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平成29年第2回定例会(第2日目) 議事日程・名簿 開催日:2017-06-12
平成29年第2回定例会(第2日目) 本文 開催日:2017-06-12

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  1. 石岡市議会 2017-06-12
    平成29年第2回定例会(第2日目) 本文 開催日:2017-06-12


    取得元: 石岡市議会公式サイト
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    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 平成29年6月12日(月曜日)                   午前10時00分開議 ◯議長(塚谷重市君) ただいまの出席議員数は22名です。定足数に達しておりますので、これより前回に引き続き本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付いたしました議事日程表のとおりであります。  これより議事日程に入ります。            ───────────────────────  日程第1 一般質問 2 ◯議長(塚谷重市君) 日程第1、一般質問。これより市政一般に関する質問を行います。  質問は通告の順にこれを許します。  初めに、5番・石橋保卓君。 3 ◯5番(石橋保卓君) おはようございます。5番・石橋です。4点、通告をしてありますので、通告に従いまして質問をさせていただきます。  まず第1点、恋瀬川のサイクリングロードについて、これをお聞きしてまいります。  最初に、恋瀬川サイクリングロードの利用、管理、運営状況についてお伺いをするわけですけれども、現在の利用状況、利用者数の把握等がされておりましたら、お聞かせをいただきたいと思います。 4 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・武熊君。 5 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。恋瀬川サイクリングコースにつきましては、恋瀬川の堤防を利用し、高浜の愛郷橋から八郷の中央公民館までの全長17.2キロメートルの起伏が少ない穏やかなコースであることから、サイクリング愛好者をはじめ、ウォーキング及び散歩など、健康増進のため、市内外を問わず広く利用されてございます。またサイクリングコースは、健康増進に加えまして、通勤通学、スポーツサイクリングなどにもご利用いただいていると認識しているところでございますが、利用者数につきましては把握ができていない状況にあります。  以上でございます。 6 ◯議長(塚谷重市君) 5番・石橋保卓君。 7 ◯5番(石橋保卓君) ありがとうございました。私事で大変恐縮なんですけれども、自宅が恋瀬川の堤防に近いということで、私の散歩コースにもなっているわけです。本来の目的とはちょっと外れますけど。  これから先の時期、大分、堤防両脇からの草の伸びが早い時期は、散歩をしていても、あとは自転車でサイクリングを楽しむ場合も、周りからの草がかなり邪魔をしまして、見通しも悪くなっていると。舗装のほうもかなり傷んできているような状況で、なかなか現状では、その利用促進を図るということも大分難しいのかなというふうに、私個人としては考えているわけですけれども、現在の堤防の草刈りや舗装の修繕といった部分での管理の状況はどうなっているのか、お聞きをいたします。 8 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・武熊君。
    9 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。管理でございますが、現在は、石岡市とかすみがうら市で構成されております恋瀬川サイクリングコース管理運営協議会のほうで維持管理を行ってございます。管理内容としましては、随時、巡回点検をしながら、コース内、または休憩所等の清掃を行うとともに、路肩の除草を春、秋の年2回実施してございます。また、コースの舗装面の補修や表示看板等につきましても、随時修繕を行っているところでございます。  また、堤防の草刈りでございますが、県の土木事務所で年1回実施されてございます。昨年度につきましては、梅雨が明けた時期に実施されましたが、それ以外にもかなり草が伸びてしまったことから、市職員五、六人で3回ほど、サイクリングコース脇の除草作業を実施しているところでございます。  また、舗装の修繕についてでございますが、全体的にサイクリングコースの老朽化が進んでおりまして、現在、毎年、部分的な補修修繕、路面修繕を行っている状況にございます。昨年度は、片野地区とかすみがうら市の高倉地区の2か所におきまして、舗装路面の修繕を行ってございます。  以上でございます。 10 ◯議長(塚谷重市君) 5番・石橋保卓君。 11 ◯5番(石橋保卓君) そうすると、今のお話でお伺いしますと、運営の主体については、石岡市とかすみがうら市で構成している運営協議会というようなことになるわけですけれども、その中で維持管理もされているというようなお話でよろしいですか。それと、済みません、その場合の運営協議会のほうの予算的なものをお聞かせいただければと思います。 12 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・武熊君。 13 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。通常の維持管理につきましては、先ほど申し上げましたとおり、運営協議会のほうで行ってございます。補足的に市のほうでも、先ほどご答弁しましたとおり、草刈り等につきましては実施してございます。  運営協議会の負担金でございますが、石岡市が103万円、かすみがうら市が60万円となってございます。  以上でございます。 14 ◯議長(塚谷重市君) 5番・石橋保卓君。 15 ◯5番(石橋保卓君) そうすると、運営協議会の運営となる原資については、両市合わせて163万、これが運営協議会の全体の予算ということになってくるのかなと思います。ちょっとお聞きしたところによりますと、恋瀬川のサイクリングロードに関しまして、県と石岡市との間に協定書といいますか、覚書といいますか、そういうものがあるというふうなお話をお伺いしているんですけれども、その内容についてお伺いをいたします。 16 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・武熊君。 17 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。恋瀬川サイクリングコースにつきましては、移管のお話がございます。平成5年11月に茨城県より、当時の恋瀬川サイクリングコース管理運営協議会宛てに通知がございまして、翌平成6年3月に承諾書を県へ提出した経緯がございます。  以上でございます。 18 ◯議長(塚谷重市君) 5番・石橋保卓君。 19 ◯5番(石橋保卓君) 行政間の承諾書といいますか、そういう部分でのことだとは思うんですけれども、私の個人的な考え方というか、一般的な見方をしますと、現在、恋瀬川のサイクリングロードが整備されているのは恋瀬川の堤防上、堤防に関して、河川の管理については、県のほうの主体になるのかなと考えるわけですけれども、そういったところ、本来県で整備しなければならない、管理をしなければならない部分を、市のほうで今、受けていると。市というか、管理運営協議会のほうで受けている。そういうことに対してのお考えというのは、どういうふうにお考えになっているのか、お伺いをいたします。 20 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・武熊君。 21 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。議員ご指摘の恋瀬川サイクリングコースにつきましては、堤防敷等を大半が利用しているコースでございます。堤防等に係るコースの改修等が発生した場合は、その都度、県の所管課に連絡をいたしまして、対応を協議しているところでございます。なお、サイクリングコース管理運営協議会の委員に県の関係者も含まれてございますので、今後は県との連携強化をさらに強めまして、維持管理を進めていきたいと考えてございます。  以上でございます。 22 ◯議長(塚谷重市君) 5番・石橋保卓君。 23 ◯5番(石橋保卓君) 連携強化といいますか、本来、維持管理をしなければならないところが維持管理をするというのが、前提であるのなと思います。市のほうからも、より以上、県のほうに強い要望といいますか、お願いができる部分があれば、積極的に対応をお願いしたいわけですけれども、今後の維持管理の方針という部分では、今、部長がご答弁されたように、市のほうとしても積極的に県に要望していくということで、再度確認をさせていただきますけれども、そういうことでよろしいですか。 24 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・武熊君。 25 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。先ほど申し上げましたとおり、今後の維持管理の方針、あるいは方向性につきましては、県との連携強化を強めまして協議を進めてまいりたい、そのように考えてございます。  以上でございます。 26 ◯議長(塚谷重市君) 5番・石橋保卓君。 27 ◯5番(石橋保卓君) そういうこと、それについても、恋瀬川のサイクリングロード、石岡市なり管理運営協議会なり、今後の整備状況というか整備方針といいますか、利用率の向上を図るどういった整備を今後図っていくのかというところが、市のほうとして構想がまとまっていないと、県との連携もなかなか難しいのかなと思うんですけれども、市のほうとしては今後どういったサイクリングロードの活用を考えているのか、お伺いをいたします。 28 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・武熊君。 29 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。サイクリングコースにつきましては、サイクリングコースを利用される方々が安心してご利用いただけるよう、経年劣化により傷んだ舗装路面の再舗装や案内板の修繕、あるいは新設などの整備を行っていきたいと考えてございます。  以上でございます。 30 ◯議長(塚谷重市君) 5番・石橋保卓君。 31 ◯5番(石橋保卓君) 恋瀬川のサイクリングロード1本では、なかなか整備自体も難しい部分もあるでしょうし、利用率の向上という部分でも限界があるのかなと思います。今、茨城県のほうでは、つくば霞ヶ浦りんりんロードということで、霞ヶ浦1周と、それから土浦から筑波山へ向かってのサイクリングロードが整備されて、運用が開始されました。このりんりんロードが整備されたときに、当然、石岡の恋瀬川サイクリングロードもそれと一体化をして、利用率の向上が図られるのかなと思っておりましたところ、現時点では恋瀬川サイクリングロードは、このりんりんロードには含まれておりません。  霞ヶ浦1周の部分については、平坦な、家族で楽しめるコースの設定になっているようです。それから、土浦から筑波山までのコースについては、これも途中まで平坦ですけれども、多少山道も入ってくる。そこで、一歩踏み込んで恋瀬川のサイクリングロードを延長しまして、筑波山、もしくは筑波山を1周するコース、そういったものを整備できれば、上級者向けの立派なコースができ上がるのではないかなと考えるわけです。そういうところで、そういうふうな今後の市のほうとしてのお考え、方針というのがありましたら、お聞かせをいただきたいと思います。 32 ◯議長(塚谷重市君) 市長公室長・佐々木君。 33 ◯市長公室長佐々木敏夫君) ご答弁申し上げます。議員ご指摘のとおり、単独のサイクリングコースではなく、サイクリングコースネットワークの設定は必要であると考えております。自転車による観光を、単なる線的なサイクリングコースから、地域活性化につながる広がりを持たせるためには、面的に広がるネットワークを構成することが適当だと考えております。広域的なネットワークにおきまして、幹線ルート補助幹線ルート、そして周回できるルート、それらが大切であると考えております。したがいまして、議員ご提案のとおり、この広域的なサイクリングロード恋瀬川サイクリングロードの接続ということは、当市へのサイクリングによる観光客の誘客には欠かせないものと認識しております。  さらに、ご提案のございました恋瀬川サイクリングロードの環境整備とあわせまして、その延伸と申しますか、地域特性を生かした、山間部のそういったコースの設定、これらは十分に人を引きつける要素でもあると認識しておりますので、ご提言を踏まえまして、今後検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 34 ◯議長(塚谷重市君) 5番・石橋保卓君。 35 ◯5番(石橋保卓君) ぜひそういった部分、石岡市のほうが積極的に取り組んでいただきたいと考えるわけですけれども、整備を図る際、石岡市としても高浜駅の周辺整備も当然必要になってくるでしょうし、これから解決していかなくてはならない問題が山積しているかと思います。ちなみに、この間開催された恋瀬川サイクリングロード運営協議会において、りんりんロードとの一体化という部分で、早く推進してほしいというような決議が行われたというふうな話をお伺いしていますけれども、その内容についてお伺いをいたします。 36 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・武熊君。 37 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。恋瀬川サイクリングコース管理運営協議会が5月16日に開催されたところでございます。議員ご指摘の決議についてはなされていない状況でございまして、その他の意見として、りんりんロードの接続の要望についての意見が出ている状況でございます。  以上でございます。 38 ◯議長(塚谷重市君) 5番・石橋保卓君。 39 ◯5番(石橋保卓君) そうしますと、協議会としての意思の統一ではなく、そういう意見があったというふうなお答えかと思うんですけれども、協議会全体としての、ある程度意思も反映されているのかなという感じはするわけです。そういったことを踏まえまして、市のほうとしても、もう少し迅速かつ積極的に、りんりんロードとの一体化といった部分を強く推進していっていただきたい。観光面、あとは市民の皆さん方の健康維持という面では、大変有効な手段であるのかなと考えますので、そういったところの今後の方針といいますかお考えを、最後に市長にお答えいただきたいと思います。 40 ◯議長(塚谷重市君) 市長・今泉君。 41 ◯市長(今泉文彦君) 恋瀬川サイクリングロードの将来構想と申しますか、今後の方針でありますけれども、かすみがうら市の坪井市長と同じ方向性でありまして、今後、広域的な観光振興も含めて、恋瀬川サイクリングロードを広い観点から整備していきたいと考えているわけであります。そういった意味で、県と連携を十分に行っていくということを考えております。近日中に改めてかすみがうら市長と相談して、土浦土木事務所等に、県のほうに相談する予定となっております。  恋瀬川サイクリングロードは、昭和45年に設立されたもので、当時はファミリーサイクリングを主体としておりましたけれども、近年はスポーツサイクリング観光サイクリング、そういった広域的な広がりを見せておりますので、時代にマッチしたサイクリングロードを整備していかなくてはならないと考えておりますので、そういった方向を積極的に捉えて整備してまいりたいと、そのように考えております。  以上です。 42 ◯議長(塚谷重市君) 5番・石橋保卓君。 43 ◯5番(石橋保卓君) ありがとうございました。今、市長のほうからのお考えをお伺いしたわけですけれども、そういう積極的なお考えがあるのであれば、本来はもっと早目に推進すべきものであったのかなと感じます。昭和45年からもう整備をされているサイクリングロードでありますので、本来はりんりんロードが計画に上がった段階で、それらと一体にして、石岡市の埋もれた財産ではないですけれども、そういった部分に光を当てて石岡市の再生という部分につなげていく、もう少し迅速な対応が必要であったのかなと考えます。  今の市長のお答えをいただきまして、これからの市のほうの取り組みに対しまして期待をいたしておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。  それでは、2項目目の、高齢者への交通対策についてお伺いをいたします。  まず、現在、乗り合いタウンメイトの現況について、この質問に関しましては、昨年の9月、私、一度質問させていただいて、本年3月の定例会においても同僚議員のほうからそういった質問があったわけですけれども、タウンメイトの状況といいますか、そういう部分がなかなか改善をしないという感じを受けておりますので、改めてお伺いいたします。  タウンメイトの現在の登録者数をお伺いいたします。 44 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 45 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えをいたします。乗り合いタウンメイトの登録者数でございますけれども、平成29年3月現在で1万338人、内訳といたしましては男性が4,756人、女性が5,582人の方に登録をされてございます。  以上でございます。 46 ◯議長(塚谷重市君) 5番・石橋保卓君。 47 ◯5番(石橋保卓君) 現在で1万338人の方が登録をされているようですけれども、実際に利用されている方、利用者数及び利用率というのはどういうふうになっているのか、お伺いをいたします。 48 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 49 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えをいたします。乗り合いタウンメイトの利用率でございますけれども、平成28年度の利用人数といたしましては3万8,990人でございます。総登録者数によります利用率で申し上げますと、年1人3回から4回利用されていることになりますけれども、登録のみをしている方もいらっしゃいますので、実利用者による利用率はもっと高くなり、何回も利用される固定客も多くいるといった状況でございます。  以上でございます。 50 ◯議長(塚谷重市君) 5番・石橋保卓君。 51 ◯5番(石橋保卓君) 現在のタウンメイトの運営主体はどちらで行われているのか、お伺いをいたします。 52 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 53 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えをいたします。運営主体につきましては、石岡市社会福祉協議会のほうで行ってございます。  以上でございます。 54 ◯議長(塚谷重市君) 5番・石橋保卓君。 55 ◯5番(石橋保卓君) 社会福祉協議会にお願いをしている予算的な金額というのはお幾らなのか、お伺いをいたします。 56 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 57 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) 今年度予算で申し上げますと、5,600万円ほどの補助金を交付しております。  以上でございます。 58 ◯議長(塚谷重市君) 5番・石橋保卓君。 59 ◯5番(石橋保卓君) 昨年聞いたときの金額よりも若干下がっているのかなという感じがするんですけれども、そうはいいながらも、5,600万という、かなり我々としては大きな金額でお願いをしている。現実的に利用者といいますか、市民の方の声を聞きますと、利用したいときに利用できない。当然、事前に登録をして、実際利用する際には、それも事前に予約をしないと利用できないというのが現状かと思います。  とはいいながらも、現実的に高齢者の方々、突発的なことがあって今すぐ使いたいというようなときに、それに対応がなかなかできないという部分がかなりあるのかなという感じがするわけですけれども、今後、利用希望者の要望に沿った展開、どういったものを考えているのかお伺いをいたします。 60 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 61 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えをいたします。利用したいときに利用できないということでは、効果も薄いということじゃないかと思いますので、こちらに関しましては、同日同時間帯での利用予約が集中してしまうということがございますので、また、車の乗車人数も決まっているということもございますので、定員オーバーになりますと、当然のことながら予約ができないということになってまいりますので、利用者の方々には少しでも早目の予約を入れていただくようにお願いをするというところでございます。 62 ◯議長(塚谷重市君) 5番・石橋保卓君。 63 ◯5番(石橋保卓君) 行政で現在行っているシステム、運用しているシステムについてはよくわかるわけですけれども、それもだんだん限界に近づいてきているのかなという感じがします。この点につきましては、また後ほど触れたいと思うんですけれども、ここで、現在テレビや新聞等で、毎日のように高齢者による交通事故が報道されております。高齢運転者に対する免許の返納策といいますか、促進策、そういう部分が県内の各市町村からも時折、新聞記事が出ているというのを散見するわけですけれども、現在の石岡市における高齢者の免許返納促進策というものについてはどういうものが行われているのか、改めてまたお伺いをいたします。 64 ◯議長(塚谷重市君) 生活環境部長・齋藤君。 65 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 市の取り組みにつきましてご答弁申し上げます。当市の対策といたしましては、昨年度、免許返納を呼びかけるチラシを作成いたしまして、交通安全総決起大会及び石岡市社会福祉協議会を通じまして、高齢者が参加する行事などの場におきましてチラシを配布し、啓発を図ったところでございます。また、昨年度より市のホームページにも掲載し、返納の呼びかけを行っているところでございます。 66 ◯議長(塚谷重市君) 5番・石橋保卓君。 67 ◯5番(石橋保卓君) 今のお答えをお聞きしますと、具体的な施策という部分ではまだ何も実施していない、特に啓発活動で周知をしているのかなという感じがするわけですけれども、県内各自治体の返納者への対策という部分、把握されているものがあれば、お伺いをいたします。 68 ◯議長(塚谷重市君) 生活環境部長・齋藤君。 69 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 県内の各自治体の取り組みにつきましてご答弁申し上げます。県の資料によりますと、運転免許証を返納した高齢者の方に対しまして、公共交通機関やタクシー料金などの助成を行っている市町村がございます。 70 ◯議長(塚谷重市君) 5番・石橋保卓君。 71 ◯5番(石橋保卓君) 私、昨年の9月の一般質問において、返納者に対してタクシーの初乗り運賃といいますか、そういう部分の助成はできないのかなというお尋ねをした経緯がございます。そのときにお答えとしては、よく調査研究をして、今後、対応なり検討をしていくというようなお話であったわけなんですけれども、そういうやりとりがあるうちに、今年の4月からですか、高萩とか県内の9市で、返納者に対して、年間3万円の助成金を交付すると。ほかで先に実施をされてしまったわけです。そのときに石岡のほうでも決断をしていれば、先進地としての対応ができたのかなという感じがするわけですけれども、現時点で何か返納促進策、具体的なものをお考えになっているものがあるのかどうかをお伺いいたします。 72 ◯議長(塚谷重市君) 生活環境部長・齋藤君。 73 ◯生活環境部長(齋藤秀幸君) 返納促進策につきましてご答弁申し上げます。高齢者の方々の交通事故は、身近でも起き得る喫緊の課題でございます。今後もチラシやホームページなどを活用し、引き続き運転に不安を感じておられるような高齢者の方々に対し、返納の呼びかけを行ってまいります。また、他市の状況を参考に、新たな免許証返納促進策につきましても、公共交通の利活用を含めまして、検討しなければならないと考えております。 74 ◯議長(塚谷重市君) 5番・石橋保卓君。 75 ◯5番(石橋保卓君) 昨年の9月の質問の中で、免許を返納された高齢者に限っての施策はなかなか難しいというお話がありました。  次に移るわけですけれども、現実的に免許の返納をされてしまった高齢者、やはり高齢者のみお二人で生活されている場合も多々あります。免許の返納をしてしまうと、どうしても閉じこもりがちになってしまう。買い物に行くのも不便になってしまう。ご近所とかご家族のご協力があれば、多少は改善されるところはあるのかなと思いますけれども、そういった方ばかりではありません。本当に買い物に行くのにも病院へ通院するのにも困ってしまう。そういったときにタウンメイトを利用したいと思っても、なかなか使うチャンスに恵まれないという不満の声を多く聞くわけです。  そこで、当然、返納者を含めた高齢者全体としての施策として考えていただきたいのが、高齢者福祉タクシー券の給付となるわけです。本当に日常の生活にお困りになっている高齢者の皆さん方の足を確保するために、高齢者福祉タクシー券の給付といった部分を真摯に考えていただきたいわけですけれども、そういったお考えがあるのかどうか、まずはお伺いをいたします。 76 ◯議長(塚谷重市君) 保健福祉部長・加藤君。 77 ◯保健福祉部長(加藤乃利明君) お答えいたします。高齢者の生活維持を支援するために、交通施策、すなわち足の確保は大切な要素であると考えております。当市におきましても、移動制約者の方々への施策は重要なものと捉えておりまして、乗り合いタクシー事業などを行っている次第でございます。  議員ご提案の高齢者へのタクシー給付券でございますが、免許証返納者に限定した事業としてではなく、当市においても今後さらに高齢者の割合が増え続けていく中で、1つのご提案として、今後、策定を進める計画の中で検討してまいりたいと思います。 78 ◯議長(塚谷重市君) 5番・石橋保卓君。 79 ◯5番(石橋保卓君) 確か現在のタウンメイトは、市内の2つのタクシー事業者の方に社会福祉協議会のほうからお願いをしていると理解をしているわけですけれども、今回、この高齢者の福祉タクシー券が実現できれば、そういった2社に限らず、市内のタクシー事業者の方々も当然利用率が向上して、業績的にも上がっていくと考えるわけです。どうしても使いづらいタウンメイトというシステムがこれ以上改善しないのであれば、タウンメイトにかかっている5,800万の金額に多少上乗せをすれば、高齢者福祉タクシー券の給付事業については、すぐにでも実現可能なのではないかなと、私、考えるわけです。  今日までの日本を支えてこられた高齢者の方々が、リタイアした後に生活に困ってしまう、そういう状況を救済するため、せめてこれぐらいの施策は、石岡市としても積極的に取り組んでいくべきではないのかなと感じるんですけれども、市長のほうでそういうふうなお考えは持ちなのか、お伺いをいたします。 80 ◯議長(塚谷重市君) 市長・今泉君。
