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平成28年決算特別委員会(第5日目) 名簿 開催日:2016-10-14
平成28年決算特別委員会(第5日目) 本文 開催日:2016-10-14

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  1. 石岡市議会 2016-10-14
    平成28年決算特別委員会(第5日目) 本文 開催日:2016-10-14


    取得元: 石岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-06
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 平成28年10月14日(金曜日)                   午前10時00分開会 ◯委員長(菱沼和幸君) おはようございます。ただいまから決算特別委員会を開会いたします。  本日の議題は、議案第76号・平成27年度石岡市一般会計歳入歳出決算認定について、ないし議案第86号・平成27年度石岡市水道事業会計処分利益剰余金の処分及び決算認定についての計11件でございます。  次に、付託案件説明のため、本日、委員長において出席を求めた者の職・氏名は、お手元に配付いたしました説明員名簿のとおりでございます。  これより議事に入ります。  議案第76号・平成27年度石岡市一般会計歳入歳出決算認定について、ないし議案第86号・平成27年度石岡市水道事業会計処分利益剰余金の処分及び決算認定についての計11件に対する質疑を一括して行います。  まず初めに、新田委員。 2 ◯委員(新田 茜君) 皆さん、おはようございます。所管のほうで質問させていただきましたけれども、改めて1点、総括的に伺いたいと思います。  昨日の経済建設消防所管で質問をさせていただきましたが、石岡市の観光PRの事業についてであります。ページにしますと、決算書192ページ、194ページであります。観光対策経費の中の観光PR事業委託料393万4,920円。そして、194ページの東京圏等観光PR業務委託料498万9,600円。それぞれ、内容の説明をいただいたわけでありますが、内容の説明の中で、国の緊急雇用事業を活用されたということで、雇用もされ、観光PR活動を行ってきたと思います。これらの事業でPR活動を行い、27年度はその手応えといいますか、どんな効果があったと認識しているのかをお聞きいたします。 3 ◯委員長(菱沼和幸君) 経済部長・前沢君。 4 ◯経済部長(前沢洋一君) お答えいたします。国の交付金事業等に照らしまして、議員の今、ご指摘の観光PR事業、または東京圏観光PR業務委託をしまして、主に首都圏をはじめとした地域にPR活動を行ってきたわけでございます。27年度の取り組みの力点と申しますのは、今までは観光PRと申しますと、常磐高速の守谷インター、首都圏の主要駅ということで、各方面にPRに出向いたというところがございましたけれども、27年度におきましては、力点を置いた定時定点での取り組みを強めていこうということで、力点を置いてきたところでございます。  そういう意味で、きのうの委員会の審査でも申し上げましたけれども、東京圏観光PRにつきましては、JR東日本企画というJRの関係の会社が、プロポーザルで委託先が決まったというところもございますけれども、そういう強みを生かしまして、JRの主要駅、またはその中でも石岡とのアクセスが強いだろうと思われるJRの柏、大宮、品川といったところをはじめとしまして、1日だけではなくて、期間を置いて継続的にPRを行ったというところでございます。  そういうことから、その効果といたしましては、観光施設に訪れる車を調べますと、県南地域はもとより、千葉県、埼玉県といったところからの車が多くなっているという効果が、目に見えてきております。  そういう中で、意外と石岡が近かったという評価を得ておりまして、具体的に申しますと、家族連れで来た場合に子供さんがトイレを我慢できる距離、1時間ちょっとという距離にあったということで、そういう中にあって、観光地としては適している。体験交流もできるということで、評価をいただいたところでございます。  そういう方がリピーターとなって来ていただいておりますので、そういうことで総括して、施策評価であらわしておりますけれども、150万人の入れ込み人口観光振興計画で目標を掲げておりますが、135万人という数字に27年度はなってきているという効果が、数字としてはあらわれてきているというところで捉えているところでございます。  以上でございます。 5 ◯委員長(菱沼和幸君) 新田委員。 6 ◯委員(新田 茜君) ありがとうございます。効果については、短期間での検証はなかなか難しいとは思いますけれども、目に見えた効果もあるということで、一定の効果は図られたということでございました。  これらのPR事業以外でも、石岡市のPR活動は行っていると思います。昨日、このほかにも質問いたしましたが、決算書178ページの農力アップ推進事業の中でも、農産物販売PR事業153万円の中で、市外、県外でも農産物の販売を行い、さらに市の知名度アップに取り組んでいるとご説明もいただきました。こういった事業に含まれるかわかりませんけれども、本年も昨年も、市外、柏市のお祭りのほうで、石岡市のブースが設置されておりました。部長もいらっしゃいましたけれども、そこで、石岡市のPR、お祭り等の宣伝を行っていました。そこで、農産物等の販売も行っていたと思うんですけれども、私はその商品の完売の瞬間を目にしたんです。最後の一品、多分、梨であったかと思うんですが、最後の一品が買われたときに、皆さんで「ありがとうございました」とお渡しして、その後に拍手をしてという光景を見て、すばらしいなと感じたんです。ちょっと余談になりましたけれども、そういったPR事業、国・県からの補助で行っていると言いましても、約500万円とかけているわけですから、もちろん事業実績として効果を出すこと。結果を出すことは必須でありますけれども、そういったPR活動を通して、市内であっても、市外へ出ての活動でも、そこで実際に活動された職員の方、そして、石岡市が何を得たのかということも大切であると思っています。そこで得たものを次の施策、ほかの事業へどう生かせるかといったことも重要と感じております。
     今後、こうした観光PR、石岡市のブランドの確立と取り組みについて、課題ではなく、方向性としてどういったお考えがあるのかをお聞かせいただきたいと思います。 7 ◯委員長(菱沼和幸君) 経済部長・前沢君。 8 ◯経済部長(前沢洋一君) 今後のPR活動ということで考えていることでございます。今、議員からご指摘のありましたように、27年度につきましては、今まで少しずつは取り組んできていたところですけれども、各課連携した取り組みということで、うちの部の所管でいいますと、議員のおっしゃられたように、観光PRと農産物のPRをあわせていく。さらに、商工のほうで取り組んでいるお菓子といったものも、あわせてPRできる場があれば、やっているということで、各課連携の取り組みをさせていただいておりますし、議員のいらっしゃった柏祭りでも、政策企画課フルーツ号のPRをあわせて行うということで、今は横の連携で市のシティPRを展開するという取り組みに重点を置いているところでございます。  その中で、今、成果の中では触れませんでしたけれども、石岡ファンクラブの会員を増やしていく取り組み、または農産物の中でもブランドとして扱えるのかというアンケート調査。これは銀座の茨城マルシェで弓豚のメニューをずっと出していただいて、その評価をいただいたところですけれども、大変に好評を得ているということで、そのブランド化に向けて、どういったものが好まれるのかという評価も集めてきておりますので、今後の六次産業化の新商品の展開にもつながっていくものだろうと考えてございます。  そういういろいろな取り組みを絡ませましていくわけですが、一番大事なのは観光PR、こちらから訴えていくものと、今、一番大きい情報戦略といいますか、PRの中で大事なのは、SNS等の情報の拡散です。お客さんから情報が伝わっていくというやり方がとれるかどうかといいますか、その広がりが大きくなるのかどうかが、PRの効果としては一番大きいと思っておりますので、その辺も、こちらからの情報発信もしながら、拡散を広げていくという取り組みに力点を置いて、さらに進めてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 9 ◯委員長(菱沼和幸君) 新田委員。 10 ◯委員(新田 茜君) ありがとうございます。石岡市の観光PRということで、こういう時代でありますから、非常に重要であると思います。27年度の石岡市観光来客数、実績としても136万3,690人とありました。事務事業評価シートを見ましても、市所管の観光施設利用者の満足度、95%という施設が多くありましたので、そういったおもてなし等もあるということで、来ていただければわかるということで、このPR事業で石岡市をどんどん宣伝していただき、来客数、交流人口を増やして、石岡市ブランドの確立をしていっていただきたいと思います。  質問は以上です。ありがとうございます。 11 ◯委員長(菱沼和幸君) 次の質疑者に移ります。  石橋委員。 12 ◯委員(石橋保卓君) 今日は総括ということで、3点ほどお伺いさせていただきます。  まず98ページ、総務費、総務管理費一般管理費の中の区長・協力員関係経費の中で、区運営補助金、334万2,500円、質問させていただきました。申しわけありませんけれども、聞き忘れたことがあったんで、再度ここでお伺いします。この補助金の目的、その内容をお伺いいたします。 13 ◯委員長(菱沼和幸君) 八郷総合支所長・小松崎君。 14 ◯八郷総合支所長小松崎隆雄君) それでは、区運営経費についてご答弁申し上げます。  まず目的でございます。区運営補助金は、住民の自主的な地域運営及び活動を支援することにより、地域福祉の向上を図り、住民の行政参加及び協力を促すことを目的にしております。また、対象区域としましては八郷地域のみとなっております。また、対象事業としましては、区で独自に行っております市道・河川の草刈りや水路・側溝等の清掃活動。坂道舗装の新設や補修活動。また、区の公民館や防犯灯の維持管理経費ごみ集積所の設置や補修等の維持管理、そういうものに対して補助を行っております。  以上でございます。 15 ◯委員長(菱沼和幸君) 石橋委員。 16 ◯委員(石橋保卓君) 補助金でありますので、これに対する実績報告、申請から実績報告までのそういった一連の手続も、きっちり行われているということで理解してよろしいでしょうか。 17 ◯委員長(菱沼和幸君) 八郷総合支所長・小松崎君。 18 ◯八郷総合支所長小松崎隆雄君) 補助金申請につきましては、当初に補助金の申請を受け付けしまして、年度末に実績報告で、それぞれ区で実施しました事業の内容、また収支の状況等については、その実績報告書で確認を行っております。  以上でございます。 19 ◯委員長(菱沼和幸君) 石橋委員。 20 ◯委員(石橋保卓君) ありがとうございました。私は補助金を否定しているわけではないんです。八郷地区だけに限定されているということに残念に思っているだけでして。しいていえば、旧石岡地区、それも中心市街地の部分、自治会の運営が難しくなっているところが、かなり出てきているようです。そういうところに必要な制度ではないのかなと考えるわけですけども、旧石岡地区のほうへこういう制度を拡大していくというお考えがあるかどうか、お伺いいたします。 21 ◯委員長(菱沼和幸君) 八郷総合支所長・小松崎君。 22 ◯八郷総合支所長小松崎隆雄君) 区運営補助金につきましては、委員ご指摘のとおり、補助対象区域が八郷地区のみとなっているため、現時点で石岡地区との公平性の問題や、また、この区の運営補助金サンセット方式によりまして、平成28年度で終期を迎えるというような課題等がございます。そういうことを踏まえまして、実際、補助金の実績報告等を見ますと、防犯灯の電気代等への補助金の充当額が多いというような現状もございます。そういうことを踏まえまして、できれば、支所としては、石岡地区と八郷地区の地域性の違いというものにも関係ないような形で、新たな補助金制度を検討したいというふうに考えております。  以上でございます。 23 ◯委員長(菱沼和幸君) 石橋委員。 24 ◯委員(石橋保卓君) 済みませんでしたね。支所長のほうからお答えがあるとは思いませんでしたので。政策的な判断も当然、含まれてくるかと思いますし、市全体のこととなってきますので。今、いみじくも支所長のほうからお話がありましたように、公平性という観点から見れば、市全域で該当する、申請する、しないは別にしましても、いつでもそういうものが活用できるような状況を市全体に準備をしておくというのが、必要になってくるのかなと思うんです。それがいろいろ経費の問題とか難しい問題があるんであれば、合併して、もう11年たつわけです。旧石岡地区と旧八郷地区で、制度的なそういう差があるんであれば、これはもう早急に解消しなくちゃならない問題だというふうに私、考えています。市全体に拡大することができないんであれば、現行の補助金は廃止すべきでしょうし、公平性、自治会の運営という部分を考えれば、市全体に拡大していく必要があるというふうに思うわけです。そういったところ、政策的な判断として、市長のほうはどういうふうにお考えなのか、お答えをいただきたいと思います。 25 ◯委員長(菱沼和幸君) 市長・今泉君。 26 ◯市長(今泉文彦君) 石橋委員の質問にお答えいたします。  八郷地区の区運営補助金ということで、11年間やってきたわけであります。区運営補助金については、市民の自主的な地域活動の支援という意味で、有効な補助金であると考えております。しかしながら、対象地域が八郷地区のみということで、11年間来ておるということであります。地域性の違いというのがあって、ただいま支所長のほうから、地域性の違いに影響を受けないような形での補助金制度を新たに検討したいということがありましたけれども、今後は、この課題を解決するような形で、メリット・デメリットも踏まえて、補助金制度を検討するよう、担当部署に指示したいというふうに思っています。  以上です。 27 ◯委員長(菱沼和幸君) 石橋委員。 28 ◯委員(石橋保卓君) 今、言葉のあやなんでしょうけれども、支所長のほうで、検討するというようなお話がありましたけども、これは検討するのは市長の立場での役目であるのかなというふうに考えます。繰り返しになりますが、合併して11年経過するわけです。自治会のあり方という部分も大分、変化してきているところでもありますので、そういうところを踏まえた積極的な検討といいますか、市全体に行き渡るような制度の見直しをお願いしたいと思います。  では、次に移ります。192ページ、商工費の観光事業の観光対策経費の中のおまつり関係委託料ですね。所管のほうでお伺いしましたけども、この中には昨年、イベント広場を利用して、トラックで舞台をつくって、3日間のお祭りに参加できないおはやしのグループとかそういうところに発表の場を設けたと。発想は大変よろしいかと思います。なおかつ、駅前の露天商を排除して、夜になると暗くなってしまう御幸通りをちょうちんの照明をつけたということで、それも喜ばしい限りなんですけども、いかんせん結果があまり芳しくない。イベント広場でも、お祭りが行われている中心地から比べると、かなり離れているものですから、せっかく舞台を設けても、それを見ている人がほとんどいなかった。駅前のちょうちんについても、去年は2日目にたしか切れちゃったのかな。今年の話をいうのも失礼ですけれども、今年は3日目はもう全然つかなくて。せっかく委託料として予算措置をして、いい事業だとは思うんです。実施しているんですけども、全部、中途半端で終わってしまう。予算の使い方というところで、もう少し工夫をしていただければなというふうに思うんです。  余談ですけども、今年3日目に鳥取県倉吉市から3名ほどお客様をお招きしまして、交通規制が始まる前からいらっしゃったんで、夜の9時過ぎ、交通規制が解除するまで、ずっといらっしゃっていただきました。場所がたまたまよかったので、石岡のおまつりを、1時から始まるから、始まりから夜まで、最後までごらんいただけたわけなんですけど、大変感動してお帰りになりました。表現はあれでしょうけども、こんな小さいまちで、これほど盛大なお祭りが行われているというのは、夢にも思わなかった。来年は、もっと大勢の人に声をかけて、来年もまた来るよといってお帰りになったわけなんですけども。夜になると、どうしても、あそこは真っ暗になっちゃったんで、そこのところがちょっと残念だったんですけどもね。  そういう意味での予算の使い方といいますか、効率的な、効果のある予算の使い方といったところを今後、どういうふうにご検討されていくのか、お伺いいたします。 29 ◯委員長(菱沼和幸君) 経済部長・前沢君。 30 ◯経済部長(前沢洋一君) お答え申し上げます。お答えを申します前に、きのう、お答えした内容にちょっと誤りがありましたので、訂正させていただきたいと思います。  ご指摘のおまつり関係委託料におまつりのちょうちんの設置等の費用が含まれているという形で、きのう、担当課長のほうからお答えいたしましたけれども、ちょうちんにつきましては、協賛金をいただいて設置していたものでございますので、委託料には含まれてございません。LEDの電池等の経費につきましては、観光協会の予算で対応しているということでございました。大変申しわけございません。  今、委員のほうから、おまつりの関係経費につきまして、予算の効果的な使い方ということでのご指摘、ご質問がございましたけれども、今、ご指摘のありましたように、ちょうちんが3日間もたないといった中で、ちょっと暗くなってしまう。または、トラックを舞台としてのおはやしの披露等、場所的な問題も含めてというご意見を頂戴したところでございます。  これらにつきましては、まずちょうちん等につきましては、先ほども申しましたけれども、設置に当たって協賛金をいただいて、3年の設置ということでお約束してつけているところでございます。で、今年で2年目ということになりますので、その3年目に向けまして、3日間といいますか、きちんともつ、もっと明るい明かりがともせるよう検討してまいりたいと思いますし、トラックの舞台というところにつきましては、今年、イベント広場から駅前に場所を移しまして取り組みをさせていただきました。これにつきましては観光客の皆さん、特に駅を利用して来た方については、おりてすぐにお祭りの雰囲気が味わえるということ。または、太鼓をたたいたり、踊り手と触れ合ったり、伝承館の飾った獅子の前で記念撮影するといったことで、体験型のお祭りというのができたということで、大変好評をいただいているところでございます。  ですから、今ご指摘のように、そういった反省点と評価の高いところをきちんと検証いたしまして、次年度以降の予算の使い方につきましては、関係者ともども協議、検討を進めてまいりたいと思いますし、早速、今月からそういった会合を関係者とともに持っていくという予定になってございます。  以上でございます。 31 ◯委員長(菱沼和幸君) 石橋委員。 32 ◯委員(石橋保卓君) ありがとうございます。照明の関係でいいますと、今年から臨時でお借りしている山新の駐車場で、照明をつけていただきまして、大変好評という意見を聞いています。これまで、あそこの照明設備があるのに、真っ暗いところでの駐車というところで、不安に思っていた観光客の皆さん方が、照明をつけたこと一つだけで、満足度が上がるということもあるかと思います。  それから、今年の話で恐縮ですけれども、駅前にトラックを移動して好評いただいたというようなお話、確かにそこは大事なところだと思います。これ以上は一般質問的な話になってしまいますけれども、トラックではなく、市で1台、山車をつくったらどうでしょう。山車と獅子と獅子小屋と。で、観光客の皆さん方に実際、手で触れてもらう。あとは、お祭りに参加できないおはやしの保存会に交代で乗ってもらう。駅前のロータリーを、ある程度、行動範囲を限定して、そこで観光客に綱を引いてもらう。そういった体験的な部分も用意をすれば、今以上の評価は得られるのかなと考えています。そういったところも考えながら、これから対応をお願いしたいと思うんですけども。石岡のまちづくりという、おまつりは大きなコンテンツの一つになっていると思うんです。これは最大限に活用して、石岡を再生していくというのも、一つの方法ではないかなと考えるんですけども、そういった部分で、市長のほうのお考えはどういうふうな考えをお持ちなのか、お伺いいたしたいと思います。 33 ◯委員長(菱沼和幸君) 市長・今泉君。 34 ◯市長(今泉文彦君) 山車のことでありますけれども……      〔「いや、それに限定しなくていいです。効率的な予算執行の」と呼ぶ者あり〕 35 ◯市長(今泉文彦君) 予算執行を効率的にやるという意味で、今、ご提案のあったことについては、できるだけ観光客の方々が喜ぶような仕組みをつくって、対応していきたいというふうに思います。  以上です。 36 ◯委員長(菱沼和幸君) 石橋委員。 37 ◯委員(石橋保卓君) 突然だったので、あれかもしれませんけども、私の思いと市長の思い、そんなに大差ないと思います。今の石岡のお祭り、以前から比べると、おまつりのあり方といいますか、見せるおまつりに徐々に変わってきて、大分、評判がよくなってきているのかなと思います。そういったところを活用して、石岡の活性化に積極的につなげていく。先ほど言いました山車と獅子小屋をつくるということについても、対外的なアピールをしていく場合に、各町内の物を今それぞれお借りするというような状況になっているわけですけども、市のほうで、それぞれ所有していれば、もっと積極的に外へ出て、石岡のPRができるのではないかなと考えますので、そこのところはぜひご検討いただければというふうに思います。  次に移ります。206ページ、土木費、道路橋りょう費、都市計画費、都市計画総務費の中の、210ページに移ります。その中の石岡駅橋上駅舎化等整備委託料として21億2,157万7,269円、計上されています。きのうの質疑の中で、委託料の中で4,000万ほどの不用額が出ているというようなご説明がありました。先ほどのお祭り関係になるんですけれども、効率的な予算の執行、そもそもいろいろなコスト削減を図った結果で、4,000万円の不用額が出たということですけども、現実的に駅舎ができ上がってみますと、休憩するスペースがない。軽食をとる場所がない。本来予定していた山車の展示も、全ての町内が入れるわけではない。