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平成29年第4回定例会(第3日目) 議事日程・名簿 開催日:2017-12-05
平成29年第4回定例会(第3日目) 本文 開催日:2017-12-05

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  1. 石岡市議会 2017-12-05
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    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 平成29年12月5日(火曜日)                   午前10時00分開議 ◯議長(岡野孝男君) おはようございます。だいまの出席議員数は21名です。定足数に達しておりますので、これより前回に引き続き本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付いたしました議事日程表のとおりであります。  これより議事日程に入ります。            ───────────────────────  日程第1 一般質問 2 ◯議長(岡野孝男君) 日程第1、一般質問。これより、前回に引き続き市政一般に関する質問を行います。  なお、7番・勝村孝行君から一般質問を取り下げたい旨の申し出があり、議長においてこれを了承いたしましたので、ご報告申し上げます。  3番・川井幸一君。 3 ◯3番(川井幸一君) 3番・川井幸一です。朝一番ということで、言ってみればさらのグラウンドに足を踏み入れたような感じで、非常にすがすがしい感じで、今、質問しようと思います。また、前列の公室長のピンクのネクタイが何か強烈な光を放っておりますので、その部分が気になりますけれども、今回は、スポーツによるまちづくりということで質問させていただきます。  内容につきましては、1つとして市のスポーツ施設はどのようなものがあるのか、2番目にスポーツ環境の整備状況はどうなっているのか、3番目に指導者の育成や少年団、それらの助成策はあるのか、そして4番目に、スポーツによるまちづくりを新たなアクションプランという位置付けにしていくべきではないかという部分で質問させていただきます。  近年、健康志向ということもありまして、非常にスポーツに対する関心は高まっております。市内におきましても、スポーツジム等におきましては、休日、平日を問わず、また朝夕を問わず、大勢の市民の方がジム通い、ジムで汗を流しております。私の知っている方も、大分年が大きい60代の、70代に近い方も二、三人ジム通いをしておりまして、大分時代が変わったなと、スポーツに対する関心度も変わってきたなという部分を感じております。また、そのほかにも野球でありましたりサッカー、バレー、バスケット、テニス、またハンドボール……、ハンドボールはありませんけれども、そういった多くのスポーツや、周りを見ますと、ほんとうにジョギングしたり散歩されたりという方が大勢見受けられる。さまざまなスポーツを今は楽しんでいるという印象です。  そういった中、国は平成23年、スポーツ基本法という法律を制定いたしました。そこには、スポーツは心身の健全な発達、健康及び体力の保持増進等、国民が生涯にわたり心身ともに健康で文化的な生活を営む上で不可欠なものと、大分難しい文章で規定されております。さらに、次代を担う青少年たちの人格形成に大きな影響を及ぼすものとされております。また、健康で活力に満ちた長寿社会の実現に不可欠なものと、こうしております。したがいまして、こういったスポーツは、本当にお子さんからお年寄りまで、高齢者の方まで、我々の生活において非常に重要な部分を占めているという部分が十分に理解できます。  そんな中、現在石岡市は、少子高齢化、また人口減少等が大きな問題になっております。この部分においては、市長も常々、一番の重要課題と位置付けております。特に少子高齢化、人口減少が進みますと、やはり地域の中のコミュニケーションの機会が減ったり、家族や地域によってお互いに支え合ったり助け合うという部分が、非常に少なくなってまいります。また、さらにこういった高齢化が進みますと、健康を維持し、いつでも元気で生活するための取り組みや、一方でやはり問題なのは、医療や介護を必要とする方々へのサービスを少しでも軽くするような取り組みも、必要になってまいります。  そういったことで、ただ単にスポーツといいましてもその内容はさまざまで、競技的な争い合う競技もあれば、健康を維持する、さらには今言ったコミュニケーション、友達づくりですね。仲間づくりのためのコミュニケーションのため、そういったスポーツの役割というものは、本当に幅広く無限な魅力を持っているものと感じております。  また、こうしたスポーツは、地域も問いません。家庭であったり学校であったりクラブ、サークル、団体、そしてまた年齢、性別も問わないということがスポーツの特徴であります。ですから、先ほどから申しておりますように、我々の生活に何らかの形で入っておりますし、生活の一部となっているような部分もあると思います。こういった競技に特化して、それを市の魅力として、ある自治体では、市の特徴として定着している、そういった自治体もございます。  そこでお伺いいたします。当市のまちづくりにおけるスポーツの位置付け、スポーツ施策はどのようになっているのか伺います。どのような施策がどの部署にあって、どのようなことを実施し、またどんな効果があったのかということをお答え願いたいと思います。  次に、茨城国体も間近になってまいりました。当市は、バドミントンの会場となっております。それらの準備も進んでいることとは思いますけれども、現在、当市のスポーツ施設の状況はどういう状況なのか、改善が進み、快適な環境、整備がなされているかどうか、お伺いいたします。また、国体への整備・準備等はどうなっているのかも、あわせて伺います。  また、スポーツに関する予算というものが、私は非常に少ないと感じられます。指導者の育成がなければ、なかなかスポーツというのは広がっていきません。振興していきません。振興は図れない。また、子どもが少なくなっている中で、非常に少年団の運営等が厳しくなっていると肌で感じております。それらに対する市としてのかかわり、例えば指導者育成のための予算であったり、講習会の開催、またスポーツ少年団への助成など、市の対応はどういうふうになっておるのでしょうか。お伺いいたします。
     また、石岡市のスポーツ関係の予算は、同じ規模の自治体、他の市町村と比べまして多いのか少ないのか、その辺の状況もお聞きしたいと思います。  市長は、2期目に当たりまして所信を述べられました。今後、新たな総合計画、みらい創造プランが策定されると思います。私は、まちづくりにおいて、スポーツ政策を明確に位置付けていく必要があると思っております。新たな計画に位置付けていく考えがあるかどうか、お答えをお願いします。  以上、1回目の質問を終わります。 4 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 5 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。まず1点目の、市のスポーツ施策でございますが、石岡市では、生涯スポーツの実現に向けまして、心身ともに健康で充実した生活を送るために、市民一人一人がスポーツ習慣を身につけ、体力の維持や向上を図り、年齢やライフスタイルに合わせた健康づくりができるよう、各種スポーツ大会や教室の開催などによる普及推進を行っているところでございます。  主な内容でございますが、スポーツ少年団や体育協会の各種競技大会の開催をはじめ、年齢を問わずに参加できるソフトテニス教室や正しい歩き方教室、石岡つくばねマラソンなどを開催しております。公民館講座におきましても、健康バレー体操リフレッシュヨガなどのスポーツ教室を開催しており、保健福祉部におきましては、高齢者などを対象にした健康体操やスロー筋肉トレーニング教室、生活環境部におきましてはウォーキング大会、経済部ではトレイルラン大会等を開催してございます。  市民の健康増進や体力向上はもちろんでございますが、毎年参加者も増えている事業もございますので、スポーツの振興という観点から、効果は出ていると思ってございます。  次に、スポーツ施設の整備準備でございます。国体開催を2年後に控えまして、今年度、石岡運動公園体育館等の改修工事に向けました実施設計を実施してございます。来年度、実施設計に基づき、体育館等の改修工事を実施する予定でございます。また、その他の体育施設につきましても老朽化が進んでいる状況にございます。今後、計画的に整備を進めていきたいと考えてございます。  次に、3点目のスポーツ少年団への助成、あるいは指導者の育成、講習会の開催でございますが、石岡市のスポーツ少年団への補助金は、平成29年度でございますが、61万1,000円となってございます。主な事業の内容としまして、スポーツ少年団の登録や認定、スポーツ少年団指導育成スポーツ少年団の表彰などがございます。講習会の開催につきましては、AED講習会やテーピング講習会スポーツ少年団認定員養成講習会などが開催されております。  また、近隣の状況、スポーツ少年団に対する補助金の状況でございますが、登録団数の違いはございますが、笠間市が171万6,000円、かすみがうら市117万4,000円、桜川市100万円、つくば市313万円、小美玉市87万2,000円、土浦市は県大会以上の交通のみの補助となっておりまして、平成29年度の予算額で28万円となってございます。  次に、スポーツ政策の位置付けでございます。平成26年度に策定されましたふるさと再生プランにおきまして、生涯スポーツの推進が基本施策に位置付けをなされております。次のアクションプランにおきましても、同様に位置付けを行っていきたいと考えてございます。また、スポーツ推進法に基づきまして現在策定中でございます石岡市スポーツ推進計画におきましても、生涯にわたってスポーツに親しめるよう、各種事業を計画の中に組み入れていきたいと考えてございます。  以上でございます。 6 ◯議長(岡野孝男君) 3番・川井幸一君。 7 ◯3番(川井幸一君) ご答弁いただきましてありがとうございました。予算に関しては非常に少ないという印象であります。そういった中、また、予算は少ない中でも、少年団はじめ、指導者においても、何でしょう、各自の負担の部分でどうにか続けているような状況であると、私は思っております。こういったままでいいのかどうか、これらについての考えをお聞きします。  スポーツに関する施設も、事務事業評価を見ますと、石岡小学校のプールの開放事業、これは業者へ委託し安全管理に注意しているという記載がなされておりますけれども、これは水泳の普及という目標に果たしてつながっているかどうか、非常に疑問も持ちます。管理だけでは、スポーツの振興にはならないと思っております。次に運動公園、石岡運動公園維持管理経費です。これは、運動公園の樹木の剪定やジョギングコースの整備が記載されておりました。これをもって、本当に体育指導するとか、健康維持を政策として行うとかという部分も、これもまたなかなか見えづらいと、見えていないという感じがいたします。次に八郷の運動公園維持管理経費、これも施設を開放してあります。しかし、これで次の時代を担う青少年の人格形成ができるかどうかという部分も、非常に疑問を持っているところであります。  そういった、市全体のスポーツ施設での整備は、ある程度進められているということではありますが、まだまだ十分ではないと思います。現在、スポーツ施設の整備について、市民からの要望等はありますか。  次に、指導者育成です。主に少年団との市のかかわり、助成策、この部分は、先ほども細かな説明、他の市町村と比べました部分でも非常に少ないと。これらの部分にはさらに助成策を強くお願いしたいと思っております。この部分も、もう一度お考えをお聞きいたします。  次に、茨城国体に合わせた体育館の整備は、今の説明では来年度入るようでありますけれども、スケジュールというものは常に多少狂ったり、正確になかなかいけないものでもありますので、余裕を持って実施していただきたいと思います。今言ったように途中、アクシデント等も起こるかもしれません。また、でき上がりましても、やっぱり不備な部分というものは出てきますので、こういった部分では、余裕を持ってしっかりと整備をお願いいたします。そういった部分も想定しながら進めていっていただきたいという意味も込めまして、確認の意味でお伺いいたします。  次に、新たな行動計画には、きちんとまちづくりのスポーツ施策を体系付けていただきたいと思います。現在、各部署がバラバラになっているようでありますけれども、市のスポーツ施設のやはり1つのくくりといたしまして、子どもから高齢者までスポーツができる。これによってスポーツに本当に一番大切な精神、健康な体、そして、いつまでも元気で生活できるといったことが、政策として打ち出せると思います。その考えをお聞きいたします。  子どもたちがスポーツする環境が整備され、また、その活動が盛んなことが情報発信できれば、若い世代の夫婦、その世代が石岡市に興味を持ってくれると思っております。石岡市が、バドミントンで国、また世界レベルの選手を輩出しているということもございまして、やはり石岡といえばバドミントンということが情報発信できれば、これもまた大きな石岡市の魅力となっていくと考えます。このような取り組みによる魅力の創造、人口対策、この辺についても再度お聞きいたします。 8 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 9 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。まず1点目、スポーツ施設整備についての市民要望でございます。各種施設の利用者から、施設の環境整備につきましては多くの要望をいただいております。この整備に関しましては、予算を伴うことになりますので、優先順位をつけまして、計画的に整備を行ってまいりたいと考えてございます。また、現在策定中の石岡市スポーツ推進計画アンケート調査を実施してございます。その中で、「施設、あるいは施設の数は他市に比べて充実しているのか」のご質問をしてございます。その回答では、「充実している」、「やや充実している」が合わせて24.9%、「充実していない」が25.6%、「どちらともいえない」が38.2%となってございます。また、柏原サッカー場につきまして、人工芝化を望む声も出てございます。このような要望の声に対応できるような施設の整備について、計画的に進めてまいりたいと考えてございます。  次に2点目、指導者の育成、市のスポーツ少年団へのかかわりや助成策でございます。スポーツ少年団への補助金の中で、スポーツ少年団指導者育成事業が含まれてございます。現在、指導者育成に対しての助成が十分ではないと、担当としては考えてございます。日本スポーツ少年団では、平成20年度より有資格指導者が2名以上必要と義務付けを行っておりまして、講習会の受講につきましては、現在、各団におきまして実費負担となっている状況にございます。今後、市としましては、子どもたちが安全で楽しいスポーツ活動ができるためにも、正しい知識を持った指導者の育成が必要だと思われますので、助成を含めた指導者の育成を検討してまいりたいと考えてございます。  また、少子高齢化や人口減少が進む現在、スポーツに期待されている役割は大きいと思われます。そのためにも、子どもから高齢者までのライフステージに応じたスポーツ教室スポーツイベントの参加をさらに促進いたしまして、スポーツや運動する意欲を高め、スポーツで健康になる取り組みを進めてまいりたいと考えてございます。  次に、体育館の整備スケジュールでございますが、実施設計の工程表に基づいて、計画的に進めてまいりたいと考えてございます。来年の11月中旬には、国体のリハーサル大会としてバドミントン日本リーグ2018石岡大会の開催が予定されておりますので、5月ごろから工事を始めまして、10月末までには工事を完了させたいと考えております。  次に、市のスポーツ政策の一体化でございます。2年後に開催されます茨城国体や3年後の東京オリンピック・パラリンピックの開催を控えまして、市民にとってもスポーツが身近に感じられる機会が多くなると思われます。このような中で、市といたしましてもスポーツ政策の方向性を定め、他部署と連携を図りながら、子どもから高齢者までが健康で楽しめる各種スポーツ教室や、スポーツイベントの開催による生涯スポーツの推進を図ってまいりたいと考えております。  次に、バドミントンでの石岡の魅力の情報発信でございます。前回の茨城国体におきまして、石岡市では、バドミントン競技が石岡小学校と石岡二高の体育館で開催されております。この国体をきっかけとしまして、バドミントン競技が広い年代に普及し、スポーツ少年団をはじめ、中学校、高校も、茨城県はもとより全国でも、バドミントンが盛んとなり強い市となってございます。これまでにオリンピックの出場選手も2名輩出しておりまして、今年の愛媛国体におきまして、少年女子の部で茨城県チームが優勝しており、3名の選手全員が石岡市出身となってございます。少年男子の選手3名も、石岡市出身でございました。このように、バドミントンといえば石岡市と全国の人々がわかるように、他の部署とも連携しまして、ホームページをはじめ、スポーツにおける石岡市の魅力の情報発信に努めてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 10 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 11 ◯教育部長(武熊俊夫君) 申し訳ございません。1点、訂正をお願いしたいと思います。スポーツ少年団の部分で、平成20年度と申しました。平成27年度より……。この答弁につきましては、日本スポーツ少年団における有資格者の指導者2名以上が必要と義務付けになりましたのが、私、20年度と申しましたが、27年度の誤りでございます。訂正しておわび申し上げます。 12 ◯議長(岡野孝男君) 3番・川井幸一君。 13 ◯3番(川井幸一君) ご答弁いただきまして、ありがとうございました。今のお答えの中に、要望として、柏原のサッカー場の人口芝ということがありました。私個人の考えといたしましては、やはり人工芝化は、できればされたほうがよいと。しかも、その人工芝だけじゃなくて、そこには照明があり、また一部観戦できるようなスタンドもつけると。そして、安定したグラウンド整備を……、毎日使えるということになりますれば、工業団地の中にあります企業にとっても、サッカー関係の誘致もできますし、近隣というか、市民の中の要望もさらに増えてくると思います。できれば中途半端じゃなく、しっかりとその部分も含めた中でのサッカー場の整備を、その部署においてしっかりと議論して、早く結論を出していただきたい。その早く結論を出す意味も、やはり助成金という部分も絡んできますので、その期限もございますから、その部分においても早目に決定していただきたいと思っております。  国体への準備、日本中からすばらしい選手、関係者が集まってきます。すばらしい環境で迎えられるためのスケジュールには、万全な準備を図っていただきたいと思います。  それから、以前、茨城国体で盛り上がりました市としてのバドミントンの盛り上がりは、今度の国体でさらに盛り上げて、石岡といえばバドミントンと言われるような市に、改めてしていただきたい。そういう中においては、バドミントンというのは非常に広がりやすい部分があります。まずはその用具が、非常にお金がかからない。こういったスポーツは、本当に普及するのには、非常に普及しやすい部分がありますので、各施設及び小中学校等に無料でバドミントンのラケット、羽等を貸し出しまして、そういった中で、以前、国体で石岡地域がバドミントンで盛り上がった、その時代と同様に、また今回の国体を利用して、やはり石岡市にはバドミントンをやっている人数が多いなという部分で、底辺を広げるという意味でも、そういった普及活動を同時に行っていただきたい。  石岡市も八郷地区と一緒になりまして10年が経ちますけれども、このバドミントンにおいても、石岡地区では確かに多いでしょう。ただ、まだまだ八郷地区においてのバドミントンの普及というのはなかなかありませんし、今回、なぜバドミントンが石岡で開催されるのかという意味合いも理解してもらう、わかってもらうためにも、やはり幅広いそういった普及活動といいますか、そういった貸し出しを含めて、子どもたちも含め、例えば体育館を利用する方々にもバドミントンを広めていただきたいということをお願いしておきます。  あわせていい選手、いい記録、そういったものを盛り上げるための指導者育成というものも、非常に大切です。今お聞きしますと、やはりその団や地域の中での負担部分が多いと。やはりそれではなかなかいい指導者はできません。私も、子どもを通して少年団にかかわりました。その中で必要なことは、やはり知識を持ったしっかりとした指導者に教われば、子どもたちが伸びます。そしてまた、そのスポーツを好きになります。現在、ちょっと数年離れて、少年団の活動はまだ目にはしておりませんけれども、当時はやはり厳しくすると。やはり精神部分、根性論的なのがありまして、常に叱ること1点の指導が多かったような気がいたします。しかしそういう中では、やはり子どもたちは好きになれません。だめであれば叱り、そして、よくできれば褒めると。その中に的確な指導、ここの部分はこういうふうだからこう直せよと、ここは君、おかしいよという部分があっての指導、やはりそこには指導者の育成というものは欠かせない。そしてまた、子ども時代のスポーツというものは、体、心身という部分の意味も含めて、心も育てるという中では、やはりそういった指導者を充実させるという部分で、ぜひこういった部分に市の助成というものを加味していただきたいと強くお願いいたします。  まちづくりにおいて、スポーツという大きな枠組みを、今度は新たなみらい創造プランに位置付けていただきたいと思っております。以前私は、法政大学の合宿所があるということで、石岡市と法政大学の連携協定を結ぶべきだということを提案いたしました。早速市長は、真っ先に総長のほうに──テレビで有名な総長でございます─親書を送られ、自ら行動を起こしていただき、その結果、協定が結ばれ、利用者の利便性や交流ができているということでありますけれども、これで終わってもらっては私は困ります。これが始まりです。ですから、今後はやはり学生を通じた中での交流という部分で、今の大学の一流のそういった学生が練習を一緒にするとか、そのお話を聞くとか、試合を見せていただくとか、そういった部分で、これからは合宿所に来る学生との接点、その中での指導、教育等も含めて進めていただければ、この意味合いがさらに強くなってくると思います。やはり6大学の有名な大学の生徒さんたちです。そういった話を聞ける、そういった人たちと接するということは、子どもにとっての非常に大きな勉強になると、役に立つ部分でもありますので、これからが始まりだと私は思っていますので、ぜひ今後もこういった意味で接点をつくっていただいて、進めていただきたいと思います。  そういった意味で、石岡市のスポーツの資源、材料というものは非常にたくさんありますけれども、それをなかなか生かし切れていないという部分も、私は感じております。また、いろいろ申してきましたけれども、今回のスポーツによるまちづくりの部分で、私が一番重要というか、言いたかった部分の1つが、やはり当市が直面している現在の少子高齢化、また人口減少対策、こういったことを、ぜひこのスポーツを通して何か変えられないかと、できないものかと考えて、今回の質問になりました。市は、いろいろ施策を行っていると思いますけれども、このスポーツによるいわば課題解決という部分の見方、視点がちょっと抜けているかなと思います。  例えば、少子高齢化、何が一番問題かといいますと、やはり医療費の負担という部分がますます多くなってくる。この部分をどうするかということの1つには、今言ったように、幅広くスポーツを普及させて、健康を維持し、健康をさらに増進できるように、スポーツを広めると。幅広く皆さんにやっていただくことによって健康なまちづくり、そして健康な人を増やすことによって、この部分も軽減できるのではないでしょうか。  また、人口減少の問題に関しましても、石岡市から他市に移る割合の多くは、20代、30代の若い方々が非常に多いと思います。その中で、この20代、30代、いずれ結婚し、家庭を持ち、子どもができた。そのときに、どういった部分が重要視されるかといいますと、やはり子どもの教育環境という部分も、非常に重要視する部分ではないかと思います。そういう中に、石岡市がスポーツに力を入れる、教育に熱心だという部分がアピールできれば、やはりこの世代の若者は石岡に住んでいただける、石岡を選んでくれるという部分につながってくるのではないかと思います。  時というのは流れ、時代は変わります。であれば、時代に応じた予算付け、注目していくもの、やはりそれが必要ではないか。今までスポーツというものに対して、予算をこうしてつける時代ではなかった。ただ、今言ったように、もう時代は変わってきます。そしてまたこれからは、こういった少子高齢化、人口減少問題の中で、各市は、自分の市のアピールをしながら、ぜひ市に残っていただきたいということはどこでもやっている。であれば、特徴あるそういった施策、まちの特徴を出すためにも、真っ先に石岡市は、こういった健康づくり、健康で長生きできるまちということを売り出していくためにも、ここの部分での予算付けをぜひしていただきたい。そのための今回提案でございます。  そういう意味においては、私もスポーツをやってきまして、感じる部分は多いですし、また市長も元格闘家でしたか……、でもありますし、スポーツマンという部分では、今回の私の提案に賛同してくれる部分があるのかと非常に期待しておりますので、最後に市長のお考えをいただいて、質問はこれで終わりにさせていただきます。 14 ◯議長(岡野孝男君) 市長・今泉君。 15 ◯市長(今泉文彦君) スポーツによるまちづくりでありますけれども、川井議員がおっしゃいました体系付けた形で、特に石岡市スポーツ推進計画の中で体系付けるということをおっしゃっていましたけれども、今、国体、オリンピック・パラリンピックを目前にして、機運が盛り上がっているところであります。そういった中、情報発信をしていくことも大事でありますし、健康づくりというのは大変重要かと思っております。  茨城県の平均寿命というのは、男性が40位ぐらい、女性がやっぱり40位ぐらいなんですが、平均寿命ですね、全国で。ところが、健康寿命はずっと上で、9位とか10位になっております。この原因は何かというと、シルバーリハビリ体操を県を挙げてやっている。それから、スポーツを振興し、進めているということ。もう一つは納豆を食べているということが挙げられているようですけれども、特に茨城県としては、スポーツを振興しているということが大きく挙げられているそうです。