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  1. 石岡市議会 2017-11-28
    平成29年第4回定例会(第1日目) 本文 開催日:2017-11-28


    取得元: 石岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-06
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 平成29年11月28日(火曜日)                   午前10時00分開会 ◯議長(岡野孝男君) ただいまの出席議員数は21名です。定足数に達しておりますので、ただいまから平成29年第4回石岡市議会定例会を開会いたします。  これより本日の会議を開きます。  初めに、市長・今泉君から発言を求められておりますので、これを許します。  市長・今泉君。                  〔市長・今泉文彦君登壇〕 2 ◯市長(今泉文彦君) 平成29年石岡市議会第4回定例会に当たり、所信を明らかにする機会をいただきましたことに対し、議会の皆様に厚く御礼申し上げます。  引き続き、今後4年間の市政を担わせていただくことになりました。改めて、市政を担っていくその重責に身が引き締まる思いであります。  私の市長1期目は、震災復興と人口減少対策が主となった、まさに「ふるさと再生」の4年間でありました。次のステップは、この石岡市を、首都圏の中でも個性輝く魅力的なまちとするため、「みらい創造」に向けて精進してまいります。子どもを安心して育てられるまち、石岡市ならではのすぐれた教育環境、幾つになっても元気で生きがいに満ちた人生、安全で快適な暮らし、働きがいのある商工業と農林業、そして誰もが訪れたくなるまち、このような石岡市を目指して、次の一歩を踏み出してまいります。その実現のため、「世代が交わる」、「ひとが集う」、「まちの個性が輝く」、この3つを柱として、それに伴う施策を相互に関連したプロジェクトとして展開してまいりたいと考えております。  まず1つ目の柱、「世代が交わる」であります。子どもからお年寄りまで、生涯を通して生き生きと笑顔で暮らすことを実感できる施策を行ってまいります。子育て世代には安心して子どもを産み育てられるよう、子育て支援施策の充実や経済的負担の軽減を図ってまいります。学校教育については、通学路や自転車専用レーンなどを優先的に整備し、安全安心な教育環境の整備を行うとともに、ICT教育を加速化し、小中一貫校の開校など、時代を見据えた教育改革を図ってまいります。少子高齢化人口減少などの社会環境の変化により、防災、防犯など、地域力の低下が懸念されております。これまで以上にそれぞれの地域が心豊かな暮らしを共有していけるよう、地域コミュニティの活性化を支援してまいります。そして、誰もが笑顔で生き生きと生涯現役で暮らす社会を目指し、生きがいと健康の向上を目指す施策を強化し、「(仮称)長生きイキイキ条例」の制定を目標としてまいります。  次に、2つ目の柱、「ひとが集う」であります。人口集積のためには、公共交通の整備、産業の活性化や雇用の確保、安心安全な生活環境の充実が大きな要素であります。人口減少時代に対応したコンパクトシティづくりに向けて、過度な自動車依存体質からの脱却が求められております。そのためにも、地域間の移動をはじめ、健康増進や環境への負荷低減、サイクルツーリズムによる観光振興など、自転車利用のメリットを最大限に生かした、「(仮称)りんりんタウン構想」を取り入れてまいります。あわせて、市全体の公共交通ネットワークの再構築のため、地域公共交通網形成計画の策定を進めてまいります。さらに、本市の発展を見据えた大型プロジェクトである上曽トンネルの整備を計画的に推進するとともに、関係機関との連携を密にしながら、TXの石岡経由での茨城空港延伸に向けての取り組みを積極的に行ってまいります。産業分野においては、地元企業優先の発注による市内産業の成長・発展を促すとともに、企業誘致の強化や新たなビジネスチャンスの創出を図り、新規雇用の確保を推進してまいります。また、当市の基幹産業である農業については、6次産業化や農力・ブランド力アップにより、もうかる農業につなげてまいります。多くの被害をもたらしている有害鳥獣に、特にイノシシ被害に対しては、総合的な対策を推進してまいります。そして、生活道路の整備など、市民生活に密着した環境整備を優先的に行ってまいります。また、防災拠点としての市役所本庁舎の建設とあわせ、自然災害に対する防災・減災対策を強化し、災害に強いまちを目指してまいります。  最後に、3つ目の柱である「個性が輝く」であります。地域の活力を維持増進し、持続可能な発展をするためには、大都市集中の傾向が顕著になる中で、石岡ならではの個性を磨き、選ばれる地域になることが求められます。本市独自の移住・定住の強化を図り、それらの施策や魅力をSNSなど新たな媒体により戦略的に発信してまいります。本年7月に開催した看板建築サミットは、全国に本市の看板建築を発信したところであります。