石岡市議会 > 2019-06-11 >
令和元年第2回定例会(第3日目) 議事日程・名簿 開催日:2019-06-11
令和元年第2回定例会(第3日目) 本文 開催日:2019-06-11

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  1. 石岡市議会 2019-06-11
    令和元年第2回定例会(第3日目) 本文 開催日:2019-06-11


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    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 令和元年6月11日(火曜日)                   午前10時00分開議 ◯議長(池田正文君) おはようございます。ただいまの出席議員数は22名です。定足数に達しておりますので、これより前回に引き続き本日の会議を開きます。  この際、日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。  本日から新たに、地方自治法第121条の規定に基づき、選挙管理委員会書記長・久保田君の出席を求めておりますので、ご報告申し上げます。  本日の議事日程は、議事日程表のとおりであります。  これより議事日程に入ります。            ───────────────────────  日程第1 一般質問 2 ◯議長(池田正文君) 日程第1、一般質問。これより前回に引き続き、市政一般に関する質問を行います。  21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 3 ◯21番(高野 要君) 21番・高野 要でございます。通告に従いまして、3点ほど質問申し上げます。  まず第1点目、一般廃棄物の埋設についてをお伺いいたします。  私はこの一般廃棄物につきまして、もう3年ぐらいの月日が経つと思いますが、質問を続けてまいりました。私は、この質問も、これは法律論争でありますので、いつかどこかで決着がつくのかなと思ってまいりました。そういった中で、開示請求、いろんな方法、手段で、行政というものはきちっとこういうものなんだと、法を遵守して私たちは行っているというような回答が得られるかと思いまして、したわけでありますが、いまだにきちっとした回答は得られないのが現状でございます。  そういった中で、私もいろんな方とお話をしてまいりました。皆さんが私に声をかけてくれたのは、社会通念上とか、そういったことはどうでもいいんじゃないかと。こういった一般廃棄物が埋められるということであれば、やはりこれは市民全体に報告し、皆さんも埋められるんですよというようなことをしなければならないんじゃないか。一部の人が埋め立てて、これはいいよ、今度はこちら、違う方が埋め立てたら、あんたは違反行為になりますよというようなことで処罰の対象になったり、そういったことではいかがなものなんだろうかと。高野よと、議会で聞いてくれと。埋めていていいのかどうか、一般廃棄物は埋められるのか、そのことだけを聞いてくれというようなことを言われまして、今日、質問をしているところでございます。  私もいろんなところ、また書物等々を見ましたけれども、一般廃棄物については、これ、処罰もあります。懲役何年、幾らの罰金とか、きちっとしたものが石岡市においても出ているわけでございます。そしてまた石岡においては、条例等々もあると思います。  話が長くなりますが、当初、経済部長でありました方にお伺いしたときには、これは竹の根株の件でお話ししましたが、これは廃棄物ですというようなことで、きちっとした回答をいただきました。きちっと契りも結んでございます。しかしながら、その後どうでしょうか。今、述べたように、どんどん変わってきたところでございます。  私は、先日は、2年経って、いろいろ状況も変わった旨の話も出てまいりました。やはり2年経って、そのようなことが変わって、これが許される、人に迷惑をかけなければ許されるということであれば、私は、条例の改正などもきちっとしているんじゃないかというようなことも危惧いたしまして、聞きましたところ、一切条例等々の改正等、変更等はやってありませんということなんですね。そうすると、こんなこと、今まで皆さんに聞いてきたことは、全く愚論であります。市民をばかにした話であります。  ここで、難しいことは聞きません。社会通念上というのはどういうことかと思って、私も辞書を引いてみましたら、社会常識なんですね。社会常識で廃棄物が述べられたんでは、たまったもんじゃございません。
     このようなことを勘案した中で、今日は1つだけお伺いします。一般廃棄物は埋められるのかどうか。ご答弁を願います。 4 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 5 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 一般廃棄物の埋設につきましてご答弁申し上げます。廃棄物の処理及び清掃に関する法律第16条におきまして、「何人も、みだりに廃棄物を捨ててはならない」と規定されてございます。この規定により、廃棄物の埋め立てにつきましては、事案ごとの判断は要するものの、たとえ自分の土地であっても不法投棄に当たるものと考えております。  以上でございます。 6 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 7 ◯21番(高野 要君) ありがとうございます。何年かかかりましたけれども、今、廃棄物は埋めてはならないというような答弁をいただきまして、やはり石岡にも法律はあるんだなというようなことを感じているところでございます。  市長公室に私も開示請求を出しております。そのときの回答は、迷惑をかけなければいいとか、そういった回答も返ってきていたかと思います。そこで、今、部長からは部長判断の答弁をいただきましたが、そこで、市長のほうに何度か開示請求を出しておりますので、市長のご答弁を、見解をお伺いしたい、かように思うところでございます。お願いします。 8 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 9 ◯市長(今泉文彦君) 一般廃棄物の不法投棄についてお答えいたします。今、部長が答弁したとおりでございまして、一般廃棄物の取り扱いは、法令を遵守し、内容を十分精査した上で対応してまいりたいと思います。  以上です。 10 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 11 ◯21番(高野 要君) ありがとうございました。私も何年か、この不法投棄について一生懸命……、いや、何ていうんですか、一般廃棄物産業廃棄物でもそうですけれども、投棄されたんではいけないんじゃないかというようなことで質問してまいりました。長い時間かかりましたけれども、やはり今、この議場で一般廃棄物についての見解が示されましたので、今後も、今、市長が答弁なされたように、法令を遵守して、きちっとした対応をしていただければと、かように思うところでございます。  それで、1点目、終わります。  2項目目、石岡市議会議員選挙公報について伺います。  さきの石岡市議会議員選挙公報に、石岡市選挙管理委員会は、公選法第169条3項による「掲載文又はその写しを、原文のまま選挙公報に掲載しなければならない」を準用し、無審査で掲載させる手続を行いました。掲載文は個人名を出した誹謗中傷の内容であり、その中で特に「拷問を行う」等の根拠のない記載は、名誉棄損に該当し、誰が見ても選挙公報になじまないものと、判断が容易にできるものでありました。  このような公序良俗に反するような文面を是正、訂正させ、政治常識の向上に努める義務を怠り、安易に公報に掲載させたことは、公選法第6条、「選挙が公明かつ適正に行われるように、常にあらゆる機会を通じて選挙人の政治常識の向上に努めるとともに、特に選挙に際しては投票の方法、選挙違反その他選挙に関し必要と認める事項を選挙人に周知させなければならない」の条件を逸脱した内容であり、公選法第168条4項、掲載文の申請から、同法第150条2項、「他人若しくは他の政党その他政治団体の名誉を傷つけ若しくは善良な風俗を害し又は特定の商品の広告……政見放送としての品位を損なう言動をしてはならない」を選挙人に対し注意喚起や指導を行う義務があり、公職選挙法第168条、同法第150条とも、公選法6条を補完する条項になっております。  また、品位を損なう言動をした場合は、公選法第235条3項により処罰の対象とされます。刑罰法令に触れる行為を行ったときは、当該刑罰法令によって処罰されるとされております。  次に、選挙管理委員会は、掲載文の内容が著しく公序良俗に反し、一般通常人ならば公表を許し得ないものであることが一見して明白である場合でない限り、公選法169条にのっとり掲載しなければならないとの判決であり、明らかに違法性が明確であり、掲載できないと判断するものであります。  また、昭和35年9月19日、東京高裁の判決でありますが、「法令違反行為に該当する疑いがあると明らかに認められる場合において、選挙管理委員会当該候補者に対して一応注意を与え、その任意の修正を促すことまでも禁止するものではないと解するのを相当する」としております。  以上の判例から、注意や修正を促し、それでも掲出するものであれば、警察に連絡する義務があると思料します。また、掲出は、法令遵守の観点から、取りやめるべきであったと考えます。  掲出とりやめの判断は一目瞭然で、拷問を行ったと記載されており、これは、日本国憲法36条、「公務員による拷問及び残虐な刑罰は、絶対にこれを禁止する」とあります。絶対にこれを禁ずるとうたっており、犯罪を行ったと記載されているのと、全く同じこととなるわけであります。  今回の問題に対する公選法の解釈や判決は、至極当たり前の内容であり、選挙管理委員会の法解釈は、公選法第169条3項だけをもって適法に処理したというお粗末さであります。これだけをもって選挙公報を作成するのであれば、今後、悪意を持った誹謗中傷記事が横行し、政策を中心とした選挙運動が大きく阻害されかねませんと私は述べたい。  次に、石岡市選挙管理委員会及び石岡市選挙公報発行条例の石岡市選挙管理委員会規程第10条には緊急付議の規定があり、「同委員会の閉会中に緊急を要する事件があるときは、第8条の規定にかかわらず、直ちにこれを会議に付議することができる」と定められております。これにより、本来、付議案件として審議すべき事件であったにもかかわらず、これを怠り付議しなかったことは、故意、あるいは意図的な動機が動いたとも解するが、客観的かつ妥当であると判断せざるを得ません。  さらに、同委員会規程第15条2項では、「地方自治法第191条2項のただし書の規定による臨時の職員を次の区分により任免するもの」とあり、「地方自治法第172条の1項に規定する職員 書記又は書記補」とされているため、この職員等を置く場合には、普通公共団体の長である市長がこれを任免すると定められております。したがって、任免者である市長の任免責任が、私は問われることになると思料します。  また、石岡市選挙公報発行条例第3条2項により、「候補者は、その責任を自覚し、掲載文には、他人の名誉を傷つけ、若しくは善良な風俗を害し、又は特定の商品の広告その他営業に関する宣伝をする等選挙公報としての品位を損なうような記載をしてはならない」と規定されているため、明らかに条例違反となる行為であるわけであります。したがって、掲載文を原文のまま選挙公報に掲載するためには、掲載文の訂正等が必要になることは、言うまでもないことなのです。  同じく、同市選挙公報発行条例第5条により、「委員会は、候補者から提出された掲載文が同規程第2条の規定に違反しているとき、又は掲載文の印刷が著しく不鮮明になるおそれがあると認めるときは、候補者に対し、掲載文の訂正を求めることができる」とされており、同条第2項では、「候補者が前項の規定による求めに応じないときは、委員会は、必要な訂正をすることができる」と規定されているにもかかわらず、これを怠り、掲載文を原文のまま選挙公報に掲載したことは、明らかに規程違反となる行為であると思わざるを得ません。  私は、今後の石岡市の選挙が、民主主義の原理に沿った公平公正な選挙となるよう、今次問題を石岡市民の皆様にお知らせしたいと考えまして、この質問に立っているところでございます。  それでは、質問に入ります。20項目ほどございますので、法的な問題でございます。これから法的な措置も考えてございますので、虚偽等々の発言のないように、きちっとしたご答弁をお願いするものであります。  最初に、選挙管理委員会が、このたびの石岡市議会議員選挙の際に発行し、新聞折り込みした選挙公報があります。この選挙公報を発行する目的は何か、伺います。 12 ◯議長(池田正文君) 選挙管理委員会書記長・久保田君。 13 ◯選挙管理委員会書記長久保田克己君) 地方自治法第121条の規定に基づき、石岡市選挙管理委員会委員長から説明員及び説明を委任されておりますので、総務部長として兼任する石岡市選挙管理委員会書記長としてご答弁申し上げます。  今回の選挙公報の発行につきましては、議員がさっきおっしゃられましたように、石岡市選挙公報発行条例に基づきまして、石岡市選挙管理委員会が発行したものでございます。 14 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 15 ◯21番(高野 要君) 選挙管理委員会が発行したことには間違いございませんということですね。  それでは、2問目に入ります。この選挙公報は何を財源としているのか、お伺いいたします。財源ですね、お伺いします。 16 ◯議長(池田正文君) 選挙管理委員会書記長・久保田君。 17 ◯選挙管理委員会書記長久保田克己君) お答え申し上げます。石岡市の一般財源を財源としているものと考えております。  以上です。 18 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 19 ◯21番(高野 要君) 市民の皆さんからお預かりしている税金が財源ですね。そのとおりだと思います。その大切な税を、我々の選挙のために使わせていただいております。その広報に事実無根、相手を落選させるような内容、そういったことを記載してよいものなのか。その取り扱いの是非を質してまいりたいと思います。  公職選挙法第235条第2項は、当選させない目的をもって候補者に対し虚偽の事項を公にし、または事実をゆがめて公にした者は、処罰されるとしております。この条文はどのようなことを規定しているのか。例えば選挙公報に虚偽の事実を掲載し、有権者へ配布された場合、この当事者は処罰されるということに間違いないのか、お伺いします。 20 ◯議長(池田正文君) 選挙管理委員会書記長・久保田君。 21 ◯選挙管理委員会書記長久保田克己君) お答え申し上げます。選挙管理委員会がこの公報を発行した中におきましては、先ほど議員からも説明がございましたように、選挙公報発行条例第4条に、掲載文を原文のまま選挙公報に掲載しなければならない、また、公職選挙法第169条第3項にも、原文のままとの規定がございます。そういったことから、選挙管理委員会としては、掲載文をそのまま、原文のまま選挙公報に発行したということでございます。  以上です。 22 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 23 ◯21番(高野 要君) 選挙公報、何ですか、条例ですね。今、きちっとうたっていただきましたけれども、やはりその条例にも、次の質問入りますけれども、非常に4条が優先されて、3条が優先されないというところがあるんですね。部長たる者ですから、法律は遵守して、法律は理解してのこのような選挙公報を出しているかと思いますので、また後ほど、その件についてはご質問いたしたいと思います。  それでは、次に移ります。それでは4点目になりますが、事実に基づいて具体的に確認をいたします。今回、石岡市選挙管理委員会が内容を確認し発行した石岡市議会議員選挙公報において、候補者の1人であるTという人物が、私が職員に対し拷問をしたという内容を選挙公報に掲載しています。拷問は犯罪行為です。私はこのようなしたこともなく、この人物がこのことを確認したのか。全く根拠のないでたらめが掲載されたわけであります。拷問を行えば刑事事件となります。このような訴えを誰も起こしておりません。  このような場合、この事案は、先ほど確認しました公選法第235条2項のケースに当てはまりますか。処罰の判断は司法が行うと思いますが、今回の事実経過がこの条文によって対象となるのか、お伺いをいたします。 24 ◯議長(池田正文君) 選挙管理委員会書記長・久保田君。 25 ◯選挙管理委員会書記長久保田克己君) お答え申し上げます。石岡市選挙公報発行条例第3条第2項には、「候補者は、その責任を自覚し」、他人の名誉傷つけるなど「選挙公報としての品位を損なうような記載をしてはならない」との規定がございますように、この公報掲載に当たっては、候補者に対してそういった注意を禁止しているということの解釈でよろしいかと思います。  以上です。 26 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 27 ◯21番(高野 要君) 候補者に対する解釈だと今申しましたが、選挙管理委員会は、この委員会、選挙の手引き等々を出しておりますよね。これは、候補者が喚起することで出しているんでしょうけれども、選挙管理委員会は、そうすると、その文言等々に関しては我々の問題ではないと、これは当事者の問題であるということですか。そうすると、選挙管理と……、ただの委員会じゃないんです。そこに選挙管理というような、全般的に総括で物を見る委員会であるという名称までついているわけでございます。そういった中で、その部分的な、そのような答弁で、理解ができると思いますか。当事者の問題であるということは、非常にこれは無責任な答弁であると私は判断するんですが、いかがでしょうか。お伺いします。 28 ◯議長(池田正文君) 選挙管理委員会書記長・久保田君。 29 ◯選挙管理委員会書記長久保田克己君) ご答弁申し上げます。先ほど来申し上げて申しわけございませんけれども、公職選挙法及び発行条例には、選挙管理委員会は、候補者の掲載文を原文のまま掲載しなければならないという規定がございます。それに基づきまして、選管としては対応したものと考えております。  以上でございます。 30 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 31 ◯21番(高野 要君) それでは、申し上げますが、時間もなくなっちゃうのでちょっとあれですけれども、選管としてはやったんだと思いますと、無責任な答えを今述べておりますが、選管の委員長、選管の方々と全て私、お会いしてきました。お話ししてきました。この選挙公報に関しては、選挙管理委員会の委員さん、4人おりますけど、皆さん関知、タッチしてございません。私たちは何も知りません……。今日、傍聴者の中にも、私と同行した人がおりますけれども、私たちは知りません、職員が全てやったんですということです。そうなると、今の答弁はちょっとおかしくはございませんか。選挙管理委員4名の責任にしたのでは、非常にまずいんじゃないかと。部長さん、私たちも知り得た事実がございます。  次に移ります。5点目になります。公職選挙法選挙公報の規定があります。第172条の2において、選挙管理委員会が条例をもって発行すると規定されております。茨城県では、茨城県議会議員選挙における選挙公報の発行に関する条例があります。本市の場合はどのようになっておりますか。お伺いいたします。 32 ◯議長(池田正文君) 選挙管理委員会書記長・久保田君。 33 ◯選挙管理委員会書記長久保田克己君) ご答弁申し上げます。石岡市選挙公報発行条例の第1条に、「この条例は、公職選挙法172条の2の規定に基づき、石岡市市議会議員及び石岡市長の選挙における選挙公報の発行に関し必要な事項を定めるもの」というふうに記載してございます。  以上です。 34 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 35 ◯21番(高野 要君) 石岡市にもきちっとした条例があるということですね。条例がないのかなと思いましたので、お伺いいたしました。  6点目、本市の場合、石岡市選挙公報発行条例が、今聞いたとおりあります。その条例中、第3条2項において、「候補者は、その責任を自覚し、掲載文には、他人の名誉を傷つけ、若しくは善良な風俗を害し、又は特定の商品の広告その他営業に関する宣伝をする等選挙公報として品位を損なうような記載をしてはならない」と規定されております。今回の場合、これには該当しませんか。お伺いいたします。 36 ◯議長(池田正文君) 選挙管理委員会書記長・久保田君。 37 ◯選挙管理委員会書記長久保田克己君) ご答弁申し上げます。その候補者の選挙公報の内容について、選挙管理委員会が、その拒否等に関しての権限というのは、選挙管理委員会にはないものと考えております。  以上でございます。 38 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 39 ◯21番(高野 要君) 選挙管理委員会にはそのようなものはないということですね。わかりました。  じゃあ、そうすると、選挙管理委員会の職務はどういうことをするのか。これは非常に疑問です。今の答弁からいきますと。候補者の自覚ということに委ねるのみですか。候補者の自覚、これだけですか。責任はその当事者にあるということですか。選挙管理委員会は、公職選挙法235条2項、条例第3条2項について、チェックはしないということですか。選挙管理委員会はチェック機能を持たないということですか。お伺いいたします。 40 ◯議長(池田正文君) 選挙管理委員会書記長・久保田君。 41 ◯選挙管理委員会書記長久保田克己君) ご答弁申し上げます。公職選挙法の逐条解説の中には、原文のまま選挙管理委員会は掲載しなければならないというような部分についての説明が書いてございます。このことは、選挙管理委員会に、候補者等の政見等の内容を審査、検討して、掲載の拒否を決定させることは、候補者等の政見等の発表の自由を侵害し、または侵害するおそれがあるとも考えられるので、これを禁じ、もって選挙の公正を保障しようとするものと解されるというような記載がございます。  以上でございます。 42 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 43 ◯21番(高野 要君) 全く無知ですね。選挙管理委員会の書記長を務めるのであれば、もう少し法律を勉強しなくちゃいけない。これから質問、後に出てきますけれども、3条には、誹謗中傷を載せてはならない、4条が、結局今、述べているやつですよ。法律は上位法でありますから、上、数字が少ないほうから遵守されてくるわけでございます。それが順番というものであります。  石岡市の、私もそういった、あなたには聞きませんでしたけど、某法律に精通する人だと、職員にお伺いしました。そうしたところ、高野さんが言っているとおり、上からですと。ですから、今回の、あなたが履き違えているんです。今回の問題は、結局、原文のまま載せなくちゃいけないというところだけを、あなたはチョイスしたんです。そこだけを頭に入れたんです。本来は3条が優先されて、この3条、きちっと3条で訂正をするとか解決した条文は、原文のまま載せてはいけないということなんです。3条をきちっとした中で、原文のまま載せなさいというのが法律なんですよ。  あなた、私に何度も言いましたよね。これは載せなければならないんです。そういうことじゃないんです。先日も訪ねてあなたに言いました。そういうことじゃないんですよ。そしたら、やはり法律的に、弁護士もいればいろんな方がいるんでしょう。聞くぐらいの耳を持ちなさいよ。法律というのは、あなたが言っていることが全て正しいわけじゃないんです。あなたが法律ですか。だったら、質問やめますよ。  次に移ります。それでは、第4条に……。その前に、今言った3条、結局これが優先されるということを、もう一度きちっと頭に入れておいてください。そうすれば、あなたが行ったことが間違いだということがはっきりしますので。  それでは、第4条に、「委員会は、前条第1項の申請があったときは、掲載文を原文のまま選挙公報に掲載しなければならない」という規定によって発行したということですが、きちっとそのとおりですと、今答弁はいただきましたが、再度のご答弁をお願いします。 44 ◯議長(池田正文君) 選挙管理委員会書記長・久保田君。 45 ◯選挙管理委員会書記長久保田克己君) ご答弁申し上げます。公職選挙法及び石岡市選挙公報発行条例に基づきまして、候補者の掲載文を原文のまま掲載したものでございます。  以上です。 46 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 47 ◯21番(高野 要君) それじゃあ、もう一つ聞きますが、原文のまま載せたこと、これは公職選挙法にのっとったということでございましょうけれども、これには絶対間違いはございませんか。間違いがなければないと答弁願います。大切な部分ですから、きちっとお願いします。 48 ◯議長(池田正文君) 選挙管理委員会書記長・久保田君。 49 ◯選挙管理委員会書記長久保田克己君) 私ども選挙管理委員会が、この選挙公報を発行するに当たっては、そういった参考書籍、また関係機関の助言、そして、法的解釈の方などのご助言をいただきながら、選挙管理委員会が判断し、発行したものでございます。  以上です。