ましてや獅子小屋も、そのまま入らない。つくってみれば、全部が中途半端というような感じを受けるわけです。当初の予定であれば、駅の中にそういう軽食ができる場所とか、山車の展示も全ての町内が入れるようなものだったと聞いております。せっかくでき上がった駅舎ですから、皆さん方にどんどん活用していただきたいわけです。活用する際に当たっての要望としては、駅の中にそういうふうな休憩スペースといいますか、お茶を飲める場所が欲しいというような意見が、かなりあるわけですけども、今後、そういった部分での整備といいますか、対応はどういうふうにお考えなのか、お伺いいたします。 38 ◯委員長(菱沼和幸君) 都市建設部長・福田君。 39 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えいたします。  石岡駅周辺整備事業の当初の計画でございます。駅舎の橋上化と東西自由通路の完成にあわせたステーションパークの改修を行うという予定でございましたけれども、単なる改修工事ではなく、石岡市の玄関口としてふさわしい付加価値を持たせたいということで、ステーションパークを含めました利活用の検討を始めたところでございます。  具体的には、市民の方々が交流できるイベントのスペース、また、駅利用者が電車待ちのできるような喫茶のスペースなどが挙げられてございます。今後は、こうした駅利用者や市民の方々の声を聞きながら、さらなる利便性の向上とにぎわいが生れますよう、使い勝手のよい整備に取り組んでまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 40 ◯委員長(菱沼和幸君) 石橋委員。 41 ◯委員(石橋保卓君) ありがとうございます。ですけど、そもそもの話、当初の段階で、それらを整備しておけば、今さらの話になっちゃってしまいますけれども、これから整備をしようということにはならないと思うんですよね。そもそものコンセプトを途中で変えたからこそ、こういった問題が出てきているわけでありまして、今回、4,000万の不用額が出たとして、今、部長がおっしゃられたような施設整備を今後図っていくと、とても4,000万では上がらないわけですよね。最初はコストカットということで、やってはみたけれども、実際それ以上の予算が必要になってくる。これは本末転倒の話になってくるかと思います。ですので、施設整備といいますか、これは全てにおけるものなんですけども、慎重な整備計画というものがあった上での事業の実施ということになってくるのかなと思います。そういうところでは、石岡の玄関口としての駅舎、まだまだ不便なところがある。市民の要望を受け入れると、いろんな施設が必要になってくる。そういうところ、私、残念に思うところなんですけども。  もう現在の駅舎はできてしまっているわけですから、より一層の利便性を図るという意味では、利用者の方々の意見に真摯に耳を傾ける姿勢が必要ではないかなと考えるんですけれども、そこら辺のところのお考え、もう一度お伺いいたしたいと思います。 42 ◯委員長(菱沼和幸君) 都市建設部長・福田君。 43 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) 再度のご質問ということで、今後の計画でございます。先ほどご答弁を申し上げましたとおり、現在、ステーションパークを含めました利活用の検討をしてございます。その中で、しっかりとした整備に取り組んでいきたいということでございますけれども、この石岡駅周辺整備事業につきましては、これで完了したというわけではございませんので、現時点では今後、大きくステップアップするための第1段階の整備が整ったということであると認識してございますので、今後はこれからのステーションパークの利活用を含めた、また前回のご質問でもございますけれども、ペデストリアンデッキの整備計画など、大きなプロジェクトが第2段階、第3段階のステップとして進められるよう、しっかりと取り組んでまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 44 ◯委員長(菱沼和幸君) 石橋委員。 45 ◯委員(石橋保卓君) そこのところはしっかりお願いしたいと思うんです。  最後なんですけれども、市長のほうにちょっとお考えをお伺いしたいんですけども、市長の一つの方針であります行政改革は、大事な部分であるかなと思います。しかし、行政改革にばかり目がとらわれすぎますと、逆に最後に大きく予算でものしかかってくる。今回の駅舎なんかも、そういうもっともな例だとは思うんですね。そういうところもありますので、今後の行政運営、特に施設展開について、いま一度、市長のほうから、どういったお考えで進めていくのか、お伺いしたいと思います。 46 ◯委員長(菱沼和幸君) 市長・今泉君。 47 ◯市長(今泉文彦君) 行政改革と事業展開ということでありますけれども、まず費用対効果の問題があるかと思います。特に中心市街地駅周辺整備に関しましては、特に重点項目だと認識しております。ステーションパークについては、これまであまり使われないデッドスペースだったわけで、駅周辺の整備をさらに加速させるためには、このステーションパークのスペースを有効に活用することが大切であるということと、駅そのものが、これまで交通結節点という単一機能だったわけでありますけれども、そこににぎわい機能、あるいは交流機能といった機能を備えつけていくために費用対効果を考えて、重点的に中心市街地活性化基本計画に基づいて計画的に対応していく、そのように考えております。  以上です。 48 ◯委員長(菱沼和幸君) 石橋委員。 49 ◯委員(石橋保卓君) 市長のお考え、確かにそのとおりかと思うんですけども、石岡の駅ににぎわい機能を付加していくというようなお話もありましたけども、旧駅舎のときにパン屋さんのコーナーがありまして、そこで飲んだり食べたりできる。ここは大変にぎわっていました。そういう部分も考えれば、橋上化をしたときも、そういうスペースはあってしかるべきだったと私は思います。そういうところもありますので、利用者の利便性というところを最優先に考えた施設展開といいますか、施策の遂行をお願いしたいというふうに思います。  以上で私の質問を終わります。 50 ◯委員長(菱沼和幸君) 次の質疑者に移ります。  櫻井茂委員。 51 ◯委員(櫻井 茂君) 私のほうからは2点ほど質問させていただきたいと思います。  まず、決算書でいいますと、202ページの道路維持経費ですね。昨日、質問いたしました朝日トンネルの維持管理負担金1,109万716円、この数字が決算されてございます。朝日トンネルにつきましては合併特例債で、石岡市と土浦市が共同してつくったという流れがございまして、その効果については、議会でも各議員がいろいろ質問され、交通量が非常に伸び、観光に大きな影響を与えているという評価が出されていると思います。このトンネルの完成後は県のほうに移管するというような話で聞いておりましたが、いまだに市道のまま管理している。これについては、トンネルの内部で石岡市と土浦市の区域が違う部分で、それぞれの市町村が管理しているということになろうかと思います。  そこで、お尋ねしたいんですが、土浦土木管内で広域の道路の管理に向けて、各市の部長さん方も集まっての会議があるかと思います。これにつきましては、決算書でいうと、200ページの道路一般事務費の土浦土木協会負担金という部分に当たるんでしょうか。はっきりとわかりませんけども。土浦土木を交えた市町村での会議の中で、この朝日トンネルの問題、あるいは県道の、それぞれの市町村の中に入っている県道の維持管理について、協議がなされているかと思います。その会議の中で、朝日トンネルのみならず、石岡市内を走っている県道の維持管理についても、もしくは土浦であれば、土浦の市内を走っている県道の維持管理についても協議をなされていると思うんですが、土浦土木管内の協議会の中では、どのような意見交換、あるいはテーマが議論されているのかをまずお尋ねしたいと思います。 52 ◯委員長(菱沼和幸君) 都市建設部長・福田君。 53 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答え申し上げます。  土浦土木協会の会議の中では、移管という話は出てございません。この協会の内容につきましては、各土木管内の市町村に対する事業の進捗等の説明と、今後の予定等について話し合われたという状況でございます。 54 ◯委員長(菱沼和幸君) 櫻井委員。 55 ◯委員(櫻井 茂君) 私の認識が違うのかもしれませんけども、かつて土浦市がこの会議の中で、県道への移管を早くしてほしいというような意見を、私自身がその会議を傍聴した際に聞いた覚えがございます。一方的に朝日トンネルを早く県道にしてくれ。石岡市側はそう思っていますけども、実際には石岡市内にも多くの県道が走っていて、県は県で、県道の一部分を市のほうに移管したい。もちろん朝日トンネルのみならず、石岡市内を走っている市道も、県道のほうに移管してほしいということで、それぞれの思惑があるんだろうと思います。自分の行政体の中で管理している部分を、できれば相手の行政体、石岡市でいえば県のほうに管理してほしいというふうに思っている状況をそれぞれ、どのように県の土木事務所のほうと協議されているのか、部長のほうでおわかりになれば、お答えいただきたいと思います。 56 ◯委員長(菱沼和幸君) 都市建設部長・福田君。 57 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) お答えいたします。  議員ご指摘のとおり、県への移管ということでございますけれども、現在、県と土浦市との三者にて、移管に向けた協議を進めているところでございます。その移管の中で、朝日トンネルを県に移管するかわりに代替案として、現在、石岡市にございます県道の移管も含めての協議をしているところでございますけれども、まだ、はっきりとした協議が決まっておりませんので、今後、移管に向けた協議を進めてまいりたいと考えてございます。 58 ◯委員長(菱沼和幸君) 櫻井委員。 59 ◯委員(櫻井 茂君) 了解いたしました。石岡市だけの問題では多分ないんだろうと思います。先ほど申し上げましたように、朝日トンネルでいえば、土浦市と県と石岡市の三者が十分な協議をした上で、移管に持っていかなきゃならないということだろうと思います。ただ一方で利用者、朝日トンネルを利用している方、あるいは利用の形態からいくと、市道ではないんだろうと思います。もちろん石岡市内を走っている県道も、市道に持ってきて、石岡市が管理したほうが、利便性が高まるというような場合もあろうかと思います。十分に協議していただいて、将来の石岡市の財政負担にもかかわることでございますので、できれば早い時期に移管していただければありがたいと思いますけども、当然、県道から石岡市道にかわる部分での石岡市の負担というものもありますから、この辺は政策的な問題もあると思いますので、十分に精査していただければと思います。  この件に関しては以上で終わります。  次に、決算書114ページになります。電算業務経費につきまして過日、質問させていただきまた。この中で、電算業務委託料6,477万9,966円ございまして、こちらにつきましては内部情報系システムということで、住民記録を利用するもの、あるいは行政内の情報処理をするものが中心として、システムの導入あるいはカスタマイズをしている。これも数多くのシステムがその対象となっているということでございました。  この中で、臨時職員の管理システムを平成27年度に導入、カスタマイズしておりまして、決算について質問した際に、まだ一部、完成はしていない。これについては、導入経費については支払っているということでの合計額6,400万という数字になっているという答弁がございました。これにつきまして、教育福祉環境委員会所管の際に、たまたま生涯学習課長のほうでお尋ねしましたところ、臨時職員111名いる。この111名の管理の中で、臨時職員管理システムを使わせていただきたいということでやっているんだけども、今現在、なかなかうまく動いていないということで、答弁がございました。もちろん、生涯学習課だけでなくて、福祉もあるでしょうし、数多くの職場で臨時職員が勤務されておりまして、その臨時職員の給与関係一切をこのシステムの中で処理しようという目的で、平成27年度、導入が進んだと思いますけれども、完成していないという答弁がありましたので、これについては総務部長のほうで何らかの見解があれば、お尋ねしたいと思います。 60 ◯委員長(菱沼和幸君) 総務部長・久保田君。 61 ◯総務部長(久保田克己君) 委員のご質問にお答え申し上げます。  ただいまご指摘がございました臨時職員等給与計算システムにつきましては近年、増え続ける臨時職員、また嘱託員の業務管理に対しまして、職員の事務負担軽減を図るために平成27年度に導入いたしまして、平成28年4月から全ての部署、また全ての臨時嘱託職員の管理で利用することができることとなりました。  その導入に当たりましては、委託先の業者、さらには利用される関係部署、それと総務部、三者が意見を交換し合いながら、パッケージではなくて、さまざまなカスタマイズが必要になってくる業務でございましたので、それらの打ち合わせを何度となく開催しながら、このシステムを立ち上げております。そうして27年12月にそのシステムの構築が完了いたしました。それで運用が始まったわけでございます。  しかしながら、今、議員ご指摘のように、実際、システムを利用していく上で改善の余地のある特殊な雇用形態の部署が一部ございます。そういったところの臨時職員につきましては現在、給与計算の部分では利用されていない。業務管理の中では利用されているということで、いずれにしても一部、まだ利用が完全でないというような状況がございますので、本年度も引き続き、それらのカスタマイズに努めて、一日でも早く職員の負担軽減が達成できるように努めてまいりたいというように考えています。  以上です。
    62 ◯委員長(菱沼和幸君) 櫻井委員。 63 ◯委員(櫻井 茂君) システム設計については非常に難しいというのは、私も存じ上げております。私もかつて情報システム課という名前の時代に情報システム課に4年間勤務しておりまして、システムの開発導入を担当しておりましたので、仕組み上の問題で、なかなか担当課の要望に応えられないという部分は、よくわかっているんですけども、ただ、決算ということでいきますと、一部完成していない部分なんだけども、金額はお金を払った。システム使用料につきましては、4月から稼働しているという流れの中では、システム使用料を払っていないという答弁がありまして、これは決算上、問題はないのかどうかなんですよね。基本的に、開発経費については出来高に対して払ったというんであれば、理解できます。システム使用料についても、4月から使っているので、それの見合う分については支払っているという意味はわかるんですけども、逆で、契約の金額そのまま払ったのかどうか、私、確認していませんので、わかりませんけども、一部完成していないと言われる中で、導入経費については支払い、利用している今現在の形態の中では、使用料については支払っていないという答弁がありましたので、この点についてどのような見解を持っているのかをお尋ねしたいと思います。 64 ◯委員長(菱沼和幸君) 総務部長・久保田君。 65 ◯総務部長(久保田克己君) まず、システムの完成という観点でございますけれども、27年度にいろいろなカスタマイズをした上で、納品をいただいたということで、その時点で一定の完成を見ているというふうに考え、開発費用をお支払いしたものと考えております。  28年度になって、システムの使用料についてはお支払いしておりますけれども、この中で、その一部、運用できていない部分があるわけでございますが、パッケージの金額として、システム使用料というのをお支払いしておりますので、契約の中で一定の、定額のシステム使用料という形で、現在も支払っている状況でございます。  以上です。 66 ◯委員長(菱沼和幸君) 櫻井委員。 67 ◯委員(櫻井 茂君) そうしますと、委員会所管のほうでは、システム使用料については支払っていないという答弁だったんですが、これは支払っているということでよろしいんですね。 68 ◯委員長(菱沼和幸君) 総務部長・久保田君。 69 ◯総務部長(久保田克己君) システム使用料につきましては28年度でございますけれども、定額の使用料をお支払いしております。 70 ◯委員長(菱沼和幸君) 櫻井委員。 71 ◯委員(櫻井 茂君) わかりました。答弁については間違いだったということで、了解をいたしました。要するに、つくってください。カスタマイズしてくださいというものに対してお金を払っていて、でも、それは一部できていないという。利用担当課のほうも、早く直してほしいとお願いしているところですという答弁があったんですね。  4月からシステムを導入しているわけですね。一定の完成を見たわけです。完全に要望したとおりではないけれども、一定の利用はできるようになったので、それについては、そういうわけがあるので、システム使用料は支払っていませんよという答弁だったと私は認識しているので。普通であれば、逆じゃないんですかということでの質問です。今の答弁ですと、システム導入開発経費につきましても、一定の完成を見たので、その分、払いましたよ。システム使用料についても当然、使っているので、払っていますよということなので、委員会の所管での答弁は、言葉の一部分だけを捉えて、私が思っているのかもしれません。決算上、問題なければ、それでいいんですけど、その点についてお尋ねしています。 72 ◯委員長(菱沼和幸君) 総務部長・久保田君。 73 ◯総務部長(久保田克己君) 済みません。所管のときの説明が不足していて、申しわけございませんでした。27年度においては、システム開発の委託料につきましてお支払いしまして、28年度になりましてからは、システム使用料を定額でお支払いしているということで、ご答弁申し上げます。失礼しました。 74 ◯委員長(菱沼和幸君) 櫻井委員。 75 ◯委員(櫻井 茂君) わかりました。そうしますと、28年度、システム、既に一部稼働している。一部、まだ不足分については、担当課とのすり合わせをやりながら、完成を目指すというか、目的に向かって調整しているということですので。電算経費については、非常に大きなお金がこちらで入っております。また、職員の個人情報も含めての管理になりますので、最終的には担当課の職員、システムを安全にかつ円滑に利用する。最終的には支払業務、今度、会計のほうに行くと思いますけれども、何百人という職員の会計処理をやるわけですから、しっかりとしたシステム管理をお願いしたいと思います。  事務事業評価シートのほうに、生涯学習課の部分で見ますと、担当職員が非常に忙しいというようなことの記載もございましたので、今回、臨時職員の管理システム、こればかり申し上げて申し訳ないんですけども。ほかにもたくさんのシステム開発導入をされていると思います。今回のように総務課が多くの所管課の職員に対して、システムを利用して業務の軽減を図りましょうというようなものは、総務課ばかりじゃなくて、ほかの職場の部分もあると思います。その際に中心となる、今回でいえば総務課、システム開発は情報政策課という形で、二者が共同してシステム開発を行わなきゃならないんですが、どちらが主役なのかが、時々わからなくなってしまうケースがあるんだろうと思います。今回、豊洲、東京都の問題もまさにそうで、主役が誰なのか、ちょっとわからないみたいなところがありまして。  というのは、システム系の開発の場合、専門的な技術知識が不足しているので、システムをつくってくださいという要望を担当課のほうでどうしても、丸投げという言い方ではちょっと失礼ですけども、負担が情報政策課のほうにかかるという部分もございます。それはいたし方ないですが、完成を見るまでは、要望されている担当課、今回でいえば総務課のほうがしっかり、そのシステムの完成に向けた管理をやっていただきたいんです。情報政策課にばかり押しつけるんじゃなくて、両方がそれぞれの持っている知識と経験と責任の役割分担というものを果たしていただいて、当初の導入目的に合うシステムが完成するように、また単年度予算主義という問題も行政にはありますので、先ほど言ったように、年度末の完成という縛りがありますから、もし、それで難しいんであれば、きちっと見直すべきところは見直すということで、新たな年度でシステムの完成を目指していただければと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  以上で終わります。 76 ◯委員長(菱沼和幸君) 暫時休憩をいたします。10分程度といたします。                   午前10時58分休憩            ───────────────────────                   午前11時10分再開 77 ◯委員長(菱沼和幸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  山本委員。 78 ◯委員(山本 進君) 決算書192ページに記載のあります株式会社まち未来いしおか出資金600万円について、昨日に引き続きまして、質問させていただきます。  第三者割当増資600万、求めに応じて出資されたその目的を改めてお伺いします。 79 ◯委員長(菱沼和幸君) 経済部理事兼産業振興担当・真家君。 80 ◯経済部理事兼産業振興担当(真家 忠君) 初めに、昨日、答弁を保留とさせていただきました過去5年間のまち未来いしおかの決算内容につきまして、株主総会資料の損益計算書から抜粋しました当期純利益、当期純損失の金額からご答弁申し上げます。  平成23年度の当期純損失といたしまして、デマンド交通及び直売所、いしおかカフェの合計金額といたしまして、724万7,704円の赤字でございました。次に、平成24年度につきましては、3事業の合計が718万8,073円の赤字でございました。平成25年度につきましては、直売所とカフェの合計が242万1,439円の赤字でございました。平成26年度は25年度同様に、2事業の合計は422万7,238円の赤字でございました。次に、平成27年度の2事業の合計金額は595万5,837円の赤字でございました。過去5年間の当期純利益の合計でございますが、2,704万291円の赤字となってございます。  ご質問のまち未来いしおかへの出資の目的についてでございますが、株式会社まち未来いしおかに600万円を増資した目的ですが、現在、テナントミックス事業としまして、農家の野菜直売所といしおかカフェの2店舗を経営しており、どちらも中心市街地活性化において必要な事業でございます。