今後、まちづくりファンドの活用促進を図りながら、町なかの町並みづくりなどを進め、にぎわいの創出を図ってまいります。さきに開催された石岡のおまつりにおける山車や幌獅子の位置情報の発信や、クリーンアップボランティアによる清掃作業は、訪れる方々への「おもてなし」として、非常によい評価を得ております。最近の傾向として、首都圏のみならず、外国からの見物客も増加しており、さらに積極的なPR活動や、関係団体との協議を進め、60万人を目標とした誘客対策に取り組んでまいります。また、朝日トンネルが開通し、首都圏から1時間の距離で里山の自然を体験できるといった地域特性を最大限に活用し、里山文化を生かした交流体験観光や、筑波山麓の自然環境を生かした魅力づくりを推進してまいります。  以上が、今後の市政運営における3つの柱でありますが、本市の財政状況は、自主財源の根幹である市税の大幅な伸びは期待できず、厳しい財政運営を余儀なくされております。そのような状況のもと、防災拠点としての本庁舎の建築、上曽トンネルの整備、広域ごみ処理施設の建設など、ビッグプロジェクトを計画的に進めていかなければなりません。厳しい財政状況を全職員が認識し、コスト意識を持ち、徹底した選択と集中による行財政改革の視点を全ての施策に織り込みながら、良質な市民サービスを効果的・効率的に提供できるよう努めてまいります。  また、本年3月に策定した公共施設等総合管理計画に基づき、将来的な財政負担や行政需要に応じた個別施設計画を策定し、公共施設の質と量の最適化を図ってまいります。あわせて、遊休資産の活用や新たな財源の確保への取り組みなどを積極的な対応として図ってまいりたいと考えております。  市民本意のまちづくりを行っていくためには、市民の豊かな想像力をまちづくりへの参加意欲へと結び付ける必要があります。タウンミーティングの開催や新しい市民参加仕組みづくりなど、市民の声が市政に反映するまちづくりを進めてまいります。  人口減少に伴い、コミュニティの希薄化が叫ばれる中、これまで培われてきた協働の目を育て、地域の公共的課題の解決や、まちづくりを地域が自ら行う新たな地域活性化方策に取り組んでまいります。  以上、私の2期目に当たっての所信の一端を述べさせていただきました。全ての施策の根底にあるのは、人口減少社会への対応であります。新たなまちづくりは、量から質への転換が求められます。石岡市の未来を確かなものにするのは、今の私たちに課せられた責務であり、そのかじ取りを市民の皆様から委ねられたわけであります。私は、平成30年度から始まる新しい行動計画に、前例にとらわれない新たな挑戦を盛り込み、「みらい創造」に向かって全力で取り組んでまいります。  議員の皆様、市民の皆様には、引き続きご指導・ご協力を賜りますようお願い申し上げまして、私の所信表明とさせていただきます。 3 ◯議長(岡野孝男君) 以上で発言は終わりました。
     この際、日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。  初めに、石橋保卓君から平成29年10月2日付で議会運営委員会委員を辞任したい旨の申し出があり、議長において承認いたしましたので、ご報告申し上げます。  次に、櫻井 茂君から平成29年10月30日付で議会運営委員会委員を辞任したい旨の申し出があり、議長において承認いたしましたので、ご報告申し上げます。  次に、平成29年10月30日付で大和田寛樹君を議長において議会運営委員会委員に指名いたしましたので、ご報告申し上げます。  次に、前期定例会において可決いたしました運転期間40年を迎える原電東海第2発電所の運転期間延長を行わないことを求める意見書につきましては、お手元に配付いたしました一覧表に示すとおり送付いたしましたので、ご報告申し上げます。  次に、石岡市議会会議規則第85条ただし書きの規定に基づき、議長において閉会中に決定いたしました議員派遣は、お手元に配付いたしました一覧表のとおりでありますので、ご報告申し上げます。  次に、監査委員から、平成29年度9月分までの例月出納検査報告書が提出されておりますので、ご報告申し上げます。なお、報告書は議会事務局に保管してありますので、ごらんおき願います。  次に、地方自治法第121条の規定により、議長において今期定例会に出席を求めた者の職氏名は、    市    長    今 泉 君      都市建設部長    福 田 君    副 市 長     松 隈 君      教 育 長     櫻 井 君    市長公室長     佐々木 君      教育部長      武 熊 君    総務部長      久保田 君      消 防 長     小松崎 君    財務部長      古 内 君      会計管理者     横 田 君    財務部理事                監査委員    兼庁舎建設担当   下河邊 君      事務局長      菱 沼 君    生活環境部長    齋 藤 君      農業委員会                         事務局長      鈴 木 君    保健福祉部長    加 藤 君                         八郷総合支所長   真 家 君    経済部長      諸 岡 君  以上であります。  