72
◯議長(
池田正文君)
生活環境部長・
齋藤君。
73
◯生活環境部長(
齋藤秀幸君)
罰則の
適用につきましてご答弁申し上げます。私の記憶では、
罰則をした事実は聞いてございません。
以上でございます。
74
◯議長(
池田正文君) 19番・
岡野孝男君。
〔19番・
岡野孝男君
登壇〕
75 ◯19番(
岡野孝男君) どうも
罰則の
規定があっても、それを今まで
適用していないと。しかしながら、過去の例を見ると、
罰則は
適用してもおかしくないような事例も見られるわけですよ。なぜ、
罰則規定があるにもかかわらずそれが
適用されなかったのか、お伺いをいたします。
76
◯議長(
池田正文君)
生活環境部長・
齋藤君。
77
◯生活環境部長(
齋藤秀幸君) 違法な残土を持ち込まれている現在の
状況を鑑みますと、なかなか真の
施行主と申しますか、主犯格の方が判明できない、証明できないという事実がございまして、なかなか
罰則まではいかないような
状況でございます。
以上でございます。
78
◯議長(
池田正文君) 19番・
岡野孝男君。
〔19番・
岡野孝男君
登壇〕
79 ◯19番(
岡野孝男君) これ、不法投棄の
状況を見ると、
ダンプで運ばれてくるわけですよ。どこの市内でも
ダンプで運び込まれていると。しかも大量の
土砂が搬入されてくると。過積載はすぐに
適用できるんじゃないかと言っても、それも思うようではない。できない。あるいはやろうとしないのか、1回くらい警察へ連絡するだけで、それで終わってしまう。追跡調査などしても、どうも最後まではっきりした証拠をつかむことができない。何か
事業主に思うようにやられてしまう。そういうことが相次いでいるわけですよ。
こういうような
条例が
改正されても、本当に不法投棄の
取り締まりを強化できるのか、私は甚だ疑問であります。
取り締まりは強化できるのかどうか、お伺いいたします。
80
◯議長(
池田正文君)
生活環境部長・
齋藤君。
81
◯生活環境部長(
齋藤秀幸君)
取り締まりの強化につきましてご答弁申し上げます。議員ご指摘のとおり、
条例を強化したからといって不法残土が止まるというわけではございませんが、
条例の強化とあわせまして、現在、クライシス監理官を雇用してございます。クライシス監理官と協力し、
石岡警察署や県との連携をこれまで以上に強化して、告発から起訴、逮捕までの実績をつくることで、今後、
石岡市内で無秩序な
土砂が持ち込まれないよう、厳しく対応してまいりたいと考えます。
以上でございます。
82
◯議長(
池田正文君) 19番・
岡野孝男君。
〔19番・
岡野孝男君
登壇〕
83 ◯19番(
岡野孝男君) 私が見ると、聞くところによると、
上曽地内、
山崎地内ともに、市民の方からの通報により
ダンプによる
土砂搬入を確認したため、
現場責任者や
現場作業員に対し、
条例に基づく手続が必要であるとの指導を行いましたと。ここまでなんです、やるのは。それからほとんど動かないで、
土砂が搬入されてしまう。例えば
山崎地内においても、同僚議員の話によると、今でも午前3時に
ダンプを連ねて
山崎地内に入っているという
状況なわけですよ。それについて告発するといっても、現在は止まっていないわけですよ。そういうことで、今でも不法投棄がされている実態があるわけですよ。そういう状態を止めることができないというのはどういうことなんでしょうか。
84
◯議長(
池田正文君)
生活環境部長・
齋藤君。
85
◯生活環境部長(
齋藤秀幸君) 現場にいるユンボと申しましょうか、作業員も、また白ナンバーですが
ダンプの運転手、場慣れしていると申しましょうか、市の言うことなどは無視というか、話を合わせる程度で、依頼者、責任者に対し伝えておきますというような答弁で、なかなか、のらりくらりとかわされてしまうんですけれども、実際の市の職員の行動といたしましては、
ダンプの運転手等に搬入をやめろというようなチラシをつくって配ったり、毎日のように現場のほうには行ってはいるんですけれども、行けば、きのうなんかも搬入がなくなった、そういう
状況を繰り返している状態で、職員がいなくなれば、現場の作業員から連絡が行くのかどうか、また搬入が始まるというような
状況で、現在に至っているような
状況でございます。
以上でございます。
86
◯議長(
池田正文君) 19番・
岡野孝男君。
〔19番・
岡野孝男君
登壇〕
87 ◯19番(
岡野孝男君) 市長を本
部長とする
石岡市不法盛土等対策本部
