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平成30年第3回定例会(第4日目) 本文 開催日:2018-09-05
平成30年第3回定例会(第4日目) 議事日程・名簿 開催日:2018-09-05

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  1. 石岡市議会 2018-09-05
    平成30年第3回定例会(第4日目) 本文 開催日:2018-09-05


    取得元: 石岡市議会公式サイト
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    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 平成30年9月5日(水曜日)                   午前10時00分開議 ◯議長(岡野孝男君) おはようございます。ただいまの出席議員数は21名です。定足数に達しておりますので、これより前回に引き続き本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付いたしました議事日程表のとおりであります。  これより議事日程に入ります。            ───────────────────────  日程第1 一般質問 2 ◯議長(岡野孝男君) 日程第1、一般質問。これより前回に引き続き、市政一般に関する質問を行います。  9番・小松豊正君。 3 ◯9番(小松豊正君) 皆さん、おはようございます。9番、日本共産党小松豊正です。通告に従って、一問一答方式で一般質問を行います。  質問項目の第1は、懸案になっております崖崩れ対策、水害・排水対策具体的推進についてお伺いいたします。  この夏は西日本豪雨災害があり、昨日は台風21号が日本に上陸し、大きな被害が出ております。亡くなられた方々、また被災された方々に心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。  台風シーズンは続きます。この石岡市の災害対策はどうなっているのか、確認の意味を含めてお伺いをいたします。  (1)2014年10月6日、台風18号の際に起こった総社2丁目の崖崩れ対策はどうなっているのか、お伺いいたします。 4 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・菱沼君。 5 ◯都市建設部長菱沼茂雄君) 総社2丁目の崖崩れ対策についてご答弁申し上げます。総社2丁目の急傾斜地崩壊箇所でございますが、県に対し事業ができるよう要望を行ってまいりましたが、県の事業採択基準を満たしていない状況でございます。そのため、市の事業といたしましてできないか、整備手法を含め検討を行った結果、崖崩れ対策として雨水の流入を取り除く整備が必要であると考えております。急傾斜地崩壊箇所の上部は、民間開発地と道路を挟んで石岡小学校があり、地形上、雨水が民間開発地に流入し、崩壊した急傾斜地へ流れ込むことと考えられます。そのため、学校敷地からの雨水排水隣接道路排水を、急傾斜地へ流入しないための排水整備工事を実施してまいります。  以上でございます。 6 ◯議長(岡野孝男君) 9番・小松豊正君。 7 ◯9番(小松豊正君) この問題は、そこに住んでいるご夫妻と私が市長に面会を求めて直接お願いしたりいたしまして、それで、民家に迫っていた土砂を削り取るということはやっていただいたんだけど、いまだにそれでとどまっておりまして、雨が降るたびに老夫婦はおちおち眠れないと、普通の日も気持ちが晴れずに落ち込んでおります。県の規則では、5軒あればそこに応用できるけれども、4軒しかないということで来ているんですけれども、市長も、あるいは担当者も、あるいは私も、県に規制緩和を、基準を緩和してもらってできないものなのかどうか、またもう一つは、何か年かの計画で少しずつできないのかどうか、この辺については市長はどのようにお考えなのかをお伺いしたいと思います。 8 ◯議長(岡野孝男君) 市長・今泉君。
    9 ◯市長(今泉文彦君) 県の急傾斜地対策ですけれども、要件が5軒でありまして、その要件についての緩和については再三再四、県に交渉をいたしました。結局は、基準を満たさないということで、それは通らないわけなんですが、その後も、例外的にできないかとか、いろいろ交渉したところですけれども、難しい、無理であるということでありました。さらに市として考えたのは、今、部長が、崖崩れ対策として雨水の流入を取り除く整備が必要であると考えて、急傾斜地崩壊箇所の上部の流入する水を、流入しないための排水整備工事を実施すると、そういった方策をとるということを予定しております。  当事者のほうに説明を申し上げていないということが、不安の要因の1つになっているかと思いますが、今後、市としましては、そのことを地元の方々に十分説明してまいりたいと思います。  以上です。 10 ◯議長(岡野孝男君) 9番・小松豊正君。 11 ◯9番(小松豊正君) 今言われましたように、直接説明されていないというふうに私は受けとめておりますので、市長を先頭としたそういう努力は非常によいことだと思っておりますので、引き続き地域市民の理解、またこれだけ災害が起きているので、我々も、国にも県にも働きかけて、本当にそういう困っている方を救済できるように、全力を挙げて頑張りたいと思います。  (2)の問題ですけれども、今の問題とも関連すると思いますけれども、宮下区長が私が議員になる前々から要請している総社2丁目の排水対策はどうなっているのか、お伺いいたします。 12 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・菱沼君。 13 ◯都市建設部長菱沼茂雄君) 総社2丁目の排水対策についてご答弁申し上げます。総社2丁目の排水対策でございますが、先ほどご答弁申し上げたとおり、急傾斜地崩壊箇所の上部は、民間開発と道路を挟んで石岡小学校があり、地形上、雨水が民間開発地に流入し、崩壊した傾斜地へ流れ込むものと考えられております。そのため、学校敷地からの雨水排水隣接道路排水を、急傾斜地へ流入しないための排水整備工事を、教育委員会と連携し、十分な地元説明を行い、今年度中に実施したいと考えております。  以上でございます。 14 ◯議長(岡野孝男君) 9番・小松豊正君。 15 ◯9番(小松豊正君) 本年度中に実施するというご答弁でしたので、よろしくお願いしたいと思います。  次に(3)ですけれども、台風や大雨が降るたびに浸水になって困っておりました石岡2丁目の排水対策ポンプアップ工事はどうなっているのか、確認の意味も含めてお尋ねいたします。 16 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・菱沼君。 17 ◯都市建設部長菱沼茂雄君) ご答弁申し上げます。対象箇所の2か所において工事が完了し、ポンプが稼働している状況でございます。  以上でございます。 18 ◯議長(岡野孝男君) 9番・小松豊正君。 19 ◯9番(小松豊正君) これは着実にやっていただいて、住民の方々も、まだ、ポンプアップ工事が済んで、その後のそういう大雨とか何かになっていないわけですけれども、一安心だと言っておりましたので、そういうことでございます。  (4)ですけれども、これも台風が来るといつも大きな問題になって、努力されてきていると思いますけれども、片野の排水対策の現在の状況、どうなっているのかお伺いいたします。 20 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・菱沼君。 21 ◯都市建設部長菱沼茂雄君) 片野地区の排水対策の進行状況についてご答弁申し上げます。恋瀬川の改修につきましては、事業主体である県により整備が進められております。全体事業区間として、霞ヶ浦に注ぐ河口から柿岡の小川合流地点まで、約16.8キロメートルでございます。河口から五輪堂橋までの約10.4キロメートル区間において、堤防整備が概ね完了しております。また、五輪堂橋から柿岡の小川合流地点までの約6.4キロメートル区間につきましては、堤防整備が未完了の区間であり、完了までには期間を要することから、県に確認をしたところ、早期に効果的な浸水被害を軽減することを図るため、当面の整備方針といたしましては、五輪堂橋から上流、石渕山地区までの約2.1キロメートル区間について、暫定的な河道掘削を先行して行うと伺っております。  なお、平成29年度までの整備実績といたしましては、五輪堂橋から上流に向かって約1.1キロメートルの区間について河道掘削工事が実施されており、平成30年度は、残る約1キロメートルのうち約550メートルの区間について河道掘削を進めていくとともに、五輪堂橋付近の樋管工事や石渕山付近の用地買収及び上流の光安寺橋につきましても、かけ替えのための測量、修正設計を進めていくと伺っております。  市といたしましても、上流区間の浸水被害が軽減されますよう、県に事業の早期完成を要望していくとともに、地元地権者の交渉についても積極的に協力してまいりたいと考えております。  以上でございます。 22 ◯議長(岡野孝男君) 9番・小松豊正君。 23 ◯9番(小松豊正君) いろいろご答弁いただきまして、やはり市民の皆さんが災害で心配されている被害があることがなくなるように、政治の責任として、国も県も市も、それぞれの立場で全力を挙げて取り組んでいくようにお願いしたいと思います。  次に、質問の第2項目です。石岡市におけるごみの減量化・資源化についてお伺いをいたします。  今、地球温暖化による猛烈な暑さなど、世界的に異常気象が指摘されております。地球温暖化を防ぐためには、自治体の自主的なごみの減量化・資源化に取り組むことが大変大事だと思います。  (1)福岡県の大木町など、全国のごみ減量化・資源化の取り組みを、石岡市の実情との関係でどのように担当部として捉えているのか、まずお伺いいたします。 24 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。 25 ◯生活環境部長齋藤秀幸君) ごみの減量化・資源化の推進につきましてご答弁申し上げます。福岡県大木町では、平成20年3月にごみゼロ宣言、別名でゼロ・ウェイスト宣言をし、バイオマスの活用や細分化の分別、プラスチック類等の回収など先進的な取り組みを行い、ごみの減量化・資源化をすることで、循環型まちづくりの最先端を走っている町と認識してございます。当市におきましても、福岡県大木町や、そのほか全国の取り組みを参考とし、ごみの資源化を進めていかなければならないものと考えておりますが、費用対効果等も考慮しまして、当市に合った実施可能な取り組みを検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 26 ◯議長(岡野孝男君) 9番・小松豊正君。 27 ◯9番(小松豊正君) 非常に端的に大木町の循環型社会づくり、ごみを、無駄をなくす、そういう運動についての特徴を答弁していただきました。私も今年の7月22日に、自治体学校現地分科会として実際に訪問し、いろいろ学んでまいりました。世界中から、また日本の各地からここを訪れて、さまざまなことを学びに来ているとお伺いをいたしました。このパンフレット、そちらから見えないと思いますけれども、「おおき循環センターくるるん」という、こういうパンフレットがございます。この中にはこういうふうに書いてあるんです。「大量消費社会は、地球温暖化をはじめとする深刻な環境破壊や資源枯渇など、未来の世代に大きなつけを残してしまいました。現代を生きる私たちは、自然環境との共生ができ、持続可能な循環社会を作り、美しい地球を未来の世代へ引き継ぐ責任があります」とうたっております。  この前文には、「子どもたちの未来が危ない。地球温暖化による気候変動は、100年後の人類の存在を脅かすほど深刻さを増しています。その原因が人間の活動や大量に資源を消費する社会にあることは明らかです。私たちは、無駄の多い暮し方を見直し、この宣言を公表します」とございます。  そして、2つ目に、何を目指すものかも端的に書いてあるんですけれども、これをちょっと指摘しながら、少しお伺いをしてまいります。(ア)としてごみの発生時点での抑制、(イ)焼却・埋め立てから資源管理へ。この大木町では、26に細かく分別し、新たな分別をするための雇用もここでは生まれているわけなんですね。そういう方の雇用が生まれている。資源化しています。  そこでお伺いしたいんですけれども、石岡地区と八郷地区ではどのように分別されているのか、お伺いします。 28 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。 29 ◯生活環境部長齋藤秀幸君) 分別の方法でございますけれども、きのうもご答弁申し上げましたけれども、石岡地区では9分別、八郷地区では10分別をしてございまして、その違いというのは、八郷地区のみ、プラスチックを再資源化するために別に分別収集しているという状況でございます。  以上でございます。 30 ◯議長(岡野孝男君) 9番・小松豊正君。 31 ◯9番(小松豊正君) 私が担当課からもらったパンフレットは、どちらも10種類というふうに認識するんだけど、それは、その見方が違うかもしれませんけれども、後で確認をいたします。  次に、地域住民の納得と参加が土台だというふうに、この大木町では言っています。それから、(ニ)ですけど、地域環境、持続可能、まちづくりと、それで(ホ)はリユースプラザがございます。リユースプラザ、再使用するためのお店があるんです。不要なものを必要な人へ橋渡しする。実際に使えるお皿やさまざまなものを置いて、安く売っておりました。