◎福祉部長(尾花仁君) 秋庭
繁議員の御質疑にお答えします。 29ページの児童クラブの財源の振り分けの詳細ですが、学校休校に伴う児童クラブの特例措置分について国庫補助10分の10を見込んでいたところでしたが、国県それぞれ3分の1の補助とされたため、国県支出金である458万9,000円が減額となり、一般財源として振り分けたものです。 以上です。
○議長(
園部増治君) 次に、塚原教育部長。
◎教育部長(塚原一夫君) 秋庭
繁議員の議案第77号 財産の取得について御説明申し上げます。 今回6,996台の内訳ですが、小学校においては4,688台、中学校において2,308台、両方とも児童生徒用のパソコンということで考えております。 なお、既存の2,324台の分と、先ほどお話ししました6,996台、そして今9月議会において予算を上げております1,300台分のパソコンを合計しますと1万620台となり、令和2年5月1日現在の児童生徒数1万314人を基にした計算でいきますと、1人1台のパソコンが整備できるということになっております。また、教師用のパソコンについては、今回の予算には上げておりません。 以上でございます。
○議長(
園部増治君) 答弁は終わりました。 秋庭
繁議員の2回目の質疑を許します。
◆9番(
秋庭繁君)
市長報告の中身については後でまた聞かせていただきますが、2つ目の
新市建設計画の変更の部分、私は先ほど申し上げた
先導的プロジェクト、
針谷市長自身が、アンケートをやったら知らないというのが多数あった、非常に驚いたということで、しかし、ではこれを具体的に進めていく上で、例えば
筑西幹線道路、県道ですよね、本来県事業であるにもかかわらず、この間古河市は県からの補助なしで進めているという状況があるわけですが、これらの問題、今後県に対してきちんと財政的な負担を求めるのかどうか。これなしには、この1市2町の合併そのものが、結果的に
筑西幹線道路の完成の財源をそこからという形で進められてきたような嫌いもあるわけですけれども、そうならないように。それでは結果的に合併効果というか、私自身は、借金だから、考えて使うべきだと思っているわけですけれども、しかし県事業を
合併特例債でなし崩し的にされるということになると、1市2町の合併で本来市民が受けるべき均衡的なまちづくり、そこの部分にしわ寄せされるのではないかと思っているのですが、こういう
筑西幹線道路の財源などを含めて、県にしっかりとその保障をさせるという考えがあるのかどうか。 それから、
南古河駅、早期実現しますとなっているけれども、やはり50億円から106億円へ駅舎建設だけでなった部分、あるいはまちづくりの問題が一向に進んでいないという中で駅だけ先行していくという考え方について、やはりしっかりプロセスや在り方を見直す。もう一度検討すべきだと思うのですが、その辺についてお聞かせいただきたい。 それから、学校のパソコンの取得の内容については分かりました。 それから、
補正予算の場合、国、県の補助が変わったという点はあるのですが、もう一点、私が2つ目に申し上げたのは、国の慰労金の対象から外されて、臨時交付金が使えるわけですけれども、その辺の検討があったのか、なかったのか。今後やはり保育士や支援員の方々、やはり感染のリスクを抱えながら学校休校中一生懸命やっていただいたわけです。そこはやはり古河市としても国から漏れた部分について考えるべきだと思うのですが、今後検討していくのかどうか、その辺を聞かせていただきたい。
○議長(
園部増治君) 執行部の答弁を求めます。
針谷市長。
◎市長(針谷力君) まちづくり全般に関わる議論になろうかと思います。
合併特例債の使い道そのものについて何を優先させるべきかということについては、時代背景もありますし、それらに応じた形で使用していかなければならない。これまで本来の使われ方ができていたのかどうかというような議論だってあろうかと思います。
筑西幹線道路については、秋庭
繁議員おっしゃるとおり、そもそもが前知事であった橋本さんが県土内をある一定時間で県庁に到達できるようにということが最初の目的であったかと思います。そういう中で具体的に実際に整備できるところから進めてもらえないかという依頼等もあり、古河市としてはあの
筑西幹線道路そのものが、3つのまちが一緒になる中で、これまでは南北の道路そのものはある一定自立しているけれども、東西の道路事情というのが脆弱であった。それこそ古河、総和、三和の一体感を醸成するために必要な事業であろうということとともに、結果的には日野自動車誘致にもつながった、そういった事業ではなかろうか、このように考えているところであります。計画そのものは西へのさらに延伸ということがあるわけで、これは当然のことながら古河、総和、三和の一体感をさらに推し進めるためにも古河市として必要であるということで進めたいということでありますので、当然出来上がったところから県道としての認定というのですか、そういうものをしていただいて、管理費等々について、これは道路でも上物でも、一回造ったからには、それを維持していくのに相当なお金がかかります。現状はまだ古河市の市道という形になっているのが現実であります。それらも含めて県にはいろいろと意見も話もさせていただきますし、要望もさせていただきたい、このように考えているところです。 以上を答弁とさせていただきます。
