△欠席議員の報告
○議長(
篠塚昌毅議員) 本日は全員御出席でございます。
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△
会議録署名議員の指名
○議長(
篠塚昌毅議員) 次に,
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は,会議規則第81条の規定により 4番 福 田 一 夫 議員 13番 下 村 壽 郎 議員 19番 柳 澤 明 議員 以上3名の方を指名いたします。
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△出席説明員の報告
○議長(
篠塚昌毅議員) 次に,本定例会に地方自治法第121条の規定により,議長において出席を求めた者の職氏名は,配付してございます文書表のとおりであります。
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○議長(
篠塚昌毅議員) 次に,
土浦市政記者クラブ,土浦市広報広聴課から,本定例会の本会議の写真撮影を行いたい旨の申出があり,傍聴規則第8条の規定により許可いたしておりますので御報告いたします。
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○議長(
篠塚昌毅議員) 次に,本日の議事日程につきましては,配付してございます議事日程(第1号)のとおり議事を進めたいと存じますので,御了承願います。
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△日程第1.会期の件
○議長(
篠塚昌毅議員) それではこれより議事日程に入ります。 日程第1会期の件を議題といたします。 お諮りいたします。本定例会の会期につきましては,去る2月19日,
議会運営委員会を開き,御審議を願っております。よって,会期は本日から3月23日までの22日間といたしたいと存じますが,これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
篠塚昌毅議員) 御異議なしと認めます。よって,本定例会の会期は,本日から3月23日までの22日間と決しました。
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△日程第2.請願・陳情について
○議長(
篠塚昌毅議員) 次に,日程第2請願・陳情についてを議題といたします。 初めに,請願について,紹介議員からの発言を許します。説明時間は15分以内でお願いいたします。 それでは,受理番号2の請願について説明を願います。6番
久松猛議員。 〔6番
久松猛議員登壇〕
◆6番(
久松猛議員) おはようございます。 それでは,ただいま上程されました請願について申し上げます。 本請願は
最低賃金大幅引上げと,
中小企業支援策の拡充を求める意見書を,政府に提出してほしいと,こういうものでありました。現在,非
正規雇用労働者は2000万人を超え,その多くが若者と女性,高齢者で占められております。非
正規雇用労働者はフルタイムで働いても,年収200万円以下の
ワーキングプアという状況にあります。 昨年10月1日から茨城県の最低賃金は,2円の引上げが行われ851円となりました。この金額は一日8時間,25日働いても,月収17万円程度であります。時給851円というのは,全国平均と比べても51円低く,関東1都6県の中でも下から2番目という状況にあります。東京都が1,013円,神奈川県が1,012円でありますから,170円以上の差が付いております。 一方,実際の最低限の生活費はどの程度かかっているかというと,全労連が行った全国調査によりますと,東京都も含めて,全国どこでもおよそ23万円程度となっており,これを時給に直すと約1,500円程度となります。 請願者はこのような状況を踏まえ,当面時給を1,000円に引上げ,1,500円を目指すことを求めております。また,中小企業にとって最低賃金を引上げようとしても,国からの支援なしでは極めて困難であります。したがって,
最低賃金引上げと,中小企業への国からの支援はセットでなければなりません。請願者はこの2点についての意見書を政府に送付してほしいとしております。
ワーキングプアをなくし,経済的自立を促進して,地域経済への好影響を及ぼすためにも,慎重審議のうえ,採択されるよう申し上げて,発言を終わります。 以上です。
○議長(
篠塚昌毅議員) ただいま紹介のあった請願及び陳情については,配付してございますので,朗読は省略いたします。 本件は所管の
常任委員会に付託いたします。
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△日程第3.議案第1号乃至日程第27.議案第25号
○議長(
篠塚昌毅議員) 次に,日程第3議案第1号土浦市
手数料条例の一部改正について,乃至日程第27議案第25号市道の路線の認定についてを,会議規則第35条の規定により一括して議題といたします。 この際,提出議案の説明を願います。市長。 〔市長
安藤真理子君登壇〕
◎市長(
安藤真理子君) 令和3年第1回
市議会定例会の開会にあたり,市政の運営方針と主な施策の概要を申し上げ,市民及び議員各位の御理解と御協力を賜りたいと思います。 始めに,
新型コロナウイルス感染症により影響を受けられた方々に,心よりお見舞いを申し上げますとともに,
医療従事者を始め,
感染拡大防止にご尽力されております関係者の皆様に,改めて敬意を表し,深く感謝を申し上げます。 昨年はこの感染症が世界中で蔓延したことで,私たちを取り巻く生活環境が一変いたしました。コロナという未知の脅威との戦いの中で,世の中のあらゆる
社会経済活動が制約を受け,内外の経済は戦後最大の危機を迎えるとともに,先が見通せない不安から,社会全体が閉塞感に包まれることになりました。昨年7月に開催予定だった東京2020オリンピック・パラリンピックは延期の憂き目に遭い,本市におきましても花火大会やかすみがうらマラソンを始め,多くのイベントが中止に追い込まれたところでございます。 本市の
コロナ対応につきましては,土浦市
新型コロナウイルス感染症対策本部を,昨年2月28日に設置するとともに,本部会議を今年の1月までに計36回開催し,国の
基本的対処方針に基づき,様々な
感染症対策に取り組んでまいりました。この
感染症対策におきましては,市民の皆様が不安に陥らないよう,
市民コールセンターの開設や,コロナに関する効果的な
広報周知活動,偏見や差別を生まないための各種啓発,また,国の
特別定額給付金の支給等を,迅速かつ的確に行うとともに,本市の実情に合わせて,昨年中に計10回の多岐にわたる
緊急経済対策を講じております。 まず,
感染防止策につきましては,本市独自のサージカルマスクの全戸配布を皮切りに,非
接触型体温計や防護服等を保育所,学校施設,
高齢者施設,障害者施設や病院へ配布するなど,コロナから身を守るために,必要不可欠な
保健衛生用品を,速やかに皆様のお手元にお届けしてまいりました。 次に,
生活支援策につきましては,コロナ禍での家計負担を軽減するため,ごみ袋の無料引換券を,昨年5月と今年の1月に計2回配布いたしました。また,子育て世帯の皆様へは,特に心身に大きな負担が生じている
ひとり親世帯への本市独自の給付金の支給や,学校再開に伴う,給食費の無料化など,子育てに係る幅広い
経済的支援と合わせて,妊婦の皆様へは,本市独自のマスクの配布に加え,
特別定額給付金基準日の翌日以降の出生児への10万円の支給や,移動の際の
タクシー利用助成など,子どもを安心して産むことができるよう,きめ細やかな支援を行ってまいりました。 一方,冷え込んだ市内の消費喚起を図るため,「コロナに負けるな!
