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平成31年予算特別委員会(第5日目) 本文 開催日:2019-03-13
平成31年予算特別委員会(第5日目) 名簿 開催日:2019-03-13

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  1. 石岡市議会 2019-03-13
    平成31年予算特別委員会(第5日目) 本文 開催日:2019-03-13


    取得元: 石岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-06
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                平成31年3月13日(水曜日)                   午前10時00分開会 ◯委員長(山本 進君) おはようございます。ただいまから予算特別委員会を開会いたします。  直ちに本日の会議を開きます。  本日の議題は、議案第1号・平成31年度石岡市一般会計予算ないし議案第10号・平成31年度石岡市水道事業会計予算、以上であります。  次に、付託案件説明のため、本日、委員長において出席を求めた者の職・氏名は、お手元に配付いたしました説明員名簿のとおりであります。  次に、本日の審査範囲につきましては、過日、配付いたしました審査区分表のとおりであります。  次に、各委員に申し上げます。本日は総括審査でありますので、計数にかかわる質疑、また重複する質疑は避けていただき、所管審査において答弁がなされ、それ以上に政策的な判断を求めるものについて、予算に即して質疑を行っていただきますよう、よろしくお願いいたします。  これより議事に入ります。  議案第1号・平成31年度石岡市一般会計予算ないし議案第10号・平成31年度石岡市水道事業会計予算までの計10件を一括して議題といたします。  これより質疑を行います。  初めに、櫻井信幸委員。 2 ◯委員(櫻井信幸君) おはようございます。皆さん、遠慮してトップバッターをとらなかったものですから、一番最初にやらせていただきます。あまり緊張しないで、今日はもう皆さん部長級なので、緊張しないと思いますけれども、よろしくお願いをいたします。  早速、始めさせていただきます。P138のところに、子どもの森整備事業という予算が計上されております。これにつきまして、昨日も質問させていただきました。総括ということで、きのうの質問の続きみたいな形になるんですけれども、ご答弁のほうをよろしくお願いしたいなと思います。  この子どもの森、石岡の駅の西口を中心に半径150キロ圏内ということで……。               〔「150メートル」と呼ぶ者あり〕 3 ◯委員(櫻井信幸君) 申しわけありません。150メートル圏内ということで、約4,500平米というものを予定しているということを伺いました。そこでまず、この子どもの森、まず最初に聞きたいのは、どなたがあの場所を選定して、こういう子どもの森の発案をなさったのか、ちょっとお尋ねをしたいんです。 4 ◯委員長(山本 進君) 保健福祉部長・小倉君。 5 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。どなたが発案ということのご質問でございますけれども、子どもの森につきましては、市の事業といたしまして、平成31年度の石岡みらい創造プロジェクトに新規事業として子どもの森整備推進事業を位置付け、実施していくものでございますが、市長のリーダーシップのもと、庁内に部局横断のプロジェクトチームを設置し、子どもの森構想につきまして検討を重ねて取りまとめたものでございます。  以上でございます。
    6 ◯委員長(山本 進君) 櫻井信幸委員。 7 ◯委員(櫻井信幸君) 昨日も申し上げましたが、今回、4,686万という予算額でありますけれども、これからこの事業を展開していく上で、相当の予算が使われる、財源が使われると思います。そこで、きのうも申し上げましたが、URから購入した約1万平米の土地、前回の補正予算ですか、補正予算で1億2,000万くらいの道路工事、改良工事が、今、行われているんですか。もう工事は始まったんですかね。そういう中で、せっかくあの1万平米の土地に道路をつくるのでありますから、それを本当に有効に活用するのであれば、あのURの土地、下を駐車場にして上にこういうものをつくっていく、子どもの森をつくっていく、そういう考えがないのかということで、きのう質問しました。  市長もいることですので、これから土地を借りたり買ったり、またその上に建築物をつくったり、それにはまた取り壊しも必要となります。そういうことで、あの土地の……、現在、石岡市が購入して持っている土地、それを利活用するお考えはないのか、お尋ねをしたいと思います。 8 ◯委員長(山本 進君) 保健福祉部長・小倉君。 9 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。今回、場所といたしましては、駅の西口ということでお示ししているわけなんですけれども、東口に関しましては、石岡の新たな玄関としての役割を担っていくものという考えがございます。現在、整備が進められております石岡小美玉スマートインターから茨城空港へのアクセスであるとか、駅前・東ノ辻線の整備、そして、国道6号千代田石岡バイパスの整備が進む中で、交通利便性の飛躍的な向上が見込まれております。さらに、茨城空港とか石岡駅を結ぶBRTターミナルも整備されておりますので、今後、インバウンドの利用拡大も期待されることから、東口に関しては、新たな都市機能や、サービス産業を中心とした企業等の受け皿づくりとしての役割を担っていくものと考えております。  以上でございます。 10 ◯委員長(山本 進君) 櫻井信幸委員。 11 ◯委員(櫻井信幸君) その答弁はきのう伺いました、課長さんから。私の聞いているのは、そういう政策を転換してみたらどうかということなんです。実は、今後、市民会館の老朽化とか、そういう問題も近々の課題になっているわけですよね、石岡市の場合は。これは去年なんですけれども、千葉県の佐倉市をちょっと訪問して見てきたんですけれども、そこは少数の小学校、全校生徒が100人クラスだったんですかね。そこは、市が小規模特認校という認定をしまして、そこに公民館を持ってきたり、また幼稚園を併設したりという、1か所の中に、何ていうんですかね、地域のコミュニティづくり、そういうものをやっておりました。  石岡市の駅ももしかすると、小学校はともかく、そういう子どもの森の構想、あるいは文化センター、そういうものを、あの1万平米の土地の中でやっていけるのではないでしょうか。新たにそういう財源をかけるのではなく。ですから、今回は、私は新たに駅の西口ということではなくて、もう一度この事業を見直されたらいいのかなと。予算を組む上で、皆さん本当にご苦労なさっていると思うんですけれども、その辺のところを市長はどう考えているのか、お尋ねをしたいと思います。 12 ◯委員長(山本 進君) 市長・今泉君。 13 ◯市長(今泉文彦君) お答え申し上げます。まず初めに、子どもの森構想に関しまして、これまで説明が十分でなかったこと、大変ご迷惑をおかけしたこと、心からおわび申し上げたいと思います。  この子どもの森のそもそもでありますけれども、まず、石岡市では、子育て支援人口減少対策の最重要課題と位置付けているわけでありますけれども、その政策については、当面の課題にスピーディーに対応する短期的な取り組みと、総合的な構想に基づいて計画的に進めていく事業とに分類されるかと思います。  そういった中で、短期的な取り組みとして、待機児童ゼロを維持するためにゼロ・2歳児を預かる統合保育所を整備し、向こう10か年の待機児童ゼロを目指しているところであります。一方、核家族化や高齢化が進む地域社会においては、地域コミュニティの希薄化と地域社会の教育力の低下が懸念されまして、それを再生・向上させていくための拠点づくりが必要だと考えたわけであります。従来の幼稚園、保育所などの施設に加えて、総合的な子育て支援の拠点を設けることが、幼児教育を向上させていく最良の方策であると考えました。  そういった中、適地はどこかということが最大のことだと思います。子どもたちを育んでいくための適地、それについて、これまでは5か所の候補地を検討したわけでありますけれども、それが十分な適地ではないということがございまして、その検討の中でいろいろ模索したわけであります。  そういった中、子どもの森の構想における場所の選定については、子育て世帯への支援、親が安心してゆっくり、のんびりできる場所の提供や、あらゆる年齢層がつながり、情報交換ができ、相談できる環境を、適切なエリアに整備することが必要であるというふうに考えたわけであります。  当然、かしてつ跡地の候補地も考えたわけでありますけれども、先ほど部長が申し上げたとおり、その2つの、西口と東口の性格分けが違っているということで、そういう違いから西口を選んだわけであります。地形的に考えますと、かしてつ跡地については山王川のそばでありまして、低い場所である、一段と低くなっている場所である、そういったことも踏まえて、子どもたちを育てていく場所として最適ではないというふうに考えたわけであります。  その土地の形態の改良等も考えられるわけでありますけれども、それについても、費用対効果といったものも踏まえていかなければならないということであります。  ひとまずそういうことで、適地はどこかという中で、そこに至ったわけであります。  以上です。 14 ◯委員長(山本 進君) 櫻井信幸委員。 15 ◯委員(櫻井信幸君) ありがとうございました。私は、費用対効果を考えるのであれば、現在ある土地を使ったほうが、はるかに効果は上がるのではないかなと考えます。我々民間の者が……、私も宅地開発等々やるのは専門ですけれども、まず今持っている在庫、石岡市は、何ですか、図書館の前の神栄跡地、これにも約18億くらいだと思いますけれども、税金を投入して買っております。これも塩漬け状態。また、その後買った、ただいま申し上げました、URから買った土地ですけれども、これもそのような状態。私は、あの土地を利用するのであれば、あのまま使えばいいと思うんです。下は駐車場です。市営駐車場にしちゃえばいいんです。その上に子どもの森をつくる。その上に文化センターをつくる。どっちにしてもこれからやらざるを得ないものであれば、あそこへ1か所に集合したほうが、多分、税負担ははるかに少なくて済むなと考えます。そういうことをお考えになるのが、公僕たる職員の皆さんではないのかなと思います。  これに関してはよくお考えになって、取り下げるのでしたら取り下げるとか、もう一度よく委員会でこれまでと違う、もっと早くいろんなもので相談をしていただきたい。突然こういうふうに出されるから、どうかなと疑問に思っちゃうわけです。ですから、これについてはこれ以上の回答は出ないんですけれども、今持っている塩漬けになっている土地、これを活用することを最優先に考えるべきです。新たな土地を借りたり買ったり、またそこを壊したり……。買うくらいかかっちゃいますよ。その上に建てるものは一緒ですよ。これについてはよくお考えになっていただきたいなと思います。ありがとうございます。  続けてよろしいですか。  次に、柏原サッカー場人工芝化事業についてでありますけれども、計数についてはきのうお話ししました。ただ、きのう市長がいなかったので、もう一度ざっとしたお話をしますけれども、筑波大学の第1サッカー場というんですかね、第2サッカー場、どちらだかちょっとわからないんですけれども、これが約9,000平米。このサッカー場を関彰商事さんが全て寄附されました。その金額は、工事代金を含めて1億5,000万です。これはFIFA公認の試合ができるサッカー場であって、今回つくる柏原のものよりはるかにハイスペックなサッカー場だと伺っております。  今回、樹木の伐採とかネットの張り替えとかナイター照明の設備とか加えて、この2億8,000万円近い予算が計上されているわけでありますけれども、去年も予算委員会グラウンドの件で少しもめました。今年もまだグラウンドかと感じております。  これについては、もしやるのであれば実際使う必要な部分だけ。ネットなんかはあのまま使えます。きのうは課長が穴があいていると言いましたから、見てきましたら、ネットなんて下のほうだけです、穴あいているのは。そういうのは張り替えれば直るんです。せっかく緑化してあそこまで大きくなった木を伐採、抜根して、排水はあのままある程度の部分は使えるということですから、もしやるのであれば、人工芝、競技する部分、それだけをやって、ナイターをやりたいのであれば、きのうも申し上げましたが、移動式の照明があります。その照明を使って、それは常設しておいて、きのうも申し上げましたが、災害時にその照明を移動して使っていく。そういう方法もあるのではないかなと。そういう方法でやれば、多分、1億5,000万円くらいの予算で今回の事業はできるのではないかなと想定いたしております。  そういう点で、考えを直すお気持ちがあるかどうか、お尋ねを再度したいと思います。 16 ◯委員長(山本 進君) 教育部長・武熊君。 17 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。柏原サッカー場人工芝化でございますが、多額の工事費がかかりますので、財源といたしましてスポーツ振興くじ助成事業の活用を見込んでございます。また、このスポーツ振興くじ助成事業、やはり助成の対象の条件等がございまして、まず、設計につきましては設計監理業務を委託すること、自前で作成する場合には国の基準に基づく設計を行うこと等の要件がございます。  また、今回、人工芝化に加えまして、夜間照明につきましても、このくじの活用を予定してございます。委員からご提案がありました移動式照明の場合でございますが、夜間照明の要件として固定式のものという条件がございまして、事務方としましては、助成金の活用を想定してございますので、照明設備、移動式照明を採用した場合は、助成を受けられなくなるということがございます。  以上でございます。 18 ◯委員長(山本 進君) 櫻井信幸委員。 19 ◯委員(櫻井信幸君) 夜間照明に関してそういうご答弁であれば、夜間照明は一般財源から繰り出すんです。幾らもかかりません。かえって、そういう基金を使うとか補助金を使うみたいな形で縛りがきつくて、大変な財源を捻出するのであれば、使える部分、グラウンドの人工芝だけでやっていけばできるんじゃないですか。事業を縮小するというか。いかがでしょうか。 20 ◯委員長(山本 進君) 教育部長・武熊君。 21 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。夜間照明につきましては、利用団体等のアンケートの結果、8割以上の設置要望がございました。そのことから、今回、人工芝化にあわせまして照明設備も計画をしているところでございます。  なお、スポーツ振興くじの助成でございますが、人工芝化の工事に関しましては上限の事業費が6,000万円で5分の4、4,800万円、夜間照明につきましては、工事費の上限が3,000万円の3分の2の助成としまして2,000万円を見込んでいるところでございます。  以上でございます。 22 ◯委員長(山本 進君) 櫻井信幸委員。 23 ◯委員(櫻井信幸君) 昨日、私がこのサッカー場の件で質問した後の委員の質問の答弁の中で、私の記憶違いかどうかわからないんですけれども、確認しておきたいのは、この工事の管……、何ていいましたかな、管理経費とか何とかいうのが全体の45%を占めるというふうに聞いたんですけれども、再度その辺のところを確認したいと思います。 24 ◯委員長(山本 進君) 教育部長・武熊君。 25 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。工事の諸経費の観点だと思います。国の基準におきましては、まず現場管理費が直接工事費の26.78%と基準が定められてございます。直接工事費にこの計算しました現場管理費を積み上げました工事原価に対しまして、一般管理費が13.71%、これも積み上げますと、全体の予算の約4割程度の諸経費となります。これは、国の諸経費の基準に基づいて算出されたものと理解してございます。  以上でございます。 26 ◯委員長(山本 進君) 櫻井信幸委員。 27 ◯委員(櫻井信幸君) 私は、通常、道路工事なんかをやる場合は、安全管理とかそういうのを厳しくやられますから、その経費は当然かなと思いますけれども、今回のグラウンド工事のような場合には、さほど安全管理等について、国の基準ほど神経を使わなくても済むのではないのかなと思うんです。  私がなぜこれを言いたいかというと、このもともとの積算の出し方が、全て他人任せなんです。コンサル任せというか。こういうことを毎回毎回繰り返していますけれども、実際、どれだけの財源があったら、財源を投入したらできるかなというのを、私は前もグラウンドの件でやってきましたけど、私が素人でここまでできるのであれば、皆さんはプロなんですから、その計数の積み重ねについては、自分たちでやることによってもっと違うものが出るのではないのかなと思うんです。ですから、これについても見直すべきところは見直してほしい。  これ以上言ってもどうしようもないでしょうから、今後は、そういう形で人任せにするんじゃなくて、皆さんはそういう形で、税金の中から給料をもらっています。我々もそうです。報酬ですけれども。ですから、それなりの仕事をしていく。皆さん一生懸命頑張っていると思いますけれども、もっとできることはたくさんあると思うんですよ。一番大事なのは、市民サービスを提供する上での税金の使い方です。頭をぼんと決めて、言われたから、じゃあ、これの枠の中でぼんぼんぼんぼん、パズルを組み合わせていくみたいなやり方をやるからおかしいんです。もっと感覚を変えられたほうがいいと思います。これについても、委員会でもまた、担当なものですから、お話をさせていただきたいと思っております。  次にも入ります。東地区公民館、きのうも申し上げました。これ、いつまでこういうふうな地代を払っていることを続けているんですか。もう思い切って東地区公民館は閉鎖。そして、至急違う場所を見つけて……。多分、今の不動産の価格の情勢からいえば、はるかに買ったほうが安いですよ。どっちにしても、もう老朽化した建物ですから、もうそういう無駄を……。市民の皆さんに理解をもらってやるべきときに来ているのではないかなと思うんですが、そういう点でどのようなお考えがあるのか、お尋ねをいたします。 28 ◯委員長(山本 進君) 教育部長・武熊君。 29 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。東地区公民館につきましては、昭和56年7月から現在に至るまで、借地契約という形で公民館の運営がなされてきてございます。現在地につきましては、もう地域住民の方に親しまれた公民館であると考えてございます。  委員のご質問にもありましたように、東地区公民館の賃貸借契約が、平成31年度末で一応契約期間となってございますので、早急に、まずは用地の取得の交渉をしてまいりたいと考えてございます。最近の状況をお話ししてよいかどうかわかりませんが、地権者の方からは、全部ではございませんが、部分的に売ってもいいようなお話といいますか、感触にもなってきてございますので、まず用地取得に向けて交渉をしてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 30 ◯委員長(山本 進君) 櫻井信幸委員。 31 ◯委員(櫻井信幸君) 私は、今の場所を、そういう用地交渉に入っていくと、多分、売主さんサイドのペースの契約になると考えます。今までこういうふうなことをやっていますから、間違いなくそういう形になります。普通、一般の人が土地を購入するとき、その値段プラス公益性を加味すれば、市が購入する値段が出ます。