令和4年 第3回
定例会令和4年第3回
土浦市議会定例会会議録(第4号)=======================令和4年9月
14日(水曜日) ──────────────────────
議事日程(第4号) 令和4年第3回
土浦市議会定例会 令和4年9月
14日・午前
10時第
1 一般質問第 2 議案第49号 土浦市職員の
育児休業等に関する条例の一部改正について第 3 議案第5
0号 土浦市
税条例等の一部改正について第 4 議案第5
1号 土浦市
手数料条例の一部改正について第 5 議案第52号 土浦市
建築基準条例の一部改正について第 6 議案第54号 令和4年度土浦市
一般会計補正予算(第6回)第 7 議案第55号 令和4年度土浦市
駐車場事業特別会計補正予算(第
1回)第 8 議案第56号 令和4年度土浦市
国民健康保険特別会計補正予算(第
1回)第 9 議案第57号 令和4年度土浦市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第
1回)第
10 議案第58号 令和4年度土浦市
介護保険特別会計補正予算(第
1回)第
11 議案第59号 令和4年度土浦市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第
1回)第
12 議案第6
0号
認定こども園土浦幼稚園整備工事請負契約の締結について第
13 議案第6
1号 土浦第四
中学校校舎棟長寿命化改良建築主体工事請負契約の締結について第
14 議案第62号
新治運動公園多目的グラウンド人工芝整備工事請負契約の締結について第
15 議案第63号
博物館空調他
機械設備改修工事請負契約の締結について第
16 議案第64号
博物館空調他
電気設備改修工事請負契約の締結について第
17 議案第65号 財産の取得について (
GIGAスクール端末(児童用・
予備機用)購入)第
18 議案第66号 財産の取得について (
GIGAスクール端末(
指導者用)購入)第
19 議案第67号 財産の取得について (
災害対応特殊水槽付消防ポンプ自動車購入)第2
0 議案第68号 市道の路線の認定について第2
1 認定第
1号 令和3年度土浦市
歳入歳出決算の認定について第22 認定第 2号 令和3年度土浦市
下水道事業会計決算の認定について第23 認定第 3号 令和3年度土浦市
水道事業会計決算の認定について第24 休会の件 ──────────────────────本日の会議に付した案件 日程第
1 一般質問 日程第2 議案第49号ないし日程第23 認定第3号 日程第24 休会の件 ──────────────────────
出席議員(23名)
1番
目黒英一議員 2番
平石勝司議員 3番
吉田千鶴子議員 4番
福田一夫議員 5番
田子優奈議員 6番 久松 猛議員 7番 奥谷 崇議員 8番
矢口勝雄議員 9番
勝田達也議員 10番 塚原圭二議員
11番 島岡宏明議員
12番 今野貴子議員
13番 下村壽郎議員
14番 鈴木一彦議員
15番 小坂 博議員
16番 篠塚昌毅議員
18番 海老原一郎議員
19番 柳澤 明議員 2
0番 矢口 清議員 2
1番
吉田博史議員 22番 寺内 充議員 23番
柏村忠志議員 24番
内田卓男議員 ──────────────────────
欠席議員(なし) ──────────────────────説明のため出席した者 市長
安藤真理子君 副市長
東郷和男君 副市長 片山壮二君 教育長
入野浩美君
市長公室長 川村正明君
総務部長 羽生元幸君
市民生活部長 真家達成君
保健福祉部長 塚本哲生君
こども未来部長 加藤史子君
産業経済部長 佐藤 亨君
都市政策部長 船沢一郎君
建設部長 渡辺善弘君
教育部長 望月亮一君 消防長
鈴木和徳君 財政課長
山口正通君 ──────────────────────
事務局職員出席者 局長
塚本隆行君 次長
天貝健一君 次長補佐 小野 聡君 主任
津久井麻美子君 主任 松本裕司君 主幹
鈴木優大君 ────────────────────── 午前
10時
00分開議
○議長(
小坂博議員) おはようございます。 ただいま
出席議員は23名で議会は成立いたしました。 よって、これより本日の会議を開きます。 ──────────────────────
△
欠席議員の報告
○議長(