    81 ◯市長(今泉文彦君) 今後、車を持たない、車に乗らない高齢者が増加することは、高齢者のタクシー助成券についても、選択肢の1つとなっているかと思います。交通体系全体の中で、今後考えていきたいと思います。 82 ◯議長(塚谷重市君) 5番・石橋保卓君。 83 ◯5番(石橋保卓君) 本当に財源の確保という部分が一番、行政の皆さん方がすぐ考えるところだとは思うんですけれども、乱暴な話にはなるかと思いますけれども、利用しづらいタウンメイト事業を継続するよりも、思い切ってそれを廃止して、それに上乗せをし、高齢者福祉タクシー券給付の実現を早期に決断していただければと思っております。  この件については、以上で終わりにさせていただきます。  次に、3点目の、つくばエクスプレスのつくば駅以北への延伸についてお伺いをいたします。  ふるさと再生、地域経済の活性化のためには、つくばエクスプレスのつくば以北への延伸、できましたら茨城空港、その先にはひたちなか港も控えております。そういった部分の延伸が、どうしても当石岡のほうには必要ではないかなと感じるわけです。これまでの一般質問の議論の中で、市長に何度かお尋ねしてまいりました。そのときには、山積する問題の部分でなかなか難しいと、やりたい気持ちはあるんだけどなかなか難しいというようなお答えをずっといただいていたわけであります。  そうしましたところ、5月21日に開催されました市長の市政報告会の中で、冒頭、市長のほうから、2つの道の駅とつくばエクスプレスの延伸を力強く発言されたわけであります。これまで慎重だった姿勢から一転して積極的な姿勢に変わられた、その発言の裏付けといいますか、どういった部分で今回、エクスプレスの延伸を述べられたのか、まず市長のほうからそこのところのお考えをお聞かせいただきたいと思います。 84 ◯議長(塚谷重市君) 市長・今泉君。 85 ◯市長(今泉文彦君) 5月21日の市政報告会でありますけれども、そこで、将来の構想としてつくばエクスプレスの延伸があるという話はさせていただきました。そこで、その効果としては、定住促進と人口増加が見込まれる、地域の産業が活発化する、課題としては、延伸には首都圏新都市鉄道と国、茨城県沿線自治体の合意形成が必要である、そして、東京大都市圏としての大義が求められるということであります。今後はどうなのかということでありますけれども、そこで申し上げたのは、市民レベルの機運の高まりが鍵であるということであります。その市民レベルの機運の高まりが1つの鍵であるということを申し上げたわけでありまして、これについては、現時点では私の私案であるということを申し添えておきます。 86 ◯議長(塚谷重市君) 5番・石橋保卓君。 87 ◯5番(石橋保卓君) 今、市長のお考えをお聞きして、私、ちょっとがっかりしちゃったんですけれども、5月21日に市長のほうからのご発言を聞いたときには、我が意を得たりではありませんけれども、これまでこの問題に取り組んできた私といたしましては、かなり心強いといいますか、大きな力を得たのかなと考えておったわけですけれども、ただ、今日の今のご答弁を聞くと、その当時から比べると、大分また後退をしてしまったという感じがするわけです。  つくばエクスプレスに関しましては、今、つくば駅で終点といいますか、止まっているわけです。今、つくばで一番悩んでいるのが、終点ということで、逆に南に向けての人口流出が始まってしまったというようなことです。ですので、本当に危機感を持っているのはエクスプレスの沿線自治体、千葉県の東葛地区を含めた沿線自治体が、延伸をしなければ、逆に都心のほうへ人口の流出が始まってしまうという危機感を強く持っています。  そういうタイミングといいますか、そういう部分をもっと石岡としても活用して、発信をしていかなければならないのかなと感じるわけですけれども、国や県、近隣自治体、それからTXの会社、そういった部分をリードしていくために、当石岡市の行政機関の中に整備促進を所管する組織を積極的に設けて、地域全体の議論をリードしていく、そういう姿勢が石岡にとっては大事なのかなと感じるんですけれども、そういう部分のお考え、現時点ではどういうふうにお考えになっているのか、お伺いをいたします。 88 ◯議長(塚谷重市君) 市長・今泉君。 89 ◯市長(今泉文彦君) このテーマに関しては、あくまでも市民レベルの機運の盛り上がりが鍵となっているということでありまして、市役所の中に組織をつくるという時期は、まだ早いと考えております。 90 ◯議長(塚谷重市君) 5番・石橋保卓君。 91 ◯5番(石橋保卓君) またしてもちょっと消極的なお答えであったわけですけれども、市民レベルの機運が盛り上がらないとというお話がありましたけれども、そうはおっしゃられても、そういった部分の仕掛けを行政のほうでかけていかないと、市民レベルでの盛り上がりというのも、なかなか自然発生的に待っているのでは難しいところがあるのではないかなと感じます。そういう意味で、市の行政の中にそういう部分を、仕掛けをする機関として、当面は併任とか、そういう部分でもいいでしょうけれども、そういったところ、市のほうとしてのやる気といいますか、意思を表明するには必要なのかなと思ったものですから、お伺いをしたわけです。  それでは、市民の機運を盛り上げるために、市のほうとしてはどういった仕掛けといいますか、市内の各経済団体や市民団体、そういったところとの協議といいますか、お話というのはどの程度進めていらっしゃるのか、お伺いをいたします。 92 ◯議長(塚谷重市君) 市長公室長・佐々木君。 93 ◯市長公室長佐々木敏夫君) 市内各団体との連携の状況についてご答弁申し上げます。前回も議員のほうからご指摘いただきましたとおり、市内の経済団体や市民との連携によりまして機運の醸成を図っていくことは必要であると認識しております。そのような中で、現状といたしましては、平成27年12月に石岡商工会議所の皆様とともに、国土交通大臣に対しまして要望活動を行ったところでございます。また、その後におきましても、石岡商工会議所からは要望をいただいているところでございますので、これに対しましてきちんと対応していきたいと考えております。  以上でございます。 94 ◯議長(塚谷重市君) 市長・今泉君。 95 ◯市長(今泉文彦君) 今、市長公室長が申し上げたとおりでありますけれども、石岡商工会議所、土浦商工会議所、そのほかつくば、かすみがうらの商工会、そういったところと意見交換を重ね、あるいは、近隣首長、市長と意見交換を行ってきていること、また、26年だったと思いますけれども、12月に国土交通大臣のところに直接出向いて、商工会議所の会頭とともに要望を提出……、27年、そういった活動もやってきております。  以上です。 96 ◯議長(塚谷重市君) 5番・石橋保卓君。 97 ◯5番(石橋保卓君) 現在、茨城空港も、開港前の状況から比べれば、予想以上の活況を呈しているわけです。利便性の部分、成田、羽田空港を補完する部分という意味合いでは、その重要性はかなり増しているのかなと思います。茨城空港までTXを延伸する場合に、どうしても避けて通れないのが石岡だと思うんです。そういった部分の地の利といいますか、利点を生かした施策を進めるという、石岡市の再生、活性化を目標に、そういった部分を進めるに当たって、やはり近隣の自治体をリードするという部分が石岡市に欠けているとすれば、逆に石岡市を外されたような、将来、路線が組まれてしまう可能性もあるわけです。そういうことを避けるためにも、ぜひとも積極的な対応をしていくべきではないかなと感じるわけですけれども、そういった意味では、小美玉市やかすみがうら市、土浦市、つくば市といった近隣自治体、そういったところとの連携がどうしても必要になってきます。行政は行政でそういったところのネットワークを構築して政策を進めていく、そういった行政の姿勢が、逆に市民の皆さん方の熱い要望の盛り上がりにつながっていくのではないかなと強く感じるわけですけれども、近隣自治体との連携について、何か石岡市のほうから具体的な働きかけといったものが行われているのかどうか、お伺いをいたします。 98 ◯議長(塚谷重市君) 市長・今泉君。 99 ◯市長(今泉文彦君) これについては、県南地方総合振興協議会が首長で構成するものでありまして、そういった席でTXの延伸の話をしております。また、一部事務組合、あるいは広域行政の会議において、事あるごとにTXの延伸のお話はしております。いずれにしましても、延伸に向けた取り組みというのは、茨城県も含めて広域的な合意が必要なので、そういった近隣自治体の連携・協力体制づくりに向けて、粘り強く話し合いを続けていきたいと思います。  以上です。 100 ◯議長(塚谷重市君) 5番・石橋保卓君。 101 ◯5番(石橋保卓君) まさにおっしゃるとおりなのかなとは思うんですけれども、その合意を形成していく過程の中で、やはり石岡市が占める地位といいますか、その部分がかなり重要になってくるのかなと感じるわけです。そういったところで、やはり近隣をリードしていくため、石岡市で最も有利な路線を確保するため、確かに先ほど市長がおっしゃられましたように問題は山積しているとは思います。国やTX自身を動かしていくためには大きなエネルギーが必要になってくるのかなとは思いますけれども、やはりこの地域の発展、そういった部分を目指すのであれば、もうちょっと積極的に市長のリーダーシップを大きく発揮していただきたいなと感じるわけです。そこのところ、もう一度市長のほうから、改めてTXの延伸に対しての決意といいますか、そういう部分がありましたらお聞かせをいただきたいと思います。 102 ◯議長(塚谷重市君) 市長・今泉君。 103 ◯市長(今泉文彦君) これは、石岡市だけがやっていこうとしても成り立たないことであります。近隣自治体と歩調を一にしてやっていくということが基本であると同時に、市民の合意、あるいは機運の高まり、そういったところをしっかりと盛り上げながら進めていきたいと思っています。  以上です。 104 ◯議長(塚谷重市君) 5番・石橋保卓君。 105 ◯5番(石橋保卓君) 確かにおっしゃるとおりなんですけれども、やはりそこでいかに石岡がリーダーシップを発揮するかによって、今後の石岡の発展が左右される部分が大きくあると思うんです。そういうところについては、もっと力強い市長のリーダーシップをお願いしたいと強くお願いをして、この点については終了いたします。  続いて、最後の4点目、市庁舎建設事業についてお伺いをいたします。  庁舎の建設工事につきましては、現在やっと工事に入れまして、先週からですか、杭の打ち込みが始まったようです。建設工事につきまして、発注までのこれまでの経緯について、まず振り返ってお伺いをしたいと思います。実施設計発注までの庁内の議論、検討、どういうものが行われたのか、お伺いをいたします。 106 ◯議長(塚谷重市君) 財務部理事兼庁舎建設担当・下河邊君。 107 ◯財務部理事兼庁舎建設担当(下河邊卓美君) お答えいたします。実施設計までの経緯でございますが、ご承知のとおり公募型プロポーザル形式によりまして選定されました株式会社久米設計と、平成27年3月30日の契約締結より平成29年3月22日までの約2年間をかけまして、基本設計並びに実施設計の業務を委託してきたところでございます。その中で、発注に向けましての協議としましては、まず、平成26年11月に石岡市新庁舎建設基本計画が策定されました。「誰もが利用しやすく安全で安心できる庁舎」を基本理念と定めてございます。その内容に沿った新庁舎の基本設計となるよう、委託業務を発注してきた次第でございます。その基本設計内容につきましては、新庁舎の基本コンセプトのうち安全性の確保を念頭に置きながら、コストの縮減を図るよう設計会社に協議をしてございます。  以上でございます。 108 ◯議長(塚谷重市君) 5番・石橋保卓君。 109 ◯5番(石橋保卓君) 実施設計を発注する際には設計会社への委託を当然するわけですけれども、その際の指示内容といいますか、どういった指示のもとに実施設計が行われたのか、お伺いをいたします。 110 ◯議長(塚谷重市君) 財務部理事兼庁舎建設担当・下河邊君。 111 ◯財務部理事兼庁舎建設担当(下河邊卓美君) お答えいたします。設計会社への委託につきましては、基本設計及び実施設計をあわせて行うものでございます。業務の内容でございますが、新庁舎建設に係る基本設計に伴うもの、実施設計におきましては、新庁舎の建設、電気設備、機械設備、エレベーター、電気附帯設備、機械附帯設備、外構につきまして、図面、資料の作成及び工事費積算のほか、建築確認などの各種法手続の申請資料の作成及び申請を求めてございます。  設計会社への指示内容につきましては、基本コンセプトの維持とコストの圧縮について十分検討するよう指示してございます。  以上でございます。 112 ◯議長(塚谷重市君) 5番・石橋保卓君。 113 ◯5番(石橋保卓君) 本来は、今までの質疑については聞かなくてもよろしかった部分なんですけれども、なぜあえてお聞かせいただいたかといいますと、5月16日に開催されました総務委員会において、これまで一貫して一括発注という説明をされていた部分が、その5月16日に示されました工程表の中で、突然、附帯工事という部分が出てきたわけです。これまでたび重なる総務委員会の中の説明において、一貫して本当に一括発注と説明されてきた部分が、突如として附帯工事という部分が出てきたわけです。  ちなみに、昨年の7月13日総務委員会の資料で配付された新庁舎建設についてという資料の中の、実施設計の概要版という配付された資料の中では、エレベーターについて明記をされております。車椅子対応の15人乗り1台、もう1台が13人乗り1台、ストレッチャー対応ということで、2台のエレベーターが建築概要の中に含まれておるわけです。そういったところが、本年5月16日に開催された総務委員会において、いきなりエレベーターは附帯工事ということで、別枠に設けられているわけです。そのときのやりとりを再現するわけにはなかなかまいりませんので、説明不足で大変申し訳なかったというような執行部側からのお話があったわけですけれども、それから、情報開示請求をしまして、昨年の8月、不調に終わった1回目の入札、それから、無事契約の締結に至った今年の入札ですか、両方の設計書と図面を拝見させていただきました。  そうしましたところ、昨年の8月、不調に終わった入札の段階で、既にエレベーターは含まれていなかったわけです。外されていたわけです。しかるに、建築概要の資料の中にはエレベーターの施設がうたってあるという、これはどういうことなんでしょう。5月16日の総務委員会で、申し訳ないというような謝罪があったわけですけれども、我々総務委員会に対する、何ていうんですかね、我々をばかにしているのか、これまで幾らでも説明する機会があったわけです。ましてや発注する段階で、一括発注と分離発注、その選択について執行部のほうにお尋ねをした場合、経費の部分、いろんな総合的な部分を考えると一括発注が一番有利である、一括発注でぜひともご理解をいただきたいというふうなお話があったわけで、総務委員会としても了解をしたわけです。ところが、ふたをあけてみますと、一括発注どころではない。分離発注になっているわけですよ。  この件について、どういった経緯があって、エレベーター……。エレベーターだけじゃないです。図面のほうを確認しましたら、トイレの洗面化粧台が別途工事という表示になっています。本来一括発注であれば、そういうものが全て含まれた工事発注の方法になっているはずなんですけれども、何でそれらが別枠になっているのか。  それから、ちょっと情けない話なんですけれども、本年の4月18日に開催された総務委員会において配付された資料、工事説明資料というのがあるわけですけれども、工事の概要の中で、工事工程計画の中に附帯工事、免震工事、地上附帯工事、それから内外装仕上げ工事、こういうのも含めて工事概要として説明を受けているわけですね。それが、突如として1か月後、附帯工事としてエレベーター工事、電気附帯工事、通信設備工事、サイン・ブラインド工事、家具備品工事、こういった5本の工事が示されたわけです。家具備品については、多少理解できないところもないのかなとは思うんですけれども、我々への当初の説明は一括発注ということで、我々の理解も、契約をした45億何がしの金額で全てができ上がるというふうに理解をしておったわけです。そういった部分の市のほうとしてのお考え、どういうお考えに基づいてこういう結論になってきたのか、そこをまずお伺いさせていただきます。 114 ◯議長(塚谷重市君) 財務部理事兼庁舎建設担当・下河邊君。 115 ◯財務部理事兼庁舎建設担当(下河邊卓美君) お答えいたします。まず、発注方式の検討につきましては、工事品質の確保の観点などから、豊富な経験と技術力を持ちます総合建設会社が総合施工することによって、工種ごとの調整がしやすく、責任の所在も明らかになることなど、品質確保、責任の所在の一本化及び工事監督のしやすさ、工期の遵守などから、新庁舎本体工事につきましては、建築工事、電気工事、機械工事を合算しました一括発注方式とすることを設計会社に伝えてございました。この協議の中で、設計会社のほうからは、この発注方式に問題があるかどうか再度お聞きしましたけれども、特には問題はないという回答はいただいたところではございました。  議員ご質問の、本来であれば全てが入っているのが一括方式だということでございましたけれども、まず、エレベーター工事、こちらが抜けて別途工事としていました理由につきましては、エレベーター工事につきましては、製作・設置工事のみならず、完成後の保守点検契約までを想定してございまして、エレベーターメーカーへの別発注をすることによって、より質の高い保守管理が期待できたことから、また、最近はそのような発注方式がだんだんと増えてきているということがございましたので、エレベーターは別工事という形をとらせていただきました。  新庁舎本体工事についてでございますけれども、繰り返しになってしまいますけれども、総額60億円のうち当初64億6,970万4,000円の継続費の中で、建築工事、電気工事、機械工事を合算した一括方式の設計書を作成するよう、市のほうから設計事務所に依頼したところでございます。議員ご指摘の本体工事と離しました工種につきましては、外構工事と相互関係がある工種、または特殊な製品であるもの、物品等の購入・搬入・設置のみになるようなもの、そのような工種につきましては、当初より附帯工事というような形で施工を考えていたところでございます。  以上でございます。 116 ◯議長(塚谷重市君) 5番・石橋保卓君。 117 ◯5番(石橋保卓君) 大変答弁が苦しいところかなと推測するわけですけれども、全くの詭弁ですよ。そう指摘せざるを得ません。2回目の入札でエレベーターを外したとかというんだったら、まだ多少理解に歩み寄る部分はあるんですけれども、1回目の入札からもうエレベーターを外していたと。その他のLAN配線や、そういったところはどういう順番で外したのかわかりませんけれども、トイレの洗面化粧台とか、そういう部分が別途工事になったのは、もう1回目から事実です。  委員会のほうでも指摘をさせていただきましたけれども、私が議員になる前に、民間のある施設で働いていたときに、何度か施設展開の担当になりまして、比較的大きな施設を何棟か担当しました。一括発注の場合、全て一括に含まれているのは当たり前のことなんです。一括発注で後から附帯工事が出るなんていうのは、決してあり得ないんですよ。その後、資材が高騰するなり人件費が高騰するなりして、当初契約した金額で間に合わなければ、そこで初めて設計変更が生じまして、契約変更が起こるわけです。最初からこれとこれは外しておいて、じゃあ、それはその中で賄えるからいいやというふうな話は、民間だったら決して通用しない話なんです。                     〔私語あり〕 118 ◯5番(石橋保卓君) ちょっと今、勢いがそがれちゃったんですけど、そういうことで、どういったお考えで……。じゃあ、今回の発注の仕方を見ていると、もう最初からエレベーター、あの工事、この工事、全部外して発注しようと、でも一括だよな、これは一括にしておこうな、発注の方法は一括にしちゃうべよなと、議会はいいよ、ただ説明をちゃんとしておけば……、ちゃんとというか、通り一遍の説明をしておけば、議会はわかんねえからというふうなお考えがあったのか。  我々議員としましても、市民の皆様から聞かれれば、「今回は分離発注と一括発注という2つの選択肢があったんですけれども、石岡市にとって一番有利な一括発注ということで決まりました。一括発注でやれば、その契約した金額で庁舎が全部できますよと、46億までいかない金額でできるんですよ」というような説明をするわけです。でも、今回こういう事実が明らかになってくると、我々が市民の皆さん方に説明したこと自体も、うそになってしまうんですよ。これ、一括発注の部分から附帯工事を除外した理由、それと、誰が判断したんですか。それをまずお伺いします。 119 ◯議長(塚谷重市君) 副市長・松隈君。 120 ◯副市長(松隈健一君) お答えいたします。庁舎建設につきましては、私、昨年4月に着任したときも議論がありましたけれども、まず、総額60億円でございます。それの内訳としましては、新庁舎の本体の建築工事、それから附帯工事、外構工事、その3つが考えられていたところでございます。本体の躯体、内装、外構とあるわけですけれども、本体につきましては、昨年議論しておりましたのは、建築工事、電気工事、機械工事、この3つを一括とするか、分離とするか、そういった議論をしておりまして、一括するということにしたわけで、その3つの一括した本体工事が約46億円の中で行うということを議論してきたところでございます。  エレベーターにつきましては、建築、電気、機械と一緒にしている自治体もあれば、別にしている自治体もあるということでございまして、石岡市としては別発注でやったということでございます。  以上でございます。 121 ◯議長(塚谷重市君) 5番・石橋保卓君。 122 ◯5番(石橋保卓君) 私も総務委員会で質疑をした後、本日を迎えるまでの間、これまでの委員会の中での質疑をさらっとおさらいをしてみました。備品工事とサイン工事については別途というようなご説明がさらっとされていた部分もあります。しかし、エレベーターは別個ですよとか、その他の電気設備の附帯工事ですか、通信、無線LANの配線とか、そういう部分については一切説明はございませんでした。  当初、1回目の入札でエレベーターを、しつこいようですけれども、外していた時点で、なぜ説明がなかったのか、そこのところを改めてもう一度お伺いいたします。一括発注という部分では、そういうところは別工事だよという説明は1つもありませんでしたよ。もう46億でその部分については全て賄えるんだと、我々議員一同、理解をしたおったわけです。そこのところをもう一度お伺いします。 123 ◯議長(塚谷重市君) 副市長・松隈君。 124 ◯副市長(松隈健一君) お答えいたします。本体工事につきましては、先ほど申し上げたとおりでございますけれども、私が着任して以降も、まず当面迫った事項として、本体の建築工事の発注、入札を優先的に考えていたという事情もあったと思いますけれども、附帯工事、外構工事の詳細につきまして、あまりご説明がなかったということであれば、おわび申し上げたいと思います。  以上です。 125 ◯議長(塚谷重市君) 5番・石橋保卓君。 126 ◯5番(石橋保卓君) おわびというお言葉が出たわけですけれども、正直言って、おわびで済む話ではないのかなと私は思いますよ。実際、発注が行われて工事が進んでいます。この段階で、今さらもとに戻せとか、そういう部分を言うつもりは毛頭ありません。今後は早急な完成を目指して、皆さん方には努力をしていただかなくてはならないと思うわけですけれども、そう思うわけですけれども、そうはいいながらも、この部分のすっきりしない部分、もうちょっと我々のほうにもすとんと落ちるような、納得するような部分のご説明がないと、なかなか先に進めないわけです。  そもそも継続費で積んだ46億、その金額にこだわってしまったのが今回の問題の大きな原因ではないかなと、これは私、個人的に感じるわけですけれども、実施設計ができ上がった段階で、「あれ、46では足んねえや。資材も高騰しているから、どうしようもねえよ。どうしよう。じゃあ、これとこれ外して、とりあえず46億でおさめよう」という判断をされたのか、これはあくまでも私の推察ですので何とも言えませんけれども、ただ、その段階で設計金額が46億という継続費の枠を超えてしまっているのであれば、その時点できっちりと補正を組んで、継続費の組み替えをして、実勢に合った金額にある程度増額なり変更した上で、入札を図るべきだったのではないかなと私は思うんですよ。  ちょっと戻りますけど、今回、エレベーターを外す、そのほかの部分の工事を外す、こういった判断は設計会社からの提案ですか。それとも役所側の判断で設計会社にこれを外してくれという依頼をしたのか、そこのところをお聞かせいただきたいと思います。 127 ◯議長(塚谷重市君) 財務部理事兼庁舎建設担当・下河邊君。 128 ◯財務部理事兼庁舎建設担当(下河邊卓美君) お答えいたします。エレベーターの別発注につきましては、設計会社のほうから、先ほど申し上げましたように、製造と施工、その後の50年、60年にわたります安全管理、こちらのほうが大変重要だと、品質の高い工事をするためには、近年はそのような発注方式が増えているという提案を受けまして、それを内部で検討しまして、決定をしました。それで、設計の中には反映させていただくようにお願いしたところでございます。 129 ◯議長(塚谷重市君) 5番・石橋保卓君。 130 ◯5番(石橋保卓君) そうしますと、また戻っちゃうんですけど、実施設計を設計会社にお願いしたときに、総枠の予算、46億という数字を示して、これででき上がる設計でお願いしますという話になるのが当然だと思うんですよね。一般の我々でも自宅を建てる際には、これだけの予算しかないんだけど、これでおさまる建物をお願いしますよというふうなお願いをするんだと思うんです。そうすると、実施設計をお願いする際には、そういった指示は当然されていたはずだと思うんですけど、そこをもう一度ご確認をさせていただきたいと思います。 131 ◯議長(塚谷重市君) 財務部理事兼庁舎建設担当・下河邊君。 132 ◯財務部理事兼庁舎建設担当(下河邊卓美君) お答えいたします。先ほどの答弁と重なりますけれども、新庁舎の本体工事につきましては、60億円という総枠がございました。その中で、本体工事につきましては継続費の約46億7,000万円、こちらが組まれてございましたので、建築工事、電気工事、機械工事につきましては、その中で実施設計を組んでいただくよう市のほうから依頼してございます。 133 ◯議長(塚谷重市君) 5番・石橋保卓君。 134 ◯5番(石橋保卓君) それは当たり前の話なんですよね。設計会社としては、市から指示を出された金額の中で当然設計を組んでいくわけです。現実的には46億では賄い切れないという設計が上がってきたわけですよね。そうしますと、設計会社に対する責任が一番重くなるんですかね。市の指示に従わなかったというか、市の指示で求める結果を出せなかったというふうに私は理解するんですけれども、そこのところのお考えはいかがでしょう。 135 ◯議長(塚谷重市君) 財務部理事兼庁舎建設担当・下河邊君。 136 ◯財務部理事兼庁舎建設担当(下河邊卓美君) 一括発注時の発注方法としまして、何遍も同じことになってしまって申し訳ございませんけれども、本体工事、電気工事、機械工事ということで、直接躯体にかかわって施工すべきものということでお願いしまして、その時点で附帯工事があることも、認識はしてございました。 137 ◯議長(塚谷重市君) 5番・石橋保卓君。 138 ◯5番(石橋保卓君) どうしても議論がかみ合わないところが出てくるのはしようがないところだとは思うんですけれども、ここで、市長のほうにお伺いします。今まで質疑、やりとりをやっていた部分を市長のほうでご存じだったのかどうか、もしくは、今回の附帯工事を除外する部分については、市長も当初からご承知だったのかどうか、お聞かせいただきたいと思います。 139 ◯議長(塚谷重市君) 市長・今泉君。 140 ◯市長(今泉文彦君) 設計会社との協議の結果、それの報告を受けて確認をしたということで。当初から知っていたということではなく、協議を受けてわかったということです。 141 ◯議長(塚谷重市君) 5番・石橋保卓君。 142 ◯5番(石橋保卓君) ごめんなさい、その協議の時期というのはいつごろになりますか。 143 ◯議長(塚谷重市君) 財務部理事兼庁舎建設担当・下河邊君。 144 ◯財務部理事兼庁舎建設担当(下河邊卓美君) 市長のほうに報告し、協議をしたのは6月末のころ、28日と認識しております。 145 ◯議長(塚谷重市君) 5番・石橋保卓君。 146 ◯5番(石橋保卓君) いつの6月になりますか。何年。 147 ◯議長(塚谷重市君) 財務部理事兼庁舎建設担当・下河邊君。 148 ◯財務部理事兼庁舎建設担当(下河邊卓美君) 昨年、平成28年の6月28日です。
