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平成31年第1回定例会(第4日目) 議事日程・名簿 開催日:2019-03-06
平成31年第1回定例会(第4日目) 本文 開催日:2019-03-06

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  1. 石岡市議会 2019-03-06
    平成31年第1回定例会(第4日目) 本文 開催日:2019-03-06


    取得元: 石岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-06
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 平成31年3月6日(水曜日)                   午前10時00分開議 ◯議長(岡野孝男君) おはようございます。ただいまの出席議員数は21名です。定足数に達しておりますので、これより前回に引き続き本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付いたしました議事日程表のとおりであります。  これより議事日程に入ります。            ───────────────────────  日程第1 一般質問 2 ◯議長(岡野孝男君) 日程第1、一般質問。これより前回に引き続き、市政一般に関する質問を行います。  16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 3 ◯16番(菱沼和幸君) おはようございます。16番、公明党の菱沼和幸でございます。第1回定例会で、通告に従って、3項目にわたり一問一答方式で質問させていただきます。市民の方がわかりやすく理解できるような、明快かつ建設的な答弁を求めます。  質問に入る前に、この3月で退職、また勇退される方に対し、長きにわたり市政発展並びに市民サービス、そして福祉の向上のためにご尽力をいただいたことに、衷心より御礼と感謝を申し上げる次第でございます。勤務日数が1か月を切り、まだ退職されておりませんが、本当にお疲れさまでしたと申し上げたいと思います。  さて、1日から春の全国火災予防運動が7日まで行われております。全国統一標語は、「忘れてない? サイフにスマホに火の確認」でございます。我が家の防火対策を万全にしていただき、この週間だけでなく、危機管理意識を高めてまいりましょう。  今定例会は、骨格でもあるものの、平成31年度のスタートを切る一般会計当初予算をはじめとし、平成30年度を締めくくる補正予算等の審議を諮る重要な定例会でございます。基礎自治体である当市の予算編成に当たっては、国の方針に基づく変化などもあり、また、さまざまな災害等の影響もあり、行財政運営の計画等にも苦心惨憺と推察するところでございます。  それでは、本題に入り、平成30年度の総括並びに平成31年度の市政運営についてお尋ねをいたします。  まず、平成30年度総事業を振り返り、率直に、費用対効果を含め総括的に見解を求めます。  まず、教育的立場から教育長にお尋ねをいたします。 4 ◯議長(岡野孝男君) 教育長・櫻井君。 5 ◯教育長(櫻井 信君) 平成30年度総事業を振り返っての総括的見解について、ご答弁を申し上げます。教育委員会といたしましては、平成30年度の主要な事業について、石岡みらい創造プロジェクトに位置付け、重点的に実施をしてきたほか、昨年9月に策定をいたしました、新たな石岡市教育大綱、石岡市教育推進計画に基づいて、各種事業を進めてまいりました。  主な進捗状況といたしましては、1つには、石岡市ふるさと学習サミットを開催いたしました。市民会館が満席の中、3年間のふるさと学習の取り組みの成果としての各学校からの実践発表は、それぞれの学校や地域の特色ある内容でありまして、子どもからお年寄りまでが真剣に楽しみながらふるさとについて学ぶことできた、よい時間となりました。
     2つには、子どもたちの情報活用能力の育成を図るため、昨年度に引き続き中学校3校へタブレット端末を導入いたしまして、ICT環境の整備を進めてまいりました。教育現場からは、ICTを活用し課題提示の工夫をしたことで、子どもたちが意欲的に学習に取り組むことができた、視覚的に効果を高めたことは、生徒の課題に対する理解をより確かなものにしたり、解決に向けての主体性を促したりすることにつながったなどの成果が報告されております。  3つには、生涯学習の分野といたしまして、家庭教育学級の開催範囲を拡大するとともに、教育において重要となる家庭教育の充実を図るため、新たに訪問型家庭教育を実施してまいりました。  4つには、昨年竣工しました小幡地区公民館において、地域住民が主体となり、ふるさと学習、世代間交流や子どもたちへの学習支援を行う、小幡みらい大学の活動が始まりました。これらの活動を支援することで、子どもたちを地域で育てる取り組みがさらに広がることが期待されているところでございます。  5つには、スポーツの振興におきましては、来年度開催されるいきいき茨城ゆめ国体に向け、バドミントン競技の会場となる石岡運動公園の整備を進めるとともに、リハーサル大会を開催し、機運の醸成を図りました。さらに、水中ウォーキングや正しい効果的な歩き方などのスポーツ教室を開催し、市民の健康づくりを推進してまいりました。特別な用具などを使わず、誰もが気軽に参加でき、市民の健康づくりには大きな成果があったものと考えております。  6つには、歴史、文化財の保護活用として、本年度から、国指定文化財であります常陸国分寺跡の保存管理活用計画の策定に取り組みを始めたところでございます。現在、国分寺跡に精通する専門家や地域住民による策定委員会を設置し、協議を重ねているところでございます。  以上のように、教育委員会は幅広い分野を所管しておりますけれども、事業については概ね順調に進捗しているのかなと感じているところでございます。しかし、費用対効果については、すぐには評価できないものもございます。今後も、最小の経費で最大の成果を得られるように常に意識をし、「ふるさとに学び夢にはばたく輝くひとづくりのまち」の実現に向け、各種の教育の充実、学術・文化・スポーツの振興に関する総合的な施策を推進してまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 6 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 7 ◯16番(菱沼和幸君) 今、教育長のほうから、30年度の総括的な部分と、また費用対効果ということで答弁いただきました。そういう中で、今6点について、主な事業の内容を詳細に答弁いただきました。そういう中で、30年度を振り返って、31年度がもう目の前に来ているわけでございます。今、教育長からありましたけど、「ふるさとに学び夢にはばたく輝くひとづくりのまち」ということで、それに向かって今年度も……、31年度はもう間近でありますけれども、しっかりと取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。  次に、就任後1年が経過、副市長としての見解をお尋ねいたします。 8 ◯議長(岡野孝男君) 副市長・根本君。 9 ◯副市長(根本博文君) お答えを申し上げます。副市長に就任して以来、市長並びに議員各位のご指導のもと、職員とともに政策企画の立案調整に努めてまいったつもりでございます。現在、人口減少が進む当市の活性化のために、石岡みらい創造プランに基づき、毎年度、重点施策をリーディングプロジェクトとして位置付けをし、取り組んでおりますけれども、こうしたプロジェクトにかかわってきた中での感想ということについては、1つとして、石岡ならではの施策立案により地域間競争の環境の中で際立つこと、2つとしては、共通の課題解決のためには、自治体間の広域連携により相互補完関係を構築することが、必要かつ重要ではないかということでございます。このことを意識しながら、平成30年度のリーディングプロジェクトの中で、県内市町村初の自転車活用計画であるりんりんタウン構想の策定、隣接市との連携による上曽トンネルの整備、石岡地域市民医療懇談会の開催などについて、職員との協議調整はもとより、国・県などとの連携調整の一端を担えたのではないかと思っております。  市の抱える課題は多くありますけれども、そうした中、外から来た私が感じた石岡の魅力、発展可能性は、豊かな水辺、歴史と伝統ある町並み、そして筑波山麓の里山など、まさに茨城の原風景を有しながら、高速道路、鉄道、空港などの交通アクセス性に恵まれている点ではないかと思います。さらに、人の連帯意識、いわゆる地域コミュニティが継続しているまちとして、特にまつりに代表される地域の一体感や、今般の石岡一高の選抜高校野球出場に際しまして、市民を挙げての応援などを見ておりましても、石岡の地域コミュニティは、ほかの自治体に誇れるものではないかと感じております。  今後とも、これら市の持つ特徴を生かしながら、職員と一丸になって課題に取り組み、石岡市の発展のために、微力ながら尽力してまいりたいと考えております。 10 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 11 ◯16番(菱沼和幸君) 今、副市長のほうから答弁いただきました。そういう中で、政策立案に携わってき、またりんりんタウン構想、上曽トンネル石岡地域市民医療懇談会、さまざまな事業を手がけてこられたということで、評価するところであります。副市長ということでまだ1年ということであります。任期4年でございますので、3年間もしっかりと努力していただきたいと思います。また、副市長からあったとおり、この石岡市発展のために、最終的には、やっぱり市民の皆さんが石岡に住み続けたいまちが重要だと思っております。私もそういう中で、しっかりと1回1回の質問をさせていただいているところでございます。私自身もしっかりと学んで、石岡市民のために頑張っていきたいと思っているところでございます。  次に、総合的に市長の見解をお尋ねいたします。 12 ◯議長(岡野孝男君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 13 ◯市長(今泉文彦君) 総合的見解ということで答弁させていただきます。つい最近、大井川知事と話す機会がありました。一言、「議会は順調?」と聞かれました。その背景には、フラワーパークのリニューアル、上曽トンネル事業など、県と石岡市が連携して進めてきたプロジェクトや、市民生活に直結する幾つかの事業の将来展望があることを感じ取ったわけであります。  これまでの石岡市の事業は、こども図書館や石岡駅の橋上化、そして今ここにいる市役所の庁舎完成、あるいはステーションパークのリニューアルなど、石岡のイメージを刷新する幾つものものがございました。それは全て、就任以来進めてきたふるさと再生の土台の上に乗っているものであり、そういう意味では、それを支えていただいた議会や職員の皆様の賜物と、感謝申し上げる次第でございます。その幾つものリニューアルされたもの、石岡のイメージを刷新してきたものというのは、いわばオール石岡でつくり上げてきたものでありまして、平成30年度の事業は、その全ての視線が、オール石岡の視線が、市民に向いていたからだと思います。  自治体間競争という言葉がありましたけれども、はたから見ていると、競い合う中には、安定した流れがそのまちにあるかどうかが問われているわけであります。平成30年度の総括に当たり、ふるさと再生の流れが同様に安定していくことが、市民生活の安定と地域の活性化につながり、国・県との信頼関係、協調関係も保持されていくのではないでしょうか。逆に言えば、それを受けて平成31年度の市政運営は、これまでの流れをこれまで以上にオール石岡に進めていくことが、他市のスピードに遅れることなく、市民生活を向上させていくことにつながるものと信じるところであります。  低迷気味と言われる石岡のイメージアップに、これからオール石岡の継続が最大のポイントと言われるものと考える次第であります。大局的な視点、原点を忘れないこと、それが私の今回、市政運営に当たっての最大の目標であります。  以上であります。 14 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 15 ◯16番(菱沼和幸君) 今、市長から答弁がありました。オンリーワンの石岡、それからオール石岡で今後戦っていきたい、原点を忘れないということでありました。原点忘るべからずという言葉どおり、原点って非常に重要だと思います。原点があって全てが変わっていけると思います、過去は変えられませんが、未来は変えられるわけです。そういう中で、しっかりと未来に向かって、我々議会もまたしっかりと頑張っていく決意でございますし、また執行部と一丸となって、両輪となって、今後の市政運営の部分においても、我々議会としてもしっかりとチェックしていきたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。  次に、2点目に入ります。開会冒頭、市長より所信表明がなされたわけでございます。国の動向、市の現状、課題を踏まえ、石岡かがやきビジョンに掲げる将来像「誰もがいきいきと暮らし輝くまちいしおか」を実現するため、具体的な行動計画である石岡みらい創造プランが策定され、2年目を迎えます。さらに、平成31年度、石岡みらい創造プロジェクトが提示されたわけでございます。本プロジェクトの中から、順次、主な新規・拡充事業の取り組みについて、詳細かつ具体にお聞かせを願います。  まず、結婚・子育て応援プロジェクトですが、子どもの森整備事業について、事業内容と目的をお尋ねいたします。 16 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 17 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 結婚・子育て応援プロジェクト中、保健福祉部所管の子どもの森整備推進事業についてご答弁申し上げます。子どもの森整備推進事業は、安心して子どもを生み育てられる環境づくりを進めるために、交通利便性や気軽に集まれる環境、また、子育ての相談ができ、多世代が交流できる機能を集約した、地域全体で子育てを支援する拠点の整備を推進し、子育て環境の充実を図るための事業でございます。  以上でございます。 18 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 19 ◯16番(菱沼和幸君) 今、部長から答弁がありましたけれども、実際、今回、子どもの森整備事業という部分においては、我々も全然聞かされておりませんで、いきなり今回冒頭に、この子どもの森整備事業が事業案として出されたわけでございます。そういう中で、今は中心市街地活性化の部分でさまざまな事業展開をされてきているわけですけれども、そういう中で、この子どもの森整備事業として中心市街地活性化に寄与するのかどうか、それをお尋ねしたいと思います。 20 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 21 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) こちらを整備する場所につきましては石岡駅西口ということで考えておりまして、そういった中で、子育て世代、または子どもが集まれるということで、にぎわいがもたらされるんじゃないかと考えてございます。  以上でございます。 22 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 23 ◯16番(菱沼和幸君) それでは、この子どもの森整備事業について、規程、規約、規則、要綱等の定めはどういうふうにしていくのか、お尋ねしたいと思います。 24 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 25 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 現在のところ構想についてお示しをしている段階でございますけれども、今のところ、設置に関する規程、規約については、まだこれからということの段階でございます。  以上でございます。 26 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 27 ◯16番(菱沼和幸君) 私が思うのには、議会に提示する部分においては、ある程度方向性が決まっていなくちゃいけないんじゃないかなと思うんですね。実際、規約とか要綱とかは今後決めていくという状況でありますけれども、ある程度骨子の中で決まっていて、ある程度議会からどんな質問があっても、この部分においてはこうなんだという部分が説明できる、それが大事なことかなと私は思っているわけですけれども、そういう中で、今回、市長は、この子どもの森整備事業を何としてもやりたいんだということで、冒頭話をされておりました。そういう中で、子どもの森整備事業について、市長の見解をお尋ねいたします。 28 ◯議長(岡野孝男君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 29 ◯市長(今泉文彦君) 子どもの森整備事業の見解ということでありますけれども、まずこれは構想からスタートしております。構想でありますから、その背景についてちょっと触れたいと思いますけれども、人口問題の解決は、石岡市にとって最大の課題であります。それについて、少子化に関しては、その中でも最大の解決しなければならない命題だと思っております。非常に喫緊の課題の1つでありまして、子育て支援についてはとどまるいとまを見せることはできないと思っております。ほかの市町村においても、非常にスピーディーに子ども子育て対策はやっておりまして、石岡市もそれに遅れることなくやっていかなければならないということで、非常に説明が少なかったかもしれませんけれども、喫緊の課題ということでお許しをいただければと思います。他の市のスピードに負けるわけにはいきませんので、石岡市の市民を取り残すわけにはいきません。              〔「思いつきが遅いんだ」と呼ぶ者あり〕 30 ◯市長(今泉文彦君) そういう気持ちでおりますので、私は、その遅れを取り戻す意味で、スピーディーにこれを取り組んでいきたいと思っております。中心市街地活性化も含めて、あわせて少子化対策を進めてまいりたいと思っております。  以上です。 31 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 32 ◯16番(菱沼和幸君) 今、市長から、子どもの森についての構想ということでのお話があったわけですけれども、実際、この冊子をいただいた部分においては、子どもの森を2021年度の開設に向けて推進していきたいということであります。実質もう残り2年という状況の中で、構想部分からもう基本設計、実施設計も踏んでいかないと、間に合わないのではないかと思っているところでございます。そういう中ではしっかりと議会、また市民の皆さんが納得のできる、そういう説明の部分で進めていただければと思っているところでございます。  次に移ります。