会議というものが設置されているわけですが、実際これ、
山崎地内の不法投棄では、答弁の中では1回しか開かれていない。このような
状況の中で
条例改正がされても、八郷みたいに、先ほども話しましたように、自然が豊かで、しかもそれを売りにして観光とか、あるいは農産物が直売所で売られている、そういうことを考えれば、
改良土、あるいは都会の残土と言われるものが大量に持ち込まれてきたとすれば、風評被害とか、そういうものにも影響してくるし、地元の、何ていうんですか、産品、そういったものが風評被害を受ける、あるいはそれに影響を与える。農作物は土が命なわけですから、そういったものが持ち込まれて、あるいは水質が悪くなる、土壌に異常を来たすということになると、これ、深刻な問題になる。1か所1か所は小さなことかもしれませんけれども、それが大きく広がってくると、イメージダウンにつながるわけで、とりわけ八郷地区の発展に支障が起きるというふうにつながってくるわけですよ。
これ、しっかりやってもらわないと、今後、ふるさと創生と言っても、肝心なところが汚染されていくのでは、どうにもならないというわけですよ。そういう実態を踏まえていただきたい。踏まえて、今後対応していただきたい。
それで、ほかの自治体の例を見ると、例えば不法投棄のように夜、知らないうちに
ダンプで
改良土みたいなものが投棄されていく。そういうことも伺っております。やはり自治体がちゃんと
取り締まりをしていれば、ここの自治体はちょっと厳しいと、きついということで、かなり
土砂を投棄する側もちゅうちょするんですが、甘いと、緩いということになると、そこにつけ込んでくるという実態があるわけですよ。
改正して
罰則を厳しくしましたと言っても、それが空洞化、形骸化したんでは、何の意味もないわけですよ。
そういうことで、これ、最後に市長にお聞きしたいんですけど、今、行われている
上曽地内、あるいは
山崎地内、過去、柿岡とか、あるいは川又地内にもそういう例がありました。このことを深刻に受けとめていてもらわないと、今後、やはりまた同じことが繰り返されるのではないかと思いますので、今回の
改正したことによっての市長の見解を
お尋ねいたします。
88
◯議長(
池田正文君) 市長・今泉君。
〔市長・今泉文彦君
登壇〕
89 ◯市長(今泉文彦君) 今回の
改正に当たっての見解でありますけれども、残土が放置されたら
環境にどれほど影響があるかということを改めて深く認識して、今、岡野議員が言われたとおり、土壌、水質、あるいは
環境全体のイメージが悪化することをしっかりと認識して、そのようなことを原点に返って、地域を守るための姿勢を強く持ち、この
条例とともに組織一丸となって対応してまいりたいと思います。その辺をしっかりと指示してまいりたいと思います。
90
◯議長(
池田正文君) 19番・
岡野孝男君。
〔19番・
岡野孝男君
登壇〕
91 ◯19番(
岡野孝男君) この問題については今後も私は追及してまいりたい、事あるごとに質問してまいりたいと思います。今日のところは、これで私の質問を終わりにいたします。
92
◯議長(
池田正文君) 次の質疑者に移ります。
12番・小松豊正君。
〔12番・小松豊正君
登壇〕
93 ◯12番(小松豊正君) おはようございます。12番、日本共産党の小松豊正です。通告に従いまして、一問一答方式で
議案質疑を行います。
議案の第126号ですけれども、「工事委託契約の締結について」の一部変更についてというものであります。それは、市道B3760号線(上曽トンネル)の工事委託契約金額が、13億1,896万円3,000円から15億4,900万に変更するというものでありまして、その
理由としては、今年度の
事業計画が見直されたということに伴って変更するんだというのがこの
議案第126号に書いてあるわけでありまして、私は、見直されたというんだから、どういうふうに見直したか資料を出してくださいと。資料はありませんということで、本当にこれ、そういうことから言ってもよくわからないわけなんですよね。よくわかるように
説明をしてください。
94
◯議長(
池田正文君) 都市建設
部長・菱沼君。
95 ◯都市建設
部長(菱沼茂雄君)
議案第126号・「工事委託契約の締結について」の一部変更の内容につきましてご答弁申し上げます。初めに、全体の変更の内容をご
説明いたします。6月の第2回定例会で議決をいただいております市道B3760号線の上曽トンネル整備
