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令和元年第3回定例会(第3日目) 本文 開催日:2019-09-03
令和元年第3回定例会(第3日目) 議事日程・名簿 開催日:2019-09-03

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  1. 石岡市議会 2019-09-03
    令和元年第3回定例会(第3日目) 本文 開催日:2019-09-03


    取得元: 石岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-06
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 令和元年9月3日(火曜日)                   午前10時00分開議 ◯議長(池田正文君) 改めまして、おはようございます。ただいまの出席議員数は22名です。定足数に達しておりますので、これより前回に引き続き本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、議事日程表のとおりであります。  これより議事日程に入ります。            ───────────────────────  日程第1 一般質問 2 ◯議長(池田正文君) 日程第1、一般質問。これより前回に引き続き市政一般に関する質問を行います。  9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 3 ◯9番(玉造由美君) 9番・公明党の玉造由美でございます。通告に従いまして、2項目の質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。  さて、9月1日は防災の日、そして今週は防災週間でございます。公明党女性局では、各地で防災の日の記念街頭演説会を開催いたしております。そこで、防火・防災について、当市の現状をお伺いいたします。  初めに(1)、石岡市には、幼年消防クラブ、少年消防クラブ、婦人防火クラブなどの防火・防災活動を推進し、防火・防災意識の向上を図っております。このような各種団体の規模、活動状況などの現況をお伺いいたします。 4 ◯議長(池田正文君) 消防長・岡野君。 5 ◯消防長(岡野 勉君) ご質問の幼年・少年・婦人防火クラブの目標及び活動状況についてご答弁を申し上げます。  最初に、各防火クラブの目標でございますが、学校や家庭における防火に対する知識や技術を習得するとともに、消防機関と協力し、防火思想の発展を図り、災害のない安全で安心な地域・社会づくりを目指し、福祉増進に寄与することが最大の目標でございます。  現在市内には、幼年消防クラブ2団体123名、少年消防クラブ6団体129名、婦人防火クラブ5団体82名の、合計13団体334名が在籍してございます。また、これらの防火クラブ全体で石岡市幼少年婦人防火委員会を結成し、活動しているところでございます。  次に、各クラブの活動状況でございますが、幼年消防クラブにつきましては、火に対する正しい知識を身につけるため、火災や地震を想定した避難訓練の参加や、夏には花火教室を行っております。また、消防出初式では防火パレードに参加し、火災予防啓発活動を実施してございます。  次に、少年消防クラブの活動でございますが、夏休み期間中に夏季研修を実施しまして、栃木県防災館で地震、火災、台風、豪雨など、災害の恐ろしさを実体験し、防火・防災について知識を習得してございます。また、秋の火災予防運動週間には防火ポスターを作成し、市内2か所で防火ポスター展を開催しまして、市民に対して火災予防の広報を行っているところでございます。  なお、幼年消防クラブ、少年消防クラブにつきましては、幼少年期のうちから防火・防災に対する意識を植え付けさせることを目的に、活動を行っているところでございます。
     最後に、婦人防火クラブの活動状況でございますが、消防機関と連携を図りながら、活動を行っております。特に住宅用火災警報器設置促進活動に尽力していただきまして、11月と3月の火災予防週間には、大型店舗入り口での街頭広報や、住宅を個別訪問して設置促進活動を行っているところでございます。そのほかにも、消防出初式、石岡市防災訓練、ふれあいまつりなどに積極的に参加していただきまして、地域住民のため、多岐にわたり火災予防啓発活動を行っているところでございます。  各防火クラブの目標及び活動状況については以上でございます。 6 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 7 ◯9番(玉造由美君) ご答弁ありがとうございました。ただいま幼年・少年・婦人防火クラブ13団体の334名が委員会をつくって活動をしているということで、ポスター作成ですとか、火に対する正しい知識を得るですとか、そういったことをお伺いいたしましたが、この参加団体名がわかればお伺いをいたします。 8 ◯議長(池田正文君) 消防長・岡野君。 9 ◯消防長(岡野 勉君) 市内の各防火クラブの名称と人数についてご答弁を申し上げます。  まず、幼年消防クラブ2団体でございますが、石岡幼稚園幼年消防クラブ61名、やさと中央保育所幼年消防クラブ62名でございます。  次に、少年消防クラブ6団体でございますが、石岡地区には石岡小学校少年消防クラブ20名、府中小学校少年消防クラブ4名、三村小学校少年消防クラブ16名でございます。八郷地区には、柿岡小学校少年消防クラブ31名、園部小学校少年消防クラブ38名、小桜小学校少年消防クラブ20名でございます。  婦人防火クラブ5団体でございますが、石中学区婦人防火クラブ26名、府中学区婦人防火クラブ16名、石岡東婦人防火クラブ12名、府中ひまわり婦人防火クラブ9名、八郷婦人防火クラブ19名でございます。  各防火クラブの名称、人数につきましては以上となります。 10 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 11 ◯9番(玉造由美君) ただいま石岡地域、また八郷地域の各保育所あるいは小学校、そして婦人と、そういった防火委員会の参加団体のお名前をお聞きしましたが、幼稚園あるいは小学校でそういった組織をつくって活動をしているということでございますが、この活動に参加していない学校等についての防火に対する意識の啓発とかそういったことはどういうふうに行っているか、お伺いいたします。 12 ◯議長(池田正文君) 消防長・岡野君。 13 ◯消防長(岡野 勉君) ご答弁申し上げます。参加していない各小学校、幼稚園に対しましては、火災予防の観点、そして啓発活動からも、参加するように呼びかけをしていきたいと考えております。  以上でございます。 14 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 15 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。参加団体13団体ということで、先頭を切って、石岡市の防火・防災の意識向上のためにこれからもしっかりと活動を続けていってもらいたいとともに、また参加されていないところでもそういった委員会のほうの周知をいたしまして、参加できる体制を整えていっていただきたいと思います。  次に、(2)のほうに移らせていただきます。防火水槽、消火栓、ホース格納箱などの消防水利設備が市内にたくさんあります。商店街の通りには等間隔に消火栓の表示が道路上に設置され、それをよく観察すると、黄色地に赤い消防自動車が描かれている消火栓表示もあります。また、八郷地域のほうへ行きますと、防火水槽の赤く丸い標識とホース格納箱が、セットで並んでいるところが多いようでございます。  これらの消防水利設備でございますが、消火活動に重要な役割があり、管理もされているものと思われます。そこで、設置数、設置目標数、使用実績、点検などの管理についての現在の状況をお伺いいたします。 16 ◯議長(池田正文君) 消防長・岡野君。 17 ◯消防長(岡野 勉君) ご質問の防火水槽、消火栓、消火栓格納箱の設置数と設置目標数、使用実績、点検管理についてご答弁を申し上げます。  最初に、石岡市管内の消防水利である防火水槽、消火栓の設置数でございますが、防火水槽が1,147基、消火栓が1,343基を設置してございます。  次に、防火水槽、消火栓の設置目標数でございますが、国で定める消防水利の基準では、防火水槽の容量が40立方メートル以上、消火栓が150ミリメートル以上の水道管に接続されているものが、基準の水利となってございます。石岡市の基準の水利の充足率は、現在48.1%でございますので、全国平均である充足率73.1%に近づくよう、整備を進めてまいります。現在は、年間に防火水槽2基、消火栓5基を計画的に整備してございます。  続きまして、防火水槽、消火栓の使用実績でございますが、昨年の火災活動時の実績といたしまして、防火水槽を11回、消火栓を10回使用してございます。また、消防署、消防団が放水訓練等にも使用する場合がございます。  次に、防火水槽、消火栓の点検管理でございますが、定期的に消防署員、消防団員が水利保全として、外観及び機能点検、水量・水圧の点検を行っており、有事の際に万全に使用できる状態に管理してございます。  続きまして、消火栓格納箱でございますが、これは火災時の初期消火を目的に、消火栓のすぐそばに設置してございます。この格納箱の中には消防用ホース3本、消火栓バルブをあける開栓器と放水用の筒先が収納されており、現在、市内には529か所に設置してございます。この消火栓格納箱の設置目標数でございますが、現在、消防署から遠い地区に設置をしてございます。特に設置目標は設けてございませんが、地域の実情を十分に勘案し、消火栓設置にあわせまして設置してまいります。  次に、使用実績でございますが、平成17年市町村合併から現在まで、4件の火災事案に使用されまして、初期消火の効果ありという実績がございます。  次に、点検管理につきましては、先ほど申し上げました消防署員、消防団員が実施する水利保全にあわせまして、点検を実施してございます。  以上でございます。 18 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 19 ◯9番(玉造由美君) ご答弁ありがとうございます。ただいま、防火水槽、消火栓、消火栓格納箱の現在の状況をご答弁いただきました。本当に、消火栓ですとか防火水槽、そういった消防水利設備が近くにないと消火活動が遅れるというようなことで、心配をしている市民の方もいらっしゃいます。こういった消火水利設備でございますが、ただいま石岡市全体で数をお伺いいたしましたが、石岡地域、八郷地域ごとの設置数、また充足率とかがどの程度か、お伺いをいたします。 20 ◯議長(池田正文君) 消防長・岡野君。 21 ◯消防長(岡野 勉君) 防火水槽、消火栓の消防署管内ごとの数をご答弁申し上げます。石岡署管内には防火水槽443基、消火栓804基の計1,247基でございます。八郷消防署管内の防火水槽は704基、消火栓は539基の1,243基でございます。  消防署管内ごとの設置数につきましては以上でございます。 22 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 23 ◯9番(玉造由美君) 石岡地域と八郷地域で申し上げますと、本当に旧石岡でも、要するに繁華街、家が軒並み並んでいる場所と、また農村のところですとか、また八郷地域なども、柿岡の町なかですとかは、本当に等間隔に消火栓とかも並んでいるような状況なんですが、そういった家が点在している場所ですとかは、なかなか消火のほうも手間取るのではないかなと思いますので、これからもしっかりとそういった……。また充足率のほうも、まだちょっと不足している部分が見られますので、これからの設備設置を進めていってもらいたいと思います。  続いて、次に移ります。(3)の、こういった消防水利設備の位置マップでございますが、自主防災組織の方、防災士、また区長さんなどの方々により自分の地域を知っていただくためにも、位置マップを作成したほうがよいのではないかと思いますが、そのお考えをお伺いいたします。 24 ◯議長(池田正文君) 消防長・岡野君。 25 ◯消防長(岡野 勉君) 議員ご指摘の消防水利等の位置マップの作成は、現在行っておりません。今後は、大規模災害等に備えまして、消防水利等のマップ作成、また自主防災組織等への配布について、市防災対策課と協議するとともに、近隣市町村の状況を踏まえまして、調査研究をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 26 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 27 ◯9番(玉造由美君) 今後、そういった作成も検討していただけるということで、市民の方にそういった消防水利設備の認知の件ですとか、我が地域はそういう消防水利がどこに設置されているのかということを、市民の皆様に知っていただくためにも、ぜひとも作成をしていただきたいと思います。  続いて(4)自主防災組織設立の目的、また目標、現況をお伺いいたします。 28 ◯議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 29 ◯総務部長(久保田克己君) 自主防災組織についてご答弁申し上げます。自主防災組織は、地域住民が、自分たちの地域は自分たちで守るという自覚、連帯感に基づき、自主的に結成する組織でございまして、災害による被害を予防し軽減するための活動を行う、共助の中核をなす重要な組織と考えております。当市の自主防災組織は、令和元年7月現在159の組織が結成されております。カバー率といたしましては68.9%となってございます。平成30年4月現在の県のカバー率を参考までに申し上げますと83.3%でございますので、約15ポイントほど及ばない状況に、当市の状況としてはございます。  市といたしましては、新たに設立した組織に5万円を上限とした設立補助金を交付し、組織の定着や訓練等を通した活性化を、これまで図ってきているところでございます。自主防災組織の過去3年間の設立状況は、平成28年度が2件、29年度が2件、平成30年度が2件でございます。今年度は現在4団体と、設立に向けた協議を進めている状況にございます。  また、設立目標につきましては、市内全域で自主防災組織が結成されることが最終目標とは考えてございますが、まずは、先ほど申し上げました県のカバー率83.3%を目標といたしまして、出前講座、また防災研修会、さらには地域防災訓練等て啓発を図り、自主防災組織の設立促進に向けた取り組みを進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 30 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 31 ◯9番(玉造由美君) ご答弁ありがとうございました。昨年12月議会でも同じ質問をいたしておりますが、平成31年、本年は4団体を目指しているということで、毎年少しずつではございますが、自主防災組織設立に努力されているということがわかりました。  続いて(5)、防災に関する研修会への参加についてでございますが、1)の、本年1月の石岡市防災研修会がございました。その目的ですとか参加対象、内容などをお伺いいたします。 32 ◯議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 33 ◯総務部長(久保田克己君) 石岡市防災研修会への参加者等についてご答弁申し上げます。当市の防災研修会は、自主防災組織の設立と活動強化、さらには地域の防災力向上を目的に、区長、自主防災組織の代表や防災士等を対象に平成22年度から毎年開催し、今年度で10回目を迎えます。主な研修内容といたしましては、自主防災組織の必要性等についての講演や、避難所運営を学ぶHUG訓練等を行い、自主防災組織の重要性を認識いただきまして、設立や活動強化につなげる研修としているところでございます。  今年1月に開催した防災研修会では119人の参加をいただき、国の災害伝承10年プロジェクト事業を活用いたしまして、仙台市在住の防災減災危機管理アドバイザー吉田亮一様をお招きし、「地域防災活動とは 東日本大震災、あの日あの時」を演題に、自主防災組織の重要性や避難所運営について、震災の体験を交えた講演をいただきました。また、市内の自主防災組織代表者による活動事例紹介を行っております。  防災研修会の過去3年間の参加者数につきましては、平成28年度が108人、29年度が131人、平成30年度が119人でございました。今後も防災研修会等を通して、自助、共助の重要性について、これまで以上に啓発を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 34 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 35 ◯9番(玉造由美君) ご答弁ありがとうございます。ただいま、平成22年より毎年行っている石岡市防災研修会ということで、10回目を迎えたということで、毎回100人以上の方々が参加しているということで、区長さんですとか自主防災組織の方ですとか、そういった方が参加しているということでございますが、またこの防災研修会のほうへ女性の参加、婦人防火クラブなどもございますので、そういった方への声かけをして、女性の参加を促す取り組みも重要だと思いますので、そのお考えをお伺いいたします。 36 ◯議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 37 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。ただいま、防災研修会への女性の参画ということでのご質問でございます。これまでやってきました中で、28年度、先ほど申し上げましたが、108人のうち女性が5人、29年度は131人のうち19人、30年度においては119人のうち女性が5人ということで、5人から19人の参加がこれまでにございました。  そういった中で、女性の参加者増に向けた取り組みということでございますが、これまで防災研修会は、どちらかといいますと区長、自主防災組織の代表、または防災士等を参加対象として啓発を行って周知してきたわけでございます。その中で、平成29年度、女性の参加者が19人と増えた要因を考えたところ、福祉避難所職員への参加呼びかけなどを行っております。そういった中で、通常より4倍ぐらい増える19人の参加があったと考えております。  今後の考え方でございますけれども、地域防災へ女性の参画は大変重要で、これまで以上に、男性の目ではわからなかった女性のきめ細かな視点からの災害への備えや行動につなげられるものと考えております。そういった観点から、先ほど議員からもおっしゃられましたように、婦人防火クラブ、または地域女性団体連絡協議会、さらには食生活改善推進協議会など、女性が多く参画している団体等に声かけをして参加を要請してまいりたいと、そういった形で女性の参画を促していきたいという考えで進めてまいりたいと思います。  以上です。 38 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 39 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。現在でも100名を超える方が参加されているということで、石岡市の防災研修会が、市民の防災意識を高めているということでございますが、女性もそこに入れるような配慮をお願いしたいと思います。  続きまして、2)の本年7月の石岡市消防危機管理研修会が行われておりますので、目的、参加対象、内容をお伺いいたします。 40 ◯議長(池田正文君) 消防長・岡野君。 41 ◯消防長(岡野 勉君) 危機管理研修会の参加者等につきましてご答弁を申し上げます。消防本部では今年の7月11日、消防本部会議室におきまして、職員を対象に石岡市消防防災危機管理研修会を開催いたしました。研修会の講師といたしまして茨城県防災危機管理部長をお招きして、「茨城県の防災・危機管理体制と消防の広域応援体制等について」という題名で講義をいただきました。  この研修会の目的でございますが、大規模災害時の茨城県と石岡市の役割や協力連携体制について、再認識することでございます。ご質問の研修会の参加者でございますが、今泉市長をはじめ根本副市長、総務部長、次長、防災対策課職員、消防の管理職以上の職員計42名が参加し、石岡市消防防災力の向上につながる有意義な研修会となりました。  以上でございます。 42 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 43 ◯9番(玉造由美君) ご答弁ありがとうございます。危機管理研修会でございますので、より専門的な職員代表ということで42名の参加ということでございますが、広く市民の皆様に参加していただくものと、またこういった執行部といいますか、職員対象の研修会も常に行って、災害に備えていっていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  続いて(6)でございますが、防災士の資格取得についての流れ、また、資格取得者数がわかればお伺いいたします。 44 ◯議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 45 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。防災士の方は、自助・共助・公助を基本理念といたしまして、平常時は社会のさまざまな場で減災と防災力向上のために啓発活動などを行い、災害時は、所属する団体、企業や地域において救助や避難所運営などを行う、防災の意識・知識・技能を修得したことを認められた方々となってございます。  防災士の資格制度は、平成7年の阪神淡路大震災を教訓に、民間の防災リーダーを可及的速やかに養成する目的で、平成15年に資格取得試験が始まりました。防災士の資格を取得するには、初めに、認定特定非営利活動法人日本防災士機構が認証した研修機関が実施する養成研修講座、こちらにつきましては4週間のうち4日間講座に参加するということになっておりますが、そういったものを受講し、研修履修証明を取得することができます。次に、機構が実施する防災士資格取得試験を受験し、合格する必要がございます。合格者は、公的機関が実施する救急救命講習を受講し、修了書を取得後、機構に登録申請を行い、防災士認証状または防災士証明が交付される流れとなってございます。  市の取り組みといたしましては、県防災士養成を目的に開催している茨城防災大学の広報等による啓発等を行っている状況でございます。  防災士の登録状況につきましては、全国で17万6,280人、うち女性が2万7,770人、県内では4,029人、うち女性が508人、当市におきましては65人、うち女性9人が現在登録をいただいている状況にございます。  以上でございます。 46 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 47 ◯9番(玉造由美君) ご答弁ありがとうございます。この防災士の資格取得でございますが、前に戻りまして、自主防災組織設立の推進のためにも、この防災士の資格取得について、もう一歩推進していってはいかがかということで、石岡市防災力の向上のために、また自主防災組織立ち上げのためにも、この資格取得の登録料ですとか、全体的に防災士の資格取得には料金がかかりますので、その中の登録料だけでも石岡市として補助して、そういった防災力の向上、また自主防災組織の立ち上げに寄与していただくということに対しまして、お考えをお伺いしたいと思いますが、よろしくお願いします。 48 ◯議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 49 ◯総務部長(久保田克己君) 防災士資格取得補助制度についてご答弁申し上げます。防災士資格取得のための経費といたしましては、先ほど申し上げました茨城防災大学で取得した場合は、受講料は無償となっております。教本代3,500円、受験料3,000円、認証登録料が5,000円の合計1万1,500円が必要となってまいります。また、もう一つ、防災士研修センターでの資格取得ができます。そういった中では受講料が5万2,920円必要となり、教本代、受験料、認証登録料と合わせて、総額で6万920円が必要になってきている状況にございます。  県内市町村のうち14市町村が補助金を何らかの形で交付しており、その中身といたしましては、限度額を設けているケースや、取得費用の2分の1程度といった補助率になっている状況にございます。地域での防災士の役割、先ほど申し上げましたように、非常に重要な役割を占めている方だと考えています。当市においての補助制度の新設に当たっては、先進市町村の事例などを参考に、調査研究をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 50 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 51 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。自主防災組織立ち上げ、あるいはまた市民の防災力の向上のためにも、こういった防災士の資格取得につきましての補助制度を使いまして、いつ起こるかわからない災害に対しての防災意識を高めていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  続いて、(7)の防災訓練の実施についてでございます。1)、これまで3年に一度の総合防災訓練、残りの2年間は地域防災訓練を実施して、昨年は園部小学校区でも行いました。その中で、災害はいつ起こるかわかりません。夜間訓練、あえて雨天決行での訓練、そういったことも必要になるのではないか。参加対象者は制限されることも考えられますが、そういった悪天候、また悪環境での実施のお考えについてお伺いいたします。
    52 ◯議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 53 ◯総務部長(久保田克己君) 防災訓練の実施についてご答弁申し上げます。夜間及び雨天決行の防災訓練でございますが、市主催の総合防災訓練や地域防災訓練では、災害の備えと防災意識の向上を目的に、多くの住民が参加しやすい日中にこれまで開催してきた状況にございます。また、自主防災組織の訓練においても日中の開催のみで、雨天時は室内での講話などに切り替え、これまで対応してきている状況でございます。  しかしながら、議員指摘のとおり災害は昼夜を問わず、気象条件もさまざまな状況が想定されるわけでございます。今後の訓練で夜間や雨天時を想定した訓練について、他市町村の訓練事例なども参考に検討していきたいと思います。当市の総合防災訓練、今年度11月に開催する予定でございますが、そういった中では、雨天決行・荒天中止といった方向で進めてまいりたいと考えています。  以上です。 54 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 55 ◯9番(玉造由美君) ご答弁ありがとうございます。また、この防災訓練でございますが、多くの市民の方々に参加していただくための訓練と、また、悪天候・悪環境の中での中心者、執行部のほうの訓練と、また、同時並行で行われるべきではないかなと思いますので、ご検討をよろしくお願いいたします。  2)に移らせていただきます。また、ただいま申し上げました悪天候・悪環境での防災訓練の実施を想定しますと、情報の伝達などがうまくいかないことも想定されます。そういったときに、アマチュア無線ボランティアのご協力も準備しておく必要があるかと思いますが、そのお考えをお伺いいたします。 56 ◯議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 57 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。アマチュア無線のボランティアについてでございますが、現在、当市におきましては、災害時の通信手段といたしまして、衛星電話、IT無線、県防災ネットワークシステム防災電話、無線電話などを備え、災害時の通信を確保しているところでございます。  しかしながら、議員ご指摘のアマチュア無線は、東日本大震災時の通信網が寸断された中で、災害現場と本部との通信手段として活用され、災害時に強い無線であると認識しておるところでございます。アマチュア無線ボランティアの方は、一般社団法人日本アマチュア無線連盟茨城支部において、茨城県と災害時応援協定を平成8年に締結していただいておりまして、災害時ボランティアとして協力する内容としてございます。会員数は県内約1,800人で、市内においても会員は3人ほどと伺っております。また、日本赤十字社茨城支部のアマチュア無線奉仕団として県内で84人が登録をいただいており、市内ではお一人が登録をしていると伺っている状況にございます。  総合防災訓練等へこういったアマチュア無線クラブの方の参加について、これからこの団体と協議して、参加いただけるものであれば、そういった中でご協力をいただきたいと考えております。  以上でございます。 58 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 59 ◯9番(玉造由美君) ご答弁ありがとうございました。いろいろな想定外のことが起こるのが災害でございますので、そういった準備を万全に備えておくということは大変重要なことかと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  以上で、質問項目第1の防火・防災についての質問を終わりにいたします。  続いて、質問項目第2の、中学生の部活動(運動部・文化部)についてでございますが、まず初めに、(1)中高生の部活動は成長期とも重なり、人生の中でもかなり大きなウエイトを占めている活動でございます。そこで、運動部、文化部、両方ありますが、この部活動の重要性についてどのように認識しているか、石岡市のお考えをお伺いいたします。 60 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 61 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。部活動は、学習指導要領にもありますように、学校教育活動の一環として行われ、生徒が自発的・自主的に行い、より高い水準の技術や記録に挑戦する中でその楽しさや喜びを味わい、学校生活に豊かさをもたらすものであります。また、学級や学年を離れ、生徒が活動を組織し展開することにより、生徒の自主性、協調性、責任感、連帯感などを育成し、仲間や教師と密接に触れ合う場としても、大きな意義を有するものであります。  このように、部活動は、生徒の人間形成を支援するものであることはもとより、その適切な運営は生徒の明るい学校生活を一層保証するとともに、生徒や保護者の学校への信頼度をより高め、さらには、学校の一体感の醸成にもつながるものであると考えております。  以上です。 62 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 63 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。ただいま、より高い目標へ向けて邁進する、また、クラスや学年を超えて仲間意識ですとか団結、そういったことで大変重要であるというようなご答弁をいただきました。本当に中学校生活も、学業ともう本当に半々ぐらい、部活動というものが子どもたちの成長に重要なものであるということを考えておりますが、この点につきまして教育長のご答弁をお願いしたいと思います。 64 ◯議長(池田正文君) 教育長・櫻井君。 65 ◯教育長(櫻井 信君) ご答弁を申し上げます。中学生の部活動の重要性についてということでございますけれども、部活動は学校教育の一環として実施をする教育活動でございまして、生徒にとりましては豊かな学校生活を経験する、大変有意義な活動であると認識をしております。また、生徒にスポーツ、あるいは文化、あるいは科学等に親しませ、学習意欲の向上や責任感、あるいは連帯感の涵養等、学校教育が目指す資質や能力の育成に資するものだと思っております。