これは、平均寿命と健康寿命の差がないわけなんですが、しかし、差がない茨城県、これは日本一なんですね。にもかかわらず、男性は平均寿命から健康寿命を引くと9年、女性は11年という、介護を受ける年月になるわけです。9年、11年、大変長い年月でありますけれども、それをもっと縮めなくてはならないということが、1つ挙げられると思います。  さらに石岡市がその高いレベルの健康寿命を維持していく中で、それに水準がついていくような形で政策を展開していかなくてはならないということもあるかと思います。つまりスポーツを、健康づくりに、目標としてやっていくことは大変大事なことであって、茨城県もしくは石岡の市民の未来を切り開いていくことにもつながるということだと思っております。そういう意味で、川井議員が言われるスポーツ振興というのは本当に大事でありまして、これから具体的な推進計画の中で体系付けるということもございますし、急いでやらなくてはならないこともあると思っております。今、言われました柏原サッカー場、あるいは指導者の育成、そういったことに力を入れてやっていくということは当然でありまして、各種事業を力を入れて進めていきたいと思っております。これについては、担当部署とよく協議をしまして、そういった趣旨を十分踏まえて、重点的に考えていきたいと思います。  以上です。 16 ◯議長(岡野孝男君) 次の質問者に移ります。  4番・櫻井 茂君。 17 ◯4番(櫻井 茂君) おはようございます。4番・櫻井 茂です。通告に従いまして、一般質問を行います。  最初に、質問項目の1点目です。ごみ処理の取り組みについてをお伺いしてまいります。  石岡市は、ごみ処理施設として、霞台厚生施設組合と新治広域事務組合に参加してございます。これら2つの組合が運営するごみ焼却炉はいずれも老朽化が進んでいることから、焼却炉の長寿命化と新設を比較検討した結果、環境負荷や将来負担等を考慮し、石岡市、小美玉市、かすみがうら市、茨城町の3市1町が霞台厚生施設組合に参加することで広域化を図り、新ごみ処理施設を整備することを決定してございます。これにより、新ごみ処理施設建設に係る費用は、交付金等の支援により、石岡市の純粋な負担も大きく軽減されるところとなりました。今後は、新治広域事務組合及び茨城美野里環境組合のごみ焼却炉は廃止する方向で、現在、調整されているところでございます。  霞台厚生施設組合が進めている新ごみ処理施設は、2021年3月末に竣工予定で施設整備が進んでおりますが、この新施設稼働に向けて、3市1町のごみ分別ルールの統一のほか、ごみの減量化に向けた石岡市のごみ処理の取り組みについてお伺いをしてまいります。  ごみの収集体制・方法の見直しについてでございますが、石岡地区は霞台厚生施設組合に搬入し、八郷地区は新治広域事務組合に収集してごみ処理を依頼しているわけでございますけれども、新ごみ処理施設が稼働する2021年4月からは、石岡市内の全てのごみが霞台厚生施設に運び込まれることになります。現在の収集体制や地域割りの考え方について、コスト削減に向けた収集方法を検討すべきと思いますが、新ごみ処理施設稼働後の収集運搬をどのように考えているのかをお伺いいたします。 18 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。 19 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) ごみの収集体制・方法の見直しにつきましてご答弁申し上げます。2021年4月からごみ処理の新たな広域化に伴う新ごみ処理施設の稼働により、小美玉市、かすみがうら市、茨城町及び当市の3市1町のごみ処理が、現在の霞台厚生施設組合に集約されることになります。新ごみ処理施設稼働後の収集運搬につきましては、石岡、八郷両地区の収集方法の一元化を含めて見直しが必要と考えまして、まずは来年の4月から、石岡地区におきましても八郷地区同様、古布の回収と古紙を直接引き取り業者へ売り渡す方向で、現在、調整を行っております。この古布の回収や古紙の業者への売り渡しによりまして、ごみの再資源化と収入の増額が図られるものと考えております。  次に、新ごみ処理施設稼働後の地区割りでございますが、現在同様に、石岡地区4業者、八郷地区5業者に回収を委託する予定でございます。  以上でございます。 20 ◯議長(岡野孝男君) 4番・櫻井 茂君。 21 ◯4番(櫻井 茂君) 答弁をいただきました。それで、古布と古紙については来年度から業者へ直接売り渡すというような答弁と、収集体制のほうにつきましては、石岡が4、八郷が5ということで、現収集体制を考えているという答弁でございました。  この中で、まず古布と古紙につきましては、昨年の第2回定例会で私、一般質問をしておりまして、霞台厚生施設組合に石岡地区の古紙が運び込まれておりまして、その処理費用は700万、霞台厚生施設組合がその運び込まれた古紙を業者に売り渡した利益が300万、合わせて1,000万円の利益を石岡市は失っているという指摘を申し上げたところでございます。これにつきまして、市長は当時、「収集資源物につきましては経費削減と収入増につながりますので、これについては十分に協議検討をしていきたい」という答弁をされております。そのときのニュアンスからしますと、すぐにやってくれるのかなと、私、考えておりまして、今年の3月の予算特別委員会で、再度この件について質問をしましたところ、担当課では、小美玉市と協議検討中なのですという答弁がございまして、新年度から、できれば今年の平成29年4月以降、速やかに実施していただきたいということで質疑をした記憶がございます。  今の答弁では、来年の4月からという答弁でありまして、実際に私が最初に質問してから、約2年近い月日が経つ中で実施がされるのかなという状況でございますけれども、毎年1,000万円、石岡市は失っているという質問をしたわけでございますから、本来であれば、今年の4月からやっていれば、その1,000万が何らかの事業に充当できたということになるわけで、行革をずっと進めてきた石岡市としてなぜこれができなかったのかというのは、非常に残念でございます。このように時間がかかった理由をとりあえず伺いたいと思います。 22 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。 23 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) ご答弁申し上げます。この古紙の直接取引に関しましては、去年第2回の6月の定例会におきまして、議員よりご提案をいただいたところでございます。その後、部内での検討や、関連部局との調整、協議を重ねてまいりました結果、平成30年4月からの実施となってしまいました。まことに申し訳ございませんでした。  以上です。 24 ◯議長(岡野孝男君) 4番・櫻井 茂君。 25 ◯4番(櫻井 茂君) 理由というよりは、おわびという形で受けとめさせていただきますけれども、この業者への直接搬入、売り渡しにつきましては、八郷地区におきましては既にずっと行われていることでありますので、長期間にわたって石岡地区の資源ごみだけが霞台厚生施設組合に運び込まれ、そこで負担金を取られ、売り上げ収入も失っていたと。非常に残念な形でありますけれども、新年度からは実施する方向性でいるということでありますので、確実に実施していただけるようにお願いをしたいと思います。これにより減量化が一層進むわけでありますから、ぜひよろしくお願いをいたします。  次に、ごみの収集体制について、現行どおりということでの答弁がございましたが、やはり現行どおりとする理由についてもお伺いしたいと思います。 26 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。 27 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) ごみの地区割りにつきましてご答弁申し上げます。新ごみ処理施設稼働に伴う石岡、八郷両地区の分別方法の統一につきまして、部内で協議を行ってきた中で、統一後の円滑な収集運搬は安定したごみ収集につながり、市民生活への影響を最小限に抑えることができると判断いたしまして、これまでの豊富な経験を培ってきました既存の業者による地区割りに至った次第でございます。  以上でございます。 28 ◯議長(岡野孝男君) 4番・櫻井 茂君。 29 ◯4番(櫻井 茂君) おっしゃられていることはよくわかります。行政としては、慣例主義と言ったらあれですけれども、これまでの経験則の中でしっかりと形付けられたものを守っていくということが、仕事の上からも非常に楽と言ったらあれですけれども、選択しやすいのかなとは思いますけれども、石岡地区、八郷地区というくくりの中で業者選定が行われ、地区割りが行われてきたわけです。実際には、それぞれの地区が正方形で、何というんですかね、非常に効率的だというわけではありませんので、地区によっては遠く離れたところもあるでしょうし、場合によっては地区割りを見直したほうが効率が上がるというところも、もしかするとあるのかもしれませんので、今後につきましても、これまでの地区割りにとらわれることなく、コスト削減に向けた検討をぜひ続けていただけるよう要望をしたいと思います。  次に、2点目の、ごみの分別方法の統一についてお伺いをしたいと思います。現在のごみの分別方法は、ごみ処理施設が霞台と新治広域の2つに分かれている都合上、分別方法が少なからず違っているということで聞いております。まず1つ目で、石岡地区と八郷地区のごみの分別方法の違いについてご説明をいただきたいと思います。 30 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。 31 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) ごみの分別方法の違いにつきましてご答弁申し上げます。石岡地区と八郷地区のごみ分別方法の違いでございますが、両地区とも家庭ごみは燃えるごみと燃えないごみに大別した上で、それぞれ資源ごみの分別を行っております。さらに、八郷地区におきましては、古布、プラスチック容器、紙パック、その他紙に細分化し、収集を行っております。  以上でございます。 32 ◯議長(岡野孝男君) 4番・櫻井 茂君。 33 ◯4番(櫻井 茂君) 今の答弁ですと、八郷地区のほうが石岡地区よりは細やかに分別をしているということかと思います。  それでは、次の質問になりますけれども、新ごみ処理施設に向けたごみの分別方法、新たなごみ処理施設が完成した際に行われるべき新たなごみの分別方法に向けての対応ですが、ごみ処理量に応じたごみ処理負担金をごみ処理組合に納めるということに当然なりますので、経費削減という側面から見た場合、市民の協力と理解を得て、なるべくごみが出ないようにする工夫が必要となります。  ごみを減らす考え方として3Rが提唱されております。3Rとは、ごみを減らすための3つのキーワードであるリデュース、リユース、リサイクルと、これらの頭文字をとったものであります。リデュースとは減らす、少なくするという意味で、ここではごみを出さないことを指します。リユースとは、一度使ったものを繰り返し使うという意味です。自分ではもう必要ないと思うものでも、必要としている人がいるかもしれませんので、ごみにしてしまう前に別の使い道を考えることが大切という考え方です。リサイクルとは、再び資源として利用するという意味です。ごみに混ぜれば処分されてしまいますが、分別すれば資源として再び有効利用され、ごみの減量化にもつながります。  このように、新ごみ処理施設稼働に向けて、なるべくごみを出さない、焼却量を減らす分別に、3Rを意識してどのように今後取り組んでいくのかをお伺いしたいと思います。 34 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。 35 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 新ごみ処理施設に向けた分別方法につきましてご答弁申し上げます。新ごみ処理施設におけるごみの分別につきましては、現在、霞台厚生施設組合を中心として、新治地方広域事務組合、茨城美野里環境組合の3組合により、分別方法の統一に係る規則の策定に向けて協議を行っております。そのような中で、当市におきましては、石岡、八郷両地区の分別方法の見直しとごみの再資源化の観点から、石岡地区におきましても古布の分別回収の準備を進めているところでございます。また、ごみ分別化の見直しを市民に広く周知することで、ごみに対する住民意識の向上を図り、ごみの減量化にも結び付けていきたいと考えております。  今後も、新ごみ処理施設の稼働に向けまして、さらに市民への3Rへの理解と促進に向けまして、啓発活動に取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 36 ◯議長(岡野孝男君) 4番・櫻井 茂君。 37 ◯4番(櫻井 茂君) ごみの分別方法の見直しにつきましては、3市1町で協力して、意識の統一を図るということが必要になりますので、それぞれ担当職員が集まり協議した中で十分にいい知恵を出し合って、最も有効的な分別はどういうものなのかということを協議していただきたいと思います。  ちょっと話は脱線してしまいますけれども、先ごろ霞台で議会視察がございまして、福岡県のほうに行ってまいりました。その際、ごみの分別を1つ増やすと10億円増えるという説明がありまして、ちょっと驚いたようなところもございます。やみくもに分別を細かくすればいいというものでもないのかなと。これはなかなか難しい問題だとは思いますけれども、経費が最も減るものがいいのか、そういった中で、市民が分別に対して非常に苦労してしまうという場面もありますので、今の分別の方法、石岡市だけではございませんが、小美玉市であったりかすみがうら市がどのような分別をしているのかちょっとわかりませんけれども、そんなに大きな差はあるとは思えませんけれども、落としどころというものはどういうものなのかというところは、非常に難しいところとは思いますけれども、市民への周知も含めて十分に対応していただきたいと思います。  次の質問に入ります。これについてはいつごろどのように取り組んでいくのか、どのようなスケジュールをもって考えているのかをお伺いしたいと思います。 38 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。 39 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) いつごろどのように取り組むのかにつきましてご答弁申し上げます。本年の8月に新ごみ処理施設建設整備事業者が決定しましたことから、新ごみ処理施設において処理する主なごみの品目につきまして具体的に決定いたしました。ごみの分別につきましては、4市町ごとの所掌事務となっておりますが、現在、3組合で分別についての統一化に向けて協議を行っております。当市におきましては、石岡、八郷両地区の異なる分別方法について、再資源化、再利用化の観点からの見直しを行い、収集方法の統一を図ってまいりたいと考えております。  取り組みのタイムスケジュールでございますが、石岡地区の古布の回収につきましては、年明けから、市報、ホームページ及びごみカレンダー等で周知を図り、平成30年4月からの実施を予定してございます。なお、新ごみ処理施設の稼働に向けての分別や収集体制につきましては、詳細等が決定次第、市民の皆様方が混乱を招かぬよう、早目に周知を図ってまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 40 ◯議長(岡野孝男君) 4番・櫻井 茂君。 41 ◯4番(櫻井 茂君) 了解しました。石岡市がごみの排出量としては一番多いわけですから、主導的な役割を持って議論をまとめるということで、お願いをしたいと思います。  次に、ごみ袋の改善についてお伺いをしたいと思います。  ごみの減量化と分別の徹底につきましては、ごみ袋も一役買うものと思います。さきにお話をちょっとしましたが、霞台の議会視察で福岡都市圏南部環境事業組合に行ってまいりました。その際、その施設内に、見学者用の展示が非常に充実しておりまして、ごみの収集車が場内に展示されておりまして、ごみ袋が投入された状態でディスプレイがございました。そこでは複数の自治体のごみ袋が投入されておりましたので、これを見る機会に恵まれました。  そこで、ごみ袋の印刷内容についてお伺いしますけれども、各市町から出されているごみ袋の数々には、このごみ袋に入れていいごみ、あるいは資源ごみは別の日といったように、ごみの分別の啓発を促す記載が大きく印刷されておりました。分別方法がよくわからない方、私自身もはっきりとわからないという状況もございますけれども、分別方法を記載した市の配布資料を見ながらごみを出すという行動は、ちょっと考えにくいと思います。それで、石岡市でも、そうしたごみ袋に印刷を行って、分別方法については、誰もがごみをごみ袋に入れる際に一目でわかる工夫をすることで、ごみへの関心を高め、ごみ処理に対する市民の理解を増す工夫が必要だと思いますけれども、ご見解をお伺いしたいと思います。 42 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。
    43 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) ごみの印刷内容につきましてご答弁申し上げます。現在の当市の指定ごみ袋のデザインは、燃えるごみ専用袋の文字と、ごみ出しのルールを印刷してございます。議員ご指摘のイラストを記載することは、ごみの分別がわかりやすくなるなどのメリットも考えられますので、費用等を見据えながら、新しいデザインの検討を始めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 44 ◯議長(岡野孝男君) 4番・櫻井 茂君。 45 ◯4番(櫻井 茂君) このごみ袋への印刷によりまして、ごみが減る、あるいは分別が確実に進む、経費節減が一層進むということも考えられますので、印刷内容につきましては十分検討していただいて、なるべく早くこれも実施していただきたいと思います。実際に私もごみ出しをやりますけれども、通常一般的に、燃えるごみはごみ袋に全部投入するということになろうかと思いますけれども、非常に迷う場合もあるわけですね、プラスチックごみとかいろいろなものがありますので。そういったものがごみ袋を見れば一目でわかると、そういった対応をぜひお願いしたいと思います。  次の質問に入ります。ごみ袋の10枚セットの折り畳み方の改善についてと、ちょっとわかったようでわからないような質問になってしまいましたけれども、こちらについてお伺いをします。今、販売されておりますごみ袋は、10枚重ねを半折り3回としているため、ごみ袋を購入してごみを出そうとする際、外袋を破って1枚ずつ取り出すことができません。10枚全てを取り出して広げてから必要な1枚を抜き出すことになりますので、ごみを出す際には、些細なことですが、ストレスがたまる1つとして、多くの市民が不満を持っているようです。実は、我が家でもこれについて非常に議論がございました。こんなことも気がつかないのかと言われたところであります。私自身がごみ出しをする際には、このストレスを少なからず感じてきたところではありますけれども、プチストレスと言ったらよろしいんですかね、小さなストレスだったので、そのたびごとに忘れてしまったというようなところではありますけれども、1枚1枚を別々に折り畳んだものを10枚まとめて袋に詰めていただければ、外袋を破って、ストレスなく必要な1枚を取り出すことができますので、ぜひ改善、検討をしていただきたいと思います。  そこでお尋ねをいたしますが、近隣市、例えば小美玉市であったりかすみがうら市のごみ袋は、石岡市と同じ袋詰めの方式なのか、あるいは1枚1枚取り出せる方式なのか、おわかりでありましたらお伺いをしたいと思います。 46 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。 47 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) ごみ袋の改善につきましてご答弁申し上げます。当市のごみ袋につきましては、10枚を一緒に折り畳んで、10枚1組のセットとして全てのデザインを販売してございます。議員ご指摘のとおり、封入した袋からごみ袋を容易に1枚ずつ取り出せる仕様にはなってございません。この件に関しまして、ごみ処理広域化を予定している構成市町に確認をいたしましたところ、いずれも1枚ずつ取り出せる仕様になっているとのことでした。  以上でございます。 48 ◯議長(岡野孝男君) 4番・櫻井 茂君。 49 ◯4番(櫻井 茂君) ということは、石岡市もそのように取り組むべきなんだろうと思いますけれども、1枚1枚取り出せる袋詰めの方法、市が購入するごみ袋の価格がこれによって高くなるのかどうか、もしおわかりでしたらお伺いをしたいと思います。 50 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。 51 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) ご答弁申し上げます。早速業者に確認をいたしました。そうしましたところ、1枚ずつ取り出せる仕様に変更しても、コスト的にはほぼ変わらないとのことでしたので、仕様とコストなどを調整しまして、改善を図りたいと考えております。  以上でございます。 52 ◯議長(岡野孝男君) 4番・櫻井 茂君。 53 ◯4番(櫻井 茂君) そのような対応をしていただければ一番いいんですけれども、冒頭申し上げたように、すぐやってくれるのかなと思ったら非常に時間がかかったというものもございます。ごみ袋はごみの減量化と密接に関係しますので、印刷内容や取り出しやすい袋詰めなど、お金をかけずにすぐに取り組めるものでありますから、ぜひ早急に対応していただきたいと思いますけれども、ここで市長の見解をお伺いしたいと思います。 54 ◯議長(岡野孝男君) 市長・今泉君。 55 ◯市長(今泉文彦君) ごみ袋の改善ですけれども、小さなことから積み上げていくということで、大事なことだと思います。ただし、ごみ袋の10枚セット、折り畳み方が悪いということでありますけれども、それが在庫としていっぱい残ってしまうとごみの減量化につながらないかもしれませんので、現状を加味しながら調整していきたいと思います。 56 ◯議長(岡野孝男君) 4番・櫻井 茂君。 57 ◯4番(櫻井 茂君) 市長から在庫の心配があるという答弁がございました。実際、先日、入札状況をホームページで確認しましたらば、ごみの袋の入札が最近されたばかりなんですよね。当然、発注しちゃっていますので、これについては改善できませんから、市長がおっしゃるとおり、その在庫の状況を確認しながら、次の発注が新年度になるのかいつになるのか、ちょっと私、わかりませんけれども、なるべく早い時期の発注から、そうしたごみ袋の改善について取り組めるようにお願いしたいと思います。  以上です。 58 ◯議長(岡野孝男君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午前11時08分休憩            ───────────────────────                   午前11時20分再開 59 ◯議長(岡野孝男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  4番・櫻井 茂君。 60 ◯4番(櫻井 茂君) イベント広場の整備充実についてを質問させていただきます。  イベント広場は、昼夜を問わずウォーキング、あるいは犬の散歩、ほかに、大人数で出かける際の集合場所、セールスドライバーの休憩等、トイレが整備されたこともありまして、いろいろな目的、業種の方の利用が増えております。こうした方々が気持ちよく利用できるように、地域の方々が花壇の整備や清掃活動等を行っており、愛される施設になればということで幾つかの要望が出ていると思いますので、確認をしてまいりたいと思います。  1つ目です。防犯カメラの設置についてでありますが、イベント広場出入り口正面には、地域の方々がボランティアで花壇の整備をしております。時に心ない方が、この花壇の花を荒らすことがあるようです。また、トイレのトイレットペーパーが頻繁になくなる、あるいは水洗トイレにごみを入れるといった悪質な行為がたびたび起きているという状況も、確認しております。また、夜間ウォーキング等で利用される女性もおりますので、安全安心のまちづくりの強化、防犯効果を高める効果も期待できるものと思います。  数年前から、防犯カメラの設置について市民要望が出ていると思いますので、どのような検討をしているのか、その検討内容と検討している担当はどこなのかをお伺いいたします。 61 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 62 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。まず、イベント広場でございますが、現在の管理が中央図書館となってございます。北側エリアを催事等への貸し出しスペース、南側につきましては図書館利用者の駐車場として使用しておりまして、24時間出入りができるようになってございます。議員のご質問にもありましたとおり、トイレにごみを捨てられたり、ペーパーホルダーや仕切り壁、倉庫等にいたずらをされるなどの行為が起きた経緯がございます。その都度修繕をいたしまして、張り紙を張るなどの注意喚起を行うとともに、定期的に職員が巡廻をしているところでございます。  防犯カメラにつきましては、犯罪の抑止や防犯意識の向上に有効な手段だと思います。安全な地域づくりのための環境整備としまして、イベント広場の今後の活用に際しても無駄にならないよう、設置に向けて検討をしているところでございます。  以上でございます。 63 ◯議長(岡野孝男君) 4番・櫻井 茂君。 64 ◯4番(櫻井 茂君) 設置に向けての検討をしているという答弁でございましたが、いつごろを目標に設置を考えているのか、お伺いをいたします。 65 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 66 ◯教育部長(武熊俊夫君) 防犯カメラの設置でございますが、今後、なるべく早い時期に実施していきたいと考えてございます。 67 ◯議長(岡野孝男君) 4番・櫻井 茂君。 68 ◯4番(櫻井 茂君) 早い時期という答弁でございましたけれども、これが今年度になるのか、新年度の予算計上で行うのかわかりませんが、大きな費用が発生するものではないと私自身は考えておりまして、可能であれば今年度中の設置に向けて協議を進めていただきたいと思います。なぜかと申しますと、先ごろ商工会議所主催の産業祭が行われましたが、その後、水洗トイレに異物が詰まり、使用ができなくなったようでございます。