ですから、あの土地を選択肢の中に……、選択肢というか、もうあそこでやるんだとなると、また大変なお金を、無駄なお金を出してしまうというようなことになると思います。そういうお考えについては……、調査なさっているのかどうか、お尋ねをしたいと思います。 32 ◯委員長(山本 進君) 教育部長・武熊君。 33 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。まずは用地取得の交渉、もし用地取得がかないませんならば、29年度、賃借料の不動産鑑定評価を入れてございますので、それに基づく値下げの交渉をしていきたいと考えてございます。事務方としましては、これまで地権者との交渉が難航していることもございますことから、現在、東地区公民館の地域内の公共用地、あるいは取得可能な土地があるかどうか、調査をしているところでございます。  以上でございます。 34 ◯委員長(山本 進君) 櫻井信幸委員。 35 ◯委員(櫻井信幸君) その後のほうの、別な土地を考えられたほうが石岡市のためになると、私は判断します。よくこの件についてもお考えになっていただきたい。こういうことをいつまでも続けていると、いつまでたってもこれは言われますから、ちょっと異常な地代ということですからね。そういう点でもよろしくお願いいたします。  あと、ちょっとこれはあれなんですけれども、入管法が改正されました。そこで、外国人労働者の雇用について少し仕組みが変わったようであります。再入国、1種とか2種とかいろいろあるようですけれども、その入管法の絡みで石岡市が今後、地方公共団体がしなければならない仕事というのが、今度、法律の改正でできたと思うんですけれども、それはどのようなものなのか、おわかりの範囲でお尋ねをしたいと思います。 36 ◯委員長(山本 進君) 櫻井信幸委員に申し上げます。質問の角度を変えていただきまして、ただいまの件が予算化されているかどうかという……。 37 ◯委員(櫻井信幸君) はい、わかりました。実は、このお話をしたのは、1つ石岡の柏原の工業団地、ここも人員が不足している。そういう中で、これから石岡市が中小企業の雇用のあっせんというか、そういう手助けをできるような仕組みができたんだよというふうに伺っていますが、その辺の雇用確保という点で、どういうお考えがあるのか、ちょっとお尋ねをしたい。大丈夫ですか。 38 ◯委員長(山本 進君) 櫻井信幸委員に申し上げます。質問は、平成31年度予算に反映されているかどうかという角度からの質問に変えていただきたいと思います。 39 ◯委員(櫻井信幸君) そうですか。じゃあ、これについてはまた後日、担当の方と相談をしたいと思います。  これで質問は終わりますけれども、予算をつくるとき、我々議員にもう少し早くお伝え願いたい。また相談をしていただければ、いろんな案が、我々……、私のようなぼんくらな頭でも案は出てきます。私はどうしても民間の感覚で、お金の使い方というのを気にしちゃうほうなので、その辺のところを、これから毎年毎年、予算委員会でこのような問題が起きているんじゃなくて、もう予算もすーすーっと通っていくような形で、スムーズに通るような形でやっていけるような予算委員会というものをやっていただければいいなと考えております。  ありがとうございました。 40 ◯委員長(山本 進君) 次の質疑者に移ります。  玉造委員。 41 ◯委員(玉造由美君) 玉造由美でございます。今日は総括ということで、1項目について、制度的なものを質問したいと思います。  135ページになりますが、節19の子育て世帯及び新婚世帯家賃助成補助金でございますが、ホームページには、この子育て世帯につきましては、申請世帯の全員が転入前に5年以上市外に居住ということが書いてあります。また、これは最長で36か月、3年間で1か月2万円、72万円が助成される、そのような制度でございますが、ただし平成30年4月1日以降に転入した世帯に限るというような文言、要件もございます。これについて詳しくご説明をお願いいたします。 42 ◯委員長(山本 進君) 保健福祉部長・小倉君。 43 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。こちらの制度でございますけれども、転入前の年数、それから市民であるという条件等幾つかあるわけでございますけれども、子育て世帯の定住化の促進という目的がございます。平成30年度の例を申し上げますと、該当世帯につきましては、一番古い転入者の方で、平成27年5月1日から28年3月31日までの転入の方の場合は、子どもさんが6歳に達する日以後の最初の3月31日まで、それから、28年、29年、30年と、これまで転入なさる方ということで、転入に関しましては、市内に居住する、市民でなくなった日から5年以上が経過した方については、転入5年という縛りがございます。もちろん、もともといた方については別でございますけれども、子育て世帯の場合には、市民でなくなった日から5年以上経過した後に再び市内に転入する方、もしくはもともと市民でなかった方が市内に転入した方という2つの条件をクリアすることが必要となってございます。  以上でございます。 44 ◯委員長(山本 進君) 玉造委員。 45 ◯委員(玉造由美君) ただいま、平成30年のことを例にとってお話をされましたが、平成31年、新年度の場合の転入はどのようになるか、お伺いをいたします。 46 ◯委員長(山本 進君) 保健福祉部長・小倉君。 47 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。こちら、単年度で要綱を作成しておるわけですけれども、年数が1年ずれる形になって、子どもさんの年が6歳に達するという部分がございますので、平成28年からの転入という形になるというふうに思っております。  以上でございます。 48 ◯委員長(山本 進君) 玉造委員。 49 ◯委員(玉造由美君) こちらの子育て世帯家賃補助、新婚世帯家賃補助ということは、ホームページのほうには書かれておりませんが、どちらか一方を1回のみ家賃助成補助を受けることができるというようにお聞きしましたが、それでよろしいでしょうか、お伺いいたします。 50 ◯委員長(山本 進君) 保健福祉部長・小倉君。 51 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) こちらにつきましては、補助事業、例えば新婚世帯であれば新婚世帯のこちらの補助事業を受ける場合には、子育て世帯の補助事業を利用していないこと、または利用したことがないということがございます。また、子育て世帯の補助金を受ける場合には、新婚世帯の家庭の補助金を利用しないこと、または利用したことがないということになってございます。  以上です。 52 ◯委員長(山本 進君) 玉造委員に申し上げます。本日は総括審査でありますので、政策的な事項に関する質疑をお願いいたします。  玉造委員。 53 ◯委員(玉造由美君) ありがとうございます。そうしますと、子育て世帯家賃補助につきましても新婚世帯家賃補助につきましても、どちらか一方を1回のみ利用できるということであれば、石岡市に転入する前に5年以上市外に居住するというような要綱は必要ないのではないかというふうに考えるわけですが、この点についてのお考えをお伺いいたします。 54 ◯委員長(山本 進君) 保健福祉部長・小倉君。 55 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) こちらは、定住化の促進ということから、市内に5年以上継続して定住する意思のある方というのが、1つあるわけでございます。そういった中で、市民でなくなった方がまた転入ということの繰り返しも考えられますことから、市民でなくなった日から5年以上経過して、再び転入された場合には該当しますけれども、その期間内であれば該当しないという制度をつくってございます。  以上でございます。 56 ◯委員長(山本 進君) 玉造委員。 57 ◯委員(玉造由美君) 転入してから5年以上の定住を目的にしているということであれば、なおさら転入前に5年以上市外に居住という要件は必要ないと思いますし、どちらか一方を1回助成された方は、2回も3回も受けるということができないのであれば、そういった縛りといいますか、5年以上市外に居住した方が石岡市に転入するという要件は必要ないのではないかということで、今日はお伺いいたしました。必要な人に家賃補助が届かない制度になっているのではないかなということを思いまして、この要綱に対しましての見直しを検討すべきではないかと考えますが、この点について、もしお考えがあればお伺いをいたします。 58 ◯委員長(山本 進君) 保健福祉部長・小倉君。 59 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) こちらの目的が定住化の促進ということでございますので、それに結び付くような制度にしてまいりたいと思っております。  以上でございます。 60 ◯委員長(山本 進君) 玉造委員。 61 ◯委員(玉造由美君) ありがとうございました。以上で私の質問を終わりにいたします。 62 ◯委員長(山本 進君) 次の質疑者に移ります。  高野委員。 63 ◯委員(高野 要君) 高野 要です。総括に当たり、政策的な見地から何点かお伺いしてまいります。  最初に、歳入面で自主財源の確保の点から、今後の財政運営をどうも楽観的に見ているのではないか、真剣さが足りないと、私はそういう気がいたします。予算特別委員会の冒頭、財務部長から平成41年度までの財政推計が示されました。既に単純引き算では、歳出に歳入が足りていない状況にあるわけであります。その穴埋めに、臨時財政対策債、そして石岡市の貯金である基金を取り崩していく、こういう状況を繰り返すわけであります。そして、最終的には基金は底をつく、それから先は赤字になっていくことが懸念されます。基金は増えないわけであります。  また、一般質問でも言いましたが、人口がどんどん減っていく中で、市税は減少をさらに加速するものと考えます。私は市税の読みは非常に、少しどころではなく、甘いのではと思うわけであります。市の財政は家計と同じです。全く一般の家庭と同じわけであります。収入もないのにどんどんお金を使う、身の丈に合わない事業を突発的に入れれば、当然お金はなくなります。破産します。誰が考えても当たり前のことであります。このような状況で、石岡市では大丈夫なのかということであります。
     そこで、最初にお伺いします。石岡市の財政運営は今後、極論で申しますが、もちますか。見解をお伺いいたします。 64 ◯委員長(山本 進君) 財務部長・古内君。 65 ◯財務部長(古内勝人君) お答えいたします。財政推計におきまして、市税は、やはり人口減少等により減っていくものと見込んでおります。平成31年度の当初予算では98億2,000万円と見込んでございますけれども、41年度には93億2,000万円と減少すると想定しております。  自主財源の確保ということでございますけれども、まず自主財源の筆頭でございます税でございます。これにつきましては、課税の対象の把握をし、未申告者への申告の呼びかけ、所得、扶養状況調査、法人の未申告、未登録の実態調査、償却資産の未申告者への電話、訪問催告などを取り組んでやっていきたいと考えております。また、徴収の取り組みといたしまして、現在もやっておりますけれども、コンビニ収納やクレジットカードの収納による収納機会の拡大、また督促状や催告書の2段構えによる滞納の防止、さらには、納税意識が希薄な納税者に対しての徹底した財産調査による預金、不動産、給与、年金などの差し押さえなどを実行し、税負担の公平性を図りながら、税収に取り組んでまいりたいと考えております。  また、平成31年度当初予算に当たりまして、みらい創造プランに基づく重点施策への積極的な予算配分を図りながら、めり張りをつけた予算による歳出の抑制、このバランスが必要ではないかと考えております。これらを総合的にやっていかなければ、石岡市の財政はもたないのではないかと考えております。  今後につきましては、やはり委員さんご指摘のとおり、身の丈に合った財政運営をしていかなければならないと考えております。  以上でございます。 66 ◯委員長(山本 進君) 高野委員。 67 ◯委員(高野 要君) 今、部長から、本当に部長の見解、これから先、本当に石岡はこうしていかなくちゃいけないんです、こうですというような答弁をいただきました。そして、今、部長が答弁をした中で、財政が減少していく中では、こういったことをしていかなくちゃならないと、これをすればということですが、これをすることによって100%潤うものではないと。潤うというような答弁はありませんでした。  しかしながら、現在、今これからこうすれば潤うんだ……、潤うというか、減少を多少でも埋めていけるというような答弁でありましたが、これも、答弁は本当は詭弁でございまして、今でもこういうことを……、これからじゃない、減っていくからやるんじゃなくて、現状でも、現在でもそういったことをしていれば、もっと財政というのは潤ってきたんじゃないかなと。あくまで、今これから財政が潤わない中でやりますよというのではなくて、これからは、やはりそういったこともきちっと私は進めていくべきじゃないかなと。お金があるうちは手を抜いてもいいんだ、お金がなくなってきたからてすみを入れようじゃなくて、税というものですから、きちっとてすみを入れてやっていくべきかなとは思います。  それで、今、答弁を聞きまして、石岡市の財政状況は非常に厳しいことを、私はもっと首長、市長が認識するべきではないかと。部長ではなくて市長です。首長です。私はそのように思います。今がよければ、将来のことは野となれ山となれでは、みらい創造に相反することではないかと思います。これから社会保障にかかわる経費、扶助費はどんどん増加いたします。また同時に、八郷水道の水道管の更新、下水道の更新など、目に見えないインフラ、改修費用がこれから財政に大きな影響を与えることも予想されます。  ふるさと納税、ふるさと納税と大きく世間をにぎわせてまいりましたが、ふるさと納税もピークが去り、財源としての確保が減少してきている状況にあるかと思います。特に基金、平成30年度は103億あります。これが10年後には15億円しかありません。これは、大きな事業などできないことを意味するものではありませんか。この減少。  一方で、新たな財源はどこにありますか。新年度、どこに求め、どこに計上されているのか伺います。また、そういう取り組みがなされたのか、お伺いをいたします。 68 ◯委員長(山本 進君) 財務部長・古内君。 69 ◯財務部長(古内勝人君) ご答弁申し上げます。新年度に新しい財源を見込んだのかということでございますけれども、今年から始めましたデジタルサイネージ、玄関のところにあります大きな、いろいろ市の行事とか施設とかを示してあるものでございますけれども、あれにつきまして、本当に額的にはわずかでございますけれども、あれを31年度の当初予算に計上してございます。  以上でございます。 70 ◯委員長(山本 進君) 高野委員。 71 ◯委員(高野 要君) ちょっとよく理解できないので、もう一度よく説明してください。 72 ◯委員長(山本 進君) 財務部長・古内君。 73 ◯財務部長(古内勝人君) 新しい財源ということで、31年度、新たに当初予算に計上したものでございますけれども、デジタルサイネージの施設の使用料としまして、30万円でございますけれども計上してございます。  以上でございます。 74 ◯委員長(山本 進君) 高野委員。 75 ◯委員(高野 要君) 30万円ということでも努力を認めてくれということかもしれませんので、これがこういったこと、皆さんのご努力によってどんどん大きくなっていけばいいのかなと思います。よく私も理解できておりませんので、詰めていくこともできませんので、次に移ります。  今、お話を伺ったように、新たな財源もなく、財政推計は非常に厳しいことを示しております。そういう中にあって、合併後最大の予算などと浮かれていていいものなのかどうか、私は首をかしげます。新たな財源、財政推計は非常に厳しい中、最大の予算をつけたというようなことで、浮かれております。  投資的経費についても、非常に年度ごとにむらがあります。本当にその年度に事業がそのようになりますか。私は大変疑問であります。そこで、投資的経費の考え方、予算編成における位置付けをお伺いいたします。 76 ◯委員長(山本 進君) 財務部長・古内君。 77 ◯財務部長(古内勝人君) 31年度の投資的経費でございますけれども、継続的に実施している道路整備や新市建設計画に記載されております合併特例債事業、また上曽トンネルの整備事業など、さらには小中学校の統廃合に要する経費などを見込んでございます。  以上でございます。 78 ◯委員長(山本 進君) 高野委員。 79 ◯委員(高野 要君) 市税や基金など何にでも使っていい一般財源、それに占める人件費や扶助費、公債費の収支の率が高まると、投資に回せる予算は当然少なくなってまいります。これは当然のことであります。この財政推計を見て、経常経費は減るどころか増え、31年度50億円の投資的経費は10年後14億円となってしまうようであります。大きな事業、上曽トンネルとかがあって、今、投資的経費が増加しているのはわかりますが、いつの時代においてもまちづくりには必要な経費であるわけであります。今のツケが将来の負担になりませんか。部長の見解をお伺いいたします。 80 ◯委員長(山本 進君) 財務部長・古内君。 81 ◯財務部長(古内勝人君) お答えいたします。投資的経費につきましては、委員ご指摘のとおり、だんだん増加していくものと考えております。それに対する対応といたしましては、事業の優先順位を決め、経費の平準化について実施していかなければならないのかなと考えております。  以上でございます。 82 ◯委員長(山本 進君) 高野委員。 83 ◯委員(高野 要君) わかりました。  それでは、これは私の考えでありますけれども、今が大丈夫だから何でも思い切ってやってしまえ、そうすれば何とかなるんじゃないか、人口が増えるのではないか。そんな……、私の持論かもしれませんが、もってのほかの考えであります。皆さん、たとえ市長がこうだと言っても、それは無理と突っぱねるぐらいの気概を、私は職員に持ってもらいたいんです。  保育所の問題、これまで議論を重ねてきたことがあっという間に……。私も真剣に待機児童ゼロを目指して、お母さん方といろいろ知恵を絞り、お願いをしてきました。それがあっという間に子どもの森という事業に変わりました。そして、他の委員の質問にもありましたけれども、これまで1億円でできるような事業が……。私は事業をするなと言っているわけではありません。土地を求め、複合的に機能を持たせる施設になれば、金額はわかりませんが、5倍、10倍とかかってくるわけであります。子どもの将来のためにつくる施設、市長も言います。子どもの将来、子どもたちのため。その子どもたちの借金、負担になるわけです。このお金は誰が払うんですか。市長が言っていることは、本末転倒ではありませんか。  また、この庁舎建設、市民や議会へ示した予算を大幅に上回っています。こういうことが今後、現実に起こってくるわけであります。財政運営、政策判断、議会への説明、いずれにおいても慎重さが足りないのではないかと思います。全く計画性がないのであります。  そこでお伺いしますが、市長は、石岡市の財政状況をどのように認識し、今後どのような財政運営をしていくのか、まず市長にお伺いをいたします。 84 ◯委員長(山本 進君) 市長・今泉君。 85 ◯市長(今泉文彦君) お答え申し上げます。市長はどのような財政認識で今後市政を運営していくのかということでありますけれども、まず、財政の指標が幾つかあるかと思います。それについて、財政計画の中で、適切にその指標が一定の数値内におさまるよう確認するとともに、長期的ビジョンの中で財政計画を立ててまいりたいと思っております。  