職率につきましては、大学卒の就職者の3年以内の離職率が、3割を超えているというような統計の結果も出ているようでございます。そういった状況で、先ほど議員がおっしゃられましたように、社会の環境が変わってきているというのも、非常に1つ、要因としてはあるのかとは考えております。  当然、そういった職員からの申し出があった場合、総務といたしましても、所属長のみならず職員と面談を行って、退職理由を確認し、こちら側として対応できるようなものについては努力をするような留意を努めてきたわけでございますけれども、やはり本人の、就職先が決まっている、またそういった新たなチャレンジに向かって進みたいという場合は、どうしても退職という結果になってしまっている状況でございます。  以上です。 112 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 113 ◯7番(石橋保卓君) 動機としてはそういう部分であるのかなとは思いますけれども、やはり自分の職場に魅力を感じないからではないですかね。他の自治体へ職を求めるなり、自分の今、与えられた職場の中の仕事といいますか、自分が今勤めている職場に対して魅力を持っていないから、新しい職場を求めるということになってくるのかと思います。この点につきましては、本当に今のうちに真剣に対応されないと、若手職員が定着をしない、深刻な人材不足が生じるという危惧が拭えないわけです。そういったところを真剣に、やはり魅力ある職場へ改善をしなければならないという思いを強くするわけです。  そんな思いを持ちながら、次の3番目の職場環境の改善についてお伺いをするわけであります。
     安心・安全に職務に集中できる環境整備についてということでお伺いをするわけですけれども、現在の環境整備について、どういうものが行われているのか、お伺いをいたします。 114 ◯議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 115 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。まず、具体的な取り組みといたしましては、石岡市暴力団排除条例や石岡市不当要求行為等対策要綱、石岡市市民等からの面談要請に対する職員対応規程といった遵守すべき例規の整備、さらには、より具体的に示しました、不当要求行為等対応10則などを整備して、職員に周知をしてきているところです。  また、課長職等にある者を不当要求防止責任者と位置付けまして、責任者を中心に、組織として毅然とした対応に取り組みますとともに、警察官の方を講師にお招きした研修の開催なども、実施してきているところでございます。  あわせまして今年度から、警察官OBの方をクライシス監理官といたしまして任用し、不当要求行為など問題が起きたときには、その知識や経験を生かして、職員からの相談や実際の対応などへのご助力をいただいている状況でございます。  以上です。 116 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 117 ◯7番(石橋保卓君) これは、12月、元年度第4回定例会一般質問において市長が答弁された内容と同じような内容なのかなと思いますけれども、市民等からの暴力や暴言、威圧、他市の例では、窓口での刃物や凶器による傷害事件というのも発生しておりますが、本市の例としては、そのような事例がこれまで発生していたのかどうか、把握をしているのかどうか、そこをお伺いいたします。 118 ◯議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 119 ◯総務部長(久保田克己君) ただいま議員がおっしゃられたような行為は、実際には起きていないと考えております。  以上です。 120 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 121 ◯7番(石橋保卓君) それから、先ほどのご答弁の中で、昨年からクライシス監理官を配置しているということでありますけれども、1年間、クライシス監理官への相談件数というか、そういう事例はあったのかなかったのか、お伺いをいたします。 122 ◯議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 123 ◯総務部長(久保田克己君) お答え申し上げます。現段階で、総務部において、そういった事実については聞いておりませんので、相談件数はなかったものと考えております。  以上です。 124 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 125 ◯7番(石橋保卓君) ありがとうございました。  それから、先ほど警察官を呼び寄せて講習会をしていると。これも、そういう講習を受けているのかどうかお伺いをしたかったんですけれども、主催は暴追センターが主催で、そういうところから、お願いすれば講師を派遣していただけるのかなと思います。課長級以上の職員を責任者と位置付けて、講習を受講させるということなんですけれども、受講後の職場での徹底というのは行われているのかどうか、お伺いをいたします。 126 ◯議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 127 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。当然、管理職がこういったことを受講した場合は、課員に対してOJTなりで周知をお願いしているところでございます。また、その部下に当たる職員につきましても、主任、係長級、また補佐、そういった段階別にさまざまな研修制度を用意しておりまして、危機管理対策の研修なども受講させていただいているところです。  以上です。 128 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 129 ◯7番(石橋保卓君) 私も自分の仕事の関係で、先日この講習会を、私自身が責任者という位置付けになっていますので、受講してきたわけです。その講習会の中で、やはり毅然とした態度が一番大事であるというようなことでありました。やはり録音録画については必要ですよと。録音については、特に本人、相手方の同意は要りませんと。個人情報保護法に抵触するわけでもなく、プライバシーの侵害に当たるわけでもなく、相手の同意を得る必要もなく録音することは可能ですと。防止の意味を込めて、録音機を目の前に提示する、その際も相手の了解を得る必要はない、そういう指導の内容、講習の内容もございました。  そういうことが、やはり未然に不当要求なり暴力を防ぐ1つの大きな手段になってくるのではないかなと思いますけれども、現在のこの要綱の部分ではあまりにも弱いのではないかなと。地方自治において、やはり条例主義をとっておりますので、この要綱をきっちりと条例化して、その中でこの録音録画を明記した上で、事前の防止策を示す。もしくは、事が起きた後の毅然とした態度というものを示す、そういう必要性を感じるわけですけれども、この要綱等を条例化するお考えがあるか、ないか、お伺いをいたします。 130 ◯議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 131 ◯総務部長(久保田克己君) お答え申し上げます。まず、そういった事象が実際起きていて表面化してこないということが、現在の規程の整備の中で生じているとすれば、さらなるそういった条例の整備というのも必要になってくるかなとは考えております。現在のところはそういった声が出ていない中では、現在の規程等の整備の中で、こういった不当要求行為が起きた際には、迅速にその職員が行動に移れる、そういった、さらなる職員への周知と理解に努めてまいりたいと考えております。  以上です。 132 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 133 ◯7番(石橋保卓君) そういう声が聞こえてこない中でと、今ご答弁があったかと思いますけれども、その辺の認識については、大きく驚くところであるかなとは思います。この条例という部分については、やはり要綱等とのやっぱり重みの違いといいますか、当然中身も実技も違うわけですから、そういった部分、そういう事案が発生するか、いないかにかかわらず、本来は条例として整備をしておくべきものではないのかなと。執行部のほうでそういった考えが当面ないのであれば、私のほうで議員提案で、間に合えば今定例会にも提案をしていきたいと、間に合わなければ6月のほうで提案をしていきたいと考えていますので、今後のお考え、少し整理をされたほうがよろしいのかなと思います。  やはり録音につきましては、録音することによって事実の確認にもつながりますし、そのときの職員の対応をまた後から確認できる。接遇向上にもひとつ役立つのではないかなと。本来であれば公費で各課、各係に整備をする必要もあるでしょうし、緊急にそれができないのであれば、今、職員の皆さん方、スマートフォンを恐らく100%お持ちになっているでしょうから、アプリをダウンロードして、今、いいボイスレコーダーのアプリがありますから、それだったら皆さん全員がボイスレコーダーを持つということにつながりますので、そういったところをすぐ実践していただきたいと思います。  こういったことを徹底できますか。そこのところのお考えをお願いいたします。 134 ◯議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 135 ◯総務部長(久保田克己君) お答え申し上げます。ただいま議員から申し上げられた点、今後もさまざまな場面で管理者、さらには職員のほうへ周知してまいりたいと考えております。  以上です。 136 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 137 ◯7番(石橋保卓君) 今定例会、1日半遅く始まった混乱の部分につきましても、やはりそもそもの原因は、一部事務組合で起きた事件に対する初動の対応のまずさではなかったのかなと思うわけです。先日ニュースで流れておりましたけれども、香川県丸亀市の副市長が議員を告発したというニュースが流れておりました。大変勇気のある行為といいますか、なぜ市長が告発をしなかったのかどうか、詳細はわかりませんけれども、副市長が議員を告発したと。自分の職員を守るために告発をしたということであります。  本来は、今回の混乱のもとになった事件が発生したときに、そういった初動が行われていれば、今日の混乱はなかったのかなと考えておりますけれども、そういったところのお考え、市長の現在の心境といいますか、お考えをお伺いいたしたいと思います。 138 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 139 ◯市長(今泉文彦君) 不当要求行為に対し、その考えということでありますけれども、基本は、未然に防ぐということだと思います。ですから、さまざまな不当要求行為に対して未然に備えておく、そういったために、要綱ですとか、先ほど議員が言われた条例ですとか、職場の対応規程、そういったものを用意するとともに、職員一人一人が心の中にそういう備えをしておくということも、大事かと思います。また、管理者として、責任者として、一たびそういう行為が起きたとき、毅然と対応するということも条件の1つだと思います。1つの例が挙がりましたけれども、それに対しては、今調査中でありますので、言及を差し控えさせていただきますけれども、毅然とした対応を図ってまいりたいと思っています。  以上です。 140 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 141 ◯7番(石橋保卓君) 市長なりに熱い言葉で語っていただいたのかなと理解をするわけであります。時間も間もなく切れますので、今のその市長の思いといいますか、決意といいますか、それが今後、実践されますことをここでまた強くお願い申し上げまして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 142 ◯議長(池田正文君) 次の質問者に移ります。  16番・櫻井信幸君。                 〔16番・櫻井信幸君登壇〕 143 ◯16番(櫻井信幸君) 櫻井信幸です。1日半にわたり一般質問が滞りました。端的にご質問、提案をいたします。端的なご答弁をお願いしたいなと思います。執行部の皆さんには、ご理解のほどよろしくお願いいたします。  通告いたしました環境問題についてお尋ねをいたします。パリ協定や京都議定書、さらにCOP21等で、CO2の削減目標が示され、日本も2030年度までにCO2を26%削減するという目標を掲げております。今後、ごみの焼却場でごみを燃やした際、CO2が発生するということで換算され、環境税もしくは炭素税と称して、新たな税負担を日本国民に課せられるのではないかなと言われております。  来年度から八郷地区のごみ収集方法が……、来年度というか4月からですね、ごみの収集方法が変わるわけでありますけれども、上記に関連し、その効果を図るためにも、今度は集積所の番号を書いたり名前を書いたりするわけですけれども、その際、1軒当たりのごみの排出量、例えば袋の数で幾つまでとかいうような上限を決めてはどうかなということで、お尋ねをいたします。  また、2点目でありますけれども、マイクロチップ問題が取り沙汰されて、もう数年たちます。海洋汚染とか、あるいはエジプトの大気汚染まで、今、問題になっているところでございます。行政として、石岡市として、このことについてどのように対応していくのか、お尋ねをしたいなと思います。よろしくお願いします。 144 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 145 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 初めに、1点目、1軒当たりのごみの排出量の上限につきましてご答弁申し上げます。議員ご提案のごみ排出量の上限を決めることで、1軒当たりのごみ排出量の減量に期待ができるほか、少しでもリサイクルをしようという意識を持っていただくことにも期待ができるため、一律的にごみ排出量を抑えることに対し、有効であると考えてございます。しかしながら、上限を超えたかどうか、第三者がチェックすることは極めて難しく、上限を超えたかどうかにつきましては、一人一人のモラルに頼らざるを得ないことから、上限を超えてしまう場合には、集積所には出さずに不法投棄をされてしまうといったことが懸念されます。  1軒当たりのごみ排出量の上限を決めることにつきましては、先進事例等を十分調査し、あらゆるケースを慎重に検討していく必要があると考えてございます。  続きまして2点目、マイクロプラスチックの問題につきましてご答弁申し上げます。5ミリメートル以下の微細なプラスチックごみを、一般的にマイクロプラスチックと呼んでおり、含有する化学物質が食物連鎖に取り込まれ、生態系に及ぼす影響が懸念されてございます。海洋ごみとして世界的な問題となっております。発生抑制の対策といたしましては、3Rの推進による循環型社会の形成や、廃棄物の適正処理の推進、廃棄物不法投棄の防止、廃棄物の水域の流出、または飛散の防止策などが考えられます。  当市の対応といたしましては、市報やホームページなどに掲載し、市民の皆様方へのご理解、啓発に取り組みながら、発生の抑制に努めてまいりたいと考えます。  以上でございます。 146 ◯議長(池田正文君) 16番・櫻井信幸君。                 〔16番・櫻井信幸君登壇〕 147 ◯16番(櫻井信幸君) 今回、この一般質問を通告した際、担当の職員の方からいろいろ問い合わせがありました。その際、北浦、現在の行方市で、そういう事業を展開して効果を上げていると聞いております。事前にそういうお尋ねを、先進事例としてお知らせしているんですけれども、そのような点についてお調べになったかどうか、お尋ねをしたいと思います。  また、これは関係者、ごみを収集する方などからお話を聞いたのですが、軽トラックで持ってきて、丸々1台くらい、1つの集積所へ置いていくんだと。それは、そこの地域の方かどうかわかりませんけれども、そういうことも含めて、マナー違反しているごみの出し方が目に余るというようなお話を聞いたものですから、今回一般質問で、じゃあ提案してみようということでやっております。また、袋の中には、鉄くずのようなものも一緒に混ぜてやっているんですけれども、気がつかないでそれを持ったり、実はガラスの破片などが入っていてけがをしたりとか、そういう事例が多々発生しておると聞きます。  ですから、そういう点で、ごみの出し方、まず今後、間違いなく我々が税金という形で負担をすることになるわけでありますから、石岡市が率先してまずやっていく。ごみの減量化ということは前からやっているんですけれども、率先してやっていこうというご提案であります。その辺のところをよくお考えになって、検討していただければなと思います。  また、マイクロプラスチック等については、これはプラスチック製品全てなんですけれども、前々回くらいの議会ですか、人工芝のグラウンドをやろうというようなお話がありました。ああいう事業に関しても、今後よく考えていくべきではないのかなと思います。聞くところによりますと、紫外線で劣化したプラスチックがやっぱり飛散するそうです。ですから、行政として今後ああいう事業を計画していく上で、よく考えていくべきじゃないのかなと思いますけれども、そういう点についてどうお考えなのか、お尋ねをしたいと思います。 148 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 149 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) まず1点目の、北浦でごみの排出制限はやっているのかということにつきまして、ご答弁申し上げます。今の行方市なんですけれども、行方市に電話確認いたしましたところ、行方市ではやっていないという回答でございました。県内でごみ排出量制限をやっている市町村は、神栖市において実施してございまして、1袋の重さ10キロ以内、一度に出せる量が3袋までという取り組みをやってございます。なお、引っ越しや大掃除のごみなど、1世帯当たり4袋以上のごみを出す場合には、有料で自己搬入する形をとっているということでございます。  続きまして2点目の、当市のごみの減量化として取り組めるものはということでお答え申し上げます。すぐに取り組めるものといたしましては、一般的に生ごみの含水率は80%とされていますことから、当市の生ごみは燃えるごみとして収集し、焼却処理という流れをとってございますが、水分量が多いほど燃えるごみの排出量に与える影響は大きいばかりか、燃焼効率は悪く、エネルギーの有効利用にも支障を来してございます。  このようなことから、生ごみ排出時の水切りの徹底を推進することで、ごみの減量化が図れると期待ができます。また、燃えるごみの中には、多量の紙、布類が含まれており、本来、資源化可能な新聞や雑誌等が含まれていると推測されます。ごみ排出時の分別を徹底することで資源化率の改善を図ることが期待できることから、今後も出前講座や広報誌等を活用しまして、啓発に努めてまいりたいと考えます。  3点目の人工芝の問題でございますが、人工芝など、マイクロプラスチック化するおそれのあるものを所有している方におかれましては、劣化が進むまで放置するのではなく、ごみとならないよう適切に管理していただくことが重要であると考えます。今後、家庭にある人工芝対策などについて、啓発や広報活動をしてまいりたいと考えます。  以上でございます。 150 ◯議長(池田正文君) 16番・櫻井信幸君。                 〔16番・櫻井信幸君登壇〕 151 ◯16番(櫻井信幸君) ただいま生ごみの削減という答弁がございました。実は私も今、実験をやっております。竹のパウダーを使って生ごみを減らそうとやっております。行政サイドでも、市サイドでも、部長が関心あれば、生ごみの完全な堆肥化になっちゃうんですけれども、臭いも何も出ないと。モウソウダケが持っている乳酸菌がそれを分解してくれるというようなことを、実際今、生ごみのお話が出たからお話しするんですけれども、これが相当効果があります。  それで、今回、霞台厚生施設のごみ処理は、発電を目的としてやっております。前例、先進地なんかのごみ発電を聞きますと、思った以上に発電をしない。特に東京都、都市部において、生ごみがやっぱりあって発電、熱量がとれないんだよというお話も聞きます。ですから、今後、石岡と構成団体で出すごみについて、この生ごみについてもよく検討していくべきだなと思います。あるいは、これについては、関心があれば、幾らでも材料、知恵はおかししますけれども、関心がなければそれまでということになりますけれども、やってみる価値は十分あるなと思います。  また、マイクロプラスチック等の件でありますけれども、今後、石岡市がそういう人工芝等の材料を使って、あるいはまた違うプラスチックの材料を使っての事業化をするときに、よくお考えになってやっていただきたいということでありますから、家庭に残存している人工芝等も大切ですけれども、まず行政として今後の事業を展開していく上で、よくお考えになっていただきたいということであります。よろしくお願いをいたします。  2点目、食の安全性についてお話をさせていただきます。この食の安全について今回ご提案申し上げるのは、実は昨年か一昨年に、民間の食品分析機関が、輸入小麦の約6割から7割の中に、グリホサートという発がん性のある物質が含まれているよ、その輸入小麦を給食にも使っているんだよ、給食のパンや、その小麦をいろんなおかずの中に混ぜ込んで使っているんだよというお話を、東京のある勉強会で、シンポジウムみたいなものがあったんですけれども、伺いました。よくよく調べてみると、本当にこれは真剣に考えていかなければならないと思ったものですから、今回ご提案申し上げるわけであります。  ただ、国のメーカーに問い合わせをすると、国の基準値内だからいいんだよというような回答だそうであります。でも、残留して、それが蓄積されて、それが発がん性があるということになれば、これはよくよく考えていくべきだなと思っております。  発がん性のあるこのグリホサートについては、まだまだ知られていない、一部でしか騒がれていない。実際にそういう事例が多々発生したときに、また大騒ぎになるわけです。ですから、市として、例えば子どもたちの給食を提供する中に、ゼロにするんじゃなくて、できれば輸入小麦を使わない食品を材料として提供しようというようなことができないものか。実際に輸入小麦を使わないで給食をやっている自治体があるそうであります。市としてどういうふうにお考えになっているのか、お尋ねをしたいと思います。 152 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 153 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。給食センターにおいて、安全な食材の提供としまして、地場産物の活用並びに納入物資の産地記入票を活用し、出どころがわかる野菜や冷凍食品等の使用に努めております。お米は石岡市産、牛乳は茨城県産となっており、市内産、県内産、国産の使用に努めているところでございます。  その中で、学校給食で提供しておりますパンは、提供契約先に確認しましたところ、原材料の小麦粉は、輸入麦80%──これはアメリカ産、カナダ産ということでございます──、国内産小麦20%の使用率、となっているところでございます。外国産小麦は、輸入時に農林水産省において検査を実施し、安全性が確認されておりますので、安全性は確保されていると認識しております。しかしながら、基本物資の1つであるお米が石岡市産であることを考えますと、同じ基本物資でありますパンも同様に、原材料は市内産、もしくは県内産、国内産が望ましいと考えております。出どころのわかる野菜同様に、生産者の顔の見える国内産がよいと考えてございます。  しかしながら、学校給食の場合、大量の原食材を安定的に確保しなければなりません。さらに、購入金額の制限もございます。このような中で、将来を担う石岡市の児童生徒の食の安全安心向上のために、提供契約先と話し合いを持つなど、できることから始めたいと考えてございます。 154 ◯議長(池田正文君) 16番・櫻井信幸君。                 〔16番・櫻井信幸君登壇〕 155 ◯16番(櫻井信幸君) 例えば、今、部長がおっしゃいましたアメリカでも、実はもうアメリカとかオーストラリア……、オーストラリアも最近、除草剤を使って、これ、乾燥というらしいんですけれども、例えばここに3ヘクタールの麦畑があると。こちらにもある、こちらにもある。これを1日に例えば100ヘクタール集荷するという場合には、もう大規模ですから、大型機械でやりますから、そこに空中散布で除草剤をかけちゃうんです。ばーっと青いところを。赤くなっていないところにかけちゃうそうです。それを、生産者は乾燥と言っているそうです。それで、色をそろえた上で一気に刈り取る。それをミックスしたものを、輸出に回すと。日本も昔はいろいろやったようでありますけれども、そういう危険なものは国産では出回らない。輸出しちゃうという傾向があるそうであります。そういう輸入小麦を、国が安全だからといって、いつまでも提供している時代ではないのかなと思います。  こういうことは、家庭も含めてやっていかないと、これは一気にゼロというわけじゃないんです。こういう危険性がありますから……、危険性という言葉が適当かどうかわかりませんけれども、そういうことも含めてやっていくことはできるのかなと思います。あるいは、ただいま部長が言いましたけれども、だんだんにということはありました。経費の面もありました。例えば石岡市産のオーガニックで栽培している野菜農家が、もう60件とか70件ある。100件近くあるんじゃないかなと思います。それを直売所なんかで拝見しますと、そんな高くないんです。ですから、そういうものを、そのオーガニック、有機栽培をやっている農家さんとお話し合いをして、どうか子どもたちの食の安全のためにご協力していただけませんかというようなことを、やってみてはどうなんでしょう。いかがでしょうか。 156 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 157 ◯教育部長(豊崎康弘君) 議員ご指摘の市内産の有機栽培された野菜は、最高に安全なものと思いますので、今後、検討していきたいと思います。  学校給食パンにおいても、供給先契約が茨城県学校給食会でございますので、県内産、国産の原材料の配合割合を少しでも増やしたパンを提供してもらえるように、要望してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 158 ◯議長(池田正文君) 16番・櫻井信幸君。                 〔16番・櫻井信幸君登壇〕 159 ◯16番(櫻井信幸君) よろしくお願いします。  少し石岡市が率先して、先進地になれるような体制をとっていただければなと思います。今年行われるオリンピックの選手村においても、GAP認定という食品じゃないと提供できないんだよというお話も聞いております。日本の国も、慌ててその認定をたくさん取ったと聞いております。ヨーロッパでは使用禁止なんです。ヨーロッパでは提供できないんです。ヨーロッパの方が食べないものを、日本はいいよと。やはりそれは基準を厳しくしていかないと。
     昭和40年以降に生まれた子どもたち、私よりちょっと後ろの子たちが、インスタント食品とかレトルト食品とか、そういう食品でもうずっと育ってきた子どもたちが多いそうです。こういう子どもたちは長生きできないそうです。ですから、将来、ただでさえ少子化と言われている中なんですから、もうそういうことを行政側がやる時期に来ているんです。食の安全、ヨーロッパ水準でやらなくちゃだめなんです。ですから、石岡市もやるんです。  日本の給食の中には、先ほどのGAP認定のほかにHACCPという、やっぱりそういう機関が認定するものを給食に提供するというようなお話も聞いたことがあります。子どもが病気になって減っちゃってから、これはどうなるかわかりませんけれども、そういうお話が今、いろんなシンポジウムへ行くと言われています。  そういう点で、最後に食の安全、家庭での食の教育について、市長、どうお考えになっているかお尋ねをして、終わりたいと思います。 160 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 161 ◯市長(今泉文彦君) 家庭での食の安全性の確保についてですけれども、現在は食育の観点から、健康な体づくり、そして、児童生徒が食に対する正しい知識を身につけられるように指導しておるわけであります。今後は家庭での食事など、自ら判断することができるような、栄養教諭等による食に関する指導の充実に取り組んでまいりたいと考えております。  以上です。             〔「ありがとうございました」と呼ぶ者あり〕 162 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午後 3時35分休憩            ───────────────────────                   午後 3時50分再開 163 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  改めて申し上げます。質問及び答弁については、効率的な議事運営のため、簡潔、明瞭かつ的確にされますようお願いいたします。  次の質問者に移ります。  14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 164 ◯14番(村上泰道君) 14番・村上泰道でございます。今期定例会、3項目通告してございますので、順次、ご答弁をよろしくお願いいたします。  まず、1項目目、石岡市における公共交通網形成計画についてをお尋ねいたします。  この公共交通網形成計画でございますが、地域にとって望ましい公共交通網の姿を明らかにするため、公共交通のマスタープランとして、国が定める基本方針に基づいて、地方公共団体が、協議会など交通事業者等と協議の上で策定する。石岡市においても、平成19年の鹿島鉄道の廃止や、その後の市内のバス路線の廃止や減便の現況を鑑みた中で、まちづくり施策との連携と広域的な観点に配慮した交通施策を進めることにより、持続可能な公共交通網を構築した、地域の活力を維持することを目的とするということで、石岡市地域公共交通網形成計画が策定されております。この計画は2019年から2023年までの5か年とされ、本年度が1年目でございます。  この公共交通網の基軸でございますが、基本は路線バスでございます。今期定例会市長所信にも、「公共交通網形成計画の推進を図り、コンパクトなまちづくりと持続可能な公共交通について検討を進めてまいります」ということで触れられております。そこで、現況の計画の進捗状況について、どうなのかを伺ってまいります。  この1年目の本年でございますが、バスのダイヤ改正によりまして、計画にございますこの路線バス、基本的には維持もしくは充実とございますが、減便ということになってございます。こういったダイヤ改正の情報などは、担当課としてどのように把握されておるのか、こういった情報を把握するシステム、また業者との連携状況について、まず1点目、お伺いいたします。 165 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 166 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) ダイヤ改正の情報提供についてご答弁申し上げます。ダイヤ改正や減便に関する情報提供につきましては、交通事業者より事前に提供いただいております。当市のホームページにおいてもそれらの情報を掲載するなど、情報提供に努めているところでございます。しかしながら、補助路線以外の一般路線バスにつきましては、交通事業者の企業努力により廃止ではなく減便にとどめていただいている状況と把握してございます。  以上でございます。 167 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 168 ◯14番(村上泰道君) 事業者におきましても、やはり赤字路線、また赤字の時間帯においては、ボランティアではありませんので、どうしてもこういった減便や対象路線ということが、協議に上がってきてしまいます。こういったダイヤ改正による減便等、この計画における影響はどのように把握されておりますでしょうか。            ─────────────────────── 169 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 170 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 減便による影響についてご答弁申し上げます。公共交通網形成計画の施策の1つである公共交通機関の充実において、幹線交通の機能強化を掲げております。石岡市街地と柿岡市街地を結ぶバス路線の機能強化を、重点事業としております。この路線は、現在は補助路線ではないことから、今後、減便が進む状況が続くと、本計画の影響があるものと考えられます。  以上でございます。 171 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 172 ◯14番(村上泰道君) ただいま石岡・柿岡路線について触れられていましたが、BRTの空港路線についても減便がされておる現状でございます。こちらの減便に関しては、石岡に到着する10時半の特急に合わせて、前は最終路線のバスがあったんですが、9時台のバスの最終路線ということで、その10時台に帰宅されていた方は最終バスがなくなって、結局、迎えに来ていただく、もしくは徒歩や自転車ということで、だんだんバスの利用から遠ざかってしまうというような現状がございます。  これらのバスの維持に対して、先ほど企業努力によって、廃線ではなく減便で対応していただいておるということでご答弁いただきましたが、やはりバスの路線維持のためには大変な企業努力が必要、また、今般、バスの運転手のなり手不足ということで、バスの維持も企業として大変苦労されていると伺っております。  こういった中で、市は、もちろん事業者と連携協議した中で公共交通網形成計画を立てられているかと思いますが、これを維持するための企業努力が大変厳しい現状にございます。行政として、これらの支援を積極的にするべきではないかなと考えておりますが、そちらについてのご見解を伺いたいと思います。 173 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 174 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) ご答弁申し上げます。今、議員ご指摘のように、減便による利用者の減少が進むことに関しましては、今後、考えられるものと考えています。先ほども言った、例えば石岡市街地と柿岡を結ぶ路線バス等に対する改善的な考え方としましては、市の当路線への補助、または市独自のコミュニティバス等での対応とか、そういう形で、今後、予算的な措置も出てくるかと思いますので、その辺は十分協議をしながら進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 175 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 176 ◯14番(村上泰道君) ただいま部長から、予算的な措置もということでありますが、公共交通網、バス路線を使われる方のアンケート結果の第1位が、バス停が近くにある、第2位が公共交通を使わざるを得ない、免許を持っていない等、やはり生活に密接、必要不可欠な路線であるということから、この支援に対して予算措置というのは大変重要かなと思います。  予算措置ということで答弁いただきましたので、こちらはやはり執行権者、市長のご見解を伺いたいと思います。 