事業委託料の工事委託契約金額13億1,896万3,000円を2億3,003万7,000円増額し、工事請負金額を15億4,900万円に増額変更するものでございます。今回の増額
理由でございますが、平成31年度の上曽トンネル整備
事業委託料につきましては、昨年度の予算要求時に茨城県と当市において協議を行い、それに基づき、当市の当初予算額は15億4,900万円を計上し、当初、県との委託契約を進める予定でおりました。
しかしながら、県サイドの当初予算要求時において、県担当部局と財政部局との予算折衝の結果、要求額を下回る13億1,896万3,000円の予算計上の結果となり、県の予算額に基づき13億1,896万3,000円で委託契約をしたところでございます。
今回、県の予算が県の9月議会において、当市と協議をしておりました当初予算の15億4,900万円の補正予算が確保されたことにより、差額の2億3,003万7,000円につきまして増額変更し、当市の当初予算計上と同額の、工事委託契約金額を15億4,900万円とする工事委託契約の一部変更について、議会の議決をいただくものでございます。
以上でございます。
96
◯議長(
池田正文君) 12番・小松豊正君。
〔12番・小松豊正君
登壇〕
97 ◯12番(小松豊正君) 今の
説明を聞くと、あれですか。県の財政当局などでの協議の結果は、この上曽トンネルの工事委託契約は13億1,896万3,000円で間に合うといいますか、それでできるというのが当初の判断だったんですか。その判断が訂正されたという意味ですか、今言われているのは。もう一度
説明してください。
98
◯議長(
池田正文君) 都市建設
部長・菱沼君。
99 ◯都市建設
部長(菱沼茂雄君) 先ほどのご答弁と同様になりますけれども、13年度の委託契約の県との協議の中で、当初、既に15億4,900万円で……。ごめんなさい。31年度ですね。申しわけありません。平成31年度の予算を要求するに当たり、県と当市のほうで協議をいたしまして、当初の要求額を、予算計上額を15億4,900万円で県と協議をして、その中で当市の予算も計上されておりますので、県も、基本的にはこの15億4,900万円で計上する予定でございました。
以上でございます。
100
◯議長(
池田正文君) 12番・小松豊正君。
〔12番・小松豊正君
登壇〕
101 ◯12番(小松豊正君) いや、ですから、確かに私は予算書を見ましたけれども、今年度の予算は15億4,900万円で計上されておりまして、それで、予算は決まっているわけですよ。しかし、その後の、今年の6月の議会、第2回定例会で、そういうふうに予算は決まっているんだけれども、工事委託する場合にはその都度、議会で議決を図らなければならないという趣旨で、今年の6月のときの
議案として13億1,896万3,000円と出されているわけでしょう。だから、そこで違いがあるわけですよね。だから、我々から見ると、何か15億4,900万円の予算があって、それが13億で済むと。だからその金額が、いわゆる当初予算ではない13億として、わざわざ6月に工事委託契約としてそういうふうに出されてきたということなんでしょう。
ところが、またこれが戻るので、その事情がわからないから
説明してくれと言っています。
102
◯議長(
池田正文君) 都市建設
部長・菱沼君。
103 ◯都市建設
部長(菱沼茂雄君) 答弁の繰り返しにはなりますけれども、県と打ち合わせ後、31年度の県予算を編成する県サイドのほうの予算時に、県担当部局と財政部局との予算折衝の結果、県の当初予算が13億1,896万3,000円で計上されてしまったということで、当初のうちのほうと県の担当部署との予算計上の15億4,900万円を、下回ってしまったという結果になったと思います。この件に関しましては、その予算折衝の中で、県のほうで、過年度の国の交付金内示
状況を勘案し、予算編成をしたということは聞いてございますけれども、その県の予算折衝時の詳細な部分につきましては聞いてございませんので、これ以上の答弁は控えさせていただきます。県の予算の折衝の部分に関しては、うちのほうでは把握はしてございませんので、よろしくお願いします。
104
◯議長(
池田正文君) 12番・小松豊正君。
〔12番・小松豊正君
登壇〕
105 ◯12番(小松豊正君) ですから、2億3,003万7,000円でしょう、差は。そのやつがよくわからないと。我々が税金を納めて、国に税金を納めて、こういう工事をやるというのを私は反対しているんだけど、やると言っているわけでしょう。これだけ違うんですよね。違うけれども、それは県の云々かんぬんだからわからないという答弁じゃだめなんですよ。県に聞いたらいいでしょう、なぜそうなのか、我々がわかるように