小坂博議員) 本日は全員御出席でございます。 ──────────────────────
○議長(
小坂博議員) 本日の
議事日程につきましては、配付してあります
議事日程(第4号)のとおり議事を進めたいと存じますので、御了承願います。 ──────────────────────
△日程第
1.一般質問
○議長(
小坂博議員) それでは、これより
議事日程に入ります。
一般質問を続行いたします。 9番
勝田達也議員。 〔9番
勝田達也議員登壇〕
◆9番(
勝田達也議員) 皆様、おはようございます。
郁政クラブの勝田でございます。本日は通告に従いまして質問をさせていただきたいと思います。 皆さん、ちょっと御想像いただきたいのですけども、
都市計画道路の
田村沖宿線延伸道路が、今県道のところまで来ています。そこから、未整備のところを北の
開拓道路、宍倉方面に半分ぐらい行っていただいて、神立駅のほうを振り返っていただくと、おおむね距離が7
00メートル程度あるのですけども、新しくなったきれいな
橋上駅舎と、その向こうの紫峰筑波が本当によく見えます。ほとんどそれまでの間建物がないのですね。駅7
00メートルでそのぐらい建物がないというところでございます。本日はそんな
JR神立駅
東部地区の今後の方向性について市の見解をお伺いいたします。エリアは神立東
1丁目2号線、
都市計画道路田村沖宿線延伸道路Ⅰ級42号線、
県道戸崎上稲吉線、かすみがうら市道8-
04
01号線に囲まれた区域で神立東
1丁目でございます。昨日、
柳澤議員も質問されたので、内容が一部重複するかもしれませんけども、御容赦いただきたいと思います。 まず、これまでの検討の経緯として、平成元年度に
グレーターつくば構想の一環として、神立駅東部のおおむね
市街化調整区域の約5
00ヘクタールを対象としました住宅・
工業開発の可能性と事業化の方向性を探ることを目的といたしまして、神立駅
東部地区整備構想策定調査を実施いたしました。その後、平成6年度に
当該地区約38.2ヘクタールを区域として、
土地区画整理事業の事業化へ向けてより詳細な検討を行うことを目的とした
神立駅東土地区画整理事業事業化検討調査を実施いたしましたが、地元の皆様の合意が得られなかったことなどから、平成
11年度の大
規模見直しにより
事業中止となりました。しかしながら、当初の調査から34年、
土地区画整理事業の
検討調査から28年、そして、
事業中止から23年が経過し、周辺の環境や住民の意識も大きく変わってきております。 そこで、
当該地区は
用途地域の見直しや
土地区画整理を行うことで、
居住人口誘導の受皿となり得ると思いますけども、改めて
長期計画に位置付けできるよう検討できないか市の見解を伺います。
類似質問としては、地元の
川原場議員が何度も議会で質問をしてこられました。これまでの市の考え方を再度認識するために、御答弁の概略をまずはお示ししたいと思います。 これまでの御答弁の内容としまして、平成28年の第2回定例会におきまして
中川市長からは、中止に至る経緯の御説明の後に「今後の
まちづくりを進める上では、急速な
人口減少が見込まれる中、拡散した市街地をコンパクトにし、一定の
人口密度を維持するというような
都市構造の再構築というものが大きな課題となっております。国におきましても、
都市経営等の観点から、集約型への転換が求められる中で、今後は市街地を中心とした居住を進め、これに必要な
都市機能を集約立地させるという、都市再構築の基本的な考え方を踏まえ、
既成市街地への支援を重点的に行うこととしているところでございます。このため、本市におきましては、
立地適正化計画の策定を進め、医療、福祉、商業等の
生活サービス機能と居住を集約誘導するとともに、
まちづくりと連携した
公共交通ネットワークの再構築を目指す
コンパクトシティ・プラス・
ネットワークの考えに基づき、2
0年後も持続可能な
都市経営に向けた取り組みを推進しているところでございます。このようなことから、
人口減少社会の到来等に対応したコンパクトな
まちづくりを推進する現状を踏まえますと、中長期的な視点からも市街地を拡大するような新たな
面的整備というものは難しいと考えております。
神立地区につきましては、
都市計画マスタープランにおいて副都心に位置付け、工業の集積を活かしながら、本市の北の拠点として、また隣接市との
交流拠点にふさわしい副都心の形成を目指すこととしておりますことから、まずは神立駅