    149 ◯議長(塚谷重市君) 5番・石橋保卓君。 150 ◯5番(石橋保卓君) であれば、その後開かれた総務委員会、その後開かれる全員協議会、1回目の入札を迎える前には、市長は承知をしていたということで、市長、よろしいんですか。 151 ◯議長(塚谷重市君) 副市長・松隈君。 152 ◯副市長(松隈健一君) お答えいたします。先ほど来、下河邉理事からも答弁ありましたけれども、市役所と設計事務所と協議した上で、市役所の中で本体工事が建築工事、電気工事、機械工事、これを分離するか一括するかということを議論いたしまして、一括発注にするということに決めたものでございます。  以上です。 153 ◯議長(塚谷重市君) 5番・石橋保卓君。 154 ◯5番(石橋保卓君) どうもすとんと来る答えが返ってこないんですけれども、しようがないです。いいですよ。とはいいながらも、これまで一括発注、正直言いまして、エレベーターが外れているとか、そんなのは役所側の事情であって、我々にとっては一括という言葉で説明が一貫してされていましたから、全てがそこに含まれているという理由でいたわけです。誰がこれを外して判断したかという部分についても、最終的にはこれは市長の判断ですよ。市長が決裁しなければ発注できないわけですから。先に進まないわけですから。仮にどなたかのアドバイス、設計会社からのアドバイスがあったとしても、最終的に判断したのは市長です。  その市長の判断した段階で、46億という継続費をきっちり整理して工事の発注をしていれば、こんなにしつこく質問する必要もなかったでしょうし、一番迷惑こうむるのは市民の皆さんです。市民の皆さんであり、この工事を請け負った建設業者です。そういったところを踏まえて、時間もありませんのでこれ以上深くやるつもりはありませんけれども、我々としては、やはりもうちょっと真摯に、議会に対して、市民の皆さんに対して向き合って説明をしていただきたかったなと、大変残念に思います。何でもっと正直に話ができなかったんでしょうね。もう46億で全てができ上がると、我々も市民の皆さんも理解をしていたわけです。ところが、ふたをあけてみたら、附帯工事分がこれからまだまだ出ますよと。繰り返し、しつこいようですけど、一括発注の際に附帯工事なんかあり得ないんです。附帯工事という言葉で全てをごまかそうとするから、こういう事態が起こるんですよ。  では、その附帯工事について、総務委員会の中では金額的なご説明がありましたけれども、改めて、今後発注を予定している附帯工事の総額はお幾らになるのか、お聞きをいたします。 155 ◯議長(塚谷重市君) 財務部理事兼庁舎建設担当・下河邊君。 156 ◯財務部理事兼庁舎建設担当(下河邊卓美君) お答えいたします。新庁舎建設に係ります新庁舎本体工事、附帯工事、外構工事の合計が、予算額では60億円と定めてございます。このうち附帯工事額は、現在の試算でございますけれども、約6億5,000万円程度を想定してございます。  以上です。 157 ◯議長(塚谷重市君) 5番・石橋保卓君。 158 ◯5番(石橋保卓君) 6億5,000万、総務委員会のときの数字と変わりはないわけですけれども、改めてまたお伺いをします。この6億5,000万でこれからの附帯工事を実施しなければ、新庁舎のオープンはできないと考えてよろしいかどうか、お答え願います。 159 ◯議長(塚谷重市君) 財務部理事兼庁舎建設担当・下河邊君。 160 ◯財務部理事兼庁舎建設担当(下河邊卓美君) 庁舎がオープンできないかというご質問ですが、議員ご指摘のとおりであります。 161 ◯議長(塚谷重市君) 5番・石橋保卓君。 162 ◯5番(石橋保卓君) そうすると、これまで市民の皆さん向けに広報してきた新庁舎建設費の46億という数字が、大きく揺らいでしまうわけですよ。そういった部分に今後どう対応していくんですか。  先日、水戸の高橋市長が、やはり新庁舎建設事業で記者会見を開きました。工事費が高騰して金額が変わる、それと、作業員の確保という部分なんですかね、そういう部分、資材の確保の部分で、工期も大幅に遅れてしまうということで記者会見を開かれました。私からすれば、真摯な対応だなと感じがするわけですけれども、私のほうからそういう対応をしろということはとても言えませんので、それは皆様方がお考えになることだとは思うんですけれども、46億ででき上がると思っていた市民の皆さんに対して、今後の説明ですね、そういった部分を真摯に対応していっていただきたいと。これまでの対応を反省するのであれば、今後は全てオープンに、誠実に対応していくことが、行政としての信用を取り戻す1つの方策……、1つといいますか、唯一の方策ではないかなと私は思います。総務委員会でも言いましたけれども、本当に真摯な対応、オープンな対応が求められている部分ではないかなと思います。  それでは、その附帯工事の発注方法について、いろいろ多様な選択肢があるかなとは思うんですけれども、どういったものを今後考えていらっしゃるのか、お伺いをいたします。 163 ◯議長(塚谷重市君) 財務部理事兼庁舎建設担当・下河邊君。 164 ◯財務部理事兼庁舎建設担当(下河邊卓美君) 今後の附帯工事の発注方法でございますけれども、ご指摘を受けまして、現在、設計内容の精査を行っているところでございます。その中で、さまざまな発注方法が考えられると考えてございますけれども、それぞれの比較検討を行いまして、結果につきましては、まとまり次第、議会の皆様、市民の皆様のほうにご報告をしてまいりたいと考えてございます。  これまでの説明に足りないところがたくさんあったことについては、大変申し訳ございませんでした。今後そのようなことがないように、細かい説明を行っていきたいと思います。よろしくお願いします。 165 ◯議長(塚谷重市君) 5番・石橋保卓君。 166 ◯5番(石橋保卓君) 総務委員会の質疑の中で、エレベーター工事については6月中の発注を考えていると。当然、躯体の基礎工事の部分で、エレベーターのベースとなる部分、当然そこに影響が来ますので、本来であれば一括発注の中で……、メンテナンスとか何かというのは、実際そこに入れたメーカーが、今後契約をして進めていけばいいことですから、それをわざわざ別発注にしてメンテナンス云々というのは、本当に詭弁だと思います。  6月中にエレベーター工事を発注しなければならないというようなご説明がありましたけれども、エレベーター工事の発注の予定といいますか、状況はどういうふうになっているのか、お伺いをいたします。 167 ◯議長(塚谷重市君) 財務部理事兼庁舎建設担当・下河邊君。 168 ◯財務部理事兼庁舎建設担当(下河邊卓美君) お答えいたします。エレベーターの発注につきましては、先ほど来申してございますけれども、別発注という形をとらせていただいております。6月、今月の16日が入札日となってございます。 169 ◯議長(塚谷重市君) 5番・石橋保卓君。 170 ◯5番(石橋保卓君) ちなみにそのエレベーター工事、お答えできる範囲で結構ですので、現在、公表されている予定価格というものがありましたら、お答えをいただきたいと思います。 171 ◯議長(塚谷重市君) 財務部理事兼庁舎建設担当・下河邊君。 172 ◯財務部理事兼庁舎建設担当(下河邊卓美君) 現在、数字を押さえてございませんので、後ほど、整い次第ご報告申し上げます。 173 ◯議長(塚谷重市君) 5番・石橋保卓君。 174 ◯5番(石橋保卓君) 数字、予定でも……、先に進まなくなっちゃうんですけど、いずれにしましても、エレベーターについては緊急性といいますか、早くやらなくちゃならないというところで、6月18日ですか、開札日ということで進めているというお話です。その他の附帯工事についても、当然、本体工事が終わってからでは間に合わない部分ばかりでありますので、本体工事と同時進行ということは、早目の発注が当然、望まれる部分だとは思うんです。  そういった場合、発注の方法、検討の方法としては、それぞれ一つ一つを入札、一般競争入札や指名競争入札、随意契約、いろいろな契約の方法、選択肢があるのかなと思いますけれども、総体的な共通仮設費とかそういう部分、経費の節減を図るという意味であれば、現在元請で建設が行われている業者の方と契約をするのも1つの方法ではないかな。そうすれば、かなり効果的に効率的な工事もできるのではないかなと私個人的には思うわけですけれども、そういった場合、当然、議会の議決を得て一度契約した案件ですので、当然、議会の議決をもう一度得なければならない部分なのかなと思います。そういったところも市のほうとしての説明責任を果たす意味では、選択肢の1つではないかなと考えるわけですけれども、そういったところのお考え、現時点ではどういうふうな発注方法を選択できるのか。決定はしていないでしょう。まだ検討の段階だというお話ですけれども、どういった方向性での検討をされているのか、お伺いをいたします。 175 ◯議長(塚谷重市君) 石橋議員、暫時休憩します。  暫時休憩といたします。10分程度といたします。                   午前11時30分休憩            ───────────────────────                   午前11時42分再開 176 ◯議長(塚谷重市君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  財務部理事兼庁舎建設担当・下河邊君。 177 ◯財務部理事兼庁舎建設担当(下河邊卓美君) 先ほどのエレベーター工事の価格でございますが、希望価格としまして3,121万円でございます。開札は29年6月16日となってございます。 178 ◯議長(塚谷重市君) 副市長・松隈君。 179 ◯副市長(松隈健一君) お答えいたします。市役所の新庁舎の建設についてでございますが、まず総枠は60億円ということで、その内訳として、本体工事46億円と附帯工事、外構工事、残りの14億円ということで、議員が先ほど来おっしゃっていらっしゃいますのは、本体工事46億円と附帯工事、外構工事14億円の間の線引きの話じゃないかと思っております。どういったものが本体工事に含まれていて、どういったものが含まれていないのか、また、附帯工事、外構の詳細なものは何かということにつきましては、今後、委員会等で詳細なご説明に努めてまいりたいと思っております。  また、今後ですけれども、下河邉理事からもございましたように、精査を進めて、60億円の内訳として、附帯工事の中で本体工事と一緒にしたほうが望ましいもの、また外構工事としても、本体工事の業者に担っていただいたほうがいいもの、そういったものがございましたら、今後は丁寧な説明に努めてまいりたいと思っております。  以上です。         〔「発注方法の検討過程の説明がないですよ」と呼ぶ者あり〕 180 ◯議長(塚谷重市君) 財務部理事兼庁舎建設担当・下河邊君。 181 ◯財務部理事兼庁舎建設担当(下河邊卓美君) 発注の検討に当たっての基準につきましては、設計内容の精査とあわせまして、責任の明確化が図れるもの、工期の遵守ができるもの、工事費の圧縮が期待できるものなどを基準としまして、発注方法を検討してまいりたいと考えてございます。  発注方法につきましては、先ほど議員のほうからご指摘ございましたように、別途発注であるけれども、元請の業者さん、会社さんとの契約、また、設計変更契約などというものも考えられるのかなと考えております。  以上です。 182 ◯議長(塚谷重市君) 5番・石橋保卓君。 183 ◯5番(石橋保卓君) 申し訳ないです。今の副市長のご答弁は要らなかったのかと思うんですけれども、そこを、自分たちのこれまでの主張した部分を正当化されますと、逆にそこをもう少し食いついていかなくちゃならないという感じになっちゃうんですけれども、本当に最初に附帯工事という部分が示されていれば理解するんです。工程表の中に附帯工事と出てきたのは、今年に入ってからですよ。当初から附帯工事を想定したのであれば、当初から説明すべきじゃないんですか。私が言っているのはそこなんですよ。何でそこを最初から説明しないんですか。今の副市長の答弁は、そういうところを想定はしていました、説明はしていませんでした、申し訳ない。我々、納得できませんよ。だから、今の答弁は要らなかったんですよ。附帯工事なんていうのは、本当に最近出てきたお話です。だったら最初から、去年の段階で一番最初の入札に付す前から、そういう説明をすべきではなかったんですか。これはまた水かけ論になりますので、また次の機会でお伺いをしたいと思いますけれども。  今、その後の部分の、これからのメンテナスの部分を踏まえた契約で、今後附帯工事の発注をしていくというようなお話がありました。同時に進行してくる附帯工事に当然なるわけです。本体工事と請負業者が変わってくれば、完成後のねじ一つ一つについての瑕疵担保の責任、そういった部分も曖昧になってしまいますので、そういう瑕疵担保の部分もきっちりと精査をした上で、発注をお願いしたいと思います。その辺のお考えをもう一度お伺いいたします。 184 ◯議長(塚谷重市君) 財務部理事兼庁舎建設担当・下河邊君。 185 ◯財務部理事兼庁舎建設担当(下河邊卓美君) 議員おっしゃいます瑕疵担保責任、こちら、建設工事の瑕疵担保責任につきましては、工事請負契約の中で通常2年の期間が設けられてございます。しかしながら、新庁舎建設におきましても、本体を元請業者、附帯を別会社が施工しますと、完成後におきまして、その工事の施工の境界部分において責任の不明瞭な箇所が出てくることも考えられますので、今後、長期にわたりますメンテナンス、そういうものを考えますと、議員のおっしゃいます瑕疵担保責任の確保は非常に重要な項目と考えてございます。  以上です。 186 ◯議長(塚谷重市君) 5番・石橋保卓君。 187 ◯5番(石橋保卓君) その点についてはよろしくお願いをしたいと思います。本当に完成後の瑕疵担保の部分について、やはり一番重要になってくるのかなと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。  それから、今回の問題、46億円、それと、総額としての60億、この2つの数字がそもそも問題の部分じゃないかなというふうに私は思います。当初、継続費で組んだ46億円に固執するあまり、つじつまが合わなくなってくると、今度、総額の60億の枠の中で賄いますよ。要はどう話をごまかそうかというような内容に尽きるのかなと思いますので、先ほども言いましたように、今後、完成、オープンまでの間、オープンな形でのご説明といいますか、うそ、隠しのない説明で進めていっていただきたいと思います。  時間がありませんので、最後の項目に移ります。八郷総合支所庁舎の今後の整備についてということで、現在の八郷総合支所庁舎の築年数は何年になるのか、お伺いをいたします。 188 ◯議長(塚谷重市君) 八郷総合支所長・真家君。 189 ◯八郷総合支所長(真家 忠君) ご答弁申し上げます。八郷総合支所は平成6年に建設されておりますので、築22年を経過しており、今年度末に23年目を迎えるところでございます。  以上でございます。 190 ◯議長(塚谷重市君) 5番・石橋保卓君。 191 ◯5番(石橋保卓君) 支所の庁舎につきましては、耐震化診断は実施されている部分とは思うんですけれども、実施の有無についてお伺いをいたします。 192 ◯議長(塚谷重市君) 八郷総合支所長・真家君。 193 ◯八郷総合支所長(真家 忠君) ご答弁申し上げます。八郷総合支所は、現行の耐震基準によりまして建設されておりますので、国で義務付けられた耐震診断の対象外となるところでございます。現行基準は、震度5程度ではほとんど損傷せず、震度6から7で倒壊・崩壊しないということを前提としているところでございます。そのようなことから、平成23年の震災におきましても、大きな影響は受けなかったところでございます。  以上でございます。 194 ◯議長(塚谷重市君) 5番・石橋保卓君。 195 ◯5番(石橋保卓君) そうしますと耐震化診断を受けていないということかなとは思うんですけれども、どういった程度の地震で影響を受けるかというのは、実際起こってみないとわからないという状況かと思います。  それでは、築22年か23年になるわけです。経年劣化は避けられない部分なのかなという感じはするわけですけれども、現在予想されている今後の耐用年数、これから先、支所の庁舎についてはどれぐらいまで使用に耐え得るのか、お考えをお伺いいたします。 196 ◯議長(塚谷重市君) 八郷総合支所長・真家君。 197 ◯八郷総合支所長(真家 忠君) ご答弁申し上げます。予想される耐用年数でございますけれども、公共施設につきまして、平成29年3月に策定された石岡市公共施設等総合管理計画で、構造躯体の耐用年数につきまして、標準で60年使用し、躯体の健全化調査結果が良好な場合は、80年使用することを目標とするとされております。現在、総合支所は築22年を経過し、今年度中に築23年を迎えますので、標準60年使用しますと、耐用年数はあと37年となります。また、築40年経過前に躯体の健全化を調査いたしまして、良好であれば、長寿命化を目的とする改修を行いまして、築80年使用を目指すとされておりますので、その場合はさらに20年延びまして、あと57年でございます。いずれにいたしましても、適切な維持管理を計画的に行い、長く使用できるよう努めてまいりたいと思います。  以上でございます。 198 ◯議長(塚谷重市君) 5番・石橋保卓君。 199 ◯5番(石橋保卓君) ありがとうございます。これからも利用方法をいろいろ工夫をされて、新庁舎建設後の八郷庁舎のあり方というか、そういう部分で活用されていくのかなとは思うわけですけれども、今お話がありました長寿命化、リニューアルをこれから重ねていかなくちゃならない部分が、当然出てくるかと思います。そういった部分で、それらに係る費用というのは現段階でどれぐらいを見込んでいるのか、お伺いをいたします。 200 ◯議長(塚谷重市君) 八郷総合支所長・真家君。 201 ◯八郷総合支所長(真家 忠君) ご答弁申し上げます。現段階におきまして、リニューアルに係る費用は算出してございません。長寿命化に関してのリニューアルに係る費用につきましては、築40年目をめどに躯体の健全化を調査することになりますけれども、その結果により、リニューアル費用についても見積もりをとることになると思います。  以上でございます。 202 ◯議長(塚谷重市君) 5番・石橋保卓君。 203 ◯5番(石橋保卓君) 現時点ではなかなか予測は難しいということはよく理解をするわけですけれども、これから先、50年以上、長寿命化をした場合、庁舎の寿命は延びるというようなお話ですけれども、現実的にやっぱり50年先までの間、どういったことが起こるかはわかりません。火災が起きないとも限りませんし、6年前の地震よりも大きな地震が発生して、使用不能になる場合もあるかと思います。そういったときの対応対策というのも、今のうちから本来は考えておかなくちゃならないのかなと思うわけです。  今回、新庁舎の建築に当たりましては、現行、八郷総合支所に入っている教育委員会や経済部、それから農業委員会や監査委員事務局については、継続してこの八郷庁舎を使用するということです。現実的にこの八郷総合支所がいろいろな要因で使えなくなってしまった場合、今、こちらに入っている教育委員会や経済部等はどういった対応をするんでしょうか。現時点で、新庁舎においてこれらの行政機関を受け入れるスペースは、私はないと考えてはいるんですけれども、どういうふうなお考えでいるのか、お伺いをいたします。 204 ◯議長(塚谷重市君) 財務部理事兼庁舎建設担当・下河邊君。 205 ◯財務部理事兼庁舎建設担当(下河邊卓美君) お答えいたします。新庁舎の建設に当たりましては、市民の代表、議会及び執行部の三者におきまして、八郷総合支所庁舎の機能、活用を議論し、基本構想、基本計画がまとめられました。その計画には、新庁舎建設における基本理念に基づき、基本方針においては、経済的、合理的な庁舎を整備する方針としておりますことなどから、八郷総合支所庁舎などの既存資源及び庁舎整備基金や、国の財政措置である震災復興特別交付税などの限られた財源を有効に活用し、経済的かつ合理的な庁舎とするため、平成17年10月の合併当時における庁舎及び分庁舎並びに関係諸室などの基本的機能の合計面積といたしてございます。また、市民懇話会において協議されました防災拠点機能や市民利用機能などの必要面積を追加しまして、現在の庁舎規模となったところでございます。その計画に基づく新庁舎の建設を進めているところでございます。ご理解いただきたいと思います。  以上です。 206 ◯議長(塚谷重市君) 5番・石橋保卓君。 207 ◯5番(石橋保卓君) 済みません、もう時間が来ました……。 208 ◯議長(塚谷重市君) 質問時間が過ぎておりますので、一言。 209 ◯5番(石橋保卓君) はい、一言。なかなか一言も難しいんですけれども、私が言いたいのは、本来の合併協議において決定された本庁方式にのっとって、新庁舎は本庁方式でつくるべきだったと。今回、この八郷総合庁舎が使用不能になった場合には、改めてここで建て替えをするか、本庁の脇に増築をするか、そういう部分は、特別な手当てがない限りは一般財源で全て賄わなくちゃならないわけです。そういう事態が生じたときに、後世に負の遺産を残すことになってしまう。そういう判断が今回できるのではないかなということを言いたかっただけですけれども、そういう部分もよく検討された上で、行政のほうを進めていっていただきたいと思います。  以上で終わります。 210 ◯議長(塚谷重市君) 暫時休憩いたします。午後1時30分から会議を開きます。                   午前11時58分休憩            ───────────────────────                   午後 1時30分再開 211 ◯議長(塚谷重市君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  11番・山本 進君。 212 ◯11番(山本 進君) 11番・山本 進です。今期定例会において、2項目8点の質問を通告させていただきました。一問一答方式でよろしくお願いいたします。  初めに、石岡市の観光振興策についてお尋ねをいたします。
