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平成30年第4回定例会(第3日目) 本文 開催日:2018-12-04
平成30年第4回定例会(第3日目) 議事日程・名簿 開催日:2018-12-04

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  1. 石岡市議会 2018-12-04
    平成30年第4回定例会(第3日目) 本文 開催日:2018-12-04


    取得元: 石岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-06
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 平成30年12月4日(火曜日)                   午前10時00分開議 ◯議長(岡野孝男君) おはようございます。ただいまの出席議員数は22名です。定足数に達しておりますので、これより前回に引き続き本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付いたしました議事日程表のとおりであります。  これより議事日程に入ります。            ───────────────────────  日程第1 一般質問 2 ◯議長(岡野孝男君) 日程第1、一般質問。これより前回に引き続き、市政一般に関する質問を行います。  11番・山本 進君。 3 ◯11番(山本 進君) おはようございます。11番・山本 進です。これより、第74回国民体育大会と、2020年東京オリンピックパラリンピック競技大会の開催に向けた石岡市の取り組みについて、順次伺ってまいります。  初めに、茨城国体に向けた取り組みについてでありますが、私は本年6月、平成30年第2回定例会において、国体関連の質問をいたしました。バドミントン競技会と5種目のデモスポーツの開催地として、石岡市の役割、国体開催に向けた機運の醸成を図るための広報啓発の活動の取り組みなどについてお伺いいたしました。今回は、来年の本番に向けてのカウントダウンも始まった中で、この国体、半世紀に一度という一大事業でありますから、石岡市はこれにどのような体制で取り組み、準備を進めているのかを伺ってまいりたいと思います。  それでは、まず、バドミントン競技リハーサル大会についてですが、運営能力や機運醸成を図ることを目的に、先月、11月16日から18日までの3日間にわたって開催されました。その運営内容、開催地としての評価と課題についてお伺いいたします。  前回質問したことでありますが、まず、準備のための体育館の改修工事は計画どおり瑕疵なく完成して、選手、観客を最善の環境のもとで迎えることができたかどうか、お尋ねいたします。 4 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 5 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。石岡運動公園体育館の改修でございますが、キュービクル等の電気工事、それにトイレの洋式化改修工事防火シャッターや排煙窓等の安全設備の修繕、それに加えまして、防犯カメラ等の改修等を10月末までに実施して、リハーサル大会を迎えたところでございます。  以上でございます。 6 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 7 ◯11番(山本 進君) それでは、前回お伺いしたとおりの内容で無事工事はできたと、選手、観客もきちんとお迎えすることができたと理解いたしました。今後は、来年の本番に向けて、通常の維持管理、メンテナンスを万全の体制でお願いしたいと思います。  これも同様、前回質問したことでありますが、体育館のほかの外周や扉の設備工事等について、今後整備を行っていくと、補修工事を進めていくということでありましたが、こちらについてはいかがでしょうか。 8 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。
    9 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。体育館の観客席の手すりや正面入り口雨漏り箇所等の防水工事、外構の塗装工事など、選手や観客の目につく箇所等につきまして、今年度内に工事を実施していく予定となってございます。  以上でございます。 10 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 11 ◯11番(山本 進君) わかりました。今年度内というと、もう残り3か月ほどになりますが、その辺はきちっと計画を立てられているのかと思いますが、再度確認したいと思います。 12 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 13 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。既に発注したものも含めまして、現在進めているところでございます。 14 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 15 ◯11番(山本 進君) それでは、よろしくお願いいたします。  次に、リハーサル大会ですが、この大会に参加した選手、そしてスタッフの数、総勢何人ぐらいの方がリハーサル大会に参加されたか、尋ねいたします。 16 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 17 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。先月開催のリハーサル大会でございますが、前日の準備を含めました4日間の延べ人数でご答弁申し上げます。選手、チームスタッフが延べ1,004名、試合運営に当たりました茨城県バドミントン協会を中心としました役員、審判員が532名、高校生の補助員が234名、会場運営に当たりました市職員が191名、ボランティアが53名でございます。  以上でございます。 18 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 19 ◯11番(山本 進君) 大勢の方がかかわったと、参加したということはわかるんですが、その中で、市職員が191名とおっしゃいました。会場運営に当たってくれたということなんですが、通常の業務を持ちながらのお手伝いということだと思うんですが、この市の職員191名、どのような基準で選ばれたのか、お尋ねしたいと思います。あの……、まずそのことをお尋ねします。 20 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 21 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。一般の市職員につきましては、主に金土日の3日間に割り振って勤務をしていただいてございます。1日当たり60余名でございます。金土日の3日間でございましたので、金曜日につきましては勤務時間の範囲内といいますか、若干時間は延びましたが、通常の勤務体制のかわりに出ていただいておりまして、土日につきましては振り替えとして対応させていただいたところでございます。  以上でございます。 22 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 23 ◯11番(山本 進君) 職員のお手伝いのことについて、ちょっとこだわって申しわけないんですけど、職員の方から耳にしましたけれども、突然動員をさせられたということではないんですが、事前に説明会などもあったようですが、駆り出されたと言うと表現が悪いんですが、協力した職員の人たちですね、現場でいろんな出来事があっても、適切に、的確に指示を出してくれる方、コンダクター、指揮者、こういった人たちが少なかったのではないかと。応援には参加したけど、十分に力になれなかったというような反省の声も聞こえてきております。これ、詳しくは後ほどまたお尋ねしたいと思いますが、この点に関してどのようにお考えでしょうか、お伺いいたします。 24 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 25 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。特に初日の場合には、やはり初めてのことでございますので、いろいろと担当のほうに……。無線機を各係ごとに配付して対応しておりました。その様子を私も当然見ておりましたので、特に初日に関しては、国体推進室の担当の職員にさまざまな問い合わせ等がございましたが、2日目、競技が始まってからは、問い合わせ等についてはほとんどなく、スムーズに運営できたものと考えてございます。  以上でございます。 26 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 27 ◯11番(山本 進君) くどいようですけど、参加してお手伝いいただいた職員の方から、そういった反省の声がちらほらと聞こえたものですから、本番大会、今回の経験が役立つようによろしくお願いしたいと思います。  次、これも、前回第2回定例会でお尋ねしたことですけれども、お尋ねした際に、1日当たり主審以下112名の審判が必要とされていると伺いました。リハーサル大会において審判の確保は十分にできたのかどうか、お尋ねいたします。 28 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 29 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。今回の大会でございますが、初日の金曜日には、主婦等が多いレディース連盟にお願いしまして、土日につきましては、実業団連盟や教員を中心に審判をお願いしてございます。また、茨城県バドミントン協会に加入しておりませんが、審判の資格を所持する方々にも参加を募りまして、結果として十分な人数が確保できたと考えてございます。  以上でございます。 30 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 31 ◯11番(山本 進君) はい、わかりました。安心いたしました。  次に、リハーサル大会に来場した観客数、3日間で何人来場されたでしょうか、お尋ねします。 32 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 33 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。3日間の来場者数の延べ人数でございますが、観客が約2,000名、そのほかに来賓、報道関係者及び視察に見えられた方々が約270名でございます。  以上でございます。 34 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 35 ◯11番(山本 進君) わかりました。  次に、観客の中で、市内の小学校、中学校、さらに高校、こちらの生徒さんたちに来場を呼びかけたかどうかお尋ねしたいと思います。小中学・高校生にとっては、リハーサル大会大変レベルの高い競技を見学することのできる絶好の機会だと思いましたので、これについてお尋ねをしたいと思います。 36 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 37 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。小中高生に対する来場の呼びかけでございますが、市内だけでなく県内の全てのバドミントンスポーツ少年団、中学校と高校のバドミントン部に案内を送付してございます。その結果でございますが、市内及び近隣のスポーツ少年団や、主に県南・県西地区の中学生等が団体で観戦に訪れられてございます。  以上でございます。 38 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 39 ◯11番(山本 進君) そうですね。学生さんたちの見学は、週末の学校がお休みの期間ということでよろしいでしょうか。 40 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 41 ◯教育部長(武熊俊夫君) 主に土日の観戦でございました。 42 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 43 ◯11番(山本 進君) 次に、駅とか宿泊施設からの選手、役員、観客の輸送の体制はどのようであったか。これは駐車場も含めて、輸送の体制についてお尋ねをしたいと思います。 44 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 45 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。選手につきましては、タクシー、あるいはレンタカーで来場された方がほとんどでございました。また、役員や観客は、圧倒的にマイカーでの来場者が多い状況でございましたが、一部、電車やBRTで来場された方もございました。駐車場でございますが、大会初日の駐車状況から、2日目、3日目の週末、観客も増加すると見込みまして、2日目、3日目につきましては、役員や審判等の関係者の方につきましては、あらかじめ多目的広場のほうへ駐車させるなどの対応を行ってございます。この結果、土日の観客用の駐車場については、満杯になることなく十分に確保されたと考えてございます。  以上でございます。 46 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 47 ◯11番(山本 進君) わかりました。リハーサル大会はそつなく、問題なく輸送、駐車場の対応ができたということですが、本番は規模が違ってきますので、この辺は今回のリハーサル大会の経験を生かして、新しい体制、本格的な体制を考えていっていただきたいと思います。  次に、リハーサル大会では、前日練習、あるいは公開練習が大会会場で行われておりましたけれども、ほかにも、石岡運動公園体育館以外にも別の練習会場を設けたのかどうか、お尋ねいたします。 48 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 49 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。今回につきましては練習会場は不要とのことでございましたので、特に設けてはございません。  以上でございます。 50 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 51 ◯11番(山本 進君) 練習会場不要というのは、協会のほうからの申し入れであったということで理解してよろしいですか。 52 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 53 ◯教育部長(武熊俊夫君) S/Jリーグのほうからでございます。  以上でございます。 54 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 55 ◯11番(山本 進君) これ、また大事なところなんですが、会場の運営について、大会の役員やバドミントン協会から何らかの指摘があったかどうか、お尋ねしたいと思います。 56 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 57 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。今回の会場設営につきましては、概ね2週間前から開始してございます。競技役員長を務められましたオフィシャルの1人が、1週間前に来場いただいてございます。その際に指摘があった事項については、大会開始前までに対応をしてございます。  以上でございます。 58 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 59 ◯11番(山本 進君) そのオフィシャルという方は、大会競技会場の基準や何かを確認して指導するという立場の人なんでしょうか。 60 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 61 ◯教育部長(武熊俊夫君) 今回の大会の競技役員長を務められている方でございまして、開始前に会場設営の状況をごらんいただきまして、指摘どおり対応を図ったところでございます。 62 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 63 ◯11番(山本 進君) 大会会場設営は専門業者に委託したと聞いておりますけれども、国体も同様に、同じ業者に委託する考えなんでしょうか。それとも、新たにふさわしい業者を公募していくという形をとられるのかどうか、念のためにお伺いいたします。 64 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 65 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。設営業者につきましては、今回、プロポーザル方式にて選定してございます。国体の本番におきましても、同様にプロポーザル方式で事業者を選定して、進めていきたいと考えてございます。 66 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 67 ◯11番(山本 進君) おもてなしブースを設置したわけですけれども、何か所ぐらい、どんな種類のものを設置されたかお伺いしたいと思います。私は自分の都合で開会式にしか出席しておりませんでしたので、申しわけありませんがただいまの件、ご答弁いただきたいと思います。 68 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 69 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。今回につきましては、観光案内と無料ドリンクサービスのブースのほかに、郵便局による記念切手等の販売ブース、石岡サンドの飲食物の販売ブース1か所、それと、スポーツウエアの販売のブースが1か所、合計で5か所のブースを設けたところでございます。 70 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 71 ◯11番(山本 進君) その5か所のブースはそれぞれ盛況でしたか。どんな様子だったかおわかりになりますか。 72 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 73 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。私は、どちらかといえば今回、実行委員会として内部といいますか、本部のほうに詰めさせていただいてございました。休憩時間等に若干ブース等をのぞいてみましたが、試合を既に実施している間でしたので、大盛況とまではいかなかったと思ってございます。  以上でございます。 74 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 75 ◯11番(山本 進君) 次に、協会との連携はスムーズにできたのかどうか、私も関心が高いところですので、ぜひお答えいただきたいと思います。 76 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 77 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。茨城県バドミントン協会とは定期的に打ち合わせを行ってきてございます。それに加えまして、大会の2週間前にコートマットの敷設等の会場設営を合同で行っておりまして、さらに運営物品等の準備も合同で行ってございました。これによりまして、協会とはスムーズな連携により、今回、大会運営ができたと考えてございます。  以上でございます。 78 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 79 ◯11番(山本 進君) 来年の本番も概ね同じ顔ぶれが再会してということになろうかと思いますので、そういう意味ではリハーサル大会を通じコミュニケーションが図られた、スムーズに連携がとれたということで、これは評価していきたいと思います。  次に、福井国体、バドミントン競技開催地の勝山市へ視察に行っていますね。リハーサル大会、そして今年の国体視察に行っているわけですが、その結果、成果は生かされたかどうかお尋ねします。 80 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 81 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。福井県勝山市で開催されました昨年のリハーサル大会と今年の国体を視察した結果としまして、試合開始までに必要となる練習時間や選手、審判の控室の温度管理、駐車場の確保、観客の入場方法などについて、この視察内容を反映した対応を実施してございます。  以上でございます。 82 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 83 ◯11番(山本 進君) 総じて視察の成果が生かされたというふうに受けとめてよろしいわけですね。 84 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 85 ◯教育部長(武熊俊夫君) お見込みのとおりでございます。 86 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 87 ◯11番(山本 進君) 一方で、国体に向けて見えてきた課題や、何かあったとすればどんなものだったか、お尋ねしたいと思います。 88 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。
    89 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。国体へ向けた課題としましては、試合運営面で、試合数が今度は4日間で111試合と増加するために、試合が終わったコートから順に次の試合を行うことによる選手の招集の仕方、また審判のローテーションが、今後の課題となると考えてございます。また、会場運営面では、リハーサル大会にはございませんでした宿泊施設や練習会場と試合会場との間の選手の輸送、想定されます皇族方の行幸啓、おなりへの対応、またドーピング検査会場の設営と検査対応、これが課題になると考えてございます。これらにつきましては、今後、茨城県をはじめとしまして、茨城県バドミントン協会などの関係団体と協議をしまして、国体開催時にスムーズな運営ができるよう、準備を進めてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 90 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 91 ◯11番(山本 進君) 今お伺いしまして、実行委員会にはそれぞれ専門部会があって、部会が十分に機能していると思います。しかし、今伺っただけでも、これだけの準備にかかわっていくのは大変な業務量、エネルギーが必要になってくると思います。現在、石岡市の国体準備室はわずか3人体制です。もちろんスポーツ振興課が上にいるわけですけれども、準備室の皆さん、3人で本当に頑張っていると思って、私はエールを送りたいという気持ちでありますが、今後、本番の国体を迎えるに当たって、今伺っただけでもこれだけの大事な仕事があるわけですね。それに備えて、準備室を例えば課に格上げするとか、人員も補強し、増員して組織体制を見直していく必要があるのではないかなと考えます。人事にかかわること、組織体制にかかわることでありますので、市長より答弁を求めたいと思います。 92 ◯議長(岡野孝男君) 市長・今泉君。 93 ◯市長(今泉文彦君) 国体まで1年を切る中でありますけれども、組織体制の強化、充実を図っていく必要があるのではないかということ、まさにそのとおりだと思います。それに関しては、さらなる機運の醸成、それから多くのボランティア、国体関係者がかかわってまいりますので、その準備が膨大なものになるというのはご指摘のとおりであります。組織体制強化、充実ということを念頭に、十分、国体開催に向けて準備が進むよう検討してまいりたいと思います。  以上です。 94 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 95 ◯11番(山本 進君) 検討するだけでは対応できないと思います。もう今すぐにでも、国体準備室を課に格上げして、増員して、補強してください。  参考に申し上げますけれども、昨年の愛媛国体、こちらは愛媛県砥部町という、小さな町と言うと失礼ですけれども、人口わずか2,123人の町です。ここではバドミントン競技を正式競技会場として受け入れたわけですが、この人口規模の自治体でも、国体準備室、課というんですかね、担当職員5名配置しています。  今年の福井国体は、福井県勝山市というところで開催されて、先ほどもお尋ねしました、石岡の担当職員の方々が視察に伺っているわけですけど、こちらは市なんですけれども、人口わずかに2万3,392人、その自治体で11人の職員を国体準備に張り付けているんですね。勝山市の場合は、正式競技として、バドミントンのほかにクレー射撃も請け負うと。さらに公開競技ということで綱引きも実施しました。デモスポーツではウォーキング、パラグライダー、これだけの競技の開催地になったので、準備は大変だったと思います。しかし、この2万3,392人の規模の勝山市でも11人の職員を張り付けて、受け入れ、運営に万全を期したと、こういうことなんですね。  ですから、石岡市で、3名でこの半世紀に一度の一大事業を乗り切ろうという考えは、甘いと思います。市長、すぐに決断して、この組織体制の見直し、増員、補強をお願いします。もう一度答弁をお願いします。 96 ◯議長(岡野孝男君) 市長・今泉君。 97 ◯市長(今泉文彦君) 国体についてですけれども、十分なおもてなしができるような組織体制の確立を目指して、検討をしてまいりたいと思います。 98 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 99 ◯11番(山本 進君) ちょっと検討してまいりますという言葉が気になるんですけれども、ともかく早急に対応をお願いしたいと思います。  次に、いよいよ本番を来年迎える国体バドミントン競技会の啓蒙活動、広報、啓発活動について、そして、開催地としての準備状況について何点か尋ねてまいります。  まず、これまでの広報活動の実績を、数字を含めてできるだけ具体的にお聞かせいただきたいと思います。特に前回伺っていないマグネットシートとか大会ポロシャツなども啓発グッズとして追加されたようですので、これらも含めて具体的にお伺いしたいと思います。 100 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 101 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。広報啓発活動の実績でございますが、まず、横断幕の設置につきましては、市役所本庁舎、八郷庁舎、石岡駅、石岡運動公園の4か所に実施してございます。また、カウントダウンボードを石岡駅の改札口前と市役所本館の入り口の2か所に設置してございます。さらに、イベントや会議、デモンストレーションスポーツ大会等で配布しております物品でございますが、まず、リーフレットは7,000枚を作成し4,800枚を配布してございます。同様にポケットティッシュ、6,000個作成し3,800個、缶バッジは1万2,200個で1万1,270個の配布、ピンバッジは500個で490個の配布、クリアファイルが1万枚で9,630枚の配布、うちわが2,000枚で1,490枚の配布、ご質問にございました車等に張るマグネットシートは、600枚作成しまして550枚配布済みでございます。そのほか卓上ミニのぼり、ビニール手提げ袋等、ないし資料送付用の国体のPRをした封筒等の作成をしてございます。  また、国体ポロシャツでございますが、現在、市内3店舗のスポーツ用品店で販売してございますが、11月末時点で約350着の販売をしてございます。このシャツは半袖となってございますので、来年の春以降、再びPRに努めていきたいと考えてございます。  以上でございます。 102 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 103 ◯11番(山本 進君) わかりました。まずカウントダウンボードですね。前回質問のときに、間もなく設置をしてくということで伺っておりましたが、ちょうど競技開催日の1年前になるんですかね。9月28日から2か所に、このカウントダウンボードが設置されたと記憶しております。機運醸成のためには非常に効果的なものだと考えております。また、マグネットシートですが、これは私も自分の車に張っているんですが、余談になるかもしれませんけど、このシートを張った車に乗りますと、渋滞した道路で何か道を優先してもらったりするような効果があって、とても便利にしています。啓蒙啓発を兼ねて皆さんにも利用していただければと、お勧めしたいところであります。  次に、今、啓発品、グッズについて主に伺いましたけれども、市内外で行われたイベントや何かでのPR活動について、どのようなものを行ってきたか、実績をお伺いしたいと思います。 104 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 105 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。市内外で開催された大会やイベントでのPR活動でございますが、元バドミントン日本代表の米倉加奈子さんをお招きしての講演会を8月に開催してございます。特に市内で開催されたイベントにつきましては、このほか、石岡リレーカーニバル、スポーツ吹矢茨城県大会、福井国体関東ブロック予選大会、筑波連山ロード&トレイル、パラグライダー日本選手権、石岡運動公園陸上競技場改修記念イベント、石岡ふれあいまつり、畜産センターの一般公開デーなどの会場においてPRを実施してございます。また、市外で行われたイベントとしましては、ひたちなか市で開催されました国体500日前のイベント、大子町で開催されました奥久慈トレイルレースなどの会場に出向きまして、PRを行ってございます。  その他の広報啓発活動としましては、小学校の運動会での国体ダンスの実施支援を行っているほか、市報への特集記事や商工会議所の広報紙への連載記事、そのほか公的団体の広報紙に記事を掲載していただいてございます。加えまして、今年の8月には、石岡市の国体専用ホームページも立ち上げてございます。  以上でございます。 106 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 107 ◯11番(山本 進君) そうですね、石岡商工会議所の広報紙、商工いしおかといいますが、前回質問させていただいたときに、6月から国体の啓発のために連載記事を掲載していくというお話だったんですが、お約束どおり6月から着々と連載が始まっていまして、商工会議所のほうで分けてくれた枠が、スペースが小さいので、本当に小さい記事なんですけれども、逆にコンパクトで、あまり長いと読むのが面倒くさくなってしまいますけれども、あの文字数だと、かえって頭に残っていいかなと思います。それで、連載ですので、次々と新しい情報が読んだ方の頭の中に入って、非常に効果的だと思いますので、商工会議所のほうも、できる限り続けて協力していきたいと言っていましたので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  それと、国体専用ホームページですね、こちらも開催1年前ということで、8月、9月ですか──からホームページが立ち上げられたわけですが、こちらも画面の色合いもとても爽やかで、見やすい、読みやすいということで、私は高く評価したいと思いますので、引き続きこの国体専用ホームページの管理をよろしくお願いしたいと思います。  次に、花いっぱい運動の準備状況はどのようになっているか、お伺いします。 