177 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 178 ◯市長(今泉文彦君) バス路線の運転手の支援ですけれども、全国的な傾向に運転手不足がありまして、その中で、国、県の新たな制度といったものを探しまして、何ができるかというのを早急に考えていきたいと思っています。  以上です。 179 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 180 ◯14番(村上泰道君) ぜひよろしくお願いします。なくなって……、減便であるうちにはまだ手は打てますが、廃線になった路線をまた復活するというのは大変厳しい状況になろうかと思いますので、ぜひ現況、バスの事業者との連携、協議を図って、具体的な支援策ができるようにお願いしたいと思います。  それでは、2項目目に移ります。石岡地域医療計画についてお尋ねいたします。先日の2月の9日、ひまわりの館で行われました石岡地域医療計画シンポジウムにおいてご説明をいただきましたこの医療計画を中心に、計画の詳細を伺ってまいります。  市民の方々へオフィシャルの場でこの計画が発表されたわけですけれども、計画の内容について、私たちも全員協議会、また各担当委員会での説明は伺ってまいりましたが、その回数は大変少なく、詳細を伺う機会というのは本当に限られてございます。今回の一般質問で通告いたしましたのも、本年の新予算に関連予算も計上されておりますし、その詳細がわからないままでは判断ができないということで、今回、通告した次第でございます。  では、まず各種確認から伺ってまいりたいと思います。  この石岡地域医療計画、シンポジウム当日配布された資料によりますと、石岡地域というのは石岡市、小美玉市、かすみがうら市の3市を指しておりまして、この医療計画は3市の医療体制の整備計画と書いてございます。本日、各種問いに対する答弁というのは、この石岡、小美玉、かすみがうら3市の統一の見解という理解でよろしいでしょうか。 181 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 182 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 石岡市が中心になって、主体となって進めてまいりましたが、こちらについては、3市で連携して計画づくりをしておりますので、今回の答弁についても、3市での共通認識のもとというふうに理解した答弁となっております。  以上でございます。 183 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 184 ◯14番(村上泰道君) 今、部長から3市共通認識ということでありますが、ということは、各種の問いに対して、例えばあす以降、かすみがうら市、小美玉市に問い合わせた場合、同じ回答が得られるという理解でよろしいですか。これは市長に確認したいと思います。 185 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 186 ◯市長(今泉文彦君) 3市で連携という石岡地域医療計画でありますけれども、病院の設置については石岡市が行うということであります。それは、連携の協定がこれから結ばれますが、コンセンサスは、カンファレンスの中でそういうことで決定しております。そして、今後の新たな部分に関しては、2市と連携をとって、負担を求めていくということになっております。  以上です。 187 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 188 ◯14番(村上泰道君) ただいま設置についてはということでありましたが、詳細も含めて、これは全てという認識でよろしいですか。これは部長でも市長でもいいんですが、設置についてというのは、石岡地域医療計画における新病院を設置するという大もとは合意しているが、詳細はこれから、負担についても、2市と連携するということは、まだ詳細は決まっていないということですか。これはどちらですか。 189 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 190 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。計画策定段階から3市、ほかの2市と連携をとって、まず計画を策定いたしました。その後、今後の進め方でございますけれども、まだ協議が済んでいない部分もございます。例えば、これから産科を設置するに当たって、どのような設備、それから経費がかかるか、そういう部分についてまだ決まっていないこともございますので、そういうものについては、今後、協議を進めながらという形になると考えております。  以上でございます。 191 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 192 ◯14番(村上泰道君) 詳細は決まっていないということですが、大規模な予算措置を伴う計画、詳細が決まっていないのに、見切り発車の感が否めません。  たくさん項目ありますので次に進みますが、この計画の目的に、現在不足している小児科の充実、産科の再開設、緊急医療の拡充とございます。この3点が大項目、大命題という認識でよろしいのか、まずは確認したいと思います。 193 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 194 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。石岡地域医療計画は、石岡地域に住む全ての世代の人が安心して医療を受けることができるまちづくりを目指し、具体的には、課題となっている産科設置や小児科拡充、さらには救急医療体制の継続などが可能となる医療体制の実現のため、行政と地元医師会、地域の医療機関が連携して、必要な医療体制の整備に向け取り組みを推進することを目的に、策定してございます。  以上でございます。 195 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 196 ◯14番(村上泰道君) では次に、当日の説明において、医師会病院が閉院になってしまう、そのときに病床の再配置ができないんですと。その説明の中で、病床過剰地域であるからということで説明がありました。この認識は間違いないということでよろしいですか。 197 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 198 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 石岡市、本市は、土浦市、かすみがうら市とともに土浦保健医療圏に属しておりますけれども、土浦保健医療圏は病床過剰地域でありまして、原則、増床が認められていない状況でございます。 199 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 200 ◯14番(村上泰道君) 病床過剰地域であるからベッド数が増やせないということで、この病床過剰地域について厚生労働省の説明資料を見ますと、基準病床数制度というのがございます。病床の整備について、病床過剰地域──こちらは既存病床数が基準病床数、地域で必要とされる病床数を超える地域──から非過剰地域へ誘導することによって、全国的に一定水準の医療を確保するというのが大目的でございます。つまり、病床過剰地域というのは地域で必要とされる病床数を超える地域であるというのが、厚生労働省で触れられて、説明がございます。ということは、この病床過剰地域であるというここの石岡において、ベッド数に関して、閉院によって、すぐさま影響がないということではないのかと考えますが、これはいかがでしょうか。 201 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 202 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 土浦保健医療圏については、必要病床数に対しまして、現在の許可病床が過剰となっております。その中で、土浦保健医療圏の中では病床過剰地域となっておりますけれども、県の医療構想等の中では、土浦地域と石岡地域の医療資源等の偏在化が課題となっているということで、石岡地域においては少ないというような状況がございます。 203 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 204 ◯14番(村上泰道君) また、今、基本的には病床過剰地域であるということであります。土浦保健所圏管内でございますので、基本的には病床過剰地域である。ただ、この病床過剰地域においても特例制度がございまして、先日、担当委員会でも少し触れられておりましたが、基準病床数制度における特定の病床等に係る特例というのが、やはり厚生労働省から発表されております。病床過剰地域であっても、都道府県は、がんまたは循環器疾患の専門病床や小児疾患専門病床、周産期疾患にかかる病床など、全部で13項目に係る特定の対応する病床については、県の許可で開設・増床ができるとなっております。  先ほど、土浦管内においても、土浦、石岡に濃淡があるということでありましたが、これを県に開設または増床を求めるのが、本来の筋ではないかと考えますが、いかがですか。 205 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 206 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 基本的には、保健医療圏の中での考えということになっておりますので、土浦保健医療圏については病床過剰地域というような扱いになっております。そういうことで、通常であれば、石岡地域で偏在しているといっても、ベッドの配分という増床が認められないという考えと理解しております。 207 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 208 ◯14番(村上泰道君) 多分部長も、自分ご自身で答弁されながら大変苦しいなと思うんですが、何度も病床過剰地域であるのでと言われれば言われるほど、何の影響もないんじゃないですかというふうに、こちら側、受け手としては考えざるを得ません。必要であれば、必要なものを特例制度にのっとって求めればよいのではないかと考えます。  また、当日の医療計画の中で、今後の石岡地域においては、一定の大きさの病院が必要であるというふうに触れられております。一定の大きさの病院というのは、何か基準、指標というのがあるんでしょうか。お尋ねいたします。 209 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 210 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。昨年度開催いたしました石岡地域市民医療懇談会や、本年度開催いたしました地域医療に係る対策を検討する専門委員会では、医師確保のためには一定規模以上の病院が必要との意見が出されております。その一定規模の具体につきましては、概ね200床程度の病床を有し、医学生が学べる環境、例えば研修医を育成することができる研修医がいること、医療設備等があること等の意見をいただいてございます。
     以上でございます。 211 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 212 ◯14番(村上泰道君) 病院の大きさの区分においては、現在の医療法では、19床以下の有床診療所もしくは診療所、それから、20床以上の病院という2つだけの区分でございます。また、保険点数の観点から、大規模病院というのが、現在400床以上の病院を指すという区分がございます。この大規模病院という区分にあわせて、便宜上、399から200の規模の病院を中規模程度、病院の最低区分である20から199までを小規模程度の病院と区分されております。  ただいま部長から、200床程度ということでありましたが、ぎりぎりの境目ですね。小規模、もしくは中規模の境目でございますが、このあたりが、なぜこの数字が必要なのかというところで、今後、聞いてまいります。  今計画にございます病床数についてですが、現在、第一病院は126床の病院から73増の199床、山王台病院に関しましては、109床から40床増の149床となってございます。基本的には、便宜上分類の中の小規模の中でございます199までの中にありますこの2つの病院、なぜ再配の中でも、この2つの199、149という数字が出てきたのか、その説明をお願いいたします。 213 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 214 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。まず、公立病院を199床にした理由でございますが、石岡第一病院を運営しております地域医療振興協会からの提案があったことが、1つ挙げられます。さらに、平成30年度に開催いたしました石岡地域市民医療懇談会にて、医師確保のためには一定規模以上の病院が必要との意見が出されたこと、また厚生労働省は、200床未満の病院を、診療所とともに、かかりつけ医機能を担い地域包括ケアシステムを支える医療機関として位置付け、200床未満の病院に対する診療報酬を手厚くするなどの政策をとっており、石岡地域におきまして、他の病院との良好な連携を継続しつつ医療機能の向上を図る上で、最適な規模を検討した結果と考えております。  次に、山王台病院につきましては、救急患者の受け入れや手術を積極的に行っていることから、慢性的な病床不足であり、40床を再配分することで、その医療提供体制の強化を図ることができると考えております。  以上です。 215 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 216 ◯14番(村上泰道君) ただいまその数字の説明がありましたが、また後ほど触れますが、今回、既存の医師会病院のベッド数は120ございます。再配置されるベッド数は113でございます。再配置によってベッドが再配できる権利としましては、既存のベッド数から1以上減らさなければいけないということでございますので、120ある既存のベッドのうち、権利として119ベッド再配置することができます。しかし、本計画では113ベッド数しか再配置いたしません。  市長がおっしゃるように、本当にこの地域に医療体制が必要だというのであれば、1つのベッド数でさえ惜しいのではないかと考えますが、なぜ最大限の権利を履行しないんでしょうか。 217 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 218 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。まず、公立病院化して統廃合した後に再配分する仕組みの中では、公立化という部分がございますけれども、そのほかにも、病床の削減というもう一つの目的もございますので、その点で、必要な病床数を勘案した上で、7床の減という計画を立てた次第でございます。 219 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 220 ◯14番(村上泰道君) ただいま病床の削減が目的とおっしゃられましたが、そもそも病床過剰地域であると言っているわけですから、こんな再配置しなくていいんじゃないですかと感じ取るのが、普通の感覚ではないかなと思います。  また、先ほど199床の意味として、振興協会からの提案があったということで、ベッドの、先ほど説明もあった199というのは、ただいま部長からありましたように、かかりつけ医としての機能を持たせるということで、診療所と同じ保険点数の扱いの範囲でございます。具体的には、通常の200床以上と未満の病院、つまり199までの病院に関しては、診療所と同じ、加算が多くつけられております。具体的に再診料が、200以上ではないものが、199までであれば加算がとれる。再診時の外来管理加算や、かかりつけ医機能強化として初診料の機能強化加算など、効率を求める協会の言われるがまま、199という数字をはじき出したのではないかなと感じ取ってしまいます。なぜ最大限の権利を履行しないのか。いろいろな加算のつく199まででいいという振興協会の言われるがまま、この計画が立てられたのではないのですかと勘ぐってしまいます。  ただ、病院も経営でございますので、運営効率のよい最大値を求めたいというのは、経営者として私は理解できるところではございます。しかし、この計画、本当に石岡市が必要なものを協議されてつくったのか、疑問に感じます。先ほど協会からの提案があってということですが、今回の計画は、そもそも石岡地域で必要な医療体制をどういうふうにつくるか、石岡市が主体となって提案していくものではないのかなと感じてしまいます。  そこで、先ほど若手の医師を確保するためにということでありますけれども、若手医師を確保するためには大病院が必要であるという説明を、さまざまな場所で聞いてまいりました。199というのは、先ほど来申してありますが、かかりつけ医としての機能を持たせる、基本的には大病院に当たらない規模でございます。これで本当に、先ほど来の一定の大きさの病院が必要だという説明に合致するサイズの病院として、説明ができるものなんでしょうか。 221 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 222 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。先ほど議員が言われたように、まず運営という面もあると理解しております。大きな病院をつくっても、そこに患者の需要がなければ、運営自体が行き詰まるという点も懸念されると考えております。そういった中で、石岡市、小美玉市、かすみがうら市では、専門委員会、こちらは病院の院長先生なんかも入っていただいた中で検討いただきまして、石岡地域における病床を勘案して、ベッド数の大きさというものの提案をいただいているところでございます。  以上でございます。 223 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 224 ◯14番(村上泰道君) 私は、若手医師を確保するための大病院というのは、本当にもっと大病院、大きい規模のものを指すというふうに理解をしております。  また、山王台病院、既存109床とございますが、この内訳には、19床の有床診療所が含まれております。これ、まさに企業努力なんですよね。先ほど説明しましたように、病床過剰地域であっても、都道府県が認可をおろすことができる有床診療所の規定がございます。これは、有床診療所のベッド数は、原則、基準病床対象には入りますが、県の定める医療計画に地域に必要とされる診療所として、例えば在宅医療や小児医療、周産期医療など、県が認めたものは設置ができるとなっております。つまり、本当に病床、またニーズがある病棟であれば、現在の制度の中でも、病床を伴うクリニック、診療所、有床診療所は設置することができます。なぜその手法をとらないのか、明確なご説明をお願いいたします。 225 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 226 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。今回の計画に当たりまして、医師不足、もしくは医師の高齢化、そういうさまざまな医師不足の要因が、1つとして挙げられております。そういった中で、医療機関の集約をして医師の確保を目指すという、先ほど来の若手医師という部分も入りますけれども、そういう目的もございましたので、再編統合という手法と申しますか、計画を立てたということでございます。 227 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 228 ◯14番(村上泰道君) 明確な答弁なかなかいただけないのは仕方がないんですが、若手医師を確保するためにと言えば言うほど、大規模病院が必要なんじゃないですかというところに戻ってしまいます。  次に移ります。今回の計画のそもそもでございますが、医師会病院の閉院が要因と考えております。これは、先日委員会でもございました財政見通しや既存の財務状況を拝見すると、医師会病院の資金繰りの悪化という認識でよろしいでしょうか。 229 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 230 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。資金繰りの悪化ということではないと考えております。現在、石岡市医師会病院の経営が厳しい状況にある理由といたしましては、医師、それからコメディカル、医療スタッフの確保ができないことが原因で、病床の休床を余儀なくされ、その結果、医療収益が好転していなかったということに起因しているものと考えております。 231 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 232 ◯14番(村上泰道君) それを世間では経営難というのではないのでしょうか。医師不足、スタッフ不足で回転率が悪くなって、収益が悪化する。それを資金繰りの悪化というふうに世間一般では申します。  では、この医師会病院の閉院、もちろんさまざまな要因、医師不足、先生方の高齢化というのは大変私も認識しております。ただ、それと行政が介入するかは、また別な話ではないかなと私は思っています。民間事業者のこういったケースに、行政は通常介入するんですか。例えば、経営難であったり、事業者の高齢化によって運営が続かないというような案件に対し、行政がこのように介入するということは、通常あることなんでしょうか。 233 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 234 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。通常は民間の中で、その会社と申しますか、そういった中で処理されるべきものだと考えております。 235 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 236 ◯14番(村上泰道君) では、市長にお伺いしますが、なぜこれに関しては、専門対策室を設けるなど、行政はこのように力を入れるのでしょうか。 237 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 238 ◯市長(今泉文彦君) 地域医療の危機的状況を見て、行政の支援が必要だと判断したからであります。  以上です。 239 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 240 ◯14番(村上泰道君) 医療の危機的状況ということでございますが、経済活動はさまざまな業種で成り立っております。ということは、さまざまな業種が危機的状況になれば、行政は積極的に介入するという理解でよろしいですか。 241 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 242 ◯市長(今泉文彦君) 危機的状況になるということでありますけれども、今の村上議員のご質問に対して、議長、反問権を使わせていただきます。 243 ◯議長(池田正文君) 待ってください。  ただいま市長今泉君から、村上泰道議員の質問に対して反問権を行使したい申し出がありましたので、これを許可いたします。 244 ◯市長(今泉文彦君) 村上議員の質問ですけれども、医師会病院の赤字ということでお話を伺いましたけれども、地域医療計画においては、医師会ということと医師会病院は区別しております。石岡市医師会と石岡市医師会病院は違う存在であります。医師会病院の赤字は医師会の赤字ということではありません。その違いを、質問では認識しているでしょうか。 245 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 246 ◯14番(村上泰道君) 私は、医師会病院の赤字、閉院について質問させていただいております。その認識のもとで説明させていただいております。 247 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 248 ◯市長(今泉文彦君) はい、了解いたしました。  そもそも石岡地域医療市民懇談会から始まった最大の目的は、地域の医療がこのままでは崩壊してしまうということでありますけれども、その1つは、医師会の構成員の1つである産婦人科がいなくなってしまった。それで、目的としては、産婦人科の復活、そして小児科の充実、夜間緊急・休日緊急診療の継続という3つが最大の目標になっております。目標はその3つでありまして、地域医療計画についてはその3つを目標としておりまして、その実現のために、一定の大きさを持った病院が必要であるということで、受け皿として、第一病院と医師会病院が統合するという流れになったわけであります。その原因としては、医師会を構成する医師の平均年齢が63歳という、今64歳ですけれども、医師会の医師の問題でありました。それをフォローするために、手段として、第一病院と医師会病院を統合するということでありまして、全てはその3つの目的のためであります。  改めて伺ったのは、この医師会の現状と医師会病院の現状と、混同してはいないかということを確かめたかったわけであります。  構造的には、医師会の構成する医師の将来が、10年後は平均年齢74歳になってしまう、全員が医師としてやっていられなくなってしまう、地域の予防活動、あるいは保健活動、そういったものを支えるメンバーがいなくなってしまうということ、あるいは救急診療、そういった地域の医療を支えるメンバーがだんだん手薄になってしまうというところから、この地域医療計画ができたわけであります。それを実現させるために病院の統合という手段が生まれたわけで、決して医師会病院を支援するとか、個人病院を支援するということをうたっているわけではありません。あくまでも地域の医療を、現在の水準で5年後も10年後も保っていこうという、そういう目的で計画をつくったわけであります。  以上です。 249 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 250 ◯14番(村上泰道君) ただいま市長から目的、小児科、産科、緊急診療については、最初に質問させていただいておりますので、確認させていただいております。また、その手法として大きな一定規模の病院ということですが、病院規模については再三説明した中で、本来、これで大きい病院と言えるんですかということで、こちらも疑問を呈させていただいております。  まだ序盤ですので、結論に行くにはまだちょっと早いんですが、この説明書類の中に、当日配られた書類の中に、石岡、小美玉、かすみがうら3市の石岡医療圏の受診動向は高くありませんと説明がありました。その要因はなぜか、分析しておりますでしょうか。お尋ねいたします。 251 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 252 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。受療率の分析はしておりませんが、医療関係者からは、常勤医不足で救急搬送を受けられない場合などがあり、入院、受療率が伸びない傾向があると言われております。  以上でございます。 253 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 254 ◯14番(村上泰道君) 説明では、石岡を含む3市の受療動向が石岡圏内で低いのでということでありますが、今、分析していないと言われました。ただ、説明としては、常勤医が不足しているからということでありますが、受診率が高くない理由が常勤医が低いということであれば、常勤医が確保できるための支援をし、石岡圏内で受診ができるように、既存の仕組みの中で支援するという手法を検討するべきではないのかなと考えます。なぜ公立化にこだわるのか、わからない点でもございます。  また、当日、石岡圏内で受診率が低いということでありますが、石岡地域での受診受け入れ増が求められていると説明がございました。これは誰から求められているということでしょうか。 255 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 256 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。市外の病院等で手術を受けた後、数日で退院を余儀なくされることになり、自宅療養が可能となるまでの間、入院を継続しながらリハビリ等ができる回復期病床の受け皿に対して、市民のニーズがあるということでございます。 257 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 258 ◯14番(村上泰道君) 今、市民のニーズがあるということでしたが、どのぐらいあるんですか。 259 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 260 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 数値的なものの答弁ができなくて大変恐縮でございますけれども、回復期病床が足りていない状況があるということで、市民ニーズがあると考えております。  以上でございます。 261 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 262 ◯14番(村上泰道君) 回復期病床が足りないと考えているというのは、誰が考えているんですか。 263 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 264 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) こちらにつきましても、回復期病棟が必要という結果につきましては、まず土浦医療圏でも少ない状況があるという中で、石岡地域においても、専門家の委員会を開催させていただいておりますけれども、その中で各病院長さんの意見とかをいただきながら、そういう結論に至っております。  以上でございます。 265 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 266 ◯14番(村上泰道君) そうしたら、土浦医療圏で病床過剰地域だと認定されていることが間違いだということで、県に働きかけるのが筋じゃないですか。 267 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 268 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 病床の中に幾つか種類がございまして、全体的には過剰であるということでございます。その中でも急性期とかは過剰であるけれども、回復期については足りないというようなことでございます。 269 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。