    50 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 51 ◯21番(高野 要君) 選挙管理委員会は協議していないんですよ。部局が行っただけで、選挙管理委員は協議してない。関係機関と言いますけど、関係機関へ私は行ってきました。県ですよね、茨城県。私、茨城県へ行きましたが、茨城県では協議などしていないと。それで、これがいいんですよと、出せますよというようなことは、一切言っていないそうです。名前は伏せますが、県の選挙管理委員会です。  ここで1つ間違いがあると思うのは、選挙等管理委員会、選挙管理委員会というように、選挙管理委員さんを出しておりますけれども、選挙管理委員さんは一切関知して、この公報にタッチしてございませんので、総務部部局の話をしたらいいんじゃないかと思うんですね。何度言っても選挙管理委員会の人は、私たちはタッチしておりません。17日に自宅に公報が入って、初めてこれができたことを知ったんですと言っているんですよ。部長、自分の責任でお話ししなさいよ。選挙管理委員さんは何にも知らないんだから。慣例でやってきたのかもしれないですけれども、ないがしろにしたのか、それとも、選挙管理委員会が無責任であったのかわからないですけれども、両方で協議したなんて事項はどこにもございませんよ。  それでは、9番目に入ります。法律の条文構成について確認します。条例第4条は、第3条を前提として規定されているのではありませんか。第3条の記載すべき事項、第1項は、氏名、経歴、政見、写真等を整えて、それが申請された場合、第4条において、原文のまま掲載するという条文の構成となっております。第3条第2項は、「候補者は、その責任を自覚し、掲載文には、他人の名誉を傷つけ、若しくは善良な風俗を害し、又は特定の商品の広告その他営業に関する宣伝をする等選挙公報として品位を損なうような記載をしてはならない」としております。このことは公職選挙法105条2項にも記載されており、同様の解説ができます。  つまり、3条の規定内容が整っていて4条が適用になるわけです。今、申し上げましたよね。3条の規定内容が整っていて4条が適用になるんです。よく頭に入れてください。今回の場合、第4条の「原文のまま」だけをもって掲載したわけですよね。それとも、掲載したわけということはわかっておりますので、第3条より第4条が前に来るのですか。全くおかしな話です。絶対に法律で、4条が3条の上に行くということはないんです。明確にお示しを願いたい。 52 ◯議長(池田正文君) 選挙管理委員会書記長・久保田君。 53 ◯選挙管理委員会書記長久保田克己君) お答え申し上げます。3条と4条の関係でございますけれども、私どもは先ほども申し上げましたように、3条の2項については、候補者に対しての注意を促している部分ということで、4条については選管に対して、原文のまま掲載しなければならないと義務を課しているというふうに解釈しております。  以上です。 54 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 55 ◯21番(高野 要君) それじゃ、3条はどうしたんですか、今。2条と4条じゃ話にならないでしょう。部長さん。  それで、あなたはそういうお話をしていますけど、石岡市の、私は、法的な……、法を順守している場所ですね、そういった場所で聞いたんですよ。石岡市で聞かなくちゃいけない、よそではだめだと思って。きちっと、3条の前に4条が来ることはないということをいただいております。1回確認してみてください。そのぐらいはできるでしょう。  それでは、時間がないので次に移ります。この問題に関し、私も専門家から確認しております。第4条は別で、原稿掲載が前提で、その前に規定されている3条の内容は度外視して、それは当事者の問題だとなると、論理が通りません。  それでは、改めてお聞きします。この選挙公報が原文掲載で発行されたわけですが、その決定は、選挙管理委員会の委員出席の会議で決定されたということですか、お伺いをいたします。 56 ◯議長(池田正文君) 選挙管理委員会書記長・久保田君。 57 ◯選挙管理委員会書記長久保田克己君) ご答弁申し上げます。選挙公報の今回の発行につきましては、選挙公報掲載申請の最終期日、また選挙公報掲載順序、選挙公報の配布方法などに関して、選挙管理委員会の議決をいただいております。その議決と、石岡市選挙公報発行条例第2条の、選挙公報を1回発行しなければならないという規定がございますので、それに基づいて今回の選挙公報を発行したものでございます。  以上です。 58 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 59 ◯21番(高野 要君) 議決をいただいてということでございますが、そういった議決はございません。私も議事録等々を見せてもらいましたが、そういったものは1つも載っておりません。この件に関しての会議等々も、1回も行ってございません。部長が今行っているのは虚偽発言です。よく確認してください。  それでは、11番目、いろいろ答弁を伺いましたが、総務部長であるあなたの職務について確認をいたします。選挙管理委員の書記ということで間違いありませんか。伺います。 60 ◯議長(池田正文君) 選挙管理委員会書記長・久保田君。 61 ◯選挙管理委員会書記長久保田克己君) 間違いございません。 62 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 63 ◯21番(高野 要君) それでは、12問目、書記の役割、職務内容、権限についてお尋ねをいたします。 64 ◯議長(池田正文君) 選挙管理委員会書記長・久保田君。 65 ◯選挙管理委員会書記長久保田克己君) 選挙管理委員会の書記としては、選挙管理委員会へ上程する議案の準備、また会議の開催、そういった事務的な業務を認証するものと考えております。  以上です。 66 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 67 ◯21番(高野 要君) それでは、12問目、書記の役割、職務内容……。今、これ聞いたんだっけか。  そうすると、あなたの権限で物事は決定できますか。選挙管理委員会で説明せず、あなたの判断で今回の公報を掲載したようなことはありませんか。伺います。 68 ◯議長(池田正文君) 選挙管理委員会書記長・久保田君。 69 ◯選挙管理委員会書記長久保田克己君) ご答弁申し上げます。今回の選挙公報の発行に当たりまして、今回、該当となっている候補者の公報につきましては、発行手続の期間の間に、選挙管理委員会の委員さん方には確認をしていただいております。  以上でございます。 70 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 71 ◯21番(高野 要君) そんなでたらめ言ったらまずいんですよ。選挙管理委員会さん、私、ここで時系列に全部並べて調べてみましたよ。何もしてないですよ。13日に集まったとき、議案の中にもこういったことは入ってございませんでした、委員会の。その中で、閉会後にあなたが、こういうものがあるんですけどと言ったそうですよ。それで、皆さん、こういうのは、委員長はまずいでしょうと言ったところ、いや、これは県のお墨付きをもらっているんだと。県からお墨付きなんかもらっていないのに、うそっぱち並べて彼らを説き伏せたんじゃないですか。どこに協議とかあれしているんですか。この件に関しては何も伺っておりませんと言っていますよ。そのときだけだと。だめですよ、そういう虚偽の発言をしては。答弁はきちっと、虚偽の発言なしにしてくださいと言っているでしょう。  それでは、14問目に入ります。今回のような事実に反する内容の掲載、相手を誹謗中傷する内容、それは今後の一般選挙で可能であるという前例ができました。ここで、こういうことが、供託金を払えばできるという前例ができたんです。何の選挙でも一緒です。とても残念なことです。今、石岡の歴史に、汚点とは言いませんが、何か変わったものがついてきました。  また、このようなことは、選挙管理委員会は全く関係ないと。選挙管理委員会もチェックはしない。したがって、是非の指導もなく内容への責任もない。このような選挙管理委員会による選挙が、まかり通るんです。なれ合いでやっているんです。私は、このことを確認してがっくりしました。職員の中には、全部局長がやっているんです、部長がやっているんです、部長に権限があるんですとまで、あなたの部下は言い切っています。そういったことも確認しました。全くあきれた委員会であります。何のための選挙管理委員会なのか。私は本当に疑問でいっぱいであります。  ここで、市長にもお伺いしますけど、この選挙管理委員会、今、部長は、全く当然のような話をしておりますけれども、今、ここまでの答弁を聞いて、今泉市長はどのように考えますか。見解がなければ、最後にお伺いしますので結構です。じゃあ、最後で結構です。  次に、公選ポスターの頒布と公選ビラについて質問します。公選ポスターや公選ビラの掲示、頒布責任者は、公選法上規定されていますか。これは一連でしょう。対応ですよ。 72 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君に申し上げます。ただいまの発言は通告された質問の範囲を超えておりますから、通告された範囲内での質問をお願いいたします。                     〔私語あり〕 73 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。                   午前10時49分休憩            ───────────────────────                   午前11時10分再開 74 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  選挙管理委員会書記長・久保田君。 75 ◯選挙管理委員会書記長久保田克己君) それでは、先ほど休憩前の件に戻りますが、選挙公報というものは、先ほど来お話ししておりますように、選挙に関する選挙公報の発行条例という1つのそういった条例に規定されているものでございます。それと、ただいまお話がありました選挙運動用ポスター及び選挙運動用ビラ、これらについては、公費負担に関する条例の中で、あくまでも選挙運動用のビラ、選挙運動用のポスターというふうに明記されておりますので、この選挙公報には当てはまらないものと考えます。  以上でございます。 76 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 77 ◯21番(高野 要君) 本人が言っているのはわからないんですけど、部長が言っている、今、答弁ですか、それに対して議長、この見解は正しいかどうか、議長の見解も賜りたいんですが。これ、質問ができないということになるので、最終的に部長というか、選挙管理委員会さんにはこれは答弁できませんというのでなくて、法的なこともあるかと思いますので、議長のご判断をお伺いいたします。 78 ◯議長(池田正文君) それでは、21番・高野 要君のご質問にお答えをいたします。先ほど来、関係法令その他照らし合わせましたところ、協議した結果、そのような見解が妥当であるという判断に、私自身も至ったところでございます。  21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 79 ◯21番(高野 要君) それでは、もうこの問題が質問できないとなると、どういう形の質問に切り替えていこうかなというふうなことでございます。  あと4分しかございませんので、私のほうから、今回の選挙におきましては大変、17日にこういうビラが出まして、私もびっくりしたところでございます。私ならずとも、誰かが今、当事者にはなってくるかと思いますけれども、そういったときに、本当に家族から、後援会、親戚一同皆、拷問とかそういったことが出てきた場合には、非常に、大変な思いばかりでなく、傷つく部分が多いのかなと思っております。  そういった中で、私は総務部長のところを訪ねましたところ、これは出さなければならないんだとはっきり申し上げましたので、今日、質問に立ったわけでありますが、やはりこれが、今、私も法律家とも相談しておりますので、結果が出次第きちっと部長にも……。私がまずかった場合には、きちっと謝罪を申し上げますし、いかなる措置も受けます。ですから、部長にも、きちっとこの3条、4条、私は履き違えていると思うんですが、履き違えていないというのであれば、そのときにきちっとした明確な見解を出していただきたいと思います。部長たる者、そして、選挙管理委員会、公平公正をつかさどるところの職員として来たわけでございますから、その責任は重いと思われますので、私も今後とも責任は追求してまいりますので、きちっとした見解をそのときには出していただきたい。  それと、最後になります。もう3分になりました。このような、何ていうんですか、公報につきまして、私、先日、市長のもとを訪ねました。時間をとっていただきまして、私どもの見解も、同僚等々と説明いたしました。それで、結果として、今泉市長からはこのような見解をいただきました。「今回の件は、主と従の位置付けを誤り、土台となる考え方がおろそかになってしまいました。重く受けとめています。常識や社会規範を土台とすべきところ、枝葉の部分──木の葉ですね──である条文を金科玉条してしまいました。今回の件は選挙管理委員会の守備範囲であり、選挙管理委員会委員長の管理責任が問われる事案だと思います。選管の職員は市の職員でもあり、このようなことに至った要因をたどれば私の責任でもあり、大変申しわけなく思っています」との謝罪をいただきました。その後、私も言質をとらなくては、言葉だけではどうにもならないと考えまして、大変卑劣でありましたが、市長さんに文書をもっていただきたいというところを申し上げましたところ、文書をもって、公印を押して公文書として私にこの文書をいただきました。  ここで聞くことも、本来は失礼な話でありますが、市長が私ほか後援会の方々に述べてくれたこの謝罪、それと、市長には念を押しました、これは謝罪ですかと。謝罪です、謝罪と捉えていただいて結構ですというようなお答えもいただいておりますので、ここで、大変恐縮至極ではございますが、この謝罪、清く受けとめていいのかどうか、議場において市長の見解を賜りたいと思います。  以上で終わります。 80 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 81 ◯市長(今泉文彦君) 高野議員のご質問にお答えいたします。まず、今のお話ですけれども、あくまでも選挙管理委員会の案件でありまして、そのことは、私は冒頭に申し上げたと思います。その中で、ちょうど選挙期間中に私が療養をしていたということがありまして、その間、大変ご心配、ご迷惑をおかけして、加えて、選挙等に指導力が及ばないという状況があったことをわびたわけであります。あくまでも選挙管理委員会のお話でありますので、そこは混同しないようにお願いしたはずです。そういった中で、さまざまな状況になったということをおわび申し上げたというのが、私の偽らざる心境です。  以上です。 82 ◯議長(池田正文君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 83 ◯21番(高野 要君) 今、謝罪と捉えていいのかどうかわかりませんが、いただきました。でも、公文書において、私も、今泉市長からはきちっとした見解をいただいております。これは契りもございまして、本来、ここでもうちょっときちっとした見解を示すべきである。市長たる者は、やはり一度言ったことはきちっと言わなくちゃいけない。選挙管理委員会がどうのとか、私の責任である、選挙管理委員会の責任は重いとか、全部公文書でいただいているんです。やはり議場で市長、そういうことはきちっと述べないといけないんです。これは皆さんに対して、私も友人と行きましたけど、裏切り行為です。市長たる者はやはり二枚舌はいけない、逃げることはいけない、悪いものは悪い。その辺をきちっとすべきだと思います。それでなければ、ああいった公の公文書であるものを我々に出す必要はないと、私は判断するところであります。もしあれがうそだと、あれがだめだということであれば、市長、来てください、返しますから。今、そのような気持ちです。  ゼロになりましたので、以上で私の質問を終わります。 84 ◯議長(池田正文君) 次の質問者に移ります。  5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 85 ◯5番(川井幸一君) 5番・川井幸一でございます。よろしくお願いいたします。時代も平成……平成ではございませんね。令和という新たな時代に入りまして、私、身も心も引き締めるという意味で、今回、新たにスーツも新調いたしまして、特価品と書いてあったものですから思わず買ってしまったんですが、そういった中で、ぴりっとした質問をさせていただきたいと思います。今回のテーマは、特に八郷地域の皆様にとっては非常に心配、不安があるという部分を聞いての質問となりますので、一問一答ということで質問させていただきます。  それでは、質問に入ります。石岡のまちづくりについてということでお伺いいたします。中身につきましては、石岡立地適正化計画の概要及び具体的内容、また、それをどのように進めるかという中で、順序を追って質問させていただきます。  では、質問に入ります。本市は、平成29年3月に石岡市都市計画マスタープランを策定し、将来の都市像を、「自然・歴史が息づくコンパクトシティいしおか」と位置付けております。本市の都市構造は、いわゆる石岡駅を中心とした都市的土地利用と、周辺部に田園空間の広がる石岡地域、そして、自然土地利用の中に集落が分布する八郷地域といった、2つの特性を持った地域によって成り立っております。このような地域特性を有する中で、今回、平成31年3月に、マスタープランを具体化するために石岡市立地適正化計画が策定されたと理解しております。  そこで、最初に、この計画の概要について伺います。 86 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 87 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 石岡市立地適正化計画の概要についてご答弁申し上げます。立地適正化計画は、全国的な人口減少や高齢化に対した持続可能なまちづくりを進めるため、平成26年の都市再生特別措置法の改正により創設された制度でございます。  本市の総人口は、1995年の8万3,398人をピークに減少傾向にあり、2040年の将来人口推計では5万4,917人に減少することが予測されるなど、人口減少が避けられない状況となっております。今後、人口減少が進んでいくと、一定の人口集積に支えられた医療、福祉、商業などの生活サービス機能や公共交通の維持が困難になるとともに、人口減少に伴う財源の縮小を見据えた持続可能な都市経営が、大きな課題となってまいります。  こうした状況を踏まえまして、本市では、急激な人口減少と高齢化の中においても、市民の生活利便性を持続し、財政面でも持続可能な都市経営を目指すため、平成31年3月に石岡市立地適正化計画を策定いたしました。本計画により、商業、医療、福祉等の民間施設を含めた各種生活サービス機能や住居等を計画的に誘導するとともに、公共交通の充実により生活サービス機能へアクセスしやすい環境を整えることで、コンパクト・プラス・ネットワーク型のまちづくりを目指してまいります。  以上でございます。 88 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 89 ◯5番(川井幸一君) ただいま説明をいただきまして、石岡市立地適正化計画の概要はよくわかりました。  私が考えるには、本市の特性は大きく2つの地区に分けられると、先ほども申し上げましたが、思われます。1つは、旧石岡地区の都市部、そして、もう1つは旧八郷地区、いわゆる農村部であります。それぞれの特性を持った地域でありますし、その地域の特性を生かした中でそれぞれを拠点とし、また、その区間を公共交通で結ぶということが、今、話しました石岡市立地適正化計画、いわゆるコンパクト・プラス・ネットワークのあらましと理解いたしました。  そこで、それぞれの地域特性をどのように生かしていくのか、お伺いいたします。 90 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 91 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 地域特性をどのように生かしていくのかについてご答弁申し上げます。旧石岡地区と旧八郷地区では、議員ご指摘のとおり、地域性が大きく異なっておりますので、それぞれの地域性を生かした土地利用を推進してまいります。旧石岡地区につきましては、市街地を中心とした都市機能施設の維持・充実や質の向上による魅力的な空間づくり、並びに町なか居住環境の充実を図ってまいります。また、旧八郷地区につきましては、豊かな田園空間や自然環境が多くあり、それらを生かした産業や観光が盛んであることから、良好な緑地、田園空間の維持・保全や、それらの担い手である集落の活力維持を図ってまいります。さらに、都市部と既存集落の拠点となる場所を公共交通で結び、都市機能の連携、機能分担を図ることにより、市として一体的なまちづくりを進めてまいります。  以上でございます。 92 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 93 ◯5番(川井幸一君) それでは、石岡市立地適正化計画の具体的内容について、次に伺います。都市部については、市街地を中心に都市機能施設を集め、維持・充実、そして質の向上等を図って、魅力的な空間づくりをするということになっております。示されております。どのようなことをいつどのように実施して、今お話ししました機能の充実や質の向上を図り、魅力的な都市空間をつくり出すのか、具体的にお示しいただきたいと思います。 94 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 95 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) ご答弁申し上げます。本計画において、都市部では、市街化区域や用途地域の核となる場所を中心拠点、地域拠点に位置付け、それらの拠点に商業、医療、福祉等の生活利便施設の誘導・集約を図ることとしております。  誘導の手法といたしましては、まず、本計画に基づく届出制度がございます。こちらは、拠点外において都市機能施設の整備を計画している事業者は、市へ届け出が必要となり、拠点外から拠点内へと立地誘導を図るものでございます。届出制度につきましては、計画を公表した時点から開始いたします。
     また、手法の2点目といたしまして、本計画に基づく各種施策の実施を予定しております。こちらは、主に拠点内に不足している都市機能施設を市有地で新たに整備・集約などするものであり、例えば、市の中心拠点となる石岡市街地においては、複合文化施設整備事業の推進や総合的な子育て支援施設の設置、南台・東石岡周辺においては、病院などの立地や若い世代が楽しめる空間の整備、高浜駅周辺においては歴史や観光を楽しめる拠点形成、柿岡市街地においては八郷総合支所の有効活用を予定しております。これらの施策の実施時期につきましては、未定となっております。  これらの手法により、都市機能施設を拠点に集積、立地誘導していくことにより、市民の生活利便性の向上を図り、誰もが住みやすく、住んでみたいと思うような魅力的な都市づくりを目指してまいります。  以上でございます。 96 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 97 ◯5番(川井幸一君) はい、よくわかりました。  次に、農村部についてお伺いいたします。良好な緑地、また田園空間の維持・保全、またその担い手である集落の活力維持ということが示されております。どのように実施し目的を達成していくのか、またこれも具体的にご説明願います。 98 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 99 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) ご答弁申し上げます。具体的な田園空間の維持・保全の内容につきましては、農政課において農業振興計画などを定めておりますので、担当部署と連携を図りながら、農村部における農地保全を推進してまいります。また、古民家を活用した住民間の交流や、災害時の避難所等に活用できる小さな拠点の実現化、集落と拠点のアクセス手段として自動運転の導入などを想定し、自動車運転の実証運行の場として活用することで、集落の活力維持を目指してまいります。  以上でございます。 100 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 101 ◯5番(川井幸一君) 今、答弁いただきました。自動運転という、何か本当に将来を想像させるような部分も出てまいりましたけれども、本当に未来的な発想でびっくりしてはおりますけれども、次に、拠点の設定という部分でお伺いいたします。  誘導方針において、地域の特性に応じて都市機能施設の維持・誘導、そして、拠点性を向上させるとあります。中心拠点は石岡市街1か所であります。ここを市の中心として、いわゆる医療、福祉、商業、文化等の都市機能を集め、中心市街地の活性化、にぎわい創出ということであります。そのほかに、地域拠点として柿岡市街地、高浜駅周辺、南台・東石岡周辺として、3か所が設定されております。  これを鳥瞰いたしますと、石岡地区の都市機能が非常に充実し、強化していく拠点は3か所、八郷地区は1か所ということになります。そのほかに、コミュニティ拠点が設定されておりますが、今後のまちづくりは、この4か所になると思われます。この都市機能を集積させる石岡3か所、また八郷地区1か所の拠点の設定は、どのような観点で行われたのでしょうか。そしてまた、八郷地区がなぜ1か所なのかをお伺いいたします。 102 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 103 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 拠点の設定についてご答弁申し上げます。拠点は、都市計画マスタープランで位置付けられている都市拠点、地域拠点、本市の特性を踏まえて、新たな拠点となり得る地域を対象として設定をしております。また、拠点設定の検討に当たっては、本市の特性を考慮し、既存集落の維持を目的とした市独自の拠点設定もしております。具体的な拠点設定でございますが、人口密度、各種都市機能施設の立地状況、公共交通の利便性、インフラ整備状況などの有効活用などを踏まえて、設定してございます。これらの観点に基づき、中心拠点には、JR石岡駅、中心市街地の区域を含む石岡市街地を選定し、地域拠点には、柿岡市街地、高浜駅周辺、南台・東石岡周辺の3地区を設定してございます。  次に、八郷地区の拠点がなぜ1か所なのかでございますけれども、立地適正化計画の対象区域は、市街化区域及び用途地域となっております。八郷地域で対象区域となるのは柿岡市街地となるため、拠点は1か所となっております。そのため、先ほどご答弁いたしましたとおり、本市の特性を考慮し、既存集落の維持を目的とした市独自の拠点といたしまして、コミュニティ拠点を設定しております。  以上でございます。 104 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 105 ◯5番(川井幸一君) 今ご説明いただきました。拠点の設定についてはわかりましたけれども、この部分で言いますと、今、八郷地区の住民の間では、今後、柿岡以外は公共施設も、また下水道及び水道も整備されなくなる、生活を不便にして、町なかに住むような、そういう計画がされていると、こういったお話も多く聞いております。非常に、今後、この生まれた土地で生活できるのかが不安になっている。この地域以外のインフラ整備、特に八郷地区におきましては水道管布設替えの整備が、この計画をもってなくなってしまうのではないかと思います。周辺には整備を集中しないということは、そういうことではないんでしょうか。ご説明いただきます。 106 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 107 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 柿岡市街地以外の整備についてご答弁申し上げます。