また、現状をどのように認識しているかということでありますけれども、先ほど部長が申し上げましたとおり、私も大変厳しい状況であるということは認識しております。さらに、そこにどういう努力を重ねていくかということも常々考えておりまして、新しい財源の確保、それから歳出の縮減を心がけているところであります。特に人口減少対策に関しましては、少子高齢化、子育て支援、そういった基本となる政策に対して、年々財源を投入していく状況にあります。そういったものに関しては、広域連携、あるいは県、国等の財源を十分に活用して、進めていくよう考えているところでありますけれども、大変厳しい中で、常にそういうチェックを怠らないようにして、進めてまいりたいと思っています。  以上です。 86 ◯委員長(山本 進君) 高野委員。 87 ◯委員(高野 要君) 今、答弁いただきました。厳しいということは非常に認識しているようでございます。しかしながら、数字的なものをただチェックするんじゃなくて……、チェックじゃないんですよ。前段なんですよ。前段できちっと見きわめていかなければいけないわけです。部下から上がってきた数字を初めて見て、あ、大丈夫だ、これはだめだ。それじゃないですよね。そういったことは、そういった数字が出る前に、長たる者は全てわかっていないといけないわけですよ。人任せでしょう。財政などは人任せでできますか。一般の会社だと、わかったときには潰れますよ、市長。  私は、今のこの現状、それを市長にはきちっと認識していただきたい。総括でこんな質問をしておりますけれども、決して認識をしていないとは言いませんが、認識度が甘い。  そこでお伺いしますが、平成31年度は合併後最大の予算ということであります。また、石岡みらい創造プロジェクトで、人口減少に歯どめをかける、高齢化社会に対応する取り組みを重点に置いたと示されております。市の政策的な予算としてみらい創造は、結婚・子育て支援プロジェクトから生涯現役・健康プロジェクトと6本のプロジェクトが挙げられております。それぞれのプロジェクトにどのようなウエイト付けをしたのか、お伺いします。例えば結婚・子育ての支援に10のうち3とか、政策的なウエイト付けがあろうかと思います。そうでなければリーディングプロジェクトとは言えないと思います。その重点政策の度合い、ウエイト付けを、数字をもってお示しいただきたいと思います。 88 ◯委員長(山本 進君) 市長・今泉君。 89 ◯市長(今泉文彦君) みらい創造プロジェクトという形で重点プロジェクトがあるわけでありますけれども、それについては、各プロジェクトごとに予算が掲示されているわけでありますけれども、予算額のトータルの比率というよりも、その事業にかけるソフトの部分もございますし、予算ばかりでなく、人員、あるいはそこに傾注するさまざまな情報ですとか、そういったものも含めて総合的に捉えているわけであります。  以上です。 90 ◯委員長(山本 進君) 高野委員。 91 ◯委員(高野 要君) 私はお金のことを聞いているわけではありませんで、総合的にどのようなウエイトをかけているのかということですね、あくまでも。みんな同じじゃないでしょう。そのぐらいのことは……。これ、6本の柱です。そのぐらいは自分で答弁できるんじゃないですか。他市の視察等々があって聞かれたとき、どうするんですか。数字だけではない、人件費もあります、総合的にです。これじゃ答弁にならないでしょう。これは政策判断ですよ。これは、市長がきちっとそのぐらいの認識を、先ほど言いましたけど持っていなくちゃいけない。部長からもらってようやく答弁できるというものではない。私の質問に対してもすぐに手を挙げて、こういうことでありますのでご理解いただきたいと、それが本来の答弁ではないですか。  これは政策判断です。市長の政策があらわれているわけであります。経常的な事業を抜いた政策的な事業において、市長のやりたい具体的な事業が挙げられているわけであります。ここで一番大きな予算を持つ事業は防災無線の整備、そして、次は柏原サッカー場の人工芝化事業であります。さらに、子育て支援プロジェクトは、予算額においても、子どもの森整備推進事業以外に非常に少ない額の事業であります。そして、高齢者対策事業においては、先ほど高齢者というような答弁もあったかと思いますけれども、このリーディングプロジェクトを探しましたが、見当たりませんでした。なかったのです。全く政策の調整、一貫性がないわけであります。  事務を統括する副市長、どのような政策調整を行って予算編成、当初予算への反映をさせたのか、答弁を副市長に求めます。 92 ◯委員長(山本 進君) 副市長・根本君。 93 ◯副市長(根本博文君) お答え申し上げます。事務の統括者ということでご質問いただきました。実際の31年度の予算編成につきましては、8月ごろから翌年度の事務事業の課題の洗い出しと、それから、それをどうやって解決すべきかということについて、庁内で、市長を交えての議論を重ねてまいりました。その結果が、今回のお示ししております31年度の予算編成案ということでございまして、その中でも、特に特出しということでお示しをさせていただいたのが、この石岡みらい創造プロジェクトに掲げられている6本の柱によるプロジェクトでございます。それぞれ、各課、各部が真剣に検討し、市長と何回も議論を重ねてきた結果でございますので、この点については、中身をよくご審査、ご審議をいただきたいと思います。  以上です。 94 ◯委員長(山本 進君) 高野委員。 95 ◯委員(高野 要君) ご審査、ご審議、8月からやってきた。それはどこの町村でも同じでございます。行政である以上、それは当然のことであります。1か月で仕上げるものでもありませんし、当たり前のように言われると困るんです。それはあなた方の仕事です。わかりますか。予算を議員がやるわけにいかないでしょう。自分がやっていることをもっともらしく話しているけれども、中身について、私は先ほど言いましたよね。6本の云々ということでしたけれども、市長に聞いたら、その6本の云々でさえ、ウエイトさえお話しできないんですよ。  副市長にこれ以上お聞きはしませんけど、副市長に1つ言いたい。副市長、あなたのかじ取りによって、石岡はよくなりますし、悪くもなります。わかりますか。その責任は重大である。総括で、今、市長がこのような形の中で、質問に対してもまともに回答が返せない。そういった中で、副市長であるあなたは、市長を補佐し、行政を運営していなくちゃいけない。そういった中ではあなたの責任は非常に……。ご理解じゃなくて、理解を頼むんじゃなくて、誰もが理解できるような……、予算編成に当たってもそうですけれども、私は行ってもらいたい。8月からやったから、9月からやったからと、そういうものではありません。  今日、私も質問はする気はなかったんですが、このような財政状況の中で、今、何年だっけ、今103億円、基金ですか。これも10年経つと15億くらいになってしまう。そういった中で何か手を打たなくちゃいけない。何でもやり放題はいけない。私は必要なものはやってほしいです。予算化してほしいです。だけども、慎重に考えて、次年度に送れるものは次年度、やらなくていいものはやらない。それが本来の予算というものであるのかなと。頼まれればみんなやる。喜んでもらえる。やはり市民に喜んでもらえるものが全てでは私はないような気がしますので、これからも財政、本当に大切なことです。石岡の先行きを、来年度の予算で使い切ってしまうと、もう見えないものになりますから、しっかりと財政管理をしていただきたいと思います。  推計というのは本当に大事です。安易に答弁していますけど、そのような簡単なものではないと私は判断します。副市長、今後よろしくお願いをいたしまして、質問を終わります。ありがとうございました。 96 ◯委員長(山本 進君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午前11時14分休憩             ──────────────────────                   午前11時25分再開 97 ◯委員長(山本 進君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質疑者に移ります。  小松委員。 98 ◯委員(小松豊正君) 日本共産党の小松豊正です。総括質疑を行います。  大きく言って3つありますけれども、1つの点は、市民の間でもいろいろ話題になっているわけですけれども、平成31年度の一般会計予算額が総額335億7,000万円で、石岡市政始まって以来の最大規模だと言われています。前年度は320億6,000万円ですので、前年度比15億1,000万円が増えた大型予算になっております。  そこで、まず市長に、この最大規模になった一般会計予算の特徴についてどのようにお考えなのか、お伺いいたします。 99 ◯委員長(山本 進君) 財務部長・古内君。 100 ◯財務部長(古内勝人君) お答えいたします。平成31年度の予算編成に当たりまして、歳入において自主財源の減少などが見込まれること、また歳出におきましては、扶助費の義務的経費の増や、公共施設等の維持管理経費の増大が見込まれます。このようなことから、まず歳出に関しまして、一般財源の枠配分などを前年度と同額と見込んでございます。さらに、公共事業の継続的なものにつきましては、3%の削減ということでやってございます。  そのような中で、31年度の予算編成でございますけれども、予算編成に当たりまして、3つの方針を打ち出しました。これにつきましては、みらい創造プランに基づく重点施策への積極的な予算配分と、新たな手法による自主財源の確保につきまして、ある程度達成できたものと考えております。しかし、既存予算の見直しにより、行政経費の支出の財源と集中によりまして、インセンティブ予算の見直しなど、新たに調査研究をする必要があるのかなと考えてございます。  以上でございます。 101 ◯委員長(山本 進君) 小松委員。 102 ◯委員(小松豊正君) よく聞いても、ちょっとよくわからない面もありました。  それで、確かにみらい創造プロジェクト、例えば新規事業、子どもの森構想など積極的に出された、そういう意味で市民生活に密着する、そういう前進面もこの中に含まれていると思います。  同時に私は、15億も前年度から増えたという中に、やはり大型開発問題を指摘しなければなりません。霞台の負担金などですけれども、これが14億増えているんですね、前年度から比べて。それからもう一つ、上曽トンネルは、前年度は5,000万円の調査費でした。今回は15億5,050万円、15億増えております。ですから、このような大型開発予算がものすごく額としては大きいわけですね。これがこの中に含まれているということは、やはり見ておく必要があるんじゃないかと思います。  そこで、石岡の土木費ですね、全体の予算に占める土木費が、44市町村の中で何番目かご存じですか。 103 ◯委員長(山本 進君) 財務部長・古内君。 104 ◯財務部長(古内勝人君) お答えいたします。数字については把握してございません。 105 ◯委員長(山本 進君) 小松委員。 106 ◯委員(小松豊正君) 私の見た資料では、2番目に比率が高いと。積極的に……、これは多いから一概に悪いとは言えないんですけれども、そういうことになって、それが1つの特徴になっていることは、やっぱり言えると思います。  そこで、もう一つの点でお伺いしたいのは、消費税が10月から8%が10%に上がりますよね。それで、今回提案された議案の中でかなりの点が、石岡市の施設の使用料などにかかわるものが全部上がると、こういうふうになっております。この消費税が10%に上がることなどは、この平成31年度予算にはどのように反映されていますか。 107 ◯委員長(山本 進君) 財務部長・古内君。 108 ◯財務部長(古内勝人君) お答えいたします。消費税の増につきましては、まず歳出につきましてざっと見積もりましたところ、1億2,000万円余りが増えると見込んでございます。  以上でございます。 109 ◯委員長(山本 進君) 小松委員。 110 ◯委員(小松豊正君) 市民の皆さんから公共料金として全部値上げしていますよね。これはどれくらいの額があって、今度の平成31年度はどのようにこれは反映されていますか。 111 ◯委員長(山本 進君) 財務部長・古内君。 112 ◯財務部長(古内勝人君) お答えいたします。この影響額でございますけれども、約77万円が増額と見込んでございます。  以上でございます。 113 ◯委員長(山本 進君) 小松委員。 114 ◯委員(小松豊正君) ちょっとおかしいんじゃないですか。77万円が消費税の増税で、市民会館の使用料、全部上がると。それが上がって、いろんな今までのデータで、何万人の人が活用しているんでしょう。そのことによって幾ら上がるかということを聞いているんですけど。 115 ◯委員長(山本 進君) 財務部長・古内君。 116 ◯財務部長(古内勝人君) 予算に計上してございます消費税の増税分ですけれども、今回、消費税増税分につきまして、条例の改正もございます。それに基づきました予算の増額でございますけれども、それにつきましては77万円でございます。  以上でございます。 117 ◯委員長(山本 進君) 小松委員。
    118 ◯委員(小松豊正君) 私が言っていることと部長が言っていることは意味が違うと思うんです。要するに、全ての石岡市民が使うプールとか市民会館とか公民館とか、全部上がるでしょう、使用料が。消費税の増税を理由にして上げるわけですよね。そうすると、それでもって市民の皆さんは全部負担が増えるじゃないですか。そういう負担が増えた分がどれくらいになるかを聞いているんですけど、77万円ということはないでしょう。 119 ◯委員長(山本 進君) 財務部長・古内君。 120 ◯財務部長(古内勝人君) 増分でございますけれども、今回、条例で上程してございますものに関してまとめましたところ77万円、詳細に申しますと77万2,309円くらいの増となると見込んでございます。  以上でございます。 121 ◯委員長(山本 進君) 小松委員。 122 ◯委員(小松豊正君) いやいや、つまり、ここで予算をやっているので、7万5,000人の人口がいるでしょう。そういう人が、さまざまな人で公共施設を使っているでしょう。10月から増税、これ全部通るとですね、消費税が、つまり公共料金が増えるわけでしょう。そのことによってどれくらいの市民に影響があるかということを聞いているんですけど。それが77万円ということはないでしょう。 123 ◯委員長(山本 進君) 財務部長・古内君。 124 ◯財務部長(古内勝人君) 繰り返しの答弁になりますけれども、77万円でございます。  以上でございます。 125 ◯委員長(山本 進君) 小松委員。 126 ◯委員(小松豊正君) これ、全く理解ができない数字ですね。例えばいろいろ、石岡市民会館の会議室をいっぱい使っていますよ、みんな。そこが全部上がるでしょう。それは何万人の人が使っているじゃないですか。そのことで、市民の皆さんが今まで払わなくていいお金を、消費税が10月から上がってくるようじゃ、支出が増えるじゃないですか。それが増えるのはどれくらい見込んでいるかと聞いているんです。それが77万円ということは全くないでしょう。 127 ◯委員長(山本 進君) 財務部長・古内君。 128 ◯財務部長(古内勝人君) 繰り返しの答弁になりますけれども、増分につきましては77万円でございます。  以上でございます。 129 ◯委員長(山本 進君) 小松委員。 130 ◯委員(小松豊正君) 全く私は理解できないわけです。  それから、もう一つの点は、さまざまな人件費の問題に合わせて、非正規の市で働いている方々の給与、あるいは報酬が上がりますよね。上がる条例改正案が目白押しになっております。これによってどれくらいの負担増になるのか、人件、報酬費ですね。 131 ◯委員長(山本 進君) 小松委員に申し上げます。ただいまの質問、一問一答形式でないと答弁は難しいと思われますが、いかがでしょうか。  小松委員。 132 ◯委員(小松豊正君) 今度の人件費、予算の中に、人事院勧告に基づくものがありますよね。給与の改定ですね。それは、一時金も上がるようになっております。それから、第27号から、例えば消費生活指導員の報酬値上げとかとあるわけですよね。ただ、こういうものを財政が考える場合は、こういうものに基づいて、それは人件費に係るものが幾ら、この平成31年度で前年度から上がるかということを見込んでやっているわけでしょう。それは幾らになるんですか。 133 ◯委員長(山本 進君) 総務部長・久保田君。 134 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。職員給の人勧に関する部分だけではなくて、30年度と31年度の比較になりますけれども、全体で給与等まで含めますけれども、2,669万円の増という形になります。また、臨時・嘱託員の影響でございますけれども、この間も申し上げましたように、近隣との金額の比較をした中で、賃金を値上げしております。そういった中で、これも30年度と31年度、臨時・嘱託合わせての比較になりますけれども、多少、人数が若干ずれる中で、約……31年度が全体で6億1,000万円、30年度については5億8,000万円程度の臨時・嘱託員の人件費がかかっております。  以上でございます。 135 ◯委員長(山本 進君) 小松委員。 136 ◯委員(小松豊正君) それで、私も今度の平成31年度予算に当然反映されていると思うわけですけど、ちょっと見てみますと、さまざまな人が聞いているから読み上げるんですけれども、議案第27号では消費生活専門指導員の報酬額が改定されます。それから、議案第28号では青少年特別相談員、社会教育相談員の報酬も上げられます。それから、29号では地区公民館長の給与も上げられます。30号では障害幼児教育相談員、教育カウンセラーの給与改定も行われます。31号では家庭相談員、母子・父子自立支援員、そして新たに今度は就業支援員が設けられたと。32号では鳥獣被害対策実施隊員の報酬も上がる。33号は人事院勧告の人件費0.2%、勤勉手当0.05か月上がる。それから、34号では犬猫等の死体処理に従事する職員の特殊勤務手当の支給、これも上がりますね。  そうすると、さまざまな基本的な、正式な市職員以外の市の仕事にかかわっている方々がかなり上がっているんですけれども、今回、人事院の給与の改定に合わせて上げられていないのは、どういう職種が上げられていませんか。それをお聞きいたします。 137 ◯委員長(山本 進君) 総務部長・久保田君。 138 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。上げられていない職種、個別ごとの詳細についてはこの場でお答えできませんが、まず担当課において、近隣、さらには標準となるべき賃金、報酬、そういったものを予算策定に当たって調査して、そういったものについて総務部の担当者と協議をして、そういった中で財政のほうへ改正すべきとか、改正しないで現状のままというような検討した内容で、報告をさせていただいているという状況でございます。  以上です。 139 ◯委員長(山本 進君) 小松委員。 140 ◯委員(小松豊正君) だから、ちょっと皆さんは専門家なんだから、市の仕事に寄与している方々で、現在こういうものは上がっていないということはすぐに言えるんじゃないですか。こういうところは据え置きになっているということは、全部正確に100%言えなくても、例えばこういうところは上がっていないんだということは言えるんじゃないですか。それを言ってください。 141 ◯委員長(山本 進君) 総務部長・久保田君。 142 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。単価改定の主なものといたしまして、嘱託員で申し上げるとすれば、家庭相談員報酬が11万7,000円に単価……。              〔「上がっていないものね」と呼ぶ者あり〕 143 ◯総務部長(久保田克己君) 上がっていないものですね。 