西口土地区画整理事業の完了に向けて取り組んでまいります」とございました。 その後、平成3
0年の第4回定例会におきましては、
塚本都市産業部長より「本市では、神立駅周辺を含めたJR3駅周辺については、
都市計画マスタープランにおいて都心部、副都心として、
都市機能の維持、向上を図る旨位置付け、様々な施策を検討しているところでございますが、現状といたしましては、まずは
まちづくりを進める上で基幹となる
道路体系の整備を進めており、神立駅周辺におきましても、
駅前通りとなる
神立停車場線の
早期整備や
田村沖宿線の延伸である
おおつ野から
県道戸崎上稲吉線までの道路を本年度中に供用を開始することを目指し、整備を進めているところでございます。なお、将来的には、
田村沖宿線のかすみがうら市までの延伸や神立駅
東口広場、東口の
駅前通りについても
マスタープランにおいて計画、構想しているところであり、現在整備を進めている
道路整備が完了し、その後の
需要予測を踏まえ、検討していくものと考えております。いずれにいたしましても、
神立地区は本市の副都心として北部の中心的な
地域拠点であることから、
区画整理事業の完了後も引き続き
都市施設の整備と
土地利用の誘導を進めてまいります」という御答弁でございました。東口の開発につきましては、将来の動向を見るとして、当時の状況では計画はまだ予定していないというところでございました。 そこで、今回の質問の本題に入ります。御答弁の中で今後の状況を見るとしていた周辺環境の変化について見解を述べさせていただきます。神立駅
西口土地区画整理事業も、令和5年度の完成を目指しておおむね終了しつつございます。
関連事業の神立駅
自由通路整備、
神立駅舎橋上化整備、
東口歩行者専用道路整備、
神立停車場線、
西大通り線など、中には完成したものもございます。
神立地域の
雨水対策としては、
神立菅谷雨水幹線も確実に進捗をしております。また、当時は合意に至らなかった住民の皆様の開発への意識も時を経て変化しつつございます。 本市の第9次
総合計画では、
JR神立駅を中心とする
市街地地区エリアは、
工業集積を生かした隣接地との
交流拠点にふさわしい、市街地としての北の副都心、神立副都心としての
都市機能の維持、向上を図りますとございます。神立駅と
都市計画道路田村沖宿線延伸道路で結ばれている本市の
おおつ野地区は、
土浦協同病院や店舗、
大手企業の立地が進み、居住用の
土地開発も進んでおり、人口は大幅に増加をしております。一例としまして、2
014年1月
1日人口が
1,7
17人、世帯数56
1世帯だったものに対し、2
022年8月
1日には人口が3,
100人、世帯数
1,365世帯、8年間で人口が
18
0パーセント、世帯数が243
パーセントとなっております。
おおつ野地区は
人口増加の受皿として
優良宅地が大量に供給されたことが大きな要因の一つとして考えられます。また、
筑波大学社会工学類都市計画専攻の学生による、毎年発表する
都市計画マスタープランの発表会に
おおつ野は取り上げられております。昨年度は2チームが世代循環のまちと
おおつ野メディカルタウンとして発表しました。土浦市も自動運転やAIなどのテクノロジーを合わせた
次世代交通サービス、MaaSの実験地として関東鉄道が
おおつ野地内で行うと発表しており、市の先進的な
交通体系の拠点としても注目されております。
立地適正化計画で
都市機能誘導区域とされたこの2拠点が
幹線道路で結ばれ連携し合うことで、さらなる発展があると考えます。 2拠点が発展すればそれを結ぶ
幹線道路沿いも発展する可能性があります。五中地区はその区域の中で、
市街化調整区域が多いにもかかわらず、市内で一番
高齢化率が低く、2
002年から2
02
1年度地区別人口の増減では市内で唯一5
パーセント以上の増加が見られる地域です。人口の
社会移動の受皿になり、本市9次総に掲げる2
03
1年の
人口目標12万8,
000人、
年少人口割合11.4
パーセント達成に寄与できる地域です。しかしながら、
土浦市役所定住人口の令和4年8月
1日のデータでは、神立東
1丁目の
地区人口は63
0人、世帯数は297世帯、
おおつ野地区と同じく2
014年1月
1日比で見ると、神立東
1丁目は597人から63
0人と
105
パーセント、282世帯から297世帯と
105
パーセントと大幅な伸びとはいえません。