108 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 109 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。花いっぱい運動につきましては、市内全ての小中学校におきまして、昨年度と今年度、試行栽培という形で花を育てていただいてございます。特に今年7月には、苗を育てていただきました石岡一高の生徒さんから東小学校の児童への引き渡ししたときの様子が、新聞記事となってございます。来年度は、本栽培として同様に花を育てていただきまして、子どもたちの応援コメントをつけた上で、国体期間に石岡運動公園や練習会場、石岡駅や高浜駅などにプランターを設置する計画としてございます。  また、各地区の自治会等が花壇で花を育てる花の応援団事業につきましても、石岡市区長会の総会で周知を行いまして、花壇を管理していただいているところでございます。  以上でございます。 110 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 111 ◯11番(山本 進君) はい、わかりました。ありがとうございます。  今、県で行っている事業なのでありますが、国体に対する企業協賛制度があります。協賛の中身に応じてオフィシャルサポーター、スポンサー、オフィシャルサプライヤー等々、お金で支援する、あるいは物品で支援する、いろいろな中身があるんですが、こちら、石岡市内でこの協賛制度に登録されている業者がありましたら、その内容と件数をお尋ねいたします。 112 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 113 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。茨城県が行っております企業協賛への市内企業等の申し込みでございますが、県に確認をいたしましたところ、1件、物産協賛がございました。それ以外に、石岡市実行委員会への寄附及び協賛がございまして、主に常陽銀行の私募債を活用しての備品等の寄附が4件、リハーサル大会への飲み物の協賛が2件ございました。  以上でございます。 114 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 115 ◯11番(山本 進君) わかりました。  次へ行きます。今後の啓発活動の予定をお伺いします。 116 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 117 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。啓発品等の配布につきましては、引き続きまして、イベント等において実施してまいりたいと考えてございます。そのほか、庁内の各課が行う会議、あるいはイベント等での配布も依頼をしてございます。広報活動につきましては、引き続きまして商工会議所の広報紙への連載記事をお願いするとともに、新聞に折り込まれる情報支援の記事掲載、あるいは市が作成する配布物への印刷掲載などを行いまして、周知・広報に努めてまいりたいと考えてございます。 118 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 119 ◯11番(山本 進君) 続いて、準備状況についてお伺いします。国体での審判の確保の見通しはいかがでしょうか。 120 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 121 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。先ほどご答弁申し上げましたとおり、リハーサル大会におきましては、所属連盟関連の調整や協会未加入者の参加を募りまして、審判員を確保したところでございます。国体本番では、中央派遣審判、あるいは近県の派遣審判が30名ほどいらっしゃいますので、それらを含めまして、リハーサル大会同様に審判は確保できる見通しとなってございます。  以上でございます。 122 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 123 ◯11番(山本 進君) はい、わかりました。安心しました。これは、リハーサル同様、1日当たり112人の審判でよいのでしょうかね。試合数は増えますけれども競技会場は増えないので、同時に競技するコート面は変わらないと思いますので、最低112人のままで、いればいいのかなと思いますが、念のためにお伺いいたします。 124 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 125 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。1日当たりの審判員の数は、リハーサル大会とほぼ同様でございます。ただ、大会開催日が1日増えますので、その分、負担は増えるかと考えてございます。  以上でございます。 126 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 127 ◯11番(山本 進君) いずれにしても審判は確保できるという見通しだと伺いましたので、安心したところであります。  次に、ボランティアの登録状況と、必要人数をお伺いします。この登録されたボランティアの人たちに研修会を実施する計画があるのか、あわせてお尋ねいたします。 128 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 129 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。ボランティアにつきましては、現在、一般ボランティアが25名、スポーツ推進委員が35名の登録をいただいてございます。国体期間には毎日30名から40名、実人数で100名ほどの方にご協力をいただきたいと考えてございますので、引き続きボランティアの募集に努めてまいりたいと考えてございます。  また、ボランティアを対象とした研修会でございますが、今回のリハーサル大会におきましては、事前に説明会を開催いたしましたが、周知といいますか、説明が十分行き渡っていなかったところがあるのかなと考えてございます。国体に向けましては、実際の会場となります石岡運動公園体育館において研修会を開催しまして、ボランティアの皆様に従事する役割や行動を理解していただいた上で、本番の国体を迎えたいと考えてございます。  以上でございます。 130 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 131 ◯11番(山本 進君) 登録者の人数、目標はまだ達成できていないということのようですが、今後必要な人数確保の見通しをお伺いします。 132 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 133 ◯教育部長(武熊俊夫君) ボランティアの募集、引き続きまして努力いたしまして、本番に影響が出ないよう、最大限の努力をしてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 134 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 135 ◯11番(山本 進君) ボランティアの必要人数の確保を頑張っていただきたいと思います。そして、登録されたボランティアの方々、リハーサル大会の反省も踏まえての話がありました。本番に向けては効果的な、十分な研修をぜひお願いしたいと思います。  次に移ります。宿泊予定者2,300人と伺っておりますが、この選手や役員、そのほか応援の家族等の輸送対策はどのようになっておりますか。お尋ねいたします。 136 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 137 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。選手や役員の輸送につきましては、シャトルバスを運行する計画でございます。国体期間中につきましては、県内全体で毎日500台以上のバスが必要となることから、県内のバス事業者だけでなく、隣接する各県からもバスを手配することになります。県のほうで一括してバスの手配、取りまとめる予定となってございます。市におきましては、必要台数を見積もり、既に県のほうへ報告をしてございます。  また観光シーズンとも重なりますので、庁内の各部局が所管する団体等の視察につきましても、来年、国体期間中は避けていただくよう依頼をしたところでございます。  また、観客の輸送につきましては、マイカーやレンタカーで来場される皆様には、石岡運動公園の駐車場とともに、運動公園周辺の空き地を管理されております事業者等と協議をいたしまして、臨時駐車場を確保してまいりたいと考えてございます。電車や茨城空港からお越しになられる方々に対しましても、BRTの運行を行っております関鉄グリーンバスと乗車予測等について協議を行っておりますので、なるべくBRTを利用していただくよう、周知に努めてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 138 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 139 ◯11番(山本 進君) ありがとうございました。ちなみに、県に提出した必要台数の見積もりは何台ですか。 140 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 141 ◯教育部長(武熊俊夫君) 資料を持っていませんので、調べて後ほどご答弁申し上げます。 142 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 143 ◯11番(山本 進君) わかりました。ともかく県のほうにお願いして、必要台数をしっかり確保できるように頑張っていただかなければなりません。あと、BRTの利用促進という観点から、BRTの利用を積極的に進めていただきたいと思います。  次、練習会場の確保、リハーサル大会では練習会場は要らないということだったんですが、本番では必要になってくると思います。その確保と割り振りはどのようになっているか、お尋ねします。 144 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 145 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。練習会場につきましては、国体の基準でコート数が30面以上必要と定められております。現在、確保している練習会場の体育館、あるいはその面数でございますが、石岡中学校4面、石岡一高8面、石岡二高6面、石岡商業高校7面、八郷総合運動公園6面で合計31面でございます。このほかに、緊急対応用として旧城南中学校の体育館3面、小美玉市の玉里B&G海洋センターの3面を確保しているところでございます。  以上でございます。 146 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 147 ◯11番(山本 進君) わかりました。今、答弁にありました緊急対応というのは、予備ということでよろしいんでしょうかね。 148 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 149 ◯教育部長(武熊俊夫君) 予備として確保しているところでございます。 150 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 151 ◯11番(山本 進君) 本番の大会のおもてなしブースの規模、数はどのようになりますか。 152 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 153 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。おもてなしブースでございますが、愛媛国体や福井国体を参考にしまして、実行委員会が設置する観光案内所や無料ドリンクサービスのほかに、飲食物、お土産、グッズ等の販売ブースを、市内事業者を中心に募集し、設置したいと考えてございます。また、スポーツ用品メーカーがウエア等を販売するブースを含めまして、現段階でございますが、合計で15ブース程度設置してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 154 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 155 ◯11番(山本 進君) その15ブースという数は、設置スペースが限られているということで、その面積から逆に割り出した数字なんでしょうか。 156 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。
    157 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。石岡運動公園の体育館の周りで利用できるスペースを勘案しまして、15ブース程度としてございます。  以上でございます。 158 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 159 ◯11番(山本 進君) わかりました。15ブースの中には物販業者も含まれているようですが、これらの出店基準、先ほど市内業者を中心に募集してというお話でしたが、基本、市内業者ということでしょうけれども、特に出店基準で具体的なものがありましたら、お示しいただきたいと思います。 160 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 161 ◯教育部長(武熊俊夫君) 現段階では具体的な出店基準等を定めてはございませんが、考えとしましては、市内事業者を中心に、今後、募集の基準等を検討してまいりたいと考えてございます。 162 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 163 ◯11番(山本 進君) わかりました。ありがとうございます。市内業者を中心にということも大事なんですが、石岡だけでなく茨城県にお越しになる皆さんのおもてなしのブースということでありますので、中身、バラエティーに富んだものをいろいろと選定していただければと思います。  それと、リハーサル大会では、観客はスリッパに履き替えて体育館に入場したんですけれども、本大会での対応はスリッパを使うのか、あるいは靴を履き替えずにそのまま入場できるような準備をするのか、お尋ねいたします。 164 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 165 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。観客の方の入場に際してスリッパを活用するのか、あるいは、養生シートを張り土足のまま会場へ入場していただくのかのご質問でございますが、今年の福井国体ではスリッパを使用してございます。一昨年の岩手国体と昨年の愛媛国体では、養生シートを張り土足のまま入場していただいてございました。  入り口でスリッパ等に履き替えることのメリットは、コストが安く済む点でございまして、デメリットは履き替えによる混雑が発生すること、靴袋の配布・回収のためのスタッフを多く配置しなければならないこと等がございます。養生シートを張り土足のまま入場するメリットでございますが、混雑が避けられ、配置するスタッフの人数も多少少なくて済むことでございまして、デメリットは養生シートの敷設や清掃委託のためのコストがかかることでございます。どちらを採用しましてもメリット、デメリットがございますので、石岡に合った方法を検討してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 166 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 167 ◯11番(山本 進君) どちらを選ぶか、コストの問題がお話しありましたけれども、予算比較はしておられるんですか。 168 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 169 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。こちらのコストにつきましては、先催県での実績等で比較をしてございます。  以上でございます。 170 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 171 ◯11番(山本 進君) 私は、リハーサル大会見学のときに自分の専用の運動靴を持参しましたけど、どちらがいいか、これは実行委員会のほうで十分に検討して決定していただきたいと思います。  次に、市内の選手の強化育成について、これまでにどのような取り組みをしてきたか、今後の予定はどのようなものか、お伺いいたします。 172 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 173 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。国体に向けました選手強化でございますが、茨城県バドミントン協会と連携しまして、これまで日本代表が多数所属します実業団を招いての強化練習会や、筑波大学、あるいは早稲田大学の学生との合同練習会、中国上海の高校生との交流合宿等を実施してまいりました。今後につきましては、今週末に関東全域の小学生による合同強化合宿を実施いたしますほか、石岡ふるさと大使でもございます北京オリンピック代表の坂本修一さんが監督を務めております実業団を招いての講習会等を計画しているところでございます。  以上でございます。 174 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 175 ◯11番(山本 進君) わかりました。  時間がありませんので、急いで次の質問に移ります。平日のスタッフの確保はどのようにされますか。 176 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 177 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。茨城国体のバドミントン競技の期間のうち、9月30日から10月2日までが平日となってございます。平日のスタッフの確保につきましては、審判等の競技役員につきましては、派遣審判を含めれば確保できる見通しがついてございます。また、会場運営のスタッフにつきましては、市職員への協力依頼を行うとともに、ボランティアの皆様のご協力をいただきたいと考えてございます。なお、平日、企業等に勤務されております競技役員、ボランティアにつきましては、リハーサル大会と同様、勤務先への依頼も、あわせて行っていきたいと考えてございます。また、協議中ではございますが、社員の方をボランティアとして派遣したいと申し出をいただいている企業もございますので、引き続きご協力いただけるよう交渉してまいりたいと考えてございます。  それから、先ほどのバスの件で、県に依頼しました台数でございますが、6日間で大型バス50台、中型バス39台、合計で89台の要請をしてございます。  以上でございます。 178 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 179 ◯11番(山本 進君) はい、わかりました。平日のスタッフ確保、大変だと思いますけれども、よろしくお願いしたいと思います。  先ほど、リハーサル大会でお手伝いされた191人の職員の方のお話、一部の声ですが、反省の声が聞こえたという話をしましたけれども、こちらもやはり的確な指示を出せる指揮者を十分に配置していただかなければならないと思います。そのためにも、やはり国体準備室の組織体制の強化が必要になるかなと考えております。また、職員をどのような基準で協力依頼をしたかという質問もしましたけれども、同じフロアで国体準備室の近くにいる教育委員会の方々を優先的に協力依頼をしていったらいかがかなと、私は個人的に思うんですが、その辺も含めてお考えをお伺いしたいと思います。 180 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 181 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。市職員のスタッフでございますが、今回につきましては、各部局のほうで選定をしていただいてございます。もちろん、教育委員会の関係各課におきましては最優先で、勤務に支障がない範囲で、スタッフとして協力をいただいたところでございます。  以上でございます。 182 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 183 ◯11番(山本 進君) 次の質問です。小学生、中学生、高校生の観戦を行っていくのか。校外授業として、平日でも子どもたち、あるいは高校生に観戦の機会が与えられればと思いますので、その点のお考えを伺います。 184 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 185 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。小中高校生の観戦でございますが、本大会の期間中4日間のうち3日間が平日でございます。国体が持つ子どもたちへの教育的な影響を考えれば、学校行事として小中学生等の観戦を行うことは可能だと考えてございます。しかしながら、課題として会場のキャパシティーの問題がございます。観客席の一部を学校観戦用にあらかじめ確保しておきますと、先催県の例では、一般の観客席が満員で立ち見となった場合、観客と運営側との間でトラブルになったことがございました。張り紙等での周知、間をあけずに児童生徒さんを入れ替えするなどの対応が必要になると思われます。  小中学生の観戦につきましては、今後、校長会等と協議をしてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 186 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 187 ◯11番(山本 進君) ぜひ子どもたちに観戦の機会が与えられるようにお願いをいたしたいと思います。  そして、立ち見の問題がありますけど、観客席が1,100席ということでありますが、立ち見も可能なわけでありますが、消防法で定められた石岡運動公園体育館の最大収容人数は、定員は何人なんでしょうか。 188 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 189 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。第1体育館と観客席を含めまして、約4,600名とお聞きしてございます。  以上でございます。 190 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 191 ◯11番(山本 進君) はい、わかりました。ありがとうございます。  前回私が質問したときに、市長が幾つか国体関連事業をやっていきたいというふうに答弁されました。この間の実績と今後の計画があれば、お示しください。 192 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 193 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。国体関連事業でございますが、実績としましては、ともにスポーツ振興のための事業でございます石岡運動公園陸上競技場の改修記念イベント、それと国体PRイベントを同時に開催してございます。今後でございますが、まだ検討段階ではございますが、新庁舎のグランドオープンに合わせた事業、あるいは国の経済に対する事業などと関連させた事業について、協議を進めているところでございます。  以上でございます。 194 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 195 ◯11番(山本 進君) その辺になりますと、所管にとらわれない部局横断的、全庁的な協力が必要になってくると思います。国体担当にばかり過度な負担がかからないように、よろしくお願いしたいと思います。  それでは、3点目、デモンストレーションスポーツ5種目の運営の状況についてお尋ねします。正式競技ではないといって決しておろそかにはしていないこととは思いますが、その準備状況について幾つか伺ってまいります。  各種目の日程と、その日程に決めた理由を伺います。 196 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 197 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。当市で行いますデモンストレーション競技は5競技ございまして、それぞれの競技団体と打ち合わせを実施してございます。開催日や会場等について、既に決定がなされてございます。開催の順に申し上げますと、まず、本年の7月7日日曜日に石岡運動公園でリレーカーニバルを実施いたします。リレーカーニバルにつきましては、国体を見据えスタートした大会でもございまして、例年この時期に開催をしてございます。  次に、スポーツウエルネス吹矢を、8月30日の金曜日に石岡運動公園体育館で開催いたします。吹矢につきましては参加者、高齢者が多くございまして、土日よりも平日のほうが参加が見込めることから、また会場の都合上、バドミントン競技の設営前に実施することになってございます。  次に、ハングライダー・パラグライダーでございますが、ほかの全国大会や国際大会の日程の都合から、9月7日土曜日に上曽地区などのフライトエリアで開催を予定してございます。  次に、トレイルランにつきましては、9月15日の日曜日に朝日里山学校周辺コースで開催を予定してございます。この日は石岡のおまつりが開催されますが、競技団体として、石岡のPRのために、競技終了後におまつりをごらんになっていただきたいとの考えから、9月15日となってございます。  最後にオリエンテーリングでございますが、国体期間中の開催を希望されておりますことから、バドミントン競技終了後の国体の後期期間でございます10月6日の日曜日に、八郷総合運動公園周辺コースで開催を予定してございます。  以上でございます。 198 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 199 ◯11番(山本 進君) わかりました。前回の質問では、各競技団体の希望を受けて、日程は調整中ということでありましたが、スポーツ吹矢が、多分9月13日から変更になって8月30日に、オリエンテーリングは9月29日から10月6日、それぞれ調整に応じてくれて最終決定したと理解しますが、よろしいですか。 200 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 201 ◯教育部長(武熊俊夫君) はい、議員お見込みのとおりでございます。 202 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 203 ◯11番(山本 進君) それぞれの種目の参加人数をお尋ねします。 204 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 205 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。参加予定人数でございますが、リレーカーニバルは10キロの部と42.195キロメートルの部の合計で1,350名、スポーツウエルネス吹矢が500名、ハングライダー・パラグライダーは合わせまして100名、トレイルランはロングの部、ミドルの部、ショートの部、合計で900名、オリエンテーリングは個人の部とグループの部、合わせまして125名の参加を見込んでいるところでございます。  以上でございます。 206 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 207 ◯11番(山本 進君) はい、わかりました。参加人数、それぞれ大勢の参加者が見込まれるということで、各種目への実行委員会の支援の程度、役割、必要人数をお伺いします。こちらはデモンストレーションスポーツということで、正式競技ではないので手抜きはしないでほしいということを申し上げましたが、必要な支援の程度、役割、必要人数をお尋ねします。 208 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 209 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。デモンストレーションスポーツの場合、各競技共通のこととなってございますが、市の実行委員会は、会場設営、式典の進行、プログラムや参加記念品の作成が役割となってございます。必要人数でございますが、10名程度を見込んでいるところでございます。一方、各競技団体におきましては、参加者の募集と申し込みの受付、競技の進行、記録の作成等を行うこととなってございます。  以上でございます。 210 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 211 ◯11番(山本 進君) おもてなしブースは設置するのでしょうか。 212 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 213 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。デモンストレーションスポーツの参加者は、原則茨城県内に在住・在勤・在学している方となってございますので、バドミントン競技会場よりは少なくなると考えてございますが、飲食物、あるいはグッズ等の販売ブースを設置してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 214 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 215 ◯11番(山本 進君) 国体関連最後の質問です。リレーカーニバルですが、こちらは7月7日、暑い時期に開催されますので、この暑さ対策はどのように考えるのかお伺いします。 216 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 217 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。リレーカーニバルにつきましては、これまでも7月上旬に開催してきた経緯がございます。暑さ対策といたしまして、リレーゾーン付近に無料の水分補給ブースを設置し、また、コース上への短い間隔でのスタッフの配置、看護師等の待機等の対策を行ってございます。来年の大会におきましても同様の対策をしまして、万全の体制で実施してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 218 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 219 ◯11番(山本 進君) わかりました。ありがとうございます。  次に、東京オリンピックパラリンピック競技大会に向けた石岡市の取り組みについて伺います。  これもまた私は、平成30年第1回定例会で石岡市の文化芸術振興について質問した際に、石岡市の東京オリンピック・パラリンピック文化プログラムの取り組み状況をお尋ねしました。大会開催に向けてカウントダウンが始まったこの機会に、改めて質問をさせていただきます。質問時間があまりありませんし、何かあまり多くの答弁、前向きな答弁を期待できる様子がありませんので、手短に質問させていただきたいと思います。  まず、東京オリンピックパラリンピック競技大会に向けた取り組みについて、石岡市はこれまでどのようにかかわってきたのか、また今後どのようにかかわっていくのか、石岡市は競技開催地ではありませんが、当市としての基本的な考えを、できれば市長にお尋ねしたいと思います。 220 ◯議長(岡野孝男君) 市長公室長・加藤君。 221 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。東京オリンピック・パラリンピックに向けたこれまでの取り組みについてご答弁申し上げます。これまで、モルディブ共和国のキャンプ地誘致、ホストタウン申請の取り組みを行ってまいりました。また、2020年以降を見据えたレガシー創出を目的としたbeyond2020のプログラムへの申請を行い、石岡のおまつりや石岡市美術展、石岡市企画展が認証を受けております。また、オリンピアンによる市民対象の講演会、小中学生を対象とした卓球教室などを開催しております。  今後の取り組みでございますけれども、東京オリンピック・パラリンピックは、スポーツに限らず、さまざまな国の人々や、他の国の文化などに触れることのできる機会であるとともに、石岡市を知っていただく絶好の機会であると考えております。今後は、再来年に迫った東京オリンピック・パラリンピックに向けて、これまでの取り組みを継続しますとともに、多くの市民がオリンピックに関心を持っていただける機運の醸成に向けて、情報発信等に努めてまいりたいと考えております。  以上です。 222 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。
