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平成29年予算特別委員会(第5日目) 本文 開催日:2017-03-08
平成29年予算特別委員会(第5日目) 名簿 開催日:2017-03-08

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  1. 石岡市議会 2017-03-08
    平成29年予算特別委員会(第5日目) 本文 開催日:2017-03-08


    取得元: 石岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-06
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 平成29年3月8日(水曜日)                   午前10時00分開会 ◯委員長(菱沼和幸君) おはようございます。ただいまから予算特別委員会を開会いたします。  直ちに本日の会議を開きます。  本日の議題は、議案第2号・平成29年度石岡市一般会計予算ないし議案第11号・平成29年度石岡市水道事業会計予算、以上でございます。  次に、付託案件説明のため、本日、委員長において出席を求めた者の職・氏名は、お手元に配付いたしました説明員名簿のとおりでございます。  次に、本日の審査範囲につきましては、過日、配付いたしました審査区分表のとおりでございます。  次に、各委員に申し上げます。本日は総括審査でありますので、計数にかかわる質疑、また重複する質疑は避けていただき、所管審査において答弁がなされ、それ以上に政策的な判断を求めるものについて質疑を行っていただきますよう、よろしくお願いをいたします。  これより議事に入ります。  議案第2号・平成29年度石岡市一般会計予算ないし議案第11号・平成29年度石岡市水道事業会計予算までの計10件を一括して議題といたします。  これより質疑を行います。  石橋委員。 2 ◯委員(石橋保卓君) 石橋です。おはようございます。きのうまでの3日間の所管の質疑の中で、再度確認をしたいという点、1点につきましてお伺いをいたします。ページ数で言いますと72、73ページの中の区運営補助金、区長・協力員関係経費の中の区運営補助金335万円についてお伺いをするわけですけれども、27年度の決算委員会の中でお尋ねをしましたところ、この補助金については、サンセット方式で28年度をもって終了予定というようなお話を伺っていました。その後の制度設計につきましては、新たに検討を加えていくというようなお話があったんですけれども、その後どのような検討が行われたのか、まずお伺いをいたします。 3 ◯委員長(菱沼和幸君) 八郷総合支所長・小松崎君。 4 ◯八郷総合支所長(小松崎隆雄君) 区運営補助金についてご答弁申し上げます。区運営補助金は補助対象地域が八郷地区のみとなっておりますので、石岡地区との不公平感は否めない状況にあります。これらを解消し、公平な補助制度を確立することが喫緊の課題でした。そこで、八郷地区8地区の区長会長さんと、区運営補助金の問題点や、市全域を対象にした新たな補助制度案について、意見交換を行いました。その中で多くの区長さんから、区運営補助金は地域に根差した補助金であり、協働のまちづくりを進めるためにも有効な補助金であると考えているので、今後も維持してほしいとの要望がありました。また、新たな補助制度を導入する場合には、各区長さんの意見の把握や周知のため、ある程度の期間が必要であるとの意見も寄せられました。  これらを踏まえ、補助対象区域を市内全域に広めた形での現行制度の見直し、または新たな補助制度の導入を検討するか、さらに意見交換を行い、理解を得られるようなよりよい制度を構築するため、今回は、現行制度のまま1年間延長することといたしました。  以上です。 5 ◯委員長(菱沼和幸君) 石橋委員。 6 ◯委員(石橋保卓君) わかりました。本来であれば、28年度中で検討の結果を出して、29年度の予算の中に新しい制度として反映させてというのが、一番理想的だったとは思うんですけれども、現状としては、地方自治体、特に市町村を運営していく中で、そこを構成する各自治会ですか、町内会がやっぱり重要になってくるのかなと思います。  私、前から繰り返し言いますように、この補助金を廃止しろということではなく、地元にとって有効な補助金であるとすれば、市全域に広げた制度設計が必要ではないかなということを繰り返し述べてきたわけです。自治会が担う行政の一端といいますか、一翼といいますか、そういう部分はかなり重要にはなってきていると思うんですよ。市内の清掃活動やいろんな地域での活動という部分では、どうしても町内会、自治会に負うところはかなり大きいと。そういうところを育成していくというのも、行政としての1つの役割ではないかなと考えるわけです。まして市長のほうで、協働のまちづくりという看板を掲げて市政に当たられているわけですけれども、そういったところ、もっと自治会を、町内会を、しっかりした組織として育成していくというのも、1つの方策ではないかなと感じるわけです。
     そういったところも踏まえて、今後、この制度に対しての市長のほうのお考えというものがあれば、お伺いをいたしたいと思います。 7 ◯委員長(菱沼和幸君) 市長・今泉君。 8 ◯市長(今泉文彦君) 区運営補助金でありますけれども、石橋委員がおっしゃるとおり、旧八郷町の制度でありまして、合併時の合併協定書を振り返ってみますと、補助金の取り扱いについては、事業に係るものというところで、両市町で独自の補助金、交付金等については、事業の実績を踏まえ、新市において市域全体の均衡を保つよう調整するというふうにあります。まさにおっしゃるとおりでありまして、今後については、新しい時代に対応する、時代に即した協働のまちづくりを推進するような制度を目指してまいりたいと思っております。  以上です。 9 ◯委員長(菱沼和幸君) 石橋委員。 10 ◯委員(石橋保卓君) 市長のお考えを聞いて、多少安心はするところであるんですけれども、旧石岡、旧八郷という区別をするわけではなくて、市内の自治会の構成そのものが、今、大分危機に瀕しているというような状況になっているのかなと思います。町内にお住まいになっている方がだんだん高齢化が進んで、町内会費という意味での負担もかなり重くなっている。それで、おひとり住まいのお年寄りが自立した生活が困難になって、施設に入って、町内から抜けていく。町内会、自治会としての面積は減りませんけれども、それを今度維持していく人数がだんだん減っていくと、そういうのがやはり現実として避けられないものであるのかなと思います。  今回、新しい施策として、自治会等の集会施設の運営補助金という制度が1つ設けられました。本来であれば、28年度中の検討の中で、この区運営補助金を拡充する意味で、今回新しく出されてきたこういう施策も一本化をして市内全域に適用していくと、そういう方向性が本当は必要ではなかったのかなと私は思うんですけれども、今の市長のお考えを聞きましたので、29年度の予算にこれから反映させるというのはなかなか難しいでしょうけど、30年度の予算のほうで、編成までの間に皆さんでしっかりした制度設計をしていただきたい。これは私の要望としてお願いをして、私の質問は終わります。 11 ◯委員長(菱沼和幸君) 次の質疑者に移ります。櫻井 茂委員。 12 ◯委員(櫻井 茂君) おはようございます。櫻井 茂です。よろしくお願いいたします。  私のほうは、157ページの企業誘致推進事業についてお尋ねをいたします。こちら、先輩委員のほうで先日の所管委員会の中で質問がなされ、工業団地の企業誘致につきましては、今のところ全部入っているというような答弁があったかと思います。市のホームページを確認しましたところ、工業団地の区画、1区画1区画丁寧に地図が示されておりまして、どこの企業が入っているということで示されておるようですけれども、一方で、石岡市産業立地ガイドというパンフレットを示してありまして、こちらのものは平成27年3月31日なんですが、工業団地の図面と同じものをパンフレットの中に示していまして、こちらでは、この区画が空いていますよということが、そのまま現在も掲示されております。  本来であれば、既に埋まってしまっていますから、パンフレットのほうの修正といいますか、印刷したものについては、配ってしまったものは回収できませんので、しようがないんですけど、ホームページ上のデータについては本来修正すべきではないかと思うんですが、これについて考えをお伺いしたいと思います。 13 ◯委員長(菱沼和幸君) 経済部理事兼産業振興担当・真家君。 14 ◯経済部理事兼産業振興担当(真家 忠君) ご答弁申し上げます。ただいま櫻井委員のほうからご指摘がございました企業誘致のホームページでございますが、まだ訂正していないところがあるということでしたけれども、早急に対応するようにしたいと思います。また、パンフレットにつきましては、現在、パンフレットを配布するときに、口頭ではお伝えしているところでございますけれども、パンフレットにつきましても早急に新しいものを作成し、配布したいと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。 15 ◯委員長(菱沼和幸君) 櫻井委員。 16 ◯委員(櫻井 茂君) 了解しました。企業誘致に関しましては、市内ではなくて市外の方々に企業誘致への関心を、石岡市に対する関心を高めてもらうために、いろいろなところでいろいろな方と会う。それで、名刺交換をされれば、じゃあ、実際、どういうところに工場進出できるのかということで、ホームページで確認される方も多分いらっしゃると思いますので、そういった際に誤った情報を相手に流して、期待値を持たせておいて、問い合わせが来たら実はそこは埋まっていましたというふうな話も、最近の話であればいいんですけど、2年前のデータを掲載しておいて、ちょっと間違っているということでは、あまり格好よくありませんので、その辺はしっかりホームページの情報、更新すべき情報については確認をお願いしたいと思います。  それと、工業団地のほうが埋まったというようなこともありまして、今回、予算では、企業誘致可能性調査委託料ということで、新たな場所への工業団地、あるいは企業立地の可能性を探るための調査を行うということで質問がされておりましたけれども、これまでの企業誘致に関しましては、トップセールスということで、市長のほうで積極的にいろいろな企業の方とお会いして、工業団地への進出、あるいは市内への支所であるとか工場の進出ということを促すということが、歴代市長の中で答弁されてきたように記憶しております。  今回、工業団地がいっぱいになったということで、石岡市へ進出してほしいという場所がちょっと明確でない部分もあるとは思うんですが、市長はこの部分について、どのように平成29年度、取り組んでいくのか、お考えがあればお伺いしたいと思います。 17 ◯委員長(菱沼和幸君) 市長・今泉君。 18 ◯市長(今泉文彦君) 企業立地可能性調査が始まるわけでありますけれども、その間、立地の可能性のある場所を考えますと、比較的小規模な場所に限られると思っております。そういった意味では、東京の下町、江東区ですとか葛飾区とか、そういったところに照準を当てて、中小企業の工場をターゲットにして考えております。下町の江東区とか葛飾区とか墨田区とか、そういったところの区長さん方と交流を持っていまして、情報交換を行っているところであります。また、県人会、これは東京の椿山荘で年2回ほどやるんですけれども、そこで東京の企業と名刺交換をして、情報交換をして、そういうPRをしているところであります。  以上です。 19 ◯委員長(菱沼和幸君) 櫻井委員。 20 ◯委員(櫻井 茂君) 了解しました。先日の答弁の中では、固定資産税で2億5,000万円ほど、企業誘致に関しては効果が出ているというような答弁もございましたので、税収の確保という意味、あるいは雇用の確保という意味でも、企業誘致、立地については積極的に取り組んでいただきたいと思います。  次に、63ページの歳入です。中段下のところで資源ごみ売払収入ということで質問させていただきます。こちらにつきましては、石岡で霞台厚生施設組合に搬出する紙ですね、新聞紙等のものについて、霞台に持っていきますと、ごみ処理負担金で約700万取られると。そのごみは、ごみとしてではなく資源ごみとして、300万円の売り上げ収入を霞台厚生施設組合のほうで得ているということで、約1,000万、石岡市は損しているんじゃないかということでご提言申し上げ、平成29年度の予算で入るのかなと思っておりましたらば、答弁の中では、小美玉市と協議をして一緒にやろうということで、今、調整中だという答弁をいただいております。  小美玉市と一緒にやるというメリットが石岡市にとってあるのかどうかがちょっとわかりませんでしたので、その点、なぜ小美玉市と一緒に歩調を合わせてやるのか。これ、石岡市内のごみ収集の際に直接業者に搬入すれば収入として得られるものを、わざわざ霞台厚生施設に持っていって、その処分料として約700万円近くの金額を、そこの段階で負担金として払わなきゃならないという現状がありますので、小美玉市と歩調を合わせることによって石岡市にとってメリットがある部分、どのようなお考えなのかをお聞きしたいと思います。 21 ◯委員長(菱沼和幸君) 生活環境部長・横田君。 22 ◯生活環境部長(横田克明君) ご答弁申し上げます。ただいま櫻井委員からご指摘いただいた部分につきましては、昨日の委員会でもいただいたところでございますが、その中で、今おっしゃられたとおりの答弁を差し上げたところですけれども、小美玉市という部分では、まず、当然、現状の霞台厚生施設組合の構成市町として、小美玉市と一緒に広域で取り組んでいるという部分がございまして、まずはそういった部分で、広域で一緒に取り組んでいるという部分で、小美玉市と協議をさせていただいたという次第でございます。  以上でございます。 23 ◯委員長(菱沼和幸君) 櫻井委員。 24 ◯委員(櫻井 茂君) 要するに石岡市で収集するごみをどのような形で持っていくのかというのは、石岡市側の判断ではないのかなと私は思うんですけれども、例えば霞台厚生施設組合を石岡市と小美玉市で当初、構成していまして、ごみ処理場の規模であるとか、処理の理屈ですよね、目的からいって、石岡市がそこにごみを仮に出さなくて、別な形で処理することによって、霞台厚生施設組合のほうの維持管理が非常に不安定になるというのであれば、理屈としてはわかるんですけれども、今回の紙の、新聞紙等の部分については、全体のごみ量からすると、それほど大きな割合を占める部分ではないと思います。それによって霞台厚生施設組合の負担金がものすごく変わってしまって、小美玉市に迷惑をかけるというような話でもないような気はするんですけれども、小美玉市と歩調を合わせなければならない、もしくは新年度予算に計上できないような……。私が一般質問したのは昨年の6月ですから、もう既に10か月近く経つわけですよね。その中でどのような協議がされているのか、ちょっとよく見えていないんですよね。もっと早く事務事業を進めるなり、もしできないのであれば、できないなりの課題整理をして、きちっと議会の中で答弁していただければいいんですけど、それがちょっと見えてこなかったというところなんですけれども、実際これ、小美玉市と調整していつ結論付けるというか、その時期は見えているんでしょうか。 25 ◯委員長(菱沼和幸君) 生活環境部長・横田君。 26 ◯生活環境部長(横田克明君) ご答弁申し上げます。ご指摘いただいた部分につきましては、霞台の組合等も交えて協議を行っておりますけれども、改めまして、やはり委員のご提言がありましたように、市の収入として入ってくるという大きな部分がございますので、早急にこの部分につきまして協議を行って、結論を出していきたいと思っております。  以上でございます。 27 ◯委員長(菱沼和幸君) 櫻井委員。 28 ◯委員(櫻井 茂君) 早く結論を出していただきたいと思います。私は小美玉市と歩調を合わせる必要性は全くないような気はしております。  それと、私は提言という形で6月の議会で申し上げましたけれども、本来これは、旧八郷地区の紙につきましては、もう既に業者さんのほうへ直接搬入して収益を上げており、それが今回の予算の中で計上されているわけですけれども、担当職員の中で、じゃあ、石岡の紙についても同じことをやれば利益があるんじゃないかというのは、本来、担当課の中で整理すべき問題だと思うんですよね。議員のほうから指摘を受ける前に、担当課のほうでそういう問題について整理をし、仮に例えば議会で指摘を受けたのであれば、じゃあ、すぐにやりますよというのが、行政改革の1つの流れではないかと思います。これについて市長の見解をお伺いしたいと思います。 29 ◯委員長(菱沼和幸君) 市長・今泉君。 30 ◯市長(今泉文彦君) 委員ご指摘のとおり、石岡は2方式になっていますけれども、それぞれのメリット、デメリットがあるかと思います。そのメリット、デメリットを1つに統一して、新しい炉の完成に向けて、ごみの減量化、新しい方式、石岡方式とでもいいましょうか、そういったものを確立していきたいと思っています。  以上です。 31 ◯委員長(菱沼和幸君) 櫻井委員。 32 ◯委員(櫻井 茂君) ごみの減量化につきましては、各方面からご指摘をいただいている部分でもありますし、新ごみ処理施設も、今、計画が着々と進んでおりますので、ごみ処理負担金の軽減とあわせて事業が円滑に進むよう、あらゆる方面に気を配っていただいて、対応をお願いできればと思います。  以上で終わります。 33 ◯委員長(菱沼和幸君) 次の質疑者に移ります。新田委員。 34 ◯委員(新田 茜君) 新田 茜です。昨日までの所管のほうで、29年度の予算について伺ってまいりましたけれども、さらに具体的に2項目お伺いしたいと思います。  予算書で言いますと歳入のほうで49ページ、歳出のほうで145ページの、ふれあい農園維持管理経費251万円について伺います。現在、石岡市のふれあい農園については、宮部地区と東府中地区の2か所でございます。平成29年度の予算で利用者からいただく利用料としての収入と、また、地権者の方に支払う借地料であったり委託料などの歳出と、その内容について所管のほうでお答えいただきましたけれども、その際に、28年度現時点での実績も伺いました。  28年度を含めまして、過去3年間の実績を見てみました。宮部地区のほうが152区画、東府中地区が95区画、合わせて247区画ありますが、こちら利用実績が、平成26年度115区画で利用率が46%、平成27年度が10件減りまして105区画の42%、本年度が現在でさらに5件減りまして100区画で40%。年々利用率が下がっているわけですけれども、そうしますと、歳入の部分でも、利用者からいただいております利用料が減ってきております。これも過去3年間で、平成26年度が利用料72万3,000円、平成27年度が66万円、本年度、現時点で62万9,000円なんですけれども、何が言いたいかといいますと、年々利用者が減っているんですが、29年度予算では、この利用料での収入が77万9,000円で、28年度よりも20件以上、年間使用額が6,290円ですので、それで計算しますとプラス24件分で計上がされております。  非常に前向きな予算設定ではあるんですが、これは何か根拠があっての予算付けなのか。実際3年間で15件利用が減っていますが、それを超える20件以上、24件増での見込みとして計上。これ、例年同じ方法ですと、利用者が増える見込みは厳しいように思うんですが、何か29年度は利用率向上のために新たな取り組みをされるのか、まずお伺いをいたします。 35 ◯委員長(菱沼和幸君) 経済部長・前沢君。 36 ◯経済部長(前沢洋一君) ふれあい農園の使用料の増の理由というところかなと思いますけれども、所管の審査の質疑の中で、委員の今おっしゃられたように、利用の区画数は減少傾向にあることは確かでございます。その大きな要因は、やはり市民農園としての魅力といいますか、そういったところが下がっている、利用する方の高齢化等の問題もあろうかと思っております。また、大きな、畑として活用していく問題として、やはり作物の連作障害といいますか、同じところに同じものをつくっていくときに、連作障害というのが起きていまして、うまくつくれないということから断念をする方が多いというふうに、傾向としては見ているところでございます。  そういう中にありまして、使用料を少し増として見たというのは、当然ながら、これまでの実績をもとに、今後、ご答弁でも申し上げましたけれども、草刈りの回数を増やして魅力を伝えていく作業、またはその前にも土壌改良等も行ってきております。そういう中で、若い方も含めて利用が進むようにということでのPRも強めてきているところでございますので、そういった中で、今言いましたように草刈り等の増によります環境改善といったところで利用者が増えていただくと、またPRも含めて、利用者の年齢層も広げていくという目標を掲げ、その実績に基づいた増加分というものを見込んで、その意気込みを示したところでございます。  以上でございます。 37 ◯委員長(菱沼和幸君) 新田委員。 38 ◯委員(新田 茜君) ありがとうございます。それで、これ、見間違いだったら申し訳ないんですけれども、石岡市行財政改革実施計画、平成28年度見直し版のほうで、この維持管理経費の縮減ということで、ふれあい農園について、29年度でこの2つの農園の借地契約期間が満了になると記されておりました。さらに年度別計画では、宮部地区のほうは29年度で廃園、そして、東府中地区のほうは規模縮小というふうに記されておりました。こちらは計画ではありますが、29年度で借地期間が満了になるわけですから、地権者との交渉であるとか、利用者の意向調査もあると思いますけれども、この29年度を迎えるに当たり、どういった方向性で進めていくのか、その辺をお伺いしたいと思います。 39 ◯委員長(菱沼和幸君) 経済部長・前沢君。 40 ◯経済部長(前沢洋一君) 委員ご指摘のとおり、その計画といいますか、今後の方向性としては、その文面に示したとおりでございます。実際のところ、特に宮部地区の利用率が伸びないといいますか、減っていく傾向にあるということと、ご指摘のありましたように契約更新の年度が来ているというような状況から、この29年度のまず4月に申し込みを受付開始しますけれども、そういった状況を見て、今後の方向というものを決めて、契約更新をしていくのか、やめていくのか、そういった判断材料にしていきたいと考えております。  それと同時に、ふれあい農園の稼働率を上げていくために、さらにどういった手法がとれるのかというのも、現在から今、検討を加えているところでございまして、広く、例えばの話をしますと、市外の方でも利用できるような形でもとれないかと、今の制度を見直す中でそういったものもとれないか、そういったものも、今、検討の範疇に入っているというところで、いろいろな検討を……、申し込み状況を見ながら29年度はそういう検討も加えていって、方針の方向性で出したような方向になるかどうかの検討をしていくという状況でございます。  以上でございます。 41 ◯委員長(菱沼和幸君) 新田委員。 42 ◯委員(新田 茜君) ありがとうございます。  また、これは同じような質問になってしまうかもしれないんですけど、もし宮部地区が29年度で廃園になるとしたら、農園の利用期間、先ほど部長がおっしゃられたように4月から翌年3月の原則1年ですから、29年度予算で見込んでいる新規の24件というのは、ほぼ東府中地区での増加として見込んでいるのか、そうなると、利用者を増やすためのアプローチの仕方というのは変わってくると思うんですけれども、その辺についてもう一度お伺いをいたします。 43 ◯委員長(菱沼和幸君) 経済部長・前沢君。 44 ◯経済部長(前沢洋一君) この収入増を見込んだのは、東府中だけということではございません。先ほども申しましたけれども、畑としての環境改善等をして、特に利用率の低い宮部地区のほうの利用率を上げていきたいという考えは持っているところでございます。そういう中にありまして、伸ばしていきたいというところはありますが、その状況として、傾向として、利用率が下がっている。特に宮部地区については、その近くにといいますか、福祉のほうで担当しておりますけど、高齢者健康農園というのが鹿の子にございますけれども、そちらのほうが無料という形でやっておりますので、そちらに移ってしまう方も結構いるというふうに聞いてございます。そういった意味で、先ほども申しましたけど、いろいろな材料、または利用料の変更なんかも含めて、今後の方向性を検討しているというところでございます。  以上でございます。 45 ◯委員長(菱沼和幸君) 新田委員。 46 ◯委員(新田 茜君) ありがとうございます。草刈り等で環境整備ですとか、ちょっとした休憩スペースの設置ですとか、利用者が増えるような、またリピートして利用していただけるような工夫をしていただければと思います。この件については以上であります。  続いてなんですが、予算書で言いますと75ページ、戦略的情報発信経費253万7,000円の中の映像コンテスト報償費の計が68万5,000円でありますけれども、市の魅力の情報発信ということで、所管のほうで伺いました。