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平成30年第1回定例会(第2日目) 本文 開催日:2018-03-05
平成30年第1回定例会(第2日目) 議事日程・名簿 開催日:2018-03-05

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  1. 石岡市議会 2018-03-05
    平成30年第1回定例会(第2日目) 本文 開催日:2018-03-05


    取得元: 石岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-06
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 平成30年3月5日(月曜日)                   午前10時00分開議 ◯副議長(池田正文君) おはようございます。だいまの出席議員数は20名です。定足数に達しておりますので、これより前回に引き続き本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付いたしました議事日程表のとおりであります。  これより議事日程に入ります。            ───────────────────────  日程第1 一般質問 2 ◯副議長(池田正文君) 日程第1、一般質問。これより市政一般に関する質問を行います。  質問は通告の順にこれを許します。  初めに、11番・山本 進君。 3 ◯11番(山本 進君) おはようございます。11番・山本 進です。  質問に入ります前に、この3月末日をもって退職される職員の皆様に対し、長年にわたって市民サービスの向上、そして市政発展に力を尽くされたことに深く感謝申し上げ、心より御礼を申し上げます。  それでは、質問に入ります。石岡市の文化芸術振興策について、5点お尋ねしてまいります。  1点目、文化芸術の振興・推進に係る当市の基本計画策定に向けた取り組みについて伺います。  私は、平成28年第2回定例会の一般質問で、次のように尋ねました。平成13年に定められた国の文化芸術振興基本法や平成17年に施行された茨城県文化振興条例では、地域の特性に応じた施策の策定と実施の責務などを定めている。これを受けて県内の先進自治体では、条例を制定し施策の推進を図っており、私も、これぞ石岡という施策を打ち出していくために、条例の制定に向けて動き出してもらいたいと考える。そこで、当市は文化芸術基本法にかかわる施策をどう推進しているのか、また、条例制定に向けた取り組みを伺うといった趣旨で質問をいたしました。  これに対する執行部からの答弁は、当市では、平成27年11月に策定した教育大綱に基づき、文化芸術施策を推進している。条例の制定に取り組む自治体もあり、施策に反映させていく必要も認識していることから、早い時期に基本計画の策定に着手するとともに、条例の制定についても研究していくといったものでした。答弁のとおり、早速その翌年、平成29年度当初予算に、文化芸術振興基本計画策定委員会にかかわる費用が計上されまして、基本計画策定に向けた取り組みが始まったようであります。  そこで、この1年間、平成29年度の計画策定の進捗状況をお尋ねいたします。 4 ◯副議長(池田正文君) 教育部長・武熊君。 5 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。本年度におきましては、計画を策定するための委員会要綱を制定いたしまして、これまでに委員会の選考を終えたところでございます。年度内には策定委員会を開きまして、計画の基本的な構成の説明を行い、策定に取りかかってまいりたいと考えてございます。  以上でございます。
    6 ◯副議長(池田正文君) 11番・山本 進君。 7 ◯11番(山本 進君) ちょっとよくわからないんですが、委員会の要綱をつくられて、委員を選定されたということなんですが、委員会はまだ開いていないんですか、1年間の間。ちょっとこれ、期待を裏切られた感じがしますね。  教育長、私、平成29年3月の予算特別委員会でも同様の質問をしまして、執行部からきちんと答弁いただいております。石岡市は、その地域性に応じた計画を作成するために委員会を設置し、そのために委員報償22万5,000円を予算計上したわけですよね。なぜ一度も委員会を開くことができなかったのか、何が障害となっていたのか、お答えいただきたいと思います。 8 ◯副議長(池田正文君) 教育長・櫻井君。 9 ◯教育長(櫻井 信君) まずもって、スピード感の中で対応できなかったということに対しましては、心よりおわびを申し上げたいと思います。遅れた要因ということでありますけれども、人選をしている中で、学識経験者として、文化芸術全般に関して精通をし、県内の文化芸術活動の事例に明るい方の選任を進めてきたところでございます。そういう意味で、学問的な立場で精通をしている者より、現場の活動に精通している方の選任を優先したため、選任が遅れてしまったというような状況がございます。  以上でございます。 10 ◯副議長(池田正文君) 11番・山本 進君。 11 ◯11番(山本 進君) もう一度お尋ねします。それでは、まだ委員会を開いていないということは、恐らく委員会は、互選によって委員長が選ばれるということになるのではないかなと思うんですけれども、委員長は決まっていますか。決まっていたら教えていただきたいと思います。委員会の構成、委員の選考、委嘱はどのような形でなされたのか、答弁できればお願いしたいと思います。何かちょっと本気度が疑われるような気がしますので、その点、正確にご答弁いただきたいと思います。 12 ◯副議長(池田正文君) 教育部長・武熊君。 13 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。まず策定委員会の委員でございますが、13名の方を委員として選考したところでございます。内訳といたしましては、市内で文化芸術活動を行う者9名、市民からの一般公募2名、学識経験者2名となってございます。具体的には、文化芸術活動を行う者としまして、分野としましては美術、写真、演劇、民謡、舞踊、文学、書道、民俗芸能その他の鑑賞部門の活動をしている団体等から推薦をいただきまして、選任したところでございます。また、一般公募につきましては、ホームページ、市報等により公募を行いまして、5名の応募がございました。推薦委員会教育委員会事務局内で設置しまして、2名を選考したところでございます。  以上でございます。 14 ◯副議長(池田正文君) 11番・山本 進君。 15 ◯11番(山本 進君) わかりました。しっかりと委員会は構成されたようですので、続いてお尋ねしますが、平成30年度も同額の委員報償を予算計上していますよね。29年度は一度も使うことがなかったので、繰り越しされるのかどうかわかりませんけれども、具体的に平成30年度のこれからの委員会開催の予定と計画策定のための工程表を示してください。 16 ◯副議長(池田正文君) 教育部長・武熊君。 17 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。平成30年度におきましては、策定委員会を3回開催する予定をしてございます。策定委員会の中では、文化芸術活動を行う団体の活動内容や取り組み状況等を把握、整理しました上で、本市独自の文化芸術の振興策について、委員の皆様からご意見をいただきながら策定を進めてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 18 ◯副議長(池田正文君) 11番・山本 進君。 19 ◯11番(山本 進君) わかりました。今年度、着実に加速度をつけて、基本計画策定に向けて頑張っていただきたいと思います。  そこで、市長にお尋ねしますが、基本計画ができないことには、文化芸術振興条例がつくれないわけですけど、石岡市にも文化芸術条例が欲しい、これは、そもそも市長ご自身が言い出されたことではないんですか。正確な日時は私、覚えていませんが、二、三年前だったと思います。私が文化活動団体の役員の方に同行して市長を訪ね、団体の活動を支援してほしいと要望に伺ったときです。市長はその場で、私たちに水戸市やつくば市、ほかにも幾つかありましたね。条例を見せられて、「こういったものが石岡にもぜひ欲しいですね」と言われたんですよ。覚えていらっしゃるでしょうか。  条例制定のためには、まずは地域の基本計画ということで、せっかく基本計画策定委員会が設置をされたのですから、これは市長の肝いり、トップダウンで、計画策定に、本当の意味での加速度をつけるように、ぜひ本気で取り組んでいただきたいと思います。教育長以下所管部に檄を飛ばしてくださいよ。指示を出してください。強く指示を出してください。市長の思いが確実に事業施策に反映させられない、そんな行政はないと思います。これこそ、市長、首長としての責務だと私は思います。市長の見解を伺います。 20 ◯副議長(池田正文君) 市長・今泉君。 21 ◯市長(今泉文彦君) 文化芸術振興基本計画の策定でありますけれども、まずその基本となる文化芸術基本法が昨年6月23日に大きく変わりました。それは、これまで文化芸術振興基本法という名前だったものを文化芸術基本法という名称に変えたと同時に、内容も、その時代の特性に合った、少子高齢化とグローバル化の対応を中に盛り込んで、間もなく開催される東京オリンピックパラリンピックなど、我が国の芸術文化を世界へ発信するための方向転換を大きくしたわけであります。これまでその基本法においては、文化芸術を単なる振興というふうにうたっていたわけでありますけれども、それにとどまらず、観光、まちづくり、国際交流、福祉、教育、産業その他の関連分野と連携し、その価値を文化芸術の継承・発展・創造に活用していこうという、前向きな、大きな改正にかじを切ったわけであります。  今回、その大きな改正を受けて、石岡市では、平成29年度においては組織づくりに加え、国の基本法で改正された内容を加味し、全体構想を見直し、平成30年度において文化芸術振興基本計画を策定することにいたします。まずは文化芸術基本法の大きな転換を基本計画に取り入れて、その上で条例制定のあり方について考慮していきたいと思っております。  計画や構想はその方策を広く示すものであり、条例はその責務と役割を明らかにし、目的を掲げるものだとすれば、その手順、時期については、最善のタイミングを図っていきたいと考えております。そういった考えに基づいて、担当部局のほうでしっかりと進めていただきたいと考えております。  以上です。 22 ◯副議長(池田正文君) 11番・山本 進君。 23 ◯11番(山本 進君) 国の文化芸術振興基本法は平成13年に制定されて、県の条例も平成17年ですね。それから今日に至るまで、石岡市は何もしていなかったというのが実態かなと思うんですが、市長がやっと声を出してくださったので、石岡市も、石岡の地域の特性に応じた基本計画がつくられていくと思いますが、市長の思いを必ず確実に事業施策に反映されるように、しっかりと職員を、所管部に檄を飛ばしてくださいよ。指示を出してください。そうでないと、何か所管と言われている部署の人たち、なかなか気持ちを入れて動いていないように思われてなりません。心配ですね。市長、広い分野でいろいろと目を通さなければいけないことが多いでしょうけれども、この部分については、市長がぜひ文化芸術振興条例をつくりたいとおっしゃったんですから、思いを形にできるように頑張っていただきたいと思います。そのことをお願いして、1点目の質問を終わります。  2点目です。先ほどの市長の話に先に出てきてしまいましたけれども、石岡市の東京オリンピックパラリンピック文化プログラムの取り組みについて伺います。大会関連行事として開催する文化プログラムの周知と参加呼びかけを目的に、昨年9月ごろだそうですが、文化庁が全国自治体アンケート調査を実施したそうです。伝統芸能、音楽、祭り、美術、食文化など、地域の文化財を活用して日本の魅力を発信しようとするもので、国内のどこでも開催することができて、これは市長も触れられていましたけど、文化振興はもとより、地域活性化や観光客誘致にもつながるプログラムというわけであります。  しかし、昨年12月、もう暮れが押し迫っていたころだったと思いますが、ある新聞に掲載されていましたアンケート結果の記述を見ますと、この文化プログラムに意欲を示す市町村が全体の27%ということで、大変低調です。茨城県でも意欲を示した自治体は約3割ですね。13市しかなくて、ほか28市町村は検討もしていないというような回答だったそうです。  そこで、まずお尋ねします。この全国自治体アンケートはどのような内容であったのか。設問の内容、新聞報道ではちょっとわかりませんので、どんな設問の内容だったのか、アンケートの内容、それで、石岡市はこのアンケートに誰がどのように回答したのか、お伺いします。 24 ◯副議長(池田正文君) 教育部長・武熊君。 25 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。まず設問の内容でございますが、今回のご質問にあります、東京五輪・パラリンピック文化プログラムの取り組みについてというよりも、東京オリンピック開催に向けた大きなくくりのアンケートでございました。その中に、東京五輪・パラリンピック文化プログラムの取り組みについてのアンケートがございまして、その分野につきましては、本市におきましては検討中と回答したところでございます。  以上でございます。 26 ◯副議長(池田正文君) 11番・山本 進君。 27 ◯11番(山本 進君) ですから、どなたが回答されたのか。所管はどちらだったんですか。私が質問通告しましたら、何か執行部のほうも混乱されていたようで、これは政策企画課だ、いや文化振興課だと、いろいろと話がありまして、後で触れますけれども、この文化プログラムは、単に文化芸術振興だけを目的としていない、市長も言われたように、地域の活性化とか観光振興とか、多分野にわたるプログラムということで、オリンピックという絶好の機会を活用して、地域の魅力を日本全国、世界に発信しようというプログラムでありますので、確かに石岡市においては、誰が、どこが所管するのか、アンケートに誰が答えるのか、難しい部分もあったかと思いますが、無回答ということはなかったと思うんですけど、もう一度お願いいたします。先ほど、検討中ということで答えられたんですか。その辺、はっきりと確認できなかったので、もう一度ご答弁をお願いいたします。 28 ◯副議長(池田正文君) 教育部長・武熊君。 29 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。回答した担当課につきましては、政策企画課になってございます。  以上でございます。 30 ◯副議長(池田正文君) 11番・山本 進君。 31 ◯11番(山本 進君) もう一度、アンケートにどのように回答したのか、正確にお答えください。 32 ◯副議長(池田正文君) 市長公室長・佐々木君。 33 ◯市長公室長(佐々木敏夫君) お尋ねの資料につきましては、確認をさせていただきますので、お時間をいただきたいと思います。  この応援プログラムにつきましては、これを実施する場合は団体登録が必要となりますので、この主体登録につきましては平成29年9月19日、これを申請いたしまして、登録済みになっている状況でございます。ただいま資料を取り寄せまして、お尋ねの件についてはご答弁させていただきます。大変申しわけございません。 34 ◯副議長(池田正文君) 11番・山本 進君。 35 ◯11番(山本 進君) その辺のことについて、後ではっきりさせていただいて、質問を続けていきたいと思います。  ともかく私、通告の表題に石岡市の文化芸術振興策についてと大項目を通告してしまったために、執行部の方々にはこの点、若干混乱をさせてしまったということでしょうから、それについてはここでひとまず一言おわびをしておきますが、文化振興策といえば、所管は当然、文化振興課になるでしょうし、東京五輪・パラリンピック文化プログラムは、市長も言われたように、私も先ほど来申し上げていますように、文化振興ばかりではなくて、地域活性化、観光振興、住民が参画する文化のまちづくりなどと多岐にわたるわけですから、いわば異分野融合の企画を実施していくということですので、企画の内容によっては、当然、政策企画課や観光課などもかかわってくるのではないかなと申します。  さきの自治体アンケートにどのように回答したのかはっきりわかりませんけれども、通告後、私の質問について聞き取りをお願いしたいというお話があって、文化振興課と話し合いをしたときに、石岡市は検討中だと答えたというふうに聞いてはいるんですけれども、今申し上げたように多岐にわたる異分野の融合の企画ですから、石岡市もぜひ部局横断的にすぐにも協議を進めていただいて、早くテーマを絞って、どこが、誰が所管して、やるのかやらないのかもはっきりとしてもらいたいと思いますね。もう2020年オリンピックはあと2年に迫っています。  その関連プログラムでbeyond2020といって、2020年以降の将来を見据えたプログラムというものもありますけれども、まずはオリンピック開催に向けて、ターゲットを合わせて、ぜひこの文化プログラムに石岡も参加していただきたいと思いますので、庁内で部局横断協議をぜひお願いしたいと思います。テーマを決めて、取り組む姿勢を私たちに見せていただきたいと思います。この点どのようにお考えか、お答えいただきたいと思います。 36 ◯副議長(池田正文君) 市長公室長・佐々木君。 37 ◯市長公室長(佐々木敏夫君) 議員からございましたとおり、この応援プログラムには8つの分野がございまして、1つとしてスポーツ・健康、2つ目としてまちづくり、3つ目として持続可能性、4つ目として文化、5つ目として教育、それから健康・テクノロジー、復興、オールジャパン・世界への発信と8つの分野がございますので、政策企画課といたしましては、各部局にこの事業への取り組みを振っているところでございますので、その事業の取り組みについては早急にまた取りまとめを行いながら、積極的な取り組みをしていきたいと考えております。  以上でございます。 38 ◯副議長(池田正文君) 11番・山本 進君。 39 ◯11番(山本 進君) 市長公室長、ご答弁ありがとうございました。期待していますので、ぜひよろしくお願いいたします。  残念なんですけれども、石岡市はまだオリンピックパラリンピックの事前キャンプ地とかホストタウンに決まったというニュースを耳にしておりません。一時期、活発に誘致活動をされたということは仄聞しておりますが、結果が出たと、いいニュースはまだ耳にしていません。県内でやはり事前キャンプの誘致に成功した自治体、ホストタウンに決まった自治体の、例えば龍ケ崎市とか鹿嶋市などが、文化プログラムに強い意欲を示しているようであります。文化庁が全国自治体に呼びかけている文化プログラムのうちの応援文化オリンピアード、それとか、先ほどもちょっと触れましたbeyond2020については、競技会場を持たない自治体や団体でも、認証を受ければ実施することができると聞いております。聞いているというか、報道されていますね。政府はアナウンスしていますね。近隣では、小美玉市や行方市も関心を示しているようであります。  全国の先進事例には、お祭りで認証を受けているものが多く見受けられます。また、国の調査でも伝統芸能の取り組みが最も多く、その狙いは、文化振興に加えて、何度も申し上げていますが観光誘致を挙げる例が多いと報道されています。さらに国は、この周知不足から、参加意欲が低調な実態が明らかになったために、プログラムの活発化を図っていこうということで、これまで課題となっていた認証を得る手続についても、各都道府県を窓口に簡略化を打ち出しているようです。徳島県とか、ほかの県では、随分早くから認証受付窓口を開設して、手続の説明などをホームページで大きく知らせていましたけど、茨城県は何か遅れていたような気がしますが、いずれにしても、今度、都道府県を窓口に手続の簡略化の方針が打ち出されたと聞いていますので、ここで私からの提案になりますが、beyond2020にぜひ石岡のおまつりをアプライしていただきたいと思います。執行部の見解を伺います。 40 ◯副議長(池田正文君) 経済部長・諸岡君。 41 ◯経済部長(諸岡広明君) 議員より提案がございましたbeyond2020の石岡のおまつりの認証でございますけれども、認証されますと、「Culture NIPPON」のホームページ等に掲載されまして、国内外に情報発信が行えることで、PR効果は大きいと考えております。関係者と申請に向けて取り組む方向でいきたいと考えております。  以上です。お願いします。 42 ◯副議長(池田正文君) 11番・山本 進君。 43 ◯11番(山本 進君) そうですね。ハードルが大分低くなっているようですので、石岡、観光というと、おまつりしかないとは言いませんが、おまつりが最大の目玉ですし、かなりの確率で認証を得られると思いますので、ぜひ頑張って取り組んでいただきたいと思います。  私はもう一つ提案があります。東京五輪・パラリンピックに先駆けてというか、その1年前、2019年に、茨城国体が開催されます。この絶好の機会を捉えまして、国体は競技開催地になるわけですね。この石岡市が何か独自の文化プログラムを企画して、実施する考えはありませんでしょうか。beyond2020の前哨戦といいますか、ウォーミングアップにもなろうかと思いますので、そうした効果も期待できますので、オリンピック関連行事より身近で一体感もあって、石岡市民のモチベーションも高まるのではないかと私は考えます。これについて市長の見解を伺います。 44 ◯副議長(池田正文君) 市長・今泉君。 45 ◯市長(今泉文彦君) 国体、1年前でありますけれども、プレbeyond2020として、その絶好の機会と捉えまして、そういった試みを進めてまいりたいと考えております。  以上です。 46 ◯副議長(池田正文君) 11番・山本 進君。 47 ◯11番(山本 進君) 文化振興行政のほうからちょっと離れてしまいますが、市長は常々、おまつりに60万人誘客を目標に掲げられていますので、この2つの絶好の機会を有効に活用して、石岡の魅力を広く世界に発信していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  3点目の質問に移ります。城南中学校の跡地、校舎の利活用策として、茨城県南埋蔵文化財センター、これは仮称です。私が勝手にネーミングしたものですが、県南埋蔵文化財センター、あるいはこれに類する施設を誘致、または石岡市が創設してはどうかという提案であります。  城里町に2年ほど前にオープンした茨城県埋蔵文化財センター「いせきぴあ茨城」という施設があります。オープン以来このセンターは、県内各地の遺跡の発掘調査による出土品を整理し、適切に収蔵・保管し、これらを展示・公開することを通じて、地域の歴史や文化の普及啓発の拠点となって、大きな役割を果たしている。そして、私が何よりも注目をしたいことは、この施設は廃校となった小学校、北方小学校というんですけれども、この校舎を利用してつくられたものであるということであります。正確な情報ではありませんが、一説にこの施設整備については、計画の段階で、茨城県教育委員会や茨城県教育財団から、候補地として石岡市や小美玉市に対しても調査や打診があったというふうに私は聞いております。石岡市では、県立八郷高校の跡地と八郷南中学校の跡地などがその対象になったのではないかなと推測をしているんですが、これらはそれぞれ別な形で今、利活用が図られておりますので、それはそれでよいのですが、これからは、廃校となる城南中学校の跡地の利活用について考えていかなければならないと思います。  城里町の茨城県文化財センターは、県内各地から寄せられる出土品の点数があまりにも多くて、収蔵・保管スペースがもう既に手狭になっていると聞いております。そこで、城里町の施設を補完、補うという意味ですが、そうした目的で、石岡市にも城南中学校を利活用して、先ほど私が茨城県南と言いましたが、第2の茨城県埋蔵文化財センターを誘致してはどうかという提案であります。執行部のお考えを伺います。 48 ◯副議長(池田正文君) 教育部長・武熊君。 49 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。議員のご質問にございました、まず茨城県の埋蔵文化財センターでございますが、これにつきましては、茨城県の教育財団が発掘調査を行った遺跡の埋蔵文化財を整理するために、増築しながら校舎の利活用を図ったものとお聞きしてございます。県の教育庁の文化課に確認をしたところ、県の文化課内におきましては、今後、県内に埋蔵文化財センター等の施設を設置することは、現時点では話に上がっていないということでございます。また、城南中学校跡地の活用としては有効な手段であると考えておりますので、廃校後の利活用の1つの方策として、検討してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 50 ◯副議長(池田正文君) 11番・山本 進君。 51 ◯11番(山本 進君) 今の答弁、後半の部分の城南中学校利活用、有効な方法だということで、検討していただけるという答弁をいただきましたので、それは大変ありがたいんですが、城里町の「いせきぴあ茨城」は、本当に収蔵点数が多くて困っているという実態を、私は現実に確認しています。県のほうは、すぐにはそういった施設増設という考えはもちろんないかもしれませんけれども、現実に城里町のほうでは、もうこれ以上預かり切れないと。発掘した出土品を調査してほしい、整理してほしい、記録してほしいということで、センターに送り込んできた各自治体が、その作業が終わって、じゃあ、それぞれの自治体にお返ししますよと言っても、返してもらっても、うちも保管する、収蔵する場所がないから、いせきぴあで預かってくれというようなことで、本当に手狭になって困っているそうであります。県のほうは、今すぐ増設する必要はない、考えはないということでしょうけれども、そういった実態、現状がありますので、ぜひ誘致活動の呼びかけをしてほしいと思うんです。できなければ、石岡市が独自に類似施設を創設するということも可能かと思いますけれども、その辺、もう少し教育委員会でも実態を確認していただけたらと思います。  石岡のたしか東田中の遺跡の出土品も、この「いせきぴあ茨城」、城里町が調査をして、保管・収蔵してくれているはずなんですね。これ、石岡へ返してもらっても、石岡は置くところがないと思いますね。そんな実態がありますので、その辺よく調べていただいて、まずは県の施設として誘致、それができなければ、石岡市独自で施設を創設するというようなことで取り組んでいただければと思います。  そのために、ちょっとお話しさせていただきますけど、城里町の「いせきぴあ茨城」というんですが、ここでは、子どもたちを対象にした遺跡探検や発掘調査体験などのメニューもそろえていますが、このほか、来館者に対して、近くにある、これ難しいんですが、頓化原古墳という古墳の見学も積極的に勧めています。センターの周辺には、先ほどお話ししました北方小学校の建設当時に大部分が整地されてしまっているために、遺跡がきちんと残っていないんですが、それでも全長35メートル、高さ1.5メートルの後円墳……、以前は前方後円墳と呼んでいたんですが、前方はなくなってしまっていて確認ができないので、正確を期するために後円墳と言っているそうですが、これが残されていて、本当に規模は小さいです。舟塚山古墳群を見ている私たちには物足らなく思われるんですが、それでもこのセンターでは、古墳建造当時に遺体を納めた石棺が、石室が完全に保存されていると、こういうことをしきりに、熱心にPRして、ぜひ見に来てくださいということで来館者に勧めています。  城里町と張り合うわけではありませんが、城南中学校にはすぐ近くに、東日本で2番目ですか、大規模な舟塚山古墳と愛宕山古墳を有しているわけでですから、第2のセンターを誘致するのには絶好の立地条件を備えていると私は思います。石岡市として、繰り返しになりますが、第2の茨城県文化財センター誘致に向けて積極的に働きかけていく考えがないかどうか、再度お伺いしたいと思います。 52 ◯副議長(池田正文君) 教育部長・武熊君。 53 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。議員ご指摘のように、城南中学校跡地は舟塚山古墳のほか茨城廃寺等に囲まれておりまして、好条件がそろっていると思ってございます。今後検討してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 54 ◯副議長(池田正文君) 11番・山本 進君。 55 ◯11番(山本 進君) ありがとうございます。よろしくお願いします。  今、茨城廃寺のことが出ましたので、次の質問をさせていただきますが、県の施設の誘致活動と並行して、先ほども申しましたが、石岡市独自の施設を創設することも、ぜひ検討していってほしいと思います。仮に県の施設が誘致できなくても、石岡にいせきぴあのような機能を持つし、役割を果たすことのできる拠点となる施設がぜひ私は欲しいと思います。  そこで、城南中学校を拠点として埋蔵文化財の調査・保存をする一方で、学校、この施設を起点に、スタート地点にして、これも私が勝手にネーミングしましたが、例えば万葉の歴史探索コースと銘打って、舟塚山古墳、愛宕山古墳、高浜入り江、茨城廃寺などをめぐるルートを整備することができれば、この城南中学校の跡地を歴史愛好家の皆さんのメッカとでもいいますか、歴史豊かな石岡の魅力を内外に広く発信することのできる、そのようなことも決して夢ではないかと思いますので、この点について市長、あるいは教育長のお考えを伺いたいと思います。 56 ◯副議長(池田正文君) 教育長・櫻井君。 57 ◯教育長(櫻井 信君) ご答弁申し上げます。城南中の跡地利用のことでありますけれども、ただいま議員からご提案をいただきましたように、非常に立地条件には恵まれている場所かなと捉えてございます。先ほど、活用については部長のほうがご答弁申し上げましたけれども、また新たなご提案をいただきました。歴史散策、あるいは歴史探訪というようなことですね。そういうものも含めまして、利活用の1つとして検討をさせていただきたいと思っております。  以上でございます。 58 ◯副議長(池田正文君) 11番・山本 進君。 59 ◯11番(山本 進君) 私は、もちろん城南中学校の跡地利用については、公共施設再配置計画も含めまして、さまざまな観点から検討した後に決定されるべきであろうとは思いますが、まずは私から、利活用の選択肢の1つとしてぜひ前向きに取り上げていただきたいと、そういうことでお願いをしたわけであります。  次の質問に移ります。 60 ◯副議長(池田正文君) 山本議員、よろしいですか。さきに保留いたしました答弁について、その準備が整ったとのことでありますので、ここでその答弁を求めたいと思います。  市長公室長・佐々木君。 61 ◯市長公室長(佐々木敏夫君) 答弁に時間をいただきまして、大変申しわけございませんでした。自治体アンケートでございますけれども、共同通信のほうから、東京五輪・パラリンピック事前自治体アンケートということで、9月19日付でご依頼がございました。これにつきまして、政策企画課のほうで9月26日付で回答してございます。アンケートにつきましては15の設問がございまして、「東京オリンピックパラリンピックに関心がございますか」から自由意見までの15の設問がございました。そういう設問の中に、「貴自治体では文化プログラムに取り組んでいますか」というお尋ねがございましたので、自治体としては登録をしてございますけれども、事業申請はまだでございましたので、一応検討中ということで回答したところでございます。  以上でございます。 62 ◯副議長(池田正文君) 11番・山本 進君。 63 ◯11番(山本 進君) 検討中とお答えになったということですので、ぜひ、本当に検討してください、テーマを絞って。検討するのには、先ほども申し上げましたように、各部局横断、全庁で協議をしていく必要があると思いますので、そのかじ取り、音頭取りをぜひ公室長、よろしくお願いしたいと思います。 64 ◯副議長(池田正文君) 市長公室長・佐々木君。 65 ◯市長公室長(佐々木敏夫君) まずもって先ほど9月19日付と申し上げましたけれども、9月13日の誤りでございます。大変申しわけございませんでした。それから、ご意見いただきました点につきましては、政策企画課として部局横断的な取り組みが重要と考えておりますので、積極的に取り組んでまいりたいと思います。よろしくお願い申し上げます。 66 ◯副議長(池田正文君) 11番・山本 進君。 67 ◯11番(山本 進君) それでは4点目の質問に移ります。石岡市文化協会などに所属する団体やアート協会に対する活動支援策として、石岡市が中心市街地の空き店舗を借り上げるなどして、希望する団体が年間を通して利用することができる常設の企画展会場のようなものを提供してはどうかということでお伺いをいたします。