その中で、株式会社まち未来いしおかの経営基盤の安定化、または今後の事業拡充に向けた取り組みを支援する目的で増資したものでありまして、ほかの株主の意向や株式会社まち未来の決議を待ってから、増資の検討を行うのではなく、商工会議所とともに積極的な支援を行うとして、平成27年度当初予算に計上したものでございます。  以上でございます。 81 ◯委員長(菱沼和幸君) 山本委員。 82 ◯委員(山本 進君) 出資の目的ですが、2つ、今、答弁ありました。経営の安定と、もう一つは事業の拡大ということでありますが、経営の安定については、表現は悪いんですが、この600万は赤字補填に使われた。恐らく人件費が主な経費になろうかと思いますが、そこに充当されたということで、言葉の上では経営の安定が図られたということで、目的にかなった投資ではなかったかなと思いますが、経営拡大の部分について、どのような投資効果があったのか。どのように検証されたか。その結果をお示しいただきたいと思います。 83 ◯委員長(菱沼和幸君) 経済部理事兼産業振興担当・真家君。 84 ◯経済部理事兼産業振興担当(真家 忠君) 増資によりまして、運転資金が生まれ、テナントミックス2店舗以外の事業展開も図っていけるものと考えるところでございます。しかし、2店舗につきましては、営業日数の増加、メニューの拡充や料金の値下げなど、経営向上に向けた取り組みにより、農家の野菜直売所におきましては、平成28年度上半期では前年同時期と比べ、売上金額が18.3%、金額にいたしまして62万495円伸びるなど、上向きの傾向が見られております。しかし、いしおかカフェにおきましては、売り上げが若干減少しており、いずれの店舗も、損失分岐点までの売り上げを計上してきておりませんので、増資分は、実質経常的な運転資金に吸い込まれているのが現状でございます。9月から、営業を経験豊富な方を社員といたしまして採用し、経営改善に取り組んでおりますので、ここ数カ月は推移を見ていきたいところでありまして、早期に増資の効果を数字で示していただけることを期待するものでございます。  以上でございます。 85 ◯委員長(菱沼和幸君) 山本委員。 86 ◯委員(山本 進君) 質問が前後しますが、先ほど、過去5年間の営業成績、損益の数字をお示しいただいて、5年間累損が2,700万に達しているということなんですが、増資も含めて、出資金は2,000万のはずですね。これで運転資金が賄えたんでしょうか。本来の質問の趣旨から離れますが、確認させていただいてよろしいでしょうか。 87 ◯委員長(菱沼和幸君) 経済部長・前沢君。 88 ◯経済部長(前沢洋一君) 増資したことによって、運転資金が賄えたのかというご質問、ご指摘かと思いますが、これにつきましては、ただいま理事のほうからご答弁したように、現時点では、そこの増資分は実質的な経常的な運転資金に吸い込まれているということでございます。そういうことから、全体的なまち未来の経営的な問題としては、運転資金を全てそれで、増資分で賄えたという結果には、なっていないということを聞いております。  以上でございます。 89 ◯委員長(菱沼和幸君) 山本委員。 90 ◯委員(山本 進君) じゃ、このまち未来いしおか、運転資金不足分は何らかの、どこか補填の原資、財源はどこに求めたんでしょうか。私の手元に平成22年11月18日付で株式会社まち未来いしおかに対して、関東経済産業局長名で22年度戦略的中心市街地商業等活性化支援事業費補助金交付決定通知書というのが、たまたま持ち合わせているんですが、ここで、1,342万1,587円の補助を受けていますが、この補助金を運転資金のほうに流用したというようなことは、あってはならないことだと思いますけど、そうとでも考えないと、計算が成り立たないんですけれど、いかがでしょうか。 91 ◯委員長(菱沼和幸君) 経済部長・前沢君。 92 ◯経済部長(前沢洋一君) お答えいたします。  ただいまご指摘の22年度の戦略的、正式名称はあれですけれども、その交付金につきましては、テナントミックス店舗の改修の補助金という目的でございましたので、それが運転に資金に使われたということはございません。そういう中で、先ほどもご答弁申し上げましたが、経常的というか、毎年赤字ということで収支決算がなされているという中で、今、増資によっても、運転資金が賄い切れていないという状況の中では、決算上を見る限りでは、その補填といたしまして、金融機関からの短期といいますか、貸し付けをいただいているというような状況かと考えてございます。  以上でございます。 93 ◯委員長(菱沼和幸君) 山本委員。 94 ◯委員(山本 進君) 株式会社まち未来いしおかは、一般の営利企業とは違うTMOというんですか、まちづくり会社ですから、その設立の目的も違いますし、毎年、赤字経営をしているから、その部分を私は特に追及しようということではありませんが、今回、第三者割当増資の求めに応じて出資した600万が、そのまま赤字補填、運転資金に使われたということだと、今後、経営改善の兆しは見えるという先ほどの答弁ありましたけれど、多分、近いうちにまた資金ショートして、資金需要が発生する。しかし、第三者割当増資は石岡市に要求することはできないと思いますよね。どうやって経営を継続していくのか心配なんですが。きのう、お話を伺いました株式会社まち未来いしおか、平成17年に設立されて、当初、石岡市長が取締役になられていたんですが、設立から1年半、退任届が出ています。しばらくの間、取締役に、石岡市の市長、副市長はもとより、石岡市職員のOBとか石岡市の関係者、取締役についてなかったんですね。  平成23年第1回定例会で同僚議員が、まち未来いしおかが本来のTMOとしての役割を果たしていない。デマンドタクシーとか横道にそれた仕事をしていて、TMOとして設立目的にかなった事業をしていない。これは、石岡市がまち未来いしおかに300万円投じておきながら、前市長が役員をやめてしまって、何も意見を言えないんじゃないか。取締役会にも出席していないんで、意見も言えない。指導もできない。これだったらば、300万円戻してもらって撤退するか。あるいは、市長を役員にしてもらう。どちらか、はっきりしなさいという質問があったんですね。それに対して、当時の経済部長の答弁は、「まち未来いしおかの今後については、株式会社まち未来いしおか、商店会、商工会議所、行政などの関係団体が連携しながら、テナントミックス事業を進めていくことが重要であると考えております」ということで、まち未来いしおかには、設立の目的にかなった事業を展開してもらうということが確認されたんですが、その後、きのうの答弁で、また石岡市長、副市長が役員に就任されている。その経過は、いつから、どういう形でというのは承知していないんですが、市長が取締役であり、石岡市が筆頭株主であるということですので、当然、まち未来いしおかの財務諸表には、定期的に目を通されていると思うんですが、いかがでしょうか。ご答弁いただきます。 95 ◯委員長(菱沼和幸君) 市長・今泉君。 96 ◯市長(今泉文彦君) まち未来いしおかの経営状況でありますけれども、スタート2年間の700万円を超える赤字。以後、やや赤字幅が減少したものの、平成27年度は590万円というマイナスで、累積赤字は2,700万円という状況でございます。それでは平成28年度以降、この赤字体質から脱却できるかどうか、その見通しですけれども、私は次のような展望を持っております。  1つには、石岡駅周辺整備事業の完成によって、この地域の交流人口は増加し、経営状況は上向くことが予想できます。このことは、東西自由通路が完成した翌月からこれまでに、2,000人だった歩行者が1万人を超えたことや、おまつり1週間前のプレイベントに、短期間の広報にもかかわらず、ステーションパークを埋めつくす人が1日中訪れたことなど、駅周辺のポテンシャルエネルギーの高さが証明される機会があり、今後の駅前広場やステーションパークの整備が期待されるところであります。  2つ目に、第二次中心市街地活性化基本計画の本格実施と連携施策の展開による交流人口増加の中期的見込みであります。新たな中心市街地活性化基本計画による施策に加え、定住人口促進策や子育て支援策、通勤通学支援策、集客力のあるイベントの開催など、中心市街地を核とした複合的な活性化策を展開していく予定であります。これらは来年度以降、中期的な取り組みとなりますが、駅やステーションパークなどの社会装置が完備されてこそ、効果が高まるというふうに考えております。  3つ目として、長期的な展望から考えれば、中心市街地はこれまで、石岡市の市民の暮らしと活動が重ねられてきた営みの中心地だったところであります。石岡を代表する町並みといえば、大多数の人はここを思い浮かべるはずです。決して新しいショッピングモールではないと思います。私たちの先人が築いてきた足跡と歴史が残る石岡ならではの場所が、中心市街地であり、そこを時代に合った新しい姿で再生させるには、市と商工会議所、そしてまち未来いしおか。さらには、それにかかわる市民の使命が必要だと思います。特にまち未来いしおかは活性化の実戦部隊として最前線で働く使命があり、逆風の中での奮闘は、短期的な視点でなく、長期的な目で見守る必要があるものと思っております。  とはいえ、株式会社の経営という実態をシビアに見ていくことは当然であり、私は今後の状況を3つのケースに分けて対応しようと考えております。1つは、今後も改善の兆しが見えない場合は、解散も視野に入れます。2つとして、経営が好転しないものの、その役割が必要不可欠と判断した場合は、他の組織との整理統合を検討し、存続を図ります。3つとして、経営が長期的に展望して向上すると見込まれる場合、引き続き支援策を継続します。  ただし、いずれの場合も、まち未来いしおかの自助努力が前提となり、これなしに石岡市の支援は考えられません。幸い、9月から本格的なてこ入れが始まり、業務の徹底した見直しと人材の強化が図られ、売り上げ向上の第一歩がスタートしたところであります。  以上が私の考えであります。 97 ◯委員長(菱沼和幸君) 山本委員。 98 ◯委員(山本 進君) わかりました。中心市街地の長期ビジョンとか中心市街地活性化策にまで市長にご答弁いただいたわけですけれど、私、取締役として経営責任もある立場で、株式会社まち未来いしおかに本来の事業に徹底して取り組んでもらうために、安定した経営に体質を改善していく必要があると思いますので、そのために市長初め執行部、所管は経済部だと思いますが、皆さんはこの会社の財務諸表に目を通されていますかという質問だったんですけど、その点いかがですか。  以前、何回か、私、財務諸表の開示請求をしましたところ、株式会社まち未来からもらっていないので、開示のしようがないというお話だったんですが、きのうのお話で、市長、副市長が取締役に就任されて、その辺の問題はクリアされたと理解しましたので。会社の目的、営利企業でないとは言いながらも、TMO、目的は別にあるわけですけれど、安定した経営ができなければ、まち未来いしおかに事業を委ねることができなくなるわけですから、大事なところだと思うんですね。経営管理という立場で、どのように株式会社まち未来いしおかを管理指導されているのか、その点についてお伺いしたいと思います。 99 ◯委員長(菱沼和幸君) 市長・今泉君。 100 ◯市長(今泉文彦君) 財務諸表については昨年度、27年度から、これ、公認の税理士をお願いして、チェックしております。そこにおいては、これから自助努力によって経営改善の方向が見出せる。そのように分析されております。財務諸表については、専門家の目を通して確認しております。  以上です。 101 ◯委員長(菱沼和幸君) 山本委員。 102 ◯委員(山本 進君) 今、ご答弁いただきました自助努力で経営体質を改善していって、これからも目的にかなった事業を進めていけると市長は判断されているというふうに理解いたしました。  私、平成23年、先ほどは第1回定例会、同僚議員の質問内容を引用させていただきましたが、私は平成23年第4回定例会で、このまち未来いしおかが中心市街地活性化基本計画、平成21年12月に内閣から認定を受けたこの計画の中で、6つのテナントミックス事業の事業スタイルがあるというふうにうたっていたものが、どうにか2店舗、野菜直売所といしおかカフェですね。本来だったらば、TMOはテナントミックス事業という趣旨からいって、それにふさわしい事業者を探し出して、中心市街地がバランスよく活性化するようにエリア内に張りつけていくその管理をする。そういった仕事をするのが、本来のTMOではないかなと思うんですが、手を挙げる事業者がいなかったからだと思いますけれど、株式会社まち未来が独自で経営を始めたわけですね。じゃ、基本計画に掲げた残りの4つのテナントミックス事業はどうするんだという質問をしましたところ、当時の部長答弁では、株式会社まち未来いしおかには、その能力も力もない。新しいまちづくり会社をつくることも検討しているんだという答弁がありました。  それから5年経過しましたね。先ほどの市長答弁で、9月から、まち未来いしおかの経営改善のために新しい対応をしていくので、今後の株式会社まち未来いしおかに中心市街地活性化、テナントミックス事業を託すんだというお答えだったので、新たなTMOをつくるんではなくて、株式会社まち未来に経営改善してもらって、体質を強化して、引き継いで事業展開をお願いしたいというふうに理解しました。  ただ、1回目の答弁で、もしこれが、成果が今後見られない場合には、株式会社まち未来の清算も視野に入れているというお話があったんですが、端的にいいまして、毎年赤字を垂れ流すというか、雪だるま式に赤字が増えている会社ですね。経営体質改善、9月から取り組んでいるということですが、この2,700万の損失をリカバーするのは大変難しいと思うんですが、いつ見切りをつけるか。いつ判断するか。継続して事業を委託していくか。出資者にとどまるかどうか。あるいは株式会社まち未来の清算決議をするか。どの辺のタイミングで考えてらっしゃるか、お答えいただきたいと思います。 103 ◯委員長(菱沼和幸君) 市長・今泉君。 104 ◯市長(今泉文彦君) いつ判断するかというご質問でございますけれども、先ほど申し上げました3つのパターンの中で、短期、中期、長期とありましたけれども、これについては中期的時期と申しましょうか。本来は短期的に判断しなければならないところですけれども、中心市街地の活性化という大きな命題でありますので、中期的な視野をもって判断していきたいと思います。 105 ◯委員長(菱沼和幸君) 山本委員。 106 ◯委員(山本 進君) 民間事業者で、苦労して会社経営をして、毎年、赤字が累積していく。しかし、やめるにやめられない。私財を投じて会社の資金調達をしたりというようなことで、苦しんでいる事業者はたくさんありますね。まち未来いしおかの場合には、民間企業ではありませんし、資金繰りに窮したときは、どこかが救いの手を差し伸べてくれるのかもしれませんけれど、2,700万の累損をこれ以上増やすことがないように、一定の時期に一定の判断を、適切な判断をしていただきたい。そのことをお願い申し上げまして、私の質問を終わります。 107 ◯委員長(菱沼和幸君) 次の質疑者に移ります。  玉造委員。 108 ◯委員(玉造由美君) 各委員会所管におきまして、臨時雇人賃金についてご質問をさせていただきましたが、合計で6項目を伺ったわけなんですけれども、企画事務費におきましては、職員の方が1名退職したために、臨時雇人賃金が発生したということでございました。さらに、職員の方が産休に入ったため、臨時雇人賃金ということで、ふれあいの里費の施設運営経費では入浴施設の受付業務ということで、臨時雇人賃金が発生している。また、中央図書館管理運営経費におきましては、障害者枠として雇っているというご答弁でした。昨日は地籍調査事業の中で、臨時雇人賃金が決算に入っておりまして、半年、さらに28年も同じ方に頼んでいるというようなお話がございました。また、道路維持経費では、道路パトロール2名ということで臨時雇人賃金の項目がございました。  この6項目を伺いまして、さまざまな理由で臨時雇用をしているということがわかったわけでございますが、この臨時職員の雇用形態というものは、基本的にはどのようなものなのか。時給とか働く時間、働く期間、そういったものをお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 109 ◯委員長(菱沼和幸君) 総務部長・久保田君。 110 ◯総務部長(久保田克己君) それでは、委員のご質問にお答え申し上げます。  臨時職員と嘱託員というふうに仕事の繁忙によって、各職場において採用しているわけですけれども、まず一つ、臨時職員の採用につきましては、一時的に仕事が増える。また、先ほど委員がおっしゃられましたように、職員が突然の休暇に入る。そういった時期に、恒常的に業務が増える場所ではなくて、一時的にそういった業務が増える場所において、採用する。また、保育士の場合のように、政策的に今後その業務がどういった方向に行くか。そういったことで、正職員を採用せずに臨時職員で対応する。そういったケースがございます。  その雇用形態でございますけれども、フルタイムで職員を臨時職員で採用する場合、またこちらの真に必要な時間帯での業務の時間帯をお願いする場合、さまざまなケースがございます。一定の定まった雇用形態というのは、基本的にはございません。臨時職員であれば、フルタイムが可能という考えで、嘱託員は、フルタイムはできないというような考えで現在、雇用をしております。  以上でございます。 111 ◯委員長(菱沼和幸君) 玉造委員。 112 ◯委員(玉造由美君) ただいま、臨時職員はフルタイムが可能で、嘱託の方はフルタイムで働くことはできないというようなご答弁がございました。昨日までに時給が800円という、時給の金額とか、半年ごとの更新で1年が働けるというようなご答弁もございました。時給につきましては800円で固定されているものではないと思いますが、基本的にはこのような金額で、それと半年ごとの更新で1年というようなお話ではございましたが、継続的に何年間か働いているというようなこともあるのかとは思うんですけれども、その点につきまして、もう一度お伺いいたします。 113 ◯委員長(菱沼和幸君) 総務部長・久保田君。 114 ◯総務部長(久保田克己君) まず賃金の金額でございますが、従事する業務によりまして、それぞれ金額が変わってまいります。ただいま申し上げましたように単純一般業務であれば800円ということで、保育士等であれば950円、1,000円というふうにそれぞれ金額が変わってまいります。  それと採用の期間でございますけれども、基本的には半年契約ということでお願いしております。それは臨時職員になってくるわけですけれども。それで最長1年ということで、契約の延長ができるということで採用してございます。また、数か月間、間を置いて、また新規採用という形で、業務に従事していただいている方もいらっしゃる状況でございます。  以上です。 115 ◯委員長(菱沼和幸君) 玉造委員。 116 ◯委員(玉造由美君) ありがとうございました。半年で、最長は1年、さらに数か月置いて、また同じ方を採用するということもあるというようなご答弁をいただきました。最初に申し上げました中に、障害者枠として採用しているというお話がございましたけれども、これにつきましては現在、当市におきまして、正職員として雇用している障害者枠というののほかに、臨時職員の中にも、そのような方がいらっしゃるということですので、その数をお伺いしたいと思います。 117 ◯委員長(菱沼和幸君) 総務部長・久保田君。 118 ◯総務部長(久保田克己君) 申しわけございません。ただいまのご質問の正確な数字が今、手元にないものですから、調整させてから答えさせていただきたいと。 119 ◯委員長(菱沼和幸君) 玉造委員。 120 ◯委員(玉造由美君) ただいまは、当市で働いていらっしゃいます障害者枠というか、そういう方の人数をお伺いいたしましたが、いろんな課にまたがっておりますので、正職員の方と臨時職員の数の近年の推移をお伺いしたいと思いますので、よろしくお願いします。 121 ◯委員長(菱沼和幸君) 総務部長・久保田君。 122 ◯総務部長(久保田克己君) 臨時、嘱託合わせた人数の推移でございますけれども、26年度決算時点では536名、27年度が534名です。正職員につきましては、27年が633名となっております。合計いたしますと、平成26年が職員、臨時、嘱託、再任用も含めますと1,050名、27年は1,045名ということでございます。  以上です。 123 ◯委員長(菱沼和幸君) 玉造委員。