応援チケット(
プレミアム付商品券)」を発行するとともに,売上げの急速な減少に直面する事業者へは,
持続化給付金や家賃支援を始めとする様々な
経済的支援に加え,国の慰労金支給の対象外とされた
民間保育施設等の職員への慰労のための
プレミアム付商品券の配布など,雇用維持・事業継続に係る各種支援を充実させております。 さらに,昨年末には,より一層の
感染拡大防止を図るため,重症化するリスクが高い高齢者や基礎疾患等を有する方へのPCR検査・
抗原定量検査費用の助成を開始するとともに,
ワクチン接種に向けた準備にいち早く着手したところです。 あわせて,
感染拡大防止を日常生活に取り入れた「新しい生活様式」の実践により,人々の行動態様が,急速かつ劇的に変化いたしました。この変化に遅滞なく対応するため,防災関係では,避難所の
プライバシーテント,
エアマット等の購入や,避難所となる小中学校及び
地区公民館等の和式トイレの洋式化など,災害時において感染リスクを低減させる環境整備を進めております。 また,学校教育におきましては,小中学校の特別教室への空調機器の設置と併せて,
GIGAスクール構想や,学校休業時の
オンライン学習等に備えた,
教育ICT機器の導入など,新たな時代にふさわしい教育環境の充実を図っております。 これらに加えて,Web会議やテレワークに向けた行政IT化や,観光施設への
キャッシュレス機器の導入など,コロナ禍でも
感染拡大防止と,
社会経済活動を両立するための様々な施策について,国の財源も活用しながら,現在迅速に取り組んでいるところでございます。 感染状況は日々刻一刻と変化しており,予断を許さない状況が続いておりますが,市民の皆様の健康,生活,そして命を守り抜き,コロナに打ち勝つため,その時々の感染状況に応じた適切な施策を,全庁一丸となって確実かつ迅速に実施してまいります。 本市は昨年,市制施行80周年の節目を迎え,さらなる飛躍に向けて,新たな一歩を踏み出しました。ここで,コロナ禍にも関わらず,皆様のご理解とご協力により,
無事記念式典を挙行できましたことにつきまして,改めて関係者の皆様に感謝を申し上げます。 本年度はコロナの影響で,多くの事業が中止や変更を余儀なくされた一方で,市民会館が「
クラフトシビックホール土浦」としてリニューアルオープンするとともに,老朽化した第一・第二
学校給食センターを統合した新
給食センターが完成するなど,未来を見据えた施設の整備が順調に進捗いたしました。加えて,自転車の
まちづくりでは,昨年3月に土浦駅直結のホテル「
星野リゾートBEB5土浦」が開業し,今後,サイクリングを軸とした交流人口の拡大と地域の活性化が,一層進展していくものと期待しているところでございます。 また,市長就任1年目として,私の掲げる「すべての市民の皆様に寄り添った,
市民くらし満足度ナンバーワンの,あたたかさあふれる土浦市政」の実現へ向け,
家庭用ごみ袋の有料化制度につきましては,
ごみ排出抑制の意識が市民の皆様に浸透し,
計画どおりごみの減量化が進んでいることから,家計負担を考慮し,今年の10月1日からごみ袋の値下げを行うことといたしました。 さらに,働きながら子どもを育てた一人の女性としての経験から,仕事と子育ての両立を支援するため,
病児保育対応医療機関への支援を開始するとともに,国の幼児教育・
保育無償化の対象とならない,
住民税課税世帯の一部,ゼロ歳児から2歳児までの保育料の軽減や,小児の
医療福祉費支給制度(マル福)における,高校生の医療費に対する市独自の助成を行うなど,特に子育て世帯に寄り添った施策を,着実に実行してきたところでございます。 令和3年は,コロナの第3波が全国で猛威を振るう中でのスタートとなりました。コロナはあたり前のように続いていくと思っていた日々の営みを奪い,私たちの生活は今,未曽有の危機に瀕しています。このような時こそ,発想の転換が必要であり,これまでの常識にとらわれることなく,新しい物事に果敢にチャレンジしていくことが大切です。そして,先の時代を見据えながら,着実に課題を解決することで,未来への展望を切り開いていくことが,私たち行政に課せられた使命であると考えております。 したがいまして,新年度はコロナから市民の皆様の健康,生活,そして命を守り抜くため,切れ目なく万全の施策を講じてまいります。あわせて,土浦の未来のため,
ポストコロナを見据えたこれからの
まちづくりについて,新たな指針となる「第9次土浦市総合計画」を策定し,創意工夫の下,
社会経済情勢のあらゆる変化に,柔軟かつ的確に対応していきます。 また,市制80年の歴史と伝統の重みをしっかりと受け止め,次の90年,100年へのスタートの年として,地域の宝を次の世代に引き継げるよう,そして,これから生まれてくる子どもたちが,安心して人生のスタートを切り,大きくなるにつれ,郷土愛を深め,「土浦に生まれてよかった,土浦で育ってよかった,結婚しても土浦に住みたい,土浦で子育てをしたい,土浦で最期を迎えたい」と,心から誇りに思えるよう,より一層の独自性を発揮しながら,地域の特性や実情を踏まえた
まちづくりを行ってまいります。 このような思いを実現するため,新年度,優先的に取り組む主な施策の概要につきまして,項目に沿って順次ご説明申し上げます。 まず,
コロナ対応についてでございます。 国におきましては,昨年12月に閣議決定をした「国民の命と暮らしを守る安心と希望のための
総合経済対策」を実行するための第3次補正予算を,今年の1月28日に可決・成立しました。 この中で,地方自治体が独自に使える「
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金」を拡充するため,1兆5,000億円が新たに盛り込まれたところです。 本市におきましてもこれを受け,新年度も引き続きコロナを収束させるため,さらなる
感染拡大防止策の徹底に万全を期すとともに,地域経済の回復に向け,あらゆる施策を間断なく講じることで,市民の皆様の平穏な日常を取戻します。特に,
感染症対策の決め手となるワクチンにつきましては,国,県及び土浦市医師会を始め,関係機関と連携して,万全な体制の下,国の示す接種時期に合わせ,全市民を対象とした接種を確実に実施します。また,この接種にあたっては,
重症化リスクが高い高齢者及び基礎疾患を有する方を優先した上で,ワクチンの供給量等を踏まえ,順次,迅速かつ円滑に進めていきます。 次に,暮らしの質を高め,地域を元気にする
まちづくりについてでございます。 ごみ処理につきましては,家庭ごみ袋の値下げに踏み切った現状や,廃棄物処理に関する社会情勢等を踏まえ,新たな
ごみ処理基本計画を策定し,
資源循環型社会の形成に向け,さらなるごみの減量や再資源化に取り組みます。 企業誘致につきましては,流通拠点である
インターチェンジ周辺地区において,適切な土地利用を誘導するため,調査を行うとともに,新たに進出企業への支援を行い,民間事業所の立地促進を図ります。また,庁内の関係部署間で企業ニーズの分析や,事業手法の検討を行うなど,連携を密にすることにより,早期に企業の立地に結び付くよう強力に推進します。さらに,
IT関連企業等のオフィスの市内移転を促進するため,従来の
企業奨励金制度に加えて,空き物件の所有者又は