本市は、市街化調整区域や八郷の用途地域以外にも多くの集落があり、市民の約5割が居住しているという特性がございます。そのため、先ほど答弁申し上げた中心拠点、地域拠点のほかに、市の主要な集落については現在と変わらない水準で暮らし続けられる生活環境を確保するため、市独自のコミュニティ拠点を設定しております。コミュニティ拠点は、城南地区、園部地区、恋瀬地区、小幡地区の各地区公民館周辺を設定しており、既存の都市機能施設の維持や機能集約により、周辺の既存集落の利便性の維持・向上を図る拠点として位置付けております。また、水道や下水といった個別のインフラ整備につきましては、各担当部署における個別の整備計画に基づきまして、今後も進めてまいります。  以上でございます。 108 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 109 ◯5番(川井幸一君) 今回、この5月15日に出ました市報、その中にも示されております。1項目目ですけれども、「石岡市立地適正化計画に基づく届出が必要です」という見出しで、計画の概要が掲載されておりますけれども、これによりますと、これまで建設できた地域も、これからは届け出が必要となるとしております。また、先ほども答弁の中でいただきました。届出制度による誘導を図ると言っておりましたけれども、これについても内容を具体的にご説明いただきたいと思います。 110 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 111 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 立地適正化計画の届出制度についてご答弁申し上げます。立地適正化計画は、計画内容の公表と同時に、届出制度が開始されることとなっております。届出制度の内容といたしましては、主なものは2つでございます。1つ目としましては、計画の中で、人口密度を維持することにより住民サービスやコミュニティが持続的に確保されるよう居住を誘導する区域として、居住誘導区域を定めております。この居住誘導区域外で一定規模以上の住宅の開発行為、建築行為を行おうとする場合には、事前に届け出が必要となっております。2つ目といたしましては、計画の中で、商業、医療、福祉などの生活利便施設の誘導・集約を図る区域として、都市機能誘導区域を定めております。この都市機能誘導区域外で誘導施設の建築を目的とした開発行為、建築行為を行おうとする場合には、事前に届け出が必要となっております。  これらの届出制度は、市が、誘導区域外で建築行為、開発行為の動向を確認し、誘導区域内への誘導を促すための制度となっておりますので、行為そのものを禁止するような強い規制ではございません。  以上でございます。 112 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 113 ◯5番(川井幸一君) ただいま、それぞれの地域の具体的な方向性がお示しされたわけですけれども、この石岡市立地適正化計画のスケジュールは、平成31年から20年間、平成ではなくなりますけれども、わかりやすく言いますと平成50年度を計画期間としております。この計画が、今言ったように20年と長期にわたった中で、先ほど示されました整備の実施に向けたスケジュールはどのようになっているのか伺います。通常、長期計画となりますと、短期、中期、長期と実施していくものと思われますけれども、今回の計画はどのように実施していくのか、その青写真といいますか、そういったものをお示しいただきたいと思います。 114 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 115 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) スケジュールについてご答弁申し上げます。本計画の各種施策につきましては、あくまでも構想として示したものとなっておりますので、現時点での具体的な整備スケジュールまでは定めておりません。実際の施設整備に当たりましては、個別の整備計画などにより決定していくものと考えております。また、石岡市立地適正化計画では、20年間という長期計画となりますので、概ね5年ごとに、本計画に記載された施策や事業の実施状況の評価指針について、関連計画や関連施策と連携を図りながら評価及び検証を実施し、評価結果を踏まえて、必要に応じて本計画の見直しを行ってまいります。いわゆるPDCAサイクルで進行管理を行ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 116 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 117 ◯5番(川井幸一君) 今の部長のご説明によりますと、概ね5年ごとに、今言った見直しと、必要に応じて本計画の見直しを行うということでございますので、よくわかりました。  そのスケジュールについてはわかりましたけれども、先ほど申しました、市民はなかなかこの計画をまだよく知らないと。そういう中で、先ほども申しましたように、八郷地域の中での不安も含めまして、不安に思っている部分が多々あるのではないかと思われます。自分の住んでいる土地が、勝手に市役所がこうだと決めて、住みづらくなるように感じておる。これは、今言ったように、説明不足から来るものであると感じております。この説明をちゃんと丁寧にしていかないと、やっぱりこの計画の協力は得られないと強く感じております。そうなりますと、それは、市の目指すまちづくりはできなくなるということになりますので、今後、担当としまして、区長ですとか、協力を得ながら地域説明会などの実施などをしていくべきと思いますが、そういった考えはあるのでしょうか、伺います。 118 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 119 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 説明会の開催についてご答弁申し上げます。本計画の策定に当たりましては、市民への説明会の機会といたしまして、石岡地区、八郷地区における住民説明会を各1回ずつ実施し、また、パブリックコメントを1回実施しましたが、市民への周知は不十分でございますので、今後、市民の方が大勢集まる機会に時間をいただき、PRしてまいります。また、市のホームページ、市報などに計画内容を掲載したり、公共施設に概要版を配布し、機会があるごとに市民の皆様への周知を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 120 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 121 ◯5番(川井幸一君) わかりました。  それでは、これからの人口減少時代にあって、今後、コンパクトシティ、そのための立地適正化計画の着実なる実施、それは避けては通れない課題であるとよくわかりました。ただし、今申し上げましたように、多くの市民から、郊外の切り捨てになるんじゃないかと、また、石岡地区の中心部への利益誘導策ではないかと思われたり、郊外の土地の評価が下がるのではないか、公共施設が今でも……、昨日も公共施設整備等については質問等もありましたけれども、それがまだ充実していないのに、果たしてバスが走るのか、本当に効果はあるのかと、多くの不安が出ていることも事実であります。  当然、中心拠点は、公共施設や民間の設備投資等が進みまして、便利になって、資産価値も高くなる。そうなりますと、さらに不公平感が強くなるということでもあります。さらに、中心拠点はさまざまな整備がなされ、また、人々を誘導するようなすばらしい区域となるわけですので、周辺部と比較して、実態として不公平感は出てくると私は感じます。  このような問題に対しましてはどのように対処していくのか、部長にお伺いいたします。 122 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 123 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) ご答弁申し上げます。立地適正化計画は、中心市街地へ都市機能を一極集中させるものではなく、日常の暮らしを支える地域拠点への土地機能の集約や公共交通の充実も考慮し、さらには、市独自のコミュニティ拠点を含めた多核連携型の都市構造を目指しております。不公平感が生じないように、中心拠点周辺の方々だけではなく、市民の多くの方々にとって生活利便性が向上するような形で、計画を推進してまいりたいと考えております。  以上でございます。 124 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 125 ◯5番(川井幸一君) ただいま部長より、大事な部分、中心拠点の周辺の方々ではなく、市民の多くの方々にとっても生活利便性が向上するように計画を推進してまいりますと、力強いお言葉をいただきました。  この問題をこうして聞いたのは、これが果たして誰のためのコンパクトシティ、立地適正化計画を行うのか、それがはっきりとしない、明確化しなかったから、今回の質問に至ったわけであります。いわゆる中心部だけが活性化すればよいということではなく、石岡市民全体のためのコンパクトシティでなければならないと、私は強く申し上げておきます。立地適正化計画、そこに入っている人、いない人、将来自分が住んでいる住宅、環境があまり期待できなくなってしまうのではないか、その資産価値が減少するのではないか、不安がとても多い状況をよく認識していただきたいと思います。この不安が払拭されない限り、先ほども申し上げたように、この計画は進まないと私は思います。また、コンパクト化せずに、例えば住宅地域が広がれば、それだけ地価や住宅の価値が安くなる可能性もあり、いわゆる移住や転入は促進されるのではないかと、こういうふうにも思います。こういったこともきちんと整理しながら進めていただきたいと思います。20年という長きにわたるテーマでもありますので、ここは議論しながら進めていっていただきたいと思っております。  最後に、市長に、市長の考えをお聞きしたいと思います。 126 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 127 ◯市長(今泉文彦君) 川井議員のご質問にお答えいたします。石岡のまちにかかわらず、地方都市ですけれども、昭和40年代まで、まちの機能が中心部に集中していました。それが、50年代以降、公共施設や病院、大型店などは、これは例えですけれども、宇宙のビッグバンのように、めいめいに郊外へ飛び出しました。それまでは、中心市街地に満員のバスがたくさん集まって、細部まで地方にバス路線が広がり、そういう状況でありましたけれども、いつしか自動車が、自家用車が多く走って、バス路線が減っていきました。それは、人口増加の車社会の中では当然の動きであったわけですけれども、これからの少子高齢化社会の中では、郊外に出ていった公共施設とか病院とか大型店など、配置が効率的ではなく、広過ぎて暮らしづらくなってくるわけであります。少子高齢化、高齢化社会の中で、人が減っていくという状況でありますので。  それを、将来に備え、時代に沿った姿にしていこうという計画が、立地適正化計画というふうに私は理解しています。地域間の公平さを保ちながら、世代ごとの暮らしやすさを皆で考えながら、地域の暮らし、生活をよりよいものにしていこうというのが、この計画の特徴だと思います。今後、その立地適正化計画については、非常に大事な計画でありますので、機会あるごとに市民の皆様にPRしていきたいと思っております。  以上です。 128 ◯議長(池田正文君) 5番・川井幸一君。                  〔5番・川井幸一君登壇〕 129 ◯5番(川井幸一君) ただいま市長よりご説明いただきました。その中で、石岡のまちづくりという点で、今回、質問したわけですけれども、非常に大事な柱となる部分が1つあります。それは、やはりこの石岡に住んでいる皆さん、またこれから石岡に住もうとする皆様にとって、何が必要かといえば、やはりこの石岡が本当にすばらしいまちだ、住みやすいまちだ、いいまちだと感じられるようなまちでなければならない。そのためのいわゆるコンパクトシティ、それも必要ですけれども、その中にはその1点が非常に重要だと感じます。  そういう意味では、これから私たち議員を含め、ここにおられます執行部の皆様含め、こうしてモニターの前におられます職員の皆さんも含めて、建設的な意見を出しながら、皆さんとともに、本気になって、これからいいまちをつくりたいと私も思っております。今回、こうして私も議員とさせていただきまして、4年間やらせていただきますけれども、しっかりとこれからの石岡をみんなで真剣に考え、本当にいいまちにしていきましょう。やっていきましょう。その思いを強く、このテーマで感じております。  先ほども申しましたように、長期にわたるテーマでもありますけれども、改善、また見直し等も含めながら、大切な部分であります市民の声、地域の声を大事にしながら、ぜひともこの石岡市を地域に誇れる、つまりは地域間競争にも勝てる、そういった魅力ある自分たちのふるさとにしたいという意味で、今後も提言していきたいと思いますので、ぜひともよろしくお願いいたします。  カメラ目線もびしっと決まりましたので、これで質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。 130 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。午後1時30分から会議を開きます。                   午前11時54分休憩            ───────────────────────                   午後 1時30分再開 131 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 132 ◯7番(石橋保卓君) 7番・石橋です。今回、2点ほど通告をしておりますので、通告の順に従いまして、お尋ねをしてまいりたいと思います。  まず1点目、3月の定例会に引き続きまして、公共工事等の品質確保ということでお伺いするわけですけれども、その中で、まず1項目目、新庁舎の建設事業についてということで、今年の1月4日ですか、新庁舎がオープンいたしまして、半年ほど経つわけです。この半年が経過した中で、庁舎工事において施工不良箇所ですね、現在、執行部で把握している施工不良箇所があるのか、箇所があるとすれは、数と内容についてお伺いをいたします。 133 ◯議長(池田正文君) 財務部長・古内君。 134 ◯財務部長(古内勝人君) お答えいたします。現在、把握している新庁舎の施工不良箇所につきましては、エントランスホール及び2階南側階段のところの漏水、階段などのビニール床シートの浮き、それと、1階床のタイルの亀裂がございます。また、3月22日に、議場のマクロホンの動作不良がございましたが、4月26日にマイクロホンを制御するセントラルコントロールを交換し、正常に稼働していることを確認しております。  以上です。 135 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 136 ◯7番(石橋保卓君) そうしますと、今、何か所かの施工不良箇所というのが出ていたかと思うんですけれども、特にエントランスホールの漏水、漏水というよりも、わかりやすく言えば雨漏り、私の認識としては雨漏りが発生しているのかなと。それとあと、廊下等のビニールの浮きは、確かに許容の範囲を超えている浮きが見えているのかなという感じがします。それからタイルの亀裂とか、確かに3月の定例会最終日、一番大事な局面においてマイクロホン、議場の中の放送設備が使えなくなってしまったというのは、私たちも実際体験をしておりますので、いかがなものかなという印象を大変持ちました。  それから、ただいま部長のほうからお話がありませんでしたけれども、私どものほうで確認といいますか、これも不良箇所に入るのではないかなという部分については、この議場の天井、それとあと全員協議会室の天井、もくの部分、これが想定していた木の模様であるというのであれば、それまでなんでしょうけれども、私どものほうにすれば、しみにしか見えないわけです。議場はまだそんなに目立たない部分であるかなと思いますけれども、全員協議会室の天井については、かなりしみがひどいのではないかなという感じがするわけです。  そういうところも把握をしているはずではないかなというふうな思いを持って、それを前提として、またお尋ねをするわけですけれども、現在、把握をしているそういう施工不良箇所について、今後の対応はどのようになっているのか、お伺いをいたします。 137 ◯議長(池田正文君) 財務部長・古内君。 138 ◯財務部長(古内勝人君) お答えいたします。施工不良箇所の対応でございますけれども、まず、エントランスホールの漏水は3月14日に、2階南側階段のところの漏水は5月28日に、それぞれシーリングによる浸水対策を行い、現在は漏水を確認してございません。また、階段のビニール床のシートの浮きにつきましては、施工業者と現場を確認しており、シート内部の空気が膨張する夏を過ぎてから、補修工事を行うこととなっております。なお、1階床のタイルの亀裂は、6月4日に施工業者と現場を確認し、今後、タイルを剥がし、原因を明らかにした後、補修工事を行うこととなっております。  議場の天井につきましては、申しわけございません、ちょっとこちらで把握してございませんでしたので、これにつきましても、今後、業者と協議してまいりたいと思っております。  以上でございます。 139 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 140 ◯7番(石橋保卓君) ありがとうございます。  ここで念のために、確認のためにお伺いをいたしますけれども、この新庁舎建設工事における瑕疵担保責任というのは、どれぐらいの期間を見込んでおるのか、お伺いをいたします。 141 ◯議長(池田正文君) 財務部長・古内君。 142 ◯財務部長(古内勝人君) お答えいたします。瑕疵担保期間につきましては、建設工事請負契約書の中の第44条に瑕疵担保についての明記がございます。瑕疵担保期間は受注者との協議によるとなっておりますが、漏水は10年となっております。  以上でございます。 143 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。
                     〔7番・石橋保卓君登壇〕 144 ◯7番(石橋保卓君) 確認します。漏水は10年ということだったんですけれども、その他の部分については、特にうたってはいないんでしょうか。お伺いいたします。 145 ◯議長(池田正文君) 財務部長・古内君。 146 ◯財務部長(古内勝人君) お答えいたします。原則2年となってございます。ただし、瑕疵が業者の故意、または重大な瑕疵により生じた場合には、請求期間は10年となってございます。  以上でございます。 147 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 148 ◯7番(石橋保卓君) そういう瑕疵担保責任の期間がきっちり決められているということでありますので、その期間内に発生した施工不良箇所による破損といいますか、そういう部分については、業者さんのほうで誠意を持って修繕、補修をしていただけるものかとは思うんですけれども、今回の工事、請負業者さんが逆に大変気の毒だったのかなという感じはします。エントランスホールの雨漏りにしても、やはり構造的な部分で、起こるべくして起きた漏水、雨漏りではないかなと。やはり構造的な部分が、大変大きく物を言っているのではないかなと思います。  議場の天井、全員協議会室の天井につきましては、一般の皆様、市民の皆様方が利用される部屋ではありませんので、さしたる問題にはならないのかとは思いますけれども、天井をもくにした……。床を見ていただきますと、床のカーペットと天井の模様がシンクロしております。そういった部分まで本当に必要だったのかどうかというふうな印象も持つわけですけれども、今回のこの新庁舎の新築工事を受けまして、これからも当市におきましてはいろいろな工事を進めていかなければならないと私は思っているんですけれども、今回の事例を受けまして、今後の対応方針といいますか、事業を進めていく中で、どういったものを今回の体験の中で得てきたのか、それを今後どういうふうに生かすのか、そこのところのお考えをお伺いいたします。 149 ◯議長(池田正文君) 財務部長・古内君。 150 ◯財務部長(古内勝人君) お答えいたします。今後の庁舎の対応でございますけれども、施工業者と連絡体制を維持し、不具合が発生した場合には迅速に対応していただけることになっております。また、完成から1年をめどに、施工業者とともに総合点検を行う予定となってございます。  以上でございます。 151 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 152 ◯7番(石橋保卓君) やはり皆さん方もご自宅を新築なさる場合、もしくはリフォームなさる場合、その仕上がりに関しては、かなり厳しい目を業者さんに向けられるのかなと思います。ご自分で納得ができないところがあれば、当然、引き渡しは拒否なさいますよね。そういったところも踏まえて、自分の家という言い方は飛躍し過ぎかと思いますけれども、市民の皆さん方の税金でもって建てた新庁舎でございますので、自分の持ち家以上に、その仕上がりに関しては神経を使っていただきたかったなと感じます。  それでは、2点目に参ります。今回の定例会において、資料として配付されました令和元年5月28日付石財第350号「平成30年度石岡市事故繰越し繰越計算報告書(一般会計)」について、お伺いをいたします。  まず、明許繰越と事故繰越の違いについて、お伺いをいたします。 153 ◯議長(池田正文君) 財務部長・古内君。 154 ◯財務部長(古内勝人君) お答えいたします。繰越制度のうち明許繰越につきましては、地方自治法第213条に規定されるもので、歳出予算の経費のうちその性質上、または予算成立後の事由に基づき、その年度内に支出が終わらない見込みのものについて繰り越すもので、予算で定める必要がございます。次に、事故繰越につきましては、地方自治法第220条に規定され、契約及び支出負担行為を行っているものの、あらかじめ繰り越しを予想していなかった、避けることのできない事由のために年度内に支出が終わらない場合に行うもので、予算の定めを必要とせず、繰越計算書による報告のみとなっております。  以上でございます。 155 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 156 ◯7番(石橋保卓君) ありがとうございました。そうしますと、本件についての事故繰越とした理由については、いかなる理由でもって事故繰越としたのか、お伺いをいたします。 157 ◯議長(池田正文君) 財務部長・古内君。 158 ◯財務部長(古内勝人君) 今回の事故繰越でございますけれども、今回の事故繰越は継続費の事故繰越でございます。継続費につきましては、明許繰越ができないものとされております。ただし、既に契約及び支出負担行為が行われたものについては、地方自治法第220条の規定により、事故繰越の手続をとることができるとされております。  以上でございます。 159 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 160 ◯7番(石橋保卓君) 今回、報告書として出されたそこの理由としまして、外構工事施工中において、来庁者の駐車場や進入路の確保のため、当初の想定より不測の期間を要したためというふうな理由が付されておりました。先ほど部長の答弁の中で、事故繰越の要件としましては、私もいろいろ調べてはみたんですけれども、避けがたい事故があった場合、事故繰越ができるとなっているわけです。今回付された理由が、この避けがたい事故に当たるのかどうか、見解をお伺いいたします。 161 ◯議長(池田正文君) 財務部長・古内君。 162 ◯財務部長(古内勝人君) お答えいたします。議員ご指摘のとおり、避けることのできない事故があった場合に、事故繰越という措置ができることになっております。この事故繰越の避けがたい事故でございますけれども、自然災害はもちろんですけれども、建設資材や作業員の確保、工事現場での障害、住民や地権者などとの調整などがございまして、その中に……、今回は、来庁者の駐車場や進入路を確保し、さらに安全を確保しながら工事を実施したことにより、不測の工期を要したこととなってございますので、避けがたい事故ではないかと考えております。  以上でございます。 163 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 164 ◯7番(石橋保卓君) 確かにおっしゃるとおりというか、かなり苦しい解釈での今回の措置であるのかなと思います。私が調べた中では、避けがたい事故という部分については、今、部長がおっしゃられた部分の半分は該当しないのかなという感じがしないでもないんですけれども、事ここに至りましては、今回、事故繰越以外の対応はとれなかったと、やむを得ない措置で、こういうふうに事故繰越としての報告にならざるを得なかったというのが、本当のところであるのかなと私は思うんですけれども、それ以前の問題で、本来であれば、1月4日のオープンを多少遅らせて、4月1日、もしくは、今年5月に大型連休がありましたので、連休後のオープンというふうに、多少工期の余裕を持った対応をしていれば、今回、事故繰越は起こらなかったのかなと思います。  今日現在も、まだ駐車場の部分が完全に完了はしておりません。先ほどお昼休みに出かけたときに、一般の方がバリケードを自らくぐる、外して庁舎のほうへ入ってこられる、庁舎から出ていくという姿を何人か目撃しました。心情的には大変理解できるんですよ。本当に駐車場から真っ直ぐ入ってくれば、すぐにでも入ってこられます。特にきのうのあの強い雨の中、一般の市民の皆さん方は、ずっと連絡通路といいますか、案内のとおりに行きますと、かなりの距離を歩かなくてはならないという状況があったかと思います。職員の皆さん方も、それは十分目撃はされていたかと思います。  そもそもが、庁舎建設の工期自体に無理があったのではないか。オープンの時期に無理があったのではないか。1月4日に庁舎をオープンしまして、その時点ではまだ駐車場、路盤が整備されておりません。砕石敷きでした。庁舎がオープンしたことによって駐車場を開放しましたよね。それでもってこの駐車場の工事が始まったわけですけれども、一般の駐車場として供用開始をしながら、そこを工事するというのは非常に厳しいものがあったのではないか、その結果が今日に至っているのではないかなと私は思うんです。  決して請け負った業者さんがサボタージュをしていたとかというふうに、私は受けとめられないんですね。どうしてもやはり一般の皆さんがお使いになっている駐車場、その空いているところを、遠慮しながら工事をすると、どうしても当初の予定よりは工期が長くなってしまう、食い込んでしまうというところがあったかと思います。  