    223 ◯11番(山本 進君) 今、取り組みの実績として、ホストタウンの誘致ですかね、事前キャンプの誘致活動、モルディブ共和国を相手国として交渉してきたという話でありました。このホストタウンの推進についてお伺いいたします。今さらなんですけれども、国は、2020年東京オリンピックパラリンピック競技大会開催に向け、スポーツ立国、グローバル化の推進、地域の活性化、観光振興等に資する観点から、参加国・地域との人的・経済的・文化的な相互交流を図る地方公共団体をホストタウンとして全国に広げていくとして、ホストタウンの推進を呼びかけてきました。直近の2018年10月31日の第10次登録を見ますと、登録件数は5件、うち新規3件、継続審査2件ということで、合計登録件数は250件となったそうです。茨城県では9つの自治体が、延べ15か国のホストタウンとなっております。しかしながら、当市は、いまだホストタウンに登録されていません。  これまでに事前合宿誘致のためにモルディブ共和国のお話が出ましたが、具体的にどのような活動をしてきたのか、その内容と今日までの経緯、さらに、今後、事前合宿誘致活動に取り組んでいくのかどうか、そのスケジュールを含めた今後の計画をお伺いいたします。 224 ◯議長(岡野孝男君) 市長公室長・加藤君。 225 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。ホストタウンの登録につきましては、これまで、モルディブ共和国を対象として働きかけてまいった次第でございますけれども、昨年3月に在京モルディブ共和国大使館に市長が赴きまして、モハメド・フセイン・シャリーフ特命全権大使に対し当市への視察を打診したことから、昨年5月に大使の訪問が実現しまして、石岡運動公園やフラワーパークの視察、また市内中学生との交流を行いまして、石岡運動公園については、管理が行き届いており設備も非常にすばらしいとの評価をいただきました。この訪問を機にホストタウンの申請を行ったところでございますが、残念ながら見送りとなっているところでございます。  今後でございますけれども、昨年8月に石岡を訪れていただいたシャリーフ大使が退任されたことから、働きかけができなかったところでございますが、本年6月に新たに大使が就任されたことから、訪問していただけるよう大使館に対しお願いしてきたところでございますが、モルディブ共和国の大統領選挙等により政情が不安定になっていたこともありまして、現在実現に至っておりません。ホストタウンにつきましては、相手国の情勢も考慮しながら、引き続き働きかけを行ってまいりたいと考えております。  以上です。 226 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 227 ◯11番(山本 進君) 公室長の答弁にもありましたように、石岡運動公園の体育館は、バドミントンの競技会場として、本当に県内でも一級の施設だと言われております。その優位性をぜひアピールして、新たな事前合宿誘致活動に取り組んでいただきたいと思います。  と申しますのは、東京オリンピック、28競技321種目、これは新たなものを加えてでありますが、参加国と地域の数は210を超え、選手数は1万2,000人、これは上限なんですけれども、それと照らし合わせてみますと、ホストタウンの相手国として登録された国と地域の総数は、第1次登録から直近の第10次登録まで、合計107というふうに私は認識しています。複数国との交流計画での登録、複数の自治体が連携しての登録も可能だということでありますので、石岡はまだ諦める段階ではないかなと思うんですけれども、モルディブについては、いろいろ不調に終わった理由をお伺いしましたけど、実は2017年7月に、第4次登録で小田原市が選定されています。そのことの認識はおありだったかどうかわかりませんが、先ほど申し上げましたように、複数の自治体と連携して受け入れができるんですね。ですから、近隣の……、県内9つの自治体が登録していますけど、その中の一部の競技を石岡で連携して引き受ける。バドミントンについては石岡の施設の優位性をアピールして、誘致活動を続けることは可能であろうかと思うんですが、その辺、何かちょっと早々と諦めてしまったのではないかなという気がします。  それと、私はちょっとこの辺はわからないんですけれども、審査の申し込みの方法とか登録認証の要件ですね、その辺、公室長のほうでおわかりでしたら、まだ今後、誘致活動を続けていくチャンスがあるのかどうかの判断につながると思いますので、お聞かせいただきたいと思います。 228 ◯議長(岡野孝男君) 市長公室長・加藤君。 229 ◯市長公室長(加藤乃利明君) まず、ホストタウンの申請については、今も随時受付をしていただける状態と聞いておりまして、可能性は残っていると考えております。また、モルディブに関しましても、政策アドバイザーの方を委嘱しておりまして、まだ可能性が全くないわけではないということなので、今月中に調整する予定で進めているところでございます。また、議員ご提案の複数の市町村というお話でございました。けさの新聞にもございましたとおり、県と水戸市、ひたちなか市でベルギーと事前キャンプで合意したという事例もございますので、そういったことも含みながら、ほかの事前キャンプ、あるいはホストタウンのほうを探っていきたいと考えております。  以上です。 230 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 231 ◯11番(山本 進君) ホストタウン誘致に成功すると、さまざまなメリットが期待できるわけでありますから、繰り返しになりますけれども、諦めずにぜひ誘致活動を続けていただきたいと思います。  次に、質問通告いたしましたbeyond2020の登録認証に向けた活動、これは内容は把握しております。また、Culture NIPPONなどの文化プログラム、これも内容は私、把握しておりますけれども、このほかに石岡市が自ら積極的に取り組んでいる、あるいは取り組んでいこうとしているオリンピック・パラリンピック関連の事業があれば、それらの活動内容を示していただくとともに、事業の進捗状況を伺いたいと思います。1項目の1点目の質問と重なってくるかもしれませんが、丁寧なご答弁をいただければと思います。 232 ◯議長(岡野孝男君) 市長公室長・加藤君。 233 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。当市が取り組んでいるオリンピック・パラリンピック関連の事業についてでございますけれども、beyond2020の登録認証に向けた文化面での活動のほか、先ほども触れさせていただきましたけれども、オリンピック出場選手による市内小中学生を対象とした卓球教室や市民向け講演会、また市内の小学校において陸上のメダリストとの交流事業等を実施しており、今後も引き続き積極的に推進してまいりたいと考えております。  以上です。 234 ◯議長(岡野孝男君) 11番・山本 進君。 235 ◯11番(山本 進君) 実績として、Culture NIPPONのポータルサイトに掲載されております石岡の認証事業、これはもう直近の2018年9月15日から17日の石岡のおまつり、常陸総社宮例大祭ということで、申請団体、石岡市観光協会、開催場所、JR石岡駅前、中心市街地、そして、これは石岡の文化の魅力を発信する事業活動として格付けされて、情報発信されているわけでありますが、これだけでは何とも物足りないと私は感じております。自主事業ですね、本当に私たちもオリンピックに参加したこの機会に、一体感を持って石岡の文化プログラムを広く国内、国外に発信していけるような事業を企画していただきたいとお願い申し上げまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 236 ◯議長(岡野孝男君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午前11時24分休憩            ───────────────────────                   午前11時37分再開 237 ◯議長(岡野孝男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  8番・谷田川 泰君。 238 ◯8番(谷田川 泰君) 8番・谷田川 泰でございます。通告に従いまして、2項目にわたり質問をしてまいります。よろしくお願いいたします。  まず最初に、石岡市のまちづくりについて伺ってまいります。この問題につきましては、以前から駅周辺整備事業、また中心市街地活性化など、どのようにして進めていくのか、広範囲な角度から質問をしてまいりましたけれども、今回は、都市計画マスタープランの目指すものはどういうまちづくりなのかについて伺ってまいります。  石岡市におきましては、平成29年3月に新しい都市計画マスタープランを作成いたしまして、今後はコンパクトシティを目指すとしたわけでありますけれども、全国的にこのコンパクトシティという言葉が、今、大分あふれているように思っております。このコンパクトシティとはどういうまちなのか、単なるまちを縮小するための手法なのか、まずこの説明をいただきたいと思います。 239 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・菱沼君。 240 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) コンパクトシティについてご答弁申し上げます。コンパクトシティにつきましては、現在、全国的な人口減少、少子高齢化が大きな問題となっていることから、高齢者や子育て世代が安心して生活できるまちづくり、また、財政面においても持続可能な都市経営を進めていく必要があるということで、国が推進しているものでございます。基本的な考え方としましては、医療・福祉、商業などの各種施設や居住などがまとまって立地し、高齢者をはじめとする住民が公共交通によりこれらの生活利便施設にアクセスできるなど、都市全体の構造を見直すものでございます。コンパクトシティを推進する手法としましては、立地適正化計画を策定し、生活利便施設や居住の誘導並びに各種施策を実施するということでございます。  以上でございます。 241 ◯議長(岡野孝男君) 8番・谷田川 泰君。 242 ◯8番(谷田川 泰君) ただいま高齢者や子育て世代が安心して生活ができ、財政的にも持続可能な都市経営を進めることができ、医療、福祉、商業等の施設と住居をまとめて立地し、公共交通でアクセスすることができるといったメリット、かなり多くのメリットが示されたということでありますけれども、果たしてこの中心部に医療機関は今、来るんでしょうか。商業施設は、現在のシャッター通りを見てもどのように立地させるのか。部長の言っていることは可能かどうか、これも私としてはちょっと疑問を抱くところでございます。また、公共交通、バス路線がほとんど撤退している状況であります。これをどうしていくのか、相当の予算がかかるということは、目に見えております。コンパクトシティを特効薬のように扱っているような気がしてならないということであります。  石岡市もそうでありますけれども、郊外に商業施設、モールやショッピングセンターができると、そこに新しいまちが形成されるということであります。商業施設も住民も安い土地を求め、郊外へ校外へとまちが広がったと、そこには公共施設が建設されてきたということでございます。このことは、以前からドーナツ現象という現象で言われてきたものと思います。それを行政がどのように誘導できるのか、新しいまちづくりができるのか、非常に私としては疑問に思っているところであります。  それでは、これまでこのコンパクトシティの先進事例、また成功事例があるのかどうか、またそれはどのようなまちづくりを行った結果なのか、お伺いをいたします。 243 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・菱沼君。 244 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) ご答弁申し上げます。先進事例、成功事例などについてご答弁申し上げます。コンパクトシティは国が推進する施策であり、手法として立地適正化計画がございます。立地適正化計画は、平成26年8月に施行された改正都市再生特別措置法に基づいて、都市が縮退の時代を迎えるに当たり、コンパクトなまちづくりと公共交通によるネットワークの連携を都市の将来像の基軸に据え、それへの誘導を図るべく、全国の自治体で策定が進められている計画でございます。現在までに177都市が計画を策定しております。茨城県内では、水戸市、土浦市、牛久市が計画を策定しております。どの自治体も計画に沿って事業を推進している状況でございます。  その中でも、立地適正化計画以前からコンパクトシティに取り組んでいる富山市が、先進事例として挙げられます。富山市が目指したコンパクトシティは、極端に自動車に依存している生活から、徒歩で利用できる生活圏、これを団子と見立てて、公共交通──これは串でございます──をつなぐ構想です。廃線によるJR線を使ったライトレール──路面電車なんですけれども──で、自動車を使うことのできない世代も利便性の高い公共交通が使えるようになり、利用者は増加しております。特に昼間や休日といった通勤以外の利用者が、大幅に増えております。さらに、環状線化や、接続するバス路線を充実させる改善を行っております。また、都市地区や公共交通沿線地区に対し住宅助成を設けることで、郊外から人が戻り始め、コンパクトシティとしての施策は一定の成果を上げていると考えております。  以上でございます。 245 ◯議長(岡野孝男君) 8番・谷田川 泰君。 246 ◯8番(谷田川 泰君) ただいま部長から答弁をいただきました。成功事例は何市にもわたっているということであります。富山市、水戸市でもそのような状態にあるということでありますけれども、確かにコンパクトシティということが完成すれば、非常に使いやすいまちになるとは思っておるんですけれども、それでは、石岡市が目指すコンパクトシティとはどういうものなのか、お伺いをいたします。 247 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・菱沼君。 248 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 石岡市の目指すコンパクトシティについてご答弁申し上げます。平成29年3月に策定した都市計画マスタープランで構想を示しており、さらに現在策定中の立地適正化計画の中で具体的な検討を行っております。立地適正化計画の目指す将来都市構造では、市の中心的な核となる中心拠点、地域の生活拠点となる地域拠点を設定し、それらの拠点に生活利便施設を立地誘導するとともに、拠点間を公共交通ネットワークで結ぶ多核連携型の都市構造を掲げております。  なお、中心拠点には、石岡駅周辺の石岡市街地を、地域拠点には柿岡市街地、高浜駅周辺、南台、東石岡周辺を位置付ける予定でございます。  以上でございます。 249 ◯議長(岡野孝男君) 8番・谷田川 泰君。 250 ◯8番(谷田川 泰君) ただいま答弁をいただいた中で、現在、石岡市としては立地適正化計画を策定中ということであります。その計画において、中心拠点と地域拠点を設定し、ここに生活利便施設を誘導し、拠点間を公共交通のネットワークで結ぶ多核連携型の都市構造だということであります。これが石岡市の目指すコンパクトシティということでありました。これは全国的にもかなり広がっているということでありますけれども、これもやっぱり石岡市独自の部分には、ちょっと欠ける部分があるのではないかと私は思います。  人口減少、少子高齢化、財源不足によりますインフラ対策、このために居住エリアを縮めていく、これは全国的なコンパクトシティを進める要因であるということであります。しかし、全国的にコンパクトなまちづくりが広がっているといたしても、それぞれ、それは地域によって異なる、地域特性というのがございます。改めて、石岡市の目指すコンパクトシティ像について、具体的に示していただければと思います。 251 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・菱沼君。 252 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 石岡市の目指すコンパクトシティについてご答弁申し上げます。現在策定中の立地適正化計画の中で検討している状況でございますが、まず、中心拠点たる石岡駅周辺の石岡市街地は、市の新たな顔となり、市内外から人を集められる拠点づくりを検討しております。次に、地域拠点となる柿岡市街地では、八郷総合支所の有効活用や公共交通結束点等の整備を検討しております。高浜駅周辺では、歴史や観光を楽しめる拠点として検討しております。南台、東石岡周辺では、若い世代が楽しめる空間の充実を検討しております。  以上でございます。 253 ◯議長(岡野孝男君) 8番・谷田川 泰君。 254 ◯8番(谷田川 泰君) ただいま、石岡市の目指すコンパクトシティ像の答弁があったわけでありますが、石岡市の場合、先ほど部長の答弁にありましたとおり、広大な面積を有しているということであります。まずどういうことができるのか、ただいまの部長の答弁、確かに理想どおりでありますけれども、絵に描いた餅、机上の空論になるのではないかということも、私は危惧をいたしております。  石岡市の面積は215キロ平方メートル、このような広大な面積であります。まず、霞ヶ浦周辺部、井関、八木方面から筑波山、加波山周辺、旧有明中学校地区から三村の神立隣接地区、こんなに広いところに市民は住んでいるということであります。現在は集落としてコミュニティを形成し、地域によっては住居が点在しております。これほど広範な範囲であるということであります。それをコンパクトにするということでありますけれども、無理ではないかというふうに思うんですが、改めてお伺いをいたします。 255 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・菱沼君。 256 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) ご答弁申し上げます。本市においては、石岡の市街化調整区域や八郷の用途地域外に多くの方が暮らしており、集落も点在しております。こうした地域では、市街地以外に人口減少が急速に進むことが予想されており、それに伴い生活利便性の低下、コミュニティ活動の停滞、農業の衰退などが懸念されております。そのため、立地適正化計画では、都市の主要な集落である城南地区、園部地区、恋瀬地区、小幡地区をコミュニティ拠点に位置付け、現在と変わらない水準で生活が続けられるよう方針付けを行っております。  以上でございます。 257 ◯議長(岡野孝男君) 8番・谷田川 泰君。 258 ◯8番(谷田川 泰君) ただいま部長の答弁のとおり、石岡市はとても広い地域であります。コミュニティ拠点を残すといいましても、現実的にはどうなんだろうという疑問も湧いてくるわけであります。執行部の考えは理解はできますが、人が住んでいるところは、住めば都と言われております。昔から地域に住んでいる人、また郊外へ郊外へと宅地造成を進めて、一戸建てを購入した人、その人たちに、まちをコンパクトにしますから町なかへ移ってくださいというようなことは、普通に考えては不可能ではないかと考えております。部長の答弁の中で、拠点をつくり、その拠点と拠点とを公共交通で結ぶことで進めていくということであります。また、点在している集落はコミュニティ拠点として、生活水準を維持した中で進めていくということでありました。  私もこの質問に当たり、コンパクトシティについて調べてみました。コンパクトシティ・プラス・ネットワークということで、拠点と拠点を公共交通で結ぶという手法が多くの自治体で進められている手法でありました。歩いていける都市構造を公共交通で結ぶ、石岡市もこのような考えでいいのか、改めてお伺いをいたします。 259 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・菱沼君。 260 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) ご答弁申し上げます。本市においても、今後の人口減少や高齢化に対応した持続可能なまちづくりを進める必要があると存じておりますので、コンパクトシティ・プラス・ネットワークのまちづくりを目指しております。歩いて暮らせる都市構造につきましては、立地適正化計画を活用し、公共交通の利便性が高い駅やバス停の周辺に生活利便施設や居住を誘導していくとともに、各種施策を講じることで実現を目指してまいります。  以上でございます。 261 ◯議長(岡野孝男君) 8番・谷田川 泰君。 262 ◯8番(谷田川 泰君) 確かに部長、そのとおりだと思いますが、それはそのようにしていかなければならないと思っております。しかしながら、現在では多くのバス路線が廃止されまして、採算が合わないことから民間事業者が撤退している中で、拠点と拠点を公共交通で結ぶこと、また生活利便施設や居住を誘導していくこと、これは現実的に考えて非常に無理があるとは思うんですが、その辺のところが何か新しい取り組みがあるとすれば、お伺いをしたいと思います。 263 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・菱沼君。 264 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) ご答弁申し上げます。拠点間の公共交通につきましては、現在運行している乗合いタクシーや路線バスを活用しながら、現在策定中の石岡市公共交通網形成計画の中で検討を進めてまいります。また、病院や商業施設の集積につきましては、立地適正化計画の中で都市機能誘導区域を定めまして、届出制度などを通じて、その地域に施設の誘導を図ってまいります。  以上でございます。 265 ◯議長(岡野孝男君) 8番・谷田川 泰君。 266 ◯8番(谷田川 泰君) 確かにいろんな制度をつくって誘導を図ってまいりますということでありますけれども、現在でも市内のバス路線が大分廃止されております。走っているバスでありますけれども、昼間は乗客がほとんど乗っていない。デマンドタクシーもほとんどの人が固定客、そういう状況の中で、公共交通網形成計画を立てて拠点間を結ぶということを目指しているというわけでありますが、果たしてどのぐらいの予算がかかるのかということも思ってしまいます。民間事業者が採算がとれないと撤退している路線を、どうやって復活させていくんですか。路線バスの整備には相当の予算がかかります。赤字路線には市民の税金が投入されるわけでありますけれども、この予算には、拠点からの移動に関係のない市民の税金も使っていくわけであります。その辺も含めまして、公共交通の取り組みの考え方について、もう一度お願いしたいと思います。 267 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・菱沼君。 268 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) ご答弁申し上げます。石岡市公共交通の具体的取り組みでございますけれども、現在策定中の地域公共交通網形成計画の中で検討している状況でございます。施策としまして3点ございます。1点目は公共交通機関の充実、2点目が公共交通の利用環境づくり、3点目が公共交通の利用促進でございます。これらの施策を達成するため、現在、協議調整を進めているところでございます。  以上でございます。 269 ◯議長(岡野孝男君) 8番・谷田川 泰君。 270 ◯8番(谷田川 泰君) 商業施設や公共施設、病院などを市街地に誘導立地させ、にぎわいを創出するため、立地適正化計画を策定して進めていくということであります。先ほど来この計画がコンパクトシティの具体的な計画のように答弁がなされておるというわけでありますけれども、それでは、改めてお聞きしたいと思います。この立地適正化計画はどういう計画なのか、お伺いをしたいと思います。 271 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・菱沼君。 272 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) ご答弁申し上げます。立地適正化計画は、全国的な人口減少や高齢化を背景とした中、持続可能なまちづくりを推進するため、平成26年の都市再生特別措置法の改正により創設された計画でございます。コンパクトシティ・プラス・ネットワークの実現を目指す計画となっておりまして、医療、福祉、産業等の各種施設や居住などがまとまって立地し、高齢者をはじめとする住民が公共交通によりこれらの生活利便施設にアクセスできるなど、都市全体の構造を見直すために策定するものでございます。  以上でございます。 273 ◯議長(岡野孝男君) 8番・谷田川 泰君。 274 ◯8番(谷田川 泰君) ただいまの部長答弁でありますけれども、この立地適正化計画はコンパクトシティづくりのために必要な計画であるということが、よく理解はできました。  それでは、この計画は何に基づいて策定するのか、しなければならないのか、伺ってみます。義務なのか、任意なのか、それもあわせてお伺いをいたします。先ほど法律が示されておりましたけれども、法的な根拠も含めてご答弁をお願いいたします。 275 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・菱沼君。 276 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) ご答弁申し上げます。立地適正化計画は都市再生特別措置法第81条が策定根拠となっております。策定につきましては、各自治体の任意となってございます。  以上でございます。 277 ◯議長(岡野孝男君) 8番・谷田川 泰君。 278 ◯8番(谷田川 泰君) これまでの答弁をお聞きいたしておりますと、コンパクトシティづくり、コンパクトシティ・プラス・ネットワークを進めるに当たっては、都市再生特別措置法に基づく立地適正化計画を策定し、拠点間をネットワークで結ぶため、公共交通網形成計画もあわせて策定していくということは理解をいたしました。そこで、この2つの計画は非常に関連をしているということであります。また、既存の中心市街地活性化基本計画、まち・ひと・しごと総合戦略、公共施設等の管理計画など、幾つかの計画も関連をしてくるのではないかと思っております。  まちづくりは、あらゆる面で整合性を保ちながら進めていくことが必要であると思っております。そのためには、各部局間の情報の共有、連携、そういったことが非常に重要になってくると考えております。これらについて、どのような方法で実現をさせていくのか、プロジェクトチーム、新しい組織など、予算とあわせながら、マンパワーも必要になってくるかと思っております。そうでなくても、現在、都市計画課の業務は駅周辺整備、公共交通、都市公園、都市計画道路など多岐にわたっております。そのボリュームも非常に多いと私は思っております。これらをどのようにしていくのか。副市長にお考えがあれば、お伺いをしたいと思います。 279 ◯議長(岡野孝男君) 副市長・根本君。 280 ◯副市長(根本博文君) お答えをいたします。ただいま議員ご指摘のありましたコンパクト・プラス・ネットワークの実現につきましては、おっしゃられるとおり、これまで個別で策定をしてきましたいろいろなプラン、計画等々について、全て関係してくる大きな1つのテーマであると思っております。公共交通のあり方、公共施設の再編、中心市街地の活性化、そして、さらには教育福祉施設等とのネットワーク等々、関連施策との連携を図るということは非常に重要になってまいると考えております。現在策定中の立地適正化計画におきましては、庁内で横断的にメンバー構成をしました委員会を設置いたしておりまして、そうした中で拠点機能の配置等について協議検討をするとともに、それを公共交通網形成計画の交通ネットワークで結ぶなど、現在、内容の整合を図りながら、連携して策定作業を進めているところでございます。  また、その計画ができ上がった後のことにつきましても、これは、その実現につきましては、社会経済等の情勢等を踏まえながら、優先度を考慮しながらの施策事業の展開、これを計画的に実施していくということが、また重要になってまいるものだと考えてございます。  以上でございます。 281 ◯議長(岡野孝男君) 8番・谷田川 泰君。 282 ◯8番(谷田川 泰君) ありがとうございます。ただいま副市長から答弁がございましたように、各部局間の連携を密にして、関係委員会での風通しをよくしていただきまして、その議論のスピードを速めていただきたい、このように思います。そうしなければ、今、副市長が言われましたとおり、コンパクトシティは大変な労力がかかるものと、私も認識しております。それを各部局連携しながら、達成に向けての協力が必要であると認識をしております。このコンパクトシティは、石岡市の将来を変えていく、大きなプロジェクトではないかと思っております。このまちづくりに関しましては、一朝一夕でできるものではありません。  そこで、私が考えていることでありますけれども、重要な位置を占めるのが、駅前周辺にある遊休地であります。私があの辺を歩いたところによりますと、かなりの遊休地があるということであります。これらをどのようにするのか、あれをどのように活用していくのか、市長の考えがあれば、お伺いをしたいと思います。 283 ◯議長(岡野孝男君) 市長・今泉君。 284 ◯市長(今泉文彦君) 駅前の遊休地等についてでありますけれども、それらを考えることは、20年、50年先を見据えた都市のあり方を展望することにつながると思います。その中でも、鹿島鉄道跡地に関しては、中心市街地のエリアに属し、その活用は駅周辺整備計画の一環として考えていくものと考えております。関係する計画を挙げれば、都市計画……。 285 ◯議長(岡野孝男君) 市長に申し上げます。今、駅前の話で駅前の……。