説明できるように、私はこういうふうに随分前から
議案質疑しているわけだから。だから、それがどういうことなのか、県のことだからわからないという答弁では、これは済まされないですよ。明確に答えてください。
106
◯議長(
池田正文君) 都市建設
部長・菱沼君。
107 ◯都市建設
部長(菱沼茂雄君) 当市の予算計上の15億4,900万につきましては、担当部局と協議をいたしまして、31年度予算を15億4,900万円で県のほうも計上するという、担当部局と当市との予算要求時の中で金額は決まってございましたので、そのところは誤解のないようにお願いしたいと思います。
以上でございます。
108
◯議長(
池田正文君) 12番・小松豊正君。
〔12番・小松豊正君
登壇〕
109 ◯12番(小松豊正君) だから、そうしたら、この第2回定例会で、実際、工事委託契約をやるという議決をしてもらうために、この
議案が出されたわけですよね。その時点で13億になっているわけですから。これは15億でないとおかしいんじゃないですかというふうになぜ言わないんですか、県に。こういう問題が……、だから我々から見れば、15億4,900万とあるんだけれども、13億で第2回定例会で出てきたと。残る2億3,000万円のやつがまたあるというふうに見て当たり前でしょう、これは。だから、そのときに、当初15億で決めているのに13億というようになってきたらば、これは15億に直さなければおかしいんじゃないですかと、県になぜ言わないんですか。当然、そういう問題が起こりますよ。何かまた2億3,000万の別個のやるのがあるのかと、こういうふうに考えられるわけでしょう。どうですか。
110
◯議長(
池田正文君) 都市建設
部長・菱沼君。
111 ◯都市建設
部長(菱沼茂雄君) ご答弁申し上げます。当初、県の担当部局と当市のほうで15億4,900万円ということで、答弁の繰り返しにはなりますけれども、この金額については確定しておりました。しかしながら、県の当初予算の編成時において、その15億4,900万円を下回る13億1,896万3,000円で県の当初予算のほうが計上されてしまいましたので、今回、担当部局のほうも、当初のうちのほうの15億4,900万円に該当するように、県の9月の定例議会で増額予算を計上していただきまして、当初、県と協議をしておりました15億4,900万円で予算が確定し、今回、変更契約を結ぶという形になってございます。
そのほか、議員ご指摘の内容について変更があったとか、そういうことではございませんので、その辺、ご理解願いたいと思います。
以上でございます。
112
◯議長(
池田正文君) 12番・小松豊正君。
〔12番・小松豊正君
登壇〕
113 ◯12番(小松豊正君) これ、非常に大規模工事で、いろいろ議論があるものなんですよね。こういうふうに2回修正が、一部変更がされてくると。こういう中には、私は第2回定例会で質問した答えでこういう答弁がございます。これは都市建設
部長の答弁でしたけれども、平成30年11月30日で県と
石岡市、桜川市の三者において、合併市町村幹線道路緊急整備支援
事業による仮称上曽トンネル整備
事業に係る覚書の締結により契約先が特定され、その業務の特殊性により競争入札に適さない契約であるため、茨城県と随意契約結ぶ。茨城県の大井川知事が契約の相手側なんですよね。随意契約です。
だから、いわゆる普通公共
事業でやる契約じゃなくて、入札じゃなくて、特殊性ということで随意契約と、この莫大なお金が、茨城県と。非常にこれは、客観性じゃなくて、何とでもやれるという余地を残す契約になっているわけなんですよね。と私は思うんです。だから、そういう県のミスとか何かの関係で、そういうようになるということまでなっても……、なり得る
可能性を秘めたものになっているので、私はこれは大変大きな問題だと思って質問したわけでございまして、いまだにその曖昧性ははっきりと答弁されていないと。いわゆる大きな
事業をやる
石岡市としての主体性がないと。そういうことになっているということで、非常に問題があるというふうに考えざるを得ないわけです。
そういうことを指摘いたしまして、(2)の問題は、私の(2)のやつは、県の今年度
事業計画が見直されたから契約金額が2億3,003万7,000円増額されたというのでは、全く市としての主体性がないことになると、市長の見解を問うという質問になっておりますけれども、今年度の