     以前から、石岡の町なかを探索、散策に訪れる人たち、特に石岡駅をおり立って、歩いて町なかをめぐる人たちから、町なかには、気軽に腰をおろして一休みするところがないという声をたびたび聞いてまいりました。私もそのとおりだと思います。今年度は、ステーションパークの1階部分にエアコン完備のすばらしい休憩所が整備されるということで、それはそれで大いに結構なことで、私も賛成をいたしますが、私がここで提案させていただいている年間を通して利用できる会場というのは、文化活動の発表の場となると同時に、鑑賞、観覧に訪れた人たちが、石岡の文化の薫りを楽しみながら、ほっと一息して、ほっと一休みできる、それで、明るい会話を交わす、会話も弾むと、そんな場所を提供してほしいということです。これについて執行部の考えはいかがでしょうか。お伺いいたします。 68 ◯副議長(池田正文君) 教育部長・武熊君。 69 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。まず、当市の文化団体でございます文化協会、アート協会等におきましては、各種の文化芸術活動を行う団体が日ごろの活動の成果発表をするため、石岡市文化祭やまちの文化の一日体験及びアート協会展を実施しております。これらの活動の場としましては、主に市民会館や中央公民館、また支所の「郷の風」等を利用しているところでございます。議員のご提案につきましては、中心市街地活性化のための有効な手段の1つと考えられますので、教育委員会としましては、関係部局と協議してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 70 ◯副議長(池田正文君) 11番・山本 進君。 71 ◯11番(山本 進君) ありがとうございます。答弁いただいて、検討していただくということで、期待してもおりますのでよろしくお願いいたします。  私のほうから具体的に固有名詞は挙げられませんが、中心市街地に私の提案にふさわしい空き店舗が、すぐに私が思い付くだけでも2店舗以上あります。中には、一般の営業店舗と共同で利用できる、相乗効果で、展示会場を運営の人たち、それと営業する者が共同で運営をできたらいいなというような空き店舗もあります。ぜひそういった空き店舗を活用して、私の提案したことを検討していただければと思います。文化の薫りの漂う石岡の町なかを人々がにこやかに行き交う、そんなようなまちをぜひ再現していただきたい、そんな思いからこの質問をいたしましたので、この点につきまして、市長に何かお考えがあれば、お伺いしたいと思います。 72 ◯副議長(池田正文君) 市長・今泉君。 73 ◯市長(今泉文彦君) 石岡を訪れた方が立ち寄れる場所、休憩所、あるいは文化の薫り高い拠点、そういったものをつくっていくに当たりまして、先ほど申し上げた文化芸術振興基本計画を策定することも重要かと思います。そこに盛り込まれた精神に沿って、石岡らしい環境をつくっていければと思っております。  以上です。 74 ◯副議長(池田正文君) 11番・山本 進君。 75 ◯11番(山本 進君) 教育部長、市長、よろしくお願いいたします。  5点目、最後の質問です。石岡少年少女発明クラブに対する当市の支援策について伺います。石岡少年少女発明クラブは、昭和63年に、茨城県では水戸、勝田に次いで3番目、全国で98番目に誕生したそうです。現在、県内に5つの少年少女発明クラブがある中で、石岡のクラブは、今年2月に創立30周年を迎えたとお聞きしました。「発明クラブの30年の歩み」と題した活動記録を見ますと、発明クラブ流まちづくりとか、石岡市が有名になれるようみんなに喜ばれるすてきなものを考えようなどと、子どもらしい生き生きとした言葉で、郷土石岡を思う気持ちがストレートに伝わってきております。また、活発に活動して成果を上げている様子もうかがわれて、大人の私までが、何かしら心が沸き立つような、浮き浮きするような気分になってしまいました。上部組織である発明協会のロゴ、キャッチフレーズ、テーマにも、「こどもと一緒に未来をクリエイト」とあります。これもいいですね。  そんなすばらしい石岡少年少女発明クラブですが、大変気の毒なことに、実は事務局がありません。定年退職された元小学校長がご自宅を事務所がわりにして、個人でクラブの管理や指導をされています。活動場所も各地の公民館などを転々としているようであります。  今回、私が質問通告をしましたところ、石岡市は発明クラブの活動には一切かかわっていないので答弁できない、したがって質問の内容を一部変えてほしいと言われました。それはわかりました。しかし、これからでいいですから、私たちがこの石岡の将来、未来を託す子どもたち、石岡が有名になれるようにみんなに喜ばれるすてきなものを考えようとけなげに活動している子どもたちを、石岡市もぜひ支援してやってほしいと思うのであります。お願いをいたします。  そこで、私からの具体的な提案ですが、3点目の質問に戻るわけではありませんけれども、城南中学校の美術室を、発明クラブの事務局の活動場所に貸していただけないかというお願いと提案です。城南中学校の美術室は、本校舎から独立していまして、単独でいつでも気兼ねなく使用することができるのではないかと考えたからであります。繰り返しになりますけれども、城南中学校の跡地利用については、公共施設再配置計画も含めて、今後さまざまな形で検討した後に決定されるべきであろうと思いますが、とりあえずお借りすることができないか、あるいは恒久的、将来、先々、しっかりと跡地利用の選択として取り上げていただければと考えます。執行部の考えをお伺いいたします。 76 ◯副議長(池田正文君) 教育部長・武熊君。 77 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。議員のご提案につきましては、ご質問にもありましたように、城南中学校の全体的な利活用が決まるまでの暫定的な利用となると思いますけれども、それまでの間の利活用につきましては、検討してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 78 ◯副議長(池田正文君) 11番・山本 進君。 79 ◯11番(山本 進君) よろしくお願いいたします。ありがとうございました。  発明クラブは、財政面では、現在、会員の会費のほかに、国と県からそれぞれ20万円、合計40万円の助成を受けているとお聞きしました。かつては石岡市も助成金を給付していた時期があったように伺いましたが、実際にそのようなことがあったのかどうか。もしそうであれば、なぜ廃止されてしまったのか、お尋ねしたいと思います。もしわかればお答えください。  毎年、当初予算で、これは商工振興事業なんですが……、教育福祉じゃないんですね、商工振興事業として、発明協会負担金3万円というものが計上されておりますが、これが石岡のクラブに還元されてきているということなのかどうか、あわせてお尋ねをいたします。 80 ◯副議長(池田正文君) 経済部長・諸岡君。 81 ◯経済部長(諸岡広明君) 発明クラブに対する支援につきましてご答弁いたします。経済部におきまして、発明の奨励、育成を図り、科学技術の向上と地域産業の振興及び新産業育成に寄与することを目的としまして、個人、法人合わせて65の会員で構成されます発明協会茨城県支部に対しまして負担金を支出してございます。当支部は、先ほど議員が述べられたとおり、少年少女発明クラブ支援事業としまして、県内に5つある少年少女発明クラブに対しまして運営費の助成をしておりまして、市からは、間接的ではございますけれども、発明クラブへの支援を行っているところでございます。  以上でございます。 82 ◯副議長(池田正文君) 11番・山本 進君。 83 ◯11番(山本 進君) わかりました。ありがとうございます。  市長は、先月、2月ですが、グリーンパレス石岡で開催された石岡少年少女発明クラブ創立30周年記念式典に招待されましたでしょうか。もし出席されていたのであれば、そのときの感想、そして、あわせてこの発明クラブに対する支援の考え方、どのような考えをお持ちか、お伺いしたいと思います。 84 ◯副議長(池田正文君) 市長・今泉君。 85 ◯市長(今泉文彦君) 30周年記念ということで、非常に記念すべき節目の発明クラブでしたけれども、その中で、知事賞を取った南小学校の鈴木君という男の子がおりまして、その男の子は、クッションテーブルというのを発明して知事賞を取ったわけであります。車椅子を使う人でも可能なクッションテーブルということで、それは自分のおばあちゃんが使えるようにという、自分の祖母を思いやる心がにじみ出た作品だったわけでありますけれども、必要は発明の母と言いますけれども、他人を思いやる心があってこそ、そういった発明ができたんだと思って、非常に感銘を受けた次第であります。  子どもたちに発想と工夫の大切さを身につけさせるということもありますけれども、それに加えて、他人を思いやる心も育っていく、大変有意義な発明クラブではないかと思いまして、30周年を機に何らかの支援をしてあげたいという思いで、その支援について何ができるか、お約束したいということを言ったわけであります。そういう気持ちであります。  以上です。 86 ◯副議長(池田正文君) 11番・山本 進君。 87 ◯11番(山本 進君) わかりました。発明クラブへの支援、ぜひよろしくお願いいたします。  先ほども読み上げましたけれども、本当にこの子達、自分たちの郷土であるこの石岡を思ってのテーマを掲げていまして、活発に活動しているわけですが、この子どもたちの中から将来、あるいはノーベル賞受賞者、または第2のエジソンが誕生するかもしれません。石岡少年少女発明クラブへの支援、先ほど市長からご答弁いただきましたように、ぜひよろしくお願いいたしまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 88 ◯副議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午前11時00分休憩            ───────────────────────                   午前11時11分再開 89 ◯副議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  13番・関口忠男君。 90 ◯13番(関口忠男君) 13番・関口でございます。通告のとおり一括方式で質問をいたします。  まず最初に、学校の統合再編ということでございますが、小中学校の統合再編、いよいよこの春4月に、石岡中学校と城南中学校が統合される予定です。特に城南中学校の生徒さんたちについては、新しい環境のもとで学校生活を送るわけですが、不安もあろうかなと思うわけであります。これまで教育委員会では、改修工事、通学バスの準備など、それぞれ進めているかと思いますが、環境面の整備のほか、子どもたちへのことも含めた準備状況についてお伺いをいたします。  また、統合に向けて、城南中学校において保護者向け説明会を開催したとお聞きしておりますが、どのような意見があったのかをお伺いいたします。  次に、今後の小中学校の統合再編につきまして質問をいたします。6月にも質問させていただきましたが、29年度から、統合計画審議会において統合再編の見直しに取り組んでいると思いますが、これまでの開催状況と、1月に開催された地区懇談会での主な意見について、どのような意見があったのかをお伺いいたします。  また、小中学校統合再編の今後の見通しについてもお伺いをいたします。 91 ◯副議長(池田正文君) 教育部長・武熊君。 92 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。まず石岡中学校と城南中学校の統合再編に向けました準備の状況でございますが、石岡中学校の教室の床やロッカー改修、トイレの改修工事、バス発着場舗装工事につきましては、既に施工が完了してございます。また、東側擁壁工事、駐輪場設置工事、生徒用の通路と送迎車両通路の整備、これにつきましては3月末までに完了する予定となってございます。  また、環境整備のほか、石岡中学校と城南中学校の生徒同士の交流事業を行ってございます。校外学習や宿泊学習のほか、生徒交流会をこれまで2回実施し、学年ごとのレクリエーション等を行ってございます。また、放課後には各部活動の交流を行い、生徒同士の融和を図っているところでございます。不安な気持ちも、生徒交流会や部活動等で打ち解けるようになりまして、交流事業の効果があったと考えてございます。今月、3月15日には3回目を予定しているところでございます。生徒が4月からの学校生活に期待が持てるように、取り組んでまいりたいと考えております。  次に、保護者説明会でございますが、昨年11月24日に城南中学校体育館において開催をしてございます。説明会での主な意見は、保護者としては、バスの負担が増えるので支援策はないか、また、体操着が1着分であるので補助の増額はないか等でございました。バスにスムーズに乗れるか心配などといったご意見もございました。バス代の負担や体操服の補助に関するご意見に関しましては、ご理解をいただけるよう再度ご説明をしたところでございます。  次に、統合計画審議会の開催状況でございますが、これまで3回開催してございます。第1回目を8月1日に行いまして、小中学校の現状把握や意見交換、第2回目を10月31日に開催し、地区懇談会に向けての審議会での基本的な考え方の整理を行ってございます。また、地区懇談会を全8区で開催しまして、第3回目の審議会で地区懇談会での意見を報告したところでございます。地区懇談会での主な意見としましては、複式学級の解消は早期に図るべき、大きな枠組みの検討も必要、統合によって費用負担が増えることのないようにしてほしい、小中一貫校への取り組み検討も必要、学校再編により地域コミュニティが活動できなくならないようにしてほしい、校舎や学校施設、通学路の整備は統合前に整備してほしいなどでございました。  今後の見通しでございますが、審議会からの答申を受けまして、統合再編計画を策定してまいります。具体的な統合再編につきましては、地域説明会を開催し、保護者や地域の皆様と合意形成を図りながら、進めてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 93 ◯副議長(池田正文君) 13番・関口忠男君。 94 ◯13番(関口忠男君) ぜひ生徒、または保護者の皆さんも不安がないように、スムーズな統合校としてのスタートができるように、今後もお願いをするところでございます。  そこで、教育長に、今回の石岡中学校、城南中学校の統合、また今後の小学校等の統合再編を進めるに当たっての教育長の見解をお伺いいたしたいと思います。 95 ◯副議長(池田正文君) 教育長・櫻井君。 96 ◯教育長(櫻井 信君) ご答弁申し上げます。石岡中学校と城南中学校の統合再編につきましては、ただいま部長が申し上げたとおりでありますけれども、生徒間の交流会も数回開催いたしました。そういう中で、不安が少しでも除けるように努めているところでございます。4月以降も、子どもたちを含め地域の皆さん、そして保護者の皆さんが、統合してよかったと思えるような、そういう学校生活が送れるように、継続して取り組んでまいりたいと考えております。  また、統合再編計画につきましては、統合計画審議会、さらには各地区の懇談会に出席してまいりましたけれども、そういう中で、複式学級の解消を優先にと、そういうご意見を頂戴してまいりました。今後、地域や保護者、そして学校、教育委員会が一体となりまして、子どもたちのため、学習環境が整えられるように取り組んでまいりたいと考えているところです。  以上でございます。 97 ◯副議長(池田正文君) 13番・関口忠男君。 98 ◯13番(関口忠男君) 次に、保育環境の整備について質問いたします。石岡市の待機児童問題についてでありますが、1歳児から2歳児については希望する保育園に入れない幼児が出る危険性が高いということで、第1保育所と第2保育所を統合した保育所を建設するとして、平成30年度予算案に実施設計費用が盛り込まれています。石岡小学校の空き教室を借りて緊急避難的な保育を始めてから、既に4年半近くが経過しています。この間、待機児童問題が心配されるようになり、民間保育園に対しては、施設の拡充等による受け入れ協力を求め、民間幼稚園に対しては認定こども園への移行を促し、保育園並みの保育を可能とすることで、問題解消を図ろうとしてきました。  しかし、少子化に伴い出生数は減っていますが、それ以上に共働き世帯が増加していることで、待機児童問題がいよいよ切迫してきたこと、さらには、統合整備の場合、交付税算入50%を見込める公共施設等適正管理推進事業債の適用期間が3年間延長され、平成33年度までとなったのを受けて、急遽、統合保育所の建設にかじを切ったと思われます。  一方、幼児教育・保育無償化について政府は、平成32年4月から完全実施、5歳児に関しては来年4月から先行して実施する方針を発表しており、さらに無償化の際の経費は、私立の認可保育園の費用負担は国が2分の1、都道府県4分の1、市町村を4分の1とするが、公立の認可保育所は市町村に全額負担させる方針であることが報道されており、今、公立保育所の整備を行うことは、建設費だけでなく、石岡市の将来負担を積算の上、判断されるべきものと考えるところです。  石岡市は、行財政改革を進める中で、民間活力を利用すると説明しており、実際に今泉市長もそうした発言をしています。今回の統合保育所建設については、担当部から関係者に対して十分な説明と周知がなく、保健福祉部の対応に批判の声が上がっています。さらに、市主催の諮問会議等でも、民間活力を利用すべきとして異論が出ています。こうしたことから質問をさせていただきます。  市内の民間保育園と認定こども園に対して、統合保育所整備をどのように説明してきたのか伺います。  統合保育所整備に関して、公共施設等総合管理計画委員会、そして子ども・子育て会議では、民間活力を利用する意見が出ているが、なぜ尊重しないのか伺います。  具体的な視野に立てば、これから公立保育所を設けることは、建設費に対する交付税措置以上の財政支出になると思われます。統合保育所整備に関する将来的な負担に対して、どのような積算、あるいは検証を行っているのか、お伺いをいたします。  待機児童問題を解消するならば、ゼロ歳児から3歳児未満の保育に特化した小規模保育所の整備を急ぐべきです。そして、この年齢層でなぜ待機児童が出るかという点で言えば、保育士の確保ができないからです。保育園や幼稚園は、既に預かっている子どもを優先して保育する義務が生じています。保育士が確保できなければ、保育士1人で3人の乳児を保育するよりも、保育士1人で20人も30人も保育できる年齢を優先するようになります。市の予想でも、ゼロ歳児から2歳児の受け皿づくりが必要であると、教育福祉環境委員会で説明しているわけですから、小規模保育所、そして保育士確保の支援制度創設を図るべきと思いますが、考えをお伺いいたします。  発達障がい児に配慮した施設整備を掲げているが、障がいの形態はほかにもあります。障がい児については民間施設も受け入れをしており、優先すべきは障害者手帳をもらえない軽度障がい児に対応する保育職員への支援制度と考えるが、実態をどのように捉えているのか、お伺いをいたします。 99 ◯副議長(池田正文君) 保健福祉部長・加藤君。 100 ◯保健福祉部長(加藤乃利明君) お答えいたします。1点目の民間事業者への説明をどのように行ってきたのかについてお答えいたします。まず、1月12日に開催されました教育福祉環境委員会において、第1第2保育所の統合の方針等をお示しした石岡市保育所・幼稚園個別施設計画案についてご説明をいたし、ご審議いただきました。その後、広く市民の皆様のご意見をいただくパブリックコメント募集と同時期に、本計画案について、民間事業者で組織している石岡市私立幼稚園連絡協議会並びに石岡市保育連合協議会に対してご説明を行った次第でございます。  次に、民間活力を利用する意見が出ているが、なぜ尊重しないのかについてお答えいたします。今回、統合保育所整備の方針が示された石岡市保育所・幼稚園個別施設計画案については、平成29年3月に策定された石岡市公共施設等総合管理計画の目標達成のために策定された個別施設計画と位置付けております。そのため、市公共施設等総合管理計画委員会の中の答申で示されました公立保育所のあり方の明確化や民間とのすみ分けの検討、さらには、民間保育所等の受け皿確保のための支援策などについて慎重に検討するとともに、子ども・子育て会議や民間事業者の皆様のご意見等をお聞きしながら、柔軟に対応してまいりたいと思います。  次の、統合保育所整備に関する将来的負担に対して、積算あるいは検証を行っているのかについてお答えいたします。本個別施設計画の中に、コスト状況として、保育所のトータルコストに関する計算書が記載されていますが、当総合管理計画に位置付けられた統廃合、機能移転の検討候補の方向性に沿った形で、第1保育所、第2保育所、東幼稚園それぞれを存続させるのではなく、3施設を集約化し、さらにこれまでの定員を縮小することで、コスト削減が図られると考えております。  次に、小規模保育所設置、保育士確保の支援制度創設についてお答えいたします。まず、ゼロ歳から2歳児に限定した少人数の単位で保育する小規模保育所についてですが、本個別施設計画では、発達障がい児等に対する教育保育方法の研究と、市内保育園等の相談支援を行う拠点機能を付加した施設整備を計画しておりますので、集団行動が顕著にあらわれ始める年代層、これは2歳から3歳でございますけれども、この児童を保育する施設として運営していく必要があります。また、公立保育所の役割である、保育の水準を示す役割、民間では難しいケースの受け皿的役割、保育ノウハウの提供、人材育成、地域の保育の拠点を石岡地区においても果たしていきたいと考えておりますので、原則20人以上の保育所として計画してございます。  なお、保育士確保の支援制度創設については、保育士確保と離職抑制を図るため、今年度から補助金額をアップしまして、特定教育・保育施設運営改善事業費補助金を市単独で補助しているところでございますが、他市町村の例では、当市以上に手厚い補助制度を実施している自治体もございますので、さらに調査研究を行い、対応を協議してまいりたいと考えております。  次に、障がいの形態と実態についてでございますが、障がいの形態はさまざまで、障害者手帳等の有無に関係なく、障がいを持った児童を保育する民間保育園、認定こども園の保育士にとって、精神的・体力的負担は大きいと思います。そのような状況の中、現在、手帳の有無に関係して補助する国の療育支援加算、市の重度・軽度障害児保育事業費補助金がございますが、ご指摘の、手帳を取得していない軽度障がい児に対する保育職員への支援制度はございません。市といたしまして、民間保育園、認定こども園の負担軽減を図るため、発達障がい児等に対する教育保育方法の研究と、市内保育園の相談支援を行う拠点機能整備等をあわせまして、保育士確保につながるような民間事業者へのさらなる支援策の充実として、市独自基準による補助金等の支援制度確立に向けた検討をしてまいりたいと思っております。  以上です。 101 ◯副議長(池田正文君) 13番・関口忠男君。 102 ◯13番(関口忠男君) まず、民間事業者への説明ということなんですが、全く説明がなくて、唐突であったということですね。これまで待機児童解消に向けて、あるいは補助制度の利用等について、こども福祉課から丁寧な説明が民間事業者になかったと。いろいろ市からの要請も伺い、市の施策にも対応してきたんですが、信頼関係がここで、民間としましては裏切られたという思いと、そういった声が出ているわけですが、この点について担当としてはどのような見解を持っているのか、お伺いをいたします。  それと、諮問会議では、予算化の準備中との現状報告がされたため、今さら何を言っても無駄ではないかといった諦め感があったという話を聞いております。そのような諮問会議のあり方でいいのか、今後の会議のあり方についてお伺いをいたします。  それと、将来負担の検証、これは、保育無償化の財源は消費税増税ということで、来年度、消費税が上がるわけですが、それで市の歳入は増えるのかなと思うところですが、公立保育所の運営経費は全額市町村負担、民間事業者は4分の1で済みます。具体的な計数を出して市の将来負担を積算しているのか、もう一度お伺いをいたします。  それと、小規模保育所と保育士確保の点ですが、統合保育所は、計画では2年後の平成32年4月開園かと思います。それであるならば、規模の小さい小規模保育所を来年4月オープンで準備し、保育士確保に向けた支援制度を創設して、保育環境の整備強化を図るべきと思います。水戸でございますが、新年度予算で8か所の小規模保育所を整備すると発表しております。