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令和元年第3回定例会(第2日目) 議事日程・名簿 開催日:2019-09-02
令和元年第3回定例会(第2日目) 本文 開催日:2019-09-02

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  1. 石岡市議会 2019-09-02
    令和元年第3回定例会(第2日目) 本文 開催日:2019-09-02


    取得元: 石岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-06
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 令和元年9月2日(月曜日)                   午前10時00分開議 ◯議長(池田正文君) おはようございます。ただいまの出席議員数は22名です。定足数に達しておりますので、これより前回に引き続き本日の会議を開きます。  なお、地方自治法第121条の規定により議長において今期定例会に出席を求めた者のうち、代表監査委員出澤君は本日から欠席となりますので、ご報告申し上げます。  次に、本日から新たに、地方自治法第121条の規定に基づき、選挙管理委員会書記長・久保田君の出席を求めておりますので、ご報告申し上げます。  本日の議事日程は、議事日程表のとおりであります。  これより議事日程に入ります。            ───────────────────────  日程第1 一般質問 2 ◯議長(池田正文君) 日程第1、一般質問。これより市政一般に関する質問を行います。  初めに、1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 3 ◯1番(鈴木康仁君) おはようございます。4月の統一選挙において議員になりました。初めての一般質問となります。多々慣れない点があるかと思いますけれども、よろしくお願いいたします。  それでは、質問をさせていただきたいと思います。  まずは、通告しておりますとおり、順に沿って質問させていただきます。最初は、都市計画についてです。  本市の都市計画は、昭和23年、都市計画法に基づいて都市計画を決定し、昭和46年、市街化区域と市街化調整区域との区域区分を定めた石岡市都市計画区域と、平成4年に都市計画法に基づいて都市計画の決定を行いました、区域区分を定めず用途地域を定めた八郷地区の都市計画となっております。平成17年の合併もあり、また時代の流れによって、各区域の状況の変化、我々を取り巻く環境、社会情勢が刻々と変化しておる中で、どのようになっているのかを質問させていただきます。  まずは、都市計画の見直しについてでありますが、今までどのような都市計画の見直しを行ったのかを伺います。 4 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 5 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 都市計画の見直しについてご答弁申し上げます。都市計画とは、都市の健全な発展と秩序ある整備を図り、それによって国土の均衡ある発展と公共の福祉に寄与することを目的としており、その目的を達成するため都市計画の見直しを行っております。  見直し内容といたしましては、用途地域の変更、都市計画道路の変更及び廃止、都市計画火葬場の追加、廃止などを行っております。
     以上でございます。 6 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 7 ◯1番(鈴木康仁君) ご答弁ありがとうございます。都市計画の見直しは、それではこの見直しについて、今説明があったとは思うんですが、その経緯について伺っていきたいと思います。 8 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 9 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 都市計画の見直しの経緯についてご答弁申し上げます。まず、用途地域につきましては、先ほど議員ご指摘のとおり、昭和41年に当初の都市計画を行っており、その後、平成8年に都市計画法の改正に基づく用途地域の細分化を実施し、平成20年に都市計画道路沿道の適切な土地利用を図るための変更を行うなど、4回の見直しを実施しております。  次に、都市計画道路につきましては、当初、昭和25年に路線を決定し、その後、平成20年に都市計画道路再検討調査の結果に基づき、駅前・東ノ辻線の幅員変更を行うなど、6回の変更を行っております。  次に、都市計画火葬場につきましては、当初、昭和51年に石岡地方斎場を決定後、平成21年に新たな火葬場として石岡地方斎場組合火葬場を追加決定し、平成27年には石岡地方斎場の廃止を行っております。  続いて、八郷都市計画区域における主な都市計画の見直しでございますが、用途地域につきましては、当初、平成10年に柿岡地区において都市計画決定を行いました。その後、平成24年には、朝日トンネルなどの道路整備によって高まる開発ポテンシャルを適切に誘導し、八郷地域における柿岡地区の拠点性を高めるため、用途地域の変更を行っております。  以上でございます。 10 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 11 ◯1番(鈴木康仁君) 石岡地区、八郷地区とも、それぞれ都市計画の見直しについては数回行ってきたかと思うんですけれども、また令和に入りまして、今後、都市計画の見直しについて予定はあるのか、また予定があればどのような予定となっているのかを、参考程度でいいのですけれども、予定については教えていただければと思います。 12 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 13 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 今後の都市計画の見直しについてご答弁申し上げます。今後の両都市計画区域における都市計画の見直しの予定につきましては、今年度、用途地域並びに都市計画道路の見直し調査を実施しております。これらの調査結果に基づきまして、来年度以降、都市計画の変更手続を進めていく予定でございます。  以上でございます。 14 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 15 ◯1番(鈴木康仁君) ありがとうございます。今後も随時、都市計画を見直していくということでありますが、私の個人の感覚としまして、石岡市の都市計画の中で、やはり民意があまり反映されていないような部分とか、今まで道路の計画があったので指定していた場所が、道路建設自体がなくなったとか、いろいろあるかと思うんです。今後決めていく中で、その民意の反映、市民の皆さんの意見とかは、取り入れていくお考えについてはございますでしょうか。 16 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 17 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) ご答弁申し上げます。民意の反映ということでございますけれども、昨年度、石岡市において立地適正化計画の基本構想をつくってございますので、それに基づいたコンパクト・プラス・ネットワークの考えをもとに、その構想に基づいて、今後、用途区域の見直し等を考えていきたいと考えております。  以上でございます。 18 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 19 ◯1番(鈴木康仁君) ただいまご答弁いただいた中に、コンパクト・プラス・ネットワークのまちづくりの推進という方針が出てきました。これはコンパクトシティの、そしてネットワークが配備された小さなまちづくりを、まとまったまちづくりを言っているかと思うんですけれども、今の実際の区域で小さくまとめようとしても、今の現状は空き地が増えたり、石岡の旧市街地でいいますと、空き地が増えたり、空き店舗が増え、空き家が増え、なかなか達成はできていないと思うんです。このコンパクト・プラス・ネットワークのまちづくりを本気で考えるならば、やはり今の現状に合った新たな市街化計画を持っていかなければならないと思いますが、その辺のお考えはいかがでしょうか。 20 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 21 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 市街化区域及び市街化調整区域の見直しについてご答弁申し上げます。石岡都市計画区域は、昭和46年に、市街化区域と市街化調整区域の区域区分を定め、区域内の市街化圧力を適切に制御し、計画的な土地利用を進めてまいりました。現在の人口減少下において市街化区域を拡張すると、市街地が低密度に拡散していくこととなり、これまで一定の人口集積に支えられてきた商業、医療、福祉等の生活サービス機能や、公共交通の維持が困難になってまいります。  本市では、急激な人口減少と高齢化の中においても、市民の生活利便性を維持し、財政面でも維持可能な都市経営を目指すため、平成31年3月に、先ほどもご答弁申し上げましたが、石岡市立地適正化計画を策定いたしました。本計画では、市街化区域の核となるエリアに、商業、医療、福祉などの民間施設を含めた各種生活サービス機能や居住などを計画的に誘導するとともに、公共交通の充実により生活サービス機能へアクセスしやすい環境を整える、コンパクト・プラス・ネットワークのまちづくりを推進しております。本計画との整合性を図りながら、まずは現在の市街化区域内の人口密度の維持や、拠点性の向上を目指してまいりたいと考えております。  以上でございます。 22 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 23 ◯1番(鈴木康仁君) ありがとうございます。人口減少という問題を抱える中で、市町村によっては、市街化区域、市街化調整区域の線引きをなくしている市町村もあるようです。それによって人口が流動して新しいまちが増えていく、そういったこともあるようですが、その点、人口について、これを外すことで増える可能性はないのか、そしてまた、それを外すことで流動してくる市民が増える可能性はないのかということについて、お考えを聞かせていただければと思います。  済みません、もう1個言い忘れました。あと、線引きを外した場合の、考えられる問題点を教えていただきたいと思います。 24 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 25 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 答弁が重複してしまうかもしれませんけれども、まず、市街化と市街化調整区域の線引きを外しますと、先ほど答弁したとおり、現在の人口減少のもとにおいては、市街化区域を拡張しますと、市街地が低密度に拡散していくこととなり、これまで一定の人口集約に支えられてきた商業、医療、福祉等の生活サービス機能や公共交通の維持が困難になってくると考えております。  そのため、先ほども……、何回も答弁になってしまいますけれども、生活サービス機能へアクセスしやすい環境を整えるために、今回、コンパクト・プラス・ネットワークをもとに……。すみません。申しわけございません。石岡市立地適正化計画の構想に基づいてコンパクト・プラス・ネットワークの構想を練っているところでございます。  以上でございます。 26 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 27 ◯1番(鈴木康仁君) ありがとうございます。コンパクト・プラス・ネットワークのまちづくりということですが、今行われている区域で現状これを実現しようとしても、私の考えでは、なかなか難しいんじゃないかと思います。その新たな候補地、多々石岡市内にあるかと思います。そして、線引きをなくすことで流動が増え、定住者が増えるという考え方もありますので、今後の見直しを考えていくのか、新たなコンパクト・プラス・ネットワークの候補地を模索していかれる考えはあるのか、こちらについては市長にお伺いしたいと思います。 28 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 29 ◯市長(今泉文彦君) 鈴木議員のご質問にお答えいたします。人口減少の中、これからは10年、20年先のまちのあり方を考えなくてはいけないと思っております。そういった中で、人口が減っていく、これは、現在の予測では止められない事実でありまして、その予測のもと、将来構想を描いていくということが必要になっているわけであります。将来構想は、まちのグランドデザインとして、これまで昭和40年代、50年代というのは、人口が増えていく中、まちが拡大・発展していく、そういうグランドデザインをつくっておりましたけれども、現在の人口減少化は、今、人口が増えている県内の市においても、10年後、20年後は減っていくことを予測していかなきゃならない大変厳しい状況でありまして、そういったものを踏まえ、都市計画の基本理念であります都市の健全な発展と秩序ある整備を目指して、考えていかなくてはならないということだと思います。  持続可能な都市経営を目指すという中においては、商業、医療、福祉等の生活サービス機能、公共交通の維持がどうなっていくのかということを予測して、着実に、堅実にまちのあり方を考えていくということ、そういうことが今求められていると見ております。その中で、コンパクト・プラス・ネットワークというコンパクトシティを目指してまいりたいと考えております。  以上です。 30 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 31 ◯1番(鈴木康仁君) ご答弁ありがとうございます。本当に人口減少については、これは事実であります。ただ、市町村によっては、定住者が増えて人口が増えているまちもあります。私が大好きな石岡市が、10年後、20年後も今のまちより輝ければ、そのためには移住者を増やしていかなければならないと思いますので、ぜひ都市計画の見直しについても、移ってくる若い世代、そして住みよいまちを実現するためのコンパクトシティにしていただきたいと要望しまして、1つ目の質問を終わらせていただきます。  続きまして、都市公園についてお伺いします。  石岡市の都市公園の種類、役割、利用状況についてご説明をお願いいたします。 32 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 33 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 都市公園の種類、役割、利用状況についてご答弁申し上げます。都市公園とは、良好な都市景観の形成、都市環境の改善、都市の防災性の向上、人々のレクリエーションの空間、豊かな地域づくりに資する交流の空間を提供するため、目的ごとに公園整備をしております。  公園の種類いたしましては、街区公園、近隣公園、運動公園、特殊公園がございます。まず、街区公園でございますが、主に公園を中心に半径250メートル以内に居住する人を対象とした公園で、0.25ヘクタールを基準に配置されております。市では、府中2丁目にあります上池公園のほか18か所の公園が整備されております。続いて近隣公園でございますが、主に公園を中心に半径500メートル以内に居住する人を対象とした公園で、2ヘクタールを標準に配備されております。市内では、国府6丁目にあります国府公園のほか4か所の公園が整備されております。続いて運動公園でございますが、市民全般が運動することを目的とした公園で、15から75ヘクタールを基準に配置されています。市内では、南台3丁目にある運動公園が整備されております。最後に特殊公園でございますが、風致公園や動植物公園、歴史公園などの特殊な公園で、その目的に応じて配置されております。市内では、鹿の子3丁目にあります柏原池公園が整備されております。また、これらの都市公園以外にも、農村公園、子供の遊び場、緑地といった公園が市内に全部で13か所ございます。  各公園の利用状況につきましては、個別に計測は行っていないため利用者の把握はしてございませんが、石岡市都市公園条例に基づき行為許可を行った平成30年度の主なものとして、スポーツ、学校行事、地域の活動、お祭り、その他イベントなど、年約50件の許可をしてございます。  以上でございます。 34 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 35 ◯1番(鈴木康仁君) ご答弁ありがとうございます。ただいま役割、利用状況についてお伺いしました。都市公園には、防災を兼ね、さまざまな役割があるのがわかりました。私が感じるには、石岡市は近年公園が増え、防災の面では十分に増えてきて推移して、役をなしているのかと思います。その中で、公園の役目としてレクリエーションの部分も大切かと思います。この公園のレクリエーションの利用状況について、お伺いしたいと思います。 36 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 37 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) ご答弁申し上げます。30年度の許可内容でございますけれども、バーベキューが6件、スポーツ関係が5件、あとお祭り……、レクリエーションなのでお祭りはあれかもしれないんですけど、お祭り関係が10件、その他イベントが9件、美化活動が3件、学校行事が4件など、主な活動になっております。  以上でございます。 38 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 39 ◯1番(鈴木康仁君) 今、ご答弁の中で、公園条例というものが出てきておりました。私が公園条例について、ちょっとかじった程度ですが、公園について、公園条例の中に火器の使用を禁止している場所があるかと思うんです。ただ、私が把握しているには、柏原池公園であったり石岡市のステーションパークの上であったりと、一部火器を使用した利用があります。この火器を公園条例の中では禁止しているのに使える部分ということについて、これは何をもって使えるのか、何をもって禁止されているのかをご説明願えればと思います。 40 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 41 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) ご答弁申し上げます。火器を使う、バーベキュー等ができる公園の内容でございますけれども、市内の都市公園につきましては、先ほど議員ご指摘のとおり、石岡市都市公園条例第4条第1項第7号におきまして、指定された場所以外でたき火、野営または炊さんすることの行為は原則禁止となっておりますが、柏原池公園に限り、公園の立地や設置の目的等を考慮した上で、その行為の許可を受けた者に対して、条件を付してバーベキューの行為を認めております。柏原池公園に関しましては、近接した住宅が少なく、生活環境に悪影響を与えるおそれが低く、池を中心に整備されているため防火面も安全性がとれていることから、利用枠を行っているということでございます。  また、ステーションパークの利用条件についてご答弁申し上げます。石岡ステーションパークの2階につきましても、都市公園としての位置付けとなっていることから、原則指定された場所以外での火器の使用は禁止となっておりますが、イベント等で消防署への届け出を行うなど、防火対策がなされた場合に限り、その行為許可を認めているところでございます。  以上でございます。 42 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 43 ◯1番(鈴木康仁君) ありがとうございます。今、部長のお答えの中でバーベキューという言葉が出てきましたが、私はイベントも含めた火器の使用だったんですけれども、確かに今出てきましたバーベキューについても、私の近所の公園でもよくバーベキューを行っている団体や家族があって、その都度、近隣の住民に通報されてしまったのか、警察が来てトラブルになっているような状況がございます。  やはり公園の意味として、レクリエーション、そして社会福祉、福利厚生の部分でも、国交省もストック効果という言葉を使いながら進めている中でありますので、今後ともどこの公園で……、例えば逆に指定してもよろしいかと思うんですよね。柏原池公園だけではなく、近隣に迷惑がかからない公園も幾つかあるように見えますので、火器の使える公園、またバーベキュー等ができる公園というのを限定して、また、それを市民に周知していっていただきたいと思うんですが、その辺のお考えはどうでしょうか。 44 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 45 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 告知の方法についてご答弁申し上げます。バーベキューが可能な公園の告知方法につきましては、市に直接お問い合わせいただいた方にご案内をしている状況でございます。また、その他の公園においてバーベキュー禁止である旨の告知につきましては、禁止に関する張り紙などにより告知を行っている状況でございます。  今後は、議員ご指摘のとおり、市のホームページにおいてもそれらの内容を掲示してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。 46 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 47 ◯1番(鈴木康仁君) ありがとうございます。若い世代は、持ち家を持ってもなかなか庭が小さかったり、バーベキュー等をする場所もないので、ニーズがかなり高いようですので、ぜひ火器を使えて、安心安全にバーベキューを楽しく行えるような施策をとっていただきたい。そしてまた、利用申請についてですけれども、市役所本庁舎に申し込みをするということですよね。なので、それをもっと簡単に、逆に申請がなくても使える場所等を考えていっていただければ、ますます利用価値が増え住みよいまちになるのかなと思い、こちらもお願いをして、こちらの質問も閉じさせていただきたいと思います。  続きまして、3番目の質問に入らせていただきます。石岡市のごみの分別収集についてお聞きします。  現在のごみの分別の履行状況についてお伺いいたします。 48 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 49 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) ごみの分別、履行状況につきましてご答弁申し上げます。ごみの分別履行状況につきましては、石岡地区、八郷地区ともに、可燃ごみ、不燃ごみ、資源ごみなどに分別した上で、決められた曜日、時間までにそれぞれの集積所に出していただくよう、周知をしているところでございます。一部の集積所におきましては、可燃・不燃のごみが混在し集積所に出されているケースがございますが、このような場合には、ルール違反を示すシールを張り、収集は行わず、同じ集積所を使用する他の住民の方々にご迷惑がかからぬよう、ルールを守り、正しいごみの出し方をしていただくよう、注意喚起を促しているところでございます。  以上でございます。 50 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 51 ◯1番(鈴木康仁君) ただいまごみの分別ができていないものに対しては、ごみのシールを張って周知するということでしたが、本当にシールが張られて置き去りになっているごみを多々見ます。  それでは、シールを張られ、そのまま集積所に残されたごみの対応については、どのようになっているんでしょうか。 52 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 53 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) お答え申し上げます。シールが張られ、そのまま集積所に残されたごみの袋の対応につきましては、出した本人が気付いたときなどには担当課に電話が入ってまいります。明らかにルール違反であれば、基本的にはご本人さんが持ち帰り、分別した後、再度出し直していただくよう指導しておりますが、直接環境センターへの持ち込み希望であれば、分別が当然必要ですが、有料扱いとなることを申し添えいたしてございます。また、集積所によっては、地区の代表者の方や管理を担当している方などが残されたごみを分別し、出し直すといったことも伺ってございます。  集積所の管理は使用している住民の方々にお願いをしていることから、さまざまなトラブル等が発生するたび、問い合わせや相談がございまして、その都度対応をしているところでございます。  以上でございます。 54 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 55 ◯1番(鈴木康仁君) ごみの分別の周知、これは市民の皆さんは本当に理解しているのか、また行政としてはどのように周知をしているのか、その方法についてお聞かせ願えればと思います。 56 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 57 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 市民の方へのごみの周知につきましてご答弁申し上げます。まず、生活環境部といたしましては、詳細な家庭ごみの出し方についてのごみ分別ガイドというものを作成し、保存版ということで、それぞれの各戸に配布をしてございます。またそのほかにも、毎年ごみ収集日カレンダーというものを作成して、市報と一緒に年度末に全戸に配布してございます。  以上でございます。 58 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕
    59 ◯1番(鈴木康仁君) ただいまごみの分別ガイドを全戸配布ということでしたが、それでは、そのごみの分別ガイド、こちら、今、石岡市に住んでいる外国の方々が認知できるものについては、市のほうではご用意があるのか、お聞かせ願えればと思います。 60 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 61 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 外国人の方へのごみの分別方法につきまして、周知の方法につきましてご答弁申し上げます。外国人対応のごみ分別方法の周知につきましては、英語、タガログ語、中国後、ポルトガル語、タイ語の5か国語によるごみ分別ガイドを作成してございまして、市のホームページに掲載をしているほか、必要とする外国人の方に所管窓口にてお渡しをしているところでございます。  以上でございます。 62 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 63 ◯1番(鈴木康仁君) ごみの分別で、粗大ごみとか分別ができていない中で、私も当番で集積所の掃除をしたりしたときに、ごみを見ると、外国の方じゃないかなと予測されることが多々あるんですね。やはり当番でごみの集積所の掃除をしている方も、年配の方が多々増えてきている中で、少しでもきちんとしたごみ出しのルール、ごみ出しの周知ということは徹底しなければならないと思うんです。  その中で、先ほど部長から何か国語かで、外国語で書いたものがあると言っていたんですけれども、私もホームページで調べて石岡市のを見てきたんですね。これ、石岡市のはこれですよね、部長。これと、裏面がこれになっているんですけれども、なかなか大変わかりづらいかと思うんです。ほかの市町村を見ると、このような絵と写真が多く使われたものが、よりわかりやすいものが載っているんですね。  やはりごみの分別で一番困るのは、集積所の管理をしている方々や当番でやっている方、そして、分別が原因でトラブルも起きたり、また外国の方も、本意で分別ができていないわけではないと思うんです。わからないでやっているんだと思うんです。なので、しっかりとこちらも、誰にとっても見やすい、わかりやすい、そういった資料の作成をしていただきたいと思うんですが、今後のこういった配布資料の見直しの予定はあるのか、お伺いしたいと思います。 64 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 65 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) お答え申し上げます。議員ご提案のとおり、外国版ごみの分別ガイドにもイラストを入れるなどして、もっと外国人の方がわかりやすくなるように対応してまいりたいと考えてございます。  また、外国版ごみ分別ガイドにつきましては、通常、所管の窓口に備えてございますが、もっと身近な場所、例えば公民館などの公共施設などにも、これまでも備えてございますごみ収集日カレンダーとともに外国版のごみ分別ガイドも常備することとしまして、その入手方法等について周知を図ってまいりたいと考えます。  以上でございます。 66 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 67 ◯1番(鈴木康仁君) ありがとうございます。それでは見直しをしていただけるということで。  周知についてなんですけれども、失礼ですけど、外国人の方々は賃貸のアパートに住まれている方が大多数だと思うんですね。その場合、必ず不動産会社や大家さんを通じての住まいとなりますので、石岡には不動産業界も協会、組合ですかね、あるようですので、周知の方法でそちらとの連携を図っていくお考えはあるか、お聞かせ願えればと思います。 68 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 69 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) お答え申し上げます。議員ご指摘のとおり、アパートを管理する不動産会社などに広く周知を図る必要があると考えてございます。管理会社によってはごみ出しの意識も高く、外国人を含む入居者に対し、トラブルなどを避けるため、ごみの出し方等について丁寧に説明している会社もございますが、今後、市内不動産会社等の会合において外国人に向けごみ分別ガイドの周知ができないものか、検討してまいりたいと考えます。  また、外国版ごみ分別ガイドに、先ほども答弁しましたが、イラストを入れるなど、わかりやすいデザインへの変更を検討し、ホームページへの掲載のほか、身近な公共施設等へ常備するなど、外国人のごみ出しに対する意識啓発に向けて取り組んでまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 70 ◯議長(池田正文君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 71 ◯1番(鈴木康仁君) ごみの分別については、本当に出すほうも、そしてその集積所を管理するほうも、大変これから抱える問題も多く、シビアな問題だと思います。そして、この地域のコミュニケーションを図るにも、言葉の壁とかいろいろありますので、ぜひ行政としてはよりわかりやすく、そして、その地域コミュニティがより親睦を深められるような、つまらないことで問題が起きないような、負担がかからないような取り組みを積極的にしていっていただければと思います。  以上で私の一般質問を終わらせていただきます。 72 ◯議長(池田正文君) 次の質問者に移ります。  11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 73 ◯11番(谷田川 泰君) 11番・谷田川 泰でございます。通告に従いまして、2項目にわたり質問をしてまいります。  まず、1項目目の、鹿島鉄道跡地の現状と今後の活用についてでございます。  これまで私は、かんばん横丁、西口ロータリーの整備、そして鹿島鉄道の跡地の利活用について、駅周辺整備事業の重要さ、そしてスピード感を持って進めていただくよう、機会あるごとに訴えてまいったところでございます。これからの石岡市の進むべきまちづくりであります。先ほどもありましたコンパクトシティ、そして立地適正化計画、公共交通網の整備、これらについて駅周辺整備は核となるものであるからであります。そのような観点から、今回その一翼をなします鹿島鉄道跡地の活用について、執行部の考え方を伺ってまいりたいと思います。  まず1項目目、現在の状況と利活用についてお伺いをいたします。前回の定例会で、進入路は6月末に完成ということでありましたが、現在どのような状況になっているのか、お伺いをいたします。また、敷地内には水路等もございます。その整備はどうなっているのか、お伺いをいたしたいと思います。 74 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 75 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) 進入路工事についてご答弁申し上げます。鹿島鉄道跡地への進入路工事は、天候の影響もあり予定より遅れてしまいましたが、8月末に工事が完了したところでございます。また、鹿島鉄道跡地の整備状況につきましては、暫定的な利用となりますので、進入路の工事とあわせ、地盤の凹凸をなくす簡易的な砕石の敷きならしまで施工した状況となってございます。また、水路等の開口部につきましても、安全を確保する程度にとどまっております。  鹿島鉄道跡地の整備、水路等の開口部につきましては、今後の利活用計画に合わせ、整備してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 76 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 77 ◯11番(谷田川 泰君) 水路の開口部でございますけれども、私も現場は確認をいたしております。中はかなり深く、その中から草が生い茂っておりまして、周りは簡易なロープで囲ってあるという状況であります。このような状況の中で、万が一でも事故が起きてからでは間に合わないというような感じは、私はいたしております。あの部分に対して早急な対策が必要であると認識をいたしておりますが、見解をお伺いいたします。 78 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 79 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) ご答弁申し上げます。議員のご指摘のとおり、おまつり時は大勢の方が利用されますので、安全を確保する最善を尽くします。具体的には、立ち入らないように、単管パイプを利用したバリケードを設置し、目立つように反射材を用いたテープを設置して、注意喚起を促します。さらに、鹿島鉄道跡地を照らす照明等を設置する予定でございます。  以上でございます。 80 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 81 ◯11番(谷田川 泰君) 安全確保には十分注意するということであります。よろしくお願いをしたいと思います。遅れはしたものの、水路の部分を除いて8月末には工事は完了したということで、理解をいたしました。  次に、この進入路整備に伴う土地約850平米を購入し、土地開発基金からまた約850平米を買い戻すという答弁が、前回の中で伺っております。そのことに対して現在どうなっているのか、お伺いをいたしたいと思います。土地の交換等の話も出ていたようであります。不動産鑑定を入れて金額を出すといった答弁もございました。その鑑定結果、金額は出ているのか、お伺いをしたいと思います。 82 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 83 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) 用地の買い戻し状況についてご答弁申し上げます。現在、土地開発基金から土地を買い戻す事務手続を行っているところでございます。また、不動産鑑定の結果をもとに、払い下げ相手方と数回、話し合いを行っているところでございます。今後、準備が整い次第、払い下げの手続に入りたいと考えてございます。  以上でございます。 84 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 85 ◯11番(谷田川 泰君) その土地に関しては、不動産鑑定が完了しているということであります。この事務手続については、相手方があることでございます。十分に説明をしながら、迅速に進めていっていただきたいと思っております。  次に、利活用についてお伺いをいたします。これまで鹿島鉄道跡地を活用してイベントが多く開催されております。そして、多くの人でにぎわっていたようであります。この土地に関しましては、日常の維持管理やイベントへの貸し出しは、都市計画課が担当所管と聞いております。現時点ではイベント等の利活用が主になってくるものと思っておりますが、現在どのような利活用を図っているのか、お伺いをいたします。 86 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 87 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) 鹿島鉄道跡地の活用状況についてご答弁申し上げます。石岡市が主催・後援・協賛するイベント等で使用、もしくは本市のイメージアップ及びPRを期待できる事業、現段階であれば、国体イベントや「肉だっぺ!FESTA」などに貸し出しをしたところでございます。  以上でございます。 88 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 89 ◯11番(谷田川 泰君) いろんなイベントに活用をしているということでありますが、ここで、国体イベント関係、「肉だっぺ!FESTA」等の参加人数等について、わかればお伺いをしたいと思います。 90 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 91 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) ご答弁申し上げます。現段階で資料をちょっと持ち合わせていないので、調べてからご答弁させていただきたいと思います。 92 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 93 ◯11番(谷田川 泰君) それでは、お願いをいたします。  次に、2項目目でございます。おまつり期間中の利活用についてお伺いをいたします。今回、おまつりの際、株式会社まち未来いしおかへイベント会場として貸し出しをするということを聞きました。どのようなことを実施するのか、お伺いをいたします。また、株式会社まち未来いしおかへ貸し出しをする経緯等について、説明をお願いいたします。 94 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 95 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) おまつり期間中の貸し出し状況についてご答弁申し上げます。おまつり期間中は、株式会社まち未来いしおかから貸し出し申請が提出され、貸し出しの条件である石岡市の後援、また石岡市のおまつりをPRするイベントであるということから、貸し出しいたします。株式会社まち未来いしおかにつきましては、中心市街地活性化計画に基づき設立された法人であり、中心市街地のにぎわいの創出のため、さまざまな事業に取り組んでございます。そういったことからも、石岡市のおまつりのさらなるにぎわい及び集客ができるということで、貸し出しいたします。  以上でございます。 96 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 97 ◯11番(谷田川 泰君) 株式会社まち未来いしおかへの貸し出しによっておまつりの振興に寄与できるということで、貸したということであります。この貸し出しについては、今後きちんとした基準、そういったものを明確にしていただかないと、さまざまな問題が生じるということも考えられます。その点については十分検討して、今後の基準となるようなものを作成していただければと思っております。  次に、3項目目に入ります。敷地内のインフラ整備について伺ってまいります。今後、恒久的な当該地の利活用のためには、今回整備されました進入路からBRT側へ道路整備を延伸し、石岡一高側の道路へと連結させる必要があるというふうに認識をいたしております。また、その際、下水道や上水道も、年次計画で整備を進める必要があると私は考えております。この点について執行部はどのような考えを持っているのか、お伺いをいたします。 98 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 99 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) インフラ整備についてご答弁申し上げます。インフラ整備及びBRT側からの進入路整備につきましては、鹿島鉄道跡地の利活用も駅周辺整備の1つでございます。駅周辺整備の方向性が決定次第、計画策定とあわせて進めていく予定でございます。  以上でございます。 100 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 101 ◯11番(谷田川 泰君) 公共のインフラ整備がなされていなければ、民間企業が進出する際、何の整備もされていない土地においては、進出する意向があったにしても、それからの整備となれば時間がかかり、せっかくの大きなチャンスを逃すおそれが出てまいります。きちんと整備がなされておれば、これも大きなセールスポイントになると私は考えております。こういうことをしっかりと計画しながら、早急に整備に入っていただきたいと私は思うところでありますが、この件に関しまして、副市長、お考えがあればお聞きしたいと思います。 102 ◯議長(池田正文君) 副市長・根本君。 103 ◯副市長(根本博文君) お答えをいたします。石岡駅東口の鹿島鉄道跡地につきましては、駅に隣接する条件の優位性から、インフラ整備を進めることによりまして、民間企業等の投資意欲も高まってくるのではないかと認識をしております。駅周辺地というのは、本市が機能的で持続可能なコンパクトシティを目指す上でも、新たなにぎわい創出の核となる場所であります。これまでも跡地の利活用に向けた調査を行った経緯はございますが、その当時と比べますと、現在は駅の東西自由通路の完成、都市計画道路の計画的な整備推進に加えまして、小美玉スマートインターチェンジから茨城空港に直結する道路の整備や国道6号バイパスの整備推進の動きなど、交通アクセスの充実が図られつつあり、また、国道沿線には新たにホテルの立地などもありまして、本市を取り巻くインフラ環境は向上しつつあります。  そうした中、石岡市立地適正化計画において、新たなにぎわいの拠点と位置付けした当地の利活用は、民間活力の導入も見据えながら、複合的機能を持つ施設整備を目指し、石岡版のコンパクトシティのモデル化が図れる場所として、その必要性と可能性が高まってきていると認識をしております。議員もご承知のように、周辺市におきましても駅周辺整備が着実に進められている中、本市としても遅れをとることなく、早急に跡地利活用の具体的な方向性を整理した上で、企業等のマッチングなども通して、必要なインフラの整備を計画的に進めていくことが重要であると認識しております。  以上でございます。 104 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 105 ◯11番(谷田川 泰君) 石岡市の駅周辺整備を取り巻く環境、大分周りからもいろんな意味で、どうなっているのかという話を多く聞いているところであります。先ほど副市長が申されましたとおり、複合的に考えていただきながら、ぜひとも早急に年次計画を立てていただきまして、スピード感を持って整備を進めていただきたい。このことは強く要望をいたすところでございます。駅周辺を取り巻く整備は、お隣の神立駅、また羽鳥駅においても橋上化が完成し、大きく変わろうとしている中であります。副市長も遅れをとることのないようにというような答弁をされております。この件に関しても、石岡市として、周りからリーダーシップをとれるような施策を打ちながら進めていっていただきたい、このように思っております。  次に4項目目、駅周辺整備における位置付けについてを伺います。駅周辺整備は、コンパクトシティを目指す立地適正化計画や景観計画、中心市街地活性化計画、みらい創造プラン等、非常に関連性を有するものでございます。その中で鹿島鉄道跡地はどのような位置付けとなっているのか、計画ごとに説明をいただきたいと思います。 106 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 107 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) まずは、先ほどご質問のありました国体イベント、それから「肉だっぺ!FESTA」の参加人数について回答させていただきます。同一の場所での開催となってございますので参加人数の分けはございませんが、全体で約3,000名ほど参加してございます。  続きまして、駅周辺整備の位置付けについてご答弁申し上げます。立地適正化計画、中心市街地活性化計画、景観形成計画、みらい創造プラン等の計画においては、駅周辺整備を中心とした人のにぎわいと活性化を図るものとして位置付けしているところでございます。  以上でございます。 108 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 109 ◯11番(谷田川 泰君) 今、計画が鋭意進行中であるというような話で理解をしておりますけれども、この鹿島鉄道跡地の活用が石岡市のまちづくりにおいて大きな鍵を握っているということがわかったわけでございます。このことが明確でなければ、一体的な整備は不可能であるというわけでございます。  次に5項目目、今後の整備方針についてお伺いをいたします。前回の答弁の中で、鹿島鉄道跡地を含む石岡駅周辺のまちづくりについて、庁内横断的に検討を進めていくということでありました。現在、どこが中心となり、どのような検討がなされているのか、お伺いをいたします。 110 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 111 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) 検討組織についてご答弁申し上げます。現在、都市建設部駅周辺整備担当理事及び都市計画課が中心となり、石岡駅周辺整備プロジェクトチーム会議、こちらは庁議メンバー部長級を、3か月に1回程度の頻度で協議を行っております。さらに、駅周辺整備担当者会議、こちらは課長級で考えてございますが、月1回の頻度で協議をしていく予定となってございます。  協議の内容としては、課題の抽出、現状の把握、各部局各課の施策を踏まえ、適正なゾーニングを行い、まちづくりを具体化し、駅周辺整備の方向性を示していく予定でございます。  以上でございます。 112 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕
    113 ◯11番(谷田川 泰君) 庁内横断的に情報を共有化しながら進めていくという話でございます。これも、この問題に関しましては、ここ数年、本当に喫緊の課題ということはおわかりをいただけると思います。横断的な組織で情報を共有化しながら、本当に前向きに、スピード感を持って進めていただきたいと思っております。  それでは、その検討結果がまとまるのはいつごろになるのか、お伺いをしたいと思います。 114 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 115 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) 駅周辺整備の検討結果についてご答弁申し上げます。駅周辺整備の検討の結論につきましては、今年度末には方向性を示せるようにしたいと考えてございます。  以上でございます。 116 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 117 ◯11番(谷田川 泰君) それでは、その駅周辺、西口の件で質問をさせていただきます。これまで西口のロータリー、また急なS字カーブの改善を訴えてきたところでございますが、その解消も含め、郵便局側からの早急なる整備が求められているところでございます。西口の整備はいまだ未完成であるというふうな答弁も、前回いただいております。残る1地権者とはどのようになっているのか、お伺いをいたします。そして、西口広場の路面標示はいつ実施されるのか、あわせてお伺いをいたします。 118 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 119 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) 西口整備に関する地権者との交渉状況でございますが、年度をまたいだため、再度、補償費の再算定を行っている状況でございます。補償金額が確定次第、交渉を行う予定でございます。  西口広場の路面標示につきましては、関係機関と協議を行い、年内に施工する予定でございます。  以上でございます。 120 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 121 ◯11番(谷田川 泰君) 西口地権者に対する交渉ということで、補償金額が確定次第ということであります。この補償金額はいつごろ確定するのか、お伺いをいたします。 122 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 123 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) ご答弁申し上げます。現在、確認できてございませんので、確認次第またご答弁させていただきたいと思います。 124 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 125 ◯11番(谷田川 泰君) 次に、6項目目でございます。駅西口整備とあわせて、総合的なスケジュールについて伺ってまいります。西口の整備については、中心市街地のエリアであります。まちの活性化を生み出す場所であります。早急なる整備が求められるというところでございます。また、ステーションパークにつきましても、バスターミナルを東口のBRT側に移し、あのバスターミナルをにぎわいづくりのエリアとして整備してはどうかという話も、多く聞かれております。また、聞くところによりますと、かんばん横丁の店舗に入った皆さんの売り上げも、順調なような話も聞いております。さらには、ほかにも出店を希望する者も多いということも聞いております。さらに、先ほど都市公園という話がございましたけれども、2階部分の都市公園の縛りを外せば、さらなる有効活用が図れるのではないかと考えるところでございます。  以上のようなことから、西口の活性化のための執行部の考えをお聞きしたいと思います。 126 ◯議長(池田正文君) 都市建設部理事兼駅周辺整備担当・宮澤君。 127 ◯都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也君) 西口整備についてご答弁申し上げます。駅周辺整備において西口エリアにつきましても検討し、方向性を示していく予定でございます。その中で、議員ご指摘のステーションパークにおきましても、都市公園の指定を外すことにより、活用メニューの幅が広がります。今後の活用により、さらなるにぎわいが創出できるものと考えてございます。駅周辺整備につきましては、西口、東口を総合的に検討し、人のにぎわうまちづくりをしていきたいと考えてございます。  また、先ほど地権者との価格算定がいつごろ出るのかということでございますけれども、10月上旬に決定する予定でございます。  以上でございます。 128 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 129 ◯11番(谷田川 泰君) いろんな話を総合的に聞いている中で、ステーションパークの2階の部分、あれはもっと有効に活用ができるのではないかという話を多く聞きます。その中で、答弁では、都市公園という縛りがあると。それを外すことによって、もっともっとあのステーションパークの利活用、にぎわいを見出すことができるのではないかと思っておりますので、早急なる対応をお願いしたいと思っております。西口の活性化のため、にぎわいづくりの核、ステーションパークの有効活用をぜひともお願いしたいと思います。  また、鹿島鉄道跡地は平成23年に購入されております。8年も経過をしているということであります。駅に隣接する一等地でございます。常磐線沿線の駅においてあのような手つかずの土地があるのは、石岡駅だけであります。まことにもったいないと感じるところであります。第2のイベント広場とならないよう、積極的、具体的かつスピード感、そしてスケジュール感を持って進めていただきたい、このように思います。  あわせて財政状況も厳しいところであります。民間資本を投入しながら、市民に喜ばれる活性化の起爆剤となるように進めていってもらいたい。強く要望をするところでございます。  最後に市長にお伺いをいたします。西口、東口、鹿島鉄道跡地を含めた具体的な整備計画については、いつ結論を出し、どのような整備をしていくのか、市長の考えをお聞かせいただきたいと思います。 130 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 131 ◯市長(今泉文彦君) 駅周辺整備計画についてご答弁申し上げます。ただいま担当の理事が答弁申し上げたとおりでありますけれども、本年度は、理事を中心に石岡駅周辺整備プロジェクトチーム会議で検討を進めているところでありますが、各担当部局で策定している計画を盛り込みながら、担当者会議を開催し、本年度中にその計画をつくってまいりたいと考えております。いわゆるグランドデザインですけれども、来年度になってそれをお示しできますよう、民間の力もかりながら進めてまいりたいと思っております。  石岡駅が東西を結ぶ橋上駅となって以来、東西の駅前広場やステーションパークが一体的に結ばれ、都市空間としての石岡駅は広く整ってまいりました。しかし、まちの玄関口として駅周辺を見ると、まだまだ発展途上であり、早急にトータルな整備構想、今申し上げましたグランドデザインを描いて、これに基づいた中長期的な視点でのまちづくりが重要と考えております。  また、西口広場における道路の線形やレイアウト、ステーションパークの改善案、そういったものを今、提案いただきましたけれども、その他の安全策など短期的に盛り込む事案などは、早急に対応してまいりたいと思います。さらに、民間活力の導入も検討し、グランドデザインに基づきながら、10年先を見越した駅周辺整備を進めていきたいと考えるものでございます。グランドデザインに基づくという意味は、神立駅のお話が出ましたけれども、新駅舎の完成に合わせて、今、駅前にふさわしい魅力的な町並みに変わろうとしている神立駅がございます。ここも、石岡市においても、同じように10年がかりの計画に基づきながら、安全とにぎわいとシンボル性のあるまちの再生を目指すということを考えていきたいと思います。短期的な事案は早急に取り組み、中長期的な事業は計画的に推進してまいりたいと思います。  以上です。 132 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 133 ◯11番(谷田川 泰君) ありがとうございます。市長の10年先を目指したグランドデザイン、また、即できるものは素早く対応するという考えを聞かせていただきました。その中で、地域間競争、格差もかなり厳しい状況であると、私は認識いたしております。近隣の市の中では最大の人口を有する本市でございます。常にリーダーシップをとりながら政策を進めていっていただきたい、このように思っております。よろしくお願いを申し上げまして、1項目目の質問を終わります。 134 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午前11時15分休憩            ───────────────────────                   午前11時27分再開 135 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 136 ◯11番(谷田川 泰君) 続いて、2項目目の質問に入ります。高齢者をはじめとする交通弱者への対応と公共交通のあり方についてでございます。  現在、超高齢化社会となり、高齢者をはじめとする交通弱者の移動手段の確保ということが、喫緊の課題となっております。団塊の世代が2015年に前期高齢者となりまして、2025年には75歳以上の後期高齢者となるわけであります。介護や医療がクローズアップされております。高齢ドライバーの増大、交通手段の確保といった、現時点でも対応が求められている課題が、大きな社会問題となることは必至であります。現状においても毎日のように報道される高齢ドライバーによる悲惨な事故、これがもっと頻繁に起こり得ることが想定されるところでございます。  公共交通網整備計画は、コンパクトシティと関連付けられ、現在、進められておるというところであります。現状は、高齢者をはじめとする移動困難者への対応が待ったなしの状況であると、認識をしなければならないことと思っております。そういった観点から、公共交通の現状、課題について、対応について伺ってまいります。  1項目目、乗り合いタクシーについて伺います。現在、高齢者の足の確保ということで、乗り合いタクシーが社会福祉協議会へ事業を委託され、運行がなされております。現在の利用状況はどのようになっているのか、お伺いをいたします。利用人数の推移、利用の目的、利用者の年齢層、過去3年の状況をご説明いただきたいと思います。 