○議長(
園部増治君) 次に、尾花福祉部長。
◎福祉部長(尾花仁君) 秋庭
繁議員の2回目の御質疑にお答えいたします。 保育士あるいは児童クラブの指導員に対する慰労金への考え方ということですが、当然担当としてはメニューの一つとして考えられることとは存じ上げております。ただし、なぜ国が病院従事者あるいは介護従事者にはお金を出して、児童関係には出さなかったのかという分析をただいましているところです。それと、財政上の問題もございます。メニューとしては上げられますが、今後できるかどうかについては検討を重ねてまいりたいと、以上答弁とさせていただきます。
○議長(
園部増治君) 答弁は終わりました。 秋庭
繁議員の3回目の質疑を許します。
◆9番(
秋庭繁君)
新市建設計画の問題というのは、本当に市民が、やはり古河市になってよかったと言えるような、そういうやはりまちづくりの基本が一番大事だと思うのです。いまだに合併してよかったなという思いがあるのではなくて、逆に、合併って何だったのだという声が聞こえるという点。特に、一体感を醸成する上で道路というのは非常に大事だと思うのですが、この
合併特例債を、今まで380億円近く使ったわけですけれども、ほとんどが道路です。例えば、日野自動車へのアクセス道路だけでも109億円です。4車線の大変な道路を造ったという点では、まちづくりの基本にこれが本当になっていたのかどうかというのは、私は疑問だと思います。 それから、やはり財源をどのように活用していくのかという点も、今後の整備計画、具体的に本当に何年頃までにどのようにしていくのかというのがあるのかどうかは疑問なのですが、例えば今柳橋から
筑西幹線道路、途中まで造っていますけれども、これは水害のときにあそこの道路が陥没してしまい、交通が遮断されたということもあって、非常にそういう点では早期完成が望まれるという状況であるのです。ではそれから、俗に言う
南古河駅までというのは、用地買収から何から、ルートも決まっていないという点を含めると、いつのことになっていくのかということだと思うのです。ですから、そういう点、やるのであれば、やはりきちんと計画、何年頃までにどのような形で、どういう方向でいくというのを指し示していくことが真っ先に大事かと思うのですが、その辺今後具体化できるのかどうか。 それから、児童クラブの支援員あるいは保育士の慰労金問題、
針谷市長にも答えてほしかったのですが、これからの検討課題と尾花福祉部長は言われましたが、やはり臨時交付金を本来なら真っ先にここに活用すべきだったと。既に幾つかの市町村では、支援員や保育士に大変な中での御苦労に報いるための慰労金に取り組まれているところもあると聞いています。ぜひ古河市もそういう検討を具体化させていく。いつになるか分からない、検討ではなくて、第2波、第3波とこれから起きてくる中で、やはり矢面に立って子供たちを守り、自らの感染の危険も感じながら一生懸命ついておられる方々をやはりきちんと守っていくという意味でも、設備も含めて大事だと思います。ぜひそういう点の考え方も、今後具体化が本当にできるのかどうかについてお聞かせいただきたい。
○議長(
園部増治君) 執行部の答弁を求めます。
針谷市長。
◎市長(針谷力君)
合併特例債の使い道、いろいろあろうかと思います。一番分かりやすい例としては、2つの町が山で遮られている、あるいは川、海で遮られている。そこに橋を架けよう、あるいはトンネルを掘ろうが一番分かりやすい例でもあろうかと思います。古河市の場合にはそういったことはない中で、先ほど言ったように、南北の道路事情はいいけれども、現実に東西の道路事情というのがあまりよろしくないというのが現実であったという中で優先されてきたものだと理解をしております。 今後の話でありますけれども、先ほど秋庭
繁議員から御指摘があったとおり、本来は県事業でということでもあります。県と調整を図りながら具体的なものにしていきたいと、このように考えているところでありますので、よろしくお願いいたします。 それと、保育所や、あるいはお子さんに関わる最前線の皆さんにというような御提案でした。現実に1万円や3万円などという手当を出している市町村もあるということも聞いております。古河市の場合ざっくり1,000人程度、従事されている方がいらっしゃるというお話も聞いており、1万円であれば1,000万円、3万円であれば3,000万円、5万円であれば、これは医療従事者が5万円でしょうか、ということであれば、5,000万円という財源が必要になろうかと思います。当然のことながら、担当と、それと立場もあります。公務員の方もいらっしゃれば、そうではない方もいる中で、具体的に検証、検討をしていきたいと、このように考えております。 以上を答弁とさせていただきます。