また、保育士確保については、千葉県内の自治体がすごい支援制度を行っております。柏市でありますが、保育士確保に向けて、月額4万円の給与上乗せ、それに家賃補助を上限8万2,000円まで支給すると。このパンフレットを常磐線沿線に折り込み広告で配布していると。その影響を受けているのは取手市、牛久市、この辺でものすごい反響が起きているということでございます。つくばでは、給与上乗せ3万円を、もう現在しております。いずれも石岡市から通勤圏内なので、保育士がますます不足していくことが予想されると思います。  統合保育所整備が待機児童解消のような印象を与えていますが、民間事業所の保育士確保が進まなければ、問題の本質は解消しません。柏市やつくば市のような民間施設の保育士確保に向けた支援制度創設について、見解を伺います。  障がい児の質問ですが、民間事業者さんにおいても障がい児を扱っております。発達障がい児を優先して配慮することは差別につながりません。障害者手帳をもらえない軽度の障がい児に対するサポートも大変重要なわけですから、そうした子どもたちに目を向ける施策を考えるべきと思いますが、見解を伺います。 103 ◯副議長(池田正文君) 保健福祉部長・加藤君。 104 ◯保健福祉部長(加藤乃利明君) お答えいたします。1点目としまして、関係事業者等にご説明がなかったという点でございます。素案作成前になぜ相談がなかったかということでございますけれども、1つの理由といたしまして、皆様に説明する前段階で、庁内での合意形成に時間がかかってしまったということが挙げられるかと思います。しかしながら、一日でも早く第1第2保育所の子どもたちに良好な保育環境を提供するために、新年度予算にご提案申し上げた次第でございます。関係団体等へのご説明は非常に駆け足になってしまいましたが、関係者の皆様には、ご相談が遅くなってしまったことについておわび申し上げますとともに、今後は、子ども・子育て会議などで、もしご予算をお認めいただくとするならば、統合保育所の機能、定員数、運営内容等についても真摯にご意見をいただきながら、合意形成を進めてまいりたいと考えております。  2点目、諮問会議のあり方につきましては、これは行革担当でございますので、私のほうからは発言は控えさせていただきますけれども、答申の内容といたしましては、建設してはいけないという内容ではなかったと確認しております。  3点目でございます。将来負担についてでございます。先ほど申し上げましたとおり、これはあくまでも3つの施設を廃止して1つの縮小統合保育所を建てるということで、そこの行革的な視点はご理解いただきたいと思います。  その運営費に関するご指摘でございますけれども、基本的な部分としては、国、県、市が2対1対1という割合がございまして、ただ、細かい内容についての積算がありまして、実際は6割ぐらいが国費、県費で入っている形かと認識しております。これは無償化が進んでこうなるわけではなくて、現状としても、実際、今もそんな状態で運営をしているということでございます。こちらも、当然、民間保育所と公立保育所の関係でございますけれども、民間の需要を行政が奪い取るみたいな形は、適切でないと思っております。常に一定の評価を行って、変化に敏感でありたいと考えております。  次に、小規模保育についてでございます。先ほどご答弁申し上げましたように、発達障がい児、その辺も確認できる年齢層は2歳から3歳ということで、ゼロ、1、2の小規模に限定している場合だと、なかなかそこの目的が達成できないということでございます。  次に、保育士の確保についてでございますけれども、先ほどもご答弁申し上げましたように、他市町村、本当に柏市の例が一番顕著かと思いますけれども、市も独自の補助施策ですかね、今もやっておりますけれども、さらなる拡充に向けて検討してまいりたいと考えております。  あと、民間事業者、保育士の確保にあわせて、障がい児も受け入れていると、そこも負担があるということで、今回、その相談支援機能としての提案をさせていただきましたけれども、先ほども申し上げましたように、市として独自の基準を設けて、今、補助対象になっていない部分を、何とか民間の事業者の皆様にご理解いただけるような内容に対応していきたいということで、検討してまいりたいということでご答弁申し上げた次第でございます。  以上です。 105 ◯副議長(池田正文君) 13番・関口忠男君。 106 ◯13番(関口忠男君) 3回目は市長にお伺いをしたいんですが、今、それぞれ部長が答弁して、民間事業者に対する説明不足も認めておりますし、財政のほうと、将来負担のことも、それぞれ今後強化していくと。そういった政策を今後も議論していただきたいと思うんですが、市長はかつて幼稚園長として経験を持っておりますので、そういう考えも入れまして、統合保育所整備を今後進める中で、今後の対応についていろいろ見解を伺いたいと思います。 107 ◯副議長(池田正文君) 市長・今泉君。 108 ◯市長(今泉文彦君) 新しく統合保育所をつくるに当たって、最初、民間でできることは民間でということで考えていたことが、急遽一転して、統合保育所をつくるということになったわけでありますけれども、私が非常に危惧したところは、まずゼロ、2歳の保育ニーズが急増して、その数字がどこまで続くのだろうかということであります。架空の数字ではおさまらないことでありますので、その要因として、核家族化が進み、女性の社会進出が顕著になっているということであります。それは、子ども・子育て支援法によるものでもありますし、社会の趨勢でもあります。そういった核家族化が進み、ますます保育ニーズ、ゼロ、2歳の急増が続くという見通しが立ったということで、これでは待機児童が出てしまうということで、決断をしたわけでありますけれども、そのほか、先ほど柏市の例で、あたかもパイを奪い合うような感じで保育士を確保するということが、だんだん北上してきたわけであります。その傾向はますます顕著になってきた。  そういった中で、安定した保育を行っていくために、公立の保育所の必要性というのを感じ取ったわけであります。そして、さらに、要因として2つございまして、1つは発達障がい、それから大学との連携、これが本当にできるんだろうかということであります。発達障がいについては、私も幼稚園で受け入れた経験がございますけれども、園児の間ではお互いに多様性を認め、個性として受け入れるということで、一般の子どもがその子の面倒を見たりして、思いやりが備わっていく、そういった利点があるわけであります。それを受け入れることによって、非常に幅の広い保育ができる。そういったことをしっかりとやっていければ、これは公立保育所として責務を全うできるなという気持ちがあったわけです。
     そして、2つ目の大学との連携、これは、ともすればフィールドワークの場になりかねないということで、現場が実践の場で、実践の場を大学が求めているというのが現状だと思います。そういう中で、地道にそういう発達障がいの子を受け入れてやっていく1つの覚悟が必要になってくるわけで、私は担当に何度も確認をしました。本当にこれをやっていく覚悟があるのかどうか、発達障がいを受け入れて、そして、大学の連携をやっていくことができるのかという覚悟を確認したわけであります。その結果、やっていきますという強い返事が来ましたので、私は部下を信じて、そういう決断をしたわけであります。  以上です。 109 ◯副議長(池田正文君) 次の質問者に移ります。  4番・櫻井 茂君。 110 ◯4番(櫻井 茂君) 4番・櫻井です。よろしくお願いをいたします。一問一答方式で質問させていただきます。2つ質問を通告してございます。通告に従いまして質問させていただきます。  1点目、商店会設置街灯の灯りを守る取り組みについてでございます。  昭和60年代後半から、商店街共同施設設置奨励金、現在は商業活性化共同事業奨励補助金を活用しまして、多くの商店会が街灯の整備を行ってから20年ないし30年の歳月が流れる中、当時元気だった商店会は店舗を減少させております。これに伴い、老朽化している街灯の修繕と電気料が大きな負担となり、灯りを消す街灯も出始めております。  商店会が整備した街灯は、その多くがデザイン性に富み、地域の活力を示す一方で、市民もその恩恵に日々浴しており、公共財としての役割も担っています。そのため、経済的な理由のみでその灯りが消えていくことは、地域経済・生活環境・防犯等に大きな損失を与え、市の将来を奪いかねません。こうしたことから、商店街、そして市民の灯りを守る取り組みについてお伺いをしたいと思います。  最初に1点目でございます。商店会街灯の設置状況をお伺いします。商店会が設置した街灯は補助事業として実施されてきましたので、この補助事業の制度内容、どのような内容なのかについて、確認の意味でお伺いをしたいと思います。 111 ◯副議長(池田正文君) 経済部長・諸岡君。 112 ◯経済部長(諸岡広明君) 商店街の街灯の設置状況につきまして、初めに、制度概要についてご答弁申し上げます。商店街共同施設設置奨励金は、合併前の旧石岡市の制度でございまして、5戸以上の商店が共同で整備する照明施設に対しまして、自己負担の10分の5以内を補助するものでございました。また、旧八郷町におきましては、個店単位で行う街灯の設置に対して補助を行っておりました。平成17年の石岡市と八郷町の合併の際に、旧石岡市の制度を継承してございます。現在は、さらに石岡市商業活性化共同事業奨励補助金と名称を変えまして、商店街が照明を整備する事業に対しまして、3分の1以内の補助の支援を行っているところでございます。  以上でございます。 113 ◯副議長(池田正文君) 4番・櫻井 茂君。 114 ◯4番(櫻井 茂君) 商店街共同施設設置奨励金を活用しまして、それぞれの商店会がデザイン性に富んだ街灯を設置したわけでございますけれども、その設置基数がどの程度あるのか、把握していればお尋ねをいたします。 115 ◯副議長(池田正文君) 経済部長・諸岡君。 116 ◯経済部長(諸岡広明君) 商店街ごとの街灯の設置状況につきましてご答弁申し上げます。石岡地区につきましては、御幸通り商店街振興組合で13基、香丸商店街振興組合で38基、中町商店街で12基、東地区商店会で39基、国分町商店会で22基、これは目視でございます。金丸通り商栄会で32基、これも目視でございます。そして、現在は解散しておりますが守木町商店会で10基となってございます。また、八郷地区につきましては、商店街としてはなく、個店ごとの設置状況でございますが、昭和61年度に整備し、把握している街灯の数は255基、そのうち柿岡地区では97基の設置状況でございます。  以上でございます。 117 ◯副議長(池田正文君) 4番・櫻井 茂君。 118 ◯4番(櫻井 茂君) 今、答弁いただきまして、数を確認したところでありますが、目視という答弁がございました。これは、目視と述べられたところは、直接行って数を数えたんですかね。そのほかについては、補助申請の書類か何かでの数値の合計ということでしょうか。本来であれば、補助申請が出ているわけですから、その書類に基づいて、何基設置したというのをデータとして残しておくべきだと思うんですが、何をよりどころにこの基数を今答弁されたのかをお伺いします。 119 ◯副議長(池田正文君) 経済部長・諸岡君。 120 ◯経済部長(諸岡広明君) 街灯の設置につきましては、補助申請等の基数でございます。目視につきましては、解散した部分もありますけれども、以前、計画上に上がった数字と、商工会議所等のほうの確認の数字でございます。  以上でございます。 121 ◯副議長(池田正文君) 4番・櫻井 茂君。 122 ◯4番(櫻井 茂君) 私のほうでいろいろな資料を確認した中では、今述べられたほかにも、商店会のほうで設置したものがあると認識しています。例えば、平成6年に作成されました「石岡市中心部における都市空間の特性」という、筑波大の先生が研究したものであるかと思います。この研究調査文献には、青空商店会で10基、それとあと東地区39基という答弁でしたが、この文献によりますと54基設置しているというようなものもございます。ほかにも商店会で設置したものが多分あるんだろうと思いますけれども、過去において議会で質疑された商店会設置の街灯もあるようですが、具体的な商店会名が会議録には残されていなかったものですから、詳しいことは私もわかりませんが、いずれにしましても、今答弁をいただいたもののほかにもあるようです。  これら防犯灯や街路灯、商店会設置の街灯についての質問については、議会でもたびたびされているところでありまして、商店会設置の街灯がどのようなくくりで整理されているのか、確認の意味でお伺いしたいと思います。 123 ◯副議長(池田正文君) 経済部長・諸岡君。 124 ◯経済部長(諸岡広明君) 商店街の街灯につきましては、街灯の照明の管理というのが、地元の設置部分に関しましては、電気代、維持管理経費は地元管理となってございます。その街灯の個数につきましては、先ほど答弁しました状況でございまして、維持の、破損している部分とか、そういう部分につきましては管理のほうはしていなく、維持管理につきまして報告も来ていない状況でございます。  以上でございます。 125 ◯副議長(池田正文君) 4番・櫻井 茂君。 126 ◯4番(櫻井 茂君) ちょっと質問の意味が伝わっていなかったんですかね。申しわけなかったですけれども、これまで議会では、防犯灯や街路灯の質問があったと先ほど申し上げましたが、要は、防犯灯については地域の方々が設置希望を出しまして、その電気料については地域の方々、もしくは個人が負担、街路灯につきましては市のほうで設置し、市のほうで電気料も負担すると、当然、維持管理も市のほうになるわけですが、そういったくくりの中で、防犯灯、あるいは街路灯という大きな2種類に分けて議会では答弁されてきたと思いますけれども、この商店会設置の街灯がどちらにくくられているのかということで、お尋ねを再度いたしたいと思います。 127 ◯副議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 128 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 街路灯と防犯灯の位置付けと設置基準につきまして、私のほうからご答弁させていただきます。初めに街路灯でございますが、市が要綱に基づきまして設置し、維持管理の一切の経費を負担していると位置付けてございます。防犯灯につきましては、地域の自治会等が主体となって設置し、電気料を含めまして、全ての維持管理を行っているものを防犯灯と位置付けてございます。  次に、設置基準でございますが、街路灯につきましては、1つに、市、県等が管理をする道路のうち、通学路として使用するものにおいて、付近の防犯灯及び街路灯その他の照明設備から概ね50メートル以上離れている箇所、2つといたしまして、駅舎及びバスターミナル付近で安全上支障を来たす箇所と要綱に定められてございます。防犯灯につきましては、設置主体が自治会等の地域であることから、市として設置基準などは設けてございません。  なお、先ほど来の商店街が設置している街灯につきましては、街路灯、防犯灯のいずれにも属していないこともありまして、設置基数等は所管では把握してございません。 129 ◯副議長(池田正文君) 4番・櫻井 茂君。 130 ◯4番(櫻井 茂君) 私が聞いているのは、商店会設置の街灯が防犯灯なのか街路灯なのか、2種類に大別するとすればどちらなんですかということなんです。そちらだけ答えていただければ。 131 ◯副議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 132 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) ご答弁申し上げます。商店会が設置している街灯につきましては、街路灯、防犯灯、いずれにも属していないこともありまして、あくまで商店会の街灯という位置付けになるかと思います。  以上でございます。 133 ◯副議長(池田正文君) 4番・櫻井 茂君。 134 ◯4番(櫻井 茂君) 今まで議会の中で、そういう答弁は多分なかったと思います。私自身が今回質問するに当たって考えていたのは、商店会設置の街灯につきましては、先ほどありましたように、商店会として5基以上設置する事業については現在補助を出しているというお話もありましたし、八郷地区に関しましては、個別の商店が自分のお店の看板といいますか、商店名を掲載することで設置した場合は、商工会のほうで助成するというような制度の中で設置しているというように聞いていますので、なおかつ電気料についてはその個別の商店、あるいは商店会のほうで支払っているということですから、位置付けとしては防犯灯になるのかなと思っておりましたけれども、ここで新たな概念が出たということですので、それであればそのように整理していただくしかないのかなと思います。  そうしますと、私自身は防犯灯と思っておりましたので、本来でありますと、市が直接的に管理していない防犯灯につきましては、生活環境部のほうで、その補助等、修繕等の費用の一部を負担しているというような支援制度もありますから、ここで、その防犯灯が生活環境部のほうでどのぐらいカウントされているのか確認しようと思ったんですけれども、生活環境部のほうでは当然それをやっていないという答弁でしたので、そうしますと、経済部のほうでは、実数として、先ほど商店会設置ということで数字はお伺いしましたけれども、過去における文献等の商店会設置のものも答弁としては出てこなかったという状況でありますけれども、これは、そうしますと、商店会のものについては、経済部は補助は出すけれども、実際に数の確認というものはされているんですか。台帳整備とかされているんでしょうか。 135 ◯副議長(池田正文君) 経済部長・諸岡君。 136 ◯経済部長(諸岡広明君) 防犯灯整備につきましては、街路灯設置につきましては、先ほどの基準のとおり設置しているような状況で、電気料、維持管理経費につきましては、商店街か、もしくは個々でつけた街灯については個人負担という形になってきております。その中で、街灯の設置の個数につきましては、先ほど答弁いたしました個数でございますけれども、そのほか、石岡市内、高浜等にも設置してある状況はございます。その個数については、確認はできていない状況でございます。  以上でございます。 137 ◯副議長(池田正文君) 4番・櫻井 茂君。 138 ◯4番(櫻井 茂君) そうしますと、石岡市内のあちらこちらにある防犯灯だったり街路灯については、生活環境部なり、街路灯につきましては都市建設部なんですかね、管理はしているけれども、今回質問させていただいている商店会設置の街灯につきましては、新たな概念といいますか、商店会設置の街灯ということで、正確な数字の把握はされていないと、維持管理についても市のほうでは特にやっていないというようなことでよろしいんでしょうかね。  そうしますと、これ、一方で、設置から20年から30年の歳月が流れているということで申し上げましたけれども、LED化しているところも幾つかあるようであります。LED化ということになれば、当然、老朽化しているものについても一部修復されているかと思いますけれども、このLED化の現状を把握されていれば、どの程度されているのかお伺いしたいと思います。 139 ◯副議長(池田正文君) 経済部長・諸岡君。 140 ◯経済部長(諸岡広明君) 商店街の街灯のLED化につきまして、石岡地区におきましては、平成24年度、御幸通りのボラードの間にLEDのフットライトを設置してございます。また、中小企業庁の商店街まちづくり事業により、平成25年度は、東地区商店会の39基、平成26年度、御幸通り商店街振興組合の13基、香丸町商店街振興組合で38基、中町商店街で12基の街灯電球をLEDに交換してございます。さらに、八郷地区につきましては、平成28年度、柿岡地区の街灯41基、平成29年度、柿岡地区以外の街灯20基を、八郷商工会が補助し、LED化を図っているところでございます。  以上でございます。 141 ◯副議長(池田正文君) 4番・櫻井 茂君。 142 ◯4番(櫻井 茂君) 近年のデータについてはしっかりと基数を把握されているようでありますので、過去のものについても資料を検索していただいて、きちっと把握をしていただければと思います。  次に、2点目でございます。商店会の加入店舗数の変化についてお伺いをしてまいりたいと思います。閉店する店舗が出始めまして、シャッター街などとやゆされる時代となってございます。商店会において街灯設置が盛んだった平成元年当時と現在の店舗数の推移、こちらについてどのように把握しているのか、お伺いをしたいと思います。 143 ◯副議長(池田正文君) 経済部長・諸岡君。 144 ◯経済部長(諸岡広明君) 商店街の加入店舗数の変化につきまして、平成元年と現在の加入店舗数につきましてご答弁申し上げます。商店街の加入店舗数の変化につきましては、石岡商工会議所、石岡市八郷商工会の会員数をもとにご答弁申し上げたいと思います。石岡商工会議所につきましては、平成元年度の会員数は1,883人、平成28年度1,523人、27年間で360会員の減少となってございます。また、石岡市八郷商工会は、平成元年度が829人、平成28年度が650人で、同じく27年間で177会員が減少しているところでございます。  以上でございます。 145 ◯副議長(池田正文君) 4番・櫻井 茂君。 146 ◯4番(櫻井 茂君) 石岡商工会議所及び八郷商工会の会員数ということでご答弁をいただきました。しかし、今回の質問は商店会設置の街灯ということで、設置した際の店舗数がどれだけ減っているのかというのを確認の意味で伺っておりますので、商工会だったり商工会議所の店舗につきましては、特に石岡商工会議所につきましては、加入率が非常に高いというようなことはずっと言われておりまして、あと、郊外型の店舗が増えれば、またそちらのほうで加入するというケースもありますので、今回の商店会設置の街灯と関連付けた店舗数の減少という意味では、直接関係がないのかなと思います。  経済部で保管している過去のデータは、持ち合わせていないということでよろしいんですかね。 147 ◯副議長(池田正文君) 経済部長・諸岡君。 148 ◯経済部長(諸岡広明君) 元年度当初の商店の数、古い数につきまして、把握のほうをしていない状況でございました。 149 ◯副議長(池田正文君) 4番・櫻井 茂君。 150 ◯4番(櫻井 茂君) 非常に残念でありますが、石岡市は、中心市街地活性化基本計画の認定を受けまして、活性化に努めてきたわけです。実際にその基本計画のとおり推移しているのかといえば、なかなか厳しい状況で、これは石岡市だけに限ったことではありませんけれども、残念ながら現状は、担当課においてその店舗数、当時の店舗数と今を比較するものがないという現実をどう受けとめていいのか、ちょっと私も悩ましいところです。基礎データの把握もできないで、何を基準に活性化しようとしていたのか、不思議でならないと。  これは、今の経済部長の責任ばかりではありませんけれども、これまで面々と続いてきた行政の中で、そういったデータの蓄積がされていないということですので、それであるならば、一方で、先ほど商店会設置の街灯の基数が補助申請書に基づいてということで答弁がありましたけれども、本来であれば、その補助申請書には申請した店の数が出ているはずですから、その数を把握できていなくてはおかしいんですけれども、それがないということですので、であるならば、一方で、解散した商店会についてはどの程度あるのかは把握しておりますでしょうか。 151 ◯副議長(池田正文君) 経済部長・諸岡君。 152 ◯経済部長(諸岡広明君) 解散した商店街につきましてご答弁申し上げます。まず、平成5年当時でございますけれども、八幡通り振興会、香丸商友会、神社通り商店会、中町商店会、守木町商店会、駅前通り商店会、中町青空商店会、金丸町金六会、金丸通り商栄会、金丸寿商店会の商店会がございました。そのほか、高浜商栄会、東地区商店会、泉町通り商栄会、国分町商店会が組織してございました。そして現在は、八幡通り振興会、神社通り商店会、中町青空商店会、金丸町金六会、金丸寿商店会、高浜商栄会、泉町通り商栄会、守木町商店会が解散しておりまして、現在は6組織となっている状況でございます。  八郷地区につきましては、柿岡地区に3つの組織がありましたが、解散後は昭和59年11月に八郷サービスシール会として組織されているところでございます。  以上でございます。 153 ◯副議長(池田正文君) 4番・櫻井 茂君。 154 ◯4番(櫻井 茂君) 相当な数の商店会がなくなっているということでありますので、先ほどの店舗数の減少で、平成元年1,883の商工会議所加盟者がいるところ、平成28年は1,523加盟者ということで、300店ほどの減少だという、その率から考えると、とても現実の商店会の閉鎖と考えれば、数字が合わないというのは一目瞭然かと思います。  ここで市長にお尋ねいたしますけれども、担当部門において、活性化に必須である基礎データの把握ができていない事実、そして、店舗数の減少が、商店会がなくなっているという現状からもわかるとは思うんですが、これらについてどのような見解、認識をお持ちなのか、お伺いしたいと思います。 155 ◯副議長(池田正文君) 市長・今泉君。 156 ◯市長(今泉文彦君) あらゆる事業においてそうだと思いますけれども、時代を記録するといったことが基本になるかと思います。そのためには、記録したものを文献サーベイができる環境が必要でありまして、非常に身近なところでは統計資料、あるいは公文書の行政資料室、そういったものが求められていると思っております。急にそういったものができるわけではありませんけれども、新しい庁舎などにそういう公文書の管理、あるいは行政資料室、そういうものが配置されればと思っております。  中心市街地においては、多くの人々が行き交い、集い、交流できる共有空間だということで、市民にとって不可欠の場として定義されるものだと思っております。そういうところが、いわゆるまちの灯りですけれども、消えてしまうようでは、本当にそのまちのシンボルというか、そういう場所がなくなってしまうわけでありますので、そういったものを大切にしていきたいと思っております。  以上です。 157 ◯副議長(池田正文君) 4番・櫻井 茂君。 158 ◯4番(櫻井 茂君) 基礎的なデータの管理につきましては、しっかりと行っていただきたいと思います。10年前、20年前に比べて今はどうなんだと。それで、今、活性化に向けて動いていますから、これが10年後、20年後、そのときのデータの比較の中で、活性化できたのか、できないのか、それらをデータの中でも検証できるようにすることが行政の責任であると思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  次に、商店会街灯の維持管理について伺ってまいりたいと思います。街灯を維持管理する商店が減少、または閉店している現状の中で、実際に個人商店管理の街灯については、閉店と同時に電気を止めている街灯が出始めております。こうした街灯の修繕や電気料の負担がどのくらいの金額なのか、把握されていればご答弁をいただければと思います。 159 ◯副議長(池田正文君) 経済部長・諸岡君。 160 ◯経済部長(諸岡広明君) 電気料の負担につきましてご答弁申し上げます。御幸通り商店街の場合には、年間8万3,000円の負担でございます。これは13基分で……。                〔「電気料ですか」と呼ぶ者あり〕 161 ◯経済部長(諸岡広明君) 電気料です。東地区商店会は年間約20万円の負担となってきてございます。これは37基分の電気代の負担となってきてございます。この電気代を商店街のほうで負担しているところでございます。  以上でございます。                 〔「修繕料は」と呼ぶ者あり〕 162 ◯経済部長(諸岡広明君) 済みません。修繕につきましては、市のほうに問い合わせ等がございませんでしたので、負担の把握のほうはしてございません。  以上でございます。 163 ◯副議長(池田正文君) 4番・櫻井 茂君。 164 ◯4番(櫻井 茂君) 電気料について数字を挙げていただきました。東地区のほうで37基で20万ということですので、1基当たり7,000円から8,000円の電気料なのかなと思います。これについては、街灯そのものが、香丸町なんかですと4灯ついているんですかね。ほかですと2灯というところもありまして、その規模だとかによりましても電気料は変わってくるんでしょうし、また、先ほど指摘させていただいたLED化されているところは、電気料が多分安いんだろうなと思います。古いタイプの水銀灯ですと、電気料が大きくなるんだろうと考えられますが、いずれにしましても、街灯を管理する商店会の店舗数が減り、1店舗当たりの維持管理経費が大きく増えている現状を考えますと、早晩、中心市街地の商店街街灯の灯りも消えかねない状況にあるわけです。そうなったら、市民は果たしてどう感じるか。例えば香丸町の街灯が消えてしまったら、中町の街灯が消えてしまったら、商店会の灯りは市民にとって公共財の役割を果たしておりますので、非常に大きなダメージということになりかねないと思います。  さらに言えば、八郷地区の区運営補助金には防犯灯の電気料が補助として入っています。石岡地区の防犯灯にはそうした補助はなく、そうした面から見ても、せめて石岡地区は商店会設置の街灯の灯りを守る対策に取り組むべきだと思いますけれども、その対策は制度化されておりますでしょうか。または、その検討を始めていますか。お尋ねいたします。 165 ◯副議長(池田正文君) 経済部長・諸岡君。 166 ◯経済部長(諸岡広明君) 街灯の一部につきましては、議員ご指摘のとおり、消えているところもございます。人口減少が深刻さを増す中で、今後、商店街や商店の減少が続きまして、維持管理が困難となり、街灯の灯りがさらに消えていくことは懸念されるところでございます。このことから、関係団体や関係部署と連携しながら、区等で設置している防犯灯や市で設置している街灯を含めて、全体的な把握と整理を考え、調整のほうを図ってまいりたいと考えております。 167 ◯副議長(池田正文君) 4番・櫻井 茂君。 168 ◯4番(櫻井 茂君) ただいま答弁で全体的な把握と整理ということがございましたけれども、現実問題として、今回の商店会設置の街灯については、生活環境部のほうでは新たな概念を示し、経済部のほうでも、その基数については正確なところわからないという中で、どの部署がどのようにいつごろまでに全体の状況を把握するのか、その責任所在が曖昧なわけですね、現在は。そのあたりについてはどのようにお考えなんでしょうか。お尋ねをいたします。 169 ◯副議長(池田正文君) 経済部長・諸岡君。 170 ◯経済部長(諸岡広明君) 商工課で設置しております商店会のほうの街灯、そのほか、生活環境部のほうでやっている防犯灯、街路灯の部分に関しましては、両方、問題点等を解決するような形で調整を図ってまいりたいと思います。  以上でございます。 171 ◯副議長(池田正文君) 4番・櫻井 茂君。 172 ◯4番(櫻井 茂君) 生活環境部は自分のところじゃないと言っていましたけれども、実際に電気代を市民のほうで、商店会のほうで負担している部分については、基数については、生活環境部も経済部と協力して把握をしていただきたいと思います。いずれにしましても、両部のほうで連携した情報交換はお願いをしたいと思います。  最後に市長にお尋ねいたしますけれども、香丸町や中町ほか、商店会がそれぞれデザイン性に富んだ街灯を設置し、地域の活力や防犯効果を高めている通りが、ストリートがあるわけであります。その灯りが消えれば、ゴーストタウン、あるいは死んだまちとやゆされるのはもう必至です。そうならないように、灯りがついている今の段階で、商店会設置街灯の維持管理を支援する制度設計を急ぐべきだと思います。
