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令和元年第4回定例会(第3日目) 本文 開催日:2019-12-10
令和元年第4回定例会(第3日目) 議事日程・名簿 開催日:2019-12-10

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  1. 石岡市議会 2019-12-10
    令和元年第4回定例会(第3日目) 本文 開催日:2019-12-10


    取得元: 石岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-06
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 令和元年12月10日(火曜日)                   午前10時00分開議 ◯議長(池田正文君) おはようございます。ただいまの出席議員数は21名です。定足数に達しておりますので、これより前回に引き続き本日の会議を開きます。  この際、日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。本日から新たに地方自治法第121条の規定に基づき、選挙管理委員会書記長・久保田君の出席を求めておりますので、ご報告申し上げます。  本日の議事日程は、議事日程表のとおりであります。  これより議事日程に入ります。            ───────────────────────  日程第1 一般質問 2 ◯議長(池田正文君) 日程第1、一般質問。これより、前回に引き続き市政一般に関する質問を行います。  なお、20番・徳増千尋君については本日欠席でありますので、一般質問の順番を順次繰り上げて行いたいと思います。  14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 3 ◯14番(村上泰道君) 村上泰道でございます。今期定例会におきましては、4項目の質問の通告をいたしましたので、順次、質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。  まず1項目目、石岡市における生涯現役支援事業についてをお尋ねいたします。  石岡市で現在取り組まれております生涯現役支援事業といたしまして、プラチナ応援事業がございます。こちらの事業は平成26年より開始され、年々対象事業が拡大されております。順次といたしまして、まずこの事業の目的を改めてお伺いしたいと思います。 4 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 5 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 石岡市生涯現役プラチナ応援事業の目的についてご答弁申し上げます。全国的に少子高齢化が進む中で、本市におきましても令和元年12月1日現在の高齢化率は31.99%となり、いわゆる団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となる2025年には、3人に1人が高齢者となることが見込まれております。このように本格的な長寿社会の到来により、本市の高齢者人口は増加傾向にある中で、高齢者が地域貢献活動生きがいづくり活動に参加することで、生涯にわたり健康で生き生きと活動できる生涯現役社会の実現を目的として、生涯現役プラチナ応援事業を実施しているところでございます。  以上でございます。 6 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕
    7 ◯14番(村上泰道君) ただいま部長よりご説明いただきましたが、この事業は、高齢者の方々が病気療養などにかかることなく、生涯現役で元気に過ごされていく、寝込むことなく、例えば介護保険やや医療保険を使うことなく、生涯にわたって現役の方と同じような生活スタイルを継続していくことの支援ということの事業というふうに捉えております。この事業を拡充することによって将来的な保健事業費の抑制につながることに、大きな目的に含まれているかなと思いますが、その辺の認識としてまず捉えていてよいのかということを、ご見解をいただきたいと思います。 8 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 9 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 高齢者の中には、人とのかかわり合いが薄れてきてしまって、例えば引きこもりがちになるというようなこともございます。そういった中で、何かしらきっかけをつくっていただいて、外に出ていただいて、健康運動、もしくは講座を受講したりして、生きがいを持っていただくということで健康に寄与しているというようなことが考えられると思っております。 10 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 11 ◯14番(村上泰道君) それでは、続きまして、この対象事業の選定についてですが、この事業、石岡市や社会福祉協議会が主催する事業で指定する講演会や教室などが、こちらの対象事業に、ホームページも含めて出されておりますが、この対象事業の選定はどのようにされているのか、お尋ねしたいと思います。 12 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 13 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 対象事業の選定でございますが、生涯現役プラチナ応援事業は、石岡市及び石岡市社会福祉協議会が主催する各種事業のうち講演会、教室などの事業に参加した場合にポイントがたまり、ためたポイントに応じて、市内施設利用券や市内協賛店で利用できる500円券と交換するという制度でございます。石岡市及び石岡市社会福祉協議会が主催する事業や、多くの高齢者の来場が見込まれる事業などを、随時、対象事業として設定しておる状況でございます。 14 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 15 ◯14番(村上泰道君) こちらの事業の選定に当たっては、先ほど目的で部長答弁がありましたが、引きこもりがちにならないように、そういったものを防止するということも、こういった選定にかかわる理由の1つになっているかなと捉えております。  続きまして、その利用状況、現在のこちらのプラチナ応援事業の利用状況について、現状をお尋ねしたいと思います。 16 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 17 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 平成30年度の実績といたしましては、事業開始からの登録者総数が4,972人、平成30年度の応援券交換枚数は1万1,281枚で、その内訳として500円券が9,474枚、施設利用券が1,807枚という現状でございます。 18 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 19 ◯14番(村上泰道君) ただいま平成30年実績ということで、登録者4,972名、またその他の交換実績をご説明いただきましたが、こちらの状況を捉えて、現状としてこの事業の成果をどのように担当課としては捉えておりますでしょうか。 20 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 21 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 応援券の交換枚数につきましては、前年、前々年と比較いたしますと増えている状況でございますので、この制度を利用して外に出ていただくというか、いろいろ講演会、教室に通っていただいているという状況も増えているとは思っております。ただ、その実人数に関しましては、1人の方がたくさんいろいろなところでご利用いただいているものと、そうでもない……、新規の登録者数が、前年と比較して若干減っているというようなこともございますので、新たな登録者数の確保とか、そういう点が1つ必要かなとは考えております。 22 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 23 ◯14番(村上泰道君) 平成26年度より始められた本事業ですが、今回5年目を迎えて……、7年目ですね、本年平成31年、令和元年、7……、6年目になりますけれども、この事業、この制度に対して、利用されている方々からどのような要望事項が担当課のほうに寄せられておるのか、何か把握しておるものがあれば、ご答弁いただければと思います。 24 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 25 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 要望等でございますけれども、現在、参加者の皆様からは大きな要望等はないものの、例えば地区の運動会であるとか、高齢者団体が行う環境美化活動、清掃活動、地域の世代間交流活動などを対象として、個人へのポイント付与のみではなく、団体ポイントとして今後の活動に役立てていただくというような取り組みを、追加している現状がございます。 26 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 27 ◯14番(村上泰道君) ただいま個人からの要望というよりは、各団体からの要望が寄せられているような説明を伺いましたが、最初にもお伺いしましたが、本事業の目的が、地域貢献活動生きがいづくりの活動を支援する、引きこもりがちになられることを防止するということが目的であれば、確かに団体への交付というのはポイントの交付の手法として難しいのは理解できますので、それらをどのように解消していくのか。  また、私が確認したところによりますと、地域で、スポーツ団体に所属しているわけではなくて、お互いがサークル活動のような形で八郷の総合運動公園、石岡の運動公園を含めて、施設を借りて運動しているスポーツ団体サークル団体ですね、そういった方々もぜひポイントの対象にしてもらいたいなという要望がありました。なぜかというと、今まで八郷の運動公園はお金がかからなかったのに、お金を取られるようになっちゃった。だけど、私たちは元気にこうやって活動しているということで、そういうのも対象にしてもらえたらいいなというような、淡い期待ではないですけれども、何か応援してもらえるような手だてがあればいいのかなというようなお声がありました。  この施設利用券や500円券もそうですけれども、実際、お金やそれに関する金券に換券できるものですので、むやみやたらにポイントを交付するというのは大変難しいのかなと思いますけれども、少なくとも石岡の運動公園や八郷の総合運動公園で活動している団体に関しては、行政側の管理のもと、そういったポイント対象にできるのではないかなと考えておりますので、ぜひこういった各種要望、また、先ほど制度の課題について部長答弁がございましたけれども、この事業をまた7年、8年と、これから継続的に続けていく上で、今後どのように展開していくのか、またそれらの課題解消に向けてどのように取り組まれていくのか、ご見解を伺いたいと思います。 28 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 29 ◯市長(今泉文彦君) 今後の方向性でありますけれども、この生涯現役プラチナ応援事業に関しては、高齢者の方々が自らの福祉の向上を進めていくという制度であるわけでありますけれども、地域の将来の発展、とりわけ子どもたちの心と体と精神の健やかな成長に寄与できるように、事業の方向を集中させていきたいと考えております。いわばベクトルを子どもに向けていく。自分ばかりでなく、地域の子どもの将来を向上していくというような方向に転換できていけば、すばらしい方向に行くのではないかなと思っております。6年目になったわけでありますから、いつまでも同じ方向性を目指すのではなく、その地域社会の変貌、変容に応じて、その制度を発展させていくということが必要ではないかなと思っております。したがいまして、今、小幡地区公民館でやっております小幡みらい大学、そんな形を支援するようなもの、あるいは、子どもたちにいろいろなお年寄りが教えることができるような機会を設けて、そういった場面において点数を付与していくというような方向性を検討していきたいなと思っております。  以上です。 30 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 31 ◯14番(村上泰道君) 今、市長から、今後の事業の方向性について、そういう意味では、大きな方向転換ではないですけれども、発展的な方向転換が述べられたと思います。そういう意味では、期待してこの事業を、また継続した取り組みとして見つめていきたいなと考えております。  今、市長からありましたように、私も福祉の仕事をしている中で、やはり高齢者の方々が子どもたちと接するとき、本当に、何ていうんですかね、無欲の……、無欲というか、子どもたちの笑顔につられるように、そこには何の曇りもない子どもらの笑顔を見た中での高齢者の方々の反応というのは、大変日ごろの生活のエネルギーに変わっていくというのを体感しておりますので、キーワードとして子どもたちとの交流というのがありました。子どもたちの先駆者としての先輩方の伝統の引き継ぎも、ここに含まれていくのかなと思いますので、この事業がより発展することを期待してまいりたいと思います。  続きまして、2点目の、高齢者の安全運転支援装置設置補助についてをお尋ねしてまいります。こちらの事業につきましては、茨城県の交通安全協会が本年度の9月1日より、最大1万円を限度とした急発進制御装置取付補助金というのが制度として始まりました。また、ここは他……、他というよりも東京都の事例ですけれども、東京都はやはり安全装置の促進事業を最大10万円を限度に実施しているということで、高齢者の交通安全の観点から、以前から免許の返納がしやすい環境づくりというのを提案させていただいておりますけれども、実際に、本当に車を運転しなければいけない、どうしても生活上、車から切り離せない環境にある方々を、いかにその安全を少しでも長く確保するかということで、本当に全国的な取り組みになるのかなと思いますが、この装置、決して安いものではない中で、それでも県の交通安全協会が1万円の補助をつけてくださったということは、こういったものに対する注目度が、またこのタイミングで上がっていくのかなと思いますけれども、この補助の拡充も含めて、やはり市独自で、免許返納者も含めた高齢者の方々への支援というのを大きく捉えていかなければいけないかなと思いますが、まず、この補助制度の取り組みについてどのように担当課として捉えているのか、また今後の展開についてございましたら、ご説明いただければと思います。 32 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 33 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 高齢者安全運転支援装置設置補助につきましてご答弁申し上げます。近年、高齢者のアクセルとブレーキの踏み間違いによる事故が多発してございます。さまざまな事故の中でも特にこの踏み間違いによる事故は、被害者にとっても加害者にとっても大変痛ましく、所管といたしましても、何か未然に防止ができないものか考えてございます。議員ご指摘のとおり、本年9月に茨城県交通安全協会が実施したほか、国においても補助の創設に向けて現在、調整がなされていると伺ってございます。私どもといたしましても、それらの状況を踏まえまして、市において上乗せとなる支援策の導入を検討してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 34 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 35 ◯14番(村上泰道君) ただいま部長からご説明ありましたとおり、本当にこれは、一地域の問題ではなくて国の問題ではあろうかと思いますが、市としても上乗せの補助を検討されているということですので、この取り組みは、新年度事業、来春からだと思いますけれどもぜひ取り組んでいただいて、いつものことですが、制度を導入した場合の周知徹底、やはり周知徹底されなければ意味がありませんので、そのあたり、PRも含めたご検討をされたいと思います。  また、そもそもではないですけれども、免許を返納しやすくなる環境づくり、これはいつも提案させていただいておりますけれども、これもあわせて今後の制度導入に向けた展開、取り組みをお願いしたいと思います。  続きまして、2項目目の質問に移らせていただきます。2項目目、石岡市における防災対策ということで、防災に関しては、今期定例会におきましてはさまざまな先輩議員、同僚議員から質問がありますけれども、私からは、避難に対しての細かいところになるかと思いますけれども、さまざま課題が出たと思わる点についてご質問させていただきたいと思います。  まず、(1)としまして、避難指示発令時の対応についてということでお伺いいたします。今回の防災に関しては、本年の台風15号、19号、21号ということで、それぞれ近年まれに見る被害が想定される豪雨がございました。特にお伺いしたいのは台風19号、こちらに関しては昨日も説明がございましたが、市内で500人を超える方々が避難されるような豪雨であったということでございます。その中で避難勧告が、災害対策本部が設置された後、発令し、各区、市内298か所の区がございますが、この避難情報の伝達がされたというふうにお伺いしております。  本年10月の台風19号の事案ということでお伺いしますが、この各区への連絡がまずは実施されたのか、またされた地域はどういった地域にされたのかをお尋ねしたいと思います。 36 ◯議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 37 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。台風19号の災害対応といたしましては、まず10月12日の午前6時20分に大雨警報が発令され、午前8時に災害対策本部を設置いたしまして、午前10時に暴風被害への警戒と台風が接近する前に避難行動に移れるよう、警戒レベル4、避難勧告を市内全域に発令し、市民に早期の避難を呼びかけたところでございます。その後、午前10時16分に竜巻注意情報、午前10時18分には洪水・暴風警報、午後3時25分には土砂災害警戒情報、午後8時13分には大雨特別警報が発令されました。大雨特別警報を受け、午後9時には警戒レベル4の避難勧告から避難指示に切り替え、災害対応に当たったところです。  そこで、今、議員からご質問のありました、区長さんへの避難の呼びかけをお願いした件でございますが、まず、区長さんの個別対応の経緯でございますけれども、午前10時の避難勧告後の土砂災害警戒区域の避難所への避難者がまず少なかったと。そういった中で、引き続き大雨の予報、さらには大雨により土砂災害の危険性が今後ますます高まるであろうといった予測もございまして、人命を最優先に考え、土砂災害警戒区域の市民に早期避難を促す目的で実施したところです。午前11時から土砂災害警戒区域のパトロールとあわせて、警戒区域のある区長宅を15班体制で訪問いたしまして、土砂災害警戒区域の市民に避難の呼びかけを依頼したところでございます。  以上でございます。 38 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 39 ◯14番(村上泰道君) ただいま、土砂災害警戒区域の区長さん宅への避難の情報を15班体制で行ったということですが、この対象地域、区長さん何名のお宅にこういった情報伝達をされたのか、お尋ねいたします。 40 ◯議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 41 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。具体的な区長さんは、15班体制ということで訪問させていただいておりますので、15の区長さんということで考えております。  以上です。 42 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 43 ◯14番(村上泰道君) 先ほど避難情報を各市民の方々へ伝達するためということでご答弁いただきましたが、実はその区長さん、連絡を受けて、どのレベルまでその情報を町内に伝達すればいいのかということを、大変悩まれたそうです。もちろん区の組織構成がそれぞれの区によって違うのはわかりますけれども、区長さんのところに来た情報を役員までなのか、さらにその下の各部なのか……、部とか班とかいろいろありますけれども、どこまで落とすのか、部長さんまでなのか、さらにその下の町内全域に伝達するのか、そういったもの。また、町内会に未加入の方々も町内に住まわれている方がいる。こういった方々にどこまで伝達すればいいのかというのを大変悩まれたそうなんですが、この伝達の内容や伝達するタイミングも含めて、これは担当課として何か想定されていたものはあったんでしょうか。 44 ◯議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 45 ◯総務部長(久保田克己君) お答え申し上げます。今回の区長さん方への避難の呼びかけ依頼については、事前に区長さん方に周知していない中でのお願いとなってございます。そういった中で、どうして区長さんにお願いしたかといいますと、区長さんの条例の第3条の中には、安心安全で快適なまちづくりに関することということで職務内容が記載されておりました。そういったことと、さらには地域の市民懇談会等で区長さん方から、そういった災害時に私どもで何か手伝えることがあったらば、協力したいというようなお声がけも以前いただいておりました。そういった中で、今回実施させていただいたわけでございます。確かに最初、お願いする側の私どもといたしましても、区長さんがどういった……、多少戸惑われるのかなという思いはございましたが、いずれにしても人命最優先という形で、そういうお願いをさせていただいたわけです。  避難の呼びかけにつきましては、文の概要を申し上げますと、「台風19号はこれまでにない大きな台風です。各地で土砂災害が多発することが見込まれますので、人命を最優先に考え、対象となる市民の方を早急に避難所へ避難する対応をお願いいたします」という文面を記載させていただいて、お渡ししたかと思います。そういったことでございますので、最終的には市民一人一人の方へのお願いということになろうかと思います。また区に入っていない方、その辺の方につきましても、区長さんのお考えはいろいろあろうかと思います。しかしながら、人命最優先ということで対応していただければありがたいなと考えております。  以上です。 46 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 47 ◯14番(村上泰道君) 確かに一人一人情報を伝えた中で、最終的には当人の判断になろうかと思います。その判断をするために情報をまず伝えなければいけないということで、一人一人へというのは担当課としては当然の声かなと思いますが、受け取った区長さんの思いとしては、まず一人一人……。区の中に各部があって、その部の中にまた班があって、区長さんが全部の家の例えば連絡先を把握している場所とそうでない場所、各部で連絡網があるところと、そもそも連絡網がないところと、どうやって連絡すればいいのかねという……。これは今、課題を全部出しています。  それと、町内の未加入者の方が、俗に言う若くて町内に入っていないではなくて、もう町内活動ができないので脱退しますということで、高齢者の方が入っておられない。逆に言うと、未加入の方ほど、もっと支援を呼びかけたほうがいいかなというジレンマがあったそうです。そのあたりも、同じ未加入といっても、いろいろな事象があって加入できない方々がおる中で、そういった方々が連絡網に入っているということはそもそも想定されていないわけですし、受け取る側、各町内がどういうふうにふだんから防災の意識を持っているかというのがもちろん問われるかと思うんですけれども、逆に言うと、そういうのが想定されていない中で行政からそういう情報が来た場合、区としても大変困惑したというような事例があったというふうにお伺いしております。  こちらに関しては、本当にそういう意味では、人的被害がなかったというのは幸いかなと思いますけれども、これを機に、そういった対応を含めて、各区へのどういうふうな取り組みが理想なのかというのも含めた情報の共有ができるような仕組みを、ぜひつくっていただきたいと思います。  また、連絡のタイミングに関してなんですが、実は15号、19号、21号とそれぞれ連絡をもらったということで、15号と19号に関しては日中の明るい時間帯に連絡をいただいて、21号に関しては本当に夜、暗い時間での情報だったと。それを、もちろん情報を伝えなければいけないので、確かに天候はいつも明るい時間帯に限らないわけですけれども、明るい時間であればあるほど避難のしやすさもあり、夜であれば避難のしにくさというのもあろうかと思いますので、それらのタイミングというのも、今後の検討課題にしていただきたいと思います。  それと、もう1点としましては、今度は同じ情報を各町内に伝達する中で、特に高齢者世帯や独居の方々に、こういった危ないですよという連絡を実際にされたときに、連絡をした側の区の役員さん方は、連絡をしたはいいけど、このお宅は移動の手段を持っていないよなと、同じ町内ですのでよくわかっているわけですね。そうすると、私が避難所まで連れていなかきゃいけないのかなとか、伝えたはいいけど、もしその方が何かあったときには、伝えた私たち側に何か非があるのかなというような、危ないですから避難してくださいねという情報を伝えるのはいいけれども、受け取った側に、安全に避難することができない世帯に、無責任に情報を伝えてしまったかなという、これもまたジレンマを持っていたそうです。  そのあたりも、俗に言う要支援者の方々になろうかと思うんですが、そういった方々への具体的な避難の想定はどのようにされていたのか。要支援者ですので、これは福祉のほうになるかと思うんですが、こういった方々に対しては、想定としてはどのようにされていたのかをお伺いいたします。 48 ◯議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 49 ◯総務部長(久保田克己君) お答えいたします。まず、要支援者への対応でございます。災害時の要援護者避難支援名簿登録、これは今現在1,104名ほどおります。そういった方に対しましては、保健福祉部から民生委員さんに電話連絡を行い、避難状況や安否確認をお願いしたところでございます。また、土砂災害警戒区域及び、今回は大雨ということもございましたので浸水想定区域にお住まいの支援名簿登録者へは、市から直接電話で避難を呼びかけしたところです。そういった呼びかけをした中で、避難が困難だという方がいらっしゃいましたので、そういった方については、市から迎えに行って、避難所へ送致したという状況がございます。  以上でございます。 50 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 51 ◯14番(村上泰道君) 要支援者の方々はやはり民生委員……。もちろん民生委員さん、個人情報がありますので、区の日ごろの活動とやはり情報共有するのは難しいのかなと思いますけれども、ただ、区長さんなのか、その下の役員さんなのか、情報を伝えた側が、一方的に伝えて大丈夫なのかなという思いを持たれた中で、やはり想定以上の被害が見込まれるというような19号の中で、大変区の役員さん方も困惑というか、どのようにすればよかったのかなというのを、終わった後でもやはり考えておられるようです。それぞれの町内によって、事情は、地形的なものも含めて変わってくるかと思いますけれども、ぜひ、こういったところで課題が出ましたので、それらも含めた想定をした区長さん方へのマニュアル等の、そういう意味では支援ではないですけど、何かを想定していただければと思います。  これは、台風シーズンが一通り終わりますれば、また忘れてしまいがちですので、今のうちにまた来期のこういった、今回は台風ではありましたけれども、豪雨災害についての避難マニュアル等や、そういった各町内での指示マニュアル等の何か見本があれば、区長さんはじめ役員さん方も大変助かるのかなと思いますので、ぜひご検討いただければと思います。  続きまして、避難所の整備についてということで、避難所の整備については、さまざまな観点からほかの先輩議員からご質問がありましたが、私は、避難所としての掲示状況がどうであったのかという点で、お尋ねしたいと思います。  先ほどの区の事案に関連してなんですけれども、実際に避難所が設定されているということで、市内38か所、公民館や小中学校の体育館が避難所になっておるかと思うんですが、特に雨が強くなった夜間での避難をされた方の1つの例ですので、全てではないんですが、区の役員さんが心配になって避難所を訪れたところ、駐車場に電気をつけた車が止まっていたと。中に高齢の方がお一人乗車された状態であったと。役員さんが心配になって声をかけたところ、避難所だというので来ましたと。ただ、避難所がどこだかわからないのでここにいましたということで、確かに学校内ですと、校門を入ってすぐ体育館がある場所と、そうじゃないところがあろうかと思いますけれども、やはり夜間の避難で、入ったはいいけれども、どこが実際の避難所であるのかというのがわからないで、車の中で待っていたというような状況があったそうです。  実際、避難所には市の職員さんが受け入れの方の対応をされていたということで、誘導して、避難所の中に入っていただいたというようなことではあったんですが、避難所の中で、避難された方が実際にそこにたどり着かなかった、来たけれども避難所まで……。雨が強いというのも想定されるかもしれませんけれども、避難所の場所がちょっとよくわからない、動線がわかりづらいということで、避難所までたどり着けなかったというような事例かと思いますが、こういったものに対応する何か掲示状況であったり、例えば避難所の受け入れ体制の職員がそういった駐車場を見回るとか、そういった何か対応策というのはそもそも想定されておったのかをお尋ねしたいと思います。 52 ◯議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 53 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。避難所のまず案内、掲示物といたしましては、施設の入り口に夜間、蛍光物で確認しやすいような避難所の指定のマークがございます。そういった中、今回、台風19号の時点なんですが、避難者から、学校へは行ったんだと、しかしながら、やはり今議員がおっしゃられたように、どこが避難所かわからないというようなお電話をいただきました。そのときは当然、体育館の入り口には避難所入り口の掲示物、さらには、夜になれば非常用電源で明かりをともしていたというようなことはあるんですが、やはり今おっしゃられましたように、学校だと正門から、また後ろの門からといろいろ入り口があるかと思います。そういった中で、1つ、19号からの対応といたしましては、「正門付近に避難所開設中、避難場所体育館」というような掲示をさせていただいて、市民の方にもわかりやすく対応したところでございます。  今後、今までの掲示物は全て、啓発物もそうなんですけど、何々小学校とまでしか記載してございませんでしたので、今後は実際の施設名、何々体育館というようなことも検討して、そういった掲示物の更新に合わせて入れるかどうか、その辺を考えていきたいと思います。  以上です。 54 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 55 ◯14番(村上泰道君) こちらの問題は、実際、日ごろから、こういうことのために避難訓練というのは想定なんだろうなとは思うんですけれども、やはりそういったものに参加することができない方や、慣れない方も含めた配慮というのを、今後ぜひ、検討されているということですので、取り組みの徹底をお願いしたいと思います。  続きまして、体育館、公民館の整備状況の(2)の中で、実際今回、時期としては、10月でありましたので、そんなに暑くもなく寒くもないという時期ではありましたけれども、これが本当に夏の厳しい時期や、逆に言うとこの間の震災のときもそうですけれども、いつ寒い時期にこういった避難所の開設が想定されているわけではありませんので、体育館や公民館の38か所の避難所がございますが、空調の整備率はどの程度、今、実施されておるのかを、まずお尋ねしたいと思います。 56 ◯議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 57 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。空調設備の状況でございますけれども、指定避難所38か所中8施設に整備されている状況で、整備率といたしましては約21%という状況でございます。具体的に整備済みの避難所を申し上げますと、石岡運動公園体育館、東地区公民館、国府地区公民館、中央公民館、ひまわりの館、片野集会所、大増多目的センター、みなみ保育所となってございます。  以上です。 58 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 59 ◯14番(村上泰道君) こちら、38か所中、今8か所に空調がございますということで、これについて、何かご見解はございますでしょうか。やはり今後整備していかなければいけないのではないかなと思いますけれども、担当課としてどのように捉えておりますでしょうか。 60 ◯議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 61 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。確かに21%という非常に低い空調整備の状況でございます。しかしながら、冬の暖房につきましては、停電時も活用できる一般的な石油ストーブを配置してございます。ですから、あとは夏場のそういった空調関係が主なものとして、対応を迫られているわけですけれども、なかなか学校の施設を指定避難所としているといった中で、体育館の空調が常時の整備としてできるかどうか。今、学校も普通教室、特別教室ということで、計画的にそういった空調整備を進めているところでございますので、そういった担当部署と協議をしながら、できますればそういったところまで整備が及べば、避難者も安心して避難できる施設になろうかなとは考えております。  以上です。