石岡市の魅力向上と市内外への魅力発信ということで、短編部門とCM部門で募集されるということで、そして、募集作品から選ばれたものに関して、優秀作品賞ですとか特別賞であったりとか、そういった副賞で46万円の予算計上がありましたけれども、その作品に関して、学校等での活用や、映像記録として多面的な展開を図るということなんですけれども、その作品の活用についていまいちよくわかりませんでしたので、どのように活用して、そしてさらにどういった効果が得られるとお考えなのか、まずその辺をお伺いいたしたいと思います。 47 ◯委員長(菱沼和幸君) 市長公室長・佐々木君。 48 ◯市長公室長(佐々木敏夫君) お答え申し上げます。今後の活用につきましては、今後、編成されます実行委員会等できちんと議論がされるものと思っておりますけれども、せっかくつくっていただいた中の作品でございますので、有効活用を図っていきたいと考えております。  以上です。 49 ◯委員長(菱沼和幸君) 新田委員。 50 ◯委員(新田 茜君) ありがとうございます。これ、何となくイメージとしては、よく動画共有サービスに投稿されているような自治体プロモーションのような動画を想像していたんですけれども、もしかして市のホームページにありますいしおか動画チャンネルにあるような動画となるのかなというふうにも思います。28年度は、短編映像作成業務委託料で63万9,000円の計上があったので、それが29年度は募集で、市民参加型の映像コンテストになるというふうに予算付けされているのかなと思います。市の魅力発信の映像でありますけれども、これは何かユーモアさがあるといいのかなと個人的には思います。  去年だったと思うんですけど、大分県の別府市で、温泉、遊園地といったようなCMを市で作成しておりました。100万回再生したら実現ということで、メディアにも取り上げられて、大分話題性がありました。角度は違いますけれども、そういった話題性も必要なのかなと感じております。  この映像コンテストの募集というのは、どのようにされるのかはちょっとわかりませんけれども、いつものように市報であったり、ホームページに掲載ですとかメルマガ等での周知活動をされるのかもしれませんが、新規事業ですから、新たなアプローチとして、行政側で映像コンテストの募集の簡単なCMのようなものをつくって、その動画を利用してSNS等で募集を図るというようなことも1つの手かなと思いますけど、その辺についてお考えをお伺いしたいと思います。 51 ◯委員長(菱沼和幸君) 市長公室長・佐々木君。 52 ◯市長公室長(佐々木敏夫君) ご提案の点は、本当に十分に検討して、活用させていただければと思っております。  以上でございます。 53 ◯委員長(菱沼和幸君) 新田委員。 54 ◯委員(新田 茜君) 以上です。ありがとうございます。 55 ◯委員長(菱沼和幸君) 次の質疑者に移ります。玉造委員。 56 ◯委員(玉造由美君) 玉造由美です。よろしくお願いいたします。  ページ数は111ページの健康広場等管理委託料ということで、所管のほうで質問させていただきましたが、これの借地料のところで、健康広場と健康農園の借地料というご答弁をいただきまして、こちらの健康広場等管理委託料という委託料の中に、健康広場と健康農園ということが入っていたということで、この健康農園につきましては使用料は無料ということで、先ほどもご答弁にありましたとおり、石岡市ふれあい農園は料金が6,290円ということで有料になっておりますが、この差ですね、片方は有料、片方は無料ということで、健康農園のほうの申し込みの仕方などは、どのようにしたら借りられるのかをお伺いいたします。 57 ◯委員長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・武熊君。 58 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。健康農園の申し込みの方法でございますが、委託先の社会福祉協議会のほうで毎年募集してございます。募集の結果、先ほどご答弁ありましたように、高齢者の生きがいづくりと健康増進を目的としておりまして、使用料が無料となってございますので、ほぼ満杯の状態となってございます。  以上でございます。 59 ◯委員長(菱沼和幸君) 玉造委員。 60 ◯委員(玉造由美君) ありがとうございます。借りる方の条件ということで、60歳以上で市民の方というようなことで、有料のほうも無料のほうもそんなに条件が変わりがないような気がするんですけれども、有料と無料は大変大きい差がありますが、これについてはこのままで実施していく予定なのか、お伺いいたします。 61 ◯委員長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・武熊君。 62 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。以前、この高齢者の健康農園につきましては、経済部所管のふれあい農園が有料ということもございまして、アンケート調査を実施してございます。そのときに有料化の検討もしたわけではございますが、結果としまして有料化には至らなかった。利用状況も考えますと、現在の制度で当面は引き続き実施していきたいと考えてございます。  以上でございます。 63 ◯委員長(菱沼和幸君) 玉造委員。 64 ◯委員(玉造由美君) 先ほどもご答弁の中にありましたけれども、片方は料金が発生しておりますのに、こちらの健康農園のほうは無料ということで、あまりにも差があり過ぎるのではないかと考えますが、例えば区画ですとかは、1区画30平方メートルということで、ふれあい農園も健康農園も同じ大きさになっておりますけれども、こういった区画をあるいは小さくするとかして、たくさんの方が利用するというような使い方もあるのではないかと考えますが、そういったことについてのお考えをもう一度お伺いいたします。 65 ◯委員長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・武熊君。 66 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。1区画約30平米となってございまして、実際に利用されている方につきましては、もっと小さくしてくれというような意見はちょっとございませんで、逆に、1区画ではなくて2区画借りたいとかというご要望もございますので、現在は当面このままで行きたいと考えてございます。  以上でございます。 67 ◯委員長(菱沼和幸君) 玉造委員。 68 ◯委員(玉造由美君) 市民の方の要望としては、無料でありますし、1区画でも2区画でも大きいほうがいいというようなご要望もあるのかもしれませんが、そういうことでございますと、多くの方が利用できませんので、そういうところを変えていかなければ不公平感が出てきてしまうと考えますが、公平感につきましてはどのようにお考えなのか、もう一度お伺いをいたします。 69 ◯委員長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・武熊君。 70 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。保健福祉部といたしましては、現在、健康農園単独ではなくて、健康広場と一緒に、高齢者の生きがいづくりと健康増進を目的とした施設としての普及、利用等を考えてございます。健康広場につきましてはゲートボール場となっておりまして、こちらも利用料は無料となってございます。不公平感の話もございまして、過去に有料化の話も検討したところでございますので、またアンケートをとるなり、利用状況を見ながら検討課題とさせていただきたいと存じます。  以上でございます。 71 ◯委員長(菱沼和幸君) 玉造委員。
    72 ◯委員(玉造由美君) ただいま、ご答弁ありがとうございました。先ほども石岡市ふれあい農園のほうは利用率が減っている、廃園とかも考えてというようなご答弁もありましたので、こちらの健康農園につきましては、何かもっと改めていかなければ、不平等というか、そういうことが表に出てくるのではないかと考えますので、その点につきまして市長のご答弁をお伺いいたします。       〔「健康増進のためってもっとはっきり言えばいいんですよ。違うじゃな       い、目的が。同じ質問の繰り返しじゃない、これじゃ」と呼ぶ者あり〕 73 ◯委員長(菱沼和幸君) 市長・今泉君。 74 ◯市長(今泉文彦君) ふれあい農園と健康農園、有料、無料ということでありますけれども、設置時の成り立ちの違い、それから趣旨の違い、そういったものがあってそういった相違が出ているんだと思います。できたときから負担の公平性が言われているわけでありますけれども、今後、それらを担保していく上で、制度の趣旨をよく吟味しまして、負担の公平性、そういったものについてよく考えていきたいと思っております。  以上です。        〔「そういう気を持たせる答弁をするからいけない」と呼ぶ者あり〕 75 ◯委員長(菱沼和幸君) 玉造委員。 76 ◯委員(玉造由美君) ありがとうございました。ぜひよろしくお願いしたいと思います。       〔「無料化にすればいいんだよ。好きなんだから、無料」と呼ぶ者あり〕 77 ◯委員(玉造由美君) 最後に、117ページのふれあいの里費のシルバーリハビリ体操推進事業でございますが、現在、参加者が増えているということで、シルバーリハビリ体操士会のほうで、火曜日、水曜日、金曜日の午後1時半から2時15分と、その後の2時半から午後3時15分という形でシルバーリハビリ体操が行われているということで、また26年から27年の増加が約3,000人、また28年度までの1年間では3,000人、4,000人ぐらいが増えているというような、28年度の参加人数が1万人を超えているというようなご答弁でございました。  そういうふうに参加者が増えているということで、今後、これにまた3,000人ずつ増えていくというようなことが予想されますが、またこの開催についてどのような……、今後の開催についてのお考えをお伺いいたします。 78 ◯委員長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・武熊君。 79 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。ひまわりの館で行っておりますシルバーリハビリ体操でございますが、これはシルバーリハビリ体操の普及を目的にひまわりの館でも実施したものでございます。現実にシルバーリハビリ体操につきましては、シルバーリハビリ体操指導士会のほうが独自活動としまして、各地域での活動の場を広げてございます。今後は、シルバーリハビリ体操指導士会の地域での活動のほうに重点を置いていただきたいと思っております。ただ、現在のひまわりの館でのシルバーリハビリ体操は非常に好評でございますので、こちらにつきましても、当分の間は現行どおり実施していきたいと思ってございます。  なお、会場の広さがありますので、伸びもほぼいっぱいの状況でございます。シルバーリハビリ体操につきましては、ひまわりの館での実施によりまして、一般の市民の方にかなりの普及となっていると考えてございます。  以上でございます。 80 ◯委員長(菱沼和幸君) 玉造委員。 81 ◯委員(玉造由美君) ただいま会場の広さということと参加者の人数の件で、会場がいっぱいになるというようなご答弁がありましたけれども、1週間のうち火、水、金と1日に2回ずつ午後やっているということで、会場も、もういっぱいというような状況でございますが、今後は、これ以上増えた場合の対応としてのお考えでございますが、ほかの会場でもやっているというようなことで、そちらのほうに行っていただくということもあるかとは思いますが、集いやすいといいますか、タウンメイトとかも走っておりますし、ひまわりの館のほうが利用しやすいということがあると思うんですが、その点につきまして、このまま、増加のままでいいのかどうか、もう一度お伺いいたします。 82 ◯委員長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・武熊君。 83 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。ひまわりの館でのシルバーリハビリ体操は、あくまでも普及啓発をメインに行っています。ただ、利用者がかなり多くなって、非常に好評でございます。ただ、ひまわりの館自体が貸し館業務を行っていまして、シルバーリハビリ体操で午前から午後、毎日その部屋を押さえるというと、その貸し館業務のほうにも非常に支障が出ると思ってございます。また一方で、シルバーリハビリ体操指導士会が地域におきまして活動の場を広げてございます。指導士会の話によりますと、現在、各小学校区で少なくとも1回以上の活動の場を設けている、今後さらに活動の場を広げていきたいという話がございますので、地域でのそういう機会を持っていただいて、シルバーリハビリ体操の普及をさらに目指していきたいと考えてございます。  以上でございます。 84 ◯委員長(菱沼和幸君) 玉造委員。 85 ◯委員(玉造由美君) ありがとうございます。今、ひまわりの館の使用状況といいますか、そういったことも、これ以上増やせないというような、貸し館業務のほうに影響が出るというようなことでございます。そうしますと、ほかのところに移っていただくというようなことが考えられるのかなと思うんですけれども、また予算につきましても、28年度と29年度も同じ予算ということでございますが、この予算につきましても、やはり参加人数や開催場所が増えるにつれて考えていかなくてはならないと思っておりますけれども、その点につきまして、市長にお伺いをいたします。 86 ◯委員長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・武熊君。 87 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。ひまわりの館での利用につきましては、使用している部屋の大きさ等もございまして、体操指導士の数も限られてございます。予算的には、参加者が増えたからといって予算を必要とするものではございません。先ほどから申しておりますが、シルバーリハビリ体操指導士会でのシルバーリハビリ体操につきましては、市からの委託ではございませんで、シルバーリハビリ体操指導士会独自の活動となってございます。本来、シルバーリハビリ体操指導士につきましては、市が3級指導士を養成していることもございますが、基本的には1級指導士の皆さんが新たな3級指導士を養成しまして、シルバーリハビリ体操をなさっている方自らが活動をし、一般市民へその体操の普及啓発を行っているという基本的な考え方がございますので、市はその支援をしていきたいというスタンスで、今までも、これからもやっていきたいと考えてございます。  以上でございます。 88 ◯委員長(菱沼和幸君) 市長・今泉君。 89 ◯市長(今泉文彦君) 現在、ひまわりの館がシルバーリハビリ体操の拠点となっておりますけれども、これが最終形ではなくて、目指すところは生涯現役、健康寿命を延ばすという意味で、身近なところでできるようにするのがその目指すところだと思います。そのために、シルバーリハビリ体操の指導者を増やしていく、そういった1つの今、過渡期だと思っております。今、7,200人ということでありますけれども、これをもっと増やして、身近なところで気軽にシルバーリハビリ体操ができる環境をつくっていきたい、そのように思っております。  以上です。 90 ◯委員長(菱沼和幸君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午前10時58分休憩            ───────────────────────                   午前11時10分再開 91 ◯委員長(菱沼和幸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質疑者に移ります。小松委員。 92 ◯委員(小松豊正君) 日本共産党の小松豊正でございます。3点について総括的な質問を行います。  第1点は、今回の予算のいわば目玉の1つとも位置付けられている通勤・通学特急券購入費補助金、新規1,536万円のことでございます。この政策的な目標は、ふるさと再生プロジェクトの冊子に書いてあることによりますと、若い世代の転出の抑制と移住の促進を図るためと、これが目標だということでございます。通勤・通学、これは18歳以上だから、通学というと、高校を卒業して大学、あるいはその他のさまざまな教育機関に通う学生、または通勤、44歳までですかね。  それで、私非常に……、私の感覚で言えば唐突といいますか、ある意味では意外なことであったんですけれども、それで、まずお聞きしたいのは、こういうふうに予算化するわけですから、実際、常磐線を利用して通勤・通学されている方々がどういう要求があり、やったらどういうことになるのか、リサーチをどのようにされたのかお伺いします。 93 ◯委員長(菱沼和幸君) 市長公室長・佐々木君。 94 ◯市長公室長(佐々木敏夫君) 現在、石岡市におきましては、委員にもお示しいたしましたとおり、平成27年10月にまち・ひと・しごと創生石岡人口ビジョン及び総合戦略をお示ししまして、5年間にわたって制度を進めているところでございます。そういう中で、本市の人口でございますけれども、人口ビジョンの作成におきまして、平成7年をピークに急速に減少いたしまして、特に15歳から64歳の生産年齢の減少が非常に著しいという結果が出ておりました。人口推計によれば、2040年には老齢人口が4割、生産年齢人口が5割という時代になるということでございます。  その人口ビジョンを策定する際、住民のアンケートをとっております。その際、石岡市の人口減少を知らないという市民が約4割ございました。一方、これからも住み続けたいという結果が6割出ております。その中で、将来の地元就職、進路希望の調査におきまして、希望する進路に進んだ場合、石岡から出ていく学生が約4割という結果がございました。その理由の1つといたしまして、通勤の不便さが転出の要因という、この要因が1つ大きな部分だったという結果が出ております。そういったことから検討を進めてきたところでございます。  以上でございます。 95 ◯委員長(菱沼和幸君) 小松委員。 96 ◯委員(小松豊正君) そういうこともあったのかもしれないんですけれども、それで、次の質問は、このことは2月21日の東京新聞に報道されております、写真付きで。市によると、通勤・通学費の助成で覚書をJR水戸支社と締結するのは県内で初めてというふうに書いてございます。同じような状況に置かれているのは、茨城だけではなくて、首都圏でいえば関東各県が、いわば同じような状況になっていて、若い者が東京に集中するという事情は同じだと思うんですけれども、そういう点でもう一度お聞きしますけれども、東京周辺の関東各県ではどういう状況ですか。初めて茨城県がやることになるんですか、こういうことは。 97 ◯委員長(菱沼和幸君) 市長公室長・佐々木君。 98 ◯市長公室長(佐々木敏夫君) それぞれの各自治体で有効な手段を講じているところでございますけれども、県内では初めての試み、近県ですと、千葉県のいすみ市のほうで、JR外房線の通勤・通学2分の1特急券補助を実施しております。  以上でございます。 99 ◯委員長(菱沼和幸君) 小松委員。 100 ◯委員(小松豊正君) 石岡市民ということになるんですけれども、石岡市民が東京に通う場合は、石岡駅からだけ通うのではなくて、高浜駅からも、非常に乗るときに便利なので、南台とかあの辺の方々は、かなり私も駅でいろいろビラなどをまいていると、かなり多くの方が高浜から乗ります。また、八郷に住む方は、羽鳥から乗る方も多いと。そういうふうにした場合に、実際に受ける場は、じゃあ高浜の人はどうなるのかと。一旦石岡に来てになるのか、羽鳥の人は石岡に来て乗ることになるのか、そういうことも非常にしづらいわけであって、そういう矛盾もあるかと思うんですけれども、この辺はどのようにカバーするんですか。 101 ◯委員長(菱沼和幸君) 市長公室長・佐々木君。 102 ◯市長公室長(佐々木敏夫君) 名称のとおり特急券補助でございます。 103 ◯委員長(菱沼和幸君) 小松委員。 104 ◯委員(小松豊正君) 私は、そういう点で、こういうことに1,536万も使うのであれば、若い世代、つまり通勤・通学の方々が、特に通学の方がお金がなくて、下を走っている方が多いわけであって、そういう方々が本当に石岡に住み続けるということになった場合は、一番切実なのは、今、全国的にも大きな問題になっている奨学金の問題、奨学ローンとも言われている問題で、そういう点でいけば、石岡ではやっぱり給付制の奨学金ですね、こういうものをやるとか、あるいはもっと石岡に住んだほうが子育てがいいとか、そういうことでの対策をとられることが主であって、こういうところに大々的に使うのは、私はいろんな疑問があります。  それから、もう一つの問題は、石岡市PR隊ということも出てくるんですけど、石岡PR隊の活動もしてもらうということで書いてありますけれども、これはどういうイメージなんですか。 105 ◯委員長(菱沼和幸君) 市長公室長・佐々木君。 106 ◯市長公室長(佐々木敏夫君) ある程度石岡市をPRしていただきたい、こういう意図がございます。この特急券補助を得る方は、石岡市から通勤・通学するわけでございますので、その方が、例えば東京の会社において、石岡市はこういうところですよとか、そういったことを発信していただく、または大学のサークルで石岡市で合宿するような場合、こういうことも紹介していただく、こういうことをPRの一環として協力いただけないかということのPR隊という趣旨でございます。  以上でございます。 107 ◯委員長(菱沼和幸君) 小松委員。 108 ◯委員(小松豊正君) 私は、ですから、もっと子育てがしやすいとか、公立保育所をつくる問題とか、奨学生のもっと枠を、今14名ですか、増やすとか、そういうところにかなり力点を置いてやることが、若い世代の転出の抑制と、そういうものにつながるものだという考え方が強いです。  それから、次の問題ですけれども、平成17年度に石岡市と八郷町が合併して11年半経ちました。そういう点における財政のあり方の問題について、お伺いしたいと思います。  私はずっと見てまいりますと、平成27年度は最後の補正で、そのとき余った余剰金は必ず、ほとんどといいますか、財政調整基金に積み込まれて、それで、平成27年度末では30億3,349万7,000円となっておりまして、合併当時の2倍以上、石岡の当初予算の10%になろうとしています。平成27年度のときには、これは減債基金に組み込まれて、必ずしも財政調整基金には組み込まれておりませんでした。そういう状況に今なっているわけですけれども、合併当時の是か非かと、合併してどういうメリットがあるとか、ないとか、そういう議論のときに、住民負担は低い方に合わせるというのがいろいろ議論されていたと聞いております。  ところが、新年度の予算案では、今までの積み残しというふうに言う方もいますけれども、石岡の市民の場合には、一連のスポーツ運動施設の使用料が無料と、1項目書いてあって、ところが今回のやつで、これが全部有料化になるという一部改正、条例改正があって、この平成29年度予算案も全部、条例の一部改正が通ったことを前提として予算が組まれております。それで、増額になるのは約200数十万円という答えでございました。  ですから、私は、こういう全体の状況を考えた場合は、やはり積み込まれてきたお金もあるわけですから、こういうことも踏まえて、それから茨城国体、東京オリンピックもあると、スポーツ熱が高まるという段階なので、やはりこれは有料化にするんじゃなくて、むしろ無料化というふうに考えたほうがいいんじゃないかと主張しておりますけれども、これは再度になるかと思うんですけれども、市長に答弁をいただきたいと思います。 109 ◯委員長(菱沼和幸君) 教育部長・宮本君。 110 ◯教育部長(宮本秀男君) ご答弁申し上げます。今回、ただいまの質問につきましては、議案質疑の中でもご答弁を申し上げましたけれども、市内の施設におきまして、有料、無料の施設があることについていかがなものか、不公平感があるのではないか、あるいは、合併して10年にもかかわらず統一性が図られていないというさまざまな要因から、今回、八郷総合運動公園並びに朝日体育館の有料化をお願いしたところでございます。これにつきましては、委員からも、安いほうに統一すべきだといったご意見もございました。今回、石岡市の運動公園の体育館を基準といたしまして、従来よりも、八郷総合運動公園で設定していた金額よりも、安く設定をさせていただいております。あわせて、高齢者、それから高校生以下の皆様にも十分料金の配慮をいたしまして、対応することでございます。あわせて、段階的に統一するということで、平成29年度においては基準の2分の1ということで設定をさせていただいております。  いずれにいたしましても、これだけの施設を抱えていて、県内どこの施設を見ても無料化というところはないと思っております。ですので、今回の有料化については、有料化することによって、老朽化施設の改修であるとか、いろんな面で必要性があるということでお願いしたものでございます。 111 ◯委員長(菱沼和幸君) 小松委員。 112 ◯委員(小松豊正君) 私はそうは思いませんけれども、感想は。  