     私、石岡市観光振興計画後期計画でありますが、こちらに掲げられた優先事業について、具体的な取り組みの内容や進捗状況と成果について、これまで、機会あるごとにお尋ねしてまいりました。これからも関心を持って見ていきたいと思います。  そこで、まず1点目、平成29年、今年のゴールデンウィーク期間中の市内主要観光地点の入込客数、来客数の動向、消費行動などについてお伺いしたいと思います。あらかじめ常陸風土記の丘、龍神の森キャンプ場、県立フラワーパーク、やさと温泉ゆりの郷、朝日里山学校、国民宿舎つくばね、つくばねオートキャンプ場、この7つの施設の入込客数について、ゴールデンウィーク期間中と年間合計数の比較、そういった資料を請求させていただいて、手元にいただいているところでありますが、まず、平成26年から平成29年のゴールデンウィーク期間中の市内主要観光施設への入込客数についてお伺いいたします。 213 ◯議長(塚谷重市君) 経済部長・諸岡君。 214 ◯経済部長(諸岡広明君) 平成26年度から平成29年度のゴールデンウィーク期間中の市内主要観光施設の入込客数にご答弁いたします。市内の主要観光施設であります茨城県フラワーパーク、やさと温泉ゆりの郷、風土記の丘のゴールデンウィーク中の入込客数でございますけれども、初めに、茨城県フラワーパークでございます。平成26年度、8日間で1万2,041人、1日平均1,505人、平成27年度、8日間で1万8,394人、1日平均2,299人、28年度、10日間で1万7,625人、1日平均1,762人、29年度、9日間で2万192人、1日平均2,243人となってございます。  次に、やさと温泉ゆりの郷でございます。26年度、8日間で8,076人、1日平均1,010人、平成27年度、8日間で8,767人、1日平均1,096人、28年度、10日間で1万411人、1日平均1,041人、29年度、9日間で9,852人、1日平均1,095人となってございます。  最後に、常陸風土記の丘でございます。26年度、8日間で6,360人、1日平均795人、27年度、8日間で8,810人、1日平均1,201人、28年度、10日間で9,089人、1日平均909人、29年度、9日間で9,111人、1日平均1,012人となってございます。  この施設のほかに、国民宿舎つくばね、つくばねオートキャンプ場、朝日里山学校への観光客数を足しますと、29年度ゴールデンウィーク期間中の人出は、約4万3,000人の観光客の方が石岡市に来ている状況となっております。  以上でございます。 215 ◯議長(塚谷重市君) 11番・山本 進君。 216 ◯11番(山本 進君) 今、ゴールデンウィーク期間中の各観光施設への来場者数、合計して約4万3,000人という答弁をいただきましたが、私が聞き漏らしていなければいいんですけれども、龍神の森のキャンプ場についてはいかがだったでしょうか。4万3,000人の中にカウントされているんでしょうか。それとも、龍神の森は経済部所管外ということで、カウントされていないのかどうか、念のため確認したいと思います。 217 ◯議長(塚谷重市君) 経済部長・諸岡君。 218 ◯経済部長(諸岡広明君) 龍神の森キャンプ場はカウントしておりません。  以上でございます。 219 ◯議長(塚谷重市君) 11番・山本 進君。 220 ◯11番(山本 進君) 所管外ですけれども、教育委員会所管だと思いますけど、こちらは、もし数字がわかりましたらお尋ねしたいと思います。 221 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・武熊君。 222 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。龍神の森キャンプ場のゴールデンウィーク期間中の利用人数でございます。ちなみに4月29日から各年5月6日までの数字となってございます。平成26年度につきましては211人、平成27年度が208人、平成28年度が275人となってございます。  以上でございます。 223 ◯議長(塚谷重市君) 11番・山本 進君。 224 ◯11番(山本 進君) わかりました。ありがとうございます。  ゴールデンウィーク期間中の入込客数のカウントですけれども、これ、やはりカレンダーによって、その年その年で日数も違いますし、天候に左右されることもあると思いますので、なかなか対前年比較というのは難しいと思いますが、経済部のほうからいただいた資料には、1日平均の数字、先ほどの答弁にもありましたけど、これが示されていましたので、かなり正確な比較ができたかと思います。  それを見ますと、国民宿舎つくばねを除いて、全ての施設で前年比が増加しているということで、大変いい傾向であったかなと思いますが、今年は特に天候にも恵まれて、カレンダーの組み合わせがよかった、そのためよい結果が出たのではないかなと思います。  次に、ゴールデンウィーク期間中の観光客の動向についてお伺いいたします。 225 ◯議長(塚谷重市君) 経済部長・諸岡君。 226 ◯経済部長(諸岡広明君) ゴールデンウィーク中の動向でございますけれども、ゴールデンウィーク期間中に、茨城県フラワーパークにおきまして自動車のナンバー調査のほうを実施しております。その調査をもとにお答えさせていただきます。  観光客の動向といたしましては、県内65%、県外35%となってございます。県内では、つくばからのお客様が増えている状況でございます。県外では千葉県、主に習志野や野田、柏などが全体の14%も占めております。また、春日部、大宮など埼玉県からの来客の方も約7%でございます。子どもさんやお孫さんを連れたお客様が多く、日帰りでも楽しめる、またアクセスがよい場所として増えてきていることが見受けられます。  また、今年、圏央道が開通したことから、沿線市町村などもまたターゲットに置きまして、PR活動を拡大してまいりたいと考えております。今後も伸びていくことが想定できるところでございます。  以上でございます。 227 ◯議長(塚谷重市君) 11番・山本 進君。 228 ◯11番(山本 進君) 動向調査、フラワーパークのほうの調査結果を今、示していただいたんですが、これはそのまま風土記の丘、ほかの施設にも当てはまると判断してよろしいでしょうか。できれば、欲を言えば、風土記の丘のほうの動向調査もしていただければよかったかなと思うんですが、今後の課題として考えていただければと思います。フラワーパークで把握した数字がほかの施設に共通しているということであれば問題ないと思いますけれども、その辺いかがでしょうか。 229 ◯議長(塚谷重市君) 経済部長・諸岡君。 230 ◯経済部長(諸岡広明君) 今後、風土記の丘に関しましても、ナンバー調査等を行いまして、状況把握に努めていきたいと思います。  以上でございます。 231 ◯議長(塚谷重市君) 11番・山本 進君。 232 ◯11番(山本 進君) ありがとうございました。観光交流、石岡の魅力発信などの観点から、今後、ぜひ市外、県外から、さらには海外からの観光客誘客に力を入れていってほしいと思います。朝日トンネルに加えて、先ほど答弁にもありました圏央道が開通しましたので、この効果をフルに活用して、誘客活動に力を入れていってほしいと思います。  次に、石岡に来られた観光客の消費動向について伺いたいと思います。 233 ◯議長(塚谷重市君) 経済部長・諸岡君。 234 ◯経済部長(諸岡広明君) 観光客の消費動向につきまして答弁させていただきます。主要観光施設の消費動向についてお答えいたします。  初めに、茨城県フラワーパークの売り上げでございます。26年度、556万円、1日平均70万円でございます。日にちにつきましては先ほどと同様でございます。平成27年度、8日間で730万円、1日平均91万円、28年度、770万円、1日平均77万円、29年度、860万円、1日平均95万円となってございます。  次に、やさと温泉ゆりの郷でございます。平成26年度、1,720万円、1日平均215万円、平成27年度、1,900万円、1日平均237万円、平成28年度、2,260万円、1日平均226万円、29年度、2,140万円、1日平均238万円となってございます。  続きまして、常陸風土記の丘でございます。平成26年度59万円、1日平均7万円、平成27年度、90万円、1日平均11万円、28年度、90万円、1日平均9万円、29年度、91万円、1日平均10万円となってございます。  1日平均の売り上げは、各施設ともほぼ横ばいでございます。少しずつ伸びている状況にございます。  以上でございます。 235 ◯議長(塚谷重市君) 11番・山本 進君。 236 ◯11番(山本 進君) 各施設とも少しずつ消費が伸びているという答弁をいただきました。各施設の性格、あるいは営業形態がさまざまですので、単純に金額の多少についてここで議論をする必要もないと思いますが、今、答弁、市内の主要観光施設ということで、3つの施設の消費動向の説明があったのですが、国民宿舎つくばねの消費動向が示されておりませんでした。何か理由があってのことでしょうか。確認のためにお尋ねしたいと思います。 237 ◯議長(塚谷重市君) 経済部長・諸岡君。 238 ◯経済部長(諸岡広明君) 国民宿舎つくばねに関しましては、主要施設という形で、昨年度を合わせたような形で答弁したような形でございます。  以上でございます。 239 ◯議長(塚谷重市君) 11番・山本 進君。 240 ◯11番(山本 進君) 国民宿舎つくばねの今後のあり方について、皆さん議論しているところですので、これ以上触れないことにいたしますが、観光客の消費動向はわかりました。ありがとうございます。  次に、茨城県の発表で、ゴールデンウィーク、4月29日から5月7日、9日間ということで、過去最高の観光客、人出があったということで、連日、NHKの「いば6」をはじめ、特にひたちなか海浜公園のネモフィラについては全国ニュースのトップで報道されるなど、大変な活況を呈したように思います。そこで、県の観光客数がこうして大幅にアップしている状況の中で、石岡市への波及効果があったかどうか、その辺、動向を把握されていれば、お尋ねしたいと思います。 241 ◯議長(塚谷重市君) 経済部長・諸岡君。 242 ◯経済部長(諸岡広明君) 県の観光誘客数がアップしている中で、市への波及効果はあったのかにつきまして答弁いたします。茨城県では、4月29日から5月7日までのゴールデンウィーク中9日間の県内観光客数が285万人を超えて、前年比36万4,000人増となり、過去最高記録を達成しました。その中で、人出が最も多かったのはひたちなか海浜公園のネモフィラ観光、58万3,000人、前年度21万人増でありますが、この観光の中に、石岡市へのバスツアーの一部が、フラワーパークが含まれておりました。フラワーパークは前年比15%増の2万人の観光客がございました。市内観光施設全体の推移といたしましては、約2,000人の増となってございまして、市への波及効果はあったものと感じております。  以上でございます。 243 ◯議長(塚谷重市君) 11番・山本 進君。 244 ◯11番(山本 進君) わかりました。ありがとうございます。ゴールデンウィーク期間中のさまざまなデータは大変興味深かったわけでありますが、ここで改めて石岡市観光振興計画の観点に立ち戻って、幾つかお尋ねしていきたいと思います。  まず、市内主要観光地点の年間誘客目標と見込み数をお伺いします。また、目標達成のために今はどのような施策が進められているのか、伺っていきたいと思います。  まず、主要観光施設での平成28年度の目標と実数、平成29年度の目標と見込みについてお尋ねをいたします。 245 ◯議長(塚谷重市君) 経済部長・諸岡君。 246 ◯経済部長(諸岡広明君) 主要観光施設の平成28年度の目標と実数、平成29年度の目標、見込みについてご答弁いたします。主要観光施設での平成28年度年間目標と実数でございますが、フラワーパークにおいては、有料入園者数の年間目標が16万3,000人に対しまして、入園者数17万5,000人、ゆりの郷が、年間目標19万8,000人に対しまして20万6,000人、風土記の丘が、年間目標14万4,000人に対し14万1,000人でございます。  平成29年度の年間目標ですが、フラワーパークが18万人、ゆりの郷が20万人、常陸風土記の丘が14万5,000人を目標としてございます。平成29年度の見込みでございますが、4月末の観光施設の入込客数は、昨年と比較いたしましてほぼ同様となっていることから、今後、PR活動やSNSでのさらなる情報発信の強化及び魅力ある施策の展開などに取り組むことで、目標達成をしていきたいと考えております。  以上でございます。 247 ◯議長(塚谷重市君) 11番・山本 進君。 248 ◯11番(山本 進君) またここでも国民宿舎つくばねが抜けているんですが、この辺はどういうふうに考えていったらいいんでしょうか。ちょっと私も、次の質問をさせていただくのに戸惑っているところなんですが、石岡市の主要観光施設としての位置付け、国民宿舎つくばねについては位置付けがなされていないと考えなければいけないんでしょうか。念のためにご答弁いただきたいと思います。 249 ◯議長(塚谷重市君) 経済部長・諸岡君。 250 ◯経済部長(諸岡広明君) 失礼しました。国民宿舎の年度の客数でございますけれども、平成28年度、先ほどのゴールデンウィーク中の客数なんですけれども、2,262人で、29年度3,124人という形で、プラス862人というデータが出ていまして、国民宿舎つくばねに関しましても、29年度、少し伸びてきているような状況でございます。  以上でございます。 251 ◯議長(塚谷重市君) 11番・山本 進君。 252 ◯11番(山本 進君) 私がいただいた資料を見ますと、国民宿舎つくばねですね、1日平均の利用客数がかなり減っているように読み取れるんですが、いずれにしても、国民宿舎つくばねの課題が山積していますので、これについては今回、触れないでおきたいと思います。  質問を続けます。目標達成のために、各施設の28年度、どのような施策がとられ、今年度、29年度、どのような計画を立てているのか、お伺いしたいと思います。 253 ◯議長(塚谷重市君) 経済部長・諸岡君。 254 ◯経済部長(諸岡広明君) 28年度の施策と29年度の計画についてご答弁申し上げます。平成27年度の施策でございますが、フラワーパークでは、バラを中心とした花卉植栽の一層の充実、周年花を楽しめるフラワーパークを目指すとともに、平成27年度に策定しました花の演出企画に基づくリノベーションの実施と、リノベーション事業のバージョンアップを図ってまいりました。常陸風土記の丘では、桜のライトアップやそば打ち体験などの各種体験等を行ってまいりました。特にさくらまつりは、ライトアップの効果もあり、昨年及び本年のインターネット桜の名所ランキングサイトのウォーカープラスにおきまして、関東でも上位に入ったことから、期間中、多くの観光客が来場してございます。ゆりの郷では、28年度において、フラワーパークなどの近隣施設とのサービス提携の実施や、レストラン、直売所経営に力を入れるなどの施策をとってございます。各施設とも、これらの施策を実施したことにより、28年度は年間目標をほぼクリアしたところでございます。  また、29年度の計画でございますが、各施設では、これまでの事業を引き続き実施してまいりますが、フラワーパークにおいては、特にイルミネーションやフレンチローズ園、風土記の丘では桜のライトアップや新しくつくる複合遊具のPRに力を入れて、施策を展開してまいります。また、新たな事業としまして、地域おこし協力隊の活動による積極的な情報発信及び地域振興活動等を実施してまいります。このような取り組みによりまして、年間目標をクリアしていきたいと考えております。  以上でございます。 255 ◯議長(塚谷重市君) 11番・山本 進君。 256 ◯11番(山本 進君) ありがとうございます。フラワーパークでは、周年花を楽しめる施設として整備拡充して集客力を高める、花の演出企画書ですか、これに基づいて計画的にリノベーションを進めていく、魅力アップを図っていくということで、期待しておりますので、ぜひよろしくお願いいたします。また、新たに地域おこし協力隊が戦力に加わったということで、設定した目標以上の成果が上げられるように期待をしたいと思います。  一方、風土記の丘についてですが、今、答弁もありましたけれども、ライトアップが昨年より改善されて、桜の名所ランキングでも、私も毎日インターネットを検索していましたけれども、楽しみにしていましたけれども、期間中、常にベストテンに入ったということで、大変よかったと思います。年間を通じてこの風土記の丘を魅力のある施設として維持管理・運営していってほしいと思いますので、これにつきましては、次の項目で詳しく質問させていただきたいと思います。  次に、石岡地区と八郷地区をつなぐ市内周遊観光が、石岡市観光振興計画でも大切なポイントといいますか、テーマであると取り上げられて、私は認識しておりますが、市内周遊観光や石岡市全体に波及する相乗効果のある施策がどのように進められているのか、具体的な例を挙げて説明をいただければと思います。 257 ◯議長(塚谷重市君) 経済部長・諸岡君。 258 ◯経済部長(諸岡広明君) 石岡地区と八郷地区をつなぐ市内周遊観光、どのような施策がとられているかについてご答弁いたします。石岡地区と八郷地区につきまして、現在、観光振興計画のほうにも記載されておりますエージェントへの営業活動をしております。営業活動におきましては、茨城県フラワーパークに営業マン1人を雇用しまして、旅行会社やバス会社等へ営業活動を実施しているところでございます。営業マンにつきましては、フラワーパークのほうで雇っているわけでございますけれども、実績としましては、昨年1年間、バスツアーのほうは341台という形で来園してございます。特に春バラや秋バラ、イルミネーション、河津桜の時期に多くバスが来ている状況でございます。現在のところ、フラワーパークの営業活動が中心となっておりますけれども、フラワーパークと他の観光施設や、石岡のおまつりなどの各種イベントと組み合わせた営業をしていただけるよう、こちらも協議していきたいと考えております。  また、市の取り組みとしましては、JRやJTBなどを訪問し、おまつり、果樹狩りや観光施設等の紹介をし、石岡地区と八郷地区の観光に力を入れていきたいと思っております。  以上でございます。 259 ◯議長(塚谷重市君) 11番・山本 進君。 260 ◯11番(山本 進君) 周遊観光の商品開発のために、旅行会社への働きかけなどを行っているという答弁をいただきましたけれども、その中で、フラワーパークで営業マン1人を雇用して、旅行会社、バス会社などへの営業活動を実施しているということでありますが、同じ産業文化事業団ということで、ほかの施設ですね、フラワーパークだけじゃなくて、ぜひほかの常陸風土記の丘のような観光施設への誘客のための営業活動、営業マンの方に負荷がかかるかもしれませんけれども、フラワーパークだけではなくて、ほかの施設にもぜひ営業活動を行っていただきたいと思います。  そのほかに、周遊観光について、旅行会社に頼らない、手ごろといいますか、石岡市独自の観光施策として、現在、石岡ぐるりんがあると思いますが、市内周遊観光のために設けた石岡ぐるりんの成果と課題についてお伺いをいたします。 261 ◯議長(塚谷重市君) 経済部長・諸岡君。 262 ◯経済部長(諸岡広明君) 市内周遊観光ができる石岡ぐるりん号の成果と課題についてご答弁いたします。石岡駅から風土記の丘を経由しまして、八郷地区の観光施設を回る観光巡回車石岡ぐるりんでございますが、風土記の丘のさくらまつりやフラワーパークでの春バラや秋バラ、また観光果樹狩りを楽しむ観光客にとりましては、二次交通として役割は果たしているものと考えております。  しかし、平成28年度利用実績につきましては、年間約500人が利用されましたが、利用率の低さが課題となってございます。当市の観光を快適に楽しんでいただく交通手段の1つとして、観光情報発信とあわせまして、観光巡回車石岡ぐるりん号の周知徹底を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 263 ◯議長(塚谷重市君) 11番・山本 進君。 264 ◯11番(山本 進君) 二次交通としての役割は十分果たしているけれども、利用率が低いことが課題だという答弁でしたけれども、ここで費用対効果を論じてもあまり意味はないかもしれませんが、年間何人ぐらいの利用が望まれるのか。利用率が低いという評価は、何か目標値がほかにあるのではないかと思いますので、お示しいただければと思います。 265 ◯議長(塚谷重市君) 経済部長・諸岡君。 266 ◯経済部長(諸岡広明君) 年間利用率でございますけれども、この巡回車を動かすためには、年間2,300人が乗ってもらう必要がございます。  以上でございます。 267 ◯議長(塚谷重市君) 11番・山本 進君。 268 ◯11番(山本 進君) そうすると、目標に対して4分の1以下の利用率ということですので、先ほど答弁いただいていますけれども、ぜひこの二次交通としての役割を果たす石岡ぐるりんの利用率を高めるための工夫をしていただいて、しっかりと周知をしていただければと思います。よろしくお願いいたします。  次に、市内周遊のために、さらに気軽に利用できるものとして、レンタサイクルがあります。昨年6月定例会で私は、水郷筑波広域レンタサイクル事業とこれをリンクさせて、利用促進を図るべきだというような提案をしたところであります。また、今朝ほども同僚議員から、水郷筑波広域レンタサイクル事業についての提案があったわけですけれども、現在、石岡市で行われているレンタサイクルの利用状況についてお尋ねをいたします。 269 ◯議長(塚谷重市君) 経済部長・諸岡君。 270 ◯経済部長(諸岡広明君) レンタサイクルの利用状況につきましてお答えいたします。現在、観光案内所、まち蔵藍、フラワーパークの3か所でレンタサイクルの貸し出しを行っております。レンタサイクルの昨年の実績につきましては、全体で363回の貸し出しがございました。観光案内所が一番多く307台を占めております。次いでまち蔵藍が35台でございます。貸し出しの状況から、市内観光に利用されていることが多いため、石岡サイクリングマップの活用をし、市内観光をより多く楽しんでいただけたらと考えてございます。同時に、レンタサイクル利用促進に向けました情報発信等を実施してまいりたいと考えております。  以上でございます。
    271 ◯議長(塚谷重市君) 11番・山本 進君。 272 ◯11番(山本 進君) こちらも何か利用率が、稼働率が、目標値よりもかなり低いような印象を受けましたが、もし利用目標値ですね、台数、設定しているようでしたら、お示しいただきたいと思うんですが。 273 ◯議長(塚谷重市君) 経済部長・諸岡君。 274 ◯経済部長(諸岡広明君) 利用率でございますが、レンタサイクルについては目標値のほうは設定しておりませんけれども、市内観光のためにレンタサイクルを使って毎日でも乗っていただけるということが、レンタサイクルの利用の目的になっておりますので、市内観光に利用していただければと考えております。 275 ◯議長(塚谷重市君) 11番・山本 進君。 276 ◯11番(山本 進君) わかりました。とにもかくにも、レンタサイクルの利用促進に向けた情報発信を粘り強くやっていただきたいと思います。  今朝、同僚議員からも別な角度から提案がありました。レンタサイクルをぜひ水郷筑波広域レンタサイクル事業、県の事業ですが、こちらと連携をして、私の提案は、高浜から石岡駅、風土記の丘、フラワーパーク、これらをルートに組み入れてもらえるように、県に対して強く働きかけていただくことをお願いして、この質問を終えたいと思います。  次に、観光・交流推進プロジェクトに位置付けられております石岡市のインバウンド観光の実績について、入込客数などとあわせてお伺いしたいと思います。知事肝いりの事業で、茨城県のインバウンド観光の取り組みは、今、大変な勢いが感じられると思います。当市のインバウンド対策について、さきの3月定例議会でも私のほうから詳しくお尋ねをいたしましたが、ここで改めて何点かお聞きしたいと思います。  まず、当市のインバウンド観光の実績、入込客数についてお尋ねをいたします。 277 ◯議長(塚谷重市君) 経済部長・諸岡君。 278 ◯経済部長(諸岡広明君) 当市のインバウンド観光の実績と入込客数についてお答えいたします。昨年、日本への外国人旅行客は初めて2,000万人を超え、東京オリンピックが開催される2020年には国内への外国人観光客4,000万人を目指し、国はインバウンド観光の推進を積極的に図っているところでございます。茨城県では、近年、ひたちなか海浜公園のネモフィラやコキア観光を目的とした外国人観光客が増えております。  当市におきましては、外国人観光客の把握はできていないのが現状でございます。その中で、昨年の石岡のおまつりの際に、JTB総合研究所で、外国人108人に駅前のブースにおきまして聞き取り調査を実施したところでございます。アメリカの方が16人、台湾の方が15人、中国の方が13人となってございまして、全体の60%がアジア圏から当市を訪れているとの調査結果が出てございます。  以上でございます。 279 ◯議長(塚谷重市君) 11番・山本 進君。 280 ◯11番(山本 進君) 滞在型のインバウンドと違って、日帰りの観光客については、なかなか動向調査が難しいかと思いますけれども、今の答弁が参考になったかと思います。茨城県の実績については、茨城空港の活況とあわせて、連日のようにさまざまな報道がなされております。茨城県は着実にインバウンド観光実績が上がってきているわけですが、石岡市ではどうか、再度、お伺いいたします。 281 ◯議長(塚谷重市君) 経済部長・諸岡君。 282 ◯経済部長(諸岡広明君) 先ほど答弁させていただきましたが、おまつりのときに調査した結果、108人でございました。しかし、それは一部の外国人観光客でございまして、その他多くの外国人の方がおまつりを見にきていたことは確認してございます。さらに、今年のゴールデンウィーク期間など春バラの期間中に東南アジアのほうから団体客がフラワーパークに数多く訪れてございます。昨年より多くの外国人観光客の方が当市を訪れているという感じがございます。  以上でございます。 283 ◯議長(塚谷重市君) 11番・山本 進君。 284 ◯11番(山本 進君) わかりました。着実にインバウンド、外国人観光客の数が、当市、石岡を訪れる観光客が増えているということでありますが、これもさきの3月定例会で私のほうからお尋ねしていますが、このインバウンド観光受け入れ体制を充実させるために、今後どのような施策をとっていかれるか、改めてお尋ねしたいと思います。 285 ◯議長(塚谷重市君) 経済部長・諸岡君。 286 ◯経済部長(諸岡広明君) 受け入れ体制についてご答弁申し上げます。茨城空港を利用する中国や台湾からの観光客獲得に向けたインバウンド対策といたしまして、4月に観光協会ホームページの多言語対応を行いました。また7月には、駅にある観光案内所でWi-Fiのサービスを提供いたします。また、石岡駅やバス利用などの案内を英語、中国語、韓国語で表示する予定でございます。そのほか、茨城大学と連携し、外国人観光客が魅力に感じる当市の地域資源の発掘を行いまして、効果的な情報発信も行ってまいります。  以上でございます。 287 ◯議長(塚谷重市君) 11番・山本 進君。 288 ◯11番(山本 進君) ありがとうございました。交流推進、インバウンド観光の対策については、さきの定例会で私のほうから、地域資源の発掘、商品化、効果的な情報発信等々、細部にわたって幾つかの提案をさせていただいた経緯がございます。茨城県も今、さまざまな補助金を用意するなどして、県内の自治体が一体となって、連携し合って、インバウンド観光推進事業を進めようとしているわけであります。県の観光局に石岡市も指導を仰ぎながら、連携を深めて、さらに有効な施策展開を図っていただきたいと、このことをお願いいたしまして、次の質問に移らせていただきます。  常陸風土記の丘の運営について、何点かお尋ねをいたします。  これまでに私は何回も、常陸風土記の丘の運営について質問をさせていただいてきました。桜のライトアップ、周回路の整備、木製遊具の更新、ハイシーズンの駐車場・周辺道路の渋滞対策、市道の安全対策、物販業者の出店基準の見直し等々、常陸風土記の丘を石岡のランドマークとして大切に維持管理・運営していってほしい、そんな思いから、幾つかの提案をさせていただいてきました。その中で、幾つか取り入れていただいて、実現したものもあります。また今回、未解決の課題、あるいは未実現の提案、それに加えて私からの新たな提案を含めて、何点かお尋ねをしていきたいと思います。  まず、施設の地域資源としての質の向上を図るために、金山池のハス田、大賀ハスの植生されているハス田ですが、これを再生して、あわせて見晴らし台と呼ばれている展望台、ここを建て替えることをご提案したいと思うのですが、それが可能かどうかお伺いしたいと思います。  