    286 ◯市長(今泉文彦君) そうです。 287 ◯議長(岡野孝男君) 質問でございます。                     〔私語あり〕 288 ◯議長(岡野孝男君) お静かに願います。                     〔私語あり〕 289 ◯市長(今泉文彦君) 関係する計画については、都市計画マスタープラン、立地適正化計画、コンパクトシティ、中心市街地活性化計画、公共交通、さらにはりんりんタウン計画など多岐にわたっておりまして、部局横断的な対応が求められているエリアであるわけであります。  そういった中で、部局横断的ということで、今、副市長からもお話がありましたけれども、内部にそういう検討組織をつくっていくことを考えております。駅周辺の遊休地に関してはそういった考えでおります。  以上です。 290 ◯議長(岡野孝男君) 8番・谷田川 泰君。 291 ◯8番(谷田川 泰君) ただいま市長のほうから、駅周辺の遊休地でありますけれども、私が見た範囲でもかなりの面積があるんだろうと思います。このコンパクトシティづくりに関しては、どうしてもあの遊休地を利用しなければならないと私は思っております。そういう中で、部局が横断的に、そしていろいろな角度から市民の声を反映させながら、このコンパクトシティづくりに向けては頑張っていただきたいと思っております。  しかしながら、現在、秒単位で社会情勢が変化している世の中でございます。その状況を素早くキャッチしながら、時代を先取りするまちづくりを目指してまいりたいと考えております。人口減少、少子高齢化、これは避けて通れないことであります。それに伴う財源の確保、こういったものをまちづくりに反映させていかなければならない、非常に厳しい時期に市政を担う今泉市長の責任、役割は、重大であると私は思っております。最後になりますけれども、市長はこのコンパクトシティに向け、今後のまちづくりを総合的に見て、どのように考えているのか、お伺いをいたします。 292 ◯議長(岡野孝男君) 市長・今泉君。 293 ◯市長(今泉文彦君) ただいまの答弁の続きになりますけれども、まず、まちの姿を描いていくためには、ゾーニングが必要だと思っております。駅の西と東は、地理的に性格が異なっておりまして、西側は古くから市街地であって、歴史的環境や商店街、教育関連施設があり、どちらかといえば文教、福祉、そういった静かな生活環境を基本としたゾーニングが適していると考えております。一方東側は、駅前・東ノ辻線が村上・六軒線に結ばれようとしている中で、郊外型の商業施設が展開している活発な地域であります。今後はイオンなどに代表される新しい企業、そういったものの商業活動が盛んになるということが予想されるとともに、さらには、茨城空港などの連絡道路の整備が見込まれたり、あるいは可能性としてTXの延伸、そういったものが求められるゾーンになろうかと思っております。  その中で、駅東のかしてつ跡地は、経済活動を推進していくのに適している地域と考え、企業誘致のエリアとして位置付けていきたい、そんなふうに考えています。そのためにも、土地として活用可能なように道路が必要であり、今回の進入道路は、活用のための条件整備と位置付けております。  地域の性格を見つめながら、的確に判断しなければならないと思っております。その位置付けは、正式にはそれぞれの計画の中で定めてまいりたい、そんなふうに考えているところであります。  以上です。 294 ◯議長(岡野孝男君) 8番・谷田川 泰君。 295 ◯8番(谷田川 泰君) 市長の構想はよく理解できるところであります。しかしながら、地域間競争も非常に厳しい時期になっております。そういう中で、いかに行政が一致団結してこの問題に取り組んでいくかというのは重要なことだと思います。さらなる市長の独自性、またリーダーシップを発揮していただきまして、この問題に取り組んでいただければと思います。  以上で1項目目、終わります。 296 ◯議長(岡野孝男君) 暫時休憩いたします。午後1時30分から会議を開きます。                   午後 0時11分休憩            ───────────────────────                   午後 1時30分再開 297 ◯議長(岡野孝男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  8番・谷田川 泰君。 298 ◯8番(谷田川 泰君) 続いて、2項目目の質問に入ります。石岡駅周辺整備事業についてお伺いをいたします。  石岡駅も橋上化になり、東西自由通路も完成し、ステーションパークもリニューアルをされました。かんばん横丁も4店舗が開店し、大分駅前らしくなって、にぎわってきたと思います。また、駅前・東ノ辻線も着々と整備が進んでおります。まさに駅を中心とした新しいまちづくりが、一定の形になってきたという感じがしております。そういう中で、前にもお聞きをいたしましたが、鹿島鉄道跡地をどのように活用するのか、これが石岡市の将来を左右すると言っても、過言ではないように思っております。これまで鹿島鉄道跡地の有効活用のため、何回か進入路の整備を要望してまいりました。今回、やっとその願いが通じまして、今期定例会に、その整備に向けた補正予算が提案されたということでございます。  それでは、この進入路の詳細、今後の整備に向けたスケジュールについてお伺いをしたいと思います。 299 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・菱沼君。 300 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 鹿島鉄道跡地進入路整備のスケジュールについてご答弁申し上げます。鹿島鉄道跡地の進入路でございますが、道路測量設計が完了し、現在、用地測量、補償算定等を行っております。今定例会に補正予算として、工事請負費、委託料、公有財産費、補償費等で1億8,405万円の議案提出をさせていただいております。今後、議会の議決をいただいた後、事業対象地の地権者様との用地補償の交渉を行い、2月下旬に工事発注を予定しており、平成31年6月の完成を目指しているところでございます。  以上でございます。 301 ◯議長(岡野孝男君) 8番・谷田川 泰君。 302 ◯8番(谷田川 泰君) スケジュールといたしましては、2月下旬に着工し、6月に完成ということでありますが、ぜひ有効活用を一日でも早く図れるように、遅滞なく進めていただきたいと思っております。  それと、進入路の詳細がわかりましたらば、もう一度お願いします。進入路の詳細、どこからどう入って、線が……。大型が入れると聞いたのでありますけれども、その辺のところをわかり次第お願いします。 303 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・菱沼君。 304 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) ご答弁申し上げます。道路自体は、山新の駐車場の土浦寄りの駐車場の一部のところから、かしてつ跡地のほうへ進入する形になります。道路の構造につきましては、ちょっと資料がございませんので、後日ご報告したいと思います。 305 ◯議長(岡野孝男君) 8番・谷田川 泰君。 306 ◯8番(谷田川 泰君) 本当にせっかく決まった話でございますので、一日も早く進めてほしいと思っております。  いろんな使い道なのでありますけれども、現時点におきましては、おまつりの駐車場、またイベントとかいろいろな利活用の方法があると思っております。ましてや大型バスが入れるような幅員であれば、活用はさらに拡大するものと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  次に、お聞きしたいのは、鹿島鉄道跡地は、現在、土地開発基金で持っているものと認識しております。利用目的が決まらないと買い戻しができないということでありますが、現在、鹿島鉄道跡地についてはどのような検討がなされているのか、これをお伺いいたします。 307 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・菱沼君。 308 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 土地の利用目的についてご答弁申し上げます。鹿島鉄道跡地につきましては駅に隣接する土地でございますので、今後、市として有効に活用するため、官民両方の活用で検討してまいりたいと考えております。その間は暫定的に、イベントや臨時駐車場等での活用を図りたいと考えております。  以上でございます。 309 ◯議長(岡野孝男君) 8番・谷田川 泰君。 310 ◯8番(谷田川 泰君) ただいまの答弁によりますと、今後は官民両方の活用を検討していくということでございます。また、暫定的にイベントや臨時駐車場として活用していくということでありますが、この土地の活用の担当部局は、都市建設部ということになると思うんですが、先ほど、この土地は土地開発基金で持っているということでありますので、財産としては財務部が所管ではないかと思っております。この鹿島鉄道跡地の所管はどこの部局なのか、お尋ねをいたしたいと思います。 311 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・菱沼君。 312 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 鹿島鉄道跡地の取り扱い部局についてご答弁申し上げます。土地開発基金の管理は財務部管財課となっておりますが、日常の維持管理は都市計画課で行っております。今後、全庁的な鹿島鉄道跡地の利活用事業を進める中で、担当部局が決まってくるものと考えております。  以上でございます。 313 ◯議長(岡野孝男君) 8番・谷田川 泰君。 314 ◯8番(谷田川 泰君) 現在は、土地開発基金で購入したので、基金の管理は財務部管財課、日常の維持管理は都市計画課ということでありますが、ちょっとどっちつかずの所管になっているなというような気がしてなりません。これまで石岡市の政策や事業の遅れの原因は、担当部局をめぐりまして、これはうちの業務ではない、どこどこがやるべきだとか、うちには関係がないとか、そういった議論が先行されていたことも事実だろうと思います。まず一番大切な事業を達成する、スケジュールどおりに完成させるといったことを、少し置き去りにした感があるように思っております。  この土地は、石岡市の新しいまちづくり、コンパクトシティ実現のための核となるものであります。そういう観点から考えますと、まずは庁内担当部局をしっかりと定め、その部局を中心に、関係部局が横断的にかかわり、協議をしていくべきではないかと考えております。現在、そういった横断的な協議は行っているのか、また行っていないのか、今後どのような検討、協議をしていくのか、お伺いをいたします。 315 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・菱沼君。 316 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) ご答弁申し上げます。先ほど道路の詳細の件について、資料がなかったんですけれども、今、手元に届きましたので、まずそちらを説明させてもらってから……。申しわけありません。道路幅員としまして、車道幅員が3.25メートルで、両側歩道で3メートルの歩道をつける道路の構造になっております。  済みません。続きまして、鹿島鉄道跡地の利活用の議論についてご答弁申し上げます。鹿島鉄道跡地の利活用は、石岡市にとって大変重要な課題でございますので、議員ご指摘のとおり、市民の声も取り入れながら、全庁的な議論をしてまいりたいと考えております。また、利活用の議論は、タイミングを逃してしまうと事業効果が薄れてしまいますので、スピード感を持って進めていかなければならないと考えております。  以上でございます。 317 ◯議長(岡野孝男君) 8番・谷田川 泰君。 318 ◯8番(谷田川 泰君) ぜひ庁内で横断的に検討、協議を進めていただきたいと、強く要望をしておきます。さらに市民の声を取り上げるべきでありますので、市民や有識者などによる外部組織による検討、市民アンケート、また中学生、高校生などの意見、さまざまな観点から検討をしていただきたいと思います。  この鹿島鉄道跡地、先ほど答弁にもありましたけれども、駅に隣接した1万平米以上の土地であります。官民両方の活用を考えていくということでありますけれども、この購入には何億もの市民の税金が使われております。市民の声をよく聞き、どういったものを望んでいるのか、これらを十分に反映していってもらいたい、このように思います。行政の都合ばかりではなくて、市民のためになる活用をお願いしたいと思います。  そして、これは市のまちづくりとどのようにマッチングをさせていくのか、これも重要なことであると思います。そこでお伺いいたしますけれども、この土地はどのぐらいの期間検討し、そしていつごろどうしていくのか。そういった大体のスケジュールは持っているとは思いますが、答弁をお願いいたします。 319 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・菱沼君。 320 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) ご答弁申し上げます。鹿島鉄道跡地活用は、将来の石岡市のまちづくりを進めていく上で重要な政策課題と認識しております。スピード感を持って進めることも大事でありますが、あわせて、社会情勢や市民ニーズを的確に把握し、立地適正化計画などとの整合性を図りながら、着実に進めてまいりたいと考えております。 321 ◯議長(岡野孝男君) 8番・谷田川 泰君。 322 ◯8番(谷田川 泰君) 先ほど部長答弁でもありましたけれども、鹿島鉄道跡地は、将来の石岡市を左右する重大な政策課題と認識しているということであります。しかしながら、今の答弁の中では、まだ何も決まっていない、実質的には、具体的には何も決まっていないというのが実情ではないかと判断をするところであります。この土地は、購入してもう既に7年以上が経っております。購入代金も2億8,000万、7年間何もしなかったということであります。今のスケジュールの明確な答弁がありませんでしたけれども、いついつまでに何をどうする、これは仕事の基本であります。こういうことが、イベント広場と同じように、下手をすると塩漬けの土地になってしまうというおそれがあるということを再認識していただきたいと思います。  自ら部長はスピード感が大切というふうに答弁をしております。なかなか口だけでは物事は先に進まないということもございますので、非常にスケジュール感が欠落しているように感じる部分もありますので、事務を統括する副市長、この鹿島鉄道跡地についての副市長の考えをお伺いしたいと思います。 323 ◯議長(岡野孝男君) 副市長・根本君。 324 ◯副市長(根本博文君) お答えいたします。先ほど来議員のほうからもご指摘がありますし、部長のほうからも答弁を申し上げてございますけれども、駅前であれだけの有効な土地を持っているという自治体は、県内ほかのところを見比べても、そうそうないものだと思っております。重大な政策課題でありますとともに、石岡の将来の発展に向けて有効活用できる、いわゆる種地というものがあそこにあるということは、非常に市の発展を考える上でもありがたいことと思っております。今後のスケジュール感につきましては、ただいま部長が申し上げましたとおり、具体に今現在、どういう機能を配置させるかということについては決まっていない状況でございますけれども、スピード感を持って早く市民の皆様方にも提示ができますように、調整に尽力を尽くしたいと思っております。  以上でございます。 325 ◯議長(岡野孝男君) 8番・谷田川 泰君。 326 ◯8番(谷田川 泰君) ぜひスケジュールを明確にしていただきながら、スピード感を保って、社会情勢を的確に把握していただきながら、庁内体制を万全にして進めていってもらいたい、このように思います。鹿島鉄道跡地については、以前、行革のほうでサウンディング調査を行ったところ、どこからも提案がなかったという報告を受けております。これまで購入から7年、活用が図られなかったわけであります。現在の所管は都市計画課ということでありますけれども、今後進めますコンパクトシティ、立地適正化計画、公共交通網形成計画においては、この土地は核となるものであると思います。したがいまして、政策、企画、福祉、教育、経済、観光、あらゆる分野が関係し、知恵を出し合って有効活用を図っていかなければならないと思っております。  さらに、政策の着実な推進、実現のためには、庁内体制の充実、新たな組織も必要と考えておりますが、これについての市長の考えをお伺いしたいと思います。 327 ◯議長(岡野孝男君) 市長・今泉君。 328 ◯市長(今泉文彦君) 今、副市長のほうから答弁がありましたように、鹿島鉄道跡地の活用は、将来の石岡市のまちづくりを進めていく上で、大変重要な政策課題であると考えております。そのため、部局横断的な組織を立ち上げて、迅速に対応してまいりたいと思います。  以上です。 329 ◯議長(岡野孝男君) 8番・谷田川 泰君。 330 ◯8番(谷田川 泰君) ぜひともスピード感を持って進めていただきたいと思います。  次に、駅前の安全対策についてお伺いをいたします。この部分につきましては、昨日、同僚議員からの質問もあったようでございます。その部分にかぶらないようにしながら、質問をさせていただきたいと思います。  駅前の西口広場の問題であります。市民の多くの方から、駅前の道路体系、ロータリーを安全に、わかりやすく、利便性を高めるために抜本的な改修をしてもらえないかといった声を多く聞いております。担当部長、市長の耳にも入っているのではないかと思います。郵便局側からの右折の際の危険な状況、歩道の確保、横断歩道のない交番の間の横断、6号国道からの駅前に来てのカーブ、そして、郵便局側に抜ける際は、誰もがわかりづらいと認識をしているところであります。さらに、一般車両とタクシーが迷路のようなロータリーの中に混在している。この状況どれをとっても、現在のままでは、せっかく駅舎が立派になりましても、かえって前より使いづらいなと言っている人も多いと思います。ましてや危険な駅前というふうな話も多く出ております。これらを個別ではなくて、全体的な改修をしていくべきだと考えております。  そこで、駅前の危険箇所の抜本的な改修をしていく考えがあるかどうか、お尋ねをしたいと思います。 331 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・菱沼君。 332 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 駅前の大幅改修についてご答弁申し上げます。現在の西口駅前交差点でございますが、郵便局側の道路拡幅が未完成となっており、暫定交差点となっております。そのため、完成形の交差点を完成させるため、用地買収を伴う道路改良工事を行う予定でございますので、地権者様のご協力を得て、安全に通行できるように進めてまいります。  以上でございます。 333 ◯議長(岡野孝男君) 8番・谷田川 泰君。 334 ◯8番(谷田川 泰君) 西口の危険箇所の改修は、多くの市民の声であると認識しております。確かに多くの予算を投入し、整備したばかりだということでもあります。しかしながら、事故があってからではおそいと感じております。きのうの市長の答弁の中で、まだ完成形ではないという話であります。それが進めば全て解消されるとは思っておりませんけれども、誰もが改修をしてほしいと思っているのであれば、大幅な改修も実施すべきではないかと認識するところであります。  そこで、先ほど部長が答弁した中で、地権者との交渉は進んでいるという話でありますが、現在の進捗状況についてお伺いをいたします。 335 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・菱沼君。 336 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 用地交渉の状況についてご答弁申し上げます。西口駅前の道路拡幅による用地の事業対象者は、2地権者となっております。11月初旬に1地権者の方に契約をいただいております。残り1地権者の方におきましても、事業にはご理解をいただいておりますので、今後、協力いただけるよう、継続的に用地交渉を進めてまいります。  以上でございます。 337 ◯議長(岡野孝男君) 8番・谷田川 泰君。 338 ◯8番(谷田川 泰君) もう1件の地権者の方も協力をしていただけるということでありますけれども、1件の方はもう契約が済んだと。もう1件残っている方の契約の見通しというのは、協力はいただけるということなんですが、いつごろの予定になるか、大筋でわかればお伺いしたいと思います。 339 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・菱沼君。 340 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) ご答弁申し上げます。現在、用地交渉のほうを根気よく進めているところで、事業に対しての、先ほどご答弁したとおり理解は示していただいておりますので、できれば来年の……。予算の関係がございまして、補償費の予算的に、今年度全額支払える状況でございませんので、来年度契約ができればと考えております。  以上でございます。 341 ◯議長(岡野孝男君) 8番・谷田川 泰君。 342 ◯8番(谷田川 泰君) ぜひとも地権者の方との早急な解決、交渉に向けて努力をしていただきたいと思います。  この部分は総力を挙げて、予算も前倒し、スケジュールを明確に示していただきながら、確実に進めていっていただきたいと思っております。残りの方も非常に協力的だということでありますので、一日も早く危険箇所がなくなるように、今後のスケジュールについてもスピード感を持って進めていただきたいと思います。  次に、タクシーの乗りおりの場所と一般車両の乗りおりの場所が非常にわかりづらいという声を聞いております。タクシーの乗り場付近に一般車両が進入し、伝承館近くの道路上で乗りおりがされております。これは東口も同様でありますが、朝夕の通勤通学の時間帯、慌ただしい、時間のない中で、駅の近いところに車を止めたくなります。しかし、そこはタクシーの乗り場であり、これもモラル的にも非常に重要でありますけれども、案内表示、誘導も必要ではないかと思っております。事故がいつ起こってもおかしくないような状況であると、私は認識をいたしております。  また、駅をあまり利用しない方が車で駅へ送迎に来たときに、どこへどう行っていいのかわかりづらい、こういう声もたくさん聞こえてまいります。この辺に関しての執行部の対応、どのようにしているのか、ご答弁をお願いいたします。 343 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・菱沼君。 344 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) ご答弁申し上げます。石岡駅にある東西の駅前広場においては、東西自由通路の出入り口に近いほうがタクシー乗降場で、奥側が一般乗降場になっております。各エリアは乗降場看板が設置されておりますが、東西自由通路から各乗降場にスムーズに向かうことができるよう、案内表示の検討をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。
    345 ◯議長(岡野孝男君) 8番・谷田川 泰君。 346 ◯8番(谷田川 泰君) この質問項目は、冒頭の質問とも関連するということでありますけれども、現在の交番付近から旧西友跡地方面への横断歩道は、現在なくなっております。しかしながら、あそこを、ガードレールをまたいで、横断歩道のない道路を渡っている人をたまに見かけるということもございます。信号がなくなりました。道路もカーブし、そこへ人が飛び出す。この解決を図るべきではないかと思っております。執行部におかれましても、そのことは把握していると思っております。  ここで、ここへの横断歩道の設置は可能なのか、どうすれば可能になるのか、この辺もお伺いしたいと思います。 347 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・菱沼君。 348 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 横断歩道の設置についてご答弁申し上げます。西口駅前の整備に伴い、信号機と横断歩道を集約し、西口駅前交差点に横断歩道が設置されて、そのほかにありました横断歩道は廃止になってございます。旧西友跡地近くにありました横断歩道につきましては、地元石岡警察署に相談を行っておりますが、現在の交差点までの距離が約80メートルと短く、再設置は難しいという回答をいただいております。なお、新しい横断歩道の設置につきましては、交差点から150メートルぐらい離れないと、信号機の設置が難しいということがございまして、また、6号側に行きますと、バスターミナルの出入り口にもちょっと接近してしまうという状況もございますので、今後、何かいい方法があれば、検討はしていきたいと考えております。  以上でございます。 349 ◯議長(岡野孝男君) 8番・谷田川 泰君。 350 ◯8番(谷田川 泰君) 先ほど石岡警察署と相談をしているというような話でございましたけれども、警察署管内と人が行き来する、規定どおりではなかなか安全は確保できないということも、認識はしていると思います。それで、警察のほうとの話し合い、これは警察のほうで80メートルぐらいしかないので、新たな横断歩道はできないということなんですが、その辺の交渉というのは再三にわたってしたとは思いますけれども、何回ぐらいしたのか、ちょっと教えていただければありがたいです。 351 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・菱沼君。 352 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 回数的には、ちょっと明確にはご答弁申し上げることができませんけれども、基本的に警察との協議の中では、平面交差の協議を必ず行いますので、その中で何回か相談はしているし、その後、市民の方々、また議員の方々から質問、問い合わせもありましたし、回答もしてございますけれども、その後何回か、平面交差の協議が終わった後も、警察のほうには協議に行っているものと考えております。  以上でございます。 353 ◯議長(岡野孝男君) 8番・谷田川 泰君。 354 ◯8番(谷田川 泰君) 今、部長の答弁で、事情はよくわかったということでありますけれども、駅前がきれいになって見かけ上は大変よくなったと。でも、本質がマイナスであったならば、誰のための駅周辺整備なのかということがわからなくなってしまうようでは、非常に本末転倒であるということでありますので、よろしくお願いをしたいと思います。  次に、西口駅前のロータリーが非常にわかりづらいという市民の声を聞きます。どこから入っていいのか、入れると思ったらタクシー専用で、どこから出ていっていいのかもわかりづらい。そして、あの中に立っているポールが迷路のように乱立している。これらも非常に危険であると私は思います。執行部にもこの声は届いているということであろうと思いますけれども、このロータリーの改修についての執行部の考えをお聞きいたしたいと思います。 355 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・菱沼君。 356 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) 西口駅前ロータリーについてご答弁申し上げます。西口駅前ロータリーにおきましては、石岡のおまつりに広場として使えるよう、固定式の安全施設等は設けておらず、脱着式のゴム製ポールと路面表示で車両の案内誘導をしております。今後、安全に通行できるよう、路面のカラー舗装等、わかりやすい誘導表示を検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 357 ◯議長(岡野孝男君) 8番・谷田川 泰君。 358 ◯8番(谷田川 泰君) 石岡駅の特に西口は、非常に危険箇所が多いと言わざるを得ないところであります。そして、特に駅の交番の前であります。タロー像が立てられている部分がありますけれども、大分張り出しているということであります。あの部分を少しでも解消できれば、カーブが緩やかになって、道路の幅員もとれるのではないかと思っております。タロー像の移転も伴ってまいりますので、困難な面もあろうかとは思いますけれども、危険箇所の解消といった点で、執行部の考えをお聞きしたいと思います。 359 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・菱沼君。 360 ◯都市建設部長(菱沼茂雄君) ご答弁申し上げます。西口駅前広場の整備により、駅前交番の道路がS字になっております。道路整備後も車両幅員は確保できておりますが、今後、完成形の交差点整備とあわせて、関係機関と調整を行い、相談してまいりたいと考えております。  以上でございます。 361 ◯議長(岡野孝男君) 8番・谷田川 泰君。 362 ◯8番(谷田川 泰君) これまで駅周辺整備事業における問題点を挙げてまいりました。駅は交通の結節点でもあります。まちのシンボルでもあります。交流の場でもあります。市民に親しまれ、利便性の高い、また、石岡に訪れる方が気持ちよく利用できる駅になってもらいたい、このように考えております。さらなる高みを目指していっていただきたいと考えているところであります。  最後に、市長に、今後の駅周辺整備に対する考えをお聞きしたいと思います。 363 ◯議長(岡野孝男君) 市長・今泉君。 364 ◯市長(今泉文彦君) 駅周辺整備の考え方ということですけれども、現在の西口駅前交差点ですけれども、これについては完成形の供用開始ではなく、現在、暫定形で供用開始となって、そういう関係もありまして、市民の方々からさまざまなご意見、苦情を頂戴しております。そういった中で、一日も早く完成形で整備ができますよう、完成形の交差点整備を目指してまいりたいと思っております。また、その周辺一帯の駅周辺の整備でありますけれども、これについてもあいている土地がかなりございます。一日も早く有効に活用できますよう、駅としてふさわしい、玄関口としてふさわしい駅の顔を整えてまいりたいと思っております。  以上です。 365 ◯議長(岡野孝男君) 8番・谷田川 泰君。 366 ◯8番(谷田川 泰君) それでは市長、早急に、そして、誰もが慣れ親しんだ駅になれるように、一日も早い完成をお願いいたしまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 367 ◯議長(岡野孝男君) 次の質問者に移ります。  5番・石橋保卓君。 368 ◯5番(石橋保卓君) 5番・石橋です。3点ほど通告をしておりますけれども、その前に、先日、市長から12月22日の新庁舎の竣工式典のご案内をいただきました。本当に間に合うのかどうかって、私ちょっと、個人的には不安を抱いているんですけれども、そういうことで新庁舎ができ上がるということで、本議場を使っての定例会も今回が最後になるのかと、私の発言も、今日がこの議場での発言は最後になるのかなと思います。そういう意味で、この議場に対して感謝の念を抱きながら、今日の質問に入らせていただきたいと思います。  まず1点目、つくばエクスプレスの延伸についてということでございます。  延伸への取り組みについて、これは平成30年5月7日、TX茨城空港延伸議会期成同盟会が結成されました。議会側のほうでは、一歩先んじて期成同盟会を結成したわけですけれども、行政側、特に石岡市での取り組みというものはどういうものが今行われているのか、まずお伺いをいたします。 369 ◯議長(岡野孝男君) 市長公室長・加藤君。 370 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。議員ご質問のとおり、議会においては周辺6市とともに、TX茨城空港延伸議会期成同盟会が結成されたところでございます。市といたしましては、県や関係市町村の動向を注視しておりますが、具体的な取り組みは現在行っていない状況でございます。  以上です。 371 ◯議長(岡野孝男君) 5番・石橋保卓君。 372 ◯5番(石橋保卓君) このTXの延伸につきましては、これまでたびたび一般質問等で取り上げてまいったわけですけれども、昨年の知事選で県知事も変わりました。大井川新知事におきましても、TXの延伸についてはかなり意欲的ということで、新しい方針としても出されているようです。そういった中で、私が一番最初に質問を取り上げたときよりも、その機運の醸成という部分では、かなり盛り上がってきているのではないかなと。特に茨城空港をこれから活性化しようと、活用しようということで、現在、茨城空港は旅客中心の飛行機といいますか、路線の編成になっておりますけれども、首都圏を見据えた場合、この茨城県、石岡市を中心とした地域というのは、首都圏への食糧といった部分のバックヤードに位置付けられるのではないかなと思っています。これは私個人の考えですけれども、茨城空港は、これから恐らく物流でも大きな拠点となり、その役割を果たしていくのではないかなと。世界的に見ましても、今、コールドチェーンですね、冷凍食品です。農産物を冷凍化して……。今、冷凍技術も大分向上しておりますので、日持ちもしますし、冷凍食品でもっての海外への輸出、そういう部分も視野に入ってきている時代だと思います。そういうことを踏まえまして、茨城空港はこれからもっともっと発展をしていくのではないかなと。  当石岡市は、その茨城空港へのちょうど玄関、窓口になっている場所になるわけですね。そこのところで、率先してTXの茨城空港までの延伸を図るという意味では、石岡市が旗手となって、周辺自治体を引っ張っていくというところにいるのではないかなと考えるんですけれども、今のところ、先ほど公室長のお話では、まだそこまでは市としては手をつけていない、検討していないということかと思います。  