それで、次に3番目の問題は、農業集落排水事業の問題です。これは、ちょうど1年前の予算特別委員会でも、こういうかなり莫大な公共投資、お金を使うわけですけれども、ところが、一生懸命にお金を投ずるんだけれども、実際にあのときに出た固有名詞の恋瀬地区では、さまざまな事情があって接続がなかなか進まないということで、お金をかなりかけるんだけれども、どうもそういう点で矛盾があるんじゃないかという議論がありました。  今回の予算を見ますと、これまでは市債で収入ということはなかったんですけれども、960万円という新たな予算額になっていることもあります。そういう点で、その辺のことがどういうふうに改善、あるいは検討されてきたのか、それをお伺いしたいと思います。 113 ◯委員長(菱沼和幸君) 都市建設部長・福田君。 114 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えいたします。恋瀬地区につきましては、現在、接続率が非常に低いということで、接続訪問等をしながら、接続率の向上に努めているところでございますけれども、その他といたしましては、高度合併処理型の浄化槽の設置による推進を図っているところでございまして、今回のこの金額に至っているということでございます。  以上でございます。 115 ◯委員長(菱沼和幸君) 小松委員。 116 ◯委員(小松豊正君) 恋瀬地区の方々がそれをどういうふうに受けとめてなかなか進まないというふうに受けとめていますか。そのことが明確になるならば、それに対する対策といいますか、そういうことがあるかと思うんですけれども、その点をお伺いいたします。 117 ◯委員長(菱沼和幸君) 都市建設部長・福田君。 118 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えをいたします。恋瀬地区につきましては、宅内の升までをつなぐ延長が長いということもありまして、なかなか接続をしていただけないということがございますけれども、今年度、補助要綱の見直しによりまして、補助の増加分を加算しているということがございまして、昨年度の実績よりも本年度は20%に達しているという状況でございます。  以上でございます。 119 ◯委員長(菱沼和幸君) 小松委員。 120 ◯委員(小松豊正君) 20%前進しているという答えでございました。引き続き、この点は努力していただくようにお願いしたいと思います。  以上で私の総括質問を終わります。 121 ◯委員長(菱沼和幸君) 次の質疑者に移ります。村上委員。 122 ◯委員(村上泰道君) 村上泰道でございます。よろしくお願いいたします。昨日までの各委員会所管での質疑の中で、数値的なものは伺いましたが、制度的に疑問点がございますので、そちらのほうをお伺いしてまいりたいと思います。  まず、政策的判断というより制度の根本の確認ということで、まず2点伺いたいと思います。ページで行きますと109ページ、被災者生活再建支援金支給事業ということで、新規事業でございまして、昨日、担当委員会でお伺いしたわけでございますけれども、大規模災害になれば国の支援が受けられますよと。ただ、小規模、被災者件数で言うと9件以下の場合、個別の案件になるということで、市独自で支援金の支給をする制度であるということで、ご説明を伺ったところでございます。  ただ、予算としましては、件数としては2件分、全壊、もしくは加算金として1件ということで、一応2件分ということで予算計上されているということでありましたが、実際、説明もございましたように、制度の隙間ということで、3件から9件の被害があった場合にはどうなるのかということでございましたので、こちらの運用の、そういう意味では柔軟性について、どのようにこちらの事業の立ち上げに至ったのか、ご説明をいただきたいと思います。 123 ◯委員長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・武熊君。 124 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。まず初めに、市独自の事業とございましたが、これは茨城県の補助事業となってございます。予算計上に当たりまして、基本的に全壊1件、及び加算1件の計上をしてございます。ただ、災害でございますので、いつどれぐらいの規模で起こるかわからないということで、当初予算の計上は基本的に全壊1件、加算の1件で、当然、予算を超えます災害が発生した場合には、通常の災害対応経費と同様に、補正予算にて対応してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 125 ◯委員長(菱沼和幸君) 村上委員。 126 ◯委員(村上泰道君) 失礼いたしました。県の事業ということでございました。そのときの補正を組まれるというのは、県の予算の確約はとれているということでいらっしゃいますでしょうか。それとも市で補正を構築するということでしょうか。 127 ◯委員長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・武熊君。 128 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。県のほうから、県のほうでも当初予算は900万円しかとっていないということでございまして、災害等が県の予算を超える場合には、速やかに補正対応をしますので、市町村においても補正の対応をしてほしい旨の通知がございます。  以上でございます。 129 ◯委員長(菱沼和幸君) 村上委員。 130 ◯委員(村上泰道君) 了解いたしました。安心というか、災害がないのが一番ですけれども、あった場合の補填という意味での制度がしっかりと確立されたということで、理解いたしました。  続いて、2点目としまして、223ページの国体の費用について、昨日、私の理解というか、説明を受けた中での理解がどうしてもできないで、誤解したままなのかなというところがございましたので、223ページの国体開催準備事業についてお尋ねしたいと思います。  昨日の交付金の中の旅費の算定の構築の仕方としまして、私の認識では、愛媛、福井の2か所に延べ4名の現地視察要員としての旅費を構築したというふうに理解したんですが、どうも話を聞くと、市の旅費規程に合わせた構築としては、ちょっと金額が合わないというふうに感じましたので、そちらについてご説明をいただければと思います。 131 ◯委員長(菱沼和幸君) 教育部長・宮本君。 132 ◯教育部長(宮本秀男君) ご答弁申し上げます。昨日の委員会の中で、普通旅費の86万2,000円についてのご説明につきまして、担当課のほうの説明不足がありましたことをおわび申し上げたいと思います。ただいま村上委員が言われましたように、2名・2名の4名という捉え方をいたしましたけれども愛媛国体には4名、2名を2班ということで考えております。それから、リハーサル大会、福井県勝山市においても、やはり2名・2名の2班ということで4名、都合8名、そのほかとして事後の報告も含めまして1名ということですので、都合9名ということですので、旅費規程に合わせた金額ということでございます。 133 ◯委員長(菱沼和幸君) 村上委員。
    134 ◯委員(村上泰道君) 了解いたしました。理解をいたしました。ありがとうございます。  それでは、政策的判断に関しまして、3点こちらは伺いたいと思います。  まず、81ページ、地域交通対策事業ということで、節の細かいご説明に関しては、担当委員会所管のところで伺ったわけですけれども、常磐線関係の同盟会や協議会への加入金について、所管でもお話というか、お尋ねさせていただきましたけれども、やはり地域地域での常磐線に関する思いというのはもちろん違う中での協議会、同盟会でございます。特に土浦以南に関しての意識というのは、ある程度、常磐線の品川までの乗り入れの完了と土浦発の快速の増発ということで、気持ちとして何か落ち着いているのかなというのを私としては感じております。方向性としては、今は、増発や品川からさらに延伸した東海道への乗り入れというふうに、南へ南へというふうに、活動の方向性、方針を外から見ますと感じております。  伺いましたところ、近隣市町村で、石岡がこの特急補助券を導入するというのがプレス発表されたかどうかわかりませんけれども、通学費そもそもの補助を検討しているような話を伺いました。そういう意味では、石岡が1つのきっかけなのかなと思いますけれども、同じような制度構築に近隣自治体も目を向け始めたのかなというところで、やはり先駆者として、制度の確立と成果というのを上げる中で、この常磐線の利用率向上というのはどうしても必要不可欠なパーツかなと感じます。  その中で、特に石岡以北、水戸もそうですけれども、やはり常磐線の利用の向上というのがどうしても不可欠な部分で、それぞれの同盟会や協議会での石岡の役割というのは、大変大きなものが出てくるのかなと感じております。そういう意味で、この29年度、石岡も大きなパーツというか、カードを切った中で、その活動の初動というのが大変注目されているかと思いますので、新年度の活動方針につきまして、各協議会それぞれというよりは、全体的な地域交通に対する考え方についてご答弁いただければと思います。 135 ◯委員長(菱沼和幸君) 市長公室長・佐々木君。 136 ◯市長公室長(佐々木敏夫君) 1点目でございますけれども、所管審査で答弁が十分でなかったことがございます。平成29年、今年の2月9日に、JR東日本に要望活動を行っております。その要望事項の中で、石岡市といたしまして、重点要望事項といたしまして、通勤・通学時間帯における運転本数の増発及び車両の増結、その中に具体的な事項といたしまして、列車の運転区間の延伸ということで、下り土浦駅止まりの列車の石岡駅延伸ということの項目を載せてございます。これらについてはきちんと要望を続けております。そのほかに、以前ございました「都区内・りんかいフリーきっぷ」の復活と、「ひたち東京フリーきっぷ」の復活等も、要望事項として載せております。  今、委員からございましたとおり、この通勤・通学補助、JR水戸支社長とのお話の中で、JRが単なる公共交通ではなくて、地域自治体と連携した取り組みを今後していきたいというお話もいただいておりますので、そういった観点で、JRと石岡駅が単なる交通結節点じゃない使い方もあると思いますので、今後、そこらにつきましては十分、要望事項も含めまして協議を進めていければと思っております。  以上でございます。 137 ◯委員長(菱沼和幸君) 村上委員。 138 ◯委員(村上泰道君) JR水戸支社さんもそうですけれども、やはり県南地域、TXによる利用の中で、本当に県南エリア、土浦以南の利用者が向こうに流れている危機感は、JRさんもきっとお持ちの中で、そういうダイヤ改正等の対応を、向こうのほうに住んでいる人にしたら、JRさん、後手だよねというふうに見えるような状態だろうとは思いますけれども、ただ、現実問題として、石岡市はJRとともに、やはりこの部分については力を入れていかなければいけないと感じていますので、ぜひ積極的な旗振り役として、利用向上に向けた活動を継続していただきたいと思います。  続きまして、107ページでございます。民生委員等経費の中で、市民生委員児童委員協議会連合会補助金につきまして、内容についてお尋ねをいたしました。昨年に引き続き予算ベースで3%減ということで、市各補助金の全体的な流れの中で減額というような予算計上がされたということで、ご説明を伺いました。28年の12月に、今回、民生委員さんの改選がなされた中で、説明を受けましたところ、約3割に上る方が新任の民生委員さんということでご説明を伺いましたが、新任の民生委員さんを見つける担当課はじめ各職員さんたちのご苦労というのは、本当に大変だったと聞き及んでおります。  その中で、現時点としては欠員もなく、民生委員さんというのは体制が整ったわけですけれども、やはり3年という任期の中で、民生委員さんそれぞれ事情がある中で、欠員が出た場所は近隣の民生委員さんが補助する等々、エリアに穴があかないように継続していくということは認識しておりますけれども、民生委員さんの新たな担い手を本当に今後考えていかなければいけないときに、総額の予算の配慮というか、もちろん金額だけではないんですけれども、制度とか、なり手のなりやすさとか、そういったものについてしっかりこの3年で構築していかなければ、次の3年後の……、もう3年切っていますけれども、2年半後ぐらいには、もう次の改選をどうしましょうかというのを考えていかなければいけない時期に、現状のままの体制だったとき、本当になり手がいるのかどうか、見つかるのはどうかというのは、大きな課題かなと考えています。  もちろん減額した流れの中で、運営的な経費を削減しながらやりくりするんですということだろうなとは思っておりますけれども、この民生委員さんに対する行政側の認識というか、予算的なバックアップも含めた考えについて、ご説明をいただきたいと思います。 139 ◯委員長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・武熊君。 140 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。民生委員児童委員さん、昨年の12月に一斉改選がございましたが、12月までにちょっと見つからないで、その後、定数の162名、委員おっしゃるとおりに何とか確保できたという経緯がございます。それと、補助金の3%減につきましては、市のほうで一方的にしたわけではなくて、民生委員児童委員連合会の理事会においてご説明を申し上げまして、それで了承を得たところでございます。  なお、民生委員の任期につきましては、3年ごとに一斉改選がございますので、この補助金だけではなく、今後の担い手の分も含めまして、民生委員児童委員協議会と随時協議してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 141 ◯委員長(菱沼和幸君) 村上委員。 142 ◯委員(村上泰道君) 民生委員さんになられる方々ですので、市のほうで予算が大変だよということでお話しすれば、しようがないねって、きっと受けとめてくださる方々だと思うんですね。3%減、連合会と協議しましたということでありますけれども、そういう方々の、そういう意味ではボランティア精神の中で成り立っている制度の部分もあろうかと思いますので、今後、次の改選に向けた体制づくりというのを、しっかりと連合会の皆さんと図っていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、最後でございます。161ページ、フラワーパーク管理運営費の中の冬季イルミネーション展示委託料ということで、こちらは所管で伺いましたけれども、前年比、予算の変更はない。ただ、目標数として、本年度は3万人の来場者があったと。29年度に当たっては、立体的なイルミネーションや電球数を増やす等をして4万人の来場を見込むということで、ご説明をいただいたところでございます。  実際にイルミネーションにかかる総額費用としては、こちらの委託料と、さらに入園料ということで、28年度は入園料関係その他の売り上げで1,500万円があったので、トータル、イルミネーションに使われた費用は2,500万円というふうにご説明を伺いました。  4万人を見込むということですので、そちらの入園料関係が、単純計算ですけれども、3万人で1,500万ということで、4万人であれば2,000万円の入園料関係の見込みをされ、さらにこの委託費を含めた、29年度は3,000万円の総額予算の中で運営していくというふうに、説明を受けて感じたわけですけど、まずそちらの認識で正しいかどうか、もし違うのであれば、ご教示いただければと思います。 143 ◯委員長(菱沼和幸君) 経済部長・前沢君。 144 ◯経済部長(前沢洋一君) イルミネーションの経費負担でございますけれども、所管の委員会の中で、担当課長のほうからそのような数字で申し上げたかなと思いますけれども、それは、単純に入園者の数からの推移等を当て込んで、経費を見込んでいくというところで申し述べたところでございますので、その辺での経費負担、デコレーションの工夫、そういったものをしながら、経費負担を最小限で最大の効果が得られるような運用にしていきたいとは考えているところでございます。 145 ◯委員長(菱沼和幸君) 村上委員。 146 ◯委員(村上泰道君) こちらの事業に関してのそもそもの目的としては、石岡市としては、交流人口の増加を図りたいという中の1つのメニュー、冬季の利用者を確保したいというのもありますけれども。この委託を受ける産業文化事業団側の立場になりますと、委託を受ける費用は変わりません、でもイルミネーション関係をもっと充実させてねと、入園料が上がれば、その経費、きちんと経費分戻ってきますよねというように感じますと、産業文化事業団は今年度3万人で、そういう意味ではある程度成果が出た中で、新年度、そこに投資をして回収できないおそれというか、あそこ入園料が上がって、行政に戻ってくるぐらいでもいいかな……。その分、その他のいろいろな委託料というのにかかる経費が、産業文化事業団のほうの利益が上がれば経費が削減できるわけですから、そういう意味では、イルミネーションに対する行政側の見た目の費用が、予算というのが、やっぱり行政の意気込みのあらわれる数字だと思うんですけれども、それに変化がなく、イルミネーション頑張ってねというのは、結構な無茶な注文を投げているように感じるわけですけれども、実際、イルミネーション、今期は早目にやって11月に前倒ししながら実施するというご説明がありましたけれども、やはりそれにかかる費用的負担というのを、ある程度行政側も確保した中で、冬季の交流人口の増加に向けた体制というか、一切もう出しませんよではなくて、ある程度柔軟的な考え方が必要なのかなというふうに思いますけれども、そちらについてはいかがでしょうか。 147 ◯委員長(菱沼和幸君) 経済部長・前沢君。 148 ◯経済部長(前沢洋一君) イルミネーションの経費の運用といいますか、その考え方でございますけれども、現在のところにつきましては、委託事業という形で行っております。フラワーパークといいますか、産業文化事業団といたしましても、フラワーパークの入園者増によります知名度アップ、または魅力アップということで、非常な効果が、冬季だけではなくて、バラまつり等の夏季の期間にもつながっていくという効果が得られているということから、現在のところは、委託事業の中でも、委託費と合わせまして相応の負担をいただいているという状況でございます。  このイルミネーションの経費負担といいますか、予算の考え方といたしましては、現在のところ、委託事業という形では行っておりますけれども、実際のところは、指定管理料の中に今後含めていくのか、または、その収益を基金として運用していくのか、いずれかの方法というのはあるだろうということで、これまでも関係部署との協議を進めていたところでございます。そういう中にあって、今、3年間程度は、入れ込み客数の変動もあろうかということもありまして試行的な実施と、予算的に言えば試行的なところもあるというところで取り組んでいるところでございます。そういった関係の中で、今、申しました方法のいずれをとっていくのか、これをもう2年実施しまして、29年度では3年目ということになりますので、そういう3年目の段階で方向付けをして、委員のご指摘のとおり、産業文化事業団としてもおいしさといいますか、効果がなければ、ないし、負担ばかりしていてはということがございますので、その辺も加味しながら協議調整を進めてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 149 ◯委員長(菱沼和幸君) 村上委員。 150 ◯委員(村上泰道君) ぜひこの制度、一般質問を含めて、同僚各議員が、やはりこうしたほうがいいというのをいつもされていく中で、今年度3万人を超える来場者というのは、本当に大きい効果のあった事業かなと思います。その中で、それを実際に運営する事業団のほうが、経費的な負担の中で疲弊していかないように、この事業が、そういう意味では冬季の石岡の大きな核の事業の1つだということであれば、やはり今、部長答弁がございましたけれども、各担当部局と調整した中で、柔軟的な対応、恒常的にフラワーパークの来園者が増えるような効果が最終的には見込まれるというところで、今、説明がありましたけれども、有効的に、限られた財源の中ではありますけれども、行政も来場者も、そして文化事業団も、みんなが恩恵を受けられるような制度設計、実際、今年度は終わったばかりでありますので、次の29年度の運営、また30年度以降の運営について、しっかり協議していただければなと思います。  私のほうからは以上でございます。ありがとうございました。 151 ◯委員長(菱沼和幸君) 次の質疑者に移ります。岡野委員。 152 ◯委員(岡野孝男君) 2項目にわたりまして質問いたします。  1点目は、国民健康保険事業の保険者が、30年度、来年の4月から、市町村から県に移行すると言われております。それに関しまして、今年度、市としましてはどのような準備作業を行っているのか、お尋ねをいたします。 153 ◯委員長(菱沼和幸君) 生活環境部長・横田君。 154 ◯生活環境部長(横田克明君) ご答弁申し上げます。広域化に向けての準備作業としまして、大きく3点ほどございます。1点目に、県が統一的な運営方針を定めるための作業、2点目は、新しいシステム構築のためのシステム改修作業、3点目は、納付金の算定に伴う税率等の改正作業がございます。  まず、1点目の運営方針でございますが、県は、茨城県市町村国保広域化等連携会議を設置し、4つの部会に各市町村が分かれて検討協議を行っております。運営方針案が最終段階となり、県がその取りまとめを行っているところでございます。今後の流れとしましては、3月に骨子案を県運営協議会等に示し、6月に市町村の意見照会後、7月に運営方針を策定する流れとなっております。  2点目のシステム構築でございますが、今年度、国において納付金算定システムの簡易版ができましたことから、作動試験として各市町村のデータの取り込みをするため、当市においても平成28年6月に補正を行いまして、簡易版対応データ移行作業を行ったところでございます。また、県広域化に伴い、県内共同で資格等を管理するためのシステムと連携をするため、平成29年6月を目途に改修作業を行う予定となっております。  3点目の納付金の算定作業でございますが、県が納付金算定システムにより算定した納付金をもとに、各市町村は平成30年度からの税率を検討することとなります。納付金の算定作業ですが、現在、県は各市町村長の意見を集約し、それらに加え、外部有識者の意見を聴取しながら、平成29年7月を目途に検討を進め、11月に仮の納付金の通知が示され、各市町村は税率の検討等を行うこととなります。それと並行しまして、条例などの改正が見込まれております。  以上が、国民健康保険広域化に向けた準備作業となっております。  以上でございます。 155 ◯委員長(菱沼和幸君) 岡野委員。 156 ◯委員(岡野孝男君) 今、広域化の準備の流れの説明がありましたが、広域化をすることによって、どのように変化していくのか、変わっていくのか、お尋ねいたします。 157 ◯委員長(菱沼和幸君) 生活環境部長・横田君。 158 ◯生活環境部長(横田克明君) ご答弁申し上げます。広域化によってどのように変わっていくかにつきましては、平成30年度から都道府県が財政運営の責任主体となり、安定的な財政運営や効率的な事業の確保等の国保運営に中心的な役割を担うことで、制度の安定化を目指すことを目的に、国民健康保険の広域化が開始されます。茨城県の場合は、当面、広域化というより、財政運営等の仕組みが変わる程度となる見込みでございます。保険税賦課の県内統一や、後期高齢者医療制度のように広域的な組織を創設し、運営する形ではありません。市町村にとっては、広域化と言いながら、あまり現在と変わらないというイメージでございます。  以上でございます。 159 ◯委員長(菱沼和幸君) 岡野委員。 160 ◯委員(岡野孝男君) あまり変わらないということですが、先ほどの事務の流れからすると、影響がないとは言えないと私は思っているんですけど、特に保険税なんかの影響についてはどのようになるのか、お尋ねをいたします。 161 ◯委員長(菱沼和幸君) 生活環境部長・横田君。 162 ◯生活環境部長(横田克明君) ご答弁申し上げます。保険税の影響でございますけれども、先ほど申し上げましたように、今のところ、税率につきましては、30年度に向けて県内統一という形ではないということですけれども、しかしながら、国が提唱しておりますように、今後におきましては、どこに住んでいても同じような負担をする住民同士の支え合いに市町村同士の支え合いを加えたあるべき姿を目指して、改革が進んでおるものと考えてございます。  このように、今回の広域化の大きな目標は、財政基盤を安定させることでございます。そして、最終目的であります保険税賦課の統一や事務の標準化に向けて、できる限りの事務を統一させる第1段階と捉えております。  以上でございます。 163 ◯委員長(菱沼和幸君) 岡野委員。 164 ◯委員(岡野孝男君) ここで論議をしても始まりませんが、茨城県全体を見ると、県では幾つかのブロックに分けて圏域をつくっているわけですよ。