私はこれを見て、石岡でもリユースプラザを開設したらどうかと考えたんですけれども、このことについてお伺いいたします。 32 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。 33 ◯生活環境部長齋藤秀幸君) ご答弁申し上げます。福岡県大木町のほうでは、30種類に分別して回収してございますが、当市におきましては、費用対効果に加えまして、分別を増やすことは住民負担にもつながりますので、当市に合った分別のあり方などについて、調査検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 34 ◯議長(岡野孝男君) 9番・小松豊正君。 35 ◯9番(小松豊正君) (ヘ)として、大木町のリサイクル率、これは平成26年度で62.2%となっていることを確認してまいりました。石岡のリサイクル率の目標、それからこの6年間の資源化率はどのように推移しているのか、お伺いします。 36 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。 37 ◯生活環境部長齋藤秀幸君) 手元の資料で平成29年度の実績でご答弁申し上げますと、18.41%となってございます。また、平成28年度の実績では、一般廃棄物処理事業の実態調査の回答によりますと、28.6%ということでございます。過去6年間についてはちょっと手元に資料がございませんので、後ほど答弁させていただきたいと思います。  以上でございます。 38 ◯議長(岡野孝男君) 9番・小松豊正君。 39 ◯9番(小松豊正君) 私も資料を見て、確認の意味も含めて質問したんだけれども、平成24年度から29年度までの資料を請求していただいているんですけれども、資源化率は平成24年度は19.17、18.41、18.25、17.89、17.56、そういうふうにほとんど変わっていないどころか、資源化率が増えていないどころか下がっているというのが、この6年間の推移なんです。そういうことでお聞きしたいんですけれども、新広域ごみ処理施設が供用開始される予定の平成33年4月、これは資源化率はどこに目標を置いてやっておられますか。 40 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。 41 ◯生活環境部長齋藤秀幸君) ご答弁申し上げます。一般廃棄物処理基本計画リサイクルの量も記載してございますので、後ほど答弁させていただきたいと思います。  以上でございます。 42 ◯議長(岡野孝男君) 9番・小松豊正君。 43 ◯9番(小松豊正君) これはかなり基本的なことなので、新広域ごみ処理施設をつくろうということになっているわけなので、ここはすぐに答えてもらいたいものでございました。  それで、次に、1人当たりの家庭ごみの排出量の石岡市の目標と、現在はどうなっているのか、お伺いいたします。 44 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。 45 ◯生活環境部長齋藤秀幸君) ごみの1人当たりの排出量につきましてご答弁申し上げます。平成29年度の実績でございますが、948グラムでございました。  以上でございます。 46 ◯議長(岡野孝男君) 9番・小松豊正君。 47 ◯9番(小松豊正君) 目標はどうですか。平成30年までの目標はどう考えていますか。 48 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。 49 ◯生活環境部長齋藤秀幸君) ご答弁申し上げます。先ほど同様、基本計画に記載してございますので、後ほどご答弁させていただきます。  以上でございます。 50 ◯議長(岡野孝男君) 9番・小松豊正君。 51 ◯9番(小松豊正君) これ、ちょっと確認で聞いているんだけど、この資料はあなた方がつくった基本的な計画でしょう。そこには、平成22年度は676グラムで、平成30年度までには642を目標とするというふうに書いてあることと比べて、全然多いじゃないですか。全然減っていないでしょう。平成30年度、40年度に10%減らすようになっているんだけど、全然逆になっているでしょう。そのことをしっかり認識していますか。もう一度答弁してください。 52 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。 53 ◯生活環境部長齋藤秀幸君) ご答弁申し上げます。先ほど、申しわけございません、1日当たりのごみの排出量、948グラムと申し上げました。計画が、30年度までに5%下げて、34グラム減の642グラムと目標値を掲げてございました。申しわけございませんでした。作成した計画の数値に向けて、新しいごみ処理施設も稼働を迎えることでございますので、資源化、ごみの減量化に取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 54 ◯議長(岡野孝男君) 9番・小松豊正君。 55 ◯9番(小松豊正君) これは、声を大きくして強調しなきゃなりませんけれども、大木町から学ぶべきことが多くあるというのは、このように石岡市自体も、計画は立てているんだけど、実態は逆になっているんですよね。資源化率が逆に下がっているとか、それから、ごみの排出量が多くなっているとか、ごみの減量化・資源化が、実際には実績が全く逆になっているんです。それで、私が強調したいのは、いくらこういうふうに目標を立てても、具体的に手を打たなければ何ら変わらないんですよ。  ただこういうごみのカレンダーを流しているだけでは変わらない、逆になってしまうということを、よくよく認識していただいて、そこで(2)の問題ですけれども、非常に私たちが今気をつけなきゃならないのは、霞台厚生施設組合が広域ごみ処理施設を建設するからといって、分別・資源化を怠ってはならない。ここをよくやはり我々は考えて、この方向に進むように、具体的にやる必要があるわけですね。そうしないと、新しいものができた、何でも燃やせ、燃やせ燃やせと、資源化率は上がらないと、大気汚染が進むということでは、今の世界的、日本の傾向からいうと逆になるおそれがあるので、私は声を大にして強調しているわけです。  そこで(2)の質問ですけれども、1)古布の回収、これは今年から始まってよかったと思いますけど、この現状と方針についてお伺いいたします。 56 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。 57 ◯生活環境部長齋藤秀幸君) 古布の回収の現状と実績についてご答弁申し上げます。古布の回収の現状と実績でございますが、昨年度までは八郷地区のみで実施してございましたが、今年度から石岡地区でも実施いたしました。初めに石岡地区の実績でございますが、古布回収は隔月としておりまして、6月までに2回実施しまして1万3,860キロを回収し、11万880円の売り上げがございました。現状といたしましては、1回目の4月分より2回目6月分の回収量が約2倍に増えている状況から、徐々に周知が浸透してきたものと思われます。八郷地区におきましては毎月回収しておりまして、6月までに3回実施し、9,150キログラムを回収し9万8,820円の売り上げで、両地区合わせまして約23トンの古布を回収し、20万9,700円の売り上げ実績がございました。  引き続きまして、先ほどの一般廃棄物処理基本計画のデータでございますが、議員もお手持ちになられているかと思いますが、これら基本計画が、平成31年度、来年ですけれども、見直しを行いまして、平成33年度以降に数値を決定することになりますので、若干数字がまた見直されるものと思われます。  以上でございます。 58 ◯議長(岡野孝男君) 9番・小松豊正君。 59 ◯9番(小松豊正君) この古布は、1回目より2回目のほうが倍になったと。周知が行き届いているということもあるんだけど、それだけやっぱり古布を出す状況があるということだと思うので、これは2か月に1回なんだけれども、毎月とか、そういうふうには積極的に考えたらどうですか。 60 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。 61 ◯生活環境部長齋藤秀幸君) ご答弁申し上げます。議員がおっしゃるとおり、回収実績もございますので、処理場の受け入れ状況も考えまして、円滑に分別収集できるのであれば、毎月ということも当然考えられますけれども、現時点におきましては、2か月に1回が、今の分別収集の体制ではやっとの状況でございまして、今後検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 62 ◯議長(岡野孝男君) 9番・小松豊正君。 63 ◯9番(小松豊正君) ぜひこれは市民も喜んでいるので……。これは、今までは燃やしていたわけです、みんな。だけど、これはやっぱり回収できてお金になると。非常にいいことなので、市にとっても市民にとっても、これは積極的に検討してください。  それから、次に2)ですけど、生ごみはどうするのかお伺いします。 64 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。 65 ◯生活環境部長齋藤秀幸君) 生ごみのリサイクルにつきましてご答弁申し上げます。生ごみのリサイクルにつきましては、平成28年度に、既に取り組んでいる土浦市をベースに、実施に向けた検証をしてございます。当時の検証結果といたしましては、生ごみをリサイクルするために、中間処理委託料及び収集車両の増に伴います搭乗員等の経費を算出し、処理場に搬入すべき生ごみの搬入量減による霞台厚生施設組合負担金の減額分を差し引いて、約1億7,000万円が増額となる試算や、土浦市の例による生ごみの水切り不足による円滑な収集運搬への課題等がございまして、実施には至らなかった経緯がございます。  以上でございます。 66 ◯議長(岡野孝男君) 9番・小松豊正君。 67 ◯9番(小松豊正君) 土浦市は日立セメントのメタン工場に処理を依頼していて、私が行ったときもまだ余裕があるということで、検討した結果かと思うんですけど、これも私はあると思います。  それから、前にも質問しましたけれども、やっぱり住民自身がやる方法では、コンポストの補助金を出して、家庭内で生ごみを再利用するという方法もあるんですね。小美玉等ではコンポストに補助金を出していますけれども、石岡ではこういうことはやるべきだと思うんだけど、いかがですか。 68 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。 69 ◯生活環境部長齋藤秀幸君) コンポストの補助につきましてご答弁申し上げます。合併後に需要が少なくなったということと、当初の補助の目的を達成したという理由で、コンポストの補助金を廃止した経緯があったかと思います。  以上でございます。 70 ◯議長(岡野孝男君) 9番・小松豊正君。 71 ◯9番(小松豊正君) これは、周辺のかすみがうら市、小美玉市でも実際にやっているわけだから、そういう要望があるわけです。もう一度これは再検討して、やっぱり一人一人の家庭の方が生ごみを自分で処理していくと、それで肥やしとか何かにしていくということは非常に有効なので、ぜひこれを考えてもらいたいと思います。  それから、3)ですけれども、廃プラスチック類はどうするのか。新治広域組合では分別回収しています。八郷地域では分別回収しているんだけど、石岡でやっていないと。石岡もやるべきではないでしょうか。お伺いします。 72 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。
    73 ◯生活環境部長齋藤秀幸君) プラスチック類につきましてご答弁申し上げます。プラスチック類につきましては、既に市内外の大型スーパー等で店頭回収を積極的に実施している状況もございますが、プラスチック類を分別回収する上で、費用対効果及び市民の理解等を考慮し、今後、新ごみ処理施設の稼働を控え、石岡、八郷両地区のごみの分別収集及びごみ袋等の統一を図る上で、プラスチック類の分別につきましても総合的に検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 74 ◯議長(岡野孝男君) 9番・小松豊正君。 75 ◯9番(小松豊正君) それから、ごみの回収袋ですけれども、八郷地域ではどういう袋を使っても構わなく、それで無料です。石岡地域ではごみ袋は有料です。ごみ処理場の広域化に際し、安いほうに合わせて無料化すべきだと考えますけれども、どうでしょうか。 76 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。 77 ◯生活環境部長齋藤秀幸君) ご答弁申し上げます。新しい広域の新ごみ処理場の稼働を迎えるに当たりまして、4市町の統一もさることながら、市内のごみ袋も統一するしかございませんので、その辺、先ほど申し上げたとおり総合的に検討してまいりたいと考えます。  以上でございます。 78 ◯議長(岡野孝男君) 9番・小松豊正君。 79 ◯9番(小松豊正君) いろいろお伺いしてまいりましたけれども、やはり私は、こういう先進地と言われるところには、石岡の担当者も、大木町だけではないと思うので、ぜひ現地を見て、今度つくる新しい計画に積極的に入れて、それで具体的な対策を打たなければ、黙っていたらばうまくいかないわけです。具体的な手を入れて、そしてやっぱりするように、これはぜひお願いしたいと思います。  時間の関係もございますので、次に移らざるを得ません。質問項目の第3は、東海第2原発避難計画協定と石岡市の対応についてお伺いをいたします。  今年の11月に運転開始から満40年を迎える東海第2原発の20年延長・再稼働を認めるのかどうか、これが大きな問題になっております。