開園当初は、常陸風土記の丘の目玉でした大賀ハスですね。話題性も非常に高かったんですが、今はこの大賀ハス、残念ながら金龍橋の下に小さな案内板があるだけです。案内図、施設のパンフレットには、ハス田、八つ橋があるんですが、現実にはハス田が見当たりません。これは看板に偽りありということになってしまうんですが、そこで、金山池のハス田の再生と見晴らし台の建て替えについて、これが可能かどうかお伺いをしたいと思います。 289 ◯議長(塚谷重市君) 経済部長・諸岡君。 290 ◯経済部長(諸岡広明君) 金山池のハス田再生と見晴らし台の建て替えについてご答弁申し上げます。金山池のハス田につきましては、池への土砂等の堆積によりまして、大賀ハスの育成に影響が出ております。そのことから、今年度、土砂の一部を取り除くしゅんせつ工事を実施してまいります。また、金山池南側に位置する見晴らし台でございますが、現在、老朽化が進み利用できない状態にあります。今後につきましては、老朽化が進む建物や設備等の修繕に対しまして公共施設等総合管理計画に基づきます個別計画を作成し、進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 291 ◯議長(塚谷重市君) 11番・山本 進君。 292 ◯11番(山本 進君) じゃあ、念のため確認しますが、今、もともとの大賀ハスのあった場所ですね、これ、花が咲かないというのは土砂が堆積したためということで、このしゅんせつ工事で大賀ハスの再生は間違いなくできるんでしょうか。念のためにお尋ねします。 293 ◯議長(塚谷重市君) 経済部長・諸岡君。 294 ◯経済部長(諸岡広明君) 土砂のほうが入ってきてそれをだめにしてしまっている部分と、アシが生えている部分もありましたので、その撤去のほうを実施しまして、再生のほうを図っていきたいと考えております。  以上でございます。 295 ◯議長(塚谷重市君) 11番・山本 進君。 296 ◯11番(山本 進君) わかりました。土砂とあわせてアシの撤去ということで、来年には立派な大賀ハスが花開くことを期待しております。  今、立ち入り禁止になっている見晴らし台ですが、これは私は危険というよりも、あそこへ行くと非常に不気味な感じがするんですよね。あの一角は、常陸風土記の丘の公園のイメージを大きく損なっているんじゃないかなと思います。予算のこともあるかもしれません。個別計画というお話が先ほどありましたけれども、やはりここは一日も早く木製のデッキを再建していただければ、今の不気味な雰囲気を変えて、新しく、多くの来園者が楽しめるすばらしいスポットになると私は確信していますので、ぜひこの見晴らし台の再建に取り組んでいただきたいと思います。  大賀ハスが再びきれいに開花することができるということでありますので、その鑑賞スポットとして、やはり八つ橋も再建してほしいと思います。以前に八つ橋の再建をお願いしましたときには、大賀ハスの再生の話とは切り離して、周回路の整備ということでお願いしたわけですけれども、せっかく大賀ハスが再生できるということであれば、ぜひその鑑賞スポットとしての八つ橋の再建をお願いしたいと思います。これは、それほど費用がかかることはないように私は想像しているんですが、その辺も含めてご答弁いただければと思います。 297 ◯議長(塚谷重市君) 経済部長・諸岡君。 298 ◯経済部長(諸岡広明君) 八つ橋の再建についてご答弁申し上げます。八つ橋につきましては、大賀ハスを身近で見られる、観光客からも好評の観光スポットでございました。再建につきましても、今後、検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 299 ◯議長(塚谷重市君) 11番・山本 進君。 300 ◯11番(山本 進君) せっかく大賀ハスを再生するんですから、あわせて八つ橋についてもぜひ再建してほしいと思います。本当、そんなに費用はかからないと思います。実現に向けて調査をしていただきたいと思います。  次に、ユリの問題です。スカシユリですか、こちら、以前に質問をしたことがありますが、今回、通告でユリの試験栽培の検証結果と今後の計画について伺いますと通告してしまいましたけれども、何か特別な目的を持って本格的な試験栽培をしているのではないようですね。25年まで行われていたゆりまつりは諸事情があってやめた。その後、残った球根が野生化して自然に咲いているということのようなんですが、いずれにしても今、咲いていますから、これを今後どうしていくのか。試験栽培、検証とか、そういう言葉は使いませんが、今後どうされる考えなのか、お伺いしたいと思います。 301 ◯議長(塚谷重市君) 経済部長・諸岡君。 302 ◯経済部長(諸岡広明君) ユリの試験栽培の検証と今後の計画についてご答弁申し上げます。議員おっしゃるとおり、平成25年までは、球根を仕入れてユリの畑の土を入れ替えて、観光客を呼ぶ目的でユリの栽培をしてまいりました。これにつきましては費用が多額にかかっております。既存の球根や現在の土でユリの栽培のほうを行う試験栽培を行ったわけですけれども、現在、一部の球根が残って花を咲かせております。観光客を呼べる状態ではない状況でございまして、ユリにかわる花の検討も、フラワーパークと連携して進めていきたいと考えています。  以上でございます。 303 ◯議長(塚谷重市君) 11番・山本 進君。 304 ◯11番(山本 進君) スカシユリ、もったいないですね。ゆりまつりが中止になって、その後、本格的な栽培を中止してからも、私のiPadには、平成27年6月何日かの日付でユリが満開に咲いているきれいな写真が残っているんですけれども、今年はまだ6月、もうそろそろユリの開花時期になると思うんですが、風土記の丘のほうを見に行っていませんので状況はわかりませんが、何かこのままではもったいないような気がしますけれども、今、ユリにかわる別な花の検討をしていくというお話でしたので、そちらを期待したいと思います。  今回、私、大賀ハスとスカシユリをテーマに質問いたしましたけれども、実は風土記の丘の花暦を頭に描いての質問だったわけであります。ソメイヨシノ、シダレザクラ、ボタンザクラという桜のリレーはしっかり定着して、集客の目玉になっていると思いますけれども、風土記の丘の花暦、桜、サツキ、ツツジ、アジサイ、スカシユリは今後はなくなるかもしれませんけど、アヤメ、大賀ハス、この花暦もさらに魅力あるものにリニューアルしていただければと考えております。ユリについては、今、答弁もいただきましたし、開園当初、風土記の丘の目玉でしたけれども、その後、桜が育って、環境の変化もありましたので、コストのかかるユリにかわる花を検討というか、研究していただいて、今後、来園者の目を楽しませていただけるような花の植栽をよろしくお願いしたいと思います。  次の質問に移ります。年間を通じて集客力と収益力を高める方策として、施設内に新たな周回路を整備する、本格的なリノベーションをご提案したいと考えておりますが、可能かどうか伺いたいと思います。周回路の整備についても今回が初めての提案ではありませんが、今回は本当の意味での大規模な改修、本格的なリノベーションを提案したいと思います。  まず、金山池の南側に周回路をつくることができるかどうか、お尋ねいたします。 305 ◯議長(塚谷重市君) 経済部長・諸岡君。 306 ◯経済部長(諸岡広明君) 金山池の南側に周回路をつくれないかにつきましてご答弁申し上げます。金山池南側でございますが、周回路を整備するためには、民地であります山林を買収しなければなりません。計画的な買い取り等が必要になることや、風土記の丘から歩道のない一般道に出て周回しなければならないことなど、現時点におきましては課題があり、現状で困難な状態となってございます。  以上でございます。 307 ◯議長(塚谷重市君) 11番・山本 進君。 308 ◯11番(山本 進君) わかりました。金山池の南側、先ほどお話しした見晴らし台の付近に周回路ができないかなと考えたんですけれども、山林を買収しなければいけないとか歩道のない市道があるとか、課題があって、こちらの要望は実現困難ということがわかりました。  それでは、金山池の南側に橋をかけて周回路をつくることはできるでしょうか。お尋ねいたします。 309 ◯議長(塚谷重市君) 経済部長・諸岡君。 310 ◯経済部長(諸岡広明君) 金山池の南側に橋をかけて周回路をつくれないかにつきましてご答弁申し上げます。平成25年度に金龍橋の改修、池の周りの歩道の改修、獅子頭前のトイレの新築等の工事を実施した際に、金山池南側に橋をかけて周回路をつくれないかの検討のほうをしてございます。新築工事費が多額となり、断念した経緯がございます。集客力と収益力を高める方策として、リノベーション効果はあると考えております。今後、さまざまな角度から検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 311 ◯議長(塚谷重市君) 11番・山本 進君。 312 ◯11番(山本 進君) わかりました。金山池の南側に橋をかけて周回路をつくる、こちらの提案は、工事費の問題は別として実現可能であると、リノベーションの効果も高いという答弁をいただきましたので、多いに期待をいたします。時間はかかるでしょうけれども、ぜひ実現に向けて検討をお願いしたいと思います。           〔「投資しなきゃ人は来ないんだから」と呼ぶ者あり〕 313 ◯11番(山本 進君) そういうことです。  最後の質問になりますが、龍神山麓周辺には野球場があります。また、観光施設、生涯学習施設、これらが集中しております。これらの管理・運営を常陸風土記の丘に一括して委託してはどうか、お伺いします。管理運営を一元化できれば、行政の効率化にもつながりますし、また、風土記の丘もスケールメリットを生かして、さらに広いフィールドで事業展開が可能になると考えます。これは以前にも質問したことでありますが、執行部の見解を伺いたいと思います。 314 ◯議長(塚谷重市君) 経済部長・諸岡君。 315 ◯経済部長(諸岡広明君) 一括委託につきましてご答弁申し上げます。常陸風土記の丘、龍神の森キャンプ場、染谷野球場を一括管理することで、龍神の森キャンプ場や野球場などの施設申し込み者が利用しやすくなるのではと考えております。また管理・運営面からも、3つの施設を別々に管理するよりも経費なども安くなることから、関係部署と検討していきたいと考えております。  以上でございます。 316 ◯議長(塚谷重市君) 11番・山本 進君。 317 ◯11番(山本 進君) たびたびで恐縮ですが、このことは、私、平成24年の第4回定例会で同じ趣旨の質問をいたしました。そのときの答弁、議事録を探ってみましたところ、前々部長の答弁で、このようにありました。「風土記の丘を産業文化事業団が指定管理によって管理・運営しているのをはじめ、それぞれの施設ごとに所管が分かれている現状にございます。風土記の丘をはじめとした施設の公共性、施設立地の連続性から見れば、駐車場を含めた各施設の整備を進めることにより、観光をはじめ、健康づくりやレクリエーションなどの多面的な利用ができるフィールドになると思っております。そういった観点から、管理・運営の一元化、効率化につきましては、各施設整備の経緯を踏まえつつ、管理・運営の課題を整理しながら、今後、検討を進めてまいりたいと考えております」。平成24年、今年が平成29年、もう5年経過しましたが、この間どのような検討がなされたのか。答弁を無理に求めません。一括委託について、単刀直入に市長より見解を伺いたいと思います。 318 ◯議長(塚谷重市君) 市長・今泉君。 319 ◯市長(今泉文彦君) 一括委託についてでありますけれども、これから、広域的観光といった市民ニーズに応える方策の1つとして、一括委託の効果的な施設運営・管理の面を重視しまして、検討を図ってまいりたいと考えております。  以上です。 320 ◯議長(塚谷重市君) 11番・山本 進君。 321 ◯11番(山本 進君) わかりました。石岡の観光振興のためにやはり思い切った投資ですね、いろいろ発想も転換しながら、新しい補助金も活用しながら、フル回転で施策を展開していただかないと、今年のゴールデンウィーク入込客数、昨年とほぼ同様、微増ということでありましたが、このまま、横ばいのまま来年も再来年も過ぎていってしまうことになる。ぜひ思い切った投資と思い切った事業の展開をお願いいたしまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 322 ◯議長(塚谷重市君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午後 2時33分休憩            ───────────────────────                   午後 2時44分再開 323 ◯議長(塚谷重市君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  17番・岡野孝男君。 324 ◯17番(岡野孝男君) 17番・岡野でございます。通告に従いまして質問いたします。  今泉市長は、平成26年11月に市長に就任したわけですが、これまでの今泉市政の成果と課題についてお尋ねし、今後の市政運営についてどのように考えておられるのか、お伺いをいたします。  まず最初に、(1)石岡ふるさと再生プランにおける成果と課題について伺います。最初に、教育行政について伺います。特筆すべき課題はどのようなものがあったのでしょうか、お尋ねいたします。 325 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・武熊君。 326 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。石岡ふるさと再生プランにおける教育行政の成果でございますが、石岡ふるさと再生プラン及びリーディングプロジェクトによりまして、各種の事業に取り組んできたところでございます。その中で主な成果でございますが、まず、学校施設の耐震化が完了いたしまして、安全安心に学ぶことができる教育環境の充実が図られたところでございます。また、全ての小中学校の普通教室にも空調設備を整備しまして、学習環境が向上いたしました。  次に、平成28年4月からふるさと学習が本格的にスタートいたしまして、自分たちが暮らしている地域への関心が高まってきてございます。  次に、平成26年度から小学校入学祝金としてのランドセルの給付を、今年度から第3子以降の児童の給食費を無料化いたしまして、子育て世代の経済的負担軽減を図っているところでございます。また、本年度4月にこども図書館本の森がオープンし、図書館の総入館者数が、5月までの数値ではございますが、昨年度と比較し3,023人ほど増加してございます。  以上でございます。 327 ◯議長(塚谷重市君) 17番・岡野孝男君。 328 ◯17番(岡野孝男君) 主な成果についてはわかりました。  私は、課題についてちょっと申し上げたいんですけど、少子化の影響で、小中学校の統廃合が今後、必要に迫られてくると思われます。小学校の場合はほとんどが100年以上、もしくは100年近くの歴史があり、地域のシンボルとしての価値もあります。また、統合校としての残るであろう校舎が老朽化していたり、道路事情がよくなかったりと、問題があるように思われます。廃校になった校舎等の跡地利用についても、有効活用が必要です。このような課題にどう取り組まれるのか伺います。 329 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・武熊君。 330 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。小学校統合再編における課題は、議員ご指摘のとおりでございます。統合校をどこにするのか、統合するために既存施設をどのように整備するのか、また廃止いたしました学校の利活用など、課題は多くございます。児童生徒が安心して学校生活を送ることができるよう、改修等も含めまして十分検討してまいりたいと考えております。学校施設の跡地利用につきましても、学校がその地域で中心的な存在として認識されていることからも、廃校後の活用につきましては、地域の意見等も参考にしながら、慎重に検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 331 ◯議長(塚谷重市君) 17番・岡野孝男君。
    332 ◯17番(岡野孝男君) 次に、石岡ふるさと再生プランにおける福祉行政の成果と課題についてお伺いいたします。成果はどのようなものがあったのでしょうか。 333 ◯議長(塚谷重市君) 保健福祉部長・加藤君。 334 ◯保健福祉部長(加藤乃利明君) 石岡ふるさと再生プランにおける福祉行政の成果についてご答弁申し上げます。初めに、子育て環境の充実についての成果でございますが、地域子育て支援センターの利用者数が、やさと中央保育所で開始した平成22年度は、私立保育所を含めた5か所の合計1万3,563人に対し、平成28年度は2万7,020人で、199%の増となっております。  次に、高齢者福祉や介護予防の充実についての成果でございますが、シルバーリハビリ体操指導士養成人数が、平成24年度の30人から、平成28年度までに92人を養成いたしました。今年度は養成講座へ25人の申し込みがあり、目標の100人を超える見込みでございます。これに伴い、ひまわりの館や地区公民館等で開催した体操教室への参加者も、開催当初の平成25年度9,872人に対し、平成28年度は3万4,728人と大幅に増加してございます。生涯現役プラチナ応援事業につきましては、平成26年度の事業開始年度の登録者数1,671人、こちらは65歳以上の高齢者の7.6%に対し、平成29年4月1日時点で3,760人、65歳以上の高齢者の16.4%になりまして、協賛店舗が42店から59店に増加してございます。  最後に、地域福祉の充実についての成果でございますが、地域ケアシステムチーム数が、平成24年度136に対し、平成28年度は163チームに増加いたしました。  主な成果は以上でございます。 335 ◯議長(塚谷重市君) 17番・岡野孝男君。 336 ◯17番(岡野孝男君) 成果についてはわかりました。  福祉行政の課題について私なりに考えているんですが、来年4月に介護保険料が改定期を迎えます。介護保険料は、石岡市におきましては、これまで県内でもトップクラスに位置しており、65歳以上の1号被保険者に大変な負担が強いられてきたわけでございますが、今回の保険料については、県平均、もしくはそれ以下に抑えるくらいの努力、精査をしていただけないか。それでなくても、介護サービスを受ける方の自己負担が、法改正により増加しております。何とかならないでしょうか。また、生活保護世帯に占める高齢者の割合が年々増加しております。いわゆる高齢者の貧困も深刻な社会問題となっているわけです。超高齢福祉社会において高齢者の孤立化を防ぐために、地域福祉の充実が求められております。これらの課題についてどう取り組まれるのか、お伺いをいたします。 337 ◯議長(塚谷重市君) 保健福祉部長・加藤君。 338 ◯保健福祉部長(加藤乃利明君) お答え申し上げます。介護保険に係る課題でございますが、ご指摘の介護保険料につきましては、各市町村における給付費との関係がございます。そのため、県内の市町村でも、現在の第6期の基本月額の最高額と最低額の間には1,480円の開きがございます。市町村ごとに給付費を基本とする算出方法であるため、保険料につきまして、県平均が幾らになるかと予測を立てることは、今の時点ではできないところでございますが、第5期から第6期における介護保険料の基準額の伸びに着目しますと、当市の伸び率は13.5%で、県平均の14.9%を下回っております。また、保険料額は、第5期では県内最高額でしたが、第6期では5番目となったところでございまして、傾向としては県内平均に近づく方向性が見られます。  今後も適正な給付管理に努めまして、また、介護保険料を含む第7期計画の策定につきましては、県平均を意識しまして、今後示されます国の基本方針に従いまして、適正に進めてまいりたいと考えております。  次に、地域福祉についての課題でございますが、現在、石岡市においても、高齢者世帯やひとり暮らし高齢者数が増加傾向にあります。国勢調査の結果では、高齢者夫婦世帯が平成22年の2,902世帯、これは総世帯の10.7%に対しまして、平成27年は3,433世帯、総世帯の12.6%になっております。ひとり暮らし高齢者世帯が1,996世帯、総世帯の7.4%から、2,569世帯、総世帯の9.4%に増加しております。また、生活保護受給世帯における高齢者世帯の割合は、平成29年4月の時点で58.4%を占めております。今後も増加が見込まれます高齢者等の支援が必要な世帯に対して、行政や社会福祉協議会、民間の福祉事業者のみでは、日常の安否確認などで目が届かないことも懸念されまして、地域住民相互の協力と連携が必要であると考えます。  今後、地域福祉の充実を図るため、石岡市地域福祉計画を推進し、高齢者が集まるミニサロンや、住民の方が連携して福祉活動をしている地区など、取り組めるところから住民相互の協力体制づくりなどを進めてまいります。社会福祉協議会と共同で地域福祉のモデル地区を公募・指定した例もございますので、推進手段として、モデル地区を選定し活動を始めることも有効と考えます。  以上です。 339 ◯議長(塚谷重市君) 17番・岡野孝男君。 340 ◯17番(岡野孝男君) 次に、(3)石岡ふるさと再生プランにおける雇用の創出と産業の振興の成果と課題について伺います。成果はどのようなものがあったのか、お伺いいたします。 341 ◯議長(塚谷重市君) 経済部長・諸岡君。 342 ◯経済部長(諸岡広明君) 石岡ふるさと再生プランにおける雇用の創出と産業の振興の成果につきましてご答弁申し上げます。市内への企業誘致につきましては、これまでの取り組みによりまして、平成26年度から平成28年度までに4件の実績がございました。平成29年度におきましても新規企業1件を誘致し、現在、新設工事が進められている状況にあります。誘致に伴う新規雇用の創出は、着実に進んでおります。  また、小美玉市、ハローワーク石岡、石岡地区雇用対策協議会と連携いたしまして、大学・短大・専門学校・高校の卒業予定者の方及び卒業後未就職の方を対象に、就職説明会を毎年8月と11月の年2回開催しております。平成26年度から平成28年度までの実績は、学生の参加者は延べ266人、うち20人の方が内定をしております。企業誘致により新たな雇用創出が生まれ、また就職説明会と連携することで、就職支援の効果は成果が得られていると考えております。  次に、農業の成果といたしまして、市内直売所の売り上げ実績につきましてご答弁申し上げます。市内には、農協等が運営する直売所が6か所ございます。6か所の合計の売り上げ実績でございますが、平成26年度は10億830万円、27年度は10億5,356万7,000円、平成28年度は11億813万7,000円と年々増加してございます。これは、新規開店しました直売所の影響もございますが、農産物が品薄になる端境期の収穫を狙った作付の推進や、県内外で行いました農産物の販促PR等、その成果があらわれているものと思われます。  新規就農者につきましては、学卒者やUターンを含む後継者や新規参入者等の合計でございますが、平成26年度11名、平成27年度12名、平成28年度11名が市内において就農されております。市内で就農する特徴としまして、比較的新規参入者が多いということが挙げられます。これは、国の給付金制度による就農支援や農協等による就農研修、また有機農業の取り組みが、新規参入の後押しになっておるものと考えております。  以上でございます。 343 ◯議長(塚谷重市君) 17番・岡野孝男君。 344 ◯17番(岡野孝男君) 雇用の創出については、人口の社会減とは密接な関係にあると思われます。今、成果として述べられたわけですが、まだ雇用の確保をするには十分ではないと私は考えておりますので、今後どのような施策を行っていくのかお尋ねをいたします。  また、基幹産業と言われて、そういった位置付けの農業は、後継者不足による高齢化、そして、耕作放棄地が年々増えているのが現状でございます。これらの課題についてどう対処されるのか、お伺いをいたします。 345 ◯議長(塚谷重市君) 経済部長・諸岡君。 346 ◯経済部長(諸岡広明君) 雇用、産業振興の課題につきましてご答弁申し上げます。商工業における雇用面の最大の課題は、石岡管内の有効求人倍率が大変低いところでございます。4月1日現在0.73%、県下11管内中10位でございます。このことから、企業が求める立地の創出、新規創業に対しての支援、本社機能のある企業の誘致を県と連携し取り組むことで、市内での新たな雇用創出を図り、低水準である有効求人倍率を引き上げていくことが重要であると考えております。  また、就職説明会に参加される企業よりも学生の参加が少ない状況となっておりますことから、参加学生の確保を強化するとともに、受け入れ企業の情報と新卒者の情報をマッチングさせ、内定率を引き上げていくことが重要であると考えております。  次に、農業についてでございますが、平成26年度から魅力アップ、知名度アップ、ブランドアップの実現に向け、直売所の再構築や農産物の加工販売といった6次産業の推進、フルーツのブランド化の取り組みを進めてまいりました。昨年、ブランド化しました高品質梨「ありのみ」は、この取り組みから誕生したものでございますが、スタート間もないことや、通常栽培以上に手間がかかることから、生産規模が小さなものとなっておりますので、生産者の確保と生産拡大による産地の維持・発展と、ブランドの確立が必要であると考えております。  また、6次産業につきましては、コシヒカリや梨、レンコン等、市内の農産物を使ったお酒やジュース、ドレッシングなどが製品化されてきましたが、類似商品との差別化やブランド化、販路の確保といった課題もございますので、農家等の取り組みを含め、県農林振興公社等のサポート、支援による普及定着や、商品の積極的なPRを図ってまいりたいと考えております。  次に、高齢化についてでございますが、農業に対してのもうからない、重労働できついといったイメージや若者を引きつける多様な職業などから、農業離れは止まらず、農業就業人口の平均年齢は67歳、6割以上の方が65歳以上となっております。このような中、朝日里山ファームでの新規就農研修が本年4月から始まりました。農協等が行っている就農研修や農業塾とともに、地域農業の担い手の確保・育成に取り組んでいるところでございます。  次に、耕作放棄地についてでございますが、高齢化による離農や非農家の相続等により耕作放棄地の増加が危惧されておりますことから、農地中間管理事業による賃借を進めるとともに、多目的機能支払交付金事業を活用した地域ぐるみの取り組みなど、未然防止策を促進していく必要がございます。