事業計画を見直された県の資料を出してくださいと言ってもないというわけなので、おかしいですよ、これは。だから、私は、この質問した趣旨に答弁を受けても、非常に問題だと考えざるを得ないところです。市長の見解があれば、(2)で出しておりますので、お願いしたいと思います。
114
◯議長(
池田正文君) 市長・今泉君。
〔市長・今泉文彦君
登壇〕
115 ◯市長(今泉文彦君) 県の
事業計画が見直されたという中で、市としての主体性がないというご指摘でありますけれども、上曽トンネル整備
事業については、桜川市と合意事項に基づいて、茨城県と三位一体で進めてまいりました。そこで、
事業計画にのっとり、令和7年度の完成を目指して、さまざまな協議を重ねてまいりました。
石岡市は
石岡市としての立場を主張し、それぞれ納得のいく協議を進めたわけでありますけれども、そういった中で、全く市としての主体性がないということはないと思っております。
石岡市としての立場、そのあり方について、きっちりと述べてまいりました。そういうことで、ご理解をいただきたいと思います。
以上です。
116
◯議長(
池田正文君) 12番・小松豊正君。
〔12番・小松豊正君
登壇〕
117 ◯12番(小松豊正君) 今後とも、これから始まりつつあるといいますか、そういう大きな額の大変大きな公共工事なので、
石岡市としては、そういう県のさまざまなことについて、いささかでもこれはどうかということがあればきちんと聞いてもらって、議会にも市民にも明確に答えていただきたいということを申し上げて、私の質問は一応終わります。
118
◯議長(
池田正文君) 次の質疑者に移ります。
16番・櫻井信幸君。
〔16番・櫻井信幸君
登壇〕
119 ◯16番(櫻井信幸君) 16番・櫻井信幸でございます。一問一答方式で、同僚議員が1回目に質問しました
議案第119号・
石岡市
土砂等による
土地の埋立て等の
規制に関する
条例等について、質問をいたします。
1項目目、2項目目は、同僚議員のほうからお話を伺いました。3項目、4項目とか5項目目について、細かいお話じゃなくて、今回の
条例の
規制を強化することによって、これまで行われてきた、そしてまた現在進行している不法残土の廃棄が本当に防げるのかという観点から、質問をしてまいりたいと思います。
先ほど岡野議員から言われたことについて、ご答弁をいただいたことについては極力省略してまいりますけれども、まず3項目目から。1項目目、2項目目は省略いたします。今回の
規制強化の内容で、違法残土による
埋め立て工事を防ぐことはできないと、私は思います。
石岡市が違法業者に狙われるのは、対応が甘過ぎる、先ほども出ましたが、対応が甘いということではないかなと思われます。業者間というか、そのルートからお話を聞きますと、この近辺では土浦と
石岡がその指導が甘い、そういうことから業者が狙ってくる、そういうふうなお話も聞きます。ですから、
条例を、
規制を強化しただけで、これまで起きているような問題が解決できるとは思いませんけれども、この
規制を強化することによって本当に防止できるのかどうか、
お尋ねをしたいなと思います。
120
◯議長(
池田正文君)
生活環境部長・
齋藤君。
121
◯生活環境部長(
齋藤秀幸君)
規制強化と対応につきましてご答弁申し上げます。今回の
改正は、全体的に
規制強化を行うわけでございますが、
条例違反の行為者に対し指導等を行う上では、
条例の内容が重要となってくるわけでして、強い態度で指導に当たるには厳しい
罰則規定などを設けることが必要であることから、今回、
条例の
改正をお願いするものでございます。
条例の強化にあわせまして、
本年度から警察との太いパイプを持つクライシス監理官が配属されておりますので、専門的な分野と知識から警察との連携強化により、刑事告発に向け、中心となって対応に当たっていただいているところでございます。
以上でございます。
122
◯議長(
池田正文君) 16番・櫻井信幸君。
〔16番・櫻井信幸君
登壇〕
123 ◯16番(櫻井信幸君)
部長も苦労なされているのはわかります。でも、その
部長の答弁では、これを防ぐことはできないと思います。以前にも申し上げました。今回のこの
条例は、正しくやろうとしている者を困らせるだけです。そして、
条例なんてあっても関係ない方たちが、こういう違法行為を行っているわけであります。