県内だけではない、首都圏、ある意味では日本全体の大きな問題になっております。9月1日の午後、水戸市内で「東海第二原発再稼働STOP!!茨城県大集会」が開催され、会場満杯、立ち見も含めて1,000名が集まりました。今泉石岡市長もこの賛同人に名を連ねておられまして、石岡市民も多くの方が参加しました。県内市町を代表して中島 栄美浦村長が挨拶、福島県の前南相馬市長の櫻井勝延さんは、原発事故からの最善の避難計画は原発を再稼働させないことではないかと、痛切に自分の体験を踏まえて訴えておられました。  そこで質問いたします。(1)石岡市が東海第2原発避難計画策定、この場合は石岡市は受け入れるほうですけれども、義務付けられている法的根拠について説明を求めます。 80 ◯議長(岡野孝男君) 総務部長・久保田君。 81 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。まず、国では、災害対策基本法に基づきまして、中央防災会議が作成する防災基本計画原子力対策災害編において、実用発電用原子炉施設から概ね30キロ圏内の地方自治体は広域避難計画の策定を義務付けられております。これが法的根拠と考えております。  以上でございます。 82 ◯議長(岡野孝男君) 9番・小松豊正君。 83 ◯9番(小松豊正君) (2)ですけれども、緊急避難計画策定の現状と問題点について、1つずつお伺いをしてまいります。  1)県の計画では、ひたちなか市民1万5,445人が石岡に避難するという計画になっております。バスや車で石岡市に避難移動し、石岡市が受け入れることが可能なのか、どのような交通手段を何台、誰が確保するのかをお伺いします。 84 ◯議長(岡野孝男君) 総務部長・久保田君。 85 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。ひたちなか市の市民の皆さんが現段階で石岡市に何名来られるという具体的な数字については、ご答弁申し上げられませんが、いずれにしても、PAZ、UPZ圏内のひたちなか市民15万人の避難計画が、茨城県の広域避難計画には示されております。そういった中で、その人数を受け入れるわけですけれども、まず、県が策定した時点の県の調査におきましては、避難者数と避難経路を反映させたものとして、避難を誘導することになっておるわけですけれども、実際、避難者をどこに集めてというのは、広域避難計画の中では、まず避難の基本は自家用車を基本としてございます。自家用車を持っていない方は、公的機関が用意したバスなどでの避難を想定してございますので、バス等の移動手段の確保は、ひたちなか市と県で確保していくものと考えております。  また、具体的な、どういった場所にどういった時間でどこへ一時的に集約してというような細かな計画については、現在、ひたちなか市で策定を進めている広域避難計画の中で策定されるものと考えております。  以上でございます。 86 ◯議長(岡野孝男君) 9番・小松豊正君。 87 ◯9番(小松豊正君) これ、なかなか具体的になりませんよね、何回聞いても。ひたちなか市はいつまでに具体化して石岡に相談するということになっているんですか。期限はどういうふうになっているんですか。 88 ◯議長(岡野孝男君) 総務部長・久保田君。 89 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。さまざまな状況がひたちなか市にもあるのかと思いますが、具体的な日程等については、まだひたちなか市のほうから当市への打診等はございません。 90 ◯議長(岡野孝男君) 9番・小松豊正君。 91 ◯9番(小松豊正君) 全く曖昧なままです。  2)ですけれども、スクリーニングポイント、除染する場所、それから、どういうところを石岡では避難場所として考えているのか、お伺いします。 92 ◯議長(岡野孝男君) 総務部長・久保田君。 93 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。避難してくる場合に、まずスクリーニングポイントというものを設けると思いますが、それにつきましては、ひたちなか市から当市へ避難してくる常磐道や国道6号のルート上で、東海第2原発から30キロ圏内の境界付近に設置される計画になっているようでございます。避難先へ安全に避難するための放射性物質付着確認検査や除染を行うため、スクリーニングポイントについては県が設置することとなってございます。  まず、当市に想定される9か所の基幹避難所につきましては、まだ、先ほど申し上げましたように、ひたちなか市のほうでの計画が策定されていないということで、1つの目安として9か所に、ひたちなか市の市民の皆さんが避難されてくるわけですので、そういったランドマーク的な施設を選定することが1つ肝要なのかというふうには考えております。また、そこで行う業務としては、スクリーニング証明書の確認や避難者数の把握などを行って、その後、市内の石岡市の避難所へ、できれば自治会ごとのコミュニティを維持する形で、そういった避難が有効ではないかというふうに、当市では考えております。 94 ◯議長(岡野孝男君) 9番・小松豊正君。 95 ◯9番(小松豊正君) この避難場所というのはどこを考えているんですか。小学校、中学校、高校の体育館、またスポーツ公園、運動公園の体育館、そういうところを考えているんですか。はっきり言ってください。 96 ◯議長(岡野孝男君) 総務部長・久保田君。 97 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。当市の避難所先といたしましては、現在39か所の指定避難所がございますので、その中の避難所へ避難していただくということを想定してございます。  以上です。 98 ◯議長(岡野孝男君) 9番・小松豊正君。 99 ◯9番(小松豊正君) 3)ですけれども、全体としてどれくらいの面積に1万5,445人を受け入れることになるのか。全体の面積、1人当たりの居住面積はどのようになるのか、お伺いします。 100 ◯議長(岡野孝男君) 総務部長・久保田君。 101 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。当市の指定避難所は、体育館や公民館など、先ほども申し上げましたが39か所ございます。そこの総面積といたしましては3万6,326平米を指定してございます。そこで、県では、原子力災害に備えた茨城県広域避難計画策定時の広域避難先の避難所の件数及び面積に基づきまして、当市といたしましては1人当たりの居住面積を2平米で、受け入れ避難者数を算出してございます。  以上でございます。 102 ◯議長(岡野孝男君) 9番・小松豊正君。 103 ◯9番(小松豊正君) 1人2平米、2平方メートルという答弁がございましたけれども、大人の人、私でも173センチあるわけだから、人によっては横になれば終わりと。とても……、居住するのは全く困難です。今、総務部長が答弁されましたように、面積を居住者で割れば2平米になるという計算と言われましたけれども、これは国際基準があるわけです。スフィア基準。20年前に赤十字が決めたものだと思いますけれども、国際基準では、どういう難民でも、どういう場合でも、最低人間1人当たりは3.5平米と決まっているわけです。とても日本で2平米というのは信じられないような狭さで、これは大問題だと思いますけれども、どう考えますか。 104 ◯議長(岡野孝男君) 総務部長・久保田君。 105 ◯総務部長(久保田克己君) ただいま議員が申されましたスフィア基準によりますと、確かに最低基準ということで、1人当たり3.5平米というような表記がされているようでございます。当市の先ほど積算した中では、このスフィア基準には基づかないで、茨城県の広域避難計画の2平方メートルを採用したわけでございますが、避難の期間にもよるかと思います。石岡市で避難を受け入れるのは一時的避難ということで、1か月程度ということを想定してございます。そういった中で、だんだん避難者の数が減るということであれば、避難者1人の占有面積というのも拡大していけるのかなと考えてございます。  以上でございます。 106 ◯議長(岡野孝男君) 9番・小松豊正君。 107 ◯9番(小松豊正君) これは総務部長の勝手なといいますか、推測であって、非常に無理があることを県は考えていると。国際基準に全く合わないと、それから実態にも合わないということを言わざるを得ないので、これは担当部局からも、そういうことを県が言うのであれば、県にもっと国際基準に合わせろというふうに意見を上げてもらいたいと思います。  4)ですけれども、要配慮者、入院している方々、それから施設で介護を受けている方々、あとは妊婦さんとか、こういう1人では動けないような方は、どういうふうなやり方で受け入れるんですか。 108 ◯議長(岡野孝男君) 総務部長・久保田君。 109 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。要配慮者の広域避難につきましては、原子力災害に備えた茨城県広域避難計画におきまして、在宅の要配慮者のうち自家用車で避難できない方につきましては、県やひたちなか市で確保したバスや福祉車両等を活用し、当市の指定避難所に避難し、必要に応じて福祉避難所へ避難する計画になってございます。また、病院や福祉施設の要配慮者の避難は、施設管理者と県及びひたちなか市が連携を図り、避難先となる病院や福祉施設をあらかじめ定めておき、受け入れ要請後、バスや福祉車両等を活用し避難する計画となってございます。  以上でございます。 110 ◯議長(岡野孝男君) 9番・小松豊正君。 111 ◯9番(小松豊正君) これも全く机上の空論だと私は思うんだけど、実際に非常にこれは困難ですね、こういう今言ったことをやるとすれば。それで、ひたちなか市の取り組みがはっきりしなければ、石岡としての受け入れ計画も難しいんだというのは1つの筋ですけれども、これは今、担当部、総務部としては、ひたちなか市は……。ひたちなか市では何を取り組んでいるんですか。いつごろそういうのが石岡市に示されるんですか。そこをちょっとはっきり言ってください。 112 ◯議長(岡野孝男君) 総務部長・久保田君。 113 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。ひたちなか市の取り組み状況といたしましては、これまで県の広域避難計画に基づきまして、平成27年度から広域避難先自治体と協議を重ね、今年3月に県内14市町村と、さらに同年7月には千葉県内の10市町と原子力災害におけるひたちなか市民の県内及び県外広域避難に関する協定書を締結したところでございます。今後、ひたちなか市では、広域避難計画策定に向け、市民の皆様への住民説明会などを行った後、改めて受け入れ先自治体を対象とした、計画策定に向けた打ち合わせを開催していく予定であるというような協議をいただいております。  以上でございます。 114 ◯議長(岡野孝男君) 9番・小松豊正君。 115 ◯9番(小松豊正君) 全くひたちなかでも、住民説明会、いつどういうふうにしてどうなるのか、はっきり総務部長は答えられないような状況でございます。  そういう中で、6)ですけれども、今、大きな問題になっている東海第2原発は、今年の11月28日で稼働以来40年の節目を迎えるんですね。それで、日本原電が再稼働・20年延長申請、そういう動きがあるんですけれども、これはまた3つの重要な項目をクリアしなければ廃炉になってしまうわけですけれども、しかし、11月28日が目の前にあるのに、いまだにひたちなかのほうでどういうふうになるのかわからない。石岡としても全く具体化されない。こういう関係で、11月28日が毎日毎日進んできているわけです。  そうすると、避難計画策定というのは、原電の再稼働・20年延長との関係で言えば、前提条件となるのか、ならないのか、お答えいただきたいと思います。 116 ◯議長(岡野孝男君) 総務部長・久保田君。 117 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。原子力災害時の広域避難計画は、防災基本計画の原子力災害対策計画編において、実用発電用原子炉施設から概ね5キロ圏内のPAZ内の地方公共団体においては避難計画を策定するとしており、概ね30キロ圏内のUPZ内の地方公共団体においても広域避難計画を策定するとしていることから、広域避難計画は、実用発電用原子炉施設の稼働、非稼働にかかわらず、施設がある限りは策定しなければならないものと考えてございます。  以上でございます。 118 ◯議長(岡野孝男君) 9番・小松豊正君。 119 ◯9番(小松豊正君) だから、今の総務部長のお話を聞くと、原発の再稼働・20年延長申請との関係では、そういうのと関係なく避難計画はつくるべしと、こういうふうになっていると、だから前提条件ではないということでいいですね。お答えください。 120 ◯議長(岡野孝男君) 総務部長・久保田君。 121 ◯総務部長(久保田克己君) 先ほども申し上げましたように、広域避難計画は、実用発電用原子炉施設の稼働、非稼働にかかわらず、施設がある限りは策定しなければならないものと考えております。 122 ◯議長(岡野孝男君) 9番・小松豊正君。 123 ◯9番(小松豊正君) そうしますと、避難計画が関係ないと。完了しないと。しかし、11月28日に向けて、日本原電はさまざまな手を打って動かそうとするということになっていくわけですけれども、そういうふうな状況で再稼働を認めることは、全くできないと思います、住民の感覚としては。そういうのもできていないのに。28日を原電がやるということでクリアするというのは、全く認められないと思いますけれども、市長はどのようにお考えでしょうか、お伺いいたします。 124 ◯議長(岡野孝男君) 市長・今泉君。 