次に、医療福祉費支給事業(市単独)について、事業の内容をお尋ねいたします。 33 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。 34 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 結婚・子育て応援プロジェクト、医療福祉費支給事業の概要等につきましてご答弁申し上げます。医療福祉費支給事業につきましては、これまで対象年齢が15歳まででございましたが、県の助成により、昨年の10月から入院に係る対象年齢が18歳まで拡大されたところでございます。さらに本年10月から、当市の単独事業として、外来と調剤の対象年齢を18歳まで拡大するものでございます。これにより、ゼロ歳から18歳までの外来、調剤、入院が助成対象となり、子育て世代の負担軽減を図るものでございます。  以上でございます。 35 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 36 ◯16番(菱沼和幸君) そうしますと、今、部長から答弁がありましたけど、この医療福祉費の支給対象者は現時点において何名おるのか、お尋ねいたします。 37 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。 38 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 拡大に伴います対象者数についてご答弁申し上げます。16歳から18歳までで約1,800人が対象となってまいります。  以上でございます。 39 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 40 ◯16番(菱沼和幸君) 16歳から18歳までで1,800人。そうすると、ゼロ歳から18歳までに拡充されているわけですけれども、実際、総対象者というのは何名になるか、お尋ねしたいと思います。 41 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。 42 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 総対象者数につきましては、現在資料がございませんので、後ほど答弁させていただきます。 43 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 44 ◯16番(菱沼和幸君) そうしますと、今後、この予算が可決後になると思いますけれども、対象者が18歳まで今度拡充されるわけですけれども、その対象者への周知方法は今後どのようにされていくのか、お尋ねをいたします。 45 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。 46 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) これまで同様、市のホームページ、直接該当者さんへの通知とメールマガジンを利用して、広く周知してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 47 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 48 ◯16番(菱沼和幸君) そういう中で、対象者の漏れのないように、しっかりと周知ができるように、対応策を講じていただきたいと思います。  次に移ります。次に、教育改革プロジェクトについての中が、ICT環境整備事業についてですが、当市は整備計画に基づき進められているわけでございます。現在までの整備の進捗と本年度の整備内容についてお尋ねをいたします。 49 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 50 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。ICT環境整備事業につきましては、子どもたちの学習環境を充実させ、学力の向上を図るために、市内全小中学校にタブレット端末機器を配備し、石岡市として特色のあるICT教育の実現に向け、計画的な整備を推進するものでございます。平成29年度にモデル校として小学校2校、中学校2校へ配備をしまして、本年度は中学校3校へ配備をしたことで、現在、中学校につきましては全校に配備が完了したところでございます。平成31年度に、残る小学校17校への配備を予定してございます。これによりまして、小中学校全校へのタブレット機器の配備が完了する予定となってございます。  以上でございます。 51 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 52 ◯16番(菱沼和幸君) 今、部長から、平成31年度に残る小学校17校全てに配備を予定し、これでICTのタブレット端末が導入されるということでございます。そういう中で、今の現状といたしまして、その活用状況についてはどのようになっているのか、お尋ねいたします。 53 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 54 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。タブレット機器を配備しました学校では、デジタル教科書やさまざまなアプリケーションを使用しまして、授業に活用されているところでございます。デジタル教科書につきましては、小学校で算数、理科の2教科、中学校で数学、理科、英語の3教科について導入がされてございます。また、動画ソフトやカメラ機能などを使用しました、視覚的にわかりやすい授業の展開に活用されてございます。今後もICT教材を有効に活用しまして、子どもたちの学力の向上はもとより、情報活用能力や表現力の育成のため、時代に対応した教育環境整備を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 55 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 56 ◯16番(菱沼和幸君) このICTは、私も一般質問で何回か質問しておりまして、このICT、非常に重要な施策の中の事業だと思っております。そういう中で、31年度で17校が全て配備をされるわけですけれども、そういう中で、タブレットを各学校に配置しても、児童生徒が使えなくては何もならないと私は思うんですね。そこで、児童生徒に対する機器及びハード、それからソフトへのフォローアップをどのように現状されているのか、また今後どのようにそれを実践されていくのか、お尋ねをいたします。 57 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 58 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。まず、タブレット機器の導入に当たりましては、ソフト提供事業者がICT活用サポートを実施する契約となってございます。具体的には、ICT支援員が機器を導入しました各学校を月2回訪問しまして、サポートをしてございます。サポートの内容としましては、チームティーチング方式によりまして、先生とともに実際の授業への立ち会い、児童生徒に対して操作方法の説明や操作の支援を行ってございます。また、先生を対象としましたサポートといたしまして、ICT教材による授業実践事例の紹介、授業提案、授業支援、さらに操作方法の研修等を行っております。  このように、実際の学習の現場におきまして、先生や児童生徒がICT教材の操作に戸惑うことなく、授業や学習に集中できるようなサポート体制を整えてございます。  以上でございます。 59 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。
                    〔16番・菱沼和幸君登壇〕 60 ◯16番(菱沼和幸君) 今、部長のほうから、サポート体制はきちんと整えているという状況でありましたけど、私が聞く市民の皆さんからの声はそうではなく、実際できる人はもういち早くタブレット端末、指導されなくても自由に操作ができるという方がいらっしゃいました。しかしながら、文字打ちも大変な状況のお子さんもいらっしゃいます。そういう中で、サポートがきちんとできているという部分においては、ちょっと私は違うと思います。そういう部分においては、本当に先ほど言ったように、タブレット端末を渡すだけじゃなくて、しっかりとそのサポートが私は重要だと思っています。小学校、また中学校を卒業したときに、本当にフルにタブレット端末が使えるようにならなくては、私はICT教育と言えないと思うんですね。そういう部分においては、ICT教育を小学校、中学校のときにしっかりやっていただいて、高校に行ってもスピーディーにICT教育が受けられるように、環境整備、またサポート体制の充実をしっかりとお願いしたいと思います。  次に、図書館創立130周年記念事業について、事業の内容をお尋ねいたします。 61 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 62 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。本年、関東随一の歴史を要します石岡市立中央図書館が創立130周年を迎えることから、歴史と伝統のある図書館の歴史を顧みるとともに、広く市民に周知し、親しみのある図書館を目的として、全国的にその存在を発信する記念事業を実施いたします。その内容でございますが、記念誌の発行、講演会等の催し物、企画展・展示の3つの柱で構成したいと考えてございます。  まず、記念誌としましては、130周年の歴史と誇り、現在の図書館の様子、将来の図書館像を中心に考えていきたいと思ってございます。講演会等の催し物につきましては、有名な作家による講演会、またボランティアの皆さんと協働で朗読会、紙芝居、さらに古本リサイクル市、ビブリオバトル等を考えているところでございます。企画展・展示におきましては、手塚正太郎氏と石岡書籍館、石岡の学校、あるいは市内各小中学校で作成しました「私たちの図書館」と題したパネルの展示を考えているところでございます。  そのほか、日本文藝家協会、常陽藝文との連携を図りまして、歴史と伝統のある石岡の図書館を広く周知し、市民参加のもと、親近感を持っていただき、さらなる図書館の利活用をしていただける機会にしていきたいと考えてございます。  以上でございます。 63 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 64 ◯16番(菱沼和幸君) 今、部長から答弁をいただきました。そういう中で内容として、記念誌の発行、講演会等の催し物、それから企画展の展示ということで、この3つの柱を構成して行っていきたいということでありました。そういう中で、130周年、すごいことですね。明治22年9月9日だと思いましたけれども、そういう中で、図書館ができて130周年。本当に歴史あるすごいことだと私は思っているところでございます。そういう部分において、この式典、大成功に終わるためにも、教育委員会だけじゃなく、市全体として横断的な部分で事業を進めていただければと思っているところでございます。  そこで、2回目といたしまして、この事業の時期や会場についてお尋ねをいたします。 65 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 66 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。記念事業につきましては、実行委員会を設けまして、今後、協議してまいりたいと思います。現段階では、図書館の創立日が9月9日となってございますので、石岡のおまつりとか国体開催期間を除いた秋ごろに、中央図書館を中心に考えてまいりたいと考えてございます。 67 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 68 ◯16番(菱沼和幸君) 今、答弁いただきましたけれども、実際、おまつり、また国体が今年は行われますので、秋ごろ、図書館を中心として考えているという状況であります。そういう部分において、まだこれから日程の調整も入ってくるのかなと思いますけれども、先ほど話をさせていただいたとおり、教育委員会だけじゃなく石岡市全体で、しっかりと大成功の事業にしてもらいたいと思います。  そこで、先ほど実行委員会ということで話がありましたけれども、そういう中で、その実行委員会の構成メンバーというのは実際どのようなメンバーになっていくのか、お尋ねをいたします。 69 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 70 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。実行委員会の構成メンバーにつきましては、現時点ではまだ決定とはなっておりませんが、図書館協議会委員の代表者、教育関係者、事業に係るボランティアの代表者、そのほか図書館運営に精通した方で10名程度の委員、それに加えまして、市の関係部署の担当者で構成していきたいと考えてございます。 71 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 72 ◯16番(菱沼和幸君) その実行委員会で今、10人程度でということと、あとまた市の職員、担当部署も参画しながらしっかりと進めていくということであります。そういう中で、もう秋にやるということは決定されておりますので、一日も早く立ち上げて議論を進めていただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。  次に、雇用・産業充実プロジェクトについてお尋ねをいたします。まず、仮称石岡活性化商品券発行補助事業についてでございますが、昨年6月に一般質問で事業の復活を求めたところでございます。そこで、今回の事業目的、内容についてお尋ねをいたします。 73 ◯議長(岡野孝男君) さきに保留いたしました答弁について、その準備が整ったとのことでありますので、ここでその答弁を求めたいと思います。  生活環境部長・齋藤君。 74 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 先ほど答弁ができませんでした外来と調剤の総対象者数でございますが、約9,800人でございます。 75 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 76 ◯経済部長(諸岡広明君) 仮称石岡活性化商品券発行事業の目的、内容につきましてご答弁申し上げます。事業の目的でございますが、地域経済の活性化を推進するため、石岡商工会議所、石岡市八郷商工会が実施する市内登録店で共通して使用できる商品券の発行に対し補助を行うことで、市内の消費喚起を図ることを目的としております。事業の内容でございますが、1枚1,000円の商品券を11枚つづりで1万円にて販売をいたします。商品券の発行は1万セットとし、発行総額は1億1,000万円を予定しております。  以上でございます。 77 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 78 ◯16番(菱沼和幸君) 先ほど生活環境部長から、対象者ということで9,800人、ありがとうございました。  今、商品券について経済部長から答弁いただきました。そういう中で、今、国で実施する予定のプレミアム付き商品券ということであるわけですけれども、それとの違いについてお尋ねをいたします。 79 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 80 ◯経済部長(諸岡広明君) 国で実施する予定のプレミアム商品券との違いについてご答弁申し上げます。国で実施しますプレミアム商品券は、購入をできる対象者が低所得者と子育て世帯、ゼロ歳から2歳児に指定されております。また、販売限度額は2万円で割引率は25%のため、2万円での購入で、額面は2万5,000円となります。商品券の1万円当たりの額面は、自治体で決められることとなっております。  一方、石岡商工会議所、石岡市八郷商工会で実施します商品券につきましては、購入対象者は指定されておりません。先ほど申し上げましたが、購入を希望される方は、1人10セットを限度としまして、1万セットを完売するまで購入することが可能となってございます。  以上でございます。 81 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 82 ◯16番(菱沼和幸君) 次に、市が独自に商品券を発行するメリットについてお尋ねをいたします。 83 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 84 ◯経済部長(諸岡広明君) 市が単独の商品券を発行することにつきましてのメリットでございますが、1つ目に、国の補助の商品券は、購入できる方を限定した、特定の受益者が恩恵を受けるものでございます。市単独の商品券では、購入できる方が限定されておりません。希望すれば誰でも受益を受けることができる制度となってございます。2つ目に、発行する商品券につきましては、市内の店舗でしか使用できない券となっておりますので、市内の市場が活性化することが見込まれる点でございます。  以上でございます。 85 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 86 ◯16番(菱沼和幸君) そうしますと、この商品券、以前はたしか茨城県の共通のキッズのカードとか、そういう部分とジョイントしながらできたわけですけれども、その部分においては、そこら辺の対応というのは現状どのようにお考えなのか、お尋ねいたします。 87 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 88 ◯経済部長(諸岡広明君) 現在、市単独の商品券につきましては、商工課のほうで商工会議所、または石岡市八郷商工会とタイアップした中で実施してまいりたいと考えているところでございます。 89 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 90 ◯16番(菱沼和幸君) 前回と同じように使えるようにしていただければと思っておるところでございます。  それで、以前にも、この発売時期は前回夏のため、さまざまな問題が発生したわけでございます。猛暑で熱中症気味になった方々や、並んでも買えなかった方々等々、記憶に新しいところでございます。そこで、今回の発売の時期、時間帯、それから場所についてどのように考えているのか、お尋ねをいたします。 91 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 92 ◯経済部長(諸岡広明君) 議員ご指摘のとおり、前回販売をした際には、購入を待たれる方が炎天下の中で体調を崩されるようなケースがございました。