JR神立駅が近いにもかかわらずこれはなぜなのか。その要因を検証してみたいと思います。 まず、一つの要因として私が仮定したのは、
生活インフラである
生活道路や上下水道の普及が進んでいないのではないか、それだから居住地として選ばれないのではないかと思いましたが、地区内の市道は
要望整備をしており、現在のところ
要望箇所は全て
対処済みでございます。また、上水道に関しては住居の
既存箇所は
整備済みであり、下水道は今後具体的に
整備予定であり、これができると上水道と同じく、住居の
既存箇所は
整備済みとなります。このように現況の中、市では十分に対応していただいており、それが要因とはいえないと考えております。 それでは、要因としては
宅地開発の制限、
優良宅地の供給ができていないことにあるのではないでしょうか。
都市計画で線引きされたこのエリア、神立東
1丁目は総面積約38.2ヘクタールのうち、約26.5ヘクタールの
市街化調整区域、約
11.7ヘクタールの
市街化区域となります。2
02
0年度版の
住宅地図で確認したところ、
市街化調整区域の建物数は約
12
0棟、
市街化区域は
122棟、これを
1ヘクタール当たりに表しますと、
調整区域では
ヘクタール当たり4.5棟、
市街化区域では
ヘクタール当たり10.4棟となっております。隣接の神立東2丁目は全て
市街化区域で面積は約3
0ヘクタール、
民間企業の病院や企業の建物と住宅系が混在しております。それらの建物を含む建物数が約35
0棟、これは
1ヘクタール当たり11.6棟となります。比較すると神立東
1丁目地内の
市街化調整区域での土地の利用の低さが目立ちます。 駅近くの
土地利用は、
幹線道路や河川、湖等の遮断などの物理的な障害で、その連続性が遮断される場合がございます。広がりがないと発展は限られると考えております。
土浦市内常磐線の
東西出口の
土地利用を、物理的な障害までの距離について、駅出口から常磐線の線路に対し水平距離で計測をしてみました。神立駅は、西口、
国体道路Ⅰ級
18号線までの距離は約
1,45
0メートル、東口、
都市計画道路田村沖宿線延伸道路Ⅰ級42号線までは約7
00メートルでございますが、そのうち、駅から
調整区域までの距離でいいますと約36
0メートル、近い箇所ですと線路から約
13
0メートルで
調整区域ということになっております。土浦駅は西口、国道354号までの距離が、千束町交差点で約
1,
17
0メートル、東口、霞ケ浦までの距離は約22
0メートルですが、港町を入れると約
1,
05
0メートルございます。荒川沖駅は西口、国道354号までが約4
10メートル、東口、
都市計画道路荒川沖・
木田余線までが約49
0メートル、阿見町の境までが約8
00メートルでございます。神立駅の場合は
都市計画で制限されている事例です。御案内のとおり
都市計画の変更は手続を経て市の
都市計画審議会で決定をされます。そこで、私の質問の趣旨を補完するためにまず4点の質問をさせていただきたいと思います。 質問
1、現行法令の制限下で、この区域の
市街化調整区域での
専用住宅、
集合住宅の
土地開発の可能性についてお伺いをいたします。 質問2、
土地開発のできる
近隣地域での民間による
宅地分譲及び
集合住宅の
不動産開発状況についてお伺いをいたします。 質問3、令和3年10月26日茨城新聞の記事に、
大手機械生産メーカーである日立建機が、神立の
土浦工場内に
研究開発拠点となる
エンジニアリング棟を2
023年5月を目指して新設すると掲載をされました。鉄骨造り6階建て、
延べ床面積2万6,
000平米、5年後をめどに4
00人から5
00人を新たに雇用する見込み。グローバルに戦うため、全国各地に分散する
開発部隊を集結すると記事にはございます。
市内工場からの異動は2
0人程度とも聞いております。いずれにしても、雇用の数が増える方向であると考えております。そこで
住宅需要の大きな要因となりますので、
神立地区の
機械製造業に代表される企業の
雇用拡大の動向についてお伺いをいたします。 質問の4番目、
土浦市内への通勤・
通学者データは、国勢調査2
015では、石岡市から土浦市に入ってくる流入が4,279人、かすみがうら市から7,
024人でございます。逆に、石岡市に土浦市から流出するのは
1,
058人と、流入比の24.7
パーセント、かすみがうら市には2,396人、同じく流入比34.