その異物とは割り箸です。割り箸が押し込まれていたため、専門業者でなくては対応ができない悪質な行為が行われました。先ほど部長から、職員が巡廻している等の答弁がありましたけれども、この巡回しているという表現ですと、仕事の合間に軽い感じで巡廻しているというように感じますが、現実は違います。管理責任のある図書館職員が毎朝、悪質ないたずらがないのかどうか確認するため広場を見回り、異変があれば、現場で対応できるものは、利用者の利便性を考え現場で回復措置をしているということを伺っております。  そこで、市長にお尋ねをいたしますけれども、イベント広場への防犯カメラの設置について、市長はどのようにお考えになっているかをお伺いしたいと思います。 69 ◯議長(岡野孝男君) 市長・今泉君。 70 ◯市長(今泉文彦君) イベント広場への防犯カメラの設置についてでありますけれども、イベント広場自身は多目的に使用されている、大勢の市民が出入りする場所ということでありまして、過日、石岡警察署長が私のところに見えて、注意すべき場所の1つとして確認しているということであります。防犯カメラの設置に関して、市内の要衝に近いうちに設置してほしいという要請があったわけでありますけれども、イベント広場がその適地になるかどうかというのも含めて、検討してみたいと考えております。  以上です。 71 ◯議長(岡野孝男君) 4番・櫻井 茂君。 72 ◯4番(櫻井 茂君) 地域の方々、警察署のほうからもそのような要請があったということでありますので、とにかく安全面、安心安全のまちづくりという意味では、非常に大きな抑止力効果があると思います。正直な話を言えば、私もイベント広場の近くに住んでおりまして、夏など窓をあけて寝ていますと、夜の12時過ぎですね、1時、2時ごろまでロケット花火、爆竹などで騒いでいる人たちも時々いるのが聞こえてまいります。騒音という被害で、直接私たちの財産だとか生命に危害を及ぼす行為ではありませんけれども、イベント広場で、先ほど申し上げたようにトイレの破損、これは費用がかかりますから市は被害を受けますので、またウォーキングされている女性に被害があるようなことがあっては困りますので、そういった意味でも、なるべく早目に防犯カメラをつけていただくようにお願いをしたいと思います。  次の質問に入ります。時計の設置についてでありますけれども、駐車場の利用者、ウォーキングをされる方、こうした方々から、視認できる大きな時計の設置についても数年前から要望が出ていると思いますが、こちらもどのような検討をしてきたのか、お伺いをいたします。 73 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 74 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。時計の設置に関しましては、議員のご質問にありましたように、イベント広場の利用者から要望が出ております。これにつきましては、防犯カメラの設置とあわせまして検討しているところでございます。 75 ◯議長(岡野孝男君) 4番・櫻井 茂君。 76 ◯4番(櫻井 茂君) ぜひ早目にお願いをしたいんですけれども、防災無線のポールが、イベント広場の北東側と言ったらよろしいんでしょうかね、国分寺側に大きなものがついていますので、防犯カメラもそこに設置するのかどうかわかりませんけれども、大きな柱を立てるのに大きな費用がかかるのであれば、そうした柱を利用するというのも1つの手法だと思いますので、ぜひ早目の手当てをお願いしたいと思います。  次に3点目、雨水の排水改善について質問させていただきます。イベント広場全体が、雨水の排水について良好とは言えません。駐車場の水たまりはもちろんでありますけれども、北側の草地においても、目立ちませんが雨水がたまり、大雨の後は数日にわたり歩くことさえままならないほどひどい状態です。日ごろからイベント広場を訪れている方々は、そうした実態を知っているため、そうした場所を避けて利用していますが、避けて通れないのは出入り口の水たまりです、出入り口付近は、車の出入りだけでなく、ウォーキングでイベント広場内を歩く方の周回コースにも含まれているため、この水たまりは何とかならないのかという思いを、利用のたびに感じていると思います。車が通れば水を弾き飛ばし、歩く際には汚れないように気をつけて歩くことになるからでありますけれども、慢性的でもある排水の不備による水たまりを解消するため、どのような対応をしているのかをお伺いしたいと思います。 77 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 78 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。イベント広場の出入り口付近の排水改善についてでございますが、現在の対応といたしましては、その部分が砕石敷きとなっておりまして、車の通行が多い部分につきましてはくぼみができ、雨天の際にも水たまりになることがございます。砕石を追加し、補修をしている状況にございます。今後も随時対応してまいりたいと考えてございます。 79 ◯議長(岡野孝男君) 4番・櫻井 茂君。 80 ◯4番(櫻井 茂君) 部長の答弁で、今後も随時対応してくという答弁をいただきましたけれども、今後もということは、以前と同様ということになるんでしょうか。これまでと変わらず、水たまりが相変わらずできるということになりかねません。質問の意味としましてはイベント広場を……。意味といいますか、イベント広場は、石岡市が取得してから、部長が答弁されたような対応をずっと多分してきたんだろうと思いますが、念のためお伺いいたしますけれども、イベント広場はそもそもどのような内容でいつ取得したのかはおわかりでしょうか。 81 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 82 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。公共用地先行取得事業債を活用いたしまして、平成9年に購入をしてございます。 83 ◯議長(岡野孝男君) 4番・櫻井 茂君。 84 ◯4番(櫻井 茂君) 部長から答弁いただいたように平成9年に購入していますので、20年間、利用者は水たまりを見ながら、石岡市は何をやっているのかと思いながら利用してきたということになります。出入り口につきましては、今後想定される何らかの公共施設設置計画そのものを邪魔するような面積でもなければ構築物でもないわけですから、数多くのイベントが実施され、数多くの方々が利用する施設の出入り口が、20年間にわたり水たまりで苦しめられている現状を放置してきたということになります。整備方法の検討の期間としては、十分過ぎる歳月を費やしていると思いませんでしょうか。一体何を検討し毎年同じことを繰り返しているのか、理解に苦しむところであります。イベント広場全体の排水を論じているわけではありません。せめて玄関口だけでも整備していただけないでしょうか。市長の見解をお伺いします。 85 ◯議長(岡野孝男君) 市長・今泉君。 86 ◯市長(今泉文彦君) 20年間検討したということでありますけれども、今回の水たまりでありますけれども、事案の緊急性を加味し、費用対効果を点検しながら、総合的な観点から検討をしてまいりたいと考えております。 87 ◯議長(岡野孝男君) 4番・櫻井 茂君。 88 ◯4番(櫻井 茂君) 20年間にわたって検討ということの中でまた検討ですから、玄関口なので、なるべく早くお願いをしたいと思います。  次の質問に入ります。ウォーキングコースの整備についてお伺いをしたいと思います。イベント広場北側の草地部分に、円を描くようにウォーキングコース的な砂利の道が駐車場前につながっております。このウォーキングコース的な砂利の道でありますけれども、昼夜を問わず多くの方々が歩き、またジョギングを楽しんでおられます。先日、利用されている方々から、コースの整備についてお願いをされました。私も歩いてみましたけれども、私の両足をそろえた幅ほどしか……、約30センチもないんですかね、そのような幅しかないところもあり、歩きづらい印象を受けたところであります。  このウォーキングコース的な砂利の道を歩きやすく整備していただきたいと思いますが、どのようなお考えをお持ちか、お伺いをいたします。 89 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 90 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。イベント広場の北側エリアは、議員のご質問にありましたように、芝が踏み固められましてコースのような状態になってございます。この場所につきましては、市民の方々が健康づくり等のために利用されているために、このようになったと考えてございます。ウォーキングコースにつきましては、除草も含め、歩きやすいよう管理をしてまいりたいと考えてございます。 91 ◯議長(岡野孝男君) 4番・櫻井 茂君。 92 ◯4番(櫻井 茂君) 除草を含め歩きやすい管理というご答弁でございましたけれども、これは、これまでの維持管理と比べ対応がどのように変わるのか、具体的なお考えがあればお示しいただきたいと思います。 93 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 94 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。これまで北側につきましては、全体の芝等を年4回、除草をしておりました。今後は、コース周辺に注意を払いながら、適正な管理に努めていきたいと考えてございます。 95 ◯議長(岡野孝男君) 4番・櫻井 茂君。 96 ◯4番(櫻井 茂君) 過日、総務委員会におきまして、イベント広場の利用について民間の知恵を生かしてということで、サウンディング型市場調査をかけ、提案がなされてきたという説明を受けたところでございます。現実にその提案を受け入れるかどうかは、メリット、デメリット、そして市民ニーズにマッチしているかなどを慎重に検討する期間が必要であろうと思います。将来の利用目的が決まるまでは、現在のイベント広場を気持ちよく市民の方々が利用できるよう、維持管理にしっかりと目を向けていただきたいと思います。これは、管理担当の図書館ばかりではありません。公共用地先行取得事業債で購入したわけですから、企画部門にもその責任の一端があると私は考えております。かつてイベント広場の管理は企画が担当していたという事実もございます。財政部門も同様であります。単なる広場だからという短絡的な考えを持っているということはないとは思いますけれども、多くの方が利用しているイベント広場の環境にも、目を向けていただきたいと思います。利用者の声、市民ニーズをどのように受けとめ対応するのか、教育長のお考えをお伺いしたいと思います。 97 ◯議長(岡野孝男君) 教育長・櫻井君。 98 ◯教育長(櫻井 信君) ご答弁を申し上げたいと思います。利用者の声、さらには市民のニーズをどのように受けとめ対応するのかとのご質問かと思いますけれども、イベント広場は、今後、利活用について協議がなされるかと思っております。しかし、現時点での利用者の視点に立って整備をするということも、大事なことではないのかと捉えております。イベント広場は、ボランティアによる花壇づくり、それから清掃活動というようなお話もいただきましたけれども、そのように地域の方々によって見守られている場所でありますので、市民目線になって、利用者の声に耳を傾けながら、市民の方々が利用しやすいように、スピード感を持って管理並びに整備に努めてまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 99 ◯議長(岡野孝男君) 4番・櫻井 茂君。 100 ◯4番(櫻井 茂君) よろしくお願いをいたします。以上で終わります。 101 ◯議長(岡野孝男君) 次の質問者に移ります。  1番・新田 茜君。 102 ◯1番(新田 茜君) 1番・新田 茜でございます。通告に従いまして、私は2項目、一問一答方式で質問をさせていただきます。  まず1項目目、石岡市の公園事業についてでございます。こちらは、ちょうど1年半前にも同種の質問をさせていただきました。その際、公園の管理についてや新規遊具等の設置に対する質問をさせていただきましたけれども、今回はまた別の観点から、公園施設長寿命化計画の進捗や今後の計画等、順次、質問をさせていただきたいと思います。よろしくお願いをいたします。  まず、この公園という施設でございますけれども、言うまでもなく多くの市民が利用をする場所でございます。子どもたちが元気に走り回り遊んだり、趣味や運動をして楽しんだり、高齢者の方々がゆっくりとくつろいだり散歩をしたりと、人と自然との接点となる遊び場、憩いの場でございます。また、災害発生時には、近隣に住まう方々の避難場所としても機能する場であり、近年では各地で防災公園として整備された公園も増えております。そのようにたくさんの機能を持つ公園でございますけれども、石岡市においても、各地域にさまざまな公園が存在します。  そこで、まず1点目にお聞きいたします。現在、石岡市が管理している公園について、広場、緑地等も含めて何か所あるのかをまずお伺いいたします。 103 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・福田君。 104 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えをいたします。現在、市で管理してございます公園でございますけれども、都市公園として管理するものが26か所、また緑地、広場などとして管理するものが13か所、合わせまして39か所ございます。そのうち都市建設部で管理しております公園につきましては35か所でございまして、残る4か所につきましては教育委員会の管理となってございます。  以上でございます。 105 ◯議長(岡野孝男君) 1番・新田 茜君。 106 ◯1番(新田 茜君) ありがとうございます。一言で公園と言いましてもさまざまな施設があるかと思いますけれども、その管理している公園施設のそれぞれの役割、種類についてをお伺いいたします。 107 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・福田君。 108 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えをいたします。公園の種類といたしましては、街区公園と近隣公園、それに運動公園と特殊公園の4種類がございます。まず街区公園でございますけれども、主に公園を中心といたしまして半径250メートル以内に居住する人を対象とした公園でございまして、0.25ヘクタールを標準に設置をされてございます。現在、都市公園として管理している26か所のうち19か所が、この街区公園となってございます。  続いて、近隣公園でございますけれども、主に公園を中心といたしまして半径500メートル以内に居住する人を対象とした公園でございまして、2ヘクタールを標準に配置されてございます。都市公園として管理しております26か所のうち5か所が、この近隣公園となってございます。  次に、運動公園でございますけれども、全市民が運動をすることを目的とした公園となってございまして、15から75ヘクタールを標準として配置をされてございます。都市公園26か所のうち1か所がこの運動公園となってございます。  最後に特殊公園でございますけれども、風致公園や動植物公園、それから歴史公園などの特殊な公園でございまして、それぞれ特定の目的に応じて配置されているところでございます。都市公園26か所のうち1か所がこの特殊公園となってございます。  以上でございます。 109 ◯議長(岡野孝男君) 1番・新田 茜君。 110 ◯1番(新田 茜君) ありがとうございます。管理している都市公園の中にも、街区公園、近隣公園、あと運動公園、特殊公園と、種類それぞれの役割についてお答えをいただきました。  次に、それぞれの公園でありますが、設置から年月が経過し、老朽化が進んでいる施設が増える中で、計画的な配置や整備を行うため、石岡市公園施設長寿命化計画が平成26年に策定されております。その計画の進捗を伺う前に、まず、この石岡市公園施設長寿命化計画について、その内容の詳しい説明をお願いいたします。
    111 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・福田君。 112 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えをいたします。公園の長寿命化計画につきましては、平成24年4月に、国の公園施設長寿命化計画策定指針が示されたことを受けまして、平成24年から25年の2か年をかけまして、石岡市公園施設長寿命化計画を策定してございます。平成26年からは、この計画に基づきまして、公園施設の改築、更新を実施しているところでございます。また、計画期間につきましては、平成26年度から平成35年度までの10年間となっておりますけれども、平成26年度から29年度までの4年間につきましては、具体的な実施計画を作成いたしまして、国の交付金を活用しながら行っているところでございます。  以上でございます。 113 ◯議長(岡野孝男君) 1番・新田 茜君。 114 ◯1番(新田 茜君) ありがとうございます。この計画策定に当たり、さまざまな調査が実施されたと思いますけれども、どのような流れで計画が策定されたのか、さらに具体にお聞きいたします。 115 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・福田君。 116 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) 流れといたしましては、業者に発注をいたしまして、公園全ての現地調査を行って策定をしてございます。  以上でございます。 117 ◯議長(岡野孝男君) 1番・新田 茜君。 118 ◯1番(新田 茜君) ありがとうございます。全ての公園の遊具等、現況調査が行われたということでございますけれども、またその調査結果に基づき、更新、修繕の必要がある公園施設について、年次計画を定めたということでありますけれども、実際にその計画の中で長寿命化の対象となった施設は何施設あったのか、整備する箇所は何か所であったのかをお伺いいたします。 119 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・福田君。 120 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えをいたします。対象となる公園でございますけれども、整備計画や建設をされてからかなりの年数が経っているということもございまして、都市公園としては26公園が対象となってございます。  以上でございます。 121 ◯議長(岡野孝男君) 1番・新田 茜君。 122 ◯1番(新田 茜君) ありがとうございます。この長寿命化計画でありますけれども、平成26年から平成35年の10か年計画ということで、5年ごとに整備計画を立て実施しているということでございます。平成26年度からですので、先ほど部長がおっしゃっていましたけれども、26年度から30年、現在は前期の5年間となるわけですけれども、計画策定から現在までどのぐらい進んでいるのか、その進捗を、そしてまたこれまでの工事内容について、主なもので構いませんのでお答えをいただきたいと思います。 123 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・福田君。 124 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えをいたします。進捗状況といたしましては、平成29年度までに15公園で77か所の改築、更新を予定しておりますけれども、平成28年度末時点では13公園で62か所の改築更新が完了しております。進捗率は約80%となってございます。  次に、主な工事内容でございますけれども、平成26年度につきましては、国府公園におきましてソーラー照明、砂場、シーソー、滑り台、ブランコ、それから宮下児童公園におきましては砂場、シーソー、滑り台、ブランコを、それから中央児童公園におきましては鉄棒、シーソー、滑り台、ブランコをそれぞれ更新してございます。平成27年度につきましては、柏原池公園におきましてジョギングコース、それからかまどベンチを更新してございます。28年度につきましては、せせらぎパークにおきまして街路灯、それにかまどベンチを更新しているところでございます。そして、平成29年度につきましては、現在施工中ではございますけれども、石岡運動公園におきまして格子フェンスを、またせせらぎパークにおきましては木製の階段をそれぞれ整備しているところでございます。  以上でございます。 125 ◯議長(岡野孝男君) 1番・新田 茜君。 126 ◯1番(新田 茜君) ありがとうございます。現在までで80%の進捗であるということで理解をいたしました。そして、来年30年度に次期計画を立てていくということで、次の2番目に入ってくるかと思いますので、次に移らせていただきます。  2番目の、課題と今後の計画、方向性についてを伺ってまいります。まず、長寿命化計画2期目といいますか、今後、後期の5年間に入るわけですが、来年度から計画を立てていくということであります。どのような流れで進めていかれるのか、現段階でのお考えで構いませんので、お伺いをいたします。 127 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・福田君。 128 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えをいたします。公園行政としての課題、考えということでございますけれども、公園のあり方や求められる機能につきましては、時代とともに変化をしてございますので、現在は、従来のオープンスペースや憩いの場としての機能のほかに、災害や緊急時における防災施設としての機能を備えることが必要であろうと考えてございます。特に石岡市地域防災計画の中で、防災活動拠点に位置付けられている公園につきましては、優先的に防災機能の充実化を図ってまいりたいと思っております。また、高齢化などに伴いまして、グラウンドゴルフやターゲットバードゴルフ、それにウォーキングを行っている高齢者の方の利用もかなり増えております。高齢者の健康増進の場としても活用されている公園となってございますので、今後もそうした公園利用者の利用形態やニーズを的確に捉え、変化に合わせた公園の整備を進めてまいりたいと考えているところでございます。  以上です。 129 ◯議長(岡野孝男君) 1番・新田 茜君。 130 ◯1番(新田 茜君) 詳しくご説明いただきました。ありがとうございます。  次に、現在抱えている公園事業の課題についてはどういったことが挙げられるのかをお伺いいたします。 131 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・福田君。 132 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えをいたします。先ほども答弁いたしましたけれども、これからは防災機能を持った公園にしていくということが大事になってくるのかなと考えてございます。よろしくお願いいたします。 133 ◯議長(岡野孝男君) 1番・新田 茜君。 134 ◯1番(新田 茜君) ありがとうございます。  かつては、人口がどんどん増えていく中で、公園という施設も次々につくられていったものと思います。公園事業だけに限りませんけれども、維持管理をしていく上での課題というものは、多くあると思います。先ほど1番目の質問で、公園の種類やそれぞれの役割をお答えいただきましたけれども、遊ぶ、憩う、安らぐという意味では、今も昔も、恐らくこれからも、公園の果たす役割というものは変わらないと思います。  しかしながら、設置された当時と比べ、そのニーズには変化があると思います。平成5年に都市公園法の一部改正があった際、国が、高齢化社会の進展等を受け、利用者を限定する規定や名称を改め、子どもからお年寄りまで幅広い年齢層の方々を対象に公園の利用促進や活性化を図る狙いで、児童公園を街区公園という名称に変更したように、20年前は遊具で遊ぶ子どもたちがたくさんいた公園も、現在はほとんどそういった光景は見ない。そのかわり、多くの高齢者の方々がスポーツをしたり散歩をしたりと健康づくりをされている、そういった光景をよく目にします。  また都市公園の位置付けではないようですけれども風土記の丘の獅子頭があるふれあい広場においては、以前、遊具の老朽化が進んだため、遊具を撤去し、その後は芝生のみの見晴らしの丘的な場所にするといった方向性が示されて、予算化されておりましたけれども、当時、この判断にはとても理解はできませんでしたけれども、議会のほうでも質問、要望が多く上がり、結果としては遊具が新たに新設され、本年11月1日から利用開始となりました。利用開始となってからも私もたびたび足を運んでおりますけれども、ベンチが増えたり休憩スペースが整備されたりと、平日も、特に週末は、これまで以上に利用者が増えたように感じます。また、数名のお母さん方が、整備された休憩スペースでお茶を飲みながら会話を楽しんでおりました。子どもたちが元気に遊んで、お母さんたちは座りながら話をして楽しむと、そういった光景を見て、また私自身も非常に心がなごみました。ニーズに合った整備というのは、そういうことではないかなと感じます。  あと、よく市内の公園を訪れますと、子どもたちが遊んでいるそばで保護者の方々が立ち話をしている姿、そして、散歩をしに公園を訪れたお年寄りの方々が散歩の途中で知人に会って、そこで立ち話をする姿をよく目にします。本当にそこに1つベンチが増えるだけでも、公園に向かう気分というのは変わってくると思います。  必要であるのに撤去する、逆に、必要でないと言うと語弊があるかもしれませんけれども、極端に使用頻度が低いものを、古くなったから修繕する。それも大事かもしれませんけれども、これから先を考えたとき、5年後とか10年後ではなく、本当に20年後、30年後を見据え、単純に古くなったから改修するというのではなく、本当に必要であるのか、今じゃなくて、本当に何十年先を視野に入れても本当に必要なのかといったことを考えて、地域の実情に沿った再整備を取り入れていく必要があるのではないかと考えます。これからの公園のあり方について、利用者の変化に伴った整備計画、そしてある程度思い切った計画に、どこかでシフトチェンジしていく必要性があると考えます。  また、防災機能を兼ね備えた公園ということで、防災型の街路灯やかまどベンチの設置なども、数か所の施設にはなされているようですけれども、先ほど部長が課題として挙げられておりましたけれども、まだまだ十分であるとは言えない状況にございます。