このため今回、販売を実施する際には、その反省点を踏まえ、販売時期や場所、販売方法などにつきまして関係機関と協議を行い、対応のほうをしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 93 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 94 ◯16番(菱沼和幸君) そうしますと、具体的には、時期的にはまだわかっていないという状況でよろしいでしょうか。 95 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 96 ◯経済部長(諸岡広明君) 時期につきましては、庁舎のオープン、または消費税の値上げの部分もありますので、その前というか、秋ごろを予定しているところでございます。  以上でございます。 97 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 98 ◯16番(菱沼和幸君) 前回の反省も踏まえて、今回のプレミアム商品券の発行ということで、対応のほどをひとつ、いろいろ協議しなくちゃならない部分があろうかと思いますが、しっかりとよろしくお願いを申し上げます。  次に、製造業水道使用料金助成事業についても、事業目的、内容についてお尋ねをいたします。 99 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 100 ◯経済部長(諸岡広明君) 製造業水道使用料金の助成事業の事業目的、内容につきましてご答弁申し上げます。事業の目的でございますが、既存企業の市外への撤退防止と、企業誘致の優遇施策を目的としております。事業の内容でございますが、本市の水道は上下水道のみであり、工業用水はないため、大量の水を使う製造業にとりまして大きな経費負担となり、他市への移転や新規の企業進出の懸念材料となっております。このため、市内の製造業者で年間の水道使用量が5,000立法メートルを超える企業の水道料金を一部助成することで、既存企業の定着化及び企業誘致の優遇策としてPRをしていきたいと考えております。  助成する金額でございますが、当該年度の1月から12月までの間に計算または認定された給水量のうち、年間5,000立法メートルを超えた企業に対し、1立法メートル当たり10円と算定し、上限200万円を限度として助成をいたしたいと考えております。  以上でございます。 101 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 102 ◯16番(菱沼和幸君) 今回の水道料金の助成という部分においては、特に工業団地の方を対象といたしましてされるという状況かなとは思っているところでございますが、実際、かつてない水道料金の助成という状況だと思います。実際、私も工業団地の企業の方から、工業用水は引けないのかということで、さまざまな議論をしてきたわけでございますが、現状、県の許可がおりず、なかなか工業用水は難しいということでありまして、今回は石岡市としては、水道料金の助成という部分において踏み切っているところかなと思っているところでございます。  そこで、今回助成対象となる企業、また市内にどの程度あるのか、お尋ねをいたします。 103 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 104 ◯経済部長(諸岡広明君) 今回助成対象となる企業は市内にどの程度あるのかにつきましてご答弁申し上げます。市内で年間給水量が5,000立法メートルを超える企業は、平成29年度実績で16社ございます。湖北水道企業団の管轄で15社、八郷水道の管轄で1社となっております。また、湖北水道企業団の所管15社のうち14社が、柏原工業団地に所在する企業となってございます。  以上でございます。 105 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 106 ◯16番(菱沼和幸君) 今、部長から答弁がありましたけれども、実際、その15社とかいう状況の中で、それに近い……、実際、その垣根が年間5,000立法メートルということで仕切られているわけですけれども、例えば4,500立方メートルの方であれば対象外になってしまうという部分においては、1つの基準が5,000立法メートルということで今回決めたということでありますけれども、今後の部分においては、製造的な部分で水を使われる、その企業さんとよく話し合いをしてもらいたいなと思うんですね。実際その中でどういうふうな状況が今あるのか、そういう分析をした上で、今後の1つの垣根といいますか、水道使用量の5,000立法メートルというところの垣根の部分を、ちょっと精査してもらいたいなと思うところでございます。  それで、その水道使用料の助成において、今回なぜ製造業だけをターゲットにして助成事業を行うのか、お尋ねをいたします。 107 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 108 ◯経済部長(諸岡広明君) 製造業だけに絞った補助としたのかということにつきましては、今回、製造業を対象事業に絞ったことにつきましては、市内の各企業における水道給水実績を調査した際に、水の需要が大きい業種が製造業であったというのが1つございます。ある程度の資本の投下が見込まれることや、製品の生産が増加した場合、製品に関連する産業の生産活動にも影響を与えること、雇用面での創出が見込まれることなど、波及効果が大きい点から、製造業を対象としたところでございます。  以上でございます。 109 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 110 ◯16番(菱沼和幸君) この事業をしっかりと進めていただければと思います。  次に、いしおかセレクション承認事業についても、事業目的、内容についてお尋ねをいたします。 111 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 112 ◯経済部長(諸岡広明君) いしおかセレクションの事業目的と内容につきましてご答弁申し上げます。事業の目的でございますが、市内に存在している魅力ある商品に光を照らすことによりまして、地元への愛着や誇りを再認識し、市内外に広く市のブランド品としてPRを行い、活用していくことを目的としております。  事業の内容でございますが、いしおかセレクションとして認証するものにつきましては、市内で生産・製造・加工及び販売する農林水産加工品等を対象としまして、認証を考えておるところでございます。認証した商品は、推奨マークを使用することができる、市のプロモーション等で優先的な取り扱いができるなどのメリットが考えられます。31年度におきましては運営委員会を立ち上げ、品目、認定基準、推奨マーク、PR方法などを決定し、ブランド認証に取り組んでいきたいと考えております。  以上でございます。 113 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 114 ◯16番(菱沼和幸君) 今の、これも新規の部分であるわけですけれども、石岡市をどんどんPRしていくというのは、非常に重要なことであると思います。そういう中で石岡市、よさがたくさんありますけれども、分散していてなかなかいいPRができていないという部分においては、今回のいしおかセレクション認証事業というのは、非常に重要な部分かなと思っているところであります。  そういう中で、これを立ち上げるに当たって、推進協議会の構成メンバーという部分も、しっかり推進協議会を立ち上げてやらなくちゃいけないという部分だと私は思っているわけですけれども、そういう中で、推進協議会の構成メンバーという部分においてはどのように考えているのか、お尋ねをいたします。 115 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 116 ◯経済部長(諸岡広明君) 議員さんのほうで推進委員会のメンバーということでございますけれども、運営委員会として立ち上げていきたいと考えております。その中のメンバーとしましては、商工関係団体、農協関係、茨城県、飲食店経営者、ホテル経営者、小売店販売組合、公共交通機関、そのほか一般市民などによって構成を考えております。構成の理由でございますが、いしおかセレクションに認証した商品を販売するといった視点を重視いたしまして、できるだけ消費者目線に近い方々を委員として迎え、ご意見をいただければと考えております。また、できることならば本事業に賛同していただき、認証商品の販売元として参加していただけることを願っているところでございます。  以上でございます。 117 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。
                    〔16番・菱沼和幸君登壇〕 118 ◯16番(菱沼和幸君) そうしますと、今、推進メンバーじゃなくて、運営委員会メンバーということでありましたけれども、そういう中で、実際、人数はお示しになっていなかったわけですけれども、人数と、それから、その委員会をやる……、31年度になっていくわけですけれども、実際何回ぐらいを考えて、その目途として、31年度中に全て、その部分においては計画をしっかりつくり上げていくのか、そこら辺を含めて答弁願いたいと思います。 119 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 120 ◯経済部長(諸岡広明君) 委員会メンバーにつきましては、現在このような方で構成すればという形で、今のところ決まっているわけではございませんので、いろいろな各市でセレクション等は行っている部分がございます。第一に市民の方を多くしている部分ということもございますので、各市の状況等も取り入れた中で、メンバー等は決めていきたいと考えております。  そのほか、一番大事なのは認定基準というのが一番、石岡市にとってどういうものの品目と認定基準を決めるのが、一番大事な部分と考えております。また、推奨マークにつきましては、市民からそのマーク等を公募していくのか、独自で決めるのかという部分もありますので、回数のほうについてはある程度、4回から5回は実施していかないと決められないものと考えておりますので、そこは認定マーク、推奨マーク、品目等については慎重に決めていきたいと考えているところでございます。 121 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 122 ◯16番(菱沼和幸君) ぜひともよろしくお願いします。  それで、認証品のPRについてでございますが、どのような手法で現在考えているのか、お尋ねをいたします。 123 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 124 ◯経済部長(諸岡広明君) 認証品のPRでございますけれども、詳細については運営委員会のほうで検討を進めることになりますけれども、いしおかセレクションシンボルマークを作成いたしまして、商品に張り付けることが1つあります。市のプロモーションとして優先的に取り扱うこと、認証商品のパンフレット等の作成、市内外へ広くPRをしていくこと、4点目に市内観光施設等での優先的な販売をしていくこと、そのほか、市のふるさと納税の返礼品として取り扱うことなどが考えられます。また、認証品は、お土産品として商品価値が上がっていくのではないかと考えているところでございます。 125 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 126 ◯16番(菱沼和幸君) ぜひともこの事業、石岡市を大きくPRできる重要な事業だと思っております。そういう中で運営委員会の中でしっかりと議論に議論を重ね、また、市民の皆さんの声も拾いながら、しっかりとした認証のプロジェクトを立ち上げていただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。  次に、魅力アップ観光交流プロジェクトについて、総合支所庁舎有効活用推進事業のみ事業内容をお尋ねいたします。 127 ◯議長(岡野孝男君) 八郷総合支所長・真家君。 128 ◯八郷総合支所長(真家 忠君) 総合支所庁舎有効活用推進事業についてご答弁申し上げます。支所の有効活用につきましては、これまで平成27年度に、美術展示等を行っております「郷の風」を、平成28年度に、里山カフェ「ゆいてらす」を整備してきたところでございます。平成29年度からは、新庁舎の完成後に議会機能が移転したことで生ずる空きスペースを有効活用することについて、市民アンケートや関係各課との協議を行い、図書館機能を中心とした複合化を図る方向で検討してまいったところでございます。また、支所4階の旧議場につきましては、ミニシアターやミニホールなども含めた、多様な用途に利用できる多目的ホールとして位置付け、活用を図ってまいることになり、2月1日号の広報紙で、新庁舎の多目的ホールと同時に、ホールの愛称募集を行わせていただいたところでございます。  複合化の検討状況につきましては、アンケート結果や複合化のコンセプト及びレイアウト案、また個別施設計画の素案等、随時委員会等へご報告させていただいておりますが、平成31年度につきましては、これまで検討してきた内容をもとに、基本設計、実施設計を行う予定でございます。その設計等の予算を計上するに当たり、総合支所庁舎有効活用推進事業として新たに事業立てをすることになったものでございます。  以上でございます。 129 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 130 ◯16番(菱沼和幸君) 今回が、議場が八郷総合支所から本庁舎に移りまして、初めての第1回定例議会でございます。そういう中で、八郷の議場が今度は有効活用されていくという部分においては、非常に大事なことかなと思っております。そういう中でこの有効活用、市民の方からさまざまなご意見がございまして、誰もが八郷総合支所に行きやすい、また使いやすい環境をつくってほしいという声があったわけでございます。そういう中で、市民からのさまざまな声をどのように反映していくのか、お尋ねをいたします。 131 ◯議長(岡野孝男君) 八郷総合支所長・真家君。 132 ◯八郷総合支所長(真家 忠君) ご答弁申し上げます。市民の声についてでございますが、支所の有効活用につきましては、平成19年度と平成29年度に実施いたしましたアンケートの結果を参考に、整備する施設や機能を検討いたしております。「郷の風」と「ゆいてらす」の整備の際にも、平成19年度のアンケートを参考にしておりますが、今回の有効活用につきましては、平成19年度の結果だけでなく、平成29年度のアンケート結果も踏まえまして、関係各課とともに検討・協議してまいりました。また、現在は、来年度に実施する基本設計、実施設計に向けて、複合化に関連する施設機能を所管する関係各課を通じて、利用者や関係団体の要望などの把握に努めているところでございます。  行政機能のほかに複数の施設機能を複合化することになりますので、設計に当たっては、施設構造上の制約など、現在の検討内容を変更せざるを得ない状況が出てくることもあるかと思われますが、利用者等の要望等を取り入れつつ、八郷地区の拠点として、市民が美術鑑賞や読書などの生活を豊かにする活動を通じ、生き生きと集い、交流できる施設となるよう、引き続き関係各課と連携・協力し、調整を図りながら進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 133 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 134 ◯16番(菱沼和幸君) 今、答弁がありましたけれども、平成19年、また29年のアンケートをもとにということで話がありました。しかしながら、一年一年その状況は変化しているわけでございます。そういう中で、私としては喫緊の部分においては今年度、30年度でありますけれども、30年度の部分の声もしっかり反映していくことも重要かなと思っているところでございます。そういう中で、そのことも踏まえて、しっかりと今後の市民からの声を反映していただいて、よりよい八郷総合支所の有効活用をしていただければと思っているところでございます。  そこで、先ほどから基本設計、実施設計ということで答弁があったわけですけれども、そういう中で、完成に向けてのタイムスケジュールとして、どのように現在進捗しているのか、お尋ねをいたします。 135 ◯議長(岡野孝男君) 八郷総合支所長・真家君。 136 ◯八郷総合支所長(真家 忠君) タイムスケジュールにつきましてご答弁申し上げます。タイムスケジュールといたしましては、平成31年度中に基本設計、これは9月ぐらいまでを目安にいたしまして、その後、実施設計を行い、32年度に工事を行い、32年度内に供用を開始したいと考えております。  以上でございます。 137 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 138 ◯16番(菱沼和幸君) 32年度に完成できるように、担当部としてしっかりとよろしくお願い申し上げます。  次に、安全・安心・快適生活プロジェクトについてお尋ねをいたします。まず、防災行政無線更新及び戸別受信機配備事業の事業目的、内容についてお尋ねをいたします。 139 ◯議長(岡野孝男君) 総務部長・久保田君。 140 ◯総務部長(久保田克己君) 私から、防災行政無線更新及び戸別受信機配備事業についてご答弁申し上げます。当市の防災行政無線は、平成8年から運用している八郷地区の戸別受信機を主としたアナログ防災行政無線と、平成27年から運用しております石岡地区の屋外拡声器を主としたデジタル防災行政無線で、災害時の避難情報等を放送してきているところでございます。現在の課題といたしましては、八郷地区の防災行政無線は、アナログ波による運用開始から22年が経過し、設備や戸別受信機の老朽化が進んでいること、石岡地区の防災行政無線では、台風等の風雨時や建物の気密性の向上など、屋外拡声器からの放送が屋内では聞き取りにくいといった状況がございます。  そのような中、国では平成17年12月の無線設備規則の改正に伴いまして、今から約3年後の2022年11月までに、八郷地区の防災行政無線のデジタル波への移行を示しております。さらに、財源となる緊急防災・減災事業債の活用による交付税措置の対象期限が、2021年3月末までであることから、今年度に入り、防災行政無線整備運用検討委員会を3回ほど開催いたしまして、更新に向けた整備方針等の検討を行ってきたところでございます。  この中で、平成28年4月の消防庁通知により、新たなデジタル波を用いた整備方法が示され、これらのメリット、デメリットや費用対効果の検討を行った結果、八郷地区において、電波不感地帯が少なく、現在運用している石岡地区の防災行政無線に連動が可能であることから、八郷地区の整備方針は、全世帯を対象とした戸別受信機方式による280メガヘルツ帯デジタル無線で整備していくことが最善であるとの方針が示されました。また、八郷地区の整備方針を検討していただく中で、委員から、石岡地区の放送環境の改善に向けた戸別受信機の設置についての意見をいただきました。