○議長(
園部増治君) 答弁は終わりました。 以上で、秋庭
繁議員の質疑を終了いたします。 次に、19番長浜音一議員の質疑を許します。
◆19番(長浜音一君)
市長報告についての質疑もあったのですが、議長から
一般質問ということなので、
一般質問でやります。1件だけ質疑をさせてもらいます。
一般会計補正予算、第82号です。
市長報告には、今回の人の移動や接触機会を減らすためにということで、庁舎内でいわゆる会議システムの整備に関する
補正予算を上程するとの提案です。これについて私は賛成ですが、昨年度、私は
一般質問で提案したことがあるのですが、その内容はどういう内容かというと、本会議が始まると必ず控室に職員関係者が集まって、この会議を聞いています。多分今も聞いていると思うのですが、そういう中で職員の皆さんが三和庁舎なり、あるいは総和庁舎から駆けつけなくてはいけないと。非常に大変だということで、テレビ会議システム、ここで言えばウェブ会議システム、これを早く立ち上げたほうがいいのではないかということで担当部長に質問したときに、その際に、今年の3月までに検討したい、結論を出したいという話だったのです。ここに来て、この新型コロナウイルス感染問題でようやくICT機器の環境整備をやるということになったわけですが、一体このことはどういうことなのか。新型コロナウイルスがなかったらやらなかったのかと。私が昨年度
一般質問で執行部に打診したときは、3月までに何とか検討して進めたいという話だったのです。その点お聞きしたいと思います。
○議長(
園部増治君) 執行部の答弁を求めます。 田中総務部長兼危機管理監。
◎総務部長兼危機管理監(田中秀明君) 長浜音一議員のただいまの質疑にお答えいたします。 3月までに検討したいということで過去に答弁がございました。3月までに検討した内容としましては、各庁舎から職員が古河庁舎まで来る交通費の関係、それと実際に会議システムを構築した場合、それに係る費用というもので検討いたしました。3月の時点では、直ちに取りかかるよりも現状のままのほうがよいという判断をしたものです。 新型コロナウイルス感染症に基づいて会議の在り方について検証を重ね、また今回会議システムを構築する形になりましたけれども、一般的に各企業、それからそのほか各方面においてテレビ会議、インターネットを使ったテレビ会議の在り方についてかなり普及をいたしました。これをもって、市の職員においてもテレビ会議について十分なれ親しんできたところです。今後の
一般質問あるいは議会において、職員が全員協議会室あるいはそういったところで待機するよりも、それぞれの職場で傍聴していたほうが具体的にメリットがあるのかどうかにつきましては、先般検討した際には、質問の中でもし仮に具体的な答弁に困ってしまったとき等、その対応が直ちにできるということで職員が待機をしているのですが、今後タブレットなどそういったものを使う中で、各部長に対して、あるいは特別職に対して直ちに答弁を、分からない資料を送付することができるような環境が整うのであれば、職員の待機についてはやめる方向で進めていきたいと考えているところです。 以上、答弁とさせていただきます。
○議長(
園部増治君) 答弁は終わりました。 長浜音一議員の2回目の質疑を許します。
◆19番(長浜音一君) 3月の時点での判断では、現状のままでいいと。それはメリット、デメリットは逆にどうなっているのか、その辺もしっかり押さえておかないと、ただ「いい」の一言で決めることではないと思うのです。実際今になってみれば、非常に使い勝手によさがあるということは見いだされたわけです。その点、やはり行政として先を見ていく、深く見ていくのだということが私は欠けているのではないかと。ある意味では危機管理意識も問題であると思っているのです。当時の3月時点のデメリットはどうなったのか教えてください。 あと、今後のICT環境の整備、特に今回IT戦略室ができています。今後の道筋、AI化も進めようということで今
針谷市長を中心にやっているわけですけれども、果たしてIT化、ICT化がどういう方向性を取っていくのか。また、これがない限り、IT戦略室を設置した意味がないのです。これは、このウェブ会議室の整備と同時に必要だと思うのです。 だから、3月時点のメリット、デメリットはどうだったのか。今後のこのICT化、どのように道筋を考えていくのか。特にIT戦略室ができていますから、その兼ね合いで今後のプロセスについてお伺いしたいと思います。