これも今さらの話で、早く駐車場が完全にでき上がって、本当に市民の皆さん方にお使いいただけるようになる日が早く来ればよりいいのかなと思っているんですけれども、そういったところ、先ほどのほうに戻りますけれども、今回のこの庁舎の外構を含めた建設工事、皆さん方に大分大きな教訓が与えられたのではないかなと感じます。今後の公共工事事業の進め方において、やはりこれを1つの教訓として、今後の事業に活用していっていただきたいなと思います。  それでは、次の2点目に参ります。役務の提供に係る業務における品質確保についてということで、1項目目、契約の適正な履行の確保についてお伺いをするわけです。  まず、役務の提供、この業務の遂行に関しての検収方法について、どのような検収が行われているのか、お伺いをいたします。 165 ◯議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 166 ◯総務部長(久保田克己君) お答え申し上げます。役務の提供に係る評価、検収の仕方についてでございますが、発注担当課におきましては、財務規則第156条の履行の監督により、発注仕様書及び設計書等に基づいた管理監督により、その業務等の内容が適正に行われているかを確認しているものです。また、契約検査課におきましては、財務規則第157条の給付の検査により、当該契約に基づく給付の内容の確認を実施し、契約の適正な履行が確保されているか、完了検査を行ってきているところです。  以上でございます。 167 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 168 ◯7番(石橋保卓君) ありがとうございました。それでは、その検収の段階で、適正な履行が行われなかった場合の措置というのは、どのようなものが行われているのか、お伺いをいたします。 169 ◯議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 170 ◯総務部長(久保田克己君) お答え申し上げます。業務委託契約書で、その約款において発注者の解除権や契約が解除された場合の違約金が規定されております。さらには、契約解除に至った事由が、石岡市建設工事等請負業者指名停止等措置要綱に該当すれば、指名停止の措置などができるものと考えております。  以上でございます。 171 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 172 ◯7番(石橋保卓君) 実際、契約の部分については、総務部の契約検査課で所管をされております。実際、その業務の履行といいますか、検収については、各担当がその検収に当たっていくのかなと──日常の検収についてはですけど──というふうに考えるわけですけれども、そういった部分で、総務部としては各担当のほうへ、ある程度そういう検収方法という部分では指導はふだんからされているのかどうか、お伺いをいたします。 173 ◯議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 174 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。まず、契約検査課から各担当課への指導でございますけれども、まず、4月の人事異動等があった場合には、新たな職員が契約検査業務に携わるということもございますので、そういった新人職員を対象に検査業務の研修を行ったり、また、監督員検査というのも毎年実施しまして、通常の業務の中でどういった業務の履行の確認方法があるかや、また、それに基づいてどういった指導ができるか、そういったものの研修を実施してきているところです。  以上でございます。 175 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 176 ◯7番(石橋保卓君) そういう研修に対する心構えといいますか、姿勢といいますか、そういう部分、各部署のもとでばらばらでは、大きな成果は得られないわけでありまして、総務部としては大変だとは思いますけれども、そういうところの意識付けということと、その検収方法ですね、そういったところの職員への指導といいますか、今、部長がおっしゃられました研修体制といいますか、そういうところは明確に対応をお願いしたいなと思うわけです。  そんなに数があるわけではないと思いますけれども、業務が遂行されている中での検収において、比較的低評価という部分が出てくる場合もあるかとは思います。そういった場合、検収において、工事でいうといわゆる竣工検査、役務の提供でいいますと、何ていうんですかね、製品検査ではなく、やはりこれも竣工検査というような形になってくるのかなと思いますけれども、その評価のその後の活用の方法は、どのようなものに活用されているのか、お伺いをいたします。 177 ◯議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 178 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。担当部署における業務の検収につきましては、当然、履行されているかどうか、またその履行が適切に行われていなかった場合などは、総務部のほうへそういった事故報告書的なものが回ってきまして、指名等業者選考委員会の中において、工事に瑕疵があったとか、そういった部分については改めて判断するものと思っております。  以上でございます。 179 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 180 ◯7番(石橋保卓君) 今、部長のほうから事故報告書というか、そういう言葉が出たわけですけれども、きっちりそういう対応が各部署で本当にとれているのかどうか、それをもとにして、翌年度以降の指名にかかわる問題とか、そういう部分で、ある程度、こちらから求めている部分についてのきっちりとした成果が出ない業者については、指名停止あたりをどんどんかけていくべきだと私は思うんですよ。やはり市民の皆さん方からいただいている税金でもって発注している業務、役務の提供の部分ですから、そういう部分についてはきっちりとした対応が、これから必要になっていくのではないかなと思います。その辺のお考えをお伺いいたします。 181 ◯議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 182 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。これまでにそういった指名停止等の措置は、現在までのところとってはおりませんが、今、議員がおっしゃられましたように、日々の担当部署からの指導、それに書面をもっての指導、そういったものに対して適切な履行がされていないという場合には、きちんと報告をいただいて、そういった中で、きちんとその内容について判断していきたいと考えております。  以上でございます。 183 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 184 ◯7番(石橋保卓君) 部長のほうへいつもお願いをしましても、いつも積極的なお答えはいただけませんので、その件についてはあまり期待はしておりませんでしたけれども、この件につきましては、やはりもう少し真剣に考えていただきたいなと思います。やはり、何回もの繰り返しになりますけれども、市民の皆様方からお預かりしている税金でもって発注している工事、役務の提供という部分でございますので、その税金がきっちり使われているかどうか、それをつかさどっていくのは、皆さん方の1つの大きな役目だと思いますので、今後の努力をお願いいたします。  それでは、次に移ります。最低制限価格制度の導入についてということでお伺いをするわけですけれども、建設事業、公共工事については、現在、最低制限価格制度が導入されております。しかしながら、役務の提供においては、最低制限価格の制度はまだ未導入ということであります。近隣でいいますと、かすみがうら市が30年の4月から、つくば市においては本年の5月から、役務の提供における最低制限価格の制度の導入が行われております。  建設工事においても、最低制限価格という部分では、不法なダンピングによって、安かろう悪かろうではありませんけれども、安くとって、その後の工事の内容について責任が持てないような仕上がりではどうしようもないということで、制限価格が設けてあるのかなと思うわけです。  役務の提供についても、現在、予定価格に対しまして、かなり安価な入札が行われていると聞いております。やはり安かろう悪かろうではどうしようもありません。それを請け負う業者さんのほうも、あまり安い金額、この仕事がどうしても欲しいからということで、安い金額で請け負ってしまうんでしょうけれども、その後の業務に支障を来たしたり、その業務の品質が劣化してしまったんでは、本来の目的が達成できないわけです。適正な価格で適正な履行がされると私は考えるわけですけれども、部長のお考えはいかがなのか、お伺いをいたします。 185 ◯議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 186 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。役務の提供に係る最低制限価格制度の導入ということでございますけれども、業務委託につきましてはかなり範囲が広く、清掃のように内部的な業務、あるいは窓口の案内、受付のような、住民に直接接する業務など、さまざまなものがございます。そのため、現在は、委託する業務の内容に応じた委託先に委託を行う必要があり、取得資格や業務の実績などを考慮して、指名業者の選考を行ってきているところでございます。現在の制度では、著しく低い入札価格であっても、当該入札者を有効な入札として落札、決定してきているのが実情でございます。また、そういったケースであっても、先ほど申し上げましたように、担当課のほうの適切な指導、または業者さんの適切な対応をしていただいて、業務が履行されてきていると考えております。  以上でございます。 187 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 188 ◯7番(石橋保卓君) 確かに部長がおっしゃるように、全ての役務の提供が最低制限価格制度に合うかどうかという部分の疑問は残るかと思います。しかしながら、最低限、建設工事の積算基準に準拠した業務については、最低制限価格を設けることは十分可能ではないかなと。可能ではないかというより、むしろ制限価格を設けるべきではないかなと私は考えるわけですけれども、今後、そういった部分を含めまして、役務の提供に係る業務へ最低制限価格制度を導入するお考えがおありになるのかどうか、お伺いをいたします。 189 ◯議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 190 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。役務の提供に最低制限価格制度を導入する、確かに議員おっしゃられますように、近隣の幾つかの自治体においては、業務であっても最低制限価格を敷いて実施しているところもございます。一般競争入札により、工事または製造その他についての請負契約を締結しようとする場合においては、当該契約の内容に適合した履行を確保するために、特に必要があると認められるときは、あらかじめ最低制限価格をできる旨の規定がございますが、現在、石岡市で業務委託の入札につきましては、市内業者の育成等の観点もございまして、指名競争入札で実施しているのが一般的でございます。  今後、この一般競争入札に切り替えて、また工事の積算単価も建設工事の基準単価を用いるといったように変更するには、さらなる調査研究等が必要になってくるのかなと考えております。  以上でございます。 191 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 192 ◯7番(石橋保卓君) 今、部長の答弁でここは終わりにしようかなと思ったんですけど、ちょっと一言、二言、引っかかってしまったものですから。建設工事については一般競争入札でというお話がありました。役務の提供については市内業者育成のためというふうなお話が今ありましたよね。建設工事のほうも、一般競争入札ではあっても、条件付きという言葉が抜けていませんか。その条件付きの中で、市内に本店を有するとか、営業所を有するとかいう部分での一般競争入札が行われているかと私は理解をしております。そうしますと、今、部長がおっしゃられました市内業者育成のためというお話がありましたけれども、それでもって指名競争入札をしているんだというお話でしたけれども、ちょっと建設工事のほうと話が矛盾するのではないかなと、今、私はちょっと感じたわけです。  答弁の際の苦しいお話だというふうに理解はいたしますけれども、そういうふうな詭弁を弄することなく、一般競争入札においても、市内業者の育成という観点からは外す……、ごめんなさい、市内業者という部分で限定する必要もないのかなと。ましてや市内業者に限定をして、その結果が、私たちが求めている結果を得なければ、税金の無駄遣いになりますので、そういったところはぜひ今後改めていっていただきたいなと思うわけです。  この件につきまして、まず副市長のほうへ、今の私と部長のやりとりをお聞きになった上で、役務の提供に係る業務への最低制限価格制度の導入の考え方、お考えをお伺いいたします。 193 ◯議長(池田正文君) 副市長・根本君。 194 ◯副市長(根本博文君) お答えをいたします。ただいま総務部長が答弁した内容、基本的に現行、そういうふうにやっているわけでございます。ただ、今、議員がご指摘のような、役務の提供に係る業務委託の最低制限価格制度の導入ということについては、今後、調査研究を指示してまいりたいと思っております。 195 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 196 ◯7番(石橋保卓君) ありがとうございます。今後、調査研究というお答えでありましたけれども、事はそう余裕のある話ではないのかなという感じがします。もうちょっと県内でも先進的な取り扱いが、石岡市でもできたのではないかなと考えますので、そういったところ、これまでの部長の答弁、それからただいまの副市長の答弁を踏まえまして、総合的に、この役務の提供に係る業務における品質確保について、市長はどのようなお考えをお持ちなのか、お伺いをいたします。 197 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 198 ◯市長(今泉文彦君) 役務の提供に係る業務における品質確保についての考え方になるかと思いますが、地方自治法第2条第14項では、地方公共団体は、住民の福祉の増進に努めるとともに、最少の経費で最大の効果を挙げるようにしなければならないと規定されておりますので、この原則に沿った適正な履行が確保できるよう努めてまいりたいと考えております。  以上です。 199 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。
                     〔7番・石橋保卓君登壇〕 200 ◯7番(石橋保卓君) 再度お尋ねいたしますが、最少の費用というと、そうすると、市長としてはダンピングは黙認をするというような考えでよろしいのかどうか、お伺いをいたします。適正な価格というのは、安ければいいというものではないと思うんですよね。それを請け負う業者さんだって、好きでダンピングをしているわけではないんです。ダンピングをしないと仕事がとれない。実際、仕事をとってみると、きゅうきゅうとするわけです。それはそうですよ。安い金額で落としたからといったって、必要経費がそれの分安くなるわけじゃないですから。そういったところの必要最小限の費用という部分の市長のお考え、もう一度お伺いをいたします。 201 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 202 ◯市長(今泉文彦君) 最低制限価格を設定するということになるかと思います。役務の提供に係る業務の発注においては、適切な価格で設定していくということになるかと思います。 203 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 204 ◯7番(石橋保卓君) ありがとうございました。その適切な価格という部分、そこの設定の部分をよく検討されて、どういったものが適正な価格なのかどうか、今後の発注において、ただいまのご答弁が反映されることを期待申し上げまして、この点については終わりにしようかなとは思ったんですけれども、総合的な最後のまとめとしまして、やはりこの庁舎の部分、もうちょっと工夫が必要だったのかなと。皆さん方にごらんいただきたいのは、この右手の窓ガラスの部分です。全てガラスのピッチが違います。壁に張られているもくの部分についても全てランダムで、それぞれピッチが、間隔が違います。これを施工された業者さんは、本当に大変だったと思います。それでもってその後、施工不良箇所ということで、雨漏りがしたり床が浮いたりとかいうことでクレームを受けているのは、施工をした業者だとは思うんですよね。  私、何が言いたいかというと、前回からずっと繰り返し言っていますように、実施設計の段階で市のほうでどういったものを目指して、どういったものをつくっていくんだと、その市の考え、職員の皆さん方の考えが、どれだけ設計業者のほうに伝わって、それが設計図として上がってくるか。そこが一番私は肝心だというふうに何回も言っているわけです。そういったところを今後の事業に生かしていっていただきたいと思います。  以上で1点目は終わります。  次に、2点目、がらっと変わりまして、動物愛護についてということでお伺いをしていくわけです。  まず1点目、本市における殺処分の現状についてということでお伺いをするわけです。ここのところテレビやネットで、殺処分についてということで、大分話題になっている部分があるかなと思います。さきに東京の小池知事も、東京都において殺処分ゼロが実現しましたというような報道がなされたかなとは思うんですけれども、現実的には、殺処分ゼロ、犬や猫が1匹も殺されないで命を全うしているかというと、そういうわけではないかなと思います。重篤な病にかかったペットや、かみぐせがどうしても直らない犬とか、そういった部分についてはやむを得ず殺処分になる場合もあります。東京都においても、そういう部分は省いて殺処分がゼロになったということで、よく聞いてみますと、現実的にはそうだというふうになっているようですけれども、私がかつて職員として勤務しておりましたとき、毎週火曜日になりますと、笠間の動物愛護センターから市役所裏手に犬や猫の回収車が来まして、不要になった犬猫等を回収していたときがありました。こういったことは、現在でも、この市役所において行われているのかどうか、お伺いをまずいたします。 205 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 206 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 不要犬猫の引き取り状況につきましてご答弁申し上げます。議員ご指摘のように、議員は愛護センターと申されましたが、茨城県動物指導センターの誤りかと思います。かつては、茨城県動物指導センターが定期的に県内の各市町村等を巡回し、犬猫の引き取りを行っていた時期もございました。現在は、県の動物指導センターを紹介し、やむを得ない事情がある場合に引き取りを行っていただいています。また、当市で保護した犬猫につきましても、県の動物指導センターに引き取りを依頼してございます。  以上でございます。 207 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 208 ◯7番(石橋保卓君) ありがとうございました。それでは、現在、市役所のほうで把握をしている飼育頭数、おわかりになる範囲でお答えいただければと思います。 209 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 210 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 犬猫の飼育頭数につきましてご答弁申し上げます。当市の犬の登録件数は、平成31年4月1日現在で5,734頭でございます。猫につきましては、法令等による義務付けがないこともありまして、当市では飼育頭数の把握はしてございません。  以上でございます。 211 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 212 ◯7番(石橋保卓君) ありがとうございました。犬については、狂犬病予防という観点から、犬を飼う場合には届け出が義務付けされているわけですけれども、猫については、その部分については、まだ把握はされていないということです。猫について言えば、やはり実態を把握するというのはなかなか、現実的には難しいかなとは思うんですけれども、以前から比べますと、現在、放し飼いになっている犬はあまり見かけなくなりました。それに比例するように、猫のほうが、野良猫とか、そういう部分で増えているような感じがします。なかなか猫に対して規制をかけていくというのは難しいのかなという感じがするわけですけれども、そういうことを踏まえまして、現在、当市で行われております殺処分ゼロを目指した施策について、どういった施策が行われているのか、お伺いをいたします。 213 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 214 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 当市の殺処分ゼロを目指した施策につきましてご答弁申し上げます。茨城県におきまして、平成28年度に犬猫殺処分ゼロを目指す条例が制定されました。そのような中、当市におきましも、現在、県で進めている地域猫活動推進事業を行っております。この事業は、飼い主のいない猫の適正管理を目的とし、過剰繁殖の防止やふん尿による被害の防止などを行う活動でございます。また、犬猫の無秩序な繁殖を抑制し、周囲に対する危害や迷惑の防止を図ることを目的とした、犬猫の避妊・去勢手術の補助制度を実施しているほか、当市のホームページにおきまして、犬猫の保護状況のリンクを張りまして、飼い主を探すための情報提供を行い、犬猫殺処分を減らす取り組みを進めております。  以上でございます。 215 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 216 ◯7番(石橋保卓君) ありがとうございました。今、部長のほうから、地域猫というようなものも導入されているというお話をお伺いしました。この地域猫につきましては、野良猫を回収しまして、避妊・去勢手術を行った後に、またその地域に戻していくと。本来の動物の本能といいますか、動物たちが生きている目的という意味からすると、もう子孫を残すという本能を奪われた猫を地域に戻すということですから、一概にそれがいいかどうか私は判断はできませんけれども、そうでもしない限り、まちの中に野良猫が増えていくというような状況が最近多くなったというような見受けをするわけです。  これから当市において、どのような方針で殺処分ゼロを目指すのか。ただいま、ご答弁がありました、現在行われている施策プラス、何かお考えがあるのかどうか、お伺いをいたします。 217 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 218 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) これからの方針につきましてご答弁申し上げます、茨城県動物指導センターやボランティア団体等との連携を強化するとともに、動物愛護意識や適正飼育の普及啓発等をさらに充実させ、犬猫の殺処分ゼロの社会が実現できますよう、対応してまいりたいと考えております。  以上でございます。 219 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 220 ◯7番(石橋保卓君) まさに部長がおっしゃられたとおりかなと思うんです。やはりまちの中の、先ほども言いましたように、犬は大分落ち着いているというか、野良犬を見ることもなくなりました。そうは言いながらも、なかなか難しいところではありますけれども、猫の部分についても、飼育についてある程度把握できるような方策が見出せれば、それらに対応していっていただきたいと。  それと、部長がおっしゃられましたように、適切な飼育の方法という部分を踏まえて次に移るわけですけれども、それでは、大規模災害時のペット及び家畜の取り扱いについてに移らせていただきます。  東日本大震災や、記憶に新しい熊本での地震、そのほか、最近大きな地震が頻発しておりますけれども、そういったところで、やはり災害時のペットや家畜の取り扱いについて、最近、大分問題になってきているようです。以前と違いまして、昔は番犬という目的で犬が飼われていたようですけれども、最近は、家族の一員として飼われている方が、ペットに対する感情移入というのが、大変昔と違って激しいものになってきているのではないかなという感じがするわけです。  そういったことを踏まえまして、大規模災害が発生した場合、ペットや家畜への対応はどのようにお考えになっているのか、まずお伺いをするわけですけれども、まず、災害発生時の市内の家畜対策はどのようなものが想定されるのか、お伺いをいたします。 221 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 222 ◯経済部長(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。市内の畜産農家及び飼育頭数でございますが、平成30年12月現在の数値でございますが、牛が48軒、2,218頭、豚が27軒、2万3,942頭、鳥が38軒、53万3,230羽となってございます。  以上でございます。 223 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 224 ◯7番(石橋保卓君) 犬や猫、ペットについては、避難時に飼い主さんが一緒に連れていかれるケースが大変多いようですけれども、家畜については、東日本大震災、特に福島の第1原発周辺の現状を見ますと、いまだに和牛が群れをなして野生化しているというふうな状況があるようです。ここ当石岡において、どれほどの大規模な災害が発生するかどうかわかりませんけれども、今後、家畜をお取り扱いになっている農家の皆さん方に対して、役所のほうとしても、災害発生時の安全対策、家畜に対する取り扱い、きっちりとした指導をお願いしたいと思います。  次に、避難施設及び仮設住宅へのペットの同行避難についてお伺いをいたします。家畜については、何十頭という豚や牛を避難所に連れていくというのは当然不可能なわけですけれども、やはり家族の一員として飼育をしているペットについては、どうしても避難所へ同行を希望する市民の皆さんが多くなるかと思います。