それらについて検討を行った結果、石岡地区においても、課題改善のため災害情報伝達手段の多重化を図り、戸別受信機を全世帯対象に整備していく方針が示されたところでございます。  このような整備方針等を受けまして、庁内において全事業費が起債対象で、元利償還金の7割が普通交付税として措置される緊急防災・減災事業債を活用し、平成31年度から2年間で整備を行い、2021年4月の運用開始を目標に進めていくとしたものでございます。防災行政無線整備を計画的に進めることで、市内全域で災害情報等を迅速かつ正確に配信することが可能となりますので、市民の安全安心につながるとともに、国が進めております情報難民ゼロを目指してまいりたいと考えています。  以上でございます。 141 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 142 ◯16番(菱沼和幸君) 詳細な答弁をありがとうございます。この質問は、昨年の12月にも行っているところでございます。約2年後に、2021年4月に運用開始を目指していくということでありますので、市民の皆さんも、特に石岡地域は、土砂災害ハザード地域、それから難聴地域という部分においては戸別受信機が入っていたわけですけれども、全世帯に入るとなると非常にありがたいということで、そういう声がたくさん寄せられているところでございます。そういう中でぜひとも、あと2年後でありますけれども、しっかりと整備に向けて努力していただきたいと思いますし、また、八郷のジョイントの部分においても、八郷も平成8年からの運用開始ということで、長年、もう機器も傷んでいる部分もあります。そういう中で、しっかりとした整備を、石岡市全体で捉えていただきながら整備を進めてもらいたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。  ご案内のとおり、防災の心得ということで5箇条がございます。1つに、「備えよ常に」が防災の基本精神、2として、心の備えが災いを最小限に、3つに、自身、身内、仲間で手をつなぐ、4つに、過去を学び、未来に備える、5つに、最初の1時間が命を守るでございます。一日も早い防災無線の整備をよろしくお願い申し上げます。  次に、障害者防災対策支援事業について、事業内容についてお尋ねをいたします。 143 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 144 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 障害者防災対策支援事業についてご答弁申し上げます。この事業は、視覚や聴覚障がいのある在宅の方を対象に、地震等の緊急時における避難行動中及び避難所におきまして、支援・配慮が必要であることを周囲に知らせ、支援を受けやすくすることを目的とした防災ベストを希望者に配布してまいります。  以上でございます。 145 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 146 ◯16番(菱沼和幸君) そうしますと、障がい者に対しての防災ベストの周知を含めた配布をどのように現在、保健福祉部としては考えているのか、お尋ねをいたします。 147 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 148 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 周知及び配布でございますけれども、まず周知につきましては、市報及びホームページ、それから障がい者団体への周知、それと、障害者手帳等の交付のときにご案内を差し上げたいと考えております。またその時期でございますけれども、こちらにつきましては、防災ベストの詳細な仕様について作成業者と詰めた上で、また障がい者団体の方との協議も経て、速やかに行いたいと考えております。  以上でございます。 149 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 150 ◯16番(菱沼和幸君) そういう中、この防災ベスト、いつ起こるかわからない災害でございますので、いち早く配布できるように、また配布漏れがないように、この部分においてはしっかりと保健福祉部で対応していただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。  次に、生涯現役・健康プロジェクトについてお尋ねをいたします。まず、柏原サッカー場人工芝化事業を行う上で、経緯をお尋ねいたします。 151 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 152 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。柏原サッカー場につきましては昭和40年に完成し、その後、平成7年に再整備を行ってございます。また平成24年度には、日本サッカー協会の芝替えの無償提供事業を受けまして、サッカー関係者と市の共同作業により、芝の苗を植えてございます。その後、現在まで維持管理を行ってまいりましたが、利用頻度による芝の傷みや雨天時に利用できない日があるため、利用者から、天候に左右されず1年間を通して利用できる人工芝のサッカー場にしてほしいとの要望が多数ございました。  市といたしまして、平成29年に市内スポーツ少年団及び体育協会サッカー部加盟チームなどに対して、人工芝化に対する意向調査を実施しましたところ、人工芝にしてほしいとの声が91%、照明設備を整備してほしいとの声が83%と多かったことを受けまして、施設の利便性や効率化が図られ、年間を通して利用できる人工芝にするため、平成30年度に柏原サッカー場人工芝化の実施設計を行いまして、平成31年度に柏原サッカー場の人工芝化工事を計画したところでございます。  なお、今回予定しています工事でございますが、人工芝化の工事に加えまして、夜間照明の設置、フェンスあるいは防球ネットの整備、周囲にございます支障木等の伐採抜根等を予定しているところでございます。  以上でございます。 153 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 154 ◯16番(菱沼和幸君) この柏原サッカー場の人工芝化ということで、実際このサッカー場はどのような利用状況になっているのか、それを分析しないと、この人工芝化の予算的な部分がどうなるかということがわかりませんので、まずその利用状況についてお尋ねをいたします。 155 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 156 ◯教育部長(武熊俊夫君) 平成29年度の実績でお答えをさせていただきます。まず利用者、市内の登録チーム数でございますが、スポーツ少年団が4チーム、登録人数は150名、社会人が7チームで登録人数141名、合計で11チーム、登録人数291名となってございます。利用人数でございますが、延べ人数で小学生が2,633名、中学生が5,240名、社会人が2,652名、合計で1万525名となってございます。  以上でございます。 157 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 158 ◯16番(菱沼和幸君) 今、平成29年度の実績ということで、1万525名の方が延べ使用されているということでございました。そうしますと、今のサッカー場の維持管理としては今現状どのようになっているのか、お尋ねいたします。 159 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 160 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。維持管理につきましては、現在、指定管理者の管理人が、サッカー場等の施設管理を行ってございます。主な作業としましては、施設内の除草やグラウンドの管理、樹木の落ち葉や枝拾い、トイレ清掃、ごみ拾い等が管理内容となってございます。また、人工芝になった場合は、先ほどもご説明申し上げましたが、夜間照明をつけることによりまして夜間の利用もあり、利用人数が増えることから、今後は管理人の数、あるいは管理時間を増やすなど、管理体制も強化していきたいと考えてございます。  以上でございます。 161 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 162 ◯16番(菱沼和幸君) 今、サッカー場の維持管理について、指定管理者で今行われているということでありましたけれども、そうしますと、今後、今、部長が言われるように、夜間も照明がついてくるとなると利用者も増えるわけですけれども、そういうふうになってきたときにその予約方法、実際に現在の予約方法、また今後、予約方法をどのように考えているのか、お尋ねいたします。 163 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 164 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。施設の予約方法につきましては、インターネットと電話による仮予約と、直接施設の窓口での予約の2つの方法をとってございます。平日の利用につきましては6か月先まで予約可能となってございまして、土日・祝日につきましては1か月先まで予約することが可能となっております。人工芝になることで、サッカー競技の中でフットサル競技などもできるようになるため、利用者の増加が見込まれます。土日や夜間の利用が増えることも予想されますが、この予約方法につきましては、現段階では現在の予約方法で考えているところでございます。  以上でございます。 165 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 166 ◯16番(菱沼和幸君) その予約方法ですけれども、現在の予約方法で進んでいきたいということでありましたけれども、実際、増えた状況においてはさまざまなケースも考えられるんじゃないかと思いますので、現在の部分を含めて、今後いろいろ協議をしていただければと思うところでございます。  それで、最後に、柏原サッカー場の人工芝化事業について、教育長としてどのようなご見解をお持ちなのか、お尋ねをいたします。 167 ◯議長(岡野孝男君) 教育長・櫻井君。 168 ◯教育長(櫻井 信君) ご答弁を申し上げます。先ほど部長が答弁をしましたように、天候に左右されず、また年間を通して利用できる人工芝のサッカー場にしてほしいという利用者からの要望が多かったことなどから、人工芝化をするものでございます。また、天然芝の場合は、夏場の除草など維持管理に課題がありましたけれども、人工芝化によりまして、利用者がより快適に施設を利用できるようになるとともに、先ほど申しましたように、夜間照明を設置することで夜間の利用が可能となり、利便性の向上も図られると思います。  柏原サッカー場の人工芝化につきましては、市民がスポーツに親しみやすい環境を整え、スポーツを通じた青少年の健全育成と体力の向上、また、スポーツの普及振興のみならず、広域的な利用を促進することにより地域の活性化などにも寄与できるものと考えているところでございます。  以上です。 169 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 170 ◯16番(菱沼和幸君) ありがとうございました。  次に、就労準備・家計改善支援事業の事業目的、内容についてお尋ねをいたします。 171 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 172 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 就労準備・家計改善支援事業についてご答弁申し上げます。この事業は、生活困窮者自立支援法に基づく事業でございまして、就労準備支援事業は、生活リズムが崩れている、社会とのかかわりに不安がある、長期間就労していないなどの理由により、一般就労が困難な方を対象にした事業でございます。家計改善支援事業は、家計に問題を抱える方からの相談に応じ、収入、支出、その他家計の状況を適切に把握すること及び家計改善の意欲を高め、家計再生の支援を行う事業でございます。  以上でございます。 173 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。
                    〔16番・菱沼和幸君登壇〕 174 ◯16番(菱沼和幸君) 今、事業内容についてはお尋ねをしたところでございます。そうしますと、対象者に対しての周知としてはどのように考えているのか、お尋ねをいたします。 175 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 176 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 周知でございますけれども、現在も生活困窮者自立支援にかかる相談を社会福祉課の窓口で行っております。そういう方について、こういう制度があるということをご紹介いたしまして、それぞれ該当する、例えば家計の問題であるとか就労の問題、そういう内容に応じて、その相談の方を紹介するような形をとっていきたいと思います。また、始まりましたらば、市報、ホームページにもご案内をしていきたいと思っております。  以上でございます。 177 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 178 ◯16番(菱沼和幸君) ぜひともよろしくお願い申し上げます。  次に、共通テーマである人口減少対策についてでございますが、そこで、立地適正化計画及び地域公共交通網形成計画の推進につきましては、現在までの進捗状況と内容についてお尋ねをいたします。 179 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・菱沼君。 180 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 立地適正化計画及び地域公共交通網形成計画の概要についてご答弁申し上げます。立地適正化計画は、商業、医療、福祉等の民間施設を含めた生活サービス機能や住居等を計画的に誘導するとともに、公共交通の充実により、生活サービス機能へアクセスしやすい環境を整えることで、コンパクト・プラス・ネットワーク型のまちづくりを目指すものでございます。  次に、公共交通網形成計画は、まちづくり施策と連携、さらには広域的な観点、連携などに配慮した交通施策を進めることにより、持続可能な公共交通網を構築し、地域の活力を維持するとともに、個性あふれる地方の創生を推進することを目指すものでございます。  この2案件につきましては、1月の22、23に住民説明会を行いまして、2月の1日から2月14日にパブリックコメントの実施を行っております。最終的な会議を2月の下旬に設けまして、今後、この計画の策定に携わっていきます。最終的には、31年度末には完成する予定で、今後進めてまいります。  以上でございます。 181 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 182 ◯16番(菱沼和幸君) 今、31年度末に完成を目途につくり上げていきたいということでありました。そういう中でその方向性なんですけれども、31年度までにつくり上げていく中で、この方向性としては、今、実際どのように考えているのか、お尋ねをいたします。 183 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・菱沼君。 184 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) ご答弁申し上げます。まず初めに、先ほど31年度末と言いましたけれども、30年度です。今年度の末に完成予定をしております。済みません。訂正させていただきます。  続きまして、今後の取り組みでございますけれども、立地適正化計画における拠点をつなぐ公共交通は、石岡市地域公共交通網形成計画に基づき整備等が進められております。今後は、地域性に応じた都市機能の持続、誘導による拠点性の向上、多様な居住ニーズに対応した良好な居住環境の維持・充実、都市機能施設の連携、機能分担を支える公共交通等の維持・充実を図り、人口減少対策に取り組んでまいります。  以上でございます。 185 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 186 ◯16番(菱沼和幸君) 次に、協働のまちづくりにつきましては、協働によるまちづくりの推進ということで、事業内容をお尋ねいたします。 187 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。 188 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 共通テーマの2項目目、協働のまちづくりにつきましてご答弁申し上げます。石岡みらい創造プロジェクトにお示ししている関連事業は、協働まちづくり推進事業216万8,000円でございますが、この事業自体は例年、当初予算に計上させていただいているものでございます。この中には、これまでも計上してまいりました協働のまちづくり推進委員会の委員報酬24万円、地域の皆様が公共の用に供する場所などについて清掃・除草などを行った際に飲料水を提供する経費50万円、自治会等が空き家を借り上げ地域コミュニティの活動の拠点となる集会施設とする際の補助金30万円などを引き続き計上しているほか、新規といたしまして、地域の未来をつくる有識者会議40万円を計上させていただいているところでございます。  以上でございます。 189 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 190 ◯16番(菱沼和幸君) この石岡の協働によるまちづくりの推進ということで、石岡市は、この事業によってどのように変わってきたのか、担当として所見をお尋ねいたします。 191 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。 192 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 所管としてどのように変わってきたのかということにつきまして、ご答弁申し上げます。平成27年7月に石岡市協働のまちづくり条例が施行されて以降、市民の皆様が行う公益的活動に対する市の備品の貸し出しや飲料水の提供、または団体の顕彰などにより、その活動を支援し、活発化に努めてきたところでございます。また今年度は、石岡みらい創造塾というものを事業展開しまして、これからのまちづくりの担い手育成にも取り組んでいるところでございます。  以上でございます。 193 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 194 ◯16番(菱沼和幸君) この協働のまちづくり、私も非常にこれは重要な施策だと思っているんです。