地域医療の圏域をつくって、例えば、ここで言うと土浦の圏域になるんですけど、地域医療の充実というのは、その地域によってまちまちということもあるわけですよ。そういう中で、保険税を茨城県全体で統一するということは、かなり慎重に扱わないと、ちょっと私は、現行では無理があると。やはり地域医療に県全体で差があるわけですよ。そういうような観点からも、県内統一ということは多分、私は無理があると思っておりますので、その辺のところについては、保険税の賦課、あるいは税率等については、慎重に対応していただきたいと思っております。  それから、次に行きますけど、この広域化にとりまして、被保険者、市民はどのような影響があるのかお尋ねをいたします。 165 ◯委員長(菱沼和幸君) 生活環境部長・横田君。 166 ◯生活環境部長(横田克明君) ご答弁申し上げます。被保険者に対してどのような影響があるのかについてでございますけれども、窓口業務や市町村事務は現在と変わりないので、申請面等でのサービス低下にはつながらないと考えております。現段階での影響を考えると、3つほど想定されます。1つ目は、負担金の額から算出した国民健康保険税による影響が挙げられます。一番の関心事と思いますが、さきに述べましたように、こちらはまだ見込みが立たない状況にありますことから、適切な税率の算定に努めてまいります。  2つ目は、県が共同の保険者となることにより、国保の資格や高額療養費多数回該当データが引き継げるようになります。国保の資格につきましては、資格データが引き継げるようになることで、転入・転出における国保資格の空白期間をなくすことが可能となります。高額療養費多数回該当につきましては、現在、県内であっても、転入、転出をした際、別の保険者になることから、高額療養費の多数回該当者は、高額療養費の該当回数が1回目に戻るため、再度多数回該当となるまで限度額が高くなってしまう状況にありますが、県内の移動であれば、高額療養費多数回データが引き継がれるため、継続して限度額を低く抑えることができます。  3つ目は、被保険者証の取り扱いに関することでございます。まだ、検討段階ですが、被保険者証の管理や医療機関等への受診の際の提示を容易にする観点から、高齢受給者証と被保険者証の一体化が検討されております。さらに、一体化に合わせて、被保険者証の切り替え時期の変更についても協議が行われている状況にあります。  以上が市民の方に対する影響について、想定されるものとなります。  以上でございます。 167 ◯委員長(菱沼和幸君) 岡野委員。 168 ◯委員(岡野孝男君) 移行をスムーズにするように努力をしていただきたい。市民にとって戸惑いがあったり、移行したことによって不都合なことがないように、十分に気をつけて準備を進めていただきたいと。それから、これは後期高齢者と違いまして、かなり範囲が広い方々が影響するということですので、移行につきましては、やはり十分なPRも必要かと思いますので、よろしくお願いをいたします。  次に移ります。2項目目ですけど、161ページの国民宿舎管理運営費の中で、この前も質問しましたが、施設改修工事、施設用備品について質問したんですが、答弁に要領を得ないので、もう1回、内容について説明を求めます。 169 ◯委員長(菱沼和幸君) 経済部長・前沢君。 170 ◯経済部長(前沢洋一君) 国民宿舎管理運営費の中の施設改修工事、施設用備品ということでの内容でございますけれども、まず、施設改修工事につきましては、お風呂の脱衣所の天井改修工事と、宴会等を行います中ホールの天井の雨漏りの改修工事、その2件を予定してございます。あと、施設用備品につきましては、客室エアコンが故障しているため、使用できていない部屋がございますので、そのところのエアコンの入れ替えということを予定してございます。  以上でございます。 171 ◯委員長(菱沼和幸君) 岡野委員。 172 ◯委員(岡野孝男君) 今、説明がありましたが、客室が国民宿舎では全室26室あるんですけど、その中で使えないのが、常時使えないのが4部屋でして、これはわかりませんが、雨が降ると使用ができなくなると、これも5部屋あるということですけど、じゃあ、雨が降るか降らないかはわからないわけですから、いつ降るかわからないわけですから、9部屋は使用不能と。26部屋あるうちの9部屋が使えないと。これは、ずっとこういう状態が続いていたわけでございます。今、部長の答弁によると、今回の施設用備品で客室エアコンを改修して、故障を直して使えるようにするということですが、それによって、例えばその9部屋のうち、エアコンを改修して何部屋使えるようになるんですか。 173 ◯委員長(菱沼和幸君) 経済部長・前沢君。 174 ◯経済部長(前沢洋一君) 委員が今おっしゃられました使えない4部屋のうち、1部屋は、雨漏りもひどいということから、これはちょっと大規模修繕が必要だろうということで、当面は使用を見合わせていくと見ております。その中で、4部屋のうちそのあと残りの3部屋について、エアコンを取り替えていくということで考えてございます。 175 ◯委員長(菱沼和幸君) 岡野委員。 176 ◯委員(岡野孝男君) そうすると、今回の修理によって何部屋使えるようになるんですか。 177 ◯委員長(菱沼和幸君) 経済部長・前沢君。 178 ◯経済部長(前沢洋一君) 今申しましたように、3部屋が、エアコン設置によりまして使用できるようになると考えてございまして、あと、先ほど委員からもご指摘がございました雨漏り等の要因から使えない……、大雨のときですね、台風とか暴雨時で押入れ等に雨漏りがあるため、予約等を受けないというような部屋が5部屋ございますけれども、これは、そういう天候との兼ね合いで使用不可としているものでございますので、そういうことでなければ使用が可能ということになりますので、26部屋のうち1部屋を除いては使用可能に……、常時ということは申しませんけれども、使用可能と考えております。  以上です。 179 ◯委員長(菱沼和幸君) 岡野委員。 180 ◯委員(岡野孝男君) とにかく、部屋があるのに、客室があるのに使えないということを早急に改善をする必要があると私は思っております。近いうちに国体も予定されておりますので、部屋があるのに使えないという、ちょっとした修理によって使える可能性が非常に高いわけですから、そういうことをしっかり修理をして、使えるように努力するということだと思います。  それから、事務室の中の天井が雨漏りをして……、これは宿直室です。事務所の中の宿直室が雨漏りをして、下にビニールを敷いて音を立てないように、そういう状態でずっといるわけですけれども、これいついてはどういう対策をとっているんでしょうか。 181 ◯委員長(菱沼和幸君) 経済部長・前沢君。 182 ◯経済部長(前沢洋一君) 宿直室の雨漏りということでございますけれども、これにつきましては、雨漏りがちょっとひどくなっているということから、昨年の12月に修繕を実施しております。その修繕の内容といたしましては、屋根を剥がしてみまして、雨漏り箇所のシール処理というものを行ったところでございまして、通常の雨であればそれで防げるということで、解消したと見ていたんですけれども、やはり激しい雨があった場合、また数日にわたって雨が降り続いた場合、少量ではございますけれども雨漏りがまだ続いているということが、その後も確認できたところでございます。そういうことで、この要因については、業者さんにも見ていただいてはおりますけれども、ほかの箇所のクラックあたりから入って、染み込んで伝わってきているのではないかということで、その場所がなかなか特定できないというところで、対応に、私どものほうとしても苦慮するところでございます。今後、さらに調査を進めて、対応してまいりたいというふうには考えてございます。 183 ◯委員長(菱沼和幸君) 岡野委員。 184 ◯委員(岡野孝男君) 私の手元に国民宿舎つくばね実施計画というのがありまして、これ、実施計画というのは、支障があって使えないというのがあるんです。これ、経済部がつくったわけじゃないんですよ。国民宿舎でつくっているわけですよ。それを見ると、16か所ほどあるんです。合計の金額が2,440万ほどあるわけですよね。その中で、業務に支障があると言っているのがその中の4つほどあるんですよ。これは、実施計画、あるいはそういったもの、支障がある……、計画表みたいなのを、本来は、行政の経済部でつくるわけじゃないかと思うんですよ。指定管理者がつくることではないと思うんですよ。しかも、指定管理者がつくっていても、よくわからないんです、行政は。内容がわからない。つまり、行政といわゆる指定管理者、現場の国民宿舎の関係が、私はうまく行っていない、予算、あるいは運営、そういったものに関して密に、運営をよくしようとか改善しようとか、そういったコンタクトが私はとれていないと……。何回か私、国民宿舎へ行って、いろいろ見てきました。あるいは話を聞いてきました。どうも、まず予算よりも、関係ですよ。行政側とつくばねの関係がよろしくないと私は思っているんですよ。それについてどう思いますか。 185 ◯委員長(菱沼和幸君) 経済部長・前沢君。 186 ◯経済部長(前沢洋一君) 委員から関係がよろしくないのではないかということでご指摘をいただいたところでございますけれども、私どもといたしましては、そういう修繕箇所、また不具合等があれば、担当が連絡を受け、即座に現地確認等を行って、その対応について検討をすぐ始めるというスタンスでやってきたところでございますし、この、今お話に出ました予算にかかわる実施計画といいますか、改修要望につきましても、各観光施設から事業団としてまとめていただきまして、計画書という形で提出をいただいたところだと思いますけれども、これにつきましても、全ての箇所について現地調査もいたしましたし、その対応等について検討するというお約束をしてきたところでございます。また、つくばねにつきましては、昨年、市長におきましても2回ほど、理事長という立場から現地も見ていただいて、早急に対応するようにという指示をいただいて、エアコン等の修繕、先ほども申しましたが、脱衣所の雨漏り等の修繕、そういったものを急ぎ実施したところでございまして、そういうふうに、私どものほうとしては、その関係を保ってやっているというところで考えてはおりますが、そういうご指摘といいますか、そういう部分もあったのかなと思いますので、今後については改善をしてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 187 ◯委員長(菱沼和幸君) 岡野委員。 188 ◯委員(岡野孝男君) 例えば支配人は不規則な勤務なわけですよ、国民宿舎は。支配人は、国民宿舎の第一人者なわけですよ。その支配人がいないときに行って、現地を見てきましたということ、そういうことではなくて、やはりアポイントをとって、支配人とよく話をして、その上で改善策を行うというのが筋であって、支配人がいないときに行って、ただ見てきましたという話では、どうしても差が出てくると、十分に行かないと、そういうこともありますので、それは答弁を求めませんが、今後、やはり密にして、国民宿舎をいかに環境をよくしていくか、お客様を快適な状態で迎え入れられるかということを考えていただきたい。  市長に、私は今の状態はいいと思っておりませんので、改善に向けた考えを最後に答弁を求めます。 189 ◯委員長(菱沼和幸君) 市長・今泉君。 190 ◯市長(今泉文彦君) 私も現場のほうへ何度が行っておりますけれども、現場主義と申しますか、現場の状況をよく見て、担当者のほうとよく連絡を密にしてやっていきたいと思っております。担当部署等の関係も、十分連絡をとって、連携をとって、密にしていきたいと思っております。  以上です。 191 ◯委員長(菱沼和幸君) 暫時休憩をいたします。午後1時30分から会議を開きます。                   午後 0時19分休憩            ───────────────────────                   午後 1時30分再開 192 ◯委員長(菱沼和幸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
     次の質疑者に移ります。山本委員。 193 ◯委員(山本 進君) 山本 進です。2項目質問をさせていただきます。  協働のまちづくり推進事業、石岡市自治会等集会施設運営補助金、予算書91ページに記載がございますが、こちらについて伺います。  まず、新規事業としてこれが制度設計され、予算化された経緯について、改めてお伺いいたします。 194 ◯委員長(菱沼和幸君) 生活環境部長・横田君。 195 ◯生活環境部長(横田克明君) ご答弁申し上げます。経緯でございますけれども、平成26年度ですけれども、高齢福祉課のふれあいの家補助金を活用するために要望がございましたが、27年度にまちづくり協働課が創設されましたことによりまして、協働のまちづくりの事業として制度設計を進めてまいりまして、最終的な精査を行ったところでございます。  以上でございます。 196 ◯委員長(菱沼和幸君) 山本委員。 197 ◯委員(山本 進君) 私の理解では、ふれあいの家は、もうその当時、既に8件が運営されておりまして、新規の審査は認めないという状況にあったかと思いますので、そのことはいいんですけれども、私が伺っていますいきさつとして、確かに最初はふれあいの家ということで申し込みがあったそうで、その自治会から、歴代区長から、先ほど部長答弁がありましたように、3年ほど前から、足かけもう4年になるんでしょうか、市長公室とか生活環境部宛てに文書を提出したり、所管部の窓口へ何度も足を運んで、自らこの補助金の管理方法を提案するなどして、熱心に要望活動を続けてきたと聞いております。この方々は、単に集会所としての利用ばかりでなくて、今後の空き家対策にもつながるのではないかといった提案も含まれていたと伺っております。  当時、まだ公民館類似施設建設費補助金制度がありまして、これは所管が教育委員会となりますが、そちらで建設費の2分の1を補助するという制度もありまして、こちらもこの自治会としては検討もした様子がありますが、サンセット方式で間もなくこの制度は廃止されるということが決定されていましたし、新たな施設を建設ということになると、コスト面でも自治体の負担が大きいということで、熱心に集会所を借りるについての家賃の補助を要望してきたと伺っております。  こうした要望を受けまして、市長から平成27年に、この要望のあった自治会に対して、補助対象事業を確認して、当該団体の財務状況等を勘案して、適正な助成率を決定すると考えていると、また補助金交付要綱を策定していくというような回答を得ていると伺っております。その後、庁舎内で補助金の審査会、補助金委員会等が開かれて、平成29年度についに予算化に至ったという経過と伺っておりました。先ほどの部長答弁にもあったとおりでございます。  空き家対策はともかくとして、今回、要望のあった自治会のほかにも、地域のコミュニティ活動の拠点として集会所を必要としている自治会、特に熱心に協働のまちづくり推進事業に取り組んでいる自治会が相当数あると思います。身近に、地域内に集会所がなくて、集会所を必要としている自治会もあろうかと思います。  ただ、1点、各中学校区に公民館があるんですが、地元の自治会からは、ちょっと距離があって歩いてはそちら行けないというようなことで、利用しづらい、独自の集会所が欲しいというような要望があろうかと思います。それで、施設が近くにないため、自治会の役員の自宅を使ったり、自治会が老人会、いきいきクラブというんですか、こちらが管理している高齢者ふれあいの家を貸してもらって集会を開いているというところも、何件かあることを私は確認しております。  このような実情について、ニーズがあるということ、それと、ほかの施設を間借りしているということ、これについて執行部のほうは把握をされておるでしょうか。 198 ◯委員長(菱沼和幸君) 生活環境部長・横田君。 199 ◯生活環境部長(横田克明君) ご答弁申し上げます。ただいま委員がおっしゃられましたように、この制度設計に当たっては3年間ほどの期間を要したわけですけれども、その中で、所管としてまちづくり協働課がかかわってきましたけれども、関係する、今おっしゃられた類似公民館の部分であるとか、高齢者ふれあいの家であるとか、そういった関係から、関係部署とも協議を重ねてまいりまして、その中で、そちらとの現行ある制度や補助金の整合性とか関連性も精査しながら、今回の制度設計に至ったわけであります。そのような中で、今、おっしゃられました、近くに中学校区単位の公民館であるとか、あとふれあいの家があるとかという部分がございますけれども、そういった部分も加味した上で、今回の制度設計を行ったということでございます。  以上でございます。 200 ◯委員長(菱沼和幸君) 山本委員。 201 ◯委員(山本 進君) わかりました。ありがとうございます。この新しい補助金制度は、市長が標榜されておりますコンパクトシティにおける協働のまちづくりを進めていくためにも、非常に有効な補助制度になると私は考えております。新制度の周知が進めば、制度の利用も間違いなく今後、増えてくるのではないかなと考えております。  ただ、今、部長答弁にありました、近くに既存の中学校区単位の公民館があったり、あるいは高齢者ふれあいの家があったりした場合、これは、今、補助金要綱をどういうふうにつくられているかわかりませんが、その辺も、補助金交付の審査に当たって影響を受けるんでしょうか。独自の集会所、身近に、自分のエリア内に集会所を持ちたいというのがそもそもの皆さん方の要望だったわけですけれども、その点についてお答えいただきたいと思います。 202 ◯委員長(菱沼和幸君) 生活環境部長・横田君。 203 ◯生活環境部長(横田克明君) ご答弁申し上げます。現在、準備しております要綱でございますけれども、その中の交付要件の1つとしまして、ただいまおっしゃられた部分になるかと思いますけれども、石岡市公民館類似施設建設補助金を受けていないこと、それから、賃貸目的として建築されたものではなく、自己住宅を目的に建築されたものである等が交付要件となる予定でございます。  以上でございます。 204 ◯委員長(菱沼和幸君) 山本委員。 205 ◯委員(山本 進君) それでは、近くに中学校区単位の公民館があっても、これは交付要件を阻害しないということでよろしいんですか。それと、ふれあいの家のことも出ましたけれども、これは今、昨日の質問でもしましたけれども、8か所あったものが6か所に29年は減る。さらに減り続けていく……、老人会の構成メンバーの高齢化等もありまして、これからどんどん減っていくと思いますけれども、その辺が補助金交付要件とどういうふうに関係してくるか、再度お尋ねしたいと思います。 206 ◯委員長(菱沼和幸君) 生活環境部長・横田君。 207 ◯生活環境部長(横田克明君) ご答弁申し上げます。今の部分の関連性ですけれども、ただいま予定しております交付要件の中では、そちらの部分は重複しないというか、かぶらないということで考えております。 208 ◯委員長(菱沼和幸君) 山本委員。 209 ◯委員(山本 進君) 確認いたします。じゃあ、近くに中学校区単位の公民館があっても、これは性格が別なものであるから、自分の自治会のエリア内に新しい賃貸物件があって、要件にかなっていれば、交付要綱を満たすということで理解してよろしいんですか。 210 ◯委員長(菱沼和幸君) 生活環境部長・横田君。 211 ◯生活環境部長(横田克明君) ご答弁申し上げます。そのとおりでございます。 212 ◯委員長(菱沼和幸君) 山本委員。 213 ◯委員(山本 進君) わかりました。先ほども申し上げましたが、石岡市自治会等集会施設運営補助金、今後、私としては、需要が増えてくるのではないかなと、要望が多い、補助金の申請の数が増えてくるのではないかなと思いますけれども、今回、当初予算として1つの施設当たり30万、合計60万円ということで、それほど全体予算の中では大きな金額ではありませんが、とはいいましても、限られた財源の中から事業を進めるわけですから、先ほど部長答弁の中で、準備中だということで、一部その内容をお聞かせいただきましたけど、しっかりした交付要件を制定していただいて、あわせて新制度の広報と利用促進に努めていっていただきたいと思います。  これ、予定していませんでしたけれども、今回この新しい補助金制度が事業化されると、予算化されるということについては、それを必要とする自治会から強い熱心な要望があったという背景もあります。それで、要望に後押しされた形で、その熱意にほだされたといいますか、市長も、今使われている、新しい補助金制度の適用を受けようとしている、交付を受けようとしている集会所を訪れたことがあると伺っておりますので、今後のこの事業の進め方について、市長にお考えがあれば伺いたいと思います。 214 ◯委員長(菱沼和幸君) 市長・今泉君。 215 ◯市長(今泉文彦君) 人口減少社会が進展する中、これから高齢化がなおさら進み、そういった中で地域のコミュニティがだんだん希薄になってくる、そういう懸念があるわけであります。そういった中で、地域のコミュニティを支援し、一層の地域の団結、そういったものが必要ではないかなと思っております。この制度がそういったことの一助になればと思っておりますけれども、今、必要なのは、この制度の制度設計をより現状に合ったものにつくっていくということと、その周知、PRが大事かと思っております。地区公民館とかほかの施設もありますけれども、地域のコミュニティ、あるいは防災、そういったものをきっちりと築き上げて、安心安全、そして地域が豊かに暮らせる、そういった方向にこの制度が導いていければと思います。  以上です。 216 ◯委員長(菱沼和幸君) 山本委員。 217 ◯委員(山本 進君) ありがとうございました。そうですね。しっかりとした補助金要綱を設定していただくとともに、地域のコミュニティの拠点となる施設を補助するということで、この補助金制度の利用について、広報をしっかりと行っていっていただきたいと思います。ありがとうございました。  次の質問に移らせていただきます。芸術・文化振興事業、文化芸術振興基本計画策定委員会についてお尋ねをいたします。予算書の219ページに記載がございます。今回の委員会を設置する計画、それと予算化されたことについては、昨日の答弁にも一部あったと思いますが、国の文化振興基本法、平成13年法律第148号の第4条で言われていますが、こちらの規定、さらに茨城県の文化振興条例の第5条でうたわれております市町村の役割として、地域の特性に応じた文化振興策を策定すると、そういう規定がうたわれております。これらの指導に沿って、あるいはこの指導に応えるために、文化振興基本計画を策定する必要があって、その委員会が設置されるということだと理解しておりますが、そういった目的でよろしいのでしょうか、確認をいたしたいと思います。 218 ◯委員長(菱沼和幸君) 教育部長・宮本君。 219 ◯教育部長(宮本秀男君) ご答弁申し上げます。ただいま山本委員が言われましたように、平成13年12月に、国において文化芸術振興基本法が制定されました。あわせて平成27年12月、茨城県文化振興条例が策定されておりまして、それぞれの役割がうたわれております。その中で、県においては、県の責務のほかに、市町村の役割も求められているところでございます。それに基づきまして、当市において今回予算を要求させていただきました文化芸術振興基本計画を策定するというものでございます。 220 ◯委員長(菱沼和幸君) 山本委員。 221 ◯委員(山本 進君) わかりました。平成28年第2回定例会で私が一般質問しておりますが、こちらに対して教育長より答弁をいただいております。「早い時期に……」、この「早い時期に」がポイントになると思いますが、「文化芸術の推進に係る基本計画の策定に着手するとともに、条例の制定についても研究をしてまいりたい」というご答弁を教育長からいただいております。このご答弁にあったとおり、平成29年度に基本計画の策定に着手されるわけでありますが、その作業工程といいますか、計画策定はいつごろ完了するのか、29年度に着手してから完成までにどのぐらいの期間を考えておられるのか、お尋ねいたします。 222 ◯委員長(菱沼和幸君) 教育部長・宮本君。 223 ◯教育部長(宮本秀男君) ご答弁申し上げます。文化芸術振興基本計画の整備スケジュールということでございますけれども、今回、委員会の開催のための報償費について予算を計上させていただきました。新年度、何回か立ち上げた策定委員会において協議をし、できるだけ早い時期ということで、平成29年度中にこの基本計画を策定してまいりたいと考えております。 224 ◯委員長(菱沼和幸君) 山本委員。 225 ◯委員(山本 進君) 何年度とおっしゃいましたか。 226 ◯委員長(菱沼和幸君) 教育部長・宮本君。 227 ◯教育部長(宮本秀男君) 平成29年度中ということでご答弁申し上げます。 228 ◯委員長(菱沼和幸君) 山本委員。 229 ◯委員(山本 進君) わかりました。29年度中ということは、もう来年1年で完成させるということで伺ったわけですけれども、そうしますと、委員会が決めていくことだと思いますけれども、計画の骨子とか構成とか内容といったものは、基本的にどんなものをつくっていく考えなのか、基本的な考え方をお持ちでしたらお尋ねしたいと思います。 230 ◯委員長(菱沼和幸君) 教育部長・宮本君。 