    124 ◯委員(玉造由美君) 26年の正の数は言ってなかったけど、1,000と50名ですから536名を引けということなのかなと思って。 125 ◯委員長(菱沼和幸君) 総務部長・久保田君。 126 ◯総務部長(久保田克己君) 済みません。答弁が間違っております。延べ人数と実数がございますので、手元の資料の実数で答弁させていただきます。平成26年職員数が634名。臨時、嘱託合わせて405名。それと再任用が11名。27年が、正職員が633名。臨時職員数と嘱託を合わせて397名。再任用が15名で1,045名ということです。  以上です。 127 ◯委員長(菱沼和幸君) 玉造委員に申し上げます。総括的な質疑をよろしくお願いします。  玉造委員。 128 ◯委員(玉造由美君) ただいま、職員の26年、27年の推移をお伺いいたしました。合わせて、平成27年では1,045名の職員を雇用しているということでございますが、こういった職員の方、臨時職員の方の募集というものはどのように行っているのか、お伺いいたします。 129 ◯委員長(菱沼和幸君) 総務部長・久保田君。 130 ◯総務部長(久保田克己君) 臨時職員の採用でございますけれども、総務課内に臨時職員の登録台帳というものがございまして、希望者につきましてはそちらへ登録をいただいて、必要となった所管課から、その名簿の中で該当者を探していただいて、本人と交渉の上、雇用契約を結ぶというような流れになっています。  以上です。 131 ◯委員長(菱沼和幸君) 玉造委員。 132 ◯委員(玉造由美君) 今回、決算書を拝見いたしまして、今も人数的にも臨時職員が400人前後の方が働いていらっしゃるということで、こういう臨時職員と正職員とをしっかりと適切な配置をしていただいて、また市民の皆様に安心安全を届けていきたいというふうに考えておりますが、その点につきまして、これからのさらに職員の質の向上、サービスの質の向上をお願いしたいと思いますが、その点につきましてご答弁をお願いしたいと思います。 133 ◯委員長(菱沼和幸君) 総務部長・久保田君。 134 ◯総務部長(久保田克己君) ただいまのご質問にお答え申し上げます。  確かに合併以降、年々、正職員の数が減り続けておるわけでございますが、そういった中で、緊急的に必要な業務については臨時職員、さらには専門的な業務等につきましては嘱託員の雇用という形で、これまで対応してきたわけです。そういった中で、職員の人材育成という観点からも、さまざまな研修業務に取り組みながら、少ない中でも市民サービスの向上が図られるような職員の育成に努めてきております。今後とも、そういった形で適正な職員の数というのも検討しながら、臨時、嘱託を合わせながら、市民サービスの向上に努めてまいりたいというふうに考えています。  以上でございます。 135 ◯委員長(菱沼和幸君) 玉造委員。 136 ◯委員(玉造由美君) ありがとうございました。先ほど、私のほうから障害者枠ということで、何人の方を雇用されているのかをお聞きしたわけなんですけれども、こういう多くの方を雇用しているところですと、障害者の方にもできるお仕事がたくさんあると思いますので、そういったものを抜きにしては、適切な雇用とは言えないというふうに考えますが、その点のご答弁をいただきたいと思います。 137 ◯委員長(菱沼和幸君) 総務部長・久保田君。 138 ◯総務部長(久保田克己君) ご答弁申し上げます。  委員おっしゃられるように、職場でのそういった方々の活躍の場というのは広がってきているように考えております。当然、そういった方も、市といたしましても積極的に採用している状況でございます。  先ほどご質問のありました市の障害者の雇用人数でございますが、正職員が8名、臨時職員が3名、合計で現在11名の障害者の雇用を図ってきているところでございます。  以上でございます。 139 ◯委員長(菱沼和幸君) 玉造委員。 140 ◯委員(玉造由美君) ありがとうございます。ただいま、障害者の雇用につきましては、正職員として8名、臨時が3名で、11名ということでございましたが、これは国が示されている雇用人数につきましては、不足しているのか。満たされているのか、お伺いしたいと思います。 141 ◯委員長(菱沼和幸君) 総務部長・久保田君。 142 ◯総務部長(久保田克己君) 今年度の採用におきましても、障害者の雇用というのを募集しております。そういった中で、石岡市としては国の基準を満たす中で、そういった採用計画も立てて、現時点でも国の基準を満たしているという状況でございます。  以上です。 143 ◯委員長(菱沼和幸君) 玉造委員。 144 ◯委員(玉造由美君) ありがとうございました。1,000人を超える職員の方に適切な配置を行っていただきまして、また障害をお持ちの方でもできる仕事がございますので、積極的な雇用をお願いいたしまして、私の質問を終了させていただきます。ありがとうございました。 145 ◯委員長(菱沼和幸君) 次の質疑者に移ります。  池田委員。 146 ◯委員(池田正文君) 平成27年歳入歳出決算総括審査につきまして、3点ほどお伺いしてまいります。端的にお伺いいたしますので、明快なるご答弁をお願いいたします。  まず、7款商工費の中のプレミアム商品券事業委託につきまして、先に同僚及び私の質問によりまして、この事業においては一定以上の効果が認められたとお答えがございました。しかしながら、こういったものにつきましては、より具体に数字としてあらわしていただいたほうが当然、効果のほどが目に見えるわけでございます。先進自治体においては、消費喚起額あるいは市外流出抑制額等をもとに全体の効果を算出しているわけでありますが、このプレミアム商品券事業におきまして、本市においての経済効果はどの程度見込まれるのか、数字であらわしていただければと思います。 147 ◯委員長(菱沼和幸君) 経済部理事兼産業振興担当・真家君。 148 ◯経済部理事兼産業振興担当(真家 忠君) ご答弁申し上げます。  新規の消費喚起額ということで、経済効果にしますと、アンケート分析から類推される新規の消費喚起額といたしましては、国の計算式によりますと、石岡市は2億7,507万1,000円となってございます。みずほ総合研究所は、商品券発行による個人消費押し上げ効果は、事業費の4分の1から3分の1にとどまるということで、試算しておりましたが、当市におきましては、事業費の約2分の1の効果が出ております。商品券分6億円を合わせ、約9億円が市内の店舗で使用されており、店舗へ納品する生産者への波及効果などの地域経済の循環も含め、大きな経済効果があったと考えております。 149 ◯委員長(菱沼和幸君) 池田委員。 150 ◯委員(池田正文君) より具体に数字として、本市における地方経済、もっと言えば、市内の経済効果があらわれたということで、一定以上の効果があったと思います。そういったことを踏まえまして、平成28年度におきましても、日本全国、自治体がやっているものから、商工会議所、商工会が行っているものまで含めまして、50以上のプレミアム商品券が発行されております。県内におきましては、お隣、土浦市がプレミアム商品券を発行しております。総額2億円、プレミア率が10%、本年7月29日から来年1月25日まで実施しているわけでございます。  本市におきましても、そのような効果が認められるのであれば、積極的に事業化する必要もあるのではないかと、一方では思うわけでございますので、その辺につきまして、ご見解をお伺いいたしたいと思います。 151 ◯委員長(菱沼和幸君) 経済部理事兼産業振興担当・真家君。 152 ◯経済部理事兼産業振興担当(真家 忠君) ご答弁申し上げます。  今回のプレミアム商品券事業は20%のプレミアム分、また事務費について、国の交付金を活用して実施したところでございますが、かつて市単独で商工会議所、商工会と経費を折半して実施した際には、プレミアム率が10%であったこともあり、商品券の完売までに2か月もの期間を要するなど、事業実施に当たり苦慮した経過がございます。今後につきましては、これまでの取り組みにおける課題等について検証していくとともに、財源について、国の動向を注視してまいりたいと考えております。  以上でございます。 153 ◯委員長(菱沼和幸君) 池田委員。 154 ◯委員(池田正文君) 引き続き、調査研究をお願いしたいと思います。  続きまして、9款消防費の中の消防機械整備事業につきまして、お伺いしたわけでございます。これにつきましては、先に申し上げましたように、県内の自治体において、財政難を理由に救急車の購入が困難だということで、大きな話題になったわけでございます。救急搬送ができずに赤い消防指揮車で傷病者を搬送したケースも、実際にあったということでございまして、これは他人事ではないと思います。現在、常備、非常備合わせて61台の消防車両、さらに救急車も5台所有しているわけでございまして、これらの車両の更新は、県補助金がなくなった現在においては、市単独で全て行わなければならないわけでございまして、将来にわたる財政負担は生半可なものではないと推察されるわけであります。  そこで、この消防車両の更新計画をどのように考えておられるのか、確認しておきたいと思います。 155 ◯委員長(菱沼和幸君) 消防長・小松崎君。 156 ◯消防長(小松崎政次君) ご答弁申し上げます。  消防車両の整備計画でございますが、平成24年に車両更新基準更新計画を作成しまして、更新基準に基づきまして、整備を進めているところでございます。更新基準は、消防車両につきましては20年以上の経過と、経年劣化の著しい車両、ポンプ稼働時間や使用状況を考慮して、更新対象としております。また、救急車につきましては、人の命を運ぶ重要な車両でもございます。救急車につきましては10年以上、または20万キロ走行を基準といたしまして、エンジンまたは足回りの状況、医療機器の作動状況などを考慮して、更新対象としております。  消防団の車両の状況でございますが、分団車両が43台のうち、20年経過した車両が現在13台ほどございます。今後は消防団車両の状況と常備消防の車両の整備計画を総合的に判断いたしまして、計画的な予算措置をして、消防団車両等の整備強化に努めてまいりたいと思っております。よろしくお願いいたします。 157 ◯委員長(菱沼和幸君) 池田委員。 158 ◯委員(池田正文君) 市民の生命、身体、財産の保全は、基礎的自治体としては最低限の話でございますので、これらのものにつきましては消防力の基準に基づいて、適宜更新を進めていっていただければと思います。ただし、財政難も予想されますので、その点も留意されながら進めていただければと思うわけでございます。この件につきましては結構です。  続きまして、基金についてお伺いいたします。現在、石岡市には27本の基金が、それぞれの目的に応じて運用、積み立てをされているわけでございます。特定の目的のために資金を積み立てるものを積立基金、あるいは特定の目的のために定額の資金を運用するものを運用基金ということで、積立基金が23本、運用基金が4本あるわけでございます。  そこで、まず27年度の基金を拝見しますと当然、決算書並びに決算審査意見書にその件数については登載されているわけでございまして、26年度が、27本の総額が112億5,128万4,271円。で、27年度の年度中、増減がありまして、2億800万1,738円が増えまして、27年度末で114億5,928万6,009円があるわけでございます。対26年度と27年度を、基金の変化がどのように見てとれるのか。その傾向につきまして、どのように把握されているのか、お伺いいたします。 159 ◯委員長(菱沼和幸君) 財務部長・鈴木君。 160 ◯財務部長(鈴木幸治君) ご答弁申し上げます。  基金積立金の残高につきましては、平成27年度末、特別会計の基金や定額運用基金を除く基金積立金の残高でございますが、94億6,928万円で、前年度より6億7,841万円の減額となってございます。この要因でございますが、庁舎整備基金に5億円など、合わせて6億9,000万円あまり積み増しをいたしましたが、石岡駅橋上駅舎化整備などの財源に充てるため、駅周辺整備基金を10億6,931万円。それから土浦協同病院建設補助金に充てるため、地域福祉基金を1億8,500万円など、合わせまして13億6,800万円ほど取り崩し、一般会計に繰り入れたために、全体としては減額となっております。  以上でございます。 161 ◯委員長(菱沼和幸君) 池田委員。 162 ◯委員(池田正文君) そうしますと、あと歳入の部分で、この基金の果実が1,000万からあるわけですね。目的に応じてこの果実の運用が、過去には図られていたようなことを伺ったわけでございますが、この果実につきまして取り扱い、どのようになっているのか、お伺いいたします。 163 ◯委員長(菱沼和幸君) 財務部長・鈴木君。 164 ◯財務部長(鈴木幸治君) ご答弁申し上げます。  財産収入の利子及び配当金の決算額は、委員ご指摘の1,066万1,303円となってございます。その運用の内訳でございますが、委員さんが先ほど基金の種類をおっしゃっていただきましたが、まず財政調整基金や減債基金などの積立基金は、利子を全額積み立てておりまして、14件で936万5,295円を積み立てております。それから2点目として、地域福祉基金や文化財整備基金などの果実運用型基金は、その利子をそれぞれの基金の目的に沿った事業に充当しておりまして、6件で106万2,426円。それから土地開発基金などの定額運用基金と配当金につきましては、一般財源として取り扱っておりまして、4件で23万3,582円となってございます。  以上でございます。 165 ◯委員長(菱沼和幸君) 池田委員。 166 ◯委員(池田正文君) それでは、基金の個別具体に2点につきまして、ちょっとお伺いしてまいりたいと思います。  まず運用基金の中に石岡市民会館事業基金がございます。予算書は403ページになりますけども、こちらについては、決算年度末残高が1,000万円。年度内に608万6,949円が減って、一般会計から同額が繰り入れられております。この600万の増減につきましては、その上に出ております市民会館の自主事業4本に充当されたということでございます。  そこで、市民会館の座席数でございますが、私が申し上げるまでもなく、968席ございます。これを100としますと、児童劇鑑賞教室、ぬいぐるみミュージカル「オズの魔法使い」、こちらは3回公演でありますから、968掛ける3回ですから、2,904席。それに対しまして入場人員が1,258名でありますから、43.3%。2015年爆笑!お笑いまつりin石岡でございますが、968に対しまして、291でありますから、30%。森山愛子オンステージも968席に対しまして、345席でありますから、35.6%。新春初笑い古典落語を楽しむ会でございますが、こちらも968に対しまして343でございますから、35.4%。  この自主事業はそもそも、どのような形で企画されて、行われているのか、まずお伺いいたしたいと思います。 167 ◯委員長(菱沼和幸君) 生活環境部長・横田君。 168 ◯生活環境部長(横田克明君) ご答弁申し上げます。  まず、ご答弁の前に、今、委員さんがおっしゃられました事業の内訳の中で、2番目のお笑いinいしおかでございますが、備考欄が1回公演となっておりますが、これは2回、公演を実施しておるということでございまして、先ほどの入場率にしますと、半分の15%になるかと思います。     〔「そしたら、決算書が間違っているということじゃないですか」と呼ぶ者あり〕 169 ◯生活環境部長(横田克明君) 申しわけございません。  この事業のどのようにということですけれども、市民会館の条例の中で、市民会館の運営委員会というものが定められております。そちらの中で、各年度の事業につきまして、直接は事業選定につきましてはかかわっていただいておりませんが、その委員会の中で、来年度行う具体的なものではなくて、主な項目というか、ジャンルというか、それごとに来年度こういったものを行っていきたいということで説明いたしまして、次の年度になりまして、結果、今、委員さんがおっしゃられましたような実績としてご報告いたしまして、その中でいろいろなご意見いただきまして、次年度の事業に反映している次第でございます。  以上でございます。 170 ◯委員長(菱沼和幸君) 池田委員。 171 ◯委員(池田正文君) 思わぬところから決算書の間違いが出てきて、ちょっと驚きましたけど。いずれにしましても、市民会館の自主事業はしなくていいとか、するなとか、そういうことではございませんし、ぜひ多くの方々に入場してもらって、市民会館を有効に使うということは当然、進めるべきことだと思います。  しかし、この入場率を見ますと、大変お寒い状況が見てとれるわけですね。石岡市は興行主ではありませんから、ここで利益を生むなんてことは考えなくてもいいですし、あるいは968席に対して100%以上の入場率を求めるなんてこともしなくていいと思いますけども、いずれにしても、1,000万円あるから、赤字を垂れ流してもいいよということでもないわけですね。  そこで、私が申し上げたいのは、この事業をすることは結構なことですけど、より内容を吟味して、例えば券が売れないからといって、職員さんが持って売って歩くなんて状況は、とても見てられるものでもありませんし。その点につきまして、より事業の吟味というのが必要になってくると思いますので、こちらをよく調査研究されて、多くの入場者が見込めるような事業をやっていただければと、そのように思います。それにつきましては結構です。  次に、石岡市ふるさと応援寄附金基金につきましてお伺いいたします。まず、ふるさと応援基金でございますので、当然、石岡市の発展を願って、個人の皆様方が石岡市に対してお金を寄附していただくということでございます。このふるさと納税につきましては、副市長の古巣であります官庁が所管で進めていると思います。当初の目的からずれてきているのではないかというような議論もございますし、あるいは自治体間競争によりまして、返礼品の過熱な競争が生まれているというような指摘もなされているわけでございます。  そこで、副市長の古巣であります官庁が監督しておりますので、まずこのふるさと納税制度につきまして、おさらいの意味でお伺いしておきたいと思います。 172 ◯委員長(菱沼和幸君) 財務部長・鈴木君。 173 ◯財務部長(鈴木幸治君) ご答弁申し上げます。  ふるさと納税ということで、当初の案の中で、ふるさと納税。実際にはふるさとづくり寄附という形で今、事業を進めております。その趣旨は、委員さんご指摘のとおり、育ったふるさとに対して何らかのお金、寄附をしたい。納税をしたいという趣旨から始まったというふうに理解してございます。そのため、受け取る我々自治体としましては、寄附される方が個性豊かなふるさとづくりのために、市の発展を願うため募った寄附金でございますので、それを有効活用するため、石岡市ふるさと応援寄附金基金を創設いたしまして、積み立てているところでございます。  以上でございます。 174 ◯委員長(菱沼和幸君) 池田委員。 175 ◯委員(池田正文君) 平成27年度末現在におきまして、こちらの基金におきましては2億2,500……。この27年で登載しているものにつきましては、平成26年度にいただいたものを27年度で載せているということでございまして、26年度の決算書を見ますと、2億2,965万6,303円いただいているわけですね。返礼に伴う記念品及びその事務一式について、1億4,417万1,629円かかっているわけです。実に、全体でいただいている額から見ますと、62.7%が固定費といいますか、支出されている。しからば、27年度はいかがかといいますと、2億8,562万4,574円いただいておって、同じく返礼に伴うものが1億8,790万4,847円。こちらも全体の66%が支出されているわけですね。  この基金につきまして、いただいたものを全額繰り入れていくとなると、この返礼に伴う記念品及び事務費も、一般会計から基金に繰り入れていることに当然なるわけです。家庭に置きかえると、収入があって、それを生活費その他支出をして、お金が残ったから何かのために貯金に回しましょうというんだったら、わかりやすいですね。ところが、生活費含め支出に使ったものをどこかのへそくりか、あるいは借り入れで、その分もじゃ、貯金にしておきましょうよというような理屈になってしまうんですけども。今現在、2億8,000万程度といいますか、大変な金額ですから、ありがたいお金なんですけれども、これが順調に寄附金が大きくなっていった場合、例えば10億いただきました。そのうちの3分の2は固定費でかかりますけれども、全額組み入れますよということになると、財政負担が物すごく増えていくわけですね。  それで、石岡市基金条例を見ますと、市長が必要と認めた金額を積み立てるとございます。その辺の整理をしていかないと、今後、財政的に一般会計からの繰り出しが増えていく状況が当然、これ想像されますので、その辺につきまして、どのようにお考えか、お伺いいたします。 176 ◯委員長(菱沼和幸君) 財務部長・鈴木君。 177 ◯財務部長(鈴木幸治君) ご答弁申し上げます。  石岡市ふるさと応援寄附金の積み立てにつきましては、委員ご指摘のとおり、市長が必要と認めた額を積み立てるというふうに基金の条例では定めておりまして、この基金をつくった創設時点の考え方で申しますと、寄附された方みずからが寄附金の使い道を選択できるというふるさと納税の仕組み、それから寄附者の方のお気持ちなどから、いただいた寄附金全額を基金に積み立てて、翌年度それを繰り入れて、それぞれの寄附の目的に沿って使うというようなルールで、創設したものでございます。  具体的な数字は先ほど委員がおっしゃったとおり、27年度で寄附金としていただいた2億8,562万4,574円は、基金の利子2万8,358円と合わせて、基金へ27年度積み立てております。そのほかに27年度の決算としまして使った経費としましては、1億8,790万4,847円を支出してございますが、その主なものとしては、先ほど委員ご指摘の返礼品でございまして、当市の場合、返礼品につきましては、石岡市の認知度アップのために地元の産品、名産品などを使っておりまして、地元のPR効果、あるいは地域経済への波及効果も高いと思っております。  しかしながら先ほど、今後、寄附の額が大きくなった場合には、財政負担も大きくなるということもございますので、こちらにつきましては寄附金が増えた場合、今後の応援経費の中の返礼品につきましても、あまり過度な物にならないようにというようなご指摘もいただいていますことから、今後の課題としてまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 178 ◯委員長(菱沼和幸君) 池田委員。 179 ◯委員(池田正文君) 確かに寄附者のお気持ちをおもんぱかって、全額を入れるということでございますけども、それも含めまして、じゃ、基金でプールしておくことがいいことなのか、悪いことなのか。あるいは、ほかにもっと方法があるのかどうかも含めて。これはほかの自治体の事例等も勘案しながら、少し整理していただいたほうがいいと思います。私は決して、基金にプールしておくことが悪いというんじゃなくて、要は一石を投じておきたいというような思いで、質問をしたわけでございます。