     そこで提案させていただきますけれども、中心市街地活性化基本計画の中に、ぜひ商店街の振興及び美化を図るため、商業者団体が設置した街灯の修繕及び電気料の一部を補助する、これを盛り込んでいただきたいと思うんですが、市長のお考えをお伺いいたします。 173 ◯副議長(池田正文君) 市長・今泉君。 174 ◯市長(今泉文彦君) 中心市街地における商店街の街灯でありますけれども、本来、防犯灯というよりも、昔はガス灯のデザインがあったり、スズランの形をしていたり、非常に趣向を凝らした、防犯灯ではなく、モダンなまちを象徴する街灯だったと思いますけど、そういったものは、非常にまちを明るくするばかりでなく、歩いていて楽しい、そういう演出も兼ねていたものだと思います。まちの灯りが消えていくということは、本当に考えたくないことでありまして、中心市街地は共有空間であります。そういった中でどういったことができるかということは大きなテーマとなっておりまして、先進事例をよく確認して、何ができるか、何が正しいのか、そういったものを時代に合わせて取り組んでまいりたいと思います。  以上です。 175 ◯副議長(池田正文君) 4番・櫻井 茂君。 176 ◯4番(櫻井 茂君) できればその先進事例の調査も、先に申し上げておきますけど、千葉市ではやっております。維持管理経費の一部負担と電気料の4分の3を負担するということを千葉市でやっておりますので、ぜひ時間をかけずに、灯りがついているうちに実施していただきたいと思います。消えてしまってからでは、今度それを復活させるのには相当のお金と努力が必要になりますので、そうならないうちに、ぜひとも取り組みを実現させていただければと思います。  以上で質問を終わります。 177 ◯副議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。午後1時30分から会議を開きます。                   午後 0時23分休憩            ───────────────────────                   午後 1時30分再開 178 ◯副議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  4番・櫻井 茂君。 179 ◯4番(櫻井 茂君) それでは、2点目の質問に入らせていただきます。産科医招聘に向けた取り組みについてということで、質問させていただきたいと思います。  石岡市内において、分娩を取り扱う産科医がいなくなり、不安の声とともに産科医の招聘を求める声が高まっております。議会においてもたびたび一般質問で取り上げられております。市は、現状把握と情報発信、他市町村の先進事例研究、医師会と連携して産科医の確保に取り組んでいきたい等の答弁をしていますが、これまでの取り組みと今後の方向性についてお伺いをしてまいりたいと思います。  1点目です。議会で答弁した取り組みについてお伺いをいたします。現状把握、情報発信の具体的な取り組み内容についてお伺いをしたいと思います。 180 ◯副議長(池田正文君) 保健福祉部長・加藤君。 181 ◯保健福祉部長(加藤乃利明君) お答えいたします。平成29年11月に土浦保健所にて、私どもが土浦保健所管内の医療計画について内容を聴取いたしました。土浦保健所地域保健推進室長とともに、平成30年1月に県の医療政策課にて、産婦人科、小児科等の医療施策、特に産婦人科の確保に係る茨城県の方向性を確認させていただきました。また、石岡地域、小美玉市、かすみがうら市、石岡市、この3市において、今後の当該地域の医療強化・充実等について、課題を提起し検討する懇談会を予定していることを説明いたしまして、またその懇談会の委員として協力をいただけるように、土浦保健所長に依頼し、内諾をいただいているところでございます。  以上です。 182 ◯副議長(池田正文君) 4番・櫻井 茂君。 183 ◯4番(櫻井 茂君) 次に、先進事例も調査されていると思いますけれども、どのようなものがあるのか、把握されていればお尋ねをいたします。 184 ◯副議長(池田正文君) 保健福祉部長・加藤君。 185 ◯保健福祉部長(加藤乃利明君) お答えいたします。岩手県や鹿児島県、京都府等に、産科招聘に特定診療科型奨励金を導入している事例がございました。県内では坂東市が平成25年12月に、医師養成奨学金、医療施設開業資金の貸し付けについて条例化いたしまして、平成26年4月1日施行されており、現在1名、医師養成奨学金貸付契約を交わしているとのことでございます。また、平成30年度からは水戸市で、医師奨学資金貸与事業や医療機関開設補助事業が開始されるとのことでございます。  以上です。 186 ◯副議長(池田正文君) 4番・櫻井 茂君。 187 ◯4番(櫻井 茂君) 次に、医師会との連携という答弁もされておりまして、こちらについては具体的にどのような連携を図ろうとしているのかについてお伺いをいたします。 188 ◯副議長(池田正文君) 保健福祉部長・加藤君。 189 ◯保健福祉部長(加藤乃利明君) お答えいたします。石岡市医師会とは現在も、在宅当番医及び緊急診療業務、予防接種、災害時の医療体制等の話し合いを持ち、そういった意味で連携しているところでございますけれども、平成30年度は、先ほど申しました、県を含めまして、石岡地域3市の今後の医療体制についての話し合いを持つ石岡地域市民医療懇談会を計画しているところでございます。  以上です。 190 ◯副議長(池田正文君) 4番・櫻井 茂君。 191 ◯4番(櫻井 茂君) 議会で答弁された内容について、各方面といろいろ調整、あるいは調査されているということがわかりましたけれども、実際のところ、保健福祉部として産科医の重要性をどのように認識されているのか。現在、市内に分娩を取り扱う産科医がいなくなったということで、その点、どのように認識しているのかをお尋ねしたいと思います。 192 ◯副議長(池田正文君) 保健福祉部長・加藤君。 193 ◯保健福祉部長(加藤乃利明君) お答えいたします。平成30年1月現在、土浦地域、こちら、土浦市、かすみがうら市、石岡市でございますけれども、分娩を取り扱う医療機関は土浦協同病院、霞ヶ浦医療センターと柴田マタニティクリニックの3か所でございます。身近なところで安心して出産できる体制が確保されておりません。早急な体制の整備が必要であると認識しております。  以上です。 194 ◯副議長(池田正文君) 4番・櫻井 茂君。 195 ◯4番(櫻井 茂君) 実際に産科医院がなくなってしまうというこの現状の中で、早急に整備するといっても、県の医師数が、全国的に見れば茨城県は最下位と同等のレベルであると。その中でも、県南地域は、平均の医師数については県平均を上回っていますけれども、実際、石岡市内ということになれば、これは下回っているということで、正直なところ医療過疎に近い状況なわけですね。そういう中で、分娩を扱う産科医がいなくなった段階といいますか、これまでにも議会で質問があり、早急に手当てしていかなきゃいけないという答弁があったかと思いますが、現実的にはなかなかうまくいかないと。  当然、これは石岡市ばかりではなく全国的な話ですので、難しいのは承知はしているんですけれども、2点目に入りますけれども、市内医療関係機関に市としてどのような協力要請をし、その可能性についてはどのように考えているのかについて伺いたいと思うんですが、産科医招聘に向けて、どこにどのような協力要請をしているのか、これまで行ってきた協力要請についてお伺いをしてまいりたいと思います。 196 ◯副議長(池田正文君) 保健福祉部長・加藤君。 197 ◯保健福祉部長(加藤乃利明君) お答えいたします。内々ではございますが、石岡市医師会長へ、産科がなくなることに関しましてご相談をいたしましたが、議員おっしゃるとおり、なかなか難しいという返答をいただいております。今後につきましては、先ほどから申し上げております石岡地域市民医療懇談会の中で、県、医師会、3市等にて話し合いを持ち、対策を考えていく予定となっております。具体的に協力要請の実施までには至っていない状況でございます。  以上です。 198 ◯副議長(池田正文君) 4番・櫻井 茂君。 199 ◯4番(櫻井 茂君) 具体的なところまで行っていないという答弁がございました。先ほど1点目のほうで、県と情報交換をされて、30年の1月ですかね、やられたと。県の方向性についても確認しているということなんですが、県のほうはどのような方向性を持って、石岡市の医師確保という言い方はちょっとおかしいかもしれませんけれども、県は県全体の医師確保についての方向性を持っているんでしょうけれども、県のほうの方向性を改めて確認したいと思います。 200 ◯副議長(池田正文君) 保健福祉部長・加藤君。 201 ◯保健福祉部長(加藤乃利明君) お答えいたします。茨城県の医療の充実に向けた新規事業といたしまして、県外からの医師確保強化事業、魅力的な医療勤務環境整備事業、医師キャリアアップ支援事業、医師確保総合情報発信事業等の新規事業の実施を確認しております。方向性としては、医師の人材育成と、奨学金制度等も含めて、茨城に帰ってきて担っていただくという流れをつくっているということで確認しております。  また、その他、県立の中央病院の産科を再開したような事例も県で持ってございますけれども、基本的に、医療計画の中では医療的な分野ですかね、通常分娩は医療行為ではなくて、ハイリスク分娩ですかね、最近、出産年齢が上がっていることに対するハイリスク分娩等の対応ですかね、そういったところに重点を置いていくというお話がございました。  以上です。 202 ◯副議長(池田正文君) 4番・櫻井 茂君。 203 ◯4番(櫻井 茂君) そうしますと、県の方針としては、各市町村の要請に応えるような、個別の市町村に対する産科医の招聘というよりは、地域の中で、より大きな病院に対する医療の充実という方向性にかじを切っているということになるのかと思います。そうなりますと、先ほど答弁にもありましたけれども、広域で市民医療懇談会を設置して協議を進めていきたいという話でありますけれども、石岡市としては、土浦、あるいはつくばの医療圏の中で、大病院の医師の充実、医療体制の充実というところに組み込まれていってしまうのではないかと思うんですけれども、要するに、石岡市内に産科の医院を誘致するというところのものは県は持っておらず、石岡市は一方で石岡市内に誘致したいということで、その辺の整合性はどのようにお考えになっていますか。 204 ◯副議長(池田正文君) 保健福祉部長・加藤君。 205 ◯保健福祉部長(加藤乃利明君) お答えいたします。現状といたしまして、産科診療所の閉鎖が県内で増えておりまして、通常分娩も大病院へ移行しているという傾向がございます。実際、現在、開院している産科についても医師の高齢化が進んでおりまして、今後、なかなか身近なところでの出産が難しくなるという状況は、全県的、全国的にあるのかなということでございます。  そういった傾向もありますけれども、県としては、新しい産科自体の誘致に関しては積極的ではないというところでございますけれども、私たち石岡市といたしましては、やっぱり市内で安心して出産して子育てができる環境を充実するために、検討を重ねてまいりたいと考えております。  以上です。 206 ◯副議長(池田正文君) 4番・櫻井 茂君。 207 ◯4番(櫻井 茂君) 最終的に、産科医の方が石岡市内に開業、もしくは何らかの形で産科医の方が石岡市内の病院に勤務していただけるということになれば、最終的にハイリスクの患者さんについては、石岡でいえば土浦協同病院であるとか筑波大の病院であるとかというようなことで、そういったところとの連携は必ず必要になるのはわかるんですけれども、石岡市として、市内に開業していただける、あるいは市内の病院の中で産科を設置していただけるという可能性をどのように捉えているのかについて、お伺いをしたいと思います。 208 ◯副議長(池田正文君) 保健福祉部長・加藤君。 209 ◯保健福祉部長(加藤乃利明君) お答えいたします。産科医不足は石岡市だけの問題ではなくて、実現にはさまざまな課題を解決していかなければならないと思います。努力していきたいと感じております。  以上です。 210 ◯副議長(池田正文君) 4番・櫻井 茂君。 211 ◯4番(櫻井 茂君) それで、先ほど医師会のほうと情報交換したような答弁もございましたけれども、医師の直接的な招聘、開業支援という考え方と、もう一つは、病院、石岡第一病院であるとか山王台病院さん、大きな病院さんに産科を設けていただくと、そういった考え方もあろうかと思います。  そこでお尋ねしますけれども、医師会のほうでは医師会病院を経営されていますので、医師会、あるいは石岡地域の中核病院である第一病院、もしくは山王台病院の関係者の方と直接会って、情報交換なり、産科の設置について協力依頼といいますか、そういった話をこれまでにしたことがあるのかどうか、確認したいと思います。 212 ◯副議長(池田正文君) 保健福祉部長・加藤君。 213 ◯保健福祉部長(加藤乃利明君) お答えいたします。医師会以外の個別の病院ですが、今、挙げられた病院と直接交渉した経緯はございませんが、今後、どういった認識を持っていらっしゃるのかをお聞きしながら、ちょっとお話に上がりたいなと思っております。  以上です。 214 ◯副議長(池田正文君) 4番・櫻井 茂君。 215 ◯4番(櫻井 茂君) 可能性的に高くはないのかもしれませんけれども、ぜひそうした中核病院の院長先生方とも情報交換を密にしていただいて、医師の派遣、または産科の設置について、非常に厳しい状況ではありますけれども、その厳しい中で、何らかの可能性を、ヒントを探っていただければと思います。  3点目の質問に入ります。産科医の招聘に向けた実効性ある取り組みということで、先進地の状況の調査もしたということで答弁もございましたが、産科医招聘にはいろいろな壁、課題をクリアする必要が当然あります。その壁、課題のどういった部分を取り除くことができれば、その可能性、実効性が高まるということで認識をし、これから取り組んでいくのかについてお尋ねをいたします。 216 ◯副議長(池田正文君) 保健福祉部長・加藤君。 217 ◯保健福祉部長(加藤乃利明君) お答えいたします。壁、課題の部分でございますけれども、開業医の高齢化や後継者不足がございます。また、高齢出産によるハイリスク分娩の割合の増加、また女性医師が多い現状がございまして、その中でやっぱり離職率が高いという部分も、全国的にはあると聞いております。また、産科自体も24時間体制ですので、1人ではなかなか難しいという状況があります。その中で医療ミスがあった場合、対応ミスがあった場合に、訴訟に問われる訴訟リスクというのがあると聞いております。こちらの課題はいろいろございますけれども、クリアする方策を考えて検討してまいりたいと思います。  以上です。 218 ◯副議長(池田正文君) 4番・櫻井 茂君。 219 ◯4番(櫻井 茂君) 非常に難しい質問で申しわけなかったんですけれども、実効性を高める1つの考え方としては、先ほど先進地視察の例でも説明がありましたけれども、産科の開業資金援助を打ち出す自治体が増えているのも事実です。先ほども坂東市の例が取り上げられていましたけれども、坂東市のほうでは5,000万円の貸し付けですね。これ、市内で10年間開業すれば、貸付金返済を免除するという制度ということであります。先ほどの説明では、奨学金の該当が1名あったという説明もございました。水戸についても同様ですが、水戸のほうは、新年度予算で6,000万計上しています。3,000万については小児科医ということで対応するということで新聞発表がされています。  ほかの県、私の調べたところでは、静岡県の富士市が、2分の1の補助で最大1億円出すということで、2名の実績があるということで、ホームページのほうに載せてありました。1億円の開業資金ということで支援していると。ほかに、静岡県の湖西市、富山県の南砺市、こちらも同様に1億円の支援制度を設けています。私が調べた範囲内で最大は、香川県三木町で2億円です。2億円まで出すというところです。もちろんこれは条件設定がありまして、その町の中で医師として何年間か開業していただかないと、返済していただきますというようなことですけれども、こういった取り組みも今後は考えていかなきゃならないのかなということで、提案をさせていただきたいと思います。  さらに、長期的な視野に立てば、先ほど坂東市の説明でもありましたように、医学生の学業資金の貸与、奨学金支給、これらを行っているところも増えてきています。私としましては、一歩踏み込んでいただいて、石岡出身の医学生、あるいは地元である筑波大学、そして、第一病院とつながりのある自治医科大学の医学生に向けて、将来、石岡市で産科医として開業していただくことを前提に、学費の貸与、あるいは奨学金を支給するという制度を設けてもいいのではないかと考えています。そうした石岡市の産科医招聘に向けた強い意思を示していかないと、ただ時間を浪費するばかりで、多分、産科医は石岡市にはやってこないと思います。  本当は、先ほど申し上げたように、市内に分娩を扱う産科医がいる時点でこうした取り組みが行われたほうが、より効果的だったと思いますが、今の段階でそれを言ってもいたし方ありませんので、産科医の招聘には大きなお金が必要となっている現実を、部長、市長、どうか直視していただきたいと思います。お願いをするだけで産科医が石岡市内に来てくれる時代ではありませんので、産科医招聘に向けてあらゆる資金援助について、市長の考えをお伺いしたいと思います。 220 ◯副議長(池田正文君) 市長・今泉君。 221 ◯市長(今泉文彦君) 産科医の招致についてでありますけれども、かつて昭和50年代に医療過疎、医療砂漠と言われた石岡の医師会でありましたけれども、市民医療懇談会というのを毎月やって、その当時、非常に少なかった耳鼻科、あるいは眼科を招致したという実績がございます。その基本としては、課題の共有、危機感の共有、それを市民とともにやっていくというのがその当時のやり方だったわけでありますけれども、そういった成功事例も地元にあるわけで、それを再び市民医療懇談会という形で共有していきたいなと思っております。  産科医院については、先ほど部長が申し上げましたとおり、晩婚化が進む中、高齢出産であるハイリスクの分娩が大変割合が多くなっているという現状にありまして、内科、外科、小児科、麻酔科医によるチーム医療の環境が求められております。つまり、昨今では1人の産婦人科ではリスクを背負い切れないという状況にありまして、そういったところで産婦人科を安定的に増やしていくということは、一定の組織体、あるいは病院が用意していく必要があります。受け皿を用意していくということですね。一番可能性が高く、それを実行していくためには、受け皿を大きくしていくということが、現実的な選択ではないかと思っております。そちらに向けて一歩一歩着実に進んでいきたいと思います。  以上です。 222 ◯副議長(池田正文君) 4番・櫻井 茂君。 223 ◯4番(櫻井 茂君) 今回の質問に当たりまして、筑波大の医学部の医科専門の学生の数、毎年何人卒業するのか、また自治医科大のほうも調べてみましたけど、いずれも100名ちょっとなんですよね。自治医科大学につきましては、医師としての国家試験合格率100%ということが載っていましたけれども、100人の生徒がいて100人合格すれば100人。ただし、その医学生は、国家試験合格と同時に自分の専門分野を決めますので、その100人が全員産婦人科ではありませんから、外科があったり内科があったり消化器をやったり、いろいろな分野に散らばるといいますか、選択されるんでしょうから、その中で産科医を希望される医師は相当少ないと見るしかないわけですね。その中で、さらに、例えば茨城県内に赴任してくれる方が何人いるのかということになれば、そのまちが魅力度が高いか低いかによってもまた変わってくると思います。  石岡出身の医学生がいて、石岡に戻りたいという方がいらっしゃれば一番いいんですけど、そういう方を期待して果たして何年待つのか。これ、多分、気が遠くなるような話だと思いますので、石岡市の魅力度をアップするためにも、ぜひ産科医が石岡市内に開業していただいて、そこで安心して出産、子育てができるという、石岡市のまちの魅力度を高めるような取り組みについて、積極的に対応していただきたいと、それも早急に対応しないと、ほかの市町村も多分同じことを考えていますし、県のほうでも大分、今年、予算化しているようですから、そういったものとタイアップしながら、石岡市ではそうした人材を求めていると、それについては支援を惜しまないという姿勢を示していただければと思います。  以上で質問を終わります。 224 ◯副議長(池田正文君) 次の質問者に移ります。  5番・石橋保卓君。 225 ◯5番(石橋保卓君) 5番・石橋です。項目、2点ほど通告をさせていただいておりますので、通告に従って質問をさせていただきます。  まず、1点目の、平成30年度石岡みらい創造プロジェクトについてということでお伺いをするわけです。  今回示されました石岡みらい創造プロジェクト、市長の熱い思いを職員の皆さん方が英知を集めてまとめられたプロジェクトではないかなと考えておるわけですけれども、あまりにも耳ざわりのいい美辞麗句を並べて、何をしようとしているのか、本当に実効性があるものなのかどうか、多少疑問に思うところがありますので、お伺いをするわけです。  まず1番目といたしまして、人口減少対策について。人口減少対策、さまざまな項目を盛り込んでおりますけれども、現在示された人口減少対策では、現状の維持を目指したものに過ぎないのではないかなと私は理解するわけです。このままでは現状の維持どころではなく、人口の減少を防げない。そういったような内容でしかない。あまりにもばらまき感が強い子育て支援事業であったり、本当に効果は不透明な部分ではないかなと考えます。他市の模倣や追随ではなく、本当に市長が当選以来おっしゃられていましたオンリーワンを目指すというのであれば、もうちょっと積極的な人口増加対策、現状維持から、人口を増加させる積極的な対応が必要ではないかなと考える次第です。  石岡の立地を考えますと、都心から高速道路でも常磐線でも1時間、非常に恵まれた立地条件を持っていると思います。この地の利をもっと活用した住宅地の開発、これまで一般質問でもたびたび指摘をしてきましたけれども、神立駅の周辺、高浜駅の周辺、もっと上に向ければ羽鳥駅周辺の園部地区、こちらでだってかなりの住宅地としての利用価値があるのではないかなと考えます。それから、雇用を生む企業誘致、こういったものが当市においては当然必要になってくると強く思うところですけれども、こういった部分の積極的な人口増加対策に対するお考えをお聞かせいただきたいと思います。 226 ◯副議長(池田正文君) 都市建設部長・福田君。 227 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) それでは、都市建設部からは、地の利を生かした安価な優良な住宅開発についてということでお答えをさせていただきます。石岡市におきましては、首都圏から約70キロ圏内にありまして、常磐自動車道や国道6号、それにJR常磐線が通っていることで、交通条件のよさや、居住環境におきましても好条件がそろっているという状況にございますので、今後はこうした立地条件を生かしながら、定住人口の増加対策として、地域の特性に配慮した計画的な土地利用を図ってまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 228 ◯副議長(池田正文君) 経済部長・諸岡君。 229 ◯経済部長(諸岡広明君) 経済部から、雇用を促進する企業誘致についてご答弁いたします。新たな産業用地の創出を図るため、企業立地重点促進地域である柏原工業団地や荒金地区、石岡小美玉スマートインターチェンジ周辺や八郷地区及び市有財産の遊休・未利用地などのエリアを対象に、企業立地が可能であるか調査を実施しており、今後の産業用地を創出することで、企業誘致の活動をより具体化してまいりたいと考えております。  また、個人や法人に対しまして、独立、または共同で働くスペースや、異業種間交流できるコワーキングスペースやテレワークに対する需要動向調査を実施しまして、市内の新しい働き方の創出を目指すことで、雇用創出と人材誘致から人口流出の歯どめ、また流入人口の増加を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 230 ◯副議長(池田正文君) 5番・石橋保卓君。 231 ◯5番(石橋保卓君) ある程度のお話が今あったわけですけれども、そういったお考えをお持ちであるとすれば、もうちょっと積極的にそういう部分を強く、今後、推し進めていただきたいと思います。宅地の開発につきましては、これまでもたびたび申し上げてきましたけれども、やはり旧石岡地区の発展を阻害しているのは、現行の都市計画の線引きではないかなと考えています。その部分で、全てを白紙にしろというのは乱暴な意見になるとは重々承知しておりますけれども、できる範囲の中で、その中で定住人口が増やせるような、優良な住宅地が提供できるような、そういったものがあるのであれば、そういったところに傾注をしていただきたい。  それから、雇用を生む企業誘致ということで、先ほど来、担当のほうからもお話がありましたように、石岡は本当に立地がいい。先ほどちょっと言葉は漏れましたけれども、茨城空港からも至近の距離であります。将来的にはTXの延伸も見込んでいると……、実現性に対してはどうかとは思いますけれども、見込んではいるというようなところで、交通の結節点といいますか、そういう意味ではかなり魅力的な条件をそろえているところではないかなと思います。  ただ、現在、企業誘致をする際に、固定資産税の減免というような優遇措置があるかと思いますけれども、現状の柏原工業団地の中の企業等に確認をしても、工業用水をもうちょっと抑えてもらえないかと。工業用水をもちょっと安価で提供できるようになれば、これだけの好条件、立地的な条件を持っているところですので、製造業的な部分では、誘致をするに当たってかなり有利になるのではないかなと思うわけです。