今後も、計画的に各学校の生徒の実態や部活動の状況、あるいは社会の変化等を踏まえまして、実施の方法の検討、さらには外部指導者の活用等を含めた体制整備に努めてまいりたいと思っております。  以上でございます。 66 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 67 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。ただいま教育長、教育部長のほうから、中学生の部活動の重要性をご答弁いただきました。そういった大変重要な位置を占めている中学生の部活動に対しまして、これから質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  (2)でございますが、中学生の部活動の種目についてでございます。市内中学校では、野球、バレーボール、バスケットボール、テニス、卓球、剣道、柔道、陸上、サッカー、水泳、バドミントン、新体操、空手などが運動部の種目になっております。ただいま生徒数の減少とかにより、先輩部員が途絶えてしまうと、入部する新入部員もいなくなって、本当に廃部になるというようなこともあると思います。また、男子バレー、陸上、水泳、新体操、空手は、それぞれ石岡市5校の中の1校だけが開設されている状況で、また、石岡地区中学校3校にはバドミントン部がありますが、八郷地区中学校2校にはバドミントン部はございません。文化部では、常に市民の目に止まりますのは吹奏楽部で、入・卒業式、体育祭などではなくてはならない部活動になっております。  これからの中学校統合などを考えますと、部活動の種目も、生徒の希望をしっかりと取り入れて見直されるべきものと考えますが、そのお考えをお伺いいたします。 68 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 69 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。議員ご指摘のように、近年の生徒数の減少に伴い、部活動運動が1校で維持できないような状況も、一部生じてきております。こうした傾向は、今後ますます強くなることが予想され、現実にも複数による合同の活動が行われている例があり、また、複数の合同チームによる総体、新人戦といった中学校体育大会への参加を求める声も、多くなってきております。  石岡市内中学校においても、既存の部活動の存続、部員数や活動場所の確保、生徒や保護者のニーズ、地域性等による再編につきましては、検討しながら進めているところでございます。活動種目や活動内容の多様化を図ることも視野に入れながら、部活動の設置運営について考えてまいりたいと、そのように思ってございます。  以上です。 70 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 71 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。そういった中学校の実態とあわせて、部活動の種目につきましても、また全国的にもかるた部ですとか、そういったものもございますので、本当に石岡市内の中学生に、そういった多種多様な部活動の実態もあわせて、希望を取り入れていっていただきたいと思います。  次に、(3)外部指導者の実態と導入についてでございますが、各部活動とも顧問の先生がいらっしゃると思いますが、音楽や体育の先生が技術面の指導をするにしても、限界がございます。そこで、市内中学校5校の外部指導者の実態、また導入についてお伺いいたします。 72 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 73 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁いたします。市内中学校部活動における外部指導者の活用状況につきましては、現在は市内の中学校で10名の外部指導者の活用が図られております。校長との面談の上、学校教育活動の一環であること、部活動顧問の補助として部活動運営方針への理解と順守のもとに、指導に当たっていただいております。複数の指導者による指導体制が確立でき、個々への技術指導の充実が図られ、有効に活用されております。  また、教員の働き方改革の1つとして、本年度から国と県の補助を受け、運動部活動指導員を各校1名、計5名を配置いたしました。今年度からの事業でございます。文部科学省は、令和2年度概算要求でございますが、増額をしてございます。その効果を含め、今年始まったばかりの事業でございますので、様子を見守りたいと思っております。  以上です。 74 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 75 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。現在の状況としては、市内で10名の外部指導者の方が顧問の補助をしている状況ということで、今後また増員していくというご答弁でございました。現在の市内で10名の外部指導者というのは、どこの中学校の部活動に配置されているのかをお伺いいたします。 76 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 77 ◯教育部長(豊崎康弘君) 石岡中学校卓球部1名、府中中学校男女バスケットボール部各1名で2名、同じく柔道部1名、サッカー部1名、国府中女子卓球部3名、園部中男子卓球部1名、八郷中男子バスケットボール部1名でございます。  それから、先ほど増員について言ったのは、この外部指導者、現在の部分ではなくて、今年度から始まった運動部活動指導員について、来年度概算要求で増額されているということでございます。 78 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 79 ◯9番(玉造由美君) ありがとうございます。石岡中学校、国府、府中、園部、八郷中学校ということで、1名から3名の外部指導者を配置していくということで、また専門的な技術指導なども行っていただける、また顧問の先生方の補助として力をかしていただけるということで期待をしておりますので、よろしくお願いいたします。  次に(4)、文化部、運動部ともに新人戦ですとかいろいろな大会で優秀な記録を残し、県大会、関東大会、全国大会まで勝ち残ったとしたら、これ以上の気持ちの高揚はありません。練習のつらさもよい思い出になるでしょう。  そこで、全国大会などに参加する遠征費についてのご見解をお伺いいたします。 80 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 81 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。市では、中学校生徒が県外で行われる各種競技会の参加者に対し、保護者の負担軽減を図ることを目的として、補助金を支給しております。補助の対象は、県外で行われる関東大会以上の競技会に予選を経て出場する資格を得た生徒及び引率者としてございます。また、その競技会については、国または地方公共団体が主催・共催するもの、中学校体育連盟、または吹奏楽連盟が主催・共催するもの、その他全国規模の公益法人が主催・共催するものを対象としてございます。補助対象経費につきましては、石岡市から開催地までの交通費、食事代を含む宿泊費及び機材運搬経費としてございます。  以上です。 82 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 83 ◯9番(玉造由美君) ただいま遠征費につきましての現状をお伺いいたしましたが、保護者の負担を軽減する目的で、交通費ですとか機材の運搬費を補助するということでございますが、この補助の対象者、補助が受けられる人数ですとか、そういったことはどのように決められているのか、お伺いをいたします。 84 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 85 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。補助の対象者でございますが、予選を経て出場資格を得た生徒としておりますので、個人競技の場合は、予選を勝ち上がり資格を得た本人及び引率者、団体競技の場合は、大会要綱に基づいて公式エントリーされた選手、マネージャー及び引率者を対象としてございます。  以上です。 86 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 87 ◯9番(玉造由美君) 生徒で予選を勝ち抜いた生徒、個人戦ですとその本人と顧問、また団体の方ではエントリーされた選手と顧問ということでございますが、今現在、石岡市内でも全国大会などに参加して活躍されている選手の方、またその部活動のメンバーですとか、そういった後援会などが寄附を募っているというようなことがあります。そういったことで、石岡市の保護者の負担を軽減するためであれば、またこの教育委員会とあわせて石岡市の支援についてのお考えがあれば、お伺いをいたします。 88 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 89 ◯教育部長(豊崎康弘君) 現在は、その補助金要綱に従い交付しているところでございます。  お尋ねの部分は、団体競技等の場合、当然、エントリーされる選手の方は、15名だったり18名だったりということで規定されてしまいます。ただ、部活動で全国大会に行くということであれば、部員の数が25名だったり30名もするので、そのあたりをどうするのかというようなご指摘だと思うんですけれども、現在のところ、補助金要綱に基づいて交付しているところでございます。ただ、税金を使ってやっているところもございますので、現在のところはエントリーされた選手ということでございます。これが、仮に大きな部で40人、50人いれば、全員の部分を見るのかということも考えられます。  そのあたり、本当に全国大会に行くということはすばらしいことでもありますし、石岡市の名前を売ってきてもらえるということもあると思います。財政上の問題もございますので、ちょっと内部で検討させていただきたいと思ってございます。 90 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 91 ◯9番(玉造由美君) ただいま教育部長のご答弁をお伺いいたしましたが、そういった部活動の全国大会に参加する件につきまして、市長のご見解があれば、お伺いをしたいと思います。 92 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 93 ◯市長(今泉文彦君) 中学生等の遠征費の状況ですけれども、統合によって大分状況が変わってきている、そういうことだと思います。つい最近も、八郷中学校ですか、バレーボールの報告がございまして、それについてもいろいろ感じるところはあったわけなんですけれども、今までと違う状況が生まれてきております、統合によって。そういう変化を感じとっていく中で、見直し等も考えていくべきだと思っているところであります。  以上です。 94 ◯議長(池田正文君) 9番・玉造由美君。                  〔9番・玉造由美君登壇〕 95 ◯9番(玉造由美君) ご答弁を今いただきましたけれども、本当に統合ということで、先日も5校ある中学校が、あるいは3校に統合されるかもしれないというお話もございましたとおり、これからも教育に関しましても、思いも寄らぬこともあると思いますので、そういった状況に合わせて、制度のほうも改善されるよう望みますので、どうぞよろしくお願いいたします。  以上で私の一般質問を終了させていただきます。  ありがとうございました。 96 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午前11時02分休憩            ───────────────────────                   午前11時14分再開 97 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 98 ◯12番(小松豊正君) 12番・日本共産党の小松豊正です。通告に従いまして、一問一答方式で質問を行います。  第1項目は、地域医療対策についてでございます。  この問題については、私は6月の第2回定例会でも取り上げました。以来、執行部におかれましても、またこの間、第1回地域医療に係る対策を検討する専門委員会が開催されるなど、関係者の皆さんの懸命な努力が続いております。私はこの間もさまざまな人から、遠くに行かなくても近くでかかれる適切な高度医療体制をつくってもらいたい、また産科はどうなっているのか、こういうご意見をたくさん聞く機会があります。まさに市長が言われましたように、非常ベルが鳴っているという事態だと考えます。  私は、この問題については党派を超えて、自民党であろうが共産党であろうが、とにかく執行部、議会、また市民の皆さんの英知を結集してこの問題を打開していくということが、非常に大事な局面になっていると思います。そういう点で、私がこの場で取り上げるのも、市民の皆さん全体に、また、私は教育福祉環境委員ですけれども、そこでは議論しているけれども、ほかの議員の方々にも、また執行部の方々にも共通認識していただいて、いろいろ英知を結集してこの問題を進めるということが非常に重要だから、私はこの場で取り上げることにしたわけでございます。  皆さんもご存じのように、石岡市、小美玉市、かすみがうら市に、今、くらしの便利帳によりますと54の病院と医院がございます。そして、それらを統括して石岡市医師会が構成されております。石岡市医師会の主な活動として8つ挙げておりますけれども、第1番目には休日夜間緊急診療の問題、8番目に医師会の附属事業としての医師会病院が挙げられております。  8月6日には、教育福祉環境委員会として医師会病院を視察いたしました。4階建ての病院でしたが、3階部分はがらんどうで、利用されておりませんでした。病院のホームページを見ますと、病床数は120床、その内訳は一般病床が75床、介護療養病床が45床と紹介されています。事務部長の説明によると、これまでは、当時は7人の常勤医師、非常勤医師が24名だったと。ところが現在は、常勤医師は4人に減っている。医師不足が原因なので、3階が空いているけれども活用できないんだという趣旨のお話を聞いたわけです。また休日夜間緊急診療、これも非常に石岡市民にとって重要なところを、医師会の医師の皆さんのローテーションで、困難にもかかわらず組まれているわけですね。  そして、その問題について、8月22日に石岡市医師会の柏木史彦会長にも教育福祉環境委員会においでいただきまして、いろいろとお話を伺いました。医師会病院は、石岡地域にある2次救急指定病院の1つであることからも、市民の健康を守る上で大きな役割を果たされてまいりました。医師会病院は、昭和60年に開設、61年に開業されておりますけれども、当時、聞くところによりますと、この医師会病院を立ち上げるために、関係するお医者さんは1人200万円、また1億円を出した人もいるということも聞くときがあるんですけれども、大変な努力でこれがつくられて、今まで維持されてまいりました。  しかし今、医師不足を中心にさまざまな問題がありますけれども、この間、石岡市医師会病院は、54の医師、医療機関のバックボーンとしてそれを支える、またそこから紹介状を書いて医師会病院に行くという関係で当初始まったと、私は受け止めているんですけれども、現在ではそういう関係が薄れて、開業医と医師会病院がいわゆる、ある意味ではライバル関係にもなっている。そういう点で、なかなかさまざまな問題が起きているようであります。
     私が聞くところによりますと、同じ医師会病院でも埼玉県の大宮医師会は、開業医の皆さんと第2次救急指定病院の関係は明確になっていて、お互いがうまくいっているということも聞きます。  そこで質問ですけれども、(1)医師会病院をどのように位置付けているのか。これは、4つの2次救急指定病院の中でも、皆さん全部、公立病院じゃなくて、それぞれ法人、医療法人などが立ち上げているんですけれども、ただ医師会病院の場合は、そういう地元にある全ての医師の皆さんが結集してつくられたという点で、そこはちょっと違うといいますか、そういう特徴もあるのかなと私は思うんですけれども、そういう点で、医師会病院を市としてはこれまでどのように位置付けて、今の現状をどのように捉えいるのか、まずこれまでの議論も含めてお伺いをいたします。 99 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 100 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。石岡市医師会病院は昭和61年の開院以来、開放型病院として地域の病院、診療所と連携を図り、地域の方々が安心して生活できるよう、地域医療に貢献いただいております。現在も市からの委託により、休日夜間対応の緊急診療所の運営にご協力をいただいているほか、病院群輪番制により、地域にある2次救急指定病院の1つとして、救急車の受け入れや、地域の開業医の後方支援としての役割を担っていただいております。また、各種がん検診などの予防医療における医療機関検診ができる病院の1つとしてもご協力をいただいており、地域医療を担う重要な医療機関の1つであると考えておりますが、病院の位置付けといたしましては、他の地域医療に貢献いただいている病院と同様、民間病院の1つとして認識しております。  現状でございますが、現在も緊急診療所の運営や病院群輪番制による2次救急への対応などのほか、各種がん検診等で地域医療を担っていただいておりますが、医師等の不足により、その医療機能が十分に発揮できていない状況であると認識しております。  以上でございます。 101 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 102 ◯12番(小松豊正君) それで、私事でございますけれども、お盆が過ぎてから身内の者が腰痛で動けなくなりまして、どこに行こうかと考えたんですけれども、やはり地元の石岡循環器科脳神経外科病院に車で連れていきました。朝9時に着いたんですけれども、そこには、朝7時から受け付けますという張り紙が大きく書いてありました。受付するとすぐ待合室で、待合室を見ますと、用意されている椅子は満杯でした。予約なしに行ったので、予約外来担当の2人の医師がいて、その1人に症状を話し、レントゲン、MIRで背骨などの映像を撮り、その後、詳しく説明を受けました。会計を済ませて薬などをもらって、自宅に着いたのは、3時半を過ぎていました。まさに一日がかりでしたけれども、私の感想としてはこういうところがあってよかったと、非常にやはり一定の水準を持った……、またこの病院では3つのICU、集中治療室があり、入院できるベッド設備もありました。  しかし、レセプトで見ますと、石岡の入院患者の50%はこの4つの2次救急指定病院で入院されているそうですけれども、半分の人はそうではない。そうでない方から、もっと石岡で充実していただいて、石岡の病院で間に合うという言葉はおかしいですけれども、対応してもらえないかというのも、よく言われることなんですよね。  それで、担当部として4つの2次救急指定病院、先ほどは医師会病院にお伺いしましたので、その他の問題は法人で、これはいわゆる民間のものではございますけれども、それぞれ特徴もあると思うんです。特徴があると思います。その特徴を捉えた上で、充実がどのように進められるのが好ましいと思われているのか、その辺のお話をお伺いしたいわけです。 103 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 104 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。現在、石岡市医師会管内には、手術や入院が必要な患者に対応できる2次救急の医療機関が、4か所ございます。具体的には石岡市医師会病院、石岡第一病院、山王台病院、石岡循環器科脳神経外科病院で、こちらの4病院には、病院の輪番制により地域の救急医療体制を担っていただいております。  しかし、石岡市民の受療動向を見てみますと、約5割の方が石岡市医師会管外の医療機関へ流出しているのが現状でございます。これは、医師や看護師などの医療スタッフの不足により、現在の病院の医療機能が十分に発揮できていないことが要因の1つと考えております。今後は、地域の方々ができるだけ管内の病院で2次救急まで完結できるよう、石岡市医師会や地域の病院等の協力のもと、医療体制の整備について検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 105 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 106 ◯12番(小松豊正君) 2次救急指定病院についてでございますけれども、第1回地域医療に係る対策を検討する専門委員会でも活発に議論されているようであります。ここで市民の皆さんにも、また全ての議員、執行部の皆さんにもわかっていただけるように、専門委員12名の委員の紹介とあわせてどのような議論がされているのか、2次救急指定病院の充実について、そのことをご紹介いただきたいと思います。 107 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 108 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 地域医療に係る対策を検討する専門委員会の委員でございますが、全部で12名の委員構成でございます。構成としては、医師会の副会長、それから医療提供者として、石岡市医師会病院の院長、石岡第一病院の院長、山王台病院の院長、それから、小美玉市になりますけれども石岡循環器科脳神経外科病院の院長、やまぐち医院の院長、こちらは医師会の副会長でございます。それから、かすみがうら市の太田医院の院長、こちらについても石岡市医師会の副会長をしております。それと、地域医療の有識者といたしまして城西大学の伊関教授、それと、行政からは土浦保健所の所長、石岡市の保健福祉部長、小美玉市の保健福祉部長、かすみがうら市の保健福祉部長、構成の委員としては以上でございます。  続きまして協議でございますけれども、内容的には、石岡地域における地域医療の現状について、課題の整理、そして協議検討を行いました。課題につきましては、常勤医師やスタッフの不足、また医療資源が偏在していること、初期救急と2次救急体制をこれまで同様、またはこれまで以上に維持していかなければならないということ、それから、病床の不足であるとか産科・小児科の不足、そういうことについて、医師が来られるような魅力的な環境づくりであるとか、5年、10年先の医療を見据えた救急体制の充実、そのようなことの議論がございました。  以上でございます。 109 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 110 ◯12番(小松豊正君) 今、12名の専門委員の方々の名前が、どういう方かが紹介されましたけれども、まさに石岡の医療を背負っている責任者の院長の先生方がずらりと並んでいるというふうに理解いたしました。そして、予算委員会の中でもいろいろ議論がありましたけど、専門的なアドバイザーを設けるんだと。この方は、地域医療の統廃合とかつくるとか設置をするとか、こういうものにたけた、経験のある方を位置付けるということでございましたけれども、それは、そうしますと、城西大学教授の方だと……、伊関友伸さんとなっているんだけど、この方だというんですけれども、この方は、もう少し詳しく言ってもらうと、そういう点でどういうふうな実績のあった方ですか、地域医療について、それをお伺いしたいと思います。 111 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 112 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。城西大学の教授でございますけれども、お名前が伊関友伸先生ということでございます。この方につきましては、昨年度でしたか開院されました筑西市、それから桜川市の医療統合、介護であるとかの整備にかかわっております。また、県内の鹿行地区の医師、病院の再編、そういうものにもかかわっている方でございます。そういうことで、県内に限らず、国内での幾つかの地域医療に係る検討にかかわっている先生でございます。  以上でございます。 113 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 114 ◯12番(小松豊正君) わかりました。大いに英知を出していただくようにご期待をする次第であります。  それで、産科の誘致の問題も、非常に石岡のまちづくり……、お産をするところがないようなところでは行く気がしないと若い人が言っているということも聞くわけですけれども、まさにまちづくりにも重要な影響を及ぼすわけですけれども、この問題ではどこに誘致するのか、どのような展望があるのか、その点はどのように議論されているのか、お伺いします。現時点で。 115 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 116 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。産科医の確保は、その勤務体系の特殊性もあり、非常に困難なことであると認識してございます。先日開催いたしました第1回の地域医療に係る対策を検討する専門委員会におきましても、正常分娩だけでも地元の医療機関で対応できるようにしたいとの意見や、産科には少なくとも3人の医師が必要であり、早期に解決することは難しいとの意見、有床診療所ではどうかなどの意見がございました。引き続き専門委員会で検討するとともに、国や県等から助言や協力をいただきながら、産科の確保に向けて方策を考えてまいります。  以上でございます。 117 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 118 ◯12番(小松豊正君) それで、この問題を、よく英知を結集して方向性を決めて、具体化をしていかなきゃならないと思います。そこで次の質問ですけれども、時限立法というのがあるのかどうか、時限立法も含めて地域医療の整備、つまり茨城県は、人口10万人当たりの医師の数では、埼玉の次にワースト2位なんですね。そして、この石岡を含む土浦医療圏の中でも、さらにその半分だと。そういう点で非常にお医者さんが少なくなっていて、どうするのかと。そういう点で、時限立法も含めて、地域医療の整備に資する国・県の制度はどういうものがあるのか。そして、そういう制度がある場合に、どのように市としてはそれを活用できるのか、活用しようとしているのか、この問題についてお伺いいたします。 119 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 120 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。平成26年度から始まった制度といたしまして、地域医療介護総合確保基金というものがございまして、県などが作成する地域医療構想の達成に向けた医療機関の施設、または設備の整備に関する事業や、医療従事者の確保に関する事業などへの補助制度がございます。今後、地域医療に係る具体的な対策を協議検討するに当たり、こちらの基金のほか、継続して国県の補助制度について、その活用の方策を考えてまいります。  以上でございます。 121 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 122 ◯12番(小松豊正君) 今、地域医療介護総合確保基金というのがあるんだということで、私も資料をいただきまして、よく読んでみたわけです。そうしますと、これは、まず医療機関の事業者の申請があって、これは県に行くんですね。それで、市はそういうことも含めて基金事業計画をつくると。これが県の全県的な計画になって、国に上がると。国から交付金がおりる。今言われた地域医療介護総合確保基金というのは、都道府県につくるものなんですね、これで見ますと。県がつくるものです。そこに石岡としては、適切にこれを反映させると、説得力をもって反映させるということが、やっぱり市の仕事になってくると思います。こういう理解でいいですか。 123 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 124 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。議員おっしゃるとおり、国の財源を活用して、県が基金をつくるというものでございます。 125 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 126 ◯12番(小松豊正君) これは、負担割合はどうなりますか。国と県の負担割合。市も出すんですか。 127 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 128 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 基金の負担割合といたしましては、国が3分の2、県が3分の1でございます。 129 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 130 ◯12番(小松豊正君) この枠組みは、既に茨城県にはこういう基金が設定されていますか。それともこれは時限があるんですか、いつまでにやらなきゃならないと。その辺をお伺いします。 131 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 132 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) いつまでという規定はないというふうに理解しております。 133 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 134 ◯12番(小松豊正君) もう一つの質問に答えていないんですけれども、もう既に茨城県には、こういう基金という制度が枠組みとしてありますか。それから、担当者が決まっているとか、その辺はどうでしょうか。 135 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 136 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 失礼いたしました。茨城県において基金が設置されているというような状況でございます。 137 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 138 ◯12番(小松豊正君) これは現在どのくらいの規模の基金で、どういう市町村がこの中に入っているのか、また医師確保の単価はどうなっていますか。そのことをお聞きします。 139 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 140 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ただいま基金の額及び他の市町村の利用については、把握していない状況でございます。申しわけございません。 141 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 142 ◯12番(小松豊正君) これはすぐに把握して、それで、ほかの市町村の関係もあるので、そういう状況も調べていただいて、それで、今やっている専門委員会も、当然この辺のことが手中にあるかと思うので、これをやはり市としては年内に取りまとめて、来年度予算に反映させる。そして、国からも県からも予算をつけて基金を膨らませて、それで、市が一定の現時点における市の予算を要求するというのが、1つの早いテンポでは必要だと思うんですけれども、その辺の見通しはどのように考えていますか。 143 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 144 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) こちらの基金を利用するに当たりましては、県の医療計画等に沿った、または認められるというプロセスがございますので、市としましては、まず、土浦の医療圏の中で会議がございますので、そちらで石岡市が今行っている検討会の現状であるとか、今後、それに沿った対策についてこういう基金が確保できるか、そういうものについて、その土浦医療圏の会議の中で説明をしていきたいと思っております。  