                    〔14番・村上泰道君登壇〕 270 ◯14番(村上泰道君) では、認定替えを求めればよろしいんじゃないでしょうか。 271 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 272 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) こちらにつきましては、実際にそういう要請に応じて、回復期の病床に転換した病院もございますけれども、なかなか必要な分だけ転換が進んでないというような状況でございます。 273 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 274 ◯14番(村上泰道君) 先ほども申しましたが、19床以下の病床であっても、必要なものであれば、県は特例として認める制度がございます。また、土浦医療圏内で必要だということであれば、これ、土浦医療圏全体の問題なんじゃないでしょうか。最初に、この医療計画は石岡、小美玉、かすみがうらというふうに確認しておりますが、土浦医療圏であれば、土浦医療圏全体の病床数の再配を含めて、広域でもっと考えるべきなのではないでしょうか。そのあたりの検討はされたんでしょうか。 275 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 276 ◯市長(今泉文彦君) 土浦医療圏としての石岡地域ですけれども、これは、古くからある石岡市医師会のエリアとして、医療の問題を考えてまいりました。それは、昭和30年代とか40年代、そういう歴史の中で培ってきた石岡地域の歴史、その積み重ねの歴史の中で、石岡の医療圏がどうあるべきかということを考えてきて、そして、計画づくりの中で、土浦医療圏との整合性をとったということであります。土浦医療圏の中での整合性は、認められているということであります。  以上です。 277 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 278 ◯14番(村上泰道君) 土浦医療圏内でも認められているということでありますが、そもそも病床過剰地域であるということは、もう大前提として崩れません。歴史があろうがなかろうが、県の制度の中で、それが足りない、もしくは改善するべきだということであれば、県に求めるのが順序ではないでしょうか。なぜこのような手法とるのか、理解に苦しむところであります。  再三申しておりますが、病床過剰地域であるというのは間違いございません。それをどのように再配分する、また歴史があるかは別として、もしそれに制度上、不備があるのであれば、それを直すのが行政ではないでしょうか。  今回、病床の再配置ができないということでありますが、公立病院化し、病床の再配置の特例制度を利用するということでございます。では、この計画の再配置、先ほど120あるベッドを113再配置するということでありますが、この再配置の計画、認可はもうされているんですか。 279 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 280 ◯市長(今泉文彦君) ベッドの再配置ですけれども、現在、その認可の手続前の段階でありまして、そういう方向で進めているというところであります。  以上です。 281 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 282 ◯14番(村上泰道君) この認可はどちらで取られるんでしょうか。 283 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 284 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。まず、病床の再配分につきましては、公立化という部分がございますので、総務省での同意をいただきまして、その後、手続としては県のほうの許可で、病床の配分という形になります。  以上です。 285 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 286 ◯14番(村上泰道君) これは、どの段階で認可が正式におりるものなんでしょうか。 287 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 288 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 茨城県の医療審議会の意見を聞いて、許可をいただくような形になります。  以上でございます。 289 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 290 ◯14番(村上泰道君) これは、石岡市の何か予算措置がされていなければできないとか、何かこちらに大規模な支出を伴わないと認可がおりないものなのか、何か計画の段階できちんと認可が得られるものなのか、どのタイミングなんでしょうか。 291 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 292 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 財政推計であるとか、そういう将来的なところも絡んでくるかとは思いますけれども、まず総務省の同意を得た後に、先ほど言った県の審議会を通りますので、予算措置というよりは、そういう手続の部分で、先ほどの審議会を経てということになるかと思います。 293 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 294 ◯14番(村上泰道君) ということは、まだきちんと総務省からお墨付きがない段階、手続前ということでしたので、あくまでも計画ということで理解をいたします。これが正式におりるかどうかはまだわからないという段階であるということで、理解いたします。  次に、公立病院化をする理由としまして、若手医師を呼び込むとありますが、改めてそのメカニズムをお尋ねいたします。 295 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 296 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。指定管理者といたしまして想定してございます地域医療振興協会は、自治医科大学を医局とし、病院や診療所だけでなく、福祉施設等の運営実績もあり、現在、全国で病院や診療所、介護老人保健施設、看護学校等、直営15施設、指定管理60施設、計75施設の運営を行っております。そうした協会の医師やコメディカル、医療スタッフのネットワークと多くの施設経営のノウハウを生かし、臨床研修制度などをはじめ、独自のアプローチにより医師の確保という形で、若手医師も呼び込むというような考えでございます。 297 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 298 ◯14番(村上泰道君) 先般、視察におきまして、この振興協会直営の病院に行ってまいりました。直営の病院でさえ医師確保に大変苦労されておるということで、院長先生がおっしゃっておりました。石岡市の場合、指定管理者であります。本当に呼べるという確約はどこにあるんですか。 299 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 300 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 指定管理に当たりましては、医師の確保というところが非常に重要でございますので、十分な協定を持ちまして、協定書でもって確保を図っていきたいと考えております。 301 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 302 ◯14番(村上泰道君) 全国的に医師不足、特に若手の医師が地方に来ないということで、首都圏を中心とする一極集中が言われておりますが、再配置後も決して規模が大きくない病院にきちんと本当に来ていただけるのか、大変不安でございます。協定で縛るということでありますが、その協定の効力が実際どこまでなのかが大変不明瞭でございますので、医師確保については大変不安な要点でございます。  次に、公立病院という形でございます。運営は指定管理者ということでございますが、設置の診療科、どういった診療科を置く、また医師数など、市の決定事項としてこういう形ですよときちんと決められておりますか。資料には、別途協議しますと記載がございます。これ、誰と協議するのかも含めて、内容についてお伺いします。 303 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 304 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。設置する公立病院は、先ほど申し上げた指定管理者による運営を想定しております。指定管理が始まる前に、市としての方針を実現できるような病院運営を目指して、指定管理の経営、負担に関することや、協定期間の指定管理の具体的な内容、設置する公立病院の機能に関することなどにつきまして、医師、それからスタッフの確保に関することも含めまして、こちらについては詳細に定めた協定を指定管理者と取り交わしていきたいと考えております。  以上でございます。 305 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 306 ◯14番(村上泰道君) 現在、市民の方々へも公表した計画でありますし、議会に説明する段階であります。正式な協議、または契約じゃないにしても、担当課とある程度進んだ協定の原案等があるかと思いますが、そういったものはどの程度まで、こういった診療科について進んでおりますか。 307 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 308 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 診療科につきましては、今ある医師会病院、それから第一病院のサービスをそのまま継続できるようにということプラス産科ということで、話を進めているところでございます。 309 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 310 ◯14番(村上泰道君) 目的の3本の矢の1本が、産科の再開ということで、これ、絶対に外せないと思うんですね、公立化させるということで。この協定書、もちろん契約前には、もし事が進めば議会に説明があろうかと思いますが、本当に詳細な契約、協議案件書をつくっていかないと、取り返しがつかないのではないかなと感じます。  これらの問題を含めて、そもそも論としまして、石岡地域医療計画ということでありますが、石岡、小美玉、かすみがうら3市の共通認識ということであれば、水道議会や斎場議会等々と同じように、一部事務組合での運営を検討するべきではないかなと思いますが、これはされたんでしょうか。 311 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 312 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 今回の計画を策定する上でどういう手法がいいかというような検討の中で、そういった一部事務組合というのも候補には挙がっておりましたが、結果的には公立化ということで、今回の計画の統合再編という形をとっております。  以上でございます。 313 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 314 ◯14番(村上泰道君) 大変苦しい答弁かなと思うんですが、先ほど一番最初に確認いたしました、両市のコンセンサスはとれていますか。やはり共同認識のもので進む事項であれば、今日答弁した内容が両市と違っては大変なわけですよね。なぜ一部事務組合で運営しなかったのか。本来、本筋であれば、共通認識であれば、一部事務組合運営で対応するべきではないかなと思いますが、なぜこれをされなかったのか、もう一度お尋ねいたします。 315 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 316 ◯市長(今泉文彦君) この地域医療の問題に関しましては、一定のスピードが必要でありまして、今後も決断、判断、そういったものは早目早目にやっていく。市民の健康、命をあずかる内容ですので、一部事務組合というと、1つの自治体をつくるということでありますので、近年の手法としてはそぐわないということで、今の形態を選択いたしました。  以上です。 317 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 318 ◯14番(村上泰道君) スピード感が必要だからとか時間がかかるからとか、そういうことではなくて、やはり原理原則にのっとるのが行政ではないでしょうか。スピード感があって、例えばここで答弁された内容が両市とコンセンサスがとれていなかった場合、それはそれでまた大問題になります。もし、本当に共通認識があってやろうと思えば、きちんとスピード感を持って、原理原則にのっとった本筋で対応するのが、筋ではないでしょうか。  共通認識の中で、再度、石岡市立病院という形式、両市も含めた3市の対応であるということでありますが、なぜ石岡市立病院なんでしょうか。もう一度確認いたします。 319 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 320 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。今回、石岡地域医療計画の中で優先的に実施する対策といたしました仮称石岡地域医療センターの整備につきましては、小美玉市、かすみがうら市と連携しながら取り組んでまいりますが、再編統合の対象となる病院が石岡市内にあり、また受診者の割合も石岡市民が多いことから、石岡市が主体となって整備してまいりたいと考えた結果でございます。 321 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 322 ◯14番(村上泰道君) この形式、今のご答弁を伺いますと、両市との温度差を、先日のシンポジウムもそうですが、感じている次第でございます。  では、この新計画にございます新病院の運営計画についてお伺いします。財政見通し等は先日の全員協議会で提示いただきましたが、収支計画は何年まで作成されているのか。いただいた財政計画は、交付金措置等の歳入がその程度でございますので、実際に患者さんがどれぐらいであったりとか、収入がどれぐらいであったりとかという全体の収支計画がございません。実際、どのぐらい今つくられておるんでしょうか。 323 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 324 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。本年度策定いたしました石岡地域医療計画の中で示されております石岡地域に必要な医療体制の整備に向けまして、当市における公立病院の基本方針及び病院事業会計の収支見通しを作成するとともに、石岡第一病院を運営している地域医療振興協会と、公立病院の運営計画作成に向けて調整中でございます。  以上でございます。 325 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 326 ◯14番(村上泰道君) ということは、現在ないということでよろしいですか。 327 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 328 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 確定されたものは現在ないという状況でございます。 329 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 330 ◯14番(村上泰道君) 通常、民間事業者が何か事業を起こすとき、例えば銀行等の融資を得るときには、この収支計画は必須アイテムでございます。これがなければ融資を受けられません。大規模な予算措置を伴うものを計画している段階でこの計画がないというのは、先を見越したときに、私たちも判断する材料が大変不足している状況であるというふうに申し伝えておきます。  次に、この計画における将来の病院経営に係る石岡市の費用負担について、触れられております。将来の建物の改修や減価償却分に相当する費用ということで、説明がありました。先般の全員協議会でも触れましたが、2月9日のシンポジウムでは、医療機器などの更新のための費用は石岡市が負担するということで説明がありましたが、先日の全協では180度変わりまして、医療機器の更新については協会が持つということでございました。この医療機器の更新費用は、想定では幾ら程度であったんでしょうか。 331 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 332 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。医療機器といたしまして、10年ごとの更新を想定いたしまして、10億円というふうに考えてございました。  以上でございます。 333 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。
                    〔14番・村上泰道君登壇〕 334 ◯14番(村上泰道君) 10年ごとに10億円かかるということで、これが20日間にどのような協議の結果、振興協会が持つというふうに変わったんでしょうか。 335 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 336 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) こちらにつきましては、指定管理者からの負担金という形の考えもございましたけれども、負担金については、病院事業債のほうで、建物の使用料の部分を負担していただくというような考えもございましたので、そのほかについては、さらに……。失礼しました。というふうに考えてございました。そういった中で、大規模改修、それから中規模改修、そういうことになった場合には、また市のほうで起債なりを起こしての支出がございますので、そのほかの医療機器については、指定管理者のほうでお願いしたいということで交渉いたしまして、その結果ということでございます。 337 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 338 ◯14番(村上泰道君) 将来負担について担当課で協議した結果、石岡市の財政負担を伴わないようにされたということで、これは成果かなと思いますが、逆に言うと、20日間程度の協議でどのようにされたかわかりませんが、市民に発表した資料ががらっと変わるということで、逆に、発表した資料に至るまで、全力を尽くさなかったのかなという疑問も出てきてしまいます。逆に言うと、この計画でも、実はまだ市の財政負担を伴わないで済む部分があるのかなというふうにも、やはり感じてしまいます。  次に、公立病院の目的に、先ほど来申していますが、小児科の充実、産科の再開設ということでありますが、これら救急医療体制を確立するということであります。公立病院でありますので、この公立病院が設置された後は、2次救急体制が完結するという計画をきちんとできれば、24時間365日対応できる、このような認識でよろしいのか。また、現存の体制ではできていないものが、公立化することによってできるというメカニズムの説明をお願いいたします。 339 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 340 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 議員のおっしゃられたような、平日夜間の小児の救急受け入れの部分でございますけれども、当然、そういうものが公立病院に求められておりますので、小児科の拡充を早期に実現できるように、指定管理者と交渉を進めるとともに、指定管理開始前に、これらを盛り込んだ協定を取り交わしていきたいと考えております。  以上でございます。 341 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 342 ◯14番(村上泰道君) 指定管理者と予定されております協会と、これらの設置診療科、また受診体制については、明確な契約書等がやはり必要なのではないかなと思います。ある程度行った先で、やはり医師の確保ができませんでしたでは、公立病院化するという大命題は本当に果たせたのかということで、疑問になってしまいます。  そこで、これら協議が進む段階で、覚書や契約書というのは、どのような段階でどのようなものを結ぶというスケジューリングになっておりますでしょうか。 343 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 344 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。覚書、契約書等については現時点では交わしておりませんけれども、指定管理が始まる前に、公立病院としての方針を実現できるような病院運営を目指しまして、指定管理の経営負担に関すること、こちらについては、指定管理料、それから指定管理者の負担金、負債の取り扱いなど、また、協定期間等の指定管理の具体的な内容、設置する公立病院の機能に関すること、こちらについては診療科、産科の設置、それから、これまで医師会病院等が担ってきた事業の継続等、それから、医師、医療スタッフ、コメディカルの確保に関すること、常勤医師の確保、そういうものを詳細に定めた協定を取り交わしていく予定でございます。 345 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 346 ◯14番(村上泰道君) 新病院の設置予定が令和5年1月でございます。この協定関係が直前に結ばれますと、協会も医師確保、スタッフ確保が大変厳しいと思います。相当早い段階で、契約書もしくはそれに準ずる例えば覚書等を結んでおかなければ、準備期間もありませんし、逆に、協会に準備期間を与えなかったので、医師の確保ができませんでしたという逃げ口上をつくられかねません。これらのタイミングについては、しっかりと検討が必要ではないかなと申し上げます。  次に、本計画の大前提とし、当初は、令和5年1月まで医師会病院が存続することが前提である。でありますので、医師会病院に対し何らかの支援が必要ですということでご説明がありました。全員協議会において、何らかの支援ということについて問うたところ、現在、医師会よりまだ想定していない、具体的な支援は決まっていないというご答弁をいただきました。また、先日の担当委員会の質疑のやりとりの中で、やはり同趣旨の質疑がありまして、現在は想定していないということでご答弁がありました。  これは想定していないということで答弁されましたが、想定していないで終わってよろしいんですか。想定外のことは起こらないということで、本当に大丈夫なんでしょうか。 347 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 348 ◯市長(今泉文彦君) 医師会病院の何らかの支援でありますけれども、金銭的な支援は想定しておりません。全く想定しておりません。しかし、時は金なりと申しまして、その期間、その時期、そういうもので少しでも医師会病院の存続に関する負担軽減をできることがあれば、そういった意味で負担軽減はできるのかなと思っております。  以上です。 349 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 350 ◯14番(村上泰道君) 先般の全協でも申しましたが、これはセットだと思うんですね。この地域医療計画を進める大前提が、金銭的な支援はしないと、想定していないということでありますが、何らかの支援の内容が不明瞭であれば、それに伴う支援の内容について、私たちはそれをチェックする立場であります。それが不明瞭な状態で、本計画、本筋を議論するというのは、大変判断が難しい状態でございます。  また、先日のシンポジウムにおいて、大変気になる発言がございました。市民の方々の中に、オフィシャルの場でございましたので、立場を申しますと、医師会病院長さんが発言をされておりました。これは、医療計画に対してというよりは、医師会病院の運営について、財政困難であると、市に対して財政支出を伴う運営支援を求めておりましたが、これは一個人ということでよろしいんですか。それとも医師会病院の院長という立場での答えということで、受け取ってよろしいんでしょうか。これはどうすればよろしいんでしょう。 351 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 352 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。シンポジウムにおける石岡市医師会病院長による発言でございますけれども、こちらについては院長個人の見解であると認識してございます。  以上でございます。 353 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 354 ◯14番(村上泰道君) 市民の方の1人ということで出られておりましたので、そのように捉えておりましたが、あのように堂々と財政支出を求められてしまいますと、本来の目的は何だろうなとやはり感じてしまいます。肩書があられる方ですので、誤解を招かなかったのかなと危惧をいたします。  そして、今計画は、先ほど市長からありましたが、医療に対して地域の喫緊の課題であるということではありましたが、石岡の医療計画に限らず、石岡には、先ほど第1項目でもありましたが、公共交通網の形成計画や地域福祉計画や観光計画など、いろんな計画があります。ここにはさまざまな民間企業やいろんな業種の方々が、市や、また県の認可を得られながら、この事業を支えております。その例えば1つの事業や産業が、何かこういった……、今回も新ウイルスの問題でいろいろな産業が傾いておりますが、計画に伴う大事なパーツが何か傾きかけたときには、このように、医療計画のように、1個1個やってくんですか、きちんと。逆に言うと、やっていかないと平等性がとれないと考えますけれども、これはいかがなんでしょうか。 355 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 356 ◯市長(今泉文彦君) 地域医療の分野だけでなく、ほかの分野もやるのかということでありますけれども、これまでに公共交通、例えば巡回バス、そういったものには補助金を出しておりました。地域の足である公共性が高いもの、そういったものには出しておりましたけれども、とりわけ医療に関しては市民の命、そういったものに強く影響があると思いますので、これは最重要課題だと思っております。地域の医療に関しては、本当に一丁目一番地だと思っています。県の政策においても、そのように知事は訴えているということであります。  以上です。 357 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 358 ◯14番(村上泰道君) 医療問題は一丁目一番地とご答弁いただきましたが、子ども福祉や高齢福祉、これだって大事な計画でございます。医療だけがあればいいというわけでありません。医療もさまざまな計画も、全て必要な計画でございます。一丁目一番地だから支援するのではなくて、石岡市が認定した各種計画は、やはり責任を持って支援するべき計画であると考えております。  これはもちろん医療計画に限られませんが、この大事な計画に関して、私たち議会に対して開示されている資料や、また準備の詳細を伺った中での不明瞭な点、検討でありますとか、まだ決まっておりませんというような中で、大規模な予算の支出を伴うこの計画、このままで本当によろしいのかなと私は感じております。  時間が来ましたので、3項目目に最後、移りたいと思います。石岡の移住定住支援施策についてということでお伺いします。  まず1点目、本年度の石岡市の移住ツアー等の実施状況についてをお尋ねいたします。 359 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 360 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。移住ツアーにつきましては、東京圏からの移住を促進するため、平成27年度から取り組んでおります。年2回のペースで実施しておりまして、これまでに9回開催し、参加者数は170名となっております。  本年度につきましても2回実施する予定でございまして、1回目は11月9日に実施し、13名の方にご参加いただきました。このツアーでは、鈴木牧場でのチーズづくり体験や、県フラワーパーク直売所の見学のほか、移住者が経営している田中農園・ペトランやパネッツァにおいて、昼食会や先輩移住者との交流会を行っております。  先日、2月の29日に行われる予定だった第2回のツアーは、残念ながら新型コロナの関係で延期とさせていただきました。予定としていた内容でございますけれども、朝日里山学校での野菜収穫体験やけんちんそばの昼食のほか、酒造りや農産物直売所の見学、バスの車窓からのスーパーや病院などの生活関連施設のご紹介、そして、Uターン移住者との交流会を行程に盛り込みまして、21名の方にご参加いただく予定でございました。  以上です。 361 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 362 ◯14番(村上泰道君) 今までの、平成27年から実施されておるということですが、参加されている方々の居住エリアは、概要で構いませんので、どのようなところからご参加いただいておるんでしょうか。 363 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 364 ◯市長公室長(加藤乃利明君) 居住地についてお答えいたします。昨年11月開催のツアー参加者の居住地は、東京が9名、神奈川が2名、千葉が2名、埼玉1名でございました。また、先日の延期になってしまったツアーの応募者は、東京が11名、埼玉が7名、神奈川、群馬、京都から1名ずつでございます。 365 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 366 ◯14番(村上泰道君) これらの移住ツアーに関しては、都市交流と違いまして、さまざまな場所からご参加いただいております。広域から参加されているということで、逆に言うと、どのようにPRしているのかなということで感じますが、2番としまして、このようなツアーに参加された方が実際に移住するまでの具体的なフローチャートとして、どのような段階を経ているのか、また支援体制の現状についてお尋ねをいたします。 367 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 368 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。移住を希望する方は、幾つかのきっかけや段階で、実際の移住に踏み切るということでございまして、ツアーに参加していただく、まずそのためには、石岡の存在とその魅力を伝えることが大事だと認識しておりまして、当市では、U・I・Jターン希望者へ石岡市の魅力を伝えるため、移住定住ポータルサイトである「MIPPE」を開設して、石岡の魅力や移住定住に関する市の重要施策、当市での移住者の暮らし、仕事などに関する情報を常時、提供してございます。また、都内で開催される移住フェアへの出展や相談会を開催するなどして、情報の提供に加えて、移住希望者の掘り起こしにも力を入れております。  このような機会によって興味を持たれた方が、さらに当市への理解を深めていただくために、この移住ツアーをご案内してございます。ツアーには、先輩移住者との交流や、移住に関する支援制度についての紹介を盛り込むなどして、当市での生活への理解を深め、さらには移住後の暮らしを具体的に思い描けるように配慮しております。  また、移住を促すためには、住まいと仕事を整えることが最低限必要でございます。こちらにつきましては、企業または対象法人に就職した移住者に対する移住支援金や、新規就農者に対する補助金などによって、課題になりやすい移住後の仕事について助成を行っております。また、住まいにつきましては、空き家バンクを利用した居住の紹介のほか、木の住まい助成事業や住まいづくり推進事業によって、住宅の建築費用の一部を補助するなどして、移住者の新たな暮らしを支援してまいりたいと考えております。  以上です。 369 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 370 ◯14番(村上泰道君) せっかくこういったツアーに参加されている方々ですので、少しでも石岡に興味を持っていただける、また移住に対して前向きであろうという方々でございますので、ぜひこのフローチャート、しっかりとしたものを確立して、移住に向けての具体的な支援を続けていただきたいと思います。  そして、最後3点目ですが、現在の課題としましてどのようなものが挙げられているのか、また今後の施策の展望ということで、今、さまざまな計画をご説明いただきましたけれども、これらのものをワンストップ等で対応するところが窓口として必要なのではないかなという認識を持っておりますが、これらについてご見解を伺います。 371 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 372 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。移住ツアー自体につきましては今後も継続して行ってまいりたいと考えておりまして、移住後の生活にできるだけつながるようなイメージを持てるような行程を組む努力をしてまいりたいと考えております。  当市は、移住支援制度の充実や地域環境のよさのほかに、移住を希望する人が重視する傾向にある、都心へのアクセスに非常に恵まれております。そのようなことを移住者に届くようにPRするというところで、積極的な情報発信を行うほかに、スムーズな移住を実現するための、移住についてのコーディネートをするワンストップ窓口、ご提案の窓口も、検討していく必要があろうかと考えてございます。  以上です。 373 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 374 ◯14番(村上泰道君) 長らく東京にいらっしゃいました副市長に、最後、ご見解を伺いたいんですが、現在、石岡市都市交流事業ということで、文京区との交流を継続的に進めております。またこの移住ツアーも含めて、首都圏を含めたさまざまな方々と連携しておるツアーがございます。これらの事業を別々にということではありませんが、今後、連携させるなど、事業の効率化を求めながら、やはり1人でも多くの移住者を求めるような施策が必要ではないかなと思いますが、最後、ご見解をお伺いしたいと思います。 375 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 376 ◯市長(今泉文彦君) 石岡市の移住定住支援施策についてお答えいたします。石岡市では、移住定住施策として、移住希望者に向けた移住ツアーを実施する一方で、文京区との交流を主な目的としたツアーも開催しております。このようなツアーをきっかけとして、移住に興味を持たれる方もおります。そのような方に対して、より具体的に移住後の生活が思い描けるような行程を組むなど工夫をして、将来の移住につなげていければと考えております。  また、今後は、移住希望者のスムーズな移住を実現するため、移住についてコーディネートするワンストップ窓口の検討や、定住に至らないまでも、継続的に当市とかかわりを持ち、ともにまちづくりに携わっていける関係人口の創出にも力を入れ、将来にわたって安心して住み続けられるまちづくりを進めてまいりたいと思います。そういった意味でも、地域医療は大事だと思っております。  以上です。 377 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 378 ◯14番(村上泰道君) 地域医療も大事でございますが、さまざまな全ての事業について、全力を傾注していただきたいと思います。  以上で質問を終わります。ありがとうございました。 379 ◯議長(池田正文君) 本日の会議時間をあらかじめ延長いたします。  次の質問者に移ります。  1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 380 ◯1番(鈴木康仁君) 1番・鈴木康仁です。通告に従いまして、2項目質問させていただきます。  まずは1番、庁舎建設についてであります。こちら細目の1)から3)が答弁が重複すると思うので、まとめて質問させていただきたいと思います。  当初建設に関する概要について、事業フレーム、当初の建設予定範囲、当初の建設事業費についてご質問します。 381 ◯議長(池田正文君) 財務部長・古内君。 382 ◯財務部長(古内勝人君) 当初の庁舎建設の概要についてお答え申し上げます。まず、当初は、本体工事費としまして約46億円、次に、外構工事及びその他の附帯工事費としまして約14億円、合計で約60億円を見込んでおりました。また、設計費や工事監理費、解体工事費、移転費用などを含めて合計は70億円を見込んで、事業に着手したところでございます。  以上でございます。 383 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 384 ◯1番(鈴木康仁君) 今、部長のほうから70億円ということでお伺いしたんですけれども、この70億円という数字は、私の質問で当初なんですけれども、いつを指して当初ということで解釈すればよろしいんでしょうか。 385 ◯議長(池田正文君) 財務部長・古内君。 386 ◯財務部長(古内勝人君) 議事録を見ますと、平成27年度に答弁しておりますので、その平成27年のときであると認識しております。
