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平成29年第2回定例会(第4日目) 本文 開催日:2017-06-14
平成29年第2回定例会(第4日目) 議事日程・名簿 開催日:2017-06-14

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  1. 石岡市議会 2017-06-14
    平成29年第2回定例会(第4日目) 本文 開催日:2017-06-14


    取得元: 石岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-06
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 平成29年6月14日(水曜日)                   午前10時00分開議 ◯議長(塚谷重市君) おはようございます。ただいまの出席議員数は22名です。定足数に達しておりますので、これより前回に引き続き本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付いたしました議事日程表のとおりであります。  これより議事日程に入ります。            ───────────────────────  日程第1 一般質問 2 ◯議長(塚谷重市君) 日程第1、一般質問。これより前回に引き続き、市政一般に関する質問を行います。  16番・菱沼和幸君。 3 ◯16番(菱沼和幸君) おはようございます。16番、公明党の菱沼和幸でございます。第2回定例会で、通告に従って、4項目にわたり一括方式で質問させていただきます。毎回述べますが、市民の方がわかりやすく理解できるような、明快なる答弁を求めます。  まず初めに1項目、空き家対策空き家活用についてお尋ねいたします。  空き家対策につきましては当市において、最重要課題のため、数多くの同僚議員の皆さんが質問なされてまいりました。  1点目、石岡市空家等実態把握調査報告書が作成され、平成29年3月に配布されたところでございます。私も再三再四にわたりまして、空き家対策につきましては質問してまいりました。率直にこの報告書を分析した結果、空き家等の定義を踏まえ、どのような認識なのかお尋ねいたします。  2点目、当市においては、石岡市空家等対策協議会が前年度に立ち上がりました。要綱には、協議会は10人以内の委員で、空き家等の対策に関し専門的な知識及び経験を有する者、また市民及び各種団体代表、そして市長が必要と認める者と記載がございます。どのような基準のもとで選考されたのか、お尋ねをいたします。さらに、委員の皆さんは、石岡市の空き家等を同行調査されておりますか。現地調査の生の声もお尋ねしたいと存じます。  3点目、協議会は、昨年が2回開催、そして、先月31日に本年最初の協議会が開催、転勤の人事異動により1名の方が交代となりました。今回は、石岡市空家等対策計画の素案について慎重審議がなされたところでございます。  1)石岡市空家等対策計画(5年間)の策定時期は最終いつごろを見込んでいるのか、お尋ねをいたします。  2)石岡市空家等対策計画位置付けを石岡市総合計画や他の施策計画との整合性をどう捉えているのか、お尋ねをいたします。  3)空き家等所有者アンケート調査として1,063件に発送、回収が455件で回収率42.8%の結果でございました。この結果を踏まえどのような認識を持たれたのか、お尋ねをいたします。  4)住民等からの空き家等に関する相談への対応はどのように考えているのか、お尋ねをいたします。  5)空き家等及び除去した空き家等に係る跡地の活用の促進の具体的な取り組みはどのように考えているのか、お尋ねをいたします。
     6)全国や県内でも空き家バンク制度の創設が進んでおりますが、当市での考えはどのようになっているのか、お尋ねいたします。  7)特定空家等については、判断委員会を設置している自治体がありますが、当市ではどのように考えているのか、お尋ねをいたします。  8)特定空家等所有者等に対し、敷地の固定資産税等住宅用地特例では、価格の6分の1または3分の1の一定の減免措置がありますが、更地にすると税が跳ね上がります。そこで、市独自の軽減方式導入はできないか、お尋ねをしたいと存じます。  9)市長は協議会の会長でもございます。石岡市空家等対策計画をどのような思いで策定し、検証をどうしていくのか、お尋ねをいたします。  4点目、当市でも空き家等適正管理に関する条例を策定すべきであると思います。市長の英断ともいうべき見解を求めまして、1項目目に対する1回目の質問を終わります。 4 ◯議長(塚谷重市君) 生活環境部長・齋藤君。 5 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 初めに、1項目目、当市の空き家状況、認識につきましてご答弁ございます。当市におきましては、昨年度、市内全域空き家等の数の把握と実態を確認するために、空家等実態把握調査を実施いたしました。市内全域で1,361件の空き家等を確認し、うち286件が安全上や環境上、何らかの問題があるとされる特定空家候補に該当いたしました。当初、市内の空き家等は、およそ1,000件程度を推定しておりましたので、当初予想より350件ほど多い結果となりました。現在、この調査に基づきまして、空き家等適正管理や利活用の取り組みを進めるための、石岡市空家等対策計画を作成しているところでございます。  続きまして、2項目目、石岡市空家等対策推進協議会につきましてご答弁申し上げます。委員の選考基準につきましては、空家等対策の推進に関する特別措置法に基づきまして、石岡市長を会長とし、空き家問題の専門家や市内各団体の代表及び関係行政機関の関係者の方々に委嘱をいたしております。また、実態調査での委員の方の同行でございますが、委員への委嘱の時期が実態調査終了後でしたので、調査への同行はありませんでした。今後、空き家等の現状を委員の皆さんに理解していく観点から、市内全域の視察の機会を設け、同行をお願いしてまいりたいと考えております。  続きまして、3項目目、石岡市空家等対策計画につきましてご答弁申し上げます。初めに1点目、計画策定の時期につきましては、当初、本年7月を予定しておりましたが、細部の見直し等により、1か月程度の遅れを見込んでいます。  次に2点目、石岡かがやきビジョンなどの他の計画との整合性につきましては、関連部局と綿密な協議を行いまして、計画の正確な位置付けを図ってまいります。  次に3点目、アンケートの回収率でございますが、議員ご指摘の数字とおりでございますが、県内他市町村で実施した同様のアンケートでも概ね40%程度の回収率であると聞いておりますが、県内の他市町村データを詳細に分析したところ、当市の回収率はまだまだ低調であったと感じております。今後、同様のアンケートを実施する場合には、回収率を上げる方法を考えて、実施してまいりたいと考えております。  次に4点目、空き家に関する相談でございますが、今年度中に空き家等の相談会の実施を予定しております。なお、相談会実施時には、県に対し専門家の派遣依頼を予定しております。  次に5点目、跡地活用の促進でございますが、空き家等につきましては、その多くが個人所有の土地となりますことから、跡地の利用に関しましては、所有者の意向などを踏まえながら対応してまいりたいと考えております。  次に6点目、空き家バンク制度につきましては、居住可能な空き家の利活用を目的とした石岡市空き家バンクを、現在策定中の空家対策等計画位置付け、先進地の事例等を参考に、担当部局と連携し、検討を行っていく予定でございます。  次に7点目、特定空家の判定でございます。当市におきましても、計画策定後に検討委員会の設置を予定してございます。委員の構成といたしましては、市関係部局等の職員及び専門家、有識者などを予定してございます。  次に8点目、住宅用地の特例でございますが、空き家等対策の所管といたしましては、空き家の適正管理を促進するために、激変緩和の対策として必要ではないかと考えております。今後、他市町村などの動向等を踏まえまして、関連部局と慎重に検討してまいりたいと考えております。  続きまして、4項目目の条例の策定でございます。空き家等適正管理につきましては、現在、策定中の空家等対策計画と国の空家等対策の推進に関する特別措置法の内容を照らし合わせまして、措置法で対応できるものと、条例を策定しなければ対応が難しいものもあることから、条例の策定につきましては、空家等対策協議会におきまして検討してまいりたいと考えております。  以上です。 6 ◯議長(塚谷重市君) 市長・今泉君。 7 ◯市長(今泉文彦君) 空家等対策計画についてお答えをいたします。まず、実態把握調査の結果、石岡の空き家は予想以上の件数があったということ、また、都市部と農村部の実態が異なり、地域と現状に即した計画づくりが必要であると感じております。その計画についてでありますけれども、適切な管理がされている空き家に関しましては利活用を促進し、適切な管理がなされていない危険な空き家につきましては、防災・防犯及び景観の面から市民生活に深刻な影響を及ぼしますので、有効な対策を施し、より安全安心なまちづくりを目指すことが基本であると考えております。  しかし、緊急性、即時性が求められる事案というのがあるかと思いますけれども、これについては、特措法をもとに対応する応用力を見せることも必要であると考えています。  以上です。 8 ◯議長(塚谷重市君) 16番・菱沼和幸君。 9 ◯16番(菱沼和幸君) 市長はじめ担当部長の答弁、ありがとうございます。概ね理解できましたけれども、確認と、ちょっと踏み込んで再質問させていただきます。  まず、1点目でございますが、この実態調査の報告書を私も読ませていただいて、今、部長からも答弁あったとおり、およそ1,000件ぐらいのはずだったのが350件ほど多いという結果が出たと。実際、調査してみないと、やっぱり何事もわからないということでありますので、そういう部分においては、今回調査をしていただいて、この状況が把握されたということは、まずもって石岡市においては大事なことだったんじゃないかなと思っております。この部分においては評価したいと考えております。  2点目でございますが、協議会の部分において、調査が終了した後、立ち上がったということで、同行、現地を見ることができなかったということで、今、部長も、今後、石岡地域、八郷地域も含めて、しっかりと同行していきたいということもありますので、私はぜひとも早い段階で同行して、石岡市全体の空き家、特定空家も含めて、しっかりと協議会のメンバーにもわかっていただくことが重要であると。協議会を進める上でも、あそこはこうだったという部分がしっかりと議論ができると思うんですね、現場を見ていれば。ということで、私はぜひとも早い時期に同行して、メンバーに見ていただければと思いますので、これは要望とさせていただきます。  3点目でございますが、先ほどの答弁では、7月を目途としていたわけですけれども、何か1か月ぐらい延びてしまうということで、私も31日に傍聴させていただきまして、内容は聞いておるわけでございますけれども、実際、この1か月延びる部分において、今、具体に実際、どういうふうな部分の中でその時期が1か月延びてしまうのか、お聞きしたいなと。  それはなぜかと言いますと、この空家等対策の推進に関する特別措置法施行状況調査概要というのが国土交通省から出されておりまして、それでちょっと私も調べさせていただきまして、見させていただきました。茨城県内では、牛久市、ひたちなか市、美浦村、五霞町が27年度に策定を一応予定していたんですね。石岡市、龍ケ崎市、笠間市、筑西市、行方市、つくばみらい市、大洗町、城里町、東海村が、一応28年度中に策定を予定しているという状況でありました。しかしながら、この時点では小美玉市の記載はなかったわけですけれども、小美玉市は既に29年の4月にでき上がっているんですね。実際、調査のときには、ここに、市町村の予定としても、国土交通省で調べた中には載っていなかったんですけれども、スピーディーに対応して、小美玉市は、もう29年の4月にはきちんとした形でできているんですね。私も見させていただきました。小美玉市空家等対策計画ということで、きちんと冊子としてもでき上がっています。そういう部分においては、小美玉市においてはいち早く対応したというのは私はすばらしいなと思っているわけであります。  実際、石岡市においても、さまざまな理由から、ちょっと今、延びているというわけでありますけれども、そういう中で1か月延びている大きな要因をお伺いしたいなと思っているところでございます。  それから、この2)の位置付けの件に関してでございますが、計画の明確な位置付けを図ってまいりたいということで、この部分においては、先ほど部長答弁がありましたけれども、かがやきビジョンなど市のほかの計画との整合性につきまして、関係部局と十分な協議を行いということでありましたけれども、まずは、石岡市においては石岡市総合計画が一番の上位だと私は認識しているところでございます。そういう中では、石岡市総合計画を踏まえて、さまざまな施策、計画がつくられていると私は思っているので、そういう中で、関係部局との協議は早急にやっていただいて、しっかりとその位置付けを明確にするべきであると思うんですね。やっぱり位置付けがなっていなければ、何事も前に進んでいかないんですね。そういう部分においては、この位置付けの部分において、具体にいつごろ部局との関係協議を行っていくのか、もし今の段階で日程が決まっていれば、お尋ねしたいと存じます。  次に、3)でございます。今、答弁いただいて、実際、全体の県においても大体40%ということで、私が調べる中では、多いところは60%を超えているアンケートの結果も出ております。部長からも今、低調であったということで、次回からは回収率を上げられるような努力をしてまいりたいということで話があったところでございますが、それはそれとして頑張っていただきたいと思います。  それで、2回目にちょっと聞きたいことは、このアンケートの中身なんですね。実際、中身として分析した結果をどう捉えているのか。やっぱり市民の皆さんの声として、実際アンケートをした結果、市民の皆さんが空き家に対してどのような気持ちになっているのか、それをまずしっかりと分析した上で、何事も進めていかなければいけないのかなと思っているので、このアンケートの中身の分析についてどう捉えているのか、担当部長にお尋ねをしたいと思います。  4)です。部長のほうから、県に対して専門家を派遣して相談会を行っていきたいということで答弁をいただいていますけれども、開催の時期ですけれども、もし今、県との調整がついていれば、大体いつごろ空き家の相談会の実施を考えているのか、時期的な部分がわかれば、お尋ねしたいと存じます。  それから、5)の部分においては了承いたしました。  6)です。空き家バンクについては、これもやっぱり担当部局と検討していくということで答弁があったわけですけれども、茨城県内においても、空き家バンク、私もいろいろ調べてみました。実際、これから増えているかもわかりませんが、9市5町村ということで、私が調べた中では、近隣においてはつくば市、笠間市、かすみがうら市、行方市が入っていますけれども、あとは、茨城町が空き家バンクということできちんと整備されておりまして、特に空き家バンクの部分においては、「茨城町空き家バンク制度実施要綱」というのがもうきちんと整備されておりまして、これは後でちょっと参考に……。多分、もう調査して調べていると思うんですけれども、これは、平成27年10月30日に要綱としてでき上がっておるところでございまして、私もこれは読ませていただいて、なるほどな、こういうふうな部分で空き家バンクの創設を含めてされているんだなというのを認識したところであります。  その中で、この空き家バンク、さまざまなご意見はあると思います。実際、空き家バンクをつくったからといって、そこに登録があるかというと、なかなかなかったりとか、さまざまありますけれども、まずは受け皿をきちんとつくることが私は大事じゃないかなと思っております。  そういう中で、空き家バンクの部分において、空き家バンクの創設の部分においては、私としては空き家バンクも重要かなと思っているので、この点、ちょっと市長にお尋ねをしたいなと思っているところでございます。  それから、7)の特定空家等についての判断員の設置でございますが、市の関係部局の職員と専門家、有識者などで検討していきたいということで、あと、今後立ち上げる時期があると思うんですね。その判断員、やっぱりきちんとした形でその計画をして、それで調査していく。そういう中できちんとやっぱり何事も、特定空家に対しての判断員ってやっぱり重要だと思っているので、その判断員の立ち上げの時期といいますか、そういう部分がもしスケジュールの中で決まっているのであれば、ご答弁いただければと思っています。  あと、8点目なんですけれども、特定空家の所有者に対しての敷地の固定資産税の減免ということで、そういう中では、これは非常に難しい部分だとは思います。実際、税の部分においては、皆さんご案内のとおり、空き家になっていれば、税が6分の1から3分の1ということで減免されているわけでございますけれども、それを更地にすると税が跳ね上がってしまうので、そこをある程度空き家を少なくするためにも、更地にすることによって税が上がっちゃうので、そういう部分においては緩和措置をしっかりとやっていかなくちゃいけないと思っているんですね。だから、そういう中で、先ほどの話で特定空家もかなりありますので、そういう部分において、緩和措置の部分を市長にちょっとお尋ねをしたいんですけれども、空き家を更地にしての固定資産の減免措置といいますか、その部分を、難しい判断だと思うんですけれども、市長としては税の公平性、またさまざまな観点からどのような見解をお持ちなのか、この点、お尋ねをしたいと思います。  9)の部分においては、今、市長から答弁をいただきまして、了解したところでございますが、やっぱり緊急性、また即時性を持って、国が特別措置法で対応しなくちゃいけない部分は、スピーディーに対応しなくちゃいけないんですね。皆さんご案内のとおり、特別措置法で代執行をやったのは横須賀市なんです。一番最初にやったのが横須賀市ですから、その部分においては、横須賀市にどういうふうな部分で代執行をされたのかという部分を分析していただければいいのかなと思っている次第であります。  最後の4点目でございますが、条例という部分で、私もこの条例についてはぜひとも……。一番最初に所沢市の空き家の条例がつくられて、それからもうかなりの年月が経っておりまして、石岡市においてもぜひとも条例化して……。今は特別措置法ができておりますけれども、どうしてもそこでカバーできない部分というのがあるんですね。石岡市独自の条例をつくらないと、その壁にぶち当たって、そこを越えられないという部分が、現状、協議する中では出てくるんですね。その部分を緩和させる意味では、どうしても条例というのは重要であるということで、3月の定例会においても同僚議員からも質問されておりましたけれども、そういう中では、やっぱりきちんと条例化に向けて、まずは基本である計画に基づいて進めていくべきではないかとは思いますけれども、条例も含めて、市長としてこの空き家対策をどのように最終的に考えているのか、お尋ねをしたいと思います。  以上で2回目、終わります。 10 ◯議長(塚谷重市君) 生活環境部長・齋藤君。 11 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) まず、アンケート調査の件からご答弁申し上げます。アンケートなどにより空き家等の所有者からの意向を広く聞くことは、空き家等の抑制や利活用対策を進めていく上で大変重要であると考えております。空家等実態把握調査におけますアンケートデータの回答、及びご意見などから、当市における問題点、課題が抽出されましたことから、空き家等対策に係る基本的な方針に盛り込みまして、当市の空き家対策を推進してまいります。  議員ご指摘の石岡市空家等対策協議会及び相談会等の実施予定でございますが、現在、今月中に内部の協議会を予定しておりまして、その結果次第で次の日程が決まってくると思われますので、現時点では協議会等の日程は決まっておりませんが、7月、8月策定に向けて推進してまいります。  続きまして、なぜ1か月遅れるのかということでございますが、先ほど来の石岡市空家等対策協議会におきまして、いろいろな委員さんからのご意見が出ました。そのご意見に基づきまして、どうしても細部まで調査しなければならないことがございましたので、約1か月程度遅れるのかなと見込んでおります。  以上でございます。  済みません、たびたび。相談会の実施の立ち上げの時期でございますが、早急に立ち上げたいとは思っておりますが、まだ今のところは未定でございます。 12 ◯議長(塚谷重市君) 市長公室長・佐々木君。 13 ◯市長公室長佐々木敏夫君) 空き家に関しましての総合計画との関連性でございますけれども、ふるさと再生プランが29年度で終了になりますので、次期行動計画の策定に現在入っておりますので、関係部局と連絡を密にしながら、位置付けを明確にしていきたいと考えております。  以上でございます。 14 ◯議長(塚谷重市君) 市長・今泉君。 15 ◯市長(今泉文彦君) 6点目の空き家バンクの制度でありますけれども、まず、まち・ひと・しごと総合戦略の中で、定住促進、地域活性化という観点からも位置付けております。そういった中で、この制度は、居住可能な空き家の活用を目的とした石岡市空き家バンクを策定中の空家対策等計画の中に位置付け、先進地の事例を参考に、担当部局と検討を行っていく予定でございます。  それから、8点目の固定資産税につきましては、空き家等対策の所管のほうで、空き家の適正管理促進のため、激変緩和対策として対応は必要と考えているところであります。今後、県内市町村の動向を踏まえ、関連部局と検討をするということで、今、動いているところであります。  それから、条例については、協議会の中で協議内容に沿って検討していくということでありますけれども、空き家の現状は、1月1月変化し続ける中で、スピード感を持って対応していきたいと思います。  以上です。 16 ◯議長(塚谷重市君) 16番・菱沼和幸君。 17 ◯16番(菱沼和幸君) ありがとうございます。今、部長、また市長から答弁いただき、また公室長のほうからも答弁をいただきまして、この空き家対策、私も何回か質問に立っているわけでございますが、空き家があると、やっぱりイメージ的にもものすごくダウンな部分もあるし、また防災、安心安全なまちづくりの観点からすれば、空き家というのはやっぱり非常に現状としてはなかなか難しい部分があるのかなと思っております。  そういう中で、今後の空き家対策の重要性から、私も今回質問に立ってきたわけでございます。今後の空き家を迷惑施設と考えるのではなく、空き家を再生してまちを活性化するように、処方箋を持ち合わせたいものであります。解体と再生の両輪の施策が、空き家問題の根本的な解決になるんだと私は思いますけれども、その点、市長はどのように考えているのか。3回目を終わります。 18 ◯議長(塚谷重市君) 市長・今泉君。 19 ◯市長(今泉文彦君) 市内における空き家ですけれども、これをマイナスと捉えるか、資産と捉えるかということでありますけれども、これは両面あるかと思います。極力マイナス面を少なくして資産のほうに移行していく、そういう努力が大事かと思います。計画の中でそれを実現していきたいと思います。  以上です。 20 ◯議長(塚谷重市君) 16番・菱沼和幸君。 21 ◯16番(菱沼和幸君) 次の項目に入ります。