市内空き物件へ進出する企業に対して,県との連携を視野に入れ,オフィスの
IT環境整備等にかかる経費を助成することにより,本市産業の振興及び雇用機会の拡大を図ります。
スマートインターチェンジの整備につきましては,関係機関との勉強会を開催するとともに,
設置候補箇所における効果を推計するなど,
新規事業化に向け,着実に推し進め,地域生活の充実,及び地域経済の活性化を目指します。
公共交通ネットワークにつきましては,本年度実施したアンケート結果を踏まえ,
地域公共交通網形成計画の改定を行い,
まちづくりと連携した各公共交通が相互に補完し合う
ネットワークの構築を図ります。また,
公共交通不便地域の解消を図るために,今年10月の
コミュニティバスの試験運行に向けた取組を進めるとともに,
コミュニティ交通の導入拡大に向け検討を行い,誰もが利用しやすい,持続可能な公共交通網の実現に寄与します。 川口二丁目地区につきましては,「りんりんポート土浦」隣接地に
民間事業者の誘致を図り,官民連携による新たな
にぎわい空間の整備を促進することにより,交流人口の増加につなげます。 市街化の整備につきましては,神立駅周辺の土地区画整理事業の令和4年度の事業完了に向け,西口駅前広場,東口歩行者専用道路などの整備を進め,本市の北の拠点にふさわしい,活力のある市街地の形成を図ります。 都市基盤の整備につきましては,広域幹線道路として,国道6号牛久土浦バイパスの学園東大通りから中地区までの事業促進,及び国道354号土浦バイパスの早期全線4車線化の要望活動を継続します。 市施行の都市計画道路につきましては,渋滞の解消及びさらなる道路
ネットワークの強化を図るため,荒川沖・木田余線の4車線化工事及び木田余神立線の整備を進めます。長年の懸案であった市道虫掛66号線につきましては,整備の方向性が見えてきたことから,改良工事の推進を図り,新治地区と土浦市街の交通アクセスの向上を目指します。 新治運動公園の多目的グラウンドの人工芝化につきましては,筑波山麓のすばらしい景色の下,新しく整備された人工芝の上で,市民の皆様が1年を通してスポーツに親しむことができるよう,令和5年度の供用開始に向け,整備工事に係る実施設計に着手します。 次に,災害に強い
まちづくりについてでございます。 今月の11日で多くの尊い命が奪われ,東北地方を中心に未曽有の被害をもたらした東日本大震災の発生から10年を迎えます。ここで,改めてお亡くなりになられた方々のご冥福を,衷心からお祈りいたします。また,津波の被害や福島原発事故により,今も古里を離れて避難生活を余儀なくされている方々に,心からお見舞いを申し上げますとともに,被災地の一日も早い復興を祈念いたします。 防災・減災対策につきましては,昨年度に策定した国土強靱化地域計画に基づき,現在様々な大規模自然災害から,市民の皆様の生命や財産を守り,本市の
社会経済活動を維持し,迅速に復旧復興できる,強くしなやかな地域づくりを推進しているところです。 新年度は,近年防災環境の様相が大きく変化していることから,東日本大震災を始め,これまでの災害を教訓とするとともに,ウィズコロナ下での災害対応における課題も踏まえ,本市の防災の指針となる地域防災計画を,より適切で実効性のあるものに改定し,さらなる防災・減災対策の充実につなげます。また,市民の防災意識を高め,地域の連携や防災力の強化を図るため,新たに地域防災サポーターの育成を行うなど,一人ひとりが防災を「自分ごと」として捉え,自律的に災害に備える
まちづくりを目指します。 橋梁等の安全対策につきましては,定期点検を引き続き実施し,危険箇所を早期に発見するとともに,耐震補強及び長寿命化を進めることで,地震災害時の避難路・緊急輸送路の確保及び道路施設の長期的かつ継続的な健全化を図ります。 次に,未来を担う子どもたちを安心して育てることができる
まちづくりについてでございます。 保育サービスの充実につきましては,本年度策定の公立保育所民間活力導入実施計画の後期計画に基づき,保育サービスの基準や保育環境のセーフティーネットとしての役割を担う,基幹的な位置付けとなる公立保育所については,今後も存続させていきます。 また,多様化する教育・保育ニーズに対応するため,土浦幼稚園の幼児教育機能と,近接する東崎保育所の保育機能を移転し,集約した幼保連携型の「市立認定こども園土浦幼稚園」の整備に着手します。 さらに,子育て世帯が地域や家族とつながり,楽しく子育てができるよう,スマートフォンを活用し,予防接種や健診,成長過程における記念日など,様々なイベントの管理・記録ができ,本市からのお知らせを含めた必要な情報をまとめて入手できるアプリを導入します。加えて,市役所を訪れる親子が,窓口における手続の待合時間をより心地よく過ごせるよう,本庁舎1階フロアに設置しているキッズスペースを,県産木材を活用してリニューアルします。 上大津地区の小学校につきましては,子どもたちにとってより良い教育環境の整備と,一層の学校教育の充実を図るため,本年度策定の適正配置実施計画に基づき,令和9年4月までを目標とする統合小学校の開校に向けて,新校舎建設に係る整備基本計画を策定します。 次に,地域の宝を活かした
まちづくりについてでございます。 自転車施策につきましては,「ナショナルサイクルルート」に指定された「つくば霞ケ浦りんりんロード」を最大限活用して,「新しい生活様式」に対応したサイクリングイベントの実施や,体験型アクティビティなどを組合せたコンテンツの展開など,様々な仕掛けを用意し,サイクリストのみならず,幅広い層の観光客を抱き合わせて呼ぶことにより,地域のさらなる活性化を図ります。 また,都心への一極集中が見直され,地方への移住・定住の関心が高まっていることから,テレワークとサイクリングを掛け合わせた移住体験ツアーなど,東京から近いという地理的優位性と,充実したサイクリング環境を効果的に周知・PRすることで,移住・定住及び関係人口の増加につなげます。さらに,自転車利用による健康づくりや自転車文化の醸成の視点を強化した新たなサイクリングプロジェクトを,「つくば霞ケ浦りんりんロード」周辺市町村と連携して推進することで,全国に誇れる「自転車のまちつちうら」を目指します。 シティプロモーションにつきましては,数ある地方自治体の中で,本市が「存在感のある,選ばれるまち」となるため,先人から受け継いできた夢とロマンあふれる歴史や文化,霞ケ浦を始めとする自然環境など,地域の宝を戦略的に内外に発信します。また,「意外と映えスポットがある土浦」をサイクリストを中心に,SNSで拡散してもらうハッシュタグキャンペーンを開催するなど,情報共有ツールを効果的に活用して,全国に本市の魅力を強力にアピールすることで,土浦のイメージアップとシビックプライドの醸成につなげます。 農業につきましては,霞ケ浦湖岸の地域特性を生かし,稼げる農業である日本一の生産量を誇るレンコンを核として,土浦ブランドセールスの全国展開に,総力を挙げて取り組みます。また,JAを始め関係機関と一体となって,農地の利用集積・集約化による規模の拡大や,新規就農者の育成等を図ることで,地域農業が抱える課題解決や,農業経営の安定に寄与します。