次に、本日の議事日程は、お手元に配付いたしました議事日程表のとおりであります。  これより議事日程に入ります。            ───────────────────────  日程第1 会期の決定 4 ◯議長(岡野孝男君) 日程第1、会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。今期定例会の会期は、お手元に配付いたしました会期予定表案に示すとおり、本日から12月15日までの18日間といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 5 ◯議長(岡野孝男君) ご異議なしと認め、さよう決しました。            ───────────────────────  日程第2 会議録署名議員の指名 6 ◯議長(岡野孝男君) 次に、日程第2、会議録署名議員の指名を行います。  今期定例会会議録署名議員は、会議規則第83条の規定により   11番 山 本   進 君   12番 村 上 泰 道 君 の両名を指名いたします。            ───────────────────────  日程第3 議案第61号ないし議案第70号 7 ◯議長(岡野孝男君) 次に、日程第3、議案第61号・平成28年度石岡市一般会計歳入歳出決算認定についてないし議案第70号・平成28年度石岡市水道事業会計処分利益剰余金の処分及び決算認定についての計10件を一括して議題といたします。  本案は、いずれも前期定例会において決算特別委員会に付託の上、閉会中の継続審査といたした案件であります。よって、本案については、決算特別委員長から、閉会中における審査の経過と結果の報告を求めます。  決算特別委員長・山本 進君。               〔決算特別委員長・山本 進君登壇〕 8 ◯決算特別委員長(山本 進君) 決算特別委員長の山本でございます。これより決算特別委員会における審査の経過と結果について、ご報告を申し上げます。  当委員会は、平成29年第3回定例会において提出されました議案第61号・平成28年度石岡市一般会計歳入歳出決算認定についてないし議案第70号・平成28年度石岡市水道事業会計処分利益剰余金の処分及び決算認定についての計10議案について、より詳細に審査をするため、議員全員をもって構成する特別委員会として設置されたものでございます。  当委員会の審査は、閉会中の継続審査として、去る9月26日から9月29日までの計4日間の審査日程をとり、説明員として市長及び各担当者の出席を求め、各常任委員会所管ごとの審査と総括審査を実施した次第でございます。審査におきましては、決算書及び決算審査意見書参考資料等に基づき、予算執行が適正に行われたかどうか、費用に見合うだけの効果が実現できたかどうかなど、慎重かつ厳正なる審査が行われた次第でございます。  次に、審査における主な質疑について申し上げます。まず、一般会計の歳入でございます。ここでは、保育所運営費負担金児童クラブ保護者負担金市営住宅使用料収納対策についての質疑や、不納欠損の状況、自主財源確保について意見を求める質疑などがなされました。次に、一般会計の歳出でございます。総務費におきましては、戦略的情報発信委託の費用対効果や、市民の歌CDの活用方策について質疑がなされ、執行部からは、職員のスキルアップを図っており、広報コンクールで入選の成果があったこと、また、CDについては市のイベント等での活用を図っていきたいとの答弁がなされました。そのほか、市民会館施設修繕を踏まえた今後の方向性について、防犯カメラ設置状況について、研修等を通じた職員の守秘義務に対する意識の徹底について、工事費等の支払いにおける迅速な対応などについての質疑がなされました。  民生費におきましては、保育所等で臨時職員がクラス担任を受け持つことについて質疑がなされ、執行部からは、正職員が担任を受け持つことが望ましいとし、今後は保育の質を高め、安心して保育を行うことができる体制づくりに努めたいとの答弁がなされました。そのほかに、敬老会や節目の年齢に高齢者へ贈る記念品のあり方について、シルバー人材センターの今後のあり方について、子どもの学習支援事業委託の成果について、東日本大震災において避難されている方への建物借上料についてなどの質疑がなされました。  衛生費におきましては、乳幼児の健診時間について検討を求める意見や、犬猫の避妊・去勢手術補助金の実績を踏まえ、予算面でしっかりとした対応を求める意見、ごみの分別資源化に向けた取り組みについてなどの質疑がなされました。  農林水産業費におきましては、農力アップ推進事業における農産物等販売PR委託の実績について、ふれあい農園維持管理経費における借地料の概要について、多面的機能支払交付金事業における周知の方法や、交付に当たっての指導・サポートの状況について、鳥獣被害対策事業における実績についてなどの質疑がなされました。  商工費におきましては、常陸風土記丘管理運営費の実績や今後の駐車場整備について質疑がなされ、執行部から、風土記の丘のあり方を踏まえ、喫緊に整備する部分と計画的な部分をバランスよく進めたいとの答弁がなされました。