2項目、都市建設行政についてお尋ねをいたします。  1点目、石岡駅周辺整備事業についてお尋ねをいたします。  1)西口の完成時期を具体にかつ詳細にお尋ねをいたします。  2)残る地権者に対する現況、そして今後の方向性を伺います。  3)交番前の横断歩道の整備はどう考えているのか、お尋ねをいたします。この横断歩道については、以前、横断歩道がございましたが、今、横断歩道がなく、ぐるっと迂回して石岡駅のほうに向かっていくという状況になってしまうので、この横断歩道の整備をどう考えているのか、お尋ねをしたいと思います。  4)以前にも質問しましたが、熱中症対策の一環として、西口及び東口に温度・湿度計の設置をすべきであると考えておりますが、いかがでしょうか。お尋ねいたします。  5)構図変更があれば、都市計画の見直しは不可欠であると思います。特に問題はないのか、お尋ねをいたします。  6)未来構想も含め、最終完成時期を具体にかつ詳細にお尋ねをいたします。  2点目、一般県道飯岡石岡線バイパスについてお尋ねをいたします。地域に事前説明会がなされてから数年余が経過いたしました。石岡市から県に移管されましたが、事前説明会からの変更点、また現況の進捗と今後の完成目途のタイムスケジュールをお伺いいたします。  3点目、(仮称)常磐道石岡小美玉スマートチェンジアクセス道路事業の整備計画及び現況の工事内容、さらに完成目途をお尋ねいたしまして、2項目目の1回目の質問を終わります。 22 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 23 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) ご答弁を申し上げます。まず、石岡駅周辺整備事業についての1)でございますが、西口の完成時期ということでございますけれども、昨年度より交差点の改良工事や西口ロータリー工事などを行ってきたところでございます。現在、残っておる他の雑工事を行っておりまして、6月中には完成をするという予定となってございます。また、今回の工事完成後につきましては、電線地中化に伴います各家庭への引き込み工事や、歩道の平板タイル工事を行う予定となっておりますので、できる限り早く、早期の完成を目指して取り組んでまいりたいと考えているところでございます。  次に、西口駅前のロータリーでございますけれども、ロータリーの残地権者に対する現況ということでございますけれども、用地の協力を得られていない部分がございまして、暫定的な供用開始ということになってございます。用地につきましては、地権者の方々のご理解が得られるよう、継続的な交渉を行っているところでございますけれども、それぞれの考えや事情もございまして、なかなか合意に至っていないという状況でございます。今後につきましても、一日も早く合意が得られますよう、粘り強く用地交渉を続けてまいりたいと考えてございます。  次に、交番前の歩道の整備ということでございますけれども、以前の駅西口につきましては、2つの交差点が複雑に接近していたために、大変危険な状態となっておりましたので、これらの解消を図るために、西口駅前広場のロータリーを拡張しながら交差点の集約を行いまして、タクシーと一般乗降場を分離して、バリアフリー化による安全で快適な歩道の整備や、変則交差点の改良などを実施してきたところでございます。交番前の横断歩道につきましては、安全を確保する上で不具合等が生じるようなことがございましたらば、今後、関係機関と十分な協議を行いながら、安全対策を講じてまいりたいと考えてございます。  次に、西口及び東口に温度・湿度計の設置をすべきではないかというご質問でございますけれども、議員ご指摘のとおり、近年の猛暑によりまして、熱中症にかかる方が多く見受けられます。温度計、湿度計を見ることによりまして、視覚的に暑いという状況を把握できるということは、熱中症の予防対策の1つになるものと思っております。さらには、体調の管理面におきましても1つの判断材料になりますので、駅西口と東口への温度・湿度計の設置につきましては、設置場所も含め、関係機関や関連部署との調整を行ってまいりたいと考えてございます。  次に、構図の変更があれば都市計画の見直しが不可欠なのではというご質問でございますけれども、都市計画の決定につきましては、西口駅前ロータリーの未買収も含めた完成形での都市計画決定がされておりますので、追加工事などによります都市計画の見直しや変更の予定はございません。今後、新たな石岡駅周辺整備事業を展開していくことになる場合には、当然のことながら、都市計画の見直しや変更を行うことになってまいります。  次に、最後でございますが、石岡駅周辺整備の最終の完成時期ということでございますけれども、現在、駅とステーションパークの一体的な利用を目指して、人が集い、くつろげるような場所が提供できるよう、関係部署との協議を進めているところでございますので、この構想が具体化することになれば、完成時期につきましても明確にお示しできるものと思ってございます。また、西口ロータリーにつきましては、先ほどご答弁申し上げましたとおり、用地の協力を得られていない部分がございますので、暫定形での供用開始となっております。今後も粘り強く交渉を行い、用地の協力を得て、一日も早い完成形での供用開始を目指してまいりたいと考えてございます。  次に、2項目目、一般県道飯岡石岡線バイパスについてでございますけれども、この道路につきましては、国道6号恋瀬橋北側交差点から中津川地内の平和橋付近を結ぶ県道のバイパス整備という形で、平成9年度から県事業として着手をしてございます。全体の計画延長が2.3キロメートル、幅員が両側歩道を含めまして15メートルの道路として計画をされております。当初からの変更点でございますけれども、国道6号の交差点部に右折レーンを設置することになったために、交差点での幅員が17メートルに変更となってございます。  現在の進捗状況でございますけれども、国道6号の交差点部から現在整備中の国道6号千代田石岡バイパスまでの区間400メートルの用地買収を進めてございまして、この用地買収完了後には、順次工事を発注していくと伺ってございます。また、これまで危険箇所となっておりました平和橋付近の交差点につきましても、今年度より一部改良工事に着手するとのことでございます。今後も、国道6号千代田石岡バイパス建設事業との調整を図りながら進められていくとのことでございますので、市といたしましても、早期完成のために協力をしてまいりたいと考えてございます。  次に、(仮称)常磐道石岡小美玉スマートインターチェンジのアクセス道路事業の計画でございますけれども、初めに、整備計画でございますが、石岡小美玉スマートインターチェンジから国道6号を経由いたしまして茨城空港へ直結させる幹線道路ということで、平成27年度より茨城県と小美玉市が費用を分担するという形で、整備に着手をしてございます。全体計画延長が9.6キロございまして、うち石岡市区間がスマートインターチェンジから常磐線の上をまたぎ園部川までの延長0.7キロメートルを、県で整備するということになってございます。また、小美玉市区間につきましては、園部川から国道6号をくぐり空港までの8.9キロメートルを、県と小美玉市が整備するということになってございます。  次に、工事内容でございますけれども、石岡市区間においては、現在、用地の買収を進めているところでございます。また、小美玉市区間につきましては、用地買収も含め、現在、竹原地区を通ります国道6号の横断部の工事など、部分的な工事を進めているという状況でございます。  次に、完成時期でございますけれども、平成31年度に開催されますいきいき茨城ゆめ国体や、平成32年度開催予定の東京オリンピック・パラリンピックを見据えた整備を進めていると伺ってございます。石岡市といたしましても、用地交渉に同行するなど、積極的に協力をしてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 24 ◯議長(塚谷重市君) 16番・菱沼和幸君。 25 ◯16番(菱沼和幸君) ありがとうございます。まず、1点目の1)、西口の完成時期ということで、6月中旬を完成予定と、もう間もなくだと思っているわけでございますけれども、そういう中で、本年度は電柱の地中化に伴う各家庭への引き込み工事、また歩道のタイル工事を早急に完成を目指していきたいということでありました。そういう中でスピーディーな、特に西口の完成を一日も早くできるようにお願いしたいと思います。  2)の、残る地権者に対する現況、そして今後の方向性ということで、今、部長から答弁があって、実際、粘り強く用地交渉を行っていくということでありました。この部分において、もう長年にわたりまして用地交渉をされているのかなという部分で、実際相手がいることなので、なかなか大変な状況だとは思っております。しかしながら、いつまでもこの部分をそのままにしておくというわけにはいかないと思うんですね。粘り強く交渉を進めていくという部分においても、ある程度やっぱり目途を決めて、例えば今年度中までにある程度の方向性を出すとか、そういうふうにしていかないと、いつまでも地権者の方の同意が得られないで、そこが整備されないとなると、石岡市は何やっているんだという状況になると思うんですね。そういう部分においては、市長とも協力していただきながら、しっかりと、地権者との用地交渉が一日も早くできるように進めていただければと思いますので、よろしく……。この部分は強く要望しておきたいと思います。  なぜかというと、あそこを私も常に通るんですけれども、どうしてもあそこの歩道の部分が狭いんですね。狭くて非常に危険性も伴ってきますので、安全を第一に考えるのであれば、いち早く地権者に了解を得て、あの部分をクリアにしていかなければいけないと思っておりますので、安全の面からいち早く用地交渉していただいて、整備できるように進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  3)の部分において、横断歩道の整備ということで、今、部長から答弁がありましたけれども、不具合等が生じることがあればということで、不具合という部分においては、実際もし事故が起きたら横断歩道をつくるのではちょっとどうなのかなと、今、思ったんですね。そういう部分においては、不具合が生じる前にしっかりと整備をすることが重要じゃないかな。多分、今まで横断歩道があったということは認識している人がたくさんいると思うんですね。それが今回、ぐるっと回らなくちゃいけないということで、そういう部分においては、確かに今まで2つの交差点があって、それを1つに集約しているので、そういう部分においてはやむを得ない部分はあるのかもしれませんが、やっぱり周辺の皆さん、また、石岡に来ていただく皆さんのことを考えて対応することも大事なのかなと思っているので、その点、これもちょっと要望とさせていただきますけれども、しっかりと関係部局と協議していただいて、不具合が生じてからではなく、できれば早目に横断歩道の整備ができていけば違ってくるのかなと思っておりますので、その点、ひとつよろしくお願い申し上げます。  4)の西口、東口の温度・湿度計について部長から答弁をいただきまして、設置場所も含めて関係機関や各部署と調整を図っていきたいということでありますので、今年も夏もう間近でございまして、そういう中で、今年の夏にはある程度設置が……。費用もかかるかと思いますけれども、できれば、私は太陽光パネルで温度計・湿度計が設置できるように、要は、どうしても電気を使うというんじゃなくて、そういうことも併用してできれば、また違ってくるのかなと思いますけれども、そういうのも含めて、ちょっと協議していただければと思いますので、できれば夏ごろまでに整備されていければいいのかなと思っておりますので、よろしくお願いします。  6点目の、未来構想も含めて最終完成時期ということで、ある程度構想ができた段階で、市民の皆さんへの周知をどのようにまず考えていくのか、この点、お尋ねをしたいと思います。  それから、私も石岡駅西口においては、さまざまな人からお電話をいただいたりとか、生の声として聞いております。そうすると、駅前広場はあれでいいのかと。また、幹線道路は事故の軽減のためにも比較的直線にすべきではないかという要望等々が、たくさん私のところにも寄せられているわけですけれども、こういう件について、多分、担当部署のほうにも、また市長のほうにも、この部分は入っているのかと思うんですけれども、私はこの部分においては真摯に受けとめなくちゃいけない。実際、当初の駅周辺整備の部分で、当初からみれば……。実際、あそこで2件の地権者の部分の工事が進み、あそこが撤去されれば、石岡の郵便局からおりてきても大分変わると思うんですけど、今の段階としてはちょっとあそこが、郵便局からおりてくると少し右カーブになって、そこからまた左カーブになって、また右カーブで6国のほうに向かっていくという状況の中で、非常に危険を伴うということもあるということで伺っているんですけれども、その点、担当部長としてどのように捉えているのか、この部分においてもちょっとお尋ねしたいと思いますので、よろしくお願いします。  2点目の一般県道飯岡石岡バイパス線についでございますが、今、部長から答弁いただいて、平成9年度から茨城県において事業に着手しているわけでございますけれども、実際、今伺った中では、変更点は、あくまでも昔の事前説明会と今回の分において、交差点の部分の15メートルから17メートルの変更があったというだけで、あとはそのまま進んでいる状況であるということで、了解をいたしました。地域の皆さん、また地権者の皆さんもわかっていなかった部分がありましたので、ぜひともこの部分を聞いていただきたいということもありましたので、質問に立ったところでございます。  そこで、特にあの地域は、ご案内のとおり田園地帯でございます。春秋の農繁期には多くの農耕車が作業しているわけでございます。そういう中で、交通量増加に伴う安全対策をどのように考えているのか、お尋ねをしたいと思います。  それから、3点目の(仮称)常磐道石岡小美玉スマートインターチェンジアクセス道路事業についてでございますけれども、今、詳細に答弁いただきまして、理解をしたところでありますけれども、実際、今あそこのスマートインターチェンジからおりてきて、常磐道を橋で渡るような感じ、常磐道の上を越えるような感じになりますかね。その橋の部分というのが実際どういうふうな部分で……、もしそういう具体な常磐道を越える部分の内容がわかっていれば、その点だけちょっとお聞きしたいなと思っているんですけれども。  以上で2回目の質問を終わります。 26 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 27 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えをいたします。まず、最初に、駅前周辺整備事業の市民への周知についてということでございますけれども、石岡駅の周辺整備事業に期待する市民への周知については、今後、広報紙やホームページ等で進捗状況や工事の完成時期などの情報を、必要に応じて周知をしてまいりたいと考えております。
     また、西口駅前の道路の形状でございますけれども、現在は、暫定形での供用ということになっておりますので、郵便局側につきましては、右折レーンが整備されていないという状況でございまして、非常にわかりづらい、利用しづらいという面もございますので、今後、先ほど申し上げましたけれども、用地を一日でも早く確保して、完成形で供用できますよう努力してまいりたいと思います。また関係機関との協議、調整した中で、スムーズな走行ができないか、可能にならないかということで、交差点内におきましては路面をカラー舗装にしたところでございます。  次に、県道バイパスの田園地帯の中の整備に当たり、農耕車への影響があるということでございますので、施工に当たりましては、田園地帯を横断するバイパスということになりますので、農耕車の作業時には十分配慮するよう、県に対しましても要望をしてまいりたいと考えてございます。  それから、スマートインターチェンジからのアクセス道路でございますけれども、石岡管内につきましては、0.7キロメートルと少ない延長でございますけれども、常磐線の上をオーバーと、アンダーでくぐるような計画となってございます。  以上でございます。 28 ◯議長(塚谷重市君) 16番・菱沼和幸君。 29 ◯16番(菱沼和幸君) ありがとうございます。  最後にこれは市長にちょっとお尋ねをしたいと思いますが、実際、残る地権者に対する対応、担当部長は粘り強く用地交渉を行っていくということで答弁いただいているわけですけれども、市長も常に部長と、また担当課のほうと協議をされていると思うんですけれども、市長のリーダーシップも重要かなと思っておるので、この残る地権者に対する今後の方向性について、市長の見解をお尋ねしたいと思います。  それから、駅前の横断歩道の整備、また、西口の、先ほど部長からも答弁いただいたところでございますけれども、西口の整備の状況、市長のところにもさまざまな声が上がってきていると思うんですけれども、それをどう捉えて、今後どのように考えているのかお尋ねをいたしまして、3回目の質問を終わります。 30 ◯議長(塚谷重市君) 市長・今泉君。 31 ◯市長(今泉文彦君) 石岡駅前の用地取得の関係でありますけれども、大分、今、協力を得られない形の部分があるということでありますので、今、暫定ということで整備をしておりますので、一刻も早く暫定を抜け出せるような形にしたいと私も思っております。そのためにも、自ら積極的に行動してまいりたいと思っています。  それから、歩道ですとか、あと、さまざまな市民の声が入っております。今までと違った形状で通りづらいとか、危険であるとかということでありますので、これも一日も早く現場を点検しまして、対応できることを即やっていきたいと考えております。  それから、西口の温度計の提案もありました。東口もですね。これは、西口、東口、同じものを設置して、温度差のないようにしたいと思います。  以上です。 32 ◯議長(塚谷重市君) 16番・菱沼和幸君。 33 ◯16番(菱沼和幸君) ありがとうございます。  次に、3項目に入ります。統合型校務支援システムの導入についてお尋ねをいたします。  1点目、以前にも校務支援システムの導入については、5年前に質問させていただきました。文科省は教員の負担軽減に向け、統合型校務支援システムを推進しております。校務の情報化計画は単独で成立するものではなく、各自治体における教育の情報化計画の中に位置付けられ、校務以外の施策との関連性も加味して、予算化を含め、適切に計画される必要があります。また、統合型校務支援システムを導入することで、教職員の校務処理の方法が変わります。従来の手書きによる校務処理や、学校や教職員ごとに個別最適化されたシステム利用が、全体で共通した統一システムの利用に変化し、共通的な校務処理の方法が行われることとなります。また、児童生徒一人一人の指導を効果的に進めることに関しては、既に継続的に取り組みが行われているところでございますが、統合型校務支援システムの導入により、児童生徒のデータの一元管理を実現し、一人一人のデータが継続して記録されるため、より効果的に指導を行うことができます。  もっとも、そのためには、日々の仕事の進め方に大きな変革が必要となり、当初の導入段階では、現在への負担も大きくなることが想定されます。そのために、講習会、ヘルプデスクやICT支援員等、現場を支援する取り組みもあわせて進めることが必要です。また、準備期、導入初期、定着、発展期を通じ、さまざまな組織、部署や人の関与が必要となるため、関係者間での導入に関する共通理解を深めることが大切です。システム導入の目的を明確にし、ビジョンを描き、目指す方向を共有することで、関係者の理解が深まり、より円滑に導入を進めることが可能となります。  このように、統合型校務支援システムの導入運用は、多くの人、組織を巻き込む事業といえ、その事業を実施するための計画が必要となります。一般的には、システムに慣れ、使いこなすようになるまでにはある程度の時間が必要ですが、利用が進むにつれ習熟度が高まり、利便性が向上します。そのため、習熟期間も含め、ある程度中長期的な見通しを持って導入を計画的に進めることが、必要となるわけでございます。  そこで1点目、当市における小中学校教員の勤務実態調査はどのように分析されているのか、具体にお尋ねをいたします。  2)学校業務改善アドバイザーの派遣要請をすべきではないかと思っておりますが、所見をお尋ねいたします。  3)当市でも、教員の過重労働対策として統合型校務支援システムの導入をすべきと考えておりますが、所見をお尋ねいたしまして、3項目目に対する1回目の質問を終わります。 34 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・武熊君。 35 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。まず、1点目の小中学校の教員の勤務実態調査についてでございますが、県の校長会で実施されております教職員の勤務実態に関する調査の石岡市内の小中学校の状況は、小学校では1月の超過勤務時間の総時間が80時間以下とする教職員数が最も多くなってございまして、9割以上を占めてございます。中学校におきましては、同様の項目で3割程度となっており、小学校に比べ、中学校の超過勤務の割合が高くなっている状況にございます。この違いは、部活動が大きな要因になっていると思われます。  また、教職員の勤務実態としましては、学年、学級担任としての業務や授業の準備、成績処理、評価、さらに、生徒指導や保護者への対応、学校行事や事務処理等、業務内容が多様化・複雑化しているのが現状となってございます。  次に、学校業務改善アドバイザーの派遣要請についてご答弁申し上げます。学校改善アドバイザーにつきましては、文部科学省におきまして、希望する教育委員会に対し、各学校の業務改善のため、先進的自治体職員や学識経験者等を、各種アドバイザーとして年に3回程度派遣する事業となってございます。教職員の負担軽減に向けた研修も可能となっておりまして、さまざまな観点から、学校における業務の改善に向けた支援が受けられるものと考えておりますので、派遣に向けて検討してまいりたいと考えております。  次に、統合型校務支援システムの導入につきましてご答弁申し上げます。統合型校務支援システム導入につきましては、以前より一般質問などで議員からご指摘いただいているところでございます。国が示しますように、同システムの導入による教職員の業務負担軽減、あるいは教育の質的向上につながることなど、多くのメリットを確認しているところでございます。また、文部科学省が示す教育の情報化ビジョンでも、2020年度を目途に校務支援システム導入を推進しております。  一方で、昨年、佐賀県で起きました個人成績を含む個人情報流出事件をはじめとするセキュリティーに関する課題、検証が必要と考えてございます。関係部署と協議を行いながら、導入に向けまして、引き続き研究してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 36 ◯議長(塚谷重市君) 16番・菱沼和幸君。 37 ◯16番(菱沼和幸君) 答弁ありがとうございます。再度質問させていただきます。  まず、教員の過重労働ということで、新聞報道でもさまざま報道されているわけでございますが、ちょっと抜粋して読ませていただきます。  多くの教員が過重労働に陥っている実態が裏付けられた。もはや個人の善意と努力だけではカバーし切れない。国を挙げて進めている働き方改革は学校でも急務である。