そうは言いながらも、やはり今言ったようなこれからの将来性、今、上曽トンネルも事業化が決定して、間もなく着工の運びとなると思います。石岡小美玉スマートインターチェンジから茨城空港までの弾丸道路も、間もなく完成するでしょう。将来的に、今言った茨城空港から石岡小美玉インターチェンジ、そこから上曽トンネルまで大きな道路を整備すれば、高速道路は通っている、空港はある、それでもってTXを延長すれば、一大……、本当の物流から人の流れ、石岡市が、本当に中心的な役割を果たす重要な地点になってくると思うんですよね。  そういうところ、将来的なものを見据えて、庁内にもう担当部署といいますか、そういうのも設置をして、周辺自治体をリードするという時期に来ているのではないかなと思うんですけれども、お考えをお聞きいたします。 373 ◯議長(岡野孝男君) 市長公室長・加藤君。 374 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。まず、茨城県も含めまして、近隣自治体との連携についてご答弁申し上げます。つくばエクスプレスの延伸に向けた茨城県近隣自治体との連携については、今のところ具体的な活動はしてない状況でございますが、県におきましては、新たな総合計画においてつくばエクスプレスの延伸について触れられておりまして、複数の想定ルートが示されております。石岡市としては、この延伸ルートは石岡市を通過して茨城空港へとつながる計画となることが、当面の目標となってまいります。この目標の実現に向け、議会と歩調を合わせ、周辺自治体と連携しまして、まずは意識や目的の共有、延伸への機運醸成のために、事業共有や意見交換などを行ってまいりたいと考えております。  続きまして、担当部署の設置についてご答弁申し上げます。つくばエクスプレスの延伸は長期的なプロジェクトでございますが、市としての姿勢を見せていくことは重要であると考えております。将来的には専門部署等の設置が必要になると考えておりますが、まずは庁内の関係部署間において、横断的に調査研究を行ってまいりたいと考えております。  以上です。 375 ◯議長(岡野孝男君) 5番・石橋保卓君。 376 ◯5番(石橋保卓君) 今、図らずも公室長の答弁から、県のほうの計画というか、青写真というか、複数のルートというのが示されました。確かにつくば駅以北、いわゆる延伸とは言いながらも、そこから先、西に向くか、真っ直ぐ北に向くか、はたまた東へ向いて茨城空港へ向くか、今、かなり地域間競争が激しくなっています。桜川市でもうちへ持ってこい、筑西方面でもうちへ持ってこいと。そういう状況の中で、早目早目に手を打たないと、本当に石岡は取り残されるような状況。茨城空港が後ろに控えているからいいやではなく、それを全面的にアピールしてですね……。私、最終的には茨城空港から常陸那珂港までの延伸というのを考えているんです。そうしますと、先ほど申し上げましたような物流の拠点という意味では、本当に日本国内、もしくはアジアの中のコールドチェーンの拠点になっていくはずなんです。そういう部分をしっかりと見据えながら、今後の計画を進めていっていただきたいと。このまま指をくわえていたんでは、真っ直ぐ北へ、桜川市のほうへ、筑西市のほうへ本当に持っていかれますから。  本来、第2常磐線としてスタートしたTXです。既存の常磐線とどこかで結節点を見つけない限りは、本来の目的は達しないわけです。ましてや常磐線、今、毎日のように電車が止まっています。人身事故であったり、車両の異音であったり、信号機故障であったり。そういう意味では、常磐線ももう制度疲労を起こしていますので、それを解消するためにも、どこかで常磐線に結節をしてバイパス化を図らないと、TX本来の目的には達しないわけですね。  そういうことを踏まえて、将来的には専門部署というお話でしたけれども、先ほどの国体のお話ではありませんけれども、ある程度早目に組織化を図って、周辺自治体をリードしていくというのが、本当に大事になってくるのではないかなと思います。  そこで、市長にお考えをお伺いしたいと思います。 377 ◯議長(岡野孝男君) 市長・今泉君。 378 ◯市長(今泉文彦君) つくばエクスプレスの延伸についてですけれども、これは長期的なプロジェクトになるかと思いますが、内部と外部で固めていく必要があるかと思います。内部については、今、公室長が言われたとおりでありまして、そういう機運の醸成を図っていく。外部については、大義ですね、大きな広い意味でのプロジェクト、そういったものが必要になるかと思います。石橋議員がおっしゃるとおり長い目で地域の将来を考えていく、そういったことが必要かと思っておりますので、これについては、今後とも積極的に取り組んでまいりたいと思っております。  以上です。 379 ◯議長(岡野孝男君) 5番・石橋保卓君。 380 ◯5番(石橋保卓君) 確かに市長のおっしゃるとおりというか、おっしゃることも理解はできるんですけれども、できましたら、来年の4月、専門部署ではなくても結構です。兼務でも構いません。もしくは庁内横断的な研究会でも構いません。とりあえず目に見える形で、石岡がアドバルーンを上げたんだよと、そういうものが目に見えるような対応をとっていただきたいとお願いをして、この1項目目は終わります。  続きまして、2項目目です。地域医療の充実についてということで、この件につきましては、平成28年第1回定例会の一般質問において、地域医療懇談会の設置といいますか、開設ということで提言をさせていただきました。あれから2年半程度経ってから、やっと今年、石岡地域市民医療懇談会が設置され、開催されました。  そこでお伺いをしてまいりますけれども、今回設置されました医療懇談会の開催目的はいかなるものなのか、お伺いをいたします。 381 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 382 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 懇談会開催の目的につきましてご答弁申し上げます。当懇談会は、石岡市、かすみがうら市及び小美玉市、3市の医療関係者、市民代表の方、そして、行政がともに地域の医療体制の現状や課題、それらについて情報の共有を図り、広い視野で今後の地域医療のあり方を考えて、一緒に将来の姿を模索していくために設置いたしました。  以上でございます。 383 ◯議長(岡野孝男君) 5番・石橋保卓君。 384 ◯5番(石橋保卓君) 2年前に私が、石岡市医師会を構成している市町村ということで、石岡市、かすみがうら市、小美玉市、その中で医療懇談会を設置してはどうかというような提言をさせていただいた、その内容と同じような構成で、今回、設置がされたわけですけれども、それでは、これまでの開催状況はいかがなものだったのか、お伺いをいたします。 385 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 386 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 懇談会の開催状況につきましてご答弁申し上げます。本年度、6月、8月、10月と3回開催しております。第1回懇談会は石岡保健センターで開催し、第2回及び第3回懇談会は、それぞれふれあいの里石岡ひまわりの館及び石岡市市民会館において、一般公開、シンポジウム形式で開催し、多くの市民の方の参加がございました。  以上でございます。 387 ◯議長(岡野孝男君) 5番・石橋保卓君。 388 ◯5番(石橋保卓君) それでは、これまでの会議の内容、会議の進捗状況はどうなのか、お伺いをいたします。 389 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 390 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 進捗状況につきましてご答弁申し上げます。まず、第1回の懇談会では、石岡地域の医療体制の現状、課題等について情報の共有を図りました。次に、第2回の懇談会では、第1回の懇談会で浮き彫りとなった課題等に対し、他市町村の取り組み事例や先進事例を参考に、短期的な対策から中長期的な対策まで、さまざまな意見が交わされました。最後に、第3回の懇談会では、「10年後を見据えた地域医療について考える」をテーマに、それまでの懇談会で課題として挙げられました産科、小児科、緊急診療、その3つの現状を踏まえて、10年後を見据えてどうするか、さらには、一定の受け皿となる病院の整備など、具体的な方策について意見が交わされました。  以上です。 391 ◯議長(岡野孝男君) 5番・石橋保卓君。 392 ◯5番(石橋保卓君) 今、お話がありましたけれども、再度お伺いをいたします。この医療懇談会の開催の経過の中で浮かび上がった課題というのは、どういったものがあったのか、具体的にお願いをいたします。 393 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 394 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 懇談会で浮かび上がった課題につきましてご答弁申し上げます。主な課題等といたしましては、医師の高齢化や東京への一極集中などによる医師不足が深刻なこと、石岡地域で分娩を取り扱う医療機関がないこと、休日・夜間緊急診療などの緊急診療体制が限界に近い、危機的な状況にあることなどが挙げられました。  以上です。 395 ◯議長(岡野孝男君) 5番・石橋保卓君。 396 ◯5番(石橋保卓君) 10月の市民会館で行われたシンポジウムというんですかね、公開で行われたところを参加したわけですけれども、その中のご意見の中で、受け皿づくり、特に中核病院という形での受け皿づくりが必要ではないかなというご意見が出ておりました。執行部におかれましては、この中核病院、受け皿という部分についてはどういうふうにお考えなのか、お伺いをいたします。 397 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 398 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 地域医療の受け皿となる中核病院の整備につきましてご答弁申し上げます。懇談会では、産科の新設や医師確保、医師養成のために新中核病院の整備を望む声が多くありました。中核病院の整備については、今後、国、県のほか専門家等からご意見を聞き、広域連携として石岡市、かすみがうら市、小美玉市、3つの市で協議を重ねながら、10年後の地域医療がしっかりと市民を支えていけるものにするため、その詳細等について検討を進めてまいります。  以上です。 399 ◯議長(岡野孝男君) 5番・石橋保卓君。 400 ◯5番(石橋保卓君) ありがとうございます。石岡は、現状において土浦医療圏の中に組み込まれているわけです。この土浦医療圏の中でベッド数、病床数が過剰であるという今、状況であるとお聞きしているわけです。改めて石岡地方に新規の病院を開設するというのは、ベッド数は当然そこで増えるわけですから、かなりハードルが大きいと。現在のベッド数の制限が撤廃されない限りは、石岡地域でベッド数を増やすということは、今、不可能になっているわけですね。そういう部分。  あともう一つ、部長のほうから答弁がありましたが、産科の新設とは言いながらも、総体的なベッド数が増やせない中で産科を増やしていくとなりますと、既存のベッド、病床を産科のベッドへ振り替えなくちゃならない。そうすると、これまでの病床が、その部分は減るわけですね。そういった部分が、今、開設されている病院のほうで受け入れることができるのかどうか。  簡単に中核病院の新設とはおっしゃいますけれども、そこには大きな壁があるわけです。そういった部分をどのようにこれから解決を図っていくのか、お考えがありましたらお伺いをいたします。 401 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 402 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。現在茨城県では、地域医療構想において、将来の医療提供体制について、医療関係者をはじめ介護関係者や医療を受ける住民とともに考えるための参考値として、必要病床数を示しております。これは、病床の削減目標といったものではありませんが、当市でも、患者の受療動向の変化や将来の医療需要を勘案し、今後の医療体制について検討していく必要があると考えます。中核病院の整備につきましては、病床数のことも考慮し、国、県のほか専門家から意見を聞き、複数の病院の統合再編等も含めて検討してまいりたいと考えてございます。 403 ◯議長(岡野孝男君) 5番・石橋保卓君。 404 ◯5番(石橋保卓君) 本来は友部に……、今は笠間ですね、笠間にある県立中央病院、土浦、今度、おおつ野のほうに移転をした土浦協同病院、そもそもは石岡にできるはずだったというふうに聞いております。ただ、その当時の社会情勢というか、市内の情勢で、石岡のほうで、石岡ではこういう大きい病院は困るというふうなことで、石岡にはできないでしまって、今、笠間、土浦で、それぞれ大きな病院として成長したわけです。  石岡市全体に言えることですけれども、やはり目先のことにとらわれて将来を考えず、その場の判断でこれまで決めてきた部分が、かなり多いかと思います。いまさら遅いんですけれども、やはり長期的な目を持って、行政のほうは進めていっていただきたいと思うわけですけれども、それでは、先ほど浮かび上がった課題の中で、産科というお話もありました。  2番目のほう、産科開設の可能性についてということで移らせていただきますけれども、産科開設の必要性というものはどういうふうにお考えなのか、お伺いをいたします。 405 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 406 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 産科開設の必要性につきましてご答弁申し上げます。石岡地域の産科につきましては、平成29年12月に市内の医療機関が分娩の取り扱いを終了し、現在、市内の妊婦の方は、妊娠7月までは市内の医療機関でも妊婦健診を受けることはできますが、それ以降、市外の医療機関まで通院しなければならなくなっている状況でございます。懇談会では、若い人たちが安心して子どもが産める環境を整備してほしいということや、妊婦健診と出産できる場所が異なって不安である、また、市外の病院まで妊婦健診に行くと長時間待たされるということもあり、妊婦健診のために数時間もかけて重いおなかを抱えていくのはとても考えられない、それと、2人目以降、分娩時間が短くなり、病院へ行く時間への対応の不安など、早急な産科の医療危機の解決を望む声が多く聞かれました。  また、行政といたしましても、石岡市の人口約7万5,000人に対して分娩できる場所がない、さらには、石岡市、かすみがうら市、小美玉市の人口を合計すると約16万人となる地域にもかかわらず、分娩ができる施設が1つもないという状況や、人口減少が急速に進んでいく中、それらに対するためには、産科及び小児科の医師が必要であると考えてございます。 407 ◯議長(岡野孝男君) 5番・石橋保卓君。 408 ◯5番(石橋保卓君) 私、ちょっと批判を覚悟というか、甘んじて、批判が生じた場合にはそれを受け入れるつもりでお話をしますけれども、それでは、石岡市内の中で、妊娠をなさっている、出産を控えているお母さん方、石岡市内でどれだけ出産したい、分娩をしたいと考えておられる方がいらっしゃるでしょうか。そういったところは、特にアンケートとかで調べてはいないと思うんですよね。これまでも、じゃあ、どれだけの方が石岡市内で分娩をされたのか。逆に、大きい病院を希望されて、中央病院へ行ったり、協同病院へ行ったり、さらには、出産後のサービスがいい個人病院を選んだりとかいうことで、どれだけ市内で分娩をされた方がいらっしゃったのかなという感じはするんです。それでも、それは100%ではありませんので、やはり市内での出産を希望する方もいらっしゃるとは思います。  そこでお伺いをするわけですけれども、行政のほうで、それではどのぐらいの規模の産科を想定しているのか、お伺いをいたします。 409 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 410 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 病院の規模につきましては、今後、国や県、専門家などの助言をいただきながら、検討してまいりたいと考えてございます。
    411 ◯議長(岡野孝男君) 5番・石橋保卓君。 412 ◯5番(石橋保卓君) ここで改めてお伺いするわけですけれども、新規の産科クリニックですね、昔でいう有床診療所というものです。これまでありました冨田産婦人科さんや松葉産婦人科さんも、これに当たられるかと思います。有床診療所をご存じない方もいらっしゃるかと思いますので、ちょっと簡単に説明をしますと、ベッド数が19以下の医療機関を有床診療所ということで、昔、規定をされていました。ですけど、これは今、新規の認可はおりないようになっています。それで、昔、病院と名乗っていた市内の医療機関も、今、ほとんどがクリニック、何々クリニックとかこれこれクリニックとかというのに名称が変わっている。そういう理由があって、病院という名称が市内の医療機関から少なくなったわけですね。  そういうことを踏まえまして、新規の産科クリニックの開設の可能性というのは今後あるのかどうか、お伺いをいたします。 413 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 414 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 茨城県では、全医療圏で病床過剰であり、病床を有する医療機関の新規開設及び増床は、原則不可となっております。したがいまして、産科クリニックを新規に整備する場合には、病床数のことも考慮し、国、県のほか専門家からの意見を聞き、複数の病院の統合再編等も含めて検討してまいりたいと考えてございます。  以上です。 415 ◯議長(岡野孝男君) 5番・石橋保卓君。 416 ◯5番(石橋保卓君) 完全にだめということではないんでしょうけれども、かなり開設の可能性は低いと。  それでは、改めて、分娩を取りやめました冨田産婦人科さんとか松葉産婦人科さん、これは有床診療所としての認可をもらって開設をしていたわけですから、その既存のクリニックの事業の継承、もしくは事業の譲渡、そういったものを受けて、新たにお医者さんを呼んで、そこで開院をしてもらうということは可能なのかどうか、お伺いをいたします。 417 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 418 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 事業の継承、譲渡は可能かということでございますけれども、法令上は可能となっており、県へ規定の届け出が必要となります。なお、現在当市では、産科の有床診療所はございません。  以上です。 419 ◯議長(岡野孝男君) 5番・石橋保卓君。 420 ◯5番(石橋保卓君) 済みません、最後のところ、もうちょっと詳しくご説明をいただけますでしょうか。 421 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 422 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 当市での産科の有床診療所はないということでございますけれども、これまで2件の産婦人科がございましたけれども、現在は有床の廃止となっておる状況から、有床診療所はないということでございます。 423 ◯議長(岡野孝男君) 5番・石橋保卓君。 424 ◯5番(石橋保卓君) 既に廃止届けをしてしまったということですね。 425 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 426 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 廃止届けをしているということでございます。 427 ◯議長(岡野孝男君) 5番・石橋保卓君。 428 ◯5番(石橋保卓君) ということは、石岡市内で産科のクリニックを開設することは、もうほぼ不可能に近いということになるかと思います。そこら辺のところ、廃止届けをする以前の段階で、もう少し行政としてクリニックのほうの相談をするとか、廃止届けをちょっと思いとどまってもらうとか、そういうところも必要であったのではないかなと思うんですけれども、そうすると、中核的な新規の病院も難しい、既存の病院の中で産科を設けることも難しい、これまであった産科クリニックを活用する道ももう絶たれたと。もう、では石岡市内で産科を開設するというのは、ほぼ不可能に近いという結論に至るわけですけれども、行政としてはどのようにお受けとめになっているのか、お伺いをいたします。 429 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 430 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 産科医確保の可能性ということでご答弁させていただきたいと思います。まず、産科医を取り巻く状況といたしましては、産科医の数は全国的に、出生率の低下とともに年々減り続けており、茨城県でも人口10万人に対して7.5人と、全国平均の8.9を下回り、全国41位と非常に少ない状況にございます。また産科医は、赤ちゃんが生まれる前後を含め、夜間の呼び出しも頻繁な状況であることや、平日や休日に関係なく、常に態勢を整えておく必要があること、さらには、出産は母子ともにさまざまな危険が伴うということがあり、心身ともに負担が大きく大変な職種であることから、医師数は減る一方だと言われており、医師の確保が全国的にも困難な状況にあります。このような中で、複数の産科医を確保することは非常に大変なことだと考えておりますが、今後、国や県等から助言や支援をいただきながら、病院の集約化の検討や医師確保に努めるとともに、助産師の活用につきましても検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 431 ◯議長(岡野孝男君) 5番・石橋保卓君。 432 ◯5番(石橋保卓君) 確かに今、部長がおっしゃられるように、医師の国家試験を合格してから、それから産科医を目指す人は大変減っています。産科は、今、部長がおっしゃられたように、時間も不規則になりますし、リスクも大きいものを持っている。医師免許というのは1つしかないわけですよね。医師免許を国家試験で受かって、研修医を経て、それから自分の専攻というか、専門医をそれぞれ目指すわけです。その中で、産科という専門の道を選ぶ先生方が大分減っていると。そういうことで、簡単に医師の確保と言いますけれども、全国的に産科の医師が減っている中で、石岡へ、じゃあ、産科のお医者さんを呼んでこようといっても、それもなかなかハードルが高い。来ていただける方にどれだけ石岡での魅力を説明できるか、見せられるかというところにかかってくるかと思うんです。当然、金銭的にも大きな負担が伴う部分もあるかとは思います。  そういった部分、これまでの医療懇談会の中でのシンポジウムを含めていろいろやりとりを聞いていますと、そういう厳しい現実を、行政側としてシンポジウムの中で、医療懇談会の中で、どれだけ現実を、現状を説明した上で協議が進んでいるのかどうか。それがちょっと疑問だったものですから、今回質問をさせていただいたわけです。そういった厳しい現実をきっちりと説明していれば、受け皿としての中核病院とか、産科の新設をしなければならないとか、そう安易な答えが出てくるはずないんですよ。  それで、私が言いたいのは、その次の3番目に移るわけですけれども、子育て支援の拠点整備というところに移っていくわけです。これまでのやりとりの中で、石岡市で産科を開設するというのはかなり難しい、ほぼ不可能に近いというのは、皆さんおわかりいただけたと思うんですね。でも、石岡地域でお住まいになっている方はたくさんいらっしゃいますから、子どもさんもこれからどんどん生まれてきます。じゃあ、それ、どうするんだよと。我々はそこへ今度、注力をしていかなくちゃならないと思うんですよ。  1番目として、産後ケアの必要性についてということでお伺いをするわけですけれども、産後ケアのサービスにつきましては、第3回の定例会の議案質疑の中で詳細な説明、やりとりをさせていただきまして、産後ケアのこれからのあり方につきましても私のほうから提言をさせていただきました。その部分は結構です。十分、この間の議案質疑で理解をいたしましたので、産後ケアの必要性、どういう認識を持っておられるのか、お伺いをいたします。 433 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 434 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご質問の産後ケアの必要性につきましてご答弁申し上げます。この事業は、出産後の母子の心身のケア、育児のサポート等を行い、出産後も安心して子育てができる支援体制の確保を目的としております。現代においては、核家族の方や1人で出産、子育てをする方もおり、身近で産後の支援が受けられない家庭環境の方も、増えている状況がうかがえます。また、分娩後の産婦は、ホルモンバランスの変化により疲労感を強く感じたり、精神的にも不安定な状態に陥りやすい傾向となります。しかしながら、その大変な産後早期における親子関係が、今後の良好な母子の愛着形成に大変重要な時期とも言われております。産後の不安定な時期に充実したケアを提供することで、子育てに対する安心感を持っていただき、産後鬱や虐待等の予防につなげていくという点で、産後支援の必要性を強く感じてございます。  以上でございます。 435 ◯議長(岡野孝男君) 5番・石橋保卓君。 436 ◯5番(石橋保卓君) それまでの必要性を強く感じておられるということですので、まずは一安心をするわけですけれども、そこで、妊産婦健診から始まっての産前から産後、それから就園時前の幼児期に対するサービス、先日、市長のほうからもお話がありましたけれども、子育て支援センター、それも統括的な部分なんですね、そういったものを整備していって、石岡で出産はできなくても、子育ては石岡だったら大丈夫だよと、石岡でだったら子育てしたいなと、そういうふうなサービスを集約していく必要があるのではないかなと思います。  現状、保健センターのほうで子育て支援センター、その中に産後ケアサービスを行う部署も含まれているようですけれども、建物も老朽化が進んでいるようですし、若干イメージも暗い。そういう意味では、中心市街地の活性化という意味合いも含めまして、中心市街地のどこかにそういう子育て支援センターを設置して、産前から産後、就園時前までの幼児期まで、お母さん、お父さんたちがお子さんを連れて、ベビーカーを押してまちの中を行き来すると、そういうのも1つのまちづくりの一環になるのではないかなと考えているわけですけれども、出産ができないのであれば、そこへ注力するしかないんですよ。それでもって、石岡市の魅力をアピールしていくしかないんです。そういった部分のお考え、お伺いをいたします。 437 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 438 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 産前から産後までの統括的な子育て支援センターにつきましてでございますけれども、現状では石岡保健センターで昨年の7月から、妊娠期から子育て期にわたる切れ目ない支援のために、専門職が面談等を行って相談を受けております。今後、ご質問にありましたように、関係部署と業務連携や機能の体制づくりのほか、子育て支援センターの新たな開設を含めまして、市民の利便性を考慮して、多様な視点で開設を含めて協議してまいりたいと考えております。 439 ◯議長(岡野孝男君) 5番・石橋保卓君。 440 ◯5番(石橋保卓君) ぜひ、石岡の将来を担う子どもたち、これから生まれてくる子どもたち、これから育っていく子どもたち、そういうお母さん、お父さん方と一緒に、ひとときといいますか、お互いの悩みを共有できコミュニケーションが図れる、そういう1つの拠点をつくっていただきたいと思います。この点について、市長のお考えがおありであれば、お伺いをいたしたいと思います。 441 ◯議長(岡野孝男君) 市長・今泉君。 442 ◯市長(今泉文彦君) 子育て支援の拠点整備についてでありますけれども、今、部長が申し上げたとおり、石岡みらい創造プロジェクトの中で子育て応援プロジェクトというのがありますので、それにのっとって、石岡で安心して子育てができる支援体制のさらなる充実を図ってまいりたいと思っております。子育て、それから出産のことも今お話がありましたけれども、市長としては、そのバランスのとれた地域づくり、そういったものも考えていきたいと思っております。  以上です。 443 ◯議長(岡野孝男君) 5番・石橋保卓君。 444 ◯5番(石橋保卓君) ぜひ市長のほうでは、職員さんの力、知恵をかりながら、自分の思い描いているものを実現していただきたいと思います。  それでは、次に移りたいと思います。3番目の入札制度についてお伺いをいたします。  最低制限価格設定の考え方についてということで、最低制限価格を設定している目的とは何か、お伺いをいたします。 445 ◯議長(岡野孝男君) 総務部長・久保田君。 446 ◯総務部長(久保田克己君) お答え申し上げます。当市では、1件当たりの消費税込みの設計金額が130万円を超える建設工事につきまして、最低制限価格を設定し、入札を実施してきているところでございます。目的といたしましては、ダンピング受注による労働条件の悪化や下請業者へのしわ寄せ、また工事品質の低下及び工事施工の安全対策の不徹底など、これらを防止するために設定しているものでございます。  以上でございます。 447 ◯議長(岡野孝男君) 5番・石橋保卓君。 448 ◯5番(石橋保卓君) ありがとうございます。  それでは、何ゆえに建設工事以外では最低制限価格が設定されていないのか、お伺いをいたします。 449 ◯議長(岡野孝男君) 総務部長・久保田君。 450 ◯総務部長(久保田克己君) お答え申し上げます。当市におきましては、平成7年度より一般競争入札の実施に伴い、最低制限価格を採用してきており、ダンピング受注による粗雑工事や安全管理の不徹底による工事現場での事故などを未然に防ぐため、採用したものと聞いております。工事以外の業務等につきましては、不適切な履行やダンピング受注と思われる案件がこれまでございませんでしたので、最低制限価格の設定につきましてはしてこなかったということもあろうかと思います。また、こういった最低制限価格をひかない場合だと、不適正な履行がなされたとき、その内容からやり直しがきかない、また、仮にやり直しができたとしても社会経済的に損失が大きいため、当市におきましても損害をこうむるおそれがあるという理由から、設けられたものと考えております。  以上でございます。 451 ◯議長(岡野孝男君) 5番・石橋保卓君。 452 ◯5番(石橋保卓君) 今の部長の答弁ですと、これまで、建設工事以外での入札に当たっては不都合が生じていなかったからというふうに私のほうで聞こえたんですけれども、現実的に、建設工事以外の入札で、例えば1億の入札予定価格だったとしても、1円の入札も可能だと、現時点では、極端な話ですけど、ということでよろしいでしょうか。 453 ◯議長(岡野孝男君) 総務部長・久保田君。 454 ◯総務部長(久保田克己君) 制度的にはそのように……。ただ、入札した業者との打ち合わせの中で、希望する工事等ができない場合も想定されますので、その辺については検討の余地があろうかと思います。  以上です。 455 ◯議長(岡野孝男君) 5番・石橋保卓君。 456 ◯5番(石橋保卓君) 現在の建設工事以外の入札について、予定価格の設定、この部分の積算根拠というのはどこに求めているのか、お伺いをいたします。済みません、工事のほうは、実施設計という1つの設計をもとにした入札予定価格の決定があるわけですけれども、それでは、今言いましたように、建設工事以外の予定価格というのは何を根拠に設定をしているのか、お伺いをいたします。 457 ◯議長(岡野孝男君) 総務部長・久保田君。 458 ◯総務部長(久保田克己君) お答えいたします。