以上でございます。 145 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 146 ◯12番(小松豊正君) 市長が言われましたように、まさにそういう意味では非常ベルが鳴っていると。今の段階で適切な手が打てるかどうか。ずるずると行くということになると、市民の期待に応えることができない、そういうことになるので、この基金などの構想を積極的に活用していくと。国会議員とか県会議員もいますので、そういうところにも要請して、これが本当に生きるようにしなきゃならないと私は思うんですね。  それで、市長にお伺いしたいんですけれども、非常ベルが鳴っているという非常に危機感を表明されて、市民の間にも共通の認識が広がっているように思うんですけれども、6月の第2回定例会での私の質問に対する答弁で、市長はこのように答弁されております。一定の期間を設けて早急に行っていかなきゃならない対策だと、こういう答弁がございますけれども、この点について、これまでの執行部の検討状況、専門委員会の状況、それから市民の皆さんの切実な要望、こういう答弁にさらに踏み込んだ見解を私は求めたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。 147 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 148 ◯市長(今泉文彦君) 地域医療のこれからの展開のあり方ですけれども、まず、地域格差の解消というのが昔ありましたけれども、地域医療についても同じだと思っております。先ほど全国で茨城県がワーストツーということでありましたけれども、県の大井川知事も同様に本年度最大の重要課題と捉えおります。私も石岡市の地域医療に関して、本年度最大の重要課題と捉えております。年内にその方向性をまとめなくてはならないと覚悟しているところであります。来年度から着実な一歩を踏み出せなければ地域医療の後退が始まる、そこまで切羽詰まった状況にあると捉えております。  今、第2回が始まりますけれども、専門委員会、第4回まで行いまして、11月までに結論を出すということでありまして、それを受けて、石岡地方医療対策カンファレンス、これは3首長が入っておりまして、その結果を受けて、地域医療計画に登載する。そこで、それに基づいて新年度の予算を要求するということになるかと思います。  今後については担当部長から答弁がありましたように、石岡地域に必要な医療体制の整備に向けて、国、県、医師会等、そして近隣市としっかり連携し、新たに組織した地域医療に係る対策を検討する専門委員会において、専門家の助言をいただきながら、医師確保をはじめとする地域医療対策を、しっかりと講じてまいりたいと思っております。  以上です。 149 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 150 ◯12番(小松豊正君) 今、市長が決意も含めて、今後の展望について語られたと思います。本当にこれは石岡の将来を左右する、非常に重要な課題だと私も思いますので、何としてもこれを成功させて打開をしていくということで、私も皆さんと一緒に頑張る決意でございます。  時間の関係もありますので、次に、質問項目の第2、住宅リフォーム助成制度を創設することについて、お伺いをいたします。  私はこの石岡の地域経済を活性化させる上で、住宅リフォーム助成制度を創設することが大変重要だと、これまで一貫して、議員になって以来そう主張してまいりました。この制度はどういうものかと。市民が市内の業者に住宅リフォームを注文した場合に、石岡市が、これはいろいろ……、今一番多いのは、例えばかかった費用の10分の1、金額にして10万円を限度に補助金を出して、そのことによって、市民は家をリフォームしてさらに長く住むことができると、非常によかったなと思うと。業者は、今本当に仕事がないんです。何人も聞いたんだけど、冬場になると全く仕事がなくなると。腕はいいと。熟練していると。しかし仕事がない。仕事があれば何でもやると。何でもやらなきゃ生きていけないと。そういう痛切な声を私はリアルに聞いております、何人からも。その仕事が増えると。そして、その業者がもらったお金は、石岡市内のさまざまなものを買うことによって循環して、地域経済の活性化につながる。しかも、そのことによって中小業者が、また関係のところが市に対して……、市にとっては税収が増えると、税収を安定させるということにもつながる。まさに地域経済を循環させる非常に重要な教訓に、全国的にも県内でも試され済みなんですね。これはぜひやってほしいと、何回も私は一般質問で取り上げてきました。  とりわけ今、私が強調したいのは、この段階で強調したいことは、内閣府が景気動向指数の基調判断を悪化とした中で、増税が予定されている10月1日まで1か月を切りました。消費税の10%の増税はどうなることになるかと。地元を歩いてみますと、もうやめるしかないと。こんなに複雑で、またこんなに……。今まで、後継者もなくようやくやってきたんだけれども、廃業するしかないという人も、かなり多いですよ、これは。この辺の認識は、後で市長にも担当部長にも、どういうふうなリアルな声を聞いているのか聞きます。  また、石岡市にとって地域経済になくてはならない中小企業者をどうするかは極めて重要です。以前、この問題では、中小企業の運動団体である土浦民主商工会の石岡支部でも、地元の支部の人がそろって、住宅リフォーム助成制度をつくるように要請しました。また昨年は、関係業者の方と、市内にある21のリフォーム業者の一人一人の署名を集めて、市長に直接要請いたしました。しかし、私は今年度予算に反映されるかと思ったら、いまだに予算化されていないんですね。  この質問は、前回の第2回定例会でもいたしました。そのときは、私の質問は時間の関係で中途半端になっております。今日はこの問題について本当に踏み込んで質問しますので、しっかり答えてもらいたいと思います。  (1)は、この間、桜川市においても平成30年度から実施をしました。そうしますと、石岡の周辺では、つくば市を除いて、周辺自治体の全てで実施に踏み切っているんですね。そして、これは続いております。それで、この数も、ただ土浦市は199件から174件、これは28年と29年の比較ですけど、全部増えているんですよね。かすみがうらは37件から65件、小美玉市は16件から18件に、そういうふうに増えております。  そういう中で、一体、私が何回も主張する。それから業者の声も、私はいろんな機会に発言してまいりました。業者自身の切実な声も、署名で届けたと、市長に。しかし変化がないと。どうなっていますか、これは。改めて、何でやらないんですか、これ。みんなやっているのにやらない。やって、全く誰からも文句を言われませんよ、これは。やって当たり前。  この辺で、やはり物事の捉え方が、私はちょっと違っている……、私の言葉から言えば、ちょっと○○○○○んじゃないか、ずれているんじゃないかと……。○○○○○というのは削除します。ちょっとまずいから。ちょっと物事の認識が正確じゃないと。そういうものであるんじゃないかと思うんですけれども、そのことについて、どういう議論の到達なのか。なぜこんなにやらないことに固執するんですか。それを明快に答えてください。明快に。 151 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 152 ◯経済部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。これまで議員からご指摘がありました住宅リフォーム制度について、さまざまな調査を実施してきたところでございます。私どもとしましても、県内の実施している18自治体につきまして、継続してヒアリングを実施してきたところでございます。その中でではございますが、議員からございますように、地域経済にとって有効な手段の1つであるということと、他自治体の例でございますが、利用申請も多く、消費者のニーズがあるということは認識をしているわけでございます。  一方で、地元事業者ではなく、ホームセンターや大手住宅メーカーの利用が多くなってしまっているといった課題を伺っているわけでございます。また、市内の商工団体でございます石岡商工会議所、石岡八郷商工会と本助成制度について意見交換も実施してきているところでございまして、その中では、市内中小企業の幅広い支援制度を検討していただければとのご意見を伺っているところでございます。  このようなことから、消費者にも地元事業者にもより効果的な制度の検討を進める必要があるという考えを持っているところでございます。  以上でございます。 153 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕
    154 ◯12番(小松豊正君) これは、今聞いても全く説得性がないですよ。  それじゃあ聞きますけれども、住宅リフォーム助成とプレミアム付き商品券、これは今2種類あるんですけれども、石岡におけるプレミアム付き商品券ありますよね、石岡の。これはどっちが経済効果がありますか、経済波及効果、同じ金額を使った場合に。それを具体的な根拠を示して答弁してください。どっちがどうなのか。 155 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 156 ◯経済部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。具体的な数字というところでございますが、私どものほうでは、そこの状況をまだつかめてございません。申しわけございません。  ただ、議員からご指摘のように、住宅リフォーム制度、他自治体の例で、工事自体が発生しまして、地元業者ほか、先ほども言いましたが、リフォーム業者さんのほうに経済効果としてはあるというような状況は、他の自治体の例でも確認をしているところでございますが、先ほども申し上げましたように、大手ハウスメーカーさん、それとかホームセンターに流れてしまっているという実情があるというところで、先ほど議員ご指摘のあった地元事業者のための制度として、もう少しお時間をいただきながら、どういった制度設計がいいかというところを、今いろいろ議論しているところでございますので、ご理解のほどをよろしくお願いしたいと思います。 157 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 158 ◯12番(小松豊正君) これは、この経済波及効果についてのさまざまな各所が実践的な研究をしております。また、全国民主商工会などの運動団体も検証しています。定説になっているんですけど、1つの例を申し上げますと、こういう『地域と雇用をつくる産業連関分析入門』という著書があります。これは入谷貴夫さんという方が書いた本で、この方は実際に石岡市に来て講演もしております。そのことを紹介しますと、これは、この著書の中で言っているのは、兵庫県明石市が行った緊急経済対策の経済波及効果の調査結果を紹介しております。時間がないから端的に言います。結論的に言えば、住宅リフォーム助成事業の経済波及効果は、いわゆる今市がやろうとしているこのいしおか商品券、いわゆるプレミアム付き商品券です。10万円で11万円の商品が買えるなど、この約2倍以上であることが数で示されているんですよ。  具体的に申し上げますと、住宅リフォーム助成制度の場合は、市の事業費1,600万円、これは土浦と同じです。石岡でやってもこの程度だと思いますけれども。市内の消費喚起額が1億3,100万円、市内の経済波及効果が1億7,500万円で、市内の経済波及効果を市の事業費で割ると10.9です、比率は。プレミアム付き商品券発行では、市の事業費は1億円、これも石岡でも同じですね。大体1億。市内の消費喚起額が3億3,300万円になって、市内の経済波及効果は4億8,000万円。4億8,000万を1億で割ると4.8ということで、明快に2倍以上の経済波及効果が違うんですよ。これは単なる1人の学者じゃなくて、これが通説なんです。そのことを私は強く言いたいと思うんです。こういう例はどこでもやっています。  それから、住宅リフォーム助成制度の市の事業費、つまり住宅リフォーム助成のための市の事業費で考えるとどのくらいになるかという比較では、16.6倍の経済効果があると分析されています。ですから、未来いしおか商品券の今年度の予算は1,375万円ですよね。同じ額を住宅リフォーム助成制度に活用すれば、1,375万掛ける16.6で、2億2,825万円の経済効果があると。これは先ほどの表と全く合致します。  こういう経済波及効果がどうなるのかというのをやったことがありますか、実際。実際、市民の税金を使うんですから。こちらは、住宅リフォーム助成をやればこうなるんだと言っているけれども、やらないと。それで、プレミアムのほうがいいんだと。その根拠がありますか。明快に言ってください。どういうふうな根拠があるのか。そうでないと、これは上手くないですよ。 159 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 160 ◯経済部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。ただいま議員からございました経済波及効果についての分析等は、これまでちょっと具体的にはしたことがございません。住宅リフォーム制度とプレミアム付き商品券というものは、別物であるというお考えもあるかと思います。ただ、私どもでは、住宅リフォーム制度も含めたよりよい制度設計のために、今年度につきましては消費税の問題もございましたり、経済的な消費が低迷しないようにという観点から、今年度についてはプレミアム付き商品券の事業を実施させていただいているというところでございますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 161 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 162 ◯12番(小松豊正君) これは全く納得できないんですよ。  それで、次に財源の問題に移ります。市独自の未来いしおか商品券の今年度予算は1,375万円です。この財源は、全額市の一般財源じゃないですか。確認いたします。 163 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 164 ◯経済部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。議員ご指摘のとおりでございます。 165 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 166 ◯12番(小松豊正君) これ全額、石岡市の税金なんですよ。どこからも補助がない。単独で石岡がやるからこういうことになるわけです。市の全てこれは一般財源だという確認であります。  それで、住宅リフォームの場合は18、今やっていますけれども、ほかの市町村では全て社会資本整備総合交付金を活用しているんです。その社会資本整備総合交付金を活用した場合、その割合は何%ですか。住宅リフォーム助成制度をやった場合に、どれくらいの交付金がおりるのか、質問します。 167 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 168 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) ご答弁申し上げます。交付金活用の補助率等に関しましては、住宅分野における交付金事業を取りまとめている都市建設部のほうからご答弁申し上げます。  これまでの交付金の補助率の内容でございますけれども、市営住宅長寿命化改修事業、賃貸住宅ストック事業、木の住まい助成事業に関しましては、交付率45%となってございます。また、木造住宅耐震改修促進事業については50%の補助率となってございます。この木造耐震事業につきましては、災害等の関係と、それに伴う改修ということで、補助率が上がっているものと感じております。  以上でございます。 169 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 170 ◯12番(小松豊正君) 私が聞いているのは、住宅リフォーム助成制度を、私が資料をいただいたのでは20市町村、これは全て住宅リフォームをやっているところとダブります。つまりどういうことかというと、住宅リフォーム助成制度をやっている市町村は、全て例外なく社会資本整備総合交付金を受けているんですね。その場合は何%交付されるのかを聞いています。どうですか。 171 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 172 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 交付金事業でございますので、最終的に県のほうの補助率が確定してくるかと思われます。今までの状況を考慮しますと、45%から50%の補助率になるものと考えております。  以上でございます。 173 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 174 ◯12番(小松豊正君) 私が調査したところによると、これは50%なんですね。45%ということではなく50%というふうに、調査すると出てきます。つまり未来いしおか商品券をやった場合の1,375万円を、同じやつで住宅リフォームに使った場合は、社会資本整備総合交付金が2分の1出る。つまり、市の一般財源は687万5,000円で済むんですよ。しかも経済効果は2倍以上。市の持ち出し一般財源は半分と。これは、やらない手はないでしょう。  それで、ある担当者は、いや、社会資本整備総合交付金は難しいんだと言うけど、難しくないでしょう。実際の18のやっているところは、全部これをもらっているんですから。それはあなた方の資料にちゃんと書いてあります。全部調べました。全部もらっています。だからもらえるんですよ、これは。もらえるのにもらっていないと。これは非常にやっぱりまずいですよ、専門部としては。これを研究して、こういうのを活用しないと。これはどうでしょうか。 175 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 176 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) ご答弁申し上げます。社会資本整備総合交付金は、国土交通省所管の地方公共団体向け個別補助金を1つの交付金に一括し、地方公共団体として自由度が高く、創意工夫を生かせる総合的な交付金として、平成22年度に創設された交付金制度でございます。当市ではこれまで、先ほども申しましたが、市営住宅長寿命化改修事業、賃貸住宅ストック事業や定住促進につながる木の住まい助成事業など、地域住宅計画に基づく事業のほか、住宅建築物安全ストック形成事業として、木造住宅耐震改修促進事業に活用しているところでございます。  議員ご指摘の住宅リフォーム助成制度における当該補助金の活用の可能性につきましては、既に先進自治体においても活用事例がありますので、当交付金制度の対象事業に該当するものと見込まれます。活用に当たりましては、社会資本総合整備計画への掲載などの審査手続が必要となるほか、既存事業についても要望額に対する配分額が6割程度と、年々厳しい査定が続いている状況もありますが、今後、所管部において住宅リフォーム助成制度の導入が決定された際には、交付金活用に向け、国や茨城県など上位機関と調整しながら、必要審査書類の作成に協力してまいりたいと考えております。  以上でございます。 177 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 178 ◯12番(小松豊正君) これはぜひ活用していただきたいと、これは強く申し上げたいと思います。  次に私が指摘しておきたいのは、この未来いしおか商品券構想、これは本当にうまくいくのかと。つまり、石岡では前回2015年、平成27年度にやっているんですね。しかし、このときは消費税が5%から8%に上がったわけなんですけれども、今も1か月後に消費税が10%に上がると。全く事情が違いますよ。  というのは、普通こういう場合には、10月から消費税が上がるから、駆け込み需要ということで、今のうちに買っておこうという心理が働いて、駆け込み需要が起こるんです。しかし、逆でしょう、今。需要が落ち込むんです。だから、今の国民の懐というのは非常に冷え込んでいて、大変な状況なんですね。そういうことで、消費税を上げようとしているから、我々は絶対にこれをやめろということで今でも言っております。ですから、10万円払えば11万円物が買える、だからプレミアム付き商品券を買うかと。それは、駆け込み需要が起こらないと、逆になっているということの一事を見ても、非常に明確だと私は思うんですね。事情が違うと。  そういう点で、やはり今の経済情勢の見方が違っているんじゃないかと。専門家は皆言っているわけですから。そんなもので景気が高揚しないというふうに言っているわけですよ、専門家が。そういう点で、先ほどの見通しが違うんじゃないかというのは、そういうことでございます。  それで、時間がないから、プレミアム付きいしおか商品券は、期間はどうなんですか。いつからいつまでこれはやるんですか。期間についてお答えください。 179 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 180 ◯経済部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。今年度のプレミアム付き商品券でございますが、10月1日から販売を開始いたしまして、1月末までの予定となってございます。  以上でございます。 181 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君に申し上げます。一般質問は、通告に沿ってされますようお願いいたします。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 182 ◯12番(小松豊正君) それで、そのことで私が言いたいのは、4か月でしょう。10月1日から来年の1月末まででしょう、期間は。こんな4か月の期間で何ができるかということですよ。全くこれは消費税増税の若干の緩和策になるかどうかだけの話じゃないですか。そのことを私は時間がないから指摘して、経済部の、あるいは市の執行部の経済の認識、非常にこれは適切じゃない。そのことを……。だから、そこから出てくる政策は成果も出てこないということを、私は強調したいと考えるわけでございます。  市長に対して質問しますけれども、やはり石岡の経済をどうするのか、そういう点で、石岡の小売店、私が全部あの辺は訪問しているというかビラを配っているから、如実にわかるんだけれども、次々と小売店はなくなっていますよ。あるところも、ただ1人で留守番をやっているだけ。それから、中小業者のリフォーム業者は、本当に仕事がない。そういう状況ですよ。こういう状況を市長は聞いていますか、そういう声は。そして、これは先ほど私がいろいろ言いましたけれども、やはり執行部の視点が誤らないように、大所高所からトップの政治的判断、決断が求められている時期だと思います。  そして、住宅リフォーム制度も経済部でやるのか、都市建設部でやるのか、あるいは両方の部で協議してやるのか、この辺は副市長や市長が決断して、今年度の予算に間に合わないとすれば、来年度予算に必ず創設して、関係者を勇気付けてください。そして、これは条例をつくらなくても要綱でいいわけですから、その要綱は、土浦市をはじめ、幾らでも要綱はありますので、そういうことをつくってやっていただきたい。  市長のリーダーシップと決断をお願いしたいわけですけれども、市長はどのようにお考えなのか、お伺いしたいと思います。 183 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 184 ◯市長(今泉文彦君) 住宅リフォームの事業ですけれども、この助成制度の主眼はどこにあるかというのをまず考えてみたわけでありますけれども、そもそも定住促進がこの住宅リフォーム制度の主眼ではないかと思います。高齢者が増えて、住まいに高額な補修費がかかるため、修繕・リフォームをちゅうちょしている方、そういった状況に困っている方、そういった市民が多くいる状況の中、その人たちを支援する制度がこのリフォーム制度ではないかと思います。いわばそのリフォームを行った結果として、経済効果があるということだと思います。ただいまの小松議員のお話は、主客転倒が感じられるところであります。  定住促進に効果があるかどうか検討して、きちんとそれが実際の効果があるかということ、制度設計を含めて検討してまいりたいと思います。  以上です。 185 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 186 ◯12番(小松豊正君) よく関係者の意見も聞いて、また研究もしていただいて、そして確固として私は来年度予算に反映させていただきたいということを強く申し上げて、時間があまりありませんので、この項はこれでやめるしかありませんけれども、引き続きこの点では運動を強めていく決意でありますので、関係者の皆さんのご努力もよろしくお願いしたいと思います。  時間が制約されておりますけれども、端的にご質問いたします。質問項目の第3、認知症予防と加齢性難聴への支援・補聴器購入費補助についてに移ります。  70歳を超えると、半数が聞こえにくさを感じるとのことです。2017年の国際アルツハイマー病会議で、認知症の最大危険因子が難聴であると発表されました。石岡市における難聴者の実態と対策の現状についてお伺いいたします。 187 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 188 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。石岡市における難聴者の実態と対策でございますが、加齢に伴う難聴者の把握は困難であり、その調査したデータ等もない状況でございます。また、聴覚障がいの方につきましては、8月末現在で、聴覚平衡機能障がいによる障害者手帳保持者のうち、65歳以上の方は159名おります。  以上でございます。 189 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 190 ◯12番(小松豊正君) 私がここで問題にしているのは、障害者手帳を持っていない、いわゆる高齢者がどうなっているかということでございました。  それで、次の質問ですけれども、補聴器を使うことで聴力を回復することができますけれども、私の知っている70歳の方は、病院で40万円かかったと言っているわけであります。あまりにも高くて、これでは買えないということなので、これに対する補助の制度というのはどうなのか、補助するべきじゃないかということをお伺いいたします。 191 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 192 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 補聴器等の公的補助制度でございますけれども、国におきましては平成30年度から、補聴器を用いた聴覚障がいの補正による認知機能の低下予防の効果を検証するための研究を開始しており、県においては国の動向を注視しているところであると聞いております。当市といたしましても、今後、国や県、他市町村の動向を注視してまいりたいと考えております。  以上でございます。 193 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 194 ◯12番(小松豊正君) ぜひ具体化してください。  それから、時間があれですけれども、磁器ループの設置も、市民会館には……。ここの会議場にはありますけれども、これだけだということで、本庁舎の本会議場だけあるということでございました。  次に、最後、第4項目ですけれども、新生児聴覚検査に係る費用の公費負担についてお伺いします。 195 ◯議長(池田正文君) 質問者に申し上げます。発言時間を超過しておりますので、簡潔に願います。 196 ◯12番(小松豊正君) はい。1つは、この重要性と検査の実情について、ぜひこれを具体化してもらいたいということで質問いたします。 197 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 198 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 新生児の聴覚検査でございますけれども、こちらについては、出産した医療機関で、通常、生後3日以内に、希望者の方が検査を受けている現状がございます。石岡市においては、現在のところ補助制度はございませんけれども、検査費用等の助成について、実施方法等を含め、検討していたところでございます。今後、実施体制が整いましたらば、当市といたしましても、改めて来年度に向け、新生児聴覚検査の公費負担について検討してまいりたいと思います。  以上でございます。               〔「以上で終わります」と呼ぶ者あり〕 199 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。午後1時30分から会議を開きます。                   午後 0時21分休憩            ───────────────────────                   午後 1時30分再開 200 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 201 ◯7番(石橋保卓君) 7番・石橋です。私のほうからは、これからの公共施設のあり方ということで1項目、通告を差し上げております。  その中で幾つかお聞きをしたいことがあるんですけれども、まず最初に、公共施設等総合管理計画に基づく個別施設計画についてということで、この件につきましては、昨日も活発な質疑が行われておりまして、ほぼ私としても理解をするところが多々あったわけですけれども、その中で、若干補足的に私自身としてお聞きしたいことが何点かありますので、重複をしない範囲の中でお伺いをしてまいりたいと思います。  まず、個別施設計画策定に当たっての主眼についてということでお伺いをするわけですけれども、昨日の質疑の中でもありましたけれども、本年9月、今月いっぱいで個別施設計画の策定が終了するというお話をお伺いしました。この個別施設計画策定に当たって、基本的な部分で総合計画に基づいたという部分で、具体的な目標、もしくは目的、どういったところに力点を置いて、それぞれの個別の施設の計画の策定に当たっているのか、まずお伺いをいたします。 202 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。