適用除外もありますけれども、例えば、現在遊休農地、耕作が放棄されている農地が、
石岡全体で300ヘクタールくらいあるのではないかなと言われております。この農地を再利用していくときに、この
条例がどんどん強化されていくと、この遊休農地の対策になりますか。いかがですか。
124
◯議長(
池田正文君)
生活環境部長・
齋藤君。
125
◯生活環境部長(
齋藤秀幸君) 遊休農地等につきましてご答弁申し上げます。今回の
改正は、全体的には強化を図ったものでございますが、農業を健全に営もうとする場合に関しましては、現行の
条例より緩和したところでございます。
以上でございます。
126
◯議長(
池田正文君) 16番・櫻井信幸君。
〔16番・櫻井信幸君
登壇〕
127 ◯16番(櫻井信幸君) ですから、その辺のところをもう少し……。例えばこの行為をする者を、民法の用語では善意の第三者という言葉があるんですけれども、今回は善意の当事者としてやっていく場合、悪意と善意に分けたときに、善意の方に対してはもう少しやりやすい、そんなに申請等についてお金がかかるような仕組みを、少し省略なさったらいかがですか。いかがですか。
128
◯議長(
池田正文君)
生活環境部長・
齋藤君。
129
◯生活環境部長(
齋藤秀幸君) お答え申し上げます。議員ご指摘のとおりの部分はございますが、今回の
規制の強化と緩和を混ぜ合わせまして、本来、
条例が意図する、災害等の発生を未然に防止し、もって市民の安全と良好な生活
環境を確保するという視点におきまして強化をし、厳しい態度をもって違反者に接するために、
条例の強化を図るものでございます。
以上でございます。
130
◯議長(
池田正文君) 16番・櫻井信幸君。
〔16番・櫻井信幸君
登壇〕
131 ◯16番(櫻井信幸君) 今回、この
条例が制定されたとしても、今後、
状況に応じて、そういう農業者とか、あるいは新しく
石岡へ住んで何か
事業をやりたいという場合については、緩和していくというようなお考えはございますか。
132
◯議長(
池田正文君)
生活環境部長・
齋藤君。
133
◯生活環境部長(
齋藤秀幸君) 緩和につきましてご答弁申し上げます。先ほどの健全な農業を営もうとする場合のほか、今回の
改正によりまして、自己の住宅を建築するような場合には、現行の
条例より緩和させていただきました。
以上でございます。
134
◯議長(
池田正文君) 16番・櫻井信幸君。
〔16番・櫻井信幸君
登壇〕
135 ◯16番(櫻井信幸君) 1つの事例を言いますと、この窓の外に見えるビジネスホテル、ルート何とかといいましたよね。ルートインというんですか。ここの工事をやるとき、実は元請の会社さん、下請の会社さん、孫請の会社さん、ここは切り土をやったわけです。すると、工事期間があるわけですね。あと1か月でこのまず土を……。民間ですからスピーディーなんです。そういうときに、
石岡市へその業者さんが相談に来たとき、
許可までには3か月かかります。そういうお話だと、仕事は進めないんです。それで苦労した、苦慮したということを聞いております。
ですから、そういう善意の方には、ちゃんとした仕事の方、ちゃんとした土を扱う業者に対しては、やはりスピーディーに
許可を与える。お役所仕事から少し気持ちを入れ替えてやっていくことが大事だと思いますけれども、その点についていかがでしょうか。
136
◯議長(
池田正文君)
生活環境部長・
齋藤君。
137
◯生活環境部長(
齋藤秀幸君) お答え申し上げます。議員ご指摘の部分はございますが、やはりグレーゾーンをつくらずに、これまでもそういったグレーゾーンから
県外等から
土砂が運び込まれている事例がほとんどでございますので、明確に対応してまいりたいと考えます。
以上でございます。
138
◯議長(
池田正文君) 16番・櫻井信幸君。
〔16番・櫻井信幸君
登壇〕
139 ◯16番(櫻井信幸君) 搬出元が
石岡の市内とわかっていれば、そういうことはないんじゃないですか。ですから、もう一つ提案があるんですけれども、近隣自治体の外からはもう持ち込ませない。ストック土もだめですよ。そういう点で
規制を強化していく、そういうことはできませんか。
140
◯議長(
池田正文君)
生活環境部長・
齋藤君。
141
◯生活環境部長(
齋藤秀幸君) お答え申し上げます。近隣市町村とかに限定してしまうと、先ほど議員がおっしゃいます
開発行為の支障……妨げになってくるので、また考えは別になってくるのかなと思います。
以上でございます。