これらの課題は相互に関係しておりますので、維持可能な地域農業を確立するため、連携した取り組みを進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 347 ◯議長(塚谷重市君) 17番・岡野孝男君。 348 ◯17番(岡野孝男君) わかりました。  次に、(4)合併特例債事業等の公共事業についての成果と課題について伺います。この成果は、進捗状況とイコールに関係ありますので、よろしくお願いしたいと思います。合併特例債道路6路線と朝日トンネル開通の成果、そして駅周辺整備事業、恋瀬川河川改修についてお伺いをいたします。 349 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 350 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) まず、合併特例債道路6路線の進捗状況と成果についてお答えを申し上げます。  初めに、貝地・高浜線でございますけれども、全体計画延長1,300メートルのうち、優先整備区間といたしまして、山王川日の出橋付近から高浜小学校北側までの区間800メートルの整備を計画的に進めているところでございます。現在までに280メートル区間の整備が完了いたしまして、供用を開始してございます。  次に、村上・六軒線でございますけれども、計画延長250メートルの整備を進めてきたところですけれども、相続などの問題もございまして、用地取得に時間を要しておりますことから、現在は休止という状態となってございます。  次に、上林・上曽線でございますが、全体計画延長4,200メートルのうち、優先整備区間といたしまして2,500メートル区間の整備を計画的に進めてございます。現在までに1,330メートル区間の整備が完了いたしまして、供用を開始してございます。  次に、美野里・八郷線でございますが、計画延長2,300メートルの整備を計画的に進めておりまして、現在までに2,070メートル区間の整備が完了いたしまして、こちらも供用を開始してございます。残区間230メートルにつきましては、本年度に全線開通を目指しております。  次に、駅前・東ノ辻線でございますけれども、計画延長1,200メートルの整備を計画的に進めてございまして、現在までに200メートル区間の整備が完了して、供用を開始しております。また、村上・六軒線側からの460メートル区間につきましても、用地取得を進めながら、一部工事に着手をしているところでございます。  最後に、八郷・新治線の朝日トンネルでございますが、平成24年11月12日の供用開始以降、当初の計画交通量1日6,800台を上回る1日平均約9,000台の車両が利用してございまして、地域の活性化や経済の波及効果につながっているという状況となってございます。  次に、石岡駅周辺整備事業でございますが、平成28年3月にJR石岡駅舎と東西自由通路が完成して、供用を開始しているところでございます。現在は、駅西口を含む駅周辺全体の完成を目指して整備を進めているところでございます。また、東西自由通路の利用者につきましては、供用前が2,079人、供用後は9,191人の利用者があり、伸び率は約4倍となっている状況となってございます。  次に、恋瀬川河川改修事業でございますけれども、これまでに県や国に対しまして要望活動を行ってきました結果、昨年4月に五輪堂橋から高友橋までの延長6.4キロメートルの区間が国の事業認可を受けまして、現在、改修に向けた整備が進められているところでございます。また、昨年度より五輪堂橋から上流域の河道掘削工事や石渕付近の岩盤掘削のための測量設計業務、それに、川又川合流付近と小川付近のしゅせんつ工事などに取り組んでいるという状況となってございます。  以上でございます。 351 ◯議長(塚谷重市君) 17番・岡野孝男君。 352 ◯17番(岡野孝男君) 今の答弁ですが、駅周辺整備事業につきましては、駅の西口部分については、大分進んでいると思われますが、東口については道半ばで、整備する箇所が大分多いと感じます。どのように今後進めるのか、お尋ねをいたします。  また、合併特例債事業の中に上曽トンネルというのがありますが、これについての進め方、さらには、恋瀬川河川改修の計画はされましたが、簡単に進行するというふうには思えません。今後の進め方についてお尋ねをいたします。 353 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 354 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えをいたします。まず、駅周辺整備事業でございますが、議員ご指摘のとおり、駅東口の未利用地の利活用が課題となってございますので、今後、この利活用につきましては、関係部署との協議調整を行っていくことになろうかと考えてございます。  次に、上曽トンネル整備事業でございますけれども、上曽トンネルにつきましては、平成2年に調査に着手いたしまして、平成15年に国庫補助を受け、県事業として取り組まれてきたところですけれども、県の財政難や用地取得の難航などにより、事業全体の推進が図れないという状況になってございました。そうした中で、この事業の推進を図るために、平成27年5月に石岡と桜川両市による上曽トンネル整備促進勉強会を発足いたしまして、その整備手法などの検討を進めてまいりました結果、合併特例債と国の交付金を財源に、また県の全面的な協力・支援を前提といたしまして、上曽トンネル整備事業調整協議会を発足したところでございます。  今後、両市におきましては、整備区間の市道の認定、あるいは国の交付金を受けるための計画書の作成など、事業化に向けた作業に取り組んでいくことになってございますが、当市の課題といたしましては、未買収の難航地権者がおりますので、こちらにつきましては粘り強く交渉に当たってまいりたいと考えているところでございます。  最後に、恋瀬川河川改修事業でございますけれども、改修につきましては、段階ごとに調査、あるいは工事が計画的に進められていくことになるわけですけれども、改修事業費が膨大になることに加えまして、事業期間も長くなることが予想されます。市といたしましても、一日も早くこの改修が完了できますよう、地元地権者の協力を得ながら、残土置き場の用地を確保していくなど、積極的に協力してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 355 ◯議長(塚谷重市君) 17番・岡野孝男君。 356 ◯17番(岡野孝男君) 次に、(5)市の財政規律について伺います。今泉市政において、どのような点に留意をして財政運営をしてきたのか、その結果、現在どのような状況になっているのか伺います。 357 ◯議長(塚谷重市君) 財務部長・古内君。 358 ◯財務部長(古内勝人君) ご答弁申し上げます。市の財政規律についてでございますが、最初に予算編成でございます。選択と集中による事業規模の見直しと重点施策への積極的予算配分、創意工夫による実施手法の見直しなどを基本的な考えとして編成をしてまいりました。また、予算執行における基本的な姿勢といたしまして、行政運営の効率化を図るとともにコスト意識を持ち、従来の慣例にとらわれることなく創意工夫を凝らし、最小の経費で最大の効果が得られることを基本としてございます。このような財政運営によりまして、決算における財務指標である財政力指数や経常収支につきましては、悪化することなく、ほぼ横ばいで推移しております。  また、地方債現在高につきましては、合併特例債などを活用した事業展開を図ってきたこと、さらに地方交付税の不足財源を国にかわって地方が借り入れる制度である臨時財政対策債の発行等が大きな要因となって、平成27年度末では298億2,000万円となり、10年前と比較しまして16億3,000万円の増と、過去最高の地方債残高となっております。しかし、実質公債費比率につきましては、有利な地方債を活用した事業展開を図ってきたことなどによりまして、平成19年度の14.3%をピークに減少し、平成27年度は9.4%となっております。  今後につきましては、年度当初にお示しした財政推計から、歳入におきまして、人口が減少し、少子高齢化に伴う影響により、市税収入が右肩下がりに減少していくと想定しております。また、合併後10年を経過し、地方交付税の優遇措置である合併算定替えが平成28年度から5年間の経過措置でなくなりますので、地方交付税も減少すると見込んでおります。一方、歳出でございますが、少子高齢化、特に高齢化の進展により、社会保障費の増加が見込まれております。また、過去に建設した公共施設や道路、下水道などのインフラ施設の老朽化に伴い、その維持・修繕・更新費用などの財源確保が大きな課題となっております。  このように厳しい財政状況が見込まれますので、さらなる行政運営の効率化を図り、重点施策へ予算配分するとともに、長期的な視点を持ち、身の丈に合った健全な財政運営を進めていかなければならないと考えております。  以上でございます。 359 ◯議長(塚谷重市君) 17番・岡野孝男君。 360 ◯17番(岡野孝男君) 今、答弁がありましたように、地方交付税については、合併算定替えにより減少していくと。その不足財源として臨時財政対策債の発行についても、私はあまり多くは期待できないんじゃないかと思っております。さらに、人口減少によりまして税収の落ち込みも予想されます。そのような中、市の財政規律はどのようにしていくのか、お伺いします。これは副市長に答弁を願います。 361 ◯議長(塚谷重市君) 副市長・松隈君。 362 ◯副市長(松隈健一君) お答えいたします。今後、議員ご指摘のように、交付税の減少など、財政状況が厳しくなる中においては、収入を確保して支出を抑制することが大切であると考えております。収入、財源の確保といたしましては、ふるさと納税のさらなる推進、受益者負担の原則に基づいて使用料、手数料の見直し、さらには遊休資産の売却や貸し出しなどによる有効活用、こういったことを考えることが重要だと考えております。そして、支出の抑制といたしましては、合併特例債や震災復興特別交付税などの制度を十分に活用すること、それから、民間を活用した外部委託の推進、さらには、補助金、負担金の見直しなどを考えることが重要であると考えてございます。  こうした努力を続けることによって、新たなチャレンジのために財源を生み出し、少子化対策や人口減少対策などに活用することができればと考えております。  以上でございます。 363 ◯議長(塚谷重市君) 17番・岡野孝男君。 364 ◯17番(岡野孝男君) 概略、私なりに駆け足で、5点にわたり成果と課題についてお聞きをいたしました。市長は、「誰もがいきいきと暮らし輝くまちいしおかを実現するため、4年間の市の方針を定め、効果的なまちづくりを実施してまいります」と述べております。また、さきの市政報告会において、「公約は8割以上実行し、メーンテーマは全て始動しています」と言っております。今泉市長は11月5日をもって任期満了となりますが、今後の市政担当に関しどのように考えているのか、お尋ねをいたします。 365 ◯議長(塚谷重市君) 市長・今泉君。 366 ◯市長(今泉文彦君) 今後の市政運営に関してどのように考えているかということでありますけれども、私は、この4年間、石岡市のふるさと再生を目指し、これまで全力で市政に当たってまいりました。公約達成のため市民の声を大切にし、ただただ愚直に、政策実現に向けて一歩一歩前進してまいりました。また、22名の議員の皆様の市政発展への思いに触れるたびに、自らの責任の重さを実感し、初心忘れるべからずと自分に言い聞かせた4年間でありました。このほど、今後の市政運営に関して自分の意思が固まったのは、先ほど石橋議員の質問にも出ましたけれども、市政報告会の開催によってであります。満員の会場からの熱気を受けて、続投の期待感が十分伝わってまいりました。  市政への課題はたくさんあり、その中で一番は待ったなしの人口減少問題、3年目にして転出超過に歯どめがかかったものの、出生率は依然として低く、子育て支援策の強化が求められている現状であります。生涯現役プロジェクトは順調に進んでいるものの、医療・介護の分野とも連携し、総合的に展開する必要がございます。さらに、公共交通体系の再編や地域経済の活性化、新庁舎や広域ごみ処理施設、上曽トンネルなどの大型事業など、いずれも道半ばであります。これら新しい時代に向けた新規事業を推進し、提案事項を成し遂げたいと決意したわけであります。  ふるさと再生から、その将来を力強く切り開く石岡市の未来創造へ向けて、引き続き市長として市政を担わせていただきたく、ここに、再選出馬に向けて、その決意をお示しするものであります。  以上です。 367 ◯議長(塚谷重市君) 17番・岡野孝男君。 368 ◯17番(岡野孝男君) 市長の意向はよくわかりました。2期目に挑戦をすると。市長の「誰もがいきいきと暮らし輝くまちいしおか」を、引き続き2期目もそれに向けて努力をしていくというようなことでございます。10月22日が投票日ということでございまして、2期目について市民にできるだけ理解をいただいて、継続は力なりという言葉もありますが、頑張っていただきたいと思います。  以上で私の質問を終わります。 369 ◯議長(塚谷重市君) 3番・川井幸一君。 370 ◯3番(川井幸一君) 3番・川井幸一です。今回は、八郷総合支所の有効活用ということで質問させていただきます。が、今、ちょっと通告書の私のページを開きますと、大分空白が目立つページになっておりまして、この用紙、若干無駄にしてしまったなと反省しているところであります。  では、早速質問に入ります。新庁舎が建設されると、議会部分はどのように活用していくのか、その現在の取り組み状況について伺いたいと思います。  現在、新庁舎が平成30年10月末をめどに建設が進められております。新庁舎が建設されますと、私どもの議会フロアを含め、総合支所の4階の部分をどのように活用していくのか、そういった問題が発生してまいります。そこで、新庁舎建設と八郷総合支所の有効活用は、同時に進めていかなければならない重要案件だと私は考えております。  石岡地区にとっては新庁舎ができ、またこの八郷地区には、支所に新たな施設ができる。どちらも市民にとっては喜ばれる施設としていかなければなりません。これまでこの支所の空きスペースを、市民ギャラリーや、またカフェといった形で有効活用を実施してまいりまして、現在、市民の認知度もだんだん高まっております。利用者も増えていると聞いております。  以前、旧八郷町時代には図書館の建設の話がありました。それが合併の際に、同じ市内に同一目的の施設は、合併施設の効率化、また有効活用の観点で、そのお話はなくなってしまったとも聞いております。さらに、合併後、大きな災害でありました東日本大震災前の、やはり八郷総合支所の有効活用の議論があって、地域の声を聞くということでアンケートも実施されたわけです。その結果において1番目に希望が多かったのが図書館、2番目に多かったのが市民ギャラリー、3番目が情報センター、そして、4番目がミニシアターといった市民の要望があったわけです。そのアンケートから既に10年近く経過した今、以前のように図書館として整備してもらいたいのか、また、その市民要望は変わってきているのかもしれません。  現在、担当部局は、4階の議員スペースの有効活用について、どのような検討がなされているのか、この取り組み状況についてお伺いいたします。 371 ◯議長(塚谷重市君) 八郷総合支所長・真家君。 372 ◯八郷総合支所長(真家 忠君) ご答弁申し上げます。支所の有効活用につきましては、議員からのご説明のとおり、平成27年度に多目的ホール「郷の風」を、平成28年度には里山カフェ「ゆいてらす」を整備いたしました。これらは、平成19年度に実施いたしました、八郷総合支所の有効活用についてのアンケート結果を参考にしながら整備したところでございます。  また、平成30年10月末の新庁舎完成後に、議会機能の新庁舎への移転がございますと、議員ご指摘のとおり、この議場を含めた4階のフロアが空きスペースとなることから、その活用について確認するため、総合支所の有効活用のアンケートを準備しているところでございます。  以上でございます。 373 ◯議長(塚谷重市君) 3番・川井幸一君。 374 ◯3番(川井幸一君) ご答弁をいただきまして、ありがとうございました。今、支所長のほうから説明がありましたように、有効活用に向けての協議が始まっているとお聞きしまして、安心しました。また、その中で、大分月日といいますか、年月が経っておりますので、市民要望を把握するためのアンケート等も実施するということでございます。その結果でどのような活用をされるのか、方向付けが決定されると思いますけれども、やはり私の耳には、図書館をつくってほしいというような声をよく聞いております。  以前、支所に図書館をということで検討した方々のお話を聞きますと、やはり本の重さや、特に上の階に行くほどその荷重に耐えられない、また、そういった重さに耐えられないために、書架を低くしたり本を少なくすることによりまして、荷重を軽減するような検討なされたということであります。また、そういった図書館になりますと、土日でも開館するということになりますと、その際、支所は閉庁日でございますので、セキュリティーの問題等もクリアしなければならないといった問題も出てくると思いますけれども、それらを含めて解決すべき問題も多々あるかと思います。  それにいたしましても、やはりそういった市民の皆さんに有効活用していただいて、皆さんが集える場所の1つとするために、いろいろお考えをしていただきたいことも含めまして、支所長の課題解決に対する考え方、また意気込み等をお聞かせいただきたいと思います。 375 ◯議長(塚谷重市君) 八郷総合支所長・真家君。 376 ◯八郷総合支所長(真家 忠君) ご答弁申し上げます。前回に実施いたしましたアンケート結果でございますと、1位は図書館で23.5%、2位が市民ギャラリーで14.4%と、図書館を希望する声が大変多かったと把握してございます。図書館の検討は平成21年であったと思いますが、その際は、書架を低くしたり書架の配置幅を広げたりと、積載荷重等に配慮する形で2階に配置する方向で検討されていたようでございます。  支所に図書館をつくると仮定した場合の課題ですが、まず、どの階に設置するかが課題となります。あくのは4階でございますが、書籍等の重いものが建物の上の階に設置されますと、建物の重心が上がり、地震などの際に建物への影響が大きくなると聞いております。そのため、4階のみではなく、支所全体を考えて検討する必要があると考えます。また、そういった積載荷重等の構造的な問題のほか、規模が100平米を超える場合、用途変更の手続が必要となるとも聞いております。そのようなことから、県の建築指導課等に確認し、用途変更に必要な課題を整理し、あわせて事務スペースなどのセキュリティーの問題や、緊急時の避難経路確保などの課題とあわせて検討する必要があると考えます。また、どのような図書館にするかも重要な課題でございます。こちらは教育委員会が所管になりますので、教育委員会と協議しながら対応していく必要があると考えます。  図書館を八郷総合支所に設置すると仮定しての課題を述べさせていただきましたが、八郷総合支所は、行政機能の提供という本来の役割のほか、市民文化の向上に資する大切な施設と考えておりますので、支所の有効活用に当たりましては、それらを踏まえて、地域の方々のご意見などを参考にしながら、進めてまいりたいと考えております。
     以上でございます。 377 ◯議長(塚谷重市君) 3番・川井幸一君。 378 ◯3番(川井幸一君) 今、支所長からお話をいただきまして、地域の考えを十分に考え入れ、また、いろいろとある課題を、部署の垣根を超えて検討していってくれるということでございました。今のお話の中でもありましたように、4階があくということではありますけれども、今言った諸問題が出てきた場合には、4階にそういったものをということではなく、やはり1階にしても、今言ったセキュリティーの問題なんかはクリアできそうな感じもいたしますし、とにかく、地域の声を優先してやっていただけるということでございますので、ありがたく感じております。  公共施設のあり方を考えるため、総合管理計画も策定できました。今月号の広報いしおかにも載っておりますけれども、その計画には、公共施設の有効活用も明確に示されております。これから施設の統廃合などが進み、今回の空きスペースではありませんけれども、本来の目的をなくした施設も増えてくると思います。その際、主要目的がなくなってから考えるということではなく、施設の廃止方向が出た時点で、活用するか、取り壊すか、また売却するのか、同時に進めていく必要があると思います。  空きスペースや遊休資産の有効活用は、時間がたてばたつほど、なかなか具体化や実施が困難になってしまうような気がいたします。また、1担当局で解決できるものでもないと思いますので、どうか今回のケースにおいても、総合支所ばかりでなく関係部局が情報を提供しながら、協議、考えを持って進めていただき、まず、本当に基本になる部分は、市民の皆様に喜ばれるような施設になるように、強く希望いたします。  最後に総合支所の有効活用について、市長のお考えをお伺いいたしまして、質問は終わります。 379 ◯議長(塚谷重市君) 市長・今泉君。 380 ◯市長(今泉文彦君) 八郷総合支所の活用については、支所長が答弁したとおりであります。総合支所については、中央公民館や保健センターが隣接しておりまして、庁舎がつくられてから20年以上、八郷地区においてさまざまな行政機能を提供する施設として、子どもから高齢者まで多くの市民の生活に根差しております。また、主要道路が各方面からこの総合支所に向けて放射状に集まっているという、大変便利な位置にありますことから、この総合支所の有効活用に当たっては、市民ニーズを反映し、行政機能の提供という本来の役割のほか、市民文化の向上に資する施設として、市民が愛着を持てる施設となるよう、有効活用を図ってまいりたいと思います。 381 ◯議長(塚谷重市君) 20番・徳増千尋君。 382 ◯20番(徳増千尋君) 20番・徳増千尋でございます。一問一答でお願いしたいと思います。  まず、石岡消防署愛郷橋出張所の移転、新築についてでございます。  まず1つ目として、進捗状況をお伺いしたいと思います。財政面や政策的な内部協議は進んでいるのでしょうかということなのですが、多分、進んでいないと思うんですね。それで聞いているのもちょっとおかしな話なんですけれども、これは、消防のほうは執行部に対してものすごく遠慮があります。何を聞いても、なるべくお金のかからない小さなものをつくりますから。そんなことで7万6,000人の市民の安全安心を守れるかということなんですよ。きちんとしたものをつくっていただきたいんですね。消防長の双肩にかかっているわけですよ、市民の安全安心が。そして何より、消防長の部下である人たち、あそこの出張所に赴いている人たちの安全安心ですね。  あそこは浮き島の上に消防署があるような状態で、本来でしたらあの消防署の裏の空き地、今はかろうじて職員の駐車スペースになっているようでございますが、本来はあそこで訓練をする場所ですよね。ほかの消防署を見てみますと、大きい訓練は総合的にいたしますけれども、日々の訓練は自前の敷地内でやっているはずなんですね。あそこはもう10数年来、日々の訓練はできません。できないでいながら、職員に求められる消防隊員としてのスキルは、ほかの部署の職員と同じように求められるんですね。それで判断されるんですよ。こんな不公平なこと、ありますか。  そういうことも踏まえておりますので、まだまだ課題はたくさんあるのはわかってはおりますけれども、とにかく財政とも、これは、まだ場所もはっきりと決まっていなくても、二、三か所候補地を挙げて、このくらいの広さでやりたいんだと、そして、こういう規模の建物をつくりたいということを、内々に話していただきたいんですね。  そして、企画書もつくらなければならない。消防全体の総合計画のようなもの、何ていう計画か、私にはちょっと呼び名はわからないんですが、それもつくらなければならないと思います。聞いていますと、八郷消防署も土地は借りているようでございます。その土地の持ち主が、更新のときに次は貸さないよということになったら、どこに引っ越すのか。それと、今、耐震のことでは何か充足しているようでございますが、いずれは直さなければならないし移転もしなければならない。あそこも低い位置にありますよね。ですから、次に八郷消防署。  それから、私がわかるだけでも、消防団の詰所、これは本当に八郷地域は詰所がたくさんあって、老朽化していると思うんですね。その詰所もある程度統合があるかもしれませんね。そこは、消防団のことはわかりかねますので、はっきりとは申し上げられませんけれども、もし一、二か所一緒にするのであれば、また団の詰所も少し広いものをつくらなきゃいけない。また、統合がないにしても、老朽化しているところはつくり直していかないと、団員は入ってきませんよ。あんまり古く、本当にみすぼらしくなってしまったところでは。ですから、詰所も建て直さなきゃならない。そして、その詰所一つ一つにある消防車、ポンプ車なりいろいろあると思うんですね。それも、これは計画的に順次新しいものに変えていかなければならない時期に、もうとっくに入っていると思うんですね。そういうものの計画もつくらなければいけない。  それが、私は消防に関する総合計画と思っているんですけれども、その中でも優先順位の一番上である愛郷橋出張所に関しては、特筆してそこだけは早目に、早急につくらなければならないと思います。私は、消防長が一生懸命やってくださっているのはわかるんですが、甘いですよ。もっとピッチを上げなきゃ、やる気があるのかないのかわからない。多分、自分の部下のことを考えて、一生懸命考え過ぎている。それと、お話しすると、すぐに財政が逼迫しているからなるべくお金のかからないものとおっしゃいますけれども、そんなことを言っているうちにどんどん施設は老化していきますからね。ここできちんとしたものをつくらないと、八郷消防署がつくり直すとき、やはり直近のところを見習いますので、そういうものをしっかりと見据えたものをつくっていただきたいんです。  財政のことは考えなくたっていいんですよ。財政は財務部長がお金をかき集めればいいの。そこまで考える必要ないんですよ。石岡市は極めて健全な財政状態ですから、こんなに財政のいい自治体はまず少ないと思います。ですから、消防長、これからの人たちが安心してあそこで働けるものをつくっていただきたい。20年以上あそこでじっと我慢していたわけですよね。地域の人たちも、ハザードマップを見ると、ハザードマップの真っただ中なんですけれども、非常にあのハザードマップの書き方が上手で、消防署があるあたりは上手にぼんやりしているんですね。だから、ハザードマップの中かな、どうかななんていうのは、行政に携わっている人じゃなければわかりませんよ。でも、危険なことは、だんだん感じてきているんですね。また、この秋にでも夏にでも、大きな台風が来たらどうしますか。あそこ、水浸しになりますよ。市民を助けに出るなんてこと、できませんからね。  それともう一つ、あの地域は高齢者だけじゃないんですよね。