     最後に市長にお伺いいたしますけども、条例中、市長が必要と認めた金額を積み立てるということが書かれておりますので、例えば先ほどの家庭に置きかえた場合に、お母さん、これは必要だから、どこかから見つけて、これも一緒に貯金しておけよという立場が必要だと思いますので、その辺を含めまして、市長のお考えをお伺いして、私の質問を終わります。 180 ◯委員長(菱沼和幸君) 市長・今泉君。 181 ◯市長(今泉文彦君) ふるさと応援寄附金につきまして、引き続き、当市に対し寄附をいただいた皆さんのお考えや要望を最優先とした対応を図ってまいりたいというふうに考えています。  以上です。 182 ◯委員長(菱沼和幸君) 暫時休憩いたします。午後1時30分から会議を開きます。                   午後 0時26分休憩            ───────────────────────                   午後 1時30分再開 183 ◯委員長(菱沼和幸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  小松委員。 184 ◯委員(小松豊正君) 平成27年度決算に対する総括審査を行います。  まず、一般会計決算についてであります。3日間にわたる審議を通じて、さまざまな問題点、改善点も明らかになってまいりました。  まず、私は、正規市職員の時間外勤務手当の問題について、質問いたします。これは各課全体に係るものであり、款項にそれぞれ掲載されております。ご承知のように、労働の対価は、正当に賃金として支払わなければならないとされております。きのうの中で、サービス残業が公務労働の中であるのではないか。あるいは、蔓延しているのではないかという議論もありました。まず私は、石岡の職員の数は、主要施策説明書の10ページ上段に書いてあるわけですけど、それぞれの区分けごとに567人とされております。この中には課長の方、幹部の各職員も含まれていると思うんですけども、一体、時間外勤務手当の対象となる職員数は何人なのか、質問いたします。 185 ◯委員長(菱沼和幸君) 総務部長・久保田君。 186 ◯総務部長(久保田克己君) すみません。手元に正確な数字が用意してございませんので、後ほど答弁させていただきます。 187 ◯委員長(菱沼和幸君) 小松委員。 188 ◯委員(小松豊正君) これは各部類ごとに款項で時間外勤務手当と数字が出てまいります。ですから、それは総額でどのぐらいになるのか。これも質問いたします。 189 ◯委員長(菱沼和幸君) 総務部長・久保田君。 190 ◯総務部長(久保田克己君) 27年度の決算額で申し上げますと、総額、全会計合わせまして、1億359万6,976円でございます。 191 ◯委員長(菱沼和幸君) 小松委員。 192 ◯委員(小松豊正君) 時間外勤務手当の払われる方、払われるシステム、誰がどういうふうに把握して計算するものなのか。これをお伺いいたします。 193 ◯委員長(菱沼和幸君) 総務部長・久保田君。 194 ◯総務部長(久保田克己君) 職員の時間外勤務につきましては、石岡市職員服務規定に基づき、事務の繁忙、その他、臨時、急施を要し、上司の命令があったときに時間外勤務、休日勤務、夜間勤務命令により、時間外、それぞれ勤務するということになってございます。  以上です。 195 ◯委員長(菱沼和幸君) 小松委員。 196 ◯委員(小松豊正君) 私も若いときに民間で働いておりましたけども、タイムカードで出勤時間、退勤時間が明確に立証され、積極的にさまざまな調査をする。勉強する。研究するという場合は、堂々と残業代を申請して、それが、私の体験だと全額払われておりました。それが当たり前だと思っていたんですけども、あるとき聞きましたらば、石岡はそうではない。つまり課長が、これだけの仕事ができて、2時間で間に合う内容じゃないか。それだけ認めるということは、ちょっと私の認識とは違いまして、驚いたわけです。  そういう点で、職員の方々の積極的な活動も、その方を信じて、時間外勤務手当として受けられるというのも、一つの重要な考え方であるとは思うんですけども、その点について、いろんな経過があって、現在があると思うんですけど、どのような見解で来たのか。どういう経過があったのか、質問いたします。 197 ◯委員長(菱沼和幸君) 総務部長・久保田君。 198 ◯総務部長(久保田克己君) まず基本的に、勤務時間と出退勤時間というのは異なっているのかなというふうにひとつ考えております。そういった中で、あくまでも勤務時間の時間外につきましては、先ほど申しましたように、一番身近な所属長である課長等が、業務の命令の中で時間外勤務を命令し、その命令に応じた勤務時間につきましては、全額をお支払いするというのが、時間外勤務として、これまで取り組んできた石岡市の取り組み状況です。  以上です。 199 ◯委員長(菱沼和幸君) 小松委員。 200 ◯委員(小松豊正君) そうしますと、同僚先輩議員がこの決算委員会で発言しましたように、我々が見てもサービス残業と。残業しているんだけども、残業代を申請できない。あるいは申請しないということもあるかもしれませんけども、そういうサービス残業が日常化している。まかり通っている。あるいは蔓延している。そういう状況なのか。そうでないのか、どういうふうに判断していますか。質問します。 201 ◯委員長(菱沼和幸君) 総務部長・久保田君。 202 ◯総務部長(久保田克己君) 各所属におかれる時間外の勤務の状況につきましては、何度も申し上げることになりますが、その所属長が一番よく理解しておりますので、その所属長が認めたものについては、きちんとお支払いするというような考えが基本かと思っております。  以上です。 203 ◯委員長(菱沼和幸君) 小松委員。 204 ◯委員(小松豊正君) だから私は聞いているんですよ。こういう正式な決算の委員会で、サービス残業があるんじゃないかという指摘があるわけですから、サービス残業がないというふうに確信するのか。あるのか。あるんだけども、どうしようもないのか。どうですか。 205 ◯委員長(菱沼和幸君) 総務部長・久保田君。 206 ◯総務部長(久保田克己君) 総務部といたしましても、27年度において未払いの時間外勤務等があるのかということにつきましては、各所管に問い合わせをして、現時点では、そういったものはないということを把握している状況でございます。  以上です。 207 ◯委員長(菱沼和幸君) 小松委員。 208 ◯委員(小松豊正君) サービス残業があるのか、ないのか。あるんだけども、どうしようもないのか。最高責任者の市長はどういうふうに認識していますか。市長の認識をお伺いします。 209 ◯委員長(菱沼和幸君) 市長・今泉君。 210 ◯市長(今泉文彦君) 今、総務部長が述べたとおりでございます。 211 ◯委員長(菱沼和幸君) 小松委員。 212 ◯委員(小松豊正君) 私は、これからもこの問題を追及することになるかと思いますけども、これは実際に皆さんが、あるいは我々が職場を通ってみても、サービス残業はあるというふうに認識するのが、正しいのではないかと私は思います。これは、決算議会ですから、これからも実態に即してこういう、やはり法令に、いわばそういう点では反する。触れるということであっては、非常に重大な問題なので、これは引き続き追及していきたいと考えております。  次に、中心市街地活性化の問題について取り上げたいと思います。これは昨日の委員会でも、一体、これまで中心市街地活性化として投入したお金としては、どうなんだと聞きました。これが宿題となっているんですけども、このことについて、まずお答えください。 213 ◯委員長(菱沼和幸君) 経済部長・前沢君。 214 ◯経済部長(前沢洋一君) 昨日、そのご質問に対しましてお答えできなくて、申し訳ございませんでした。これにつきましては、これまで投入された中心市街地活性化事業関連の事業費につきましてですけれども、大きく捉えれば、中心市街地活性化基本計画に掲載された事業全てということになりますけれども、これは、各所管での事業の積み上げというのもございますので、うちのほうでは、それの集計というのは非常に困難なところでございますので、私どもの経済部の所管する中心市街地活性化事業費でお答えをさせていただきたいと思います。  この中心市街地活性化事業につきましては、本格的に事業が開始されたというのは、基本計画が策定された後ということになりますけれども、そういうことで、平成22年度から平成27年度までの6年間の中心市街地活性化事業費の総計は6,390万1,686円でございます。その中の主な事業でございますけれども、先ほど来、お話が出ておりますテナントミックスの2店舗の補助金、または商店街等の活性化に帰する事業補助、中心市街地活性化事業補助金というようなのが主なものでございます。  以上でございます。 215 ◯委員長(菱沼和幸君) 小松委員。 216 ◯委員(小松豊正君) 私も中心市街地の近くに住んでいるといいますか、非常に関心を持っておりまして、これが、さまざまな方から聞くんだけど、非常ににぎわいのあったまちでございましたので、そういう方向に行くように願っているものであります。しかし実際に、きのうも申し上げましたように町中を歩いてみますと、必ずしもそうなっていない。逆になっている。かなり衰退の方向にあるんじゃないかというふうに見受けられるのも多いわけでございまして、その点を、そういうように感じております。  そこで、きのう、私は問題にしたのは、具体的には空き店舗等活用支援事業費補助金178万円の不備というのか、不正というのか、それについて正式に監査委員の意見も聞いて、市当局が返還を求めているわけですね。しかし、いまだに返還するという意思を表明しないと。いろいろ聞いてきましたらば、返還命令というのか、返還してもらいたいという文書の中に期限がはっきり入っていない。期限が入っていない返還命令というのは、あまり聞いたことがないんですよね。普通、我々がお金やりとりする場合、納める場合、借金する場合は全部、期限があって、期限を越した場合には何らかのペナルティーがあるというのが、一般社会的な常識じゃないかと思うんです。  そこで、この問題について、期限がはっきり書いていないという返還指示書、あるいは命令というのか、それを決裁なんですけども、市長も副市長もこれを決裁しているんです。どこが最高決裁者なんですか、お伺いします。 217 ◯委員長(菱沼和幸君) 経済部長・前沢君。 218 ◯経済部長(前沢洋一君) 返還通知について、返還の期限が入っていないんではないかというご指摘でございますけれども、昨日の審査の中での担当課長の答弁の中では、期限は決めているというご答弁を差し上げたところでございます。ただ、この返還に当たりましては、期限を今お示ししていいのかどうかというところの情報公開的な判断が必要だということで、きのうは答弁を差し控えさせていただいたところでございますけれども、私からはっきり申し上げますけれども、この期限は定めておりまして、通知の中で28年10月27日までということで、通知に期限を記載させていただいております。  以上でございます。 219 ◯委員長(菱沼和幸君) 小松委員。 220 ◯委員(小松豊正君) きのうの答弁で、期限は決めていないんだというふうに理解したんだけど、決めてあって、28年10月27日ということで、はっきり書いてあるんですね。その返還指示書の中には。いつまでに返してくださいということを書いてあるわけですね。もう一度、確認します。 221 ◯委員長(菱沼和幸君) 経済部長・前沢君。 222 ◯経済部長(前沢洋一君) その期限を今、ご答弁申し上げましたように10月27日と期限を記載してございます。昨日のいろいろご質問のやりとりの中で、期限は決められていると確かに答弁はさせていただいたというふうに記憶しているところでございます。 223 ◯委員長(菱沼和幸君) 小松委員。 224 ◯委員(小松豊正君) 当然、これは相手方も見ているというふうに市当局は考えているわけだけども、いまだにどうするかというのは、表明がないというふうに理解します。  これが期日までに返ってこないという場合には、新たなペナルティーということは考えていると思うんだけど、それはいかがですか。 225 ◯委員長(菱沼和幸君) 経済部長・前沢君。 226 ◯経済部長(前沢洋一君) この返還金につきましては、要項上で定めております違反には当たっていないというような判断から、議員が昨日、税金等であれば当然、延滞金等が発生するんではないかというご質問、ご指摘もございましたけれども、これにつきましては、延滞金等は発生する性格ではないということで、弁護士等とも確認をとった上で、返還を求めているところでございまして、もし返還が遅れていく場合につきましても、引き続き私どもとしては返還を求めていくというスタンスで取り組んでまいるということでございます。  以上でございます。 227 ◯委員長(菱沼和幸君) 小松委員。 228 ◯委員(小松豊正君) 市民の税金なので、これはぜひ厳正にやっていただきたいと思います。  次の問題は、同僚先輩議員も先ほど質問されたわけですけども、株式会社まち未来いしおかの600万円の出資金の問題について取り上げられて、市長から一定の方向性が示されました。  そこで、ここは決算議会なので、平成27年の決算について議論しているわけでありますので、これからということもあるんだけど、この平成27年、600万円というお金を投資したわけでございまして、この平成27年度期間中も市長と副市長は取締役であり、石岡市は筆頭株主なわけです。それで、この1年間が過ぎているわけですけども、この問題では、この1年間にどういうふうな活動をされましたか。積極的にこういうふうにやってくれ。こうでなけりゃだめだ。こうすべきだという提案も当然、600万円の出資をした石岡市としては、やれるもんだと思うんですけども、これはいかがだったですか。これをはっきり言ってもらわないと、次の問題が、こうするといっても、あまり説得力がないわけですよ。 229 ◯委員長(菱沼和幸君) 経済部長・前沢君。 230 ◯経済部長(前沢洋一君) まず、取締役である市長等のまち未来に対する取り組み方というところと、私どもの担当レベルとしての取り組み方ということで、お答えをさせていただきたいと思うんですが、先ほど来のお答えの中でも申し上げましたけれども、この出資に当たりましては、その目的といたしまして、中心市街地のにぎわいづくりのため、または中心商店街の活性化の中核的な役割を果たしていくまち未来ということで、それを積極的に支援していくという立場から、出資というものを考えさせていただいたわけでございますけれども、それに向けまして、先ほど市長からもお答えいたしましたけれども、外部監査を入れまして、今後のテナントミックスの2店舗の改善の方向が見られるのかどうかも含めまして、外部監査を入れ、その検証をさせていただいたところでございます。  そういったところに基づきまして、ともに連携します石岡商工会議所等との話し合い、改善の方向といったものを随時、協議させていただきまして、その出資までに至ってきていると。で、出資後につきましても、収支につきまして報告をいただきながら、今後の方策についてさまざまな協議、または取り組みの実施をしてきていただいているというような状況でございます。  以上でございます。 231 ◯委員長(菱沼和幸君) 小松委員。 232 ◯委員(小松豊正君) 私は市長に答弁を求めていますので、よろしくお願いします。 233 ◯委員長(菱沼和幸君) 市長・今泉君。 234 ◯市長(今泉文彦君) まち未来の役員会での議論でありますけれども、私のほうは自助努力の部分、いしおかカフェ、それから農産物の直売所についての経営改善を再三、主張してまいりました。そこにおいて、理事会の中では、これまでの経過、それから交流人口の増加、定住人口の増加、そういう環境が整わないということで、議論がかみ合わなかった部分がありました。それが長い時間、平行線で終わったわけでありますけれども、今回、そういった中で改善案を出して、新しい方向に進むということになったわけであります。議論としては、そういう経過であります。 235 ◯委員長(菱沼和幸君) 小松委員。 236 ◯委員(小松豊正君) ぜひ、よく主張していただきまして、いい方向に活用されるようにお願いしたいと思います。  次に、財政調整基金の問題ですけれども、これはご存じのように平成27年度も2,202万3,092円積み増して、残高は合併時の平成17年度から見ると、約2.6倍、30億3,349万7,580円。支出済額317億5,423万5,859円ですから、27年度の財政支出済額の9.5%が、財政調整金としてしっかりとため込まれているということになっております。この活用の問題については、昨年度の決算委員会でも私が質問しまして、当時の佐々木財務部長からも、地方財政法に基づいて詳しい説明がありました。しかし、その中で大事な点は、全国的にはこれを活用しているところもある。しかし、これはさまざまな緊急的なところに使うようにとってあるもんだというようなことで、ちょっとかみ合わなかったんですけども。私は、こういうのが一方で30億もあるんです。ところが、片一方では国保の問題を取り上げましたけども、国保世帯の約5分の1が滞納でございまして、払おうと思っても払えない。低所得の方も含む国保の、納めることについては大変な状況だということは、私はいろんな人から聞いているところなんですね。  それで、私はぜひこの機会に、全国でもやられているように、そういうところもあるわけですから、ぜひ石岡もそういう財政調整基金の活用という方向に取り組んでもらいたいということをお願いしますけども、財務部長の見解をお伺いしたいと思います。 237 ◯委員長(菱沼和幸君) 財務部長・鈴木君。 238 ◯財務部長(鈴木幸治君) ご答弁申し上げます。  財政調整基金でございますが、地方財政法において、地方公共団体は当該年度のみならず、翌年度以降における財政の状況も考慮して、その健全な運営を損なうことがないようにしなければならないとされております。そのため、一般財源に余剰が出た場合、翌年度以降における財政の健全な運営に資するため、積み立てるための財源に充てなければならないということで、財政調整基金は、地方公共団体における年度間の財源の調整を果たすものとして、設立してございます。その基金の目的について、基金条例において、その処分について明確に規定されておりまして、年度間の財源が不足した場合、あるいは災害に対応する場合など、その処分の方法は規定されておりますので、ご指摘のような特定の目的のため、毎年度繰り入れるようなことは想定しておりませんので、そういう財源に使うことそのものには、そぐわないものだというふうに考えてございます。 239 ◯委員長(菱沼和幸君) 小松委員。 240 ◯委員(小松豊正君) 実際にこれをやっている例も幾つか調べておりますので、これはさらに研究しまして、今後も取り上げていきたいと思います。  次に、民間交通指導員の報酬の問題を取り上げました。月1万8,400円であるということ。それから、これが昭和55年2月に決められてから、ずっとかわっていないということをお聞きしました。つまり36年間も1円も引き上げがなくて、来たと。ただ、そういうやっている方は、子どもが好きだから。子どもの笑顔を見たいからということで、そういう方も、気持ちとしては、よく聞くことがあるんですけども、しかし、なかなか今、高齢化にもなり、指導員の確保が難しいということも答弁でお聞きしたんですけども、36年間もこういう善意の方々の1円も上がっていないというのを、改善する必要があると私は思っているんだけど、これは検討していただけないでしょうか、という質問ですけども。 241 ◯委員長(菱沼和幸君) 生活環境部長・横田君。 242 ◯生活環境部長(横田克明君) ご答弁申し上げます。  民間交通指導員の方々には、児童生徒の通学時における交通安全確保のために立哨を行っていただいております。今のお話があったように、1年間を通じて寒い時期とか暑い時期、雨の日等も、子どもたちの交通安全のために活動していただいております。このような状況を鑑みまして、報酬の改善について考えてまいりたいと思っています。 243 ◯委員長(菱沼和幸君) 小松委員。 244 ◯委員(小松豊正君) 他市の例などもあるかと思うんで、よく調査して、今、検討していただくというご答弁でしたので、ぜひそういうふうにしていただくように強く要望するところでございます。  次に、東地区公民館の借地料の問題ですけども、これは毎年の決算委員会で取り上げるんですけども、私が言うまでもなく、東地区公民館の借地料は年間614万4,000円。一月にすると51万2,000円と。あそこに行ってみましても、一月一月51万2,000円もこれ払っているのかなと考えると、あまりにも高過ぎるんじゃないかというふうに思います。  この問題は3年間の使用期限、今年度で切れる。25、26、27、3年で切れると。29年度からどうするんだというのが今、我々の前にあるわけですね。29年度だから、あと半年後といいますか。当然、今、けんけんがくがくと。これはもうあそこを買い取っちゃうのか。あるいは、あそこはあそこにして、別なところに同じような機能を移すのか。新庁舎も関連があるかどうかわかりませんけども。そういう判断を今しないと、これがまた同じようなことにつながったんでは、一体何をやっているんだ。非常識な高過ぎる地代について、何ら手を打たないのかという市民の厳しい批判が出ることは明らかなので、これはどういうふうに考えていますか。 245 ◯委員長(菱沼和幸君) 教育部長・宮本君。 246 ◯教育部長(宮本秀男君) 小松委員のご質問にご答弁申し上げます。  東地区公民館の借地料につきましては、ただいま申し述べられましたように、年間614万4,000円という高額な借地料でございます。この借地料については議会ごとにご質問をいただきまして、どうするんだということを強く言われているところでございますので、こういったことも含めまして、地権者のほうと、今年度に入りまして何回か交渉を持ちまして、平成29年3月31日までの3年間の契約ということになっております。平成29年4月から新たな契約という形になりますので、教育委員会事務局といたしましては、用地を買収する形がとれれば、そのような方向が一番望ましいと思いますけれども、それに向けて努力をし、さらに、それが難しいという形になった場合には、借地料を少しでも減額できるように努力していきたいと思います。