〔「上がっていない職種はどういうところか教えてください。どういうのがあるのか」と呼ぶ者あり〕 144 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。社会福祉課において雇用しております就労支援員報酬、さらには嘱託の保育士報酬、さらには図書館嘱託員報酬、あとは建築設計監理嘱託員等、報酬の見直しはしていないものがございます。  以上です。 145 ◯委員長(山本 進君) 小松委員に申し上げます。本日は総括審査でありますので、計数にかかわる質疑等は避けて、政策的な事項に関する質疑をお願いいたします。  小松委員。 146 ◯委員(小松豊正君) それで、市の正規の職員の方々も、決して給料はそんなに高いものとは私は思わないんですけど、だから、人事院勧告に伴うそういうものは、やっぱり上がってしかるべきだと思うわけです。  それで、極端な話、同じ机にいて並んでいる人の中で、そうでない方もいらっしゃるとか、あるいは全体が上がっているのに上がっていないところがあるとか、こういうことは、やっぱり人情的にもいろいろと意見が出るところなんですよ。だから、これは個別のそれぞれの部署で、上げていくところは上げて、上げないのは上げないということで進むのかもしれませんけれども、全体的に統括している市長とか人事関係の方々は、そういうバランス、住民の感覚をよく考えて、やっぱりやるべきだと思うんです。  それで、私が取り上げている交通安全指導員、これは一切上がったことがないと言っているんですよね、なってから。そういうことは全く市民の同意を得られないですよ。そういうのはどう考えているんですか。 147 ◯委員長(山本 進君) 総務部長・久保田君。 148 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。先ほどもご答弁いたしましたが、やはり報酬の見直しといったものについては担当課でお願いしておりますので、そちらから何らかの予算要求といったものがない中では、なかなかこちらで全職種、全近隣を調べるということは実質不可能でございますので、担当部署において所管している臨時嘱託員さんの報酬等について、近隣と比較した結果こういった状況があるのでということで、次年度の予算編成に反映するもの、しないもの、そういったものを検討させていただいている状況です。  以上です。 149 ◯委員長(山本 進君) 小松委員。 150 ◯委員(小松豊正君) 今言われたのは仕事の順序を言っているわけであって、やはり私が1つの例として取り上げている交通安全指導員の方々はずーっと、とにかく生涯かけてやっているような方もそう言っているわけなので、そういうのはどう考えてもおかしいわけですから、それは、下が、各部が上げてこないから、上げると言うまで待っているんじゃなくて、どうなんだろうかということは、市の幹部の皆さんも考えたらどうでしょうかね。市長も、それから総務部長も、そういう相互交流があってもいいんじゃないですか、部下との関係で。それは、言ってくるまでずっといるというのは、全く納得できないです。  だから、私はそういうことで、総括でこういうことを取り上げているんですけれども、ぜひお考えいただいて、妥当なことは、全体が上がっていたら自然に妥当だというのは、やはり認めるべきだと。みんな大変な中で生活していて、ずーっと上がっていないというのはおかしいんですよ、これは。そのことを強調して、ぜひ改善を図っていただくようにお願いしたいと思います。  次に、3番目の問題ですけれども、国保の会計の問題についてでございます。平成29年度決算における累積黒字がございます。国保会計は、毎年毎年黒字であると。それは、担当部局の努力で黒字であったほうがいいとは思います、運営上。累積黒字は4億900万円というふうに、私の質問に担当者が答えております。これは、前の議会で。平成31年度の県への納付金は、前年度から比べて3億5,568万9,000円の減額になっているんですよ。それだけ石岡市は、前年に比べて少なく納付請求が来ているわけね、県から。  そうしますと、国保会計の中だけ見ても、累積黒字は4億900万円あって、納付金が3億5,568万9,000円減額になっていると。国保税は高いと。滞納者も多いと。非常に苦しんでいますよね。それで、国保に入っている方々は所得が少ない方が多いんです。私が言っているのは、国保税を1世帯1万円、非常にこれもわずかですよね。引き下げるべきじゃないかと言っているわけですけれども、それに対する財源は、国保世帯は1万2,000世帯ですから1億2,000万あれば可能なんですね。当然、こういう局面にあって国保会計担当部局は、下げるかということを検討してしかるべきだと思うんだけど、そのように検討されましたか。 151 ◯委員長(山本 進君) 生活環境部長・齋藤君。 152 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 繰越金を活用して保険税を下げることができないかにつきましてご答弁申し上げます。繰越金、委員ご指摘の29年度総繰越額の約4億921万3,000円でございますが、繰越金につきましては、交付金の精算や保険税収入の平準化のための財源として活用するためのものと認識しておりまして、一時しのぎのための保険料を下げる目的での活用をすることについては、適当でないものと考えております。  以上でございます。 153 ◯委員長(山本 進君) 小松委員。 154 ◯委員(小松豊正君) それはちょっと納得できないわけですね。  それで、もう一つの角度は、やはり石岡市には30億円を超える財政調整基金がいわゆるため込まれておりまして、合併時から比べると、この額は約2.6倍に膨れ上がっているわけです。だから、ずっと黒字がため込まれて、そこまで来ています。それを私は全て……、全てといいますか、基本的には住民の皆さんが納めた税金が、そういう形になってためられておりますので、それを活用して、例えば非常に矛盾の多い国保税、高過ぎる国保税を下げるために活用すべきじゃないかということを繰り返し主張しているわけなんです。  あわせて、国保の問題でもう一つの大きな問題は、子どもの数に応じてかかる均等割額がありますので、子どもを増やせ、少子化対策と言っても、子どもが増えれば均等割額ががんと来ると。これが非常に矛盾になっているので、これは廃止すべきなんだと私は主張しているんですけれども、そういう点で、減額免除している自治体の数は、私、ここで聞くと、これは全国で25自治体あります。子どもの均等割の減免をやっているところが。その中では、完全に均等割がないところもあります。取手市では、これは減額になっています。そういう点で、国保会計につきましては、そういう構造になっているのに減額がされていないと。それから、均等割額にも何ら触れられていないということについては、非常に問題があるといいますか、改善するべきだと考えているところです。  この均等割額などについての検討といいますか、お考えはいかがですか。 155 ◯委員長(山本 進君) 生活環境部長・齋藤君。 156 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 均等割額につきましてご答弁申し上げます。国保税は負担能力に応じて賦課される応能分と、受益に応じて等しく賦課する応益分で賦課することとされておりますことから、応益分である被保険者均等割や世帯平均割を廃止することは、制度上賦課することとされていることから、委員ご提案の廃止につきましては、他市の動向等を注視してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 157 ◯委員長(山本 進君) 小松委員。 158 ◯委員(小松豊正君) 国保はこのくらいの質問なんですけれども、1つさかのぼって、ぜひこの人事院勧告で職員が上がった段階で、上げられていない、つまり各部署からそういう申請がないから上がっていないところについて、本当にそれが妥当なのかどうか、それを全市的な観点でもう1回見直してもらいたい。市長にお願いしたいんですけど、いかがでしょうか。 159 ◯委員長(山本 進君) 小松委員に申し上げます。ただいまの質問は国保……。 160 ◯委員(小松豊正君) 国保は終わりました。それで、ちょっと前段に、市長の見解を……。 161 ◯委員長(山本 進君) 先ほどの質問に戻っての、改めての別の質問ということですか。 162 ◯委員(小松豊正君) そういう意味です。時間がまだありますので、そういう点で、そういう市長の長としての、全体的な市民感情、それから市の職員の気持ち、そういうことを考えて、そういう全然給与とか報酬が上がっていないところについてもう1回見直して、検討していただきたいと、そのことをお願いしたいと思うんですけれども、このことについての市長の見解をお願いいたします。 163 ◯委員長(山本 進君) 市長・今泉君。 164 ◯市長(今泉文彦君) 小松委員のご質問にお答えいたします。今、見直しということでありましたけれども、事例としては民間交通指導員ですね。これについては、私も実態をある程度把握しておりまして、長い間そのままになっております。そのままではまずいのではないかということでありますけれども、今後その実態を正確に調査しまして、不公平のないような形をこれから考えていきたいと思っています。  以上です。 165 ◯委員長(山本 進君) 小松委員。 166 ◯委員(小松豊正君) 今、市長に答弁していただきましたように、やはりどのような仕事をされているのか、子どもを守るために、雨が降っても何が来てもやっているわけです。それで、高齢者の方も多くなっています。そういう方々が、ここ、漏らしている言葉なんですね、それをよく聞いてもらって、どう判断するのがいいか、適切にぜひ判断して、私の希望としては、適切にそういう声に応えるべきであるということを、ぜひやってもらいたいということを最後にお願いして、私の総括質問は終わります。 167 ◯委員長(山本 進君) 次の質疑者に移ります。  関口委員。 168 ◯委員(関口忠男君) 子どもの森整備事業についてお伺いをいたします。きのう、予算特別委員会の中で審査を聞いておりまして、その子どもの森整備事業についての計画の説明が不十分であると感じたものでございますから、ここでお聞きをしたいのですが、最大の関心である場所については、課長は最後まで、今、地権者と話し合いの最中だから申し上げられないということでございましたが、やはりこの予算に上げた以上は、設置場所はどうしても我々議会には示さないといけないと思いますので、市長にお伺いをいたします。 169 ◯委員長(山本 進君) 市長・今泉君。 170 ◯市長(今泉文彦君) 子どもの森の具体的な場所ですね。これについては、駅の南側になるでしょうか、向かって南側、左手です。ステーションパークの道路を挟んで反対側の土地になるかと思います。地番とか所有者等については、今、データを持ち合わせておりませんので、それについては今申し上げることはできないですけれども、場所についてはステーションパークの向かい側という一帯であります。  以上です。 171 ◯委員長(山本 進君) 関口委員。 172 ◯委員(関口忠男君) 今、市長から聞いた場所で大体わかりましたが、この事業、30年度の予算で示された統合保育所整備事業にかわるものなのかを、まず教育部長にお伺いいたします。教育じゃなくて、福祉部長ね、すみません。部長にお願いします。 173 ◯委員長(山本 進君) 保健福祉部長・小倉君。 174 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。平成30年度に予算で実施設計を計上いたしましたものにかわる統合保育所の整備を、子どもの森の中に整備するという考えでございます。  以上です。 175 ◯委員長(山本 進君) 関口委員。 176 ◯委員(関口忠男君) そうしますと、平成30年度予算では統合保育所整備実施設計委託料を計上していましたが、それは執行したんですか。お伺いをいたします。 177 ◯委員長(山本 進君) 保健福祉部長・小倉君。 178 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 今現在も執行しておりません。  以上でございます。 179 ◯委員長(山本 進君) 関口委員。 180 ◯委員(関口忠男君) 次に、柏原サッカー場の人工芝化工事についてお伺いいたします。これは、平成30年度に実施設計委託として計上されていますよね。それで、それは執行されていると思うんですが、それについてまずお伺いをいたします。 181 ◯委員長(山本 進君) 教育部長・武熊君。 182 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。柏原サッカー場人工芝化の実施設計委託でございますが、指名競争入札により決定しまして、実施設計のほうは完了してございます。  以上でございます。 183 ◯委員長(山本 進君) 関口委員。 184 ◯委員(関口忠男君) 仮に……、仮の話では答えられないと言わないで、答えていただきたいんですが、今回、再度精査しまして予算を見送るということになった場合、今回、補助金の原資が、サッカーくじのスポーツ振興助成金ですか、サッカーくじの購入に対する、7,400万ですね。それは、今後、基金として残すのか、それとも一般財源に入れてしまうのか、その辺のお伺いをいたします。 185 ◯委員長(山本 進君) 教育部長・武熊君。 186 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。スポーツ振興くじの助成金につきましては、工事を執行しない場合には、申請のほうを取り下げさせていただくことになると考えてございます。  以上でございます。 187 ◯委員長(山本 進君) 関口委員。
    188 ◯委員(関口忠男君) 以上で終わります。 189 ◯委員長(山本 進君) 暫時休憩いたします。午後1時30分から会議を開きます。                   午後 0時06分休憩             ──────────────────────                   午後 1時30分再開 190 ◯委員長(山本 進君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質疑者に移ります。  村上委員。 191 ◯委員(村上泰道君) 村上でございます。私のほうから、予算編成に当たりまして3点、基本方針というか、考え方について確認しながら、お尋ねをしてまいりたいと思います。  まず1点目としましては、子育て支援の考え方についてでございます。細かい詳細については、先輩委員からもたくさん質問させていただいておりますので、私のほうからは大きな方向性についてお尋ねをしたいと思います。  今回、みらい創造プロジェクトの第1項目目で取り上げられております結婚・子育て応援プロジェクト、一番最初に挙げられておるということは、基本的には人口減少対策について危機感を持たれておるというのは、こういうところからも感じとることはできるんですけれども、国立社会保障・人口問題研究所というところが発表しております出生率のデータの勉強をしておりまして、石岡の子育て支援の考え方について参考になるのではないかなと、逆にどういったところに力を入れるべきなのかというのを、ちょっと見ていきたいなと感じております。  こちらの数字に出ておりますものとしまして、完結出生児数というような表記がございます。こちらは、結婚持続15年から19年の夫婦の平均出生数というデータなんですけれども、戦後大きく低下した後、1972年、2.20人になった後は2002年まで2.23人、30年間安定的に推移しております。また、2005年時点の調査では2.09人ということで、若干低下しておりましたけれども、2以上を保っておりました。前々回の2010年の調査で、1.96人ということで初めて2を下回りまして、2015年の調査では1.94人ということで、やはり2を下回ってはおりますけれども、一般的に言われております合計特殊出生率1.3という数字よりは大きく、実績として掲載されております。  こちらの分析としましては、もちろん合計特殊出生率、全体の子どもを産み育てる統計としてのデータとしては有効ではございますけれども、結婚されていて実際にお子さんを育てられている方と、どうしても産むことができない方、また結婚ができない方というような、それぞれの背景がいろいろかと思いますけれども、石岡市の予算編成の考え方は、もちろん合計特殊出生率というのが一般的に使われておりますので、その数字をとにかく上げるというのももちろん大事なんですけれども、さまざまな背景がある中で、この実数、実際に子どもが石岡は年間大体500組ぐらい出生、最近は数字がありますけれども、この数字をいかに上げていくかという細かい分析、背景なんかをきちんと分析した中で、こういった子育て支援というのをきちんと組み立てなければいけないのではないかなと思いますけれども、そういう観点……、今から31年度にすぐ反映させてくれということは難しいと思いますので、31年度事業を実施しながら、今後どういうふうに考えていくかという、そういうコンセプト、基本的な方向性について、やはり考えていく必要性があるのではないかなと思いますけれども、まずは担当部長のご見解をいただきたいと思います。 192 ◯委員長(山本 進君) 保健福祉部長・小倉君。 193 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。年間の出生率が大体500人ぐらいで推移しているということの統計が出ているわけなんですけれども、現在、石岡市でもって1つ、産むことができなくて悩んでいる方というか、その方たちへの方策として、不妊治療の手当の拡大であるとか、そういうところで考えているわけなんですけれども、それと、結婚していないという方については、結婚相談とかに力を入れているわけなんですが、委員おっしゃる、結婚して持続して数年、15年とか経っている方と、それから合計特殊出生率の比較検討という細かい分析は、現在していない状況でございますので、その辺、どういった対策が有効であるかというのを、今後検証していきたいと考えております。  以上です。 194 ◯委員長(山本 進君) 村上委員。 195 ◯委員(村上泰道君) ただいま部長より答弁いただきましたけれども、やはり不妊治療については、同僚・先輩委員も含めて、予算の拡充について、一般質問も含めて触れられておりますし、結婚相談についても予算の拡充……、近年いろんなところで予算はついておりますけれども、全体的な子育て支援の中ではまだまだ日の当たらないというか、予算の割合としては小さい部類でございますので、やはりこのあたりの政策というのは、きちんと全体的な分析をした中で、今後の拡充、またスクラップ・アンド・ビルドではありませんけれども、必要な制度設計に向けて今後しっかりと取り組んでいただきたいと思いますので、ぜひお願いしたいと思います。  それでは、次の項目に移ります。ありがとうございました。次は、同じく就職支援のあり方について、こちら、予算特別委員会の中の委員会審査の中でお伺いしましたが、31年度は就職支援という項目の中で、いつもは説明会の予算ということでありましたけれども、高校2年生に特化したアプローチをしていくということで、少しメニューがまた加わってきました。  先ほど申しましたように、結婚できないとか結婚をためらう理由の1つとして、やはり就業状態がしっかりと……、非正規雇用というのはよく言われておりますけれども、状態であることが、1つネックになることも言われております。この就職支援という中で、なぜそういった社会に出た方々が結婚にちゅうちょしてしまうとか二の足を踏んでしまうかという中で、やはりしっかりした雇用の環境とか、収入の面の心配であるとか、若い方々が金銭的な不安を持った中でなかなか踏み出せない。  