予定価格につきましては、石岡市財務規則第123条第1項におきまして、予算執行者は入札に付する事項の価格をその事項に関する仕様書、設計書等によって予定し、また第3項では、予定価格は、入札に付する事項の総額について定めなければならない、さらに第4項では、予定価格は、事業に係る実例価格、需要の状況、履行の難易、数量の多寡、履行期間の長短等を考慮して適正に定めなければならないと規定されておりますので、これらに基づいて予定価格を設定しているところでございます。 459 ◯議長(岡野孝男君) 5番・石橋保卓君。 460 ◯5番(石橋保卓君) 今、部長の説明のとおりかと思います。適正に、今おっしゃられた基準の中で、予定価格が設定されているというふうにあるべきであろうし、そうであろうと思うわけですけれども、それでは、落札価格に対する検証方法というものはどういった形で行われているのか、お伺いをいたします。 461 ◯議長(岡野孝男君) 総務部長・久保田君。 462 ◯総務部長(久保田克己君) お答え申し上げます。発注担当課におきましては、その仕様書及び設計書等に基づいた管理監督により確認をしております。そういった中で、その業務の内容が適正に行われているかを確認しているものと考えております。  以上です。 463 ◯議長(岡野孝男君) 5番・石橋保卓君。 464 ◯5番(石橋保卓君) それでは、入札を執行して、それに納品される成果品、もしくは業務が完了した業務内容、それにおける品質の確保に対する保証手段、そういったものはどういうものを用いているのか、お伺いをいたします。 465 ◯議長(岡野孝男君) 総務部長・久保田君。 466 ◯総務部長(久保田克己君) お答え申し上げます。先ほどのご答弁と少し重なる部分がございますが、発注担当課による仕様書とか設計書等に基づいた管理監督により、成果品及び業務内容の品質が確保されていると考えてございます。また、それに対する保証でございますけれども、同じく発注担当課により落札業者等と業務内容の確認のもと、信義に従って誠実に履行するよう契約書を締結しておりますので、その契約書の約款の中にもございますけれども、解除権や解除に伴う違約金の請求ができるということになっておりますので、適正な履行がなかった場合は、そういった対応が図られると考えております。  以上です。 467 ◯議長(岡野孝男君) 5番・石橋保卓君。 468 ◯5番(石橋保卓君) 入札の段階で、著しく安い金額で入札しまして、落札をして、実際のところ、その業務を遂行するに当たって、行政側が求めている品質が全く確保できないという場合も想定されると思いますし、そういうケースも起きているように聞いております。そういった部分についてのその後の対応について、例えば次の年は指名停止にするとか、ある程度のペナルティーとか、そういう部分も対応を考えなくちゃならないと思うんですけれども、そういったところのお考えというのはお持ちかどうか、お伺いいたします。 469 ◯議長(岡野孝男君) 総務部長・久保田君。 470 ◯総務部長(久保田克己君) お答え申し上げます。契約した業務の内容が不履行になったような場合でございますけれども、指名競争入札の選定につきましては、石岡市建設工事等指名業者選定に関する規程第2条第1項第1号の著しく工事等の遅延している者、また、同条第7項アの不誠実な行為の有無などにつき、これらに該当するとなれば、指名選考の中でそういったものを勘案していくものとなろうかと思います。  以上でございます。 471 ◯議長(岡野孝男君) 5番・石橋保卓君。 472 ◯5番(石橋保卓君) わかりました。本当に行政としては、品質の高い工事なり業務内容であったり、成果品を求めるわけです。それが本当に安価でできれば、これは一番理想的なんですけれども、行政が求めている、市民が求めている品質に届かないもの、そういったものについては、もう契約上の信義に反する部分ですから、途中で解約があってもしかるべきでありますでしょうし、次年度以降のペナルティーは当然だと思います。それについては厳正に対応していただきたいと。  建設工事以外の最低制限価格の設定につきましては、近隣ですと、笠間市とかつくば市とかではもう導入が済んでおります。石岡市として今後の方向性はどういうふうにお考えになっているのか、お伺いをいたします。 473 ◯議長(岡野孝男君) 総務部長・久保田君。 474 ◯総務部長(久保田克己君) お答え申し上げます。当市におきましての最低制限価格の設定についてでございます。議員おっしゃられましたように、こういった異常な落札価格での受注が続きますと、当然、そこで働いている方、またその下請業者、そういった方にいろいろ影響が出てまいること、その結果、こちらが要求している、期待する成果品が上がってこないというようなことにつながろうかと思います。  そういったことで、建設工事以外での最低制限価格の導入といいますのは、先ほど議員からもご指摘がございましたが、県内で何市か導入している自治体がございますので、そういったところで導入した経緯、さらには導入後の経過、そういったものも勘案しながら、今後、当市においても検討していくべきものなのかと考えております。  以上でございます。 475 ◯議長(岡野孝男君) 5番・石橋保卓君。 476 ◯5番(石橋保卓君) 具体的な導入時期についてお答えできましたら、お伺いをいたします。 477 ◯議長(岡野孝男君) 総務部長・久保田君。 478 ◯総務部長(久保田克己君) お答え申し上げます。先ほども、県内自治体でもまだ数自治体しか実施していないと、また、その導入経緯とか導入後の検証などについても、私ども調査研究してございませんので、そういったものについて調べさせていただくお時間が必要となっておりますので、そういったことも含めまして、導入時期についてこの段階でいついつというのは、ちょっとお答えできないということでございます。  以上でございます。 479 ◯議長(岡野孝男君) 5番・石橋保卓君。 480 ◯5番(石橋保卓君) いつもの総務部長の慎重なご答弁ということで、いつも期待を裏切られてしまうんですけれども、これまでのやりとりといいますか、特に入札関係の部分、統括なさっている副市長のほうに、ひとつお考えをお伺いしたいんですけれども、よろしくお願いいたします。 481 ◯議長(岡野孝男君) 副市長・根本君。 482 ◯副市長(根本博文君) 議員ご質問の、工事以外の入札等への最低制限価格の導入ということでございますけれども、一連の総務部長の答弁のとおりでございます。ただ、総務部長のほうからも、調査研究を行っていくということでございますので、その結果につきまして、入札制度の改善検討委員会等において審議をしていきたいと考えております。 483 ◯議長(岡野孝男君) 5番・石橋保卓君。 484 ◯5番(石橋保卓君) ありがとうございました。確かに他市の動向という部分の調査研究も必要かと思います。先ほどのTXの質問で申し上げましたように、周りの様子ばかり見ていたのでは、石岡の発展はないと思うんです。1つのことでもいいですから、他市から参考にされるような制度をつくっていただきたいと思いますので、今回のこの問題だけではなく、執行部の皆さん、今以上の努力をお願いしたいと思いまして、私の質問を終わります。 485 ◯議長(岡野孝男君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午後 2時56分休憩
               ───────────────────────                   午後 3時09分再開 486 ◯議長(岡野孝男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  7番・勝村孝行君。 487 ◯7番(勝村孝行君) 7番・勝村でございます。通告に従いまして、一問一答方式で、2項目について質問させていただきます。今回、私の質問は、近年の健康志向といいますか、ブームになって、団塊の世代を中心としたそういった楽しみ方、こういうものが盛んに行われているところであります。そこで、今回はハイキングと、もう一つ、石岡つくばねマラソンということでお伺いをしてまいります。  まず、1項目目、石岡のハイキングコースの整備状況と誘客についてということで伺ってまいります。その前に、平成26年度に策定した第1次石岡市観光振興計画後期計画について伺います。この計画では、平成29年に石岡市への目標入り込み客数を150万人と設定していたと思いますが、たしか私の記憶が正しければ、平成28年の入り込み客数が148万人くらいであり、もう少しで目標達成できるとの思いでありました。その平成29年度の入り込み客数はどれくらいであったのか、まずお聞きいたします。 488 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 489 ◯経済部長(諸岡広明君) 平成29年度の入り込み客数についてご答弁申し上げます。平成29年度入り込み客数でございますが、143万3,000人となってございます。先ほど議員がおっしゃった28年度が148万人でございました。4万7,000人減っている状況でございます。  以上でございます。 490 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 491 ◯7番(勝村孝行君) 平成29年の入り込み客数は143万3,000人ということでわかりました。平成28年が148万人、平成29年が143万3,000人でありますから、4万7,000人減っているということであります。目標にはあと一歩であったのは、非常に残念な結果であると思います。  私は、今回のハイキングに対する質問は、より多くの人たちに石岡の魅力を知ってほしいという思いや、入り込み客数を増やしたいとの思いからのことでありまして、特に平成29年の目標入り込み客数に届かなかったのは非常に残念でありますが、石岡市への誘客を図る上で、市内で行われる大きなイベントももちろん大事でありますが、やはり年間を通して石岡市へ訪れていただき、四季折々の魅力を堪能していただくということが大切であり、重要であるのではないかなと私は思います。そこで、ここでは、当市が有する豊かな自然を堪能でき、四季を通じて誘客が期待できるハイキングの利活用についてということでお聞きしてまいります。  軽装で手軽に楽しめるハイキングやトレッキングは、気軽に自然や景色を楽しめるネイチャースポーツとして、年齢、性別を問わず人気を博しております。この中で、当市は、都心から70キロ圏内という場所に位置して、西の富士、東の筑波と並び称される筑波山麓をはじめとし、吾国山、愛宕山に続く山並み、山々を有しており、初心者から愛好家まで、多くの方が楽しめる観光資源を有していることから、これら観光資源を活用した市への誘客をPRしてはいかがかと思います。  そこで、まず初めに、石岡のハイキングコースの整備状況についてお伺いいたします。 492 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 493 ◯経済部長(諸岡広明君) 石岡のハイキングコースの整備状況につきましてご答弁いたします。議員ご質問のとおり、ハイキングやトレッキング、登山といったネイチャースポーツは、年齢を問わず楽しめることで人気を博しているところでございます。当市は、筑波山や吾国山、愛宕山など、自然豊かな魅力的な山々に、東筑波ハイキングコース、薬師古道コース、笠間・吾国愛宕ハイキングコースを整備しているところでございます。  以上でございます。 494 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 495 ◯7番(勝村孝行君) ありがとうございます。今、石岡のハイキングコースの整備状況についてお聞きしましたところ、東筑波ハイキングコース、薬師古道コース、笠間・吾国愛宕ハイキングコースが整備されているということで、わかりました。  これまでに多くの愛好家の人々が、これらのハイキングコースについて、実際に楽しまれてきておると思われます。先日、私の友人も、グループに誘われ、東筑波ハイキングコースを歩いてきたということで、お話を伺いました。ご存じのとおり東筑波ハイキングコースは、国民宿舎つくばねからつつじヶ丘に続くコースであり、国民宿舎つくばねへ車を駐車、そこから歩いて大体2時間まではかからなかったということでございました。また、途中、コケむした岩々の間を歩いたり沢を登ったりなど、豊かな自然を全身で感じることができ、楽しかったと大変喜んでおりました。しかし、その友達から、なぜもっとこのハイキングコースをPRしないのか、本当にすばらしいコースなのに今まで知らなかったというお話を聞かされ、大変驚きました。  そこで、次に、石岡のハイキングコースへの誘客について伺います。当市の魅力あるハイキングコースですが、多くの方に知っていただき、また楽しんでいただくため、どのような取り組みをされているか、お伺いいたします。 496 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 497 ◯経済部長(諸岡広明君) 誘客に向けての取り組み状況についてご答弁申し上げます。現在、3つのコースをそれぞれ紹介する冊子があるほか、「るるぶ石岡」の中で、東筑波ハイキングコースと薬師古道コースにつきまして紹介をしているところでございます。また、石岡市観光協会ホームページにおきまして、薬師古道の紹介も行っているところでございます。  以上でございます。 498 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 499 ◯7番(勝村孝行君) 石岡の取り組みにつきましては、紹介しているということでわかりました。  ホームページのコース紹介は、薬師古道コースのみとなっているとのことでしたが、こちらについては私も確認をいたしております。同様に、つくば市では、つくば市やつくば観光コンベンション協会で、ハイキングコースの紹介や交通手段、駐車場の紹介をわかりやすく行っており、誘客に向けて積極的に取り組んでいることがうかがえます。また、積極的なハイキングコースの紹介とあわせ、筑波山に祭られているイザナギ、イザナミの神話に基づいた婚活、縁結びイベントを実施するなど、さまざまな取り組みが行われています。その成果もあるのでしょうか、行楽シーズンを迎えた中で、土曜、日曜のつくば市側からの筑波山へのアクセスルートは渋滞となるほど混雑しており、これら観光客に石岡市側の魅力あるハイキングコースを知っていただくことで、比較的すいている石岡市側へ誘客を図ることができるのではないかと考えたところです。  これら近隣市の取り組み状況を踏まえ、当市としても、もっと積極的な情報発信をしていくべきだと思いますが、今後の対応について、どのようなお考えがあるのか、お伺いいたします。 500 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 501 ◯経済部長(諸岡広明君) 今後の対応につきましてご答弁申し上げます。議員ご提案のとおり、今後につきましては、当市にある3コースについて、石岡市観光協会ホームページへの掲載を行うとともに、季節ごとに、いしおかファンクラブ等へのメールマガジンによるハイキング情報の提供を行うなど、自然豊かな魅力あるハイキングコースなど、観光資源の紹介を行ってまいります。  以上でございます。 502 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 503 ◯7番(勝村孝行君) ありがとうございます。魅力あるハイキングコースといったものを掲載、紹介していくというのは、非常に大事なことだと私も考えております。ぜひお願いしたいと思いますので、こちらの取り組み、よろしくお願いいたします。  今、自治体間競争が進む中で、観光は、どの自治体も積極的なPR合戦が行われており、当市の観光課職員の皆さんも、土日のイベント対応など、少ない職員数の中で頑張っていらっしゃるのは重々存じているところでありますが、ぜひ他市に負けない誘客に向けた情報発信をお願いできればと思っております。例えば写真1枚にしても、自分たちがぜひ行ってみたいと思えるような掲載に切り替えたり、観光という枠にとらわれず、他の部署と連携した企画を行って、庁内横断的なPRを行っていただければと思います。  次に、当市の魅力あるハイキングコースの中で、先ほどの東筑波ハイキングコースは、子ども連れの方や初心者の方も気軽に大自然を楽しめるコースとなっており、つつじヶ丘へ続く4キロ程度のコースですが、岩がむき出しになった清涼感のある沢を渡るなど、誰もが自然を満喫できるコースであると感じているところであります。筑波山地域が日本ジオパークに認定されたこともあり、私としては、ぜひこの東筑波ハイキングコースをもっと多くの方に利用していただくことで、ひいてはコース周辺にあるやさと温泉ゆりの郷やつくばねオートキャンプ場、茨城県フラワーパークなどへ足を運んでいただくきっかけにできないかと考えているところであります。  このことを踏まえ、今後どのように取り組んでいただけるか、お伺いをいたします。 504 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 505 ◯経済部長(諸岡広明君) 東筑波ハイキングコースの誘客につきましてご答弁申し上げます。議員ご提案のとおり、東筑波ハイキングコース周辺には、ゆりの郷やフラワーパークなど、他市に誇れる観光施設が点在しております。経済部としましても、ハイキングの帰りにゆりの郷で疲れを癒していただいたり、果物狩りをしていただいたり、その後、今ではイルミネーションを楽しんでいただいたりと、魅力ある当市の観光資源を利用いただければと考えているところでございます。これを踏まえまして、今後、観光協会ホームページやいしおかファンクラブ、メールマガジンを活用し、東筑波ハイキングコースだけでなく、その他のハイキングコースも含め、関連情報として各観光施設の案内などを掲載し、積極的な施設への誘客と周遊観光促進につなげてまいりたいと考えております。  以上でございます。 506 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 507 ◯7番(勝村孝行君) ありがとうございます。せっかくのネイチャーブームでありますので、ぜひ積極的に活用し、当市観光の魅力を知っていただき、誘客につなげていただければと思います。  それと、今、東筑波ハイキングコースだけでなく、その他のハイキングコースも含めてと答弁がございましたが、それとともに新しいコースの策定、こちらもお願いできればと思います。ハイキング愛好家の中には、登山をされる方もたくさんいらっしゃいます。毎週ぐらいハイキングを楽しんで、夏山の登山に向けたトレーニングを兼ねて登っているというふうにも聞かされております。近隣の他市の整備状況を見ますと、かすみがうら市の雪入山コース、土浦市の小町山悠々ハイキングコース、つくば市の宝篋山とその周辺のコース、桜川市ハイキングコース等々があり、石岡市の愛好家の方たちもたくさん登っていると伺っております。  また、当市でも朝日里山浅間山コースがありますが、これらのコースづくりは、主に愛好会や地元等のボランティアによって整備されてきているというふうにも伺います。石岡市も、この筑波山系の自然を生かした、山並みを手軽に楽しめるコースがつくれると思いますので、こちらについても今後お願いしたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。こちらは要望でございますので、答弁は結構でございます。  それでは次に、2項目目、石岡つくばねマラソンについて伺ってまいります。昨年の第3回定例会の質問の中で、ハーフマラソンの実施についてということで伺ってまいりました。以前からの石岡つくばねマラソンについては、もっとちゃんとしてはいかがかということで伺ってまいってきているところであります。昨年の市長、部長の答弁で、ハーフマラソンの実施については、市民をはじめ参加者の皆様からも、実施してほしいという多くの声があるということで、答弁をいただきました。さらには経済効果、スポーツ振興、中心市街地等の活性化等々、石岡が知名度を上げる絶好の機会となると考え、意欲的に取り組んでまいりたいと答弁がございました。  その後、ハーフマラソンへの取り組みが進んでいるのかということで、今回、質問をしてまいるわけでありますが、そこで、まず今年度開催の第12回石岡つくばねマラソンについて伺ってまいります。こちら、当初、茨城県フラワーパークを出発、そしてゴールというコースであったかと思いますが、回を追うごとにその出発・ゴール地点が変わってきて、いいのかなと、何か追い出されてきているのかなという感じも受けとめられます。魅力度も下がってきているのかなというふうにも感じます。  そこで、今年度開催の石岡つくばねマラソンの内容について伺います。 508 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 509 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。今年度開催の石岡つくばねマラソンの内容でございますが、昨年と同様に茨城県畜産センターをメーン会場としました、最長10キロメートルのコース設定としてございます。スタート地点を茨城県畜産センターの入り口付近とし、給水所を旧八郷南中学校入り口付近に設け、下青柳十字路の交差点の手前を10キロメートルの折り返し地点、片野地区を5キロメートルの折り返し地点、同様に3キロ、2キロメートルにつきましても折り返しをし、ゴールを茨城県畜産センター内としまして、来年2月17日の開催に向けまして、現在準備を進めているところでございます。  以上でございます。 510 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 511 ◯7番(勝村孝行君) ありがとうございます。今年度開催は来年の2月17日、昨年同様、茨城県畜産センターをスタートということでございますが、こちら、茨城県畜産センターに会場が変わりまして、まずは前回の開催に当たりまして、その課題というものについて、何が挙げられるかお伺いいたします。 512 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 513 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。前回、茨城県畜産センターにメーン会場が変わりまして、その畜産センター内には研究用などの家畜を飼っているために、防疫上、立ち入り禁止区域が何か所かございました。この立ち入り禁止区域に、ウォーミングアップをするランナーが立ち行ってしまったということがございました。また、選手集合場所、あるいは休憩テントの場所、選手誘導の都合上ではございましたが、土の上の場所でございました。雨が降るとぬかるんでしまうというような、心配の声をいただいたところでございます。  以上でございます。 514 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 515 ◯7番(勝村孝行君) わかりました。では、その改善策としてどのようにお考えか、お伺いいたします。 516 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 517 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。立ち入り禁止区域にランナーが入らないようにするために、今回は係員を張り付けまして、万全の体制をしいていきたいと考えてございます。また、選手の集合場所、休憩テントの場所につきましては、雨天時でも問題がないように、今回は畜産センターの駐車場内のコンクリート部分に変更を予定しているところでございます。  以上でございます。 518 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 519 ◯7番(勝村孝行君) ありがとうございます。  それでは、次に参加申し込みのエントリー方法、こちらについて伺います。 520 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 521 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。参加申し込みの方法でございますが、郵便振替、それに加えまして、インターネットにより申し込む方法等でございます。  以上でございます。 522 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 523 ◯7番(勝村孝行君) それでは、今年度の申し込み期間でございますが、その期間と締め切りがいつなのかということで、お伺いいたします。 524 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 525 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。前回よりも今回は申し込み開始期間を2か月程度早めまして、9月10日から実施をしてございます。締め切りは12月31日となっておりますが、郵便振替につきましては12月7日までとしてございます。  以上でございます。 526 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 527 ◯7番(勝村孝行君) 申し込み期間途中でありますが、現在の申し込み状況について、わかればお伺いいたします。 528 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 529 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。11月26日現在の申し込みの人数でご答弁させていただきます。まず10キロメートルのコースが349人、5キロメートルが99人、3キロメートルが12人、2キロメートル32人、合計で492人となっております。これには、市内の小中学生の参加申し込みが入ってございません。市内の小中学校の参加申し込みにつきましては、学校単位での取りまとめをお願いしてございまして、12月7日が締め切りとなってございます。  以上でございます。 530 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 531 ◯7番(勝村孝行君) ありがとうございます。現在、途中経過では500人弱というお答えでございました。最終的には2,000人ぐらいになるのかなというふうには考えておりますけれども、今年も大変でしょうけれども、取り組みを頑張っていただきたいと思っております。  それでは、次に、ハーフマラソンコースの取り組みということで伺ってまいります。ハーフマラソンの実施に向けた進捗状況について、まず伺います。 532 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 533 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。ハーフマラソンでございますが、平成29年度から、石岡駅前をスタートとするハーフマラソンのコースづくり、大会の概要などについて、関係機関と協議しながら計画を進めているところでございます。これまでの経緯としまして、昨年、石岡警察署との協議の中で、実現に向けての課題を提示されてございます。現在、その解決に取り組んでいるところでございます。また、平成30年10月17日に、石岡市体育協会長、石岡商工会議所会頭並びに専務、石岡市観光協会長、石岡商店会連合会長、市の陸上競技協会の代表の皆様に、現在計画中のハーフマラソンの大会の概要、コース案について説明をさせていただいたところでございます。  また、今後でございますが、12月11日には、駅前コース周辺の5つの商店会、バスやタクシー会社、石岡郵便局の皆様を対象に説明会を開催しまして、その後、コース周辺の区長さんをはじめとした市民の皆様を対象に同様の説明会を開催しまして、大会開催の趣旨をご理解いただいた後に、再度、石岡警察署と協議をしながら、実現に向けて計画を進めてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 534 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 535 ◯7番(勝村孝行君) ありがとうございます。12月11日に説明会を開催し、大会に向けて計画を進めていくという答弁でございました。大勢の皆さんの協力を得なければ、これは成し遂げられないことであると、私も思っているところでございます。いろいろな商店会の方々、あるいは区長さん、そういった方々の協力をいただいて、ぜひとも早急に進めていただきたいと思います。  それでは、そのハーフマラソンを行うに当たり、大会の規模をどのように考えているのか、お伺いいたします。 536 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 537 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。ハーフマラソンの大会の規模でございますが、ハーフマラソンのほかに各コースを設ける予定となってございます。まず、ハーフマラソンにつきましては3,500名、5キロメートルで1,000名、3キロメートルのコースで500名、2キロメートルのコースで500名、そのほかに、新たに親子が手をつないで走るコースとしまして2キロメートル、これで100組200名でございます。そのほかに、走りながら市内の景色を写真に撮りまして、後ほどその写真をホームページなどに掲載をしまして、人気を決め、マラソンの記録と写真の人気を合わせて順位を決めるというようなフォトマラソンとして、6キロメートルのコースを予定しておりまして、300名の参加を見込んでございます。合計で6,000名の規模として、現在、計画案を策定しているところでございます。  以上でございます。 538 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 539 ◯7番(勝村孝行君) わかりました。大会の規模は総勢6,000名ということで、現在の3倍になるのかなと考えます。  そうした中で、新しくフォトマラソンということで今伺いました。走りながら市内の景色を写真に撮り、記録と写真の人気で順位を決めると。こういった取り組みも新しいことなのかなと思います。  それでは、その概要についてお伺いいたします。 540 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 541 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。大会の概要でございますが、石岡駅のステーションパークをメーン会場といたしまして、開会式や表彰式の場所と考えてございます。その周りには、飲食店などのテントブースを設けまして、マラソン参加者や応援者の休憩場所としても考えてございます。大会本部につきましては、駅前交番の反対側を予定しております。その前をスタート地点としてございます。駐車場につきましては、イベント広場、石岡市役所、石岡運動公園、市内の有料駐車場等の利用を予定しているところでございまして、駅東側の鹿島鉄道跡地を選手の着替え場所、あるいは荷物の預かり場、仮設トイレの設置場所及びスタッフの駐車場にしたいと、現在考えているところでございます。  以上でございます。 542 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 543 ◯7番(勝村孝行君) 石岡駅を中心にこのハーフマラソンが開催されるということで、かなり華やかにもなってくるのかなと思います。大会は、駐車場整備も交通整理と一緒に大変重要なことになってくるのかなと思います。  そうした中で、次に、最大の懸案でありますマラソンコースについて、策定が進んでいれば、お伺いいたします。 544 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。