     以上でございます。 387 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 388 ◯1番(鈴木康仁君) 私も1年生議員でありまして、なかなか過去のやりとりがわからない部分もあるんですけれども、平成26年の11月に策定した石岡市新庁舎建設基本計画、こちらの中では、45億の庁舎工事、そして、外構工事が5億円で載っているんですね。そのほか議事録を追ってみますと、答弁されている方がいろいろいらっしゃるんですけれども、その都度、多少の、60億であったり65億になってみたりと変動があるんですけれども、この私が追った中では、一番最初の石岡市新庁舎建設基本計画、こちらの数字はあくまで本当の予定で、関係ないんだよという感じの認識でよろしいんでしょうか。 389 ◯議長(池田正文君) 財務部長・古内君。 390 ◯財務部長(古内勝人君) お答えいたします。その平成26年度のときの40数億円といいますのは、震災復興特別交付税を単純に面積で掛けたものなのかなと認識しております。  以上でございます。 391 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 392 ◯1番(鈴木康仁君) それでは、平成28年の7月20日のときの市長のプレス発表で、ここでは65億円となっているんですね。だから、どの時点で70億が60億になって、65億になって、65億からまた70億になってしまったのか、このやりとりが私は非常に疑問が残るところでありますけれども、なかなかここで追っていっても回答は出せないと思いますので、次に入るんですけれども、現在の進捗状況について、工事のほう、大体終わったかと思うんですけれども、終了したかと思うんですけれども、改めて進捗状況をご説明いただければと思います。 393 ◯議長(池田正文君) 財務部長・古内君。 394 ◯財務部長(古内勝人君) お答えいたします。現在の進捗状況でございますけれども、庁舎建設工事につきましては、昨年の11月に外構工事が完了しましたことから、ほぼ工事は終わっております。  以上でございます。 395 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 396 ◯1番(鈴木康仁君) 全て終わったということで了解いたしました。  続きまして、追加工事について伺います。追加工事の発生理由、そして、当初見込まなかった理由についてお伺いいたします。 397 ◯議長(池田正文君) 財務部長・古内君。 398 ◯財務部長(古内勝人君) お答えいたします。特に追加工事としての単独発注はございませんが、バスシェルターや物置が今後必要、または不足するのではないか、さらに、りんりんタウン構想などにより駐輪スペースが不足するのではないかなどの意見がございましたので、それらについて変更した経緯はございます。  以上でございます。 399 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 400 ◯1番(鈴木康仁君) 私も建設業を事業所として営んでおりますが、それは追加工事なのかなという私は認識なんですけれども、事前にいただいた工程表、事業フレームの中で、各項目、外構工事であったり、インテリア業務であったり、パブリックアートの設置、または解体工事、さまざまに監理業務として設計業者をつけていると思うんですね、発注して。その中で、なぜ当初から、りんりんタウンに関しては別なんですけれども、例えば車の倉庫、バスの倉庫、今、部長がおっしゃられたものなどは十分予測できたと思うんですけれども、ここはなぜ当初から見込めなかったのかなと。質問したいと思います。 401 ◯議長(池田正文君) 財務部長・古内君。 402 ◯財務部長(古内勝人君) お答えいたします。まず、物置なんですけれども、当初は10基を見込んでおりました。それでは、いろいろなものを今後入れていくのに不足するのではないかということで、13基に変更しております。また、駐輪スペースでございますけれども、当初は60台で計画しておりましたけれども、これにつきましても、りんりんタウン構想などで石岡市は今からやっていくということですので、60台から100台に変更した経緯がございます。  以上でございます。 403 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 404 ◯1番(鈴木康仁君) はい、わかりました。  それでは、今後の工事予定、まだあるならば聞かせていただきたいと思います。3番目の今後の予定という項目で、よろしくお願いします。 405 ◯議長(池田正文君) 財務部長・古内君。 406 ◯財務部長(古内勝人君) お答えいたします。今後は、議場等の照明が暗いというご意見などもございますので、令和2年度に市庁舎維持管理経費の中で、照明設備の改修工事などを予定しております。その他の工事と合わせまして1,000万円程度を見込んで、令和2年度の当初予算で今定例会にお願いしているところでございます。  以上でございます。 407 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 408 ◯1番(鈴木康仁君) 繰り返しになってしまうんですけれども、この照明のルクスに関しても、事前に設計業務の中で、設計値で出ていたりすると思うんですね。その中でまた新年度、追加なのか補修なのかわからないですけれども、1,000万の予算を見込むということは、1,000万を金額としてどうとるのかは人それぞれ違うと思うんですけれども、まだ新築でつくって、1年ちょっとですか、使えるようになって、その中で、また次の年に1,000万かけるということは、部長はどのように認識しているのかなということで、質問させていただきたいと思います。 409 ◯議長(池田正文君) 財務部長・古内君。 410 ◯財務部長(古内勝人君) お答えいたします。電気のルクスでございますけれども、これは一応、照度的には問題ないということでございます。ただ、暗いというようなご意見もございますので、来年度の予算に計上しております。これが全てではございませんで、議会の会派室の廊下のところにエアコンのダクトがないということでございますので、ここにエアコンのダクトを設置する、また、議会事務局の議会中継モニターなどの設置費用や、その他、庁舎の駐車場や安全対策など、突発的な経費などを見込んで、総額で1,000万円ということでございます。額的にはかなり大きい額でございますけれども、その他もろもろ突発的に発生したときのための予算を計上してございます。  以上でございます。 411 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 412 ◯1番(鈴木康仁君) 今、議会とか会派室とかいろいろ出てたと思うんですけど、ここに22名の議員がいて、その22名のほうから、そういう、改修してくれないとまずいんだよという声が上がったんですか。私ら1年間のうち会派室とか事務局にいるというのは、申しわけないですけど執行部の皆さんよりははるかに少ないし、多少の寒かろう暑かろうは幾らでも我慢できるので、その辺の経緯ももう少し詳しく教えていただければと思います。 413 ◯議長(池田正文君) 財務部長・古内君。 414 ◯財務部長(古内勝人君) お答えいたします。委員会等でもそういう意見がございましたので、その辺のところを考慮して、予算をお願いしているところでございます。  以上でございます。 415 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 416 ◯1番(鈴木康仁君) なかなか答弁が理解しづらかったので、あれなんですけれども、僕ら市民になかなか説明できないなと個人的には思います。  あと、これだけ設計業務、結構な金額を入れている中で、例えば外構の駐車場、2口あっても片方は一般の人も使えないとか、この敷地内にたばこを吸う部屋が2つあるんですよね。しかも冷暖房付きで。それを、できたと思ったら、1つ何か移転していたんですよね。あの辺の経緯も、差し支えなければ教えていただきたいと思います。 417 ◯議長(池田正文君) 財務部長・古内君。 418 ◯財務部長(古内勝人君) お答えいたします。駐車場の出入り口でございますけれども、1つは一般の方も使える駐車場の出入り口となっております。また、もう一つにつきましては、職員の公用車の出入り口のみとなっております。これにつきましては、警察との協議もしてございまして、この左側の駐車の出入り口につきましては、国道のほうから車が来た場合に、車が大曲がりして入ることや、あと職員の車が出入りするなど、かなり複雑な構造になってしまいますので、交通事故が起こる可能性が高いということで、安全性を考慮して、一般の方の進入は差し控えさせていただいているところでございます。  以上でございます。 419 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 420 ◯1番(鈴木康仁君) これだけの設計料を払って、多分、当初は一般の人も使えるようにということで、設計を依頼していたと思うんですよね。結果、つくってみてだめだったということだったと思うんですけど、私が何で今になって、もうでき上がったものに対していろいろ細かく今回聞いているかというと、これから市長が計画されている予算書、執行しようとしているものを拝見しますと、地域医療も含め増床、そして新市民会館、子どもの森、フラワーパークの宿泊施設など、いろいろあると思うんですね、計画で。  その中で、今回の庁舎の、最初は私、本当に一般市民なので、今回これを上げるのに議事録をずっと読んでいったんですけれども、客観的に感じたことがございます。それは、当初の予算に対して、うまい感じで増えていくんですよね。増えたり、どんどん形を変えて、外構なんです、別途発注なんです、どうちゃらこうちゃらといって、すごく複雑に増えていって、それに対して当時の先輩議員がいろいろ質問を繰り返し、次回の定例会の議事録を見ると、またちょっと内容が変わった形で出ていくというのの中で、やっぱり今後の今抱えている事業を、私ども議員が審査しながら、しっかりと安心して、これなら大丈夫でしょうと皆さんに胸を張って審議できるには、これからの計画とかそういうものを、執行部の皆さん、これ全員なんですけど、この案件を通すためにつくっていくのではなくて、わかっているものを開示してほしいなという思いが強くて、今回、1つのこの庁舎問題を取り上げたんですけれども、その辺について市長はどうお考えなのか、お聞かせいただければなと思っております。 421 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 422 ◯市長(今泉文彦君) 庁舎の建設に関しましてですけれども、最初47億円だったですか。その予算で庁舎の設計を見たわけですけれども、ずっと工事の進捗を見ていたのは、いかに安全に時間どおり進むかということを中心に、考えておりました。でき上がったらば、いかに市民がわかりやすく使って、安全に来られるかということを考えておりました。工事の追加とかそういった部分というのは、それぞれに理由があったので、そういうものかなと思っておりましたけれども、一番感じたのは、安全に使いやすいものというのが私の焦点でした。  以上です。 423 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 424 ◯1番(鈴木康仁君) 私もまだ議員なる前に、この庁舎をつくっているとき市長室を訪ねると、市長が、私どもにいろいろな途中の施工状況の写真を見せながら、石岡市民でよかった、ここで働けてよかったと思えるような、また、都会から石岡に帰ってきて庁舎を遠くから見たときに、ほっとできるような庁舎をつくるんだと言っていたことを今、思い出したんですけれども、先ほどの私の問いは、先ほどの同僚議員が、地域医療問題でもいろいろ言っていましたけど、先輩議員が言っていましたけど、もっともっと私ども議員を信用して、情報を多く公開していただきたいと思います。  本当にこの庁舎建設の議事録を読んでいる中で、何か腑に落ちない。審査する議員のほうが、その審査の情報量が少ないんだなというのがわかるような議事録でしたので、その辺、これからはしっかりお願いしたいなと思います。  続きまして、次の質問に移らせていただきます。市民会館についてであります。  改めて質問します。閉館になる時期について、お願いいたします。 425 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 426 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 市民会館の閉館時期につきましてご答弁申し上げます。さきの定例会等においても説明してまいりましたが、施設の安全性の確保と設備等の大規模修繕が困難なことから、今月末の3月31日をもちまして全施設を閉館することに、変更はございません。  以上でございます。 427 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 428 ◯1番(鈴木康仁君) はい、理解しました。ありがとうございます。  それで3月31日、もう今月なんですけれども、それに伴いまして、閉館したときの、現在の施設の保管、安全性の配備とか、市民会館用に隣接する駐車場をお借りしていたかと思うんですけれども、その後、その駐車場はどうなるのか、ご質問したいと思います。 429 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 430 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 現在借用している大きい駐車場の件だと思いますので、その駐車場の件につきましてご答弁申し上げます。閉館以降につきましては、以前より土地所有者さんとは話し合いを持ってまいりましたが、土地所有者さんより新たな事業を考えているとのことで、契約更新はしないとのことで話がついてございます。駐車場につきましては、市民会館同様、今月の末の31日までが使用可能となってございます。  以上でございます。 431 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 432 ◯1番(鈴木康仁君) それでは、閉館後の建物の封鎖状況を、予定している範囲で教えていただきたいと思います。 433 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 434 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 市民会館の封鎖状況につきましては、警備、その他電気等必要な部分を残しまして、全く使用しない状態ですので、常駐する職員もいないことになります。  以上でございます。 435 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 436 ◯1番(鈴木康仁君) ということは、小学校が近くにあって、地下駐車場もあって、なかなか今の建物は危険な場所が多いんですけれども、管理者も在駐しない中、防護壁というか、予防策もしないで、そのまま放置するという考えの認識でよろしいでしょうか。 437 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 438 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 建物自体の管理につきましては、警備会社24時間体制の警備となりますが、現在、閉館に当たりまして担当職員等考えておりまして、地下駐車場が、ライトはつくにしても若干暗いかなと思いますので、その辺を検討しているところでございます。また、道路側から見た歩道のところにあります樹木が邪魔となって、地下駐車場が見えないような状況になってございますので、その樹木なんかも、職員で伐採できる程度と思いますので、伐採することによって、もう少し明るさと見通しがよくなるのかなと感じているところでございます。  以上でございます。 439 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 440 ◯1番(鈴木康仁君) 小学校も本当に近くて、私もその近くの小学校の出身なんですけれども、子どものころ、結構駐車場というのは、子どもには未知の世界で人気で、学校帰りに入ったりして遊んでいたので、本当に危ない箇所が多いんですね。僕らのころは万が一があれば、会館の館長なり職員さんが対応してくれましたが、誰もいなくなる中、建物を置いとくということをもっと重く考えて、安全、また事故には予測されないこともありますので、この辺、きっちりと予防していただければいいなと思います。  そして、次に、新施設の予定についてでありますけれども、こちらの進捗状況をお願いいたします。 441 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 442 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 新施設建設予定につきましてご答弁申し上げます。新施設建設の予定につきましては、公共施設等総合管理計画の基本方針や市民アンケートの調査結果を踏まえまして、公共施設等適正管理事業債の活用を見込んだ複合文化施設として、整備を進める計画となってございます。新年度から2か年をかけて基礎調査委託を予定しておりまして、その調査内容をもとに、令和4年度には基本及び実施計画を行いまして、令和6年度の竣工を予定してございます。  以上でございます。 443 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 444 ◯1番(鈴木康仁君) 前回の定例会でも、なるべく短縮してという先輩議員の質問がありましたが、それを受けても、まだ基本の設計の予定なんだなということがわかりました。また前回の定例会で市長は、皆さんの多くの意見を聞いて、それを反映していくということも約束しておりますので、そうすると市長は、そのパブリックコメントなりアンケート等の意見を反映するというお考えでよろしいでしょうか。市長にこれはお伺いしたいと思います。 445 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕
    446 ◯市長(今泉文彦君) 多くの意見を聞いて反映するということに間違いありません。  以上です。 447 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 448 ◯1番(鈴木康仁君) ありがとうございます。安心しました。  それでは次に、新施設建設までの利用者の対応について、前回の定例会でもいろいろあったかと思うんですけれども、先輩議員の意見をもらいながら、その後どのように調査、また変わった点があればご説明をお願いいたします。 449 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 450 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 新施設建設までの利用者への対応につきまして、ご答弁申し上げます。市民会館の代替施設といたしましては、中央公民館を含めまして地区公民館5施設のほか、ひまわりの館、旭台会館、勤労青少年ホームの8施設がございます。そのうち舞台機能を有するのが中央公民館とひまわりの館の2施設で、代替施設としての対応は可能でございます。  以上でございます。 451 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 452 ◯1番(鈴木康仁君) 済みません。ちょっと確認なんですけど、その中で物販即売とかに対応できるところはどこになるでしょうか。 453 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 454 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) お答え申し上げます。物販とか営利を目的とした事業に関しましては、旭台会館が可能でございます。  以上でございます。 455 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 456 ◯1番(鈴木康仁君) ありがとうございます。前回、空き店舗の利用ということで、先輩議員がいろいろ、代替に使ってはどうかという案を提示していたかと思うんですけれども、そちらはどのような進捗なんでしょうか。教えていただきたいと思います。 457 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 458 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 空き店舗の活用につきましてご答弁申し上げます。文化芸術の拠点を目的といたします市民会館につきましては、日ごろより練習、発表の場としてご利用いただく文化協会加盟団体との協議におきまして、石岡駅近くの空き店舗が、市民会館の代替施設として活用できないかとのご意見をいただきました。そういった中で4つの空き店舗につきまして調査を行いました。結果といたしましては、耐震不足、空調が使えない、駐車場がない、エレベーターがないなどの理由によりまして、使用を断念せざるを得ない状況でございました。そういったこともありまして、当市の対応といたしましては、使用が見込める府中地区公民館を文化協会活動拠点の場として確保することで、了承をいただいたところでございます。  今後、使用していく中でどうしてもご不便を来すようなことであれば、他の代替施設の検討など、協議をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 459 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 460 ◯1番(鈴木康仁君) 調査状況はわかりました。さきの定例会の中で先輩がなぜそういう質問をしたか、多分、私の解釈なんですけれども、やはり利用者は高齢者が多く、今、部長がおっしゃったような代替の場所まで行きづらく、出づらくなってしまうんじゃないか、利用しづらくなってしまうんじゃないかというのと、もう一つあると思うんです。それは、既存の商売をしている方が、市民会館が閉鎖することで、いろいろな影響がすごく出てくると思うんですよね。大きいイベントもありますし、小さい集会でも、帰りに、具体例を言えば、花を買ったり野菜を買ったりすると思うんです。  本当に公共の施設が1つあるとないとでは、私も商売をしていますけど、商売にすごく、売り上げに影響があるので、できれば、もう少しその空き店舗をよく調べるなりもう一度していただいて、なるべく、今まで市民会館の近辺の商いがお客様として持っていた方を逃さないで、今までどおり買い物をしていただけるような、売り上げを確保できるような仕組みのために、もう一度、中心市街地の場所で見つけていただけないかなと思うんですけれども、どうでしょう。部長。 461 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 462 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 空き店舗の活用につきましてご答弁申し上げます。先ほど申し上げましたように4店舗、または商工会議所さんのサポート・ワンの会議室等も借用できないか検討したところでございますが、そのほかに、また別の空き店舗等の活用があるようでしたらば、今後、検討してまいりたいと思います。  以上でございます。 463 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 464 ◯1番(鈴木康仁君) 市内で商売をしている、今の石岡市内の状況は本当に厳しく、一人一人のお客様を本当に大切にしていかなくちゃ、やっていけないんですね。なので、公共の施設があるかどうかで、本当に私ら、商売を始めようと思うときも加味しますので、やはり市民会館のような大きなものがなくなるという影響度を、利用者だけじゃなくて、そこで商いをしている人間のことも考えながら、今後も調査、そしていい案を見つけていただきますようお願いして、私の質問は終わりたいと思います。 465 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午後 5時53分休憩            ───────────────────────                   午後 6時04分再開 466 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 467 ◯11番(谷田川 泰君) 11番・谷田川でございます。通告に従いまして、3項目にわたり質問をしてまいります。  まず、1項目目の石岡駅周辺整備事業についてでございます。  この石岡駅周辺整備につきましては、これまで機会があるたびに質問をしてまいりました。その中で、鹿島鉄道跡地への進入路については実現をいたしましたが、それから先の活用がまだなされていない状況であります。また、西口から伸びる中心市街地は、衰退の一途をたどっております。いつになったら石岡駅周辺整備事業が動き出すのか、以前、3月までに全体像を示すような話をしておりましたが、いまだに何の説明もない状況であります。  そのような中で、今回、令和2年度リーディングプロジェクトに石岡駅周辺整備事業が掲げられておりますので、この整備の全体像、さらには、おのおのどのような整備事業をしていくのか、伺ってまいります。  まず、石岡駅周辺整備事業の全体像についてお伺いをいたします。 468 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 469 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) 全体像についてご答弁申し上げます。石岡駅周辺整備構想イメージの全体像といたしましては、玄関口のシンボル、市民の交流、にぎわいをコンセプトとし、駅西、駅東で異なった施策、ゾーニングによる活用を図り、駅周辺のにぎわいを創出し、多くの可能性を広げてまいりたいと考えてございます。  まず、ハード整備としましては、石岡駅西口でございますが、西口交流施設整備、石岡ステーションパーク駐車場、市営駐輪場の再整備を計画してございます。石岡ステーションパークは都市公園となってございますので、それを取り外すことで、さらなる有効利用を図れるものと考えてございます。また、石岡ステーションパーク1階のバスターミナルにつきましても、BRTターミナルとの集約を計画してございます。  次に、石岡駅東口の鹿島鉄道跡地北側につきましては、複合施設整備を計画してございます。  次に、鹿島鉄道跡地南側、こちらはBRTターミナル側になるんですが、こちらにつきましては、BRT専用駅前広場改修整備、石岡駅東口都市公園整備を計画してございます。  次に、石岡駅東口市営駐車場につきましても、再整備を計画してございます。  最後に、ソフト事業といたしまして、御幸通り歩行者天国を開催し、にぎわいの創出を図る計画をしてございます。また、古墳、文化財や神社、お寺や看板建築などの観光活用を図り、市街地を散策してもらうための休憩所の整備を計画してございます。  以上でございます。 470 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 471 ◯11番(谷田川 泰君) ただいま答弁をいただきまして、西口においては、西口交流施設、ステーションパーク駐車場、市営駐輪場の再整備、バスターミナルの移設などが計画されております。東口では、複合施設、BRT専用駅前広場、都市公園整備、市営駐車場の再整備などを計画しているということであります。これには相当の時間と費用がかかるプロジェクトかと考えております。  まず、全体整備のスケジュールはどうなっているのか、お伺いをいたします。 472 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 473 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) 全体事業のスケジュールについてご答弁申し上げます。スケジュールでございますが、計画から実施まで時間を要しますので、優先順位をつけて、順次、整備を進めてまいりたいと考えてございます。 474 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 475 ◯11番(谷田川 泰君) 優先順位をつけて進めるということでございますが、これについては、できる限りスピード感を上げて整備を進めていっていただきたいと、このように思います。  また、この計画の完成は何年ぐらいを予定しているのか、お伺いをいたします。 476 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 477 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) 全体スケジュールについてご答弁申し上げます。現在まだ構想中でございます。令和2年度より、順次設計に入っていく予定でございます。全体のスケジュールにつきましては、確定次第、報告させていただきたいと考えてございます。 478 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 479 ◯11番(谷田川 泰君) それでは、この整備の全体の予算はどの程度を想定しているのか、お伺いをいたします。 480 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 481 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) 全体予算についてご答弁申し上げます。全体の事業費につきましては、民間の活力等も有効活用していきたいと考えてございます。石岡市の負担軽減を図ってまいりたいと考えてございます。また、令和2年度より順次設計に入っていく予定でございますので、全体予算が確定次第、報告させていただきたいと考えてございます。  以上でございます。 482 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 483 ◯11番(谷田川 泰君) この全体の予算については、新年度に設計が入りますということで、それからということであります。これだけの整備には相当の予算が必要と考えます。民間活力の話もありましたけれども、本市の財政状況は非常に厳しいと言わざるを得ない状況であります。有利な財源とか、また民間の積極的な活用を進めていただきたいと思っております。  また、この整備エリアにおいて、子どもの森整備事業も入っておるわけですが、どの辺に整備するのかお伺いします。以前には、西口に整備をすると言っておりましたけれども、この駅周辺整備事業と子どもの森整備事業との関係はどのようになっているのか、お伺いをしたいと思います。 484 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 485 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。子どもの森整備につきましては、将来の市のまちづくり、グランドデザインを考慮する中で、生活を支える機能や居住等の誘導によるコンパクト・プラス・ネットワーク型のまちづくりが求められていることから、駅周辺整備事業に合わせて、今年度、機能面や整備等に関する調査を行い、その調査結果で出された候補地に対し、各関係機関と協議してまいりました。その結果、子どもの森機能を駅周辺に集約し、その核となる統合保育所については、駅東の鹿島鉄道跡地南側に整備したいと考えてございます。  以上でございます。 486 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 487 ◯11番(谷田川 泰君) 鹿島鉄道跡地に整備する石岡駅東口都市公園と連携しながら進めていくということでございます。失礼しました。以前は、この子どもの森というのは、西口に整備するということで進められていたわけでありますが、それが東口になったということでございます。西口への整備は断念したということでよいのか、お伺いしたいと思います。 488 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 489 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 昨年3月の定例会におきまして、総合的な子育て支援の拠点施設として、子どもの森を駅西口へ整備する方向性を示させていただきましたが、今年度、改めて協議を重ね、過日開催されました全員協議会において、子どもの森の核となる統合保育所の整備場所について、お示しさせていただいたところです。駅西口については、石岡駅周辺整備に係る計画を推進するためのエリアとしても重要な場所と認識していますので、統合保育所以外の子育て支援機能については、今後も引き続き内部で協議を行いながら、駅周辺でどのような集約ができるか検討し、整備を行ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 490 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 491 ◯11番(谷田川 泰君) 子どもの森は東口の鹿島鉄道跡地に都市公園として整備をし、その中に統合保育所を核としていくということで、理解はいたしました。今考えますと、1年前のあの騒ぎは何だったんでしょうかということで、思っておるところでございます。  そこで、お伺いをいたします。西口に交流施設を整備するということでありますが、その場所、整備内容、また、そこでどのような事業をするのか、伺ってまいります。 492 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 493 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) 西口交流施設の内容についてご答弁申し上げます。西口駅前の立地特性を生かし、学生や社会人、市民等、駅利用者が電車の時間調整などで利用できるカフェ、学習スペース、ミニ図書館、多世代交流施設として計画しており、地元高校生の、石岡市を自分たちの手で活性化させたいという思いを形にする場所として、高校生が自ら運営・活動する場として整備し、支援していく計画でございます。  以上でございます。 494 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 495 ◯11番(谷田川 泰君) 石岡駅西口は、中心市街地の活性化と大きな関係のあるところであります。ぜひ駅前に、その立地特性を生かした、にぎわいのある施設整備を期待いたしているところでございます。  次に、やはり中心市街地の活性化と関連する事業であります、御幸通り歩行者天国イベントの内容について、お伺いをしてまいります。 496 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 497 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) 御幸通り歩行者天国イベントの内容についてご答弁申し上げます。石岡駅の玄関口である御幸通りの活性化を図るため、石岡市の名産・物産や骨董、フリーマーケット、キッチンカー等で人を呼び込み、にぎわいを創出する石岡市場を考えてございます。  以上でございます。 498 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕
    499 ◯11番(谷田川 泰君) 御幸通りの活性化を図るということでございます。例えば、そのイベントはどのくらいの頻度で実施するのか。定期的に実施するのか。例えば月に1回とか、そういう頻度で行いたいという考えがあれば、お伺いをいたします。 500 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 501 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) 開催頻度についてご答弁申し上げます。月に1回、定期的に開催したいと考えてございます。石岡の駅に行くと何かをやっている、また行ってみようと思ってもらえるように、継続していきたいと考えてございます。  以上でございます。 502 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 503 ◯11番(谷田川 泰君) ぜひ継続的に、例えば、必ず月の第3日曜日には御幸通りでイベントをやっていると、このように定着させることが、人を呼び込むことにつながるものと思っております。それには、地元商店街の方々、また商工会議所、関係機関の理解と協力が必要であります。そのイベントの実施はどこが主体となってやっていくのか、お伺いをいたします。 504 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 505 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) イベントの主体についてご答弁申し上げます。基本的には、商工会議所や商店街などが主体で実行するイベントと考えてございます。しかしながら、まずは行政が、商工会議所や商店街、さらには一般の方と一緒にやっていき、順調に定着化していけば、行政はサポート側に回るようにしていきたいと考えてございます。  以上でございます。 506 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 507 ◯11番(谷田川 泰君) 先ほどの同僚議員の質問にもありました。駅前西口のロータリー、この辺のハード面の整備も、あわせて行っていかなければならない面だと思います。また、ソフト面での充実も非常に重要であると思います。関係機関とよく調整をしながら、お互いの協力体制のもとに実施されるよう、お願いをいたしたいと思います。  次に、石岡駅東口都市公園整備の内容についてお伺いをいたします。 508 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 509 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) 石岡駅東口都市公園整備の内容についてご答弁申し上げます。BRT専用駅前広場に隣接している用地を有効活用するため、緑あふれる都市公園として整備することで、にぎわいの場、憩いの場を創出させていただきたいと考えてございます。 510 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 511 ◯11番(谷田川 泰君) この西口でありますが、緑あふれる都市公園を整備し、憩いの場、にぎわいの場を創出するということであります。これは、公園機能が東口に移るということになろうかと思います。そうすることにより、ステーションパークのさらなる有効活用が図られるのではないかと思っております。この利活用についてお考えがあれば、お伺いしたいと思います。 512 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 513 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) 石岡ステーションパークの今後の利活用についてご答弁申し上げます。石岡ステーションパークに位置付けられております都市公園機能を、新たに整備する石岡駅東口都市公園に指定変更することで、利用条件が緩和され、オープンカフェやビアガーデン等に貸し出しするなどして、さらなる活用が図れるものと考えてございます。 514 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 515 ◯11番(谷田川 泰君) ただいまの答弁で、オープンカフェであるとかビアガーデン等、貸し出しなどをすると、さらなる利活用を図っていきたいと考えておるということでございます。ぜひともにぎわい、交流の場として、現在、かんばん横丁も動いております。そういう既存施設との相乗効果もあろうかと考えております。  この点については、全体像の答弁の際に、ステーションパークの1階部分のバスターミナルを集約するといった答弁がありました。これはどのようになるのか、お伺いをいたします。 516 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 517 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) 石岡ステーションパークバスターミナルについてご答弁申し上げます。現在、路線バスの乗降場が西口、BRT側に両方あり、行き先によって分かれての利用となっており、バス利用者から問い合わせや苦情が多い状況でありますので、バス乗降場をBRT口1か所に集約し、利便性の向上を図りたいと考えてございます。 518 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 519 ◯11番(谷田川 泰君) バスの乗降場をBRT側の1か所に集約するということであります。そうすることによって利便性を図ることができるということではありますけれども、その集約した後のステーションパークのバスターミナルはどのように活用するのか、お伺いをいたします。 520 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 521 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) 集約後の石岡ステーションパークバスターミナルについてご答弁申し上げます。集約後の石岡ステーションパークバスターミナルは、立地特性を生かし、新たな活性化を図る手段として、ランチ目的の学生や会社員などのためのキッチンカー設置や、かんばん横丁の店舗増設など、昼夜を問わず人が集まるための利活用・活性化を図ってまいりたいと考えてございます。 522 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 523 ◯11番(谷田川 泰君) この場所を有効活用するということは、新たなにぎわいの創出にもつながってくるものと思います。これについては、経済部等の関係部署もあろうかと思いますので、横の連絡、調整を十分に行いながら、進めていっていただきたいと思います。  こういった、施設や取り組みの整備が進んでまいりますと、駐車場の問題も出てくるわけであります。現在も、駅やステーションパーク利用者から、車を止めるところがないといった声がよく聞かれるところであります。有効活用すればするほど、さらに駐車場が必要となってくるわけであります。そこで、今回示されましたステーションパーク駐車場、駐輪場の再整備とはどのような整備をするのか、その整備内容についてお伺いをいたします。 524 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 525 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) 石岡ステーションパーク駐車場、駐輪場の再整備の内容についてご答弁申し上げます。現在、平面駐車場で台数が限られており、朝夕の送迎時には、路上駐車で待機している車両も見られ、安全な通行の確保が重要となっており、駐車台数を増やしてほしいとの要望もございます。また、駅を利用する通勤通学の自転車利用も多く、併設されている駐輪場の確保も必要でございます。  そのため、空間を有効活用することにより、車両の駐車スペースの確保・拡大、駐輪場を確保し、商店街や駅利用者の利便性向上を図るものでございます。  以上でございます。 526 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 527 ◯11番(谷田川 泰君) 空間の有効活用をするということでありますが、具体的にどのような構造で、何台ぐらいのスペースになるのか、お伺いをいたします。 528 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 529 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) 駐輪場の駐車台数ですが、現在、まだ設計のほうはやってございません。また、JR等が隣接しているという条件もございますので、地下に新たにつくるとか、そういう条件も出てきますので、なかなかまだ台数、それから、どういうふうに立てていくのかというのは、まだ検討しているところでございます。  以上でございます。 530 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 531 ◯11番(谷田川 泰君) まだ検討中であるということでありますが、できるだけの駐車スペース、また駐輪場を確保していただきたいと思っております。  今回示されました駅周辺整備事業、大型のプロジェクトであります。石岡市の活性化の起爆剤でもあります。コンパクトシティに向けたまちづくりがやっと動き出すように思っております。ただし、整備には相当の予算が伴ってまいります。全体予算はこれからということでありますが、その費用対効果はどのように考えているのか、お伺いをいたします。 532 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 533 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) 整備の費用対効果についてご答弁申し上げます。費用対効果でございますが、民間活力を最大限活用してまいりたいと考えてございます。効果は期待できるものと考えてございます。また、全体予算が確定次第、費用対効果を分析し、報告させていただきたいと考えてございます。 534 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 535 ◯11番(谷田川 泰君) 以前の答弁の中でありますが、民間からの問い合わせも何社かあると伺っております。民間活力の導入は大いに進めていっていただきたいと思います。これだけの大型プロジェクトを成功させるためには、予算も必要であります。それとあわせて、組織、スタッフの拡充を図っていかなければ、厳しいのではないかと考えております。  本事業に対する市長の考えをお伺いしたいと思います。 536 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 537 ◯市長(今泉文彦君) 駅周辺整備事業のグランドデザインの公表前に、その考え方をお答え申し上げたいと思います。この構想を成功させるためには、玄関口のシンボル、市民交流のにぎわい、そのためのゾーニングを行い、駅周辺のにぎわいを創出し、多くの可能性を広げてまいりたいと考えてございます。大型プロジェクトではございますが、担当理事が申したとおり、公表に向けて取りまとめをしているところであります。3月末までにはグランドデザインを公表して、その内容についてお伝えしたいと思います。  以上です。 538 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 539 ◯11番(谷田川 泰君) ありがとうございます。3月末までにはグランドデザインを公表するということでございます。この石岡駅周辺整備事業、これは、今後の石岡を左右する大きな、大事な事業であると考えています。一日も早く完成させていただきながら、近隣市の中心都市として、リーダーシップのとれるまちになること、これが目標であると思っております。ぜひともスピード感を持って進めてほしいと思います。よろしくお願いいたします。  次に、2項目目の質問に入ります。中心市街地活性化事業についてであります。これは、駅周辺整備事業とのかかわりもありますので、よろしくお願いしたいと思います。  中心市街地の活性化、これまでさまざまな取り組みがなされてきております。しかしながら、これといった効果が出ていない状況にあります。駅西口から中心市街地は、現在、非常に寂しい状況であります。空き店舗のシャッターが連続し、また、いつの間にか取り壊しがなされ、更地、駐車場化しております。このまま放置しておきますと、ますます人が中心市街地にいなくなり、果たして中心市街地とは何なのかといった疑問さえ、出てくるのではないかと思います。  この問題は、全国の地方都市で抱えている問題でありますが、今回、駅周辺整備事業と大きく関連をするものとして期待をし、絶好の機会ではないかと思っております。そこで、現在の中心市街地の現状をどのように捉え、今後どのようにしていくのか、またいきたいのかについて伺ってまいります。  最初に、先ほどの質問にもありましたが、空き店舗の状況についてお伺いをいたします。空き店舗に対しどのような調査をし、その結果、空き店舗がどのぐらいあり、そのうち貸し出し可能な店舗はどの程度あるのか、お伺いをいたします。 540 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 541 ◯経済部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。空き店舗に係る現状でございます。昨年5月に、シャッターなどがおりており、外見上空き店舗と思われる95の物件について現地調査を行ってございます。その結果、居住以外の空き店舗に該当する店舗につきましては、30件ほど確認をしている状況でございます。このうち、現時点におきまして、実際に賃貸できる可能性がある店舗につきましては、店舗掲示の賃貸案内情報ですとか、石岡商工会議所担当者の情報などから、10件強となっている状況でございます。  今後、引き続き最新の情報収集などに努めまして、さらに賃貸可能な物件の確保に努めてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 542 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 543 ◯11番(谷田川 泰君) 私も、仕事をやっている関係でよく聞かれることでありますが、貸し出しが可能な店舗はどこで確認すればいいのかわからないということを、よく聞くわけであります。市内の空き家は市のホームページに載っておりますけれども、空き店舗の情報がないという状況であります。  先ほど10件強の貸し出し可能な店舗があるということなのでありますけれども、この空き店舗の情報はどこで調べればいいのか、またどのような広報をしているのか、お伺いをいたします。 544 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 545 ◯経済部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。空き店舗の情報でございますが、市のホームページにおきましては、事業者を支援する空き店舗等活用支援事業費補助金の制度の内容につきましては掲載をしてございますが、市街地内の空き店舗に関する情報は掲載がされていないという状況でございます。出店希望者が空き店舗の情報を入手するためには、市の窓口に来ていただくということか、または直接不動産業者に行っていただくという方法に、現在はなってしまってございます。こういったことから、事業者への情報提供を円滑にするために、市のホームページへ、相談窓口の情報を早急に掲載してまいりたいと思ってございます。よろしくお願いいたします。  また、現在、空き店舗調査で得た情報につきまして、地図情報、GISというものが、市役所にシステムがございますので、その中でデータベース化をしまして、地図の情報と属性、キャラクター情報といいますか、この賃貸物件はどういったものかというものを、あわせてデータベース化をしまして、事務の効率化に努めていきたいと思ってございます。また今後、建築住宅指導課で実施しております空家バンクの取り組みなどを参考にしまして、所有者からの同意を得るということが前提条件にはなりますが、ホームページ上での情報提供についても検討してまいりたいと考えてございます。  なお、これに当たりましては、先般実施されたところでございますが、商工会議所と商工会議所の建設部会の懇談会というものがございまして、私どもも出席をさせていただきまして、その中で意見交換をさせていただきました。その中でも、やはり空き店舗情報に係る情報の収集のための連携というのが必要だろうというご意見等をもって、共通認識を確認したところでございまして、商工会議所ですとか地元不動産会社との情報共有のための体制づくりを進めながら、空き店舗の解消に努めてまいりたいと考えておるわけでございます。  以上でございます。 546 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 547 ◯11番(谷田川 泰君) この空き店舗でありますけれども、なかなか難しい問題を抱えております。しかしながら、この空き店舗のきちっとした情報がなければ、どんな制度があっても、利用はなかなかされないものと思っております。執行部においては、空き店舗の解消のため助成制度を毎年改善しております。少しでも借りやすくしていると考えておりますけれども、そこで、お伺いをしたいんです。今年度の空き店舗の活用に対する助成制度の活用はあったのか、お伺いをいたします。 548 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 549 ◯経済部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。今年度の空き店舗等活用支援事業費補助金につきましては、相談が5件ほどございましたが、残念ながら実際に申請に至ったものはございません。主な原因として考えておるところでございますが、相談者などの声から、家賃が高いこと、それと駐車場の確保が難しいこと、また居住兼店舗のため改修が難しいことなどが、挙げられている状況でございます。  以上でございます。 550 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 551 ◯11番(谷田川 泰君) 今年度においては相談が5件あったということであります。しかしながら、実際の申請には至らなかったということでありますが、そこで、過去の実績、ここ数年の傾向はどのようなものであったのか、お伺いしたいと思います。 552 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 553 ◯経済部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。これまでの補助金を活用した出店の実績でございますが、平成24年度におきましては3件、平成25年度につきましては1件、また、平成26年度につきましては2件、平成27、28年度は各4件、平成29年度に1件、平成30年度はございませんでしたので、合計で15件となってございます。  以上でございます。 554 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 555 ◯11番(谷田川 泰君) これまで15件の実績ということであります。しかしながら、なかなか活用されない状況にあるわけであります。中には、既に閉店をしているというところもあるようであります。今後、本制度についてどのように考えているのか、お伺いをしたいと思います。 556 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 557 ◯経済部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。今年度につきましては、事業継承出店まで対象者を拡充したわけでございますが、そのような状況にもかかわらず、平成30年度に続き、申請がないという状況になってございます。このような状況から、従来の補助金制度を見直しまして、令和2年度より、創業支援事業として再編するという計画になってございます。この事業でございますが、創業に係る支援を受けまして、新たな創業にチャレンジする方を応援しまして、地域経済の活性化を図るということを目的としまして、石岡市創業支援事業計画に定めました特定創業支援事業の講習を受けた方が、石岡市立地適正化計画における都市機能誘致区域、居住誘導区域内の空き店舗への新規出店に対しまして、店舗改修等に係る費用の一部を助成するという事業でございます。またこの制度では、中心市街地エリア内の出店に関しましては、限度額の上乗せを行うという予定もしておるわけでございます。  以上でございます。 558 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕
    559 ◯11番(谷田川 泰君) 今後、創業支援の導入、またエリアの見直しをするということであります。ただ単に制度をつくって待っているということではなく、貸してもらえる店舗の詳細の把握、そして、ホームページ等に掲載するとか、やはり情報の把握と発信が一番重要ではないかと認識するところであります。よろしくお願いをしたいと思います。  次に、石岡カフェ及び農家の直売所が閉鎖されまして、一層、市のメーンストリートは閑散としております。この閉鎖となった店舗はそのまま空き店舗となってしまうのか、お伺いをいたします。執行部において何か対策を考えているのか、お伺いをしたいと思います。 560 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 561 ◯経済部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。石岡カフェ及び農家の野菜直売所の閉鎖についてでございますが、議員ご指摘のとおり、石岡カフェ及び農家の野菜直売所につきましては、令和2年1月までの賃貸借契約期間の満了に伴いまして、家主側に店舗を原状回復した上で契約を解除したと、株式会社まち未来いしおかより報告を受けているところでございます。  当市といたしましても、これまでに、店舗に入居していただける事業者の提案ですとか、調査などを続けてまいったわけでございまして、そういった中でまち未来いしおかと連携を図りながら、両店舗に入居していただける事業者を探ってまいったところでございます。しかし、家主側の希望と事業者の条件などのマッチングがうまくいかなかったわけでございまして、契約には至らなかったという状況になってございます。  また、市のほうでは何か活用をということかと思うんですが、市におきましても、店舗の利活用について検討を行ってきました。しかし、建物自体が現行の耐震基準を満たしていないということから、公的利用のためには、改修費用ですとか、解決しなければならないもろもろの課題がございました関係で、断念をいたしたというところでございます。今後におきましても、民間企業の誘致ですとか、新たに開始予定の創業支援事業によりまして、利活用に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 562 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 563 ◯11番(谷田川 泰君) この空き店舗の活用でありますけれども、現在の石岡市の中心市街地の状況を見ますと、なかなか難しい面があるようであります。貸す側と借りる側の条件がなかなか一致しないということであります。それには、店舗兼住居ということもありますし、駐車場がないという、いろんな要件が重なっているところであります。  その中で、この店舗経営は株式会社まち未来いしおかが行っていたわけであります。この会社でありますけれども、どちらも、2つの店舗とも赤字経営ということで、副市長、市長はその会社の役員でもあります。石岡市は最大の株主でもあるわけであります。この会社の財務諸表を見ますと、存続していることすら非常に厳しいと私は認識をいたしております。  そこで、まち未来いしおかの役割を改めてお聞きいたしますけれども、これまで中心市街地活性化のためにどのような事業をし、どのような効果があったと思っておるのか、伺います。 564 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 565 ◯経済部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。株式会社まち未来いしおかでございますが、平成17年10月13日に設立されましたまちづくり会社でございまして、設立当初は、チャレンジショップ事業や乗り合いタクシーの運行受託などを実施してございました。また、平成20年3月には、石岡商工会議所と連携をとりながら、石岡市中心市街地活性化協議会準備会を立ち上げまして、同年10月には、中心市街地の活性化に向けた石岡市中心市街地活性化協議会の設立に尽力をされてきたところでございます。  平成21年度に、内閣府の認定をいただきました石岡市中心市街地活性化基本計画、第1期の計画でございますが、これにおきましても、計画に登載されました12事業の実施主体として、事業を牽引してまいったところでございます。中でも、先ほども議員さんから出ました、23年2月にオープンしたわけでございますが、石岡スイーツプロジェクトによりまして、石岡カフェ及び地元農産物直売所事業による農家の野菜直売所が、中心市街地メーンストリートの空き店舗を利用した事業となってございまして、市民の生活支援の重要な拠点として、9年間にわたり営業を続けてまいったところでございますが、両店舗ともに経営の健全化には至らなかったということで、昨年、運営が断念されたところでございます。  以上でございます。 566 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 567 ◯11番(谷田川 泰君) このまち未来いしおかでありますけれども、以前は乗り合いタクシーなどの受託をしながら、会社経営もうまくいっていた時期もあるような話は聞いております。しかしながら、この2つの店舗の経営は非常に困難であったことが、結果として出ております。今後、この会社でどのようなことができるのか、またやりたいのか、会社の役員であります今泉市長はどのような考えを持っているのか、お伺いをいたします。 568 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 569 ◯市長(今泉文彦君) 株式会社まち未来いしおかに関して、今後のビジョンをお答え申し上げたいと思います。ただいま部長から答弁がありましたとおり、まち未来いしおかは、設立してから中心市街地活性化事業及び市民の公共交通事業の中心として、長年にわたり活躍してきた企業でございます。特に、中心市街地活性化においてその原動力としてスタートし、多くの関係者と市民から大きな期待を受けて、その任に当たってきたまちづくり会社でございます。しかし、中心市街地の空洞化に従って勢いがなくなり、現在の状況に至っているわけでありますけれども、もし会社がなくなってしまいますと、第2期中心市街地活性化基本計画を推進する実行役の1つがなくなり、活性化を実現していくことが困難となります。  一方で、会社自体の経営状況については、今ご指摘のとおり予断を許さない状況であります。取締役の1人として、この苦しい状況を役員一致団結して、現在の経営状況を何とか上向きにして転換していきたいというふうに、取締役、役員一丸となって経営の改善を努力しているところであります。また、まち未来いしおかは、当初の運営手法から新たなる手法への転換期にあると考えております。今後、まちづくり会社のミッションである中心市街地活性化、それを元気にする役割を担っていけるよう、新たな形で関係団体と連携し、対応を検討してまいりたいと考えております。  以上です。 570 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 571 ◯11番(谷田川 泰君) 今後も、まち未来いしおかに中心市街地活性化の起爆剤としての役割を担ってほしいというのが、市長の考えであります。しかしながら、このまち未来いしおか、積極的な自主財源の確保はなかなか難しい面があろうかと思います。私としては、会社としての存続ということも、視野に入れていくことも必要ではないかと考えるところでございます。  現在、石岡カフェがなくなり、JRを使って石岡に来ても、駅周辺には昼食をとる飲食店もないといった状況になっております。ゆっくりお茶を飲むスペースもないという話を聞きます。特急の停車する石岡駅の玄関口として、駅をおりても食事をするところがない。何らかの対応を早急にすべきだと私は考えます。執行部では何か考えを持っているのか、お伺いをいたしたいと思います。 572 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 573 ◯経済部長(越渡康弘君) お答え申し上げます。JR石岡駅周辺につきましては、飲食店やカフェが、以前と比べますと、議員からありましたとおり、大変減少しているという状況になってございます。特に昼間のランチを食べる場所につきましては、駅から目視できるというのは4件程度かと思ってございます。飲食店の誘致につきましては、先ほどご答弁させていただきました、空き店舗等活用支援事業費補助金を活用した紹介を中心に行ってまいったところでございます。その結果、中心市街地における飲食店の出店でございますが、平成24年度から5件ほどございました。駅周辺に限って申し上げますと、平成29年度に飲食店の出店1件を支援しまして、現在も営業を続けているという状況にございます。またこのほかにも、ステーションパーク1階のかんばん横丁へ4件の飲食店を誘致してございまして、そのうちの1件がランチの営業をしているという状況でございます。  駅周辺における飲食店の誘致につきましては、継続して各方面へのお声かけや情報収集などを行っているところでございまして、貸し出し可能な空き店舗や飲食店向きの店舗が少ないということや、また家賃の問題等が、先ほど申しましたとおり課題となっている状況でございます。  なお、そういった中でも、駅から少し歩きますと飲食店がございますが、お話を聞きますと、客足が減少している状況にあるということでございますので、商工会議所が作成いたしました石岡飲食店マップなどを活用しまして、PRに努めていきたいと考えてございます。  以上でございます。 574 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 575 ◯11番(谷田川 泰君) この飲食店についてでありますが、構造上、向いた店舗が少ない、ないということであります。飲食店についても、地元の商店、商工会議所との協議、また連携が行われているものと考えておりますが、その辺のところについてどのように考えているのか、お伺いしたいと思います。 576 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 577 ◯経済部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。石岡商工会議所との連携についてということでございますが、空き店舗対策につきましては、協議をしている中で、中心市街地の飲食店の誘致は、通行量、交流人口を増やすために必要であるという共通認識を持っているわけでございます。今年度におきましても、飲食店の出店希望者に、市と商工会議所が一体となりまして、現地案内を実施した事例もございます。飲食店への貸し出しが可能な店舗は限られてまいるわけでございますが、今後とも定期的な情報交換を続けながら、誘致に努めてまいりたいと思ってございます。  以上でございます。 578 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 579 ◯11番(谷田川 泰君) この問題は、衰退化をしている状況の中では、なかなか難しい面があろうかということは、私も認識しているところであります。そのような飲食店は、なかなか出店は難しいと思います。しかしながら、そういった中で、駅周辺の飲食店、昼間、閉店しているところがかなりあります。こういった飲食店を昼間にあけてもらえるような取り組み、そういった支援はできないものかということを考えております。首都圏の居酒屋においては、昼間は食堂として、店舗の有効活用をしていることが多いということを聞いております。こういったことができれば、飲食店の皆さんが、条件としては非常にいい条件で、飲食店が経営できるのではないかと考えておりますが、執行部の考えはどのようなものなのか、お伺いをしたいと思います。 580 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 581 ◯経済部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。ただいま議員からございました、都内での昼間の、居酒屋さんがランチをやっているというような状況につきましては、消費ニーズに合わせた形で営業を実施する飲食店について、以前、テレビでも取り上げられていたというのを、私どもでも把握してございます。そういったところで、私どもの内部的に、話題に上がったということもございました。  朝、昼、夜と業種形態を変えたり、時間帯により経営者が交代して営業を行っているケースがいろいろ……。石岡については、ランチと夜という営業はありますが、業種を変えてというようなところはないかと思います。また経営者が変わるというようなところもないかと思います。  ただ、そういった経営につきましても、立地条件とか賃貸可能な空き店舗物件などの関係はございますが、二毛作ビジネスというふうに言われているかと思いますが、昼夜等の業種形態の異なる利活用方策につきまして、私どもとしましても先進事例などを調査研究しまして、その結果などを踏まえまして、市内事業者と意見交換ですとか情報提供などを行いまして、駅周辺の飲食店確保に努めていければと考えてございます。  以上でございます。 582 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 583 ◯11番(谷田川 泰君) 先ほども申しましたけれども、駅をおりたところで、昼間は何のお茶を飲む場所もないということであります。この7万都市で、石岡のメーンの通りが大分寂れていく。そのためにも、昼間の飲食店の確保はぜひとも必要ではないかと思っておりますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。  そして、この問題は非常に難しいと思います。相手があってのことであります。また、開店しても、採算が合わなければすぐ閉店となってしまいます。中心市街地、とりわけ西口の活性化のため、さまざまな都市の先進事例を調査研究しながら、取り入れることができるものはぜひ積極的に取り入れていただきたいと思います。  そういった中にありまして、2月の末に、駅の東口にコンビニがオープンをいたしました。コンビニは、通行量や消費動向などマーケティングを行い、それで採算が見込める立地を選定するということは聞いております。このコンビニがオープンしたという実態は、東口の通行量や今後の発展状況を見ながら、これを反映したものであると考えております。駅の東西自由通路上にある売店も、改札から見ますと、東口の方面にあるということであります。このまま何の対策も立てないと、取り返しのつかない、シャッターと駐車場の中心市街地になってしまうということであります。  現在の中心市街地活性化計画は、終了年度を迎えるわけであります。この計画の達成状況はどのようなものであったのか、また今後、新計画策定にどのような取り組みをしていくのか、お伺いをいたします。 584 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 585 ◯経済部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。現在、事業遂行しております石岡市中心市街地活性化基本計画第2期につきましては、令和3年3月末までが計画期間となってございます。基本計画につきましては、PDCAサイクルの観点から、毎年度、関係部署への計画登載事業の実績報告ですとか、ヒアリングを実施しまして、事業の検証などを行ってまいったところでございます。  議員からございました達成状況というところでございますが、これまでもご答弁申し上げてきましたとおり、なかなか厳しい状況でございまして、達成したかと言われますと、非常に厳しい状況になっているかと思います。  こういった中で新年度につきましては、市民向けアンケート調査などを実施するとともに、立地適正化計画や駅周辺整備計画などとの整合性を図りながら、事業の見直しやブラッシュアップを行いまして、基本計画の策定を進めていくことが重要だと考えてございます。  いずれにいたしましても、令和3年度に計画期間が満了を迎えますことから、計画に切れ目のないよう、中心市街地活性化協議会を中心にしまして議論を重ね、庁内関係部署及び商工会議所、また、まち未来いしおか、商店街との連携を図りながら、実効性のある計画づくりにスピード感を持って取り組んでまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 586 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 587 ◯11番(谷田川 泰君) 先ほど部長からも答弁をいただきました。この中心市街地活性化については、市民の願いでありますと同時に、いろんな難問が立ちはだかっているというのも現実でございます。この問題は、どこの都市でも抱える大きな問題でございます。しかしながら、これをどのような方法で解決していくかということは、非常に難しいと認識をいたしておりますけれども、ありとあらゆる考えられる方法、そして手段を用いながら、この解決に取り組んでいただきたいと思います。  この問題につきまして、最後に市長に、この中心市街地をどのようにしていくのか、またしたいのか、総合的な見解をお聞きしたいと思います。 588 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 589 ◯市長(今泉文彦君) 石岡の中心市街地をどのようにしていくかということでありますけれども、石岡の中心市街地は、八間道路、そして、大火があった中町、守木町通り、その関係で、築60年から100年のものが多く、建物が建っております。