その中で、前から申しておりますけれども、石岡には新婚世帯であったり移住者への家賃補助があるように、実際、ほかの自治体でも事例はあります。新規の就業者に対する家賃補助もやっておりますし、若い、社会に出たばかりの子たちに対するその目を当てる、そういった金銭的な支援をしながら、石岡に住むことのメリットというのを訴える必要性があるのかなと感じておりますが、今後の就職支援の考え方、説明会を中心とする、この石岡の考え方で今後も進んでいくのか、もっと抜本的に、本当の全体的な就職支援という考え方を今後取り入れていくのか、このあたりの考え方について、ご見解を伺いたいと思います。 196 ◯委員長(山本 進君) 経済部長・諸岡君。 197 ◯経済部長(諸岡広明君) 就職支援につきましてご答弁申し上げます。就職につきましての高校生を対象とした、また大学生、また既卒者を対象としました就職説明会については、年2回、小美玉市と一緒にやっていることでございます。その中で、31年度新たに高校2年生を対象とした就職支援といいますか、それに向けての、石岡市にはこういうふうな形ですばらしい企業があるんだという意識付けではありますけれども、そういう中で、石岡市に少しでも就職のほうもしていただきたいという意味からも、高校2年生を対象とした施策の1つではありますけれども、企業のすばらしさを、石岡市、小美玉市にもあるんだということを少しでも知ってもらうという形で、新たな展開ではありますけれども、そういう活動を1つとしてやっていきたいと考えているところでございます。  以上です。 198 ◯委員長(山本 進君) 村上委員。 199 ◯委員(村上泰道君) 就職のあり方については、近年、合同説明会形式のあり方については、一般企業も民間企業もそうですけれども、だんだん見直されつつございます。そういう意味では、仕事の多様化という中で、合同就職説明会形式というものが見直されていく中で、今回は高校2年生へのアプローチということで、新たな取り組みということは大変すばらしいと思います。ただ、先ほども申し上げましたように、本当の就職支援、就職した後の支援も含めて、今後、この事業を拡大した中で、定住人口の増に向けた政策立案に向けてぜひ取り組んでいただきたいと思いますので、お願いいたします。  では、3点目に移ります。3点目といたしましては、戦略的情報発信という観点からお伺いしたいと思います。この戦略的情報発信の項目ができてから、個別の委員会審査の中で、プレスリリースが増えたとか、一定的な効果、石岡のマスコミに対するPRとか、首都圏に向けてのいろいろなPRとか、いろいろ実績は増えているかなと思います。またホームページも、数年前に比べれば格段に見やすくもなっておりますし、ライフステージ別のデータの表記とか、助成などを一括して見られるホームページや、「MIPPE」や「てとて」等、特化したページもできておりますし、そういう意味では、最低限のメニューはそろってきたかなというのは感じております。  ただ、先ほど申した子育て支援や就職支援等の、本来というか、本当に情報を必要とするべき人や世代やその地域の方々に、やはりピンポイントで、また効率的に情報を発信していくという効率性を、もっと追究するべきではないかなと考えております。これは一般質問でも触れましたけれども、そもそもそこに興味がある層により一歩踏み込んだ情報を与えるとか、全く一般に「ホームページで出していますから大丈夫です」では、本当に情報を必要する層にきちっと行き渡らない。逆に、行き渡らないせいで、石岡にたくさんある助成やすばらしい制度が日の目を見ずに、対象の世代を、年を超えてしまうと、そんなのあったのねというふうに過ぎていってしまうのでは、大変もったいないと感じております。  もちろんこのPRというのはさまざまな自治体で取り組んでおりますし、石岡だけの問題ではありませんけれども、より効率的な、どの層に、どういう情報を、どういうツールで、どのタイミングで発信していくのかという、本当の戦略的な考え方を、やはりもっと公室を中心に全庁的なPRの音頭取りをしていただきたいと思いますけれども、ご見解をいただきたいと思います。 200 ◯委員長(山本 進君) 市長公室長・加藤君。 201 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。対象者の年齢や性別、職種、居住地も含めたターゲットですかね、対象者、どういった情報をそういった方々が求めているのかというのをきちんと分析する必要があって、そこにどういうツールで提示していけば一番伝わるのかと、そこが委員ご指摘の戦略の部分であるかと思います。新年度予算としましても、広報紙の情報をタブレットのアプリで見られるようなものも提案してございますので、今後ともその戦略の部分ですかね、検討してまいりたいと考えております。 202 ◯委員長(山本 進君) 村上委員。 203 ◯委員(村上泰道君) ただいま公室長よりもありましたけれども、今回、配布されましたくらしの便利帳の、たしかページをめくって、もう最初のページに、それこそライフステージ別に、生まれた子に対する助成だとか、例えば壮年であったり高齢者の方というのは、横軸で大変わかりやすい表記になっていて、私が前からホームページがこういうふうになればいいなと思っていたものが、現物として今回すごい見やすくなった。自分がどの世代のどういったものにアプローチすればいいのかというのが、視覚的に大変見やすくなったなというのを感じたものでございました。ぜひそういったものを、ホームページもそうですし、SNSを使ったツール、さまざまな機会を捉えて、的確な層に的確な情報が……。いろんな部局でよく「ホームページで広報しました」とかありますけれども、ホームページが見られる世代というのは限られていますし、逆に「市報で配りました」と言っても、今度、若い世代はそういったものになかなか目につけないとか、世代や環境によって、同じ一律的な情報発信ではやはり情報が抜けてしまう部分というのが、逆に言うと、かけた費用の効果が得られないということが出てきますので、しっかりとそのあたり、戦略を練った中で取り組んでいただきたいと思います。ありがとうございました。  最後に市長にお伺いしたいんですけれども、今、大まかに3点、子育て支援、就職ということに絞って、さらにその情報発信ということで、前からいろいろな制度について、石岡はほかの自治体で成功している、例えば人口の誘致……、誘致という表現もおかしいですけど、若い世代が入り込んでいる自治体の助成制度とかを見ると、石岡は、大概取り組んでいる制度というのはたくさんあるんですね。そうすると、何で石岡に来られないのかって、もちろんいろんな条件があるかと思いますけれども、行政としては、やれることは最低限やっているのかなと思いますし、子育て世代に対する支援というのは、最初にも申しましたように、確かに合計特殊出生率では低いですけれども、先ほど言った実数では、逆に言うと、実際子育てをしている世代に対しては、減少傾向にはありますけれども、そこまで大きく減少はしていない。ある程度カバーはぎりぎりできているかなというのを考えた中で、しっかりとその制度のPRとか情報発信、これはやはり自治体のトップである市長が、本当に先頭に立って音頭を取っていかなければいけないのではないか。  これはもちろん担当課の業務ではありますけれども、市長として、さまざまな場に出たときの、市長のトップセールスとよくいろんなところで言われていますけれども、この情報発信力というのは大変重要になるのかなと思います。そして、市長と各部局のそういった情報が、こういう制度が今度石岡でできたとか、そういう情報の風通しのよさというか、きちんと一体感を持った自治体運営というのを本当にしていかないと、こっちでは右を向いていますよ、こっちでは左向いていますよ、でも市長は真ん中向いていますよでは、やっぱり一体感もないですし、その姿というのが市民に伝わらないと、大変残念な状態になりかねないと感じておりますので、そこは本当にトップとしての気構えというか、市長のこういった石岡の戦略的な考え方についてのご見解を伺いたいと思います。 204 ◯委員長(山本 進君) 市長・今泉君。 205 ◯市長(今泉文彦君) お答え申し上げます。今、村上委員が言われたトップセールスでありますけれども、今、さまざまな形で行ってはおりますけれども、まずは地道な部分で地域イメージをアップしていく。そのためには、オール石岡、職員も同じ方向を向いてやっていくということが大事かなと思っております。今回の石岡一高の甲子園出場ではありませんけれども、市を挙げて、地域を挙げて全体でやっていく。その先頭に立って私がリードしていくことが、そういう気構えが大事だというふうに思っております。これからも、目の前に石岡一高が待っていますので、頑張っていきたいと思います。  以上です。 206 ◯委員長(山本 進君) 村上委員。 207 ◯委員(村上泰道君) ぜひ職員一丸、また議会もやはりしっかりと行政をチェックする立場として、同じ方向性を向いて歩んでいかなければなりませんので、そのあたり、市長の議会運営、また行政運営にかかっておりますので、今後、31年度予算執行に当たって、いろいろ今回意見が出ていたかと思います。反省するべき点やぜひ前向きに取り組む点、しっかりと受けとめて取り組んでいただきたいと思います。  以上で終わります。ありがとうございました。 208 ◯委員長(山本 進君) 次の質疑者に移ります。  石橋委員。 209 ◯委員(石橋保卓君) 私のほうからは、今回、提案されております平成31年度予算に反映されております各政策の決定過程の検証を中心に、5点ほどお伺いをしていきたいと思います。  まず、83ページのほうに計上されております区運営補助金、これについてお伺いをしてまいります。この区運営補助金につきましては、これまで一般質問、予算・決算、各委員会においてたびたび質問をさせていただいたわけですけれども、今回示された31年度においても、これまでと同じ金額、これまでと同じ状況というようなことで、所管ほうから説明も受けております。  この件につきまして、平成30年10月12日に開催されました平成29年度の決算委員会の市長の答弁において、区運営補助金については、平成29年から30年を協議検討の期間として、今後、改めるものは改める、拡大できるものは拡大していくというような答弁がありました。この29年、30年の間の協議の検討の内容の結果をお伺いいたします。 210 ◯委員長(山本 進君) 八郷総合支所長・真家君。 211 ◯八郷総合支所長(真家 忠君) ご答弁申し上げます。区運営補助金の件につきましては、29年度から新制度の素案をつくるなど、関係各課等と協議調整を行ってまいりました。また、決算特別委員会の際、市長からの答弁にございましたように、若干難しい課題があることがわかったため、その制度がしっかりと根差していけるよう、関係課等で協議調整を図ってまいったところでございます。31年度につきましては、先日の一般質問等において、今後、新たな地域コミュニティへの支援策を検討していく旨の答弁もございましたけれども、その中において、市内の区全体に対する新たな制度ができました際には、そちらに切り替えてまいりたいと考えております。さらにお時間をいただくことになり、まことに申しわけございませんが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。  以上でございます。 212 ◯委員長(山本 進君) 石橋委員。 213 ◯委員(石橋保卓君) 支所長が答弁に立つということは、市全体の問題としては捉えられていないのかなというふうに、私、感じるわけなんですけれども、これ、本当に真剣に検討されたのかどうか。各部長さん、庁議という組織もあるでしょうし、これに対してのプロジェクトチームが組まれたかどうかもわかりませんけれども、全庁的に協議をされた経過があるのかどうか、お伺いをいたします。 214 ◯委員長(山本 進君) 市長・今泉君。 215 ◯市長(今泉文彦君) 区運営補助金についてでありますけれども、全庁的に協議されたかどうかということでありますけれども、担当が生活環境部、そして総合支所ということでありまして、その範囲の中で行っております。全庁的とまでは行っておりませんけれども、区長会等がありますので、そういったところで市全体のエリアの意見を聞いたという状況であります。  以上です。 216 ◯委員長(山本 進君) 石橋委員。 217 ◯委員(石橋保卓君) この区運営補助金につきましては、合併時の経過的な措置として、10年間のサンセット方式ということで導入された補助金というふうに理解をしております。合併後14年も経過するという経過の中で、いまだその結論が出ないのであれば、これまで私、全市に拡大をしてくれと言いましたけれども、地域の公平性という意味からすれば、区運営補助金は廃止にしたほうがいいんじゃないですか。いつまでたっても検討している結果が出ないのであれば、即刻廃止すべきじゃないですか。石岡の住民の皆さん方がどう思っているか、ご理解なさっているんでしょうか。私、ここまできついことは言いたくありませんでした。31年度の予算では、全市内的に、ある程度運営補助金としての制度が拡充されるのかなというふうに期待をしていたわけですけれども、まだ結論が出ない、まだ協議中だ。何でそんなに遅いんでしょう。もう一度ご答弁をお願いいたします。 218 ◯委員長(山本 進君) 市長・今泉君。 219 ◯市長(今泉文彦君) お答え申し上げます。この区運営補助金は、石橋委員もご存じのとおり、合併協議会で、新市において調整するということでありましたけれども、14年間そのままであるという、おっしゃるとおりであります。大変遅れて申しわけございませんけれども、昨年、1年かけてその制度を調整していくということでお約束したんですが、ヒアリング等を行いまして、非常に難しい部分を感じたわけであります。それは何かと申しますと、2つの地域の制度の違いでありまして、14年経っておりますけれども、相互に完全に理解がされていなかったという部分であります。それをそのまま新しい制度に移植していくと、非常に混乱を生じるのではないかという危惧があったものですから、それを、31年度に相互理解の年としてよく調査し、相互に理解をする。もう一つは、人口減少の中で地域コミュニティが非常に希薄化している。合併時から14年が経っておりますけれども、その時点とはまた大きく違っている、そういう状況があるわけであります。  そういう事案については、全国でも地域コミュニティのあり方を模索しているところでありまして、31年度においては、できれば地域コミュニティの担当省庁である総務省から、担当というか、専任の方をお招きして、最新の情報、あるいはこれからのあり方、そういったものをきっちりと踏まえて、新制度を目指していきたいと考えたわけであります。どうかこれをご理解いただいて、ご了解をいただければと思います。  以上です。 220 ◯委員長(山本 進君) 石橋委員。 221 ◯委員(石橋保卓君) 今の市長のご答弁からしますと、私がこれの指摘を始めてからかなり時間が経つと思います。それまで何も協議検討してこられなかったというふうに聞こえたわけですよね。30年度で調整をしたらいろいろ危惧する部分が出てきた。あまりにも危惧する部分に気がつくのが遅いのではないかなという感じがします。これまで何をやっていたんですか。じゃあ、それまで何もやっていなかったということじゃないですか。自ら行政の調査・調整能力が欠如しているという部分を、今、市長自らあらわにしたのではないかなと思います。  それから、先ほどの話ですけれども、何で自分たちの地域の問題を自分たちで決められないんですか。何でよそから意見を聞かないと決められないんですか。全国一律じゃないですよね、こういう制度は、コミュニティの問題についても。石岡市独自で決定をしていかなければ、地域の皆様方、より安全な安心な生活がしていけないと思うんですよ。何でよそから力を借りなくちゃならないんですか。知恵を借りなくちゃならないんですか。まさに自ら、自分たちの能力のなさを露呈したようなものじゃないですか。  これについては、もうこれ以上言っても水かけ論で終わるんでしょうから、これ以上は申しませんけれども、何かこれ1つとっても、市の政策を決定する段階、過程、そういう部分がかなり不透明であるし、あまりにも遅い。早いと思うと、とんでもないものが出てきたり、何か政策を進めていく段階で、かなり行政の中、石岡市役所の中、ちぐはぐさを感じるのは私だけではないとは思います。  それでは次に移ります。子どもの森。子どもの森につきましては、統合保育所の問題から、平成30年度の予算で統合保育所、市有地に建設をするということで、予算化がされた部分がありました。しかしながら、所管の委員会でも指摘をさせていただきましたけれども、今回の補正予算で、この部分は不用額として全額カットされております。それで、降って湧いたように子どもの森という構想が、31年度で提案されてきたわけですけれども、この子どもの森の決定過程において、子ども・子育て会議においての協議の内容をお聞かせいただきます。 222 ◯委員長(山本 進君) 保健福祉部長・小倉君。 223 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。まず初めに、平成30年5月に子ども・子育て会議を行った際に、これまで5か所の市有地の候補地を挙げておりました。その中でご意見をいただきましたところ、土地周辺、公園ですけれども、公園のアンケート等をとった結果もご報告いたしましたが、そういうアンケートだけでなく、建設場所のもっと環境的な部分、そういう判断も必要だろうということでご意見をいただいたものと、それから、市が候補地としている場所、そういうものをもっと具体的に挙げていただいたほうが検討がしやすいというようなご意見をいただいております。  また、6月におきまして、子ども・子育て会議ですけれども、候補地の5か所、具体的な候補地を挙げまして、そこで、例えば騒音であるとか、土地のぬかるみ具合であるとか、日照であるとか、そういうものの報告をしました。それと、利用定員、そういう部分についてのご意見などをいただいております。  次に、12月になりまして、子どもの森という言葉が出てまいりました。その中で、子育て支援の拠点としての機能を持った施設を、交通利便性の確保ができて、集いやすく過ごしやすいエリアに整備していきたいというような、そういう考えをお示ししました。市の立地適正化計画など、まちづくりの視点も考慮している点をご説明した中で、構想の具体化に向けた機能、児童館の機能であるとか、子育て包括の機能、そういう機能についてのご意見をいただきました。それから、その会議でもっていろいろ情報を入れて、中身の機能的な検討についてご意見をいただく形をとっていますので、そういう情報をきちんと会議の中で入れていってほしいというようなご意見もいただいております。  次、平成31年2月になりまして、会議の内容でございますけれども、例えば駅の西側というようなことを示しましたので、駐車場の確保が必要であるというような点であるとか、駅前というのが本当に環境的に子どもにとっていいのかという疑問もあるというようなお話もございました。それから、拠点の必要性は理解できるというようなお話もございましたけれども、保育所は別でもいいというようなご意見もあったところでございます。  以上でございます。 224 ◯委員長(山本 進君) 石橋委員。 225 ◯委員(石橋保卓君) 今、12月にですか、子ども・子育て会議のほうに子どもの森というお話をされたというお話でしたけれども、現実的にその子ども・子育て会議に子どもの森構想という形として……、端的に、私どものほうへ、議会全員協議会のほうへ示された資料、そういったものを子ども・子育て会議へ提出されたのはいつになりますか。お伺いをいたします。 226 ◯委員長(山本 進君) 保健福祉部長・小倉君。 227 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 「子どもの森構想について」という資料を提示しましたのが、12月の17日でございます。 228 ◯委員長(山本 進君) 石橋委員。 