     なお、東地区公民館については、石岡地区の4地区ある公民館の中でも、利用率が非常に高い公民館でありますので、必要性は十分感じておりますので、その辺のところも考慮しながら進めてまいりたいと考えております。 247 ◯委員長(菱沼和幸君) 小松委員。 248 ◯委員(小松豊正君) これはよく検討され、作戦も考えて、見通しを持って、ぜひ市民が納得する方向で、これを解決してもらうように執行部の皆さんにはよろしくお願いしたいと思います。  最後に、市立第一保育所、第二保育所の問題は、平成27年度はどういう状況だったかということを。一旦廃止するというのが市報で流れて、これはとんでもない。何とか存続してくれという運動が起きて、市長ともいろいろ交渉したり、いろいろ署名なんかも関係者がやってきて、現在の到達点としては、あそこは見通しつくまでは存続ということになって、一定の落ち着きがあるんだけど、私が一般質問でも述べましたように、公立保育園としてのやさと中央保育所などと比べると、大変な格差がありましてね。本当に同じ市民の子どもが、同じ公立でありながら、随分格差があるもんだと。これまでの前市長以来の討論、議会での討論とか考えますと、第一、第二は統合されて、新しくつくるということで合意したというのが、私が聞いてきた関係市民の方々の思いなんでね。そういうことでいえば、平成27年度はそういう廃止から持ち直して、どうするかというようになったと思うんだけど、この努力の跡は決算では見受けられないんですけども、実際、平成27年度は市立第一、第二保育所の存続の、あるいは新築の問題について、どのような努力、検討されたのかを市長にお伺いしたいと思います。 249 ◯委員長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・武熊君。 250 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) ご答弁申し上げます。  先の一般質問等でもご答弁申し上げておりますが、まず第一に、民間にできることは民間という基本方針で進めてございます。次に、2段目の検討事項としては、既存施設の利活用ということで、現在、検討を進めているところでございます。  ただ、現在の保育需要の動向、今定例会において、民間保育園の増改築等の費用の補正をお願いしたところでございますが、石岡市としまして、0~2歳児の保育需要、非常に増えてございます。これが私どもにとりまして喫緊の課題となってございまして、まずは待機児童を出さないということを第一使命としまして、今定例会においても補正予算の計上をさせていただいてございます。第一、第二保育所につきましては、もちろん民間のほうが増改築によって定員が増となりましても、今後の保育需要の動向を見ながら、その存続といいますか、現段階では存続のために既存施設の利活用の検討を進めなければならないと担当課としては考えているところでございます。  以上でございます。 251 ◯委員長(菱沼和幸君) 小松委員。 252 ◯委員(小松豊正君) ご存じのように、石岡の出生児数は増えているんですよね。新しい赤ちゃんは増えているんです。そういうことでの保育需要はこれからもあるし、働いて、したいというお母さんも、ほとんどそうだと思いますので。検討はしていただくことにはなっていると思うんだけども、これはそういう方々、ああいうですね、第一保育所の調理室は、使ってないこともあるんだろうけど、言葉は悪いかもしれません。バラック的な大変な状況の中で、あの一室を使って…… 253 ◯委員長(菱沼和幸君) 小松委員に申し上げます。発言時間が過ぎております。 254 ◯委員(小松豊正君) ……ので、期限をある程度、考えてもらってね。いつまでもずっといくではなくて、結論は出してもらうように集中的な議論をお願いしたいと思います。  以上です。 255 ◯委員長(菱沼和幸君) さきの小松委員の質疑に対し保留いたしました答弁について、その準備が整ったということでございますので、ここでその答弁を求めたいと思います。  総務部長・久保田君。 256 ◯総務部長(久保田克己君) 先ほどは大変失礼いたしました。平成27年4月1日現在の全会計の職員数は633人おります。そのうち、非管理職が469人となっております。  以上でございます。 257 ◯委員長(菱沼和幸君) 次の質疑者に移ります。  大和田委員。 258 ◯委員(大和田寛樹君) 所管の質疑でも質問させていただきましたページ数226ページの自主防災組織活性化事業についてなんですけれども、所管では7万7,144円で、自主防災組織活性化につながって、もう少し予算をとって、実際に有事の際に機能的な組織をつくっていってはどうですかということで、お話をさせていただきましたけれども、この再生プランの施策評価シートの中で、Aですから、順調ですね。この中で自主防災組織活性化事業ということであります。事業の成果と今後の方向性ということで、地域での防災研修会などに積極的に参加し、自主防災組織の設立促進を図るとともに、さまざまな事業を通して、自主防災組織の活性化を図っていきますということでありまして、まず自主防災組織の活性化という言葉ですけれども、どのような意味合いなのか、もう一度ちょっと伺います。 259 ◯委員長(菱沼和幸君) 総務部長・久保田君。 260 ◯総務部長(久保田克己君) まず自主防災組織の設立に当たっては、大規模災害の発生時などに公助の限界といったことが想定されますことから、住民みずから生命などを守っていただくために自助、共助ということが非常に大事だというような考えのもとに、各地域に自主防災組織を設立していただいているところでございます。  これまでに154の自主防災組織が設立されているわけですけれども、活動状況を見ますと、活性していないかなという部分が感じられましたので、それを大震災を契機に、もっと地域の人がみずからの生命、安全安心を考える場として、日ごろから活動していけるような意味合いを込めて、活性化を図ってまいりたいというふうに考えていると。  以上です。 261 ◯委員長(菱沼和幸君) 大和田委員。 262 ◯委員(大和田寛樹君) ありがとうございます。そうしますと、これ、決算で出てきているのは、自主防災組織設立事業の補助金の5万円ということで、平成27年度決算額ありますけれども、設立することが目的にはなっていないと思いますが、設立した後の実際の支援の予算が、決算でもしっかり出てこないと、活性化につながっていかないと思いますので、先ほど言いました自助、共助、公助の、行政自身が被災して、そういう状態のときに、どこまで地域の自主防災組織ができるのか。公共の支援として、どういうところまで大規模災害では必要となるのか。簡単な例も踏まえて、そういうものもしっかり自主防災組織と連携して、やっていっていただきたいなと思います。  答弁いただきましたので、次に移りますけれども、次は、226ページの款10の教育費、28億9,709万7,018円ということで、27年度の決算でありますので、どういうところに今泉市政というのは選択と集中をしてきているのかなということを見るのに、合併以降の款別の決算額を比較してみますと、例えば28億の教育費は平成26年には33億3,000万ありました。4億4,000万ぐらい減っている形になるんですね。消防費も、先ほどの自主防災にもかかわってきますけれども、216ページの消防費の合計は14億2,183万1,181円ということでありまして、消防費のほうも26年と27年の決算額を比較しますと、26年が17億1,495万1,637円ですので、3億弱減っているということであります。  款別で増えているところを見てみますと、民生費の平成27年度の決算額が102億9,745万、平成26年度の民生費が97億6,236万ということで、これ合併以降、民生費はもう右肩上がりで、ずっと増え続けているということであります。なので、選択と集中という今泉市長、28年度の所信でもおっしゃっておりましたけれども、どの部分を選択されて、どの部分に集中しているのかということを見ると、あくまでも決算額で見ますと民生費と土木費。そして、減ってきているのは消防費と教育費ということでありますけれども、ここで、民生費の102億9,700万です。こちら、市民の皆さんのニーズももちろん多くて、この議会でも毎回のように一般質問等で社会福祉、児童福祉、また生活保護費について一般質問されて、それが反映されて、この民生費が上がってきていると思うんですけれども、ずっと上げ続けることは、もちろん財政的に難しいと思いますので、その中でどのような、PDCAのC、検証、チェック、そして新たなアクト、アクションということで、どのような政策的な検証がなされてきているのか、伺います。 263 ◯委員長(菱沼和幸君) 市長公室長・佐々木君。 264 ◯市長公室長(佐々木敏夫君) 市長の答弁ということでしたけれども、最初にご答弁申し上げます。  今年度から、委員の皆様のほうへ施策評価を配らせていただきました。今年度からの取り組みでございますけれども、27年度のふるさと再生プランの成果指標ということでございます。各施策の成果指標の達成状況は、全体の目標を達成いたしました施策につきましては45項目、全体の項目数が117でございますので、達成率は40%近くとなってございます。  そういう中で、ふるさと再生プランに基づく40施策ごとの進捗状況、それから市民満足度調査結果、それらに基づきまして施策評価をいたしましたところ、評価結果がそれぞれの施策において、A、B、Cといった評価がなされております。そういう中で、お尋ねの民生費につきましては、おおむね順調に推移しているところでございまして、教育費においても、それなりの成果が出ているところでございます。消防におきましてはA評価とかございまして、かなりの評価をいただいているところでございます。  施策の青写真が予算と言われておりますけれども、その都度にハードの面の整備が入ってきますので、標準的な比較というのが、なかなか難しい状況でございますけれども、市民満足度調査の結果とかこの施策評価をもとにしながら、今後、これらのアクションに向けた取り組みをしていきたいと考えております。  以上でございます。 265 ◯委員長(菱沼和幸君) 大和田委員。 266 ◯委員(大和田寛樹君) ありがとうございます。こちらの決算審査の意見書でも、民生費が一般会計の全体に占める構成比率として32.4%ということで出ております。ちなみに平成18年合併して、次の年、18年度の決算ですけれども、民生費は68億3,414万円でありました。平成27年度が102億9,000万ですので、1.5倍以上、民生費が増えているということです。  私がここで言いたいのは、もちろん児童福祉、高齢者福祉、いろんな福祉施策を実施しているというのは、市民の声でもあり、議員の皆さんからの要望でもありますので、それは大切であるなと思うんですけれども、本来、行政が手を出さなくても、自助や共助で賄えるところまで予算を振って、対応し切れる状態であればいいんですけれども、いずれし切れなくなってくると思うので、その自助、公助、共助もそうですけれども、その割り振りを検証してみてはどうかなということです。  今泉市政のカラーといいますと民生費と土木費ですね。平成27年度の土木費の決算額は60億7,620万ということで、過去10年間で平成18年29億でしたので、倍になっているということなので、カラーとしては土木費と民生費にウエイトが占められていると思いますが、市長の予算決算が削られている消防や教育に対してのお考えというか、思いをお聞かせいただければと。 267 ◯委員長(菱沼和幸君) 市長・今泉君。 268 ◯市長(今泉文彦君) 今の民生費、土木費、教育費、消防費という年間の金額が出てまいりましたけれども、これは年度によって、大きな工事があったり、例えばこの年の前年は小中学校の耐震化、エアコンといったものの整備にお金がかかっていまして、教育費に関する部分というのは、義務的経費を除くと、わずかなお金でしかないですね。その中で、どう個性を出すかというのが、ふるさと再生のポイントなんですけれども、そういった中で、土木費についても、橋上駅、駅の工事といったもので大きく捉えまして、義務的経費以外のわずかな部分でカラーを出していくというのが、実情であります。  以上です。 269 ◯委員長(菱沼和幸君) 大和田委員。 270 ◯委員(大和田寛樹君) ありがとうございます。残り任期が1年でありますので、ぜひそのカラーをしっかり出していただいて、削られて苦しい思いがする部や、そういう担当がないようにやっていただければなと思います。  以上で質疑を終わります。 271 ◯委員長(菱沼和幸君) 次の質疑者に移ります。  高野委員。 272 ◯委員(高野 要君) 何点か質問させていただきます。総括でございますので、できれば市長に答弁をいただきたいと、かように思うところでございます。  まず最初に、補助金についてご質問申し上げます。昨年の決算特別委員会で私も質問いたしましたが、実績に基づかない補助金申請による補助金を受けていたことが、明らかになりました。そして、新聞紙上、また茨城県等々にも大きな迷惑をかけた事実となったわけであります。そこで執行部は、補助金については、石岡市の補助金等交付規則に基づいて厳しくチェックしているという旨の答弁でありました。今回、補助金の交付において、本来、申請できない者が、補助要請に合致しているように申請し、補助金の交付を得た。事実であったとすれば、あってはならない行為であります。市民の血税でございますから、行政としても、きちっと防がなくちゃいけない。そういった事案であります。  経済部の担当者としては、必要な書類は全て提出させ、外部の審査を得た中で、補助金を交付したことは、執行部として瑕疵がないというように断言し、私たちの質問にも答えてございます。むしろ、補助金交付要項において、交付できない者が平気で申請した。この行為、この問題に対しては、私は厳正な対応をしていくべきである。以前の陣屋門についても、県は確固たる決断をし、石岡市に返還を求めたところでございます。そして、今回も、これは逆なケースでありますが、石岡市が返還を求めたと。私はひとつ不自然さというのを感じております。  県のときもそうでありましたが、本当に事実なのか。監査委員、また第三者委員会、県の有識者といった方が、これは返還すべきだと。だから返還するんだとか。私は、そういう安易なものではないと。本来、百条委員会とかいろいろつくって、やるべきだと思うんですが、そういったものを絡まる中で、今回の返還命令について、行政の瑕疵は本当になかったのか。全て相手方の瑕疵であったのか。その事実確認はきちっと行われたのか。その辺のところを私はきちっと関係者の方々に、トップである市長にお伺いして、自分自身が納得したい。納得できなければ、これからもどんどん質問等々していかなければなりませんので。市長に今回の請求した事実はこういうことなんだ。後々これ、訴訟等々は起きないのか。そういったこともございます。ですから、どこまでの自信を持ってやられたのか。これからもそうですけども、万が一、おかしいんじゃないか。行政の瑕疵だということが起きたときに、市長はきちっと対応できるのか。先日の質問でも言いました。県にも瑕疵があるんじゃないか。しかしながら、石岡市はきちっとお金を払いました。その辺のところを市長ね。やはり人にものを請求するのには、確たるものがあった。あると私は信じておりますので、間違いはないという。今回の対応には間違いなかったという見解をお示しいただきたいと、かように思います。 273 ◯委員長(菱沼和幸君) 副市長・松隈君。 274 ◯副市長(松隈健一君) 空き店舗補助金の返還について、私のほうからお答えさせていただきます。  先ほど補助金の返還命令というお話がございましたけれども、今回の要項にうたっております返還命令につきましては、内容、条件に違反したときとか、ほかの用途に使用したとき。また、偽りその他不正の手段により交付を受けたとき。これに該当しませんので、返還命令という形ではなくて、返還を求めているという状況でございます。  この件につきましては、監査委員さんからの監査結果がございまして、返還を求めることを勧告されたわけでございます。その際に、勧告と意見とございまして、市長に対して、監査委員としての意見を述べるということで、ちょっとご紹介させていただきたいと思います。  その中では、意見として、住民監査請求による監査を通じ、補助金の審査方法について問題点が明らかとなった。ついては、本来の石岡市中心市街地空き店舗等活用支援事業の趣旨を踏まえ、今後、補助金の目的に沿った補助金交付要項の見直しと事務処理の適正化を図り、特に以下の点について留意されたいとされてございます。  1つ目に、補助金交付要項の見直しについてということで、当該補助金交付要項についての表記や解釈及び運用について、曖昧な点があることが認められた。ついては、以下の項目について見直しを行うとともに、見直し後の運用方針を遵守した補助金の適正な支出について、要望するものであると。(1)として、当該補助金交付要項第3条第2項の補助対象者に該当しない者の規定について、表記を細分化するなど、明確化を図る。2つ目として、空き店舗所有者に対する補助申請手続の見直しを図ること。3番目として、当該補助金交付要項第3条第1項別表について、空き店舗所有者と新規入店者の補助対象経費区分の明確化と具体化を図ること。4番目として、当該補助金交付要項第5条について、補助金申請に添付する関係書類の見直しを図ること。そして、大きな項目の2つ目として、事務処理の適正化についてということで、監査過程において申請者が補助対象者として適正であるかどうかの確認が不十分であったことが認められた。改めて市民に対し、不信感を与えることのないよう、内部統制の強化や正確な事務手続の厳格化と検証力の強化を徹底されるよう強く望むものであるというふうに意見が出されております。  これを真摯に受けとめ、反省して、今後、改善を図ってまいりたいと考えております。また、その上で、本日も昨日も議論ございましたが、中心市街地の活性化のために行っていい制度だと思いますので、それをいろんな政策を組み合わせて総動員して、中心市街地の活性化に寄与できるような、よりよい制度にしていきたいと考えてございます。  以上でございます。 275 ◯委員長(菱沼和幸君) 高野委員。 276 ◯委員(高野 要君) 今、市長といったんですが、市長、かわっちゃったような気が。まあ、これもいいでしょうね。副市長も答弁しないとね。  今、副市長の答弁を聞きまして、私も多少疑問を感じていたんですけども、もうこれが確信に変わりました。行政の今回の返還命令は間違いないと。私は今、判断したところですが、市長にお伺いしますが、市長、今回の返還命令については、行政の瑕疵はないですね。ご答弁願います。 277 ◯委員長(菱沼和幸君) 市長・今泉君。 278 ◯市長(今泉文彦君) 高野委員のご質問にお答え申し上げます。  返還命令という言葉が出ましたけれども、返還を要求するということで行っております。その点がご質問と若干違うところでありますけれども、返還を求めるということで行っております。  それから、監査委員の結果を尊重いたしまして、私どもも内部で十分に精査いたしました。これについて、勧告の内容に沿った結果、確認が不十分であった。あるいは、要項に曖昧な点があった。そういった部分が、行政として不十分であったというところが認められるというふうに認識しております。  以上です。 279 ◯委員長(菱沼和幸君) 高野委員。 280 ◯委員(高野 要君) 若干、副市長と市長の答弁、違います。私の返還命令と返還要求につきましては、私は間違って質問したということを謝罪するところでございます。  しかしながら、今の市長の答弁を聞いておりますと、行政に瑕疵があったというような答弁でございます。今、述べたことを具体的に行政側に問題があったとするんであれば、それを具体的にお聞かせ願いたいと、かように思います。 281 ◯委員長(菱沼和幸君) 市長・今泉君。 282 ◯市長(今泉文彦君) 再度申し上げますけれども、これについては、監査委員の意見に沿った解釈でありまして、精査した結果、そのように認識しているということであります。 283 ◯委員長(菱沼和幸君) 高野委員。 284 ◯委員(高野 要君) 監査委員さんのやつは私も読ませていただいておりますけど、そんなに職員が瑕疵があるというような問題じゃなくて、事務的なそういった問題、今後の問題についての見解を示したわけであります。その辺のところ、私、先日も申しましたが、全て職員が泣き寝入りといいますか、瑕疵だと認めれば、全てが終わるという問題ではないんですね。  私は陣屋門についても、今でも職員の方々とお話をしておりますけど、長い年月がたってきますと、職員の方も「高野さん、あそこ、ちょっとこういうこと聞いてくれないか」とかいろいろございます。ですから、私は双方、どちらがと。私が聞いたわけじゃございませんから、ありませんけども、市長の立場として話すときには、もう少し言葉を選んで、お話しいただければ、我々も理解しやすいのかなというふうに思います。行政というのは、自分の部下、守るんじゃないんですけど、正しいことをきちっと聞いてあげる。これも私は必要かと感じております。  副市長の意見を聞きました。また、監査委員さんのお話を聞きまして、大体の要領は出ましたので、この件に関しては結構でございます。  昨年度、あれだけ補助金に関して問題があって、今回も補助金に関する問題が浮上したわけであります。昨年は、私の何回もの質問に、もう絶対こういうことはなくしますと答弁していますよね。しかしながら、また起きた。そして今回は、市民の住民監査請求といったことの中から出てきているわけでございます。このことは、執行部任せの議会にも、我々は問題あると思いますね。これ、市民から出ているんです。ここで議会に何だかんだ言う気はありませんけども、我々は執行部のチェック機関であります。それが機能しなかった。それが今回、こういうふうに出てきたわけでございます。私はこの件もちゃんと本来はしなくちゃいけない。するべきなんです。二度目ですから。毎年ですよ。払う、もらう。来年は払うんですか。そんなことを行政がしていたら、どうにもならないでしょう。そして、誰が悪い。彼が悪い。悪い人なんか要らないんです。出すほうも、もらうほうも悪い。両方しっかりしていれば、何もないわけですから。その辺のところをきちっと受けとめるべきなんです。  市長は前、言いました。漫然という言葉を使いました、職員が。この補助金、事務処理に関して漫然としたんじゃないですか。そして、市長が出しております、スーパー公務員ハンドブック。自画自賛していても、一向に改善が図られない。皆さん、持っているんでしょう。むしろ以前より、はっきり言いますけど、前の市政より悪くなっているんじゃないですか、これ。公務員で、あってはならない懲戒免職者といったのも出ております。ここには市長、あなたにはっきり言いたいことは、研修。いつも言っておられる。自覚ですよ、職員。また、自分の。そういったことがきちっとすれば、こういうことは防げるわけです。相手も悪い。しかしながら、防ぐことも考えなきゃいかんのですよ。そのようなことをきちっと考えて、今後、まだ1年、先ほど話がありましたけど、任期あります。そういった中で、選挙を心配するよりも、今1年、今の石岡をどうするのか。こういう状況ばかり続いていたんじゃ、まずい。このようなこと、これは起こさないことが大事だと思うんです。みんなで嫌な思いするんです。  このことについて今後、市長は。今、私、いろいろ申していますけれども、今後、これ、どのようにするのか。研修をもっとするとか、自覚を促すとか。言葉じゃなくて、態度でいかないといけないと思うんですけど、その辺について、市長の見解をお伺いします。 285 ◯委員長(菱沼和幸君) 市長・今泉君。 286 ◯市長(今泉文彦君) これから再発防止ということで考えておりますけれども、いずれにしましても、率先垂範ということで、みずから率先垂範の姿勢で行っていきたいというふうに思っています。 287 ◯委員長(菱沼和幸君) 高野委員。 288 ◯委員(高野 要君) 率先垂範といって、これスイハンといっても、これ御飯炊きじゃないでしょう。火を入れておけば終わるというもんじゃないですよ。みずから毎日ですよ。そういったことをきちっとして、みんなが嫌な思いをしない。誰も悪意はないんです。そういった中で、しかしながら、結果では悪意になったり、職員が不正といったことになってくるんですよ。