深刻化する教員の長時間勤務の改善にどう取り組むべきか。大切なのは、学校運営に地域や外部の人材がかかわる「チーム学校」の視点であろう。部活動にも外部人材の活用を進めたい。また、部活動の休養日を明確に定めた年間計画をつくるなど、教員の負担を考慮した指導体制の構築も急ぎたい。勤務実態と合った休養制度への変更も必要だろう。何時間働いても基本的に給与が変わらないため、勤務管理がおろそかになり、無制限の時間外勤務を招いている側面も指摘されている。長時間勤務を放置すれば、授業内容を工夫したり、いじめの兆候を見つけたりする心の余裕まで奪われかねない。教員の喜びは、子どもたち一人一人と向き合い、成長を支えることこそにあるはずだ。教員の疲弊は、本人はもちろん、子どもたちにとっても不幸であるというような記事がございました。  そういう中で、石岡市においても、今、部長から答弁があった実態が、小学校教員、また中学校の教員の実態が明らかになったところでございます。そういう中で、この勤務実態調査を踏まえて、教育長の認識をお尋ねいたしたいと思います。  2)のアドバイザーについてでございますが、部長のほうから派遣を検討していきたいということでありました。全国でご案内のとおり21名の方が、学校業務改善アドバイザーということで、平成29年度のアドバイザーになられているわけでございます。茨城県は茨城大学、大学院の方が有識者として1名、また、流通経済大学のスポーツ健康科学部の教授の方が、茨城県で2名の方が学校業務改善アドバイザーになられているわけでございます。そういう中で、できるだけ早めにこの派遣要請をしていただいて、業務改善が、しっかりと認識を一人一人の先生にお持ちになっていただいて、どのようにすれば業務改善ができるのかということでしっかりと議論をしていただいて、その中で29年ないし30年度からは少しでも改善が見られるように、そういう動きをしていただければと思っておりますので、できるだけ早い時期にこの派遣検討をしていただいて、県のほうへ要望していただいて、石岡市独自でできるか、また近隣の市町村を交えてアドバイザーの方を呼んで、講演、研修をしていただければと思っておりますので、その点、ひとつよろしくお願いを申し上げます。  3)です。統合型校務支援システムということで、私も平成23年12月に質問させていただきました。当時の教育長はこのように述べております。業務の軽量化の視点から考えますと、現在、学校では、教員のいわゆる仕事量が大分増えている状況でございます。そういった観点から、校務支援システムはすばらしいシステムということで受けとめているところでございます。しかし、導入となると、教育部長、以前のですね、教育部長から、先ほど説明があったように、児童生徒の個人情報の取り扱い、あるいはセキュリティー等の問題から、なかなか踏み出せないのが現状でございます。今後は、周りの市町村の現状を見て、検討していきたいと考えております、ということで、約5年強前の当時の教育長の答弁でございますが、そういうふうに述べられているわけでございます。  それから、早いものでもう5年が経過している。国でもようやく過重労働ということで、文部科学省を含めて、そういうふうな調査を昨年度いたしまして、それで、実際こういうふうな記事が載っている。実際、早目に対応しておけば、石岡市においては、80時間の部分において90%と先ほど答弁があったわけですけれども、そういうふうにならないかと思うんですね。確かに費用の面も、財政との協議も必要だとは思っています。私が冒頭質問をしたときに、計画もやっぱり必要なんですね。これは横断的にやっていかなければいけないという部分がありますので、きちんとした計画、それから、統合のシステムを導入するに当たって、どういうふうな整備計画、また、導入をいつごろ考えているのかという部分をしっかりと持つべきだろうと私は考えているところであります。  そこで、「校務支援システムの導入・運用の手引き」というのが暫定版できちんと、もうできております。これは、文科省で策定されております。そういう部分において、私も読ませていただいて、なるほどなという部分、さまざまな内容が記載されております。多分、もう教育長、教育部長も、この文科省の部分においては暫定版でありますけれども、出ておりますので……。これは昨年の3月です。昨年3月に、「校務支援システムの導入・運用の手引き」ということで出ておりますので、この部分を踏まえて、しっかりと取り組んでいただきたいわけでありますけれども、そこで、教育長には、この統合型校務支援システムの導入について、今、部長から答弁いただいた部分と、また私も質問に立った部分と、どのような考えをお持ちになったのかお尋ねをいたしまして、2回目の質問を終わります。 38 ◯議長(塚谷重市君) 教育長・櫻井君。 39 ◯教育長(櫻井 信君) 3つご質問があったのかなと推察をいたしますけれども、まず、1点目の、勤務実態の現状について、どのような認識を持っているのかということについてご答弁を申し上げたいと思います。私も以前、教員でありましたけれども、教職員の業務内容というのは本当に多様化、複雑化してきておるというところで、その対応に多くの時間が使われているという認識を持っております。勤務状況の改善といたしましては、教職員の担うべき業務に専念できる環境をまず確保することが、重要であろうと考えております。そのためには、現在の勤務内容を見直し、教員が行うべき業務、事務職員と連携、あるいは分担をする業務、精選すべき業務等を明確にしていく必要があるだろうと思います。  先ほど議員にご指摘いただきました「チーム学校」、それから部活動、これは県のほうで今年度から試行的に外部の指導者を導入するという試みをしてございますので、そういったところも参考にしながら対応してまいりたいと考えております。また、教職員の時間意識の変革、さらにはICT等の活用による事務分担の軽減等も、今後、取り組んでいかなければならない課題と捉えております。  2つ目の、学校業務改善アドバイザーの派遣につきましては、先ほど部長が申し上げたとおりでございまして、派遣に向けて今後検討をしてまいりたいと思います。  それから、3つ目の統合型校務支援システムの導入についての見解をというお尋ねでございますけれども、議員にご指摘いただきましたように、5年前にもご指摘をいただいた。また今回もご指摘をいただいているということでございまして、教職員の事務負担の軽減を図るということは、教育的観点から、よりきめ細かい児童生徒の指導につながってくるだろうと思います。重要な課題であると認識をしてございます。教育の情報化ビジョンなど国の方針等を踏まえまして、先ほどおっしゃられましたように情報教育推進計画を整備いたしまして、教職員の負担軽減につながるような計画的なICT環境を進める中で、統合型校務支援システムの導入につきましても検討をしてまいりたいと思います。  以上でございます。 40 ◯議長(塚谷重市君) 16番・菱沼和幸君。 41 ◯16番(菱沼和幸君) ありがとうございます。実際、統合型校務支援システムということで、近隣においては千葉の野田市が、小中学校統合型校務支援システムの整備に係るプロポーザルの実施ということで、これは6月9日、先週にも更新日があるわけですけれども、実際、野田市ではいち早く統合型支援システムを導入していこうということで、教育委員会も含めてしっかりと協議をして、今回、このように至ったということで伺っておるところでございます。  そういう中で、今、教育長のほうからも検討していきますということもありました。それも、最終的に教職員の皆さんのため、過重労働という部分において、それを統合型校務支援システムを導入することによって軽減される部分だと私は思いますので、そうすると、先ほど述べたように、いじめの問題とかさまざまにそれをクリアするために、やっぱり先生たちの目というのを生徒としっかりと向き合う、目と目で向き合うのが教育だと私は思うんです。そういう部分においては、教職員の皆さんがもう大変で大変で、仕事がたくさんあり過ぎて、なかなか生徒、また児童に目が向けられなかったら、何にもならないと思うんですね。その部分においては、少しでもそういう部分を緩和する、コンピューター化して少しでも緩和して、生徒に、また児童に接する機会を増やす、時間を増やすことが重要だと私は考えておるので、その点ひとつ、今後、整備に向けてしっかりと計画を持ち、検討していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  私は、この教職員の過重労働対策の観点から、導入はやっぱり必要不可欠と考えております。財政面が厳しいのは十分わかっております。それ以上に、教育は最重要であります。市長として、この統合型校務支援システムの導入に向けてどのような見解を持っているのかお尋ねをいたしまして、この質問を終わります。 42 ◯議長(塚谷重市君) 市長・今泉君。 43 ◯市長(今泉文彦君) 統合型校務支援システムですけれども、ただいま教育長が申し上げたとおりであります。基本は、教育の精神を忘れることなく、システムを導入して、そういった時間を増やしていくということだと思いますけれども、システム導入によってそういう方向が開けていけばいいかなと思っております。検討してまいりたいと考えております。  以上です。 44 ◯議長(塚谷重市君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午前11時16分休憩            ───────────────────────                   午前11時28分再開 45 ◯議長(塚谷重市君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  16番・菱沼和幸君。 46 ◯16番(菱沼和幸君) 最後の項目に入ります。安全安心な防災・減災の取り組みについてお尋ねいたします。  1点目、災害時における避難所や病院等でのお湯等飲料の確保のための災害協定の推進についてお尋ねをいたします。  平成7年の阪神淡路大震災や平成23年の東日本大震災、さらには一昨年の関東・東北豪雨など、我が国では、これまでにも地震、津波、さらには台風等による風水害など、多くの災害が発生しております。このような経験から、国をはじめ各自治体では、防災・減災に対する意識が高まり、各地でその対策や防災訓練などが講じられてきております。  そのような中、被災時にはその初期段階及び避難所において、飲料を確保することが重要であるが、近年、飲料自動販売機の中には、災害時に被災者に対し無料で飲料を提供する災害支援型自動販売機があり、各地方自治体においては、災害時に被災者に飲料を提供することを目的に、飲料メーカーとの災害支援協定を進めている自治体が数多くあります。当市では、平成16年9月29日に利根コカ・コーラボトリング株式会社様と結んでおります。  中でも、東日本大震災の経験から生まれた災害対応型紙コップ式自動販売機は、災害発生後、電気、水道が確保されれば、災害時にお湯、水、特にお湯が無料で提供できるため、赤ちゃんの粉ミルクの調乳やアルファ米の調理等においては大きなメリットがあると言われております。これまでの主な実績としては、常総市での鬼怒川決壊による避難所では、9月10日の提供開始から10月10日の避難所閉鎖まで、延べ8,000杯が提供されました。また、昨年4月の熊本地震では、災害協定締結先の医療機関において、1日最大500杯の提供がされ、各地から派遣された災害派遣医療チームの方からも、お湯の提供は大変に助かったとの声が出ております。  そこで、当市においても、このような災害時に避難所や病院等においてお湯等飲料を提供できる災害対応型紙コップ式自販機の設置及び災害協定の締結を検討すべきであると思いますが、見解をお尋ねいたします。  2点目、2015年9月に航空法の一部が改正され、無人航空機ドローンの定義と制限が明文化されました。これに伴い、2015年12月10日から無人航空機ドローンの飛行ルールが新たに導入されたところでございます。さまざまな場所で効果が発揮されると思われます。近年、他の自治体では、防災消防訓練でドローンの捜査訓練が行われております。ドローンを活用して、人や車両が立ち入れない災害現場などを上空から撮影し、映像データで分析ができます。昨年の質問以降、どのように調査研究がなされたのか、今後、どう取り組んでいかれようとしているのか、お尋ねをいたします。  3点目、気象庁は、防災・減災対策の一環で、防災気象情報をよりわかりやすく伝えたり、地域の防災対応力を高めるため、2017年度に情報の発信強化策や気象予報士を活用した気象防災の専門家育成事業を盛り込んでおります。情報の発信強化策では、地域住民が防災情報をわかりやすく把握できる環境を整えるため、気象庁のホームページを拡充、地図上で5キロ四方の領域ごとに危険度を示す土砂災害警戒判定メッシュ情報など、効果的な情報提供を進めております。また、全市町村を対象に、雨量や風速などの予測を時系列で表示する新たな情報発信に取り組むようです。  全国各地の予報区域や気象用語の多言語一覧表を無料で公開し、防災にかかわる民間事業者の活用もサポートしていきます。これに加え、激甚化する自然災害の教訓を踏まえ、洪水予報強化、老朽化したシステムを改善することで対象河川を増やし、各地の河川氾濫に備えます。さらに、土砂災害警戒情報の発表を最大20分早める仕組みづくりで、住民の迅速な避難行動を促していきます。  一方、地域の防災対応力の向上に向けて、気象予報士を、気象防災の専門家として育成する取り組みを推進しております。情報の利用方法や自治体の防災対策を学ぶことで、自治体職員と協力して地域防災の担い手としていきます。  そこで、先ほど述べたように、気象庁は、防災気象情報を迅速かつわかりやすく提供する工夫を進めております。1つに、災害の危険性を伝える、2つに、警報などの見える化でございます。当市においても、気象庁とジョイントし、市民へスピーディーな情報伝達をすべきと考えておりますが、所見をお尋ねいたします。  また、市民への周知徹底策をお伺いいたしまして、4項目目に対する1回目の質問を終わります。 47 ◯議長(塚谷重市君) 総務部長・久保田君。 48 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。まず、1点目の、災害対応型紙コップ式自販機の設置及び災害協定の締結についでございます。大規模災害時、被災者に水をはじめとする飲料水を提供することは非常に重要であり、当市でもペットボトルや耐震性貯水槽を合わせ、約47万リットルの飲料水を備蓄している状況でございます。また、災害支援型自動販売機3台を設置しており、災害時に申請をすることで、販売機内の在庫分が無償となる災害協定を締結してきているところでございます。  しかしながら、議員ご指摘の避難所や病院などでのお湯などの飲料の確保は、特に高齢者や乳幼児などの要配慮者には必要となるものと考えております。つくばみらい市では平成27年9月の関東・東北豪雨の際、災害協定に基づき、災害対応型紙コップ自販機により、先ほど議員がおっしゃられたような約8,000杯の飲料水を提供した、さらには、その水やお湯を利用したことで、乳幼児の粉ミルク、高齢者の薬の服用などに大変活用し、効果があったと伺っております。  当市では、各避難所の備えといたしまして、まず断水、停電時を想定しておりますことから、まきかまどやガスかまどを配備いたしまして、お湯などが沸かせる体制を整えてきたところでございます。しかしながら、災害時ライフラインの復旧とともに、つくばみらい市でも実証された、お湯などの提供に有効な災害対応型紙コップ式自販機の設置について、関係企業と協定締結に向け、今後、協議してまいりたいと考えております。  続きまして、2点目の、ドローンの調査研究内容と今後の取り組みについてご答弁申し上げます。茨城県など、防災訓練時にドローンを使用し、情報収集の強化を図っている自治体も増加しております。当市においても、土砂災害警戒区域を有していることから、人や車両が立ち入れない災害現場は、防災ヘリなどを使用することもできますが、災害時の迅速かつ正確に情報収集を行う1つの手段として、ドローンが有効であると認識しているところでございます。  これまでの取り組みといたしまして、近隣自治体の事例やさまざまな報道をもとに、県内の自治体で独自に購入した例が5か所、ドローンの費用としましては40万円から170万円程度、また、オペレーターも5人から10名程度必要だというような情報を確認しております。また、県では、平成29年3月、5月に、民間企業とそれぞれ協定を締結し、ドローンによる情報収集ができる体制を整備しております。また、行方市におきましては、地元のドローン愛好家の団体と協力体制を構築している状況にございます。当市といたしましては、県などの取り組みを参考といたしまして、民間企業やボランティア団体と協定締結に向け調査してまいりたいと考えております。  続きまして、3点目の、気象庁とジョイントし、市民へスピーディーな情報伝達と周知策についてご答弁申し上げます。気象庁では、防災気象情報を迅速かつわかりやすく提供できる工夫を進めております。その方向性といたしまして、議員ご指摘のとおり、社会に大きな影響を与える現象について、可能性が高くなくても災害の危険性を伝えることや、危険度などを認識しやすいよう、さらにわかりやすく提供していくものでございます。当市といたしましても、気象庁提供の防災情報提供システムから新しく配信されます翌朝までの「警報級の可能性」や雨量などの危険度情報などを活用するとともに、市内5か所に新たに気象観測システムを配備し、より詳細な情報収集を行い、市民の皆様へスピーディーな情報伝達に努めてまいりたいと考えております。  市民の皆様への伝達手段といたしましては、防災気象情報を防災行政無線やメールマガジンに加え、先ほど申し上げましたMyPOTEKAを登録することにより、より詳細な気象情報が得られるものと考えております。気象庁等の防災気象情報を活用した情報伝達、または気象情報の提供について、石岡市の広報紙やホームページ上を活用して市民へ周知徹底して、市民の皆様もいち早くそういった情報を入手できるように努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 49 ◯議長(塚谷重市君) 16番・菱沼和幸君。 50 ◯16番(菱沼和幸君) ありがとうございます。まず、1点目でございます。防災の部分で、災害対応型紙コップ自販機ということで、今、部長から、関係企業と協定締結に向けて協議してまいりたいということで、答弁いただいたところでございます。  実際、石岡市において先日、株式会社カインズホームさんと締結いたしまして、協定としては31の協定ということで、もしこの紙コップの自販機が協定として締結できれば、32社になるのかなと思っております。  そういう中で、いつ起こるかわからない、季節によっては、先ほど言われるように、特に冬場とか、一番お湯というのはものすごい……。今までほとんど水と言われてきておりましたけれども、時期によってはどうしてもお湯というのが必要なんですね。先ほどガスとかまきの部分で、今までこういう整備をしてきたということで答弁されておりましたけれども、それ以外の部分で、やっぱりお湯というのは非常に私は重要だと思うので、今後、メーカーさんもいらっしゃいますので、この部分においてはメーカーさんとしっかりと協議していただいて、石岡市においても、こういうコップ型の自販機があるので、お湯も災害時にはきちんと対応しますよという部分をしっかりとPRできれば、市民の皆様も安心できると思うんですね。特に、先ほど言われるように高齢者と若い子どもさんをお持ちのお母さんだと思うんですね、この部分においては重要かなと思っておりますので、そういう観点でしっかりと協議も含めて進めていただければと思いますので、よろしくお願いします。  2点目でございます。このドローンの部分においても、私も質問を何回かしておりまして、実際、今、部長から、茨城県内5か所で、金額としては40万から170万で、体制としてはやっぱり10名近くの体制は必要だろうということで、答弁があったわけでございます。県がいち早く、ドローンの部分においては、決壊のときにドローンを飛ばしてやった部分が現状ありますけれども、石岡市としても、先ほど言われるように、人や車両が入れない災害現場、確かに防災ヘリは茨城県にはありますけれども、その部分においては、もし大規模な災害があったときは、石岡市だけとはいかないわけですよね。すると、やっぱりいち早くドローンを整備することが不可欠なのかなと、私は思っています。  そういう中で、これは1つの提案なんですけれども、警備会社との連携はどのように……。協定を見ても、今までは警備会社さんとは協定を結んでいないんですね。そういう中では、警備会社との連携、今までそういうふうな協議をされてきたのか、また、協定に向けて、もし警備会社とできるのであればどのように考えているのか、2回目、この警備会社との連携について質問したいと思います。  それから、3点目の気象庁の防災気象情報ということで、この部分においては各自治体でもあります……。まず、「気象業務はいま」ということで、2015年に「守ります 人と 自然と この地球」ということで、これは気象庁が出されている部分がありますけれども、この部分は私も読ませていただきました。  そういう中では、気象庁の今の……、これはちょっと古いですけれども、ちょうど丸2年前ですかね、全国のさまざまな気象状況のデータが全て載っております。そういうことを参考にしながら、特に今年度、先ほど述べたように、新たな防災の気象情報ということで、気象庁が新たな取り組みをするということで、国の予算を得て、今回実施するわけであります。そういう中で、新たな取り組みをやっぱりスピーディーに市民の皆さんに提供していくことが、私も重要であるかなと思っています。  石岡市のホームページを見ますと、防災ポータルということで、防災ポータルの部分においては気象庁ともアクセスができるようにリンクされているわけです。しっかりとその部分においては、ホームページもそうですけれども、さまざまな観点から、安全安心からすれば、防災・減災というのがものすごく重要だと考えているので、今後も防災無線、またメールマガジンに加えて、MyPOTEKAの登録の……。MyPOTEKAの登録なんですけれども、これはメールマガジンと同じような登録の方法でいいのかどうか、この部分をちょっと確認したいと思います。  以上で2回目、終わります。 51 ◯議長(塚谷重市君) 総務部長・久保田君。 52 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。まず1点目、ドローンの警備会社との連携についてでございますが、今回、調査研究をした中でございますけれども、警備会社と協定を結んで、災害時に派遣していただくという自治体もございました。そういったこともございますので、そういった、今ご指摘をいただいた内容も含めまして、ドローンの配備について、企業との協定、また自己導入のメリット、デメリットについて、今後、検討してまいりたいと考えております。  また、MyPOTEKAの登録でございますが、これは、MyPOTEKAのホームページに入っていただきまして、その中でシステム上、自分の登録をすることで、強制的にプッシュ機能が働いて、向こうから自分の地域の安全確認、または雨量等が周知されるものでございますので、こういったのも機会があるごとに市民の皆様へ伝えて、登録を推進してまいりたいと考えております。  以上です。 53 ◯議長(塚谷重市君) 16番・菱沼和幸君。 54 ◯16番(菱沼和幸君) ありがとうございます。ドローンの部分においては、今、部長から答弁があったとおり、警備会社の部分においてもやっぱり重要だと思いますので、警備会社さんであれば、ドローンの通信の部分で、しっかりと無線として対応できると思います。また、人数においても、警備会社さんはかなり人数がおりますので、できると思います。しっかりと協議していただければと思っております。  また、気象庁においての防災情報ですけれども、ホームページ、それから市報等も含めて、MyPOTEKAの登録も、あわせてしっかりと市民の皆さんに周知徹底をしていただいて、そういう登録を、ただ登録してもらうというんじゃなくて、やっぱりその登録も目標をきちんと持って、登録すれば、ある程度その情報が市民の皆さんに伝わるわけですから、そういう部分を、ただ登録制度を促すだけじゃなくて、きちんと把握もしていただければと思っておりますので、今後、防災・減災について、総務部長もさまざまな観点でご苦労もあるかと思いますけれども、しっかりと市民の皆さんの安全安心のために頑張っていただきたいと思います。  以上で質問を終わります。ありがとうございました。 55 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 56 ◯2番(大和田寛樹君) 2番・大和田寛樹でございます。3項目につきまして一問一答方式で質問させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。  まず、1項目目の、公共下水道事業戦略についてでございます。  私の小さいころを思い返しますと、幼稚園、小学校の低学年ぐらいまで、うちのトイレは昔で言うぼっとん便所で、和式の汲み取り式のトイレでありました。トイレというのは、時代によってトイレの様式というのはもちろん変わりまして、小さいときは両親に、落ちたら死ぬぞというふうに脅かされていまして、確かに小さいながらに、底をのぞきますと暗くて底が見えなくて、ここに落ちたら死ぬんだなということを感じて、トイレは危険な場所でありました。小学校の3年生ぐらいのときですかね、水洗のトイレに変わりまして、そんな危険な、本当に命がけというかそういうトイレが、快適で、水洗で、においもそんなに臭くなくて、そんなことが当たり前になりました。そして、今は下水道事業ということで、今の小さい子は、そんな危険なトイレに入る子どもたちはいなくなっていると思います。