現状、こういった場合の同行避難についてどのようにお考えになっているのか、お伺いをいたします。 225 ◯議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 226 ◯総務部長(久保田克己君) お答え申し上げます。市のペット同行避難の考え方でございますけれども、災害時には何よりも人命が優先されるわけですけれども、先ほどお話がありましたように、ペットは飼い主にとって家族の一員であり、被災者の心の支えとも言える大切な存在であると認識しているものでございます。過去の災害では、ペットが飼い主と離れ離れになってしまう事例が多数発生しております。一度飼い主と離れてしまった動物を保護するためには、多大な労力や時間を要するだけでなく、その間にペットが負傷したり死んでしまうというおそれ、さらには、ペットが野生化し、地域住民の安全や公衆衛生上の環境が悪化することなども懸念されているわけでございます。  このような事態を防ぐためにも、ペットとの同行避難は、動物愛護の観点のみならず、放浪動物による人への被害防止や生活環境保全の観点からも、必要な措置であると考えてございます。また、ペット同行避難をするためには、飼い主自身の安全の確保が大前提となることや、平常時から飼い主の責任のもと、ペットのしつけや健康管理、ペット用備蓄品など備えを行っていただくことで、災害時の同行避難がより迅速にできるものと考えております。  以上でございます。 227 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 228 ◯7番(石橋保卓君) 先ほど言いました東日本大震災や熊本の地震で、やはり同行避難をした、その避難所での取り扱いについてがまちまちであったような報道を、見受けております。ペットが避難所の中、体育館の中に、皆さんで避難している最中に……、最中にといいますか、避難しているところに、ペットの犬が一緒に歩き回っている、猫が一緒に歩き回っている。猫好き、犬好きの方ばかりだったらいいんでしょうけれども、どうしても動物を受け入れない皆さん方もいらっしゃるわけです。そういった部分では、避難時においてのペットの飼育場所とか、1つの例を挙げますと、ペットを飼っている人たちは、1つのテントでペットとともに寝起きをするとか、そういう施策が必要になってくるのではないかなという感じがします。  今ここで、こういうことをやれとか、こういうことは考えられますとかというお話ではなく、近い将来、また大規模な災害が想定されているようですから、そういったときに慌てることなく、どういったものが想定されるのか、それから、ペットと言いながらも、犬や猫以外のペットもいるわけです。場合によっては爬虫類を飼っている方もいらっしゃると思います。そういう方にすれば、犬や猫以上にその爬虫類をかわいがっている、魚類をかわいがっている方もいらっしゃるでしょうし、ただ、そういう部分については、なかなか皆さん方から受け入れられない部分もあるかなと思います。  そういうところを想定しながら、そういうふうな、ペットだけの避難ではなく、ペットを飼っている飼い主さんの避難の方法、それについてはペットも当然ついてくるんだというふうな前提のもとに、今後の政策といいますか、対応を準備しておくべきだと思うわけです。そういったところをきっちりと、避難所での共存という意味では、よくご検討されていただきたいと思います。  それから、避難所となりますと、非常食等の準備も必要になってくるんですけれども、ペット用の非常食についてはどのようにお考えになっているのか、念のためにお伺いをいたします。 229 ◯議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 230 ◯総務部長(久保田克己君) お答え申し上げます。ペット用の備蓄品として、市のほうで現在のところ備蓄しているものはございません。そういった観点から、ペット用備蓄品としてはあくまでも飼い主の責任のものと考え、平常時に少なくとも5日分のペット用食料や水、ケージなどを事前に準備しておくなど、飼い主に啓発を図るとともに、市といたしましても、どうしてもないという方のためには、災害時応援協定先から、ペット関連の物資調達等の支援をいただくということも考えの中にはございます。  以上でございます。 231 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 232 ◯7番(石橋保卓君) そうですね。次でそれをお伺いしようかなと思ったんですけれども、まず市民の皆さんへの普及啓発、食料備蓄についても、飼い主さんのある程度自己責任という部分も、当然出てくるかと思います。ましてや行政が最優先すべきは人命優先ですから、そういうところをまず優先しなければなりませんけれども、かといって、やっぱり混乱しがちな避難所においては、そういった要求も当然出されるという想定は必要だと思うんですよね。そういう部分でのやはりふだんからの市民の皆さん、特に飼い主の皆さん方への普及啓蒙、普及啓発については、非常に大事になってくるのかなという感じがするわけです。  普及啓発という部分を踏まえて、3番目の動物の愛護及び管理に関する条例の必要性についてに移らせていただきますけれども、これまでの議論を踏まえて、条例の必要性についてどのようなお考えがあるのか、お伺いをいたします。 233 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 234 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 条例制定の必要性につきましてご答弁申し上げます。住環境や生活スタイルの変化に伴い、動物がさまざまな形態で飼われるようになり、周辺環境に悪影響を及ぼすような事例が増えてまいりました。飼い主のマナー向上が求められています。そこで、動物を飼うには、動物の命を預かる責任と社会に対する責任の両方が求められます。飼い主、市民、行政、それぞれの責務を明確にするための動物の愛護及び管理に関する条例の制定は、人と動物に優しいまちづくりを目指す当市にとっても、必要ではないかと考えます。  以上でございます。 235 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 236 ◯7番(石橋保卓君) ありがとうございました。今、部長がおっしゃられた部分、特に単なる動物の愛護条例という意味合いだけにとどまるものではなくて、日常のペットの飼い方といいますか、飼う上でのマナーとか飼い主の責務とか、そういう部分を盛り込んだ条例が、今、必要になっているのではないかなと思うわけです。その必要性は十分理解しているということですけれども、具体的に今後の制定に向けてのスケジュールというものをお持ちであれば、お伺いをいたします。 237 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 238 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 具体的なスケジュールにつきましてご答弁申し上げます。県内においては、牛久市や守谷市などで既に条例を制定してございます。その条例の中で、基本理念のほか、市の責務、市民の責務、飼い主の責務が明確にされ、飼い主の遵守事項などが定められております。人と動物が共生する地域社会の実現に向けて、先進事例を参考に、県や愛護団体との協議を重ね、制定に向けた取り組みを実施してまいりたいと考えます。  以上でございます。 239 ◯議長(池田正文君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 240 ◯7番(石橋保卓君) ありがとうございます。本当に今は昔と違いまして、たかがペットではありますけれども、ペットを飼われている方にとっては、本当に家族、家族以上の愛情を注がれて飼っていらっしゃいます方が大勢いらっしゃいます。そういった部分、災害発生時のペットの取り扱いや、日常の飼い主の皆さん方への啓発という部分では、その条例は非常に大事なものになってくるのかなと感じますので、どうか早い段階で条例制定ができますようお願いを申し上げまして、私の質問を終わりにいたします。ありがとうございました。 241 ◯議長(池田正文君) 次の質問者に移ります。  12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 242 ◯12番(小松豊正君) 12番・日本共産党の小松豊正です。通告に従いまして、一問一答方式で質問を行います。  質問の第1項目は、地域医療体制の整備についてでございます。  (1)担当部として、地域医療体制の整備についての市民の声をどのように受けとめるのか、お伺いをしたいと思います。その1)は、2次救急診療機関、そういう対応ができる病院を石岡市内につくってほしいという要望については、どのように担当部としては市民の声を捉えていますか。お伺いします。 243 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 244 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。現在、石岡市医師会管内には、手術や入院が必要な患者に対応できる2次救急の医療機関が4か所ございます。具体的には、石岡市医師会病院、石岡第一病院、山王台病院、石岡循環器科脳神経外科病院でございまして、これらの4病院には、病院群輪番制によりまして地域の医療体制を担っていただいております。昨年開催いたしました市民医療懇談会では、医師確保のために中核病院の整備が必要との意見・要望がございました。当市といたしましては、今後、現在ある4つの2次救急指定病院との医療資源等のバランスや、地域の市民の受療動向等を分析しまして、石岡地域に必要な医療体制の整備等について検討してまいりたいと考えてございます。 245 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 246 ◯12番(小松豊正君) 私が聞きたかったのは、市民の切実な声が、どういう声があるのかを聞きたかったわけですけれども、私もこの間、この医療体制の整備について、非常に多くの方々から切実な声を伺っております。柿岡フラワーヒル区の例ですけれども、80歳代の男性ですけれども、高齢になってきていろんな病気が起こってくるんだけれども、これに対応できる病院は、彼が言うのには、片道40分もかかって通わなきゃならない土浦協同病院にいろいろかかっているんだと。何とかこの石岡市内に、身近に、そういう病気に対応できる高度医療体制を持った病院をつくってもらえないだろうかと、こういう声が寄せられました。また、碁石沢のある70代後半の女性は、ご主人が脳梗塞になって、口が動かない、物をかめないということで、この方も土浦協同病院に行ったんだけど、あまりそこには置いてもらえなくて、今度は荒川沖にある県南病院というのがありますけど、あそこに通わざるを得ないと、1時間かかると。どんどん石岡市内にお年寄りが増えて、病気がいろいろ起こってくるんだけど、近くにないと本当に大変だという声でございました。  私は、市長は地域医療懇談会のときは、たしか非常ベルが鳴っているという表現でしたけれども、本当にこれは非常ベルが鳴り続けていて、時間が過ぎれば過ぎるほど、非常にこれは重大な問題に広がってきているという感じを、非常に緊急性があると、痛切に私は感じているところです。  それから、やはり産科ですね、子どもさんを産む病院が、過去にはあったんだけどなくなってしまいまして、石岡市内に、どういう場合でもすぐ近くに安心して子どもを産める産科が欲しいという声もございます。この点については、どのように担当課としては市内の声を受けとめているのか、お伺いいたします。 247 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 248 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。産科を誘致してほしいとの要望につきましてでございますけれども、当市におきましては、平成29年12月に、産婦人科医院が分娩の取り扱いを終了して以降、分娩ができる医療機関はない状況になってございます。現在、妊婦健診等や産後ケアにつきましては、引き続き地域の産婦人科医院等にて対応していただいておりますが、今後、産科、婦人科の医師が確保できないと、その妊婦健診等もできない地域となってしまうおそれがございます。  昨年開催いたしました市民医療懇談会におきましても、これら産科、婦人科に対する不安や、産科の誘致を望む声が多くあり、当市といたしましても、今後、医師確保対策を行う中で、産科医の確保にも取り組んでまいりたいと考えます。しかし、勤務形態の特殊性もあり、産科医の確保は非常に困難なことであると認識しております。今後、国や県等から助言や協力をいただきながら、新たに組織する地域医療対策検討委員会等で、対応策等を検討してまいりたいと考えております。 249 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 250 ◯12番(小松豊正君) これも、もう少しリアルに、担当部から紹介してもらえばいいと思いますけれども、私は資料をいただきまして、これは、第3回の石岡地域市民医療懇談会のアンケートの集計結果です。これは、時間も制限されていますから、あまりかけることはできませんが、2ページにこういう円グラフがございまして、市民の回答者は205人です。産科について将来が不安だという方は、82%なんですね。それで、心配がないという方は11%です。それで、この中に、いろいろ細かい聞き取った声がリアルに書いてありますけれども、全部読んだんですけど、こういう声がございます。石岡地区の60歳代の女性は、人口減少対策として、この方は若い人の石岡への移住を勧めていると。だけれども、産科や小児科の医療の充実がなければ、不安が先行してしまうので、早急に対応してほしいと。こういうことなどが、非常にリアルに、切実な声が寄せられて、それが集計されているわけです。  それで、産科の問題は、私もお医者さんの関係で聞きますと、これは簡単ではないんだと。最低限4人いなければ、麻酔科、産科など4人の体制でなければ、とても24時間、いつ来てもいいというようにはならないと。これは本当に大変な問題です。これは、石岡だけがそうかと思うと、そうではなくて、土浦の場合も、今、お産ができるのは、霞ヶ浦前の国立病院ですかね、あとは協同病院と、2か所になったと。これまではいっぱい、亀城公園の脇にも、歴史のある古い産科があったんだけれども、高齢化などでどんどんやめていって、大変な状況です。石岡はないんですからね。  そういう点でどうするのかということが、まさに非常ベルが鳴っておりまして、この対策を打たなければ、人に来てもらいたいと思っても来ることが非常に困難になると、そういう状況を早く脱却しないと、ますます大変になるということだと思います。  それで、先ほど石岡の医療体制、特に2次の救急、そういうことでは4つの病院があるというふうに言われましたけれども、この中で、医師会病院というのがございますよね。石岡第一病院、山王台病院、あとは医師会病院、あるいは玉里の脳神経外科と。この医師会病院というのは、どのように石岡市として位置付けて、どのように将来に向けて考えておられるのか、この点をお伺いいたします。 251 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 252 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 医師会病院の位置付けということでございますが、まず、石岡市医師会病院建設につきましては、石岡市医師会が、昭和49年、市と協力して設けました石岡市民医療懇談会をきっかけに、地域医療の確立のため、休日診療、予防医学の拠点づくりの研究を進めた結果、最終的にこの地域に根差した中核的病院が必要との結論から、昭和61年に開院するに至ったという経緯がございます。開院以来、地域医療に貢献いただいており、現在も市からの委託によりまして、休日・夜間対応の緊急診療所の運営にご協力をいただいているほか、病院群輪番制により、地域にある2次救急指定病院の1つとして、救急車の受け入れや、地域の開業医の後方支援としての役割を担っていただいております。また、各種がん検診などの予防医療における医療機関検診ができる病院の1つとしてもご協力をいただいていることから、地域医療を担う重要な医療機関の1つであると考えております。
    253 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 254 ◯12番(小松豊正君) 今、答弁では、非常に医師会病院は歴史的にも大きな役割を果たしてきて、欠くことはできないという趣旨の話があったけれども、私が伝え聞くところによりますと、医師がなかなか配備できない。非常に診療に責任を持てなくなってきているというお話も聞くわけです。そこで、この医師会病院というのは、いろいろ医師会病院はございますけれども、非常にうまくいっている病院も聞くんですね、私がいろいろ調べますと。埼玉県にある大宮医師会病院です。こういうところはきっちりと2次救急と1次の関係が明確になって、非常に信頼性がある病院となっているというところもありますので、我々も、こういうところを勉強していく必要があると、私は考えているわけです。  そこで、市長も非常にいろいろ頭を悩ましている点もあるかと思うんですけれども、茨城県は、6月県議会に、平成以来初となる県単独の補正予算、5,400万円の増額予算を決めました。今、審議中だと聞いております。5,400万を、これだけで補正予算を組んで、全額医師確保に充てようとするものです。大井川知事は、5月30日の記者会見で次のように述べています。医師確保は私にとって一丁目一番地の最優先課題、9月議会を待たないで、一刻を争うということでスピーディーに追加対策に取り組むと説明しています。市長は、このような県の対応について、またこの5,400万の中に、例えば石岡の医師確保ということも要求しているのか、そういう可能性はどうなのか、こういう県の対応をどのように受けとめて対応するのか、この点についてお伺いいたします。 255 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 256 ◯市長(今泉文彦君) 医師確保でありますけれども、大変重要な課題で、急を要する内容であります。そういった中で、県のほうが5,400万という補正予算を組むという話でありますけれども、石岡市においても同じように……、同じようにというか、やり方は違うかもしれませんけれども、医師確保について、積み上げてきた市民医療懇談会の結果を踏まえて、地域医療対策検討委員会で専門家の助言もいただきながら具体的な方向を決定し、医師確保をはじめとする地域医療対策を講じてまいりたいと考えております。これは、一定の期間を設けて、早急に行っていかなくてはならない対策だと思っております。  以上です。 257 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 258 ◯12番(小松豊正君) 私は、これは本当に全市的な課題であり、執行部も議会も、またあらゆる団体も、これをどう打開するかということで英知を結集し、力を結集してやらなければ、石岡の将来はなかなか難しくなるということで、スピードも要求されると思います。  それで、5,400万の中にはどういうものが入るかというふうに考えて、残念ながら石岡の関係は入っていないですね。これは、県南でいえば土浦協同病院の医師確保と、あるいは日立製作所の日立総合病院などの県内における6つの拠点の医師ということで、明確に目標が定められております。  ですから、そういう点で、石岡市の独自の体制、それから国や県へのこの点での要望、こういう活動も活発にして、あらゆる力を総動員して、医師偏在、医師確保に当たるべきだと、私は主張したいと思います。  そこで、具体的に、今、市長も言われましたけれども、石岡市における生涯現役・健康プロジェクトというのが発表されております。この中で、地域医療対策事業というのがあります。1つは、専門的なアドバイザーの配置ということが書いてありますけれども、これはどういうもので、どういう専門家をどれくらい配置するのか、お伺いします。 259 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 260 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。専門的なアドバイザーにつきましては、地域医療対策に係る専門的な見識を有する方を想定しており、現在、例えば大学教授や、過去に地域医療対策、または病院の再編統合等に携わった方などを考えております。今後、医師会や県等からご助言をいただきながら、アドバイザーを決定してまいりたいと考えております。 261 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 262 ◯12番(小松豊正君) 次に、仮称ですけれども、このプロジェクトの中に、地域医療対策検討委員会の組織とございますけれども、要綱はできているのか、どういう人々をどのくらいで構成するのか、お伺いします。 263 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 264 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) こちら、仮称地域医療対策検討委員会の組織につきましては、現在、まだ要綱自体は制定されておりませんけれども、メンバーといたしましては、現在の案といたしまして、土浦保健所の所長、石岡市医師会の代表者、市の代表者、外部専門アドバイザー等を予定しております。  以上でございます。 265 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 266 ◯12番(小松豊正君) 市長の答弁もございましたので、積極的に、やはりスピード感を持って具体化して、それで、あらゆる力を結集して打開するという先頭に執行部も立っていただきたいし、議会もそういう立場で頑張る必要があると考えるものです。  次に、質問の第2項目に移ります。地域公共交通網の整備についてでございます。  高齢化社会に向かう中で、地域公共交通網の整備について、どのような要望が出ているのか、どのように受けとめているのか、できるだけリアルに答弁をお願いします。 267 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 268 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 市民からどのような要望が出ているかについてご答弁申し上げます。要望といたしましては、乗り合いタクシーの予約をとりやすくしてほしい、乗り合いタクシーを土日運行してほしいなどでございます。  要望ではございませんが、石岡市地域公共交通網形成計画の策定において、市民や公共交通利用者などのニーズを調査する目的で、アンケート調査を実施してございます。まず、路線バスに関してでございますが、バス停が遠い、バスがどのように運行しているかわからない。乗りたい時間の運行がない、行きたいところへ行くバスがない、運賃が高いといった回答がございました。  また、乗り合いタクシーに関してでございますが、土日・祝日に運行していない、運行終了時間が早い、運行開始時間が遅い、所要時間が読めない、予約がとりにくいといった回答がございました。  以上でございます。 269 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 270 ◯12番(小松豊正君) これは私自身も、本当に多くの方から、何とかしてもらえないかという声を聞いているわけです。総社2丁目に住んでいる80歳代のひとり暮らしの女性からこのような声を聞きました。4月末から5月初めの10連休がありましたけれども、どこにも出かけることができなかったと。栄松に住む80歳の男性からは、こういう声がありました。免許証を返納したと。全く不自由でどうにもならなくなった。「あの」ということで、栄松の街道を指差して、以前はあそこをバスが走っていてよかったんだけど、また復活してもらえないかと。小型循環バスのことかと思うんですけれども、そういう声が寄せられております。  それで、石岡市地域公共交通網形成計画、これは素案の段階でも私、読んでみました。それで、そういう今、都市建設部長が言われたさまざまな要望について、石岡市地域公共交通網形成計画ではどのような解決策、答えを出していますか。詳しく説明してください。 271 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 272 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 石岡市地域公共交通網形成計画でどのように解決策を打ち出しているかについてご答弁申し上げます。昨年度末に策定しました石岡市地域公共交通網形成計画は、都市機能や居住の誘導を目的とする石岡市立地適正化計画などの関連計画と連携した、地域にとって望ましい公共交通の姿を明らかにする、公共交通に関するマスタープランとして位置付けられたものでございます。この計画には、石岡市における公共交通の課題の整理、計画の基本的な方針を定めるとともに、公共交通体系の将来イメージなどが定められております。  当市における公共交通の具体的な解決策につきましては、今後5年間で随時実施していく計画でありますが、当該計画において、施策事業に位置付けられている主なものといたしまして、公共交通の利用促進を柱としたモビリティ・マネジメントの実施、公共交通機関の充実を柱とした柿岡市街地を結ぶバス路線の機能強化及び乗り合いタクシーの見直し、公共交通の利用環境づくりを柱としたバス停付近の利用環境整備の促進、交通結節点における乗り継ぎ利用者の優遇制度の検討、及び総合公共交通マップの作成などが挙げられ、まちづくりと一体となった持続可能な公共交通体系の構築に向け、石岡市の公共交通の課題についての解決を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 273 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 274 ◯12番(小松豊正君) 一定の方向性が出ているかと思いますけれども、例えば、乗り合いタクシーの土日運行ですね、祭日と、これは、さっきの同僚議員も質問しましたけれども、非常に強いわけです。買い物に行く、催し物に行く。土日にやっていることが多いんですね。しかし、どうしてそこまで行くのか、大変だということで、乗り合いタクシーの土日運行、非常に強い要望なので、これはどういう段階で実施できますか。 275 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 276 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 乗り合いタクシーの土曜日運行についてご答弁申し上げます。