農家の方がほとんどなので、何回かドクターヘリで運ばれた方がいらっしゃいました。木から落ちたりとかけがとか。ですから、これからは、ドクターヘリの止まるところ、どこか目安がつくようなところ、それは消防署と併設していれば理想的ですけれども、それが併設できないような地形であれば、そこも考えていかなければならない。遠くからドクターヘリが来ても、おりる場所がなかったら、助かるものも助からなくなります。  私ども同僚も、数年前に運ばれて助かりましたけれども、そのときには、何キロも先まで救急車で行ってドクターヘリに乗せたんですね。そういうことを考えるとあの地域、もし川が氾濫したら、ドクターヘリがおりたところまで救急車で行かれません。天候不順な折ですから、いつそういうことになるかわかりませんので、これは早急に実施していただきたい、策定していただきたいことでございますので、まだ策定できていないのはわかっておりますので、内々に、この進捗状況なんですけど、財政と、それから企画や何かと調整を少しでもしているのかどうか、お伺いしたいと思います。 383 ◯議長(塚谷重市君) 消防長・小松崎君。 384 ◯消防長(小松崎政次君) ご答弁申し上げます。消防本部といたしましては、昨年8月に愛郷橋出張所の今後のあり方について検討を行い、移転の方針を打ち出しました。平成29年3月に石岡市公共施設等総合管理計画が策定され、その計画に基づき市部局と調整会議を行い、消防施設総合整備計画を策定し、その中で愛郷橋出張所の移転計画を進めているところでございます。  以上でございます。 385 ◯議長(塚谷重市君) 20番・徳増千尋君。 386 ◯20番(徳増千尋君) わかりました。総合整備計画をつくって、今、話を進めているということでございますので、そこは理解いたしました。  2つ目でございます。この特筆した部分ですね。全体のじゃなくて、愛郷橋出張所の移転、新築に関しての計画書、このことだけについてお伺いしたいと思います。全体的なことは、来年の予算取りまでにできればいいと思うんですね。それは9月の中ごろまでに完成すればいいと思います。今の答弁を聞いていましても、いつの答弁を聞いていても、消防長が遠慮がちに答弁をしてくださるものですから、私は、この質問の中には、計画書策定目途はいつごろまでに仕上げる予定なのかということをお聞きしましたが、この策定があまりに遅過ぎますので、消防長、ぜひとも愛郷橋の出張所の計画書だけは、8月中、おまつり前につくり上げていただきたいんです。これはもう消防長、部下に訓令努力せよということでやらせていただきたい。  このままで行ったらいろんな事業が入りますからね。降って湧いたように、今回だって公民館ができますよね。先ほどの同僚の質問のように、この八郷庁舎の維持管理ももっとかかってまいります。いろんなことに、これだけ建物があると、かかってくるわけですよね。でも、優先順位として、市民の安全安心を守らなければならない立場ですのでやらなきゃならないんですけれども、なかなか遠慮しているとできません。  ですから、おまつりまでに策定してほしい。これは約束していただきたいんです。そして、来年度の予算取りには、当初予算に計上するようにしっかりとやっていただきたい。これは消防長の責任ですからね。ほかの方にはできません。確約していただきたい。いかがですか。それをお聞きしたいと思います。 387 ◯議長(塚谷重市君) 消防長・小松崎君。 388 ◯消防長(小松崎政次君) ご答弁申し上げます。愛郷橋出張所は、これまで地盤沈下の応急措置をいたしまして、庁舎及び敷地内の改修工事を行ってまいりました。また、霞ヶ浦の浸水想定区域内にあるため、議員から提言いただいたとおり、防災力の低下にならないように移転計画を進めてまいりたいと考えております。石岡市公共施設等総合管理計画の個別計画の策定期間が平成31年9月までとなっておりますが、できるだけ早く消防施設総合整備計画の策定を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 389 ◯議長(塚谷重市君) 20番・徳増千尋君。 390 ◯20番(徳増千尋君) 総合的な計画は10月いっぱいでも構わないんですよ。ただ、私がお願いしたいのはただ1点、特筆してやっていただきたいんですね。出張所のことだけです。全体の計画書を立てるのは、今までのろのろやっていたから、本当に一緒におまつりまでに書き上げてほしいと言っても無理でしょう。ですから、1つだけに絞って、これはもう本当に特出しして、そこだけやらなきゃいけないので。これは消防長の決断1つですからね。消防長がやりなさいと言えば部下はやりますよ。一生懸命場所も探しているじゃないですか。外に出たついでということは言葉では言っておりますけど、出たついでじゃないですよ。方々探して歩いているのを私は見ておりますし、気がついてもおります。職務の間に一生懸命そうやってやっているんですね。ですから、やる気は十二分にあります。あとは消防長の決断1つです。  約束していただけますか、この愛郷橋出張所の計画書だけは、石岡のおまつりの前日までに仕上げさせるということ。そうでないといろいろなことが入ってきて、来年度の当初予算に計上できませんからね。その前の予算の折衝もあるでしょうから、とにかくこの計画書がなかったら、財政のほうもどうにもなりません。計画書を出してくれればつけますよということも、言っていただいております。だから、あそこがいかに大変か、皆さんわかっているはずなんですね。  これはもう消防長、もう一度しつこく聞きますけど、消防長がこれを最後の仕事としてやっていっていただかないと、次の方はまた一からですからね。約束ですからね、消防長。消防長の肩に、何度も申し上げますけれども、7万6,000人以上の市民の安全安心、そして、何よりも自分のかわいい部下の生命があそこにかかっているんですよ。あそこに毎日出勤しているわけですから。いつ地震があるかわからない。  あそこは、線路があるだけじゃなくて、川があるじゃないですか。あれは厄介者ですよね。氾濫したときや何か、すぐに川は雨が降れば増水しますからね。私たちみたいに川から離れているところに住んでいる人間は、その危機感がわかりませんけれども、ちょっと雨が降っただけだって、あそこの川はもうどんどん水かさが増しています。ということを考えると、とにかく秋の台風シーズンまでにはこの計画書を書き上げないと、財政だって困るし、企画のほうだって、後押しはしたくでもできないと思うんですね。約束ですから、これ、やっていただけますね。もう一度答弁願いたいと思います。 391 ◯議長(塚谷重市君) 消防長・小松崎君。 392 ◯消防長(小松崎政次君) ご答弁申し上げます。先ほど議員からのご提言をいただいたとおり、できるだけ早く消防施設の総合整備計画の策定を急がせまして、進めていきたいと思っております。  以上でございます。 393 ◯議長(塚谷重市君) 20番・徳増千尋君。 394 ◯20番(徳増千尋君) できるだけ早くとか、検討するという言葉に、この20年間ずっとだまされ続けてまいりましたので、そのまま言葉どおりに受け取るわけにはいかないんですよ。できるだけ早くというと、これしかできなかったよと言わればそれまでなんですね。  もう一度、しつこいようですけどお聞きいたします。この答えを聞きたいために一問一答にしたんですから。できるだけじゃだめ。これは消防長のやる気を聞いているわけですから、もう一度……。これでまたできるだけと言うのでしたら、やる気がないなと思って、この質問に対しては次に参りますけれども、もう一度お聞きします。おまつりまでに書き上げるよう、訓令努力せよということでつくらせていただけますね。約束していただきたいと思います。 395 ◯議長(塚谷重市君) 消防長・小松崎君。 396 ◯消防長(小松崎政次君) ご答弁申し上げます。努力して、できるだけ早く消防施設総合整備計画を策定してまいりたいと思っております。  以上でございます。                  〔「偉い」と呼ぶ者あり〕 397 ◯議長(塚谷重市君) 20番・徳増千尋君。 398 ◯20番(徳増千尋君) その努力というのがどの程度の努力か、私の努力と消防長の努力という内容が違うかもしれません。でも、ここはもう消防長の言葉にかけるしかないですから、じゃあ、信じて、できるということを私も信じて、この質問に関しては今日だけは終わります。また次にいたしますけれども、今日はこの2項目目に対しては終わります。  そして3つ目の、市民の安全安心を第一に考えて政策を立案しているのか、市長の答弁を求めますと3つ目にありますけれども、これは取り下げます。結構でございます。ここのところの市長の政策や何かを見ていますと、答えは明らかでございますので、お聞きするまでもないと思いましたので、これは結構でございます。  2項目目に入ります。常陸風土記の丘の整備について、別名、常陸風土記の丘ではなくて、このごろお獅子の公園と呼ばれております。このお獅子なんですけれども、頭の上には穴があき、水漏れはし、本当にひどい状態でございます。あれは風土記の丘のシンボルではないかなと思っておりますけれども、この獅子頭、どうするんですか。壊すんですか。壊してなくすのか、それとも、またグラスファイバーみたいなものが出てきておりますので、劣化するのは、あれだけ穴があくと早いですよね。ですから、修理をするのであれば早急に修理をしなければならないですけれども、どのように考えているのか。  これは、私は経済部に答弁を求めます。風土記の丘のことを、市民アンケートをいただいたんですけど、市民アンケートの答え、あそこを見ますと、カテゴリーが社会教育のところに入っているんですね。私は、あそこは観光施設と捉えておりますので、これは経済部長に答弁を求めたいと思います。  先ほど同僚の議員からも、古代ハスの手入れのことが質問されておりました。とにかく手を抜き過ぎですよ、あそこも。何年手を入れていないんですか。そして、しゅんせつ作業をするということでございましたが、あのしゅんせつ作業の費用、半分しかついていないですよね。池を半分だけしゅんせつしても、来年になればまた泥はどんどん上から流れていますから、またいっぱいになっちゃいます。しゅんせつするときは全部しゅんせつしないと、中途半端に費用をかけたって効果は上がりません。あそこは亀がいたり魚が泳いでいたり、時々マムシも出ましたけど、そのくらい生物が生息しているところだったんですね。今は、八つ橋が崩れてしまった後はひどい状態です。あれでよく観蓮会ができると思うくらい。年々、ハスは、咲くことは咲くんですけれども、手入れしていないからハスが小さくなってきております。あれも、前はハス農家の方に管理をお願いしていたんですね。それもしない状態になって、ハスもひどい状態になっておりました。  ですから、先ほどの答弁では、八つ橋はつくるようなことをおっしゃっていましたので、八つ橋については理解いたしました、八つ橋はできるということで。ただ、獅子頭について、どのようにこれから考えてやっていくのか。  また古代ハスの手入れですけれども、あそこにいる職員だけではできませんからね、本職じゃないと、あそこまでひどくなっちゃうと。流れて下のほうに行ってしまったハスを、またあの池まで戻さなければならない。これは、ハスを扱っている農家の方でないとできないと思います。  特に獅子頭をこれからどうするのか。壊すのか、また直して、あそこのシンボルとして、お獅子の公園と親しまれているので使っていくのか、それと、古代ハスの手入れをどのようにするのか、お伺いします。 399 ◯議長(塚谷重市君) 経済部長・諸岡君。 400 ◯経済部長(諸岡広明君) 獅子頭、古代ハスの手入れについてご答弁申し上げます。常陸風土記の丘の獅子頭につきましては、議員ご指摘のとおり、雨漏りや塗装面が剥げるなど、劣化が進んでいる状態でございます。  現在、東京オリンピックを控え、国を挙げてインバウンド観光の推進に取り組んでおり、多くの外国人観光客が来日されている状況にあります。このような中で外国人観光客は、年々地方への関心が高まり、自然や文化、特徴のあるものを目当てに各地を訪れる傾向にあり、にぎわいを見せている自治体もございます。  常陸風土記の丘につきましては、注目される施設となるよう積極的な情報発信をしてまいりたいと考えております。また、幼稚園児の遠足など、子どもからお年寄りまで安心して楽しんでいける場となってございます。常陸風土記の丘は、このような市民の憩いの場であるとともに、今後、外国人観光客等新たな客層の誘客を図る上で大変重要な施設でございますことから、魅力ある施設環境の充実に努める必要がございます。この一環として、ランドマークとなる獅子頭の修繕を検討してまいりたいと考えております。また、古代ハスにつきましては、施設の魅力を醸し出す資源でございますが、金山池の土砂の堆積物により生育環境が悪化しているのも現状でございます。本年度、先ほど申しましたけれども、土砂堆積物の一部撤去をし、古代ハスの生育環境の改善を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 401 ◯議長(塚谷重市君) 20番・徳増千尋君。 402 ◯20番(徳増千尋君) 獅子頭を修繕するということはわかりました。そして、古代ハスのほうはしゅんせつ、これ、半分の費用では、上のほうをざっとしか汚泥はとれませんので、補正でも組んできちんとしゅんせつしないと、効果は上がりません。  ここまででこの質問は結構です。なかなか難しいなと思いながら聞いているんですけれども、2つ目に入ります。  古代家屋復元広場の各建物、これは有料エリアでございます。行ってみますと、あれは今、燻蒸は一切ここ10数年やっていないですよね。ですから、あの弥生式の家なのか縄文式の家なのか、あそこに顔を入れますと、雨の後、晴れた日などは臭いんですよ。あれ、燻蒸していないからだと思うんですね。恐らく蒸れて、中にお人形はあるしクモの巣は張っているし。唯一、燻蒸はしていなくてもまともに使えるのは、そば打ちをやっているあの民家だけですね。ほかのところはひどい状態で、去年の台風で倒木で屋根が抜けたり、それもまともに直しておりません。あれ、どうするんですか。あそこは有料エリアなので、やはり390円いただく以上、見るに耐えるようにしていかなければならないと思います。  これは、指定管理にして、すごく経費を節約しているからできないんですかね。産業文化事業団のときは、職員の数ももう少しいて、職員が一生懸命燻蒸したり木を切ったりやっておりました。今はもう全くですからね。だから、指定管理にしたということも、ちょっと間違いだったかなというような感じもいたします。  この古代家屋の復元について、あの広場をどういうふうにされるのか。あそこには、石岡で育てた茅葺き職人が1人おりまして、その人たちがあの茅の屋根をどんどん直しておりました。にもかかわらず、あの台風のときの倒木であのような状態になってしまったので、きちんと直していないという、屋根や何かを。これはもうこのままにしておいたら……。写真でも撮って記録保存にするのか、全く壊してしまうのか、非常に迷うところですよね。  ただ、観光客を誘客したいのであれば、投資しなければリターンはありませんよ。投資もしたくない、ただお客様に来てほしい、それはちょっと筋違いです。あのくらいの施設だったら幾らでもあるから。だから、もっと手を入れていかなと、十五、六年前のように手を入れていかなければだめですよ。これ、計画的に各建物を直していかなければならないと思うんですね。  この2番目と3番目の金龍橋、これも一緒にお聞きいたします。金龍橋の橋のたもとのところはもう腐りかけています。私は何も木でつくらなくてもいいと思うんですね。これからのことを考えたら、木造まがいで構わないと思うんですよ。木に見えるようなもので。そして、つくり方ひとつですよ。あの橋のたもとのところに、両脇にぎぼしでもつければ、風情が出てまいります。ぎぼしだけで随分違うんですよ。そのように計画的にあそこも直していただきたいですね。  今まで手を入れなさ過ぎましたよ。何であんなに放っぽっておいたのか。石岡の観光施設と思っているんですかね。思っていないから、このアンケートの中で社会教育のカテゴリーの中に入っているんでしょうね。あそこは本当に中途半端になってしまっている。せっかく桜がきれいで、先ほどもユリの花のことも出ていました。ユリの花と同時に、コスモスもあのパンフレットの1つに載せてあるくらい、本当にきれいなところだったんですけれども、ユリもコスモスも全てだめという状態です。もう少し手を入れていかないと、なかなかインバウンドに耐えられるものはできないと思います。  計画的に整備することについて、部長にもう一度ご答弁願います。 403 ◯議長(塚谷重市君) 経済部長・諸岡君。 404 ◯経済部長(諸岡広明君) 古代家屋施設の維持管理及び金龍橋の維持管理についてご答弁申し上げます。古代家屋復元施設の維持管理につきましては、現在、茅葺き屋根は風土記の丘に茅葺き職人を雇用していますので、計画的な修繕が行われておりますが、板張り屋根や柱につきましては、長年風雨にさらされ、傷みが激しくなっており、修繕の必要があると認識しております。この施設の維持管理を実施していくために、公共施設等総合管理計画に基づく個別計画を作成しまして、修繕を図ってまいりたいと考えております。  次に、金龍橋の維持管理についてでございます。金龍橋は、案内所・駐車場エリアと水際公園、史跡展示エリアなどを結ぶ橋として、多くの観光客が利用してございます。平成25年に金龍橋通路の板張り交換工事を実施したところでございますけれども、橋につきましては、状況を踏まえまして、維持管理を行って改修していきたいと考えております。  以上でございます。 405 ◯議長(塚谷重市君) 20番・徳増千尋君。 406 ◯20番(徳増千尋君) 石岡の観光施設でございますので、もう少し愛情を持って、計画的に整備し直していただきたいと思います。  では、3項目目に入ります。職員の「勤退管理」について、この勤退の「退」という字は、事務局のほうから、字が違いますよ、怠けるという字ですよと言われたんですけれども、私は、怠けるほうじゃないんですよ、お聞きしたいのは。退庁時間のことについてお聞きしたいので、あえて退くという字で質問に入らせていただきます。  この「勤退管理」なんですけれども、現在、職員がいつ帰ったかどうか、上司の方たちはおわかりですか。よくこれで勤務評定ができますね。それと、仕事の量も石岡市ははかっていないですよね。仕事が多過ぎるのか、少ないのか、それともその人の能力ではちょっと仕事が多過ぎるかとか、そういうこともまるっきりわかっていないじゃないですか。こんなことで査定されたら、たまったもんじゃないですよ。  これから新しい庁舎ができるからといって答弁を逃れられてきましたけれども、震災があって5年も経つ。その中で、どのような「勤退管理」をしてきたのか。また、現在の「勤退管理」を具体的に説明していただきたいんです。前みたいに手書きでやっているのかどうか。手書きだって、皆さん遠慮して、ほとんどの方が書いていませんでした。でも、中には書いている人がわずかにおりました。手書きでやっているのか。具体的に総務のほうではどのように把握しているのか、お聞きしたいと思います。 407 ◯議長(塚谷重市君) 総務部長・久保田君。 408 ◯総務部長(久保田克己君) それでは、ただいまのご質問にご答弁申し上げます。現在は、石岡市職員服務規程に基づく出勤簿、年次休暇簿、時間外勤務命令書及び実績報告書などにより管理を実施してきております。具体的な管理方法といたしましては、職員服務規程第8条の規定に基づき、出勤したときには、所属長の机に置かれてある出勤簿に自ら押印し、有給休暇などを時間単位で取得するときには、その時間を出勤簿に記載することで、勤務時間の管理を行ってきております。また、勤務時間終了後に時間外勤務を行う場合でございますが、所属長が残業予定者の業務内容と退庁予定時間を確認し、必要に応じ時間外勤務命令を行うことで管理をしてきております。  以上でございます。 409 ◯議長(塚谷重市君) 20番・徳増千尋君。 410 ◯20番(徳増千尋君) では、前日に自分の部下が何時に帰ったのか、次の日にははっきりとわかるわけですか。お聞きいたします。 411 ◯議長(塚谷重市君) 総務部長・久保田君。 412 ◯総務部長(久保田克己君) 職員が時間外の勤務をする場合には、当然、上司に、こういった業務についてこういった緊急性がございますので、このぐらいの時間に時間外勤務を実施いたしますという報告の上、その時間外勤務を実施しているものと考えておりますので、上司は翌日その辺の確認をしているものと考えております。  以上です。 413 ◯議長(塚谷重市君) 20番・徳増千尋君。 414 ◯20番(徳増千尋君) では、再びお聞きしますけれども、全員が書いているんですか。もう少し今日片付けたいからということで、残業にはかかわらず、自分の仕事の切れ目として、あと1時間ぐらいして、そこまでやっておけば明日楽だからということで、やっている人だっていると思うんですね。それは管理していますか、いつごろまでいたのかというの。それが何日間か続くことだってあるわけですよ。ですからお聞きしているんですね。残業云々ではなく、前の日に何時ごろに帰ったかということを上司は把握できているのかどうかをお聞きしたいんです。  一番嫌なことをお聞きして申し訳ないんですけれども、これは、職員のメンタルヘルスどころか命にもかかわることですからね。以前にありましたでしょう。亡くなった方がいて。皆さんの同僚であったり部下であったり、そういう人だったんじゃないんですか。あのとき以来、何も改善されていないんですよ。人ごとですか、あれは。  庁舎ができるまでわずかの間ですけれども、きちんと管理していただきたいのでお聞きしているんですね。小面倒くさいと思っているかもしれないけれども、前近代的ですけれども、それこそタイムレコーダーを入れれば済んでしまうことだったのに、それもやらないでいて、証明するものが何もないじゃないですか、職員は何時までいたということを。何かあったときにどうするんですか。  このことは、私がこんなぐずぐず言うような問題じゃない。職員組合がだらしないからなんですよ。職員組合がもう少しきちんと話し合っていれば、あのような不幸な事故はなかったと思うんですね。職員組合がだらしないからあえてやっているんですけれども、ちっともらちが明かない。私の質問の仕方が悪いのか、なめられているのかわかりませんけれども、ちっとも改善されないという。  新しい庁舎ができるまでの間、どのように改善していくのか、改善策をお聞きしたいと思います。 415 ◯議長(塚谷重市君) 総務部長・久保田君。 416 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。総務課での改善策ということでございますけれども、これまで、先ほど申し上げたような手続で、時間外勤務命令については対応してきているところでございますが、それ以前に、当日の残務整理といったものも当然ありますので、そういったものにつきましては、7時前には終わらせて帰庁するようにというような指導を、これまで取り組んできているところです。また、総務課では、毎週の金曜日、さらには給料日にはノー残業デーなども設定して、職員の退庁の喚起を行ってきているところでございます。  また、昨年の12月には、市長をはじめとする幹部職員がイクボス宣言、さらには、今年の5月には管理職以上の職員全員がイクボス宣言をして、職員のワークライフバランスについて十分な対応を図れるように取り組んできているところでございます。また、ただいま議員がおっしゃられました、職員が何時に市役所に来て何時に退庁したのか、その辺の把握につきましては、職場にいた時間を正確に把握するということは、職員の健康管理にもつながると考えますので、来年度に控えた新庁舎の完成に合わせて、他市の事例や関係各課と連携しながら、よりよい方法を導入してまいりたいと考えております。  以上でございます。 417 ◯議長(塚谷重市君) 20番・徳増千尋君。 418 ◯20番(徳増千尋君) 今までさんざんこの質問はしてまいりましたので、部長のほうでも何を聞かれるかよくおわかりだと思うんですね。私は、次の庁舎ができるまでの間、具体的にどのような方策をとるのかをお聞きしているんです。具体的にどのようなことをするのか。具体的に、例えばこういうことをいたしますということをお聞きしたい。そのことについてのご答弁を願いたいと思います。 419 ◯議長(塚谷重市君) 総務部長・久保田君。