    545 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。現在、2つのコースを案として設定してございます。1つ目は、石岡駅前交番の前をスタートしまして、八間道路の丁字路を左折、守木町郵便局前を折り返しまして、仲町から香丸町交差点を左折、青木町、若松町を通り、柏原工業団地入り口交差点を直進、龍神山入り口信号を右折しまして、ひまわりの館前を通過し、法政大学石岡総合体育施設を左折し、園部小学校前、山崎南の信号から医師会病院前を通りまして、ひまわりの館の前から来た道を戻りまして、石岡商工会議所前を通過し、駅前にあるヨット食堂前付近をゴールとする案でございます。2つ目のコースは、医師会病院前を通過するまでは同様のコースでございますが、その後、柏原工業団地に入りまして、柏原サッカー公園の横を通過し、国分台ふたば保育所前から石岡二高前を通過し、国分町を通り、石岡商工会議所前からゴールまでを案として予定してございます。この2つのコースで石岡警察署と今後、協議を進めてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 546 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 547 ◯7番(勝村孝行君) ありがとうございます。コースに関してあらかじめ資料をいただいて、今、それを見ながら拝見したところでございます。行きと帰りということで、一番コース選定では交通整理、こちらが重要なことになっているわけでございます。通行止めにする時間帯もなるべく短い時間ということであれば、往復が同じ道にならないようにというようなことで配慮をいただいているのだと思いますので、そちらも十分考えていただいて、交通規制、そのほかにももちろんいろんな問題点があるかと考えますが、それでは、その交通規制についてお伺いいたします。 548 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 549 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。交通規制でございますが、現段階では、ホテルグランマリアージュ付近から、マラソンコースでございます医師会病院入り口交差点までの区間を、通行止めにしたいと考えてございます。それ以外の区間につきましては、片側1車線規制で対応したいと考えてございます。  それに伴いまして、指摘されております課題でございますが、コース周辺付近の住民の理解、参加ランナーが安全に走れるコースの設定、国道や県道を含めた交通規制と、大型車両が通過できる迂回路の確保、交差点などへ配置する交通誘導員の確保などがございます。この中で一番の問題点となっておりますのが、鹿の子地区の柏原工業団地入り口、国道355号線となっておりまして、そこをランナーが通過するために、交通規制と大型車が通れる迂回路の確保が必要となっております。これにつきましては、石岡警察署と十分に協議を重ねていきたいと考えてございます。  以上でございます。 550 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 551 ◯7番(勝村孝行君) ありがとうございます。交通規制につきましては、通行止め時間を8時から13時の5時間ぐらいということでありますので、昼間の半日程度ということでありますし、それ以外については片側1車線で対応できるというお話でございますので、こちらで進めていただければいいのかなというふうにも思います。いずれにしましても、石岡警察署と協議ということになろうかと思います。  今回示されましたハーフマラソンを含めたコースが実施された場合、相当の経済効果があると考えますが、こちらについてお考えをお伺いいたします。 552 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 553 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁を申し上げます。6,000人規模のハーフマラソンの開催となりますので、経済効果につきましては、駅周辺をメーン会場とすること、あるいはスタート・ゴール地点にすることで、1つには、JR常磐線をはじめとする公共交通機関の利用者が増えること、そのほか、車で来たランナーや応援者が市内の有料駐車場を利用したり、あるいはホテルへの宿泊、商店街の飲食店利用、お土産など観光物産品の購入など、大きな効果が予想されてございます。また、あわせまして、石岡市のPRにも大いに寄与できると考えてございます。そのためにも、現在、計画をしている内容につきまして、より充実を図り、多くの方々に参加していただけるような大会にしていきたいと考えてございます。  以上でございます。 554 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 555 ◯7番(勝村孝行君) ありがとうございます。今回、石岡駅をスタート地点としてということで行えば、参加者の方々も、今までのように車で会場周辺に行くということよりも、電車を利用して参加していただけるという方々もいらっしゃると思います。6,000人という規模で想定しておりますけれども、それを超える人数になるかもわかりません。  いろいろと伺ってまいったところでありますが、一番のネックは交通規制であろうかと思っております。その点については十分理解するところでありますが、一方で、参加者、ランナーの安全を考えてのコースづくりが求められると思いますが、それでは、今後のスケジュールについてお伺いをいたします。 556 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 557 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。先ほどもご答弁申し上げましたが、現在、駅前コース周辺の商店会、あるいは地域住民の皆様へのご理解をいただくための説明会の開催を予定し、準備を進めているところでございます。警察からの課題の中にも、周辺住民の理解を得ることが1つの大きな課題となっておりますので、まずはコース周辺の市民の皆様の理解をいただくため、説明会の開催を進めたいと考えております。その後、そのほかの石岡警察署から提示されております課題の解消を早急に行いまして、実施に向けて関係機関と協議を進めてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 558 ◯議長(岡野孝男君) 7番・勝村孝行君。 559 ◯7番(勝村孝行君) ありがとうございます。スケジュールについては、先ほども申されましたように12月11日に説明会が行われるということで、地域の皆様、そして石岡警察署、こういった方々の協力がなければ進めていけないということであると思います。  今回、このハーフマラソンについて詳細に伺いました。大分進んできているのかなと、間もなく、来年には実現できそうな感じと私は受けとめたところでありますが、この新しいコースでの石岡つくばねマラソンが、早い時期に開催できればいいなと思っております。特にハーフマラソンが実行できれば、石岡のマラソンとしての人気度ランキングも上がってくると思いますし、市のPRがさらにできるとも確信しております。  そして、この石岡つくばねマラソンというネーミングでありますけれども、これでもいいとは思うんですが、石岡駅をスタートというふうに持っていったハーフマラソンとなった場合、ネーミングも変えてもいいのかなと。もっとしゃれたネーミングにしてもいいのかなというふうにも考えております。そうした中で、先ほど申し上げましたように、早急にこちらを進めていただきたいと思うわけでありますけれども、最後に、こちらについて副市長にお考えがあればお伺いをして、私の質問を終わります。 560 ◯議長(岡野孝男君) 副市長・根本君。 561 ◯副市長(根本博文君) お答えを申し上げます。ハーフマラソンの実施につきましては、交通規制や、それからコースの沿線、住民の調整等々、多くの課題があると認識しておりますけれども、市民をはじめ参加ランナーからは、実施してほしいという声が寄せられているということもまた事実でございまして、駅前をスタート・ゴールとするというハーフマラソンの実施について、中心市街地の活性化はもちろんでございますけれども、地域振興、それからスポーツの振興、スポーツ交流ということにも寄与するものと、市長ともども考えてございます。ただいまご指摘がありましたネーミングのことも兼ね備えまして、石岡の特色を生かしたハーフマラソンの実現に向けて、調整を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 562 ◯議長(岡野孝男君) 次の質問者に移ります。  13番・関口忠男君。 563 ◯13番(関口忠男君) 13番・関口忠男です。2項目通告してありますので、質問をさせていただきます。  全国的な少子高齢化の中、石岡市においても高齢化が進行し、子どもの出生数は年間500人を下回ってきている状況であります。ご存じのように石岡市では、昨年、分娩を取り扱う医療機関がなくなってしまいました。これまで以上に、子どもを生み育てる環境に力を入れていかなければならないと感じております。そこで、石岡市で暮らし、安心して子育てができるための施策の1つである、産前産後のケアと母子健康診査について伺います。  初めに、妊産婦健診の現状について伺います。出産や子育てに関し、今年度、幾つかの新規事業を実施しています。その中で妊婦歯科健康診査についてですが、妊娠しますと、体の変化や環境の変化などにより虫歯や歯周病にかかりやすくなると言われており、歯周病が進行すると、早産や低出生体重児の出産リスクが高まるとも言われております。また、産後は、自分の体調管理や赤ちゃんの世話などもあり、しばらく受診しにくくなると思います。そこで、この妊婦歯科健診の実施方法について伺います。 564 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 565 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 妊婦歯科健康診査の実施方法についてご答弁申し上げます。対象者の方には、妊娠届け出の際に、母子健康手帳と一緒に妊婦歯科検診の受診券をお渡ししております。妊婦さんは、妊娠中の都合のよいときに無料で1回、53か所あります石岡市歯科医師会の協力医療機関で、歯科健診を受けることができます。  以上でございます。 566 ◯議長(岡野孝男君) 13番・関口忠男君。 567 ◯13番(関口忠男君) 新規事業で始まったことですが、これまでの実績、受診人数についてお伺いをいたします。 568 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 569 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 妊婦歯科健康診査の実績、受診人数についてご答弁申し上げます。妊婦歯科健診の受診券については、4月から10月末までに妊娠届け出をされた212人に対し交付しまして、受診者数が、10月末現在ですけれども64人、受診率は30.2%となってございます。  以上です。 570 ◯議長(岡野孝男君) 13番・関口忠男君。 571 ◯13番(関口忠男君) 執行部としましては、受診することによりまして、その効果をどのように考えているのか、お伺いをいたします。 572 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 573 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 妊婦歯科健康診査の効果についてご答弁申し上げます。妊娠中に歯科健診を受けることで、妊婦自身の口腔疾患の予防と早期発見・早期治療がなされ、あわせて、生まれてくる子どもへの口腔衛生に対する意識の向上と、そのきっかけづくりが図れると考えております。  以上でございます。 574 ◯議長(岡野孝男君) 13番・関口忠男君。 575 ◯13番(関口忠男君) まだ3割ほどの受診者しかいないという実績でありましたが、この受診者数を増やしていくのに、いろいろ検討しなくちゃいけないと思うんですよ。低いと思いますよね、3割ですから。課題もあると思うんですけど、解決策を考えているのか、お伺いをいたします。 576 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 577 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 妊婦歯科健康診査の課題として、受診率の向上についてご答弁申し上げます。先ほどお答えしました受診率30.2%でございますけれども、これは、既に同事業を実施している他市の受診率とほぼ同じ数字となっております。しかしながら、先ほど述べました効果を図るため、今後さらなる受診率の向上を目指して、妊娠届け出の際、そして妊婦対象のマタニティースクールなどの機会に、歯科健診の重要性、効果などを伝え、受診勧奨を促すなど、なお一層の普及啓発に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 578 ◯議長(岡野孝男君) 13番・関口忠男君。 579 ◯13番(関口忠男君) 赤ちゃんを育てている中で、お母さんの歯というのは、健康を維持するためには、乳幼児の口腔衛生についても、両方ですね、お母さんも乳児も、保護者がよく理解してケアをして、続けていかなければならない、こういうふうに思います。歯医者さんでも、それらについてよく指導していただいていると思うんですが、これからも意識の向上、受診の促進を図っていただきたいと思います。  次に、同じく新規事業として、産婦健康診査について費用助成がありますが、現状についてお伺いをいたします。この産婦健康診査は、産後鬱の予防や新生児への虐待予防等を図る観点から、重要であると考えます。この事業は、産婦本人が医療機関へ行って受診するものですが、実績としてはどのようになっているのか、お伺いをいたします。 580 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 581 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 産婦健康診査事業の実績についてご答弁申し上げます。実績でございますが、9月末現在の受診者数は、直近の請求件数では、産後2週間健診で91人、産後1か月健診で151人となっております。  以上でございます。 582 ◯議長(岡野孝男君) 13番・関口忠男君。 583 ◯13番(関口忠男君) この健康診査ですけど、本人が受診しなければ、産後鬱などの予防にはならないわけですよね。そういったことで、本人が行けるようないろいろ状況を考えなければいけないと思います。そこで、その課題とか取り組みの対応について考えているのか、お伺いをいたします。 584 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 585 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 産婦健康診査事業の課題と対応についてご答弁申し上げます。産婦健康診査は、医師や助産師が産後の心身の回復状況を診察し、産後鬱の尺度をはかるアンケートも実施いたします。その結果、何らかの支援が必要と判断された場合には、医療機関から市に連絡が入り、早期に支援が行われる体制となってございます。現在、産婦健診を待たずに、妊娠中や出産の退院時に、医療機関から気になる妊産婦の連絡をいただくケースも多く、早い段階で支援が始められております。  今後も産婦健康診査の制度について周知を図るとともに、医療機関との連携に努め、継続した支援体制の一層の充実を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 586 ◯議長(岡野孝男君) 13番・関口忠男君。 587 ◯13番(関口忠男君) 次に、産後ケアについて伺います。出産後の母子に対して心身のケアやサポートを行い、産後も安心して子育てができるための支援が行われています。出産後の不安について相談できる環境にある人ばかりではないと思いますので、保健師さんへの相談で安心できることも多々あると思います。  初めに、出産後の支援についてですが、自宅への訪問はいつごろ、生後何か月ごろに訪問するのか、お伺いをいたします。 588 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 589 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 出産後の支援で訪問の時期についてご答弁申し上げます。当市では「こんにちは赤ちゃん訪問事業」といたしまして、生後4か月までの乳児を対象に全戸訪問を実施しております。訪問時期といたしましては、支援が必要な方では退院後すぐに、通常でも生後1か月前後で訪問を実施している状況でございます。  以上でございます。 590 ◯議長(岡野孝男君) 13番・関口忠男君。 591 ◯13番(関口忠男君) 訪問の際はどのような支援を行うのか、お伺いいたします。 592 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 593 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 訪問先での支援内容についてご答弁申し上げます。訪問時は、新生児につきましては、身長、体重等の計測や授乳の状況、全身状態の観察等を行い、順調に発育、発達しているかを確認いたします。産婦につきましては、妊娠中から出産時の状況、また、産後健診の結果等を確認し、さらに、産後鬱の尺度をはかるアンケートも実施した上で、産後の心身の回復状況を評価いたします。そして、今後の支援が必要かどうかをアセスメントし、次の支援体制の計画を立てております。  以上でございます。 594 ◯議長(岡野孝男君) 13番・関口忠男君。 595 ◯13番(関口忠男君) 訪問をした場合、育児不安とかさまざまな相談があると思います。そういった相談内容について、どのような相談が多いのかお伺いをいたします。 596 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 597 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 主な相談内容といたしましては、順調に体重が増えているか、授乳量は足りているか、何で泣いているかがわからない、おむつかぶれやスキンケアの対処方法、上の子がいる方は赤ちゃん返りへの対処方法などの訴えや相談がございます。  以上でございます。 598 ◯議長(岡野孝男君) 13番・関口忠男君。 599 ◯13番(関口忠男君) 子育て世代包括支援センターが開設され、妊娠時から子育て期の家庭をサポートができる体制が整ってきていると思いますので、身体的・精神的、さまざまな悩みについて、相手に寄り添って、総合的なサポートをしていっていただきたいと思います。  次に、これも新規事業でありますが、まだ半年ですね。始まったばかりですが、産後ケア事業の利用状況について伺います。 600 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 601 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 産後ケア事業の利用状況、人数等についてご答弁申し上げます。産後ケア事業につきましては、4月当初、助産師が対象者の自宅を訪問して支援を行う訪問型のみ開始いたしましたが、10月に、医療機関等に宿泊してケアを受ける宿泊型と、日中のみ滞在してケアを受けるデイサービス型の2つが追加できております。  実績といたしまして、8月に申請した1名の方が、訪問型を5日間利用されております。また、11月に申請した方が、今後デイサービス型を利用する予定となってございます。  以上でございます。 602 ◯議長(岡野孝男君) 13番・関口忠男君。 603 ◯13番(関口忠男君) 今の答弁を聞きますと利用人数が少ないですね。周知の仕方も悪いのかもしれませんけど、内容もちょっとわかりづらい。利用する人に、もう少しわかるように周知したほうがいいのかなと思いますが、こちらについてどのように対策を考えていますか。 604 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 605 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 産後ケア事業の利用人数が少ないことについてでございますが、産後ケア事業は、家族等から十分な家事及び育児に関する支援が受けられない方が対象となってございます。石岡市においては、家族や子育て世代包括支援センターの職員等からの支援により、産後ケア事業の利用に至らない方もあり、適切な運用ができているかとは考えております。しかしながら、今後も産後ケア事業が対象となる全ての方に十分知っていただけるよう、周知を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 606 ◯議長(岡野孝男君) 13番・関口忠男君。 607 ◯13番(関口忠男君) まだ利用者は少ないという答弁ですが、利用した方からはどういう声があったのか、お伺いをいたします。 608 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 609 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 産後ケア事業を利用された方からの感想でございますが、訪問型を利用された方からは、子どものちょっとした不安や悩みをその場で助産師にすぐ聞け、適切なアドバイスも受けられ、利用してとてもよかったという感想をいただいております。  以上でございます。 610 ◯議長(岡野孝男君) 13番・関口忠男君。 611 ◯13番(関口忠男君) 今後、この事業をどのように展開していくのか、お考えをいただきます。 612 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 613 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 産後ケア事業の今後の事業展開についてご答弁申し上げます。今後も妊娠中から産後における支援の中で、対象となる方に漏れなく利用していただけるよう、きめ細かな対応を心がけてまいります。また、委託機関につきましても、産婦さんのニーズに合うよう増やしていきたいと考えております。  以上でございます。
    614 ◯議長(岡野孝男君) 13番・関口忠男君。 615 ◯13番(関口忠男君) 産婦の心身の不調、産後鬱を防ぐために有効な事業と考えますので、希望者が身近で利用できるよう進めていただきたいと思います。  次に、新生児聴覚検査について伺います。1,000人に1人から2人の割合で、先天性の聴覚障がいの赤ちゃんが生まれている現状があると思います。聴覚障がいは、早期に発見され、適切な支援が行われた場合には、聴覚障がいによる音声言語発達等への影響が最小限に抑えられると言われております。その早期発見、早期療育を図るために、新生児聴覚検査の費用について、受診者の経済的負担の軽減のために市として助成する考えがあるか、お伺いをいたします。 616 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 617 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 新生児聴覚検査の費用助成についてご答弁申し上げます。石岡市では、現在、費用の助成は行ってございません。他市の状況を見ますと、平成30年10月現在、県内では4市町で助成が行われている状況です。今後、新生児聴覚検査に係る費用に対して公費負担を行うことで、保護者の経済的負担の軽減を図り、早期に聴覚障がいが発見された場合には、適切な支援により音声言語発達等への影響が最小限に抑えられることを目的に、助成に向けた検討をしていきたいと考えております。  以上でございます。 618 ◯議長(岡野孝男君) 13番・関口忠男君。 619 ◯13番(関口忠男君) 乳幼児は、耳が聞こえないということを自らは訴えることはできません。周りの方が早く異常に気付き、早期療育が開始できるよう、市としても検査の普及啓発、受診しやすい環境をつくっていただきたいと思います。  次に、2項目目の障がい者差別解消について伺います。  平成28年4月に障害者差別解消法が施行され、国、地方公共団体、民間事業者に対して、障がいがあるというだけで不当な差別的扱いをすることや、障がい者が日常生活や社会生活を送る上で障壁となるものを取り除くために必要な合理的配慮をしないことを禁止しています。  そこで、伺います。石岡市での取り組みについて伺います。行政として、ソフト面での取り組み状況を伺います。 620 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 621 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 障がい者差別解消の取り組みについてご答弁申し上げます。全ての課の職員を対象とした職員研修を、平成28年3月より年1回開催しております。研修内容でございますが、障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律、いわゆる障害者差別解消法、その法の制度の内容説明や、障がいを持つ市民の方を講師に招き、体験談をお話しいただいております。また、障害者差別解消法第10条第1項により、地方公共団体は職員対応要領を定めるよう努めるものとされていることから、平成29年3月に職員対応要領を制定し、平成29年度から、新任課長職及び新規採用職員を対象とした、障がい者差別解消を目的とした職員研修を実施しております。  平成30年3月には、第3期石岡市障がい者基本計画を策定し、「障がいのある人もない人も安心して生き生きと暮らせるまち」を基本理念として、全ての人が安心して暮らすことのできる地域社会の実現に向けて、障がいを理由とした差別や偏見の解消や、虐待の防止を推進している状況にございます。  以上でございます。 622 ◯議長(岡野孝男君) 13番・関口忠男君。 623 ◯13番(関口忠男君) 相談支援体制について伺います。障がい者が不当な扱いを受けたときなど、相談窓口はどこになるのか、お伺いをいたします。 624 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 625 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 相談支援体制についてご答弁申し上げます。障がいを理由とする差別を受けた障がい者及びその家族等からの相談等に対応するため、相談窓口を社会福祉課に設置しております。  以上でございます。 626 ◯議長(岡野孝男君) 13番・関口忠男君。 627 ◯13番(関口忠男君) 合理的な配慮が必要ということですが、先日開催された石岡地域市民医療懇談会では、3名の方が手話通訳をしていました。そこで手話について伺います。石岡市では、手話の普及についてどのような事業を実施しているのか、お伺いをいたします。 628 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 629 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 手話の取り組み、事業でございますけれども、当市におきましては、聴覚障がい者等の社会生活におけるコミュニケーションの円滑化の推進と、聴覚障がい者等の理解を深めるため、石岡市手話奉仕員養成事業を石岡市社会福祉協議会に委託して実施しております。また、手話通訳嘱託職員を、月曜日と木曜日の午前9時から5時まで配置しております。そのうち第2、第4木曜日については支所へ配置をして、手話通訳をしております。そのほか、市役所庁舎以外では、事前に登録をしていただく必要がございますが、公共施設や病院等へ出かける際の聴覚障がい者等支援のため、一般財団法人茨城県聴覚障害者協会と委託契約を結び、手話通訳者派遣事業を実施しております。  以上でございます。 630 ◯議長(岡野孝男君) 13番・関口忠男君。 631 ◯13番(関口忠男君) それでは、その手話講座の実績についてお伺いをいたします。 632 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 633 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 手話奉仕員養成講座の実績でございますが、こちらの講座は、入門編と基礎編、それぞれ全課程27回中21回以上の出席で修了証を交付してございます。その実績でございますけれども、平成28年度が、入門編受講者16名、そのうち修了者が4名、基礎編が受講者8名、そのうち修了者が6名でございます。平成29年度は、入門編の受講者11名、うち修了者が6名、基礎編が受講者11名中修了者が7名でございます。平成30年度は、講座がまだ終了してございませんけれども、入門編の受講者が18名、基礎編の受講者が13名ございます。  以上でございます。 634 ◯議長(岡野孝男君) 13番・関口忠男君。 635 ◯13番(関口忠男君) 石岡市で配置している手話通訳者の実績、この内容についてお伺いをいたします。 636 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 637 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 手話通訳嘱託員の活動実績でございますが、本庁、支所合わせまして、平成28年度の件数が375件、利用延べ人数が171人、平成29年度の件数が306件、利用延べ人数が186人、平成30年度は、10月まででございますけれども、件数として91件、利用延べ人数が61人に対応してございます。その内容でございますが、市役所での申請等の支援や、生活や仕事についての相談についての支援をしてございます。  以上でございます。 638 ◯議長(岡野孝男君) 13番・関口忠男君。 639 ◯13番(関口忠男君) この手話に関してですが、茨城県では、茨城県手話言語の普及の促進に関する条例が今年の10月に公布されました。手話が言語であることの認識に基づき、手話への理解を深めるため、石岡市として手話言語条例を制定する考えがあるか、市長にお伺いをいたします。 640 ◯議長(岡野孝男君) 市長・今泉君。 641 ◯市長(今泉文彦君) 当市において、手話が言語であるとの認識に基づき、手話への理解を深め、全ての市民がお互いを尊重し、理解し合い、ともに生きる社会を実現するため、手話言語条例の制定について検討してまいりたいと思っております。  以上です。 642 ◯議長(岡野孝男君) 13番・関口忠男君。 643 ◯13番(関口忠男君) ぜひ条例の制定に取り組んでいただきたいと思います。手話は、物の名前や意思などを手、指、体の動きや表情を使って表現する独自の言語でありますが、まだまだ手話に対する理解や普及がされていない状況にあると感じております。手話が言語であるとの認識に基づき、手話を使う方もそうでない方も、相互に尊重し合いながら共生する地域社会のため、手話言語条例の制定に向けたさらなる検討をお願いいたしまして、質問を終わります。 644 ◯議長(岡野孝男君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午後 4時25分休憩            ───────────────────────                   午後 4時36分再開 645 ◯議長(岡野孝男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  1番・新田 茜君。 646 ◯1番(新田 茜君) 1番・新田 茜でございます。通告に従いまして、2項目について質問をしてまいります。  まず1項目目、柏原野球公園のテニスコートの整備についてをお伺いいたします。  この柏原野球公園のテニスコートでございますが、昭和50年代に設置されたということで、その後平成10年に、スポーツ施設の充実を図るために、石岡運動公園の整備とともに柏原野球公園の施設、テニスコートもグレードアップがなされ、現在の8面のテニスコートが新たに整備をされました。当時では県内でも非常に珍しく、とてもすばらしいコートができたということが話題になりまして、これまでに大変多くの方々が利用をされていると思います。この整備がなされてから20年以上が経過しており、このコートの経年劣化により、一部不具合が見られるという利用者の声を多く伺っております。そこで、これまでの状況等について、順次、伺ってまいりたいと思います。  まず1点目に、柏原野球公園のテニスコートの利用状況について、お伺いをいたします。 