昨日も同様のご質問にご回答しておりますけれども、同じような回答となってしまいますが、乗り合いタクシーは現在、土日・祝日・年末年始は運行を行っておりません。これは、乗り合いタクシーが、鉄道や路線バス、民間タクシーの運行を補完する公共交通機関であるため、休日運行することにより、路線バスや民間タクシーなどの交通事業者の営業を圧迫することになるためでございます。また、乗り合いタクシーの降車場のおよそ3割を占める医療機関の多くが、土日・祝日が休診となっている状況にございます。さらに、土日・祝日は、送迎ができる家族が在宅している機会が多いことなどを鑑みますと、土日・祝日に運行した場合の費用対効果に大きな課題がございます。土日・祝日の運行の要望につきましては、以上のようなことから、検討の域を出ない状況でございます。  以上でございます。 277 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 278 ◯12番(小松豊正君) その問題が出てくると、必ず民間でやっている業者を圧迫するとか、そういうことになるんだけれども、しかし、これはやっぱり市民が主人公で、市民の税金で市政が運営されているので、この声が強かったらば、そういうところに踏み込むべきではないでしょうか。私はそう思うんです。  それから、小型循環バスの復活も、いわゆる乗り合いタクシーだと乗り合わせで行きますから、何時何分に着くというのはなかなか難しい面もあるんだけど、小型循環のバスの場合は、何時何分に石岡駅、何時何分に市庁舎、何時何分に第一病院と、全部時間が決められていますので、そのとおりに来るので、非常に市民にとっては計画が立てやすいわけです。かつて循環バスをやっていた時期もありました。小型でいいので、小型でそういう声に応えてもらいたいと思いますけれども、どうでしょうか。 279 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 280 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 小型循環バスの運行についてご答弁申し上げます。過去に、議員ご指摘のように、市内を運行していた循環バスがございます。その循環バスの乗車状況などから想定される費用対効果の課題や民間交通事者への配慮など、多くの課題もあることから、現時点では、循環バスの導入についてはいまだ検討の域を出ない状況でございます。しかしながら、市民のニーズ、地域の実情などを踏まえ、持続可能な公共交通の構築を目指していく必要があると考えております。  以上でございます。 281 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 282 ◯12番(小松豊正君) ですから、循環バスも走っていたんだけど、なかなか乗る人が少なかったという面があって、廃止になった経過があるかと思うんですけれども、やはりそのときと今の少子高齢化の度合いも違いますし、それで、多くの方が免許証を返納すると。しないと、いろんな今、皆さんもご存じのように事故が起こっているわけでしょう、高齢者の。ますますそういうことになって、移動制約者が増えてくるんですね。それに対応して手を打たなければ、市内のいろんな経済循環もうまくいかないという新たな状況なので、そういう点で、そういう角度で、せっかく形成計画ができているわけですから、その具体化計画をスピーディーにやってもらいたいと思います。  次に、初乗りタクシー券制度というか、1回目の初乗り1区間、720円……、710円だったですかね。そこは自治体が券を出すと。例えば小美玉市の場合には年間で24枚、これはどういう意味かと聞いたらば、1か月に1回、行って帰ってくるので2枚、掛ける12で24枚、かすみがうら市では36枚支給していると聞いておりまして、ですから、石岡市の周辺自治体の小美玉とかかすみがうらはやっているから、それが全部、石岡市民に聞こえてくるわけですよね。なかなかいいことをやっているんじゃないのと、何で石岡でこれをやってくれないのと、こういう声でございますので、これはぜひ実施してもらいたいと、検討をお願いしたいと思います。  この初乗りタクシー券の補助という点では、具体的にやってもらいたいと思うんですけど、いかがですか。 283 ◯議長(池田正文君) 保健福祉部長・小倉君。 284 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 初乗りタクシー券制度についてでございますけれども、今後、高齢者が増加していく中で、交通事故の防止、免許証返納者や、もともと免許を持たない方々の移動手段の確保など、初乗りタクシー券制度は有効な手段の1つであると考えます。現在、高齢ドライバーの交通事故に関する問題、高齢者の移動手段の確保、免許証返納など、山積する課題解決に向け、関係各課、関係機関が協力し、情報共有と現状分析を行いながら意見交換会を開催しております。あわせて、他自治体の先進事例も参考にしながら、協議を進めてまいりたいと考えております。 285 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 286 ◯12番(小松豊正君) そういう免許証返納せざるを得ないという方が年ごとに増えてきますので、これは非常に喜ばれる制度、やり方なので、ぜひこれは果断に決断して、速やかに実施してもらいたいということを要求いたします。 287 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午後 3時06分休憩            ───────────────────────                   午後 3時21分再開 288 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 289 ◯12番(小松豊正君) 休憩前に続けて、一般質問を続けていきます。  次に、質問項目第3、残土埋め立て問題についてお伺いをいたします。  この問題は、石岡市内でも、最近でも大砂の工業団地の中における残土埋め立て問題、また少しさかのぼれば、小桜、川又における残土問題、そして、これから取り上げてまいります柿岡字高山地区の残土埋め立て問題、石岡にとって大変大きな問題でございます。この問題は、県内でも社会的に大きな問題になっておりまして、例えば紹介いたしますと、今年4月7日の朝日新聞、4月8日の朝日新聞で連載してあります。見出しだけ読んでみますと、無許可土砂埋め立て立件へ、龍ケ崎の3人県条例違反の疑い、それで、さまよう残土ということで上下の2回の連載が載っています。ダンプの出入り絶えず、ビジネス大きなうまみ、さまよう残土の連載の下では、太陽光発電隠れみの、軽い罰則抑止力ならずということで、県内の例をとって具体的に報道がされているわけであります。  そこで、(1)ですけれども、柿岡字高山地区の元みどり幼稚園跡地へ大量の残土が持ち込まれた事件についてであります。これは、平成30年度、去年のことですけれども、住民の方から反対する陳情が出されまして、教育福祉環境委員会でも可決をし、本会議でも全員一致で、これはまずいということで決議がされたものです。そして、このときの議会の執行部への文書では、この結果について報告を求めると、どういうふうになったのか、この結末はどうなったのか、報告を求めるとなっておりました。  そこで、今日も本会議でございますので、あの問題が、あれだけ教育福祉環境委員会でも現地調査をし、委員会でも議会でも全員一致でまずいと、そして、執行部もいろんな努力をされました。しかし、結果はどうなっているのか。告発したのか、立件されたのか、どういう到達点なのか、その点を明確にお答えください。 290 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 291 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 今、議員のご質問でございますが、以前、陳情があった場所は、今回通告にあるみどり幼稚園の隣接した隣の場所でございまして、先ほどの質問と違うのかなと思いましたけれども、それで、告発したのかという質問でございますが、これまでも何度も土砂の撤去について命令を続けてきましたが、条例や法令を無視して身勝手に土砂を搬入するような人物でございますので、自分から主犯格だとは名乗ることもなく、主犯格を特定できないことから、条例違反による現行犯逮捕ができない状況でございまして、他市町村においても、その対応に苦慮しているところでございます。  以上でございます。 292 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 293 ◯12番(小松豊正君) 石岡市土砂等による土地の埋立て等の規制に関する条例、いわゆる残土条例ですけれども、いわゆるこの残土条例に従わなかった場合の罰則規定は、第21条に「2年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処する」という条項がありまして、それで、執行部が、誰がやったのかわからないからやらなかったと。そんなことはないでしょうよ。あそこで見張っていて、それで対応したわけですから。車も見ているわけですから。誰がやったかわからなかったから何もできなかったということは、全くないでしょう。  こういうふうに罰則規定まで……。これは、小桜の、川又のあの事件を経て、石岡の残土条例ができたと先輩に聞きましたけど、こういう重大な犯罪を犯しているわけでしょう。なぜこれをやらないんですか。非常にそれは納得できません。説明をお願いします。 294 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 295 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 立件につきましてご答弁申し上げます、立件につきましては、残土対策連絡会議においても検討を行いまして、告発を行うために、県の担当課から指導を受けたところでございます。残土条例違反で告発する場合は、告発状に添付する、主犯格を立証するだけの十分な証拠書類をそろえなければならず、この証拠書類の1つとして、土砂等の搬入経路を突きとめる証拠などが必要となり、実際にダンプの追跡調査も試みましたが、搬出元の確認にまでは至りませんでした。残土条例違反で告発することに関しましては、石岡警察署のご意見や、県の担当者からも指導を受けましたが、必要な証拠書類等をそろえることが非常に困難で、告発するまでには多くの時間を要してしまい、その間に大量の土砂が搬入され、撤去が困難な状況となってしまうのが現状でございます。  以上でございます。 296 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 297 ◯12番(小松豊正君) だから、当局も会議を開いて、そこには石岡警察署の方も入っているわけですね。それで、執行部も持ち込むなというふうな立て看板を立てて、見張りも立てて、それでその前で、朝早く、勝手に、無視して残土を積んでしまったと。そういう目の前でやっていることについて、誰がやっているかわからないということでは通用しないでしょう。そこの業者とか、全部聞けば……。それから、この業者はここだけじゃないでしょう。前にもそういうことをやったと、その後もやったということも聞こえてくるんだけど、そういういわゆる普通の常識を持った団体ではなくて、あれは職業的にそういうことをやって、それで利益を得ているわけでしょう。そういう方について、警察も入って、皆さんもいて、誰がやったんだかわからないと、だから何もできなかったんだということは、およそ通用しないと思うんですよ。どうなんですか。 298 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 299 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 先ほども申しましたとおり、まず主犯格を特定することが現行犯逮捕の条件でございまして、告発するだけでも証拠書類が、申し上げますと、監視カメラの記録、現場埋め立ての測量図、搬出元から現場搬入までの追跡調査記録及び記録写真、搬入ダンプ運転手の把握と事情聴取の調査書、行為者の住民票、法人登記簿謄本、現場の公図、指導経緯を示す報告及び連絡書、交付した指示書及び命令書などが必要になってくることや、その中でも、搬出元から現場搬入までの追跡調査記録及び記録写真というのがそろえることが難しくて、なかなか立件と申しますか、告発まで持っていくのが困難という状況でございます。  以上でございます。 300 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 301 ◯12番(小松豊正君) 同じような事例かと思うんですけれども、6月2日に、龍ケ崎警察署が5人を逮捕しました、この問題で。6月3日の茨城新聞に載っております。これは、今、いろいろ、るる挙げられましたけど、それは集団的に、警察の力もかりてやらなければならないことなんですよ、多少困難であっても。そうでなければ、やり得でしょう。それで、どんどんやって、またやるわけだから。石岡みたいなところは狙われているわけですから、地形的にも。  これは、今からでも断固として告発すべきじゃないですか、市長が。そのための資料は、今言われたことは、やはり皆さんもそういう行政の専門家だから、警察もかんでいるわけだから、それで、当時の副市長ですか、それも先頭に立って会議をやったわけでしょう。  だから、そういうことでは市民に全く説明がつかない。本当に何をやっているのかということになって、また起きると、こういうことが。これは今までも繰り返してきたわけでしょう。それでもって条例で罰則までつくったわけですから、これは当然そういうふうにやってもらいたい。そうしないと示しがつかない。議会での陳情の決議に対する議会への答弁もないでしょう。されていないわけだから、そういう点では、議会の総意にも応えていないんですよ、執行部は。だから、そういう点で、本当にこれは考え直してやってもらいたい。  副市長、あるいは市長……、当時は副市長が別な副市長だったかもしれませんけれども、お考えをお聞きいたします。 302 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 303 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 龍ケ崎の経緯につきまして、私のほうから答弁させていただきます。現在、残土の搬入が行われていない現状から、石岡市の場合、証拠書類がそろえられない状況にございます。今回、龍ケ崎市で逮捕となった主犯格は、当市や小美玉市の無許可残土持ち込みに関係していた同一人物です。これは、龍ケ崎とは情報を共有していたところでございますが、龍ケ崎市さんは、地元警察に精通した警察OBを雇用し、そのアドバイスを受けながら、告発から逮捕に至ったと伺っております。今後、本人の自供があれば柿岡残土の撤去要求等が可能となるのか、捜査の行方を見守りたいと考えてございます。  以上でございます。
    304 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 305 ◯12番(小松豊正君) そういう業者の一部が特定されて、逮捕に至ったと。それとどういうふうな関係があるのか、ないのかということもあるわけですから、だからこれは、明らかにしてですね。やっぱりきちっとつかんで、警察とも協力して、それで、石岡の残土条例の罰則規定に基づいて果敢にやるということを、やってほしいと思うわけです。そこを強く要望いたします。  それから、(3)の問題ですけれども、今、元幼稚園の西側といいますか、隣接地である柿岡字高山1543番8の土地に関して、開発行為に伴う大量の残土持ち込みが計画されていることが明らかとなりました。私はここに、業者が同意を得るために配っている文書のコピーを持っております。これは、数年前には、業者の名前はここでは言いませんけれども、太陽光発電をするということで、同じところを同じ業者がやった経験はあるんだけれども、これは、その周辺の人が同意しないということで頓挫したところなんですよね。今回、文書を見ると、太陽光パネルとは書いていなくて、開発行為をやるので土砂の持ち込みがあるということを文書にちゃんと書いて、開発行為というふうに名前がすり替わっております。  それで、この問題でどのように現在まで対応しているのか、答弁をお願いいたします。 306 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 307 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 大量の残土持ち込みが計画されていることにつきまして、ご答弁申し上げます。現在、開発行為の事前協議が行われた場合、建築住宅指導課から関係各課に対して意見照会が行われています。生活環境課といたしましては、外部からの土砂等を持ち込む計画となっている場合には、許可が出る前の対策として、石岡市土砂等による土地の埋立て等の規制に関する条例に基づく所定の手続を行うよう指導し、不適正な残土が持ち込まれぬよう、横断的に関係部局と連携し、対応することを申し合わせてございます。  今回の残土持ち込みを計画した場所及び事業者につきましては、議員ご指摘の、以前も、残土条例に基づく残土を搬入するために、許可が出る前に近隣住民から同意書を集め、議会へも陳情書が提出されたときの同一事業者及び土地所有者であり、今回も開発行為による事業を円滑に進めるため、事前に住民に計画を周知したようでございまして、これも自社で顧問する弁護士の助言をもとに行動したようでございます。事業者からは、許可が出る前には残土は搬入しないことを確認してございます。  以上でございます。 308 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 309 ◯12番(小松豊正君) そこで、いわゆる石岡市土砂等による土地の埋立て等の規制に関する条例、いわゆる石岡残土条例と言われるものですけれども、第5条第1項第3号については、きのう、先輩・同僚議員も取り上げたわけであります。それで、第5条は、埋め立てる場合には市長の許可を受けなければならないと明確に書いてあるんですけれども、第1項はその例外規定で、こういう場合には許可を受けなくてもいいというふうに解釈されるわけですね。その中の第3号にある「法令等(条例を含む。)の規定による許可、認可等を受けて行うもの」は、市長の許可を受ける例外、つまり受けなくてもいいというふうに読めるように書いてあって、昨日、先輩・同僚議員もこれを問題にされたわけであります。  それで、私がちょっと調べたのでは、茨城県の条例を見ますと、同じような、やはり県知事の許可を受けなきゃならないということが書いてあって、その例外規定が同じように書いてあります。第6条です。法令等と書いてあるんですけれども、ここで、茨城県の残土条例には、法令等というのはいかなるものかということで、条例施行規則というのがちゃんと出ているんですよね。そこで、具体的に法令等というのが何を指すかが明確になっています。どういうふうに書いてあるか質問します。 310 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 311 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) ご答弁申します。県の施行規則によりますと、6つの法令等を明確に記載し、除外する法律を明確にしてございます。1つとして採石法、2つに砂利採取法、3として廃棄物の処理及び清掃に関する法律、4つとして土壌汚染対策法、5つとして原子力発電所の事故により放出された放射性物質による環境の汚染への対処に関する特別措置法、6つとして廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行規則を明確に規則にうたいまして、残土条例の適用外とうたっているものでございます。  以上でございます。 312 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 313 ◯12番(小松豊正君) 今答弁されたとおりですけれども、そうしたら、質問いたしますけれども、石岡の残土条例におきまして、石岡の残土条例も施行規則があるでしょう。この施行規則には、法令等、例外規定、こういうものは例外されるんだと明記されていますか。それを答えてください。 314 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 315 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) ご答弁申し上げます。石岡市の第5条の条例だと、適用面積のみの農地法だけを該当するようにしているだけでございます。  以上でございます。 316 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 317 ◯12番(小松豊正君) 上位法の県の条例は、明確に6つを規定しているんですよ。法令等とはこういう場合だということで、採石法とか、あるいは放射能のかかった地域と、ここがやられる場合は、県知事の除外について明確にされているんですね。石岡でも施行規則があるんですよ。ところが、第3号の施行規則は欠落しているんですね。そういうふうに、上位はそうなっているんだけれども、採石法とかは一切出てこないんですよ、石岡の条例の施行規則は。どういうわけですか、これは。 318 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 319 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 近年と申しますか、不適正残土が全国的にも、当市においても、頻繁と申しましょうか、持ち込まれている状況にございますので、現在、条例及び県と同様の施行規則につきましては、都市計画法に基づく開発行為の許可に対しても当市の残土条例の適用が明確にわかるよう、見直しを検討しているところでございます。  以上でございます。 320 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 321 ◯12番(小松豊正君) これはどうして、上位法の県の条例には、明確に6つが、この場合は県知事の承認を得なくてもいいと明確に書いてあります。ところが、石岡の条例は書いていないんですよね。これは、どういう事情か私はわからなかったから聞いたんだけど、完全に不備ですよ。これがはっきりすれば憶測はないんですよ。そういうことが施行規則で書いていないから、いろんな憶測を呼んで、きのうの先輩・同僚議員のやつにも、それは除外しないように指導するとか、あるいはそういう理解だとか、そういうことで曖昧さが残るんですね。だから、これを明確にしたらいいんじゃないですか。施行規則を変えてつけ加えると。そうしたらば、全くそういうことがなくなりますよ、いかがですか。 322 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 323 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) ご答弁申し上げます。開発行為に伴う許可ということで、もともと石岡市の考えといたしましては、法に基づいて許可を出すものでございますので、不適正な残土は持ち込まれないだろうとの解釈から、開発行為に当たっても残土条例を適用しないように考えていたものと思いますけれども、ここまで不適正な残土が運ばれる状況でございますので、先ほど申しましたように、現在、条例の改正及び施行規則について、県を見習いまして、見直す方向で検討しているところでございます。  以上でございます。 324 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 325 ◯12番(小松豊正君) 上位法の県条例がそうなっているんだから、堂々と、やはり曖昧さを残さずに、そういう憶測を呼ばないように、明確にこの際、変えるべきです。そこを強く求めたいと思います。  次に、質問項目第4に移ります。県道石岡つくば線、我々は宮下通りと言っていることもありますけれども、クランクがあります、皆さんもご存じのように。クランクの解消も含めた渋滞緩和と安全対策についてお伺いいたします。  この点で、市民の声を担当部としてはどのように聞いておりますか。お伺いいたします。 326 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 327 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 市民の声をどのように受けとめているかについてご答弁申し上げます。議員ご指摘の県道石岡つくば線の箇所につきましては、石岡小学校や国府中学校の通学路や、バス路線になっております。また、沿線には商業施設もあることから、時間帯によっては通過車両も多く、渋滞も発生していることは認識してございます。この路線につきましては、議員のご指摘のとおり、以前から安全対策などについて要望があることも確認しており、何らかの安全対策が必要であると考えております。  以上でございます。 328 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 329 ◯12番(小松豊正君) 今、部長が言われたとおりですけれども、実は私自身も、6月1日土曜日の朝8時半ころ、私が歩道を歩いていたらば、私の脇をすーっと通って、その車ががんがんと縁石に乗り上げました。後で聞いたら、82歳の男性と77歳の奥さんが乗っていたんですけど、土曜日でその時間帯だから人が歩いていなかったから、人身事故にはならなかったものの、本当に危うい場面に私自身も出くわしたわけです。  それで、これまでも私は地元の区長さんなどに、あのクランク状態は何とかなるように努力したのかどうかということを聞きましたけれども、いろんな経過があったようですけれども、市としてはあのクランクの解消とか……。石岡小学校、国府中学校の通学路です。バスも通る。朝はものすごいラッシュです。本当に事故が起こらないのが不思議なくらいなのに、またあそこがクランクになっていると、あそこでまた渋滞が起きる。この渋滞解消のために、市としてはどのようにやってきた経過がありますか。お伺いします。 330 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 331 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 市としてこれまでどのように対応してきたかについてご答弁申し上げます。議員ご承知のとおり、ご指摘の箇所につきましては県道になっておりますので、これまでも土浦土木事務所との協議や、県に対して要望活動を行うなどの対応を行ってまいりました。