    62 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 63 ◯14番(村上泰道君) 非常用電源のガス式の提案が昨日もございましたが、やはり非常用電源として例えば空調……、電源があればまた別ですけれども、あってもなくても、例えば移動式の冷風機を導入するとか、また電気がない場合には、ガスや重油式も含めた非常用の電源を捉えるとか、大型な設備を投入すると大変かかりますけれども、非常用の何か移動式の冷風機や、ガス式、また重油式も含めた発電機もセットで災害対応時の備品として準備、検討を、ぜひあわせてしていただきたいなと思います。  3点目の、石岡市メールマガジンの登録状況ということで、こちらに移らせていただきます。昨日も同僚議員から、このメールマガジンの登録者も含めた、情報をどのように市民の方々に伝達するのがいいのかというような観点から質問がございましたが、このメールマガジン、今回も情報が逐一更新された中で、大変有効な手段であったかなと思いますけれども、この登録者数、いつもそうですが、課題であるということで、メールマガジンのシステムが更新されたときに一気に登録者数が減ってしまいましたけれども、現在、登録状況の推移としてはどの程度になっているのか、まず現状をお尋ねいたします。 64 ◯議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 65 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。石岡市のメールマガジンにつきましては、旧石岡市の平成17年6月1日にスタートしたと聞いております。そしてその後、平成26年1月のリニューアル前で登録件数が2,098件ございました。現在運用しているメールマガジンは、運用会社を変更したことで登録者数がリセットされ、平成26年2月から運用を開始して、緊急情報、気象情報など、生活に役立つ12項目の情報配信を行っているところでございます。その登録状況でございますが、リニューアル後ですけれども、まず平成26年3月で1,093件、28年、2年経った3月末で2,462件、同じように2年経った平成30年3月末で3,216件ということで、毎年400件前後の登録状況となってございます。一番直近で申し上げますと、令和元年12月1現在では4,212件が、現在登録されている状況でございます。  以上です。 66 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 67 ◯14番(村上泰道君) こちらの登録者に関しては、世帯や人口に対してはやはりまだまだ少ないのかなと感じますが、この登録に関して、提案ではございませんけれども、最初の第1項目で、プラチナ応援事業の件でちょっとお話しさせていただきましたが、市の取り組みですので、例えばプラチナ応援対象事業の前段で、登録指南教室みたいなのを5分程度でできないかなというのを、提案させていただきたいと思います。市報や各部局、いろんなところで、登録しませんかというチラシは本当にたくさん目につくんですが、じゃあ、実際例えばQRコードを読み込んで作業するとなったときに、慣れない方というのはどうしても「まあいいか」となりかねない。でも、誰かが隣にいて、こうやってやるよと言ったら、とても簡単な手続で登録できるのであれば、そういったプラチナ応援事業の前段でやってみたり、市の行事の前段で、本編にかかわらない前段で少しやってみる。これを繰り返すと、先ほどプラチナ応援事業は、今後の展開も含めてですけれども、登録者数が5,000人近い中で、情報がなかなか行き着きにくい方々への支援の1つになるかなと考えますけれども、こういった取り組みができるのかどうか、部局をまたいでおりますので、こういったものをぜひやってみたら、少しでも登録者数の増につながるのではないかなと考えますけれども、ご見解をいただきたいと思います。 68 ◯議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 69 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。まずメールマガジン、今議員からもおっしゃっていただきましたけれども、非常に、万が一の災害が発生した際には、文字による避難情報等を再確認できるようなシステムになっておりまして、災害時の迅速な避難行動がとれる体制が構築できるシステムではないかなと考えております。そういった中で、これまでメールマガジンの普及に向けた取り組みとしては、さまざまな地域防災訓練のときに、今おっしゃられましたように登録ブースを設けて、お客様一人一人と相対でやってきた経過もございます。そういった中で、お客さんとのやりとりの中で、私もその現場にいたときがあるんですけれども、パスワードを高齢の方がわからないとか、そういったこともあって、そこまでは進んだんですけれども、最終的にそれがネックになって登録できなかったというようなこともございました。しかしながら、今、議員にご提案いただきましたプラチナ応援事業でメルマガ登録教室、いろんなイベントの前に5分、10分の時間をいただいてそういった教室を行えば、今までよりは確実に増えることも想定されますので、ぜひ、担当部局はまたぐことにはなりますけれども、関連部局と、そういったものの導入に向けて検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 70 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 71 ◯14番(村上泰道君) このメールマガジンは大変有効な手段であろうかと思っております。昨日同僚からありましたように、新システムも有効だと思います。とにかく目的としては、情報をきちんと伝えるということでありますので、さまざまな手段を導入した中で、1人でも多くの方が正しい情報を得られる、そういった仕組みづくりの展開に取り組んでいただきたいと思います。  続きまして、第3項目でございます。石岡市の就労支援事業についてお尋ねをいたします。  こちらに関しては定期的に質問させていただいておりますが、就労支援、さまざまなものがあろうかと思いますけれども、もう一度ちょっと原点に返って、なぜこういった支援を行うのか。よく魅力ある職場づくりということで、いつも執行部の方々から答弁というか、見解が示されますけれども、職場があることだけが……、だけではないですけれども、絶対ではないと思います。そういうようなことを言えば、東京にはかなわないわけですし、そのほかの要因でやはり勝負していかなければいけないのかなという中で、就職支援を実施しているわけですけれども、これを本市が導入するまず目的について、お尋ねをいたします。 72 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 73 ◯経済部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。就労支援する目的ということでございますが、当市が就労支援する目的としましては、雇用の場の創出や就労支援施策によりまして、地元企業への就職を促進することで、地域に仕事をつくり、仕事が人を呼び、人が仕事を呼び込むという地域経済の好循環をもたらせ、地域の活性化や定住促進を図るということと考えてございます。  以上でございます。 74 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 75 ◯14番(村上泰道君) 一言で言えば、定住促進が最終目的なのかな……、最終ではないですけれども、この事業としての目的はそこなのかなというふうに私は捉えております。  では、現在、その目的達成のために市はどのような施策を実施しておるのか、お尋ねいたします。 76 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 77 ◯経済部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。現在、市で取り組んでいる施策でございますが、雇用の場を創出するために、工業団地の緑地率の緩和による増設の促進、それと、民有地への市外企業の誘致、起業を考えている方への創業支援などに取り組んでいるところでございます。また、就労の機会を創出するために就職説明会や企業説明会などを開催してございまして、企業と学生とのマッチングにも取り組んでいるところでございます。  以上でございます。 78 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 79 ◯14番(村上泰道君) 工業団地の緑地の緩和や企業誘致というのももちろんそうですが、予算書ベースで就労支援事業ということで取り組まれているのは、先ほど説明あった就職説明会等が直接的な予算関係だと思っております。現在、人手不足と言われる中で、企業としてみれば、さまざまなツールを使って、就労者の確保に向けた取り組みをしているわけですけれども、そういう意味では、企業も自助努力で、就労支援ではないですけれども、自分たちの努力の中で就労者の確保に精一杯取り組んでいるというのが現状かと思います。  企業は、この石岡市の就労支援、説明会の実施に対して、ないよりはいいと思うんですけれども、見解か何かを持たれているとか、何か担当課で改善点の要望があるとか、そういった就労支援に対して、どのような制度に対しての見解を持っているかというような情報を把握しているのか、お尋ねしたいと思います。 80 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 81 ◯経済部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。昨年度、柏原工業団地内の企業45社にヒアリングをしてございます。この中で、雇用面の強化を要望に上げた企業が17社でございました。これまでに市といたしましては、先ほど申し上げました就職説明会の実施ですとか、あと、新たに始まります、高校2年生を対象とした企業説明会の実施、それと、石岡市創業支援事業計画によります創業支援、それと、一定の条件を満たしました企業が新・増設を行う場合に市内在住の者を雇用した場合について、1人当たり12万円を3年間助成するという雇用奨励補助金制度などを実施してございまして、計画的に取り組み、就労支援を進めてまいったというところでございます。  以上でございます。 82 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 83 ◯14番(村上泰道君) 各企業それぞれの考え方があろうかと思いますが、やはり最初にも申し上げたように、企業自体が労働者確保に向けたさまざまな努力をしている中で、新規就労者をいかに確保するかというのが課題になっているかと思います。この観点でいつも申し上げておりますが、やはり新規就労者への支援という観点、働き手を確保しやすい企業であるということから、家賃補助の制度を独自に導入している企業、また、大きな団体等でも家賃補助が出ているようなところもありますが、当市においては新婚世帯や子育て世代というのが家賃補助の対象になっておりますけれども、新規就労者への家賃補助、対象者の拡充というのは、石岡市に住居を置くと働きやすい環境なんだというようなイメージづくり、その先に新婚世帯、子育て世代という、先々定住に向かうスタート地点ではないかなと捉えますけれども、この制度、検討というか、他自治体で実施している事例もありますので、有効な手立てと考えておりますけれども、こちらの見解についてお伺いしたいと思います。 84 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 85 ◯経済部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。今、議員からございました新規就労者への家賃補助制度の導入ということでございますが、茨城県内で実施している自治体というのはちょっと把握はしてございませんが、議員からございましたように、新潟県の上越市、それと大洲市などでは先進的に取り組んでいる状況と伺ってございます。この2自治体におきましては、市内に住所を有し、市内の事業所等に勤務することというものを条件としまして、移住・定住促進と雇用の確保の両面を実現させるための制度として、家賃の一部を助成していると伺ってございます。  当市におきましては、本年度実施しましたまち・ひと・しごと創生石岡人口ビジョンの意識調査におきまして、市内高校生や大学生などの若者世代の定住・移住意向、それと、若者世代の将来的な定住、Uターンでございますが、そういう意向を調査してございます。この中で、いずれの世代におきましても、転出を抑制するためには、市内に雇用の場を確保することが必要であるという結果が出ている状況でございます。このことから、本市としましては、新しい創業支援の取り組みも含めまして、働く場の確保を優先して取り組んでまいりたいと考えておるところでございますが、就職を希望する高校2年生などのアンケート調査を実施してきまして、その中で、市内定住のためのニーズの把握、それと分析をさらに進めていきたいと考えてございます。  また、議員ご提案の新規就労者への家賃補助制度につきましても、先進地の、先ほど言いました……、ほかにもあるかと思うんですが、そういったところの導入に至る経緯ですとか立地的な性格なども、先ほど東京都の例なんかもあるかと思いますので、そういったものと、あとは既存制度も石岡市で実施しているところがございますので、そういったものとの関連性について、調査研究を進めていきたいと思ってございます。  いずれにいたしましても、就職時期の効果的な制度について、探求をしてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 86 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 87 ◯14番(村上泰道君) 説明の中で、キーワードとして働く場の確保とございましたが、俗に言うベッドタウン、人口が増えている地域や子育て世代が増えている地域は、必ずしも仕事場がそこにあるとは限らない事例はございます。もちろん事例としては一緒になっている部分もありますけれども、子育てがしやすい環境だったり、そこに住みながら仕事場に通いやすい条件だったり、必ずしも職場がその自治体になければそこに住まないというのは、当てはまらないようになってきているのかなと思いますので、先ほどありましたように、さまざまな切り口から、いかに労働世帯を確保していくかというのをご検討していただきたいと思います。県内でやっていなければ、1番であればその分目立つわけですし、その分石岡の注目度が上がるわけですので、ぜひ先駆的な取り組みというのをチャレンジしていただきたいと思います。  それでは、最後の4項目目の質問に移りたいと思います。石岡市民生委員・児童委員についてをお尋ねいたします。  今年度、3年の任期の民生委員・児童委員の改選の時期でございます。この件については、2015年のときにも、やはり改選期を迎えた民生委員と児童委員さんのことに対して提案をさせていただきましたが、今回、改選を迎えるに当たって、担当課として課題等がいろいろあったかと思います。現在も進行中かと思いますけれども、現状の課題・対策についてお尋ねをいたします。 88 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 89 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。本市の民生委員・児童委員の定数は163名で、任期は12月1日から3年間でございます。今年の12月1日付で委嘱状を交付した方の人数は、新任の民生委員が37名、再任継続が102名、新任の主任児童委員が1名、継続が9名で、合計149名となってございます。後任候補者宅を訪問し、承諾をいただけるよう努力してまいりましたが、14名の欠員が生じており、民生委員のなり手不足が課題と考えております。  以上でございます。 90 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 91 ◯14番(村上泰道君) ご説明を今いただきましたが、民生委員・児童委員、トータル163名のうち今149名、特に民生委員に関しましては、152名のところ139名で13名欠員があると。ここに関しては、やはり民生委員さんのなり手というのが、大体、仕事を引退された方、60代から70代の方々にお願いせざるを得ない各地区の現状があろうかと思いますが、やはりまだまだ生涯現役で、最初にもお話ししましたけれども、皆さんまだまだ仕事を抱えられている中で、民生委員という、そういう意味では重責をなかなか引き受けづらい、民生委員、大変だよねというような環境があろうかと思います。  また、今回は新任が37名ということで、任期3年でありますけれども、再任であったりということで長年やっていた方が、例年にも増して多くご勇退されたと伺っておりますけれども、そういったものも含めて、やはり後任の方々の選任というのに大変苦労されているのかなと思いますが、民生委員さんの仕事がますます重要になっていく。先ほどの防災の中でも民生委員さんというようなキーワードが出てきましたけれども、地区に1人でやっていかなければいけないというそのプレッシャー、長年やっている方にとってはそうでもないことを、初めて新規で取り組まなければいけない方々の、見えないからこそのできませんねというような、そういった断り文句につながってしまうこの現状の中で、全国のさまざま自治体では、民生委員支援員ということで、民生委員さんを支援する方々を登録するような動きが少しずつ出ている。これは、2015年のときにもご提案させていただきましたけれども、1人では取り組まない、複数で取り組むというような制度を、だんだんと自治体が今導入しているような形がございますけれども、こちら(2)、支援員の導入についてのご見解をお尋ねしたいと思います。 92 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 93 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 民生委員支援員の導入についてご答弁申し上げます。平成27年の定例会一般質問におきまして、村上議員から同一趣旨のご質問をいただいておりまして、民生委員活動が円滑に行われ、また負担軽減になると考えることから、民生委員・児童委員協議会連合会のほうへ提案してまいりたいと答弁いたしております。その後、当時は、民生委員の定数を満たしていたということもあるかと思いますが、制度導入に関して消極的な意見が多数あったこともあり、現在、導入には至っていないという現状がございます。  今回ご提案いただきました民生委員支援員につきましては、なり手不足の解消策の1つとして、全国的にも取り入れている自治体も増えてきております。本市といたしましては、先進地の制度を把握し、有効性、または課題の確認を行いまして、民生委員・児童委員協議会と、導入についての協議をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 94 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 95 ◯14番(村上泰道君) この支援員の導入に関しては、先行した自治体では逆に、支援員のなり手不足と、また新たな問題が出るということもありますけれども、少なくとも本体の民生委員さんを支える支援員という制度があることによって、民生委員さんになりやすい環境、また支援員として活動した中で、民生委員さんに、そこから次のステップということで進まれる方もあるようですので、柔軟な対応を含めた、支援員をそもそも探すのが大変だという問題も出てくるかもしれませんけれども、民生委員・児童委員の方々の活動の支援というのを、やはり改選のたびにしか申し上げられないのもまた歯がゆい思いもしますけれども、民生委員のなり手不足というのが今後ますます見込まれる中で、制度の導入に向けて、やはりこれは市全体の問題かと思います。こちらについて、市長、副市長、ご見解があればお尋ねをしたいと思います。 96 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 97 ◯市長(今泉文彦君) 民生委員・児童委員についての今後の展望でありますけれども、社会状況が随分変わってまいりました。民生委員は、制度ができる前、方面委員という名前で、ちょっと形態が違う制度があったわけですけれども、それが、方面委員から民生委員になって、現在の形になってきたわけであります。そういった中、いろいろ煩雑なことがあるということでなり手不足が課題となっている、そういうことだと思いますけれども、これからの時代においては、地域コミュニティや区のあり方、もしくはひとり暮らしのお年寄りですとか、さまざまな社会的要因が課題となって山積しております。したがいまして、その目的、目標の具体化をしっかりとさせていくことが重要かと思っております。民生委員支援員の導入についても、児童委員協議会と導入についての協議をしていきたいと考えております。  地域のつながりが薄れてきているという状態でありますので、地域の詳細な把握、あるいは高齢者や障がい者、子育て、介護をしている方々が、周囲に相談することができず孤立してしまうことがないよう、民生委員を配置していくということが大事かと思っております。さまざまな課題に対応して地域をしっかりと支えていく、そういった民生委員のあり方を、時代に沿った内容で再確認していきたいと思っております。  以上です。 98 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 99 ◯14番(村上泰道君) この大変な時代の中で、民生委員さんになっていただける方々が少しでも活動しやすい環境づくり、行政も協議会としっかりと協議の上、支援の施策、制度導入に向けた取り組みをぜひお願いしたいと申し上げます。 100 ◯議長(池田正文君) 総務部長・久保田君から、答弁訂正の申し出がありますので、これを許します。  総務部長・久保田君。 101 ◯総務部長(久保田克己君) 先ほど、議員のご質問の中で私の答弁といたしまして、区長宅15班体制で15の区長さんを訪問させていただいたというような趣旨でご答弁をさせていただきましたが、正しくは65の区長さんのところへ訪問をさせていただいております。訂正の上、おわび申し上げます。大変すみませんでした。 102 ◯議長(池田正文君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 103 ◯14番(村上泰道君) ありがとうございました。  最初の第1項目からも含めてですけれども、やはりそれぞれ各部局、最後は市長からまとめていただきましたけれども、本当に時代に沿って……、今、制度がこれであるのでこのままではなくて、時代に沿った形にどんどん変わっていくかと思います。そのときには、しっかりと内容の精査をした上、落ち度のない制度設計に向けた取り組みをお願いしたいと思います。  以上で私の質問を終わりにいたします。ありがとうございました。 104 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午前11時14分休憩            ───────────────────────                   午前11時27分再開 105 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 106 ◯13番(山本 進君) 13番・山本 進です。市民会館の閉館について伺ってまいります。  この問題につきましては、今期定例会において、私のほかに多くの同僚議員から質問通告がありました。市民会館の突然の閉館は、石岡市民に大きな衝撃を与え、重大な問題として受けとめられております。私たちはいずれこの日、市民会館が閉鎖される日が来るであろうということを、覚悟はしておりました。しかしながら、それだからといって、新しい施設の整備計画もできていない、建て替えの用地選定すら済んでいない、全く何一つの準備もないままでの唐突な廃館の案内、これでは、到底市民の理解を得られるものではありません。  昨日の質疑でも、現在の施設では、これ以上の改修を加えても安全確保は困難だ、よって閉館するという説明が繰り返されました。施設の老朽化に伴い、毎年多額の修繕費を利用してきたこと、そのために新施設整備が急がれるということは、早くから私たち、そして市民には共通した認識であり、解決を急がなければならない課題であったはずです。しかしながら、市長以下執行部はこれまで、新施設整備事業を優先施策として位置付けることもなく、長い間、無為無策のまま、市民会館廃館の日を迎えようとしているのであります。市民を混乱に陥れた責任は重大で、市長以下執行部は、その失策、失政のそしりを断じて免れないものであります。  昨日、同僚議員よりさまざまな質疑がなされ、執行部からの答弁もありましたが、これらの問題について、極力重複を避けながら、私も質問させていただきます。そして、この失政を厳しくただしていきたいと思います。  それでは1点目、閉館決定に至る経緯でありますが、これについては改めての答弁は結構です。  1つ、以前から、オーデトリアム棟は耐震性が確保されていないこと、空調施設の不具合や消防設備の不適格などが指摘されてきましたが、さまざまなニーズから利用度の高い管理棟、せめて管理棟だけでも残してほしいという要望が多くあるようです。こちらもオーデトリアム棟と同時に閉館されるのでしょうか。念のためにお尋ねいたします。 107 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 108 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 管理棟の閉館につきましてご答弁申し上げます。管理棟につきましても、各施設と……、劣化がかなり激しくて、修繕箇所も多く、大規模工事が必要となることから、現時点におきましては閉館で考えてございます。  以上でございます。 109 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 110 ◯13番(山本 進君) 管理棟につきましては、陳情書が議会に提出されるなど、存続を求める声が多く聞かれます。また、閉館されるのはオーデトリアム棟だけだと思っている市民の方も多いです。まさか管理棟は使えるんでしょうねと尋ねられます。広報いしおか11月15日号の案内だけでは不十分なんです。石岡市民会館個別施設計画を閲覧すればわかることだと言われるかもしれませんが、この計画さえも、今や現状を正しく捉えて作成されたものではないということが、昨日の質疑で露呈されてしまいました。区長会を通じて周知徹底するなど、市民に対してもっと丁寧な説明と案内が必要ではないかと思います。見解を伺います。 111 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。