229 ◯委員(石橋保卓君) もちろん子ども・子育て会議、市役所といいますか、正式な会議として位置付けられているものですから、その会議録の提供というのは可能でしょうか。お伺いいたします。 230 ◯委員長(山本 進君) 保健福祉部長・小倉君。 231 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 現在、ここで持ち合わせてはおりませんけれども、会議録のほうは公開と考えております。  以上でございます。 232 ◯委員長(山本 進君) 石橋委員。 233 ◯委員(石橋保卓君) 機会がありましたらというか、ここで委員長に、会議録の提出をお願いすることは可能かどうか、ご相談をさせていただきたいんですけれども。 234 ◯委員長(山本 進君) ただいま石橋委員から要求のありました資料については、委員会条例第23条の規定に基づき、委員会としてこれを要求したいと思います。これにご異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 235 ◯委員長(山本 進君) ご異議なしと認め、さよう決しました。執行部には速やかに資料を提出されますよう求めます。  暫時休憩します。                   午後 2時11分休憩             ──────────────────────                   午後 2時14分再開 236 ◯委員長(山本 進君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  保健福祉部長・小倉君。 237 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 先ほどの答弁で訂正をお願いしたいと思います。子ども・子育て会議での「子どもの森の構想について」という資料の提示の日付でございますけれども、申しわけございません。平成31年2月21日に行いました子ども・子育て会議の中で提示しております。申しわけございませんでした。 238 ◯委員長(山本 進君) 石橋委員。 239 ◯委員(石橋保卓君) そうなんですよね。その日付なんですよ、問題は。もう予算編成が終わっている時期じゃないですか。違いますか。2月に報告をして、それがすぐ予算に反映されるんですか。皆さん方にお聞きしますけど、じゃあ、予算編成、締め切りはいつですか。今さらながらの質問でしょうから、答えるのもばかばかしいかと思いますけれども。  何でこんな大事な事業を、そう拙速に進めるんですか。ましてや30年度で認められた統合保育所の予算、子どもの森を出したからいいや、もう不用額でおとしちゃえと、今回の補正予算でおとしていますよね。どういう意味があってそういう計画の進め方をするんでしょう。私は全く理解ができませんし、これ、本当に先輩委員からも指摘がありましたけど、誰の発案なんですかって、もう1回私も聞きたくなりますよ。政策決定過程をまるっきり省いて、突然にこういう問題が出てくる。30年度で議決を受けた予算については流しちゃえばいいやと……。流すんじゃないですね、不用額としてカットしているわけですから。それも議会に対して何の報告もない。あまりにも議会を軽視している態度に見えるのではないですか。  これらについては、またほかの委員さん方もそれぞれお考えになるところがあるかと思いますので、これ以上追求といいますか、お聞きすることもないし、お答えできることもないと思いますので、これでこの部分については終わりにしますけれども、皆さん、真剣になって考えてください。  次に移ります。149ページのクライシス監理官、予算的には300万ちょっとですので、あまり重要視されない方もいらっしゃるかと思いますけれども、このクライシス監理官、この職名と配置、予算編成の段階で、公害対策という部分ですから生活環境部の環境課ですか、あたりに配置になるかと思うんですけれども、この職名と配置をどなたがお決めになったのか、お伺いをいたします。 240 ◯委員長(山本 進君) 生活環境部長・齋藤君。 241 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) クライシス監理官、日本語で危機監理官のことでございますが、まず、任用に至る経緯からご説明させていただきます。所管といたしましては、全国、県内の各方面において、近年、悪質事業者等により不適正残土及び不法投棄等の事案が多発している現状から、一部に凶悪な行為も見受けられ、警察OB職員を配置する必要性を感じまして、任用することによりまして、行為者等への指導の強化はもとより、警察署や各方面に配置されている警察OBの方々との強いパイプによる連携で迅速な対応が図られるものと、警察官OBに限定し、任用をお願いしたところでございます。  クライシス監理官の名称に関しましては、近隣地では不法残土等監視指導員、廃棄物・不当要求等対策監視員などの名称でございますが、当市におきましては、その他市の窓口業務全般における不当要求行為及び暴力行為等への対応、その他の行為に関しての警察署との連絡調整等の業務も兼務して対応してもらうことから、最終的に、市全体の不当要求者対策といたしまして強いインパクトのある名称を模索したところ、クライシス監理官という名称がよいとの判断に達しました。
     以上でございます。                  〔「配置」と呼ぶ者あり〕 242 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) クライシス監理官の配置につきましては、所管が要望したということもありまして、生活環境課に配置ということになりました。  以上でございます。 243 ◯委員長(山本 進君) 石橋委員。 244 ◯委員(石橋保卓君) ありがとうございます。ただいま部長の答弁の中で、図らずも、いわゆる日本語で言うと危機監理官というようなご答弁がありました。なぜ横文字というか、クライシスというあまり一般的でない言葉を使われるのか、よく意味がわかりません。ストレートに危機監理官でいいじゃないですか。そのほうが一般の市民の方たちもわかりやすいですよ。これは予算上、項目として載っているだけですから、実際の任用に当たってはきっちりとした名称、それから、配置先につきましても、生活環境課ではなく、市長公室か、もしくは総務部に配置されるのが私は一番理想的ではないかなと思いますので、そういったところをよくご検討されて、31年度において反映されますようお願いをいたします。この点については以上で終わります。  次に、きのうまでの各所管の委員会の中でいろいろ問題が出ておりましたけれども、公共施設の借地問題について、総合的にご質問をさせていただきたいと思います。  先ほど東地区公民館のお話も出ました。もう何十年と、毎年600万以上の借地料を払っている。それから、風土記の丘、フラワーパーク、そのほかの施設としてまちかど情報センター、もっと借地で現在賄っている施設が必ずあると思います。この部分について、やはり将来的な市の財政負担という部分を考えますと、可能であるものはやはり市で……、必要なものですね、市で取得していくべきではないかと。もちろんその施設の存続、廃止、それらをきっちり方向性を定めた上で、取得するべきものは取得するということでお願いをしたいんですけれども、よく話を聞いてみますと、例えば風土記の丘、フラワーパークですと経済部、公民館ですと教育委員会、旭台会館ですと生活環境部というふうに、担当ごとにもう全て対応を任されているという状況ですよね。将来的な財政負担という部分で、市で基本的な施設のあり方、特に借地の問題についても、基本的な統一的な考え、そういう部分が必要ではないかなと考えるわけですけれども、そういったところ、市長のお考えをお聞きいたしたいと思います。 245 ◯委員長(山本 進君) 市長・今泉君。 246 ◯市長(今泉文彦君) お答え申し上げます。借地ですけれども、行財政改革大綱の中に、借地の部分については、極力借地ではないような形をとる方向性がうたわれておりますので、それに従って進めてまいりたいと思います。  以上です。 247 ◯委員長(山本 進君) 石橋委員。 248 ◯委員(石橋保卓君) ふっと肩の力が抜けるようなご答弁だったんですけれども、であれば、もうちょっとこれまで積極的に地権者さん方との交渉といいますか、進めるべきだったんではないですかね。大綱にそうやってうたってあるのであれば。  旭台会館の今回の土地の問題も、必要であれば買うべきなんですよ。ただ、東地区公民館との整合性がまだ明確になっていない。先ほどの先輩委員からの話もありましたように、東地区公民館、地権者との話し合いが難航している、用地の交渉がうまくいかないというのであれば、即刻廃止すべきなんですよ。これまで何億払っているんですか、地権者さんに。東地区公民館を廃止して、旭台会館に公民館機能を移せばいいんですよ。狭くて小さいというのであれば施設の見直し……。今のは極端な話ですけれども、そういうふうな選択肢を視野に入れて、きっちりとした整理をしていかないと、借地問題も解決には至らないと考えます。  そういったところもきっちり、真剣に整理をしていって、これは、今日のあしたというわけには借地問題はいきませんので、31年度分についてはいたし方ないところはあるかと思いますけれども、32年度においては、きっちりとしたある程度成果が見えるような予算編成がされることを、強くお願いいたしたいと思います。この件については以上です。  最後になります。最後は柏原サッカー場の人工芝化についてですけれども、30年度で実施設計が行われまして、それに基づいて今回、工事化の予算が出されたわけですけれども、実施設計を発注するに当たってどういった条件を出されたのか。金額的にもこれぐらいが限界ですよ、限度ですよ、形状的にもこういったものですよ。ここが一番大事だと思うんです。「実施設計をお願いします」、「はい、できました」、できたものをそっくり今度、予算化をする。そういうことであっては決してならないわけですよ。まずこれをやろうとするときに、行政側の、こういう規模で、こういう内容で、金額的にもこれぐらいで実施設計のほうをお願いできますかというのが基本ではないかなと私は思うんですけれども、そういった部分、実施設計を発注するに当たってどういう条件を付されたのか、お伺いをいたします。 249 ◯委員長(山本 進君) 教育部長・武熊君。 250 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。実施設計発注の際にということではございませんが、実施設計の受託業者とは、市の担当者が打ち合わせを、現場を含めまして9回ほどしてございます。特に現場での打ち合わせの内容でございますが、樹木の伐採、抜根の必要性、それに伴いまして、防球ネットの新設、あるいは既設設備の再利用が可能かどうか等の検討を行ってございます。そのほかに、設備としてナイター照明、フェンス防球ネットの設置、排水溝の移設などについても協議をしてございます。特に樹木の伐採、抜根に等につきましては、必要最小限なものということで、設計受託業者と協議を行ってきたところでございます。  以上でございます。 251 ◯委員長(山本 進君) 石橋委員。 252 ◯委員(石橋保卓君) 特に金額の上限という、こういう金額の中でおさめてもらいたいというような相談といいますか、指示は出していないということでよろしいですか。 253 ◯委員長(山本 進君) 教育部長・武熊君。 254 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。具体的な金額の表示といいますか、幾ら以内でという指示はしてございません。  以上でございます。 255 ◯委員長(山本 進君) 石橋委員。 256 ◯委員(石橋保卓君) 現実的に市役所の仕事としまして、実施設計を発注する段階で、実施設計で、実際の工事に当たってはこれぐらいの金額がかかりますよという設計会社からの成果が上がってきたときに、それをそっくり予算化するというのが、これまでの市役所としての進め方なんですかね。仮にそれが10億、20億であろうが、実施設計で上がってきた数字がそのまま予算に反映されてくるということなんですかね。実施設計という成果品があれば、各担当からの予算要求に対して、それはそのままそっくり認めるという方針で予算編成に臨んでおられるのかどうか、財務部長にお伺いをいたします。 257 ◯委員長(山本 進君) 財務部長・古内君。 258 ◯財務部長(古内勝人君) お答えいたします。予算要求があったものにつきましては、ある程度財政のほうで精査いたしまして、必要ないであろうというものにつきましては削除というか、予算のほうを検討して計上してございます。  以上でございます。 259 ◯委員長(山本 進君) 石橋委員。 260 ◯委員(石橋保卓君) そこら辺のところは、きっちりとした精査が内部で本来されるべき、想定される工事の内容と実際の成果品での金額の差があまりにも大きいようであれば、本来はそこで事業を一時中断するなり断念するなりという部分、特に財政的にかなり逼迫している状況の中で、この柏原のサッカー場に2億8,000万も投資をする効果があるのかどうかというのは、私、大いに疑問に思うわけです。  きのうもお話をしましたように、あそこで人工芝化を図るよりも、運動公園の多目的広場を全面的に人工芝化したほうが、2億8,000万もかからず、野球、サッカー、その他の広いスポーツでも活用ができるのではないかなというふうにきのうも指摘をさせていただいたわけですけど、人工芝化を図る際に、柏原以外に、ほかにもどこか候補地を選定といいますか、比較検討した経過があるかどうか、お伺いをいたします。 261 ◯委員長(山本 進君) 教育部長・武熊君。 262 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。今回の柏原サッカー場の人工芝化につきましては、当初から柏原サッカー場に限定した要望が上がってございました。アンケートにつきましても、柏原サッカー場の利用者のアンケートを実施してございます。他の施設との比較検討はしてございません。  以上でございます。 263 ◯委員長(山本 進君) 石橋委員。 264 ◯委員(石橋保卓君) 比較検討は必要ないですかね。要望書で柏原サッカー場ということで限定だったので、じゃあ、そのままそこを人工芝化しましょうという行政としてのスタンスでよろしいんでしょうか。そこで費用対効果というような部分を考えないんでしょうか。  話が飛びますけど、今現在、31年度予算でも企業誘致ということで項目が計上されております。石岡市へ進出してきたい工場等もかなりあるというお話を聞いていますけれども、既に柏原工業団地はいっぱいで進出する余地はない。市内においても、適地はあったとしても、用途区域の関係で、そこに工場が設置できないというところがかなりあると聞いています。ここで現在、柏原にあります野球場とサッカー場、工業用地として分譲しちゃったらどうですか。税収も上がります。雇用も確保できるでしょう。よっぽどそのほうが市の財政的な手助けといいますか、収入確保につながるのではないかなと感じるわけです。  私、ちょっと調べてみたんですけれども、工業団地内のスポーツ施設については、特に現在必要とはされていないというふうに聞いています。あそこを分譲した金額でもって、ほかにもうちょっと効率のいい運動施設、野球場だのサッカー場、もしくはテニスコート、そういった部分を十分、その分譲した金額で賄える分が出てくるのではないかなと私、感じるわけです。またもう一歩踏み込んで言えば、半ノ木にあります法政グラウンド、合宿所もついています。法政グラウンドのほうでも、相手がいる話ですからこちらからお願いをして、譲ってもらえるのであれば譲っていただいて、そこを総合的なスポーツ公園といいますか、合宿所付きですから、全国からかなりの利用者が見込めるのではないかなと思います。これは私の余談です、個人的な考え方ですから。そういった部分も視野に入ってくるのではないかなと思うんですよ。  現在の柏原サッカー場ですと、きのうの質疑の中でもありましたけれども、駐車場もかなり狭い。路上駐車を心配しながらあそこで大会をするという部分も、非常に利用者にも迷惑をかけるし、周辺の交通利用者にも通行者にも迷惑をかけるという状況が、もう目に見えているわけです。周辺の空き地を借りると言いますけれども、確約がとれているわけではありません。仮の話ではなく、行政が目指すものはきっちりとした実行性のあるものを目指すべきだと私は思うんです。そういう意味では、柏原サッカー場の人工芝化については、今回の計画はかなり無理があるのではないかなということを指摘させていただいて、私の質問を終わります。 265 ◯委員長(山本 進君) 暫時休憩いたします。  石橋委員にお願い申し上げます。質問席でお待ちください。                   午後 2時36分休憩             ──────────────────────                   午後 2時37分再開 266 ◯委員長(山本 進君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  ご報告申し上げます。さきに委員会として要求いたしました資料については、お手元にご配付いたしましたとおり提出されましたので、ご査収願います。  暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午後 2時37分休憩             ──────────────────────                   午後 2時49分再開 267 ◯委員長(山本 進君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  石橋委員。 268 ◯委員(石橋保卓君) 議事録、ありがとうございました。休憩中にじっくり読ませていただいたわけですけれども、もう一度部長にちょっとお伺いをします。2月21日以降、子ども・子育て会議を開催された経過があるかどうか、お伺いいたします。 269 ◯委員長(山本 進君) 保健福祉部長・小倉君。 270 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 2月21日以降の開催はしてございません。  以上でございます。 271 ◯委員長(山本 進君) 石橋委員。 272 ◯委員(石橋保卓君) 皆さん、お読みになっていただいて、よくご理解いただいている部分かと思いますけれども、これまで私どもが指摘していた事項といいますか、子どもの森構想に対しての子ども・子育て会議の中の意見、感想といいますか、我々と全く変わりがないということで、子ども・子育て会議は何のための子ども・子育て会議なのか、そういう部分がかなりはっきりされたのではないかなと思います。これまでの市長の説明の中で、子ども・子育て会議の中できっちり検討を重ねた結果を具現化していくというようなお話があったかと思います。今日示されました会議録の中では、子どもの森の構想に対しまして、子ども・子育て会議としてはもう一度再考するようにというようなお話が、かなり過激な表現を使って記されているわけです。そういったところ、どういう思いで今回、市長が子どもの森構想を事業化してきたのか、私にとってはまるっきり理解がしがたいものであるということを申し添えまして、私の質問は終わります。  以上です。 273 ◯委員長(山本 進君) 次の質疑者に移ります。  菱沼委員。 274 ◯委員(菱沼和幸君) 菱沼和幸でございます。平成31年度石岡市予算の総括ということで、何点か質疑をさせていただきたいと思います。  まず最初に、先輩、また同僚委員からも、財政推計について質疑がなされました。全てはこの財源でございます。何の事業をやるにしても、財源がなくては事業を行っていけないわけでございます。そういう中で、この財政推計を見させていただきましたけど、今後、非常に厳しい状況が続くわけでございます。