     企業誘致という部分では、やはり市長のトップセールスがどうしても必要になってくるのではないかなと思います。市長自らが、有力視される、可能性のある企業を率先してセールスに歩かれて、石岡の利点、石岡の魅力をPRする、セールスをするという姿勢が必要ではないかなと思うわけですけれども、それに加えて、これまでも企業誘致の特命といいますか、担当という形で職員を配置していた時期がありました。それはそれなりに効果は生んでいたはずです。現在、そういうふうな特命で配置をされている職員はおりません。商工課が1つの窓口として、現在、企業誘致に取り組んでおられるのかなとは思いますけれども、本当に石岡にとって今何が必要かという部分を考えるんだとすれば、企業誘致の特命担当、そういう部分、もしくは石岡市独自での東京事務所の開設、それが難しければ、県の東京事務所に間借りをして職員を派遣するとか、そういうのも必要ではないかなと思います。その点についてどういうふうにお考えなのか、お伺いをいたします。 232 ◯副議長(池田正文君) 市長公室長・佐々木君。 233 ◯市長公室長(佐々木敏夫君) 人口減少対策についてご答弁申し上げます。現在、まち・ひと・しごと創生石岡市総合戦略を始めまして、その対策を講じております。しかしながら、依然として出生率は低く、自然動態における人口減少は大きいものがあります。しかしながら、社会動態におきまして、今年度に入りまして、転出を転入が上回る月も出てきてまいりました。しかしながら、本市の人口でございますけれども、合併当初の8万1,887人から平成29年10月1日現在で7万4,666人と、約7,200人も減少してございます。そういう中で、議員から先ほど来ありましたとおり、いかに流出人口に歯どめをかけるかという政策に力を入れておりました。また一方で、平成30年度から始まります人口減少を受けとめまして、それに合わせたまちづくりを行っていくという施策も同時に行っていく必要がございます。  そういう中で、ご提案の人を呼び込む施策の取り組みは、本市といたしましても絶え間なく続けていく必要がございます。委員から先ほど来ご提言のございます本市の強みでございますけれども、都心から70キロ圏に位置いたしまして、交通インフラが充実しているところでございます。これらは総合戦略におきましても位置付けております。これらの取り組みを強化、特化していく必要がございますので、ご提案のことも含めまして、今後検討してまいりたいと思います。  以上でございます。 234 ◯副議長(池田正文君) 5番・石橋保卓君。 235 ◯5番(石橋保卓君) 今、月によっては転入人口が転出人口を上回るというお話もあったわけですけれども、月単位で比較をしてもあまり意味がないのかなと。恒常的に転入が増加をする、石岡での出産が増える、子育てが増える、そういった魅力的なまちづくりを本当に真剣に……、減少対策というよりも、本当に増加対策を考えないと、先ほどからの繰り返しになりますけれども、現状維持でさえままならない状況になってくるのではないかなと思いますので、ここのところは本当に真剣に増加対策をお願いしたいと思います。  次に、今回、出されましたみらい創造プロジェクトの中で、コンパクトシティ・プラス・ネットワークという文言が出ておりました。このコンパクトシティ・プラス・ネットワークの基本的な考え方をお伺いいたします。 236 ◯副議長(池田正文君) 都市建設部長・福田君。 237 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えをいたします。コンパクトシティ・プラス・ネットワークにつきましては、全国的な人口減少、少子高齢化が大きな問題となっていることから、高齢者や子育て世代が安心して生活できるまちづくり、また、財政面においても持続可能な都市経営を進めていくことが必要であるということで、現在、国が推進しているものでございます。  基本的な考え方といたしましては、医療や福祉、それに商業施設や居住スペースなどがまとまって立地し、高齢者をはじめといたします住民が、公共交通によりこれらの生活利便施設にアクセスできるなどの、福祉や交通なども含めて、市全体の構造を見直すというものでございます。  石岡市におきましても、まち・ひと・しごと創生石岡市総合戦略をはじめとした各種施策を講じているところでございますが、現在の社会情勢からは、人口減少や少子高齢化は避けられないものと考えてございますので、このコンパクトシティ・プラス・ネットワークの考え方を基本といたしまして、都市構造の見直しを検討しているところでございます。  以上でございます。 238 ◯副議長(池田正文君) 5番・石橋保卓君。 239 ◯5番(石橋保卓君) 今、都市構造の変革というようなお話があったかと思います。お話をお聞きしますと、理想的で壮大なプランではないかなと感じるわけですけれども、今の石岡、この広大な行政区域の中で、そのコンパクトシティの位置付けといいますか、詳細な計画はこれから練られていくとは思うんですけれども、基本的な考え方をもう少しわかりやすく、どういったふうなコンパクトシティというものを実現しようとしているのか、そこら辺のところをもう一度わかりやすくお話しいただければと思うんですけど。 240 ◯副議長(池田正文君) 都市建設部長・福田君。 241 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えを申し上げます。簡単に申し上げますと、いわゆるだんごと串の関係をイメージいただければと思っております。まず、機能を集約した拠点エリアをだんごとした場合に、それを串、いわゆる公共交通で結んでいくという形でございます。石岡地域と八郷地域に地域の核となり得るそれぞれの都市拠点を配置いたしまして、既存の集落等につきましては地域生活拠点を設置、また既存の工業団地等につきましては産業拠点を、また既存の観光資源及び施設等につきましては観光拠点として位置付けをいたしまして、これらの拠点を公共交通や道路で連携させていくと。こういったネットワーク機能を構築したまちづくりを進めてまいりたいと考えているところでございます。  以上です。 242 ◯副議長(池田正文君) 5番・石橋保卓君。 243 ◯5番(石橋保卓君) ちょっと確認をさせていただきたいんですけれども、市内幾つかの拠点となるコンパクトシティを構成していくと。そこに公共施設なり、そういう施設を集約して、人口もそこへ集中をさせていくというようなお考えでよろしいんですか。お伺いいたします。 244 ◯副議長(池田正文君) 都市建設部長・福田君。 245 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) そういったことを念頭に置きながら、進めてまいりたいと考えてございます。 246 ◯副議長(池田正文君) 5番・石橋保卓君。 247 ◯5番(石橋保卓君) そうしますと、既存の集落といいますか、集落から外れてお住まいになっている方もたくさんいらっしゃると思うんです。そういう方々については、そういうコンパクトシティ、それぞれ市内何か所になるかわかりませんけれども、そういう拠点のほうにある程度移住を促進していくというような方向性で考えていらっしゃるということで理解してよろしいのかどうか、お伺いをいたします。 248 ◯副議長(池田正文君) 都市建設部長・福田君。 249 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えをいたします。定住をさせていくということではなくて、大きなエリアの周りには、また小さなエリアが幾つも分子的にできるということになりますので、そちらも公共交通で結んでいくという形になろうかと思います。 250 ◯副議長(池田正文君) 5番・石橋保卓君。 251 ◯5番(石橋保卓君) はい、わかりました。そうしますと、ただいまの公共交通網でそれらを結んでいくというようなお話でありましたけれども、現時点で受託、もしくは参入を予定しているような交通機関というものは、どういうところを想定しているのか、お伺いをいたします。 252 ◯副議長(池田正文君) 都市建設部長・福田君。 253 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) 参入ということは今のところ考えてございませんけれども、具体的な取り組みといたしましては、本年度から2年をかけまして、立地計画、立地適正化計画の策定を進めているところでございます。また、来年度は、石岡市地域公共交通網形成計画の策定もあわせていく予定となってございますので、その中で十分議論をしてまいりたいと考えてございます。 254 ◯副議長(池田正文君) 5番・石橋保卓君。 255 ◯5番(石橋保卓君) そうしますと、まだその具体的な公共交通機関、バスであったりとか、現状のデマンドタクシーであったりとか、そういう部分は、これから実質的に協議を進めていくんだよということかと思うんですけれども、逆に公共交通網、一定の結論が出た後にそれらを実行していくかと思うんですけれども、現時点で市のほうとしては、公共交通機関、交通網に対してどれぐらいの負担まで市は耐え得るのかは、お考えにはまだなっていないのかとは思いますけれども、ただ、それらを整備したからといって、市が、全てそれで物事が終わりではないかなと思うんです。行政にとって大きな負担になってくる場合もあるのではないかなと考えるんですけれども、そういったところも、1つ慎重にご審議いただきまして、このコンパクトシティ・プラス・ネットワークが構築された際に、それを維持するために市が破綻をしてしまったのではどうしようもないかと思いますので、そこら辺のところ、もうちょっと慎重に検討をいただきたい。あまり言葉遊びは要らないと思うんです。もうちょっと実効性のある政策をお示しして、実現していっていただきたいなと思います。  では、次に、協働のまちづくりについてお伺いをします。協働のまちづくり推進事業の具体的な内容と、その方向性についてお伺いをいたします。 256 ◯副議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 257 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 協働のまちづくり推進事業の方向性につきましてご答弁申し上げます。担当部といたしましては、現在、条例に基づいて設置してございます協働のまちづくり推進委員会におきまして、地域コミュニティをはじめとする市内の諸団体の育成、支援を行うための仕組みづくりを協議してございます。  その仕組みづくりによりまして、市民との協働の基盤が形づくられると考えてございます。また、あわせまして、平成30年度には新たな取り組みといたしまして、地域や団体におけるまちづくりのリーダーの養成にも取り組んでまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 258 ◯副議長(池田正文君) 5番・石橋保卓君。 259 ◯5番(石橋保卓君) よくわかりましたけれども、市が考えている協働のまちづくり、その協働というのは、地域と行政との協働という意味だとは思うんですけれども、どういったものを協働でまちづくりを今後図っていくのか。そういったところをもう一度お伺いいたします。 260 ◯副議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 261 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 協働のまちづくりの考え方でございますが、まちづくり条例の基本理念にのっとりまして、その理念というのが、市と市民の連携・協力、自主性及び自主性を尊重することまた情報を提供し、共有することということでございますので、まちづくり推進委員と連携・協力しまして、今後のまちづくりの仕組みづくりを構築してまいりたいと考えております。 262 ◯副議長(池田正文君) 5番・石橋保卓君。 263 ◯5番(石橋保卓君) わかったようなわからないような、ちょっと私の理解不足のところではあるんですけれども、地域との協働という部分については、地域と行政との間に信頼関係があって初めて協働という立場に、お互いのフィフティー・フィフティーの立場に立てるのではないかなと考える次第です。  本来行政の担うべき責任を、協働という名のもとに地域や住民の方々に押し付けることがあっては決してならないわけでありますし、職員の皆さん方もそこら辺のところはよく理解をした上で、協働という部分については、どういったところで協働を図れるのか、市の政策決定の中に市民の皆様方の意見、意思を織りこむというのが、1つ、協働の大きな目的ではないかなと思うわけですけれども、これまでそういったところが欠けていた部分、急にそういうところを一緒にどうですかと言っても、なかなか前に進まない。一歩が踏み出せない。それは、行政も地域の皆さん方も同じだと思うんですね。そういうところの1つの垣根を取り払う、そういったところから一つ一つ努力をしていっていただければと思うわけです。  次に、行財政改革の推進についてに移らせていただきます。行財政改革の進捗状況及びその効果についてお伺いをいたします。 264 ◯副議長(池田正文君) 市長公室長・佐々木君。 265 ◯市長公室長(佐々木敏夫君) ご答弁申し上げます。平成27年3月に策定いたしました第2次石岡市行財政改革大綱に掲げるテーマ、行政資産の強化と公共サービスの最適化に基づく具体的な取り組み内容につきまして計画的に推進するため、石岡市行財政改革実施計画を策定したところでございます。  実施項目ごとに計画の内容、目標、推進年度等を定め、現在、取り組んでいるところでございます。平成28年度の実績でございますけれども、45の実施項目中32の実施項目につきまして、具体的な取り組みを実施いたしました。一例を挙げますと、内部事務の見直しといたしまして、職員自らが事務改善全般について提案できる石岡市職員提案制度を平成28年度に制定いたしまして、行政サービスの向上に取り組んでいるところでございます。なお、平成28年度は市長指示のもと、14件の職員提案について、各部局において提案実現に向けての取り組み、休日の臨時窓口開庁やオリジナル婚姻届を作成するなど、行政サービスの向上に努めているところでございます。  今後も石岡市行財政改革実施計画の有効性を維持するため、個々の実施項目について、毎年度ローリング、見直しを行いながら、各実施項目の進捗状況に応じて内容の修正及び追加を行いながら、進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 266 ◯副議長(池田正文君) 5番・石橋保卓君。 267 ◯5番(石橋保卓君) 今、公室長のお話では、行財政改革については、あくまでも自己評価ではありますけれども、高い効果が発揮されているというようなお話ということで理解をいたしました。  次に、公共施設等の管理計画に基づきます個別施設計画の進捗状況についてお伺いをいたします。 268 ◯副議長(池田正文君) 市長公室長・佐々木君。 269 ◯市長公室長(佐々木敏夫君) ご答弁申し上げます。公共施設等の保有量や適正な配置、総合的かつ計画的な保全、将来のあり方等につきましては、今後の財政と公共サービス全体に係る事項であることから、組織の枠を超えた横断的な視点を重視した中で、議員からございましたとおり、石岡市公共施設等総合管理計画に基づきまして、個別施設計画の策定を進めているところでございます。  手順といたしましては、施設所管課におきまして、長寿命化、関連施設等の複合化、統廃合等、方向性を示した計画案を策定いたしまして、庁内の部長級で組織いたします石岡市公共施設等総合管理計画推進本部において協議をいたしまして、さらに施設所管課で施設に係る外部組織を設置している場合は、そこでの協議と所管の議会の常任委員会の説明を行いまして、パブリックコメント等を実施いたしまして、公共施設等の個別施設計画を平成31年度までに策定することを目標として、進めているところでございます。  議員からご質問のございました進捗状況でございますけれども、現在、施設関係におきまして、公民館、旭台会館、消防施設、保育所、幼稚園施設の具体的施設が、策定に向けて取り組んでいる状況でございます。  以上でございます。 270 ◯副議長(池田正文君) 5番・石橋保卓君。 271 ◯5番(石橋保卓君) ありがとうございました。一つ一つの施設の計画について、ここでお伺いをするということは考えておりませんけれども、ただ、全体的なその流れとして、私が個人的に感じるのは、この公共施設等の総合管理計画に基づいて個々の個別施設計画をつくっていきますよということで、先般以来ご説明があったわけですけれども、現実的にいろいろな形で、条例や予算書やそういうもので示されてくる内容が、総合管理計画、個別の施設計画とはまるっきりまたかけ離れた内容で物事が進められているのではないかなという印象を強く持っております。ただ、計画は計画として、計画だけつくっておけばいいんだよと、実際は、予算の中でわからないうちに通っちゃえば、それでいいんじゃないかというような、あまりにもそういうところが見えてくるのかなという感じがしますので、あえてここで苦言を呈させていただくわけですけれども、やはり計画は計画として、きっちり計画を策定するのであれば、それに基づいた個々の施設のあり方というものをきっちりと、今後、整備をしていっていただきたいと思います。  1項目目について、市長に、石岡みらい創造プロジェクトについての思いと、それから、特に行財政改革の効果について、市長の思いをお聞きしたいと思います。 272 ◯副議長(池田正文君) 市長・今泉君。 273 ◯市長(今泉文彦君) みらい創造プロジェクト、特に行財政改革の効果についてということでありますけれども、まず、メーンであります人口に関して、人口を増やす施策が足りないのではないかということでありますけれども、みらい創造プロジェクトにおいては、人口減少に歯どめをかける、あるいは少子高齢化、人口減少の中で、その課題をどう対応していくかというのがその政策でありまして、人口を増やす政策というのは、具体的に言いますと2つございます。それは、子どもを出産すること、それが1つの人口を増やす支援施策であります。もう一つは、他の地域から人を誘致して、他の地域は減りますけれども、我が地域は増やしていくということで、人口対策でありますけれども、それが企業誘致であり、あるいは移住・定住促進、そういったことになるかと思います。  それについては、非常にインフラの整備が必要でありまして、例えば先ほどお話に出ました水の問題ですね、工業用水、これについては、安い水を誘致するのには何十億という単位でインフラの整備をしなくてはならない。そういった努力も積み重ねていく必要がありまして、これも地道にやっていかなくてはならないと思っております。そういった積み重ねにおいて企業誘致ができて、ある時期、一気にダイナミックに、人口増加策が発表できるのではないかなと思っております。  それから、ばらまき感がある、他市のまねではないかというご批判もいただきましたけれども、子育て支援といったところでは、ほかの市より早目にそういうことをやってきたことで、どちらかというと他市にまねされていると、そういった感じがございます。  それから、公共交通網に関しては、コンパクトシティ、そういった中で公共交通網を維持していくというのは、これからの課題になるかと思いますけれども、特に情報の共有、防災、環境美化、これについては……。これは協働のまちづくりですね。それについて……。             〔「答えるほうが間違えている」と呼ぶ者あり〕 274 ◯市長(今泉文彦君) 失礼しました。協働のまちづくりについては、そういったことを重点的に考えてまいりたいと思っております。  それから……。        〔「交通のネットワーク、まだ答弁していないのは」と呼ぶ者あり〕 275 ◯市長(今泉文彦君) 行革でありますけれども、行革については、今、部長が答弁したとおりでありまして、公共施設の総合管理計画に着手して、順調な進展が行っているのではないかなと思っております。  以上です。 276 ◯副議長(池田正文君) 5番・石橋保卓君。 277 ◯5番(石橋保卓君) 詳細にわたりご答弁いただきまして、ありがとうございます。市長のお言葉で、貪欲なというお言葉が出たと思います。まさに今後の、これからの人口減少対策において、一番肝要なのは、やはり人口減少に悩んでいる自治体の貪欲さ、本当に人口の取り合いにこれからなってくるかと思います。それができない、うちはいいんだというようなことであれば、それなりの人口減少対策といいますか、人口がどんどん減っていくことに対しての対応を考えていればいいのかなと思いますけれども、ここはやはり貪欲に、人口増加策という部分をもうちょっと積極的に、貪欲に対応していっていただければと思います。  それから、行財政改革の効果という部分では、先ほど公室長のほうからかなり効果が上がっていると、市長のほうからも、そういう効果が上がっているというようなことですので、そこのところは今後にも期待はするわけですけれども、1期目で提案されていました特別職の報酬の特例の条例が、今回は提案されておりません。どうしてかなと思ったわけですけれども、今、公室長と市長からの答弁があって、行財政改革がそれなりの効果を生んでいるので今回は提案を見送ったと、そういうふうに私、理解をして、この1項目目については終わりにさせていただきたいと思います。 278 ◯副議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午後 2時29分休憩            ───────────────────────                   午後 2時41分再開 279 ◯副議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  5番・石橋保卓君。 280 ◯5番(石橋保卓君) 失礼いたしました。それでは、2項目目の、職員の人事管理についてお伺いをしてまいりたいと思います。  まず1点目の、人事評価制度についてということで、現行、行われている制度の目的と内容についてお伺いをしてまいります。 281 ◯副議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 282 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。まず、当市における人事評価の目的でございますが、必要能力を明確化するとともに職員個々の能力を把握し、不足能力を育成する人事管理と、努力した職員、頑張った職員、対応できた職員が納得し、報われる人事管理を一体的に行うため、平成19年度から試行として運用を始めてきております。その後、平成24年度から本格導入を開始いたしまして、平成25年度からは、処遇への反映として、6月の勤勉手当への反映を行っております。  次に、人事評価制度の内容でございますが、一般職については、業績評価、能力評価、態度評価の3つの評価により構成し、消防職については、能力評価、態度評価により構成し、その職務ごとに設定された目標や期待される行動水準に応じ評価を行い、職員一人一人の仕事の成果や能力の向上を図ることを目的としております。具体的には、人事評価表、チャレンジシート、面談申告書等をもとに、上司との面談を行うことにより、目標に対する達成状況や健康状態、人事異動の希望の有無、部下の育成するべき点などについてフィードバックを図ってきているところです。  以上でございます。 283 ◯副議長(池田正文君) 5番・石橋保卓君。 284 ◯5番(石橋保卓君) そうしますと、現行の評価の方法なんですけれども、どういった評価者でどういった職員の評価をしていくのか、お伺いをいたします。 285 ◯副議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 286 ◯総務部長(久保田克己君) まず、一般職員でございますけれども、組織の長であります課長が評価することになっております。課長等につきましては次長、部長、部長等につきましては副市長と、評価をしていただくことになっております。  以上です。 287 ◯副議長(池田正文君) 5番・石橋保卓君。 288 ◯5番(石橋保卓君) この評価については、点数化での評価、それとも、何といいますか、記述式といいますか、そういった部分での評価なのか、そこをお伺いいたします。 289 ◯副議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 290 ◯総務部長(久保田克己君) 点数評価を行っております。  以上です。 291 ◯副議長(池田正文君) 5番・石橋保卓君。 292 ◯5番(石橋保卓君) その評価をする際に、相対評価なのか絶対評価なのか、どちらで行われているのか、お伺いをいたします。 293 ◯副議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。