    112 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 閉館の周知方法につきましてご答弁申し上げます。まず、10月16日に閉館のお知らせを各新聞社に対してプレスリリースを行いました。10月17日にメールマガジン、ホームページにアップ、市民会館の管理棟入り口と掲示板にA1サイズで閉館のお知らせを掲示いたしました。10月23日には、各市内学校への周知といたしまして学校長会にて閉館の説明をしてございます。また同日に、平成30年度の利用団体201団体に対しましてダイレクトメールで閉館のお知らせを郵送し、代替施設のご検討をお願いしたところでございます。また、新市民会館へのアンケートも同封させていただきました。11月25日には、文化協会代表者の方に対して説明会を開催したところでございます。  以上でございます。 113 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 114 ◯13番(山本 進君) いずれにしても、あまりにも唐突な閉館の案内、市民が混乱しているという事実は間違いありませんので、そのことを重ねて申し上げたいと思います。  それでは、2点目に移ります。石岡市民会館個別施設計画では、現在地での建て替えは難しいことや、他の公共施設と合わせて移転、複合文化施設として整備するなどの方針が示されております。改めて、その整備計画とタイムスケジュールについて伺います。 115 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 116 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 整備計画とタイムスケジュールにつきましてご答弁申し上げます。個別施設計画では、きのうも答弁いたしましたが、来年度からの2か年をかけまして基礎調査を実施し、その間、有識者等で組織する委員会を設置しまして、財源の確保に努めるとともに、市民や議員の皆様方のご意見を伺いながら、建設地や必要とされる施設の規模等を明確にしたいと思ってございます。建設までには、市民や利用団体などへの機運醸成を図りながら、整備を進めてまいりたいと考えます。令和4年度には基本及び実施設計を行いまして、令和5年度からの2年間計画で新たな市民会館の建設を予定してございます。  以上でございます。 117 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 118 ◯13番(山本 進君) ただいまの答弁ですね、要するに令和7年までは、石岡市に市民会館がないので、それまでは不便があっても我慢しなさいという答弁だと受けとめました。  市民会館のほかにどのような施設、幾つぐらいの施設と複合化をすることになるのかわかりませんが、想定される他の施設も、それぞれ早急に解決しなければならない課題をたくさん抱えていると思います。令和4年度にならなければ設計にも取りかかれないというただいまの答弁でありましたが、このスケジュールをもっと短縮することはできないんでしょうか。これまでの無為無策で来た行政、その責任です。ぜひ整備計画の工程を繰り上げてください。  昨日も、そして先ほども、利用団体や市民などへの機運醸成を図りつつといった答弁がありましたが、何を今さらと申し上げたい。機運醸成どころではありません。新施設整備は、今や市民の切実な願いなのであります。市長の見解を伺います。 119 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 120 ◯市長(今泉文彦君) 市民会館の唐突な閉館ということで、大変ご迷惑をおかけしているということでありますけれども、それに関しては、市民の方々、議会の皆様に心からおわび申し上げたいと思います。  その閉館の理由は、先ほど部長が述べたとおりでありますけれども、3つの理由がございまして、10月前ですけれども、これまでの安心安全という中で耐震性が十分でないということ、それから、各設備の劣化がかなり激しく、市民文化活動をやっていく中で快適性の保障ができないということ、そして、障がい者の方々など、お年寄りですとか、さまざまな不自由な方の対応も十分でない施設であるということ、そういったことを総合的に判断しまして、やむなく閉館ということになったわけでございます。これまでと比べて大変不便をおかけしますけれども、これからのスケジュールの中で、市民の文化や芸術の拠点として、非常に希望の持てる、展望のある市民会館をつくっていきたいと思っております。  市民会館は昭和43年に開館しましたけれども、その当時は、多くの文化団体や関係者の方々の市民文化への夢が、そこに託されておりました。多くの声を聞いて市民会館ができたわけでありますけれども、そういった時代とはまた現在は変わってきていまして、もっと広域的に考えていく、石岡市のイメージも発信していけるような市民会館を、つくっていかなくてはならないのかなと思っております。  したがいまして、そのスケジュールですけれども、私としては、市民の声を十分に反映した、子どもたちの夢もそこに反映された、希望ある、展望ある市民会館を完成させていきたいと思っております。経過の中で、さまざまなご指摘があるかと思いますが、その点は十分に謙虚に反省しまして、よりよい文化と芸術の拠点を市民とともに、皆様とともにつくってまいりたいと考えております。  以上です。 121 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 122 ◯13番(山本 進君) 市長から市民会館の歴史とか今回の廃館に至る経緯、そして、新しい施設整備に向けての考え方、コンセプト、これはきのうも伺いました。しかし私が今お願いしているのは、市長も今、答弁の中でわびられていたように、市民の皆さんに、今のままだと令和7年まで迷惑がかかるんですね。市長も自らの言葉でおっしゃっていましたが、ご不便をおかけして大変申しわけないと。  ですから私は、本当にすばらしい、新しい施設整備をお願いしたいと思いますが、そのスケジュールを1日でも、1か月でも、1年でも早く短縮することができないか、そういう意気込みはないのか、心構えはないのかということを市長にお尋ねしているんです。再度、市長の答弁を求めます。 123 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 124 ◯市長(今泉文彦君) 山本議員のご指摘についてお答え申し上げます。一刻も早く、1年でも1か月でも早くということであろうかと思いますけれども、文化や芸術については、短縮できる部分とできない部分があるかと思います。十分に練り上げた構想、あるいは思いというか、そういったコンセプトをそこに盛り込んでいかなくてはならないと思います。石岡らしい文化芸術、そういったものを広く発信していくためには、一定の時間は必要であると思っております。      〔「1日でも2日でも早く仕上げるように努力をいたします」と呼ぶ者あり〕                〔「そのとおり」と呼ぶ者あり〕            〔「今、市長が答弁なさいますから」と呼ぶ者あり〕 125 ◯市長(今泉文彦君) できるだけ早く努力してまいりたいと思っています。  以上です。 126 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 127 ◯13番(山本 進君) ありがとうございました。昨日と今朝がたの執行部の答弁では、これから新しい施設の建設に向けて、市民、そして団体の機運を醸成してというような発言がありまして、あきれ果てたわけですけれども、ただいま繰り返し答弁を求めた結果、市長の口から初めて、1日も早く、一刻も早く新施設を整備するというお答えをいただきましたので、これに期待をして、この部分の質問を終わりたいと思います。  次に個別施設計画では、施設更新費用の目安として、18億4,852万円という数字が示されております。あわせて、公共施設等適正管理推進事業債の複合事業の有利な起債申請が可能と書き添えられております。しかし、これもまた昨日の質疑で、申請期限には間に合わないために使えないということが指摘されております。  一方、合併特例債活用事業として唯一手付かずのまま残っている、複合文化施設整備事業のための起債額があります。合併特例債ですね。期限も再々延長されているはずです。新施設整備に当たっては、まずここから財源を確保していくという考えはないのでしょうか。きのうの質疑で、若干この合併特例債に触れられる部分がありましたが、曖昧な答弁しかありませんでした。私にはこの詳しい行政手続はわかりませんが、合併特例債を使うのか使わないのか、使えるのか使えないのか、端的にお答えください。 128 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 129 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 合併特例債につきましてご答弁申し上げます。現時点で、合併特例債の計画に市民会館の複合施設としての計画はされてございませんので、現時点では合併特例債の活用は考えてございません。  以上でございます。 130 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 131 ◯13番(山本 進君) 今、資料が手元にありませんけれども……、ありました。平成29年8月29日全員協議会資料として、政策企画課名で私たち議員にも配付されております合併特例債活用事業一覧というものがあります。16項目の事業名が記載されておりまして、1番から8番までは完了となっていますが、9番、ここに複合文化施設整備事業ということで事業費20億円、国・県支出金ゼロ、特例債18億8,100万円、一般財源1億1,900万とあります。これは一体何なんですか。私は先ほども申し上げましたけれども、行政手続のことは詳しくわかりません。ただ、議員に全員協議会で配付されて、事業名として複合文化施設整備事業に20億円と事業費が示されているんですよ。そのうち18億8,100万円、財源内訳特例債とあるんですが、これは一体何なんですか。財政のほうの所管になるんですか。どなたかお答えください。 132 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 133 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。議員ご案内のとおり、複合文化施設として事業費20億円、合併特例債事業として確保しているということでございまして、現状として、複合文化施設の機能の中に市民会館が包含されるような計画になってくれば、もちろんこちらの財源を使えるということでございます。  以上です。 134 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 135 ◯13番(山本 進君) ですから、市民会館にかわる新しい施設は複合文化施設として整備するということを、はっきりと個別施設計画の中でうたっているではありませんか。再度答弁を求めます。これ、所管がまたがっていて、どなたもお答えできないんですか。  それでは、今泉市長より答弁をお願いいたします。 136 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 137 ◯市長(今泉文彦君) 合併特例債の使用目的の中に、市民会館が含まれているのかどうかということでありますけれども、たしか建設計画の中に市民会館の項目はあったかと思います。したがいまして、その可能性はあるということになると思います。市民会館の……。             〔「合併債が使えるということ」と呼ぶ者あり〕 138 ◯市長(今泉文彦君) そうですね。 139 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 140 ◯13番(山本 進君) 先ほど市長から、1日も早く、1か月でも早く、この新しい文化施設の整備を進めるというお約束をいただいたんですが、財源が確保できないことには事業に着手できないので、ここは大変重要なことだと思います。それで、なおかつ個別施設計画に掲げていた、これ長いんですよね、公共施設等適正管理推進事業債が使えないということであり、その後、同僚議員から情報をいただきましたけど、この公共施設等適正管理推進事業債よりも合併特例債のほうがより有利な起債ができるということでありますので、ぜひ、手付かずで残っているこの合併特例債を有効に活用して、一日も早く石岡市民会館を含めた複合文化施設を整備していただくようにお願いをいたします。  それでは3点目、令和2年4月1日以降、市民会館が廃館されて新施設が整備されるまでの間、先ほど工期短縮のお願いをしましたが、最悪最長で5年間ということになろうかと思いますが、これまで市民会館を文化芸術の活動拠点としてきた市民や団体への対応をどのように考えておられるのか、お伺いいたします。 141 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 142 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 市民、団体への対応につきましてご答弁申し上げます。先ほどもご答弁申し上げましたが、先月の25日に文化協会会長はじめ協会の加盟団体代表者様16名と、閉館に伴う説明会を実施させていただきました。内容につきましては、閉館に至る経緯の説明と、代替施設についての意見交換などを行いました。また、市民会館のご利用をいただいている201の団体に対しまして、10月23日に各代表者様宛てに閉館のお知らせ通知をするとともに、代替施設のご検討と、新しい市民会館に望む施設の機能などについて、アンケートを同封させていただいたところでございます。  以上でございます。 143 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 144 ◯13番(山本 進君) 昨日、同僚議員の質問に対して、市民会館の類似施設ということで、たしか8つの施設が示されました。私は、今の答弁にもありましたけど、代替施設、それらがそのまま現在の市民会館の代替施設として、十分に機能を果たせるものとは思っていません。しかし、きのうあった答弁の中で8つの施設でしたが、そのほかに市役所本庁舎のメロディアスホール、さらには八郷総合支所の郷の風なども利用できるのではないかなと思いましたが、部長答弁にはそのことは触れられていませんでしたが、そういった施設の案内も今後していかれる予定でしょうか。念のためにお伺いします。 145 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 146 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 先ほどの文化協会関係の代表者様との協議の中では、その旨説明をさせていただきました。当然、発表会等になれば使用できるということで、説明いたしております。  以上でございます。 147 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 148 ◯13番(山本 進君) 先ほど部長答弁にありました説明会なんですが、私も今回の質問通告に当たりまして、11月25日に市民会館の利用者に対して行われた説明会の議事録を、資料として請求いたしました。その中には、利用者からのさまざまな質問と要望が書かれております。その中から何点かお尋ねいたしたいと思います。  まず、代替施設の利用については、執行部は、施設の紹介はするが、予約のあっせんはしないということであります。これ自体はわかるんですけれども、例えば国府地区公民館や府中地区公民館、これらを代替施設として挙げられておりますが、この施設の現状はご存じだと思います。今でもこれらの施設は予約が集中していて、申し込みたくても、希望どおりに利用ができないという現状があります。その状況は4月1日以降、さらに厳しいものになると思います。そういったことが予想されます。その対応については、執行部はどのように考えておられるのか、お伺いします。 149 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 150 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 代替施設等の対応につきましてご答弁申し上げます。ただいまの説明会の中で同様な意見が出されまして、担当のほうから、後日、利用申請等について説明いたしますということで説明があったかと思います。今月のまた17日に同様の……、文化協会の理事会ということでございますが、そのときに、改めましてただいまの対応につきまして検討したいと思います。  以上でございます。 151 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 152 ◯13番(山本 進君) わかりました。よろしくお願いいたします。当初、代替施設の案内はするけれども予約のあっせんはしないと。それでは私たちはどうしたらいいんだと。もう何か、自分たちで勝手に工夫して、勝手にどうぞというように、皆さん受けとめていたようです。それではあまりにも無責任になってしまいますので、ただいまの部長答弁、期待しておりますので、次回の説明会ではよろしくお願いいたします。懇切な対応をお願いいたします。  次に、中央公民館で文化祭や一日文化体験などが開催されていても、観覧に行く交通手段がないと言われる高齢の方々が大勢おられます。その対応について伺います。昨日、同僚議員からも同様の趣旨で質問がありましたが、執行部はこれに明確に答えておりません。答弁をお願いいたします。 153 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 154 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 交通手段につきましてご答弁申し上げます。先ほどの説明会において同様のご意見が寄せられました。代替施設までの交通手段につきましては、利用者の中には大変高齢者も多く、ご不便をおかけすることと思います。文化協会の説明会でも同様な意見がございまして、代替施設の選定とあわせまして、今後の検討課題であると感じております。可能であれば、同じ団体の方などの乗り合わせや、家族のご協力などにより対応いただければよろしいのですが、先ほど申しました今月予定しています文化協会の理事会の場におきまして、交通手段につきましても再度協議してまいりたいと考えます。  以上でございます。 155 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 156 ◯13番(山本 進君) わかりました。これまで2人の同僚議員の質問もありましたけれども、執行部の対応が少しずつ丁寧になってきたかなという印象を受けます。説明会当日、説明を受けた人たちの中では、交通手段は自己責任で確保することないと説明を受けて、そういう思いで戻ってきた人たちが大勢いました。ぜひその対応をよろしくお願いいたします。  いずれにしましても出演者や主催者、発表者はともかくとして、せっかく文化祭や芸術祭が開催されていても、それを鑑賞しよう、足を運んで文化芸術に触れてみようという人の数は、間違いなく激減することと思います。残念です。観客が少なくては、事業に参加する人、発表者の意欲も減退してしまうと思います。石岡のおまつりを例にとるまでもありませんが、同じようなことが言えると思います。観客、見物客がいなければ、おみこしの担ぎ手もいなくなってしまうと思います。これと同じことでありますので、執行部は次回の説明会で、この交通手段の確保について、行政としてできる限りの対応を、対策、ぜひお願いしたいと思います。  11月25日の会議録には、ほかにもまだまだ多くの質問や意見、要望がありましたが、最後にもう一つだけ、私からもこの代替施設といいますか、市民会館のない空白期間の市民への対応策として、石岡の中心市街地の空き店舗の活用をお願いしたいと思います。経済部が所管しております中心市街地の空き店舗活用補助金事業は、これまでに、はっきり申し上げまして、目覚ましい成果を上げているとは思えません。私は、これらの利用されていない空き店舗を、石岡市が独自に自ら借り上げて、市民が集う憩いのスペース、文化芸術の発表の場として提供してもらえないかと、繰り返しお願いしてきました。  しかし、これまで執行部からは、満足できる回答は一度もいただいておりません。理由は恐らくニーズがない、財源がない、その辺にあったのかなと推測をしております。しかし、市民会館が閉館となれば、ニーズがないということはありません。また、これまで毎年費やしてきた会館の維持管理費、特にたびたび大規模修繕に費やしてきたものが要らなくなるわけですから、それらを充当すれば、空き店舗の賃料は比較的容易に捻出できるのではないかと考えます。  提案ですので、借り上げはスポットではなくて、年間を通して使用できるような形で、石岡市が空き店舗の所有者と契約を結んで、それを文化芸術活動の場として市民や団体に提供していただきたい。まずは、試みに週末だけの契約でもよいかと思います。市民に対するせめてもの罪滅ぼしだと思います。執行部の考えをお伺いします。 157 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 158 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 市内中心市街地の空き店舗の活用につきまして、ご答弁申し上げます。議員ご指摘のように、説明会において同様の意見が、文化協会からもありました。具体的にそのときに、今泉家具センター、石岡カフェ跡、農家の野菜直売所跡、サポート・ワンなどの空き店舗の名前が挙がりました。私どもの回答も検討させていただくという回答で、早速調査をさせていただいているところでございます。期間がまだ短いもので、はっきりした答えは出せないとは思いますが、今月17日に予定している文化協会の理事会との協議の場において、再度検討課題に上がるかと思います。  以上でございます。 159 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 160 ◯13番(山本 進君) ありがとうございました。前向きな答弁と受けとめさせていただきます。  私は、何としても町なか立地の施設にこだわりたいと思います。地域で生まれた文化、地域で育まれた文化、そして地域に密着した文化、石岡の文化は、石岡で発表する人、石岡で鑑賞する人が集い、市民が一体になることによって初めて私たちが目指す文化芸術振興があると、このように考えております。町なかで空き店舗の活用、これを強く要望し、市長の見解を求めます。 161 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 162 ◯市長(今泉文彦君) 中心市街地がつくり上げてきた石岡の文化、その文化を大切にしていく、創造していくという意味で、中心市街地にそういった拠点を、暫定的ではありますけれども継続して、伝えていく、もしくは育んでいくということは、大切なことであると思っています。その適地があるかどうか、検討はこれからしなくてはならないかと思いますけれども、今、山本議員がおっしゃいました文化の拠点のある場所、市民文化のあり方、市民文化をつくり出す社会装置としての市民会館の代替というのは、全くそのとおりかなと思っておりますので、十分その意を認識した上で、市民の声を謙虚に聞き、検討してまいりたいと思っております。
     以上です。 163 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 164 ◯13番(山本 進君) 市長には私のお願いがよくご理解いただけ、要望に応えていただける前向きな答弁だったと受けとめさせていただきます。ただ、検討に時間を要するという部分がちょっと気になりますが、検討課題は唯一、空き店舗の所有者の方との交渉だと思います。契約を結んで賃貸するということですから、その部分、地権者との協議を十分にお願いしたいと思います。  次に移ります。次に、石岡市文化芸術推進基本計画について伺ってまいります。  文化芸術活動の拠点でありました石岡市民会館閉館の問題の後にこの質問をするのは、いささか複雑な気持ちでありますが、一方で、何か一条の光に導かれるように、新しい希望に向かって進んでいくような期待感も、私にはあります。  そこで、平成13年に国において公布された文化芸術振興基本法や、平成27年に県において制定された茨城県文化振興条例では、市町村は、基本理念にのっとり、自主的かつ主体的にその地域の特性に応じた文化振興施策を策定し、実施するように努めるものとすると規定されております。これまで長い間、私は、石岡市が文化芸術振興にかかわる事業施策をどのように展開していくのか、大いに関心を持ち、注視してまいりました。そうした中、先般、石岡市文化芸術推進基本計画案が公開されました。  そこで、まずこの計画案の策定に当たって、執行部が当市の文化芸術における現状と課題をどのように捉えているのか、お伺いいたします。 165 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 166 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。本市では、石岡市文化協会や石岡市アート協会などの主体的な活動により、石岡市文化祭やまちの文化一日体験、美術展示会、企画展などが行われております。市民を中心としたさまざまな活動の現状と課題については、計画を策定にするに当たり、昨年7月に文化芸術の振興に関するアンケート調査により把握してきたところでございます。調査結果からは、身近な場所で文化芸術活動などに参加する機会が求められていること、市民に情報が十分に伝わっていない状況があること、活動をする人の高齢化が後継者不足につながっていること、若い世代に対する支援や機会の充実が必要であるなどの現状が浮かび上がってきました。  また、課題としては、子どもから高齢者が文化芸術に触れる機会の充実や、情報発信による人と人との交流やネットワークづくり、また、少子化による文化芸術の担い手不足や、新たな文化を創造するための若い世代への支援が求められることが見出されたところでございます。  以上です。 167 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 168 ◯13番(山本 進君) ありがとうございました。現状と課題、これらを的確に捉えていると理解いたしました。  次に、計画案は、当市における文化活動の活性化を目的に、県、国から示されたガイドラインに沿って策定されたものであると認識しておりますが、計画の概要がどのようなものになるのかをお伺いいたします。 169 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 170 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。本計画は、国の法律、文化芸術基本法や、県条例、茨城県文化振興条例にのっとり、市の各種計画との整合性を図りながら、本市の文化芸術行政のあり方を示したものとなってございます。期間は4年間とし、必要に応じて見直すこととしております。  計画では、本市の伝統性の高い文化芸術と、個々の感性によって生み出される創造性の高い文化芸術を、伝承と創造によって未来につないでいくことを、基本方針として定めております。また、集う、発信する、支える、育むの4つの視点から重点的に取り組む目標を定め、課題の解決に向けた施策を展開するものとしております。策定後もPDCAサイクルの評価・検証を行いながら、文化芸術を振興・推進するための計画としているところでございます。  以上です。 171 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 172 ◯13番(山本 進君) 計画の概要はわかりました。  それでは、続いて、計画の位置付けはどのようなものになるのか、お伺いいたします。 173 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 174 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。本計画は、先ほども申し上げましたが、国の示す法律や計画の趣旨及び県条例にのっとり、策定作業を進めてきたところでございます。また、石岡かがやきビジョンの将来像や石岡市教育大綱における基本施策の1つである文化芸術の推進を実現するため、本市の文化芸術の具体的な取り組みを示す計画として位置付けられるものと、考えているところでございます。 175 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 176 ◯13番(山本 進君) わかりました。ありがとうございます。  私はこれまで、石岡市の文化芸術振興策についてたびたび質問をしてまいりましたが、その都度執行部からの答弁は、石岡市教育大綱、教育推進計画に沿って施策を展開しているということだけで、何か具体的な行動指針が見えてこなかったために、私の質疑も生煮えと申しますか、消化不良の感が否めなかったわけでありますが、今回いただいた答弁の内容、これで大分すっきりしました。計画の基本方針に掲げられた「伝承と創造で未来をつなぐ」、このフレーズはとてもよい響きがします。さらに、石岡市のホームページを見ましたら、「伝える人と受け継ぐ人 創る人と観る人 そして新たな出会いのなかで」というキャプションも、なかなかいいものだと思いました。大いに評価したいと思います。  さて、次の質問になりますが、基本計画を策定するに当たっては、基本計画策定委員会を設置して意見を求め、それらを取りまとめてきたものだと思いますので、その委員会の委員構成についてお伺いいたします。 177 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 178 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。本計画は、石岡市文化芸術振興基本計画策定委員会を設置し、13名の方を委員に委嘱して、策定を進めてまいりました。委員構成ですが、学識経験者が2名、文化芸術活動を行う者が9名、公募による市民が2名となっているところでございます。 179 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 180 ◯13番(山本 進君) わかりました。ちなみに、委員長はどのような方が務められたのでしょうか。差し支えがなければお答えいただきたいと思います。それといいますのも、ほかのこの種の委員会では、例えば大学教授などの肩書を持った人が最初からでき上がった計画書の原案のようなものを持ってきて、委員長に座って会議を取り仕切るといった事例を、幾つか見てきておりまして、それではいけないと、自主性、主体性を持って地域特性に応じた計画は策定できない、国・県の指導に反すると思いまして、念のためにお尋ねをしているところでございます。 181 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 182 ◯教育部長(豊崎康弘君) 申しわけございません。13名の委員に委嘱をしてございますが、委員長名は、すみません、後で報告したいと思います。 183 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 184 ◯13番(山本 進君) 結構です。いずれにしても……。いいです。後ほどお答えいただいてから、資料いただいてからで結構です。今定例会の終了後で結構です。  次に、計画策定作業にどのぐらいの期間を要したか、お伺いいたします。 185 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 186 ◯教育部長(豊崎康弘君) 策定に要した期間は1年8か月となります。  以上です。 187 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 188 ◯13番(山本 進君) わかりました。策定期間が1年8か月。これ、長いですよね。1年8か月を要したということですが、なぜそれだけ長い期間がかかったのか、お伺いします。かつて私は、計画策定委員会開催のための費用が予算化されていたにもかかわらず、その年1年間、一度も委員会が開かれていなかったことを厳しく叱責いたしました。これを踏まえた上での答弁をお願いいたします。 189 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 190 ◯教育部長(豊崎康弘君) 計画のほうを30年3月に一度の会議をしたということで、議員からご指摘いただいたことがございます。1年8か月を要したという期間ですが、なぜかということですが、本計画は業務委託ではなく、課職員により策定作業を進めてまいりました。また、国の法律や他の計画との整合性について調整を図ってきたことや、文化芸術のあり方を示す上で、根幹となる基本方針を慎重に検討してきたため、策定までに時間を要したものでございます。  以上です。 191 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 192 ◯13番(山本 進君) よくわかりました。計画案は、外部業者に業務委託をしたでき合いのものではなくて、文化振興課と思いますが、この職員が、県の条例にもあるように、自主的に、主体的に、石岡市の特性に応じて策定した、手づくりの計画案であるということがわかりました。担当職員の方々にはさまざまなご苦労があったことと、推察いたします。  3点目の質問です。計画を推進していくための取り組み体制と進捗状況の管理、成果の検証と評価の仕組みについてお伺いいたします。 193 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 194 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。本計画の策定後、計画に取り入れた施策の進行管理を行っていくことは、大変重要であると認識しております。教育委員会としましては、実効性のある計画とするため、継続的に取り組みの進捗状況を管理し、評価する委員会を立ち上げる予定でございます。委員会においては、個々の取り組みの実施状況を把握しながら、文化芸術を取り巻く社会情勢や時代の変化による市民ニーズに対応するため、毎年、評価・検証を行い、計画の見直し・改善に努めてまいりたいと思っております。  以上です。 195 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 196 ◯13番(山本 進君) わかりました。計画が策定された後、取り組みの進捗状況を管理・評価するための委員会を立ち上げるということでありますが、委員会の構成はどのようになるのかお伺いいたします。 197 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 198 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。