231 ◯教育部長(宮本秀男君) ご答弁申し上げます。その基本計画がどういう内容になってくるかということでございますけれども、当市において昨年、石岡市教育大綱というものを策定いたしました。その中に、創造性豊かな地域文化の向上というものがうたわれておりまして、これを実現するための内容ということで考えておりまして、今回、その策定委員会の人選に当たりましては、そういう関係者、広い見地を持った方、それから、広域的な視点を持った方ということで、そういう方を人選いたしまして、ただいま申し上げた創造性豊かな地域文化の向上を実行するための内容としていきたいと考えております。 232 ◯委員長(菱沼和幸君) 山本委員。 233 ◯委員(山本 進君) わかりました。ありがとうございます。この質問をした目的は、国のほうから、文化振興基本法、平成13年に規定があって指導を受けてから、既に何年経っているんですかね、15年経過していまして、遅れついでにと申し上げたらちょっと語弊がありますけれども、県内他市町と比較しても、この基本計画の策定は遅れている部分がありますよね。ですから、もう遅れついでにここはじっくりと構えて、本当に石岡にふさわしい、石岡ならではの文化芸術振興基本計画をつくっていただきたいと、そういう思いからお尋ねしたわけでありますが、平成29年度中に急いで完成させるということで、急いで、付け焼き刃とは申しませんが、他市町の計画の焼き直しのようなものをつくっては本来の目的を達成できないと思いますので、その点、くれぐれもよろしくお願いしたいと思います。  先ほども申し上げました平成28年の第2回定例会で、私の一般質問に対して教育長からの答弁では、できるだけ早い時期に基本計画策定に着手するということで、これはご答弁のとおり、早速平成29年度、新年度から着手されるわけでありますが、そのとき同時に、文化振興条例についても検討していきたいとお答えいただいているんですが、条例制定についてはどのような検討がなされたのか、今、既になされているのか、その点についてお尋ねをいたしたいと思います。 234 ◯委員長(菱沼和幸君) 教育部長・宮本君。 235 ◯教育部長(宮本秀男君) 前回の一般質問の中で、教育長のほうの答弁として、条例制定についても検討していくということのご答弁を差し上げたところでございます。平成29年度にまず実効性のある文化芸術振興基本計画を策定し、それに基づいて、芸術文化の振興が実効性あるものとして進んでいったならば、さらに石岡市としての意気込みという意味での条例化ということも視野に入れて対応していくということの状況で考えております。 236 ◯委員長(菱沼和幸君) 山本委員。 237 ◯委員(山本 進君) 計画のほうは、繰り返しになりますけど、部長答弁にもありましたけど、地域の特性ということで、石岡の特性に応じた、本当に実効性のある計画をつくっていただかなければなりませんので、そちらにまず集中していただいた上で、次のステップ、条例の制定に向けて、教育長が答弁されたように十分に研究をしていただいて、検討していただいて、しっかりしたものをつくっていただきたいと、まずは基本計画のほうをよろしくお願いしたいと思います。本当に実効性のある計画をつくっていただきたい、そのようにお願いいたします。  本当に繰り返しになりますが、最後になります。地域の特性に応じたオンリーワンの石岡とよく市長はおっしゃいますが、私はこの言葉、響きがあまり好きでないんですが、オンリーワンの石岡、これぞ石岡にふさわしい文化芸術振興計画の策定に、じっくりと腰を据えて取り組んでいただきたいと要望申し上げます。これについて教育長、あるいは市長に何かお考えがあれば、お尋ねをしたいと思います。 238 ◯委員長(菱沼和幸君) 教育長・櫻井君。 239 ◯教育長(櫻井 信君) ご答弁申し上げたいと思います。今、委員にご指摘をいただきましたように、まずは計画のほうを、基本的には単年度で作成をしていきたいという予定でありますので、なるべく早い時期に委員等を選任いたしまして、作業に着手をしていきたいと。それが終了した時点で、他市の条例制定等もございますので、例えば牛久市、つくば、常総、結城と、条例で制定されているところがあるようでございますので、その辺を研究しながら対応してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 240 ◯委員長(菱沼和幸君) 山本委員。 241 ◯委員(山本 進君) よく言われますが、条例はつくったけれども絵に描いた餅だという決まり文句がありますけれども、やっぱり基本計画がしっかりしていないと、実効性のある計画でないと、幾らその後条例をつくっても、あまり効果がないということでありますので、その点を踏まえて、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  私の質問は以上です。 242 ◯委員長(菱沼和幸君) 次の質疑者に移ります。櫻井信幸委員。 243 ◯委員(櫻井信幸君) 櫻井です。よろしくお願いいたします。  まず第1点目、歳入の市税のところに、ゆりの郷の入湯税2,731万5,000円と歳入の欄に記入がございます。多分前回、1億3,000幾らのたまっていた、基金にあった入湯税を使って、ゆりの郷が改装されたと思います。それは多分6年くらい前になるのかなと思います。ですから、現時点で4年分ですから、ほぼ2,500万の4倍ですから、1億近い入湯税がもうたまっていると思います。この入湯税は、これまではゆりの郷のリニューアル改装等にほぼ全額使われてきました。入湯税の使い道として、もっと別な使い方があるのかどうか、ちょっとお尋ねをしたいと思います。 244 ◯委員長(菱沼和幸君) 経済部長・前沢君。 245 ◯経済部長(前沢洋一君) やさと温泉ゆりの郷の入湯税の使い道というご質問でございます。これにつきましては、一般質問等で従来からそういうご意見というのを伺っているところでございますが、ゆりの郷の施設につきましては、やはりお客様に快適にお湯に入っていただき、またくつろいでいただくという観点から、定期的なリニューアル、または設備等の老朽化に対応する改修、そういったものを定期的に行っていく必要があるだろうと考えてございまして、この入湯税につきましては、今回の29年度予算につきましても、一部改修ということで充当させていただくような形になってございますが、入湯税はそういう施設改修等に使っていくという考えでおります。 246 ◯委員長(菱沼和幸君) 櫻井委員。 247 ◯委員(櫻井信幸君) 実は私、近くなものですから、週に二、三回ゆりの郷を利用しております。この入湯税の中に私も相当協力をしているのかなと思います。年間多分100回程度は利用していると思いますけれども、その中に、やはり常連さんというのはたくさんいらっしゃるんです。ゆりの郷のお友達がいっぱいできちゃうんです。そういう人たちからお話を聞いてみて、いろいろ感じるものがありまして、実はなぜこういう質問をするかというと、常任委員会等ではこれまでにもやってきたんですね。現在は指定管理者でやさと農協がやっていますけれども、当初、やさと農協と八郷町の間で、トップ同士で、まず夕方5時以降半額にしますよという約束事ができているんです。それをいまだに実行しない。これは、地元の人に対する還元がちょっと足りないかなというふうなところがあるんですね。  あとは、1億3,000幾らの入湯税を前回使ってリニューアル改装した。その1億3,000万の姿が見えてこないんですよ。実は以前、多分休憩室を増築したと思います。八郷の業者さん。そのとき、概ね50坪ぐらいの休憩室をつくったと思うんですけれども、そのときの価格が約2,200万くらいだったかなと記憶しているんですね、50坪で。ところが今回、大きな仕事としては宴会施設、これは通路まで入れてほぼ30坪くらいだと思うんです。それがメーンなんですね、増築部分では。あとは中のリフォームなんです。そこで結局1億3,000万というお金が使われているというのは、どうも使い方が下手くそだなと思うんですよ。そういう使い方をされるのであれば、この入湯税をもっと違う用途にも使える要素があるのではないかなと私は考えるんです。正直に言えば、そんなにかからないで前回のあれはできたんじゃないかなということです。  そして、先ほど申し上げました地元還元という点から、あまりにも経営努力が足りない。現在、ゆりの郷は、冬場に当たって温泉を運営しているわけでありますけれども、浴室が寒いというのに、全然改良しない。窓をあけちゃうんですね、この冬に。どういう考え方かわからないんですけれども、天井から冷たい空気がぷーっと入ってきたり、現状はそういう状態です。ですから、少し経営努力が足りない。ただ、食事はうまいというのはどなたもおっしゃいます。ですから、こういう指定管理者で、現在、例えば農協に無償で貸しているわけですね、この施設を。それで、年間ほぼ20万人の方が利用している。この施設を、例えば指定管理者とか、あるいは賃貸で貸すとか、そういう方向に持っていくことができるのではないかなと思うんですよ。  このまま行きますと、多分、ゆりの郷も先細りになると思います。このままの状態の経営を続けると。ただ、施設だけを改装していけばいいんですよという問題ではないんですね。運営の仕方そのものが、もうそろそろ怠慢になってきている。実は、つくば市のある商業関係の本社の隣に、今度、大規模な入浴施設ができるんです。現在、ゆりの郷を利用しているお客様というのは、つくば方面から来る方が多いんですよ。結局、お客さんの取り合いということで、今みたいな経営をやっていくと、ゆりの郷も、先ほど申し上げましたように先細りしていくと。入湯税も、入らなければ、そこまで期待できないような状況になってきますよね。  それで、私、今回どうしても、JAやさとに今、指定管理者で出しているんですけれども、JAやさとは、間もなく大規模な合併に入っていきます。上部団体から言いますと、農協の上部団体のお話ですと、茨城県を5つから6つに分けるんだというふうに言っております。そして、支所もどんどん少なくして統廃合していくと。そして、職員も減らしていくということになる。そういう中で、結局、ゆりの郷の財源が……、もうけというんですかね、それがほかへ流出する可能性が出てきたな。そういうことから、もっと地元に役に立つ施設として、違う運営の仕方を考えていったらどうかなと思うんですけれども、市長、この点についてどうお考えになりますか。 248 ◯委員長(菱沼和幸君) 経済部長・前沢君。 249 ◯経済部長(前沢洋一君) お答え申し上げます。やさと温泉ゆりの郷の指定管理ということで、現在JAやさとに指定管理をお願いしているわけですけれども、管理料を払わずにお願いしているわけですが、委員のお話にもあったように、毎年20万人を超える入館者がございまして、年々入館者は増えてきているという状況にございます。そういう意味では、観光的と申しますか、地域振興という貢献度は高いものと評価しているところでございます。  それで、委員からのご指摘もございましたように、運営方法といたしましては、現在のような指定管理、または民間企業等への委託とか、または直営という方法、いろいろ手法というのはあろうかと考えてございます。JAの合併というお話もありましたが、JAやさとにつきましては、30年度、合併か支所の統廃合、そういったものを決断せざるを得ない時期だというふうなお話を聞いてございます。そういった動向もありますけれども、まずは利用者のニーズ、または評価、そういったものを勘案しながら、委員のご提案を含めて、検討していかなければならない課題だというふうには捉えてございます。  以上でございます。 250 ◯委員長(菱沼和幸君) 市長・今泉君。 251 ◯市長(今泉文彦君) やさと温泉ゆりの郷の管理運営につきましては、先ほど部長が答弁したとおりでありますけれども、開館から12年経過いたしまして、平成24年度にリニューアルを実施しております。ゆりの郷へ入館されるお客様は、温泉はもちろんでございますけれども、そこで提供される食やサービスを楽しみに来るお客様も多いと見ております。今後、お客様の動向を見ながら、時代に合った形というのを検討させていただきたいと思います。  以上です。 252 ◯委員長(菱沼和幸君) 櫻井委員。 253 ◯委員(櫻井信幸君) 農協の統廃合は、合併というんですかね、これはもう避けて通れない状況に来ていると思います。ですから、現在はやさと農協でその利益を活用できているんですけれども、今後、そういうことができなくなる可能性がある。そして、それであれば、石岡市民にそれが還元できるような仕組みをつくっていったほうが、せっかくあれだけの施設なんですから、もったいないなと思うんです。ですから、この点については、時期がもうそろそろ来ているかなと思いますので、執行部のほうでよくお考えになっていただきたいと思います。  温泉はお風呂ではないんです。健康づくりの施設なんです。そういうことから考えれば、もっとメリットが考えられるわけでありますから、あのゆりの郷をうまく活用してやっていくことが、石岡市民の健康の増進につながると思いますので、この点についてはよろしくご検討のほどお願いしたいと思います。  次に、昨日も質問いたしましたが、八郷中学校のグラウンドに関してであります。このグラウンドに関しては、最初つくってだめで、2度やって、これもだめでというお話をさせていただきました。今度は失敗できない。調査費がついていますけれども、私は、もう今度は失敗できないな、ちゃんとするほかないと思うんですね。そういう点では、やはり子どもたちにそれだけ迷惑をかけちゃっているんだから、これはもう本当にごく早急に改善をする必要があると思います。  そういう点で、担当部のほうは昨日意見を聞きましたけれども、市長、率直な意見を聞かせていただければと思うんですけれども、いかがでしょうか。 254 ◯委員長(菱沼和幸君) 市長・今泉君。 255 ◯市長(今泉文彦君) 八郷中学校のグラウンドの整備でありますけれども、一般質問で川井議員にも答弁したとおり、子どもたちにとって大変支障を来たしているということで、スピーディーに対応していきたい、そういうふうに思っております。 256 ◯委員長(菱沼和幸君) 櫻井委員。 257 ◯委員(櫻井信幸君) これについては強く要望して終わりますけれども、ぜひとも一日も早くこれはやっていただきたいと、強く要望いたします。  次に、東地区公民館の地代についてであります。これは、きのうも言いましたけれども、あまりにも地代が常識から外れている。いろんな経緯があったとは思いますけれども、もうそろそろその契約期間が切れるということで、考えを新たになさったらどうかなと思います。実はきのう、借りるとき、坪単価が概ね250円くらいかなということで計算させていただくと、現在の賃料の約半分になります。250円という価格は、別に安い価格ではないんですね。私が今、相談を受けているところは、神立駅の西口、神立中央というところに、2,200坪の商業施設があります。これも同じような形態で土地を貸しております。これは、評価額が1億5,000万を超えます。その1億5,000万の土地の賃料の坪単価が250円なんです。ですから、現代の価格からいえば、あの場所で250円というのは安くないんです。  ですから、貸し主さんのペースに乗っているというか、もうほとんど多分、強気だなと思いますけれども、もうお返ししましょうと。それで、新たに……。もう30年経過、30年が切れるということは、もうほぼ30年経った老朽化して施設なんですから、もうその辺のところは思い切って新しいものをつくられるというほうが、長い目で見てはるかに得だと思います。石岡の財政上を見て、このまま永遠とあと20年こういうことを続けているのでは、市民の損害が大きくなるだけだと思います。  これについては、もう市長の政治判断にかかってくると思います。これについてお考えがあれば、市長から答弁をいただければと思います。 258 ◯委員長(菱沼和幸君) 教育部長・宮本君。 259 ◯教育部長(宮本秀男君) ご答弁申し上げます。東地区公民館については、石岡地区にある4つの地区公民館の中でも、最も利用率の高い公民館でございます。そういったことに鑑みまして、今回、東地区公民館の借地料について、今、委員ご指摘のように、高額な借地料ということで、半分程度になるんじゃないかというようなお話もございます。今後につきましては、石岡市の行政財産の使用料の徴収条例に基づきまして、できるだけ安く、あるいは用地購入等も視野に入れまして、粘り強く地権者のほうと調整を図ってまいりたいと思います。
     なお、その後の取り扱い等については、私のほうで申し上げることはできませんので、よろしくお願いしたいと思います。          〔「政策的なことだから市長が答弁なんだ。きのうまでと同じ          じゃない、そうしたら。何のための総括か」と呼ぶ者あり〕 260 ◯委員長(菱沼和幸君) 市長・今泉君。 261 ◯市長(今泉文彦君) 東地区公民館については、今、宮本部長が答弁したとおりでありますけれども、土地の交渉については粘り強く、そして一方で、並行して他の方策についても可能性を検討してまいりたい、そのように思います。 262 ◯委員長(菱沼和幸君) 櫻井委員。 263 ◯委員(櫻井信幸君) これについては、本当に市長の政治判断に係ると思います。その辺のところはよくご検討なさって、これまでも多分、相当長い間、これについては議論していると思います。ですから、もうそろそろ潮どきかなと思います。この点についても検討して、いい方向にかじを切り替えていただければと思います。  あと、実はこれは答弁は結構なんですけれども、初日の委員会で、総務費の中に政策アドバイザー報償という質問が出ました。その質問で、担当部のほうは答弁がありましたけれども、あの答弁程度でこの政策アドバイザーというのに予算をつけるのであれば、私も必要ないなと思います。市長とはこれまでにも、先日も話の中に、シンクタンクをつくりなさいという提言もありましたけれども、私も市長とは、市長になる前からこのお話をしております。ですから、ここで、この間の答弁のような状況で、この政策アドバイザーにお金をかけているのであれば、もっとそういう政策に通ずる、石岡市のためになるようなシンクタンクの形成が必要であると思います。これについては答弁は結構ですけれども、要望しておきます。次年度からよくお考えになっていただきたいと思います。  あと、石岡駅前の開発について、土地の購入がなされる予算がつきましたけれども、以前、1丁目1番地とか言って騒いだ、市が購入した土地については、これも異常に高い値段で買われております。今回も2件ほど買収ということで予算が提示されておりますけれども、土地の価格はほぼ妥当か、ちょっと高いかなというくらいだと私は思うんですよね。ところが、建物補償部分で、あまりにも桁違いの建物補償がつけられる可能性もあるなと、以前の件で思います。そして、今後こういう予算がつけば、地権者は、この額まではもらえるんだなと思うと思いますけれども、多分、用地というのは、現在からいえばもう高い土地は買わないと。もう全然土地は安くなっているんです。ですから、あまりにも相場が度外視されたような価格で買うのであれば、それはよくお考えになっていただきたいと思います。  これについても要望でとどめますけれども、よくお考えになって、執行部はこの予算の執行に当たっていただきたい、そういう交渉にも当たっていただきたいということで、私の質問を終わります。 264 ◯委員長(菱沼和幸君) 次の質疑者に移ります。大和田委員。 265 ◯委員(大和田寛樹君) 3項目について総括的に聞いていきたいと思うんですけれども、特別会計の中の水道事業と、国保、また一般会計のほうで農林水産業費について伺います。  まず、特別会計の水道事業のほうですけれども、昨日もこちら、質問させていただきましたが、収益的支出で5億5,687万9,000円、また資本的支出で3億1,438万円、合計しまして8億7,125万9,000円が29年度の予定額ということですけれども、細々とした数字をきのう聞きました。修繕、または改良。収益的のほうでは施設修繕、井戸改良、漏水修繕、また資本的支出のほうでは、配水管の布設替え工事、ポンプ交換等ですね。  課長の答弁の中で、算出の根拠ということで、私、聞きましたけれども、算出の根拠が明確に積算されている部分もあれば、また、正直言って丼勘定で100万単位を丸めている感じも見受けられます。その中である程度の余裕を持たせて、突発的な事象に対して修理が必要な箇所、壊れたところに関して、柔軟に、臨機応変に対応しますということなんですが、それはもちろん壊れたところを放置されて給水がストップすれば、市民の皆さんは困りますので、壊れたところをすぐ直してもらうというのは当然なんですけれども、そもそも自転車操業的に壊れたところを随時直していきますというのが、公共サービスでそういうその場しのぎの行動でいいのかというのが私は疑問です。しっかりとした計画があって、当然、耐用年数が決まっていて、新しいものに交換していかなくちゃいけない、修理していかなくちゃいけないところが、当然地場で働いている皆さんがわかっているわけなので、そういう意味で、国のほうからも中長期的な経営戦略を策定してくださいということでお話がありましたが、それに対しても、今作成中、または、まだ作成していないということなんですけれども、そうしますと、公共サービスが健全に、経営健全に取り組んでいくための取り組みについて、どういう取り組みをされているのか伺います。 266 ◯委員長(菱沼和幸君) 生活環境部長・横田君。 267 ◯生活環境部長(横田克明君) ご答弁申し上げます。ただいま委員からおっしゃられた部分につきましては、八郷地区の水道事業としまして、これまで再三ご質問等々いただいているところでございまして、現状としましては、今おっしゃられたように、漏水とか渇水につきましてその都度対応しているというような現状は、否めないところでございます。そういった中で、ライフラインの1つでもあります水、それから、生活に欠かせない水を安定的に供給するという中では、やはりそういった大きな部分がございます。そういう中で、そういった対応でいいのかという反面する部分もございますけれども、それらを適切に対応していくためには、先ほど来委員がおっしゃるような、総務省でも提示しているような、公営企業にわたって将来的な、中長期的な経営をしていく上での経営戦略の策定も、32年度までに求められております。  そういう中で、八郷水道として、その現状を踏まえて、さきの渇水のときの一般質問でもありましたように、まずは現状を踏まえた短期、中期、長期的な計画を担当のほうで今作成しておりまして、それらをベースにして、今後の経営戦略も見据えて取り組んでまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 268 ◯委員長(菱沼和幸君) 大和田委員。 269 ◯委員(大和田寛樹君) ちょっと歯切れが悪いというか、経営戦略は、じゃあ、策定するということでよろしいですかね、今後。 270 ◯委員長(菱沼和幸君) 生活環境部長・横田君。 271 ◯生活環境部長(横田克明君) ご答弁申し上げます。こちらにつきましては、作成が要請されておりますので、これは策定していきます。  以上でございます。 272 ◯委員長(菱沼和幸君) 大和田委員。 273 ◯委員(大和田寛樹君) 策定中というよりは、きのうの答弁では、これから策定していきますというような答弁でした。なので、策定中ではなくて、これから取り組んでいくということだと思うんですね。当然、策定に対して業務委託をする形なので、その予算が載っていない形なので、補正とか、29年度中に、策定するそういう予算が計上されてくると思うんですけれども、32年度までということでお話がありましたけれども、私が確認した範囲では、32年度には、その策定した経営戦略を実際に始動させるというのが32年度中というふうに確認しているんですけれども、30年度中までにはその経営戦略を策定してほしいと、するようにという通達であると思うんですが、その辺は32年度でよろしいんでしょうか。              〔「部長、自信持って答弁」と呼ぶ者あり〕 274 ◯委員長(菱沼和幸君) 生活環境部長・横田君。 275 ◯生活環境部長(横田克明君) ご答弁申し上げます。策定につきましては32年度で、おっしゃられている30年度という部分につきましては、経営戦略の策定支援にかかわる地方交付税の措置の部分でございます。  以上でございます。 276 ◯委員長(菱沼和幸君) 大和田委員。 277 ◯委員(大和田寛樹君) 交付税を30年度までに措置をとるということなので、32年度というくくりじゃなくて、早目に策定に向けて動き出して、そして、日常生活に欠くことのできない公共サービスでありますので……。それで、職員から聞く話によりますと、何億単位の話ではなくて、100億とか150億とか、それ以上かかる場合も、全体を見ればあるということでありますので、当然計画的に、また合理性を持って順次進めていかないと、安定供給という意味ですごく不安があると思いますので、ぜひその辺を踏まえましてお願いします。  次に移ります。