お隣の小美玉市では、昨年の3月より防災公園が供用開始となり話題となっておりましたように、自主防災意識を上げるためにも、防災対応型の公園整備はこれからますます必要になってくると思います。  また、八郷地区においては、地区管理の公園のみで、市が管理している公園はないとお聞きしたのですが、そういった防災機能のあるベンチ等の設置も、石岡地区の公園のみ。その辺も複雑でありますけれども、石岡市にも、防災公園と呼べるような整備のされた施設も将来的には石岡地区、八郷地区にそれぞれ設置できるような、そんな思い切りも持っていただきたいと思います。  少し長くなりましたけれども、市として今後の方向性、特に防災公園と呼べる施設の整備について、いま一度お考えをお伺いいたします。 135 ◯議長(岡野孝男君) 都市建設部長・福田君。 136 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えをいたします。新田議員のおっしゃること、全くそのとおりだと思っております。公園も、先々のことを考えるのも必要かと思いますが、今を生きる方にとっても大変重要な施設でございますので、今後、そうした公園について整備ができるかどうか、十分に検討してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 137 ◯議長(岡野孝男君) 1番・新田 茜君。 138 ◯1番(新田 茜君) ありがとうございます。これからどういった整備をしていくべきか、何十年先をイメージして進めていっていただきたいと思います。  最後に市長に伺います。公園事業においてはさまざまな課題があると思います。年間の公園管理費の単価は1.7億円、今後40年間で必要なコストとして、総額で69.8億円といったような算定結果も出されておりましたけれども、今後、公園という施設が果たす役割は、これまで以上に大きく重要なものになってくると考えます。誰もが気軽に集い癒される施設、さらには、再三になりますけれども、平成23年3月11日発生した東日本大震災を例に出すまでもなく、災害時の避難場所としての公園の役割が再認識されている今、公園が防災拠点となる安心感、またそういった精神的なよりどころとなるような公園づくりが必要であると思います。  今泉市長は2期目としてスタートされまして、今定例会初日の所信では、「世代が交わる」、「ひとが集う」、「個性が輝く」と3つの柱を述べられ、その中で、子どもからお年寄りまで生涯を通して生き生きと笑顔で暮らすことの実感、それぞれの地域が心豊かな暮らしを共有していけるよう、地域コミュニティの活性化、また健康増進、そして、防災・減災対策を強化し災害に強いまちを目指すなどと述べられておりました。  これからその実現に向けて取り組まれていく中で、公園施設の果たす役割というものは、非常に重要なものであると考えます。この公園における防災機能の充実、地域の実情に沿った再整備など、今後の展望について、市長としてのお考えをお聞きいたしまして、1項目目、質問を終わらせていただきます。 139 ◯議長(岡野孝男君) 市長・今泉君。 140 ◯市長(今泉文彦君) 公園といいますと、思い浮かべるのは、ニューヨークのセントラルパークですとか上野公園とかでありますけれども、上野公園は今から100数十年前につくられたものであります。その当時の平均年齢を考えますと、40、50代だったわけです。今の平均年齢の半分近い平均年齢だったわけでありますけれども、その当時と比べると使う人の年齢が上がっている。ということは、バリアフリーとか、そういった機能もこれから求められるわけであります。都市化が進む中、自然と触れる機会が減る、そして、広い空間が特になくなってくるということで、公園の役割はこれまで以上に求められてくるということだと思います。  憩いの場、遊びの場、集いの場、これが今までの公園の機能でありましたけれども、そういったところにスポーツをする場、あるいは防災としての場、そういったものが加味されて、これまで以上に多目的の機能を求められているというのが、これからの公園だと思います。暮らしの中のさまざまなシーンで活用されるのが公園であるということでありますので、生活の中の比重はこれまで以上に重くなってくるということだと思います。  石岡が地方都市として生活環境を充実させるためにも、公園をこれまで以上に重視して考えていきたいと思っております。  以上です。 141 ◯議長(岡野孝男君) 暫時休憩いたします。午後1時30分から会議を開きます。                   午後 0時02分休憩            ───────────────────────                   午前 1時30分再開 142 ◯議長(岡野孝男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  1番・新田 茜君。 143 ◯1番(新田 茜君) では、午前中に引き続き質問をいたします。2項目目の、石岡市の不妊治療費助成事業についてでございます。  現在の日本において、不妊に悩む夫婦は増加傾向にあり、一度でも不妊を心配したことのある夫婦は3組に1組と言われており、実際に不妊で悩んでいる夫婦は5.5組に1組であるそうです。そして、何らかの不妊治療を受けている方は50万人近いという推測がされております。それに伴い、現在、不妊治療を行う施設の増加や、自治体による相談窓口の設置など、受診や相談もしやすい環境になりつつあります。  その不妊治療でありますけれども、大きく分けてタイミング法、ホルモン療法、人工授精など、大体1回の治療費が数千円から3万円程度とされる一般不妊治療と、体外受精や顕微授精、こちらは治療費が20万円から50万円程度が相場で、その内容によっては数百万円となる場合もあると言われている特定不妊治療とがあります。こちらは厳密に言うと、高度生殖補助医療や手術療法などとなるそうですけれども、わかりやすく、一般不妊治療と特定不妊治療とで分けさせていただきます。こういった治療により子どもを授かる方々も増え、その治療を経て生まれた赤ちゃんは43万1,626人に上るという調査報告も出されておりました。この数は、出生児全体の約2割、21人に1人と言われており、年間で5万人近い赤ちゃんが誕生をしているそうでございます。  以上のような結果を捉え、国におきましても、不妊治療に対する支援の拡充が図られ、さらに、独自に助成制度を設けている自治体も増えてきております。そこで、石岡市の現状と今後の取り組みについてを伺ってまいります。  まず1点目として、石岡市のこれまでの取り組み、現在までの状況を伺っていきたいと思います。この不妊症に対する質問は、これまでの定例会においても質問がなされておりますので、過去、議事録等で拾える数値は除いて伺います。石岡市におきましては、平成19年度より不妊治療費補助事業を行っておりますけれども、その実績、助成申請件数について、26年度までは出ておりますので、27年度、28年度、そして本年度、現在までの件数をお伺いいたします。 144 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・加藤君。 145 ◯保健福祉部長(加藤乃利明君) お答えいたします。過去3年間の実績につきましては、平成27年度は61件、平成28年度は55件、本年度は11月20日時点で20件となっております。  以上です。 146 ◯議長(岡野孝男君) 1番・新田 茜君。 147 ◯1番(新田 茜君) ありがとうございます。26年度までは、これまで50件に満たない件数でありましたけれども、27年度は50件を大きく上回り、61件ということで、事業開始年度の平成19年度は9件であったと出されておりましたので、ここ10年で大幅に増えているのがわかります。  次に、27年度、28年度、本年度の実績を伺いましたけれども、さらに細かく、助成を受ける期間、回数、年齢等、各年度の平均数値をお伺いします。 148 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・加藤君。 149 ◯保健福祉部長(加藤乃利明君) お答えいたします。平均申請回数につきましては、平成27年度は1.93回、平成28年度は2.27回、平成29年度は2.35回となっております。平均年齢につきましては、平成27年度は37.1歳、平成28年度は36.3歳、平成29年度は36.1歳となっております。  以上です。 150 ◯議長(岡野孝男君) 1番・新田 茜君。 151 ◯1番(新田 茜君) では、次に、相談体制について伺いたいのですけれども、石岡市においては、特に不妊に対する相談窓口は設置していないということでございますが、市の案内等を見ると、助成に対しての問い合わせ先は保健センターとなっております。そこで、不妊に対する何らかの相談や問い合わせがあるのではないかと思いますけれども、実際にそのようなことがあれば、その件数、内容等についてお教えいただきたいと思います。 152 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・加藤君。 153 ◯保健福祉部長(加藤乃利明君) お答えいたします。不妊や不育に関する相談窓口は、茨城県不妊専門相談センターがございまして、不妊治療専門の産婦人科、泌尿器科医、カウンセラー、助産師が無料で相談を受け付けております。保健センターへの不妊についての相談はほぼないという状態で、不妊治療費助成に関する相談が主なものとなってございます。  以上です。 154 ◯議長(岡野孝男君) 1番・新田 茜君。 155 ◯1番(新田 茜君) ありがとうございます。本当に実際に不妊で悩まれている方々の話を聞くと、とにかく相談のできる環境がほしいと話されます。不妊カウンセラーの講座なんかも行っております。市民の方々からの相談、問い合わせがあったら、すぐに県の相談センターに回すのではなく、直で市のほうでも相談を受けることのできる体制をとっていただきたいなと思います。  次に、治療費の助成ですが、国のほうで対象年齢、年間助成回数、通算助成回数、通算助成期間等が見直され、変更となり、昨年28年の4月より完全施行となりました。その後の変化について、石岡市においてはどのような変化があったのか、変化があればお答えをいただきたいと思います。 156 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・加藤君。 157 ◯保健福祉部長(加藤乃利明君) お答えいたします。対象範囲、助成回数につきましては県の要綱に基づいておりますので、28年度からの変化はございません。  以上です。 158 ◯議長(岡野孝男君) 1番・新田 茜君。 159 ◯1番(新田 茜君) 変化は特にないということでお答えいただきました。  それでは、次に、実際に不妊治療を行っている医療機関について、その状況をお伺いいたします。 160 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・加藤君。 161 ◯保健福祉部長(加藤乃利明君) ご答弁申し上げます。近隣の医療機関ということで、まず小美玉市の小塙医院、笠間市の根本医院、つくば市の筑波大学附属病院、筑波学園病院、つくばARTクリニックがございます。  以上です。 162 ◯議長(岡野孝男君) 1番・新田 茜君。 163 ◯1番(新田 茜君) ありがとうございました。  それでは、2番目の、今後について伺ってまいります。現在、県の助成額に上乗せして市の助成を行っているわけでございますが、県としては、この不妊に対しての支援は非常に力を入れていると聞いております。個別でのセミナーや相談会等も実施し、表彰がなされたりと、非常に積極的に取り組まれており、現在は県内44全市町村が、あわせて独自の実施もしております。  今後の取り組みについて伺うに当たり、まずは県内市町村、近隣と比べて石岡市はどういった状態であるのか、また比較してどのように捉えているのか、お伺いをいたします。 164 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・加藤君。 165 ◯保健福祉部長(加藤乃利明君) お答えいたします。土浦保健所管内の市町村を比較しますと、土浦市5万円、かすみがうら市10万円、美浦村10万円、阿見町は治療によって2万5,000円から10万円となっております。ちなみに県内44市町村のうち、助成額が石岡と同額の5万円である市町村は、当市を含めまして23市町村となってございます。  以上です。 166 ◯議長(岡野孝男君) 1番・新田 茜君。 167 ◯1番(新田 茜君) ありがとうございます。先ほども述べましたように、県では力を入れ、早い時期から県内多くの市町村も独自に制度を取り入れてきたわけですが、石岡市も早くから実施をしている自治体であるのに、あまり積極的ではないという印象があり、またそういった声をよく耳にします。  平成28年度からの国の制度に対する要綱の変更に伴い、石岡市も特定不妊治療の中で、男性不妊治療に対しても助成の対象に加えたそうでありますけれども、それが市のホームページを見ても、ガイドブックを見ても、ポータルサイトを見ても、その記載はなくて、県のホームページからとれる。また、県が配布をしておる資料を見ると、各市町村の案内が載っておりますけれども、男性不妊治療を行っている市町村の欄に石岡市が入っておりませんでした。実際には実施をしているのに、実施しているのかがわからない。見る方によっては、石岡市では実施していないと思ってしまうということがあると思います。そういった点からも積極性が見られず、積極的ではないと言われてしまうのではないかなと考えるのですが、こういった対応は記載をするだけなので、すぐにでも可能かと思います。なので早急に対応してほしいなと思うのですが、その辺いかがでしょうか。お考えをお伺いいたします。
    168 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・加藤君。 169 ◯保健福祉部長(加藤乃利明君) お答えいたします。ただいまご指摘いただきました情報発信につきましては、十分反省して、積極的に行ってまいりたいと考えております。ちなみに市の助成対象は県の要綱に準じておりますので、県の男性不妊治療の助成を受けた方は石岡でも対象になるということは、そのとおりでございます。実際、保健所のほうに確認しましたところ、現在、申請のほうは、この男性の不妊治療に関してはわずかで、石岡市で申請された方はまだいないということでございました。  以上です。 170 ◯議長(岡野孝男君) 1番・新田 茜君。 171 ◯1番(新田 茜君) ありがとうございます。対応をよろしくお願いいたします。  今ほどお答えいただきましたけれども、石岡市では現在、男性不妊治療も含めた特定不妊治療費助成を行っているわけでありますけれども、先ほどお答えいただきましたが、県内の他の市町村を見てみますと、助成額の上限は石岡市が5万円ということで、その5万円から7万5,000円、10万円、15万円と、一番高いところで潮来市の15万5,000円となっております。県内の上限額を平均しますと約7万8,000円となります。また、年齢制限を設けていない自治体というのもございます。この助成の拡充について、特に上限額の増額についてはいかがお考えか、見解をお伺いいたします。 172 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・加藤君。 173 ◯保健福祉部長(加藤乃利明君) お答えいたします。助成額につきましては、かすみがうら市では平成28年度に5万円から10万円に増額しております。申請件数として、平成27年度は25人で36件、平成28年度は24人で41件であったということでございます。不育治療につきましては、かすみがうら市で今年度から助成を開始しておりますが、今年度1件の申請があったとのことでございます。  これら県内市町村での助成状況を参考にしまして、拡充を検討してまいります。  以上です。 174 ◯議長(岡野孝男君) 1番・新田 茜君。 175 ◯1番(新田 茜君) ぜひよろしくお願いいたしたいと思います。  次に、特定不妊治療以外、先ほどの不育症治療もそうでありますけれども、一般不妊治療である人工授精に対する支援に対してはどのようなお考えがあるのかを、お伺いいたします。 176 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・加藤君。 177 ◯保健福祉部長(加藤乃利明君) お答えいたします。一般不妊治療につきましては、県内で稲敷市のみ助成をしておりまして、平成27年度3件、平成28年度19件、平成29年度は現時点で5件となっているということでございます。県内及び近隣市町村の助成状況を参考にしまして、検討してまいりたいと考えております。  以上です。 178 ◯議長(岡野孝男君) 1番・新田 茜君。 179 ◯1番(新田 茜君) 不妊治療に対する拡充の提案をさせていただきましたけれども、一番は、悩む方々を減らすということが大変重要であります。女性の晩婚化や極度のダイエット等が不妊の原因としても挙げられておりますけれども、1番目の質問でお答えいただきました、助成を受けている方々の平均年齢は、ここ3年間ですと約36歳ということになりますが、30代の方々が最も多いのかなと思います。20代から35歳までの妊娠率というものはほぼ変わらないということでありますので、不妊にならないような体づくりを進めていくことも非常に大切であります。  そのような取り組みも、この助成事業と並行して行っていただきたいと思いますが、その辺のお考えをお聞きいたします。 180 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・加藤君。 181 ◯保健福祉部長(加藤乃利明君) お答えいたします。基本的に妊娠できる健康づくりと申しますか、体づくり、できるだけ若い時期からその意識付けといいますか、そういったことをしてまいるべきだと考えておりますので、検討してまいりたいと思います。  以上です。 182 ◯議長(岡野孝男君) 1番・新田 茜君。 183 ◯1番(新田 茜君) ぜひ体づくりに対しても、積極的に取り組んでいただきたいと思います。  それでは、最後に市長にお伺いいたします。この不妊症でありますけれども、今回この質問をするに当たりまして、実際に不妊で悩まれている方、治療を受けている方、また治療を経て出産をされた方など、実際に体験をされている方々の話を伺ってまいりました。本当に当事者にしかわからない苦しみやつらさ、悲しみなど、その精神的負担ははかり知れないものがあるのだということを感じました。  結婚をしたら子どもを授かり親になるのが当たり前だと思っていたのに、できないというつらさ、そして、女性として生まれたのにもかかわらず妊娠ができないことで、自分は女性として欠陥だと自分を追いこんでしまう苦しみ、また、唯一相談できる友人にも、会うたびにその話ばかりで正直疲れると言われてしまったことがあり、他人の妊娠が喜べなくなったり、見たくないと思ってしまう悲しさ、また、仕事と治療の両立の厳しさや難しさに悩んだり、本当に精神的に追い込まれてしまうということを皆さん、話しておりました。最近では、1人目では自然妊娠で出産ができたけれども、2人目以降がなかなかできず、不妊に悩むといったケースも多く見られます。  子どもが欲しくてもなかなかできずに悩んでいる方々、そういった方々も皆さん、子育て世代であります。不妊症に対しての支援というものは、子育てサポート充実の1つであると考えます。そういった観点からも相談体制の整備、そして、積極的な取り組みをお願いしたいと思います。ぜひ市長には前向きなお答えをいただきたいと思います。今泉市長のお考えをお伺いいたしまして、質問を終わらせていただきます。 184 ◯議長(岡野孝男君) 市長・今泉君。 185 ◯市長(今泉文彦君) 不妊に悩む方の相談、あるいは支援ということであるわけでありますけれども、こういったことについては、子育て支援の一環として積極的に取り組んでいきたいと思っております。一面を取り上げるだけではなくて、総合的な視野から相談の充実、あるいはセミナーですとか仲間づくりの場をつくるとか、そういったことも踏まえ、プラス、今、加藤部長が答弁したような対応を考えてまいりたいと思います。  以上です。 186 ◯議長(岡野孝男君) 次の質問者に移ります。  14番・櫻井信幸君。 187 ◯14番(櫻井信幸君) 14番・櫻井信幸でございます。よろしくお願いをいたします。  まず1点目ですけれども、通告書にありますように、自主財源についてお尋ねを申し上げます。毎回この定例会で各議員からいろいろな提案がなされます。そういう中で、やはり必要なのは財源であるということは、皆さんもご存じのとおりだと思います。そういう中で、私もこれまでいろいろな提案をしてきましたが、あまりにも消極的な姿勢に、少し愕然としているというのが本心でございます。そういうことで、自主財源の確保についての方策はどのようなものを考えていらっしゃるのか、まずお尋ねをしたいと思います。 188 ◯議長(岡野孝男君) 財務部長・古内君。 189 ◯財務部長(古内勝人君) ご答弁申し上げます。自主財源の確保の方策でございますけれども、現在、財務部におきましては、普通財産の売り払いや貸し付けを行っております。また、ふるさと応援寄附や封筒、公用車への広告掲載の募集もしております。さらに、新庁舎において、デジタルサイネージによる広告収入などを予定しております。  以上でございます。 190 ◯議長(岡野孝男君) 14番・櫻井信幸君。 191 ◯14番(櫻井信幸君) ただいま答弁のあったものについて、大体どのくらいの財源収入というか、見込んでいらっしゃるのか、お尋ねをしたいと思います。 192 ◯議長(岡野孝男君) 財務部長・古内君。 193 ◯財務部長(古内勝人君) ご答弁申し上げます。土地の貸し付けでございますけれども、平成28年度の実績では740万円余りでございます。売り払いでございますけれども、690万円余りございました。ふるさと応援寄附につきましては、寄附金の総額が3億7,000万円で、経費でございますけれども、これが2億1,000万円、さらに市税控除を引きまして、約1億4,000万円ほどございました。封筒と公用車の広告につきましては、応募がございませんでした。  以上でございます。 194 ◯議長(岡野孝男君) 14番・櫻井信幸君。 195 ◯14番(櫻井信幸君) そういうことで、執行部というか、役所のほうもご苦労なさっているなと思っております。  私も、執行部の何人の方かは記憶にあると思いますけれども、通信制の高校を誘致してということから、つくばねの再生について自主財源を確保しようというようなご提案も、以前にしてまいりました。それをやっていれば、つくばねの問題なんて、もう10年経過していますから、多分解決しているなと思っています。小中一貫校に関しても、以前にもう言っております。教育をお金で論ずるのはあまり好きじゃないんですけれども、やはり、当時は時期尚早なんていう言葉を言いましたけれども、そうじゃないんです。もう先を見て、そういうことをやっていかなければならないと私は考えている。  昨年においても、新電力による電気料金の節約、あとは、これも何人かの方にはお話はしているんですけれども、給食センター等でのガスの料金、支払い料金というんですかね、そういうものについても、いろいろなことでまず節約……。節約することも財源の確保になりますから、そういうことをご提案申し上げております。  ですから、こういうものを、例えばこれからやれるもの、特に私は、年間2億円になるだろうと言われる、市庁舎関係、もろもろ学校関係も含めての電気料金の節約ということが、まず当面できるのかなと考えております。また、給食センターでのガスの料金等も、相当下げられるなと見込んでおります。ですから、こういうものについては、見積もり合わせという形で、どんどん、市が得することですから、積極的にやっていかれるといいのかなと思っております。  これについてはこれでいいですけれども、第2項目目の、これまでにも公共施設の屋根活用、これは半年くらい前から担当の方にはご相談しております。この屋根活用をこれまで提案してきたのですが、屋上が抜けると危ないとか、あとは何でしたか、緊急時に電気を24時間使えるようにしてもらわないと困るとかいうような、まだ何かあったような気がするんですけれども、これまでそういう自主財源の確保ということでご提案を申し上げてきたのですが、消極的な姿勢はなぜなのかということを、まずお尋ねしたいと思います。 196 ◯議長(岡野孝男君) 財務部長・古内君。 197 ◯財務部長(古内勝人君) お答えいたします。公共施設の屋根の活用につきましては、県内で5自治体が実施しております。自主財源の確保、災害時の非常用電源の確保、自然エネルギーの推進など、市にとっては魅力ある事業だと考えております。しかし、建物が長期間にわたり制約を受けることなどから、慎重に取り扱っていかなければならないと考えております。  以上でございます。 198 ◯議長(岡野孝男君) 14番・櫻井信幸君。 199 ◯14番(櫻井信幸君) もっと詳細に、どういう理由なのかお尋ねをしたいと思います。 200 ◯議長(岡野孝男君) 財務部長・古内君。 201 ◯財務部長(古内勝人君) お答えいたします。現在、石岡市におきましては、公共施設等総合管理計画を策定しております。その施設ごとの個別計画も策定を始めたところでございます。屋根の活用事業につきましては、建物が長期にわたり制約を受けますので、個別計画ができ上がった上で、施設ごとの屋根を貸すことによってのメリット、デメリットを明確にし、少なくともそのデメリットを一つ一つ潰した上で実施すべき事業であると考えております。  以上でございます。 202 ◯議長(岡野孝男君) 14番・櫻井信幸君。 203 ◯14番(櫻井信幸君) その点については、もう半年くらい前からご相談をしてきたと思います。そういう中で、前回も言いましたけれども、できない理由ばっかりなんですよ、考えるのは。できる理由を考えていないんです。  ここで1つの事例を言いますと、県内ではないんですけれども、和光市では、やはり公共施設の屋根を貸し出しております。これにおいては、1つの福祉センターのほうは低圧なんですけれども、400平米くらいの屋根貸しをしまして、これは5万8,527円、年間の家賃収入がある。またもう一つは高圧なんですけれども体育館、これについては1,600平米ほど貸し出しまして、年間34万6,000幾らというような家賃収入を得ていると聞いております。  これは、実は私がこれまでご相談申し上げてきたことについて、私は、それを必ずやったらというようなことではない。いろいろお話を聞いて、見積もりを合わせて、いろんな業者と公募をしてやられたらいかがですかというお話をしている。  そういうことで、このお話から言いますと、和光市から言いますと、売電価格の4.6%が家賃収入になっている。