こういったことをきちっと防ぐのは、市長、あなたなんです。これはきちっと市長に苦言として呈します。  次に移ります。旅費について伺います。旅費について、所管審査でお伺いしましたが、会計管理者は、勝手に人の印鑑を捺印した中で、旅行命令が決裁され、それによって旅費が支給され、自分の手元に来ることなく、勝手に事務担当者が使うことは、適切な事務処理ではないという答弁であったかと思います。また、それらはきちんとされているものとして支払っているとのことでありました。  しかしながら、議会における都市建設委員会の視察の旅費は、私は旅行命令も見ていません。したがって、名前も捺印もしてございません。こういう支給の方法があっていいのか。私はほかの町村、またほかの委員会にも聞いてみましたが、あり得ない。職員も、きちっと旅行命令書といったものの措置はしているということでございますが、この件について見解を求めます。 289 ◯委員長(菱沼和幸君) 総務部長・久保田君。 290 ◯総務部長(久保田克己君) 旅行命令の件についてご答弁申し上げます。  まず、議員の皆様の旅費につきましては、石岡市議会の議員報酬及び費用弁償等に関する条例第3条において、議会の議員が公務のため旅行したときは、その旅行について費用弁償として旅費を支給すると規定されているところでございます。この条項を根拠として、議員の皆様方には費用弁償が支給されているものでございます。  また、同条第3項において、議会の議員に支給する旅費については、一般職の職員に支給する旅費の例によると規定がなされておりますことから、議会の議員が公務のため旅行する際には、一般職の職員と同様の手続を踏んでいるものでございます。  したがいまして、今回ご指摘がございました書類等につきましては、一般職の職員と同様に旅行命令書の作成や支出負担行為など財務会計上の処理がなされているものと考えております。  以上でございます。 291 ◯委員長(菱沼和幸君) 高野委員。 292 ◯委員(高野 要君) 職員と同じですよね。旅行命令書ですか、そういったものをきちっと精査してしなければならないということです。今回はそういったことがない。これを慣例として何年もやっていたとしたら、これは石岡市の大きな問題じゃないですか。よりによったら詐欺行為ですよ。お金、わからないんですから。私も今回、視察に行きまして、そういった中でいろいろ、怪文書等々も今、書かれております。そういった中で調べてみたら、こういう状況が出てきた。個人に支払われるものが支払われず、旅費に充てられていたり。これは石岡の不祥事じゃないですか。私たちの財産ですよ。  そこで、これ資金前渡や概算払いで旅費をもらう際、旅行命令の本人の署名、印鑑、勝手に旅費受給者の名前を書き、勝手に印鑑を押し、旅費をもらう。本来の旅費の受給者は全く知らない。本人の承諾もない。勝手にやっている。これ、職員だとしたら。やはり受給の問題よりも、私がここでお話ししたいのは、こういう制度ですよ。これ、問題ございませんか。  市長、あなたの部下がやっているわけですよ。あなたがトップですから。人のお金が勝手に動いているんです。大丈夫ですよ。まだ4分ありますから。この件について、市長、どう思いますか。補助金どころの騒ぎじゃないですよ、これ。ずうっとさかのぼって、このようなことをしていたとしたら、どうします。大変な不祥事ですよ。私の歳費として通帳に振り込まれるべきものが、ないんですよ。1日1,900円だということなんでね。通帳もなかなか見ている人いないかと思うんですが。この件に関して、市長、どう思いますか。見解を伺います。 293 ◯委員長(菱沼和幸君) 市長・今泉君。 294 ◯市長(今泉文彦君) 旅費の精算、支払い、これの会計上の手続でありますけれども、石岡市の財務規則にのっとり処理されているところであります。支出命令に係る旅行者本人の了解につきまして、これについては書類上の押印がなされていることで、確認しているものと考えております。  以上です。 295 ◯委員長(菱沼和幸君) 高野委員。 296 ◯委員(高野 要君) 職員の押印がなされて確認するのは、それはあんたは自分の立場だけ言っているんでしょう。押している人が押していないとしたら、どうなんですか。大きな問題になりますよ、そういう答弁していると。判子をこれで確認しているのは決裁者だから、あなたですよ。どこで決裁されて、部長決裁かもしれませんけど。ただ、押さない、署名しないものがそういうふうになっていたとしたら、どうですかと聞いているんですよ。答弁が違うじゃないですか。判子を見ているから、私は正しいんです。そりゃ、正しいですよね。ただ、だけど、自分の部下の問題です。こういうことが事実行われていたとしたら、どうですか。再度、お伺いします。
    297 ◯委員長(菱沼和幸君) 副市長・松隈君。 298 ◯副市長(松隈健一君) 会計を支払う立場としては、先ほど市長が申し上げたとおりでございます。資金前渡の職員と議会の議員視察のときに、どういった手続をしているかということにつきましては、資金前渡職員と議会、議員さんの皆様方との問題かと承知しております。  以上です。 299 ◯委員長(菱沼和幸君) 高野委員。 300 ◯委員(高野 要君) あんたは何を言っているんですか。お金の問題で、何が議員の問題ですか。職員絡んでいるんですよ、これは。職員が絡んでいたとしたら、どうですか。議員間の問題ですか。お金をさわっているのは職員ですよ。責任とりますか、議員の問題として。どこに議員の問題なんですか。もう時間もないから、終わりますけど、何かございますか。こんなことが石岡市では起きているんですよ。本来は日当、旅費は鉄道費とかいろいろに充ててもいいでしょう。日当は本来、本人がもらうべきものじゃないですか。そういったものが旅費に充てられて、我々が知らない間にお金が動いている。会計課も行きました。署名、捺印、ちゃんと印鑑もございます。ですから、向こうはお金を出します。事務的な手続上は何も瑕疵はありません。しかしながら、我々、知らないんですよ。大きな問題にしていきますよ。じゃ、答弁求めます。 301 ◯委員長(菱沼和幸君) 副市長・松隈君。 302 ◯副市長(松隈健一君) 先ほど申し上げましたけれども、会計処理、旅行旅費を支払う立場としましては、書類上、証拠書類が提出されていれば、それを確認して精算を行っているということは、先ほど述べたとおりでございます。  それから、資金前渡というやり方で、議員視察の際にどういったやり方、一任など、了解などとられているか、存じませんけれども、どういったやり方がとられているかということにつきましては、議長の旅行命令、それから資金前渡たる職員と議員さん方との間で、どういったやりとりがあったのかということには、説明員がおりませんので、お答えすることはできません。 303 ◯委員長(菱沼和幸君) 高野委員。 304 ◯委員(高野 要君) 1分ですけども、あんた、責任とりなさいよ。議員と事務局でやっていることはわからないと。あんたの部下、事務局がやっているんじゃないですか。こういうでたらめなことをやっているから、石岡はおかしくなるんだよ。金銭面ぐらいはきちっとしなさいよ。 305 ◯委員長(菱沼和幸君) 高野委員に申し上げます。発言時間が過ぎておりますので。 306 ◯委員(高野 要君) もう少ししっかりしなさい。これで終わります。 307 ◯委員長(菱沼和幸君) 暫時休憩といたします。10分程度といたします。                   午後 2時49分休憩            ───────────────────────                   午後 3時01分再開 308 ◯委員長(菱沼和幸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  徳増委員。 309 ◯委員(徳増千尋君) 決算書で申し上げると166ページ、かなり昔の設置したことでございますが、水の路クリーンナップ事業について、お伺いしたいと思います。  これは平成8年ぐらいだったと思うんです、高浜のところに四万十方式のものを設置したのが。その後、いろいろ水質調査をしていて、水質がよくなってきたという報告は何回か受けております。それは、日本で2番目に大きな湖ですから、真ん中のほうの水をとれば、必ず数値はよくなってきているのはわかるんですね。でも現実には、あの装置のあるすぐそばの高浜の船泊で毎年、アオコが発生して、あの周りの方は窓をあけられない、においがひどい日も数多くございます。こういうことを踏まえたときに、この装置、もう20年やっておりますのでね。全体の金額からすれば、たかが400万と言われるかもしれないんですが、20年、この事業をしておりまして、機械もかなり老朽化してきている。そして、今度は直さなきゃならなくなったときに、10年すると大体、機械の部品はなくなると言われているものでございます。恐らくこれはメンテナンスがよくて、今までどうにか、だましだましできてきたのだと思いますけれども、これももう、ここで立ちどまって考えるべきときに来ているのではないかなと感じます。  と申しますのは、高浜地区は公共下水道の計画は入っているんですけれども、まだ認可はおりておりません。計画だけはあっても。それは東大橋地区もそうなんですけれども、高浜に関しましては、都市計画税を30年以上いただいていながら、まだ公共下水道も入っていないという状態。それと今、市のほうでは、農集排をやめて、合併浄化槽をどんどん進めております。そういうことも考えていくと、この機械というか、装置をずっと続けるべきかどうか。ここはちょっと立ちどまって考える時期に来ているのではないかなと思います。  これは全く政策的な判断でございますので、市長のほうからご答弁願いたいと思います。数値が上がっているというのは、きれいになっているというのは、私も感じております。ただ、経年劣化を考えたときに、大きな装置ですから、また何千万というものを投資すべきかどうか。壊れてしまってからでは遅いということもありますので、施設の更新をするのかどうか、考えていただきたいと思いますので、市長の今後の展望をお聞きしたいと思います。 310 ◯委員長(菱沼和幸君) 生活環境部長・横田君。 311 ◯生活環境部長(横田克明君) ご答弁申し上げます。  ご質問のありましたこの施設でございますが、委員おっしゃられますように、平成8年度の当時の茨城県の補助金によりまして、霞ヶ浦の水質浄化を図るために平成9年7月に設置したものでございます。先ほどおっしゃられましたように、四万十方式と呼ばれる水処理施設でございまして、高浜公民館脇に水量日570立方メートル、計画人口約860人、約250世帯の処理能力がございます。  おっしゃられますように、施設も建設いたしまして約20年が経過しております。毎年度の維持管理経費のほか、部品の交換や修繕も行ってきておりますが、浄化のための数値はクリアしたものになっております。また、施設の建設当時と周辺の状況、住宅の合併浄化槽の設置状況は大きく変化しておりますことから、現在の設置状況を確認した上で、費用対効果も含めまして、本施設の維持継続について検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 312 ◯委員長(菱沼和幸君) 徳増委員。 313 ◯委員(徳増千尋君) 今、部長のほうから費用対効果という答弁いただきましたけれども、効果は多少なりとも上がっているんですよね。水がきれいになって。排出する水が、きれいになったものを排出しているわけですから。その部分の効果は上がっているんですけれども、市全体を考えたときに、まだ公共施設、これから存続させなければならないところもあるし、あの白書の中で考えていかなければなりません。  果たしてこれが必要かどうか、考える時期に来ていると思うんですね。私は、申し上げたように、効果があることは十二分にわかっております。数値の上だけです。でも実際には、先ほど申し上げたように、あの地域が一番被害をこうむっているんですね。だから、果たして効果があったかどうかということも疑問視されてしまうんですね。あそこから流れ出ていく水のBODとか浮遊物は少なくなっている。でもアオコは、毎年同じように発生して、ひどいにおいがするということ。住民の生活は変わっていないわけですよ。だから、そこまで含めて、効果が出たといっていいのかどうか。  ですから、この後も続けていくのかどうか。ちょっと立ちどまって考える時期ではないかということで、本日は総括ですので、政策的なことをお聞きしたいと思いまして、市長にもう一度、お聞きしたいと思います。部長のお考えはよくわかっております。市長のお考えをお聞きしたいと思います。 314 ◯委員長(菱沼和幸君) 市長・今泉君。 315 ◯市長(今泉文彦君) 今、徳増委員のご質問ですけれども、家庭排水浄化という観点からいいますと、この施設は大変効果がある。しかし、アオコの発生によって、霞ヶ浦浄化においては十分ではないということであるかと思うんですけれども、霞ヶ浦浄化は、ご存じのように総合的な対策が必要でありまして、アオコを除去するというのは、さまざまな要因を排除しなくてはならない。そのために、この浄化施設だけではなくて、周辺の原因を探ったり、さまざまな要因を究明していかなくてはならないと考えるところであります。そのために、高浜入り全体の環境調査が必要になってくる問題かと思いますけれども、これについては広域的な観点、あるいは県・国、そういったところと連携して対応してまいりたいというふうに思っております。  以上です。 316 ◯委員長(菱沼和幸君) 徳増委員。 317 ◯委員(徳増千尋君) これは政策の問題でございますので、市長のお考えに私どもは従っていかなければならないと思います。ただ、毎年あそこ、しゅんせつ船を出したり、アオコがあれほど発生して、あの地域の方は苦しんでいるのに、これを続けても効果があるのかということが感じられましたので、総括でございますので、市長のほうに答弁を求めたわけでございます。クリーンナップ事業のほうは事務事業評価を見ますと、書き込むことができないような状態なんですよね。これからの方向性も書き込めない。成果も書き込めない。ということは、これ、もう分岐点に立っているということですよ。担当は苦労されていると思いますよ。ですから、よくお考えいただきたいと思います。  次に移ります。常陸風土記の丘のハードの面でお聞きしたいと思います。市長は、石岡の見える観光の部分、旧石岡市の部分で見える観光ですね。埋蔵文化財は専門家でないとわかりません。はとバスが何台も連ねてくる。これは桜の時期だけじゃないですね。はとバスが来ているのは、風土記の丘には随分来ております。そして、有料エリアまで行くことに契約上なっていて、中をずっと歩いて、正門のところから行かれるんですね。そして、いい意味でも悪い意味でも言われております獅子頭。獅子頭を見ましたときに、えっ、この獅子頭は金歯じゃないんだねと。金が全部とれちゃっているんですね。きれいな白い歯になってしまっております。インプラントでもやったような歯のようになっています。駅のところに飾ってある獅子頭は、もう金がぎらぎらで、立派な金歯でございます。でも、あの日本一の獅子頭、世界一の獅子頭と言われる獅子頭に来ると、歯がきれいに落ちてしまっているんですね。ですから、それを塗り替えてほしいと思うんですけど、それよりもっと大きな問題は雨漏りですよ。あの獅子頭、ずうっとここのところ手を入れていないので、頭のてっぺんから雨漏りがぐるっと回っちゃっているんですね。これは大変な作業だと思います。あそこにいるOBの方が随分補修をしてきたんです。それでも、あの塗り替えだけは素人にはできないですね。足場を組まなきゃならない。獅子頭の頭は丸くなっていますから、危険で登ることできません。  そういうことを考えていったときに、舟塚山古墳とか国分寺、そして今申し上げた風土記の丘、総社宮と、見える形で残っているものをぐるっと回るときに、市長は石岡の観光をどのようにお考えなのか。八郷地域は果樹観光という確たるものがございますけれども、石岡のほうの、使い古された言葉ですが、石岡駅のところに、もうなくなってしまいましたけど、歴史の里石岡なんて書かれていたんですが、歴史の里としての誇りとか見せるもの、そういうものに対して、市長はどういうお考えをお持ちなのか。あの風土記の丘の獅子頭、近ごろごらんになっているかどうかわかりませんけれど、本当に秋風が吹くような寂しいものでございます。一度ごらんになっていただきたいと思います。石岡の見える形での歴史遺産、観光についてどのように市長はお考えなのか。お聞きしたいと思います。 318 ◯委員長(菱沼和幸君) 市長・今泉君。 319 ◯市長(今泉文彦君) 歴史の里石岡、そこで体感できる石岡の歴史というのが必要ではないかということだと思いますけれども、特に今、徳増委員がおっしゃられた国分寺、国分尼寺、舟塚山古墳といったところは、本物がある場所であります。しかも、広い敷地があって、人が集う場所になるわけですけれども、これといって今、イベントが行われているわけでもないし、周回ができる。あるいは見学ができる特定の施設があるわけではありません。そういった意味で、そういったところを早急に計画を立てて、順次、整備ができればいいのかなというふうに考えております。特に尼寺ヶ原は大きな広場になっておりますし、これからすぐにでも対応できる場所ではないかなというふうに思っております。また、舟塚山古墳についても、一方で急傾斜地がありますけれども、そういったところの危険性を回避しながら整備をやっていければと思っております。今ある地域資源を有効に活用していきたいというふうに思っております。  以上です。 320 ◯委員長(菱沼和幸君) 徳増委員。 321 ◯委員(徳増千尋君) 風土記の丘に絞ってお聞きしたいんですが、じゃ、獅子頭壊しちゃいますか。もう手を加えないのであれば。あのまま置いておくわけにはいきませんよ、本当に惨めで。一度ごらんになっていただきたいんですよ。中もごらんになっていただきたい。雨漏りがぐるっと回っています。そして、あの前にある鹿の子遺跡の民家も地震の後、大分傷んでいます。あそこに育った茅葺き職人が全部屋根は直しているんですけれども、シロアリや何かで。今、第一、燻蒸する人がいませんのでね。ですから、シロアリがわいて、柱もだめになってきています。今度、記録保存でもしなければならないほど、ひどい状態です。そうなると、あそこ、ただの原っぱになっちゃいますからね。あの獅子頭も壊す、民家も壊すというような状態になったら。だから、何か。1億円もかけてつくったものですから、補修をしていかなければならないと思うんですね。金龍橋も、少しずつは手を施しているんですが、根元のほうが腐ってきております。ですから、計画的に、どこを一番先にやってという計画を立てて直していかなければならないと思うんですね。ハスの花が咲いてきれいだと言われ、随分、バスでハスの時期も来ております。でも、大賀ハスの池の中の八つ橋、あれはもう随分前に腐って壊れてしまっているんですね。あれは八つ橋があって、中を回遊できるから、ハスの花のよさが浮き立ってんですけれども、八つ橋もない。その後、少し登っていくと、金歯がない、歯が真っ白になった、頭の上も大分傷んできている獅子頭。これが日本一の獅子頭と、来た方たちにちょっと笑われるような状態なんですね。  風土記の丘だけに絞ってお聞きしますけれども、市長はどのようにお考えですか。遊具は今度、取り替えますね。子どもたち、たくさん来ていますから。ふだんの日は本当に子どもたちのためになっていくと思うんです。はとバスのあそこは、最後のところなんですね。ぐるっと茨城の中を回ってきて。ということは、東京に帰るときの最後のトイレタイムなんです。そして、前金で有料エリアはいただいているんです。その料金に入っていますから。ですから必ず、あそこまでは中の展示物見なくても、獅子頭までは物見遊山で見えるんです。ですから、もうちょっと考えていただきたい。  この風土記の丘のことだけに限ってご答弁願いたいと思います。どのようにお考えか。 322 ◯委員長(菱沼和幸君) 経済部長・前沢君。 323 ◯経済部長(前沢洋一君) 風土記の丘の整備ということのご質問でございます。獅子頭、または今、鹿の子等の遺跡、池の橋、いろいろ風土記の丘の修繕が必要なところのご指摘をいただいたところでございますが、十分に私どものほうも、この問題につきましては認識しているところでございます。そういう意味では、先だっては中にあります遊具の撤去、新設を補正でお願いして、取り組んでいるところでございますけれども、その後の獅子頭とか例えば池の橋、池のしゅんせつも必要だと考えておりまして、そういう意味では大規模な修繕になろうかと考えてございます。そういうことでは、今、議員のご指摘にもありましたように、優先順位を定めながら、委員のお話にもありましたように、はとバス等も参っておりますし、ここのところ減ってきております子どもたちの遠足といったものをもう一回復活させていくためには、もう少し見栄えのいい修繕が求められているんだろうと理解しておりますので、繰り返しになりますが、優先順位を定めながら順次、整備、修繕を図っていくという考えでございます。  以上でございます。 324 ◯委員長(菱沼和幸君) 徳増委員。 325 ◯委員(徳増千尋君) 部長のお考えはわかりました、順次ということで。先ほど市長の答弁の中で、イベントもやらないからという言葉が出てきましたけど、やらないからじゃなくて、計画を立ててやっていただかないと困るわけですよね。そういう計画を立てるのは役所ですから。だから、あそこを使わなければ、集まる人が少なくなってくる。桜のシーズンにはすごく人が見えるんですけれども、桜のシーズンのときに、あのしだれ桜を見ながら、ほんの少しだけ上に上がっていくと、獅子頭が見えるということで、子ども連れの方たちも上まで見えます。そして、あそこの広場のところに今度、きれいなトイレができましたので、なお上まで上がってくるんですよ。獅子頭の真下まで。それを考えたときに、あるものを活用していくしかないじゃないですか。何とかあそこをてこ入れしないと、だめだと思いますよ。指定管理になっているから、なお、指定管理で受けているほうは言いにくい部分もあって、言わないんでしょうけれど、時々見に行くと、荒廃したというような言い方が当てはまるような感じになってきております。ここ10年、15年の間に随分ひどい状態になってきました。ぜひとも市長、もう一度、この風土記の丘に対して、どのようなお考えで──市長のお考えがなければ、幾ら部長が計画を立ててとおっしゃっても、前に進みませんのでね。市長の思い入れをお聞きしたいと思います。あそこに展示物も重要なものがございます。歴史のことに造詣の深い市長でございますので、風土記の丘に対しての思い入れを語っていただきたいと思います。 