1パーセントと、大幅に土浦市に流入する数が超過をしております。その多くは
神立地区を通過、もしくは企業が立地する
神立地区と、高校が立地する
市内各所に来ているものと考えます。そこで、
都市計画道路田村沖宿線延伸道路と
県道戸崎上稲吉線までの開通に伴う交通量をお伺いいたします。 それではよろしくお願いいたします。
○議長(
小坂博議員)
都市政策部長。 〔
都市政策部長 船沢一郎君登壇〕
◎
都市政策部長(
船沢一郎君) おはようございます。
勝田議員御質問の大きな
1番、
JR神立駅
東部地区の今後の方向性についてのうち、
1点目の
当該地区の
市街化調整区域での
専用住宅、
集合住宅の
土地開発の可能性について、それから2点目の
当該地区及びその近隣での民間による
不動産開発状況について、順次御答弁申し上げます。 はじめに、
勝田議員御質問の
JR神立駅
東部地区における
市街化調整区域での
専用住宅、
集合住宅の
土地開発の可能性からお答えいたします。
市街化調整区域におきまして、宅地化、いわゆる
開発行為を行う場合、
都市計画法に基づきまして多くの制限がございまして、
日常生活に必要な店舗や
社会福祉施設等の
許可基準は定められてございますが、
個人住宅や
集合住宅などの
許可基準は、周辺の
市街化区域と一体的な
日常生活圏を構成し、5
0以上の建築物が連担している
市街化調整区域は、条例で区域を指定することで、住宅等の建築が可能となる基準が定められているものでございます。なお、本市におきましても、本制度に従いまして条例を制定し、平成
18年4月より施行しているところでございますが、本条例におきまして、これまでは主に
自己用住宅、
共同住宅等を
許可対象としてございましたが、昨年12月に
市街化調整区域に係る
開発行為等の
許可基準に関する条例を一部改正いたしまして、
開発区域の面積が
1,
000平方
メートル以上、3,
000平方
メートル未満におきまして、複数の
専用住宅の建築を目的とする、いわゆる
分譲住宅等を可能とする基準を設けまして、本年4月
1日より施行、運用してございます。また、本基準におきましては、
道路幅員が5
メートル以上であることや、上水道の利用が可能であることなど、幾つかの条件がございますことは御案内のとおりでございます。 さて、御質問の
JR神立駅東部の
市街化調整区域におきまして、
専用住宅、
集合住宅の
土地開発の可能性といたしましては、既存の
道路幅員を基準に、南側に位置します
県道戸崎上稲吉線や北側に位置しますかすみがうら市道8-
04
01号線に接する区域につきましては、住宅等を連担する区域でございますので、本制度を活用した
土地開発の可能性はあるものと認識してございます。 つづきまして、2番目の
当該区域及びその近隣での民間による
不動産開発状況につきまして、神立駅を基点といたします半径
1キロ
メートルの範囲におきまして、直近3年間の
開発状況を御案内する形で御答弁申し上げます。
開発行為による
宅地分譲、
共同住宅、こちらにつきましては、令和元年度、令和2年度はございませんでしたが、令和3年度には
宅地分譲が
1件ございました。
共同住宅の
建築確認申請につきましては、令和元年度が6件、令和2年度が6件、令和3年度が3件となってございます。 以上でございます。
○議長(
小坂博議員)
産業経済部長。 〔
産業経済部長 佐藤亨君登壇〕
◎
産業経済部長(佐藤亨君) おはようございます。
勝田議員御質問のうち私からは御質問の3点目でございます
神立地区の
機械製造業に代表される企業の
雇用拡大の動向につきまして御答弁申し上げます。 まず、
雇用拡大と
企業立地、これは密接なつながりがあるというものでございますが、茨城県におきましては、
企業立地に関わる専門部署の設立、それから新たな工業団地の造成への着手など近年
企業立地には力を入れており、平成29年2月に全線開通いたしました県南・県西地域を通る圏央道沿線では、工業団地販売が好調ということでございまして、令和3年には工場立地件数が全国で第2位、県外
企業立地件数、これが全国第
1位となっております。 このような中、本市におきましても、県と協調しながら雇用の拡大と経済活動の好循環を目指しまして、企業誘致をさらに推進するため本年度、企業誘致室を設立するなど、庁内体制を強化するとともに、様々な企業支援策を創設、また拡大いたしました。議員の御案内もございました報道記事によります