    203 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答え申し上げます。石岡市における行政資産等の状況でございますが、昭和40年代ごろから整備が進められてきた公共施設やインフラ等の都市基盤施設は、現在、老朽化が進行しております。また全国的な少子高齢化や人口減少などの社会状況の変化は、当市におきましても例外ではございませんで、令和37年までの40年間で3.5万人、44%が減少すると見込まれているところでございます。以上のように、公共施設を取り巻く環境は大きく変化しており、公共サービスの維持向上とコスト削減の両立を図ることを目的とした、公共施設マネジメントが必要になった次第でございます。  このような中で、国は全国の市町村向けに、保有する公共施設の更新、統合再編、長寿命化等を計画的に行う公共施設総合管理計画の策定を要請するとともに、令和2年度までのできるだけ早い時期に、個別施設計画が策定されるように促しているところでございます。  当市では、社会情勢の変化や国の動向などにスピード感を持って対応できるよう、平成27年度に、市が保有し管理運営している公共施設の機能や配置状況等を明らかにした石岡市公共施設白書を作成し、この白書のデータをもとに、石岡市公共施設等総合管理計画を策定した次第でございます。ちなみにこれは、市長のマニフェストにも掲げられていたところでございます。また、国が設定している個別施設計画の策定時限よりも早く計画が策定されるよう、進めているところでございます。  なお、総合管理計画上の目標でございますけれども、施設総量を今後40年間で20%削減を目指すことにより、公共施設に係る経費を単年度当たり14.3億円以内に抑えたいということで、目指してございます。  計画策定に当たりましては、単に古くなった公共施設の老朽化対策だけではなく、コンパクトシティ化を念頭に置きまして、市民ニーズの変化を見据え、良質かつ持続可能な公共施設サービスの実現とコスト削減の両立を主眼としております。  以上です。 204 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 205 ◯7番(石橋保卓君) 子細にわたりご答弁をいただきまして、ありがとうございます。  それでは次に、個別施設計画の進捗状況についてお伺いいたします。これも昨日、議論がされた部分ですので、まずここでお伺いしたいのは、きのうのお話の中でも、全ての計画が今月いっぱい、9月いっぱいで策定が終了するということでありましたけれども、それに間違いないのかどうか、まずお伺いをいたします。 206 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 207 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。個別施設計画の策定状況につきましては、現在、策定完了している計画が6計画、パブリックコメントが完了している計画が4計画、コメント中の計画が12計画、改めて計画概要を今定例会の常任委員会にてご説明させていただく予定の計画が1計画となっております。  なお、小中学校の計画については、専門家の意見も踏まえながら、計画策定を進めてございます。また公営住宅につきましては、現存する計画の策定作業を進めておりまして、この2計画につきましては、今年度末までに策定される見込みでございます。重ねて申しますと、この2計画以外は、予定どおり9月に策定されるものと見込んでございます。  以上です。 208 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 209 ◯7番(石橋保卓君) ありがとうございました。ただいま公室長からパブリックコメントというお答えがございましたけれども、そうしますと、小中学校、住宅以外の個別計画については、現在もパブリックコメント募集中のところもあるかと思いますけれども、全てパブリックコメントでの意見を、何ていうんですかね、募集した上で、最終的な策定ということになるのかどうか、お伺いをいたします。 210 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 211 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。議員ご案内のとおりでございます。 212 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 213 ◯7番(石橋保卓君) わかりました。  それと、そのパブリックコメントで出された意見というのは、どこら辺まで反映されるのかどうか、お伺いをいたします。 214 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 215 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。パブリックコメントの内容といたしましては、市民の方の素直なご意見ですので、採用すべきものは採用して、計画に反映させていくものでございます。ただ、意見を全て取り入れるのではなくて、その意見を吟味して、取捨選択していくということでございます。  以上です。 216 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 217 ◯7番(石橋保卓君) ありがとうございます。そのとおりかなとは思います。多くの意見の中では1つでも、ぴかっと光るような意見があれば、そういう部分も取り入れていくのも必要でしょうし、件数が多くても、とても行政としては受け入れられない意見というのもあるでしょうから、そういった部分のところをきっちりと整理しながら、本市に合った意見を反映させるような計画を進めていっていただきたいなと思います。  それでは次に、2番目といたしまして、施設整備の財源についてお伺いいたします。これから10年間の財政についてお伺いをいたすわけですけれども、我々の手元には、個別施設計画の概要版の案が委員会のほうに示されております。その中で、今後の各施設に対する対策ということで、それぞれ概算の費用が出ているわけですけれども、この対策費用の積算根拠についてお伺いをいたします。 218 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 219 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。公共施設の更新に係る対策費用の積算根拠につきましては、各部局に将来の更新計画に係る調書作成を依頼し、その集計結果をもって試算してございます。なお、単価につきましては、基本的に地域総合整備財団が示した単価を用いて試算しておりますので、実際の価格等とは異なる可能性もございます。  以上です。 220 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 221 ◯7番(石橋保卓君) そうですね。資料のほうでは、その地域総合整備財団の更新費用の単価といいますか、それを今度、施設の面積に乗じて得た額が、今回の対策費用として出されていくわけです。これからたくさんの施設を整備といいますか、統合、廃止、除却も含めて整理をしていくわけですけれども、そうしますと、現在の財政推計という部分については、あくまでもあまりにも大ざっぱな推計でしかないのかなと思うんですけれども、そういったところ、財政のほうではどのように今後10年間をお考えになっているのか、お伺いをいたします。 222 ◯議長(池田正文君) 財務部長・古内君。 223 ◯財務部長(古内勝人君) お答えいたします。財政推計につきましては、先ほどもございましたけれども、公共施設等総合管理計画に基づく個別施設計画の策定に当たり、関係部局と連携を密にとりながら、更新費用等について協議を行っております。この協議の中で、令和元年度当初予算における財政推計に個別施設計画の更新費用を組み込む形で、計画検討のための試算をしております。  今回の財政推計の試算の内容でございますけれども、令和元年度の当初予算における推計と比較しますと、歳出においては、個別施設計画に関する投資的経費、公債費が増大し、一方、歳入において、更新費用の財源である地方債、地方債に対する地方交付税が増加すると見込んでおります。その結果、基金はさらに、年度当初のものより厳しく減少し、実質公債費比率も上昇する等、かなり厳しい数値となっている状況でございます。ただ、あくまでも現時点での計画検討のために試算した推計でございますので、今後変わっていくものだと思っております。  以上でございます。 224 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 225 ◯7番(石橋保卓君) そういった部分で、かなり施設の更新、統廃合といった部分で、そもそものこの対策費用の積算の根拠は、1つの指数によって積算をされていますので、その部分でいいますと、今後の財政推計というのは、またそのときそのときで大きく変わってくるのかなと思います。  そういう意味で、次に移るわけですけれども、財源の確保ということでお伺いをするわけです。正直言って、まだ総体的なこれからの費用というのは、具体的な数字はつかめていないわけだと思うんですけれども、そうはいいながらも、財政担当のほうではある程度の推計を立てなければならない。推計を立てるのには、財源の部分を当然考えていかなければならないと思うわけですけれども、具体的にではなく、今回のこの公共施設の総合管理計画を推進していくに当たって、どういった充当可能な財源があるのか、お伺いをいたします。 226 ◯議長(池田正文君) 財務部長・古内君。 227 ◯財務部長(古内勝人君) お答えいたします。個別施設計画における施設の改修、建て替えの財源でございますけれども、一部、学校等の施設につきましては国からの補助も見込んでおります。また、多くの施設につきましては、地方債や、今積んであります基金などの一般財源を見込んでおります。地方債につきましては、交付税が措置される有利な財源である公共施設等適正管理推進事業債の活用を想定しております。ただ、この場合でも、先ほどご答弁しましたとおり、財政推計の試算ではかなり厳しい数値となる見込みとなっておりますことから、さらなる財源の確保が必要であるのかなと考えております。そのため、更新費用等の歳出の抑制を図るのはもちろんでございますけれども、国・県の動向を注視して、活用できる財源の確保に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 228 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 229 ◯7番(石橋保卓君) そこのところは、財政担当としては目を皿のようにしながら、活用できる財源、国とか県とかという部分のそういう財源を、できる限り活用できるような姿勢で臨んでいっていただきたいと思います。  ちょっと戻りますけど、もう一度公室長に確認をさせていただきたいんですけど、先ほどご答弁の中で、施設の総量20%を削減といいますか、お話がありましたけれども、これは施設の数、もしくは面積、もしくはそれに対する維持管理費、どういった部分での20%総量を削減ということなのか、もう一度確認をさせてください。 230 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 231 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。基本的に施設の延べ床面積の20%削減を目指しております。  以上です。 232 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 233 ◯7番(石橋保卓君) ありがとうございました。延べ床面積とはおっしゃられましても、なかなか難しいところもあるのかなとは思いますけれども、了解をいたしました。  それでは次に移るわけですけれども、PPP、いわゆる公民連携の推進についてお伺いをいたします。PPPの中には、PFIや指定管理者制度、市場化テスト、DBO、いわゆる公設民営、アウトソーシング、またネーミングライツ等の手法があるわけですけれども、こういったPPPの民間提案活用を今後どのようにお考えになっているのか、お伺いをいたします。 234 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 235 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。石岡市公共施設等総合管理計画では、PFIなど民間資金の活用等も視野に入れた施設運営方法の改善も検討するとしております。また、基本方針の1つである資産の有効活用方策としても、民間企業の柔軟な利活用による地域の活性化等も期待しているところでございます。  以上です。 236 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 237 ◯7番(石橋保卓君) それでは、改めてお伺いをいたしますけれども、現時点でその具体的な検討事例というのはあるのかどうか、お伺いをいたします。 238 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 239 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。実際今、具体的に動いているものはございませんけれども、庁内会議において、他市町村の事例等先進事例をご紹介しているというところでございます。  以上です。 240 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 241 ◯7番(石橋保卓君) このPPP、PFIを代表例としてお話をさせていただきますと、これもまたメリット、デメリットがそれぞれあるのかなという感じがしています。今後、こういった部分をどう活用していくか、メリット、デメリットの部分をよく比較検討しながら、当てはめようという事業の性格といいますか、あり方についてよく検討されて、何もしないよりといいますか、やはりこういう部分でも多少、民間の活力という意味では、これからの行政運営に必要になってくるかと思いますので、可能な範囲の中での積極的な活用をしていっていただきたいなとお願いをいたします。  それでは次に移ります。3番目の施設管理の考え方についてということで、施設管理の現状について、現在どのような施設管理の方法が行われているのか、お伺いをいたします。 242 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 243 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。公の施設の管理は、市直営か指定管理者が管理することになります。地方自治法上、公の施設の設置の目的を効果的に達成するために必要があると認めるときには、法人その他団体を指定管理者として管理を行わせることができるとされておりまして、議会の議決を経て決定されることになります。  市直営を選定した施設の例といたしましては、保健センターなど個人の情報等を取り扱う施設について、直営が望ましいと判断されているところでございます。一方で、指定管理を導入している施設は、令和元年8月末日現在22施設ございます。最近では、株式会社パーク・コーポレーションと一般財団法人石岡市産業文化事業団の2団体が共同事業体を形成し、令和元年7月1日より茨城県フラワーパークを管理している事例がございます。  以上です。 244 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 245 ◯7番(石橋保卓君) ありがとうございます。それでは、参考までに、直営で現在管理を行っている施設を把握なさっていたら、その施設の数を教えていただきたいと思います。 246 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 247 ◯市長公室長(加藤乃利明君) 手元に資料がございませんので、後ほどご答弁させていただきます。 248 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 249 ◯7番(石橋保卓君) わかりました。じゃあ、後ほどでお願いをいたします。  そうしますと、次に……。ごめんなさい。今、22施設が指定管理者というお話があったかと思います。先ほどと若干重複するところはあるかなと思うんですけれども、公民連携という部分も踏まえて、今後の管理方式について、方針というか、そういう部分、方向性というものが定まっているのであれば、お伺いをいたします。 250 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 251 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。先ほど申し上げましたとおり、公の施設の設置の目的を効果的に達成するためには、市直営か指定管理者のいずれが最適かを基本に検討することになります。市民サービス向上等の観点から、茨城県フラワーパークが共同事業体による管理になったことを1つの契機として、これまでの枠組みにこだわらず、さまざまな民間の知恵が導入される方策を検討することも有効であると考えております。  以上です。 252 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 253 ◯7番(石橋保卓君) わかりました。先ほどの繰り返しになるんですけれども、石岡市に見合った適切なそういう管理方法を、今後も進めていっていただければなと思います。  それでは、4番目に移ります。今回の個別施設計画で、いろいろ存続とか統合とか廃止とかというふうに、ある程度方針が示されているようでありますけれども、統合、廃止及び除却対象となる施設について、現在、利用頻度は低いとはいいながらも、現在も利用されている施設が多々あるかなと思います。そういった部分、統合、廃止、除却によって、現在利用されている施設の、そういう対象となった施設の利用者への利便性というのは、どういう部分確保されるのか、お伺いをいたします。 254 ◯議長(池田正文君) 傍聴人に申し上げます。議事の障害となりますので、携帯電話は電源を切るかマナーモードにしていただきますようお願いいたします。  市長公室長・加藤君。 255 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。利便性の確保についてお答えいたします。石岡市公共施設等総合管理計画では、基本方針の1つとして、地区ごとの特性とニーズに応じた施設再編を掲げまして、各施設の利用状況や地区特性を踏まえながら、配置の見直しを行うとしております。今後、個別施設計画を具体的に実行していく過程で、統廃合や移転する場合など、利用者の方々にとって大きな変化が発生する場合、より慎重に地域や利用者の方々の意見を聞いた上で、事業を進めていく必要があると考えております。  いずれにいたしましても、公共施設再編のほか公共交通の充実等により、生活サービス機能へアクセスしやすい環境が整えられ、コンパクト・プラス・ネットワーク型のまちづくりが実現できると考えております。  以上です。 256 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 257 ◯7番(石橋保卓君) 今の公室長の最後の答弁については、多少疑問に感じるところではあります。確かに理想は、コンパクトシティの構築というのが一番理想的だとは思いますけれども、現実的に、本当にコンパクトシティの実現性があるのかどうかという意味では、多少懐疑的なところを私は持っているところでありますけれども、いずれにしろこの利便性の確保という部分では、施設の費用対効果とか、そういう部分を考えますと大変悩ましい問題。既にそこを活用されている市民の皆様からすれば、近くの施設がなくなるというのは、大変不便をかこつ状況になってくるわけです。とはいいながらも、市全体の効率性という部分を考えると、統廃合もしなければならない。  そういったところについては、1つの施設を廃止、統合、除却という方向で進めていく際、その地元、もしくは利用者の皆さん方の、全ての皆様方にご理解をいただくというのはなかなか難しいかとは思いますけれども、極力丁寧な説明を差し上げて、ご協力を得られるような努力が必要ではないかなと思いますので、その点はここで改めてお願いを申し上げたいと思います。
     その次に、統合や廃止、除却対象となる施設の跡地の利用について、お伺いをいたします。施設の跡地利用計画というのは、現在どのようにお考えになっているのか。先日も出ましたけれども、城南中学校の利活用というような部分、それから、廃止になった施設、市内にも幾つかあります。そういったところが、跡地の利用計画という意味では、まだ何も示されていないというのが現状なのかなと思います。今後、この個別施設計画を進めていくに当たって、一番避けて通れないのはその跡地の問題なのかなと思っています。ここでは個別の施設について聞くことではありませんので、基本方針として、どういった姿勢でその跡地についてお考えになっていくのか、お伺いをいたします。 258 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 259 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします前に、先ほど保留になっておりました直営施設の数についてお答えいたします。89でございまして、指定管理が22施設で全施設111ということで、よろしくお願いします。  次に、統合、廃止及び除却対象となる施設の跡地の利用計画についてご答弁申し上げます。石岡市公共施設等総合管理計画では、基本方針の1つとして資産の有効活用を掲げまして、行政経営の視点を取り入れ、売却や貸し付け等を含む資産の運用を行うとしております。個別施設計画が策定され、施設の再編統合等に関する協議が進みますと、遊休資産の取り扱いを本格的に検討していく必要があります。  そこで、先ほどもちょっと申し上げましたけれども、庁内の会議の中では、先進事例として、沖縄県浦添市の民間提案制度として市庁舎敷地の余剰スペースをコンビニエンスストアに貸すことを検討している事業等を、紹介させていただきました。また、今後増えると思われる小中学校の統廃合跡地活用例として、文部科学省~未来につなごう~「みんなの廃校」プロジェクト内で、オフィス、工場などに利用された事例や、宿泊施設として転用された事例等が公表されてございます。  以上のように民間のアイデア活用を検討するほか、まちづくりの観点から施設を転用し、引き続き公共施設として使用する場合など、さまざまな可能性について検討し、具体化してまいりたいと考えております。  以上です。 260 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 261 ◯7番(石橋保卓君) ありがとうございます。今、お話をお伺いしたわけですけれども、ただ、本来は、この施設の個別計画を推進するに当たって、もうその時点で、跡地に対しての対応策というのはある程度方向性を見出した上で、個別の施設計画に当たるのが本来の筋ではないかなと私は思うんですよね。これからいろいろ跡地の部分については、ただ施設を解体して更地にしただけでは、普通財産として余計な資産を持つようなことになります。希望があるのであれば、売却を求める企業にお渡しをするとか、それと、市のほうで今、公室長がおっしゃられたように民間と一緒に活用できる部分、そういった部分を、もうちょっとペースを速めるといいますか、積極的に進めていただいて、無駄な資産の塩漬けを幾らかでもなくすという努力をしていっていただきたいと思います。  それでは、次に移動します。5番目として、主たる施設の個別計画についてということで、我々といいますか、市民の皆様方に示されました施設について、かなりの数がありますので、それ一つ一つをここで論じていくわけにはまいりませんので、重立ったもの、今回3つお伺いをしたいと考えております。  まず、市民会館についてお伺いをするわけですけれども、市民会館の個別施設計画の中で、計画を策定にするに当たって……、ごめんなさい、計画といいましても、総合管理計画を策定するに当たって求めた市民アンケートの中で、市民会館の存続という部分では68%ぐらいですかね、あったかと思います。その市民アンケートの中の市民会館についての内容と結果について、もう一度お伺いをいたしたいと思います。 262 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 263 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 市民会館の内容、結果につきましてご答弁申し上げます。市民会館のアンケート調査につきましては、多くの市民の方からの回答が期待できる市民満足度調査に組み込んでいただきまして、昨年の6月に実施し、無作為に4,000人を抽出した中から、複数回答を含めまして1,315件の回答をいただき、回収率といたしましては32.9%でございました。主な内容結果といたしましては、「老朽化した市民会館を今後どのようにしたらよいと思いますか」との設問に対し、1,272人からの回答をいただき、そのうち新しく建て替えたほうがよいとのご意見が695人、約55%の方が建て替えを希望しているという結果ですが、反対に、建設にはお金や維持費がかかるので、ホールを有する新しい文化施設は必要ないなどとのご意見が173人、約14%の方からいただいてございます。また自由意見では、図書館や博物館との複合文化施設が望ましいとのことや、移転先につきましては、鹿島鉄道跡地やイベント広場がよいとのご意見をいただいたところでございます。  以上でございます。 264 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 265 ◯7番(石橋保卓君) 市民会館の個別施設計画の中で、基本的な考え方というところで示されているんですけれども、今後、他の公共施設とあわせて、移設、複合文化施設として整備をする方向で考えているという記載があるわけですけれども、基本的にこの方向性で今後進めるということでよろしいのかどうか、確認をさせていただきます。 266 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 267 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 市民会館の移転・複合化につきましてご答弁申し上げます。市民会館は、建築後50年以上が経過し、建物等全体の老朽化が進み、耐震性能の確保も難しく、さらに道路のアクセス環境などを考え、ほかの場所に移転し、複合文化施設として整備を進める方向で検討してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 268 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 269 ◯7番(石橋保卓君) 移転・複合化という方向性の中で、私はホームページのほうもいろいろ確認をしたんですけれども、市民会館についてパブリックコメントはまだ求められていないのかなと思ったんですけれども、市民会館についてパブリックコメントの実施がされているのかどうか、お伺いをいたします。 270 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 271 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) パブリックコメントの実施につきましてご答弁申し上げます。さきの所管の委員会でいただいたご意見や、石岡市公共施設等総合管理計画委員会でのご意見を踏まえ、個別施設計画の修正を行う必要性があること、また、今週末予定の所管の委員会での報告もあることから、委員会への報告後、速やかにパブリックコメントを実施しまして、早急に策定に向けて取り組んでまいります。  以上でございます。 272 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 273 ◯7番(石橋保卓君) ちょっと奥歯に物が挟まったようなご答弁なんですけれども、それ以上は手順上、言えないところもあるのかなとは思いますけれども、今後実施をしていくということで、今月いっぱいで間に合いますか。お伺いいたします。 274 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 275 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) ご答弁申し上げます。通常、パブリックコメントは2週間程度の時間をいただいてございますので、市民会館につきましても同様の期間で、何とか9月いっぱいをめどに個別計画の策定に取り組んでまいりたいと考えます。  以上でございます。 276 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 277 ◯7番(石橋保卓君) お答えできる範囲の中で結構なんですけれども、先ほど方向性が示されました移転・複合化の時期というのはいつごろをお考えになっているのか、お伺いをいたします。 278 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 279 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 移転・複合化の時期につきましてご答弁申し上げます。個別施設計画案では、来年度からの2年間をかけて基礎調査を実施し、基本設計、実施計画を経まして、令和5年度に本体工事を着工する計画となってございます。  以上でございます。 280 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 281 ◯7番(石橋保卓君) その期間については、さきに示されました個別計画に示されている工程表と変更はないということで理解をしてよろしいですか。これが前倒しになるということはあり得ないということでよろしいですか。 282 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 283 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) ご答弁申し上げます。6月の所管の委員会で計画をご報告申し上げたところでございますが、そのときの計画よりは多少前倒しになった計画になってございます。  以上でございます。 284 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 285 ◯7番(石橋保卓君) 済みません、ちょっと私も勘違いしたようで、部長の答弁だと、資料よりは前倒しになっているということで理解をいたします。  そうしますと、これもまたお答えができる範囲の中でいいんですけれども、移転先候補地となる公有地というのはどちらをお考えになっているのか、お伺いをいたします。 286 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 287 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 移転先公有地につきましてご答弁申し上げます。来年度からの基礎調査で決定するものと考えてございますが、市民アンケート調査において、鹿島鉄道跡地かイベント広場への移転がよいとのご意見も多数いただいておりますことから、候補地の選定につきましては、市民のご意見などを参考にいたしまして、総合的に判断してまいりたいと考えます。  以上でございます。 288 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 289 ◯7番(石橋保卓君) ありがとうございます。移転先の候補地としては、またいろいろ意見もあるかなとは思いますので、その点については所管の委員会の中で、いろいろご意見をお伺いしたいと思います。  次に、そうしますと、他の施設との複合化というお話もありました。今後、移転・複合化を図る際に、複合対象となる施設はどういったものをお考えなのか、お伺いをいたします。 290 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 291 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 複合対象施設につきましてご答弁申し上げます。市民アンケートでは、図書館や博物館の複合施設とのご意見が多いようでございます。今後、関連部局と協議の上、市民のご意見も参考に、決定してまいりたいと考えます。  以上でございます。 292 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 293 ◯7番(石橋保卓君) いずれにしろ中心市街地へある程度集客力がある施設を複合化として集約するというのは、大変魅力的な話ではあるのかなと思います。最終的な形が決まるまでは、まだまだ紆余曲折はあるかなとは思いますけれども、そういったところ、慎重に施設の絞り込みなり取り込みなりを、きっちり進めていっていただければと思います。  次に、この移転複合化に係る財源はどういったものをお考えになっているのか、お伺いをいたします。 