低圧のほうは3.7%が家賃収入として市のほうに入っているわけですね。私が今まで提案を申し上げてきたのは最低7%です。それを40か所やりますと、前回にも言いましたけれども、年間896万円の財源が確保できるであろうというお話をしてまいりました。ですから、20年間貸すと1億6,000万を優に超えるんです。何でそういうおいしい話を見過ごしちゃうのかなと、もったいないんじゃないのかなということから、これまで熱心にご相談をしてきたわけです。市長は、いいな、やりたいなと言っているんですよ。直接お話ししていますから。それをどうして財務部長が消極的なのか。  またもう一つは、もう大阪府でも緊急でこれが始まったんですよ。大阪府は公募によって1平米最低9.幾らと、それで公募して、お貸ししますよと。多分これは9.幾らですけれども、1平米200円くらいに……、150円とか200円くらいに落ち着くのではないのかなと私、想像しているんですけれども、皆ほかは同じような条件下で、自主財源を確保するんだというふうにみんな一生懸命なんです。私は、正直申しますと、この何とか制度といいまして、太陽光を売電するという事業はあまり好きではないんです。でも、そういう仕組みがある以上、それを活用したらいいと思う。  そういうことで、ほかの自治体、今2つほど、和光市と大阪府と、細かく言えばあれなんですよ。これ、緊急時の停電というのも大阪府は入っているんです。部長がこの前私に言ったように、24時間使えるようにしてくれというような高飛車なことは書いていないんです。緊急時に優先的に電気を使ってくださいというようなお話を、24時間使えるように早朝つけてくれみたいな話は、私はおかしいと思う。ですから、そういう点で、やらない方向で、やりたくない理由だけを考えている。  市民懇談会の中にも、作業はできるけれども仕事ができないと。これは申し訳ないですけれどもね、こういうことを言っては。でも、市民からはこういう声が出ているんです。どうしてもっと自主財源の確保というものに積極的になれないんですか。それを、こればっかりじゃなく、もっといろんな提案を皆さんから集めて、それを着実にやっていったら、大きな財源になるんじゃないですか。  そういう点でご答弁をお願いいたします。 204 ◯議長(岡野孝男君) 財務部長・古内君。 205 ◯財務部長(古内勝人君) お答えいたします。自主財源の確保につきましては、常日ごろ苦慮しているところでございます。いろいろと考えてはおりますけれども、屋根の活用につきましては、実際、プロポーザルに向けて準備を進めていたところでございます。それと同時に、施設を管理している担当部署に、太陽光パネルの設置可能な施設の調査を依頼しておきました。その結果、市営住宅につきましては、長寿命化計画に基づき屋根の防水工事を実施しており、20年間の間にもう一度屋根防水を行う予定があるということでございましたので、市営住宅については対象から除外いたしました。さらに、学校施設におきましては、比較的設置可能なパネルの設置していない陸屋根が出てきましたけれども、これは、計画的に屋根の防水を実施しておりませんので、漏水の課題があるということでございましたので、ちょっと無理なのかなと考えております。  以上でございます。 206 ◯議長(岡野孝男君) 市長・今泉君。 207 ◯市長(今泉文彦君) 自主財源の確保については、先ほどの不妊治療のような事業が、1つ整えばできるような財源の確保ができるということでありますので、今、財務部長が申し上げましたとおり、本当に必要な課題であるというのは認識していると思います。しかし、財務部長としては、いろいろな観点からチェックをしているという意味で、この事業は慎重にならざるを得ないというのは私の理解するところでありますけれども、私はそういった中で、自主財源の確保を改めて考えてみたいと思います。 208 ◯議長(岡野孝男君) 14番・櫻井信幸君。 209 ◯14番(櫻井信幸君) 部長、わかりますか。市長はあなたをかばってくれたんですよ。仕事をやりたがらない、こう言っちゃ申し訳ないですけど、市長にそういう言葉を言わせちゃだめなんです。「市長、こういう財源の確保があるんだ。積極的にやりましょう」と。この大阪府の公募した用紙を見てください。あなたの言っていることなんていうのは、全部吹っ飛んじゃいます。同じですよ、ここは。府と市の違いはあっても、書いてあることは一緒です。停電時のことから全部細かく、同じように書いてあります。ですから、こういうことも含めて、もっと積極的にならなくちゃだめなんです。  この事業についてはもう手遅れなんです。わかりますか。12月15日までにやらないと、また売電の電力料金というのは下がっちゃうんです。ということは、事業者にも利益が少なくなりますから、やらない。また石岡市の利益も少なくなる。そういうことで、できないんです。ですから半年前からこういうことをやっている。  本当に何言っても、耳ざわりのいい答弁を言うのはいいんですけれども、結果を出さなくちゃだめですよ。先ほど自主財源がと言った。なかったらつくればいいでしょうよ。何でつくる努力をやらないんですか。もう一度答弁をお願いします。 210 ◯議長(岡野孝男君) 財務部長・古内君。 211 ◯財務部長(古内勝人君) ご答弁申し上げます。自主財源の確保につきましては本当に苦慮しておるところでございます。けれども、屋根の活用につきましては、20年間という長期なこともございますので、施設の制約を受けてしまいますので、今のところ、本当に慎重に扱っていかなければならないと考えております。  以上でございます。 212 ◯議長(岡野孝男君) 14番・櫻井信幸君。 213 ◯14番(櫻井信幸君) 執行部は、企業を誘致すると、雇用の場を確保するということをおっしゃっていますよね。これはそれに匹敵するんですよ。これ以上、これについてはいいですけれども、これからは売電ということじゃなく、電気の地産地消ということでこれから提案していきますけれども、今後はよく積極的な方法で考えて、自主財源の確保というものを考えてもらわないと困ります。これについては以上で終わります。  2項目目、残土条例についてですけれども、この残土条例は……。古内さん、だめだ、にこっとしたんでは、終わったからって。残土条例は、平成18年に施行され、おおむね10年が経過しました。不具合というか、何か問題はあるのか、ないのか、お尋ねをしたいと思います。 214 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。 215 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 残土条例の問題につきましてご答弁申し上げます。当市では、議員ご指摘のとおり、平成18年3月残土条例の施行、その後平成19年10月に改正しまして、現行の条文となっております。土砂等による土地の埋め立て等の規制に関する条例を通称残土条例と申しておりますが、当市の規定では、埋め立て等の区域が500平方メートル以上から5,000平方メートル未満の面積の土地埋め立てを対象としてございまして、5,000平方メートル以上になりますと、茨城県が所管することとなってございます。  そのような規制強化の中でも、平成19年の改正から今年度までに、条例違反の違法残土の持ち込みの案件は3件ほど発生してございます。今年度につきましては、隣接する自治体においても違法残土の持ち込みが確認されておりまして、現在、当市の案件とあわせまして、県と連携を図りながら対応をしている状況にございます。  以上でございます。 216 ◯議長(岡野孝男君) 14番・櫻井信幸君。 217 ◯14番(櫻井信幸君) 幾つかの不法投棄については、私も了解しているところでありますけれども、私が申し上げたいのは、簡単に言えば、ちゃんとした市内から出るような土……。これは以前、川又の改良土が搬入されたことで、こういう条例を急遽つくったという経緯があるんですけれども、それは部長もご存じだと思うんですよ。現在、何でこのような……、これ2項目目に入っちゃいますけれども、質問、提案をしていくかというと、以前にも私、言ったんです、農業をやっている方が後で苦労しますよと、林業をやっている方が苦労しますよと、一般の方が苦労しますよと。これは、そういう違法業者を締め付けるための条例である。環境を維持する意味でもありますけれども、そういう改良土を、主に当時は県外から大量に運んで、ヘリコプターで追跡したというような努力をしながら、あそこまででとどめたという経緯があります。  そういう中で、もう10年も経って、そろそろ、条例そのものをなくすんじゃなくて、ちゃんとした土についての考え方を新たにできないのかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。 218 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。 219 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 残土条例に関しましては、毎年、個人や事業者から内容や運用に関する相談が数件ほどございます。相談の内容は、市内外からの土砂の持ち込みや、農地への盛土などが主な内容となってございます。所管といたしましては、電話や窓口におきまして、条例の説明や提出書類等について丁寧な説明に努めているところでございます。議員ご提言の、農業者が農地の盛土をする場合の簡素化につきましては、規制を緩めるような措置は、違法残土を持ち込まれてからでは遅いので、所管の考えといたしましては極力避けたいものと考えてございます。  以上でございます。 220 ◯議長(岡野孝男君) 14番・櫻井信幸君。 221 ◯14番(櫻井信幸君) 部長、今の極力避けたいというのはどのような意味ですか。 222 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。 223 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 現行の条例に問題が生じるのであれば、状況を把握した上で、適宜改正を図らなければならないと思いますが、やっぱり一部の悪い人の中には、規制を緩めることで違法な残土を持ち込まれて、持ち込まれてしまうとどうしようもないということで、規制緩和には慎重を期してまいりたいと考えております。  以上でございます。 224 ◯議長(岡野孝男君) 14番・櫻井信幸君。 225 ◯14番(櫻井信幸君) チェックをしないという意味じゃないんですよ。チェックはするんです。チェックはして、これなら大丈夫だというものであればというような話なんですね。今はあまりにも、設計図面だ、何だかんだといって、素人の人には大変お金がかかるんです。最初の検査、中間検査、終わりの検査。そういうことから、やりたいけれどもできないというのが実情なんじゃないですかね。ですから、例えば公共事業での残土は含まれていませんから、それはいいんですけれども、例えば市内で出てくるきちっとした土であれば、一定量を超えても担当部が認めれば、それはできるみたいな。それは常時チェックをしているんです。  これは、なぜこういうことを言うかというと、実は、農業用の温室を建てるのに土が足りないので入れたら、そういう話が出てきたんです。ですから、これは農業委員会の事務局長にもお尋ねしますけれども、農地の改良……、これ、改良に当たるのかどうかわからないですけど、そこに農業用のハウス、温室とかビニールハウスとか、そういうのをつくるときに、それがやっぱり適用されちゃって使い勝手が悪いんです。平らにできないんです。また、八郷地区においては耕作放棄地が増えて、そこを埋め立てて畑にしたいなんていうときも、そこが畑に改良できないんですね、そういう意味合いから。そして、そこがイノシシの巣になっちゃう。そこからイノシシがどんどん人家の中まで、今、押し寄せているような状況なんです。  ですから、1つの考え方だけで、一方向からの考え方じゃなくて、こういう困った状況に、10年経って今、来ているわけですから、条例を少し見直していただけないかということなんですよ。いかがですか。農業委員会のほうも少し、参考になるお話があったらお願いします。 226 ◯議長(岡野孝男君) 農業委員会事務局長・鈴木君。
    227 ◯農業委員会事務局長(鈴木 仁君) 農地改良の場合の残土条例との関係についてご答弁申し上げます。農地の埋め立て等に関する農地法上の取り扱いについて、茨城県農地部長通知といたしまして、建設発生土が農地、土地改良事業等公共事業からのもので同一市町村内及び隣接市町村内であれば、3,000平米までが埋め立てが可能となっております。しかしながら、市土砂等による土地の埋め立て等の規制に関する条例において、土地の埋め立て等の許可について、面積要件が500平米から5,000平米未満と規定されており、条例が茨城県農地部長通知より上位法になりますので、条例に沿った手続を行っているところでございます。  以上でございます。 228 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。 229 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) ご答弁申し上げます。過去の川又地区の農地への違法残土の埋め立ての事件から、過去の反省を踏まえまして、農地を厳しく管理する残土条例の趣旨、内容等をご理解いただきまして、残土条例の改正につきましては、当市や他市の状況を見きわめながら、適切に対応してまいりたいと考えます。  以上でございます。 230 ◯議長(岡野孝男君) 14番・櫻井信幸君。 231 ◯14番(櫻井信幸君) そのような答弁が出ることは予想していますけれども、ですから、農林業に関して、何か新たな考え方を示していただけることは可能でないかということを申し上げるんです。そういう部長の答弁はわかります。もうそういう答弁になると思いますよ。ですから、それはいつやっても同じ答弁になると思いますから、農林業に関して新たな考え方ができないかなということを申し上げているんです。いかがですか。 232 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。 233 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) ご答弁申し上げます。所管といたしましても、違法残土の持ち込みにつきましては、日々苦慮しているところでございます。先ほど申し上げたとおり、所管といたしましては、規制を緩める措置は極力退けていきたいと思っております。  以上でございます。 234 ◯議長(岡野孝男君) 14番・櫻井信幸君。 235 ◯14番(櫻井信幸君) 私は最初から、違法残土を言っているんじゃないんです。ここに、私は改良土みたいなことを通告していますけれども、改良土なんかの話をしているんじゃないんですよ。先ほどから言っているでしょう。私は、標準語が苦手ですから、ちゃんととか、そういうふうなちゃんとした土なんです。見れば誰でもわかるというちゃんとした土。違法残土ではないんです。そういうものについて、新たな考え方ができないかと提案しているんですけれども、いかがですか。 236 ◯議長(岡野孝男君) 副市長・松隈君。 237 ◯副市長(松隈健一君) お答えいたします。齋籐部長が申し上げているのは、恐らく何か緩和することによってメリットはあるかもしれないけれども、デメリットが生じた場合の、それに対応する労力とか費用とか、そういったものが莫大になってしまうという心配があって、デメリットがないことを確認できるといいますか、ないという担保があれば、メリットだけという状況になればできると思いますけれども、行政としては、デメリットが生じる可能性が過去の事例を踏まえてある以上は、慎重にならざるを得ないというのが現状かと思っております。もしデメリットが確実にないとか、ないことを担保できるというようなやり方があれば、かじを切っていくことも可能だろうと思っております。  以上です。 238 ◯議長(岡野孝男君) 14番・櫻井信幸君。 239 ◯14番(櫻井信幸君) この残土条例によって農業用の施設ができないんです、厳密にやっていっちゃうと。そういうケースがあるものですから、あるいはまた耕作放棄地でイノシシがそこに巣をくって、そこを、何というのかな、ねぐらにして、今、民家のほうへ侵入しているというのが現実なんです。イノシシについては、また次の質問で市民懇談会のほうで出ていますからやりますけれども、そういうことも含めて、何か例えば農家に、農林業に従事している者に、使い勝手のいい条例にしていただけないかなというようなお話なんですけれども、再度、部長でも副市長でもいいんですけど、とにかく困っている農家、あとは林業をやっている方たち、そういう人たちのことを考えたときに、何か新たな方法があるのではないかなと私は思うんですけれども、ここでできないんでしたらば、今後皆さんでもう一度、そういう点について考えていただけないかなと思います。この場で返事というのは無理だと思います。 240 ◯議長(岡野孝男君) 副市長・松隈君。 241 ◯副市長(松隈健一君) お答えいたします。私自身はそういったアイデアを持ち合わせておりませんけれども、過去の事例を踏まえてできた条例でありますから、そういったデメリット、最悪のケースを想定して考えなければいけないということだろうと思っております。その上で、そういったことがないということが担保できて、今、お困りの事例が解決できるような方法があるのかどうかということについては、考えて、協議してみたいと思っております。  以上です。 242 ◯議長(岡野孝男君) 14番・櫻井信幸君。 243 ◯14番(櫻井信幸君) ですから、農業をやっている人にとってのデメリットは、条例が邪魔しているということです。農業用の施設ができないと。農地改良についても、私は、今1反歩、2反歩、3反歩くらいで施設園芸ができるかといったら、これはできないんですから、その辺もやはりもっと……。現在は高齢化によって農地がどんどん、農業ができないというところが出ているんです。  実は先日も、佐賀県の太良町というところへ行きまして、有機でかんきつをやっている方がいるんですけれども、そこの方は、近隣の方がもう農業ができないのでやってくれと、ただでみんなやってくれとお願いされて、現在34町歩を有機でやっているそうです。そういう時代なんですよ、ですから、今後農業というのはそういう形で、この石岡においてももう同じことが起きているわけですよ。ですから、そういう点で、農地に関しても、これは答弁は結構ですけれども、よくお考えになっていただきたいと思うんです。  あと、残土条例に関しては、ただいま申し上げたとおりでございますので、皆さんで血の通った、市民優先とか市民目線とか市民ファーストとか、いろいろ言葉では言っていますけれども、よく市民の立場になって……。これは、関係ない方には関係ない条例なんです。関係のある方が困っちゃう。石岡のまちの中の人にイノシシの話を言ったって、わからないでしょう。来ないんですから。ですから、関係のある人が困っているというようなことですので、これについては、ここで閉じますけれども、皆さんでよく検討していただきたいと思います。これについては以上です。  次、市民懇談会についてお尋ねをいたします。  私も八郷4地区の市民懇談会には参加させていただきました。ちょっと疑問を持った市民懇談会だなと思います。これは、議員を招待というか、案内を出しておいて、議員は一切口をきくなと。時間があったらしゃべっていいとか、紹介すらしない。そういう市民懇談会で、今回は何か変わった懇談会だったなという印象を持っています。  それはそれとしまして、そういう中でどのような意見があったのか。ここに大体一覧表があるんですけれども、かいつまんで、全部は結構ですから、市の執行部側で感じたものについてお伺いしたいと思います。 244 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。 245 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 市民懇談会のご意見、ご要望につきましてご答弁申し上げます。石岡市区長会主催の市民懇談会でございますが、今年度も11月13日月曜から24日の金曜日にかけまして、市内8か所で開催されたところでございます。当市からは市長、副市長、教育長のほか、部長級職員が出席いたしまして、市民の皆様と懇談をさせていただきました。市民の皆様からいただいたご意見、ご要望は8地区で100件弱ほどございまして、内容的にも大変多岐にわたっておりました。複数の部署にまたがるものも多くございましたけれども、部ごとの所管で多かったものを申し上げますと、都市建設部の所管に係るご質問が25件、生活環境部が18件、教育委員会が16件、経済部が10件となってございます。  以上でございます。 246 ◯議長(岡野孝男君) 14番・櫻井信幸君。 247 ◯14番(櫻井信幸君) 今、私が言ったのは、どういう重立ったものがあったのかなという質問だったんですけれども、これは一覧表があるので結構です。  特にこの中で、八郷地区では、やはり多かったのはイノシシ。全体的に見ますと道路の問題、また通学路の問題、あるいは職員の方の勤務態度というか、そのような感じですかね。やはり八郷地区ではイノシシ関係多いようですね。あとは空き家の問題がございます。特に道路は、県のほうと相談してというようなお話も私は伺っていますので、例えばイノシシの対策とか空き家の問題、こういうものについて、今後どのような対策をとっていくのか、お尋ねをしたいなと思います。 248 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。 249 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) まず初めにイノシシ対策について、どのような内容の話であったのかについてご答弁申し上げます。八郷地区のいずれの会場におきましても、イノシシが増えている状況から、対策を求める声が出されておりました。猟友会にわなの設置を通年で許可するように求めるご意見や、猟友会の高齢化や免許取得者の減少への対策を求めるご意見、通学路をはじめ一般市民の安全確保を問うご質問などが出されております。  これらに対しまして市からは、通年のわなについては、猟友会と協議して時期の見直しを図ること、猟友会の高齢化等に関しては、補助のほかに、ほかの方策も考えていくこと、通学路や一般市民の安全確保につきましては、警察のパトロールや学校の見守りを行っている現状や、今後のイノシシ対策について、捕獲中心の対策から地域の協力による対策や、ドローン等を活用した対策、モデル地区の設定など、総合的な対策を考えている旨をご説明していたところでございます。  続きまして、空き家対策につきましては、石岡地区、八郷地区のいずれの懇談会におきましても、ご質問をいただいております。ご質問の趣旨といたしましては、地区内にある空き家へのご心配から、市として今後の対応はどうするのかというものでございました。私からは、市内に約1,360件ある空き家に対応するため、今年8月に空家等対策計画を策定し、また、これらのうち特定空家等として対応を要するものが285件あるため、今後、これらに対しまして文書による指導、勧告、命令等を段階的に行っていくことをご説明したところでございます。  以上でございます。 250 ◯議長(岡野孝男君) 14番・櫻井信幸君。 251 ◯14番(櫻井信幸君) 私は、1回目にその話をお聞きしたいと言ったんですけれども、それがなかったものですから、それはいいですよということで、空き家とイノシシが多かったなと。こういうことで、今後、具体的にどういうふうにしていくのかということを、今質問したわけですから、空き家についてはわかりました。イノシシ対策については、担当部のほうでどのようにお考えなのか、お尋ねをしたいと思います。 252 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 253 ◯経済部長(諸岡広明君) 私から、イノシシ対策についてご答弁申し上げます。市民懇談会の中に数多く、八郷地区の方からイノシシ対策について質問等がございました。その中で、意見、要望等をどのように具体化していくのかということにつきましてご答弁申し上げます。被害防止につきましては、イノシシを近づけない、農地に侵入させない、捕獲するの3つの対応が重要と考えているところでございます。  まず、1つ目の「イノシシを近づけない」具体策につきましては、山林と農地の境界付近の草刈りや耕作放棄地の適正な管理により、イノシシの隠れ場をつくらないこと、また、イノシシの餌となる野菜や果実などを放置しないことなどにより、イノシシが近づきにくい環境づくりを促進していかなければならないと考えているところでございます。  2つ目といたしまして、「農地に侵入させない」につきましては、電気柵の設置が有効な方策でございますので、引き続き設置の補助などを行うとともに、網というか、柵の設置につきましても、補助の対象を進めているところでございます。  3つ目の「捕獲する」についてでございますが、6月と9月に実施しております鳥獣被害対策実施隊による有害鳥獣の捕獲と、現在、狩猟期間の捕獲を行っているところでございますが、その間の空白期間におきましても被害や出没がございますので、被害が続いている地域については、空白期間においても有害鳥獣期間を設け、わなによる捕獲ができないか検討を進めております。また、捕獲方法につきましては、現在主流となっておりますくくりわなに加えまして、箱わなや囲いわなの検討をしてございます。  なお、捕獲については、猟友会に頼っている部分が大変大きくなっており、会員の高齢化に伴う会員の減少が懸念されているところでございます。このため、捕獲する人の確保としましては、わなの免許資格補助を継続するとともに、銃免許についても検討をしているところでございます。将来の猟友会を担う人材の確保・育成を図りたいと思っているところでございます。  イノシシ対策につきましては、猟友会の理解と協力に加え、地域の方々が自らの課題として一緒に取り組むことが大切でございますので、地域、猟友会、行政が連携した総合的な取り組みを研究しながら進めてまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 254 ◯議長(岡野孝男君) 14番・櫻井信幸君。 255 ◯14番(櫻井信幸君) 先日、ドローンを十三塚の上へ飛ばしまして、イノシシのいるところが写ったと、温度を感知する赤外線カメラで感知したと。ああいうふうな手段を積極的にとって、居場所さえわかれば、駆除をするのに効率よくできるわけでありますから、今、石岡市はドローンについては、先日も市長が新聞に載っていましたけれども、違う意味で、災害か何かでしたかね、ドローンを使ってと。また県のほうでも、大きなドローンを使っていろいろなことをやっていこうというようなことを始めるようであります。石岡市でも、そういう最先端の技術というのを取り入れながら、効率よく駆除していくということは必要であると私は思います。  