     この当たり前が、今の下水道事業が、我々の子や孫の世代にも本当に当たり前であり続けるために、この経営戦略というのが練られて、経営改善、また財政マネジメントを通して、この事業自体を継続していこうと、そういう動きであります。細かくこの経営戦略を見させていただきましたけれども、なかなかいろんな課題があるなということを自分は感じました。財政的にもそうでありますし、これから人口減少によって料金収入が上がらない、そしてまた、昭和50年代初頭から石岡市も整備されて、58年が供用開始ということで経営戦略に書かれておりましたけれども、35年以上、40年近くたったその資本をこれから更新をしていくと。本当に莫大な更新費がかかっていくと。本当に課題、難題が多い下水道事業であります。  経営戦略をつくってくれということで総務省から通達が一番最初に来たのが、平成26年8月29日であります。これは人口減少による料金収入の減少、営業収益の悪化、保有資産の老朽化に伴う更新費用の増大によって、経営環境が今、厳しくなっていく時代にある。そういう中で、中長期的な経営戦略の策定をし、収益の改善、また計画的な投資、経営の合理化を図って、経営基盤の強化と財政マネジメントに取り組んで、この事業を継続していくために、経営戦略を策定してほしいということで、要請通達があったわけであります。  これ、石岡市だけでありませんけれども、各全国の公共団体は、その時点ではまだ経営戦略に真剣に取り組んでおりませんで、1年後の平成27年の9月に総務省から経営戦略策定の要請が再度ありました。さらに平成28年1月に、経営戦略の策定をしない団体に関しては、平成29年度からの一部の交付税措置をすると、要するに交付をしないですよと、一部に関して。そういう脅しといいますか、この事業を継続していくために経営戦略をしっかり練ってほしいということで、通達があったわけであります。  石岡市におきましては、昨年、平成28年の9月の定例会におきまして、経営戦略の策定業務ということで補正予算が組まれまして、急ピッチで経営戦略を策定して、29年の3月に策定が終わりまして、常任委員会でこのような報告書、A4の紙でありましたけれども、本当に概要だったんですけれども、報告を受けました。内容はこれから質問をさせていただきたいと思います。細かい内容についてに入ります。  まず、事業概要と現況についてということでありますけれども、この経営戦略の策定に当たりまして、基本的な考え方、石岡市ではどのような認識で策定に当たったのか、お伺いをします。 57 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 58 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えを申し上げます。この経営戦略の策定につきましては、平成28年1月に国からの要請通知を受けまして、高資本費対策に要する経費にかかわります地方交付税措置を受けるために、平成29年度からは経営戦略の策定が必要になったものでございます。この公共下水道につきましては、現時点において公営企業への移行はなされておりませんので、投資試算に対します減価償却費などの把握が困難な状況でございましたので、平成26年8月に国から示されました公営企業の経営に当たっての留意事項を参考にしながら、収支のバランスに配慮し、中長期にわたってサービスの提供を安定的に継続することが可能となるよう、経営の基本計画となります経営戦略を策定したものと認識してございます。  以上でございます。 59 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 60 ◯2番(大和田寛樹君) ありがとうございます。総務省から私も確認をしてまいりましたけれども、通達があった内容ですね、平成26年8月ですね。私がポイントだなと感じましたのは、まず、基本的な考え方で、投資試算、これからの施設整備に関する投資の見通し、それと財源試算、それに合わせた財源の見通しですね。そして、収入と支出の均衡。投資試算をしても、財源が確保できなければ、当然もう一度投資試算を見直すという作業になると思います。なので、収支のバランスということでこう書いてありました。財源試算、投資試算というものが非常に大事かなという認識を持ちました。  次に、経営戦略を策定するに当たりまして、石岡市で留意をした点がございましたらお伺いします。 61 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 62 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えを申し上げます。今回の策定に留意した点ということでございますけれども、下水道事業の施設状況や財政状況などを十分に考慮しながら、施設整備や施設更新による経営基盤の強化と、収支の均衡が図られたものとなるよう配慮をしてございます。  以上でございます。 63 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 64 ◯2番(大和田寛樹君) ありがとうございます。さまざま、留意してくださいということで注意があったと思うんですけど、例えば人口動態とか年齢構成、集落の構成・配置、企業立地、地域全体の現状、将来の見通し、また2番では、公営企業の経理担当者のみならず技術担当部門、一般会計の企画、財政部局をはじめ、公共団体全体の関係部局で連携をしてほしいと。また、公営企業会計を導入、公営企業法に適して公営企業会計を導入するようにと。また、学識経験者、専門家の知見、さらには住民への理解を周知する説明ということで、地方創生で言われるさまざまな知見を利用しようとか、収支のバランスをとろうとか、地域の実情に合わせよう、この石岡のことは石岡の皆さんが一番わかっておるわけですので、地方創生、この事業自体がそのものかなということを感じたわけです。  次に、経営戦略の概要をお尋ねします。 65 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 66 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えをいたします。概要につきましてですけれども、市の人口減少が見込まれる中で、下水道事業を安定的に継続していくためには、下水道事業におけます収支を的確に把握しながら、必要な財源を確保した上で、計画的に事業を推進していく必要がございます。そのために、平成29年度から平成38年度の10年間にわたりまして、毎年の決算時に事業計画の進捗状況の検証を行い、定期的に見直しを行っていくことが、この経営戦略の概要となってございます。  以上でございます。 67 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 68 ◯2番(大和田寛樹君) ありがとうございます。PDCAサイクルでチェックをかけて、検証をして、見直していくと。検証していただいて、見直しをかけるのは大事なんですけれども、そもそも最初につくったこの経営戦略が、地域の実情に合っている、投資試算がしっかりされてでき上がっていることが大前提にあろうかなと、そんなふうに感じます。  次に、下水道の各施設の現況、現状を伺います。 69 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 70 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えをいたします。まず、石岡地区の公共下水道につきましては、昭和58年度に供用開始となってございまして、30年以上が経過している施設がございますので、中継ポンプ場などの長寿命化計画によります更新を行ってきておりまして、平成28年度に完了したところでございます。また、八郷地区の公共下水道につきましては、平成14年度に供用開始となってございまして、管渠の一部や汚水処理場につきましては15年以上が経過しておりますので、各機器の長寿命化を現在図っているところでございます。  以上でございます。 71 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 72 ◯2番(大和田寛樹君) ありがとうございます。長寿命化計画、また30年以上経過している施設があるということで、更新時期がこの10年のプランの中で訪れると。総務省からの通達どおり、設備投資、投資的経費がかかっていくことが見込まれるということでございます。  2番に入りまして、経営の基本方針です。こちらで総務省のひな形には、まず初めに経営理念ということでうたわれております。経営理念について伺います。 73 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 74 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答え申し上げます。経営理念でございますけれども、今後の人口減少や節水型社会に対応しながら、平成27年度に県が策定いたしました生活排水ベストプランとの整合性を図ることとしてございます。  以上でございます。 75 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 76 ◯2番(大和田寛樹君) ありがとうございます。次に、経営理念を踏まえまして、現状の認識を伺います。 77 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 78 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えをいたします。平成38年度までの検討期間の人口につきましては、平成27年度と比較いたしまして約7,000人の減少が見込まれてございます。また、下水道普及率は、平成27年度時点においては約44%、また、水洗化率は約88%の状況となっております。これらを改善するために、認可区域の整備を進めていかなければならないということもございまして、大変厳しい状況であると認識をしてございます。  以上でございます。 79 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 80 ◯2番(大和田寛樹君) 続きまして、経営の基本方針について伺います。 81 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 82 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えをいたします。今後の下水道事業につきましては、市民に安全で快適な下水道サービスを持続的・安定的に提供していくために、施設の整備を進めるとともに、水洗化率の向上と使用料、収入の増収に努めたいと考えてございます。  また、安定した事業継続をするためには、費用の削減、あるいは投資の平準化や施設の延命化を計画いたしまして、持続可能な経営基盤の確立を図ってまいりたいと考えてございます。具体的には、下水道処理人口や水洗化人口を向上させることによりまして、下水道使用料、収入増が図られるため、平成37年度までの中期計画におきましては、整備計画面積を1,156ヘクタール、平成60年度までの長期計画につきましては、整備計画面積を1,320ヘクタールとする計画としてございます。  以上でございます。 83 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 84 ◯2番(大和田寛樹君) 今、ご答弁ありました安定的な供給、また費用の削減、投資の平準化ということで、合理化を図ろうと、そして、計画的に施設の投資をしていこうということであります。  次に移りまして、収支計画についてでございます。まず初めに、収支計画のうちの投資について、これまでどのように投資というものを行ってきたのか伺います。これまでの投資。 85 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 86 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えをいたします。まず、投資についてでございますけれども、これまで財源といたしまして、収入として見込まれる地方債、一般会計繰入金、それに、国庫補助金、受益者負担金等において、支出となります施設整備や更新に必要な費用と、企業債の償還などに要する費用とのバランスに配慮しながら、取りまとめを行ったところでございます。  以上でございます。 87 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 88 ◯2番(大和田寛樹君) ありがとうございます。これは下水道事業だけではないと思うんですけれども、投資に見合う個人負担がまず全体事業の5%いただいて、そこに国庫補助金を乗せて、その後、一般会計からの税金を乗せて、それでも足りないとき起債を組んで、どんと事業をやる。それを毎年繰り返してきたのが下水道事業、また水道事業もそうであると思いますけれども、そういう投資をしてきたということであります。  これからの投資に対しての全体像について、次に伺います。 89 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 90 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えをいたします。投資といたしましては、管渠建設費、それからポンプ場の建設費、流量計費、流域下水道建設負担金、それから、施設の長寿命化費、地方債償還金などを計画していく必要がございます。それらを踏まえながら、平成38年度には水洗化率が約90%、水洗化人口が3万1,659人を目指しまして、下水道使用料の増収が図られますよう、投資をするものでございます。  以上でございます。 91 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 92 ◯2番(大和田寛樹君) そうしますと、こういう投資の部門があると、投資的な経費がこういうものであるということで理解しましたけれども、全体像をつかむと、もちろんその金額をつかんでから投資の計画に入ると思うんですけれども、そうしますと、ほかの部局でありますけれども、公共施設の再配置計画で最初に行ったのは、ひまわりの館で報告会がありましたので私も行きましたけれども、全体像をつかんでおります。全体像をつかんだ上で、いろんな要素で分析をかけます。例えば人口動態とか地域性とか、いろんな要素で分析をした上で、結果、全体としては2割削減しなくちゃやっていけないという結論に至ります。  全体像を把握した上で投資計画というのはつくらないと、過剰投資になったり投資が足らなくなったりというわけで、全体像を把握する意味では、総ストック資産といいますか、資産のストックがどのぐらい今あるのか、そういうストックマネジメントの必要性があると思います。実は、まだストックマネジメントは完了していないというのは、平成29年の予算付けを見てみますと確認できます。ストックマネジメントの全体計画策委託料。マネジメントをする前に、資産の全体像を把握するために、台帳作成をそれぞれの会計で行っています。台帳作成とか台帳の修正とかが3つ、4つ出てきます。あわせて、下水道事業の公営企業法適用化業務委託料、これは総務省から公営企業法として、公営企業会計にのっとって、その法に準じて運営をしてくださいというような指示で、平成29年度の予算組みでしてあるわけです。  そうしますと、この経営戦略を策定するに当たっては、まだ全体像がつかめていない。資産、またその更新時期、いつ幾らでどこの部分をつくったのか。その更新は、当然、電気機械、機械器具、いろいろな設備によって耐用年数が変わってくると思いますので、いつの時点で幾らの投資が必要なのかということを、まだ見積もられていないということであります。残念ながら、ここまでで、もうこの経営戦略はまだまだ中途半端であるということになってしまいます。  数字を読み解くのに時間がかかりましたけれども、この数字を読んでいきますと、平成29年度からの投資試算ですけれども、資本的支出の建設改良費が大体2億5,000万から2億1,000万ぐらいでずっと抑えられた形です。これで、例えば新規……。まだまだこれは継続事業で、下水道は全部完備されていませんので、新しく新規事業もやらなくちゃいけない。しかも更新もここに乗せなくちゃいけない。それが毎年2億ちょっとで果たして足りるのかどうなのかということ。  経営基盤の強化は財政マネジメントですから、確かにこれを読み解けば、借金が減ることはわかります。平成28年に102億あった借金は、向こう10年の平成38年には46億円。これ、なぜ減るかといいますと、ぐっと投資を抑えて、借金は今までどおり7億ちょっと返していきます。投資を抑えますので、新規の起債額は減ります。1億ちょっとに新規の起債額を減らすので、元金が減るのは6億減っている。6億かける10年で60億減りますという見積もりがこの表です。  確かに借金が減ります。確かに次の世代に重い借金を、人口減少で分子がどんどん少なくなるのに借金をそのまま渡したら、これは借金苦になる。それはもちろんわかるんですけれども、まず最初に考えなくちゃいけないのは、持続可能な安定供給であると思います。当然、経常経費に対して借金をすれば、今、私たちが使っている経費を借金で賄うのはまずいと思いますけれども、10年、20年もつ資産を残すのに借金をするのは、当然、世代間の公平の意味では起債を起こして整備をしていくということが求められると思います。これを実現するには、平成29年度の予算組みにもしているように、公営企業法にのっとって公営企業会計を導入するということが、先決であろうと思うんですね。  次に、公営企業へ移行に向けた、今、この平成29年度の取り組みを伺います。 93 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 94 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) 公営企業への移行に向けた取り組みについてお答えをいたします。現在、効率的、計画的な維持管理を行うために、平成28年11月19日に石岡市下水道事業地方公営企業法適用支援業務といたしまして、業者にその業務を委託しておりまして、平成32年4月1日の地方公営企業法適用を目指して、現在進めているところでございます。  以上でございます。 95 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 96 ◯2番(大和田寛樹君) ありがとうございます。平成32年の4月ということで、公営企業法に適用するように取り組んでいくということあります。  ちょっと追加で1つ質問なんですけれども、公営企業法に適用される団体というのは、基本原則があると思うんですけれども、どんな基本原則がございますか。 97 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 98 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えいたします。独立採算制が基本となると認識をしてございます。 99 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 100 ◯2番(大和田寛樹君) 次に、2)の収支計画のうち財源について伺います。どのような財源試算をされたのか伺います。 101 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 102 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) 財源等についてお答えをいたします。投資に必要となる財源につきましては、受益者負担金、それと国庫補助金、一般会計繰入金、それと地方債などを見込んでございます。下水道事業におけます平成27年度の一般会計繰入金でございますけれども、約12億円でございましたけれども、経営戦略の最終年度となります平成38年度の繰入金につきましては約8億4,000万円としてございまして、約3億6,000万円の縮減を目標としたところでございます。  以上でございます。 103 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 104 ◯2番(大和田寛樹君) 私がこの公共下水道事業に限ってみますと、8億9,178万4,000円が平成28年の一般会計の繰入金で、平成38年には5億3,972万ということで、今、部長の答弁は全体の下水道事業での繰入金ということでよろしいですか。はい。  続きまして、投資以外の経費について、お尋ねします。 105 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 106 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) 投資以外の経費といたしましては、職員の人件費、それから汚水の処理費、それに、地方債の償還に対する支払利息や資本的収支へ充当いたします収益的収支差引額となってございます。