さらに,本市が県の銘柄産地指定を受けているグラジオラスなど,彩り豊かな花の産地であることをPRするため,「花の産地つちうらプロジェクト」と題して,父の日を始め,様々なイベントと連携しながら,花きの消費拡大に向けた取組を行います。 先月,日本ジオパーク委員会により,2期目の再認定を受けた「筑波山地域ジオパーク」につきましては,構成する6市と協力・連携を図りながら,筑波山や霞ケ浦などの貴重な地形や美しい景観を生かした観光交流を推進します。 歴史と伝統に裏付けられ,今回が90回目の記念大会となる,本市の誇る土浦全国花火競技大会につきましては,全国屈指の音と光の一大エンターテインメントとして,観る人々に夢と感動を与えられるよう,また,コロナ禍で閉塞した社会に希望の光をともす象徴となるよう,安心・安全な大会運営に全力で取り組みます。 また,感染拡大により,2大会連続で中止という苦渋の決断をしましたかすみがうらマラソン兼国際ブラインドマラソンにつきましては,令和4年度の開催に向け,ウィズコロナ下における「新しい時代」の大会を,参加者と共につくり上げていきます。 文化財の保護及び活用につきましては,新年度から2か年で,文化財保存活用地域計画を策定することにより,文化財を
まちづくりの核とし,地域総がかりでこの継承に取り組みます。また,今後歴史と文化を生かした
まちづくりを見据え,中央地区において歴史資産の活用や,市街地整備の促進を図るため,地域特性を生かした
まちづくりの検討を行います。 次に,政策実現に向けた機構改革についてでございます。 新年度の行政機構につきましては,地域の子どもや子育てに関する相談支援と,少子化対策を集約・強化し,幼児期の保育や教育,地域の子育て支援を,総合的かつ計画的に行う「こども未来部」を新設し,出会いから結婚,そして妊娠から子育てまで切れ目ない支援を行います。 また,コロナにより打撃を受けた地域経済の産業・経済対策を始め,企業誘致や
スマートインターチェンジの整備促進,公共交通政策など,新たな
まちづくりの重点施策を推進するため,「都市産業部」を分割再編し,「産業経済部」と「都市政策部」を新設します。 このほか,近年の全国での激甚災害の発生状況を鑑み,防災力の向上及び災害発生時の迅速で適切な対応を図るため,「総務課危機管理室」を「防災危機管理課」として独立させます。 加えて,文化財の保護及び活用並びに文化芸術活動の推進を図るため,「文化生涯学習課」を分割再編し,「文化振興課」を新設するなど,優先施策や新たな行政課題に的確に対応できるよう,機能的かつ効果的な組織体制の構築を図ります。 今後,これらの具体的な施策展開に向けて取り組み,持続可能な財政運営を行いながら,愛する土浦がもっと明るく,元気なまちになるよう,全力を尽くす所存でございます。 次に,新年度の予算の概要について申し上げます。 令和3年度予算は,コロナ禍にあっても活路を見いだし,中長期的な課題解決に向けて,いかに着実に対応を進めていくかを念頭に,予算を編成したところであります。 本市の財政状況は,歳入では,コロナの影響による市税の減が見込まれるとともに,歳出では雇用環境悪化や,少子高齢化に伴う社会保障関係費のほか,これまでの大規模事業に伴う公債費が増加し,非常に厳しい財政状況が見込まれます。 こうした状況を踏まえ,新年度におきましては,改めて市民サービスの維持と財政負担の平準化の両立に取り組む一方で,優先課題への財源の重点化を図り,未来に向かう予算編成といたしました。その結果,新年度の予算規模は本年度に比べ,一般会計は1.9%減の497億2,000万円,特別会計は1.7%減の410億8,000万円で,総額908億円,1.8%減とするものでございます。 終わりになりますが,冒頭に申し上げましたとおり,私たちの生活は今,コロナ禍という未曽有の危機に直面しています。しかし,先の大戦や千年に一度の大災害といわれた東日本大震災を始め,これまで数々の国難を経験し,その都度互いを思いやり,また,支え合いながら,一致団結して乗り越えてきた私たちであれば,今回の危機も必ず乗り越えることができると信じています。そして,新しい未来に立ち向かうとともに,土浦を「夢のある,元気のある土浦」に変えていくため,皆様と一緒に前進してまいりたいと存じます。 ここに改めて議員各位を始め,市民の皆様,関係機関及び関係団体のご理解とご協力を,心からお願い申し上げ,新年度の市政運営方針といたします。ご清聴ありがとうございました。
○議長(
篠塚昌毅議員) 暫時休憩といたします。 午前10時43分休憩
―――――――――――――――――――――――――――― 午前10時55分再開
○議長(
篠塚昌毅議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 市長。 〔市長
安藤真理子君登壇〕
◎市長(
安藤真理子君) ただいま上程されました議案についてご説明を申し上げます。 議案書の3ページ,議案第1号土浦市
手数料条例の一部改正について。 本案は,建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律施行令の改正に伴う改正であり,本年4月1日から施行するものでございます。 27ページ,議案第2号土浦市廃棄物の処理及び再利用に関する条例の一部改正について。 本案は,湖北環境衛生組合からの脱退,及び汚泥再生処理センターの稼働に伴う改正であり,本年4月1日から施行するものであります。 29ページ,議案第3号土浦市
指定地域密着型サービスの事業の人員,設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について,乃至議案第6号土浦市
指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正についての4議案につきましては,介護サービスに係る基準についての関係省令の改正に伴う改正であり,本年4月1日から施行するものであります。 70ページ,議案第7号土浦市
介護保険条例の一部改正について。 本案は,「第8次介護保険事業計画」に基づく保険料額の改正であり,本年4月1日から施行するものであります。 74ページ,議案第8号土浦市における
土地改良事業の経費の賦課徴収に関する条例の一部改正について。 本案は,行政不服審査法の改正に伴う改正であり,公布の日から施行するものであります。 77ページ,議案第9号土浦市市道の構造の
技術的基準等を定める条例の一部改正について。 本案は,道路構造令の改正に伴う改正であり,公布の日から施行するものであります。 80ページ,議案第10号土浦市
建築基準条例の一部改正について。 本案は,茨城県霞ケ浦水質保全条例の改正に伴う改正であり,本年4月1日から施行するものであります。 82ページ,議案第11号土浦市
水道事業給水条例の一部改正について。 本案は,水道法施行令の改正に伴う改正であり,公布の日から施行するものであります。 84ページ,議案第12号土浦市長等の
損害賠償責任の一部免責に関する条例の制定について。 本案は,地方自治法の改正に伴い,市長等が職務を行うにつき,善意かつ重大な過失がない時の賠償責任額の一部を免責とする条例を制定するものであり,公布の日から施行するものであります。 86ページ,議案第13号土浦市