そういう中で、行政、議会、それから市民の皆さんの参画なくして、この石岡市の発展はないと思っているところでございます。そういう中ではこの協働のまちづくり、今後の取り組み、また方向性について、市長の見解をお尋ねいたします。 195 ◯議長(岡野孝男君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 196 ◯市長(今泉文彦君) 石岡市の大きな命題の1つ、協働のまちづくりでありますけれども、一番の目標とするところは市民の自立であります。防災のときに考えれば、自助・共助・公助というふうにありますけれども、特に重要なのは自助・共助でありまして、これまでの大きな災害を振り返りますと、東日本大震災、あるいは阪神淡路大震災、そういったものを見ると、公助というのは全体の1割程度ということで、まず自分が自分を助ける、そしてお互いに助け合いという部分が、残りの部分を占める大半なわけであります。  地域の運営に関してもそうでありまして、これは例えばですけれども、三村築で大きな樹木が主要道路、幹線道路の両側を覆っている。地元だけではやっていけないということで、市のトラックとか高所作業車を借りて、一緒にやってきたという事例があります。そういった事例がたくさん備わってくると、地域が自立してくる。余分なお金が行政から出なくて済むということは、市民のために、それまで使われていたお金が自立したことによって使われなくなって、それが回せるということで、好循環が生まれる。市民の自立というところが大きな狙いかなと思っております。  それと、行政との連携も大きな要因の1つだと思いますけれども、協働のまちづくりには、市民が行う公益活動に対する市の備品提供や飲料水の提供、また団体の顕彰など、その活動を支援し、活発化に努めてきたところでございます。  災害の話に戻りますけれども、例えば地域の井戸マップというのを災害に向けてつくりますけれども、地域で調査するケースと、行政が調査するケースがございます。それは2つあるんですけれども、自分たちで調査した井戸マップは、自分たちがいざというときすぐ使える。どこに何があるかというのがすぐわかりますので、その分自立しているということであります。全てを行政がやればいいというわけではありません。そのバランスが一番大事かと思いますけれども、そういったことをいろいろな事例を重ねながら模索してまいりたいと思っております。  以上です。 197 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 198 ◯16番(菱沼和幸君) 今、市長から、防災についての話もございました。私は、防災の部分においては、自助・共助、それと近助だと思うんです。やっぱり近所の方ってものすごく大事なんです。近所とのおつき合いが、なかなか今、疎遠になっている現状がございます。そういう中で、自助・共助・公助というのが一般的でございますが、そういう中で私は近助の部分をしっかりと大事にしていく、それがやっぱり大事かなと思っております。  そういう中で、市長からも市民の自立、また行政の連携、またバランスということでお話がございました。そういう中で、31年度、その部分を踏まえて、しっかりとかじ取りをお願いしたいと存じます。  それから、次に、行財政改革の推進についてお尋ねをいたします。そこで、公共施設等総合管理計画における内容と進捗についてお尋ねをいたします。 199 ◯議長(岡野孝男君) 市長公室長・加藤君。 200 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。公共施設等総合管理計画の推進について、ご答弁申し上げます。計画策定の背景として、昭和40年代ごろから進められてきた都市基盤等が老朽化したことによる更新費用の増加や、少子高齢化や人口減少に伴う歳入の減少、市町村合併など社会状況の変化などによりまして、いずれの公共施設も、その機能や役割について、改めて見直すことが求められてきております。そのような中、平成29年3月に石岡市公共施設等総合管理計画を策定いたしまして、良質かつ持続可能な公共施設サービスの実現とコストの縮減を両立させることを前提として、40年間で施設総量20%の削減を目指しているところでございます。また、本年9月を目標といたしまして、全施設及びインフラを対象に、計画の策定に現在取り組んでいるところでございます。  以上です。 201 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 202 ◯16番(菱沼和幸君) 今、市長公室長のほうから答弁いただきました。最終的には20%の削減ということで、また、本年9月までに個別施設計画を完成させるということでありましたけれども、実際それが完成するのかどうか。私は、今までずっと積み上げてきた部分が、各庁内、また各セクションの部分であろうかと思います。そういう中で目途としても、去年から、31年の9月までに個別施設計画をつくるんだということでありましたけれども、いろいろ聞く中ではなかなか現状難しいところもあるみたいですけれども、そういう中で、目途としての9月までに完成ができるのかどうか、再度お尋ねをいたします。 203 ◯議長(岡野孝男君) 市長公室長・加藤君。 204 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。現在改定中の計画もございますが、個別施設計画の策定状況は、本年2月末日現在、公共施設分として、分類として23分類を基本として進めておりますけれども、その中で5計画、あとまたインフラ分ですかね、こちらで5分類中3計画が策定済みとなっております。そのほかの施設につきましても、策定作業のサポートをさせていただきまして、各施設でも計画書素案等が固まりつつある状況でございます。  以上です。 205 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 206 ◯16番(菱沼和幸君) ぜひともその目途として9月に何とかできるように、お願いしたいと思います。  それから、その個別計画ができた後、その計画をもとにどのようにされていくのか、お尋ねをしたいと思います。 207 ◯議長(岡野孝男君) 市長公室長・加藤君。 208 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。まず、公共施設削減目標の面積20%削減、こちらが達成できるかどうかが問題となってくることと思います。各部署に、計画はまだ策定中でございますけれども、今後の展望等を照会しております中では、目標は達成できるものと現在考えているところでございます。また、今後の課題として、施設の更新時期が重なってくるという問題もございまして、それは、財政部門との調整が必要であると考えております。  以上です。 209 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 210 ◯16番(菱沼和幸君) ぜひともその点ひとつよろしくお願いを申し上げます。 211 ◯議長(岡野孝男君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午前11時39分休憩            ───────────────────────                   午前11時50分再開 212 ◯議長(岡野孝男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 213 ◯16番(菱沼和幸君) 2項目、ソーシャル・ネットワーキング・サービス相談についてお尋ねをいたします。  初めに、LINEによるいじめ、自殺相談の実態把握についてお尋ねをいたします。一昨年9月、長野県は中高生を対象に、LINEでのいじめ相談事業を試験的に実施いたしました。同県では、未成年の自殺死亡率が全国で最も高く、いじめに悩む中高生への対策を検討していたところでございます。LINEアカウント「ひとりで悩まないで@長野」を開設し、県内の全中高生約12万人に、学校を通じて案内資料を配付したところ、約3,700人が登録されたそうでございます。相談では、中高生が「悩んでいます」といったメッセージを送ると、この相談員であるカウンセラーの方が「どうしたの」などの返事をし、アドバイスをしたとのことでございます。この9月10日から23日の2週間の期間中、午後5時から9時までの時間帯で相談受付を行うと、何と1,579件のアクセスがあり、547件の相談に応じたそうでございます。電話による年間相談は259件であったことから、約6倍の効果ということになります。子どもたちにとって相談しやすい環境であったということが言えるのではないでしょうか。  総務省のコミュニケーション手段としてのインターネット利用時間のデータを見ますと、2016年、10代のコミュニケーションの平均利用時間は、SNSが58.9%、メールが20.2%、ネット通話が5.7%、そして、携帯電話は2.7%といったことからも、SNSを活用した相談窓口の開設は、非常に有効であると言えます。同県の教育委員会も予想以上の相談件数に驚き、結果を現在分析中とのことでありますけれども、1人で悩む子どもたちに潜んでいる相談したい気持ちを掘り起こし、子どもたちの悩みを早期に発見し、深刻な事態に陥る前に回避することができたなど、メリットが評価されております。ふだんから使っているコミュニケーションツールであるLINEでの相談ができれば、その垣根はぐっと低くなると言えるのではないでしょうか。また、ネットいじめなどの場合には、証拠となるスクリーンショットを簡単に送るということもできると思っております。  また、国においても、SNSによる相談体制は有効であるとの認識のもと、いじめ相談体制の構築に取り組む方針が示され、予算を盛り込み、一部学校や地域でも試行するものと伺っております。厚労省のデータでは、15歳から19歳、また20代から30代の死因の第1位は自殺であることから、若者の相談窓口の開設は不可欠であると言えます。その中でも、10代、20代が日常的に親しんでいるコミュニケーションツールであるLINEを活用し、より気軽に相談できるような体制づくりが必要であるのではないでしょうか。  そこで、まず、小中学校の児童生徒が携帯を所持している人数をお伺いいたします。 214 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 215 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。保護者との共有も含めてではございますが、市内の小中学校の児童生徒が携帯を所持している人数は、小学生が1,343人、所持率にしまして40%、中学生が1,220人、所持率にしまして64%となってございます。  以上でございます。 216 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 217 ◯16番(菱沼和幸君) 次に、青少年の方より教育市民相談等でのLINEを活用したいじめ相談件数についてお尋ねをいたします。 218 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 219 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。相談機関等に相談した件数につきましては、市内の中学生の保護者が県南のいじめ・体罰解消サポートセンターに、SNS等によるいじめの相談をしたといった事案が、本年度は1件ございました。その内容は、友達間でSNSを利用して相手を中傷する内容を書き込んだことが原因による相談となってございます。そのほか、学校が実績を把握し、SNS等によるいじめと認知しまして指導した件数は、2月27日現在8件でございます。  以上でございます。 220 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 221 ◯16番(菱沼和幸君) それでは、主ないじめの内容についてお尋ねをいたします。 222 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 223 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。インターネットやSNS等による主ないじめの内容としましては、許可なく写真や動画を掲載する、チャット等での悪口、本人になりすましたアカウントの作成となってございます。各学校で指導しまして、ほとんどが解消となっておりますが、最低限3か月は見守ることとなってございますので、現在、3件は学校で見守っているところでございます。  以上でございます。 224 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 225 ◯16番(菱沼和幸君) ぜひその見守りのほうをよろしくお願いします。  次に、LINE相談の体制の構築についてお尋ねをいたします。 226 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 227 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。本市には教育相談室が設置してございまして、そこでは、いじめや友人関係の悩みのほか、さまざまな悩みを持っている方の相談を受けることができます。相談には電話相談と面接相談がありますが、メール等による相談は行っていないのが現状でございます。それぞれの相談体制のメリットにつきましては、電話相談は自分の思いを自分の言葉で直接伝えることができます。また、面接相談は、お互いに顔を合わせながら、言葉や表情等からより深く相談者の思いを理解することができます。議員ご提案のSNSによる相談でございますが、相談者が相談したいと感じたときにいつでも相談ができ、また相手と話すことが苦手でも、自分の思いを文字にあらわし、相談相手にメッセージを送ることができます。
     これら3つの相談体制には、それぞれメリットがありますので、この3つの体制を整えることで、相談者の状況に応じたよりよい相談体制が構築できると考えてございます。また、相談者が抱える悩み等の早期発見、対応、解決・解消に有効であると考えられますので、SNSによる相談体制の構築に向けまして、検討してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 228 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 229 ◯16番(菱沼和幸君) ぜひともよろしくお願いしたいと思います。  次に、LINE相談窓口の開設についてお尋ねをいたします。 230 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 231 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。現時点では、本市におきましてはメール等での相談は行っておりませんが、電話や面接による相談ができる機関としまして教育相談室がありますので、その周知・啓発を積極的に行ってまいりたいと考えてございます。  以上です。 232 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 233 ◯16番(菱沼和幸君) LINEという部分においては、非常に私は大事だと思っておりますので、市長にLINE相談窓口の開設についての見解をお尋ねしたいと思います。 234 ◯議長(岡野孝男君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 235 ◯市長(今泉文彦君) LINE相談室ですけれども、まず、基本となる相談室の確立をしっかりとやった上で、そこにLINEの相談体制が構築できればと思います。  以上です。 236 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 237 ◯16番(菱沼和幸君) 今、市長の答弁の部分においては、今後のことも……。現在、LINEの部分においてはできておりませんので、教育の相談窓口はありますけれども、そういう中で、今後の取り組みについてお尋ねをいたします。 238 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 239 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。今後につきましては、教育相談室の電話相談、県南教育事務所のいじめ・体罰解消サポートセンターによる電話相談とメール相談などにつきまして、保護者等に対しましてリーフレット等を配布し、周知してまいりたいと考えてございます。教育委員会としましては、既存の教育相談の体制整備等を含めまして、いじめなどの相談機関のあり方について調査研究をしてまいりたいと考えてございます。児童生徒が安全、安心して生活できるような学校づくりに努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 240 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 241 ◯16番(菱沼和幸君) このLINEの部分においては、やっぱり教育現場である教育長に今後の取り組みの見解についてお尋ねをいたします。 242 ◯議長(岡野孝男君) 教育長・櫻井君。 243 ◯教育長(櫻井 信君) ご答弁を申し上げます。相談機関などを充実させるということは、早期発見や、子どもたちのSOS等の情報をつかむ上で有効であると認識をしております。LINE等による相談体制の構築については、ただいま部長が申し上げたとおりでありますけれども、今後検討してまいりますが、既存の相談機関をより充実させるとともに、昨日でしたか、県知事が同様の答弁をされていたようでありましたけれども、茨城県にあります相談機関等の周知・啓発についても力を注いでまいりたいと考えてございます。  また、予防策といたしまして、携帯の正しい使い方の講習会を、小中学生、保護者を含めまして、継続して実施いたしまして、啓発に努めてまいりたいと思っております。  以上でございます。 244 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 245 ◯16番(菱沼和幸君) ぜひともよろしくお願いします。  茨城県は平成31年度茨城県予算において、いじめ問題対策推進事業として、SNSを活用したいじめ相談窓口の実証研究として2,900万が計上されているところでございます。そういう部分においては、県との連携も含めまして、LINEでのいじめの相談がしっかりできるように、体制を組んでいただければありがたいと思っているところでございます。  次に移ります。先進事例でガールズ相談がございます。中学生、高校生、大学生、またはおよそこの年齢に当たる女性を対象にして、SNSのLINEでさまざまな相談を受けているそうでございますが、担当としての所見をお尋ねいたします。 246 ◯議長(岡野孝男君) 市長公室長・加藤君。 247 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。