294 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 295 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 財源につきましてご答弁申し上げます。先ほど財務部長からの答弁がございましたが、集約化、複合化事業としての施設整備を計画していることから、公共施設等適正管理推進事業債の活用を考えてございますが、ほかにも有利な財源があるのか、模索をしてまいりたいと考えます。  以上でございます。 296 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 297 ◯7番(石橋保卓君) 可能な範囲の中で、幾つかのそういう支援制度を組み合わせた中で、石岡にとっては負担がなるべく少ないような組み合わせを選択されて、財源に充てていっていただければと思います。  次に、移築になった後の跡地の利用計画というのは、何かお考えがあるのかどうか、お伺いをいたします。 298 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 299 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 跡地利用計画につきましてご答弁申し上げます。市民会館の場所は、国指定史跡常陸国府跡や常陸・府中城跡に隣接し、埋蔵文化財包蔵地に指定されてございます。現時点におきましては具体的な跡地利用は決まってございませんが、文化財エリアの視点では、歴史的な活用を行うことが望ましいのではないかと考えます。  以上でございます。 300 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 301 ◯7番(石橋保卓君) 私も、石岡の1つの特徴としての歴史・文化、そういったところも踏まえますと、国衙跡、それから府中城があったところ、そういったところで、ある程度複合的な史跡公園といいますか、観光といいますか、歴史といいますか、そういう1つの拠点になり得るのではないかなと思っております。今はやりのバーチャルとか、例えば柱跡だけ復元をするとか、そういう部分で、現在よりももっと収穫……、訪れた皆様方に興味を持たれるような跡地利用が十分可能だとは思いますので、そういったところは職員の皆さんで知恵を出し合って、今後の整備といいますか、利用計画を立てていっていただきたいと思います。  次に、常陸風土記の丘についてお伺いをいたします。常陸風土記の丘、現在の管理方法についてお伺いをいたします。 302 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 303 ◯経済部長(越渡康弘君) 常陸風土記の丘の現在の管理方法についてご答弁申し上げます。常陸風土記の丘は、指定管理者制度のもと、石岡市産業文化事業団と協定を締結しまして、管理運営を実施しているところでございます。指定管理期間でございますが、平成30年4月1日より令和4年3月31日までの5年間となっているわけでございます。  以上でございます。 304 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 305 ◯7番(石橋保卓君) ありがとうございます。わかり切っていることを聞くなというようなお叱りを受けるかもしれませんけれども、今回の風土記の丘の個別施設計画の中で、風土記の丘は存続をするというような方向性が示されています。存続とありますが、その存続される形態というのは、現状のまま、それとも、もうちょっと工夫をした形での事業展開というのをお考えなのかどうか、そこのところをお伺いいたしたいと思います。 306 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 307 ◯経済部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。常陸風土記の丘の存続の形態のご質問でございます。常陸風土記の丘でございますが、本市の歴史・文化を体験できる施設としまして、また春には桜の名所としまして、市民だけでなく多くの来園者が訪れる施設となってございます。存続の形態についでございますが、常陸風土記の丘は、本市観光の振興を図り、市民生活の充実向上に資するため設置されてございます。石岡地区唯一の観光施設として現状を維持存続させ、これまでどおり指定管理者により管理運営を行ってまいりたいと思いますが、この後、また魅力ある施設について工夫を凝らしていければなと思ってございます。  以上でございます。 308 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 309 ◯7番(石橋保卓君) わかりました。風土記の丘については、今後も期待するところ大ではあるんですけれども、フラワーパークが、先ほどもお話がありましたように、産業文化事業団と民間の事業者さんとによる共同事業体という形で、今後、新しく運営が図られるということであります。この常陸風土記の丘につきましても、民間との連携、もしくはフラワーパークとの一体化という部分が必要になってくるのではないかなと考えるんですけれども、そういったお考えがあるのかどうか、お伺いをいたします。 310 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 311 ◯経済部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。茨城県フラワーパークにつきましては、今、議員からありましたように、産業文化事業団とパーク・コーポレーションの共同事業体により、7月1日から運営を行っているところでございます。これにつきましては、新しい指定管理のモデルとして、その成果を大いに今、期待しているところでございます。  風土記の丘の民間との連携ということでございますが、その施設管理につきましては、フラワーパークの今後の実績等を見きわめながら、慎重に進めてまいりたいと思ってございます。施設の特色がそれぞれございますので、そういったことを見きわめながら進めていければなと思ってございます。  以上でございます。 312 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 313 ◯7番(石橋保卓君) ぜひその部分については、やはり民間との連携という部分、確かにフラワーパークのこれからを見きわめないと、その範囲を拡大していくというのは難しいところはあるかとは思いますけれども、現在の文化事業団だけでの管理運営と比較しますと、現状よりはより、何ていうんですかね、幅の広い展開ができるのではないかなと考えますので、積極的にそこら辺も考えていっていただければと思います。  それに関連するんですけれども、現在、有料エリアの中に古代家屋があるかと思います。今後、この古代家屋の活用方法というのはどのような活用方法を考えているのか。例えば、民間との連携が実現するのであれば、非日常の生活体験を味わえるというようなことで、その古代家屋で宿泊体験なり、1日か3日ぐらいから生活体験、そういうのも、都会の皆様方にはある程度魅力を感じてもらえる点があるのではないかなと思うんですけれども、どのような古代家屋の活用方法を今後お考えなのか、お伺いをいたします。 314 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 315 ◯経済部長(越渡康弘君) 今後の古代家屋の利活用方法についてご答弁申し上げます。古代家屋でございますが、有料エリア内にございまして、通常、テレビや映画の撮影などには頻繁に利用されているという状況にございますが、入園者自体は少ない状況にございます。平成30年度の風土記の丘の入園者でございますが、12万8,196人に対しまして、古代家屋への入園者は8,025人と、全体入園者の6.3%にとどまっているという状況でございます。平成28年、平成29年度につきましても、6%台となっている状況であったということでございます。  この少ない入園者を増やすために、先ほど議員からございましたように、民間活力を導入できればどうだろうというお話があったと思いますが、その中で、話題になる取り組みが必要だと私どもは考えてございます。そういった観点から、ここでしかできない取り組み、例えば茅葺き屋根の葺き替えの体験ですとか、先ほど議員からございましたように、古代家屋などでの宿泊体験など、また、こういったものなど、日本人だけでなく、今後のインバウンド観光を見据えた中で、外国人観光客が喜ぶような体験学習を取り入れるようなことで、そういった目玉になる施設になるのではないかなと考えておるところでございます。
     このような体験学習を実施するためには、指定管理者であります産業文化事業団と、どのような体験ができるのか、また興味を持っていただけるような体験はどのようなものかというのを、協議してまいりたいと思ってございます。  以上でございます。 316 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 317 ◯7番(石橋保卓君) その点については、本当に真剣に考えていただきたいと思います。と申しますのは、日本にいらっしゃる観光客、大分……、ちょっとお隣の国とぎくしゃくしておりまして、その部分については人数も減っているようですけれども、そうはいいながらも、そのほかの国から今、日本を訪れる外国の皆さんはかなり増えております。そういった外国からいらっしゃるお客様というのは、体験を求めてご旅行なさるという1つの特徴があるようです。ただ見て歩くのではなく、自分たちも見て、触って、それを自ら体験をする。そういった魅力をこのエリアでできればよろしいのではないかなと。  きのうもちょっと調べましたら、今、外国から来るインバウンドのお客様方というのは、日本に来る目的というのは、食事の部分に限って言いますと、1番は、皆さん何だと思いますか。肉だそうです。肉、すし、ラーメンというような志向順位で、日本の味を楽しみに来るということであります。そういった意味で、イノシシという部分ではまだまだポピュラーではありませんけれども、そういった部分で、古代家屋の中で地元産のイノシシ、もしくは豚肉、そういった部分での味を楽しんでもらう、そういう1つの工夫も必要ではないかなと。これは余計なことでありますけれども、そういった工夫がこれから必要になってくるのではないかなと思いますので、今後ご検討をいただければと思います。  次に、その有料エリアの中に展示コーナー、特に考古学資料を中心とした展示コーナーが現在あるかなと思います。この展示コーナーの取り扱いについて今後どのようになされていくのか、お伺いをいたします。 318 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 319 ◯教育部長(豊崎康弘君) 展示コーナーにつきましては、教育委員会文化振興課が所管でございますので、私のほうでご答弁させていただきます。  常陸風土記の丘の展示室の資料につきましては、市内で発掘された埋蔵文化財を、遺跡ごとに展示しているところでございます。展示資料は、舟塚山古墳や周辺の古墳、また常陸国分寺跡や国分尼寺跡、さらに鹿の子遺跡などから出土した遺跡を展示しているところでございます。  常陸風土記の丘につきましては、古代復元家屋や各時代の建物が復元されており、石岡市の歴史や文化を体験できる施設でございます。教育委員会としましては、ふるさと学習の体験学習の場として、これまでも多くの小学校が展示室を利用している状況でございます。これらの建物とあわせて関連する資料を展示することによって、来館者の理解を深められると思いますので、引き続き展示を行ってまいりたいと考えてございます。  以上です。 320 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 321 ◯7番(石橋保卓君) ありがとうございます。とはいいながらも、先ほどの経済部長の答弁ではありませんけれども、有料エリアへの入場者数というのは極端に、あまりにも少ない。せっかく、大変貴重な考古学資料があそこに展示されているかなとは思うんですよね。そういう意味では、今、教育部長がおっしゃられることも理解はできるのでありますけれども、やはりそういった貴重な資料をもっと多くの皆さん方に見ていただきたい。そういう意味では、資料館なり、昨日もいろいろ討議がされていましたけれども、そういった博物館的な意味合いの場所へ複合的に集約をするというのも、1つの方法ではないかと。そういったところが、市民会館との複合化も当然、集約をしていく中では大事なのではないかなと考えます。  そういった展示コーナーの複合化について、どのようにお考えになっているのか、お伺いをいたします。 322 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 323 ◯教育部長(豊崎康弘君) 常陸風土記の丘とふるさと歴史館の展示資料とでは、内容に大きな相違はないため、集約することは可能と認識しているところでございます。しかしながら、常陸風土記の丘については施設全体を引き続き存続するという考えがございますので、教育委員会としましては、先ほどもご答弁したとおり、本市の歴史や文化について理解を深めるための資料として、また、来園された多くの方に貴重な資料を紹介するため、常陸風土記の丘展示室において展示を行ってまいりたいと考えております。  常陸風土記の丘と展示施設の複合化については難しい状況ですが、昨日の教育長の答弁にもあったとおり、今後はふるさと歴史館の機能移転を検討する中で、多くの展示資料が展示公開できるように、施設の整備について、博物館というのも1つの案だとは思いますが、検討をしてまいりたいと考えております。  以上です。 324 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 325 ◯7番(石橋保卓君) 有料エリアを含めて、来場される方がどんどん増えていけば、今言ったそういった問題はないのかなと思いますけれども、繰り返しになりますけれども、あそこの資料コーナーに展示されている考古学資料というのは、本当に石岡にとっては貴重な考古学資料がたくさんあるかと思います。それをもうちょっと……、もうちょっとではなく、もっとたくさんの人に見ていただきたいという思いがありますので、ぜひ複合化という部分でも積極的なご検討をお願いできればなと思います。  それでは次に、国民宿舎つくばねについてお伺いをいたします。国民宿舎つくばね、現在の管理方法についてお伺いをいたします。 326 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 327 ◯経済部長(越渡康弘君) 国民宿舎つくばねの現在の管理方法についてご答弁申し上げます。国民宿舎つくばねは、指定管理者制度のもと、こちらも石岡市産業文化事業団と協定を締結しまして、管理運営を実施してございます。指定管理期間でございますが、平成28年4月1日から令和3年3月31日までの5年間となってございます。  以上でございます。 328 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 329 ◯7番(石橋保卓君) ありがとうございました。それでは、現在の国民宿舎つくばね、施設の現状についてお伺いをいたします。個別施設計画の中では、耐震改修が未実施というような表現もされておりました。現実的にその施設の現状はどうなっているのか、お伺いをいたします。 330 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 331 ◯経済部長(越渡康弘君) 施設の現状についてご答弁申し上げます。国民宿舎つくばねにつきましては、昭和49年にオープンいたしまして、今年で築46年となってございます。こういった経年劣化……、かなり長期間にわたりまして建築年数が経っておりますことから、施設の現状でございますが、老朽化が激しくなっておりまして、雨漏りなど常時使用できない部屋があることや、エアコンなどの故障により使用できない部屋があるという状況でございます。  このような老朽化や、旅行者のニーズの多様化など観光動向の変化などによりまして、利用率が低迷してきているという状況を踏まえまして、平成27年度において、石岡市滞在型観光施設整備基本計画を策定いたしまして、国民宿舎つくばねの機能を有する宿泊施設の整備に向けまして、現在取り組んでいるところでございます。  以上でございます。 332 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 333 ◯7番(石橋保卓君) ありがとうございます。そういった施設の現状を踏まえて、今回の個別施設計画がまとめられたのかなと思います。この中で、今、部長がおっしゃられました滞在型観光施設整備基本計画、これに示されたところに移転を進めという云々が盛り込まれております。この滞在型観光施設整備基本計画に示された地点の具体的検討地というのはどういったものが考えられるのか、お伺いをいたします。 334 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 335 ◯経済部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。具体的な検討地点ということでございますが、平成27年度に先ほどご答弁申し上げました滞在型観光施設整備基本計画を策定いたしまして、現在、その計画に基づきまして、地方自治研究機構との共同研究により、建設場所を2か所に絞り込んで調査を実施しているところでございます。場所につきましては、フラワーパーク及びゆりの郷の2候補地でございまして、それぞれの場所にマッチした建築物の選定を行い、インフラなどの整備を含めた費用算出などを実施していければなと考えてございます。また、事業者ヒアリングとしまして、県内外への事業者へのヒアリングなども実施する予定でございまして、どのような形態の整備なら興味を示すかの調査を行ってまいりたいと考えてございます。来年度以降、共同研究の成果を生かしまして、宿泊施設整備に取り組んでいければなと考えてございます。  以上でございます。 336 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 337 ◯7番(石橋保卓君) ありがとうございました。今、2つの具体的な候補地というのが示されたわけですけれども、この個別施設計画の中で示されている他の施設との複合化という部分は、今示された2地点がとりあえず複合化の対象ということで理解をしてよろしいでしょうか。 338 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 339 ◯経済部長(越渡康弘君) 議員からございましたとおりでございます。 340 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 341 ◯7番(石橋保卓君) ありがとうございます。それでは、今後、その滞在型観光施設整備基本計画に基づいて、国民宿舎つくばね、名称がそのままになるかどうかはわかりませんけれども、そういった施設の展開が図られると思うんですけれども、その展開がされる際に、PPP、公民連携といった部分での可能性というのはあるのかどうか、お伺いをいたします。 342 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 343 ◯経済部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。このPPPの可能性ということでございますが、国民宿舎つくばねにかわる滞在型観光施設の建設に当たりましては、民間活力を優先第一として取り組んでいるところでございます。  以上でございます。 344 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 345 ◯7番(石橋保卓君) じゃあ、つくばねについてはもう1件だけお伺いをしたいんですけれども、移設、移転が前提ということで計画が進んでいます。そうしますと、現在のつくばねの跡地利用というのはどういったものをお考えになっているのか、お伺いをいたします。 346 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 347 ◯経済部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。跡地の利用についてでございます。大変眺望がよろしいところでございまして、可能であればなんですが、私どもとしましては、下につくばねオートキャンプ場もございますことから、そういったところの拡張でありますとか、また、ロケーションを生かした施設について利活用できればなと考えてございます。  以上でございます。 348 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 349 ◯7番(石橋保卓君) ありがとうございます。具体的にといいますか、ある程度方針的に、そこまでお考えを持っていらっしゃるということでありますので、より効果的な資産の活用ができるように、ご検討いただければと思います。  この主たる3つの施設を今お伺いしたわけですけれども、この3つの施設に対して、市長に、どのようなお考えを市長のほうでお持ちなのか、お伺いをいたします。 350 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 351 ◯市長(今泉文彦君) お答えいたします。市民会館と風土記の丘、国民宿舎つくばね、この3つの施設についての考え方でありますけれども、まず、市民会館でありますけれども、個別計画でうたわれている部分が今、質疑があったわけでありますけれども、公共施設等総合管理計画のあり方についても、今、担当部長からお話がありましたけれども、これについて振り返りますと、公共施設という大型の建物を、行政改革の観点を基本として、財産管理の視点から管理するという計画であると思います。約20%の目標を掲げ、管理するという中で、個別計画がつくられるわけでありますけれども、いわば自治体の財産である公共施設の総量管理の計画書でもあるわけです。  施設のあり方の方向性、あるいは活用方策、運営方針、施設の目的に沿ったこれからの施設のあり方についての議論というのは、そこには十分に議論されているというわけではございません。あくまでも財産の管理、運用管理という側面がうたわれている、それが主眼となっているところであります。1つの方向性をうたっているわけでありますけれども、基本構想、あるいはその施設の建設の精神、市民のニーズやこれまで積み上げてきたものを練り上げた構想、そういったものを将来につないでいくという内容については、さらに検討する必要があるのかと思います。  この公共施設に関して申し上げますと、利用するのは市民であります。その市民の声を十二分に聞いた上で、市民のための施設としてつくっていくのが、公共施設本来の姿であると思っております。この公共施設等総合管理計画は、来るべき時代に備えた行革の一環としての計画でありまして、個別計画もそれに沿った内容であります。  市民会館について十分に市民と協議をしたかどうか、風土記の丘についても、さまざまな関係者、あるいは風土記の丘に思い入れのある市民団体等、そういった人との意見交換を行う必要もあるのではないかと考えます。つくばねについては、これからの八郷地域、広域的な隣接市町村、そういったところの連携も踏まえて、石岡市だけではない施設のあり方も考えていかなくてはならない、私はそう思います。これは、公共施設という財産の管理のあり方を示す計画書でありますけれども、その一つ一つの施設が市民の意向を反映してつくられたという、市民のために生かすためにつくられた施設になるかどうかというのは、もうちょっと議論が必要ではないかと思います。  この石岡市公共施設白書から始まった公共施設等総合管理計画の精神は、仏教でいうところの「われ、ただ足るを知る」。このままでいくと、公共施設が人口減少の中で建て替えの時期が一気に来るという、そういう時期が来て市の財政が成り立たなくなってしまう、それに備えた計画であるという、総務省はそれを一歩も二歩も進めるために、個別計画をつくるということに踏み出したわけでありまして、それが、本来の施設のあり方、施設の運営方針、あるいは活用方策を示すものとイコールではないという、あくまでも行革の一環であるという、そういう違いがあると思います。  したがいまして、私はこの3つの施設のあり方については、個別計画の示す方向も考えられますが、十分な市民の声を聞いた上で決定していきたいと思います。そして、議会の皆様のご理解と承認が必要だということもわかっております。  最後になりますが、この3つの施設に関しては、これから市民の方とご意見を交えて、考えていく必要があると思います。  以上です。 352 ◯議長(池田正文君) 執行部に申し上げます。答弁は、質問者の質疑に対し的確にされますようお願いいたします。  7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 353 ◯7番(石橋保卓君) 市長、ありがとうございました。微に入り細にわたり、懇切丁寧にご答弁をいただきまして、市長の熱い思いも伝わってまいりました。  しかしながら、最後の部分で、個別施設計画にかかわらず、今後市民の意見をよく聞いて進めていくというご答弁があったかなと思うんですけど、きのうの先輩議員である山本議員に対してのご答弁と、ちょっと整合性がとれなくなってきているのではないかなと。大分、今回進めている個別施設計画については、自画自賛ではないですけれども、立派な計画ができ上がったというようなお話を、きのう伺いました。しかしながら今の市長の答弁ですと、個別施設計画にはとらわれず、市民の皆様方の意見をというような今ご答弁があった。どちらが正しい意見なのか。  一生懸命この個別施設計画をまとめていた職員さん、今までやってきた努力は何だったんでしょう。これはちょっと私もびっくりして、もう何も言わないで終わろうかなと思ったんですけど、ちょっと我慢ができませんので、ここは市長、ちょっと今の答弁は違うと思うんですよね。そこは逆に職員の皆さん方に一度おわびを申し上げてから、そういうふうな自分のご意見を述べるべきであると私は思います。  時間がありませんので、次に移ります。これまでの議論を踏まえまして、次の6番目、石岡市産業文化事業団についてお伺いをするわけです。事業団の現状についてお伺いをするわけですけれども、まず、事業団の設立経緯と目的についてお伺いをいたします。 354 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 355 ◯経済部長(越渡康弘君) 事業団の設立の経緯及び目的についてご答弁申し上げます。石岡市産業文化事業団の設立経緯でございますが、昭和49年7月10日の国民宿舎つくばねのオープンに向けまして、昭和49年6月28日に設立がされてございます。事業団の設立の目的でございますが、石岡市と一体となって、石岡市における産業振興と文化の向上を図ることとなってございます。現在は設立の目的に沿いまして、国民宿舎つくばねのほか、フラワーパークなどの観光施設の管理運営及びそれに附帯する事業を行っているところでございます。  以上でございます。 356 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 357 ◯7番(石橋保卓君) ありがとうございました。今のお答えですと、石岡市の産業と文化の発展にというイメージで、その目的に沿って、つくばねとかそういうところの管理運営を行っているというところですけど、現状、本来の設立の目的からすると、多少違う方向に行っているのかなという感じがしないでもありません。現在、産業文化事業団で受託をしている施設というのは幾つあるのか、お伺いをいたします。 358 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 359 ◯経済部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。現在の受託施設数でございますが、市より6施設の指定管理を受けまして、施設の管理運営を行ってございます。施設名といたしましては、国民宿舎つくばね、茨城県フラワーパーク、ふれあいの森、やさと農産物直売所、常陸風土記の丘と旭台会館となってございます。  以上でございます。 360 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 361 ◯7番(石橋保卓君) ありがとうございます。それでは、全体及び施設ごとの職員数をお尋ねいたします。 362 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 363 ◯経済部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。石岡市産業文化事業団の職員数につきましては、再任用を含めた正職員が25名、それと臨時職員が76名、合わせて101名が管理運営を行っているところでございます。それと、施設ごとの職員数でございますが、国民宿舎つくばねにつきましては正職員5名、それと臨時職員が20名、合計25名、茨城県フラワーパークが正職員12名、臨時職員が25名、合計で37名でございます。それと、ふれあいの森につきましては正職員が2名、臨時職員が7名の合計9名、やさと農産物直売所が正職員1名、臨時職員5名の合計6名でございまして、常陸風土記の丘につきましては正職員5名、それと臨時職員が16名、合計21名、旭台会館は臨時職員3名となってございます。  以上でございます。 364 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 365 ◯7番(石橋保卓君) ありがとうございました。これまでの議論の中で、フラワーパークが今回、民間の業者さんと共同事業体を組むということで、事業団のそこの職員の増減というのはあったのかどうか、お伺いをいたします。 366 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 367 ◯経済部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。増減につきましてはございません。 368 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕
    369 ◯7番(石橋保卓君) それから、今後、つくばねについても民間の活力を極力活用していくというようなお話もありました。私からの提案ですけれども、風土記の丘についても、民間と、フラワーパークとの一体化というような意味で質問させていただいたわけですけれども、今後は、この石岡市産業文化事業団、現状、受託施設数が減っていく、もしくは民間との協力というようなことになると、事業団そのものは縮小化、もしくは新たな業務を今後模索していかなければ、事業団そのものが成り立っていかなくなるのではないかなと危惧をするんですけれども、今後の文化事業団の方向性というか、そういうものはどういうふうにお考えになっているのか、お伺いをいたします。 370 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 371 ◯経済部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。事業団につきましては、先ほど産業文化事業団の設立の経緯及び目的などについてご説明をさせていただいたところでございますが、平成26年度に、こちらの公益法人に係る制度改革によりまして、公益財団から一般財団へと移行をしたところでございます。設立当時の目的、事業についても、こういったことから変わってきているという状況にはございます。  当初の事業につきましては、先ほど申し上げましたように観光施設の管理運営及びそれに附帯する事業でございましたが、そのほかに、現在では、風土記の丘におきましては茅葺き屋根などの文化財の保存・修繕、それと茅葺き職人の育成なども行ってございますとともに、飲食店業ですとか物品の販売業など、事業の幅が広がっている状況にございます。こういったところで、現在、茅葺き屋根の修繕やYasato de トレタなどの農産物販売、それと、レストランなどの経営によりまして地域の食文化の発信などをしているところでございまして、積極的にこういった事業に取り組んでいるということでございます。  こういったことから、今後、これらの事業を充実させることですとか、現在、整備検討されております施設などの管理運営など、今後のあり方については、設立に行政が大きく関与してきたということと設立の趣旨を踏まえまして、産業文化事業団とともに考え、議論を進めてまいりたいと考えておる次第でございます。  以上でございます。 372 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 373 ◯7番(石橋保卓君) 事業団の設立の経緯、それと設立の目的を踏まえますと、現在の施設の管理受託業務だけで、1つの存在が成り立っているという感じがします。そういう部分につきましては、事業団の職員の方々も、多少そこら辺のところで、たまっているものがあるのかなという感じがします。もうちょっとモチベーションが上がるような事業展開といいますか、事業団のあり方を工夫する必要があるのではないかなと思いますし、そういった方向性での展開をお願いしたいと思います。  ここで再度、産業文化事業団への考え方という部分、市長のほうにお尋ねをいたします。申しわけありませんが簡潔にお願いをいたします。よろしくお願いします。 374 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 375 ◯市長(今泉文彦君) 産業文化事業団の今後のあり方について申し上げます。民間事業者と共同事業体を組み、管理運営を始めるということであって、まだ始まったばかりでございますが、産業文化事業団に期待することは、民間の経営感覚、従来の考えにとらわれない自由な発想での事業展開、そういったことを養っていくことだと思っております。新しいフラワーパークが生まれる、それを大きなきっかけとして、新しい感覚を身につけていく、そういう事業団になっていただきたいと考えています。  以上です。 376 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 377 ◯7番(石橋保卓君) ありがとうございました。この公共施設のあり方についてということで、今日は質疑をさせていただきました。質疑の中でもいろいろあったかとは思いますけれども、どうか皆さん、今月いっぱいで個別計画が仕上がるというところでありますので、その個別施設計画に基づいて、これからの施設、適正な管理により一層励んでいただきたいと思います。  以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。 378 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午後 2時59分休憩            ───────────────────────                   午後 3時13分再開 379 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  12番・小松豊正君から、先ほどの一般質問における発言に対し、会議規則第62条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり、取り消ししたい旨の申し出がありました。この取り消し申し出を許可することにご異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 380 ◯議長(池田正文君) ご異議なしと認めます。よって、12番・小松豊正君からの発言取り消し申し出を許可することに決しました。なお、この発言の取り消しに伴う会議録の調製については、議長にご一任願いたいと思います。これにご異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 381 ◯議長(池田正文君) ご異議なしと認め、さよう決しました。  次の質問者に移ります。  3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 382 ◯3番(新田 茜君) 3番・新田 茜でございます。通告をいたしております2項目につきまして、一括方式で質問をさせていただきます。  まず、1項目目、石岡市の国際交流策について伺ってまいります。  2013年9月にアルゼンチンのブエノスアイレスで開かれましたIOC総会で、その投票により、2020年のオリンピック・パラリンピックの東京開催が決定いたしました。日本中で大変関心が高まり、決定時には多くの方々が歓喜に沸いたことで、まだ記憶に新しいとは思いますけれども、既に6年も前のことでございます。それ以降、これまで以上に外国人観光客の増加が予測されると言われ、実際にオリンピックの開催が決定した2013年から、訪日外国人は毎年増加をしているようでございます。  そして、過去に日本政府は、オリンピックイヤーである2020年の目標インバウンド数は2,000万人という数字を掲げておりましたけれども、その目標は2016年に既に達成をしておるそうです。さらには、昨年、2018年の時点でインバウンド数は3,100万人を超えているという報道が、以前なされておりました。このインバウンドという言葉も、2014年ごろから頻繁に耳にするようになりまして、東京だけでなく地方におきましても、インバウンド獲得に向けた取り組み、またそれに合わせ、自治体による国際交流が全国で盛んに行われております。  そして、石岡市のように歴史を売りにしている類似の自治体で、インバウンドの地方誘致に成功した事例といたしましては、岐阜県の可児市があります。こちらは、史跡や歴史など観光資源を生かして、そこに興味がある方々の誘致だけではなく、地方創生の取り組みとして、地域活性化のため始まったチャンバラ合戦というのが、体験型アクティビティーとして外国人の方々にも広がり、インバウンド集客に成功しているというお話もありました。先ほどの質問の中にも出ておりましたけれども、海外の方々にとっては、この体験型というのが非常に魅力のようでございます。  そして、インバウンドに合わせ国際交流といった面では、近隣の笠間市において、2015年から台湾との交流を本格的に始め、昨年、2018年の8月には台湾に笠間台湾交流事務所を開設しまして、スポーツの交流ですとか文化、教育面での交流など、さまざまな交流が積極的に行われております。  2020年のオリンピックイヤーがゴールではありませんけれども、多くの自治体が、まずは2020年を目標として取り組んでいるように感じます。開催を来年に控えているという中で、特にオリンピック・パラリンピック開催決定後は、石岡市においてもいろんなチャンスがあったのではないかなと考えます。そこで、石岡市は、交流やインバウンド誘致に対しこれまでどのように取り組まれてきたのか、その取り組み状況についてを伺いたいと思います。  (1)石岡市が行っている国際交流事業について、(2)同じく石岡市が行っているインバウンド獲得事業について、これまで行ってきた取り組み、実績、主なもので構いませんので、お答えをいただきたいと思います。お願いいたします。 383 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 384 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。石岡市が行っている国際交流事業についてでございます。国際交流を進めていくためには、市が施策を進めていくだけでなく、その担い手となる市民や国際交流団体が積極的に事業に携わることが重要であると考えております。そこで、市といたしましては、各国際交流団体が行う事業への補助制度を設け、財政的支援を行うことによって、それぞれの団体の活動促進と国際交流に資する事業の推進を図っております。昨年度は、4団体6事業に対する補助を行っております。内訳でございます。4団体でございます。フレンドシップいしおか、グローバルハーツ、石岡市日中友好協会、そして石岡ロータリークラブの4団体でございます。  また、市と国際交流団体のそれぞれが役割を担い、情報交換や連絡を密にとり合える協力体制が必要であることから、市内で活動する6つの団体で構成される石岡市国際交流団体連絡協議会を平成26年に立ち上げました。この協議会では、各団体における活動状況の報告や意見交換のほか、市から、国・県等の動きなど国際交流に関する情報提供を行っております。この協議会を通じて、市と団体、そして団体間における情報の共有と連携協力体制の構築に努め、各団体が円滑に活動できる環境を整えることによって、国際交流事業の振興に取り組んでいるところでございます。  なお、これまでに、くらしの便利帳や防災ハンドブックの外国語版の作成、災害時語学ボランティア登録制度の整備など、石岡市で暮らす外国人の生活に資する事業に協力をいただいております。さらに、市内で活動する国際交流団体を通じて、当市を訪れる外国人留学生のサポートを行っております。今年度も、タヒチからの留学生や市内在住の外国人のために実施された日本文化研修において、バスや会場の手配などの支援を行ってまいりました。  以上でございます。 385 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 386 ◯経済部長(越渡康弘君) 私のほうからは、インバウンド獲得に向けたこれまでの取り組みについてご答弁申し上げます。先ほど議員から申されましたように、2020年に開催されます東京オリンピック・パラリンピック、またその後のインバウンド促進に向けまして、外国人観光客が快適に、安心して観光ができるように、石岡駅にございます観光案内所が、日本政府観光局認定のカテゴリー1を平成29年度に取得したところでございます。平成30年度におきましては、さらなるインバウンド強化を図るために、観光案内所に外国語スタッフを常駐させまして、英語による観光案内を開始しているところでございます。また、日本のお祭りが外国人観光客から人気があるという状況を踏まえまして、英語版の石岡のおまつりガイドブックを作成しまして、訪れた外国人へのおもてなしの強化を図っているところでございます。  以上でございます。 387 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 388 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。これまでの取り組みと実績についてをお答えいただきました。  なかなかこのインバウンドにつきましては、その効果を数字としては非常につかみにくいところもあると思いますけれども、これまでに取り組まれてきた内容といたしまして、先ほど部長よりありました、観光案内所にて外国人対応ができる方、また英語を話せる方を配置したり、あとは、大変好評であるとおっしゃっておりました石岡のおまつり、サイネージの山車、獅子の位置情報配信システム、こちらの英語版も導入されているということで、こちらについてはホームページにも紹介がなされておりました。また、私が実際に観光案内所に行きましても、この外国語版のパンフレットですとか、またチラシ等が置かれておりまして、外国人観光客に向けたアピールをされているということは、多少ですけれども、感じることができました。  国際交流におきましても、多言語版の防災ハンドブックということで私もいただきましたけれども、日本語版を含め6つのハンドブックが作成されていたりとか、あとはほかにも災害時語学ボランティア制度の導入、また国際交流の推進を目的とした補助金制度等があるということで、お答えをいただきました。  ホームページにおきまして、石岡市の国際交流ということで検索をさせていただきました。その際に、幾つかの見出しが出ておりまして、そこに「石岡市の国際交流~多文化共生社会に向けて~」というものがありまして、その紹介ページの中には、「石岡市には、平成30年4月現在で39か国966人の外国人の方が住んでいます。様々な国籍・文化・言語を持つ人々が相互に理解し合い、尊重することができる社会を目指して、石岡市では様々な取り組みを行っています」といった記載がございました。ですからそこをクリックして見てみますと、紹介がなされていたのは2014年から16年の3年間の活動のみで、2016年で掲載が止まっておりまして、ホームページ上でありますが、さまざまな取り組みを行っていますとうたっていながら、動きがなかなか見られず、交流についての状況というのがいまいち読みづらいという感じを受けました。  なかなか、国際交流にしてもインバウンド誘致にしても、何からしたらよいか、難しいところもあると思いますけれども、これといって特別なことは何もせず、立ち止まっているというわけにもいきません。近隣を見ましても、同規模、また類似条件の自治体を見ても、2020年のオリンピックイヤーを目標にある程度の効果が見えてきているという中で、どうしても石岡市は、ほかに比べて遅れているような、積極性が見えないような感じがいたします。  そこで、私の提案といたしましては、まず身近な国との交流、身近な国に向けたインバウンド誘致策を実施してみてはいかがかと考えます。まず、石岡市にとって身近な国としては台湾が、交流をしやすい条件がそろっているのではないかなと考えます。  この台湾については、以前も農協を通して交流があったというお話を伺いました。台湾台中市にある石岡区でございます。その交流当時は合併前で、石岡郷というところであったそうですが、現在の台中市石岡区です。石岡市と同じ地名であることで、非常に親近感が沸くところでございます。その交流をして、2011年の3月11日に発生した震災のときには、この台湾の石岡区から物資支援をいただいたと、そういった話も伺っております。その後、交流がどうなったかということまでは、ちょっと私は把握はしておりませんけれども、恐らくそこからは、特段進んでいないのかなということを感じております。  さらに、平成22年3月には茨城空港が開港し、2年後の平成24年には台湾のチャーター便の運航が開始されたりと、石岡市にとっても、台湾という国はさらに身近な国になったのではないかなということを感じております。また、イベント等も、茨城空港に限らず、県内でもいろんなところで、台湾フェアというものがよく開催されています。そういった場に石岡市が参加をしてPRをしていくということも、交流の1つであるのかなと私は考えております。  ちょっとピンポイントで台湾ということで挙げてしまいましたけれども、そのように身近な国との交流という提案も含めた上で、2回目をお伺いいたします。(1)として、国際交流事業について、そして(2)のまた同じくインバウンド獲得に向けた取り組みについて、それぞれ課題を含めまして、今後の取り組みについてをお伺いいたします。 389 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 390 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。今後の取り組みということでございます。市といたしましては、今後も引き続き各国際交流団体が行う事業への補助による財政的支援を行ってまいります。今年度も、既に3事業に対する補助金の交付を決定しているところでございます。さらに、先ほど申し上げました石岡市国際交流団体連絡協議会における今年度の事業といたしまして、近年多発する災害を踏まえまして、11月に行われる総合防災訓練への参加による、実効性のある外国人支援のスキルアップ訓練を予定しております。  先ほどご指摘のあった情報の発信の分野でございますけれども、最新情報の発信はもちろんそうでございます。それとあわせまして、石岡市の国際交流を対外的にアピールしていくんだという気概を持って、取り組んでまいりたいと考えております。そして、国際交流団体等が実施する事業への支援などを通じて、国際交流事業の振興と活発化を図りまして、国際化の推進に取り組んでまいりたいと考えておりまして、議員のご提案のある台湾との交流、こちらもきちんと検討してまいりたいと考えております。  以上です。 391 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 392 ◯経済部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。インバウンド獲得に向けた今後の取り組みということでございますが、経済部としましては、今年3月に策定いたしました第2次観光振興計画でも位置付けておりますインバウンドに係る施策展開を、現在進めているわけでございますが、具体的には、今年の石岡のおまつりのインバウンド対策といたしまして、昨年度に引き続き、観光案内所の外国語スタッフによる見どころの案内の実施、それと、先ほど議員からもございましたように、英語版のおまつりガイドブックの配布を予定しているところでございます。また、新たな取り組みでございますが、中国語版のおまつりガイドブックの作成と、山車、獅子の位置情報サービスの英語版サービスを新たに提供してまいるということで予定してございます。また、県国際観光課と連携をいたしまして、県内在学の留学生ほか外国人の方を対象とした、石岡のおまつり視察体験ツアーを実施する予定となってございます。  それと、11月でございますが、先ほど台湾との交流という点がございましたが、こちらも県の職員とともに、台北国際旅展というのが11月に開催されるわけでございますが、このときに市の職員を派遣いたしまして、石岡のおまつりや果樹狩りなどの外国人に人気がある当市の観光PRを行うことで、台湾からの新たな観光客誘致に向けて、取り組んでまいりたいと考えておるわけでございます。  以上でございます。 393 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 394 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございました。石岡市としてどのように進めていかれるのか、方向性を決めて、積極的に取り組んでいただきたいと思います。  それでは、3回目ですので、今泉市長にお伺いをしたいと思います。1回目の質問の中で、国際交流とインバウンド獲得に向けた取り組みについて、これまでの実績を伺いました。そして2回目の質問の中で、それぞれの今後の取り組みについて先ほど部長より答弁をいただきました。さらには提案といたしまして、国際交流からインバウンドへつなげるための一歩として、身近な国との交流を図ってみてはいかがかということを挙げさせていただきました。  その中で、先ほどもありました、以前も交流のあった台湾でございますけれども、先進的に取り組みをなされている笠間市さんのほうへ、ちょっとお時間をいただきまして、先日お伺いしてお話を聞いてまいりました。笠間市では、昨年、交流事務所を台湾に設置してから、さらにインバウンド誘客を強力に進めてこられまして、この1年で、台湾から観光客というのは1,200人も増えたというお話をされておりました。台湾を含めまして、海外から笠間市のゴルフ場をご利用しにいらっしゃる方も増えたということで、経済的な効果も出ているということでありました。そしてまた本年度からは、台湾バナナの給食提供の協議もなされるということで、本当に積極的に、またしっかりとした計画のもと交流を進めていることが、お話の中からわかりました。  また、県におきましても、外国人観光客の誘客促進の取り組みを強化しておりまして、さまざまな事業、そして取り組みの展開がなされております。県が示すデータを見てみますと、30年度、海外からの茨城県周遊ツアーの状況は前年度比の126%ということで、そのうち台湾からの来訪者が一番多く、昨年と比べて、台湾だけで1年で322件のツアー数の増加、人数にすると7,719人増加との数値が出されておりました。ぜひこの状況をチャンスと捉えて、取り組んでいただきたいと思っているところでございます。  少しこの台湾との交流という方向でのお話にはなってしまいましたが、あくまで身近で、そして交流するに当たり条件のそろっている国という意味で、提案をさせていただきました。  この観光客誘致、またインバウンド誘致を進める方法としましては、まずはツアー会社とのタイアップを図って、石岡市へのツアーの展開を行う。また、外へ発信するPRに関しましては、かけるべき費用はかけて、中途半端にならないようなアプローチや企画を行い、土台づくりをしていくというのが、非常に有効的であるということであります。石岡市にも、ツアー会社からの売り込みといいますか、アピールがあったという話も耳にしております。こういったことも参考にしていただきながら、有効な手段に対しましては後ろ向きにならずに、ぜひ挑戦といいますか、前向きに検討をしていただきたいと思っております。  さらに、笠間市さんが、先ほども話しましたように、1年で1,200人の台湾人観光客が増えたというお話をされておりましたが、笠間市には宿泊先がないということで、近隣の自治体に協力をいただいているというお話をされておりました。そこに石岡市が手を挙げるですとか、本当に石岡市単独で取り込むことを考えるのではなく、近隣自治体と協力をし合ってインバウンド獲得を目指すというのも、1つの方法であるかと思います。そして、さらには、茨城空港からBRTを利用して石岡駅に行って、電車待ちをされる外国人の方が多くいらっしゃるそうであります。その待ち時間に駅周辺を散策というか、歩いて回っている方が多くいるという話も聞きましたので、そういった方々を取り込むことも必要であると思っております。  ちょっと長くなってしまいましたけれども、この国際交流、そしてインバウンド誘致につきましては、先ほど来お話をしていますように、来年のオリンピック、そしてパラリンピックの開催年がゴールではないにせよ、まず2020年を目標に積極的に取り組みを行ってきた自治体では、現段階においてある程度、一定の効果が見えてきております。そのような中において、石岡市にも多くのチャンスがあったと思います。そういったチャンスをなかなかとりに行けない、チャンスを生かせていないというふうに私は捉えおります。  こういった私の提案も含めまして、今後の石岡市の国際交流とインバウンド獲得に向けた取り組みに対しまして、石岡市の市長としてどのような展望をお持ちであるのか、ご見解をお伺いいたしまして、3回目の質問とさせていただきます。 395 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 396 ◯市長(今泉文彦君) 国際交流事業についてでありますけれども、お隣の笠間市が台湾に出張所をつくったと、そういうことをニュースで聞いておりますけれども、同規模自治体として、笠間市と龍ケ崎市がございます。その2つと交流をしたいなと考えているところなんですが、笠間市の来訪者が1,200人で、その宿泊客の一部を泊められる場ということが、1つのきっかけになる可能性もあるかと思います。  また、これまで訪問した台湾台中市の石岡区ですか、そこについても前から気になっているんですが、例えば共通項で自転車がありますね。ジャイアントがある。石岡はりんりんタウンの……。それから、お獅子は、東洋は全部共通しております。お獅子ですとか、あとはフルーツ、そういった共通項で再訪して、交流していくというようなことも考えられるかと思います。  それから、一番多いのがフィリピンだと思いますけれども、中国、タイ、韓国、7番目に台湾がありますけれども、アジア系の外国人、インバウンドでは一番、来日して、茨城空港も通して、日光とか阿見の施設なんかに行っちゃうということですけれども、それを石岡にとどめていければいいなと、そういうことも考えております。  いずれにしましても、来年、オリンピックを契機に、海外との友好を何らかの形で結んでいければと思います。ご提案ありがとうございました。 397 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 398 ◯3番(新田 茜君) 市長、ありがとうございました。近隣では笠間市と龍ケ崎市、そして、先ほど私が提案をさせていただきました台湾におきましては共通項が多くあるということで、ぜひ海外との交流、そして発信、インバウンド獲得に向け積極的に、本当に今泉市長が先頭に立ちまして、自らがトップセールスを行っていただきたいというふうにお願いをいたします。よろしくお願いいたします。  続きまして、2項目目の質問に入ります。2項目目、ニュースポーツ推進の取り組みについてを伺ってまいります。  ニュースポーツとは、技術やルールが比較的簡単で、子どもから高齢者まで、年齢や体力に関係なく行えるスポーツとして、特徴としましては、よく挙げられているものは4つございまして、1つに、楽しさを得ることを第一に考える、そして2つに、いつでも、3つ、どこでも、4つ、誰でもプレーできるというこの4要素を条件に、新しく考案がされましたり、昔からあるものでもイノベーションにより新しく生まれ変わったり、また、時を経て改めて取り入れられたりアレンジがなされたりと、そういったものを新しいスポーツとして群分けをしております。  代表的なものとしましては、グラウンドゴルフですとかドッジボール、あとはソフトバレーボール、また輪投げだったりスポーツ鬼ごっこなどもあるようで、この種目数というのは数百種類以上もあると言われております。子どもから高齢者まで誰もが楽しめるスポーツとして普及していることから、近年では生涯スポーツとしての関心が高まり、スポーツライフを豊かにするものとして、全国各地で盛んに行われております。  このニュースポーツについて、石岡市の状況を伺います。  (1)石岡市におけるニュースポーツの普及状況について。石岡市で現在盛んに行われているニュースポーツの種目について、主なもので構いませんので、種目、またそのニュースポーツ人口というのがどれぐらいいるのか、わかる範囲で構いませんのでお示しをいただきたいと思います。  (2)ニュースポーツが楽しめる環境整備について。こちらは、ニュースポーツは体育館や公民館などでできるものもありますし、また公園等屋外で行うものがあると思います。このニュースポーツが楽しめる環境ということで、まずは実際にプレーすることができる施設についてを伺います。  1回目は以上です。 399 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 400 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。石岡市では、石岡市スポーツ推進計画において、生涯スポーツの推進の中で、高齢者でも無理なく行えるニュースポーツの普及を取り組みの1つとして掲げております。ニュースポーツは、技術やルールが簡単で、議員からもございましたように、子どもから高齢者を対象に、誰もが楽しめるスポーツとして普及しており、近年、生涯スポーツへの関心が高まる中、広い年齢層のスポーツライフを豊かにするものとして、注目されてございます。  現在、石岡市では、ニュースポーツとしてターゲットバードゴルフ、グラウンドゴルフ、ゲートボール、スポーツウエルネス吹矢、ソフトバレーボールなどの大会を開催しており、気軽にできるスポーツとして市民に親しまれております。本年度、体育協会に登録しているニュースポーツの利用団体数と人数ですが、ターゲットバードゴルフが2団体115人、グラウンドゴルフ5団体で67人、ゲートボール9団体42人、スポーツウエルネス吹矢が1団体で95人となっております。  次に、30年度の主な大会の開催と参加人数ですが、ターゲットバードゴルフが9回で576人、グラウンドゴルフが14回で965人、ゲートボールが17回で658人、スポーツウエルネス吹矢が1回で550人、ソフトバレーボールが3回で1,060人となっております。また、保健福祉部の所管になりますが、ふれあいの里のターゲットバードゴルフ場が10回で553人となっております。いずれの施設も、大会以外にも練習などで、多くの市民の方々に施設をご利用いただいております。  また、石岡市では、国体のデモンストレーションスポーツとして、スポーツウエルネス吹矢やリレーカーニバルなど5つの種目を開催して、多くの方々に参加をいただいております。  次に、ニュースポーツが楽しめる施設についてご答弁いたします。現在、ターゲットバードゴルフにつきましては、八郷運動公園やふれあいの里のターゲットバードゴルフ場をご利用いただいております。グラウンドゴルフは、石岡運動公園や八郷総合運動公園の多目的広場や芝生広場、スポーツ少年広場など、また、室内競技のスポーツウエルネス吹矢は、体育館をご利用いただいているところでございます。  以上です。