こどもランド条例の制定について。 本案は,機構改革に伴い,新たにこどもランドの設置及び管理に関する規定を整備するとともに,青少年センター条例から削除するなど関係条例を整理するものであり,本年4月1日から施行するものであります。 次に,新年度の予算につきましてご説明を申し上げます。 令和3年度土浦市予算書の,データでは4ページ,冊子では1ページとなります各会計別予算総括比較一覧表をご覧いただきたいと存じます。 まず,予算の規模につきましては,一般会計は497億2,000万円の計上で,前年度との比較では9億6,000万円,1.9%の減となっております。 特別会計は,公共用地先行取得事業から水道事業までの8会計を合わせまして410億8,000万円の計上で,前年度との比較では7億1,100万円,1.7%の減となっております。 一般会計と特別会計を合わせました全会計の総額は908億円で,前年度との比較では1.8%の減となったものでございます。 それでは会計別に順次ご説明を申し上げます。 議案第14号,令和3年度土浦市
一般会計予算について。 令和3年度の
一般会計予算につきまして,予算科目の款別にご説明を申し上げます。 まず,歳入予算の主な内容につきましてご説明申し上げます。データの10ページ,冊子の7ページ,第1表「歳入歳出予算」をお開き願います。 1款市税は,215億5,627万余円の計上で,前年度に比べ8.1%の減,歳入に占める割合は43.3%となっております。 市税につきましては固定資産税,軽自動車税,たばこ税の増が見込まれるものの,
新型コロナウイルス感染症の影響等により,個人市民税,法人市民税の減を見込むもので,全体では8.1%の減とするものであります。 2款地方譲与税から9款環境性能割交付金につきましては,いずれも国税や県税の一部が交付されるもので,国が策定しました地方財政計画における税収の見通しなどを踏まえ,それぞれ計上するものであります。 11款地方特例交付金につきましては,住宅ローンに係る個人住民税減収補てん特例交付金及び環境性能割の臨時的軽減措置の延長に伴う減収補てん特例交付金について,交付実績を踏まえて計上するほか,感染症の影響により,減収となった中小企業等の固定資産税の減免措置に対する
新型コロナウイルス感染症対策地方税減収補てん特別交付金を計上するものであります。 12款地方交付税につきましては,汚泥再生処理センター整備事業の完了に伴い,特別交付税が減となるものの,地方財政計画や本市の財政状況により,普通交付税が増となり,前年度に比べ1.5%の増であります。 15款使用料及び手数料は
家庭用ごみ袋の値下げ等により,前年度に比べ7.3%の減であります。 16款国庫支出金は,汚泥再生処理センター整備事業の完了に伴い循環型社会形成推進交付金が減となりましたが,民間保育所の増に伴う子どものための教育・保育給付交付金の増や,事業の進捗に伴う木田余神立線街路事業費社会資本整備総合交付金の増等により,前年度に比べ1.8%の増であります。 17款県支出金は,県知事選挙等に伴う選挙費委託金,民間保育所の増に伴う子どものための教育・保育給付費県負担金の増等により,前年度に比べ7.0%の増であります。 18款財産収入は,公立保育所の民営化による不動産売払い収入が減となることから,前年度に比べ43.9%の減であります。 19款寄付金は,実績を勘案し,ふるさと土浦応援寄付金の増を見込むもので,前年度に比べ66.7%の増であります。 20款繰入金は,財政調整基金繰入金及び市債管理基金繰入金の計上により,前年度に比べ150.7%の増であります。 23款市債は,普通交付税の補填である臨時財政対策債が増となるものの,汚泥再生処理センター整備事業や
学校給食センター再整備事業の完了等により,前年度に比べ10.6%の減であります。 なお,令和3年度末の一般会計の市債残高見込みは695億8,221万余円で,令和2年度末見込みと比較して約23億865万余円減少し,また,土地開発基金を除く基金の令和3年度末現在高見込みについては118億2,662万余円で,3億9,557万余円の減になるものと見込んでおります。 以上が歳入予算の概要であります。 続きまして,歳出につきまして新規施策などを中心にご説明申し上げます。データの14ページ,冊子の11ページをお開き願います。 1款議会費は3億3,234万円の計上で,2.0%の増となっております。 2款総務費は47億757万4,000円の計上で,3.6%の増であります。 主な内容は,「存在感のある,選ばれるまち」となるための取組を推進する「シティプロモーション推進事業」のほか,つくば霞ケ浦りんりんロード等を活用したイベントなどを実施する「水郷筑波サイクリング環境整備事業」,市民の安全で安心な生活を確保するための「空家等対策推進事業」などの計上であります。 次に,3款民生費は211億627万円の計上で,4.1%の増となっております。 主な内容は,対象を拡大し,より一層の少子化対策に取り組む「結婚新生活支援事業」,多様化する教育・保育ニーズに対応するとともに,土浦幼稚園の名称・歴史・文化を後世に残す「認定こども園土浦幼稚園整備事業」などの計上であります。 4款衛生費は36億3,817万3,000円の計上で,31.5%の減となっております。 主な内容は,医療機関検診を追加し,検診受診率の向上を図る「健康増進事業」,
ごみ排出抑制の意識が浸透し,ごみ減量化が進んでいることから,ごみ袋の値下げを行う「一般廃棄物有料化事業」などの計上であります。 5款農林水産業費は,5億9,093万3,000円の計上で,8.5%の増となっております。 主な内容は,本市の農林水産物やその加工品のPRに取り組み,本市のブランド力の底上げを図る「土浦ブランドアッププロジェクト推進事業」,営農効率を高め,農業経営の安定を図る「経営体育成基盤整備事業」などの計上であります。 6款商工費は8億5,139万4,000円の計上で,6.3%の増となっております。 主な内容は,市内へのオフィス移転を促進するため,IT環境整備費を補助する「ITオフィス環境整備補助事業」,出品規定等の見直しを行うなどの安全対策及び桟敷席の配置の検討など,
感染症対策を徹底し,開催を目指す「第90回土浦全国花火競技大会開催事業」などの計上であります。 7款土木費は57億2,893万2,000円の計上で,13.3%の増となっております。 主な内容は,道路橋梁費では生活道路の整備事業のほか「橋梁耐震対策・橋梁長寿命化修繕事業」,河川費では,西根竹の入都市下水路整備事業などの計上であります。 都市計画費では,
コミュニティバスの試験運行を実施するとともに,新たな地域公共交通計画の策定に取り組む「地域公共交通確保維持改善事業」,土浦北
インターチェンジ周辺地区への民間事業所等の立地推進を図るための調査を実施し,企業立地を促進する「土浦北
インターチェンジ周辺地区土地利用促進事業」,
スマートインターチェンジの利用台数推計や整備効果検討を行う「