○議長(
園部増治君) 執行部の答弁を求めます。 落合企画政策部長。
◎企画政策部長(落合昇平君) 長浜音一議員の御質疑にお答えします。 今後のICTでありますけれども、人口減少時代の中で、市役所職員もこれから抑制していかなければならないと考えております。そういった中で、市民サービスの質をどのように落とさないようにするか。まさにここはAIであるとか、そういった自動化を積極的に導入しまして、市町村業務の効率化を図っていく必要があろうかと考えているところです。 今回AIや自動化の実証実験をやっておりますけれども、いろいろ考えてみますと、私どもがやっている日常事務、こういったものの中で何がAI化に適するのか、あるいは自動化に適するのか、実は細かく検討しますと、様々な検討が必要になってくるわけです。現在大きな方向性は、そのようないわゆるスマート自治体への転換をしていこうということでございますけれども、ではそれをどのようにアプローチしていくのかということにつきましては、正直言っていろいろな角度から現在検討しているところでありますので、いわゆるアプローチの段階、第1段階がこうである、第2段階がこうであるというのは即座にはお答えできません。けれども、こういったことについて計画性を持って進めていくのだということができるようにしていきたいと考えております。 以上です。
○議長(
園部増治君) 答弁は終わりました。 田中総務部長兼危機管理監。
◎総務部長兼危機管理監(田中秀明君) 先ほど長浜音一議員からありましたメリット、デメリットの件について答弁をさせていただきます。 メリット、デメリットの検討におきましては、会議システムの導入だけではなくて、この検討においては、議会開会時に事務方の職員が待機することについてもいかようにするのかということを併せて検討をさせていただいております。会議システムを設けることで、メリットとして、職員の移動に関わる費用あるいは危機管理体制云々ということが挙げられていたかと思います。 デメリットですけれども、実際に議会開会中に資料等の迅速な提供ができない。会議を行っているということで、直ちに資料の提供ができないということが挙げられておりました。そのほか、システム構築の費用ということもデメリットとして挙げられていたものでございます。メリット、デメリットについては、そういった形で検討させていただいた次第でございます。 以上、答弁とさせていただきます。
○議長(
園部増治君) 答弁は終わりました。 長浜音一議員の3回目の質疑を許します。
◆19番(長浜音一君) デメリット、メリットの件で、資料の提供や、あとは経費などといったわけですね。確かに経費はかかります。でも、今後のことを考えれば、経費は十分に乗り越えられる可能性はあると思うのです。あと、資料の提供に関しても、昨年度の決算報告の中でも文書の電子化、これを求めているわけです。これは10年ぐらい前から言われています。情報の資料の提供などというのは、電子化されていれば簡単に提供できるのです。電子化、ICT化に向かって、そういった基本的なことが地ならしされていないのです。その辺のところをよく考えないと、ただ費用がかかるからやめましょう。新型コロナウイルスがなかったらやらなかったわけです。私は説明を何も受けていないのですけれども、そうではなくて、やはり課題があれば、その課題にどう対処していこうかということが、田中総務部長兼危機管理監、これは必要だと思うのです。
針谷市長、そうですよね。課題があれば、どう乗り越えればその目的に沿っていけるか、これは非常に重要なことです。これは今一般的に自治体、市役所で欠けているところなのです。問題があればやらない、ルールがあるからやらない。やらない方向に行ってしまう。メリットはあったわけです。デメリットについて今後進めていく、どうだったのか十分考えてください。そんなに難問ではない。 あと、ICT化に向かっての落合企画政策部長からの答弁で、アプローチや計画性、せっかくIT戦略室をつくったわけですから、当然立ち上げの時点でその見通しを持って動いていくと。ただIT戦略室をつくっただけでは空念仏です。だから、そういう意味ではアプローチ、計画、この辺をどうするべきか。このICT化というのは非常に広範囲です。私も以前、視察先で学んできたことをここで話したと思うのですが、これは市役所内の業務だけではないのです。学校教育や地場産業、こういったところでのICT支援、そのほかにも働き方改革の中でもどんどん市民生活の中に市役所が中心になって、これを動かすことができるわけです。ぜひこのAI、チャットボットだけではなくて、もうちょっと広義の意味でICT化を大きな構想を持って進めていってほしいと思っています。ぜひ、この文書で「向上に努めます」ではなくて、努めるという気合でやっていってほしいと思います。 以上です。