参考までに、協議や要望活動の時期とか回数についてちょっと不明ではございますけれども、以前、在籍していた職員等の聞き取りによりますと、要望があった時点において、安全対策の協議や要望活動を数回行っていると聞いております。  以上でございます。 332 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 333 ◯12番(小松豊正君) 地域の方々に聞きますと、1つはあの三日月形のところ、三日月になっていて、あそこに違う樹木が、草が植わっているんだけど、あそこは一旦土浦土木事務所が買うという決断をして、交渉したけれども、値段が折り合わずに頓挫したと。それから、真っ直ぐ通す案もやったんだけど、そのところがなかなか同意がとれなかったと。いろいろな経過があるんですけれども、これ、ぜひこの際、そういう歴史的な教訓に立って、あそこの学校通学路、バス道路の安全対策を具体的に検討してやっていただくようお願いいたします。  次に、質問項目第5ですけれども、これは、先ほど同僚議員が詳しく質問し、答弁をいただいたので、私はこの際、割愛いたします。  最後に質問項目の第6です。住宅リフォーム助成制度の創設についてお伺いいたします。  住宅リフォーム助成制度は、ご案内のように、市民が市内の業者に住宅リフォームを注文した場合に、石岡市が、県内では約10万円を限度に、10分の1を限度に補助金を出して、そのことによって地域の方々にとっては住宅がリフォームできる、業者は仕事が増える、そのお金が地域を循環するということで、非常に試され済みの制度なんですけれども、これを私は何回も一般質問で取り上げてきました。昨年は関係業者の方と21名の署名を添えて、市長に直接要請をいたしましたけれども、いまだに予算化されておりません。どのような検討になっているのかお伺いいたします。 334 ◯議長(池田正文君) 経済部長・越渡君。 335 ◯経済部長(越渡康弘君) それではご答弁申し上げます。住宅リフォーム助成制度の検討状況についてでございますが、これまでの検討状況になりますが、住宅リフォーム助成制度を実施しております県内自治体に対しまして、実施状況に係る聞き取り調査を行ってきたところでございます。この調査によりまして、土浦市をはじめ、県内の実施自治体の取り組みにおきましては、制度を運用するためには建築の専門家の知識を持った職員による審査が必要であるとか、リフォーム工事についての専門的相談、問い合わせが多くあることなど、さまざまな諸課題がわかったというところでございます。このために、制度における調査研究を継続して行っているところでございます。  住宅リフォーム助成制度は、議員からございましたように、地域の商業振興に大変有効な手段の1つであると認識しておるところでございますが、本年度におきまして、経済部としましては、幅広い商業振興策が必要であるという観点から、プレミアム付き商品券事業を予定しているところでございます。こちらは、10月1日の消費税増によります景気の低迷を抑えるための消費喚起を促すというような面もございますが、この消費者への支援だけではなくて、市内商工業者の売り上げ向上につなげてまいりたいと考えているところでございます。  過去にも商品券事業を実施しておりますが、このときにも、リフォームする際に商品券を利用できるというような体制を整えてきたわけでございます。そのときにも多くの方が利用された経緯があるということでございますので、住宅リフォーム関係事業者の参加登録店の確保に向けて、積極的に取り組んでまいりたいと思っておりますので、どうぞご理解のほどをよろしくお願いしたいと思います。  以上でございます。 336 ◯議長(池田正文君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 337 ◯12番(小松豊正君) 住宅リフォーム助成制度は、いろいろ経過がありますけれども、現在は18市町村でやられております。石岡の周辺自治体では土浦市、かすみがうら市、桜川市、小美玉市となっております。周辺自治体でやっているので、石岡市の業者の皆さんは、みんなそれを知っているんですね。なぜ石岡ではやらないのかなと、こういうふうに思っているわけです。土浦市では大きな成功をおさめております。しかも、これは要綱を作成するだけで、条例は必要ないんですね。要綱でできると。社会資本整備総合交付金も使うことができる可能性があります。  それで、ここで非常に重要なのは、プレミアム付き商品券と言われましたけど、これは今回予算では1,375万予算化されています。石岡活性化商品券。しかし、実際に物を買えばわかるように、大手スーパーとか大手電気会社に行くんですよ、これは。だから、市内の中小業者には的を絞っていないんですね。そこが全く違います。だから、商品券だからいいというふうにはならない。独自のものだと、別のものだということを強調して、私の質問を終わります。 338 ◯議長(池田正文君) 次の質問者に移ります。  4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 339 ◯4番(大和田寛樹君) 4番・大和田寛樹でございます。2項目につきまして、一問一答方式で質問してまいります。持続可能な水道事業(水道ビジョン・経営戦略)について、また、通学時、通学路の安全対策について伺ってまいります。  5月31日でありましたけれども、メールマガジンのほうで、たしか12時25分ぐらいだったと思います。園部地区の断水が発生したと、しばらくご迷惑をおかけしますということで、メールが届きました。解除されたのは16時35分ぐらいだったと思いますので、大体、そのメールマガジンでの通知は、4時間ちょっとの断水の状況でありました。八郷地域は非常に断水が多い。特別、断水だからといって、私はびっくりはしませんでしたけれども、非常に水道事業、水を利用している皆さん、またはどうしても水が必要だと、命をつなぐ水という意味では、本当に困っている皆さんってたくさんいらっしゃって、ご不便、不都合をかけている、そんな状況にあります。  昨年度の3月ですのでこの前の3月に、水道ビジョンまた経営戦略が策定されまして、常任委員会でも、改選前の最後の常任委員会でありましたけれども、ご説明をいただきました。全議員に水道ビジョン・経営戦略がその後配付されて、その点について質問をしていきたいと思います。  まず、水道管の破裂等によります断水の現状について伺います。 340 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 341 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 断水の現状につきましてご答弁申し上げます。はじめに、昨年度の八郷地区における4つの浄水場系別の断水回数は、中央浄水場系53回、下林浄水場系21回、園部浄水場系14回、山崎浄水場系3回の合計91回でございます。今年度につきましては、中央浄水場系7回、下林浄水場系1回、園部浄水場系4回の合計12回でございます。原因といたしましては、両年度ともに大半が配水管の破裂によるものでございます。そのほかといたしましては、突発的な機械設備の故障、落雷による通信回路遮断などの送水停止もございました。  以上でございます。 342 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 343 ◯4番(大和田寛樹君) 昨年度でいえば91回ということでご回答いただきました。4日に1回はどちらかで断水しているという状況にあります。多いか少ないかといえば、決して少ないわけではもちろんないので、多い状態にあると。4日に1回、八郷地域のどちらかで漏水による断水の状態が続くと、そういう状況であります。  特に、これ、区域、給水する範囲が、中央のほうが広大でありますので、昨年度でも53回ということで多いわけですけれども、それぞれの浄水場系の延長距離を伺います。中央、下林、園部、山崎、それぞれ伺います。 344 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 345 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) それぞれの浄水場系の延長距離についてお答え申し上げます。中央浄水場系が約280キロメートル、下林浄水場系が約47キロメートル、園部浄水場系が約43キロメートル、山崎浄水場系が約27キロメートルでございます。  以上でございます。 346 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 347 ◯4番(大和田寛樹君) ありがとうございます。耐用年数が、法定耐用年数、管路であれば大体40年、石岡市の耐用年数は60年に設定されていると思いますけれども、その影響で、中央が漏水で断水することが多いという影響もあるんでしょうか。伺います。 348 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 349 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 中央浄水場系の断水が圧倒的に多い理由でございますが、理由といたしましては、中央浄水場系の管路延長が全体の約70%を占めていることから、断水の要因が一番多いと考えられます。  以上でございます。 350 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 351 ◯4番(大和田寛樹君) 次に、過去3か年にさかのぼりまして、断水の推移を伺います。増えているのか、減っているのかということで伺います。 352 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 353 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 断水の推移につきましてご答弁申し上げます。過去3年間で申し上げます。平成28年度が69回、29年度が66回、昨年度が、先ほど申し上げましたとおり91回でございます。3年間の推移といたしましては、増加してございます。  以上でございます。 354 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 355 ◯4番(大和田寛樹君) 次に、施設設備の老朽化に伴いまして、今、ご回答ありましたとおり、恒常的に漏水による断水が発生している状況にありますが、これまでのこの断水を少なくしていく対応、方策、対応策を打ってきたと思います。それについて伺います。 356 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 357 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 施設設備の老朽化が恒久的に続いていることに関しまして、ご答弁申し上げます。管路につきましては、漏水の多い路線を優先的に布設替えを行っていますが、更新できる区間は限られているため、漏水調査を行い、漏水の早期発見に努めているところでございます。電気施設につきましては、耐用年数を超過している施設も多く、故障時は最小限の修繕で対応しておりまして、施設全体の更新が必要となっている状況でございます。  以上でございます。 358 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。
                    〔4番・大和田寛樹君登壇〕 359 ◯4番(大和田寛樹君) ご回答いただきました、老朽化している古い順から順次更新をしていくということでやられていますけれども、決して改善できるような見込みではなくて、年々増えてきていると。特に昨年は90回以上ということで、4日に一度断水をしていると、そんな状況が続いているわけであります。経営戦略、また水道ビジョンのほうで、10年間の安定した供給、持続可能な安定供給に向けて、安価で、安全で、そして安定しておいしい水を提供していくということで、戦略・ビジョンをつくられていますけれども、そもそも今、もう既に大変危機的な状況で、今の水道事業もしっかりやりながら、長期的な視点に立って持続可能な安定供給をしていくということは、非常に難しい状況にあると思います。ぜひとも断水、また漏水対策をしっかり行っていただきまして、そういう状況が1件でも減るように、行っていっていただきたいなと、そのように思います。  2つ目の、水道ビジョン・経営戦略についてに移ってまいります。石岡市の水道事業が保有する施設の老朽化に伴う大量更新の時期の到来や、また人口減少等による料金収入の減少から、経営環境が非常に厳しい状況にある、また、継続的な経営健全化の取り組みが求められている状況にもあります。住民の日常生活に欠くことのできない、重要なサービスを提供する役割を果たしており、将来にわたりサービスの提供を安定的に継続しなければなりません。八郷地区全域に水道水を供給している石岡市水道事業は、建設の時代から維持管理の時代に移行していく中で、老朽化した施設、管路の更新とあわせて、重要なライフラインの1つとして、震災などの大規模な災害に対応し得る水道施設の耐震化、時代の要請に対応することが強く求められています。  そうした中で、平成26年の3月に総務省のほうから、公営企業に対しまして、長期的な視点に立って経営戦略を策定して、経営の健全化、また安定供給をしていってほしいということで通達が出されました。石岡市のほうでも、先ほど述べました、平成29年の3月末までに水道ビジョン・経営戦略ができ上がったということであります。  まず、水道事業ビジョン、また経営戦略についての背景と目的、計画の位置付け、計画期間について伺います。 360 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 361 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 背景と目的、計画の位置付け、計画期間につきましてご答弁申し上げます。背景と目的といたしましては、近年、水需要の増加が見込めず、施設の老朽化が進み、経営環境は厳しい状況となってございます。このような中、当市水道事業経営の安定・継続を目的として、さまざまな取り組みが求められております。将来にわたり、安定的・持続的な事業運営を推進するために、中長期基本計画を柱とし、安定供給の水道ビジョン及び経営視点からの経営戦略を策定いたしました。  計画の位置付けといたしましては、当市の総合計画である石岡かがやきビジョン及び石岡みらい創造プランにおいて、政策目標、施策が定められておりまして、事業統合による水道水の安定供給を長期の将来像として示してございます。計画期間といたしましては、中長期基本計画を50年とし、水道事業ビジョン及び経営戦略につきましては、予測の確実性を見通すことができる10年間といたしております。  以上でございます。 362 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 363 ◯4番(大和田寛樹君) 次に、水道事業の現状について伺います。 364 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 365 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 水道事業の現状につきましてご答弁申し上げます。当市の水道事業は、八郷地区を給水区域とし、中央浄水場、園部浄水場、下林浄水場、山崎浄水場の4つの給水系統となってございます。建築物につきましては法定耐用年数には達してございませんが、今後、施設の耐震診断を予定してございます。管路の布設総延長は約397キロメートルで、布設後40年を経過した管路が約38キロメートルとなってございます。平成29年度の有収率は76.65%で、県平均の88%を下回る現状でございます。  以上でございます。 366 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 367 ◯4番(大和田寛樹君) 次に、有収率が76%ということで、4分の1の水が無駄になっていると言うと、ちょっと適切かどうかわかりませんけれども、有収率としては76%であると。この経営戦略にもうたわれていたんですけれども、全国平均で言いますと89.93%なんですね。この八郷地域の同規模程度の有収率でいきますと82.04。今、県平均よりも、大きく10ポイント以上下回っているということでございます。  総延長距離が非常に長くて400キロということで、法定耐用年数の40年を超えているものが約40キロ。昭和37年から供用開始であったと思うんですけれども、その法定耐用年数の40年を超えているのが40キロというのは、若干少ないように私は感じるんですけれども、これからの10年間で、法定耐用年数の40年を超える管路はどの程度増えるのか伺います。 368 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 369 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 議員がご指摘のとおりでございますが、具体的な数字はつかんでございませんが、今後10年間で飛躍的に増加する見込みでございます。  以上でございます。 370 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 371 ◯4番(大和田寛樹君) 私、水道運営審議会のメンバーで2年間やらせていただきまして、その中ではこの素案が審議されておりました。全議員に配付される以前のもの、たたき台の素案の部分では、その部分もたしか出ておりまして、65%近くが、この10年間で耐用年数の40年を超えると。260キロ近かったと思うんですけれども、大量の管路の更新が必要になっていくと。  今のところ40キロなのでどうにか……。90回という数字をどういうふうに捉えるかというのもありますけれども、非常に断水が多い状況で、ますます、このままでいきますと、それに何倍もの輪をかけて、そういう状況が日常的に、恒常的に発生をすると。距離が260キロでありますので、じゃあ、布設替えをやりましょうということでやったとしても、10年とか、そういうスパンで期間がかかってくると思いますので、有収率の向上も含めまして、早急な管路の更新が必要であろうと思います。  次に、補足として、有収率向上に向けたこれまでの取り組みについて、全国平均よりも10ポイント以上下回っているということでありますので、これまでの取り組みを伺います。 372 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 373 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 有収率向上に向けた取り組みにつきましてご答弁申し上げます。先ほど断水の現状でも触れましたが、漏水の多い路線を優先的に布設替えを行っていますが、更新できる区間は限られているため、漏水調査を行い、漏水の早期発見、修理を行うことにより、有収率の向上に努めてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 374 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 375 ◯4番(大和田寛樹君) ぜひとも有収率の向上もそうでありますけれども、この日常的に、恒常的に断水する状況を一刻も早く解消していただきまして、安定供給に向けて、今のサービスをしっかり維持できるようにやっていっていただければなと思います。  次に、4番に移りまして、経営戦略、水道ビジョンの基本方針について伺います。 376 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 377 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 基本方針につきましてご答弁申し上げます。はじめに、水道事業ビジョンにつきましては、水道事業の観点から、安全、強靭、持続を基本方針の柱とし、安全は、安全で良質な水道水の供給を目指し、危機管理体制の強化、維持管理の適正化に取り組みます。強靭は、安定的な供給体制の確立を図り、施設の更新、長寿命化及び耐震化対策、ダウンサイジングの計画的な実施に取り組みます。持続は、経営基盤の強化を図り、持続的な事業運営のための組織体制の強化を図り、安定かつ健全な事業運営の維持に取り組みます。  次に、経営戦略につきましては、経営の観点から、組織、施設、財源を基本方針の柱とし、組織は持続的な事業運営のための組織体制の強化に取り組みます。施設は、施設の更新、長寿命化対策、耐震化対策に取り組みます。財源は、経営基盤の強化を図り、安定かつ健全な事業運営の維持に取り組みます。  これら2つの計画におきましては、基本方針は異なりますが、経営方針と事業計画につきましては、中長期基本計画と整合しているものとなってございます。  以上でございます。 378 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 379 ◯4番(大和田寛樹君) ありがとうございます。3番の水道事業の課題を伺っていなかったので、水道事業の課題について伺います。 380 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 381 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 水道事業の課題につきましてご答弁申し上げます。水道事業の現状から、組織、施設、財源に区分し課題を分析いたしますと、組織では、技術の承継に必要な人材の育成と確保、事業の推進に必要な組織の充実でございます。施設では、老朽化が原因で運転に支障を来たす施設は現在のところございませんが、耐震性には不明な施設も多いことから、耐震化の推進及び老朽管の更新と、施設の規模、または維持管理の適正化を図る必要がございます。最後に財源の確保でございますが、人口減少に伴う料金収入減少への対応及び水道料金の改定等が挙げれられます。  以上でございます。 382 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 383 ◯4番(大和田寛樹君) 先ほど4番の回答の中で、危機管理体制の強化ということでご答弁いただきました。また、ダウンサイジングで施設の規模を少し小さくするなり、人員を削減して規模を小さくして、この地域に合ったようにしていこうということであろうと思うんですけれども、今、水道事業は人員は9名で行っていると伺っていますけれども、平常時、何もない……、何もないといっても4日に1回断水するわけですから、4日に1回は必ず有事が発生するわけですけれども、平時、4日に3日は、何もなければ9名で十分足りると思われます。  しかしながら、断水をした際には、9名の職員が、あっちに行ってこっちに行って、またお客様の対応をしてということで、大変に職務が膨大になって、また修理をそこでかけて、早急に復旧する作業に追われるというのが推測できます。  規模を小さくする、人員を削減する、もちろんそれは、身の丈に合った行政サービスの運営というのが必要であろうかと思うんですけれども、今の段階で、ダウンサイジングのように、小さく小さくコンパクトにまとまったというふうにやっていってしまうと、持続可能な安定供給、安定的に供給をしていくという意味では果たしてどうなのかなと。この3番と4番の答えの整合性をちょっと疑問視するんですけれども、その点について、3番、4番のお答えの整合性について伺います。 384 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 385 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 整合性につきましてご答弁申し上げます。基本方針の策定に当たり、課題に対し実現可能な目標値の設定を行ってございます。  以上でございます。 386 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 387 ◯4番(大和田寛樹君) 少し答えが理解できませんでしたけれども、私、人員をぜひ減らさないでほしいということを、まず言いたいんです。技術の継承でありますとか、または有事の際の対応でありますとか、本当に休出しながら、土日、断水状況にあれば職員の皆さんが出て、もちろんそういう対応をされているんだと思いますので、施設は、老朽化した施設が今のところ見当たらないということで回答をいただきましたので、そういうものに関して、人口の動態を踏まえてダウンサイジングで小規模にしていくというのは理解できますけれども、人員的な、組織的なものまでぎゅっと凝縮してしまうのは、私は、今のちょっと段階では厳しいんじゃないかなということでご質問させていただきましたので、その点を考慮して人員の配置を行っていっていただきたいなと、そのように思います。  次に、5番に移りまして、事業計画について伺います。 388 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 389 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 事業計画つきましてご答弁申し上げます。事業計画の主な取り組みといたしましては、更新事業、耐震化事業に取り組みます。更新事業といたしましては、施設は、老朽化した機械・電気設備の更新を実施し、管路につきましては、民地に埋設されている管路を優先して更新します。耐震化事業につきましては、地震が発生した場合においても市民のライフラインである水道水の供給を確保するために、耐震診断を行いまして耐震性能を把握し、計画的に耐震化を図ってまいります。計画では、10年間の事業費を約21億円と見込んでおりますが、今後の大規模な更新事業や耐震化事業を実施するために、組織人員の充実、広域化の推進に取り組んでまいります。  以上でございます。 390 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 391 ◯4番(大和田寛樹君) 10年間で21億をつぎ込みまして更新していくということでありますと、年次1億1,000万ずつ投資をしていくということなんですけれども、この経営戦略の中で、資本的収支、資本的支出のところに、これまでの過去3か年の建設改良費もうたわれています。例えば平成29年の決算額でいいますと2億6,829万3,000円、2億7,000万を建設改良費に使っています。これ、新規の事業がたしか入っていたので少し多かったかなと思いますけれども、果たして400キロ近い管路を、全て更新するとは言いませんけれども、半分更新しても200キロ以上、更新費が出ています。300億近く管路だけでもかかるということで、この2億1,000万、10年間で21億の改良費で本当に安定供給できるのかと。昨年91回断水している状況にもかかわらず、そして、この10年間で全体の64%が法定耐用年数を超える状況にあるという中で、この10年間21億で本当に足りるのかということが私は不安なんですけれども、その点について伺います。 