そのほかに、中心市街地活性化事業の実績や効果についてなどの質疑がなされました。  土木費におきましては、賃貸住宅ストック事業の実績及び周知のあり方について、木の住まい助成事業の実績について、木造住宅耐震改修促進事業の実績や周知のあり方についてなどの質疑がなされました。  消防費におきましては、防災無線戸別受信機設置の推進について、防火水槽や消火栓の設置・解体工事等の実績について、教育訓練・研修経費における、研修への参加状況と研修後の対応についてなどの質疑がなされました。  教育費におきましては、各学校への介助員配置の実績と現場の声について質疑がなされ、執行部からは、児童を対象とした配置から学校への配置に変わり、ほかに介助が必要な児童も支援でき、有効な活用が図られているとの答弁がなされました。そのほか、放課後児童支援員の実績と研修制度の充実について、新入学祝としてのランドセルの支給に当たり、在庫管理や入札、受け取らなかった方への対応などについて、学びの広場サポーターの成果についてなどの質疑がなされました。  次に、特別会計におきましては、国民健康保険税における滞納状況についての質疑や、農業集落排水事業における分担金や使用料の滞納状況及び国・県への補助の働きかけについて、介護保険料滞納状況についての質疑がなされました。  また、水道事業会計においては、水道事業経営見通しについての質疑がなされ、執行部からは、安定的な経営には計画的な設備の更新が必要であり、平成30年度には施設整備更新計画を策定したいとの答弁がなされました。  そのほか、平成28年度決算における財政力指数を上げる取り組みについての質疑や、指定管理者制度における公平性・競争性の確保について、新電力への取り組みや、監査委員からの指摘事項への対応についてなどの質疑がなされ、4日間にわたる質疑を終了したところでございます。  質疑の終了後、議案第61号、議案第62号、議案第67号、議案第69号及び議案第70号の5つの議案に対し、認定に反対の立場からの討論がなされました。  討論終了後、討論が行われた5つの議案についてそれぞれ起立による採決を行った結果、いずれの議案も起立多数により原案可決及び認定すべきものと決し、さらに、討論が行われなかった議案第63号ないし議案第66号及び議案第68号の計5議案については、全会一致により認定すべきものと決した次第でございます。  以上が、当委員会に付託されました議案の審査の経過と結果でございます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げまして、報告を終わります。 9 ◯議長(岡野孝男君) 以上で、委員長報告は終わりました。  次に、委員長報告に対する質疑を行います。  質疑は挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 10 ◯議長(岡野孝男君) ないようですので、以上で質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  討論は挙手によりこれを許します。討論はございませんか。  9番・小松豊正君。                  〔9番・小松豊正君登壇〕 11 ◯9番(小松豊正君) おはようございます。9番、日本共産党小松豊正でございます。  まず、議案第61号・平成28年度石岡市一般会計歳入歳出決算認定について反対いたします。  第1に、財政調整基金は、平成28年度、利子分も含めて212万5,000円積み増しされ、残高は合併時の平成17年度から、約2.6倍の30億3,562万2,000円になっています。平成28年度の決算において支出済額が299億4,887万361円ですから、その約10.14%が財政調整基金としてため込まれているわけであります。自治体は営利会社ではありません。ためればためるほどいいということにはなりません。市民の皆さんからお預かりした大切な税金は、市民の願いを実現するために適切に活用されるべきであります。  第2に、まちづくりの問題です。中心市街地の活性化には、長期にわたり多額のお金が投入されてきましたが、見るべき成果は乏しく、年を重ねるたびに衰退している状況です。イベント広場の活用など、市民が強く要望している市立第1第2保育所の建て替え、市民会館の建て替えなどの対策がとられずに来ていることです。  第3に、広域化による新ごみ処理施設建設を控え、今こそごみの分別資源化が求められているのに、従来型で全く新たな対策がとられてこなかったことです。  第4に、長い間懸案となっている住宅新築資金等貸付金収入未済額の滞納解決が、321万5,000円進みましたが、いまだに3億6,312万4,742円も残っており、解決の見通しが立っていないこと、さらに、東地区公民館の借地料が年間614万4,000円、1月にすると51万2,000円と異常に高いまま改善されておらず、3年間の契約期限後の平成29年度からの方針も決まっておりません。これらのことは、とても市民の納得が得られるものではありません。  