260ページの国民健康保険の特別会計ですけれども、こちら、全体の29年度の予算額が105億8,612万3,000円、昨年が107億4,709万4,000円でありますので、1億6,097万円の減ということなんですけれども、29年度、105億、約106億の中で、60億5,000万円が保険給付費、もちろん健康保険でありますので、当然、給付されるところに6割近くが充てられるんですけれども、この60億の中で、272ページの保険給付費、一般被保険者療養給付の49億円ということで、60億の中の49億円は療養給付に充てられるということで、ここ数年、診療報酬の不正請求というものが、マスコミ等でも騒がれて社会問題になっております。275ページには診療報酬審査経費、また271ページではレセプト点検専門員報酬ということで、不正請求等に対応して、正確に給付をしていこうということで予算措置がとられていますけれども、不正請求に対してそのほかに例えば……。海戦術でレセプトを点検したり診療報酬明細書をチェックするということだと思いますけれども、そのほかに何か政策として、不正請求を見抜くためにとっている政策、予算化されている政策があれば、教えていただきますか。 278 ◯委員長(菱沼和幸君) 生活環境部長・横田君。 279 ◯生活環境部長(横田克明君) ご答弁申し上げます。診療費としてお支払いする場合の、特に今おっしゃられました不正請求の部分でございますけれども、そういったものも含めまして、請求のあった医療機関からの診療報酬の内容が適正なものであるか、点数の誤りとか、そういった、このものに対してこういったものを使っていいのかとかいったもので、レセプト点検というのが行われております。そういったもので、石岡市の場合は以前よりレセプト点検に力を入れておりまして、それなりの効果も出ているところでございます。  今のところ、レセプト点検員を以前、一時期増やしましたけれども、今おっしゃられた人海戦術という部分もありますけれども、そういった人的な部分での対応を行っているところが現状でございます。  以上でございます。 280 ◯委員長(菱沼和幸君) 大和田委員。 281 ◯委員(大和田寛樹君) 先日、国会のほうでも、診療報酬明細について、不正請求を今後どういうふうに対応していくかということで取り上げられていましたけれども、ICTの環境を利用して、機械化ですね、コンピューター化して、データベースをもとに不正を見抜くみたいなことを言われていたので、ぜひ、人海戦術も、本当に相当な量を人海戦術で検査していくということになると思いますので、その辺も踏まえまして、49億を適正にもちろん給付してもらうのが一番だと思いますので、そういう不正を水際で防ぐような政策をとって、対応していっていただきたいなと思います。  最後になりますけれども、農林水産業費で、こちら一般会計、全員協議会で配られている予算の概要の中で、農林水産業費で10億8,549万3,000円、前年が11億4,400万円、5,850万円、5.1%の減ということなんです。その中で特に思ったのは、予算書の148ページの園芸振興費、来年度は316万で、前年比が87.2%減額されている。2,156万円減額で300万円しか予算がついていないということなんですけれども、プロジェクトの中でも、農業の6次産業、ブランド化を進めていくということで、こちら29年度のプロジェクトでも、農林業振興プロジェクトの中で記載をされています。  新規就農に目が向きがちなんですけれども、実際に今、新規就農者じゃなくて、果樹栽培とか梨、栗、柿、イチゴ、いろいろ石岡市でもとれるフルーツがあると思いますけれども、それに対しての振興費が87.2%減額されているということで、大なたふるって削減されているような感じがするんですが、どのようにブランド化をしていくのか、またその費用は、違うところに回されて、こういうところにブランド化の費用を回していますというものがあれば、お尋ねします。 282 ◯委員長(菱沼和幸君) 経済部長・前沢君。 283 ◯経済部長(前沢洋一君) 園芸振興経費で大幅な減というご指摘でございますが、この大きな理由は、花き優良種苗導入資金貸付金と、あと導入資金元金償還金というものがございました。これは、八郷地域のチューリップ生産農家、またはバラ生産農家が導入する優良種苗の資金を貸し付ける制度というのがございまして、これで合わせて2,200万円ほど予算的にはあったものでございます。これは県と連動した形で市が資金として設けていたものでございますが、28年度をもって県も含め制度を廃止するということになりましたものですから、この項目がなくなったということで、大幅な減ということになってございまして、その他園芸関係の、委員ご指摘のブランド化に向けた、梨をはじめとした園芸作物、またはほかの園芸作物の生産拡大施設、パイプハウスの補助といったものについては、増額という形で取り組んでまいるというところでございます。  以上でございます。 284 ◯委員長(菱沼和幸君) 大和田委員。 285 ◯委員(大和田寛樹君) わかりました。ありがとうございました。 286 ◯委員長(菱沼和幸君) 暫時休憩をいたします。10分程度といたします。                   午後 2時36分休憩            ───────────────────────                   午後 2時47分再開 287 ◯委員長(菱沼和幸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に質疑者に移ります。高野委員。 288 ◯委員(高野 要君) 高野でございます。何点か気がついたことをご質問いたします。  まず1点目、庁舎の維持管理について、特に総合支所についてお伺いいたします。この総合支所の維持管理については、どのようにされているのか、まずお伺いいたします。 289 ◯委員長(菱沼和幸君) 八郷総合支所長・小松崎君。 290 ◯八郷総合支所長(小松崎隆雄君) ご答弁申し上げます。八郷総合支所につきましても、庁舎管理規程に基づきまして管理を行っております。  以上でございます。 291 ◯委員長(菱沼和幸君) 高野委員。 292 ◯委員(高野 要君) じゃあ、次に、夜間の管理、朝早く来たのかな。来る人もいるし、いろいろだと思うんですが、まずは夜間の管理ですね、夜のセキュリティーはどうなっていますか。朝一番で来ると誰も気がつかないんですが、夜のセキュリティーをお伺いします。 293 ◯委員長(菱沼和幸君) 八郷総合支所長・小松崎君。 294 ◯八郷総合支所長(小松崎隆雄君) 庁舎の夜間管理につきましては、夜間警備員が1名常駐していまして、終了5時15分から次の日の8時半まで、常勤の方が夜間警備を行っている状況でございます。 295 ◯委員長(菱沼和幸君) 高野委員。 296 ◯委員(高野 要君) そうすると、これはあれですか、8時とか8時半までですか。その間に、そうすると、入り口が1つだと、入ってきた方のチェック等々はできておるんですか。 297 ◯委員長(菱沼和幸君) 八郷総合支所長・小松崎君。 298 ◯八郷総合支所長(小松崎隆雄君) 夜間につきましては、職員通用口以外は全部施錠されておりますので、夜間、例えば用がある方につきましては、警備員室に呼び鈴がありますので、そこで呼び鈴を押して、対応して、確認して鍵をあけるような状況でございます。 299 ◯委員長(菱沼和幸君) 高野委員。 300 ◯委員(高野 要君) それは、8時半までは……。                  〔「はい」と呼ぶ者あり〕 301 ◯委員(高野 要君) ということですか。そうですか。わかりました。  じゃあ、この日中の管理はわかりますか。その前に、入った方とかそういった方は、一応プライバシー的なこともあるんでしょうけど、そういったものは役所、しかるべき人間だとチェックはできるわけですか。お伺いします。 302 ◯委員長(菱沼和幸君) 八郷総合支所長・小松崎君。 303 ◯八郷総合支所長(小松崎隆雄君) 入出者の管理につきましては、昼間については、管理については、どなたが入ったかということの管理はしておりません。夜間については、時間外で夜遅くなった場合には、守衛室のほうへ記入をして、退庁時に書くような形で、退出は確認しております。一般の方の出入りについては、特に確認はやってございません。 304 ◯委員長(菱沼和幸君) 高野委員。 305 ◯委員(高野 要君) そうですね。そうすると、日中は誰でも入れるということですよね。そうですよね、オープンになっているんですからね。  それでは、例えばですけれども、これ、私事でございます。きのうの話でございますけれども、他人を誹謗中傷するような文書を庁舎内で公共物に投函する、このようなことは、管理者として法的に問題はありませんか。以前にもお伺いしたことがありますけれども、管理者、どうですか、これ。今まで、恐らく市政50年過ぎていますけど、そういった中で、私も一議員でございますけれども、横領だとか着服だとか、そういう文言が列記されたものをボックスの中に入れたと、投函ね。あれは公文書を入れるためのボックスなんですが、これ、法的に管理者として問題は感じますか。あるとしますか、ないとしますか。お伺いします。 306 ◯委員長(菱沼和幸君) 八郷総合支所長・小松崎君。 307 ◯八郷総合支所長(小松崎隆雄君) 前回のときにも文書の配布等が事例がございまして、そのときから、管理規程の中で、業務に関係ない文書の配布というのは禁止されているような形でございますので、そういうことがあれば管理上はまずいと思います。ただ、配布した内容については、私、その文書とかを見ていませんので、ちょっと内容については把握していません。  以上です。 308 ◯委員長(菱沼和幸君) 高野委員。 309 ◯委員(高野 要君) じゃあ、後でお見せします。今、笑っている人がいますけど、大変不謹慎ですね。こういったものが配られて、それで笑う。こういう議員がいますか。本当に情けない議会ですよ。これは大変だと思うのが普通一般論ですよ。笑っている人も、おのれがいずれそういうことになると、自分で笑えなくなるでしょう。笑っているうちが花というのがあるんです。それ以上は申しませんけど。  私は一番思ったんですけど、最初から廊下に公的な文書を投函するものを置くということはどうかなということは、最初から思っておりました。しかしながら、何事もなければそれでよかったわけでございますけれども、これからも置いていくのかと思いますけれども、あの文書箱は問題ございませんか、あそこに置いておいて。これは答弁をどこでするか、議会事務局というわけにもいかんでしょうけど、そういう公文書的なものを置く場合に、ああいった誰もが入れるところに置くこと、このことについて答弁できる人がいればお願いします。 310 ◯委員長(菱沼和幸君) 八郷総合支所長・小松崎君。 311 ◯八郷総合支所長(小松崎隆雄君) 今回のことを踏まえまして、そちらの設置場所については、関係部局のほうと協議をいたしまして、最善の方法があるか、協議を一緒にしていきたいと考えております。  以上でございます。 312 ◯委員長(菱沼和幸君) 高野委員。 313 ◯委員(高野 要君) 今回は入っていたんですね。すばらしい文書で、行政の文書でしたね、あの書き方から見ると。入り方でわかるんですね、随分見てきていますので。だから、そういったものに詳しい人が書いたのかなというふうには感じておりますけど、これ、入ったのはいいんですよね。今度、持ち出されたときどうしますか。これ、問題ですよね。今、対処するという話でしたが、入れられるばかりじゃない、持ち出されることもある。そしてまた、これが危険物だとしたらどうしますか。このようなことをする人ですよ。横領とか着服とか、最低の人間ですよね。ですから、こういう人は、もしかしたら危険物を持ち込むかもしれませんよ。 314 ◯委員長(菱沼和幸君) 高野委員に申し上げます。一般質問の域に入っておりますので。 315 ◯委員(高野 要君) はい、わかりました。済みません。  それで、誰もが入れるとすれば、文書だからというわけでもありませんので、今後の対応、そうですよね。防犯カメラ……。今、石岡市でも危険だからといって、学校もそうです、石岡の大通りも全部、防犯カメラをつけました。水戸市でも以前に、何というんですか、盗聴器とかそういったことがございましたけれども、やはり私も、こういったことがあると、これはただ文書だけの問題ではないし、これがエキサイトしてくるともっと大変なことになる。VXガスはできないでしょうけど。  ですから、私はセキュリティーをしっかりするという意味で、防犯カメラの設置をするべきではないかなと思うんですけれども、その辺のところの見解を市長にお伺いします。 316 ◯委員長(菱沼和幸君) 市長・今泉君。 317 ◯市長(今泉文彦君) まだ事態を十分把握しておりませんので、具体的に申し上げることはできませんけれども、今のお話がそのとおりだとしたら、大変ゆゆしき問題だと思います。いずれにしても、市民の利用する場所でありますので、安心安全を念頭に考えていきたいと思います。  以上です。 318 ◯委員長(菱沼和幸君) 高野委員。 319 ◯委員(高野 要君) 市民が利用する場所ではないですね。4階は議会棟でありますので、議会人が利用する場所でございます。そういった中で、私は、もう一般の人の出入り、裏からもそうですけれども、何かあったら困りますので、やはりこういう、今話しましたけど、許せない、こういう不逞のやからがいる限り、きちっとした形をとってもらわないと困る。私もこういうことが起きているので、身も案じておりますので、市長、そういう簡単な問題ではない。再度、ご答弁を願います。 320 ◯委員長(菱沼和幸君) 市長・今泉君。 321 ◯市長(今泉文彦君) 再度申し上げますけれども、事態がよく飲み込めておりませんので、いずれにしても、安心安全を念頭に考えていきたいと思います。 322 ◯委員長(菱沼和幸君) 高野委員。 323 ◯委員(高野 要君) 今、市長からの答弁で、安心安全を、防犯カメラもいいでしょうし、そういったことをきちっと……、セキュリティー面をはっきり、きちっとしていただきたい。そんなに、何ていうんですか、人間性のない、そういったことをする人は少ないと思います。しかしながら、現にやっている人がいるわけです。その辺のところ、市長、市民もそうですけど議員もそうです。我々も市民に選ばれた代表ですから、その辺のところをきちっとお願いいたします。  それでは、2点目に移ります。2点目は、衛生費の湖北環境衛生組合負担金についてであります。平成29年度、3億4,356万8,000円の内容について伺います。どういった内容を石岡市が負担するのか、まず説明願います。 324 ◯委員長(菱沼和幸君) 生活環境部長・横田君。
    325 ◯生活環境部長(横田克明君) ご答弁申し上げます。湖北環境衛生組合は、ご存じのように一部事務組合でございまして、石岡市、かすみがうら市、土浦市、小美玉市で構成されております。毎年度、新年度の予算につきまして、組合のほうから構成市町に提出されました負担割合に応じて、構成市町が予算を組むものでございます。  以上でございます。 326 ◯委員長(菱沼和幸君) 高野委員。 327 ◯委員(高野 要君) 構成市が予算を組むのはわかるんですが、どういった内容を石岡市がということでお伺いしたんですが、内容ですね。 328 ◯委員長(菱沼和幸君) 生活環境部長・横田君。 329 ◯生活環境部長(横田克明君) 失礼いたしました。歳出の部分でございますけれども、議会費、それから総務費、衛生費、これは塵芥処理費とか施設整備費、借り入れの部分の公債費、それから予備費で歳出のほうは構成されております。  以上でございます。 330 ◯委員長(菱沼和幸君) 高野委員。 331 ◯委員(高野 要君) じゃあ、2問目になりますけど、この負担金はいつ管理者から要求されましたか。お伺いします。 332 ◯委員長(菱沼和幸君) 生活環境部長・横田君。 333 ◯生活環境部長(横田克明君) ご答弁申し上げます。組合の新年度予算でございますので、通常、各構成市町の予算編成時期前には、新年度予算という形で提示されているところでございます。  以上でございます。 334 ◯委員長(菱沼和幸君) 高野委員。 335 ◯委員(高野 要君) それで、湖北環境衛生組合から要求された予算内容、それと湖北環境衛生組合で予算内容が異なった場合、これは予算として予算書に計上できますか。最初に求められたものと異なっている場合、どうですか。これは財務部長に財政的な面からご答弁願います。異なった場合ですね。 336 ◯委員長(菱沼和幸君) 財務部長・鈴木君。 337 ◯財務部長(鈴木幸治君) ご答弁申し上げます。一部事務組合につきましては、先ほど生活環境部長が申し上げましたとおりでございまして、そもそも自治法で普通地方公共団体が、その事務の一部を共同で処理するために設けた一部事務組合でございます。その一部事務組合において、当然、議会等が構成されていまして、その中で予算を審議するということになってございます。当市におきましては、当然、その前段で負担金の請求があって、それを予算計上して、今回お願いしているわけでございますが、独立した一部事務組合の議会で議決されるものだと思っております。  以上でございます。 338 ◯委員長(菱沼和幸君) 高野委員。 339 ◯委員(高野 要君) 今、一般的なお話をいただきましたけど、予算内容なんですね。要求された予算内容と湖北環境衛生組合で予算内容が異なった場合、予算要求しているものと異なった場合、これは予算として予算書に計上できますかと言っているんです。相手方が違った場合です。最初に求められました。それと違っていた場合にどうですかということを、こちらでは、相手が違っているんですけど、予算計上はきちっとできますかということをお伺いしているんです。 340 ◯委員長(菱沼和幸君) 高野委員。 341 ◯委員(高野 要君) 部長が困っているというのはあまり見たことないので、質問が悪いんでしょう。それで、じゃあ、お伺いしますけど、石岡市は、湖北環境衛生組合から要求された負担金の内容と異なった場合、果たしてこれは請求どおり、私は出せないと思うんです。湖北環境衛生組合で予算が修正されたわけですね。修正されました。それであるならば、湖北環境衛生組合の管理者今泉市長は、一旦石岡市に対して負担金の要求を取り下げて、修正後の負担金の内容で要求を出し直していると思うんです。これ、今泉市長は知っているわけですから。それはなされておりますか。担当部長へお伺いします。担当部長へ届いておりますか。ちょっと読み違えました。 342 ◯委員長(菱沼和幸君) 生活環境部長・横田君。 343 ◯生活環境部長(横田克明君) ご答弁申し上げます。湖北環境衛生組合の予算につきましては、さきの組合議会で議決されたということは伺っておりますけれども、それは伺っているということでございます。  以上でございます。 344 ◯委員長(菱沼和幸君) 高野委員。 345 ◯委員(高野 要君) 部長のほうへは届いていないということですよね。独立したというお話もしていますけど、あえて負担金は独立では私は考えられないんじゃないかなと。負担金の総枠が変わらないですが、予算が修正されてどのように変更されたのか、これはわかっていますか。わかっていないよね。組合の管理者から市長宛てに報告はありましたか。あったとすれば、その文書をお示しいただきたい。組合の管理者から市長宛てにですね。本来は、これはあるべきものなんですね。予算が修正されて、どのように変更されたのか。市長と管理者は一緒ですけれども、でも、違いますよね。市長宛てに管理者から報告がありましたか。あったとすれば、その文書をお示しいただきたいと思います。 346 ◯委員長(菱沼和幸君) 生活環境部長・横田君。 347 ◯生活環境部長(横田克明君) ご答弁申し上げます。文書については拝見してございません。  以上でございます。                〔「聞こえない」と呼ぶ者あり〕 348 ◯生活環境部長(横田克明君) 文書については確認してございません。  以上でございます。 349 ◯委員長(菱沼和幸君) 高野委員。 350 ◯委員(高野 要君) これ、部長じゃなくて、管理者から市長宛てに報告があったのかという、その文書を見ていないということですか。そうすると、ないということですよね。やっていないということですね。これは、じゃあ、本来すべきことをしなかったということで判断してよろしいですか。 351 ◯委員長(菱沼和幸君) 副市長・松隈君。 352 ◯副市長(松隈健一君) お答えいたします。本来、湖北環境衛生組合、一部事務組合がすべきことかどうかというのは、組合で判断されるべきことかと思いますけれども、石岡市としましては、総額が仮に変更されれば、それに対応する必要があると思いますが、総額が変わっていないということであれば、この予算に対してはこのままの対応でよいことかと思っております。 353 ◯委員長(菱沼和幸君) 高野委員。 354 ◯委員(高野 要君) そういうことを副市長、聞いていないんですよ。何を聞いているか存じていないんですか。管理者から市長宛てに修正されたもの、どのように変更されたのか、それを伺っておりますかと。そういった文書……。本来は文書で来るべきですよ。そうでしょう。負担金が予備費に変わっているんですから。当然のことじゃないですか。私は、それをきちっとなされているのかということと、それはするべきことなのかということを聞いているんです。  本来は、こういうことはきちっとするべきでしょう。負担金で出したものは後はどうなってもいいんだよ、お前ら勝手にやれというもんじゃないですよね。管理者も組合での予算委員会にきちっと出ているわけですから、その辺のところ答弁できませんか。答弁できないということは、文書もないということで、じゃあ、判断してよろしいですね。何もやっていないということですね。ただ、組合で修正はしたけど、構成市には何もしていないということで、そういうふうに判断しますよ。やっていないものをやっているなんて言ったらとんでもないですよ、虚偽発言になりますから。  じゃあ、答弁できないようなので財務部長にお伺いしますけど、財務部長は予算がどのように修正されたかわかっていますか。きちっと担当から報告がありましたか。お伺いします。 355 ◯委員長(菱沼和幸君) 財務部長・鈴木君。 356 ◯財務部長(鈴木幸治君) ご答弁申し上げます。組合議会の変更の内容については承知してございません。  以上でございます。 357 ◯委員長(菱沼和幸君) 高野委員。 358 ◯委員(高野 要君) これ以上お話ししても仕方ないですけど、もう、こういうでたらめなんですよ。交付金でもらったものを予備費にして、それはこちらへは負担金で請求しておいて、それで、それの修正もしない。そういう事務処理がありますか。予算ですよ、これ。補正じゃないですよ。そういった中でこういったことを平然としてやっているんです。今どきはやらないですよ。きちっと修正したものは修正して、直すべきじゃないですか。  私は、負担金の内容が変わったのであれば、一旦要求を取り下げるべきである、そして、きちっとまた要求し直すべきだと思うんです。そうですよね。ただ、市長がやっているわけじゃないんですよ。議会で議員がやっているんですから。出したものはあれですか、何になっていても構わないんですか。これ、予算書の修正をすべきでしょうよ。時間もあったですよ。管理者はこれを知りつつ、この予算委員会まで放置したんですよ。大きな責任がありますよ、これ。  それじゃあ、もう1点お伺いしますけど、負担金の内容が変わったのであれば、本来、要求を取り下げ、変更して要求し直すべきであると思いますが、どうですか。お伺いします。 359 ◯委員長(菱沼和幸君) 副市長・松隈君。 360 ◯副市長(松隈健一君) お答えいたします。先ほども申し上げましたけれども、湖北環境衛生組合をはじめとする一部事務組合で内容が変わった場合に、どのようなタイミングでどのようなお知らせをするかというのは、組合で考えるべきものかと思っております。ただ、湖北環境衛生組合につきましては、市長が管理者でありますし、私が副管理者でありますので、内容は承知しているところでございます。  以上です。 361 ◯委員長(菱沼和幸君) 高野委員。 362 ◯委員(高野 要君) 承知していてこういうことをやったら、余計悪いんじゃないですか。そういう答弁がありますか。それは話にならないでしょうよ。これ、わかりますか。地元の皆さんから、修正して、13年も続いてきた草刈りの負担金といいますか、委託料を、予備費に回したんですよ。それで、予備費に回して、今度はあれですか、事務的な処理はゼロですか。あの予備費をまた負担金に戻すんですか、時期が来たら。あまりそれではでたらめ過ぎるでしょう。  市長は管理者であるわけです。この予算で29年度、私のこれは主観でございますけれども、湖北環境衛生組合を運営したいと言ったところ修正され、そのままの修正される前に予算を堂々と提案し、審議させている。この認識、市長、副市長もそうですよ、言葉で追いつけばいいものじゃないです。数字のマジックでもない。行政マンだったらわかることじゃないですか。きちっと精査しなくちゃいけないということを。湖北環境衛生組合は独立です。だったら、負担金とか何とかじゃなくて、もっと握り金にすればいいんじゃないですか。きちっと精査できるものは精査してやるべきだと思いますよ。  修正もいいでしょう。それは、時によってはあることですから。でも、修正したら修正したように、きちっと構成市でも修正をしなくちゃいけないんじゃないですか。そのようなことでこういう予算に臨めるんですか。金額が小さいからいいや、黙っていればわからない、そんな予算委員会はないですよ。予算委員会の軽視ですよ。  きちっと答弁ください。どうするのか。 