326 ◯委員長(菱沼和幸君) 市長・今泉君。 327 ◯市長(今泉文彦君) 徳増委員のご質問にお答えいたします。  一般質問のときに風土記の丘をどうすべきかというときに、私は船橋市のアンデルセン公園のようにしたいということを申し上げたかと思いますけれども、風土記の丘については、景観とその風土を生かした自然公園といった方向で、市民の皆様とともに英知を結集して、すばらしい場所にしていきたいというふうに思っております。 328 ◯委員長(菱沼和幸君) 徳増委員。 329 ◯委員(徳増千尋君) 市民の皆さんの意見もいいんですけど、一番わかるのは、あそこで働いている方たちなんですよ。あそこで働いている方たちの意見をよく聞いていただきたいと思います。たまに足を運んで。あそこで、身を粉にして働いてくださっている方は、石岡市のOBです。OBの2人の男性の方が、よくこんなにやってくださると思うくらい大変な作業をやってくださっております。石岡市で働いていたときには事務職であったのに、こういうことまでできるんだと思うくらい一生懸命してくださっているんですよ。ですから、あそこで働いている方の生の意見を聞いていただきたいと思います。  以上で私の質問を終わります。 330 ◯委員長(菱沼和幸君) 次の質疑者に移ります。  岡野委員。 331 ◯委員(岡野孝男君) それでは、2点ほど質問いたします。まず最初は、決算書の246ページの放課後児童対策事業。総事業費では1億1,900万3,586円の質問でございます。この内訳ですけども、私、この前の決算委員会では間違いがありまして、事業の内訳は、国補助金が3,072万5,000円です。県補助金が2,936万6,000円、保護者の負担金が2,594万5,000円。で、一般財源からの支出が3,296万7,586円という予算で事業を運営しているということでございます。  この放課後児童の事業は、通常月、夏休み以外の月ですけども、子どもたちを預かっている時間帯が14時から18時30分。で、夏休み、長期休暇の月が8時から18時30分というような形で、月曜日から大体金曜日で、一部、土曜日も預かっているところもあります。そういうような状況で、この事業は運営していると。保護者の負担金が、石岡の場合は一律4,000円ということでございます。  私は保護者負担金について、一律4,000円。夏休みも4,000円ということですが、見直す必要があるんじゃないかというふうに思っているんです。放課後児童対策事業そのものが今後、もっと事業の予算が増えていく可能性もあると私は思っています。拡大していく可能性もあると。預かっている月によって、例えば夏休みの場合は、冷房の光熱費がかかる。それから、支援員の増員も必要になってくるということで、保護者負担金について見直す必要があるんではないかというふうに私は思っているんですけど、それについて、答弁を願います。 332 ◯委員長(菱沼和幸君) 教育部長・宮本君。 333 ◯教育部長(宮本秀男君) 岡野委員のご質問にご答弁を申し上げます。  当市における放課後児童クラブの通常月と夏休み等の長期休暇月の保護者負担金につきましては、先ほど申し述べられました4,000円で、同額となっております。近隣市の状況を見てみますと、桜川市、かすみがうら市、つくば市が同額となって、石岡と同様でございます。一方で、水戸市、笠間市、小美玉市、土浦市、この市につきましては、通常月より長期休暇月の保護者負担金を増額している状況にございます。ただいま申し上げました最も格差が高い自治体につきましては、笠間市で通常が5,000円、長期休暇月は8,000円で、3,000円の増額となっております。しかしながら、預かっている時間が当市よりも若干長いという状態になっております。  これらを踏まえまして、国・県の補助金と市の一般財源、そして保護者負担金で運営している状況の中で、先ほど申し述べられましたように、市の負担割合が3割近い状況にある。それから、夏休み期間中については光熱費もかさむ。それから、支援員の数も増えるといったことを加味しまして、見直す必要性があるんではないかと考えているところでございます。  こういった放課後児童クラブについては一層、収納率の向上を強めまして、今後、近隣状況を考慮しながら、負担金の設定を検討してまいりたいというふうに考えております。 334 ◯委員長(菱沼和幸君) 岡野委員。 335 ◯委員(岡野孝男君) 急に放課後児童対策事業というのが導入されまして、子育て支援の一つの方策としては今後、今もそうなんですけども、切っても切れないような状態になっております。しかしながら、この部分を、決算委員会の質疑でもありましたように、支援員の質の向上とか、あるいは待遇の問題とか、いろいろ今後、改善していかなければならない部分がかなりあるのかなというように思っております。それにつきましても、保護者は応分の負担をしてもらう必要がある。それから、一般財源につきましても今後、拡大する懸念もありますので、そういった部分については、負担すべきところは負担する。運営していく上において、市がやらなければならないことはしっかりやっていくということが、健全な子育てにつながるものではないかと私は思っておりますので、この見直しについては取り組んでいただきたいというふうに思っているところでございます。  教育長の見解をお尋ねいたします。 336 ◯委員長(菱沼和幸君) 教育長・櫻井君。 337 ◯教育長(櫻井 信君) ご答弁を申し上げたいというふうに思います。  児童クラブの運営につきましては、ただいま部長が申し上げたとおりでございますけれども、一般財源の負担割合が非常に高いということからも、まずは収納率の向上を図るということが一つと、さらには今、委員ご指摘いただきましたように、保護者負担金の見直しも検討しながら、より質の高い児童クラブの運営に今後努めてまいりたいというように思っております。  以上でございます。 338 ◯委員長(菱沼和幸君) 岡野委員。 339 ◯委員(岡野孝男君) よろしくお願いいたします。  次に移ります。196ページの、きのうも質問しましたが、国民宿舎の管理運営費ですね。これ、27年度につきましては指定管理者の管理料が3,466万1,000円となっておりまして、28年度から新たに指定管理が5年間したわけですけども、そのときの管理料は4,416万5,000円と。この内容については、きのう答弁をされました。つくばねの現状、これは宿泊施設なわけですが、老朽化しておりまして、雨漏り、あるいは使えない部屋がある。雨漏りもひどいもので、昔、茅葺き屋根のころ、私のうちでもそうだったんですが、雨漏りをして、そこへバケツを置いて、音がするので、バケツの中に新聞紙を置いて、ポタポタという音を消すのに新聞紙を敷いて、それで雨漏りを防いだということですが、今、つくばねはそういう箇所が実際にあるんです。それから浴槽も雨漏りをしていると。これは、雨が降って、雨が落ちると非常に危ない。危険だというような宿泊者の意見があったりしています。  そういった状況の中で、今後5年間続けるということになれば、この指定管理料には、そういった修繕をする予算は入っておりません。やはり宿泊施設なわけですから、それなりの修繕修理、必要なものは事業を進めていくしかないんじゃないか。今後5年間続けるということですから、今言った老朽化に向けた修理改修をしていく必要があるんではないか。28年度の予算書を見ると、その他の修理費として100万を計上はしてあります。しかし、とてもその額では、私が調べた結果は、そんな金額ではとても宿泊施設として、皆さんに提供できる施設ではないというように私は思っております。  このことについて、答弁を願います。 340 ◯委員長(菱沼和幸君) 経済部長・前沢君。 341 ◯経済部長(前沢洋一君) 5年間の指定管理をしていながら、修繕の予算が少ないというのは、どういうことかということのご質問かと思いますが、今、委員のぼうからご指摘のありましたように、平成27年度については、修繕費はございませんでしたが、28年度はその他修繕としまして100万円を計上しまして、避難の誘導灯の修繕等を行ってきているところでございます。そのほか、ただいまもご指摘のあった箇所かとは思いますけれども、既に入り口ロビーの空調機械の設備工事、またはおふろの天井の雨漏りを行ってきておりまして、すぐに今度は宿直室の雨漏りの工事を行う予定というふうになっております。  今後におきましての考え方ということになりますけれども、本当に老朽化は進んでいる施設でございますので、大規模な修繕ということは、なかなか難しいところとは思いますけれども、お客様に快適に過ごしていただくため、逆から言えば、不快な思いをさせないような必要な修繕といったものは、随時行っていかなければならないと考えておりまして、そのように対応してまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 342 ◯委員長(菱沼和幸君) 岡野委員。 343 ◯委員(岡野孝男君) 今の部長答弁からすると、大分、修理修繕も行っていますよというような感じを受けますが、実際のところは、そういうふうにはなっておりませんで、大規模な改修をしないと、快適な宿泊施設としては、これは無理があると。トイレについてもしかりでありますし、使えない部屋があるんですから。それがずっと使えないわけですから。そういう宿泊施設は考えられないわけでありまして、5年間の指定管理で管理料で契約をするということになれば当然、それに比例して修理修繕費もかかるという認識で私はいるわけです。国民宿舎つくばねという歴史のある宿泊施設でありまして、一つの観光の目玉でもあるわけですので、十分に検証しまして、快適な宿泊施設として、宿泊客が喜んで泊まれるような施設を目指す必要があると私は思っていますので、市長にその辺の取り組みについて、お尋ねをいたします。 344 ◯委員長(菱沼和幸君) 市長・今泉君。 345 ◯市長(今泉文彦君) つくばねの修繕に関しましては、残り5年の中で、投資効果も考えて、計画的にどのような修繕ができるか検討してまいりたいというふうに思っています。  以上です。 346 ◯委員長(菱沼和幸君) 岡野委員。 347 ◯委員(岡野孝男君) 今日はこれ以上、申しませんが、29年度の予算編成もこれからすぐに予定されることでしょうから、その辺も十分酌み取っていただいて、修理修繕に向けた事業を進めていただきたいということをお願いいたしまして、私の質問といたします。  以上で終わります。 348 ◯委員長(菱沼和幸君) 以上で質疑を終結いたします。            ─────────────────────── 349 ◯委員長(菱沼和幸君) これより各会計決算に対する討論を行います。討論は挙手によりこれを許します。  小松委員。 350 ◯委員(小松豊正君) まず、議案第76号・平成27年度石岡市一般会計歳入歳出決算認定について反対をいたします。  第1に、東日本大震災、福島原発事故が起こって丸4年目の平成27年度、いかに安全安心の福祉豊かな石岡市を目指して、いかに市の予算が適切に活用されたかということが問われました。  財政調整基金は平成27年度、利子分も含めて2,202万3,092円積み増しされ、残高は合併時の平成17年度から約2.6倍の30億3,349万7,000円になっています。平成27年度の決算において、支出済額が317億5,423万5,859円ですから、その約9.5%が財政調整基金としてため込まれているわけです。  自治体は営利会社ではありません。ためればためるほどいいということにはならないわけでございます。市民の皆さんからお預かりした大切な税金は、市民の願いを実現するために、適切に活用されるべきでございましたが、今年度も活用されませんでした。  第2に、平成26年7月に平成23年の東日本大震災の影響で、保育所が被害を受け、子どもの安全性を確保するために、市立第一保育所と第二保育所の子どもたちを石岡小学校の空き教室に移して保育事業を続行することになりました。当然のこととして、新しい保育所がつくられることが前提でした。  当然、平成26年度、そして27年度と着手すべきであった新しい保育所の建設について、事実上、前進が見られなかったことは問題だと言わなければなりません。このような平成27年度の決算を認定することはできません。
     第3に、中心市街地活性化事業の諸問題。公務職場における勤務のあり方など、改善を迫られている問題が存在していることでございます。  第4に、長い間懸案となっている住宅新築資金等貸付金の収入未済額の滞納解決が、326万円済みましたが、いまだに3億6,633万9,742円も残っており、解決の見通しが立っていないこと。さらに、東地区公民館の借地料が年間614万4,000円、一月にすると51万2,000円と、非常に高いまま改善されておらず、3年間の契約期限後の平成29年度からの方針が、しっかり決まっていないことも明らかとなりました。これらのことは、市民の納得が得られるものではないと考えます。  以上の理由から、議案第76号・平成27年度石岡市一般会計歳入歳出決算認定について反対するものであります。  次に、議案第77号・平成27年度石岡市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について反対いたします。  平成27年度の収入未済額は、前年度から1億1,554万7,212円ほど少なくなりましたが、調定額の25.07%の7億3,918万9,099円であり、滞納世帯は2,424世帯、これは加入世帯の19.19%、約5件に1世帯であるという答弁でした。最も平均所得の少ない国保加入者が、最も高い国保税を払っており、高過ぎる国保税そのものが貧困を拡大しています。依然として、高過ぎて払おうにも払えない国保税が、市民の暮らしを圧迫しています。しかし、3億5,353万9,911円の歳入歳出の黒字や、財政調整基金などを活用して、国保税の引き下げの対策が行われませんでしたので、議案第77号・平成27年度石岡市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について反対いたします。  次に、議案第83号・平成27年度石岡市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について反対いたします。  介護の仕事は激務で、本当に大変な仕事です。しかし、その仕事に見合う待遇の改善も、事実上、進んでおりません。また、多くの方々から、安く入れる介護施設はないか問い合わせがあります。関係者の皆さんが懸命に努力されていることは承知しておりますが、まだまだ不十分です。介護に対する市民の要望をかなえていくために、私は、国や県からの支出金の増額を求めるとともに、調整基金など石岡市でも活用して、一般会計からの繰り入れを行うことを求めます。今、逆に介護保険の問題は、前進どころか、改悪が進んで、大きな問題になっております。ご存じのように、要支援1、2を国の手当てから外して、市町村に委ねるという事態が進行しております。ですから、国民の皆さんから、介護保険料は40歳から、亡くなるまで払い続け、多くの方は年金から天引きされているわけでございます。しかし、それなのに、実際、国民に約束した介護保険のさまざまな規定が、次々と削られていく。こういう問題について、まさに国家的詐欺ではないかという強い批判も起こっているところでございます。  以上、基本点を申し上げて、議案第83号・平成27年度石岡市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定に反対いたします。  次に、議案第85号・平成27年度石岡市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定に反対します。  後期高齢者医療保険制度は、75歳以上のお年寄りを他の保険制度から切り離して独自の医療保険としたもので、年を追うごとに保険料が上がっていくことが想定されます。75歳以上の低所得者のお年寄りが苦境に立っているのは、国の政策に問題があります。県の広域連合にも、保険料の引き下げに応じない責任がありますが、直接、保険料を集め、介護広域連合に納入しているのは、市の行政の仕事になっています。  よって私は、政府に対し、後期高齢者医療制度の廃止を強く求め、議案第85号・平成27年度石岡市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定に反対いたします。  次に、議案第86号・平成27年度石岡市水道事業会計処分利益剰余金の処分及び決算認定に反対します。  まず、決算についてですが、有収率が前年度から0.62%上がり、75.89%となっていますが、供給している水道水の約25%、4分の1の請求先がわからない。あるいは、漏水という事態であります。  茨城県の水道の有収率は県平均で88.60%でございまして、大きな格差があります。このような決算を認定することはできません。改善を強く求めるものでございます。  また、当年度の利益剰余金は1億3,116万9,413円でございますが、この中には平成22年4月1日から1立法メートル当たり100円の県用水原価の引き下げ分が含まれ、年間180万円、6年間で1,080万円が含まれています。もともと石岡市水道の場合は、湖北水道の料金よりも割高なので、私はこの際、適切に料金の引き下げを行い、議案のように8,788万6,345円を自己資金に組み入れ、残り4,328万3,068円を次年度に繰り越すことに反対するものでございます。  以上、議員各位の賛同をお願いいたしまして、平成27年度決算の歳入歳出認定11議案のうち5議案に反対する討論といたします。 351 ◯委員長(菱沼和幸君) ほかに討論はございませんか。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 352 ◯委員長(菱沼和幸君) ないようですので、以上で討論を終結いたします。            ─────────────────────── 353 ◯委員長(菱沼和幸君) これより採決に入ります。  初めに、議案第76号・平成27年度石岡市一般会計歳入歳出決算認定についてを採決いたします。  本案は起立により採決いたします。本案は認定すべきものと決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔賛成者起立〕 354 ◯委員長(菱沼和幸君) 起立多数であります。よって、本案は認定すべきものと決しました。            ─────────────────────── 355 ◯委員長(菱沼和幸君) 次に、議案第77号・平成27年度石岡市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定についてを採決いたします。  本案は起立により採決いたします。本案は認定すべきものと決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔賛成者起立〕 356 ◯委員長(菱沼和幸君) 起立多数であります。よって、本案は認定すべきものと決しました。            ─────────────────────── 357 ◯委員長(菱沼和幸君) 次に、議案第83号・平成27年度石岡市介護保険特別会計歳入歳出決算認定についてを採決いたします。  本案は起立により採決いたします。本案は認定すべきものと決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔賛成者起立〕 358 ◯委員長(菱沼和幸君) 起立多数であります。よって、本案は認定すべきものと決しました。            ─────────────────────── 359 ◯委員長(菱沼和幸君) 次に、議案第85号・平成27年度石岡市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定についてを採決いたします。  本案は起立により採決いたします。本案は認定すべきものと決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔賛成者起立〕 360 ◯委員長(菱沼和幸君) 起立多数であります。よって、本案は認定すべきものと決しました。            ─────────────────────── 361 ◯委員長(菱沼和幸君) 次に、議案第86号・平成27年度石岡市水道事業会計処分利益剰余金の処分及び決算認定についてを採決いたします。  本案は起立により採決いたします。本案は原案可決及び認定すべきものと決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔賛成者起立〕 362 ◯委員長(菱沼和幸君) 起立多数であります。よって、本案は原案可決及び認定すべきものと決しました。            ─────────────────────── 363 ◯委員長(菱沼和幸君) 次に、議案第78号・平成27年度石岡市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定についてないし議案第82号・平成27年度石岡市霊園事業特別会計歳入歳出決算認定について、議案第84号・平成27年度石岡市介護サービス事業特別会計歳入歳出決算認定についての計6件を一括して採決いたします。  お諮りいたします。本案はいずれも認定すべきものと決することにご異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 364 ◯委員長(菱沼和幸君) ご異議なしと認め、さよう決しました。  以上で当委員会に付託されております案件の審査は全て終了したわけでありますが、これらに係る委員長報告については委員長にご一任願いたいと思います。これにご異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 365 ◯委員長(菱沼和幸君) ご異議なしと認め、さよう決しました。  以上で決算特別委員会を閉会いたします。長時間にわたりご苦労さまでした。                   午後 3時57分閉会            ───────────────────────           石岡市議会委員会条例第60条の規定により署名する。              臨時委員長       鈴 木 行 雄              委 員 長       菱 沼 和 幸 Copyright (c) ISHIOKA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...