    401 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 402 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。石岡市においても多くのニュースポーツが盛んに行われているということで、私も、ターゲットバードゴルフであったりグラウンドゴルフ、またゲートボールなどが公園で行われている様子を、よく目にしております。今お答えをいただいたのは、体育協会に登録をしているニュースポーツ団体からの数字ということでございまして、大変多くの方々がいらっしゃるということがわかりました。また、この協会に登録していない方々も合わせますと、さらに多くの方がニュースポーツをされているということが、想定できるところでございます。  また、ニュースポーツも、多くの大会が市内で開催されているというお答えがありました。さらには、本年度開催のいきいき茨城ゆめ国体におきましても、先ほどありましたが、地方スポーツの振興、また健康増進、体力向上を図るために、正式競技、公開競技以外の競技を対象に、生涯スポーツ社会の実現という観点からデモンストレーションスポーツとして、本年度は県内15市7町1村で31競技ということで、この中でも多くのニュースポーツが取り入れられております。先ほど部長からお答えいただきましたが、石岡市におきましても、スポーツ吹矢ですとかリレーカーニバル、またハンググライダーとかパラグライダーなど、5つの種目が石岡市で開催されると。終了したものもあると思いますけれども、非常に多くの方々に参加をいただいているということでありました。  そういった中で、この生涯スポーツ社会の実現に向けて、特に高齢者の方々にとっては、このニュースポーツというのは非常に身近であって、また健康増進のためにとても重要なものになると考えます。そこで、2回目をお伺いします。  まず1点目として、多くの方のスポーツライフを豊かにするため欠かせないこのニュースポーツの普及活動についての今後の取り組みを伺います。  そして、2つ目に、先ほどニュースポーツが楽しめる環境ということで、プレーができる施設についてをお答えいただきました。その中で、ニュースポーツは簡単にできるとはいえ、プレーをするに当たりコースが必要となってくるのがターゲットバードゴルフだと思いますけれども、こちら、ターゲットバードゴルフ場として、八郷の総合運動公園、そしてふれあいの里にあるというご答弁をいただきましたけれども、特に八郷総合運動公園にあるターゲットバードゴルフ場については、そのコースがある場所の環境上、しっかりとしたメンテナンスが必要となる場所であります。これは、実際に利用されている団体の方々が自らでコース内の除草、草刈り等を行っているというような話もよく耳にします。この整備についての実施状況などをお聞きしたいと思います。  こちらの2点を伺いまして、2回目の質問とさせていただきます。 403 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 404 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。ニュースポーツの今後の取り組みでございますが、先ほど申し上げましたターゲットバードゴルフやグラウンドゴルフ、ゲートボール、スポーツウエルネス吹矢等の普及拡大を図るとともに、新たにヘルスボール、これは大きな柔らかいラグビーボールを使うスポーツでございます。また、高齢者でやっていただいておりますペタンク、それからインディアカなどの取り組みを進めてまいりたいと考えております。  しかしながら、ニュースポーツの普及を進めていく上で、施設ごとの備品の整備や指導者不足の課題等があるため、体育協会やスポーツ推進委員協議会等に研修会や講習会への参加を呼びかけ、指導者育成を図りながら、普及を進めてまいりたいと考えております。  次に、八郷運動公園のターゲットバードゴルフ場のコース整備についてでございますが、八郷運動公園のターゲットバードゴルフ場は起伏に富んだ18ホールとなっており、大会の開催はもとより、毎日のように練習等でご利用をいただいております。コースの整備につきましては、コース内の張芝やバンカーの砂の補充、コース内のロープ、人工芝の張り替えなど、毎年予算を計上して整備を行っております。また、コース内の除草や落ち葉拾い等につきましては、利用団体の協力を得ながら、施設の職員や、施設の管理作業を委託しているシルバー人材センター職員と協働で、整備や維持管理を行っておりますので、今後も続けてまいりたいというように、関係者のご協力もいただきたいというように思っております。  以上でございます。 405 ◯議長(池田正文君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 406 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。ヘルスボールですとかペタンクなどもまた取り入れるというお話がございました。ぜひこのニュースポーツを普及させる取り組みを、国体でのデモンストレーションスポーツなども生かしながら、進めていっていただきたいと思います。また、環境整備につきましては、スポーツをされる方々にとっては大変に重要であると思いますので、引き続き小まめなメンテナンスを行っていただきたいと思います。  そして、先日、ターゲットバードゴルフ場のある県内他市の自治体が運営している運動公園等を、3か所程度でありますけれども、実際に見に行ってまいりました。どこも、コースが広くて設備も大変充実しておりまして、非常によい環境が整備されていて、大変多くの方々がそこを利用されておりました。そして、そこで用具の貸し出しというのを行っている施設がありましたので、実際に必要な……、これはターゲットバードゴルフなんですが、必要な用具をお借りしまして、私も実際にプレーに参加させていただきました。一緒に回っていただいた方々が、皆さんなんと80歳代の方々でございました。とても元気で、とにかくプレー中笑いが絶えず、本当に皆さん、非常に楽しんでプレーをしているという姿が、とても印象的でございました。これが健康維持の秘訣なんだなということを感じることができましたし、それと同時に、石岡市においても、このような充実した環境があればいいなということを、強く思いました。新設となるとなかなか難しいかもしれませんけれども、環境整備の重要性というものを、改めて認識したところであります。  また、コースがなくても、公園などでできるグラウンドゴルフやゲートボールなどについては、具体的に挙げますと、鹿の子の健康広場ですとか旭台の彦市山公園など、それ以外にもございますけれども、近くにトイレがないということで、利用者の方々から要望でありますとかお困りの声というのも、たびたび耳にします。柏原公園でプレーをされている方もいますが、専用のスペースがないので、プレーするには非常に狭い状態であることも伺っております。  いろいろございますけれども、今後もこのニュースポーツを推進していく上で、それに比例して、環境整備が必要不可欠となってきます。そういった中で、先ほども述べましたけれども、私としては、将来的にはきちんとした施設の整備、他市のような、ターゲットバードゴルフ場でいいますと、広いコースの設置、またそれに伴う用具の貸し出しなど、そういった充実を図るべきではないかなと考えます。  3回目でありますので市長にお聞きいたします。ニュースポーツ推進の取り組みとプレー環境を充実させるための整備について、今月の後半には、ターゲットバードゴルフの市長杯というのが開催されるという話も聞きました。ぜひ今泉市長も、お忙しいとは思いますけれども、そういった場所に足を運んでいただき、実際に皆さんがどのような環境でプレーをされているのかを見ていただいて、参加とまではいきませんけれども、実際に体験をしていただいて、改めて推進、そして整備の重要性、必要性について、市長ご自身で感じていただきたいなと思っております。まずはこの状況を把握した上での環境整備充実について、市長はどのようにお考えであるのかお伺いをいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。 407 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 408 ◯市長(今泉文彦君) ニュースポーツのプレー環境ですけれども、やはり行ってみるとわかりますね。極力行くようにしておりますけれども、今、スポーツウエルネス吹矢が、茨城の聖地として石岡が認定されるようで、来年は常陸国チャンピオンシップ大会が開かれるということで、今回の国体のニュースポーツとして1つのきっかけになったかと思います。グラウンドゴルフについても近々行われるということで、ぜひ行って状況を見てみたいと思います。  以上です。 409 ◯議長(池田正文君) 次の質問者に移ります。  15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 410 ◯15番(関口忠男君) 通告に従いまして質問いたします。  石岡市指定ごみ袋についてでございます。  平成31年度第1回定例会全員協議会において生活環境部から、従前より石岡地区では指定ごみ袋の使用義務化されているものを、八郷地区においても義務化するとの説明がありました。これは、新しいごみ処理施設が現在の霞台厚生施設組合に建設を進めており、令和3年度から、広域化により区域の統一や分別等も一本化され、先立って令和2年度から八郷地区においても義務化を実現し、1年間かけて指定ごみ袋の使用の推進を図り、令和3年度当初には定着を目指したいというものでございました。  令和2年4月から八郷地区においても義務化される指定ごみ袋について、お伺いをいたします。  まず1点目ですが、現在、石岡地区においては市指定ごみ袋を使用しておりますが、現在の石岡地区、八郷地区の燃えるごみの出し方の違いについてお伺いをいたします。  次に2点目ですが、これまでも八郷地区では、市指定ごみ袋を使用しなくても、分別等を意識してごみ捨てを行ってきたものと考えられますが、八郷地区において従来どおり透明のごみ袋を使用した場合において、問題点があるのかお伺いをいたします。  次に3点目でございますが、各家庭におきましては、まとめ買い等で透明のごみ袋の在庫があるものと考えられます。この在庫の活用について、有効に扱えるように経過措置等の措置を考えているのか、お伺いをいたします。  次に4点目でございますが、指定ごみ袋の使用に当たり、集積所番号、氏名を記入することについて、抵抗のある住民の方もいるものと考えられます。石岡地区のように八郷地区においても集積所番号、氏名を記入の必要性があるのか、その有効性についてお伺いをいたします。  最後に5点目ですが、八郷地区において市指定ごみ袋を購入することになった場合、購入する店舗が近くにあるか等が問題になることも想定されますが、石岡市指定ごみ袋の取り扱い店舗数が各地区でどの程度あるのかと、袋の種類等について、お伺いをいたします。  1回目、終わります。 411 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 412 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 石岡市指定ごみ袋につきましてご答弁申し上げます。  初めに1点目、石岡地区と八郷地区における燃えるごみの出し方の違いについてでございますが、現在、石岡地区におきましては、集積所に出す際には、市指定ごみ袋を使用し、集積所番号と名前の記入をお願いしてございます。これは、責任を持って各家庭からのごみ出しをしていただくためで、燃えないごみ等の混在が確認された場合や、ルールとなっている名前等が記載されていない場合には、ルール違反の原因を記したシールを張り、そのまま集積所に残し、回収をしないといった対応をとってございます。残されたごみにつきましては、再度集積所を利用するのであれば、ルールに基づき出し直していただくことになります。搬入先につきましては、霞台厚生施設組合が運営する環境センターでございます。  八郷地区につきましては、透明または半透明の袋を使用し、名前などは記入せず集積所に出していただきます。新治地方広域事務組合が運営する環境クリーンセンターへ搬入してございます。  続きまして2点目、透明のごみ袋を使用した場合の問題点についてでございますが、新たなごみ処理場の稼働に合わせ、石岡地区と八郷地区の分別収集等を含め、市内の統一を図る必要がございます。指定ごみ袋の使用につきましては、長年にわたり実施している石岡地区同様、八郷地区においても指定ごみ袋を使用することといたしました。指定ごみ袋の使用につきましては、ごみ捨てに対する意識の高揚が図られ、ごみの資源化・減量化に寄与するものと考えており、新たなごみ処理、広域の4市町におきましても、新治地方広域事務組合関連のかすみがうら市を除いて、指定のごみ袋を使用しているところでございます。  続きまして3点目、透明のごみ袋の在庫利用の経過措置についてでございますが、原則令和2年4月から市指定ごみ袋を使用していただくことになります。一定期間の経過措置は検討しているところでございますが、できるだけ今年度中に使い切っていただき、新たな購入を控えていただきますよう、広く周知を図ってまいりたいと考えます。  続きまして4点目、八郷地区においても集積所番号、氏名の記入が必要かについてでございますが、先ほども答弁いたしましたが、新処理場の稼働に合わせ、市内全域の分別収集等の統一と公平性を保つ必要性があり、集積所番号及び名前を記入していただくことで、ごみ捨てに対する意識付けとしてさらなる効果が見込め、ごみの資源化・減量化に寄与するものと考えます。また、石岡市一般廃棄物減量等推進審議会において、八郷地区においても石岡地区同様名前を記入し、ごみ出しのルールを徹底するようにとのご意見をいただいているところでございます。なお、八郷地区の集積所番号等の割り振りや市民への周知につきましては、現在、準備を進めているところでございます。  最後に5点目、指定ごみ袋の取り扱い店と袋の種類等についてでございますが、現在、石岡地区では、スーパー等の大型店から個人商店まで、135店舗で取り扱いをしているところでございます。八郷地区におきましては22店舗が取り扱っており、そのほかに小美玉市や笠間市等で22店舗が取り扱いをしている状況でございます。  袋の種類等につきましては、一番大きな容量45リットルサイズが150円、中サイズ30リットルが120円、小サイズ20リットルが80円の3種、それぞれ10枚入り、税込み統一価格として販売をしているところでございます。  以上でございます。 413 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 414 ◯15番(関口忠男君) 2回目の質問をいたします。  まず、ごみ処理に対する市内統一、さらにごみの資源化・減量化に対する意識付けや公平性の観点からも、必要なものであると理解をしたところでございます。長年にわたり石岡地区で定着している取り組みを八郷地区でも同様に実施していくということで理解しましたが、氏名の記入について、フルネームを漢字で書くことが必要なのか、お伺いをしたいと思います。また、八郷地区の市指定ごみ袋取り扱い店舗が22店舗とのことですが、取り扱い店舗数が少ないと感じます。住民の利便性を踏まえまして、今後どのようにお考えなのか、あわせてお伺いをいたします。  2回目、終わります。 415 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 416 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 初めに、氏名の記入方法につきましてご答弁申し上げます。ルールといたしましては、同じ地区で使用し管理をしている集積所において、誰が出したものかわかる程度、石岡地区においては、片仮名で苗字が記載してあるものも回収をしてございます。実際の回収が始まってみますと、さまざまな記載方法等によりごみ出しが行われるものと思われますが、ルールどおり、自身のごみに責任を持って集積所に出していただくことが趣旨でございますので、経過措置を踏まえまして、指定ごみ袋の使用に慣れていただき、八郷地区においても石岡地区同様の取り扱いをしてまいりたいと考えます。  次に、八郷地区の指定ごみ袋の取り扱いにつきましてご答弁申し上げます。今後、指定ごみ袋の義務化に当たり、八郷地区での需要が見込まれることから、住民にご不便をおかけしないよう、取り扱い店舗数を増やしてまいりたいと考えます。  以上でございます。 417 ◯議長(池田正文君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 418 ◯15番(関口忠男君) 3回目です。ごみの資源化・減量化、住民間の公平性というものは重要であると考えますが、市指定ごみ袋を使用すること、集積所番号、氏名の記入を義務付けることは、住民にとって大きな負担となるということは、ご理解をいただきたいと思います。氏名等の記載方法等も含め、今後、周知の徹底と経過措置等、十分に配慮していただきますようお願いをいたしまして、私の質問を終わります。 419 ◯議長(池田正文君) 次の質問者に移ります。  20番・徳増千尋君。                 〔20番・徳増千尋君登壇〕 420 ◯20番(徳増千尋君) 20番・徳増千尋でございます。一問一答方式でお願いしたいと思います。6月議会に引き続きの質問でございます。歴史の里石岡の文化財行政についてお伺いしたいと思います。  これは6月が初めてではなく、もう数年前から質問の中に入れていることでございますが、6月から今月までわずかの時間でございますが、なぜ質問をするかと申しますと、それほどあの古墳の形がだんだん崩れてきているんですね。ですから、教育委員会のほうでのやる気を示していただきたいと思いまして、再度質問をいたします。  1項目目、両古墳と書いてございますが、これは舟塚山古墳と愛宕山古墳──入船、出船の部分でございます──の周濠整備、これは周りの水の部分ですね。その整備についてお伺いしたいと思いますが、とにかくこれだけは早くしないと、ますます崩れてしまいますので、この整備についてどのような計画をお持ちなのか、早急にしていただきたいものですから、お伺いいたします。 421 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 422 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。舟塚山古墳については、墳丘部分と周濠部分が国の指定史跡となっております。今後、墳丘部分を確実に保存し活用を進めていくためには、周濠部分の公有化を進めていく必要があると考えております。一方、愛宕山古墳については墳丘部分のみが県指定史跡であることから、周濠部分を含めて整備するかにつきましては、慎重に検討していく必要があると考えます。  現在、本市には国の指定史跡が6件あり、いずれも重要な文化財であると認識しております。今後、これらの文化財を確実に保存していくためには、文化財の保存状況や特性に応じて、計画的に公有化を進めていく必要がございます。公有化に当たりましては、市の財政的な負担もございますので、関係課と協議しながら進めてまいりたいと考えております。  議員ご提案の周濠の整備につきましては、整備の方策を検討した上で、順次、公有化を進めてまいりたいと考えております。  以上です。 423 ◯議長(池田正文君) 20番・徳増千尋君。                 〔20番・徳増千尋君登壇〕 424 ◯20番(徳増千尋君) 周濠につきましては、提案じゃないんですね。必要に迫られてなんです。今までなぜ手を入れなかったのか。毎回申し上げておりますけれども、これがあるのが当たり前という感覚で過ごしてきたからではないかなと思います。あの重要性を考えていただきたいと思います。  今、財政のことまでちょっと踏み込んだようでございますが、これは私の質問の4番とリンクしてまいりますので、財政のことにつきましては、今ご答弁いただきましたけれども、4番につなげていこうと思っております。  2つ目、トイレの改修、完了は令和何年ごろでしょうか。このトイレにつきましては、議事録を見ますと、何かいいあんばいな答えなんですね。ただ、トイレというのは文化の程度です。それと、あそこは大型バスで、女子大生が多いんですね。それと、小学生もバスで来ております。皆さん、行ったことがないんですかね。ドアをあけたら途端に便器なんですよ、見えるのが。しかも男女一緒。こんなことであそこのトイレを利用する方がいるかどうか、よくお考えいただきたいと思います。これは喫緊の課題ですから、ぜひとも早く改修していただきたいと思います。  答弁の中で、あそこは借りている土地だからということでございましたが、借りていても、ちゃんと代金は払っているわけです。お返しするときには原状復帰すればいいだけですから、水洗トイレにすべきだと思います。これは、あそこら辺一帯を古墳公園とするまでの経過措置ではございますが、何年かかるかわかりませんので、このトイレの改修、そして周濠、この2つは喫緊の課題ですので、よろしくお願いしたいと思います。  では、この改修につきまして、いつごろまでにできるのか、明確な答弁をお願いいたします。 425 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 426 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。舟塚山、愛宕山古墳の見学者、駐車場のトイレは、今、議員からご指摘ありましたように、男女同室のバイオトイレとなってございます。バイオトイレにつきましては、女性の利用者へ配慮する観点から、トイレの仕様や設置経費などを調べて、男女別のトイレになるように、明確にいつまでとは答弁できませんが、早急に検討してまいりたいと考えてございます。  また、トイレの水洗化につきましては、前回も答弁しておりますが、駐車場、貸し地でございますので、引き続き所有者と協議を行いまして、水洗化のトイレにつきましても検討を進めてまいりたいと考えてございます。 427 ◯議長(池田正文君) 20番・徳増千尋君。                 〔20番・徳増千尋君登壇〕 428 ◯20番(徳増千尋君) 検討の期間を聞きたいくらいなんですけれども、これ、何年も前から言っていることなんですね。でも、だんだん部長が変わってきておりますので、多分、引き継ぎはなかったのだと思います。エコトイレ、エコトイレと言いますけど、あれひどいものですよ。もう最初から、ドアをあけるとにおいがするようなことでございましたので、あのころはエコばやりでしたので、それでエコトイレというのを売りに出してつくったんですね。でも、最初からにおいはひどかったです。ましてあそこは西日が当たりますので。ですからここは、今まで犯罪がなかったのが不思議なくらいですよ、あのトイレで。とにかくこのトイレの改修に対しては、検討ではなくて実施するようにお願いしたいと思います。  それと、3項目目に移ります。駐車場の拡張です。これは、役所の方も行ってみるとわかるように、縦長の狭いところです。大型バス2台は縦に入れても……、入ることは入ると思います。でも、ドアがあきません。非常に狭いところですから、何を考えてああいう形をお借りしたのかわかりませんけれども、この駐車場の拡張も、将来的には古墳公園としてあの一帯を整備するまで必要だと思いますので、その一帯を整備するときにそこも一緒に、入り口から全部公有化しなければなりませんので、ぜひともここは駐車場として整備していただきたいと思います。あの畑をつくっている方たち、大変ご高齢ですので、来年できるかどうかわからないと今年の春は言っておりましたので。ただ、聞きに行くと、健康のために畑ぐらいはやりたいなということはおっしゃると思います。でも、現実と理想は別です。ですから、誠意を持って交渉していただきたいと思います。  これに対してはご答弁できますかね。できる範囲でお願いいたします。 429 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 430 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。今、議員からもございましたように、前定例会で同様のご質問がございまして、その定例会後に担当のほうで所有者の意向をお聞きしたところ、今後も耕作地として利用していきたいという意思を確認してございます。徳増議員にはもうそろそろ引退というお話で、ちょっと食い違ってございますので、そのあたりはもう一度確認したいとは思うんですが、現時点ではそういう意向を確認しておりますので、ちょっと駐車場を広げるのは困難な状況であると思っていますが、引き続き所有者と交渉しながら、何とかできないかと対応を図っていきたいと思います。  以上です。 431 ◯議長(池田正文君) 20番・徳増千尋君。                 〔20番・徳増千尋君登壇〕 432 ◯20番(徳増千尋君) もしあの場所の横まで購入することが不可能であれば、またほかの場所を考えなければならないと思います。大体あの農家の方は、先祖伝来の土地ですから、10センチたりとも手放したくないというのは人情だと思います。あの地域の6バイのことを考えたって、わかるわけですから。ただ、これからのことを考えますと、役所は役所としての考えもありますし、農家の方は農家の方としてのお考えもあります。ですから、あそこを使って野菜を植えている方だけでなく、ご家族で話し合っていただかないと問題は解決しないと思いますので、引き続き根気強くお願いしたいと思います。  4つ目に移ります。この周辺、あの舟塚山の今お墓ができてしまった辺まで、ずっと奥までです。周辺を公有化して、観光のために……、これは将来的ですからね。観光のための古墳公園として整備はいかがかなと思っております。これは、ほかのところの古墳公園になっているところを見てみますと、出土したものをそこで洗ったり、後始末をしてきれいに整えている部屋までガラス張りで見ることができたり、行った方たちがちょっと足を休めて軽くお茶を飲むところがあったりと、そういうところまで考えていかないと、これからの観光にここを利用しようとしたときに、きちんとしたものが整備できませんので、ですから、三内丸山遺跡でしたっけ、あそこなんかも最初のころは、本当に行ってみると、出土したものを文化財の係の方たちが丁寧に土をとったり何かしているのを、見ることができるんですね。そのそばでは埴輪もどきのようなお土産品を売っていたり、やはりそういうことまで、将来的なことも考えて、古墳公園という計画を立てていただきたいと思います。  これ、そこまで考えないと、文化庁のほうから許可がおりますか。今だって文化庁のほうから、今の人数でできますかということを言われていませんか。計画をつくることにしても、保存活用計画、今の人数でできるわけないですよね。私は、ここには今書いておりませんけれども、この公園ということを申し上げた以上、学芸員の数が少ないと思います。あと2人ぐらいいたら、この保存計画も2つ一緒に、同時進行できると思うんですね。そうしていかなかったら、文化庁の補助金はおりませんからね。一つ一つやっていって、いつできるかわからないような計画をつくっていたのでは、石岡はますますだめになっていくと思います。  ですから、これは人数のことまでは書いてございませんので、答えてくださいとは言いませんけれども、私が調べた限りで、文化庁のほうから、今の人数で石岡はできるのかということも言われているはずです。ですから、これは、人材ももう少し補充しなければならないと思います。これは、市長のほうに今、私の質問が聞こえているわけですから、市長が考えなければならない問題ですけど、人がいなければできないということは事実ですので、これは私のひとり言と思ってお聞きしていただいても結構でございます。市長、完全に学芸員の数は足りませんので、頭に入れておいていただきたいと思います。これは答弁は結構でございます。  5つ目、古墳の近くに位置している元城南中学校を考古学資料館として……。この後のことが言いたかったんですね。私はあそこを考古学資料館として使わなくても、ほかのことに今、随分使っているようですので、構わないとは思うんですけど、市外に預けてある古文書、これは貴重なものがあるんですね。石岡の資料館では預かることができないと。それは湿度の問題とか、もちろん温度ですね。そういうことが石岡ではできないからといって、近隣の歴史館に預けているんですね。これも大変貴重なものです。代替わりして今のご当主が亡くなったときに、お若い方たちが、こんな紙切れは要らないという方が出てくるかもしれない。その古文書を石岡市できちんと保管しなければいけないと思いましての質問でございます。  ですから、城南中学に限らず、公有化したときに、その中に資料館をつくればいいと私は思っているんですけれども、ただ、今日、同僚の方たちの質問もございましたけれども、これはやはり空いているところですので、これを有効に使うかどうか、また考えていかなければならないし、市のほうの計画もあるわけですから、この城南中学ということに固執しているわけではございません。とにかく考古学資料館をつくって、そこに古文書を預けてあるところから引き取ってきて、石岡の責任としてそれを保存していかなければならないと思いますので、そのことに対して、この古文書に対して教育委員会はどのようにお考えか、お聞きしたいと思います。 433 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 434 ◯教育部長(豊崎康弘君) まず最初に、石岡市所有の古文書であれば、当然、石岡で保存・保管をして、とてもいいものであれば、それは公開も含めて、しっかり管理すべきというように考えてございます。  ご質問の答弁をさせていただきますけれども、本市ではふるさと歴史館や農村資料館において、市内の遺跡から出土した遺物や古文書などの資料の一部を展示しております。教育委員会としましては、これらの施設で資料の展示公開等を通して郷土の歴史や文化を後世に伝えることは、郷土に対する愛着を育み、学校教育や生涯学習活動にも大きな役割を果たすものと認識しております。また、本市で取り組むふるさと学習や地域の生涯学習を確かなものとするためにも、受け皿となる資料館の設置は重要な施策の1つになっていくものと考えてございます。  議員からのご提案のありました元城南中学校を活用することについては、周辺の歴史的環境やアクセスの面からの候補地の1つであると考えております。今後、また増えると予想される空き教室とか学校施設については、関係課と協力し、全庁的に活用のあり方を検討してまいりたいと考えております。
     以上です。 435 ◯議長(池田正文君) 20番・徳増千尋君。                 〔20番・徳増千尋君登壇〕 436 ◯20番(徳増千尋君) ありがとうございます。城南中学にはあくまでも固執しておりませんので、古いところを活用しても、やはり耐用年数というのはありますし、こういう歴史的な大変貴重なものを保管していくわけですから、できれば新しいところで、空調も整ったところで保管して、また皆様に見ていただくのがベストだと思います。この件に関しては結構でございます。  では、次に移ります。6番目、歴史の里、石岡市民の財産であり、将来的には観光資源でもある舟塚山古墳、そして愛宕山古墳、両古墳の地域を中期的にどのように整備していくのか、市長のこれから先のお考え、ロードマップをお示しいただきたいと思います。 437 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 438 ◯市長(今泉文彦君) 舟塚山古墳、愛宕山古墳、両古墳を中期的にどのように整備するかということでありますけれども、まず、目の前の崩れている土手の修復があるかと思います。そして、トイレの問題、駐車場の問題、それが短期的な部分であります。それらと並行して、中期的な部分を考えなければなりませんので、保存計画を策定していく。そして、公園化ということでありますけれども、それをやっていくのには、体制の補強も必要であります。そういったことを考えていきますと、並行して短期的なことと中長期的なことをやっていくためにも、体制を充実させるということが当面の課題であると思っております。  以上です。 439 ◯議長(池田正文君) 20番・徳増千尋君。                 〔20番・徳増千尋君登壇〕 440 ◯20番(徳増千尋君) ありがとうございました。大変期待しております。今まで何も手をつけなくて、あんなに放っぽりっ放しにしておいたところです。ぜひともここで力を入れて、ここ20年、30年分のことを取り戻していただきたいと思います。  2項目目に入ります。これは組織のことになってしまうんですけれども、法制課を設けることについてお伺いしたいと思います。  近年になりまして、市民要望とか生活様式が大変変わってまいりました。多様化している現在、法律の専門部署が必要になってきていると思います。市長はこの潮流をどのように捉えていらっしゃるのか、お聞きしたいと思います。  なぜここで法務なのかということなんですけれども、市長が提唱されます政策というのは、公共のものです、もちろん。ですから、その政策の仕事というのは、税金で実施するに当たり、住民の理解が得られるであろうという分野、そして範囲です。それを文字にしたものが、市長の政策でございます。公共的な課題を解決するための活動の方針で、目指す目的、手段、これがマニュアルですね、これを体系化したのが政策でございます。ですから、政策をつくるに当たって、やはり上位法との関係、それから法律との関係が出てまいります。  今なぜ政策法務ということがいろんなところで言われているのかと申しますと、地方分権改革、これは第1次分権改革で、住民福祉の向上とか市の機能強化ということで押し付けられてまいりまして、地方分権をしたわけでございます。これは、自治体が目標を達成するために、法的な観点から合理的な判断を行いながら仕事をするということ、その中には地方分権、それから地方の行革、合併……、合併はしてよかったのか悪かったのか、どこの自治体も50年先ぐらいでないと結果は出ないと思いますけれども、この3つは、地域を次の世代に引き継ぐ目的、そして市町村の、先ほど申し上げたように機能強化でございます。  その後、第2次分権改革がございました。地方に対する、これは規制緩和だと思っております。義務付け、枠付けの見直し、これは仕事のやり方の変化、改革です。国から地方への事務・権限の移譲、これによって市の職員は大変苦しんだと思います。今もそうかもしれませんけれども、仕事の量が大変増えてまいりました。これは、増えたということは周知のとおりなんですけれども、その増えたほかに、また法律的な裏打ちも考えなければならないので、大変頭を使う仕事が多くなってきたのではないかなと思います。  そこで、政策として市長がつくったものを私ども議会は提案されて、その是か非を私たちは考えなければなりません。議会が議論しなければならない法律を、わからないところを、ここはどうなんですかということを聞きに行く部署がないんですね、今。わずかに市長公室に時々お願いするんですけれども、市長公室は市長公室の仕事がございます。余分なことなんですね。ですから、そういうときに法律のエキスパートが必要だと思います。これは議会だけでなく、職員が条例をつくるときもそうです。両方が必要な課だと思いますので、法律のエキスパートが必要ですから、法制課を準備していただきたいと思います。  この法制課につきまして市長はどのようにお考えか、お聞きしたいと思います。1回目の質問です。 441 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 442 ◯市長(今泉文彦君) 法律の専門部署の必要性についてでありますけれども、平成11年に地方分権一括法が施行されまして、いろんな権限、職務がおりてきました、市町村に。それだけに、さまざまな形の法的チェックが必要になってまいったわけでありますけれども、現在、顧問弁護士という形で法的チェックをお願いしているわけであります。その量を調べていくと、この6年で倍ぐらいになっていると思います。非常に法的な専門性が高まってきているということであります。と同時に、職員自身が法律的な判断を求められるケースが増えてきているということもありますので、ますます法制担当部署というのは必要になっているかなと思います。これからの将来を考えますと、なおさらのことだと思います。  これは5年前ですけれども、姫路市役所に行ったとき、職員の募集の中に、弁護士の資格を持った職員を募集しておりました。年収1,000万円ぐらいの給料だったと思いますけれども、法制の専門担当です。2人いたと思います。そういう時代になってきたんだなと思っておりますけれども、石岡においても検討も必要であると思っております。  以上です。 443 ◯議長(池田正文君) 20番・徳増千尋君。                 