そういう中で、自主財源確保ということが非常に重要になってくるかなと思っています。財務部長、それから市長から答弁をいただいておりますので、私としては、この財政推計の部分においては、この部分だけじゃなく、あらゆる面から石岡市の今後の発展性、また自主財源をどう確保しなくちゃいけないのかという部分をしっかり捉えて、臨んでもらいたいと思います。  今回の予算においても4.7%増ということで、これは非常に、過去最大の予算でございます。そういう部分において、市長が掲げる6つのテーマを今回重視しながら進めていきたいということで、市長から所信表明があったわけでございます。そういう中で、最大の予算を組むのであれば、市民の皆さんに最大のサービスを与えなければいけないと思います。そのための市長の先ほどの答弁では、ちょっと弱い部分があるのかなと私は感じたところでございます。  そういう中で、るる私が予算質疑の中で、各委員会所管の部分を質疑させていただいたところを、再度、確認の意味で質疑をさせていただきたいと思います。同僚委員からもさまざまな質疑がされているので、重複を避けて質疑をさせていただきたいと思います。  まず、区の運営補助金ということで、先ほども同僚委員から強い話がございました。そういう中では、本当に今まで、ずっとこの29年、30年ということで、石岡市の区長会、区の運営補助金は八郷地域ですけれども、ここにずっと335万円が計上されていて、ずっと八郷地域には出ていて、石岡地域には1か所だけは出ているという話は伺っているんですけど、現在1か所だけは出ているんでしょうか。お尋ねします。 275 ◯委員長(山本 進君) 八郷総合支所長・真家君。 276 ◯八郷総合支所長(真家 忠君) ご答弁申し上げます。この区運営補助金につきましては、八郷地区のみの149の区に支給されているものでございます。  以上でございます。 277 ◯委員長(山本 進君) 菱沼委員。 278 ◯委員(菱沼和幸君) 私は以前に、石岡地域においても1か所の区の運営補助金といいますか、補助金が出ているところがあるということで伺ったものですから、今、確認の意味でお伺いしたところでございます。それで間違いないですね。わかりました。  そういう中、この石岡市、合併して、先ほども同僚委員から話がありましたけど、14年も経つわけです。そういう中で、その整合性が図られていないというのはいかがなものかと、私は強く思うところでございます。そういう中で、協議会をずっと29年、30年と行ってきたということで先ほど答弁がありました。しかしながら、まとまっていないというのはいかがなものかと私は思っているところでございます。そういう中で、早急にこの部分においては、区長会も含めて、生活環境部、それから八郷総合支所ということで、しっかりと協議に協議をして、明確な新しい制度をつくり上げていただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。  次に移ります。次に、97ページの市民会館についてでございます。市民会館の内容については、過日の質疑で了解をいたしました。しかしながら、今後の市民会館のあり方という部分において、現在、個別施設計画がつくられてきていると思いますけれども、現状の進捗状況についてお尋ねをいたします。 279 ◯委員長(山本 進君) 生活環境部長・齋藤君。 280 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 市民会館の個別施設計画の進捗状況につきましてご答弁申し上げます。市民会館は、市のシンボル、市の顔として、文化活動の拠点、誰でも使いやすく市民に親しまれている施設として運営しているところでございます。しかしながら、既存施設の場所につきましては、道路は狭隘で大型バスの出入りや一方通行と立地条件が悪いことから、利便性や安全性を考慮し、担当といたしましては、市民アンケート調査の結果などからも、公有地を優先的に考え、条件に適した場所への移築を考えてございます。  具体的な個別計画の策定につきましては、今月末までに市長、副市長に市民会館の方向性についてまとめたものを報告し、9月の完成を目指しますが、少しでも早く策定し、議員の皆様方にご報告できるよう努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。 281 ◯委員長(山本 進君) 菱沼委員。 282 ◯委員(菱沼和幸君) ありがとうございます、今月中に、ある程度、市長、副市長のほうに提出できるような内容をつくり上げていきたいということでありました。そういう中で、私もこの市民会館においては、もうかなり老朽化が進んでおりまして、実際、建て替えの部分においても、早急に建て替えなくちゃいけないという部分があろうかと思っているところでございます。  しかしながら、財源の確保となると、非常に厳しい現状でございます。先ほど冒頭申したとおり、今103億円ある基金が、41年には15億円になってしまうという状況においては、基金を取り崩せばいいという問題ではないと思っています。そういう中において、箱物をつくれば、そのほかに維持管理経費がかかってくるわけです。そういう部分においては、私が提案するところにおいては、今、石岡市としては財源が今後厳しくなってくるという状況の中で、かすみがうら市さんも実際、市民会館がないと伺っているところでございます。それにおいては、共同として市民会館等ができていければ、より一層かすみがうら市さんと、また石岡市との共同の部分では、さまざまなジョイントした事業形態がつくれていくのかなと考えているところですけれども、それを含めて市長の見解をお尋ねいたします。 283 ◯委員長(山本 進君) 市長・今泉君。 284 ◯市長(今泉文彦君) 市民会館についてお答えいたします。今、菱沼委員が言われたとおり、広域連携というのも1つの方法かと思います。また、個別計画でこれから位置付ける、その結果も今、待っているところでありますけれども、それ以外に他自治体の連携協力、あるいは広域で共有していく、そういったことも視野に入れて、文化活動が市民のためにこれからも花開くよう、考えてまいりたいと思います。  以上です。 285 ◯委員長(山本 進君) 菱沼委員。 286 ◯委員(菱沼和幸君) そうですね。私もそう思っているところでございますが、しかしながら、今、行方市、それから小美玉市という状況で、広域の部分で施設の運用もできるようになっているわけですけれども、石岡市民の方は、あまり遠くはやっぱりどうしても……、現状、私が聞いている話の中では、どうしても遠くには行きたくないという現状がありますので、距離、また時間においても、ある程度の制限の中で進めていかなくちゃいけないのかなと思っているところでございます。  いずれにしても、個別施設計画ができた段階でもう一度その部分においては、担当として、また市長部局としてもしっかりと協議して、今後の方向性を見出してもらいたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。  次に103ページでございます。旭台会館も同僚委員からるる説明がございました。そういう中で、旭台会館は昭和62年に建設して708平米でございます。それで、東地区公民館においては、先ほど答弁ありましたけれども、土地としては昭和56年7月からお借りしていると、建物としては昭和57年に建てられているわけですけれども、私としては、ずっと長年思っていたことなんですけれども、実際この東地区公民館、それから旭台会館については、確かに部局がまたがっております。生活環境部、それから教育委員会という部分において、条例、また趣旨の部分が違っているので、なかなか統合が難しいかなという部分はずっと思っていたわけですけれども、これをいつまでも放置するわけにはいかない。その部分においては、私としては、旭台会館、それから東地区公民館を何としても1つにして、それで地域のサービス、また福祉の向上のために利用すべきだなと考えているところです。  先々、この昭和62年の建築、また東地区が57年の建築となると、あと何年後かにはもちろん建て替えをしなくちゃいけないという時期に来ると思います。そういう中において、いち早くそれに向けて、しっかりと年次計画を立てて、整備計画をつくり上げていくことが重要かなと私は思っているところでございます。  そういう中で、まず部長に、旭台会館と東地区公民館の今後の方向性についてお尋ねをいたします。 287 ◯委員長(山本 進君) 生活環境部長・齋藤君。 288 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) まず私のほうから、旭台会館の方向性につきましてご答弁申し上げます。旭台会館につきましては、平成29年9月に個別施設計画を策定しまして、基本的にその他集会施設として、その立地を生かした広域的利用と、地元などの市民ニーズに即した地域的利用に供するための公共施設として、存続することとしてございます。また、東地区公民館、児童センターとの複合化について行った協議におきましても、旭台会館が持っている市外の方や市内全域の市民が利用可能であるという特性と、社会教育法に基づいて設置されている公民館との整合性を図ることが困難であること、また、東地区公民館が現在地での存続という方向性も強いことから、旭台会館は単独で存続することとしたところでございます。  以上でございます。 289 ◯委員長(山本 進君) 菱沼委員。 290 ◯委員(菱沼和幸君) そこで、教育長の見解をお尋ねいたします。 291 ◯委員長(山本 進君) 教育長・櫻井君。 292 ◯教育長(櫻井 信君) ご答弁申し上げます。東地区公民館、旭台会館は、委員ご指摘のとおり、講座、同好会等の使用について、利用形態が似ている部分がございます。しかしながら、東地区公民館、旭台会館を利用する方々についての相違点がございます。東地区公民館は、石岡中学校区にお住まいの方が利用者の大半を占め、地域住民のための交流施設でございます。また、会議室等の貸館業務を主とする施設ではなくて、地域行事、自治会等の会議にも使われているのが現状でございます。旭台会館のほうは、地域外や市外の方の利用が多く、利益を得るための使用も可能となっているんだろうと思います。この両館は、類似性がある部分もございますけれども、異なる性格を持つ施設であるというふうに認識をしてございます。  以上です。 293 ◯委員長(山本 進君) 菱沼委員。 294 ◯委員(菱沼和幸君) この議論については、もう長年さまざまな議員の皆さんから質疑がされてきているところでございます。市長に、確かに生活環境部、それから教育委員会にまたがる施設でありまして、その趣旨的な部分も現状は違うところがあるところでございます。しかしながら、今後のことを考えて、その2つある部分を1か所にして、それで、石岡市のその地域、また石岡市内の方々もそこに集える、そういうふうな施設をつくるべきじゃないかと私は考えているわけですけれども、市長の見解をお尋ねいたします。
    295 ◯委員長(山本 進君) 市長・今泉君。 296 ◯市長(今泉文彦君) お答えいたします。旭台会館と東地区公民館、性格が似ていて非なるものでありますけれども、実際、旭台会館をよく見てみると、民間の貸館的な性格がございます。そういった意味で、1つの財産と捉えまして、これは行財政改革大綱にありますけれども、場合によっては、民営化というか、役所が持っていなくてもいい場合もありますので、あらゆるそういう形態を考えて、今後の方向性を模索したいと思います。  以上です。 297 ◯委員長(山本 進君) 菱沼委員。 298 ◯委員(菱沼和幸君) ぜひとも今後の方向性、しっかりと見出してもらいたいと思います。  次に移ります。139ページ、これも同僚委員からの質問がなされておりました。子どもの森整備事業でございます。そういう中で、先ほど子ども・子育て会議の議事録が提出されたところでございます。ちょっと確認の意味でお伺いをさせていただきますけれども、数字的になって申しわけないですが、統合保育所にしたときに、その基本構想には収容人数も書かれていませんし、そういう部分においては、何人の方をこの子どもの森の統合保育所に入れようと考えているのか、お尋ねいたします。 299 ◯委員長(山本 進君) 保健福祉部長・小倉君。 300 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 子どもの森に係ります統合保育所でございますけれども、現在、子ども・子育て会議の中でお示ししております人数は、定員が45名ということでお示ししてございます。  以上でございます。 301 ◯委員長(山本 進君) 菱沼委員。 302 ◯委員(菱沼和幸君) 45名ですね。わかりました。そうすると、今回、30年同様の実施設計ということで1,386万円が計上されているわけですけれども、実施設計が組まれているという状況においては、総工費もある程度概算で出ていると思うんですけれども、総工費についてはいかがお考えですか。お尋ねいたします。 303 ◯委員長(山本 進君) 保健福祉部長・小倉君。 304 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 想定工事費といたしましては1億9,800万円の7%ということで、1,386万円の実施設計委託料の計上をさせていただいているところでございます。  以上でございます。 305 ◯委員長(山本 進君) 菱沼委員。 306 ◯委員(菱沼和幸君) わかりました。いずれにしても、この議事録、私も読ませていただきました。そういう中では、ここに書かれているとおり、場所が駅前ということが不思議ですとか、さまざまなご意見がございます。保育所は、子どもの環境を考えて保育所のみでつくることを考えてほしいとか、さまざまなご意見もあります。そういう中で、私も、子どもの未来ということを考えたときに、実際、スピーディーにやることも重要でありますけれども、しっかりと計画に基づいて、これはどうなんだろう、これはどうなんだろうときちんと精査をしながら、それで進めるべきではないかなと。子どもたち、あの近隣であれば、特に市長の答弁の中では、ステーションパークの反対側だという話が先ほどありましたけれども、実際、車の往来がかなり激しいところでございます。そういう中で、もし事故があったときとか、そう考えますと、さまざまな観点からもっと慎重に、子どもの森整備事業を進めるべきじゃないかなと思っているところでございます。ですからそういう意味で、この子どもの森整備事業については、もっと横断的な部分でしっかりと協議してもらいたいなと思うところでございます。  次に移ります。次に、163ページに移ります。鳥獣被害対策事業ということで、近年、特にイノシシの被害が多くあるということで、平成30年度においての予算でも、補正後1,756万5,000円ということで、この事業が進められてきているところでございますけれども、現状、今回も約200万円増の金額で鳥獣被害対策事業が計上されているところでございますが、実際、この金額で減少に向かった取り組みができるのかどうか、お尋ねをいたします。 307 ◯委員長(山本 進君) 経済部長・諸岡君。 308 ◯経済部長(諸岡広明君) 鳥獣被害対策事業の予算額につきましてご答弁申し上げます。鳥獣被害対策につきましては、全国的にも鳥獣被害が問題となっておりまして、国と県と、被害対策には支援に力を入れてきていただいているところでございます。石岡市におきましても、平成30年から国の補助事業を活用いたしまして、鳥獣被害緊急捕獲報償に充当するなど、積極的に国や県の支援策を活用することで、市の予算の負担軽減を図っているところでございます。  平成31年度の予算でございますが、捕獲に対する報償、報酬に関しましては、これまでの実績に基づきまして、目標値の予算を計上しているところでございます。また、モデル地区におきましては、イノシシのすみかをつくらない・近づけない・侵入させない対策と捕獲をセットで行う取り組みを支援し、農産物被害減少に向けて総合対策の推進を行っているところでございます。総合対策の推進に対しましては、31年度、十三塚地区をモデル地区としまして、防護柵2キロ、囲いわな1か所による検証を引き続き行うとともに、その活動等を広げることが重要と考えております。そういう中で、新たに取り組みを行っていただける地区に対し、勉強会や防護柵、囲いわな等の設置等の予算も計上しているところでございます。  以上でございます。 309 ◯委員長(山本 進君) 菱沼委員。 310 ◯委員(菱沼和幸君) 本当に深刻な鳥獣被害でございます。そういう中で私は、その予算的な部分はもっと増やして、やっぱり人材育成をしていかなくちゃいけないのかなと思っています。ある程度、ハンターも高齢化しているというのが実情でございます。そういう中で、人材育成が急務だと考えているわけですけれども、担当としてのその考えをお尋ねいたします。 311 ◯委員長(山本 進君) 経済部長・諸岡君。 312 ◯経済部長(諸岡広明君) 鳥獣関係の人材育成でございますけれども、猟友会におきましては高齢化が進んでいるところでございます。そういう中で、わなの免許、鉄砲の免許等にも補助をいたしまして、イノシシの捕獲に関しまして、補助といいますか人材の確保、またはそういう対策に対して協力的な部分で、そういう補助のほうも出しているところでございます。また、新たに狩猟免許等を取った方に対しては、その訓練ではないですけれども、猟友会として講習会を実施するなど、早く捕獲に対して実践を踏んでもらいたいという意味でも、人材確保に積極的に取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 313 ◯委員長(山本 進君) 菱沼委員。 314 ◯委員(菱沼和幸君) 私は、この鳥獣被害対策においては、石岡市単独で取り組んでいてはらちが明かないと、常に思っているところでございます。近隣市、実際、笠間市、それから桜川市、つくば市、土浦市、かすみがうら市という状況において、山の周りの市において、しっかりと有害鳥獣対策の協議会等を立ち上げて、しっかりと各市から、さまざまな方からのご意見をいただきながら、進めていかなくちゃいけないと思っているわけですけれども、現在、その協議会というのは立ち上がっているんでしょうか。お尋ねいたします。 315 ◯委員長(山本 進君) 経済部長・諸岡君。 316 ◯経済部長(諸岡広明君) 近隣との協議会ですけれども、鳥獣の緊急捕獲につきましては、石岡市におきましては6月と9月、そのほか被害等があった場合には、30年度8月に実施したわけですけれども、各市町村によりまして捕獲時期等が違っております。そういう部分も一斉に行うのが、かすみがうら市、つくば市、桜川市、笠間市もありますので、そういう連携をとるのが一番大事な部分と感じております。そういう中で、農政課、イノシシのほうを担当しています職員におきましては、地域の担当職員と勉強会を開催して、そういう連携等ができないかという協議も進めているところでございます。  以上でございます。 317 ◯委員長(山本 進君) 菱沼委員。 318 ◯委員(菱沼和幸君) ぜひとも横断的な駆除対策、鳥獣被害の対策をしっかりと講じていただきたいと思います。それに伴いまして、私、まずは被害を少しでも食いとめるために、本庁に対策室を設置してはどうかと思いますけれども、その点、担当部長としてどのようにお考えなのか、お尋ねいたします。 319 ◯委員長(山本 進君) 経済部長・諸岡君。 320 ◯経済部長(諸岡広明君) 担当部署の設置ということでございます。室、またはグループを設置することにつきましては、短期間での総合対策を行う上では有効な手段だと思います。また、実例としまして、モデル地区での検証もあわせますと、普及促進にさらなる拍車がかかることも予測されます。さらには、従来の捕獲に対する事務を進めながら、新しい捕獲体制について、検証や実施に向けて取り組めることが考えられると考えております。  以上でございます。 321 ◯委員長(山本 進君) 菱沼委員。 