○議長(
園部増治君) 執行部の答弁を求めます。 落合企画政策部長。
◎企画政策部長(落合昇平君) 長浜音一議員の3回目の御質疑にお答えします。 ICT化推進、どう計画していくのかというお尋ねでございます。先ほど教育委員会であるとか、いろいろお話がございました。ICT化を図るに当たりましては、それぞれの舞台、それぞれの場面、そういったところでどううまく適応して、効果を最大限生かせるかというようなことの観点から、全庁的な取組体制をしっかりつくって、スピードを上げて取り組んでまいりたいと考えています。 以上です。
○議長(
園部増治君) 答弁は終わりました。 以上で、長浜音一議員の質疑を終了いたします。 以上で挙手による通告の質疑は終了いたしました。 ほかに質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
園部増治君) 質疑なしと認め、以上で質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております日程第2の各案件につきましては、お手元に配付してあります議案付託表(1)のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
△日程第3 認定第13号 令和元
年度古河市
一般会計歳入歳出決算認定について 認定第14号 令和元
年度古河市
国民健康保険特別会計(
事業勘定)
歳入歳出決算認定について 認定第15号 令和元
年度古河市
国民健康保険特別会計(直診勘定)
歳入歳出決算認定について 認定第16号 令和元
年度古河市
古河福祉の
森診療所特別会計歳入歳出決算認定について 認定第17号 令和元
年度古河市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について 認定第18号 令和元
年度古河市
介護保険特別会計(
保険事業勘定)
歳入歳出決算認定について 認定第19号 令和元
年度古河市
介護保険特別会計(
介護サービス事業勘定)
歳入歳出決算認定について 認定第20号 令和元
年度古河市
公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について 認定第21号 令和元
年度古河市
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について 認定第22号 令和元
年度古河市
ゴルフ場事業特別会計歳入歳出決算認定について 認定第23号 令和元
年度古河市古河駅
東部土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定について 認定第24号 令和元
年度古河市
片田南西部土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定について 認定第25号 令和元
年度古河市
公共用地先行取得特別会計歳入歳出決算認定について 認定第26号 令和元
年度古河市
仁連地区新
産業用地開発事業特別会計歳入歳出決算認定について 認定第27号 令和元
年度古河市
水道事業会計決算認定について
○議長(
園部増治君) 次に、日程第3、認定第13号 令和元
年度古河市
一般会計歳入歳出決算認定についてないし認定第27号 令和元
年度古河市
水道事業会計決算認定について、以上15件を一括して議題といたします。 これより
総括質疑に入ります。 議長より申し上げます。
総括質疑でありますので、大局的な質疑とし、細部にわたるものについては後日開かれる各決算特別委員会において質疑されますようお願いいたします。 質疑を希望する議員の挙手を求めます。 〔
質疑希望議員挙手〕
○議長(
園部増治君) 2名と確認いたします。 初めに、1番小山高正議員。
◆1番(小山高正君) 小山高正でございます。よろしくお願いいたします。 特別会計について教えていただきたいことがあります。概要を教えてください。 認定第27号、参考資料の44ページですけれども、債権の放棄ということですが、その中でざっと見て破産や所在不明と書かれているかと思うのです。
総括質疑は細かくはできないのでしょうけれども、3個目のところで「徴収の見込みなし」という記載が古河市債権管理条例第13条第1項第9号のところであります。時効の援用の部分と同じなのです。第13条第1項第9号というのは、時効の援用が書いてあるところなのです。これは第13条のところ、インターネットなどで調べると分かりますけれども、その中で時効と同列に徴収の見込みがないということで書かれているのですが、具体的に徴収の見込みがないというのはどういうケースのことを言っているのか教えていただけますか。