それらに対する財源といたしましては、使用料収入、それから雨水の負担金、県補助金、一般会計繰入金を見込んでございますので、早期の下水道整備による水洗化人口の確保と接続率の向上、さらには滞納額の削減を図ってまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 107 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 108 ◯2番(大和田寛樹君) それでは、ちょっと4番に入る前に、こちらの表で1つ確認させていただきたいんですけれども、経営戦略の年次計画で出ている収支です。説明というか、読み上げますので、答えられる範囲で結構ですけれども、他会計からの繰り入れのご答弁が先ほどありました。平成28年度には一般会計から下水道特別会計に8億9,178万が繰り入れられている。もちろん操出基準がありまして、操出基準をもとにこちらの下水道事業に繰り入れている。10年後には5億3,972万ですので、差額はどのぐらいになるかというと、3億5,000万、一般会計からの繰り入れが少なくなるということです。  これは、なぜ、どういう要因があるかと私なりの見立てというか分析では、収益的支出の借金の利息、これが平成28年では2億2,000万円、平成38年には7,000万ですので、利息の額がまず1億5,000万減ります。資本的支出の元金償還が、今まで7億7,000万払っていたものが、平成38年には5億8,000万、ここで約2億円。合計しますと3億5,000万減るということですね。一般会計の繰り入れは、借金関連で減った分のみなんです。それはどういうことかといいますと、一般的には、確かに入るをはかりて出ずるを制すと、入ってくるものを考えて出ていくものを調整すれば、それは帳尻が合う。ただ、それは抜本的な改革、営業努力、例えば収益の改善、支出の合理化、そういうものではない。ですので、この表自体に、下水道事業の向こう10年の抜本的な改革、ここでもやはり抜本的な改革にはなり得ないということです。  そうでありますので、平成29年度には、もう私が指摘したことは、福田部長は、この戦略をつくる時点で多分気付かれたんだと思います。投資試算ができない、正直言って。試算を全部把握できていない。どこに何があるのか。昭和50年当初に突貫工事で始まった下水道事業で、正直データがなかったり、いろんな意味で蓄積されたストックがない。ということで、平成29年度の予算に資産台帳、固定資産台帳をつくったり、ストックマネジメントの業務委託をしたり、法適用化の費用を乗っけたということです。なので、これをちょこちょこ修正する、先ほどの答えでありました。決算期に修正していきます。そういうものでは、まずこの計画がないということである。なので、再検討していただいて、今度、平成29年度にはしっかりとした試算が出てくると思いますので、その試算をもとに向こう10年間を見通して、合理的に支出を抑える、そして計画的に投資をしていくということを練り直す必要があります。  もう一つなんですけれども、先ほど経営の合理化で、企業会計を導入して、基本原則は何かといえば、独立採算だと。それは確かに公営企業法に書いてあります。私も読みました。果たして独立採算が今のままでできるのかどうなのかというのが、私、本当に不安なんです。というのも、平成28年度の収益的収支の総収入の額は12億円です。資本的収入の額が4億8,000万、合計しますと16億8,000万円。これの内訳を見てみますと、料金収入が5億、一般会計からの繰り入れが、先ほど言いました8億9,000万、約9億、国庫補助金が1億、新規の起債額が1億7,000万、受益者負担金が1,000万。  これ、支出を見てみます。支出は、元金償還で7億8,000万、それに対しての利息が2億2,000万、元利合計10億です。そのほか経常経費、今を維持するための経費ですけれども、営業費用4億円、そのほかの費用の3億弱が投資に回すという見積もりです。  例えば、営業費用を料金収入でやるということが独立採算の意味なんですけれども、わかりやすい例えでいうと、500万の収入の世帯が1,000万の借金を年間抱えていますと。いや、大丈夫ですと。親から900万もらいます。市からそのまま特別会計に入るわけですね。それじゃ足りません。新規の国債、1,000万順々に返しているから、信用があるので、170万年間借り入れてきます。それでも足りない。おじいちゃんから100万もらう。それでやりくりをしているという形になるんですね。  果たして500万で1,000万の借金がまず返せるのか。独立採算ができるのかどうなのかというのがまず疑問なんですけれども、その点はまだ見積もられていないというのが現状だと思いますので、経営戦略を長い目で見て、直近で企業会計に移行するということを明確に示しているわけですので、そういうものも経営戦略に乗っけてこないと、戦略にはならないということでご指摘をさせていただきます。  最後に、4番に移りまして、経営の健全化・効率性について伺います。 109 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 110 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) 経営の健全化・効率性についてお答えを申し上げます。この下水道事業につきましては、さらなる事業の健全化と効率性を図るために、平成32年度から地方公営企業への移行を目指しているところでございます。また、より精度の高い下水道施設資産の現状を把握するために、現在、ストックマネジメントの策定に取り組んでいるところでございます。この経営戦略におきましては、先ほど申し上げましたけれども、毎年の決算時期に調査検討を実施することになっておりますが、見直しの時期についても、地方公営企業法適用時以降3年から5年後を目安に行うことになってございますので、平成31年度に策定となるストックマネジメントを反映させて、検証を行いながら、下水道事業の経営基盤の強化を図ってまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 111 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 112 ◯2番(大和田寛樹君) 最後に、一言市長にご意見させていただきたいと思うんですけれども、市長「ふるさと再生」ということで4年前に市長になられまして、着実に再生に向けて取り組んでこられたということで、市政報告会でも伺いました。下水道事業、水道事業、まだまだ再生には道半ばというか、険しい道が残っていると感じざるを得ません。次は「市民とともに未来創造」というキャッチコピーでありましたけれども、ぜひとも、まずは執行部、市長が中心となって、この下水道事業、生活の基盤である事業の未来をしっかり創造していただきまして、安定供給ができますように、自分たちの子や孫の世代に、本当に当たり前のそのサービスが当たり前であり続けてもらうために、しっかりと計画を練っていただきたい。そのように強く要望します。  以上で1項目目の質問を終わります。 113 ◯議長(塚谷重市君) 暫時休憩いたします。午後1時30分から会議を開きます。                   午後 0時25分休憩            ───────────────────────
                      午後 1時30分再開 114 ◯議長(塚谷重市君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  2番・大和田寛樹君。 115 ◯2番(大和田寛樹君) 2項目目の質問に移ります。イベント広場の整備計画についてでございます。  中央図書館のこども専用図書館が、平成29年4月にオープンされました。オープンセレモニーでは本当に多くの市民の皆さん、予想以上に集まっていただいたということで伺っています。先日、中央図書館を確認に行ってまいりました。ちょうど3時から4時ぐらいだったんですけれども、子ども連れの、お母さんと園服を着た子どもが、イベント広場の駐車場に車を止めて、県道を渡って、中央図書館のほうに入っていくのを見ました。  あのイベント広場の駐車場なんですけれども、図書館利用の駐車場で今確保されていますけれども、あちらは何台駐車するスペースが確保されているのか伺います。 116 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・武熊君。 117 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。中央図書館の利用者の駐車場でございますが、イベント広場の南側を駐車スペースとしておりまして、概ね200台の駐車が可能になっている状況でございます。  以上でございます。 118 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 119 ◯2番(大和田寛樹君) 利用者の保護者の皆さんから少しご要望というか、お話があったんですけれども、晴れているときは、私も感じましたけれども、砕石敷で非常にほこりが立って、車も汚れるし、子どもたちも、砕石でちょっと利便性が悪いと。雨のときは少しぬかるんでしまって、こちらもまた利便性が悪いといういことで、お話をいただいているんですけれども、何か今後、改善していく整備計画がございましたら伺います。 120 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・武熊君。 121 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。議員ご指摘のとおり、現在の駐車スペースにつきましては砕石敷となっておりまして、車の通行が多い部分につきましては、やはりくぼみ等ができまして、雨天の際、水たまりになるなどご不便をおかけしております。随時補修をして利用している状況でございます。  今後の舗装等についての整備のご質問かと思いますが、現在、新市建設計画に複合文化施設の整備が位置付けられてございますので、現在のところは現状のまま、随時補修をしながら利用していきたいと考えてございます。  以上でございます。 122 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 123 ◯2番(大和田寛樹君) 以前にあちらでおまつりと併用してイベントをやられたと思うんですけれども、そのときに、廃材か何かで、しっかりとした舗装ではなくて、少し平らにして、砕石敷じゃなくて、廃材を利用したちょっとした舗装がなされたと思うんですけれども、そのような対応も今後していただけるのか伺います。 124 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・武熊君。 125 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。イベント広場の入り口を入りまして、駐車場までのところにつきましては、防塵舗装をしてございます。現段階であの駐車場全体を防塵舗装するところまでは考えてございません。  以上でございます。 126 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 127 ◯2番(大和田寛樹君) 確かに大塚商事のほうの入り口から入ったところが、少しきれいになっているように見えます。特に図書館側のほうはそのまま砕石敷なので、あちらを多少、近くに皆さん止められると思いますので、同じような整備をぜひ検討していただいて、今後、検討課題として行っていただければなと、そんなふうに思います。  2番に移ります。今後の、先ほど新市建設計画の複合文化施設ということでご答弁ありましたけれども、イベント広場の利活用と整備計画、その新市建設計画の進捗状況等も踏まえてお伺いします。新市建設計画ということで、新たな違う文化施設というか、例えば公園をつくったり、なかなか難しいと思いますけれども、その文化施設は、今も計画自体生きていて進捗しているのか、伺います。 128 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・武熊君。 129 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。複合文化施設につきましては、新市建設計画に位置付けがなされてございます。複合文化施設の整備の経過でございますが、平成18年3月に基本構想を策定し、翌年度に基本設計を実施しておりますが、子どもの安全を最優先に学校施設の耐震化を優先し、現在に至った経緯がございます。  以上でございます。 130 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 131 ◯2番(大和田寛樹君) 平成18年ということで、合併してから新市建設計画で計画されたということですが、今現在、その計画が眠っている状態というか、今後どうなってしまうかわからなくて、浮いている状態ということの認識でよろしいのか、それとも、それは新市建設計画の複合施設ということで、今後、計画していく予定、実際に計画していく予定なのか、伺います。 132 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・武熊君。 133 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。教育委員会といたしましては、財政状況等を見ながら、担当部局と協議し、整備について検討してまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 134 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 135 ◯2番(大和田寛樹君) そうしますと、公共施設の再配置計画等にもこちらは盛り込まれている形になりますか。それとも盛り込まれていないのか、伺います。 136 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・武熊君。 137 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。公共施設再配置計画につきましては、まだ整備がなされていない施設でございますので、私としては位置付けはなされていないと思っております。  以上でございます。 138 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 139 ◯2番(大和田寛樹君) 計画が実施されるかどうかはちょっと不透明な感じがしますけれども、公共施設の再配置計画で、先ほどの質問にもさせていただきましたけれども、結果は2割減という結論を出されて、今後、進めていく形になると思いますので、財源的になかなか厳しい、実際実施していくのは厳しいのかなという認識を持ちます。  今後のイベント広場の利活用について、市長の見解がございましたら伺います。 140 ◯議長(塚谷重市君) 市長・今泉君。 141 ◯市長(今泉文彦君) イベント広場の整備につきましては、新市建設計画で複合文化施設の整備が位置付けられておりますけれども、今、おっしゃいました再配置計画を配慮しながら、整備手法、あるいは財源の問題、そういったものを踏まえながら、さまざまな手法で検討していきたいと考えております。 142 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 143 ◯2番(大和田寛樹君) ありがとうございます。ぜひ進めるのであれば、着実に毎年進んでいっていただきたいなと思いますし、見直しが必要で、実際、建設がなかなか財源的にも難しいというのであれば、新たな利活用を検討していっていただくべきかなと。もう10年も経ちますので、そのように考えます。  それでは、3項目目に移ります。八郷総合運動公園についてでございます。  こちら、3月の定例会におきまして条例改正の議案が可決されました。3月の教育福祉環境常任委員会第9回でもさまざま、条例改正についてご意見があって、この議会で決まって、実際4月から有料化になったわけでありますけれども、その改正に伴いまして、利用者、または団体からその後寄せられる声について伺います。 144 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・武熊君。 145 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。主に利用団体等の方々からの意見としましては、有料化への周知期間が短期間で急であった、施設修繕を含めた環境整備がなされてからの有料化の実施ではないのか、あるいは、市内利用団体に対する使用料の減免を含めた優遇措置の要望等の声をいただいたところでございます。  以上でございます。 146 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 147 ◯2番(大和田寛樹君) これ、利用団体の皆さんから聞くところによりますと、本会議で決まりまして、3月29日と聞いていますけれども、説明会があったと思います。その中では、結構紛糾したという話も聞いていますけれども、どのような意見があって紛糾したのか、また、ご理解はいただいたのかということを伺います。 148 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・武熊君。 149 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。3月の利用団体等の説明会におきましても、ほぼ同様の意見でございます。施設の修繕をすべき、施設の整備をしてからの有料化じゃないのか、あと、やはり先ほどありましたように、有料化の周知期間がちょっと短い。ただ、概ね有料化につきましてはご理解はいただいたところなんですが、先ほど申し上げました施設の修繕、整備の要望が数多く出てございました。  以上でございます。 150 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 151 ◯2番(大和田寛樹君) 雨漏りをしている部分があるというのも聞きますので、有料化したあげく雨漏りしていたのでは、ちょっと市民の皆さんに申し訳ない部分もございますので、しっかりその辺、修繕していっていただきたいなと思います。  2番に移ります。改正前と改正後の利用状況を伺います。 152 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・武熊君。 153 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。前年と今年の利用状況、2カ月、4月、5月の利用状況につきましてご説明申し上げます。平成28年度につきましては、4月が894回、延べ4,534人、5月が1,008回、4,925人、合計で1,902回、9,459人の利用がございました。平成29年につきましては、4月が、利用回数が851回、延べ利用人数が3,687人、5月が840回で4,053人、合計で1,691回、7,740人の利用実績となってございます。  前年と今年の実績、2か月ではございますが比較しますと、利用回数では11%の減、利用人数につきましては18%の減となってございます。このようなことから、全体的には減少傾向となってございまして、減免措置の見直しによることは少なからず影響しているとは思われますが、施設によりましては、わずかではございますが増加している施設もございます。  以上でございます。 154 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 155 ◯2番(大和田寛樹君) 回数で言いますと、1,902回が1,691回で11%減ですので、大体1割の利用回数が減ということですね。人数は18%減ということで、2割減したということでございます。  こちら、3月の本会議でも、議案質疑で先輩議員が質問されておりました。執行部からの答弁は、不均衡の是正というような答弁であったと思います。確かに石岡の運動公園が有料で、こちら八郷が無料だと、不均衡といえば不均衡。ただ、市民の皆さんが受けるサービスというのは、当然、施設によって違ってきますので、料金で見れば確かに不均衡、お金を払って使うところとお金払わなくていいところは不均衡なんですけれども、施設のサービスが受けられる、何というんでしょう、同じサービスが受けられて同じ料金体系というか範囲でということであれば、市民の皆さんも何とか納得できるかなという部分もあると思うんですけれども、その辺に関しては、もちろん4月以降に何らかそういうお話があって、是正していくとか、そういうものを考えているのか、それとも当面このままですということなのか、伺います。 156 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・武熊君。 157 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。利用料の設定に当たりましては、3月の条例で決めてございます。その後、利用者からのご意見、または利用団体からのご意見を受けまして、特に市内のスポーツ少年団の利用につきましては、今後の茨城国体や東京オリンピック・パラリンピック等を見据えまして、普及啓発の意味を込めて、平成29年、本年から平成32年まで、利用料を4分の1としたところでございます。  以上でございます。 158 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 159 ◯2番(大和田寛樹君) それは、スポーツ少年団の練習ということだと思うんですけど、それは4分の1ということで最初から変わっていないですか。それとも4月以降に4分の1にしているのか。 160 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・武熊君。 161 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。4月、条例制定後に、意見を入れまして4分の1としたところでございます。 162 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 163 ◯2番(大和田寛樹君) わかりました。  それと、ちょっとこれも市民の皆さん、利用団体の皆さんから聞いた話で、質問項目3番なんですけれども、改正前の利用団体との事前協議、こちら、4月から料金改定が行われます的な、こう断定的な案内があったと。議会はまだ通っていなかった、常任委員会にも諮られていないというような時期だったと思います。その点について、何か行政側の問題というか、もちろん決まっていないことを案内してしまうのはどうかなと思いますけれども、その点について伺います。 164 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・武熊君。 165 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。2月に施設利用団体に対しまして、検討状況でございますが、施設使用料の考え方としてお知らせをしてございます。3月定例会の前には、施設にお知らせとして張り紙をしてございます。内容につきましては、有料化が決定したということではなく、有料化の検討をしている旨の周知を図ったところでございます。  以上でございます。 