リニューアルの時期が来ているわけでありますけれども、それと同時に、空き店舗ならぬ空き地が大分増えてきております。今までの中心市街地活性化計画とは異なって、ダイナミックにその構造を変えていく必要が出てきているのではないかなと思っております。  鉄道があって、好条件の場所でありますけれども、街並みが古いせいか道路が狭い。そういったものを解消していくためにも、まちのリニューアルが必要な時期になってきていると思っております。そういった意味で、立地適正化計画コンパクトシティを目指して、都市計画マスタープランを、連携して、駅周辺整備事業と連動した形で計画策定するよう、指示してまいりたいと考えております。  以上です。 590 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 591 ◯11番(谷田川 泰君) ただいま市長から答弁がございました。駅周辺整備とともに、中心市街地活性化事業、市長の考えているとおりに進んでくれることを心から期待申し上げて、この質問を終わります。  次に、3項目目について伺ってまいります。今、大変世間で問題となっております新型コロナウイルス対策について、お伺いをしてまいります。  現在、世界的に感染が広まり、我が国でも感染者が毎日のように発生いたしております。いつ、どこで、どのように感染するかわからない状況のもと、不安な毎日が続いているわけであります。とりわけ、2月27日は安倍総理から、3月2日から小学校、中学校、高校などを春休みまで休校にするといった、緊急事態と想定できる要請が出たところでございます。防止のためのマスクや手の洗浄の消毒液も、店にはありません。目に見えないウイルスの感染にどのように対応したらいいのか、本当に正確な情報が一番重要であると考えております。  本市のホームページ上には、注意を促す記事や、病気の原因、主な症状、予防策、関連機関への連絡先などをいち早く掲載されておりますが、毎日のように状況が目まぐるしく変化をいたしております。その状況の変化に対しどのような対策がなされているのか、具体的に、その取り組みについて伺ってまいります。  まず、我が国でも感染者が発生・増加傾向にある中で、本市においても危険性は非常に高いと考えております。行政として、緊急の対策会議の開催であるとか、渡航履歴のある方への検査の働きかけ、市民を守る立場で、医療機関や保健所等関連機関との連絡調整、情報提供を含め、どのような対策を講じているのか、お伺いをいたします。 592 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 593 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。まず初めに、情報収集につきましてでございますけれども、こちらについては、常に国や県の通知やホームページ等を確認しまして、またその都度、必要に応じまして土浦保健所に直接聞きながら、内容を精査しております。そして、周知の方法でございますが、1月29日から、市のホームページやメールマガジン等を使いまして、市民への注意喚起を図っております。内容といたしましては、感染予防のための手洗いの励行やせきエチケットについて、また、発熱等の症状がある場合の受診方法などについて、厚生労働省や県保健所の各相談窓口を紹介している状況でございます。  以上でございます。 594 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 595 ◯11番(谷田川 泰君) 本市におきましても、情報の収集、関連機関との連絡調整を実施しているということであります。また、この前も庁議、対策本部を開催したということも伺っております。この対策に向けた検討をしたということでありますが、その会議においてどのような検討がなされたのか、お伺いをいたします。 596 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 597 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。市での対策会議の開催についてでございますが、初めに、2月20日には、市長、副市長、教育長、各部長級で構成される庁議におきまして、新型コロナウイルス対策を議題にした会議を開催しております。また2月27日には、新型コロナウイルス感染症対策本部を立ち上げまして、これまで3回の対策本部会議を開催してございます。  その内容でございますが、初めに、市民への注意喚起、それから周知、相談体制についての確認、そして、新型コロナウイルス対策についてさらに考えられることや、今後の対応について協議をしてまいりました。その主な内容といたしましては、職員自身の感染予防の励行について、また、市で行うイベント開催時に感染予防対策を講じることや、今後の発生状況を見ながら、必要に応じて開催規模の縮小や延期、中止などの態度決定をしていくというようなことでございます。  対策本部におきましては、今後の市で実施するイベント等の開催の可否について、また、市内で患者が発生した場合の業務継続の件や、消毒実施の対応について、継続して協議してまいります。  以上でございます。 598 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 599 ◯11番(谷田川 泰君) 本市においても、情報収集、いろんな周知徹底、庁議についても何回も開催しているということでございます。また、それらの庁議、本部会議で決定したこと、それらについては職員への周知徹底をしていただきたい。全庁的に情報の共有をお願いしたいということでございます。  冒頭にも申し上げましたが、一番大切なことは正確な情報であると思います。特にこのような事案の場合、公的機関の情報を増やしていく取り組みが必要と考えます。ぜひ情報の発信、関係機関との連絡調整をさらに強めていっていただきたいと思います。  次に、この新型コロナウイルスによる、患者が本市で発生した場合、どのような対応がなされるのか、お伺いをいたします。 600 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 601 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。新型コロナウイルス患者が発生した場合でございますが、患者は県内の指定または協力医療機関である34の病院に搬送され、治療を受けることになります。保健所が患者の行動調査や接触者調査を行い、調査結果をもとに、濃厚接触者に対し健康調査や行動制限の指示等を進めていきます。市の対応といたしましては、患者発生情報が土浦保健所から市に入った時点で、対策本部会議を開催し、情報の共有を図ってまいります。さらに、市民の不安軽減を図るための具体的な周知方法、内容の検討や相談体制の充実強化、また、各部署がとるべき対策について、協議をしてまいります。  以上でございます。 602 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 603 ◯11番(谷田川 泰君) このコロナウイルスに関しましては、全世界を挙げて今まで経験のしたことのないウイルスということで、どこの国、またどこの自治体も、非常に苦慮している部分があると思います。万が一にも発生した場合、県内の34の病院に搬送されるということでありますが、本市にはその指定されている病院があるのか、ないのか、お伺いをいたします。 604 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 605 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 石岡市内にはございません。  以上でございます。
    606 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 607 ◯11番(谷田川 泰君) 石岡市内にはないということであります。  この新型コロナウイルスに対し、本市でもそれなりに対策がなされているということは理解をいたしましたが、あらゆる想定、最悪の想定をした中で、対策を講じていくべきだと思います。そのところの考えについて、お伺いをしたいと思います。 608 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 609 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 最悪の状況を想定した対応策でございますが、先ほど申し上げました市の対策本部におきまして、市民の不安を軽減し、感染の拡大を防ぐためのあらゆる手段、方法をとるべく、県保健所、医師会、医療機関、事業所、関係機関等と連携を密にして、全庁を挙げて取り組む体制を考えております。  以上でございます。 610 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 611 ◯11番(谷田川 泰君) この件は、非常に重要なことであると認識をいたしております。よろしくお願いをいたします。  次に、学校、幼稚園、保育園、高齢者、市役所等の施設、またフラワーパークなどの観光施設、ショッピングセンターや駅、公共施設等、多くの人が利用する場所においては、それだけ感染の確率が高くなるのではないかと考えます。千葉市では中学校の教師、北海道では全校休校の報道のさなか、政府から、小中高の3月2日からの臨時休校といった要請が発せられたところでございます。本市においても、不特定多数の人が利用する場所、先ほど申し上げましたが、学校や公共施設、サービス機関等、市内には多くの施設がございます。多くの人が利用する場所において、どのような指導、対策を行っているのか、お伺いをいたします。 612 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 613 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。多くの人が利用する場所での対策でございますが、2月20日の時点で、市役所、各公共施設におきまして、感染予防対策の基本であります、手洗いの励行とせきエチケットのポスターを掲示しております。また、公共施設以外で不特定多数が利用する場所といたしまして、市内郵便局、銀行、農協、駅、商業施設等73か所に、同様のポスターを掲示依頼してございます。 614 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 615 ◯11番(谷田川 泰君) 考えられる万全の対策をとっているということは理解をいたしました。  ただいま答弁をいただいた中で、特に学校においては、本当にこの緊急事態への対応について、教育委員会は大変な調整が必要であったことが、うかがえるわけであります。どのような対策をされたのか、またしていくのか、お伺いをいたします。 616 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 617 ◯教育部長(豊崎康弘君) 学校の対策についてご答弁申し上げます。議員の意見にあったように、国の新コロナウイルス感染症対策本部において、小中学校等における全国一斉の臨時休業を要請する方針が出されました。これを受けまして、茨城県教育委員会では協議をしまして、一斉臨時休業に関する指針を策定してございます。内容については、3月5日までが準備期間、3月6日から一斉休校というものでございます。ただし、市町村によって、準備ができ次第前倒しにすることは可能ということでございます。  これを受けまして、石岡市の具体的な実施内容についてご答弁申し上げます。まず、臨時休業の期間でございますが、3月6日から3月23日までといたしました。3月2日から5日までは、中学校におけるテストの実施や、放課後児童クラブの受け入れ体制を整える必要もあることから、通常どおりの日課としてございます。次に、休業期間内に校内行事として予定されている小中学校の卒業式、及び3月24日の修了式につきましては、予定どおり実施することといたしました。ただし、卒業式の実施に当たりましては、出席者を卒業生及びその保護者とし、可能な限り時間を短縮することといたしました。また、修了式につきましては、集会等は行わず、通知表の伝達等を各教室で行うことといたしました。  次に、臨時休業中の児童生徒への対応としまして、自宅学習を基本とすること、中学校においては部活動を実施しないこと、不要不急の外出は控えること、家庭における手洗い、うがいを心がけることなどについて、周知することといたしました。  以上でございます。 618 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 619 ◯11番(谷田川 泰君) ただいま答弁をいただきました。学校として万全の対策で臨んでいるということでございます。この状況についての教育長の見解、市内小中学校におけるコロナウイルス対策に係る教育長の見解をお伺いしたいと思います。 620 ◯議長(池田正文君) 教育長・児島君。 621 ◯教育長(児島裕治君) ご答弁申し上げます。このたびの新型コロナウイルス感染拡大に対する市内小中学校での対策は、ただいま部長が答弁したとおりでございますが、国における突然の小中学校等の一斉臨時休業の要請であり、非常に時間的な余裕がない中、臨時の校長会を開催するなど、学校を含めて調整をし、対応を図ったところでございます。  日々、国内での新型コロナウイルス感染が拡大しており、終息の時期が見えない中にあって、日常的に長時間の集団生活を送る小中学校等において、ウイルス感染防止の対策は極めて重要であると認識をしております。今回の一斉臨時休業は、急な実施となりまして、保護者や学校関係者の皆様には多くの戸惑いがあるものと存じますが、何よりも子どもたちの健康、安全を第一に考えての対応であることをご理解いただき、ご協力をお願い申し上げたいと思います。  今現在、新型コロナウイルス感染が拡大するのか、また終息に向かうのか、わからない状況でございますけれども、教育委員会といたしましては、国や県の対応も含めまして、今後の対応の状況を注視し、臨機応変な対応を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 622 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 623 ◯11番(谷田川 泰君) 本当に子どもたちの安心安全のために、教育委員会としても力いっぱい努力をしてまいりたいという教育長の考えであります。また、この問題に関しては、全く手探りの状態であろうかと思います。どうか、それにもまして万全の対策を期すよう、よろしくお願いをしたいと思います。  次に、多くの自治体では、不特定多数の参加が見込まれるマラソンであるとかイベント等の中止が、発生しているようであります。国からも自粛要請があるようであります。先ほどの答弁の中で、庁議、対策本部会議では、イベント等への対応が検討されたようでありますが、イベントの開催状況について、どのようになっているのかお伺いをいたします。 624 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 625 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。市が行うイベント等の開催状況でございますが、2月28日の対策本部におきまして実施の判断基準を決め、その基準に照らし合わせて、3月末までのイベント等の開催の有無について、決定をいたしました。その時点の結果でございますが、実施するものが1件、中止が29件、延期が7件、検討中が1件でございました。詳細につきましては、新たな変更の情報を含めまして、市のホームページで報告してまいります。  以上でございます。 626 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 627 ◯11番(谷田川 泰君) 先ほどの答弁の中で、中止が29件となっておりますけれども、中止したイベントはどのようなものがあるのか、お伺いをいたします。 628 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 629 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 中止としたイベントでございますが、開催場所、それから屋外か屋内か、参加人数、参加者年齢や居住地、開催の必要性、飲食の提供の有無などを考慮いたしまして、例といたしましては、体操教室であるとか介護予防教室などを中止しております。  以上でございます。 630 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 631 ◯11番(谷田川 泰君) 確かにこの3月は、行事がいろいろ重なっている中であります。イベントを楽しみにしていた方も多いかと思います。しかしながら、この緊急事態を理解してもらい、安全を期していただきたいと思います。  それから、よく聞かれることでありますが、感染が疑われる場合、どこの医療機関に行けばいいのかと、これをよく聞かれます。疑いのある場合、医療機関に行って、陰性ならいいわけでありますが、陽性の場合、それまで多くの方と接触の可能性があるわけであります。そういったことも含めながら答弁をいただきたいと思います。また、一度は陰性と診断され、再び陽性になった事例もありますので、あわせてご答弁をお願いしたいと思います。 632 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 633 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。検査を希望する場合の医療機関でございますが、県内ですと21の医療機関に帰国者・接触者外来が設置されておりますが、これらの医療機関名は公表されていない状況でございます。受診の方法といたしましては、国が示しております基準として、風邪症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く方、倦怠感、呼吸困難等がある方、ただし、高齢者や糖尿病、心不全、呼吸器疾患等がある方や、透析を受けていたり、免疫抑制剤や抗がん剤等を用いている方、妊婦の方などは、2日程度続く場合となりますけれども、帰国者接触者相談センター、これは石岡市の管轄ですと土浦保健所になりますが、そちらに電話をいたしまして、帰国者・接触者外来を紹介していただくと、そして、そこを受診するという流れになってございます。  以上でございます。 634 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 635 ◯11番(谷田川 泰君) わかりました。こういうことを、ただいま部長が答弁されたようなことを、市民の皆様がわかるようきちんと周知をお願いしたいと思います。  また、今回の新型コロナウイルスに関して、市の相談窓口担当はどこになるのか、また相談件数についてどの程度あったのか、お伺いをしたいと思います。 636 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 637 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 当市の新型コロナウイルスに関する相談窓口でございますが、石岡と八郷の両保健センターに設置してございます。3月2日、きのうまでの相談件数といたしましては、44件となってございます。  以上でございます。 638 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 639 ◯11番(谷田川 泰君) そこで、お伺いいたしますが、どのような相談が入っているのか、相談内容についてお伺いをいたします。 640 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 641 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 市民の方々からの相談内容といたしましては、予防方法であるとか、検査ができる病院はどこか、また県外に外出しても大丈夫かなどといった内容でございます。 642 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 643 ◯11番(谷田川 泰君) 先ほど、関係機関として土浦保健所への相談の流れ、これはどのようになっているのか、お伺いをいたします。 644 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 645 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 保健所への相談の流れでございますが、直接、土浦保健所に相談される場合もございますが、例えば市に相談された場合は、感染の予防方法や検査ができる病院を教えてほしいなどといった、一般的な内容についてはお答えし、新型コロナウイルス感染を疑う場合や、より専門的な内容の場合には、保健所の帰国者・接触者相談センターを紹介する流れをとっております。なお相談窓口については、市のホームページでもご案内しております。  以上でございます。 646 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 647 ◯11番(谷田川 泰君) 今回の問題は、担当としても本当に大変なことは理解できます。水際の防止が一番ということであります。よろしくお願いをしたいと思います。  次に、冒頭に申し上げましたが、感染防止のためのマスクや手の洗浄液が、手に入らないといった状況であります。そういう中で、学校の児童生徒、幼稚園、保育園、市民は、本当に不安になっていると思っております。マスクがなくて、ある消防署の職員が備蓄用のマスクをネット上で販売したようなニュースもありました。市民に対して、この不安を払拭するため市はどのような働きかけ、また対策を講じているのか、お伺いをしたいと思います。 648 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 649 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 市民の方々の不安軽減につきまして、ご答弁申し上げます。現在も市のホームページで周知しております、感染予防の基本である手洗いの励行や、マスクがない場合のせきエチケットの方法について、引き続き周知を継続いたします。また、保健所等関係機関との連携、調整を図りながら、日々変動していく新型コロナウイルスの発生の状況や、国の対応方針などにつきまして、正確な情報をわかりやすく提供することに、一層力を入れてまいります。  以上でございます。 650 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 651 ◯11番(谷田川 泰君) マスク、また消毒液、全国的、世界規模で品薄という中で、やはり不安を払拭するためにも、よろしく対応をお願いしたいと思います。  次に、副市長であります。副市長は、市長の代理として県外への出張や会議など、頻繁に出かける機会も多いということであります。それらを踏まえまして、現状をどのように捉えておるのか。また、他市の状況、そしてその対策についても十分把握をなされているものと思っております。副市長の考えをお伺いいたします。 652 ◯議長(池田正文君) 副市長・根本君。 653 ◯副市長(根本博文君) お答えをいたします。この新型コロナウイルスにつきましては、全国的に感染の拡大報道がなされている中、市民の不安は増大していると感じております。それの対応につきましては、先ほど来、担当部長からご説明をさせていただいておりますけれども、何といっても職員が危機管理意識を高く持って、日々最新の情報収集にまず当たると。それに基づく対応策を考える。これに尽きるのではないかと思っております。  そうした中で、特に配慮しなければいけないと私が感じますのは、県との情報共有を的確に図りながら、正確な情報をタイムリーに、しかもわかりやすく伝えていくということが、非常に大事であると。これを、市長ともども、対策本部会議で決定をしていきたいと考えております。  以上です。 654 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 655 ◯11番(谷田川 泰君) 副市長も最善を尽くすということでございます。県との連絡、情報を密にとりながら、万全の対応で市民の安心安全を図りたいということであります。  この問題につきまして、市長にお伺いしたいと思います。全体的に最終判断を下す立場としての市長として、新型コロナウイルスに対する重要性を再度、改めて認識していただき、市民に安心感を与えていただきたい、このように思います。今回の新型コロナウイルスに対する市長の危機管理について、認識、取り組みについてお伺いをしたいと思います。 656 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 657 ◯市長(今泉文彦君) 新型コロナウイルスの危機管理についてでありますけれども、対策については、ただいま副市長が答弁したとおりであります。先が見えない未知の感染症ということで、非常に私自身も危機感を募らせております。  そういった中で、予防期、そして発生期、そういった流れがあるかと思います。今どこに石岡が置かれているかという状況をしっかりと把握しながら、その状況に合った対策を講じていくと同時に、先を見据えてしっかりと、あらゆる場面を想定して、先の見えない中でも、最悪の自体も想定して対応を準備していくということを、心がけていきたいと思っております。  以上です。 658 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 659 ◯11番(谷田川 泰君) ただいま、市長の危機管理に対する心構えを聞かせていただきました。このコロナウイルスでありますけれども、全く未知のウイルスということで、本当にどこの自治体、また個人においても、圧倒的に対策の施しようがない、うがい、手洗いということが最重要だということが基本であると思いますけれども、この石岡市においては、希望的観測ではありますけれども、感染者が1人も出ることのないよう、全庁全職員が一丸となって、この難局を乗り切っていただきたい、このように思います。  以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。 660 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午後 7時37分休憩            ───────────────────────                   午後 7時51分再開
    661 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 662 ◯6番(櫻井 茂君) 私からは、石岡地域医療機関の統合再編についてお伺いをしてまいります。先ほど先輩議員が質問をされておりますので、なるべく重複を避けまして、進めていきたいと思います。  石岡市医師会病院の存続が厳しく、これまで医師会病院が担ってきた地域医療サービスが失われることは、市民の健康と命を守る上で大きな損害であることを踏まえまして、地域医療の確保と向上を目指し、駆け足で石岡地域医療計画が策定され、先ごろ発表されたところであります。石岡市医師会病院と第一病院という民間病院を統合再編し、公立病院化する方針が示されたわけでありますが、同時に、この公立病院を令和5年1月を最短目標として開設するため、令和2年度一般会計予算案に準備経費が計上されております。  しかし、石岡地域医療計画で示されている公立病院を設置・運営するための医療サービスの内容や、設置に伴う経費、その後の病院経営に伴う石岡市の支出ほか、解決すべき課題等を検討するための情報については、残念ながら十分な説明が議会に対して行われていないと思っております。この点は大いに反省をしていただきたいと思います。議会は、公立病院設置に対して、その内容を審議する権利と義務があります。そのための情報提供として、2月28日の全員協議会における説明等で幾つかの疑問点の回答が示されておりますけれども、残念ながら、他の多くの公立病院のように、今回提案の公立病院が赤字で苦しむことにならないか、あるいは、多額の一般財源が長期にわたり病院事業に投入されるのではないかといった疑問を、払拭できていないのも事実であります。  質問の1点目です。公立病院設置の必要性についてお伺いをいたします。公立病院の多くが赤字を抱え、その経営、存続が大変であるとの認識、イメージがございます。先入観を持って石岡市地域医療計画を見てはいけないとわかっていても、石岡市の持ち出しがどのくらいになるのか、財政負担が大きいのではないかという不安が頭をよぎります。なぜ民間病院同士を統合再編して公立病院設置を行うのか、その必要性をお尋ねいたします。 663 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 664 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。近年、医師や看護師などのコメディカル不足により、一部休床を余儀なくされている石岡市医師会病院のほか、多くの病院が医師確保等に苦慮している現状があります。市単独や医療機関単独での解決は困難であり、初期救急をはじめとする地域医療体制を確保するためには、行政の主導による病院の再編統合を行い、医療資源を集約する必要があると考えます。また、民間病院ではカバーし切れない人口減少地域が医療過疎にならぬよう、つまりは誰一人取り残されない体制づくりをするために、その役割を担う公立病院を中心とした医療体制の整備が必要であると考えます。さらに、病院を公立化することで国の病床特例制度が使え、病床が不足する医療機関にも再配分することが可能となります。  以上でございます。 665 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 666 ◯6番(櫻井 茂君) 病床の再配分が可能になるとの答弁に関しまして、計画では、急性期病床及び慢性期病床を減らし、回復期病床を増加させております。この理由をお伺いいたします。 667 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 668 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。茨城県地域医療構想では、2025年における医療需要と必要病床数について、回復期病床が不足すると推計しております。県では、回復期への病床転換に対する補助金を用意するなど、病床転換を促進しておりますが、茨城県においては、当市も含め、民間病院による回復期への病床転換が進んでいない現状でございます。一方、土浦協同病院等の高度急性期病床を持つ病院では、急性期を脱した患者について、地元の回復期病床のある病院への速やかな転院を促したい意向がございます。  そのような中、公立病院の設置と病床の再配分を行い、民間での担い手が少ない回復期病床を確保することで、石岡地域の病床数を確保できるとともに、民間病院との役割分担による、地域全体の機能強化が可能になると考えたものでございます。  以上でございます。 669 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 670 ◯6番(櫻井 茂君) 病床の再配分、そして回復期病床への切り替えについて、答弁をいただきました。単純な疑問として、仮に市内の民間病院において医師の確保ができれば、可能であれば、石岡市医師会病院が担ってきた救急救命や休日・夜間診療の役割を担っていただけるのなら、統合再編によって公立病院化するリスク……、リスクかどうかあれですが、リスクを石岡市が負わずに済むのではないかと考える部分もあります。  医師会病院の病床120、今回の計画では113病床になりますが、この113病床を石岡地域で失うことなく維持する必要性についてお伺いをいたします。 671 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 672 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 石岡地域では、医師やコメディカル不足により、一部休床を余儀なくされている病院がある一方で、満床により救急搬送を断っている病床不足の病院がございます。そのような中、病床の再配分により、地域全体の医療資源を有効活用し、地域の医療機能の向上を図る必要があると考えます。  以上でございます。 673 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 674 ◯6番(櫻井 茂君) 国は、増加する医療費の削減、あるいは少子高齢化社会への対応に向けまして、地域医療の再編を求め、一方で、病院の収入となる診療報酬の引き下げなどの改革を行っており、病院経営の一層の改革・改善を求めている状況であります。このたびの石岡地域の病院統合再編に際しまして、地域医療振興協会から、病院経営の根幹にかかわる診療報酬の実情に合わせた提案として、病床数199床が提案されたことは、先ほど先輩議員の質疑でわかったところであります。  このたびの医療機関統合再編の議論の中で、そもそも石岡市医師会病院がなくなっても、医療環境が低下するとは思えないという意見を持つ方も、見受けられるようであります。これについては、人それぞれの医療機関への依存度の大小に左右される部分があるのかなと思いますけれども、石岡市の考えとして、石岡市医師会病院の果たしている役割、実績、功績をどのように捉え、公立病院化を進めようとしているのか、認識をお伺いいたします。 675 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 676 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。石岡市医師会病院は、昭和61年の開院以来、開放型病院として、石岡地域の病院、診療所と連携を図り、地域の方々が安心して生活できるよう、地域医療に貢献いただいております。現在も石岡市、小美玉市、かすみがうら市の3市からの委託により、地域の初期救急を担う唯一の緊急診療所として、休日・夜間における患者の対応にご尽力をいただいているほか、病院群輪番制により、地域にある2次救急指定病院の1つとして、救急車の受け入れや地域の開業医の後方支援としての役割を担っていただいております。また、各種がん検診などの予防医療における医療機関検診ができる病院の1つとしても、ご協力をいただいており、地域医療を担う重要な医療機関の1つであると考えております。さらに、石岡地区と八郷地区の境界に位置し、特に八郷地区の患者の受け皿としての役割も担っております。  しかし、現在は医師等の不足により、その医療機能が十分に発揮できない状況でありますが、今後、病院の再編統合に伴い設置を予定する公立病院において、これまで石岡市医師会病院が担ってきた役割を引き継ぐことで、地域の医療提供体制の向上を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 677 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 678 ◯6番(櫻井 茂君) ご答弁いただいた休日診療、あるいは夜間診療、休日当番医といったところでの、功績と言っていいんでしょうか、役割が大きかったのかなと私自身は思っております。私の家族も、子どもが小さいころは、何度かお世話になりました。不思議と夜、あるいは休日に熱を出す、具合が悪くなるということがあれば、医師会病院にお世話になるといったところで、感謝の念しかないわけであります。当然、診療時間というのもその中で持っておりますので、それを過ぎれば、今度はつくばのほうに連れていって、診療してもらうというようなこともありましたけれども、近くにやはりそういった診てもらえる病院があるということは、私ども住んでいる者にとりましては、大きなアドバンテージなのかなという気がしております。  