    420 ◯総務部長(久保田克己君) 繰り返しの答弁になってしまいますかもしれませんが、先ほど言いましたように、新たな取り組みといたしましては、新庁舎の完成に向けて現在、協議をしていくという考えでございますので、それまでにつきましては、先ほど申し上げました服務規程の徹底に基づいて、職員の健康管理に十分注意を払ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 421 ◯議長(塚谷重市君) 20番・徳増千尋君。 422 ◯20番(徳増千尋君) 服務規程に基づいてやるということなので、具体的には何の方策も考えていない、イコールやらないということがわかりました。あのような悲惨な過労死が出ないように、十二分に総務部として対処していただきたいと思います。若い人の命が奪われて……。思い出してみてください、あのときの気持ちを。特に旧八郷の職員の方は、ご自分たちの部下だったはずですよね。喉元過ぎれば忘れるんですか。救急車が来たときのあの気持ちを思い出してください。とにかくこれに対しては、過労死というものが出ないように対処していただきたいと思います。  この質問については以上でございます。  4つ目、上曽トンネル整備再開についての石岡市民に対する広報について、これは、市民にどのように知らしめるのかということをお聞きしたいと思います。  先日、新聞記事で写真入りで、市長の調印式というのか、合意書を取り交わしたときの写真が出ておりました。あれが出たことによって、「え、またトンネルをつくるんだね」ということを聞かれます。再開とは思わない方のほうが多いと思うんですね。役所関係の方は再開ということはわかっているんですけれども、これは、市民に知らしめなければいけませんので、どのような方法をもって市民に周知するのか、お聞きしたいと思います。  その前に部長に確認なんですけれども、これはこれで正しいかどうか。2001年に工事着工、そして、その後、財政難などで工事を中断。県が主体となって事業を進めてきましたが、今後は一度市道に変更し、合併特例債を活用することで事業費のめどが立ったため、整備を再開する。そして、2017年、今年ですね。今年は設計の見直しを進める。設計ができていないから、費用分担もまだはっきりわからないとは思いますけれども、今年は設計の見直しを進めるということで、来年度、2018年度、事業の着手。整備区間、これは新聞からなんですが、石岡側が2.95キロメートル、トンネル部分は1.96キロメートル、桜川市側は2.63キロメートル、トンネルは1.58キロメートルということで、少々石岡側のほうが長いということでございます。財源は、合併特例債、国、県の交付金を使うということ。そして、最後、2025年、完成を目指すということでございます。これは、特例債の最終年度だと思うんですね。ですから、この年までに完成しないとならないということなんですかね。2025年です。2025年に供用開始ということで、新聞から拾って書き出してみたんですけれども、これで正しいかどうか、確認なんですけれども、いかがでしょうか。 423 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 424 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えをいたします。上曽トンネルの整備事業につきましては、ただいま議員のお話にあったとおりのことが大体の概要でございまして、間違ってはいないと思っておりますけれども、設計の見直し等につきましては、今後、両市で設立をいたしました上曽トンネル整備事業調整協議会の中においての検討が調ってからになると考えてございます。  以上でございます。 425 ◯議長(塚谷重市君) 20番・徳増千尋君。 426 ◯20番(徳増千尋君) 了解いたしました。  2つ目、今泉市長が5月19日に桜川市に赴き、合意書に調印を済ませたとの新聞報道がございました。工事費の内訳と特例債の活用額も含め、今後の財政見通しを公表すべきではないかと書いたんですが、これは難しいと思うんですね。まだ設計もできていないし、設計も見直しということでございますので。  最初は110億でした。県が100億、桜川市と石岡市が5億ずつということで、一番最初、2001年には着工ということでございましたが、そのときに県が中断したということは、県の財政の見通しがつかなかったからですよね、財政難ということで。ということは、この年度よりいろいろな物価の高騰もありますし、材料費の高騰、人件費もあります。それを考えると、もっと費用はかかるのではないかなと思います。  とにかくこれは市民に知らしめないと……。特例債でつくるということをどのような方法で市民に知らせていくのか。今まで6号バイパスのときには、頻繁にA4のペーパー1枚で出したり、市報の中に書き込んだりしておりました。その中に、このような効果があるのだということも……。もちろんつくるからには効果も書かないと、市民は納得しない部分があると思います。私は、桜川市のほうのアンケートは、ところどころ読みました、桜川市のほうの効果というのも、2つほど読みましたけど、石岡のほうはどういう効果があるのかは、ちょっとまだわかりません。  とにかく広報の仕方をどのようにするのかお聞きして、これが最後の質問といたします。 427 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 428 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えをいたします。まず、周知の方法でございますけれども、方法につきましては、事業の概要等につきまして、市民の皆様に対して、広報紙やホームページを通じまして広くお知らせをしてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 429 ◯議長(塚谷重市君) 暫時休憩をいたします。10分程度といたします。                   午後 4時30分休憩            ───────────────────────                   午後 4時42分再開 430 ◯議長(塚谷重市君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  13番・関口忠男君。 431 ◯13番(関口忠男君) 13番・関口忠男でございます。今回、一般質問につきまして、3項目通告しております。  まず最初に、1項目目の教育行政について、一括方式で行いますのでよろしくお願いいたします。  まず最初に、小中学校の今後の統合計画について伺います。石岡市の小中学校の統合については、平成21年3月に石岡市小中学校統合計画審議会より出された「石岡市小中学校の適正規模・適正配置等についての答申」を受けて進めていると思いますが、答申から10年が過ぎております。八郷地区では、八郷中学校への統合が行われました。また平成30年4月には、石岡中学校と城南中学校が統合再編される予定であります。そういった中で、答申書においては、適正配置として、小学校で10校、中学校が4校が望ましいとされております。そのほかの小中学校の再編については、今後どのように進めていく予定なのか、まずお伺いをいたします。  次に、公民館等の耐震化の取り組みについて伺います。平成18年1月の建築物の耐震改修の促進に関する法律の改正に伴い、地方公共団体は、公共建築物の耐震診断を速やかに行い、計画的かつ重点的な耐震化の促進に積極的に取り組むべきこととされました。当市においても、石岡市耐震改修促進計画を策定し、市有建築物の耐震化が進められていることと思います。学校施設については耐震化が完了しております。公民館については、文部科学省の調査によりますと、全国的に耐震化率が学校に比べ明らかに低い結果となっております。そこで、当市の公民館の耐震化の取り組み状況についてお伺いをいたします。  次に、スポーツイベント事業についてお伺いをいたします。石岡つくばねマラソンについて。この2月19日に旧八郷南中学校を会場に第10回石岡つくばねマラソンに多くのランナーが参加して、盛大に開催されたとお聞きしました。その際、旧八郷南中学校が平成31年4月に開校予定の県立特別支援学校となり、引き渡しが今年の12月と決まっておると伺っております。また、今後も旧八郷南中学校で開催するのであれば、県との開催時期及び借用についての協議が必要であると思います。そこで、今年度の実施に向けた現在の進捗状況をお伺いいたします。  次に、八郷中学校のグラウンド改善整備について伺います。八郷中学校は、柿岡中学校、有明中学校、八郷南中学校の3校が統合して、平成25年4月に開校しました。本年で5年目を迎え、前回の定例会一般質問で同僚議員も質問しておりますが、グラウンドの水はけが非常に悪い状況にあります。そのときの答弁としましては、新年度の早い時期にグラウンド改修調査を実施し、その調査結果を踏まえた実施設計並びに改修工事についての予算について関係部と協議を行い、早い時期着手できればといった内容でございました。そこで、新年度に入り2か月が経過した中で、現在の状況及び今後の進め方をどのように考えているのか、お伺いをいたします。  1回目、終わります。 432 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・武熊君。 433 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。まず1点目、小中学校の統合計画についてご答弁申し上げます。議員ご指摘のとおり、市内の小中学校の統合再編につきましては、小中学校の適正規模・適正配置等についての答申結果に基づきまして、統合再編を進めてきたところでございます。平成25年4月に有明中学校と八郷南中学校、柿岡中学校の3校が八郷中学校となってございます。また、平成30年4月には、城南中学校と石岡中学校が統合再編される予定となっております。  答申がなされましてから10年が経過しまして、当時の児童生徒数の見込み数が変化していることから、今年度、現在の石岡市小中学校の適正規模・適正配置等についての見直しを進めてまいりたいと考えてございます。  次に、公民館の耐震化の取り組み状況でございますが、昭和56年以前の基準で建設されました建物5棟につきまして、耐震診断を行ってございます。その結果、小幡地区公民館、葦穂地区公民館及び瓦会地区公民館の3棟につきまして、耐震性能が確保されていない建物と判定されてございます。公民館につきましては、平成29年3月に策定されました石岡市公共施設等総合管理計画並びに個別計画に位置付けがなされたところでございます。個別計画でございます石岡市公民館配置計画では、将来的には石岡地区4館、八郷地区8館を基本としまして、石岡市小中学校の適正規模・適正配置等の見直しも見据えながら、既存の公民館施設の利用、あるいは小中学校の跡地利用も含め、学習機能、地域活動機能の充実を図ることを重視した体制の構築を目指すこととしてございます。  次に、つくばねマラソンの現在の進捗状況についてご答弁申し上げます。つくばねマラソンにつきましては、ハーフマラソンを計画しまして、実施に向けた協議を警察と行ったところでございます。その結果、ハーフマラソンにつきましては、たくさんの課題とともに、実施までに相当の期間を要することが明らかとなったところでございます。このため今年度は、今までのコースを基本としまして、新たな会場でのスタート・ゴールを含めた10キロメートルのコースを作成し、協議を進めてまいりたいと考えてございます。  次に、八郷中学校のグラウンド整備の状況及び今後の進め方についてご答弁申し上げます。本年度の予算に計上しております八郷中学校グラウンド改修調査につきましては、5月下旬に委託契約を締結し、現在、調査を進めているところでございます。今後につきましては、7月に出ます調査結果をもとに、設計内容や工事の規模、工事期間などを検討しまして、実施設計、改修工事の予算化に向けまして進めてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 434 ◯議長(塚谷重市君) 13番・関口忠男君。 435 ◯13番(関口忠男君) 小中学校の統合計画について、10年前の答申、それからは大分遅れているというご報告を今いただきました。そして、見直しもしていくよということでございますので、見直し作業のスケジュールについてお伺いをいたします。  公民館の耐震化でございますが、今の答弁ですと、小幡地区と葦穂地区と瓦会地区と。ホームページの診断数値を見ますと、葦穂地区と瓦会地区は0.45、大変低い数値でありますね。林地区公民館が0.6で、基準に達しているということで、お伺いはしております。このほか、ホームページを見ますと、やはり公民館という名前で、ばらき台団地地区公民館と谷向地区公民館というのがありました。これも耐震診断しておりますが、かなり数値が低いですが、これは講座とかをしている公民館ではないようで、集会所なのかなと思うんですが、こういった規模の小さい、100平米ない公民館を耐震診断しているということもわかったところでございますが、公民館というのはいろんな講座を開いておりまして、1年中利用者が多い。そういった中で地震災害、こういうのが発生したときには避難場所、または避難所になりますので、防災拠点としても大変重要な役割をするところでございますので、早急な耐震化の取り組みを推進するようお願いするところでございます。  石岡つくばねマラソンについては、市長の市政報告会の中でハーフマラソンをしていくというお話があったんですが、それを実現するには大変課題が多いと、今そういう答弁をいただきましたが、そのハーフマラソンを実現するため、コース設定とか、いろいろ協議したと思うんですね、いろんな部署と。その課題についてお伺いをいたします。  次に、八郷中学校のグラウンドです。これは、何年も前から保護者、また生徒から、早く改善していただきたいという声が多くあったんですよね。そういった中で、本当に今回、調査をしているということで、調査が終わり次第、補正予算を組んで……。工事をやる予算は今年度の予算には入っていないようなので、補正を組んでもらって、早急に改修工事を進めていただきたいと思っております。これらについて答弁をいただきます。 436 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・武熊君。 437 ◯教育部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。まず、小中学校の適正規模・適正配置等についての見直し作業のスケジュールでございますが、今後、7月に統合計画審議会の委員を選任いたしまして、4回程度の会議の開催を予定しております。3月には答申をいただく予定をしてございます。その後、答申結果を受けまして、統合再編を進めてまいりたいと考えてございます。  次に、公民館の耐震化でございますが、現在、教育委員会が所管しています耐震基準を満たしていない葦穂地区公民館及び瓦会地区公民館につきましては、石岡市公民館配置計画におきまして、耐震補強及び改修の検討と位置付けられておりますので、耐震補強等の検討を進めてまいりたいと考えてございます。  次に、ハーフマラソンの実施に向けたコース設定と課題についてご答弁申し上げます。来年度以降のコースにつきましては、石岡駅前をスタートしまして、市街地を通過し、八郷地区を走り、駅前に戻るルートで協議をしてまいりたいと考えてございます。ハーフマラソンを実現するための課題につきましては、参加ランナーの安全性の確保ができるコース設定、また、国道・県道を含めた交通規制や大型車両が通過できる迂回路の確保、それらに対する地域住民への理解などがございます。これらの課題解決に努めてまいりたいと考えてございます。  次に、八郷中学校のグラウンド整備についてご答弁申し上げます。早急に補正予算を組んで、実施設計、改修工事を進めてほしいとのことでございます。先ほどご答弁申し上げましたとおり、改修調査の結果を踏まえまして、速やかに、予算化に向けまして関係部署と協議を進めてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 438 ◯議長(塚谷重市君) 13番・関口忠男君。 439 ◯13番(関口忠男君) 公民館の耐震化につきましては、私は2年前、平成27年第1回定例会において質問をしているんですよ。そのときに、年次計画を立てて耐震改修をしていきますよという答弁をしているんですけど、2年経っても見えないものですから、再度質問をしたところでございます。いつ大きい地震があるかわからないので、早急に事業化していただきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。  マラソンなんですが、市長も何回もハーフマラソンをやると言っているんですから、言ってやっているので、その課題を全部局で何とか解決して、実現できるようにしていただきたいと思います。  次に、第2項目目の生涯現役プラチナ応援事業についてお聞きをいたします。  この事業は、今泉市長になってからの事業かと思われます。生涯現役社会を実現するためには、生涯現役に関する普及啓発を行い、1人でも多くの方に健康や生きがいづくりに興味を持っていただくことが大切ではないかと思います。たしか一昨年だと思いますが、合併10周年を記念して、高齢福祉課において生涯現役フェスティバルを開催し、仕事、趣味、社会活動を通じ、100歳、あるいは100歳以上の方に、現役で趣味など、あるいは手仕事を行っている方に表彰を行ったことがあったかと思います。そこで、現在取り組んでいる生涯現役プラチナ応援事業についてお聞きいたします。  1つ目として、現在の登録者人数、協賛店舗数、取り組み講座の数について答弁をいただきます。  2つ目は、登録者数というより、講座以外において、市民会館等においての催し物などはプラチナポイントの対象になっているのか、また、新しい取り組みなどあれば、答弁をいただきたいと思います。  3つ目としまして、プラチナポイントにおいて、公共交通機関などは利用できるようになったのでしょうか。これは前にも質問しておりますので、検討していただいていると思います。  1回目、終わります。 440 ◯議長(塚谷重市君) 保健福祉部長・加藤君。 441 ◯保健福祉部長(加藤乃利明君) 生涯現役プラチナ応援事業についてご答弁いたします。生涯現役プラチナ応援事業につきましては、平成26年6月から事業展開を行っておりまして、高齢者が地域貢献活動や生きがいづくりに参加することで、生涯にわたり、心身ともに健康で生き生きと活躍できる生涯現役社会の実現を目的としております。事業内容につきましては、石岡市内に在住する65歳以上の方を対象とし、石岡市や石岡市社会福祉協議会が指定する講座、教室等に参加した場合にポイントがもらえまして、ポイント数に応じて、各施設の利用券や、市内の協力参加店において利用ができるプラチナ応援券と交換ができるものでございます。  4月1日現在の登録者人数は3,760人、協賛店舗数は石岡地区が25店舗、八郷地区が34店舗、合計59店舗でございます。ほかに4施設の利用が可能となっております。また、平成26年度においての登録者人数が1,671人であり、登録者の伸び率は225%となっております。  また、取り組み講座でございますけれども、社会福祉協議会や各課において実施している講座の数は76講座であります。ほかに、出前講座についてもプラチナポイントの対象としており、56講座ございます。目標登録者を増やすための取り組みといたしまして、講座以外において、ご案内の市民会館等における講演会やコンサート等の開催時におきましても、プラチナ応援事業のポイント付与の対象としております。  また、7月からは、防災情報のツールとして、65歳以上の高齢者において、各個人でお手持ちの携帯電話やスマートフォンにメールマガジンの登録をされた方は、ポイント付与の対象とする予定でございます。これは、万が一災害等が発生した際に、高齢者の避難開始情報伝達を的確に行うため、防災メールマガジン登録を促すことにより、災害時の適切な避難行動がとれる体制が構築できるものでございます。また、行方不明者などの情報等がメールマガジンにおいて配信されることにより、より多くの情報が得られるものと思われます。  3点目の、プラチナ応援券において公共交通機関の利用ができるようにというご質問でございますけれども、現在、バスやタクシーへの乗車を可能にする方向で、事業者と協議を進めているところでございます。  以上です。 442 ◯議長(塚谷重市君) 13番・関口忠男君。 443 ◯13番(関口忠男君) 今、部長答弁をお聞きしたところ、登録者人数も大分増えていると。そして、講座の参加者も増えているということでございますので、そしてまた、防災への取り組み、行方不明者などへの情報提供など、本当にいろいろ考えているのかなと、本当にすばらしい取り組みであるなと思っております。  そして、公共交通機関への働きかけも、今、検討中だということでございますが、高齢者の足の確保という観点からも、一日も早い取り組みをお願いするところでございます。  先ほど、プラチナ応援券の施設の利用ということで答弁されましたが、施設はどこの施設が利用可能なのでしょうか。それとまた、応募券の交換枚数などがわかれば、答弁をお願いいたします。 444 ◯議長(塚谷重市君) 保健福祉部長・加藤君。 445 ◯保健福祉部長(加藤乃利明君) ご答弁申し上げます。施設の利用につきましては、4施設でのご利用ができます。常陸風土記の丘、ふれあいの里石岡ひまわりの館、やさと温泉ゆりの郷、茨城県フラワーパークでございます。施設利用券との交換枚数は、平成28年度において1,936枚という実績となっております。  以上です。 446 ◯議長(塚谷重市君) 13番・関口忠男君。 447 ◯13番(関口忠男君) 施設の利用券の交換も大分増えてきているようでございますので、高齢者が外出するということでございますね、そういうことは。健康維持のためにも大変すばらしいことだと、大変、プラチナ応援事業は高齢者にとってすばらしい事業であると思います。  今後もいろいろ計画を立てていただいて、生涯現役事業をもっと有意義なものにしていただきたいと思いますが、市長から、これは市長の公約で取り入れた事業でございますので、これまでのことを総合的に考えて答弁をいただきたいと思います。 448 ◯議長(塚谷重市君) 市長・今泉君。 449 ◯市長(今泉文彦君) 生涯現役プラチナ応援事業でありますけれども、現在、ポイントが付与できる事業があるわけですけれども、それに対して取り組めない人、いわゆる移動制約者ですとか、そういった方にもポイントを付与できる事業が欲しいという声が上がっておりまして、いわゆるなかなか参加できない方にも参加できるような形をとっていきたいということで、総合的に幅広くこれを膨らましていきたいなということを考えています。具体的にどんなふうにやるかというのは、これから制度設計をさらに考えていきたいと思っています。  以上です。 450 ◯議長(塚谷重市君) 13番・関口忠男君。 451 ◯13番(関口忠男君) 次に、3項目目の、下水道施設の維持管理について質問をいたします。施設の現況、マンホール周辺、管路埋設箇所における状況、この2点についてお尋ねをいたします。  大変、私が車で走っておりましても、マンホールの周辺のへこみ、くぼみの状況がよく見えるんですが、幹線道路と言わず、生活道路全て段差がある。私が自転車であそこを通ったら多分、転ぶと思いますよ。乗らないからわからないですけど。そういった段差ができています。  大変危険な……、マンホールの周辺はくぼんでおるので、管理が行き届いていないのかなと思っております。これは、早急にやらなくちゃいけないと思うんですが、かなり多いと思います、マンホールの数というのは。  最初に、下水道施設の維持管理について、昭和58年度から供用開始の石岡地区の第1中継ポンプ場、また、昭和63年度から供用開始の第2中継ポンプ場、さらに、平成14年度から供用開始となった八郷地区の水処理センターなどがあります、下水道施設については。それらは、経年使用に対する更新費用が莫大に必要となることから、長寿命化計画を策定し、国の補助事業を活用して、平成25年から取り組んでいることは承知しております。この長寿命化計画対象以外の施設は、現在どのような状況なのか、お尋ねをいたします。  また、2つ目に、先ほど話ししましたように、マンホール周辺の現状、また管路埋設箇所の現状についてお伺いをいたします。多分、石岡市にはマンホールの数はかなりあると思いますが、把握はしていると思いますが、その数についてお聞きをいたします。また、管路の延長についてもお伺いいたします。そして、先ほど言った段差の修繕を必要としている箇所の把握についても、お伺いをいたします。  答弁を求めます。 452 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 453 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) それでは、お答えを申し上げます。まず、下水道施設の現況についてご説明を申し上げます。  下水道施設のうち機械設備に関しましては、耐用年数を経過している施設を対象といたしまして、平成25年度に策定をいたしました長寿命化計画に基づきまして、国の補助事業を活用しながら、施設の更新を行ってきたところでございます。本年度につきましては、八郷水処理センターと八郷中継ポンプ場におきまして、汚水ポンプと設備の制御盤、それに、計測設備の更新工事を実施する予定となっておりまして、本年度におきまして、機械設備の長寿命化計画が完了することになってございます。今後は、マンホールポンプや埋設管の更新を行うことになりますので、新たな更新計画を策定して、計画的な更新を実施してまいりたいと考えてございます。  次に、マンホールや管路埋設延長につきましてお答えを申し上げます。市内の公共下水道や農業集落排水のマンホールにつきましては、およそ1万5,600基ほど設置されております。また、管路延長につきましては、約460キロメートルほど埋設をされているという状況になってございます。このマンホール周辺につきましては、通過車両の影響を非常に受けやすいため、段差が生じたり舗装の劣化が起こりやすいという状況になりますので、毎年、マンホールを含めた段差解消工事を進めているところでございます。また、この段差の修繕を必要としている箇所の把握についてでございますけれども、現時点では、道路パトロールによります連絡、連携を図りながら、発見に努めているところでございますけれども、マンホールの設置エリアも広く、数も非常に多いという状況にありますので、今後は、他の課の職員の協力もいただきながら、連絡体制の強化を図ってまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 454 ◯議長(塚谷重市君) 13番・関口忠男君。 455 ◯13番(関口忠男君) 長寿命化計画を策定して、今後、更新していくよと、施設についてはわかりました。  マンホールの周辺の解消については、完全に把握はしていないと、そういう答弁でございますが、パトロールをして、悪いところは直していくという形になのかなと思いますが、私が見ている範囲ではかなりあります。この役所の裏の道は本当にひどかったんですけど、何か質問する前にきれいに直ったんですけど、やればできるんですから、財政も予算をつけていただいて、早目に改善していただきたい。  そのほかにもかなりあるんですよ。ですから、思い切って……、少しずつ直すんじゃなくて、補正を組んで思い切った応急措置をしていただきたいと思っております。この辺についてお答えをいただきたいと思います。 456 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 457 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えをいたします。マンホールを含めました段差の解消工事につきましては、例年50基程度を実施しているところでございますけれども、段差の箇所も非常に多くなっておりますので、本年度につきましても、舗装のすり付けやマンホールかさの調整、それに舗装の打ち替えなども含め、70基程度を実施する予定となってございます。今後も修繕が必要な箇所の把握に努めながら、迅速な対応を図ってまいりたいと考えてございます。  また、大規模な修繕箇所が発見された場合につきましては、今後、補正予算などの計上も含め、対応してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。
    458 ◯議長(塚谷重市君) 13番・関口忠男君。 459 ◯13番(関口忠男君) パトロールですか、しながら状況が悪い場所を探しているということでございますが、もっと広げて、市民からの声も聞き入れていただきたいと思っております。そして、本当に今、部長が言ったように、50基、70基では間に合わない。ですから、本当に関係部局とよく相談していただきまして、予算を組んでいただいて、危険な箇所の早急な改善をしていただきたいと思います。  以上で質問を終わります。 460 ◯議長(塚谷重市君) 本日の一般質問はこの程度にいたしたいと思います。  以上で本日の議事日程は終了いたしましたので、これをもって散会いたします。  次回は、明6月13日定刻午前10時から会議を開き、引き続き市政一般に関する質問を行います。  ご苦労さまでした。                   午後 5時21分散会 Copyright (c) ISHIOKA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...