計画の取り組み状況を管理・評価する新たな委員会は、学識経験者や文化芸術活動を行う者、公募による市民で構成することを予定しております。具体的な委員メンバーについては、現時点では検討段階ではございますが、文化芸術活動に取り組む団体やまちづくり活動を行う組織からの選任や、文化芸術活動に取り組む個人の方、また文化芸術活動に精通した方にお願いしようということで、想定しているところでございます。  以上です。 199 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 200 ◯13番(山本 進君) わかりました。それでは、私も言うなれば委員外委員として、ぜひこれからも計画の進捗状況をしっかりと注視していきたいと思います。  石岡市ではこのように文化芸術推進基本計画が策定されようとしております。私はこれまでにも一般質問の中で、文化芸術振興条例を制定してほしいと発言してきました。県内でも茨城県が条例を制定し、水戸市のほかつくば市、牛久市、結城市なども条例を制定しております。石岡市では今後、文化芸術振興条例を制定していく考えがあるのかどうか、お伺いします。 201 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 202 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。計画が策定されますと、文化芸術のあり方や方向性について、市の具体的な取り組みが示されることとなります。計画の取り組みを実現するためには、行政が市民や各種団体などと連携・協力しながら、文化や芸術活動を振興し、推進していくことが必要でございます。文化芸術活動に取り組む多様な主体がそれぞれの役割をしっかりと認識するためにも、今後、文化芸術の振興や推進を目的とした条例をお示しする必要があるのではないかと考えております。  先ほど申しました、今後、新たな委員会を設置し、取り組み状況を検証していく中で、委員の皆様からもご意見をいただいた上で、時期についても見定めてまいりたいと考えております。  以上です。 203 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 204 ◯13番(山本 進君) わかりました。よろしくお願いいたします。大いに期待をいたします。  ここで、私から市長に要望がございます。今回、私は、この計画案に寄せられたパブリックコメントの結果についての資料請求をいたしましたが、締め切り日、たしか12月5日だったと思いますが、これまでに応募は1件もなかったようです。市民が無関心なのか、それとも職員が手づくりで──先ほどそういう説明がありましたですね──つくったこの計画案には非の打ちどころがなかったから、そういうわけで市民からは意見の出しようもなかったのか、どちらかわかりませんが、私は、後者であるということを期待しております。市長からも、これらの職員の皆さんの努力を評価していただいて、ぜひその労をねぎらっていただければと思います。  再三指摘させていただいているとおり、今、市民会館の問題を受けて、複合文化施設整備計画の策定が急がれているわけであります。これについても恐らく市長は、文化振興課に計画策定の業務を命じるのではないかと思います。ただでさえ、以前から文化振興課は、その業務量からしても人員が足らないのではないかと心配する市民の声が、聞こえてきております。職員の配置、組織体制の強化に市長の英断をぜひ期待いたします。市長の見解をお伺いします。 205 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 206 ◯市長(今泉文彦君) 石岡市の文化行政のあり方に関連するご質問かと思いますが、今後、石岡が文化のまちとしてしっかりと歩みを進めていくためにも、文化行政に力を入れていくということは大事かと思います。そのための体制づくりについても、配慮していく必要があるかと思います。市民会館を新たにつくっていくというプロセスにおいて、市民文化のあり方をどういう方向に進めていくのかどうかというのも、市民の間の議論とそのプロセスを大切にしていきたいと思っております。それを支えるためにも、文化行政のスタッフをきっちりと準備するということも、検討していく重要な課題だと認識しております。  以上です。 207 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 208 ◯13番(山本 進君) ありがとうございます。ただいまの市長答弁、検討というよりも、お約束というふうに私は受けとめさせていただきましたので、ぜひぜひよろしくお願いいたします。  それでは、3項目目、最後の質問に移ります。2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催に向けた当市の取り組みについて伺ってまいります。  これも、私は早くから定例会を通じて質問をしてきたことであります。しかし、これまで、オリンピックに向けた石岡市の積極的な動きは、ほとんど見えてきていません。そこで、繰り返しになりますが、再度お尋ねするわけです。これらは、前回、本来9月の定例会で取り上げていきたかったわけでありますが、9月は、石岡市は茨城ゆめ国体の競技開催地として、それどころの状態ではなかったのかと思い、発言を遠慮したわけであります。オリパラ関連で質問ができるのは、恐らく今回の定例会がラストチャンス、あるいは遅きに失したかもしれませんが、ここで改めて、石岡市は東京オリンピック・パラリンピック大会にどのようにかかわってきたのかをお伺いいたします。 209 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 210 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。これまで当市では、茨城県がオール茨城で東京2020大会を成功に導くために設立した、茨城県東京オリンピック・パラリンピックキャンプ誘致等連絡会議への参加を通じまして、当該大会に関するさまざまな情報の取得や、茨城県や県内自治体との情報共有・連携を図ってまいりました。また、当該大会の開催をチャンスと捉えまして、地域活性化に向けた取り組みを戦略的かつ効果的に実施していくとともに、各自治体の知恵と力を終結して大会を強く支援することを目的とした、2020東京オリンピック・パラリンピックを活用した地域活性化推進首長連合へも加入をしております。  なお、大会期間中には、多くの人にオリンピックを楽しんでもらうことを目的として、競技会場以外に大型スクリーンを設置するパブリックビューイングを実施することも、現在、検討しているところでございます。  以上です。 211 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 212 ◯13番(山本 進君) ただいまいただいた答弁では、何か石岡市の主体性があまり感じられない。はっきり申し上げて、積極性、あるいは意欲が、本当に肌で伝わってくるような取り組みではなかったかなと思うんですが、大変失礼ですがそのような印象を受けました。  そこで、気をとり直して2点目の質問に移らせていただきますが、石岡市はいまだホストタウンに登録されておりません。これまでに海外の選手団の事前合宿のために、先ほど、そういった連絡会議にも石岡市は参加して、情報共有をしたということでありますが、事前合宿のために具体的にどのような誘致活動をしてきたのか、その内容と今日までの経緯、さらに大会開催まで残された期間はわずかではありますが、そのスケジュールを含めた今後の計画をお伺いいたします。 213 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 214 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。当市ではこれまで、モルディブ共和国を対象として、キャンプ地誘致、ホストタウン申請に向けた取り組みを行ってまいりました。事前キャンプ地誘致活動といたしましては、平成29年3月の市長による在京モルディブ大使館への表敬訪問を経て、平成29年5月9日にモルディブ共和国在日全権大使や1等・2等書記官を当市へお招きし、運動施設などを視察していただいております。この視察の際、モルディブ側からは、事前キャンプ地に関して前向きなご発言をいただいております。なお、この視察と、その際に市内中学生との交流が実現したことを機会として、平成29年5月24日に、内閣官房へ第4次ホストタウン登録申請を行いましたが、残念ながら登録は見送られてございます。またその際、モルディブ本国のスポーツ大臣及びオリンピック組織委員会会長に対して、茨城県知事から石岡市での事前キャンプをお願いする旨の親書を手渡したところでございます。  その後、それまで働きかけを行ってまいりました特命全権大使の退任や、モルディブ共和国の大統領選挙による政情の不安定化などによって、アプローチができない状況が続いておりましたが、平成30年6月の新大使の着任後、改めてモルディブ共和国へ働きかけを行いまして、平成31年2月26日には、モルディブ共和国のバドミントン選手と石岡第一高等学校との交流が実現しております。また、3月末には市長と大使が面会する予定でございましたが、こちらは実現しなかった経緯がございます。  今後でございますが、開催も迫ってきておりまして、大変状況的には難しいと思いますけれども、引き続きモルディブ大使館と連絡をとり、ホストタウンへの登録とともに、交流の意思を伝えてまいりたいと考えております。  以上です。 215 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。
                    〔13番・山本 進君登壇〕 216 ◯13番(山本 進君) 具体的には、海外選手団モルディブ共和国を対象に、さまざまな誘致活動をされてきたということを今お伺いいたしましたが、正式な登録には至っていないという説明をいただきました。今年の春、先ほどのご答弁の中で、新任大使と面会をして、事前キャンプ、合宿誘致を含めて、今後の交流のあり方を協議していくということでありましたが、その結果はいかがでしたか、お尋ねいたします。 217 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 218 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。先ほども申しましたとおり、市長と大使の面会が流れてしまった経緯もございまして、具体的なお話は進んでいないという状況でございます。  以上です。 219 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 220 ◯13番(山本 進君) それは、モルディブ共和国側から、新任大使から面会を断られたということなんでしょうか。今後、交流事業が展開できないというお断りだったんでしょうか。 221 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 222 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。その時期は、石岡市のほうが職務代理者で対応する期間になってしまったものですから、こちらから日程の変更等を……、お断りをお願いした状況でございます。  以上です。 223 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 224 ◯13番(山本 進君) そこで、なぜ職務代理者がいるのに、職務代理者に大使館に出向いていっていただいて、これまでの交流の経過を振り返って、新たに交流を促進しようというお願いがなぜできなかったんですか。最後のチャンスを逃したと私は指摘せざるを得ません。答弁をお願いします。 225 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 226 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。その時点で、職務代理者である副市長とも協議したわけですけれども、やはり市長ご本人が面会する機会をつくるべきだということで、そういう経緯になってございます。特にモルディブ側から否定されているわけでは決してございませんで、これからも良好な関係は続いていくと考えております。  以上です。 227 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 228 ◯13番(山本 進君) 茨城県では、これまで私が知るところでは、既に14の自治体がホストタウンに登録されているようであります。その数はまだまだ増えると報道されております。これらの自治体が、オリンピックの参加国と地域の交流や、選手団の事前キャンプを通じて地域振興をはかるホストタウンとして積極的な試みで取り組んでいる様子が、連日のように新聞、テレビ等で報道されております。石岡市には今、何もありません。歯がゆい思いをするばかりであります。  一方、まだ100近い国と地域がホストタウンを見つけられないでいるという現状があって、県では今でも定期的に、自治体にホストタウンの登録を促していると聞いております。石岡市に対して、モルディブ共和国以外にこうした働きかけがあったのかどうか伺います。  また、あわせて質問します。受け入れには渡航費や滞在費などが含まれ、負担する自治体もあるそうですが、一方、ホストタウンに登録されると、特別交付税の支援も受けられると聞いております。これらについても、石岡市は十分に研究してきたのかどうか、お伺いいたします。ここに至って誘致活動が不調であること、その責任を執行部はどのように考えられるか、ご答弁をお願いいたします。 229 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 230 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。情報といたしまして、まだ決まっていない国があるというお話を聞いてございます。その中で新たな国への働きかけということでございますけれども、まずはモルディブ共和国と接触を早急に図りまして、ホストタウン登録の意思を再確認した後に、新しい方向性ですかね、期間もない中でございますけれども、検討してまいりたいと思います。  あと財源の問題でございますけれども、議員ご案内のとおり、財政措置がございます。オリンピアン・パラリンピアン等の大会関係者との交流に要する経費に対しまして、2分の1を特別交付税措置するというものでございまして、そちらの支援措置も把握してございます。また、渡航費用等に関してでございますけれども、ほかの自治体の例を参考にさせていただきまして、検討してまいりたいと思います。  以上です。 231 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 232 ◯13番(山本 進君) オリンピック開催まで残りわずかです。恐らくもうホストタウン、事前合宿誘致のチャンスは本当に少ないものと思いますけれども、諦めずに最後の最後まで努力をしていただきたい、取り組みを続けていってほしいと思います。  オリンピアンとの触れ合いは外国文化を知ることで、これは私たちばかりでなく、子どもたちにも大変貴重な経験となるわけであります。そういった経験を石岡の子どもたちにもさせてやりたい、石岡の子どもたちにも外国文化に触れさせてやってほしい、そんな思いから、遅きに失したかもしれませんが、このような質問をさせていただきました。  最後に、3点目に用意した質問ですが、これについては過去の一般質問で執行部から、オリンピックの応援プログラムとして8つの異分野融合の企画を早急に取りまとめ、各部局に働きかけて積極的な取り組みをしていきたいという趣旨の答弁がありました。  しかし現執行部は、石岡のおまつりがbeyond2020の認証を受けてCulture NIPPONのホームページに掲載されるようになって、国内外にも情報発信をしていると、これをもって石岡市の全ての役割を終えた、そのように考えているのではないかと思えてしまうのでありますが、実際のところはいかがなのでしょうか、お尋ねをいたします。 233 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 234 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。当市では、オリンピックが行われる2020以降を見据えたレガシー創出を目的として、beyond2020プログラムへ、石岡のおまつりや石岡市美術展、石岡市企画展の申請を行い、認証を受けているところでございます。さらに、それに加えまして、オリンピック・パラリンピックムーブメントの普及と推進、さらに、豊かなスポーツライフを継続する資質や能力を育成することを目的として、小中学校において、オリンピック・パラリンピックについての学習を進めております。また、市民や小中学生を対象としたオリンピアンによる講演会や卓球教室を実施するなど、多くの市民にオリンピック・パラリンピックへの関心を持っていただけるよう、機運の醸成に努めているところでございます。  以上です。 235 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 236 ◯13番(山本 進君) わかりました。それでは、石岡のおまつり以外に、新たに企画された異分野融合の文化プログラム、これらはCulture NIPPONに掲載されているんですか。私が閲覧した限りで見当たらないんですが、その点いかがでしょうか。お尋ねいたします。 237 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 238 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。こちらの、先ほど申しました石岡市企画展、石岡市美術展も、プログラムの認証を受けている事業でございます。  以上です。 239 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 240 ◯13番(山本 進君) わかりました。私の関心が別なところにあって、なかなか執行部の取り組みの状況を把握していなかった部分があるかもしれませんが、ともかく石岡市民はもとより子どもたちのために、このオリンピック開催を絶好の機会と捉えて、子どもたちのために子どもたちに見合った活動を継続していっていただくよう執行部にお願いして、私の質問を終わります。  以上で、今期定例会における私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 241 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。午後1時30分から会議を開きます。                   午後 0時43分休憩            ───────────────────────                   午後 1時30分再開 242 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 243 ◯5番(川井幸一君) 5番・川井でございます。よろしくお願いいたします。本定例会は、平成元年、本年の最後の定例会でございます……令和ですね。令和元年の最終議会でございます。最後といいますと、やはり終わりよければ全てよしということもございまして、最後はびっちりと、しっかりと、引き締まった質問をするために、今回は項目を1つに絞りまして、質問してまいりたいと思います。質問というよりは提案という形でありますけれども、質問をしてまいります。  今回のテーマは、法政大学石岡総合体育施設の利活用を市はどう考えているのかという部分で、質問してまいります。  今、話しましたこの法政大学グラウンド、15万平方メートルといった広大な敷地の中で、野球場、サッカー、ラグビー、テニス場も9面ほどあります。また、ラグビー場、そして武道館という施設もある中に、変わった施設としては自動車の練習場といいますか、サーキット的な練習場もございます。広大な敷地の中にあるグラウンドであります。さらに、そこには宿泊施設もございます。200名程度が宿泊できる、まだ真新しい施設がありまして、先日私もちょっと周りから拝見しましたけれども、食堂も非常にきれいで、大きな敷地の中に2棟ほど宿舎が建っておりまして、しっかりと手入れされた宿泊施設であります。  そういったすばらしい環境のもとにありますこの施設を、石岡市民も有効に活用できるように、私も以前、本会議におきまして質問してまいりました。その結果と言ってはおこがましい話ですけれども、29年3月に、学生及び市民が、同じ料金で利用できる、また施設利用を通じて大学との交流、またスポーツ振興を図るための連携協定を締結したという経過もあります。  そういった意味で、この施設について、まずは現状をお伺いいたします。今の現状はどうなっているのか伺います。また、ここ近年の利用状況や現状について、大学として、この施設に対しましてどのような考えをお持ちなのか、そういった点も伺ってまいります。また、市として、当該施設の利活用についてどのように考えているのかも、あわせて質問してまいります。  よろしくお願いします。 244 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 245 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。まず初めに、現状でございます。法政大学石岡総合体育施設は、昭和23年に立地いたしました法政大学石岡校の閉校に伴いまして整備されました施設で、議員ご指摘のとおり、約15万平方メートルという敷地の中に、90年代後半に建築された200名収容可能な2棟の宿泊施設や食堂等の建物のほか、野球場、サッカー場、テニスコート、ラグビー場等が整備されてございます。当初は、大学の課外活動をはじめまして、体育の授業や附属中・高等学校の課外活動などに大いに利用されてきたところであります。また昨今は、学外の方へも開放しておりまして、石岡市在住の市民であれば、先ほどお話があったように、学生と同額の料金で利用できるなど、大学側としても利用促進に取り組んでいただいているところでございます。さらに、運動施設に関しましても同様に、市内の中学・高校・クラブチームのほか、県内外の団体にも利用されている状況でございます。  しかしながら、法政大学によりますと、その利用者も年々減少傾向にあり、10年前は約1万人であった利用者も、現在では2,000人を下回る状況にあるとのことでございます。大学側といたしましては、施設の都市部への集約化とコスト削減という観点を踏まえまして、当該施設そのもののあり方について検討を行っているとのことでございました。  市としても、貴重な施設であると認識しておりますので、大学と連携し、その有効活用について、ともに検討してまいりたいと考えております。  以上です。 246 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 247 ◯5番(川井幸一君) 今ほど公室長よりお答えいただきました。利用状況というのは、非常に何か寂しい感じがいたします。と申しますのも、先ほど申しましたように、先日私も伺いまして、グラウンドを見回してみますと、やはりまだ、大分グラウンドに関しては老朽化といいますか、設備投資がされずにいる中でのグラウンドであって、利用状況は大変厳しいんじゃないかという部分があります。  ただ、あの施設やグラウンド、広大な面積に多種類のグラウンドがああしてあるという、非常にそこの魅力は、やはり捨てがたいものがございます。そういった中で、市としても、私は、やはり今後も積極的に活用方法を考えていく必要があるのではないかと感じております。  そういった意味で、今回はあくまでも提案という部分ではありますけれども、その施設、グラウンドも含めた宿泊施設があるこの体育施設を、私はこの際、いろいろ財政面の部分はありましょうけれども、ある意味、英断をもって当施設を石岡市が買い取りまして、宿泊施設も兼ね備えていることから、合宿、セミナー、またスポーツの拠点として内外へ情報を発信し、ここ石岡が合宿のまち、セミナー及び研修のまちということでいろいろと、言ってみればシティーセールスをしてみてはどうかと考えております。  ここ石岡は非常に、私が改めて言うことでもありませんけれども、地に恵まれた場所であります。東京方面、また東北方面というところから、インターからのアクセスが非常に利便性に富んでおりますし、また、近くには茨城空港という部分も考えますと、交通手段は幾らでもあると。また駅も、もちろん急行も止まりますし、駅からの公共交通を整備すれば、鉄道を使っても利用が見込まれると、そういう非常に便利のいい場所でもあります。  ご存じのように、近隣には柏原工業団地がございます。そこには多くの企業が操業しております。その企業は、ただ単に1つということではなく、企業グループを形成する企業がたくさんあります。その中の社員の研修所として、また、福利厚生施設としての利活用も見い出せるのではないかと考えます。今、聞くところによりますと、企業も、自分たちのこういった研修場所を自分たちの会社が持つというよりも、そういった部分を借りられる部分、そういう部分を自分のところで持つということではなく、借りられる場所も検討するような時代に変わってきているということも聞いておりますので、そういった部分では非常に活用法があるのではないかと考えます。一例を申しますと、ここは自分のところの持ち物ですけれども、例えば南台には昭和シェル石油の宿泊所があります。研修以外の空いているときには一般にも貸し出しているという状況があります。  このように、活用拠点として考えるのであれば、企業誘致の際の石岡のセールスポイント、石岡にはこういった、研修・合宿できる場所がありますよという大きなセールスポイントになるのではないかと考えております。  また、実際には非常に財政がかかわってくる部分でありますけれども、大変な困難な部分もありますけれども、現在の工業団地内には、野球のための野球場とテニスコートがございます。またサッカー場、それと、少年野球やソフトボールのための球技場の公園等がございます。この施設を、どうでしょう、ここ法政大学総合体育施設に移転し、そこでまた集約して、空いた施設跡地を工業用地として企業誘致のために活用してはどうかという思いを持っております。  現在、柏原工業団地は全て埋まっているという状況は、数年来、私も聞いております。進出したくても諦めてしまう企業もあるという、そういった残念な話も聞いております。いろいろクリアすべき問題は多々あろうかと思いますけれども、こういったことをしていけば、企業誘致とスポーツ振興による交流人口増ということが、可能になるのではないかと考えます。  いろいろ申し上げていますけれども、失ってから、あのときこうすればよかったな、あのときこうだったなと言っては、後悔してしまいます。そういった後悔のないように、今回、このテーマで真剣に検討していただきたいという意味も含めまして、もう一度、執行部よりお考えを伺いたいと思います。 248 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 249 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。当該施設の利活用に関する市の考えでございます。当該施設は、宿泊施設、サッカー場、ラグビー場といった球技施設を備え持つスポーツ施設であることから、多種多様なニーズに応えられるものと考えます。また、立地につきましても、議員ご案内のとおり、路線バスは通ってはいないものの、常磐道や北関東道、JR常磐線、茨城空港からアクセスもしやすく、また大型観光バスで訪れても駐車スペースが確保されているなど、恵まれているものと考えております。  このような多くの利点を生かしながら有効活用していくことは、市民にスポーツを親しむ場を提供するのみならず、さまざまなスポーツを通じた人と人との交流の機会を生み出し、さらには、交流人口の増加により地域の活性化へもつながっていくものと考えます。また、施設利用の活性化と大規模大会の開催の可能性も期待できることから、周辺自治体との広域連携も、方向性として考えられるところでございます。  当該施設は、石岡市にとって重要な施設でありまして、スポーツの発展、交流人口の拡大という意味においては、非常に魅力的な施設でございます。今後の取り組み次第では、大きな可能性を秘めているものと考えております。よって、先ほどもお答えいたしましたとおり、大学と連携をしながら、今後の活用策を探ってまいりたいと考えております。  以上です。 250 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 251 ◯5番(川井幸一君) 公室長よりご見解を聞きますと、非常に執行部としても積極的なお気持ちを持っているという部分は感じられます。繰り返すようですけれども、この施設というものは、非常に私も魅力的な施設だと感じております。  先ほどより申し上げています。今回はあくまでも提案ということで受けとめていただければよろしいかと思いますけれども、私もこうして議員にならせていただいて、政治理念というまで立派なものではありませんけれども、私の考え方の1つには、まちの発展というものは、やはり経済の活性化なくしてはなかなか大変ではないかと。これから厳しくなっていく財政の中で、やはりこの経済の部分をいかに利用しながら、まちとしての力といいますか、町のそういった欠けていく部分を補っていく部分は、経済からかといった思いもありまして、そこには強い思いも持っております。  現在、人口減少、また学校の統廃合、それに公共施設の再編、中心市街地のシャッター通り、いわゆるマイナスと言われる連鎖が加速しております。そのための施策というものを、こうして私たち議員もいろいろと提案しておりますけれども、私は、経済が活性化できれば、そこには雇用が生まれ、そしてもちろん人が住み、家庭を持ち、子どもができ、そしてまた学校、その周辺に商店街ができる、そしてまた公共交通が整備されると、いわゆるプラスの連鎖を生み出してくる。そういった部分では、本当にダイナミックな、ここでの政策が必要ではないかと強く感じております。そのためには、実際にこの石岡に、肝心かなめの働く場、自分たちが生活するもととなる働く場が必要であると思いますし、なくてはならないものだと思います。またそれに伴って、安価な、優良な住宅も必要になってきます。  現在、先ほど申しましたように、企業誘致したくても、ここ工業団地にはございません。私も簡単に考える部分がありまして、なければ、すぐ隣にそういった部分をつくればいいんじゃないかなんていう単純な発想もありましたけれども、やはりそこにはいろいろな縛りでありますとか決まり事がありまして、簡単にできないという現状があるわけです。近隣を見てみますと、例えば小美玉市には、スマートインターから茨城空港、その近くに、近隣地に広大な工業用地を有しております。また、その隣でありますかすみがうら市を見てみますと、道路整備も、工業団地や住宅地を連携する整備を、駅前の区画整理等も行いながら進めていると。近隣の市町村でも大分力を入れて、そういう部分は進めております。  その部分におきまして、この法政大学の総合体育施設の活用次第では、この石岡市も大きく変わること、経済発展への可能性も見出せると、私は強く感じております。本年度の当初予算を計上して、見送った部分があります柏原サッカー場の人工芝化、照明器の整備、たしか2億円近かったかという話でした。この法政大学の施設は実際にどのぐらいで買い取れるか、買収できるかはわかりませんけれども、やはり本市と今までの法政大学とのつながり、関係からいって、有利な条件でお話は進むのではないかと私は感じております。それを、先ほど申しましたサッカー場を例えばここに移転して、人工芝等を図れば、多くのクラブチームや合宿、そしてまた大会等が開催できるのではないかと思います。  さらに言えば、まだまだ老朽化しています──私も野球部出身ですので野球のお話をしますと──野球のグラウンドなんかも、今よりもワンランク、ツーランク上げたグラウンドを持つということになれば、やはり同等の大きな大会……。何しろ、何度も言いますけれども、グラウンドの隣には200人収容できる宿泊施設があると。そこを低額な料金で、しかもちゃんと食事もできるということになれば、立地条件からいたしましても、ここ石岡に集まってくるのではないかと思います。  また、グラウンドに関して言いますれば、ここ石岡にはサッカー場、もちろん野球場もありますけれども、まだまだ県内等々の施設と比べるとランクが低いと。実際にスポーツをやる立場として、学生の立場として考えると、どういったところで練習したいか、試合をしたいか。それはやっぱり、設備投資された立派なグラウンド、ここでやれてよかったなと、ここでやると何かわくわくしてくる、そういった思いで練習できる場所をここ石岡につくっていただければ、やはり石岡市民の思いも、自分のところには立派なグラウンドがあるという思いにもなりますし、ここでやる方々の大会等も、そういった整備されたグラウンドでやれることによって、どんどん誘致できるのではないかと私は考えております。  ただ、そこには大きな財政の部分がございます。先ほどから財務部長の顔を見ますと、大分渋いお顔でございますので、お金に関してはいろいろ大変な部分もございましょうけれども、やはりこれから石岡市は市の持ち物の部分で、財政的な部分を含めて大変な部分があるということで、なくしていく部分というものももちろんあります。ただ、次の世代の若い人たちも含めて、これからの世代の人たちのためにも、設備投資、新たなものをつくっていいものをつくる。それが石岡市のまちの誇りとなり、石岡市に住む大きな原因となる部分もありますので、ぜひともこの辺の部分を、そういった部分も考慮しながら考えていっていただきたいと思います。  ここ石岡にはみらい創造プランというものがございまして、その中で生涯スポーツの推進が位置付けられ、スポーツ施設の整備やスポーツコミュニティの構築というものが挙げられております。さらに、多種多様なニーズへの対応のため、地域スポーツ環境の整備並びに次代を担う若い世代の人材育成といった観点から、施設運営や事業の検討もうたっております。そういった意味も含めまして、石岡市の思いも大分ここの部分に出てくるという感じも、大分強く私は思っております。  そういう意味におきまして、私も3回目ですので、最後は市長にお伺いいたしますけれども、法政大学のこの総合体育施設について、市長としてどういったお考えを持っておるのか。まだまだ提案の部分でありますから、そういった意味も含めてのお答えになるかと思いますけれども、ぜひとも今、私が話した中での感じる部分をじかに市長からお答えいただき、ぜひとも前向きな答弁を最後に聞きたいと思いますので、ぜひともよろしくお願いいたします。 252 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 253 ◯市長(今泉文彦君) 半ノ木にある法政大学の総合体育施設についてお答え申し上げます。この非常に広大な、スーパー総合体育施設とも言える法政大学のグラウンドと各施設でありますけれども、大変魅力的なものであるかと思います。長年、石岡市においてスポーツ交流の一翼を担ってきた施設でありまして、今、川井議員の意欲的な提案に大変聞き入っていたところでありますけれども、ある意味、大きなチャンスかなと思っております。それと同時に、最初に、この体育施設を法政大学で考えてほしいということを耳にしたときには、石岡市で持ち切れるのかなということを思ったわけです。規模的には、本来は県が持つクラスの財産かなと思ったわけですけれども、しかし、体育施設で有効に使っていけば、やりようはあるのかなということも、同時に考えました。  こういった施設を使っている事例として、北海道の網走市が、プロスポーツのキャンプ地として使っております。そこを見に行ったことがありますけれども、非常に広大な土地で、そこで有名選手がたくさん集まって、複数の競技ですけれども、シーズンオフにキャンプを行っているという、そういう誘致スポーツ施設として活用して、地域活性化につながっております。  法政大学のこの場所ですけれども、石岡市の約中央部に位置する場所でありますけれども、昭和15年に全国滑空飛行というグライダーの全国大会があったところでありまして、そのときは、駅から離れているという、そういう時代だったものですから、地理的条件はあまりよくないとされておりましたけれども、現在は道路もよくなったし、大分状況は違うと思いますけれども、いずれにいたしましても、スポーツ施設でありますので、市民スポーツの振興と、もう一つは地域の振興という2点から、この可能性を考えていきたいと思っております。  以上です。 254 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕
    255 ◯5番(川井幸一君) 市長より大分積極的なご回答をいただいたと感じております。ありがとうございます。  質問を終わります。 256 ◯議長(池田正文君) 次の質問者に移ります。  21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 257 ◯21番(高野 要君) 21番・高野 要でございます。4点ほど通告してございますので、ご質問をさせていただきます。  第1点目、選挙管理委員会と事務局である書記長の関係、権限、責任についてをお伺いいたします。  前回、選挙管理委員会の役割、その責任はどのようになっているのか、第2回定例会の総務部長、選管書記が答弁されましたことを確認させていただきました。その答弁において、耳を疑うような答弁がございました。選挙公報の発行は、選挙管理委員会に諮らず、自らの決裁で行ったということでありました。その理由は、時間がなかったということであります。選挙管理委員会のずさんさが如実にあらわれた答弁でございました。このようなことが公職選挙法上適切なのか、法を逸脱していないのか、その辺についてこれから伺ってまいります。同僚の議員がすばらしい質問をした後で、このような質問で大変恐縮ではございますが、どうしてもただしておきたいというようなことがございまして、質問をさせていただきます。  まず第1点、選挙管理委員会の権限と責任についてお伺いしてまいります。決算特別委員会でも確認させていただきましたが、本会議の場で、確認の意味でお伺いをいたします。  選挙管理委員会委員は、地方自治法に規定されておりますその職務権限について、地方自治法186条第1項は、選挙管理委員会は、法律又はこれに基づく政令の定めるところにより、当該普通地方公共団体又は国、他の地方公共団体その他の公共団体の事務及びこれに関係のある事務を管理すると規定しております。これによりますと、全ての選挙にかかわる事務は選挙管理委員会が行う、携わるということで間違いございませんか。お伺いいたします。 258 ◯議長(池田正文君) 選挙管理委員会書記長・久保田君。 259 ◯選挙管理委員会書記長(久保田克己君) 地方自治法第121条の規定に基づき、石岡市選挙管理委員会委員長から説明員及び説明を委任されておりますので、総務部長として兼任する石岡市選挙管理委員会書記長としてご答弁申し上げます。  ただいまおっしゃられました内容につきましては、議員のお見込みのとおりと考えております。 260 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 261 ◯21番(高野 要君) それでは2点目、つまり全て選挙にかかわること、これは独立機関である選挙管理委員会が決定・執行していくことが、明確にされております。  次に伺いますが、選挙管理委員会は187条において、委員の中から委員長を選挙しなければならないと規定し、さらに、委員長は委員会に関する事務を処理し、委員会を代表するとしております。つまり、選挙管理委員会は合議体であって、委員長が単独で物事は決められず、委員会に諮りながら選挙に関する一切の事務を執行していくわけであります。そこで伺います。法律に規定する委員会に関する事務に選挙公報も含まれます。これは上位機関に確認をとっております。その内容、つまり法律に定める選挙に関する事務を委員会に示さず、書記長である総務部長が自らの判断で行い、広報が発行されてから事後に委員長はじめ委員がわかるということは、法律違反には当たりませんか。はっきりお答えください。 262 ◯議長(池田正文君) 選挙管理委員会書記長・久保田君。 263 ◯選挙管理委員会書記長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。選挙公報の発行につきましては、選挙公報掲載申請の最終期日、また選挙公報の掲載順序、選挙公報の配布方法に関し、選挙管理委員会の議決をいただいております。その議決と、石岡市選挙公報発行条例第2条の選挙公報を1回発行しなければならないという規定に従い、事務局において事務を進めたものでございます。  以上です。 264 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 265 ◯21番(高野 要君) 答弁ありがとうございます。それはもっともらしい答弁でありまして、前回の我々、あの統一選挙において、そのような事実が確認できなかったんですね。確認ができていればこのような質問はしていないわけでありますが、一切議事録にも載りませんし、ありませんし、一般の市民の方と、言質をとらなくてはいけないということで管理委員さんのところを歩きましたが、皆さん全て、私たちは公報をいただいて、見て、初めて知りましたと。そういう会合が一つもなされていないわけであります。ですから、そこで議決をいただいてという言葉はもっともらしい発言で、それは、議決をいただくことは当然でありますけれども、やはりそれを無視してやってはいけない。私はそこを今、お話し申しているわけであります。  やはりきちっとこういったことはやらなければならない。これは事務手続です。要らないのかもしれません。しかしながら、部長にここで申し上げますが、やはりすることはしなければならないんです。無視はしてはだめなんです。やらなくても公報はできるんです。何でもできます。しかしながら、そのような方々、1つの権限を与えて、市長から命をもらって仕事をしているわけでありますから、その人たちを阻害してはならないわけであります。  そこを詰めても仕方ありませんから、今日はおさらいでありますから、よく頭を冷静にしまして答えてください。間違っていることは、こうして指摘していきます。現実的に、今こうしてお話ししているのは、私たちも何か月もかけてお話を聞いたり、何か、地元の人とともにやってまいりました。そういった中で、やはりずさんさ、慣れ合い、そういったことで来たこと、これを私たちはいけないとしているんです。どんなことでも手続上の轍は踏まなくちゃいけない。それを、やはり今のような○○発言は決して許されるものではない。前も言いましたけど、議事録にも何にもなっていないんですね。ですから、その辺のところを少し、今日は詰めませんけど、反省すべきところは反省するべきかと思います。  それでは、3点目、お伺いいたします。法律に基づいて、書記長である総務部長の権限を明確にしていきたいと思います。あなたが行ったことが、権限を逸脱していないのか、どこに選挙管理委員会以上の権限があるのかを伺ってまいります。地方自治法第191条第3項は、書記長は委員長の命を受け、委員会に関する事務に従事すると規定しております。この内容は、職務上、委員長の指揮のみを受けるという解釈が示されております。つまり書記長は、委員長の権限を越えることはあり得ないということであります。委員長を超えられないということであります。委員長及び委員が知らないことを、自らの判断ではできないことが、ここで法律上、明確に示されております。  これらを踏まえて、書記長がとった行為、選挙管理委員会に示さず公報を発行したこと、これがどの法律をもって適切なのか、できたのか、ご説明いただきたいと思います。 266 ◯議長(池田正文君) 選挙管理委員会書記長・久保田君。 267 ◯選挙管理委員会書記長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。今、地方自治法のくだりを申されましたが、石岡市の選挙管理委員会規程第13条に、委員長の担任事務といたしまして、書記その他の職員の任免に関することが規定されております。また、同規程第15条第3項に、「委員長は、書記の中から書記長1人を任命しなければならない」、同条第4項には、「書記長は、委員長の命を受け、書記その他の職員を指揮監督して、委員会に関する事務を掌理する」とございます。ただいま申し上げましたように、選挙管理委員会事務局は、選挙管理委員会の事務を行う組織であると考えております。  また、先ほど来、公報の発行についてご質問がございます。選挙管理委員会といたしましては、特に私の権限で発行したものではございませんし、先ほど申し上げましたように、選挙公報掲載申請の最終期日、選挙公報掲載順序、選挙公報の配布方法に関して、選挙管理委員会の議決をいただいております。また、その議決と、石岡市選挙公報発行条例第2条の選挙公報を1回発行しなければならないという規定に基づいて、事務局において事務を進めたものでございます。  以上です。 268 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 269 ◯21番(高野 要君) 答弁ありがとうございます。そういう詭弁を述べていても、どうしようもならないんです。いいですか、これ議事録に載っているんですからね。いいですか。根本的なことをあなた、忘れているんです。委員長を超えられないんです。あなたが勝手にできることはないんです。それをあなたは考え違いしています。法律の何条にどうの、わかりません。しかしながら、あなたが勝手にできることはない。今回の議事録、あなた、見ていますか。会議録、見ていますか。あなたは会議を開いたこともない、何もしていないんです。日にちがありながら何もしていない。私は会議録をいただいて、持っています。そういう詭弁じゃなくて、もうちょっと誠意を持った答弁をしなさい。いいですか。  あなたには権限がないということを、私は申し上げたいんです。今、言いましたよね。私がつくったものではない。あなたがつくったものなんですよ。委員さんたち、みんな知らないんです。忙しいから、時間がなかったからと、この間答弁しているじゃないですか。私の質問も議事録に残ります。しかしながら、あなたの答弁も議事録に残るということを考えて、おさらいですから答弁してください。まあ、それはそれでよろしいです。  第4点、石岡選挙管理委員会規程第14条は、委員長の専決処分を規定し、それを受けた形で、石岡市選挙管理委員会委員長専決規程があります。第3条に委員長の専決できる項目が21項目示さされております。このことを裏を返せば、この21項目以外は、委員長は決裁によって専決はできないこととなるわけであります。今回の選挙公報は決裁で可能ですか。委員長、委員は内容を知らないと言っております。仮に決裁を受けたとしても、これは合議体である委員会に示すべきではありませんか。あなたのやっていることはおかしくありませんか。お伺いします。 270 ◯議長(池田正文君) 選挙管理委員会書記長・久保田君。 271 ◯選挙管理委員会書記長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。選挙管理委員会が今回の公報発行に当たって、その内容を確認していないというようなお話かと思いますが、今回の選挙公報発行に当たっては、先ほど申し上げました議決と、発行しなければならないという規定に基づいて発行したものでございまして、またその内容について、一部分ではございますけれども、発行前に選挙管理委員会の皆様に確認はしていただいております。  以上です。 272 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 273 ◯21番(高野 要君) ちょっと時間が経っていますけど、議決したもののその文書があったとしたら、これ大変なことになりますよ。何もないということを聞いているんですから。今日、傍聴者もいますけど、傍聴者の人の中でも言質をとった人いますよ。議事録はもらってあるそうです。会議録ですか。そんな会議開いたこと一遍もありません。せっかく部長が述べたことですから訂正してくれとは言いませんけど、後で後日、文書にていただきたいと思います。なかったら大変ですよ。無理にしなくてもいいんです。今日はおさらいと言っているんですから。まあ、いいです。  それを飛び越えて、次です。合議体ですか。これは委員会に示すべきではありませんかと。それを飛び越えて、事務方が、時間がないからと先に先行し、後に委員長はじめ委員が、発行された公報を一般市民と同じタイミングでわかるということは、全く今、その議決がなかったとしたら、違法どころではないですよ、これ。そういったものはありませんと、何人もして聞いているんですよ。そういったことがあったですかと。だから、部長、そういったことはね、逆に言ったら取り消しておかないとまずいんじゃないですか。別に取り消してもらう必要もないですけど。  これ、法律違反ではないですか。別に無理に答えてくれとは言わないですよ。そういうようなごり押しもする必要もないし、今日は先ほどから言っているようにおさらいですから、私はわからないこと、抜けたことをお聞きしたいだけです。違反とか違反でないのか、イエスとかノーかなんて、これも、私も質問していることがおかしい質問かもしれませんので、次に行きます。  それでは、引き続きお伺いします。石岡市選挙管理委員会規程第8条第2項は、委員会の開催中に急施事件があるときは、前もって告知事件に限らず、直ちに会議に付することができると規定しております。幾らでも委員会に示す時間はあったじゃないですか。できたのではありませんか。時間がなかったというのは、理由に当てはまらないと、私は強く申し上げておきます。  そこでお伺いします。第11条、書記は会議録の作成義務があります。私も内容を見たいと思いますけれども、そうは申し上げません。今回の選挙公報に関する案件、やりとりは、一切会議録には記載がないということで間違いありませんか。会議録にはそのことがなかったということで、会議録、間違いありませんか。議決をとっているんですからあるんでしょう。あるんなら、あると答えてください。後で議事録をお見せします。 274 ◯議長(池田正文君) 選挙管理委員会書記長・久保田君。 275 ◯選挙管理委員会書記長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。選挙公報の発行につきましては、先ほど来申し上げておりますように、選挙公報の掲載申請の最終期日、選挙公報掲載順序、選挙公報の配布方法に関しては選挙管理委員会の議決をいただいております。  以上です。 276 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 277 ◯21番(高野 要君) 議決をいただいていないんですよ。私がこう言っていても仕方ないから、後でお示しください。  これがないということが判明いたしますと、法律に定めた選挙に関する一切の事務、さらに合議体である委員会の審議、決定、委員長の専決事項、これに抵触し、今回の選挙そのものが、法律に定めた手順を経ずに実施されたということになります。弁護士さんに聞いてきましたら、これが明らかになると、選挙は無効になる可能性もあるということでございます。書記長である総務部長、どうですか。あなたのとった行為、私たちも時間をかけていろいろ会議録や何か、見せていただきました。  じゃあ、ここで大変失礼な質問かもしれませんけど、あなたがとった行為、これは適切であったと言えますか。お答えください。 278 ◯議長(池田正文君) 選挙管理委員会書記長・久保田君。 279 ◯選挙管理委員会書記長(久保田克己君) お答え申し上げます。今回の選挙公報発行につきましては、選挙管理委員会の対応といたしまして、法令等に従い、さらには参考図書、顧問弁護士等の見解もいただきながら事務を進め、発行したものでございます。  以上です。 280 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 281 ◯21番(高野 要君) 顧問弁護士の相談なんて関係ないじゃないですか。きちっとしたことをやっているのに、どうして顧問弁護士が必要なんですか。自分たちは間違ったことをやっていないんでしょう。間違ったことをやるから、間違ったことに手を出すから、そうなると顧問弁護士が必要であって、事務職員の方々がきちっとやっていれば、そんな人要らないんじゃないんですか。何でそこで顧問弁護士が出てくるんですか。事務手続の問題で顧問弁護士なんて必要ないでしょうよ。ほかの問題だったらあるかもしれません。公報を云々というやつでいろいろありましたから。ほかの問題で、どこに弁護士が必要なんですか。問題は先ほどから申しているように、議決をとったとか、片方で委員の方々は、私たちは何も知りません、うちへこの新聞が入って初めて知ったんです。よその市町村と全然ちがいます。よそでは、選挙管理委員さんには一から十まで相談してやっている、そういうことまで聞いてきましたよ。  自分たち事務局、事務局はいいでしょう、正当化するのも。しかしながらどうなるんですか、選挙管理委員会の委員の皆さん方。やはり公務員であれば、公務員法もあるでしょう。少しは市民本意のまちづくりというようなことがよくありますけど、やっぱり市民目線に立って、自分でいろいろ答弁も言うべきじゃないですか。私ももうこの件については、今回でなるべく終わりにして、前向きな答弁をどんどんしていきたいと、自分でもいろいろ施策的にもやりたい質問もあるもんですから、そういうふうにしたいと思って、今おさらいということで聞いているんですが、やはり事実に基づいた答弁というのが必要だと思います。ないことを言ってしまった後で苦しくなりますから、後でいろんなこと、また資料の請求をしたいと思います。  それでは、そこで、事務を総括する副市長に確認いたします。今回の一連の行為は全く問題がないと思いますか。お伺いいたします。 282 ◯議長(池田正文君) 副市長・根本君。 283 ◯副市長(根本博文君) お答え申し上げます。本件は、選挙管理委員会にかかわる問題でございまして、私の権限外でございますので、答弁は差し控えさせていただきます。 284 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 285 ◯21番(高野 要君) それでいいですね。権限外のことをやってしまうと、また問題になりますから。はい、わかりました。  それでは、総務部長、書記長としての権限の逸脱、法律、規程との関係、副市長はどのように捉えているのか。副市長の見解、もしあれば、今回のこの……。副市長ですから見解ぐらいお持ちかと思うんで、私には関係ございませんということであれば、それで結構です。お答えください。 286 ◯議長(池田正文君) 副市長・根本君。 287 ◯副市長(根本博文君) 総務部長としての職責を果たしていると思っております。 288 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 289 ◯21番(高野 要君) 今の言葉に──もう一度お伺いします──間違いございませんか。間違いないんですか。はっきり答えてください。今後に、私たちも今後の活動……、活動ではないですね。質問等々にも影響してまいりますので、はっきり答えてください。 290 ◯議長(池田正文君) 副市長・根本君。 291 ◯副市長(根本博文君) 総務部長の事務処理については、適切であったと考えております。 292 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 293 ◯21番(高野 要君) 副市長がそう言うんですから、間違いないんでしょう。もし間違いがあったときは、きっちりと市民の方々に謝罪をしてください。今の答弁を聞きまして、もう今回でやめようと思ったんですが、これからも追及してまいりたいと思います。  私は、このことが曖昧なままやり過ごしますと、選挙管理委員会そのものが形骸化し、合議体である審議過程をスルーし、書記長の一存で物事が決定されていくことになりかねないということであります。まさに今回の件は、そのことを物語っております。公正であるべき選挙、このとりでである選挙委員会のあり方、それを機能させないように行った書記長としての責任は、非常に重いものがあります。  今日、本日、今、この件に関しての質問をさせていただきましたが、また今後、○○発言、これにつきましては許されないものがあります。ここは議場ですから、きちっとまたただしていきたいと思います。この件については終わります。  続けて大丈夫ですか。それでは、選挙管理委員会の守秘義務と責任についてをお伺いいたします。  ビラ、ポスターに掲載される責任者、この人物が不適合であるという判断が選挙管理委員会からあり、その責任者を訂正するといったことがありました。全くあきれた行為であります。本人からすると、選挙妨害ととれる行為であるとも言っておりました。この行為の事実関係について伺います。この問題についても、以前お聞きしまして、驚くような答弁がありましたので、さらにお聞きしてまいります。  今回の選挙において、ビラ、ポスターに掲載される責任者、この人物が不適合であるという判断が選挙管理委員会からあり、その責任者を訂正するといったことがありました。このことについて選挙管理委員会の書記長である総務部長から、この訂正を指示できるのは警察であるといった答弁が明確になされました。これは、自らが行った行為を自ら否定するものであります。この大問題を放置するわけにはいきません。人権の問題にもかかわってまいりますので、選挙管理委員会、特に書記長の判断でやられたと思いますので、これは絶対に許すことはできませんので、厳しく質してまいります。時間もございませんので、正しい答弁をお願いいたします。  第1点、再度確認いたします。前回の答弁で、ビラ、ポスターの責任者が不適格であるという判断、指導、指示は警察しかできないという答弁に間違いはございませんか。お伺いします。 294 ◯議長(池田正文君) 選挙管理委員会書記長・久保田君。 295 ◯選挙管理委員会書記長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。ポスターの掲示責任者がおかしいという、これは捜査権限に当たるかと思いますけれども、選挙違反の取り締まりにつきましては警察が行うものでございます。つまり、選挙管理委員会にはそういった取り締まりとか、そういった捜査の権限はないと。ただ、一般論といたしまして、選挙運動を禁止されている者が選挙運動に携わるようなことがあれば、公職選挙法に抵触するおそれがあるということで、ご本人に注意喚起などをさせていただく場合もあるかと考えております。  以上です。 296 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 297 ◯21番(高野 要君) 今、後から言ったやつね、本当に答弁書に載るんですよ。司法しかできないんですよ。部長、何か勘違いしているんじゃございませんか。あなた勘違いしているんですよ。行政が司法に入ることできないんです。ポスターの頒布責任者、誰でもいいんです。会計責任者、これはだめです、法に触れている人は。そういうことです。頒布責任者は誰でもいいことなんです。そういったこと、あたかも自分たちを正当化していますけど、あなた、言っていること自体が間違っているんじゃないですか。頒布責任者、誰でもいいんですよ。それで、このようなことはあなたたちがやるんじゃなくて、警察がやるんでしょうよ。  じゃあ、これ、部長ね、部長が今最後に述べられた答弁、この人物は不適格者であるから差し替えを指示した。これ、本当にあんたの権限、逸脱していないんですか。公務員としてどうなんですか。問題がないとすれば、ここでお聞きしたいんですが、法的な根拠、どの法、何条の何項に基づいて、私たち選挙管理委員会、指導したと。余計なことを言わなけりゃ質問しないんですが、指導したということの根拠を示してくださいよ、法的根拠。警察へは行きました。石岡市役所はできません。警察だけです。部長、ですから、その場しのぎじゃなくて、私は、選挙管理委員会はできませんと言えば、それで終わりなんです。できるんですね、今後は、じゃあ。できないんです。ですからいいですよ、答え、結構です。  警察にしかできないことを、石岡市の選管、その書記長は行った。これは事実であります。このことによって、この方が選挙に関し法的に不適格者であるということを、第三者が知り得ることになったわけであります。この方の人権というものは、あなた方はどう思っておられますか。人権を侵害しておりませんか。当人でなく、第三者に電話をしたそうです。お伺いします。 298 ◯議長(池田正文君) 選挙管理委員会書記長・久保田君。 299 ◯選挙管理委員会書記長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。私ども地方公務員には、地公法第34条によりまして、秘密を守る義務というのが課せられております。そういった中で、先ほど、一般論ではございますが、そういった事象が見受けられたときには注意喚起をする場合があるということで、選管から第三者に対してそういった注意喚起をすることはない。あくまでもご本人様に、そういった抵触するおそれがあるというような注意喚起をさせていただく場合はあろうかと思います。  以上です。 300 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 301 ◯21番(高野 要君) 注意喚起でも、看板ぐらいならいいでしょう。こういうことは注意喚起もできないんですよ、人権問題ですから。あなたは法律を犯していますよ。昔、犯罪歴があるでしょう、そういったことをあなた方が言う権利はないんです。何もかにも自分たちができると思ったら大間違いなんですよ。だから、全くおかしな話で、これは言えない、一方で言ってはいけないことを言っているんですよ。それで、最終的には自分たちの部下のせいにするんですね。部下でしょうと。  じゃあ、はっきりもう一度聞きますよ。この件は、責任者でなく職員、部下がやったことですか。あなたは関係してございませんか。お答えください。 302 ◯議長(池田正文君) 選挙管理委員会書記長・久保田君。