次に、指定管理について伺ってまいりたいと思います。指定管理につきましては、指定管理料等、お金の部分もございますけれども、まずは制度を中心にお伺いしてまいります。  最初に、公立病院の指定管理者に予定している地域医療振興協会でありますけれども、果たして石岡市の求める地域医療の構築に応えてくれる法人なのかを判断する手がかりとしまして、協会の組織概要と事業実績をお伺いいたします。 679 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 680 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。地域医療振興協会は、「僻地を中心とした地域保健医療の調査研究及び地域医学知識の啓蒙と普及を行うとともに、地域保健医療の確保と質の向上等住民福祉の増進を図り、もって、地域の振興に寄与することを目的とする」として設立された法人で、自治医科大学が医局となっております。病院や診療所だけでなく、福祉施設等の運営実績があり、現在、全国で直営15施設、指定管理60施設の運営を行っております。また近年では、スケールメリットを生かした経営、IT活用によるさまざまな業務支援、人材の活用、教育を通じた地域・都市間の交流も視野に入れた活動など、多角的な視点から地域の医療確保に貢献している事業者でございます。  以上でございます。 681 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 682 ◯6番(櫻井 茂君) 全国15か所の直営病院の1つが第一病院であり、指定管理は60施設の運営実績を持っているということ、そしてまた、自治医科大系の医師が関係する協会の実績を答弁いただきました。  今回、病院事業で指定管理制度を採用する公立病院を調査したところ、医療サービス提供の対価としての歳入、経費としての支出を処理する会計手法は、複数の形態があることがわかったところであります。この会計手法の形態によりまして、指定管理者の営業努力、そして市の負担も大きく変わることが、資料等によると指摘されておりましたので、この点についてお聞きしたいと思います。病院事業会計につきましてはどのような手法を採用する予定か、そして、その手法を採用する理由についてもお伺いいたします。 683 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 684 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 当市が想定する指定管理者の病院事業会計につきましては、利用料金制を採用し、一部を市からの支出金──これは指定管理料ですけれども──で、残りを医業収益等で病院を運営する方式を想定しております。  以上でございます。 685 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 686 ◯6番(櫻井 茂君) 利用料金制を採用し、医療行為等による診療報酬は、指定管理者の収入になるというような方式をとられるんだろうと思います。指定管理者のやる気を引き出す手法ということになるのかと思いますけれども、そうであるならば、営業努力が期待できるのかなと感じるところであります。  次に、病院事業会計の収入の部分でありますけれども、指定管理者から市に対しまして、指定管理者負担金が支払われる等の説明を受けております。しかし、石岡市が指定管理を導入している他の公の施設において、指定管理業者から負担金をいただいているケースは見当たらないため、負担金を求める理由、根拠についてお伺いをいたします。 687 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 688 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。指定管理者からの負担金につきましては、病院施設の使用料として計上いたしたいと考えております。施設使用料の積算根拠として、公立病院整備に伴い借り入れした病院事業債の返済にかかる金額から、国からの交付税措置額を除く金額を、施設使用料とすることを想定しております。  以上でございます。 689 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 690 ◯6番(櫻井 茂君) 先般、教育福祉環境委員会におきまして、管外行政視察で調査した公立病院は、指定管理契約期間が短く、さらには、指定管理料では運営経費が不足するとのことで、契約変更を求められたというようなお話を伺いました。できるならばいい条件で長期間の指定管理契約を石岡市は締結できることが望ましいわけでありますので、石岡市として交渉している契約期間と、契約途中での契約変更について、どのような見解を持っているのかをお伺いしたいと思います。 691 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 692 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。指定管理の期間といたしましては、30年を想定しております。契約途中での契約変更については、当市に不利な契約変更を防止するためにも、指定管理開始前に、医師、コメディカルの確保や財政負担、経営の安定、資産の取り扱い等について、詳細な内容を盛り込んだ協定を、指定管理者と取り交わしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 693 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 694 ◯6番(櫻井 茂君) 次に、公立病院の運営経費についてお伺いをいたします。病院事業は、地方公営企業法の適用を受けた独立採算制を原則としています。一方、公立病院として地域医療を確保するための公共的・政策的な見地から、採算性の確保が困難な医療への取り組みも求められているところであります。この採算性の確保が困難な医療としましては、国は特別交付税措置をするとしており、市が地域医療振興協会に求めている周産期医療病床、小児科医療病床、救急救命センター等がこれに当たるんだろうと想像しておりますけれども、交付税は、病床数に応じたもの、救急対応等の事業に対するものに措置されているようであります。地域医療振興協会との交渉では、公立病院の運営経費は、地方交付税相当額を指定管理料として支払うこと、地方交付税に該当しない部分について、公立病院のランニングコストの赤字補填は、市は行わないことが説明されております。  それでは、どの程度の交付税措置を受ける予定になるのかをお伺いいたします。 695 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 696 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。現時点での令和5年度の交付税措置の想定では、病床割及び救急告示分として、国から交付される普通交付税を1億8,600万円、病院整備に係る病院事業債の返済に係る普通交付税を3,700万円と見込んでございます。  以上でございます。 697 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 698 ◯6番(櫻井 茂君) 今回、病院経営に関しましては、当然、私は素人でありますけれども、協会の示しているいろいろな条件、これらが非常に好条件ではないかという見方をしておりまして、この理由について勝手ながら考えてみました。公立病院の母体となる第一病院の運営状況につきましては、既に示されているとおり、過去3年間の実績では、平成28年は純利益が3,600万円、平成29年は4,500万円、平成30年度は5,100万円と、黒字額を伸ばしております。この状況で公立病院事業の運営に指定管理者として当たった場合、収支がとんとん、あるいは若干の赤字でも、交付税額と同等の指定管理料として、1億8,600万円ですかね、これプラスアルファを毎年受け取れると見ているのではないかと思われます。  病院経営の根幹にかかわる病床につきましては、協会自らの提言に基づき、先ほどありましたけれども、有利な病床数199床を確保できるということであります。また、固定資産税も納税する必要性がなくなります。そして何よりも、これまでどおりに医療機器や建物はそのまま利用できていくわけであります。地域医療振興協会にとって、今回の病院統合による公立病院化は、少なくないメリットが見込める話なのだろうと思います。  さらに言えば、石岡市第一病院は、地域医療振興協会が直営で運営する全国最初の病院でありまして、協会の理念を実現してきたシンボル的な病院であり、現在の理事長は、この第一病院を開院するときの責任者であったということがわかっております。そういった意味では、石岡市にとっては、そのことも幸運な条件なのかなと感じているところであります。  いろいろ申し述べましたけれども、ここで市長にお尋ねをしたいと思います。地域医療振興協会の示している病院統合再編に関する諸条件、今、もろもろ述べさせていただきましたし、ほかにもいい条件はたくさんあるとは思いますけれども、石岡市に対する条件の数々について、行政の長として市長はどのような視点で見ているかを、お尋ねしたいと思います。 699 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 700 ◯市長(今泉文彦君) 病院の再編統合は、石岡市医師会と石岡地域の医療水準が維持できなくなることの危機感から、発生したものであります。そうした中、関係者と協議検討を進める中で、地域医療振興協会が関係者の1人として参加いただいたことは、大変大きな利点と言えます。石岡市からの視点で見れば、他市の指定管理を利用している公立病院の多くは、病院事業費の赤字補填、医療機器の購入に際しての支援が前提で、病院事業の協力を求めざるを得ない環境にございます。石岡市の環境とは、スタート地点で大きく違うと認識しております。  そうした事実を踏まえ、地域医療振興協会が示してくれている条件は、破格ではないかと思っています。そのため、議会の皆様には格別のご理解をいただき、受け入れたいという思いでありますけれども、調整に十分な時間がとれず、説明不足、情報開示ができずにここまで来たということは、大変申しわけなく思っております。一般質問、予算特別委員会において、十分に説明できない疑問点を少しでも解消できるよう、努めたいと考えております。  また、そうした中で、新たに解決、調整すべき点も見つかるものと考えておりますが、これについても地域医療振興協会と交渉し、なるべく早い時期に説明ができるようにしてまいりたいと考えておりますので、ご理解を頂戴したいと思います。よろしくお願いします。 701 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 702 ◯6番(櫻井 茂君) 石岡市にとりまして最重要案件というような言葉も、市長の答弁でございました。そうであればこそ、議会に対しまして丁寧な説明、あるいは細やかな説明をしていただければよかったのかなという気持ちはしております。  次に、医師等スタッフの確保についてお伺いをいたします。  最初に、医師の確保でありますけれども、地域医療計画に示されている石岡市医師会病院は120床で常勤は4名、第一病院は126床で常勤は12名という数字がございました。医師会病院の医師4名がそのまま残っていただけるかどうかわかりませんが、現状では、石岡市医師会病院と第一病院の医師数は、示されたデータでは合計で16名であります。公立病院化に当たりまして、常勤医の確保が可能なのか、指定管理を予定している地域医療振興協会との協議の状況を、丁寧にご説明いただければありがたいと思っております。 703 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 704 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。仮称石岡地域医療センターの医師の配置といたしましては、常勤医で20人程度を想定しております。今後、病院の再編統合により医療資源の集約化を図り、人員を確保していきたいと考えております。また、指定管理契約を行う前に、医師、コメディカルの確保等について、詳細な内容を盛り込んだ協定を取り交わす考えでございます。  以上でございます。 705 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 706 ◯6番(櫻井 茂君) 地域医療にかかわる対策を検討する専門委員会におきまして、石岡市医師会病院のスタッフについて、地域医療振興協会サイドの考えとしまして、スタッフを受け入れることも検討する旨の発言があったかと思います。現状、この件はどのような形、交渉になっているのかをお伺いしたいと思います。 707 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 708 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。今回の病院の再編統合を実施するに当たりまして、本人が希望すれば、石岡市医師会病院のスタッフを地域医療振興協会で雇用する方向で、調整中でございます。  以上でございます。 709 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 710 ◯6番(櫻井 茂君) 現在残っているスタッフの方々は、医療に関する責任感も含めて、石岡市のためというようなことも含めて残っていらっしゃるんだろうと思いますので、ぜひ皆さんの身分の確保ができるように交渉していただければと思います。  次に、関係病院の支援についてでありますが、これは先輩議員の質問でございましたので、こちらについては結構です。  次に、質問6、組織の強化についてであります。公立病院の運営に乗り出そうとする中で、専門的な知識や経験を持たない市職員が、短期間で関係病院との折衝、国、県との調整、関係資料作成、各種申請事務手続等、日々勉強し、知識を養いながら、ある意味、綱渡り的な対応をしているのではないかと思います。石岡市医師会、第一病院と地域医療振興協会、山王台病院ほか関係者多数との調整は、石岡市の地域医療の将来性だけでなく、それぞれの利害や営業収益に関係しますので、間違いが生じれば、後々大変なことになります。  そうした中で、地域医療再編に取り組む職員の確保と組織強化をどのように図るのか、お伺いをいたします。 711 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。
    712 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 地域医療再編に取り組む組織体制として、今年度でございますが、平成31年4月に地域医療対策室が3名体制で新設されまして、令和元年12月には2名、そして令和2年2月には1名の職員を増員し、組織強化を図ってまいりました。次年度につきましても、地域医療の重要性、及びそれに係る業務量を考慮して、関係部署と調整の上、職員の確保と組織強化を図ってまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 713 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 714 ◯6番(櫻井 茂君) ただいま、12月、そして2月に職員の増員等があった旨の答弁をいただきましたけれども、取り組む内容、専門性、重要性に比べて、人事配置が貧弱だと感じずにおられません。人事評価制度の中で総務部は、各所属と職員の評価に加え、業務量、質などを判断し、職員配置を行う業務を担当しております。この定例会が終われば、退職する部長級は10名を超え、市役所の組織体制も大きく変わらざるを得ないことは、1年前からわかっておりました。  一方で、石岡地域医療問題が、石岡市の現状、そして将来にわたって大きな影響のある大切な取り組みであることは、理解されているものと思います。もかかわらず、令和2年4月1日から採用する職員募集では、大卒及び高卒の一般事務職の採用予定は10名程度と、ホームページに載っておりました。退職予定者は何名いるんでしょうか。募集した採用予定者数が部長級の退職予定者数とほぼ同等という状況なわけでありますけれども、これも再任用、あるいは臨時で対応という答弁、これまで繰り返されてきておりますけれども、本当に量と質を補えているのか疑問であります。  そうした現状を踏まえ、人事担当部長として、医療の統合再編を担当する組織の強化についてどのような見解を持ち4月1日の職員配置を行うのか、見解をお伺いいたします。 715 ◯議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 716 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。まず、今年度の退職予定者でございますが、消防職員及び再任用職員を除く行政職の人数で申し上げますと、定年退職者が17名、勧奨など定年以外の退職者が5名の計22名ございます。それに対する職員の採用予定者でございますが、勧奨退職者などの増がございましたことから、当初の予定より採用予定者数を増やし、23名の職員を採用することで、現在進めております。これにより、行政職の職員数につきましては、今年度より1名増となるわけでございますが、今年度まで重み付けをしておりました国体に関する業務、さらには新庁舎の整備に関する業務等が終了いたしますことから、そこに配置していた職員等も合わせて、今後の新年度の人員配置を行う予定でございます。  お尋ねの新病院開設のスケジュールに向けた人員配置でございますが、来年度の業務の量につきましては、既に人事ヒアリングを実施しておりまして、確認してございますので、それらの内容などを踏まえ、職員の配置を検討していくことと考えております。いずれにいたしましても、地域医療の推進は、市の現在の最重要施策ということでございますので、事業の推進に必要な人員の配置について努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 717 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 718 ◯6番(櫻井 茂君) 今回の質問を行うために、いろいろな資料、文献を確認いたしました。病院事業、そして会計方法、行政からの他会計繰入金、国の診療報酬改定、交付税等々、奥が深くボリュームもあり、今回担当している市の職員は、専門知識もない中で、大変な苦労の末に短期間でよくここまで持ってきたなと、敬意を表する気持ちでいっぱいであります。当然、もう少し早く石岡市医師会、あるいは石岡市が動き出していれば、議会としてもしっかりと議論できたのではないかという思いもしております。しかし、現実は、石岡市医師会病院の運営が風前のともしびであり、待ったなしの中で、市民の命を守る医療環境の確保について、究極の政治判断を議会も求められているものだと感じているところであります。  市長は施政方針演説において、地域医療の確保に決意表明とも受け取れる内容を述べられております。医療関係者だけでなく、市民の関心も日に日に高まっております。大きなプロジェクトには事務処理能力だけでなく、経験豊富で、自ら判断できる職員が必要かと思われます。今後、指定管理に関する多方面にわたる事前調整、協定を締結しなければなりません。非常に有利な条件を示してくれている地域医療振興協会との交渉も山場を迎える上では、大きな視点で物事を見られ、交渉等調整能力のある財政、企画経験者を担当組織に加えることが、交渉相手に対する礼儀でもあり、敬意を表する人員配置になるものではないかと思っております。質量ともに万全の体制をとって臨むべきだと思いますが、市長の見解をお伺いいたします。 719 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 720 ◯市長(今泉文彦君) 地域医療再編における組織強化についてお答えいたします。人員の配置については、ただいま総務部長が答弁したとおり、事業の推進に必要な人員を配置したいと思っています。また、議員がご指摘のとおり、地域医療の再編に当たっては、国、県、医療関係者なども含めて、さまざまな方面との調整が必要になってくることから、配置する人材についても適材適所に努めたいと考えてございます。  以上です。 721 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 722 ◯6番(櫻井 茂君) よろしくお願いしたいと思います。  次の質問に入ります。プログラミング教育の取り組みについてでございます。  プログラミング教育が、小学校では2020年度、中学校では2021年度から本格実施となります。2019年度は、その準備で、先生方は大変なご苦労をされているものと推察をするところであります。小学生は学年によって学習能力に大きな差がありますので、プログラミング教育がどのような形で教育現場に取り入れられていくのかについて、質問をいたします。  1番目、教育内容について。プログラミング教育の目的、目標についてお伺いをいたします。 723 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 724 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。令和2年度からの新学習指導要領の完全実施に伴い、小学校においてプログラミング教育が必修化となります。小学校におけるプログラミング教育においては、小学校学習指導要領解説総則編に述べられておりますが、3つの狙いがございます。1つ目が、プログラミング的思考を育むこと、2つ目が、プログラムの働きやよさ、情報社会がコンピューター等の情報技術によって支えられていることなどに気づくことができるようにするとともに、コンピューター等を上手に活用して、身近な問題を解決したり、よりよい社会を築いたりしようとする態度を育むこと、3つ目が、各教科の内容を指導する中で実施する場合には、各教科等での学びをより確実なものにすること、以上3つの狙いの実現を目指し、児童が、プログラミングに取り組んだり、コンピューターを活用したりすることの楽しさやおもしろさ、達成感等を味わうことができるよう取り組ませることが重要であると考えております。 725 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 726 ◯6番(櫻井 茂君) 次に、プログラミング教育の内容についてお伺いしたいと思います。プログラミング教育を取り入れる教科と時間数についてお伺いをいたします。 727 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 728 ◯教育部長(豊崎康弘君) プログラミング教育を取り入れる教科等については、学習指導要領で例示されている単元等で実施するものとして、第5学年の算数の図形単元、正多角形、第6学年の理科の物質・エネルギー単元、電気の利用、総合的な学習の時間の情報に関する探求的な学習が挙げられております。それぞれの時数割は例示されておらず、各教科の目標達成とあわせて、適切な時数を割り当てることになっております。 729 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 730 ◯6番(櫻井 茂君) 授業の指導案を新たにつくる必要があると思いますけれども、定型的なフォーマットが用意されているのか、お伺いをいたします。 731 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 732 ◯教育部長(豊崎康弘君) 文部科学省が平成30年度、次世代の教育情報化推進事業において、小学校プログラミング教育に関する指導案集を示しております。指導案集には15の指導案が紹介されており、学校や教員が活用できるものとなっております。また、文部科学省の「小学校を中心としたプログラミング教育ポータル」というウエブサイトの中でも、多くの具体的な実践事例が紹介されており、すぐに実践が生かせるような内容となっております。  市としましては、情報推進委員会において、1年間の研究や実践を取りまとめた報告書集を作成し、各校に配布したところでございます。その中には、各学校で実践してきたプログラミング教育に関する報告や指導案等も含まれており、市内全体で活用を図るために情報を共有しております。  以上です。 733 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 734 ◯6番(櫻井 茂君) 各教科の中で、プログラミング的思考を養う事業と受けとめましたけれども、生徒の評価はどのようにされるのか、お伺いしたいと思います。各教科の中にプログラミング的思考を評価する欄を設けるのか、それとも、プログラミング教育を独立した教科として評価するのか、お伺いしたいと思います。 735 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 736 ◯教育部長(豊崎康弘君) 文部科学省が示しているプログラミング教育の例については、5年算数や6年理科、総合的な学習の時間がありますが、評価につきましては、プログラミング教育のみを取り出して評価するものではございません。プログラミング教育を通して育成しようとしているプログラミング的思考は、現行の学習指導要領で言うところの思考、判断、表現力等に含まれるものと考えられ、新学習指導要領では、思考、判断という観点で評価するものでございます。そのため、プログラミング的思考のみを取り出して評価したり、プログラミング教育を独立した教科として評価したりすることは行いません。プログラミング的思考につきましては、各教科等の指導の中で、先ほど申しました思考、判断に包括されるものとして評価してまいります。  以上です。 737 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 738 ◯6番(櫻井 茂君) 2点目の、ICT環境整備についてお伺いしてまいります。文部科学省は、第3期教育振興計画におきまして、3クラスに1クラス分程度の教育用コンピューターを整備するよう求めております。生徒3人に1台の割合を目標としております。石岡市では、授業で利用する機器の整備がどのように整備されているか、例えばタブレット等の配備状況について、お伺いをしたいと思います。 739 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 740 ◯教育部長(豊崎康弘君) 当市の小中学校においては、ICT教育機器としてタブレット端末機を導入してございます。導入台数は、小中学校合わせて960台でございます。児童生徒数が全体で5,083人ですので、5.3人に1台となってございます。  以上です。 741 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 742 ◯6番(櫻井 茂君) 次に、普通教室への大型提示装置、モニターですけれども、この整備状況についてお伺いをいたします。 743 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 744 ◯教育部長(豊崎康弘君) 大型モニターの整備につきましては、小中学校合わせて174台を設置してございます。学級数は全体で236クラスですので、設置率は73.7%でございます。  以上です。 745 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 746 ◯6番(櫻井 茂君) 指導方法につきましていつでも練られるように、教職員への機材の配備も重要と考えておりますけれども、教職員への機器の配備状況をお伺いいたします。 747 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 748 ◯教育部長(豊崎康弘君) タブレット端末機につきましては、1校当たり児童生徒用が40台、教職員用が2台を基本として配備しておりますので、教職員用は各校2台ずつとなってございます。また、教職員用の校務用パソコンとして、全体で555台のノートパソコンを配備してございます。  以上です。 749 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 750 ◯6番(櫻井 茂君) 次に、Wi-Fi環境、ネットワーク環境の整備状況をお伺いしたいと思います。ネットワーク環境の整備でありますけれども、普通教室への無線LAN整備がされているのか、お伺いをいたします。また、100Mbps以上の超高速インターネット接続を可能にしているのかについても、あわせてお尋ねいたします。 751 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 752 ◯教育部長(豊崎康弘君) 学校のネットワーク環境につきましては、全普通教室に有線のLANが整備されております。また、無線LANにつきましては、各学校に無線LAN用機器のアクセスポイントが、2から3台設置されておりますので、それぞれの教室の情報コンセントにアクセスポイントを接続し、無線環境による接続を可能にしております。今後、アクセスポイントを増設し、全ての普通教室への無線LAN環境の整備をしてまいりたいと考えております。  また、超高速インターネット接続につきましては、一部ギガ対応となっていない学校がございますが、国で新たに創設された補助制度を活用し、来年度から順次、整備を進めてまいりたいと考えております。  以上です。 753 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 754 ◯6番(櫻井 茂君) 一部ギガ対応となっていない学校があるということでありますので、これも順次整備するとは答弁ありましたけれども、なるべくなら一斉に整備していただけるのが、一番子どもたちにとってはいいのではないかと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  3点目です。どのような仕組みのソフトを利用して学習するのかについて、お伺いしたいと思います。 755 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 756 ◯教育部長(豊崎康弘君) ソフトについてご回答いたします。小学校5年生の算数における正多角形の単元においては、無料であることと、かつ使いやすさという点で、スクラッチの活用を推奨しております。市としましては、スクラッチ等のソフトを例示・推奨いたしますが、各学校で必ずしも同じソフトを使用することではなく、各校の実態に合わせた活用を進めています。  それ以外の単元においては、情報教育推進委員会において、授業で活用しやすいソフトについて検証を行っております。各校での取り組み等も参考にしながら、どの教科でどのソフトを活用していくことがプログラミング的思考を育むために有効であるか、今後も検討を続けてまいります。  以上です。 757 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 758 ◯6番(櫻井 茂君) 無料であるスクラッチですか、このソフトを使うことを推奨しているということでありますけれども、判断は各学校に任せていくということであります。なるべくであれば、市内は全部で同じソフトを使っていただいたほうが、この後にもちょっと触れますけれども、教職員の研修の際に、よりわかりやすい、内容の濃い研修ができるのではないかと思いますので、その点も踏まえて、今後検討していただければと思います。  次に、教職員の確保についてお伺いをしてまいりたいと思います。研修内容と専門的スキルを持っている職員の確保について、お伺いをいたします。プログラミング教育という新たな指導方法を身につけた教員確保に向けた、研修等の人材育成の取り組み状況をお伺いいたします。 759 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 760 ◯教育部長(豊崎康弘君) 令和元年度において、県主催の研修会は2つほど開催されております。1つは、小学校プログラミング教育推進事業の一環としての中核教員養成研修会であり、各市から1名が参加したものでございます。3日間の研修の中で、実践的な指導内容や方法等について学び、授業のスキルを高めてございます。2つ目は、小学校段階におけるプログラミング教育研修講座でございます。こちらは各小学校から教員1名が参加し、プログラミング教育における知識や技術を習得し、指導力の向上につなげました。  市としましても、ICT研修会や情報教育推進委員会の中で、プログラミングにおける理論や実践研究を行い、プログラミング教育におけるスキルアップを図り、人材育成に取り組んでいるところでございます。今年度につきましては、情報推進委員会が中心となり、3回にわたる研修を開催してございます。先日実施した第3回研修会では、実践発表を行い、市内の教員が実践発表校の年間指導計画や指導案等を共有する機会といたしました。新学習指導要領の完全実施を受け、今後も継続的に教員の資質、能力の向上を図ってまいりたいと考えてございます。  以上です。 761 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 762 ◯6番(櫻井 茂君) もうすぐ新年度であります。これによって、プログラミング教育の授業が開始されるわけであります。当然、人事異動も予定されているわけでありますので、各小学校にどのぐらいの割合で、専門知識を有する教職員の配置がされるのか、お伺いをいたします。 763 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 764 ◯教育部長(豊崎康弘君) プログラミング教育の実施に当たって、専門知識を有する教職員の配置は重要と考えてございます。現在のところ、各学校においては、技術科等の教員免許を保有していなくても、県や市などの各種研修を通じて自らの力量を高め、プログラミング教育を意欲的に推進している教員も少なくない状況でございます。しかし、そのような教員が全ての学校にあまねく配されているわけではありません。市としましては、各学校においてプログラミング教育の推進役を担うことができる人材の配置について、配慮したいと考えてございます。さらに、研修の機会を保障、内容の充実を図ることで、教員一人一人のスキルアップを図るよう進めてまいりたいと思っております。  以上です。 765 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 766 ◯6番(櫻井 茂君) 教職員の連携であったり学校間の連携、これに努めていただきたいと思います。  専門的な知識を有する教職員の指導のもと、ほかの先生方がプログラミング教育に適した教材の使用方法等を学ぶ仕組みについて、石岡市ででき上がっているのかについて、お伺いをいたします。 767 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 768 ◯教育部長(豊崎康弘君) 専門的な知識を有する指導員の研修についてでございますが、市では毎年度夏季休業中に、ICT研究を開催してございます。今年度は、講師としてベネッセコーポレーションのICT専門員を招聘いたしました。内容としましては、各小中学校より1から2名の教員が参加し、プログラミング教育に関する理論と実践に係る研修を行ってございます。研修会では、今年度、全校に配備が完了したタブレットPCを活用し、先ほど言いましたスクラッチの活用法について学びました。参加した先生からは、プログラミング教育における指導への自信を高めることができた、2学期からの実践に生かしていきたいなど、前向きな感想が出されてございます。  今後も、教員として、経験年数や専門とする免許教科にかかわらず、自信を持って指導に当たることができるように、継続的・計画的にプログラミング教育の研修を実施してまいりたいと考えてございます。  以上です。