363 ◯委員長(菱沼和幸君) 副市長・松隈君。 364 ◯副市長(松隈健一君) お答え申し上げます。一部事務組合の負担金につきましては、構成市の負担割合に応じて負担しているものでございます。仮にその内容が……、内容というか、総額が変われば、構成市の予算にも影響しますので、予算の対応を図る必要があろうかと思っております。  以上です。 365 ◯委員長(菱沼和幸君) 高野委員。 366 ◯委員(高野 要君) 総額の話じゃないでしょう。予算要求してお金をもらうんですよ。予算は、予算要求というのがあるんですよ、詳細をつけて。その詳細が変わったときに、総額ですか。こういうわけのわからない答弁をしているから、おかしなことが起きるんですよ。どうでもいいようなことをやっているから。少しはきちっとやってくださいよ。だから構成市までおかしくなっちゃうんですよ。きちっと指導する立場じゃないですか。  この件に関しては答弁できないんんでしょうから。だけど、これは1つの問題ですよ。一部事務組合でも私、やろうかと思っていますけど。私が間違っているなら、間違っていると言って結構です。まあ、しようがないから次に移ります。  まだ時間ありますよね。たくさんあるので、どれをやろうかなと思っていましてね。  学校給食についてお伺いいたします。今回、第3子以降を無料化にするということで、この第3子とした理由はどういうところにありますか。なぜ第2子ではだめなんですか。明確にここで基準を設けた理由をお伺いいたします。 367 ◯委員長(菱沼和幸君) 副市長・松隈君。 368 ◯副市長(松隈健一君) お答えいたします。給食費につきましては、本来は実費負担であろうと考えてございますが、第3子以降無料化するということの目的は、保育料の第3子優遇などと同様に、突き詰めますと、少子化対策ということで考えてございまして、第1子の年齢制限も、世帯の所得制限も、少子化対策として設けていないということで考えております。  以上です。 369 ◯委員長(菱沼和幸君) 高野委員。 370 ◯委員(高野 要君) 少子化対策、1月4,000円ですね、給食費。これを引いていただければ少子化対策になる。一部はなるでしょう。しかし、それは明確な理由にはならないんじゃないですか。なぜ第3子なのか。今泉市長の……。私も今泉市長を選挙で応援しましたけど、そのときは完全無料化ですね。子どもが平等であると、みんなが同じ要件で育っていくということを考えたときに、私は感動したんです。無料化、いいことだね。ある学校によっては、1割以上の給食費が滞納しているというようなことも聞いております。そういった中で、今、少子化対策ということでお話をいただきましたけど、本当にこれ、少子化対策になりますか。再度お伺いします。 371 ◯委員長(菱沼和幸君) 副市長・松隈君。 372 ◯副市長(松隈健一君) お答えいたします。もちろん財政状況に余裕があれば、全ての方に給食費無料ということも考えられるわけですけれども、財政推計などでお示ししておりますように、財政状況が、近いうちに厳しくなるというような状況の中で、既存の補助金を原則3%減らしたり、今回の議案にも出しておりますように、運動公園の不公平感の是正のために有料化で統一するなどといった、財源を生み出す努力をしてきているところであるわけです。  そういった中で、新たなチャレンジのために、この第3子に絞って無料化しているわけなんですけれども、既存の予算の見直しをした上に成り立っている制度でございますので、そういったばらまきとの批判もないように、少子化対策として出生率の向上に最も寄与するであろう第3子以降に絞って、保育料などに続いて、未就学児から、児童についても第3子を優遇することで、少子化対策として、少しでも負担を減らして多く生み育てていただける環境にできればと考えております。  以上です。 373 ◯委員長(菱沼和幸君) 高野委員。 374 ◯委員(高野 要君) 今、財政的な問題からという話がありましたけど、まずそっちからだったんじゃないですか。そうでしょう。人数決めて、お金がこれだからじゃないでしょう。お金を決めたんでしょう。第3子を優遇する、第3子を優遇するって。じゃあ、逆に変えて言えば、第3子の家庭は大変だということですか。1子は大変じゃない、1人だから、2人も普通だ、3人産むと大変だというんですか。その基準が私にはわからないんですよ。第3子、第3子と言うけど。もしこれ……、本当に今度は子どものいじめ問題とか、そういったことにも発展しますよ。何でおめえだけただで食べてるんだよみたいな。そうでしょう。そういったことは考えられましたか。ただ、子どもたち、第3子、お前3番目だから……。  やっぱりお金を無料化にするとかそういったことは、差別があっちゃいけないし、みんなが平等でなくちゃいけない。そういったときには、きちっとした、何度も何度もヒアリングを重ねるべきだと思うんですよ。じゃあ、これが最善の、第3子というのはベターだと思いますか。お伺いします。 375 ◯委員長(菱沼和幸君) 副市長・松隈君。 376 ◯副市長(松隈健一君) お答えいたします。もちろん子どもを産んで育てることというのは、第1子であっても第2子であっても第3子であっても、大変なことであろうと思っております。その中でも、お子さんの数が多いと、それはその分だけ大変なのかと思っております。ただ、負担軽減ではございますけれども、より多くの子どもを産み育てていただける環境を整備するという意味で、限られた予算の中では、最善の策だと考えておりますし、今ご指摘のございましたようないじめとか、そういった問題が起きないように、学校現場では気をつけていただきたいと考えてございます。  以上です。 377 ◯委員長(菱沼和幸君) 高野委員。 378 ◯委員(高野 要君) 現場で気をつけていただきたいなんていうのは、他人事じゃないですか。自分でそういうものを取り決めるときに、きちっとそういうヒアリングをするんですよ、学校の先生方とも。じゃあこれ、この給食費の無料化をするに当たって、予算化するに当たって、どのようなヒアリングをしましたか。学校の先生、親御さん、そういったことを重ねられたんですか、何度も。最初は少子化対策、その次はお金。  時間もたってきますので、ちょっと話しますけれども、私はもっと……。以前にランドセルを配りましたよね。大好評ですよ。皆さん喜んでいます。そういった中で、やはりこれは平等性があるからです。それで平等性を考えたときに、やはり私は、だったら、誰もが恩恵を受けられる、1年生とか2年生は無料ですよ、3年になったらお金をいただきますよとか、そういった、どの家庭も子どもも違和感のない、1年生と2年生はかばんをもらって、学校へ行ったら弁当はただだと、私はそういう取り組みが、少子化対策とかそういったことにつながると思うんですよ。平等でなければだめです。子どもはひがみます。私みたいなのもいますから、すぐひがみます。  これが悪いということを言っているんじゃないんです。たくさん喜ぶ人がいるでしょう。ただ、だけど、何でもっと詰めて事業化しなかったのかなということ、そういったところに私は疑問を持っております。  やはり私は差別化だと。やっぱり平等に無料化するのは、今述べました、私が言っていることは正しいとは思いませんけど、差別化するようなこの制度についてどう考えられますか。自分たちが先ほど述べられたことが最善だと思いますか。最後にお伺いします。 379 ◯委員長(菱沼和幸君) 副市長・松隈君。 380 ◯副市長(松隈健一君) お答えいたします。もちろん、財政に余裕があれば、等しく負担軽減してもらうという考えもあろうかと思います。また、財政が厳しい中でも、委員がご提案されたように、学年に絞ってと、そういう考え方も1つの考え方かと思っております。ただ、今ご提案している第3子の無料化につきましては、保育料の第3子優遇などと同様に、少子化対策として、少しでも負担を減らして、多く産み育てていただける環境にしたいと、このように思っておることから提案した次第でございます。  以上です。 381 ◯委員長(菱沼和幸君) 高野委員。 382 ◯委員(高野 要君) 結局、きちっとした、やはり質問にも何も答えられない。何とかやらせてくれ、やるんだ。それでは、やはり恩恵を受けられない人から見ると、ばらまきになるんですよ。皆さんが納得すればすばらしい事業。ただ、だけど、恩恵を受けられない人……。これは全部受けられないですね。そういうことに私はなるのかなと思います。それで、3,000何百人、そのうちの給食を無料でいただける方は400人です。市長、これ、本当にいい事業なんです。ただ、だけど今のやり方では、ただのパフォーマンスに過ぎないんですよ。私はそのように思います。  市長、何か副市長さんが今日は頑張っておられるので、市長の答弁があればお伺いします。 383 ◯委員長(菱沼和幸君) 市長・今泉君。 384 ◯市長(今泉文彦君) 給食費の第3子無料化でありますけれども、これは、今、副市長が申し上げましたとおり、負担の軽減、特に第3子以上を持つ親御さんの負担の軽減ということであります。そして、少子化対策が目的でありますので、そういったところにターゲットを絞っているところであります。  私の体験でありますけれども、幼稚園の園長をしているときに、第3子以降の保育料を無料にいたしました。それについては、大変、負担の軽減ということで喜ばれて、歓迎されておりまして、その状況をひがむとか、そういうことはなく、非常に好評のうちに、第3子の無料化というのが受け入れられたという経験がございます。給食に当てはまるかどうかはわかりませんけれども、同じような負担の軽減という例で、私は給食もそのようになっていくと信じております。  以上です。 385 ◯委員長(菱沼和幸君) 高野委員。 386 ◯委員(高野 要君) 今、幼稚園の園長さんの時代を話しましたけれども、園長の時代は自分のお金でやっているんですよ。園長さんが皆さんからお金をいただいて、その枠の中で。それは何をやってもよろしいんですよ、全部ただでも何でも。これは税金ですよ。その辺の考え方はちょっと間違っているんじゃないですか。私が会社をやっていたときこうだったから……。会社では御飯がただなところありますね、みんな、お昼、賄いがありまして。だからって役所でやったらだめでしょう。市長、考え方がちょっと違うと思いますよ。少しでもお母さん、お父さん方に、親御さんに軽減してやりたいという気持ち、私はそれだけであれば納得しますけど、やはりもうちょっと真剣に、私は取り組んでいただきたいなと考えます。  悪いことじゃないです。喜ぶ人もいるんです。ただ、もっとたくさんの人が喜べるような事業にしてください。子どもたちもみんな恩恵を受けられるような。  そして、もう一つ、あと2分あります。特急補助券についてお伺いします。私も歩いていまして、さまざまな意見が出ております。限られた財源です。東京へ通っている人は「いや、高野さん、いいのができるよ」と言うし、バスで通っている人は「高速バスのお金は出ないの?」とか、いろいろ今、議論されています。副市長に聞いたところ、これ、全国で初めてですというので、私もいい、悪いはまだ誰にも述べておりません。  そんなところで、佐々木公室長でも結構ですし副市長でも結構ですが、恐らく2人で決めたことだと思うので、これはこんなにいいんだというものがあれば、PRしたいと思います。だめだったらだめだとはっきり言いますけど、その辺のところ、ひとつ、これはご説明で結構ですので、いただけますか。お願いします。 387 ◯委員長(菱沼和幸君) 副市長・松隈君。 388 ◯副市長(松隈健一君) お答えいたします。特急通勤・通学補助につきましては、本日も佐々木公室長から答弁申し上げましたように、石岡市のまち・ひと・しごと創生石岡市総合戦略に基づくものでございまして、人口ビジョンにおきましても、大学等への進学によって減少している世代があると。以前は、卒業と同時に戻りが見られたが、最近は戻ってきていないというところを踏まえたターゲットの年代に絞ってございまして、まず第1は転出の防止、それから第2にUターン、戻ってきていただきたいと、第3に、新たに移住していただきたいという目的を持つものと考えてございます。
     このいい面といいますのは、まず、その課題を捉えて世代を絞っているというところと、次に、地理的条件というのもあろうかと思います。常磐線の鈍行で東京まで行きますと、1時間半以上かかると思いますが、特急だと1時間で行けると。ちょうど石岡から通うか、東京に住むかの微妙な距離、時間を有する地理的条件を有しておりますので、石岡市で行うことは効果が高いのではないかと思っております。また、ただ補助するだけではなくて、利用者には石岡市のPRをしていただくということで、魅力の発信を担っていただくというのもいい点かと思っております。もう一ついい点と考えますのは、JR1社に対する利益供与と思われないように、覚書を交わして、事務の一部を担っていただくと同時に、広報活動もお願いしているという点で、石岡市のPRにつながるのではないかと考えてございます。  以上です。 389 ◯委員長(菱沼和幸君) 高野委員。 390 ◯委員(高野 要君) あと1分なんですけど、今、わからないので、私もあまりきつい質問も何もできないんですけど、オンリーワンということで、今、石岡でもオンリーワンという言葉がありますけど、ほとんどがオンリーワンではないです。いいか悪いかわからないですけれども、副市長がそういう形の中で、今、お話がありましたので、本当に皆さんが喜ばれるような、そして、石岡へたくさんの人が戻ってくるような……、戻ってくるというか、定着してくれるような事業にしてください。  私が残念なのは、今、80人が予定されているということですね。80人でもいいんでしょうけど、それで、あと年齢的に18から45ということなんですが、もうちょっとその辺のところを精査してみたらいいのかなという気がします。また次の質問で質問させていただきますけれども、いい事業の経過を聞かせてください。  以上で終わります。 391 ◯委員長(菱沼和幸君) 次の質疑者に移ります。池田委員。 392 ◯委員(池田正文君) 平成29年度予算審査、昨日までの所管委員会の審査を踏まえまして、総括で4点ほどお伺いいたします。よろしくお願いいたします。  まず初めに、ふるさと納税についてお伺いいたします。平成27年、昨年ですが、26年対比で約4倍の伸び率ということで、1,652億円ほど全国でふるさと納税がなされたと。平成28年、本年度は2,000億を超えていくような状況が見られ、言い替えれば、バブルの様相を呈している、非常に活況を呈しているというような状況でございます。  そこで、本市におきましても、職員の皆様方のたゆまぬ努力や市内事業者のご協力によりまして、こちらも好調な状況にございます。そこでお伺いいたしますが、まず、当然、寄附者に対しましては返礼品をお返ししております。まずこの還元率、そしてアイテム数や、あってはならないですが、クレームの処理状況などをお伺いいたします。 393 ◯委員長(菱沼和幸君) 財務部長・鈴木君。 394 ◯財務部長(鈴木幸治君) ご答弁申し上げます。還元率というご質問でございますが、当市におきましては、寄附金額の50%以内の返礼品ということで、還元率は半分以下ということで設定してございます。それから、品数の件数ですが、今年度は200……、済みません、返礼品の数は後でご答弁申し上げます。それから、寄附を申し込まれた方からのクレームと申しますか、そういうお電話等をいただいております。この内容でございますが、返礼品の品質上の瑕疵が明らかな場合、これは当市において交換、あるいは代替品の対応をさせていただきますが、それ以外、個人の方の嗜好の問題、外見とか味という場合につきましては、趣旨をご理解いただいて、なるべく寄附者の方にご理解いただくように努めております。それから、そういうクレームといいますか、そういう対応をした件数は、昨年の4月から今年の2月末までで59件でございます。  以上でございます。 395 ◯委員長(菱沼和幸君) 池田委員。 396 ◯委員(池田正文君) 本市の還元率が50%以内にとどまっているということでございましたが、単純に考えますと、この還元率を下げれば手元に残る金額が当然多くなるわけでございまして、還元率を下げて手元に残る金額を多くする考えはあるのかどうか、お伺いをいたします。 397 ◯委員長(菱沼和幸君) 財務部長・鈴木君。 398 ◯財務部長(鈴木幸治君) ご答弁申し上げます。先ほどの返礼品の品数でございますが、昨年度、27年度は131品目でスタートしましたが、今年度28年度は、当初202品目でスタートしてございます。  それから、還元率の話でございますが、やはり先ほどご質問の中にあった、バブルの様相があるということで、国おいても、還元率の高いものについては好ましくないだろうということで、国の通知の中でも、返礼品につきましては、そういうもともとの趣旨にそぐわないような高還元率と申しますか、そういうものは控えるようにという指導といいますか、通知もございます。そういう中で、当市においても、そういう還元率を下げれば、当然、何といいますか、手元に残るお金というのは失礼なんですが、寄附金額からそういう必要経費を差し引いた額は多くなると思っております。  以上でございます。 399 ◯委員長(菱沼和幸君) 池田委員。 400 ◯委員(池田正文君) このふるさと納税の制度といたしまして、寄附される方は、寄附額から2,000円を抜いた額が税控除されるわけでございまして、本市は寄附額が多いわけですから、都内で起きているような逆転現象はないことと思います。しかし、制度上の税控除額は、本市は幾ら程度控除があるのかお伺いします。 401 ◯委員長(菱沼和幸君) 財務部長・鈴木君。 402 ◯財務部長(鈴木幸治君) ご答弁申し上げます。29年度の寄附控除についてはまだ見込んでございませんが、28年度課税分の寄附金税額控除額はおよそ1,400万円となってございます。現在、ふるさと納税を取り巻く社会環境から推察しまして、当市におけるふるさと納税の寄附金控除は、29年度も同程度に影響を受けるんじゃないかと考えてございます。  以上でございます。 403 ◯委員長(菱沼和幸君) 池田委員。 404 ◯委員(池田正文君) 続きまして、29年度の予算におきましては、ふるさと応援寄附金を3億円に設定といいますか、見込んでおり、ふるさと応援寄附金に係る経費を2億556万2,000円、さらに、ふるさと応援寄附金基金に3億円、これは寄附額全額の積み立てを見込んでいるということでございますが、この基金の考え方につきましては、以前も決算委員会でお伺いをしているところでございます。当然、寄附金から経費を抜いた分、いわゆる、誤解を恐れず申し上げれば純利と申しますか、純粋に残った部分を基金に繰り入れるべきであるという私は考えなんですが、29年度の予算におきましても、3億の全体の中で経費が68.5%、これを基金に組み入れた場合、2億556万2,000円を一般財源から基金に繰り入れていくということに当然なるわけでございまして、この基金の繰り入れの方法ですね、県内、あるいは全国多々、基金の繰り入れをしていると思いますが、この状況につきましてはどのように把握されているのか、お伺いいたします。 405 ◯委員長(菱沼和幸君) 財務部長・鈴木君。 406 ◯財務部長(鈴木幸治君) ご答弁申し上げまず。新年度の予算計上額につきまして、先ほど委員ご指摘のとおりでございます。この石岡市ふるさと応援寄附金基金につきましては、平成26年度に創設しておりまして、その段階から、寄附の積み立てにおきましては、寄附者のお気持ちを大事にしたいということから、今現在は寄附金全額を基金に積み立てております。県内の他自治体の状況でございますが、龍ケ崎市や常陸太田市、小美玉市などは、当市と同じく寄附金を全額積み立てておりまして、水戸市や境町などは、経費を差し引いた後の金額を積み立てている状況でございます。  そして、その繰り入れにつきましては、寄附者の意向に沿って当然繰り入れるわけですが、当市におきましては、前年度に積み立てた金額を翌年度、もう繰り入れてございます。そのうち、ふるさと応援寄附の経費において2割以内を目安に充当してございまして、来年度も先ほどの2億556万2,000円に対して4,028万3,000円を充当させていただいております。この辺につきましては、先ほど委員からもご指摘ありましたように、各市において充当の考えなどもそれぞれ違っておりますので、今後、県内の状況等をまた調査してみたいと思います。 407 ◯委員長(菱沼和幸君) 池田委員。 408 ◯委員(池田正文君) ただいまご説明をいただいたわけですけれども、今現在3億から4億の間での寄附額ですから、そういった考えもある意味成り立っていくのかと思うんですけれども、これが、本当にさらに寄附額が増えていった場合、例えば10億とか15億とか、そういった金額になった場合においても、この方法でやっていきますと、当然、一般財源を圧迫してくることが予想されるわけですね。  非常に聞きづらいんですけれども、寄附額としての限界点はどの辺で考えていらっしゃるのか、あえてお伺いいたします。 409 ◯委員長(菱沼和幸君) 財務部長・鈴木君。 410 ◯財務部長(鈴木幸治君) ご答弁申し上げます。寄附額の限界というご質問でございますが、現在、先ほど申しましたとおり、当市のふるさと納税寄附につきましては、寄附金を全額その年度に基金に積みまして、翌年度、それを繰り入れて充当するというような形でやってございます。その中で、当然、委員ご指摘のように、この寄附額が大幅に増えた場合、用意する一般財源が多額になりますから、かなり無理になるということは想定されます。そういう中で、県内の自治体も、昨年12月末現在ですが、一番多い自治体は10億円を超えて寄附をいただいているような自治体が……、県内で10億円を超えた自治体も2団体ほどございます。ですから、当市よりかなり伸びている自治体もございますので、そういう自治体が全て基金に積んでいるかどうかということも含めまして、ちょっと調査研究したいと思います。  以上です。 411 ◯委員長(菱沼和幸君) 池田委員。 412 ◯委員(池田正文君) 当然、寄附額が増えていっていただくことは、本市としても歓迎すべきことではございますが、この基金繰り入れについてでございますが、石岡市の基金条例の中にふるさと応援寄附金基金の記述がございまして、この繰り入れ額でございますが、「市長が必要と認めた金額を積み立てる」とございます。  そこで、市長にお伺いいたしますが、先ほど来のやりとりをお聞きになっていることと思いますので、この基金繰り入れの考え方につきまして、市長のお考えをお伺いいたします。 413 ◯委員長(菱沼和幸君) 市長・今泉君。 414 ◯市長(今泉文彦君) 基金繰り入れに関しては、今までの実績を考えて、約10億円という額を1つの基準にしたいと思っております。今後も当市の情報発信の施策の1つとして、寄附者の利便性の向上に努めながら、事業目的を明確にした対応をとってまいりたいと考えております。  以上です。 415 ◯委員長(菱沼和幸君) 池田委員。 416 ◯委員(池田正文君) 続きまして、消防団員の処遇改善につきましてお伺いいたします。  間もなく東日本大震災発生から6年が経とうとしております。平成23年の東日本大震災におきましては、消防職、団員が290名の方々が崇高な消防精神のもとに、自らの身を顧みず、お亡くなり、または行方不明になっているということでございまして、それらを踏まえまして、平成25年12月に、消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律が国から示されております。この第8条に、消防団の強化といたしまして、「国及び地方公共団体は、全ての市町村に置かれるようになった消防団が将来にわたり地域防災力の中核として欠くことのできない代替性のない存在であることに鑑み、消防団の抜本的な強化を図るため、必要な措置を講ずるものとする」、さらに13条におきましては、消防団員の処遇の改善ということで、「国及び地方公共団体は、消防団員の処遇の改善を図るため、出動、訓練その他の活動の実態に応じた報酬及び費用弁償の支給がなされるよう、必要な措置を講ずるもの」としてございます。  そこでお伺いいたしますが、現在の本市消防でございますけれども、条例定員が628名に対しまして現員数が599名、来年度の予算が1,953万5,000円でございます。それでは、現在の報酬額に増額されたのが最終いつであるのか、お伺いいたします。 417 ◯委員長(菱沼和幸君) 消防長・小松崎君。 418 ◯消防長(小松崎政次君) 消防団員の処遇改善についてご答弁申し上げます。消防団員の年額報酬につきましては、石岡市消防団条例に基づきまして、消防団員に対し、災害や訓練の苦労に報いるための報酬として支給してございます。これまでの報酬額の経過でございますが、平成11年度、旧石岡市の消防団に対しまして、団長以下団員まで7階級一律2,000円の引き上げをいたしました。その後、合併前の平成17年4月に、旧石岡市、旧八郷町との合併調整で、各報酬額を、団長から副分団長までを一律2,000円、部長から団員まで一律1,000円を引き下げた経緯がございます。その後、同額のまま現在に至っておりまして、県内44市町村、一般団員報酬支給額を比較いたしますと、上から16番目となってございます。  また、消防団員が災害や訓練等に出場した際の費用弁償につきましては、平成11年度、一括100円の値上げを行いまして、災害出場が2,600円、警戒や訓練、啓発活動が2,100円を支給してございます。