    303 ◯選挙管理委員会書記長(久保田克己君) 選挙管理委員会の事務局として事務を進める中で、そういった注意喚起を行ったものと思っております。  以上です。 304 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 305 ◯21番(高野 要君) 注意喚起というような言葉で今言っておりますけど、これは注意喚起というようなことではございませんよね。いずれ法的な場所できちっと話し合いもしなくちゃいけないんでしょうけど、やはりあなたの一言で、善良な市民の平穏な生活ですよ、ずたずたになったんですよ。誰もわからないことが皆さんにわかってしまったり、これ、絶対に許されるものではないんではないですか。私は許しませんよ。  1個目の質問にもあったかと思いますけれども、書記長である総務部長の判断、行為が引き起こした、取り返しのつかない問題なんです。あなた方は簡単にやったんでしょう。しかしながら、大変な問題です。ちょこっと話しさせていただきますが、これは私の選挙でございますけれども、11時ごろ、ポスターを剥しなさい、ポスターの名前を張り替えなさい、チラシはまかないでください。聞きました。この頒布、張り直し切れないんだけど、どうしますか。善処してくれるのかと思ったら、それは市民が考えることですという言葉が返ってきたんですね。ですから、私、もうこの件、やめようと思ったんですが、今日質問しているんですよ。あなたが、皆さんが選挙に出て、いざ出陣というときに、ポスターは張るんじゃない、名前を変えろ、チラシは配るんじゃない、このようなことが起きたらどう思いますか。本当に何が何だかわからなかったですよ。それで、平然としてこういうことを言っているかと思うと、私もいろんなところを歩きました。これは明らかに違法行為です。そのようにどこまでも自分が正しいと思えば、正しくしていっていいんじゃないかと思います。これによって傷ついた人、たくさんおりますので、また皆さんでご相談して、これから対処してまいりたいと思います。  副市長にお伺いしようと思ったんですが、総務部長のやっていることは正しいというような答弁しか返ってこないと思うので、今お聞かせしましたけど、選挙の前に、今、いざ出陣のときに、ビラを張るな、何をするな、チラシはまくな。副市長、こういったことが総務部長がやっている正しい行為と言えますか。明らかに法律違反ですよ。あなたに聞いても仕方ないから聞きません。きちっとした答弁ができればいいんですけど、右に倣えではどうしようもない。  それでは観点を変えます。地方公務員法第34条、これは秘密を守る義務、公務員の守秘義務を規定しております。職員は、職務上知り得た秘密を漏らしてはならない。これは副市長に言っても釈迦に説法でしょうから……。行政において、職員は多くの情報を扱います。その情報を職員らが漏らしてしまえば、大きな不利益をこうむる市民、企業が出てまいります。そのため、公務員としてやってはいけないことを厳しく規定しているわけです。  今回のことは、このやってはいけないこと、秘密を守る義務違反と言えると思います。ここはわかるでしょうから、副市長、部長はもういいです。副市長、問題がないと言えますか。秘密を守る義務です。あなたに何回も言います。秘密を守る義務は公務員にあるのか、ないのか、お答えください。 306 ◯議長(池田正文君) 副市長・根本君。 307 ◯副市長(根本博文君) お答えいたします。法律に基づきまして、公務員には守秘義務があるものと考えております。              〔「ありがとうございます」と呼ぶ者あり〕 308 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 309 ◯21番(高野 要君) すみません。私も鬼ではないので、いろいろ本当に質問をるるさせていただきました。この件に関しても、やっぱり私もそうですけど、お互いに襟を正すところは正して、反省して、そして、このようなことがないように、やっぱりいくべきかなというふうに思っております。この件は終わります。  それでは、あと10分ありますね。人事管理制度について、職員の不祥事への対応についてを伺います。  マスコミ等で公務員の不祥事が報道されているが、本市職員の道路交通法をはじめ不祥事の実態はどのようになっているのか、その行為に対する分限懲戒委員会の実施はどのような手順で行われているのか、職員の人事管理制度について、お伺いしてまいります。  前回におきまして、公務員が不祥事を起こした場合、どのような手順で分限懲戒処分がなされるのか、またその処分はどのような目的、内容なのかといったことを確認させていただきました。今回、前回の答弁を受けまして、制度上問題があるのではないかといった部分がありましたので、改めてお聞きしてまいります。ちょっと時間がないので早口になりますけど、お許しいただきたいと思います。  最初に、本市職員の不祥事、道路交通法違反をはじめ、いろいろあると思いますが、現状の報告をお願いいたします。それは、年度間においてどのようになっているのか。増えているのか、減っているのかもお示し願いたいと思います。 310 ◯議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 311 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。まず、道路交通法関係といたしまして、職員の交通違反及び交通事故につきましては、平成28年度が75件、平成29年度が66件、平成30年度が75件、今年度については4月から11月まででございますが、51件の報告がございました。  以上です。 312 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 313 ◯21番(高野 要君) 増えているのか減っているのか、ちょっと私にはわからないんですが、これはどこに原因があるのか、それらについて、またどのような指導、研修、改善等を行っているのかをお伺いいたします。 314 ◯議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 315 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。職員が交通違反、また交通事故、そういったものを起こした場合には、速やかに所属長に報告することとなっております。そして、当然その場で、所属長から当人への指導が入ります。また、それらの報告が順次、総務部長、また上司のほうへ報告になるものでございます。そういった中で、こういった法に違反した、また事故を起こしてしまった職員については、そういう注意喚起をその都度行っているという状況にございます。  以上でございます。 316 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 317 ◯21番(高野 要君) 全体の奉仕者としての自覚、そういったものが欠如しているのではないかと思います。公務員を目指したときの決意、そういったものが、日々の生活や業務の中で、だんだん薄れていっているのではないかと感ずるところです。そこを、毎日の職場における朝のミーティングや研修を通して、私はしっかりとやっていただきたいと思うところです。たとえ軽微な交通違反かもしれません。しかし、実態はこんなに多い。交通違反はれっきとした法律違反です。これを石岡市の職員はどう思っているのか。事務方のトップとして副市長の見解をお伺いいたします。 318 ◯議長(池田正文君) 副市長・根本君。 319 ◯副市長(根本博文君) お答えを申し上げます。当然のことながら、職員は法令順守、それから、服務上の規定に従って、迅速で適切な業務を行うということは当然でございますが、それに対しての義務違反や非違行為があったという場合には、人事管理上の問題として、当然のことながら、分限、あるいは懲戒処分の対象になると思っております。ただ、これについては、最終的に判断を下すのは任命権者であるということは、申し添えさせていただきます。  以上です。 320 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 321 ◯21番(高野 要君) このような事態が当たり前にならないよう、どうか引き締めをお願いいたします。  それでは、引き続きお聞きしてまいります。法律違反をした場合、改善のための取り組みがなされるわけでありますが、一方でその行為に対する処分も大事であります。どのような処分がどのような手順で行われるのか、お伺いをいたします。 322 ◯議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 323 ◯総務部長(久保田克己君) 懲戒処分の手続についてのご質問かと思いますので、ご答弁申し上げます。職員の起こした交通違反及び交通事故につきましては、軽微な交通違反・事故のうち反則金の支払いや賠償などによる示談が済んでいる案件につきましては、各所属におきまして、先ほど申し上げましたように所属長から注意がされてございます。ただし、複数回の交通事故、違反の案件、さらには人身事故などに係る案件については、石岡市職員分限懲戒等審査委員会を開催し、処分等の案を審査しているところでございます。交通違反、事故以外の案件については、また分限懲戒等審査委員会で同じように取り扱っているわけです。  そういった中で、審査を受けた職員に対して、具体的に市職員に対する地方公務員法第28条第1項の規定に基づく職員の意に反する降任及び免職の処分、または地方公務員法第29条の規定に基づく懲戒処分、その他前2号に準ずる処分等の案について審査し、審査が終了したときは、速やかにその結果について文書を持って任命権者に上申し、最終的には任命権者がその上申の内容を踏まえて懲戒処分を行うものと、手続上はなってございます。  以上です。 324 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 325 ◯21番(高野 要君) 市職員が不祥事を起こし、分限懲戒委員会において、委員会規程第2条に示すとおり処分案の審査を行うわけであります。その処分を行う際、前もってどのような違反を犯したのか調査しなければ、審査委員会の処分の検討ができないわけであります。前回、委員長である副市長は、審査委員会は常設であるという答弁がありました。しからばその処分に至るまでの調査は、勝手に委員長だからできるということなのか。市長の命によらなければ、分限懲戒委員会の長といってもできないのではないかと思います。確認いたします。副市長にお聞きしますが、これ、間違いございませんか。お伺いします。 326 ◯議長(池田正文君) 副市長・根本君。 327 ◯副市長(根本博文君) お答えを申し上げます。委員会は常設でございます。その委員会を開催するか否かについては、任命権者と協議をした上で、決定をしているところでございます。  以上です。 328 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 329 ◯21番(高野 要君) ですから、勝手にできないことですよね。委員長は勝手にできないんです。あくまでも任命権者は市長なんですね。ちょっと認識が足りないのかなということで、今、お聞きしたんです。これに間違いないですね。副市長、それ考えると、とんでもないことをしたような気がします。職員の人権にかかわることかもしれません。  ある事案で処分された職員からの訴えでわかったことです。総務部長から突然呼び付けられ、あることについて質問され、また説明を求められたということであり、長時間にわたる者もいたということです。その際は総務部長の身分であります。市長はこの時点でこの事案に対して調査を命じていないことを、私は市長から確認しております。また、部下の方からも、文書での市長に対しての命はないというようなことも伺いました。  総務部長は市長の命も受けずにこのような行為を行えるのか。行ったとすれば、どういう根拠によってなのか。市長の命であれば命と言っていただければいいと思います。明確な答弁を求めます。 330 ◯議長(池田正文君) 副市長・根本君。 331 ◯副市長(根本博文君) お答えを申し上げます。職員の服務上の義務違反、あるいは非違行為に当たるおそれがあるかどうかという判断につきましても、まずは任命権者が判断をするところでございます。ただし、任命権者といえども、何の情報もなくしてそういうことができるわけではございません。当然のことながら、所属長から任命権者に対して実態の報告があり、その報告に基づいて、任命権者が、それを深く事実関係を調べる必要があるかどうかというのを判断するわけです。前回の定例会で私が申しましたのは、任命権者がその判断をする際に、文書が必要か必要でないかと言われれば、必ずしも必要ではないということを言ったまででございます。 332 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 333 ◯21番(高野 要君) そういう前例というか、詭弁をつくっちゃいけないんですね。ここは、本当に7万もの市民がいるところですよ。寄り合いでもだめなんです。口頭ではどうですか。必ず会議録は義務付けられているんじゃないですか。記録のないことってあり得ますか。みんな秘密会でいいんですか。あなたの言っていることは間違っています。はっきり言います。私が間違っていたら指摘してください。上層部において、口頭でできるということはあり得ません。  先日、市長にも申しました。口頭で、会議録とかそういったものがない中での大事な案件が進んでいていいのかと。黙っていましたけど、あり得ない話です。副市長、詭弁はやめてください。法律にのっとったお話をしてください。  副市長には求めていなかったんですが、これは法律違反になりますよね、きっと。市長の命も受けずにやっているんですから、法律の何になるかわかりませんけど、なることはたしかですから、後でお伺いしますので、確かめておいてください。  それでは、最後になります。石岡市職員分限懲戒等審査委員会規程第1条は、職員の分限懲戒等に関する処分について、その公正を図るため委員会を置くとしております。地方公務員法第27条第1項は、全ての職員の分限及び懲戒については公正でなければならないと規定しております。それほど職員の身分に対する処分を行う場合は、慎重に行わなければならないわけであります。それを副市長は、職員の任命権者である市長を飛び越え、調査を行い、異例とも思える短時間に審査会を開催し、処分を行ったわけであります。このことが、同時に設置された100条委員会にも大きな影響を与えたと、私は感じます。あたかもこのタイミングのよさに、私もびっくりしたところです。驚いたところです。  この副市長が行った行為、これについての正当性、正当であったとしたら、それでいいんです。お答えください。 334 ◯議長(池田正文君) 副市長・根本君。 335 ◯副市長(根本博文君) お答えを申し上げます。議員、一部誤解をされているようでございますけれども、あくまでも一般論でございますけれども、先ほど来申し上げていますとおり、職員の分限懲戒の処分ができるのは、任命権者の一身専属権でございます。したがいまして、任命権者の指示なくして、委員長が動くとか総務部長が動くということは、一般的にあり得ないと考えております。  以上です。 336 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 337 ◯21番(高野 要君) じゃあ、市長とよくお話しください。ここで2人で議論させても仕方ありませんので、あと、今、先ほど申しましたが、報告するのに、もし物事、事案が上ってきたときに、何かがあるからそれは報告できないと、市長に、調査しなければ。しかしながら、市長にも副市長にも調査権、議員にもありません。職員にもありません。調査権などないんです。捜査権もないです。捜査権というのは、100条委員会、特別調査委員会だけです。あとは分限懲戒委員会がきちっとできてから、その中で委員会を開いての調査になるんです。事前になんていうことはあり得ないんです。もう少し勉強なされたらいかがですか。これ以上質問を求めても無理でしょうから、この件については終わります。  この件については、私も今、いろいろ戦っているところでございますが、いずれ結果が出ますので、結果が出たときにはまたお話をしてまいりたいと、かように思います。  2分残りました。このような質問ばかりではまずいということを言われましたので、1つ前向きな質問をさせていただきます。茨城空港アクセス道路と駅前・東ノ辻線の連結について。  さきの定例会で、駅前・東ノ辻線を延伸し、茨城空港アクセス道路に連結してはどうかということを、市長にお伺いいたしました。市長からは前向きな答弁がなされたところであります。この茨城空港へのアクセス道路は、本年9月21日に一部供用開始になり、私も正上内のインター付近から小美玉市、竹原の中郷、6号国道まで実際に走ってみました。とてもすばらしい道路であり、全てが完成しますと、これによってインターから空港まで15分でアクセスできるということであります。市長も一部供用開始がなされた式典後のコメントとして、「人と物の流れが大きく変わる」と新聞に掲載されております。  この道路は、現在、一部供用開始でありますが、全てが完成すると、それに伴って物流施設の建設、企業の進出、開発等が見込まれます。それを指をくわえて見ているのではなく、駅前・東ノ辻線を延線し、このアクセス道路に直結することにより、本市においても大きな効果が見込まれるかと思うところであります。  先日、小美玉市の市長と話する機会がございまして、「いや、小美玉市さん、よくなりましたね」と、「何か都会のような感じがします」というようなことを申しました。「石岡からも1本道路を通したいですね」と。しかしながら川を横断しなくちゃいけない、園部川。そして、小美玉市の水田、ここも協力してもらわないといけない。「市長さん、どうですか。石岡に協力してください。石岡からも15分、20分で行ける道路がつくりたいんです」、そのようなことを言いましたら、「高野さん、やっぺよ。協力するよ。よく今泉さんに言っておいてくれ」と、そのような見解もいただいてまいりました。  やはり今、指をくわえていて、市長さんが考えていること、子どもの森も大事です。いろんなこと、たくさんあります。しかしながら、後世に残すというのは、私はこういう事業じゃないのかな……。 338 ◯議長(池田正文君) 高野 要君に申し上げます。発言時間を超過しております。簡潔に願います。 339 ◯21番(高野 要君) はい。そういうことで、議長、いいですか。答弁はもらえますか。大丈夫。  そのようなことで、この延伸を強く要望しておりますので、見解をお願いいたします。 340 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 341 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 駅前・東ノ辻線の延伸についてご答弁申し上げます。議員ご提案の茨城空港アクセス道路へ駅前・東ノ辻線を延伸してはどうかということでございますが、理想的な道路の交通体系を整えるためには、市街地、あるいは郊外を取り込むような環状道路、また、それらを貫きます放射道路の整備がいいと言われております。当市におきましては、放射道路の整備が不十分であると考えており、整備の必要性は高いと認識しております。  そのような中、現在、早期完成を目指し、事業を推進している駅前・東ノ辻線は、駅前から市街地を貫く放射道路となっておりますので、茨城空港アクセス道路へ延伸させて連結させるということは、観光振興、物流、企業誘致などから言いましても効果のあるものと思ってございます。  今後は、石岡市周辺の交通ネットワーク、接続箇所等の調査を行い、経済効果等を検証し、駅前・東ノ辻線の延伸計画案を策定してまいりたいと考えております。  以上でございます。           〔「市長の見解もいいですか。市長、見解があれば、簡単           で結構でございますのでお答えください」と呼ぶ者あり〕 342 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 343 ◯市長(今泉文彦君) 茨城空港アクセス道路、駅前・東ノ辻線を延伸してはどうかでございますが、ただいま都市建設部長が答弁したとおりでございます。  以上です。       〔「ありがとうございました。以上で質問を終わります」と呼ぶ者あり〕 344 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午後 2時54分休憩            ───────────────────────                   午後 3時06分再開 345 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 346 ◯9番(玉造由美君) 9番、公明党の玉造由美でございます。通告に従いまして、一括方式で行ってまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。  質問項目第1、道路行政について。  1、キッズゾーンについて。通学路におきまして、児童生徒が交通事故に遭ってしまう、また、歩道を通行していたにもかかわらず被害に遭ってしまうなど、子どもたちが事故に遭うニュースが後を絶ちません。小学校を中心に半径500メートル以内をスクールゾーンとして、学校周辺の通学路では児童生徒の飛び出しなどの危険が多いと考えられますので、スピードの減速や規制などを設けておりますが、今後は大津市のようなキッズゾーンなど、幼稚園や保育園、子育て支援センターなどの幼児預かり施設などの周辺につきましても、自動車等の通行、スピードの減速や規制なども検討する必要があると思います。未就学児預かり施設の周辺であることを知らせる看板や、違反駐車をしないように利用者や保護者の方にも周知が必要でございます。当市のお考えをお伺いいたします。
     続きまして、2番、踏切周辺道路について、石岡市内の踏切とその周辺の交通対策は、十分安全性が確保されているかをお伺いいたします。石岡市内の踏切は、いずれも第1種踏切で、遮断機と警報器が設置されておりますが、車両進入禁止の踏切が2か所、一方通行の踏切が1か所ございます。踏切周辺の道路は、予想外の危険が潜んでいる場合が多いところでございます。車両進入禁止の踏切の場合には、誤進入を防止する看板は見落とされないように、見えるように設置されているのか、誤進入した場合のUターンのスペースの確保などはあるのか、また、一方通行の入り口には「この先踏切あり」の看板などの設置など、警察やJRとの協議を十分に行っていただきたい、また安全性の点検も行っていただきたいが、現状をお伺いいたします。 347 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 348 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。ご質問のキッズゾーンにつきましては、令和元年11月15日に、茨城県からキッズゾーンの設定の推進についてとの文書が送付されてございます。このキッズゾーン設定の目的でございますが、保育所や認定こども園等が行う散歩等の園外活動等の安全を確保するため、特に配慮する必要がある箇所における安全対策の一層の推進、それによる保育所等周辺の道路における自動車の運転手等に対する注意喚起を行うために創設されたものでございます。  次に、キッズゾーン設定の手順につきましては、範囲の設定として、市内にある保育所等の周囲500メートルを原則とし、対象の保育所等や道路管理者及び警察と協議の上で、キッズゾーンを設定することとなっております。キッズゾーン内における具体的な交通安全対策としては、設定した範囲内において、キッズガード、これは見守り等のための保育支援者の配置でございます。キッズガードの配置等ソフト面での対応を検討するほか、ガードレールの設置等のハード面や、交通規制面での対応可否については、道路管理者、警察と協議の上で検討することとなっており、具体策の実施に当たっては、近隣住民の意向などを踏まえ、地域の実情に即した対応と調整をすることとなっております。  今後の市の対応といたしましては、これまでスクールゾーンやゾーン30として既に設定されている箇所もございますので、危険箇所の再点検や各施設からの意見・要望を聞き、関係機関と連携強化を図りながら、キッズゾーンの推進を図ってまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 349 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 350 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 私のほうからは、当市の踏切とその周辺の交通対策や点検など、十分安全性が確保されているかについて、ご答弁申し上げます。現在、石岡市と交差するJR常磐線をまたぐ踏切が12か所ございます。そのうち乗用車が通行できない踏切が3か所ございます。踏切内につきましては、JR管理となりますが、周辺道路につきましては、道路パトロールによる通行上の点検を行っております。また、踏切手前には規制予告看板が設置されております。今後、乗用車が通行できない踏切への誤進入防止も含め、踏切を安全安心に通行できるよう、警戒標識等の注意喚起看板の新規設置や、設置済み看板の視認性向上などの安全対策について、関係機関とも連携し、対応してまいりたいと考えております。  以上でございます。 351 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 352 ◯9番(玉造由美君) まず、キッズゾーンにつきましては、未就学児の保育所等でのお散歩の安全対策、また人的見守りとガードレールの設置ということで、施設のほうからの要望ですとか、そういったものをしっかりと受けとめて、整備をしていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  また、踏切周辺ということで、警察で立てていただける標識、また石岡で看板ですとか、そういった注意喚起を起こすものにつきましては、1つというのではなくて、重なって複数箇所であってもいいと思いますので、そういったところの安全性が確保されていないというようなことがないように……、行里川踏切ではJRのほうでつけた看板が大変傷んでいる状況がございますし、一方通行の貝地踏切につきましては、そういった、この先が踏切になっているというような看板もございませんので、警察ですとかJRの方との協議を行っていっていただきたい、設置していただきたいと強く要望いたしますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、質問項目第2の、住宅用火災警報器についてでございますが、急に寒い日が続きまして、火災に十分注意する、また注意しなければならない季節となりました。先日、住宅用火災警報器をつけていてよかったと言っている方がおりました。台所で調理しているのを忘れていたら、「火事です、火事です」と音声が聞こえてきて、何の音だろうと台所へ行ったら、すごい煙だったとのことでした。早く気が付いてよかったとのことでございます。  火災警報器は、改正消防法で2006年から全ての新築住宅への設置が義務付けられ、そのほかの住宅では2011年以降、全市町村で設置が義務になりました。設置が必要なのは寝室や階段とのことでございますが、自治体の条例によりましては、台所や居間などへの設置も義務付けられるというようなことでございます。  石岡市火災予防条例では、煙式感知器を寝室に設置、または寝室が2階以上にある場合は、階段上部の天井または壁に設置というようなことでございます。台所の設置義務はありませんが、台所には熱式感知器を設置しますというふうに載っておりました。  火災警報器の義務化などにより、死傷者数は10年前の3分の2ほどに減少しているようでございますが、しかし、65歳以上の高齢者が死傷者全体の72.7%、約7割で、増加しております。そして、火災発生件数は近年、増加傾向だそうでございます。  そこで、(1)、住宅用火災警報器の設置状況は、平成27年が69%、平成28年が70.1%、平成29年11月末で72.2%とのことでございましたが、ただいまの現状をお伺いいたします。  (2)、ひとり暮らし高齢者宅への設置についてのアンケート調査の実施をお伺いいたします。  また、設置補助につきましては、平成25年4月1日から平成26年3月31日までの単年度で給付事業が終了しているということでございますので、どのような手順で住宅用火災警報器の給付が行われたのかをお伺いいたします。 353 ◯議長(池田正文君) 消防長・岡野君。 354 ◯消防長(岡野 勉君) ご質問の住宅用火災警報器の設置について、まず現状からご答弁を申し上げます。初めに、先ほど議員からもおっしゃられたとおりの住宅用火災警報器の設置につきましては、就寝中、火災の発生をいち早く知らせ、住宅火災による逃げ遅れをなくすため、石岡市火災予防条例を改正しまして、平成23年6月1日から市内全ての住宅の寝室に設置を義務付けしてございます。石岡市では、住宅用火災警報器設置促進活動を行っておりまして、これまでも婦人防火クラブ員の協力を得ながら、市内の各種イベント、大型店舗での街頭活動や、また戸別訪問による広報、市報による折り込みチラシ配布を行ってございます。  次に、石岡市の6月1日現在の設置率でございますが、全世帯の74.1%に設置されてございます。ちなみに、県内の設置率の平均は72.5%でございますので、県平均よりも現在上回っている状況でございます。当市では、令和3年までに設置率80%の目標を掲げておりまして、今後も住宅火災で逃げ遅れによる不幸な死傷者が出ないよう、住宅用火災警報器設置促進活動を継続して進めてまいります。  次に、ひとり暮らし高齢者宅への設置状況について、ご答弁を申し上げます。アンケート調査につきましては、先ほど申し上げました設置促進活動の際にアンケート調査を実施しておりますけれども、ひとり暮らし高齢者宅に限定した調査につきましては、現在のところ実施してございません。議員ご指摘のとおり、住宅火災での死傷者数の半数以上を高齢者が占めていることから、今後は、婦人防火クラブ員、また民生委員の方々の協力等を得まして、ひとり暮らし高齢者世帯に対する住宅用火災警報器の設置状況調査及び設置促進活動を計画してまいりたいと考えております。  また、ひとり暮らし高齢者宅に対しての設置補助でございますが、今後、ひとり暮らし高齢者世帯が増加傾向となることを踏まえまして、設置に対する補助についても、関係部局と調整を図り、検討してまいりたいと思います。  以上でございます。 355 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 356 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。ただいま、ひとり暮らし高齢者宅への設置についてのアンケート調査でございますが、ぜひ、ひとり暮らし高齢者のお宅を1件も残さず調査をしていただきまして、不足の分につきましては、また給付というような事業も考えていただきたいと思います。また、25年度の単年度の給付事業ということでございましたので、5年以上期間があいておりますので、ひとり暮らし高齢者の状況も変化をしているところでございますので、ぜひよろしくお願いいたします。また、現在の石岡市火災予防条例につきましては、逃げ遅れを防止することに重点が置いてあるということで、火災発生自体を防止できるようにはなっていないというように感じます。これは、寝室、あるいは2階につながる階段の天井という設置場所ではなく、それプラス、台所などの火の気のもととなる場所に設置を義務付けにしてはいかがでしょうか。2回目としてお伺いをいたします。 357 ◯議長(池田正文君) 消防長・岡野君。 358 ◯消防長(岡野 勉君) ご答弁申し上げます。議員ご指摘のとおり、火災を未然に防ぐという火災予防行政の観点から、住宅用火災警報器の設置場所についても検討してまいりたいと考えております。なお、条例条文の中には、寝室のほか台所、あと居間、そういったものも含まれて記載はされているところでございます。  以上でございます。 359 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 360 ◯9番(玉造由美君) 質問項目3の、子どもの遊び場についてお伺いをいたします。  石岡市におきましては、遊具付き公園は柏原池公園、国府公園、石岡運動公園などにあり、常陸風土記の丘にも近年、コンビネーション遊具が設置されたところでございます。しかし、これでもう十分整備できたとは言えないと思います。また、子育て支援で公園も紹介されております。フローラル中央、フローラル西、フローラル東などが紹介されています。コンビネーション遊具が設置されており、大変遊ぶ場所でよいと思いますが、トイレは設置されておりませんので、ご近所の方しか利用できない状況がございます。今後の無料で遊べる遊具付き遊び場の整備についてのお考えがあれば、お伺いをいたします。 361 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 362 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 子どもの遊び場についてご答弁申し上げます。都市建設部が管理してございます遊具付きの公園でございますが、都市公園におきましては15か所、子供の遊び場として位置付けております場所に3か所、合計で18か所に設置されている状況でございます。  具体例で申し上げますと、都市公園では、国府公園にブランコ、滑り台、シーソー、ロープウエー、複合遊具が設置されております。柏原池公園では、ロープウエー、複合遊具が設置されてございます。次に、子供の遊び場として位置付けしております場所では、村上子供の遊び場にブランコ、滑り台、鉄棒が設置されてございます。  公園を管理する立場といたしましては、遊び場としての安全性をより一層高めるために、子どもの遊び場の特性や、遊具による事故等を踏まえまして、安全に利用いただくために、平成26年度から、公園長寿命化計画に基づき、公園遊具の更新工事を計画的に行っているところでございます。今後につきましても、既設の公園の安全管理を十分に行いながら、身近な公園等の利用促進を図ってまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 363 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 364 ◯9番(玉造由美君) ただいま複合遊具も含めて、市内に18か所あるということで、また平成26年より安全な遊び場を提供するということで、安全性を図ってきているというようなご答弁でございました。ではございますが、フラワーパークですとか八郷運動公園、八郷総合支所、ふれあいの里ひまわりの館などにも、無料で遊べる遊具付き遊び場があると、大変喜ばれると思います。  