166 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 167 ◯2番(大和田寛樹君) そうすると、断定的な案内はしていないと、議会の議決で決まってからしっかりとした案内をするということでよろしかったのかな。なので、双方で行き違いがあった部分もあるのかなというのを感じますけれども、それと、今年の1月に、この八郷運動公園に関してのアンケートをとられていると思います。そのアンケートでは、内容をぜひ教えてほしいということで、市民の皆さんがアンケートの結果ですね、どういう意見が出てというものを教えてほしいと市にかけ合ったところ、その内容は教えられないということで断られたということなんですけれども、それはやっぱり教えられないものなんですかね。アンケートですから、こういう意見が出て、こういう方向になっていますということを教えられなかったのかというのをお尋ねします。 168 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・武熊君。 169 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。アンケートの結果につきましては、個人的な考えで申し訳ございませんが、公表できる、細かい数字まではともかくといたしまして、こういうご意見があるというのは、行政といたしまして公表に努めるべきと考えてございます。  以上でございます。 170 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 171 ◯2番(大和田寛樹君) そうしますと、団体の皆さんは、それは公表していただけなかったということなので、部長はそういう答弁で、公表しても構わないんじゃないか、公表できるもんだろうと言っても、現場サイドは公表していないという現実がありますので、ぜひそういう市民からの意見があれば、公表して、透明性を持ってやっていただければと思います。もう過ぎてしまっているものは、これからご市民の皆さんにご理解をいただくためにも、ぜひそういう対応をしていただきたいなと思います。  4番ですけれども、小学生の使用料有料化についてということなんですが、先ほど、スポーツ少年団の練習には、利用料金を4分の1で、減免が4分の3受けられるということでお話がありました。例えば、中学生が八郷中学校の部活動の一環として運動公園を使った場合は、幾らとられるのか、または無料なのか伺います。 172 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・武熊君。 173 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。八郷中学校の部活動でございますが、旧有明中学校、小幡中学校、柿岡中学校が統合してございます。体育館のスペースもありまして、統合時の話し合いの結果として、八郷運動公園のトレーニングセンターを無料で使用するとしてございます。なお、中学校の部活動につきましては、教育の一環でございますので、そういう観点からも免除として取り扱ってございます。  以上でございます。 174 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 175 ◯2番(大和田寛樹君) この有料化の取り組みは、運動公園の石岡と八郷の不均衡を是正するということだったと思います。その不均衡を、八郷と石岡の運動公園の不均衡を是正したんですけれども、中学生と小学生、確かに中学校の部活動、八郷中学校の体育館が使えない、剣道、柔道の皆さんが使えなかったときに、それを有料で総合運動公園でやってください。それは酷な話だと思います。中学校の教育の一環としての部活動の位置付けですから、それは無料で当然だと私は思うんですけれども、じゃあ、不均衡の是正という意味では、確かにスポーツ少年団は小学校教育の、中学校の部活動の一環というまでにはいかないと思いますけれども、小学生にとっては、私も小学校で野球をやりました、中学校も野球をやりましたけれども、同じですね、正直。教育の一環として、地元の人の監督とかコーチに教えられて、小学校で野球を習って、いろんなことを学んで、友情とか、またいろんなものを学んで中学校に上がって、中学校で部活をやる。  不均衡の是正をしたら、逆なところで不均衡が発生しているような気がするんですけれども、その点についてどのようにお考えなのか、伺います。 176 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・武熊君。 177 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。まず、先ほどの答弁で小幡中学校と申しましたが、八郷南中学校の誤りでございました。おわびして訂正させていただきたいと思います。  また、市内スポーツ少年団の取り扱いでございますが、これは教育委員会としても非常に難しい問題だと思っています。直接的に小学校の教育とは考えられない面もございますので、この取り扱いにつきましては、今後の検討課題とさせていただきたいと考えてございます。  以上でございます。 178 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 179 ◯2番(大和田寛樹君) 部長の見解は私も理解できます。ただ、子どもたちの身になって考えてみますと、スポーツ少年団の野球と中学校の野球部と何が違うんですかと子どもは思います。子どもからすれば不均衡です。確かに教育委員会の、教育部長の考え方はわかります。中学校の教育の一環としての部活動、小学校の課外的なスポーツ少年団の教育、これは違うというのはわかるんですけれども、利用する子どもたちにとっては、あまり部長の答弁は理解されないと思います。逆にどういうふうに説明したら……。私も実はバドミントンの保護者と子どもたちに、夕方練習に行って伺って、本当に一生懸命やられています。夕方6時ぐらいからですかね、8時ぐらいまで練習していましたけれども、そういう子どもたちが、中学生は無料なのに何で僕ら、小学生だから有料なのか、それを説明するのに、中学校の教育と、小学校のスポーツ少年団は教育とは言えない、学校教育とは言えない。それで理解してもらえるかなというふうに思うんですけれども、ぜひ是正する課題として、小学生に言ってわかってもらえるように説明がつけばいいと思うんですが、つかないと思います。なので、検討していただければと思います。  それともう1点、予約が変わりましたね、4月以降、予約の仕方。これまでは、スポーツ少年団の、例えば水曜と土曜日はここのスポーツ少年団で割り振っている。それは、利用する団体を皆さん集めて、どの曜日がいいのかといって団体で協議してもらって、こことここの曜日をその団体に練習をやっていただくというふうにやっていたと思うんですけれども、今は、1か月前の電話かネット予約になっています。その辺も、なぜそれが変更されたのか、伺えますか。 180 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・武熊君。 181 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。インターネットでの予約につきましては、先行しまして石岡地区のスポーツ施設で行ってございます。八郷地区につきましても申し込みの不平等の解消という意味で、また、最近のインターネット環境が充実してございますので、ネット予約を採用した経緯がございます。  なお、スポーツ少年団の予約等につきましては、今までの予約方法と、もし急激な予約の仕方の変更等がございましたら、そういう要望をぜひ声で上げていただきまして、私どものほうとしましては、どういう対応ができるのか検討していきたいと考えてございます。
    182 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 183 ◯2番(大和田寛樹君) 実は既に1か月前ぐらいに要望させていただきまして、そのときは、1か月前の夜中の12時から予約できる。それ、皆さんに平等って、例えば、スポーツ少年団の監督が60歳を過ぎていて、夜中の12時に、1日予約するために、その日に予約しなくちゃいけない。それは、平等といっても、若い僕ら……、若いといっても、私ぐらいだったら12時ぐらいに必ず起きて予約できると思いますけれども、監督とかコーチとか、いろんな年齢層の方がいて、スポーツ少年団をボランティアでやっていただいている。そういう意味では、平等ってどこが平等なのかなと。実際そういうふうに思います。  その団体も、例えばこういう行事が入るから、こういう大会が入るから、我々は水曜と土曜を予約していたから移動しませんなんていうことは一言も言わないんですよ。今までも何かの大会が入ったりすれば、その団体で協議をして、うまくやっていたんですね。行政から空手大会が入れば、例えば土曜日の空手大会が入った。そこで体育館を使っている方は移動していたんですよ、今までも。ですので、水曜と土曜を予約したから、必ず我々は水曜と土曜を優先的に使うというふうに団体は思っていないんですよ。何かあれば、当然、それは柔軟に対応を皆さんでしましょうねと、そういう話し合いの中で行われていたことだと私は聞いています。  1日予約するのに1か月前に予約して、1日しか予約できない。これ、本当にやりづらいと思いますよ。せめて、例えば翌月の予約に関しては前の月の1日に予約しましょうとか、例えば年に1回しか2回しか使わないで予約するわけじゃないんですよね、スポーツ少年団の皆さんって。週に2回とか、少なくとも週に1回そこで練習をしている。その予約を、1回予約するのに、夜中とか1か月前の1日、その日にしか予約できないというのは、正直やりづらい。不平等だと思います。平等ではないと私は思います。移動しないと言っていないんです。予約をしていても移動もしますよと言っているんです。何かの大会が入ったときには、柔軟に対応させていただきますよ、絶対水曜と土曜やりますよとは言っていませんよ、団体は。  ですので、そういう意味でも、一律に夜中の12時から予約をスタートするから平等だと、それは全然違います。考え方が違うと思います。なので、その辺をぜひ検討していただきたなと思います。特にスポーツ少年団の中学生と小学生の料金の違いというのは、非常に子どもにとっては不平等を感じるし、是正していく課題だと思いますので、その辺検討していただいて、市民の皆さんが1割減、2割減にならないように、また八郷運動公園を皆さんに使っていただけるように、せっかくウォーキングをするところもつくったわけですから、あそこは無料ですね、もちろん。そういう意味でも、子どもたちにも、ぜひともそういう意味で考えていただきたいなとお願いを申し上げまして、私の一般質問を終わります。 184 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 185 ◯21番(高野 要君) 21番・高野 要でございます。通告に従いまして、7点ほど質問させていただきます。  諸事情がありまして、立っていることが非常に苦痛なものですから、私も端的に質問をしてまいりますので、簡潔な答弁をお願いしたいと思います。  まず、第1点目です。建設業者の手持ち工事、ちょっとわけわからないかと思うんですが、石岡市における建設工事業者の手持ち、これは受注しておる工事でございます。受注できる工事というか。Aランクが4本まで、B、Cについては1本とされると伺っております。その1本の方々は、工事が完了後、検査が終わらないと、市での工事入札に参加ができないとされているわけであります。  私も業者さんとお茶を飲んだりするわけでございますので、そういった中で、Aランクが4本ということには異論はないと。だけども、BとCも仕事をしているわけでありますので、何とか半分、2本にしていただけないかと、そういったことを言われまして、しかし、私も言われても、それ、理由なく2本、3本ということは言えませんので、以前にも部長さん方には、何とか検討してくれというようなことを、約半年ぐらい前から言っていますかね。しかしながら、何の返答もない。そういったことで、じゃあ、業者の皆さんに、議場で聞いてみましょうということで、今、質問させていただいているわけであります。  Aランクが4本、B、Cについては1本、この根拠についてお伺いをまずいたします。 186 ◯議長(塚谷重市君) 総務部長・久保田君。 187 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。当市の建設工事の発注におきましては、今年度、さらなる競争性、透明性、公正性、事務の軽減などを図るため、一般競争入札の対象金額を、設計金額が消費税抜き1,800万円以上からだったものを、設計金額が消費税込み130万円以上に拡大し、実施してきておるところでございます。手持ち工事件数につきましては、土木及び建築工事を例にとりますと、消費税抜きの予定価格が1,800万円以上の工事、一部Bを含むAランクにつきましては4件まで、消費税抜きの予定価格が1,800万円未満の工事のB、Cランクにつきましては、同一工種が1件、同じく最大4件までの手持ち工事件数として、これまでと同様に取り扱っているところでございます。  土木及び建築工事のB、Cランクの手持ち工事件数につきましては、事業者の経営規模などを考慮し、工事の効率性及び品質の確保、また技術者等の不足による安全管理の不徹底や事故防止、さらには落札後の契約辞退などを未然に防ぐ目的といたしまして、石岡市一般競争入札実施要綱第3条第2項の規定に基づき、手持ち工事件数としてきておるところでございます。  なお、県内では8市町が手持ち工事件数を入札参加条件としている状況でございます。  以上でございます。 188 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 189 ◯21番(高野 要君) 今、答弁ありましたけど、今回、随意契約も変わられたと。それで、そのホームページの中で述べられているのは何かというと、その内容は、「石岡市では、受注意欲のある業者の入札参加への機会を確保するとともに、より透明性、競争性、公平性を高めるため、平成29年度から建設工事において一般競争入札の対象工事を拡大します」と、こういうふうにあります。非常に窓口を広げまして、業者さんはよろしいことかなと、私も思ったわけであります。そして、今、県の最低価格も10%上がりまして、業者さんも、厳しいながら、少し一抹の喜びを感じていることと思います。  しかしながら、そういった中で、なぜ一方で間口を広げて、片方は制約をしなくちゃいけないのか。入札はできる権利は、資格者がいればできるんですよ。それが一般競争入札じゃないですか。ここで1,800万から130万に切り替えたようでございますけれども、ただ、行政はこの間の仕事を、本来はあなたたちがやらなくちゃいけないことを放棄しただけじゃないですか。ここに裁量権があったわけですよ、行政の。全部130万以下を放棄して、全てを放棄して、業者さんのことも考えたんだったらいいけど、何も考えない。自分たちが楽になればいい。指摘されなければいい。そういうことでは、私はいけないんじゃないかなと思うんですね。  業者にも仕事を与えているというような考えを持ったらまずいと思うんです。皆さん、地場産業、地域を、まちを助けてくれているんです。考え方の相違が、今こういうふうにあらわれているんじゃないかな。ですから、私は各部長に聞きました。総務部長には聞いていない。根拠はないと言うんですね。安全とか何の考慮とか言っていますけど、金銭的なことはない。私はここで責めるつもりはない。ここで、そうしろ、こうしろは言わない。しかしながら業者さんと話し合いを持つとか、そういったことぐらいはするべきじゃないですか。4本と1本では格差があり過ぎる。私も聞いた話では、監督さんがいればできるんでしょう、仕事。だから、地場産業の育成とか言っていても、B、Cを1本で縛っておいたら、実績も上がらない。だから、伸びていけないじゃないですか。これは行政のB、Cランクの縛りですよ。これは、実際、本当にB、Cの業者の方々からいったら歯がゆい。  今回、こういうふうな形の中で間口を広げたんですから、もうちょっと副市長、副市長ももうこちらへ来まして大分経ってきましたので、いろんな面で慣れてきたと思うので、入札については副市長が権限を持ってやっているようですから、早急に皆さんで、何人いるのかわからないけど、話をして、検討していただきたい。これ、差別ですからね、完全に。  伸びる、伸びないは業者さんの勝手です。しかしながら、芽を摘んじゃいけない。再度、副市長に……。副市長は、いろんな話を聞いていると、2本にする根拠がないというような話もしているというんですけど、根拠は自分でつくるしかないんですよ、ないものについては。その辺のところを踏まえて、私、業者さんとつながっているわけでも何でもないです。ひとつ平等性を持ってやっていただきたい。これ以上詰めませんので、答弁をお願いいたします。 190 ◯議長(塚谷重市君) 副市長・松隈君。 191 ◯副市長(松隈健一君) お答えをいたします。入札につきましては、この1年間、総務部が入札制度改善の努力を重ねてきまして、今年度からご指摘いただきました一般競争入札の拡大、それから、算定式見直しによる最低制限価格の引き上げなど、入札の改善を図っているところでございます。その中で、ご指摘の一般競争入札の拡大につきましては、特に事務負担の軽減で、事業者の辞退届の提出が不要になったり、開札の立ち会いが不要になったりするなど、効果が出ているのかなと感じております。  そして、ご質問の手持ち件数につきましては、課題としては認識してございまして、今まさに進めている入札制度改善の残された課題の1つでございます。昨年度まで、主に受注機会均等のために、指名競争の際の基準ということでしておりましたので、今年度の一般競争入札の拡大に当たっては、暫定的に従来の取り扱いを続けているところでございます。今後、事業者によってはご要望内容は異なるかもしれませんけれども、広く事業者さんの意見を聞いて検討を進めてまいりたいと考えております。  以上です。 192 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 193 ◯21番(高野 要君) 少しほっとしました。業者さんの意見を聞いてあげて、いや、要らないですよと言えばそれでいいでしょう。まずそういうことはないと思いますので、業者さんとよく検討を進め、また協議なされて、前向きに検討していただきたいと思います。また9月に質問しますので、よろしくお願いいたします。  それでは、第2点目、市長の決裁文書についてでございます。  この決裁文書というのがやたら回ってくるんですが、非常に疑問を持っているところがございます。市長による決裁文書の責任は誰が……、市長がきちっととってくれるのか、とるのか、本来であればとることが当然なんですが、お伺いいたします。  市民が結成した団体、法人と例えば随意契約を行った場合、その法的根拠として167条の2第2項第9号に合致しなければならないわけであります。しかし、法的根拠が虚偽、違法の場合には、団体法人とした契約はどうなるのか。無効となるのか。さらに、お金を支出していたとき、返還となるのか。こういったことで、9月の議会になるかもしれませんが、きちっと問いただしたいこともありまして、前段でお伺いしておきたいと思いますので、間違いのない答弁をお伺いいたします。 194 ◯議長(塚谷重市君) 総務部長・久保田君。 195 ◯総務部長(久保田克己君) 市長の決裁文書についてご答弁申し上げます。一般論のことになってしまいますが、本市における文書の取り扱いにつきましては、石岡市文書管理規程に定められており、その規定に基づきまして取り扱ってきているところでございます。なお、発送した文書の内容に誤り等があった場合でございますが、文書を発送しました担当部署におきまして、速やかに適切な対応をとるものと考えております。  以上でございます。 196 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 197 ◯21番(高野 要君) 適切な措置じゃなくて、決裁しているんですよ。部局で適切な措置。じゃあ、間違ったから、もう支出もなされ何も済んでいる。そういったときに文書を戻してもらえばいいんですか。破棄すればいいんですか。契りがあった文書ですよ。そんなに安易なんですか、市役所、行政で出している文書は。会社でも何でもそうでしょう。決裁印というのは重いんですよ。ですから、市長の決裁印があった場合はどうなのかということなんです。このことについてもう1回答弁願います。 198 ◯議長(塚谷重市君) 総務部長・久保田君。 199 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。まず、文書の発信者名は市長名ということでございますが、文書の発信者名につきましては、石岡市文書管理規程第11条に、軽易な文書を除きまして、「文書は市長名をもって発信するものとする」となってございます。また、発送に当たっては、石岡市事務決裁規程に基づきます決裁権者の決裁を受けて発送することとなっておりますので、決裁権者がその時点で意思を決定したものと考えております。  以上です。 200 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 201 ◯21番(高野 要君) わかりました。決裁権者ということですね。  それで、先ほど言いましたように、契約等々はどうなるのか。法的根拠が虚偽だったと、違法の場合、これは無効となるのか。既にお金を支出していたとすれば、そのときは返還となるのか。ここが重要なところなんですよ。お金の問題、支出の問題が絡んでいるんです。ここをきちっとしてお答えいただきたいんです。お願いします。 202 ◯議長(塚谷重市君) 市長・今泉君。 203 ◯市長(今泉文彦君) ただいま高野議員から虚偽というお言葉がありましたけれども、ここで議長、反問権を使わせていただきます。 204 ◯議長(塚谷重市君) はい。 205 ◯市長(今泉文彦君) 行政の文書で虚偽ということ、虚偽は真実でないということでありまして、真実ではないと知りながら真実であると、そのように見せかけること、うそ、偽りという意味かと思います。公文書においては、ミスや手違いなどが発見されることは時としてありますけれども、作為ある欺き、あるいは作為的な内容はないと信じているものであります。したがいまして、それについては具体的な事例をお示しいただきたいと思います。 206 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 207 ◯21番(高野 要君) 法的根拠が虚偽、違法の場合にはということでお話を申しているわけでございまして、よくお言葉を聞いていただきたい。場合という言葉を使っています、私は。そういうことがあったときにはということで、お話を聞いているわけですので、それが現実的に事実は何かと言われても、答える必要性はないものであると。よく文章を聞いていてください。私が質問したのを戻してください。場合にはという言葉を入れてございます。  以上でございます。    〔「原稿をやったの見てみろ。虚偽だからと言ってない。場合はと」と呼ぶ者あり〕 208 ◯議長(塚谷重市君) 副市長・松隈君。 209 ◯副市長(松隈健一君) お答えいたします。先ほど総務部長からお答えしたとおりでございますけれども、発送した文書の内容に誤り等があった場合でございますが、文書を発送しました担当部署におきまして、速やかに適切な対応をとるものと考えております。  