以上の理由から、議案第61号・平成28年度石岡市一般会計歳入歳出決算認定について反対をいたします。  次に、議案第62号・平成28年度石岡市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について反対いたします。平成28年度の収入未済額は、前年度から9,316万4,388円ほど少なくなりましたが、調定額の23.39%、6億4,602万5,111円となっています。最も平均所得の少ない国保加入者が最も高い国保税を支払っており、国保税そのものが貧困を拡大しています。依然として高過ぎて、払おうにも払えない国保税が、市民の暮らしを圧迫しております。しかし、3億8,043万3,800円の黒字や、財政調整基金の一部などを活用して国保税の引き下げなどの対策が行われませんでしたので、議案第62号・平成28年度石岡市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について反対いたします。  次に、議案第67号・平成28年度石岡市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について反対いたします。介護の仕事は、激務で本当に大変な仕事です。しかし、その仕事に見合う待遇の改善も進まず、逆に切り下げられています。また、多くの方々から、安く入れる介護施設はないかと問い合わせがあります。関係者の皆さんが懸命に努力をされていることは承知をしておりますが、まだまだ不十分です。介護に対する市民の要望をかなえていくために、財政調整基金などを活用した一般会計からの繰り入れ、国や県からの支出金の増額を求めます。以上、基本点を申し上げて、議案第67号・平成28年度石岡市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定に反対する討論といたします。  次に、議案第69号・平成28年度石岡市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定に反対いたします。後期高齢者医療保険制度は、75歳以上のお年寄りをほかの保険制度から切り離して独自の医療保険としたもので、年を追うごとに保険料が上がっていくことが想定されます。75歳以上の低所得者のお年寄りが苦境に立っているのは、国の政策に問題があります。県の広域連合にも、保険料の引き下げに応じない責任がありますが、直接保険料を集め広域連合に納入しているのは市の行政の仕事になっています。よって、私は政府に対し後期高齢者医療制度の廃止を強く求め、議案第69号・平成28年度石岡市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定に反対いたします。  次に、議案第70号・平成28年度石岡市水道事業会計処分利益剰余金の処分及び決算認定に反対討論を行います。まず、決算についてですが、有収率が前年度からマイナス0.71%で、75.18%となっています。供給している水道水の約25%、4分の1が、請求先がわからない、あるいは漏水というのでは、公営企業の経営としても重大な欠陥と言わなければなりません。このような決算を認定することはできません。改善を強く求めます。当年度の利益剰余金は1億8,900万9,751円ですが、この中には平成22年4月1日から1立法メートル当たり100円の県用水原価の引き下げ分が含まれ、年間180万円、7年間で1,260万円が含まれています。もともと石岡市水道の場合は湖北水道の料金よりも割高なので、この際、適切に料金の引き下げを行うべきであり、議案のように、1億770万2,060円を自己資本金に組み入れ、残り8,330万7,691円を次年度に繰り越すことに反対をいたします。  以上、議員各位の賛同をお願いいたしまして、平成28年度決算の歳入歳出認定10議案のうち5議案に反対する討論を終わります。 12 ◯議長(岡野孝男君) ほかに討論はございませんか。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 13 ◯議長(岡野孝男君) ないようですので、以上で討論を終結いたします。  これより、採決に入ります。  初めに、議案第61号・平成28年度石岡市一般会計歳入歳出決算認定についてを採決いたします。  本案は起立により採決いたします。  本案に対する委員長報告は、認定すべきものであります。本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 14 ◯議長(岡野孝男君) 起立多数であります。よって、本案は委員長報告のとおり決しました。  次に、議案第62号・平成28年度石岡市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定についてを採決いたします。  本案は起立により採決いたします。  本案に対する委員長報告は、認定すべきものであります。本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 15 ◯議長(岡野孝男君) 起立多数であります。よって、本案は委員長報告のとおり決しました。