〔20番・徳増千尋君登壇〕 444 ◯20番(徳増千尋君) 弁護士の資格がなくてもいいと思うんですね、法科を卒業されていて法律に精通していれば。地方自治に特に精通した方。今、地方自治大学なんていうのもございますよね。とにかく法律に精通した、法科を出た方がいないと、これからは条例をつくったときでも何でも、その内容とか目的、効果を比較したときに、この内容と効果、その間に矛盾がないかどうか、その矛盾が法律に抵触するかとか、そういうところまで私たち議員はわからないですよ。少なくとも私はわかりません。学生時代に多少は法律を勉強していても、それは通り一遍の法律でございましたので、地方自治のことではございませんから。これからはいろいろな訴訟問題も起きてまいりますし、とにかく法律に精通した方が1人か2人、必要ではないかなと思います。  今までの条例も全部洗い直しですよ、1人でも雇ったときには。そして、その条例の中に、いろんな角度から考えると、理解の仕方が真逆な場合もありますからね。ですから、そういう条例の洗い直しもしなければならないということがありますので、ぜひともこれはやっていただきたいと思います。これは、今までのように守りのことではなく、こちらから攻めのこともございます。訴えられるだけではなくて、自治体として訴訟を起こさなければならない事案も出てくることも考えられます。  ですから、法律に精通した部署を、とにかく最初は係でいいですから、つくっていただきたいと思います。職員の方も、新しい条例をつくるときに相談することもできますし、また私ども議会も、条例制定もしなければならないときがもう来ております。議会としてもそういう作業をしなければいけませんので、ですから、両方が相談できるところ、そういうところをぜひともつくっていただきたいと思います。  これは市長にお聞きしただけなんですけれども、所管の総務はどのようにお考えでございますか。これ、書いていないとだめですか、総務のほうは。無理でございましたら、じゃあ、副市長にお聞きいたします。 445 ◯議長(池田正文君) 副市長・根本君。 446 ◯副市長(根本博文君) お答えをいたします。ただいま市長のほうが答弁申しましたように、石岡市においても検討が必要ということでございます。社会情勢の変化に対応して、議員ご指摘のように、政策の立案、実行をしていくということは、これはもう公務員に求められる基本的な資質の1つだと思っております。議員ご指摘のとおり、さまざまな市民ニーズも多様化している中で、職員の法令等の解釈・運用、その能力を向上させていくということは、従来にも増して高まってきていると認識をしております。  そこで、まずは現行の職員研修制度等を充実するとともに、法制の担当セクションがございますので、そこのサポート体制を充実したり、現行も必要に応じた顧問弁護士への相談等を通して、職員一人一人のリーガルマインドを高める必要があると思っております。ご提案の法律の専門部署につきましては、現行の体制の充実を図りながら、対象となるような業務の内容とか、それから業務量、こういった推移を見ながら、市長を交えて担当部署で検討していくということではないかなと考えております。  以上でございます。 447 ◯議長(池田正文君) 20番・徳増千尋君。                 〔20番・徳増千尋君登壇〕 448 ◯20番(徳増千尋君) 私どもの市は業務量の算定をしておりませんので、業務量が非常に多いのはわかっているんですね。ですから、その中で、また法律の勉強、研修までとなると、職員の負担がものすごく大変になります。やはり法律だけは、法科で勉強してきた方を雇っていただきたいと思います。本当に大変な問題となってまいりますので。職員は、定年退職まで仕事をするのが大体……、そういう方がほとんどだと思うんですね。その中で、訴訟問題でそれを途中で崩すようなことがあってはならないものですから、ぜひともそういうことのためにも、世の中が変わってきているので、これはもういたし方がないと思います。毎日条例や法令を見ている係を、ぜひともつくっていただきたいと思います。  以上で私の質問は終わります。 449 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午後 4時48分休憩            ───────────────────────                   午後 5時01分再開 450 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 451 ◯6番(櫻井 茂君) 6番・櫻井 茂です。通告に従いまして、一問一答で質問させていただきます。  歯と口腔の健康づくりについてを質問させていただきます。  石岡市歯と口腔の健康づくり推進条例は、市民の生涯にわたる歯と口腔の健康づくりに関する施策を継続的かつ効果的に推進し、市民の健康の保持増進に寄与することを目的として、平成28年4月に施行され、3年余りが経過してございます。歯と口腔の健康が健康寿命に影響を与えることが指摘される中で、虫歯の発生が最も多い幼児、児童生徒の歯と口腔の健康づくりをどのように進めていくのかについて、お伺いをしてまいりたいと思います。  最初に、条例制定後の取り組みと効果についてお伺いをいたします。歯と口腔の健康づくりに関する条例については、茨城県は平成22年11月に施行され、その後、高萩市、次いで日立市、それに続きまして石岡市は、市町村では県内3番目の制定となっておりまして、市としての意識の高さを証明しているものと思いますけれども、どのような取り組みを行ってきているのか、お伺いをいたします。効果については長い目で見なければならない取り組みもあるとは思いますけれども、効果として把握しているものがあれば、ご答弁をいただきたいと思います。 452 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 453 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 条例制定後の取り組みと効果につきまして、ご答弁申し上げます。条例の基本的施策にのっとり、市民に対して歯と口腔の健康づくりに関する知識及び適切な口腔ケアの実践に向けた取り組み、方法等の普及啓発として、条例制定後の平成29年度から、まちづくり出前講座に「歯の健康づくり」の講座を追加いたしました。また、成人の健診時には、歯科衛生士による歯科相談、指導を取り入れ、かかりつけ医を持ち、定期的に歯科検診を受けることの必要性についての普及啓発に努めております。さらに、就学時健診の際は講話等を実施し、虫歯、歯周病の予防啓発を行っております。また、市民の健康を維持する活動や業務に当たる食生活改善推進員やケアマネジャー、保育士に対しまして、歯科に関する研修会や講演会を行い、歯と口腔の健康づくりに関する連携及び協力を図っております。  平成30年度からは、新規事業といたしまして、石岡市歯科医師会に健診のご協力をいただき、妊婦歯科健診の費用助成を開始しております。また、希望する幼児を対象とした歯磨き指導、フッ化物塗布事業、ピカピカ歯磨き教室を見直し、1歳6か月児、2歳児、3歳児の各健診時にあわせて、同時にフッ素塗布を実施し、対象者数の増加や実施機会の拡充に努めているところでございます。  これらの取り組みによる効果についてでございますが、保護者の虫歯予防、フッ化物塗布への理解が深まり、歯磨き習慣等に加え、3歳児健診以降も継続的にフッ素塗布を実施するとの保護者の声も聞かれ、予防啓発につながっていると考えております。また、市内の保育所、認定こども園等の保育士、職員を対象に行った5歳児健康相談の研修会におきまして、フッ化物洗口についての講演も実施したところ、それをきっかけに、平成30年度から市内1施設で、フッ化物洗口の取り組みが開始されております。このような取り組みにより虫歯の有病率がどの程度減少していくか、今後の統計等の動向に注視し、施策の評価を行ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 454 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 455 ◯6番(櫻井 茂君) 条例では、市民、石岡市、歯科医師会、保健医療関係者等の役割が示されておりまして、どのようなことを実施していくのかという基本的施策が明示されてございます。関係者の努力で条例化がされたわけでありますが、その理念達成に向けて関係者の会議、活動が円滑、そして活発に行われることが望ましいわけですけれども、協力体制状況、そして情報交換などはどのように行われているのかについて、お伺いをしたいと思います。 456 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 457 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。条例制定後の協力体制づくり、情報交換等の強化でございますけれども、まず、条例制定前からにはなりますが、健康増進課におきまして、市民の健康づくりを推進するための施策を実施することを目的といたしまして、健康づくり推進協議会を開催しております。組織の委員構成を申し上げますと、保健・福祉・医療関係者といたしまして、石岡市国民健康保険運営協議会、石岡市食生活改善推進員連絡協議会、石岡市社会福祉協議会、石岡市民生委員・児童委員協議会連合会、石岡市医師会、石岡市歯科医師会、石岡薬剤師会からの代表者、それから、教育・スポーツ関係者といたしまして、石岡市学校長会、石岡市スポーツ推進委員協議会からの代表者、各種団体として、石岡市地域女性団体連絡協議会、石岡市区長会、石岡青年会議所の代表者、市民代表者、関係行政機関の職員として、茨城県土浦保健所や石岡市消防本部の代表者、計21名で会議を行っております。この協議会におきましては、健康づくりのための健康増進課が実施しております各種事業実績を踏まえ、今後の施策のあり方、展開方法などに対するご意見をいただき、事業の運営を図っているところでございます。  また、条例制定後におきましては、歯と口腔の健康づくりに関する各種事業を実施するに当たりまして、協力をいただく歯科医師会や関係団体等の方々の協力のもと、事業の進め方、実施方法等を協議しながら、情報交換等協力を実施しているところでございます。今後も、関係者との協力体制づくり、情報交換等を行いながら、効果的な施策の展開を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 458 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 459 ◯6番(櫻井 茂君) 健康づくり推進協議会でいろいろな関係者が集まって、協議を進めているというご答弁をいただきました。私もその協議会のほうに参加させていただいておりまして、内容については承知してございます。ただ、こちらにつきましては、保健センターが所管しております事務全般についての議論といいますか、健診関係の周知でありますとか市民の健康全般、そういったものが中心の議論ということになりますので、歯と口腔の健康づくりという、ある意味特化した部分についてのみの議論ということは、なかなか難しい状況なのかなとは思いますけれども、実際問題としまして歯科医師会の代表の方も来ていらっしゃいますので、今後、そういった健康づくり推進協議会といった場でも、歯科医師会のほうからの提案があれば、積極的に意見を言っていただくというようなところで、お互いの情報交換を進めていただければと思います。  次に、小中学校における昼食後の歯磨きについて、平成29年第2回定例会で一般質問させていただきました。当時の教育部長から、小学校におきましては19校全ての小学校で取り組んでいると、中学校については、学校全体で実施している中学校が1校、その他の中学校5校は一部で実施、または個人対応という取り組み状況であるという答弁をいただいてございます。その後、中学校における昼食後の歯磨き実施が進んでいるのか、こちら、現状についてお伺いをしたいと思います。 460 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 461 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。市内中学校では各学校とも、学級活動等における歯科保健指導を通して、歯磨きの大切さとその必要性について指導しております。小学校における給食後の歯磨き習慣を基盤として、中学校においても継続的に意識付けが図られ、給食後の歯磨きを行う生徒が増えております。歯と口腔の健康についての啓発、指導の充実を図り、今後さらに意識化と習慣化が図られるよう努めてまいりたいと考えております。 462 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 463 ◯6番(櫻井 茂君) 小中学校の昼食後の歯磨きについてでありますけれども、学校で取り組みを進める効果として、これは1つには、家庭環境に左右されずに児童生徒の健康増進を図れることが挙げられると思います。ただいまいただいた答弁から察しますと、学校数に言及がありませんでしたので、中学校における歯磨きについては取り組みが進んでいない、もしくは後退しているのではないかと考えられるところであります。小学校では市内全校が取り組んでいるが、せっかく習慣化されたものを、中学校では継続されることなく中断していることになり、歯と口腔の健康づくり推進条例の目的とするところに反しているというところも言えるのではないかと思います。  条例は、保健福祉部だけが縛られるものではありませんので、教育委員会としてどのように条例を認知し、児童生徒の健康を守ろうとしているのか、見解があればお伺いをしたいと思います。 464 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 465 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。石岡市歯と口腔の健康づくり推進条例第4条の中に、市の役割として、「市は、基本理念にのっとり、歯と口腔の健康づくりに関する基本的な計画を策定し、継続的かつ効果的に実施するものとする」とあります。歯と口腔の健康づくりの土台となる小中学校の学校教育における役割は、大きいと考えております。各学校においては学校保健計画の中で、虫歯の予防や正しい歯磨きの仕方等について時間を確保し、指導に取り組んでおります。また、第6条における保健医療機関関係者等に教育関係者等も含まれると解されることから、一部の職員だけではなく、校長、教頭をはじめ養護教諭と全職員で指導に当たり、実践につなげていくことが大切であるとともに、関係機関の連携も重要であると考えております。これらを受けて、学級活動等での歯の健康についての指導を通して、生徒の知識を深めさせたり、給食後の歯磨きを呼びかけたりしながら、歯磨きの習慣化を図っているところでございます。  しかしながら、中学校ごとに呼びかけを行っているものの、全校で実施している学校は1校、ほかの4校については、各生徒が自主的に取り組んでいるという現状でございます。今後は、引き続き啓発活動を行うとともに、小学校で習慣化された給食後の歯磨きを中学校においても継続して取り組んでいけるよう、小中の連携を強化し、指導してまいります。具体的には、どの中学校においても歯ブラシの持参と給食後に歯磨きの時間を設けることを、徹底して指導してまいりたいと考えております。  以上です。 466 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 467 ◯6番(櫻井 茂君) よろしくお願いしたいと思います。  次に、虫歯の有病率の現状についてお伺いをしたいと思います。平成29年の第2回定例会で、歯と口腔の健康づくり推進条例制定後の市の取り組み状況を一般質問した際に、虫歯の有病率を確認しました。平成28年度調査結果といたしまして、石岡市は、乳幼児から高校生までの全ての年齢層で、茨城県及び全国の数値を上回っており、虫歯の多い状況であることが答弁されております。  最新の状況はどのような状況なのか、お伺いをいたします。 468 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 469 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 虫歯の有病率の現状についてご答弁申し上げます。平成29年度、地域保健・健康増進事業報告によりますと、虫歯のある割合は、1歳6か月児で石岡市は2.0%であり、全国の1.3%、茨城県の1.5%よりも高くなっております。3歳児においては、市は14.3%であり、全国の14.4%、県の16.7%より低くなっております。また、石岡市定期健康診断統計調査によりますと、市内中学1年生の虫歯のある割合は45.1%と、半数近くが虫歯罹患者となっております。  以上でございます。 470 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 471 ◯6番(櫻井 茂君) 厚労省の統計では、平成元年の3歳児1人平均虫歯数は2.9本だったものが、平成28年には0.54本に、有病率は、平成元年の55.8%が平成28年は15.8%に、これが12歳児では、1人平均の虫歯数は、平成元年の4.3本が平成28年は0.84本、有病率は平成元年が88.3%、平成28年には35.5%となり、いずれも大きく数値が向上しています。歯の健康に対する意識の高まりと、各種取り組みが進んだ結果だと思います。  これを県別で見ますと、残念ながら茨城県の数値は、全国平均よりやや悪いという状況が続いています。60歳で24本の歯、80歳で20本の歯を残そうと、6024、あるいは8020運動が展開されており、歯の残り本数が多いほど健康寿命が長くなり、医療費が軽減されるとの研究結果が報告されております。こうしたことから考えますと、年齢の低いうちから歯の健康に対する意識を高め、虫歯になりにくい取り組みを進めることが求められるところであります。  歯の健康は、複合的な要因により左右されるものと言われております。歯磨き習慣や家庭環境、食事等がこれに当たると思います。3歳児におきましては県平均よりも虫歯が少ないですが、全国平均で見るとほぼ同等というのが石岡市の状況であることが、答弁からもわかります。中学1年生については約半数の生徒に虫歯があるとの答弁ですが、県平均、そして全国平均の数値を伺い、石岡市の現状を確認したいと思います。 472 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 473 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 中学1年生の虫歯の有病率の国・県との比較でございますが、石岡市の中学1年生の虫歯のある割合は、経年的に見れば減少傾向ではありますが、平成29年度の数値で比較いたしますと、国が34.87%、県が38.5%、石岡市が先ほど答弁いたしました45.1%でありまして、国・県よりも石岡市は高い数値となってございます。  以上でございます。 474 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 475 ◯6番(櫻井 茂君) ありがとうございます。そうしたことを受けまして、次、3番目のフッ化物洗口の取り組みについてお伺いをしてまいります。  歯と口腔の健康づくり推進条例が施行されましてから石岡市の取り組みがどのようなものか、伺ってまいりました。果たして合格点をいただけるのかは、甚だ疑問なところもございます。平成29年12月定例会で、フッ化物洗口について検討していただきたい旨の質問をしておりますけれども、その後どのような調査検討がされているのか、これは教育委員会になるかと思いますが、お伺いをしたいと思います。 476 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 477 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。小中学校においては、先ほど答弁したとおり、各学校における給食後の歯磨きを継続して実施し、虫歯予防に取り組んでいるところでございます。フッ化物洗口については、現在のところ、他自治体の先進事例など、状況を調査するにとどまっているところでございます。 478 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕
    479 ◯6番(櫻井 茂君) 条例が保健福祉部所管ということもあって、教育委員会サイドでは、特にそのフッ化物洗口について意識した対応はしてこなかったという印象が拭えないところでもあります。全国的には、フッ化物洗口を学校や施設で集団実施する例が増えておりますが、法的根拠、あるいは位置付けについてどのように捉えられているのか、お伺いをいたします。 480 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 481 ◯教育部長(豊崎康弘君) フッ化物洗口についての明確な法令等への規定は確認できませんが、実施している市町村においては、学校保健法第2条に規定する学校保健安全計画に位置付けられ、学校における保健管理の一環として実施されているものである。これは昭和60年第102回衆議院会議録からの内閣の答弁でございます。ここに位置付けられているところがあると思ってございます。 482 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 483 ◯6番(櫻井 茂君) 新潟県内の市町村における条例制定件数でありますけれども、こちらはゼロ件です、新潟県は。12歳児の平均虫歯本数は、本数最少が、実は新潟県は19年連続日本一を続けております。中学1年生から高校3年生までの虫歯有病率も、新潟県は全国一低いという結果が出ております。その要因と思われる取り組みの1つに、フッ化物洗口が挙げられます。昭和56年からフッ化物洗口を小中学校で行っており、取り組みの状況は現在5割を超えているという統計が出ております。昭和56年から県行政がフッ化物洗口を推進した新潟県では、平成24年の12歳児の1人平均虫歯数が0.6本と、平成12年から24年まで13年連続で全国トップとなっております。  また、3歳児の1人平均虫歯数が、平成3年から平成11年まで全国ワースト1位、一番数字が悪かった状態が続いていた佐賀県では、平成11年から保育所、幼稚園におけるフッ化物洗口普及事業を開始し、平成14年からは小学校にも拡大をしております。平成22年度には、県内の小学校の98.3%がフッ化物洗口を実施しており、平成24年の12歳児の平均虫歯数は0.8本となり、全国で4番目に虫歯が少ない都道府県となっております。  効果がクローズアップされる一方で、フッ化物洗口についてはいろいろな意見があるようであります。国、あるいは茨城県のフッ化物洗口についての考えはどのようになっているかについて、お伺いをしたいと思います。 484 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 485 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。国では、平成15年に、厚生労働省においてフッ化物洗口ガイドラインを策定しており、その中で、フッ化物応用によるう歯、虫歯のことですが、その予防の有効性と安全性は、既に国内外の多くの研究で示されており、口腔保健向上のためフッ化物の応用は重要な役割を果たしているとし、従来の歯面、歯の面ですが、歯面へのフッ化物塗布に加え、より効果的なフッ化物洗口の普及を図ることは、先ほど議員がおっしゃいました8020の達成の可能性を高め、国民の口腔保健の向上に大きく寄与すると考えられ、その具体的な方法を指針として定め、広く周知することとしております。  茨城県におきましては、平成30年度に策定した第3次健康いばらき21プランの歯科口腔保健の章において、フッ化物応用法の中でも洗口による効果が最も高く、安全な虫歯予防法であるとし、集団によるフッ化物洗口の取り組みを推進することとしております。  以上です。 486 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 487 ◯6番(櫻井 茂君) 答弁をいただきました内容でいけば、国や茨城県は、フッ化物洗口について積極的な取り組みを推奨しているわけであります。  フッ化物洗口が行われるようになりましてから既に40年以上が経過するようですが、健康被害が報告されているのか、お伺いをいたします。 488 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 489 ◯教育部長(豊崎康弘君) フッ化物洗口については、一部の団体で安全性を心配する声もあるようでございますが、一度に多量を摂取するとか、安全値以上の量を長期間摂取するなどしない限り、安全であるとの見解が他自治体でも示されており、健康被害について、国や県からの報告は今のところございません。 490 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 491 ◯6番(櫻井 茂君) 他県ではフッ化物洗口の取り組みが長年にわたって行われている中で、特に健康被害が報告されていないという答弁をいただきましたけれども、茨城県内では残念ながら、そのフッ化物洗口についての取り組みが積極的に展開されてこなかったという現状がわかります。フッ化物洗口を小中学校で取り入れることが進まない要因、理由について、本来であればお尋ねするような形であるのはおかしいとは思いますけれども、教育委員会としてはこの点についてどのように考えているか、お尋ねをしたいと思います。 492 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 493 ◯教育部長(豊崎康弘君) 小中学校におけるフッ化物洗口については、議員ご指摘のとおり、県内においてもいまだ実施されていない状況でございます。先ほども答弁いたしましたが、フッ化物洗口については、安全で有効な虫歯予防法として国等で推進している一方で、一部ではございますが、安全性を心配することがあることも、要因の1つではないかと推測するところでございます。また、学校現場での実施方法や実施場所、用具など、取り組み体制についても検討する必要があるものと考えております。  以上です。 494 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 495 ◯6番(櫻井 茂君) 県内の取り組みは積極的ではないというような状況があるわけでありますけれども、日立市では、フッ化物洗口の取り組みの陳情が最近可決されたとの情報がございます。県内でも、ようやくフッ化物洗口についての動きが具体化しつつあるのかなというところだと思います。  フッ化物洗口を行っている学校の職員、これは実は私の同級生ですけれども、新潟県の学校長をしておりまして、こちらに今回の質問に際しまして確認しました。そうしましたら、フッ化物洗口については、昼食後の歯磨きは毎日実施しており、フッ化物洗口は週に1回の実施であると。洗口液は、養護担当教員が調合したものを使用しておりまして、これは法的には問題ないと。担当は、養護教員数名で習慣化されており、子どもたちも教員も、負担感はほぼないという話を聞いております。またその際、流しの数ですかね、よくこれは話題になるんですけれども、それも全く問題がないと。普通の小中学校の規模で十分間に合いますよというような返事を、いただいたところであります。  こうした状況でありますけれども、ぜひともフッ化物洗口を小中学校で取り入れていただきたいと思うところでありますが、教育長の見解をぜひここでお伺いしたいと思います。 496 ◯議長(池田正文君) 教育長・櫻井君。 497 ◯教育長(櫻井 信君) ご答弁を申し上げます。フッ化物洗口を小中学校に取り入れていただきたいということへの教育長の見解ということでございますけれども、歯と口腔の健康は、食べる喜びや会話をする楽しみを保ち、身体的な健康だけではなくて、精神的、社会的健康にも大きくかかわると言われてございます。  まずは全小学校で行われております歯磨きにつきましては、中学校におきましても、小中の連携をさらに強化し、小学校から中学校へと継続的に取り組み、全小中学校で実現をできるように、今後、指導をしてまいりたいと思っております。  また、議員ご提案のフッ化物洗口につきましては、虫歯予防の有効な手法として、国や県におきまして取り組みが推進されておりますけれども、現在、各学校で実施をしている歯磨きと併用することで、さらに効果が期待できるものではないかと考えているところでございます。  一方で、安全を心配する声もあるようでございますので、保護者や教職員に対し、フッ化物洗口の有効性や安全性に加え、注意すべき事項についても十分に説明をしていく必要もあるのかなと考えているところでございます。国のフッ化物洗口ガイドラインにおいても、本人あるいは保護者に対し、具体的方法、期待される効果、安全性について十分に説明した後、同意を得て行うというようにされてございますので、調査研究を行いながら進めてまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 498 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 499 ◯6番(櫻井 茂君) 中学校における歯磨きにつきましては、小学校からの継続的な取り組みをしていただきまして、3年後あるいは4年後に、市内全中学校で実施実現の声が聞けることを期待したいと思います。よろしくお願いをいたします。  調査研究を踏まえながらというお答えもございました。こちらにつきましては、40年以上にわたりまして健康被害が報告されておりません。さらには、国も県もフッ化物洗口を推奨しております。フッ化物洗口を行うための先進事例の調査につきましては、慎重かつ迅速に進めていただければと思います。  今回、条例が保健福祉部所管ということもございまして、これまでは教育委員会サイドでは、どちらかという積極性が乏しい感じがしております。さらには保健福祉部も、積極的に教育委員会サイドにアプローチをしてこなかったのではないかという思いもしております。縦割りの弊害が出たケースなのかなという感じがしておりますので、今後は、お互いの情報交換を積極的に進めていただきたいと希望するところでございます。  今回の質問に際しまして、費用についても調査をいたしました。フッ化物洗口に係る費用でありますけれども、児童生徒1人当たり年間200円から300円というようなデータがございます。地域医療の厳しい現実に直面している石岡市としましては、将来の医療費削減につながり、市民の健康を増進する取り組みとして、フッ化物洗口について迅速に調査を進めていただき、一日も早い取り組みをお願いしたいと思います。  地域医療問題には特に関心が高い状況であると思いますので、こちらにつきましては市長の見解をぜひお伺いしたいと思います。 500 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 501 ◯市長(今泉文彦君) 県内の先鞭を切って始まった歯と口腔の健康づくり推進条例ですけれども、たった1つの条例が、今までの答弁を聞きますと、市の財政と市民の健康を変えていくということであります。市民が健康で生活できることは非常に大切なことでありまして、石岡市の未来を担う子どもたちの健康を守るため、導入に当たっては、十分な調査をした上で最善の選択をしていきたいと思います。  以上です。 502 ◯議長(池田正文君) 6番・櫻井 茂君。                  〔6番・櫻井 茂君登壇〕 503 ◯6番(櫻井 茂君) ぜひ近い将来、フッ化物洗口が石岡市でも行われまして、石岡市の虫歯になる子どもたちの率が下がることを期待したいと思います。よろしくお願いをいたします。  以上で終わります。 504 ◯議長(池田正文君) 本日の一般質問はこの程度にいたしたいと思います。  以上で本日の議事日程は終了いたしましたので、これをもって散会いたします。  次回は、明9月4日定刻午前10時から会議を開き、引き続き市政一般に関する質問を行います。  お疲れさまでございました。                   午後 5時35分散会 Copyright (c) ISHIOKA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...