○議長(
園部増治君) 執行部の答弁を求めます。 大井上下水道部長。
◎上下水道部長(大井守君) 小山高正議員の御質疑にお答えさせていただきます。 まず、債権の放棄ですけれども、水道事業につきましては民法が適用されますので、本来であれば2年間、一緒にやっております下水道事業につきましては5年でありますけれども、水道事業については民法という形で2年間になります。なおかつ、小山高正議員がおっしゃいましたように、時効の援用、こういったものを相手方からの申請がないと、2年以上たっても債権が残ってしまう形になりますので、水道課におきましては、下水道課と合わせて5年間で債権放棄という形を取らせていただいております。 そちらの中で、まず住所不明ですと、第1項第7号です。第13条第1項第2号ですと破産、こちらについては14件書いてありますけれども、14……(1番小山高正議員「9号の徴収は見込めないとは、どういうことですか。お願いします」と呼ぶ)こちらにつきまして、再三料金徴収につきまして、努力しているところですけれども、生活困窮等のため納付が追いつかない場合、こういったもので5年間、2年間経過したもので、なおかつ時効の援用がないものについて、5年後に債権の放棄という形で今回のような手続を取らせていただいております。 以上でございます。
○議長(
園部増治君) 答弁は終わりました。 小山高正議員の2回目の質疑を許します。
◆1番(小山高正君) ありがとうございます。 さっき、生活困窮等のため、債権の放棄、見込みがない。これは第1号のことを少し答弁でいただいているかと思います。私は第9号について聞いたのですけれども、第1号のところで、生活困窮状態など、そういった方が履行の見込みがない場合ということの説明を今されたので、第9号についてはまた違う考え方があるのかなと思うのです。1から9号まであるのですけれども、そこに債務者が無資力または近い状態とある。「又は」というのは、大体関連性があるところについていて、ここだけ一応句読点が1個打ってあって、「又は」という形になるのです。だから、近いことなのか、何か別のことなのかというところです。第13条第1項第9号で、徴収の見込みなしと書いてあるではないですか。これは、だから先ほどの説明だと第13条第1項第1号のことをおっしゃっていると思うのですけれども。
○議長(
園部増治君) 執行部の答弁を求めます。 大井上下水道部長。
◎上下水道部長(大井守君) ただいまの御質疑ですけれども、債権管理条例第13条第1項第9号の、徴収の見込みなしの御質疑かと思います。そちらにつきましては、先ほど答弁をさせていただきましたように、再三給水停止、こういった通知等を行いましたけれども、生活困窮等のため、時々納付があるけれども、追いつかない、こういった方について第9号を適用させていただいております。 以上でございます。
○議長(
園部増治君) 答弁は終わりました。 小山高正議員の3回目の質疑を許します。
◆1番(小山高正君) では、時効について、民法の改正がされましたので、今度、2年だったものが5年ないし10年などというように変更があるかと思いますので、今後納入できないケース、そういったケースのところの対応は、今後同じようにしていくのか。民法改正に伴って、時効の考え方も含めてこういうケースは変わっていくのかどうか教えてください。
○議長(
園部増治君) 執行部の答弁を求めます。 大井上下水道部長。
◎上下水道部長(大井守君) ただいまの御質疑ですけれども、最初に、民法において時効が、水道事業は2年ですというお話をさせていただきました。昨年の暮れかと思うのですけれども、こちらについて5年という形で、今年の4月から、新しく契約をした場合には5年を適用させていいですよという改正が確かに国から来ました。そちらにつきまして、先ほど述べましたけれども、時効は2年ですが、それで債権放棄を水道課でやっているわけではございません。下水道課で5年というのがありますので、そちらに合わせて、徴収事業につきましては上水道、下水道一緒にやっておりますので、その中で合わせて5年という形でやっております。今2年から5年に国で法の運用等の改正をしているかと思いますけれども、それに合わせて5年をまた延ばすということは今のところ考えておりません。 以上でございます。
○議長(
園部増治君) 答弁は終わりました。 以上で、小山高正議員の質疑を終了いたします。 次に、9番秋庭
繁議員の質疑を許します。
◆9番(
秋庭繁君) 私からは1点です。認定第14号について
針谷市長の考え方を聞かせていただきたいので、ここで質疑をさせていただきます。 令和元
年度古河市
国民健康保険特別会計(