     次に、議案第67号・平成28年度石岡市介護保険特別会計歳入歳出決算認定についてを採決いたします。  本案は起立により採決いたします。  本案に対する委員長報告は、認定すべきものであります。本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 16 ◯議長(岡野孝男君) 起立多数であります。よって、本案は委員長報告のとおり決しました。  次に、議案第69号・平成28年度石岡市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定についてを採決いたします。  本案は起立により採決いたします。  本案に対する委員長報告は、認定すべきものであります。本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 17 ◯議長(岡野孝男君) 起立多数であります。よって、本案は委員長報告のとおり決しました。  次に、議案第70号・平成28年度石岡市水道事業会計処分利益剰余金の処分及び決算認定についてを採決いたします。  本案は起立により採決いたします。  本案に対する委員長報告は、原案可決及び認定すべきものであります。本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 18 ◯議長(岡野孝男君) 起立多数であります。よって、本案は委員長報告のとおり決しました。  次に、議案第63号・平成28年度石岡市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定についてないし議案第66号・平成28年度石岡市霊園事業特別会計歳入歳出決算認定について、議案第68号・平成28年度石岡市介護サービス事業特別会計歳入歳出決算認定についての計5件を一括して採決いたします。  本案に対する委員長報告は、いずれも認定すべきものであります。  お諮りいたします。本案は、いずれも委員長報告のとおり決することにご異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 19 ◯議長(岡野孝男君) ご異議なしと認め、さよう決しました。            ───────────────────────  日程第4 議案第77号ないし議案第97号 20 ◯議長(岡野孝男君) 次に、日程第4、議案第77号・専決処分に対し承認を求めることについて(平成29年度石岡市一般会計補正予算(第4号))ないし議案第97号・工事請負契約の締結について(H29石岡市新庁舎建設関連附帯工事)の計21件を一括して議題といたします。  直ちに、提出者から提案理由の説明を求めます。  市長・今泉君。             〔市長・今泉文彦君登壇〕 21 ◯市長(今泉文彦君) それでは、本日ここに提案いたしました議案について、概要をご説明申し上げます。議案第77号・専決処分に対し承認を求めることについて(平成29年度石岡市一般会計補正予算(第4号))、本案は、平成29年10月22日に実施されました衆議院議員選挙に関する経費につきまして、補正予算として、地方自治法第179条第1項の規定により9月28日付で専決処分とさせていただいたもので、同条第3項の規定により、議会へ報告し、承認を求めるものでございます。専決処分をさせていただきました補正予算の内容は、歳入歳出予算の総額にそれぞれ3,876万6,000円を追加し、補正後の歳入歳出予算総額を325億9,942万円といたしたものでございます。  議案第78号・平成29年度石岡市一般会計補正予算(第5号)、今回の補正予算は、歳入歳出予算の総額にそれぞれ1億4,631万2,000円を追加し、補正後の歳入歳出予算総額を327億4,573万2,000円といたすものでございます。補正予算の編成に当たりましては、国・県の補助事業の追加・変更等に伴う経費、緊急性の高い事業に対応する経費についての予算を計上いたしたものでございます。財源といたしましては、国庫支出金8,917万7,000円、県支出金3,227万4,000円、諸収入5,717万円を増額し、繰入金3,230万9,000円を減額いたしたものでございます。  補正予算の概要を申し上げますと、第1表の歳入歳出予算補正のとおりでございます。債務負担行為補正の追加については、指定管理者による指定管理期間が平成29年度で終了する施設のうち、指定管理料が発生する4施設について、平成30年度以降の指定管理の指定を行うための債務負担行為を設定するもので、第2表の債務負担行為の補正のとおりでございます。  補正事項の主な内容を申し上げますと、最初に、総務費において、諸費の過誤納還付金4,097万円でございますが、年金生活者等支援臨時福祉給付金給付事業費補助金(高齢者)返還金で、平成28年度の事業費確定に伴い、国庫支出金について返還を行うため増額するものでございます。また、その他同じく平成28年度の事業費確定に伴う国・県支出金返還金8件についても増額するものでございます。  