先日、ふれあいの里ひまわりの館で親子まつりがありましたが、雨天にもかかわらず、それはそれは子どもたちがたくさん来て、室内での輪投げや射的などのゲームで、楽しい時間を親子で過ごしていかれました。ふれあいの里ひまわりの館は、大人の健康促進のため、シルバーリハビリ体操やバードゴルフなどが大変盛んに行われています。このひまわりの館に滑り台などの遊具があることはあるんですけれども、ここに例えば複合遊具ですとかコンビネーション遊具ですとか、充実した遊具があれば、若い子育て世代の方も利用していただけるのではないかと思います。  この点につきまして、2回目の質問とさせていただきます。 365 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 366 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ひまわりの館の遊具に関してご答弁申し上げます。現在、ひまわりの館には、滑り台やうんてい等が遊べる複合遊具1基と、揺らして遊ぶスプリング遊具2基が設置されております。今後の整備に向けた考え方でございますが、現在、遊具が設置されている芝生部分は、障がい者の方などの駐車スペースと、イベント時には臨時駐車場として使用しております。議員からご提案の複合遊具等の設置のためには、安全領域を含めまして、最低でも330平方メートル以上、間口にすると18メートル以上が必要とされておりまして、現在の芝生部分は、駐車スペース等を除くと、その間口や奥行き等が確保できない状況でございます。  以上でございます。 367 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 368 ◯9番(玉造由美君) ただいま、ふれあいの里ひまわりの館での複合遊具につきましては、場所が狭いということで、大変厳しいというようなご答弁でございましたが、八郷地域では、各地区の公園とかはございますが、フラワーパークですとか八郷運動公園、また八郷総合支所の駐車場ですとか、そういうところに子どもの遊具のある遊び場が欲しいという市民のご意見がございます。その点につきまして、3回目で、市長のお考えをお伺いしたいと思います。 369 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 370 ◯市長(今泉文彦君) 市の公共施設への子どもの遊具の新設ですね、これについては、子育て支援の観点から、極力そういったものがあったほうが子育て支援の政策がどんどん広がっていくという意味で、検討に値すると思っております。やれる場所とやれない場所があるかと思いますけれども、可能性を探っていきたいと思います。  以上です。 371 ◯議長(池田正文君) 次の質問者に移ります。  15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 372 ◯15番(関口忠男君) 通告のとおり、1項目、石岡駅周辺整備事業についてお伺いをいたします。  駅周辺整備事業は、平成16年に石岡駅周辺整備基本構想を作成したところからスタートしています。平成19年に石岡市第1次総合計画を策定し、駅、市街地等の整備の項目に駅周辺整備を位置付け、平成20年に石岡市都市計画マスタープランを策定し、駅舎や東西自由通路等の整備による交通結節点の機能強化を位置付け、平成21年12月には中心市街地活性化基本計画を策定し、活性化戦略の1つとして駅周辺整備事業を位置付けています。この計画は、茨城県内初の計画認定を内閣府から受けております。  平成23年度より国土交通省所管の社会資本整備総合交付金で事業計画し、交付決定を受け、事業に着手し、平成23年10月には石岡駅橋上化推進検討委員会を設立、この委員会では、駅舎のデザインや駅周辺における既存施設の利活用に関する検討を実施し、平成24年2月に都市計画決定、平成24年3月に茨城県知事より事業認可を受けたところであります。  これまでに駅周辺整備事業は、橋上駅舎及び東西自由通路が平成28年3月に全て完成しており、計画を策定してから15年以上の時間が経過しており、駅周辺整備事業の完成の絵も時期も見えない状況であります。そのような中で、駅周辺整備や衰退している商店街など、地域の活性化に必要不可欠であり、市議会としても心配であり、これまで以上に市として力を入れて進めていただきたいと思っております。  そこで、駅周辺整備事業についてお伺いをさせていただきます。  まず、第3回定例会において、同僚議員が石岡駅周辺整備計画について質問をいたしました。その答弁で市長は、10年先を見越した駅周辺整備を進めるグランドデザインを、来年度に示すと言っておりましたが、現在までの進捗状況をお伺いいたします。 373 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 374 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) 現在までの進捗状況についてご答弁申し上げます。駅周辺整備の進捗状況でございますが、庁内横断的に検討・調整を行ってございます。検討の内容といたしましては、課題の抽出、現況の把握、各部局各課の施策を踏まえ適正なゾーニングを行い、まちづくりを具体化するものになってございます。  以上でございます。 375 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 376 ◯15番(関口忠男君) 今の答弁でございますが、庁内横断的に検討しているということでございますが、これまで同様、担当部局任せでやっているんではないかなと思いますが、その辺、お伺いいたします。 377 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 378 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) 駅周辺整備の検討方法でございますが、部長級を集めた会議や庁議の場、または関係部局長や課長へ直接働きかけを行っており、意見や提案をいただきながら進めているところでございます。  以上でございます。 379 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 380 ◯15番(関口忠男君) 今の答弁でございますが、横断的に協議検討していると。そこで、その検討している中で、基本的な考え方、コンセプト、そういうテーマにして考えていると思いますが、どういったことを基本的に考えているのか、お伺いをいたします。 381 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 382 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) 駅周辺整備の基本的な考え方、コンセプトについてご答弁申し上げます。コンセプトといたしましては、玄関口のシンボル、市民の交流・にぎわいとしてございます。駅西、駅東で異なったゾーニングをつくって施策を当てはめ、それによる活用を図り、駅周辺のにぎわいを創出し、多くの可能性を広げてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 383 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 384 ◯15番(関口忠男君) そうしますと、駅西口、また東口で違った施策を行うということでございますが、これまでにまとまった考えについてお伺いをいたします。 385 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 386 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) 具体的な内容についてご答弁申し上げます。現段階では、具体的な施策内容は検討中でございますので、概要が固まった段階で、市長よりグランドデザインとして具体的な内容、施策内容も含め、公表してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 387 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 388 ◯15番(関口忠男君) あとこの年度も3か月しかない中で、まだ具体的な考え方がまとまっていないということですと、子どもの森整備も当然含まれておりますので、その辺も入れていきますと、大変調整は厳しくなっていくのかなと思っているんですが、そういう子どもの森の整備も兼ねて協議をしているのか、調整しているのか、お伺いをいたします。 389 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 390 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) 子どもの森との整合・調整についてご答弁申し上げます。駅周辺整備事業における玄関口のシンボル、市民の交流・にぎわいをコンセプトとし活性化を図るためには、子どもの森も1つの要素、施策であると考えてございます。そのため、子ども森事業の所管である保健福祉部と、検討の進捗状況を綿密に情報共有し、駅周辺整備に反映させ、また取り込み、詳細な、適切な配置を計画し、駅周辺整備の活性化を図ってまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 391 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 392 ◯15番(関口忠男君) 子どもの森整備も駅周辺整備の中に組み込んでの調整を、保健福祉部と相談しているということで、大体わかったんですけど、駅周辺整備は、石岡市の活性化を図る上で重要な事業であると、私は思っております。そういった中で、このグランドデザインがまだ形が見えないということでございますので、遅れることのないように、市長が言った年度内に発表できるように進めていただきたいと思っておりますが、担当部としては今どのような状況なのか、お伺いをいたします。 393 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 394 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) グランドデザインの公表についてご答弁申し上げます。議員ご指摘のように、駅周辺整備事業につきましては、地域の活性化を図る上で重要な事業であると認識してございます。庁内横断的に、また一体となって英知を結集し、グランドデザインの作成を鋭意検討して、公表してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 395 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕
    396 ◯15番(関口忠男君) 先ほどから、庁内で横断的に協力して検討していくということでございますが、市長からは当然、早くまとめろという指示は出ていると思うんですよね。それで、最後に市長にお伺いしたいんですけど、市長の中ではもう大体素案はできているのかなと思うんですけど、その協議を待って、令和2年3月にしっかりとこのグランドデザインを発表できるのか、お伺いをいたします。 397 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 398 ◯市長(今泉文彦君) 石岡駅周辺整備のグランドデザインにつきましては、充実したものを年度末に公表できるよう、現在、鋭意進めております。子どもの森の調査報告書ができ上ってきておりまして、さらに、中心市街地活性化基本計画、あるいはコンパクトシティ、そういった既存の計画を読み込んでグランドデザインをつくる……、部局横断的に検討しているところであります。年度末に公表できるよう、鋭意進めております。  以上です。 399 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 400 ◯15番(関口忠男君) では、私も令和2年3月を楽しみに待っておりますが、市民も、石岡駅については起爆剤と考えておりますので、商店街の人も思っておりますので、本当に遅れることのないように公表していただきたいと思います。  以上で質問を終わります。 401 ◯議長(池田正文君) 次の質問者に移ります。  12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 402 ◯12番(小松豊正君) 12番、日本共産党の小松豊正です。通告に従って一問一答方式で質問いたします。  質問項目の第1は、石岡地域医療計画(案)と市長の対応についてであります。  ご存じのように、11月29日に4回の専門委員会を経て、石岡地方医療対策カンファレンスに報告書が提案をされております。そこで、1つの質問は、石岡市医師会病院が石岡第一病院に統合されると。私の考えでは、これは吸収合併と言ったほうが正確じゃないかと思うんですけれども、そうなれば、現在においても、八郷地域における医療機能の希薄さが大きな問題になっております。ご存じのように、地理的に見れば山に囲まれた中に八郷があって、そして、旧石岡が続くんですけれども、その境に大砂地域、林地域と隣接してあるわけですけれども、非常にそこで医療施設の希薄さが今でも大変大きな問題になっております。それが、さらに矛盾が激化するんじゃないかと、するばかりではないかというふうに、非常にストレートに私は感じております。このことは、この計画案の2ページにも文言できちんと書いてあります。  この点について、市長の認識をまずお伺いいたします。 403 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 404 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。まず、今回、地域医療に係る対策を検討する専門委員会から提示されました地域医療計画(案)につきましては、石岡地域に必要な医療体制を構築するため、その方策をとりまとめたものになっております。今後、議会や市民の意見等を踏まえ、適宜修正を行い、石岡市、かすみがうら市、小美玉市の3市長及び石岡市医師会の会長からなるカンファレンスでの合意を経て完成となる予定ですが、各対策の具体的な内容等については、今後、個別に協議検討していくことになります。  ご質問の、石岡市医師会病院と石岡第一病院の再編統合や、八郷地区の医療課題への対応策につきましても、今後実施するに当たっては、議会や市民等から意見をいただきながら、その詳細を検討していきたいと考えております。  以上でございます。 405 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 406 ◯12番(小松豊正君) (2)の質問ですけれども、新たな統合再編によって、石岡市医師会病院が担っている慢性期の45床がなくなることになります。これは、石岡市民にとっても、また患者の家族にとっても、あそこは本当に、いわゆる最後の医療をしていただくということで、あそこで亡くなった方も大変多いというところでもありまして、これがなくなることは、地域にとっても石岡にとっても重大な受療権の後退ともなるわけですけれども、どうでしょうか。重大な問題です。お答えください。 407 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 408 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。議員がおっしゃるように、現在、石岡市医師会病院の慢性期病床を利用している患者やそのご家族にとっては、病院の再編統合により転院等を余儀なくされることが想定され、ご迷惑をおかけすることになるかとも思います。しかし、地域医療構想において、過剰となっております慢性期病床については、現在、各医療圏において、在宅や介護老人保健施設へスムーズに移行できる体制づくりに取り組んでいるのが現状であり、石岡地域におきましても、病床の集約化や、不足している回復期の病床へ転換することで、地域医療全体としての医療機能の向上が図れると考えます。  病院の再編統合を行うことになった場合、その整備等には一定の期間を要することが想定され、また、石岡地域には、石岡市医師会病院の近隣にも、久保田病院や旭台病院など慢性期病床を主とした病院や複数の介護老人保健施設などがあることから、それらの受け皿への転院等をお願いできればと考えております。  以上でございます。 409 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 410 ◯12番(小松豊正君) これは、やはり実際に一番大事なのは、市民の皆さんがどう考えるか、いわゆる患者の皆さんがどう考えるかということを、最優先にして考えなきゃならないと思うんですよ。私もこの問題は、いろいろと聞いてから、会う人ごとにご意見を聞いております。パセオパルケとか、あの辺の方もそうですけれども、年寄りになっても自転車でも通えるという方もいるし、全体としての意見は、年をとっていく中で、身近なところに安心できる病院があってもらいたいというのが共通した気持ちで、私が聞いた人はほとんどびっくりしていました。えっ、全くそんなことは知らないよと、とんでもありませんよと、医師会病院は存続してもらわないと困ると、かなり強く、私はそういう声を受けているわけです。私の感じでは圧倒的多数ですね。  それで、市長はどう考えていますか。市長の耳にはどういうふうにこの問題が響いているのか、お答えいただきたいと思います。 411 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 412 ◯市長(今泉文彦君) 地域医療問題ですけれども、その地域地域の実情がありまして、場所によってさまざまな意見を耳にします。その意見全てを満足させるものにはなかなかいかないわけでありますけれども、今、最も必要なものは何かというのを最重要課題として、それを解決するために、まずカンファレンスで1つの計画書をつくり上げたわけであります。まだ途中ですけれども。そういった中で協議が続きますので、さまざまな意見を聞きながら、その協議を完結させていきたいと思っております。  以上です。 413 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 414 ◯12番(小松豊正君) ところが、実際に医師会病院が第一病院にいわゆる統合するというようなことは、市民の皆さんはほとんど知りませんでした。それで、知ったのは、いわゆる11月29日のそういうカンファレンスでの報告書の提案があって、新聞に報道されて、初めてわかったわけですね。ですから、全く現在のやり方というのは、市民の意見を……、知らせて、説明して、意見を聞きながらではなくて、もう本当に初めから一部のそういう専門家の方々が進めているということで、怒っているわけですね。やり方もひどいんじゃないかというわけです。  それで、今後の課題として、この報告書の中にはこういうふうな文言があります。「石岡市医師会病院がある八郷地区の患者の利便性が低下しないよう受け皿を確保する」、それから、「石岡市医師会病院が担ってきた八郷地区の患者への医療提供体制の確保」という言葉が出てきますけれども、これは具体的には何を指すんですか。お答えください。 415 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 416 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。石岡地域医療計画(案)につきましては、石岡地域に必要な医療体制を構築するための方策を取りまとめたものになっており、今後、議会や市民の意見等を踏まえ、修正を行い、完成となる予定ですが、各対策の具体的な内容等については、今後、個別に協議検討していくことになります。八郷地区の患者への対応等につきましても、同様に、今後協議検討してまいります。  以上でございます。 417 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 418 ◯12番(小松豊正君) 一番肝心かなめが全く何も決まっていないと。非常に抽象的、一般的。これでは、最初からもう納得されませんよ。そのことを厳しく申し上げる次第です。  それから、5番目に、2つの病院が統合した仮称石岡医療センターは、「公立」というふうに書いてあります。この病院の性格及び県、石岡市、かすみがうら市、小美玉市とのかかわり、財政的な関係はどうなるのか、説明を求めます。 419 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 420 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。計画案における再編統合後の公立病院については、自治体が設置者となることを想定しております。また、県やかすみがうら市、小美玉市との財政的なかかわりについては、補助制度の活用や、現在行っている緊急診療所に係る費用負担などを参考に、協力体制を構築していきたいと考えております。なお、具体的な内容につきましては、いずれも今後、協議検討していくことになっております。  以上でございます。 421 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 422 ◯12番(小松豊正君) ですから、肝心なところは何も決まっていないんですね。決めていない。それで、形だけ動くと。それが新聞で報道されると。市民の皆さんは非常に困惑すると。こういう関係になっております。  公立問題が何を指すのかは後で詳しく聞きます。計画案の15ページに、課題や留意点として、市は公立病院のランニングコストの赤字補填はしないということも書いてあるんですけれども、この意味合いについて質問します。 423 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 424 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。公立病院のランニングコスト、いわゆる運営に係る費用に対しましては、赤字補填はしないということを示しております。具体的には、公立病院化が認められれば、その運営に対して国の交付税措置が受けられることになります。設置する公立病院の運営については、自治体が直接運営することのリスク回避などもあることから、指定管理制度を導入し、医療専門機関に任せることが想定されます。その場合、交付税に相当する額を当該指定管理者に支払いますが、それ以上の財政措置はしないということを示しております。なお、施設整備や医療機器の整備については、この限りではないという考えでおります。  以上でございます。 425 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 426 ◯12番(小松豊正君) 後でもこれは詳しく聞きますけれども。  それから、(7)で私が書いたことですけれども、今回の再編統合案をめぐって、市長に対して石岡市医師会からどういう要請があったのか。これは文書でも口頭でも相談でも、実際のところどういうふうな内容のお話があったのか。それから、第一病院を運営する地域医療振興協会からは、文書で要請が来ていますよね。それの内容を見て、市長はどういう見解を持ったのか、どういうふうに対応しようとしているのか、市長に説明を求めます。 427 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 428 ◯市長(今泉文彦君) まず、医師会長からの要請ですけれども、これは、協議中の統合案をめぐってですけれども、医師会病院の今後のあり方についてどう思っているかというようなことを聞かれました。私は、それは医師会の問題であるということで、お話は特にしませんでした。それから、石岡第一病院を運営する振興協会からの要請内容については、これを受けて、カンファレンスにおいて対応を考えるということであります。あと……、以上の2点ですか。  以上であります。 429 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 430 ◯12番(小松豊正君) 10月16日に開かれた第3回専門委員会におきまして、私も傍聴しておりましたけれども、私もその資料をもらいましたけれども、地域医療振興協会の理事長が、専門委員会のメンバーじゃないんだけれども特別に参加されて、それで、このときは医師会長さんもおられました。委員じゃないんだけど特別参加でした。そこで、「石岡の地域医療を充実するためのご提案」という冊子が配られたわけです。私はこれをよく全部読んでみたんですけれども、こういう表現があるんですね。今回、石岡市医師会病院から、今後の当該地域の地域医療のあり方について、石岡第一病院を運営する当協会、つまり地域医療振興協会に相談があったとあります。  このタイミングでこういう相談があったということなんですが、このタイミングで石岡にも相談があったと、当然、私は思うんですね。いつ誰にどのような相談があったのか。今、市長が言われたのは、今後のあり方をどうするのかという非常に抽象的な言い方ですけれども、これではよくわかりませんので、もっと踏み込んで言ってください。どういうあり方なんですか。存続をするのか、やめたいと言ったのか、経営が大変だと言っているのか、どういう内容の相談があったのか。医師会病院にもあったと。当然同じ……。石岡に先ほど相談があったというんだけど、抽象的でわかりません。だから、この問題がはっきりと議会にも市民にもよく理解できなければ、よくわからないんですよ、この報告書というのは。何が本質なのかわからない。それがわからないと、市民の協力も得られません、これは。そのことについて質問いたしますので、もっとリアルに、具体的にお答えをいただきたい。市長に質問いたします。 431 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 432 ◯市長(今泉文彦君) 医師会長の相談というのは、今、医師会病院について統合の話がある。その中でどういう道を選ぶのがベストと考えるかということであります。私は、市は理由なきお手伝いはできませんということはお話ししました。医師会は医師会としての運営を全うしていただきたいという内容でありました。  それから、地域医療振興協会からの要請というのは、要請というか、私は深い話はしておりませんので、これについては挨拶程度だと思います。  以上です。 433 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 434 ◯12番(小松豊正君) 私は信頼筋から、はっきりこれは言うしかありませんけれども、医師会病院ではずっと存続について検討されてきたと。6月に総会があって、それで、とても続けることは難しくなったというのが総会でも話をされて、これが医師会の大変大きな問題になっていたということを聞いておりますけれども、だから、医師会病院のほうはそういうのっぴきならない問題を抱えていると。そういう中で、石岡第一病院を運営する当協会に相談があったというのは、そういう相談ですよね。そういう、どうしたらいいのかなというふうに考えるのが常識的な考え方であると。そういうふうな中で、今回の医師会病院が第一病院にいわゆる再編統合、いわゆる吸収合併という、私自身の捉え方はですね、そういうことになって、現在の問題があると。我々市民にそういうものが提案されていると、提起されているというところが、かなり私は真実ではないかと考えているわけです。  この間の時系列で考えますと、4月29日に午後6時から、市長が私たち議員に連絡をとって、私的勉強会がありました。医師会長も参加しておりました。その前に、当然、医師会長が市長にいろいろ相談があったということは、その場でも言われておりました。医師会長がその後、第一病院に相談する。9月21日には振興協会の要望書が市長に対して提案されると。その中にはどういうことが書いてあるかというと、再編統合と、病院の公立化ということまで書いてあります。その文書に書いてあるわけです。10月16日には、「石岡の地域医療充実のためのご提案」という文書が配布されているわけです。  このご提案ですね、市長はこの第一病院のご提案という文書をどのように受けとめて、どのように対応しようとしているのか、お伺いします。こういう大きなやつで、ご提案というのが配られたわけですよ。説明もされた。そのことをお聞きしたいと思います。 435 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 436 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) まず、この文書に絡んでの流れでございますけれども、9月12日付で地域医療振興協会のほうから、石岡市長宛てに「石岡地域に必要な医療体制の再構築に関する要望書」というのが提出されておりまして、そういうものが提出されておりますので、専門委員会の中で、この内容について詳しいお話を振興協会のほうから聞きたいということで、専門委員会に参加していただいたという経過がございます。その際に、その詳しい内容を説明する資料として配付されたものが、議員がおっしゃられているご提案というものになっております。  以上です。 437 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 438 ◯12番(小松豊正君) それで、この振興協会の理事長が我々に説明した文書と、それから、今度のまとまった計画案というのを見ますと、まさにこの石岡地域医療計画の骨格部分は、全部出ているんですよ、この下書きに。提案どおりになっているんです。書いてあるんです。さらに、これには公立病院化への手順まで書いてあるんですね。公立病院の手順まで、このご提案の中に入っています。どういうことが書いてありますか。お答えください。  ちょっと時間がもったいないから、切ってもらったほうがいいですね。 439 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 440 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 申しわけございません。ご提案の内容でございますけれども、趣旨としては、石岡地域の市民医療懇談会が前年に行われてきて、そこからの流れで、今回、石岡地域の医療を整備するためにということになっております。提案の詳細につきましては、病院機能の向上のために、病院の公立化を図った上で、第一病院とほかの病院との再編統合というようなことで提案がされております。その中で、「病院の公立化」の具体的方法という見出しの中で、石岡第一病院は、平成4年から石岡地域で地域医療に貢献してきたというところから始まりまして、石岡市民の方々が具体的には土浦協同病院も含めての話かと思いますけれども、そちら、遠くまで行かなくても、市内で医療が受けられるようにというようなことの内容でございます。  ほかに、医師や看護師の確保についてはこういう考えでやっていきます。また、ランニングコストについては、地方財政支援措置、交付税の範囲でやっていくことを考えています。それから、第一病院の現状などを記載したものになっております。  以上でございます。 441 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 442 ◯12番(小松豊正君) 肝心かなめのことが言われなかったので、私が申し上げまして、一つ一つ質問します。「病院の公立化」の具体的方法(3)という5ページですけれども、「石岡市が」、主語は石岡です。「石岡市が石岡市医師会病院と石岡第一病院の両病院の譲渡を受け、石岡地域医療センターの設置条例を制定し、統合病院を199床として必要な整備を行い、運営は指定管理者として当協会が行う」と。「石岡地域医療センターの整備が完了するまで、石岡市医師会病院の運営をどうするか」ということまで、大きな字で書いてあるわけですよ。  それで、お聞きをします。石岡市医師会病院と石岡第一病院の両病院の譲渡を受けると。主語は石岡市です。どういう譲渡を受けるんですか、これは。当然、無償は考えられない。有償だと思いますけれども、どういう有償でこれを受けるということになるのか、お聞きをしたいと思います。 443 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 444 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 今回、ご提案という中には、議員がおっしゃられたように、「石岡市が」という主語で書いてございますけれども、現在、石岡市が中心ではございますが、石岡市が中心となりまして、小美玉市、かすみがうら市とともに石岡地域の医療対策を検討しているところでございます。こちらは、あくまで地域医療振興協会のほうでの提案ということで理解してございます。  以上でございます。 445 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 446 ◯12番(小松豊正君) これは非常に重大で、無償ということはないから、有償で、お金を出して石岡市が譲渡を受けるというふうに理解されるわけですね。  それから、石岡地域医療センターの設置条例を制定すると。これはいつの時期にやるということになるんですか。