神立地区の
大手機械生産メーカーの
雇用拡大というニュースにつきましては、本市が掲げる企業誘致対策に大きくはずみとなり、さらなる
雇用拡大が期待されるというものでございます。 本市における
雇用拡大と密接につながります企業への支援策としまして、まず市内において事業所、工場等を新設又は増設する企業に対し、インフラの整備費、それから敷地整備費、土地家屋償却資産の取得に要する経費の一部を補助する土浦市
企業立地促進補助金につきましては、新設の場合、限度額
1億円で対象経費の
10パーセント、さらに増設につきましては、限度額5,
000万円で対象経費の
10パーセントを補助するもので、つぎに土浦市
企業立地促進奨励金につきましては、市内において事業所等を新設又は増設する企業に対しまして、固定資産税、それから
都市計画税の相当額を3年間交付するものとなっております。その実績を紹介させていただきますと、令和3年度に創設しまして、令和4年度から補助額を増大しました
企業立地促進補助金につきましては、工場の竣工前の事前申請が今のところ2件ございます。また、これは平成
17年度から開始しております
企業立地促進奨励金のほうでございますが、こちらは通算で延べ34社に対し交付しているというところでございます。 議員から
雇用拡大の動向という御質問がございましたが、これらの補助金等につきましては、市内に住所を有する者から新たに5名以上の雇用を創出することを条件とさせていただいておりますことから、この施策については雇用の拡大に資するものと考えております。 そのほか、雇用関連としましては、中心市街地区域内に関する企業支援となるものでございますが、空き店舗に新規開業する方に対し、改装費もしくは家賃の一部を補助する土浦市中心市街地開業支援補助金、市内の空きオフィス所有者又は空きオフィスに進出するIT関連企業に対して、オフィスのIT環境整備費に係る経費の一部を補助する土浦市ITオフィス環境整備事業費補助金などの支援策を用意しまして、本市への企業誘致を積極的に推進しているところでございます。 さらには、茨城県宅地建物取引業協会及び全日本不動産協会茨城県本部と、土浦市事業用不動産物件の情報連携等に関する協定、これを締結の上、市内における企業の立地の促進、土地及び建物の有効活用を図るため、土浦市
企業立地サポート事業を実施しまして、本市への立地を検討する企業等に対し幅広い選択肢と情報を提供しまして、市内への
企業立地を促し、これはひいては雇用の拡大を図るように努めているところでございます。 今後とも、積極的に企業誘致を強力に推進しまして、議員御質問の
雇用拡大動向につきましては、右肩上がりに上昇させてまいりたいと考えておりますので、御理解をお願いいたします。 以上でございます。
○議長(
小坂博議員)
建設部長。 〔
建設部長 渡辺善弘君登壇〕
◎
建設部長(渡辺善弘君) おはようございます。
勝田議員御質問の4点目、
都市計画道路田村沖宿線延伸道路の開通に伴う交通量についてお答えいたします。 御案内のとおりこの路線は、
土浦協同病院が立地する
おおつ野団地の中央を通る
都市計画道路田村沖宿線を神立東方面に延伸整備するもので、平成24年度に国の大型補正の採択を受け、防災・安全交付金という補助制度を活用しながら事業を進めているところでございます。 事業の計画でございますが、国道354号
おおつ野団地入り口交差点と、神立駅
東部地区及び隣接するかすみがうら市等を結ぶ延長約2,9
00メートル、幅員
14
メートルの計画で、このうち354号
おおつ野団地入り口交差点から、
県道戸崎上稲吉線までの約2,
000メートルを優先整備区間と位置付けまして、平成3
1年3月までに整備が完了しておるところでございます。現在は第2期整備区間となるさらに北側のかすみがうら市道8-
04
01号線との交差点までの約9
00メートル区間につきまして、来年度の工事着手を目指し、事業に取り組んでいるところでございます。 御質問の開通に伴う交通量につきましては、国道354号から
県道戸崎上稲吉線までの整備完了後である令和元年12月5日に交通量調査を実施しております。調査地点は本路線と国道354号、市道Ⅰ級
13号線及び
都市計画道路中貫白鳥線が交差する3か所の交差点で行っております。このうち神立駅