これについて、市長のお考えをお聞かせいただければということと、あと、先ほど……。それは後でまたやります、一問一答ですから。  先ほど部長がおっしゃっていました里山近くの荒地をきれいにしてというふうなお話が出ました。お話の中で、やはり行政だけでなくという話が出ました。私は全て役所にやってくれよというのはまずいと思う。何でも言えばやってくれると。先ほどから言っているように、財源がないんでしょう。限られているんですから。ですからそれは、地域の人も協力していただき、あるいは、大分県の日田市で里山再生をやっている方がいるんですけれども、それはボランティアを募集するんです。そのボランティアは民泊をしまして、その民泊の宿泊料まで払ってボランティアに来るんです。そういうボランティア活動で里山を再生して、そこは結局、土砂崩れなんですけれども、あとは鹿とイノシシというような対策をとっております。  ですから、そういう、これまで市民懇談会で部長が答弁して、市民の皆さんに答弁してきたことも含めて、もっとやり方はたくさんあるんです。毛皮の話も半年くらい前にしましたかね。それはもうその後、この間、新聞に出ていましたけれども、城里の方がもう始めた。あれは同じものなんです。命を大切にするという同じ話なんです。これについてもやはり遅いんです。先に提案しているのに、後からの人に……。それは手柄とかそういうものではないですけれども、もう向こうはやるんです。いいと思ったらやる。  ですから、そういうことも含めて、今後、里山再生とか、そういうことは、やはり市民に協力を得た……、協力というのではないな。市民も当然やったり、ボランティアを募集したり、そういうことをやるんです。山林の間伐なんかに今、ボランティアが来ているんですから。どうもやる気がない、そう感じてなりません。これについては一応要望として、提案として申し上げておきます。よろしく考えてください。  あと、市長に対しては、私がこれまで提案してきたことについてのお考えをお尋ねしたいと思います。 256 ◯議長(岡野孝男君) 市長・今泉君。 257 ◯市長(今泉文彦君) 市民懇談会における捕獲したイノシシの利活用について、ただいま担当部長から申し上げたとおりでございます。処分していたものを有効活用し、お金に変えていくことも、イノシシ対策の成果を上げる方策でございます。今後、検討していかなければならないと考えております。なお、当面は、捕獲だけに頼らない地域ぐるみの対策が大切であり、環境整備など方策を有機的に結び付け、総合的に実施していく必要があると考えております。  ということでありまして、市民懇談会での意見で、イノシシが多かったということでありますけれども、平成26年から27年、28年、29というふうに、今の形態でやってまいりました。その前と何が違ったかということでありますけれども、要望が26年度までは極めて多かったわけです。それが、提案が増えてまいりまして、今、櫻井議員がおっしゃったとおり提案型になってきたということであります。地域ぐるみで対応する、やってほしいと言うだけでなく、自分たちが何ができるかということが提案の中にありました。そういったことで、総合的な対策を実施していく必要があると考えております。  以上です。 258 ◯議長(岡野孝男君) 14番・櫻井信幸君。 259 ◯14番(櫻井信幸君) よろしくお願いいたします。3項目ほど質問をしたんですけれども、あと1項目残っております。そういう中で、私は市職員の、特に幹部の皆様方の積極的な協力がないと、物事は前に進まないと思います。リーダーである市長がやりたい、あるいはこういう提案をしてきたといったら、そこを積極的に皆さんで模索していくということをしていかないと、石岡は本当に遅れちゃうと思いますよ。  最後に1点、先ほどはちょっと失礼な話になっちゃったかなとは思うんですけれども、議員の発言をさせないというような市民懇談会であったということを言いましたけれども、私はこの市民懇談会の中で、皆さん各出席した議員は、提案というか、その質問、提案に対して、いろんなアイデアを持っているんですね。そのときにお話しできないというのが残念だったんです。県外の人が土地を持っていて、そこが荒れちゃって困っているんだよというお話なんかに対しても、ほとんど積極的な答弁ができませんでした。私は、例えば小美玉市が今、特に旧小川、あそこら辺がやっていることをまねしただけで、解決できると思います。ですから、いろんなアイデアはあるのに、議員は黙っていてくださいという市民懇談会は残念だったなと。紹介なんかは本当はどうでもいいんですけど、そういう市民懇談会、みんなで集まっているんですから、話し合える、そういう市民懇談会にしていかないとだめだと思います。一風変わって今年はというふうに区長会で考えたんでしょうけど、やっぱりやる以上はいいものにしていかなくちゃだめです。  そういう点で、最初、失礼なふうに聞こえるかもしれませんけれども、今後、言われるがままじゃなく、市役所側でもこういうものに対しては意見を言って、いい方向へ進めるように努力していただきたいと思います。  次に、4項目目、国指定史跡ですかね。常陸国府跡について提案を申し上げます。これは1項目ですから、この件についてお伺いしますけれども、現在、市民会館と石岡小学校というんですか、あそこのところに、ただいま申し上げました常陸国府の跡がございます。ここについては、これまでにも多分、合併前からいろいろお話が出たと思います。そろそろですけれども、やはり衰退してきつつある石岡市を少し建て直すという意味でも、また、中心市街地の活性化を図れると私は思うんですけれども、この常陸国府跡を復元してはどうかと思うんです。これについて、現在、執行部側ではどのようなお考えがあるのか、まずお尋ねをしたいと思います。 260 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 261 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。常陸国府跡の復元のご提案でございますが、現在、常陸国府跡がある場所は小学校用地として利用している状況にございます。仮に国府跡にあった国庁等の施設を復元することとなる場合、その復元した建物が学校のグラウンドの上となることから、現段階では難しい状況であると考えてございます。  以上でございます。 262 ◯議長(岡野孝男君) 14番・櫻井信幸君。 263 ◯14番(櫻井信幸君) 毎回この一般質問の中で、きのうも佐々木公室長から、1,300年の歴史に磨きをかけてというご答弁がございました。私は、石岡の資源は本当に歴史であるなと思います。これを本当にお金をかけて本格的にやっていかないと、この歴史は埋もれてしまって生きていかない、活用できないと思うんです。  実は岩手県に、これは向こうの教育委員会が送ってくれたんですけれども、史跡志波城跡というのがあるんですね。そこも、国庫補助とか県の補助とかを活用しまして復元をし、今、歴史愛好家に人気が出ていると。それで、これはしょっぱなが平成4年から始めた。それで、27年までかかっているんですね、この事業は。1期、2期、3期と。  やはり常陸国府跡についても、ぱっとできるものではないと思うんですよ。ですから、こういうふうな長期的展望を持って、こういうものを復元していこうと。そして、その歴史を活用して、例えばあの周りには敷地がないものですから、駅周辺に大きな駐車場をつくって、そこから復元した場所まで、市外から来た方等々に歩いていただきながら、その商店街の活性化を図るというようなことが、私はできるのではないかなと。中途半端な復元ではなくて、本当にすごいなというものをつくらなければ、効果は薄いと思う。夢のようなお話を言っていて、本当に皆さん眠くなっちゃうようですけれども、申し訳ないなと思いますけれども、本当に石岡の歴史を生かしていくのには、もうここら辺までやらないと、できないと思います。  それで、恋瀬川という川があります。またこれも活用し、1つの、歴史愛好家でも観光客でもいいんです。そういう人が歩く動線をずっとつくるんです。そして、活性化を図り、そういう中から、石岡はいいなと思ってそこに住んでいただく。定住人口を図る。交流人口の後に定住人口を図るという手法がとれるのではないかなと思うんですね。その点について提案をいたしましたけれども、お考えをお示しいただければと思います。 264 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 265 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。文化財の利活用という観点からご答弁申し上げます。石岡市には、国の特別史跡に指定されている常陸国分寺跡や常陸国分尼寺をはじめとしまして、建造物を含めますと国指定が7件ございます。今後これらの文化財につきましては、順次、保存活用計画を策定していくところでございますが、常陸国府跡につきましても、この保存活用計画の中において、さまざまな活用方法を検討してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 266 ◯議長(岡野孝男君) 14番・櫻井信幸君。 267 ◯14番(櫻井信幸君) 今のところそのような答弁しかできないかなとは思いますけれども、徐々に、例えば市長も、きのうも出ましたけれども小中一貫校とかいうお話をしております。また、イベント広場においても、ものすごい財源を投入して、6,000坪ぐらいでしたかね、あそこを買ったのは。そういうことで財源を投入した土地もございますから、長期的展望じゃなく……、復元することについては、今泉市長が在任中は難しいのかなと思いますけれども、そのきっかけをつくってもいいのかなと思うんですよ。  それで、例えば小学校については小中一貫を使うとか、もう市民会館については、私はあの位置は違う場所が理想的であると思います。石岡市はたくさん土地を持っていますよ、遊んでいる土地を。申し訳ないですけど。利活用しなくちゃもったいないです。ですから、そういうことも含めて、まずきっかけづくり、小学校については小中一貫というお話が出ているんですから、来年やれというお話じゃないんです。そういうきっかけづくりをなさったらいいのかなと思うんですけれども、最後に市長のお考えをお聞かせ願いたいなと思います。気軽に答弁してください。 268 ◯議長(岡野孝男君) 市長・今泉君。 269 ◯市長(今泉文彦君) 常陸国府跡の復元についてということでありますけれども、ふるさと再生の中でやり残したことがこれであります。                 〔「全部だ」と呼ぶ者あり〕 270 ◯市長(今泉文彦君) はい。                〔「気にしない」と呼ぶ者あり〕 271 ◯市長(今泉文彦君) 常陸国府跡の構想を立てていくということであったわけでありますけれども、現在、保存活用計画を策定していく中で、常陸国府跡についてもその計画を検討していくとなっておりますので、順次、その計画の策定を待つということで、みらい創造プロジェクトには現在入っておりません。しかし、その構想は、今後、文化財マスタープランなど、そういった中で新たに出てくるかと思いますので、ぜひ復元の構想をつくっていきたいと思います。  以上です。 272 ◯議長(岡野孝男君) 14番・櫻井信幸君。 273 ◯14番(櫻井信幸君) 歴史愛好家の方は今たくさんいるそうです。お城を見たり、石垣を見たりという専門の……、何とかガールなんていうのもたくさんいるようですけれども、歴史愛好家という方は今たくさんいるというお話を聞いております。そういう人たちを全国から集め、あるいは世界中から集めるというような構想を持たれてもいいのかなと申します。そういうきっかけづくりを、この始まった4年間でやっていただければなと思います。  また、今回4項目ほど、またまた質問をいたしました。あまりにも答弁は、先ほども言いましたが耳ざわりはいいです。でも、結果を残せる、そういう行政サービスを提供していくことが必要であると思います。それで、できる職員、そういう人をどんどん育ててあげる。それは市長の1つの使命であると、限られた4年間の中でやっていく使命であると私は思っております。この石岡市が本当にぼろくそにならないよう、私たちも頑張ります。  今、企業誘致だ、いろいろ言っていますけれども、今幾つか、グランピングとか、私はこの歴史については正直、専門ではないんですよ。ただ、こういう提案が出たものですから、じゃあ、やってみましょうということで今回提案したわけです。私は八郷の山のほうが得意なんです。ですから、つくばねの再生の問題についてもまだまだいろんな知恵があるんです。これは行政、税金でやろうなんていうことじゃないんです。全て民間の力なんです。そこに行政が力を貸していくと。絶対民間の力を借りなかったら、今後、石岡の再生はできないでしょう。絶対と言ってもいいです。  ですから、ぼろくそにならない石岡、それをやっていくためにも、そういう活用を、民間の力を活用していくということを積極的にやられたらいいと思います。残念なのは1項目目の質問だったんですけれども、それについては今後、違う提案をしてまいります。  まとまらない質問ですけれども、本来はもっとあるんですけれども、細かいお話を申し上げても申し訳ないものですから、これは議場の外でお話をしていければなと思います。この4項目についても、本当に真剣に考えていっていただきたいと思います。今後、私も議員として、皆様にご協力できることはしていきたいと思っています、どうもありがとうございました。 274 ◯議長(岡野孝男君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午後 2時55分休憩            ───────────────────────                   午後 3時10分再開 275 ◯議長(岡野孝男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  20番・徳増千尋君。 276 ◯20番(徳増千尋君) 20番・徳増千尋でございます。今回は2点ほど通告してございますので、よろしくお願いいたします。  まず、観光行政から。この観光行政は、1から5までが風土記の丘についてでございます。6、7が舟塚山古墳及び府中愛宕山古墳について、そして、最後がジオパークでございます。
     では、一番最初、獅子頭の修復についてでございます。これは前回もお聞きはしているんですけれども、今回、auのコマーシャルで、三太郎というんですかね、その撮影があるということで、風土記の丘のほうに連絡がございました。そして、幸いなことにも、まだ修復していない状態でございますので、もしあのまま映像が写って流されたら困るなと、私自身は思っていたので、幸いにも先方の都合で、ほかの場所で撮ることになりまして、お断りされたんですけれども、こういう機会が多々ございますので、修復をきちんとしておけば、安心して、そういうオファーがあったときにこちらも提供できますので。今まで風土記の丘については、大変手を抜いた時期が長うございました。それを考えますと、今はやりのドローンなんかで上から撮影をされますと、あの獅子頭の穴のあいたところが写ってしまいます。どういう角度で撮るかはわかりませんけれども、いろいろ危惧することがございますので、今回は中止になったということで、私自身はよかったと思っておりますが、関係部署といたしまして、修復について、修復するという答弁をいただいておりますので、大体、計画としていつごろまでに修復を完了させるのか。風土記の丘の中は修復することばかりでございますので、優先順位はあるとは思いますけれども、今、風土記の丘というよりもお獅子の公園ということで、子どもたちから大変親しまれております。風土記の丘というのはどこかに行ってしまったような状態でございますので、ちょっと寂しいわけでございますが、そんなことを考えますと、早期に修復に着手していただきたいと思いますので、この修復について、いつごろ着手するのかお伺いしたいと思います。  以上で1回目の質問を終わります。 277 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 278 ◯経済部長(諸岡広明君) 常陸風土記の丘、獅子頭の修復についてお答えいたします。常陸風土記の丘の獅子頭は、他市にもない特徴的な当市のランドマークでございます。現在、各自治体におきましては、2019年の茨城国体や2020年の東京オリンピックを迎えるに当たりまして、国内のみならず、インバウンド対策による外国からの観光客の誘致に向けた取り組みが、行われているところでございます。獅子頭は、議員ご指摘のとおり劣化等が進んでおります状況を踏まえ、早急な修繕を図りたいと考えているところでございます。新たに整備いたしました遊具施設とあわせ、国内外を問わず、子どもからお年寄りまで安心して楽しめる憩いの場となるよう、常陸風土記の丘の魅力向上に努めてまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 279 ◯議長(岡野孝男君) 20番・徳増千尋君。 280 ◯20番(徳増千尋君) なかなかはっきりしたご答弁をいただけないとは思っていたんですけれども、とにかくこのように外からの……。コマーシャル撮影というのは、映画の撮影と違いまして、好むと好まざるにかかわらず、どんどん1日中流しているものですから、嫌でも目に入ってまいります。こちらからお金をかけなくてもコマーシャルしていただけるわけですから、そういうのを逃す手はないと思いましたので、早急に修復をしていただきたいと思います。多分、風土記の丘の中のほかの修復もありますので、計画書をつくるのではないかなと思います。できるだけ早期にお願いしたいと思います。  では、2つ目に移ります。大賀ハス池の整備と……、これはもう整備ばかりで大変申し訳ないんですが、八つ橋の復活整備、これも前回の質問のときに、ハス田のほうは、あの小さな池の半分だけしゅんせつする予算を考えているとおっしゃっていただきました。あの池の中を半分だけしゅんせつしても、鉄板を張ってやるのかどうかわかりませんけど、上からの水、泥は流れ込みますので、どうせやるなら池全部ですよ、小さいわけですから。そして、あそこに生えているアシやミクリ、ああいうものも抜かないと、ハスは負けてしまいます。本当にしゅんせつのときに、そういった草を抜くことから全部やらなければならないと思いますので、私は、半分だけなんていうことを言っていないで、きちんと、小さな池ですから、全部しゅんせつしていただきたいと思います。機械を入れるのは2回入れることになりますよね。そうすると、観光客の足も鈍ってくる時期がございます。ですから、1回で済むようにしゅんせつをしていただきたい。  そのしゅんせつのときに機械を入れるわけですから、そのときにこそ八つ橋の復元をしていただきたいんです。今までの八つ橋は下まで全部木でしたので、腐食するのが早うございました。今度は、上のところも擬木で構いません。もちろん下はステンレスでも何でも、少し長持ちするものでつくっていただきたいと思います。木は確かに趣はあるんですけれども、擬木でもいいと思うんですね。あれがないと、ハスの花の時期、7月の末から8月にかけて、その時期に観光客の方がたくさん見えます。写真の愛好家の方もたくさん見えております。できればあそこで以前やっていたように、乾杯条例があるわけですから、風土記の丘での観蓮会も復活していただきたいと思います。  一つ一つやっていかなければならないので、以前のような風土記の丘まで戻すのは、時間がかかると思いますけれども、以前やっていたことができないわけがないんですね。事務所にいる人数は前の倍以上おります。前の方たちだけでやっていたわけですから、できないわけがないんです。ですから、そういった人的配置もできておりますので、ハード面はしっかりと経済部のほうで面倒を見ていただきたいと思います。  この部長の答弁では、半分だけしゅんせつしますとおっしゃっていましたけど、何とかこれ、あんな小さな池ですから一遍に、1回でできないんですかね。もう一度ここをお考えいただきたいと思いますので、ご答弁願いたいと思います。  1回目の質問を終わります。           〔「やってやれよ、頼んでいるんだから」と呼ぶ者あり〕 281 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 282 ◯経済部長(諸岡広明君) 金山池の大賀ハスにつきましては、近年、池への土砂等堆積物により、生育環境が悪化しているところでございます。先ほど議員がおっしゃったように、今年度、土砂のしゅんせつ工事を一部実施するところでございます。これにつきましては、継続してしゅんせつ工事を実施することによりまして、大賀ハスの生育環境の改善を実施してまいりたいと考えておるところでございます。また、しゅんせつ工事完了後には、老朽化によりまして撤去しました八つ橋等の整備についても、風土記の丘を訪れた観光客の観覧のポイントでもあったことから、今後、整備計画等を進めまして、優先順位による整備のほうを図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 283 ◯議長(岡野孝男君) 20番・徳増千尋君。 284 ◯20番(徳増千尋君) 考えていただけることは非常にありがたいんですが、実行に移していただきたいと思います。しゅんせつですけれども、今、引き続きやっていきたいということは、1回にできないというように理解してよろしいわけですか。2回に分けるんですね、そうなりますと。質問を続けてよろしいですか。2回に分けるということでございますか。明確にこの辺の答弁をいただきたいと思います。予算取りのときに、一遍にできるだけの予算をとっていただきたいと思いますので、そこは部長の頑張りどころだと思いますので、もう一度ここだけ確かめたいと思います。 285 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 286 ◯経済部長(諸岡広明君) 今年度におきましては半分という形でしゅんせつ工事を実施して、また来年度、引き続き実施するような方向でやってまいりたいと考えているところでございます。 287 ◯議長(岡野孝男君) 20番・徳増千尋君。 288 ◯20番(徳増千尋君) 29年度は半分ということで理解できました。  では、引き続き30年度で、残りの半分を実施するということで理解してよろしいですか。間をあけてしまったら、先ほどから申し上げているように、泥はどんどんたまってまいります。結局、全部やり直さなければならないことになりますので、ここは頑張りどころだと思うんですね。  では、今年の予算で半分やって、縦に半分なのか、池の横に半分なのかわかりませんけれども、まだそこまで詰めていないのか。とにかく、縦横にしても残りの半分は来年度の予算で完成させるということを、ここでお約束していただけますか。  なぜこんなにしつこく申し上げるかといいますと、あのひどい状態……。私は本当に自分自身、何年か足を運ばなかったことがいけないとは思っているんですよ。でも、本当にひどい状態になりましたね。入り口の歩道のところはどうにか直していただいて、正面から入って、みすぼらしさは少々なくなりましたけれども、本当にあれが鹿の子遺跡ですか、その風土記の丘かと思うような状態になってしまいました。前は……、前のことを言うとおかしいんですけれども、地域の染谷地区の方々がすごく思い入れがありまして、草とりでも何でも、雨が上がると午後からでも来てやってくださったんですね。今はそういう人間的つながりが大変希薄になっていまして、なかなかそういうふうに上手にやっていただくわけにはいかないような感じでございます。  ですから、ここで詰めたいのは、もう一つ一つ修復していかなければなりませんので、そのしゅんせつのこと、今年の予算でやって、半分の残りは来年やるように、鋭意努力をするということをお約束していただけますか。               〔「努力じゃだめだ」と呼ぶ者あり〕 289 ◯20番(徳増千尋君) 結果を出していただきたいと思います。目に見える形でございますので、ぜひとも頑張っていただきたいので、もう一度質問いたします。 290 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 291 ◯経済部長(諸岡広明君) ただいまの質問につきましてご答弁申し上げます。大賀ハスの生育環境の改善をしていくためには、本年度、半分という形でしゅんせつ工事を実施するわけですけれども、その改善に当たりましても、継続して来年度もできればという形で考えているところでございます。  以上でございます。 292 ◯議長(岡野孝男君) 20番・徳増千尋君。 293 ◯20番(徳増千尋君) 部長、弱いですよ、今の言い方じゃ。できればじゃなくて、完全に実施いたしますと言い切っていただきたかったんです。お気持ちの中にはそういうお気持ちがあると推察して、次の質問に移ります。  3つ目です。桜の花のころからアジサイの花のころにかけて、大変車が多うございます。特に桜のシーズンは、鹿の子のほうまでずっと車が土日、祭日は連なっております。その中で、前回も申し上げたんですが、前が石岡斎場でございます。石岡斎場に来る車が、今までは1回あったそうですけれども、一応支障がなく、ご葬儀が済んだり何かしているようでございますが、そういうことも考えると、あそこは駐車場がないためにあんなに混雑するんですね。ですから、駐車場をもう1か所、地続きであいているところがあるじゃないですか、杉林が。風土記の丘の正門に向かって右も左も杉林です。一度交渉していただきたいんです。道路を挟んで前の杉林は、補助金が入って、環境湖沼税だったと思いますけれども、あそこは木を伐採したりしておりますので、手をつけることはできませんね。それと、あそこは低くなっていますから、もし伐採したとしても、随分土を入れなければなりません。持ち主のあることですから、交渉しなければなりませんけれども、両横をできれば買い求めていただきたい。そういうことも考えていっていただきたいんですね。あのまま毎年、今年もこんなに混雑、こんなに混雑では、だんだん観光客も減りますので。  ほかのところに車を止めて、バスで送り迎えしますよと言っても、なかなかそういう場所には乗用車を止めていただけていないんですね。隣が杉林ですから、ぜひともお考えいただきたいと思うんですけれども、この駐車場の混雑について、部長はどのようにお考えか、ご答弁願いたいと思います。 294 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 295 ◯経済部長(諸岡広明君) 駐車場につきましてご答弁申し上げます。常陸風土記の丘につきましては、特に桜のシーズンに、市内外からの多くの観光客でにぎわいを見せております。さくらまつりの期間中、約1か月にわたり、桜の野点や桜のしおりづくり体験、夜間のライトアップを実施するなど、魅力アップに取り組んでいるところでございます。