125 ◯市長(今泉文彦君) 東海第2原子力発電所のあり方については、国や県の政策推移を見守ってまいりたいと思います。 126 ◯議長(岡野孝男君) 9番・小松豊正君。 127 ◯9番(小松豊正君) これは全く、前の私の質問に対する答弁と同じ答弁だと認識をいたします。  7)入浴設備、トイレ設備、エアコン設備などについては、実際にどういうふうに石岡で対処できるのか、質問いたします。国際基準では、トイレは20人に1つ、男1に対して女3という割合でつくるべきだとなっておりますけれども、このことについてお考えをお聞きいたします。 128 ◯議長(岡野孝男君) 総務部長・久保田君。 129 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。まず1点目の入浴施設でございますけれども、これらの設置につきましては、自衛隊による仮設入浴支援や、協定先として市内ゴルフ場の入浴施設の活用などにより、確保を図ってまいりたいと考えてございます。このほか石岡市内には、やさと温泉ゆりの郷などの公共入浴施設や民間入浴施設なども営業してございますので、今後、こういったものを活用するとなれば、施設管理者との協議が必要になってくると思いますので、そういった方法を検討してまいりたいと考えてございます。  2点目のトイレ設備につきましては、指定避難所それぞれに設置しておりますが、収容人数によっては不足なども生じることが考えられますので、石岡市と締結しております協定先から仮設トイレの供給を要請することにより、確保を図ってまいりたいと思います。そういった段階では、先ほど議員がおっしゃられましたスフィア基準の検討なども、していく必要があろうかと考えてございます。  3点目のエアコン設備につきましては、避難所39施設のうち、公民館などの6施設、石岡運動公園の計7施設には整備されてございますが、学校の体育館には未整備のため、別な方法による設置が求められるのかなと考えております。西日本で起きました平成30年度の7月豪雨の際に報道等で拝見した中では、スポットクーラーや業務用エアコンなどのレンタルにより、避難者の熱中症対策などを行っている映像がございました。当市においても、そういった臨時的に備えられるようなものの流通在庫とか、そういった協定の中で確保してまいりたいと考えております。  以上でございます。 130 ◯議長(岡野孝男君) 9番・小松豊正君。 131 ◯9番(小松豊正君) 非常に明確でない、非常に曖昧性の残る答弁というふうに理解せざるを得ません。  (3)東電福島第1原発事故に対する石岡市としての損害賠償請求額、そして、入金額は現時点でどうなっているのか、お伺いします。 132 ◯議長(岡野孝男君) 総務部長・久保田君。 133 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。本市の損害賠償請求額につきましては、平成29年度末時点で9,003万5,388円を東京電力株式会社へ請求してございます。平成29年度末までに支払われた金額は4,532万6,091円で、未払いの金額は4,470万9,297円となってございます。この未払い金の内訳につきましては、放射線測定事務に携わった職員の給与、時間外勤務手当等の人件費3,257万4,630円が示されておりますので、大半が人件費というものが未払いになっていると考えてございます。また、平成29年度に新たに請求した水道水の放射線検査費やイノシシの処分費など、損害賠償請求681万1,929円につきましては、平成30年度以降に精算されるものではないかと考えてございます。  以上でございます。 134 ◯議長(岡野孝男君) 9番・小松豊正君。 135 ◯9番(小松豊正君) 石岡市の例をとっても半分ですね。約半分は未払いです。私どもも調べましたけど、水戸では入金率が45.4%、つくば市では12%、守谷市では11.45%。あれだけ東京電力がさまざまな迷惑を与え、今でも苦しんでいるのに、東電はこういう状況で支払いをしておりません。そして、日本原電が東海第2原発を再稼働させるために必要としているお金は、1,740億円とされております。それで、日本原電は、ほとんど自己資金はありませんので、日本原電が再稼働させるためには、これらのお金を銀行から融資を受ける。それは、東京電力、東北電力、こういうところに頼っているということなんだけれども、全く私は、東京電力がこれだけ多くのお金を残しているのに、そういうことを置いておいて、日本原電にお金を融資するというようなことは、とても理解ができるものではありません。  時間がありませんので、(4)に移ります。避難協定第2条、甲、つまり石岡市は、自らが被災するなど、正当な理由がある場合を除くと、受け入れの除外規定がありますけれども、石岡市が自ら被災するなどとはどのような場合を想定していますか。質問します。 136 ◯議長(岡野孝男君) 総務部長・久保田君。 137 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。原子力災害時にひたちなか市の被災者を当市が受け入れできない場合の想定といたしましては、東日本大震災のような広域で災害が発生した場合で、当市が被災地となり、ひたちなか市の被災者の受け入れができないと判断した場合を想定してございます。  以上でございます。 138 ◯議長(岡野孝男君) 9番・小松豊正君。 139 ◯9番(小松豊正君) 今、PAZ、UPZの話がありましたけれども、石岡市などUPZ外、つまり30キロ圏以外の市町村についてでありますけれども、必要に応じて予防的防護措置、屋内退避を行う可能性がある旨の注意喚起を行うものとされております。ここで私が言いたいのは、実際に福島原発から50キロ離れておりました飯舘村でも、北上したプルーム、原発事故によって発生した大量の放射性物質を含んだ原子雲によって汚染され、全村民が避難を余儀なくされました。飯舘村と同じく東海第2から50キロ圏内に離れている石岡市はどうかと。土浦気象台のデータでは、石岡市上空には北東の風が吹いている。つまり、東海村のほうからの風が吹いている。ある学者の研究でも、同じような被害を受ける可能性があると。ですから、こういう場合には、石岡市民自身が避難を考えなきゃならないということになっていくわけですけれども、市長は、受け入れることはあれだけど、石岡市民自身の避難計画というのは、そういう角度で考えたことはありますか。 140 ◯議長(岡野孝男君) 総務部長・久保田君。 141 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。確かに想定といたしましては、30キロ圏外の石岡市においても、風の向きで、そういった、今、議員がおっしゃられたような、飛散するような可能性は否定できないものと考えております。そういったことも含めまして、茨城県の地域防災計画では、必要に応じて圏外の市町村に対しても、まず屋内退避などの可能性がある旨の注意喚起を行うというふうに、計画の中ではなってございます。  また、今年の5月でございますけれども、原子力発電関係団体協議会、茨城県を含む13道県になるわけですけれども、この知事が原子力発電等に関する要望書を国に提出されまして、その中に、UPZ圏外の自治体においても、事前の対策について改めて検討するよう要請しているという情報を得てございます。  以上でございます。 142 ◯議長(岡野孝男君) 9番・小松豊正君。
    143 ◯9番(小松豊正君) いろいろと伺ってまいりましたけれども、再稼働等は1つの前提条件になっていない。けれども、現時点においても、東海第2原発の核燃料の保有がどうなっているかを考えれば、水冷燃料プールには貯蔵容量2,250体に対して2,202体で、あと5年あればもう満杯になると。こういうところに地震などがあれば、大変な事態になるわけです。ですから、そういうこともあわせまして、避難計画が義務付けられているということだと思いますけれども、今、私がいろいろ聞きましたけれども、現時点においても非常に具体的になっていない。これからだという答え、検討しているという答えが続いているわけなんですね。ですから、これは、非常にさまざまな困難がたくさんあるということだと思います。  ですから、現実的に有効な緊急避難計画というのは、(5)番目なんですけれども、どのように可能なのか。市長の見通し、見解をお伺いいたします。どう考えておられるのか。 144 ◯議長(岡野孝男君) 市長・今泉君。 145 ◯市長(今泉文彦君) 現実的に有効な避難計画ということでありますけれども、まず私たちが考えなくてはならないのは、福島原発の教訓であります。飯舘村のお話もあるでしょうし、双葉町ですとか大熊町とか、そういったところの教訓もございます。それを踏まえて、広域避難計画、茨城県にも東海第2原子力発電所があるということをしっかりと認識して、考えていかなくてはならないということ。何にも増して石岡市民をそういった被害から救わなくてはならないということが、広域避難計画に求められるものだと思います。これから東海第2原発についていろいろな議論があるかと思いますけれども、その政策推移を見守ってまいりたいと思っています。  以上です。 146 ◯議長(岡野孝男君) 9番・小松豊正君。 147 ◯9番(小松豊正君) 現時点でも、膨大な青森県の六ヶ所村再処理工場の放射能より1.7倍もあるというふうにも言われております。ですから、今でもそういう危険があるんだけど、そういう中でさらに再稼働すればどれだけ危険性が増すかというのは、ものすごく明らかなことなので、私たちはそういう点からも、再稼働は止めて廃炉にしていくということで、県民と力を合わせていきたいと考えております。  次に、質問項目の第4、市民の切実な要望と具体化についてお伺いいたします。  (1)暑さ対策について。1)小中学校の特別教室にもクーラーをつけてほしいという要望が強いですけれども、どのようにお考えでしょうか。 148 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 149 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。小中学校の教室の空調設備でございますが、普通教室につきましては、市内24校全校において設置が完了してございます。特別教室への空調設備の設置につきましては、現在、策定を進めております石岡市教育推進計画の中で、教育施設の充実のための取り組みの1つとして掲げまして、計画的に整備を進めていきたいと考えてございます。  以上でございます。 150 ◯議長(岡野孝男君) 9番・小松豊正君。 151 ◯9番(小松豊正君) 2)ですけれども、小中学校の体育館と運動公園の体育館、この場合には石岡には設備があるんですけど、八郷運動公園の体育館はどうするのかと。冷風扇とか網戸とか、そういうことも聞くときがあるんですけれども、いかがお考えですか。 152 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 153 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。冷風扇のご提案でございますが、冷風扇につきましては、氷や水などを使用して冷やした空気を、扇風機のように送り出す機器でございます。そのため、冷風を感じられるのは機器の正面のみとなってございまして、室内の温度を下げる効果はあまり期待できないものと考えております。また、網戸のご提案でございますが、現在におきましても、体育館の使用の際に気温が高いとき、外の空気を取り入れたいとき、扉、あるいは窓を開放して使用されている状況にございます。網戸が必要となりますのは夜間になると思われますので、体育館の使用等の状況を見ながら検討してまいりたいと考えてございます。  なお、八郷運動公園の体育館、あるいは小中学校の体育館の空調の整備でございますが、先ほどもご答弁しましたとおり、まずは小中学校の特別教室への空調整備を優先して進めてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 154 ◯議長(岡野孝男君) 9番・小松豊正君。 155 ◯9番(小松豊正君) 3)ですけれども、生活保護者へのクーラー設置はどのようになっていますか。お伺いします。 156 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 157 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 生活保護者へのクーラー設置についてご答弁申し上げます。クーラーやエアコン等の冷房器具については、一般的な家電製品の購入と同様、設置についての制限はございません。設置費用の対応でございますが、今年度から、生活保護法による保護の実施要領の一部改正により、生活保護の開始時や転居の場合に、最低生活に直接必要な家具・什器の持ち合わせがない、または賄うことができない高齢者、障がい児、障がい者、小児及び難病患者等のいる世帯に対し、5万円を上限に支給できることとなりました。なお、要件に該当しない世帯は、石岡市社会福祉協議会が行っている上限5万円の小口貸付資金貸付事業をご案内し、冷房器具の設置について対応してございます。  以上でございます。 158 ◯議長(岡野孝男君) 9番・小松豊正君。 159 ◯9番(小松豊正君) (2)ですけれども、市民の皆さんから、石岡駅の観光案内所というのがあるんですけれども、そこに併設しなくても別にいいんですけど、石岡駅のところに市民の皆さんの書類の受付とか簡単な証明書などの発行ができる、いわゆる市の出張所をつくってもらいたいという要望がありますけれども、どのようにお考えでしょうか。お伺いいたします。 160 ◯議長(岡野孝男君) 総務部長・久保田君。 