137 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 138 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 乗り合いタクシーの現状についてご答弁申し上げます。石岡市の乗り合いタクシーにつきましては、移動制約者の移動手段の確保の観点から、現在は石岡市社会福祉協議会が運営主体となり、石岡市が補助金を交付する形で運行を行っております。  現在の運行状況についてでございますが、過去3年の状況から申し上げますと、年間の利用者数は、平成28年度が3万8,990人、1日平均しますと平均160.5人になります。続きまして、平成29年度が3万7,545人、平均153.9人、平成30年度が3万6,698人、平均150.4人と、年々減少傾向にございます。  また、主な利用目的といたしましては、過去3年間とも、1番目に医療機関、2番目に商業施設、3番目に公共施設となっております。  利用者の年齢層は、70歳以上の高齢者の利用が全体の6割、60歳以下の利用者が全体の4割となっており、利用目的同様、過去3年間同じ割合を示しております。  このような状況から、車を自ら運転されない高齢者などの移動手段として、多く利用されている状況にございます。  以上でございます。 139 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 140 ◯11番(谷田川 泰君) ただいまの答弁をお聞きいたしますと、現状は医療機関等への通院が多いということがわかったわけであります。それが意味することは、特定の方々の利用になっているということではないかというふうに、私は思うところであります。新規の利用者の皆さんが時間帯によっては乗れないという話を、よく聞くところでございます。以前の八郷地区から石岡地区への乗り継ぎがなくなり、走行距離と時間との関係、乗りたくても乗れないといった話も多く聞いているところであります。  このような市民の声、現状をどのように把握しているのか、お伺いをいたします。 141 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 142 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 利用状況についてご答弁申し上げます。議員ご指摘のとおり、石岡地区と八郷地区の間の乗り継ぎを廃止した平成27年度以降、長距離での利用が増えたことが影響し、乗車効率の悪化や予約のお断り件数の増加を招き、その結果として年々利用者数が減少傾向、減少幅が大きくなっているのではないかと推測しております。  以上でございます。 143 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 144 ◯11番(谷田川 泰君) 誰もが利用できるのが公共交通であると私は思っております。現在の状況でありますけれども、特定の利用者に限られているように感じるところであります。そのようなことから、乗り合いタクシーの見直しの時期に来ているのではないのかと考えております。乗り合いタクシーを含め、市の再構築をどのように考えているのか、お伺いをいたします。 145 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 146 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 乗り合いタクシーの見直しについてご答弁申し上げます。公共交通機関の補助的な位置付けである乗り合いタクシーの運行につきましては、既存の交通機関である鉄道や路線バス、一般タクシーなどとの役割分担も考慮し、お互いに効率的な運行を維持できるよう、運行区域の見直しも含めた検討を行う必要があると考えております。  以上でございます。 147 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 148 ◯11番(谷田川 泰君) 効率的に見直しを考えることが必要な時期に来ているという答弁でありました。ぜひともその対応をよろしくお願いしたいと思います。  次に、2項目目、高齢ドライバーへの対応について伺います。この件については、毎回議会でも取り上げられております。喫緊の課題であると認識をいたしております。高齢ドライバーへの対応、特に免許返納に伴う移動の確保とその促進対策について、お伺いをいたします。 149 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 150 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 高齢ドライバーへの対応についてご答弁申し上げます。現在、庁内の関係各課、関係機関が協力し、情報共有と現状を分析し、継続的に対策を検討することを目的といたしまして、超高齢社会と向き合う関係機関等意見交換会を設置し、高齢ドライバー、移動制約者等の対策など、総合的に意見交換を行って、免許返納者などへの対応策を検討しております。  この意見交換会では、主に5つの項目に関する協議を行っております。1つとして、高齢ドライバーの交通事故防止及び身体機能低下の予防に関すること、2つ目として、地域特性、日常生活における行動パターンに基づく運転免許保有、免許返納の推進等、その必要性と共生社会の構築に関すること、3つ目として、自動車、自転車運転者等の安全運転及び運転操作に必要な身体機能のチェック及び相談に関すること、4つ目として、移動制約者の安定的な公共交通利用及び利便性の向上に関すること、5つ目として、高齢運転者が安全かつ快適に運転できる道路環境の整備に関することでございまして、高齢者の移動手段の確保を含め、協議、意見交換を進めている状況でございます。  以上でございます。 151 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 152 ◯11番(谷田川 泰君) いろいろな課題の中で、十分対応できる対策を目指していただきたいと思います。高齢ドライバーの方とはいえ、正確に運転できる方は、正常に運転できる方は多くおります。しかし、年齢を重ねていく中で、自分自身では大丈夫といった過信、そして、車の免許を返納する際の代替手段がないことから車を乗り続けなければならないといった話を、よく聞くところでございます。近隣の自治体の多くは、タクシー助成券の発行など、具体的な対応を図ってきております。必要な施策はすぐにでも取り組むべきであります。この問題が提起されてから何年も経過いたしております。市の対応としては非常に遅いと言わざるを得ないところでございます。  今後、どのような対応、対策をしていくのか、お考えをお示しいただきたいと思います。 153 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 154 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) タクシー助成等は、今後、高齢者が増加していく中で、交通事故の防止、免許返納者やもともと免許を持たない方々の移動手段の確保には、有効な手段の1つであると考えております。現在、当市の75歳以上の運転免許保有者は5,000人を超え、今後も増加することが予測されます。また、高齢者の移動手段は、その目的や目的地までの距離によって、徒歩や自転車、自動車等さまざまであり、高齢者の日常生活における行動パターンや、自家用車の活用頻度などを精査した上で、タクシー、路線バスなどへの利用助成など、移動制約者の安定した移動手段を確保するため、石岡市地域公共交通網形成計画に基づく施策事業の進捗と連携を図りながら、効果的な助成制度など、他自治体の先進事例も参考にしながら、協議を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 155 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 156 ◯11番(谷田川 泰君) いろいろな助成、対策を考えながら実行していくというところでございますが、効果的な助成制度などは他自治体の先進事例を参考にしながらという答弁がございました。他の自治体の先進事例は、自治体によって課題が違う部分が多くございます。まず石岡市が、自分のところが先進事例になるような施策をとることも、重要なことではないかと認識をするところでございます。そのところは、市として独自な対策を打ち出すということでありますので、よろしくお願いをしたいと思っております。  高齢者対策は、医療、介護、福祉ばかりではないということを認識していただきたいと思います。また対策が非常に遅いと、先ほども申しましたが感じているところであります。現在進行形で起こっております事故、これらの対策を早急に実施していただきたいと思います。これは強く要望をいたしておきます。  次に、3項目目の、路線バスの実態と今後のあり方についてお伺いをいたします。現在の路線数、その路線の便数、乗車率、この現状についてどうなっているのか、過去3年分のデータをお示しいただきたいと思います。 157 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 158 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 路線バスの実態についてご答弁申し上げます。大変申しわけございませんが、路線バス事業所に確認をいたしましたが、過去3年分のデータがないということでございますので、平成30年6月のデータに基づき答弁させていただきます。  市内の路線バスにつきましては、土浦市に本社を置く関東鉄道株式会社が運行するバス路線が1路線ございます。その内訳ですが、石岡駅から水戸駅までの区間を運行する石岡・水戸線が、平日14便、休日8便運行されておりますが、1日当たりの利用者数の状況につきましては、運行会社からの確認ができない状況でございます。  また、市内に本社を置く関鉄グリーンバス株式会社が運行するバス路線が8路線ございまして、その内訳ですが、バス専用道を利用して石岡駅から茨城空港及び新鉾田駅までの区間を運行する、茨城空港連絡バス線及びかしてつバスは、平日94便、休日69便運行されており、運行会社の調べでは、1日当たり利用者数は948人となっております。  次に、石岡駅から土浦駅の区間を運行する石岡・土浦線は、平日16便、休日12便運行されており、1日当たりの利用者数は262人となっております。  次に、石岡駅から高浜駅経由で鉾田駅までの区間を運行する高浜線は、平日6便、休日2便運行されており、1日当たり利用者数は286人となっております。  次に、石岡駅と柿岡車庫の区間を運行する林線は、平日44便、休日34便運行されており、1日当たりの利用者数は410人となっております。  次に、柿岡車庫から小幡経由で石岡駅までの区間を運行する小幡線は、平日10便、休日9便運行されており、1日当たりの利用者数は63人となっております。  次に、柿岡車庫から土浦駅までの区間を運行する柿岡・土浦線は、平日17便、休日13便運行されており、1日当たりの利用者数は228人となっております。
     最後に、大増の板敷山前から羽鳥駅の区間を運行する板敷山・羽鳥線は、平日15便、休日12便運行されており、1日当たりの利用者数は58人となっております。  以上でございます。 159 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 160 ◯11番(谷田川 泰君) 詳細に説明をいただきました。現状は非常に厳しいというところであります。ますます路線バスの運行は困難になることが予想されるわけでございます。高校生や通勤客の利用が少なくなり、その運賃での運営が難しくなれば、運賃が上がり、結果的には利用が少なくなるといった、マイナスの循環となってまいります。  本市で進めておりますコンパクト・プラス・ネットワーク、拠点と拠点を結び、その拠点間をアクセスしやすいように公共交通を充実させるということを掲げております。超高齢化社会への対応を図るとも計画には示されております。この路線バスの現状を見て、どのようにしていくのか。今の状況でありますと、絵に描いた餅、机上の空論に思えてなりません。今後どのようにしていくのか、具体的な説明をお願いいたします。 161 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 162 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 交通網形成計画における路線バスの施策についてご答弁申し上げます。公共交通の利用に関しましては、全国的に、人口減少やマイカーへの依存などにより、利用者が減少傾向にございます。そのため、鉄道や路線バスなどの公共交通機関の維持、確保が非常に難しくなっている状況にございます。石岡市内を運行する路線バスにおきましても、利用者数が減少すると便数を減らすといった対応を図りながら、路線の維持を行っていきたいと考えております。しかしながら、減便によりこれまでより利便性が損なわれてしまうことから、さらに利用者が減少してしまうといった、負のスパイラル状態に陥りやすい傾向にあるのも事実です。  そういったことから、交通網形成計画では、現在の路線バスが利用者のニーズに合った運行を行うことによるサービス水準の向上や、安定性、速達性を重視した運行を目指すとともに、小学生などを対象としたバスの乗り方教室の実施など、公共交通に対する利用意識の醸成が図られるよう、交通事業者と連携を図りながら、実効性のある路線の維持・確保に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 163 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 164 ◯11番(谷田川 泰君) 非常に厳しいということを認識させられるわけであります。路線バスは、日中は空気を運んでいるというのが現状であろうかと思います。乗客をどのように増やすのか。何もしなければ、乗客は増えてこないというところであります。採算は絶対に合わないということであります。路線バスについてこのままでいいのか、抜本的な対策が求められているところでございます。  現在、赤字路線の補助も実施しているということでありますが、過去3年分のその実績もあわせて、報告をお願いいたします。 165 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 166 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 路線バスの補助についてご答弁申し上げます。市内を運行するバス路線のうち当市が補助するバス路線につきましては、大増地区の板敷山前からJR羽鳥駅までの区間を運行する板敷山・羽鳥線がございます。運行経費及び補助額についてでございますが、平成28年度が、運行経費1,254万9,795円に対し補助額が941万8,357円、平成29年度が、運行経費1,324万5,148円に対し補助額が976万9,263円、平成30年度が、運行経費1,296万3,955円に対し補助額が960万6,098円となっております。  以上でございます。 167 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 168 ◯11番(谷田川 泰君) 先ほどの補助額でございますけれども、運行経費に対する割合、かなり多くの補助額が出ているということであります。補助金にしましても、毎年少しずつ増えているというのが現状だろうと思います。路線バスに関しましては、このままでいきますと、全て廃止となってしまうのではないかというような危惧もいたしております。ましてや新たな路線などとなれば、非現実的であるというように考えざるを得ないところであります。  公共交通網形成計画、計画自体はすばらしいものと思っております。しかしながら、現時点での課題解決には何の役にも立っていないということであります。既に、交通手段の確保といった点で問題となっているということであります。高齢ドライバーへの対応、免許返納、路線バスの充実、そして、先ほどお伺いいたしました乗り合いタクシーの改善、全て早急に対応をすべきであると私は思っております。そのためには相当の予算も必要であります。公共交通を充実して拠点を結ぶ、口で言うのは簡単であります。実施に当たっては相当の覚悟が要るものと、私は認識をいたします。  そういった観点からも、4項目目、石岡市公共交通網形成計画を利用者に即した実効性のあるものとしていくために、どのようにしていくのか。スケジュールも含めながら、執行部の考えをお聞きしたいと思います。 169 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 170 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 交通網形成計画についてご答弁申し上げます。石岡市地域公共交通網形成計画は、昨年度末に策定した石岡市立地適正化計画によるまちづくりの施策との連携、さらには広域的な観点、連携などに配慮した交通政策を進めるため、持続可能な公共交通網の構築や地域活力の維持などを目的とし、昨年度末に策定いたしました。この計画は、基本構想として、地域にとって望ましい公共交通の姿を明らかにする、公共交通に関するマスタープランとして位置付けられているもので、石岡かがやきビジョンを核とする上位計画や、まち・ひと・しごと創生石岡総合戦略などの関連計画と整合性を図りながら、この計画に即して公共交通に関する各施策を実施していくものでございます。  本計画のスケジュールにつきましては、令和元年から令和5年までの5年間の計画となっております。今後は、昨年度策定しました石岡市地域公共交通網形成計画の基本構想に基づきまして、この計画期間内に、公共交通に対する利用意識の醸成を重点事業とする、公共交通の利用促進に関する各施策、乗り合いタクシーの運行区間の見直しや石岡地区及び八郷地区間を結ぶ路線バスの機能強化を重点事業とする、公共交通機関の充実に関する各施策、バス停付近の利用環境整備の促進や交通結節点における乗り継ぎ利用時の優遇措置の検討を重点事業とする、公共交通の利用環境づくりに関する各施策を実施してまいりたいと考えております。  以上でございます。 171 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 172 ◯11番(谷田川 泰君) この問題に関しましては、まだまだ課題がたくさんあるように聞こえてきました。答弁にもありましたが、公共交通の利用環境づくりに関する各施策を実施するということであります。住みよいまちづくりにおいて、公共交通の整備・充実は不可欠であります。最重要課題と考えております。スピード感を持って取り組んでいただきたく、強く要望をいたします。  市長は、公共交通の整備について、現状への対応、将来の公共交通に対しての対応を総合的に見て、どのように考えているのか、市長にお伺いをいたします。 173 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 174 ◯市長(今泉文彦君) 公共交通の整備についてどのように考えているのか伺うということでありますけれども、まず、公共交通の現状は、今、担当部長がお話ししたとおりでありますけれども、対応についても、公共交通網形成計画に沿って行うということであります。  私の考えですけれども、ここからはまた別になりますけれども、まず、公共交通の代表といえば、かつては路線バスでありました。昭和の中ごろは、砂利道の国道や県道を満員のすし詰めのバスが走っていました。いずれの地域にも網の目のように路線があり、各地にバス停がありました。  それが急激に減っていったのが、昭和40年代から50年代、ちょうど自家用車の普及に反比例して、バス路線とその乗客が減っていったわけであります。平成に入ると、残されたバス路線の中でも存続が危ぶまれるものは、地域の要望を受けて、自治体が補助金によって支えるケースが増えてまいりました。その後は、支え切れないバス路線にかわって行政自体が運営の主体にかかわり、巡回バスやデマンドタクシーが出現し、次第に地方では、自治体が民間交通の支援や運営に乗り出す例が顕著になったわけです。  この流れを1市民の目線から立ち返ってみますと、かつては誰もがバス路線に頼っていて、地域の足として使っていたわけです。それが、自家用車の普及によって、残された人たちの足となったのが公共交通だったわけです。民間でやっていたものを行政が支えるということになって、その分、予算が使われていくわけですけれども、先ほどの報告のとおり、タクシー補助券、さらには乗り合いタクシー、路線バス、これについては1路線1,000万かかるということでありまして、お金が相当かかっていくということになります。逆に考えますと、市民自ら、要するに私たちがどんなことができるかということも、考えなくてはなりません。  イギリスでサッチャー政権が担っていた1980年代、その時期は、地方の公共交通が廃れるという、今の日本と同じような状況になっていました。その後、メージャー政権になり、地方の声を聞いて、公共交通や徒歩、自転車を重視した総合的交通政策が打ち出されまして、続いてブレア政権、キャメロン政権と受け継がれて、炭素排出削減の視点も加えられ、公共交通と自転車、徒歩を優先した政策を展開しているのが、今のイギリスであります。  30年先を走るイギリスを手本に考えますと、これは大きなヒントを日本人に与えてくれていると思います。いわば、私たちは自家用車に頼り過ぎ、依存し過ぎてはいないでしょうかということです。ここから変えなければ、地方は変わらないと思います。車依存100%の暮らしから脱却し、車依存50%、自転車に30%、徒歩・公共交通に20%、そんな暮らしを10年後に目指して、ライフスタイルを構築していってはいかがでしょうか。距離10キロ以内は自転車、3キロ以内は徒歩、雨天や気分によってはバスと、そんなライフスタイルを計画書に沿って、石岡市は自転車専用道路や歩道を10年計画で整備する。最初は中学生の通学路を中心に、次第に生活道路へ実施していくというふうな、1つの例でありますけれども。  公共交通網形成計画書は基本構想でありますので、実施計画の段階にはこのような視点も加えていって、市民の税金が別の分野で有効に活用されることも、考えていきたいと思います。もちろん、生活に密着する部分に関する短期的な、早急に解決しなければならない部分は早急に取り組み、中長期的な事業は計画的に推進していく、そういうことが求められていると思います。  以上であります。 175 ◯議長(池田正文君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 176 ◯11番(谷田川 泰君) ありがとうございます。中長期的な大きな課題のもとに、確実に実行していきたい、そのような市長の考えでありました。石岡市は、先ほども申しましたとおり大きな課題、この交通に関してもそのほかの施策に関しても、難題が山積しているのが現状でございます。きちんとした優先順位を確立していただきながら、確実に課題解決に向け、積極的に取り組んでいただきたい。このことを強くお願いいたしまして、私の質問を終わります。  ありがとうございました。 177 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。午後1時30分から会議を開きます。                   午後 0時02分休憩            ───────────────────────                   午後 1時30分再開 178 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 179 ◯21番(高野 要君) 21番・高野 要でございます。本日は4点ほど質問をさせていただきます。  1点目、分限懲戒制度について。本市における分限懲戒制度について4点、制度の目的、根拠及び基準、分限懲戒の事案の対象、手続について伺ってまいります。  全体の奉仕者として、職員は服務にのっとり、市民福祉の向上のため働いているわけであります。しかしながら多くの不祥事が発生し、さまざまな処分などがなされていることが、毎日のようにテレビや新聞で報じられております。総務省の統計によれば、市町村職員の分限懲戒件数は平成29年度で1万4,015人、前年度に比べ567人増加しているということであります。また、懲戒処分件数は2,489人、前年度に比べ181人減少しているということであります。  まず、本題に入る前に、石岡市の分限懲戒の現状、状況についてお伺いをいたします。 180 ◯議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 181 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。現状と申しますと、ここ3年間の中での分限懲戒、どのぐらいの件数があったかということで、ご報告させていただきたいと思います。平成28年度におきましては懲戒処分が5件、平成29年度が1件、平成30年度が4件という現状でございます。  以上です。 182 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 183 ◯21番(高野 要君) この分限懲戒処分は何に基づき、何の目的で行われるのか、法的根拠をお示し願います。地方公務員法とは思いますが、条文などを示してご説明いただきたいと思います。また、分限処分、懲戒処分の違い、その事案の対象、処分結果も異なると聞いておりますが、どういう処分を言うのか、詳しくご説明を願います。 184 ◯議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 185 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。分限懲戒、議員おっしゃられるように、分限と懲戒処分の2通りに分かれてございます。  まず分限処分でございますけれども、地方公務員法第28条の規定に基づきまして、一定の職員の事由によりその職責を十分に果たすことができない、そういった時点で、職員の意に反する不利益な身分上の処分をすることを言います。処分の内容でございますけれども、免職、降任、休職、降給といった制度になっております。  一方、懲戒処分は、地方公務員法第29条の規定に基づきまして、公務員の服務上の義務違反や非行為があった場合に、地方公共団体における規律の保持と公務員としての秩序を維持する目的をもって職員に科する行政上の制裁として、任命権者が職員に対して処分を行うこととなってございます。処分の種類といたしましては、戒告、減給、停職、免職の4種類がございます。  以上でございます。 186 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 187 ◯21番(高野 要君) 次に、地方公務員法第27条は、分限懲戒の基準を規定しております。全ての職員の分限及び懲戒については、公正でなければならないとされております。また、この法律に定める事由、場合でなければ、処分されないとされております。この公平さを保つために、当市においても調査会等が設置されて、処分内容が検討されていると思いますが、確認いたします。石岡市の場合、どのような法律、条例、規則にのっとり審査が実施されるのかをお伺いいたします。 188 ◯議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 189 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。まず、手続でございますけれども、石岡市職員の懲戒に関する手続及び効果に関する条例に基づきまして、処分が可能となってございます。また、どういった審査といいますか、そういった審査委員会の規定がございます。こちらについては、石岡市職員分限懲戒等審査委員会規程に基づいて、職員の処分等について検討して、それを市長に上申して、発令という段階になります。  以上です。 190 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 191 ◯21番(高野 要君) 当市には、石岡市職員分限懲戒等審査委員会規程があって、それによって審査会が設置され、先ほども申されましたけれども、そこでどのような手順で審査されるのかを伺います。手順です。どのような審査がされるのか。これは一般論で結構でございますので、伺います。 192 ◯議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 193 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。一般的な事項でということでございますので、実際、職務を遂行する上で、職員が非行為に相当するというような事例があった場合には、所属長から市長のほうへ報告する報告書が提出されます。そういった内容に基づいて、この審査委員会に諮る、諮らない、また、そういった非行為の判断をして、当然、審査委員会に諮るべき内容であれば、委員会のほうに諮って、検討結果を市長に上申するといった手続になろうかと思います。  以上です。 194 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 195 ◯21番(高野 要君) そこで、職員は、全体の奉仕者として、公共の利益のために勤務しなければならない責務を負っているわけであります。これを確保する制度として、分限懲戒処分があるわけです。  ここで副市長にお伺いしますけど、副市長、よく認識してくださいね。  それでは、副市長に確認いたします。あなたは、案件を審査するときに設置される分限懲戒等審査委員会以前に、関係職員に聞き取りをしたことはございますか。手続論で確認をいたします。 196 ◯議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 197 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。個別具体的な案件についてはご答弁は控えますが……。                  〔「議長」と呼ぶ者あり〕 198 ◯総務部長(久保田克己君) 一般論でお答え申し上げます。そういった委員長の指示によりまして職員への聞き取りということは、委員会規程第9条に規定されている事情の聴取ということがございますので、そういった観点から総務部が委員長の指示を受けて、職員への聞き取りをする場合がございます。  以上でございます。 199 ◯議長(池田正文君) 副市長・根本君。 200 ◯副市長(根本博文君) お答えをいたします。ただいま総務部長が申し上げたとおり、一般論ですが、手続的にはそういう形をとって、審査を行うか否か、行うといった場合には委員会での審査を実施していくということになります。 201 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 202 ◯21番(高野 要君) 私は部長に答弁など求めていないんですよ。あなた、いつから副市長になったんですか。副市長、部長ということで、私は答弁者をきちっとしておるんですよ。部長、副市長が足りなかったらあなたが答弁すればいいでしょう。私は部長にちゃんと見解を求めて聞いていたじゃないですか。それで、ここで副市長の見解を求めたいから、副市長ということではっきりと答弁を求めたわけですよ。これからあれですか、副市長、市長と言ったときに、あなたは全部立って答弁するんですか。そのようなことはやめてくださいよ。きちっと答弁者のところに私は明記して、出しているわけですから。  再度お伺いします。ちょっと興奮していましたのでよく理解できなかったので、分限懲戒委員会以前に関係職員、委員会が設置されない前に聞き取りをしたことがあるか、調査をしたことがあるか、きちっと答えてください。これを私は聞いているんですよ。これが許されるということであれば、私はそれで構わないんです。しかしながら、このようなことが私はあってならないと判断していますので、今、聞いておるんです。ですから、いいんですよ、いいんですよという答えをいただければ。できますという答えであれば、それでいいんです。  どこへ行ってもそうでしょう。分限懲戒委員会が設置もされない前に、職員を呼んで調査するなんていうことはありますか。もう一度はっきりと副市長、これ、大きな問題ですよ。あなたにもかかわってきますので、答弁をお願いします。 203 ◯議長(池田正文君) 副市長・根本君。 204 ◯副市長(根本博文君) 委員会規程によりますれば、委員会というのは、委員会を置くということになっていますので常設でございます。ですから、分限懲戒というのは、いつ何どきに、どういう理由でそういう事案が発生するかわかりませんので、その都度適宜の判断ということになります。個別の事案についてはお答えしかねるところでございますので、よろしくお願いいたします。 205 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕
    206 ◯21番(高野 要君) じゃあ、お伺いしますが、この件について、いいですか、そういった命は何で出していますか。指示ですよ。それはどのような形でやっていますか。ですから、これができるということでしょう。できるというんであれば、どういう指示のもとにやっておりますか。副市長、ここをお聞きしたいんです。お願いします。 207 ◯議長(池田正文君) 副市長・根本君。 208 ◯副市長(根本博文君) お答えをいたします。委員会は常設でございます。したがいまして、先ほど総務部長がご答弁申し上げましたけれども、個々具体な案件については、そういった報告が所属から上がってきた場合に、任命権者であるのは市長でございますので、市長のほうに報告が上がってきたとすれば、それが委員会として、その分限懲戒に該当するか否かというのを判断いたしまして、するということになれば、委員長のほうから指示を出すということでございまして、その指示の仕方はさまざまであると考えております。 209 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 210 ◯21番(高野 要君) あなたが言ったそのとおりなんですよ。分限懲戒委員会、それが設置されて初めてなんです。私が聞いているのは違うでしょう。ですから、分限懲戒委員会が設置される前にはできないんです。今の答弁、食い違っていませんか。この分限懲戒委員会、常設されたといっても、常設、あります。しかしながら設置は違うでしょう。以前もありましたけど、議員の質問によって、分限懲戒委員会が議会中に設置されたわけですよ。今述べたことは、議会の設置された後に市長の命を受けてやると、そのことなんです。私はそれを聞きたかったんです。副市長、あなたが言ったとおりです。あなたが言ったことが、これから後々またいろんな意味で問題になってくると思いますけど、今言ったこと、もう一度聞かせてください。お願いします。 211 ◯議長(池田正文君) 副市長・根本君。 212 ◯副市長(根本博文君) 私が申し上げましたのは、今議員が、設置の前に調査をすることができるのかどうかというようなことでございましたけれども、調査という内容の中身にもよりますけれども、要は、その事案の報告が市長のところに上がってきた、その時点で、委員会を設置する、しないにかかわらず、事実の確認、そういった作業は当然しなければなりません。これは分限懲戒、いわゆる職員の身分にかかわる問題でもあるし、事実関係がきちんと整理をされた上で、ある程度された上で、それで委員会を設置するべき問題なのかどうかというのが判断の分かれ道になるわけでございまして、当然その設置以前に、事実関係がどうだったのかという調査というのは当然にあるものだと私は思っております。  以上です。 213 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 214 ◯21番(高野 要君) じゃあ、その調査権、何条の何項にあるのか。あるものだと思いますなんて、だめですよ、そういう答弁をしちゃ、執行部が。あなた、おかしいでしょう。何条の何項にありますからこうですと、そのような答弁をしなきゃおかしいでしょう。あなた、執行部ですよ。数字はわかるわけですから。  じゃあ、ちょっと観点を変えますけど、そうすると、もう常設してあるので、市長の命があればいつでもできるということですね。そうすると、今回までの分限懲戒委員会、それは結構ですけれども、分限懲戒の職員の調査、これについては市長の命により行っているということでいいですか。ということであれば、口頭ではまさかやっていないでしょうから、そういった公文書での指示書はあるわけでしょうから、その書類を出していただきたい。行政は口頭でなんて動きませんよ。副市長。行政が口頭でやっているんですか、皆さん。人の人権もかかわる問題です。文書は必ずかかわるでしょう。公文書ですよ。市長からも出ているんでしょう。じゃあ、件数も大したことないので、全部市長の命で出ているというものを出してください。  議長、取り計らいをお願いします。 215 ◯議長(池田正文君) 副市長・根本君。 216 ◯副市長(根本博文君) ただいま議員のほうから、口頭指示というのはあり得ないのではないかと、全て公務であるから文書であるべきではないかというようなお尋ねがございましたけれども、先ほど来申しておりますけれども、この分限懲戒というのは、これは十分議員もご承知のことだと思いますけれども、任命権者の一身専属権にかかわる権限でございます。要するに、任命権者と職員の間の関係でございますから、市長と合議の上で、市長がそれは調査すべきであるというふうな判断があれば、調査に着手するというのは当然でございまして、その仕方について、文書であろうが口頭であろうが、それは問われないというふうに思っております。 217 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 218 ◯21番(高野 要君) 今、問われないというような答弁をいただきましたが、その問われないというのはあなたが決めることじゃございませんので、規則とか、そういったものにあるかと思うんですね。それを早急にお出しください。  議長、取り計らいをお願いいたします。           〔「出しなさいよ。どこの自治体に口頭でいいなんてい           うのがあるんですか。人権問題ですよ」と呼ぶ者あり〕 219 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 220 ◯21番(高野 要君) ですから、私は難しいことを言っているわけじゃないんです。いいですか。理屈じゃなくて、地方自治法で動いているんですよ、議会も全て。法律にないものはないんです。「だと思います」とか、そういう答弁は愚論なんですよ。ですから、ここで私は今、質問しましたけど、こういったことはあり得ないんです。副市長、あなた、県の部長さんをやられていたということですけど、あなたを卑下する気持ちはありませんけれども、やはり公務員であるということと、あとは、やはり石岡は小さなまちでも、地方自治法というものがあって、その中で動いている。「だろう」とか何かで法律は語れないんです。質問は「だろう」でいいんです。あなた方は「だろう」では答弁できない。その場はごまかしても、「だろう」というのは必ず後にわかるんです。  じゃあ、いいですよ、書類、どうせないでしょうから。こんなことです。これ、議事録に残るんですよ。  以前、分限懲戒委員会において、何の聞き取り──これ、現実的なことで話してあげますよ──なく、処分したことを伺っております。先ほど副市長は申しましたけど、文書とか何かは要らないんだと、市長の命だけでいいんだと。後で市長に聞きますからね、あんたが全部出しているんでしょうから。うわさとか、そういったことですね、きちっとした調査する、何というんですか、総務部でもどこでもいいですけど、そういった機関にきちっとお願いしてやればいいんですが、そういったこともなく、今、副市長の言った言葉、「だろう」で調査とかできるんですか。私はどこまで行っても、分限懲戒、このことについても調べておりますけど、分限懲戒委員会が設置されて、それから初めて調査が始まるんです。何だかわからないのを、前から副市長は調べるんですか。あいつ悪いから調べておけとか。じゃあ、石岡は、こういううわさとか、こういったことで調査に入るんですか。これ、人権侵害ですよ。「だろう」で入るんですか。きちっとした答弁をしてくださいね、この場しのぎでなく。質問は次にもありますから。  副市長、安易に答えないでよく……、副市長というのは重責ですから、部長とはまた違います。ですからしっかりと……。私らは本当にこのような議員ですけど、対等に私は向かい合っていますので、しっかりとした答弁を返してください。本当にそのようなことで、あることないことなっちゃっては、いいんですか。  ところで、どうしても欲しい……、これ、もらわなくちゃいけないと思うので、条例かもしれませんけど、何というんですか、そういう調査等々は口頭で委員会が設置される前にできるという、その文言の入った規則ですか、条例ですか、をお示し願いたいと思います。 221 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君に申し上げます。事前通告制をとる質問、質疑における資料請求は、申し合わせにより、通告の際にあらかじめ必要な資料として請求し、質問中の請求は、原則これを認めないものとしておりますので、ご注意願います。  21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 222 ◯21番(高野 要君) そうですね、回答もできないんじゃどうしようもないですね。何でも構わないから話しておけ、これでは私は副市長、本当にまずいのではないかと思いますよ。それ以上は言えません、あきれて。  私も──次の質問に入ります──いろいろと調査いたしました。この分限懲戒委員会は、あくまでも任命権者である市長の命によって、審査及び調査が可能となるわけであります。他市の規程も、あくまでも市長の命によって審査会が、地方公務員法第28条、先ほど述べられていましたけれども、分限に関すること、同じく29条の懲戒に関する事項、この調査が初めてできることが規定されています。あくまで市長、任命権者の命によって審査会が動けるわけであります。よろしいですか、ここですよ。市長、任命権者の命によって、審査会が動けるわけであります。  確認いたします。副市長は任命権者ですか、お伺いします。 223 ◯議長(池田正文君) 副市長・根本君。 224 ◯副市長(根本博文君) 先ほどもご答弁申し上げましたが、任命権というのは市長、あるいはその他の任命権者に一身専属の権限でございますので、副市長には任命権はないものと解釈しております。 225 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 226 ◯21番(高野 要君) 任命権者は市長なのですよね。  じゃあ、市長にお伺いします。市長はこの分限懲戒委員会、現在までに幾つかやられたということでありますけれども、事前に口頭で職員の調査を依頼したことはございますか。お伺いします。 227 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 228 ◯市長(今泉文彦君) 分限懲戒制度についてお答えいたします。制度の内容や手続などについては、先ほど部長、あるいは副市長がお答え申し上げたとおりでございますが、個別具体的な事項についてはお答えできないものであります。職員の処分については、関係法令に基づき適正に行ったものであると考えております。  以上です。 229 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 230 ◯21番(高野 要君) 市長、処分の問題じゃないんですよ。処分は、ちゃんと調査が終われば適正にやるんでしょう。ただ、だけど、それまでの前段の問題ですよ。前段。簡単にそんなにあれですか、口頭であいつを調べろとか、こいつは悪そうだとか、そんなことできるんですか。そんな自治体どこにありますか。これは全て市長が命を出しているということですか。出しているとなると、副市長は楽になりますね。  私も調査しましたところ、実際、あれですね、そういう書類等々は、副市長から総務部には出ていませんね。市長からも出ていませんね。そういう書類は一切ないそうです。じゃあ、今後、石岡市の分限懲戒委員会は、全て口頭で行うということですね。いいですか、これで。口頭であるということでいいですか。公文書などは要らないんですよ、もう、口頭ですから。だから、職員の処分を出すときも口頭でいいんじゃないですか。なぜそのときだけ公文書を使うんですか。  事前の調査がきちっとしていなければいけないわけでしょうよ。副市長、あなたが言った言葉は大きな問題になってきますからね、これ。私も調査しますけど。  このような石岡市ですから、何でもできるでしょう。できることは自由にやってください。ただ、職員に対して事前にわけもわからない調査をして、それで、分限懲戒委員会、1つの事案でありますが、副市長は何もやっていない、調べてもいないと。職員、誰も調べられたという人はいないです。それで、あなたは処分しているんです。かわいそうでしょう。  分限懲戒委員会の──よくここで議事録に載せます──委員会設置以前の調査は、私のできるのかという問いに、副市長はできる、口頭でもできるということでありますので、これが石岡市の分限懲戒の例と、規則か何かなんでしょうけど、そういうことになります。今日は書類はいただけないということですから、文書は、後でいただきます。これに間違っていたとき、どうしますか。責任はとってくれるんですか。ここは神聖な議場ですよ。ただ能書きを語ればいいというもんじゃない。私は今回きちっと質問を書いたでしょう、細かく。  大体わかりましたので、やっていることは、次に移ります。事実関係の確認は必要でありますが、これは副市長、以前の分限懲戒ですね、やはり始まってから10日、15日もたたず、その結果ですね、私はなぜもっと時間をかけないのか、時間の問題。殺人事件とかそういう事件であったら、これは性急にしなくちゃいけないということかもしれませんけれども、問題は大きくても小さくても一緒でしょうけど、自分たちは何の調査もせず、人がやったものを……。そんなことでは、処分が一部だけを私は切り取った内容になるんではないかと思うんです。やはり分限懲戒委員会などというものは、十分に調査しなければならないわけであります。  これ以上やっていても意見はかみ合いません、人を処分する人がきちっとした答弁できないわけですから。石岡市はこういったことは全て口頭で行う、そういうふうに認識しました。そういうことで、この件に関しては質問を終わります。これ以上質問しても無理です。かみ合うものがありません。結構です。  次に移ります。公正な選挙執行に係る選挙管理委員会の役割と責任について。選挙管理委員会の役割、その責任はどのようになっているのか、前回の総務部長、選管書記長が答弁されましたことをさらにお尋ねいたします。  前回、さきに実施されました市議会議員の選挙公報に関する選挙委員会のチェックのあり方、その関与と責任についてをお尋ねいたします。そのときの答弁によりますと、あくまでも公職選挙法に基づいて適正に判断したということであります。法的な解釈について争いのあるところであります。ここで明確な判断は平行線であり、難しいことと思います。この点については別なステージで、総務部長の答弁、判断について、そのことが適正であったかを明確にしてまいりたいと考えております。その節はよろしくお願いいたします。  それよりも、行政においてこのようなことがあり得るのか。全くの自己判断、虚偽答弁と思われる事実が判明いたしました。私は、自らがかかわる案件でありますので、このことは全ての選挙にかかわってくることもありますので、選挙管理委員会の役割、その責任はどのようになっているのか、前回総務部長、選管書記長が答弁されましたことをさらにお尋ねいたします。  それでは、質問に入ります。私は前回、選挙公報の件で、県の選管の指導で判断したという答弁がありました。お墨付きをもらいました。その相手方にそのような事実があったのか、確認をとってまいりました。複数で参りました。今回の件について、県の選管はそのようなことは言っていないと、これを出していいとか、そのような指導はしていないとのことであります。そうなりますと、前回の答弁は虚偽とはなりませんか。  あなたも県に行ってきたんでしょうから、まさか県の選管の職員、今ここで名前を申しませんけれども、名前も申し上げても結構です。言質をとってまいりましたので。この件についてお伺いします。 231 ◯議長(池田正文君) 選挙管理委員会書記長・久保田君。 232 ◯選挙管理委員会書記長(久保田克己君) 地方自治法第121条の規定に基づき、石岡市選挙管理委員会委員長から説明員及び説明を委任されておりますので、総務部長として兼任する石岡市選挙管理委員会書記長としてご答弁申し上げます。  前回の第2回定例会において私の発言ということでございますが、このとき私が発言した内容としては、私ども選挙管理委員会がこの選挙公報を発行するに当たっては、そういった参考書籍、また関係機関の助言、そして、公的解釈の方などの助言をいただきながら、選挙管理委員会が判断し、発行したものでございますという答弁でございます。そのようにお答えしたと考えております。  以上です。 233 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 234 ◯21番(高野 要君) じゃあ、選挙管理委員の方々にはどのように述べましたか。お墨付きを県からいただきました。ですから、私たちは、ああそうかと思ったと言うんです。お墨付きなんてどこでもらったんですか。口頭ですか、これも。  それじゃあ、選挙管理委員会の……、現実的にならないでしょうから、担当者はモギさんという方です。あともう1人おりました。その上司です。そういうことです。何度も行きました、間違っていると仕方ないと思って。でも、何度も、お墨付きなどは出しておりません、そのようなことはしていませんということです、部長。部長も行って、よく聞いてきてください。たくさん質問ありますので、そういうことです。  それじゃあ、言った、言わないってよくあることですから、理解の仕方だと思います。そうしますと、選挙公報で、特定候補の事実無根を掲載する等誹謗中傷すること、投票を妨害すること、それはしてはならないと、禁止を第3条で厳しく規定し、そのようなことが整理された中で、第4条において、原稿をそのまま掲載するといった条文構成であるわけです。  前回の質問において、第3条には触れずの答弁であったかと思いますが、しかしながら今回の判断は、第3条をスルーし、4条を特別に扱い、掲載したように思えるわけであります。この判断は誰がしたのですか。私たちの見解では、この3条をクリアしたものが、初めて4条になってくるというように考えております。3条と4条、普通一般ですと、どちらもとりがたいというところであります。しかしながら、上位法、法律においてはあくまでも上が優先されるわけであります。そして、3条についてはあなたは何も語らず、あたかも4条だけだったようなことを述べております。  そこで、本来、前回の答弁によりますと、逐条解説によって判断したということでありますが、その資料の請求はしてございませんので、後日、請求したいと思います。逐条解説ということで答弁いただいておりますので、逐条解説にはきちっと載っていると思いますので、それを資料請求したいと思います。  じゃあ、さらにお伺いしますが、最終的に選挙管理委員会が判断したわけでありますが、委員長をはじめ委員はこの案件について、掲載の適宜検討など全くなかったとしております。議事録にもありません。会議録にもありません。しかしながら、この選挙公報は、選挙管理委員会が発行しております。  確認いたします。この選挙公報の発行責任者はどなたになりますか。お伺いいたします。 235 ◯議長(池田正文君) 選挙管理委員会書記長・久保田君。 236 ◯選挙管理委員会書記長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。選挙管理委員会になると思います。  以上です。 237 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 238 ◯21番(高野 要君) もうあなた、そこから間違っているんですよ。選挙管理委員会じゃないですよね。いいですか。発行責任者は、選挙管理委員会、合議体の長として委員長がなっているわけであります。ですから、この発行責任者は委員長ですよね。ですけど、委員長は知らないとしております。この公報は、だから、誰がつくったものかわかりません。発行責任者ぐらいきちっと述べることできないんですか。何だったら私ですと言ってもよかったんじゃないですか。委員会の4人は知らないと言っているんですから。  それで、驚くなかれ、私も何度も何度もお話を聞きに行きました。嫌がられるほどね。1人では行きません。複数で参りましたけど、やはり言質をとるために確認しましたところ、この件について、委員長はじめ委員の皆さん、選挙公報が出て初めて知ったということでありました。  私たちは、選挙公報が配布されるまで、この件については何のかかわりもありませんでしたということですよ。ですから、協議などは1回もしていません。私は会議録を提出いただきました。また見せていただきましたが、一度もありません。空白です。そうすると、これ、皆さんが言っていること、全部総括してまとめてみますと、選挙管理委員会の委員さんは知らない。そうすると、事務局でやったということなんですよね。これ、結局、職員の方も聞いたところ、私ではありませんが、全部選挙公報については、部長が仕切っておりますというようなことを返してくれたそうです。  これ、単刀直入にお伺いしますけど、委員長も知らない、そのほかの人も。ある人は言っていました。こんなもの、全然携わったことはないよと。総務部長、これは独断でやったということじゃないですか。独断でやったということになると、そのような権限を持っているんですか、あなた。そこです。みんな知らないんです。資料もいただきました。時系列的に並べました、会議録から全て。一度も会議をやったことはありません。あと1ついただいていないのは、何というんですか、報酬ですね、出日日当です。これが出ているか、出ていないかだけで全部そろいます。あなた方がみんなやったんじゃないですか。  そういう権限、あなたにありますか、お伺いします。 239 ◯議長(池田正文君) 選挙管理委員会書記長・久保田君。 240 ◯選挙管理委員会書記長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。今回の選挙公報の発行につきましては、選挙公報掲載申請の最終期日、選挙公報掲載順序、選挙公報の配布方法に関して、選挙管理委員会の議決をいただいております。その議決と、石岡市選挙公報発行条例第2条の選挙公報を1回発行しなければならないという規定に従いまして、事務局において事務を進めたものでございます。  以上です。 241 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 242 ◯21番(高野 要君) 事務局が発行したのはいいんですよ。これ、決裁事項があるでしょう。文書等々については、一切これ、協議しないんですか。決裁ももらわないんですか。今、言いましたよね、事務局がと。ここで私、これも聞きたかったんです。結局はあなた方がやったんじゃないですか、決裁も受けずに。これ、文書の決裁から全て、この権限は委譲されているわけですか。話が違うんですよ。1回もこういう話を持ちかけられたことはありませんと言っているんですよ。何の規則で自分たちができるじゃないです。  これ、全てあれですよ、委員長の……。ここにありますよ。石岡市選挙管理委員会、15条に、書記長及びその他の職員という条項があります。4項には、「書記長は、委員長の命を受け、書記その他の職員を指揮監督して、委員会に関する事務を掌理する」とあります。さらに15条は、「起案文書は、すべて書記長を経て委員長の決裁を受けなければならない」とあるんですよ、これ。この規定から、簡易なもの以外は全て、委員会ないし委員長の判断、決裁がなければならないということでございます。部長、これ、どうなんですか。15条にあるでしょう。あなたが全てやったって、自分で今、言ってしまったじゃないですか。だったら、選挙管理委員会の委員なんて、もう要らないじゃないですか。  後でまた議事録をきちっと確かめます。  ということで、今回の件、書記長である総務部長、あなたは規定違反をしたことになるんです。私はなると思います。15条にもあります。「起案文書は、すべて書記長を経て委員長の決裁を受けなければならない」、委員長の決裁が最後にあるんです。あなたの決裁では物事できないんです。  あなたは、規定違反をしたとは思っておりませんか。単刀直入にお伺いします。 243 ◯議長(池田正文君) 選挙管理委員会書記長・久保田君。 244 ◯選挙管理委員会書記長(久保田克己君) 選挙公報の発行に関してご答弁申し上げます。まず、選挙公報の発行条例2条については、選挙に関して1回公報を発行しなければならないという義務規定が入っております。また、発行条例4条においては、掲載文については原文のまま掲載しなければならない。また、公職選挙法第169条第3項にも、原文のままというような規定がございます。  それと、先ほど3条とおっしゃられていましたが、3条については、他人の名誉を傷つけるなど、選挙公報としての品位を損なうような記載をしてはならないとの規定が書いてございます。これにつきましては、立候補予定者、そういった方に対しての責務を課しているものと考えております。  また、先ほど言いました169条3項、さらには条例第4条、そういったことで原文のまま掲載しなければならないということでございますので、選挙管理委員会の中でこれを議決するということは、その候補者の公報について審査するというような条項も加わってくるかと思いますので、そういった議決事項は、この公報の内容については、選管においては審査権はないということで、議決等はいただいておりません。  また、その発行に関しては、そういったことで、第2条に基づいて発行している。ただ、またお話の中では、選挙管理委員会の方が知らないうちにということがございましたけれども、手前どもといたしましては原稿の段階で、各委員さん方にはこういった内容ですというような内容の説明をさせていただいて、先ほど申し上げましたように、書籍、また関係機関、法の専門家、そういった方の助言も説明しながら、こういったことで対応しますということで、ご説明はさせていただいております。  以上です。 245 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕
    246 ◯21番(高野 要君) 今、委員さんに報告しましたと言いますけど、私、全部時系列に並べたんですよ。そんな日にち、時間なんて1つもないんですよ。原稿を見せたなんていう日にちがないんです。皆さん、会ってもいないんです。そういう、部長、いいあんばいなことを言ってはだめですよ。そうでしょう。何で3条の話をしないんですか、これ。3条にあるでしょう。4条、原文のまま載せなければいけない。何で原文のままだけなんですか。法律は上位ですよ。上にあるでしょうよ、3条に。3条にきちっと、何だっけ……、3条にあるんです。特定候補の事実無根を掲載する等誹謗中傷すること、投票を妨害すること、それはしてはならないと、3条で禁止を……、3条で厳しく規定している。4条と3条、これ、どこが違うんですか。何で4条が優先されるんですか。  私も弁護士と話ししているんですよ。4条と3条、このほかにも公職選挙法があるでしょうよ、6条。条例なんていうのは下でしょうよ。何かあなたには作為しか感じられないんですよ、今の話、聞いていても。もっと公平・公正、そういった選挙を……。私はこういったこと、やりたくない、聞きたくない、早く忘れたい。しかし、このようなことがまた起きるんですよ、善良な市民に。  じゃあ、3条の、私が載せていいという、そうですよね、事実無根の掲載、誹謗中傷、これを高野 要は載せていいんだという、その理由を聞かせてください。私も個人、1人ですよ、人間ですよ。この3条と4条の問題、なぜ3条を捨てたのか。私に人権はないのか。その辺のところをお聞かせください。 247 ◯議長(池田正文君) 選挙管理委員会書記長・久保田君。 248 ◯選挙管理委員会書記長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。これについては、さきの定例会でもご答弁したかと記憶しておりますけれども、3条の2項につきましては、「候補者は、その責任を自覚し、前項の掲載文には、他人の名誉を傷つけ、若しくは善良な風俗を害し、又は特定の商品の広告その他営業に関する宣伝をする等選挙公報としての品位を損なうような記載をしてはならない」と記載しております。これは、候補者に対しての条文でございます。  それに対して4条につきましては、「委員会は、前条第1項の申請があったときは、掲載文を原文のまま選挙公報に掲載しなければならない」といった義務規定が課せられております。そういったことで、そういう選挙公報の発行になったということです。  以上です。 249 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 250 ◯21番(高野 要君) そうすると、選挙管理委員会はこの3条というものを、選挙管理委員会の委員さんは知りません、3条。あなたたちは自覚した中でやったということですね。これからの争いの中にもきちっと、大事になってきますので、あなたたちはこれを知っていて、3条はちょっとうっかり忘れたというんじゃなくて、3条を知っていたと。しかしながら、これは本人の問題だろう。そういうことですか。禁止というここに条文があるんじゃないですか。禁止。出すなということですよ。  じゃあ、もう一つ聞きます。これから、そうするとこのような文章、石岡市は、私が今度出て、当選はしなくてもいいと、とにかく出ようと、あそこの新聞だけちょっと楽しもうかと、そういったときに、同じような新聞が出たときに、1つばかりではなく2つでも3つでも載せるんですか。市会議員だったら30万であそこへ書き込みできるんですよ。  全国でもない。私も弁護士のところへ相談しました。そうしたら言いました。これは民主主義の根幹を揺るがす問題だと。ですから、高野さん、石岡の問題じゃなくて、きちっと結果を出さなくちゃいけない。ですから、私は諦める気がないので質問しているんです。  それでは、3条は、あなたたちの考えでいくと、問題はなかったということでよろしいですか。明確にご答弁を願います。 251 ◯議長(池田正文君) 選挙管理委員会書記長・久保田君。 252 ◯選挙管理委員会書記長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。この3条第2項につきましては、立候補予定者といいますか、候補者に対しての責務を論じているものでございます。そのように考えております。  以上です。 253 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 254 ◯21番(高野 要君) これからはあれですか、そこが個人的な責任であるということですから、これは誰でも出せるということですよね。その誹謗中傷等々は、個人的な責任であるという、あなた、今、見解を出しましたよね。行政は関知しないということですよ。これは大きな問題ですよ。やじ新聞になっちゃいますよ。勝手なことを書いてくれと。あなたの言っていること、間違っていませんか。先ほど申しましたけど、私たちは調査ができないから……。できないからなんていうことないでしょうよ、このような答弁があるんであれば。  私があの新聞に載っているようなことの事実を証明してくださいよ。今言ったこと、本当に大丈夫なんですか、個人的なことだから我々は関与しないというの。総務部長、選挙管理委員会、あなたが答える言葉ですか。今後これ、どんどん続きますよ。こういったこと、石岡で。私も議員をやめたら30万円で書いてみたい。あなたの今、一言で、出せることになったんですよ、総務部長。  もう時間もなくなってきましたので終わりますけど、あなたが今日答弁した──もっと質問たくさんあったんですけど──その言葉の重さというのを、きっちりと自覚してください。あなたが答弁したことは、全て議事録に載りますから。私はこれだけ議事録をいただければ、十分でございます。 255 ◯議長(池田正文君) 質問者に申し上げます。発言時間を超過しておりますので、簡潔に願います。 256 ◯21番(高野 要君) 長時間ありがとうございました。以上をもちまして私の質問を終わります。 257 ◯議長(池田正文君) 次の質問者に移ります。  5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 258 ◯5番(川井幸一君) 5番・川井幸一でございます。今回、1点の質問にて、一問一答で質問をしてまいりたいと思っております。  一般質問する前に一言だけ言わせていただきますと、今日はうちの亡くなった父の命日でございまして、その日にこうした一般質問ということが重なりまして、私もいささか緊張しながらやらせていただきたいと思います。  今回のテーマは、学校の統合再編の進め方について、いろいろと質問してまいります。子どもや市民目線での統合再編を望むということで、1問ずつ質問してまいります。  現在進めている石岡市立小中学校統合再編計画について、まずは伺ってまいります。  今回、これまで統合再編が進められ、八郷地区におきまして、旧有明中学校、また旧柿岡中学校、そして旧八郷南中学校の3校が統合され、平成25年に八郷中学校が新設され、開校いたしました。また平成30年には、石岡地区におきまして城南中学校が石岡中学校に統合再編され、新たな石岡中としてできたわけであります。それぞれの施設整備や、それぞれスクールバス等が整備され、学校生活が営まれているわけではありますけれども、そういった中で、児童、保護者はじめ生徒から出ている問題について、これから答申に基づき具体的に進めようとしている中で問題が生じないように、今回は質問をしてまいります。  1点目でございます。まず、現在進めています石岡市立小中学校統合再編計画について、まず伺います。部長のほうにお願いいたします。 259 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 260 ◯教育部長(豊崎康弘君) 統合再編計画の基本的な考え方についてお答えいたします。適正規模につきましては、審議会から答申を受けまして、基本的な考え方を示してございます。小学校においては、クラス替えが必要な各学年2学級以上となる12学級以上が望ましい、中学校においては、クラス替えが可能で、全ての教科の担任が配置できる9学級以上が望ましいとしております。現在のところ、小学校19校のうち12学級未満の学校は15校で、そのうち複式学級を有する学校は6校でございます。また、中学校5校のうち9学級未満の学校は2校でございます。  統合再編に当たりましては、地域性や歴史的・地理的な生い立ちを考慮しながらも、一定の集団規模の確保が必要との考えから、ただいま申し上げました適正規模の基本的な考え方ということになります。 261 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 262 ◯5番(川井幸一君) 部長、失礼いたしました。言葉足らずで申しわけございません。  続いて、今の現況を聞きまして、かなり厳しい状況であるということは理解いたしまして、そういった意味では、統合再編というのは今後もやむなしということになるわけであります。  そういう中で、どのような規模を適正規模として統合再編を進めてまいるのか、お伺いします。 263 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 264 ◯教育部長(豊崎康弘君) 適正規模に関しては、先ほど申したとおり、小学校においては各学年2学級以上となる12学級、中学校においては9学級以上が望ましいとしておるところでございます。  以上です。 265 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 266 ◯5番(川井幸一君) 続いてお聞きいたします。具体的に、どの学校が統合再編されていくのでしょうか。その枠組みを、まずお示しいただきたいと思います。 267 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 268 ◯教育部長(豊崎康弘君) 具体的な再編計画でございますが、石岡中学校区では、高浜小、三村小、関川小、南小の統合再編です。府中中学校区では、府中小、北小の統合再編でございます。八郷中学校区では、複式学級の早期解消のため、吉生小、葦穂小、柿岡小の統合再編、恋瀬小、瓦会小の統合再編を第1段階として、最終的には、小幡小、小桜小、林小を含めた八郷中学校区内小学校の統合再編を進めてまいります。また、地域的なつながりや地理的な状況を勘案して、国府中学校区においては石岡小、国府中の小中一貫校、園部中学校区においては園部小、東成井小、園部中の小中一貫校での統合再編を考えております。 269 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 270 ◯5番(川井幸一君) それでは、続いて伺います。市内の学校は、小学校がそれでは何校で、中学校は何校ということになるんでしょうか。お尋ねいたします。 271 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 272 ◯教育部長(豊崎康弘君) 現在の中学校5校、小学校19校、全24校の配置から、最終的には中学校区を基本として中学校3校、小学校5校、小中一貫校2校の全10校となる配置を予定してございます。 273 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 274 ◯5番(川井幸一君) ただいま答弁の中で小中一貫校等も出てまいりましたけれども、その統合再編に合わせまして、小中一貫校の設立等は考えておるんでしょうか、伺います。 275 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 276 ◯教育部長(豊崎康弘君) ただいま申し上げたとおり、国府地区と園部地区での小中一貫校の創設を考えてございます。9年間を通じた教育課程を編成し、系統的な教育を実施できる制度で、小小連携、小中連携の取り組みや、近隣学校の施設規模、地域性等を考慮し、ふるさと学習の充実や多様化する学校教育制度の対応等、小規模校の課題を解消するため、小中一貫校での統合再編を予定してございます。 277 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 278 ◯5番(川井幸一君) それでは、それらの統合再編のスケジュール等があれば、お示しいただきたいと思います。 279 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 280 ◯教育部長(豊崎康弘君) 今後につきましては、複式学級を有する小学校を優先に、具体的な統合再編の説明会を行ってまいります。保護者の方々や地域の皆様への説明をし、ご理解をいただきながら、教育委員会、学校関係、統合対象学区の保護者、地域の皆様で構成する統合検討委員会の設置を予定してございます。統合検討委員会では、統合の場所や統合時期、通学手段、通学路の安全対策の検討、体操服や学用品、学校行事等のすり合わせや交流事業など、統合に関して必要な協議を、保護者、地域の皆様と一緒に進めてまいりたいと考えております。  以上です。 281 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 282 ◯5番(川井幸一君) 続いて、アンケート等の実施をしているようですけれども、内容と、その結果について伺います。また、個別の意見で代表的な意見はどのようなものがありますか。お伺いをいたします。 283 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 284 ◯教育部長(豊崎康弘君) アンケートについてお答えいたします。平成30年9月の石岡小中学校統合審議会からの答申をもとに、平成31年1月に答申に関する説明会を市内8か所で開催しておりまして、そのときにアンケートを配布してございます。そのほか、より多くの方に統合再編を知っていただくため、市内の小中学校に就学している児童生徒保護者及び未就学児保護者を対象に、答申書の内容をお知らせし、統合再編についてのアンケートを実施いたしました。小中学校を通じて配布し、未就学児保護者世帯は郵送させていただきました。配布数は8,255通で、2,202通、26.7%の回答をいただいております。児童生徒数の推移や答申における適正規模・適正配置についての基本的な考え方、具体的な統合再編の枠組みなどをごらんいただいて、率直なご意見をいただく内容でございました。  設問では、石岡市の児童生徒数の減少に伴い、統合再編の取り組みについてどのように思われますかの問いについては、回答者の約8割が、理解できる、あるいは概ね理解できると回答しており、教育環境改善の必要性については理解を示されているのがうかがえます。また、お子さんの通学する学校または卒業した学校について統合再編は必要ですかの問いには、すぐに必要、将来的には必要とされる回答が6割以上でありました。具体的な統合再編の枠組みにおいても、理解できる、あるいは概ね理解できるとした回答が8割を超えており、統合再編には一定の理解をいただいているものと考えております。  一方、個別意見では、学区が広範囲となり学校が遠くなることへの不安や、地域から学校がなくなることでの地域衰退への不安などの意見をいただいております。また、通学路の交通安全対策、防犯対策、教育バスへの配慮や通学費負担の軽減を望む意見も多数ございました。  以上です。 285 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 286 ◯5番(川井幸一君) ただいま部長の説明の中にもありましたように、アンケートですので、いろいろなご意見をお伺いすることができまして、よくわかった部分もありますけれども、しかし、やはり不安な部分に関して感じる部分が、非常に気になったところではあります。  このアンケートの結果を踏まえまして、統合再編ではどのように受けとめましたのか、お伺いをいたします。 287 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 288 ◯教育部長(豊崎康弘君) 答申の内容を保護者の皆様にお示しした結果、説明会の会場だけでは得られないたくさんの貴重な意見を伺うことができました。今後、統合再編計画を進めていく上では、地域や保護者の皆様と十分な協議を重ねていく必要があると考えております。学校、地域によってさまざまな意見をいただいておりますので、これらを参考としながら協議を進めてまいりたいと考えております。  以上です。 289 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 290 ◯5番(川井幸一君) 本当に再編に当たっては、関係者であります学校関係、また保護者等、そしてまたお子さん等の意見等も、というか考え方ですか、等も含めながら進めていただきたいと思っております。  それでは、統合再編に当たっての配慮すべき事項がいろいろと今、示されておりますけれども、どのような内容でしょうか。お伺いをいたします。 291 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 292 ◯教育部長(豊崎康弘君) 配慮すべき事項でございますが、審議会からの答申では、付帯事項といたしまして、1つ目に、保護者や地域住民との合意形成に努めることとし、優先度の高い学校から統合再編を進めることが望ましいが、統合校や関連する学校の保護者、地域住民に対して十分な説明を行い、理解と協力を得ながら、地域の機運醸成を図り進めること、2つ目に、通学等の支援として、学区の広域化による児童生徒への負担を十分に考慮し、安心安全な通学のための通学路の交通安全の確保に努めること、また、その通学手段として登下校用のバス等を運行させる場合には、乗車時間や通学費用については現行制度を基本として、過度な負担が生じないよう配慮すること、3つ目に、学校施設の整備については計画的な修繕整備を図ること、統合校となる学校は環境改善や施設の機能向上を図ること、これらに加えまして計画書におきましては、統合前の児童生徒同士の交流事業や統合後の不安のケアに努めること、統合後の学校施設の跡地についての利活用の検討について、地域の意見を十分に配慮して検討することを挙げております。  これらを統合再編においての配慮すべき事項としてございます。  以上です。 293 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 294 ◯5番(川井幸一君) 今、部長がお話しされたこと、こういったことは、今後、学校再編を進める中で非常に、保護者はじめ学校関係者の方の関心のあるところであると思います。こういった情報が、やはりもっとわかりやすくというか、情報を広めていただいて、ちゃんと理解できた上での話し合いや、今後の道筋がわかった時点で、理解するべきところをちゃんと情報提供していただければ、話し合いの中でもいろいろと具体的な答えが出てくるのではないかと思います。  そして、今お話のあった中で、3点ほど出てまいりました。その2つ目の、通学等の支援、学校が要するに広域化いたしまして、私は、学校に来る手段というものは、学校統合再編においては非常に重要な部分と感じております。例えば八郷中におきましては、以前もグラウンドの問題等でもお話しいたしました。八郷の4分の3の中学校が1つになったと。要するに、簡単に考えますと、八郷という大きな地域の中で学校が1つになったわけです。そういった広域的な学校になった場合に、統合した学校の中身を考えた場合に、やはり遠いところから子どもたちが通ってくるという部分において、しっかりと利便性のいい通学できる体系づくりというものは、非常に必要ではないかと思っております。  その意味におきまして、次の2点目には、通学手段ということでお尋ねしてまいります。  1つ目といたしまして、まず、八郷中学校統合に伴う教育バス、いわゆるスクールバスの運行時間や費用について、現在のところ苦情や意見等、こうしてもらいたいというようなご意見はございませんか。 295 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 296 ◯教育部長(豊崎康弘君) 八郷中学校に限ったものではありませんが、アンケートにおいて、教育バスに関する意見がございました。具体的なものとしましては、スクールバスが出たとしても、家庭の負担が増えることが不安である、統合の必要性は感じるが、小学校も含めると9年間バスで通学となり、児童の負担と親の通学費用の負担が心配といった、統合再編に伴って経済的な負担が増えることへの不安のご意見が多数ございました。 297 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 298 ◯5番(川井幸一君) やはり私も、この点は現在でも、保護者はじめ関係の方々から聞いている意見と同じでございまして、広域なところから、遠いところから来る子どもたちにとって、保護者にとって、スクールバスもなかなか利用できなかったり、都合によって違う時間帯に来るときには、どうしても保護者の負担というものが出てまいります。ちゃんとその体制がとれる家庭であったり、また、自分がいなくてもお年寄りがその場をかわってやって、学校に連れていってくれる体制とれるお子さんと、またそうでないお子さんとあるわけで、やはり家庭への負担という部分では不安があるでしょうし、この費用等につきましても、現在は中学校1つでございますけれども、将来的な先ほどの話からいたしますと、将来は小学校もという部分になってまいりますれば、今、部長のご説明のように、9年間そこに費用が発生するという部分になってまいります。こうした部分も含めまして、やはり不安は多いのかなという感じを私も受けております。  続きまして、八郷中学校のスクールバスについては、さまざまな意見等があると思いますし、私も聞いております。八郷中学校の教育バスの現状をまずお伺いいたします。 299 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。
    300 ◯教育部長(豊崎康弘君) 八郷中学校の教育バスにつきましては、現在、朝は登校時間に合わせて1便、下校時には、授業終了時刻、そして部活動終了時刻に合わせて2便を運行している状況です。また、運行ルートに関しましては、4コースを中型バス4台で運行している状況でございます。乗車時間はルートで異なりますが、概ね30分から45分でございます。利用する場合は定期券または回数券を購入していただいておりますが、定期の場合、1か月3,000円をご負担していただいているところでございます。また、利用状況につきましては、八郷中学生等423人のうちバス対象地区の生徒が207名で、そのうち88名が教育バスを利用して通学している状況でございます。  以上です。 301 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 302 ◯5番(川井幸一君) 私も、そういった保護者の皆様からよく聞く話の中には、クラブ活動の終了後にはなかなかバスがない。また、そのバスも長時間乗車となりますことですとか、費用負担がかからないようにしてほしい等もよく聞かれる話でありまして、そもそもこの費用負担がないようにという話が今も出ているのは、八郷中学が当時、開校前の保護者説明の中で、一度無料化というような話が出た中で、実際には有料化となった経過もありまして、そういう部分からでの希望がいまだに残っているという部分ではないかと思います。  また、利用しやすいという部分での改善というものもよく聞かれる。何度も申しますけれども、広域の中で、今言った時間帯の中で、4便が走っているということでございますし、聞いてみますと、学校創立いたしまして6年の中で、具体的に大きく変わった部分というものはなかなか感じられない部分等もありますので、そういった利用しやすい部分での改善等を、これは教育長のほうはどういったお考えを持っておるのか、お聞きいたします。 303 ◯議長(池田正文君) 教育長・櫻井君。 304 ◯教育長(櫻井 信君) ご答弁を申し上げます。平成25年に柿岡中、有明中、そして八郷南中の3校が統合再編をいたしまして、八郷中学校となりまして、今年で7年目を迎えることになります。また、平成30年には石岡中と城南中が統合再編をいたしまして、新生石岡中学校が誕生いたしました。学力の向上はもちろんでありますけれども、部活動においては関東大会、あるいは全国大会への出場など、多くの生徒が活躍を見せているところでございます。  ご質問の教育バスにつきましては、議員ご指摘のとおり、バス利用対象地区生徒のうち、その中でバスを利用している者が42.5%という利用率でございます。バスを利用せずに自転車で通学をしている生徒もおりますことから、今後もご意見等を集約しながら、生徒が乗りやすいように検討をしてまいりたいと考えてございます。  また、教育バスの費用負担につきましては、統合再編をいたしました石岡中学校におきましても同様、ご負担をいただいているところでございます。今後も統合再編を進めていく中で、ほかのバスの利用者との公平性の観点から、現時点では現行でお願いをしたいと考えておりますけれども、アンケートにもありますように、無料化、あるいは負担軽減についてもご意見のあるものと認識をしております。今後、取り組んでまいります小学校統合再編によりまして、さらにバスの通学者が増えるということから、児童生徒の通学時の安全を第一に捉えまして、教育バスにおける課題の解消や、保護者の負担軽減が図れるよう、調査研究をしてまいりたいと考えております。  統合7年目を迎え、そして10年を前に、さまざまな観点あるいは視点から、統合見直し、改善も必要かなと感じているところでございます。  以上でございます。 305 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 306 ◯5番(川井幸一君) ただいま、教育長よりお話しいただきました。生徒の通学の安全、また、現在のスクールバスでの課題の解消、そういった部分での保護者の負担軽減ということを、今後も第一に考えていただくということで、力強いお言葉をいただいたところではありますけれども、私もこの八郷中学に関して、長年といいますか、開校以来見てきた部分は、やはり統合していろいろよかった部分、また、若干こういった部分は直していただきたいという部分はもちろんございます。そういった中で、この通学に関しては私も関心があるところであります。  まず、そこで言いたいのは、このバス、本当に立派なバスができ、巡回していただきながら学校に来ております。しかしこのバスは一体誰のためのバスなのかということを、まず第一に考えていただきたい。子どもが、先ほどから申しておりますように、広範囲な地域から学校に来る、安心安全でいられるのは、まずこういったバスを利用して、遠くから来る子どもたちも家にいる保護者の方、またおじいちゃん、おばあちゃんも、自分たちの子どもや孫が安心して学校へ行かれる、その大もとはやはりこのスクールバスの利用だと思っております。  しかし、7年目ですか、経った今でも聞かれる問題等は、なかなか利用しづらいと。数字を見ても、実際的にだんだん増えているような感じはいたしますけれども、現行に合わせて、言ってみればそれに合わせて、泣く泣くとまでは言いませんけれども、スクールバスを利用しているという部分もあるんじゃないかと私は思うんです。遠くから来る子ども、八郷中は柿岡にありますから、本当に遠い小桜、小幡、恋瀬、瓦会等の、4キロも5キロも自転車を踏んでくる子どもたちが、本当に自分たちが希望して自転車に乗ってくる子どももいるでしょう。本当に遠方から来る子どもたちが自転車を利用することは、悪いことばかりではありません。体力向上や、やっぱりそれが、長年大変な思いをして通ったけど、いい思い出になったよねという部分ももちろんありますけれども、今、本当に遠い4キロ、5キロの道のりを、自転車を毎日こいで来る中では、こういった天候、異常気象と言われるこの時代の中、大雨があったり風が吹いたり、また自分の体調が悪いとき、そういったときでも、利便性がよければそういったバスにも乗って来られますし、今ある大きなムツミさんのバスは、やはり区間といいますか、入ってこられる場所も限られてくる。やはり八郷地域は、込み入った中というか細い道路が多いですので、そういったところまで入ってくるには、もっと小型のバスも利用しながら運行するという部分で、本当にクラブ活動も含めて、今後、改善していただきたい。  改善していただきたいと言われながらもう6年が過ぎた中での八郷中があるわけで、今度、石岡中が同じようなスクールバス形態を使っていますけれども、八郷中でもそこの交通手段がしっかりとまだ確立されていない中で、石岡中も、言葉がちょっと違うかもしれませんが、見切り発車でそういったバスは出ております。  しかし、この問題というのは、今後、統合再編の中で、小学校も含め、交通手段のちゃんとした確立はしていかないと、やはりこの統合合併がうまくいったと言われるもとにはならない。さらに言えば、今、中学校ですから、遠いところでも体力はあります。自転車をこいで来てもいいよということになりますけど、小学校になればさらに大変ですよね。小学校低学年1、2年生のお子さんが、一体どうやって遠い地域から学校に来るのかという部分を含めまして、将来の統合再編の位置付けを見ましても、八郷もいずれ1つ、もしかしたら小学校も1つになるというような時代も、そう遠くではないという部分も含めて、やはり合併にはこういった交通手段をしっかりと確立するという部分がないと、本当に子どもにとっては大変じゃないかという部分で、本当にここを真剣に、利便性いい手段を考えていただきたいと思っております。  