平成17年に旧八郷町との調整を図り、現在に至っておりまして、県内44市町村の支給額を比較いたしますと、上からやはり16番目となってございます。  当市の支給額につきましては、分団長から団員までの年報酬額が、平成27年6月、国が示します交付税措置額の水準には達しておりませんが、平成25年12月、消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律が制定されまして、消防団員の処遇改善につきましても、必要な措置を講じるよう示されておりますので、今後も引き続き周辺市町村の報酬額の動向を見た上で、市部局と協議し、処遇改善を考えてまいりたいと思っております。  以上でございます。 419 ◯委員長(菱沼和幸君) 池田委員。 420 ◯委員(池田正文君) 平成11年、18年前に一律2,000円上がったものが、合併協議のさなか、同額程度が減額されていると。実質この18年間、報酬額が上がっていない状況があり、言い替えれば、この長い時間、置き去りにされているという印象があるわけでございます。新年度の予算におきましても、市長の肝いりの事業であるものについては、1,800万円、あるいは1,500万円とぽんとつくわけでございますが、消防団の報酬につきましては、さきに述べたように、何ら改定の議論もされていないような印象がございます。  前回もお伺いしましたが、市部局と協議をしてまいりたいと、消防長は答弁されております。それでは、新年度の予算につきまして、ヒアリング、あるいは予算折衝の段階でどのような協議がされたか、されなかったか、した場合にはどういった協議だったのか、お伺いいたします。 421 ◯委員長(菱沼和幸君) 消防長・小松崎君。 422 ◯消防長(小松崎政次君) ご答弁申し上げます。今回、協議をしたかというご質問でございますので、その件につきましては、市部局と近隣市町村の報酬額について調整をいたしました。確認をしてみますと、近隣の隣接になりますが、土浦市が3万円、笠間市が2万3,000円、かすみがうら市が2万7,000円、小美玉市が2万5,000円、当石岡市が2万8,000円となってございまして、近隣では土浦市に次ぐ2番目の報酬額となってございます。  以上でございます。 423 ◯委員長(菱沼和幸君) 池田委員。 424 ◯委員(池田正文君) これは、消防団、常備消防、非常備消防合わせまして、総務省管轄になるわけですね。副市長は出身官庁ということもございますし、あるいは消防団員の現状を考えましても、近年はなり手がないと。国においては、この法律等も含めまして、どんどん消防団員の加入を進めているにもかかわらず、なかなかなり手がないような状況があるわけでございまして、そういったことからも、国は、例えば団員1人当たり3万6,000円の基準額を、地方交付税のどこかに入れて本市にもいただいているというような状況があるわけでございます。  そういったことも含めまして、出身官庁である総務省に副市長もおいでになられましたので、この消防団の処遇の改善、あるいはなり手不足の問題等、お考えがありましたらお伺いいたします。 425 ◯委員長(菱沼和幸君) 副市長・松隈君。 426 ◯副市長(松隈健一君) お答えいたします。消防の仕事は、これまでしたことはございませんけれども、先ほど小松崎消防長から答弁させていただきましたように、平成25年12月に制定されました法律でも、処遇改善について書かれておるところでございます。また、消防団の条例の改正も昨年お願いして、成立させていただいたところでございますので、そういった消防団のなり手の確保、それから、周辺市町村の報酬額の動向を見てまいりたいと考えてございます。  以上です。 427 ◯委員長(菱沼和幸君) 池田委員。 428 ◯委員(池田正文君) ぜひこの処遇改善につきましては、長期間放置することなく、毎年精査をされ、少なくとも議論の俎上に上がるような協議をしていただければと、そのようにお願いいたします。  続きまして、学校統合再編事業につきましてお伺いをいたします。今回、石岡中学校と城南中学校の統合再編に当たりまして、建物の改修でありますとか、あるいは学校の環境の整備、さらに教育バスの導入や通学路の安全確保、さらには街路灯の設置等が予定されていることと思います。平成21年3月の石岡市小中学校適正規模・適正配置についての答申でそれらが進められているんですが、この答申書の後半に付帯事項が示されておりまして、保護者や地域住民の合意形成の中で「当該校の保護者や地域住民に十分な説明を行い、理解と協力を得ること」、さらに、専門部会の設置ということでございまして、「専門部会の設置により、通学の支援策や通学区域の見直しを検討すること」ということが明記されております。  そこで、確認をしておきたいと思いますが、この石岡中学校と城南中学校の統合再編に際しまして、保護者、あるいは地域を含めましてどのような議論がされたのか、確認をいたしたいと思います。 429 ◯委員長(菱沼和幸君) 教育部長・宮本君。 430 ◯教育部長(宮本秀男君) ご答弁申し上げます。石岡中学校と城南中学校の統合再編については、皆さんご承知のとおり、平成30年の4月開校を目指して、現在進めているところでございます。教育委員会といたしましては、平成21年の答申に基づきまして、今、言われたような内容で進めておりますけれども、一昨年においては、地域関係者、PTAを含めて年間11回の説明会を開催し、さらに、その開催を受けて、平成28年度において検討委員会を立ち上げ、さらにその下部組織となる専門部会を3つ立ち上げまして、さまざまな分野について協議検討がなされたところでございます。 431 ◯委員長(菱沼和幸君) 池田委員。 432 ◯委員(池田正文君) 今回の統合再編でございますが、さきの八郷中学校の統合を踏まえ、それらのことを1つのお手本としながら進めた部分もあろうかと思います。それで、今回、指定制服等の購入ということで、予算が324万4,000円ほど計上されてございます。保護者の気持ちとすれば、当然、理解はできるわけですけれども、八郷中学校の統合再編時にはこのような措置はなされなかった。3年後には統一された制服であるとか、体操着であるとか、かばんである、そういうふうになるわけですけれども、ここで私が言いたいのは、この制服購入補助は、まあ、理解できるんですけれども、協議の中において、これから統合再編を進めていく中で、その都度軸がずれてはまずいと思います。八郷中学校の統合のときはこうだったけれども、石岡中学校と城南中学校はこうですよ。右に行ったり左に行ったり、あるいは上に行ったり下に行ったりと。そこで、やはりどんな場合でもこういったことを軸に協議を進めていくというようなガイドラインの策定が、必要ではないかと思うわけですけれども、今後の協議のあり方を含めてお伺いをしていきたいと思います。 433 ◯委員長(菱沼和幸君) 教育部長・宮本君。 434 ◯教育部長(宮本秀男君) ご答弁申し上げます。ただいま池田委員が言われるように、今後、ますます加速的に統合再編事業が進んでくると思っております。その中で、決め事についてある程度ガイドラインを設けて対応すべきだということは、ごもっともだと思います。  一言だけ言わせていただきますと、今回の石岡中と城南中学校の統合再編に当たっては、以前の八郷中学校の統合再編と部分的に違うところがございまして、八郷中の場合には、柿岡中、それから八郷南中、有明中と3つが1つになったということでございます。制服においても卒業まで、統合する前の制服で卒業したという経過がございました。しかしながら、今回、石岡中と城南中、大規模校に小規模校が入っていくという中で、やはりいじめとかいろいろ今、言われていますけれども、制服が違うことによって、少数の生徒がそういういじめに遭うという心配も、地元の保護者の方が非常に強く持っておられたというのは事実でございます。ですので、統合スタイルも含めて基準づくり、一様に統一的にするのではなくて、柔軟性を持った決め方も必要かなと思っております。  平成29年度に適正規模・適正配置の見直しをするということで現在、進んでおりますけれども、その中で、ただいま池田委員が言われるようなことを協議検討してまいりたいと思います。 435 ◯委員長(菱沼和幸君) 池田委員。 436 ◯委員(池田正文君) 保護者の方にすれは、そういった不安は当然出ると思います。ただ、杞憂であると思うんですけれども、統合当初は、やはり大規模校に小規模校が編入されているような形になるわけですから、当然そういう心配はあるんですけれども、少しの時間が経過しますと、生涯の友にになっていくはずと思いますので、いずれにしましても今後の経過を見ていきたいと思います。  最後になりますが、東幼稚園についてお伺いいたします。東幼稚園でございますけれども、平成19年度の園児数47名から、本年度28年は11人、さらに29年年度当初には、昨日お伺いいたしましたけれども、5名の園児数ということでございます。この場面で費用対効果という言葉は使いたくないわけですけれども、5人の園児に対して3,113万1,000円が投下されるということでございまして、公立の幼稚園の目的があった時代、あるいは役割があった時代もあることは当然理解できるんですが、やはり教育環境の観点から見ても、5人の園児で園を今後存続していくことは、非常に説明にも無理がありますし、子どもたちにとってもあまりよろしくない状況が、当然考えられるわけでございます。  そこで、29年度は1名の園児が入園を予定している。これは年中だということですけれども、それでは、この募集をどのようにかけて、結果1名だったということですけれども、募集の状況につきましてお伺いいたします。方法、状況ですね。 437 ◯委員長(菱沼和幸君) 教育部長・宮本君。 438 ◯教育部長(宮本秀男君) 東幼稚園の状況についてご答弁を申し上げます。この取り扱いにつきましては、今後の方向性ということで、石岡市子ども・子育て会議に意見を求めまして、その意見を中心といたしまして、地元、入園されている保護者の皆さんにお集まりをいただいて、平成28年度に3回開催をいたしました。その中で、保護者のほうから、少人数になっている要因として、市の取り組む姿勢が弱いんじゃないかというようなお話を強くされました。その中で、募集についても、通常の幼稚園、私立の幼稚園よりも遅れて募集をする、そういったことで後手に回っていますね、さらに延長保育もされていませんねということを、強く申し述べられました。  そういったことを踏まえて、募集に当たっては、私立幼稚園と同様の時期に募集をかけて、さらに、個人のお宅の前に募集のポスターを張らせていただいたり、ホームページ等に掲載をして、やった結果、平成29年度、申し込みがあったのは1名ということであります。1名プラス、今、東幼稚園は4歳児、5歳児をお預かりしておりますので、4歳児が4名ということで、平成29年度は5歳児が4名、それと4歳児が1名ということで、5名の体制になるということで、現在、複式学級で対応するということで考えておりますけれども、学校教育法の中では、集団的生活というのが強くうたわれておりますので、非常に問題があると認識をしております。 439 ◯委員長(菱沼和幸君) 池田委員。 440 ◯委員(池田正文君) この東幼稚園の件につきましては、私ども常任委員会、教育福祉環境委員会においても、平成27年の7月に私立幼稚園連絡協議会から公立幼稚園の運営に関する陳情が提出されまして、審査の結果、こちらは採択をしております。先ほど部長がおっしゃられました石岡市子ども・子育て会議の意見等も、当然、委員会の中では説明を受けております。去年ですが、6月24日と7月14日、さらに9月26日に、説明会をされておりますね。そのときの保護者の主な意見ということでございますが、園児が少ないことから廃園するというのは拙速過ぎるとか、あるいは、認定こども園の移行や預かり保育の延長、それは先ほどおっしゃっていましたが、市としては園児を集める努力に欠けているのではないかとか、あるいは公立幼稚園は、私立幼稚園のような型にはめた教育ではなく、伸び伸びとした教育が期待できるなどの意見があったようでございます。  この保護者説明会の中で、結果として閉園時期は平成31年3月31日を予定するものです。今後の運営といたしましては、現4歳児の卒園ですが、来年度の入園者がいない場合においても転園はせず、卒園することを保護者に確認をしたところですと。園児募集につきましては、今ご説明あったことだと思います。29年度の予算でございますから、新年度は3,113万1,000円で来年の平成30年3月31日までの予算でございますが、この保護者説明会におきましては、1年延長して、平成31年3月31日をもって閉園するということが、はっきり保護者に対して説明をされているところです。  それではお伺いいたしますが、1名の園児しか残らない、あるいは募集をかけても園児が集まる可能性も薄いわけでございますので、閉園時期についてはいつを今現在お考えになっているのかお伺いします。 441 ◯委員長(菱沼和幸君) 教育部長・宮本君。 442 ◯教育部長(宮本秀男君) ご答弁申し上げます。保護者説明会の中では、今、池田委員が言われますように、閉園時期については平成31年3月31日を予定するということで決定がされました。しかしながら、募集に当たっては平成30年度は募集はかけないということのお約束をしていることから、平成28年、今現在申し込みされたのが1名ということでありますので、1名で運営するということについては、いずれにしましても厳しい、あり得ないと言っていいのかどうかわかりませんけれども、そのような状況を鑑み、その1名の保護者の方にその旨をお知らせし、お話をし、了解をいただけたならば、そういう早い、1年前倒しということも考えられると考えております。 443 ◯委員長(菱沼和幸君) 池田委員。 444 ◯委員(池田正文君) 廃園であるとか、あるいは市が管理する施設の値上げであるとか、給食費の値上げであるとか、そういったものについては、やはりどうしても抵抗感を抱く方々もございますが、この東幼稚園の今の現状を冷静に、客観的に見た場合には、やはり3,000数百万をかけて維持していくことの不合理性というのが、当然見てとれるわけでございます。  そこで市長にお伺いいたしますが、市長は、市長就任前に幼稚園の園長先生をされていた。公立の幼稚園の意義や役割については、当然、過去にあっては必要であった部分もあるわけですけれども、民間の幼稚園についても、やはり定員割れが起きているような状況の中で、この東幼稚園の今後の方向性を市長はどのようにお考えになっているのか、お伺いいたします。 445 ◯委員長(菱沼和幸君) 市長・今泉君。 446 ◯市長(今泉文彦君) 幼稚園ですけれども、幼児期は特に人格形成に重要な時期でありまして、それは、集団生活でもまれていくといったことが条件になるかと思います。したがいまして、少人数ではなかなか人格形成がなりづらいということもありますので、保護者の意見を聞きながら、廃園の時期について検討していきたいと思っております。  以上です。 447 ◯委員長(菱沼和幸君) 以上で質疑を終結いたします。  これより、各会計予算案に対する討論を行います。  討論は挙手によりこれを許します。討論はございませんか。  小松委員。 448 ◯委員(小松豊正君) 日本共産党の小松豊正でございます。まず、議案第2号・平成29年度石岡市一般会計予算について反対討論を行います。  第1に、財政調整基金が毎年ため込まれていますが、有効に活用されていないことを指摘しなければなりません。平成27年度末現在の財政調整基金残高は、30億3,349万7,000円となっています。11年半前の合併当時の2倍以上に膨れ上がっています。財政調整基金は、ご案内のように特別の枠はなく、必要なところに充当できるものです。市民からお預かりした税金は、市民の暮らしに役立つように、有効に活用すべきであると考えるものでございます。財政調整基金残高30億3,349万7,000円のわずか4.29%、1億3,000万あれば、高過ぎる国保税を、とりあえず1世帯1万円引き下げることができます。介護保険料は基準額が5,656円で、県内におきましてもかなり高く、上位に位置します。年金が下がっていく中で介護保険料は高く、しかも多くの方々は天引きをされています。これでは生活費に回るお金が減って、生活が苦しくなる一方です。物を買う力も弱くなるので、地域経済も冷え込むことになります。なぜこのような市民が一番苦しんでいるところに、これまでため込まれてきた財政調整基金を使わないのでしょうか。このような予算に賛成することはできません。  第2に、石岡市の実情に合った地域経済の活性化対策が予算化されていないことです。住宅修繕リフォーム助成制度のような、全国や県内で試され済みの地域経済を活性化させる具体的政策が盛り込まれておりません。事業費の2分の1になる社会資本整備総合交付金を含めて、例えば1,200万円の住宅リフォーム修繕助成制度を石岡市でも確立することはできます。地域経済の活性化対策が不十分な中で、商工費は5億6,215万4,000円で、構成比が前年度1.8%から平成29年度は1.7%と、毎年下がり続けています。地域経済の活性化にはほど遠い内容となっています。
     第3に、3市1町のごみ焼却場の広域化計画、つまり霞台厚生施設組合環境センターの跡地への新しい処理施設建設ですけれども、これは住民の十分な理解をなしに強行しようとしてますが、その予算を霞台厚生施設組合への予算の中に含めて計上していることです。さらに関連して重大な問題は、1月の市議会第1回臨時会で、DBO方式に基づき、平成28年度から平成52年度までの25年間にわたり、108億1,847万円を限度とする債務負担行為を設定し、大手プラントメーカーの長期にわたる利益を保証することになったことです。その反面で、肝心かなめのごみ減量化について、前年度予算よりも少なく、全く内容的にも従来型でございます。これでは、新たに大型焼却炉をつくっても、結局、燃やせ燃やせとなるだけであり、環境に対する対策にならないもので、逆に悪化させるものとなってしまいます。  第4に、懸案であった2つの課題、高過ぎる東地区公民館の年614万4,000円、月にしますと51万2,000円の借地料及び住宅新築資金貸付金等元利残高が3億円以上も未回収であり、依然として解決の見通しが立っておらず、これは執行部の責任が問われる問題ともなります。  第5に、平成28年度予算案の際にも、週1回の政策アドバイザーが本当に必要かと疑問を呈しましたが、平成29年度の予算案では、月2回となっています。私は、こんな中途半端なことはやめて、内部の人材を育成・活用すべきだと思いますし、また、一般職員の給与が上がる中で、一緒に働いている臨時職員、嘱託職員の賃金を上げることもやるべきだと考えます。  第6に、費用弁償と政務活動費交付金についてでございます。議員は毎月の報酬のほかに、会議に出席するたびに1回2,000円の費用弁償が支給されますが、市民の理解が得られるものではありません。全国的には費用弁償は廃止する方向に明確に進んでいます。直ちに廃止すべきです。また、政務活動費交付金は、毎月1人の議員当たり1万2,500円で年間15万円、22人の議員で総額330万円の政務調査活動費交付金は、適切に減額すべきでございます。  以上で、議案第2号・平成29年度石岡市一般会計予算についての反対討論といたします。  次に、議案第3号・平成29年度石岡市国民健康保険特別会計予算に反対する討論を行います。国保税が高過ぎて、払おうにも払えない、滞納者が増える傾向になっております。一般会計からの繰り入れを、財政調整基金の活用などを含めて増やして、国保税の引き下げを行うべきですが、そのように予算化されていないことを指摘いたしまして、議案第3号・平成29年度石岡市国民健康保険特別会計予算に反対する討論といたします。  次に、議案第8号・平成29年度石岡市介護保険特別会計予算に反対する討論を行います。第1号被保険者の保険料基準額は5,650円となっています。これは県内でも有数の高さです。今、年金が削られている中で介護保険料が天引きされると、生活費に回すお金がなくなり、個人消費を抑え、地域経済にも悪影響を及ぼしています。さらに、介護労働者の待遇改善は、なかなか、努力をされておりますけれども進んでおらず、これからの課題となっています。このような状況を生んでいる介護保険特別会計予算に賛成することはできません。介護保険料を下げてほしい、安く入れる介護施設をたくさんつくってほしい等の市民の切実な要望を実現していくために、財政調整基金などの一部取り崩し、一般会計からの繰り入れを行い、さらに国や県からの支出金の増額を求めて、議案第8号・平成29年度石岡市介護保険特別会計予算に反対する討論といたします。  次に、議案第10号・平成29年度石岡市後期高齢者医療特別会計予算に反対する討論を行います。後期高齢者医療制度は、75歳以上のお年寄りをほかの医療保険制度から切り離して、独自の医療保険としたもので、年を追うごとに医療費が増え、保険料が上がっていくことが想定されます。平成28年度と29年度については、日本共産党中央議員団も含め、また関係諸団体や県民の皆さんの要請行動や世論もあり、県広域連合は、平成27年度末に医療給付費準備基金が約54億円になることを明らかにして、保険料を据え置きました。しかし、値下げには至りませんでした。この議案に賛成することはできません。  今、特に75歳以上の低所得者のお年寄りが大変な苦境に立っているのは、国の政策に問題があります。県広域連合にも保険料の引き下げに応じない責任がありますが、直接保険料を集め、県広域連合に納入しているのは市の行政の仕事になっています。よって私は政府に対して、後期高齢者医療制度を廃止し、もとの老人保険制度に戻すことを強く求め、議案第10号・平成29年度石岡市後期高齢者医療特別会計予算に反対する討論といたします。  以上、議員各位のご賛同をお願いいたしまして、私の反対討論を終わります。 449 ◯委員長(菱沼和幸君) ほかに討論はございませんか。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 450 ◯委員長(菱沼和幸君) 討論なしと認め、以上で討論を終結いたします。  これより採決に入ります。  初めに、議案第2号・平成29年度石岡市一般会計予算を採決いたします。  本案は起立により採決いたします。  本案は原案可決すべきものと決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔賛成者起立〕 451 ◯委員長(菱沼和幸君) 起立多数であります。よって、本案は原案可決すべきものと決しました。  次に、議案第3号・平成29年度石岡市国民健康保険特別会計予算を採決いたします。  本案は起立により採決いたします。  本案は原案可決すべきものと決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔賛成者起立〕 452 ◯委員長(菱沼和幸君) 起立多数であります。よって、本案は原案可決すべきものと決しました。  次に、議案第8号・平成29年度石岡市介護保険特別会計予算を採決いたします。  本案は起立により採決いたします。  本案は原案可決すべきものと決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔賛成者起立〕 453 ◯委員長(菱沼和幸君) 起立多数であります。よって、本案は原案可決すべきものと決しました。  次に、議案第10号・平成29年度石岡市後期高齢者医療特別会計予算を採決いたします。  本案は起立により採決いたします。  本案は原案可決すべきものと決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔賛成者起立〕 454 ◯委員長(菱沼和幸君) 起立多数であります。よって、本案は原案可決すべきものと決しました。  次に、議案第4号・平成29年度石岡市下水道事業特別会計予算ないし議案第7号・平成29年度石岡市霊園事業特別会計予算、議案第9号・平成29年度石岡市介護サービス事業特別会計予算、議案第11号・平成29年度石岡市水道事業会計予算の計6件を一括して採決いたします。  お諮りいたします。本案はいずれも原案可決すべきものと決することにご異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 455 ◯委員長(菱沼和幸君) ご異議なしと認め、さよう決しました。  以上で、当委員会に付託されております案件の審査は全て終了したわけでありますが、これらに係る委員長報告については、委員長にご一任願いたいと思います。これにご異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 456 ◯委員長(菱沼和幸君) ご異議なしと認め、さよう決しました。  以上で予算特別委員会を閉会いたします。  ご苦労さまでした。                   午後 4時30分閉会            ───────────────────────        石岡市議会委員会条例第60条の規定により署名する。             臨時委員長    鈴 木 行 雄             委 員 長    菱 沼 和 幸 Copyright (c) ISHIOKA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...