161 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。市内における出張所につきましては、市民の利便性向上といった観点から恋瀬出張所と園部出張所の2か所を設置している状況にございます。主な事務分掌といたしましては、市税その他の収納に関すること、諸届の受付、諸証明に関することとなってございます。諸証明につきましては、現在、市役所や出張所だけでなく、マイナンバーカードを利用して、コンビニエンスストアで証明書の交付を受けることができます。また、水曜日の窓口を午後7時まで延長し、休日には証明書交付の臨時窓口を設置するなど、市民の皆様の利便性向上を図ってきているところでございます。  石岡駅、観光案内所と併設した出張所の設置につきましては、そういった要望の声が大きくなれば、出張所の必要について調査研究してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 162 ◯議長(岡野孝男君) 9番・小松豊正君。 163 ◯9番(小松豊正君) よろしくお願いします。  (3)ですけれども、乗り合いタクシーの土日運行と小型循環バスの運行についてでございます。今、平日は動いておるんですけれども、土曜日、日曜日、いわゆるいろんな行事があるときも、今、家庭の状況がお年寄りだけになるとか、子どもさんがなかなかそういうふうに動いてくれないとか、いろいろあるわけでありまして、土日も動かしてもらえないかという要望が強いです。  また、小型循環バス、これは、小型でいいから、例えば駅とか役所とか病院とかスーパーとか、時間を区切ってぐるぐると循環する、決まった時間に決まったように来るということになると非常にいいんだがなという声もあるわけなんですね。この機会に、またあわせて、今、乗り合いタクシーを利用する方々からも、目が不自由な方や腰が不自由、足が不自由な方々に、ぜひ運転手さんが低い台を置いたり、手を貸したり、乗りおりを助けてもらう、そういうサポートしてもらうと非常にありがたいんだがなという声もございまして、ぜひそういうことも含めて指導徹底、この2つの運行とあわせて、そういう配慮の問題も要望がありますので、あわせていかがお考えでしょうか。答弁をお願いします。 164 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・菱沼君。 165 ◯都市建設部長菱沼茂雄君) 乗り合いタクシーの土日運行についてご答弁申し上げます。乗り合いタクシーの運行状況でございますが、土日、祝日、年末年始は運休しております。これは、乗り合いタクシーが補完的な公共交通機関のため、休日運行することにより、路線バスや民間タクシーなどの既存公共交通事業者を圧迫することになり、地域の公共交通を衰退させるおそれがあるためでございます。また、乗り合いタクシーの降車場所のおよそ3割を占める医療機関が、土日・祝日は休診日が多いためでございます。さらに、土日・祝日に運行した場合の費用対効果が悪いためでございます。土日運行の要望につきましては、以上のようなことから、検討の域を出ない状況でございます。  次に、小型循環バスの運行についてご答弁申し上げます。循環バスにつきましては、石岡地区で平成15年度途中9月1日から平成18年度まで、石岡地区内を5つに分けた循環バスを運行しておりました。循環バスの利用状況と運行実績などから、定時定路線の市内循環バスからドア・ツー・ドアの乗り合いタクシーに制度移行した経緯がございます。議員ご指摘の小型循環バスの運行でございますが、現在策定中の石岡市地域公共交通網形成計画の策定経過で、他の公共交通制度の見直しとともに、必要性を調査研究しているところでございます。  以上でございます。 166 ◯議長(岡野孝男君) 小松議員に申し上げます。通告のように、質問する際は一問一答方式を遵守願います。  9番・小松豊正君。 167 ◯9番(小松豊正君) いろいろ努力されていること、また、なかなかそれを実現する上で難しいことなどもお話しになったかと思いますけれども、これからやっぱり高齢化社会に向かう中で、そういう方々が、例えば運転免許証を返納するという方も出てくるわけですね。70歳以上の方もいます。それで、小美玉市では、70歳以上で免許証を返納した方、もともと免許証を持っていない高齢者に、初乗り運賃タクシー券24枚、これは、石岡では初乗り運賃730円ですけれども、行って帰ってくる、1月に1回、12か月だから24枚という計算なんだけれども、このような温かいことをぜひ考えてもらいたいと思いますけれども、最後に市長のお考えをお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。 168 ◯議長(岡野孝男君) 市長・今泉君。 169 ◯市長(今泉文彦君) 移動制約者に関してですけれども、これは大変深刻な問題で、緊急性を要する部分でもあると思います。そういった中で、ただいま小松議員が提案された駅の出張所ですとか、あるいは乗り合いタクシー、デマンド、循環バス、そういった提案は、1つの移動制約者に対するフォローアップの政策のヒントになるものだというふうに、今お話を受け取りました。今後、そういったものを考えていく上で、総合的な対策の1つとして、よいヒントになったと思っております。ありがとうございました。 170 ◯議長(岡野孝男君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午前11時21分休憩            ───────────────────────                   午前11時36分再開 171 ◯議長(岡野孝男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  13番・関口忠男君。 172 ◯13番(関口忠男君) 13番・関口忠男です。通告に従いまして、1項目、消防行政について質問をいたします。  消防行政についてでございますが、消防の分野においても、人口減少、また高齢化社会などさまざまな現状課題に直面し、全国的にも想定を超える災害が発生していることから、市民にとっても消防は重要な役割を担っていると思います。このような中で、消防本部では、消防団と共同したラインの確保や、消防職員の質の向上を進めていることと思いますが、これらの現状と課題に対し、消防行政の役割、そして持続的な行政サービスの安定化をしていくにはどのような考えであるのか、そして、その取り組みとしてどのように進めていくのか、お尋ねをしたいと思います。  今回は、大まかな消防団の部分と、免許制度改正に伴う消防車両の運用に関することについてお伺いをしたいと思います。  まず1つ目の、石岡市消防団についてです。消防団の再編の進捗についてお伺いをいたします。これは、30年度、再編が大分進んだということは聞いておりますので、その後の進捗状況についてお伺いをいたします。最初に、消防団再編をする目的、きっかけがあったと思いますが、これについてお伺いをいたします。 173 ◯議長(岡野孝男君) 消防長・小松崎君。 174 ◯消防長(小松崎政次君) ご答弁申し上げます。近年、働き方やライフスタイルが多様化していることから、消防団の置かれている環境は大きく変化してございます。また、進展する少子高齢化や人口減少に対しても対応可能な体制づくりを進めていく必要があることから、消防団再編に向けさまざまな検討を重ねた結果、効率的な体制を保ちつつ、消防力の充実強化を目的とし、八郷地区の消防団の再編を行ったところでございます。  以上でございます。 175 ◯議長(岡野孝男君) 13番・関口忠男君。 176 ◯13番(関口忠男君) この消防団再編、八郷地区において平成19年から協議をしていたようでございますが、そのときには、八郷地区消防団を部制にするのか、分団制にするのか、そういう協議がなされていたようでございます。消防団の充実強化を図るということですが、再編後の分団の数と分団の役職についてお伺いをいたします。 177 ◯議長(岡野孝男君) 消防長・小松崎君。 178 ◯消防長(小松崎政次君) 再編後の分団の数と分団の役職についてご答弁申し上げます。まず、分団の数でございますが、平成30年4月1日から、八郷地区の消防団8分団32部制の部制を廃止いたしまして、16分団制に再編を行いました。石岡地区の10分団と合わせまして、26分団制で運用を開始したところでございます。  次に、再編後の八郷地区の役職でございますが、1個分団の分団編成でございますけれども、分団長1名、副分団長1名、班長5名、団員20名の27名体制を基本として運用を開始したところでございます。  以上でございます。 179 ◯議長(岡野孝男君) 13番・関口忠男君。 180 ◯13番(関口忠男君) 現在も部長という方がおられますが、その部長制は、今、消防長の話では入っていなかったんですが、現在いる部長は、どのように今後対応していくんですか。 181 ◯議長(岡野孝男君) 消防長・小松崎君。 182 ◯消防長(小松崎政次君) 部長の階級についてご答弁申し上げます。再編によりまして、これまでの部長が分団長に昇格した場合は後任の部長を任命せずに、部長以上の退団者がいない分団は、組織編成上、部長が存在することになりますけれども、この場合、年報酬の関係上、当面は部長職を存続させまして、昇格後は新たな部長を任命しないということになってございます。  以上でございます。 183 ◯議長(岡野孝男君) 13番・関口忠男君。 184 ◯13番(関口忠男君) 消防団再編後の消防車両、消防団詰所について、今後協議をしていくのかなと思いますが、それらの整備計画についてお伺いをいたします。 185 ◯議長(岡野孝男君) 消防長・小松崎君。 186 ◯消防長(小松崎政次君) 消防団再編後の消防車両、消防団詰所についての整備についてご答弁申し上げます。八郷地区消防団の地域事情を十分勘案するとともに、各分団、地域住民のご意見を聞きながら、関係部局と調整を図り、石岡市消防施設等総合整備計画に基づきまして、消防車両や消防団詰所の整備を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 187 ◯議長(岡野孝男君) 13番・関口忠男君。 188 ◯13番(関口忠男君) この整備の計画ですね、石岡市消防施設等総合整備計画、これは何年間でやる計画なのかお伺いをいたします。 189 ◯議長(岡野孝男君) 消防長・小松崎君。 190 ◯消防長(小松崎政次君) ご答弁申し上げます。消防団の再編につきましては、33年3月31日までが猶予期間という形で対応させていただきまして、33年4月1日から本格的に再編運用を開始するという状況でございます。計画につきましては、消防団の車両、それから詰所等もございますし、予算的なこともございますので、市部局とよく検討しまして、対応してまいりたいと思います。なお、概ね10年間を目安に整備していこうと考えてございます。  以上でございます。 191 ◯議長(岡野孝男君) 13番・関口忠男君。 192 ◯13番(関口忠男君) 10年以上かかって再編ができたという中で、まだまだ計画していく、整備していく課題がたくさんあると思いますが、消防長においては、本当に先ほど言ったように、地域の事情をよく聞きながら、これを進めていただきたいと思います。  次に、市役所職員の消防団入団状況と今後の入団について伺います。現在、市職員の消防団の入団状況をお伺いいたします。 193 ◯議長(岡野孝男君) 消防長・小松崎君。 194 ◯消防長(小松崎政次君) ご答弁申し上げます。石岡市消防団員の数でございますが、平成30年9月1日現在568名でございます。そのうち石岡市の職員は、20名が消防団に入団してございます。全体の3.52%となってございます。内訳でございますが、男性の職員が16名、女性の職員が4名でございます。  以上でございます。 195 ◯議長(岡野孝男君) 13番・関口忠男君。 196 ◯13番(関口忠男君) 次に、今後の市職員の入団についてお伺いをいたします。 197 ◯議長(岡野孝男君) 消防長・小松崎君。 198 ◯消防長(小松崎政次君) ご答弁申し上げます。公務員の入団につきましては、消防団充実強化に関する法律で、公務員と消防団の兼職が認められておりますので、市職員に対して消防団員の募集を行ってまいりたいと思っております。  以上でございます。 199 ◯議長(岡野孝男君) 13番・関口忠男君。 200 ◯13番(関口忠男君) 消防団の充実強化に関する法律の中で、兼職が可能ということですが、内容をお伺いいたします。 201 ◯議長(岡野孝男君) 消防長・小松崎君。 202 ◯消防長(小松崎政次君) ご答弁申し上げます。平成25年12月に消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律が制定されまして、その中の第10条に、公務員の消防団員との兼職に関する特例が規定されてございます。内容としましては3点ございまして、1点目は、一般の公務員で報酬を得て非常勤の消防団員の兼職を求められた場合には、職務遂行に著しく支障があるときを除き認めなければならない、2点目でございますが、報酬を受けることで営利企業の従事制限の許可の必要はない、3点目でございますが、勤務中に消防団員として活動する場合は、職務専念義務免除に関し、消防団活動の充実強化を図る観点から、柔軟かつ弾力的に取り扱えることと明記されております。  以上でございます。 203 ◯議長(岡野孝男君) 13番・関口忠男君。 204 ◯13番(関口忠男君) 今の法律で解釈しますと、市職員と消防団の兼務をした場合、報酬を受けとってもよいと、こういう解釈でよろしいのでしょうか。 205 ◯議長(岡野孝男君) 消防長・小松崎君。 206 ◯消防長(小松崎政次君) ご答弁申し上げます。議員ご指摘のとおりでございます。 207 ◯議長(岡野孝男君) 13番・関口忠男君。 208 ◯13番(関口忠男君) 次に2つ目の、運転免許制度の改正による消防団員・職員に対する免許取得費用助成について。準中型免許制度が導入され、普通免許で乗れるのは3.5トン未満の車両となるが、消防団員が免許取得する経費に対して助成の予定はあるのか、お伺いいたしたいと思います。道路交通法が改正されて、普通免許で運転できる車両は3.5トン未満となったことで、今後、消防団、ポンプ車の運用をどのように考えているのか、お伺いをいたします。 209 ◯議長(岡野孝男君) 消防長・小松崎君。 210 ◯消防長(小松崎政次君) ご答弁申し上げます。現在の入団している消防団員につきましては、改正前の免許取得のためポンプ車の運用に支障はありませんが、今後、免許を取得し入団してくる団員には、将来的にポンプ車を運用できなくなるおそれがございます。消防本部といたしましては、この改正を踏まえまして、今後の運用について調査を進めているところでございます。