次に、民生費において、児童措置費の保育等運営経費8,467万1,000円でございますが、国の制度改正によるものでございまして、保育士等の処遇改善を目的として、民間の保育運営委託料に経験年数や、技能に応じて人件費の追加加算を行うため増額するものでございます。財源としまして、国及び県から4分の3が交付されるものでございます。  次に、農林水産業費において、農林振興費の新規就農者支援対策経費155万1,000円でございますが、次世代を担う新規就農者を支援する事業で認定を受けた受給対象者が増加したことから、給付金について増額するものでございます。また、営農状況等の現地確認を行う農業経営支援の報償金につきましては、当初見込みより確認回数が減ることから、減額をするものでございます。財源としまして、全額が県より補助されるものでございます。  次に、土木費において、建築指導費の住まいづくり推進事業300万円でございますが、市外から転居する方に対し、住宅の建築費用について補助をするものでございます。今回、申請件数の増加により増額するものでございます。  議案第79号・平成29年度石岡市介護保険特別会計補正予算(第2号)、今回の補正予算は、事業勘定の歳入歳出予算の総額にそれぞれ471万5,000円を追加し、補正後の歳入歳出予算総額を76億4,995万3,000円とするものでございます。補正予算の内容は、電算システム改修委託料、老人給食賄費扶助を増額するものでございます。  議案第80号・平成29年度石岡市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)、今回の補正予算は、歳入歳出予算の総額からそれぞれ34万7,000円を減額し、補正後の歳入歳出予算総額を7億7,225万5,000円とするものでございます。補正予算の内容は、広域連合に対する後期高齢者医療保険基盤安定納付金を減額するものでございます。  議案第81号・平成29年度石岡市水道事業会計補正予算(第2号)、今回の補正予算は、資本的支出を5,461万5,000円増額するものでございます。補正予算の内容は、工事請負費等を増額するものでございます。  議案第82号・石岡市表彰条例の一部を改正する条例を制定することについて、本案は、教育長の任期が満了することに伴い、常勤の特別職となる教育長を表彰の対象として定めるため、石岡市表彰条例の一部を改正する条例を制定することについて、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決を求めるものでございます。  議案第83号・石岡市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例を制定することについて、本案は、農業委員会等に関する法律の一部改正に伴い、農業委員会の委員の報酬額の変更並びに農地利用最適化推進委員の報酬額及び費用弁償を追加するため、石岡市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例を制定することについて、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決を求めるものでございます。  議案第84号・地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例を制定することについて、本案は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部改正により、議会の同意を得て任命される新たな教育長の設置に伴い、関係条例に係る所要の改正等を行うため、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例を制定することについて、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決を求めるものでございます。  議案第85号・石岡市教育長の勤務時間その他の勤務条件及び職務に専念する義務の特例に関する条例を制定をすることについて、本案は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部改正に伴い、教育長が常勤の特別職となることから、教育長の勤務時間その他の勤務条件及び職務に専念する義務の特例に係る事項を整備するため、石岡市教育長の勤務時間その他勤務条件及び職務に専念する義務の特例に関する条例を制定することについて、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決を求めるものでございます。  議案第86号・石岡市農業委員会の委員及び農地利用最適化推進委員の定数に関する条例を制定することについて、本案は、農業委員会等に関する法律の一部改正に伴い、所要の条例を制定するため、石岡市農業委員会の委員及び農地利用最適化推進委員の定数に関する条例を制定することについて、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決を求めるものでございます。  