392 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 393 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 10年間で21億円の工事費で安定供給できるのかにつきましてご答弁申し上げます。今後、10年間で浄水場や排水池などの構築物及び基幹管路について、市設定更新基準を超えるものがございません。このため、機械電気設備及び民地埋設管路の更新、基幹施設の耐震調査、診断を計画してございます。これらの更新及び基幹施設の耐震診断により、安定供給は確保できるものと考えておりますが、それと同時に、先ほど申し上げたとおり、大規模更新時期に備えた体制づくりが必要と思われます。  以上でございます。 394 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 395 ◯4番(大和田寛樹君) 先ほどご答弁いただきました、安定供給できると。問題は管路だと私は思うんですね。工種別に土木、建築、機械、電気、計装、井戸、この辺は全部大丈夫だと思います、確かに。この経営戦略や水道ビジョンを見ても、そんなに法定耐用年数や石岡市設定の耐用年数を大きく超えるものがないんだろうなと思うんですけれども、管路に関しては、水道ビジョンの15ページなんですけれども、年度別の布設延長ということで、昭和53年、1978年から1987年までのこの10年間が、これから10年間で40年を超える、布設替えが必要であろうというところだと思うんですね。現在、30年以上経過していますので、総延長距離が254キロ、全体に占める割合64.0%ということで、この部分に関して、確実にこの10年間で何らかの異常が、法定耐用年数どおりいくと発生する。石岡市の耐用年数はそれプラス1.5倍の60年に設定していますので、早急に変えるということはもちろん想定されていないんでしょうけれども、そういうふうな状況ですと、この断水の状況というのは、依然として改善のめどが立たないと私は思うんですよ。  なので、順次、耐用年数を超える、または調査をした中で漏水、断水の危険性のあるところを、管路に関しては変えていっていかないと、布設替えをしていっていただかないと、この91件、60件、60件、昨年は90件と大幅に上がりましたけれども、そういう状態が続いてしまうのではないかということで、質問をさせていただきました。正直、「それでは2億1,000万の建設改良費を来年度から4億にします」ともちろん回答できないと思います、もう計画を立てていますので。しかしながら、2億ぐらいの建設改良費のこれまで同様の対応では到底対応できないであろうということが、大方推測できると。  ですので、ぜひとも、どういうふうに捻出するのかというのもありますけれども、まさしく入るを量りて出ずるを制す状態の経営戦略や水道ビジョンではなくて、しっかりとした投資的経費をそのポイント、ポイントに投資していく。当然、企業債、起債を組んで、そこに投資をしていく形になると思いますけれども、そういう状況になりますと、当然、広域的な連携であったり、民間活力の導入であったり、または水道料金の改定ということを避けて通れない状態に来るのではないかなと。誰も安くて安全で安心した水、誰だってそのほうがいいに決まっています。しかしながら実態はそうではないというのが、この水道事業の今の現状であろうと私は思うんです。ですので、市民の皆さんによく理解をいただきながら、そういうものに取り組んでいっていただきたいなと、そのように思います。  次に、組織の広域化について伺います。 396 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 397 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) ご答弁申し上げます。計画にもうたってございますが、ここの10年間には組織の広域化を避けては通れない、危機的状況に来ているかと思います。関係機関と調整して、広域化に向けて取り組んでまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 398 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 399 ◯4番(大和田寛樹君) 7番に移ります。事後検証・更新について伺います。 400 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 401 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 事後検証・更新につきましてご答弁申し上げます。本計画には、PDCAサイクルを活用し、計画の実施状況の推進管理を、毎年度検証を行うこととされておりまして、老朽施設を抱える八郷水道事業の運営といたしましては、計画策定後概ね3年を経過した時点で見直しを行います。また、県水供給単価の改定や社会情勢の変化等によりまして、計画と実績との乖離が著しい場合には、事業手法の見直し等について検討を行います。  以上でございます。 402 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 403 ◯4番(大和田寛樹君) 3番に移りまして、持続可能な安定供給に向けた今後の取り組みについて伺います。 404 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 405 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 安定供給に向けた取り組みにつきましてご答弁申し上げます。今年度は、水道事業ビジョン、経営戦略における計画実施の初年度でございます。これらの事業計画に基づく施設更新を着実に進めてまいります。また、経営基盤の強化を図るため、料金徴収や施設管理等の民間委託をはじめ、湖北水道企業団との統合推進など、水道水の安定供給に向けて総合的に取り組んでまいります。  以上でございます。 406 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 407 ◯4番(大和田寛樹君) ありがとうございます。  これは最後の質問なんですけれども、この経営戦略にもうたわれています広域化については、石岡市水道と湖北水道企業団について、広域化、統合をしていこうというような検討をしていこうということになっておりますけれども、当然こちら側が、ぜひとも広域化をして経営の基盤を強化するなり、または規模を大きくして安定供給をしていくためにぜひお願いしたいということを打診しましても、向こうにも向こうの考えがもちろんあると思いますので、すぐ、じゃあ一緒にやりましょうということにはなかなかなっていかない。その中で、このまま八郷の水道、石岡市水道を単独で行っていくのもなかなか厳しい状況にある。  そういう意味で、市長のほうから、持続可能な安定供給に向けて、八郷地域の水道事業について、今後の取り組みに対してのお考えを伺えればと思います。 408 ◯議長(池田正文君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 409 ◯市長(今泉文彦君) 八郷地区水道事業についてお答え申し上げます。水道施設の老朽化が進み、多くの施設や管路が更新時期を迎える中、そういった中で昨年度に水道事業ビジョン・経営戦略を策定したわけであります。大変厳しい経営状態の中、今後は高い精度の分析をもって見直しを図り、一定の水準を保った上で、広域化を考えていかなくてはならないと思っております。今、大和田議員が言われたとおり、広域化を図るにしても、一定の水準が必要だと思っております。もうぼろぼろになって助けてほしいという状態では、相手は広域化を望んでくれませんので、そういうわけで、まず自ら非常に高い精度で分析をもって見直しを図るということが必要かと思っております。これら水道事業ビジョン・経営戦略を短期的にまず検証して、実行して、やらなくてはならない管路の交換、更新、それも大きな課題であるかと思います。  大変厳しい目で見ていただいたことに感謝したいと思いますけれども、持続可能な安定供給に向けた取り組みについては、計画を有効に活用して、しっかりとした展開を短期のうちにやっていきたいと思っています。  以上です。 410 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 411 ◯4番(大和田寛樹君) ぜひとも、ぼろぼろな状態かどうかというのは別にしまして、非常に不便を感じている八郷地域の皆さんもいらっしゃって、本当に経営状況の厳しい中でありますけれども、市民の皆さんからすれば、水、蛇口をひねれば水が出るのは非常に当たり前のサービスであろうと思います。中身を知っている皆さんは、決して当たり前のサービスではないという、非常に厳しい中で供給されているということはわかりますけれども、そのサービスが本当に維持できるように、職員の皆さんに今の予算の中で推移を保てと、なかなか私、厳しいと思います。そういう意味ではトップダウン的に、広域化についても、民間活用のノウハウの導入につきましても、また予算化につきましても行っていただきたいということをご要望しまして、次の質問に移ります。
    412 ◯議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午後 4時38分休憩            ───────────────────────                   午後 4時50分再開 413 ◯議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 414 ◯4番(大和田寛樹君) 次に、2項目目の通学路の安全対策について伺ってまいります。  こちらの質問は、2年前に議会で取り上げまして、小学校での通学路安全教室をぜひ全小学校で実施してもらいたいということで、たしか園部小学校で、スタントマンを利用して実地訓練ということで、交差点でどういう事故の形態で、どういうところが危険なのかという交通安全教室を行ったという新聞記事を、数年前に読んだ記憶があります。  近年、小学生、また中学生、幼稚園・保育園生が巻き込まれる交通事故が、本当に多発している。痛ましい事故が、連日のようにマスメディアを通して報道されています。保護者の皆さんは、元気に送り出して、元気に小学校から、中学校から帰ってくるというのを望んでいます。また、小学校に上がる前には、皆さん同じだと思いますけれども、小学校まで試歩をして、ここが危険だと、またそれを地区でやっている地域も多いかと思いますけれども、実際に歩いてみて、どういう危険が通学路に潜んでいるのか、また、こういうときにはこういうふうに通学しないといけないというのを、親御さんも通して行っていると思われます。  まず1番の、小学校における交通安全教室について、その後どんな取り組みが行われているのか伺います。 415 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 416 ◯教育部長(豊崎康弘君) 市内小学校における交通安全教室の取り組みについて答弁いたします。交通安全教室については、全ての小学校で、年度初め、4月から6月にかけてになりますが、石岡警察署や民間交通指導員等を講師として、各学年の発達段階や実態に応じた内容で実施しております。具体的には、小学校低学年では道路の歩行・横断の仕方について、中学年・高学年は自転車の乗り方について、それぞれ体験的な活動を行っております。  以上です。 417 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 418 ◯4番(大和田寛樹君) 全小学校で実施をされていることで伺いました。実地訓練も警察と一緒にされているかと思うんですけれども、全小学校で実地というか、交差点の絵を校庭に書いて、実地のような訓練をされているのか伺います。 419 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 420 ◯教育部長(豊崎康弘君) 警察署の方を講師としてお迎えしておりますので、実地等の訓練もされている学校もあると認識しております。 421 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 422 ◯4番(大和田寛樹君) ぜひとも継続して行っていただければと思います。特にこの4月から6月というのは、新入生の死亡事故が本当に多いということで、新聞等でも報道されています。本当に痛ましい事故が石岡市で発生しないように、ぜひとも継続して行っていっていただきたいなと思います。  次に、2番の、東成井小学校区の向原十字路、県道竹ノ内羽鳥停車場線の交差する十字路ですけれども、こちら、要望させていただきまして、区から要望書が提出され、石岡警察署に市長名で提出いただいたと思いますけれども、その後の進捗について伺います。 423 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 424 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 向原十字路への歩行者用信号機設置の進捗状況につきましてご答弁申し上げます。県道竹ノ内羽鳥停車場線につきましては、通学路ということもあり、かねてから地域の皆様から整備に向けたご要望をいただいてまいりました。この件に関しましては、市長も直接土浦土木事務所に赴き、整備実現に向けて努力してきたところでございます。そのような中、昨年の11月29日、地元の陣場区長さんから市長宛てに、児童生徒の通学、市民の交通安全確保のため、向原十字路に歩行者用信号機を設置願いたいとの要望書を提出いただいたところでございます。市といたしましても、この要望書に市長名の要望書を加えまして、昨年末に石岡警察署長に提出したところでございます。  これに対しまして、本年2月の末、石岡警察署長から市長に対して回答書をいただいたところでございますが、石岡署において現地調査を実施したところ、向原十字路につきましては、警察庁交通局長通達「信号機設置の指針」に定められた必要条件を満たしておらず、信号機の設置は難しいとのことでございました。この信号機設置の指針の必要条件と申しますのは、1つに、赤信号で停止している自動車の脇を自動車が安全にすれ違えるだけの道路幅員があること、もう1つが、主たる道路の往復の通行量が1時間当たり300台以上であることというものでございまして、これに対し、現在の竹ノ内羽鳥停車場線の幅員は5メートルであり、通行量は300台未満とのことです。  私どもといたしましては、県道の十分な幅員確保に向けて、検討したいと考えてございます。  以上でございます。 425 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 426 ◯4番(大和田寛樹君) 警察庁から出ております先ほど部長ご答弁で、信号機設置の指針の必要条件というのは、5つあるようなんですね。一つ一つ行きたいと思うんですけれども、条件の1では、先ほどご回答いただきました幅員の問題です。一方通行を除き、赤信号で停止している自動車等の側方──左右の側面でしょうけれども──を自動車等が安全にすれ違うために必要な車道の幅員の確保、これは、県道側を指して幅員がないと警察は言っているのか、それとも、向原から陣場に抜けるほうの交差する道路を言っているのか、どちらなんでしょうか。 427 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 428 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 私どもといたしましても現地を確認して、県道を確認して、幅員が5メートルでございました。県道を言っているものと思います。  以上でございます。 429 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 430 ◯4番(大和田寛樹君) そうしますと、県道に車が交差できるような幅員を確保すれば、その条件は満たされるということでありますけれども、その事業は検討されているのか、県道側というか、土浦土木、または茨城県に要望をする形になると思いますけれども、その辺の検討結果というか、進捗を伺いたいと思います。 431 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 432 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) ご答弁申し上げます。竹ノ内羽鳥停車場線の整備につきましては、石岡市区長会長におきましても、数年来、県知事への要望を続けている場所でございます。これに対する県土木からの回答は、通学路交通安全プログラムへの位置付けが必要との回答でございます。私どもといたしましては、石岡市通学路安全推進協議会を通じまして、まず、通学路交通安全プログラムへの登載に向けて、協議を行ってまいりたいと考えます。  以上でございます。 433 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 434 ◯4番(大和田寛樹君) 県道竹ノ内羽鳥停車場線の要望は、平成24年に園部地区の区長会名で県に要望された、警察、また土浦土木に要望されたと記憶していますけれども、その後、確かに園部中学校の前だけ、130メートルから150メートルが歩道付きの幅員を確保して、拡幅歩道整備がされたと思います。平成26年か、そのぐらいだったと思いますけれども。そのほかの部分が、通学路安全推進会議において通学路交通安全プログラムに、現在、位置付けをされていないということなんですけれども、それは、もう要望から大分時間も経って、その要望は園部中学校の前の通学路だけのことを言っていたわけではないと思いますので、もう四、五年経っているかと思いますけれども、通学路交通安全プログラムにあの竹ノ内羽鳥停車場線の危険箇所が位置付けられない、その理由を伺いたいんですが。 435 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 436 ◯教育部長(豊崎康弘君) 交通安全プログラムにつきましては、策定に当たりまして、学校関係者、道路管理者である国、県、市及び警察などの関係機関により組織される石岡市通学路安全推進会議において、通学路における危険箇所の現状把握、確認を行いまして、具体的な実施メニューを検討し、関係機関の合意形成のもと策定し、整備を図るものでございます。ご指摘の県道竹ノ内羽鳥停車場線の歩道整備につきましては、園部小学校、園部中学校から、あと地域からの要望もございますから、教育委員会としまして、昨年度、平成30年11月20日に行いました交通安全推進会議において提案させていただき、現場を確認しているところでございます。現在、まだプログラムには掲載されておりませんが、載せる方向で考えているということで、ご理解いただきたいと思います。 437 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 438 ◯4番(大和田寛樹君) ありがとうございます。よろしくお願いします。ちょっと念のために確認ですけれども、向原十字路もそのプログラムに位置付けられるということでよろしいですか。 439 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 440 ◯教育部長(豊崎康弘君) 向原十字路については、現在のところこちらで把握してございません。 441 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 442 ◯4番(大和田寛樹君) そうしましたら、2番の質問で、安全推進会議の交通安全プログラムにうたわないと要望をしていけないということで、答弁されたと思うんですけれども、その点について、ぜひ組み込んでいっていただきたいと思うんですが。 443 ◯議長(池田正文君) 教育部長・豊崎君。 444 ◯教育部長(豊崎康弘君) 学校等の要望等を踏まえまして、確認していきたいと思っております。 445 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 446 ◯4番(大和田寛樹君) 次に、拡幅の件ですね、県道側の自動車がすれ違える拡幅を確保する。条件の2番ですけれども、歩行者が安全に横断待ちができるような滞留場所、その信号機を待てる場所が必要だということですが、それがないと信号待ちをしている歩行者が事故に遭う可能性があるということで、必要条件に入っているんですけれども、そうしますと、栗畑と砂利の空き地が十字路のところにありますが、そこに滞留場所として設置をしていけば、この条件をクリアできると思うんですけれども、その点について伺います。 447 ◯議長(池田正文君) 都市建設部長・菱沼君。 448 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 私からは、滞留の場所の関係についてご答弁申し上げます。議員ご指摘のとおり、信号機を設置する際、横断歩道及び歩行者だまりの設置が必要となります。県道との交差部分でございますので、土浦土木事務所や石岡警察署など関係機関と協議し、あわせて用地の確保に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 449 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 450 ◯4番(大和田寛樹君) よろしくお願いします。県道側に待避所をつくるとなると、県道の拡幅が遅くなれば、当然遅くなってしまうんですけれども、あそこは民地になります、あそこの十字路の砂利のところと栗畑のところは。ですので、待避所は市のほうでつくれるかと思うので、ぜひお願いしたいと思います。  必要条件の3ですけれども、主道路の自動車往復交通量が最大となる1時間の主道路の自動車往復交通量が原則として300台、ピーク時1時間に往来が300台必要だと。県道のほうですね、主道路ですから。この交差点のピーク時というのは何時から何時でしょうか。300台以下だということで、今さっき回答があったんですが、時間帯を伺います。 451 ◯議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 452 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 石岡警察署のほうで現地を調査したということ以外、時間等はわかってございませんが、調査するに当たりまして、やっぱり交通量の多い時間帯を狙ったと思います。  以上でございます。 453 ◯議長(池田正文君) 4番・大和田寛樹君。                 〔4番・大和田寛樹君登壇〕 454 ◯4番(大和田寛樹君) 交通安全プログラムで信号機が設置されたのは、パセオパルケの出口、園部小学校区だと思いますけれども、あそこに道が今度、市道がバイパスのほうに抜けまして、信号機が昨年の末あたりに設置されました。あそこは1時間当たりの往来は、多分、県道竹ノ内羽鳥停車場線よりも少ないと思われます。プログラムを見ますと、7時20分から7時40分までが100台と書いてありましたので、往来でいえば、県道竹ノ内羽鳥停車場線のほうが多分往復の往来は多いはずなので、ぜひ300台以下のところでも設置されている部分、もちろんあそこも危険なので要望されたんだと思いますけれども、その辺も調査をしていっていただきたいなと思います。  必要条件の4ですけれども、隣接する信号機と150メートル以上間隔が離れている、これは問題ないですね。  必要条件の5が、信号灯器を良好に確認できる信号等を設置できる、十分土地がありますので、設置できると思います。  なので、必要条件の1から3を何とか市のほうで満たせば……、3は往来の数なので、実態を把握すればいいと思うんですけど、1と2ですね。必要条件の1と2を満たせば条件に合致すると、警察庁の信号機設置の指針に合致してくるわけなので、要望とあわせて、今後の取り組みをぜひ行っていっていただきたいなと、そのように思います。  次に、3番に移ります。県道竹ノ内羽鳥停車場線の歩道整備の進捗について伺います。これも、先ほど回答をいただきましたので、プログラムに位置付けて、順次要望をして、危険箇所を解消していくということであろうと思うんですけれども、あそこは10年当たりにさかのぼりますと、前回も回答をいただきましたけれども、死亡事故が2件、重傷事故が1件、小中学生はまだ巻き添えになっていませんけれども、本当に危険な直線道路で、起伏がちょっとあって、対向車が見づらくて、また朝は羽鳥駅のほうから朝日がまぶしくて、園部の農協のほうから来る車と、車自体が交差するのも非常に危険であるし、そこを子どもたちが自転車で通学する、徒歩で通学するという道路であります。帰りは帰りで、今度は農協のほうに日が沈んで、羽鳥のほうから送迎してくる、迎えに行って帰ってくる自動車と、非常に危険な状態にある道路であります。  ぜひ……、一気に全て危険を除去して、解消しますというのは、難しいと確かに思います。前回も、私も難しいでしょうと。その意味では、その代替案として、スピードを減速するような路面表示であったり、また、視覚ででこぼこするようなものもあれば、実際にでこぼこしてスピードを減速するような、そういう代替案も設置、拡幅完了まで考えていただきたい。  部長の答弁では、代替案を、減速する路面表示の安全対策について、茨城県に要望していくということでご答弁いただきました。もちろん要望してすぐ実現するのはなかなか難しいと思いますけれども、継続的に要望をしていただきまして、通学時の子どもたちがあそこで本当に重傷事故にならないように、代替案を、拡幅完了まで要望していっていただきたいなと、そのように思います。  本当に非常に危険な道路でありまして、地域の皆さんの要望も多いところでございます。ほかにもたくさん危険な道路、園部地区、また石岡全体を見ればあるかと思いますけれども、ぜひ地域の皆さんの要望を1つでも実現できるように、横串を刺して、教育委員会は教育委員会、都市建設部は都市建設部、ほかの部はほかの部ということではなくて、どうしたら実現できるのかというのを、しっかり横串を刺して連携をしてやっていっていただきたいなと、そのように思います。  以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。 455 ◯議長(池田正文君) 本日の一般質問はこの程度にいたしたいと思います。  以上で本日の議事日程は終了いたしましたので、これをもって散会いたします。  次回は、明6月12日定刻午前10時から会議を開き、引き続き市政一般に関する質問を行います。  お疲れさまでございました。                   午後 5時12分散会 Copyright (c) ISHIOKA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...