     以上でございます。 211 ◯議長(岡野孝男君) 13番・関口忠男君。 212 ◯13番(関口忠男君) 現在、このポンプ車を運転している消防団はどういう方が運転しているのか、お伺いをいたします。 213 ◯議長(岡野孝男君) 消防長・小松崎君。 214 ◯消防長(小松崎政次君) ご答弁申し上げます。現在の消防ポンプ自動車の運用ですが、入団して10年以上で災害現場を経験した団員を、運転手、機関員として指定しております。  以上でございます。 215 ◯議長(岡野孝男君) 13番・関口忠男君。 216 ◯13番(関口忠男君) 10年以上という団員を運転手として指定しているということでございますが、要請があって詰所に来たときに、2人いないと車は出せないわけですけど、2人ともポンプ車に乗れない方がたまたまいた場合、出せないですね、車は。そうなると、地元から非難を浴びるといったことも考えられますので、私は本当に助成を考えていくべきだと、こういうふうに考えておるところでございます。  そこで、今後の対応として、免許取得費用の助成を行う考えがあるのか、お伺いをいたします。 217 ◯議長(岡野孝男君) 消防長・小松崎君。 218 ◯消防長(小松崎政次君) ご答弁申し上げます。今後、免許取得にかかわる費用の助成や、3.5トン未満の消防ポンプ自動車の配備などを考慮しまして、県内の先進自治体の動向を踏まえまして、検討してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 219 ◯議長(岡野孝男君) 13番・関口忠男君。 220 ◯13番(関口忠男君) 市長にもお伺いしたいんですけど、消防長がこれから検討していくと、検討課題に載せていくよという中で、市長としてはどういう見解があるのか、お伺いいたします。 221 ◯議長(岡野孝男君) 市長・今泉君。 222 ◯市長(今泉文彦君) まず、消防団の充実を行ったところでありますし、そういった制度が変わった中、さらに強化していくという意味で、県内の消防本部の先進事例を参考に、導入に向けての検討をしてまいりたいと考えております。  以上です。 223 ◯議長(岡野孝男君) 13番・関口忠男君。 224 ◯13番(関口忠男君) 平成30年度、消防団員新入団数が18名、この方たちは3.5トンも乗れる方なのかもしれませんが、今後入ってくる方は、わざわざ準中型免許を取ってくる人ばかりはいないので、普通免許で十分生活はできるので、消防に入ったからには乗るようなこともあるので、普通車から準中型免許を取るとなると15万円ぐらいかかるようですが、それの半分ないし3分の1とか、助成を考えていただきたいと思っております。  次に、消防署のほうです。消防署では、大型、中型の消防車を運用しておりますが、職員に対して各免許取得費用に対する助成はしているのか、お伺いをいたします。 225 ◯議長(岡野孝男君) 消防長・小松崎君。 226 ◯消防長(小松崎政次君) ご答弁申し上げます。消防職員の大型、中型免許の取得状況についてご答弁申し上げます。消防職員数134名のうち、大型免許を保有している職員は98名おります。職員全体の73%が大型免許を取得している状況でございます。  以上でございます。 227 ◯議長(岡野孝男君) 13番・関口忠男君。 228 ◯13番(関口忠男君) 大分、73%の方が持っていると、大型、中型を。その方は多分、自費で取ったのかなと思いますが、これまで免許取得費用に対して、石岡市としては助成をしてきたことはあるのかお伺いいたします。 229 ◯議長(岡野孝男君) 消防長・小松崎君。 230 ◯消防長(小松崎政次君) ご答弁申し上げます。平成17年の市町村合併前に、職員に対して大型免許の一部助成をした記憶がございます。現在の大型免許の取得助成に関しましては、実施していない状況でございます。  以上でございます。 231 ◯議長(岡野孝男君) 13番・関口忠男君。 232 ◯13番(関口忠男君) 現在も茨城県の中では9本部、助成をしているようでございます。中型・大型免許の取得費用というのは、30万から40万かかると聞いております。大変、職員に対しては負担になるのかなと思っておりますので、私は助成を考えるべきだと思っておりますが、考えをお伺いいたします。 233 ◯議長(岡野孝男君) 消防長・小松崎君。 234 ◯消防長(小松崎政次君) ご答弁申し上げます。県内の消防本部の動向踏まえながら、検討してまいりたいと思っております。また、隣接する消防本部の中でも、土浦市や、それからかすみがうら市等は、助成制度がないということで、隣接であるのが、つくば市消防本部のほうで一部助成をしているということですが、一例で申しますと、市の資格取得の支援に関する要綱で受験料の半額を助成していると、また自動車学校費用への助成はしていないという状況でございますので、先ほども申しましたが、県内の消防本部の動向を踏まえまして、検討させていただきたいと思います。  以上でございます。 235 ◯議長(岡野孝男君) 13番・関口忠男君。 236 ◯13番(関口忠男君) 今、消防長から検討していくということでございます。市長からも見解をいただきたいと思います。 237 ◯議長(岡野孝男君) 市長・今泉君。 238 ◯市長(今泉文彦君) ただいま消防長が答弁したとおりでありまして、消防力の増強に向けて検討してまいりたいと思います。  以上です。 239 ◯議長(岡野孝男君) 13番・関口忠男君。 240 ◯13番(関口忠男君) 消防長も市長も、検討課題に載せていくということでございますので、今後、また機会があったら、この助成については質問していきたいと思っております。よろしくご協議お願いいたします。  質問を終わります。 241 ◯議長(岡野孝男君) 暫時休憩いたします。午後1時30分から会議を開きます。                   午前11時59分休憩            ───────────────────────                   午後 1時30分再開 242 ◯議長(岡野孝男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  14番・櫻井信幸君。 243 ◯14番(櫻井信幸君) 14番・櫻井信幸でございます。通告に従い、質問に入らせていただきます。  まず、きのうの台風につきましては、小幡地区と吉生地区で約1,000件くらいの停電がありました。その中でも下水道課長には、マンホールポンプの管理等に夜2時、3時まで見回っていただきまして、本当にご苦労さまでございました。御礼を申し上げます。  それでは、一般質問に入ります。  通告には、筋肉調整を伴うスロー筋トレの今後の展開についてということを通告しております。これについては、もう石岡市では早、この事業、住民サービスを提供して3年が経過しております。相当受講者も増え、その成果は出ていると実感しているところであります。7月4日、5日、6日と、教育福祉環境委員会で、通告してあります内容の中にもありますけれども、秋田県横手市へ視察に行ってまいりました。残念なことに保健福祉部の方は行かなかったものですから、このご感想を今日聞こうかなと思ったんですけれども、生活環境部長というわけにもいかないので、感想を聞くのはやめておきます。  実は、この横手市、人口規模とか広さとか、合併後の石岡市に似た状況にあるなと感じました。ここの展開している住民サービスの1つとして、「健康の駅よこて」という事業がございます。その健康の駅というシステムを視察拝見しまして、これは、石岡市のスロー筋トレの今後の展開にも参考になるなと実感を得て、帰ってまいりました。  一部ご説明申し上げますと、大規模な駅、中規模な駅、小規模な駅、健康の駅ということで3つに分けて事業を展開しております。大きな駅は、横手の駅前に1つ施設を使って、駅舎も一緒だったような気がする……、駅舎は別か。駅前の施設を使ってやっておりました。これが大きな駅といって、ちょうど健康の駅のセンターに当たります。そこから横手市を3等分にしたような形にして、東部、南部、西部という形で3つに分けて、中規模の健康の駅というものをつくっております。この中規模の健康の駅から、今度、枝葉を使って、その地区地区で、3地区でこの活動をやっております。特に地区の公民館等を使ってやっていて、相当実績も上げていると感じました。  そこで、この横手市では、健康運動指導士というものを育成し、認定をして、この方たちに大きな駅とか小規模駅とかいうものに運動指導士として参加していただき、たしか時給2,000円というようなことでやっていたと伺いました。  そこで石岡市も、先ほど申し上げましたが、このスロー筋トレは早3年になり、実績も上がってきております。そういう中で、やはりこれまでにもいろいろ提案をしてきましたが、この横手市でやっていらっしゃる健康運動指導士に当たる指導員の養成が必要である。これは以前の一般質問でも申し上げました。まず、この指導員の養成について、そろそろ本腰を入れていただけないかなということでお尋ねをいたします。 244 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 245 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ご答弁申し上げます。現在、石岡市におきましては、筋肉調整とスロートレーニング講座をひまわりの館において開催して、3年目を迎えております。特別な器具を用いることなく、ゴムチューブ等を使用し、誰でも気軽に行える体操であり、平成28年度の参加者は延べ252名、平成29年度においては、受講者121名で第1クールが426人、第2クールが583人ということで延べ1,009名の方、そして平成30年度におきましては、前期講座を終了した現在、受講者54名で11回開催し、延べ参加人数は486名と、非常に関心の高さがうかがえております。  講座終了時のアンケートにおいても、60歳以上の参加された9割の方が、身体の既往症、肩凝り、腰痛、膝痛等の改善と心身の充実感を挙げており、体操に参加することにより、要介護状態になることの予防や心身機能の改善のみを目指すものではなくて、日常生活の活動を高め、生活の質の向上があり、幸福感や医療費の削減にもつながるものと考えております。  今後、ひまわりの館の講座として事業実施しておりますが、参加人数にも限りがあることから、体育館とか公民館、さまざまな場所で開催することができるようにしていきたいと考えているわけですけれども、その際、スロー筋力トレーニングにおける指導員、インストラクターの育成につきまして、その資格等について把握しまして、現在指導を行っていただいております講師の先生と協議を行ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 246 ◯議長(岡野孝男君) 14番・櫻井信幸君。 247 ◯14番(櫻井信幸君) 少し聞いていることと違う内容かなとも感じたんですけれども、それは結構でございます。再度質問させていただきます。  実は、私はこの健康づくりの輪を広げるのには、ひまわりの館でやっている教室、ここで経験をした方が、そこで終わるのではなくて、違う場所、現在は園部のコミュニティセンター、10月1日から小幡の公民館というふうな形で、この教室が広がってまいります。これを少人数の指導員でやるのには、ちょっと無理があるんです。ですから、先ほどから横手市の事例をとりながら、やられてみてはいかがですかという、お願いできないですかということを聞いているわけですね。  石岡市においては、例えば横手市の例をとると、石岡の駅周辺にそういうものを1つつくります。それで、中規模の駅としてひまわりの館、そして八郷地区においては中央公民館で、2つの中規模な、横手市でいえば健康の駅をつくるわけですね。そこから、八郷地区にあるいろいろな公民館、コミュニティセンターを使う、石岡地区においてもひまわりの館を中規模の駅にして、それを石岡の公民館等で展開していく。そうなっていきますと、私は、この事業は相当効果のあるものになっていくのではないかなと考えます。  そういう点で、先ほどは指導員の養成をしていただけないかと言いました。これは2項目目にも入っているんですけれども、指導員の養成についてどのようにお考えになっているか、積極的なご答弁をお願いできればと思います。 248 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 249 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 先ほど議員からおっしゃられたように、各地区でもって小規模の人数で指導をしていくというようなことで、そういう事業展開をするに当たりましては、インストラクターといいますか、指導員の方の数が必要になってまいりますので、そちらの、どういう方が指導できる方かということになってくるとは思いますけれども、現在指導を行っている先生と協議などを行いまして、積極的に指導員、教えられる方の養成もしていきたいと考えております。  