議案第87号・調定の申立てについて、本案は、平成27年8月31日付石岡市指令経第196号をもって補助金交付決定した平成27年度石岡市中心市街地空き店舗等活用支援事業費補助金の返還に関し、解決を求める旨の調定を申し立てるため、地方自治法第96条第1号第12号の規定により議会の議決を求めるものでございます。  議案第88号・指定管理者の指定について(石岡市旭台会館)、本案は、石岡市旭台会館の指定管理者を指定することについて、地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決を求めるものでございます。  議案第89号・指定管理者の指定について(石岡市やさと農産物直売所)、本案は、石岡市やさと農産物直売所の指定管理者を指定することについて、地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決を求めるものでございます。  議案第90号・指定管理者の指定について(石岡市常陸風土記の丘)、本案は、石岡市常陸風土記の丘の指定管理者を指定することについて、地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決を求めるものでございます。  議案第91号・指定管理者の指定について(茨城県フラワーパーク)、本案は、茨城県フラワーパークの指定管理者を指定することについて、地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決を求めるものでございます。  議案第92号・指定管理者の指定について(石岡市ふれあいの森)、本案は、石岡市ふれあいの森の指定管理者を指定することについて、地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決を求めるものでございます。  議案第93号・市道の認定について、本案は、新たに築造した道路を市道として認定するため、別紙調書記載の市道を認定することについて、道路法第8条第2項の規定により議会の議決を求めるものでございます。  議案第94号・市道の認定について、本案は、変更する路線の一部を新たに市道として認定するため、別紙調書記載の市道を認定することについて、道路法第8条第2項の規定により議会の議決を求めるものでございます。  議案第95号・市道の変更について、本案は、当該路線の一部が市道としての機能を喪失しているため、別紙調書記載の市道を変更することについて、道路法第10条第3項の規定により議会の議決を求めるものでございます。  議案第96号・市道の廃止について、本案は、当該路線の県道石岡つくば線への移管に伴い市道を廃止するため、別紙調書記載の市道を廃止することについて、道路法第10条第3項の規定により議会の議決を求めるものでございます。  議案第97号・工事請負契約の締結について(H29年石岡市新庁舎建設関連附帯工事)、本案は、平成29年11月15日に見積もり合わせに付した平成29年石岡市新庁舎建設関連附帯工事につき、フジタ・平成建設特定建設工事共同企業体と6億3,936万円の請負契約を締結するため、石岡市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により議会の議決を求めるものでございます。  以上が、提案をいたしました議案の概要でございます。十分ご審議の上、議決を賜りますようお願い申し上げまして、説明を終わります。 22 ◯議長(岡野孝男君) 以上で説明は終わりました。            ───────────────────────  日程第5 陳情第11 23 ◯議長(岡野孝男君) 次に、日程第5、陳情第11・「ゾーン30の設置について」の陳情を議題といたします。  本件は、今期定例会までに提出され、受理いたしました陳情であります。その内容につきましては、お手元に配付いたしましたとおりであります。本件につきましては、あわせて配付いたしました文書表に示すとおり、教育福祉環境委員会に付託いたします。付託されました教育福祉環境委員会は、会期予定表に示す日時に会議を開かれ、12月15日の本会議に、文書をもって審査の結果を報告されるよう求めます。            ───────────────────────  日程第6 休会の件 24 ◯議長(岡野孝男君) 次に、日程第6、休会の件を議題といたします。  お諮りいたします。明11月29日から12月3日までの5日間は、議事整理のため休会いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 25 ◯議長(岡野孝男君) ご異議なしと認め、さよう決しました。  以上で本日の議事日程は終了いたしましたので、これをもって散会いたします。  次回は、12月4日、定刻午前10時から会議を開き、市政一般に関する質問を行います。  ご苦労さまでした。                   午前10時59散会 Copyright (c) ISHIOKA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...