    769 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 770 ◯6番(櫻井 茂君) 研修会の実施で、実践に生かしていきたいというような前向きな感想が出されたということでありますけれども、実はこの研修会に参加した先生方から、プログラミング教育の進め方がよくわからない、あるいは、不安を持っているという声も実際に出たという話を聞いております。当然、新しい学科でありますから、学科というか取り組みでありますから、不安があるのは当然でありますので、これらについては、そういった先生方の不安が解消できるように、先ほども申し上げましたけれども、教員間の連携、学校間の連携、そういったものの充実に努めていただければと思います。  次に、そういった先生方のサポート役ということで、国はICT支援員等の活用も想定しているようですが、石岡市での対応はどのようなことになるのか、お伺いしたいと思います。 771 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 772 ◯教育部長(豊崎康弘君) 市としましては、平成29年度から専門的スキルを有するICT支援員の活用を図っております。支援員が各校を1か月に2回程度訪問し、教職員や児童生徒がストレスなくICTを活用できるよう支援を行っております。ICT支援員の活用方法は、授業支援だけではなく、支援員が講師として校内研修に参加し、プログラミング教育に関する指導方法や指導のポイント等について教示するという活用例もございます。  以上です。 773 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 774 ◯6番(櫻井 茂君) このICT支援員につきましては、現場の声では賛否両論あるようなんですよね。実際には、支援員はどうなのかなということを言っている、先進的な取り組みをされている学校の先生方もいらっしゃるようですので、これにつきましては十分に検証しながら、必要であれば見直し等もしていただければと思っております。  次に、教育改革が進む中、小学校の英語教育に加えプログラミング教育等、先生方も新たな知識を養い、指導方法を考えるなど、業務量がどんどん増えているのではないかと思います。一方、先生方の指導方法や知識によって、教育を受ける児童生徒の能力向上に大きな差が出ないような体制づくり、教職員の確保も、教育委員会に課せられた大切な役割と思います。  教育現場のご苦労を十分に経験してきた教育長に、プログラミング教育実施に際しまして、教育現場の環境整備と教職員の確保に関しまして、ご見解を伺いたいと思います。 775 ◯議長(池田正文君) 教育長・児島君。 776 ◯教育長(児島裕治君) ご答弁申し上げます。小学校プログラミング教育の必修化を含む新学習指導要領につきましては、小学校では令和2年度に、中学校におきましては令和3年度に完全実施となります。実施に際しましては議員ご指摘のとおり、各学校のネットワーク環境やICT機器の整備等を図っていく必要がございます。タブレットPCや大型提示装置の配備につきましては、先ほど部長答弁にもございましたが、タブレットPCは児童生徒5.3人に1台、大型提示装置は市内全校で73.7%となってございます。子どもたちに個別最適化された学習機会を保障していくためには、超高速インターネット接続環境の整備を含め、ハード面における充実に努めてまいります。  新学習指導要領の完全実施に向け、市内各学校におきましては、校内研修の場で総則等の読み込みを行い、趣旨理解に努めるとともに、教材研究や授業研究に取り組み、完全実施への準備を進めてきたところでございます。また、校外の研修として、県や市が主催する研修会等を通じて、教員の指導力向上を図ってまいりました。これらの研修は、各学校の教員の資質・能力や指導技術等を向上させることによって、児童生徒への指導の段階で、方法や技術等、そういった面で差が生じないようにするのはもちろんのこと、プログラミング教育に携わる教員が自信を持って指導に当たることができるようにすることでございます。今後は、教員の指導力向上に引き続き努めるとともに、各学校において推進役を担うことのできる人材の配置につきましても、意を用いてまいりたいと思います。  現在、小中学校で学んでいる子どもたちは、ソサエティ5.0、いわゆる新スマート社会と呼ばれる近未来に羽ばたいて、その担い手としての活躍が期待される世代でございます。教育委員会といたしましては、コンピューターをより適切に活用し、社会や自分の生活を豊かなものにすることができる子どもたちの育成を目指して、教員の資質・能力向上に加え、学校におけるハード、ソフト両面の整備にも努めてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 777 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 778 ◯6番(櫻井 茂君) ありがとうございます。家庭における例えばパソコンであるとか、タブレット、携帯電話、ゲーム機、これらは全てICTに通じるものであります。時に子どものほうが教職員よりそういった知識があって、教職員の指導にちょっと不満を感じるなんていうことも、もしかするとあるかもしれませんけれども、教育委員会一丸となっていただいて、この教育の新たな分野に臨んでいただければと思います。  新学期を迎える中でコロナウイルスが発生しまして、学校の先生方も大変な思いを今しているんだろうと思います。春休み、いろんな準備が大変だと思いますが、ひとつ一生懸命頑張っていただいて、新たな年度を迎えていただければと思いますので、よろしくお願いをいたします。ありがとうございました。 779 ◯議長(池田正文君) 次の質問者に移ります。  4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 780 ◯4番(大和田寛樹君) 4番・大和田寛樹でございます。通告に従いまして1項目、小中学校の適正規模・適正配置について質問してまいります。  今、新型コロナウイルスで、学校現場、社会が混乱をしている状況でありますけれども、石岡市でも休校ということで、さまざまな課題、難題が生じています。ぜひとも適切にご対応いただきまして、1人でも感染者が出ないように、もちろん対応されていると思いますけれども、引き続きよろしくお願いを申し上げます。  小中学校の適正規模・適正配置を質問するに当たりまして、私自身が小中学校のときに、どういう思いで小学校、中学校を卒業したかな、どんなことを感じながら教育というものを受けていたかなということをちょっと振り返ってみますと、大したことは、もちろん小学校、中学校で考えていなかったと思うんですけれども、教育というのは本当に長い期間がかかるもんだなというのを、今振り返ってみますと感じます。当時、先生方に言われたその言葉、当時は何を言っているのかさっぱりわからなかったり、何なんだろうと思っていたことが、ふとしたときに腑に落ちるといいますか、あのときにこういう言葉というのは、先生方の言葉はこういうことだったんだなというふうに気づくこともあります。  議員にさせていただきますと、小中学校の入学式や卒業式に呼ばれる機会もありまして、自分の母校に出席をさせていただいたときに、校歌を聞きながら、ぐっと込み上げてくるものがあります。私が中学校時代は木造の校舎で、本当に古びたぼろぼろの校舎で、最後の卒業生だと言われて卒業しました。中学校を卒業した半年後には、鉄筋コンクリートのすばらしい校舎ができ上がって、実は私もその校舎に入りたかったんですけれども、卒業式に校長先生が、君たちはこの校舎で卒業する最後の生徒ですと。今はわからないでしょう。新しい校舎に入れなくて残念な気持ちがあるだろう。しかし、何十年か後に学校に来たときに、このピンク色のぼろぼろの校舎を思い起こして、誇りに思うときが来る。それが、何十年か後にようやくわかったのを振り返りまして、教育というのは本当に長い期間かかるものだなと、そんなことを感じます。  ちょっと前置きが長いので質問に入りますけれども、学校規模の適正化が課題となる背景には、児童生徒が集団の中で多様な考えに触れ、認め合い、協力し合い、切磋琢磨することを通じて、一人一人の資質や能力を伸ばしていくという学校の特質を踏まえ、小中学校では一定の集団の規模が確保されていることが望ましいものと考えられています。これまで国では、中央教育審議会の答申等も踏まえ、小中学校の学校規模、学級数の標準を定めるなどをして、地域の実情に応じた学校規模の適正化を推進してきました。  学校教育法施行規則第41条には、小学校の学級数は12学級以上18学級以下とする標準を定めています。また、地域の実態その他により特別の事情のあるときには、この限りではないともしています。中学校においても、同規則の第79条において、小学校の規模に準用するとされています。また、全国的に見ますと、一部に学校規模を重視するあまり、無理な学校統合が見られることから、地域住民の理解と協力を得て行うよう努めることや、小規模校の利点を踏まえ、総合的に判断した場合、存続、存置するほうが好ましい場合もあることなど、文部科学省より通達をされています。  各市町村においては、こうした標準や通達を参考にしながら、それぞれの地域の実情に応じて、学校規模の適正化に係る検討を行ってきたところであり、全国的に全体を見ますと、5学級以下の小規模校は減少し、標準規模の学校は増加傾向にあります。  他方、我が国、日本全体の人口問題に視点を向けますと、2008年、平成20年をピークに人口減少局面に入っている状況です。合計特殊出生率は低水準を推移しており、2050年には人口が1億人を割り込み、約9,700万人となる推計もあり、これに伴って、人口の地域的な偏在が加速することが予想されます。また、ゼロ歳から14歳の年少人口については、1980年代初めの2,700万人規模から減少を続けており、2015年には1,500万人台に減少し、また、2046年には1,000万人を割り込むと推計されています。  これらの背景のもとで、小中学校が過度に小規模化したり、教育条件への影響が出たりすることが懸念されています。さらに、地域コミュニティの衰退、3世代同居が減少、共働き世帯やひとり親世帯の増加、世帯当たりの子どもの数が減少といったさまざまな背景の中で、家庭や地域の中で、子どもの社会性育成能力が弱まっているため、学校が小規模であることに伴う課題が、かつてよりも一層顕在化しています。  そこで、石岡市における小中学校の適正規模・適正配置に向けた検討状況について、伺ってまいります。  まず初めに、市内小中学校の状況について伺います。 781 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 782 ◯教育部長(豊崎康弘君) 令和元年5月1日現在ですが、小学生が3,284人、中学生が1,799人となっております。小中学生の合計が、昭和57年当時では1万1,500人いましたので、現在ではおよそ5,080人まで減少しておりまして、ピーク時の半分以下、6,400人ほどの減少となっております。今後の児童生徒につきましては、減少傾向が続くと予測しております。小学生は、令和6年には3,048人、令和12年には2,622人、中学生は、令和6年が1,625人、令和12年には1,512人と予測されております。小中学生合わせまして、毎年80人から90人ほど減少する予測となってございます。  市内19の小学校のうち6校で、複式学級が発生しております。また、9校が単学級となっております。中学校では、市内5つの中学校のうち2校が6学級となり、小学校、中学校ともに小規模化が進んでおります。本年度では、高浜小、三村小、関川小、北小、瓦会小、吉生小の6校で、複式学級を有している状況でございます。また、今後10年間の将来推計におきまして、恋瀬小、葦穂小につきましても、複式学級が見込まれると予測してございます。  以上です。 783 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 784 ◯4番(大和田寛樹君) 次に、答弁の中で、複式学級が6校、今後は10年間で2校増えて8校になると、そういうご答弁であります。  石岡市も、先ほど申し述べました。子どもたちが減って、単学級また複式学級が発生している状況にあります。国の標準規模を大きく下回る学校が、相当数存在する状況でございます。こうした小規模校には、個別指導が行いやすい等の利点もある一方で、社会性の育成に制約が生じることをはじめ、教育指導上、多くの課題が存在しているところです。さきに申し述べました国が定める標準では、特別の事情があるときはこの限りではないとされている弾力的なものですが、今後さらに少子化が進むことが予想される中で、義務教育の機会均等や水準の維持・向上の観点を踏まえ、学校規模の適正化や、学校の小規模化に伴う諸問題の対応が、将来にわたって継続的に検討していかなければならない、重要な課題であると認識をしています。石岡市に、市内のそれぞれの地域の実情に応じた最適な学校教育のあり方や、学校規模を主体的に検討することが求められています。  そこで伺います。学校規模によるメリットについて伺います。 785 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 786 ◯教育部長(豊崎康弘君) 学校規模のメリットでございますが、まず、小規模校のメリットとしましては、児童生徒の一人一人に目が届きやすくきめ細やかな指導が行いやすい、学校行事や部活動等において児童生徒一人一人の個別の活動機会を設定しやすい、児童生徒相互の人間関係が深まりやすい、異学年間の縦の交流が生まれやすいなどがございます。  一方、大規模校のメリットとしましては、集団の中で多様な考え方に触れ、認め合い、協力し合い、切磋琢磨することを通じて、一人一人の資質や能力をさらに伸ばしやすい、運動会など学校行事や音楽活動等の集団教育活動に活気が生じやすい、児童、生徒数、教員数がある程度多いため、グループ学習や習熟度別学習、小学校の専科教員による指導など、多様な学習指導形態をとりやすい、クラス替えがしやすいことなどから、豊かな人間関係の構築や多様な集団の形成が図られやすいなどが挙げられます。  以上です。 787 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 788 ◯4番(大和田寛樹君) 次に、学校規模によるデメリットについて伺います。 789 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 790 ◯教育部長(豊崎康弘君) お答えします。小規模校の課題としまして、集団の中で多様な考え方に触れる機会や、学び合いの機会、切磋琢磨する機会が少なくなりやすい、1学年1学級の場合、ともに努力してよりよい集団を目指す学級間の相互啓発がなされにくい、クラス替えが困難なことから、人間関係や相互の評価などが固定化しやすい、教職員数が少ないため、経験、教科、特性などの面でバランスのとれた配置を行いにくいなどがございます。  一方、大規模校の課題としましては、学校行事や部活動等において児童生徒一人一人個別の活動機会を設定しにくい、学年内、異学年間の交流が不十分になりやすいなどがございます。  もちろん、全ての学校が規模に応じてこのようになるものではなく、一般的な傾向として示されているものでございます。  以上です。 791 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 792 ◯4番(大和田寛樹君) 次に、問い3の、適正規模・適正配置の基本的な考え方について伺ってまいります。  学校規模の適正化を図る上で、第一に、学校の果たすべき役割を再確認する必要があります。義務教育段階での学校は、児童生徒の能力を伸ばしつつ、社会的自立の基礎、国家、社会の形成者としての基本的な資質を養うことを目的としています。学校では、単に教科等の知識や技能を習得するだけでなく、児童生徒が集団の中で多様な考えに触れ、先ほどご答弁ありました、切磋琢磨を通じて思考力や表現力、判断力、問題解決能力などを育み、社会性や規範意識を身につけさせることが重要となります。そうした教育を十分に行うためには、一定の規模の児童生徒の集団が確保されることや、経験年数、専門性、男女比率について、バランスのとれた教職員が配置されることが望ましいものと考えられています。  規模適正化の検討は、さまざまな要素が絡む困難な課題ではありますけれども、あくまで児童生徒の教育条件の改善の観点を中心に据え、学校教育の目的や目標をよりよく実現させるために、行うべきものであります。  当市におきまして、これらの時代に求められる教育の内容や、指導方法の改善の方向性も十分勘案しつつ、現在の学級数や児童生徒数のもとで、具体的にどのような教育上の課題があるかについて、総合的な観点から分析を行い、保護者や地域住民と教育理解を図りながら、学校統合の可否について考える必要があります。  同時に、小中学校は児童生徒の教育のための施設であるだけでなく、各地域のコミュニティの核としての性格を有することが多く、防災、保育、地域の交流の場等、さまざまな機能をあわせ持っています。また、学校教育は地域の未来の担い手である子どもたちを育む営みであり、まちづくりのあり方と密接不可分であるという性格も持っています。このような学校が持つ多様な機能に留意し、学校教育の直接の受益者である児童生徒の保護者や、将来の受益者である就学前の子どもたちの保護者の声を重視しつつ、地域住民の十分な理解と協力を得るなど、地域とともに、学校づくりの視点を踏まえた丁寧な議論を行うことが望まれます。  そこで伺います。適正規模・適正配置について、石岡市における基本的な考え方について伺います。 793 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 794 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。基本的規模の基本的な考え方といたしまして、小学校においては、クラス替えが可能な、各学年2学級以上となる12学級以上が望ましい、また、あわせて、複式学級の解消を図ること、中学校においても同様に、クラス替えが可能で、全ての教科の担任が配置できる9学級以上が望ましいとするものでございます。適正配置の基本的な考え方としましては、通学距離については、徒歩や自転車で通学する場合、小学校にあっては概ね4キロ以内、中学校、義務教育学校にあっては概ね6キロ以内としております。通学時間につきましては、遠距離通学者への支援で、登下校用のバス、車両を運行する場合、それを利用する子どもたちの最長の乗車時間を、学校の授業時間40分から45分を目安にすることが望ましいとするものでございます。  以上です。 795 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 796 ◯4番(大和田寛樹君) 次に、問い4に入ります。学校の規模等に関しまして、各地域が抱える実情はさまざまであろうと思います。学校の規模や通学距離、先ほどありました通学時間、学校の統合や小規模校の充実策、休校にした学校の利活用のさまざまな工夫も必要であろうと思います。  石岡市の統合再編の枠組みについて、まず小学校の適正配置の枠組みについて伺います。 797 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 798 ◯教育部長(豊崎康弘君) 複式学級を有する小学校の統合再編を優先した枠組みとして、石岡中学校区では、高浜小、三村小、関川小、南小の統合再編でございます。府中中学校区では、府中小、北小の統合再編でございます。八郷中学校区では、複式学級の早期解消のため、吉生小、葦穂小、柿岡小の統合再編、恋瀬小、瓦会小の統合再編を第1段階としまして、最終的には、現在の単学級となっております小幡小、小桜小、林小を含めた、八郷中学校区内小学校の2段階の統合再編を計画しております。八郷中学校区内全体で小学校規模となりますと、敷地や設備面においても、用地の確保や校舎の建築等が必要になりますので、相当程度の期間が予想されてございます。まず、第1段階での複式学級の早期解消を目指すものでございます。  以上です。 799 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 800 ◯4番(大和田寛樹君) 次に、小中一貫校による適正配置の枠組みについて伺います。 801 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 802 ◯教育部長(豊崎康弘君) 小中一貫校の配置としまして、石岡地区に石岡小、国府中の統合再編で1校、八郷地区に、園部小、東成井小、園部中の統合再編で1校としております。この2つの学区に小中一貫校を配置した背景には、まず、石岡小、園部小、東成井小の3校は、複式学級は見込まれませんが、学年の単学級、小規模な状態が続く見込みでございます。また、国府中と園部中につきましては、学年2クラスの小規模な状況が続くとの見込みであることから、このような再編といたしました。  石岡市における小中学校の適正規模の基本的な考え方は、小学校で12クラス以上、中学校で9クラス以上が望ましいとしております。その中で、中学校の9クラスというのは、中学校での教科、英語、国語、数学、理科、社会、保健体育、音楽、美術、技術家庭に担任が配置できるクラスでございます。国府中と園部中につきましては小中一貫とすることで、小学校と中学校の教科担任が、相互に対応可能な学級、学校規模としたところでございます。また、国府中と石岡小、園部中と園部小、東成井小の位置的な関係や、小小連携、小中連携の取り組み、多様化する学校教育制度への対応等、小規模校の課題を少しでも解消、補える枠組み、それらを踏まえての小中一貫校を計画いたしております。  以上です。 803 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 804 ◯4番(大和田寛樹君) 次に、当面、単独校となる学校があると思いますが、その対応について伺います。 805 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 806 ◯教育部長(豊崎康弘君) 単独校の学校は、小学校では東小と杉並小の2校でございます。中学校では、府中中学校のほか、再編統合しました石岡中学校、八郷中学校でございます。こちらの学校は、今後も、9クラス以上の規模が継続し、当面は統合再編のない学校でございます。  以上です。 807 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 808 ◯4番(大和田寛樹君) 次に、問い5に移りたいと思います。こちら、参考の資料で石岡市教育委員会からいただきました石岡市立小中学校の統合再編に関するアンケート、保護者にアンケートをしていただいたんだと思いますけれども、こちらで、先ほどありました複式学級の早期改善ということで、こちらにも本当に多くそのご意見が出ています。  複式学級の場合に、現在、直接指導と間接指導を組み合わせて、複数学年を教員が行き来しながら指導をする必要がある場合が多いとされます。多くの課題が生じているとも、アンケートでも指摘をされています。教員に特別な指導技術が求められる、また、複数学年分複数教科の教科研究、指導準備を行うことによる教員の負担が大きいなど、実験・観察など長時間の直接指導が必要となる活動に制約が生じたり、兄弟が同じ学年にいると指導上の制約が生じる可能性がある等、たくさん指摘をされています。また、それにあわせて、子どもたちに対しての運営等上の問題もあるとされております。  そこで、統合再編の優先度について伺います。 809 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 810 ◯教育部長(豊崎康弘君) 複式学級につきましては、議員ご指摘のとおりでございますので、複式学級を有する小学校の統合再編を優先し、行うこととしてございます。続きまして、単学級を有する小学校、小中一貫校の統合再編を行うこととしてございます。  以上です。 811 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 812 ◯4番(大和田寛樹君) 次に、複式学級を早期に解消する上で、複式学級の統合再編を優先しますと。その時期について伺います。統合の時期と期間について伺います。 813 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 814 ◯教育部長(豊崎康弘君) 統合再編の期間及び時期についてですが、期間につきましては、令和10年までの10年間を目安としておりますが、期間中に見直すこと、または延長することができるものとしております。また、学校統合の時期につきましては、複式学級の解消を優先しながら進めることとしてございます。
     以上です。 815 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 816 ◯4番(大和田寛樹君) 次に、統合時期について、具体的な統合の年度について、今決まっていれば、伺わせていただきます。 817 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 818 ◯教育部長(豊崎康弘君) 具体的な統合の年度につきましては、現在、複式学級を有する小学校の統合再編につきましては、概ね令和6年度を目標に進めてまいりたいと考えておりますが、最終的には、統合校で組織する統合検討委員会で決定していくこととなります。その後、計画の後半で、小中一貫校の再編に取り組んでいきたいと考えてございます。あくまでも目安でございまして、令和6年度より早くなるかもしれませんし、遅れるかもしれません。ご了承願いたいと思います。 819 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 820 ◯4番(大和田寛樹君) アンケートのほうでも、早期に解消していただきたいということで、多数の意見が出ておりますので、令和6年度を目途ということですけれども、ぜひとも地域住民の理解を得ながら、早期の解消をしていっていただくように対応願えればと思います。  次に、7番に移りまして、多様化する学校教育制度の対応について。小中一貫校を検討されているということですけれども、小中一貫校の中でもいろいろ形態があると思います。制度もあると思うんですけれども、どのような小中一貫校を検討されているのか、伺います。 821 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 822 ◯教育部長(豊崎康弘君) 小中一貫教育は、9年間を通じた教育過程を編成し、系統的な教育を実施できる制度で、英語教育やICT教育、道徳科など、多様化する学校教育制度への対応と、小規模校の課題を解消するため、小中一貫校での統合再編を予定してございます。設置形態につきましては、義務教育学校のほか、施設一体型の小中一貫校や、施設分離型の小中一貫校などがございます。それぞれにメリットや課題もございますが、先ほど申しました課題に対応するためには、義務教育学校、あるいは施設一体型の一貫校が望ましいと考えてございます。  以上です。 823 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 824 ◯4番(大和田寛樹君) 次に、8番に移りまして、保護者や地域住民との合意形成についてでございます。先ほども申し述べましたけれども、あくまで教育的条件の改善の視点を中心に据えながら、統合再編をしていくということでありますけれども、地域住民から見れば、将来を担う人材を育てる中核的な場所であるとともに、さまざまな機能を有している、防災、保育、地域交流の場、いろんな機能を有しているということもあろうかと思います。そういう意味で、地域住民の皆さん、また保護者の皆さん、これから小学校に上がるであろう保護者の皆さんも踏まえて、合意形成が必要であろうと思うんですが、その点について伺います。 825 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 826 ◯教育部長(豊崎康弘君) 審議会からの答申では、附帯事項に、保護者や地域住民との合意形成として、学校にはそれぞれに歴史や伝統があり、地域の方々の触れ合いの場として活用され、地域活動のシンボル的な役割を担っている面もあることから、各学校ごとに保護者説明会や地域の方々への説明会を開催し、十分な説明を行い、理解と協力を得ながら地域の機運醸成を図り、進めることとなってございます。  以上です。 827 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 828 ◯4番(大和田寛樹君) 次に、9番の通学等の支援なんですけれども、総合的に生じるさまざまな課題、アンケートにもさまざまな懸念、課題が保護者から寄せられています。学校統合においてさまざまな課題が付随しているのが現状であると思いますけれども、教育委員会のほうでも、その課題に正面から向き合って、解消や緩和に向けた取り組みをされていると。あらかじめ一定の見通しを持って計画をつくっていくことが、その後の統合再編の、地域の皆さん、保護者の理解にもつながると思いますけれども、今回、スクールバス等の交通手段の導入、バス等の意見が多く出ておりますけれども、通学支援について伺います。 829 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 830 ◯教育部長(豊崎康弘君) 先ほど申しましたように、適正配置の基本的な考え方においては、通学距離は小学校にあっては概ね4キロ以内、中学校、義務教育学校にあっては概ね6キロ以内としてございます。これらを超える遠距離通学者の場合においては、通学バス等の支援が必要であると想定されております。  以上です。 831 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 832 ◯4番(大和田寛樹君) 次に、以前にも一般質問もさせていただきました。また、同僚先輩議員からもたくさん、通学費用に係る負担の軽減ということで質問されております。今後のその負担軽減の策の見通しについて伺います。 833 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 834 ◯教育部長(豊崎康弘君) 通学等の支援として、学区の広域化による児童生徒への負担を十分考慮し、安心安全な通学のため、通学路の交通安全の確保に努めること、その通学手段として登下校用のバス等を運行させる場合には、乗車時間や通学費用について、現行制度を基本として、過度な負担が生じないよう配慮することとなってございます。教育バス費用負担につきましては、統合再編しました石岡中学校をはじめ、ご利用されている方にご負担をしていただいているところでございます。今後も、統合再編を進めていく中で、他のバスの利用者との公平性の観点から、今後も現行でお願いしたいと考えておりますが、費用負担の軽減を望むご意見もあるものと認識してございます。  今後、取り組んでまいります小学校統合再編により、さらにバスの通学児童が増えることや、中学校に加え小学校もバス通学となるということで、保護者が負担する年数が増えるということからも、児童生徒の通学時の安全を第一に考え、教育バスにおける課題の解消や、保護者の負担軽減を図れるよう、調査研究してまいりたいと考えております。  以上です。 835 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 836 ◯4番(大和田寛樹君) こちらのアンケートで、本当にバスの件がいろいろたくさん意見が出ています。学校が遠くなるので、お金がかかっても命にはかえられないと、スクールバスを出していただきたい、スクールバスが出ても料金がかかるなど金銭面で負担が大きくなるので不安が多い、スクールバスを無料にしてほしいだとか、バスの代金が家庭負担というのでどうにか改善してもらいたい、負担を考え無料でしてほしいと、たくさんそういう意見が出ているんですけれども、基本は現行制度だと、今後、調査研究をしていくということなんですけれども、ぜひ研究していただきまして、少しでも負担軽減に施策を打っていっていただきたいなと、そのように思います。  最後の設問10に移ります。学校施設の整備にも多額な費用がかかっていくと思いますけれども、今後10年間でどれぐらいの整備を見込んでいるのか伺います。 837 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 838 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。答申において、学校施設の整備として、計画的な修繕整備と、統合校となる学校については、学校環境の改善、学校施設の機能向上を図り、統合校の充実を図ることとしております。また、学校施設におきましては、学校施設個別施設計画を策定し、今後、学校施設の長寿命化を図っていく予定でございます。統合校につきましては、順次、必要に応じ、校舎、体育館、附帯施設の大規模改修等含めた必要な改修を実施、児童生徒が安全で快適に学校生活が送れるよう、環境整備を計画してまいりたいと考えております。  以上です。 839 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 840 ◯4番(大和田寛樹君) ありがとうございます。  1つ貴重な、アンケート調査報告の中で、保護者の意見をご紹介させてもらいます。「子どもたちの将来を真剣に考え、スピード感ある対応をお願いしたい。何をするにしても、反対、批判をする人は必ずいます。しかし、丁寧な対応と強いリーダーシップで乗り切れるはずです。その対応が成功だったかどうかは、10年後、20年後にわかるものです。前に進めてください」ということで、保護者からご意見をいただいています。  最後に教育長に、適正規模・適正配置に向けた取り組みの教育長のお考えを伺いまして、私の一般質問を終わります。 841 ◯議長(池田正文君) 教育長・児島君。 842 ◯教育長(児島裕治君) ご答弁申し上げます。小中学校の適正規模・適正配置につきましては、先ほど部長からご答弁申し上げたとおりでございます。学校統合再編につきましては、平成21年から取り組みを始めましたが、その答申から10年が経過し、当時の予測よりも児童生徒数の減少が加速していることを踏まえまして、適正規模・適正配置につきまして見直しを図り、石岡市にふさわしい学校のあり方について、検討を重ねてまいりました。そして、第2期計画とも言える石岡市立小中学校統合再編計画を作成したところでございます。  子どもたちの教育環境を整えていく上で、児童生徒が集団の中で多様な考えに触れ、認め合い、協力し合い、切磋琢磨する中で、責任感や社会性等を身につけさせ、子どもたちの資質や能力を伸ばすことが、大切であると認識しております。また、経験や教科、特性などバランスのとれた教職員の配置についても重要であるというふうに認識もしております。そのためには、一定の集団規模が確保されていることが望ましいと、教育委員会としては考えております。  全ての子どもたちにとって、よりよい学びの環境を視点にしながら、つまり教育的な観点を第一としながらも、学校と地域のつながりも非常に重要な視点だと考えており、学校が持っている多様な機能を地域社会においてさらに維持発展させ、よりよい統合再編を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 843 ◯議長(池田正文君) 本日の一般質問はこの程度にいたしたいと思います。  以上で本日の議事日程は終了いたしましたので、これをもって散会いたします。  次回は、明3月4日、定刻を繰り上げ午前9時から会議を開き、引き続き市政一般に関する質問を行います。  お疲れさまでございました。                   午後 9時29分散会 Copyright (c) ISHIOKA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...