以上です。 210 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 211 ◯21番(高野 要君) だから、発送した部局じゃないでしょう。決裁は誰が押しているんですか。それはいつもあれですか、部局の責任にするんですか。部長とか課長がかわいそうじゃないですか。決裁もしていないのに。決裁というのは、石岡市役所ではそんなに軽いんですか。それを取り戻せばいいということではないでしょう。何で契りまで結んでいるんですか。大変なことなんですよ、決裁文書とかそういうのは。  ですから、私が聞いているのは、こういうことがあった場合には、責任は誰がとるんですか。誰がとるといったら当たり前でしょうよ。決裁者でしょうよ。それを私は聞きたかっただけなんです。決裁を市長がした場合、副市長が責任をとるんですか。お伺いいたします。 212 ◯議長(塚谷重市君) 副市長・松隈君。 213 ◯副市長(松隈健一君) お答えいたします。先ほど、これも総務部長からお答えしたことでございますけれども、文書の発信者名につきましては、石岡市文書管理規程第11条に、簡易な文書を除きまして、文書は市長名をもって発信するものとすると。それから、決裁権者につきましては、石岡市事務決裁規程に基づいて決裁区分が決められているところでございます。誤り等がもしあった場合でございますが、内容に応じて対応を検討することになると思っております。  以上です。 214 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 215 ◯21番(高野 要君) 何をわけのわからないことを言っているんですか。だんだん怒りたくなりますよ。決裁、最終決裁が押してありますよ。それで、その決裁、誰がとるんですか。副市長の決裁で終わるものもあれば、市長決裁まで行くものもある。部長決裁で済むものもある。そういった場合に、この決裁については、最終決裁者が全て確認したということで決裁しているわけですから、最終決裁者、市長であれば市長でしょう。副市長であれば副市長でしょう。だったら、市長、副市長の決裁なんか要らないじゃないですか、部局だけで。  ちょっと原点に返って、別にこれで何をせよというわけじゃないですから。私は責任の意思確認をしているんですよ。これで詰めるとか、そういうことないですよ。ただ、最終決裁者が責任を持つことになりますと。当然の……。何か勘違いしているんじゃないですか。私、何もこれ以上責めませんよ。次に移るんですから。7つもあるんですから、これに構ってられないですよ。  だから、最終的に決裁した者が責任をとるんでしょうと言っているんです。だって市長が最終決裁者で、その手前が副市長だとしたら、市長が逃げちゃったら副市長がかわいそうじゃないですか。どこでもそうでしょう。会社でも、最終的に社長が決裁すれば、私も社長をやっておりましたけど、私の責任ですよ。本当にこんなこと答えられないの。それとも責任をとるのがみんなで嫌なの。判こを捨てちゃえばいいじゃないですか。  これ、総務部長、ごめんなさいね。決裁というものは総務部長が一番わかると思うんですけど、やはり決裁、一番最終的に、係長が押していたから係長とかじゃなくて、最終的に総括して押した方が、私は最終決裁者で責任をとる、とれる、そういう形だと思うんですよ。ただ、今お話を聞いていると、これ、誰も責任なくなっちゃいますよ。私は、最終的に決裁した者が責任者をとることになります、その答弁が欲しいわけです。ちょっと検討して答弁ください。もう次に移りたいんです。お願いします。 216 ◯議長(塚谷重市君) 副市長・松隈君。 217 ◯副市長(松隈健一君) お答えいたします。決裁につきましては、石岡市事務決裁規程に基づいて、決裁区分が決まっているところでございまして、その決裁権者の決裁を受けて、文書というのは発信することになろうかと思います。ただ、発送した内容に仮に誤りがあった場合の対応ということでございますが、イコール決裁権者ということなのか、内容によってどう対応するかということは、その時点で考えるべきことかと思っております。  以上です。 218 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 219 ◯21番(高野 要君) 何をいつまでわけのわからないことを言っているんですか。中身を見て云々じゃないでしょう。最終的に判こを押して、今泉文彦ということで来ましたら、その人じゃないんですか。責任をとるのはその下の人が、名前も出てこない人がとるんですか。そんなことあり得ないでしょうよ。何規程だかわからないけど。責任をとるのは誰なんですか。簡単なことでしょうよ。こんなこと、みんな逃げちゃうんですか。誰もこれで何もしないですよ。ただ責任者というのを私は確かめたかったんです。  じゃあ、次のことを言います。これ、お話しすると安心するでしょう。いつもうちのほうへ市長の決裁書を持ってきてくれます。それで、その方に聞くと、「これ、誰が書きましたか」、「私が書きました」、「これ、市長の決裁をもらいましたか」、「もらいました」、もう一度聞きます。「これ、誰が書いたんですか」、「私です」、「じゃあ、責任はどうしてくれるんですか」、「私です」。おかしいでしょう。市長名で来ていて、その方と話ししなければ、市長としか思えないんですもん。  だから、行政のこと、今ちょっとわかりました。市長名で出しても何でしても部局の責任になるんですよね。それは内々のことなんです。あなた方が戻ってきたと、書類がおかしい。それで騒ぐことはいいんですよ、中で。だけど、外の人は違うでしょう。何も責任とれとか何かは言っていないんですよ。ただ、責任の所在を……。  この間もある方が来てくれまして、それで、「この文書は誰が書いたの」と言ったら「私です」と言うから、「じゃあ、市長の決裁をもらっているから責任は市長にありますよね。この文言はおかしいですから、ちょっと話ししなくちゃいけませんよ」と。そうしたら、「ええ」と言って困った顔をしていたんですけれども、だから、あくまでも部下が書いても何しても、市長の決裁があれば、それは私は市長、副市長、部長、皆さんが責任をとるべきだということを言いたいんですよ。そうでしょう。判こなんか押し放題でしょう、責任も何もなければ。何でこんな簡単なことで固まっているんですか。これ、法的に考えれば論じることでもないので、もう結構です。決裁者が責任を……、責任というか、責任者であるんですから、責任をとるのは当たり前なんですよ。  じゃあ、結構です。固まっちゃっているんで、次に行きます。  市長は先日、立候補を表明しました。本当にうれしいことでございます。私も、4年前は一生懸命一緒に戦ってまいりましたので、頑張っていただきたいと思っているところでございます。しかしながら、私は一言申し上げたい。解決するものは解決して任期を終えてもらいたい。またやる、やらないは自由です。やはりけじめというものがあるんじゃないかな。エンジン全開、前向いて走っています。じゃあ、後ろはどうですか。  市長任期ももう半年を切り、今泉市長は、総仕上げに向かってエンジン全開で取り組んでいることと思います。そこで、市長の任期中、あなたが実施した政策において、さまざまな不適切な事務処理によって、いまだに解決されていない問題が残っております。これらについて、任期中に解決していくのかどうか、確認いたします。ですから、細かいことは聞きませんので、これは市長から答弁をお願いいたします。  まず、陣屋門についてでございます。陣屋門、何年もやってきました。相当の期間が経過しております。この陣屋門の件でございますけれども、市長は今、まだまだたくさんの問題を残しておりますけど、これから、ここに何点かお伺いしますけど、どういうふうにしていくのか。少しでも片付けていくのか、それとも、また10月、選挙でございますので、それを勝ち抜けてその後やるのか。後での化け物は出てきたことございませんので、その辺のところ、うやむやにしてしまうのか、それとも整理してきちっとして取り組むのか、まず市長に伺います。 220 ◯議長(塚谷重市君) 市長・今泉君。 221 ◯市長(今泉文彦君) 任期中の課題でありますけれども、これは、もう誠心誠意努力してまいりたいと思います。  以上です。 222 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 223 ◯21番(高野 要君) 誠心誠意努力するということでございまして、安心をいたしたところでございます。しかし、市長、誠心誠意はわかるんですが、この陣屋門ですかね。これ、図面、出来形、文化財の保存のため後世に残す資料として絶対不可欠な図書類がないんです。設計書もです。事務所と建設業者は、石岡市をなめているのか、職員がだめなのかわかりませんけど、いまだに書類は提出されておりません。  昨年の11月末に書類はできる。高野さん、ようやく後世に残すものができるんですと職員は喜んでおりましたが、先日お伺いしたところ、まだ来ていないということでございます。それで、職員も文化財の修理をして、設計図書や出来形、そういったものを残せないことは、文化財の修理とは言えないと語っておりました。職員の力ではどうにもならない。これを聞いたときに、この問題、なぜ市長は取り組まないのか、任せきりなのか。市長、門はできました。だけど、後世に残すものはないんです。書類がないんです。基礎、鉄筋の配筋図、全てないんですよ。この件についてどう思われますか。お伺いいたします。 224 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・武熊君。 225 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。今、議員さんからご指摘いただきました図面につきましては、昨年の12月に設計工事監理者、施工業者、教育委員会の三者で提出に関する協議を行ってございます。その後、年が明けまして、作成された図面につきまして3度の確認作業を行い、現在、修正部分について補正を求めているところでございます。  以上でございます。 226 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 227 ◯21番(高野 要君) 私も先日、お伺いしたんですよ。そうしたら、持ってきてございませんと。部長のところへ特別に持っていったのかな。そういう話です。いや、持ってきてくれているんならいいです。じゃあ、それは少しでも持ってきてくれればいいでしょう。でも、残念なことですから、これは図面もない、何もない文化財の修復なんていうのはあり得ないことですから、後世に残すものがないんです。現物です。いいですよ、それは。  じゃあ、陣屋門の決裁について、現場管理費の二重払い、また出来形がないため、竣工検査も外観を目視しただけで済ますというようなあきれた検査で、そんな無責任な管理で発生したのが約1,000万とも900万ともに上る過払い金であります。300万何がしかが未成工事でありまして、あとは現場管理費、諸経費です。そうしたもので約1,000万ぐらいかなと思うんですけれども、これはこれで、私は、今泉市長、決裁も済んでいるんですね。決裁というかね。だから、これはこれで仕方ないのかなと思うときもあるんですが、今後、入札の事務上のミスで発覚したとか、こういったときに、石岡市は差額を支出するんですか。私はそこが一番重要だと思うんですよ。一度やったことは次もやらなくちゃいけないですよ。その辺のところをご答弁願います。 228 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 229 ◯21番(高野 要君) 困る答弁ですよね。言えないですもんね。別にそれはいいんですけど、これからこういったことをきちっとしていかないと、入札で困ると思うんです。足りないものには足してあげるよ、そういったことであったら、これは行政のミスですからね。1,000万からの諸経費ですか、1,000万なかったですか。それを100万ぐらいで設計しておいたことが問題なんですよ、私も後から調べたら。  だけど、仕事というのはグロスでとっているんですよ。わかりますか。こっちでお願いするとき、一式でしょう。これから、一番私が困ると思うのは、諸経費とか何かそういったもののミスを、行政のミス、設計のミス、そういったものを発見しなければならないとしたら、これ、業者さんに全部設計、見積もりは、皆さんが持っている金抜きに全部入れてもらうほかないですよ。そんなことやったら大変でしょう、業者さんも。とれるかとれないかわからない仕事にそんなに手間をかけて。まさにあなたたちがやったことはそういうことなんですよ。  一式でとったものに、現場管理料が足りないからつけてやったと。一式でとったら、何がどれだかわからないんだから、誰もそんなものわかるわけないんです。ですから、私はその辺のところを、市長が4年やって、けじめの年だということで、私もけじめだということで質問しているんですが、そういったことはきちっとけじめをつけていったほうがいいんじゃないか。こういったことを残していくと、業者さんにも行政も、いろんな大変なことがあると思います。それ以上は質問いたしません。  それじゃあ、次に移ります。あと、この陣屋門で文化財の修理について。この陣屋門、現状変更届、変更してよろしいですかというのは、3か所しか出していないんです。扉と石垣と屋根ぐらいですかね。それで、屋根に鉄骨を入れたりいろいろやっちゃっているんですよ、16か所も。市長、これ、最後だから聞いているんですけど、本来は、県ではこういうことはできないと言っていますよ。届出を出さないのは文化財保護法違反になります。まずは、石岡がこれをできた理由についてお伺いいたします。 230 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 231 ◯21番(高野 要君) 誰も答えるの嫌ですよね。私も質問するの嫌です。  それで、これ、16か所になっているんですね。これも、やはり行政の指導力というものがなかったものですから……。業者さんも一生懸命やってくれたんでしょう。設計事務所も。だけども、危ないところは直そうとか、これはこうだというものをどんどんやってしまったんです。だから、16か所にも増えたわけです。ただ、一般的には16か所も変えちゃいけない。今泉市長はこれを文化遺産と言っていますが、文化遺産なんて、もうそういう問題じゃないですよ。あの姿形、見たことありますか。どーんと構えた、私たちが小学校に通っていたときの門じゃないですよ。  石垣も、あれは江戸時代のものじゃないと言ってとったそうですけど、江戸時代でないという証拠は何もないですよ。ただ、設計事務所、何の権限もない、ただ見識はあったのかもしれないけど、そういう人の言うことを聞いて……。この間、NHKでやっていましたよ。あの石垣というのは、石高をあらわしているそうですよ。何段で何万石とか。だから、石岡は何万石でしたっけ。2万5,000ですか。だから、そういう石高を表していたものらしいです。私もたしかではありませんが、NHKで言っていました。  ですから、市長、苦言ばかりで大変申し訳ないですが、やはりこういったこともきちっとしていかないと、後世に残すものが残らないんですよ。この陣屋門を後世に、皆さん、自信を持って残すと言えますか。前の陣屋門の写真と見比べてください。涙が出ますよ。  これで結構ですので、陣屋門についてはこういった課題がありますから、これを市長、あとまだまだ4か月、5か月ありますから、その間に決まりがつけられるものはつけてほしいと願うところであります。  次に、空き店舗の補助金です。これも市長が特別に規定を超えて行った事業であります。これ、店舗補助金、監査委員から返還命令が出ていますけど、この返還はありましたか。お伺いします。
    232 ◯議長(塚谷重市君) 経済部長・諸岡君。 233 ◯経済部長(諸岡広明君) まだ返還には至っておりません。  以上でございます。 234 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 235 ◯21番(高野 要君) ないとすれば、あっさり言われてしまったんですけど、市民の血税を本来使えないところに使ったこと、それは市の損失であって、どうするつもりですか。弁護士に相談しているようでありますが、これ、法的な手段、返済してもらうということなんですから、県へも陣屋門でちゃんと返還しましたよね。どうですか、これ、返還。どのようにして返還してもらうんですか。私はただ返還命令ということじゃなくて、これは相手方との、やはりこの事業を進めるに当たっての両者に問題があったと思いますよ。だから、やはり話し合いとかそういったのをもっと密に持って……。  大体市長、悪いんですよ。部屋を借りるのに屋根を直したり、階段を直したり。普通、先ほど申し上げましたけど、決裁をきちっとやっていれば、そういうことはないんです。ただ、自分が怠けただけなんです。自分でましてこれは特化したものでありますから、本来はもっと目をかけてきちっとするべきなんですよ。市長は全て民法で動いているんでしょう。民法でもないですね、部屋を借りた人が屋根を直すというのは。一軒家じゃないですから。そういったことも私はきちっとしてもらいたい。  これは法的な手段はどうですか、とりますか。お伺いします。 236 ◯議長(塚谷重市君) 副市長・松隈君。 237 ◯副市長(松隈健一君) お答えいたします。ちょっと突然のお尋ねで戸惑っておりますけれども、空き店舗の件につきましては、監査委員からのご指摘もございまして、それも踏まえて、顧問弁護士を通して、どういった形で解決できるのかということを探っている段階でございます。  以上でございます。 238 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 239 ◯21番(高野 要君) 弁護士に聞いて云々はわかりますよ。だけど、これは法的な手段に訴えて……。取れる、取れないはわからないですよ。だけど、法的な手段に訴えて出るのか、出ないのか。話し合いの中で進めていくのか。弁護士がどうのとか、そういったものじゃないでしょう。石岡市の問題でしょう。星野さんの問題じゃないでしょう。あなた方の問題なんですよ。この間も行きましたけど、相手方にも言いたいことはあるでしょう、異論は。係争中とか、今、弁護士が入っていますと、そういう問題じゃないでしょう。弁護士が入っていたら、ずっとそのままにしておくんですか。市民の税金ですよ。  私は文句を言うんじゃない。やはり一つ一つ、今言ったように、けじめをつけなくではいけないんじゃないかということを言っているんですよ。ずっと放置しておいては……。陣屋門にしても何年経っても放置、このことに対しても放置。これはお互いに苦痛なんですよ。その辺のところは行政からきちっとしていかなくちゃいけないんです。  私は、市長、この問題、これも市長がこの事業、特別に認めた事業でありますから、あなたが10月の……、何月末だっけ。10月ですか、23日。違うでしょう。だから、自分の任期の中できちっと結果を出してやってください。私はそれしかないです。私は、誰が悪い彼が悪いは少しは言ったかもしれないけれども、とにかく結論を、市長、出してください。これがあなたのけじめです。  次に移ります。小幡地区公民館の建設について伺います。  今回、補正予算で、小幡地区公民館の管理運営費というものが約1億円で提案されております。予算内容は議案質疑になりますので、それに触れないように伺いたいと思うところでございます。ただ、これだけは確認しておきたいと思います。この予算は何で管理運営費なのか、私は不思議でなりません。ないものをつくるのに、管理運営する経費を事業とする、これはおかしな話であります。この事業名は本当に適切ですか。設計監理や工事監理の監理と違うわけであります。管理運営とは、意味を調べてみました。現存する建物の現状を維持し、その目的に沿った範囲内で機能を発揮させることができるよう組織をまとめて動かすこととありました。  小幡地区公民館をつくることは、新たな事業ではありませんか。これは新たな事業ではないんですか。まず伺います。 240 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・武熊君。 241 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。小幡地区公民館につきましては、小幡地区公民館の運営経費として今まで予算化してございます。今回、事業名として小幡地区公民館運営経費の中で、小幡地区公民館工事費、手数料、工事監理委託料等を計上したところでございます。  以上でございます。 242 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 243 ◯21番(高野 要君) ですから、今、言葉尻をとっているようですが、これは新たな事業ですよね。新たな事業ということになると、現存する建物の現状を維持し、その目的に沿った範囲内で機能を発揮させることができるよう組織をまとめて動かす、この条文にそぐわないんじゃないですか。でも、これは新たな事業であるということはたしかですか、部長。修理ですか。 244 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・武熊君。 245 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。新築工事でございます。 246 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 247 ◯21番(高野 要君) わかりました。  じゃあ、次に、この公民館は新しいタイプの公民館で、多くの機能を有しているということであります。それはどの部分で、どのような機能が発揮されるのか、伺います。説明の際、設計書、平面図等あれば、お示し願いたいと思います。  議長に、資料の提出をよろしく取り計らいお願い申し上げます。その図面を見ないと内容がわかりませんので、取り計らいよろしくお願いいたします。 248 ◯議長(塚谷重市君) 暫時休憩いたします。                   午後 2時51分休憩            ───────────────────────                   午後 2時52分再開 249 ◯議長(塚谷重市君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  ただいま21番・高野 要君からの要求のあった資料は、議会として議運に諮って、申し合わせとして出さないということですので、ご了解をいただきたいと思います。  21番・高野 要君。 250 ◯21番(高野 要君) 今、見なくちゃわからないと言ったんですが、大体あらかじめはわかっているんですけど、資料をもらってからのほうが話が詰めやすいと思ったんですけど、あらかじめ、私も議員をやっていますのでわかっております。  それで、ちょっと待ってください。この小幡地区の公民館ですね、多機能とかいろいろ言われて、何でもかんでもつくるんだということでございますけれども、私はつくることに異論はないんですが、今までの公民館とどこも違っていないんですね。大中小の会議室があって調理室がある。どこが違うのか、私も非常に疑問を持っております。これ、言葉の全くのごまかしであります。  これまでの公民館であって、その場所で検診など保健、体の健康に対すること、また体操などもやっていました。食生活の改善もやっています。これ、どこが違うんですか。今までの公民館とどこが違うのか、明確にお答えいただきたい。 