    294 ◯総務部長(久保田克己君) お答え申し上げます。基本的に個々の職員を評価する時点では、絶対評価を用いております。  以上です。 295 ◯副議長(池田正文君) 5番・石橋保卓君。 296 ◯5番(石橋保卓君) それから、次の、制度の活用状況ということでお伺いしようと思ったんですけれども、先ほど部長から先に、6月の期末手当ということで活用をしているというお話をお伺いしました。事務事業評価シートのほうにも、課題のところで、現状は6月の期末手当にしか反映していないというような課題が載っていましたので、ここのところについては割愛をさせていただきます。  次の、今後の課題及び目標ということなんですけれども、今、お話がありましたように、現状は期末手当、6月期のみの活用ということになっているんですけれども、今後の課題、活用をしていこうという目標といいますか、そういうものをどういうふうにお考えなのか、お伺いをいたします。 297 ◯副議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 298 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。まず課題でございますが、議員がおっしゃられるように、現行は6月の勤勉手当へ反映しているわけでございますが、これを12月の勤勉手当、さらには給料の定期昇給などについても反映させていく必要があるものかと考えております。  また、努力に見合った適切な評価を行い、評価結果をその他の処遇へ反映させるだけでなく、人事評価の初期の目的であります職員の能力開発や意欲の向上につなげるため、人事評価制度をさらに活用していくことも重要と考えておりますので、さらなる研修制度などに取り組みまして、公平性、納得性のある人事評価に取り組んでいきたいと考えております。  以上です。 299 ◯副議長(池田正文君) 5番・石橋保卓君。 300 ◯5番(石橋保卓君) ごめんなさい、私、勘違いしていました。勤勉手当への評価ですか。期末手当ではなく、勤勉手当への反映ということですね。はい、失礼しました。  それだけのシステムを構築して、活用しているのが6月期の勤勉手当だけということでありますので、本来であれば、先ほど部長のほうから答弁がありました、職員の能力の把握、もしくは報われる人事管理、こういったものに活用をしていくんだという部分であるとすれば、昇任・昇格の基礎資料……、基礎ではなく、絶対評価としての評価を行っているというのであれば、積極的な活用、もしくは人事配置への積極的な活用が図られてしかるべきではないかなと考えるんですけれども、そういったところへのお考えはどういうふうにお持ちなのか、お伺いをいたします。 301 ◯副議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 302 ◯総務部長(久保田克己君) 現時点での勤勉手当、しかも6月期のみということでございますけれども、今後は、まずは6月期及び12月期の勤勉手当へこの人事評価を反映させていく、さらには、その後に今度は、昇級への反映も図っていこうということで、段階的に進めてまいりたいと考えております。  以上です。 303 ◯副議長(池田正文君) 5番・石橋保卓君。 304 ◯5番(石橋保卓君) 事情はいろいろあおりなのかとは思いますけれども、段階的という部分はとうに時期が過ぎているのではないかなと、個人的に私、思うわけです。  次の、関連して、昇任・昇格制度のほうに移りたいと思いますけれども、それでは、現行の昇任・昇格の制度の内容及びその基準についてお伺いをいたします。 305 ◯副議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 306 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。当市における昇任・昇格制度でございますが、やる気のある職員の登用、公平な人事、能力及び実績に基づく人事管理の徹底などを目的として、係長職、課長補佐職及び課長職への昇任・昇格について、選考試験を実施しております。受験資格の基準でございますが、在職年数など一定の資格を満たした職員が試験を受験することができるものとなってございます。選考試験の実施内容でございますが、受験資格に該当する者から申し込みを受け付け、毎年度1月上旬に選考試験を実施してございます。  内容につきまして、係長職については、地方自治法及び地方公務員法の修得度試験と口述試験、課長補佐職及び課長職については、論文試験及び口述試験を実施しております。試験の結果や人事評価をもとに、4月の人事異動で昇任・昇格となるものでございます。  以上です。 307 ◯副議長(池田正文君) 5番・石橋保卓君。 308 ◯5番(石橋保卓君) ただいまご説明がありました現行の制度の効果というものはどういうものがあるのか、お伺いをいたします。 309 ◯副議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 310 ◯総務部長(久保田克己君) 効果でございますが、単なる年功序列ではなく、やる気のある職員が昇任・昇格することによるモチベーションの向上や職場の活性化、公平性の確保など、一定の効果が上がっているものと考えております。  以上です。 311 ◯副議長(池田正文君) 5番・石橋保卓君。 312 ◯5番(石橋保卓君) 今、部長のお答えについては、それに対してお伺いするのはちょっと後へ送りたいと思うんですけれども、それでは、現行の昇任・昇格制度に対しての今後の課題について、何か課題等を抱えているとすれば、それをお伺いいたします。 313 ◯副議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 314 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。まず、課題の1点目といたしましては、係長職への受験者が減少している状況がございます。平成28年度から、係長職の受験資格を見直したことによりまして、一例を申し上げますと、これまで、大卒直採の職員であれば10年で係長職の受験ができたんですけれども、それが約3年ほど延びている現状にあります。こういったことから、ここ二、三年、その受験者が減少していると感じております。これも、二、三年を経過することによって順次受験資格が与えられることになりますので、この二、三年の係長の受験者が少ないというのが1つの課題と考えております。  また、課題の2点目でございますが、女性の昇任・昇格のチャレンジが少ない傾向にあるということでございます。女性職員は、家庭と仕事を両立するため、なかなか上位の職へチャレンジしづらいという面があるものと考えております。今後は、女性職員の意識改革を促す取り組みが重要となってきますので、女性のキャリアアップ意識を高め、リーダーシップ等の手法を身につけることを目的とした研修の実施や、職場の上司である管理職の研修を通じて、受験しやすいような職場環境を整備するなどの取り組みを進めてまいりたいと考えております。  以上です。 315 ◯副議長(池田正文君) 5番・石橋保卓君。 316 ◯5番(石橋保卓君) わかりました。  それで、昇任・昇格が行われる際に、石岡市の場合では、職員の任免、昇格、降格等審査委員会というものがあるかと思います。この審査委員会につきましては、副市長が委員長で、教育長と総務部長が委員ということになっているかと思います。この審査委員会の開催状況を副市長にお伺いするわけですけれども、開催の時期はいつごろいつも開かれているのか、お伺いをいたします。 317 ◯副議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 318 ◯総務部長(久保田克己君) 私のほうからご答弁申し上げます。議員ご指摘のとおり、石岡市職員の任免、昇格、降格等審査委員会を設置してございまして、要綱に基づきまして、ただいまお話がありましたように、副市長を委員長、教育長及び総務部長を委員とした組織がございます。昇任・昇格の試験の結果などを踏まえまして、それぞれ協議しながら審査結果を市長に上申し、昇任・昇格者を決定している状況にございます。  以上です。 319 ◯副議長(池田正文君) 5番・石橋保卓君。 320 ◯5番(石橋保卓君) そうすると、やはり部長にずっとお聞きしたほうがよろしいということで、よろしいですかね。  それでは、その会議の開催方法、これはどういった形で会議を開いているのか、お伺いいたします。 321 ◯副議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 322 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。委員会の開催につきましては、これまで、昨年度においては持ち回りの決裁ということで上申を行ってきております。  以上です。 323 ◯副議長(池田正文君) 5番・石橋保卓君。 324 ◯5番(石橋保卓君) それでは、開催回数、年に何回程度開催されているのか、お伺いをいたします。 325 ◯副議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 326 ◯総務部長(久保田克己君) 開催回数ですけれども、先ほど申し上げましたように、昇任・昇格試験の結果をもとに市長に上申するわけでございますので、毎年1回の開催となっております。  以上です。 327 ◯副議長(池田正文君) 5番・石橋保卓君。 328 ◯5番(石橋保卓君) わかりました。それでは、突発的な昇格は、現時点では行われていないというふうに理解をしてよろしいでしょうか。お伺いをいたします。 329 ◯副議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 330 ◯総務部長(久保田克己君) これまでに、ここ数年の間には、突発的な人事の昇任・昇格というのはないように考えております。  以上です。 331 ◯副議長(池田正文君) 5番・石橋保卓君。 332 ◯5番(石橋保卓君) それでは、ここで、先ほど部長のほうから答弁がありました、現行の試験制度の部分なんですけれども、私個人としては、現行の試験制度一辺倒でいいのかどうかという部分で、大変疑問を持っております。部長が先ほどおっしゃられましたように、受験者数が少なくなった。これは、受験するための要件が多少厳しくなったというところも、1つの要因なのかなと思うんですけれども、女性職員の受験が少ない。男性でも、ある程度試験を受けたくなければ、昇格を望まなければ、試験を受けなくて済むという事情なんでしょうけれども、それによって、逆に弊害が現在、生じているのではないかなと思うわけです。やる気を持って早い段階で手を挙げて、昇格をしていく。その昇格をしたやる気のある人間の逆に足を引っ張るって、意図的に足を引っ張るわけではないでしょうけれども、昇格を望まない職員が、そういう部分で自分の部下に来る、下に来るということで、大変悩んでいる職員も多いと聞きます。  そういう部分で、試験一辺倒ではかなり弊害が生じているのではないかなと考える次第でありますけれども、そういったところをある程度補う意味で、昇格の部分の一定数の割合の中で、任用という言葉が正しいかどうかはわかりませんけれども、試験によらないで昇格をさせてもいいのではないかなと思うわけですけれども、そういったところのお考えをどういうふうにお持ちなのか、お伺いをいたします。 333 ◯副議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 334 ◯総務部長(久保田克己君) 先ほど人事評価のところでご答弁申し上げましたけれども、地公法も改正になっておりまして、任用、昇格、そういったものの考え方は、あくまでも職員の能力を発揮した実績というのが人事評価の基礎にあろうかと思います。また、今回実施しております試験の成績、そういったものを加味して昇任・昇格者を決定しておりますので、そこへ、今、議員がおっしゃられたような、推薦制度的なものかと考えますけれども、そういったものを導入するのには、なかなか障害があるのかなと個人的には考えます。  以上です。 335 ◯副議長(池田正文君) 5番・石橋保卓君。 336 ◯5番(石橋保卓君) そこのところはちょっと見解を異にするところではあるんですけれども、試験一辺倒では、障害が逆に大きいのではないかなと感じる次第です。  先ほど人事評価のほうでお話がありましたけれども、人事評価の中で本人の能力……、何というんですか、能力の把握や報われる人事行政という目的で人事評価をしているのであれば、それも、なおかつ絶対評価でしているんだとすれば、その人事評価を活用した昇任・昇格という部分が、全部とは言いませんけれども、昇任・昇格の中の何割、1割……、そこら辺のところはそれぞれ異があるところだと思いますけれども、一定の割合でそういう部分で補っていくというのも必要ではないかなと。これから、受験を希望しない職員が増えたということであれば、逆に、何ていうんですかね、昇格を求めないで、下に滞留していく職員が増えていくということになっていくのかなと思いますので、そういったところ、一度皆さんでよくご相談された上で、進めていっていただければと思います。  では、次に、政策実現のための適正な人事配置と協力体制ということで、適正な人員配置、次の項目の適材適所の人員配置ということは、よく人事異動発令があった際に使われる言葉かと思いますけれども、適正な人員配置について、その基本的な考え方はどういうものをお持ちになって人員配置を行われているのか、お伺いをいたします。 337 ◯副議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 338 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。まず、市長の政策を実現するための適正な人員配置につきましては、各所属の業務量に応じた人員配置が重要であるかと考えておりますので、課長級及び部長級で行う人事ヒアリングの結果や、地域主権改革による権限移譲、新年度へ向けた新規事業の業務量、また職員個々の状況などを踏まえ、行ってきているところでございます。今後、予測される当市の人口減少を踏まえながら、再任用職員、臨時職員及び嘱託員も含めた業務とのバランスをとりながら、適正な人員配置に努めてまいりたいと考えております。  以上です。 339 ◯副議長(池田正文君) 5番・石橋保卓君。 340 ◯5番(石橋保卓君) 市民の皆さんからの要求といいますか、需要といいますか、年々数も増えていくでしょうし、内容も多岐にわたってくるということで、これからそれらの要望に応えていく行政の皆さん方は、大変な思いをされてお仕事に臨まれるのかなと思うわけですけれども、今、部長のご答弁の中で、各部長との人事ヒアリングというお話がありました。では、実際、人員の配置について、この人事ヒアリングがどのぐらいの重きをなしているのか、お伺いをいたします。 341 ◯副議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 342 ◯総務部長(久保田克己君) 人員配置における部長ヒアリング、または課長ヒアリングの状況でございますけれども、当然、人事評価の中においては、一般職からの異動希望とか、そういった勤務に対する要望等は上がってくるんですけれども、その課が抱えている問題点、さらにはその年度に行わなければならない重要な施策、そういったものをヒアリングしていくことで、その課への人の重み付けをしていくような考え方のもとに、人事ヒアリングを行ってきているところです。  以上です。 343 ◯副議長(池田正文君) 5番・石橋保卓君。 344 ◯5番(石橋保卓君) ごめんなさい、今日はこの内容だと総務部のほうに集中しちゃうわけですけれども、人事の配置については総務部の管轄ということなんですけれども、人事配置を行うに当たって、それでは、各担当の業務内容といいますか、煩雑さといいますか、多忙性といいますか、そういう部分は把握をした上で、人事配置を現在行っているというふうに理解をしてよろしいですか。 345 ◯副議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 346 ◯総務部長(久保田克己君) 基本的に、時間外勤務手当とか、そういったものの状況なども総合的に把握しながら、適正な人員配置に努めている状況でございます。  以上です。 347 ◯副議長(池田正文君) 5番・石橋保卓君。 348 ◯5番(石橋保卓君) それでは、その次に移ります。適材適所の人員配置についてということで、その基本的な考え方をお伺いいたします。 349 ◯副議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 350 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。先ほど議員もおっしゃられておりましたが、市民の多様化するニーズに対応いたしまして、組織が最大の効果を上げることができるよう、適材適所の人員配置を行うことが重要であると考えております。職員は、さまざまな部署を経験することで、行政全体を総合的に把握することが可能となりますことから、各職員の経歴などを適切に管理いたしまして、ジョブローテーションの考え方や専門性を踏まえた上で、人事評価の評価育成面談の際に提出される面談申告シートにおける本人の異動希望や上司のコメントなども参考としながら、適正な職員配置に努めてきているところでございます。  以上です。 351 ◯副議長(池田正文君) 5番・石橋保卓君。 352 ◯5番(石橋保卓君) これは、本当に職員一人一人が同じ性格といいますか、同じ規格といいますか、であれば、人事担当のほうも何の苦労もないのかなとは思います。職員一人一人の資質といいますか、性格といいますか、当然、能力もそれぞればらばら。これの組み合わせでもって喫緊に実行していかないといけない業務に当たっていただくという部分、例えは乱暴な言い方になりますけれども、本当にパズルみたいな作業になってくるのかなと思います。  しかしながら、やはり適材適所、先ほど言った適正な人員配置、こういった部分、人事を行っていく総務部としては、その部署の状況をどれだけ把握した上で、理解をした上で人員配置をしていくのか、人事異動していくのか、そこのところが一番重要になってくるかと思うんですよ。ですので、総務部の中にこもりっきりでそういうものができるわけではありませんので、もうちょっと事業部門なり、そういったところの各組織の実情をもう少しご自分の足で把握をされて、本当に困っている部門にはある程度手当てをしていく、そういうのが必要ではないかなと思います。  次の、3番目の、組織を超えた協力体制の構築についてということでお伺いをするわけですけれども、職員の流動体制に関する規則というのが現在、石岡にありますけれども、この流動体制の活用状況について、まずお伺いをいたします。 353 ◯副議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 354 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。当市におきまして、部及び課相互による職員の流動体制を確立することによりまして、組織の活性化と行政運営の効率化を図ることを目的としまして、先ほど議員からお話がありました流動体制に関する規則を定めているところでございます。具体的には、税務課における確定申告業務や、つくばねマラソン、石岡のおまつりにおけるクリーンアップ作戦など、各部における大規模なイベントなどを行う際に、職員を一時的に流動させ、対応を図ってきているところでございます。  以上です。 355 ◯副議長(池田正文君) 5番・石橋保卓君。 356 ◯5番(石橋保卓君) ある程度、繁忙期における流動体制ということでは、効果が上がっているのではないかなという感じはするんですけれども、重要な施策を遂行するに当たりましては、やっぱり組織を超えた連携といいますか、庁舎内での協働が必要になってくるのではないかと思います。  午前中来の一般質問の中のやりとりでも、その答弁の打ち合わせの中でも、あっちだ、こっちだという話があったとか、そういう話が出ているんですけれども、私が感じるについては、やはり仕事の押し付け合い、責任の回避というか、そういう部分がちょっと顕著に現在あらわれているのではないかなと強く感じてしまうんです。正直申し上げまして、市長公室や総務、そういったところに優秀な職員が全て集約されてと、肝心の、本当に市民と直接接するようなところがおざなりにされているんだよというような話も、たまに聞く場合があります。それを私自身も強く感じる場合もあります。  そういったところを、どういうふうに工夫を今後していかなくちゃならないか。組織を超えて、本当に市長が、自分がやりたい政策を掲げた場合、職員の皆さん方がそれをどれだけフォローして、市長が提案した政策についてどう実現をしていったらよいのか、それを皆さん方が協力して、英知を集めて実現を目指していくというのが理想的な行政ではないかなと思うんですけれども、そういった部分、今後どんな工夫が必要であるのかどうか、そういう部分で問題意識をお持ちなのかどうかも含めて、お伺いをいたします。 357 ◯副議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 358 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます、庁内では、意思決定の最高機関として庁議、またそのほか政策調整会議、行政事務改善委員会とかさまざまな会議がございまして、その中で、今おっしゃられました縦割り行政を少しでも解消するための意見の協議の場などが設けられてきてございますので、こういった組織を活用するなどの方法によりまして、ただいまの市民のニーズに的確に、迅速に対応できるような組織としての対応能力を向上させていきたいと考えております。  以上でございます。 359 ◯副議長(池田正文君) 5番・石橋保卓君。 360 ◯5番(石橋保卓君) 先ほど1項目目でちょっと触れましたけれども、企業誘致に当たって、かつては存在をした特命の担当者、そういった部分で、やはり専門的に、専任的に集中して当たってもらうという部門といいますか、職員も、時には必要ではないかなと強く思う次第です。そういったところ、今、部長のお考えもお聞きいたしましたので、誰もが100%、職員が100%納得する人事異動なんていうのは決してあり得ないわけですから、満足をする職員がいれば不満を持つ職員も当然出てくる。その中で、仕事を進めていく上でどういうふうにバランスをとっていくか、そういうところが一番総務都としては試されるところではないかなと思いますので、しつこいようですけれども、もう少し積極的に庁内の執務状況といいますか、各部署の雰囲気を肌で感じるような努力をされていただきたいなと思います。  それから、ここで、また人事考課の活用状況についてということでお伺いをするわけですけれども、やはり職員一人一人の資質の把握の部分が肝心になってくるのではないかなと思うんですけれども、そういったところで、資質を把握する、能力を把握するという部分では、人事考課の活用は使いでがあるのではないかなと考える次第でありますが、お考えをお伺いいたします。
    361 ◯副議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 362 ◯総務部長(久保田克己君) 議員おっしゃるように、人事評価の中では、これまでできなかった上司と部下のコミュニケーションとか、また目標に対して達成できたか、できなかったか、またその過程でどういった課題があったのかというような、さまざまなコーチングも可能になろうかと考えております。そういったことから、そういった人事評価の充実をすることによって、よりよい職員の育成につなげていければと考えております。  以上でございます。 363 ◯副議長(池田正文君) 5番・石橋保卓君。 364 ◯5番(石橋保卓君) 軌道に乗ってきた1つのシステムということで理解はしておりますので、より積極的な活用を、今後、図っていっていただければと思います。  これからお話しすることは私の主観でお話しすることですので、その部分について、執行部の皆さんがどうお考えかどうかまではちょっと計り知れない部分があるんですけれども、職員一人一人の意識改革という部分では、私はもう少し必要ではないかなと。やはりどちらを向いて仕事をするんだではないですけれども、住民からの要求、要望という部分について真剣に向き合う、それに対してそれをどう実現していこう、どう満足度を上げていこうという部分では、職員の意識改革がもうちょっと私は必要ではないかなと考えるんですけれども、それが必要かどうかという部分も含めて、お考えがおありになれば、お伺いをいたします。 365 ◯副議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 366 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。職員への意識改革ということですが、石岡市が求める人材といたしましては、石岡市への愛着を持つ人材、また柔軟な発想とチャレンジ精神を持った人材、市の将来を見据え先を読む力を持った人材、さらには、市民目線、コミュニケーション力を持った人材などの4つが挙げられると思います。そういった職員を育成するために職員研修が挙げられると思います。これまでも職員人材育成基本方針、行財政改革大綱に基づき、毎年度、職員研修実施計画を定め、実施してきているところでございます。そういった中で、職員の自己改革、意欲を喚起するような取り組みを進めてきております。  また、平成27年度からは、一般研修において、指定職員だけではなく、受講を希望する職員は誰でも受講が可能になるというような取り組みも行い、自発的な学びを促してきているところでございます。また、平成28年度からは、先ほど市長公室長からご答弁がありましたように、職員提案制度にも取り組むなど、職員一人一人が行財政改革の主役としての認識を持ち、市の課題を洗い出し、解決へ向けた取り組みを進めてきているところでございます。  議員がご指摘のとおり、問題意識を常に持つことができる職員の育成は重要であると思いますので、民間企業や他の団体などへの派遣研修などを継続することにより、異なった視点から市の業務を見つめ直すこと、そういった職員を指導できるリーダー的職員の育成などに努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 367 ◯副議長(池田正文君) 5番・石橋保卓君。 368 ◯5番(石橋保卓君) 今もお話がありました職員の提案制度という部分では、かなり効果を上げているというお話、先ほど公室長、今の総務部長からお話があったわけですけれども、職員提案制度において、採用されたといいますか、優秀な成績をおさめた職員に対しての表彰制度といいますか、顕彰制度といいますか、そういうものは現在あるのかどうか、お伺いをいたします。 369 ◯副議長(池田正文君) 市長公室長・佐々木君。 370 ◯市長公室長(佐々木敏夫君) 現在はございませんけれども、以前、私の経験ですけれども、財務部時代にふるさと納税で、市の表彰制度に基づきまして市長から表彰をもらったことがありまして、今も管財課の後ろに掲示をしてございます。それより以前は、平成21年度だったと思いますけれども、ローリング族対策のためにスピードを落とすような道路ですかね、あそこに凹凸をつけるような施策をしたということで、職員が表彰されたということがございます。ただ、現時点での職員提案制度については、表彰規程はございません。  以上でございます。 371 ◯副議長(池田正文君) 5番・石橋保卓君。 372 ◯5番(石橋保卓君) ぜひ実効性のある提案をされた職員に対しては、そういった表彰制度といいますか、そういうものを創設されて……、制度的に創設する必要はないかなとは思うんですけれども、年末もしくは年始の朝礼といいますか、挨拶のときに、職員のみんなの前で賞状を渡すとか……。やめてほしいのは、市長室でそっと渡すというのだけはやめていただきたいんですけど、職員のみんなの前で、それだけのものを顕彰していくというのも必要ではないかなと。それからあとは、たびたび石岡市の話題が新聞等では出ますので、そういう部分、マスコミのほうにも協力をお願いして、そういうのを積極的に取り上げていただくというのも必要ではないかなと思います。  仕事については、組織で行うのが仕事でありますので、職員さん一人一人で仕事を行っていくということでは決してないとは思っています。ですので、組織で柔軟に、迅速に仕事が進むように、一番大事なのはやはり職員同士のコミュニケーションといいますか、そういう部分が大事になってくるのかなとは思いますので、執行部の皆さん、そういうところでもう少しご努力をお願いできればなと思います。  次に、4番目の、職員の健康管理についてということでお伺いをいたします。  現在のメンタルヘルスの相談体制というのはどういうふうになされているのか、お伺いをいたします。 373 ◯副議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 374 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。まず、総務課内に心の健康相談窓口を設置いたしまして、職員からの相談内容に応じて、専門的な相談窓口のあっせんや、療養休暇中の人事及び給与面などのアドバイスなどを行ってきております。また、心の悩みに係る相談につきましては、無料で電話や面接による専門家の相談が受けられる共済組合の事業がございますので、そちらを紹介しております。さらに、平成26年度からは、職員向けの心の相談窓口といたしまして、公益財団法人茨城カウンセリングセンターと委託契約を結び、職員が無料で相談できる窓口を設置しております。  今後も相談体制の周知や相談業務の充実に努め、職員の心のケアを支える職場環境づくりに努めてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 375 ◯副議長(池田正文君) 5番・石橋保卓君。 376 ◯5番(石橋保卓君) 幾つかの相談窓口といいますか、そういう体制は整っているというようなお話でありましたけれども、それでは、ただいまお話がありましたそれぞれの相談窓口といいますか、相談機会といいますか、そういうところの利用実績というのはどれぐらいあるのか、お伺いをいたします。 377 ◯副議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 378 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。それぞれの相談の件数でございますが、まず、総務課への相談件数でございますけれども、療養休暇中の人事及び給与面などのアドバイスは年間で数件程度と考えております。また、無料で電話や面接による専門家の相談が受けられる共済組合の事業につきましては、件数等については公表されておりませんので、把握できておりません。さらに、公益財団法人茨城カウンセリングセンターに委託している無料相談につきましては、平成26年度が14件、平成27年度が1件、平成28年度が15件、平成29年度は現在のところゼロ件という報告をいただいています。  以上でございます。 379 ◯副議長(池田正文君) 5番・石橋保卓君。 380 ◯5番(石橋保卓君) 今のお話で、総務課のほうの窓口の相談件数ということで実績を聞いたわけですけど、ごめんなさい、私の聞き間違いでなければ、療養休暇中の職員の相談ということで聞こえたんですけれども、療養休暇に入る前の相談という部分では、療養休暇に入るまでに未然に防ぐという意味での相談というのは、実績としてはあったのか、なかったのか、お伺いをいたします。 381 ◯副議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 382 ◯総務部長(久保田克己君) 私の答弁が足らず申しわけございませんでした。お答え申し上げます。総務課への相談件数でございますけれども、自分の業務での悩み、またそういったものを、直接来てくれる方もいらっしゃれば、メールやグループウェアでの相談がされるケースがあります。そういったときには、それぞれ総務課で対応してきているところです。ただ、その件数が何件というのは、担当のほうでやってございますので、把握は今のところできておりません。  以上です。 383 ◯副議長(池田正文君) 5番・石橋保卓君。 