以上でございます。 250 ◯議長(岡野孝男君) 14番・櫻井信幸君。 251 ◯14番(櫻井信幸君) よろしくお願いをいたします。  このスロー筋トレというのは、簡単にボディービルダーをつくるようなトレーニング法ではないんです。特に高齢者を対象、できれば40代くらいからやられると、効果は上がるなと思います。石岡市においても、社会保障費等々でいろいろご負担が大きくなっていくと思います。そういう点でも効果があることは、ご承知のとおりだと思います。  こういう専門的な知識、そして、話はちょっと飛ぶんですけれども、横手市の場合には、総合的に健康づくりというものを健康の駅というところで実施しておりますが、石岡市の場合は、もう現にいろいろな教室がばらばらに行われているんですけれども、私が今考えているのは、スロー筋トレと筋肉調整というんですけれども、これに特化した活動の展開をやられたらいいのかなと考えております。私なりに9年これを経験してきて、これはいいなと実感しております。部長のお話は先ほど伺ったんですけれども、市長の最終的なご判断を仰いで、そして来年度からは、前回も言いましたが、教育委員会だ、保健福祉部だというような形じゃないものでやっていただきたいと思うのですが、いかがお考えでしょうか。 252 ◯議長(岡野孝男君) 市長・今泉君。 253 ◯市長(今泉文彦君) スロートレーニング講座ですけれども、年々参加者も多くなって、健康に対する意識が高まっていることを大変うれしく思います。年齢に関係なく進めていくというのも、入りやすい講座だと思っております。これをどう展開していくかということですけれども、多分、横手市においても、これは総合的な位置付けというのを、例えば市民健康づくり計画とかプランとかで設定していると思うんですね。そういったものに倣って、石岡市においても、これは例えばですけれども、石岡市健康づくりプランなるものをつくって位置付けて、シルバーリハビリ体操、スロー筋トレ、これは体力に応じてAランク、Bランク、Cランク、あとは一般的なラジオ体操ですとか、そういったもので区分しまして、あと年齢層に分けて、10年後にはどの年齢層がどういう分布をするか、そういう体系付けて、人口予測の中でトレーナーなども配備していく、そういったことが必要かと思います。やみくもに、計画なしにトレーナーをつくってしまっては、トレーナーのほうが多くなってしまうなんていうことにもなってしまいますので、ですから、より計画的に来年はそれを考えていきたいと思います。積極的に取り組んでまいりたいと思います。  以上です。 254 ◯議長(岡野孝男君) 14番・櫻井信幸君。 255 ◯14番(櫻井信幸君) ありがとうございます。積極的にお願いしたいんですけれども、トレーナーが多過ぎるということは現段階ではまずあり得ません。多分、少なくても現在10人から20名いると、石岡市での展開は相当楽になると思います。筋肉そのものの働き、この筋肉はどういう働きをするんだというようなことを覚えなければならない。そして、安全にやることを基本的に覚えなければならない。そういうことも含めて積極的にやっていく中で、少なくても今、提案していただいた人数ぐらいは、早急に養成していただくと。これは、経験者である者たちが教えていかなければならないんですけれども、よろしくお願いをしたいなと思います。これについてはこれで終わります。  2番目の、認知症パーキンソン病の対策改善についてに入ります。  認知症の患者の状況についてお伺いするのですけれども、その前に、厚労省の推計によりますと、2025年度、認知症の人は700万人に増え、高齢者の5人に1人が認知症になると言われています。ですから、石岡市においてもこの計算からいくと、多分2025年、7年後ですけれども、相当の認知症を患う方が出てくると推計できます。福岡市でも、2025年度には5万5,000人の認知症を患う人がいるということで、今回提案しますユマニチュード、介護ケアの1つの手法なんですけれども、これを取り入れたと聞いております。  そこで、1項目目の質問ですけれども、2018年度で、認知症の病気を患っている市民は何人くらいいらっしゃるのか、お尋ねいたします。 256 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 257 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 当市における認知症患者数についてご答弁いたします。認知症の病気を患っている市民の人数につきましては把握し切れていないことから、介護保険で利用できるサービスのうちでも、特に認知症の方の利用が想定されている認知症対応型通所介護と認知症対応型共同生活介護、いわゆるグループホームを平成29年度中に利用された実人数について、お答えいたします。認知症対応型通所介護につきましては実人数が2人、認知症対応型共同生活介護につきましては実人数が172人となってございます。 258 ◯議長(岡野孝男君) 14番・櫻井信幸君。 259 ◯14番(櫻井信幸君) わかりました。  この厚生労働省の推計からいいますと、あと7年後、数千人という認知症を患う方が、石岡市でも出るであろうと予想されるのかなと思います。特に田舎においての高齢化率が高まると同時に、5人に1人という割合からいうと、相当、認知症を患う人は増えるなと思います。  そこで、この認知症を患っている方に対しての財政の支出は、大体どのくらいになっているものですか。 260 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 261 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 財政支出についてご答弁いたします。平成29年度の介護保険事業における標準給付費は、60億2,179万9,341円となってございます。このうち認知症対応型通所介護と認知症対応型共同生活介護の実績につきましては、認知症対応型通所介護費が169万6,226円、認知症対応型共同生活介護費が4億9,525万5,373円となり、合計すると4億9,695万1,599円の支出となってございます。 262 ◯議長(岡野孝男君) 14番・櫻井信幸君。 263 ◯14番(櫻井信幸君) 今の答弁をもとに考えますと、7年後にはその数倍くらいになると考えられるわけです。先ほど申し上げましたスロー筋トレとかユマニチュードの手法を取り入れた認知症のケア、これは、大きな社会保障費というんですか、そういうものに対しての削減につながる。ですから、今後、石岡にとって大切な事業になると思います。7年後の推計については、相当の数になるということはわかるんですけれども、念のため、執行部ではどのくらいに見ていらっしゃるのか、お尋ねをしたいと思います。 264 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 265 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 2025年度の認知症高齢者数の推計につきましては、国立社会保障・人口問題研究所の推計によりますと、2025年の当市の人口は7万372人、65歳以上の人口は2万4,860人と推計されております。国の推計に当てはめますと、約6,200人が認知症またはその予備軍と推計されます。  次に、2025年度の財政支出につきましては、介護保険事業における標準給付費は……。                〔「聞いていない」と呼ぶ者あり〕 266 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 失礼しました。以上でございます。 267 ◯議長(岡野孝男君) 14番・櫻井信幸君。 268 ◯14番(櫻井信幸君) ありがとうございます。やはり相当の数になると推計していらっしゃると思います。  そこで、実はこれ、NHKのラジオを聞いているときに偶然に……、第2項目目に入るんですけれども、ユマニチュードという言葉を耳にしました。私はそのユマニチュードというのは何かなということで、ラジオにずっと30分くらい耳を傾けていましたら、そのラジオに出演していたのは、東京医療センター総合内科医長、本田美和子さんという方でした。この方がNHKのアナウンサーといろんなことで、認知症についてこういうことをあちらこちらでやっているんだよと、こういう効果を上げているんだよというような放送を耳にし、ユマニチュードとはどういうものかと思いまして、NHKに電話をしまして、このDVDと資料を請求し、それを貸していただき、それを見て少し勉強させていただきました。  認知症の方を介護する家族の悩みというのは、認知症という方は、記憶障がいに加え、不眠、怒りっぽくなったり、暴力的な言葉を使ったり、歩き回ったりという行動心理症状だと思います。そこで、このユマニチュードという認知症ケアの手法を取り入れてはいかがですかという提案なんですけれども、このユマニチュードというのは、フランスの、簡単に言えば体育の先生、イヴ・ジネストさんという体育の先生が考えたことで、基本的にユマニチュードというのは、人間らしさを取り戻すというフランス語だそうであります。ユマニチュードの大きな柱といいますか、その手法の柱には、見る、話す、触れる、立つという4つの柱があって、これを使い、働きかけることで、お互いを尊重し合い、他者とポジティブな関係を築くというケア方法だそうであります。  そこで、今回、このユマニチュードということで通告してあるわけでありますけれども、担当部では、このユマニチュードというものについてどのようにお考えになっているのか、ご見解をお尋ねしたいと思います。
    269 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 270 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) ユマニチュードという、認知症患者に接するコミュニケーション手法でございますけれども、こちらは、先ほど議員の説明でありましたように、フランスで生まれた新しい認知症ケアの手法で、認知症の方の性格や人間関係、生活環境や心の状況等が影響して、日常生活の中の行動や態度にあらわれるさまざまな症状を落ち着かせ、介護する方の疲弊や燃え尽きを軽減する等の報告があると伺っております。さまざまな相談活動であるとか、介護の場面で大変役に立つと申しますか、有効であると考えております。  以上でございます。 271 ◯議長(岡野孝男君) 14番・櫻井信幸君。 272 ◯14番(櫻井信幸君) 石岡市のこういう施設で、このユマニチュードという手法を取り入れているところはございますか。 273 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 274 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 現在把握している中では聞いておりません。  以上でございます。 275 ◯議長(岡野孝男君) 14番・櫻井信幸君。 276 ◯14番(櫻井信幸君) これは、福岡市さんなんかでも先ほどやっていると申し上げました。答弁調整の中でも福岡市のお話をさせていただいたんですけれども、その後、福岡市さんがやっていらっしゃることについて、詳細についてお尋ねしたかどうか、お尋ねをいたします。 277 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 278 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 福岡市の認知症支援課の担当者の方にお話を伺いました。こちらの手法でございますけれども、福岡市では、2016年6月に2025年を見据えた取り組み戦略として、2025年のあるべき姿から逆算して、どのような手を打っていくべきかを記した福岡市健康先進都市戦略策定会議の中で提言があり、平成28年から試験的に取り組んで実証実験を行っているということでございます。具体的には、専門職や市民向け等の講座を開催しており、研修を受けた施設職員からは、認知症の方の症状が改善されたとの報告があるということを伺っております。  以上でございます。 279 ◯議長(岡野孝男君) 14番・櫻井信幸君。 280 ◯14番(櫻井信幸君) 現在は、認知症を扱ってくれている施設においては、相当、患っている方に対しての優しい介護ケアがなされていると思います。ただ、家庭で、自宅で介護している方たちが、介護の手法についてちょっと勘違いしているところがあるなと。実際には、認知症を患った方というのは、こういうユマニチュードというケアの手法を家庭、在宅介護の中で取り入れていくことによって、相当認知症の改善が見られると聞いております。ですから、石岡市において、ユマニチュードの手法を、在宅介護で悩んでいる方たちに教えてみてはどうかなと思うのですが、いかがでしょうか。 281 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・小倉君。 282 ◯保健福祉部長(小倉俊彦君) 当市におきましては、平成22年から市民を対象にいたしまして介護予防講演会を開催しておりまして、その中で、認知症予防であるとか、認知症のケアについての講演会を行い、広く認知症に対する普及啓発を行ってまいりました。