322 ◯委員(菱沼和幸君) ぜひともこの対策室等も含めて協議していただいて、対策を講じていただきたいと思います。  最後に市長に、今後、協議会を立ち上げていく部分においては、やっぱり市長のリーダーシップが重要になってくると思います。そういう中で、今後、先ほど申し上げたとおり、笠間、桜川、つくば、土浦、かすみがうら、そして当市の石岡の協議会を立ち上げるべきだと私は考えているわけですけれども、その協議会を立ち上げて鳥獣被害対策を少しでも食いとめるという観点から、立ち上げるべきと私は考えているわけですけれども、市長の見解をお尋ねいたします。 323 ◯委員長(山本 進君) 市長・今泉君。 324 ◯市長(今泉文彦君) 現在、事務局がつくば市で話し合っている、勉強会を行っているという状況でありますので、常に協調して進めてまいりたいと思っております。  以上です。 325 ◯委員長(山本 進君) 菱沼委員。 326 ◯委員(菱沼和幸君) ぜひともこの鳥獣被害対策、特に八郷地域の方は、非常に困っている方がたくさんおります。そういう部分においては、農産物をやられている部分とか、あとは実際、人身の被害をこうむっている部分とか、さまざまなことがありますので、しっかりとこの対策を講じてもらいたいと思いますので、よろしくお願いします。  次に、235ページの発掘調査、また文化財保護保存について、質疑を先日させていただきました。内容については具体にわかったところで、現在の茨城廃寺についての進捗状況ということでお伺いしたところ、明快に答弁いただきました。それで、今後の茨城廃寺の方向性について、教育長の見解をお尋ねいたします。 327 ◯委員長(山本 進君) 教育長・櫻井君。 328 ◯教育長(櫻井 信君) ご答弁申し上げます。茨城廃寺跡につきましては、本市の貴重な文化財としてその保護保存に努めていかなければならないと考えているところでございます。現在、発掘調査が終了いたしまして、調査報告書を作成したところでございます。また、30年度より茨城郡家の推定地であります外城遺跡の調査を進めているところでございます。教育委員会といたしましては、茨城廃寺跡、茨城郡家との一体的な保存活用を図ることを目指しまして、国指定化に向けた取り組みを効果的に進めるため、文化庁や県文化課との連携をとりながら、計画的に調査、発掘を進めてまいりたいと思っております。  以上でございます。 329 ◯委員長(山本 進君) 菱沼委員。 330 ◯委員(菱沼和幸君) ぜひとも、事務事業評価シートにも掲載されておりますけれども、「茨城郡家の推定地である外城遺跡の調査を──先ほど教育長からありましたけど──開始し、茨城廃寺跡の国指定史跡化に向けて遺跡としての価値を高めます」ということでありますとおり、その部分においては、31年度、外城の調査とかありますので、しっかりとその部分を踏まえて、なるべく早い時期にまとめていただいて、県、また国のほうに、文化庁のほうに、きちんとしたものを届けていただければと思っているところでございます。よろしくお願い申し上げます。  次に移ります。次に、これも同僚委員から、さまざまな、るる角度を変えての質問がなされてきたところでございます。245ページの柏原運動施設維持管理経費でございます。昨日も質問させていただきましたけど、まず冒頭、この柏原サッカー場人工芝化工事の件ですけれども、教育福祉環境委員会への説明はきちんとなされてきているのか、お尋ねをいたします。 331 ◯委員長(山本 進君) 教育部長・武熊君。 332 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。教育福祉環境委員会へは、年度当初、新規事業でもございましたので、実施計画の策定について説明をしてございます。ただ、実際に予算要求に当たりましては、常任委員会への報告はしてございません。特に予算額につきましては、予算書ができ上がりまして皆さんに告示するまでは、内部の問題ということで公表できないということになってございますので、これにつきましてはご報告は差し上げてございません。  以上でございます。 333 ◯委員長(山本 進君) 菱沼委員。 334 ◯委員(菱沼和幸君) 非常に、金額的に約3億という状況の大きな事業でございます。そういう中でいち早く、特に教育福祉環境委員会の皆さんにまずは報告をしていただいて、それで事業を進めるべきかなと私は思っているところでございます。それが常任委員会のあり方かなと思っているところでございます。  そして、昨日、駐車場ということで質問させていただきました。また同僚委員からもありましたけれども、その答弁では、現在56台はありますけれども、今後、この駐車場の確保という部分においては、近隣といいますか、近くの、付近の空きスペースを使うとありましたけれども、実際そういう部分では、集中したときには結局空きがなかったりするわけです。それにおいて、駐車場としてどのように考えているのか、お尋ねをいたします。 335 ◯委員長(山本 進君) 教育部長・武熊君。 336 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。特に大会時等の駐車場につきましては、マイクロバスや大型バス等がとまる場合には、やはり駐車台数56台では狭い状況になってございます。当面の対応としましては、他の施設、近隣の施設、柏原野球場、球技公園等の駐車場の活用を考えたいと思いますが、抜本的な整備については、今後の検討課題とさせていただきたいと存じます。  以上です。 337 ◯委員長(山本 進君) 菱沼委員。 338 ◯委員(菱沼和幸君) やっぱり駐車場って非常に重要だと思います。過日もお話しさせていただきましたけれども、路駐ではいかがなものかと思っていますので、しっかりとした教育委員会としてのスタンスを持たなくちゃいけない。そういう部分においては安全第一、これがやっぱり重要かなと思っています。そういう部分においては、駐車場確保という部分においては、人工芝化をする前に必要かなと考えているところでございます。  それで、今回の事業において、先ほど申し上げさせていただきましたけれども、大きな、3億からの事業でございます。きちんとした年次計画……、昨年、確かに実施計画をつくり上げて、31年度進めていきたいということでありましたけれども、もっともっとしっかりと議論をした上で進めていくべきじゃないかなと私は考えているところでございます。  そういう中で、教育長にこの費用対効果、実際、約1万人の方がサッカー場を今まで使われてきたと、今後、サッカーのほかにさまざまなクラブの方にも周知をして使っていただくんだ、また夜間照明があるので費用的な部分も上がってくるだろうという、当時のスポーツ振興課長からの答弁をいただいたところでございますが、実際、教育長として、約3億をかけて市民の福祉の向上を含めて、サービスとしてどのように考えているのか、お尋ねをいたします。 339 ◯委員長(山本 進君) 教育長・櫻井君。 340 ◯教育長(櫻井 信君) ご答弁申し上げます。サッカー場の利用者から、人工芝化してほしいとの強い要望等がございまして、平成30年度に実施設計委託料につきまして議会のご承認をいただき、スポーツ振興くじの助成を活用して、人工芝化の計画を現在まで進めてまいりました。サッカー以外にも、年間を通し、ゲートボール、あるいはグラウンドゴルフ、さらにはニュースポーツなどにも利用をしていただくことによりまして、生涯スポーツの振興、あるいは地域の活性化にもつながるものと考えてございます。  なお、実施設計につきましては、県の積算基準等をもとに算出をしておりますけれども、つくるからには、委員にご指摘いただきましたように、安全に活用できますように工事を進めてまいりたいと考えているところでありますけれども、昨日から多くの委員さん方からご指摘をいただいておりまして、一部見直しの検討の余地もあるのかなというふうには認識をしているところでございます。  以上です。 341 ◯委員長(山本 進君) 菱沼委員。 342 ◯委員(菱沼和幸君) 今、教育長から、一部修正をしなくちゃいけないのかなという答弁がございました。私も、この柏原サッカー場の人工芝化工事については異論があるところでございます。そういう中で、確かに福祉の向上も含めて、健康増進、さまざまな観点から有効手段だとは思っております。しかしながら、今このときに整備しなくてもいいのかなと。まずは、私は、この石岡市においては何をしなくちゃいけないか、さまざまな優先順位があると思うんですね。その優先順位の中からまずはやっていって、それで事業を進めていくべきじゃないかなと。  新たに本庁ができ上がりました。1月4日、開庁式を迎えました。そういう中で新たなスタートを切る大事なときです。そういう中で私は、今やらなくちゃならないことというのは……、確かにこの事業も大事かと思います。しかしながら、このほかに山ほど事業としてやらなくちゃいけないことが、私はあると思います。そういう中で、このサッカー場について、まずは市長として、ぜひともやりたいという部分は市長の中ではあると思いますけれども、さまざま委員の皆さんから指摘があり、またさまざまなご意見もあったわけでございます。そういう中で、それを踏まえて、今の市長の見解をお尋ねいたします。 343 ◯委員長(山本 進君) 市長・今泉君。 344 ◯市長(今泉文彦君) 菱沼委員の市長の見解をということにお答えしたいと思います。この4日間を振り返ってみますと、いろいろなご指摘をいただいて、大変申しわけなく思っております。反省しきりでありまして、本当に至らない自分を感じたわけでありますけれども、さらにこの子ども・子育て会議も読ませていただきまして、こういう示唆に富んだご意見を早く取り入れていればというふうに、今、思っているところであります。サッカー場に関しても同様でありますし、今ご意見を頂戴いたしまして、執行部として反省に立って、これを考えていきたいと思います。  以上です。 345 ◯委員長(山本 進君) 菱沼委員。 346 ◯委員(菱沼和幸君) 以上で終わります。 347 ◯委員長(山本 進君) 以上で質疑を終結いたします。  これより、各会計予算案に対する討論を行います。  討論は挙手によりこれを許します。討論はございませんか。  小松委員。 348 ◯委員(小松豊正君) 日本共産党の小松豊正です。まず、議案第1号・平成31年度石岡市一般会計予算について反対討論を行います。  第1に、財政調整基金が毎年ため込まれていますが、有効に活用されていないことを指摘しなければなりません。平成29年度末現在の財政調整基金残高は、30億3,657万9,000円となっています。合併時の平成17年度から約2.6倍に膨れ上がっています。財政調整基金残高の約4%、1億2,000万あれば、とりあえず国保税を1世帯1万円引き下げることができます。年金が下がる中で、介護保険料は高止まりし、しかも多くの方々は年金から天引きされています。これでは生活費に回るお金が減って、生活が苦しくなる一方です。10月からの消費税10%とあわせ、物を買う力も弱くなるので、地域経済も冷え込むことになります。なぜこのような市民が一番苦しんでいるところに、これまでため込んできた財政調整基金を使わないのでしょうか。このような予算に賛成することはできません。  第2に、石岡市の実情に合った地域経済の活性化対策が予算化されていないことです。住宅リフォーム助成制度のような、全国や県内で試され済みの地域経済を活性化させる具体的政策が盛り込まれておりません。事業費の2分の1になる社会資本整備総合交付金を含めて、1,200万円の住宅リフォーム助成制度は、条例は必要なく、要綱をつくれば石岡でも確立することができます。ぜひ実現するよう求めるものです。地域経済の活性化対策が不十分な中で、商工費は6億1,288万4,000円で、構成比が全体の1.83%で、前年度2.19%からもさらに下がっています。  第3に、その反面で、莫大な支出を伴う新たな大規模工事に踏み出す予算になっていることです。新広域ごみ処理施設の負担金で、霞台厚生施設組合への負担金として20億4,465万3,000円と、前年度6億6,794万1,000円の3.06倍となっております。  第4に、懸案であった2つの課題、高過ぎる東地区公民館の年614万4,000円、月にしますと51万2,000円の借地料の問題が、さまざまに議論されておりますけれども、いまだに解決方法が示されておりません。これは、どれだけ多くの財政の無駄が支出されてきたのか。それに対する行政の怠慢が指摘されても、やむを得ないことだと思います。また、住宅新築資金貸付金等元利残高が3億円以上も未回収であります。これは長い八郷町時代の歴史的な経過もあるわけですけれども、また担当者のさまざまな努力もあるわけですけれども、これ自体は問題と指摘しなければなりません。  第5に、費用弁償と政務活動費交付金についてです。議員は毎月の報酬のほかに、会議に出席するたびに1回2,000円の費用弁償が支給されておりますが、これは市民の理解が得られるものではありません。全国的には費用弁償は廃止する方向に明確に進んでいます。直ちに廃止すべきです。また、政務活動費交付金は、適切な政策を得るためには必要な面もございますけれども、毎月1人の議員当たり1万2,500円で年間15万円、22人の議員で総額330万円の政務活動費交付金は、適切に減額すべきだと訴えるものです。  以上で、議案第1号・平成31年度石岡市一般会計予算についての反対討論といたします。  次に、議案第2号・平成31年度石岡市国民健康保険特別会計予算に反対する討論を行います。国保税が高過ぎて払おうにも払えない、国保税を払っている層は、全体として所得が少ない、そういう層の方がこれに加入されております。平成29年度決算における累積黒字は4億900万円となっております。そして、平成31年度の県への納付金は、前年度より3億5,568万9,000円の減額となっております。これは、国保会計だけ考えてみても、国保税を1世帯1万円引き下げるに必要な財源は、1億2,000万あれば可能ですので、この国保会計の中だけでの努力でも、引き下げる財源はあります。  また、子どもの数に応じてかかる均等割額は廃止すべきです。国保会計内でのやりとり、さらには、全体としては、財政調整基金の一部を取り崩すなど一般会計からの繰り入れを増やせば、これは可能です。そのように予算化されていないことを指摘をして、議案第2号・平成31年度石岡市国民健康保険特別会計予算に反対する討論といたします。  次に、議案第7号・平成31年度石岡市介護保険特別会計予算に反対する討論を行います。今、年金が削られている、そういう流れの中で、介護保険料が、ほとんどの方が天引きされております。介護保険料が天引きされると、生活費に回すお金が少なくなり、個人消費を抑え、地域経済にも悪影響を及ぼしています。介護労働者の待遇改善はこれからの課題となっています。このような状況を生んでいる介護保険特別会計予算に賛成することはできません。介護保険料を下げてもらいたい、介護施設をたくさんつくってほしいなどの市民の切実な要望を実現していくために、国、県からの支出金の増額を求めて、市としては、財政調整基金などの一部を取り崩して一般会計からの繰り入れを行う独自の努力を強く求めて、議案第7号・平成31年度石岡市介護保険特別会計予算に反対する討論といたします。  次に、議案第9号・平成31年度石岡市後期高齢者医療特別会計予算に反対する討論を行います。後期高齢者医療制度は、75歳以上のお年寄りをほかの医療保険制度から切り離して、独自の医療保険としたもので、年を追うごとに医療費が増え、保険料が上がっていくことが想定されております。平成30年度と平成31年度につきましては、県民世論を背景に、日本共産党中央議員団が県広域連合に申し入れを行い、県広域連合が57億5,000万円の積立金を保有していたことも明らかにして、保険料は据え置かれることになりました。しかし、これだけのお金があるのに値下げはしませんでしたので、この議案に賛成することはできません。  今、特に75歳以上の低所得者のお年寄りが苦境に立っているのは、国の政策に問題があります。県広域連合にも保険料の引き下げに応じない責任がありますが、直接保険料を集め、県広域連合に納入しているのは市の行政の仕事になっています。よって私は、政府に対して、後期高齢者医療制度を廃止し、もとの老人保険制度に戻すことを強く求め、議案第9号・平成31年度石岡市後期高齢者医療特別会計予算に反対する討論といたします。  委員各位の賛同をお願いいたしまして、私の反対討論といたします。 349 ◯委員長(山本 進君) ほかに討論はございませんか。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 350 ◯委員長(山本 進君) 討論なしと認め、以上で討論を終結いたします。  これより採決に入ります。  初めに、議案第1号・平成31年度石岡市一般会計予算を採決いたします。  本案は起立により採決いたします。  本案は原案可決すべきものと決することに賛成の諸君の起立を求めます。
                       〔賛成者起立〕 351 ◯委員長(山本 進君) 起立少数であります。よって、本案は否決すべきものと決しました。  次に、議案第2号・平成31年度石岡市国民健康保険特別会計予算を採決いたします。  本案は起立により採決いたします。  本案は原案可決すべきものと決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔賛成者起立〕 352 ◯委員長(山本 進君) 起立多数であります。よって、本案は原案可決すべきものと決しました。  次に、議案第7号・平成31年度石岡市介護保険特別会計予算を採決いたします。  本案は起立により採決いたします。  本案は原案可決すべきものと決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔賛成者起立〕 353 ◯委員長(山本 進君) 起立多数であります。よって、本案は原案可決すべきものと決しました。  次に、議案第9号・平成31年度石岡市後期高齢者医療特別会計予算を採決いたします。  本案は起立により採決いたします。  本案は原案可決すべきものと決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔賛成者起立〕 354 ◯委員長(山本 進君) 起立多数であります。よって、本案は原案可決すべきものと決しました。  次に、議案第3号・平成31年度石岡市下水道事業特別会計予算ないし議案第6号・平成31年度石岡市霊園事業特別会計予算、議案第8号・平成31年度石岡市介護サービス事業特別会計予算、議案第10号・平成31年度石岡市水道事業会計予算の計6件を一括して採決いたします。  お諮りいたします。本案はいずれも原案可決すべきものと決することにご異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 355 ◯委員長(山本 進君) ご異議なしと認め、さよう決しました。  以上で、当委員会に付託されております案件の審査は全て終了したわけでありますが、これらにかかわる委員長報告については、委員長にご一任願いたいと思います。これにご異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 356 ◯委員長(山本 進君) ご異議なしと認め、さよう決しました。  以上で予算特別委員会を閉会いたします。  ご苦労さまでした。                   午後 3時47分閉会            ───────────────────────         石岡市議会委員会条例第60条の規定により署名する。              臨時委員長    鈴 木 行 雄              委 員 長    山 本   進 Copyright (c) ISHIOKA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...