SNSを活用した相談については、国においても推進するなど、全国各地に広がりつつあります。その代表的な例としまして、札幌市でLINEを活用したガールズ相談事業が挙げられると思っております。このようなLINEをはじめとするSNSを活用した相談の最大のメリットは、時間、場所に縛られることなく、いつでもどこからでも相談できる点であると考えます。学校、職場における人間関係や心と体に関することなど、家族にもなかなか相談できないような内容でも、スマートフォンを利用し、SNSを活用すれば気軽に相談できるという点では、大きな効果があるものと考えております。  一方、SNSは文章でのやりとりによる相談であることから、対面相談のように、表情や声といった相手の状況は伝わりにくくなります。また、相談を受ける側も、LINE等を通じたコミュニケーション能力等のスキルや、若い女性特有の相談に対応するためのノウハウ等が求められまして、このようなスキルやノウハウを備えたカウンセラーの確保、あるいは養成が課題であると考えております。  市といたしましては、ただいま申し上げましたメリット、デメリットを踏まえまして、調査研究を行ってまいりたいと考えております。  以上です。 248 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 249 ◯16番(菱沼和幸君) このガールズ相談においても、しっかりと調査研究をしていただきたいと思います。  次に、LINEを活用した道路や公園等の不具合に関する市民通報といたしまして、システムの導入について所見をお尋ねいたします。 250 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・菱沼君。 251 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) LINEを活用した道路や公園等の不具合に関する市民通報システムの導入についてご答弁申し上げます。現在、道路や公園等の不具合につきましては、それぞれ道路パトロールや業務委託による公園管理、また市民の皆様からの情報提供により状況を把握してございます。議員ご提案のLINEを活用した市民通報システムにつきましては、有効な手段の1つであると考えております。しかしながら、システム導入につきましては、都市建設部だけではなく全庁的な調整が必要となりますので、今後、先進地事例等を参考にしながら、調査研究してまいりたいと考えております。  以上でございます。 252 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 253 ◯16番(菱沼和幸君) 今、都市建設部長からありましたとおり、先進事例をしっかり参考としていただきながら、当市でも取り組めるように、調査研究をしっかりとしてもらいたいと思います。よろしくお願いします。 254 ◯議長(岡野孝男君) 暫時休憩いたします。午後1時30分から会議を開きます。                   午後 0時05分休憩            ───────────────────────                   午後 1時30分再開 255 ◯議長(岡野孝男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 256 ◯16番(菱沼和幸君) 最後の質問に移ります。福祉行政についてお尋ねをいたします。  高齢者が増えている現代社会において、フレイルに早く気付き、正しく介入することが大切であると思っております。そこで、高齢者に起こるフレイル対策について、当市の取り組みをお尋ねいたします。 257 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 258 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 高齢者に起こるフレイル対策について、当市の取り組みをご答弁申し上げます。フレイルとは、健常から要介護へ移行する中間の段階と言われています。具体的には、加齢に伴い筋力が衰え、疲れやすくなり、家に閉じこもりがちになるなど、年齢を重ねたことで生じやすい衰え全般を示しており、高齢者の多くの場合、フレイルの時期を経て、徐々に要介護状態に陥ると考えられています。当市では地域包括支援センターにおきまして、介護予防に関する普及啓発を行うために、講演会やまちづくり出前講座等を開催しております。また、さまざまな介護予防のための体操教室などを活用するほか、市内6か所の在宅介護支援センターや社会福祉協議会へ委託し、身近な場所での介護予防教室を開催しております。さらに、地域における介護予防の取り組みを機能強化するため、住民運営の通いの場へリハビリテーション専門職を派遣し、住民への介護予防に関する技術的な助言等を行っております。  以上でございます。 259 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 260 ◯16番(菱沼和幸君) 今、部長から答弁がありました。このフレイルの大きな3つの原因ということで、身体的要因、2つに社会的要因、そして3つに精神的要因というのがございます。そういう中で、当市の取り組みを今、伺ったところでございます。  そうしたら、2回目といたしまして、現状の課題や問題点について、あればお尋ねをいたします。 261 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 262 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) これまでの取り組みを踏まえての課題等でございますけれども、第7期介護保険事業計画におけるニーズ調査では、本市においては、転倒リスクや閉じこもり傾向が高い結果となってございます。このため、高齢者本人へのアプローチに加え、これまで以上により地域の介護予防の取り組みに対し、積極的にリハビリテーションの専門職等が関与することにより、地域における介護予防の取り組みを機能強化していくことが必要と考えております。  以上でございます。 263 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 264 ◯16番(菱沼和幸君) 今後のさらなる拡充に向けての取り組みなんですけれども、今、一部答弁があったわけですけれども、今後のさらなる充実に向けての取り組みについてお尋ねをいたします。 265 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 266 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 今後のさらなる充実でございますけれども、今後も講演会やまちづくり出前講座での普及啓発を行いながら、引き続き身近な場所での介護予防教室等を開催してまいります。また、さらなる拡充につきましては、地域における介護予防の取り組みを機能強化するため、今後は住民主体の通いの場へのリハビリテーション専門職の派遣に加え、歯科衛生士等の派遣を行い、さらなる介護予防に資する取り組みの拡充を図っていきたいと考えております。  以上でございます。 267 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 268 ◯16番(菱沼和幸君) ぜひともよろしくお願いしたいと思います。  次に2点目、養育費の受け取りについてお尋ねをいたします。離婚した父親から子どもを育てるために必要な養育費を受け取っている母子世帯が4人に1人を下回るなど、深刻な問題となっております。養育費の不払いは、ひとり親家庭の経済状況を悪化させ、子どもの貧困を生む要因にもなりかねません。先進事例として兵庫県明石市では、全国初のモデル事業となりました。そこで、当市での現況はどのようになっているのか、お尋ねをいたします。 269 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 270 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 養育費の受け取りについて、当市の現状でございますけれども、当市におけるひとり親世帯が受け取る養育費の現状は、児童扶養手当の手続の際に確認した件数をもとに申し上げますと、平成31年1月現在ですが、受給資格件数773件に対しまして療育費受給件数は124件、率にしますと約16%になってございます。  以上でございます。 271 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 272 ◯16番(菱沼和幸君) 今後の取り組み状況についてお尋ねをいたします。 273 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 274 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 取り組みでございますけれども、児童扶養手当の申請の際に受け取りの状況を確認してございますが、その時点での相談等を受けた際に、母子・父子支援員等が相談に乗りまして、フォローしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 275 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 276 ◯16番(菱沼和幸君) ぜひともよろしくお願いをしたいと思います。  次に、3点目に移ります。中高年の引きこもりについてお尋ねをいたします。学校や仕事に行けず、家族以外の人との交流がほとんどなくなる引きこもりは、1980年代以降、若者の問題として扱われてきました。だが、その期間が長期化して、本人が40、50代になると同時に親も高齢化して、生活が困窮するケースが相次いでいると伺っております。引きこもりが長期化してしまう原因はさまざまでございます。世間体や偏見を気にしてSOSの声を挙げられない本人や家族に多いようでございます。8050問題と呼ばれ、社会問題化しているのが実情でございます。  そこで、当市での現状はどのようになっているか、お尋ねをいたします。 277 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 278 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 当市の中高年の引きこもりの現状についてご答弁申し上げます。茨城県が平成28年度に、15歳から65歳の方を対象に、県内の全民生委員に依頼しまして、引きこもりに関する実態調査を実施しております。この調査によりますと、男女合計で石岡市においては24人の引きこもりの方がいるとのことです。男女別の人数は男性が21人、女性が3人となっており、男性が女性の7倍となっております。年代別に見ますと、20代が7人、30代が7人、40代が6人、50代と60歳から65歳がそれぞれ2人となっており、ほぼ20代、30代、40代で占められているような状況でございます。  以上でございます。 279 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 280 ◯16番(菱沼和幸君) 現在24名の方ということで、現在の支援施策としてはどのようにされているのか、お尋ねをいたします。 281 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 282 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 支援でございますけれども、当市におきましては、ご家族の方から、主に成人されたお子さんが引きこもっているなどの相談が入る場合がございます。相談を受けた場合には、茨城県立こころの医療センター主催のこころの医療連携会議において対策などの事例検討をしたり、石岡、八郷各保健センターで行っている事業、こころの相談におきまして、専門の相談員との面談や、場合によっては家庭訪問を実施し、医療が必要であれば受診を勧め、また、保健所等が実施している親の会や就労支援機関などを紹介するなど、対象者の意向に沿った支援を実施しております。また、経済的な支援が必要な場合には、生活困窮者自立支援相談担当と連携しまして、生活保護につなぐなど、適切に対応している状況でございます。
     以上でございます。 283 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 284 ◯16番(菱沼和幸君) そうしますと、今後の対応施策についてお尋ねをいたします。 285 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 286 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 先ほど申し上げましたこころの医療センターが中心になりまして実施しておりますこころの医療連携会議、そういうものに参加をいたしましてケース検討や、ほかの土浦保健所であるとか法テラス、民生委員、そういう関係部局、関係者と連携しまして、対応していきたいと考えております。  以上でございます。 287 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 288 ◯16番(菱沼和幸君) 私は、広域で引きこもり支援ステーションのような、そういう部分を開設してはどうかと考えているわけですけれども、それについての見解をお尋ねします。 289 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 290 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 先ほどの答弁と若干重なる部分があるんですけれども、こころの医療連携会議をはじめ、ケース検討を行いまして、各部局、それから民間施設や社会福祉協議会も含めまして、必要に応じて広域的な連携に努めてまいりたいと考えております。 291 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 292 ◯16番(菱沼和幸君) ありがとうございます。実際、石岡市においては24名の引きこもりになられている方がいらっしゃいます。そういう方を、1人でも多くの方が社会復帰できるように、大変だと思いますけれどもご尽力いただきたいと思います。その中の一環として、私としても引きこもり支援ステーション、しっかりとこの広域の部分、例えば石岡、小美玉、それからかすみがうらという、こういう近隣の部分でできていければいいのかなと思っているところでございます。  次に、最後の質問に入ります。身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳のカード化についてお尋ねをいたします。厚労省が昨年10月の社会保障審議会障害者部会で、希望者を対象に、手帳を持ち運びしやすいカード型で交付できる政令改正を決めました。早ければ2019年度から開始となる見込みだそうでございます。そこで、対象は何名いるのかお尋ねをいたします。 293 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 294 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 対象者でございますけれども、平成31年2月末現在でございますが、身体障害者手帳の所持者数が2,888名、精神障害者保健福祉手帳所持者数が397名となっており、これらの方々がカードの交付対象者となる見込みでございます。  以上でございます。 295 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 296 ◯16番(菱沼和幸君) 国においてはこの背景といたしまして、障害者手帳のカード化については、当事者からこれまでもたくさんの要望があって、現行制度は手帳に情報を加筆していく仕様となっており、カード化の障壁となっていたわけでございます。そういう中で、今回、2019年度からできていければ大きく……、手帳の部分からカード化されていけば、大きく変わっていけるのかなと思うところでございます。  そこで、改定後なんですけれども、対象者に現在、身体障がい者の手帳が2,888名、それから精神障がい者が397名ということでありましたけど、その対象者にどのような情報開示をしていくのか、お尋ねをいたします。 297 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 298 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 現在このカード化に向けました通知等がまだ届いておらず、詳細がわからない部分がございますけれども、カードを導入するかどうかは自治体の判断ということのようでございます。カードでの交付を義務付けるものではないとは聞いておりますが、精神障害者保健福祉手帳については、茨城県が等級の審査並びに手帳の発行を行いますので、茨城県の対応を見ながら周知等を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 299 ◯議長(岡野孝男君) 16番・菱沼和幸君。                 〔16番・菱沼和幸君登壇〕 300 ◯16番(菱沼和幸君) あくまでも申請ということでございますので、よく障がい者の方々からいろんなご意見を聞いて、それで対応していただければと思っております。  以上で、今回、第1回目の定例会での一般質問を終了させていただきます。ありがとうございました。 301 ◯議長(岡野孝男君) 次の質問者に移ります。  12番・村上泰道君。                 〔12番・村上泰道君登壇〕 302 ◯12番(村上泰道君) 12番・村上泰道でございます。今期定例会におきまして、通告いたしました2項目について順次質問してまいりますので、よろしくお願いいたします。  まず第1項目、石岡市における公共交通のあり方について、2点お尋ねをいたします。  こちらの公共交通の問題につきましては、今定例会以前よりも定期的に問題提起してまいりましたけれども、先ほど部長答弁にもありましたけれども、石岡市の公共交通政策会議の答申というか、本年度まとめるというような問題もございましたが、さまざまな議論がされた中で、当市において今後の公共交通のあり方、このままで本当にいいのかということで、問題提起をさせていただきたいと思います。  まず1点目でございますが、この問題提起するに当たって、類似の事業が当市で既に実施されてございますので、まずはその実態についてお尋ねしてまいりたいと思います。障害者福祉タクシーの利用助成についてということで、これは重度心身障がい者の方へのタクシーの初乗り運賃の助成の制度でございますが、まずこちら、1点目としまして、助成の対象者数についてお尋ねをしてまいります。 