東部地区の
県道戸崎上稲吉線に近接している中貫白鳥線の交差点部で計測した本路線の交通量につきまして御紹介させていただきます。 午前7時から午後7時までの
12時間で、乗用車3,576台、バス47台、小型貨物自動車4
08台、普通貨物自動車
198台の合計4,229台でございまして、24時間交通量に換算すると約5,4
00台と推計されるものでございます。この交通量につきましては、道路の設計を行った際の令和
12年の計画交通量4,6
00台をも上回っておりまして、市といたしましても周辺地域の円滑な
交通体系が構築されまして、多くの方に利用されている状況であると認識しているところでございます。 今後とも神立駅
東部地区を含めた周辺地域の活性化や、利便性向上を図るため、
田村沖宿線延伸道路全線の早期完成に向けて事業を進めてまいりますので、これからも御支援のほどよろしくお願いいたします。 以上でございます。
○議長(
小坂博議員) 9番
勝田達也議員。 〔9番
勝田達也議員登壇〕
◆9番(
勝田達也議員) 各部長の皆様、御丁寧な御答弁ありがとうございました。 答弁順が若干逆になりますけど、まず(4)の交通量に関しては、御答弁いただいた数字を私も実感しております。9月8日、ちょっと行ってみようかなと思いまして、朝の7時半から8時半と
16時半から
17時半まで、これは平日なのですが、それぞれ
1時間ずつ、数量をお示しいただいた箇所で、自分で計測をしてみました。一人なのであまり正確な数字ではないかもしれませんけど、おおむねの傾向として御理解いただきたいのですが。 この箇所というのは、想像していただくと交差点を中心に、北側が
開拓道路、宍倉、かすみがうら市方面ですね。南側が
おおつ野方面、東が加茂交差点方面、そして西に常磐線、神立工業団地方面というようなそういう立地のところなのですけども。朝は各方面から常磐線、神立工業団地方面に722台、
おおつ野方面に222台、
開拓道路、宍倉方面に2
18台、加茂交差点方面に
158台で、
1時間で
1,32
0台でした。夕方は各方面から常磐線、神立工業団地方面に426台、
おおつ野方面に
166台、
開拓道路、宍倉方面に2
18台、加茂交差点方面に352台ということで、合計で
1,
162台で、2時間の合計が2,482台でした。車種別にやれなかったので、普通自動車、トラック、オートバイ、そういったものを全て含んだ数字なのですが。ただ、多くの交通量があるということを認識いたしましたし、また、どこからどこへ移動しているのというのを見ますと、先ほど申し上げた2
015年の国勢調査のデータとやはり同じ傾向で、土浦方面に入ってくる量が多いのだなということを感じた次第であります。 また、(2)の御答弁の
市街化区域での開発の件はちょっと私の認識よりも大分少ないなと思ったのですけど。実は、よく考えてみるとちょうど半径
1キロ
メートルで調査をいただいたということですが、
神立地区で住宅の開発供給が多いというのは、例えば神立中央3丁目、5丁目、神立
1区東、
1区中というところで、ちょうどその辺りというのは
1キロ
メートルから先のエリアなのですね。そこでは今かなりの数の
宅地開発が進んでおりますし、実際に売行きも好調というふうには伺っております。これを換算すると数字はかなり大きくなるのかなというふうには思います。 また、(
1)の御答弁による
調整区域の2路線の当該
調整区域の、路線上は可能ですよという開発のお話、昨日、
柳澤議員からも伺いまして、あっ、そうだな、すぐやるならこれだなと私も考えを新たにしたところでありますけども。実際、その路線の接道の長さを考えますと、
県道戸崎上稲吉線が延長54
0メートル、かすみがうら市道8-
04
01号線は48
0メートルです。沿線は建物の敷地として利用が結構進んでいるところもありまして、更地で空いていそうな間口をざっと拾ったところ、県道側が約9
0メートルで、かすみがうら市道側が約8
0メートルというところでしたので、開発をかけるのであれば、その更地のところから開発をかけていくのかなというふうには思いますけども、ただ、ちょっと現況だとあまり多くの面積の開発は難しいのかなというふうには感じました。ただ今後、Ⅰ級42号線が北上しまして、この規格の道路が認められ、様々な要件が整ってくれば、そこからは大分広がるのかなというふうには思いますけども、いずれにしても、この広いエリアの中で、今言った道路から接道していない奥側の地域というのは、やはりかなり難しいのかなというふうには思っております。ただ、全部やると非常に時間もかかるということももちろんございますが。