また、平成29年度から、茨城県が筑波大学附属病院へ委託している認知力アップ基礎研修を地域包括支援センター職員が年1回受講するほか、地域包括支援センターが茨城県を通して筑波大学附属病院から講師を派遣していただき、平成29年度から、施設職員等の専門職を対象に年1回、認知力アップ基礎研修を開催しております。これらの研修は、介護予防教室で活用できる認知力アップに関するプログラム等を作成する際の基本的な研修となっております。  さまざまな効果的な認知症に対する介護方法、こちらのユマニチュードを含めましていろいろな介護方法があることから、今後、そういうことも取り入れて講座を開催するなどして、市民の方に周知して、広めていければなと考えております。  以上でございます。 283 ◯議長(岡野孝男君) 14番・櫻井信幸君。 284 ◯14番(櫻井信幸君) 部長のおっしゃることは理解できるんですけれども、実は、福岡市がどうしてこのユマニチュードという介護ケアの手法を取り入れたか。これは大きく効果があるなと読んだからです。あれもこれもってやっているんじゃなくて、石岡市も的を絞って、認知症対策にはどういうものがいいという判断をして、的を絞った上で、そういう勉強というんですかね、そういうものをしていただく。例えば、先ほど言いました本田さんというお医者さん、あとは福岡市では、フランス人の体育の先生だったイヴ・ジネストさんという方をご招待して、市の中で介護で悩んでいる方たちのうちを訪問して、そして、ユマニチュードを実践し、実感していただいて、あ、これはいいなと。  それで、これまで全然……。例えば先ほど言ったように見る、話す、触れる、立つというこの4つの基本的な柱になるもの、そういうものを、本当にこれはどういうものかよくお考えになって、このユマニチュードという介護ケアの手法について、市全体で、市長も含めて勉強なさると、先ほど福岡市では7年後5万5,000人、石岡市でも先ほどの部長の答弁によりますと6,000人くらいと推定していると伺いました。ですから、社会保障費の件を考えると、もうこれまでと同じことを繰り返していたんでは、出る一方です。  1つ、NHKから私が借りた資料とビデオをお借りして、皆さんでまず見てください。その中で衝撃的だったのは、1年間、そのお嬢さんや奥さんが、認知症でもう全然硬直しているような、笑顔も出ない、自分の娘さんからいえばお父さんですけれども、その方が、もう硬直しちゃって歯磨き1つさせてくれない。1年間歯磨きさせてくれない自分の父親、それにまず1つ困っていたシーンがあるんです。そして、そのフランス人の先生が来られて、問診っていうんですかね、この人は以前はどうでした、こうでしたというのを聞いて、その中で、この方は飲食店を経営していてビールが好きだったんだというお話を聞いたその瞬間、缶ビールを持ってきてもらって、コップにビールを注いで、それをその方に飲ませたんです。そうしたら、その方はおいしそうにこくこくこくと飲むんです。その後、そのコップに残っていたビールに歯ブラシをつけるんです。それで歯磨きをしてやると、その方は、口を硬直というんですかね、それを緩めて、リラックスして、歯磨きをさせてくれているシーンがあるんです。そしてその後、それまで笑顔1つなかった方がにこにこってする。それで、片言の言葉でしゃべるんです。一瞬です。一瞬でそのくらいの効果があったんです。  ですから、私が言うことが信用できないとは思いますけれども、一度NHKに相談して、そういう資料があるんですから、ごらんになったらいいと思います。このDVDを見て、これは石岡市でもやるといいなと思いました。  短い時間の質問ではありますけれども、部長の答弁は聞きました。この短い間で私の質問したことについて、市長、何かお感じになりましたか。 285 ◯議長(岡野孝男君) 市長・今泉君。 286 ◯市長(今泉文彦君) 病気や介護、そういったことで悩む市民はたくさんいるかと思います。これからもっともっと増えてくる時代になってまいりますけれども、それに対して有効な手だて、対策、そういったものは、これから悩む人は、どんなものでも可能性を探っていきたいと思っているのではないかなと思います。そういった意味で、ご提言いただいたことは大変貴重な提言として、研究してまいりたいと思っております。  以上です。 287 ◯議長(岡野孝男君) 14番・櫻井信幸君。 288 ◯14番(櫻井信幸君) 職員の皆さん、我々もそうです。自分の身だと思ってそういうことに当たっていかれるといいのかなと思うんですよね。これ、筋トレにおいてもこのユマニチュードの手法についても、自分だったらどうかな、そういうふうに考えて行政サービスの提供というのを考えていかれると、相当、これから財政難になっていく中で、大きく助かっていく点があるかと思います。これについてはこれまでにしておきますけれども、先ほど申し上げましたとおり、まずNHKからその資料を貸していただいて、皆さんで見て勉強してください。そして、ぜひともこのユマニチュードという手法を、石岡市の認知症介護のケアに取り入れてください。お願いいたします。  次に、3番目のものに入ります。公共事業等についてとあります。  これはもう何回も何回も、八郷中学校のグラウンド、予算委員会のときに2億6,000万という数字を聞いて、本当に中学校のぬかるみを直すのに2億6,000万もかかるのかな。何度も何度もこれは言わせていただきます。それが、予算委員会のとき、よく議会に相談してやってくださいと、議員に相談してやってくださいと言いましたら、常任委員会で報告だけやって、次の日、入札をしてしまいました。どうしてこういうふうな事業に対して、子どもたちのためにということを旗印にして、子どもたちが大変だから、子どもたちが大変だからと言って、こんな莫大な資金を投入してグラウンドの整備をやるのか、私にはわかりません。  前回聞けなかったんですけれども、部長、どうしてこれ、予算委員会のときの答弁と違ったやり方で、急いで入札した、その理由についてお尋ねいたします。 289 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 290 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。平成30年第1回定例会の予算において、予算の議決をいただきまして、その後……。失礼しました。八郷中のグラウンドにつきましては、ある一定の工期がございまして、それまでの一般質問等においても、児童生徒たちのために速やかな改修を行うようなご意見をいただいておりましたので、予算の議決をいただいて、実施設計も完了しましたので、速やかに入札を行った次第でございます。なお、予算計上しました折に、工事価格が議会の議決案件になることもございまして、そのスケジュールの観点からも早急な入札の執行をしなければならないということで、4月に入りまして業者選考委員会にかけまして、一般競争入札の手続をとった次第でございます。  以上でございます。 291 ◯議長(岡野孝男君) 14番・櫻井信幸君。 292 ◯14番(櫻井信幸君) ただいま業者選考委員会という言葉が出ました。以前の答弁にも、何度も何度もそういうふうに出ております。しかし、グラウンドについては、この入札については、請負工事については、議案質疑もありますから、詳細についてはそちらでもう一度お尋ねをしますけれども、根本の原因は、グラウンドがほぼ真っ平らだということですよね。私もこれ、専門の方に聞きましたからわかるんです。ですから、平らな部分に勾配をつければ、7割から8割の水がその表面を流れるんですよというふうに、皆さんも聞いていると思います。ですから、そのやり方をやれば、こんなにお金のかかる工事ではないのかなと思います。これについては、議案質疑でまたやります。よろしくお願いをいたします。  この八郷中学校のグラウンド改修工事のこういう予算のつけ方を見たときに、ほかの工事もいろいろこういうことが起きているんじゃないのかなと、業者選考委員会に諮って決めてもらったんだよと、いろんな工事でこういうことが起きているんじゃないかなと、最近疑い始めたんです。そうしますと、まだまだ公共工事については、考える余地は十分あるなと思いました。前回も防火水槽について言いましたけれども、今後の予算付けの中で、公共工事について、もっと節約できるような手法というのは考えていらっしゃるのかどうか、お尋ねをいたします。 293 ◯議長(岡野孝男君) 総務部長・久保田君。 294 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。公共工事の発注に伴う設計、積算につきましては、茨城県土木部が発行しております積算基準及び標準歩掛、また、最新の資材単価や労務単価により設計、積算してきているところでございます。しかしながら、限られた財源の中で最大の効果が発揮できるよう、職員としてはさまざまな手法、工法などを検討した上で、創意工夫によるコスト削減に努めることが重要かと考えてございます。また、入札等の発注に伴います受け入れ業者の選定につきましても、施工業者の資格や能力、そういったものを十分調査した上で、さらなる競争性、透明性、公平性の向上を図ってまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 295 ◯議長(岡野孝男君) 14番・櫻井信幸君。 296 ◯14番(櫻井信幸君) 総務部長の答弁は、いつもきれいなそういう言葉です。何というんですかね、聞き心地はいいんですけれども、それでは言っていることが、実際に実践できないのではないか。具体的にこれからこういうことをしていきましょうというようなことを発案していかないと、それはできないと思いますよ。  先ほど積算と言いましたけれども、この2項目目の質問に入っちゃうんですけれども、積算、積算とやって、こんな分厚いやつでやっていくようですけれども、もうそろそろ、これまでにもご提案を申し上げました。市の直接工事、この枠を大きくしてやられるという考えをしてみてはどうかなと思いますけれども、いかがですか。これまでにも何度もご提案してきました。何億円の仕事をという意味じゃないですよ。今、数十万のやつは直接やっているようですけれども、もう少し枠を大きくして、拡大して、ルールを変えてやられていくと、そういうことが可能であると思うんですが、いかがでしょうか。 297 ◯議長(岡野孝男君) 総務部長・久保田君。 298 ◯総務部長(久保田克己君) 現在、市が行っている直営工事といたしましては、道路の応急復旧、そういった本当に軽微な部分に限るかと思っております。それ以外の公共工事につきましては、一般競争入札、また指名競争入札という制度をとって発注している状況でございます。  以上でございます。 299 ◯議長(岡野孝男君) 14番・櫻井信幸君。 300 ◯14番(櫻井信幸君) ですから、私の提案していることとちょっと違うんですよね。そういうことを考えられないかと言っているんですけれども、実は、材料を直接購入する、市が購入して、地元の業者にそれをやっていただく形をとると、相当安くできるんです。いや、いろんなものをつけ加えればみんな一緒ですよ。一般の人が近所の業者さんに頼んでやるという、そういうやり方なんです。ただ、それは、業者が材料を購入して、全てそうやるんですけれども、市の場合は財源がありますから、市のほうでその時期の材料の相場を調べて購入しながら、業者さんに仕事を任すんです。それで、その中で、業者さんには20%なら20%、利益をきちっと乗せてやるんです。1回、何ていうんですかね、研究してみてはどうかなと思います。  これについては、何度も何度も質問、提案をしているんですけれども、ちょっと積極的ではないなと思いますのであれですけれども、この質問については、直接工事についてはこのくらいにしておきますけれども……、と言うとここで終わっちゃうんですね。その後は続けられないんだ、これね、文章を見ると。  そういうことで、これまでにも何度も言ってきました。私は自分でやっているから言えるんですね。ですから、もうけさせるなと言うんじゃないんです。2割なら2割、きっちり利益を乗せてやるんです、計算して。そうすると、前回も言いましたが、10個やる仕事が13とか4とかできます。優先順位、優先順位と言って、いろんな地区で仕事というのを待っているわけですよね。いつまでたっても仕事をやっていただけないというところもあるわけです。ですから、そういうことを工夫していけば、その優先順位の中でも、工事が、行政サービスの提供が早く行くのではないかなと、市民からの不満もそれだけ少なくなるのかなと思います。  総務委員会で、庁舎建設の外構について少し仕事が遅れていて、随意契約でやるんだと。本来入札でやるべきものを、もう間に合わないから随意でやるんだというようなお話もあったと聞いております。本来は、もっと仕事というのは、きっちり予定どおり、工程どおり終わらすというのが常識でありますから、仕事をちゃんとしていただく。ちゃんとやっていただく。それで、もう間に合わないから随意でやる。何かおかしなものを感じるんです。  ですから、そういうことのないように……。これは質問できませんからあれですけれども、そういうことのないように……。今の石岡市はどうもほかとは違うな、これまでとは違うなというふうなものを感じております。どうかこの公共事業についても、本当に効率を考え、見直していけるものであれば見直していっていただきたいと思います。  以上です。 301 ◯議長(岡野孝男君) 以上で通告による質問は終了いたしましたので、これをもって一般質問を終結いたします。  本日の議事日程は終了いたしましたので、これをもって散会いたします。  次回は、明9月6日定刻午前10時から会議を開き、各議案に対する質疑を行います。  ご苦労さまでした。                   午後 2時20分散会 Copyright (c) ISHIOKA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...