303 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 304 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。石岡市重度心身障害者福祉タクシー利用助成の対象者数でございます。人数につきましては、平成29年度末の状況といたしまして、2,678名となります。内訳といたしましては、身体障がい者が2,218名、知的障がい者が195名、精神障がい者が265名となってございます。  以上でございます。 305 ◯議長(岡野孝男君) 12番・村上泰道君。                 〔12番・村上泰道君登壇〕 306 ◯12番(村上泰道君) ありがとうございます。それでは、今現在取り組まれておりますこの福祉タクシーの利用実績について、どれだけの方が利用されているのか。予算ベースで、大体毎年予算で180万、決算で160万、これは近年同傾向でございますが、近年の利用実績についてお尋ねしたいと思います。 307 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 308 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 利用実績についてご答弁申し上げます。この利用券でございますが、24枚が1冊となっておりまして、利用券配布冊数は207冊となっております。なお、人工透析の方へは1人当たり2冊の配布となっております。平成29年度の配布者数といたしましては191名となってございます。また、タクシー券の利用状況でございますが、平成29年度の利用件数といたしまして2,267件で、配布件数の4,968件に対しましての利用率といたしましては、45.63%となってございます。  以上でございます。 309 ◯議長(岡野孝男君) 12番・村上泰道君。                 〔12番・村上泰道君登壇〕 310 ◯12番(村上泰道君) ただいま利用実績が大体45%ということでしたが、決算ベースで言うと、金額ベースで言うとどのぐらいになりますでしょうか。 311 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 312 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 平成29年度の実績額といたしまして、165万4,490円でございます。  以上でございます。 313 ◯議長(岡野孝男君) 12番・村上泰道君。                 〔12番・村上泰道君登壇〕 314 ◯12番(村上泰道君) ありがとうございます。決して予算額としては大きくないわけでありますが、対象の方に対しては大変、障がいを持たれている方には大変喜ばれている制度ということで、今回、2点目で提案いたします交通弱者ということではありますが、前回、免許返納者への支援策はいかがでしょうかということで提案させていただきましたけれども、それほど少ない予算として、費用対効果としては大変……、本当に困っている方にピンポイントに手を差し伸べることができる制度ではないかなと考えております。  それで、2点目としまして、交通弱者支援施策についてということでお尋ねします。交通弱者としましては、実際にもう免許を返納された方や、高齢になって、そもそも運転されない方、もともと免許を持たれていない方、移動に、公共交通機関が近くになくて制約がある方、それらを踏まえて、まず当市の実態としてどのように捉えておりますでしょうか。 315 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・菱沼君。 316 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 移動制約者の実態の把握についてご答弁申し上げます。今年度、石岡市地域公共交通網形成計画策定に当たりまして、平成30年8月から9月にかけまして、高校生以上の市内住民の3,000人を対象に市民アンケート調査を実施いたしました。回答件数は744件で、回答率は25%でございました。その中で、免許を持っていない方は回答者の約11%、自由に使える交通手段を有していない方は回答者の約6%いらっしゃいました。無作為抽出のため一概には申し上げられませんが、石岡市の人口の約2%程度の移動制約者の方が市内にはいらっしゃると考えています。  以上でございます。 317 ◯議長(岡野孝男君) 12番・村上泰道君。                 〔12番・村上泰道君登壇〕 318 ◯12番(村上泰道君) ただいま市内の人口の2%ということで部長答弁がありましたが、そもそも免許を持たれていない方が大体11%、自由に使える交通手段がない方ということで6%ということですが、人数ベースで言いますとどのぐらいと算出されておりますでしょうか。 319 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・菱沼君。 320 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) ご答弁申し上げます。平成29年12月の住民基本台帳人口ベースの16歳以上の人口が、6万3,593人となっております。その中で、アンケート調査に基づいた割合計算をいたしますと、運転免許を所有していない方が約1万3,000人程度、自由に使える交通手段を有していない方が約1,200人程度と推計しております。  以上でございます。 321 ◯議長(岡野孝男君) 12番・村上泰道君。                 〔12番・村上泰道君登壇〕 322 ◯12番(村上泰道君) ありがとうございました。当市の人口が7万4,000人弱ということで、そのうち約1万4,000人の方が移動制約者に当たるということでございます。そうしますと、当市においてさまざまな施策を実行するに当たって、家から外出できない、また移動に制約がある方々に対して、どのような手を差し伸べていく政策が必要なのかということは、本当に重要なことかと思います。実際に、免許を返納したくても、免許を返してしまうともう移動の手段がないので返せないという方や、逆に、自分の父親、母親に免許を、怖くて持たせられないので返納させたという方々の声を伺います。ただし、そういった方々は本当に移動に制約がある方ですので、生活にとても不便を強いられてございます。  そこで、当市としてその対策をどのように考えておられるのか。公共交通機関を使われる方は、もちろんそれを第一としておるかと思いますが、当市の乗合いタクシー、近年いろいろな課題があって、改善しながら運用されているかと思いますけれども、当市の対策についてどのような実態があるのか、お尋ねいたします。 323 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・菱沼君。 324 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 移動制約者支援対策についてご答弁申し上げます。石岡市では、移動制約者の方へ、移動手段として乗合いタクシー事業を実施しております。しかし、高齢化の進行につれて、免許の返納者が増加してきたり、公共交通への乗車が困難な方など、移動制約者の方は増加する傾向にあります。  乗合いタクシーにつきましては、地域公共交通網形成計画を策定する会議の中で、乗合いではなく、タクシーで個人個人の対応はできないかとの意見がございました。かすみがうら市では、乗合いタクシーを平成31年度で終了し、一般タクシーへ切り替えると聞いております。そのような中、石岡市地域公共交通網形成計画では、現状の乗合いタクシー制度を継続していくものの、制度の見直しについても検討し、いろいろな方向も視野に入れながら、利用者の状況に応じた公共交通手段の提供も必要かと考えております。さらに、近隣自治体での状況や実績を考慮しながら、利用しやすい公共交通手段の提供に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 325 ◯議長(岡野孝男君) 12番・村上泰道君。                 〔12番・村上泰道君登壇〕 326 ◯12番(村上泰道君) 乗合いタクシーについて、かすみがうらでは英断ということで、31年度に廃止されるということのご答弁をいただきました。今回のかすみがうら市さんの議会でも、その対応が正しいのかどうかも含めて議論がされているようですけれども、当市としてはデマンドタクシーが、成熟ではありませんけれども、よりよい環境になるようにということで、制度が改善されながら現時点に至っているわけですけれども、公共交通政策会議でも述べられておりましたが、やはり移動の主幹はバス、電車を含めた公共交通機関、このデマンドタクシーの利便性は、広大な地域を有している石岡市においては、その幹を補完する枝の役割として重要であろうというような意見も出ておりました。ただし、その細かい部分に関しては、デマンドタクシーにおいては、やはり細かい利用ニーズに応えるのは難しいであろうということで、一般タクシーの助成の制度が設けられないかというような意見もやはり出ておったのは事実でございます。  私、以前よりこの高齢者、または高齢世帯、免許返納者の方々に対する一般タクシーの初乗りの助成ができないかということで、提案させていただいてまいりました。類似の福祉タクシーの制度がございます。ゼロから制度をつくるのは大変またご苦労があるかと思いますが、類似の制度がございますので、その制度の利用実績や構築などを参考にしながら、やはり高齢者向けの一般タクシーの助成について、取り組むべきではないかというように感じております。  ただ、では高齢者向けの一般タクシーの助成についてとなったときに、今、公共交通の問題ですので都市建設部長に答弁いただいておりましたが、確かに誰に聞けばいいんだろうというのはいつも感じております。免許関係であれば警察関係ですので生活環境部長になりますし、高齢者の問題ですとやはり福祉の問題、交通の問題ということであると都市建設部ということで、この問題を提起しながら、私も、どの部局と相談すればいいのかなというのを考えながら、今回、質問通告したわけですけれども、行政全体として、執行部側として、この高齢者向けの一般タクシーの助成について、どのように感じ取っておられるのか、またどのような展開を考えておられるのか、お尋ねしたいと思います。 327 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・菱沼君。 328 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) ご答弁申し上げます。公共交通の施策につきましては、議員ご指摘のとおり関係部署が多岐にわたりますので、高齢者の安全な通行の確保と高齢運転者の交通事故防止及び交通手段移行時の高齢者の支援策検討に係る意見交換会が庁内で発足しております。これは高齢者に限定はされておりますが、福祉部門や公共交通部門、交通安全部門等が横断的に意見交換し、庁内で連携し、支援施策を検討していくものです。この意見交換会を皮切りに、移動制約者の方への対策を多角的に実施していけるように、検討を重ねてまいります。またその中で、議員ご提案の高齢者向けの一般タクシーへの助成についても、調査研究してまいりたいと考えております。  以上でございます。 329 ◯議長(岡野孝男君) 12番・村上泰道君。                 〔12番・村上泰道君登壇〕 330 ◯12番(村上泰道君) ただいま部長より高齢者の安全に関する、とても長い文章だったのでちょっと覚えられませんでしたけれども、高齢者の移動に関する意見交換会が発足したということで、ご説明をいただきました。今後、この部局で調査研究ということですが、この意見交換会は、都市建設部内に……。多岐にわたるということで先ほどおっしゃっていましたけれども、この意見交換会の詳細、どういう組織なのかをお尋ねしたいと思います。 331 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・菱沼君。 332 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) ご答弁申し上げます。メンバー構成といたしましては、高齢福祉課を中心に、庁内で、まちづくり協働課、道路建設課、都市計画課、健康増進課でございます。関係機関といたしましては、石岡市社会福祉協議会、石岡警察署交通課が関係機関として対応してございます。内容としましては、今年度発足し、まず課長補佐以下の担当者レベルでの意見交換会を実施しているということでございます。  以上でございます。 333 ◯議長(岡野孝男君) 12番・村上泰道君。                 〔12番・村上泰道君登壇〕 334 ◯12番(村上泰道君) ありがとうございます。ただいま高齢福祉課を主導にまちづくり協働課、あと福祉ですと健康増進課、都市計画課、道路建設課、あと社協包括、石岡警察ということで、本当に横断的にこの意見交換会が発足したというのは、大変すばらしいことだと思います。こちらの意見交換会は、今、都市建設部長に答弁いただきましたけれども、今後、運営を所管というか、リードしていくのは都市建設部でよろしいんですか。それとも、先ほど高齢福祉課を中心にということでございましたので、今後、この問題についての第一人者、担当はどちらになるのか、お尋ねいたします。 335 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 336 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 今回発足しましたのは、まず意見交換会ということでございましたけれども、現状の把握が主でございました。今後、その課題を洗い出したりしてまた発展していくために、まず高齢者の部分から入っていますので、高齢福祉課、福祉部門でまず音頭取りというか、していく考えでございます。  以上でございます。 337 ◯議長(岡野孝男君) 12番・村上泰道君。                 〔12番・村上泰道君登壇〕 338 ◯12番(村上泰道君) ありがとうございます。高齢者向けの一般タクシーの助成ということの題目の中で、意見交換会が発足して、今後、研究していくということでございます。高齢福祉課がまずは主体ということでございますが、これは市長にお尋ねしたいんですけれども、やはり現場レベルで問題認識をした中で、組織横断的にこういった動きが出てきたということは大変すばらしいことだと思いますし、これは当市において公共交通のあり方について、やはりそのトップである市長が、もちろん現場でリードしながら動くに当たりましても、管轄をしていかなければいけませんので、この問題についてのご見解を伺いたいと思います。 339 ◯議長(岡野孝男君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 340 ◯市長(今泉文彦君) これからの公共交通のあり方というのは、喫緊の課題だと認識しております。地域の各地でいろいろお話を伺うと、本当に切実な問題でありまして、高齢者ばかりではなくて免許を持っていない方、女性の方とかそういう方も含めて、地域の足が、移動手段が本当に必要だという実感が、強く伝わってまいります。そういった中で、公共交通網形成計画の策定があって、今後ふさわしい移動サービスの実現を目指していくということになっておりますので、この若い職員がつくった組織横断的な意見交換会が庁内に発足しておりますので、大いに期待をして、その議論の行く末を見守っていくと同時に、着実に公共交通の実現をやっていきたいと思っています。  以上です。
    341 ◯議長(岡野孝男君) 12番・村上泰道君。                 〔12番・村上泰道君登壇〕 342 ◯12番(村上泰道君) 市長答弁いただきましたとおり、ぜひこの意見交換会の結果を大いにバックアップしていただければと思います。石岡の公共交通のあり方、不便な方が1人でも多く救われるような制度設計に向けて、取り組みをお願いしたいと思います。  それでは、2項目目の質問に入ります。2項目目、鳥獣被害対策事業について、こちらは2点、お尋ねしてまいります。  石岡市における鳥獣被害の実態においては、毎回の定例会において、先輩議員や同僚議員から質問がされております。特に鳥獣被害といいましても、イノシシによる農作物被害がメーンでございますが、本日新聞に、茨城県においてニホンジカの実態が確認されたということで、報道がございました。農業被害、当市においてはイノシシだけですけれども、全国的にはニホンジカとイノシシが2大農業被害ということでございまして、茨城県だけが、ニホンジカの生態分布が全国で唯一ない県ではありましたけれども、今後、イノシシの被害拡大は今続いておりますけれども、ニホンジカが侵入し、生息し始めたときには、やはりこの鳥獣被害というのは、今以上にどんどんと広がっていくおそれがあるということで、大変憂えなければいけない事業かと思います。そこで、まず実態をお聞きしながら、今後の対応について順次お尋ねしてまいります。  まず、1項目目としまして、石岡市における鳥獣被害の実態についてお伺いいたします。石岡市の被害エリア、被害地域について、現時点で確認されている部分についてお尋ねします。 343 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 344 ◯経済部長(諸岡広明君) 被害地域につきましてご答弁申し上げます。イノシシによる主な農産物の被害地域でございますが、恋瀬地区、小幡地区、小桜地区、葦穂地区と山間部を含む地域の農産物に多くの被害が見受けられます。また近年では、園部地区をはじめ石岡地区の比較的市街地にも出没が見られるようになり、人的被害の危険性も出てきております。  以上でございます。 345 ◯議長(岡野孝男君) 12番・村上泰道君。                 〔12番・村上泰道君登壇〕 346 ◯12番(村上泰道君) 被害地域、やはり山間地域を中心にということで、比較的市街地も、今後被害の危険性が出てきているということでございますが、どの程度の被害状況が報告されておるのか、お尋ねいたします。 347 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 348 ◯経済部長(諸岡広明君) 被害状況についてご答弁申し上げます。今年度のイノシシによる農産物の被害状況でございますが、恋瀬地区が9件、小幡地区が4件、小桜地区が5件、葦穂地区が5件の被害相談が寄せられております。また、石岡地区につきましても5件の被害相談を受けております。  以上でございます。 349 ◯議長(岡野孝男君) 12番・村上泰道君。                 〔12番・村上泰道君登壇〕 350 ◯12番(村上泰道君) それでは、当市における鳥獣被害の対策について、どのようなものを実施しておるのか、お尋ねをいたします。 351 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 352 ◯経済部長(諸岡広明君) 被害対応策につきましてご答弁申し上げます。