スマートインターチェンジ設置可能性検討事業」のほか,荒川沖・木田余線等の街路・道路事業などの計上であります。 8款消防費は19億1,134万8,000円の計上で,5.0%の増となっております。 主な内容は,老朽化した消防車両の計画的な更新整備を推進する「常備消防車両更新事業」などの計上であります。 9款教育費は47億2,247万9,000円の計上で,23.3%の減となっております。 主な内容は,歴史を生かした
まちづくりを進めるため,文化財保存活用地域計画の策定に取り組む「指定文化財等管理事業」,多目的グラウンドの人工芝化及び駐車場の増設工事に向けて実施計画を行う「新治運動公園整備修繕事業」などの計上であります。 10款公債費は,60億6,051万7,000円の計上で,5.1%の増となっております。 11款災害復旧費は,4万円の計上で,70.4%の減となっております。 12款予備費は,7,000万円の計上であります。 歳出は以上でございます。 データの17ページ,冊子の14ページをお願いいたします。 第2表「債務負担行為」につきましては,土地評価委託料など6件の債務負担行為を設定し,期間及び限度額を定めるものであります。 データの18ページ,冊子の15ページ,第3表「地方債」につきましては,新年度に予定しております起債の限度額,起債の方法,利率及び償還の方法を定めるものであります。 データの8ページ,冊子の5ページに戻ります。
一般会計予算第4条に定める一時借入金の借入れの最高額につきましては,100億円と定めるものであります。 以上が一般会計歳入歳出予算の概要でございます。 続きまして,特別会計についてご説明を申し上げますので,データの238ページ,冊子の235ページをお開き願います。 議案第15号,令和3年度土浦市
公共用地先行取得事業特別会計予算について。 歳入歳出それぞれの総額は3億7,073万2,000円で,前年度との比較では57.5%の減となっております。 歳入につきましては一般会計繰入金,歳出につきましては公債費の計上であります。 次に,データの252ページ,冊子の249ページをお願いいたします。 議案第16号,令和3年度土浦市
駐車場事業特別会計予算について。 歳入歳出それぞれの総額は1億3,229万3,000円で,前年度との比較では4.8%の減となっております。 歳入につきましては,使用料などの計上であります。 歳出につきましては,土浦市駅東及び駅西駐車場などの管理運営費や公債費のほか,駅東駐車場エレベーター改修工事費や,駅東西駐車場消火設備改修工事費などを計上するものであります。 データの255ページ,冊子の252ページ,第2表「地方債」につきましては,新年度に予定しております起債の限度額,起債の方法,利率及び償還の方法を定めるものであります。 次に,データの270ページ,冊子の267ページをお願いいたします。 議案第17号,令和3年度土浦市
国民健康保険特別会計予算について。 歳入歳出それぞれの総額は142億8,938万6,000円で,前年度との比較では2.9%の減となっております。 データの271ページ,冊子の268ページの歳入につきまして,1款国民健康保険税は29億2,821万円の計上で,前年度との比較では7.2%の減となっております。 5款県支出金は,普通交付金の減等により,前年度との比較では1.7%の減となっております。 データの272ページ,冊子の269ページの歳出の主な内容につきましては,2款保険給付費は98億9,544万9,000円の計上で,前年度との比較では1.7%の減であります。 3款国民健康保険事業費納付金は,35億7,466万1,000円の計上で,前年度との比較では5.2%の減であります。 データの274ページ,冊子の271ページ,第2表「債務負担行為」につきましては,保健指導が必要な特定健康診査受診者に係る健診委託料など2件の債務負担行為を設定し,期間及び限度額を定めるものであります。 次に,データの310ページ,冊子の307ページをお願いいたします。 議案第18号,令和3年度土浦市
後期高齢者医療特別会計予算について。 歳入歳出それぞれの総額は20億7,356万2,000円で,前年度との比較では7.4%の増となっております。 歳入につきましては,保険料,一般会計繰入金などの計上であります。 歳出につきましては,2款,後期高齢者医療制度の運営主体であります広域連合への保険料等の納付金のほか,3款保健事業費は,健康診査や人間ドック,脳ドック検診補助などの計上であります。 次に,データの334ページ,冊子の331ページをお願いいたします。 議案第19号,令和3年度土浦市
介護保険特別会計予算について。 歳入歳出それぞれの総額は121億2,676万2,000円で,前年度との比較では4.1%の増となっております。 歳入につきましては,保険料,国・県支出金,支払基金交付金及び一般会計繰入金のほか,介護給付費準備基金繰入金などの計上であります。 歳出の主な内容につきましては,2款保険給付費は,居宅介護サービスや地域密着型介護サービスを受ける方の増加を見込み,前年度との比較では4.3%の増であります。 次に,データの374ページ,冊子の371ページをお願いいたします。 議案第20号,令和3年度土浦市
農業集落排水事業特別会計予算について。 歳入歳出それぞれの総額は1億2,129万9,000円で,前年度との比較では3.1%の減となっております。 歳入につきましては,使用料,県支出金及び一般会計繰入金などを計上し,歳出につきましては,処理施設の維持管理経費などの計上であります。 データの377ページ,冊子の374ページ,第2表「債務負担行為」につきましては,地方公営企業法適用化移行支援委託料について債務負担行為を設定し,期間及び限度額を定めるものであります。 データの378ページ,冊子の375ページ,第3表「地方債」につきましては,新年度に予定しております起債の限度額,起債の方法,利率及び償還の方法を定めるものであります。 次に,データの400ページ,冊子の397ページをお願いいたします。 議案第21号,令和3年度土浦市
下水道事業会計予算について。 業務予定量でございますが,水洗化戸数は1.3%減の6万682戸,年間総汚水量は1.1%減の1,503万9,000立方メートルとなっております。 収益的収入及び支出のうち,収入につきましては,下水道事業収益は47億13万8,000円の計上で,前年度との比較では2.4%の増であります。支出につきましては,下水道事業費用は45億1,545万円の計上で,前年度との比較では3.0%の増となっております。 次に,資本的収入及び支出であります。資本的収入は13億3,327万2,000円の計上で,前年度との比較では11.5%の減となっております。資本的支出につきましては,建設改良費など28億1,973万5,000円の計上で,前年度との比較では6.0%の減であります。 なお,この資本的支出に対する収入の不足につきましては,当年度分損益勘定留保資金等で補填するものであります。 第5条は,公共下水道事業計画策定委託料について,債務負担行為を設定し,期間及び限度額を定めるものであります。 第6条は,公共下水道整備事業及び流域下水道整備事業の起債の限度額,起債の方法,利率及び償還の方法について定めるものであります。 第7条は,一時借入金の借入れの限度額を15億円と定めるものであります。 次に,データの430ページ,冊子の427ページをお願いいたします。 議案第22号,令和3年度土浦市