142
◯議長(
池田正文君) 16番・櫻井信幸君。
〔16番・櫻井信幸君
登壇〕
143 ◯16番(櫻井信幸君) 役所側の考えがそういうふうな考え方でいたんでは、この違法行為は防げないんですよ。これからもまだまだ行われますよ。以前にも言いました。東山崎というところで産廃を捨てられたときに、私は自分で重機を持っていって、鉄板を撤去し、穴を埋めて、もう次の日から搬入されなかった。強く出れば、違法業者だって、もうそこで工事は止まるんです。例えば今回、
山崎地内で、里塚の信号のところですけれども、工事が始まったとき、穴を掘られた段階で、私は担当部のほうへお知らせをしました。すぐ見に行ってくれました。でも、500平米、500立米ですか、以内だからいうことで、
最初は手を出せなかった。でも500立米を超えたなと思った段階で、例えば入り口を塞ぐとか、そういうことはできなかったんですか。
144
◯議長(
池田正文君)
生活環境部長・
齋藤君。
145
◯生活環境部長(
齋藤秀幸君) お答え申し上げます。毎回同様な行為を繰り返されているんですけれども、道路管理者等に確認しますと、
土地所有者の同意を得られなければ、封鎖は法に触れてしまうということで、南山崎のところで言いますと、
土地の
所有者が、謄本上の住所地にも伺いましたが、存在しないという管理会社の回答もございまして、毎回、
土地の
所有者から同意を得られるような
状況にはないことから、法律上、封鎖するということができない
状況でございます。
以上でございます。
146
◯議長(
池田正文君) 16番・櫻井信幸君。
〔16番・櫻井信幸君
登壇〕
147 ◯16番(櫻井信幸君) ですから、先ほども岡野議員が言ったように、
土地所有者にも
罰則規定は与えるんです。そこからそういうルールをつくるんです。入り口を封鎖できますよ。なぜそれが
条例でできないんですか。その辺が甘いんです。お役所的発想で
条例を、ただ
規制を強化すればいいだろう。多分、これで防げないということは、皆さんわかっていると思いますよ。ですから、徹底してやっていかないと、この違法行為はまず防げません。
じゃあ、違う点でお聞きしますけれども、主に今回、
上曽地内に持ってきた残土は、千葉
県内のナンバーでした。それも、ほとんどが深枠
ダンプです。深枠
ダンプというのは
土砂等を積載できるんですか。
148
◯議長(
池田正文君)
生活環境部長・
齋藤君。
149
◯生活環境部長(
齋藤秀幸君) 深枠
ダンプの
土砂搭載の件につきましてご答弁申し上げます。今回の南山崎現場の
ダンプは、大体全て把握してございます。全てが白ナンバーでございます。自由に改造して、勝手に
土砂等を運んでいるものと思います。
以上でございます。
150
◯議長(
池田正文君) 16番・櫻井信幸君。
〔16番・櫻井信幸君
登壇〕
151 ◯16番(櫻井信幸君) ですから、深枠
ダンプというのは
土砂等を載せられないんですよ。ですから、その辺のところをどうして……。例えば警察のほうで、ちゃんとした
理由があるんですから、もう1台目からそれはできるんじゃないですかね。それで、先ほども言いましたけれども、今度は
所有者じゃなくて、運転手にまで
罰則規定を与えるんです。私は頼まれただけだから……。旧柿岡でやったとき、私、朝、行きましたよ。そうしたら、「俺は頼まれたからわかんねえよ」、必ずそういう態度なんです。わからなかったら運転手にまで
罰則を与えるんです。徹底してやらなければこういう行為は防げません。例えば告発をした。じゃあ、罰金が来た。30万で終わっちゃう。数千万、数億という
事業をやって、30万だったら誰でもやるんじゃないですか。
ですから、今回の
条例、やるにしても、
規制を強化するところと、もっと血の通った
条例にするところと、ちゃんと分けて考えるべきであるなと私は思います。
上曽の
建築基準法のお話も出ましたけれども、現在の現状をもって、
建築基準法上の崖地扱いになったときに、ああいう高さまで積んだときに家が建つんですか。いかがでしょうか。
152
◯議長(
池田正文君)
生活環境部長・
齋藤君。
153
◯生活環境部長(
齋藤秀幸君) お答え申し上げます。専門でないので、詳しいことはわかりませんが、
施行主が言っているのには、来年度に自己の所有の家を建てるということを申しておりました。
以上でございます。
154
◯議長(
池田正文君) 櫻井信幸君に申し上げます。
議案質疑は通告に沿ってされますようお願いいたします。