647 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 648 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。テニスコートの利用状況でございますが、平成20年度は利用回数が3,999回、使用人数につきましては4万5,907名となってございます。平成28年度は、同様に4,246回、5万1,069名、29年度は4,054回、4万4,636名の利用となってございます。  以上でございます。 649 ◯議長(岡野孝男君) 1番・新田 茜君。 650 ◯1番(新田 茜君) 利用回数と利用者数についてお答えいただきました。大体、年間、回数で言うと4,000回、そして利用者が4万5,000人から5万人の利用があるということでございました。  それでは、次に、この利用状況でございますけれども、毎週行われている教室、スクール等もございますけれども、それ以外にも、中体連、また高体連の利用、市内に限らず市外からも多くの子どもたちも利用しておるということで、大きな大会、公式戦で利用されているということも聞いております。そのような大会、開催での利用状況についてお伺いをいたします。 651 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 652 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。主な大会でございますが、平成27年度につきましては11回開催をされてございます。ご質問もございましたように、主なものとしましては、石岡地方中学生ソフトテニス大会、県南高体連ソフトテニスの各大会等でございます。平成28年度は16回の開催で、主なものは、やはり県南の高体連ソフトテニス大会、石岡市中体連ソフトテニス大会等でございます。平成29年度におきましては13回の開催でございまして、主な大会としましては、関東高校ソフトテニスの県南地区予選会、あるいは県南中体連のソフトテニス新人大会等でございます。  以上でございます。 653 ◯議長(岡野孝男君) 1番・新田 茜君。 654 ◯1番(新田 茜君) ありがとうございます。市内の学校の大会のみならず県南大会など、中高と、石岡の地で開催をされているということでございました。  では、次に、この使用料金についてを伺います。 655 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 656 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。現在の柏原テニスコートの利用料金でございますが、1面につき2時間帯で540円となってございます。なお、夜間照明の料金につきましては、1面につき1時間610円となってございます。  以上でございます。 657 ◯議長(岡野孝男君) 1番・新田 茜君。 658 ◯1番(新田 茜君) こちら、市内外問わず、同じ料金で利用できるのか、伺います。 659 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 660 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。柏原運動公園テニスコートの利用料金につきましては、市内、市外とも同料金となってございます。  以上でございます。 661 ◯議長(岡野孝男君) 1番・新田 茜君。 662 ◯1番(新田 茜君) 同額の料金ということで理解をいたしました。  では、次に、2点目のコート管理についてを伺います。こちらのテニスコートの管理体制など、どのような状況であるのかをお伺いします。 663 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 664 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。テニスコートの管理でございますが、指定管理者制度を導入してございまして、指定管理者が管理事務所に常駐をしてございます。通常の維持管理の業務を行っておりますが、毎日行っておりますものにつきましては、ネット等備品の点検や、コートのブラシかけ等の作業を実施しているところでございます。  以上でございます。 665 ◯議長(岡野孝男君) 1番・新田 茜君。 666 ◯1番(新田 茜君) ブラシかけ等、点検等を毎日行っているということでございましたので、次、3点目のコート整備についてを伺います。先ほど、利用者から不具合について声が上がっていると述べましたけれども、確かに現在のコートに整備がなされてから20年以上が経過しておりますので、劣化による不具合というのも出てくるかと思います。そこで、これまでの補修、修繕等の実績があれば、お示しをいただきたいと思います。 667 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 668 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。議員のご質問にございましたように、テニスコートが再整備されましてから20年、もう経過してございます。砂入り人工芝のコートでございまして、ここ数年間、部分的な張り替えの修繕を行ってございます。特に選手がサーブをするライン付近の消耗が激しく、亀裂等が生じることもございます。平成27年度と29年度に、第1コートのライン部分の張り替え修繕を2か所実施してございます。また本年、第2コートのライン部分の張り替えも2か所、実施してございます。あわせまして、ネットの支柱等の修繕も行ったところでございます。  以上でございます。 669 ◯議長(岡野孝男君) 1番・新田 茜君。 670 ◯1番(新田 茜君) ありがとうございます。ここ数年間では、部分部分での修繕を実施しているということでございました。  今回、こちらの柏原野球公園について質問をさせていただく経緯といたしまして、少しお話をさせていただきたいと思いますが、私自身も、学生時代にソフトテニス部に所属しておりました。当時は、部活動以外にも、この柏原テニスコートで毎週開催されているテニス教室にも通っておりました。そういった縁もあって、現在、石岡市で開かれるテニスの大会に、見学、応援等でたびたび伺っております。そこで、利用者の方々、主催者の方であるとか出場している子どもたち、そして、その保護者の方々から特に多く出たご要望として、テニスコートの白線部分が非常に見えにくいということで、プレーヤーの方も、枠ぎりぎりのラインを狙ったときに、自分の打ったボールが入ったかどうかがわからないと。審判のほうも、正審と副審2名でサイドラインとかセンターラインを見ていくわけですけれども、そのラインが非常に見えにくいために、試合を中断して判断することもあるということでございました。  私も実際にコートを見てまいりましたが、柏原はオムニコート、人工芝でありますけれども、その芝が濃い緑ではなくて、ちょっと白っぽい緑になっていて、本当に白線が同化しているところもあって、ところどころ消えているように見えるところがありました。本当に、プレーヤーとしては非常に見えにくい状態であるのかなということを感じました。  ぜひこの白線の改善をお願いしたく、要望するわけでありますけれども、その改善について、担当部のお考えをお伺いいたします。 671 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 672 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。柏原野球公園のテニスコートでございますが、砂入り人工芝となってございまして、コート部分が緑色、白線部分が白い人工芝を張り付けた施工となってございます。現地のほうを確認いたしましたところ、コート内の砂が通常より若干多目に入ってございまして、緑色のコート全体が砂の色が強くなってございまして、同様に、白線につきましてもやはり砂の色がある程度出ておりまして、確かに見えづらい状態になってございます。改善策としましては、使用する前に白線用のラインブラシをかけることによりまして、白線を見えやすくしたり、あるいは、充填用の砂を緑色のものをコートに入れることにより、白線が見えやすくなるということをお聞きしてございますので、今後、そのような対応により、改善を図ってまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 673 ◯議長(岡野孝男君) 1番・新田 茜君。 674 ◯1番(新田 茜君) ありがとうございます。この白線部分でありますけれども、今、部長にお答えいただいたように、人工芝でありますので、単に白いペンキでラインを引けばいいというわけではなく、白い芝を張り付けるということで、割と大がかりな修繕になってしまうということで、緊急の対策として、充填用の緑色の砂を入れる、また専用のブラシがけで様子を見るということでございましたけれども、この白線の白い芝部分のみの修繕については、私自身でも個人的にいろいろと調べさせていただきました。その中で、人工芝専門で取り扱っていて、非常に安価でできるというところもございました。そのように、担当部、担当課でご検討をいただいて、利用者が快適にプレーできる環境の提供をお願いしたいと、強く願います。  ここで、ちょっと市長にお伺いしたいんですけれども、昨年度であったと思いますが、先ほどありました、10回以上開催されております石岡地方中学生ソフトテニス大会だったと思うんですが、市長ご自身も足を運ばれて、大会の応援をされたということでございました。実際に市長ご自身でごらんになって、どのようにお感じになったか、またこのコート整備について、利用者の要望にどのようにお応えになるのか、今泉市長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。 675 ◯議長(岡野孝男君) 市長・今泉君。 676 ◯市長(今泉文彦君) 石岡地方ソフトテニス、これは中学生大会ですね、500名近い参加者がいた大会だと思いますけれども、県内の中学生が集まる大きな大会だったと思います。これを見たときには、本当にすばらしい大会で、伝統ある、石岡の誇れる大会だと思っておりますけれども、今、新田議員が言われるとおり、いかんせんその設備において、そういうプレーしづらいところがあるということを耳にしております。そういった中で、石岡市としては、恥ずかしくない施設整備を今後進めて、大会に備えていきたいと思っております。計画的に施設整備が進むよう、担当部局と協議しながら、その整備を指示してまいりたいと思います。  以上です。 677 ◯議長(岡野孝男君) 1番・新田 茜君。 678 ◯1番(新田 茜君) 今泉市長、ありがとうございました。ぜひ利用者の方々の要望にかなうご対応をしていただきたいと思います。
     石岡市内の方々はもちろんのこと、1点目の中でお答えをいただきましたように、市外からの利用についても、利用料金が同額であるということ、また、あのような8面の立派なコートが石岡市にあるということで、多方面から来やすいということもあり、今後もぜひ利用していきたいという声が多くあります。私自身、先ほどテニス部に所属していたというお話をしましたけれども、現在のテニスコートが完成した当時、私、ちょうど中学生でありましたので、そのぴかぴかの真新しいコートで、新人戦であったか総体であったかはちょっと忘れてしまいましたけれども、当時、市内中体連の大会で使用した第1号の学生であったと記憶しております。当時のときのようにとまでは申しませんけれども、利用者を考慮した改善を、ぜひお願いいたしたいと思います。国体も控えていて、予算上、また厳しい部分はあるかと思いますけれども、ぜひ、再三になりますが、一時期ではなく恒久的な対応、改善をお願いいたしたいということを要望させていただき、こちら、1項目目の質問を終わります。  続きまして、2項目目、石岡市の移住定住支援についてをお伺いいたします。  通告書にも記しましたとおり、平成26年から、今泉市長が掲げましたふるさと再生プロジェクトがスタートいたしまして、本年30年度からはみらい創造プロジェクトとして、住んでみたい、住み続けたいまちであるために、雇用・産業充実、魅力アップ観光、子育て支援、さまざまなプロジェクトを実施し、人口減の対策として転出の抑制、また移住定住の取り組みが各分野でなされていると思います。  まず1点目に、石岡市が取り組んでいる移住定住支援について、主だったもので構いませんので、お答えをいただきたいと思います。 679 ◯議長(岡野孝男君) 市長公室長・加藤君。 680 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。市が取り組んでいる移住定住支援についてご答弁申し上げます。住まいに関連する支援施策といたしましては、市民または市外からの転入者の住宅を建築する際に、建築費用の一部を助成する木の住まい助成事業及び住まいづくり推進事業を実施しておりますほか、市内の賃貸住宅に住む子育て世帯、新婚世帯の方の家賃の一部助成を実施しているところでございます。また、空き家の有効活用を通じた移住の推進として、本年度より空家バンクを開設し、情報提供をする取り組みを始めました。さらに、移住定住ポータルサイトであるMIPPEを開設し、これらの施策を市外に広く情報発信するとともに、実際に石岡に来ていただき、魅力を体験していただく取り組みとして、移住ツアーを実施しております。  また、地域おこし協力隊につきましては、現在、東京圏から6名の隊員が着任し、市内で活動しておりますが、移住定住のモデル的な事例となることから、今後も推進してまいりたいと考えております。  以上です。 681 ◯議長(岡野孝男君) 1番・新田 茜君。 682 ◯1番(新田 茜君) ありがとうございます。ただいまお答えいただいた石岡市が行っている支援の中で、気になった点について具体にお聞きいたしたいので、順次、個別に伺ってまいります。  まず、空家バンクについてでありますが、本年度より開始された空家バンクでありますけれども、現在の登録件数など、現状況についてをお伺いいたします。 683 ◯議長(岡野孝男君) 市長公室長・加藤君。 684 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。空家バンクにつきましては、空き家を活用した移住促進施策として本年4月から実施をしております。現在、登録物件は3件でございますが、登録についての相談もありまして、今後、増加していく見込みでございます。現在のところ、契約成立した物件数はない状況でございますが、茨城県の空家バンクとも連携しており、今後も積極的に取り組んでまいりたいと考えております。  以上です。 685 ◯議長(岡野孝男君) 1番・新田 茜君。 686 ◯1番(新田 茜君) ありがとうございます。登録件数が3件ということでございますけれども、こちら、市民の方々や実際に移住を考えている方々は、その情報をどこから得ることができるのか、担当課などに問い合わせをするのか、その辺をお伺いいたします。 687 ◯議長(岡野孝男君) 市長公室長・加藤君。 688 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。情報の取得の方法はいろいろございますけれども、市外の方が一番アクセスしやすいということで、MIPPEのほうではないかと考えております。また、移住・交流推進機構のホームページへの掲載もしておりますので、そちらからのアクセスもあるかと考えております。  以上です。 689 ◯議長(岡野孝男君) 1番・新田 茜君。 690 ◯1番(新田 茜君) ありがとうございます。今、ちょうどMIPPEのお話が出ましたので、そちらもお聞きしたいんですが、そのMIPPEでありますけれども、石岡市移住定住支援ポータルサイトということで、確認の意味でも、こちらのウエブサイトの開設の目的、それと、それにあわせて現在までのアクセス数についてを伺います。 691 ◯議長(岡野孝男君) 市長公室長・加藤君。 692 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。移住定住支援ポータルサイトであるMIPPEでございますけれども、石岡市の魅力や移住定住に関する市の重点施策、当市での移住者の暮らし、仕事などに関する情報を紹介し、移住定住の推進を図るために、ホームページの構築をしております。ホームページの開設は平成29年10月となっておりまして、これまでのアクセス数は約4,700件となっております。月平均で360件のアクセスがある状況でございます。MIPPEの認知度を高めるため、市のホームページ、フェイスブックによる広報のほか、先ほどもちょっと申し上げました移住・交流推進機構──これはJOINといいますけれども──のホームページへの掲載や、移住ツアーでのPR、そして、東京圏での移住に関するセミナーやイベントでのPRを実施しております。  以上です。 693 ◯議長(岡野孝男君) 1番・新田 茜君。 694 ◯1番(新田 茜君) 済みません、また、ちょうど移住ツアーという話が出ましたので、その移住ツアーについて、内容、また開催状況についてを伺います。 695 ◯議長(岡野孝男君) 市長公室長・加藤君。 696 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。移住ツアーにつきましては、東京圏からの移住を促進するため、平成27年度から取り組んでおりまして、これまで7回開催、参加者数は143名となっております。ツアーの内容につきましては、市の移住施策の紹介や、先輩移住者や地域おこし協力隊との交流、そして、市の魅力の体験が主なものとなっております。参加者の声といたしましては、地域の魅力を知ることができてよかった、移住のきっかけや住居探しについて知ることができてよかったなどの声をいただいております。  以上です。 697 ◯議長(岡野孝男君) 1番・新田 茜君。 698 ◯1番(新田 茜君) ありがとうございます。さらに、またさっきのご答弁の中で、地域おこし協力隊の活動ということも挙げられておりましたけれども、協力隊の方々の中で、この移住定住分野の担当の方がいらっしゃったと思います。その協力隊の活動として、移住定住についてどのような取り組みがなされているのか、お伺いをいたします。 699 ◯議長(岡野孝男君) 市長公室長・加藤君。 700 ◯市長公室長(加藤乃利明君) 地域おこし協力隊につきましては、市外に生活の拠点を置く人材を積極的に受け入れ、受け入れた人材の定住を図るとともに、地域の活性化を促進するために隊員を雇用しております。現在、29年度から4名の隊員、30年度から2名の隊員、合計6名の隊員が活動しております。それぞれの隊員の活動は、中心市街地の活性化、農林業の振興、観光振興、議員ご案内の移住定住の促進、文化財利活用の5つの分野で実施しておりまして、移住定住の担当の隊員は、先ほどのバスツアーに添乗いたしまして、先輩移住者としてのいろいろなお話をするとともに、そのほか、先輩移住者の実態把握のためのヒアリング等を行っております。また最近では、朝日里山学校でイベントの際に、地元の農業者や芸術家の方との連絡調整等も行っているということでございます。  以上です。 701 ◯議長(岡野孝男君) 1番・新田 茜君。 702 ◯1番(新田 茜君) 非常に丁寧にご説明いただき、ありがとうございました。また、石岡市で行っている移住定住の支援策について、個別に具体にお答えをいただきました。  そのような数々の取り組みを実施してきた上で、次の2点目、実績・成果についてを伺います。冒頭に述べましたように、それ以前もそうであったかと思いますが、今泉市長が就任されましてから、ふるさと再生プロジェクトとしてスタートいたしまして、この移住定住の促進を重点的に取り組まれてきたということでございます。その実績・効果として、まずは数値的にはどのようにあらわれているのか、ここ数年での転入者等の推移についてを伺います。 703 ◯議長(岡野孝男君) 市長公室長・加藤君。 704 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。移住定住支援施策の総合的な成果をあらわすものといたしまして、転入と転出の人数である人口の社会動態がございますが、近年、減少幅が縮小しまして、改善傾向が見られております。また、まち・ひと・しごと創生石岡市総合戦略に基づく施策により、平成27年から29年までの間に、その施策によりまして26名の方が移住しているということで把握しております。  以上です。 705 ◯議長(岡野孝男君) 1番・新田 茜君。 706 ◯1番(新田 茜君) ありがとうございます。こちら、なかなかすぐには実績として上がらないと思いますけれども、もちろん石岡市に転入をされる方というのは、ゼロではないわけであります。  次に、石岡市に移住される方々の年齢層であるとか、またその方々の移住目的や理由について、把握をしておればお聞きしたいと思います。 707 ◯議長(岡野孝男君) 市長公室長・加藤君。 708 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。年齢層はさまざまであると把握しております。移住の目的についてご答弁させていただきます。茨城県で実施しました住民の転入・転出理由に関するアンケート調査の結果によりますと、転出入の理由として就職等が28.8%、転勤が20.2%と、仕事関係の理由による転出入がおよそ50%を占めております。続いて、結婚等によるものが10.5%、住宅の新築や借り替えなどによるものが7.1%となっております。  以上です。 709 ◯議長(岡野孝男君) 1番・新田 茜君。 710 ◯1番(新田 茜君) 移住の目的については、大半の方が仕事上の都合であるとか、結婚等による理由で石岡市に移るという方が多いようでございます。  ここで、市長にお伺いをしたいのですが、市長ご自身が掲げ、ふるさと再生プロジェクトとして取り組んでこられ、本年度からはみらい創造プロジェクトとして、26年度から共通課題として現在も継続し、多分野でさまざまな事業、支援の展開をしているわけでありますが、これまでの成果を、市のトップである市長としてはどのように見ておられるのか、その成果に対する市長のお考えをお伺いいたします。 711 ◯議長(岡野孝男君) 市長・今泉君。 712 ◯市長(今泉文彦君) 移住定住の成果でありますけれども、ただいま市長公室長が申し上げたとおりでありますけれども、振り返りますと、一番石岡で転入があったというのは昭和30年代の後半でありまして、精工舎が会社ぐるみで引っ越してきたときだったと思います。そのときは2,300人ぐらいの転入が一気に来たという記録がありますけれども、それはさておき、現在は3年間で26名の移住者がいるという実績であります。その方々のほとんどが石岡を大好きで、知っているというレベルじゃなくて、石岡のよさが毛穴からしみ込んでいるというレベルであって、本当に体ごと石岡が大好きだという人が多いかと思います。里山の魅力、よさを石岡市としては磨いていく、そして、その磨いたよさを発信していくということが、今後大事なのかなと思っております。非常に地道な作業で、根気強くやっていきたいと思っています。  以上です。 713 ◯議長(岡野孝男君) 1番・新田 茜君。 714 ◯1番(新田 茜君) ありがとうございました。  では、3点目に入ります。先ほども述べましたけれども、このような取り組みというのは、なかなかすぐに結果を出せるものではないと思います。ですが、こういう時代だから厳しいとか、地域間競争になってしまうため厳しい、どうしても言いわけというか、後ろ向きに考えがちであります。ですが、そういう状況だからこそ前向きに、積極的に取り組んでいただきたいと思っております。そのためには、移住定住策を進める上で、石岡市がどういった問題点を抱えているのか、その問題点の把握が非常に重要であると思います。  そこで、これまでに取り組んでこられた、移住定住支援を進めてきた中で、どのような問題点を抱えているのか、その問題点をどのように把握されているのかをお伺いいたします。 715 ◯議長(岡野孝男君) 市長公室長・加藤君。 716 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。問題・課題でございます。人口の社会減の減少幅、こちらは改善傾向にはなっておりますが、年代別の社会動態を整理しますと、平成28年の社会減262名のうち20歳代が216人の減となっておりまして、若い世代の人口減少が多くなっております。今後、出生数の減も見込まれますことから、若年層の社会減は市の大きな課題であると考えております。  以上です。 717 ◯議長(岡野孝男君) 1番・新田 茜君。 718 ◯1番(新田 茜君) ありがとうございます。では、その抱えている問題に対する原因についてどのように分析し、その原因についてはどのように捉えているのかを伺います。 719 ◯議長(岡野孝男君) 市長公室長・加藤君。 720 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。県で実施した住民の転入・転出理由に関するアンケート調査においても、仕事関係の理由による転出入がおよそ50%を占めており、若い方にUターン、あるいは移住していただくためには、働く場所の確保が大変重要と考えております。  以上です。 721 ◯議長(岡野孝男君) 1番・新田 茜君。 722 ◯1番(新田 茜君) ありがとうございます。よくしていくためには問題点、そしてその原因をしっかりと把握し、細かく分析をしていくということが非常に重要であると思います。  その問題点を解決へ導くための今後の動きとしまして、4点目に入ります。今後の取り組みについてを伺います。現状、既に実施している事業、支援についての改善、また、新たな取り組みへの検討など、これからの方向性、取り組みについて、執行部のお考えをお伺いいたします。 723 ◯議長(岡野孝男君) 市長公室長・加藤君。 724 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。今後の取り組みでございますけれども、若い方にUターン、あるいは移住していただくためには、働く場所の確保が大変重要でありますことから、市内産業の活性化や企業誘致の取り組みを、継続して進めていく必要があると考えております。また、移住定住の推進につきましては、積極的な情報発信や、市の魅力を体験していただく機会も重要であると考えておりますので、今後とも積極的に取り組んでまいりたいと考えております。  以上です。 725 ◯議長(岡野孝男君) 1番・新田 茜君。 726 ◯1番(新田 茜君) ありがとうございます。今回、この質問をさせていただきましたのも、私の周りの同世代の方々で、石岡市の移住定住の支援策について知りたいという意見が多くあったもので、今回、通告をさせていただいております。  質問をするに当たり、県内他市の取り組み等いろいろと調べましたけれども、その中で、笠間市であれば、プチ移住体験ということで、自治体が所有している移住お試し住宅を1泊2,000円で3泊4日から4週間の期間、安価で移住の体験ができるといった事業を行っていたり、同様の支援を、稲敷市でもお試し住宅として、こちらは無料で貸し出す事業を行っているということでありました。また、同じく稲敷市では、地域おこし協力隊がプロデュースをして、若者の目線、そして、実際に県外他市から移住をされたという、地元の方々とは少し違った視点から見た彼らのアイデアを取り入れた、石岡市のような専用のサイトが開設されております。これは非常に充実しておりました。さらに、オリジナルの移住紹介パンフレットが発行されておりまして、こちらもとても見やすい内容でありました。  他市の取り組み事例を今紹介させていただきましたけれども、これ、石岡市でも新たな取り組みをどんどん実施してほしいと言いたいのではなくて、もちろん分析した上で必要であれば行ってほしいんですが、現在実施している取り組みを生かした動きをしていただきたいと思っております。  ちょっと挙げさせていただきますが、先ほど出たポータルサイトについても、その名のとおり、独立した移住定住の窓口となるサイトを設けたわけですので、もうちょっと頻繁に更新をしていただきたい。地域おこし協力隊の紹介も、先ほど部長からありました、半年前にご夫婦のお二人の方が新たに委嘱されましたけれども、半年たっても、そのサイトの中では第1号というのか、4名の方のみの紹介で止まっています。移住ツアーについても、報告記事は1年前のものから変わっておりませんでした。本年度開催しますとか、開催しましたという情報もないので、このサイトのみを見ている方にとっては、開設から全く動きがないように思われてしまうと思います。空家バンクについても、登録された住宅の情報などが、先ほど伺いましたが、結局担当課に問い合わせないと細かい情報が得られないということで、せっかくすばらしいツールがあっても、詳細は問い合わせをしないとわからない。  そうなると、石岡に移住を検討していても、その時点で、移住先の候補から外されてしまうという可能性も考えられます。本当にそういうことは小さいことかもしれないんですけれども、そういったことから、積極性とか、また石岡市に来てほしいという思いが伝わるものであると思います。  ちょっと長々と要望、提案をさせていただきましたけれども、改めて、この他市の事例を参考にしての事業展開であるとか、現状の取り組みを生かしたそのやる気といいますか、石岡市に住みたい、住み続けたいと思っていただくための対応策について、もう一度お伺いをいたします。 727 ◯議長(岡野孝男君) 市長公室長・加藤君。 728 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。ただいまご指摘いただいたような事項につきまして、大変恐縮して聞いております。やはり情報発信という意味で、最新の情報を常にアップしているということが、我々の姿勢を問われている部分ですか、を感じとられてしまうというのは、確かにおっしゃるとおりで、早急に改善してまいりたいと思います。移住定住施策に関しましては、やはり全庁的に取り組んでおりますので、お互いの部局間、横のつながりをもう一度きちっととり合いまして、本当に今の事業を実施してく上で定住につながるのかということを、きちんと議論して進めていきたいと考えております。  以上です。 729 ◯議長(岡野孝男君) 1番・新田 茜君。 730 ◯1番(新田 茜君) ありがとうございます。本気で取り組んでいるんだというそのやる気ということをお聞きしたかったわけでありますけれども、これ、最後に今泉市長にも伺います。公室長にもお答えいただきましたが、積極性とかやる気については、今、テレビでやっている「下町ロケット」ではないですけれども、本当にトップにいる方、トップである市長の熱意が職員の方々に伝播して、形になっていくものだと思っております。移住定住先に石岡市を選んでもらうんだという石岡市の市長としてのお考えについて、ぜひ市長の熱い思い、意気込み等をお聞かせいただきたいと思います。 731 ◯議長(岡野孝男君) 市長・今泉君。 732 ◯市長(今泉文彦君) 移住定住の今後ですけれども、今の状況の情報発信ではよさが伝わらないと反省しております。そういった中で、石岡の個性を生かし取り組んでいく。特にダイナミックな情報発信をこれからしていきたいと思っております。例としてはクラインガルテンとか、そういった、ある程度組織だった移住定住の促進策をやっていければいいかなと思っておりますし、情報発信も強化していきたいと思っています。今、言われたようなご指摘を受けているようでは、本当に恥ずかしい限りでありますので、改めて移住定住策を見直して、しっかりと進めていきたいと思います。  以上です。 733 ◯議長(岡野孝男君) 1番・新田 茜君。 734 ◯1番(新田 茜君) ありがとうございました。本当にいつも他市の事例、他市の事例ということで、今回も私、笠間市とか稲敷市の事例をご紹介させていただきましたけれども、先ほどもありました、本当に石岡市が手本となるような、他の自治体からも参考とされるような、本当に積極的な取り組みをしていただきたいと思います。ぜひ今泉市長が熱意を持って、そしてリーダーシップをとって、今後も実施していただきたいと思います。それをお願いいたしまして、私の質問を終わります。 735 ◯議長(岡野孝男君) 本日の一般質問はこの程度にいたしたいと思います。  以上で本日の議事日程は終了いたしましたので、これをもって散会いたします。  次回は、明12月5日定刻午前10時から会議を開き、引き続き市政一般に関する質問を行います。  ご苦労さまでした。                   午後 5時17分散会 Copyright (c) ISHIOKA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...