少し広い範囲でお話ししますと、ここの石岡では、教育にはしっかりとお金をかけるべきだ、しっかりした教育をするべきだと。これは、議会側も、そしてまた執行部側であります石岡市も理解しながら、まちのまた特色として、特徴として、地域間競争にも負けない特徴ある石岡市をつくるんだという中でも、教育には力を入れるということであります。もちろんそういった地域間競争ばかりではなく、まちの特徴とするばかりではなく、教育の重要性というのは私も強く感じております。  人が人としていられるのは、しっかりした教育があるからこそ人間となると。やはり人間には教育が必要だと以前から言われているように、教育の重要性はわかった中で、また、市側もそういった教育には力を入れるということでアピールはしておりますけれども、であるならば、受け手側であります保護者はじめ子どもたちは、本当にこのまちが教育にたけた、教育に力を入れたまちであるかどうかという、その答えはどうなのかという疑問が出てまいります。  私、1つ、そこで例がございまして、今でいいますと8月ですから、8月に八郷中のバレー部が全国大会に出ました。ここ、私も、私の仕事場であります牛舎と中学校の体育館は非常に近い。その中で、本当に日々大きな声を出して、女の子が朝早くから一生懸命やっている練習を聞いております。そしてまた、そこに優秀な先生が参りまして、クラブ、バレーボールがめきめき力をつけておった中での全国大会ということで、びっくりいたしました。後日新聞を見ますと、全国の決勝トーナメントまで進んだということであります。  そういった中で、大分、父兄の方、子どもたちも、全国大会に行って喜んで戻ってきたと思いながら、どうでしたかということ聞きましたら、若干沈んだ感じで、今回のバレー部において、市のかかわりといいますか、市で後押しされたような感じはなかったんですねという残念な声が聞かれました。そういった声が聞かれたのはなぜかなということになって、ちょっと具体的な話になっちゃいますけれども、市は、前例として、今までどおりの手法で子どもたちを連れていったわけでありますけれども、若干そこには、いわゆるレギュラー組と言われるような子どもたちしか学校に連れていかれなかった部分や、また、市がかかわったと言われるような感じはしなかったという感想でございました。  私、それを聞いたときに、これからの教育には、やはり必要な部分がもう一つあるのではないかと。それは心の部分だという部分を強く感じました。これから、前例に基づいてやるということで、子どもたちを連れていったときにこういった意見が出るのであれば、やはり次回は子どもたち全員を連れていこうと、そしてその中で、出陣式じゃなくて何でしょうか……、壮行会ですか、というものも開きながら、そこには市の執行部及び職員が出ていって子どもたち一人一人に声をかけ、そして励まして、市長が自ら握手し、そしてまた、そこに横断幕の1つもつけながら送り出すというような形をしてみてはいかがでしょうか。  やはり人が頑張れるというもとは、自分には限界がある。ただ、相手がいて、またこの人のために頑張るということになれば、人というのは非常に力が出ると。そういう部分を考えても、やはり教育の中でも、そういった人との接点という部分ででも、しっかりと今までの行政がなかった形をとって子どもたちを励ましたり、市はこれだけ子どもたち、教育を重視している、頑張っているんだという部分を与えていかないと、やはり市が幾ら頑張っている、市は教育にたけた市ですよと幾らアピールしても、それは自己満足であって、受け手側には全然通じてこなければ非常にまずいことだと、そこを強く感じます。  ただ、先ほどの繰り返しになりますけれども、行政側としては、やはり通例に基づいた、そういった手法をとっていかないということになれば、その中でやはり部内を変えていく、部の中で意見を出しやすくして対応できる、そういった部分をやっていくのには、ぜひ市長にリーダーシップをとっていただきまして、その部局内、教育部の中でいろいろ活発な意見が出て、子どもたちのために、市のためにやっていくんだという体制づくりをぜひしていただきたい。そういう部内の士気が上がるのも、毎度毎度私も言っておりますけど、ぜひとも市長にはリーダーシップをとっていってやっていただきたいという部分があります。  なぜこういった話をするのかといいますと、やはり今回テーマにしていますスクールバスですね、ここでの利便性がなかなか上がってこないんです。それを変えてくれと思っている子どもたち、親、その心がなかなか市に通じてこない。それを受ける側の教育委員会としても、やはり予算立てもあるでしょう。しっかりと予算立てをしてやっていく。それにも、やはり市の方向性も含めて予算付けをしていただいた中で、そういった方向付けをしていただきたいし、何といっても子どもたちの教育というのは、やはりそういった市もかかわった中で心を通じた教育をしていくということが、これからの教育の中では非常に必要だと思っております。ぜひこの教育委員会の中でも活発な意見を取り入れ、それを市の方向として出していきながら、子どもたちが、また保護者が市とかかわったときに、やはり市はしっかりと応援していると、市は見ていてくれているんだなという印象を持てるような教育委員会であっていただきたいと思っております。  話がそれながら微妙な部分で話しておりますので、議長が厳しい顔をしておりますけれども、なかなか今回、原稿がなくてうまくお話しできなくて申しわけありませんけれども、教育の中で必要な部分は、やはりしっかりと予算立てして、そして市が後押しして、子どもたちにとっても、石岡で子どもを育てたいという環境をつくり上げていただきたいんですよ。この市でそういった教育を受けた子どもたちは必ず、自分たちが家庭を持ったときに、この地域で、この石岡で子どもを育てようという気持ちが必ず出てくると私は信じております。  そういった部分でも、ぜひとも子どもたちを含め、教育熱心なまちと言われる部分で理解が得られるようなこれからの進め方をしていただきたいのと、また、今回の統合再編に伴うご意見等を最後に市長に伺いたいと思います。若干広範囲な話も出てしまいまして、答弁の中身とは違った部分もあるかと思いますけれども、ぜひその辺は市長の生の声でお話をいただければと思っております。市長のほうからお話を伺いたいと思います。 307 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 308 ◯市長(今泉文彦君) 学校の統合再編に当たっての私の考え方ですけれども、まず、合併に当たって、これは少子化に伴い、学習環境を改善していくということが統合の目的でありますけれども、その際に、交通安全、部活の問題、それから空き教室、空き校舎の活用、そういったものが課題になってくるわけであります。そのように考えているんですけれども、その中で、大きな交通安全のものとしては、スクールバス、これは大変大きな課題になっていると思います。これまで八郷中学校、あるいは城南中学校の関係者とタウンミーティングを行いました。その中で言われるのは自転車の問題なんですね。通学路を安全にしてほしい、スクールバスは無料で約束したんだけれども、部活があるので自転車を買ってしまった。スクールバスを増やしてほしいのと同時に、自転車の補助も出してほしい。そんなことも言われました。あるいは、通学路はダンプが通るので、歩道を拡幅して自転車専用道路を脇につけてほしい、これは汽車道と言われているところですね。そういった要望もいただきました。城南中学区においては、踏切の近くの迂回路が危険なので歩道をつけてほしい。これは自転車で通う中学生のための安全対策であります。  そういったことを考えますと、まずスクールバスは、きっちりとしたシステムをつくらなくてはならない、そういうふうに考えております。これも、緊急にやらなくてはならない箇所が何か所もあると思います。と同時に、自転車が安全に通学できる道路も整備していかなくてはならない。これも、統合中学校、統合学校をつくっていく上で、必要な要素だと思っております。  それから、部活が統合によって強くなって、遠征が増える。遠征の支援が要綱で決められていますけれども、統合ということで、これまでどおりの要綱ではなくて、新たな考えに基づいた要綱を見直していく必要もあるんではないかと思います。要するに、子どもたちを支援していく、そういう市としての姿勢を見せなくてはならない。一部だけ支援して全体が支援できなかったということですよね、先ほどの話は。そういうことで、支援を補強していく。  それから、空き校舎の活用等でありますけれども、これについても、合併統合によって地域から子どもの姿が薄れていくということで、その統合に際しては、空き校舎は、再び子どもたちの影が戻ってくるような活用の仕方、子どもたちと地域が一緒になってそこで交流できるような活用の仕方を、考えていく必要があるのではないかと思います。  いずれにしましても、統合というのは、少子化によってあらわれた1つの対策でありますので、子どもが少なくなることに対応して、子どもたちとの交流をしっかりと増やしていく、そういうもろもろの対策を考えていく大きなきっかけであると思っております。地域を子どもを中心に考えていく、非常に貴重な機会だと思っております。  以上です。 309 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 310 ◯5番(川井幸一君) ただいま市長から、声は小さくてもアイコンタクトができまして、また力強いお言葉を受けました。本当に教育の重要性は、私、今日は本当に原稿がなくて、うまく話せずに失敗しちゃったわけですけれども、ここの部分での共通した理解が私も市長もあったということで、喜んでおります。  また、通学に関しまして最後に一言言わせていただければ、自転車の通学路整備ももちろんですけれども、まず手早く、安全安心に学校に行けるツールといたしましては、やはりスクールバスの利便性を上げていただいて、そこで子どもたちを安心して運べる体制をまずつくっていただくということも、順番としてはまず最初かなと思います。  とにかく教育に関しまして、これから石岡の将来を担う子どもたちの大切な教育でございます。そこに、しっかりと安全に学校に行ける体制、石岡市は範囲は広くても、そういった学校に行く心配なく、ここでしっかりと学べる、いい地域だなと、石岡で住みたいなと、魅力の1つとなりますように、今後ともそこに予算立ていただいたり、今言った、子どもの気持ちを十分に考えた中での教育というものを、ぜひ進めていっていただきたいと思います。  これで質問を終わります。 311 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。10分程度いたします。                   午後 3時16分休憩            ───────────────────────                   午後 3時29分再開 312 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 313 ◯13番(山本 進君) 13番・山本 進です。旧城南中学校舎の有効活用についてお尋ねいたします。ふるさと歴史館と農村資料館の集約化・複合化の提案を目的に、何点か伺ってまいります。  はじめに、その前提となります、石岡市公共施設等総合管理計画と個別施設計画の進捗状況について伺います。平成27年度に、石岡市が保有し管理運営している公共施設のあり方、機能や役割について改めて見直す目的から、石岡市公共施設白書が作成されました。続いて平成28年4月1日に、石岡市公共施設等総合管理計画委員会設置条例が施行され、その年の末、平成29年3月に、さきの白書をもとに公共施設等の適正な維持管理を長期的な視野から計画的に行っていくために、石岡市公共施設等総合管理計画が策定されました。  その後、市から諮問を受けた石岡市公共施設等総合管理計画委員会から、平成30年2月、さらに令和元年6月の2回にわたって、計画の進捗についての答申がありました。いずれの答申にも、市民及び議会からの意見聴取を行う策定体制は適切であり、評価できるとありました。  そこで1点目、計画策定に当たって、市民からの十分な意見聴取を行ったのか、意見聴取はどのような方法、どのような形で行ったか、詳しく具体的に説明をいただきたいと思います。 314 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 315 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。市民からの意見聴取の方法といたしましては、5つの方法で行っております。  1つ目の方法は、アンケート調査でございます。各公共施設の実態を明らかにするため、平成28年3月に石岡市公共施設白書を作成しておりますが、その利用状況や今後の利活用意向等について調査をするため、アンケートを行いました。  2つ目の方法は、シンポジウムの開催でございます。本市では平成28年8月26日に、公共施設のあり方を市民の皆さんとともに考えるために、石岡市公共施設シンポジウム「ハゴモノ(箱物)どうすっぺ?」をふれあいの里石岡で行いました。また、その中でもアンケート調査を行っております。  3つ目の方法といたしましては、パブリックコメントの実施でございます。同計画では、平成29年1月16日から1月31日まで行ったほか、各個別施設計画を策定する場合にも、全ての計画でパブリックコメントを行うよう周知をしております。  4つ目といたしまして、石岡市公共施設等総合管理計画委員会の開催が挙げられます。同委員会は、公共施設等総合管理計画の策定調整、進捗に関すること、その他必要な事項について、市長の諮問に応じ答申する組織として、市議会議員、知識・経験を有する者、利用または管理に携わる団体推薦者、市民等で構成される委員会となっております。  最後に、議会への説明でございます。各常任委員会にて適宜、計画の策定状況等についてご報告をさせていただきます。その都度ご意見をいただいて、計画の見直しを行っております。最近では、令和元年第2回定例会中に開催されました常任委員会で、個別施設計画の概要等をご説明させていただいております。  以上でございます。 316 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 317 ◯13番(山本 進君) 私もただいま答弁いただいた5つの内容のうち、まず市民アンケート、平成29年3月に策定された総合計画の資料編に詳しく掲載されておりました市民アンケート結果に、目を通しました。そのほかのシンポジウム、パブリックコメント、委員会の内容等については、詳しく中身を見る機会がなかったのですが、この1番目にご答弁いただいた市民アンケート調査の結果、アンケートの内容は、主に各施設に対する市民の関心の有無とか利用度、稼働状況などが中心で、施設の多機能化とか集約化、立地条件などについては、必ずしも市民の声、要望を十分に聴取できているようには思えませんでしたが、これに対する執行部の評価はいかがでしょうか。お伺いいたします。 318 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 319 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。議員ご指摘のとおり、当初のこのアンケートに関しましては、先ほど申し上げたとおり、現状の施設についての設問となっております。  以上です。 320 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 321 ◯13番(山本 進君) 先ほどの答弁で、5つの作業を行ったというふうに伺いましたが、その中にありませんでしたが、実は八郷総合支所の空きスペースの活用について、市民が要望する施設について、八郷総合支所の総務課が独自に、市民の意向調査を行っております。これは、恐らく調査対象を八郷地区の住民に限定したもので、そのために先ほどの部長答弁にはなかったのかもしれませんが、もちろん八郷支所の空きスペースの有効活用は大きなテーマでありますし、最優先課題の1つであります。しかし、そればかりでなく、このように八郷総合支所総務課が行ったようなアンケートのほかに、石岡市全体の主要施設の多機能化や複合化について市民の要望を聞く機会はなかったのでしょうか、お尋ねいたします。 322 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 323 ◯市長公室長(加藤乃利明君) 施設の複合化等に関しまして、明確にお答えを聞く場面というのは、これまでございませんでした。  以上です。 324 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 325 ◯13番(山本 進君) わかりました。本年9月、もう間もなくでありますが、今月には、学校教育施設を除く全ての公共施設について、個別施設計画が策定されると伺っております。個別施設計画に、十分ではなかった部分もあるかもしれませんが、市民から聴取した意見がどのように反映されていくのかを、私も注視していきたいと思います。  では、2点目に移ります。石岡市公共施設等総合管理計画委員会の進捗についての答申には、前段同様、組織の枠を超えた庁内横断的な推進体制で取り組んでいて、適切であり評価できるとありました。当然、総合管理計画の目標を達成するためには、各施設の所管部を中心にしながら、いわゆる行革推進本部とでもいいましょうか、ここが、財政や企画など関係する他部門と横断的な調整を図っていく必要があると思います。  そこで、この委員会が答申の中で評価しております当市の庁内部局横断的な推進体制とは、具体的にどのようなものであるか、お尋ねいたします。 326 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 327 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。1つ目は、石岡市公共施設等総合管理計画推進本部でございます。石岡市公共施設等総合管理計画推進本部は、同計画の策定調整、進捗管理に関すること、公共施設等の効果的活用及び適正な維持に係る重要事項に関して協議することを目的といたしまして、平成28年4月1日に設置されました。構成は、本部長に副市長、委員として各部長級となっており、平成28年度1回、29年度3回、平成30年度4回、令和元年度2回の開催実績がございます。  2つ目は、石岡市公共施設等に係る打ち合わせでございます。石岡市公共施設等に係る打ち合わせは、個別施設計画案の進捗状況の把握、相互の横断的な調整を目的としております。構成は、事務局を行革推進課として、各施設所管課、政策企画課、財政課の担当者となっておりまして、平成28年度1回、29年度4回、平成30年度2回、そして本年度1回の開催実績がございます。  また、平成30年度には、延べ床面積の削減やコスト年額について推計を行うため、その方向性、10年間及び40年間の予想されるコストをカルテとして報告していただき、取りまとめを行ったほか、同年7月に、個別施設計画案の進捗状況について、各施設所管課とヒアリングを行っております。  また、複合化等、部局を横断して調整が必要な案件に関しましては、対象となる所管課において、適宜、調整検討を行いながら進めております。  以上でございます。 328 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 329 ◯13番(山本 進君) わかりました。ありがとうございます。私、3点目に、個別計画策定目標は本年9月なので、これまでに十分な協議が尽くされていたかという質問を通告いたしておりましたが、ただいまの室長の答弁をいただきましたので、十分かと思います。  繰り返しになりますけれども、個別施設計画の策定目標は9月と伺っておりますので、計画の目標ですね、また行革部門と調整の上、所管部門で策定する個別計画によって達成されるというふうにも認識しておりますので、ただいま説明ありました推進体制、十分な協議が尽くされているものと理解いたしました。ありがとうございます。  ただ、ここで、石岡市は、国の要請であります令和2年度という期限をあえて繰り上げて、個別施設計画策定を進めていると伺っております。市長も、公共施設等総合管理計画をまさに行革における優先課題、全庁的に取り組むべき重要課題と捉えられて、全体指揮をとられているものと思います。部局の垣根を超えて行革を断行し、着実に成果を得るためには、どうしても市長の固い決意と強力なリーダーシップが求められるものと思います。  そこで、本年6月に委員会から答申を受け、また、個別施設計画目標を今月に控えたこの機会に、市長から、庁内の計画の推進体制、ただいま室長より報告がありましたこれらの推進体制と、計画の進捗状況についての市長の評価をお伺いしたいと思います。 330 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 331 ◯市長(今泉文彦君) 個別施設計画について、庁内の推進体制が予想以上に早く、これを取りまとめていただいたということ、大変これは感謝しております。そもそもこの公共施設、最初は適正配置計画という名前で始まったわけでありますけれども、神奈川県の秦野市、あるいは千葉県の習志野市が先陣を切ってスタートしたわけでありますけれども、その地方発の行革を国が、総務省がいち早く取り入れて、こういったシステムをつくったわけでありますけれども、石岡市もその流れに乗って、この計画策定に取り組んだわけであります。  そういった中で、期限を設けて、十分な協議の上、個別計画をつくっていったということ、大変すばらしい協議の結果だというふうに感謝しております。  以上です。 332 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 333 ◯13番(山本 進君) 市長からの答弁、ありがとうございました。9月、個別計画が策定されてくるわけでありますので、その内容を私のほうからも十分に確認させていただきたいと思います。
     それでは、次に、今回私が集約化・複合化の提案をさせていただく2つの施設について伺います。  まず、ふるさと歴史館の現状と課題についてお伺いいたします。 334 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 335 ◯教育部長(豊崎康弘君) ふるさと歴史館は、本市の歴史や文化を紹介し、市内の遺跡から出土した遺物を展示する施設となっております。課題といたしましては、建物が築47年を経過していることから老朽化が懸念されており、計画的な修繕、改修が必要となっている状況でございます。  以上です。 336 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 337 ◯13番(山本 進君) ふるさと歴史館、ただいま築47年ということで、老朽化が懸念されているわけでありますが、これは、石岡市の歴史・文化を公開するまさに中核施設と、唯一の施設でありますので、2階建て、延べ床面積211平米しかないそうですけれども、この面積はあまりにも狭くて、機能・役割を十分に果たしているとは思えないのですが、ただいま、課題としては老朽化の問題だけご答弁いただきましたが、執行部では、このスペースの問題も課題の1つであるという認識はありませんでしょうか、お伺いいたします。 338 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 339 ◯教育部長(豊崎康弘君) 市内の遺跡から出土した遺物を展示することになっておりますので、スペースが広ければ広いほど多くの展示ができるということになりますので、現状としては、歴史の里石岡として多くの展示物をしなきゃならないものを、埋蔵文化財センターのほうで保管している状況でございますので、広いほうがいいなということで、教育委員会としては捉えてございます。 340 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 341 ◯13番(山本 進君) スペースの問題も、課題の1つとして捉えていただきたいと思います。  また、ふるさと歴史館は、常陸国府、いうなれば石岡の歴史ゾーンの中心にあって、この立地は最高だと思うんですが、一方で、一般に公開される施設が小学校の校庭、敷地内にあるということは、生徒の安全管理、そのほかさまざまな問題があるのではないかと思います。この点については課題として捉えておられるのかどうか、いかがでしょうか。お尋ねいたします。 342 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 343 ◯教育部長(豊崎康弘君) 小学校校庭の東側の端にございますので、議員ご指摘のとおり懸念されるところもございますが、多くの方、土日の利用客が多いということもございますので、課題もございますが、現在のところを運営しているというような状況でございます。 344 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 345 ◯13番(山本 進君) ふるさと歴史館の課題、幾つかお伺いしましたけれども、それでは、今後の改善の方向性についてお尋ねします。 346 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 347 ◯教育部長(豊崎康弘君) ふるさと歴史館は、本市の歴史や文化を紹介、展示する施設として、当面の間、現在の施設において機能を維持していきたいと考えております。将来的には、既存の未利用公共施設、または新たな公共施設の建設のいずれかにより、機能を移転することを検討してまいりたいと考えております。また、あわせて、埋蔵文化財や民俗資料を保管する文化財管理センターとの一体化につきましても、検討を進めてまいりたいと考えてございます。  以上です。 348 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 349 ◯13番(山本 進君) ただいま埋蔵文化財や民俗資料を保管する文化財管理センターですか、これとの一体化を検討していきたいという答弁もいただきましたが、この部分につきましては、後ほど質問させていただきます農村資料館の現状と今後の改善の方向性を伺った後に、私の提案とあわせて、幾つか再質問させていただきたいと思います。  次へ進みます。農村資料館の現状と課題について伺います。 350 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 351 ◯教育部長(豊崎康弘君) 農村資料館は、八郷地域の生活・文化を伝える民俗資料を展示する施設となってございます。現在、ふるさと学習における体験学習の場として、小学校での利用が増加しております。  課題としましては、団体利用のバスの駐車場スペースがないため、離れた場所、基本的には大増の多目的センターになりますが、そこから歩いて移動しなければならないこと、トイレなどの施設が整備されていないこととなります。また、柿岡の市街地から離れているため、アクセス面に課題がある状況となってございます。  以上です。 352 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 353 ◯13番(山本 進君) 農村資料館は幾つも課題があるわけですけれども、それにもかかわらず、ふるさと学習を目的とした小学生の利用が多いという答弁をいただきました。毎年、幾つの小学校から何人ぐらいの生徒さんが来館しているんでしょうか、お伺いします。 354 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 355 ◯教育部長(豊崎康弘君) 平成30年度の実績でございます。あくまで市内だけしか把握できてございませんが、市内の10か所の小学校から248名の児童が見学に来ている状況でございます。 356 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 357 ◯13番(山本 進君) 小学校10校ということは、もちろん八郷地区だけじゃなくて、石岡地区の小学校から来館する子どもたちもいるということで、理解してよろしいわけですね。わかりました。  ちなみに、一般の来館者は年間何人ぐらいいるか、お尋ねしたいと思います。 358 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 359 ◯教育部長(豊崎康弘君) 一般者の利用状況でございますが、30年度は3人ということになってございます。 360 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 361 ◯13番(山本 進君) 農村資料館は、施設としてさまざまな課題を抱えております。老朽化の問題もあるでしょうし、駐車場も確保できない、トイレもないといった問題がありますけれども、また一般来館者も年間3人ですか、ただ、小学生のふるさと学習には有効に利用されているということでありますが、そうした課題を抱えた農村資料館、今後の改善の方向についてお尋ねいたします。 362 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 363 ◯教育部長(豊崎康弘君) 農村資料館ですが、議員ご指摘のとおり、便益施設やアクセス面の課題を解決するため、現時点では、八郷総合支所への複合化する施設として、機能を移転する方向で考えているところでございます。 