事業勘定)、10ページの真ん中辺から滞納の数字がずっとあるわけですが、この間、古河市の滞納状況について事前に資料もいただきました。平成27年から令和元年度までで被保険者数は4万3,000人から3万4,829人と。8,000人強減っていると。それから、滞納額も13億2,182万1,008円から6億9,000万円と。人数が減った分、このような形で推移していると思うのですが、それと公共事業を入札する場合、社会保険の加入義務づけということもあって、国民健康保険から社会保険へ移った、あるいは後期高齢者に移っていくという形などもあって被保険者数が減ってきている経緯だと思うのですが、担当部長から数字を示していただきたいのは、この間の国民健康保険世帯数、滞納世帯数、それから短期証交付世帯数、それから資格証明書交付世帯数の現在の数についてどういう状況になっているか、お聞かせいただきたい。
○議長(
園部増治君) 執行部の答弁を求めます。 落合健康推進部長。
◎健康推進部長(落合茂樹君) 秋庭
繁議員の御質疑にお答えしたいと思います。 国民健康保険の被保険者数でございますが、2万1,240世帯、そのうちの滞納の世帯数、令和元年度で4,413世帯となっております。そのうち短期証は643世帯、そして資格証明書が、464世帯発行しております。 以上でございます。
○議長(
園部増治君) 答弁は終わりました。 秋庭
繁議員の2回目の質疑を許します。
◆9番(
秋庭繁君) 今新しい数字で落合健康推進部長からお答えいただいた短期保険証と資格証の関係、資格証は464という数字です。私が持っている資料は古いので、毎回それぞれお聞かせいただいているのですが、それで見ても資格証の交付世帯数は44市町村ある中で古河市が一番多いのです。ちなみに、人口の多い水戸市はゼロ、日立市は27世帯、土浦市ゼロ、古河市がこの時点で370世帯、現在464世帯という点では、県下で一番短期保険証の発行の多い、冷たい市政なのですけれども、
針谷市長、この数字についてどう考えているのか、聞かせていただきたい。
○議長(
園部増治君) 執行部の答弁を求めます。
針谷市長。
◎市長(針谷力君) 数字そのものは実際にある事例というものを指している。その数字についていろいろな見方があろうかと思います。古河市のみが被保険者に対して、あるいは市民に対して冷たい市政を行っているという、そういったことはないと、このように思っております。 以上、答弁とさせていただきます。
○議長(
園部増治君) 落合健康推進部長。
◎健康推進部長(落合茂樹君) 先ほど、県内でトップということで、非常に厳しいという御意見がございますが、市としても収納関係の部署と、あと国民健康保険関係の部署と連携を取りながら、それから市民に対して十分な説明、丁寧な話合いをしながら進めております。しかしながら、基準がございます。それぞれ各市によってこの資格証発行基準は違うかと思います。ですので、単純にこの順位が比較になるかということにはならないかと思いますが、これからも十分市民の皆様と協議しながら、一方では納税の義務ということもありますので、公平感をともにしつつ進めてまいりたいと思います。よろしくお願いします。 以上です。
○議長(
園部増治君) 答弁は終わりました。 秋庭
繁議員の3回目の質疑を許します。
◆9番(
秋庭繁君) 国民健康保険の問題は
針谷市長にも
一般質問などでも要望申し上げてきたのですが、やはりこのコロナ禍の中で最後の命綱と言われる社会保障制度の国民健康保険、この保険証の問題は、国もやはり陽性者に対して資格証で、陽性になった部分については保険証がある人と同じような対応を取りなさいという通達が出されているわけですね。ですから、やはり従来の在り方と今後の在り方については、きちんと検討が必要なのではないかというのが1つ。 それから、もう一つは、例えば水戸市の場合などもお伺いをしました。十数年前から資格証は基本的に発行しないと。その代わり短期証が多いのですが、6か月ごとにきちんと滞納者に対しての指導、相談活動を増やすという点では、資格証を発行してそのままではなくて、やはりその都度促進するというか、収納率を上げるための相談活動などを強めるという取組を片方ではされているようです。それぞれ部署が分かれているという都合もあるかと思うのですが、やはり保険証がなくて病院にかかれない、そしてそこからクラスターが発生するということのない、そういう点もこれから必要だと思うのです。ぜひそこの在り方について基本的に検討していただきたいし、今後この問題で市民の方がやはりつらい思いをされると、そこから様々な問題が起きるということのないような検討ができないものかどうか、その辺の考え方を聞かせてください。
○議長(
園部増治君) 執行部の答弁を求めます。
針谷市長。