これらの取り組みもあり、インターネットの桜の名所ランキングにおきましては関東でも上位に入るなど、知名度が高まっているところでございます。  これに伴いまして、自家用車での観光客が増加しており、駐車場不足による路上駐車が課題となってきております。駐車場対策としましては、さくらまつり期間中の土日に、畜産試験場を臨時駐車場としてシャトルバス等の運行を行っておりますが、どうしても施設の近くに路上駐車をされ、渋滞を引き起こす状況になってございます。今後、新たな駐車場整備や、観光客に迷惑のかからない渋滞緩和に向けた方策を考え、実施を考えてまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 296 ◯議長(岡野孝男君) 20番・徳増千尋君。 297 ◯20番(徳増千尋君) ぜひとも解消に向けて、これも鋭意努力していただきたいと思います。  では、次に移ります。茅葺き職人の育成と活躍の場の提供、そして将来に向けた安定した処遇をお願いしたいと思います。この茅葺き職人ですけれども、1人は完全に育っております。もう一人の方、次はやめられて、また1人の方は、職人としての腕を磨き上げたんですけれども、残念ながら、腕に職をつけたらやめられてしまいました。そして、個人でいろいろなところの民間の仕事、お寺さんや何かを請け負っていらっしゃいます。  金沢市の匠の学校、職人大学校と石岡市の職人の養成とは、全く目的が違うんですね。同じ時期にスタートしたんですよ、石岡も金沢も。でも、目的がまるっきり違う。向こうは伝統工芸の職人さんを育成して、その方たちが一人前として食べていくことができるように、そしてまた伝統工芸を引き継いでいくという。その裏には、裏千家の茶道のバックアップがあるから、あそこまでできたんですね。  石岡市の場合は、最初の目的というのは、有料エリアや何かに、全体にですけれども、茅葺き民家が多々あります。それを外に頼んでいたのでは大変費用がかかるということで、何とか職人を養成できないかということで始めたんですけれども、なかなか思うようにいかなかったんですね。でも、今年の方も1年して、もう一人前だと思います。そういう方が前回のように退職されたのでは、目的が達成できないんですね。教えてくださる親方たちも、もう大変高齢でございますので、これから先何年教えていただけるか、高いところに登る仕事でございますので保証がございません。じゃあ、今育成できた職人を何とか将来につながる処遇、そうしないと、やはり外に出て行ってしまいますので、できればあそこの職員として処遇を与えていただきたいと思います。これは、答弁は結構でございます。  私は、あそこの職人さんたちを見ていまして、なわを結わうこともできないところから始まった若い人が、一人前に屋根をふくことができるところまで1年間で行っているんですね。もちろん手の筋はあります。ですけれども、ここのところ順調に育っております。あとは処遇です。ぜひともそこは考えていただきたいと思います。  それと、活躍の場の提供と書きましたのは、石岡市内にも、いわゆる市指定だの県指定ということで、もちろん国指定の建造物もございます。楼門の屋根もそうですね。ただ、楼門の屋根は、私は、屋根というのは茅葺きですから、消耗品と思っているんですね。茅をどんどん取り替えていかなければなりませんから。でも、あそこは国指定ということで、文化庁の許可、そして文化庁のほうが見に来て、その中で、計画をしたり何かしないと、手はつけられないそうなんですね。ただ、ほかのところで頼むよりも、3分の1で茅葺き民家の職人だったらできます。  それも今、遠慮しているというのは、もちろん文化庁のこともあるんですけれども、やはり産業文化事業団は市からお金が出ているところ。あそこの楼門の管理や何かも、もちろん地元の方もありますけれども、3分の1を国から、3分の1を県から、3分の1を石岡市から出して修復するそうです。そうなると、最後の3分の1は市から出すとなると、市長から支払いと。支払う人と、産業文化事業団でもらう、産業文化事業団の理事をしている人が同じだと、いろいろなことでおかしいのではないかというようなことを探られるのが嫌で、手をつけないでいるんですね。3分の1でできるし、それと何よりも、私はその金額的問題よりも、茅葺き職人たちがほかに行ったときに、どこを今まで修復したことがあるんですかと聞かれたときに、一般の民家だけよりも、そういう文化財も、どこどこの文化財も修復いたしましたと言うと、そこで職歴というか履歴が上がるわけですよね。それと、受ける方も安心してできるという。何とかそこのところをできないかなと思いまして、文化庁絡みだから難しいということもあると思いますけれども、その辺のところの活躍の場の提供も、今後、考えていただきたい。  これは、次の質問にもつながるんですけれども、文化庁のほうに石岡の現状を提案して……。だめでもともとじゃないですか。こういうことをクリアできないかということで、提案することもできると思うんですね。ですから、これは次の質問の中に入ってしまいますので、そこの部分は控えますけれども、とにかく、あの仕上がった職人の方々に、箔がつくと言ったら変な言い方かもしれませんけれども、そういう職場の提供を考えていただきたいと思います。  そして、職人が4人、5人と育ったときに、風土記の丘の別部門として、外に収入を得に行くことが……。今だってもちろん、民間の仕事はいっぱいやってきていますから、収入を得ることもできるわけですね。ですから、別部門をつくることもできます。ぜひそのこともお考えいただきたいと思います。  これについては、毎年1人、職人さんが一人前になったら、またアルバイトとして入れるということをお考えかどうか、部長にお聞きしたいと思います。 298 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 299 ◯経済部長(諸岡広明君) 茅葺き職人の育成についてお答えいたします。現在、常陸風土記の丘におきましては、茅葺き職人1名、研修生1名がいる状況でございます。茅葺き職人の育成につきましては、常陸風土記の丘の指定管理者であります産業文化事業団では、市内に数多くある茅葺き民家の維持、次世代に継承していくために、年々減少している茅葺き職人の研修生1名を育成しているところでございます。茅葺き職人の育成でございますけれども、市としても、伝統工芸の継承と、茅葺き保存にかかわる人材育成等が必要であると考えております。今後、石岡市産業文化事業団と連携を図りながら、育成等の考えを進めてまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 300 ◯議長(岡野孝男君) 20番・徳増千尋君。 301 ◯20番(徳増千尋君) ぜひとも継続して職人を育てていただきたいと思います。  では、次に移ります。5つ目、有料エリア、これは風土記の丘の奥にございます有料エリアの展示物についてでございます。研究室の展示物です。これは、常設として飾ってあるんですけれども、展示物を1年に一度ぐらいは取り替えてほしいなと思ってはいるんですけれども、なかなかそういうわけにいかない。やっとその理由の1つがわかりました。  展示するものはたくさんあるんですけれども、あそこの展示ブースというか、ガラスのショーケース、大きいほうですね。そこが扱いにくいということなんですね。横から入って、後ろ前面をあけることができない。横から入るだけで、横から入るということは、カニが歩くように……。レプリカだったらいいんですけれども、あそこにはもちろん本物も飾ってございます。ですから、学芸員の方は怖いと思うんですね。横に歩いていって、それを取り替えなければならないと。そういうこともあって、なかなか展示物の交換ができなかったようでございます。  ですから、構造上の問題もありますので、今回は、ここについて私はしつこく申しません。なかなか難しいと思いますので。ただ、でも1つでも2つでも、取り替えていただきたいと思います。そしてそこの場所を小学校高学年になったときに、前はよく小学生が、学校から校外学習みたいな形で来ていたんですけれども、そういう形で、自分の住んでいる地域の歴史を覚えるために、また誇りを持つためにも、あそこを学習の場として活用していただけないものかどうか。これは、教育委員会のほうでご答弁願いたいと思います。  以上でございます。 302 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 303 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。まず、展示替えでございます。これは議員のご質問にもございましたように、展示ケースの構造上、非常に展示品の出し入れが困難な場合もございます。ただ、展示室におきましては、展示室の一画ではございますが、平成27年度から市内の遺跡の発掘調査の成果を報告する目的で、「石岡を掘る」と題しまして発掘調査報告会を開催してございます。展示では、発掘調査で出土した出土品の展示を行いまして、職員が作成したパネル等により、その成果を紹介しているところでございます。今後も企画展の開催を予定しておりますので、展示内容につきましても工夫をしていきたいと考えてございます。  また、展示室の学習の場としての活用でございますが、現在、教育委員会では、ふるさと学習を推進しておりまして、常陸風土記の丘の展示室を活用していくことは、ふるさと学習の理解をさらに深めるための重要なことだと認識しております。これまでも多くの小学校で展示室を利用していただいておりますことから、展示内容を工夫するとともに、今後につきましても、小学校への利用の呼びかけに努めていきたいと考えてございます。  以上でございます。 304 ◯議長(岡野孝男君) 20番・徳増千尋君。 305 ◯20番(徳増千尋君) このたびは大変細かい質問で大変恐縮でございます。  次に移ります。舟塚山古墳についてでございます。舟塚山古墳の整備についてお伺いしたいと思います。この1週間で何回か見に行ってみたんですけれども、愛宕山古墳のほうが形はきちんと残っております。なぜかと申しますと、舟塚山のほうは、裾野がだんだん隣の畑との区別がつかなくなっているような状態で、ちょっと寂しくなっていますね。あそこは何とか整備できないものですかね。あれでは、だんだん山が崩れちゃうような状態になるのではないかなと思います。あそこの入り口の、どちらが入り口と申していいのかわかりませんが、お社があります。お社のお祭りのときに、あの地域の方でも、どこから登っていいかわからないということだそうです。  私は登ってはみたんですけれども、やはり悲しいかな、地権者が自分の土地をどう使おうと自由なんですけれども、もう本当にぎりぎりのところまで、墓石が何基も建っておりました。古い墓石じゃないんですね。全部新しいんです。あれは前にはなかったですよね。  ですから、やはり市が手を入れていないということが、そういうことになるんだと思うんですね。行方市のほうのあの古墳のように高く積み上げて階段をつけてほしい、そんなことは申しません、お墓ですから。前方後円墳という、本当に誇れるものだと思うんですね。その形もだんだん緩やかになってきております。芝なんですかね、あそこに生えているのは。その整備はきちんとできておりますけれども、形が、何しろ寂しい形になってきております。今のうちに何とかあの境界をきちんとしないと、どんな形だったかわからなくなってしまうのではないかなという危惧がございましたので、質問をいたしました。  あれほどの国指定の文化財でありながら、私は行ってびっくりしたのは、フェンスまがいのものが2メートルぐらい張ってあったんですね。ああいうのができちゃうんだなと。どこで張ったのかわかりませんけれども。ですから、ああいうことが許されるのであれば……。遺構があったかどうかはわかりません、あの周りが。でも、遺構があったかのようにきちんと境界は形に残さないと、どんな形の前方後円墳だったのか、これは昔は墳墓だったんだというだけになってしまうのではないかなと危惧しております。この整備についてどのようにお考えか、お聞きしたいと思います。  それと、2つともこれは一緒にお答えいただきたいと思うんです。入り口のバスが止まるところのバイオトイレが設置されました十七、八年前のときには、本当にバイオトイレのはしりでございましたので、あけるとアンモニアの刺激がすごかったんですね。ちょうど夕日の当たる時期に会派の方と行ったものですから、すごかったです。そのときは和式トイレだったんです。今回、行ってみましたら、洋式のトイレに変わっておりました。それが合併後なんですかね、直したのは。確かにきれいに清掃はされております。ただ、近所の方にも言われたんですけど、バスで来る人たちが言うんだよと。あそこのトイレはどうにかならないかと。それは、ドアを開けると左側が男性、右側が女性なんですね。ですから、大型バスで来た方たちは、トイレタイムも兼ねているわけですよ。そうすると、あそこで足踏みして待っていると。それから、一番前の人たちはどんどん舟塚山のほうに来ると。だから、あのトイレを2つに分けることができないのかと言われたので、見てみたら、本当に中は一緒なんですね。  あれは、中をつくり直したときにどうにかならなかったものか。できれば男女別にしなければならないと思います。消防署のトイレだって、前に建て替えるときはひどかったんですよ。それが、建て替えたときにきちんとなりましたのでね、ちょうどあの状態と同じです。見たことある方はおわかりだと思うんですけれども、男女一緒の、ドアを開けると中は一緒です。あれは、改修しないとだめですね。  その点も含め、バイオトイレと、それと舟塚山の……、あれはどこまでできるかどうか、文化庁との話し合いでしょうからわかりませんけれども、整備について、この2点についてお伺いしたいと思います。 306 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 307 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。まず、舟塚山古墳の整備でございますが、先ほどもご答弁申し上げましたが、現在、市内には7件の国指定文化財がございます。この国指定の文化財につきまして、保存活用計画を策定していきたいと考えてございます。策定に際しましては、文化庁や県と協議を行いながら、順次、策定していくことになると考えてございます。  次に、バイオトイレでございますが、現在、舟塚山古墳のトイレにつきましては個人の所有地となっておりまして、借地契約をしている土地に設置しているところでございます。本来であれば、水洗化をすれば、においとかも解消されることになりますが、借地ということもございまして、水洗化につきましては給排水設備が伴いますことから、現時点での整備は困難と考えてございます。そういうことから、バイオトイレの設置になっていることと思います。また、バイオトイレにつきましては、シルバー人材センターに管理を委託してございまして、清掃、監視及び便槽内のおがくずの交換等を行っていただいております。  ご提案の分離につきましては、可能かどうか検討させていただきたいと存じます。 308 ◯議長(岡野孝男君) 20番・徳増千尋君。 309 ◯20番(徳増千尋君) 本来であれば水洗トイレでないと、なかなか皆さん、使いづらいと思うんですが、借地ということで非常に難しいと。その辺のところは、半分諦めてはいるんですけれども、ただ、男女の分離だけはしていただきたいと思います。  それと、7番目です。これは市長にお伺いしたいと思います。石岡の歴史遺産である……。ちょっと待ってください。  まだもう一つ。先ほど国指定の7件の遺産があるということで、計画書をつくるということでございましたが、これはいつまでにでき上がりますか。それを先にお聞きします。 310 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 311 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。本年度より常陸国分寺跡の利活用計画の策定を開始したところでございます。完成までに2年から3年かかる予定でございます。国との協議におきましては、1個ずつ利活用計画を策定していただきたいとのことで、国庫補助金等の補助対象ともなってございます。順次、1つずつ着実に計画策定を進めていきたいと考えてございます。 312 ◯議長(岡野孝男君) 20番・徳増千尋君。 313 ◯20番(徳増千尋君) どうもありがとうございます。2年ぐらいとなると、二七、十四、14年かかるということで、それであってもきちんとしたものをつくっておかないと、あのままなし崩しになってしまうと思います。  7番目の質問に入ります。石岡の歴史遺産である舟塚山古墳、愛宕山古墳、常陸風土記の丘の位置付けをどのように市長はお考えなのか。これは、観光のルートとして周遊になると思うんですね。今、大学生のバスのお客様も多いそうです。相当バスは来ているよということでございましたので、やはり観光はぐるっと回る形にしなければならないと思いますので、これを市長はどのように頭の中で位置付けていらっしゃるのか、ご説明願いたいと思います。 314 ◯議長(岡野孝男君) 市長・今泉君。 315 ◯市長(今泉文彦君) 舟塚山古墳と愛宕山古墳、そして常陸風土記の丘についてでありますけれども、まず、舟塚山古墳と愛宕山古墳については、昔から入船と出船というふうに呼ばれておりまして、ペアになっている古墳であります。これは高浜周辺の舟塚山古墳群の中で最も大きいものの2つでありますけれども。186メートルと、愛宕山古墳が100メートル弱です。そういう位置付けになっております。一方、風土記の丘については、先ほどお話があったとおりでありますけれども、古代家屋が立ち並んでいるという、そして芝生広場があって、大きなお獅子があるということであります。  舟塚山古墳については、文化財の保護活用計画がありますけれども、現在、先ほど徳増議員がおっしゃったとおり周辺部が崩れております。これは喫緊の課題の部分でありまして、計画づくりを待っていては、年々損なわれていってしまうということでありますので、そして、急傾斜の上に建っておりまして、これも対応しなくてはならない部分であります。そういったことを並行してやりながら、周遊観光を考えていくということであります。常陸風土記の丘についても、石岡の貴重な観光資源でありまして、旧石岡においてはこれが2つの目玉になるのではないかと考えております。  それをどうするかということでありますけれども、観光振興計画の策定の時期が来ております。これに位置付けて、舟塚山古墳、風土記の丘、見せる観光ということでやってまいりましたけれども、石岡市街地も含めて、周遊のコースとして考えていきたいと思います。  以上です。 316 ◯議長(岡野孝男君) 20番・徳増千尋君。 317 ◯20番(徳増千尋君) 石岡市街地も含め、周遊の観光としてというご答弁をいただきまして、ありがたいと思います。ぜひともそのお気持ちを持ち続けて、この計画書をつくっていただきたいと思います。早急にお願いいたします。  次に移ります。8番目、ジオパークとして認められた吉生地区の地層を、観光としての活用をするのか、地層学の活用として研究をするのか、具体的にご説明願いたいと思います。これは所管が変わってしまったんですけれども、昭和12年度に、県の指定ですか、これ。天然記念物として球状花崗岩だそうです。私はまだ見たことがございません。  これは、前は総務が所管でございましたので、総務の部長が一生懸命力を込めて、筑波山周辺の観光ルートの1つとして、石岡市もジオパーク構想にかかわっていくということで、随分力を入れていらっしゃいました。指定されたら、何だかジオパークなんて言葉にも出なくなってしまったんですね。認定されてからが問題じゃないんですか。残念ながら、所管替えになって、きっとこれを観光課に押し付けたということは、観光で使うのだと思います。  ただ、観光課のほうは、物販に東京まで行ったり、いろいろなところに、サービスエリアや何かにも物を持っていって販売したりとか、本当にイベントをたくさん抱えているんですね。そこで、人が不足している中でここまで抱えてできるのかどうか、私は非常に不思議に思ったんですね。  今回、本来であれば、一生懸命されてきた総務部長にご答弁願いたいところなんですけれども、これはルール違反になりますので、ご答弁は求めませんけれども、本当に総務部長のあの熱い思いが観光課のほうに伝わって、観光のルートとして使われるといいなと思っております。  では、具体的な観光計画のようなものをつくる予定があるかどうか。まだこの仕事は回ってきただけなので、そんな具体的なところまで行っていないかもしれませんけれども、観光課のほうでどのように捉えて、観光計画でも立てるのかどうか。人数がいない中でございますので、ここまで聞くのは酷かと思いますけれども、ご答弁願いたいと思います。 318 ◯議長(岡野孝男君) 経済部長・諸岡君。 319 ◯経済部長(諸岡広明君) ご質問等にご答弁させていただきます。石岡市を含む筑波山地域ジオパークは、平成28年9月9日に日本ジオパークに認定されました。当市では、筑波山地域ジオパーク推進協議会に加盟し、構成市と連携しながら、吉生地区の球状花崗岩の地層を含めた地域全体の観光活用と、保護・保全のための普及啓発に向け、ジオツアーの実施やジオガイドの要請と、案内看板等の整備による受け入れ環境の整備を進めているところでございます。また、当市独自の取り組みとしましては、平成28年度に講座を5回開催しました。今年度は、12月開催予定の講座を含め、2回の実施を予定しているところでございます。  次に、ジオスポットを回るジオツアーにつきましては、平成28年度は2回、今年度は規模を大きくしたジオハイキングを1回実施してございます。普及啓発の面からは、今年度は、看板の整備を実施してまいります。
     議員のご質問にございます観光としての活用か、地質学の活用として研究するのか、どちらにするのかとのことでございますが、筑波山地域ジオパークは、観光面からの地域振興、地層などの教育・学術、ガイド養成などの市民活動から構成されておりますので、全てを活用し、ジオパークを広めていきたいと考えているところでございます。  以上でございます。 320 ◯議長(岡野孝男君) 20番・徳増千尋君。 321 ◯20番(徳増千尋君) どうもありがとうございました。  では、2項目目に移ります。地方分権と行政改革の提案募集についてお伺いしたいと思います。  これは、私が今さら説明するまでもないことなんですけれども、この分権改革の趣旨というのは、住民に近い地方自治体が、自主的にかつ総合的に地域のことは担ってくださいよということで、地域の諸課題に取り組むことが容易にできるようになったという改革です。これは、国のほうは勝手で、公務員の数が少なくなったから地方におろしたのかななんていう、うがった見方もできるのでございますが、地域の実情に応じて、地方が自らの判断、裁量で地域独自のルールをつくることができるという提案募集方式が内閣府から示されて……、これは26年です。もう時間が大分経っておりますので、石岡でも、先ほどの風土記の丘もそうでしたけれども、いろいろな障害や障壁があって、新しい事業に取り組めないということもあるのではないかなと思ったんですね。  今までの国の政令や法律、もちろん省令、その他に縛られて、職員が新しい仕事をしたい、斬新的なことをしたいと思っても、ひょっとしてこれは補助金が来なくなってしまうのではないかとか、ペナルティーを考えるとちゅうちょしてしまうのではないかなと思います。そういうことがないように、手を挙げて内閣府のほうに提案すれば、内閣府のほうで、もちろん相談はありますけれども、中でもんでくれて、各省庁に折衝してくれると。その折衝してくれる段階で、傍聴も可能だということだそうです。それを考えると、やはりこれは使わない手はないなと思います。  補助金も10年したら、今度はその補助金をもらってつくった施設を転用できますよね。でも、10年経たなくても、この提案制度で認められれば転用できるわけです。そういうことを考えると、そこのうたい文句だけは、大層使い勝手のいい、地方にとって大変有意義な改革だと思います。なかなか手が挙がらないそうでございますが、茨城県では2市1町、既に手を挙げております。26、27、28と、28年が2市1町、あとは1市ずつ、1町とか、毎年、茨城県の中からも挙がっているんですね。そしてこの中に、県からも1人派遣しております。常総市だったと思うんですけれども、常総市からも派遣しているんですね。  私は、もしこれを提案していないのであれば、提案に対して、内閣府のほうから人を呼んで勉強会を開いていただいて、すごくよくわかるように職員の方に講演していただきたいと。講演していただくことによって、そこで、そのパイプづくりができます。何とかこれを利用する方法はないかなと思っておりますけれども、今現在、26年からもう既に3年経っております。石岡市として、障壁となることがあって提案したことがあるかどうか、お伺いしたいと思います。 322 ◯議長(岡野孝男君) 市長公室長・佐々木君。 323 ◯市長公室長(佐々木敏夫君) 議員からございましたとおり、これまでの第1次、第2次の地方分権改革を経まして、平成26年から、従来の地方分権改革推進委員会からの勧告方式から、地域の事情や課題に精通した地方の発意と多様性を重視しまして、個々の地方公共団体から全国的な制度改正の提案を広く募集する募集提案方式が導入されたところでございます。提案の対象といたしましては、地方公共団体への事務、権限の委譲と、地方に対する規制緩和でございます。議員からもございましたとおり、地方分権改革の推進は、地域が自らの発想と創意工夫によりまして、地方創生にとって極めて重要なテーマと認識してございます。権限移譲や規制緩和など、地方からの提案によりまして、実際の制度の改正や改革の成果があらわれております。  このような地方にとって有効な制度でございますが、議員からありましたとおり、本市といたしましてはこれまで提案を行った実績はございませんが、現在、県から62法令中34法令の権限移譲を受けております。まずはできるところから事務の受け入れを行っているという現状にあります。そういう中で、お尋ねにありました市としての障壁でございますが、提案はまだ行ってはございませんけれども、先進事例といたしまして、今後、本市が進めます自転車活用における、自転車レーン設置に係る独自の設置基準を設置いたしまして自転車走行環境を確保した例や、建築基準法の適用除外を可能とする条例によりまして歴史的建築物の保存活用を図った例など、本市におきましても活用できるような事例がございます。こういったことから、事業促進において、障壁の除去に大いに効果があるものと認識してございます。  本制度の導入につきましては、これまで庁内におきまして提案を募集してきたところでございますが、さらに先進事例などを各部局にわかりやすく示すなど、講演のご提案もございましたけれども、それらを含めまして、本制度の周知に努めて、課題解決や活性化に生かせるよう努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 324 ◯議長(岡野孝男君) 20番・徳増千尋君。 