364 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 365 ◯13番(山本 進君) ただいまの答弁の前、先ほどの答弁で、農村資料館は、八郷地域の生活・文化を伝える民族資料の展示施設であるという答弁でありましたが、施設の機能や役割を、何か八郷地区だけに限定しているように聞こえてしまうんですけれども、石岡地区からの小学生の来館もあるということでありますが、何かこの施設の機能、役割を、八郷地区だけに限定しているように聞こえてしまいました。  農村資料館は、もともと石岡市と合併する前の平成6年度に、旧八郷町の豊かな村づくり事業という事業名称だそうですが、それで、廃校になった大増小学校の音楽室を改修してつくられた施設であるということは、私も承知しておりますが、今後、移転の話が先ほど出ましたけれども、移転してからも、展示の内容などは旧八郷町、当時のままで、その機能を充実させたり改善していくというような考えはお持ちでないのでしょうか。お尋ねいたします。 366 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 367 ◯教育部長(豊崎康弘君) 現在のところは、展示のほうはそのまま継続したいと思ってございますが、面積等も変わりますので、中身を検討して考えていきたいと思ってございます。 368 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 369 ◯13番(山本 進君) ぜひよろしくお願いいたします。  私の質問の目的でありましたこの2つの施設の集約・複合化でありますが、ご答弁いただきまして、ふるさと歴史館、農村資料館、両施設とも、既にそれぞれの個別施設計画と今後の方向性が決まってしまっているような答弁をいただいておりましたが、ここは私も気をとり直しまして、通告のとおり質問を続けさせていただきます。  ふるさと歴史館と農村資料館は、文化財行政や学校教育における体験学習の場として、共通の役割を持つと考えます。両施設を集約化することで、収蔵、展示の面から施設の価値が高まることとともに、効率的な管理運営が図られると考えます。集約化する場合、旧城南中学校の校舎に、ふるさと歴史館と農村資料館の機能を集約した形で施設整備することが可能かどうか、見解を伺います。 370 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 371 ◯教育部長(豊崎康弘君) 議員ご提案のとおり、ふるさと歴史館と農村資料館の機能を集約することにより、管理運営上の効率化、また展示資料の充実が図られることは、施設にとっては大きなメリットであると認識しております。  しかしながら、先ほど答弁したとおり、農村資料館については、展示資料が八郷地域の日常生活で使われた生活道具であり、民俗資料として地域の特性が見られることから、現時点では八郷総合支所へ機能を移転することを考えてございます。将来的には、ふるさと歴史館の機能移転を検討していく中で、文化財管理センターに収蔵する民俗資料についても、あわせて展示公開が可能な施設にしてまいりたいと考えてございます。  ご提案の旧城南中学校の校舎への機能を集約することにつきましては、ふるさと歴史館の機能移転先の候補の1つであると認識しておりますので、今後、小中学校の統廃合後の状況や、市のまちづくりの方向を踏まえ、市民ニーズとの調整を図りながら、検討を進めてまいりたいと考えてございます。  以上です。 372 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 373 ◯13番(山本 進君) わかりました。近々のうちにこのふるさと歴史館と農村資料館を集約・複合化していくことは難しいという答弁をいただいて、よく理解いたしました。ですから、今後、農村資料館は、八郷総合支所へ複合化する施設として機能移転をする一方、またふるさと歴史館は、旧城南中学校舎を機能移転先の最優先候補とする、この2つの方向で、間近に迫った策定目標、間近に迫ったこの施設管理計画を、着実に進めていってもらいたいと思います。  私もこの城南中学校舎の有効活用については、石岡中学校との統合が決まった後、これまでの定例会で、さまざまな提案をさせていただいてきております。茨城県が、廃校となった城里町立北方小学校というのを利用して整備をした県立埋蔵文化財センター、いせきぴあ茨城と呼ばれていますが、これの県南版を誘致してはどうか、誘致が難しければ、石岡市が独自に埋蔵文化財の収蔵展示施設を整備してはどうかという案、そして、水運で栄えた高浜、霞ヶ浦・高浜エリアを臨み、周辺に舟塚山古墳、愛宕山古墳、茨城廃寺など貴重な歴史遺産を有する城南中学校跡を、万葉の歴史探索コースの拠点として整備する案などを提案してまいりました。いずれも文化財行政や生涯学習、ふるさと学習などの教育委員会所管の事業施策として、提案をさせていただいたわけであります。  そこで、改めまして、ふるさと歴史館、農村資料館の今後のあり方、そして城南中学校舎の利活用について、教育長の見解をお聞かせいただきたいと思います。お願いいたします。 374 ◯議長(池田正文君) 教育長・櫻井君。 375 ◯教育長(櫻井 信君) ご答弁申し上げます。教育委員会といたしましては、本市の歴史や文化を広く情報発信できる施設を整備していくということは、文化財行政を着実に進めていく上で、大変重要なことであると認識をしております。部長からも答弁がありましたとおり、ふるさと歴史館と農村資料館の集約化については、現時点ではかなわぬ状況でありますけれども、展示施設を新たな場所に求めていく際には、多くの資料が展示・公開できる施設の整備を検討してまいりたいと考えております。  ご提案いただきました旧城南中学校の校舎につきましても、機能移転先の候補の1つとして捉え、本市の歴史や民族文化を多くの方に情報発信できるよう、検討をしてまいりたいと考えております。今後、学校の統廃合によりまして空き校舎となった学校施設につきましては、関係課と連携をし、さらに市と一体となりまして、検討を進めてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 376 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 377 ◯13番(山本 進君) ありがとうございました。教育長よりご見解をいただきました。同様に、市長からも見解をお伺いしたいと思います。 378 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 379 ◯市長(今泉文彦君) 石岡市の歴史を、さらに文化を着実に保存し、次世代に引き継ぐためには、地域の歴史や文化を見て、学び、考えることが重要であると考えます。また、歴史や文化を知ることは、郷土への愛着を育むことにもつながると考えております。ご提案のあった施設の集約化については、教育部長、教育長から答弁のあったとおりでございますけれども、本市の歴史や民族文化を伝える施設を整備することは、大変重要な取り組みとして認識しております。今後、郷土への愛着をもたらす原点となるアイデンティティーを築き、地域の新たな魅力や価値を再認識できる場所をつくっていければと思っております。市民の主体的な学習活動や研究活動を促し、地域活動に取り組む人や団体の成長と活動の充実を与えていくためにも、本市が取り組むふるさと学習、そういった観点も踏まえて、歴史・文化・伝統のすばらしさに出会える機会を提供していくことが、次の新たな地域文化を形成していく基礎となっていくものと考えます。山本議員の提言を生かして、今後につなげていきたいと思っています。  以上です。 380 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 381 ◯13番(山本 進君) ありがとうございました。教育長、市長より、それぞれご答弁いただきました。私も、今後も引き続きまして、文化財行政や生涯学習、ふるさと学習など、教育委員会所管にかかわる事業施策、さまざま提案を続けていきたいと思いますので、何とぞよろしくお願いいたします。  次の質問に移る前に、旧城南中学校について、この機会に一言お礼を申し上げます。一昨年定例会で私からお願いいたしました要望にお応えいただきまして、現在、美術室と工作室を、石岡少年少女発明クラブの活動拠点に提供していただいております。施設の有効活用の成功事例として、評価されるものと考えております。ありがとうございます。  最後に、5点目になります。公共施設等適正管理推進事業債について伺います。質問通告をした目的は、ふるさと歴史館と農村資料館の集約・複合化を事業化する場合、この事業債を利用できないかということでお聞きしたかったわけでありますが、当面、この2つの施設が集約されることはないとのことでありますから、ここでは、公共施設等総合管理計画を進めていくに当たっての、いわば一般論としてお伺いをしたいと思います。  まず、公共施設等適正管理推進事業債は、1つに、集約化・複合化事業については充当率90%、交付税算入率50%、また、転用事業については充当率90%、交付税算入率30%というふうに理解をいたしております。これに間違いはないか、また制度の改正などはなかったか、念のためにお尋ねいたします。 382 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 383 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。議員ご案内のとおりでございまして、充当率もそのものでございます。加えて申し上げますと、集約化・複合化は、当然ですけど、前後で床面積の減少というのが1つ大事なポイントでございます。  以上でございます。 384 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 385 ◯13番(山本 進君) 室長、答弁ありがとうございました。地方債を利用するに当たっては、確かにさまざまな厳しい適用基準があるということは、私も理解しております。しかし、今後、個別施設計画に基づいて、集約化・複合化事業や転用事業を進めていくに当たっては、ぜひこの有利な地方債を活用できるように工夫をしていただきたいと思います。執行部の見解を伺います。 386 ◯議長(池田正文君) 市長公室長・加藤君。 387 ◯市長公室長(加藤乃利明君) こちらの公共施設等適正管理推進事業債、この公共施設の集約化・統合化も含めまして、公共施設の適正配置を推進するために国のほうで設けられた起債制度だと理解しておりますので、できるだけ有利なこういった財源を活用して、適宜進めてまいりたいと考えております。  以上です。 388 ◯議長(池田正文君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 389 ◯13番(山本 進君) 今、具体的に八郷総合支所の空きスペースを活用することで、さまざまな施設の集約・複合化の計画が検討されていると思います。これには多分、名前が難しいんですけれども、公共施設等適正管理推進事業債を活用できる部分があるのではないかと思いますので、間もなく着手される八郷総合支所利活用に当たっては、ぜひこの事業債を利用していただきたいと思います。  これからの公共施設複合化・集約化事業を進めるに当たっては、八郷総合支所の空きスペースの活用のほかにも、全てこの事業債を利用することを前提にする、そのぐらいの覚悟で進めていっていただいたらよろしいかと思います。そのことを重ねて強く要望いたしまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 390 ◯議長(池田正文君) 次の質問者に移ります。  10番・勝村孝行君。                 〔10番・勝村孝行君登壇〕
    391 ◯10番(勝村孝行君) 10番・勝村でございます。通告に従いまして、1項目、獣害対策事業について伺ってまいりたいと思います。  獣害対策ということで大きくくくってまいりましたけれども、イノシシ、ハクビシン、石岡市内には各地で多くのイノシシ等が出没しているわけであります。今年はくしくもイノシシ年ということがございまして、余談になりますけれども、八郷地区の吉生地区、山の上にユートピアという動物施設があります。動物園がございます。ここで、今年の干支にちなみまして、イノシシ牧場というのが今展開されております。こちらに7月20日からですかね、公開されておりまして、約四、五十頭のイノシシが飼われているということで、園長先生とも親しい仲にありまして、私も見に行ってまいりました。  そもそも園長先生が言うのには、イノシシは、もともと危害を加える動物ではないんだと、人間とも共存できるような動物なんだというようなこともおっしゃっておりました。言われてみれば養豚、豚の飼育がなされているわけでありまして、そういうことなのかなと思うんですが、いわゆる餌付けをしておけば、農作物には手を出さないという習性も持っているということなんだろうと思います。  しかしながら、今、この収穫の時期に来て、各地でイノシシ被害というもの、あるいはハクビシン、アライグマといった被害の状況が聞こえてまいっております。獣害対策については、既に鳥獣被害総合対策として事業を展開してきているわけでありますし、担当課の皆さんには、大変ご苦労さまであるということを申し添えておきたいと思います。  近年、深刻化しています鳥獣被害、先ほど申しましたように、今年は八郷地区においては各地から、私が住む小桜地区はもとより、園部地区のほうからも、柿農園にあらわれて枝を折ってしまうまでやられてしまうというようなことも言われております。あるいは、どんどん電気柵等の防護柵がとられてきているようでありますけれども、そのことから今回、特に獣害対策事業ということで質問に立ってみたわけでございます。  これまでも、一般質問等でも獣害対策については、先輩議員あるいは同僚議員からも、毎年のように質問がなされてきているわけでございます。なかなか決め手がないわけでありますけれども、最近は、その事業も徐々に効果が、少しずつではあるけれども見えてきているのかなと感じとっております。そしてまた、昨年からですか、獣害対策講演会のほうも開催されており、地域ぐるみでの取り組みといったものも講演されて、イノシシ等の、あるいはハクビシン等の生態を知ることで、対策の1つにもなるんだということが理解されてきたと思っております。そこで、獣害対策事業について何点か伺ってまいりたいと思います。  まず、1)の獣害対策事業の取り組みと進捗状況についてですが、まず獣害対策の取り組みについての内容についてお伺いいたします。 392 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 393 ◯経済部長(越渡康弘君) それではお答え申し上げます。獣害対策の取り組みということでございますが、獣害対策といたしましては、捕獲対策、これは個体数を削減するという取り組みでございますが、こちらとして、鳥獣被害対策実施隊によります有害鳥獣捕獲及び狩猟期間における捕獲、この2つの取り組みを実施しているところでございます。また、被害軽減対策、こちらは里山の侵入対策となりますが、先ほど議員のほうからもございましたように、国の補助事業を活用しました地域ぐるみで取り組む鳥獣被害総合対策、及び市単独の防護柵補助事業に取り組んでいるところでございます。  以上でございます。 394 ◯議長(池田正文君) 10番・勝村孝行君。                 〔10番・勝村孝行君登壇〕 395 ◯10番(勝村孝行君) ありがとうございます。対策の取り組みとしては、鳥獣被害総合対策、また市単独防護柵補助事業、そういったもので被害防止を支援しているということでございます。  では、緊急捕獲期間等があるわけでありますけれども、こちらにつきましてはいつからいつまでこの期間というのはあるのか、また、被害防止活動の支援対策の進捗状況についてお伺いいたします。 396 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 397 ◯経済部長(越渡康弘君) それでは、進捗状況についてご答弁申し上げます。まず、本年度におきます現在までの進捗状況でございますが、捕獲に関しましては、6月1日から6月30日まで、第1回目としての有害鳥獣捕獲期間として実施してございます。この期間における捕獲頭数でございますが、イノシシが66頭、それとカラスが118羽、ハクビシン4頭の捕獲を行ってきたところでございます。また、現在、8月31日からでございますが、第2回目の有害鳥獣捕獲期間として現在実施をしているところでございます。  また、寄せ付けない活動でございますが、昨年度から実施しております十三塚モデル地区におきまして、設置しております防護柵及び囲いわなの定期的な見回りや修繕等を行ってございまして、本年5月でございますが、管理する囲いわなでイノシシ2頭の捕獲が報告されてございます。  以上でございます。 398 ◯議長(池田正文君) 10番・勝村孝行君。                 〔10番・勝村孝行君登壇〕 399 ◯10番(勝村孝行君) ありがとうございます。緊急捕獲期間ですかね、1か月でイノシシ66頭、カラスが118羽ですか、やはり厳しい内容だと。1か月でこれだけ捕獲されるわけでありますから、これからの収穫の秋、収穫期を迎える時期に当たっては、さらに増えてくるんだろうと予想されるわけであります。それと、寄せ付けない活動という答弁がございましたが、これは、侵入を防ぐ柵だろうということですけれども、こちらも大分浸透してきてまいっておりまして、効果も見えてきているというふうには思っております。  そこで、次になりますけれども、農作物の被害、先ほど申し上げましたように、今までにないくらい被害が増加している。イノシシ等、ハクビシン等も出没しているということでございます。そこで、当市の農作物等における被害状況ということでお伺いしますけれども、今年の農作物の被害状況について、まずお伺いします。 400 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 401 ◯経済部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。農作物被害状況ということでございますが、手元にイノシシの件数の状況しかないもので、そこでご答弁申し上げたいと思うんですが、柿岡地区で3件、小幡地区で3件、葦穂地区で4件、恋瀬地区1件、瓦会地区6件、園部地区6件、林地区4件、小桜地区2件の被害相談というものが寄せられている状況でございます。また、石岡地区におきましても2件の被害相談を受けているということで、合計31件ということでございます。  以上でございます。 402 ◯議長(池田正文君) 10番・勝村孝行君。                 〔10番・勝村孝行君登壇〕 403 ◯10番(勝村孝行君) ありがとうございました。わかりました。イノシシの被害だけで、こちらは八郷地区全域になりますかね。柿岡地区3件、小幡地区でも3件、葦穂地区4件、恋瀬地区で1件、瓦会地区で6件、園部地区でも6件、林地区で4件、小桜地区でも2件、被害相談が寄せられていると。31件というのはかなりの被害状況、増えているのかなと思いますし、八郷地区全域において、山間部と、山林に面しているということもありますし、被害が及んできているのかなというふうにも思います。  こうした被害が拡大してきているように感じておりますが、その傾向は市としてどのように捉えているか、お伺いいたします。 404 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 405 ◯経済部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。被害が拡大しているという中で、どのように傾向を捉えているかというご質問でございますが、議員ご指摘のとおり、年々被害のほうは拡大しているという状況にございます。近年では、先ほども議員からございましたように、園部地区などにおいても被害が出てきているという状況でございまして、石岡地区の比較的市街地のほうにも出没が見られるという状況でございます。このようなことから、人的被害というものが危惧されるという状況でございます。  以上でございます。 406 ◯議長(池田正文君) 10番・勝村孝行君。                 〔10番・勝村孝行君登壇〕 407 ◯10番(勝村孝行君) ありがとうございます。それでは、イノシシだけでなくハクビシン、あるいはアライグマ等による被害も出てきているとも思いますけれども、こちらについての対応はどのようにしているのか、お伺いいたします。 408 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 409 ◯経済部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。ハクビシンやアライグマによる被害対応につきましては、箱わな、捕獲器になりますが、この貸し出しを行ってございまして、捕獲された場合には、市で回収・処分を行っている状況でございます。  以上でございます。 410 ◯議長(池田正文君) 10番・勝村孝行君。                 〔10番・勝村孝行君登壇〕 411 ◯10番(勝村孝行君) ハクビシンやアライグマは、市で用意している捕獲器によって捕獲を目指していると、貸し出しを行って捕獲していると。また、市でそれを回収して処分をするということですが、聞くところによりますと、捕獲器をお借りしたいと申し込んではいるんだけれども、なかなか空きがなくて使えない、ついつい量販店等で買ってきて自分で設置しているというお話も聞かれます。なかなか、全部が全部対応するというのも難しいと思いますけれども、こちらも年次計画で増やしていっていただければと思います。  被害相談が現在増えているという中で、そういった箱わなを増やすお考えはあるかどうか、ご答弁をいただきたいと思います。 412 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 413 ◯経済部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。被害が年々増加している中で、箱わなを増やす考えはあるかというご質問でございますが、こちらにつきましては、農作物被害の減少に向けて増やしてまいりたいと考えてございまして、本年度につきましては、国の補助事業を使いまして、30基ほど購入を予定してございます。  以上でございます。 414 ◯議長(池田正文君) 10番・勝村孝行君。                 〔10番・勝村孝行君登壇〕 415 ◯10番(勝村孝行君) ありがとうございます。30基増やすということでございます。貸し出し用でないと、市で回収あるいは処分ができないということでございますので、ぜひともこちら、事業の拡充をお願いしたいと思います。  次に3)、モデル地区事業の実績と成果というようなことで伺います。先ほども申し上げましたように、地域ぐるみでの取り組み、獣害対策、また講演会が実施されてきたわけでございます。モデル地区事業の実績について伺いますが、まずどのような対策を実施したのか、それぞれお聞きしたいと思います。 416 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 417 ◯経済部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。地域ぐるみで取り組んでございます鳥獣被害総合対策でございますが、モデル地区として、先ほどお答え申し上げましたように、十三塚地区で実施してございます取り組みでございます。こちらにおきましては、イノシシを寄せ付けない対策としまして防護柵約2キロの整備と、捕獲対策として囲いわなの設置を行っているところでございます。  以上でございます。 418 ◯議長(池田正文君) 10番・勝村孝行君。                 〔10番・勝村孝行君登壇〕 419 ◯10番(勝村孝行君) ありがとうございます。7月の末ですかね、中央公民館で対策事業モデル地区の発表ということで、十三塚地区での取り組みが発表されたわけであります。私も行ってまいりましたけれども、やはり地区全体で取り組むということはかなり効果が出ているのかなと思いますけれども、では、その成果はどうであったかお伺いいたします。 420 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 421 ◯経済部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。モデル地区での成果というご質問でございますが、防護柵及び囲いわなの設置が本年の1月に設置となりましたことから、まだ十分な成果としては検証ができていないという状況でございます、しかし、本年も防護柵の設置などの整備を引き続き実施していくという予定になってございますので、成果につきましては、こういったものを通しながら、引き続き検証していきたいと考えているところでございます。  以上でございます。 422 ◯議長(池田正文君) 10番・勝村孝行君。                 〔10番・勝村孝行君登壇〕 423 ◯10番(勝村孝行君) ありがとうございます。わかりました。このモデル地区事業ですが、やはり地域ぐるみで取り組むことが非常に効果的、有効的であると感じておりますけれども、事業の中で講演会も行われております。鳥獣の生態をよく知り得ることで、その対策も進んでくるのかなと考えております。  次に、4)の今後のモデル地区事業の計画について、今後の計画としてどのように考えていらっしゃるのか、お考えをお聞きいたします。 424 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 425 ◯経済部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。今後のモデル地区事業の取り組みでございますが、今、議員からありましたように、昨年度につきましても獣害対策講演会を実施しているところでございまして、十三塚地区と同様に本取り組みに前向きでございました瓦会の両桁地区での勉強会を、本年度は予定しているところでございます。地域型対策を検討していただきながら、こういったところの勉強会にほかの地区の方も見学していただくなりで、ご検討いただきまして、対策の検討をしていければなと考えてございまして、こういった取り組みを支援していきたいと考えてございます。  また、本年度開催いたしました講演会におきましても、協議をいただいた地区が何か所かございました。こういったことから、やはり勉強会のほうに参加をいただいて、検討していただければなと思ってございます。  以上でございます。 426 ◯議長(池田正文君) 10番・勝村孝行君。                 〔10番・勝村孝行君登壇〕 427 ◯10番(勝村孝行君) ありがとうございます。講演会の実施においては、アンケートの結果で興味をいただいた地区等が行っているんだと思うんですが、八郷地区においては地区ごとに、全地区で小まめなそういった勉強会といいますか、そういうものを進めていただければ、なお効果が上がってくるのかなと。本当は市内全域的に取り組めば効果は上がるんだろうと思いますが、それを言ってしまうと、全県的、全国的になってしまうので、それは無理な話ということはわかっております。なるべくそういった事業も増やしていっていただければいいのではないかと思いますので、要望をしておきます。  では、この補助事業の内容について……、5番目です。事業の内容はどのようなものがあるのか、お聞きいたします。 428 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 429 ◯経済部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。この国の補助事業を使いました取り組みの内容でございますが、ICT機器や箱わななどの購入経費、それと緩衝帯の整備費用、また防護柵、こちらは電気柵とかワイヤーメッシュなどになりますが、こちらの資材費用への助成となってございます。  以上でございます。 430 ◯議長(池田正文君) 10番・勝村孝行君。                 〔10番・勝村孝行君登壇〕 431 ◯10番(勝村孝行君) ありがとうございます。内容については、ICT機器、箱わな等の購入経費ですね。それから、緩衝帯の整備費用、また防護柵等の資材費用の助成ということでありますね。こちらのこういった費用の助成、今後、さらに拡充していただければと思いますので、よろしくお願いします。  こうした事業を展開していく中で、課題は先行き不透明、たくさんあると思いますが、6番目として、今後の課題と取り組みといったことでお伺いします。まず、課題として考えられていることについてお伺いいたします。 432 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 433 ◯経済部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。今後の課題ということでございますが、被害が拡大する中、鳥獣被害対策実施隊の隊員の方につきましても、高齢者の方が多くなっているという現状にございます。こういったことから、世代交代、それと技術の継承等が課題となっているわけでございます。捕獲活動における担い手の育成や確保というのが、こういった中で必要になっている状況でございますが、その支援方法も検討していかなければならないと考えているところでございます。  