◎市長(針谷力君) 数字の捉え方はいろいろあろうかと思います。そういう中で、古河市は逆に言えば、保険料そのものが他市と比べて国民健康保険に関しては安い水準であると。当然のことながら、それがために、国民健康保険会計を支えるために一般会計から一定以上の支出も出させていただいている。それが果たして正しいことなのかどうかという見方もあるわけです。先ほど言った、冷たいというお言葉については、真逆なのではなかろうかとも思っているところであります。 資格証明書と短期の保険証との兼ね合いについては、やはり逆に言ったら利用者の方たちが半年ごとに毎回毎回役所を訪れることがよろしいことなのかどうなのか、それらも含めて現場で対応してまいりたい、このように考えております。 以上を答弁とさせていただきます。
○議長(
園部増治君) 落合健康推進部長。
◎健康推進部長(落合茂樹君) 今後の在り方ということですが、今後県内の国民健康保険の統一、そうした中で各市町村のやり方に相違があるということではまずいかと思います。今後十分各市町村の状況を踏まえつつ検討して、県内統一の形で持っていければいいのかなと考えておりますので、よろしくお願いします。 以上でございます。
○議長(
園部増治君) 答弁は終わりました。 以上で、秋庭
繁議員の質疑を終了いたします。 以上で、挙手による通告の質疑は終了いたしました。 ほかに質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
園部増治君) 質疑なしと認め、以上で質疑を終結いたします。
△各決算特別委員会の設置について
○議長(
園部増治君) お諮りいたします。ただいま議題となっております認定第13号 令和元
年度古河市
一般会計歳入歳出決算認定についてないし認定第27号 令和元
年度古河市
水道事業会計決算認定について、以上15件については慎重審査の要ありと認められます。この際、正副議長及び議会選出の監査委員を除く11名の委員をもって構成する一般会計決算特別委員会並びに10名の委員をもって構成する特別会計・企業会計決算特別委員会を設置することにいたしたいと存じます。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
園部増治君) 御異議なしと認めます。よって、各決算特別委員会を設置することに決しました。
△各決算特別委員会委員の選任について
○議長(
園部増治君) 次に、各決算特別委員会委員の選任を行います。 お諮りいたします。本件につきましては、委員会条例第8条第1項の規定により、お手元に配付いたしました各決算特別委員会委員名簿のとおりそれぞれ指名いたしたいと存じます。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
園部増治君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしましたとおり、各決算特別委員会委員に選任することに決しました。 一般会計決算特別委員会委員(11人) 小 山 高 正 議員 高 橋 秀 彰 議員 小森谷 博 之 議員 渡 辺 松 男 議員 鈴 木 務 議員 長 浜 音 一 議員 阿久津 佳 子 議員 赤 坂 育 男 議員 稲 葉 貴 大 議員 増 田 悟 議員 大 島 信 夫 議員 特別会計・企業会計決算特別委員会委員(10人) 古 川 一 美 議員 落 合 康 之 議員 秋 庭 繁 議員 青 木 和 夫 議員 佐 藤 稔 議員 鈴 木 隆 議員 生 沼 繁 議員 倉 持 健 一 議員 佐 藤 泉 議員 渡 邊 澄 夫 議員
○議長(
園部増治君) ただいま選任されました各決算特別委員会委員の方々は、それぞれ御会合の上、正副委員長を互選し、議長まで報告願いたいと思います。 ここで暫時休憩いたします。 午前11時 1分休憩 午前11時12分開議
○議長(
園部増治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
△各決算特別委員会正副委員長の互選についての報告
○議長(
園部増治君) 各決算特別委員会の正副委員長が互選されましたので、御報告いたします。 一般会計決算特別委員会委員長に 稲 葉 貴 大 議員 副委員長に 小森谷 博 之 議員 特別会計・企業会計決算特別委員会委員長に 青 木 和 夫 議員 副委員長に 佐 藤 稔 議員 以上のとおり報告いたします。 ただいま議題となっております日程第3の各案件につきましては、お手元に配付してあります議案付託表(2)のとおり、各決算特別委員会に付託いたします。
△日程第4 散会の宣告
○議長(
園部増治君) 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。 本日は、これにて散会いたします。 午前11時13分散会...