    447 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 448 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) こちらについては、あくまでこちらで記載してあるのは、石岡市が所有者となる場合には、設置者となる場合、石岡地域医療センターが、仮称でしょうけれども、その設置条例がないと、何ていうんですかね、開設の準備ができないということでございますので、当然、交付税措置の部分であるとか、絡んできますので、そういう意味で、手順としてそういう設置条例も必要だというようなことというふうに考えております。 449 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 450 ◯12番(小松豊正君) 統合病院を199床というのは、現在、第一病院の病床は急性期が86床、回復期が40床です。合計126床ですから、199床に拡大するというのは73床を増やすということで、かなり大規模な整備になりますけれども、このお金は誰が持つのかと。主語は石岡市です。こういう案になっているわけですね。  それから、運営は指定管理者として当協会が行うと。どういう規模でどういう指定管理料でやるのかというのもあるかと思うんですけれども、そういうことが明確に提案されているわけです。  この提案を受けて、当局の専門委員会は、アドバイザーのアドバイスをいろいろ聞きながらやっていると。アドバイザーもこの流れで進行しているから、計画は全くこの下書きどおりに進んでいるというふうに見ざるを得ないわけです。  そういう点で、この今言ったことが具体的に提案されておりまして、議会では全くこれは議論されておりません。知らされてもいないと、意識的には。私は、あそこで見たからわかったわけですけれども。そういう点で、大変重大な内容を地域医療振興協会が提案しているということだから、市長はこれをどういうふうに考えているのか、担当部はどう考えているのかということをお聞きして、これに対して、いや、そんなことはとんでもないんだというのか、一定の参考にできるというふうに考えるのか、それをこの段階で示さなければ、カンファレンスも市民に責任が全く持てないでしょう、これは。どうでしょうか、その辺について、市長、担当部長、お考えをお聞きします。 451 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 452 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) こちらのご提案というものでございますけれども、こちらについては先ほどと答弁が重なりますが、専門委員会の協議の中で専門委員会へ提出された資料ということで、そちらの検討のためのものという理解でございます。  以上でございます。 453 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 454 ◯12番(小松豊正君) ですから、本当に石岡の地域医療の問題を考える上で、市民の大きな関心事は、やはり土浦まで行かなくても、地域で本当に安心できる病院、あるいは産科が欲しいということなので、そこに沿って物事を考えていかないと、地域医療振興協会のこういうふうな彼らなりの考え方があるわけでしょう。全国展開の病院の、そういうシステムがあるわけだからね。そういう点で、やっぱりもっと自主的に石岡市は、執行部としても、地域医療対策委員会任せじゃなくて、ここにやはりアドバイザーが、全国的な専門家と自ら言っているアドバイザーがいて、いろいろアドバイスをしているわけであって、本当に石岡市の自主性、自発性、本当の実態に合った、あるいは石岡の実情に合った、そういう医療体制をつくっていくためにも、もっと本格的な体制も、議会でも本格的にそういう論議をするところも、つくらなければいけないんじゃないかと思うんです。  なかなか医療機関で採算がうまくいっていないのを、市がそういう案に沿ってやったらどうなるのかと、財政的にどうなるのかという大きな問題もありますので、そういう点で市の財政源がもつのか、どうするのかということで大変大きな問題、テーマなので、これはやはり一部の人に任せるんじゃなくて、本当に議会を挙げて、執行部も体制をつくって、市民にも材料を全部提供して、市民のエネルギーも大いに聞いて、そして、本当に石岡の将来にとって正確な、適正な方向性をつくるということが今の段階で求められているということを、私は強調したいわけです。  昭和61年以来、33年間も住民から親しまれてきた医師会病院は、非常に多くの方が非常に愛して、なじみがあるわけですね。ですから、それがよくわからないうちに合併される話は断固として受けられませんので、私は本当に石岡の市民にとって、みんなが納得する方向性を決めるために、議会も執行部も私も、全力を挙げたいと考えておるところです。  それで、この計画案で非常に気にかかるのは、この計画は、パブリックコメントをやって実行に移すみたいな趣旨が書いてあるんですね。パブリックコメント。とんでもないですよ。最低これは住民に、市政懇談会でやっているくらいの住民説明会をやって、そして、説明して、意見を聞いて、そしてまた考えていくという手順を踏まなければ、必ずこれはうまくいかないです、こういうやり方は。そのことを強調していきたいと思うんですけれども、全然市民に対する説明がないという点はどういうふうにする考えですか。質問いたします。 455 ◯議長(池田正文君) 副市長・根本君。 456 ◯副市長(根本博文君) 私から、部長答弁を補足する形でご説明をしたいと思います。この医療対策の問題につきましては、昨年度来、石岡地域ということでの医療サービスをどうするんだということが大きな課題になってまいりまして、そのために、市民医療懇談会というのを昨年度は実施してきたかと思います。そうした中で、昨年度の結論は、3市で、いわゆる石岡市を含めて小美玉市とかすみがうら市と、3市でこれは共通の課題として議論をしていきましょうという形になりまして、今年度に入りましてから、専門委員会を立ち上げる……。いや、失礼しました。専門委員会の前にカンファレンスを立ち上げて、3人の市長さんと、それから医師会長さんがメンバーになったカンファレンスを立ち上げて、この問題をより具体的に議論をしていきましょうということになった経過があると思っております。  カンファレンス会議が第1回目、開かれたときに、そのカンファレンスの結論といたしましては、3市の市長と医師会長だけでは具体の議論はやはりなかなか難しいので、そこは、医療関係の専門家に集まってもらって専門委員会を設置して、その中で具体的に、ある程度、石岡地域の医療対策というのをどういう方向性に持っていったらいいかというのを議論していただきましょうということになったわけでございます。それが、都合、専門委員会4回開催されたと思いますけれども、その中で、方向性が専門委員会としてまとまったので、カンファレンスのほうにその結果の報告がついこの間あったということでございます。  議論は、カンファレンスの中でまたその出された提案、いわゆる報告書の中身をさらに精査して、それぞれ3市でも議論を重ねて、方向性をきちんと出しましょうということになってきた経緯でございまして、先ほど議員がご指摘をされました地域医療振興協会から具体の提案があったということにつきましても、石岡市に対してあったのではなくて、その議論を進めている専門委員会に対してあったというふうに私は理解をしておりますので、その中で、専門委員会の中で、具体の議論があるのは当然であると思います。したがいまして、専門委員会の報告を受けたカンファレンスが今後、開催されまして、その間、市民、議会とも十分な議論を進めて、方向性を出すということになるのかと、私は認識しております。  以上でございます。 457 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 458 ◯12番(小松豊正君) 私は昨年度やられた3回の地域医療懇談会の資料は全部読みましたけれども、そこには、病院をなくすというようなことは誰も言っておりませんよ。病院をなくすというのは。ところが、なくなるでしょうよ、これ。4つあった二次救急医療施設病院が3つになるわけですから。しかも、あの辺の地域の方は、自分の周りにある病院がなくなるわけだから。そんなことは誰も言っていないんですよ。そのことから言っても逆行しているんです、実際に進んでいるのは。そのところをよくわかってもらって、本当に市民を中心とした議論を重ねて、そして、やっぱりみんなが納得する、そういう方向をぜひ確立していくために、住民説明会など、これを大いにやっていただきたいと思うんですけれども、いかがですか。市民……、1つの方法として。 459 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 460 ◯市長(今泉文彦君) 市民との協議の場、あるいは意見を聞く場については、カンファレンスの後、公開の医療懇談会的なものを考えております。昨年やりましたよね。それを踏まえたような形のものを考えております。 461 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 462 ◯12番(小松豊正君) ぜひお願いして、今、全国的にも、厚生労働省が424のそういう医療機関をなくして、統廃合を強制するみたいな動きがあって、私は霞ヶ浦医療センターにも行って、医院長先生によく話を伺ってきました。非常に怒っていました。そういう流れの中で、やっぱり病院を守るという運動が起きつつあるわけであって、そういうこととも関連して、よく市民の皆さんの意見を聞いてもらいたいと思います。 463 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午後 4時29分休憩            ───────────────────────                   午後 4時41分再開 464 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 465 ◯12番(小松豊正君) 引き続いて、質問項目の第2に移ります。放課後児童クラブと放課後子ども教室の民間委託化について質問いたします。  さきの教育福祉環境委員会におきまして、担当課長から、放課後子どもプラン運営委員会で議論してきた結論として、来年、令和2年10月……、議事録には9月と書いてあるんですけれども、民間委託に移行したいという報告がありました。議会でもあまり、また市民の間でも議論されていないので、私は議事録を要求して、本当にそれでいいのか、よく考えてみる必要があると思い、一般質問で取り上げることにいたしました。  石岡の放課後児童クラブは、前の市長のとき以来、県内でも比較的早く取り組まれて、非常に高い評価をされてきた、そういう学童保育であったと認識しております。それが、なぜ今、民間に委託するというふうになるのか。この問題は、大変私は重要な問題だと考えているわけです。  (1)は、石岡における放課後児童クラブと放課後子ども教室の現状と問題点について、その定義と意義も含めて、答弁を求めます。 466 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 467 ◯教育部長(豊崎康弘君) 石岡市における放課後児童クラブのまず現状でございますが、石岡市内19の全ての小学校で開設しております。児童数は11月末現在823名が在籍しております。支援員につきましては、112名が児童クラブで勤務しているところでございます。問題点につきましては、1つ目に支援員の確保、2つ目に支援員の質の向上、3つ目に、開設時間の延長など保護者ニーズの対応がございます。  続きまして、放課後子ども教室の現状でございますが、石岡市内10校で実施しております。各教室で、地域の方や児童クラブの支援員が中心となって企画運営を行い、各種体験活動を実施してございます。こちらの問題点といたしましては、1つ目に、運営主体となる人材の不足などから、全校で実施できていないこと、2つ目に、実施できている場合でも児童クラブの支援員が企画等を担うことが多く、支援員に負担が増えていることが問題点でございます。  それから、位置付けですか。             〔「結構です。わかりました」と呼ぶ者あり〕 468 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 469 ◯12番(小松豊正君) 今、説明がございましたけれども、一体これは全児童数の何%になるのか、お伺いいたします。この学童クラブに入っている人はどういう割合になるのか。いかがでしょうか。 470 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 471 ◯教育部長(豊崎康弘君) 学童クラブの児童数の割合ですが、全児童数、11月末現在ですが3,283名のところ、先ほど申したように823名でございますので、約25%ということになってございます。 472 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 473 ◯12番(小松豊正君) いわば、25%ですから4人に1人といいますか、小学校1年生から6年生までの児童の4人に1人が学童保育に入っているということなので、この学童保育を、これまでどおり市が責任を持って公営公設でやっていくのか、民間に委託するのかというのは、非常に大きな問題です、石岡の将来にとってもですね。  政府は4年前、平成27年、2015年4月1日から子ども・子育て支援新制度を導入しました。新制度は、社会福祉の拡充の視点からではなく、経済成長戦略の1つとして導入されてきたことが特徴です。学童保育についても、それ以来、公的保育が縮小され、県内でも県外でも、多様な民間事業者の参入を促進するというものとなりました。その影響で、全国的にも民間委託化、あるいは企業化が進んだわけでございます。  それで、放課後子どもプラン運営委員会を、ずっと議事録を読んでみたんですけれども、最初から民間委託だけが議論の焦点なんですね。なぜ民間委託の是非だけが問題になったんですか。 474 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 475 ◯教育部長(豊崎康弘君) 石岡市放課後子どもプラン運営委員会は、放課後等に子どもたちが安心して活動できる居場所の確保を図り、未来の石岡を創る心豊かでたくましい子どもの健全育成を支援することを目的として、総合的な放課後対策事業を推進するため設置しております。先ほど議員ご指摘のように、国でも定める放課後子ども総合プランでは、サービスの水準・種類に対する多様なニーズを満たすためには、民間サービスを活用し、公的な基盤整備と組み合わせることが適当であるとしており、民間サービスを積極的に活用していく方針が示されております。  このような状況の中、石岡市放課後子ども運営委員会におきましても、児童クラブと放課後子ども教室の一体的な運営を推進するため、平成30年3月から、放課後児童クラブと放課後子ども教室について、現状把握や問題点を踏まえた今後の運営方法について、1つの手段として民間委託の可能性もあるだろうということで、検討をしてまいりました。その結果、両事業を一体的に民間へ委託することが妥当であるとのご意見をいただきました。現在は、民間委託を前提に、委託内容等の検討に入っているところでございます。  以上です。 476 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 477 ◯12番(小松豊正君) この議事録をよく読んでみたんですけれども、そうしますと、ある方が、守谷の学校の教頭経験者だというんですけれども、守谷の経験を大分話しておりまして、守谷ではうまく言っていると、民間に委託して。この方がかなり議論をリードしているわけです。そして、その中で、一貫して疑問を持っている方もいらっしゃいました。しかし、多数は民間でいいんじゃないかということで、そういうふうにまとまったという結論付けに、議事録はなっているんですね。  守谷ということが出てきましたので、私は守谷の議員に直接会って、実際どうなのか、最近よく聞いてまいりました。そこではこういうことを言っております。9つある小学校で、つくばみらい市に本社があるアンフィニを指定管理者としてやってきたと。しかし、非常に問題なのは、支援員がすぐやめてしまうと。時給1,000円と聞いて来たけれども、800円など安くて、近くにある柏のほうが高いので、すぐにそっちへ行ってしまう。支援員がころころ変わるので、子どもが落ち着かないというようなことを言っているんですね。そう言っていました。石岡の時給は920円で、リーダーが970円と聞いております。そういうことを言っているんですね。  それで、私はここだけじゃなくて、いろいろ聞いてまいりました、私なりに。どういうことが総合的に言えるかということなんですけれども、時間がないからあまり言いませんけれども、茨城、龍ケ崎、土浦、常総、城里、筑西、鹿嶋など、東海とか、やはり1つは、皆さんが言っているのは、学童保育は、そこで生まれた子どもたちだから、地域の方々と結び付き、支えられていることが何よりも大事じゃないかと。それで、父兄の方も気軽に顔を出せる、子どもと大人が将来にわたって結び付いていくということを言っています。それから2つ目には、支援員も地域の人のほうが一番集まりやすいんじゃないかというんだけど、市にとっても、身分が明確な石岡市の嘱託職員、公務員ですよね。そういうことが出ているわけなんですよね。そうしますと、私はこの石岡の将来を考える上で非常に重要な子どもたちの学童保育のあり方について、ちょっとこの委員会の議事録の内容と、私が実際に会って聞いてきましたけれども、随分違うんですよね。  そういうことで、私が言いたいのは、やはりもっとよく検討していただいて、そして間違いのないと言いますか、正確でみんなが喜ぶような体制をつくっていただければいいんじゃないかなと。うかつにやれば取り返しがつかなくなる、民間ですから。市の場合は、何があったって市でやらなきゃならないですよ。市で責任を持って、お金も体制もつくってですね。民間の場合は、やっぱり利益が上がらなくなれば、いろいろな理由をつけて撤退することもあり得るわけなので、そういう点で、ぜひ再検討といいますか、よくお考えいただいて、そして決めていただければということで、再度そのことをお願いしたいんですけれども、それはいかがですか。再検討の余地はどうでしょうか。            〔「通告にないんだよな。5番目」と呼ぶ者あり〕 478 ◯議長(池田正文君) 続けてどうぞ。 479 ◯12番(小松豊正君) ぜひ再検討を、よく、さらにいろんな方のことを聞いてもらって、議論をお願いしたいと思います。  時間の関係もありますので、次に質問項目の第3に移ります。石岡市における国保の問題点と解決の方向についてお伺いいたします。  まず、石岡市における国保の問題点、ここに挙げましたように、国保税負担率、平均所得に対する国保税の割合がどうなのか。それから、滞納額はどうなっているか。短期被保険者証、資格証明書の交付の実態はどうか。このことについてお答えをお願いします。 480 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 481 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) まず、国保の負担率の高さにつきましてご答弁申し上げます。茨城県国民健康保険室の資料によりますと、平成29年度の当市の被保険者1人当たりの平均所得に占める介護分を除いた国保税の負担率は14.4%でございまして、県平均の12.4%、全国平均の10.1%をいずれも上回っている状況にございます。当市の状況といたしましては、1人当たりの国保税額は県平均とほぼ同額水準でございますが、1人当たりの平均所得が県平均を下回っており、これは農業や自営業の世帯が減少していることや、非正規雇用や年金生活者、無職の方などが増加していることなどが要因ではないかと考えております。  続きまして、滞納額の多さにつきましてご答弁申し上げます。昨年度末現在の滞納世帯数ですが、1,888世帯、滞納額として約4億8,756万3,000円でございます。  続きまして、3番目の短期被保険者証、資格証明書交付につきましてご答弁申し上げます。短期被保険者証につきましては、前年度分のみに未納がある世帯には4か月、前年度分以前にも未納がある世帯には1か月有効の短期被保険者証を発行しているところでございます。件数につきましては、昨年度末現在で704世帯、全体の約6.2%となってございます。資格証明書につきましては、前年度分以前にも未納がある世帯で納税相談に応じない方や、分納誓約をしても納付を履行していただけない方など、全く納付の意思が見受けられない方に対し、最終の手段として発行し、納税意思を伺っている状況で、交付件数は昨年度末現在で88世帯、全体の約0.8%となってございます。  なお、病気、廃業などの特別な事情がある世帯に対しましては、1か月有効の短期被保険者証で対応してございます。  以上でございます。 482 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 483 ◯12番(小松豊正君) 時間がないので、どうしても聞きたい部分を質問いたします。それで、いずれにしましても、今言われましたように高いんですよね。高いといっても、石岡が県内で6番目に高いんです。それで、滞納者も多いわけで、7人に1世帯くらいの割合で多いですね。どうして下げるかという問題ですけれども、私どもは知事会、市長会とともに、1兆円を国が国保会計に投入して下げよというふうに主張しております。国保税の4方式の中で均等割と平等割を廃止して、所得割と資産割だけにして、中小企業の方が加盟している、労働者が加盟している協会けんぽ並みに下げるというふうに主張しております。  ちょっとお伺いしますけれども、所得250万円、給与380万円、4人の世帯、30代の夫婦プラス子ども2人の場合、均等割をなくせばどうなるのか、また所得が108万円、給与180万円、単身世帯20代の割合はどうなるのか、お答えをお願いいたします。 484 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 485 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 市の国保税の試算につきましてご答弁申し上げます。まず所得250万円、4人世帯の場合でございますと、均等割ありが32万9,300円、均等割なしが22万1,300円で、その差は10万8,000円でございます。また議員ご質問の所得が108万、単身世帯の場合で申し上げますと、均等割ありが12万500円、均等割なしが9万3,500円で、その差額といたしまして2万7,000円ということでございます。  以上でございます。 486 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 487 ◯12番(小松豊正君) 私は、特に子育ての世代ですね、18歳未満の子どもの均等割を廃止するということを提案いたします。つまり、なぜかと言いますと、子育て支援、それから赤ちゃんを本当に大事に育てていくと、子育て支援の関係からいって、1人生まれれば、均等割が2万7,000円ということに一遍に増えちゃうわけなので、これをなくすか半分にするか。この均等割を減額するということが、1つの大きな政策だと思うんですね。  それで、18歳未満の児童の数、そして、均等割を全額なくすために、あるいは半分にするために、幾ら予算があればいいですか。 488 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 489 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 18歳未満の均等割を半額に減額した場合と、全くなくした場合の比較につきましてご答弁申し上げます。まず、均等割を18歳未満、なくした場合には、石岡市の試算で申し上げますと4,573万8,000円でございます。均等割を半額にすると、約半分ぐらいの2,286万9,000円ということで、大体2分の1程度の差額になるか思います。  以上でございます。 490 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 491 ◯12番(小松豊正君) その程度のお金なんですよ。18歳未満の子どもの均等割を半分にするためには、2,286万9,000円あればいいんですね。ですから、ぜひ、財政調整基金も30億円を超えるのがありますし、それから、国保会計の黒字分も毎年黒字になっているしですね、そういうことも含めてやりくりをして、取手でやっているように、18歳までの均等割の2分の1減額、これをぜひ実施してもらいたいと思います。ぜひ石岡でも実施していただくように訴えます。市長の答弁をお願いいたします。 492 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 493 ◯市長(今泉文彦君) 取手市の例に倣ってということでありますけれども、財政状況を勘案して検討してまいりたいと思います。  以上です。 494 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。
                    〔12番・小松豊正君登壇〕 495 ◯12番(小松豊正君) ぜひ子育て支援ということで、市長もさまざまな積極的な施策を主張しておられますので、その重要な、それを支える財政的な裏付けの政策として、ぜひよろしくご検討、そしてまた実現してもらえるようにお願いしたいと思います。  次に、質問項目の第4です。石岡市民会館を新設するまで、新しくつくるまで、管理棟を継続使用することについてお伺いいたします。  この石岡市民会館が来年の3月31日をもって終わりと、貸し出しをしないと、そういう広報いしおかを見た方から、先ほど先輩、同僚議員も、何人かの方が言われましたように、非常にショックを受けて、困ったなということになっているわけです。それで、やはりこれは、2011年の震災のときにも考える機会があったんですけれども、早く手を打つべきだったんだけど、現在に至っております。しかし困ったと。それで、私は住民から言われたんですけれども、管理棟と、それから大ホールですね、これを分けて考えることができないのかと。つまり、Is値はどうなんだろうかと。Is値は、大ホール、昭和42年、築51年はIs値は幾らなのか。管理棟のIs値、これは最終更新は平成8年、23年経過となっているんですけれども、Is値についてお伺いいたします。どのように認識されているかですね。 496 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 497 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 大ホールと管理棟の区分につきましてご答弁申し上げます。大ホールは耐震不足等により、安全性の確保ができないことから、使用はできないものと考えてございます。大ホールと管理棟を区分して使用することは可能でございますが、築後51年を経過する管理棟におきましても、防火区画を構成する壁や防火設備、排煙設備、耐火カーテン等、建築基準法に基づく特殊建築物の定期報告書によりまして、安全面での指摘を受けているところでございます。さらに、空調設備の更新はもとより衛生設備の経年劣化が著しく、床下の見えない部分などからの汚水漏れが発生し、使用禁止をして対応している状況にございます。管理棟を継続して使用することにつきましては、安全対策や見えない部分の配線や配管設備など、大規模改修が必要となってまいりますので、管理棟だけの使用につきましてもかなり厳しい状況であることを、ご理解願いたいと思います。  以上でございます。 498 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 499 ◯12番(小松豊正君) 私は地元といえば地元に住んでいるので、周りの方々から一斉に困るということで、地域の集会所があるところはそこでやることもできるんでしょうけれども、元真地とか、あるいはあそこの近くのところですかね、そういうところではそれもないと。全て市民会館の管理棟を使っていたという方もいらっしゃいます。それから、あそこではさまざまなイベントや小さい集会が開かれて、非常に皆さんが使っていたところなんですよね。ところが、それがいつできるということがいまだにはっきり見通しが立たないと、しかしだめだと、どうするのと、それは勝手に考えてくださいといっても困るわけなんですよね。  そういうことで、そういうIs値が大丈夫ならば、管理棟だけでも、新しいところがつくられるまでの間、貸し出してもらいたいというのが切実な願いなんですよね。それで、確かに言われると、設備が壊れていて金がかかるんだというんだけれども、これは例え話、そういう話をしていたらばこういうふうな人……、これは必ずしも私はいいとは思わないんだけど、東地区公民館、あそこもセントラルヒーティングなんですね、今でも。だけど寒いときもあると。ストーブを持ってくると、使っているということもあるし、また、エアコンのききが悪いと扇風機を持ってくると、お金を払ってそういうことまでやって使っている例もあるんだそうです。  ですから、そういうことも含めて、この際、やはりできるだけ市民の皆さんの要望を聞いていただいて、安全面はもちろんですけれども、総合的に考えて、やはり見通しがつくまでの間、何とか市民の皆さんの便宜を図ってもらえないかと。私も非常にそういうふうに強く思うわけなんですね。  この点についてご検討いただきたいと思うんですけど、いかがでしょうか。 500 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 501 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) ご答弁申し上げます。今定例会にも市民会館地元の方から、管理棟だけでも使用させてもらえないかといった内容の陳情が出てございますので、所管の常任委員会のほうでも審査がなされると思いますので、その結果等を見守りたいと考えてございます。  以上でございます。 502 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 503 ◯12番(小松豊正君) ぜひご検討いただいて、そういう事情は地域の方々も百も承知で言っていることだと認識していただいて、できるだけ便宜を図ってもらいたいと思います。  それから、先輩、同僚議員も言われましたけれども、じゃあ、どうするのと、あそこをもし何でもかんでもだめだという場合には。その場合には、具体的に会議室利用者に対して、料金も含めたり、また足も含めたりして、できるだけの便宜を図っていただくようにお願いをしたいと思います。このことを強くお願いして、私の一般質問を終わります。 504 ◯議長(池田正文君) 本日の一般質問はこの程度にいたしたいと思います。  以上で本日の議事日程は終了いたしましたので、これをもって散会いたします。  次回は、明12月11日定刻午前10時から会議を開き、引き続き市政一般に関する質問を行います。  お疲れさまでございました。                   午後 5時11散会 Copyright (c) ISHIOKA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...