また、地域で取り組む鳥獣被害総合対策の推進でございますが、まず、その活動の趣旨を地域の方が理解していただきまして、地域の方がより身近な問題として捉えていただけることが最も重要であると考えてございます。  以上でございます。 434 ◯議長(池田正文君) 10番・勝村孝行君。                 〔10番・勝村孝行君登壇〕 435 ◯10番(勝村孝行君) ありがとうございます。今、ご答弁いただきました鳥獣被害対策実施隊の隊員の高齢化、それから世代交代、技術の継承が課題、全くそのとおりだと思います。なかなか若い人で取り組む方がいないというお話は聞いております。また、そのためには、活動の趣旨を理解していただくということなんですが、活動の趣旨だけを理解していただいても、なかなか進まないのかなと思います。実施隊の隊員の前向きな姿勢といいますか、やる気の起こる、そういう支援、そちらもひとつ考えていただければいいのかなと思いますので、そちらもお願いしたいと思います。  今回、獣害対策事業というようなことで質問してまいりましたけれども、私のほかにも、今回2名の同僚議員から、同様の質問がなされるのかなと思っておりますけれども、やはりこの地域に生活して収穫物を得ると。その時期にイノシシとハクビシンが数多く出没していくというのは、なかなか問題であると。これをどうやって防ぐのかということは、そもそも農家の皆さん、あるいは地域の皆さんも、昔から取り組んできているところではあると考えております。  しかしながら、1人だけでわな等を仕掛けたりしている、そういったものはなかなか難しいわけであります。例えば電気柵ですかね。こちらは効果はあるんですが、この維持管理になかなか手間暇がかかる。草が伸びてくれば電圧が下がって、イノシシは通ってしまうというようなこともありますし、年間を通じて通していないと、そこが通れる場所だということで、くぐり抜けてしまうというようなことも聞きますし、最近多く利用されておりますワイヤーメッシュ等による防護柵ですかね、こちらもかなり効果があるというようなことで伺っております。被害範囲が拡大していることや、また銃の、わなの利用増加も含め、鳥獣被害対策のさらなる拡充が必要だと考えております。  先ほども申し上げましたけれども、野生のイノシシが人里近くの田畑で作物を食い荒らす。そもそもそれは、我々、あるいは農家の人に対してはマイナスのイメージであるんですが、そのマイナスのイメージだけが強調されまして、野生とはいえ人間と共存できるものだということ。1つ例を挙げますと、一応電気柵をしているんだけれども、大きい田んぼではないんですけれども、餌付けをしていると。そうすると田んぼには入らないと。毎朝、田んぼの収穫時期に置いておくんだと、そうすると中には入らないんだよというお話も聞きます。  市長も、私と同じで山合いにお住みでございます。そもそもこのイノシシの生態についても、かなり勉強なされてきているということでございます。今まで申し上げたとおり、私の申し上げたいことは、獣害対策事業の予算等の増額をぜひお願いしたいということでありますので、最後に市長の見解をお聞きしまして、私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 436 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 437 ◯市長(今泉文彦君) 答弁申し上げます。鳥獣被害の対策の必要性は、十分承知しているところであります。また、石岡だけでなく、筑波山麓自治体の広域連携による対策等も視野に入れ、検討すべきとも考えております。被害に悩む方がだんだん増えているという現状でありますけれども、引き続き対策の充実を図ってまいりたいと考えております。  駆除によって捕まえられたイノシシは、生きるために里山に侵入したということを考えますと、森林荒廃の現状や里山のあり方、耕作放棄地の増加など、農村社会にもさまざまな課題があり、その改善なしにイノシシの被害は解決しないというふうにも感じております。被害に即対応する駆除は、有効な方法であります。しかし、同時に地域に根差した視点からこの課題を捉え、中長期的な対策も加えながら、この問題に地域ぐるみで取り組んでいくことも大切と思われます。そういった意味で、これについても短期的な視点、中長期的な視点、バランスよく取り組んでいくということが、現在、大事になっているのではないかなと思っています。予算の増額については慎重に考えていきたいと思います。 438 ◯議長(池田正文君) 次の質問者に移ります。  4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 439 ◯4番(大和田寛樹君) 4番・大和田寛樹でございます。続きまして、またイノシシの質問でございます。  ここ5年ぐらいの通告、質問内容を見てみますと、毎回の定例会のたびに、このイノシシの被害の軽減、また今後急増する、爆発的に頭数が増えていく状況をどういうふうに打開していくんだというような質問が、再三再四されておる議事録を確認させていただきました。  私は東成井に住んでおりますので、正直、東成井にはあまり関係のないことかななんていうことを思っておったんですけれども、この間、園部地区の園部小学校の下あたりでイノシシを目撃したという小学校の高学年の親御さんに声をかけていただきまして、生息域が本当に広がっていて、対岸の火事にはしておけないなと。石岡の町なかまでイノシシはまだ来ていないでしょうけれども、そんなに遠くない将来にそういう事態も起こり得る可能性が本当にあるなということで、今回イノシシの質問をさせていただきます。先輩議員のほうから続けての質問になりますので、重複する部分は割愛をさせていただきながら、質問してまいりたいと思います。  まず、私自身も2年ぐらい前ですかね、上曽峠を桜川のほうから帰ってくるときに、ちょうど上り口あたりでイノシシに遭遇しました。私、車で、そんなに遅くない時間、7時ぐらいだったと思いますけれども、何の動物が出てきたのかなというの、最初、イノシシだというのがわからずに、本当に見るととてもどきっとするというか、びっくりするのを記憶しています。そのイノシシは民家から出てきて、山に入って逃げていったような形だったので、特段、車にぶつけられたり被害は何もありませんでしたけれども、対処法も何もわからないので本当にびっくりした記憶がございます。  イノシシに対する危険行為というのをネットでちょっと調べまして、イノシシに対しての危険行為は、大声を出す、石を投げたり棒でたたく、大勢で取り囲む、近づいて写真を撮る、餌を与える。先ほど餌付けの話がありましたが、ネットですと、餌を与えることが危険行為と。何を感じたかといいますと、人間にとても似ているなと思ったんですけど、大声を出されるのは人も嫌いますし、もちろん石投げられれば嫌ですし、大勢で取り囲まれれば興奮した状態になったり、近づいて写真を撮られれば、誰しも嫌だということで、非常に人間にも似ているところがあるなということを感じました。
     また、これもネットの情報なんですけれども、イノシシが興奮している行動というのは何で察知するかといいますと、背中の毛を逆立てる、鼻やひづめで土をかき起こす、牙をカチカチ鳴らす、ブホブホうなり声を上げる、足を踏み鳴らす、頭を上下させ威嚇する。これも、とても人間に似ている部分もあるなというものを感じまして、人間でいいますとメンチを切ると、昔、ヤンキーというか、言いましたけれども、上下で威嚇をするような行動であったり、何か道具でカチカチする、昔、チーマーというのがはやりましたが、そういう、とても人間にも似ているところがあるなというのを感じました。  質問に入っていきますけれども、まず、被害の現状についてということで、こちらは先ほどの先輩議員と重複しますので割愛をさせていただきまして、2番です。市街地にも侵入してくることが想定されますけれども、その対策について、1)の1つ目の質問でさせていただきます。対策の課題を伺います。 440 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 441 ◯経済部長(越渡康弘君) 対策の課題というご質問にご答弁申し上げます。課題といたしましては、近年、先ほどもございましたように、園部地区をはじめ、石岡地区の比較的市街地にも出没が見られるようになっているというところで、人的な被害が危惧されるというところでございまして、まずは私どもとしましては、生活環境のほうに近づけない対策というのが必要かと思いまして、先ほど勝村議員にご答弁申し上げております地域ぐるみでの取り組みというところによりまして、市街地に寄せ付けない対策の強化というのをしてまいればなと思ってございます。  以上でございます。 442 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 443 ◯4番(大和田寛樹君) ありがとうございます。市街地に寄せ付けないということですけれども、具体的にどのように寄せ付けないのかという、方策を今後とっていく必要があろうかと思います。具体策を持って……。実際、生息域が広がってきていまして、これまで寄り付かなかった地域にまで寄り付いてきているということもありますので、ぜひ具体策を持って、広報も含めて行っていただきたいなと、そのように思います。  2)に入りまして、駆除対策と被害軽減の対策についてでございますが、駆除捕獲対策は、先ほど先輩議員のほうからもご質問がありましたので割愛をさせていただきまして、イノシシの捕獲頭数の年度別の推移、5年ぐらいにさかのぼってご質問をさせていただきます。 444 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 445 ◯経済部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。イノシシの捕獲頭数の5年ぐらいの年度の推移ということでございますが、過去5年間のイノシシの捕獲頭数でございますが、鳥獣被害対策実施隊による捕獲と狩猟期間における捕獲頭数の合計となりますが、平成26年度につきましては363頭、平成27年度は433頭、平成28年度は516頭、平成29年度は598頭、平成30年、昨年度でございますが747頭となってございまして、平成26年度の5年前と比較いたしますと、約2倍の捕獲件数となっている状況でございます。  以上でございます。 446 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 447 ◯4番(大和田寛樹君) ありがとうございます。5年前の約2倍の捕獲ということで、当然、2倍捕獲すれば個体数は減っているのかなというと、そうではなくて、個体数自体が爆発的に増えている状況で、1シーズン、1年間で5匹も6匹もウリボー、子どもを産んで、個体数が爆発的に増えている状況があるということなので、捕獲をしても本当にイタチごっこで、なかなかどうすることもできないような状態が、今の状態なんだろうなということで考えます。  捕獲をすることも大事ですけれども、被害に遭わないためにどういうふうにしていくかということで、被害軽減対策ということで先ほど先輩議員のほうからありました。近隣の市町村で、桜川市では石岡市よりももっと進んでイノシシ対策、鳥獣被害対策をしているということで市民の方から言われまして、ちょっと確認したんですけれども、石岡市のほうでは囲いわなの貸し出しというのは行っているのか伺います。 448 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 449 ◯経済部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。囲いわなの貸し出しというのは現段階ではやっていない状況でございまして、桜川市のほうでお伺いしているのは、箱わなの貸し出しというところでの取り組みは聞いているところでございます。こちらの状況でございますが、貸し出しというお話の中では、こちらで確認をさせていただいているところでございますが、4集落に2基ずつの貸し出しをしているということではございますが、実質的な管理というのは、同地区内の猟友会の方が行っていると伺っているところでございます。  以上でございます。 450 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 451 ◯4番(大和田寛樹君) ありがとうございます。囲いわなで、私の調べた範囲ですと囲いわなを1基貸し出しができるような、桜川市では行っているということで確認したんですけれども、ちょっと確認不足なのかもしれません。よく近隣の市町村、また先進事例も考慮しながら、イノシシの捕獲対策をしていっていただきたい、そのように思います。  次に、電気柵やワイヤーメッシュの話も先ほど出ましたけれども、とても被害軽減には効果的だということで、石岡市でも設置費用の補助制度がされておると思います。経費の2分の1以内で上限15万ということで、個人のほうにも拡大をされていまして、経費の4分の1で上限2万を支援するということであります。これまでの補助の実績を伺います。 452 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 453 ◯経済部長(越渡康弘君) 補助の実績というご質問にご答弁申し上げます。実績といたしましては、平成29年度が1件、平成30年度は申請がゼロでございました。本年度は、先ほど議員のほうからございましたように、要件緩和をしたり個人にも対策を講じたというところから、これまで団体で3件、それと個人が1件、合計4件の申請を受けているところでございます。  以上でございます。 454 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 455 ◯4番(大和田寛樹君) 次に、私も新聞の折り込みチラシとか、またネットとかホームセンターで、どのぐらいの費用で電気柵、ワイヤーメッシュが設置できるのかなということでちょっと確認をしたんですけれども、メーカーによって本当にまちまちで、相当な上限があったんですけれども、実際、どれぐらいの事業規模になるのか、事業経費がかかるのか、一般論で伺いたいと思います。 456 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 457 ◯経済部長(越渡康弘君) 大体の金額というところでございますが、本年度の状況の中ではございますが、団体の申請で農地所有者の平均は3名というところで、平均筆数は5筆、全て水田となってございまして、こういったところで平均面積につきましては7,200平米、事業費の平均は14万4,000円ということで……。申しわけございません。そうですね、平均で言いますと、事業費の平均でございますが、14万4,000円となってございます。  以上でございます。失礼しました。 458 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 459 ◯4番(大和田寛樹君) 事業費が14万何がしということなので、2分の1以内で15万というのは、その範囲内というか、適正かなと思うんですけれども、個人で設置する場合に、先ほど4分の1以内の2万が上限だということで、緩和されたというか、拡充されたわけですけれども、もう少し個人で使用する場合も……。何が申したいかといいますと、そういう防護柵であったりワイヤーメッシュを設置すると、積極的に市民の皆さんがやりたいというところにはできるだけ補助してあげて、被害軽減につながる積極性に対して、こちらもしっかり支援していただければなと。要件の緩和であったり、または費用の拡充であったり、そのようなことをお願いしたいと思います。  次に、狩猟免許の取得時の費用、また更新時の費用についても助成がされる形になると思いますけれども、その補助の内容と条件を伺います。 460 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 461 ◯経済部長(越渡康弘君) お答え申し上げます。更新時に係る費用でございますが、狩猟免許取得の補助といたしまして、わな狩猟免許者には費用全額を支援しているところでございます。また、銃猟免許取得者につきましては、費用の2分の1以内、上限3万円を支援しているところでございます。  以上でございます。 462 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 463 ◯4番(大和田寛樹君) 次に、これまでの補助の実績を伺います。 464 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 465 ◯経済部長(越渡康弘君) 補助の実績についてご答弁申し上げます。平成30年度の実績でございますが、わな狩猟免許が10名、それと銃猟免許1名の計11名ございました。本年度はこれまでに、わな狩猟免許の補助申請につきましては3件受付をしている状況でございます。  以上でございます。 466 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 467 ◯4番(大和田寛樹君) 次に、免許の取得費用と更新費用について伺います。 468 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 469 ◯経済部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。免許のまず取得費用についてでございますが、わな猟の免許につきましては1万3,200円、それと、銃猟免許は9万円ほどとなっているところでございます。実際に狩猟を行うには、このほかに狩猟登録が必要となりますので、登録料などさらに5万円ほどが必要になっているところでございます。  それと、免許の更新費用についてでございますが、3年ごとの更新時に、1免許につき2,900円の手数料が必要となってございます。  以上でございます。 470 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 471 ◯4番(大和田寛樹君) こちらも、前々回の一般質問で、先輩議員のほうが提案されていたと思いますけれども、なるだけ狩猟免許や免許更新・取得時の費用の負担の軽減を図っていただきたいということで、料金の拡充であったり、そういうものがまだ今年度はされていないと思いますけれども、ぜひとも検討されて、少しでも費用がかからずに、そういう対策を積極的にしていただける、市民の皆さんには支援をしていっていただきたいなと、そのように要望させていただきます。  次に、集落ぐるみの取り組みと課題についてですけれども、先ほど十三塚の国の支援を得ての取り組みが紹介されましたけれども、集落ぐるみの取り組みの内容と、その流れについて伺います。 472 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 473 ◯経済部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。十三塚地区の集落ぐるみでの取り組みの内容と流れについてでございますが、地域が主体となりまして、獣害対策を実施しまして、継続して維持管理していただく取り組みということになってございます。取り組みに関心や意欲のある地域に関しましては、専門家からの助言をいただきながら勉強会及び集落診断などを行いまして、地域に合った対策を決定しまして、活動に移るという流れで推進をしているところでございます。  以上でございます。 474 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 475 ◯4番(大和田寛樹君) 次に、国の支援制度の内容ですけれども、鳥獣被害防止総合対策支援事業ということで、国のほうでも支援をして、鳥獣被害対策に国の支援が入るということですけれども、その内容と市のかかわりについて伺いたいと思います。国の支援制度と市のかかわりについて伺います。 476 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 477 ◯経済部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。国の支援制度と市のかかわりでございますが、先ほど、内容につきましては勝村議員のほうにご答弁したように、ICT機器とか箱わな等の購入経費とか、緩衝帯の整備費用、または防護柵の資材費用に係る分の助成ということになってございますが、市のほうとしましては、こういった対策のモデル地区への支援といたしましては、全体的な調整役となりまして、講演会の実施も含めまして、あと説明会、勉強会、そういったものの調整ですとか、地域との防護柵の設置に当たっての取り組みの順番立てといいますか、そういったものについて積極的に関与をしているところでございます。  以上でございます。 478 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 479 ◯4番(大和田寛樹君) 次に、農地に隣接する宅地、住宅への防護柵の設置の補助について伺います。 480 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 481 ◯経済部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。農地に隣接する宅地等への防護柵の設置補助というところでございますが、こちらにつきましては、現在のところ補助制度はない状況でございます。まず、私たちのほうとしては、今現在、地域ぐるみでの取り組みですとか、電気柵、市単独の補助事業などを通じまして、すみかをつくらせない、近づけさせない、侵入させないという鳥獣被害総合対策を推進しながら、農地や隣接する宅地などにイノシシを寄せ付けない対策に、取り組んでいるところでございます。  以上でございます。 482 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 483 ◯4番(大和田寛樹君) すみかをつくらせない、寄せ付けない。確かにそのとおりだと思うんですけれども、実際にやり方もわからないですし、作物に被害があったりしない限り、3筆で、そこに例えば農道であったり市道が入ってしまうと、その1団体が補助の対象からも外れてしまったりするわけで、ぜひとも実際の被害、私、この間、見てきましたけれども、作物を転作していないところでも、例えばU字溝の側道を削られてしまってU字溝がぐらぐらになってしまっていたり、またはのり面というんですかね、土止めを崩されていたり、いろんな、作物被害とは別な被害もたくさんありますし、また民家に侵入してくるような被害もこれから増えていくでしょうから、緩和もそうですけれども、ぜひ住宅に対しての支援、または地域ぐるみ、集落ぐるみでの支援も拡充、緩和して広げていっていただきたいなと、そのように思います。  5)の最後の質問ですけれども、集落ぐるみの取り組みの課題について伺います。 484 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 485 ◯経済部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。集落ぐるみでの取り組みへの課題ということでございますが、先ほど勝村議員のほうにもご答弁を申したところでございますが、まず、地域で、みんなで取り組むという活動が一番重要になってくるかと思います。こういったところで、先ほどもご答弁申し上げましたとおり、活動の趣旨を理解していただいて、地域の方がより身近な問題として捉えいただいて、取り組みに当たっていただくということが、まず取りかかりとしては必要ではないかと考えてございます。こういったところでご理解を得た中で、ほかの地区でもやっております、十三塚地区がモデルとしてでございますが、みんなでやろうよというような意気込みが出てきまして、十三塚のほうでは成功に向かっているというような気がしてございますので、そういったところで、ほかの集落の方にも、地域の方には、そういった、まずはみんなでやるという趣旨を理解していただいて、取り組んでいただくというふうになればいいなと思ってございます。  以上でございます。 486 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 487 ◯4番(大和田寛樹君) 次に、最後の質問の、6)に入りまして……。  その前に、これまでにたくさん先輩議員、同僚議員の方から質問がありまして、執行部の答弁、また市長の答弁では、皮で製品をつくる提案がなされたり、また加工肉を販売してはどうですかとか、いろんな提案がなされました。執行部のほうでもいろいろその提案を受けまして、調査研究をしますと、今後取り組んでいけるものに関して順次取り組んでいきますということでお話があったと思うんですが、市長にこれ、最後にちょっと伺いたいんですけれども、皮のスーツを皆さんで着用しましょうというようなことを市長が答弁されたりしましたけれども、これまでの対策、また提案に対して研究されて、今の状況についてどのようなお考えをお持ちか伺います。 488 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 489 ◯市長(今泉文彦君) 答弁申し上げます。これまで、イノシシの肉や皮の加工、獣害対策の手法など、さまざまな提案について答弁してまいりました。肉や皮の加工におきましては、一番の問題でございます放射線量の検査データを継続して収集し、加工等を見据えた活用を検討しているところでございます。  いずれにいたしましても獣害対策におきましては、まずは鳥獣被害総合対策の推進を引き続き行うことで、人間と野生鳥獣のすみ分けを基本とした取り組みを支援し、地域と一体となって被害の減少に努めてまいりたいと考えております。  以上です。 490 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 491 ◯4番(大和田寛樹君) それでは、最後の6)に入ります。小中学生の通学時の、特に下校時の安全対策について伺います。これ、安全対策、イノシシの被害やけものに対しての被害をどのように周知して、被害軽減に取り組んでいるのかということを伺います。 492 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 493 ◯教育部長(豊崎康弘君) 下校時の安全対策についてですが、通学路付近でイノシシなど鳥獣が出没した場合の対応につきましては、教育委員会から各学校にメールまたはファクスにより鳥獣等の情報提供を行い、その後、各学校からまちcomiメールで保護者に情報提供する体制をとっております。イノシシなど襲いかかる危険性が高い場合などは、下校指導により教職員が車や徒歩で巡回を行い、児童生徒が安全に帰宅できるよう対応しているところでございます。また、状況に応じて、防災行政無線により、注意喚起についても依頼してまいりたいと考えております。  以上です。 494 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 495 ◯4番(大和田寛樹君) ありがとうございます。私もそうだったんですけれども、イノシシにばったり遭遇しますと、非常にどきどきして、何をしていいんだか、止まっていいんだかそのまま進んでいいんだかもわからないという、そういう状態に多分……、徒歩で歩いていたら、もっとそういう状態になると思います。今までに人身的な事故というか被害、イノシシにかみつかれたり襲われたというような事例がないということで伺っていますけれども、今後は、特に夜間、部活動が終わって自転車で下校する途中であったり、また夕方ぐらいから出没するという地域もあるので、遭遇をばったりしてしまうというようなこともあろうかと思うんです。  アナウンスでイノシシがどこどこに出ました、保護者の方は迎えにきてくださいという対応ももちろん必要でしょうし、または遭遇した場合に、先ほど、どういう状態で興奮しているのかとかどういうことが危険行為なのかとか、そういうものを知っていただいているというのも結構大事だと思いますので、そういう遭遇に対しての対応マニュアルであったり、こういう行動はしないでほしいというような危険を回避するマニュアルづくり、ガイドラインの策定というものも必要かなと思いまして、最後の質問をさせていただきました。  いろんな取り組みをこれまで市のほうでもされてきてはいるかと思いますけれども、出没件数や被害の軽減にはまだまだ至っていない。本当に個体数が爆発的に増えている状況で、今後さらに支援が必要であろうと思いますので、ぜひ我々の提案、議会側の提案も踏まえまして、今後も引き続き強化をしていっていただければなと、そのように思います。  以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。 496 ◯議長(池田正文君) 本日の一般質問はこの程度にいたしたいと思います。
     以上で本日の議事日程は終了いたしましたので、これをもって散会いたします。  次回は、明9月3日定刻午前10時から会議を開き、引き続き市政一般に関する質問を行います。  お疲れさまでございました。                   午後 5時16分散会 Copyright (c) ISHIOKA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...