384 ◯5番(石橋保卓君) なるべく窓口のほうを相談しやすい体制、これはなかなか難しいというのは承知はしているんですけれども、総務課に訪れやすい、気軽に相談できるように努力する姿勢、そういうものはもっと見せてほしいかなと思います。  メンタルヘルスといいますか、心の悩みで現在、長期休暇をしている職員は何人いるのか、お答えできる範囲の中で結構ですので、お伺いをいたします。 385 ◯副議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 386 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。現時点で1か月以上の長期休暇者は6名おりまして、うちメンタルヘルスの不調による長期休暇者は4名となっております。  以上です。 387 ◯副議長(池田正文君) 5番・石橋保卓君。 388 ◯5番(石橋保卓君) 4名ということでありますけれども、期間は最長でどれぐらい……。ごめんなさい。一番短い方から長い方、それぞれの期間はどれぐらいずつあるのか、お伺いをいたします。 389 ◯副議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 390 ◯総務部長(久保田克己君) 長期の方ですと1年近くに及ぶ方もいらっしゃいますし、1か月を超えたばかりの職員もおります。  以上です。 391 ◯副議長(池田正文君) 5番・石橋保卓君。 392 ◯5番(石橋保卓君) そういった心の病といいますか、悩みでお休みになっている4名の職員に対して、どういった対応を現在されているのか、お伺いをいたします。 393 ◯副議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 394 ◯総務部長(久保田克己君) 長期休暇者に対する対応でございますが、当市では、石岡市職員の療養休暇及び分限制度の適正な運用に関する訓令を制定いたしまして、療養休暇や分限休職の適正な運用に努めてきているところでございます。具体的には、所属長が、長期の療養休暇及び病気休職の職員に対し定期的な面談などを実施し、その状況を総務課長に報告するとなってございますので、所属長と総務課では定期的な面談、さらには状況の確認、そういったことで、担当部と総務課が連携しながら、一日も早い職場復帰に向けた支援を行ってきている状況でございます。  以上です。 395 ◯副議長(池田正文君) 5番・石橋保卓君。 396 ◯5番(石橋保卓君) そこのところは、手厚いということではないんですけれども、適切という言葉でもないんだとは思うんですけれども、対応を間違うと逆効果になる場合もえてしてあるかなと思いますので、慎重かつ積極的に対応をしていっていただければなと思います。  次に移ります。5番目の人材確保についてということで、先ほど来言っていますけれども、多様化する市民需要に応えるために必要な人材確保の方策についてお伺いをいたします。この部分について、人材を確保、新採で採用するか、経験者を任期付きで採用するか、いろんな方法があるかとは思いますけれども、現在石岡市で行われている人材確保については、どういう部分で行われているのか、お伺いをいたします。 397 ◯副議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 398 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。石岡市といたしましては、高度化、多様化する公共サービスへのニーズに対応するため、有能な人材の確保が求められているところでございます。優秀な人材の受験を促し、確保するための取り組みといたしましては、平成22年度から、一般事務職の受験資格を35歳までとし、社会人経験などを有する幅広い人材の確保に努めてきているところでございます。また、今年度の職員採用試験から、1次試験の日程を、例年の9月から7月に前倒しして実施したことにより、昨年度を上回る受験者の申し込みをいただいてきているところでございます。  以上です。 399 ◯副議長(池田正文君) 5番・石橋保卓君。 400 ◯5番(石橋保卓君) 現実的に9月から7月へ採用試験を前倒ししたということで、受験生は増えたということだったんですけれども、実際、採用に至るまでの職員という部分では、前倒しをした効果というのは出ているのかどうか、お伺いをいたします。 401 ◯副議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 402 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。試験の日程を前倒ししたことによりまして、平成28年度は138名の受験申し込み者に対しまして、平成29年は218名という大きな人数増加につながったわけですが、実際の受験者数についても、28年度が118名、29年度は190名の受験があったということで大きく伸びて、多様な人材の中から職員の採用がかなったのかなと考えております。  以上です。 403 ◯副議長(池田正文君) 5番・石橋保卓君。 404 ◯5番(石橋保卓君) 今年も、30年も、7月での採用試験ということでお考えかとは思うんです。恐らく他市もどんどん追随してくるかと思うんですよね。試験の時期はだんだん切りがなくなってくるのかなと。そのところでまたそれを乗り越えて、多様な人材を把握しろということになってくるんですけれども、そういったところ、今の部長の説明では、とりあえず試験の実施時期をずらした、それから、採用の上限を35歳までに伸ばしたというところかとは思うんですけれども、もうちょっと工夫をしなければならないところもあるのではないかなと感じますので、それを今この場でお聞きしたとしても、なかなか難しいお答えになるかと思いますので、また折を見てお伺いいたしますけれども、それらについても努力といいますか、そういう部分を怠らずにお願いをしたいと思います。  それから、現在、定員適正化の計画が策定されておりまして、その目標が示されております。この定員適正化の目標値、及びその目標値の根拠について、どういった部分を根拠にされて目標値を設定されたのか、お伺いをいたします。 405 ◯副議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 406 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。当市におきましては、市民ニーズの多様化、高度化、急速な少子高齢化社会の進行に伴う業務の増大、まち・ひと・しごと創生法による地方創生の対応など、さまざまな課題に適切に対応しつつ、安定的な行政サービスを提供し続ける必要があることから、中長期的な視点で職員数を管理し、行財政運営を進めていくことを目的としまして、平成29年3月に石岡市職員定員管理計画を策定し、定員管理に取り組んできているところでございます。  お尋ねの定員適正化の目標値及びその根拠でございますが、目標とする職員数については、今後予測される人口減少を踏まえて設定をしてございます。具体的には、国が示しております定員回帰指標による手法を用いておりまして、この指標は、住民基本台帳人口及び面積を算定要素として、標準とする職員数を算出するモデルであること、そして、算出式に将来の人口推計及び面積を代入すれば、職員数がわかるというようなこともございまして、将来の職員数の目標とするのに適していると判断して、この定員回帰指標を導入したものでございます。  以上でございます。 407 ◯副議長(池田正文君) 5番・石橋保卓君。 408 ◯5番(石橋保卓君) はい、わかりました。定員モデルや類似団体の数値というお話が今あったかと思いますけれども、そうは言いながらも、各都市それぞれの事情がいろいろ絡んできまして、単純に定員モデルや類似団体の数値をそのまま持ってくるというわけにはいかないのかなとは理解はしています。  個々の施設について、ここで細かいことを言うのは省きますけれども、例えば保育所の部分、今回、統合保育所ということで、公立でということで方針が出されておりますけれども、公立で保育所を残すという部分については、先輩議員や私のほうからも言っていますけれども、やはり保育士の確保、現状の臨時保育士と嘱託保育士と正職員としての保育士との数のバランスですね。特に保護者への責任というか、保護者の安心感を担保するためには、もうちょっと正職員としての保育士を確保しなくちゃならないだろうと私は思っています。そういった部分、石岡としては特殊な事情に入るのかなとは思います。  ですので、そういうところを、モデルに縛られるのではなく、必要な職員数の確保は、当然それが、公立保育所で残すという結論をした場合には、それだけの職員数の手当ても、当然、責任として、していかなければならないのかなと考えています。これについてはいろいろ意見が分かれるところではあるかと思いますけれども、今後についてはそういうところをよく踏まえて、政策の実行に当たっていっていただきたいなと思います。  次に移ります。6番目の職員の懲戒及び分限処分についてということで、まず、過去5年間における分限懲戒等審査委員会の開催状況についてお伺いをいたします。 409 ◯副議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 410 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。過去5年間の開催状況といたしましては、平成24年度が2回、平成25年度が4回、平成26年度が1回、平成27年度が2回、平成28年度が2回となっています。  以上でございます。 411 ◯副議長(池田正文君) 5番・石橋保卓君。 412 ◯5番(石橋保卓君) 支障のない範囲の中でお答えいただければと思うんですけれども、処分件数についてお伺いをいたします。年度ごとに処分件数を把握していれば、お答えをいただきたいと思います。 413 ◯副議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 414 ◯総務部長(久保田克己君) 処分件数でございますが、平成24年度は分限処分が1件、懲戒処分は戒告が1件、訓告、厳重注意等の処分が2件ございました。平成25年度は分限処分が1件、懲戒処分は戒告が1件、訓告、厳重注意等の処分が7件ございました。平成26年度は分限処分が1件、懲戒処分はゼロ件、訓告、厳重注意等の処分が10件ございました。平成27年度は分限処分が2件、懲戒処分は戒告が5件、減給が1件の計6件、訓告、厳重注意等の処分が9件ございました。平成28年度は分限処分が2件、懲戒処分は戒告が1件、減給が2件、免職が2件の計5件、訓告、厳重注意等の処分が16件ございました。  以上でございます。 415 ◯副議長(池田正文君) 5番・石橋保卓君。 416 ◯5番(石橋保卓君) 詳細にありがとうございました。  それでは、これらの処分につきまして、公表基準に基づいた公表の状況についてお伺いをいたします。 417 ◯副議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 418 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。処分につきましては、石岡市職員の懲戒処分の公表基準の規定に基づきまして、地方公務員法に基づく職員の懲戒処分等を行った場合の処分内容について、公表してきているところでございます。具体的には、職務遂行上の行為、またはこれに関連する行為に係る懲戒処分、職務に関連しない行為に係る懲戒処分のうち免職または停職である処分、懲戒処分を受けた職員の管理監督責任を問うために行った処分については、懲戒処分等の種類及び内容、懲戒処分の年月日、懲戒処分等を受けた職員の所属する部署名、被処分職員の職名、被処分職員の年齢の5点について、報道機関へ公表してございます。公表の件数でございますが、平成27年度が1件、平成28年度が2件ございました。  以上でございます。 419 ◯副議長(池田正文君) 5番・石橋保卓君。 420 ◯5番(石橋保卓君) 議会への報告というのはどういうふうになっているのか、お伺いをいたします。 421 ◯副議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 422 ◯総務部長(久保田克己君) 議会への報告につきましては、先ほど申しました公表基準に該当する場合には、プレスリリースする前に、公表内容をまとめた資料を議長へ報告させていただいているところです。  以上でございます。 423 ◯副議長(池田正文君) 5番・石橋保卓君。 424 ◯5番(石橋保卓君) 議長へ報告しているということでよろしいですね。私は、せめて所管の総務委員会へだけでも報告はされたほうがよろしいのではないかなと。これは私のあくまでも私見ですから、よくご検討いただければと思うわけです。この懲戒処分について、中身については、あえてここで細かくやっていくつもりはありませんので、あったという事実をもうちょっと、積極的という意味ではないんですけれども、公表していくという意味では、もう少し真摯な態度が必要ではないかなと考えて、今回質問をしたわけです。  最後に市長へお伺いをするわけですけれども、ご自分が強い思いで実行を目指していく政策という部分、それを実現しようとするという部分、市長はどれぐらい職員を把握しているのか、自分の手足となる職員と信頼関係をどう築いているのか、そういう部分、市長のお考えをお伺いいたします。 425 ◯副議長(池田正文君) 市長・今泉君。 426 ◯市長(今泉文彦君) 自分の職員との関係でありますけれども、各事業を通じて信頼関係を確認しております。この人事評価制度とはまた別な観点となると思いますけれども、自分の思いを理解していただく、日々そのことだと思っております。  以上です。 427 ◯副議長(池田正文君) 5番・石橋保卓君。
    428 ◯5番(石橋保卓君) 今の、まず自分の思い、それをどう職員に理解してもらうか、その努力といいますか、そういう作業が市長にとっては大変重要になってくるのではないかと思います。自分の掲げた政策を実現していく、これが市長となった一番の目的かとは思いますので、そういう意味では、自分の思いをどれだけ職員が理解して、自分のフォローといいますか、自分を補佐して、政策的な遂行に当たってくれるのか、そういうところが一番肝心になってくるかと思いますので、改めてここで市長に、そういう努力を強くなさっていただきたいとお願いをいたしまして、私の質問を終わります。 429 ◯副議長(池田正文君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午後 3時38分休憩            ───────────────────────                   午後 3時51分再開 430 ◯副議長(池田正文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  8番・谷田川 泰君。 431 ◯8番(谷田川 泰君) 8番・谷田川でございます。通告に従いまして、3項目にわたり質問をしてまいります。よろしくお願いをいたします。  まず、1項目目であります。石岡駅を核としたまちづくりについてであります。ステーションパークの利活用について、現在どのような状況にあるのか、進捗状況についてお伺いをしたいと思います。  このステーションパークの利活用についてでありますが、この問題は、これまで何回も執行部にお聞きをしてまいりました。市長がこの構想を打ち出してから、相当の期間が経過をいたしております。何度も、本当にやる気があるのか疑問に思い、質問をしてまいったところでございます。これまで駅利用者や市民からは、駅は立派になったものの、以前のような、パンやコーヒーが飲食でき、くつろげるスペースが欲しいといった多くの声をお聞きしてまいったところであります。駅は、前にも申し上げましたが、単なる交通の結節点ではありません。シンボルであり、まちの活性化の核ともなるわけであります。今まで、中心市街地活性化を行ってまいったところですが、今回、その拠点ができるものと大いに期待をしたいところでございます。  ただし、そのスピード感が遅過ぎる。さまざまなクリアすべき法的な面や規制があることは、十分承知の上であります。この構想を市長が打ち出してから、相当の期間が経過をしております。ハード面が都市建設、ソフト面が経済部という中で、行政の縦割り構造が影響し、事業の進捗が非常に遅いということを指摘してまいりました。  さきの第4回定例会におきまして、都市建設部長の答弁の中で、利活用の基本設計と実施設計を同時に発注し、店舗の間取りやデザインなどの建築意匠、空調や照明、トイレや厨房、空気の換気といった設備をお願いしているということでありました。また、建築基準法や食品衛生法上の問題にも対応を図っており、想定される店舗等については経済部と協議・調整を行っており、実際のレイアウト等の検討をしているといった答弁がなされたわけであります。そして、この事業は、もう待ったなしの状態であり、スピード感を持ってやっていくということでありました。  これまで、当初の遅れを取り戻すべく取り組まれているとは思いますので、現在どのような進捗状況にあるのか、伺ってまいりたいと思います。所管の常任委員会へは説明がなされていると思います。我々にはどうなっているのかさっぱりわからないのが実情であります。駅前の商店主、駅の利用者、市民の間から、いつまでも具体的なものが見えてこない、どうなっているのかという声も聞こえてまいります。詳細についてお伺いをしてまいります。皆さんにわかりやすい答弁をお願いしたいと思います。  まず、最近になり、工事が始まったようであります。現在どのような工事をなされているのかお伺いをいたします。歩行者の利便性や安全性の確保のため、歩行部分の改修とは思っておりますけれども、その確認をしたいと思います。また、その工事はいつごろ終わるのか、スケジュールをお示しいただきたいと思います。  次に、駅を、交通の結節点というだけの機能から、まちのシンボル的機能、そして、利用者をはじめ市民の利便性を高める機能として、市長の肝いりで始まった事業であります。イノ設計という会社に基本設計、実施設計を委託したということであります。既に完成したものと思っております。それら成果品としてでき上がっているのか、お伺いをしたいと思います。またその成果品は、我々市民が閲覧できるかどうかもお伺いしたいと思います。  飲食スペースとはいえ、市民の皆さんから、どういった店ができるのかとよく聞かれることであります。さきの定例会で経済部長は、アンケート調査結果を反映し、カフェ、パン屋、そば店、居酒屋などの飲食店を中心に、休憩室を兼ね備えた設備とすると答弁をなされております。このとおりなのか、また変更があるのか、お伺いをしたいと思います。その業種を明確にお示しいただきたいと思います。店舗のデザインや厨房などの設計を委託しているということでありますので、常識的に考えますと、業種が決まらなければ店舗づくりはできませんので、既にどういう飲食店が入ると決定しての工事着手と思いますので、皆さんにわかりやすくお答えをいただきたいと思います。  次に、その飲食スペース、看板横丁であります。いつ工事を着工し、その供用開始、オープンするのかをお伺いしたいと思います。9月のおまつり前に間に合わすような話もございます。そのスケジュールをお知らせ願いたいと思います。  次に、その管理運営方法であります。さきの定例会で、公設民営で検討を進めたいという副市長の考えが示されたところであります。公の施設ということであります。店舗スペースを貸し出すか、指定管理のどちらかになろうと思っております。指定管理の方向でという話も聞こえてまいります。行革の面で、指定管理への移行は時流ではないかと思っているところでありますが、指定管理になりますと、指定管理者を公募して、公募してきた中から指定管理者の選定を行い、さらに、選定された指定管理者がここに入る店の応募を行うというように考えますと、どんどんオープンのゴールが先へ先へと行ってしまうのではないかという懸念がございます。  施設を貸し出す方法、直営もあるというふうに思います。これも、今募集をかけていないと、店ができてもオープンできないといったことも考えられるわけであります。また、市が直営で居酒屋をやるのかといった疑問もありますけれども、いずれにしましても募集を早目に行わないと、この看板横丁もシャッターがおりたまま、空き店舗になってしまうという懸念が予想されるわけであります。  次に、このソフトの部分、これが一番重要であります。経済部には、さきの定例会でも、ギアをもう1段上げることを強く要望したところであります。現在の考え、オープンの期日から逆算して、いつまでに店の運営をどのようにして行い、どのような効果を得たいのか、既に決まっていないと、またまたオープンが遅れてしまいます。明確なお答えをいただきたいと思います。  それと、店舗運営専門家として中小企業基盤整備機構のアドバイザーから助言を得て、さらに計画のサポート事業を実施すると、そういう予定であるということでありました。どういう助言を得まして、どういうサポート事業なのか、この事業の内容、現在の状況もお示しを願いたいと思います。  次に、1階に店舗が入りまして、2階はリニューアルされます。駅として機能は高まると思います。1階と2階部分の活用を連携、連動させるようなイベント等を考えれば、ますます駅を核とした活性化を図ることができると思います。このような考えを持っているのかということでございます。  以上のことについて、1回目の質問を終わります。 432 ◯副議長(池田正文君) 都市建設部長・福田君。 433 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) 都市建設部からは、(1)、(2)、(3)、(5)の4点についてお答えを申し上げます。  まず、歩行部分の工事内容と完成時期についてでございますが、ステーションパーク1階部分の工事内容ですが、東日本大震災による液状化によりまして路面に段差が生じましたので、震災後、応急工事を行っておりますけれども、根本的な復旧には至らなかったため、現在、この液状化対策といたしまして地盤改良工事を行いながら、歩道部の段差解消工事を進めているところでございます。さらには、車道部の舗装工事、それと、バス乗り場のサイン設置工事を行う予定となっておりまして、年度内の完成を目指して、現在、急ピッチで工事を進めているところでございます。  また、ステーションパーク躯体の改修工事を年度内に発注する予定となっております。工事内容といたしましては、ステーションパークの内壁及び外壁の塗装を行いまして、駅舎やまちの雰囲気との調和を図りたいと考えてございます。さらには、防犯カメラを8基設置いたしまして、安全で安心できる空間を提供してまいりたいと考えてございます。  次に、ステーションパーク利活用に伴います実施設計でございますけれども、業務が完了いたしまして、成果品として納品をいただいているところでございます。ですので、平面図等の閲覧は、希望があれば可能となってございます。設計の内容でございますけれども、店舗が4ブース、それと休憩スペースを1ブース設置する計画となっておりまして、各ブースとも仕切りを取り外すことができる仕様となっておりますので、利用形態によっては変更することも可能となってございます。また、各ブースには上下水道のほか、ガス、通信ケーブルの引き込みを行う予定となっておりまして、建物の前面につきましては、町なかに点在しております看板建築様式の建物を思わせるようなつくりにしたいと考えているところでございます。  次に、店舗等の工事着手時期についてでございますけれども、新年度におきまして早期に発注できるよう現在準備を進めておりますので、完成時期につきましては、遅くとも夏ごろまでには完成できるものと見込んでいるところです。  最後に、1階及び2階部分の連携、連絡でございますけれども、1階と2階を結ぶ階段に掲示用のアルミパネルを設置いたしまして、絵画等を展示できることで、アート回廊となるような整備を行いたいと思ってございます。また、人目を引くサインを設置することで、1階方面へと誘導できるようにしてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 434 ◯副議長(池田正文君) 経済部長・諸岡君。 435 ◯経済部長(諸岡広明君) 私からは、(3)のいつ着工していつ供用開始となるのか、また(4)管理運営の部分、(5)の1階及び2階部分の連携についてお答えいたします。  供用開始時期につきましてご答弁申し上げます。建設工事の完了後、この本体工事とは別に、店舗利用者によるブース内の内装や設備設置の工事と、オープンにかかわる準備作業を含め、約1か月程度を見込んでおりますことから、9月中の供用開始を目標に、時間のロスがないように、都市建設部と連携し着実に進めてまいります。  次に、管理運営はどのようにするのかにつきましてご答弁申し上げます。店舗や休憩スペースを含む全体の管理を総括的に行うことができます事業者を公募により選定しまして、この事業者により、各ブースを利用し経営される個店事業者を募集、選定してまいりたいと考えております。また、このテナントは中心市街地活性化のためのチャレンジショップ的性格を持つこととして、次のステップとしまして、中心市街地の空き店舗への出店に結び付けることを基本とした場所と考えているところでございます。  続きまして、(5)1階及び2階の部分の連携についてでございます。1階と2階を結ぶ動線につきましては4つありまして、この動線を有効に活用し、2階ステーションパークのにぎわいと連携することで、1階部分と2階部分それぞれの強みを生かした相乗効果を創出してまいりたいと考えております。その出店につきましては、前回の議会で答弁しました、カフェ、パン屋、麺店、居酒屋店の飲食店、または物販等を基本とした募集も視野に入れて、募集をかける形をとっていきたいと考えております。  以上でございます。 436 ◯副議長(池田正文君) 8番・谷田川 泰君。 437 ◯8番(谷田川 泰君) ただいまご答弁をいただいた中であります。ステーションパークの1階部分、今年度末には完成するということで理解をいたしました。路面の段差が解消されまして、バリアフリーのまちづくりがさらに一歩進むものと、大いに期待をしたいところであります。安全に十分配慮された中で進めていってもらいたい、このように思っております。  次に、ステーションパークの塗装を景観に合わせたように行うということであります。駅のグレードもかなりアップするもの、まちの雰囲気が変わってくるものと期待をいたしております。その中でも、防犯カメラの設置、8台が設置されるということでありますので、安心安全なまちづくりにおいても、一歩前進したものではないかと思います。利活用の面においては、店舗が4、休息場所が1か所、また、柔軟な対応が図られるように仕切りが外せるということで、既に入る業者を想定し、平面図ができているということであります。そして、着工は新年度早々に行い、夏ごろには完成をしたいということでありました。  再三再四、質問してまいったわけであります。やっとハード面の整備についてはめどがついたということであります。デザインも看板建築のような意匠にするということであります。このことは、執行部では広報やホームページで、成果等も含めてお知らせをしていることとは思いますが、まだまだ多くの市民は、何ができるのか、何の工事をしているのか、よくわからないといったような話も聞こえてまいります。この工事についての周知、広報等について、執行部の考えをお伺いしたいと思います。  次に、問題はソフト面でございます。ハードが完成いたしましても、運用するソフト面が決まらなければ何もならないということであります。店舗のブースについては、店舗の管理運営を総括的に運営する業者を公募するということであります。このことは、その業者にステーションパーク店舗の部分の全てを貸し出し、その業者が店舗を集め、運営し、貸し出した業者から貸し出しの料金をもらうということなのか、その点をもう一度詳しくご説明を願いたいと思います。このようなことは、ほかにも例があってのことなのか、これもあわせてお伺いをしたいと思います。  また、これから募集するということであります。これからでありますと、供用面に関しましても、なかなかハードルが高いと思っております。今後、どのような手続をとってこの店舗を募集し、運営をさせていくのか、お伺いをしたいと思います。  そして、このオープン時期は9月ということでありますが、いろんな観点から見まして、おまつり前にはどうしてもオープンを間に合わさなければならない。そのためには、今、募集をかけていなければ、間に合うのが非常に難しいのではないかという危惧もいたしております。その点について改めてお伺いをしたいと思います。 438 ◯副議長(池田正文君) 都市建設部長・福田君。 