水道事業会計予算について。 業務予定量でございますが,給水戸数は3.6%減の6万6戸,年間総給水量は1.7%減の1,426万5,000立方メートルとなっております。 収益的収入及び支出のうち収入につきましては,水道事業収益は35億5,852万円の計上で,前年度との比較では0.2%の減であります。 支出につきましては,水道事業費用は34億6,281万7,000円の計上で,前年度との比較では0.3%の増となっております。 次に,資本的収入及び支出であります。資本的収入は1億8,290万円の計上で,前年度との比較では40.9%の減となっております。資本的支出につきましては,建設改良費など11億6,796万4,000円の計上で,前年度との比較では23.7%の減であります。 なお,この資本的支出に対する収入の不足につきましては,当年度分損益勘定留保資金等で補填するものであります。 第5条は,水道施設整備事業の起債の限度額,起債の方法,利率及び償還の方法について定めるものであります。 以上で,全会計の新年度予算の説明とさせていただきます。 今後の予算の執行にあたりましては,
社会経済情勢の変化を的確に捉え,最少の経費で最大の効果を挙げられるよう,総力を挙げて取り組んでまいりますので,議員各位,市民の皆様方のご理解とご支援をお願い申し上げます。 続きまして,議案書にお戻りいただきまして,90ページをお願いいたします。 議案第23号,令和2年度土浦市
一般会計補正予算(第15回)について。 今回の補正は,歳入歳出それぞれ7億7,733万1,000円を追加し,総額を712億7,367万2,000円とするものであり,新型コロナウイルス
ワクチン接種関係の事業費を計上するものであります。 歳入の内容につきましてご説明申し上げますので,91ページをお願いいたします。 16款国庫支出金は,
ワクチン接種に係る新型コロナウイルス
ワクチン接種対策費負担金及び接種体制確保事業費補助金の計上であります。 92ページ,歳出の内容につきましては,4款衛生費は,接種時の
感染症対策消耗品費や予約システムを構築するための委託料,ワクチン輸送委託料など,接種体制を確保するための事業費,及び医療機関への
ワクチン接種委託料等を計上するものです。 なお,本案については,来月から始まる市民の皆様への新型コロナウイルス
ワクチン接種を円滑に実施するため,早期に接種体制を整備する必要があることから,本日,議決をお願いするものであります。 98ページ,議案第24号常磐線土浦・神立間69K340M
付近横断水路新設工事の施工協定の一部を変更する協定の締結については,神立菅谷雨水幹線のJR常磐線横断工事が完了し,委託料の減額に伴い,変更協定を締結するものであります。 100ページ,議案第25号市道の路線の認定については,調書のとおり,民間会社の開発行為による新設道路の帰属に伴う認定であります。 以上で上程されました全議案の説明を終わらせていただきます。ご承認賜りますよう,お願い申し上げます。
○議長(
篠塚昌毅議員) 以上で議案の説明は終わりました。 ただいま上程されました議案のうち,議案第23号令和2年度土浦市
一般会計補正予算(第15回)は,先議を求められていますので,議案第23号に対する質疑を行います。御質疑はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
篠塚昌毅議員) 御質疑もないようでございますので,質疑を終結いたします。 ただいまの議案第23号につきましては,なお詳細なる調査研究の必要があると存じますので,これを会議規則第37条の規定により,配付してございます議案付託区分表のとおり,所管の委員会に付託いたします。 なお,休憩中に御審議を願いたいと存じます。 暫時休憩いたします。 午前11時28分休憩
―――――――――――――――――――――――――――― 午後 1時35分再開
○議長(
篠塚昌毅議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
――――――――――――――――――――――――――――
△委員会の審査の経過並びに結果の報告
○議長(
篠塚昌毅議員) これより,委員長から委員会の審査の経過並びに結果の報告を求めます。 予算決算委員長より御報告願います。
△1.予算決算委員長の報告 〔予算決算委員長
吉田千鶴子議員登壇〕
◆予算決算委員長(
吉田千鶴子議員) 御報告申し上げます。 令和3年第1回定例会において,当予算決算委員会に付託されました議案第23号,令和2年度土浦市
一般会計補正予算(第15回)について,その審査の経過と結果について御報告申し上げます。 今回の補正は,歳入歳出それぞれ7億7,733万1,000円を追加し,総額を712億7,367万2,000円とするものであり,新型コロナウイルス
ワクチン接種関係の事業費を計上するものです。 歳入の内容につきましては,第16款国庫支出金,第1項国庫負担金,第2目衛生費国庫負担金は,新型コロナウイルス
ワクチン接種対策費負担金を増額するもので,16歳以上の市民への接種2回分を歳入として計上するものです。 第2項国庫補助金,第3目衛生費国庫補助金は,
ワクチン接種体制確保事業費で,ワクチンの接種に必要な体制を整備するための委託料,及び消耗品等の費用に対し,補助金を増額計上するものです。 続いて,歳出について申し上げます。第4款衛生費,第1項保健衛生費,第2目予防費は,接種時の
感染症対策消耗品費や,予約システムを構築するための委託料,ワクチン輸送委託料など,接種体制を確保するための事業費,及び医療機関への
ワクチン接種委託料等を計上するものであります。 なお,市民に対し新型コロナウイルス
ワクチン接種が,安心・安全に行えるよう,万全の体制を整えていただけますよう申し添えます。 以上のことから採決の結果,全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。 以上で報告を終わります。
○議長(
篠塚昌毅議員) 以上で委員長の報告は終わりました。
――――――――――――――――――――――――――――
△質疑
○議長(
篠塚昌毅議員) それでは,これより討論に入ります。討論はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
篠塚昌毅議員) 討論もないようでございますので,討論を終結いたします。
――――――――――――――――――――――――――――
△議案の採決
○議長(
篠塚昌毅議員) それでは,これより採決いたします。 日程第25議案第23号を採決いたします。 議案第23号令和2年度土浦市
一般会計補正予算(第15回)は,原案どおり決することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
篠塚昌毅議員) 御異議なしと認めます。よって,議案第23号は原案どおり決しました。
――――――――――――――――――――――――――――
△日程第28.報告第1号乃至日程第34.報告第7号
○議長(