325 ◯20番(徳増千尋君) 提案実現の結果と効果は、もう質問できないということでございますので、法令の改正でなくてもできるわけですので、法令まで改正してもらうとなると少々時間がかかるかもしれない、手間がかかるかもしれませんけれども、通知だけでも対応できる事例がたくさんあるそうでございます。ぜひとも私は使っていただきたいと思います。  ただ、残念なのは、これは予算についてとか、あとは税率ですか、そういうものについての提案はできないということですから、国のほうもすごい勝手だなと思います。どんどん自分たちの裁量でやっていいよ、でもお金は出しませんよという、頭は使いなさい、でもお金は出しませんよという、本当に勝手だなと思うんですけれども、でも、分権改革の中でここまで地方に自由度を与えてきたというのは、大変画期的なことだと思います。  戦後の復興期に、経済、それと社会を構成する行政の仕組みをつくることから始まって、そのころはまだ戦後の復興期ですから、インフラとか教育、そして医療、福祉、産業など、そういうシステムづくりが国のほうで大変だったと思うんですね。それが一段落すると、今度は経済の成長期になって、所得倍増計画なんていうのがあった時代だと思います。そのころ、ある総理大臣は、貧乏人は麦を食えなんて言う総理大臣もおりましたけれども、それほど経済が成長した時期で、これは人口が非常に増加して経済成長を遂げたときです。このときに、国が大きなグランドデザインを示して、地方はそれに従って一律の基準で、決められた手続で、金太郎あめのようにどこの自治体も同じようなインフラ整備をしたり、施設をつくったりした時代がありました。  その時期を過ぎて、今度は人口が非常に少なくなってきた。人口減少時代、そして、少子高齢化で、働く人が少なくなってきたということで、地方の私たちも慌てましたけど、国はもっと慌てたわけですよね、国力が低下するということで。ここで考えられたのがこの地方分権。最初はここまでやるつもりはなかったんでしょうけれども、急速な人口の減少で、ここまでやらなければならなくなったと思います。  ですから、今度は個性を生かした、自立した地方、自分の足で立って、金太郎あめではない、個性豊かな地方都市にするためにこの提案募集方式が出され、本当に地方創生という言葉を押し付けられてきました。地方創生をするためには、ぜひともこの提案制度を利用しなければ、達成しにくいのではないかなと思うんですね。今まで押し付けられてきたものを跳ね返すわけですから、本来は、地方分権は我々が奪い取らなければいけないのを、ぼーっとしていたから、人口は減ってくるし、国のほうは国力が低下するから、慌てて地方にこれも分けてあげるよ、あれも分けてあげるよと言ってきているんですが、残念ながらお金はついてきません。ですから、そこをどのようにクリアしてやっていくかが、私たちの問題でございます。  ぜひともこの提案制度を使える限り使って、私は何よりも職員の方を国に派遣して、研修の場と思って、何人も、できるだけ派遣していただきたいと思います。帰ってきたときには、たくさんの知識とお土産を持って帰ってきます。ですから、提案できないのであれば、人を派遣するという形で、国からの知識、そして人脈をこちらに奪い取ってくるという気概を持っていただきたいと思いますので、これは質問ではあるんですけれども、変な質問になりましたが、提案ということで、終わらせていただきたいと思います。  以上でございます。 326 ◯議長(岡野孝男君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午後 4時14分休憩            ───────────────────────                   午後 4時28分再開 327 ◯議長(岡野孝男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  6番・玉造由美君。 328 ◯6番(玉造由美君) 6番、公明党の玉造由美でございます。通告に従いまして、2項目の質問をいたします。よろしくお願いいたします。  質問項目1、第74回国民体育大会いきいき茨城ゆめ国体についてお伺いをいたします。  45年ぶりに茨城県で国民体育大会を開催することとなり、当市におきましても、正式競技としてバドミントン競技を実施することとなりました。また、デモンストレーションスポーツとして5種目が実施されます。開催期間は2019年9月29日から10月2日までです。45年前にも石岡小学校の体育館でバドミントン競技が実施されたとのことでございますが、2019年に開催されるバドミントン競技は、石岡運動公園体育館で実施されます。実施に向け、体育館の一部改修を行うとのことでございますが、どのように進んでいるのかお伺いいたします。  本年8月に、第25回日・韓・中ジュニア交流競技会茨城大会バドミントン競技が石岡運動公園体育館で開催されました。多くの選手団、関係団体、審判、関係者などが訪れ、競技が繰り広げられましたが、何か問題点があったか、お伺いいたします。  また、石岡市が会場となるデモンストレーションスポーツとして、トレイルラン、リレーカーニバル、パラグライダー、ハンググライダー、オリエンテーリング、スポーツ吹矢の5種目が実施予定になってございます。一定期間の中で5種のスポーツをスムーズに、また気持ちよく実施していただくために、どのような準備を進めているか、お伺いいたします。  第74回国民体育大会の正式競技の会場となる石岡運動公園体育館並びに公園内駐車場、周辺道路など、防犯カメラの設置についてのお考えをお伺いいたします。 329 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 330 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。まず、1点目の石岡運動公園体育館の一部改修の進捗でございますが、石岡運動公園体育館は、平成2年の完成から27年が経過しまして、老朽化等により改修が必要な箇所があることから、茨城国体を迎えるに当たりまして、今年度、改修工事の実施設計を行ってございます。これに基づきまして、来年度、体育館等の改修工事を行いたいと考えております。現在、関係部署との調整を行っているところでございます。内容といたしましては、トイレの洋式化、観客席の手すり補修、床面のワックスの剥離・塗布、キュービクル更新、外周フェンス塗装など、国体を安全に開催するために必要な工事を考えているところでございます。  次に2点目、日・韓・中ジュニア交流競技会茨城大会バドミントン競技の開催について、問題点はあったかとのご質問でございますが、競技の運営や施設につきましての指摘は特にございませんでした。  次に3点目、デモンストレーションスポーツの準備状況でございます。議員のご質問にありましたように、当市では県内で最も多い5競技を開催することから、競技の運営を行います各競技団体と、日程や詳細な実施方法等について調整を進めているところでございます。各競技とも、定期的に石岡市内で県大会や全国大会、日本選手権等を開催していることから、これらの実績や経験をもとに、各競技団体が茨城国体時に競技を運営できるよう、市といたしましても会場設営や支援体制等について準備を進めてまいりたいと考えてございます。  次に、4点目の防犯カメラでございますが、本年8月に茨城県警及び石岡警察署の担当者が競技会場となります市内各施設の実施踏査を行い、防犯カメラや警備体制についての意見交換を行ってございます。また、11月2日に県が開催いたしました国体会場運営に係る研修会におきましても、防犯カメラ設置等について要請が県警よりございました。  国体の開催に当たりましては、皇族の方の行幸啓やお成りも想定されております。当市といたしましては、安全安心な国体開催に向けまして、石岡運動公園体育館の既存の防犯カメラの改修や、車上荒らし対策としての駐車場への設置、運動公園周辺への設置等につきまして、石岡警察署等の関係機関と調整を行っているところでございます。  以上でございます。 331 ◯議長(岡野孝男君) 6番・玉造由美君。 332 ◯6番(玉造由美君) それでは、2回目の質問を行います。体育館の一部改修につきましては、改修すべき場所を開催までに改修するということでございましたが、多目的トイレですとか仮設トイレの設置についてはどのようにお考えか、またバリアフリーについては問題はないか、お伺いをいたします。  また、日・韓・中ジュニア交流バドミントン大会の競技の運営や施設についての指摘はなかったとのことで安心いたしましたが、日・韓・中ジュニア交流バドミントン大会では、審判の姿がひときわ目にとまり、今後、茨城国体に向けて地元の審判員の補充について、わかることがあればお伺いしたいと思います。  また、石岡市で開催される正式競技の大会までのスケジュールをお伺いいたします。先ほどの同僚議員のご答弁に、11月にリハーサルとして日本リーグが行われるとのことでございましたが、その内容などをお伺いいたします。  また、防犯カメラにつきましては、安心安全な国体開催に向け、石岡警察署などの関係機関と調整を行っているということでございますが、設置時期につきまして、わかればお伺いしたいと思います。  皇族のお成りも想定しているとのことで、元号も変わり、記念すべきいきいき茨城ゆめ国体になると思ってございます。万難を排し、万全の準備を整えて、選手団、関係者の皆様や遠方からのお客様をお迎えするに当たり、2期目の当選を勝ち取りました今泉市長に、いきいき茨城ゆめ国体にかける意気込みをお伺いいたします。 333 ◯議長(岡野孝男君) 教育部長・武熊君。 334 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。まず、仮設トイレでございます。仮設トイレにつきましては、近年改良が進みまして、温かい便座、ウォシュレット機能付きなど、仮設とは思えないきれいなトイレも登場してございます。国体会場へお越しいただいた皆様の印象を大きく左右する設備であることから、既存のトイレや想定の来場者数、経費等を総合的に検討した上で、設置を進めてまいりたいと考えてございます。  次に、施設のバリアフリー化につきましては、国体に向けて既存の石岡の総合運動公園の体育館について、特段のバリアフリー化の要請等はございませんでした。  次に、審判についてでございます。審判につきましては、茨城国体バドミントン競技会については、主審とサービスジャッジ合わせて最大32名、線審が最大で64名必要となってございます。開催日が平日にもかかることから、審判員の確保が重要な課題となってございます。国体時に競技の運営を行います茨城県バドミントン協会やレディースバドミントン協会等の関係団体が、県内在住の審判員や、近接都県への審判員派遣要請など、国体のジャッジに必要なライセンスを有しました審判員の確保が図れるよう、連絡調整を密にして、支援をしてまいりたいと考えてございます。  次に、国体に向けたスケジュールでございます。改修工事につきましては、平成30年の5月から10月までを見越してございます。その後、来年は福井国体の関東ブロック大会のバドミントン競技会が、8月17日から19日に行われる予定となってございます。この期間につきましては、改修工事はもちろん休止し、競技に支障ないよう進めてまいりたいと考えてございます。その後、8月20日から運動公園体育館の一般利用を停止しまして、工事を進めていく予定でございます。来年の10月5日から8日につきましては、福井しあわせ元気国体のバドミントン競技会が福井県の勝山市で行われます。工事完了が10月末を予定してございまして、石岡運動公園の体育館、前年のプレ大会の設営は、11月3日からを予定してございます。プレ大会につきましては、11月16日から18日にバドミントンの日本リーグ2018石岡大会が予定されてございます。この大会が終了後、11月24日からは一般利用の再開の予定となってございます。  以上でございます。  失礼しました。防犯カメラについてご答弁申し上げまず。防犯カメラにつきましては、現在、体育館内正面入り口に既存のものが5台ございます。ただ、録画機能がついていない状況にございまして、録画機能がついた防犯カメラの設置が求められてございます。また、体育館内のほかに、駐車場を監視できるカメラ等の設置が必要となってございます。これらにつきましては、来年度中に設置できるよう努めてまいりたいと考えてございます。 335 ◯議長(岡野孝男君) 市長・今泉君。 336 ◯市長(今泉文彦君) 茨城国体は45年ぶりの開催ということで、大変心待ちにしているところであります。石岡市といたしましては、いきいき茨城ゆめ国体バドミントン競技会がスムーズに運営できるよう、施設の改修や受け入れ体制の整備を進めているところでございます。また、市内のスーパーやイベント等における啓発活動や、小中学校の児童生徒にご協力をいただいている花いっぱい運動や国体ダンスなどの実施により、機運の醸成を図っているところでございます。  国体は、選手の応援の方々などが全国から石岡市にお越しになります。このため、特産品や地域資源など石岡の魅力を発信していくとともに、関係団体やボランティアスタッフ、地域の方々との協働によりまして、石岡市へお越しになる方々をお迎えしてまいりたいと思っております。  以上です。 337 ◯議長(岡野孝男君) 6番・玉造由美君。 338 ◯6番(玉造由美君) ご答弁ありがとうございました。  続きまして、2項目目、男女共同参画社会の創出についてを質問いたします。  男女共同参画社会の創出のために、当市としましても、10年前より男女共同参画基本計画を進めてきたところでございますが、この10年間で市民の皆様も、男女共同参画社会とはどういう社会なのか理解できるようになり、子どもたちも、男女共同参画社会の中で生きていけるように、教育の中で学び取ってきたと思います。そして、これからは、今までの10年間よりも速いスピードで、男女共同参画社会に向けて前進していかなくてはなりません。また、2016年より女性活躍推進法ができ、これからは一気に男女共同参画社会が前進する時代になると思います。  当市では、第2次男女共同参画基本計画を策定中でございますが、本格的な人口減少時代を女性の活躍で前進させるためには、自然になるのを待つのではなく、できるところから女性の参画を積極的に推し進めていかなくてはならないと思います。そのためには、市庁舎内の施政方針決定過程、委員会や審議会などへの女性の参画を積極的に行っていただきたいと思います。どのような審議会があるか、ちょっと抜き出してみました。将来ビジョン総合計画審議会、男女共同参画審議会、都市計画審議会、文化財保護審議会、スポーツ推進審議会、そのほかにも委員会など無数の機関がございます。そのような施政方針決定過程への積極的な女性の参画を推進するために、どのような取り組みをしているか、また、当市の審議会等の委員に占める女性の割合は23.6%とのことでございますが、平成27年、今年度の女性が占める割合がわかれば、お聞きいたします。また、そのような委員会、審議会等に女性が1人も入っていないという、ゼロのところがあれば、お伺いをいたします。  また、あらゆる分野での女性の活躍推進のためには、保育の受け皿確保が必要不可欠でございます。現在は待機児童ゼロとのことでございますが、仕事と生活の両立をさせながら子育てもする親一人一人の都合に合う保育を確立することが求められています。特にゼロ、1、2歳児の保育を必要とする人が増加傾向にあるとのことで、民間の保育施設の増改築により、昨日の同僚議員の質問の中にも、69人の定員増が図られるとのことでございました。働く女性の希望どおりの保育を確保し、これからますます期待される女性の活躍を、保育の受け皿という形でしっかりと支えていく必要がありますが、お考えをお伺いいたします。  男女共同参画社会創出のために、また、農業後継者不足が深刻化する中で石岡市の農業を支えるためにも、女性の農業分野への参画は重要な意味があると考えます。そこで、農業委員会への女性委員の登用についてお伺いいたします。当市において、平成27年に農業委員の改選があり、農業委員会の選挙が行われました。その後に農業協同組合法の一部改正があり、農業委員の選出の方法が改正されました。当市においての農業委員会委員の任期は来年7月に満了いたしますが、女性の登用のためには選出方法の見直しが必要と思いましたが、お考えをお伺いいたします。  また、地域社会におきましても女性の活躍が期待されるところでございますが、女性の区長、あるいは協力員につきましても女性が務めることも、大いに歓迎されるべきものと考えます。当市としてのお考えをお伺いいたします。または、副区長として女性を配することなども可能なのか、お伺いをいたします。  最後に、地域社会における安全安心な生活を維持するために重要な防災会議でございますが、防災会議の定員は45名で、自衛隊関係、警察、教育、消防関係者など10項目の防災関係の方々を市長が任命すると記されています。任期は2年、平成28年は総員43名中女性は2名とのことでございますが、平成29年の状況をお伺いいたします。 339 ◯議長(岡野孝男君) 市長公室長・佐々木君。 340 ◯市長公室長(佐々木敏夫君) 当市の審議会等の委員に占める女性の割合でございますけれども、地方自治法第202条の3に基づく35の審議会、委員会等を対象としてございます。これは、議員からも例示がございましたとおりでございます。平成20年度に策定いたしました第1次男女共同参画基本計画におきましては、平成29年度までに30%という目標を掲げまして、各部局への呼びかけや、女性の政策決定過程への積極的参加を促進するための女性人材登録名簿の整備などに取り組んでまいりました。  現状を申し上げます。本市における審議会等の委員に占める女性の割合でございますけれども、ここ5年間の推移を見ますと、平成25年度の16.6%から、本年4月1日現在23.6%と、7%の増と着実に進んでおりますけれども、目標には達していない状況でございます。現在策定しております第2次石岡市男女共同参画基本計画におきましても、目標値を掲げまして、引き続き積極的に取り組んでいく課題であると認識してございます。  なお、ご質問にございました女性の委員がいない審議会、委員会でございますけれども、石岡市老人ホーム入所判定委員会、石岡市予防接種健康被害調査委員会、石岡市農業振興地域整備促進協議会、石岡市文化財保護審議会の4つとなってございます。  以上でございます。 341 ◯議長(岡野孝男君) 保健福祉部長・加藤君。 342 ◯保健福祉部長(加藤乃利明君) お答えいたします。一人一人の都合に合う保育ということで、まず支給認定の視点からご説明させていただきます。支給認定には、子どもの年齢や保育の必要性に応じて、1号認定から3号認定まで3つの区分がございます。初めに1号認定でございますが、満3歳以上の小学校就学前児童であって、教育のみを受ける児童が対象で、利用できる施設は幼稚園、認定こども園で、時間は4時間です。次に2号認定でございますが、満3歳以上の小学校就学前児童で、施設としては保育所、認定こども園で、時間は、保護者がパートタイムの就労などを想定した8時間と、フルタイムの就労などを想定した11時間でございます。次に3号認定でございますが、満3歳未満の児童が対象で、施設は保育所、認定こども園、地域型保育施設で、時間は、2号認定区分同様に8時間または11時間でございます。  また、実際、申請から認定まで、どのような一人一人に対しての取り組みを行っているかという点でございますけれども、保育の必要性の認定に当たっては、保護者からの申請を受け付ける際、保護者の就労状況や疾病の有無などの事由と、保育の必要量である標準時間か短時間かの確認を行っております。また、保護者の立場に立って、希望施設を複数選べるよう、3か所まで選んでいただきまして、各施設との綿密な連携を図りながら、希望に沿えるよう努めているところでございます。また、審査に当たっては、保育の必要性の優先順位結果と保護者の意向を考慮しながら、入所の可否を決定してございます。  以上です。 343 ◯議長(岡野孝男君) 農業委員会事務局長・鈴木君。 344 ◯農業委員会事務局長(鈴木 仁君) 選出方法の見直しについてご答弁申し上げます。当市農業委員会は、現農業委員の任期満了が平成30年7月19日となっております。平成28年4月1日に施行されました改正農業委員会法により、これまでの公選制が廃止されまして、推薦・募集による選出方法に改正されたところでございます。改正法では、「委員の任命に当たっては、委員の年齢、性別等に著しい偏りが生じないように配慮しなければならない」と加えられておりますので、農業委員の選出は、この法律に基づき、女性の積極的な登用を図る必要がございます。地域で活躍する多くの女性農業者を登用するために、ホームページや広報紙等を活用した積極的な働きかけを行う予定でございます。  以上でございます。 345 ◯議長(岡野孝男君) 生活環境部長・齋藤君。 346 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 私からは、4点目の、区長会に副区長を設定することにつきましてご答弁申し上げます。現在、当市には、規則により298の区域が定められ、区域の代表者を区長として市より委嘱してございます。また、あわせて各区域から推薦された約1,100人を、協力員として委嘱しているところでございます。区の運営は、区ごとに自主自立が原則となっており、区によっては副区長の役職を独自に設け、それぞれ運用していると聞いております。区長、協力員の皆様に対しましては、石岡市区長及び協力員条例において職務を定め、それに対する報酬をお支払いしているところでございます。  ご提案の副区長の設定につきましては、各区域におけるそれぞれの組織の問題、市からお願いする職務の問題、また、それに対する報酬の問題等から、現状に照らしますとなかなか難しいものと考えます。  以上でございます。 347 ◯議長(岡野孝男君) 総務部長・久保田君。 348 ◯総務部長(久保田克己君) 私からは5点目の、防災会議への女性の参画状況についてご答弁申し上げます。防災会議は災害対策基本法の規定に基づき設置しているもので、地域防災計画の作成及び推進、防災に関する重要事項等を審議する組織となってございます。委員の構成につきましては、先ほど議員がおっしゃられましたように、市長を会長といたしまして、国、県の防災に関する職員をはじめ、自衛隊、警察、消防、防災上重要な施設管理者と、市職員等の43名で構成しております。平成29年度の防災会議への女性の参画状況につきましては3名でございますので、参画率といたしましては約7%の状況となってございます。  以上です。 349 ◯議長(岡野孝男君) 6番・玉造由美君。 350 ◯6番(玉造由美君) ありがとうございました。施政方針決定過程への女性の参画につきましては、5年間のうちに着実に割合を伸ばしているということでございましたが、目標には届いていないということでございます。まだまだ女性が参画できる審議会等はございますので、努力をしていただきまして、参画を進めていただきたいと思います。  また、4つの審議会につきましては、女性がゼロというご報告をいただきました。平成30年度の審議会等の人選におきましては、ゼロのところがないようにしていただきたいと思っておりますが、平成29年度までは30%が目標ということでございましたが、平成30年度のこれからの女性参画の目標数値は、決まっていればお伺いをしたいと思います。  また、農業委員会の新しい規定の中では、推薦と募集を行って女性を積極的に登用するというようなご答弁でございましたが、その目標数が決まっておれば、お伺いをいたします。  防災会議等の女性の参画につきましては、3名の女性が入っているということでございましたが、また、43名中、もう少し努力をしていただければ、女性の参画が多くなっていくと考えますので、よろしくお願いいたします。              〔「努力は女性がするの」と呼ぶ者あり〕 351 ◯6番(玉造由美君) 男女共同参画社会創出のためにと題して質問いたしましたが、約30年前より男女雇用機会均等法が施行され、その後の法改正もたびたびされながら、多くの市民の皆様にも理解が深まってきていると思いますが、実質的にはまだまだ低い状態だと思います。来年度よりは、男女共同参画社会が実質的に前進できますよう、市が先頭に立って進めていただきたいと考えております。  最後に、市長の男女共同参画社会創出についてのお考えをお伺いいたします。       〔「創出はできている。女性が頑張らなきゃだめなの。努力しなきゃ。お願       いします、お願いしますじゃだめなの。自分が頑張ること」と呼ぶ者あり〕 352 ◯議長(岡野孝男君) 市長公室長・佐々木君。 353 ◯市長公室長(佐々木敏夫君) 議員からございましたとおり、現在、第2次の基本計画を進めてございます。間もなく議会の皆様にもご提示できるものと思います。その計画の基本目標の1つに、あらゆる分野での女性の活躍推進を掲げてございます。今回ご指摘いただきました目標を達成するための手段といたしまして、経済分野や行政分野、地域活動において、指導的立場への女性の活躍推進、積極的活用を進めていく所存でございます。  そういう中で、中間目標といたしましては、引き続き30%を目指しまして、さらにその上積みをしていくという形で、現在考えております。間もなく、きちんとした形でお示しできるものと思っております。ご理解いただければと思います。  以上でございます。
    354 ◯議長(岡野孝男君) 農業委員会事務局長・鈴木君。 355 ◯農業委員会事務局長(鈴木 仁君) 何名という目標設定はしておりませんが、1人でも多くの女性農業者を登用するために、ホームページや広報紙等を活用した積極的な働きかけを行っていきたいと思っております。  以上です。 356 ◯議長(岡野孝男君) 市長・今泉君。 357 ◯市長(今泉文彦君) 男女共同参画社会の創出についてでありますけれども、ただいま担当部長がそれぞれ述べたとおりでありまして、多様な考え方、多様な価値観、そういったものが石岡市の地域社会に広がっていけばと思っております。  以上です。 358 ◯議長(岡野孝男君) 6番・玉造由美君。 359 ◯6番(玉造由美君) ご答弁ありがとうございました。女性の活躍によりまして、よりよい石岡市となりますよう、ともどもに一丸となって努力してまいりたいと考えております。  以上で私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 360 ◯議長(岡野孝男君) 本日の一般質問はこの程度にいたしたいと思います。  以上で本日の議事日程は終了いたしましたので、これをもって散会いたします。  次回は、明12月6日定刻午前10時から会議を開き、引き続き市政一般に関する質問を行います。  ご苦労さまでした。                   午後 5時04分散会 Copyright (c) ISHIOKA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...