16番・櫻井信幸君。
〔16番・櫻井信幸君
登壇〕
155 ◯16番(櫻井信幸君) ですから、甘いという、この
条例では違法残土の問題は解決できないという点から、質問をいたしております。
最後にもう一つお聞きしますけれども、
基準法上の
許可を与えたのは県です。県のほうが取り消すことはできるんじゃないですかね。
156
◯議長(
池田正文君)
生活環境部長・
齋藤君。
157
◯生活環境部長(
齋藤秀幸君)
建築基準の取り消しにつきましてご答弁申し上げます。
施行主は民間業者に委託して、確認申請の
許可を取ったようでございます。その辺、残土持ち込み、県とも連携してございますので、
許可のほう、取り消しのほうを確認してみたいと思いますが、運び込まれた残土については、
残土条例等で対処しなければならないかと思われますので、よろしくお願いいたします。
158
◯議長(
池田正文君) 16番・櫻井信幸君。
〔16番・櫻井信幸君
登壇〕
159 ◯16番(櫻井信幸君) あれほどの大量の土を持ってくるんでありますから、盛土の計画図面というのがあるはずなんです。それをなしに県が
許可を与えるはずないんですね。都市建設
部長、その辺はいかがですか。
160
◯議長(
池田正文君) 都市建設
部長・菱沼君。
161 ◯都市建設
部長(菱沼茂雄君) 建築確認済証の交付を受けているものの関係なんでございますけれども、まず、
建築基準法には、
建築物に関して最低限守らなければならない
基準が定められております。
建築物を建築しようとする場合には、その
基準に適合しているとの確認を受けることが
規定されており、審査
規定に適合していると認められた場合は、確認済証が交付されます。審査
規定には、
建築物自体の安全性を確保する
規定や、
建築物等を建築しようとする
土地の諸条件との関係を定めた
規定などがありますが、
建築基準法の目的が、
建築物の建築に係る最低限の
基準を定めることを鑑みても、同法に基づく指導は難しいものと考えております。また、
建築基準の承認でございますけれども、
許可制ではございませんので、あくまで承認をするという形になってございます。
以上でございます。
162
◯議長(
池田正文君) 16番・櫻井信幸君。
〔16番・櫻井信幸君
登壇〕
163 ◯16番(櫻井信幸君) ですから、承認をもらえなければ、建築はできないんですよ。それが建築
許可です。ですから、その辺のところ、農業委員会とか生活
環境部とか都市建設部とかとよく連携をして、正しくやろうとする人には優しく、そうでない方には厳しく、そういう
条例の扱い方ということをやっていただきたい。それをお願いして私の質問は終わりますけれども、毎回毎回、この
残土条例ではいろいろなことを言っているんですけれども、二の足を踏んでいる部分が多々、多く見受けられます。ですから、その辺のところを警察とよく連携をとりながら、厳しく、もう
石岡は絶対できないよと、そういう体制をとっていただきたい。
以上です。終わります。
164
◯議長(
池田正文君) 以上で、通告による質疑は終了いたしましたので、これをもって各
議案に対する質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております
議案第109号・
令和元年度
石岡市
一般会計補正予算(第3号)ないし
議案第127号・市道の認定についての計19件については、
議案付託表に示すとおり、それぞれ所管の各常任委員会へ付託いたします。
なお、
議案を付託されました各常任委員会は、会期予定表に示す日時に
会議を開かれ、12月19日の
本会議に審査の結果を文書により報告されるよう求めます。
───────────────────────
日程第2 休会の件
165
◯議長(
池田正文君) 次に、
日程第2、休会の件を議題といたします。
お諮りいたします。明12月13日から12月18日までの6日間は、委員会審査及び議事整理のため休会いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
166
◯議長(
池田正文君) ご異議なしと認め、さよう決しました。
以上で本日の
議事日程は終了いたしましたので、これをもって散会いたします。
次回は12月19日、定刻午前10時から
会議を開きます。
お疲れさまでございました。
午前11時12分散会
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