439 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えをいたします。ステーションパークで現在行われております工事、またこれから発注する工事、さらには来年度予定されている利活用部分での工事の市民等への周知でございますけれども、市民の皆様へ幅広く効果的に知っていただけるような方法を行ってまいりたいと考えてございます。具体的には、工事内容や完成後のイメージなどを市のホームページや広報紙に掲載すること、また、現地等へもイメージパースなどの看板等を設置したいと考えているところでございます。  以上でございます。 440 ◯副議長(池田正文君) 経済部長・諸岡君。 441 ◯経済部長(諸岡広明君) 経済部からの周知と広報についてお答えいたします。初めに、ホームページ及び市報を活用した情報発信により、市民への周知、広報等を考えております。また、SNSによる情報発信や、関係団体のホームページ等へ掲載をお願いし、多くの皆様に情報をごらんいただけるよう努めてまいりたいと考えております。また、出店業者等も含めた全容が決定次第、プレスリリース等により広く情報発信をしていきたいと考えているところでございます。  次に、管理の流れの部分でございます。先ほどの質問でご答弁申し上げました、店舗や休憩スペースを含む全体の維持管理を総括的に担うことのできる事業者により、本計画のテナント部分は最大5つのブースが区画できる計画となっております。4つのブースにつきましては店舗スペースとして利用いただく計画となってございます。この店舗スペースにつきましては、先ほど答弁いたしました、カフェ、パン屋、麺店、居酒屋等の飲食店、物販等の事業者を募集しまして、個人経営店で最大4つの異業種の事業を選択いただくことを考えております。そして、1つのブースは、店舗利用者に限らず、皆様がご利用いただける休憩スペースとして考えているところでございます。この店舗スペースは、全体の維持管理業者が募集し、選定いただき、店舗利用者は、このテナント全体の維持管理業者へ利用料をお支払いいただくことを考えているところでございます。  続きまして、オープン時期につきましてでございます。先ほどご答弁申し上げました9月中ではありますが、情報の発信や、この新しい試みを広く知っていただく機会としまして、また、この情報を広く拡散いただく絶好のチャンスと捉え、議員ご指摘のとおり、石岡のおまつり前のオープンを目指すことが最良と考えております。関係各課との連携を図りながら、このオープン時期を目指し、頑張ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 442 ◯副議長(池田正文君) 8番・谷田川 泰君。 443 ◯8番(谷田川 泰君) 今お答えをいただきまして、大筋の形が見えてきたところでございますけれども、この店舗スペースの管理の部分でございます。維持管理業者を募集しということでありますけれども、現在、その維持管理業者募集の段階に入っているということで理解をしてよろしいのかということであります。全てのテナント全体の維持管理業者へ利用料をお支払いいただくということでありましたけれども、維持管理業者の募集は行っているのか、そして、その選定に向けての調整は進んでいるのかということも、お聞きしたいと思います。  そして、この事業、駅を中心とした、先ほども同僚議員から質問がありましたけれども、コンパクトシティということに向けての核となるものと、私も思っております。利便性の向上、まちの景観、バリアフリー、これからのまちづくりを先導するものと期待をしているところであります。また、中心市街地活性化基本計画に位置付けられた事業でありますので、ぜひ本事業によって町なかの人のにぎわいを生むような取り組みを、期待するものでございます。そして、執行部におきましては、おまつり前に供用開始をさせる、この目標を必ず実現していただくよう、強く要望するものでございます。  また、本事業に際しましては、商工関係の方々、地元の商店街の方々、石岡駅の関係者、バス事業者、多くの関連する方々との丁寧な懇談と説明が求められるわけであります。協力と理解を得ながらこの事業を進めることが、駅周辺開発にもかなりの効果をあらわすものと私は信じるところでございます。そういう面におきまして、最後に、この事業に対しまして市長の考え、また思いをお聞かせいただきたいと思います。 444 ◯副議長(池田正文君) 経済部長・諸岡君。 445 ◯経済部長(諸岡広明君) 募集をやっているかどうかのご質問でございますけれども、募集に関してはまだ実施していない状況でございます。9月のおまつり前のオープンに向けて、確実に募集し、実施に向けて頑張っていきたいと考えております。  以上でございます。 446 ◯副議長(池田正文君) 市長・今泉君。 447 ◯市長(今泉文彦君) ステーションパークの看板横丁でありますけれども、おかげさまをもちまして、今年9月にオープンということで、ほぼ準備が整ってきたわけでありますけれども、駅は、そのまちの玄関口であり交通の結節点だということで、人が行き交う場所でありました。新しい駅、橋上化となった駅については、そればかりではなくて、人々が集う場所、そして交流する場所、そういうふうに考えております。同じようかもしれませんけれども、人々が行き交うというのは通り過ぎる場所、そして、人々が集うというのは何か集まる場所があるという、イベントとかそういう……。さらに、交流する場所というのは共通の目的を持って楽しんで集まるという、段階があるわけであります。看板横丁は、そのための3つの機能をつなぐスペースとして、市民や来訪者のために活用していただくために考えたものでありまして、中心市街地活性化基本計画に位置付けられたものでございます。さらに、中心市街地で商業を成功させようとする若者の最初のジャンプ台としてチャレンジできる場の提供、そういったものも考えているわけであります。  そういうことで、9月にオープンという予定で、職員と一丸となって、それを目指して進んでまいりたいと思います。  以上です。 448 ◯副議長(池田正文君) 8番・谷田川 泰君。 449 ◯8番(谷田川 泰君) ありがとうございます。  2項目目の質問に入ります。これは、先ほどのステーションパークの利活用と大いに関係するものと思っておりますので、よろしく答弁のほどをお願いしたいと思います。先ほどの市長の答弁にもありました、駅の利活用、また中心市街地活性化におきましても、ステーションパークとともに、駅東の未利用地の有効活用が最も有効であると同時に、これを早く活用しない手はないと思いまして、質問をするものでございます。  石岡市には、大きく2か所の未利用地がございます。1つはイベント広場、もう一つは石岡駅の東側、鹿島鉄道の跡地であります。今回お尋ねをしたいのは、駅東の未利用地についてであります。先ほどお伺いをいたしましたステーションパークの活用と大いに関係がございますので、今回、その活用策について、2点ほどお伺いをしたいと思います。  この鹿島鉄道跡地であります。これは、市街化区域、敷地面積1万2,000平方メートル、駅に隣接し、活用次第では石岡市の活性化の起爆剤になるものと思う土地でございます。中心市街地活性化基本計画、そして、駅周辺整備事業にも位置付けられております。執行部においては昨年度、その活用策について、提案型のサウンディング調査を実施したということであります。そのときは、民間からの提案はなかったという報告も出ております。この土地は、平成23年、約でありますが2億7,600万円で取得し、これまで何も使っていない。このことは、市民に大きな損害を与えていることと同じではないかと理解をするわけであります。  現在、隣接の公営駐車場がございます。当市の駐車場会計は、平成28年度決算で2,256万4,000円を一般会計に繰り出しております。これだけの黒字会計になっているわけであります。その隣接地であります。何年も使わないということになれば、単純に計算をしまして、毎年2,200万ほど損をしているということと同じではないかということであります。  あそこに道路1本、進入路を整備し、当面、計画がないのであれば、駐車場として整備をしてはどうかということであります。民間が、イベント広場と違って乗り出してこないということは、周辺整備、特に道路がないからではないかと思うところでございます。ステーションパークに飲食店、パン屋ができれば、車で来る人がたくさんおるはずであります。おまつりの際、あの駐車場を開放すれば、さらなる誘客にもつながるものと考えております。また、この一画におまつりの露天商を集めることも可能であります。イベント会場にもさまざまな利用方法があるはずであります。この駅を中心としたまちづくり、1点目でお聞きしたことと大いに関係があるものでございます。そこで、2点ほどお伺いをいたします。  あの土地を有効活用するために、進入路を早急に整備し、当面、駐車場として活用すべきと考えます。このことは、遊休資産の活用と自主財源の確保が同時にできることになると思います。そのことについての執行部の考えをお聞きしたいと思います。  次に、あの土地を何もしないでいいわけはありません。行財政改革にも反するということになってくると思います。執行部においてその活用策を考えているのであれば、お示しをいただきたいと思います。特に、ステーションパークとの活用、連携させるような方策について考えがあるのであれば、伺いたいと思います。それも、進入路がなければ先に進まないということであります。この進入路の部分、先ほどの質問の内容、明快なお答えをいただきたく、1回目の質問を終わります。 450 ◯副議長(池田正文君) 都市建設部長・福田君。 451 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えを申し上げます。駅東かしてつ跡地の有効利用でございますけれども、まず、ステーションパークとの連携といたしましては、ステーションパークで開催されるイベント時の駐車場として、当面は活用していきたいと思っております。また、駅利用者の利便性の向上のための駐車場としても、活用を検討してまいりたいと考えてございます。  今後の活用といたしましては、市内商工団体から石岡のおまつりや各種のイベントの駐車場、それから、イベント会場として活用したいという要望等がございますので、一般道路からの乗り入れができるよう、新年度におきまして調査設計を行う予定となってございます。  また、今後のどのような活用ということでございますけれども、この駅東かしてつ跡地の有効活用につきましては、当初、駅舎の橋上化と東西自由通路の整備とあわせて行う計画となってございましたけれども、東日本大震災によりまして、民間の活力を取り入れることが困難な状態になったために、第1段階としては、駅舎の橋上化と東西自由通路の整備をまず優先的に行い、第2段階として、有効活用の検討を行うこととなっておりますので、ご理解いただきたいと思います。  以上でございます。 452 ◯副議長(池田正文君) 8番・谷田川 泰君。 453 ◯8番(谷田川 泰君) 駅東の広場を駐車場に利用する計画があるということでございます。この未利用地については、新年度で一般道路からの進入路の調査設計をするということでございます。先ほど部長答弁でもありましたけれども、駅の近隣の商店街、また商工会議所からも、そういう要望があるという話も聞いております。これについては、調査とともに完成がいつになるのか、具体的な日程があれば、お示しをいただきたいと思います。  また、当面、暫定的にイベント、またおまつりの駐車場として活用をするということであります。この点については、先ほども言いましたが、要望も出ているということで、何も使わないでいるのであれば、市の観光や交流人口の増加のために使ってもらえればいいのではないかと思っております。しかし、これはあくまで当面の暫定的な活用方法であります。二重投資にならないよう、注意をしながら進めていただきたいと思います。  目指すのは、先ほど市長からもありましたが、石岡駅を核とした周辺に、文化、芸術、スポーツなどの鑑賞をしたり観覧をしたり、多くの方々が集える場所を早急に検討してもらいたい、このように思うわけであります。2019年茨城国体、2020年オリンピックパラリンピックが開催されるところでありますけれども、鉄道ばかりではなく、茨城空港の利用者も石岡駅に多く訪れることが予想されております。まず、石岡駅に着いた一番の印象は、玄関口としての景観が非常に大事だろうと思っております。  この石岡駅、もうすぐ立派な核ができます。その中においても、あの駐車場を利用しない、それは非常にもったいないし、石岡としても損をしている部分があるのではないかと思っております。また、あの駐車場をさらに整備し利用することによって、町なかのにぎわいづくりにも、この駐車場が大きな役割を果たすものと思っております。議会といたしましても、駅の一等地を遊ばせておくということは、税金の無駄遣いともなりかねないと思います。隣の土浦市においては、駅に隣接した図書館が、多くの利用者でにぎわっているという話も聞くところでございます。この活用策、執行部、議会、市民、多くの関係者の意見を集約し、一刻も早く決定をしてもらいたい、このように思います。あの広大な、1万2,000平米の土地であります。知恵を出し合えば、必ず利活用に、市にとって大きな利益を生むものと思っております。この点におきまして市長の考えをお聞きいたしまして、2回目の質問といたします。 454 ◯副議長(池田正文君) 都市建設部長・福田君。 455 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えをいたします。まず、調査設計の内容等でございますけれども、労働金庫側の市道から山王川をまたいで駅東かしてつ跡地へ乗り入れするための調査設計となっております。この山王川をまたぐことになりますので、橋梁もしくはボックス工法などの施工方法について、その経済性や効率性の検討を行いながら、設計を組んでいくことになってまいります。この設計が完了した後は、速やかに工事を発注したいと考えてございます。  議員ご指摘のとおり、ステーションパークの利活用の工事とあわせることで、より一層の効果が期待できるものと思っておりますので、ぜひともスピード感を持って取り組んでまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 456 ◯副議長(池田正文君) 市長・今泉君。 457 ◯市長(今泉文彦君) 駅東のかしてつ跡地の活用でありますけれども、長い間そのままで、利用方法がなく、今日まで至っているわけでありますけれども、いずれにしましても、今回そういう設計をやるということで、出口のない、入り口のない土地は考えられませんので、活用ができませんので、ステーションパークの活用に合わせた有効利用というのを、暫定的ではありますけれども考えていきたいと思っております。  以上です。 458 ◯副議長(池田正文君) 8番・谷田川 泰君。 459 ◯8番(谷田川 泰君) ただいま市長の考えをお伺いいたしました。暫定的であるけれども、使い方を検討していきたいということであります。石岡市も、先ほどの同僚議員の質問にもありました人口減少の問題、これはやはり都市としての石岡駅の顔も重要な部分に入ってくると、私は思っております。その石岡の顔がきちっと整備をされ、その周辺部が、ほかの駅に負けないような、立派とは言いませんが、きちんとした整備がなされる。このことにおいては、中心市街地に人の流れを生む相乗効果は、高いものと思っております。この駅東の駐車場利用は、市民の多くの方が望んでおります。一日も早い完成をお願いいたしまして、この質問を終わります。  次に、3点目に入ります。新庁舎によって市民サービスは向上するのかということについてお伺いいたします。  現在、新庁舎建設も順調に進んでいることと思います。現場を見ますと、市民の皆さんも一番使う1階のフロアの床面あたりまで建ち上がっているところでございます。過日の説明会がありました。その中でちょっと気になったことがございますので、何点か質問をさせていただきます。  まず、建物が新しくなりますと市民サービスはどのように変わるのか、向上するのか、その点がいまいち明確に伝わってこなかったからでございます。それは、建物が新しくなりまして、市民サービスはどのように変わるのか、向上するのか、その点であります。庁舎は隅から隅まで約100メートル近くあり、非常に長いフロアであり、当然、長い窓口カウンターということが想定されます。そこで、新庁舎のハード的な配置計画はどのようになっているのか、お伺いをいたします。  多くの先進自治体の中では、市民サービス向上のためワンストップサービス、そこの窓口に行けば、例えば転入転出の際、市民課、国民健康保険、下水道・上水道、学校の転校の手続があれば教育委員会、それらが1か所で済むようなことが行われております。石岡市では転入転出の際、それぞれの窓口に向かい、処理をしなければならないわけであります。カウンターを市民と行政の職員との境のように考えますと、市民を歩かせるのか、職員が歩くのか、この差があると思います。先ほど申し上げましたが、このたびの新庁舎は横に長い庁舎であります。これを、今までのように、「どこどこへ行ってください」と、このようにやっていたのであれば、今度の新庁舎は市民のためではないような、職員のための新庁舎建設となりかねないということであります。市民目線が欠けているようにも思ってなりません。  そこで、お聞かせをいただきます。今度の窓口体制はどのようなものになるのか、ワンストップでできるのか、今までどおりただ近いところに課はくっつけても、市民は窓口をあちらこちら歩かせるのかということであります。福祉は2階だとか、教育委員会は総合支所に行ってくださいと、そういうことであっては、新庁舎になっても、市民にとって何の利便性の向上もないものと思わざるを得ないわけであります。新庁舎に合わせた窓口体制はどのようになるのか、お伺いをしたいと思います。  次に、1点目と関連いたしますが、新庁舎のスペースは現在どの部が入るのか伺います。支所にある部はそのままなのか、お伺いをいたします。変更等も考えているのか、これについてもお伺いをいたします。  次に、新庁舎の建設に合わせて、組織の改編とかは考えていないのかということについても伺います。県知事のことでありますけれども、自らの政策に合わせ組織を改編、新しい部を設置するということも報道されております。今回の新庁舎の建設に関しましては、その使用開始に向けた組織改編の絶好のタイミングではないかと思っております。執行部のお考えをお聞きしまして、1回目の質問を終わります。 460 ◯副議長(池田正文君) 財務部理事兼庁舎建設担当・下河邊君。
    461 ◯財務部理事兼庁舎建設担当(下河邊卓美君) 新庁舎窓口の配置についてお答え申し上げます。新庁舎のエントランスを入りまして、中を見渡す正面に総合案内を配置してございます。そのすぐ脇の1階中央部に来庁者の待合いロビーを設けまして、その両側エリアに受付窓口を配置するレイアウトとしてございます。また、窓口業務の中でも市民の皆様が多く利用する窓口を1階に集中して配置いたしまして、庁舎内の移動が少なくなるよう配慮してございます。2階には専門的な部署を配置してございます。具体的には、待合いロビーに入りまして、左側に住民記録、戸籍、保険、年金、税務関連の部署を配置してございます。右側には銀行窓口、会計課、福祉、生活環境関連の部署を配置する予定でございます。  各窓口のカウンターは、来庁者の方が座って手続ができるよう、ローカウンターを採用してございます。また、各課窓口に数か所ずつ隣り合うそれぞれのカウンターにプライバシーパネルを設置することで、お互いに話す内容を聞かれたり、書類などが見られないよう配慮してございます。また、個別相談用としまして、市民ロビー脇に相談室を4部屋設置し、プライバシーに配慮したレイアウトとしてございます。これらのレイアウトに加えまして、わかりやすい案内表示を適宜配置しまして、市民サービス向上を図ってまいります。  次に、本庁及び支所の部署の変更についてでございますけれども、新庁舎をつくるに当たっての構想は、市民の有識者で構成します市民懇話会、議会及び執行部の三者におきましてそれぞれ議論いたしまして、基本計画において部署の配置計画がまとめられたところでございます。その計画では、平成17年10月の合併当時における本庁舎及び分庁舎の基本機能の合計面積に、防災拠点機能や市民の方が利用できるスペースなどの必要面積を追加しまして、新庁舎の規模に至ったところでございます。その計画に基づきまして、現在、庁舎の建設を進めているところでございます。具体的には、現在の仮設庁舎、まちづくり館にございます部署及び支所からは議会機能及び議会事務局が新庁舎へ移転する予定となってございます。  以上です。  〔「そしたら本庁方式じゃないじゃない。合併のときの約束事はどうなったの」と呼ぶ者あり〕 462 ◯副議長(池田正文君) 生活環境部長・齋藤君。 463 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 私からは、1点目、窓口所管の立場から、新庁舎の窓口体制につきましてご答弁申し上げます。新庁舎の窓口業務につきましては、総合窓口、ワンストップサービスの体制にて実施する予定でございます。総合窓口ワンストップサービスにつきましては、住所移転や各種手続に来庁された市民の方々の移動を最小限に抑えて、円滑に手続等を行うもので、解体した旧庁舎で導入していたものと基本的には同様なものでございますが、新庁舎への総合窓口ワンストップサービス導入につきましては、平成27年度に庁内関係部局による総合窓口サービス運営委員会、推進リーダー合同会議において具体的な協議検討を行い、市民の方々や来庁者が多く利用する部署等を同じフロアに効率的に配置するなど、協議内容を新庁舎の実施設計に反映いたしたものです。  以上でございます。 464 ◯副議長(池田正文君) 総務部長・久保田君。 465 ◯総務部長(久保田克己君) 私からは、3点目の組織改編についてご答弁申し上げます。組織の改編につきましては、毎年、次長級で構成しております会議において、重点事業に対する体制及び人事ヒアリング、各部局から提起されました課題等について検討を行っております。その結果を市長に報告し、新年度の組織体制の参考としていただいているところでございます。平成30年度の組織体制につきましては、3回ほど会議を開催いたしまして、今年度の重点事業への取り組みにつきましては、人員の増員で対処できるとの結果を、市長及び副市長に報告しているところでございます。  以上でございます。 466 ◯副議長(池田正文君) 8番・谷田川 泰君。 467 ◯8番(谷田川 泰君) ただいま答弁をいただきましたけれども、部署の配置については、現在の仮庁舎の部分がそのまま本庁舎に移行するということをお聞きいたしました。本来であれば、本庁舎でありますので、全ての部署が入るのが、私は理想的ではないかと思うわけであります。今の状態ではなかなか難しいということであります。しかしながら、将来に向かっては、この本庁という重要な位置があるわけであります。市民の利便性、また市民生活においては、全てのものが1か所で解決できるというのが理想ではないかと思っております。  新庁舎建設に伴う先ほどの総合窓口については、現在、市民の方々を動かすことのないようなサービス体制、現在、既に構築され運用がなされているということで、それを引き継ぐような形で窓口を考えているということであります。しかしながら、まだまだ改善の余地があるものと私は思っております。  また、ハード面においても、利用者の多い窓口を隣接し、極力移動が少なくなるような配慮をしたということであります。さらに、案内表示によってスムーズな動線を確保できるということでありました。これは実際に運用してみないと、市民の皆さんからの話も聞く必要があるし、総務部といたしましても、その辺のいろんな、多角的に、総合的に見た内容でもって、部署の配置をするというふうに考えてはおります。その辺も、十分その改善の余地があるという認識のもとに、配置をお願いしたいと思います。  それから、本庁方式ということであります。現在のように組織が本庁と支所に分かれるということであります。本来であれば、本庁に行けば全ての業務が完結する、これが理想ではないかと思います。これまでの経過があってのことということであります。市民サービスに支障を来たさない強い対応、また臨機応変の対応を強く要望するものでございます。  65億円をかけて建設する庁舎であります。新しい庁舎になったらこんなサービスが受けられるようになった、窓口がこんなに便利になった。このような効果がなければ、市民のための庁舎ではないのではないかと考えております。その点は供用開始まで十分検討されまして、よりよい方向に向けての整備をお願いしたいと思います。万全は100%万全ではないということであります。さらなるチェックをお願いしたいと思います。  次に、組織の改編についてであります。新庁舎の供用開始は年度途中であり、人員の増の中で対応したいということでありました。これは私の考えではありますけれども、組織の中には大分巨大化した組織もあるはずであります。保健福祉部でありますけれども、120名もいる組織であるということであります。これの隅々まで目が行き届くのか。私はこれらを分割し、健康・医療、介護等に関する部門、また子育てや社会福祉に関する部門と分けることも、視野に入れてもいいのではないかと考えるわけであります。  政策の青写真は予算であります。それを実現、達成するのは組織であります。議員からの今までの質問の中にも、また市長も所信で最大のテーマといたしておりました人口減少対策、定住促進、この窓口を一本化するような組織、先ほどの同僚議員の質問にもありましたけれども、企業誘致部門の強化、また学校の統廃合の部門などの設置など、これは市長の執行権の範疇ではありますが、多くの議員からも質問が出ているものと思います。何に特化をしていくのか、何を重点的に行うか、これが新しい庁舎に課せられた課題であると同時に、最大の市民サービスに期するものと思っております。  市長の考えをお聞きいたしまして、2回目の質問といたします。 468 ◯副議長(池田正文君) 市長・今泉君。 469 ◯市長(今泉文彦君) 供用開始が平成30年1月ということでありますけれども、まだ若干時間がございます。それに向けて、市民サービスのきめ細かな配慮を盛り込んでいきたいと思っております。市役所に訪れる人が、そのきめ細かな配慮について実感できる、そういった市役所の庁舎、そういったものを感じられる窓口……。                     〔私語あり〕 470 ◯市長(今泉文彦君) 30年度ですね。失礼しました。           〔「みんな冷たいね、何も言わなくて」と呼ぶ者あり〕 471 ◯市長(今泉文彦君) そういう供用開始に合わせまして、市役所の職員の思いも感じられるような、きめ細かなサービスを目指してまいりたいと思います。  以上です。 472 ◯副議長(池田正文君) 8番・谷田川 泰君。 473 ◯8番(谷田川 泰君) 新庁舎の供用開始まで既に1年を切っております。市民も大きな期待を持っていると思っております。供用の開始までに、窓口サービス、職員の対応、接遇、これらをぜひこれまで以上によくなったと言われるような新庁舎になっていただきたいと思います。  先月であります。オリンピックが開催されまして、日本選手が大活躍をいたしました。その選手を支えたスタッフ、私はこの方たちを褒めたいと思います。選手も、困難に負けない、努力した結果ではありますが、それを支えた人がいて初めて、優秀な成績をおさめられたと思っております。それには、市民を支える行政の力、それと私どもの協力が欠かせないと思います。それは、市役所内においても同様のことが言えると思います。目的達成のために組織が必要であり、市長におかれましては、31年度に必要に応じてということであります。ぜひみらい創造のために、実践的な組織をつくり上げていただきたいと思います。  新庁舎建設基本計画における基本理念であります、誰もが利用しやすく安全で安心な庁舎であります。また、基本方針においては、利用しやすい機能的な庁舎が挙げられております。市民サービス向上のため、窓口のあり方が試されると同時に、市民から大きな期待も受けておるところだと思います。これらを十分に配慮いただきながら、すばらしい新庁舎、市民サービスの向上が図られますことを期待いたしまして、私の質問を終わります。  ありがとうございました。 474 ◯副議長(池田正文君) 本日の一般質問はこの程度にいたしたいと思います。  以上で本日の議事日程は終了いたしましたので、これをもって散会いたします。  次回は、明3月6日定刻午前10時から会議を開き、引き続き市政一般に関する質問を行います。  ご苦労さまでした。                   午後 4時56分散会 Copyright (c) ISHIOKA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...