篠塚昌毅議員) 次に,日程第28報告第1号専決処分の承認について,乃至日程第34報告第7号専決処分の報告についてを,会議規則第35条の規定により一括して議題といたします。 この際,報告案件の説明を願います。市長。 〔市長
安藤真理子君登壇〕
◎市長(
安藤真理子君) ただいま上程されました報告案件につきまして御説明を申し上げます。報告書の2ページを御覧ください。 報告第1号,専決処分の承認につきましては,土浦市職員の
特殊勤務手当に関する条例の一部改正であり,
新型コロナウイルス感染症の定義について,引用していた
新型コロナウイルス感染症を指定感染症として定める等の政令の廃止に伴い,改めて定義するための改正であります。 4ページ,報告第2号,専決処分の承認につきまして,土浦市
国民健康保険税条例及び土浦市
国民健康保険条例の一部改正であり,
新型コロナウイルス感染症の定義について,引用していた新型インフルエンザ等対策特別措置法の一部改正に伴い,改めて定義するための改正であります。 以上2件の条例改正につきましては,いずれも法令の施行が本年2月13日でありましたことから,地方自治法第179条第1項の規定により,本年2月12日に専決処分したものであります。 続いて,補正予算の専決処分であります。6ページをお願いいたします。 報告第3号専決処分の承認について。 本件は,令和2年度
一般会計補正予算であり,機構改革に伴う庁舎整備,及び故障したエアコンの更新に要する経費の計上であります。 7ページをお願いします。 歳入歳出それぞれ6,615万4,000円を追加し,総額を704億3,093万7,000円とするものであります。 歳入では,20款繰入金に財政調整基金繰入金を計上し,歳出では,2款総務費は機構改革に伴い,本庁舎に新設される部署等の執務室に係る整備工事費及び備品購入費の計上であります。 3款民生費は,平成15年のふれあいセンター「ながみね」開館当初に設置したエアコンの故障に伴う工事請負費の計上であり,9款教育費は,平成5年の一中地区公民館開館当初に設置したエアコンの故障に伴う工事請負費の計上であります。 10ページ,第2表「繰越明許費」につきましては,年度内の完成が見込めないエアコン改修2事業,計4,305万4,000円の繰越措置であります。 本件につきましては,新体制での執務が始まる本年4月1日までに対応する必要がありましたこと,また,エアコン改修については,夏までに整備する必要がありましたことから,地方自治法第179条第1項の規定により,事業費がまとまった本年1月25日に専決処分したものであります。 15ページをお願いします。 報告第4号専決処分の承認について。 本件は,令和2年度
一般会計補正予算であり,新型コロナウイルス
ワクチン接種体制の確保及び
医療従事者等への
ワクチン接種に要する経費の計上であります。 16ページをお願いします。 歳入歳出それぞれ6,540万4,000円を追加し,総額を704億9,634万1,000円とするものであります。 歳入では,16款国庫支出金に,新型コロナウイルス
ワクチン接種対策費負担金及び接種体制確保事業費補助金を計上し,歳出では,4款衛生費にワクチンの集団接種に必要な救急用品や衛生用品等の消耗品費のほか,対策チームの事務室整備や受付体制整備等に要する経費の計上であります。 本件につきましては,本年2月中旬に予定されていた
医療従事者等の
ワクチン接種に向け,早急に体制を整備する必要がありましたことから,地方自治法第179条第1項の規定により,国の説明資料に基づく事業費がまとまった本年2月1日に専決処分したものであります。 以上4件につきまして,地方自治法第179条第3項の規定に基づくご承認を賜りますようお願いいたします。 次に,事故の和解についての専決処分であります。 23ページ,報告第5号は,消防車による物損事故の和解で,昨年12月18日に専決処分したものであり,25ページ,報告第6号及び,27ページ,報告第7号は,道路管理瑕疵による物損事故の和解で,それぞれ本年1月8日,本年1月18日に専決処分したものであります。 以上の3件につきましては,地方自治法第180条第1項の規定により専決処分したものであり,同条第2項の規定により報告するものであります。 以上で報告案件の説明を終わります。よろしくお願いいたします。
○議長(
篠塚昌毅議員) ただいまの報告について,御質疑はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
篠塚昌毅議員) 御質疑もないようでございますので,質疑を終結いたします。 報告第5号乃至第7号についてはこの程度とし,報告第1号乃至報告第4号専決処分の承認について,これより討論に入ります。討論はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
篠塚昌毅議員) 討論もないようでございますので,討論を終結いたします。 日程第28報告第1号については採決いたします。 報告第1号専決処分の承認については,これを承認することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
篠塚昌毅議員) 御異議なしと認めます。よって,報告第1号についてはこれを承認することに決しました。 次に,日程第29報告第2号について,採決いたします。 報告第2号専決処分の承認については,これを承認することに,御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
篠塚昌毅議員) 御異議なしと認めます。よって,報告第2号についてはこれを承認することに決しました。 次に,日程第30報告第3号について採決いたします。 報告第3号専決処分の承認については,これを承認することに,御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
篠塚昌毅議員) 御異議なしと認めます。よって,報告第3号については,これを承認することに決しました。 次に,日程第31報告第4号について採決いたします。 報告第4号専決処分の承認については,これを承認することに,御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
篠塚昌毅議員) 御異議なしと認めます。よって,報告第4号についてはこれを承認することに決しました。
――――――――――――――――――――――――――――
△日程第35.休会の件
○議長(
篠塚昌毅議員) 次に,日程第35休会の件を議題といたします。 お諮りいたします。明3日から7日までの5日間は,議案調査のため休会とすることにいたしたいと存じますが,これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
篠塚昌毅議員) 御異議なしと認め,さよう決しました。 以上,本日の議事日程は終了いたしました。
――――――――――――――――――――――――――――
△次回の日程報告
○議長(
篠塚昌毅議員) それでは,次回の日程を申し上げます。 次回は,3月8日(月曜日)午前10時から本会議を再開し,
会派代表質問を行います。 本日の会議はこれにて散会いたします。ご苦労さまでした。 午後 1時48分散会...