都市計画の見直しで、例えば
市街化区域ということに方向性になったとしても、
市街化区域の中でも
開発区域というのは道路要件によって制限をされてまいりますので、現状の2項道路扱いが多いと思うのですが、あれだけだとなかなか整備は進まないのかなと私は感じております。例えば、
都市計画道路田村沖宿線延伸道路から
JR神立駅方面に、ある程度の幅員がある、中心となる道路を施工して、良好な住環境をつくるということになりますと、
道路整備と土地形状を変えることができるということになると、
土地区画整理が適切なのかなというふうには考えております。非常に時間がかかる案件であることは承知しております。自然豊かな鶴沼に向かって
おおつ野地区と連続性を持ちながら、神立駅東口エリアが発展をすることで東西のバランスが取れて、土浦市の発展に大きく寄与するものと考えております。 昨日、
都市計画マスタープランも令和4年、5年で見直しとの御答弁もございました。そこで、そのため市の
長期計画に方向性を示し、具体的な開発手法など検討いただけないか、市長より前向きな御答弁を是非よろしくお願いしたいと思います。 以上でございます。
○議長(
小坂博議員) 市長。 〔市長
安藤真理子君登壇〕
◎市長(
安藤真理子君)
勝田議員の再質問にお答えいたします。 神立駅周辺地区につきましては、先ほどからお話がありますが、第9次土浦市
総合計画において、
工業集積を生かした隣接市との
交流拠点にふさわしい副都心として、
都市機能の維持向上を図ることとしております。そして
都市計画マスタープランにおきましても、本市の北の拠点、隣接市との広域的な核として、多様な
都市機能を強化、導入し、質の高い市街地の形成を進めることとしております。このため、間もなく完成を迎えます
土地区画整理事業等による西口広場や、
都市計画道路神立停車場線などの都市基盤の一体的な整備による、質の高い市街地の形成を推進するとともに、
田村沖宿線延伸道路の整備を進めるなど、本地区を取り巻く環境は大きく変化を遂げようとしております。 神立駅東地区は、神立駅に隣接するなど交通利便性が高く、本地区周辺の都市基盤の整備も進みつつあり、居住誘導の受皿となる可能性を有していると考えております。今年度から行う
都市計画マスタープランの見直しの中で、地区の持つポテンシャルを生かすとともに、まさに本市の北の拠点としてふさわしい
まちづくりの推進を図るため、市街地整備等の手法も含め、改めて検討してまいりたいと考えておりますので、御理解をお願いいたします。
○議長(
小坂博議員) 9番
勝田達也議員。 〔9番
勝田達也議員登壇〕
◆9番(
勝田達也議員) 要望ということで申し上げます。 まず、市長、非常に前向きな御答弁ありがとうございました。 今日の茨城新聞を読んでおりましたら、茨城県が2
02
1年本県初の転入超過という記事がございました。土浦市におきましては超過しているということは皆様もちろん御案内のとおりだと思います。また、つくば市、つくばみらい市、TX沿線、そしてこの常磐線沿線が増えているというところであります。県全体が本県初ということでございまして、これは非常に喜ばしいことだなと思っております。日本国全体の人口が減少するというこの流れというのを、今止まっているとは全く考えておりませんし、人口の世代別の人口構成を見れば、国立社会保障・人口問題研究所が言っているとおり
人口減少というのはなかなか避けられないと思いますが、一方で、それの中で増えているということは、これはすばらしいことだと思っています。これは、じゃあどういうことなのかといいますと、記事にも様々書いてございますけども、一番の大きな要因は人々の働き方、そして価値観、考え方というものが大きく変わってきたためだと思っています。その受皿となり得る土浦市というのは、これからますます伸びる可能性があるのではないかと考えておりますので、是非その受皿として、先ほども御答弁をいただきましたけども、受皿の一つとして、神立駅地区も是非整備を進めていただきたいと思います。以上要望でございます。 ありがとうございました。