251 ◯議長(塚谷重市君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午後 2時55分休憩            ───────────────────────                   午後 3時12分再開 252 ◯議長(塚谷重市君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  教育部長・武熊君。 253 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。ご質問の多機能でございますが、施設が多機能ということではございませんで、公民館の施設の利用、あるいは公民館での活動目標、こちらを多機能として捉えてございます。今までの公民館につきましては、生涯学習拠点の施設の提供が中心だったかと思いますが、今後につきましては、地域福祉、健康づくりの場としての提供や、生活、防災、環境づくりの活動支援などの機能を盛り込んでいきたいと考えてございます。特に少子高齢化、人口減少、保健福祉、環境問題、防災・防犯などの地域課題を地域とともに取り組むような、公民館の将来的な活動に結び付けたいと考えてございます。  以上でございます。 254 ◯議長(塚谷重市君) 私の先ほどの資料提供の取り扱いについては、資料の配付についての申し合わせですので、訂正をさせていただきます。  21番・高野 要君。 255 ◯21番(高野 要君) 本来、資料は出していただくものであります。私も出していただけるものと思ってお願いしたところでございますが、たまには間違いもあるでしょうから、私も概ね知っておりますので、取り消させていただきます。  以上でございます。 256 ◯議長(塚谷重市君) 続いて、高野 要君。 257 ◯21番(高野 要君) じゃあ、続けて質問にいきます。今、部長から答弁いただきました。苦しい答弁であります。機能というと、コミュニケーションとか運動会とか、そういったものが入るのかどうかといったときには、全くこれは別物であると思いますけれども、部長として、今、図面を見てみるとわかると思いますが、何一つ変わっているところはありませんので、答えにくいというか、答えられないと思いますので、部長、この件にしては結構でございますけれども、これは多機能ということでございますが、多機能であれば、どこかの施設との複合化を図って初めて私は多機能ということになると思うんです。小幡地区の公民館はどこの施設と統合、廃合したのか。また建設に合わせて廃止した施設はあるのか。ちょっとここが私も小幡のほうなのでわからないので、2点ほどお伺いします。 258 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・武熊君。 259 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。どこかの施設と統合したのかとのご質問でございますが、それにつきましては、統合した施設はございません。また、建設に当たって廃止した施設という観点から申しますと、暫定利用しております旧八郷南中学校については、今回、議案でも提案しておりますとおり、特別支援学校として県への売却が予定されてございます。また、今後の課題といたしまして、使用禁止になっております自然休養村センターの建物の取り扱いが、課題になっていると認識してございます。  以上でございます。 260 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 261 ◯21番(高野 要君) 苦しい答弁なんですよね。部長、こちらへ来てね。それはわかるんです。ですから、もう少し精査して、多機能とかこういった問題は、やはりいつ質問されても答弁できるような状況にしておかないといけないんじゃないのかな。全くもって、これは本当につくりたいがための、何というんですか、作文なんですよね。大きなお金、1億円もかけるわけですから、皆さんが見たときに、「ああ、確かにな」というものでなくてはならないわけでありますので、その辺は、部長はじめ市長もそうでございますけど、市民の方々にしっかりした説明ができるような形をとっておかなければいけないのかなと思います。  それで、ここへ公民館ができる。いいことですよ。うちのほうにも集落センターがございますけれども、この小幡地区公民館の年間の利用回数、日数と人数と利用目的、これが一番大事じゃないかと思うんですね。これからはモデルケースとしてというようなことを市長が言っておりますので、これがあくまでも基本となっていくわけですから、この件についてお伺いいたします。 262 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・武熊君。 263 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。近年の小幡地区公民館の利用実績でございますが、平成26年2月から活動拠点を中央公民館に移動してからでございますが、活動人数が年間で延べ450人程度、使用回数にいたしまして、南中学校の利用を含め60回程度となってございます。なお、休養村センターで利用していたときでございますが、年間で、延べでございますが約900人程度の利用がございました。  以上でございます。 264 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 265 ◯21番(高野 要君) 現実的に考えてみれば、今の回数とか人数から追いかけたときには、今、きゅうきゅうに補正予算で設計をし、補正予算で建築すると、そういったものには当たらないんじゃないかなと思います。皆さん、私が思うのに、どこへ行っても集落センターというのはあるんですね、今、公民館とか。そういったところである程度の代用ができます。そういったところで、きちっと1年間だったら1年間はそこを利用しまして、そして、私は、こういったところで今、議論するような建築でなくて、再配置計画に基づいて、本年度ですか、設計をして、来年度、立派なものをつくればよかったのかなと思っております。あまりにもつくりたいという、つくらせてみたいという、つくらせたいというのが表に出過ぎています。  私は、つくることには何の異論もない。いいものができることはいいことです。しかしながら、時限的なもの、そういったものと間違いがあるのかなと。少し、間違いじゃなくて、考え方の相違でしょうけど、そういった違いがあるのかなと思っております。多機能については、今お伺いしました。部長も苦しい答弁ですけれども、そういったことを本当にうそでなくて、充実したものにしていっていただきたい。  確かに小幡地区の皆さん、集会所がなくなるという不便さは出てしまいます。一刻も早くその対応をしなければならないと誰もが考えます。しかしながら、公共施設が今後、その維持管理や建て替えで市の財政が破綻するといったようなことが、市の公共施設白書に掲載されております。今後、更新するのに1,181億円がかかると、市長自ら示しております。市長の公約は、公共施設の再配置であったと思います。旧八郷南中学校区の人口は、20年後、3,941人となって、現在より1,000人以上減ってしまうということが人口推計で出ています。減少率が22.4%のマイナスであるということであります。当然、人口が減ってきますと、小幡小学校児童数の推移から判断しますと、空き教室が多くなるのではないかと推測されます。そのとき、小幡小学校をどう使おう、有効利用するために、またお金を使って改善することになるのではないかと私は思います。だから、今回質問しているわけでございます。  公共施設を全体的に見て、統合、多機能とするのであれば理解できますが、ただ単に建て替えのための理由付け、今、部長が述べていた、それは建て替えのための理由付けであります。これで全て補正予算で急ピッチで進めるのは、私は理解しがたい。公共施設統合管理計画の策定前に駆け込みで計画された小幡地区公民館、私は今、答弁を聞いておりましたが、納得できません。  私はここにこの公民館をつくるのがだめだとは言っておりません。この公民館をつくるに当たっての手法がなっていないということであります。前代未聞の補正の設計、補正の建築、再配置の無視、自分がおのずと計画しておきながら、それを無視し、自分が住んでいるところだとしたら我田引水であります。やはり有能な市長であれば、1年送って、もっと立派なものをつくってやるというのがその姿勢であってほしいと、私は思っております。  地元に立派なものができるということは誰もの願いでございますからいいです。ただ、私は、この手法が納得できません。議案質疑で詳細は聞きますので、答弁は結構です。  次に移ります。一般廃棄物の取り扱いについて。  市民生活における一般廃棄物の取り扱いは非常に関心のあることです。違反行為、違反をした者に対しては、法にのっとり適正な対応を図るのが行政であるわけです。市の対応が二転三転し、曖昧なことから、非常に困っている地域があります。行政の対応、そして違反者の対応、これらを議会という公の立場で明らかにし、市民の皆様に訴えてまいりたいと思います。  それでは、具体的に伺ってまいります。市は、伐採した竹の根は一般廃棄物であり、たとえそれを自分の土地に埋めた場合であっても、廃棄物の処理及び清掃に関する法律の第16条により不法投棄に当たる。不法投棄を行った者は、第25条により5年以下の懲役、もしくは1,000万円以下の罰金に処するという回答を、今泉市長は平成26年12月24日に地元住民に出しております。  まず、この判断、今泉市長、覚えておりますか。間違いないですか。お伺いします。部長じゃない、市長に聞いている。 266 ◯議長(塚谷重市君) 生活環境部長・齋藤君。          〔「部長じゃないよ。市長にお伺いします」と呼ぶ者あり〕 267 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 一般廃棄物の取り扱いにつきましてご答弁申し上げます。廃棄物の埋め立ては、たとえ自分の土地であっても不法投棄に当たると解釈しております。ただし、廃棄物の処理及び清掃に関する法律第16条では、「何人も、みだりに廃棄物を捨ててはならない」とされており、この「みだりに」の部分が焦点であり、公衆衛生及び生活環境の保全に支障が生じると認められる行為を指すもので、社会通念上、許容されるか否かで判断されることになります。 268 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 269 ◯21番(高野 要君) じゃあ、社会通念上について、全て私が納得できるまで説明願います。あなたは今、社会通念上と申しました。私はその社会通念上というのが理解できませんので、よろしくお願いいたします。 270 ◯議長(塚谷重市君) 生活環境部長・齋藤君。 271 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) ご答弁申し上げます。社会通念上許容できるか否かの最終的な判断につきましては、司法の判断となります。 272 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 273 ◯21番(高野 要君) 産業廃棄物ね。じゃあ、これ、あれですよ。あなた今、司法と言いましたね。じゃあ、これ、司法に委ねることを考えているんですか。次、これから質問していきますけど。でも、その社会通念上というのがわからないです。じゃあ、社会通念上ということは、こういったことがあった場合には、即、あれですか、司法に委ねるということですか。これ、司法に誰が委ねるんですか。今泉市長が認めているんですよ。これ、行政が。お伺いします。 274 ◯議長(塚谷重市君) 生活環境部長・齋藤君。 275 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) ご答弁申し上げます。司法に訴える場合には、環境への悪影響や第三者の生活に支障を来たしていると思われる方が、司法に訴えるべきだと認識してございます。 276 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 277 ◯21番(高野 要君) そうすると、違反者に対して市はどのように対応をしていくつもりですか。対応はしないんですか。今泉市長が出していた、何ですか、罰則規定とか、そういったものに合致しないんじゃないですか。じゃあ、これは、市のほうは関係ないということですか。あなた、県に行ったことありますか。産廃は県なんですよ。一廃は石岡市に委ねられているんですよ。そういったことを勉強しているんですか、あんた。あなた、この間、来ましたよね。それで私が聞いたら、私は産業廃棄物はわかりませんと答えましたよね。  じゃあ、これは行政だから、個人ということで間違いないですか。じゃあ、どんどん捨てられても、困ったのは全部これ、一廃、一般廃棄物、これは個人がやっていくということですか。県のほうへ行ってごらんなさいよ。一般廃棄物の問題については行政に、石岡市、市に移管していると言っているじゃないですか。  これ、じゃあ、これからお伺いしますけど、廃棄物についてはあれですか、やはりどういうことが起きても市は関与しないと、ここにやっていくということでよろしいんですか。ですから、間違いないですか、これで。 278 ◯議長(塚谷重市君) 生活環境部長・齋藤君。 279 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) お答え申し上げます。明らかな違反行為に対しての基本的な進め方といたしましては、口頭による指導、次に文書による行政指導、最終的に命令という流れになりますが、個々の事案の内容によっては、県に指導を仰ぎながら対応してまいります。  以上です。 280 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 281 ◯21番(高野 要君) 明らかにというのはどの程度なんですか。そういう曖昧な言葉使っちゃだめなんですよ。これ、産廃ですからね。産廃、一廃ですからね。わかりますか。  じゃあ、質問しますよ。平成29年3月29日付の市長名の文書において、一般廃棄物の埋設行為は法令違反の疑いがあるが、埋設場所が自分の土地であることから、第三者に迷惑をかけないため、この不法投棄を是とするような回答を受けました。さらに……。これ、どこから受けたんだかわからない。さらに、自然由来のものであることから該当しないと言っております。これは、廃棄物の処理及び清掃に関する法律第16条の投機の禁止に当たらないのか、市の法解釈を求めます。平成26年12月24日には、違反としています。はっきりしてください。これ、行政が曖昧だから不法投棄──以前、工業団地でもありましたね、不法残土──解決できないんですよ。  これ、どんどんもういいんですか、自分のやつだったら、栗山でも竹山でも掘って埋めて。農地だったらどうなんですか。農業委員会にも関係してくるんじゃないですか。そんなこと、行政は本当によろしいですか。よろしいんだったら、きちっと広報してあげてくださいよ。自分のところの土地のものだったらどんどん切って埋めていいですよ。明確に答弁願います。 282 ◯議長(塚谷重市君) 生活環境部長・齋藤君。 283 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) お答え申し上げます。繰り返しの答弁になってしまいますが、法令違反の疑いがあるものの、直ちに社会通念上、許容されるか否かの判断が困難な場合には、司法に判断を委ねるものとなります。 284 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 285 ◯21番(高野 要君) ですから、いいですか、平成26年に違法であるとしながら、違反者に対し、法律に基づいた命令に従わない場合の行政処分をなぜ行わなかったのか。職員が何回も何回も行っているんですよ。今泉市長、あなたは私に言いましたよね。最初に文書をくれたときに、これは違法です。私と疎遠になりました。そしたら急に違法じゃなくなります。そんな法律ありますか。人によって法律を変えちゃいけないんですよ。  ですから、私は大切にあなたにいただいたものを持っています。職員が何度も何度も行っているでしょう。ねえ、齋藤さん。あなたは行っていないかもしれないけど、元に戻してくださいと行っているんですよ。あなた、わかって答弁しているんですか。  それじゃあ、法律に本来はのっとって違反行為をただすべき行政が、今回のこの行為をどのような観点から2年間も放置したのか。市長は、当初は違法と言っておりました。ですから、違法という文言の書面を出しております。罰則までつけて。それが、最近来たものにおいては、もう埋めてもいいんだよというようなことであります。迷惑かけなけりゃ埋めていい、そんな法律ありますか。今泉さん。16条を読んでごらんなさいよ。上位法でしょう。何でも埋めちゃだめなんですよ。石岡市は違うんですか。市長の判断ですか。これ、最初に今泉市長からもらったときからもう2年が経過しているんですよね。その間、何遍も、次長が行っているでしょう、次長、部長で。人によってこういうことをやっていたら大変な問題ですよ、市長。
     じゃあ、どのような観点から……。よその人がこういうことをしたら大変でしょう。火を燃しているだけでもいけないとか、ごみなんかちょっと捨てただけでも大変でしょう。何でこれ、2年も放置しておいたのか、答弁願います。 286 ◯議長(塚谷重市君) 副市長・松隈君。 287 ◯副市長(松隈健一君) お答えいたします。26年の文書につきましては、一般論での評価に対して、部長名で一般論でお答えしたと承知しております。29年3月、最近の照会につきましては、個別の事例に関して照会があったものに対するお答えと認識してございます。3月29日に議員に回答した文書を読ませていただいてもよろしいでしょうか。                〔「何でもどうぞ」と呼ぶ者あり〕 288 ◯副市長(松隈健一君) よろしいですか。じゃあ、読ませていただきます。  「平成29年3月16日付で照会のありましたお尋ねの件につきましては、廃棄物の処理及び清掃に関する法律では、廃棄物を一般廃棄物と産業廃棄物に区分しており、本件、根株の埋設については、県の見解も踏まえ、一般廃棄物であると判断したところです。また、本件につきましては、法令違反の疑いはあったものの、約2年間にわたり市の考え方を整理したところ、自身の土地であるため、第三者に対して何ら迷惑をかけるものではないという結論に達しました。なお、本件、根株については一般廃棄物であるものの、自然由来の廃棄物で土壌汚染等の可能性も低く、直ちに生活環境保全上支障があるとは判断しがたいところであるため、違法か否かは司法が判断するものと認識しており、現時点では市として司法の判断に委ねることを考えておりません。しかしながら、引き続き行為者に対して市の考え方を示し、撤去に向けた理解が得られるよう進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきたくお願い申し上げます」という考え方のもとに回答をしてございます。  以上でございます。 289 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 290 ◯21番(高野 要君) 今、読んでいただきましたけど、副市長、あんた、副市長をやめたほうがいい。それだけの能力がない。はっきり言ってあげますよ。訴えるものなら訴えてください。法律は法律なんです。  これ、今、埋め戻しの撤去を理解が得られるように行為者に進めていくということで、このことは市長が違反行為であるということを認めているんですよ。あなた方は認めているじゃないですか。認めていて……、認めなきゃ、何も原状に復帰することを進める必要はないでしょう。どこまでふざけているんですか。司法、司法って。司法じゃないでしょう。自分のところで判断することでしょう。これ、あれですよ、私、新聞に書いて出しますよ。自分の山とか、そういったところは全部掘って埋められますよって。そうですよ。迷惑をかけなきゃいいんです。木とか何かはいいんです。そんなこと、副市長、環境省の通達を見たことありますか。環境省では埋めていいと言っている。しかしながら、小さい枝とかそういったものは。それでも土の中はだめなんです。盛土の中には入れることは可能ですと書いてあるんですよ。上を切った木を埋めていいなんていうのは、どこの法律にもない。あきれて物が言えないよ。  これ、皆さん、私、ほかの人にも言いますけど、土建屋さんでもみんな、どうですか、これ、勝手に掘って埋めたら。あんたたちが認める人はいいんですか。だめはだめなんですよ。法律は犯しちゃだめだよ。原状に復帰するところは復帰してくださいと、連絡をすればいいじゃないですか。それをあたかも正論で、市長に準じていろいろ詭弁を吐くのはいいですが、自分の自論で勉強してお話しくださいよ。私はいい迷惑なんです。副市長というとみんな信用するんですよ。副市長が一廃、根の不法投棄を認めていた。こんな副市長いますか。だめなんですよ、何でも埋めては。  あと1項目残っているんですよ。本当にしっかりやってください。大変なことになります、この問題は。埋め立てを認めたんですから、あなた方は。  じゃあ、市長に聞きます。今後は自分の土地で、人に迷惑をかけない、早急に他に影響がない、そういったものであれば全て埋めていいことですね。山林から栗山、竹山、雑林、人に迷惑をかけなければいいんですね。答弁をお願いします。 291 ◯議長(塚谷重市君) 市長・今泉君。 292 ◯市長(今泉文彦君) 根株の埋設行為に対する考え方ということで、これまで平成27年9月15日、28年3月25日、28年10月21日、そして先ほどの29年ですか、4回にわたって文書を出しております、私の名前で。そこで、再三申し上げているのは、これは一般廃棄物に該当し、この市の考え方を踏まえて、本来根株の埋設行為について、除去することを改めて検討されますよう通知いたしますということを再三再四にわたって……。        〔「だから、再三再四、通知しているんでしょうよ」と呼ぶ者あり〕 293 ◯市長(今泉文彦君) 通知しております。             〔「それでいいんでしょうよ」と呼ぶ者あり〕 294 ◯市長(今泉文彦君) そういうことであります。       〔「じゃあ、それでいいんです。そうしたら、今答弁しているこれはど       うなんですか。市長のやっているのが合っているんでしょうよ。今後も        そういうふうに続けていくということで市長は……」と呼ぶ者あり〕 295 ◯議長(塚谷重市君) 高野 要議員、時間があれですからまとめてください。 296 ◯21番(高野 要君) 済みません。今、市長が言ったことを聞いて安心しました。スタッフの人はもう少し勉強しなさい。市長にいろんなことは聞いてから答弁したほうがいいですよ。やはり市長はしっかりしています。言ったことにうそはついていません。部長、副市長、反省しなさい。市長を追い詰めているのはあんたたちです。  以上で質問を終わります。 297 ◯議長(塚谷重市君) 以上で通告による質問は終了いたしましたので、これをもって一般質問を終結いたします。  本日の議事日程は終了いたしましたので、これをもって散会いたします。  次回は、明6月15日定刻午前10時から会議を開き、各議案に対する質疑を行います。  ご苦労さまでした。                   午後 3時44分散会 Copyright (c) ISHIOKA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...