鳥獣被害対策でございますが、平成25年から活動いただいております猟友会石岡支部、八郷支部から推薦を受けました狩猟経験の豊富な隊員32名を編成した鳥獣被害対策実施隊により、これまで有害鳥獣、カラス、ハクビシン、イノシシの捕獲を、毎年6月と9月に計60日実施してまいりました。本年度は年間を通じた捕獲体制の強化を図り、被害相談の対応として痕跡調査や捕獲等の緊急捕獲を8月に実施し、30日間の活動をしていただいておるところでございます。また、新たに地域ぐるみの鳥獣被害総合対策として小幡十三塚地区をモデル地区に設定し、捕獲に頼らないイノシシ対策にも取り組んでいるところでございます。  以上でございます。 353 ◯議長(岡野孝男君) 12番・村上泰道君。                 〔12番・村上泰道君登壇〕 354 ◯12番(村上泰道君) 今、対応策としては、鳥獣被害対策実施隊と、小幡地区における捕獲に頼らない対策ということでございますが、その対策の成果はどの程度上げられているのかをお尋ねいたします。 355 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 356 ◯経済部長(諸岡広明君) 対策の成果についてご答弁申し上げます。鳥獣被害対策のイノシシの捕獲でございますが、平成30年度は、有害鳥獣捕獲期間及び緊急捕獲、合わせまして340頭の捕獲となってございます。昨年度は159頭ということで、倍以上の成果を上げておるところでございます。また、地域ぐるみの取り組みにつきましては、小幡十三塚モデル地区で、地域の労務によりまして、侵入防止柵を約2キロメートル設置いたしました。今後は、イノシシの捕獲用の囲いわなの設置及び管理方法等の勉強会を行いまして、対策の検証に向けて進めていく予定でございます。  以上でございます。 357 ◯議長(岡野孝男君) 12番・村上泰道君。                 〔12番・村上泰道君登壇〕 358 ◯12番(村上泰道君) ただいま成果としては、前年度に比べますと出ておるということでありますけれども、被害件数や目撃情報は近年変わらず、逆に増加傾向、そして、全体的にも今後の被害の拡大が見込まれる中で、この対応策が十分であるのかどうか、今後の課題も含めて、現時点で取り組むべき課題についてどのように捉えているのか、お尋ねをいたします。 359 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 360 ◯経済部長(諸岡広明君) 今後の課題につきましてご答弁申し上げます。今後、課題でございますが、鳥獣被害対策実施隊の隊員につきまして、高齢者の方が多くなってきております。世代交代、技術の継承等が課題となってございます。捕獲活動における担い手の育成や確保が必要であり、その支援方法も検討しなければならないと考えております。  モデル地区につきましては、新たな取り組みエリアの推進などが課題となっております。地域の方がより身近な問題として捉えていただけることが重要であると考えております。  以上でございます。 361 ◯議長(岡野孝男君) 12番・村上泰道君。                 〔12番・村上泰道君登壇〕 362 ◯12番(村上泰道君) ただいま部長より今後の課題ということで答弁いただきましたが、平成30年度、農林水産省の農作物鳥獣被害防止対策研修資料というものがございまして、近年の課題として、やはり先ほどハンターの高齢化ということがありましたけれども、銃猟免許者、銃の所持者の件数が減っていると。また、それにかわるように、わな猟の免許の取得が増えている傾向があるということでございます。ただ、全体としまして、近年、狩猟者の数は減少傾向にあるわけでございます。  これは2点目の狩猟免許補助につながるわけですけれども、やはり被害を出さない3つの柱ということで、まず第1に捕獲、とることですね。第2に、モデル事業として今ご紹介いただきましたけれども、侵入防止、第3に生息環境管理、つまり緩衝地帯の整備や刈り払い等による餌場の撲滅というのが3点、大事な事業であるということで、この研究会の資料で述べられております。当市において現在は、捕獲は実施隊、また侵入防止柵については、モデル事業を展開しながら今後エリアを拡大していくということでありました。今後は、生息環境の管理というのが重要な役割かと認識しておりますけれども、先ほど有害鳥獣の実施、通常の狩猟期間というのは11月から2月でございます。そのほかに実施隊の方に6月・9月ということで駆除していただいておったものを、通年で対応するということで、今年度は取り組んでいる。  こうなりますと、今、この鳥獣被害の対策に対応されておるのは経済部農政課でございますけれども、この農政課の担当課の中に専門部局を置くべきではないかなと。今までの狩猟期間の例えば11月から2月だけとか、短期間的な6月・9月の実施隊の駆除であれば、年間通しての事業ではないので、通常業務の中での対応というのは、それでも大変だと思いますけれども、できていたかなと思いますけれども、やはり年間通してモデル地区や駆除、また今後の環境整備を含めて対応していくということであると、やはり専門部局、担当室なのか担当係なのか担当グループかわかりませんけれども、きちんと組織立った対応が必要なのではないかなと感じます。  農林水産省の中には、農村振興局農村政策部農村環境課鳥獣対策室ということで、やはり大きい部局になればなるほど、当たり前ですけれども、専門部局がございます。石岡市においても、その部局の設置の必要性を私は感じておりますけれども、やはり組織の問題でございますので、市長に今後の課題ということも含めて、ご答弁をいただきたいと思います。 363 ◯議長(岡野孝男君) 市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 364 ◯市長(今泉文彦君) 鳥獣被害対策についての今後の課題でありますけれども、数が大分増えております。そういった中で、それに対応していく組織が必要であるということは当然でありますけれども、短期間で総合対策を行うということも考えますと、ますますそういったものを立ち上げていく必要があると考えております。今後は、先ほどの部長答弁でもありましたけれども、地域の身近な問題として捉えていく中で、市全体の組織体制を踏まえて、その組織のあり方を考えていきたいと思っております。  以上です。 365 ◯議長(岡野孝男君) 12番・村上泰道君。                 〔12番・村上泰道君登壇〕 366 ◯12番(村上泰道君) ただいま市長に、短期的であれば有効であるということでございましたが、人口が減少していく中で、山間地域の人の活動が減ると、どうしても野生動物の活動が、人家のほうにおりてきてしまう。そうしますと、人口減少社会において、今後、これはつき合っていかなければいけない課題かなと感じています。短期的な対応をとれば、瞬間的には被害というのは減るかもしれませんけれども、被害というのは全くゼロにすることはできないと思います。これは、日本全国どこでも同じ問題を抱えておりますし、市境、県境というのは柵があるわけではありませんので、今後、共存共栄していかなければいけない課題であると、短期的というよりは、今後を見据えた組織改革というか、担当課の設置が必要ではないかと感じておりますけれども、これについて市長の答弁が先ほどで終わりなのか。もう一歩もらえるものであれば、ぜひ担当課、専門部局を置くべきだと思います。春の組織改正の前でございますので、要望ということで、こちら、とどめておきますけれども、ぜひ専門部局の設置を強く要望いたします。  2項目目に移ります。この鳥獣被害対策の実施について、当市において対応している対策として、先ほどからハンターの高齢化や銃の免許所持者の減少傾向に歯どめをかけるということで、今まで、わな免許に対する全額補助というのは実施しておりましたけれども、今年度からは第1種の銃猟免許取得に対しても補助を行うということで、ちょうど1年前ですが、新規の予算立てがされました。1年前の当初の予算書をめくり直しますと、銃の免許、またわな免許、合わせて大体40万近くの予算立てがされておりましたけれども、このまず免許取得補助の内容についてをお伺いしたいと思います。現在この免許取得の補助について、残念ながらホームページ上には記載がございません。春先に広報で通知されました。あと、当市のホームページからは検索することはできませんけれども、取得補助の要綱を直接検索することはできますけれども、当市とリンクしているところからこの要綱について見ることができませんので、この補助内容についてをお尋ねいたします。 367 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 368 ◯経済部長(諸岡広明君) 補助内容についてご答弁申し上げます。狩猟免許等の取得補助金の内容でございますが、狩猟免許取得を促し、地域での被害防除体制を確立するために、平成23年度からわな猟免許取得費用の全額を補助しております。また今年度から、獣害対策における捕獲の担い手育成・確保のため、銃猟免許についても、取得費用の2分の1以内、上限3万円の補助を行っているところでございます。  以上でございます。 369 ◯議長(岡野孝男君) 12番・村上泰道君。                 〔12番・村上泰道君登壇〕 370 ◯12番(村上泰道君) それでは、今年度、その補助実績について、どの程度の実績があったのかをお尋ねいたします。 371 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 372 ◯経済部長(諸岡広明君) 補助実績についてご答弁申し上げます。今年度の補助実績でございますが、わな猟免許につきましては10名、銃猟免許につきましては1名となってございます。 373 ◯議長(岡野孝男君) 12番・村上泰道君。                 〔12番・村上泰道君登壇〕 374 ◯12番(村上泰道君) 今年度予算が銃猟免許5名でありましたが1名の実績、わな免許が十七、八名を見込んで10名の実績ということで、予算の全額執行というわけにはいきませんでしたけれども、取得者が出たということで、制度1年目でございますので、今後、制度の周知徹底をしっかり図るべきだと思います。先ほども申しましたように、この制度、石岡市の助成の制度一覧の中にリンクされておりません。せっかくの取得制度が浸透しなければ……。狩猟免許の取得の、前向きな、当市にあるせっかくの制度でございますので、しっかりとしたPRをしていただきたいと思います。  そもそもこの制度は、先ほど来出ておりますが、猟友会の高齢化も含めた、猟友会の充実というのが目的でございます。この制度によっての実績、成果についてお尋ねをいたします。 375 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 376 ◯経済部長(諸岡広明君) 成果につきましてご答弁申し上げます。成果としましては、実働として活動できるには狩猟登録が必要となります。平成30年度は新たに7名の登録がございました。ちなみに八郷猟友会は4名、石岡支部のほうが3名という登録となってございます。  以上でございます。 377 ◯議長(岡野孝男君) 12番・村上泰道君。                 〔12番・村上泰道君登壇〕 378 ◯12番(村上泰道君) 今年の猟友会登録が八郷支部で4名、石岡で3名ということでございました。  私も昨年の12月、この補助制度は使いませんでしたけれども、1年前ぐらいに八郷の中央公民館で、鳥獣被害対策事業が今後の抱える課題ということで講演会がございまして、これは、自分としてもこの事案をもう少し勉強するべきだなと思いまして、昨年6月ごろに狩猟の免許を取ろうと思いました。実際に免許を取って銃を手にしたのが、12月でございます。銃の所有をするまでにこんなにもハードルがあるのかというのを感じました。  まず、猟をするための免許を取る必要がある。それと、実際に銃を持つための免許が必要であるということで、2回試験を通らなければいけない。また、試験を通った後の免許更新の申請には、警察署や、また銃砲店や、関係部局へ何度も申請や面接等で足を運ばなければならないということで、大変取得までに時間がかかるというか、制度として手間と暇も、そして、今回3万円の助成ということでありましたけれども、銃は、実際に銃を保管する場所や銃本体もそうですし、銃の免許を取ったのですぐ猟ができるかというと、そういうわけではなくて、やっと許可がもらえたということですので、そこからスキルアップをしていかなければいけない。そうすると、スキルアップをするためには訓練を受けなければいけない。訓練はただでは受けられませんので、とても費用がかかる。  ただ一度始めたものですので、途中でやめるわけにもいかないですので、最後まで何とか取り切ろうということで取りましたけれども、今後、これを維持していくのは大変だなと。ましてや若者の方、特にこういった申請関係が警察でございますので、平日でなければ行けない。そうすると、平日に申請になかなか出向けない方というのは、こういった免許取得に対してのハードルというのは大変高いというのも、実感として感じました。  そこで、今後の課題としまして、この免許取得補助の課題もそうですけれども、当市の課題としてどのようなものを捉えていて、今後、検討していかなければいけないと認識しているのか、そこをお尋ねしたいと思います。 379 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 380 ◯経済部長(諸岡広明君) 今後の課題につきましてご答弁申し上げます。銃猟免許取得以外にも、銃やその保管管理、狩猟登録など、高額の費用がかかることから、新規取得が進まない状況でございます。捕獲に係る担い手の育成・確保における支援としまして、免許取得以外も含めた内容の再検討が必要と考えております。  また、先ほどの補助制度の周知でございますが、議員ご指摘のとおり、広報紙に掲載するのみでございましたことから、今後はホームページ等も活用し、より広い周知・情報発信をしていきたいと考えております。  以上でございます。 381 ◯議長(岡野孝男君) 12番・村上泰道君。                 〔12番・村上泰道君登壇〕 382 ◯12番(村上泰道君) ぜひこの制度の周知徹底、また取得者が増えること、そして、これがひいては農業被害の抑制につながることの第一歩だと思いますので、よろしくお願いいたします。  今回、免許取得に当たって、いろいろなところ、関係部局の方々とお話をしていますと、最近、若い方の銃の免許保持者が少しずつ増えていると。ただし、それは猟をするための免許ではなくて、クレー射撃としての、競技としての免許取得を目指して活動されてきている若者が多いということで、伺っております。免許を取るためには目的を申告しなければいけないんですが、それが狩猟なのか射撃なのかということで、最初から射撃を目的として免許取得に動かれている方が、近年、若手の方で少しずつ増えてきていると。  そういった方々であると、一般の方がゼロからでは、猟ができる第1種免許取得、さらに銃猟の保持まで行くのには、大変心のハードルも費用のハードルもかかりますけれども、例えば銃を、クレーの射撃を、そこから入りたいと思ってやっている方に、ではもう一歩、第1種の免許まで取りませんかとか、そのアプローチの仕方を、対象者をもう少し絞ってPRしたほうが、効率も上がるのではないかなと感じています。  中には、クレー射撃はやるけれども猟はやらないよという方もいますけれども、実際、もう猟銃を持っているわけですので、散弾銃を持っているわけですから、あともう一歩資格を持ってもらえば、猟友会に入れるという方がおるわけですので、そういった方々へのアプローチをやはり積極的にするべきかなと思います。  そして、この補助制度なんですけれども、私は議会で予算を見ましたので、制度があることは知っておりましたけれども、もちろん警察署へ行っても、銃砲店へ行っても、射撃場へ行っても、どこでもこの制度を石岡市ではやっていますよというようなアピール、PRは全くありませんでしたので、どこにも目に触れない制度というのはもちろん浸透しませんので、先ほど部長がおっしゃっておりましたように、広く広報に努めていただきたいと思います。  そこで、あと問題点として、猟友会の方々、車と同じで、免許の更新が3年ごとに銃もございます。3年ごとに警察署へ行って、問診というか、面接をしながら免許更新するわけですけれども、やはりとても危険物を扱っているということで、更新の手続が大変煩雑である。近年、その手続が面倒になって、更新するのをやめてしまったという元ハンターの方々にお会いすることがありました。その3年間で使用した銃の実績報告や弾の管理、申請を含めて、もう手間で、そういうのをやめてしまったという方がいらっしゃいます。そういったベテランハンターの方々がまだまだ活動できる環境を少しでも整備していただけるのであれば、これから免許を取得している方が、そういった方々から技術の継承や、今後、そういったハンターのルールなんかを学ぶ期間というのが設けられると思いますけれども、今後、本当にこのハンターの減少というのは大変な課題になっておりますので、そういった課題について、いろいろ提案させてもらいましたけれども、今後の取り組みについて、ぜひ前向きな制度設計に向けて歩んでもらいたいと思いますけれども、ご見解をいただきたいと思います。 383 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 384 ◯経済部長(諸岡広明君) 今後ですけれども、銃猟免許の所持者で用途が標的射撃、クレー射撃の方を狩猟のほうへ誘導することも有効な考えだと考えております。また、新規に狩猟登録された方には、初心者向けの講習会等への参加を積極的に呼びかけ、狩猟技術の早期取得を促してまいりたいと考えております。また、ベテラン猟友会員の狩猟免許更新も促進してまいりたいと考えております。  以上でございます。 385 ◯議長(岡野孝男君) 12番・村上泰道君。                 〔12番・村上泰道君登壇〕 386 ◯12番(村上泰道君) 先ほど初心者向け講習ということでご答弁ありましたが、実は県主催の講習会が、たしか1月に朝日里山でございました。県主催であるのと……。1月だったか、12月だったか、ちょっと失念しましたが、ぜひそういったものへの連携とか、そういった情報も、自分からホームページを見ながら探さなければいけなかったり、やはり今後のハンター育成、また猟友会の方々とぜひしっかり連携をとって、現状の問題点の把握等に努めていただいて、今後の鳥獣被害対策事業に生かしていただきたいと思います。それには、やはり専門部局が必要だというふうに私は強く感じておりますので、ぜひ取り組みをお願いしたいと思います。  以上で私の一般質問を終わりにいたします。ありがとうございました。 387 ◯議長(岡野孝男君) 以上で、通告による質問は終了いたしましたので、これをもって一般質問を終結いたします。  本日の議事日程は終了いたしましたので、これをもって散会いたします。  次回は、明3月7日定刻午前10時から会議を開き、各議案に対する質疑を行います。  ご苦労さまでした。                   午後 2時37分散会 Copyright (c) ISHIOKA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...